ベルサイユの薔薇でエロパロ

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101女主人の逆襲2
「愛している・・愛している・・」
そう繰り返しながら、従僕は夜毎女主人を抱く。
処女を奪われた痛みに耐えながら、それでもその愛撫に抵抗する術を持たぬまま、彼女は抱かれてしまう。
”こんなやり方は違う・・・間違っている” 心のどこかで声がする。
だが、次の瞬間、彼の情欲の熱さと己の悦楽に意識がどこかへ失われてしまうのだ。
「私は彼を愛しているのか?」
昼間、彼女は何度も自問した。叶わなかった初恋に別れを告げたその日のうちに従僕に身を奪われた。
信頼していた幼馴染だが、彼に恋したことはない。
それでも彼を遠ざけることはできなかった。彼がいなくなる人生など考えられない。
・・・たとえどんな目にあっても・・・。
身を開かれ、求められて、悦びを教え込まれて、
彼女は自分がまぎれもなく女であることを知り、彼が男として自分の上に君臨していくのを感じつつ、
その情熱の猛りを自らの身体に刻みこまれていた。

102女主人の逆襲3:2009/04/13(月) 00:02:41 ID:9ZYKwUHK
ある日、女主人は妹のように可愛がっていた金髪の少女が黒いマスクの盗賊と
恋仲になっていることを知った。
母を殺された少女を助け励ましてくれたというその男は、少女に自分の幼いころのことを語り、
少女の腕を握ってその身に引きよせていた。
少女もまた、頬を染めて頷き、二人は口づけを交わしていた。

”あんなふうに自然に出会い、育っていたならば・・・”
女主人は自問する。
黒髪の彼女の幼馴染は、彼女の剣の相手そして彼女の護衛として館に引き取られた。
”主従の違いがなかったら・・・自分が男として育てられていなければ・・・”
もっと自然に恋に落ちることができたかもしれない。
夜毎に快楽は深まり、自らの身も彼を欲するようになったことに怖れ慄きながらも、
彼女は彼の求めに自らの身が反応していくのを止めることができなかった。
103女主人の逆襲4:2009/04/13(月) 00:44:24 ID:1ZwQK0vy
”・・許せない・・・”
悦びに狂う自分の身体が・・・
思うがままに凌辱を繰り返す男が・・・
自問の果てに女主人はある決意をした。
このままではいずれ事は露見してしまう。
そうなる前に・・・父将軍に知られてしまう前に・・・
その夜、寝室にやってきた男はいつものように容赦なく彼女の衣服を
剥ぎとろうとした。
「私はお前の女ではない。」
彼女の手に握られていたのは護身用の短剣。
その切っ先を彼の喉元に突きつけて言う。
「お前を許さない。」
彼女の碧眼と彼の隻眼が交錯する。
やがて、黒髪を揺らして男が笑った。
「ふふふ」
彼女の眼が見開かれる。
「俺が憎いか?憎んでくれる方がいい。俺は後悔なんかしていない。」
男は一つしかない眼を閉じる。突きつけられた短剣に自らの喉元を差し出すかの
ように身をそらせた。
「お前に殺されるのなら本望だ。」
女は手にした短剣を握り返す。
だが、彼女はどうしてもその手を振りおろすことができなかった。
”許せないのは自分自身だ”
104女主人の逆襲5(終):2009/04/13(月) 00:59:25 ID:1ZwQK0vy
「いつでも俺を殺せばいい。」
頬に涙を流しながら短剣を握った手を力なく下ろす女主人に、
その従僕は膝まづいて誓う。
「お前のためにあるこの命だから。」
女主人の手から短剣がゆっくりと床に落ちて行った。
”私はわかっているのだ・・・この男が自分の影だということを・・・
私一人では何もできない・・・”


王妃のお気に入りの男装の近衛隊士は謁見を願い出て、
追っていた盗賊を取り逃がしたことを報告し、転属を願い出た。
その夜、一台の馬車が貴族の館から黒髪の青年と金髪の少女を乗せて出て行った。
105名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 03:33:38 ID:fDA+/8Hg
GJ!
エッチな逆襲ではなかったのね。
予想外にシリアスな展開でした。w
106名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 03:36:12 ID:rYRc3f3t
GJ!
オスカル、アンドレなしではいられないんだね。
107名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 12:23:00 ID:9KzPZzZ1
乙!
逆襲といいつつ、心理的に追い詰められてるオスカルがいい
108名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:41:03 ID:k0LXkOxt
愛ゆえに、アンドレを殺そうとするオスカル
愛ゆえに、殺されることもいとわないアンドレ

なんか狂気じみてて良いわぁ〜
でも殺さなかったから、ちと残念!!
109名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:56:01 ID:t3EsJCTI
殺すつもりなかったんじゃね?
110名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 21:05:58 ID:NPcQF1F8
ツ・ヅ・キ!ツ・ヅ・キ!
111名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 22:55:43 ID:U77BCHhw
GJ!

強姦物の者です。私のをネタにして面白い話スゴいです。
私のも思いついたら時々続き書いていいですか?
112名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:11:54 ID:1ZwQK0vy
変貌と逆襲の者です。
書いてみたらぜんぜんエロくなかったんでちと反省・・

>>111
ぜひ、続きを!!
113名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:29:29 ID:NPcQF1F8
ゼヒ、ツヅキヲ…!
全ロムラーノ願ヒ
114名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:41:59 ID:U77BCHhw
111です
>>112
さんも是非続きを!
115名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:43:54 ID:9KzPZzZ1
待ってるヨ
116名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 09:16:33 ID:tbLDh1yO
続きをお願いします職人様
117名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:48:02 ID:qMtZj6W1
ワッフルワッフル
118名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:07:48 ID:qHPlUKGT
>>112
です。

>続き期待の皆様

続きってね、こんな”熟れた”オスカルさまをアノ衛兵隊に転属させたら
滅茶苦茶ヤバい展開なんですがーーーーー。
林間注意ですかぁ〜〜〜〜〜・・・・・
119名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:18:17 ID:QAteWc/0
>>118
メチャおいしい展開ですね。
ますます期待してしまいます。
120名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 02:25:05 ID:Kn1dKVpi
アラン「粋がってるのも今のうちだ。女なんてな裸にしちまえば大人しくなるもんだよ」
オスカル「やめろ、やめないか!」
激しく抵抗するも前をはだけられ、下半身を素っ裸にされたオスカル。
「おい、こりゃあ」
「へへ、あんた男知ってる身体だなあ」
「足ひろげてみろや」
オスカルは唇を噛み締めて耐える。
私は処女を無理矢理奪われ、あまつさえ男達の慰みものになる運命だったのか。
「くっ」
「へえ、奇麗なもんだが、男知ってるな隊長さんのおまんこはよ」
「胸も意外にあるじゃねえか、あれかあの黒髪の腰巾着と夜はしっぽりまぐわってんのかあ?」
「それも一回や二回じゃねえ、毎日可愛がられてる身体だぜ、へへへ」


ってな感じですか?
121名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 02:35:24 ID:R4XFOavP
>>120
神キターーーーー
つ、つづきを……!
122名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 09:12:39 ID:Oh5HZVSM
>>120
>男知ってるな隊長さんのおまんこはよ

アランは見ただけでわかるのかw
すごいな。
同じく、続き待ってます!
123名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 11:33:20 ID:EzOWc7Xj
>>120
衛兵ども下品すぎワロタww
124名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:16:50 ID:NdaR+WhX
和やか系から修羅場系まで盛り上がってるね。
ところで童貞同盟はあれでおしまい?
フランソワとの純な会話に萌えたから、是非とも続きが見たいな。
125名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:33:51 ID:xCdN0Na2
ねえ、オスカルには5人のお姉さんがいるけれど、実際は、オスカルと比較して
どうだったんだろうか?
オスカルと比較して、女らしさ、とってもあったのではないかなあ??
出るところはしっかり出てて(オスカルは痩せてて平らな胸・・・)ふっくらしており、
そういう風だから、お色気抜群とか。
案外、毒舌家ぞろいで、流石のオスカルもたじたじとか。

そういう面で、オスカルとお姉さん達とを比較する、そういうSSがないのは
大変残念だなあ・・・・・よな。
126名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 23:05:17 ID:QAteWc/0
>>125
それ、いい!
お姉さん達とのガールズトークとかね。
実はオスカルはお姉さん達の影響で、すっごい耳年増だったとか。
なかなか萌えるネタかも。w
127名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 04:03:56 ID:JtC2k+j5
キャラスレから誘導されました
童貞アンドレと処女オスカルの始めての夜
こちらも職人様お願いします
128名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 20:46:01 ID:bruopkgH
職人様投下待ってます
129名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:50:26 ID:5SEgJJzn
マッテマスー
130名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:16:31 ID:HMrGqCrO
クレクレ厨うぜえ…
131名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 23:00:45 ID:RG0PlbtO
>>130
こわいよ
132名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 08:01:30 ID:4zZzO7jt
>>112
ですが、転属に関していえば
今読むとおよそアントワネットの興味がなさそうな軍隊の欠員なんかに詳しくて、
衛兵隊の将軍ブイエとジャルパパの仲が悪いことをよく知っていることに
どうも違和感があるんだよね。
なんでいつからそんなに真面目に政治してるの?
軍隊の人事に口出せる王妃というのも珍しいんじゃないか?
衛兵隊の前の隊長が顎砕かれて(アランの妹の件で)欠員という事情も知っていたんだろうか?
知っていたら結構無謀かなあ。この場面こそ、謹慎処分にして頭を冷やせと言うべきだと思うんだけど。
133名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 09:43:33 ID:7LXmzKQr
誰か、ヤル夫の「こまけぇこたぁいいんだよ」のAAを!
134名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 10:11:31 ID:Esp8I6Q8
なんていうかここはそういう事を話し合う場所じゃなさそうって言うか…<転属
135名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 23:10:53 ID:/QqCmZrx
いろんなこと語って、そこからもりあがったらいいじゃん!職人さんもきてくれるかもしれないし…
136名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 03:35:02 ID:DzzAMA+v
アランでこんなエロかいてください

ttp://w6.oekakibbs.com/bbs/yukinomori/data/37.jpg
137名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:34:51 ID:0Bw50qos
>>136
巣に戻れ
138名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:27:09 ID:B5J6NYU9
ようやく週末だ。
童貞アンドレと処女オスカルの始めての夜
をどうやってエロくすればいいのか、ネタを教えてくれ。
139名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 01:52:26 ID:gK24zGZ9
先ずは双方が怖がる。
140名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 02:41:56 ID:7XCyppci
アンドレが余裕たっぷりじゃない
141名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 09:18:54 ID:OFxuXnzj
>>138
ですが。
オスカルは自分が惚れた男らしさについて語っているが、
アンドレは「お前らにオスカルの女らしさがわかってたまるか」と
言ってるけど具体的には言ってないんだよね。
アンドレの惚れたオスカルの女らしさって何?
142名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 16:17:49 ID:zQ5qEpui
アンドレにだけ見せる心の弱さじゃない?
143名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 19:04:56 ID:7XCyppci
優しさかな?
ロザリーをひきとったり、ディアンヌの結婚を祝福したりと
女性らしい気遣いができてると思う
144名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 04:41:23 ID:yGbl2zWN
>>138
トウカマッテマス
145名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:11:42 ID:vT4gORzp
ううう、童貞と処女って純愛すぎて
エロくなんないんだよ〜。誰か不純な要素を入れてくれ。
146名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:51:35 ID:B4gQ5i0w
童貞&処女とはいえ、いい年した大人の男女、何にも知らない訳ではないでしょう。
独り寝の寂しさを自分で慰めたりして、性的にも充分成熟してたと考えると、
エロくなるのは自然な気がします。
147名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 01:03:04 ID:TC4/58X2
アンドレは童貞じゃないだろw
街の娼婦とか女買って普通に性欲発散させてたと思う

でも好きな女=オスカルと初めてのときはメンタル的に初々しくなってしまって・・・
みたいな感じでいかがでしょうかお願いします
148名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 01:22:14 ID:8fq+/xgN
童貞設定で書いて下さる方がいらっしゃるようなので。
ま、アンドレは童貞であろうとなかろうと男性ですからねぇ‥‥w
オスカルの方こそ大人の女の色気を感じさせる処女であって欲しい。
149名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 06:03:43 ID:L3yHHq9h
純愛だからこそいい!
長い年月押さえこんでいた突き上げるものを、ついに処女相手に発散させるんだよ。
初めて同士ってだけでじゅうぶんエロい。
童貞&処女お願いします。
150名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 19:34:21 ID:oUfiL6bc
初めて同士なら
やっぱり彼女がリードするのか?
151名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:17:40 ID:8fq+/xgN
>>150
それは萌えるw
152名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:29:59 ID:wixYn+Ar
初めての夜は童貞・処女だからぎこちないけど
第2夜、第3夜になるにつれてだんだん濃厚になっていくのも
エロくていいなー
153名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 08:48:27 ID:GW8tZDcI
フランス近世のエロ本ってどんなん?
夜の夫婦生活の手引きみたいな本ってあったの?
154名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 10:55:03 ID:8qLP1Iq3
どうなんだろう?でも無いと新婚夫婦が困るからあったんじゃないかな?
アンドレも密かに本でお勉強してたのかな?
>>138
童貞と処女設定で書いて下さるのですね。
初めて同士で初々しいアンドレとオスカル!お願いします!
155童貞な二人1:2009/04/29(水) 18:25:01 ID:Naf/mfpw
「僕のこと嫌いか?」
金色の髪を揺らして碧い眼が下から覗き込んでくる。
いつもちょっと怒ったようなつり上がり気味の細い眉がどこか不安げに寄せられていて、
大きな瞳の長い睫毛が震えていて・・・。
そう、いつも強気で気難し屋なくせに、内面はとてつもなく脆く繊細なんだ。
まるでガラス細工の綺麗な透明な城みたいな・・。
ついさっきまで怒って彼を叩いたくせに、今は彼の気持ちを思いはばかって、
”どうか嫌わないでくれ、そばにずっといてくれ”と愛を乞わんばかりに訴えてくる彼女の瞳。
「うっ・・」
心臓がどくんと動くのが自分でもわかる。ドキドキしている。 
”どうして、こんなお嬢様のお相手に引き取られちゃったのかなあ。”
彼は心の中でつぶやく。
”反則だよ、こんなの。女としての自覚もないくせに、こういう時は女そのものじゃないか。”
「・・・嫌いじゃないよ。」
ついにそう言わされてしまう。そう言っても、さらに黙って不安そうに彼の顔を覗き込んでいる彼女。
”もっと言わなきゃいけないのか、俺? どうして黙って俺の次の言葉を待っているんだこのお嬢様は!”
「・・・・・・好きだよ・・。」
観念して彼が言うと、破顔一笑、嬉しそうに微笑む。
「よかった!」
”そう言って俺の胸に飛び込んでくるお前。どうしてそんなに自覚がないんだ。
本当はここで抱きしめてしまいたいところなんだけど、この館の跡継ぎのお嬢様相手に
そんなことするわけにはいかない。”
しかたなく、従僕はお嬢様の脇の下に手を入れてくすぐることにする。
「あっ」
”お嬢様は敏感だ。くすぐったがりやなことは幼い頃から遊び相手を務めた俺にとって周知の事実。
どこが弱いかもよく知っている。”
「卑怯者!」
顔を真っ赤にしてくすぐったがって離れてくれる。
そう、お嬢様が身体を離してくれないとの従僕の方はたいへんだから・・。
156童貞な二人2:2009/04/29(水) 18:26:37 ID:Naf/mfpw
そんな風にしてどれほどの時を過ごしたことだろう。
今、彼女は彼の腕の中にいる。「彼の妻に」と彼女が自ら望んで求めてくれた。
彼はもう待たないし待てない。気が遠くなるほど待ったのだから。
抱き上げて寝台に運び、ゆっくり下ろす。靴を緩め、抜き取ってやる。ここまでは今までにも何回もした。
彼女が酔って酒場で喧嘩し、気を失った時。彼が理性を失って、彼女をこの寝台に押し倒し、ブラウスを引きちぎった時。
数えきれないほどのすれ違いや行き違いを繰り返した末、二人はようやくお互いの気持ちを確かめ合い、そして今夜ようやく結ばれる・・・はずだ。
彼は服を脱ぎ、彼女の上に覆いかぶさる。比較的痩身だが逞しく鍛えられた身体に抱きすくめられ、その感覚に恥らう暇もなく唇が奪われる。唇同士を触れあわせ、角度を変えながら、口づけがひたすら繰り返される。
大好きな彼の唇のしっとりと包み込まれるような感覚に緩んだ彼女の唇の隙間から、彼の舌が滑り込んできた。お世辞にも慣れているとはいえない性急さで舌先が入り込む。
「んっ・・」
本能に任せて荒々しく口の中を貪ってくる愛しい男の舌を彼女は固く眼を閉じて受け入れた。
捕らえられた彼女の舌が音を立てて根元から執拗に吸いとられる。
この先の行為を予感させる感覚・・密度の濃い口づけに彼女の身体中の力が奪われていく。そしてその代りに甘く官能的な疼きと恐れに似た得体の知れない感覚が彼女の下腹部から沸き起こってきた。
”ああ・・”
彼女はその感覚を反芻する。
”私はこの感覚を知っている・・。この口づけと甘い疼き・・・まだ経験したことはないのに・・・”
157童貞な二人2:2009/04/29(水) 18:27:54 ID:Naf/mfpw
互いの唾液を引きずりながら、ようやく唇が解放される。ふっと意識が戻り、彼女が目を開くと、彼の手は彼女の衣服にかかっていた。ほどなくブラウスを脱がされ、下肢のキュロットから下着までのすべてをほどかれて彼女は生まれたままの姿に剥かれてしまった。
恥ずかしさに手で肌を覆うとするが、自らもすでに裸になっていた彼がしっかりと両腕を掴んでいて、それを許さない。
「愛しているよ」
耳元で柔らかくささやく唇が頸筋から喉を辿っていく。
「ぁん・・はぁ・・・」
息がかかり肌を食まれる熱い感覚に身の中に爆ぜるもどかしい疼きに彼女は戸惑い、身をよじった。
抗って身をよじる度に彼女の白い胸の膨らみが、彼の前で柔らかく弾んで揺れる。彼はもう戸惑わなかった。
彼女の両の乳房を両手で包みこむ。力を込めるとしっとりと手に心地好く吸いつく膨らみの下で小さな果実が主張している。その柔らかさに誘われるままに固く熟したそれを唇で摘んだ。
「あっ・・」
彼女の身体がぴくりと跳ね、結果として感じやすい胸をさらに差し出してしまう。
女の身体を知らない彼でもすべきことは知っている。指先で片方を弄び、もう片方を口に含んで舌先で舐め回し責め立ててやる。
「ん・・・ふぅ・・」
吐息の混じった甘い声が彼女の唇から洩れた。
158童貞な二人4:2009/04/29(水) 18:29:05 ID:Naf/mfpw
「まだ、怖いか?」
彼女が感じているのをわかった上で彼が聞く。行為そのものを嫌がっている様子はないが、彼には自信がなかった。
彼女は柔らかく首を振り、彼の背に回したしなやかな腕に力を込めた。
「怖くない・・・お前なら・・・」
彼女もまた先を望んでいると感じて、愛撫する手を下に伸ばしていく。よく引き締まった伸びやかな太腿を撫で上げて、濡れているその部分に指を這わすと彼女の身体がぴくんと震えた。
彼女が彼に拒絶と取られかねない言葉を口走らないように耐えているのがわかる。広げられた脚が緊張している。
「耐えなくていい。声を上げて。」
「あ・・・でも・・」
幼馴染はこういう時便利だ。彼女の緊張を解く術を彼は知っている。
「声を上げて」
彼は彼女の脇の下をくすぐりながら、その脇腹にキスをした。
「あっ」
身に走った馴染みのくすぐったい感覚に彼女が声を上げる。その不意を衝いて、柔らかい茂みを掻き分け秘裂に触れた。ぐっしょりと濡れている。
愛液のまとわりつく指を擦り上げると彼女は彼の名を何度も呼んだ。
159童貞な二人5:2009/04/29(水) 18:30:23 ID:Naf/mfpw
手探りで潤いをたたえた襞、探り当てた花芯を何度も何度もなぞる。 頼りなく震える脚を広げさせ、無我夢中でそこへ口づけた。本で読んだ知識しか知らないが、ぴくりと震える花芯を唇で食み、舌先でなぞり上げると彼女の震えるような甘い声が上がる。
指でその下を探ると後から後から蜜液があふれ出て、彼は夢中でそれを吸った。
やがて彼の指が彼女の泉を探り当て、そこへ指を沈めていく。潤ってなお、狭すぎるそこは蜜をからめた指の一本さえもきつく締めつける。男である彼には想像するしかないが、指一本でもこれならこれから侵入してしまうとどれほどの苦痛を与えてしまうことか。
かつてはその苦痛を思いやって、思いとどまってしまったのだ。
痛みだけはなんとかして和らげてやりたくて、柔らかいそこへゆっくり指を出し入れし、花芯を舐め上げ、時間をかけて解きほぐそうとする。
しかし、そんな気遣いとは逆に彼の下半身は熱く固く反り返り、指でさえきつく締め付ける極上の快楽の予感に身震いさえ覚えていた。
なおも開脚させた股間に顔を埋め、花芯を吸い、指を入れて探っていると彼女の腰がふっと浮き上がり、中が一瞬緩んだような気がした。次の瞬間、彼女の嬌声が上がり、彼女の内壁がぎゅっと指を締め付け、びくびくと動くのがわかった。もう我慢できない。
160童貞な二人6:2009/04/29(水) 18:31:38 ID:Naf/mfpw
彼は起き上がり、息を荒げている彼女の上に覆いかぶさって、ひくつくそこへ先走りして濡れた先端を押しあてた。その瞬間、異物が入ってくることを知ったように、彼女の腰が跳ねる。
もう止められない。
狭い穴を押し広げるようにして先端を押し込んでいくと、快楽を通り越して苦痛となるような締め付けが襲ってきた。彼女も痛みを感じているだろうに、逃れようとも押しのけようともしない。
彼の背にしがみつき、腰に脚をからめて、受け入れようとしている。
彼女のそんな動きに励まされるようにして、彼は狭いそこへ腰を沈めていった。
「全部入ったよ」
彼女には答える余裕さえない。彼もまた彼女の中で痛いほど締め付けられて、落ち着くまで待つなどという真似はできなかった。
それでもなるべく摩擦が起きないようにゆっくりと、深く押し込んだまま腰を少しずつ動かしていく。
苦しげな吐息を洩らす唇に自らの唇を重ね、片方の胸先を愛撫しながら、もう片方の手で彼女の花芯をさぐった。
やがて彼女の口から洩れる喘ぎに鼻にかかった濡れた響きが混ざり、締め付けがきついながらも少しずつ味わう類のものへ変化していった。だがその状態は長続きしなかった。
彼は既に限界に達していた。 彼女が処女であることを思えば彼が達してしまうのも仕方のないことだが、
彼女へもなんとかして快楽を与えてやりたかった。苦痛と快楽の境界線上を さまよう彼女の最後の一滴まで彼を絞り取ろうとする中の収縮と、 彼の最後の一滴まで絞り出そうとする彼自身の収縮とが合わさって、ついに互いに絶頂を迎えた。
彼と彼女はなかば放心状態のまま、たがいにたがいの身体を委ね、たゆとう夢の中をさまよっていた。
161童貞な二人7(終):2009/04/29(水) 18:32:49 ID:Naf/mfpw
幼いころ、身体を重ねふざけあって笑った日々を二人は思い返していた。
本当にどれほど時間が経ってしまったことだろう。
転げまわって遊んだ夏の太陽の下、冷たい雪に身を寄せ合った冬の嵐の中、
男と女の何たるかも知らず、身を重ねて触れ合っていた。

”今は胸に飛び込んでくるお前を思うがままに抱きしめることができる”

彼らの長い長い物語は終焉を迎えようとしていた。

162童貞な二人7(終):2009/04/29(水) 18:34:56 ID:Naf/mfpw
2がだぶってしまった。すまん。
163名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:49:05 ID:u5kvDff5
GJ!
初々しい二人に萌えました。
早くえっちに馴れるといいね。
164名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:10:11 ID:sf1MSjDl
乙!
初っ端のチビ達にも萌えちまったよん
165名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:14:38 ID:8qLP1Iq3
GJ!
童貞ながら一生懸命な所と処女ながら健気な所が最高!
初めてならではの描写には萌え萌えです!
ぜひぜひ第2夜もお願いします!
166名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:52:41 ID:z4nmZCdP
マッテイマシタ…アリガトウ
167名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 03:38:34 ID:aBikrteu
GJ!
純愛っていいな〜
初々しくて萌え〜
168名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 09:33:01 ID:wJvt0rBC
この童貞原理主義者どもめ〜〜
少年オスカルは対アンドレにしか使えないんだよね。
純愛ものってはずいのになんかんいってもアンドレに戻ってきてしまう。
オスカルには少年期と女期しかないんだ。少女期がない〜
169名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:08:36 ID:Wcfa9lkb
別に童貞にはこだわらないけど、純愛って
いいもんだ
>>125
お姉さん達が女性としての知識も自覚もない少年オスカルに
手取り足取りあれこれ仕込むとか…ちと妄想
170名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 20:14:40 ID:5Y5529u3
ID:Naf/mfpwが参考にしたのは
オルフェウスの窓でエロパロ
171名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 20:19:21 ID:xrx+hBT1
元ネタあったとしてもGJですよー!
172名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 21:59:43 ID:gbOsRPsC
Naf/mfpwだけど、規制されて書き込めない。
オルフェウスの窓のエロぱろ知らないよ。どんなの?教えて
173名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:31:34 ID:aBikrteu
たとえ参考元があったとしても
オスカルらしさアンドレらしさに違和感がなくて面白かった
童貞アンドレに惚れなおしたよ
職人様ありがとう
174名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 09:16:09 ID:p7uMUCk4
172 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 21:59:43 ID:gbOsRPsC
Naf/mfpwだけど、規制されて書き込めない。
オルフェウスの窓のエロぱろ知らないよ。どんなの?教えて
175名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 09:20:54 ID:qAJ9pC34
童貞な二人、OAのイメージそのままで面白かったよ
タイトルからしてOAらしくて吹いた
童貞同士の初々しさに清純なエロを感じてすっかりはまってしまったよ
>>170 さあ君もエロパロを参考にOAらしい童貞OAを投下するんだ
176名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 15:20:21 ID:2e9nbXgW
>>169
そのお姉様達が、実はオスカル様の最大の泣き所ではないのかな?
実は、オスカル様、「貴女は痩せてガリガリだ」とか「なんという平らな胸」とか
お姉様方から、いつも揶揄されて、其の度に、オスカル様、ブスくれて返答できずいじけてしまう、
そういう事を想像してしまう・・・・・・・・。
そういうオスカル様に、女として、魅力を発揮する方法を、お姉様方から、みっちり伝授されてしまって、
閉口してしまう、オスカル様・・・・・。
177名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 21:42:16 ID:TuCIUYIL
そんなオロオロイジケオスカルや意地悪おねえさま達・・・
178名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 21:51:57 ID:0+f0qKKY
いくらオスカルでも5人のお姉ちゃん達には逆らえないだろうな〜
179名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 21:55:08 ID:5qSYPqtS
週末なんだけど童貞な2人の作者さんまた書いてくれないかな
童貞処女で初々しくてときめいたよ
>>176
オスカルはお姉様達から伝授された方法でアンドレを誘惑して
今度はアンドレがオロオロしてしまうのね
そして>>150のように処女が童貞をリードするのか!?
kidsアンドレになっちゃうよ
180名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:02:15 ID:tGRPBpuM
童貞な二人の人だけど、そんなん書けって?
どっちかっとつうと、お姉さまの婿君方の会話の方が興味ある。
181名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:16:57 ID:5qSYPqtS
童貞な2人の作者さんには第2夜をお願いしたいな
あの2人、精一杯相手を思いやってて好きなんだ
182名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:00:46 ID:tGRPBpuM
だからさーー、原作的には第2夜は存在しないんだって〜。
変なところで気を使ってしまうんだ・・うちの猫、ヒート中でうるさい。
183名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 06:45:19 ID:8+SZMXdw
お姉様方にいろいろ伝授された処女オスカルが
童貞アンドレを誘惑してみるが(夜着で部屋におしかけるとか)
やっぱり恥ずかしくなり
結局オロオロしていたアンドレがリードする
なんてどうでしょうか?職人様!
184名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:59:51 ID:sIJ9037A
がーるずとーくは苦手なんだよ〜誰か頼む。

”初夜” ”図解”でググると
図解 性生活の技巧と体位―初夜新婚の医学という某医学博士の本が当たるんだが
この本は現在お取り扱いできません。の文字が泣かせる。
アンドレもこの手の本を秘かに入手していたに違いない。
185名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 00:42:01 ID:wQidu2Aj
道程な二人は読むに耐えなかったお

これだたら



棕櫚タンや餓鬼の森タンのが100万倍マシだな

棕櫚タン餓鬼の森タンについては
しゅろの木で検索してみてね
186名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 01:32:13 ID:iD2ZGRAC
>>185
ここは2ちゃんなんだからサイトと比較したらアカン
それぞれ好みがあると思うけれど批判したら職人さんが来れなくなる

職人さん気にせず色々なSS頼んまっせ!!
187名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 01:54:14 ID:yOuC9aOw
棕櫚タンや餓鬼の森タン宣伝乙。
100万倍とか大見得切っちゃってwwwぷぷ。
君たちのサイト、げふぃんでベルでもどうでもいいような駄作しかないからもう行ってないよw
188名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 06:39:20 ID:KwoXnalx
>>185私はウブな2人がたまらなくて何度も読んでるけどね
童貞設定って新鮮でいいな〜また童貞もの読みたいな〜
でもアンドレはその手の本をどうやって密かに入手したのかな?
原作で"おまえの妻に"と言われて驚いてるけど
実はやる気満々でしっかりと知識を詰め込んでいたのかなw
189名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 12:33:48 ID:/0FPBoxV
童程な二人の感想からわざとらしい自演臭が
190名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 03:28:07 ID:dIsYpgtL
道程タンも棕櫚タンも餓鬼タンも
自演乙

191名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:04:59 ID:wBfN16D7
童貞な二人数えきれないほど読んでます
何十回読んでもいいわあ
192名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 19:27:55 ID:4XXVh6Gd
>>161
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!
でもこれからどうなるの?
193名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 00:40:53 ID:uOmBVKb4
原作は未経験者で一回だけだから目も当てられない事になってそうだが
何故かオスカルとアンドレは濃厚にウフンアハンしそうに思えるのは何故だろう
自分だけか、フランスっていうとどうもなw
194名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 05:08:07 ID:mrO4K8JU
>>161
読まない日はないほど感動
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ
1000回言っても足りないぐらい
195名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 09:32:42 ID:BxqQlHe6
釣りはウザイですね。
書き手さんの投下を気長に待ってますよ。
196名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 11:08:45 ID:o9y3xKR6
>>193
未経験者で目も当てられない状態のSS面白そうw
197名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:20:33 ID:4fUTYOTI
>>72
「愛しています、美しい方…」
 ジェローデルは非の打ち所無い優雅さで、差し出された白い手に口づけた。
その先にはいささか高慢にも見える美しい女が一人、豪華な寝台に腰掛けて
気品あふれる求愛を受けていた。
「お前も私を抱きたかったのか?」
 物腰柔らかなジェローデルの動作が、ふととまった。
「無論です。しかし私は貴方の愛が欲しいのです」
「抱いて確かめてみろ」
 オスカルは薄く笑う。ジェローデルは妙に落ち着いたオスカルの様子に不安になる。
根も葉もない、よくある中傷だ。男装の美女は傍らに侍らせている黒髪の従僕と関係があると。
貴族の結婚、婚姻を結んだあとは主人に夫人節操も無いが、結婚前の貴族の女には
厳しい貞操を要求される。格式高い家柄ほど体面にこだわる。
破天荒な行動で物議を醸し出す、この館の当主ジェルジェ将軍もこの問題に
関してはわきまえている、そう思いたいのだが。
「愛しているからこそ、貴女と寝台を共にしたいのです」
 ジェローデルがオスカルを抱き寄せ、口づけを求めると彼女もそれに応えた。
198名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:54:23 ID:4fUTYOTI
 オスカルを柔らかに抱きとめ、寝台にゆっくりと倒れていく。
白い絹のブラウスを捨て去り、コルセットの紐をといていく。
キュロットに手をかけるとオスカルは微かに身じろぎをした。
「なんと…」
 ジェローデルの目の前には十分に熟れた女の白い裸体があった。
これが処女神とさえ言われた女性の身体だろうか?乳房は重々しく十分に実り
ほっそりした鳩尾の下、むっちりと脂がのった腰に太もも。そしてその中心を
つつましく隠す濃い金色の茂みの悩ましさ。
「ああ、オスカル嬢、貴女はなんと美しいのだろう…」
 ジェローデルは己のモノがたちまち熱をもってきたのを感じた。
 はやる思いを悟られない様優雅に衣服を脱ぎながらも、ジェローデルは早く
目の前の女性を存分に味わいたかった。

「あ、ああ…」
 腕の中の金の髪の美女は、しなやかに背を反らせた。ジェローデルの男根を
熱くきつしめ付けまとわりついてくるオスカルの女の場所は、微かな抵抗感の後
すぐに彼の熱い固まりを受け入れてくれた。吸い付いてくる肌の素晴らしい感触。
オスカルの腰抱いて突き上げながら、たまらず色の薄い乳首の周辺に舌を這わす。
「ああ…いい…」
 オスカルはジェローデルのモノをくわえ込んだまま、艶かしく淫らに腰を動かす。
「私もです、オスカル嬢。貴女はなんと甘美な肉体をもっておられるのか」
 白い絹の敷布に長い金色の髪を乱し、しなやかな腕を上にあげオスカルは
恍惚と肉の快楽に悶える。激しく動き始めるジェローデルの腰に両足を絡ませ
もっと激しい愛をオスカルはせがんだ。
「貴女という方は!」
 男に抱かれ慣れていた。じっくりとこの女性を愛して身体を開かせ、肉の悦びを
教え込んだ男がいる。ジェローデルがオスカルの感じる場所を突くと、ひと際
艶かしい嬌声をあげて白い肢体をのけ反らせた。
199名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:13:54 ID:4fUTYOTI
「婚約者殿と寝たな?」
「あ、あ、ん…」
 アンドレは全裸のオスカルを膝の上に抱え上げ、昂る男根でオスカルの女の
中心に埋め込んでいた。膝を抱えられ、腰に手をまわされオスカルは自由に
身動きが出来ない。女の割れ目に男の熱く堅い昂りをくわえ込んでも
アンドレはゆらゆらと微かにしか動いてくれない。
「どうだった?」
「どう…だった…って…?」
「ふふ、他の男の味はよかったかって聞いている」
 アンドレはぐいとオスカルの腰を引いて、なおいっそう男根をオスカルの奥まで突き入れた。
あ…声にならない声をあげて、オスカルは白い喉をのけ反らせる。アンドレの
胸に置いていた手は男の首に絡み付いた。
「上…品で…私の、身体の事を…あっ」
 アンドレがゆっくりと動き始めた。オスカルの女の花の中心に、堅く脈打つ
熱い固まりが突き立てられている。動く度、その場所は熟して花びらが紅く
色づき咲き誇る。そして熱い蜜に潤んでくる様をアンドレは目でも楽しんだ。
「いろ…いろ…言っていた…」
「なんて?」
「美しいとか、素晴らしいとか…いろいろ…ああ、でも今はそんな事より…」
 アンドレの膝の上で、自由にならない身体を揺らめかせてオスカルは
アンドレの首に白い腕をまわして抱きついた。
「早く…動いて…」
 熱いため息とともにアンドレの耳元で、オスカルは息も絶え絶えにそうつぶやいた。
「そろそろ違う男の方がいいんじゃないのか?」
 オスカルは金の髪を乱して首を横にふった。
200名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:43:42 ID:4fUTYOTI
「そんな事は…いいから、早く…ああ、もう、がまんできない!」
「せっかちなお姫様だな」
 アンドレは薄く笑い、このちょっとした意地悪をやめる事にした。
「あ、ああ!」
 オスカルの甘く淫らな歌が始まった。アンドレは腰をすすめオスカルの身体を
上下に激しく揺らして蜜を滴らせた花びらを乱した。怒張した堅い男根に
オスカルの花びらが絡み付き身体の奥は程よく締め付けてくる。
「ああ、あ…ん…ああ…あっ!」
 眉根を寄せ瞳を伏せ、オスカルは悩ましく甘い吐息をもらす。
快楽にうねうねとしなやかな肢体をくねらせ、長い髪を振り乱す。
唇はバラ色に染まり、アンドレの目の前で重々しい乳房が揺れる。
乳首はすでに堅く立ち上がり、アンドレは甘美な紅い野いちごを口に含み
吸い舌で舐めあげ、甘く噛んだ。びくんとオスカルは背を反らす。

 私の身体はお前の玩具。一晩中私の女の身体を弄んで、私を激しく愛するお前。
私もお前も互いの身体を貪りあって、淫らな姿態で交わり、私は恥ずかしさも
忘れて悦びの声をあげ、身体の奥に何度もお前の熱い精を放たれて…。
私は狂ってしまった。力づくでお前に処女を奪われたのに、今では淫らな肉の
快楽に溺れ、交わる度に甘く切なくお前の名を何度も呼ぶ様になってしまった…。