今時の高校生って五月に修学旅行に行っているんですね。
てっきり時季外れだと思っていたのにタイムリーだったとは予想外。
次回、ほとんど出番のなかった神様のターンにして、オチです。
>>780 GJ!!!
今夜は立て続けにきたから眠れそうにないぜコン畜生!!
GJ!
シロの反撃が楽しみだ。
どちらの作者さんもGJ
まさか読みたい作品が連続でくるとは…
>>761 GJ! お久しぶりです。
基本がドジっ娘っぽい彩さんが、なんともいとおしいです。
こんな人が、どこまで病んでいくのか。
>>780 間髪いれずにGJ!
最後に一言だけで出てきたシロの存在感が半端ない。さすが神様。
どちらの作品も次回の投下を、楽しみに待っています。
初めて書かせてもらいます。
読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。
「娘を探していただきたいのです」
それが、しがない探偵である私への依頼内容だった。
差し出された写真には、綺麗な黒髪の美少女が写っていた。
名前は小野田春香。今年高校生になったばかりだという。
依頼してきた両親は、年の差が20もあり、二人で建設会社と営んでいるという肩書きをもち、
その印象といえば、父親の方は社長という肩書きには似つかわしくない頼りない感じの髪の薄い初老で、
娘がいなくなったことでかなり動揺しているのか、
その不安げな表情がまた頼りない感じに拍車をかけていた。
それとは、逆に母親の方は凛とした表情が似合う若々しい美女だった。
気品が漂うクールなキャリアウーマンといった印象で、
娘がいなくなったことにも冷静に対応し、私の娘に関する質問にもすべて母親が答えていた。
「娘さんがいなくなってどれぐらいたちますか?」
「一ヶ月ほどです。家出することは何度かありましたが、
これほどまで長い期間はありませんでした。」
「警察には届けを出しましたか?」
「いいえ、私どもの勝手な都合ですが、
経営している会社のイメージや従業員の目もありますので、
この件は穏便に済ましたいと思っています。
ですから、探偵さんもこの事はできるだけ内密にお願いします。
その分の報酬を用意させていただきますので」
まるで、ビジネストークのような口ぶりの母親に、少々面食らいながらも、
私はこの依頼を受けることにした。
誘拐などの可能性もなくはないが、身代金の要求などがないことからみて、
ただの家出騒動で終わるだろうとタカをくくっていたし、
提示された報酬も魅力的な額だった。しかし、一番の理由は、
この「小野田春香」という少女に、
10年前に別れた妻に引き取られた当時6歳の私の娘の面影が浮かんだせいだろう。
だが、この安請け合いが後悔に変わることを、その時の私は知る由もなかった。
小野田春香の年齢から見て、この手の家出の原因といえば、
思春期にありがちな親への反抗。
もしくは学校でのいじめや進路の問題。
あと考えられるは金か男か?そんな思考を巡らしながら、
依頼主である両親が、参考になればと置いていた娘のアルバムやスケジュール帳に目を通していた。
アルバムは幼少のころからごく最近のものまであり、「小野田春香」の成長の過程が刻まれていた。
しかし、ところどころのページには貼ってあった写真を抜き取ったあとがあり、
その抜き取られたであろう写真の共通点は安易に想像ができた。
このアルバムには娘と父親が一緒に写っている写真が一枚もないのだ。
きっとこれが家出の原因の一つなのだろう。
父親への嫌悪感。年頃の娘ならだれしもがもつ感情だ。
そういえば、両親と面会したあの日、去り際に父親がヘラヘラした苦笑いを浮かべた表情で
「娘がいなくなったのは私のせいかもしれません。私に対する感情が異常なんですあの子は・・・このころはあんなに素直だったのに・・・」
とアルバムの最後のページに貼られた、おそらく「小野田春香」が子供の時にかいたであろう父親の顔と
「将来の夢はパパのお嫁さんになること」という文字を見つめ語っていた。
異常なのは父親を理解できない娘なのか、それとも娘を理解できない父親なのか?
それを判断するのは私の仕事ではない。
しかし、同じ親という立場ならどうだろう?
机の上にかざってある幼き日の自分の娘の写真を見ても、
その答えは返ってこなかった。
この町は狭いようで広い。
この町を、いやこの町にいるさえわからない「小野田春香」を私一人で人探しなど途方もなく骨の折れる作業だ。
手がかりは彼女のスケジュール帳に登場してくる人物に手当たりしだいに調べて回ることぐらいしか私には思いつかなかった。
彼女のスケジュール帳に登場してくると思わしき人物は大きく分けて4人。
「父」「母」「友美」そして、最後が「F」という人物だった。
私は「F」という英語で書かれた人物が気になったが、名前がはっきりしている「友美」という人物に目をつけ、調べを続けた。
その結果、「友美」とういう人物は「小野田春香」のクラスメイトの「坂上友美」である事が比較的簡単に調べることができた。
私は彼女の高校に張り付き、下校途中の彼女に狙いをつけ「警察の方からきたものですが・・・」という使い古された言い回しで、
コンタクトをとり、「小野田春香」さんについて話が聞きたいと、カフェに誘導ことに成功した。
「ハルちゃん、ずっと学校きてなくて心配していたんですぅ。もしかしてなにかの事件に巻き込まれたんですかぁ〜?」
舌足らずな物言いで坂上友美は心配そうに、その大きな瞳をウルウルさせながら、私に質問を投げてくる。
坂上友美の印象は、まさに今時の女子高校生といった感じで、薄い顔に濃い化粧をして、そのふくよかと表現するには、
軽すぎる太い足を組みかえながら私を見つめている。
「今、それを調べているところなんだ。一番最近、彼女にあったのはいつごろ?」
「えっーと、確か。あの病院いった帰りだからぁ〜一ヶ月前ぐらいかな?」
「その時、彼女に変わったところはなかったかい?」
「えー?一ヶ月も前のことなんか覚えてないよー」
「そうか、じゃあ、この彼女のスケジュール帳に書いてある「F」って誰のことかわかる?」
「あ〜それはね・・・おじさん、これ内緒だよ?「F」はハルちゃんの彼氏の藤原太志君!」
「藤原太志君・・・「F」。藤原君って君達と同じ学校?連絡とかとれる?」
「友美とハルちゃんと太志君は中学のツレなんだー。携番は知ってるけど、今は無理!」
「無理?どうしてだい?」
「太志君、今、第一病院に入院してるから」
「入院!?どうしてだい?」
「さぁー知らない。自分で調べれば?警察なんでしょ?おじさん」
「あはは、それもそうだね。ありがとう。参考になったよ。あっこれ、おじさんのケーバン。なにかわかったらここに電話してくれないかな?」
「まじ?警察の携番GETだぜー!私、助手やりたいー」
「あはは、高校卒業したら考えてもいいけどね。それじゃあ、頼んだよ」
そういって、彼女のカプチーノ代より大目の金額をテーブルに置けば、私は藤原太志が入院しているという病院にいくために席を立った。
外から店の中の坂上友美を見れば、楽しそうに携帯を取り出ししゃべっているが見えた。
つづきますが、少し時間があくかもしれません。すいません
坂上友美から得た情報。
スケジュール帳の「F」なる人物が入院している第一病院。
その「F」こと藤原太志は、この病院の外科病棟に入院していた。
彼にくだされた診断結果は、右足首の腱の断裂。
あともう少しで歩けなくなる一歩手前だったらしい。
原因は本人曰く「家の雑草を鎌で除草していた際に誤って足首に刃が当たってしまった」らしいとのことだった。
そんな下調べを入院患者や看護師相手に病院内でおこなったのち、
私は彼の病室を訪ねてみた。
坂上友美にもつかったように、「警察の方からきたものですが・・・」という言葉と共に。
しかし、右足が吊られた彼は私の言葉に反応もせずに、
雑誌のクロスワードパズルをただ無表情に黙々と解いていた。
そんな彼の横に座り、私は静に言葉を続けた。
「藤原太志君だね?少し聞きたいことがあるんだ。小野田春香さん知っているね?」
彼は答えない
「実は彼女、ご両親のもとからいなくなっちゃたんだ。なにか知ってることないかな?」
彼は答えない
「これ彼女のスケジュール帳なんだけど、この「F」って君のことだよね?
だいたいどの月も一週間に3回は君の名前がついているんだけど、
これってなんの日なんだい?デートした日とか?彼女なんだろ?春香さんは・・・」
彼は答えない。
私はしびれを切らし、彼のために買ったフルーツの詰め合わせをベッド脇に置き
「なんか悪い事きいちゃったかな?・・・あっ、これお見舞い。怪我早くなおるといいね。お大事に・・・」
そういって席を立とうすると、
徐に彼が私に先ほどのクロスワードパズルの雑誌を差し出してきた。
「なんだいこれ?」
彼が問題を解いていたページを見れば、そこには6マスのパズルのマスに「Fは僕じゃない」
そして、5マスのパズルのマスに「ビデオ見て」と書かれていた。
そして、彼のベッドの布団の隙間からビデオテープが私の手に渡される。
その表情は先ほどの無表情とは違うなにかに怯えた表情だ。
彼の行動からこの部屋が誰かに監視されているのは容易にわかったが、
ここはあえて彼の演技に合わせることが今できる私の務めだろう。
「それじゃあ、私は行くよ。お大事に。またなにか気がついたことがあればここに電話してくれ」と、
自分の携帯番号をテーブルの上に置き、私は彼を心配しつつも病室を後にした。
渡した己の携帯電話の番号が彼への助け舟になることを祈りながら、
最後にみた彼の表情は微かに笑っていた。
投下感覚永杉だろ
書きながらじゃねえだろうな
きっと実況してるんだよ、そうだよ。
実況だと!?
なんて才能の持ち主なんだ……
うああああああ!!
二ヶ月目に突入した規制に耐えきれずとうとうpに手を出してしまった!!!
ファックファック
そろそろ、2時間経過か・・・もしかして、実況中に・・・・
くそう、なんとか監禁から脱出できないのだろうか……
わりぃ、自殺用の青酸カリと三十年式歩兵銃しか持ってねぇ
>>793 お試し●出てるんだから取ってくればええやんけ
今更言っても遅いが
>>796を救うために、体にヤンデレ邸の隠し通路を網羅した刺青を体に彫った。
後は
>>796を監禁しているヤンデレに愛されて、監禁されるのを待つだけだ。
藤原太志から託されたメッセージとビデオを胸に抱え、
私は自分の探偵事務所へと戻っていた。
藤原太志は誰に監視されているか?
スケジュール帳の「F」とは誰なのか?
このビデオテープの中身はいったい?
そして、「小野田春香」はどこにいったのだろうか?
さまざまな思いがよぎり、戸惑いを隠しきれない、
私に今、できることはこのビデオテープの中身を確認する事だけだった。
荒々しくビデオデッキにテープを押し込めば、再生ボタンを押す。
テレビの砂荒がある映像を映し出す。暗い部屋にはその映像の明かりだけが灯されている。
「これは・・・」
私はその映像は見るや否や、絶句した。そして停止ボタンを押し、目を背けてしまった。
喉が熱い、胸が締め付けられるほどの嫌悪感を私は感じられずにいられなかった。
停止した画面には、裸で絡み合う二人の姿がそこにはあった。
その二人のことを私は知っている。それは紛れもなく、写真でみた「小野田春香」と、
その父親であった。
私はもう一つの事実にきがついた、それは、画面の右端に表示された日付の存在に。
その日付を早送りで確認すると、
見事にスケジュール帳の「F」の日付に見事に合致していた。
「F」とはつまり、父=fatherに性的虐待を受けた日を表していたものだった。
この耐え難い事実は私になにを伝えたいのだろう?
それは決まっている、これこそが彼女が失踪した原因だ。
その時、私の携帯が鳴った。見たこともない番号だった。
「もしもし」
「もしもし、刑事さん?春香です。私、小野田春香です」
電話の声の彼女の声は、ひどく怯えていた。
遅くなってすいません。
>>800 GJ!
アルバイトの時給が900円として、4時から10時近くまでリアルタイムで書き続けた5400円分のSSだ
ありがたく拝読したぜ!
>>800 GJ!
いやぁ〜ここで実況SSが拝めるとは夢にも思わなかったわw
良い仕事だったお疲れ様!
もう少し続きます。なんとか書き終えますのでお付き合いお願いします。
「君が小野田春香さん?どうして?この番号を?」
「友美です。私の事を探してくれている刑事さんがいるってメールで教えてくれたんです」
「生憎、私は刑事じゃないよ。君のご両親から君を探すようたのまれた探偵なんだ」
「・・・パパが私をさがしているの?・・・嫌、もう私の事はほっといて・・・」
「ああっ、電話を切らないでくれ!落ち着いて聞いてほしい。
君と君のお父さんの事を私は知っている。藤原君から預かったビデオを見たんだ」
「!?あれを見たんですか?私、もう生きていけない・・・
どうして藤原君が・・・信用してたのに」
「大丈夫!!このことは誰にも言わない。
もちろん君のご両親にも報告はしない。
藤原君はきっと君のことを心配して、私にビデオを託したんだと思うよ。
だから、私も君を助けたいんだ。
君も本当は助けを求めてるんじゃないのかい?
だから、こうして私のところに電話をしてきた。そうだろ?」
「私を助けてくれるの?本当に?」
「ああ、もちろんだとも。実は私にも君と同じ年齢の娘がいてね。
だから、同じ親として君のお父さんが君にしたことは絶対に許せるものじゃない」
彼女は電話ごしでも判るほど、嗚咽まじりの涙を流していた。
「今から君を助けにいくよ。
もちろん私1人でだ。会ってこれからどうすればいいか二人で考えよう。
今、どこにいるんだい?」
「探偵さん、ありがとう・・・」
彼女の居場所は、呆れるほど近かった。
両親の建設会社が建設を依託されたが、
依託をした会社が倒産し、建設途中で工事が止まっている
雑居ビルの建設現場に彼女は身を隠していたそうだ。
私はその建設現場へ急いだ。
その道中に私は不謹慎ながらも、なぜか満足感に満たされていた。
探偵の自分ではなく、
本当の娘にはなにもできなかった不出来な父親の
私が始めて娘に近い「小野田春香」になにかできるのでないか?
いや、今こそ娘にできなかったことをしてあげたい。
そう感じていたからかもしれない。
書き終えてから投稿しろ
息を切らしながら建設現場の階段を駆け上がる。
そして、最上階にたどり着けば
「小野田春香さん、いるのかい?私だ。さっき電話で話した探偵だ」
なるべく彼女を刺激しないようにやさしく声をかける。
「探偵さん・・・・?」
最上階の暗がりから彼女の声がした。
月明かりが差し込み、彼女の姿が露になる。
その姿は写真よりも数倍美しく感じた。
私の姿を確認した彼女はその綺麗な表情まま、
大きな瞳に涙をためて私の方へ駆け寄ってくる。
そして、私の胸に飛び込み、子供ように大きな声で泣き叫んだ。
「わたしっ・・・怖かった・・・わたし、怖かったよ〜」
己の胸で泣きじゃくる彼女を、私は無言なまま抱きしめていた。
彼女を宥め、落ち着きを取り戻すまで・・・・
ようやく落ち着きを取り戻した彼女は、色々と初対面である私に打ち明けてくれた。
父親の性的虐待は幼少のころから続いており、その事を母親は知らないこと。
その事実を知っているは、藤原太志と坂上友美だけということ。
「パパは私を取り戻すためならなんでもするわ。
たぶん、藤原君の怪我はパパの仕業だと思う。私達の関係をよく思っていなかったしね」
「私には理解できない。自分の娘を性の対象にみるだなんて・・
つらかったんだね。でも、もう大丈夫だよ。あとはおじさん任せて」
「どうすれば私、パパから逃げられる?」
「君には少しつらいと思うけど、この事実を君のお母さんに報告するよ。
君のお母さんなら冷静で、いい解決方法を見つけくれるさ」
私は所詮この子の他人だ。ならば頼み綱は母親しかない。
あの母親ならきっと大丈夫だ。
きっと私に依頼しにきたのもあの母親の案に違いない。
今から思い返せば、あの父親の不安げな表情も納得がいく。
父親はこのことがばれることを恐れていたのだ。
私を藤原君ように脅すのとはわけが違う。
大人は大人なりの戦い方というものがある。
「あ〜ぁ、おじさんが私のパパだったらよかったのにな。
ねぇ、パパから逃げられたら、私、おじさんの事「パパ」ってよんでいい?
あっ、でも、おじさんの本当の娘に怒られちゃうか」
「おじさん、娘とはもう10年もあってないんだ。だからかまわないよ」
「やったぁー、じゃあ、私、おじさんの娘になってあげるね」
その時のくったくのない彼女の笑顔は涙がでそうなほど輝いていた。
次から事件のクライマックスとなりますが、
もう眠いのでこの辺でくぎりをつけたいと思います。
続きは、明日書きます。お付き合いありがとうございました。ノシ
>>804 ごめんなさい。明日はそうしますね。
>>805 ゆっくりじっくりお疲れ様〜
また明日の夜あたりに、続きが投稿されるのを待っています。
GJ!
だが親父の娘に対する病んだ愛情を書いた話じゃないよな?
他にヤンデレが出て来るんだよな?
808 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:08:24 ID:6bFSWasi
ゴメン、やっぱ今週中とか無理。書きたい事の表現って難しい
とりあえず投下行きます
809 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:09:06 ID:6bFSWasi
「い、石田さん!付き合ってください!!」
委員会が終わった後、僕はさくらの告白の現場に付き合わされていた。
なんて事はない、いつもの事だ。
『断ってやけになられたら怖いから』
そう言って僕はいつもこの現場に付き合わされていた。
「ゴメン、私貴方の名前も知らないの。私そんな人とは付き合えないよ」
さくらはそんな事言って、いつも通り男子生徒を振る。
もう中学の時からなので慣れっこだけど、やっぱり断られた男子はいつも憎たらしそうな目で僕を睨む。
そのときの目は多分いつまで経っても慣れないだろう。きっと。
「幹也君、帰ろう?」
「う、うん」
さくらはそのまま踵を返し文字通り颯爽とその場を後にした。どうやら今日は機嫌が悪いみたいだ。
僕は未だにさくらの後姿を見つめていた男子生徒に礼を一つ下げ、すぐにさくらの後を追った。
「幹也・・・・・」
「ん?」
指を絡ましてきたさくらは落ち着かない様子で僕に聞く。
「委員会の時、お話してたの・・・・・、誰?」
さくらの指が震えている。
「あ、ああ・・・・・、C組の熊原武士って人と、その熊原君のお姉さんだけど、さくら聞いてたの?」
「・・・・・」
「さ、さくら?」
さくらは滅多に作らない眉間の皺を寄せて、何か考えてるみたいだった。
「・・・・・幹也」
「うん?」
さくらの指先が微かに汗を帯び始めている。
「早く・・・・・帰ろう」
さくらの絡めた掌が僕を引っ張る。
何だか、今日のさくらは本当に不機嫌みたいだ。
こんな不機嫌なさくらを見ていると僕は小さくなってしまう。
でも、僕はポケットの中にある携帯の感触に喜んでいた。
だって、今日は僕が始めて友達とアドレス交換した日なのだから。
810 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:09:41 ID:6bFSWasi
蝉が鳴く七月の下旬、文字通り夏。
僕らは今、一学期最後の生活風紀委員会に出席している。
明々後日に控えた終業式に四月からの生徒の服装の乱れや、遅刻欠席の合計発表の集計を取るためだ。
「幹也、こっちは終わったよ」
僕とほぼ同時に開始したはずのさくらが僕を三頭身ほど突き放して集計を終える。一体、このスペックの差は何なのだろうか?
「私も手伝おうか?」
さくらは僕の肩に顔を乗せる。
シャンプーの良い香りが妙に気に掛かる。
「いいよ、これは僕の仕事だから」
「別にいいのに。幹也はやっぱり損な性格だね」
コツンとさくらが眼鏡の縁を弾く。
「おばさんからメール来たけど、今日一人なの?」
「えっ?僕んトコにはメール来てないけど」
ついにさくらのほうに信頼が傾いたみたいだ。
「あはは、そっか。ま、落ち込まないで今夜は私が腕によりを掛けるからさ」
さくらは笑ってそう言う。直後、校内放送の予報が鳴る。
『一のBの石田さくらさん、石田さくらさん。直ちに職員室まで来てください』
さくらと僕は目を合わせる。
「じゃ、行ってくるから」
「うん」
誰もいない視聴覚室。
少し熱いから窓とさくらが出て行った出入り口のドアを開けて作業を再開する。
僕がシャープペンシルを走らせる音しかしない。
なんだかどこかの世界に閉じ込められたみたいな気分だ。
集中をその音だけに埋没させていく。
「あ!」
シャープペンシル以外の音が混じったので僕はすぐさまそれに振り向いた。
そこには夏の制服が良く似合う長い髪の大人しそうな顔立ちの女子生徒がヒョコっと顔を出していた。
「もしかして、委員会終わっちゃいました?」
悪びれるように、控えめの疑問文が投げかけられる。
「え?いや・・・・・その、ええと、はい、えっといま、集計しているところで」
僕も僕でしどろもどろの返答を返すのが精一杯でなぜか質問した方の女子生徒に笑われてしまった。
「よかった、今日は部活の主将集会で遅れてしまいまして・・・・・ああ、でも遅れてしまい申し訳ございませんでした」
肩に掛かっていた長い髪を背中の方に払って、笑みを含みながら謝辞を告げる。
「えっと、それより貴方お名前は・・・・・?」
「あっ、えっと、一年の菅野、幹也です・・・・・」
「一年生ですか、じゃ後輩くんですね。私は二年の熊原小町って言います、よろしくお願いしますね、幹君」
「幹・・・・・君?」
喉に魚の骨が引っ掛かったみたいな呼び方に僕は思わずリピートしてしまう。
「はい、友情は愛称から始まるんです、だから貴方は幹君、いいですね?」
悪戯っぽく笑う先輩に僕は少し見惚れてしまっていた。
いや、『友達』っていう響きに痺れていたのかもしれない。
僕はいつの間にか、先輩と自然な形の会話を成立させていた。
811 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:10:35 ID:6bFSWasi
「幹君は部活動してないの?」
すっかり敬語が取れた先輩はニコニコ笑いながら聞く。
「はい。僕、なんだか皆で活動するのに慣れてないみたいで・・・・・クラスの皆からも嫌われてるみたいなんで」
乾いた笑い声が出る。酷い、自虐だな。
先輩は少し逡巡してから、何か言おうとした瞬間。
「ここに居たのか、姉ちゃん」
後ろからまた違う声が掛かった。
今度は少し擦れた声だ。
振り返ったそこには僕よりも少し高いくらいの身長の男子生徒が居た。
「お!出ましたね、タケくん」
「出たって、俺は幽霊かよ。っと、そっちのヤツは?」
顎だけで僕を指名する。
「あ?ああ、こっちはミッキー。タケと同じ一年らしいよ?知らなかったの?」
「えっ、ちょっ、ミッキーって、ええ?」
「知るかよ、初対面だぜ。ってか本名で紹介してくれ」
僕は急遽に変化したあだ名に、弟と名乗った男子生徒は先輩のあだ名癖に戸惑っていた。
「ええと、俺は熊原武士。お前は菅野幹也でいいんだよな?」
疑問文を投げかけられて僕はその通りなので頷くしかない。
「姉ちゃん、面倒なあだ名付けんの止めろよ、センス無いし」
「何で!あるよ!センス溢れてンよ!!ね、ミッキー!?」
僕は呆気に取られて気持ちの籠ってない笑顔を作るしかない。
「おい、姉ちゃん。どうやら菅野は気に入ってないみたいだぜ?」
「な、なんで!?ね、ミッキー!なに笑ってんの!?」
そう、僕は久しぶりに笑ってた。
こんなにも嬉しい気持ちだけで笑ったのは久しぶりだったんだ。
「畜生、ミッキーの癖に」
なんて少し拗ねた様子で先輩は僕の脇腹を小突いた。
それは何だかくすぐったくて自然に笑みが零れてしまう。
「あ、そうだ!」
拗ねていた態度から一変、先輩はスカートのポケットから可愛らしいスライド式の携帯を取り出す。
「ミッキー、アド交換しようよ」
「えっ?」
「あ、俺にも教えてくれよ」
「えっ、っと、うん、いいけど」
僕は新品同様の携帯を取り出してメニュー画面を起こす。
それから少し僕は赤外線画面を起こすために格闘する。
「おい、菅野お前、赤外線分かんねぇのか?」
「ミッキー、不器用だね」
「うう、申し訳ないです・・・」
すると、武士が僕の携帯を指差す。
「それ、ド○モか?」
頷く。
「じゃあ、メニュー画面で0番押せよ」
「あ、出来た出来た!」
「今日び珍しいぞお前、赤外線くらい聞けよ」
「ミッキー、喜びすぎ」
僕はこの日始めて友達とアドレス交換をした。
たったそれだけの事だけど、僕はこの学校に来て良かったと心の底から思ってしまった。
貧乏性なのかもしれない。
812 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:11:35 ID:6bFSWasi
「じゃね!ミッキー」
二人が視聴覚室を出て、集計がやっと終わった頃。さくらが開けていたドアの向こうの廊下に立っていた。
「幹也・・・・・」
立ち尽くすさくらは少し不機嫌だった。
「さ、さくら?」
「ちょっと告白に呼び出されてさ。幹也、付き合ってよ」
「う、うん」
この時にはさくらが不機嫌なことを僕は確信する。
さくらは何も言わないまま僕の手を握った。
813 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:12:00 ID:6bFSWasi
「ゴメン、私貴方の名前も知らないの。私そんな人とは付き合えないよ」
私はそう言って、一度も男子生徒の眼も見ずに踵を返した。
今、私はイラついてる。
幹也が私以外と話していた。
幹也が私以外の人と楽しそうに話していた。
職員室から出た時、向かいの校舎の二階を見ると、幹也の笑顔が見えた。
私はそれが信じられず、すぐに向かいの二階にある視聴覚室に戻る事にした。
視聴覚室まであともう少しと言うところで男女二人が視聴覚室から出てくるのが見えた。
私は急いでいたのを気付かれないように速度を緩めて、息を静かに整えた。
私は二人に眼もくれず、視聴覚室の開かれたドアから中を見た。
幹也が嬉しそうに携帯を操作してからポケットにしまった。
それだけで私は立っているのがやっとになった。
なんて事だ。あろう事か幹也はさっきの女子生徒と喋っていたのか。
私だけしか登録されてなかった幹也のアドレス帳に二人も汚らわしい名前が記憶されたのか。
どれぐらいそうしていたのか。
幹也が、大きく伸びをした。
と同時に私もはっと我に帰った。
「幹也・・・・・」
なにも考えられなくなった頭はただ、ただ幹也にしがみ付こうとその名を呼んでいた。
幹也はそんな囁きに気付いたのか私の方を見る。
「さ、さくら?」
何か言わなきゃ、幹也を、手放してしまう。
「ちょっと告白に呼び出されてさ。幹也、付き合ってよ」
頭の中で何度も何度もさっき見た二人を塗りつぶす。
そうだ、認めちゃいけない。
私と幹也の間に他人なんか認めない。
私と幹也には互いしかいない。
そうじゃなきゃいけない。
そうしなきゃいけない。
私は心の中でそう呟いて、幹也の手を握った。
814 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:12:43 ID:6bFSWasi
帰り道も、晩御飯を作っている最中も、晩御飯を食べている最中も、幹也はすこぶる上機嫌で、私はイラついていた。
あの幹也の気持ちの昂りは私が与えた物じゃない。
それが私を苛立たせた。
気に食わなかった。
食器を片付けている最中、聞き慣れない携帯の着信音が響く。
ソファに座っていた幹也はそれを嬉しそうに確認し、メールが来たと嬉しそうに私に報告する。
返信の内容を考えている幹也を見て、私は小学校の頃経験したあの危機感を思い出していた。
晩御飯を食べ終え、さくらが食器を片付けている最中、携帯が鳴った。
「さくら!メールが来たよ!」
僕は始めてのメールに年甲斐も無く喜んでそれをさくらに報告する。
さくらはそんな報告が馬鹿らしいのか無視する。
そのままいても仕方が無いし、僕が返信の内容を熟考して、返信する頃にはさくらが一人で片づけを済ましていた。
「幹也・・・・・」
さくらはそう呟いて、僕の膝の上に座る。
揺れているさくらの眼が、妙に色っぽい。
「んっ・・・・・ちゅ、」
いきなりの接吻。
僕は突然の事にさくらの肩を掴むが、さくらの両腕が素早く僕の頭を固定する。
僕はされるがまま、長い間さくらの揺れる瞳を見つめているしか出来なかった。
「はっ、はぁ、幹也、私・・・・・」
そのままさくらの手が僕の股間に伸びる。
それからしばらく撫でた後、ジャージの中にさくらの手が入っていく。
「しよ?私、今日一日中ガマンしてたんだから」
「さくら・・・・・、き、今日は」
僕はさくらから眼を離す。
「なに?嫌なの?幹也」
さくらの圧迫に僕は答えられない。
やがて止まっていたさくらの手が、僕のをしごき始める。
「ふふっ、幹也いいのよ。それで、いいの」
さくらは耳元でそう囁くと、今度は僕の耳たぶを舐め始めた。
それから耳たぶを甘く噛み、耳の凹凸に沿って舌を這わせる。
「幹也」そう言って何度も薄い息を吹きかける。
その度に背中に痺れが走る。
横目でさくらを見るとさくらは嬉しそうに笑っていた。
僕はさくらの機嫌が直った理由も聞かないまま、さくらと口付けをする。
明日は土曜日、今日は徹夜かな。
815 :
桜の幹:2009/05/21(木) 15:13:43 ID:6bFSWasi
以上です。
埋めにもなったのかな?
>>815 ういGJ
嵐の前の静けさって感じでゾクゾクしまつ
連レス失礼
容量一杯なので次スレ立ててきます
無理だったorz
誰か頼む
ヤンデレの小説を書こう!Part24
ここは、ヤンデレの小説を書いて投稿するためのスレッドです。
○小説以外にも、ヤンデレ系のネタなら大歓迎。(プロット投下、ニュースネタなど)
○ぶつ切りでの作品投下もアリ。
■ヤンデレとは?
・主人公が好きだが(デレ)、愛するあまりに心を病んでしまった(ヤン)状態、またその状態のヒロインの事をさします。
→(別名:黒化、黒姫化など)
・転じて、病ん(ヤン)だ愛情表現(デレ)、またそれを行うヒロイン全般も含みます。
■関連サイト
ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ
http://www42.atwiki.jp/i_am_a_yandere/ ■前スレ
ヤンデレの小説を書こう!Part23
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238557896/ ■お約束
・sage進行でお願いします。
・荒らしはスルーしましょう。
削除対象ですが、もし反応した場合削除人に「荒らしにかまっている」と判断され、
削除されない場合があります。必ずスルーでお願いします。
・趣味嗜好に合わない作品は読み飛ばすようにしてください。
・作者さんへの意見は実になるものを。罵倒、バッシングはお門違いです。議論にならないよう、控えめに。
■投稿のお約束
・名前欄にはなるべく作品タイトルを。
・長編になる場合は見分けやすくするためトリップ使用推奨。
・投稿の前後には、「投稿します」「投稿終わりです」の一言をお願いします。(投稿への割り込み防止のため)
・苦手な人がいるかな、と思うような表現がある場合は、投稿のはじめに宣言してください。お願いします。
・作品はできるだけ完結させるようにしてください。
・版権モノは専用スレでお願いします。
・男のヤンデレは基本的にNGです。
次スレに行く前に私の
>>818に摺り寄る雌猫さんを埋めなくちゃ♪
彼は向こうに行ったみたいだし、私もそろそろ行こうかな。
向こうでも彼に盛った雌猫がたかるのかしら…
あ、ここはもう用無いし埋めとこう…
男君が次スレに行っちゃうワケないもんね
私を困らせるためのフリだったんだよね?
あれ?男君どうして怯えてるの?
私はここに居るよ?
ほら男君の目の前にいるじゃない
だから怖がる必要なんて無いんだよ
ボロボロに泣いちゃって…かわいそうな男君
でも…その表情ちょっぴり可愛いかな
他の雌猫は次スレに蹴落としてやったから安心して
だからもう泣かないで…男君いつもみたいに笑って
ずっとずっとずっと私と一緒に
お互いの温もりを感じながらスレに埋まろうよ
ね?いいでしょ?
私のダイスキな男君
スレが墜ちても絶対離さないから
……め…て
…埋…な……で
たs…
825 :
埋めネタ:2009/05/22(金) 16:31:19 ID:m8rSakWU
1
俺には二歳から一緒の幼馴染みが居る。スポーツも、勉強も、家事だって出来て、溢れるカリスマ性は人望を集めて離さない。
そんな奴だから、高校一年にして生徒会長になった。
そんな奴だから、他の男に奪われたくないと告白した。
だけど、
「すまんな……恋とか、愛とか、よくわからぬのだよ」
フラれた。小学三年の時から十度目。
綺麗で、スタイルが良くて、こんな女は他にいないけど、俺は、十度目の告白で諦めた。
「疲れた。肩を揉んでくれないか? 上手にできたら、そうだな……ゴムを付けて、その上から、ふふっ、私の指で気持ち良くしてやろう」
俺を無理矢理に生徒会へ入れて、その気も無いのに挑発してっ、ずっと側に居させ、束縛する。
手でしてくれたって、口でしてくれたって、決してイカせてくれない。
すんどめで終わらせて、オモチャ代わりにして楽しんでる。
気付いてるのか生徒会長さん、俺だって普通の高校生なんだぜ?
今までは、気を引きたくて、役に立ちたくて、頑張って来たけど……もう限界!! 俺だって普通に恋愛して、普通にセックスしたいんだ!!
いつまで経っても振り向いてくれない女に、これ以上付いて行けねーよ。
だからさ、これからは恋愛感情抜きの、普通の友達になろうぜ?
お前には二度と告白したりしないから……お前も、二度と気の有るフリをするな。もしかしたらって、期待させるなよっ!?
そう言って別れたのが一週間前。
そして今日まで一週間、生徒会長は学校を休んだ。
826 :
梅ネタ:2009/05/22(金) 17:05:40 ID:m8rSakWU
2
「なんだよ、落ち込んでんの? あははっ、元気だせって! なっ?」
最後の授業が終わり、掃除が終わり、靴を履き替えて校舎を出る。
隣には、中学時代から一緒のクラスメイト。幼馴染みよりも背が低く、制服を来てなきゃ小学生に見える奴だ。
「代わりにさ……わっ、私が付き合ってやっからよ。アイツなんて、もう忘れろよ?」
そんな奴だけど……
俯いて、顔を赤くしながら告白されたら、可愛いって思ってしまったら、好きになるって決まってんだろ!?
「私、ずりーよな? お前がフラれた後で落ち込んでる時に……ぜーんぶ計算してたんだぜ?
でも、好きなのは本当だからよ。慰めてやっからよ……だから、私とっ、つきあって……ください」
答えだって決まってるさ。
俺は腕を広げ、抱き締めようとして……
「あぶなーいっ!!」
目の前のコイツに、思いっきり突き飛ばされた。
尻餅を着き、見上げればコイツの後ろ姿。何かから俺を守るように立ち塞がっている。
そして前方へ視線を向ければ、高い砂山を背にして、一週間振りに見る幼馴染みが居た。
「私は悪くない、私は悪くないっ!! 私を好きだったのだろう? なら、なんで簡単に諦めるんだ!? 私を落とせ、私を惚れさせてみせろぉぉぉっ!!!
ははっ、そうか……part23がたぶらしたんだな? 私には分かっているぞっ!!
だがここまで。このスレを終わらせる秘孔を突いた。スレの命も後三レス!!」
「面白そうねpart24。なら数えてあげるよ!!」
「1レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!」
「2レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレ!!」
「3レーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!! ぐはあぁっ!!? このスレの秘密をっ!!?」
「ふははははははははっ!! 男君は、このpart24が貰っていくぞっ!!」
「ぐふっ、そん……なぁっ。男、もう一度……ぬくもりを」
23スレ 完