前スレ(
>>1ではなくこっちが正しいです)
日丸屋作品総合エロパロ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235898091/ 【女の子版ヘタリア(通称・にょたりあ)について】
「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です(≠ヘタリアキャラの女体化)。
女性として設定されているキャラの男の子版も、一部公開されています。
詳しくは、したらばの専用スレ↓で
にょたりあ総合
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12227/1230656478/ 【当スレでの女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)についての扱い】
・にょたりあを含むCPには反対派がいることに常に留意して
投下時には、注意書きとあぼんできるワードをいれてください。
・長めにょたネタ感想(基本は投下と同じスレでおk)、語りなどは
にょたりあ総合スレへ!
・にょたネタを本スレに投下しづらい人は、暫定的ににょたりあ総合スレへ
投下してみるのもいいかもしれません。
・未登場にょた(キャラ絵/設定が公開されていないもの)は
女体化or男体化として扱ってください。
【当スレにおける投下基準】※投下先判断のめやすにどうぞ!
◎原作と全く同じ性別の男女CP
(歴史上の人物を含むCPや、片方がモブ(複数でも)のCPも可)
○にょたorにょた編男子を含む男女CP
△女体化or男体化キャラを含む男女CP *1
×男子同士のCP(801板へ)
×女子同士のCP(百合板へ)
*1 について
外部ろだ利用+にょたりあ総合スレにURLと注意書きレス投下。
その際は一言本スレに「投下したのでにょた総合きてね」と
書き込んでくれると、同好の士が萌えを見逃さなくて助かります。
◆もし投下先に迷う場合は、投下前にしたらばで相談してみるといいかもです◆
3 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 21:13:10 ID:7UzbJ2X1
画像
1乙
一乙!
一乙!
乙!
前スレの英リヒGJ!リヒたんかわいいよリヒたん
そしてブラを付けさせないムッツリ兄様にワロタ
ちょい変わったカップル……というか、コンビSS投下してよろしいかな。
エロなし、歴史認証甘し(歴史嫌いだった自分にそんな事もとめてはいけません)
ちょい戦争ネタあり、妄想キャラ設定ありな
日本←座敷童子です。
スレ立て乙&イギリヒGJ!
前スレは、ウク大活躍だったな。
ピュア路線からギャグ、総攻仕様やしっとりねっとりまで、
幅広くこなせることに驚いたんだぞ!
職人さんたち、GJでやんした!
初めてまして。
ボクは座敷童子だよ。
昔からずっと日本ちゃんのおうちに住んでいるの。
いわゆる守り神です。
ボクが初めて日本ちゃんに会ったのはもう覚えてないです。
日本ちゃんの家にボクがきたのか、ボクがいたとこに日本ちゃんがきたのか、それももう覚えていない。
ただ、ずっと一緒にいただけなの。
日本ちゃんが小さい頃はよく一緒に遊びました。
お兄さんのような存在の中国さんは、ボクの姿が見えなかったので、よく日本ちゃんが一人遊びしていると勘違いされて、心配もされたの。
だからぽちちゃんを日本ちゃんが拾ったとき、飼うのをすんなりと許してくれたみたい。
日本ちゃんとぽちちゃんとボク。
三人の生活はしばらく続いたの。
いつぐらいかな。日本ちゃんがボクと遊ばなくなったのは。
いきなりよその人がきて、日本ちゃんをお外に連れ出して……
そうしたらおうちの中だけじゃ生活できなくなって、お外に行く事が増えたよね。
いろんな人がくるようにもなった。
日本ちゃんにお友達が増えたんだと思って、ボクは嬉しかったよ。
ちょっと寂しかったけど、どこかにいっちゃうわけでもないし、必ずかえってきてくれる。
外からいろんなものを持ってきてくれるのも楽しかった。
見たことのないものばかりだったんだもん。
――でもね――
あの日、初めて日本刀を手にした時、暗い瞳で握りしめた時、あの頃から日本ちゃんはボクの事見えなくなっちゃったんだ。
血の匂いを漂わせ、帰ってきた時、どうして君は悲しそうだったの?
あんなに仲良かった中国さんがこなくなったのは何故?
ボクにはわからない事ばかりだよ。
ボクの世界は日本ちゃんの家だけ。
他にいくこともできない。
日本ちゃんしかボクにはいないんだ。
あの日から、君は日本刀を片手に傷だらけで帰ってくるようになった。
まわりの人は褒め称えてたよ。「強国になったんだ」って。
でも、君はいつも悲しそうで、寂しそうで、なのに笑っていた。他の人の前では。
ぽちちゃんの前だけでは、こっそりと涙を流していたよね。
ぼくは一生懸命おまじないをしたよ。君が教えてくれたおまじない。
「いたいいたいのとんでけ」って。
そうすればいつか笑ってくれると思ったから。
昔にボクにやってくれたようにさ。
でも笑ってくれなかった。
おうちのまわりが火に囲まれて、怖い人たちがたくさんきて。
おうちを守りたかった。
ここは日本ちゃんのおうちでボクの世界だから。
なのに
ごめんなさい。
ボク守れなかった。
次々とおうちが壊れされて。
大好きだったうぐいすがくるお庭が焼けて。
大好きだった桜の木も燃えて。
日本ちゃんの苦しそうな声が聞こえても、君の傍にいくことができなくて。
「いたいたいのとんでけ」ができないの。
君の涙をぬぐえないの。
座敷童子というものがどんなに無力かを知らされて。
ぽちちゃんしか守れなかった。
強い光からぽちちゃんを守るだけで精一杯だった。
ぽちちゃんを抱きしめるしかできなかった。
日本ちゃんのおうちも守りたかったのに。
8月。ボクらの上に降り注いだ光。
8月。それがおうちをみた最後の日。
ボクの世界はそうやって壊れた。
守るおうちのない座敷童子など、役立たずで。
日本ちゃんを守れなかったボクなんて必要なくて。
もう涙もでなかった。
もう存在ごと消えてしまおうと思った。
でもね
日本ちゃんすごいんだ。あんな荒野になっても、食べ物やお金がなくても
頑張って頑張って頑張って
またおうちを立ててくれた。またボクの世界を作ってくれた。
もうボクの事は見えてないし、もう忘れているだろうけれど。
ボクはずっと傍にいるよ。
背中が温かく感じたら、ボクが寄りかかっているよ。
泣きそうになった時に暖かな風が吹いたら、ボクが傍にいるよ。
桜が舞っていたら、ボクが踊っているよ。
大好きだよ。日本ちゃん。
ずっとずっとずーっと一緒だよ。
桜が風に散る。
花の命は短い。だが、散りぎわこそが美しい。
風に揺れる髪を押さえ、黒い瞳は桜を見上げた。
「毎年見ているはずなのに……やはり、見とれてしまいますね」
一度は戦火に焼かれた桜。だが、桜の生命力は旺盛で、あっという間に庭を彩った。
全てが前と同じく……とまではできなかったが、できる限り同じ再現した愛おしい我が家。
その中で一つだけ不思議な部屋があった。
日当たりの良い南向きの部屋。
誰もいないはずなのに、そこだけは使わないで、時折日向ぼっこに使うだけ。
他の部屋は様々な資料で溢れ、部屋を増築しようかと悩んでいるはずなのに。
その部屋を改装すれば、十分な広さの物置となるのに。
日向ぼっこができる部屋はまだあるのに。
何故かそうしようと思わない。
横を向けばぽち君が幸せそうな寝顔を見せている。
ぽち君も、不思議とこの部屋がお気に入りなのだ。
「平和……ですねぇ」
飼い主の声に、ぽち君は耳をぴくっとさせ、尻尾をふって答える。ただし、横になったままで。
(あー、ダメだよ。めんどくさがらないで、ちゃんとお返事しなさい。ねえ、日本ちゃん)
頭の片隅に響いた少女の声。部屋を駆け回るような風音。
懐かしいが、誰の声だったかは思い出せない。
とても大切な存在だったはずなのに。
「物忘れがひどくなってきたみたいですねぇ。年はとりたくないものです」
彼は笑う。今度こそは幸せそうな笑顔で。
ぽち君がいる。この家がある。
時折背中に感じるぬくもりがある。
桜が舞う。暖かな風が吹く。
それだけで、幸せだと感じられる。
些細な幸せを感じられるからこそ、今を頑張れる。
大きく背伸びをすると、ぽち君の頭を優しくなでる。
「さて、今日ものんびりと頑張りますか」
GJ!座敷わらしは僕っこか
gj
一途に思ってる座敷童子かわいい
一つ質問させてくれ
希洪書いてるんだけど、あんまりいちゃいちゃだと違和感あるかな?
>>10 GJ!僕っ子わらしちゃん萌えた!
>>16 ・・・すまん、自分も希洪書いちゃった。もしかしなくても前スレの
>>805?
自分
>>804。もう出来たから先に投下する。・・・被ってスマン。
自分はこんなん書いたけど、カプ観は人それぞれだから気にしなくていいと思う。
いちゃいちゃな二人も全然アリだ。むしろ超読みたい。
ってことで希洪投下。
@ちびから少し成長した、少年・少女期
@最後まで行かない
@花飾りとか、設定けっこう捏造
NGはArtemisで。
18 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:31:32 ID:d6WnPKZb
(・・・アンドロギュヌスって、知ってる?)
(あ?お前んとこの神話に出てきた昔の人間だっけ?)
(そう。母さんから聞いた。昔の人間はみんな男であり女であった・・・らしい)
(ふーん)
(で、ある時神様が、人間がわがまますぎるっていうんで、そいつらを真っ二つに割った)
(・・・へぇ。真っ二つって痛そうだな)
(で、こうして男と女ができた・・・)
(へええー。そうだったのか。一つ賢くなったぜ。
・・・でも、何で今そんな話するんだよ?)
(・・・別に)
Artemis
ハンガリーが久しぶりに帰ってくる。
イスタンブル、トルコの私邸。
宮殿はハンガリーを迎えるための準備で大わらわだった。
「あいつの好物のマントゥを忘れるな。ああ、ああ、チョルバもたっぷり用意しとくんでぃ。
それから踊り子や曲芸師の配備も怠るなよ」
トルコは嬉々として人々に指示を与え回っている。
相当に豪華な宴が催されるらしく、宮殿の中の人間はみなせわしなく動いていた。
ギリシャはそんな忙しそうな人々をぼんやりと見つめていた。
オーストリアの所にハンガリーが行ってしまってから、ずいぶん経つ。
別れた時はお互いちびだったが、今ではギリシャの外見の年齢は13、4歳といった所だ。
ハンガリーも同じくらいに成長しているだろう。
久しぶりすぎて、どのような姿になっているのか、想像がつかない。
「・・・想像、したくない、だけかも」
ぼそりと誰に言うでもなく呟いた。
夕暮れの空を見上げると、遠くの方から召使達の「お着きになったぞ!」というざわめきが聞こえた。
19 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:32:21 ID:d6WnPKZb
***
久々に見たハンガリーは、思ったほど変わっていなかった。
もちろん背は伸び、顔つきも子供くささが抜けてきたが、野趣ある表情や意志の強そうな眉は昔のままだった。
男ものの上着、ズボン。髪は昔のように結んではおらず、肩まで伸びたそれをそのままにしている。
ただひとつだけ、違和感のあるものがあった。
「・・・花飾り?」
***
饗宴は盛大に行われた。
踊り子が舞い楽団が唄い、色とりどりの地中海の美味が振る舞われる。
宴の中心に座すトルコとハンガリーは、お互い積もる話を語り合っていた。
「坊ちゃんはどうなんでぃ。ちゃんと大事にしてもらってんのか」
「ああ、大丈夫、親切にしてもらってるよ。少なくともあんたんとこよっか待遇いいぜ」
ったく、こいつは!とトルコは笑いながらハンガリーを小突いた。
ギリシャは近くに座っていたが、会話に混ざらず二人をぼんやり見つめていた。
ハンガリーとは最初に「・・・よ」「よぉ」と挨拶を交わしただけである。
なんとなくそれ以上その場にいたくなくて、席を立った。
「どこ行くんでぃ」
「・・・疲れた。出る」
このガキは!せっかくハンガリーが帰って来てるって言うのによぉ!
トルコの怒声を背後で聞きながら、ギリシャはふらふらと騒がしい宴を後にした。
20 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:33:15 ID:d6WnPKZb
***
ギリシャは宮殿の中庭に来た。噴水があってひんやりと涼しく、喧噪もここなら遠い。
「・・・ふぅ」
珍しく溜息をついた。宴はそもそも好きな方ではないが、今日のは特別に疲れた。
理由はわからない。
噴水の石垣に座り足を水に浸した。あの熱気を帯びた部屋で火照った体に丁度いい。
空を見上げる。満月。深い藍の空に、くっきりと白い円があった。
(・・・満月の光は人を狂気にさせる、らしい)
なんとなくそういうことを考えた瞬間、背後で声がした。振り向く。
「よお」
ハンガリーだった。あたりは暗くなっているが、月灯りのおかげでその表情まできちんと見て取れた。
「なんだよーお前、水臭いなあ。久しぶりにお前とも話したかったのに」
「・・・トルコがお前にべったりだったから。あいつのそばにいたくない」
これは嘘だ。自分があの場にいたくなかった理由は、多分、もっと違うもの。
「なんだ、まだあいつのこと嫌いなのかよ。ま、俺はお前が相変わらずで嬉しいけど」
「・・・そうか」
(やっぱり、変わったな。ハンガリー)
隣に腰かけ、会っていなかった間の出来事を嬉しそうに話しているハンガリーに、
うん、うんと相槌を打ちながらそう思った。
先ほどは気付かなかった、良い匂い。肩の丸み。そして、わずかな胸の膨らみ。
何より、オーストリアのことを話している時の表情。
「・・・でな、あの人すっげーピアノ巧いんだよ。俺、そういうのからっきしだから羨ましくてさあ・・・」
彼を、本当に眩しいもののように話す、その顔。
自分と一緒にいたときには見せたことのない表情だ。
月明かりのせいでその笑顔は神秘的なまでに美しく、ギリシャはしばし見とれていたが、
一方で胸に不快なものが溜まっているのを感じた。
「でな、オーストリアさんが」
何度目か分からない「オーストリア」の単語が出てきたとき、ギリシャは初めて自分から口を開いた。
「・・・その花飾りはなに?」
自分の話を途切れさせる質問にハンガリーは少し驚いたようだが、ああ、と言って答えた。
「ああ、これもあの人からもらったんだ。・・・自分には似合わない、って言ったんだけど。
でも、くれるって」
ギリシャはそれを聞いて、ほんの一瞬眉をしかめた後、不機嫌そうに呟いた。
「・・・おんな、みたい」
21 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:34:06 ID:d6WnPKZb
その言葉にハンガリーが息を飲むのが分かった。
子供のころ、二人はどちらも一応「男」として過ごしていた。
ギリシャはハンガリーが「ついてない」ことに違和感を覚えていたが、ハンガリーが自分で
「自分は男だ」と言うのでまあそういうやつもいるのかな、くらいに考えていた。
だが、ハンガリーが貴族の所に行った後、トルコがぽつりと漏らした。
「・・・行く前にちゃんと、お前は女だってことをあいつに言っておいた」
ギリシャは少しショックだったが、やっぱりと思ったことを覚えている。
―――あいつは女。で、坊ちゃんの所に貰われていった。
ハンガリーがオーストリアの所に行ったという事実は、彼女の性別を知った後には
違う重さを持って幼いギリシャに受け止められた。
それが、今、掘り返される。
「・・・あ、ああ・・・。そういや、言ってなかったよな・・・」
気まずそうに話すハンガリー。目が泳ぎ手は頭を掻いている。
「おれ、実は、おん」
言い終わる前に口付けた。
「!?」
目を見開くハンガリー。驚きのあまり無抵抗なその唇に、無遠慮に舌を割り入れる。
「んはぁ・・・!」
ハンガリーから色っぽい声が漏れる。キスには慣れていないようで安心した。
舌を絡め十分に味わった後、すっと離して見つめあった。
ハンガリーは今起きた事態を信じられないという顔をしていた。
「お前、何して・・・!」
その声は怒りというより混乱が勝っていた。ギリシャは気にせずハンガリーの肩を抱き押し倒す。
噴水の水にハンガリーの上半身が浸る形になった。
髪の毛が泉に放射状に広がり、水面に映った月が波でゆらりと形を歪めた。
ギリシャはそのたわんだ月を少し見つめると、無遠慮にハンガリーのズボンの中に手をつっこんだ。
「な!?ちょ、なにしてんだよ!」
さすがにハンガリーもこれには抵抗の声を上げた。
気にせず割れ目をなぞり穴に指を這わす。陰毛がまだ生えそろっておらず柔らかい。
「何って・・・。昔も、よく、こういう事した。ちんちんが生えるおまじない、って」
確かにそうだった。昔のハンガリーは自分が「生えてない」ことを気にして、
ギリシャと二人でよく自己流の「生えるおまじない」をしていた。
その中には、今思うとかなり際どいものもあった。
22 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:35:02 ID:d6WnPKZb
「ハンガリー、まだ、生えて・・・ない。俺が手助けしてあげる」
そう言って突起への刺激を開始するギリシャ。
ハンガリーは面白いくらいに指の動きに合わせて「あっ!」「はぁ!」と反応した。
次第に膣から蜜があふれ出す。いったん引きぬいて、指先を見るとぬらぬらと怪しく光っていた。
ギリシャは外見年齢こそまだ少年と呼べるが、もう女は知っていた。
ハレム好きのトルコの影響である。
慣れぬ快感に戸惑っている様子のハンガリーにお構いなくギリシャは行為を続ける。
上着の下から手を入れ、わずかな膨らみを持った乳房を揉んだ。
「あっ!」
ハンガリーからひときわ大きな声が漏れた。
「胸、こんなに腫れてる。治してあげる」
乳首を摘み掌で包む。まだ育ちきってないそれは、敏感に刺激に反応した。
「ひゃ・・・や、め・・・!」
ハンガリーはほとんど涙目で、悲しみとも悦楽とも取れない表情をしていた。
「やめない」
ギリシャは淡々と答え愛撫を続けた。少年とは思えない慣れた手つきで、ハンガリーの良い所を見つけ
貪欲に攻めていく。
「ハンガリー・・・、覚えてる?」
胸を揉みしだくのをやめずにギリシャは問いかける。
「え・・・?あぅ!」
愛撫のせいでハンガリーは答えられるような状態ではなかったが、瞳だけはギリシャに向けた。
「アンドロギュヌスの話」
ハンガリーの上着をゆっくりたくしあげるギリシャ。小さな乳房が月明かりのもとに露わになった。
「え・・・?」
「昔々の人間は、男で女、両方だった。
でも、神様がそれを二つに分けた」
乳房に顔を埋めるギリシャ。乳首を噛むと「あ!」と嬌声が漏れた。
「・・・そのせいで、人間は求めあうようになった。
男は女を、女は男を。」
ちゅ、と吸い上げる。まだ母の恵みとは呼べぬその膨らみは、しかし若い毅さに溢れていた。
「そのままだったら、良かったのに。」
―――あんたが、男でも女でも無いままだったら。
この気持ちに、気付かなかったはずなのに。
こんなにも、その花飾りに動揺することも無かったのに。
こんなにも、あのお坊ちゃんに嫉妬することも無かったのに。
ギリシャの手が再びハンガリーの下に伸びた。
ズボンのベルトを外し脱がしにかかる。
すると、がし、と手をつかまれた。
「もうやめて」
そう言われた。はっきりと、女の口調で。
23 :
Artemis:2009/04/12(日) 00:36:42 ID:d6WnPKZb
ギリシャはハンガリーから体を引き、長らく押し倒されていたハンガリーはようやく解放された。
泉の水に浸った髪の毛が、満月の明かりに照らされて光っている。
神秘的なその姿は、まるで月と処女の女神アルテミスみたいだなと思った。
「・・・ごめん」
「いいよ」
交わした言葉は二つだけ。
身だしなみを整えると、ハンガリーはギリシャに背を向けて宮殿の方に向かって行った。
ギリシャは何も言わず、その姿が見えなくなるまで見送っていた。
ずいぶん長い時間が経つと、ギリシャは、ほぅ、と本日二度目の溜息をつき、空を見上げた。
「・・・満月、きれい」
空には変わらず月が怪しいまでに白く光っていた。
「・・・でも、きらい」
―――満月は人を狂気にする。
全部、全部、月明かりのせいだ。
今日彼女にしたことも、なぜか頬を伝う涙も、この焼けるような胸の痛みも。
Fin
お粗末さまでした。
とりあえず
>>16の希洪を全裸でムサカ食いながら騎馬して待ってる
座敷ちゃん切なくていいよーーーいいっよーーーー
リアルタイムでギリハンもナイス!
いろんな男をもやもやさせるハンガリーは魔性ですね。
お二方ともGJです!
流れぶったぎってすまない。
プロイセンとリヒテンシュタインってありなんだろうか…気になって夜も眠れないんだぜ…
>>25 ありだろ。
つーか前々位で見た記憶がある。
リヒ女王さまがプロイセンドイツ兄弟を調教なさると伺って参上
>>23 Gj。雰囲気があって凄くよかった。エロ切なすぎる……。
そして俺も全裸ムサカon馬で
>>16のギリハンを待つぜ
>>10 切なかった…。日本のこと、ずっと守ってくれてたんだな座敷わらしちゃん
多分時代考証は合ってると思う
こういうピュア系のSS新鮮だな 個人的にはもっと読みたい
>>23 月がサブリミナルに出てきたのが印象的だった
ギリシャがもらい損ねた処女は
貴族に奪われるんだろうか…
>>24 >いろんな男をもやもやさせるハンガリー
なんせ最近でも「ハンガリー資源をめぐってEUとロシアで
対立がおこってるようです」とかあったしねw
そういや、ハンガリーさんは今ものっそ風邪ひいてる状態だけど、
ハンガリー文化では日本と違って風邪ひいたらお風呂に入るらしいんだ
んで、それってのも体をあたためなきゃって意識かららしい
てなわけで、あっためてやれ貴族!w
>>30 貴族はハンガリーさんの風邪を治すためかなり投資しているらしい
ていうことでお風呂プr(ry
>>26-
>>27のおかげで勇気づいたので投下していきまっす。
●ドイツとプロイセンがしもい話するだけ
●↑一応兄弟設定
●プロイセンがありえんくらいにまとも
●一応プロイセンとリヒテンシュタイン
●加えてドイツとにょたイタ、イギリスとにょた日本さん要素有り。
NGは兄弟の会話。
やはり自分達は兄弟と思う瞬間。
「いいか、せーの、で出せよ」
「わかっている」
「「…せーの、」」
机の上に二人で出したメモの切れ端には、揃いも揃って同じことが書いてあった。
「てゆーかお前…既にやってるだろ」
「まぁ…一通りはやったな…うむ…そっちは?」
「な…、馬鹿!してるわけねぇだろってかできねぇよ!!」
「…それもそうだな」
「それより俺にしたら、お前の方が先にやってたのが意外だけどな…」
「あー…いろいろと理由があってだな…」
日本がイタリアに余計な物をやったせいで。
ぽつり、と体格のいい方が呟いた。
「余計な物?あの空気読みすぎな日本が?」
「酔ってたんだ、運悪く」
割と細身の方の男が、ふーんと言葉をもらした。
「で、何もらったんだよ」
「…奥義書だ」
「何の…て、あれか、今まさに話題にしてる」
「四十種以上もあったんだぞ…」
「はは…冗談きついぜ」
「本当だ…昔の日本は、昔のイタリアに負けないくらいだ、ある意味で」
体格のいい方が、少し劣化して黄ばんだ一冊の本をどこからか取り出してきて、それを細身の方に渡す。
どうやら恋人から没収してきたようだ。
そして細身の方は、微妙な感じにまずい物をみた時のような顔をした。
「…あの変態眉毛が喜びそうな内容だな…」
「やらかしたらしいぞ、三日かけて」
「え」
「本を片手に、三日三晩」
「げ…」
「気絶しても」
「…なんでお前もそこまで聞いてくんだよ」
「愚痴を聞いてくれと頼まれただけだ…会議の愚痴こぼしついでに」
「まさか…1ヶ月前にぐったりして帰ってきたのは、」
「正解だ…」
「うわー…そりゃあ俺なら勘弁だな」
細身の男は遠い目をして天井を見つめた。
「…こういう話してたら、いかに俺らがまともなのかがわかったぜー」
「…」
しかしドイツは意外と一途で純な、欲望が実現したら死んでもいいかもなと笑う兄に返答できなかった。
何故なら自分と恋人は、兄と自分が好きな体位である対面座位云々よりやばい俗に言うソフトSMチックなものまでやらかしていることを。
体位とか何やらの話
(すまん、兄よ…)
なんか変なもん投下してすまない…絡みすらない…!
日本さんがイタリアにあげたのは勿論48手の本、です。
ありがとうございました。
gj
二千年変態のコピペ思い出したw
馬鹿とロリ淑女っていいな!
GJ!プロイセンとリヒの絡みがもっとみたいぜ
わっほい
学ヘタ設定でプロイセン×ハンガリーのSSができたので投下します
プロイセン×ハンガリーっていうより俺×ハンガリーのノリで書いた
えろくはない、ただ下品なだけ
40 :
学ヘタ普洪1:2009/04/12(日) 19:13:42 ID:3v4XUlqR
プールの更衣室が改修工事で使えなくなってしまったために、水泳部員はそれぞれ着替えの場所を確保しなければならなくなっていた。
ハンガリーが着替えの場所に選んだのは今はもう使われなくなって物置と化している第三会議室だ。
周囲にも人の出入りがある部屋はないし、カーテンもある。
なにより鍵がかかっていないから教師や生徒会の許可なんて面倒なものを取らなくても勝手に出入りできるから、都合がよかったんだろう。
今日も授業が終わり、ハンガリーが着替えにやってきた。
彼女が入室したのを確認して、プロイセンは物陰から出て扉の前に移動する。
そっと物音をたてないよう気をつけて鍵穴を覗きこんだ。
「ふはははは。またのこのことやって来たな、ハンガリー」
プロイセンは中腰になって会議室の扉に張り付き、まるで悪役かのようなセリフを口にする。
誰かが通りかかったら確実に警察が呼ばれることだろう。誰がどう見ても不審者だ。
窓のカーテンをさっと閉めたハンガリーは、一枚一枚制服を脱いでいく。
シャツのボタンを外していき、あらわになったブラジャーは黒のレースだ。
「今日はフロントホックじゃねーのか」
ホックを外した瞬間にぷるんと飛び出る胸を凝視するのが史上の楽しみだったのだが、残念だ。
というか、今日のブラジャーは初めて見るそれだ。
なんだ、おニューか。
えらく色っぽい下着だな。
あれか、勝負下着か。
……おいおい、まさかあの坊ちゃんと……いや、それはないな。
あの坊ちゃんにそんな度胸があるわけない。
ハンガリーは背中のホックに手を伸ばそうと胸を反らせる。
いい具合に成長したおっぱいが黒いレースと一緒に揺れた。
あれくらいあると満員電車では確実に当たるだろう。
41 :
学ヘタ普洪2:2009/04/12(日) 19:14:08 ID:3v4XUlqR
痴漢とかどうなんだろうな。
女って痴漢されたりしててもなかなか言い出せないらしい。
気が強いあいつに限ってそんなことはないだろうが、それでも女だからな。
夕方の満員電車の中、帰宅途中の学生やサラリーマンが周囲を囲んで身動きが取れない。
はじめは気のせいかと思っていたけれど、どうにも意識して臀部を触っている手が一つ。
制服のスカートをめくり上げるようにそれが動いて、下着越しに筋を撫でられる。
「ひうっ……!」
びくんと身体を震わせて文句を言ってやろうと振り向くハンガリーの口を塞いだそいつはハンガリーの耳元に甘い声で囁いた。
「お静かになさい、お馬鹿さん」
なんと痴漢はオーストリアだったのだ。
痴漢の犯人が坊ちゃんだと知ってしまってはハンガリーは反撃できない。
オーストリアはシャツの中に腕を忍ばせ、ブラジャーをめくると直接ハンガリーの豊満に育った胸を揉みしだく。
さらにはパンティーをずりおろされて花びらを捏ね繰り回されている。
ハンガリーは涙を浮かべて声を殺し、ふるふると身体を震わせるだけだ。
「安心なさい、最後までは致しません」
そう言いながら坊ちゃんは身体をすりよせて興奮した息子をハンガリーの尻に押し当てる。
「お、オーストリアさぁん……」
顔を真っ赤にさせてそう吐息を洩らすハンガリー。
オーストリアは陰唇から膣へ指を滑り込ませる。
そこはぬるりと涎を垂らしていて、オーストリアはメガネを光らせ上品に笑った。
「ふふふ。どうしたんです、ハンガリー」
好意を寄せるオーストリア相手に暴力なんて振るえない。
声を上げて痴漢として突き出すなんてできない。
膣から漏れる愛液が坊ちゃんの細い指を伝って床に落ちていく。
ハンガリー絶対絶命のピンチを颯爽と救うのが、
「おい、やめろよ」
俺だ。
42 :
学ヘタ普洪3:2009/04/12(日) 19:14:32 ID:3v4XUlqR
俺は坊ちゃんの腕を振り払い、ハンガリーの腕を引いてちょうど到着した駅に降りる。
ハンガリーを柱の陰に隠すように立って、服装の乱れを直すのを待った。
「お前、嫌なら嫌だっていえよ!」
「そんな! だって、オーストリアさんだったんだもの……!」
恋する乙女はこれだから手に負えない。
電車の中であれ以上エスカレートしていったらどうしたんだよ。
「……あっそ。じゃあな」
後輩のセーシェルでも呼んで二人で帰れよ。
そう言って歩き出した俺の背中を、ハンガリーはとっさに掴む。
ん?と振り返ると、頬を染めて瞳を潤ませるハンガリーが、股をすり合わせながら俺を見上げた。
「わ、私、さっきので、その……おさまりつかなくって、だからっ」
見てはいけないとわかっていながら視線を下ろしてスカートから延びる太もものあたりを見てみれば、てらてらと光る液体がどんどん下に伸びていき、ソックスを湿らせている。
「あー、その、だな。……ト、トイレ……行くか?」
こくんと頷いたハンガリーをトイレの個室に連れて行き、便座のカバーを下ろして腰をかけさせた。
ハンガリーはさっき坊ちゃんにいたずらされたせいかもうすでに出来上がっている。
「ねぇ、プロイセン」
ハンガリーは目の前に立った俺のボトムのベルトの金具を外してうっとりとした眼でファスナーを下ろしていく。
下着をわずかに持ち上げるそれを見てふふふと微笑んだハンガリーは誉れ高いプロイセン国旗をプリントされたトランクスの上から口ではむはむと息子を刺激する。
「もう、いいかな?」
いいともー。
あらわになった俺のポケットモンスターを両手で掴み、舌で亀頭をちろちろと舐める。
大きく口をあけてそいつを中に入れると、どう?と言わんばかりの表情でハンガリーは俺を見上げた。
年の割に幼い顔つきのハンガリーが俺のものを銜えて見上げてくるという画だけでもういろいろと爆発してしまいそうになるが、そこをぐっとこらえる。
「も、もういいぞ」
ハンガリーを便座の給水タンクにもたれかけさせ、シャツのボタンもブラジャーのフロントホックも外す。
スカートをめくり上げてパンティーは片足だけ脱がせた。
右手でおっぱいを揉み、左手で足を広げさせ、ずっと愛液を滴らせていたそこに亀頭をぴとりと触れさせる。
「ああっ……!」
いくぞ、ハンガリー。ぐっちょん、ばっこん、パンッパンッパンッ。
という内容のエロゲを作ってくれ、日本。
頼むから、マジで。
43 :
学ヘタ普洪4:2009/04/12(日) 19:14:58 ID:3v4XUlqR
しばし妄想にふけっていたプロイセンだが、水着に着替えようと背中のホックに腕を回すハンガリーの様子がおかしいことに気づいた。
「んーっ。どうしよう!?」
ブラジャーのホックが長い髪に引っ掛かってしまっているのだ。
さっきからぴょんぴょん跳ねては胸を揺らしたりしてせわしない動きをしている。
「このままじゃ部活に遅れちゃうな。仕方がない、この部分だけ髪切ろう……」
そう言って鞄から鋏を取り出すハンガリー。
おい、ちょっと待て。切らなくてもいいだろう。
そのふわふわカーブな髪に萌えている男子生徒がどれだけいると思っている。
女の髪を守るのは男の使命だ。
謎の使命感に身を熱くさせたプロイセンは勢いよく会議室の扉を開けてハンガリーが着替えているその室内に入った。
「待て、俺がほどいてやるから切ったりするな!」
「……は?」
とっさのことにハンガリーは頭が回らないようだ。
まあ無理もない。いつも反発しあってばかりの俺がいきなり助けに来たとなっては混乱もするだろう。
「か、勘違いするな! お前が困ってるから助けに来てやったんじゃなくて、ここにいたのは俺のためなんだからな! 俺がお前の着替えを覗くためなんだからなっ!」
フライパン、襲来。
「ちょ、待てよ! お前ツンデレ萌えとか言ってたじゃねーか!」
「どこがツンデレだ、ボケェエエエエエエエエエ!!!!!!!」
振るわれるフライパン。
揺れる黒レースに包まれたおっぱい。
遠ざかる意識。
フリッツ親父、俺は今、幸せです。
おしまい
アホガキ発見w
プロイセンの中学生男子っぷりはいいな
GJでした!
GJ!
プーアホだ。でもこういうノリ大好き。
誰かプーの腕にでも「妄想上等!」って彫ってやれ。
ポwケwモwンwwww!!
まさかここにこんな単語が出てくるなんて思わなかったぞ!
そういえばポケットモンスター=息子の隠語だもんなww
そのへんの単語のセンスのチョイスも含めてな男子中学生的ノリ、面白かった!
プロイセンは、こういうサンデーかマガジンかの
ちょっと色ボケしたリアっぽいのがあうな
前スレで裏・奥さん運び大会を書いた者ですが
続き書けコールが案外多かったので書いてきました
・会話多目
・ところによりゲロ甘
・英セーのターンが長い
・携帯からにつき改行がヤバい
・前後編で今回は前編
それでは行きます
苦手な人はタイトルでNGよろ
【前回のあらすじ】
ベルギーがスペインを地味にボコり、アメリカはウクライナの巨乳でデッドオアアライブ。
台湾とハンガリーはフライングあっはん。
一方で貴族とじいちゃんは走っていないのに疲れていた。
あとイギリスはやっぱり変態で、セーシェルに[ピーーー]された。
『もう一度ルールを確認します。一番早くゴールしたペアが優勝!射精、及び合体解除は失格!』
『ちなみに女の子は何回イってもOKだからな!じゃんじゃんイってくれ!』
『むしろイかせたらレース後に贈呈品があるので、男性の方々は頑張って下さい。絶対射精してはいけませんが』
エストニアとフランスのアナウンスが、異常な熱を帯びた会場内に響く。
選手たちがスタートラインに並ぶと、ギャラリーから応援や野次が飛んだ。
「頑張れーみんなー」
「あーなんだ、日本、オーストリア、あまり無茶はするなよ」
「賞金取れよスペインこのやろー!」
「奥さん運び大会の起源はお」
「黙るよろし。日本てめぇ台湾落としたらわかってるあるな!」
「ウクライナさーん、アメリカさーん、ベラルーシちゃんはどうしたんですかぁー!?」
「ロシアさんもいない…」
「あっアメリカぁ!死にかけてる!?」
「ダレ?」
「カナダだよ!」
「ハンガリィー!いい格好じゃねーか!ビデオ取ってやるごべふっ!!」
誰が誰の台詞かは説明が面倒くさいので省くが、フライパンが宙を舞ったことだけ言っておく。
そしてイギリス宛の声援はブーイングのみだった。
「わぁ変態紳士だ」
「変態紳士ですよ!!変態紳士!!」
さしものイギリスもキレた。
が、セーシェルの腰をがっちり固定したままなので迫力はない。
「変態変態うるせーよお前らぁ!!」
「そうですよ、イギリスさんは変態紳士なんかじゃありません!」
「セーシェル…」
「ただのド変態です!!」「てめぇぇぇ!!」
「本当のことですよこの変態眉毛ぇぇ!!」
スタート前だというのにフルパワーで言い争う二人を尻目に、約二名はぐったりとしていた。
日本とオーストリアは無言でフランスを睨み付ける。てめーさっさとスタートさせやがれと目が言っていた。
『よし…』
いよいよ、スタートである。
『(中略)位置について!よォい!!ドン!!!!』
フランスの言葉と共に、運動会お馴染みのパァンという音が響いた。
そして、飛び出したのは一つの影。
『おおっとあれは…スペイン選手です!弾丸のように飛び出しました!!』
スペインが晴れやかな顔で、あっという間に他の選手を置いていった。
「優勝はいただきやー!しっかり捕まっとけ、ベルギぃー!」
「ひゃ、ちょ、ちょお待ってっ、当たっとるぅ!やぁぁっ!」
ベルギーが顔を真っ赤にして身を捩る。
ほどなくして、スペインの顔色がさっと変わった。
「ひょっ!?べっ、ベル…おま、締めすぎ…」
「んっく、あんたのせいやろがぁっ!どないすんの、もう出てまうやろ!?」
「あかん…もうあかん…俺もうあかん…出る…」
「出すなぁあぅっ!」
20mほど進んだあたりで、ついにスペインの動きが完全に止まった。
それを見て、フランスがにやりと笑う。
『ふっふっふ…早く走れば走るほどナニは振動して擦れるんだぜ?甘かったなスペイン!』
『しかし、遅ければいいというわけではないようです。3m地点をご覧ください』
スペイン&ベルギーの後ろにはイギリス&セーシェル、そのまた後ろにアメリカ&ウクライナ、オーストリア&ハンガリー。
3m地点。つまりビリっけつには、日本が息も絶え絶えに走っ…
…歩いていた。
「日本さんもういいです!諦めましょう!もう勝たなくていいですからぁ!」
「いえ…日本…男児たる…者……女性一人…抱えて……歩…」
「もう限界ですよー!」
台湾の悲痛な声も、日本に聞こえているのかいないのか。
『日本呼んだの間違いだったな…』
『今さらしょうがないですよフランスさん。…ん』
『どうした?―――あ、あぁぁぁっとぉ!!』
その瞬間、会場内がざわついた。
イギリス&セーシェルの後方で、えっちらおっちら走っていたアメリカが、糸が切れたようにぶっ倒れたのだ。
『アメリカぁぁぁぁ!!なんてこったアメリカが死んだひゃっほう!!』
『さすがにあれじゃ呼吸できませんからね…残念ながらペニスも抜けたようですので、失格です』
開始一分とたたずに、アメリカ&ウクライナ、失格!
と、アメリカの下敷きになっていたウクライナが慌てて這い出た。
「アメリカちゃぁぁん!ごめんね!おっきくてごめんねぇぇ!!」
「ふ…ふふ…大丈夫…俺は…ヒーロー…なんだぞ…」
「アメリカちゃん…!うわぁぁぁん!!」
「ぴぎっ」
『あ、なんだ生きてやがった』
『今ので死んだんじゃないですか?』
超巨大マシュマロに潰され、アメリカはあえなくリタイアとなった。
イギリスがちらりと後ろを振り返る。
「なんだあいつ情けねーな。ま、スペインの野郎はああだし、アメリカさえいなけりゃあとは…」
「あの…イギリスさん…」
「あ?なんだ…って」
このまま優勝はいただきだな!とか思っていたイギリスは、セーシェルを見て絶句した。
セーシェルの顔は真っ赤に上気し、目は涙に潤み、時折ぴくんと肩が痙攣していた。
明らかにイキそうである。
「お前…やめろよ。マジやめろよ?俺お前がイって出さねー自信ないぞ!?」
「だっ、誰のせいだとんっ、思ってるんですか!おっおおお尻にぶっ挿しといてぇ!!」
「なんだお前あれで感じぶげっ!」
「バカバカバカァ!!イギリスさんのんあっ、バカァ!!」
「馬鹿はお前だ!動くなっ出る!」
イギリスもセーシェルも涙目ですったもんだしている。当然走れるわけもなく、そのスピードは日本と遜色のないものになってしまった。
『おーっと変態眉毛の足が止まった!どうした変態眉毛!』
「フランスお前ちょっと黙れぇぇぇぇ!!」
「ふっ、うぅぅ、駄目ですもう限界ですよぉ!」
セーシェルはついに涙をこぼしていた。さっきから小刻みな痙攣が止まらない状態である。
もう限界だというのは、セーシェル本人の次にイギリスがよく理解していた。
何せ密着しているのだ。色んな意味で。
だから、イギリスは覚悟を決めた。
「セーシェル」
「ふぁい…」
「お前一回イっちまえ」
「は…はあ!?」
その言葉に、朦朧としていたセーシェルが復活する。
「なに言ってるんですか、ついにおかしくなっちゃったんですかイギリスさん!?」
「俺は至ってまともだ!このままじゃ走れないだろ。唐突にイかれるよりマシだ!」
「そりゃそうですけど…って違う!私に人前でイけと!?」
「じゃあお前我慢出来んのか?」
ぐ、とセーシェルが詰まった。
一瞬間を置いたあと、目を伏せて観念したように呟く。
「……無理」
「…大丈夫、バレないようにすればいい。俺も協力するから」
「うぅ…声とか出ちゃいますよ…」
「お前たまに声殺してイくだろ。あれだ。あれ思い出せ」
「…はい」
極限状態のためか、セーシェルはいやに素直だった。
その可愛さと、ちょっとの罪悪感とで、励ましの意味も込めてイギリスは彼女に口づけた。
セーシェルの身体がびくっと震える。
「…大丈夫だ、お前ならやれる」
「イギリスさん…」
イギリスが微笑むと、セーシェルも笑い返した。
面白かった! いいぞもっとやれ
会場の雰囲気にそぐわない穏やかな空気が、二人の間に流れる。
しかし。
「ていうかすいません、今ので軽くイったみたいです」
セーシェルがあっけらかんと言った。
「あぁ!?」
みるみるイギリスの顔が赤く上気していく。
反対にセーシェルはどこかスッキリした表情である。
「おまっふざけんなよ!これじゃ俺ただの痛い男だろ!」
「ま、まぁ結果オーライじゃないですか?さ、走って下さいイギリスさん」
「くそぉぉぉバカァ!!」
―――と、端から見たらただのバカップルな会話をしているうちに、二人の横をオーストリアとハンガリーがすたすたと歩いていった。
ちなみに速度は普通に歩いた程度である。
なのでばっちり会話を聞けたハンガリーが、くすりと笑った。
「微笑ましいですねぇ」
「全く…私には出来ない芸当です。ところでハンガリー、あなたは大丈夫ですか?」
「私は大丈夫です!オーストリアさんこそ大丈夫ですか?私重いでしょう」
「平気ですよ」
オーストリアは貴族らしくさらりと言ってのけ、ハンガリーをときめかせた。
しかし足は正直で、少々ガクブルしている。ハンガリーは気付かないふりをした。
その頃、ずっと止まっていたスペインも何とかゆっくり歩き出して、レースはいよいよ佳境である。
『さて、途中経過です。…フランスさん、ふてくされてないでちゃんと司会してくださいよ』
『なんだよ…あいつらイチャイチャしやがって…俺も混ぜろよ…』
『無茶言わないで下さい。勤めを果たさないとイギリスさんの料理フルコースですからね!』
『さぁみんなお待たせ途中経過だぜ!』
顔中冷や汗でびっしりのフランスがマイク片手に叫んだ。
『一位はスタートダッシュで他を引き離したスペイン&ベルギーペア!スペインお前大丈夫か!?出してもいいぞ!!』
「えっほんま?」
「あかんあかんあかんあかん!!」
『二位は堅実な走り(?)を見せるオーストリア&ハンガリー!坊っちゃん休憩しなくて大丈夫か!?』
「余計なお世話です」
「オーストリアさんをなめないで下さいよ!!」
『三位はイギリス死ね!!イギリス&セーシェルぅ!!』
「なんで俺だけ死ね呼ばわりなんだよ!」
『うっせーバーカバーカ!!おぶっ何すんだエストニア!!』
『公平を期して下さいよ、一応司会者なんですから。ちなみにセーシェルさんはイったようですね、おめでとうございます』
「しっかりバレてるじゃないですかぁ!」
「俺のせいかよ!」
『そして最下位は日本&台湾!!…なぁ日本、やめてもいいんだぞ?罰ゲームとかないから…』
「はははははは大丈夫ですよはははははは」
「いやあああ日本さんしっかりしてぇ!!」
『…で、でだな、リタイアはアメリカ&ウクライナペア!残念!さぁ残る四組は残りの距離をどう走る!?』
以上で前編はおしまいです
後編はまた後日
次は墺洪のターンから始まる…はず
アメリカーーーー!!!
アメリカ…無茶しやがって…
さすがの超大国も魔手魔露の前に撃沈!
わははは、面白かった! 続編も謹んで待つぞ!
サンドイッチ吹いた。
GJ!
>>54 GJGJ!
甘エロ好きなんでたぎった!ラブラブっていいな!
墺洪のターンも死ぬほどwktkして待ってる!!!
ふと思ったんだが、こいつらどこで入れたんだろう…
控室が皆一緒だったら鬼畜すぎるぞw
>>60がそんなこと言い出すから、レース前の様子を色々妄想しちまった
レース中に簡単に出さないように、あらかじめ何発かヤっとくカプとか
前スレの密室ドイリヒ書いたものです。
続きというか、ある意味対のお兄様の訓練話ができたので、投下してみます。
前作品読んでいると更に楽しめる予定です。
前スレのイギリヒの通報ネタを勝手に取り入れたので、注意です。
スイスの一人称ですので、エロさ控えめ(当社比)
ある意味近親相姦ネタ、スイスもリヒもどこか壊れてます。
NG指定はタイトルでオネガイシマス。
Ж月Λ日
光る石を拾う。
放ってはおけなかった。ただそれだけなのである。
μ月ν日
光る石が食事を取る姿は良い。
心が癒される。空腹のはずだが、全てが満たされる。
Σ月Ψ日
光る石が笑えるようになった。
心地よい。
Ω月ω日
光る石の体調が回復したようだ。
愛おしい。
――今まで、何もいらなかった。失うのが怖かったから、何も求めなかった。
だが、今はこやつだけは失いたくない。
愛おしい我輩の妹、光る石、リヒテンシュタイン。
δ月υ日
けしからん! あやつは無防備すぎだ!
あんな姿を! まだ我輩の前だったから良かったものの、他の輩の前だと考えると……
明日からは、自衛の為の自宅講習を行うことにする。
ρ月Ю日
妹はなんであんなにずれているのであろうか。
スカートの裾が風に吹かれて舞い上がった時は、顔を赤らめる癖に、
風呂上りに我輩の前で我輩のワイシャツ一枚でうろつくのは顔色一つ変えないのはどういうことだ。
あまつさえ、『私の下着踏んでますわ』と身を乗り出して、我輩の尻の下にあったショーツを取ろうとするだなんて!
ワイシャツの隙間から胸元が見えてしまうだろうが!
……まだ平原だが。
ι月∬日
いい加減、敵……『男』に対しての対処の自衛方法を教えるべきだろうか。
我輩の隣で気持ちよさそうに眠る妹の姿を見て、自問自答をした。
今は兄妹という立場になっているが、身内が敵となりうる現状、こんなに無防備でいいのだろうか。
薄いネグリジェをはさんだだけの胸が当たる。吐息が当たる。腕を絡ませるな。
――今夜は眠れそうにないのである――
ψ月θ日
今日から、実地による自衛訓練を行うこととする。
ああ、これは訓練だ。決してやましい心などない。
妹を我輩の部屋へと呼び出した。
すんなりときた。
異性の部屋へ単独でくるという行為に抵抗は無いらしい。
まずはそこから教えないといけないか。
「お兄様、今日は何を教えてくださいますの?」
無垢な瞳で、我輩の顔を見上げる姿はとても愛おしい。
だが、ここで気を抜いてはいかん。
咳払いを一つ。
「今宵は、敵に捕らえられた場合の対処法について訓練を行うのである」
「はい、お兄様」
「リヒテン、お前は我輩が守る。だが、万が一にも敵に捕らえられた場合、どうなるかわかるか?」
小首を傾げ、しばらく沈黙した後……
「お茶はだしてくださいませんよね」
……ああ、やはり妹は妹であったか。
気の抜ける答えに、肩の力もぬけそうになる。だが、ここで訓練を終わりにしてはならん。
なるべく声を低く、威圧感を与えるよう我輩は言葉を綴る。
「まずは束縛、そして尋問があると思うべきである。
男に対しての尋問は、力づくと思って間違いない。だが、女に対する尋問はそればかりではない。
その理由としては、一つとして女は痛みに強いという点だ。女は生を育む以上、それに対する痛みというものも絶えずついてくる。
それに耐えられるよう痛みには強いように作られているのである。
そして、二つ目としては……軍人には男が多いという事だ。それがどう意味かわかるか?」
二つ目の問いかけ。無論、答えは期待してはいない。
再び、首をかしげ、しばし沈黙し
「お料理を作るための人手が欲しい?」
そう来たか。
もういい。やはりこやつは軍にはむいておらん。我輩の腕の中で静かに寝ている方が似合う。
「否!! その答えを今教える。
……リヒテンシュタイン、服を脱げ」
「え?」
我輩の言葉が理解できなかったのだろう。あっけにとられた表情で我輩の顔を見返した。
「聞こえなかったのか? 我輩は服を脱げといったのだ」
「えっと……は、はい、わかりましたわ」
頬を赤らめ、ドレスの腰紐を解く。衣擦れの音が響き、ファスナーがおろされる。
一度だけ、我輩の方を見た。許しを請う瞳だ。だが、我輩は首を横にふった。
見る見る間に瞳が潤んできた。そんな姿も愛おしい。
白い肩が露になり、胸あたりで手がとまる。躊躇しているのだろう。
我輩は目で指示をする。早く脱げと。
さすがは我輩の妹だ。声に出すことなく、瞳だけで意思疎通ができた。
するりドレスを脱ぎ捨てると、恥ずかしそうに胸を手で隠す。
ほんのりピンクのビスチェと、シンプルなドロワーズ。
ビスチェよりは薄い下着一枚の方が萌え……ではなく、燃えるのだが。今度、さりげなく注意しておこう。
「まだ残っているではないか。それも脱ぎ捨てるんだ」
「でも、お兄さま……」
今にも泣きそうな妹の姿。多分、このままではこれ以上無理なのであろう。
少々荒療治であるが、我輩はある言葉を口にした。
「この家の主である我輩の言う事に逆らうつもりであるか? そんな者はここには必要ない」
長年一緒に過ごしてきてわかったことがある。妹は誰かから見放されるのが怖いのだ。
まあ、あんな事があったのだから、仕方がない。
予想通り、妹は涙を溢れさせ、我輩の腕にしがみついてきた。
「イヤです! お兄様、リヒテンシュタインを見捨てないでくださいまし! なんでもいたしますから!」
――くらりと欲望に負け、妹を抱きしめたくなる。が、どうにか崖淵で押しとどめ、軽く頬にキスを落とした。
「我輩は憎くてやっているわけではない。あくまでもリヒテンの為にやっているのである。
さあ、訓練を続けるのだ」
「はい、お兄さま」
今度はためらいも無く脱ぎ捨てた。
傷一つ無い白い肌。華奢で壊れそうな身体。まだ未熟な胸。毛も生えていない陰部。
潤んだ瞳と羞恥に染まった頬が相まって、一つの芸術作品を作り上げていた。
「では、訓練を再開する。
戦場では兵士の欲望が滞積される。それを解消させる為に女を宛がわれることもある。
しかし、それは稀な事だ。ではそれを解消する為に、どうするか。
それは簡単である。敵兵を使えばいいのである。
その敵兵が女であれば、こんな幸いな事はない。尋問と称して、欲望を発散してしまえばいいのだ。
……聞いているのか? リヒテン」
「あぁっ!」
ぼんやりとしている妹の方に触れた途端、甘い声をだし、ぴくりと震えた。
まあ仕方が無い。我輩という男の視線に、美しい裸体がさらされているのであるから。
あまりの羞恥に膝はすでにがくがく、息も荒く、立っているのもやっとのことだ。
「何、声を出しておる! これは訓練である! それなのに、何ていう醜態だ!」
我輩の叱咤に、背筋を伸ばそうとするが、突き刺さる視線に背は更に丸くなるだけ。
「その根性を鍛える為の訓練だ。我輩が行う尋問に耐えて見せろ」
「は、はい、おにぃさま……」
――さあ、ここからが本当の訓練である。
我輩はただ、妹を見つけ続けるだけ。何も声をかけずに。
前をみれば我輩の視線。顔を背けても突き刺さる視線。
何をされるわけでもなく、ただ見られているだけ。
それが妹には強い刺激となっているのであろう。
身じろぎの回数が増えてきた。特に足の付け根。
もじもじと足をすり合わせる。濡れた音が微かに聞こえる。
きっとその感覚が何かは理解できていないであろう。
それでいい。まだその感覚を理解させてはならぬ。まだ訓練は始まったばかりなのだから。
「なんだ! その足の動きは!
さては何か中に隠しているのであろう。足を広げろ!」
「な、何も隠して……なんてぇ」
「広げるんだ!」
「は……はぃ」
もうすでに我輩の顔は見れていない。羞恥にまみれた表情で、恐る恐る足を肩幅に開いた。
つーっと液体が足を伝い落ちていく。
その感覚ですら、声を出してしまいそうになり、唇をかみ締めて留まった。
威圧感を与えるよう、ゆっくりと近づき、妹の前にしゃがみこむ。
毛も無く、割れ目がはっきりとわかる。絶えず、割れ目から溢れる愛液が淫猥であった。
臍にふれ、ゆっくりと下降していく。途中、すでに勃起した陰核に触れた途端、小さく声を上げた。
「あ……ぁ……」
「その反応はやはり何か隠しているようである。探索を続行する!」
割れ目に指を入れる。とろりとあふれ出す愛液。
顔を近づければ、甘酸っぱい顔りが鼻をかすめる。
「ここに何を隠しているんだ! この香りはチーズか?」
指で小陰唇を開くと、指を一本中に沈めた。生き物のようにびくびくと動き続ける感触が気持ちよい。
二本、三本と徐々に増やしていく。その度に、指をぎゅっと締め付ける。
コレが指ではなく、陰茎だったらどんなに気持ち良い事か。
もうすでにここまで来てしまったのだから……
――いっそ奪ってしまっても問題はないであろう――
ズボンを下ろす。すでに暴発しそうな陰茎が顔を出した。
まるで思春期の若造のように思えて、少々陰鬱だ。
こんな行為など、慣れているのに。慣れすぎてもう感じもしないはずなのに。
自分を保つため、様々な事もやった。女とも寝た。男とも望まれれば寝た。
全ては自分のためだ。
だが……久しい感覚が身体を駆け回る。
この少女を征服したいと身体が叫ぶ。
切なげに声を押し殺す妹を壁に押し付け、唇を奪う。
口の中に進入する。舌で蹂躙する。
足腰の立たなくなった妹の股に足をいれ、固定する。
そして……濡れそぼった膣へと侵攻した。
最後の砦を破壊。
「っ!! ぁぅ……」
健気にも声を押し殺し、攻撃の痛みに耐える。
「さすがは! 我輩のっ! 妹だ……くっ、声を出せ! 侵攻を食い止めろ!」
「ぁ……んっ! お兄様お兄様!! お兄様の……が熱い……です! 私の中をもっと!」
「ああ! もっともっと、強くいくぞ!!」
――性行為を覚えたてのような衝動で。ただただ、腰を強く打ち付ける。
絶え間ない快楽におぼれまいと、我輩に抱きついてくる妹。
全身にかけめぐる快楽の麻薬は身体を蝕んでいき……
我輩は精を解き放ったのである。
「す、すまん」
身体の中の熱を妹の中に放出した途端、
自分のやらかした事の重大さに冷水をかぶったかのような感覚を覚えた。
腕の中には、全裸の妹。股からは、赤のまじった白濁液がとめどなく溢れ出している。
「気がついたらリヒテンを侵攻してしまって……本当にすまないである」
疲れ果てた妹の瞳から涙が一筋。
ああ、我輩が泣かしてしまった……
銃を妹に渡すか……それとも日本にセップクの仕方を教えてもらうか。
後悔しか思いつかなかったのだが……
頬に何かがあたる感覚。それは妹の口づけであった。
妹は満たされた笑みを浮かべていた。
「まあ、そんな事もありますわ。
……お兄様、また、リヒテンシュタインに訓練してくださいまし」
嗚呼、我輩にはもったいないぐらいの妹である。
Π月π日
今日も訓練である。
男性の仕組みと対処法について。
まじめに学んでくれている。
Ю月☆日
今日は妹とイギリスのサッカー予選だ。
2-0で負けてしまったが、良い戦いだった。
Θ月Α日
変態紳士をセダーンした。
我輩の妹に変な事を吹き込んだ罰である。
ああいう事をやっていいのは我輩だけである!!
●月×日
妹の姿が見えない。
……子供ではないのだから、一晩ぐらいは……
やっぱり気になるので、イタリアでも締め上げてみた。
やはりわからない。
リヒテン……
●月△日
オーストリアの家を探す。いない。フランスの家を襲撃する。いない。
出会い頭にイギリスをとりあえずセダーンしてから、探す。いない。
ドイツは留守だ。
●月□日
どこにいる。
●月▽日
いないいないいないいない
どこにもいない
●月◎日
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン
●月Ф日
やっと帰ってきた。問い詰めてみれば、『お仕事で少々。ご連絡差し上げられなくてすみません』
ということだ。
何かある。絶対にあるはずだ。
●月☆日
黒組織をセダーンした。
これで全て解決だ。
◎月△日
妹がおかしい。
最近になって部屋に閉じこもる事が多くなった。
朝になって、目を赤くして眠そうにしている姿をみかけることが多くなった。
部屋の中から、何かを切り裂くような音も聞こえる。
イギリスと連絡を取り合う事がおおくなった。
日本と連絡をとるのはいい。だが、やはり変だ。
◎月▼日
今日も訓練である。
今日は妹から習いたい事があるといわれたので、妹の部屋で訓練を実行することになったのである。
久しぶりに入る妹の部屋。
内心期待しながらも、何事もなかったかのように部屋に向かい、ドアをノックする。
「こほん……リヒテンシュタイン、はいるぞ」
「あ、お兄様」
ドアを開け……
ドアを閉めた。
見間違いか? それとも白昼夢か。
あんなに可愛らしかった妹の部屋が、あんな事になっているのは。
「あら、お兄様、どうかなさいましたか?」
やっぱり見間違いではなかったようだ。
麗しい妹の背後には、どうも普段の妹からは想像できない凶悪なアイテムがごろごろしていたのだ。
壁には鞭、床にはバイブ、犬のしっぽや犬耳まである。
もしかして、こういう趣味に目覚め、攻めて欲しいということなのか。
いや、我輩とて、こういうアイテムを使うのは嫌いではない。
妹は愛おしい。だが、泣き顔もそれはそれで……
「お兄様?」
いつの間にか、息のかかるぐらいの距離で首をかしげている妹。
大きな瞳、長いまつげ、白い肌、手錠……
手錠?
なぜ、我輩が手錠をされているのだ?
あまつさえ、いつの間にか部屋の鍵を閉められている。
「リヒテンシュタイン! これは一体どういうことであるか!」
「お兄様、今日はリヒテンシュタインの訓練に付き合ってくださいまし」
卑怯なり。
そんな笑顔で懇願されたら、拒否権などあっても無いようなものだ。
一度だけ、首を縦に振った。
――それが悪夢の始まりだったのである。
いや、正直言って、もう思い出したくは無い。
いきなり服をむかれ、全裸でベッドに縛られた。
怪しい本を片手に、我輩に向かって鞭を振るう。
肌に当たる場所、角度、強さ、そして音を確認しながら、一つ一つメモをする。
……無論、我輩の下半身の様子を見ながら。
痛みという範囲はすでに超えてしまい、一種の快楽を感じてしまっているのが情けない。
いや、妹の腕がよいのだ。きっと、先天的な才能があったのだろう。
そう思わないと、我輩は我輩を見失いそうだった。
鞭の動きがとまった。
終わったと思った。これで解放されたと思った。
――甘かった。
手足が解放された後、一度は部屋から逃げ出せるチャンスがあった。
もちろん、そのようなチャンスは逃す我輩ではない。
逃げ出した。……しかし、妹に回りこまれた。
妹は縄を使った。
我輩は縄で縛られた。様々な屈辱的な格好で。
縄だけで済めば本当に良かったのだ。
――もう婿にいけないのである――
「このアイテムは……『肛門で大暴走』ですの? この太さよりはこちらの方が……」
「お兄様、犬耳お似合いですわしっぽもぴったりですのよ」
「こういう縛り方だと、陰茎を主張させられる……と」
「お兄様、『赤ちゃんプレイ』ってご存知ですか?」
「あら、まだ出してはいけませんわ。えっと、この薬は……あらあらあら、あまり効果がないみたいですわ」
「お兄様は、このボンテージとあっちのボンテージ、どちらがお好みですか?」
「ん……こうやって……ちゅっ、舌で念入りに……吸い上げて……難しいですわ」
こうして、我輩は三日三晩、リヒテンシュタインの相手をさせられて……
――我輩、しばらくヒキコモッテモイイデスカ――
以上です。
暴走リヒは書いてて楽しいや。
……ああっ、今更だがタイトル豪快に間違えてる。
シスコン日誌にしたかったのに。
まあいいや。リヒも豪快なブラコンだ。
ついでにブラジャーコンプレックス、略してブラコンという事にしておこう。
>>54 続き待ってたGJ!!
どのカップルもによによしながら読ませて貰った
アメリカはやっぱりもたなかったか…
後編も待ってます。全裸で
>>73 GJ!
壊れた兄妹良いよー
お兄様頑張れ…
平日の真っ昼間っからけしからんもっとお願いしますこの通り
今日月曜だよね。
月曜だよな?
一週間のスタートからぶっ飛んでますな。
ニヨニヨがとまんねぇっすよー
スイリヒ兄妹の行き着く先が気になって仕事に身が入りませんのでもっとお願いします。
にしてもお兄様、SMプレイの訓練とかリヒテンにしたら全部ドイツの為なんだよな…スイス涙目
大丈夫、兄様も快楽は感じていた。
これを乗り越えればきっとスイスにも新しい世界が待っているよ!
つーか兄様×リヒの赤ちゃんプレイがめっちゃ気になって仕方ありません。
うっかり侵攻は正義
月曜の昼間から降臨なんて
月曜の憂鬱もふっとんだ
萌えポイント多すぎて禿げた
リヒたんオールマイティーすぐる
酔っ払った中国がウクライナに
「ドロボー!それは我のエベレストある、返すある!」
っておっぱいわし掴むという電波を受信した
その後上半身剥いて
「真っ白い雪の色に染まってるある、
頂点の紅いのは赤い国旗の我のものって証あるね!」
っておっぱい揉みしだく電波も受信した
誰からの電波かわからんけど送信した人は書いてくれ
中ウクって見たことすらねえな
お兄さんは中リヒが見てみたいな
ところで今ロマベル書いてるんだけど、ロマーノって童貞でよかったっけ?
特に設定なかったと思う
明言はされてない
少なくともこのスレでは童貞ですよ。それだけは言える。
↑あ、このスレでロマーノ主演のSSが未登場。そういう意味ね。スマン。
ああ、確かそういう意味なら童貞だわ
弟も卒業したというのに
91 :
85:2009/04/14(火) 00:03:50 ID:Xy+dM+tT
ありがとう。
じゃcherryで行く。
ロマーノ初主演か!
赤飯炊く準備せねば
>>82 送信したかもしれん。だがこちらも妄想だけでな…。
やっぱり中ウクってマイナーなのかな?
意外とウクライナ、中国と仲良いらしいんだが。
>>93 房術マスターの仙人中国と淫乱絶倫お姉ちゃんウクライナか・・・
凄すぎるカードだ。勝敗が見えねえ。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは世界恐慌漫画を読み返していたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにかエジプト×セーシェルに萌えていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 電波受信だとかミニキャラの二人が可愛いだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしい萌えの片鱗を味わったぜ…
英+英植民地組の絵かw
その萌えの片鱗を文にしてみないか
>>95 大丈夫
俺もハンガリーさんの乙女心を読んでたら変態6ヶ国×ハンガリーの輪姦を受信した
なんでもこい
どんとこい
…ところで誰かSS保管庫を補完してホスィ…頼む…
手伝いましょうか、って申し出た人に
保管庫の人が「自分がやる」って言ってるんだからどうしようもない
誰か作ってもいい人がいれば、途中から別につくっては?
必要ならdatあるよ。
3ヶ月近く更新されない状況が続いているしね。
このまま管理人さんの音沙汰がないなら他人まかせで悪いとは思うけど出来る人はぜひ作って欲しい。
一人に任せるの大変だしwikiでいいんじゃないの?
wikiだと検索にひっかかるから難しい
wikiじゃないにせよ、複数の人間で作れる体制の方がいいかも
けっこう投下多いスレだし
wiki、パスつきにできるからそれじゃだめかな
やっとロマベルできたー
空気読まずに投下。
前スレの女の国の悩みのスペ×ベルの関係お借りします〜それ前提のロマ×ベル。
ロマーノもベルギーもグズグズでロマーノはコンプレックスの塊っぽい。微妙にアナルあり。
苦手な方はタイトルで飛ばして下さい。
今日は世界会議の日。
第1日目の会議が終わったあと、各々別れて懇親会と称した飲み会が行われている。
情勢関係なしに国同士旧交や親交を深めるのがこの会議の際の数少ない楽しみであった。
会議終了の後、ベルギーは鬱々とした顔で歩いていた。
「はあ・・・鬱や・・・」
普段かなりさばけた性格の彼女がこんな暗い顔を見せるのは珍しい事である。
原因は・・・非常にしょーもない事であった。
よくイギリスがセーシェルを拉致ってどこぞの倉庫でレイプまがいの事しただの、ハンガリーがオーストリアにおもちゃ突っ込まれたまま
会議に出さされただのをよく聞いて笑っていたのだが、まさか自分がそう言う羽目に合うなど思いもしなかった。
事の発端は会議の時、偶然隣になったスペインに今晩付き合えと言われた。
あんまり気分が乗らなかったので、軽く嘘をついた。
「今日は先約があるででまた今度な。うちも忙しいんよ。ごめんなあ〜」
と言ったら切れたスペインに会議中にも関わらず机の下から手を伸ばされ・・・
思いっきり喘がされた。
真面目な会議中なのに。
長い付き合いなので的確に弱い部分を責められ、あっという間にイカされ「ああっ!や、ああ!!!!」と艶っぽい声が会議場に響いた。
スイスに「貴様、会議中に何をやっている?」と銃口を向けられた時本当に殺してくれと思ったくらい恥ずかしかった。
そしてそんな目に遭わせた本人は素知らぬ顔だった。
女子同士でグチをと思い声をかけて回ったが、各々「ごっめ〜ん☆今日は○○さんと久しぶりなの〜明日聞くから!」と振られまくった。
「・・・死にたい・・・」
とぼとぼとホテルに戻る。シャワーを浴びて、ベッドの上で暫く寝っ転がっていた。
「・・・なんでなんやろ。うちらは普通の甘甘なカップルにはなれへんのかなあ・・・ 合意であるかもしれんけど大体一方的にやられまくりやし・・・」
自分も満足はしているのだろうがなんかこう、スペインとは精神的な結びつきが無い様な気がずっとしている。
ハンガリーなんか見ていると近い系統のSっ気炸裂オーストリアでもお互いを想い合っているのが解る。
考えれば考えるほど鬱々していく。
「はあ、バーカウンターで呑も。呑まなやっとれん・・・」
のろのろと立ち上がり、服を着替えバーカウンターへと向かった。
最上階のラウンジへと向かうエレベーターの前で意外な人物が立っていた。
「・・・ロマーノ?」
ロマーノは仏頂面でひょいっと片手を上げる。
「よ、ベルギーじゃねえか。」
「このホテルやったんや。」
ほわわわっと自分の顔に血液が回るのが解る。
誰でも良いから話しを聞いて欲しい。その一心だけだった。
「ちょうどええわ・・・奢るで付き合って・・・呑むの・・・」
今日の会議での彼女をロマーノも解っていた。
縋る目つきのベルギーを見てロマーノは何も言わずこくんと頷き、一緒にエレベーターに乗り込んだ。
「そういや会議でちょくちょく顔合わせるけど、こうやって差しで呑むのって初めてやな〜」
二人で向かい合わせに座り、軽く乾杯をする。
「スペインちにいたころは俺まだガキだったしな。」
ロマーノはちびりとネグローニを舐める。
「そのお子さんとまさか酒を飲むようになるとはなあ。」
「お互い消えてたかもしれないしな。」
にっと意地悪げに笑うロマーノ。
ベルギーはマルガリータを一気飲みし、ロマーノを見据える。
「・・・うちは今日消えたかった・・・」
・・・しまった。地雷踏んだ。ロマーノの目が宙をさまよう。
「ま、まあ呑めよ。エル・ディアブロ一つ!!!」
「何でアイツはあんなに変態なんやあ!!!聞いてよ!今日の会議の時な、いきなりスカート手ぇ突っ込んできてな!」
10杯目のブラックルシアンを呑みながらベルギーは叫ぶ。今まで当たり障りの無い話しをしていたがそろそろ防波堤が決壊したらしい。
「ウチの弱いとこ、するするって入ってきて、こっちが声出すの我慢してたら、にやあああって嫌な笑いかたしてさ! 思いっきりな指でぐりぐりって・・」
「アイツの変態っぷりは俺もよくわかってるから、ベルギーもうちょっと声落とそうぜ。」
酒のせいなのか目が真っ赤になっている。ぐっとロマーノに顔を近づける。
「なあロマーノ覚えとる?うちがアイツんちにいたころな・・・」
「解ってた。俺の寝てる部屋の横でスペインと聞こえよがしにやってたのやテラスでやってたのも・・・」
「・・・やっぱり。」
ベルギーはがっくり肩を落とす。
「すいません、ウイスキーダブルで・・・」
「俺も・・・」
「ごめんなあ。」
背中を丸めてウイスキーを舐め、ぽつりベルギーは呟いた。
「うち、子供の前であんなことさせられてもよう断らんで・・・ロマーノきつかったよなあ・・・」
くいっとウイスキーを飲んでロマーノは口を尖らせる。
「気にしてねーよ。別に。悪いのはスペインだ。ベルギーのせいじゃねーよ。」
その言葉を聞いてベルギーはやっと笑った。その笑顔は
(・・・昔のまんまじゃねーか・・・)
その笑顔をみてロマーノは微妙な気分になった。気がつけばベルギーのグラスが空になっている。
「もう一杯飲むか?」
「うん・・・そやなあ・・・そしたらもう軽いの一杯で止めようかな。」
「そうだな・・・じゃ、まあさっぱりしたの一杯。」
「そういや会議でちょくちょく顔合わせるけど、こうやって差しで呑むのって初めてやな〜」
二人で向かい合わせに座り、軽く乾杯をする。
「スペインちにいたころは俺まだガキだったしな。」
ロマーノはちびりとネグローニを舐める。
「そのお子さんとまさか酒を飲むようになるとはなあ。」
「お互い消えてたかもしれないしな。」
にっと意地悪げに笑うロマーノ。
ベルギーはマルガリータを一気飲みし、ロマーノを見据える。
「・・・うちは今日消えたかった・・・」
・・・しまった。地雷踏んだ。ロマーノの目が宙をさまよう。
「ま、まあ呑めよ。エル・ディアブロ一つ!!!」
「何でアイツはあんなに変態なんやあ!!!聞いてよ!今日の会議の時な、いきなりスカート手ぇ突っ込んできてな!」
10杯目のブラックルシアンを呑みながらベルギーは叫ぶ。今まで当たり障りの無い話しをしていたがそろそろ防波堤が決壊したらしい。
「ウチの弱いとこ、するするって入ってきて、こっちが声出すの我慢してたら、にやあああって嫌な笑いかたしてさ! 思いっきりな指でぐりぐりって・・」
「アイツの変態っぷりは俺もよくわかってるから、ベルギーもうちょっと声落とそうぜ。」
酒のせいなのか目が真っ赤になっている。ぐっとロマーノに顔を近づける。
「なあロマーノ覚えとる?うちがアイツんちにいたころな・・・」
「解ってた。俺の寝てる部屋の横でスペインと聞こえよがしにやってたのやテラスでやってたのも・・・」
「・・・やっぱり。」
ベルギーはがっくり肩を落とす。
「すいません、ウイスキーダブルで・・・」
「俺も・・・」
「ごめんなあ。」
背中を丸めてウイスキーを舐め、ぽつりベルギーは呟いた。
「うち、子供の前であんなことさせられてもよう断らんで・・・ロマーノきつかったよなあ・・・」
くいっとウイスキーを飲んでロマーノは口を尖らせる。
「気にしてねーよ。別に。悪いのはスペインだ。ベルギーのせいじゃねーよ。」
その言葉を聞いてベルギーはやっと笑った。その笑顔は
(・・・昔のまんまじゃねーか・・・)
その笑顔をみてロマーノは微妙な気分になった。気がつけばベルギーのグラスが空になっている。
「もう一杯飲むか?」
「うん・・・そやなあ・・・そしたらもう軽いの一杯で止めようかな。」
「そうだな・・・じゃ、まあさっぱりしたの一杯。」
ごめんまちがえた!!!!
3はこっちです・・・
柑橘系のベースらしい淡い黄色のフローズンカクテルが運ばれてくる。
ベルギーは一口飲んで「甘いけどさっぱりやね。レモン系?」とバーテンダーに訊ねた。
「お連れ様がイタリアの方の様にお見受けしましたので、イタリアのリモンチェッロをベースにしたフローズンカクテルでございます」
「そうやよ、こいつは南イタリアや、大当たり!ああ〜美味しい、ありがとう。」
満面の笑み。思わずバーテンダーもロマーノも見とれる。
呑み終わり、「チェック、ウチが・・・」とベルギーが言いかけるとさっとロマーノは自分につけた。
「お、男になったなあ〜ロマーノ〜〜〜、うち、今違う意味で泣きそうやわ。」
「部屋まで送るからでようぜ。」
二人きりのエレベーターに乗り、下へ向かう。硝子の向こうには夜景が広がっている。
「綺麗やなあ・・・」
ベルギーがぽつり呟く。ロマーノは何も言わずそれを只見ていた。
硝子に映るベルギーを見ていて、今まで押さえていた気持ちがむくむく頭をもたげてくる。
一緒に住んでいたときから少し憧れていた姉の様で姉ではない女。
今その女が自分がほんの少し手を伸ばせば届く所にいる。
(手ェ出したら・・・やっぱスペイン怒るどころじゃ済まねえよな・・・)
悶々とする間もなく、自分達の部屋の階に到着した。
「今日はごめんな!ありがとう」
そういってベルギーがロマーノに軽くキスをする。お礼のつもりの軽い軽いキス。
「・・・それだけか?」
すねた目でロマーノはベルギーを見る。ロマーノにとっては一か八かのセリフだった。
ベルギーは少し目を伏せ、もう一度キスする。
顎に手を当て、深く舌を絡め、家族にするキスでは無い。恋人同士の口づけをする。
頭の芯から溶ける様な感覚。立っているのも辛いくらいだ。ベルギーが離れた瞬間、ロマーノは口があいたまま塞がらなかった。
「じゃ、ロマーノの部屋、行ってええ?」
くるりと腕をロマーノの首に絡め耳元で囁く。
密着する体。ふんわり香るリモンチェッロの匂いとベルギーの香りにロマーノの頭は沸騰寸前だった。
「え?い、いの・か?」
予想外の答えにごくりと唾を飲み込む。潤んだ目でベルギーはロマーノを見つめている。
「ええよ。」
ベルギーはロマーノの手を取る。予想以上の展開にロマーノは只引っ張られて行く。
「ヴェネちゃんと一緒じゃないんやろ?ほな行こさ?」
ベルギーはにっと口の端を上げて微笑む。昔の笑顔そのままで。
その笑顔にロマーノが逆らえるはずがなかった。
部屋に入りドアを後ろ手に閉め、もう一度キスをする。
ロマーノの目が微妙に泳いでいるのを見てベルギーは「かわええなあ〜」といってまたキスをした。
「本当に、いいのか?・・・その俺・・・」
「ここまで来てな〜〜〜に怖じ気づいてんのや。」
ロマーノは後悔やら期待やら不安やらいろんなものが混じった何とも言えない表情を浮かべていた。
「あんたが初めてやっていうのくらいわかっとる。スペインに遠慮してるのも。ヴェネちゃんにコンプレックスあるのも。」
ベルギーは諭す様に話しながらがロマーノの上着を脱がせて行く。
「ここにはスペインもヴェネちゃんもおらん。」
ベルギーは半分シャツを脱がせ、ロマーノの少し薄い胸にキスをする。
そのままつうっと舐め上げ、乳首を甘噛みするとロマーノは小さな声を上げた。
「二人しかおらんの。だから・・・」
自分の頭の下のベルギーから感じる異様なほどの色気。
ロマーノは彼女の細い肩をぐっと掴み自分から口づける。
必死の口づけ。本当はずっとずっとベルギーとこうしたかった。でもその気持ちを出してはいけない。
ずっとそう思っていた。
「だから、俺・・・やってもいいんだよな?このまま・・・ベルギーと今日。」
ベルギーは微笑んで真っ赤になったロマーノの頬に手を添えた。
「そやに。やっとわかったか、この子は。」
そのまま頬にキスをする。
「あんたはもうちょっと素直にならなあかんね。相変わらず困った子やな。」
ベルギーはするりとブラウスを脱ぐ。薄明かりに浮かぶ柔らかな曲線を描くミルク色の体に淡い桃色のブラジャー。
我慢できない。唾を飲み込んでロマーノはそのままベッドへベルギーを押し倒す。
「いいんだよな?本当にいいんだよな???」
「ええって言っとるやんか!もう!!」
結構往生際の悪いロマーノに業を煮やしたベルギーは自分の胸にロマーノの頭を埋める。
「むごっ☆xzせrdctfyvぐばぃんじょmkp、っlんじmこ、lp。!」
「今ここにはうちらしかおらん!」
ベルギーの声が震える。彼女は彼女で少し怖かった。弟の様なロマーノを誘う。
これが一応恋人であるスペインや本当の兄であるオランダにバレたら自分もロマーノもどうなるか解らない。
「・・・わかった。」
小さな声が胸元から聞こえる。そしてロマーノの手がするっとベルギーの背に伸びる。
ブラジャーを取り去り、胸を軽く噛む。そこに淡い色の花びらが落ちる。
「後悔、しねえから。」
ロマーノはそう言ってうなずくと、もう一度深く口づけた
ぎこちなく壊れ物を触る様にベルギーの胸に触れる。
「柔らけえ・・・マシュマロ見てぇだな。」
「ロマーノ、乳フェチ?」
「これはなりたくなるっつーの。」
ふにふに自分の手のの中で形を変えるベルギーの胸を夢中で触る。
「ん、ロマーノ・・・こっちも・・・触って?」
ロマーノの手をすっと下半身に誘い、既に濡れている秘所へと持って行く。
指に吸い付くベルギーの内側。初めての感覚にロマーノの背中が粟立つ。
「ファ・・すっげぇ・・・ぐちゃぐちゃ・・・」
指を抜き差しする度くちゅくちゅと水音が立つ。左手で胸、右手で秘所をまさぐる。
「あ、気持ちいい〜溶けるわあ〜・・・ん、そこもうちょっと強く擦って・・・」
余裕綽々でベルギーは快楽を貪る。ぐっと顔を寄せ耳元で呟く。
「そろそろロマーノも気持ちよくしたるわ♪」
「ふぇ??」
ベルギーはすっとロマーノの体の下から抜け出す。
すっとロマーノ自身に口づけする。それだけでも背中に電気が走る。
「寝っ転がって。腰、持っとってな?」
「え?」
ロマーノは自分が上になってする・・・つもり満々だったので面食らう。
ベルギーは膝立ちになって中心にあてるとぐっと自ら腰を落とす。
「えええ??」
ロマーノは間抜けな声で叫ぶ。しかし腰を襲うもの凄く暖かいぞくぞくする感触に頭が真っ白になる。
「ふぁ・・・あああ!」
どっちの声だか解らない。二人同時に嬌声があがる。ベルギーは夢中で腰を振っている。
「ロマーノのおっきて・・・めっちゃええわあ・・・」
愉悦に蕩けるベルギーの腰を支えていたが目の前で揺れる乳房に思わずロマーノは手を伸ばす。
乱暴に揉み、乳首を噛む。ベルギーの中がぎゅうっと締まる。
「いやあ!!ろ、ロマ・・・」
「気持ちいいのか?」
意地悪く微笑んだロマーノも自然と腰を突き上げ乳首を摘む。
「や、い・・・くぅ・・・」
ぐっと奥に当たった感覚と同時にベルギーの白い喉が反った。
それと同時に襲った締め付けられる快感にロマーノはベルギーの中に熱を放った。
下になったまま果てているロマーノ。それを見てベルギーにんまり笑う。
「まーだ元気やよね?」
「ちょっと・・・待って・・・」
微妙に息も絶え絶えなロマーノからベルギーは体を離す。足の間からとろりと液体が流れている。
目の前にあるそれを只じっと見ていたらゾワリとした感触が下半身を襲う。
「くっ・・・・かはああ??」
自身を舐め上げられながら・・・お尻の穴に人差し指を突っ込まれた。
強制的に前立腺を刺激され勢いよくそそり立つ。
「そんな事しなくても立つぞ!ベルギー!!!」」
ロマーノは半泣きで抗議したがベルギーは聞く耳を待たない。
「やってみたかったんやもん!よーし、第2ラウンド、行こうか?今度はロマーノ上な〜」
ベルギーは横たわって腕を広げて「おいで」と言った感じだ。
(こんな時でもやっぱ俺、弟なんだな。)
そう考えるとちょっと寂しい。そんな事を考えながらベルギーの中心に自身をあてがう。
(けど、いいや、今は)
無我夢中で腰をベルギーに打ち付ける。今は自分にちょっと悔しいけど主導権を持たせてくれている。
(今は俺のベルギーだ)
自分の腕の下で快楽に蕩けているベルギーを見ながら考えていた。
だんだん打ち付けるスピードを速める。
「ん、ロマーノ・・・好き・・・」
「俺も、ずっとずっとこうしたかった。」
(チビのころから・・・)
最後の言葉は飲み込んだロマーノはだんだん何も考えられなくなって行って、そのまま熱を解き放った。
「喉乾いた・・・水ある?」
二人並んでぐったりとベッドの上に横たわっていたらベルギーが呟く。
「ん、ちょっと待ってろ。」
ロマーノはがくがくする足がバレない様にゆっくり立って冷蔵庫に向かう。
小さな瓶とソーダと氷の入ったグラスを持ってくる。
ロマーノは手際よくベルギーの前でカクテルを作る。
「・・・カクテル?」
「リモンチェッロ・ソーダ」
「あ、さっきの・・・」
「これイタリアじゃナイトキャップ代わりなんだ。原液じゃ甘すぎるからソーダで割った。」
ベルギーはこくんと呑む。
「おいしいわ〜ありがと。ロマーノ」
もう一口呑んでロマーノに口移しで呑ませる。
そして極上の笑顔。
むくむく復活する下半身に逆らえず・・・そのまま三回戦に突入したのは言うまでもない。
翌日とんでもない二日酔いに襲われ会議どころではない二人は二人揃って会議をさぼり・・・
一日中ホテルの自室にこもって死んでいた。
ベルギーは回る天井を見つめながら考える。
取りあえず、バレたらやばそうな人間にはバレていない。
「暫く楽しませてもらおうっと。」
そう呟いてまた眠りについた。
終わりーーー
投下間違えたごめんヨ・・・
酒は個人的趣味です。いろいろと申し訳ない・・・
憧れのおねーさんに乗っかられて食われるなんて、
男の夢だよな。ロマーノ、ウラヤマシス GJ!!
あと、親分だったら普通に3Pとかやりかねんと思ったよ!w
GJ!そして脱童貞おめでとうトマーノ!!
今夜は赤飯やあああ!
トマーノってwww
gjgj!ロマーノ男らしいよ!かっこええーなぁ!
「だあああああああっ! ごめん、セーシェル、ごめぇぇぇぇぇぇぇん!」
即座にサプライズすることを諦めたフランスが謝罪に走る。
その場で土下座である。
「すいません! ホントごめんなさい! 悪気は――ちょっとはあった……いや! お前に
対してはなかった! あの眉毛にだけあったんだ!」
そんないいわけなんぞセーシェルは埃に住んでいるダニの足ほども聞いていない。
「わ、あ、ああああ、ふ、あ、ふわあぁぁぁん……っ! うあ、ふ、あ、ああああ……っ
イギリスさんイギリスさんイギリスさん!」
激しい号泣に自分で体を支えられなくなりずるずる崩れおちるセーシェルを下からキャッチして、
セーシェルを座らせ、フランスはその背中をさすった。
「許してくれ……あ、ほら、セーシェル。前にヨーロッパ歩く時用のショール欲しいって
言ってたよな! お兄さんセーシェルに似合うやつを見つけておいたんだ! 今度一緒に買いに――」
「ふ、フランスさん? フランスさん〜……、う……っあっ……、私、私……イギリスさ、」
「わかってる、わかってる! ごめん! 許して! 俺が悪かったから!」
「わた、あたし、イギリスさんとっ、つ、付き合ってたんですよぅ、わたし……っ」
「あ! 大丈夫、ウソだ! セーシェル! こんなんウソだから!」
「う……っ、ウソじゃないですもんっ…… だ、黙ってたけど、ほんとはっ、ずっ、とっ……っ、
イギ、さ、私のこと好きだって、言ってたんですよぅ、好きだって……愛してるって。わたし、
私だって大好きなのに、大好きだから初めてもあげたのに」
「そうか……肉体的にも結ばれちゃってたか……ええとそうじゃなくて、大丈夫だ、セーシェル。
イギリスは結婚しない。ホントには結婚しないから! ちょっ中国! 早くイギリスの催眠解け!」
牧師(役)は顔を引きつらせて固まっており、花嫁(役)ミューテアは『自分は何一つ悪く
ありません』と生あたたかい笑みでヘラヘラしており、イギリスは目を丸くしてきょとーん、と
しており、何も知らないものはざわざわとして、仕込み人たちは鳴らすはずだったクラッカーを
手に気まずそうにもじもじした。
「ああ、なんというグダグダ」
日本が嘆いた。
「中国! 何してるんだい!? 早く解くんだぞ」
「対。全員さっさとクラッカー鳴らすよろし」
アメリカがセーシェルをなだめるフランスに変わって合図する。
「クラッカーを鳴らすんだぞ!」
最悪にグダグダな雰囲気の中、次々にパン、パァンとクラッカーが鳴らされる。
何も知らずに集められた参加者はまったく置いていかれたまま、仕込み人たちの視線が
イギリスに集まる。
だが、イギリスはいつまでたっても頭の回りにハテナをとばしているだけで要領を得ない。
中国が首を傾げて、トコトコイギリスの前まで歩いていく。手を振る。
「何やってんだお前」
イギリスが訝る。
中国が振り向く。
「クラッカーバラバラに鳴らしたせいで音弱かったみたいある。もう一回耳元で鳴らすあるよ」
「え」
仕込み人立ちがお互いを見回す。手にしているのは皆、ハジケおわった後のゴミ。
「予備! 日本予備だぞ!」
「そんな、買って来なきゃありませんよ! さっき全部配っちゃいましたよ!」
「クラッカーなしで催眠解けないのかい!?」
「いまやってみたあるが、長期間かけっぱなしにしてたせいですぐには無理あるな。三日ほど
待つよろし」
「あああああああああああああああああああああああああ!」
何も知らない者達のざわめきはさらに大きくなり、セーシェルは泣きじゃくる、フランスは
彼女を慰めるのにいっぱいいっぱい、日本は慌てて財布を握りしめてクラッカーを買いに走って転ぶ。
イギリスは怪訝そうに首を傾げているだけ。
アメリカが詰め寄って蝶ネクタイをつかんで揺さぶる。
「イーギーリースー!」
「ぐ、な、なんだよアメリカ!? ていうかなんであいつ泣いて、式が、」
「見損なったよ君! なんであんなに泣いてる彼女を抱きしめに行ってあげないんだい!?
催眠がかかっててもそれがなんだよ! そんな障害乗り越えて彼女の元に駆けつけるのが
真実の愛ってもんじゃないか!」
むちゃくちゃ自分勝手な要求をするアメリカにイギリスは眉間に皺を寄せる。
「何言ってんだよ。俺が好きなのは、セイじゃなくてミューなんだろ?」
「そんなわけないんじゃないでしょうか、イギリスさん?」
ベールを外してヘラヘラ笑っているミューテアが言った。アメリカが続く。
「そうだよ! そんなわけないじゃないか!」
「なんだ。そうだよな。おかしいと思ってたんだ」
と、イギリスはしみじみ頷いて一回肩を上げ下げすると、首元のタイを緩めて、たん、と
床を蹴った。
「あれ?」
アメリカとがそう洩らすのを背に、イギリスはセーシェルのもとへ駆ける。
「セイ!」
びくん、とセーシェルが体を震わせる。イギリスは二人きりのとき機嫌が良いとセーシェルを
そう呼ぶ。
「セイ。何泣いてるんだよ」
ぼろぼろ涙をこぼす目で、フランスに肩を支えられたまま、横に立ったイギリスを横目で見あげる。
「なんっ……何って、なにが何ですっ、かぁっ……!」
来ないで、というふうに振った手を、イギリスがとる。膝をついて、少女の手を自分の顔の
前で握った。笑う。
「泣くな、セイ」
セーシェルが残りの手でイギリスを平手打ちする。かなり思い切り力を込めたようで、
ざわついた礼拝堂のなかでもその音は一際高く銃声のように響いた。セーシェルは何か怒鳴ろう
として、しかしそれは言うことができずに、両目を閉じて大粒の涙を幾つもながした。
「っ……結婚式に“不倫”相手のとこ来る人がありますか! 死んじゃえ! ばか!」
横に腰かけたフランスの胸に顔を埋めてなお泣きじゃくる。
フランスはそれを快く受け入れながらも、内心凍りついていた。修羅場だ。こういう状況で
イギリスが困りまくるのは期待していたが、セーシェルが本気で傷ついているのは毫も面白くない。
やべー。
珍しく純然たる被害者のイギリスは。
叩かれた顔を押さえ、くわん、と響くものを堪えるように一時動きを止めていたが、やがて、
「……あ?」
凶悪な表情を見せた。
すっくと立ち上がりセーシェルの頭越しにフランスの顔に蹴りをくれる。
「テメェ、俺に何しやがった!?」
額に打撲痕をつけながらもフランスは救いの手が伸ばされたかのごとく手放しで喜んだ。
「おお、イギリス。催眠解けた? よかったなぁ、うん、いくらでも謝るからなんとかしてください」
「言われなくてもなんとかするに決まってるだろボケ! セーシェル!」
「うー!」
「何がうー!だこっち向け!」
「嫌だ! イギリスさんなんか、イギリスさんなんか他の女の人と結婚しちゃえばいいです!
私のことなんか遊びだったんです! 好きだって言ってくれたのも嘘だったんですよ!
私は好きなだけ遊ばれて捨てられたんだ!」
「あああああああああ! 誰が! いつ! お前を遊びだって言った!? このクソヒゲが!
俺に何したかちゃんと説明してやるからちゃんとこっち向け!」
「指輪交換も誓いのキスも終わらせといて何言ってるんですか! その指輪はなんだって
いうつもりですか!」
「あァ!?」
イギリスは左手の薬指に細いエンゲージリングがはまってるのをみて、顔を引きつらせる。
「うるぁああああああああああああ!」
即座にリングを外し、ドレスを脱ぎ始めているミューテアに向かってぶんなげた。
「いてっ」
「ミューテア! てめぇ後で殺すからな! 絶対殺すからな!」
「うわーミュー怖ーいアメリカさんタスケテー」
「ぜ、善処するぞ」
「アメリカァァァァァァァァァァァァァてめぇもだ! あと日本! 中国! 他の奴も誰が
加担したのかキッチリ覚えてるからな! 覚悟しておけよ! 国内の資産全部凍結してやっかんな!」
礼拝堂内のざわつきが一層大きくなった。窓からの脱走者が続出する。
「いつまでセーシェル抱えてるつもりだ寄こせフランス!」
「くっ……ごめんセーシェル!」
「やっ……フランスさーん!!」
断腸の思いでフランスはセーシェルの肩を掴んで離す。
腰にイギリスは腕を回し、セーシェルを脇に抱えこんだ。
「やー!! フランスさん! フランスさぁぁぁん!!」
「ごめんなセーシェル……! お兄さんは……お兄さんはお前のことがいつまでも大好きだぞー!!」
「なんで俺が悪人みたいになってんだ! 殺すぞ!」
泣きながらジタバタ手足を振り回すセーシェルに難儀しつつも、イギリスは礼拝堂を走り
去っていった。
新郎は違う女性を連れて消え、新婦はドレスを脱ぎ捨ててシャツとホットパンツな南国姿に
なって笑っている不気味な礼拝堂で、何も知らない側として参列していたカナダが、アメリカの
傍まで行って尋ねた。
「アメリカ、なんなのこれ」
「ドッキリ……だったんだぞ……」
「そんなことだろうとは、思ってたけどねぇ……。ひとつ言って良いかな」
「なんだい?」
「面白くないんじゃない?」
「俺もそう思っていたよ」
フランスは燃えつきている(おそらく二人は仲直りしたらお楽しみに突入だろう。男女の間柄
なんてそんなものだ)、中国は帰ったらしく姿が見えない。日本はクラッカーを買いに出て
帰ってこない。
アメリカは、こういうのの後始末は日本の担当だと勝手に決めて中国の捕獲に向かった。
「どこいくの? アメリカ」
「ちょっとね。いいことを思いついたんだぞ」
乱暴に扉を開けた。ドアは閉まれば自動でロックがかかるようになっているから、イギリスは
気にせず中に入って、奥のキングサイズのベッドにセーシェルを放って上着を脱ぐ。
「ぴぎゅっ」
タイをむしり取り、ボタンを外す。呻くセーシェルの足をつかみ、靴を脱がせる。暴れる踵が
口に当たって切れ、血が滲んだ。
「じっとしてろ、ばか!」
「ぃ、やぁっ!」
掴んでいた足を開かせ、その間に体を入れる。ベッドに上がりながら自分の靴も脱ぎ、
遠慮なく殴ってくる拳に耐えながらセーシェルを抱きしめて全身でベッドに押しつけた。
それでもなお背中をポカスカやられる。痛いことには痛いが、こんなへにょっとした力で
いくら叩かれても離す気になどならない。
セーシェル。
「い……やっ……! しません! しませんよ! 何考えてるんですか! 式はどうしたんですか……!」
殴ってくる手を一本ずつ自分の手で拘束し、こぼれる涙と頬に唇を落とす。全身で触れる体の
柔らかさに、言葉にしきれない感情が腹の奥から脈を打って込みあげる。
この女が好きではないなんて最低な催眠が解けた反動なのか、あふれ出る感情の波が抑えきれない。
「馬っ鹿……! お前騙されたんだよ。いい加減気づけ」
「騙されたって……はぅ、やっ」
「あああ、もう後で説明してやるし文句もなんでも聞いてやるから先に一回ヤらせろ。
なんかもう我慢できねーんだよ……」
「いっ……いいいいいいやああああああだあああああああああ!」
イギリスは大きく開けた口を塞いで舌をねじ込んだ。噛まれる危険があった……実際歯を
立てられかけたがそれはためらってくれたらしい。しかし彼女はんーんー喉を鳴らして押さえ
つけきれない足で蹴ってくる。
キスをしながら彼女のワンピースの胸元を握り、力任せに破く。
横っ面に離してしまった拳が叩き込まれた。
「っつー……っ、何すんだよ!」
「こっちのセリフだ! なにするんですかぁ!」
「服が邪魔で胸に触れないんだよ!」
「そんなこときいてるんじゃな、……やっ」
セーシェルの口は無視して、べりべり裂きつづける。見えたフロントホックを外す。
「ちょっと……い、いやですよぅ……っ」
握った拳でイギリスを叩き必死に抵抗するが、露出させた胸を包んでその柔らかさを
実感しながら揉んでいるとその抵抗も和らいでくる。
しかし、その代わりにセーシェルはまた深く悲しみの滲んだ涙を流していた。
「ふっ……」
思わず手を止める。こういう泣き顔には弱い。
「う……泣くなって……」
「なんで……」
「どうした」
「……私って、イギリスさんのなんですか。イギリスさんはエッチだけでいいですか」
そうやって勘違いしたまま泣いている顔も、この状況下では非常に色っぽくて下半身からは
やりてぇの衝動が待ったなしで突きあげてくるのだが……しばらくしてないし……イギリスは
彼女の額に手を当てた。
なんでこの女が好きなだけでこんな目に遭わなきゃならないんだ?
「くそ、先にこれだけ言っておくぞ。俺はフランス共にハメられてああいうことになってたんだ。
結婚だとかなんとかあんなのひとっつも俺の意思じゃない。そもそもミューテアと結婚なんて
ありえないだろ。理由は三つもあるぞ。よく聞け。
あのだな……何度も言ったはずだろ……俺は、お前に惚れてるんだよ……」
どうしても、それを言おうとすると尻つぼみになる。そんなセリフは千年以上生きてきて
ほとんど使ったことがないからだ。どんな抑揚で言ったらいいのか、どんな強さで言えばいいのか、
わからないからだ。
それをセーシェルになじられたことがある。なんでそんなに自信なさげなんですかと。
「I love you, Seychelles」
繰り返す。loveを、できるだけ強めに発音して。
「嘘じゃない。だから、泣くなセイ……」
涙に潤んだ疑いの目。信じたいけど、裏切られるのを恐れている目かもしれない。
歯がゆい。率直に伝えているだけなのに。……気持ちの証明が目に見えればいいのに。
どうしてこの気持ちが彼女に直接伝わらないのだろう。
「……二ばんめ、は?」
かすかな声。
つい勢いで三つと言ってしまったが、あとの二つの理由はできれば言いたくない……
ささいなことだからだ。でも言わないと彼女は怯えたままだろう。
きっぱり、告げる
「俺はあいつが大嫌いだ」
「嫌いって……」
「あいつと結婚するくらいなら死ぬ」
止まっていた手で、セーシェルの足に触る。
「詳しいことはあとで話してやるから、抱かせてくれ……」
「あっ……三つ目はなんですか、三つ目は!」
「それも後だ後」
「やだっ……聞かせてくれないといやでんぐあうー!」
セーシェルはキスの時にちゅくちゅくと外にまで響く音を立てられるのが嫌いで、そうして
やると必死に逃げようとする。彼女がそちらに気を取られている内にワンピースの裾から中に
手を入れショーツを破き、指先で奥に触れる――
「おまえこの、全っ然濡れてねーじゃねーか、ばかぁ!」
「っ、この状況で濡れるわけないじゃないですか!」
「ああああっ、あ。」思いだした。「ちょっと待ってろ」
ベッド脇に置いてあるスーツケースの中に、
「あったあった」
ローションの瓶。なんでこんなものを持ってきたのかは謎だが、と思ったところで、
ミューテアの荷物が隣に置いてあることに気づく。
イギリスは無言でそれを窓から投げ捨てた。
「殺す、絶対殺す……。おい、セ……」
ローションを片手にベッドに戻ろうとすると、セーシェルは破けた服を抑えて忍び足で
逃げようとしているところだった。
「っ……」
「待てこのっ!」
ドアに向かって走るセーシェルを、ベッドを飛び越えて追う。手がノブに届くすんでの
ところで、膝に向かったタックルが決まり、セーシェルを引きずり倒した。
「なんで逃げるんだよ! 俺はお前が好きだって言ってるだろうが!」
「ぴぎゃー!! だってわけがわかんないですもん! 何がなんなんですかもう! なんでよく
わかんないままこんなレイプまがいなヤられ方しなくちゃいけないんですか!」
「あー……もうここでいいか」
「うぇ、?」
イギリスは膝上に腰を落とし背中を踏んづける。彼女が起きあがれないようにしてから自分の
ズボンの前を解く。
「とっ、イギリスさっ、ねえここでいいって……」
「ここでするぞ」
「えっ、や……は……」
臀部に垂らしたローションが冷たいのか、セーシェルの肌が粟立つ。
「ちょ、やめ……床で……」
「ここの絨毯いいの使ってるから痛くないだろ」
「確かにすごくフカフカですけどそういう問題じゃ、」
尻の割れ目から滑らせて、奥の方へ塗り込む。自分のモノにも垂らして、腰を上げる。
「おい、膝立てろ」
「くぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
床にへばりついてイヤイヤ首を振る。イギリスは彼女の腰を両手で持ち上げた。
先で入り口を探り、そこがべとべとになっているのを確認してから優しく押し挿れる。
ローションのお陰でぬめりはするが、少しもほぐしておらずセーシェル自身も濡れていないため
中はきつく、固い。
受け入れのぎこちなさやその固さは拒絶されているようでもあったが、彼女の処女を思い出させ、
イギリスを興奮させた。
締めつけられる感覚に一瞬制御を失い奥まで突くと下でセーシェルが濁った声を洩らした。
痛いのかもしれない。
「……痛いのか?」
「ばかまゆげじごく……」
言ってることの意味は不明だが、耐えられないほどではなくとも多少痛いのだろう。
本当はすぐにでも強く交わりたかったが、ゆっくりと、手探りで進むような速さで彼女と擦り合う。
濡れていないといっても、痛みをともなう初めての時からは時が過ぎ回数も重ね、既に男を
受け入れることに慣れきった……イギリス本人が日々自分の体で開発にいそしんできた体だ。
イギリスの抱き方で感じるようにしつけられている。
無理にでも体を重ねていれば、
「は……ふ、ん」
吐息が鼻にかかりだす。中もあたたかく柔らかくなって、ローションよりも粘りけのある
感触が徐々に増していく
「……ふ、ゅ……っ」
顔を真っ赤にしているセーシェルの上体を起こさせ、頭を肩で支えてやり、頬をくっつけあう。
彼女の柔らかな体を腕いっぱいに堪能しながら腰を速めると、か細く押し殺した声を上げて
首が振られる。
「なんだよ、感じてるなら声だせばいいだろ」
「こ……ここ……どこだと思ってるんですかあんたはぁ……」
「ホテルの俺の部屋のドア前」
「外…………」
「聞こえねーよ……おまえんちじゃねーんだから……」
「う、あ、あ」
「っとにおまえは……あんだけ嫌がってたくせに」
掻き回しながら言うと、セーシェルが歯ぎしりするのが聞こえた。素直によがったり、
感じているのを指摘されるのは恥ずかしいらしい。そうやって言う相手を自分の中心に
受け入れているというのにおかしな話だと思う。
だがそうやって恥ずかしがる彼女は果てしなく可愛い。もう少し言う。
「気持ちいいか?」
「ば、かへんたいまゆげ……うそしんし!」
「俺は気持ちいい」
抱きしめる力を強める。ぶつぶつとした罵りが途絶える。
「お前が好きだ。お前のこと抱いてるの、すげー気持ちいいよ。幸せだ」
「う……」
「セーシェル。俺のこと、好きか?」
今度は冗談でなく、聞く。首筋に唇を落とし、赤い痕をつける。
セーシェルは切ない呼吸をしながら、泣きそうな声で言った。
「……ベッド……」
「ん?」
「ここじゃ、ヤです……」
「……わかった」
抜く。膝の力の緩んだセーシェルの体を抱き上げて、ベッドまで戻る。
「ベッドがいいなら逃げなきゃよかったのに」
殴られた。
「ばか……! まゆげ野郎……!」
「んだよ。その眉毛がなきゃイギリスさんじゃないですよねって言ってたのとそのイギリスさんに
抱かれて喘いでたのは同じ口だったと思うぞ」
「……っ! ばか! へんたい!」
しかし、セーシェルは観念してるようで、ずたぼろになった服をはぐのには抵抗しなかった。
イギリスも窮屈な礼服を脱ぎ、体を隠そうとするセーシェルからシーツをとりあげ、
足を開かせて再び挿れる。
ため息のような悩ましい吐息に背中が痺れる。
唇に触れる。
「セーシェル。俺のこと、好きか」
「大っっっ嫌い……」
「そうか。残念だな」
頷いてやると、なぜか平手打ちされる。
「あのなー……」
「バカ! バカぁ! 大っ嫌いです、大嫌いです!」
彼女はまた手足をばたつかせて暴れる。何度か突いてやると、大人しくなった。
「ふ……ばかまゆ……嫌いですよぅ……」
「ん。セイ、セイシェル。俺のこと好きだろ?」
髪を撫でて、三度目。顔を寄せてやる。
セーシェルは強く目をつぶって、ふきゅうぅ、と愛らしく鳴いてイギリスの肩を引っ掻く。
頭をベッドから離して軽い頭突きを喰らわせてから唇をつけた。
「好きですよ! 好きに決まってるじゃないですかっ……! 大好きだからエッチしたんじゃ
ないですか、大好きだから、結婚式があんなに悲しいんじゃないですかぁ……っ!」
「よしよし。俺も好きだ。愛してるからな。安心しろ」
「イギリスさんなんか、う、……好きなんですもん……好きなんですよ、あんたみたいな
眉毛だけど、わたしは、」
唇を寄せる。ついばむように触れるキスをする。セーシェルはイギリスの首を引き寄せる。
「けっこんなんかしないでください」
「泣くのやめたらな」
笑うと、セーシェルは一生懸命ごしごし目元を擦った。
「動くぞ」
「は……」
「首はよせ……引っ掻くなら背中にしろ」
言うとおりに、背中に手を回される。
体調によって彼女の感じやすいところは微妙に変動する。今日のポイントを探ってそこを
強めに擦ってやると、セーシェルは喉を伸ばして喘いだ。非常に可愛い。
わざとじゅぶじゅくした音を立ててやると、うらめしそうに睨んでくる。とても可愛い。
小休憩をとると甘えるように引っ掻いてくる。死ぬほど可愛い。
彼女とセックスする楽しみは、下半身の快感よりも、そうやって彼女が自分に溺れてるのを
確かめることのほうが強いと思う。惚れられてるなと感じる。
その実感を、喜びと呼ぶ。きっと、幸せとも呼ぶ。
といっても、下半身がいつまでも蔑ろにされていても大丈夫ということではないが。
息が切れてくる。そろそろイきそうだ。
子宮口に先をくっつけて出ているであろう先走り液を吸わせる。
「もうちょい、激しくしても、いいか?」
返事はこくこく、と二度のうなずき。
「い……してくらさ……」
セーシェルの足が腰に絡む。
彼女と触れあっていてお互いに感じるところを中心に力が入るよう、角度を調整して、
一気に速度を速める。
結合部の濡れた音も腰の肉がぶつかり合う音も耳に入らなくなって、夢中で快楽の嬌声を
あげるとろけたセーシェルが爪を立てる。この痛みもおなじみのものだ。
セックスは男のほうが女に「自分」を刻みつけるものだが、少なからず男も女の抱かれ方に
影響されるところはある。この背中や肩に感じる痛みの無いセックスは、ひどく物足りなくなる
のではないだろうか。
もちろんセーシェルのこの癖が治ったら話は別だ。
セックスしただけでそう泣くほうではないが、今日は涙腺が緩んでいるためか次第に
セーシェルはぽろぽろ涙をこぼしはじめる。
「あっふ……っ、あ、ダメ、――く、ユ、んっ……!」
「んっ……イけ……」
「あ、あ、あ、あぁ、あ、は、ぅあぁぁっ……!」
彼女が背を反らせて震えるのを感じながら、中の腹側をえぐるように二、三度うちつけた。
突き抜けるような解放感と一瞬の強い快感。ピークが過ぎて、意識が遠くなる。
……気がついたとき、彼女は焦燥感を感じていた。
辺りは真っ暗で、ぷちゅくちゅとした音がする。
冷静に考えれば、部屋の中が暗いのは夜だからで、水音がするのは自分がイギリスにまたがって
腰を動かしているからで、焦燥感の正体はイギリスが呆けた顔で気を遠くしているために
なかなか「イきたいのにイけない」からなのだが、その自覚は頭の外にあってわからない。
いいしれぬ焦りと不安。そういうとき、彼女が頼れるのは下にいる恋人である。
「ね、ユーく、ユーくん」
ぺしぺし腹を叩いて覚醒をうながす。
「ん……?」
イギリスは瞳の焦点を取り戻すと、彼女の欲求を察して体を起こし、背中に手を回して抱いて
突きあげる。
「はぁ……ぁ……ん……」
そうして幾度めかの絶頂を迎え、一緒にベッドに倒れ込む。
息が落ち着くころには、頭もはっきりしてきた。
相当長いこと交わり続けていたらしい。記憶が飛んでいるのでかなりの部分無意識の中で
していたに違いない。いくら相手が好きでもそこまで求め合うこともないだろうと、
セーシェルは軽く自己嫌悪に陥った。
舐めた記憶はないのに、口の中に精液の味がある。
「……今何時、ですか……?」
「時計……どこだ……」
「夜ですよね……」
「夜だろうなぁ……」
「し始めたのって何時でしたっけ……?」
「確かあのアホな結婚式が十一時からだったはずなんだよ」
「……考えるのやめましょうか」
「そうだな」
イギリスが仰向けのまま手探りで枕元の明かりをつける。
優しい暖色の明かりでも急な光は目をさした。
細目になって自分の体を見ると、ところどころに赤い印が散っている。いつもの倍以上の数で、
これは本気でやられたんだと思う。
しばらく肌の露出した服は着られない。未だに繋がったそこが、少しひりひりする。
「セーシェル、重い」
「ん……まだ離れたくないです……」
イギリスの体にも無数の傷。これはセーシェルがつけたものに間違いない。
赤い筋を舌でなぞり、ついでにキスマークをつける。
この男は、私のものです。誰にもあげません。
「……、もうしないぞ」
「わかってますよ。いたいですか?」
「まあ、ちょっとな」
「あとで薬ぬってあげます」
しばらく黙って傷口に口づけていると、イギリスが身じろぎする。
「重い。降りろ」
「いやですー」
「なんでお前は、挿れる前は挿れるの嫌がって挿れた後は抜くの嫌がるんだよ……」
「しょうがないです、あんなんじゃ。で、あれ結局なんだったんです? ユーくんが結婚しない
のはわかりました」
「エイプリルフールだよ。あのバカ共が『少しずらしてドッキリ』とかなんとか言って、俺に
催眠術かけてお前じゃなくてミューテアを好きだって錯覚させたんだよ。ありえねえだろ、くそ」
「あのバカ共って」
「フランスとかアメリカとかミュッ……あーくそっ……」
急に涙目になる。
「あいつと嘘でも結婚式挙げたとか……死にてぇ……」
「……? 綺麗な、人じゃないですか、あの人。あ。そういえばさっき言ってた三つ目の
理由ってなんですか」
「いや、それは別に……今更いいだろ。俺がお前のこと好きだってのはよくわかっただろうが」
「いいえ、聞きたいです。聞かせてくれなきゃ降りないです」
イギリスは口ごもる。
「なんですか、そんなに言えないことなんですか? 私にも言えないことですか?
ミューテアさんが大嫌いって何があったんですか。言ってくれなきゃこれからユーくんの
■■■が大変なことに」
「わかったよ! 言えばいいんだろ! っていうかなんでお前知らないんだよ!」
「え?」
「ミューテアはオトコだ、バカぁ!」
「え? カナダ、君いまなんて言ったんだい」
「え。ミューテアが男なのはみんな知ってるし、イギリスさんがミューテア嫌ってるの有名だから
ドッキリだってたぶん英連邦は気づいてたと思うよって」
「……本当かい?」
「ホントっスよ。見ますか俺のマグナム」
「うゲ」
「オトコって、♂ってことですか」
「他に何があるのかあったら聞かせろ」
「ええええええええええ! だって髪も長くて綺麗な」
「そういう民族なんだよ! ていうか俺昔お前ら英連邦の奴らに全加盟国と性別のリスト
配っただろ! あれなんのために性別書いてあったと思ってるんだ!? 99%はあいつの被害者を
増やさないためだぞ!」
「えー。えーと」
「ろくに見ずに捨てやがったな」
「捨てては……ないかと」
「言ったから降りろ。あいつの話はこれ以上したくない」
「ユーくんは私と繋がってるのそんなに嫌ですか出したらおしまいですかそうですか」
ぐりぐり顎をこすりつける。イギリスは嘆息して、背中を撫でた。
「お前自分が羽みたいに軽いと思ってないだろーなー。一、二回だったらいいけど、あんだけ
したあとで乗ってられるの拷問に近いぞ。
したままでいたいんだったら横になるから後ろ向け」
「後ろ向いたらキスできないじゃないですか。私だってユーくんぎゅーしてたいです」
「どっちかにしろどっちかに」
「ユーくんの愛なんてそんなもんなんですね、悲しいです。そういえば催眠術かけられた
くらいで男の人を好きになるくらいですもんね、誓いのキスもしちゃいますもんね、そうですよね」
「……………………そっ……」
スネたふりをしていただけだったのだが……イギリスはじわっと瞼に涙をたまらせてわなないた。
「そ、そんなこといったらなぁ! なんでお前俺のこと信じなかったんだよ! なんかの
間違いだって思えよ! あと見てなかったのかよ誓いのキスはほっぺにしかしてねぇよ!」
「むっ、信じてたに決まってるじゃないですか! 冗談だと思って、でも本気で式に人集めてるし!
本気で式挙げてるし! どうしろっていうんですか! 最後まで、牧師さんが夫婦ですって
認めるまで、間違いだったらいいのにって思ってましたよわたしは!」
「俺だってずっとおかしいと思ってたよ! なんでこいつと結こ……んはともかく挙式しなくちゃ
なんねーんだろって……」
「そこでなんで私のことを思い出してくれないんですかっ、そこで思い出さないのは
愛が足りないからですっっ」
「アメリカみたいなこと言ってんじゃねぇよバカぁ!」
……十分ほどこれをネタに言い争いをして、けれどあんまり馬鹿馬鹿しいのがわかっている
ので段々ネタが尽きてきて、お互いに黙った。
一分の沈黙を破って、イギリスが言いにくそうに、でもしっかりと呟く。
「俺は、国だからな。今回のはジョークだとしても、上司の命令や必要があればお前じゃない
国とも、結婚するぞ」
「わかってますよ。
でもその前に、私のところに来て下さいね。ちゃんと謝ってくれたら、許してあげます」
「ん」
唇をつきだすと、ちょん、とだけくっつけられる。不満を指先で頬をつついて表現する。
「降りたらしてやる」
何か言ってやろうかとも思ったが、いつまでも挿れてたってしかたがないので重たい腰を浮かし、
横にずれる。イギリスが出て行く感触に、背中の一部に鳥肌が立った。
首の下にイギリスが腕を通したのでそこに頭をのせ、向かいあって抱きあう。
充分キスをしてもらってから、セーシェルも言った。
「私もおんなじですからね。必要だったら、他の国――男の人とでも、結婚しちゃいますよ」
イギリスは微笑んだ。
「却下だ」
「なんですかそれ!」
「うるせぇ! お前は二百年前からこっちずっと俺のもんなんだよ! 誰にも渡すか!」
「何言ってんですか全然ODAくれないくせに!」
「うるさいうるさい! お前が他の男と結婚するってハナシになったらそんなもん絶対破談に
してやるからな!」
「このっ――」
ワガママ眉毛野郎、と続けようとしたのだが、ひっかかるものを感じて声を止めた。
気づく。言い返す必要がない。
「……それなら、それでもいいですけど……その時は責任とってくださいよ?」
「その時になったらな」
ふん、と鼻を鳴らす。
ああ、もう。セーシェルはイギリスの額に自分の額を擦りつけるようにくっつけた。
「ユーくん、もう一回できますか?」
「……飯喰ってからだな」
二人がいつまでも飽きずに睦みあっている部屋の前の廊下。
「セーシェル、セーシェル、セーシェル……」
「そんな有名なほどイギリスに嫌われてるって、何をやったんだい?」
「あの人の植民地になりたてのころ、女のふりしてかなり熱心に口説いたことがあります」
「まだかかりますかねぇ」
「腹減ったある。きっと明日まででてこねーあるよ、飯食いに行くあるー」
「セーシェル、お兄さんは、お兄さんは……うう、セーシェル……」
エイプリルフール実行委員会が謝罪のために鈴なりになって待機していた。
「健やかなる時も、病める時も……」
四月。うららかな春の陽気の日、一組の男女が結婚式をとりおこなった。
ただし、この男女は本人の意思で自由に婚姻を結ぶことのできないなんとも哀れな恋人たちの
ため、式と言っても形だけである。進行も適当だし、何より式を司る牧師が本物ではない。
ただの結婚式ごっこ、あるいはコスプレショーだ。
それでも、現実にはごっこ遊びになってしまうとしても、恋人達はその幸せを錯覚することは
できる。
「ああ、パリ条約やり直している気分」
フランスは本物の新婦の父さながらにハンカチで目元を拭いた。視線の先には、ホワイトの
ショートフロック姿のイギリスと、純白のウェディングを身にまとった艶やかなセーシェル。
寄り添って立っていて、写真撮影の最中である。
セーシェルはご機嫌な笑顔だが、イギリスはさすがに気恥ずかしさを隠しきれない表情で、
カメラマンをしているアメリカにもっと笑えと指示されている。
「まあ、このくらいで水に流して頂けるなら、よかったじゃないですか」
袴をつけた日本がフランスの肩を叩く。
セーシェルが出した今回のことを許す条件の一つが、「私もイギリスさんと結婚式したいです」
だったのだ。
フランスは濡れそぼったハンカチで鼻をかむ。
「でもね、あれ見てるとね、こう、決定的にとられちゃった、って感じがするんだよ……」
「花嫁の父の心境ですねぇ。……失礼」
と、日本は輪から離れ、震える携帯の受話ボタンをオンにする。
「――もしもし? あ、はい。そうです。ええ。――ああそうですか、ええ、ええ。ありがとう
ございます。ではそれでよろしくいお願いします。
……やれやれ、なんとか間に合いましたね」
日本は懐からのし袋をだす。結婚式とは別に、個々人でお詫びの品として用意したものに
Dランドチケットがかなりの確率でかぶっていたので、いっそツアー旅行にしてしまおうと
計画したのだ。
世界一周Dランドツアーハネムーン旅行、といったところだろうか。
仮決めしていた旅程は滞りなく進行できるよう準備できた。日本は目録に書かれた文字が
間違っていないか再度チェックし、のし袋に入れる。
この後中国とフランスが共同で振る舞う午餐が終わり次第、空港に行くスケジュールに変更は
加えなくて良さそうだ。
「もしもし、中国さんですか? はい、予定通りで大丈夫です。お願いします」
通話を切って振り返ると、二人はカメラを構えたアメリカにキスしろと囃されているところだった。
イギリスは顔を赤くして「なんでそんなことしなくちゃならねぇんだよばかぁ!」と言うが、
セーシェルが上着の裾を引き、目を閉じて上向くとまばたきを何度かして、ツンがでるかデレが
でるかの境目で揺れていたが、結局デレがでた。
「キスするのは俺のためであって、お前が言ったからじゃないからなっ!」
アメリカに向かって断ったあと、セーシェルの唇に唇を重ねる。シャッターを切る音が
立て続けに幾重も響いた。
フランスが啜り泣いた。
「若いって、いいですねぇ……」
日本がそう言うと、いつのまにか近くに来ていた、長い黒髪を剃り落として綺麗な
スキンヘッドになったミューテアが応えた。
「いいですねぇ。俺も彼女に会いたくなってきましたよ」
「……。彼女さん、いらっしゃるんですか」
「ええ」
*
「……お写真、お撮りしましょうか?」
年甲斐もなく夢の国と呼ばれる遊園地に遊びに来ていた彼女が英語でそう申し出ると、
ハンディカメラを両手にまごついていたおそらく南の国出身であろう少女はパッと顔を輝かせた。
「お願いします!」
カメラを渡すと、隣の白人男性の腕をとって、花畑に囲まれたその像の前に立った。
取り終わってカメラを返しながら「ご旅行ですか?」となんとなく尋ねると、少女は得意げに言う。
「ハネムーンです」
男性はむずがゆい顔で照れくさそうに頬を掻いた。
「あら、おめでとうございます。お幸せに」
「ありがとうございます」
笑顔で手を振る。二人は一つのパンフレットを覗き込みながら、手を繋いで歩いていった。
微笑ましくて笑うと、待っていた夫がため息混じりに言う。
「おまえはお人好しだね」
「素敵な二人じゃないの。そう思わない?」
今日は数十度目の結婚記念日。この数十年、夫との間には諍いもあったし時には包丁を
持ち出したこともある。
だが、二人で育ててきた娘たちは三人とも優しく賢い男性へと嫁ぎ、定年退職した夫は堅物な
ところは死ぬまで治らないだろうが、決してこの記念日を忘れたりはしない。
離れたところで、急に何か思い付いたように少女が男性を引っ張って走り出す。彼女は笑った。
あの若い二人の行く末にも、きっとこんな幸福がありますように。
End
(作者註)ユーくん:主にセーシェルが使う呼称。イギリスを差す。語源は彼の別名、UK。
発動条件はセーシェルの感情パラメータのラブゲージがMAXに達していることと
イギリス以外近くに誰もいないこと。
このSSだけの設定。たぶん。
以上です。
長々と読んで下さってありがとうございました。
燃えてきたのでそのうちイギセー中心のサイト作って、
今までに書いた作品(トリップあり・なし)をそこに載せるかもしれません。
未定ではありますが、作った際にはこちらに作ったと報告します。
その関係で保管庫がwikiになる場合は、◆awpeL/CeJ2、◆vp3iSRSIXcの作品は
載せないでくれるとありがたいです。
グッジョーブグッジョブ!
ふと目が覚めたのはこの予感だったのか!
エロイよ可愛いよ!
ありがとういいもん読ませてもらいました!
>>133 お前の事好きすぎるぜー
もう超GJ!!朝一番にこんな良いもの見れて最高
なんというめでたしめでたし
幸せな気分になれたよ!
超GJ!
サイト楽しみにしてる!
どっかのサーチに入ってくれれば必死で探し出すぜこのやろー
グッジョブなイギセーありがとうでした!
バカップルキタ━━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚ )━(゚∀゚)━( ゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━━!!
前編読む限りではこのSSのイギリスは紳士かと思ったが、やっぱりイギリスはイギリスだった
良いもの読ませてくれてありがとうGJ!
一気に読み終えたんだがニヤニヤがとまらない!全く英セーはこれだから困る!
本人たちはいたって真面目なのに側から見たらひたすらイチャついてるだけじゃねーか!
もっとやれ!そしてサイトとか楽しみにしてる!
GJGJGJ!!!
マーベラス!!!こんなエロで可愛くて幸せな気分にしてくれてありがとう!
ユー君に萌えたわ。
サイトも楽しみだ!!
待ってる!!!
ネタ探しにwiki眺めてたらWW2末期洪さんって独にうわなにするやめくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
ってな感じにいろいろあってなんやかんやで枢軸から抜けて行った伊や芬と違って45年まで戦ってたのな
独が精神的に参ってしまって洪さんをゴーカンカン、洪さんも最初は嫌がるけど「仕方ないかもね」みたいに
思ってきて結局受け入れてしまうとか
普が昔と同じようなノリで「ハンガリーは俺のものー!」ってなこと言って、まあ実際にそうしてしまったんだが
お互いに「なんでこんな風になっちゃったんだろうね」と涙流しながら体を重ねあうとか
そんな電波をビンビンに受信したんだが、このネタはあと100年くらいたたないとダメだろうな…あはは…
ところで、保管庫についてはしたらばで話し合った方がいいだろうか
ここで話し合うとと職人さん投下しづらくなるだろうし
そっちでよろ
>>27を受信終了しました。
女王様リヒです。
基本はドイツリヒ。で、おまけにプロイセン。
ただし、普憫です。かなりの勢いで普憫です。
ええ、もうこれ以上ないくらい普憫です。
……でも、プロイセンは好きですよ。
たまにプロセインって書き間違えるが。
調教って感じではないけれど、一応SMですので、
苦手な方はタイトルでNG設定してください。
「ドイツ様、いらっしゃいますか?」
ドアをノックするのは、可憐な少女。
返事が確認できず、首を少し傾げてから、もう一度ノック。やはり返事が無い。
「少々早くついてしまいましたから、まだお帰りではないのでしょうか」
愛おしい彼とのデート日、兄の目から逃れ、ドイツの家まできたのはいいが、どうやら留守らしい。
いつもならば、彼が帰ってくるまでドアの外で待っているのだが、今日は違う。
昨日、こっそりと合鍵を渡してくれたのだ。
胸元から銀色の鍵を取り出し、扉をあける。
扉を開ければ、誰もいない家。
几帳面な性格からか、家の中は綺麗に整頓されていた。
片付けるものもないくらいに。
彼女は一つため息をついた。
「たまには私にお仕事させてくださってもよろしいのに」
彼はいつも彼女を気遣ってくれる。過保護なほどに。
たまには世間一般の『彼女』らしい事をやってみたいのに、生真面目なせいか、彼女の負担になりそうな事は排除してしまうのであった。
綺麗にそろった本棚。彼が帰ってくるまでの間、本でも読もうかなと思っていた矢先だった。
二階から物音が聞こえたのは。
二階には寝室がある。何度かここで愛してもらったから、よく知っていた。
「あら、もしかして……ドイツ様、ご休憩中でしょうか」
不意にいたずら心が芽生えた。いや、いたずら心というよりは『女王様』が目覚めたのだ。
あの日、『女王様』を披露してからというもの、愛し合う時は先手をとって攻められてしまう。
あれから様々な技を覚えたというのに。
「たまには、ドイツ様の驚いた顔を見てみたいものです」
くすくすと可愛らしい笑みをこぼすと、足音をできる限り殺し、二階へとあがっていった。
寝室の扉。音を立てないように開けると、中を見回す。
膨らんだ布団。頭までかぶっているせいか顔はみえないが、そこは彼のベッド。だから彼に間違いない。
「失礼いたします」
そっと足元から布団にもぐりこみ、ズボンのベルトをはずす。まだ起きない。
チャックを下ろし、トランクスをずらす。中からぴょこっと顔を出す一物。
久しぶりに間近に見た。あの日から、愛撫はしてくれても、奉仕はさせてくれない。
徹底的に彼女に快楽を与えるだけなのだ。
だからとても愛おしい。
懐かしい香り。多少違和感を感じもしたが、久しぶりなのだから仕方が無い。
亀頭にまずキス。竿を舌先でくすぐるように舐め、陰嚢を手で優しく揉み揚げる。
歯が当たらぬよう唇で全体を包み込み、ねっとりと上下運動させる。
「ん……」
刺激のせいで眠りが浅くなったのか、身じろぎを一つ。
まだ起きないのならば、もう少しだけ味あわせてもらおう。そう思った時だ。
彼の口から思わぬ言葉が出てきたのは。
「……んぅ〜ははは、やめろよはんがり〜」
「ひどいです! ドイツ様!」
反射的に声を出し、布団をはいだ。
――声を出す前に、声質をはっきりと聞き分けていればこんな事は起こらなかっただろう。
いや、そもそも布団にもぐりこんだ時点で、気がついていればこんな事にはならなかっただろう。
彼女の下にいるのは、確かにドイツに似た色の髪、似た顔立ち。しかしドイツよりも少しだけ華奢な身体。
そして、ドイツとは違う情熱的な瞳。
「え……えっと……プロイセン……さん?」
そう、彼女がのしかかっている人物は、ドイツの兄であるプロイセンだ。
プロイセンも混乱しきった瞳で、彼女の顔を見つめ、まだ動いていない頭を必死に回転させる。
――えーと、確かこいつはリヒテンシュタイン。スイスの妹だったよな。
最近はヴェストと仲が良いと思っていたが、もしかしてそういう関係に。
ちくしょう! 俺だってまだハンガリーとそういう事してねぇのに!!
俺だって、ハンガリーとあーいうことやこーいうことしてぇよ!
さっきだってもう少しでハンガリーの口の中に出せたのに――
頭では馬鹿な事を考えていも、身体は戦闘民族。無意識に彼女を組み敷き、手足の自由を奪う。
無論、襲おうというわけではない。攻撃を仕掛けられないよう、攻撃の手段を封じただけだ。
だが、理由はどうであれ、第三者から見れば、今にも少女を襲おうとしているようにしか見えない。
なんたって下半身は元気でまるだしなのだから。
帰ってきたドイツが、その光景を見て勘違いし、固まってしまっていも無理はない。
「ドイツ様……」
潤んだ瞳で組しかれた彼女が声を上げる。
……ただし、この涙は恐怖の涙ではない。間違えてしまった悔恨の涙なのだ。
彼女の声と涙に、ドイツは我に返った。
――そして鬼神が目覚める――
「え、ちょ、ヴェスト顔が怖いぞいや勘違いするな俺はやむなしこういう体勢をとっているだけであああああああ」
哀れ、勘違いによってプロイセンはぼこぼこにされたのであった。
「で、どういうことか説明してくれ。制限時間は3分、100文字以上200文字以内で」
手元に彼女を引き寄せ、縄でぐるぐる巻きのプロイセンを問い詰めた。
怒っているはずなのに、浮かぶ笑みが更に怖さを引き立たせる。
「だから、俺はヴェストがいなかったから、邪魔させてもらって寝てだけだってーの。
気持ちよく寝ていたら、夢の中にハンガリーが出てきて、甘い言葉をささやきながら俺に奉仕してくれて。
ああ、猫耳ってのが中々ポイント高くてな。ご丁寧にも尻尾も生えていて、裸だよ。
あの豊かな胸で俺のを挟んでくれて、舌でちょろちょろと舐めてくれて。
今まで聞いた事の無い優しい声で俺の名前呼んでくれて、もう少しで」
ズドン!!
「200文字超えてる。よし、もう言い残すことないな。覚悟しろ」
手にした銃が火を噴く。一発はわざとはずした。銃口はきっちりとプロイセンを狙い。
「ドイツ様やめてくださいまし! 私が悪かったのです!!」
潤んだ瞳でドイツの腕にしがみつく。
愛おしく頬にキスを落とすと、ぎゅっと抱きしめた。
「怖い思いをさせてすまなかった。
お前は優しいのは知っている。だから兄貴をかばってくれているんだ。
だが、コレばかりは許されない事なんだ。死をもって償われなければいけない」
「ドイツ様……」
「リヒテンシュタイン……」
――いつから、弟はこんなになってしまったのか――
自分の存在など忘れてしまったかのように、いちゃつき始めた2人。
それを正座しながら見つめている自分。
「ああ、一人楽しすぎる時が懐かしいぜ」
下半身まるだしのまま、拷問のような時は始まりを告げたのだった。
ついばむようなキスが一つ二つ。唇が重なる。水音を立て、互いの口の中を蹂躙する。
片手は彼女をぎゅっと抱きしめながら、もう一方の手で器用に服のファスナーを下ろしていく。
白い肌がゆっくりと露になり、赤い印が刻まれていった。
「あっ……ドイツ様……ぅっ」
甘い声が響き渡るたび、ドイツは嬉々として更に唇を落としていく。
微かに膨らんだ胸を大きな手で包み込む。つんと立った乳首を指でもてあそぶ。
足ががくがくと震え、今にも崩れそうになると、彼女を抱きかかえ、ベッドの上へと運んだ。
バネのきしむ音が二度響く。一つ目は彼女がベッドに横にさせられた音、そしてその上にのしかかった音。
恥ずかしそうに胸を手で隠す彼女が愛おしくて、もう一度口付けをする。今度は長く長く。
解放された時には、すでに息も荒く、大きな瞳から一筋の涙がこぼれた。
「愛しています……ドイツ様」
「俺もだ。Ich liebe Sie」
下半身に手を伸ばし、上から優しくなで上げる。ぷっくりと主張し始めた豆が布越しでもはっきりとわかった。
「やっ、あぁっ…そここはぁ……」
こりこりと指でいじるたびに、彼女が反応してくれる。彼の指の動きにあわせ、彼女が鳴いてくれる。
まるで楽器を演奏しているみたいで。同居していた貴族が音楽を愛していた理由を何となく理解できるような気がした。
――更に声を聞きたい――
ショーツの中に手が滑り込む。湿った箇所に指を差し入れると、すんなりと受け入れられる。
「ど……ドイツさまぁ〜壊れそう…私壊れ……そうです……んっ」
「いい。壊れてしまえ。俺も壊れるから」
涙を浮かべる彼女が愛おしすぎて、理性が壊れそうになる。
いや、もうすでに壊れていたのかもしれない。
きつくなったズボンを下ろし、暴れだしそうなモノを取り出した。
ショーツをずらし、そっと秘所に擦り付けると、一気に中に進入した。
何度経験しても慣れぬ、柔らかで締め付けてくる膣内。
それだけで何度イきそうになったかわからない。だが、一人でイってしまってはダメなのだ。
できる限り、射精感を押さえ込み、腰を打ち付ける。
「ふぁ……んぅ…ドイツさまぁ……」
甘い声が部屋に響き渡り……
「あーもう、違う意味で一人楽しすぎるぜ! ケセセセ」
忘れ去られたプロイセンが泣きそうな声でヤケクソ気味に呟いた。
弟の行為を目の当たりにして、冷静でいられるほど経験豊かではない。
先ほど勘違いで攻められてしまった下半身は、元気のまま、かまえかまえとばかりに主張し続けている。
もし、手が使える状態であれば、すぐにでも自分で慰めただろう。
一発抜いてしまえれば、弟の醜態もう少し気楽に笑って見れたはずなのだ。
起てられるだけ起たせられ、手も使えぬまま、そのまま放置。更に目の前で濡れ場を繰り広げられては……
「これ、なんていう放置プレイ?」
高らかに声を上げる2人を前に、ぽそっと呟く。どうやら一回戦は無事終了しようだ。
惚けている彼女の身体を気遣うよう、シーツでくるんでやり、ぐるぐる巻きの兄に目をやる。
「で、弁解の弁はあるか?」
「ありもありだよ! だから、俺が襲ったわけじゃない!
そもそも俺はこんな大平原の小さな胸じゃなくて、もっとこう、エベレスト……とまではいわんが、
ツークシュピッツェ程度あった方が‥‥ほら、男は度胸、女は胸囲っていうだろ」
腕の中で彼女がぷるぷると震えているのがわかった。
『しまった、泣きそうだ』と、気まずそうな顔で彼女を覗き込む。
もし泣いてしまったのならば、フォローするつもりだ。
――泣いているだけなら、まだマシだったか――
大きな瞳に涙をため、シーツを巻いたまま、ベッドの下に手を伸ばす。
ベッドの下は男の秘密の世界。もちろん、ドイツもここに様々なものをしまいこんでいた。
男の夢やら希望やら欲望やらその他、他人には見られたくないもの。
その中の一つ、彼女と出会ってから久しく使っていなかったものを手にしていた。
それを手にした彼女の瞳は色が変わっていた。
――そう、淑女から女王様へと――
女王様に握り締められた鞭は、生き生きとした表情をしているように思える。
いや、鞭に表情はないが。
「私だって、私だって……気にしていますのに。気にしていますのに」
ピシッと音を立て、床がはたかれる。
いきなりの変化に戸惑いの色が隠せないプロイセン。
まあしょうがない。いつもは淑女のリヒテンシュタインだ。こんな側面を持っているとは想像しがたいだろう。
いや、そんな側面を生んでしまったのは、ほぼドイツのせいともいえる。
「え、あ? ちょっとヴェスト助け」
「私のお話を聞いてくださいまし!!」
反論しようとするプロイセンに、有無を言わせず鞭がとぶ。
今度はしっかりと身体をかすめ、プロイセンの腕に赤い後を残した。
「ぐっ、てめぇ何しやが……がぅっ」
声を出すたびに、鞭がしなる。足、胸、手、そして未だ元気な下半身をかすめる。
「私だって、一生懸命努力していますの! 牛乳飲んだり、体操してみたり。
最近はドイツ様に揉んでもらって、0.3センチ大きくなりましたのよ。でも……」
ぽろぽろと涙がこぼれる。これだけ見れば、罪悪感しか浮かばなかっただろう。
だが、手には鞭。それを高らかに振りかざす姿は妙にミスマッチだ。
恐怖心、痛み、疑問、少しずつ増えていく快楽、それらが入り混じって、プロイセンは混乱していた。
唯一の助けは弟であるドイツ。だが、彼の方をみれば、無言で横に首をふるだけ。
こうなってしまったら、きっと彼にも止められないのだろう。
「聞いていますの?! お返事してくださいまし!」
(そりゃ、無理ってもんだろ)
迫り来る鞭の痛みにこらえながら、彼は心の中でそっと呟いた。
鞭が止まる。それを振るっていた彼女をみれば、肩で息をしながら、涙をぬぐっていた。
プロイセンの身体はすでに限界に達しそうだった。身体といっても、もちろん下半身の事である。
痛みにはなれているはずなのに、鞭が与えるものは痛みだけではない。
痛みに近い快楽だ。
臨界を越えそうならば、痛みを強くし、元気がなくなってきたのならば、快楽を強めにするよう鞭をふる。
またに神の裁量だ。
だから、あれだけ攻められても、一度も暴発はしていない。
だからこそ、地獄のような状態なのだ。
「ま、まあ、そのへんにしておかないか?」
ドイツが彼女の肩に手を置く。
涙にくれる彼女を抱き寄せ、頬にキス。
「ドイツ様……胸ってそんなに必要でしょうか?」
涙目で問われては、否定はできない。
頭の中のマニュアルを総動員させ、その場にふさわしい言葉を考えるが、中々出てこない。
「やっぱり……」
再び泣きそうな顔。泣かせたくはない。そうは思っていても中々良い言葉が思いつかなかった。
その時、不意に日本がぼそりといっていた台詞を思い出した。
聞いた時は『何を言っているんだ』としか思えなかったが、今となっては神の言葉にも思える。
できる限り笑顔で。ただし、引きつっていただろう。その言葉を発する。
「ひ、貧乳は正義だ」
「嬉しいです! ドイツ様!」
笑顔で抱きついてきた彼女。どうやら危機は脱したらしい。
「で、こいつはどうするか」
疲れ果て、空ろな表情で座り込んでいるプロイセンを前に、ドイツは頭を抱えていた。
彼女を襲った(無論、ドイツの勘違い)件は、本人が罰を与えたようなものだ。
だからそろそろ許してやってもいいだろう。
だが、痛々しく晴れ上がったイチブツを見ていると、このまま解放してやるのはやや可愛そうだろう。
しかし、彼女に協力してもらうのは気が引ける。というか、絶対に嫌なのだ。
こう見えて、ドイツは結構執着心が強い。本来ならば、肌も露な彼女の姿を他の男に見せるのも嫌なぐらいのだ。
そうすると……
「安心してくださいまし。私に良い考えが」
頭の中を読んだのか、彼女はにっこりと笑みを浮かべた。
「こういう場合の対処法も勉強いたしてきました。
殿方は一度射精してしまえばすっきりするんですよね。それだったら……」
更に深まる笑み。反射的に白旗をあげて降伏したくなる。
「ドイツ様、プロイセンさんを犯して差し上げてくださいませ」
『それは嫌だ』
声がハモる兄弟。首をかしげ、不思議そうな顔をする彼女。
「え、でも、ハンガリーさんからいただいた教材では、そのような事を。
殿方同士でとても良い声をあげ……」
「ハンガリーのは趣が違うから、参考するな」
嗚呼、やはり無垢すぎて鵜呑みにしやすいのか。
「それでは……じゃあ私が……」
「それはダメだ。お前の中は俺だけのものだ」
「それならば……口ならば」
「口もダメだ。口も俺のものだ」
「手は?」
「手は……やっぱりダメだ」
「では、足ならば」
「足ならばいい」
どこかずれまくった2人の話し合いは、『足コキ』に決定したようだ。
さっさと縄をはずしてくれとか、自分でするとか、いろいろ言いたいことはあったが、この2人に何をいってももう無駄だろう。
プロイセンは空ろな瞳で成り行きを見守るしかできなかった。
ベッドに座り、ハイソックスを脱ごうとするが、ドイツに止められる。
足もプロイセンには見せたくないようだ。
仕方なしに靴下を履いたまま、プロイセンのモノに触れる。
「くっ……」
踏まれる感触に快楽が生まれた。足での経験は少ないのだろう。ぎこちない動きが妙なくすぐったさを与える。
両足に挟み込み、ゆっくりとさすりあげる。
必死な顔がとても可愛い。
「ん、えいえい……きゃっ、ドイツ様……」
「続けてくれ。こっちも勝手にやるから」
必死に足コキする姿に再び欲情したのか、シーツをつけたまま、胸をもみしだく。
――それは奇妙な光景だった。
ベッドの上で男と女が絡み合う。その横で女の足によってモノをいじられる男がいる。
確かに足でも気持ちよい。女の足は柔らかで程よい強さで。
だが、目の前で弟が女をよがらせる姿を見れば、妙な気分になる。
「はぅ……やぁ……もぅ……ダメ」
「くっ!!」
「くはっ!」
三者三様、あえぎ声を放ち、昇天した。
幸せそうなリヒテンシュタインとドイツが、余韻を楽しみ……
そして――死にそうな表情のプロイセンがただただ涙を流していた――
「あーと、兄貴〜」
「うっぐひっぐ……ほっといてくれ」
行為が終わり、プロイセンが解放されたからというもの、彼はクローゼットの中に閉じこもってしまったのだ。
中から聞こえるのはすすり泣きの声。よほどショックを受けたのだろう。
どんななだめても、どなっても、慰めても出てきそうに無い。
「えーと……いいから出てきてくれないか?」
困ったように呼びかけるドイツの声にも、すすり泣きでこたえるだけ。
このまま放っておけば、おなかがすいて出てくるかもしれない。
プロイセンはある意味子供っぽいところもあるのだから。
だが――
ドイツの服をきゅっと握り締めるリヒテンシュタインが、とても愛おしく感じる。
頭を軽くなでれば、幸せそうに目をつぶる。
頬をぽりぽりとかき、もう一度クローゼットの中に話しかけた。
「すまないが、その……もう一戦やりたいと思うんだが……さすがにまた声を聞かせるのは生殺しだろ。だから」
「ヴェストの馬鹿野郎ぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
泣きながら部屋に飛び出していくプロイセンの姿を見送って……
ドイツは少しだけ罪悪感を覚えたのだった。
追記。
――可愛らしいあえぎ声を聞いた途端、兄の事などすっかり忘れてしまったのは、秘密なのだが――
以上です。
……女王様リヒは結構書きやすいかもしれないと思った今日この頃。
で、プロイセン、ゴメン。本当にごめん。
goooooodjob!
ナイスドSカップル!!
ナイス普憫!!
不憫すぎるwwwwww
グッジョブ!リヒたん、0.3ミリは増えたといえないぞw
で、また某所でアホネタ拾った。
ロシアにて二人の女性美容師が店に強盗しに来た男を監禁し、三日間レイーポしたとな。
で、彼女らは逮捕されたんだが「三日間養ってやったのに」と言ったらしい。
それをロシアとスラブ姉妹に置き換えてみた。
ビミョーに笑えなんだ。
小ネタ…というか妄想書き散らし。
中台前提の韓国一人称SSです↓
ありのまま今起こった事を話すんだぜ!
『兄貴のおっぱい揉もうとしたら間違って台湾のおっぱい揉んでしまった』
通りでいつもより柔らかいと思ったんだぜ!
でも、これはこれで気持ち良いからそのまま揉んでたら、兄貴に
「台湾は我のものある!台湾の胸も我のものある!さっさとその手を離すよろし!」
って怒られたんだぜ。
相変わらず、2人は仲が良いんだぜ!
それにしても兄貴、心配しなくても俺はもっと凹凸のあるボディーラインの方が好み……ん?
台湾、その手に持ってる中華鍋は何なんだぜ?
-終わり-
どうやったら間違うんだよw
わろた
独リヒGJ!リヒたんかわいいよリヒたん。貧乳は正義!足ならいいって一体なにが基準なんだw
>>159がっつり絞りとられてげっそりしつつも幸せなロシアですねわかります
足なら粘膜に触れないからなじゃね?
あとまぁ不浄ってイメージかも
なんというプロイソス
このリヒ祭りでまっとう(?)なスイリヒが投下されない不思議
この間のは独リヒ前提だったしな・・・
スイリヒ神の降臨をいつまでも待ち続けている
↑は他をけなしてクレクレのいい例
真似したら駄目ですよー
>>167 貶してるつもりはなかったんだがそうとれたならすまない・・・
いつもどのカプも楽しませてもらっている
投下してくれてる人たち本当にありがとう
ロムるわ
そこでROMるとは馬鹿かお前は!
早くエロエロなスイリヒを書いてこい!投下するまで許さん!
>>168 別に貶めてるようには見えんが、春休みからクレクレとカプ厨っぽい発言が連発されてたから
皆いろいろたまってるのかもしれん。まあ、落ち込むな。
それよか
>>169の言うとおり自分で書くことを勧めるぜ!
自分の理想のSSは自分にしか書けん。
>>170 カプ厨っぽい発言って「自分男女カプスレ住人〜」みたいな発言?
それ以外は判別むずいよな>カプ板ぽい話かエロパロ板ぽい話か
あごめカプスレの間違い>カプ板ぽい話
確かに自分で書くのが一番いいよ。
自分もそうだったよ。
情熱や!とくさいかもしれないがな。
欲望ぶちまけたらええんやー
ふそそそそそ〜☆
すまん。女王様リヒが楽しくて書き続けてるものですが、
スイリヒとか定番のカップルは他の真の神に任せてみてます。
自分は変わったカップルの話を考えるのが好きなんです。
ええ、誰も書かなそうなカップルが好きなんです。
接点の薄い者同士をどうからめるか考えるのが好きです。
(無論、定番カップルも大好物)
つまり完全な自己満足で自己発電物なんで、是非、スイリヒの神の登場を期待してます。
で、自分も変わったカップルに情熱注ぎます。
……女王様リヒもネタがあれば続けるかもしれんが。
>>174 わざわざ自分語りしなくていいよ
このスレはお前の私物じゃないんだ、秘密の日記帳でやってくれ
敢えて空気読まずに、奥さん運び大会完結編投下します
注意書は前と同じ+日本の扱いがややひどいくらいです
あと相変わらず改行めちゃくちゃです
それでは行きます
さて。
そうこうしている内に、イギリスがスペインと並んでいた。
両者とも、女性陣と文字通り自分自身に振動を与えないように早歩きだ。地味だ。
「イギリス…相変わらず変態やなぁ」
「ふん、お前に言われたくねぇよ」
「いやー、あんたのが変態やと思うで」
ベルギーが口を挟むと、セーシェルも頷いた。
「同感です」
「お前らあとで覚えとけよ…」
変態紳士コールに負けじと、イギリスの足が早まる。
セーシェルが小柄なだけあり、まともにやって一番早いのはイギリスだ。
…そして、拮抗する二組の後方では、オーストリアが地味に限界を突破しそうだった。足的な意味で。
そしてハンガリーも限界を迎えそうだった。性的な意味で。
焦点の合っていない恋人の目を見て、オーストリアが口を開いた。
「ハンガリー…ハンガリー!」
「ふぇっ?」
「あなたも…はぁ、限界なのでは、ないですか?」
「そん…な、こと…」
ハンガリーはオーストリアの首に腕を回し、しっかりと抱きついていた。
だから、彼女の息が浅く早くなっているのが手に取るようにわかったのだ。
「…すみません」
言い逃れは出来ないと思ったのか、ハンガリーはしゅんとうなだれた。
もともと二人は身体の相性がいいほうで、挿れてから10分ももたないのが常だったのだ。
それに加えてこの異常な環境がハンガリーの性欲をかきたてている。
仕方ないといえば仕方ない。我慢を強いるのは酷だろう。
そして。
苦しげな呼吸を繰り返す彼女を見て、オーストリアはぴたりと足を止め、
「棄権します」
唐突に、高らかに、宣言した。
ハンガリーが「えぇっ!?」と驚きの声をあげる。観客がざわめく。
しかしオーストリアは顔色一つ変えず、膝を折って地面にしゃがみこんだ。
『おおーっとまさかの展開!!日本&台湾に大きくリードしていたオーストリア&ハンガリー、まさかの棄権だぁ!!』
『まぁ妥当な判断とも言えますね。オーストリアさんも足にだいぶきてますし』
好き勝手言う司会と解説を尻目に、ハンガリーはオーストリアを見上げた。
「オーストリアさ、んっ」
ずるっと抜かれる。着衣の乱れを直して、オーストリアがふうと息をついた。
「さあ、行きますよハンガリー。立てますか?」
「オーストリアさん、なんで棄権なんか……」
「あなたが乱れる姿は私だけが見るものです」
僅かに顔を背けて言う。その言葉にハンガリーはくらっと来たが、本来の目的を思い出して声をあげた。
「でも、ビデオが」
「諦めなさい」
「諦め…っ?」
「そもそも勝ったからといって、返してくれる保証はどこにもありません。…それに」
ハンガリーの手を取って立たせると、オーストリアはそのまま彼女を抱きすくめた。
いやに積極的なのは未だに息子がスタンダップしてるからだろうか。ハンガリーはうっすらそう思った。
そんな彼女の胸中いざ知らず、オーストリアが囁く。
「…私が相手のセックスに、何か不満がありましたか?」
完敗だ。
ハンガリーは恋人の胸の中で、小さく首を横に振った。
「不満なんて、あるわけないじゃないですか」
「なら行きましょう。…続きは家で」
「はいっ、オーストリアさん!」
二人が手を取って歩き始めると、自然と会場内から拍手が沸き起こった。
某プロなんとかさんだけは「面白くねー」という顔をしていたが。
さて、とエストニアがマイクを取る。
『なんと二組目の脱落者が出てしまいま…フランスさん!拗ねないで下さいよ!!』
『別に拗ねてねーしー。あれくらいのことならお兄さんもやってるしー』
『某国みたいな口調で言っても駄目です。さ、早くしないとイギリスさんの料』
『さあさあさあさあ!盛り上がって参りましたー!!』
もはやお約束となりつつある二人の会話を聞きながら、気苦労娘こと台湾は困り果てていた。
どうしよう、と頭の中で必死に考える。
台湾のパートナーである日本が、廃人と化していたからだ。
「日本さんっ、日本さんてば」
「は…はいナンデショウ」
「もういいですってば!降ろして下さい!降ろして!」
「ソウイウワケニハイキマセン」
駄目だこいつ早くなんとかしないと。台湾は必死に思考を巡らす。
早くやめさせないと死ぬ。大袈裟じゃなくそう思っていた。
が、日本はくたくたに疲れはてているだろうにもかかわらず、台湾を決して離そうとはしないのである。
日本男児としてのプライドか、ただの意地か。わからないが力が強く振りほどけない。
台湾自身突っ込まれている身なので、力は入らないし大きくは動けない。
このままじゃいつかイってしまうかも…と台湾は表情を曇らせた。
と、その時だった。
「そうだっ!」
「ドウシタンデスカ」
「いっ、いや、その」
思わず声が出てしどろもどろになる。が、これは逆にチャンスやもしれない。
台湾は覚悟を決めると、日本を睨み付けた。
「日本さん、どうしても私を降ろしませんか?」
「ハイ」
「わかりました。じゃあ」
と言って、台湾は日本の唇に口づけた。
さしもの日本も目を見開く。足が止まる。台湾を支える腕に力がこもる。
そして、台湾の舌が伸びた。
「んう゛っ!?」
『フレンチ!!フレンチ来た!!フレンチ来たぞぉぉぉ!!』
『落ち着いて下さいフレンチ…フランスさん』
そんなアナウンスが日本の耳へも届く。
突然のキスのせいか、ショックで僅かに正気を取り戻したらしい。
えーと私はなんでここにいるんでしたっけ?ていうか何してるんでしたっけ?
そんなことを考えていると急に下半身がピリリと反応した。
海綿体に血が集まる。代わり…ではないが、頭らへんから血がひいた。
慌てて口を離す。
「ふぐ、んなっ、なにしてるんですか台湾さん!!」
「黙ってて下さいっ!」
台湾が凄まじい剣幕で叫んだ。心なしか膣内のナニが縮んだ。
台湾は驚いて固まっている日本の首筋にキスを落としていった。
耳の下から首の付け根までいったあたりで、たまりかねて日本が目を瞑る。
「台湾さん、やめ、やめて下さいっ、これ以上やられたらさすがに…」
「いいですよ、出して下さい」
「はい!?」
思いがけない言葉。
台湾はキス攻撃を止めて、真っ直ぐに日本の目を見た。
「だって…そうでもしないと日本さん、ぶっ倒れるまで歩…走るでしょ?」
「え…いや」
「もしこれでまかり間違って死んじゃったらどうするんですか?私、未亡人になるのは嫌ですよ」
「た、台湾さん?」
台湾は喋っていくうちに涙声になっていき、ついに泣き出した。
「わたっ、私のせいで日本さんが死んじゃうなんて、ひっ、嫌ですからぁ!」
「おっ、落ち着いて下さい!さすがの私もそんなことじゃ死にませんよ!」
「日本さんのばか!わからず屋ぁー!」
溜まったあらゆるフラストレーションを解消するかのように、台湾が腰を動かし始めた。
疲れで抑制を失い、キス責めで弱った日本が耐えきれる筈がなく、
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁ、あっ」
長い悲鳴のあと、日本はどっすんと背中から倒れた。
心なしかその顔は清々しい。
『………』
『………はっ。ふ、フランスさん、司会司会』
『え、あ、…えー、何か凄い物を見た気がするんだが…』
『ぎ、ギリシャさん判定…あ、出た?出ましたか?』
ギリシャが笛をくわえて、腕で大きく×印を作る。
『日本さん射精により失格です!!…お、お疲れ様でした』
『お、おい、日本生きてるか?…台湾ちゃんすげぇな…』
と、その時、日本の胸に顔をうずめていた台湾がむくりと起き上がった。
ぐす、と鼻をすすり、つつつ、と日本の顔を覗きこむ。
「…日本さん、大丈夫ですか?」
「はい…」
「…あの…やりすぎました、ごめんなさい」
台湾は真っ赤な顔で、涙の残りをぽろりとこぼした。
怒ると我を忘れるのはお互い様なのだが、台湾は気付いていない。
日本は気だるそうに首を横に振り、手を伸ばして台湾の頭を撫でた。
「いえ…私こそなんだかむきになっていて…」
「…帰りましょうか」
「そうですね。帰ってお茶にしましょう。昨日おかきを作ったんです」
「…ふぁい」
台湾がまたぐすっと鼻をすすった。
日本は笑って起き上がる。その拍子に息子が抜けた。
「さ、行きましょう、台湾さん」
「…はい、日本さん」
そして二人は手を繋いでレーンを後にした。
観客席から自然と沸き起こる拍手。お疲れ様コール。
試合には負けたしいいことはなかったけど、何か大切なものを得たような気がする…
二人はそう思っていたのだった。
『えー、何だか終わらしていいような雰囲気ですが、まだ終わっていません』
『え?他になんかあったっけ?』
「俺たちがまだ走ってるだろうがぁ!!」
イギリスが叫び、観客の視線が、デッドヒートを繰り広げる二組に注がれた。
リタイア二組のせいですっかり無視されていたが、ゴールまであと僅かである。
『あー、さっきまでスペインが遅れてたよな?いつの間に並んだんだ?』
『VTRをご覧ください。イギリスさんが少しバテた隙に、スペインさんが盛り返したようですね』
『お…おー、スペインすげぇな。まだこんな余力が…あーはいはい』
観客もVTRを見てはいはいと頷いている。
「なぁイギリス…俺らなんで走っとんのやろ…」
「俺もちょっとわかんなくなってきた…」
「が、頑張ってぇなスペイン!あとちょっと!あとちょっとやで!」
「そうですよイギリスさん!ここまで来てリタイアなんて私嫌ですよ!?」
無我の境地に達してきたパートナーに慌てて檄を飛ばす二人。
もはや歩くのすら覚束なくなってきた男性陣の眼前には、ゴールテープが見える。
ベルギーは考えていた。ここまで来て負けるのは我慢ならない。なんとかして勝ちたい。
隣を歩く二人を見る。セーシェルが必死でイギリスに声をかけていた。
正直、勝てる見込みは薄い。スペインはさっきの追い上げで限界突破した感じだ。
セーシェルの方が自分より小柄なのもベルギーはわかっていた。それはどうしようもない。
ならば出来ることは一つ。ロバを走らせるにはどうしたらいいか。
餌だ。
「…なー、スペイン」
「な…なんや…?」
「あのな…私も勝ちたい思うねん。だからな…」
ベルギーは腹をくくり、出来る限りの笑みを浮かべた。
「もし勝てたら、今夜は好きにしてええで…?」
今夜は、好きに。
何も夕飯の話をしているのではない。
その言葉の意味を理解した瞬間、スペインは走り出していた。
『おおーっとスペイン速い!凄い!どこにそんな力があったんだよ!!』
「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁベル最高ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ベルギーは胎内の感触に顔をしかめていたが、耐えた。
あと僅かな距離なのだ。スペインは限界を越えて頑張っている。
ならば自分も頑張らなければ割に合わない。勝利は掴めない。
強い夫婦の絆が、そこにはあった。
「な…!嘘だろ、なんだあいつ!?」
驚くイギリス。その上でセーシェルは彼以上に驚いていた。
ベルギーが囁いたのが彼女にも聞こえたのだ。
それすなわち自分の身を犠牲に、恋人を勝ちへ誘うこと。愛が成せる技である。
そう、同じ手を使えば並べるかもしれない。
だが、この変態紳士に「私を好きにして」なんて言ったらどうなることか。
しかし…ここで負けるのも嫌だ。
セーシェルは気がつくと叫んでいた。
「いっイギリスさん!」
「なんだよこんな時に!?」
「もっもも、もし勝てたら…!」
その瞬間。
セーシェルの脳裏に、あんなことやこんなことをされる自分の姿が過った。
「今夜はすき焼きにしていいですから!」
「!?」
イギリスのリアクションは酷く真っ当なものだったと言える。
『スペイン&ベルギー今ゴォォォォォォォォォォォォルッ!!』
そして、スペインが満面の笑みでゴールテープを切ったのだった。
*
『えー、ということで、第一回「裏・奥さん運び大会」の優勝者はスペイン&ベルギーペアです!!』
『まぁある意味順当だったな。優勝者にはトロフィーと賞金が贈られるぜ』
『おめでとうございます!ではスペインさん、一言どうぞ』
「いやぁ…最後に愛は勝つっちゅーか、なぁ?ベルのおかげやでー」
『ベルギーさんも一言…って、あの、ベルギーさん?顔色が悪いですが…』
「いや…えっらい約束してしもうた…ってな…泣きたい気分やわ…」
「ベルったら照れんと大丈夫やで〜。約束どおり楽しみにしとき!」
「はは…」
『よくわかりませんがありがとうございました!…さて、終わりましたねフランスさん』
『ああ、途中ムカつくこともあったが楽しかったな』
『次回開催の折には、出場者を増やしたいものですよ』
『リヒちゃんやベラルーシちゃん、あとベトナムちゃんとかな!楽しみだぜ』
『リヒテンシュタインさんはスイスさんとの出場要請をしたんですが、断られましたからね』
『あぁ残念だ…まああの兄貴ならなぁ』
『…と、ここでお知らせです。医務室のアメリカさんが意識を取り戻しました』
『お、あとで見舞い行くかな。ついでにおっぱいの感触聞いてこよう』
『トラウマになってなきゃいいんですけどね…さて、お時間が迫ってきました。また次回お会いしましょう』
『俺と出てもいい女の子はいつでも大募集してるからな!待っ』
ベラルーシはそこでラジオの電源を落とした。
そして未だ固く閉ざされているドアを見上げる。
「兄さん…兄さん、終わってしまったわ…私と兄さんなら優勝出来たのに…
…まあいいわ、それより早くこんなドア取っ払いなさいと言ってるでしょう…!さあ兄さん結婚結婚結婚結婚けっこんけっこんけっこんけっこん結婚結婚
けっこん結婚けっこん結婚結婚結婚結婚けっこんけっこん結婚けっこん結」
「もう帰ってぇェェェェ!!!!」
終わり
読んで下さってありがとうございました
終わってみれば色々突っ込みどころ満載ですが、見逃して下さい
なお作中の組み合わせは完全に書き手の趣味です本当にry
いやぁ書いてて楽しかった!
スレの空気悪くなってたからいいAKYだったGJ!
すき焼きワロスwwwそしてオチww
次回是非新キャラ加えて防衛戦とかやってくれ!
笑いすぎて禿げたwGJすぐるww
出場者の増えた次回の大会まで全裸で待ってる!
日本とアメリカが生きててよかった
で、ベルはなにされるん
待ってたGJ!
皆良いなーこういうの大好きだわ
すき焼きwオチww
GJ!
オーストリアさんと台湾ナイス〜〜〜〜良い夫婦愛。
じいちゃんのカタカナ笑た。
防衛戦では女王リヒたん希望。
ドイツとリヒだったら圧勝しそうだ。
わはははは、これはGJ!
すっごい楽しませてもらったよ!
とりあえず死者がでなくてホントになによりですw
GJGJぐっじょぉぉぉぶ!!!
すき焼きワロタwww皆いい夫婦だな!次回開催待ってる!
ぐっ★ジョブ!!
みんなドタバタしつつも仲良くてなごんだ!
今週は明るく楽しいネタが多くていいな。
おかげで仕事明けにこのスレ見るのが楽しみになってる。
すまんふっとおもったんだが奥様運びで退場する時男は・・・下履いているのか?
はいてなかったら感動シーンが一気にお笑いシーンになってまう〜〜〜
大丈夫、パンツじゃないから恥ずかしくないさ
ズボンのチャックだけ開けて息子だけ露出ちゃうの?
それでも抜いた瞬間は観客に丸見えだな
奥様の大事なところはスカートで隠れているからいいとして、
おっぱいで窒息してフルチンで倒れるアメリカ、
さわやかに奥様と手に手をとって退場するフルチンのオーストリアと日本、
勝利者インタビューで誇らしげに全世界にフルチンを晒すスペイン
テラカオスwwww
197 :
お絵描き−1:2009/04/18(土) 01:00:19 ID:D57zoKkE
台湾×中国。カメラマン日本w
黒組織の裏が実はアジア一家でしたVerなので嫌な方はIDで飛ばして下さい。
エロ少なめボディペインティング小ネタ
「暇ある・・・」
春の日差しが心地いい縁側。ここは日本の家。
ちゃぶ台に自分の顎を乗せ、膝には猫を乗せ中国は口をとんがらせた。
「貴男は確かに暇でしょうね。」
PCで何かをまとめながら日本は相づちを打つ。
Enterをかちんと一回押し「これで後はデータ送れば良いだけですね。」と満足げな顔で言った。
その横でさっきまでマンガを読んでいた台湾は自分の回りにマンガを散らかし、幸せそうな顔で昼寝をしている。
「仕事も終わったあるし・・・なんかするあるか?」
PCを閉じながら日本は問い返す。
「ナニするんですか?」
「そうあるねえ〜お絵描きでもするあるか?」
「お絵描き?」
「日本、筆と絵の具用意できるあるか?」
「あるにはありますが・・・?」
中国は気持ち良さげにむにゃむにゃ言ってる台湾に目を落とす。
口にはあんこが付いている。
ちゃぶ台の上には中国が持ってきた桃饅頭と台湾が持ってきた月餅がお茶菓子で置いてあった。
桃饅頭は台湾が好物であっという間に平らげた。
「日本、お前この饅頭食ってないあるね?」
「食べようとおもったらもう台湾さんに食べられてましたよ。」
不服そうに日本は呟くとにっと中国は笑う。
「那个很好。この饅頭の餡にはあの薬が練りこんであるあるよ。」
「あの薬ってあの薬ですか?」
「そうある。」
しれっと中国は言う。あの薬とはいつも黒組織が使うあの「いつものお薬」である。
「まあそんなに多くはないあるよ。せいぜいちょっとムラっと来るくらいある。」
「・・・ナニするつもりなんですか?もしかして仕事するんですか?」
「とりあえず、絵の具と筆。あとはハンディカムでも用意すれば良いある。」
198 :
お絵描き−2:2009/04/18(土) 01:01:05 ID:D57zoKkE
日本が中国に言われたものを用意して部屋に戻ると台湾が眠ったまま服を脱がされていた。
「日本、VTRの準備はいいあるね?」
「は、はい。」
白磁の肢体、控えめな胸と桃色の頂、薄めの陰毛が春の日差しにさらされている。
中国は台湾をすこし抱き起こし首筋に一本、そして手の平や指に何本か短い鍼を刺す。
「ん・・・」と衝撃に台湾が目を覚ましそうになった。
半開きの瞳に中国がライターの火を近づけた。
「今から起きる事は夢あるよ。夢の中の出来事ある。哥哥の言う事よくきくあるね、わかったあるね?」
普段では全く聞けない様な優しい声で中国が台湾に語りかける。
「ん、哥哥・・・わかった・・・」
そう呟くと台湾はまた幸せそうに瞳を閉じて行く。
「さ〜てと、まずはこの手の鍼は快感を開かせるために刺したあるね。で首筋のは体の自由を奪うためあるね。」
全裸の台湾を膝抱き、中国はニコニコとカメラに向かって語りかける。
「今日はお絵描き教室ある。我が美しい絵書いてやるあるね!」
「ベタですが台湾さんがキャンバスですか?」
「そうある。」
そう言うと台湾を畳の上に引いた全書の書道用紙の上に横たえる。
白い大きな紙の上に横たえられる台湾。
黒髪と白い紙のコントラストが中々眩しい。
「まず、下書き・・・何も筆に付けない状態でイメージするために書くラインをなぞって行くある。」
「書道でもありますね。」
「そうあるね。」
そういうと中国はすっと台湾の胸に筆を当てる。
フニャとした感触に台湾の体が微妙に跳ねる。
「ふ・・あ?」
乳首や肋骨の辺りで花を描く様に筆を動かす。
台湾の目が大きく開いた。薬と鍼のせいでいつもより感覚が鋭くなっているのか反応が過敏になっている。
「い・・・?ひゃ、あああ!?」
白い腹が波打つ。
それを無視し中国はするすると筆を動かして行く。
腹の上ですっと筆を止めに台湾を見やる。
「台湾、暴れるでないあるよ。」
「ファ・・・い」
そう言って台湾は自らの意志で官能を押さえようとしている。
荒い呼吸、目は潤み、真っ赤に上気する顔が何とも愛らしい。
(この絵は・・・おいしい!!!)日本は身を乗り出して必死になって撮影に挑んでいる。
太ももの内側を何度かなぞる。ゾワゾワッとした感覚が台湾を襲う。
「あ、や!哥哥!!きゃあ!!」と言っては内股になり膝をする合わせている。
内股を擦り合わせると微かに水音がしている。
「だめあるねえ〜大人しくしないと絵が書けないであるよ?言う事聞かない子にはお仕置きあるね?」
何本かある筆の中でも大きいめの筆を中国は持つと両手を動かす。
「あ、ふぁあ!!!ん!!!」
大きめの筆で胸の頂、もう一本の筆で秘所に近い部分を同時に擦られ台湾は達してしまい、気を失った。
「結構辛抱無いね〜」
つまらなさそうに中国は口を尖らせた。
「ま、いいある。」
そう言うと中国は台湾の密壷に筆を入れ、少し湿らせる。
そうして少し湿らせた筆でまた下腹部から胸に向け筆を走らせる。
冷ややかな感触に台湾は少し身じろぎをする。
「じゃ、次は本格的に書いて行くあるか。」
199 :
お絵描き−3:2009/04/18(土) 01:03:49 ID:D57zoKkE
絵の具を筆に薄く付けまず腹に牡丹を描く。
「ん、やあん・・・にぃ・・・」
冷たくくすぐったい感覚に台湾は半覚醒した様な状態だ。
「黙るある。」
胸にも牡丹を描く。
もの凄い集中力で中国は台湾の体に絵を書き続けていた。
下腹部の中心から蓮の花を咲かせ、太ももには外に向かって芍薬を描いた。
あいた腕や足にはエキゾチックな不思議な紋様をちらす。
筆を動かされる度、脳天を突き抜ける感覚に台湾は溺れる。
が「動くな」という指令と動きたいけど動かない体にどうしようもなく快感に身を委ねるしか無い。
少しでも動けば兄の手により、絶頂に誘われる。
何度も潮を吹かされ、何度も絶頂を迎えた。
最後に首から顔にかけてまた蓮の花と不思議な紋様を散らし、「出来たある」と満足げに中国は呟いた。
上気する体に沢山の花が散らされた。
過度の快感に溺れるが自分の意志では動かない体のため台湾はうつろな眼差しで空を見ている。
いつの間にか夕方になり、夕日に照らされ赤く染まる体に描かれた花は本物の花の様な色になっている。
まだ幼い身体に施された模様と夕日に照らされた体の何とも言えないコントラストに「これは写真です!!芸術です!!!」と日本は夢中になってシャッターを切っていた。
「良い出来あるね!」
一仕事を終え、満足げに中国が呟く。
カメラ片手に興奮気味の日本は訊ねる。
「これもDVDにするんですか・・・」
「ん〜フランス辺りなら喜んで買ってくれそうあるがねえ・・・ヨーロッパ勢ばかりなもんでクレームが来たからアジアでと思ったあるが・・・」
中国が顎に手を当て考え込む。
「日本、お前これ人に見せたいあるか?」
「正直、嫌です。」
真面目な顔で日本は力一杯言う。
「珍しく意見が一致したあるな。」
「ええ、私の所にもクレームがあったので誰かととはおもっていたのですが今日の彼女を見ていたら・・・」
「とても他人にはやらせられねえある。」
「誠に遺憾ですが同意見です。見せたくありません。」
「これはお蔵入りあるね。」
「そうしましょう!!!!」
そういって二人はいそいそと道具をしまう。
そして体中に花を描かれた台湾は一晩中撮影だけされ続けた・・・。
そのままや状態やら縛られたりやら夜空の下やらと。
おしまい
駄文失礼しました
うん、あれだ
こいつらにはお仕置きしないとだめだろうな
もちろん性的な意味で
しょーがねー爺どもだなあw
GJ!!
実際に及ばないのが激しくジイチャンズで吹いたw
もうちょっと頑張らんかジイチャンww
そしてここでまたイギセー厨が通りますね。
注意点
・またイギセー。かわいそうなばかっぷる。
・ギャグ小ネタ、直接エロ描写なし
・どこかの組織に捕獲されてたのと同じ世界で、あれから何年か後のことだと思う
・メイドのおばちゃんの一人称。オリキャラモブが当然のようにでるよ!(さk
以上で読めない方は「イギリスんちがあらしの夜」もしくは◆awpeL/CeJ2でNGお願いします。
あの夜のこと……でございますか?
あのぅ、あの夜のことは内々に処理しましたのに、どうやってお知りになったのでしょう?
……まあ、それでですか……。あの回線を知っているということは、ハンナかアンが
早まったのね……。
いえ、大したことはありませんでしたのよ。ちょっとした騒ぎにはなりましたけど、
邸のなかでだけのことですし……陛下のお耳にお入れするようなことではありませんわ。
ええ……そうではございますけれども……。
……はい。さようでございます。
しかたありません。では、お話しいたしますけれど、一つだけよろしいかしら?
私は国の方が個人として存在することを認めない向きには反対でございます。長年お世話
させて頂いておりますから、余計にでございます。旦那さまは確かに我が英国でいらっしゃい
ますが、一方で個人として一つの人格も持っていらっしゃるのですよ。
そのことを、あなたがたには決して忘れて欲しくありません。
ですから……だからですね、あのことは国としてよりも旦那さま個人としてのことですのよ。
陛下はあの方を統べる御身、お耳に入れるのは構いませんが、決して表沙汰にはなさりません
ように、ご本人達に『外の誰かに知られた』と気づかせないよう、お心配りをお願い申しあげます。
旦那さまが、数年前から個人的にセーシェルさんとお付き合いをしているのはご存じですわね?
セーシェルさんは数ヶ月に一度お屋敷を訪ねてこられて、一週間から二週間ほど滞在なさい
ます。旦那さまはお忙しい身ですから、彼女の滞在に合わせてずっとお休みをとるというわけには
参りません。
セーシェルさんはお休みを頂いていらっしゃるようですので、旦那さまの留守の間は、お屋敷で
私どもと旦那さまの帰りをお待ちしております。
あのときは、たまたまシーランドさんもお屋敷にいらっしゃってました。
旦那さまは口ではああだこうだとおっしゃいますけれど、本心ではシーランドさんを
可愛がっていらっしゃいますからね。屋敷にはシーランドさんのお部屋もございますし、
自由に出入りさせてよいとおおせつかっております。
セーシェルさんとシーランドさんは、同じ海の国――シーランドさんを国と呼んでも差し支え
なければ――だからでしょうか、仲がよろしくて。滞在期間が重なったとき、旦那さまの留守中は
一緒に刺繍をしたり、お庭を掘り返して池を製造したり、お料理をしたりなさっています。
シーランドさんはとてもセーシェルさんに懐いていらっしゃいましてね。
それが残念なことに裏目にでてしまったのですが……
あの夜は、シーランドさんがおトイレに起きられましてね。
その時ちょうど……お二人は愛しあっていらっしゃいまして。いつものことなんですけど。
お客様が――特にお子様がいるときはお控え下さいませと申しあげて、普段はお二人も
シーランドさんのいらしてるときは近くのホテルに行って済ませてくるのですけど、時機が
悪かったと申しますか……
その日は、旦那さまは三日ぶりにお帰りになったところでした。そして、一晩明けたらまた
数日でなくてはならなかったんです。
旦那さまの体調は昨今の経済情勢に影響されて非常に悪いです。けれど、どんなに体調が
悪くても、出なくてはならない会議は休めませんし、しなくてはならないお仕事を放り出す
ことはできません。人間と同じ加療が通じませんから入院して休んでも意味がなく、どんなに
気分が優れずとも、ひたすら、働き続けなければならないのは……国の方の辛いところですわね。
個人としての旦那さまの体調を、誰よりも心配していらっしゃるのはセーシェルさんです。
外出させて無駄な体力を消耗させたくなかったのでしょう。
しかし、一週間後には自分も帰らなくてはならないのに、旦那さまとお会いできる時間が短い
のもお寂しかったんだと思いますし、その思いは旦那さまも同様であったことと理解しております。
そういうわけで深夜になってから……はい。
その時、わたくしは就寝の準備をしておりました。夜のことはこのところはすっかり若い人
たちに任せきりでございます。
どーん! とこう、壁に体当たりするような大きな音がいたしましてね。何事かと見に行ったら、
旦那さまのお部屋のドアを、暗闇のなかでシーランドさんが必死に殴っているのです。
「ここを開けるですよイギリスの野郎!」
セーシェルさんは旦那さまのいらっしゃらないときも旦那さまのお部屋でお休みになるので、
シーランドさんが一緒に寝たくて訪れるときもありますが、その時だってこんなに強いノックは
なさいません。当夜は旦那さまがいらっしゃるから、ご一緒しようとして閉め出されたにしては
様子が妙でございます。
「どうしたのですか」
あわを食ってわたくしが申しあげますと、シーランドさまは激しい勢いでおっしゃるのです。
「セーシェルのお姉ちゃんがいじめられてるですよ! すっごく苦しそうな声で『ごめんなさい
ごめんなさい』って何度も謝らさせられているですよ! イギリスの悪漢野郎をシー君が
懲らしめてやるです! メイドのおばちゃんここを開けてください!」
……わたくしも年ですからね。何が起こっているのかは、それで大体理解いたしました。
これが、旦那さまのお兄様がたでしたら、それと察して知らん顔をするなり黙って盗み聞き
するなりしてくださるのでしょうが、なにぶんそういったことをまだよくわかっていない
シーランドさんはあれで正義感の強いかたで。仲のよいお姉さんがいじめられていると思ったら、
もうこれは助けに入らねばと思ったのでしょう。
もちろん、シーランドさんは悪くありません。
シーランドさんが勘違いなさったのも、無理はないことですのよ。お二人はシーランドさんの
前では喧嘩していることも多いですし、その日の夕餉のあとにも口論していたばかりでした。
口論というのも、セーシェルさんが体調を崩しても休めずに動き回っている旦那さまを
心配してのことでしたからね。こちらから見ればなんとも愛おしいやりとりなのですが、
シーランドさんの目にはただの喧嘩に映っていたことは間違いありません。
セーシェルさんは涙ぐんでいましてね。シーランドさんがそれを慰めていらっしゃったんです。
散々旦那さまを二人で罵りました。
文句を聞くのに飽きた旦那さまはセーシェルさんだけを連れてお部屋にお戻りになったの
ですが……その前に言った一言が、
「お前、今日は覚悟しとけよ?」
でしたので、シーランドさんは寝るまでずっとセーシェルさんが酷いことをされないかと
不安がっておりました。そこに夜中起きて『ごめんなさい』と言わされていたら、いじめられ
続けていたと誤解しても当然です。
酷いことなど、されるわけがないのですけれどね。旦那さまはセーシェルさんをそれはそれは
大事にしていらっしゃいます。
そういう経緯がございまして、わたくしはこれはどうしたものかと、あれほど困ったことは
久しぶりでございました。
なにせ、セーシェルさんは『ごめんなさい』とおっしゃっていた――どうせ何かのイメージ
プレイでもしていらっしゃったんでしょう。よくあることです。ですから、
「仲良くしていらっしゃるんですよ」という言い方は通用いたしませんでした。
シーランドさんはもうたいへんな勢いでバンバン扉を叩きますし、そのうちお部屋の中からも
何かを慌てふためくようなお声がいたしますし、他のメイド共も集まって参ります。
旦那さまの部屋の合い鍵はゴードン――失礼。旦那さまの執事、ミスター・バーグマンが
管理しております。
元々、旦那さまにはセキュリティ的な利便性の都合で鍵はせずに寝て頂いていたのですけれども、
以前メイドの一人が朝からお二人がしていらっしゃったときに踏み込みましてね。それからはお二人
一緒の時は鍵をかけるようになっていたんです。
バーグマンは旦那さま以上に朝が早いので、もう休んでおりました。起こしに行かせている間
にもシーランドさんは顔を真っ赤にして叩き続けます。
「ちょっ……これ……!? おい! 助け、」
「ああああ! ダメです、いやっ! なんでっ!?」
というお二人のお言葉もなんだかよくわからず、バーグマンが参りましてもシーランドさんを
お部屋に返さない限り扉を開けるわけにはゆきませんから、様子を知るべく先にミス・ハンナに
命じて窓から侵入させました。
お部屋は二階にございますから、ハンナが行っている間にバーグマンも到着しました。
息も絶え絶えになりながら戻ってきたハンナが言うには……はぁ…………
お二人は……抜き差しならぬ状況に陥っていらっしゃったと。
俗に言う、膣痙攣というものでございますね。シーランドさんが急に扉を強く叩くので、
セーシェルさんがびっくりしてしまい、旦那さまと離れられなくなってしまった。
それからが大変でございました。
中がパニックになればなるほどシーランドさんは興奮してお言葉が不明瞭になりますし、
最終的には気絶させて頂いて、お部屋にお戻ししたのですが、離れられないお二人のことは
どうしようもございません。
バーグマンは医師でもありますから、診させて頂ければなんとかできるのですが、セーシェル
さんは娘さんです。バーグマンのような男盛りの男性に繋がったままの姿を見られたくないの
でしょう、拒絶されてわたくしたちは扉が開けられない。
でも、あんまり長いことその状態が続きますと、旦那さまのお体のほうに障りがでてきます
でしょう?
まずセーシェルさんをリラックスさせることが肝要だと、バーグマンは扉越しに旦那さまに
アドヴァイスを送ってセーシェルさんを落ち着かせようとするのですが、それをセーシェルさん
も聞いていらっしゃるのですもの、そうそう落ち着いたりできませんわね。
セーシェルさんは泣き出してしまいますし、旦那さまは旦那さまで混乱しておりますし……
わたくしはどうしようもなくただおろおろするばかりでしたわ。
ひどい夜でございました。
それで? そうですね、結局朝方になってから、セーシェルさんが疲れて眠ってしまったのを
見計らって扉をあけ、バーグマンが彼女に弛緩剤を投与いたしまして、やっとお二人はお体を離す
ことができたという次第でございます。
旦那さまもおかわいそうに、せっかく一晩ゆっくりお過ごしだったのに、クライマックスを
迎える直前でそのようなことになってしまって、そのうえろくに眠ることもできないまま
お仕事に出かけられて……
セーシェルさんは、二日ほどお部屋からでてこられませんでした。
重ねて申しあげますが、シーランドさんは悪くありません。ただちょっと、タイミングが
悪かっただけです。
ですが、セーシェルさんが閉じこもっていると、何か自分が悪いことをしたらしいとは察した
らしいんですね。お部屋の前で、
「ごめんなさいなのですよー、またシー君と遊んで欲しいのですよー」
と訴えている姿は、いじらしい限りでございましたわ。
セーシェルさんも、シーランドさんを憎く思っていたわけではないのですよ。恥ずかしかった
だけなのです。
セーシェルさんが部屋から出てきて、お互いにごめんなさいをしてからは、また一緒に遊んで
おられました。
帰ってきて、セーシェルさんとシーランドさんが仲良くしているのに嫉妬して、わざわざ
シーランドさんの前でキスをした旦那さまは疲れていたとはいえ、たいへん大人げないことを
なさいました。
いつも旦那さまがお帰りになってからはセーシェルさんが旦那さまにかかりきりになって
しまうのを、シーランドさんはちゃあんと我慢していらっしゃいましたのにね。
その後?
旦那さまは一日お休みがとれましたので、シーランドさんを帰してから、一日中二人きりで
なごやかにねんごろにお過ごしなさいましたよ。
幸せそうにしていらっしゃるお二人を見ていると、わたくしも幸せでございます。
……何か言いたげでございますね。
旦那さまが――英国≠ェ、政治と関係ないところで別の国≠ニ個人的に交際することを
好もしく思っていない派閥があるのは、わたくしも耳にしております。
ですが、旦那さまが女性を愛して何が悪いと言うのでしょう? その昔には、終生旦那さまと
お暮らしになっていた女性もいたとお聞きしております。現代では、たまたまその女性が
他国だっただけではありませんか。
国が自分たちの思い通りになるべきだと言うのは、まったく政治家どもの恥ずべき傲慢です。
国の方々にだって、心というものがおありなのです。
陛下が黙認なさっていて、当人たちが幸せなのですから他の連中がとやかくいうことでは
ありません。
もしも、あのお二人の意思に反して仲を裂くような無体を働く者がありましたら……
わたくしどもはいつでも、全力で迎え伐つ準備がございましてよ。
違う? ああ……、え?
あの……そこまで報告する必要がありまして?
ええ、確かにわたくしは旦那さまのお目付役も兼ねてございますから、何をしていたのかは
一応把握しておりますが……あの、本当に?
ああ……わたくし、次に陛下にお目通りする機会を頂けたら、旦那さまに人並みのプライバシーの
権利を賜るよう、きっとお願いいたしますわ。
お二人がその時していらしたイメージプレイは、『万引少女と不逞警察官』だったそうでございます!
(終)
GJ!
報告先って女王さまかw
メイドさん素敵すぎる
なぜイギセーにはこんな不幸だけど幸せ感が溢れるのだろう。
あと爺ちゃんズ続き一応あるからまた書く。
もうやだこの紳士
けしからんもっとやれw
GJ!
万引少女と不逞警察官なんてプレイ考えられるイギリスって一体・・・
超GJ!
しかしメイドだけでなく上司にまで内容筒抜けってどうなんだwwww
イギセーにシーランドが絡むとラブコメっぷりに拍車が掛かるってことは分かったw
このメイド頭さん大好きだー!!
上司には知られたくねえw
GJ
ゴートンと語り手は内縁関係と見た漏れ自重
イギリスが国という立場上、個人としての婚姻が出来ないため
彼を慕う部下たちもそれに倣っているに違いないと勝手に妄想してる
いずれにしても、周囲に愛されカップルGJ!
イギリスやドイツなど女性上司の国は、恋愛相談とかすればいいと思う
逆にウク姉んとこの上司はめっちゃ指導してそうだ。
「あなたの胸のロケット使ってどっか攻め落としてきて☆」とかって。
やはりウク姉ちゃんには、眼鏡S制覇を成し遂げていただきたい
カナダとかエストニアとか
エストニアは既に喰ってるから
つ保管庫
あれは姉ちゃんが喰われてる
>>217 それならスーさんも入るよな
あとタイさんもその中に入れてくれ
ただ他の眼鏡キャラと比べるとこの2人は喰うのが難しそうだが
>>206 GJです
あなた様のイギセーがすごく好きだ!!
シーランド絡むのも好みすぎる
タイさん・・・難易度高いな
そもそも性格すらわかんねーじゃねぇかw
やっぱ姉ちゃんが喰わないとダメなのかな。
オーストリアも姉ちゃん喰われてるよな。確か…
貴族は前スレで姉ちゃんに一応喰われてた感じだったが
ここはまだ書かれて無いカナダさんを推したい
アメリカとの3Pでもおk
カナダだったらペロッと喰えられそうだな。
メリカと一緒でもイケそうだw
個人的には喰われるスーさんが見てみたいが…う、動かしづらい!
というかフィンとウク姉(ロシア)は見た目が似てる。
やや若い頃淡い想いの正体もわからぬうちに
ウク姉にぺろりと食われてやや女性恐怖気味。
↓
後日出会ったフィンに懐かしさと安堵感(食われる心配が無いから)
を覚えて嫁宣言。そしてびびるフィン。
みたいな。
あれ、スーさんウク姉より年上だっけ。
スーさんかなり成長期が早い
歴史的な意味で
スーさんは下手すりゃルーシ諸国の父ちゃんです。
スウェーデンバイキングがルーシねの建国に関わってるで。
父ちゃん喰う娘…
中国日本トルコの次ぐらいにか、スーさん
フランスも結構お兄さんだよな
ウク姉の初めての相手には…ならないか…。
>>224 カナダさんデビューは、仏語つながりのベルも、
露と加が気候・国土的に似てるからと気になるベラも、
米に傷つけられるなか加が難民保護的に助けてあげる越ちゃんもイケると個人的に思う
リヒテンはきついか・・・?
リヒテンに食われちゃったらやばいよなww
>>227 >父ちゃん喰う娘
私は一向に構わんッッ!!
父ちゃん(的な人)を喰う娘的構図が可能なのは
ハンガリー×トルコ(まだやりやすそう)
スラブ姉妹×スーさん(これは厳しい・・・スーさん動かしにくい・・・)
中国×台湾(これは兄妹?)
位か?
ゲルマンさんとリヒ……無理か、無理だろな
つくづく南欧に女の子いないのが惜しいな。ローマじいちゃんの出番がギリシャ母さんしかいない
ポルトガルってどうなんだろう
カスティーリャはスペインのお姉さんらしいが
ライナ24
ロシア22
ベラ19
くらいかな
>>234このスレに不可能はないんだぜ・・
萌える!無口クールなゲルマンさんと幼いロリリヒたんの年の差ウン千年の組み合わせ萌える!
いかん…最近「ローデリヒ」の文字が「ロリヒ」にしか見えん…
デスクトップでべラたんが兄さんと一緒にカナダいじりしたいって言ったよ
なんか表現がエロいよベラルーシちゃん
上でコメントくれた人ありがとう。
きっとイギリスは薄幸の王女様と困難の上に結ばれた狩人とかいう設定でもやってるよ。
報告。サイトやっぱり作りました。
初代スレから今まで投稿した作品を収録しました。
トリップなしで投稿したものもありますが間違いなく自分で書いたものです。
以上報告でした。
>>240 これから探索の旅に出ます
検索避けばりばりのこのジャンルですから
神の居所を探し出せる気が全然しないが・・・
>>240 まじか!
必死に探すんでせめてサーチに入ってくださいお願いします
>>240乙!早速探してみる!
娘×父の構図を具体的に妄想してみると、
最終的には親父に「おめーが俺を犯すなんざ3世紀早え!」と、形勢逆転されそうなイマゲ。
スーさんてガチだったり威圧感だったり
過程(セクロス)は不明なくせにヘタリア一の
結果(父親属性)持ちなんだな…
しかも結構いいパパ。
いっそパパ争奪戦でシー君とウクライナとか。
シー君死ぬか。
>シー君とウクライナ
紅茶吹いたw
いや、結構ありだと思うぞ
>>240 乙です
サイト探し出せるよう頑張るんだぜ
>>240 お疲れ様!
頑張って探す!
ウクとシーくんで母乳プレイ…
前スレであった密室プレイもあるだよ!
シー君は…巨大マシュマロにペロッと喰われてトラウマにならなきやいいが。
>>248 そしてつるぺたリヒちゃんにしか反応しなくなるんですねわかります
こないだからビミョーに気になってるのが
一体何人くらいウクに童貞喰われてるかどうか…なんだが…
黒組織に捕まってない女性キャラはベラルーシとベルギーか
ベトナムはまだ保留として
ベラルーシをさらう勇気のいる隊員はいないものか
ロシアが売ればオケー!
>ベラ
ベラルーシの所にプロイセンぶっこんだらどうなるかな…エロになるか、血まみれで決闘になるかな…ひたすら泣かされるかな…
>>253 じゃあひたすらベラのエロ攻めに泣かされるプロイセンで
ベラ×プーって、ちょっと前にあったベラ×香港みたいな図になりそうだw
この流れでドイツ兄弟とスラブ姉妹の4Pを受信した…
そしてそれをニヨニヨしながら見ているオソロシアさまも…
ドSドイツ×MライナとSベラ×Sなのに…Sなのに…!プーですねわかります
ぴくしぶでうっかりハンガリーさんにはまった
何であの人あんなに可愛いの?
想像だけでもうテラ不憫w
壁に張り付けられて、体に当たるか当たらないかのところにダーツの様にナイフを投げられて、涙目で失禁間近なプロイセン受信した。
>>258 ハンガリーさんかわいいよハンガリーさん
ゆるふわロングヘアーでロリ顔巨乳なハンガリーさんかわいいよな!
四月馬鹿でまさかのデレに禿萌えた
ヽ(〃^-^)/★*☆とかってなんなの、俺を悶え殺す気かよ
かわいい顔文字使っちゃってさあああああああ
ハンガリィィィィィィィさあああああああああん
気持ちは分かったから女の子スレでやれw
いや、むしろその熱くたぎるパトスを是非エロパロにぶつけるんだ
汗で張り付いたゆるふわウェーブ紅潮したロリ顔にたゆんたゆんの美乳ハンガリーたんハァハァ
あっちでは聞きにくかったんだけど、
セーシェルがハンガリーのことを「金髪ロリ顔巨乳」って言ったって本当?
プーがウクにひいひい言わし言わされでもいいなあ
>>266 うをおおおおおおおおマジでか
学ヘタなのか、それは
一体どういう流れでそう、よりによってセーシェルが言ったのか見たかった
のとさま5(舞台が学ヘタ)で言ってたよ
あれはハンガリーさんの胸チラが拝める貴重なゲームだ
金髪ロリ顔巨乳ってすごい兵器だよなハァハァ
のと様のフロントホックの外れた下着姿のハンガリーを描いたひまさんは最高だ
あのフロントホックが外れて見えた谷間に挟まれたい
もうダウンロードは終了したけど本家HPのゲーム>のとさま5のページに
ハンガリーさんのフロントホックがはずれちゃってるよな画像があるんだぜ
…パソコン買い換えた時にのとさま5のデータ、紛失したんだよなぁ、ああああああ
たしかプロイセンがハンガリーさんの着替えを覗いていて、その覗く場所争奪戦だったのが
いつの間にかプロイセンを剥いていた記憶が残ってる
>>265 プロイセンはおっぱい星人だからウクライナさんありだね!アリアリ!
前に投下した女王様リヒ、プロイセン惨劇編の続編的作品できたので、投下します。
なぜかブラコンコンビなプロイセン×ベラルーシ。
ベラルーシ相手なので、エロよりギャグ感が大きい(予定)です。
やはり普憫かもしれん。
スレにあったいろんなネタ放り込んだので、笑って流してくださいませ。
ちなみにまた規制中なので携帯より投下。
時間がかかるかもしれません。
NGワードは〜甘い香りは誘惑の香り〜でよろしくです
――どうしてこんな事になったんだ?
身体の下には、雪のような肌をした少女が一人。
頬を赤らめ、ただ、彼を見つめていた。
薄い茶色の髪、頭のリボンが呼吸のたびにさらりと揺れる。
紺色のワンピースは乱れ、肌が露になっている。
嫌だったら、手加減なしに殺してくるような奴だ。
何もしてこないという事は、無言の肯定なのだろう。
もし、これが想い人だったら、ためらいもない。
だが。
どうして。
こんな
数回顔合わせた程度で、ここに来るまで話もろくにしなかった奴と、こういう展開になっているのだろ
うか。
事の始めは、数日前。
女に襲われたショックと、ドイツの非情さに泣きながら家を飛び出したのがきっかけだった。
「ちくしょう! いじけてやる! ぐれてやるぅぅっ!!」
大の大人がいじけるとかぐれるとか言っても、誰が止めるというのだろうか。
現に、ドイツは止めにこなかった。きっともう一戦だか、もう二戦だか楽しんでいることだろう。
最初は、追いつける程度の速さで。追いかけてくるものがいないとわかると、とぼとぼと歩き出し。
ついには地面に座り込む。
涙でぼろぼろになった顔なのに、口元だけはどうにか笑ってみせ、
「一人楽しすぎるぜ〜」
いつもの強がり。
そこまではいつも通り。
ここからがいつもとちがったのだ。
「どいて」
可憐な声とともに、背中に走る衝撃。
前のめりになり、でんぐり返しで2周して、大きな木にぶつかって止まった。
新たにあふれ出てくる涙を拳で拭い取り、後ろにいるはずの人物に向かって叫ぶ。
「いてぇじゃねーか!!」
だが、その人物はもうすでにそこにはいなかった。
辺りを見回すと、黙々と歩みを続ける少女の姿。
「おい、ぶつかっておいて侘びもないのかよ!」
まるでチンピラのような口調で叫ぶと、立ち上がり、少女に追いついて肩に手をやり……
――再び、視界が回った。
実に華麗な技だった。攻撃を受け流し、それを自らの攻撃へと変化させる。
一度ならず二度までも転ばされた身としては、怒り奮闘だろう。
「だから待てって!」
「何? 私はお前に用はない。私が用あるのは兄さんだけ。兄さん兄さん結婚結婚結婚」
その様子から推測するに、相変わらずロシアを追いかけているようだ。
きっと、今日もロシアに結婚を迫りにきたのだろう。
だが
「……今日はセーシェルんち行くとか言っていたから、そっちにいっても無駄だぞ」
「そう……」
急に表情が曇る。
(ああ、そうか。あいつが意味もなく行くわけない。暖かいとこ狙ってるんだっけな……)
ぼんやりと考える。
(ロシアの事だから、温和に済むわけない。無理やり蹂躙するに違いない。泣き叫ぶセーシェルをあーん
な手で……)
頭の中で、中坊的ピンク妄想があっという間に広がった。が、すぐに考えを変える。
(って、わけないか。確かロシアが向かったときいて、フランスとイギリスが公務放りだして向かったと
誰かが言ってたな)
「何、ニヨニヨしてる。気持ち悪い」
八橋のやの字もなく、ずばっと言い放つベラルーシに、彼は少々興味を持った。
兄弟を愛する者、報われぬ愛、言いたいことはずばりといってしまう性格。
どこか自分に似ていたからか。
しょんぼりと肩を落とし、去っていこうとする彼女に声をかけてしまったのは。
「これからちょっと俺につきあわねぇか?」
「嫌」
0.2秒で玉砕。相変わらず普憫さは絶好調らしい。
「で、なんで?」
「だから、押してだめならば引いてみろって奴だよ。
数日姿を現せなければ、きっとロシアも気にするさ」
「そうだけど、何でお前なんかと」
「大丈夫。俺も何でお前なのかわからんから」
話すら聞いてくれないベラルーシをどうにかなだめ、ある空き家へとやってきたのだ。
作戦はこうだ。
どこかに姿を隠す→数日姿が見えない→ロシアとドイツが心配する→必死に探す→程よい所で出て行く→やっぱり君が必要なんだ
そううまくいかないとはわかっている。作戦を考えたプロイセン以外は。
でも、たまには心配した兄が見てみたい。
「……付き合ってやる。ただし……」
「あー、わかってるって。俺だってもう少し胸が大きい方が」
「……殺す!」
口は災いの元。ナイフを持ったベラルーシに追い掛け回されるプロイセン。
そんな関係だが、一人じゃない事、誰かと騒げるのが少しだけ嬉しい。
ちょっとだけ彼の目に涙が浮かんでいたのは、恐怖だけのせいではないといっておこう。
さて、同じ目的の元、一緒に数日を過ごすことになったのだが。
偶然見つけた空き家は、アジトとして最適だった。
一部屋しかないのは難点だが、その他、生活に必要な物品はそろっている。
部屋の真ん中に置かれたベッドはベラルーシが占領したのはしょうがないだろう。
むしろ、一応紳士(自称)なんだから、もし彼女に譲られたとしても、頑として受け入れる気はなかった
。
……まあ、そんな話、ひとかけらも存在しなかったのはいつものことだ。
一日二日は、彼女の動向にどぎまぎもしたのだが……ここまで意識されないと悲しいものがある。
風呂上りはタオル一枚は当たり前。時折、ベッドに潜って甘い声を上げている時すらある。
ここで襲わないと男ではない。
だが、プロイセンも男であるまえに、ひとりの人だ。命は惜しい。
泣く泣く、一人シャワールームで抜く日が続いていた。
『イカクサイ』とか『変態』とか言われようとも、抜いておかないとこっちの身が持たない。
「あー!! お前、ビール飲んだだろ! 折角俺が買ってきたってのに」
「うっさい。コレじゃ足りない。買って来い」
鬱憤を晴らそうと買ってきたビールが飲まれていた。
いつものようにマイウェイなベラルーシの姿に、彼は肩を落とす。
どうせ、彼女に何を言っても無駄なのだ。
それならば……
「しゃーない。たっぷり買ってくるから、たまには2人で酒盛りでもするか」
「あんたのおごりならば」
「へいへい」
相変わらず口数は少ない。
だからこそ、たまにはじっくりと話してみたくなり、酒盛りを提案したのだった。
2人でバーか何かで飲む……という雰囲気ではない。居酒屋で飲み明かすようなものだ。
彼女はウォッカを好んで飲む。だから、少々の酒ではどうにもならないと踏んでいた。
……それが大きな誤算だった。
「ちょっとまて、それは俺用のビール」
「お前のものは私のもの。黙ってろ」
「しゃーねぇなぁ。ワインでも飲むか」
「そうしてろ。馬鹿」
ウォッカが燃料な雪国の娘と、ビールが栄養なゲルマン人。
二人が揃えば、あっと言う間に酒が消えていく。
最初はテーブルで酒を嗜んでいたが、次々と空く酒瓶にテーブルを支配され、いつの間にか床に座り込んで酒盛りをしていた。
もくもくと酒を胃に流し込んでいくだけだったが、やがてアルコールが全身にまわると、徐々に饒舌になってきた。
「にしても、ヴェストの奴め。あんな小娘といちゃいちゃするだなんて……
うらやらしすぎるぜ」
「それをいうのならば、うらやましいでしょ。
意味はあってそうだけど」
ピンクに染まった頬でしっかりと突っ込みをいれる。手にしていたウォッカのグラスを床に置くと、一つため息をついた。
「私だっていちゃいちゃしたいわ。
兄さんならばどんな事されたってかまわないのに」
「ああ、よくわかるぜ。俺だってヴェストならば、なにされたっていいのな」
「……ホモは死ね」
「違う!!そーいうわけじゃねぇ」
ヴェストの為ならば悪にでもなってやるって事だよ」
すわった瞳に一瞬だけ真面目な光が灯る。しかし、すぐにへらっと笑い……涙目になった。
「あああ、ヴェスト〜小さい頃はあんなに可愛かったのに。
いや、今でも可愛いが」
「酔っ払いうざい死ね」。
……だけど、半分は私も同じ。
兄さんの為ならば全世界敵になってもいい」
遠い目でウォッカのグラスを傾ける。氷が澄んだ音をたて、揺れた。
憂いの表情。赤く染まった頬。濡れた唇。
アルコールも手伝ってか、彼女の姿に妙にどきどきする
気づかれないよう、少しずつ、近づいていく。
「近寄るな。イカクサイ 」
そんな行動はバレバレだったらしく、首筋にナイフを突きつけられた。
(本気かわいくねぇ)
喉まで出かけた言葉を飲み込む。
これを言ったらナイフを横に引かれるに違いない。それもためらいなく。
――と、ここであるいたずら心が浮かんだ。
ニヨニヨといやらしい笑みを浮かべると、まっすぐに彼女を見つめた。
「イカクサイって、何の臭いだかしってんのか?」
彼女は視線をそらし、頬を更に赤らめ……
……だったら、良かったのだが。
目を逸らすことなく、表情も変えず、きっぱりと言い放つ。
「精子の臭いでしょ。一人楽しすぎる男は寂しいわね」
「悪かったな! お前だって一人でやっていたじゃねぇか!!」
「男がやっていることを、女がやって何が悪い?」
「やるにしても、もう少し男の目を気にしろ!! 女の恥じらいもねぇのか!」
「ムラムラきたの? はっ、理性の無い男ね」
「理性無くて悪かったな!! そんな恥じらいも無い女に誰がムラムラ来ると思うか!
そんなんだから、ロシアに愛想つかされるんだよ!」
売り言葉に買い言葉。
……その時、言ってはいけない言葉を言ってしまった自覚はあった。
だが、とまりそうにない。
「どうせ女の武器を使ったところで、ロシアに見向きも去れないんだろ。
まあ、しゃーねーよな。お前のねーちゃんはあんな巨乳だし、お前には色気も恥じらいもないだろー…
…んぐ」
言葉が途中で中断させられた。彼女の柔らかな唇によって。
アルコールの味がする。
舌が入り込んでくる。
歯茎をなぞられる感覚に鳥肌が立った。舌が絡まる。口の中を蹂躙される。
「……テクはある。あんたよりは」
息が荒い。顔が赤いのはアルコールだけが原因ではないだろう。
「なら、試してみるか?」
――こんな色気も無い女にくらっときてしまったのは、アルコールのせいにしておこう――
頭の中で言い訳をし、彼は彼女を押し倒した。
白い首筋に唇を落としながら、胸元のリボンを解いた。
胸元が露になる。大きくは無いが、小さくはない。丁度良い大きさである。
手を中にいれ。ふんわりとした胸の感触が気持ちよい。
スカートの中に手をいれれば、ぴくりと小さな反応を見せる。だが、彼女は関心のない風を装って、顔を背けた。
「……こっち見ろよ」
顔を正面に向けさせると、今度は彼からのキス。
「ん……やっ。穢れる……」
ささやかな抵抗をしているが、本心ではない。
唇を重ねたまま、手は彼女の身体をさまよう。
腿を指でなぞり上げ、太ももに触れる。滑らかな肌だ。
「くっあ……あしふぇち? 変態ねぇ」
息は荒いし、目はやや空ろになってきたが、口は減らないらしい。
「黙れ。感じてるんだろ?」
「三流悪役な台詞ね」
甘い声はあげても、毒舌ははく。だから面白い。
今まで全然興味がなかったのだが、興味がわいてきた。この女を淫らにしてみたい。
ロシアの事など忘れさせ、ただあえがせてみたい。
「そんな口聞けないぐらい、いかせてやるよ」
「だから、三り……くぅ」
ショーツに触れる。上からなで上げるとすでに湿っており、微かに濡れた音がする。
「濡れてるじゃねーか。もう少し素直になれよ」
「へ、へたくそ……そんなんじゃ、犬畜生だって満足しな……んぁ」
「なら、犬のようにやるか?」
腰を持ち上げ、またの間に足を入れ立ち上がらせる。足元がふらつくのは、かなり感じているせいだろう。
「ほら、壁に手つけ。足広げろ」
「百回死ね」
悪態をつきながらも、言うとおりにしているのが、少しだけ気持ちよい。
スカートをめくりあげると、青い下着が露になる。中心部が色が濃くなっているのは、愛液だろう。
鼻先をつけてみる。甘酸っぱい香り。舌でぬぐってみれば、少しだけしょっぱい。
ショーツを横にずらし、割れ目の中に舌をねじ込んだ。途端に溢れる愛液。
「くっ……ま、まさに犬畜生ね……あんたにはふさわしいわ……くぅ……ん」
甘い声をできる限り押さえ、毒を吐く彼女に、彼は苦笑を浮かべた。
「いい加減、素直になりゃいいのに。
ま、気の強い女は嫌いじゃねぇ」
これ以上じらしても素直になる気がせず、先に進める事にした。
青いショーツを膝までおろし、指を中にねじ込む。
まずは一本。締め付けてくる感触がとても気持ちよい。
二本、三本と増やしていくたびに、そこは更に求めるかのようにひくひくと反応を起こす。
つーっと愛液が腿に流れ落ちる。それを舌で拭い取ると、彼女は声をあげた。
「……んっ、さっさと……入れろ……ん! この、腐れ野郎が」
「『入れてください』だろ。ん?」
「プロイセンのくせに……んふぅ……お前なんかに……ぁ、誰が言うか」
声は甘いのに、いう事は辛い。
まあ、ここまで甘い声を聞けるようになっただけマシというものだ。
「しゃーねぇな。じゃ、お望み通り入れてやるよ」
後ろからというものは、実はあまり好きでは無い。
本当は顔をあわせ、恥ずかしがる顔を見て入れるのが好きなのだが。
ズボンを下ろすと、すでに硬くなったモノを割れ目に数回擦り付ける。
「んじゃ、入れるぞ」
一応、断りをいれてから、ゆっくりと中へと進入した。
かなりきついが、彼女は痛みはないようだ。むしろ、中に入っていく感触に身体を震わせていた。
静かに全部沈めると、一つ息を吐く。
「入ったぞ」
「……んっ……兄さんより小さい」
「悪かったな」
色気も何もない感想に、少しだけ萎えそうになるが、気を取り直し、腰を打ち付ける。
「ほら、俺の腕はどうだ。くっ!」
「んーーっ! ヘタクソヘタクソヘタっ、やっ、やぁ……」
口ではそうはいいつつも、髪を振り乱し、涙を流しながら乱れる姿は麗しい。
毒を吐くたび、強くうちつける。
――こいつとやってると、マゾなんだか、サドなんだかわからなくなってくるな――
頭の中でそんな考えが浮かんだ。だが、すぐに頭が白くなり、下半身が熱くなって
「中に出すぞ! くっ」
「か、勝手にし……ふぁっ!」
そして、彼女の奥底まで蹂躙を完了した。
モノを抜けば、とろりとあふれ出す精液。足をつたい、地面に流れ落ちる。
あまりの快楽に、起ってられなくなったのか、地面にへたれ込む彼女。
乱れる呼吸を抑え、彼を潤んだ瞳で見つめる。
何かを言おうとして、少し戸惑い、だがやはり口を開く。
「ヘタクソ」
「ああ、そういうと思ったぜ。だが、お前もあれだけ声だしてただろ」
「くっ、痛かっただけだ。それに……」
瞳が怪しく輝く。いつの間にか手には数本のナイフ。
そのナイフを構えると、彼に向かってすばやい動きで投げつけた。
彼の髪をかすり、壁に突き刺さる。
「……兄さんからもらった服汚した。責任取れ」
「ちょ、待て! それはお前が座り込んだせいで!」
「煩い。責任とって死ね。おとなしく死ね」
次々と投げられるナイフ。どうにか紙一重でよけるプロイセン。下半身出したままで。
二人の行為は、やはり最後まで普通に終わる事が無かった。
「私が殺してから、兄さんにも殺させる。だから安心して死ね」
「んな無茶な事いうなぁぁぁっ!!」
ネズミと猫のごとく、どたばたと家の中を駆け回る二人。
――意外にこの二人はこれで幸せなのかししれない――
『入ったぞ』
『……んっ……兄さんより小さい』
『悪かったな』
『ほら、俺の腕はどうだ。くっ!』
『んーーっ! ヘタクソヘタクソヘタっ、やっ、やぁ……』
彼らの愛嬌が響き渡る。それをただ黙って見つめる黒尽くめの男達。
そう、ここは毎度お馴染み黒組織のアジトの一室である。
映像を止めると、男達は大きくため息をついた。
「……これ、売り物になるか?」
「さぁ? そういう趣味の奴ならば……
「にしても、なんでベラルーシちゃんとプロイセンなんだ?
ウクライナ姉さんとシーランド君辺りを狙っていたはずだよな」
そう。男達の目的は、『巨乳とお子様。母性バリバリか、それともお姉さま怖いになるかドキドキ大作戦』のはずだった。
そのために、前にドイツたちを監禁した家の準備をし、後は二人を連れてくるだけだった。
……どこをどう間違えたのか、いつの間にかプロイセンとベラルーシが勝手に住み込んでしまい、勝手に行為を始めてしまい……
準備していたビデオも稼動して、二人の行為をとっていたのである。
未だに続いていた家の中の惨劇は、見なかったことにし、行為中の映像の編集に着手したのだ。
「まあ、それなりにエロイし、結果よければ全てよしということで」
「けど、結果がよくなればいいんですけど。血に染まった床、掃除するの大変なんですよ。壁にはナイフの跡もあるし」
「あー……」
隠しカメラの映像に目をやれば、元気に鬼ごっこを続けている二人の姿。
男は下半身丸出しだし、女はショーツを脱ぎ捨てたまま。
余韻も色気も何も無い二人。
「……ま、何とかなるだろ。じゃ、編集作業の続きやるぞ」
『おー』
プロイセンの不憫さに少しだけ同情しながらも、男達は再び編集作業に戻るのであった。
以上です。
ブラコンコンビだと、ギャグにしかなりませんでした。
ありがとう。まさか自分が言い出したことを反映してくれるなんて夢にも思わなかった。改めて言う、本当にありがとう!
グッジョブ!
ロシアがプロイセンにありがとうありがとうって言ってるのがみえた
密林の警官コス見て、これ英セーの万引き少女ネタが書かれるというお告げだと思ったんだが……さすがにまだか
よく考えたら、宇宙人も魔法も存在する世界なんだよな…
洗脳でも催眠でも触手でもなんでも出来る!すてき!
ヘタリアで触手は考えたことなかったなぁ。
やはりあの中で触手が合いそうなのは日本だろうか。
江戸時代には既にそのジャンルが存在してたし。
他にもそんな国ある?
保管庫にイギリスにより巨大化イソギンチャクにやられるセーシェルあったぞ。
>>291 見落としてた。スマン。
海の生き物とセーシェルは合うね。
魔法+ガーデニングでやっぱイギリスが優位だな
あとはトニーの力を借りてアメリカか?
トニー+メリカでウク姉に逆襲…とか!?
中国の古文書なんかにはその手の生き物がザクザク載ってそう
秘境クラスの奥地にいけば現存してる可能性も…
日本は触手ものの同人誌とか出してそうだ
>>295 むしろ中国なら、「おーい、ちょっと来るある」くらいのノリで、伝奇小説ノリの珍獣、
「無理言って来させたある」くらいのノリで神獣、神仙の類まで呼んでくれそうな気がするw
上司は龍だし、本人も「仙人か何か」だし
わーい! コツコツ書いてた伊リヒができたよー!
空気を読まず投下するぜー!
ちょい特殊プレイなのでお気をつけて……
駄目な人は「正しいイタリア人のもてなし方」をNGで
「あれ? リヒテンシュタインだけ? スイスは?」
その日、チーズを輸入するためスイス宅を訪れたイタリアを出迎えたのは、スイスの妹分であるリヒテンシュ
タインだった。
イタリア人はパスタとトマトとオリーブオイルと同じくらい、チーズをこよなく愛している。イタリアがこ
うしてわざわざ国境を越えてやって来たのも、全ては極上のエメンタルチーズを手に入れんがためである。確
か、一ヶ月ほど前からの約束であったはずだ。
「すみません、イタリア様。兄は急用ができてしまいまして、外出しております。お約束のチーズの件は私が
承っておりますので……」
「ああ、ううん、いいんだー。スイスも忙しいもんね。それに俺としては、怖いスイスより可愛いリヒテンち
ゃんに出迎えてもらえた方が全然嬉しいよー」
無意味にパタパタと腕を振りながら、イタリアは全身で喜びを表現してみせる。体を動かさねば喋れないの
はイタリア人共通の病気である。
ともあれ、イタリアの邪気のない振る舞いに、リヒテンシュタインはホッと安堵の息を漏らした。
(兄様はああ仰っておられたけど……イタリア様って優しそうな良い方です)
やむを得ず家を空けることになったスイスは、出掛けの際、大切な妹にこう言い残していた。
――いいか、リヒテン。男という生き物を信用するな。男はみな畜生だと肝に銘じておくのである。
特に今日来る予定のイタリア……あやつは女と見れば誰彼構わず言い寄る発情期の犬並みのケダモノだ。
用件が済み次第、即座に追い出すのである。何があろうと決して家の中に入れてはならんぞ――
護身用にと渡されたスイス製のアサルトライフルは、トリガーを引けば即時発砲できるように弾が詰められ
ていた。
(でも、そんな心配は要らないようです。それに折角こうして来て下さったお客様ですもの……おもてなしも
せず返しては兄様の名が堕ちますわ)
今日のリヒテンシュタインはスイスの代理人である。
彼女は使命感に燃えていた。
イタリアが手土産にとケーキを持参して来ていたので、二人は少しだけ遅いティータイムを取ることにした。
ドリンクはもちろん本格エスプレッソ・コーヒー。ケーキはイタリア自作のトルタ・アル・リモーネ。リヒ
テンシュタインはフォークに乗せた一口分を口に入れた瞬間、思わず目を丸くした。
「――美味しい!」
「ヴェー! でしょでしょ? 俺、スイスやドイツみたいに戦ったりするのは苦手だけど、料理ならちょっと
自信あるんだー」
「本当に美味しいです……! レモンが甘酸っぱくてさっぱりしてて、タルト生地はサクサクで……いくらで
も食べられちゃいそうです」
「えへへー、嬉しいな。まだあるからさ、もっと食べてね」
この光景を第三者が見たなら、そこかしこの空間に飛び交うお花やら点描やらが見えただろう。
はじめは兄の代理という重責に固くなっていたリヒテンシュタインも、美味しいケーキとコーヒーの香りに
段々とリラックスしていった。
ふと、空になったイタリアのコーヒーカップが目に入る。
「コーヒーのおかわりをお持ちしますね」
「ヴェー、ありがとー!」
腰を浮かし、カップを下げようとしたところで、リヒテンシュタインは不意に動きを止めた。
二人はテーブルを挟んで向かい合わせに座っていたので、中腰姿勢になったリヒテンシュタインの目線には
丁度イタリアの頭がある。
リヒテンシュタインが動きを止めたのは、目の前のイタリアのその――“くるん”――が映ったからだった。
(な……何なのでしょう、これ? 髪……いいえ、触覚? この部分だけ不自然に長くて、しかも先っぽが丸
まっていて……)
イタリアの頭部から生えているソレを何と表現すべきなのか、リヒテンシュタインは思わず真面目に考え込
んでしまう。見れば見るほど変てこだった。考えれば考えるほど不自然極まりない。
そんな彼女の不躾な視線に気付いたイタリアが、顔を上げた。
「??? どうしたのー?」
「え? ――ああっ、いいえ、その――な、なんでもありません! すみません!」
(いけないわ、リヒテンシュタイン! 今のあなたは兄様の代理……そしてイタリア様は兄様の大事なお客様
……駄目よ、そんなことを考えては……そんな――)
(あの“くるん”を力いっぱい引っ張りたいだなんて!!)
リヒテンシュタインのそんな葛藤も知らず、イタリアは上機嫌でコーヒーのおかわりを口にしていた。“く
るん”は相変わらず彼の頭部に生えている。
一度謎に感じてしまえばもはやそれが頭から離れることはなく、リヒテンシュタインは煩悩した。元来、知
的好奇心の強いたちである。気になったものは徹底的に調べ尽くさねば気が済まない。
「……ね、ホントにどうかした? もしかして気分悪いの? 俺、お邪魔だったかな?」
先程からソワソワと落ち着きのないリヒテンシュタインに、さしものイタリアも空気を読んだ。
「――はッ! いいえ、そんな! だだだ大丈夫です、ゆっくりしてらして下さいまし!」
「んー……でもリヒテンちゃん、さっきから変だよ? もしホントに調子悪いならさ、俺に気を遣わなくても
いいから……」
「い、いえ、あの、その……っ」
リヒテンシュタインは両の目をギュッと瞑り、瞼の裏側に敬愛する兄の姿を思い浮かべた。
厳格な兄。誇り高い兄。今日の自分はその代役なのだから――客人への無礼など絶対にあってはならないのだ。
……しかし。
(兄様……、そしてイタリア様……っ)
リヒテンシュタインは心中で呟くと、弾かれたように立ち上がり、身を乗り出した。
目標はすぐ目の前。ポカンと惚けたように口を開けていて、逃げる素振りもない。
「ごめんなさいまし!!」
叫び、腕を伸ばし――そして、掴んだ。
「へ――? ぁう、ふわ、ふゃああッ!?」
イタリアの口から、困惑と衝撃に充ち満ちた――何だろう――情けないというか、悩ましいというか、妙に
艶めかしい声が漏れた。
リヒテンシュタインは、
「ごめんなさいまし! ごめんなさいまし! ごめんなさいましーっ!!」
と捲し立てながら固く目を閉じ、イタリアの“くるん”をギュムギュムと引っ張りまくっている。
「ぁやっ、……やぁ……ッ、あ……っ、んんッ」
「ごめんなさいまし! ごめんなさいまし!」
「やっ……あっ、ちょ……やめ……ぇ」
「ごめんなさいまし! ごめんなさいまし!」
「それ、ひっぱっちゃ……ダメ……っ、やぁあ……ッ」
「ごめんなさいまし! ごめんなさいまし!」
――だいたい5分くらいの時間が流れただろうか。
リヒテンシュタインが我に返ったとき、イタリアは真っ赤な顔で目尻には涙を滲ませつつ、ぐったりとソファ
に沈み込んでいた。
「い、イタリア様!? いやあッ、どうしましょうどうしましょう……わ、私ったらなんてことを……!」
「……ぅ……っ、ぐすっ、ごめ、なさぁい……っ」
取り乱すリヒテンシュタインの見ている前で、イタリアははらはらと涙を零す。
ポロポロ次から次へと溢れ出すアドリア海の真珠を前に、リヒテンシュタインは更にテンパった。イタリア
は泣きやまない。
「ごめん……ごめんなさい……っ、ワザトじゃないんだよ。だって俺童貞だし、ホントそんなつもりなかった
んだ……!」
「そ、そんな……イタリア様が謝られることなど何ひとつ御座いませんわ! 全てはこの私の責任です!」
「ヴェー! 本当にごめんなさい心から謝るよ神に誓ってもいい本当の本当に変なキモチなんてなかったんだ
あー! 俺はいいイタリア人だよ! シャーンに親戚がいるんだ!」
滝のような涙を流し続けるイタリアは、リヒテンシュタインの言葉など何ひとつ聴いてはいなかった。
そしてリヒテンシュタインは――気付く。気付いてしまう。
顔を耳朶まで紅潮させ、濡れた瞳で許しを請うイタリアの、腰から下の顕著な変化に。
イタリア中部、アブルッツィ州北部を南北に走るアペニノ山脈の最高峰、コルノ山。標高2914メートル。
ズボンを固く押し上げるソレは、正しく大噴火直前の様相を呈していた。
リヒテンシュタインは絶句し、硬直する。淑女としては概ね正しい反応である。イタリアは滂沱し、北部訛
りのイタリア語で謝罪らしき文言をひたすら捲し立てていた。
涙の滝と早口のイタリア語で埋め尽くされたそのカオス空間で、先に思考力を取り戻したのは――リヒテン
シュタインだった。
(こ、これはその……ぼ、ぼ、ぼぼぼぼぼ……勃起……という状態なのではないでしょーかッ!?)
リヒテンシュタインは、およそ知識の上でしか男の生理現象を知らない。彼女が知り得る性的知識といえば、
昔ハンガリーの部屋でこっそり読んだ、男同士のやたらお耽美な薄い本によるものだけである。
その(多分に偏りまくった)知識によると――目の前のコレは男の性的興奮を示している。
そこまで考えが至った瞬間、リヒテンシュタインは大いに焦った。イタリアが何故ここまでフルボッキして
いるのか。それは、そう、他ならぬリヒテンシュタインがあの“くるん”を弄んだからに違いない。
「す、すみませんイタリア様ぁ! 私、私がなんとかいたします!」
「ふぇ? ――ちょ……ッ、うわあ!?」
リヒテンシュタインはソファの下、ちょうどイタリアの足の間に膝をついた。
……大丈夫。こんなときどうすればいいのかは、ハンガリー愛蔵の薄っぺらい本で読んで知っている。
喚き、暴れるイタリアを無視してズボンのファスナーを下げると、熱を持ったヴルストっぽい物体が待ちか
ねたようにボロンと飛び出し、リヒテンシュタインの頬を叩いた。
「わひッ!? あひぁッ、○×△$#¥!!?」
「わああーッ! ごご、ごめんなさいー!!」
生まれて初めて見る生ペニスに、リヒテンシュタインは思わず奇声を上げた。
(こ、これが……おペニス!)
実のところ、イタリアのソレはそう大した代物ではない。大きさはドイツと比べるまでもなく、硬度では日
本に負けていた。しかも包茎だった。
しかし幸いと言おうか何と言おうか、リヒテンシュタインにそこまでの知識はない。彼女は目の前でビクビ
クと動く醜悪な肉塊に恐怖し、息を呑んだ。
「あ、あのさ……」
そんな彼女に、イタリアは消え入るような声をかける。
「あの……俺、トイレを貸してもらえれば自分でなんとかするから……だから……」
イタリアは童貞である。こんなシチュエーションでどう振る舞えばいいのかわからない。とりあえず泣きた
い(泣いてるが)。
一方、使命感に燃えるリヒテンシュタインはイタリアの話なんか聞いちゃいなかった。
わしっ、と柔らかな手でペニスを掴んだかと思うと、
ぎゅっ、と固く目を瞑り、
ぱくっ、とソレを口に咥えた。
「ぁひあッ!? わああ……ッ、んッ、やぁあ……っ!」
イタリアのソレは別に立派でも何でもない上に皮かむりだったが、リヒテンシュタインの小さな口には大き
すぎるほど大きかった。
熱くてぬめっていて柔らかい口中に捕らわれて、イタリアは甲高い嬌声を上げる。童貞にいきなりフェラは
刺激が強い。主に視覚的な意味で。
「や……ッ、やめ……ふぁっ、あー!」
「んんっ……ちゅう、ちゅぶぅッ、んく……っ」
「ダメ……だってば……! あっ、ん……ッ!」
リヒテンシュタインは夢中で吸い付く。元より技術などない。ただひたすらにイタリアの表情と声とで具合
を推し量りながら舌を動かし続けた。イタリアはボロボロ涙しながら嬌声と拒否の言葉を繰り返している。
――こういうときのための台詞を、リヒテンシュタインは知っていた。
例によって例の如く、ハンガリー所有の愛書。その中で責め立てられる眼鏡の青年(何故かオーストリアに
酷似)が投げかけられていた言葉。
「……ひょ、ひょんなことをおっひゃっても、ココは正直でふわよ。こんにゃにピクピク震えて……ひやらひ
いお汁を零ひてまふわっ」
口の中に暴れ回るペニスがあるせいで、なんだか間抜けな響きになった。間抜けだったが――イタリアには
それで充分だった。
「……あ……ダメ、だ……ッ! リヒテンちゃ……ごめ――ッ!!」
ドプッ!……と熱の塊が喉奥で弾け、リヒテンシュタインは思わず咽せた。
口から放たれたヴルスト(皮多め)は白く生臭いモノを噴射しながら暴れまくり、必然としてリヒテンシュ
タインの髪と言わず顔と言わず、いろんなところに被弾する。無力なイタリアにそれを止める術はない。ない
ったらない。
というわけで、イタリアが弾幕シューティングのように気持ち良く放出し終えた後には、頭から白濁漬けと
なったリヒテンシュタインが目の前にいたワケである。
「ヴェ、ヴェー!!」
イタリアは悲鳴を上げたが、リヒテンシュタインはうっとりとトリップ中であらせられた。
「……ぁ……凄い、です……こんな……、熱いの、いっぱい……っ」
なにしろヴィンテージものの童貞である。発射された精液はリヒテンシュタインの小さな顔など覆い尽くし
てしまうほどに大量で、ところどころ固形の塊が混じっているくらい濃厚だった。
にしても、早い。早すぎる。口に含まれてから僅か1分で発射である。スピードキングにも程がある。
しかし幸いなことに、リヒテンシュタインがイタリアの早漏ぶりを咎めることはなかった。何故なら――
彼女もまた、処女であったから。
顔面を精液まみれにしたリヒテンシュタインの艶姿に、イタリアのフィッリオ(息子)が再充填される。
熱い視線を絡ませ合う童貞と処女の二人に、もはや言葉は必要なかった。
人類発祥から幾万年、星の数ほど繰り返されたように――男は女の体をそっと押し倒し、女は男の腕を従順
に受け止める。
「……リヒテンちゃん……俺……っ」
「はい……優しくしてくださいまし……」
そんな台詞を開始のゴングとして、初心者二人の愛の営みが――
――始まる様子はまだもうちょっとなかった。
(ど……どうしよう……!?)
リヒテンシュタインのスカートの中をまさぐり、可憐なショーツの端っこに指をかけたところで、イタリア
はストップしていた。
挿れる穴がわからんのであった。
(ドイツー! 助けてドイツー! 俺いまやっと童貞卒業しようとしてるんだよー! それなのにどこに挿れ
たらいいか判らないんだよー!!)
心中でいつものようにムキムキマンに助けを求めてみるも、もちろん返答はない。てゆーか、ドイツも童貞
だし。
(ええいっ、いいやもう! 下半身に空いてる穴っていったら――お尻の穴しかないよね!!)
で、童貞イタリア人はものすごい結論に達したりする。
「あっ……ううッ」
リヒテンシュタインの清楚な肛門に人差し指を埋め込むと、彼女は眉を寄せて苦しげな呻きを漏らした。
イタリアにスカートをたくし上げて中を見てみる度胸があれば、あるいはトロトロの愛液を垂らして花開か
んとするヴァギナの入り口を見つけることができたかもしれない。しかしヘタレの代名詞のような彼にそんな
勇気があるはずもなかった。
そしてリヒテンシュタインの方もまた――
(ん、ああ……っ、く、苦しい……っ。これが……破瓜の痛みなんですのね……っ)
――性知識ゼロの処女であったので、ドコでどーやってヤるのかとゆーことを全然まったく知らなかった。
彼女の性知識ソースであるところの801本ではフツーにソコでヤっていたので、まったく疑問にも思わない。
「リヒテンちゃん……ごめん、痛い……?」
「く、う……っ、い、いいえ……大丈夫、です。続けて下さいまし……っ」
かくして、ツッコミ役不在のままハジメテ同士の珍妙な性交は続行される。
――10分経過――
念入りに愛撫を重ねた結果、リヒテンシュタインの肛腔はイタリアの指二本を飲み込めるくらいに解れてき
た。努力の結晶であった。どうせなら戦時にもそのくらい努力して欲しいと、ドイツならそう思ったであろう。
試しに差し込んだ二本の指を動かしてみると、ぐにぐにと柔らかく広がった。
「いやぁ……っ、恥ずかしい……!」
リヒテンシュタインが朱に染まった顔を両手で覆う。
……もう大丈夫だろう。もう始めても構わないはずだ。……いいよね? いいよね爺ちゃん!?
なんとなく天国の祖父に確認を求め、当然だが了承を得られないまま、いきり立つペニスの先端をひくひく
と息づく未開発の蕾に――宛がった。
アリーヴェデルチ、童貞の俺。そしてボンジョルノ、未知なる世界。
「いくよ、リヒテンちゃん……!」
「は、はい……っ、来て……下さいまし!」
――端的に言うならば、リヒテンシュタインのアナルは無茶苦茶キツく、べらぼうに狭かった。
当然である。そこは出口であって、入り口ではない。
「く……そぉ……! き、つぅ……ッ!」
括約筋が最初の試練であり、最大の難関だった。
少女の小さな小さな窄まりは頑なで、無粋な侵入者をあくまで拒んでいる。食い千切られそうにペニスが痛い。
一方で、リヒテンシュタインもまた、襲い来る苦痛と戦っていた。
「……っ、……ッ……!」
息ができない。悲鳴すら許されない。身を引き裂くようなとんでもない異物感に、ただ涙だけがボロボロと
零れ落ちる。
みちみちと僅かな音を立てて、固く閉じられた肉が押し開かれた。やがて――貫く。
「う……ッ、はあ……っ!」
「ふゃあんッ!」
最初の環をくぐり抜ければ、後は一気だった。
リヒテンシュタインの肛門は、門の肉環はギチギチに締め上げてはくるが、内部はつるりとした熱い腸壁に
ねっとりと包み込まれているようで……わかりやすく言うなら、ものすごく、気持ちが良かった。
イタリアが根本まで全てを挿入し終えると、アナルを刺し貫かれた苦痛で呼吸を乱しているリヒテンシュタ
インの前髪をそっと掻き上げ、白い額に浮かぶ玉のような汗を拭ってやった。
「リヒテンシュタインちゃん……大丈夫?」
「……っ、ぁ……は、い……最初はちょっと苦しかったですけど……もう、大丈夫です」
そう言って、健気に微笑んでみせる。
胸が詰まった。
「イタリア様……動いて下さいまし……」
その言葉に背を押され、イタリアはゆっくりと抽送を開始した。
「んっ、ん……っ」
「く……は、あ……っ、んッ」
「ハァハァ……リヒテンちゃん……っ」
「あっ、あっ、イタ……リア、さまぁ……ッ」
はじめ緩やかであったピストンは、やがて早く激しいものへ変わっていく。
その頃になると、苦しげであったリヒテンシュタインの声にも、甘く蕩けるような色が混じりだしていた。
「ああッ、あんッ、お尻の穴ぁ……っ、気持ちいいです……イタリアさまぁ……ッ」
スイスが聴いたら卒倒してそのまま昇天しそうな台詞を、恥ずかしげもなく叫ぶ。
イタリアもまた、必死だった。一心不乱で腰を振った。ギュウギュウと局所的に締め付けてくる肉環の圧力
は痛いほどで、膨らんだ亀頭が直腸を擦る感触はどうしようもなく射精感を煽った。
容赦なく腸内を抉られ、淫らな快楽がリヒテンシュタインの全身を燃えるように焦がしている。出るときは
ズルリと排泄感にも似た快感を得、挿れるときは逆に締め付けっぱなしの穴を半ば無理やりに犯された。
激しく抜き差しを繰り返す度、空気を含んだ下品な音が二人の結合部から鳴り響く。
それすらも既に恥ではなく、むしろ二人の性感と興奮を掻き立てた。
「いやあっ、いや……ッ! お尻の穴壊れる……っ、壊れてしまいます、わたくし……わたくし……っ、ふや
ぁッ、やッ、キモチイイのぉ……! お尻の穴がめくれて……ズボズボされてぇ……っ、お尻気持ちいいんで
すぅ……ッ!」
もはやリヒテンシュタインは自分が何を口走っているのかわかっていない。これを聴いたらスイスはたぶん
吐血して死ぬ。間違いなく死ぬ。
そんな彼女のあられもない嬌声に煽られ、イタリアは絶頂を迎えつつあった。
……一瞬ほど、考える。やっぱり外に出すべきかと。妊娠させてしまうかもしれないし(するワケない)。
けれど少女の処女膜を破り(破ってないが)、その胎内を全て自分のもので満たすという雄の原始的欲求に
は抗いがたく――
――イタリアは、内なる声に導かれるまま直腸のひときわ奥まで亀頭をねじ込むと、そこで爆発した。
「あッ、ああーッ!!」
「ふや……ッ、ひぁああーッ!!」
直腸内に注がれる熱い迸りを腹の奥で感じ取り、リヒテンシュタインもまた、イタリアの後を追うようにし
て達した。
そのとき未だ手つかずの秘裂からプシッと潮が噴き出したが、二人が知る由もない。
ともあれ、そうして二人の、初体験にしては随分な変態プレイは事後の強烈な虚脱感と共になんとか終了し
たのだった。
「リヒテンシュタイン。イタリアに不埒な真似はされなかったであるか?」
その夜、帰宅したスイスは玄関をくぐると同時に開口一番、そう訊いた。
家を出る際に渡しておいたライフルの残弾数を確認する。……一発も撃たれていない。
「いいえ、兄様。イタリア様は紳士でいらっしゃいました」
リヒテンシュタインは内心の揺らぎを兄に悟られぬよう、努めて優雅に微笑んでみせる。
昼間イタリアのモノを受け入れた肛門はヒリヒリと痛み、火がついたように熱かったが――それ以上に、熱
を持った唇の方が気になった。
あの後――つまりそれは事後の気怠い空気の中――「そうだ、忘れてたよー」とちょっと眉尻を下げて微笑
んだイタリアが、啄むように落としたキスの味。それがリヒテンシュタインの小さな胸を淡くときめかせている。
兄には言えない。イタリアとの二人だけの秘密だ。言ってしまったら最後、なにか大変なことになりそうな
気がするし。(セダーン的な意味で)
怪訝そうに首を傾げるスイスを誤魔化すように、リヒテンシュタインは愛らしく笑って見せるのだった。
おしまい
以上です
さーて、なんかエロコメっぽいのばかり書いてたから
そろそろ陵辱とか書いてみたいな
ひぎぃはこのスレ的にはNGなのかな?
うひょー朝起きてきたら投下あった!
ハンガリーさん、スイスに撃たれないといいなこれw
GJGJ!
勘違いカップルもっとやれ!
しかしハンガリーは何教えてるんだよw
517 名前:ピザ出づる処の名無し[sage] 投稿日:2009/04/19(南伊) 12:31:22 ID:V0waarom
弟から聞いたんだが
日本の料理屋に、「ハンニバル」という名の肉料理店が存在するという噂は、本当なのかこの野郎。
いろんな意味で怖すぎるぞちくしょう
519 名前:○肉出づる処の名無し[sage] 投稿日:2009/04/19(中) 12:46:09 ID:212aruy0
>>517 「ハンニバル」・・・人を食ったような店名あるな。
ジンギスカン料理店「羊たちの沈黙」の方がまだ可愛いあるw
あさっぱらから恥ずかしい誤爆乙。
死ね自分。
GJ!リヒたんかわいいよリヒたん。朝からハァハァしたぜ
凌辱は注意書きに書いてもらえば大丈夫かと。俺は全裸で待ってる!
くだらんけど絵文字考えた
ウクライナ
(・Υ・)<ロシアちゃーん
リヒテン
|・ ・| <お兄様ー
317 :
316:2009/04/22(水) 19:46:44 ID:U+iyrNhc
ごめんウクライナ間違えた
(・Y・)
ドドイー((( 三 )))ーン
>209
GJ!
ほのぼのになるかとおもたらまさかの展開で笑いすぎてすきっ腹に堪えたよw
320 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 19:54:11 ID:a6vnyTJn
>309でした。orz
リヒたんが5分くるんいじってる時点で突っ伏して笑った
なにやってんのーーw
これイタリアは卒業したけどリヒたんは再提出…
いやなんでもない
じゃあリヒたんにはロマーノのくるんいじってもらって
「ごめんなさいましー!」
「チギギー!ハァハァコノヤロー!」
で襲われて…で受信した。
早く!早くその電波を文章に変換するんだ!
ついでに、オーストリアの黒子もよろしくリヒたん
いや待て、黒子はセーちゃんに弄らせて見てはどうだろう。
自分が地肌黒いもんだから珍しくて弄くり倒して押し倒されて弄くられるセーちゃん受信した
>>309 あなたか!待ってたGJ
職場で発見されずにすんだか?w
>>322 そしてイタちゃんも交じって3Pですね
勿論前の方の処女はロマーノが貰うというこで
イタちゃんが間違えた件について
ロマーノにボロカス言われそうだ
書いてたアホ毛ネタ被ったんだぜ
だが投下する
湾ちゃんのくるん(?)がイタリアと同じく性的な何かだったらヤバくね?
という思いに至ったので、アホな小話をひとつ
・日湾
・日本の一人称(日記)
・あんまりエロくない
・短くてアホな話
・携帯につき改行ヤバい
それでは行きます
○月×日
イタリア君のくるんを引っぱって以来、台湾さんのくるんが非常に気になっています。
今まで気に留めませんでしたが、やはり彼女のそれもイタリア君と同じく…なのでしょうか。
外見としては、釣糸のように重力に逆らわず垂れています。
…と見せかけて、案外芯は強いのでしょうか、何故か髪の毛に見られる柔軟な動きはありません。
風に吹かれても大きく揺れたりはしないですね。しっかりしてます。
とりあえず彼女に直に聞いてみようと思いましたが、なんと聞けばいいのでしょう?
「その一本飛び出ている毛は何ですか」と正直に言うべきでしょうか。
言ったところでもし本当に性的な何かだったら…投げられますね。椅子か何か。
…眠くなってきました。また明日考えることにします。
○月△日
今日は雨でした。
台湾さんと外出中、急に降ってきたものですから、傘を持っている筈もなく、ずぶ濡れになってしまいました。
しかし思いがけないチャンスです。タオルで彼女の髪を拭くついで、さりげなくくるんに手を伸ばしました。
僅かでも触れればわかる筈です。少なくともイタリア君と同じか否かくらいは。
しかしあとちょっとで触れるところで、いや実際少し触れたところで、台湾さんが、
「自分でやります!」
とタオルを引ったくってしまったので、それ以上は無理でした。
…なんだか体よくかわされた気がします。気のせいでしょうか?
とりあえず、直接聞いても教えてくれない可能性は高まったと見ていいでしょう。
○月□日
昨日とはうって変わっていいお天気でした。
暖かかったので縁側でうとうとしていたら、いつの間にか台湾さんも隣でうとうとしていました。
またもやチャンス到来です。しかしうたた寝では起きる可能性もあるので、一回彼女を起こしました。
縁側で寝たら風邪をひきますしね。すると台湾さんは小さく唸って薄目を開けました。眠そうです。
なんとか、出しっぱなしのこたつへ誘導すると、数分もしない内に彼女はすやすやと寝息をたて始めました。
さて、いよいよです。
私はやや緊張しながらも、彼女の頭の右側から出ているくるんを眺めました。
…重力に逆らっていました。
今まで気付きませんでしたが、このくるんは普段重力に従っている訳ではなく、元がこういう形らしいのです。
イタリア君といい、本当にこれは一体何なのでしょう。気にしたら負けでしょうか。
しかしここで引き下がるのは日本男児としてのプライドが許しません。
私は意を決すると、そのくるんに手を伸ばしました。
…意外と固い。そして紛れもなく髪の毛。
くいくいと引っ張ってみると、なんだか妙な気持ちになりました。楽しいというか。
と、そこで台湾さんに変化が見られました。寝言でしょうか、小さく声が聞こえます。
「ん…ん…」言葉になっていません。起きる気配もないので、くるんを指でぐりぐりしてみました。
台湾さんがまた「う」と言いました。心なしか顔が赤いです。
ちなみに私、くるんを弄りながらこの日記を書いているのですが…なんというか、嫌な予感しかしません。
やっぱりこのくるんは、私なんかが触れていいものではなかったのかもしれないです。
しかし何故か手が離れない。好奇心が勝ります。
右手にペンを、左手にくるんを。
台湾さんが身動ぎしました。
私はすかさずくるんを
○月☆日
昨日はえらいことになりました。日記も途切れましたし。
昨日のことは…ここに書くのも悩みますが、まあ私しか読みませんからね…一応記します。
あのあと妙にハイテンションのまま台湾さんのくるんを撫で回していたら、彼女の息は荒く、顔は赤くなっていきました。
指に巻きつけてみると、「んぁ」と台湾さんが甘い声を出します。
いい加減私も気付いていましたとも。
これはやはり彼女の性的なものなのだ、と。みだりに触れてはならないと。
なのに何故かやめられない。恐怖でした。くるんには魔力でもあるのでしょうか。
私はくるんの先端、3の字みたいになっている箇所をつまむと、指の腹で押し潰すようにしました。
「ひっ、あ、あれっ、やだっ、日本さん!?」
そこで台湾さんが目を覚ましました。さあいよいよ後戻り出来ません。
何をしてるんですか、と言う彼女の言葉を遮ってくるんを弄ります。
「やっ、んっ、だめですっ、そこはだめですっ!」
その言葉を聞いて更にテンションが上がった私は、くるんの根元から先までついーと指を滑らせました。
台湾さんが更に身動ぎします。こたつで見えませんが、多分足を擦り合わせているのでしょう。
「日本さんやめて、そこは、んっ、だめなんです、そこだけ、はぁっ、だめぇっ」
涙目で私に訴える台湾さん。
そこで年甲斐もなく興奮してしまい…いや、まあ、それは置いておきます。
さすがに彼女が可哀想なので、弄るのをやめました。掴んだままでしたが。
台湾さんはしばらく息を整えていましたが、やがて私を見上げて頬を膨らませました。
「酷いです」
ごもっともです。
「バカ兄にも触られたことなかったのに…」
あったら大変ですよ、私が。
「なんでこんなことしたんですか」
台湾さんの表情は困惑や悲しみに満ちて―――いる訳がありません。むしろ怒りでしたねあれは。
正直に言えば二、三発で許してやる。そんな感じです。
そこで、卑怯の極みと思いつつ、私はくるんを握る手に力を込めました。
「ふぁっ、や、やぁ…」
と、台湾さんが再びかわいらしい声をあげました。
うぅ、と台湾さんが私を睨み付けてきます。さすがに良心が痛みましたね。
くるんを解放し、思わずその場に正座しました。
すみません、好奇心に勝てなかったんです。
バカ正直にそう言うと、台湾さんは呆れた顔をしました。
「それだけですか」
それだけです。それは本当です。
台湾さんはしばらく黙っていましたが、やがてこたつから出て私の目の前にちょこんと座りました。
殴られる。確実にひっぱたかれる。私が冷や汗を流していると、台湾さんが言いました。
「責任取って下さい」
…はい?
言われた意味がわからずに首を傾げると、台湾さんは真っ赤な顔で叫びました。
「だからっ、私にいたずらした責任、取って下さいってば!」
いたずらした責任。
土下座や切腹をしろと言われている訳ではなさそうでした。
いやしかし待ってください。彼女が私と半同棲し始めてから早数十年。
既に床を共にする関係にはなっています。
なので、そういう意味での責任というのは今更ではないでしょうか。
その旨を伝えると台湾さんは、
「最近は…してなかったじゃないですか…」
そう言って真っ赤な顔を俯かせてしまいました。
…私も年ですし、最近忙しかったですからね。
で、まあ、つまり、誘われているということでいいんでしょうか。
「…責任取って下さい」
もう一度そう言った台湾さんには、妙な凄味がありました。
断れる筈も、そして権利もありません。
私はその夜、一滴残らず搾り取られたわけです。
そして今、これを書いている隣では台湾さんが裸のまま眠っています。
時刻は午前三時半。月が綺麗です。
急展開ですが、一応は彼女のくるんの正体はわかりました。
これにて台湾さんのくるん観察日記は終わりです。
終わり
以上です
湾ちゃんのくるんいじくりたい
そしてくるんネタ被ってごめんなさい
…そのうち本番も投下するかもしれない
なんてこと言うとみかんフラグですね、失礼しました
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!
くるん祭りだな!
伊リヒも日湾もイイヨイイヨー
この流れで
好奇心に負けてちびギリシャのくるんをいじってしまうちびがりーさん
(性別自覚前←希は既に気付いてる)
を受信した。
流れを切るが、
・シリアス(多分)
・プロイセン=東ドイツ設定
・東西ドイツ統一ネタ
・歴史は調べつつ書いたが、矛盾相違点ありかも
・更にエロはほとんどなしだが、一応プー×ハンガリー
なSS投下します。
NGは『君を隔てる壁』でおねがいします。
灰色の世界。
封じられた世界。
笑っていた自分はすでに遠く。
「ねぇ、君は僕のものだよ」
――煩い
「僕の物なんだから、強くないとダメだよ」
――黙れ
「ねぇ、聞いてる? 君は僕の物。だから、言う事聞くんだよ」
――だから、黙れ。
暗い家の中、彼は目を覚ます。物音のしない室内。
まばたきを数回。しかし、目に映るものは変わりそうにない。
身体が重い。動けない。動きたくない。
だが、動かないといけない。自分のためにも。
「……だりぃ」
ベッドからのっそりと抜け出すと、重い身体を引きずってキッチンへと向かった。
騒然としたキッチンには淡々と食材が並んでいる。どれも調理しなくても食せるものだ。
パンとヴルストだけ取り出すと、単品のままかぶりつく。
味気ない食事。いや、もう味はしない。食事というよりは、ただ、栄養を身体の中に入れているだけなのだから。
食べなければ、いつかは滅んでしまう。もし、滅んでしまえば、全てはアイツのモノになってしまうだけ。
それだけは避けたい。たとえ、この先、アイツに支配されようとも、『自分』を保っていたい。
「……情けねぇな」
嘲笑を浮かべる。
以前はあんなに力を持っていたのに。この様はなんだ。
以前は全てを兼ね備えていたのに、今となっては情けない自分が存在しているだけ。
――このまま消えてしまえれば、どんなに楽か。
何度その考えが浮かんだか。その度に、自分の中に残された誇りが邪魔をする。
半分しか食べれなかったパンを机の上に置き、再びベッドに横になった。
目をつぶれば思い出される昔の光景。すでに色もなくなっているが、幸せだった毎日。
もう何もしたくない。その思い出の中だけで生きていたい。
目を開けなければいい。そうすれば、夢の中で生きていける。
いつものよう大きく呼吸をし、意識を深い暗闇の中に手放した。
『あー、もう、何馬鹿な事やってるのよ!!』
懐かしい叱咤が聞こえた気がして、目を覚ました。
――昔、よく馬鹿をして、ハンガリーにどなられたりしたっけな……
オーストリアをからかい、ハンガリーにフライパンで追い掛け回され、ヴェストに呆れられる。
その時は、いつまでもこの関係のままだと思っていた。
こんな灰色の世界に取り残されるとは思ってもいなかった。
久しぶりに聞こえた懐かしい声。少しだけ気分がよい。
ここでもう一度目をつぶれば、またその夢が見れるかもしれない。
もう一度目をつぶる。またその夢が見れるよう祈りながら。
――コン、コン――
音の無い部屋で、何かが窓を叩く音。
眠りにつきたいのに、邪魔する音に眉をひそめた。そして無視を決め込む。
――コンコンコン――
再び聞こえる音。今度は少しだけ強く。
「あーもう、煩い!!」
枕を床に投げつけ、音の原因を探る。
音は窓辺から聞こえた。どんよりとした夜空が映し出される窓。そこに、それはいた。
小さな藍黒色をした鳥が首をかしげる。ツバメだ。
なぜ、こんな所に……と、興味がわき、思い身体を引きずって、窓辺に向かった。
鉄格子のように重い窓を開き、ツバメに触れる。ツバメは逃げようとしない。逆にくちばしを擦り付けてきた。
「はははは、逃げねぇのか」
可愛い仕草に、頬が緩む。
懐かしい感覚を思い出し、彼の動きが止まる。
久しぶりに笑った気がした。もうどれだけ笑っていなかったのか。
「ありがとな。で、お前はなんの用事だ? ……ん?」
ツバメの足元を見れば、なにやら小さな手紙がくくってあった。
破かないよう、慎重に開き、中の文字を読む。
「……あ……」
息を飲んだ。そこには短い文章しかなかった。
『馬鹿! 引きこもってないで出てきなさい! 私の家の扉、開いておいてあげるから』
名前は記入されていない。しかし、わかる。この筆跡は……
「ハンガリー……」
彼は飛び出した。裸足のまま。
冷たい夜の空気。誰もいない街並み。そこをただ走り続ける。
足が痛い。息が苦しい。だけれども、足を止める事はできない。
もう少しで、もう少しで懐かしい者に出会える。
――もう少しなのに――
「どこ行くのかな?」
前に立ちふさがったのは、無垢な悪魔。
笑みを浮かべて、首をかしげる男。
「君は僕の物なんだよ。その足もその手もその腕もその瞳も。全部全部僕の物なのに……
どこに行くの? 勝手に行くなんて許さないよ」
足がすくむ。その冷たい瞳に見つめられると、凍りついたかのように身体が強張る。
「……黙れ。俺は俺だ。俺以外の奴が俺を支配できるわけねぇ」
声をしぼりだすが、声も身体も震えていたのははっきりとわかった。
男は楽しそうに笑うと、彼の腕をつかんだ。強い力で。
「そんなに怯えなくてもいいじゃない。ね、僕と一緒に暮らそうよ」
男の唇がゆっくりと自分の名前を口にしようとしている。
この男に名前を言われてしまったら、言霊に縛られてしまう。
ああ、この男には逆らえないのか。
「プ……」
「プロイセン!! こっち!!」
男の言葉をさえぎる様に、女の声が響き渡る。
前を見れば、金色の長い髪をなびかせる懐かしい女性の姿。
「早く! こっち来なさい!」
領域ぎりぎりに手を伸ばし、彼の手を求めていた。
その手に触れたかったが、身体に力が入らない。つかまれた腕の力が強まる。
「君は僕の物。だからダメ」
動こうとしない彼の姿に、彼女は言葉をつまらせる。搾り出すようにもう一度叫んだ。
「馬鹿! あんたは本当に馬鹿よ!! 馬鹿馬鹿馬鹿!」
指の先までしっかりとのばし、彼の手に触れようとする。あと少しの距離だが、届きそうに無い。
その距離がもどかしく、彼女の瞳に涙が光った。
「……ばかぁ……」
腕を振り払う。
足を踏み出す。
手を伸ばす。
握り締める。強く握り締める。
「すまねぇ……」
感謝の言葉を短くつげると、彼女の手を強く握り締め、彼女の土地へと駆け出した。
灰色の世界に一人残された男は、先ほどまで彼をつかんでいた右手を不思議そうに見つめる。
「なんで……みんな僕からはなれていくのかな……」
寂しげな声。その表情までは彼にはすでに見えなかった。
「お前、なんでこんな事を」
男の手から逃れ、静寂に守られた一室に駆け込むと、呼吸を整える間もなく、彼は問う。
彼女は溢れそうになっていた涙を、見られないように手のひらでぬぐい、
「……オーストリアさんやドイツさんが心配してたから。ただそれだけ」
そっけなく言ってみせるが、声は震えていた。
あの男相手にこんな大胆な事をやらかしたのだから、恐怖心は大きかったのだろう。
握り締めていた手を離し、震えている肩に触れようとする。が、久しぶりすぎて恐怖がつのる。
――もしかしたらコレは夢で、触れてしまったら壊れてしまうのではないか――
「大丈夫。私は消えない。壊れないから」
心の中を見透かすかのよう彼の手を両手で優しく包む。
「……あったけぇ……」
懐かしい人のぬくもり。誰かの体温。
悲しくなんてないのに、涙が次から次へと零れ落ちる。
「ああもう、いつからこんな泣き虫になったのよ。まるで小さい頃のイタちゃんね」
小さい子を慰めるよう、頬にキス。涙を唇でぬぐってやり、唇にも軽くキス。
「ほら、泣き止みなさい。ね……」
「お前こそ……泣いてるじゃねーか」
「ふふっ……泣き虫がうつったかな」
もう一度、唇を合わせる。涙で少しだけしょっぱいキスだ。
そして泣きながら二人は重なり合う。
お互いの体温を感じる為に。お互いの鼓動を確かめるために。
暖かい手のひらを合わせる。少しだけ大きな彼の手。
二人とも剣を握っていたから、決して綺麗な手ではない。豆がつぶれた後も切り傷もある。
幼い頃、喧嘩もした。素手で殴りもした。
だからこそ、よく知っている手。
「もう……あの時より、やせたんじゃない?」
「お前の料理が懐かしくてな。食事が喉を通らなかったんだよ。
お前こそ、ちょっとやせたか? 胸が少し……」
「馬鹿」
彼のほっぺをつまむ。顔が奇妙に歪んだ。その顔に彼女は思わず噴出し、彼も釣られて笑い出した。
笑っていても、涙は止まりそうにない。
「馬鹿でいいんだよ。馬鹿やってるのが俺らしいんだろ」
徐々に感覚が戻ってくる。失いかけていた自分が色鮮やかに蘇る。
「そうね。あんたらしいわ。馬鹿ですけべでひねくれてて、でもまっすぐで……」
泣いている彼の顔をぎゅっと胸で抱きしめる。強く強く。
「なんで……こうなっちゃったんだろうね……」
「……なんでだろうな」
理由はわかっていた。だが、あえてその事を口にしない。
その代わりに、お互いの呼吸を確かめ合う。
傷だらけの胸元。見慣れた古傷に唇を落としていく。
見慣れぬ傷も増えており、彼女の顔が悲しげに歪む。
悲しみを払拭するよう、彼も彼女の胸元に唇を落とす。
赤く痕が残った。占領した証だ。
もっと占領したい。唇は身体を降下していき、蜜壷へとたどり着く。
あふれ出す蜜をすすり、それから自分自身を突き立てる。
体温が気持ちいい。誰かの暖かさが気持ちいい。
気持ちよいはずなのに。
涙が止まらない。
止める事ができない。
「いいの。久しぶりに……泣き顔見せて」
情けないとはわかっている。
だが――幼馴染の限りない愛に、彼はもう少しだけ泣いた。
「さて、行きましょうか」
まだ日も昇りきっていない夜明け、彼女は手を差し出した。
「行くってどこにだ?」
あの家から抜け出せ、彼女と会えた事だけで、もうすでに彼は満足しきっていた。
それ以上の望みは無かったのに、差し出された手を前に、疑問しか浮かばなかった。
「オーストリアさんの家に決まっているでしょ。さ、もうひと仕事」
「だから何でだ?」
「いいから」
煮え切らない彼の手を自分から握りしめると、立ち上がらせた。
ふと、彼の足元をみれば裸足だったということに気がつく。
「足大丈夫? もう少しなんだけど……」
「コレくらい、なんてことねぇよ。お前にフライパンで殴られた時にくらべれば」
復活してきた嫌味に、彼女はくすくすと笑いをこぼし
「じゃ、行くわよ」
二人は駆け出した。手をしっかりとつないで。
今度は離れ離れにならないよう。
オーストリアの家の前。
開け放たれた扉。
そこで彼を待っていたのは、懐かしい顔振り。
思わず足が止まる。戸惑いの表情を見せる彼の背中をバンッと強く叩くと、手をひっぱった。
一歩、二歩。そして扉の中へと到着した。
震える肩に優しい手が次々置かれる。
「おかえり。兄さん」
「お帰りなさい。全く、もう少し私を頼ってもいいのではありませんか?」
「ヴェェェェェ!! お帰りだよぉぉっ」
抱きついてきたイタリアに戸惑い、言葉を失う彼に、彼女は微笑んだ。
「お帰りなさい……ほら、貴方も言わなきゃいけない言葉があるでしょ」
長年言えなかった言葉。言いたくても、相手がいなかった言葉。
再びあふれ出した涙とともに、彼はその言葉を搾り出した。
「ただいま」
以上です。
作中で説明できなかった伝書ツバメについて。
ツバメはオーストリアの国鳥です。
最初はハンガリーの国鳥にしたかったんですが、
『ノガン、全長オス100-105cm、メス75-80cm 翼開張190-260cm』
こんなもんが飛んできたら、怖くて逃げるわ……と思い、断念。
ドイツの国鳥にでもしようかと思いましたが、こちらも大きくて断念。
GJ!
国鳥デケェ! 乗れそうだ。
うぉぉ!GJ!プーハンも日台もよかったっす!ありがとう!
で冷戦時代のプーウクが沸いたから書いて来るノシ
GJ!
これはよい幼なじみ
プロイセン良かったな
不意に
プーを逃がした事を問い詰めるロシアに、
不敵な笑みで「さあ」とかわすハンガリー。
思わず暴走してハンガリーを襲うロシアを受信してしまった。
あの時期のドイツ周辺はかなりドラマチックなんだよな。
実はロシアさん絡みならチェコさんに期待してる
幼女来い幼女来い
俺は女性陣のちび時代が出てこないか、ひまさんに念波送りまくってるぜ…!
少女時代のスラブ姉妹来い!破ぁ!!
352 :
籠の鳥−1:2009/04/25(土) 00:56:20 ID:PA3Cuaqs
プロイセン×ウクライナ
ハンガリーが共和制に移行したくらいの冷戦終結期前です。
暗いです。1人称とごっちゃになってしまった。
「どういう趣向なんだ?これは?」
不機嫌さを全面に出したプロイセンはロシアに訊ねた。
「只喜んでもらおうって思ってるだけだよ。プロイセン。」
寒々しい薄ら笑い。
・・・反吐が出る。
赤い瞳でギロリと睨むがこの男には通用しない。
そんな事は嫌になるほど解っているがせずにはいられないくらいこの男が、憎い。
目の前には服を剥かれた女がベッドの上に転がっている。
俯いていて顔は見えない。
短く切られた髪や豊満で艶めまかしい体からしてウクライナだとわかっている。
「君は髪の長いほうが良かったかもしれないけどねぇ・・・」
にこにこ笑うロシアは足下にぐったりうずくまっていたベラルーシの腕を掴み無理矢理立たせる。
体中に広がる痣、荒い呼吸・・・例の事故の影響かと眉をひそめる。
「見ての通り、お姉ちゃんちの事故で今使い物にならないからね。代わりにお姉ちゃんに君の相手をしてもらおうとおもってね。」
プロイセンは露骨に顔を歪めてみせる。がそんな事を気にするロシアではない。
次々と東側諸国が脱社会主義へと向かっている。
ハンガリーやポーランドを筆頭に革命の息吹が東欧を駆け抜けている時代だ。
これ以上の崩壊を招かない様にするための生け贄。
(・・・今の俺にそんな力なんぞある訳無いのに何を・・・)
そう思うと口の端が自嘲気味に引きつる。
ロシアはプロイセンにそんな力は無いと解っていてやっている事も解っている。
この趣向はプロイセン自身に己の無力さを知らしめるためだということを。
「鍵はかけさせてもらうよ。せっかくなんだし楽しんでよね、プロイセン。」
掴めない霞の様な笑みをたたえ、ロシアは二人を残し部屋を出て行った。
がちゃりと無機質な音が響いて、閉ざされた部屋に二人は残された。
353 :
籠の鳥−2:2009/04/25(土) 00:57:55 ID:PA3Cuaqs
何もする気力が湧かないプロイセンは只ベッドの縁に座り、ウォトカをあおる。
「昔はビールばっかだったのになあ。この酒に慣れたな・・・」
胃に落ちる熱い酒の感覚。誰に言う訳でも無く一人呟く。
「・・・ごめんなさい・・・」
いつの間にか起き上がったウクライナが自分の横に座っていた。
何も言わず、ばさっとウクライナにシーツを投げる。
「呑むか?」
自分の呑んでいたグラスに透明な酒を注いでウクライナに渡す。
慣れないころはこの酒を呑む度に舌がひりついた。忘れるためだけにこの無色透明の酒をあおった。
いろんな事で受ける痛みがまだ自分が生きている証拠だった。
生きている証拠・・・ただ生きているだけの日々。
目を閉じても、もう思い出せない遠い日々。二度と色の付く事の無い、取り戻せないあの日々。
その中で数少ない色の付いた思い出が脳裏に浮かぶ。
草原の真ん中、馬上で金髪をなびかせる笑顔の少女。嫌みでも懐かしい昔なじみ達、命より大切な弟・・・もう会うことの出来ない人々。
「・・・プロイセン・・・くん?」
ウクライナは様子のおかしいプロイセンの顔を覗き込む。
クシャリと頭をかきむしる。目に浮かぶ思い出をかき消す様に。
「こんな空間が変な気持ちにさせるんだろうな。」
ウクライナは答えない。
「・・・あんたはこんなことさせられて何にも思わねえのか?」
「・・・思ったら、生きて行けない。」
そういって微笑むウクライナの目は強い光を称えていた。
「今は、どんな手段でも良いから償う事が先決だから。それに、こういったことも別に初めてじゃないからね。気にしないで。」
プロイセンはぽかんと口が開いた。
「どういう事だ?お前、ロシアに売られてるのか?姉弟なのに?」
自虐的な笑みを浮かべウクライナはプロイセンにグラスを返す。
「皆と寝てるよ、フィン君やリトちゃんや、エストニア君とも。流石にポーちゃんは来なかったけどね・・・」
この女はロシアにとっては姉ではない。国と国をつなぎ止める鎖。鉄の鎖ではない、肉の鎖。アイツにとって女は只の商品。
ごくりとつばを飲む。嫌な予感が頭をよぎる。
「安心して、彼女はこんな目に遭ってないから。」
柔らかく微笑むウクライナにプロイセンは心のうちを見透かされ、狼狽した。
「彼女は・・・強いから。」
そう言うとウクライナはプロイセンの頬に手を当てる。
「辛いでしょう?・・・」
優しい口付け・・・冷えた体に当たる久しぶりの体温にプロイセンの頭の芯が蕩ける。
「忘れようよ、今だけでも・・・」
そう言ったウクライナの顔にロシアの顔が重なる。
甘い匂いが鼻を衝く。ここでこの女に籠絡されるという事はロシアに屈服するという意味を持つ。
しかし、その甘い誘惑に抗えるほどの力をプロイセンは持っていなかった。
354 :
籠の鳥−3:2009/04/25(土) 00:59:54 ID:PA3Cuaqs
プロイセンは夢中でウクライナに口づける。
時々吸う息の音と唾液の音だけが部屋に響く。体温が上がって行くのがわかる。
何十年ぶりの人のぬくもり。体温を確かめる様に、ウクライナの体を触る。
くちゅりと音を立てて唇を離す。
プロイセンは何も言わず、首筋を舌でなぞり胸に手をやる。
ウクライナも背中をなぞり服を脱がせて行く。
鋼を寄り合わせた様な体を見てため息をつき、体にある無数の傷をなめ付ける。
ねちっこい執拗な愛撫をお互い繰り返した。
「暖っけぇな・・・お前・・・」
「プロイセンくんが冷たすぎるんだよ。辛いときは・・・寒いときは寄り添えば少しは暖かくなるのに。」
澄んだ瞳でウクライナはプロイセンを見つめ、続けた。
「・・・ハンガリーちゃん、そう言ってよく泣いてたよ。強がって一人傷だらけになって苦しんでる君を見て。」
プロイセンの目に紅い火が灯る。今まで快楽に蕩けていた顔から一変し、座った目でウクライナを見た。
「・・・その名前言うんじゃねえよ。」
腹の底から絞り出した声にウクライナは一瞬躊躇する。その瞬間ベッドに押し倒される。
「俺の前でアイツの名前をだすんじゃねえ。」
口調こそ静かだが憤りがひしひしと伝わってくる。
サイドボードに置いてあったウォトカの瓶を口で開ける。
プロイセンはウクライナの脚をぐっと広げまだ十分濡れているとは言えない密壷にその瓶を挿し込んだ。
「嫌っ・・・・はああ!!」
下半身に駆け巡る冷たい瓶の感触と異常な熱。火の酒を粘膜に注ぎ込まれ、まともでいられるはずが無い。
真っ赤に火照るウクライナの体を無表情でプロイセンは見下ろしていた。
「俺はアイツの顔を見る事も名前を呼ぶこと資格もねえんだ。」
(・・・ここでお前に体を委ねるってことはな。)
瓶を投げ捨て、ウクライナの中に己をねじ込んでやる。
アルコールが下半身を通じてプロイセンにも回ってくる。
アルコールのおかげでグルグル回る世界のせいなのか、それとも今の自分の行為のせいなのか吐き気がする。
ふらふらする頭でも本能だけで乱暴にウクライナに腰を打ち付ける。
感情を捨てた。快感も何も感じ無い。ただそこにある穴に突っ込んで腰を振るだけだった。
ウクライナの声とグチャグチャと愛液とウォトカが混じり合った音が響く。
「あああ!!い・・・くぅ・・・!」
ウクライナが頂点に達した声でプロイセンはふと我に返った。
その瞬間、ぎゅっと締め付けが襲う。
「く、ふぅああっ!」
ウクライナの胎内に精をぶちまけ、虚脱する。プロイセンはそのままウクライナの上に倒れ込んだ。
プロイセンの頭は丁度ウクライナの顔の横にあって彼女からはプロイセンの表情は見えない。
「何やってんだ・・・俺は・・・」
わき上がる後悔。完全に退路は断たれた。
ウクライナは何も言わない。ただ黙ってプロイセンの頭を撫でていた。
355 :
籠の鳥−4:2009/04/25(土) 01:01:51 ID:PA3Cuaqs
しばらく何も言わず、目も合わせずそのままの体勢で二人は重なっていた。
ウクライナが腕の下からするりと抜けた。
その時座り直したプロイセンの上に膝立ちで向かい合う。
「忘れたいでしょう?」
今度はウクライナが見下ろす格好でプロイセンを見ている。
「何をだよ。」
「全部、忘れちゃいなよ。ドイツくんのことも、ロシアちゃんのことも・・・ハンガリーちゃんの事も全部忘れさせてあげる。」
そう言ってまだ萎えていないプロイセン自身をぐいっと掴む。
「!何しや・・・ふあ!!」
乱暴にしごき上げられ否が応でも完全に立ち上がる。そのまま腰を落とされ頭を殴られたかの様に全身に電流が走る。
押し倒され、騎乗位で愉悦の表情を浮かべるウクライナ。ぶるっと身震いをする。
「ん、、くぅ・・・気持ちいい・・・」
その顔を見た瞬間、プロイセンは息をのんだ。
快楽の微笑みをたたえる彼女の表情は、自分やその他の配下の国を嬲る時のロシアの表情とそっくりだった。
ゆらゆらと腰を振り、快楽を貪り始める。
「私が全部忘れさせてあげるよ。」
ギュウギュウと締め付ける内壁の感覚。
絶頂に持って行かれそうなギリギリのラインで腰を引かれその後すぐ腰を落とされ奥の奥まで突き抜けそうになる。
苦悶の表情をプロイセンは浮かべているが、そんな事はおかまい無しにウクライナはガンガン腰を振り続けていた。
「やめ・・・ろ!!」
「止めない。これが・・・」
堅い腹に手をつきもう一度ウクライナは腰を浮かす。
少し緩まった膣の感覚に一息ついたプロイセンはウクライナの顔を見た。
ただ己の快楽を貪っていたはずの彼女の顔に陰りが見える。
「・・・これが私の仕事だから。こうしないとロシアちゃん・・・怒るから・・・」
そう言うと彼女はまた腰を落とす。
ぽたぽたと何かが落ちる感触。
汗かと思い顔を見れば、ウクライナは泣きながら激しく責め立てる。
ぬるぬると生暖かい襞が絡み付き締め付けが厳しくなってくる。
「早く・・・早く頂戴。お願い!!」
ウクライナはそう言ってまた腰を激しく振る。
その顔は快楽に溺れているはずなのにどこか寂しげで、満たされていない表情だった。
「お前も、逃げたくても逃げられないんだろ?ウクライナ・・・」
「そうよ・・・こうしないと守れないの!国も自分も・・・大切な事も!!!」
その瞬間プロイセンは締め上げられ、中に大量の欲望を放った。
356 :
籠の鳥−5:2009/04/25(土) 01:02:29 ID:PA3Cuaqs
しばらく何も言わず、目も合わせずそのままの体勢で二人は重なっていた。
ウクライナが腕の下からするりと抜けた。
その時座り直したプロイセンの上に膝立ちで向かい合う。
「忘れたいでしょう?」
今度はウクライナが見下ろす格好でプロイセンを見ている。
「何をだよ。」
「全部、忘れちゃいなよ。ドイツくんのことも、ロシアちゃんのことも・・・ハンガリーちゃんの事も全部忘れさせてあげる。」
そう言ってまだ萎えていないプロイセン自身をぐいっと掴む。
「!何しや・・・ふあ!!」
乱暴にしごき上げられ否が応でも完全に立ち上がる。そのまま腰を落とされ頭を殴られたかの様に全身に電流が走る。
押し倒され、騎乗位で愉悦の表情を浮かべるウクライナ。ぶるっと身震いをする。
「ん、、くぅ・・・気持ちいい・・・」
その顔を見た瞬間、プロイセンは息をのんだ。
快楽の微笑みをたたえる彼女の表情は、自分やその他の配下の国を嬲る時のロシアの表情とそっくりだった。
ゆらゆらと腰を振り、快楽を貪り始める。
「私が全部忘れさせてあげるよ。」
ギュウギュウと締め付ける内壁の感覚。
絶頂に持って行かれそうなギリギリのラインで腰を引かれその後すぐ腰を落とされ奥の奥まで突き抜けそうになる。
苦悶の表情をプロイセンは浮かべているが、そんな事はおかまい無しにウクライナはガンガン腰を振り続けていた。
「やめ・・・ろ!!」
「止めない。これが・・・」
堅い腹に手をつきもう一度ウクライナは腰を浮かす。
少し緩まった膣の感覚に一息ついたプロイセンはウクライナの顔を見た。
ただ己の快楽を貪っていたはずの彼女の顔に陰りが見える。
「・・・これが私の仕事だから。こうしないとロシアちゃん・・・怒るから・・・」
そう言うと彼女はまた腰を落とす。
ぽたぽたと何かが落ちる感触。
汗かと思い顔を見れば、ウクライナは泣きながら激しく責め立てる。
ぬるぬると生暖かい襞が絡み付き締め付けが厳しくなってくる。
「早く・・・早く頂戴。お願い!!」
ウクライナはそう言ってまた腰を激しく振る。
その顔は快楽に溺れているはずなのにどこか寂しげで、満たされていない表情だった。
「お前も、逃げたくても逃げられないんだろ?ウクライナ・・・」
「そうよ・・・こうしないと守れないの!国も自分も・・・大切な事も!!!」
その瞬間プロイセンは締め上げられ、中に大量の欲望を放った。
357 :
籠の鳥−6:2009/04/25(土) 01:05:20 ID:PA3Cuaqs
その後も何度も体を重ねた。
ただお互い獣の様に快楽だけを追求した。
お互い今を忘れるためだけに。
それはロシアの思う壷なのかもしれない。
が、そんな事はどうでも良くなって行った。
いつの間にか眠っていた。ふと目が覚めると体中にウクライナの爪痕がある。
ひりつく下半身に思わず生きている実感を感じる。
プロイセンはぼんやりする頭で、重い体を引きずりのろのろと着替えドアに手をかけた。
いつの間にか鍵は開けられていた。
ウクライナはまだ眠っていた。
「籠の鳥だな。俺たちは。」
そう呟いて振り返らずにプロイセンは部屋から出て行った。
振り返れば、多分彼女をさらって全てを捨てて自分はこの北の国から逃げ出すだろう。
しかし彼女は多分それを望まないだろうし、自分もそれをする力の無い事は嫌というほどわかっている。
館を出て自分の家へ向かいながらプロイセンは決意した。
生きてやる。
生きて・・・この国から逃れてまた色の付いた世界を目指そう。
冷えきっていたプロイセンの心に火が灯る。
力を蓄え、あの悪魔ののど元に噛み付くためには力を付けなければいけない。
「今は、囚われていてやる。」
不適な笑みでまっすぐ前を向いた。
その視線の先には高い壁がそびえていた。
その壁が崩れるのはここから数年後の話。
おわりー
暗いですねえ・・・
ほのぼのネタを探してくる。
乙です!!雰囲気が格好良くてエロスです(*´д`)ハアハア
359 :
357 :2009/04/25(土) 01:23:56 ID:MbUeQER/
うわ!また二重投下してしもた!!!!!!
ちょっとロシアに行ってくる…
ウク姉いいねぇ〜ロシア怖くて素敵。
gjです。
しかし、最近、過疎気味だね。規制でもされてるのか?
前からこんなペースだっけ?投下は多いから幸せだが。
プロイセンて格好良かったんだよなぁとしみじみGJ
ちびがりーさんを調教する鬼畜貴族というのを受信した。
ちびがりーさんが女の子らしくなったのはその調教のせいというおまけつきで。
>>362 自分も前にそれを受信したが鬼畜貴族が書けなかった。
朝っぱらから各国女子のブラジャーを奪い取るイギリスを受信して鬱だ。
チビロマーノチギチギネタでも考えてくる。
GJ!退廃の東側良い!!
ソ連崩壊寸前の病み感があるわー
久しぶりにスレ覗いたらいろんなCPの話があって面白かった
職人様方素敵な萌えをありがとう!!
個人的にギリハンがつぼでした
>>360 大型バイタの規制がまだ続いているからかと
ちゅうか、最近の二日と空けずの投下が異常だった気もせんでもない
独セー書いとったらネタに走りすぎて他ジャンルネタが凄い勢いで占めてく…
でも自重はせぇへんで〜
独セーとはまた新しいな。
股間にバラと猫耳つけて待ってる!
>>352 GJ!! 全体的にこう…薄暗い、
もとい暗いんだけど完全に暗いわけではない感じがよかった。
ほぼ自暴自棄になってるウクと、そうではないプーの対比とか。
個人的にはフィン×ウクに反応してしまった…ありだと思います!
わっほい
この前カプスレでの仏洪に萌えたぎったから勢いで書いてしまったSSを投下します
ごめん、エロくならなかったよ
かっこいい仏兄ちゃんでもいいじゃないか
そして書いている途中で貴族が暴走、仏洪というより墺洪になった感じです
時代の変化についていかなければならないと今まで立ち止まることなく、振り返ることもなく駆け抜けてきた。
走って、走って、息を切らせながら走って、突然ぐにゃりと視界が歪んで、足に力が入らなくなって、地面に勢いよく倒れこむ。
一度足を止めてしまったらそれからまた走り出すことは意外なほどに難しいもので、ハンガリーは街を彩る噴水の縁に腰を落とした。
今までまるで顧みることのなかった自分自身の体を見てみると、靴は擦れて穴が開き、スカートも綻びて左足がむき出しになっていた。
上半身をひねって水面に顔を映せば、可笑しなくらいにやつれた顔と伸び放題のボサボサ頭がそこにあった。
何をやっていたんだろう。
――ただあの人に追いつきたかった。本当の意味で対等になりたかった。そしてなにより、自分自身を持ちたかった。
これからどうしたいんだろう。
――飛び出してみてわかった。ああ、私はあの人が必死に支えていた今にも崩れてしまいそうな真綿の籠の中で、確かに幸せだったんだと。
なにもわからない。とにかくがむしゃらに走り続けてきたけれど、急激な変化に体は悲鳴を上げていくだけだ。
「ボンジュール、マダム」
水面に視線を落としていたハンガリーの耳に、訛りのないフランス語が触れた。
「空はこんなに晴れているのに、どうして君は下ばかりを見ているんだい?」
目深に被っていた帽子を取って「久しぶりだな、ハンガリー」と挨拶する男は、オーストリアと幾度となく対立し、現在でもお互いの感情は大変よろしくないはずのフランスだった。
「あら、今日は裸じゃないのね」
国柄が滲み出る洒落たスーツに身を包んだフランスを一瞥し、ハンガリーはそっけなく呟く。
「ひどいなー。お兄さんだっておめかしするさ」
それにいつもそんな格好だったらさすがのお兄さんでも捕まっちゃう。
「で、いったい何をしにきたのよ」
ハンガリーは髪を掬って耳にかけ、興味薄そうにため息をついた。
フランスはハンガリーの髪をいじるその手をとって、軽く唇を落とす。
「ドナウの宝石を口説き落としにね」
あのいけ好かない眼鏡野郎とは別れたみたいだしとウインクするヒゲ面に、
「なに気障なこと言ってんのよ」
フライパンが見舞われた。
走りつかれて立ち止まったハンガリーを連れ出したフランスは、やっぱりハンガリーちゃんとこの刺繍はかわいいなぁ、なんてことを言いながらハンガリーの服を見立て始めた。
あれやこれやと試着させられている間、ハンガリーはふと昔を思い出す。
あれはトルコの支配から脱し、欧州キリスト教圏へ復帰できた時のことだ。
第一次ウィーン包囲でハンガリーの上司だった王家が断絶していたので、婚姻関係のあったオーストリアの上司が勝手にその王位を継ぐことにしたのだ。
トルコの支配から逃れられたら、今度はオーストリアの支配。当然、国内の反発も大きかった。
「ふざけるな! 聖王冠はお前のものじゃない!」
当時のハンガリーはまだまだ男勝りの荒い口調で、国内をトルコに荒らされなかったらこんなお坊ちゃんになんか喧嘩で負けるわけがないと思っていたし、事実そのとおりだった。
「お黙りなさい」
張り上げているわけではないのにぴしゃりと響くオーストリアの声に、ハンガリーはびくりと肩を寄せる。
「あなたは私のものになったのです」
トルコの元にいる間にすっかり伸びてしまった髪をひと房掴み、オーストリアは自身のもとへ引いた。強引なそれにハンガリーは顔をしかめる。
オーストリアは恍惚とした笑みを浮かべながら、ハンガリーの首から肩にかけて手を這わせた。
「そう、これからあなたをわたし好みに仕立て上げて差し上げますよ」
「はぁ!? ふざけんな! 俺は……!」
「言葉遣いには気をつけなさい」
「うっ」
ハンガリーは顎を掴み上げられる。顎が歪んでしまうかと思うほどにそれは力強く感じた。いや、その時のハンガリーに抗う力がなかっただけかもしれないが。
「さて、まずはあの汚らわしい野蛮な異教徒の匂いがするものはすべて打ち壊しましょうか。モスクは勿論、橋も、泉も、風呂も、学校も! なにもかも!」
ドン、と肩を押されてハンガリーは壁まで追い込まれた。オーストリアは彼女に着せられていたオスマン風のチュニックに手をかける。
「お、おい。待てよ。確かにトルコの野郎は大嫌いだが、あいつの置き土産ぐらいは残したって」
そう言い終わる前にハンガリーの衣服が音を立てて引き裂かれた。
一瞬、ハンガリーはなにをされたのか理解できなかったのだが、最近いやがうえにも膨らんできた乳房が片方だけ外気に晒されたことに気付き、羞恥に顔の色を変える。
「このような衣服、あなたには似合いませんよ。今、ふさわしいものを用意しますから」
そんなもの、捨ててしまいなさい。
眼鏡が反射してオーストリアの表情はよくわからなかった。
激しく体力が落ちていたハンガリーがどれだけ抵抗しようとしても、オーストリアにねじ込まれるだけで意味はなかった。
幼いころとは逆転した立場、その昔、勇ましいハンガリーに何度となくボコボコにされていたオーストリアが長年募らせていた征服欲はついに満たされることになる。
オーストリアはかたくなに閉ざされてきたハンガリーの女性の部分を無理やりこじ開けて侵入する。
戦場を駆けてきたハンガリーがこれほどまでに自分が女であると自覚させられたのはそれがはじめてだった。膨らんだ胸、性器の構造、どうあがいても違う体のつくり。
そしてなによりオーストリアの乱暴な抽送に不快感と悔しさばかりが脳裏を巡るばかりではなかったのがさらにハンガリーを混乱させた。
それから女であることを強く意識するよう求められ、言葉遣いに礼儀作法、身につけるものもなにもかも、以前の男ようなそれから矯正されていった。
フランスが服の見立てをしている様子が、色とりどりの給仕服を仕立てたオーストリアがまるで人形を着せ替えるようにハンガリーをあれこれ飾ろうとしていたこととなんとなく重なったのだ。
ちなみに当時のことをオーストリア本人に話すと「あの頃は調子に乗っていました。本当に申し訳ありません」と意気消沈してしまう。「誰だって勢いづいているときはそんなものですよ」と返してやるのが優しさだろう。
「やっぱりハンガリーちゃんには草原の若い緑が似合うね。これにしよう」
春に蒔かれた小麦がぐんぐんと育っていく初夏のプスタのような鮮やかな色に、赤を主体にした細やかな刺繍があしらわれたワンピース。編み上げブーツも新調し、髪を整えてバラトン湖の花飾りを磨けば、さっきまでの相貌が嘘のようだ。
「どんなに見た目を繕っても、身体の中はボロボロなんだけどね」
くるりとターンすれば、スカートがふわりと舞った。
「ちょっと前までは旧東欧の優等生だなんて言われたけど、政治も経済も仕組みが大きく変わって、追いかけていくのに精いっぱいで」
だんだん消沈していくハンガリーの声。フランスはただ頷くだけだ。
「……昔は、よかったなぁって」
女性だって社会進出するべきだとか、自分のことは自分で決めるべきだとかそういう煽り文句が飛び交う時世ではあるが、必ずしもそれが自分にとっていいことだけではないと知っている。
場所も時期も悪かった。でももう後戻りなんかできない。
「またそんな暗い顔をしちゃって。お兄さん悲しくなちゃうよ」
フランスはハンガリーを引きよせ、頬に手を添えて上を向かせる。涙を滲ませるヴェールの瞳が儚くも美しい。かつて馬とともに野を駆け巡った少女の面影は、時代の変化に揉まれてずいぶん薄れてしまったものだ。
「さあ、次はロマを聞きに行こう」
「え?」
装いを新たにしたハンガリーの手を引いてフランスは街に繰り出す。
「いやぁ、この間パリでラカトシュのライブに行ったんだけど、そうしたらハンガリーちゃんのおうちに行きたくなってさ」
「ああ、それが目的で来たのね」
それで同伴者を探していたら、昔からの知り合いがみすぼらしい格好をしていたから不憫に思って着飾ってやって同伴者に選んだというところかしら。
「違う違う。お兄さんはいつだって女の子の味方なんだって。ハンガリーちゃんが落ち込んでたらどこからでも駆けつけちゃうよ」
「あっそ。いったい何人にそう言っているんだか」
ハンガリーにじと目で見上げられるフランスは苦笑しながら視線をそらした。
ジプシーミュージックは観客も音楽の一つだ。
ころころと変わる曲調に観客の手拍子が加わって会場は大いに盛り上がっている。
近くを通りかかった演奏者の一人が、ハンガリーの手を引いた。
急なことに驚いたハンガリーは目をパチリとさせたが、フランスを振り返って行ってくるとウインクし、舞台へ上がる。
彼女はハンガリー民謡に合わせて、スカートがぶわっと舞い上がるほどにまわって見せる。さらに即興で得意の歌を披露し、さらに観客を喜ばせた。
こうしてはいられないと思い立ったフランスは、セカンドからバイオリンを拝借して演奏の輪に入って行っていく。ジプシーバイオリンとクラシックのそれとは少々違うが、彼の奏でるフランス音楽特有の華やかさと個性がその場を最高潮に盛り上げた。
「あー、楽しかった!」
興奮さめ止まぬ様子のハンガリーは頬をわずかに赤く染めている。
「あとはワインとパプリカね。おいしいお店知ってるから行きましょう!」
数時間前の雰囲気はどこへやら、彼女はすっかり上機嫌になったようだ。本当は自分がいろいろと連れまわすつもりだったんだけどなぁとフランスは苦笑する。
「でもまぁ、こんなふうに元気いっぱいのほうがハンガリーちゃんらしいよ」
「なによ」
「だから昔の男のことなんか忘れて、お兄さんとめくるめく官の」
「無理ね。いろいろあったけど、やっぱりオーストリアさんが好きだし、でも私は私らしくありたいし。これでいいのよ」
自分の中にある懐古的な感傷を納得させるように頷くハンガリーの肩を抱き、次いでフランスはその細い体を抱え上げる。
「もったいない。ああもったいない! 音楽と町並みだけは認めてやらないことはないが、オーストリアと呼ばれている時点で拒絶反応ものあの眼鏡がいいだなんて、お兄さんショックでこのまま攫っていっちゃうよ!」
「待って、やめて、降ろしなさいよ!」
はははと冗談めかして笑いながら、二人で踊るように街を歩いた。
ドナウの宝石はいつの時代だって輝いている。
おしまい
以上です
歴史とかそういうのはいい加減な知識しか持ってないので、単なるネタとして取ってください
GJ!!
兄ちゃんかっこいいよ!
普通の二次創作として誇れる作品GJ!!
>>352、
>>371 両作者ともGJ!
エロパロ板にいると普段考えたこともないようなカプや関係性があって面白いなぁ
とりあえず自分はハンガリ−さんが大好きなことに気が付いた
接点がないようである、それをエロまで持ち込めるのがこのスレの醍醐味さ!
というわけで職人方、GJ!
>>371 兄ちゃん色男だよ。
良い男だよ。
もうちょっと兄ちゃんに日の目当ててあげようよ。
という訳でちょっと仏ベルでも書いてくる。
セクハラ的変態性を発揮しなければフランスは普通にいい男なんだよなぁ
前に仏セー書いているって言ってた人はまだかなまだかな
>>381 同じく仏セーずっと待ってる
まだかなまだかな
兄ちゃんの流れぶったぎって、じぃちゃんの話投下してもよろしいかな?
日本×ベラルーシの
『萌えクリエイター』VS『萌えデストロイヤー』な馬鹿ネタです。
じいちゃん暴走しまくり注意。更にちょっと季節はずれネタですな。
NGはタイトルで。
「桜……欲しいんだけど」
いつもは無口の少女が珍しく、私に話しかけてきました。
長い白金の髪、吸い込まれるような藍色の瞳、不機嫌そうに眉をひそめ、口をへの字に曲げて、私の返事を待つ少女。
彼女の名はベラルーシさん。あのロシアさんの妹……いろんな意味でロシアさんによく似ている少女です。
普段はロシアさんの事ばかり。脳内はロシアさんが9割、残りの1割にその他のことが詰まっていることでしょう。
国際会議で数回顔を見合わせた程度でしょうか。
毎回、ロシアさんに結婚を迫ったり、リトアニアさんの手をパキパキにしたりしていて、
とてもほほえましすぎて、思わず一里ほど離れて眺めたくなるような印象しかありません。
そんな彼女が、私にお願い事してくるだなんて、珍しいのにも程があります。
「もしかして、明日は雨ですかね」
「……それが望みならば、血の雨でも降らせる。リトアニアのでいい?」
お約束的な冗談を、真顔で返してくる彼女。
周りの方々から、『冗談が通じない』とよく言われる私ですが、ここまで冗談が通じない方がいたことに、少しだけ驚きました。
私は愛想笑いを浮かべ、声に出し、彼女の言葉を確認する。
「えっと、貴女は私の家の桜が欲しいってことですよね」
「耳ついてるの? 最初からそう言ってるじゃない」
この歯に衣着せぬ発言。さすがはロシアさんの妹君です。
最近流行の『妹型ヤンデレ』と受け取っておきましょう。
私ももう良い年のじじぃなのですから、若者の他愛も無い発言にいちいち腹を立てるわけにもいきませんし。
「その用件ですが……商談でしたら、こちらに何か見返りがありますよね」
私の物言いに、彼女は言葉をつまらせ、下を向きました。
ええ、知っています。彼女の経済状態を。だからこそ、問いたのです。
私に利益の無い商談なんて、アメリカさんだけでお腹いっぱいなんです。
しばらく沈黙し、不意に鋭い瞳が私に向きました。
「金は無い。物も無い。でも、私がある」
ほほう……その物言いは、つまり……
「いわゆる『身体で支払う』というやつですか」
「それ以外に何か意味があるか?」
表情をぴくりとも変えず、問い返してくる彼女。しかし、少しだけ頬が赤らんだのは見逃しません。
この微かな恥じらいさえあれば、ご飯何杯でもいけます。
そう、いつもはぶっきらぼうな少女が、頬を赤らめ、視線を逸らし、恥ずかしそうに『ばかぁ』とでも呟いた日には!
もちろん、『ばかぁ』はひらがなの雰囲気で。個人的には漢字やカタカナは邪道です。
言葉尻は消え去りそうな感じだと、更に最高ですね。
でも、あまりやりすぎるのは諸刃の剣。素人にはお勧めしません。やはりここは……
「とっとと終わらせるから」
私の思惑とは違い、勝手にするすると服を脱いでいく彼女。
あああああ、脱がしていく過程も楽しみの一つなのに!!
胸元のリボンに手をかけ、『好きでもない人に脱がされるのはどんな気分でしょうね』とじらしつつ、ゆっくりとリボンを解き、
大きく開いた襟から覗く乳房。腰紐を解き、ファスナーをおろすと、落ちかけるワンピース。
手で押さえ、恥じらいをみせる彼女の耳元で『おや、いいんですか』と息を吹き……
ワンピースが床にぱさりと落ち、可愛らしいショーツがお目見えして。
ええ、もちろん靴下は脱がしません。裸靴下は正義です。
それなのに。それなのに。
恥じらいすらなく、堂々と脱ぎ捨てる姿は、逆に男らしいです。
一瞬だけ、下着を脱ぎすてる時に動きがとまったのは、よかったとは思いますが。
私の目の前には、裸体をさらす彼女の姿。
手で隠すこともしていません。
さすがはあの巨乳大魔神ウクライナさんの妹君だけあって、胸は中々あります。……貧乳の方が好みですが。
ふっくらとした臀部や太ももに、細い腰、そして雪のような肌はまるで芸術作品のようにも思えました。
血気盛んな男性……たとえばアメリカさんのような人でしたら、この時点で襲っていたでしょう。
商談など忘れて。
でも、私は彼女の身体を値踏みしながら、商談を続けました。
「で、貴女のスペック……いえ、商業的価値は?」
「……処女」
「……商談成立です」
まさかとは思いましたよ。あれだけロシアさんに結婚を迫っているのに、未だに処女だなんて。
てっきり、もうすでにロシアさんを襲っているものだと思っていました。
処女とわかれば……いろいろ楽しみようはあります。
「では、まずは……私をその気にさせていただけますか?」
「ん、わかった」
ためらいなしに、私の着物を剥ぎ取り、褌を解き、下半身に食らいつき……
「ちょっ、まっ、待って下さい! その、恥じらいとか、嗜みとかどこいったんですか」
「ふぁ? ポレーシエ湿地に投げ捨てた」
「ちゃんと拾ってきてください!」
「嫌」
息子が手で包み込まれ、彼女の舌が亀頭をくすぐる。
し、処女のわりに妙に手馴れている気がするのは気のせいでしょうか。
もう少し戸惑う姿とか、おっかなびっくり触れる姿に萌えたかったのですが……
こうなってはしかたがありません。素直に快楽を楽しむといたしましょう。
私の前に跪く彼女の髪を1房とり、感触を楽しみ……
「髪触んないで。からまるから」
……雰囲気を楽しむこともダメですか。
可愛らしい少女が必死にしゃぶる姿は魅力的です。本来は。
『動いたら刺す』という目で私を見上げ、機械的に手でこすり、舌を這わせる姿のどこに萌えればいいのでしょうか。
いえ、これでも萌えの文化を持つ私です。これすらも萌えの対象にしてみせましょう!
――初めて目にした性器をどう扱ってよいか、悩む彼女。
でも、悩む姿を他人に見せたくないという心理が、彼女を突き動かした。
知識のみの行為は、彼女の動きを機械的にし、必死な行動は、威圧的な態度となって現れるのだった――
よし、これで問題なしです。問題なしなんですから、もう少し反応してください。わが息子よ。
これで反応してなかったら、彼女に『不能』とか呟かれるに決まっているんですから。
しゃぶるのに疲れたのか、上目使いで私を見上げ、
「不能? 年のせい?」
ああああああああ、やはりぃぃっ!!
あーもう、このまま引きこもりたい。鎖国が懐かしすぎます。一人万歳。
こうなったら、言葉攻めです。
恥ずかしそうにする彼女の姿をめにすれば、もう少し盛り上がれるはずです。
「こんな姿をロシアさんが見たら、どういいますかね」
「隙あれば兄さんをいつも襲ってるから、何も言わない」
ああ、言葉攻めもダメですか。
この少女の恥じらいは本当に湿地帯に沈んでしまったのでしょうか。
こうなったら、こちらから攻めるしかないんですかね。
私も年ですから、あまり激しい事はしたくないのですけれども。
「もうそこは終わりでいいです。
そろそろ私に楽しませてくださいね」
跪いている彼女を立たせ、直立の姿勢にさせます。
まずはじっくりと観察。いわゆる視姦というやつです。
白く弾力のありそうな肌、豊かな胸の先に実る桜色の果実。
滑らかな曲線を描き、魅力的な腰つき、その下に微かに茂る白金の林。
すらりとした足に、整った指先。
これで恥じらいがあれば完璧なのですが。
じっくりと全身を見つめ、胸の先の果実にそっとふれた。
すでに堅くなって、刺激を求めているはずなのに、彼女の表情には変化はありません。
「悔しくないし、感じてもいない」
ああ、だからここでもう少し萌える台詞を……いえ、そういうのを求めるのはもう無駄というものですよね。
仕方がないので、たわわに実る乳房を優しくもみあげます。
もみごたえはありますが、どうもしっくりときません。
やはり、手にすっぽりと収まるサイズの方が控えめな感じがして素敵なのですが。
胸元を吸い上げ、赤い痕をつける。うん、白い肌に赤い華が美しいです。
いっその事、たくさんの華をさかせ、これでお花見というのも風流かもしれません。
赤くなった華を舌で味わう。やはり蜜の味はしませんが、ほんのりしょっぱいのもそれはそれで。
ん? 少々、彼女の呼吸が荒くなってきた気がします。
ほんのりと頬も赤くなってきたようで。
「おや?感じ始めましたか?」
耳元で囁きました。囁く際に、耳に息を吹き込むのをはお約束ですかね。
「感じてなんか……いない。ただの反応でしかない」
そうは言っても、声に甘いものが混じってきたのははっきりとわかります。
もう少しですかね。
「そうですか。それでは、この茂みであふれ出している泉も『反応』でしかないんですよね」
指を割れ目に這わせ、泉へと静かに入水する。
水音を立て、指が沈み込みました。出し入れするたびに、あふれ出す泉の音が、涼しげです。
ああ、やはり水音は落ち着きますねぇ。
芭蕉が、蛙が井戸に飛び込む時の事を俳句に表現した気持ちがよくわかります。
静寂の中に、響き渡る水音。なんて風流なんでしょう。
「ん……」
飛び込んだ後、井戸の中にこだまする蛙の声。
……あ、さすがに蛙とは失礼ですね。こんなかわいらしい声なのに。
適切に言い表すならば雀の雛あたりですかね。
『すずめの子の、ねず鳴きするにをどり来る』ああ、そう、清少納言は良い言葉を残してくださいました。
『うつくしきもの』いわゆる萌えですよ。萌え。
萌えは素晴らしいです。
萌えるもの。
濡れた泉を露にする少女。
触れば甘い声だすスズメのような娘。
若い少女が、我慢している途中、思いがけない刺激に、ちっちゃい声で「……ん」とあえぐのモエス。
長い髪をかき上げないで、首を斜めにし、こちらを見ようとしてるのもモエカワイイ。
ええ、萌えてきましたよ。萌えフィルター古来から完備してますから。
息子も元気になってきましたし、これならば中に入れる事だって可能なはずです。
臨戦態勢になった息子を装備し、あふれ出す泉へとセット。
さあ、戦闘開始です!!
「……勃つと、先っぽ出るのね」
……折角、いい雰囲気になったのに、私を泣かす気ですか? 鳴かすのはこちらの役目のはずなのに。
とりあえず、聞かなかったことにし、足を開かせ、立ったまま、挿入する。
温かな入り口を楽しみ、まとわり突いてくる肉壁の感触を味わう。少々きついのが、いとうつくしい。
中に入り込んだ異物の痛みに耐える表情も、一種の萌えですね。
「くぅ……とっとと精液出しなさい。この包茎野郎が」
……聞こえません。聞こえませんたら。
彼女の口からは、可愛らしいあえぎ声しかきこえませんよ。はい。
しかし……立ったままというのは少々腰に負担がきますね。
畳に押し倒してからやればよかったです。
しかし、大和魂です。まだまだ若いものには負けませんよ。
腰を支え、強く動かし……動か……
「す、すみません。少々横になっていただけますか?」
「うぅ……ん……や、やっぱり、年?」
ええ、そうですよ。こう見えても童顔じじいなんです。すみません。
何で行為をするだけで、私はこんなに泣かされそうになっているのでしょうか。
数回深い呼吸をすると、彼女はつながったまま横にな……って! えええええっ!
なぜ、私の方が横になっているのでしょうか。いぐさの香りが鼻に優しいです。
私の上にのり、彼女は見下ろす……いえ、見下すという表現の方があっている気がします。
「これで……私のペースでヤれる」
不敵な笑み。そして彼女は恐怖の運動を開始しました。
「んっ! ふぁっ! あっ!」
ぽよんぽよんと上下に揺れる胸。振り乱れる髪。荒い息と汗と女性の香り。
上下に動かれるたびに、痛いくらいの刺激が襲う。
と、年寄りにはこの刺激は少々辛いものがあります。
そんな私の心理などいざしらず、彼女は踊り狂います。
白い肌、白金の髪、そして冷たくも情熱的な瞳はまるで雪女のように恐ろしいほど麗しい姿です。
「……くっ」
「イくの? ん……とっとと中に出しなさい! くぅっ」
〆とばかりに強く息子を締め付けてくる感触に、とうとう私は爆発してしまいました。
ああああ、年月というものは、こんなに残酷なのですね。
一発出しただけで、しばらく動けそうにありません。
しかし、さすがは若いだけありますね。彼女は搾り取るだけしぼりとると、一人手早く服を着始めてしまいました。
下着をつけ、ワンピースを着、ショーツを手にしばらく迷っていた様子でした。
仕方が無いでしょう。彼女の中から、私の精液がたえまなくあふれ出ているのですから。
この状態でショーツをつけたら、汚れてしまうでしょうし。
「……ま、いいか」
小さく呟くと、ショーツを下におくと、靴下を履き始めました。どうやら、つける気は無いみたいです。
なんてことでしょうか。ノーパンですよ。ノーパン。最後の最後で萌えの骨頂をかましてくださるとは!
中々あなどれません!
……じゃなくて、彼女が帰る前に聞いておきたいことがありましたよ。
「はぁ……と、ところで、桜は何のために?」
そう、身体をはってまでも、桜が欲しい理由がわかりませんでした。
確かに桜は綺麗です。春になれば、各所を桜色に染めてしまう光景は、息を呑むものがあります。
でも、何で彼女にそれが必要なのか?
横たわった私の前まで歩いてくると、見下ろし、彼女は少々切ない瞳を見せました。
「……兄さんにあげたいの。日本の桜、気に入っていたから」
ああ、そういうわけですか。
麗しき兄妹愛。行き過ぎな所もありますが、やはり兄妹なんですよね。
「わかりました。それならば、手によりをかけ、見事な桜を咲かせてあげますから、覚悟しておいてくださいね」
瞬時に桜を植えるための計画を立てる。
寒い所でも強い桜の苗を用意しなければならないでしょうし、それにあった肥料も必要です。
ああ、専門の樹医もいりますね。これらを準備するのは少々骨が折れますが。
だけれども……あの兄妹が桜を見上げている姿を想像すると、自然に頬が緩みます。
「何、ニヨニヨしてるの? 気持ち悪い。死ね」
「はははは、ヤンデレですね。わかっています」
彼女にもう何言われても大丈夫そうです。私は笑ってさらりと流しました。
私の反応に首をかしげ、しゃがみこむ彼女。手にはショーツを持っていました。
そのショーツを私の頭にかぶせ
「おまけ。じゃ、とっととお願い」
それだけ言うと、彼女は私の前から去っていきました。
――ノーパンのままで――
頭にかぶせられたショーツすら、すでに取る気力もありません。
一見、ただの変態にしか見えないでしょうけれど、どうせ、今日は誰も来ない予定ですから。
身体がだるい。日差しも気持ちよいですし、このまま眠りについてしまいましょうか……
柔らかい日差しの中、私は目をつぶり……
「HAHAHAHAHA! にほーん、新しいコンピュータ、割り増し価格で大特価だから売りつけにき……?」
ちょっ! な、なんでこういう時に限って、空気読めない読む気ないアメリカさんが来訪してくるのですか!
いつものように垣根を破壊しながら、来訪なさったアメリカさんの表情が凍りつきました。
ええ、わかっています。この姿でしよう。
着物は崩れ、息子まるだし。畳みに残る精液のあと。ついでにほんのりと精液と愛液の香りがしていて、更に頭にはショーツ。
これでは、「まるで」ではなく「まんま」変態ですよ。フランスさんやイギリスさんとタメがはれるくらいの変態さんです。
「えー……と、あー、俺、用事思い出したから、帰るゲイツ。後で銀行に振り込んでおいてくれればいいから」
すぐさま、回れ右をして、アメリカさんは壊された垣根からかえっていきました。
――もう、何を言ってもダメでしょうね――
涙にくれる私の傍らには、ただぽち君だけがいてくれました。
あああああ、また鎖国したいです。
……でも、まあ、鎖国はロシアの桜が満開になったのを見届けてからでもいいでしょうね。
以上。
日本のキャラ壊しすぎな気がするけど、書いてて楽しかった。
さて、書き途中の露洪に手をつけるとするか。
うめぇえEEEE!
>よし、これで問題なしです。問題なしなんですから、もう少し反応してください。わが息子よ。
とか最高すぐる
そして、そそくさと帰って珍しく空気を読んだ米がいい
>>375 早速仏洪書いてくれて有難う
2人の大人っぽい雰囲気良いな
色男兄ちゃん恰好良い
>>390 じいちゃんワロタww
今度はじいちゃんが頑張る話も読んでみたい
露洪もwktkしながら待ってる
>>390 爺ちゃん喰われとるwww
楽しいエロ良いなぁ!言葉の使い方が好きです!GJ!
>>390 GJ!!!!!
時折登場する古典の一節が、いかにもじっさまらしくてイイ!!
枕草子って、確かに○○カワユス、××ウザスだ…今とあんまり変わり無いw
とある映画を観てから、トルコ×女ギリシャの妄想が止まらなくなり今書いてるんですが、ギリが完全女体化なので、外部投下で大丈夫ですか?
スレの頭に書いてますけど念のため確認したくて。
>>390 GJ!
日本のキャラが良すぎるwwww
>>391 空気読んだというよりドン引いたんだろう。
保管庫いつ更新されるの?
忙しくて見れないなら他に引き継ぐとかしてくれ
ずっと待ってるのに
気が早いけどクリスマスやバレンタインの次にくる祭って、何が来るんだろ。
海とか花火とか?
五月は花祭り、六月はジューンブライドの月で七月には七夕がございます。
八月はよく恋人が成立する月ー特に海ー。九月には十五夜ー
でもって十月にはハロウィンがありますな。
一年中お祭りなんだぜwww
よく考えてみると一月も姫初めとか出来たかもな
やばい。
このスレ今日はじめて来たけどヘタリア女子みんな好きだからどれ読んでも楽しい…!
楽園はここにあったんですね。
職人さんGJです。
日本のイベントだけではなく、その国のイベントを調べてみるとたのしいよ。
意外なネタが転がってるもんだ。
何故かハンガリーさんの失楽園が思い浮かんだ
ロシア×セーシェル 投下します。
暗いのが苦手な人はスルーお願いします。
またイベントやりたいね
>>401 いらっしゃい
意図的にスレタイにヘタリア入れて無いから見つけ難かったかな
407 :
露塞1:2009/04/27(月) 10:53:16 ID:jTf6xSGw
世界会議が終わった後、南の島に憧れてるんだと言った僕に君は笑顔で
「本当ですか!?セーシェルの海はすっごく綺麗なんですよー!」
なんて無邪気に微笑んだ。
良かったら話でも、なんて言葉に何の疑いもなくつられて僕についてくる彼女を心の中で嘲笑う。
本当に無邪気だ。
「あ、おい、セーシェル!どこ行くんだよ!?」
「…いいの?呼んでるけど」
「いいんです!しつこくて嫌いなんです、イギリスさん」
「でも追いかけてきてるよ」
「えええっ!?」
「それじゃあ逃げようか」
小さな彼女の手をとって、僕らは走りだした。
あらかじめ予約しておいたホテルの部屋に彼女を招き入れ、二人でドアに耳をつける。
「…いったみたいですね、イギリスさん」
「…いいの?」
もう一度確認してあげたのに。
「だからいいっていってるじゃないですか〜」
状況を把握しない彼女は無邪気というより馬鹿かもしれないと思った。
「セーシェルについていろいろ教えてほしいな。美味しいジュースでも飲みながら」
「はい!」
彼女は延々と語り続けた。
「ふわぁ…。あ、あれ?」
「目が覚めたみたいだね。はい、お水」
「あ、ありがとうございます…。って、え、ええええっ!?」
身体をおこした彼女が、やっと自分がベッドの上にいることに気づいた。
「君、寝ちゃったんだよ」
「えっ…す、すいません!すぐに出ていきますから!」
慌てて立ち上がろうとする彼女の肩に手を置いて、僕は彼女を押し倒す。
「え、ええ!?ロ、ロシアさん!?」
「僕、言ったよね?いいのって」
「!?ちょ、離し…」最後まで聞かずに、彼女の唇を塞いだ。
408 :
露塞2:2009/04/27(月) 11:26:12 ID:jTf6xSGw
「…んんっ」
彼女が僕の胸を叩くけれど、全然痛みは感じない。
一旦離して、再び唇を押し付ける。
彼女は口を頑なに閉じていて侵入を拒んでいる。
僕は右手で彼女の乳房を掴んだ。
「んっ!」
やっと開いた口の中に舌を入れて、彼女の口内を激しく犯す。
逃げる舌を無理やりからませる。
ぴちゃぴちゃと音がする度に彼女の身体が震えた。
顔を離すと彼女は肩を上下させ、真っ赤になりながら僕を睨んだ。
そして、僕から逃げ出そうとする。でも僕が両手で彼女の乳房を掴んで揉み始めると
「やっやあぁ!」
なんて甘い声をあげてベッドに沈んでいった。
ワンピースの肩紐を下ろし、ブラジャーをとり、僕が直に触ると彼女の声がさらに大きくなる。
「やぁん!や、やめ…!」
「嘘。気持ちいいんだよね?」
手を激しく動かしながら、小さな乳首を口に含み軽く噛む。
「ひゃあああっ!」
何度も何度も吸い上げる度に彼女の胸が上下する。
少し身体を起こし、ワンピースを完全に下まで下ろすと、彼女が足を擦り付けているのがわかった。
「感じてるみたいだね」
「ち、違っ…やああ!」
太股に手をかけ大きく足を広げる。
白い下着の真ん中が濡れていて、僕は笑った。
「ほら、また嘘ついた。すっごく濡れてるよ」
「ああんっ!やっやっ…!」
下着の上から指を這わすと腰がゆれた。
僕は顔を近づけ、布ごと口に含んで強く吸い上げる。
「ひゃあああっ!」
がくがくと腰を揺らす彼女が淫らで、耐えきれずに下着に手をかけ一気におろした。
薄い陰毛をかきわけ、秘所に一本指を入れる。中はとても狭く、先端しか入らない。
「痛っ…やっやめて…」
「誰からも、侵略されてないんだね」
「!!さ、最低!」
彼女の身体を労る優しさなんて僕にはない。
押し返そうとする動きに反し、一気にねじこんだ。
「やああああっ!痛っ痛い…!」
中をかき混ぜると、ぐちょぐちょと音がして彼女はさらに顔を赤らめる。
409 :
露塞3:2009/04/27(月) 11:53:16 ID:jTf6xSGw
僕はすぐに二本、三本と指を増やす。
痛がりながらも彼女は腰をふっていて
「淫らだね」
と思わず口に出した。
涙をこぼしながらまた僕を睨もうとするけれど、今はもう眼光に力は残っていない。
彼女の中で指を曲げると、はぎゅっとしめつけられた。
「ああんっ…んっ…んっ」
指を抜くと、彼女のそこはひくつきながら僕を誘っていた。
「挿れるね」
「やめて!も、もうやめてください!」
当然彼女の言葉は無視して、自身を挿れた。
「いやあああぁっ!」彼女の中はやはりまだ狭く、彼女が物凄く力を入れているため先に進めない。
「いやっいやっ!痛い、抜いてぇ…!」
僕は彼女の耳に口をもっていき、音を出しながら舌を這わせる。
「んんっ!」
彼女の力が抜けた。僕はすぐさま彼女の奥へとそれを突っ込ませる。
「きゃあああああっ!」
膜を破る感覚と、シーツににじむ血にたまらない快感を覚えた。
「痛っ…痛っ!痛いよぅっ…」
彼女は肩を震わせ泣く。だけど今更同情などというものも沸かず、むしろ彼女の中まで震えて僕には気持ち良かった。
一度自身を抜いて、間をあけずまた入れる。腰を揺らすと彼女は悲鳴を何度もあげ、僕は奥を何度もつついた。
「ひゃあああ…!もっダメ…」
彼女の中に締め付けられて、僕は射精した。
「はぁ…はぁ…」
彼女は少しほっとしていた。やっと終わったと思ったのだろう。
僕が自身を抜くと、少しだけ精液がこぼれる。
なんだ、もっと勢いよく出るかと思ったのに。
彼女はゆっくりと息をはき、投げ出された下着に手をのばそうとした。
僕はその手をまたベッドに押し付ける。
「いやっ!は、離して!」
「まだだよ」
まだ、だ。彼女の中をもっと僕で満たしてあげなきゃ。
僕は唇をなめた。
410 :
露塞4:2009/04/27(月) 12:14:27 ID:jTf6xSGw
「ああっああっ…!」
もう何回しているだろうか。
彼女は何回も意識を飛ばしてしていて、その度に僕は彼女の奥を突いて意識を戻させた。
彼女はすっかり声をからしている。
「いやあぁぁっ!…もっダメ…」
「君は本当に嘘ばっかりだね。ほら、こんなに腰を揺らしてるじゃないか」
僕は彼女の乳房に噛みついた。締まりが良くなる。
「もう…離して…」
「だめだよ、君が素直になるまでは」
彼女は何か言葉を発そうとしたが、すぐに唇を噛み締めた。
身体はもうこんなに素直なのに、まだ心は手懐けられないらしい。
やっぱり君は馬鹿なのか。
僕はまた彼女の中で欲望を吐き出す。
彼女はゆっくりと目を閉じた。
朝目覚めて最初に飲むウオッカは最高においしい。
静かな寝息をたてて、すっかり外は明るくなったというのに彼女は深い眠りについていた。
頬に残る涙のあとを拭う。
初めは、気に入らないヨーロッパのあいつらが大切にしている彼女を腹いせに奪いたかっただけだ。
しかし、今は違う。
南の島に住む、無邪気な彼女を本気で欲しいと思い始めた。
そのためなら、手段は選ばない。
少し遠くを見た後、彼女に視線を戻す。
あんなに泣いていたのに、彼女の寝顔はとても穏やかだ。
「お休み、セーシェル」
初めて口にした名前が、ひどく愛しいものになった。
以上です。遅更新ごめんなさいです。
次は、パソコンから一気に投下できるようにしますね!
>>411 おおおGJ!!!!!
素敵な組み合わせにによによしながら読ませてもらいました
先週といい今週といい月曜の真昼にけしからんgjもっとやれ
>>411GJ!
泣く子も黙るおそロシア様と無邪気なセーシェルの組み合わせが素敵だ!
>>399 確か台ちゃんとこで七夕は「情人祭」っていうカップルのイベントなんだよね。
水着もおいしいけど、七夕ってのもいいなあ。
台ちゃんが七夕に日本のこととか考えて悶々としてたら萌える。
間違えた、情人節だ。
だがしかし、日本だと「恋愛ごとだけはお願いしちゃいけない」なんだぜ
自分らは一年に一回会えるか会えないかなのに
人様の恋愛成就なんて知るかよ!かららしいぜ
クリスマス、バレンタインイベントに引き続き、
七夕イベントも面白そうだなと思った。
短冊に願い事を書いてつるすと、不思議な力によって現実となるとか。
ただし、つるして一時間程度限定。
信じて本気の願いをつるすのもよし、馬鹿にして滅茶苦茶な願いをつるしてもよし。
ベラルーシ「兄さんと合体合体合体・・・・!!」
ロシア「帰ってぇぇぇぇぇぇ!!><」
とか?!
ちなみに七夕は、のと様の誕生日である…
黒のと発動?
つまりのと様がエロいお願い事をして
周りの人や国をあんな目やこんな目に合わせる日なんですね。
325様のオーストリア×セーシェルネタ投下させていただきます!純粋オーストリアファンはオチ注意です。
425 :
白と黒1:2009/04/27(月) 23:45:44 ID:jTf6xSGw
イギリスさんが自国に巨大図書館を新設されたとのことで、私たちお馴染みメンバーは一般公開前に今日はその図書館へと遊びに来ています。
正直ものすっごいかったるいです。
けれど招待されたのにすっぽかすと後が怖いし、旅費は食事も宿代も含め全てイギリスさんもちとの事で、渋々足を運んだ私なのです。
イギリスさんは短くとも2日は滞在しろなんておっしゃってやがりましたが、私は今日の夕方の便で帰ります。
ちなみにお昼はイギリスさんの焼いたスコーンには手をつけずに、フランスさんからのパンをいただきました。美味しかったです。
スコーンは食べたフリをして紙に包んで鞄の中へと隠しました。
おじいちゃんへのお土産です。
図書館の中は独特な雰囲気が漂っていて、なんだかんだわりと楽しみながら時間を過ごせました。
時々
「おい、セーシェル!今俺手が離せねえからもう少し待っとけ!」
だの
「セーシェル、勝手に帰るんじゃねえぞ!」
だの何か不快な声が聞こえましたが、無視させていただきました。
今はもう大体の所を見終わったので、後は音楽書コーナーを覗いてからすぐにここを出ようと思っています。
426 :
白と黒2:2009/04/27(月) 23:46:21 ID:jTf6xSGw
音楽書コーナーは、人気がなくとても静かです。
きょろきょろとしていると奥に人がいるのに気が付きました。
音を立てずに私は近づきました。
目の前まできて、やっと誰だかわかります。オーストリアさんが、机の上に肘をつき眠っています!
私はすごくびっくりしてしまいました。
世界会議で見るこの人はとても真面目で厳しそうで、居眠りなどするイメージが全くなかったからです。
あまりの貴重さに、思わず私も椅子に座って、オーストリアさんと向かいあってしまいました。
色白で気品があって伏せた睫毛も長くて、オーストリアさんは男の人ですがかっこいいというより綺麗です。
見とれてしまいます。ふと気になって辺りを見回しましたが、カメラを持ったハンガリーさんはいないようでした。
今ここには二人きり。風邪を引いてはいけないし、起こしてあげようと私はオーストリアさんの肩に手をのばした。
そ の と き
私は口元の一点に目線を奪われてしまいました。
そ、壮絶にセクシー!!なんで今まで気付かなかったのでしょうか!
色白な肌についた小さな黒子!!目を離せません。
触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい…
427 :
白と黒3:2009/04/27(月) 23:48:59 ID:jTf6xSGw
だ、だめです。絶対だめです!
寝ている男性に手をかけるなんてそんなこと!!
これじゃああの変態紳士と同類です…!
やり場のない手を空中でぶらぶらとさせながら、私は悩みました。
それはもう食料自給率についてと同じくらい深刻に。
触りたいダメです触りたいダメです触りたいダメです触りたいダメです触りたい触りたい触りたい…
あ、欲望が勝ってしまいました。
私は人差し指に全神経を集中させ、慎重に黒子を押します。ぷに。
「…ん」
あ、ちょっと反応した。ヤバい、ヤバい。止めなきゃと思うのですが、オーストリアさんのお肌の感触も別の意味でヤバいのでした。
ぷにぷにぷにぷにぷに…
「あっ…んんっ…」
どうしよう、明日目覚めたら眉毛が太くなっているかもしれない。
でも、やっぱり…。
ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに…
「んっんあっ…!」
「!?」
その声でやっと私は異変に気が付きました。
オーストリアさんの顔はほんのり赤くなり、先程まで閉じられていた唇からは艶めかしい吐息がこぼれているのです。
これは一体…?
それでも私の指は止まりません。
ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに…
「あっああっ…!ふぁっ!…え」
「え…」
「貴方…は」
428 :
白と黒4:2009/04/27(月) 23:49:39 ID:jTf6xSGw
オーストリアさんがまっすぐに私を見ています。
「確か…イギリス領の」
「セーシェルです…。ごめんなさい、ごめんなさい、出来心だったんです!だから侵略やめて超やめて」
「……」
ち、沈黙が怖いです。どうやらオーストリアさんは、この状況を冷静に考えているみたいです。
「…………」
「…………」
ああああっ!ダメです、この間。耐えきれません。
私は困惑しながらとりあえず。
ぷにぷにぷに…
「えっちょっ…やめっ…!」
再び押していました。
もう何だかどうでもよくなりました。本能のままに行動するって、この事なんだと思いました。
ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに…
「ふぁっ…ああっ…やっやめっ…」
ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに…
「もっ…やっ…やめなさい!!」
大きな声にやっと正気に戻ります。
オーストリアさんはさっきよりもさらに頬を赤らめ、苦しそうに呼吸をしています。
や、やってしまった…!
「…いろ、いろ…考え…たのですが…」
「え、ええっ??」
オーストリアさんは机の上に移動し、私の体も持ち上げて、さらに2人の距離が近づきました。
「あ、あの…?」
オーストリアさんが、机の上に座るなんて。
429 :
白と黒5:2009/04/27(月) 23:51:40 ID:jTf6xSGw
「貴方が私を煽ったのですから、お相手お願いします」
「え、ええっ!?」
その言葉と同時にオーストリアさんの顔が迫ってきて
「んっんんっ…!」
口を塞がれてしまいました。
「んんっ!んっ!」
かしゃんっかしゃんと眼鏡がぶつかる音がして、私は怖くなりました。
「…ふぁっ」
「んっ…失礼」
オーストリアさんは眼鏡を外し、私たちの隣に置きます。そしてまた、顔が近づいてきました。
つい私は目を閉じてしまいます。
「やっ…んんっ…んっ!?」
口の中に異物感がして、私は目を見開きました。
オーストリアさんの手が私を自分の方へと引き寄せ、さらに深く私の口の中に侵入しようとしています。
くちゅ…という音がした途端恥ずかしくて逃げたくなったのに、強い力で抑えられて私の体はびくともしません。
「んっんっんっ…」
飲み込みきれない唾液が首につたいはじめて、オーストリアさんがやっと唇を離してくれました。
呼吸を整えようとする時間も与えてくれず、今度は服に手をかけられます。
「ま、待って…ください!」
「すいません。これでも、抑えてはいるのですが」
430 :
白と黒6:2009/04/27(月) 23:52:40 ID:jTf6xSGw
どこかだ!という突っ込みを口に出す事はできず、あっというまにショーツ以外全てを剥ぎ取られてしまいました。
物凄く綺麗な肌をしているオーストリアさんに体をみられると、恥ずかしい以上に何だか悲しくなってきます。
「あ、んまり…見ないでくださ…」
「どうして?」
「だって、私綺麗じゃな」
「綺麗です、すごく」
そんな事を言われるなんて夢にも思ってなくて、必死で体を隠していた手の力が抜けてしまいました。
「ああんっ!」
その隙にオーストリアさんは私の胸を揉みはじめ、私は自分でも初めて聞くような声を出してしまいました。
「ひゃっ…!やめっ…!」
「…止めるわけがないじゃないですか」
「あんっ…んんっ!」
先端を指で弾かれ、その瞬間、背中がぞくぞくとします。
オーストリアさんは何度か私の胸を揉んだあと、軽く私の唇にキスをして机から降りました。
「…?」
急に離れた温かみに不安になってオーストリアさんを見ると、オーストリアさんは笑っていました。
「きゃああっ!?」
ショーツが勢いよく下げられ、私の体は全てさらけ出されてしまいました。
オーストリアさんはすぐさま私の足を開かせ、股の間に指を埋め込みました。
「あっああっ…!」
431 :
白と黒7:2009/04/27(月) 23:55:01 ID:jTf6xSGw
少しの痛みと快感が襲ってきて、どうにかなってしまいそうです。
「これは、貴方の中から出てきたんですよ」
そう言ってオーストリアさんは濡れた指をこすり合わせ、私の頬にそれを塗りつけました。
真っ赤になった私を笑って、オーストリアさんは私の足の間に顔を近づけます。
「え、まさか、え」
ぐちょ、という音がして、自分でも触ったことがない所にオーストリアさんの舌が入ってきました。
「ひゃっ!もっ、もうっやめっ…」
制止の声は無視され
「あああんっ!あっああっ…!」
思いっきり吸われて、私は何も考えられなくなりました。
「はあ…はあ…」
「すごく濡れてますね。これなら、大丈夫でしょうか」
「!!待ってくださ…」
すぐに指とは比べ物にならない大きさが私の中に入ってきて、私は痛みに顔をゆがめました。
途中でつっかえてしまい、オーストリアさんも少し辛そうに眉を寄せます。
「もっ…無理です…よっ!」
「…大丈夫ですから。力を抜いて」
圧迫感に涙があふれて、行き場のない痛みに足を動かすと、がしゃっと嫌な音がしました。
「あ…」
オーストリアさんの眼鏡を落としてしまいました。
「ごっごめんなさい!」
432 :
白と黒8:2009/04/27(月) 23:55:47 ID:jTf6xSGw
激しく動揺している私にオーストリアさんは笑いかけてくれました。
「大丈夫ですよ。割れてませんし、スペアもあります」
「でっでも…ごめんなさい」
オーストリアさんのことだから、きっと大事にしていたに違いません。
私は落ち込んでしまいました。
「本当に平気ですから。それより」
「え?あっふあああああっ!?」
眼鏡のことで頭がいっぱいで忘れてました。
「入り…ましたね」
「…っ!!」
完全にオーストリアさんのものが入りこみ、私は初めての感覚に戸惑っていました。
「動きます」
「ああんっ!あっあっ…やあんっ!」
激しく腰をぶつけられ、体中が揺さぶられました。
何度も何度も奥を突かれ、自分の腰もいつの間にか揺れていることに気付きます。
「あっああっ!オーストリアさんっ!もっもうっ…」
「はいっ…イってください…!」
「ああああっ!」
どくどくと体の中に吐き出される感覚に打ち震えながら、私は目を閉じました。
が、再び腰を揺らされ
「ふえっ?オーストリアさん…?」
「すいません。私にもう少し」
「ひゃああっ!?」
「付き合ってくださいね」
その後の記憶は、私には残っていません…。
433 :
白と黒9:2009/04/27(月) 23:57:41 ID:jTf6xSGw
目が覚めると私は新しい洋服に着替えていて、何かの列車に乗っていて、隣にはオーストリアさんが。
「あれ、一体、私…?」
「目が覚めましたか?」
思わず吹き出しそうになりました。
正面から見たオーストリアさんの眼鏡が明らかに曲がってるのです。
ダメです、笑っちゃダメです!
元々私のせいなのですから!
スペア忘れてたんだ!あれだけさらっと余裕かましてたのに、この人仕方なく曲がった眼鏡かけてますよー!!
心の中で大笑いした後、私は平常心を取り戻しました。
列車の窓から見える風景が、時間帯が違い夜とはいえ明らかに行きで見てきたものと違います。
「あの、私、図書館から直帰するつもりだったんですが」
「これはオーストリア行きですよ。ああ、本当に疲れました。図書館から彼らに見られないように貴方と抜け出すのは」
思考が追い付きません。
「あの、えっと」
「ああ、すいません、いきなりですよね。ですが、せっかく遠くからここまでいらっしゃったのですから、ぜひ貴方にオーストリアにも来ていただきたくて」
「はあ、いえ、あの、そうじゃなくて」
434 :
白と黒10:2009/04/27(月) 23:58:23 ID:jTf6xSGw
「ああ、すいません。不躾でしたが、貴方の鞄の中に入っているスコーンを勝手にいただいてしまいました」
「や、そうじゃなく…えっ、ええっ?」
「本当に無礼ですよね。申し訳ないです。ただ、その…。あの後さすがに何も口にせずに後始末をして、図書館から出るのはなかなかに辛くてですね…ん!?んんっ!?」
「あ、オーストリアさん!?」
「うっうぇ…」
「きゃああああ!待ってください!こ、堪えててくださいね!?」
私は、疲れているというのに全速力で袋を探しにいきました…。
何なんですか。何なんですか。
疲れてるのに。早く眠りにつきたいのに。
なぜ私はオーストリアさんの背中を一晩中さすっているんですか!
…本当にさっさと眠りたいのですが、やはり目の前の人を放ってはおけません。
私は学びました。ヨーロッパにまともな男はいないのだと!!
オーストリアさんの具合が良くなったらすぐに帰ってやります!
もう二度とこの地にはきません!
私は月を見上げて静かに、ため息をつきました。
以上です。
七夕ネタで盛り上がっている途中に失礼しました。
>>435 天然オーストリア×セーシェルGJ!ナイスです!
お爺ちゃんに死亡フラグかと思ったらもう。
ふおおネタを昇華してもらえたあああ!
ありがとうおかげで今日も一日ハアハアして頑張る
初めて現役の日丸屋スレに来たけれど、
基本男性向けの傾向にあるエロパロ板で、女性向け作品のスレなんて珍しいな
ここにいるのって普通にヘタリアが好きな男?それともノーマルが好きな女?
>>438 女が読んでも楽しい作品が多いからノーマル好きな女が多いんじゃないかなと勝手に思っている
基本的に男性が書いたのは自分の分身×女キャラ要素が強くて
女性が書いたのはカップリング要素が強い気がする
まぁ誰が書いたにしろ面白くてエロい作品がたくさん読めればそれでよしさ
>>438 もしかして、エロパロ板自体童貞なのか? まあ、肩の力抜けよ。
やれ男だ女だという話題は、どのスレでも揉める荒れる原因になる。
黙ってどれでも好きな話を読んで、下の方も抜いてけ。
空気読まず投下します。
・プロイセン×ハンガリー
・若干言葉攻め?&凌辱風要素あり
あのエロい鎧のハンガリさんをどうこうしたくて書きました。ほぼやってるだけ。
プが普憫じゃないのでイライラするかもしれません。
【BADEND無限ループ 1/5】
「く!離しなさい…っこの、」
「お断りだな」
悲痛な叫びはピシリと酷薄に遮られる。
利き腕を後ろに捻りあげられ机につっぷしたまま、捕らわれの女馬族は、
ニヤニヤ笑う背後の男を必死に睨み上げた。
太ももの間には男の膝が挟み込まれ、足を閉じる事ができない。
あらわな背中に、剥き出しの太ももに、いやらしい目線が注がれている
のを感じ――机に押し付けられた彼女の頬は、じわじわと羞恥に染まって
いく。
馬上で戦うハンガリーの鎧は、軽さを追求し、最低限の部分しか覆わな
い装飾的なものだ。
処女神めいた可憐な容貌の彼女が、白い肌を晒し戦場を駆け巡る姿は、
常に味方の兵士達を熱狂させ鼓舞してきた。
だがそれは同時にある種の男達の劣情と征服欲を強烈にかきたてもする
――今彼女を捕らえるプロイセンはまさにそうした男だった。
無理な体勢をとらされたせいで、挑発的なラインを描くウエスト。豊満な乳房は机に押しひしゃげられいやらしく形を変えている。
薄い下着に覆われた尻を突き上げた恥ずかしいポーズで――腰を、擦り
つけられている。
(いや…こんなの、まるで)
「なんだ…期待してんのか?」
ざらついた低音で囁かれ、ハンガリーは思わず過剰にびくんと背中をの
け反らせた。
「っ…ち、違…!」
「旦那が、いるくせに」
ぽつりと呟いて目を伏せると、プロイセンは豊かに流れるウェーブのか
かった髪に鼻先を埋めた。
懐かしい、郷愁を誘う甘い香りを吸い込みながら、後ろから手を伸ばして
彼女の胸元の革紐を解きはじめる。
「なにを…!?」
「…犯してくれって言ってるようなエロい格好だな」
鎧の締め付けから解放された白い乳房が、ふるんっとこぼれ出た。皮手袋
に包まれた両手のひらがすかさずそれを包み込む。
「この身体で…あの澄ました貴族を、たらしこんだわけか」
ふにゅふにゅたゆたゆと自在に形を変えるマシュマロのような柔肉を堪能
しながら、プロイセンは桜色の先端をやわやわとつまむ。
「ちょっと俺にも楽しませろよ…いいだろ?『ハプスの奥様』?」
「な…っ!?」
サディスティックな口調と裏腹に男の指加減は優しく絶妙だった。
冷たい革の感触でやんわり転がされるたびに胸の先がきゅんきゅんと
しこって、ハンガリーは混乱の涙を流す。
「…ぅ、やだ……っひ!?」
下半身に、男の熱い高ぶりが押し付けられた。
布ごしでも判るほどに脈打つ欲望に彼女は思わず息を飲む。
背中にぴったり覆い被さって性器を密着させたまま、プロイセンは彼女の
耳たぶにゆるく噛みついた。じわじわとねぶりはじめる。
なめくじが這うようないやらしい愛撫だった。ぐちゃぐちゃ淫靡な音を
たてて聴覚を犯し、押しあてたペニスを支点にゆるゆると腰を動かしていく。
「…っ、…ひぅ、…やっ!?」
深い溝を押し広げるように円を描いたかと思うとやわやわと突く――耳の
穴に突っ込んだ舌とシンクロさせるような動きで、レースに覆われた秘裂を、
自らの剛直をつかって繰り返しなぞる。
「っ…、嫌ぁ…っ」
布ごしのもどかしい凌辱に、じわじわと湧きだした愛液で徐々にハンガリ
ーの下着が濡れはじめた。
ちゅ、ぴちゃ、くちゅと耳元で響く唾液の音が、まるでこれから行われる
行為のいやらしさを予告しているようだ。
意思に反して沸き上がってくる甘い期待にぞくっと腰が震え、ハンガリー
は慌ててかぶりをふる。
「や、やめ…て、やめなさ…っふぁん!!」
ひときわ強く性器を擦りつけられ思わず高い喘ぎをもらした口にプロイセ
ンの唇が吸い付いた。
侵入する舌に口内を蹂躙され背後から乳を揉みしだかれハンガリーの脳内
で快楽の火花が弾ける。
その隙にプロイセンは稲妻の早さで彼女の下着を引き摺り下ろす。
突然外気に触れた不安にきゅっとすぼまった膣にすかさず押しあてられる
熱い先端。
「ふあっ」
いつの間に取り出したのか、ぬるつく剥き出しの亀頭に優しくなだめるよ
うに膣口をぐりゅんとなぞられ、そのままぶちゅぶちゅと音を立てて一気に
真奥まで侵攻される。
「んんんん――っ」
待ちかねたとばかりにうねうねと絡みついて彼を迎え入れる自分を感じ
ハンガリーは絶望の悲鳴をあげた。
「や……や、っ…嘘…っ!抜い、てぇ…っひぅんっ」
言葉と裏腹に彼女の膣は涎を垂らしながら堅く太いプロイセンのものを飲み
込んでいく。蠢く幾重の襞で貪欲にもっともっとと吸い付く。
「…っは、」
きゅうきゅうと締め付ける感覚に低く呻きながらプロイセンは膣壁の感触を
味わうようにねちこく二度三度出し入れを繰り返した。
「相変わらず…、なんて…身体だ…っ…」
ひと擦りするたびに脳の中で幾百の花が咲き乱れるかのような爆発的な快感
が拡がる。
絶え間なく沸き上がり全身をさらっていかんばかりの甘い波に耐える為、
プロイセンは鎧からこぼれ出た乳を激しく揉みしだく。
「…くっ…っ!!」
腰を大きくグラインドさせ臍の裏にあたる部分をこするとハンガリーの身体
がひときわ跳ねた。
「…ここ…だな?」
繋がったまま抱え上げて窓枠に手をつかせる。ガラス戸に頬と乳房を押し付
けさせ片足を抱いて、弱い部分をえぐるように突き上げる。
「ひ、ぁ…っ…熱っ熱い…っ」
ハンガリーがぽろぽろと涙を流し腰を蠢めかせる。胎内で無数の唇にちゅっ
ちゅっと吸い付かれているようなすさまじい快感がプロイセンを攻める。
「はっ、すげ…ああ、畜生…っ」
「や、ああっ…」
白磁の背中がいやらしくくねる。激しいピストンに金の髪が舞う。
勝利と栄光をもたらす馬上の女神が、男の上でモノをくわえ込み淫らに腰を
ふっている。
その光景がプロイセンをたまらなく興奮させた。
「…淫乱め…!あいつにどんだけ仕込まれた?ああ?ベッドのお作法は…っ
お家芸だもんなあっ」
「そんな…ことっ、ひ、きゃ、ぁああん…っ」
耐えきれずずるずると床に崩れ落ちるハンガリーの足を押し広げ今度は正常
位で深く挿入した。
より結合部の密着感が強まる。熱い粘膜は充分すぎる程潤んでいるのにキュウ
キュウと食い締める為動くのがキツい。
「は…他の男に突っ込まれてそんなに嬉しいか…!?」
無理矢理引き抜くようにして激しく腰を動かせばジュッポジュッポと音が鳴り、
ハンガリーの腹がなまめかしくビクビク跳ねる。
「ああぁそうだよな旦那のだけじゃ足りねえよな?昔からこいつが大好きだ
もんなお前はよ!」
「い、やあ、ああ」
頬を真っ赤に染めていやいやとかぶりを降るが、腰は浮き、自ら奥へ迎え入
れるように八の字に蠢いて陰茎にむしゃぶりつく。
「ほら、射精すぞ…っ一滴残らず注いでやるよ…この、」
「っ、やだっ嫌あっ…中は…っ」
「なにが二重帝国だ夢見てんなクソ女お前は一生…っ俺の精液便所なんだよ!!!」
悲鳴のように叩きつけ、熱い体液がどくどくと弾けて――ふたりは、同時に上り詰めた。
窓を開け放たれ明るく風通しのよかった倉庫の空気は、情事の余韻でねっとり
と重い。
古い武具や年代物の調度品が林立する床の上、彼らは弛緩した身体を重ね
荒い息を吐いていた。
外は晴天。絶好の虫干し日和である。たしか倉庫整理をしていたはずなのに
なにをやっているのだろう――
「…重い。ね、どいて」
恥ずかしさにわざとぶっきらぼうな口調で言うと、ハンガリーは自分の上で
動かなくなったプロイセンの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「…聞いてる?ねえ、こら。プ」
「プ言うな畜生クソ女…」
ハンガリーの首筋に顔を埋めついでに膣には陰茎を埋めたまま、プロイセンは
ぎゅううと彼女を抱きしめる。
「うわ、え?ちょっと鼻水?」
「…っひぐ、…うるせえ馬鹿…っ俺様が、俺様があの頃どんな気持ちで…っ」
真っ暗な声で恨みがましく呟くプロイセン。
鎧を着せるまではノリノリだったくせに、昔にもどった気分でプレイをするうち
に、当時の感情まで思い出してしまったらしい。
「…あのね。あんたってなんでそう執念深…っあ」
泣きじゃくりながら、繋がったままの下半身をくにくにと甘えるように蠢かされ、
ハンガリーが甘く喘ぐ。
「ねえちょっ、…ひぁんっ…な、泣くか愚痴るか動くかどれかに…っ」
すっかり堅さを取り戻したプロイセンが、ずっちゅずっちゅと腰を動かしはじめ
る。泣いていたはずの赤い目の奥には、いつの間にか鈍く欲情の火が灯っている。
相変わらずの絶倫だ。
あれから百年余。 今やハンガリーは悲しき×イチ。プロイセンはプロイセンで
弟に国を任せ、当時の外道ぶりが嘘のように丸くなった。
裏切り出し抜きいがみ合い、かつて本気で殺しあったこともある二人は、平和な
時代で何故かずるずると腐れ縁を続けている。
ハンガリーの腰を抱えたまま、プロイセンは口で皮手袋を外し、鎧をもどかしく
むしりとる。
「邪魔だ、脱げこんなもん」
言いながら自分も軍服を脱ぎ捨て、裸になって覆い被さる。
「ん…あんたが、着せたんでしょう…?」
冷たい床の上、互いの体温が心地よい。
全身ぴったりとくっついて、ふたりしてゆるゆると腰を絡めあう。ぞくぞく、と
奇妙な愛しさまじりの快感が再び二人の身体を熱くしていく。
「…っ、ね、…せめて、ベッド…」
言い終えないうちにあむと唇に食いつかれた。やわらかく腰を揺らされ、思わず
漏らした甘い喘ぎは口内に吸い込まれていく。
「んーっ…ふっ、んっん」
ぢゅく、ぢゅ、唾液と愛液が音高くなり腰の動きが次第に激しくなる。プロイセン
が身体を起こした。ハンガリーの片足を抱えて大きく突きはじめる。床に押し付け
られた乳房が白い鞠のように弾む。
「…ひゃ、うっ、ああ…っ激し…っなん、で…っ?」
「…うるせ…っ何百年も何百年も人の気持ち…弄びやがって…っ」
ずっちゅんずっちゅんと激情にまかせた容赦ない抽送。普通なら壊れてしまう程の
苛烈なセックス。
けれど何百年にわたり彼に犯され続けてきた身体は悦びしか感じなくて、自分は
おかしくなってしまったのではないかとハンガリーは不安になる。
「…っあいつと…どっちがいい?…言えよ、この…っ」
「…っ、ぁあああ、ゃ、そんな、の…っ !」
知るものか。
政策上結婚できたとはいえ、オーストリアとは結局最後まで清い仲のままだった
のだから。
(あんたと一緒にしないでよ乙女心は複雑なのよ短絡馬鹿どスケベ野郎…)
心の中で罵るが、身体が勝手に受け入れるのは何故かいつもこの馬鹿どスケベ
野郎なのだ。
ちんちんが早く生える裏技だとかなんとか騙されて初めてを奪われた時も、大事な
所を取り返す為に夜討ちをしかけたはずが逆にハメられた時も(二重の意味)、結婚
式の直前控え室に殴りこまれウェディングドレスのまま散々犯された時も。
「…っや。…っさっきイったばっかなの、にぁ…はああぁん…っ」
彼女のありとあらゆるポイントを知り尽くした巧妙な攻めにいつだって最後はなすが
ままになってしまう。
ぱちゅん、ぱちゅんといやらしい飛沫の音が響いて結合部から愛液が飛び散る。
こんな男。甘い言葉のひとつも吐けない。いつだって強姦まがいの無理矢理にしか
事を運べない大馬鹿者。
泣きそうな顔で必死にすがりつき口汚く罵りの雨を降らせながら、そのくせ的確に
彼女の気持ちよいところを攻めたてる。
「…大嫌いだ…っ、クソ女…」
「…ん…っ私も…嫌いよ…ばか…っ」
熱く潤んだ瞳で罵倒しあって互いに舌を絡めあう。
いつまでたっても素直になれない馬鹿同士が交わす口付けは涙と鼻水でしょっぱか
った。格好悪いことこの上ない。
傷つけあって泣かせあってとろとろと溶けて心地よくて、ああ本当に進歩しない。
いつか伝えられる日がくるんだろうか。お互いもう少しだけ色々と上手になったら。
考えるだけで耳が熱くなって、ハンガリーは男の固い髪に顔をすりつけた。
(こんなことする相手、今も昔もあんただけ、なんて)
そして今日も馬鹿者ふたりは殴りあうように愛しあう。
GAME OVER.
改行・分割にお見苦しい点がありました。
申し訳ございません。
>>446 ぐっっっじょぉぉおおおおーーーぶ!!!
こんなプーハン求めてた!
GJ!!プーハン萌えさせていただきました(≧ω≦)
>>446 プーハンはやっぱええのぅ(*´д`*)
切ない幼馴染みはええ味や!
グッジョブ!
オーセーもプーハンもGJ!
なんかこう、流れでどうにかなっちゃうっていうのはすごくエロイ。
あと露セーのときも思ったがイギリスウザスwww
GJ!
ベルギーとスペインとロマーノで3Pがみたい
目隠し緊縛プレイで
450
露セーとオーセー書いた者です。
自分が書くとイギリスがウザくなってしまうというww
大好きなんですけどね!!
454 :
ロマ×リヒ1:2009/04/28(火) 22:29:44 ID:sxiZDFlo
>>322です!
>>299のネタ借ります!
お使いリヒちゃんロマーノくるんいじり。
ロマーノは童貞君じゃないということで。ロマーノが不憫ですね。
◎月∽日
今日は兄さまに言われ南イタリア様の所へお使いに行きました。
そこでとんでもない事実を知りました・・・うう、私もうお嫁に行け無いのでしょうか・・・
「これでいいな?リヒテンシュタイン。」
ロマーノはぶっきらぼうにエキストラヴァージンオリーブオイルの入った瓶とその種類の目録を納めたUSBメモリをリヒテンシュタインに渡した。
「ありがとうございます。ロマーノ様。兄さまには必ずお渡しいたしますわ。」
小首をかしげ、リヒテンシュタインは花のようにロマーノに笑いかける。
今日、リヒテンシュタインは今回スイスが輸入するオリーブオイルのサンプルを貰いに南イタリアにやってきたのだ。
「いいか、リヒテンシュタイン、イタリア人というのは色欲が服を来て歩いている様な人種だ。
特に南イタリアは特技がナンパにスリなどというろくでもないヤツ故、何かあったら必ずこれで刺し殺す様に。」
といってウェンガーのアーミーナイフを護身用に渡された。(流石にライフルはまずいとおもったらしい)
「そうだ、このオリーブオイルはかなり旨いぞ。喰ってみるか?」
そう言うとロマーノはキッチンへ行き、焼きたてのパンとざくざくに切ったトマト、オリーブオイルを持ってきてくれた。
ふんわり暖かい匂いがリヒテンシュタインの鼻をくすぐる。
「いい匂いですね!」
「まあまずはそのままオイルにつけて喰ってみろよ。旨いぞ。」
甘いリンゴの様な香りのするオイルに暖かいパンを付け口に入れる。
「!!!!」
リヒテンシュタインは思わず目を見開いて言った。
「ぷまいです!!!」
にしゃっとロマーノが笑う。誉められた事が素直に嬉しかったのだろう。
(ーーー会議などでお会いするするときはいつも不機嫌そうなお顔ですのに。お子様みたいですわ。)
その顔を見てリヒテンシュタインもにっこり笑う。
「じゃ、次はブルスケッタ喰ってみな。」
冷たいトマトをパンの上に乗せ、オリーブオイルとたらりとかける。
冷たいトマトと少しニンニクの利いたパン、そして芳醇な香のオリーブオイルにリヒテンシュタインは地団駄を踏みながら叫ぶ。
「〜〜〜〜〜!!!!!ぷますぎです!!!!」
無我夢中になってブルスケッタをリヒテンシュタインはほおばっている。
「だろ?ワインも・・・はダメだな、ブラッドオレンジのジュースも持ってきてやるよ。」
「あ、ありがとうございます。はふ〜〜〜おいひいです!!」
真っ赤なブラッドオレンジジュースのグラスを見てリヒテンシュタインは目をまん丸にしている。
「真っ赤・・・トマトジュースではありませんわよね?」
「ちげーよ。オレンジの果肉の色が紅いんだよ。かなり酸っぱ・・・おい!!」
455 :
ロマ×リヒ2:2009/04/28(火) 22:31:50 ID:sxiZDFlo
ロマーノが説明を最後までする前にリヒテンシュタインはグラスのくいっと中身を飲む。
ブーーーーーーーーっとリヒテンシュタインはオレンジジュースを吹き出してしまう。
向かいに座っていたロマーノは上半身がジュースでベタベタになった・・・
「酸っぱいから・・・シロップ入れろって・・・バカやろ・・・」
「すみません!」
リヒテンシュタインは真っ赤になって自分の鞄から慌ててハンカチを取り出し、ロマーノの顔を拭く。
「いーよ!!ちょっと顔洗ってくるし!」
「いいえ!駄目です!!私が悪いのですから!!!」
強引に拭き続けていると前髪の分け目にくるんと立つ不自然な髪(触角?)が目に入る。
(ーーーもしかしてこれは・・・)
リヒテンシュタインはごくりとつばを飲む。
(ーーーヴェ、ヴェネチアーノ様とお・同じ・・・)
手が自然に延びてしまう。
(ーーーだめ!!リヒテンシュタインダメよ!!!!触っちゃ・・・駄目!!!!!)
しかし欲望には抗えない。人間(国)というものは弱っちいものである。
リヒテンシュタインはぎゅむっとロマーノの前髪の分け目から生えている髪を掴む。
「ご!ごめんなさいましいいいいいいいいい!!!!!」
一応謝ってからリヒテンシュタインは思いっきりロマーノのくるんの根元を握りしめた。
「!!!!チギーーーーーーーー!!!!!」
ロマーノの目から火花が飛びちる。くるんはしゅるんと根元から上へと勢いよくしごき上げられる。
「ごめんなさいまし!ごめんなさいましいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「ち!ちぎいいいいいい!!!!!!ふぁあ、ひゃあ!!ひゃあめ!ちぎいい!!!」
リヒテンシュタインはくるんをぎゅむぎゅむ握りしめ、両手でしごき上げる。
ロマーノは顔を真っ赤にし泣き叫んでいる。
「ごめんなさいまし!本当にごめんなさいまし!!」
「チギっ!!チ・・ギャアアアア、ひっ、ひゃ、ひゃめろほぉおわあぎゃああ!!!!」
「ごめんなさいまし!!!!!!ロマーノ様ああああ!!!!!!!」
多分、リヒテンシュタインは5分以上ロマーノのくるんを弄んで・・・いや嬲っていた。
456 :
ロマ×リヒ3:2009/04/28(火) 22:33:33 ID:sxiZDFlo
リヒテンシュタインから逃れるため仰け反ったロマーノがソファーからがたんと転げ落ちる。
その音でリヒテンシュタインは我に返った。
「・・・ば、バカやロ・・・これ・・・触るんじゃ・・ねえ・・」
ロマーノは肩で息をしながらよろよろとソファーに寄りかかる。
「ごめんなさいまし・・・」
「謝りゃ何してもいいって思ってんじゃ・・・ねえ・・・」
「ごめんなさい・・・ま!!!???」
何回も頭を下げて謝るリヒテンシュタインの目に入ったのは・・・
まさに噴火寸前の様相を呈した南イタリアはシシリー島のヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山のごとく持ち上がったロマーノ自身であった。
(ーーーーー!!!!大きい!?ヴェネチアーノさまのより・・・大きい?)
リヒテンシュタインは思わず息を呑んでエトナ山を凝視する。
(やっぱりこのくるんはイタリア様方の性感帯でしたのね・・・)
一人納得するが妙な沈黙。気まずすぎる空気。
しかしリヒテンシュタインはそこから目が離す事が出来ない。
固まってしまっている彼女に攻撃を仕掛けたのはロマーノであった。
「責任とれよ、このやろー。」
「はっ?ええ???」
目の前に真っ赤になって潤んだ目のロマーノの顔がある。
(ちょっと、可愛いかも?)そう認識した途端、ぐっとロマーノの顔が近づき唇が触れた。
強引な口づけにリヒテンシュタインは目を白黒させる。
舌をねじ込まれ歯列をなぞられる。生暖かく気持ちいい感触にリヒテンシュタインは目を細める。
一頻り堪能したロマーノは口を離すと二人の間には唾液の糸がたらりと垂れた。
ロマーノはリヒテンシュタインを抱き寄せると胸のリボンをほどき、まだ青く少し堅い果実に口づける。
「ひゃ・・・ん!!」
片手で彼女を抱え、空いた手で簡単に隠れるほどの丘をやわやわ揉む。
「や!はあ!!!ろ、ロマーノさまあ・・・」
くっと乳首を摘まれ、ある意味未知の快楽にリヒテンシュタインはどうすれば良いか解らない。
首に口づけを落とされたかと思えば、乳首を甘噛みされる。
スペイン仕込みのロマーノの手技に抗う術などリヒテンシュタインが持っているはずが無かった。
ぼんやりと快楽に身を委ねているとするするとロマーノの手が下半身に伸びる。
ショーツをするりと取られ、指が秘裂に触れる。
(ああ!またあの快感が!?)
期待の眼差しでリヒテンシュタインはロマーノを見つめる。
それを了解のサインとし、ロマーノはするっとショーツの隙間から秘密の花園へ指を差し入れた・・・
457 :
ロマ×リヒ4:2009/04/28(火) 22:36:13 ID:sxiZDFlo
いつの間にかズボンを脱いでいたロマーノのエトナ山が目に入る。
ごくんとつばを飲む音が聞こえたかも・・・と思っていた時、リヒテンシュタインの胎内に熱いものがずるりと入ってきた。
リヒテンシュタインの顔が苦痛に歪む。かなり慣らしたつもりだったがやはりキツい。
「痛・・・いです・・・ロマーノ様ぁ・・・」
「きっつぅ・・・」
拒む様にぐいぐい締め付られるがここで抜いたらヘタレやで〜☆というスペインが脳裏に浮かんだので、ロマーノは腰をぐいっと押し進めた。
引っかかりを突き破る。
「ん・・あああ!!」
リヒテンシュタインが涙を流しながら白い喉を反らす。キツいが暖かい感触にふうっと息を吐く。
ゆっくりゆっくり動かしてやると、涙声の中に甘い声が混じってくる。
元々くるんをいじられ限界寸前まで来ていたのがインターバルの間に少し落ち着いていた。
「動かす・・・ぞ!」
激しく腰を揺すり上げる。結合部からはぐちゃぐちゃ音がする。
愛液と破瓜の血がリヒテンシュタインの太ももに足れる。
リヒテンシュタインは自然とロマーノの首に腕を回し自分のほうに寄せようとする。
「あ、ああ、ロマーノ様!来て・・下さい!」
密着する体。腹の中を満たす熱に浮かされる。
無意識のうちに脚をロマーノの腰に絡み付け密着感を増そうとしていた。
ロマーノはロマーノで男を求めて絡み付くリヒテンシュタインへの抽送を早めていた。
「やべえ・・・出・・・」
そう言いかけた時、ふと快感に浮かされるリヒテンシュタインの目に入ったものがあった。
そう、前髪の分け目のくるん。
(今触ったら・・・どうなるのかしら?)
夢中でガンガン腰を打ち付けるロマーノはリヒテンシュタインの変化に気がついていない。
好奇心おう盛な彼女はすっと手をくるんに寄せて・・・握った。
「☆?ちぎいーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ロマーノはくるんを握られた事により、叫んだと同時に射精してしまった・・・というかイカさせられてしまった・・・
「!熱い・・・!!いやああん!!!!」
それとぐいんと同時に最奥を突かれ、リヒテンシュタインも初めての中イキを経験したのであった。
458 :
ロマ×リヒ5:2009/04/28(火) 22:37:25 ID:sxiZDFlo
「・・・ロマーノ様?ごめんなさいまし・・・そんなに傷つかれるなんて思っておりませんでしたの・・・」
処女?の女の子にイカされる羽目になってしまい、自尊心を傷つけられたロマーノはコトの終わった後ソファーの影で膝を抱えて泣いていた。
「ロマーノ様・・・こっち向いて下さいまし・・・」
リヒテンシュタインは懇願したがロマーノは何も答えずただぐすぐす泣いていた。
どうやらもの凄く傷つけてしまったようだと悟ったリヒテンシュタインはすすっと近寄り、後ろからぎゅっと抱きしめる。
リヒテンシュタインは後ろから抱きしめ耳元で囁いた。
元気になって欲しい一心でどこかで読んだセリフをそのまま言ってみる。
「あの、もう・・・もう一回私にして下さいまし?ロマーノ様・・・」
ロマーノは涙ぐんだ目でリヒテンシュタインを見る。
「お前・・・嫁に行けねえぞ・・・」
「?え、なぜですの?」
「だって、しょっぱなからアナルだの、俺はイカされるし、おねだりするし・・・一歩間違えりゃ娼婦だぞ。スイスが知ったら死んじまうぞ・・・
まあ...それがいいっちゃいいんだけどよー」
意外と正統派なロマーノは普段淑女で通っているリヒテンシュタインのこのざまにもショックを受けていたのであった。
「え?え???だ、だめですの?こういうのって駄目ですの?台湾さんやハンガリーさんの本で読んだ事や・・・その・・・」
「そのってなんだよー」
「あの・・・ヴェネチアーノさまと・・・初めて致したときが...お尻の・・・で・・・して・・・」
真っ赤に恥じらいながらのカミングアウト。
内容がこんな内容でなければ日本辺りはテラモエス!!!!と親指を突き立てるだろうなかわいらしい恥じらいっぷり。
そしてカミングアウトされたロマーノは・・・頭の中でスペインとフランスと韓国が手をつないで踊っていた。
そこに弟が走って行ってその輪に中に入って行く。
お前もこっちへ来いや〜いらっしゃ〜〜〜いという声が聞こえたような気がしてそのまま倒れていった。
「ろ、ロマーノ様!!起きて下さいまし!ロマーノ様ああああ!!!!!」
リヒテンシュタインの声が遠くに聞こえる。
「スイス、おめーは過保護にし過ぎだ・・・バカヤロ・・・」
そう言ってロマーノはリヒテンシュタインの膝の上で意識を手放した。
ーおわりー
459 :
ロマ×リヒ:2009/04/28(火) 22:39:06 ID:sxiZDFlo
しょうもないオチですまんです。
あといまさら野球拳の後日談仏ベルとかはおそいですか?
GJ!
天然と淫乱のあわせ技はすごすぎる。
後日談みたいです。
GJ!天然って面白いなww
無知さゆえにとんでもないこと口走っちゃうリヒに今後もドキドキだ!
野球拳続きもどんとこい! いやいやいやお願いします。
リヒたんは魔性の天然系や〜
>>463 お前の書き込みの影響でスペイン×リヒテンが思い浮かんだぞコノヤロー
おおお!299ですネタにしてくれてありがとうGJ!!
兄ちゃんは弟より積極的だな・・・w
そしてリヒたん、処女卒業おめでとう!
野球拳後日談も超wktkして待ってる 全裸で
ついでに中国×ベトナム投下しときますね
ベトナムちゃんが捏造なのは当然として中国さんもかなり別人28号なので注意!
調教?ものです
NGは「退廃の宴」でお願いしやす
巨大な朱塗りの柱が整然と屹立する大広間は、王のためのものだった。
緊迫で埋め尽くされた豪奢の極みのような玉座には、ひとりの男が気怠げに足を投げ出している。
長い黒髪は艶めいて美しく、黄色い肌は瑞々しさに溢れていたが、黄金色の瞳だけは奇妙なほど年老いていた。
小柄で、少女のように線が細い。たっぷりと布の取られた袍の色は、人民の血涙を搾り尽くして染め上げた
のに違いない、目の眩むような真紅。そこに、金糸を惜しげもなく使って羽ばたく鳳凰の刺繍が施されている。
頭から爪先まで、男は華美と端厳と暴戻によって彩られてた。
男に名はない。ただ「中国」と呼ばれていた。
中国はこの世の全てがつまらないとでも言いたげな不機嫌そのものの顔で、だらしなく肘をついている。開
いた足の間に、女が蹲っていた。
女もまた、名を持たない。人々は彼女を「ベトナム」と呼ぶ。
ベトナムは全裸だった。
「ん……っ、ぺちゃ、ぺちゅ……ぅ、はむ、うく、んんっ」
彼女の紅い唇には、中国の萎えた一物が含まれている。腰まである長い髪を乱し、健康的に日焼けした素肌
も露わに男根にしゃぶりつくその姿は、人間というよりは獣じみて見えた。
竿に舌を這わせ、亀頭をねぶり、喉奥まで咥え込む。
そこまでしても、中国の用物はいっかな反応を示さない。
彼は傍らに侍した宦官から煙管を受け取ると、ゆったりとそれを吸い込んだ。
ベトナムの顔面目がけ、煙を吐き出す。
その苦い黒煙に彼女は僅かばかり顔を顰めたが、咥えたモノは離さなかった。
離すことを許されいないからだ。
「下手糞」
中国の小作りな唇から、実に端的な罵りの言葉が投げかけられる。彼の表情と同じように、投げやりに。
ベトナムは無言を通した。ただ反論するように、口腔での奉仕をし続ける。
「そんなんじゃ勃つもんも勃たねぇあるよ。もっと舌使うよろし、このど下手糞が。おめーに比べたら場末の
娼婦のがまだ上手ぇある」
退屈の二文字を表した表情を微塵も変えぬまま、中国は言葉でベトナムを嬲り続ける。
ベトナムはひたすら沈黙を守っているが、その内心では、
(……この、糞爺が……っ)
と呪詛を吐いていた。
中国の一物が反応を示さぬのは、なにもベトナムの性技が稚拙なためではない。まして中国が不能であるわ
けでもない。もっと単純に――『中国自身にその気がない』というだけの話だ。
外見だけならせいぜい二十そこそこ程度の中国だが、その実態は幾千の年を経た神仙である。神仙であれば
こそ、体内の気を以て性衝動を抑えることなどいとも容易い。
何をしようが絶対に勃たぬ陽物に奉仕させている理由は簡単だ。
ベトナムを詰り、嘲り、辱めるためである。
「もっと喉の奥まで咥え込むよろし。唇で締めろ。口ん中を全部性器にしてしまえ。そんな使いもんになんねぇ
舌なら、引っこ抜いて豚にでも食わせちまうあるか?」
酷い言葉で罵られる度、ベトナムは必死になって男根にしゃぶりついた。もし自棄になってやめたりすれば、
彼は自らの文言通りにベトナムの舌を抜き、家畜に食わせてしまうだろう。目の前の男であれば、それくらい
のことは平然とやってのけるに違いない。
「うぷっ、……はふ、くぽっ、くぽっ、ちゅうぅ……んっ、んっ」
「感じねぇ。全然感じねぇあるなあ……越南。豚みてぇに鼻息荒くしてもっと真剣に奉仕するよろしよ。おめー
の口は、それっくらいにしか役に立たねぇあるからなあ」
「ぐぷぅッ、んおぉ……、ぱく、ちゅぶ……ちゅぼぉぉっ」
どれだけ舌を使っても、どれだけ奥まで咥え込んでも、中国の男根は全く大きくはならない。自分のせいで
はないと知っていても、情けなくて涙が滲む。
それに……勃たせなければ、犯してもらえない。
ベトナムの女陰には、中国に使える宦官どもによって、強力な媚薬が塗り込められていた。王宮秘伝の秘薬
であり、その効果は調合者の中国曰く「一塗りすればどんな聖女も娼婦に変わるし、二塗りすれば象でも発情
する」という代物だ。
彼女の陰部には、今その薬がたっぷりと塗られ、おまけに巨大な張り型が根本までズッポリと挿れられていた。
強制的に発情させられた陰部は燃えるように熱く疼き、絶え間なく溢れ出す淫液がしとどに太腿から尻穴ま
でを濡らし、足下にまるで粗相をしたような水溜まりを作っていた。
気が狂いそうになるほどの快楽。それなのに、恍惚の頂には手が届かない。膝を擦り合わせ、尻を左右に振る。
こんなにイきたいのに、突っ込まれただけの動かぬ張り型ではどうやってもイけない!
咥えさせられた中国の一物だけが、この地獄から抜け出すことができる唯一つのか細き蜘蛛糸だった。
「さあさ、越南。我を勃たせることができたなら、ちゃあんと犯してやるあるよ。我のモノでお前を突き上げ、
陰道を抉って、子宮に精を注いでやるある。イかせて欲しくば舌を動かせ。犯して欲しくば喉で扱き上げろ。
奉仕の仕方は我が昔、ちゃんと教えてやったあるな?」
中国の冷淡な声が頭上から降り注ぐ。
そう――思い出す。ずっとずっと昔、今よりうんと幼く小さかった少女時代のベトナムを“女”にしたのもま
た――いま咥えさせられているコレだった。
わけもわからぬまま裸にされ、未発達な肉体に無理やり雪崩のように快楽を覚え込まされ、呆気ないほどア
ッサリと純潔の証を奪われた。寝台の上にしか存在することを許されず、気をやればすぐに叩き起こされ、膣
も口も尻穴までもう後戻りができないほど徹底的に犯され尽くし、そして――ひと月もせぬうちに飽きられた。
ベトナムにとっては忌まわしい記憶だ。
そのはずなのに、今はその記憶が彼女の肉体を焦がしている。
「ちゅぼぉ……ッ、勃ってぇ……んおっ、んむ……ちゅぱ、勃ってよぉぉ……んっ、ん」
あの頃のように愛されたい。
昼も夜もなく、中国の黄金の瞳と寝所の天蓋しか見ることの叶わなかったあの日々のように。
犯され、穢され、嬲り尽くされたい!
熟れた尻たぶを妖しく揺らめかせ、勃たぬ男根に必死でむしゃぶりつくベトナムを見下ろし、中国は天井に
向けて煙を吐いた。
――中国は、飽きやすい。
宦官の差し出す盆にカツンと煙管を叩きつけて灰を落とすと、蹲っているベトナムの華奢な肩に足を乗せ、
無造作に――蹴った。
「あっ!」
まったく無防備だったベトナムは、そのひと蹴りで簡単に引っ繰り返る。
「……もういい。下がるよろし」
今のベトナムにとって、その言葉は死刑執行の合図に等しかった。
「ま……待って! お願い、待ってぇ! こ、このままじゃ……あたし、おかしくなるッ!」
思わず中国の足に縋り付く。
中国はそんなベトナムを迷わずもう一度蹴転がした。童女のようにあどけない面相に、世に倦みきった千年
の老翁の色を乗せた、いつも通りの顔はぴくりとも動かなかった。
「そうあるな……我も鬼じゃねえある。おめーが誠心誠意、真摯に“お願い”するなら……聞いてやらなくもねぇ
あるよ?」
中国の意図は明白だ。ベトナムは心中であらん限りの罵詈雑言を並べ立てたが、やはりそれに抗うだけの気
力はなかった。
股が疼く。
体中が熱くて熱くて堪らない。
めちゃくちゃに蹂躙されたいと子宮が訴えている。
その暴風のような淫欲の前には、理性も誇りもまったくの無力だった。
「……おね……がいしますっ。この……ぅ……っ、卑しい、豚めを……犯して下さい!」
心の中で、血の涙が流れた。それでも体中を支配する熱には勝てなかった。舌を噛み切って死んでしまいた
いくらい、イきたくてイきたくて堪らないのだ。
中国は実につまらなそうな顔で――ああ、これがもう少し獣欲や愉悦に満ちた表情であれば、いくらかマシ
だったのに――優雅に、気怠げに足を組み替えた。
右足を、ベトナムに向けて突き出す。
「面倒くせぇから足で犯してやるある。股を広げて我の慈悲を請うよろし」
中国の左右には、能面のように表情を変えぬ宦官どもが侍っている。
ベトナムは唇を血が滲むほどに噛み……羞恥と屈辱を殺して、彼らの眼前で大きく股を開いた。
はしたなく涎を垂らし、張り型を咥え込んだ淫らな女陰が露わになる。
「ど、どうぞ……ご慈悲を……ッ! 色情狂の雌豚めの淫乱まんこに、中国様の高貴なおみ足でグチャグチャ
に犯して頂ける名誉を賜り下さいませぇ!!」
「――しゃーねぇあるな」
ベトナムが血を吐く思いで言った言葉にやる気のない溜息ひとつで応え、肘をついただらしない姿勢のまま、
中国は彼女の膣内に埋め込まれている張り型を踏みつけた。
「あヒッ! はひぃぃぃぁああ!!」
全く力加減のない踏みつけ方だった。
押し込められた張り型がゴリッと音を立てて子宮口を抉り、ベトナムはその一突きだけで早々と達した。尿
道から勢いよく潮を噴き、海老反りになる。
「ああーッ! あッ! アッ! ひぃぃ……ッ、ァアあン!!」
中国の足使いは、乱暴なくせにどこまでも巧みだった。
黄河と共に四千の年月を生きるこの怪仙は、女体を随まで知り尽くしている。
まして彼自らが開発し、女にしたベトナムだ。張り型を踏みにじるだけで絶頂に送り込むことなど、彼にとっ
ては実に簡単なことだった。
ベトナムは小さな絶頂を繰り返しながら、より高みへと昇り詰めていく。
張り型の大きくエラを張った部分が膣襞を擦る度、目の奥でチカチカと火花が散った。
自らの指で乳房を捏ね回し、中国の足裏で喘ぐ彼女には、もはや宦官どもの侮蔑の視線など気にもならない。
「……イくときはちゃんとそう言うよろしよ」
「はいッ! はイィッ! イきます……ッ、あたしイきますぅ! あ、イっちゃ……ああ――ッ!!」
中国が大きく欠伸をしながら、今までで一番強い力で思いきり――踏みつけた。
「イく……ッ、イッくううぅぅぅッ!!」
頭の中が真っ白に塗り潰されるほどのオーガズムを感じながら、ベトナムはビクビクと痙攣した。
――その鼻先に、淫水でびしょびしょに濡れた絹織りの靴が突きつけられる。
「汚れたある。綺麗にするよろし」
ベトナムはもはや何かを思考するだけの力もなく、従順な犬のように、中国の靴を舐め始めた。
……
長い長い追憶から目覚めたベトナムは、薄く瞼を開け、砂塵に霞む地平の彼方へと視線を向けた。
風を受け、黒髪がたなびく。アオザイに包まれた肢体は、女豹のようにしなやかな女戦士のそれだ。
戦場だった。
この地平の向こうには、忌むべき侵略者どもが――そしておそらくは彼が――いる。
そうとも、いないはずがない。所詮は彼も自分も同じ生き物。血臭と怒号と欲望を喰らって生きるケダモノ
なのだから。
「報告します。砲兵の配置、完了しました」
下士官の一人がベトナムの足下に膝をついた。
「うん、ご苦労さま。……ああ、それから……敵軍の中に長髪の若い男がいたら、生きたまま捕らえるよう、
全部隊に指示を出しておいて欲しい」
「……は、長髪の若い男、ですか」
「そう。少しくらいなら傷を負わせても構わないけど、決して殺すな。生きている状態であたしの元に連れて
来い。……いいね?」
「はっ。了解致しました、我らが祖国!」
それきり下士官を下がらせると、彼女はどこか懐かしげな瞳で空を見上げた。
亜熱帯の空は、どこまでも蒼い。
「ああ……楽しみだよ。今度こそあたしが貴方を屈服させる。手足をもぎ取って舌を抜き、あたしの夫として
飼ってあげる……」
陶然とした声音だった。
彼はベトナムが自らの手を離れることを決して許しはしない。常に服従させ、支配していなければ気が済ま
ない。その狂的な執着を、愛と呼ぶ者は誰もいないだろう。
けれど、ベトナムは狂喜した。胸を灼く憎悪や憤怒と共に、確かに愛情としか表現できない何かを抱いた。
指揮者のように、両手を広げる。戦いの火蓋は落とされている。
「さあ、愛し合いましょう――中国“兄さん”」
朗々と響き渡る愛の唄は、血と硝煙の臭いに満ちていた。
了
おしまい
中国さんをどんだけクソジジイに描けるかが自分的課題だった
越ちゃんがスレンダーだけど筋肉質なアマゾネスっ娘だったら
全俺が萌え死ぬ
GJ!
性欲コントロールできるにーに…流石だ!
>>459 ワッフルワッフル
>>471 うぉぉ格好いいぜ!
ベトナムちゃん!GJ!
是非中国爺ちゃん吸い取られ編を!
>>465 俺の嫁を書いてくれてありがとう!
雰囲気あってかつエロくて最高だった!
ちょい暗いが、仮眠前に露洪投下。
>>337の『君を隔てる壁』の続きで、長くなりそうなので、前編を。
前編は露洪で暗いですが、後編は墺洪甘甘予定です。
・ドイツ再統一ネタなので、そういうのが苦手な方は注意。史実に忠実じゃないと嫌という方も注意。
・凌辱、暴力表現あり。の割にはエロ少なめ。
・ロシアが完全に悪者扱い
NG設定は「崩壊する刻」でオネガイシマス。
「大丈夫ですか?ハンガリー」
心配そうに声かけるオーストリアに、彼女は答える。
「大丈夫です。心配してくれてありがとうございます。
ここは私に任せてください」
震えそうな体をどうにか抑え、笑顔を浮かべた。
「それよりも……」
彼女は二階を見上げる。
二階には兄弟がいる。
逃げ出してきて、衰弱している兄と、それをつききりで介抱する弟。
「ドイツさんにあの話を進めていてもらうようお願いします。後、イタちゃんにも協力を」
脱出するのがもう少し遅ければ、彼は壊れていたかもしれない。
いや、彼だけではなく、弟も壊れる可能性もあった。
だからこそ、ここで彼女が頑張らないといけないのだ。
昔のような日常を取り戻すために。
彼女はドイツの真似をし、敬礼をしてみせた。
「では、行ってきます。
食事は何日分か作り置きしてありますが、なるべく遅くならないようにしますね。
帰ってきたら、ご馳走を作ります。
ドイツさんや、プロイセン、もちろんオーストリアさんにも手伝ってもらいますから、よろしくお願いします」
精一杯の笑顔。
この先、この身に降りかかる事が想像できるからこそ、今、彼に心配をかけたくなかった。
彼にも止める事はできない。
必死に笑おうとするが、どうも引きつった笑いにしかならない。
代わりに彼女を自分の元に引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。
「いってらっしゃい。気をつけてください」
暖かな彼の腕の感触を忘れぬよう、少しだけ目をつぶり、それから自ら離れる。
「では、いってきます」
そして、彼女は静かな戦場へと旅立った。
ロシアとハンガリーは一室で話し合いを始めた。広い部屋の中、たった二人だけで。
「なんでプロイセン逃げたのか知ってる?」
「さあ? ピクニックでもしたかったんじゃないですか」
冷や汗がでているのがわかる。ここで動揺してはダメだと、手をぎゅっと握り締めた。
できる限り冷静に。隙を与えぬよう、淡々と応答する。
「もう一度聞くよ。何で? 何で君はプロイセンを逃がす手伝いしたの?」
「そんな事してませんよ。
私だって困っているんですから。なんたって『不法行為』なんですよ」
苦しい言い訳だとはわかっている。でも、ここでしらばっくれないと、この先の計画が水の泡になってしまう。
「不法行為ならば、プロイセン、引き渡してくれるよね」
「私の家に観光に来ただけ……ともいえますので、どうしようもできません」
平行線の話し合いは続く。
もうすでに何時間たったのだろうか。
ロシアが出してくれた紅茶には一切手をつけていないのもあるが、緊張で喉もからからだ。
このまま話し合いを続けていても、終わりそうに無い。そもそも、この話し合いには意味がないのだ。
時計をちらりと見る。
そろそろ彼は目覚めただろうか。
愛する者はあの話を進めててくれている頃だろう。
あともう少し。あともう少しなんだ。
そして沈黙が続き……突然、ロシアが声をあげ、笑い始めた。
最初は高らかに。やがて、顔を手で隠し、寂しそうに。
「ふふふふっ、何で? 何で僕の前から消えていくの。僕頑張ってるよ。
強くなるために頑張ってるのに。みんなが望んでるから、強くなったのに。なのになのになのに」
彼女の腕がつかまれる。まっすぐに彼女を見つめる澄んだ瞳の中に、淀めく混沌。
振り払いたくても、その威圧感で振り払うことができない。
「ねぇ、何で邪魔するの? 僕はみんなと過ごしたいだけなのに。何で?」
「…………」
何か言葉を返そうとするが、言葉がでない。どの言葉も今の彼には届きそうに無いから。
「あ、そうか。君は女の子だもんね。身体でみんなを誘惑したんでしょ。だから、君の周りには皆いるんだ。
ねぇ、僕も誘惑しにきたの?」
侮蔑的な台詞だが、ここで逆上しては彼の思い通りになるだけだ。
振り下ろしたくなる拳を押さえ、無言で微笑んで見せた。
「そっか。僕も誘惑しにきたのか。そうか……それじゃ、楽しませてもらおうかな」
ソファーに押し倒される。手は手早く押さえ込まれ、抵抗できない。
唯一自由になる足で腹を狙ってみるが、足首をつかまれ、スカートがめくれあがった。
「おや? 君から誘ってくるのか。さすがは身体で国を作り上げた女だね」
懐から手錠を取り出すと、彼女の腕を後ろにまわし、束縛した。もう腕は使えそうに無い。
そのようなものを常備していたという事は、元より穏便に終わらそうと考えていなかったのだろう。
「じゃ、楽しませてもらうよ」
にっこりと微笑む。無垢で邪悪な笑顔で。
「えーと、確かココに……あったあった」
手元できらりと光るナイフに、背筋が凍りつく。
長年、戦いの中に身をおいてきた騎馬民族だ。ナイフを見た途端、対処法を瞬時に考えるが、手を縛られていては、防御もできない。
「大丈夫だよ。これは君の身を傷つけるものじゃないからね。……そう、これでは傷つけないよ。これではね」
ナイフが首元から服の中に入り込んだ。肌に金属特有の冷たさが恐怖をかき立てる。
この先の行動は予想できる。だが、ここで泣き叫ぶ気はさらさら無い。
――ここは戦場なのだ。戦場で悲鳴をあげてたまるか――
戦士としての魂が、女としての感情を押さえ込んだ。
布が裂ける音。胸元から足元へとナイフがゆっくりと移動していき、服が切り裂かれ、肌が露になる。
豊かな胸、滑らかな肌。そして白い肌にくっきりと残る傷跡。
胸の下にある傷跡を指でなぞる。
「この傷、僕がつけたんだよね。痛かったでしょ。
でも、君が悪いんだよ。君が僕に逆らうから。僕に従ってればこんな傷作らなくてすんだのに」
楽しそうに笑う彼とは真逆に、彼女の顔は曇った。
あの時の事を思い出すたびに、自分の弱さが嫌になる。こんな男の言う事を真に受けていた自分が嫌になる。
だからこそ……あの時の悲劇を繰り返してはいけない。もう民の血を流させやしない。
あんな思いをするのは自分だけで十分だ。
まっすぐに彼を見つめ、できる限り冷めた声で問う。
「で? だから何?」
「だからじゃない!!」
彼の拳が彼女の頬を襲う。
頬がずきずきする。唇をきったのか、口の中に鉄の香りが広がった。
「女性の顔に手出すだなんて、紳士的でないわね」
「うるさいうるさいうるさい!! 君は僕の言う事聞いていればいんだよ!」
逆上したのか、彼はヒステリックにわめき始める。
彼女は、彼に気がつかれないよう、僅かに細く笑んだ。
――そう、これが目的なのだ。ここで逆上させれば、周りで何が起こっているかわからなくなる。
その間にあの計画を実行してくれれば……あの兄弟は解放される。昔のような幸せな生活がまっているのだ。
だから……ここで頑張らないといけない。身をはっても。
「武力だけでしか、誰かをつなぎとめられないだなんて……哀れね」
「うるさい黙れ!!」
彼女の挑発にのり、声を荒げ身体にのしかかってくる。
乱暴に胸を揉みしだく。乳房がいびつにゆがみ、痛みに少しだけ眉をひそめた。
声もあげない、助けを求めない。あまつさえ、未だ強い光の消えぬ瞳に、彼の心はいらだった。
「なんでなんでなんで! 僕は強いのに! 僕は強いんだよ! だから」
まだ濡れてもいない秘所に肉棒を押し込めた。
壊されそうな勢いに、唇をかみ締める。痛みをこらえ、できる限り不敵な笑みを浮かべ、彼の顔を見つめてやる。
――こんなんじゃ、私は支配されない――
「ねぇ、泣いてよ! 叫んでよ! 僕を求めてよ! 僕を……誰か必要としてよ」
――ああ、この男は、愛する事を知らないのか。
哀れ。哀れだけれど、同情なんてしてあげない。
私たちの幸せを壊した男に、快楽など感じてやるものか――
打ち付けてくる腰、中で暴れる肉棒、触れる肌、いつまで続くかわからない地獄。
意識を手放してしまえれば逃れられる。だけれども、戦場で意識を失うわけにもいかない。
かみ締めた唇から血が流れ落ちるのも気にせず、彼女は強い瞳で彼をにらみ続けた……
どれくらいたった頃だろうか。何度中に出されたのかわからない。何度身体に出されたかわからない。
身体は痣だらけだ。どんな行為にも声を上げなかったから、拳もふってきた。
それでも、彼女は声を出そうとしなかった。
やがて、部屋の外から聞こえてきた切迫した誰かの声。慌てて部屋を出て行く彼。
『――記者の質問で――』
『――ゲートに群衆が……』
『――壁の崩壊――』
ドアの外から断片的に聞こえた声。遠ざかっていく足音。
「ああ……やっと壁が……ありがとう。皆」
目的は達成できた。壁さえ崩壊してしまえば、後はなし崩しに兄弟は再び一緒に暮らせるようになるはずだ。
きっと、彼らもこのニュースを喜んでいることだろう。
後は、自分があの家に帰るだけだ。
重い身体をどうにか奮い起こし、立ち上がろうとする。
が、帰るにもこの姿では帰れそうにない。
身体は精液でべとべと、服も切り裂かれて服の用途をなさない。
唯一の救いは、掛けてあったコートが無事ということだろうか。
コートの中からハンカチを取り出し、身体をぬぐうが、レースのハンカチではほとんど用を成さない。
……その時、ドアがノックされる。再びロシアが帰ってきたかと警戒をしたが、ロシアならば、ノックなしに入ってくることだろう。
「あの……すみません。ロシアさんが……あ、いえ、その前にシャワーでもいかがですか?」
ドアの外から聞こえてきたのは、心配そうな声。何度か聞いたことがある。確か、ロシアの傍にいた3人のうちの、真面目な……
「確か……リトアニアさんかしら?」
「は、はい。そうです。本当にすみません。俺、止める事できなくて」
泣きそうな声。真面目だからこそ、ロシアの暴挙を止められなかった自分を責めているのだろう。
「今ならば、ロシアさんいませんし、シャワー室までご案内できます。だから」
温かなシャワーの誘惑。もし温かいシャワーを浴びてしまったら、帰る気力は失われてしまうだろう。
それに、いち早く家にもどりたい。皆の顔が見たい。
「ありがとう。でも、早く帰ってあげたいから……濡れタオルを貸してくれる?」
「はい。わかりました。すぐに持ってきます!!」
パタパタと遠ざかる足音。数分してすぐに足音がドアの前に戻ってきた。
ドアが少し開かれ、湯気を立てる濡れタオルと、一式の服が置かれた。
「その服着てください。本当はベラルーシちゃんかウクライナさんの服がよいのでしょうけれど、さすがに事情説明するのは……
あ、安心してください。その服、まだ着ていないやつなので大丈夫です。下着も男物ですが……すみません」
気遣ってくれるリトアニアの優しさが心にしみる。
「ありがとうね」
「は、はい、何かあったら声掛けてください。ドアの外にいるので」
ドアがきしむ。きっとドアに背をむけ、よりかかったのだろう。誰も入れないように。
暖かいタオルを手に取り、まずは顔を拭く。じんわりとした暖かさが幸せだ。
いつまでもこの暖かさを感じていたいが、そうも言ってられない。
手早く髪や身体についた精液をぬぐいとる。
足元をぬぐい、手が止まった。拭いてもあふれ出してくる精液にため息をつく。
ソファーに座り、足を開いて、膣内に指をいれ、精液をできるかぎりかき出した。
時折混じる赤。あんな乱暴にされたのだから、中が傷ついたのだろう。
身体が震える。その時の事が思い出され、涙がでそうになる。
だが、泣いている暇はない。しっかりと前を向き、頬を軽く叩く。
「ダメ。まだダメ! 私は帰るんだから」
残った気力を振り絞り、服を身に着けた。男物だけあって、少々大きいのは幸いだ。
コートをはおり、屈みに自分の身を写した。
頬ははれ、唇には傷。髪はぼさぼさ。なんてみっともない姿なのだろうか。
「これじゃ、昔のようね」
戦いに身をおいていた幼い頃。容姿など気にせず、戦場を駆け回って……
オーストリアと暮らすようになってからは、容姿を気にし始めた。女を意識し始めたのだ。
「でも、いい。また昔のように一緒にくらせるのだから」
強い意志を秘めた瞳でまっすぐ前をむき、歩き始めた。
ドアをそっと開くと、周りを警戒しているリトアニアがいた。
最初は目を丸くして彼女を見つめていたが、すぐに目をそらした。
「本当にごめんなさい。俺、助けられなくて」
「いえ、こうして動いてくれたのが嬉しい。ありがとう……
そして、貴方達の幸せを祈ってるわ。きっと幸せはすぐ傍にあるから」
慈愛の笑みでリトアニアの肩を軽く叩くと、彼女は駆け出した。
彼女の足音が遠ざかる。触れられた肩が熱くなる。
「……そうだね。俺たちもいつまでもロシアさんのいいなりになっていちゃダメなんだよね」
リトアニアはそう呟くと、歩み始めた。自分の意思で。
今まで一緒に過ごした友人たちの元へと。
前編は以上です。
精神的に強いハンガリーさんを書きたかったみたいです。
代わりに後半はオーストリアさんとラブラブさせますか……
リアルタイム遭遇した!
神よ続きをありがとうです!
ハンガリー強い!GJです!リトアニアも頑張れ!
GJ!ハンガリーさんかっけえええ
胸の傷はあれか
後半も楽しみにしてる
ロシアさんもかわいそうな人だなぁ
後半全裸で待ってる
強い女性は美しい
GJ!!!
一つ聞くけど韓越ネタってやっぱヤバイかな?
例の戦争のドサクサに紛れたレイーポ
皆さんGJです!ベトナムはおれの嫁!
>>488 どうだろう……個人的には勇者になってくれ、488よ!
そしてそんな中、日本×ベトナム投下します!
・WWU末期のあれ。
・暗い、エロは少なめ……
・凌辱というわけではないけどなんかいろいろあれ。
・微妙に日→台成分あり。
NGワードは「紫煙」でお願いします。
490 :
紫煙1/3:2009/04/30(木) 00:25:02 ID:b5fls6kM
彼女の目の前の青年は、以前会った時より憔悴した顔をしていた。頬は痩せこけ、黒い瞳がただ獣のように爛々と気味悪く輝いていた。
そこにあったのは、途方もない闇と、切れてしまう寸前の何か。
「お久しぶりです」
そう声を漏らした青年――日本は、いつの少しばかり困った笑顔すら浮かべていなかった。ただ、無表情であった。だから彼女――ベトナムも無表情のまま返す。
「まったくね。この前会ったのは、いつだったかしら」
「さぁ。何分忙しかったもので。――私がここに来た意味、無論お分かりですよね?」
淡々と日本がベトナムに告げる。聞くまでもない。十二分にわかりきったことだ。
「支配しに来たんでしょう?まったく、本当に忙しいことね。台湾、韓国、中国ときて、その次はわたし、と」
「ええ」
ベトナムは一つ溜息をつくと、緩慢な動作で手元にあった煙草に火をつけ、一息吸った。紫煙が立ち上って、茜色の空に消えていく。
「で、それだけじゃないんでしょう?わたしに会いに来た理由」
また煙草を吸ったベトナムが言った言葉に、日本がくつくつと笑った。ひどく不気味だった。やわらかく笑っていた過去の彼など、今ここにはいない。今いるのはただの獣じみた一人の男だ。
彼女は今まで散々そんな男たちを見てきた。だからこそよくわかる。この後とる行動なんて、ただ一つだ。
「相変わらずあなたは話が早い」
「馬鹿だったら、当の昔にあのくそ野郎にのまれていたものでね」
「嗚呼、嗚呼。そうでした、そうでしたね」
くつくつ、くつくつと日本が笑う。
ベトナムがはじめて日本を見たのは、中国の家だった。何百年という支配に焦燥だけが募り、いつ奴ののど仏を食いちぎってやろうかと考えていた頃。小さな彼が、奴の家の上司を激怒させる文を携えてやってきた。
見ているこっちはひやひやしたものの、彼はうまいこと乗りきった。そして初めて会ったとき、彼女は彼に言ったのだ。気をつけなさい、ここはあなたの常識が通じる場所じゃない。気が付いたらやつに食われてしまうわよ、と。
それに対して小さな彼は小さく首をかしげながら、曖昧に笑っていた。そんな彼は、今ここにいない。面影も感じさせないさまで、くつくつと笑っている。
「回りくどいのは嫌いなの。さっさとはじめましょう」
ベトナムは吸いかけの煙草を地面に放り投げ踏みつぶすと、アオザイの襟元を緩めた。
491 :
紫煙2/3:2009/04/30(木) 00:26:35 ID:b5fls6kM
細い喉に、男がしゃぶりつく。歯を立てて、噛み跡を残す。ぐちゃぐちゃという水音と、パンパンと肉がぶつかり合う音が耳に届く。
地面に押し倒されたベトナムがまとうものはもう用をなさない服。素肌に砂利が当たって少しばかり痛い。けれど彼女は無表情のままで彼に犯されていた。
彼の表情もまた、無表情だった。ただそれとは対照的に、目は爛々と獣のように輝き、荒い吐息が口から洩れる。
「……体は反応しているくせに、声はあげないんですかっ」
「ぁ……っ、それがお好みなら、そう、するわよ……っ」
「いえ、別に……、どちらでも……っ」
ぐい、と奥を突かれて小さく声が漏れた。けれど気にすることではない。今までと同じだ。
いつものようにそこに愛などなく、また悲しみもなかった。ただたまった欲求を解消する男と、それを受け止める女がいるだけだ。
散々繰り返してきたことを、日本としている。ベトナムにはそれがひどく奇妙なことにも思えた。けれど支配と被支配の関係から考えれば、なんらおかしなことではない。
何度も何度も突かれるたびに、どんどん互いの息が荒くなっていった。感じているというわけでもないが、体は濡れている。
変なことだと、ベトナムはいつも思う。高々国の化身でしかない自分たちに、どうして性があるのか。どうしてこのような欲求が生まれてくるのか。2千年近く考えても、けっきょく答えは出ていない。無駄なことだと思いつつ、利用できるときは散々利用してきたが。
ストロークの感覚が、どんどん速くなる。クライマックスに向かっているらしい。客観的にとらえながらも、自然と声が漏れる。
そんな中、日本の腕がすがりつくようにベトナムの背に回された。
そして、最奥を一気に一突き。
「――く……っ!」
先端から熱いそれが一気に注がれる。この瞬間が、たまらなく嫌で仕方がない。
「――あぁぁぁっ!」
一息遅れて、ベトナムも達した。
けだるさが残る。けれどこの後も求められるのだろう。彼の眼は、まだ獣のそれと同じだった。
492 :
紫煙2/3:2009/04/30(木) 00:27:18 ID:b5fls6kM
何度か求められた後、ようやく日本はベトナムから離れた。
その場に漂うのは、甘い空気などではない。ただの睦愛などではないのだから、当たり前だ。けだるさと虚しさだけが、その場を支配していた。
「……ねぇ、わかっているんでしょう?」
まだ残っていた煙草を取り出し、火をつけながらベトナムは小さく日本に語りかけた。
「何がです?」
「しらばっくれるのはやめなさい。わかっているんでしょう?もう――」
「……それ以上は、言わないでくださいっ!」
ベトナムの言葉をさえぎって、日本が小さく悲鳴を上げた。ベトナムは小さくため息をついて、煙草を口にする。日本から目をそらして、立ち上る紫煙に視線を移した。
「……わかった。言わない。けどあと二つ。台湾を抱くときは、こんな風に抱くんじゃないわよ」
「……気が付いていたんですか」
「わかるわよ。まだ手を出してないんでしょう」
煙草をはずして、口から紫煙を吐き出す。口から出たそれと、煙草の先端から出たそれが混ざり合い、夜空にのぼっていく。ひどく、美しく見えた。けれどそれは、虚構にすぎない。
「……煙草、一本頂けますか」
ぽつりと呟いた日本に、ベトナムは火のついた煙草を渡してやった。日本は、うまそうにもなく、まずそうにもなく煙草を吸うと、義務のように紫煙を口から吐き出した。また空に昇って、夜空に消える。
そんな姿を横目で見ながら、ベトナムもまた一口煙草を吸って、紫煙を吐き出した。日本が持つ煙草のそれと、ベトナムが持つ煙草のそれが夜空で交じり合う。
先ほどは美しく見えたそれが、今度は滑稽に見えた。煙はいともたやすく混じり合うのに、人と、国家はそうはいかない。なんてものだ。けれどそんなものだと、二人とも割り切っている。無駄に長くは生きてはいない。
「最後の一つ。……あなたは結局、何がしたかったの?」
「私は……」
煙草の先端にたまっていた灰が、音も立てずに崩れ落ちた。
以上です。お粗末さまでした……
あと、通し番号間違えてすみません……(´・ω・`;;)
>>488 個人的にはどうかな…と思うが
(とはいえ今更という気もしなくもない)
心配ならロダにするとか?
どのみちその趣旨なら注意書きはしてくれ
連ごめん
>>493 ベトナムが大人だぁ
新しい絵だと確かにこんな印象
何となく台湾=妹キャラ、ベトナム=ミステリアス姉キャラっぽいイメージついてきたけど実際どうなるんだろう。
早く登場してほしいな。
台湾ベトナムの百合とか見たい。
497 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 02:55:56 ID:aiVvQtQ/
>>493 乙!で、GJ!
ベトナムはこれから色々できそうだな。
>>488 まぁ注意書きして外部が無難だよなぁ…
>>493 GJ!
ベトナムさんかっこいい
病んでる日本もなかなか…w
>>493 GJです!
越ちゃん大人だ。かっこいい
>>493 GJ!この話前提の日台読んでみたくなった。
>>476の続きで後編投下。
前編とうってかわって、墺洪激甘。でも、本番はなかったりする。
注意は、前編と同じく、歴史ネタってとこですね。
そして少々痛々しい表現あり。
NGは「生まれゆく絆」でよろしくです。
「ただいま戻りました」
彼女が家へとたどり着いたのは、夜も更けた頃だった。
暖かい光に涙が溢れそうになるが、どうにか押さえ込んだ。
ここで泣いてしまったら、みんなに心配をかけてしまうから。
彼女の声に、ばたばたと皆が玄関へと走ってきた。
「お帰りなさい。こちらの作戦はうまくいきま……ハンガリー!!」
一番最初に駆け寄ってきたオーストリアが、彼女の姿を見た途端、声を失った。
頬は赤くはれ上がり、髪はばさばさ、疲れ果てた表情をしているのに、無理に笑おうとしている彼女。
「おかえり〜待ってたよ〜」
その後ろから笑顔で掛けてくるイタリアを手で静止させた。こんな姿を見せられないから。
彼女が見えないよう自分の身体でさえぎると、つとめて平静を装った。
「少々お待ちなさい。イタリアはハンガリーの為に軽い食事を作っていただけますか?
ドイツはグリューワインを。少々ラム酒を大目にしてください。
プロイセンは……」
できればプロイセンにはもう少し休んでいて欲しかったが、意識が戻った今、おとなしくベッドに寝ている事はできないだろう。
ここで『何もしないで良い』といっても、逆効果だろうから。
「あー、ドイツかイタリアでも手伝っておいてください。邪魔はしないように。
私は冷え切った彼女を湯殿に案内しますから」
動揺を見せぬよう、的確に指示をだしていく。
3人とも少々不思議な顔をしていたが、彼女は疲れたのだろうと判断し、各自指示された事をし始めた。
姿を隠すよう、彼女の肩を抱き寄せ、浴室へと向かった。
浴槽にお湯を張り、シャワーで中を暖める。
その間もぴくりとも動かない彼女に、顔を覗き込んだ。
赤く腫れた頬。虚ろな瞳で、彼を見上げる。つーっと落ちる一筋の涙。
唇が微かに動いた。本当に小さな声で。
「ごめんなさい……私私……」
「いえ……私が悪いんです。貴女一人で行かせてしまったのですから」
唇に優しくキス。鼻先をかすめたのは、誰かの精液の臭い。
「まずは……身体を温めましょう。脱がしますよ」
できる限り優しく、衣類を脱がしていく。
コートを脱がせると、見慣れぬ男物の服。このサイズだと、何となくは予想がついた。
きっとあの真面目な『彼』が服を貸してくれたのだろう。
胸元のボタンをはずす。首筋に見える赤い痕に目を逸らしてしまいたくなる。
しかし、ここでそらす事はできない。
シャツを脱がせ、ズボンを下ろす。いたるところに痣があるのが痛々しい。
「ほら、こちらです」
シャワーの下へと手を引き、移動させる。自分が濡れる事も気にせずに。
熱い水が身体を流れ落ちていく。
男の臭いが水に溶けていく。
それなのに、まだ残っている気がして。嫌悪感に頭がどうにかなりそうで。
「ごめんなさいごめんなさい……」
謝罪の言葉しか出てこない。
戦士としては、名誉の負傷だと思う。
だが、彼の顔を見ると、どうしても女の部分が悲鳴を上げる。
彼の敵に抱かれてしまった。取り返しのつかない出来事に、心身が悲しみにくれる。
だけれども、彼は笑顔で。優しい笑顔で穢れたはずの身体を抱きとめてくれた。
「大丈夫です。私は貴女を愛しています。だから、泣かないでください」
シャワーの下で、唇を合わせる。中にまでは進入しない。できる限り、優しくいたわるようなキス。
唇を離すと、おでこを合わせ、まっすぐに瞳を見つめた。腕を絡め、手のひらを合わせるように握り締める。
「愛しています。愛しています。何度でもいいます。貴女を愛してます」
赤く腫れた頬にキス。首筋の赤い痕にキス。痣を癒すかのように、唇を落としていく。
柔らかい肌、整った指先、豊かな胸。
いつものように愛したい。肌を重ねたい。身体を繋げたい。鳴く声を聞きたい。
けれど、今劣情に流されていたら、あの男と同じになってしまう。
――愛しているからこそ、今は抱けない――
後ろからぎゅっと抱きしめてから、手に石鹸をつけ、彼女の身体を洗う。
豊かな胸をゆっくりと撫で、汚れを落とす。
最初は身体を硬直させていたが、やがて身を委ねるよう、彼に寄りかかってきた。
「ん……はぁ」
甘い声が唇からこぼれ始めた。彼の手に感じはじめたのだろう。
白い泡の中から、ピンクの蕾が顔を出した。蕾を慈しむよう、指で挟み、軽く転がす。
細い腰に手を伸ばし、花弁に触れた。ぴくりと震える身体。
「ふくぅ…やぁ……オースト…リアさぁ…ん」
潤んだ瞳で彼を求める。それに答え、唇をもう一度合わせた。合わせるだけの優しいキス。
唇を合わせたまま、蜜壷に指を進入させると、ゆっくりと中に残った精液をかきだした。
精液以外の液体……新たな蜜が溢れているのがわかる。絶え間なく収縮を続け、彼の指を飲み込み……
「……ぁ、あぅ…もぅ……くるっ」
声が一段と大きくなり、彼にもたれかかる。
呼吸を整えようとしている彼女の頬にキスをすると、身体を抱きしめ、泡を熱いお湯で流した。
もうこれでいい。
バスタオルを取り、彼女を包む。彼女を抱きかかえ、脱衣所に出ると、女性物の服と何故か彼の服まで一式揃っていた。
こんな事まで気がきく者といえば、『彼』しか思いつかない。
生真面目な元同居人の仕業だろう。
「……聞かれてしまいましたか」
小さく笑うと、ため息をついた。
そのため息は、愛する者への愛の言葉を聞かれた事への羞恥なのか、
はたまた可愛らしいあえぎ声を聞かれてしまった事への嫉妬なのかは、彼にもわからなかった。
床にバスタオルを敷き、そこに彼女をそっと横たえる。そして何度目かのキス。
その姿はまるで、御伽噺に出てくる王子と眠れる姫君のようであった。
御伽噺と同じように、彼のキスで目覚めた姫君は、幸せそうな微笑を浮かべた。
「オーストリアさん……」
手の甲に、頬に、まぶたに、そして唇にいたわりのキス。
まっすぐに瞳を見つめる。
「……ハンガリー、辛いこと聞きますけれど……笑えますか?」
優しい笑顔がすっと消え、真剣な眼差しで問いた。
この家でゲルマン兄弟はハンガリーの為に料理を作ってくれている。そしてイタリアもいる。
今、ゲルマン兄弟の精神はかなり不安定だ。
もしここで、ハンガリーの辛そうな姿を見れば、彼らは気がついてしまうだろう。
――ハンガリーがロシアに何をされたかを――
特にプロイセンはその事を知ったら、どういう行動を起こすか容易に想像がつく。
その行動を起こしてしまったら……今度こそ、プロイセンはこの世界から消えてしまうかもしれない。
だからこそ、オーストリアは問いたのだ。彼らの前で笑えるかと。
残酷な問いだとはわかっている。
本当ならば、今夜は誰にも会わせず、静かに眠らせてあげたい。
だが、彼女が姿を見せないとなると、不安をあおる事になってしまう。
ハンガリーは目をつぶる。
「――正直怖いです。
何かの拍子で、ロシア……さんとの時間を思い出してしまいそうで。
でも、大丈夫」
今度は彼女からキスをした。腕を伸ばし、彼の手をぎゅっと握り締めた。
「オーストリアさんが傍にいます。だから、私、笑えます」
「……貴女は強いですね。でも、無理はしないでください。
いつでも寄りかかっていいんですから――」
――そして、彼は手を肩に回し、強く強く抱きしめた……
「あ、ハンガリーさんだ。ヴェ〜お帰り♪」
「イタちゃん、ただいま♪」
ハグしてくるイタリアを受け止め、頬に軽くキスをしてあげる。
キッチンからは、呆れ顔のドイツと、少々不機嫌なプロイセンも出てきた。
不機嫌な理由はわかる。イタリアを可愛がっているからだ。同じ理由で不機嫌そうな表情を見せる貴族も後ろにいた。
――すぐに顔に出るのは代わっていないのね――
似ていないようで、結構そっくりな幼馴染達を見つめ、自然に笑顔が浮かんだ。
「はいはい、ただいまね」
プロイセンとドイツにもそれぞれ頬にキスをする。
慌てるプロイセンが妙に可愛くて……ちょっとだけハグを強めにしてみせる。それに嫉妬するオーストリアも可愛らしい。
「あれ? そういえばハンガリーさん、その頬どうしたの? それにオーストリアさんもさっきと服が違うような」
妙な所で鋭いイタリアに、うろたえるハンガリーとオーストリア。
すぅーっとプロイセンの瞳が陰った。なにやら悟ってしまったのだろうか。
急いで言い訳を考えようとするが、咄嗟には言葉にできない。更にプロイセンの表情が暗くなり、
「あー、風呂に入ろうとしたハンガリーが、足を滑らせておぼれかけたらしい。
で、オーストリアが助けようとしたってわけらしい。
こんな情けない事、黙っていようと思っていたんだが」
ドイツのさりげないフォローに、気づかれぬようため息をつく二人。
「ふふふっ、何か疲れていたみたい。でも、もう痛くないから大丈夫。心配してくれてありがとうね。イタちゃん」
頬に二度目のキス。頭のくるりんがハート型になる。かなり喜んでいるようだ。
プロイセンの小さな吐息。思い違いに安堵のため息をついたのだろう。
しかし、それを気づかれないようにするため、わざとらしく声をだした。
「ケセセセ、ドジな奴だ。ま、ハンガリーらしいっちゃらしいな」
嫌味な笑い声をあげるプロイセンに、彼女は無意識にフライパンを握り締めていた。
「ちょっとは心配しなさぁぁぁぁいっ!!」
「フライパンを振り回すような奴のどこを心配しろっていうんだぁぁっ!!」
フライパンを持って走るハンガリーに、それから逃げるプロイセン。
呆れ顔で、食卓の準備をするドイツに、楽しそうに笑ってから手伝いを始めるイタリア。
その光景を眺め、オーストリアは満足げに幾度か頷いたのだった。
「あの、オーストリアさん……」
「ダメです」
ぶかぶかのワイシャツを羽織っただけのハンガリーがベッドの上に座り込んでいた。
その横では、楽譜を広げているオーストリアの姿。
彼のブラウスの裾をちょいちょいとひっぱると、首をかしげる。
「オーストリアさぁん」
「ダメです。今夜は身体を休める事が優先です」
甘い声を出してみても、きっぱりと拒否され、抱きしめていた枕に顔をうずめる。
「私は大丈夫ですから。その……私、オーストリアさんが欲しいんです」
「ダメだといっているでしょう。まだ傷もいえていないんですから、しばらくはお預けです」
「そんなぁ……うーオーストリアさんのが欲しいです〜」
「ダメです。貴女の為なんですから」
「わかっていますけど……じゃ、私が気持ちよくさせてあげ……」
「ダメです。気持ちよくなる時は、一緒にといっているでしょう」
「うー……こんなんじゃ眠れませんよぉ。ねぇ、一回だけでいいですから」
「ダメです。ほら、今夜は抱きしめて寝てあげますから、それで我慢なさい」
ぎゅっと抱きしめられ、ベッドに押し倒された。
胸元に顔を押し付ける。独特の男の香りにつつまれ、気持ちが安らぐ。
「むー、じゃあ、どれくらい待てばいいんですか?」
すねた声で問う。
「そうですね。一週間ぐらいですかねぇ」
「えー、一週間もお預けなんですか?!」
顔をあげ、抗議をしようとするが、すぐさま口は彼によってふさがれてしまった。
少し期待はしたが、やはり軽いキスのみ。
「キスもそれだけでお預けなんですか? もっともっとオーストリアさん味わいたいんです」
「深いキスなんかしたら、私が止まらなくなるでしょう。それも一週間後のお楽しみです」
「止まらなくてもいいのに……」
頬を膨らませる仕草が可愛らしく、頬にもキスを一つ。
「怒らないでください。一週間後にはうんと可愛がってあげますから」
「たくさんですよ。たっくさんオーストリアさん入れてくださいね」
「はい、入れますよ」
「たくさん、一緒にイきましょうね」
「ええ。もちろん」
「たくさんたくさん愛してくださいね」
「もちろんです」
「ずーっとずーっと……」
「ええ、ずっとずっと」
「ヴェスト、部屋貸してくれ」
夜更け、ドイツの部屋のドアをノックしたのは、枕をかかえたプロイセンだった。
少しやつれた顔を見て、何となく事情を察した。
昼間の風呂場での情事、食事後の微妙な空気をまとった二人。
そしてプロイセンの部屋は二人の隣だ。
壁は完璧な防音壁にはなっておらず、耳を澄まさなくとも隣のようすは耳に入ってしまう。
プロイセンにとって幼馴染のような二人の夜の声を聞くのは、かなり辛いことだろう。
「あー……災難だったな」
「災難も災難だ。あいつら聞こえないと思って、あんなにいちゃいちゃいちゃ……」
自分で言っていてダメージを受けたのか、しゃがみこんで滝のような涙を流し始めた。
「あーもう、一人楽しすぎだ。ケセセセセセ……せせせ」
こう見えても、プロイセンの心は脆い。だからこそ、人一倍強がっているのだ。
彼の家はロシアから開放されたが、このまま一人で暮らさせるのもいろいろ問題はあるだろう。
それならば。
「……兄さん、俺の家にこい。一緒に暮らそうな」
肩をぽんと叩くドイツに、プロイセンはただただ涙を流し続けた。
以上です。
オーストリアさんの前だけで見せる弱さを書きたかったんです。
で、かわいそうな事になったけれど、プロイセンも、悪役なロシアも好きです。
ロシアを救えるような純愛話もかきたいな……
GJ!
甘えるハンガリーさん可愛い
俺狂喜
GJ!!!!
感動したぜ…!
うおおお萌えたああああ!GJ!!
墺洪かわいいよ墺洪
兄弟もイタちゃんもかわいいよ皆かわいいよ
幸せをありがとう!
ろっさまも幸せになるといいな!
昨日の夜から全裸で待ってた甲斐あった
「オーストリアさぁん」とかってなんなのもうバカなの俺を萌え殺す気なのていうか貴族すごくねなんなの仏なの
……1週間後の2人(とその隣人の反応)が気になるwww
GJ!!
いいですねvv
ロシアさんが幸せになれるようなSS今書いてるけど…難しい…
GJGJ!!!!
全てを飲み込んでハンガリーを愛するオーストリアさんに萌えた。
そして甘えまくるハンガリーにハアハアした。
で、空気読みまくるゲルマン兄弟に泣いた。
久々の甘甘!
ありがとう!!
竹林見てきて北欧が書きたくて仕方ないけど誰と絡められるかわからん
北欧5人いるしヘタ女キャラ総出で乱交でいいよ
とか思うがいつか出てきたスー&ウクの「スーちゃん!」「ウクっぺ!」呼びが忘れられない
田舎っぽい二人のエロ読みたい
北欧5名様×女子5名様を妄想してみた。
なぜか合コンが始まった…orz
デンさんはおっぱいでかい女子が好きそうだ。なんとなく。
でもまだ性格わかんないし動かせなくねw
独セー書いてるのに頭の中でどんどんほのぼの露越と
アホい韓越と加列と西セーが出来上がっていくんだぜ
正直自分があと四人欲しいんだぜ
ちょっと最後の西セーって!
ああもう、ちょっと連休中ずっと待機しちゃいそうだよ!
北欧5は出てきて性格が解ったら動かしやすそうなんで早く来い来い。
まあセリフが1コも無いベルギーやベトナムですらガンガン動いているこのスレでは杞憂かもしれんが・・・
>>517 なんかわかる・・・>おっぱいでかい女子好きそう
合コンの様子
快活に喋る盛り上げ係りデンマーク
女の子そっちのけでぽわーんとしてるノルウェー
若干適当なアイスランド
合コンでも無口で威圧感出しまくるスウェーデン
スウェーデンをフォローしようとしてやたら口数が多くなるフィンランド
だがいつも女子をお持ち帰りしてるのはなぜかスウェーデン
・・・まで想像した。
>>521 >だがいつも女子をお持ち帰りしてるのはなぜかスウェーデン
何故か納得
超納得
すげえ勢いで納得
>>521 確かに納得。
アイス君もちゃっかり持ち帰ってそうだな。
確実に持ち帰れないのがデンさん。
ノルとフィンは持ち帰られてそうだ。
各合コンに参加した女子の方からの感想:
「最初怖い!って思ったんですけど、いつの間にか…///」
「ノル(フィン)ちゃん、かわいぃ〜v」
「クールなところがたまんなかった!」
「デンさん?ああ、いい人だよne!」
こんなところ?
デンマー君(´・ω・`)
北欧絡みを考えてたら氷セーを受信した
しかしいいシチュが思いつかない
自分は氷ノルリヒで3P受信しました
お兄様含め四人でなんか同盟あったよね?
合コンに参加させてしまえばいいジャマイカ
>>507 若干亀だが
この後ハンガリーが寝入るのを待ってから
オーストリアさんがトイレとかで一人こっそり処理してたら萌える
でプーあたりに見つかって
お前どんだけだよ………ってドン引きされればいいと思うんだ
リヒテンがノルのくるん引っ張たらどうなるんだろw
もうリヒテンには全くるんコンプして欲しいんだぜ。
>>529 そんなこといったら子供時分にオーストリアのマリアツェル引っぱるリヒを受信した。
ローマじいちゃんや台湾にもがんばって挑戦してほしいところだw
>>530 オーストリアさんの性的ななにかはほくろ。マリアツェルとほくろの二点攻めだな
ノルのくるんって確か浮いてるんだよね
引っ張ったらどうなるんだろかとふと
デンは女の子持ち帰れない…ありだと思います
マリアツェルを引っ張っても、性的なのにはならないはず
確かどっかで、ドイツか誰かと取っ組み合いしている絵で引っ張られてたよな?
友達欲しさに精一杯おめかしして参加するウクライナ
(…と、無理矢理連れて来られたベラ)、
ザ☆好奇心リヒテンシュタインが合コンに参加する姿を受信した。
香港の事も忘れないでやって下さい…
ほくろを弄られて耐えるも、マリアツェルが反応して耐えてるのバレバレで、さらに言葉攻めされてるオーストリアさん受信したけど…問題はそれを誰にやらすか…
ベラルーシはまだオーストリアと絡んでないよ
想像もつかないけど
407〜410 のロシア×セーシェルの続き投下します
※注意※
時代にそぐわないものが出てきます
540 :
雪はとける1:2009/05/01(金) 10:45:43 ID:MPTcAUql
「はぁんっあんっ…!」
世界会議の休憩時間は、空き部屋で彼女を犯すのが習慣になっていた。
「ほら、もっと腰揺らして」
「あっあっ…!」
「最近、君やっと女の子の友達ができたんだってね」
最奥でぐりぐりと刺激を与えてやる。
「ああんっ!もっイっ…!」
「その子たちはこんな君を見たらどう思うかな」
「!!」
膣内が締まる。本当いやらしい身体だ。
「ああ、見られたいのかな。見られた方が感じるんだよね、淫乱は」
「ちっちがっ…!」
そんな事言いながらも、僕の言葉に反応して彼女の中はどんどん締まりが良くなっていく。
狭くなった膣内を無理やり広げながら突いてやった。
「ああっ…!いっいいっ…!」
「出すね」
快楽に溺れていた彼女が、一瞬正気に戻った。
「嘘っ…!やっやめっ」
休憩時間には中にださないようにしてたんだけど。
「やああっ!やっやめっ…!」
こんなに淫らな彼女を見ていたら欲望を吐き出したくなった。
「ああああああんっ!」
果てた彼女の中から自身を引き抜くと、くぷっという音と共に精液と愛液の混じったものがこぼれた。
「はあ…はあ…」
541 :
雪はとける2:2009/05/01(金) 10:46:16 ID:MPTcAUql
「あ、あと10分で会議始まっちゃうね。このままだと僕の下着が汚れちゃうんだけど」
僕は立ち上がった。そして、寝転んでいる彼女の手をとり跪かせる。
惚けている彼女の口元に萎えたものを持っていき、目で合図する。
彼女は背中を伸ばしそれをくわえこんだ。
「はふっ…ふあっんんっんっ…」
一度口を離し、今度は右手を添えて根本から舌を這わせる。
丁寧に舐めとりながら、彼女は左手を下の割れ目へと持っていった。
「ふっあっああっ…!」
口元が緩む。
精液を取り出さんと指を激しく動かす必死な様子は、自慰となんらかわりない。
そして彼女は、僕のをくわえながら自分の胎内を弄ぶ事にとてつもなく感じているのだ。
腰がまた揺れている。
「ん、上手になったね。もういいよ」
「あっ…は、い…」
「よくできました。良い子にはご褒美をあげなきゃね」
僕はさっきまで着ていたコートの内ポケットから、あるものを取り出した。
彼女は困惑した表情で僕を見つめる。
「知ってる?これ。君まだやり足りないみたいだから、会議中はこれに相手してもらってね」
僕のより少し小さめなそのおもちゃを、彼女の窪みに差し込んだ。
「やあっああんっ!」
542 :
雪はとける3:2009/05/01(金) 10:48:23 ID:MPTcAUql
十分に濡れていたため、彼女はあっさり最後まで呑み込んでしまった。
「強さが5段階あるんだよ、これ」
スイッチを入れると、胎内におさまっていたそれは振動しはじめた。
「ひゃっ…!ぬっ抜いっ…」
「これが一番弱い段階。ああ、勝手に抜いたらどうなるかはわかるよね?」
僕は素早く服を着て、彼女の頭を撫でる。
「会議が終わったら僕が相手してあげるからね」
それじゃ、と僕はドアノブに手をかけた。
「先にいくよ。君も遅れないようにね」
会議の後半は退屈せずに済みそうだ。
「よし!それじゃあ会議を再開するぞ!」
彼女は下を向いて震えていて、相変わらずのまとまりのない発言は全く耳に入っていないようだった。
振動の強さを1つあげるとびくっと身体が動き顔をあげる。
顔を赤らめて、今にも泣き出しそうに瞳が揺れている。
「ロシアはどう思う?」
「うん、それでいいんじゃないかな」
だけど意外と辛抱強い。
周りに気付かれずに、彼女はずっと堪えていた。
20分程経っただろうか。
彼女の顔は未だに赤かったけれど、身体はあまり動かなくなった。
僕はそれを見て面白くなくなり、一気に強さを2段階あげた。
「あっ!!……んんっ!」
543 :
雪はとける4:2009/05/01(金) 10:49:03 ID:MPTcAUql
思わず出してしまった声に何人かが彼女の方を向く。
彼女は急いで手で口を覆った。
「セーシェル!具合が悪いんじゃないか?ここはお兄さんに任せて、休んでおいで」
「そうだよセーちゃん。休んでた方がいいよ〜。」
「おま、本当きつそうだぞ?」
男たちが群がる。もっと面白くない。
「ここはヒーローの出番だろう!さあ!俺の背に」
「僕が連れてくよ」
ざわざわとしていた空気が静まった。
傍に行き、差しのべた手に顔を真っ赤にした彼女が素直に応える。
彼女を抱きかかえ、僕はいつものように微笑んだ。
「それじゃあ、また」
部屋を出ると、顔を伏せていた彼女が僕を見上げた。
「気持ち良かった?」
「…っ!ロシアさん…!」
身体をおろしてやると、彼女は壁に寄りかかった。
足ががくがくとしているのを見ながら、僕はスイッチを最大の強さにする。
「あっあああっ…!んんっ…」
嬌声を出している途中で口を塞いだ。
「んっん…」
舌をとらえて吸い上げると、もう限界だったようで彼女は僕に身体を預けて意識を失ってしまう。
「3回位はもう楽にこなせるようになっちゃったね」
僕は自分では全く動かずに、彼女が1人で腰を動かすのを見上げて楽しんでいた。
544 :
雪はとける5:2009/05/01(金) 10:50:37 ID:MPTcAUql
「あっあっあっ…!動いてくださっ…」
「嫌だよ。ほら頑張って」
彼女は乳房を揺らしながら一生懸命腰を上下させていた。
「下から見てるからかな。大きくなったよね」
両方の乳首を指で弾くと彼女が気持ち良さそうに声をあげた。
それでも達することはできず、僕に何度も動くように請う。
「しょうがないな」
わざと彼女の動きとずらして腰を浮かすと、彼女が叫んだ。
「やぁっ…!ロシアさんっ!意地悪しないでっ…」
「意地悪って?ほら、ちゃんと言わないと」
「…もっと、奥…まで…突いて…ください」
ついこの間まで処女だったとは思えない。
彼女は僕にすっかり従順になってくれた。
確かな支配力を感じながら、激しく身体を動かして僕らは同時に果てた。
行為後はいつも無口になる彼女が、初めて声を出した。
「ロシアさん」
ベッドに座ったまま彼女の方を向くと、小さな手が頬に触れて唇が重ねられた。
「ロシアさん。好きです。好きなんです」
急に何を言い出すんだ。
そんな事を言う権利は君にはない。
君は黙って僕に従っていればいいんだ。
そうすれば僕はずっと君を愛していけるんだ。
545 :
雪はとける6:2009/05/01(金) 10:51:09 ID:MPTcAUql
僕は過去の経験で学んでいる。
言葉なんて何の意味も持たないことを。
だから信用しちゃいけないんだ。
力をもって支配する事が、一番人とのつながりを強くするんだ。
「君に僕の何がわかるの?」
僕は彼女の細い首を手でつかんだ。
力を入れてしまえばすぐに折れてしまいそうだ。
「僕が味わってきた苦しみも知らずに、そんな事を言うな!!」
彼女は怯えもせず僕をまっすぐに見る。
「はい、わかりません。今まであなたがどれだけ傷ついてきたか、どれだけ人を傷つけてきたかなんて、南の島でぬくぬくと生活してきた私には全くわかりません」
僕はあまりに堂々としている彼女にひるみ、思わず手を離した。
「でも願ってしまったんです。何もわからないのに、いつも表面上でしか笑わないあなたがいつか本当に笑ってくれることを。それで私、それからセーシェルにひまわりを植えはじめたんです」
「………?」
「私は無力です。あなたの力になんてなれません。でも直接ロシアさんたちと争いを経験していないからこそ、私はロシアさんに提供することができると思いました」
「何を…?」
「一時戦争のことを考えずにすむ場所…です」
546 :
雪はとける7:2009/05/01(金) 10:52:13 ID:MPTcAUql
「問題解決にはならない、ただの現実逃避かもしれません。これは私のエゴです。それでも私は、ひまわりでいっぱいになったセーシェルで、ロシアさんが一時でも笑って過ごせるなら幸せなんです」
「………」
何も言わなかった。いや、何も言えなかった。
僕はひどく混乱している。自分の事に関してこんな風に考えてもらったことが今までなかったから、どう返事をすればいいかわからない。
「ロシアさんにどうしても幸せになってもらいたくて、いろいろ考えたのに、私にはこんな事しか思いつきませんでした。腹立たしかったらごめんなさい」
そう言って彼女は僕の手を自分の首へともっていった。
「覚悟はしていますから。あなたを傷つけてしまったなら、手をかけてください」
穏やかな顔で、今彼女は全てを僕に委ねている。
「僕は、人を完全に信用することなんてできない。君さえも」
「…はい」
ゆっくりと手を離す。
「それでも…争いに疲れた時に…君の所に行っても…いいのかな?」
「はい。待ってます!!」
初めて出会った時のように君は無邪気に笑って即答するから、参ってしまう。
僕は彼女をゆっくりと抱きしめた。
込み上げてくるこの感情が伝わるように。
強く、強く。
以上です。
ロシアさんに幸せになってほしくて書きましたが、難しい…。
ぐっじょぶ!
せーちゃんまた休憩時間にやられてるのかw
ロシアさん幸せにしてくれて有難う
GJ!
せーちゃん無邪気でかわいいなあ。
ろっさまにも春が・・・ありがとう!
GJですがセーちゃんは休憩にやられるのがもうデフォですね。
で、野球拳の後日談というほど後日談ではない仏×ベル 甘甘
あの野球拳から2〜3ヶ月後くらい。だいたい兄ちゃんの1人称です。
食い物ネタ多いのとエロ少なめです・・・ちょっと寒いかも。
甘甘ですがエロくないので苦手な方はIDで飛ばして下さい。
最近パリの人間はよくブリュッセルに住居を構え、週末だけをブリュッセルで暮らす…というパターンが増えてきているという。
しかし俺の家では逆の現象が起きている。
週末になるとベルギーがブリュッセルからやってくる。
今日も携帯のメールに『20時に着くから北駅迎えにきてな!』とだけ入っている。
それをみて少し顔が緩む。
「じゃ、とりあえず準備するか〜」
誰に言う訳でも無く仕事部屋から出る。可愛いお嬢さんのための夕餉の準備だ。
何食べたい?とメールを打てば『パン!!肉!!!』口笛を吹きながらマルシェへ向かう。
「分かりやすいねえ〜じゃお姫様のリクエストにお答えしましょうか。」
お気に入りのパン屋でクロワッサンとフランスパンと、ブッフ・ブルギニョンは昨日作っといたし、マルシェで総菜とジビエものを買って行こうか。
ワインはセラーに入ってるし、ビールとショコラは自分で持ってくるだろ。
あとはデザートと…ゴムはあったな。薄くて軽いのを日本に貰ったw
ま、こういう時っつーのは自然と足取りも軽くなるよな〜ふふ〜ん。
ぶらぶら店を覗いていたら見慣れた女の子が前にいるじゃないか?
あ、セーシェル?おおいセーシェール〜お兄さんだよ!今日は何だ、お兄さんに会いにきたのかい?
残念だね、今日はお兄さんも…ってああ、見たくない眉毛もご一緒ですかい。ちっさいから見えなかったよ。
何?おい…何だよお前らパリでデートかよ。じゃあ俺んちには近寄ってくれるなよ!
さっさとガキはユーロディ○ニーでも何処へでも行っちまいな!邪魔したら殺す!
お互い親指を下に向け別れる。ああもう何でいるんだよ。
気を取り直してマルシェを覗く。まあ本当なら一緒に見て回りたいがそれは明日以降のお楽しみにしようか。
なんせ今回は少し長く休みが取れたらしい。10日くらいはこっちに居れると言っていたし。
いつもは土曜にやってきて日曜の昼過ぎに帰ってしまう。近いと言っても近すぎてゆっくり出来ないのが寂しくてね。
お目当てのものもそろい、自分のルノーに積み込む。おお、花、花。忘れてた。
花屋のお嬢さん、君のように輝いてるその花、全部くれるかい?
チューリップを一抱え買って、さあ一旦家に帰って準備、準備♪
俺の家はモンマルトルの一角。窓の外にはぶどう畑が広がっているなかなか良いロケーション。
…まあ色々と遊ぶのにも便利だし。うん。それは内緒。
取りあえず、布団はそれなりにふかふか。掃除は家政婦さんにやってもらってあるから完璧。
鍋の中身の再確認もしたしね。今何時だ?おお、そろそろ迎えに行くか〜
春と言えど中々パリの天気は気まぐれで、結構今日は寒い。まあ俺様だからね。諦めてくれ、国民よ。
北駅に5分前に到着。
「いつもの出口の柱にいるよ」とだけメールを打っておく。
人の流れの邪魔にならない程度に離れて待っている。待つ5分が結構長いな。
到着のアナウンスが流れ人の波が押し寄せる。
一番後ろに荷物を抱えた、少し短い明るい金髪が見える。
顔がゆるむ。ああ、だめだめ、まだしっかりした顔じゃないとなと頬を指でぐいっと上げる。
出口を通りきょろきょろと俺を捜している。メール、見てないな。こいつ。
「こっち!!」
ま〜だきょろきょろしてる。毎週来ている割には中々覚えねえな。
近寄ってくいっと腕を掴んでやる。
「はい、おかえり。」
まん丸い目のびっくりした顔で俺を見上げる。
「あ、ごめん!人多くってほんまわからへんだ。」
「いい加減覚えよろ〜まあいいさ。ほれ荷物持ってやるから。車にいくぞ。」
ひょいっとベルギーのスーツケースを持って、手をつないで歩く。
「パリは人が多いでいつ来てもフランスのおる所解らへん。」
ちょっとすねた口調でぶつぶつ言っている。
「言い訳はしなくていいから。早く待ち合わせ場所覚えような。」
「言い訳ちゃうもん。」
「じゃあ何?」
「うちが覚えやんでも絶対探してくれるやんか?フランスは。」
そう言って俺をにこっと笑い、くるんとした瞳で見上げる。
今そんな顔で俺を見つめてくれるな。ベルギー。ここがフランスじゃなくて、北駅じゃなかったら確実に押し倒す。
取りあえず何とか我慢し、軽く頬にキス。
「お前、俺にまだ言ってない一言あるんだけど?」
「あ、そやね、ただいま。」
ふにゃっとした笑顔。俺も思わず笑い返す。
「家に帰ったらブッフ・ブルギニョンとブルゴーニュの赤があるよ。子鹿と鴨も用意してある。何が良い?」
「ん、フランス作ってくれたんや〜じゃあブッフ・ブルギニョン!お腹空いとるんさ!」
なんて話をしていれば車の前。荷物を積み込んで車に乗る。
車で家まで1時間弱程。
たわいのない一週間の報告。なるべく仕事の話はしない。それが暗黙の了解ってもんで。
「ウク、なんかスウェーデンに強制拉致されて帰って来れないみたい。まあそれはそれで幸せやろけどねえ。」
「そうかあ…まあ良いんじゃないか?ロシアに素で対抗できるのはあいつくらいだし。フィンランドは大喜びだろ。」
家について車から降りる。家の鍵を開けた途端、ベルギーが俺の背中に抱きついてきた。
「ん〜〜〜〜〜1週間ぶりの匂いやあ〜充電するわぁ…」
すうっと深呼吸すると上下する胸が背中に当たる。
…そんな事されてこのフランス様が理性を保てるほど人間が出来ている訳ないじゃないですかw
ドアをそっと閉め、ベルギーに向き直る。
「おかえり。一週間お疲れさん。」
そう言って唇に吸い付く。
「ん、ふ…」
くちゅくちゅ音をたててキスをしてやる。みるみる間に耳まで真っ赤になる。
暫く抱き合って口づけを交わしていると、少し首を振ってベルギーは離れた。
「お腹空きすぎて気持ち悪い。昼からワッフルおやつに食べただけなんやけど。」
真面目な顔で俺をみている。なので俺も真面目に返答する。
「お兄さんはお前の顔見てからやりたくって我慢できない。」
正直に言ってみたが妙に沈黙が重い。
食欲と性欲ってどっちが勝つのだろう。俺は性欲だけどね。
ベルギーが目を瞑って上を向く。考え込こんで前を向く。
「しゃーないかあ。ウチが折れます。」
「え?いいの?」
「しゃーない。」
すっとベルギーが背中に手を回して、胸に顔を寄せてくる。
「ウチもフランスの匂い、嗅ぎたいし。」
真っ赤な顔でそう言うか!…こういうとこが可愛すぎる。お兄さん嬉しいよ!!
ヒョイっとお姫さまだっこをして寝室へ直行する。
ボフンとベッドの上に落としニヨニヨしながら服を脱いで行く。さあ今日はどんな風に啼かせてあげましょうかね。
何となくオーストリアな気分でベルギーを見下ろす。すっとシャツを脱がして、おお今日のブラはラベンダー色か!いいね〜
「ちょっと!シャワーくらい浴びさせてさ!」
「ま、あとで一緒に入ったら良いじゃない?」
話ながらスカートに手をかける。どうせ汗かくじゃないか。
「ホコリだらけやもん。シャワー浴びる!」
すたすたっとバスルームへベルギーは直行した。ちぇー。ここはお兄さんが折れますか…
仕方ない、ワインでも開けますか・・・ぐすん。
セラーでどれにしようかな〜白かな〜赤かな〜シャンパンにするかな〜ロゼもいいなあ〜と上半身裸でうろうろ。
「フランスーーーーごめん!スーツケース、持ってきて!!」
「ん、ああ解った。」
スーツケースを持ってバスルームへ。ワインは取りあえずきゅんきゅんに冷えたロゼにした。
バスルームの入り口にスーツケースを置いて、中に声をかける。
「置いておくぞー。」
「うん〜ありがと。」
軽いつまみ代わりのチョコとチーズ、イタちゃんちから強奪したオリーブををベッドサイドに用意して、お姫様を待つ。
この時間はちょっと拷問に近いけどね。
かちゃりと部屋のドアが開く。ちょっとだけ顔をのぞかせるベルギー。
「ごめん・・・な?今日、自分ちではいる暇無くてな・・・昨日も家帰れへんでさ・・・」
「いいよ、そんな事だろうと思ったから。こっちおいで。ワイン開けたから。」
ちょいちょいっと手招きする。淡いピンクのバラ色の液体をつうっとグラスに注ぐ。
チーズを幸せそうに頬張ってワインを一口。
「ふにゃああ〜幸せぇ〜〜〜〜美味しい〜〜〜」
隣に座って半分濡れた髪を撫でる。
「ビールのが良かったか?」
「ええよ。普段ビールやしな〜フランスの選ぶワイン美味しいし。」
アイボリーのキャミソールに同じ色のショーツ。紫、脱いじゃったのね。
ワインのせいか、シャワーのせいか解らんけどほんのり色づく胸元。
ベルギーはチョコを銜えてくるくるグラスを回している。それをじっと見つめている。
「疲れてる?」
「ん〜…ま、ちょっとな。休みのために頑張ったし。」
ぽりぽり音を立ててチョコをかじっている。いつの間にか俺にもたれ掛かってきてる。
「眠い。」
ベルギーはグラスをサイドテーブルにおくと、そう言って膝に頭を落とす。俯いてやがる。
おいこら、ここまで待たせてお眠の時間にはさせねーぞ。
つつーっと背筋をなぞって尻の割れ目に指を這わせる。
「…こら、ベルギー。起きなさいって。」
割れ目からすこーし指を中に入れる。無反応。悲しい。
「ン…眠い。ワイン空きっ腹に呑んだから…。」
「寝かさないよ。はい、ちゃんとこっち向きな。」
ぐいっと無理矢理起こすと眉根を寄せてかなり不機嫌そうな顔。
二人っきりになると見せる子供っぽいベルギー。普段頑張ってお姉ちゃんしてるからだろうな。
そう言うとこを見せてくれる様になった事が素直に俺は嬉しいんだけどね。
ワインを含んだまま口づけて呑ませる。
チョコとワインが混じって甘い様な苦い様な味が口に広がる。
口からつうっとワインがこぼれる。顎から胸へと伝って行く。
脇腹に手を回して抱きかかえ更に深く口づけてやる。
背中を撫でて、脇腹に手を下ろして行く。口は繋がったまま。
舌を絡めて唾液を送り込んでやる。ちょっと苦しげな表情がまあこう・・・いいな。
「ぶ・・にゃあ・・・やっぱする・・の?」
口を離し上気した顔で俺を見る。
「当たり前。」
多分今の俺は人生で一番真面目な顔をしている。
「もう駅からずっと我慢してるんだよ。焦らしプレイは趣味じゃないの。」
「え〜〜〜〜?」
そう言ってぐいっと押し倒してキャミソールをめくる。眠い眠いと言いつつ乳首はしっかり立っている。
そっと頂を舐めてやれば小さな鳴き声。
ハンガリーやウクライナみたいにもの凄い主張した胸じゃないけど、手から少しこぼれるくらいのが俺は好みなんでベルギーの胸は理想。
右手で胸を弄びながら下に手を伸ばす。さっきは無反応だったけど湿り気を帯びている。
さっとショーツの中に指を滑り込ませる。
「ふ・・・」
少し身をよじらせる。指を増やしてやると声が上がる。さっさとショーツを脱がせてぽいっと投げる。
中でかき混ぜてやると、ゆるゆると蜜があふれ出してくるのを顔を寄せて舐めてやる。
くちゅくちゅ音を立てて舐め続けるとどんどん蜜が溢れ出す。
「や…め…」
「止めないよ。せっかく目の前にベルギー居るのに何にも出来ないのは嫌だからね。」
舌を膣に差し入れてやるとひと際高い声。かわいいなあ。
「ひゃ、やん、ちょっとフランス・・・!」
何も答えず、舌で中をかき回してやる。ぷくっとふくれた莟を甘噛みしてやる
「い、ひゃあん!!!」
高い声で啼いたベルギーの体がぐっとこわばる。やべ、いかせちゃった。
ぐったり横たわって気を失っている。ああ・・・やってしまったか。
そういや疲れてるんだった。
「ベルギー?ベルギー・・・お兄さんが悪かったよ・・・悪のりしちゃったよ・・・起きてくれ・・・」
抱き起こして揺すってみるが起きそうにない。
・・・失敗したよ。
ああもう、この息子どうしたらいいんだよ。泣きたい。
舌でねちねちしないでさっさと突っ込めば良かった・・・焦らされたから意地悪したかった気持ちはあるけどさ。
かといって気絶している女の子に挿れるのも気が引けるし。名前を呼びながら軽くほっぺたを叩いてやる。
「ふにゃ・・・あ、気ぃ失ってた?」
「ごめん、悪のりした。」
俺は両手を合わせてごめんなさいをする。
「あ、ううん、うちこそごめんな。」
ベルギーが軽く頬にキスをしてくる。
息子にそっと触ってにっこり微笑んでいる。その顔は小悪魔の様であり天使にもみえる。
「一回だけしよ。その後ゴハン食べさしてな。」
神様ありがとう!という訳で1回と言わず3回やってしまい気がついたら夜の12時を超えていた。
真夜中のキッチンで夕飯の準備。
俺はトランクス1枚でベルギーはキャミ1枚。まあ二人だからいいでしょう?
「赤ワインあけるか?」
「うん、ブッフ・ブルギニョンにはやっぱ赤やろ。」
コンロの前に立つ俺の腕にベルギーは自分の腕を絡ませ鍋を覗き込んでいる。
作っておいた牛の赤ワイン煮込みを温めて皿に盛りつける。簡単な付け合わせとパン。
夜遅いディナーだがやっとゴハンにありつけたベルギーはニコニコしながら食べている。
「おいしい〜赤ワイン煮最高!幸せやわぁ。」
その顔を見ているとこっちまで幸せな気分。好きな・・・愛している女のこういう顔を見れるという事。
こんな気分は長らく味わってなかったねえ。と俺までにんまり笑う。
「明日どうする?」
「ん、どうする?」
「観光?」
「ゆっくりしたいなぁ。」
「じゃ、家にいようか。」
「えぇの?」
「えぇよ。」
喋りをわざと真似してやるとぷくっと膨れる。
その顔が心底愛しい。
メシを食べ終わったらもう一回お願いして、明日はゆっくり朝寝坊しようか。
明日の朝飯は何にしてやろうかね。
「ごちそうさま!美味しかったぁ〜〜〜」
口についたソースを拭ってやり、もう一度キスをする。
ベルギーもそれに答えてくれた。
そのまま、ベッドに行ってももう拒否されないよな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして次の日、朝寝坊してのんびり家で二人でワイン飲みながら過ごしていた。
が、夕方、いきなり某米国産ネズミ耳を装着したイギリス・セーシェルに襲撃され甘い時間は1日持たなかった・・・
ああ神様。これから俺たちどうなるのでしょう。
おわりー
グダグダ長い割にエロ少なめですね・・・すまねっす。
GJ!軽快な語り口で、読んでて楽しかった。
フランスの車はルノーなのに激しく同意。
あと、ウクはあの後結局かえって来られなかったんかい!ww
558 :
556:2009/05/02(土) 01:20:40 ID:JuqkSxIs
自分の中ではスーさんが簡単に手放すとはおもってねっす。
また沸いて来たらスーウク編も書きます。
これは良い仏ベル
早起きした甲斐があったよ、甘甘良かったGJ
そういえば親分は…w
スーウクも楽しみにしてます
ロシア幸せ計画投下します。
露リヒで最初は黒いけれど、ハッピーエンドです。
エロは期待しないでください。
NGは「少女とひまわり」でお願いします。
――なんで、この少女は自分の発言を真に受けているのだろうか。
組み敷いた裸体の少女を改めて眺め、不思議そうな表情を浮かべる。
太陽のような明るい髪に、青いリボンが愛らしい。
首筋にふれれば、恥ずかしげに頬を赤らめる。
きっかけは冗談だった。
会議に少しだけ遅れてきた少女に、
「遅刻なんてずるいな。これは謝罪と賠償を請求しちゃうよ」
ある者の口癖を真似しただけ。
ほんの冗談だったのだから、彼女に言われるまで忘れていた。
会議の後、泣きそうな顔で謝罪をされるまで。
その泣き顔が被虐心をくすぐる。
タイミングよく、彼女の兄は欠席だった。
だから、本当にきまぐれだった。
「じゃ、体で賠償させてもらうよ」
誰もいない一室に彼女を案内し、にっこりと微笑むと彼は言った。
最近は、姉といい、妹といい、体の関係を迫っても、素直に自分を受け入れてしまう。
心の奥底に眠る残虐心が喚き立てる。これでは足りないと。
だからこそ、目の前の少女でうさを晴らそうとしたのだ。
泣き叫んでもいい。
抵抗されるのも面白い。
どうせ、最後は自分から腰を振るようになるのだから。
なのに。
「あの、それで許して頂けるならば、私頑張ります
それで、私何をすれば宜しいでしょうか」
「体で」という意味がわからなかったのか、首をこくんと傾け、答えを待つ。
世間知らずとは聞いていたが、ここまでとは。
さすがは箱入り娘。
それならば、暗い闇に堕ちる姿はさぞや楽しいだろう。
蝶の羽をむしる感覚ににている。
溢れ出すどす黒い感情を押さえ、彼女の問いに答えた。
「簡単だよ。君は裸になって横になるだけ。そうすればすぐに終わるからさ」
さあ、反応が楽しみだ。
泣くか逃げるか、抵抗するか。
シミュレーションをしてみる。
泣いたならば、問答無用で犯してしまえばよい。泣き声はやがて鳴き声に変わるのだから。
逃げようとしたら……無駄だ。扉の鍵はしっかりとかけたし、窓も施錠済み。逃げられはしない。
抵抗されるのが一番楽しいかもしれない。
抵抗されたら、腕を捕まえ、縛ってもいい。頬を殴って、恐怖心を抱かせるのもいい。
震える体を押さえつけ、服を無理やり脱がし、濡れてもいない中にいれるのも楽しそうだ。
しかし、彼女の反応はどれにも当てはまらなかった。
頬を赤らめ、戸惑った顔で彼をしばらく見つめると、覚悟したかのように、服に手をかけた。
ワンピースはかなり潔く脱ぎ捨てる。
ペチコートは少々戸惑っていたが、思い切って脱いだ。
微かに膨らむ胸を隠すキャミソールと、水色のリボンのついたかわいらしいショーツ。
泣きそうな顔。だが、溢れそうな涙を必死にこらえている姿が可愛らしい。
「こ、これを脱げばよろしいのですよね」
キャミソールに手をかけるが、中々動かない。
覚悟をしたかのようにぎゅっと目をつぶり、腕を動かし
「待ってよ」
腕をつかむ。きょとんとした目で彼を見つめる姿に、新たな好奇心がわいていた。
「ここからは僕が脱がしてあげる」
同意をえる前に、彼の手はキャミソールの中に進入し始めた。
傷一つ無い、白くて滑らかな肌。平原でちょこっと主張する胸の突起。
「ふぁ……ロシア様ぁ……」
きっと男に触れられた事など無いのだろう。頬が朱に染まる。
この無垢な少女を侵略するのはきっと楽しいだろう。
侵略して、堕として、自分の手で淫らにするのも良い。
ただの好奇心。愛情の欠片などありはしない。どうせ自分以外は『物』でしかないのだから。
首元に舌を這わせれば、可愛らしい反応をしてくれる。
抱きかかえ、背中を指でなぞり、声を出させる。
楽しい。こんなに素直な『おもちゃ』は久しぶりだ。
だけれども……どうせこの『おもちゃ』もいつかは壊れてしまう。淫乱なただの『道具』へと堕落してしまう。
彼の表情が曇る。少しだけ泣きそうな顔になり……
頬に触れる柔らかな感触。
感触の元を見れば、恥ずかしそうに微笑む彼女の顔が間近にあった。
「す、すみません。何か……泣きそうだったので」
――泣きそう? 誰が?
馬鹿馬鹿しい発言に、彼の思考回路は停止させられた。
――涙なんて久しく流していない。涙は弱いものが流すものだ――
再び、柔らかい感触。今度は彼女の手が頭を優しく撫でていた。
「……泣くと少し楽になれますよ。ここには私しかいませんから……ね」
「泣く気なんてないよ」
自分より小さな少女が、必死に背伸びして自分の頭を撫でる。
どこか滑稽な姿に、彼の肩から力が抜けた。
ついでに『おもちゃ』で遊ぶ気も抜けてしまった。
彼女を強く抱きしめると、ベッドへと押し倒す。
胸に顔を押し付けて、鼓動の音を聞く。やや早い音だが、安らぐ音。
「もういいや。眠い。今日は僕の枕になってよ」
犯そうとか、泣かそうとか思っていた心はどこかにいってしまった。
甘い香りが心地よい。心臓の音が気持ちよい。
頭を優しく撫でてくれる手が幸せで。
――いつの間にか、彼は夢の中へと落ちて行ったのだった――
夢を見た。
青空。暖かい太陽。緑の草原に、空に向かって伸びるたくさんの向日葵。
そこには皆が笑っていて。皆が傍にいて。手をつないでいてくれた。
優しい日差しは、少しだけまぶしくて。
「ん……」
夢から覚めても、残っていたぬくもり。
規則正しい鼓動と呼吸音。
そういえば……と昨晩の出来事を思い出した。
あれから、彼女を枕にしてただ眠り続けていたらしい。
久しぶりに朝が気持ちよい。いままで、朝は憂鬱なものでしかなかったのに。
隣で幸せそうに眠り続ける少女。
太陽のような髪を指で梳くと、空色のリボンが揺れる。
身じろぎをし、彼女の瞳が開かれた。草原のような緑の瞳。
ぼんやりとした表情。彼の顔を見つけ、柔らかな笑顔を浮かべた。
「おはようございます」
「おはよう」
唇をすばやく奪うと、彼もにっこりと微笑む。
顔を真っ赤にする彼女がとても愛おしい。
だから
「また僕の枕になってね」
純粋なお願いを口にした。裏も表もない、本当に純粋なお願いを。
――暖かい所で、向日葵に囲まれて暮らす。
そして彼女が微笑んで、自分を待っていてくれる――
少しだけ増えた未来の夢。
きっと叶う気がする。
彼女さえいてくれれば。
「あの、ロシアさん……」
「なーに?」
「私、少々動きにくいのですけれども」
「僕は別に動きにくくないから、安心してよ」
顔を合わせてからというもの、リヒテンシュタインはロシアにずっと抱きかかえられたままなのだ。
後ろから手を回し、彼女の腰あたりで手をくむ姿は、まるでカナダがクマ二郎さんをだっこしているようである。
彼女の意志は尊重し、動きたい方向に一緒に歩いてくれるのは助かるのだが。
「いい加減、妹を離さんか」
「やだ。リヒテンシュタインは僕の枕だもん」
事あるごとに、スイスとロシアの火花が散るのがつらい。
その後ろには、ベラルーシの冷たい視線もあるのだが、彼女がそれに気がつかないのは幸いなのだろう。
別にロシアの事は嫌いではない。
好きか嫌いかでわけるとしたら、好きの部類に入るだろう。
あれから、時折会議の休憩時間に空き室に連れ込まれもしたが、何をされるわけでもなく、ただ枕にされ、眠るまでの相手をせられているだけ。
無邪気に眠る姿は、彼女の安らぎの一つにもなっていた。
だからこそ、ロシアを邪険に扱う事はできない。
兄以外の誰かに抱かれるのも心地よい。心地よいのだが……
「離さんと、粛清する!」
「ふふっ、受けて立つよ。コルコルコルコル」
殺気だった二人の火花が、彼女の上で炸裂する。
どちらを止めればいいのか、彼女には判断しかね……今日も可愛らしいため息がこぼれたのだった。
「ロシアちゃん、楽しそうね」
「……悔しいけれど、本当。
あの娘をいじっている時もそうだけど、スイスとやり合っている時も楽しそう」
そして、それがロシアの心からの笑顔という事を知っているのは、姉妹だけである。
以上です。
ロシアには本当に幸せになって欲しいものだ。
GJ!
ろっさま可愛いなー
リヒは良い子だな。
ほのぼのしたよ〜!まさかろっさまでエロパロでこんなにほっこりするとは思わなかった。
GJ!
GJ!リヒと一緒ならろっさまも幸せになれそうだ
和んだー
よかったなろっさま
GJ!
なんかやわらかい空気感がよかった。
ラストの「受けて立つよ。コルコルコルコル」にニヨニヨしてしまった。
実に楽しそうだな露っさま!!きっとこのコルコルはいつもより半音高そうだ。
>>556 スーウクネタ沸くようにお祈り申し上げる!そして全裸でまってる。
この二人はどうやってデート(?)するのやら…ww
リヒたんかわいいよリヒたん
わりと静かなのはみんな執筆中なせいかな?GW終わりの作品ラッシュに期待
静かなら今のうちに
キャラスレ見てたらうっかりトルコ×ウクライナに萌えた
トルコが尻撫でまくって姉ちゃんいろんな意味で泣かせてもいいしウクライナが喰ってしまうのもいい
なんかたまに最近人少ないね とか言う人いるけど、
スレ立てされた頃に比べるとすごい賑わいようになったなあとしみじみ思う…
最初の頃はヘタリアとか女子少ないじゃん!エロパロとか無理!って言われてたんだぜ
だな。自分の常駐してるエロパロスレの中じゃかなり住人多い部類だと思うぞ
ヘタリア関連のスレは基本進行早いからそう感じるのかもね。
まぁ仕方ない。最近休日より平日のが投下多かったから
かくいう自分も休日は逆に筆が進まない
作品投下の量もパネェよここ
保守ageばっかなスレとかも巡回してるから
過疎だの投下ないだの、贅沢言っている奴は敵にみえてくるんだぜ
休日はストレスが少ないせいかネタが沸かない。
誰かネタ振ってくれ…
せめてどんな傾向とかキャラとか好みか言ってくれんと…
カナダさんとウクライナ姉さん
ちょっと垂れぎみな巨乳と胴体がくっついてできたた割れ目に
手を突っ込んで「あったかいです…」ってやって欲しいな
ウクライナさんにしか出来ないし、がっつかないキャラにしか出来ない
ごめんよ。
キャラ傾向はなんでも行けるがほのぼのかどんよりしか書けないからさ…
カナダさんか…妄想張り巡らして見ますわー
「ヴェー♪ 青い海〜青い空〜綺麗だね」
目の前に広がる光景に、素直な感想を述べてくれるイタリア。
つれてきてよかったと、心の底からそう思った。
自分の家に向かう船の上、セーシェルは微笑んだ。
最初のきっかけは、『君んちに行きたいな』という、ありきたりなナンパだった。
別に本当に家に行きたかったわけではない。話のきっかけを作りたかっただけなのだ。
しかし、どこか世間ずれしている彼女に、そんな事わかるはずは無い。
「ならば、案内しますよ! よし、とっとと行きますです!」
テンションのあがった彼女に、準備するまもなく拉致されるように客船へと乗せられ、セーシェル諸島へと向かう事になったのだ。
女の子のやることには、全て好意をもって接する。
それが信条のイタリアは、特に何も言う気はなかった。
逆に、素直に案内してくれる彼女に強い興味を抱いた。
甲板で潮風に髪をなびかせる少女は、とても魅力的で。
肩にそっと手を置き……
「あ、あそこ、アオウミガメです! 結構人懐っこくて、一緒に泳ぐと気持ちいいんですよ」
手すりに身を乗り出した為、彼の手は空振りに終わった。
だが、嬉しそうに案内をする彼女の笑顔に、『まあいいか』と小さく呟くと、彼女の真似をして体を乗り出した。
「あははは、船と競争してる〜可愛いねぇ」
「ほら、トビウオもいます! あ、あっちにも!」
「え、どこどこ?」
彼女の指差す方に視線を向け……彼女の唇が間近にある事に気がついた。
少し動かせば、口付けぐらいはできるだろう。
素早く、顔を近づけ、彼女の唇を奪おうと
「きゃっ!」
したとき、船か大きく揺れたため、彼は危うく海へとダイビングしそうになった。
彼女の腕力が意外とあった事が幸いし、それはどうにか免れたのだが。
甲板に投げ出され、ぶつけた頭をさすっていると、再び激しい衝撃。
「ヴェ〜」
ごろんごろんと転がるイタリアを必死に追いかけるセーシェル。
目を回したイタリアを捕まえた頃には、甲板に不審な人影が多数現れていた。
顔はマスクで隠し、手には銃器を持った、体つきの良い男が数人。
男達は武器で乗客を脅す。
イタリアは数日前の会議の内容を思い出した。この海域で海賊が横行しているという事を。
各国が海軍を出すとは言っていたが、今のいままで、そんな事すっかりと忘れていた。
海賊に襲われたということよりも、彼女とのデートを邪魔された事に落ち込む。
――まあ、こちらから手を出さなければ、金品だけの被害だろうし、きっと他の国が助けてくれる――
いつものようにお気楽に構え、怯えているであろうセーシェルを慰めるため、肩に手を伸ばし……
伸ばしたが、そこには彼女はいなかった。
慌てて周りを見回せば、海賊に食って掛かっている彼女を見つけた。
「私の珊瑚礁を荒らすなです!! このやろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
いつの間にか手にしていたのか、冷凍カジキマグロを振り回し、海賊に突撃していた。
イタリアは頭を抱えた。そういえば、彼女は意外と沸点が低い。かっとなって暴走しやすいのだ。
しかし、悲しいかな。カジキマグロで対抗などできそうにない。あっさりと海賊の一人に身を拘束されてしまった。
腕をつかまれ、小柄な身体が宙に浮く。
「離しやがれです! イギリス秘伝のスコーン兵器でお腹一杯にし殺すですよ!!」
「なんだ? この小娘は」
「うーん、まあいい。中々上玉じゃねーか。こいつもいただくとするか」
男達は手荒く彼女を縄で締め上げると、床に転がした。鈍い音がした。彼女の目じりに浮かぶ涙。
――その涙で、イタリアの何かのスイッチが入る――
「ダメだよ。女の子は丁重に扱わないとさ」
にこにこ顔で近づいてくる彼に、男達は卑下た笑いをあげる。
「けっけけ、お前イタリア人だろ。ヘタレなんぞに何ができるんだ……げはっ」
周りで見ていたものは、その時何が起こったか理解できていなかった。
男の身体が大きく揺れると、倒れこんだ。傍にはりんごが一つ。
「食べ物は無駄にしたくは無いんだけどさ」
にっこりと微笑む彼に、ただならぬ殺気を感じたのか、男達は銃を構え、
「えいっ♪」
気の抜ける掛け声とともに、彼は足を動かした。途端に男達の視界が閉ざされる。酸っぱい香り、そして顔にはりつく何か。
目を開けようとするが、その何かの汁が目に入ると、激しい痛みが襲ってきた。
「スペイン兄ちゃんちのトマトの味はどうかな?」
「ちくしょうが!!」
目に入るトマトを振り払い、がむしゃらに銃を振り回す。
「あ、言っておくけれど、その状態で撃ったら暴発するからね。
どうせあまり手入れしていないんでしょ。その銃は」
急いで銃口を確認してみれば、中に何か詰められていた。細長い何か。これは……パスタか。
目をトマトで封じられ、銃口にパスタ。
戸惑う男達に、彼はいつもの笑みを浮かべた。
「ごめんね。俺、ヘタレだから、もしかしたら、当たっちゃうかも」
手には数本の銀製のフォーク。いつの間に食堂から拝借したのだろうか。
ダーツの要領で、フォークを男達に投げつける。
風を切る音がし、銃を構えた男の右腕をかすり、続いて銃本体にあたり、男の手から離れ、転げ落ちた。
「あ、動いちゃダメだよ。コントロールに失敗して、目とか首に当たるといけないよ。
そんな光景、女の子には見せるわけにいかないしさ」
微笑んではいるが、得体の知れない気配に圧倒される。
「ぐっ!!」
敵わないと思ったのが、一人の男が床に転がされていたセーシェルに駆け寄った。
肩をつかみ、首筋にナイフを押し当てる。
「ヒャハァ! こいつを傷つけたくなければ、おとなしくしてろ」
三流悪役の行動と台詞。
あまりにテンプレート過ぎて、映画にしたらアメリカからゴールデンラズベリー賞をいただく事間違いなしだろう。
「あーもう、何か泣きたくなるよ」
口ではそういっていても、余裕な態度は消えそうに無い。
へらへらと笑いながら、男にじりじりと近づき、
「……セーちゃん、ちょっと目をつぶっててくれる?」
彼の言葉の意味もわからず、素直に従い、硬く目をつぶった。
――首元から、ひんやりとした金属の感触がなくなり、鉄の香りが漂う。
「知ってる? イタリアってね、11人以下か女の子のためならば、世界最強にもなれるんだよ」
鈍い音とともに、男の手が彼女の肩から離れた。
驚いて目をあけると、頬を赤く腫らし、手すり近くで伸びている男の姿。
「で、どうする? まだ俺とやる?」
意識のある男達は、顔を見合わせ、舌打ちし、自らの船に戻っていった。
「あ、忘れ物だよ」
伸びた男をその船に向かって放り投げる。
あっけにとられている乗客に深々と一礼すると、
「ごめんなさい。りんごとトマトと、パスタ、ダメにしちゃった。
俺んちで買い取るから、領収書送ってね」
それだけ言うと、セーシェルの荒縄をナイフで切ってやり、抱き上げて船内へと歩き出した。
あてがわれた貴賓室の扉を開ける。
彼女にとっては、どうせ甲板で海の風を浴びながら向かうと考えていたから、あまり利用する機会がないと思っていた部屋。
キングサイズベッドにそっと身体が置かれる。
不意に彼の顔が歪む。右手を後ろに隠し、少しだけ笑って見せた。
「ワンピース汚れちゃったね。ゴメン。
今度、可愛いワンピース買うから許して。もちろんワンピースだけじゃなくて、一式買うからさ。
きっと可愛いだろーな。あ、今も十分可愛いけど」
饒舌に話し始める彼とは対照的に、彼女は妙に冷静だった。
肩口にべっとりとついた血液。だが、彼女の身体には傷一つ無い。
「イタリアさん」
「ヴ、ヴェ〜何かな。セーちゃん。顔怖いよ。ほら、笑って。ね、……うっ」
いきなり右手を彼女につかまれ、苦痛に顔をゆがめた。
手のひらには一筋の傷。傷口はふさがっておらず、血があふれ出していた。
原因は容易に想像できる。先ほどの海賊との戦いの中、彼女に向けられていたナイフの刃を握り締めたためだろう。
気まずそうに笑うと、左手で傷口を隠す。
「もう、女の子には血なんて見せたくなかったのに」
特にセーシェルは血生臭い事に慣れてはいない。だから殊更見せたくなくて。
「ゴメンね。俺、あっちいってるから、セーちゃんはゆっくり休んで」
――泣きそうになる彼女の顔なんて見たくなかったのに――
一番見たくないものを目の当たりにし、彼は顔を俯けて、彼女に背を向けた。
「……ずるいです……」
空耳のような小さな声。彼の足が一瞬とまり。
「ずるいです!! イタリアさんの馬鹿ぁぁっ! ココナッツに頭ぶつけて死にさらせですぅぅっ!!」
がこーん
彼女の放った豪華な時計が、彼の頭にクリーンヒットした。頭を抱え、しゃがみこむ。
その間にも、次々と物が飛んできた。
メモ帳、電話、ぬいぐるみ、りんご、えとせとらえとせとら。
段々と投げつける力が弱まり、かわりにしゃくりあげる声が大きくなってくる。
「ずるいです。ずるいです。
何で私を責めないんですか! 何で謝るんですか! ずるいです! ずるい……」
「だって、セーちゃんは悪くないもん。
俺がもう少ししっかりしてれば、怖がらせる事もなかったのに」
慰めるために、彼女の横に座り込んで、頬にキス。だが、泣き止みそうに無い。
「それがずるいんです! なんで……なんでそんなに優しいのぉ……」
ぽろぽろと涙をこぼす彼女の髪を手で梳き、肩を抱き寄せる。
「うーんと……君が好きだからじゃダメかな」
「ダメです。……言葉だけじゃ、嫌です」
自然と二人の唇が重なった。最初は軽いキス。それから、お互いを求め合うキス。
「……止まらなくなるけどいい?」
女性を大切にするイタリアとしては、彼女に同意を求める。
潤んだ瞳が彼を見つめ
「嫌」
雰囲気を壊す台詞に、彼の肩ががくっと落ちた。
膝を抱え、ベッドの隅に行ってしくしくと涙を流し始める。
「どうせ俺はどーてーだよ。甘い雰囲気なんてつくれないもん。ヴェ〜ヴェ〜」
「あーもう、そうじゃないです!!」
まだ血に染まっている彼の右手にキスを落とす。
痛々しい傷に少しだけ眉をひそめるが、ハンカチを取り出して、手に巻きつけた。
「出血多量で死ぬ気ですか?! ……もう」
今度は彼女から唇を重ね、
「……止まらなくなってください。たっくさん欲しいです」
――そして、そこから二人の理性の糸は切れた――
ワンピースのファスナーを下ろし、日焼けした肩に口づけする。
鼓動する胸に顔をうずめ、手で滑らかな背中の感触を味わう。
「いいなぁ。やっぱ女の子の香り、気持ちいいや」
ほんのりと潮の香りがするのは、ここが海の上だからだろうか。
『海は全ての母』その言葉が頭に浮かぶ。
桃色の突起を舌で転がすと、口に含んでみる。
両手で乳房をもみながら、何か出ないかと期待をしてみたが
「さすがに出ないかぁ」
「んぁ……ば、馬鹿な事、言わないでくださ……ゃぁ」
胸からは何も出なかったけれど、甘い声が聞けたからよしとしておこう。
舌を徐々に降ろして行き、くびれた腰、そして魅惑の下半身へとたどりついた。
ふっくらとしたお尻の手触りが気持ちよい。
下着の上から、何度もなで上げると、筋がじんわりと表面に現れてきた。
だが、わざと筋にはふれず、内股を集中的に攻める。
「ふぁ……ゃ、そこじゃな……くぅ……ん」
じらされ、足をこすり合わせ来る彼女がとても可愛らしく、唇を重ねた。
とろんとした瞳で、彼の舌を受け入れ、貪欲に求めた。
唇を重ねている間にも、手は身体を這い回る。
下着の上から、主張し始めた豆を軽く触り、反応を確認する。
「ん……触ってくださぁ……もっと……触ってくださぁっ」
指の動きに合わせ、小鳥のように反応する彼女が楽しくて、わざと直接は触れようとしない。
「ああ、もう可愛いな」
割れ目に顔をうずめ、潮の香りを楽しむ。唇で布越しに軽く噛むと、大きく反応する。
――さて、そろそろかな――
すでに意味を失った下着を脱がし、指で静かになぞる。
自らのズボンも脱ぎ捨て、男根を割れ目に沿わせ、
「くぅぅんっ」
急激な刺激に手を振り回し、丁度そこにあった頭のくるんを握り締め
「ちょっ、や、そこは! ま、待ってふぁーーーーっ!!」
「えっぐうっぐ……やっぱり俺、ヘタレだよぉ〜」
ベッドの片隅で膝を抱え泣いているイタリアに、彼女は気まずそうな顔でかける言葉を考えていた。
入れる前にかけられた精液がちょっとべたべたするが、そんな事気にしている時ではない。
「えっと、その……ゴメンナサイ。イタリアさんの頭のくるんがそんな敏感だとは知らなくて。
でも、もう少しでしたから、もう一回挑戦すれば」
「う〜女の子に慰められる俺、情けないよぉぉぉ」
「あー……ほら、楽しみが少し伸びたと思えば」
「どーてーも少し生き伸びたよ。このままだと魔法使いになっちゃうよぉぉぉ
女の子の中、知らないで死ぬのは嫌〜ヴェヴェー」
「魔法使いって……はぁ」
大きくため息をついた。
こんな状況では何を言っても無駄なのだろう。
背中合わせになったまま、イタリアが泣き止むのを待つしかないセーシェルであった。
「……好きですよ。ね、好きです。
だから、私の家についたら、もう一回しましょう」
彼の頬にキスをし、背中のぬくもりを感じながら彼女は何度目かのため息をついた。
以上。
ちょっと追記。
銃にパスタ入れたぐらいじゃ暴発しないみたいだけど。
まあ、きっと気のせいです。
そして、イタリアは、やっぱり格好良く終わらせられませんでした。
GJ!
伊セー大好きなのでテンション上がった!
カジキで立ち向かうセーちゃんとかめちゃくちゃ可愛いし、格好いいのにへたれなイタリアも良いなあ!
ああもうイタちゃんてばカッコいいんだか悪いんだかw
是非リベンジ@セーチャン家編も待ってるぜ!
そういやイタちゃんは海の上ではトルコさんをもぶっ飛ばせるんだった。
GJ!かっこいいイタちゃんにときめいてしまった。
イタリア人は11人以下あるいは…の話が、ここに生かされててうれしかった。
>>399 亀だが、ジューンブライド祭りというのも楽しそうな気がする。
各国の結婚式とか調べると面白いもんな。北欧は花婿受難でフイタww
GJGJ!
イタリアの本気…そういえば海では強かったんだっけw
新たな魅力を発見させてもらったぜ!
594 :
1:2009/05/04(月) 00:34:28 ID:a7wTC51g
墺洪書いてみた
エロ描写無しっていうか最中の描写が無しで
ただイチャイチャしてるだけなんだけど投下させてくれ
携帯だから改行不安&遅いと思う。
あと時代とか全く考えてませんすいません
NGはIDでよろ
――――――
隣の恋人の動く気配にハンガリーは目を醒ました。
トイレかなにかだろうか。
ベッドから降り、床に落ちていた寝巻きを手早く着けて、部屋を出ていったようだ。
『…今、なん時………』
寝ぼけた頭でぼんやり考えベッドサイドの時計に手を伸ばす
午前3時24分。
恋人の家へやって来たのが昨日の夕方ごろ。
まだ同居人たちが帰ってくる前の部屋で………いろいろして、
それから二人で夕飯の支度をして、
そのあとまた雰囲気に流されていろいろしているうちに
彼の同居人が帰ってきてしまったので、なんでもない振りでごまかして皆でご飯を食べた。
そのあと順番にお風呂に入って、懐かしい話や互いの近況などを話し合ううちにいい時間になったのでそれぞれ部屋に戻った。
一応ハンガリーも自分の部屋を用意してもらっていたのだが、まぁハンガリーも彼も子供ではない。
まぁきっと同居人の誰もが予想していたように彼の部屋に泊まった。
……それからまぁきっと同居人の誰もが予想していたようにいろいろして、そのいろいろが終わったのが2時前くらいだったはずなので
まだ2時間も経っていないようだ。
『…まだまだ早い…寝よう』
ハンガリーは時計をベッドサイドに戻し、ころんと壁の方を向くように寝返りを打って、再び目を閉じた。
595 :
2:2009/05/04(月) 00:36:38 ID:a7wTC51g
と ほぼ同時にどこかへ行っていた恋人が戻ってきた。
ベッドに戻るために捲られた布団の隙間から入った外の空気が、裸の背中に冷たかった。
「……ハンガリー?」
さっきと変わった寝姿勢に気付いたのか、
冷たい空気にぴくりとわずかに反応したのを見つけたのか、
あるいはそんなことはどうでもよかったのか、
恋人はハンガリーに呼び掛けてきた。
「起きているのですか?」
「いいえ、寝ています」
ハンガリーはちょっとふざけて、真面目な声を作って答えてみた。
「起きてるじゃないですか」
クスッと軽く笑いながらの彼の声に、ハンガリーはしまった、と思った。
寝返り、打つんじゃなかった。
普段あんまり感情を顔に出すことをしない彼の、貴重な笑顔を見逃してしまった。
「…ハンガリー」
「…なんですかぁ」
彼の声にだんだんと寝起きの頭がはっきりしていく。
彼の手がハンガリーの腰元に延びてきて、くいっと体を抱き寄せられた。
「ねぇ…ハンガリー」
「だからなんですか?」
ハンガリーはわざと気付いていないような口振りで尋ねた。
596 :
3:2009/05/04(月) 00:38:57 ID:a7wTC51g
まぁ、気付いている。
何度も言うようにハンガリーは子供ではないし、ずいぶん前に背中の後ろの彼に初めてを捧げてから、もう幾度と経験してきた。
お尻辺りに当てられている、彼の体の一部の感触の意味も知っていた。
「…ましょうよ」
「えっ?」
これは本当に聞き取れなかった。
彼ははぁ、とひとつため息をついて、繰り返した。
「しましょうよ」
フフっと笑いがこぼれるのを、ハンガリーは抑えられなかった。
いつも冷静な彼が照れているのが背中越しに伝わってくる。
もっと見たい。
私にしか見せないところ、もっとしりたい。
「なにをですかぁ?」
そんな気持ちがハンガリーにそう言わせた。
照れる彼が見たい。しりたい。
背中越しで見えないはずなのに
うっ、と一瞬詰まってしまった彼の様子が伝わってくる。
「…あなたがそんなに意地悪だったなんて知りませんでしたよ…」
背中にぽすん、と彼の頭がもたれ掛かる。
ちょっと悪ノリしすぎたかな、とも思ったがその彼の行動にハンガリーは禿げ上がるほど萌え…いや、すごくときめいた。
「だから………その」
「…ふふっ」
ダメだ、どうしても笑いが漏れてしまう。
「そーのー…」
「なんですか?ふふふっ」
「……解ってるでしょうあなた!」
「えぇー!分っかりませぇん!」
「全く…」
腰元の彼の手に少し力がこもって、また自分の体が引き寄せられた。
距離が近くなった分彼の一部の感触がよりリアルになってしまって、なんだかまた笑いが漏れた。
「だから!あのー…、セッ…クス……を、し…ましょうよ。…もう一回。」
それを聞いたハンガリーはふふふふっと笑って、彼の方にころんっと向き直った。
「よく言えました」
彼の口元にあるやたら色っぽいホクロにチュっとキスしてみた。
軽いキスだったのになぜかピクッ!と過剰に反応した彼をちょっと不審に思ったけど、
……その後すぐにまぁ皆の想像通りの行動に突入したので、
あまり深くは、考えなかった。
以上です
なんかいろいろ間違ってるとか読みづらいとことかあるかもしれない
先謝っとくごめん
GJ!
お前ら1日に何回いろいろヤってんだ!いいぞもっとやれ!
GJGJ!
こっちこそ禿萌えてました〜
ありがとう!
けしからんもっとやれええぇぇ!
ヤリまくりのくせに会話が初々しいのもカワユス
謝る必要はないんだぜ、もっと堂々とじゃんじゃんいこうぜ
GJ!GJ!
ほんと1日何回やってんだwもっとやれ!
>>594 「いいえ、起きてます」でやられたww
くっそぉ・・・かわいいなハンガリーさん
朝っぱらからすいませんが、エストニア×ウクライナ投下します。
年下イケメンとか、ソ連時代ウクは絶対エストのこと食ってると思うんだ!(・∀・)
<注意>
★ソ連時代
★エストニアが中二くさい
NGはIDでお願いします。
603 :
エスウク 1:2009/05/04(月) 10:20:44 ID:erCDXlNV
二人きりだ。珍しい。いや、むしろ初めてだ。
クレムリン宮殿の一室、彼女と僕は横に机を並べて、ともにカタカタと書類をタイプしている。
もう日はとっぷりと暮れ、窓にはインクを流したかのような闇が広がっている。
しかし照明規制のせいで電気は点けられず、明かりは二人の机の間に置いてある大きなランタンだけだった。
そのため二人の体はおよそ半分ずつが暗い影になっていたが、
逆に灯りのあたる部分がひどく明るく、互いの体は非現実的な存在感を持っていた。
なんでこのような状況になっているのかというと、今日ウクライナさんに、
彼女の不得意なタイプライターを使う仕事がどっさり与えられたのだ。
それをタイピングの得意な僕が、手伝いましょうかと何の気なしに言った。
しかし予想外にリトアニアもラトビアも自分の仕事を早く終えて帰ってしまい、
部屋には僕と彼女だけが残った。
そして、彼女と二人というこの状況のせいで、僕は得意なはずのタイピングでうまく指が動かず、
こんな時間になった。
ただ、それだけのこと。
カタカタカタカタ。暗い部屋にはその無機質な音が響いてたが、
どうやら僕の心臓は同じくらいの早さで鳴っているようだ。
しかし顔は平静を装ったいつも通りの表情。
感情を隠すのは慣れている。優等生とはそういうものだ。
悟られてはいけない。絶対にいけない。
僕が彼女に抱いている気持なんて。
悟られてはいけない。絶対にいけない。
今、僕が彼女を使ってどんな淫らな妄想をしてるかなんて。
「エストニア君」
びくぅっ!
本当に自分の心臓の音が聞こえてしまうのではないかと思った。
まさに脳内で、彼女にアレを挿入してた瞬間だったから。
「お仕事、終わんないねー・・・。ごめんね、手伝ってもらっちゃって」
彼女はそんな僕の動揺に気付かずにいるようだ。
ばくばくと鳴る心臓を鎮めながら、いえ、と短く答える。
貴女のためなら、何でもしますよ。
―――そんなこと、言えるわけないけど。
604 :
エスウク 2:2009/05/04(月) 10:21:37 ID:erCDXlNV
「疲れたよね・・・。少し、休憩しようか」
そう言って彼女は椅子を動かし、僕の方に体を向けた。
僕もそれに倣って彼女の方に椅子ごと体を向ける。
正対することで、ぼんやりとした灯でも彼女の柔らかな微笑みがはっきりと見えた。
ああ、ウクライナさん。
貴女は、僕の救いです。
薄暗く、赤い色ばかりが赤いこの世界で、貴女の存在だけが唯一の光でした。
人々の魂さえも凍てついている寒々しいこの世界で、貴女の微笑みだけが太陽のようでした。
どうか、あなただけは汚れないで。
どうか、あなただけは、いつもそのまま。
ほほえんでいて、下さい。
「・・・君、エストニア君」
ああ、あなたを使って毎晩淫らな妄想をしている自分を許して下さい。
その美しい顔に、嬌声を喘がせているのを許して下さい。
その清らかな体に、僕の欲望をぶちまけていることを許して下さい。
「・・・君、エストニア君ったら・・・」
ああ、あなたは、今までの宗主国たちとは寝たんですか?
モンゴルとは?ポーランドとは?
・・・もしかして、ロシアさんとも寝たんですか?
こんな下品な邪推をしてしまう僕を許して下さい。
でも、考えずにはいられないんです。
貴女の、その魅力的な体を、男たちは放っておかないと思うから。
ああ、でも、あり得ないと思うけど、もし貴女が純潔だったら。
本当はそうであってほしいと、思ってるんですが・・・。
いったいどうなんで
「エ ス ト ニ ア 君 っ た ら !!」
大きな声でようやく自分が長く自分の世界にいたことがわかった。
彼女は心配そうに眉をひそめ、僕の顔を伺い見る。
「大丈夫?ずいぶん長いことぼーっとしてたよ。
やっぱり疲れてるんじゃない?いいよ、後は私だけでも出来ると思うし」
「い、いえ、大丈夫ですから」
そんな。この時間を、終わらせてなるもんですか。
「そう?でも、今のエストニア君面白かった。
いつも冷静だから、そういう顔もするんだってなんか安心した」
そう言って彼女はくすりと笑った。
・・・いや、自分、よくラトビアァとか叫んでるような気がしますが・・・。
僕のそういう部分はこの人には見えてないのだろうか?
けっこうイメージで世界を捉えてる傾向があるからな、この人。
マイワールドを持ってると言うか。
・・・それとも僕の方が、彼女の前では無意識に冷静をつとめようとしてるのか?
605 :
エスウク 3:2009/05/04(月) 10:24:22 ID:erCDXlNV
「ね」
彼女の笑みがいたずらっぽいものに変わった。小首をかしげ上目づかいになる。
「・・・何です?」
「眼鏡、取ってみて」
彼女の唐突なお願いに、僕は少し動揺した。
「だめですよ」
「えー、なんで?エストニア君の眼鏡とったとこ、見たいなー」
「何でですか。全然話が繋がってないですよ」
「繋がってるよー。眼鏡外した方が、もっとよく見えると思うの」
「何がです」
一拍間が空いた。彼女が薄く笑んだ。
「・・・エストニア君が、いま、どんな顔してるのか」
ぞくり。
その言い方はいつになく魅惑的に聞こえ、その瞳はいつになく娼婦的に見え、
僕の心臓は再び早鐘を打ち始めた。
「ね、取ってみていい?」
なぜか逆らえず、こくりと頷いてしまった。
彼女が近づき、僕の顔からゆっくりと両手で眼鏡を外す。
彼女の指が顔に触れ、そこから蒸発するかと思った。
僕の眼鏡を外し終えた彼女。わあと明るい声を出す。
「エストニア君って、やっぱり、綺麗なお顔してるよね」
「・・・それはどうも」
自覚はあるので否定しないでおく。
「伊達なんでしょう?なんで付けてるの?」
「ああ、これはですね」
自分なりの理由がある。
「レンズ一枚隔てることによって、世界を客観化できるんです。
視界を矯正するというか。自分を理性的でいさせるためのツールですね」
「へえ、そうなんだー。視界を矯正・・・そんなものかなあ」
「まあ、おまじないみたいなもんです」
―――そう、だから。
眼鏡を返して下さい。
それを外した今、貴女に対して理性的でいられるかどうかわかりませんから。
彼女が僕に眼鏡を手渡そうとした、その時。
世界が闇に転じた。
一瞬戸惑ったが、ランタンの灯りが消えたのだと理解した。
古いものを寄こしたのか。あの守衛め。
「きゃあ?!」
一拍遅れ叫ぶ彼女。ガタ!と椅子を揺らす。
「大丈夫です。今新しいのに取り替えに行きますから」
我ながらやけに冷静だった。椅子から身を離しランタンの方に向かおうとした。
その時。
むに。
と、ありえない角度からありえない感触が足に伝わった。
606 :
エスウク 4:2009/05/04(月) 10:26:30 ID:erCDXlNV
「!?」
ブラックアウトした時なんかよりずっと驚いて、その感触がした方を見る。
そこには床に這いつくばり僕の足にしがみついてる彼女がいた。
不思議な感触は、僕の足に押しつけられていた彼女の胸だった。
「ご・・・ごめんね・・・ちょっとびっくりして・・・」
ちょっとどころじゃないでしょう・・・。
いったいどう慌てたらこの短時間でそんな体勢になるんですか。
「いえ・・・。じゃ、燃料を取りにいきますから、離して」
口調は冷静だが、心臓はばくばく言っている。きっと顔に出てる。暗闇でよかった。
足に押しつけられている彼女の胸の感触は自分の妄想以上に柔らかく、更に僕の感情を高ぶらせる。
「・・・」
彼女が反応しない。
「・・・ウクライナさん?」
呼びかけると彼女は絞り出すような声を出した。
「ごめん・・・もう少し、こうさせて・・・」
「!?」
僕のほうなら大歓迎ですのでどうぞお気の済むまでと答えれば良かったのかもしれないが、
彼女の腕から震えが伝わり不埒な思考は消しとんだ。
彼女はさらに強く僕の足を自分の胸に押し付け(うわっ)頭をもたれた。
「怖いの・・・暗闇が、怖いの。いろいろ、思いだして」
・・・いろいろって、なんですか。ウクライナさん。
・・・暗闇で何をされたんですか。
こういう下品な想像しかできない自分をお許し下さいね・・・。
僕は頭の中で苦笑した。
いや、いつもこうなわけじゃないんですよ。今日が異常。普段はむしろ淡泊なほうなんです。
こんな禁欲生活だというのに女遊びもそうそうしませんし。
自分の中でなんでも処理するのが得意なんでしょうかね。性欲もね。
だからこそ貴女に惹かれたのかもしれませんね。
絶対に手に入れられない存在だから(・・・怖い弟さんのせいでね)。
自分の中で聖母だと祭りあげて。そして、それを穢す背徳を脳内で楽しんでる。
僕はゆっくりと膝を折り、腰を落とした。
そして(すごく勇気がいったが)赤子にするように彼女の背中をさすった。
もしかして自分から触るのは初めてじゃないか?
彼女は顔をあげ、僕の方を見た。
暗闇に目が慣れ、このくらいの距離ならお互いの顔が見てとれた。
目が潤んでいるようで、闇の中で瞳が光っている。
その瞳は逸らされず僕を見つめ、唇は物欲しそうに軽く開かれていた。
・・・もしかして、誘ってる?
いやいやまさかそんな。
それは僕がいつも彼女を変な眼で見ているから。
あの彼女が。聖母が。そんなこと。
「ね」
彼女が小さく呟いた。
「エストニア君、今は、理性的じゃないんだよね?」
ふつっ。
僕の中で何かが切れた。
607 :
エスウク 5:2009/05/04(月) 10:27:34 ID:erCDXlNV
やっぱり眼鏡無いと駄目ですね。
彼女を脱がせながらそんなことを思った。
いや、あるから駄目なのかな。取ったらこうも簡単に切れてしまうような体になってしまった。
道具の弊害ってやつかな。
はあはあと息は荒く体は熱いのに頭がやけに静かで、こんな状況なのに冷静に自己分析をしていた。
見た目は冷静だったのに心臓ばくばくだったさっきとは逆かな。
人間って切れるとこんなもんか。
「んふ・・・」
まだ上も取り去りきってないが、我慢できずに彼女の唇に口付けた。
歯列をなぞり舌を絡める。あまりに僕が欲張って長くしたので、彼女が「はぁっ、はぁっ」と息を荒くする。
ようやく離すと、二人の間を唾液の糸が引いた。
彼女の口の周りについたぬめりとした液がほんとうにいやらしい。
再び服を脱がす作業に移る。ブラウスのボタンを外し終えると、その闇の中でも白い体が外気に晒される。
背後にホックがあるので難しかったが、ブラジャーを若干乱暴に奪い去った。
地味なブラジャーだ。ま、今綺麗なブラジャーなんて手に入りづらいもんな。
すると、そこには自分の妄想の中のものよりもずっと美しい彼女の乳房が、確かな存在感を持ってそこにあった。
感動を覚えつつもゆっくりとそれに向かって手を伸ばす。
掌で揉み指で乳首をいじると「ひゃん」と可愛らしい声をあげた。
彼女の首筋に軽く噛みつきながら胸を揉みしだく。指がほとんど胸に埋まった。
彼女は動きに合わせて「ああぅっ、んっ!」と体を震わせる。
・・・胸、弱いんですね。こんなに大きいのに意外だなあ。
・・・ま、僕の妄想の中でも貴女は胸をいじるとすぐ啼きましたが。
動きを変えるごとに形を変形させ、深く指に食い込む豊かな乳房は、いくら揉んでも飽きなかった。
しかし彼女があまりに啼くので、どのくらい濡れてるのか確かめたくなり、下も脱がせようとする。
するとなされるがままだった彼女が上体を起こし、僕の上着のボタンに手をかけ始めた。
「エストニア君も、脱ぐでしょ?」
「まあ、脱ぎますが」
僕の上を淡々と脱がしていく彼女。
それは彼女が裸じゃなくてぼくが青年でなかったらまるで子供のお着換えを手伝うお母さんのようだった。
手慣れた様子で僕の上を外し終えると、彼女はズボンに手を伸ばした。
「いえ、そこは」
「何言ってるの、今さらだよ」
そう言って彼女は僕のズボンのチャックに手をかけると、僕のものが固くなってるのに気付いたようだった。
「たってるね」
花がきれいだねと言うのと同じような調子で言った。
「・・・まあ、そりゃ」
「して、あげようか」
「えっ」
608 :
エスウク 6:2009/05/04(月) 10:28:31 ID:erCDXlNV
答えを待たず、彼女はかちゃかちゃとチャックを降ろし手慣れた仕種で僕のそれを取り出した。
指で軽くなぞりしごかれる。
「んんっ・・・」
僕はこらえきれず呻いた。ヤベ、巧い。
彼女は僕の表情を上目づかいで確認すると、それを持ち直しためらいなく口に含んだ。
ずるずる。ずるずる。
白い肌と桜色の唇の中にグロテスクな肉がゆっくり引きずりこまれる。
脳内で何度も繰り広げられた光景のはずなのに、僕はなぜか途方に暮れた気持になった。
なんだ?これ。
なんなんだ?
聖母が、僕のアレを咥えてる。
これは、いったいどういったことなんだ?
けっこう深くまで咥えこむと、彼女は咥内でペニスを舐め回した。
筋を舐め亀頭をくすぐる。前後に動かし、じゅぷじゅぷといやらしい音が立ち始めた。
ちろちろと這いまわる巧みな舌の動き、ぬるりとした生暖かい粘膜の感触に感覚が支配される。
「ふ・・・!」
僕は堪え切れず呻いた。彼女はそんな僕を見て、咥えながら満足そうに微笑んだ。
その顔は娼婦のようでも母親のようでもあり、ぞくりと腰が震えた。
あ。
「ちょ、ちょっと」
出る。
僕は慌てて彼女から自身を引き抜こうとしたが、堪え切れず彼女の頬にぶちまけてしまった。
呆ける彼女。僕は恥ずかしさのあまり目を合わせられない。
「別に口に出してくれても良かったのに」
そう言って彼女は頬を拭った。すいません、と謝る僕。
「謝ることじゃないよ」
と言って彼女は微笑んだ。その笑顔は、普段見る笑顔と変わらなかった。
なぜかそれが、たまらなく悲しくなった。なぜだろう。後で考えてみるか。
不器用に彼女の下を脱がす。下着は適度に湿っていた。
試しに一本指を入れてみると、スムーズに入った。中で動かすと「んんんっ!」と彼女は少し大きい声を出した。
「あんまり声出すと、人来ちゃいますよ?」
なんだかさっきから彼女のペースなので、言葉責めってのをやってみようとする。
「あ、だいじょうぶだよ、この時間、もうこの階自体外から入れなくなってるし」
華麗にスルーされた。
仕方ないので性感帯を探すことに専念した。指を増やして内部を探る。
「んんんっ!あはぁ・・・」
彼女の中は恐ろしく開発されていて、そんなに巧くもない自分が適当に動かすだけで嬌声をあげた。
はっきりいって、淫乱だ。今まで抱いたどの女の子よりも。
商売女だって、こんなに啼いたっけか。
609 :
エスウク 7:2009/05/04(月) 10:29:44 ID:erCDXlNV
指を増やして動きを激しくする。ある箇所を刺激すると「ァァあん!」とひときわ大きな声を上げたので、
そこを重点的に攻めるようにした。
「あぁあ・・・そこ・・・い・い・・・!」
彼女が自分の首に腕を回し、腰を震わせて欲しがった。
瞳にうっすらと涙をにじませ悦楽の表情を浮かべている。
うわ、すっげーエロい顔。
正直、おっぱい見たときよりも勃った。
むくむくとたちあがる僕の股間。堪え切れなくて訊いてみた。
「もう挿れていいですか」
「ん・・・どうぞ。っていうかそういうこと、きくもんじゃないよ」
サーセン。
正直ちょっと萎えたが、訊いた手前僕は腰を落とし彼女に挿入した。
僕の赤黒い肉棒が、彼女の白い体に入り見えなくなっていく。
「んあああ!あ・・・ああああ!」
彼女があられもなく啼く。背中に回された腕が爪を立てていた。
もっと深く腰を落とす。子宮の壁に当たった瞬間、彼女が
「ぁぁあぁあああああアアア!」
とひときわ大きく叫んだ。
彼女の内壁はちょうど良い狭さで、動くたびに引っ張られるような錯覚に陥った。
ぎちぎち、ぐちゅぐちゅ。彼女の蜜と先走りの汁が合わさり卑猥な音が響く。
「んふ・・・いいよ、エストニア君、上手ぅ・・・!」
褒められて嬉しいやら悲しいやらだったが、返事をする余裕は無くなっていった。
どんどんピストン運動を速める。彼女もこっちのリズムに合わせて腰を振っていた。
締め付けられる。持って行かれる。
「くは・・・あ・・・あああああ」
「ふぅ・・・は・・・ウクライナさん・・・!」
快楽が増していき、いつ達するかもわからない状態なのに、なぜか心の片隅に理性が残り、
それが悲しみの声を上げていた。
聖母だったのに。
救いだったのに。
――――犯してしまった。
「あはぁ・・・もっとぉ・・・!も、すこし・・・で・・・!」
彼女は僕の葛藤など知る由も無く、悦楽に酔い浸り淫猥な笑顔を浮かべていた。
その顔は普段の清楚さなどかけらもなく、完全なる雌の表情だった。
610 :
エスウク 8:2009/05/04(月) 10:31:52 ID:erCDXlNV
(ごめんなさい)
「ふぅう・・・っ!」
(今まで、夢見てて)
「ひあ・・・あ、ああああ!」
(あなたは――――ただの)
ただの、あなたでした。
「はああああああああっ!!!!」
射精した瞬間、お互い果てた。
「エストニア君、どうしたの」
裸のまま膝を折りうつむいている僕を心配し、彼女が呼びかけた。
彼女のほうはどこから見つけたのか毛布にくるまり、情事の後で火照った体を包んでいた。
「いえ、何でも」
―――聖母を犯してしまった。
―――聖母はいなくなった。
―――いや、聖母は、初めからいなかったんだ。
しばらく俯いていたが、彼女が擦り寄ってきた。
「ね・・・まだ元気ある?もう一回しようよ」
「・・・いいですよ」
この人ホント好きなんだなあ・・・と思ったが、それは言わなかった。
「すいません、眼鏡取ってくれますか」
「うん、はいどうぞ」
眼鏡をかける。彼女が再びレンズ越しの世界に収まった。
しかし、もう二度と彼女を前と同じように見ることはないだろうと思った。
終わり。色々すみませんでした。
GJGJ!!
エロい姉ちゃん最高です
ヘタリア一イケメンのエストニアを姉ちゃん喰ってない訳無いなw
このエストニア大好きだw
本編で出番の少ない彼だけどなんか凄くそれっぽくて好きすぎる(2度目)。
エロさも十分ながら何か身につまされる感じとかとにかくもうGJ!!
ウク姉眼鏡捕食シリーズキタ!
GJGJです!
すっげエストニアらしくてよかったー
じゃ取り敢えずスーさん捕食編考えたらまた落すわ。
GJ!前半のエストニアの描写が年相応でよかった。
ウクをおかずにしてたんかい…!
>>613 スーさん捕食編も楽しみにしてる。
年上でもお構いなくいただいちゃうのか、それとも返り討ちにあうのかワクテカだ!
GJ!
前半笑えて後半切なくてエロくて良かったよー!!
GJ!
メガネシリーズ良かった!
前半のエストニアの妄想族具合に吹いたw
後半の夢が壊れちゃったみたいなのも切ないな……
Gj!
ウク姉捕食シリーズ見ていたら、思いついてしまったので、急遽書き上げてみた。
日本VSウクライナのバカエロ。
完全にギャグのじーちゃん暴走物。
>>384の日本続編にあたります。微妙に女王様リヒのネタも入ってます。
「日本さん、少し援助していただけませんか?」
誰ですか。一時期、問題になった学生の売春のような台詞をはくのは。
日向で転寝していた私に、誰かが声をかけてきました。
太陽の気持ちよさに布団を干して、そのまま眠りに落ちてしまったみたいです。
ふかふかの布団が気持ちよくて、少しだけ顔をあげます。
しかし、布団の誘惑に負け、再びふわふわの布団に顔を沈め。
バイーン
……布団に似つかわない擬音。
そして太陽の香りではなく、少し甘い香り。
「え?」
慌てて顔を上げると、白金の短い髪を持つ女性の顔がありました。
「おきましたか。おはようございます」
声とともに、布団が上下し……いえ、布団なんかではありませんでした。
彼女のふくよかな胸。彼女=胸ともいえるほど主張しているものです。
本当に不思議ですが、彼女に抱っこされていました。
「わわわっ、す、すみません!!」
すぐさま、彼女から離れ、乱れた着物を直し、正座して、改めて彼女の方を向きました。
ほんわかとした笑顔が美しい女性。ロシアさんの姉君であるウクライナさんです。
「もう少し寝ていても良かったんだけど。そうすれば既成事実を……っと。何でもないの」
残念そうに呟いた言葉を聞き逃しはしませんでした。
こう見えても、彼女の腹黒さはロシアさんに引けをとりません。
この笑顔にやられてしまう方は多いですが、私には効きませんよ。
私も負けずと、笑顔を浮かべます。特技の一つである営業用の微笑を。
「失礼いたしました。で、ご用件の方は?」
「えーっと、さっき言った通り、ちょっと援助して欲しいなって」
はぁ、この方も私の財布目当てですか。
最近、私によってくる方々は、大抵私の財布を狙っていらっしゃるんですよね。
で、借りるという名の摂取。ええ、カモにされているのはわかっています。
「それで……援助した場合の、私への見返りはいかほどですか?」
にっこりと微笑んで問う。ええ、我ながら性格は悪いとは思っています。
でも、これくらいの事やらないと、やっていけないんですよ。
予想した通り、彼女は少しだけ困った顔をし、その顔を私に近づけてきて、唇が……
「……ふぅ……ん」
あー、彼女はいわゆる『魅惑のおねーさま』系ですかね。
こういう方が、若い子の筆下ろしを好んでして差し上げるというパターンが多いでしょう。
それならば、イタリアさんでも襲って差し上げれば、きっと喜んで泣いてくれる事でしょうに。
わざわざ、こんなじじぃ襲わなくてもよいと思うんですけれど。
口の中を蹂躙していく舌の感触を楽しみつつも、冷静に現状を判断する。
彼女の舌が私の歯茎をなぞり、ねっとりと舐めあげる。
一度、呼吸をするために、口が離れ、私の唇を舌先で軽く舐めると、再び重ね合わせる。
必死に唇を求める姿は、淫乱でとても可愛らしいですけれど、こういう時目をつぶるのは礼儀の一つでしようね。
私は目をつぶり、彼女の口淫を素直に受け入れる。
どれくらいたったでしょうか。
熱い唇が離れる感触に、閉じていた瞼を開ける。
唇と唇をつなぐ銀色の糸がいやらしくてかっていました。
ココで、『君を逮捕する』ってのがお約束……なわけないでしょうね。
さすがにこれは我ながら親父臭いと思います。
赤く染まった頬。潤んだ瞳。濡れた唇が開き、
「……私、日本さんにあげられるような資源も何もないから、身体でどうかな?」
前にもそのような事があった気がします。
ああ、そういえば妹君もそういって私に……
でも、この様子では処女でなさそうですし、貧乳でもない。ましては二次元でもない。
萌える要素は少ないですが、仕方がありませんね。
「貴女がイく前に、私を一発でもイかせたら考えますよ」
「そんな事言っていいのかな?」
自信に満ちた表情。よほど、腕に自信があるのでしょう。
「ええ。でも、亀の甲より年の功。そう簡単にはいきませんからね」
私もにっこりと微笑んで、宣戦布告です。
さあ、戦闘開始です。
「ね、日本さん、この胸触ってみたいと思わない?」
「いえ、特には」
まずは軽い攻撃。腕で胸を強調し、上目遣いで迫ってくる彼女をさらりと受け流します。
童顔ですから、きっと大きな胸に憧れでも抱いているとでも思われたのでしょう。
あまりにもあっさりと流されたせいか、頬を膨らませる姿は少し幼くも見えます。
「そんな遠慮しなくていいのよ。ほら」
手を大きな膨らみへと押し付けられました。
ほほう、確かに中々の弾力、そして張り。
この柔らかさは何かを思い出され……ああ、そうです。マシュマロですね。
遭難した時に食べた焼きマシュマロは中々美味でした。
さっくりとしたマシュマロの表面をかじれば、とろりとした中身が出てきて。
今度挑戦しようと思い、マシュマロを買ってきたのはよかったのですが、家にビスケットが無かった時の絶望感は……
仕方ないので、家にあった薄焼き塩せんべいではさんでみたら……意外にいけるんですよ。
あのほんのりとした塩味と、マシュマロの甘さが絶妙にあっていて……
「ふふふっ、そうは言っていても、やっぱり気持ちよいみたいね」
マシュマロの美味しさに顔が緩んでいたのを、彼女は胸の感触にやられたと勘違いなさったようです。
まあ、いいんですけれど。
「直接触りたくない?」
サスペンダーをずらし、ブラウスのボタンをはずすと、白い肌が露になりました。
意外にもシンプルなブラジャーに少し驚きました。この雰囲気だと黒あたりが似合うと思っていましたが。
……そういえば、巨乳は可愛いブラジャーに縁がないと聞いたことがあります。
肩紐も丈夫で太いものになりますし、カップもまるで鎧のようなものしかないらしいです。
やはり、巨乳よりは貧乳の方がよさそうですね。
貧乳ならば、たとえブラジャーがなくても生きていけます!!
そんな事考えている間にも、ブラジャーがはずされ、豊かな胸が現れました。
ぽよんとした胸は生き物のように、呼吸するたびに上下左右に揺れています。
「ほら、触っていもいいよ」
彼女の言葉に、私の腕は意思を失いました。
白い二つの山に手を伸ばし、柔らかな感触を楽しみます。
「……んぁ……や、優しくね」
ああああああああ……触れば触るほど……
先生、マシュマロ食べたいです。
一度考え出すと、とまりそうに無いです。
ココアに浮かべてもよし、マシュマロでムースケーキを作ってよし。
マシュマロを使ったわらびもちも中々美味しいんですよね。
今度、皆さんがいらっしゃる時に作ってもいいかもしれません。
よし、今度フランスさんから買い付けるとしましょう。
いえ、いっそのこと手作りでもよいかもしれません。
抹茶いれて、抹茶のマシュマロもいいです。イチゴ味もおいしそうですね。
中に餡もいたら面白そうですし、季節は過ぎてしまいましたが、桜マシュマロも捨てがたいです。
「……あの、日本さん、全然集中してないでしょ」
「あ、ばれましたか?」
ダメですね。食べ物のことに集中しすぎて、女性に恥をかかせそうになってしまいました。
とはいっても、あまり興味が持てないのも事実。
このままでは二人もしらけたままで終わってしまいそうです。
ふーむ、こういう時は……
「あ、そうです。ちょっとよろしいですか」
ぶら下がっているサスペンダーを手にし、肩にかける。
しっかりと乳首が隠れるようにセットすれば完璧です。
やはり、丸見えよりはチラリズムが魅力的です。
これで軍帽とかかぶっていれば最高なんですけれど。
よし、ちょっと萌えてきましたよ。
隠されて喜ぶ私の表情に、戸惑いの色を隠せない彼女。
そりゃそうでしょう。慎みとか恥じらいとか、チラリズムの文化を理解するのは難しいでしょうね。
「それじゃ、続きどうぞ。あ、しばらくはその格好続けててください」
「え、あ、そうね」
戸惑いながらも、私の前にしゃがみこむと、下半身にちょっかいを出そうと着物をめくり上げ、
「んと……」
下半身を締め付ける褌を前に、首を傾げています。
布がまきついているだけなのですが、他の方には不可解な下着に見えるのでしょうね。
しばらく悪戦苦闘していましたが、大きく息を吸うと、褌の端を持ち……
え、ちょっとまさか待ってください!
「えいっ!!」
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああっ
「……日本さん、あの、日本さん?」
返事などできるわけありません。
情けないことですが、股間を押さえ、うめいている私を前に、彼女は心配そうに声をかけてきます。
さすがに『お代官様あ〜れぇ〜』を褌でやられるとは思いませんでした。
股間は赤くなり、しばらく息子は機能しそうにありません。
妹君のベラルーシさんも中々のキワモノでしたが、この姉も中々。
こうなったら、とっととイかせて、丁重にお帰りいただきましょう。
「失礼します! すみません!」
勢いにまかせ、彼女を押し倒しました。
豊かな胸がボールのように弾み、形が歪んでから元に戻ります。
頂点のイチゴを口に含めば、彼女は気持ちよさそうに頬を赤らめました。
「あはっ、やっとやる気になったのね」
彼女も負けずと息子に手を伸ばします。
手つきは……かなり上手です。女性になれていない方ならばすぐに暴発してしまうことでしょう。
だけれども、じじぃを甘く見てはいけません。
これくらいの刺激、蚊に刺されたようなものです。
……それに、二次元の方が萌えますしね。
お互いの攻撃は続きます。上下逆になり、お互いの急所を攻め続けていました。
「ふぁ…あぅ〜日本さん」
甘い声を出しながらも、息子への愛撫はやめようとしません。いえ、むしろ激しくなっています。
口でくわえ、吸ってみたり、唇で軽く噛んでみたり。
しかし、息子の方はぴくりとも反応しませんでした。
そりゃそうでしょう。先ほどのダメージはまだ回復していないのですから。
この状態では中に入れることもできませんから、彼女をイかすのは難しいのかもしれません。
先ほどから、私も下半身の泉をいじってみるものの、大きな変化はありません。
溢れ出す蜜は増えてきているのはわかりますから、ちゃんと感じているのは確かです。
このままでは、私の体力がなくなるのが先でしょうかね。お腹もすいてきましたし。
少々疲れてきた私の目に、ちゃぶ台の上にあったあるものが目にはいりました。
――メイプルシロップ――
そういえば、カナダさんからいただいたのを、そのまま置きっぱなしにしていた記憶があります。
ホットケーキでも焼けばよかったのですが、何となくそのままにしてしまったのですが。
お腹もすいたことですし、折角だから使わせていただきましょう。
シロップに手を伸ばし、柔らかなホットケーキ……いえ、ホットケーキのように甘いウクライナさんの身体の上にかけてみました。
「ひゃっ、つめたぁ……」
つんと天を仰ぐ胸の上にとろりとかければ、柔らかな曲線を描き、腰へとたれていく。
甘い香りが部屋の中に漂います。
畳の上であったという事を少し後悔もしましたが、後でしっかりとふけば大丈夫でしょう。
かまわずに、彼女をデコレーションしていきました。
なめらかな肩、くびれた腰、茂みに隠された神秘の泉。
ねっとりとした液体が、肌を滑り落ちていく姿が妙に淫らで。
「や…こんなのぉ……冷たいよぉ」
「じゃ、温めて差し上げましょうか」
甘いシロップがついた小粒のイチゴを、舌で丁寧に拭う。ええ、甘くて美味しいです。
大きな胸を擦り合わせれば、淫猥な音を立てる。
本来ならば、この胸の間に息子を入れれば、気持ちよく出せるのでしょうけれども。
今回は私がイくのが目的ではなく、彼女をイかせるのが目的です。
つまりのところ、『ご奉仕するにゃん♪』
……すみません。忘れてください。
私としたことが、こんな古いネタを出してしまうだなんて。
今の流行は『お嬢様の為ならば、命も惜しくありません』という所ですかね。
修羅場を越えたばかりでしたから、頭の中が変な方向にいってるみたいです。
「あはっ、やっとおっきしたね」
いつの間にか、目を輝かした彼女が私の息子を握り締めていました。
彼女の言うとおり、息子は少し元気になってきたみたいです。
「これならば……入れられるね」
座っている私の膝の上にまたがり、そり立った息子を手で支えながら、ゆっくりと飲み込んでいく。
あああ、秘肉を掻き分け、息子が暖かい中に引き込まれていく感触は素晴らしいです。
まるで温泉にでもつかっているような感触で、息子が更に生き生きとしてくるのがわかりました。
そして、息子の根元を締め付けるような動きをする彼女の泉。
さすが手馴れているだけあって、快楽を与える方法は心得ているみたいですね。
このままでは、私の精とともに、財布の中身まで搾り取られてしまいます。
何とかしなければ。
彼女を抱きしめる。私の身体にメイプルシロップがついてしまいますが、もうそんな事いってられません。
首筋に舌を這わせ、耳たぶを軽く噛む。
「くぅ…ん」
甘い声が一段と強くなったのを見逃しませんでした。
首筋と耳たぶが弱いみたいですね。そこを集中的に攻めれば。
上下運動できぬよう身体を抱きしめる。奥深くに息子が入ってしまうのはしょうがないことです。
「やぁ…ず、ずるいよぉ」
「ずるくなんてありませんよ。ねぇ」
耳に息を吹き込むと、ぴくっと身体が反応する。
「ねぇ、動いてよぉ…んぁ、ふぁ…動いてぇ」
涙目でお願いしてくる彼女。
よし、もう余裕がなくなってきましたね。もう少しです。
下半身に力を入れ、息子を意識して立たせると、彼女の奥深くに押し込め
「ずるいずるいずる……やぁ……んっ!!」
声が高らかになり、背中に回っていた手の力が強くなって……
「……イったみたいですね」
力なく倒れこむ彼女から息子を引き抜きました。
さーて、まだ生き生きとしている息子の処理はどうしましょうか。
少しだけ途方にくれていると、再び、息子がなにやら暖かい感触に包まれました。
いつの間にか復活していた彼女の手の感触です。
「私の負けね。しょうがないから、援助は諦める。でも」
挑発的な瞳で私を見つめると、息子を豊かな胸に閉じ込める。
「折角だから、最後までお世話させてね」
胸が形を買え、息子を攻め立てる。
メイプルシロップの粘り気と甘い香りと息子が立てる淫猥な臭いが交じり合い、得も知れぬ臭いとなっていました。
すでに高められた快楽は、その刺激に耐えることなどできずに……
「くっ!」
あっさりと精を放ってしまいました。
白濁した液は、彼女の顔や胸を汚していき、淫乱な女神を作り出してしまいました。
「日本さんの精液ってこんな味なんだ。ふふっ」
胸に垂れた精液、胸のピンクの突起、そしてメイプルシロップの輝き。
彼女の声を頭の片隅に聞きながら、私は少々違うことを考えていました。
――イチゴの白和えってのもおいしそうですね。
砂糖の変わりにメイプルシロップを使って。少し塩もいれてもいいかもしれません……
ええ、私は日本です。
食にはかなりの拘りをもっているのは、一種の誇りです。
だから、ロマンがないとか、もうすでに枯れているとか言わないでください。
畳みに横になる。暖かな太陽が気持ちよいです。
まだ身体がべたべたしますけれど、気にしてはいけません。
彼女がでてきてから、私もお風呂に入るとしましょう。
裸のまま、畳みに寝転び、軽い疲れに目をつぶり……
「はっ、アメリカさん!」
嫌な予感に、がばっと起き上がりましたが、幸い、垣根を壊してくる人物の姿はありませんでした。
さすがに今日はきませんよね。確か、イタリア君の家に何かをお願いしに行くとかいっていましたし。
もう一度横になり……おや、水音が止まりましたか。ウクライナさんが出たようです。
「タオルはそこにあるものを使ってください……って!!」
私は目を疑いましたよ。
あのウクライナさんの格好がすごいことになっていたのですから。
いつものサスペンダー付のズボンはわかります。でも、なぜ、上半身は裸なのでしょうか。
豊かな胸の頂点を隠すようにサスペンダーがしてあって、歩くたびに外れそうになっています。
そして不思議な事に、頭には軍帽、そして手には鞭。
軍帽はわかります。倉庫にあった奴でしょう。
でも、鞭がなぜそこにあったのか……
ああ、そういえば、この前、青ざめたドイツさんに『預かっておいてくれ』となにやらダンボールを渡された記憶があります。
深くは聞きませんでしたが……もしかして、その中にあったものでしょうか。
「ちょっ、う、ウクライナさん、その格好は!!」
返ってきたのは満面の笑みでした。温和のはずなのに、どこかどす黒い微笑み。
「え、日本さんって、こういう格好が好きなんでしょ。折角だから、もう少し楽しみましょ」
「ええ、好きですが、それはコスプレとして好きなだけであって、プレイとして好きなわけでは」
後退すれば、彼女はじりじりと近寄ってくる。
いっそのこと、このまま逃げてしまいましょうか。
ええ、そうしましょう。
私は彼女に背を向けて、庭に向かい駆け出し……
「にっほーーーん、車会社買ってくれないかぁぁぁぁ」
……だから、なんでこういうタイミングで出てくるんですか。アメリカさん。
前門の裸サスペンダー女王様、後門のAKY。
「あら、アメリカさん。こんにちわ。久しぶりに一緒にやりますか?」
「い、いや、結構だぁぁっ」
おや、珍しい。あのアメリカさんが顔色変え、涙目で一目散に逃げ出していくだなんて。
って、そんな事に関心してないで、早く逃げないと。
「……さ、もう一度楽しみましょうね」
悪魔の腕が私の手をしっかりとつかみ、黒い微笑が。
「イーーーやーーーーでーーーすーーーっ!!」
部屋の奥にずるずると引きずられ、抵抗もできず……
……ああ、おっぱい、怖いです――
以上。
日本らしく、とにかく食べ物にこだわってみました。
ちなみにイチゴの白和えは実際にあるみたいです。
GJ!
エロいんだが、なぜか少年ジャ○プとかのバトル漫画読んでる気分になったぜw
ちょいと待って!
もしかしてメイプルパイズリは議論板の雑談のとこのネタ?
だったら昇華してくれたんだ!ありがとう!嬉しいよ!
爺ちゃん褌お代官様は新しいな。
ウク姉はどこまで行くんだろうか。
たのしみだ〜
色気より食い気
最後のコスプレは…アレですねわかります
GJ!
ウク姉すっかり淫乱キャラが根付いちまったなw
ところで爺ちゃんに一つ物申したい・・・
・・・ひんぬーでもブラしてねぇと垂れるんだぜ!
GJ!
さすが日本だぜ!半分以上は食い物のことしか考えてねぇ!
だれかウクライナさんを逆に攻め立てて負かすような強者はいないのか!
モンゴルさんはどうだろう。
モンゴルさんが男だった場合ルーシ姉妹は確実にえじきにされたと思う。
…モンゴルさんが女の子だった場合、ロシアの女の子トラウマがひどすぎるwww
巨乳姉とヤンデレ妹に挟まれモンゴルさんに逆レイプされ…なんかエロゲの主人公のようだ。
前に出て来た落書きでは男だったよな、モンゴルさん
スラブ姉妹に馬乗りでレイプしてたかもしれん
あと捕食されてない眼鏡はカナダとタイくらいか?
このスレのウクには是非ヘタ全眼鏡を完食して頂きたいw
今回未だかつてないほどのハイペースでスレを消費したな
容量残り18KBしかない。今482KB。
次スレどうする?
あと一、二本投下来たらいっぱいになる
ウクはヘタリア界一淫乱だろJK
いいぞもっとやってくれ
一旦新スレ立てておいて長編なら新スレ、
短編なら埋めがてらこっちにする?
といいつつ自分は今携帯からなんで無理なんだ…スマソ。
テンプレはこのままで問題無いと思うんだが、
したらばの保管庫の議論がなかなか進まないのが気になるんだが…
向こうだと人いないなら、
新スレ立てた後埋めがてらこっちで話さないか?
ウクに限らずみんな淫乱でいいジャマイカ
イギリス乙
よーし、お兄さんがP2の練習がてらに新スレ立てちゃうぞ〜
で、テンプレ、前スレのアド変更するだけで、後はそのままでいいんですよね。
無理だったら次よろしくです。
>>642 乙です!次スレも良作に巡り合えますように
644 :
1:2009/05/05(火) 21:07:44 ID:baHQhb+Z
乙です!
安定したのでSS投下ー。
タイ×ベトナムでエロはなし。薄暗い感じ。
捏造もいいところです。
苦手な方はIDをNGしてください。
―清純な心―
いつだって、彼女は、心から楽しそうに笑うことは無かった。
「・・・ベトナムちゃん」
「・・・・・・・」
「ねえ、ベトナムちゃん」
「・・・聞こえてるよ」
今にも海に沈みそうな夕日。太陽は何かを照らすものだと言われるが、今は違う。
逆光となってしまい、ベトナムの顔は黒く染まっている。
「で、何のようなの」
彼女は不機嫌そうに答える。
「いやね、貴方の上司に用事があってこの国に来ただけなんだけどね、うん、ほんとにそれだけなのよ? で、帰ろうと思ったら貴方がここに佇んでいて。なんか恨めしそうな顔してて、そのまま身投げでもされたら・・・と思っただけよ」
「・・・へえ? それがもしも本当なら、その眼鏡・・・度が合ってないんじゃない?作り替えたらどう? 」
「ふふふ、そうかもね」
曖昧に笑う。いつでもこの笑いで人はごまかされるのだ。義兄の中国や、突然知り合った欧米の奴らには「爽やか」で通っている。
日本はどうだかわからない。彼も自分と一緒だろう、人当たりの良い微笑をいつも浮かべているから。
韓国や台湾も。あれで鋭いところがある。恐らく気がついているのだろう。
あと一人。ずっと陰で見てきた彼女も。
645 :
2:2009/05/05(火) 21:08:31 ID:baHQhb+Z
「ま、どうせ嘘だろうね。何で来たの? 真剣に答えないと、暴力沙汰だよ。できればその気持ち悪い笑い方もやめて。苛々する」
やはりバレていた。油断がならない。
「相も変わらず鋭い子ね? まあ・・・貴方と違って今日は機嫌がいいから教えてあげるわ。」
無論、話し方を貴方なんかの為に変えたりはしないわよ、と付け足す。自分でもびっくりするほど、さっきと語気が違いすぎていた。
「真面目に答えても、さっきと答えは変わらないわ。偶然見かけたから少し立ち寄っただけ。」
「殴るよ」
「同じだって言ってるでしょう。それとも、もっと私と話したいの? 生憎、今日は都合が悪いからまた今度に」
「さっさと帰れ屑」
言い終わらないうちに切って捨てられた。
さて、自分もこれ以上彼女と話す義理はない。背を向けて帰ろうとした時、
「素直に『罪滅ぼしに来た』って言えば、少しは考えてあげるのに。まあ、考えるだけだけどね」
心臓を抉りとられたような衝撃が体を襲った。
ああ、懐かしい。この痛みは・・・久しぶりだ・・・長らく感じていなかったのに。
最初に来たのはいつだったろうか、彼女が欧州の・・・誰だったかに植民地にされた時。そして、自分が日本に味方した時。そして、アメリカ側についた時。
思えば、その間はほとんど毎日の様に痛みがあったのだ。
彼女に謝罪しようとしてから何年たったのだろう。悩んでいるうちに、貿易での関係は結びつき、言い出せなくなってしまった。
彼女を見かけると、今のように声をかけ、険悪な雰囲気だけ残る。きっとこの関係はかわらない。
けれど、その関係は少し心地良かったから。仲良くしていて、ある日突然他所の奴らの勝手で壊された時の怨みや悲しみを味わうことはないから。
女言葉にしたのも、男っぽいところのある彼女の気を荒立てるため。女装壁がついたのも、その発展上。
その癖、本気では争いたくない。このままで良い。
だから、今日も俺は曖昧に微笑んでこう言った。
「違うわ、私がそんなことすると思う? 」
するといつもどおり、こう返ってくるのだ。
「全然? 」
背を向けて歩き出す。微笑は決して崩さない。
思えば、自分も心から楽しそうに笑ってない気がする。
終
お粗末さまでした。
この二国は題名になっている国花の花言葉が共通な所がかわいいと思います。
モヤモヤ感漂う関係がいいです!GJ!
GJ!この2人はいろいろ膨らませられそうだな
エロありな次回作を待ってる!
乙です
まだレスできるかな
その方が良いかもね。
しかし途端に過疎るスレであった
とりあえず今のところ出てる候補って何?
Wikiは18禁アウトだよね?
いまんとこ
・wiki
アダルト駄目・・・だけど現状多くのエロパロ保管庫に利用されている
数人で管理できて収納も早くできる
・アトラス系
検索除けにひっかからない(?)
だが現在CGIを配布してるサイトさんが無い(らしい)
ごめんこれは使ったことないんでよくわかんない
・エロパロ板全体の管理人さんにお願いする
更新遅いが止まることは無い
あとは
・保管庫いらないのでは?議論が活発化してないのが関心もたれてない証拠
って意見。これに関しては自分は何とも言えん
もうwikiでいいじゃんよー
アトラスのはこれだろ
実物みてみりゃわかりやすいよ
スレ住民が投稿されたSS放り込んでるだけ
ttp://w3.abcoroti.com/~eparo/ このやり方だと、ここと同じ鯖レンタルして
同じタイプのCGI設置さえしてくれたらそれだけでいい
検索よけは.htaccsessで出来るっぽい
>>654 これで良いンじゃね?
誰でも出来るというのが良い。
見やすい、書きやすいところがいいな
一文字だけあとで直せたら誤字ったときに便利と思う
あと落ちにくいところw
それと絵が投稿できたらベストなんだが
これは無しでもしょうがないか
ちょっと修正したいところがあったりするから
複数人が編集可能なところだと助かります
誤字脱字、言い回しが変だったりするのを後で発見して
修正したい気分になることが多いんだorz
鯖借りれるのなら、おえかきBBS系は設置できるな
CGIやPHP、htaccessは知識がいるから
そこらへんの知識があって、鯖を借りて設置してくれる人待ちだな
自分はいつまでヘタ好きでいるか、自信ないから手出しはできないw
Wiki方式で他の人が更新してくれるの前提でかつ無料でエロOkなサーバーが見つかればやってもいいとは思ってるけど
(cgi、.htaccessについては素人に毛が生えた程度)
ウィルス対策とかがよく分かってないからな…
そこらへんについてアドバイスくれる人がいれば!
>>656の鯖は無料みたいだよー
>>657のCGI使えば管理人以外でも補完作業が可能になる
ウィルス対策とかは自分も詳しく無いのでこれ以上何も言えないが、
場所さえ作ってくれればSS補完は手伝うつもり
ぜひ頑張って頂きたい・・・!
663 :
661:2009/05/07(木) 00:16:14 ID:uek5ZsUD
ID変わってるかもしれないけど661です。
656が進めてくれたサーバーは良さそうだけど、今自分はフリメしか使えない状況だから規約違反になって弾かれそうだ。
現保管庫のサーバーが条件クリアしそうだからやるならそこかな?
でもしたらば見たら「もうちょっと待ったら?」っていう意見もあるし、
現管理人さんからも音沙汰ないからそんな焦らなくてもいいと思う
保管庫をcgiで作りあげるのも(657の挙げてくれたようなcgi使っても)
時間がかかりそうだから、あともう1スレ消費するまで待ったらどうだろう?
それまでに自分はある程度準備をしてどっちに転んでも良いようにしておく
スレとしては保管庫管理人さんの連絡待ち、またはcgi移行の決定(もしくは否決)をする
こんな感じ
自分は保管庫の存在はとてもありがたかったから存続してもらたい
追記:もちろん他に俺が管理する!!って人がいれば任せるし、自分も100%できる可能性はない
存続云々もスレの流れに合わせるよ
保管庫の話は一段落したかな?
負担をかけて申し訳ない
>>663 どういう流れになっても、
>>663が今示してくれてる誠意には感謝の意を表します
じゃあスレ埋めするかー。
埋め梅系の埋め立ては禁止だよ
レスで埋めよう
では萌えポイントでも
ウク姉はお尻もなかなか、もといかなりのものだと思いまする
同意
誰かあの尻を撫で回してくれないものか
ていうか、尻から太ももにかけてのむっちり感がたまらん!
抱き心地よさそうなんだよな、ウクライナさん
もっちりしっとりしてそう
セーシェルちゃんのお尻きっとかわええんやろなあ
ひっぱたきたいわハァハァ
>>671 まさかの親分乙
ヨーロッパの人ってアジアと違って胸より尻派なんだよな
アジア勢がセーちゃんの胸を揉みヨーロッパ勢が尻を撫で回す……いいな
てかアフリカ系がいい尻してるのって本当なのか
こりゃ他のアフリカ勢が来るのが楽しみだぜ
セーシェルちゃんのパンツの中を指がうごめいて尻揉んでる、そんな絵が見たいです職人様
あと、ブッカケが映えるのは問答無用でセーたん。異義は認めない
>>674 おおいに賛成!
やっぱ褐色の肌にはケフィアが映えるよな
ウク姉の肌はしっとり吸い付きそう。
ベラは雪の様に白そう。
ハンガリーやベルはミルク色ですべすべ。
セーちゃん肌は健康的で柔らかそう。
湾ちゃんと祖国は象牙色のしっとり肌。
異論は認める。
>>674 せんせー、越ちゃんの適度に小麦色の肌もケフィアに映えると思います!
まだいけるか
今日更新のハンガリー、まだ胸が小さい
実にけしからん
>>678 ここから皆に揉まれて大きく育つんじゃまいか。
>>678 全くだな
他スレで見たが18世紀って貴族と同居中のころらしいぞ
けしからん
あの子供と大人の中間みたいな二人が
初々しく大人の階段(性的な意味で)を登ってく妄想が容易く浮かんでくる
実にけしからん
>>680 大人の階段を一緒に上るオーハンを次スレで待ってるからな。
まだいけるか
エスウクの後日談投下していい?多分4〜5レスくらい。
今495KB
あと5KBだから難しいかも
じゃあ適当なタイミングで次スレに投下するわ
あんがと
いえいえ
次スレでお待ちしております、全裸で。
黒髪にもケフィアは映える
あと個人的には眼鏡かけた越さんにぶっかけたい
そういや女の子の眼鏡属性少ないよな
ひまさんの好み?
眼鏡はにょたイギリスが持っていきました
女の子キャラが増えれば眼鏡っ子も出てくるかな?
僕っ子はちびたりあにもっていかれたしな
ところでハンガリー姐さんによる捕食ものは如何か
ちびたりあや神聖に始まりドイツとかパクッと
バレて貴族にお仕置きはデフォで
そういや学ヘタのドイツは眼鏡だったが、ウクライナさんのお眼鏡には叶わないのか
ちょっと小さい頃のドイツがオーストリアさんに会いにやってくるハンガリーさんにムラッと来てたらいいと思う
なんて言うか近所のお姉さんとか学校の若い先生に憧れるような感じで
でも全然相手にされてなくて兄弟そろって一人楽しすぎることになってるといい
女の子スレで汚ピンク妄想していた奴、こっちこい
スイスの前でリヒ輪姦
ネタとしてはいいが、スイスが手出しできない状況というのが想像できない
>>691 先にリヒちゃんを捕獲してこの子がどうなってもry
あるいは、組織
輪姦じゃないが組織、スイスとリヒテンともう一人を捕獲。
拘束されるスイス。「こいつをボコボコにされたくなくば」と
もう一人とHするように迫られるリヒテン。
というネタなら考えてるw
>>693 全裸にライフルで待ってる!
構想自体は1スレ目からあったのに、何故今まで誰も書かなかったのか不思議だったんだぜ。
>>693 スイス縛られ
リヒ×オーストリアでどうよ?
これでここも終わりかな?
いけるかな
>>695 あ、なるほどスイスが一番ポコポコしそうね
逆にリヒかオーストリアの前でスイス×ハンガリーとか
何故か姐さん受難編だと
一番怒りそうなのは、本人でもオーストリアでもなく
プロイセンな気がする
次スレでも平和でありますように
次スレもプロイセンが一人楽しすぎるぜでありますように。
次スレ中に未登場おにゃのこ喋りますように
次スレで会おう
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ .┃
┃ / ̄ ̄ ̄ヽ、 ┃
┃ /,ハ从l\_、 l / ̄ ̄ ̄\ ┃
┃ ヽl = (_ = r、 !< Goodbye | ┃
┃ 〈 " ワ " l/" | | ┃
┃ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三l\ \___/ ┃
┃ |::::::::::| / / l\\ ┃
┃ |::::::::::::::::::::::::と_/ | \| .┃
┃  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____| ┃
┃ (::::::)(::::::) ┃
┃ ┃
┃ ロシアがこのスレ見送るよー! ┃
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