アマガミエロパロスレ

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1名無しさん@ピンキー
無いんで立てた
2名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 18:49:01 ID:WVh6vA/d
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |
3名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 10:06:14 ID:KQdUjl5S
>>1

ただアマガミだけじゃなくキミキス等もOKにした方が需要は高かったかもね。
4名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 16:24:59 ID:xXcyYrWX
仮面さんにいじめられたいです
5名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 03:45:50 ID:0N80qNTH
七咲逢ちゃんの可愛さはもはや犯罪レベル
6名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 06:30:55 ID:/0prH7a/
メデューサのへそを舐めたい
7名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 08:21:07 ID:rkvNK37V
はるか先輩に首輪つけられて連れ回されたい
8名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 09:17:36 ID:+eaDAykA
ははっ。
9名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 09:58:26 ID:Q+8Va3lH
先生に足踏まれたい
10名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 16:04:39 ID:n/8n+iEE
森島先輩ならちょっとマニアックなプレーにも応じてくれそうだな(*´Д`)ハァハァ
11名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 17:46:35 ID:fFpMn3+4
本編の流れからして膝裏コキは基本装備だな!
12名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 19:34:38 ID:SC3dBNjU
仮面の罵倒エッチはまだですか?
13名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 19:58:50 ID:u4LoKJZs
アマガミのSSはマニアックなSSと甘い恋愛のSSの二種類に分かれます
14名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 23:32:46 ID:02Mxan6R
>>13
真っ先に鬼畜陵辱寝取られSSが思い浮かんだ俺は異端かな?
ソエン√見たら俺の寝取られ魂に火がついた…
15名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 06:26:40 ID:emZumwWv
>>1

>>3
TLSも含めてeb総合で立てようと思ってたら先越されてしまったな
16名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 09:15:23 ID:GPzZt7K5
範囲については次スレでまた考えよう

とりあえず今はSSをwktkして待ちたい気分
17名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 14:59:49 ID:PJBRsVg5
以後、乙ではなくメデューサの「テンキュ」で


嘘、ゴメン聞き流して
18名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 17:32:47 ID:2GhPHSXU
薫の髪をもしゃもしゃしてみたい
19名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 21:56:14 ID:UKlQjs7h
薫のエロさは異常
20名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 13:27:27 ID:m/3NLWCs
薫は純情すなぁ
21名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 12:50:59 ID:HN7WkPI+
キミキスの時みたいにスレ賑わってないね。
攻略で忙しいのかな?
22名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 16:14:43 ID:WJdW9Ler
まずゲーム本編がエロいからな
23名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 19:48:17 ID:f2b5PM0f
で、俺が予約した先輩とわんわんにゃんにゃんするSSはまだかね
24名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:57:03 ID:LDO9AoMI
誰か…はやく…SSを
25名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:14:36 ID:WgGvIbgC
脛毛が無いなら陰毛を剃ればいいじゃない
26名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:46:57 ID:+NWgDd2R
材料になるネタが多すぎて職人もどれから捌くか悩んでるんだよ
27名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 05:14:53 ID:KscVjXzu
>>24
何故自分で書かない?
28名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:10:17 ID:hNHYo8C3
できたので投下します。
クソ長くなってしまったのは私の実力不足です。
生暖かい目で見てやってください。

薫スキルート後のお話です。
29名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:10:49 ID:hNHYo8C3



こうまで悩んだのは、生まれて初めてだったと思う。
迷って迷って、大いに迷って、純一はようやく決心した。
今日、冬が過ぎ去ってようやく桜が芽吹き始めたこの日、純一は薫を家に呼ぼうと決めた。

いやと言うほど上り下りを繰り返した家の階段がやけに長く感じられる。
のどが渇いて、さっきから呼吸がおかしくなっている。
体ががちがちに硬くなっていて、階段を一段踏みしめるたびにお盆のコーヒーが
あっちこっち、カップの中で円を描いてこぼれそうになる。
部屋の前で深呼吸。もう一度、さっきより大きく。もう一度、もっともっと大きく。
ようやく、ドアノブに手をかけて、一呼吸で開けた。
まるでスパイになったような気分で、努めて明るい笑顔を作り出し、「おまたせ」を
言った。あまりに緊張していたためか少しうわずった。
中にいた、正座の、やっぱり体ががちがちに硬くなっていた薫が肩をびくりを
震わせた。ゆっくり振り向き、ムリして作っているのが見え見えの笑顔で「ありがとう」を言った。
「わ、悪いわね。コーヒーなんて作らせちゃって」
「別にだい、大丈夫だよ。それより薫はミルクは入れるほうだっけ」
「ああ、ええと、うん。一つだけ?え?砂糖?」
「いやいや、ミルク。うん」
意思の疎通がとれているようで、二人ともお互いの話が耳を素通りしている。
とりあえず最低限の情報のやりとりだけは済ませて、純一が震える手でピンクの
カップにミルクを一つ、入れた。
そのまま薫の正面に正座。いただきます。猫舌でなくても熱いそれを、二人そろって
ぐびぐび喉に通していく。

30名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:11:24 ID:hNHYo8C3



冬はあっという間に過ぎ去っていった。
恋人同士になったと梅原に伝え、ギョエーという怪鳥のような声を頂戴して早数ヶ月。
橘純一と棚町薫の間にどのような変化があったかといえば、実は目に見えて変わった
ところはあまりない。以前と同じように、薫が大騒ぎして、純一がそれを諌めて、
まーたやってるよと苦笑される、そんな毎日。
数少ない変わったところ、といえば一つは薫がたまに純一の家に遊びに来るようになったこと。
もう一つは、誰にも見られないところで静かにキスを交わすようになったこと。
たとえば、誰もいなくなった放課後の教室で。
たとえば、薫のバイト先で陰に隠れて。
そして、純一の部屋で。
しっとりしていて、やわらかくていい匂いがする薫の体を抱きしめると、純一は
このまま死んでしまってもいいような気分がする。いや、嘘だ。死んだら薫と一緒に
いられなくなる。絶対に絶対に、ずっと長生きして、天寿を全うするまで薫と一緒に
いるのだと惚気もいいところなことを考えて、にやける頬を叩くのである。
「なーに一人で百面相してんのよ」
腕の中で、ごろごろと甘える薫が楽しそうに笑う。
「ん。幸せだなーって思ってさ」
「んふふー。あたしみたいな美人を恋人にできるなんて、あんたは本当に幸せ者よ」
「そうだな。……なあ、薫」
「んー?」
口ごもる純一のほっぺたを軽くつねって、
「なにかなー?ちゃんと言ってくれないと、わかんないわよー?」
「……キスしたい」
「ん。いいよ」
くすくすと小さく笑って目を閉じた薫の唇に、自分のそれを重ねる。
ぎゅっと肩をつかまれて、思わず純一も薫の背中に手を回す。
もう何度となく交わしてきた口付け。それを繰り返すたびに、薫の華奢な体に触れるたびに、
純一はますます薫が愛おしくなって、薫のすべてを自分のものにしたいと思うのだ。
付き合いはじめて数ヶ月、いまだにそれが出来ていないのは、純一が臆病だったからなのだけれど。
31名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:11:59 ID:hNHYo8C3
「ん、純一……好き……」
「薫……」
長い、長いキスをして、このまま時間が止まってしまえばいいのにと思う。
頭が真っ白になって、薫の柔らかい髪をそっと撫でて、
「にぃに、入るよー」
「ぶぁ!!」
最近わかったことなのだが、美也はタイミングが壊滅的に悪い。
べたべたにくっついた二人を見てまず一度硬直。その後十秒ほど目を点にして、
美也はようやく呆れ半分怒り半分のため息をついた。
「や、やっほー、美也ちゃん。今日もいい天気ね?」
「……みゃー、お邪魔だった?」
「そそ、そんなことはないぞー。これはアレだ、ほら、薫が目にごみが入ったからってこう……」
「別にごまかさなくてもいいよ……はあ。みゃーもにぃにみたいなカッコイイ彼氏が欲しいよ」
急に居心地が悪くなって自然に体を離した。
薫が珍しく、真っ赤になってうつむいていた。
妙な沈黙が痛い。美也はもう一度ため息をついて、
「……。それより棚町さん、そろそろ七時だけど、まだ平気なの?」
「え?……うわ、もうこんな時間!?やば、帰らないと!」
「にぃにも。お父さんとお母さん、もう帰ってくるみたいだよ?女の子連れ込んでるなんて
 バレたら大変じゃない?」
「げ!」
急にどたばたしはじめた二人を見て、美也は苦笑しながら出て行った。
「あああ、コートコート!コートどこ置いたっけ!」
「ここだここ!落ち着けって!ほら雑誌も忘れてる!」
「ああ、ええとありがと!あ、それと」
「まだ何かあるのか!?」
ちゅ。
「……え」
「ばいばいのちゅー。それじゃ、また明日ね!」
顔を真っ赤にして、薫は必要以上のテンションで部屋を出て行った。
32名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:12:48 ID:hNHYo8C3
嵐のような勢いで出て行った恋人を、純一はまだぼーっとする頭で窓から見送る。
ばいばいのちゅー。
最後に一瞬だけ触れたその感覚を惜しむように純一は唇に指を這わせて、
「らぶらぶだね、にぃに。にししし」
「うぉう」
いつの間にか背後にあらわれた妹に、純一はリアルな驚きの声をあげた。
「ねー、もうお父さんとお母さんに言っちゃえば?棚町さんとつきあってるってさー。
 いい加減言っておいたほうがのちのち楽なんじゃない?」
「……いや、まだ言わないよ」
「じゃあいつ言うのさ」
「……け、結婚するって決めたら?」
美也は頭を掻いて、
「にぃにって、けっこうロマンチストさんだよね」
「なんだよ、別にいいだろ。ていうか、恥ずかしいから絡むなよ」
「おまけにヘタレ」
「余計なお世話だ」
「さて、そんなロマンチストでヘタレなにぃににニュースです」
美也はいたずらっぽく指を立てた。くるくると宙に円を描く。
「明日からみゃーとお父さんとお母さん、いないから」
「は?」
「んーとね、ほら、神戸のおじさんが病気で倒れちゃったんだってさ。ちょうど連休だしみゃー達
 お見舞いに行くから。だいじょぶ、にぃには大事な用事があって行けないってもう言ってある。
 だから明日明後日はこの家には誰もいません。
 一日マンガ読んでても怒られないし、店屋物のご飯もいっぱい食べられるし、
 夜遅くまでゲームセンターにいたっていいし」
美也はわざとらしく言葉を遅らせてにんまりと笑う。
「だーいすきな人と一緒に、にゃんにゃんして過ごしてもいいし」
「美也!!」
「やーん!あ、お父さんとお母さん帰ってきたよ!おっかえりー!」
33名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:13:19 ID:hNHYo8C3
けらけらと笑いながら逃げ出した美也を追いかけるにも気力が萎えてしまって、
純一はその場にあぐらを書いた。頭をぽりぽり掻いてため息をついた。
まったく、昔はかわいかったのにいつの間にあんなに生意気になってしまったんだろう。
だいたい親戚が病気だったら長男の自分も一緒に行くべきじゃないのか。
そこまで考えて大の字に寝転がった。
まあ、美也なりの気遣いなのだろう。それがありがたくもあり、迷惑でもあるわけだけど。
ようやく冷静になって、明日と明後日は家に自分しかいないということに思いが回る。
……いや、ちょっと待て。
よくよく考えると、とんでもないことのような気がする。
この広めの家に、自分ひとり。知り合いを呼ぶのはぜんぜん不自然なことではない。と思う。
そのまますぐに、楽しみなのと怖いのが同時に襲ってくる。
もしここで、「明日はウチ誰もいないから、遊びに来ないか」と薫に電話したら、
どんな返事が返ってくるだろうか。
あっさりOKが返ってくるのか、やっぱりムリだって言われるのか。
なんだかんだ、べたべたくっついて恋人同士の関係を満喫している二人も、
まだ「オトコとオンナの関係」には至っていない。
そりゃ、純一も健全な男子高校生だし、そういうことに興味もあるし、してみたいとも思う。
でも、怖かった。嫌がられたら、拒まれたらどうしようと。
もしそうなったら、何よりも大事な二人の時間がなくなってしまう気がする。
呼ぶべきか。そうすべきではないのか。
まだ、早いという気もする。
同時に、もう十分時間は経ったという気もする。
考える。考える。ごろごろ転がってみる。美也にヘタレと言われるのも仕方ない気がする。
ごろごろごろごろ転がって転がって、考えて考えて、結局純一は、
34名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:14:03 ID:hNHYo8C3



もう一体どれだけの時間そうしていたのかわからない。
純一と薫は正座のまま、からっぽのカップが載ったお盆を挟んでにらめっこしている。
正直気まずいと言うほかない。やめておけばよかったとも思っている。
薫は来た。今日は誰もいないことも伝えておいた。
それでも来た。それはつまり、その。いい、ということなのだろう。
その現実が純一の体全体を襲って、まともな思考をできなくしている。
「「あの」」
見事にハモる。ついでに二人ともどもっている。
「「その」」
沈黙。
二人きりの時間はもう覚えていないくらいいっぱいあったけれど、こんなに
どきどきしたのは、良くも悪くも初めてだった。
薫も顔を上気させて、視線があちこちに飛んでいる。
かっこわるい。
こういうときは、男が女を緊張させないようにエスコートすべきだと思う。
いったいどうして、ドラマの主人公はああいう小粋なジョークとか、相手の心を解きほぐす
言葉がつらつらと出てくるのだろう。
自分のふがいなさが嫌で、腹が立って、純一は頭を掻いた。
「あ、あはは。その……やっぱり意識、しちゃうよね」
「……薫」
部屋は静かだった。夕暮れ時の窓の外で、カラスが鳴いた。
「びっくりした。あたしたち、今まで恋人っぽいことはいっぱいしてきたのに、一番恋人らしいこと、
 まだしてなかったんだよね。だからずっと、……ううん、その、結婚?するまでは、しないんだって、
 勝手に思ってた。でも、あんたから電話来て、どきどきして、今日あんたの顔みたら、
  ますます……ああもう、何言ってんだろ、あたし……」
恥ずかしくて仕方ないというように、顔を真っ赤にして早口にまくし立てる。
35名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:14:40 ID:hNHYo8C3
「でも、嬉しかった」
「え?」
「なんか、恥ずかしくて恥ずかしくて死んじゃうかもって思ったんだけど、でも、ああ、
 やっと言ってくれたって、そういうふうにも思った。やっと誘ってくれたって思った」
勢いのあった言葉は少しずつ落ち着きを帯びていって、薫は最後に小さくはにかんだ。
「あたしは、純一が好き。世界じゅうで誰よりも好き。だから、純一がしたいことは全部していい。
 純一が喜んでくれるなら、あたしに出来ることは全部してあげたい」 
窓から差す光に薫の笑った顔が映えた。すごくきれいだと、単純にそう思った。
純一は思う。きっと薫も、考えたんだろう。
枕か何かを抱きしめて、ごろごろ転がって、自分の気持ちを考えたんだろう。
転がって転がって、考えて考えて、ベッドの上を何往復したのかもわからなくなるくらい考えて、
そしてたぶん、本当にすべてを受け入れるつもりでここに来たんだと思う。
似たもの同士の二人。きっと悩み方も同じだったと考えると、少しおかしい。
「薫」
「あ……」
我慢できなかった。薫の体を、思い切り抱きしめた。
「ごめん。また、薫から言わせた。僕から言おうと思ってたのに……かっこわるくて、ごめん」
「……あんたがかっこわるいのは、前からでしょ」
「そうだね。もっとがんばる」
「あんたは、そのままでいい。……かっこわるいあんたが、最高にかっこいい」
体が嘘みたいに軽くなった。
薫の目が涙で潤んでいた。
頬に手を伸ばして、そっと唇を重ねた。
「……好きだ、薫」
「ん……じゅん、いち……」
体を押し倒して、薫に覆いかぶさった。薫の顔は真っ赤になっていて、息が荒くなっていた。
36名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:15:33 ID:hNHYo8C3
「薫」
「うん。……あ、でも、ちょっと。……ベッドでして」
わたわたと手を振るしぐさがかわいらしい。
おかしくて小さく笑うと、不満げにぷうっと頬を膨らませた。
「よっと」
手を滑り込ませてお姫様抱っこのかたちになる。
「うわ!ちょ……」
「薫、軽いな」
「うそ。……す、すこーし、お肉が増えてきたと思ってたんだけど……」
ぼそぼそと話して黙ってしまう。確かに背中のあたりは思ったよりぷよぷよしている。
絶対怒られるから言わないけれど、でも純一は、そんな感覚が嫌いじゃなかった。
そっと優しくベッドに横たわらせた。
ぎゅっと目をつぶって緊張している薫に、もう一度口付けた。



「純一……」
「その……うまくできるかわからないけど、優しくする」
「……ん」
セーターの下に手を差し込んだ。薫の体が小さく震えた。
「いやだったら言って」
「いやじゃ、ない……」
薫の肌は、いつか口で触れたときと同じようにすべすべしていて、やわらかかった。
手を這わせるたびに、小さく声を上げた。
少しずつ手を体の上のほうに這わせていくと、やわらかい、しっとりしたかたまりに触れた。
「薫……」
「こ、こうなると、思ったから……ブラ、してこなかった」
恥ずかしがって目線をそらした薫がたまらなくかわいかった。
37名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:16:08 ID:hNHYo8C3
その端のほうをそっと、親指と人差し指でつまんでみる。あ、と小さい声が上がる。
おっかなびっくり、指先で感触を確かめるように揉みしだく。まるでマシュマロみたいだ。
硬くなっている先っぽを指で触れて、軽くはじくと薫の声はますます甘くなっていく。
たまらなくなって、セーターを力任せにずらした。
あらわになった二つのふくらみは、期待しているかのようなピンク色をしていた。
「きれいだ……」
「や、うそ……そんなきれいなもんじゃないわよ……」
「きれいだよ」
呼吸にあわせてゆっくり上下しているそのふくらみに口をつけた。汗のしょっぱい味がする。
甘い匂いがいっぱいに広がって、頭がくらくらした。
「や、吸わないで……へんな感じ……」
「ん、ちゅ……薫のおっぱい、おいしい……」
「ヘンタイじゃないの、まったく……」
憎まれ口をたたきながら、薫はそっと頭を撫でてくれる。
髪に触れる暖かい感触。なんだかとても安心する。子供に戻った気持ちがする。
空いていた左手で薫のおなかをさする。
おへそに指を入れてぐりぐりとかき回してみると、薫がひときわ高い声を上げた。
「ひぃ!?ちょ、ちょっと、そこ触らないでよ!」
「ちゅぅ……ん、薫、ここ弱いんだ?」
「ば、そういうことじゃなくて……ひぁぁん!」
どうやら薫は、おなかの真ん中あたりが性感帯になっているみたいだ。
優しく、激しく、緩急をつけておへそのまわりを撫でてやると、だんだん薫も
体の硬さがとれてきて、抑えようとしていた声が大きくなる。
「あ、あ、あ、ん!もう、ちょーし乗ってんじゃ……あぅぅ!」
「薫、体がどんどん赤くなってくよ」
「あんたのせいで……ひ!」
38名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:16:38 ID:hNHYo8C3
胸とおなかを同時に責められて、薫も余裕がなくなってきた。
体をもじもじさせて、頭を抑える手に力がこもる。
純一がふと顔を上げると、薫と目があった。
泣き出しそうな、でも幸せそうな目をとろとろと飴のようにとろけさせて、
「じゅ、純一ぃ……キスぅ……」
「ん?口が寂しくなっちゃった?」
「んぅ……お願い、キスして……」
めったにない薫のおねだり。背中がぞくぞくするのを感じる。
胸から口を離して、夢中で薫の唇にむしゃぶりついた。
いつものような静かなキスではなく、お互いをむさぼるような荒々しい口付け。
薫の舌が、こつこつと純一の前歯を叩く。純一はそれに自分の舌を絡ませる。唾液を交換する。
「あふ……純一、純一ぃ……大好きぃ……」
「薫……」
自分が大好きな人が、自分をこんなに好きと言ってくれることは、なんて幸せなんだろうと思う。
半ばぼーっとしていた頭が、薫のことでいっぱいになる。
薫のすべてを自分のものにしたくなる。
唇を重ねたまま、純一はスカートに手を伸ばした。
「ひ!」
「あ、ごめ……ま、まだ早かった?」
「……う、ううん。いい。好きにして。あんたがしたいようにして」
「う、……うん」
言われるまま、ぎこちなくプリーツスカートを下ろしていく。
真っ白な下着は見ただけでわかるほど湿っていて、手を近づけると熱い熱気がある。
「薫……すごい濡れてる」
「い、言わないでよ、バカぁ……」
両手で顔を隠して、いやいやするのがたまらなく愛しい。
ごくりと唾を飲み込んで、薫の一番大事なところを守っている布切れに手を差し込んだ。
ぐちゅ、という生々しい水音がした。
39名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:21:27 ID:hNHYo8C3
「ひう!あ、や……」
「うわ……」
今まで「お宝ビデオ」でしか見たことのなかったそれに、今触れているのだという実感。
とてつもない背徳感がして、でも自分を抑えることもできなくて、
「あ……あ、あ、ゆび、指ぃ!指、中入れないで!!」
聞こえなかったふりをして、薫の中に指を押し込む。
薫のなかはぬらぬらしていて、火傷しそうに熱い。
もっと奥まで……いける気がする。中は狭かったが、純一の指をくわえこむように、
ひだが優しく包み込んでくれる気がする。
「あ、ほんと、ほんとにだめぇ!あ、あたし、いっちゃ……!」
「え」
びくびくびく、と大きく体をのけぞらせて、薫は言葉を失った。
瞬間、薫の中から洪水のような飛沫があふれ出し、純一の手のひらをびしょびしょに濡らした。
弓なりになった薫は、そのままベッドに倒れこんで、激しい呼吸を繰り返した。
薫からあふれ出した飛沫が、シーツに大きな染みを作った。
「ば、ばか……ほんとに、だめっていったのに……」
「え、えと。……あの、薫、その、イっちゃったの?」
「見りゃわかるでしょ、バカァ!!」
薫の拳骨が頭にクリーンヒットした。痛い。
痛かったが、ちゃんと薫を気持ちよくさせられたんだと思って、なんだか安心した。
「なにニヤついてんのよ!!あんたバカでしょ!!ていうかなんでそんなに手馴れてるわけ!?
 自分でもあんなの……あ」
「自分でも?」
「あ、えーと……」
「……薫、もしかして、」
「う、うっさい!!ええそうよ、あんたのこと考えて一人でしてたわよ!!
 恥ずかしいけど嬉しいのよ、バカ!!……ったまきた、あんたもほら!!あたしだけじゃ不公平でしょうが!!」
「え、ちょっと、おい!」
40名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:22:04 ID:hNHYo8C3
「じっとしてなさい!!」
たぶん、一番恥ずかしい瞬間を見られて頭に血が上っていたんだと思う。
薫は自分でもわかってなさそうなくらい興奮していて、純一のジーンズをひっつかみ、無理やり
ジッパーを下げた。もうがちがちに硬くなっていた純一自身が、自分でも信じられない勢いで顔を出した。
「うひゃ!?」
「う、うわ」
沈黙。
「……………こ、これが、あたしの中に……」
「あのー、薫さん?そ、そんなに見つめられると恥ずかし……」
「あ……あ?」
薫ははっと我に返って、
「う、うるさいって言ったでしょ!!あんたのことも気持ちよくしてあげるから、じっとしてなさい!!」
「うわわ!?」
大声でまくしたてて、薫はいきなり純一の分身を咥えこんだ。
薫の口の中は、薫のいちばん大事なところと同じくらい熱い。舌のちろちろした動きがもどかしい。
「ん、ん……」
「か、薫、ムリしないでいい……」
「ぷあ、ムリなんかしてない!こ、こんな大きいままじゃあたしの中に入るわけないんだから、
 ちょっと毒抜きするのよ!毒抜き!はむ……っ!」
顔を激しく上下させて、ねっとりと舌を絡ませる。自分の汚い部分を受け入れられている感覚は
恥ずかしくて、でもとんでもなく気持ちよかった。
さっきから薫の痴態を見て興奮していた純一は、
「ごめ、もう……!」
「ん、んんんん!?」
薫の口の中に思い切り欲望を吐き出した。薫がしていたように、純一も薫のことを考えて
自分で処理することはあったけれど、そんなのとは比較にならないくらいの量だった。
「かお……」
「ん……ん、ぐ。んく、んく」
薫は口を離すことなく、純一からあふれ出したものは全部自分のものと言うように、
喉を通らせていく。その姿は蟲惑的で、射精の気持ちよさと合わさって、ますます頭がおかしくなる。
自分を咥えている薫のその柔らかな髪を、そっと撫でた。

41名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:22:36 ID:hNHYo8C3


「……薫」
「ん。……いいよ。きて」
もう何度目かなんて忘れたキス。しとどに濡れた薫の秘所に、純一は自分のそれを当てがった。
「痛かったら言えよ?」
「……優しくしてくれるんでしょ?」
「……努力する」
顔を見合わせて、揃って小さく笑った。
できるだけゆっくり、ゆっくりと、純一は腰を突き出す。入り口に入ったところで、薫が
苦痛に顔をゆがませたのがわかった。あわてて引き抜こうとすると、薫は腕をひっつかみ、
顔を横に振った。泣きそうな顔で、目に涙まで浮かべているくせに、純一を受け入れようとしていた。
「ありがとう」
いまの自分にできる精一杯。薫に今までで一番優しいキスをして、唇を重ねたまま
腰を沈めていく。途中で何かに阻まれた感覚がした。
いいのか?
あんたになら、いい。
口に出さなくても、それくらいのことなら目だけでわかる。
純一は小さく頷いて、強く抵抗する薫の純潔の証を破った。
「〜〜〜〜〜〜っ……!!」
ばたばたと、繋がったところから赤いものが流れ出した。
純一のベッドがみるみる赤色に染まっていく。
自分の体を抱きしめて、薫がぼろぼろと涙を流した。
「か、薫!!」
「……くない。痛くなんてない。やっと、あんたのものになれたんだもん……」
「……」
もう言葉はいらないと思った。女の子にこうまで言われて引き下がったら、それこそ
裏切りになると思う。ゆっくりと腰を進めていって、一番奥にたどり着いた。
こつこつと、壁をノックする。
「あ、う……」
苦痛の声を上げる薫に、またキスをした。腰を引き下げ、また突き刺して、ゆっくりと
結合部をなじませていく。
薫の中は、血と愛液でぬるぬるしていた。純一のものを離すまいとして強く
収縮を繰り返している。全体が刺激されて、とんでもなく気持ちよかった。
42名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:23:47 ID:hNHYo8C3
我慢できなくなって、前後の動きが自然と早くなってきた。
「あ、あ、あ……」
薫の声が、ほんの少しずつ艶を帯びたものになっていく。
「じゅん、純一……き、気持ちいい?あたし、気持ちよくしてあげられてる?」
「うん……最高だ。すごく、気持ちいい」
「うれしい……」
本当に嬉しかったのだと思う。薫は優しい笑みを見せてくれて、純一を
ますます昂ぶらせる。
おさえがきかなくなった。前後の動きは激しさをまして、力任せになる。
窓を閉め切った部屋の中が、二人の熱気でむわっとする。
静かな部屋の中でぐちゅぐちゅという水音と、オトコとオンナの嬌声が響く。
限界が近かった。
引き抜こうとして、また腕をつかまれた。
何かいいたげな、迷ったような顔をしていた。
「か、薫……外、出さないと……」
「中、だめ……」
「え?」
薫の足が純一の腰に絡まった。離すまいとしているのか、ものすごい力を感じた。
「薫!」
「中、だめぇ……だ、だけど……」
もう薫も何を言っているのかわかっていなかったのだと思う。
呆けたような顔で、
「中、だめだけど……なかに、だして……」
そこが最後だった。純一のこらえ切れなかった欲望が背中を電流のように
走りぬけ、薫の内部に自分自身を大量に送り込んだ。
43名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:24:27 ID:hNHYo8C3
「う!うぅ……」
「は、はぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
二回目とは思えない量だったと思う。
足を絡まれて、薫の一番奥にすべてを出し切った。
途方もない疲労感と、安堵感があった。
「か、おる……」
薫の上に覆いかぶさる。薫の体もまだ熱くなっていて、顔は涙でぐしゃぐしゃなくせに
本当に嬉しそうにはにかんでいた。
「ごめ……中に、出しちゃった」
「いい。おなかの奥で、あんたがいっぱいに感じられたの。すごく幸せだったの」
優しく頭を撫でられる。
そのまま二人とも何も言わないで、お互いの体温を感じていた。
外はいつのまにか、カラスの声が聞こえなくなっていた。



ベッドの中で、体をべったり寄せ合っている二人の姿がある。
少し話をして、キスして、また話をして、キスして。
純一は幸せだった。薫もきっとそう思ってくれていたと思う。
何を話していたかといわれると、少し困る。二言三言ずつ交わした言葉は
照れ隠しと嬉しさで頭がぼーっとしていて、よく覚えていないからだ。
ただ、またしよう、とか、好きという言葉を繰り返していたことくらい。
薫の髪に手を伸ばす。
さらさらしていて、気持ちいい。
薫が小さく笑ってくれるだけで、本当に幸せなきもちになった。
44名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:24:59 ID:hNHYo8C3
廊下の電話が鳴った。
仕方ないなと体を起こすと、薫がぶーたれた。
すぐ戻るよ、と言って、受話器を取った。
「もしもし……」
『あ、にぃに?やっほー、みゃーだよー』
「わかるよ……」
『あら、元気がないね。もしかして疲れてる?』
どきりとした。美也はこういうとき妙に鋭い。
「そ、そんなことはないぞ。それよりどうした?」
『あ、そうそう。おじさんね、結局ちょっとカゼをこじらせただけだったみたい。
 なーんの心配もいらないんだってさ。なんかわざわざこっちまで来たのが
 バカみたいになっちゃったよ……』
「そうか。よかった」
『そっちはどう?家族がいない生活、満喫してる?』
「まあ、ぼちぼちな」
『ちゃんとご飯は食べなきゃダメだよー。夜遅くまでゲームとかマンガもほどほどにね。
 あ、それとぉ』
くすくすと笑う声が聞こえた。
なんだかいやーな予感がした。
『美也、このトシでおばさんになるのはイヤだから。そこは気をつけてね』
「な!!」
『にししし。それじゃ、ばいばーい!』
そこでぶちっと電話は切れた。
とんでもない脱力感が体を襲った。あいつ、まさか本当に薫とシちゃったとは
思ってないとは思うけど……
45名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:25:50 ID:hNHYo8C3
「どったの?」
薫が顔をのぞかせた。タオルケットを体に巻いただけの扇情的な格好に
またむらむらきてしまったが、なんとかおさえた。
「美也だよ」
「ああ。おじさんのところに行ってるんだっけ。何か言ってた?」
何か言われましたとも。
ただ、それをいうとまた真っ赤になってしまってヘタすると怒り出しそうな
気がしたから、黙っていた。
「いや、何も。それよりおなかへったな。何か作ろうか」
「あんた料理できたんだ」
「それなりにね」
「あ、じゃあシャツだけでも着ないと。ちょっと待ってて、手伝う」
ぱたぱたと部屋に戻っていった薫の後姿を見ながら、純一はこれからも
こういうことはきっとあるんだろうと思う。エッチして、だらだらと話をして、
幸せを噛み締めることが。
僕は、本当に幸せだ。
薫がいてくれるだけで、薫に触れることができるだけで。
廊下に腰を落とした。
窓の外で蛍の光が流れていた。

いちおう追記しておく。
美也の「注意」は、近いうちに結局実現してしまうかたちになった。
それでまた大騒ぎになるんだけど、それはまた、別の話だ。


46名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:26:21 ID:hNHYo8C3
お目汚し申し訳ありません。
ありがとうございました。
47名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:39:47 ID:Gi/AJGBl
GJ!

>「中、だめだけど……なかに、だして……」
がツボにキた
あと毒抜きワロタ
48名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:46:20 ID:r8gAYs+a
>>46


ニヤニヤがとまらない
49名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 16:50:43 ID:K5FL0ZR1
薫最高です
50名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 17:33:43 ID:YZVBx4M/
超GJです
51名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:14:05 ID:KscVjXzu
薫はいい女だよ
52名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:18:04 ID:lydn2nqm
書こうと思って口調とか確認のためにアマガミやってたら
いつの間にか仮面のナカヨシ√クリアしてた(2回目)
何を言ってるのかわからねーとry
53名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:33:54 ID:c2x3XRK2
>>52
あれ。俺いつ書き込んだっけ。


仮面書きてぇと思って最攻略してると、なんだか縁さんがしゃしゃり出てくる光景が脳裏を過ぎった
54名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 11:39:58 ID:lgtYYsUx
>>46
GJ!
このスレ初SSですね。
この調子で全キャラ書いてほしいです。
これを機にエロに関わらずアマガミSSが増えることを期待します。
55名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 22:35:41 ID:lYFFQm/H
舌をアマガミ
56名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:15:09 ID:/2Dm47RY
『あ……ん…………ダメ、待ってくださいぃ……』

『ん…………ちがいます……そこはお尻の……』

『だから!お尻はダメだって言ってるじゃないですか!!』
ガシッ!!
『いてっ!』

「………………」
「逢ちゃんだよ……」
「そ、そう……だね」
今、美也は非常に気まずい思いをしていた。
転校生である中多紗江と親睦を深めるため、自分の家に呼んだのは良かったが、
まさか、隣の部屋の兄が、女性と行為に及んでいようとは思いもしなかった。
しかもその相手が、美也、紗江の両者とも面識がある七咲逢であったのだから堪らない。
満足に防音加工などしていない中流の橘の家では、女性の声はほど良く漏れ聞こえてくるのであった。
「ご、ごめんね、紗江ちゃん、ウチのにぃ……お兄ちゃんが……」
「ううん……美也ちゃんは悪くないよ」
紗江はそう言って、目の前にある『テニスの王子様』の単行本に集中しようと試みるのであった。

『あ!…………もう……ダメだって言ってるのに……』

「美也ちゃん……」
「うぁ!な、なに?」
「手塚先輩と不二先輩の仲ってアヤシイよね?」
「は?」
「……私は、手塚先輩総受だと思ってるんだけど」
「え、えーと……紗江ちゃん大丈夫?」
男嫌いの気が有る紗江のその感覚は、ほぼ現実逃避に近かった。

翌日。
「おはよう、美也ちゃん」
朝、1年B組の教室にて、逢が美也と紗江に声を掛けるが、
「!?」
「あ、逢ちゃん!!」
逢とまともに目を合わせることができない美也と紗江であった。

その日の夕方。

『あ……ん…………す、すごい……』

まさか二日連続で連れ込んでいるとは思わなかった。
思わなかったからこそ、美也は紗江を部屋に呼んだのだが、美也はまだ思春期の男を理解していなかった。
「ご、ゴメンね……紗江ちゃん」
「ん?いーよ、私はテニプリの続き読みたかっただけだし……」
その時、

『わお!オーキードーキーーー!!』

今までとは明らかに調子の違う声が隣から聞こえてきた。
「あ……逢ちゃんじゃない!」
57名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:16:12 ID:/2Dm47RY
その異変にいち早く気付く美也。
「え?そうなの?美也ちゃん」
一方で紗江は、目の前の漫画に集中していたこともあってか、いまいち事態を飲み込めないでいた。
「うん、違うよ!逢ちゃんの喘ぎはもっとこう……声を出すのを我慢して我慢して、思わずでちゃった、みたいな」
「よく聞いてるね……美也ちゃん……」
「わかるよ!少なくとも、あんな変なエセ外国人みたいな声は出さないよ!」
「エセ外国人……み、美也ちゃん……」
今までとは違う事態に興味を引かれたのか、美也は兄の部屋の方向の壁に耳を押し当てていた。
「ほら!紗江ちゃん!紗江ちゃんもよく聞いて!」
あまり気は進まなかったが、美也に気圧されて、壁に耳を当てる紗江。

『すごいわ!橘くん!こんなの初めて……』

「ホントだ、『先輩』じゃなくて『橘君』て言ってるし……」
紗江はそれほど逢と親しくないため、彼女の声を正確に覚えているわけではないが、それでも違和感はあった。
「でしょ!それに、いつもと違ってにぃにが蹴られる音が無いもん!」
「逢ちゃん、いつも先輩蹴ってるんだ……」
「そうだよ!『ガシッ!』って音がしてちょっと揺れるんだから」
「み、美也ちゃん……凄くよく観察してるね……」
紗江は隣の部屋の声より、兄の行為を恥ずかしがりながらしっかり観察している美也に恐れ入った。
「こ、この声は……森島先輩だ!」
「え?そうなの?」
とうとう、相手を言い当て始めた美也。
「そうそう、こんな感じで『わお!』とか『むむむ!』とか言いながら、にぃにに言い寄ってるもん」
「へ、へー……そうなんだ」
紗江は森島先輩のことは、何となく聞いたことはあっても、声だけでは判別できない。
「お、おのれー、あのあっぱい魔人め!にぃにをたぶらかす気だな!」
「な、何言ってんの?美也ちゃん」
「紗江ちゃん!明日、逢ちゃんに報告だよ!一緒に!」
「ええ!わ、私も!!」

翌日、美也は学校の屋上に逢を呼び出した。
「……というわけなの!逢ちゃん!」
「そ、そんな……橘先輩が……」
昨日、橘純一の部屋で行われていた行為を赤裸々に報告する美也。
その相手が、森島はるかであり、逢とは対称的に巨乳であり、また純一がその巨乳を殊更褒めていたことを付け加えた。
「…………」
はっきりいって盗み聞き以外の何物でもない行為を報告するのはどうかと思い、紗江は黙っていた。
これでは、美也が逢と純一の行為もずっと盗み聞きしていました、と言っているも同然である。
「橘先輩……私……初めての人なのに……」
しかし、一方の逢は自分が裏切られたことの方がショックのようで、美也の行為についてはよく理解していないようだ。
「う……うぅ……」
挙句には泣き出してしまう逢。
「で?どうするの、逢ちゃん?とりあえずお兄ちゃん蹴っとく?」
泣き出した逢の肩を叩きながら、そう言い放つ美也を見て、
(美也ちゃん何だか楽しそう……)
と、紗江は思ってしまうのであった。

58名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:16:59 ID:/2Dm47RY
その日の夕方。
「なるほど、事態はよくわかったわ」
美也、紗江、逢の1年生三人は、3年生の塚原響の前にいた。
塚原響は、逢の所属する水泳部の部長であり、尚且つ森島はるかの親友でもある。
従って、両者をよく知る彼女に間をとりなしてもらおう、と美也は考えたのである。
(でも、美也ちゃんがわざわざ言わなければ良かったのに……)
と、紗江は考えたが、最早自分の力ではどうにもなりそうになかったので、成り行きにまかせることにした。
「私達がここで言い合っていても埒が明かないわ。私は橘君とも面識があるし、本人にはっきりさせましょう」
響は、そういった人の揉め事を放っておけない性格である。
また、はるかの親友であるからこそ、彼女が悪く思われる事態も良しとしない。
状況をあやふやのままにしたくないのである。
「はるかは私が連れて行くから、美也ちゃんは七咲を連れてきて。それと、あなたのお兄さんも!」
「了解しました!」
響に対して、警官のような敬礼で答える美也。
やはり事態を楽しんでいるようである。


「こ、これは……いったいどういう会議なのかな?」
美也に連れられて自分の家の妹の部屋にやってきた純一は戸惑っていた。
美也、紗江、逢、はるか、響と5人の女性にぐるりと囲まれ、純一は、自分の家なのに激しい疎外感を感じていた。
「どーいうことなの橘君!」
口火を切ったのは、はるかであった。
彼女も今日初めて純一と逢との関係を聞かされ、激しい怒りを覚えていた。
「橘君!やっぱり、私の身体だけが目当てだったのね!!」
はるかは、今にも純一に掴みかかりそうな勢いである。
「何言ってんですか……」
次に口を開いたのは、逢であった。
その部屋にいる誰もが、はるかの問いに対する純一の答えを次の言と思っていただけに、逢が話し出したのは意外であった。
「何言ってんですか……そっちが、森島先輩が、橘先輩で遊んでるんでしょう?その身体で」
逢は、絞り出すようにそう言った。
これだけの事態に直面しながらも、逢はまだ純一のことを信じているようである。
「そ、そうだー!このおっぱい魔人めー!」
美也はまた余計なことを言った。
「…………」
紗江は、純一を囲む輪に加わりながらも、『テニスの王子様』の単行本を読み続けていた。
なるべく事態に関わりたくないようである。
「な、なに言ってるのよ!橘君は、『私のことを好きだ』って2回も告白してきたのよ!」
自分に向けられた矛先に対して応戦するはるか。
「ウソです!先輩は……橘先輩は……私とポンプ小屋で……いっぱいキスしたんですから!!」
2つも年上の先輩に大しても、逢は物怖じしなかった。
「な、何よ!ポンプ小屋なら私も行ったんだから!そ、そこで私の膝裏に……やだもう……」
ポンプ小屋での逢瀬を思い出して顔を赤らめるはるか。
その様子が、更に逢の神経を逆撫でるのであった。
「…………――っ!!」
無言で立ち上がる逢。
「いけない!待って、七咲!!」
危険を察知した響が、逢を止めようと立ち上がったその時、

「♪ク〜ラブ〜とホワイ〜トそーーすですぅ〜 かにかにかにかにかにくりぃ〜む〜」

と、何とも間の抜けた歌が近づいてきた。
59名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:17:47 ID:/2Dm47RY
そして、ガチャリと部屋のドアが開く。
「あ!純一、ここにいたんだぁ〜。も〜、探しちゃったんだから〜」
入ってきたのは、純一と美也の幼馴染である桜井梨穂子であった。
「だ、誰?」
しかし、今この部屋においては、純一と美也を除いて梨穂子を知る者はいない。
突然の来訪者に、一触即発であった逢とはるかも動きを止めてしまう。
そんな何ともあやふやな空気の中、口を開いたのは純一であった。

「あ、ああ、みなさん紹介しますよ。僕の彼女の梨穂子です」

「え?」
「は?」
「何?」
「どーいうこと?
「…………」
一同、純一の言った事が全く理解できない。
「や、やだぁ〜もう〜、まだ恥ずかしいんだから〜」
梨穂子は能天気なものであった。
「どうしよう〜、美也ちゃんはお友達がいっぱいみたいだから、純一はウチに来る?」
梨穂子はそう言って純一の側に寄っていくと、
「今日は……お父さんもお母さんもいないから……」
と、純一に耳打ちした。
「わかったよ!梨穂子、行こう行こう!!」
梨穂子の家の状況を知るや否や、純一の表情が一変して明るくなった。
「じゃ、じゃぁみなさん、ゆっくりしていってね」
それだけ言い残して、梨穂子を連れ立って、そそくさと家を出る純一であった。

美也の部屋に残された、美也、紗江、逢、はるか、響の5人。
「……すみませんでした……私、先輩に対してあんなこと……」
最初に口を開いたのは逢であった。
表情は沈み、膝を抱えるようにして体育座りをしている。
「い、いいのよ……私も大人気なかったし……それにしても……」

「「あんなに最低な男とは思わなかった……」」

初めて気が合ったように、声を揃えて言う逢とはるかであった。
「で?どうします?私、橘先輩を蹴り飛ばそうと思うんですけど……」
「そうね、私も一緒に蹴るわ」
更に気が合ったように、恐ろしい相談を始める逢とはるか。
「そうね、いっそのことだから、プールに沈めちゃいましょ」
そして、その恐ろしい相談に、響も加わるのであった。
「沈める……グーッド!いいアイデアね、ひびき!」
「あ!沈めるなら、私いい場所知ってます!山の上に温泉があってですね。そこなら叫んでも誰もわかりません」
恐ろしい相談は、徐々に危険度を増していった。

「ご、ごめんね、紗江ちゃん」
「んー、別に美也ちゃんが悪いわけじゃないし」
紗江はずっと『テニスの王子様』を読み耽っていた。
60名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:18:44 ID:/2Dm47RY
エロくなくてすんませんでした。
ただ、思いついて書いちゃったもんですから……
61名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:24:34 ID:Ef4/QdRK
いいよいいよー
62名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:35:24 ID:F1vYypIL
なんか中途半端にシリアスとギャグが混じってるからどっちかによせるともっとよかったかもしれない
63名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 08:43:04 ID:pVko6tLN
どうせならあと2人、もしくは先生も加えてだな(ry
64名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 09:30:58 ID:v3TdMLDd
裡沙も入れてあげよう
65名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 09:36:04 ID:LI0hWt30
ギャグならもうちょっとはっちゃけて欲しかったな。
シリアスも微妙に入ってるから、ちょっとBADEND見たみたいに凹んだ
66名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 09:40:16 ID:LI0hWt30
追記
ふかふかの腐女子設定も使って欲しくなかったな
67名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 21:47:01 ID:O3KFnvzK
お前ら厳しいなw
68名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 23:26:25 ID:+TXEylYQ
こういう反応が返ってくるようだと、職人もSSを投下し辛くなる
69名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:32:25 ID:PYm8Qzbh
エロパロとは!!(ドラマCDが手に入らなかった)暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!

ということでドラマCDを妄想で補完してみます

七咲逢朝起こしイベント

逢「せんぱーい、朝ですよ起きてください」
主「うーん」
逢「困った先輩ですね」
逢「こっちの先輩はもう起きてるのにw」
逢「先輩おはようございます。チュ」
逢「昨日もお疲れ様でした。はむ」

チュチュパ、ペチャペチャ

主「うーん、んななs」
カリッ
主「ううっ」
主「あ、逢何してるんだよ?」
逢「ふぇんふぁいおふぁひょうほふぁいまふ」
主「うっ、く銜えながらしゃべられると」

ずううう、じゅるるるるる

主「うっ」
びゅびゅ
逢「んぐ、先輩おはようございますw」
主「はあ、お、おはよう逢」
逢「・・・先輩」
主「な、何?」
逢「さっき、間違いましたよね?」
主「え、い、いやあれは、まだ呼びなれてないというか」
逢「お仕置きですw」
主「きゃー!!」(でもこれはお仕置きというよりむしr)

こうですかわかりませn
70名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:35:13 ID:yagZ0K2D
te
71名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:36:51 ID:yagZ0K2D
七咲、投下します。

主人公が付き合ってからも苗字で呼んでいるのは仕様です。
72名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:38:04 ID:yagZ0K2D
「先輩っ」
 七咲の声がする。
「せーんぱい」
 声の調子からすると、部屋で僕が寝てしまったことに腹を立てているのだろう。
 拗ねたネコのような姿が目に浮かぶ。
 頬が緩むのを我慢しながら、僕はもう少しこの声を聞いていたいと思った。

 

 僕と七咲が付き合い始めて数ヶ月がたった。
 冬の寒さもまだ厳しい中、僕らは僕の家に入り浸り暖めあうような日々をすごしている。
 七咲の体温に触れると、凍えるような冬も吹き飛ぶように思えるから不思議だ。


 今日は学校帰りに僕の家に寄っていた。
 両親も美也もいなくて、久々のチャンスだったのだけど、僕は少しウトウトしてしまったというわけだ。
 もうそろそろ起きようかな。
「先輩っ、先輩っ」
「……しかたないですね。なかなか起きない先輩が悪いんですよ」
僕が危険を感じた時にはすでに遅く、僕の腕は十字に固められていた。
「痛い、痛いよっ! 七咲っ、うっ腕が!」
「せんぱい。いつまでも寝たふりしてるからですよ」
 ばれていたのか。さすが水泳部期待の新人。
「そっ、それにしても腕ひしぎ十字固めは酷すぎるよ。まだ放してくれないの?」
「最近、郁夫がプロレスに興味を示しましてね、わたしも色々覚えたんですよ」
 そう言いながら、七咲は腕を放してくれない。
 僕がしたいのはもっと違うプロレスのはずなのになぁ。
 そう思いながら七咲の脚の方に目を向けると、綺麗なふとももの奥に僕の大好きな布が見えた。
黒だ……。
そういえば初めて七咲に会った時も、七咲は黒の下着をはいていたっけ。
あの時はこれに触れることが出来るようになるなんて思いもしなかったな。
今なら、今の僕にはそれができるんだ。
「七咲、今日は黒なんだね」
「えっ? あ……。
別に見られても何とも思いませんけど、先輩はほんとにえっちですね」
 七咲は呆れたように言い捨てて、僕の腕を開放した。
 僕がえっちだなんて、ははっ、前からわかりきっていることなのに。
73名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:38:47 ID:yagZ0K2D
「ねえ七咲、郁夫とプロレスごっこもいいけど、僕と大人のプロレスをしようよ」
「先輩、いまさら寝惚けてるんですか。何ですか大人のプロレスって」
「それはね七咲、こういうことだよ」
 僕はそういいながら、七咲の腰をロックして顔に引き寄せた。
 頬に七咲のスベスベの太ももがあたるのが気持ちいい。
「ちょっと先輩っ! いきなりそういうことはやめてくださいっ」
 七咲は四つんばいになって逃れようとするけど、逆にシックスナインのような体制になってしまう。
 僕の真上、まさに眼前に七咲の秘部がある。
 少し盛り上がった下着の奥を想像するだけで、わくわくする。
 堪らず僕は、ソコに顔を押し付けた。
「あっ、ん、せんぱ、いっ、やめてっ、ください」
「いい感触だよ。七咲の肌はスベスベだな」
「んっ、はずかしいですっ」
 そんな七咲の声を無視して、僕は七咲の恥ずかしいところに顔を押し付け続ける。
 足を閉じようとするけど、逆に七咲の太ももに顔が挟まれることになり、僕はさらに興奮する。
「ははっ、七咲の、いい匂いがするよ」
「やだ、せんぱい、臭い嗅がないでくださいっ」
「いいじゃないか七咲、僕たちは恋人どうしなんだから」
「こんなえっちな人と恋人どうしな、わたしの身にもなってください」
「ひどいこというなぁ」
 軽口を言いあっているうちに、七咲の雰囲気も変わってきた。
 よし、このまま最後までいっちゃおう。
 僕は七咲の黒の下着に舌を当てて、愛撫をはじめた。
「んんっ、あっ、だめっ、先輩っ」
 口ではそういっても、七咲の下着には僕の唾液とは別に、染みが広がってきていた。
「あっ、ん、せん、ぱいっ、んんっ」
 七咲の喘ぎ声も少しずつ大きくなっている。
 今日の僕は珍しく主導権を握ってるかんじがするなぁ。
 もう少し調子に乗ってもいいかもな。
 僕は舌の動きを加速させ、下着の染みはさらに大きくなってきた。
「七咲、下着がびしょびしょだよ。脱がしてあげようか?」
74名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:39:52 ID:yagZ0K2D
「はぁはぁ、もうっ、先輩、やめてくださいって言ってるのに……、もう許しませんよ」
「え? 七咲っ、まって!」
 僕の上に七咲の下半身があるということは、七咲の前にも僕の下半身があるということだ。
「ふふっ、先輩、ずいぶん大きくなってますよ」
 そう言いながら、七咲は僕の股間を撫で始める。
「さぁ先輩、どうしてほしいですか」
「できれば優しくしてほしいけど……」
「ふふっ、だ め で す 」
 僕は調子に乗りすぎたみたいだ。ズボンのチャックは下ろされ、僕のムスコは完全に七咲の手の中にある。
「あうっ、なっ、七咲っ、痛いよ!」
「先輩もわたしの嫌がることしたんですから、当然です」
 七咲が僕のムスコを扱きはじめる。
もともと運動神経がいいせいか、七咲の手さばきは絶妙だ。
 裏筋やカリの部分も、白く綺麗な指で刺激してくる。
「七咲っ! そんなにしたら我慢できないよっ」
「いいですよ我慢しなくても。ふふっ、わたし先輩の感じてる顔って、かわいくて好きですから」
「そんなぁ」
「舐めてあげたら、もっと可愛い顔をするんですけどね」
そう言いながら七咲は体制を変え、僕のものを咥えた。
「うあっ、だ、だめだよ七咲」
楽しいシックスナインの時間は終わってしまった。 
うう、もう完全に七咲のおもちゃだよ僕は。
「んむっ、んむっ、んくっ」
 僕のモノを咥えながら、七咲はいたずらっぽい顔で、僕を見上げる。
「な、七咲、本当に出ちゃうよ……」
「ぷはっ、ん、いいですよ先輩、んく、わたしの口の中に先輩のを、出してくださいっ」
 七咲は手で僕のモノをしごきながら、口の動きも加速させた。
 ううっ、情けないけど、気持ちよすぎてもう我慢できないよっ。
「七咲っ、だすよ、うっ、でるっ」
「んんっっ、んく、ん、んむ、……せんはい、みてくだはい、こんなにでましたよ」
 七咲は、口を開いて僕に見せてきた。七咲の小さく赤い舌の上に、僕の白く濁った精液が見える。
75名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:41:04 ID:yagZ0K2D
「はぁはぁ。ねぇ七咲、七咲は僕に変態だなんて言うけど、七咲も十分えっちな女の子だと思うよ」
「んく、ごくっ、はぁ。先輩が、わたしをえっちな子にしたんです。
責任、とってもらいますからね」
「え、責任って?」
「わたしだって、先輩のせいで身体がおあずけをされているみたいになってるんですよ。もぉ、女の子にこんなこと言わせるなんて、最低ですね先輩」
「あ……」
 そういえば、七咲にはさっき下着の上からクンニをして、そのままだった。
 七咲も身体が火照っているんだ。まるで発情期の猫のように。
「ごめんね七咲。僕気がつかなかったよ」
「はい……」
 僕は七咲をベットに押し倒し、制服の上をはだけさせた。
すぐに可愛いブラも剥ぎ取り、胸に愛撫を始める。
 七咲の胸は小ぶりだけど形がよくて、それにすごくいい感触だ。
「んはっ、ん、先輩、いきなり、激しいです、んんっ」
 抗議の声など無視する。僕は七咲の胸に夢中になる。まだ発育途中で少し硬さを残した胸だけど、飽きもせずに揉み続けてしまう。
 左手で胸を揉みながら、右手を下半身へ持っていく、黒い下着の中に手を入れると、控えめに生えた恥毛と、ものすごく濡れたあそこに手がかかる。
「ああっ、せんぱいっ、そこはだめですっ」
「すごい濡れかただね。さすがに七咲はえっちな子だよ」
「はあっ、んっ、いじわる、いわないでくださ、んんっっ」
 僕は七咲の乳首に歯をあて、刺激を与える。
 七咲はもう十分濡れてるし、もういいかな。
 僕は七咲の下着を下ろして、七咲の片足に引っ掛けておく、スカートは面倒だから脱がさない。ははっ、後で皺になったって、七咲におこられるかも。
 七咲の脚を広げて、直接あそこを観察する。綺麗な薄ピンク色、その下には隠れるように小さな菊の穴も見える。
「せんぱい……、恥ずかしいので、そんなに見ないでください」
こんなに素晴らしい眺めを、恥ずかしいだなんて。僕はそう思いながらも七咲に提案してみる。
「僕のが欲しいって言えたら、見るのをやめてあげるよ」
「……先輩はやっぱり変態ですね。しかもすごく変態です」
「七咲のおしりの穴には皺が何本あるか、数えてあげようか?」
 実はもう数えたことがあるんだけど、そう言ってみる。
「いやっ、先輩、言いますからっ、そんなとこ見ないでください!」
「じゃぁ、言ってもらおうかな」
 七咲の照れる顔はとても可愛い、頼りなげにゆれる前髪と、染まった頬。ずっとこの顔を見ていたいと思うほどだ。
「せんぱい、先輩のアレをわたしにください」
「それじゃわからないよ。もっと具体的にいってよ」
「うう、これじゃあえっちな本みたいじゃないですか」
「へぇ、七咲はそんなえっちな本を読んだことあるんだ」
「違いますっ! い、言いますから、よく聞いててくださいね」
「うん」
 それから七咲は、二、三度唾を飲み込んでから一気に言った。
「先輩のおちんちんをわたしにくださいっ」
「仕方がないなあ。そんなに言うならあげるよ」
76名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 00:43:11 ID:yagZ0K2D
 僕は七咲の細い腰をひきつけて、モノをゆっくり挿入した。
「ああっ、い、んうっ、いきなりすぎますっ。せんぱいのが、はいって、んんっ」
 七咲は十分濡れていたからか、あまり痛がるそぶりは見せない。初めてした時はすごく痛がっていたけど、もう大丈夫みたいだ。
「七咲、動くよ」
「んっ、はい、いいですよ、先輩」
 ギシギシとベットがゆれる。七咲の中は、狭くて暖かくて、そしてとても気持ちがいい。
 僕は夢中になって腰をふる。
「あんっ、はぁっ、んん、ああっ、せ、んぱいっ、キスを、して、くださいっ」
 七咲は繋がっている時、よくキスをせばむ。そして僕はそれに応じる。
ん、んちゅ、んむっ……。二人の貪るようなキスの音だけが部屋を支配する。
「ぷはっ。あ、んんっ、せん、ぱいっ、もう、もうだめです、わたしっ」
「うん。七咲イっていいよ」
 僕の二度目の射精ももうすぐだ。
 七咲が僕にしがみついてくる、僕はさらに早く腰を振る。
 またキスをする。
 七咲の匂いにまみれる。
 溶け合うように互いを求める僕ら。
「んあっ、ああっ、せんぱいっ、んん、あああっ!」
 七咲がイクと同時に僕も出した。
 ……そのあともしばらく僕らはベットで抱き合ってすごした。




 結局、七咲は僕の家に泊まっていくことになった。
 ちなみに避妊については、七咲に恥ずかしい事を言わせてる間に着装しているぞ。
 明日の朝、また七咲との日々がはじまる。
                                 終わり
 

   
  
 この後は例のごとく特典ドラマCDに続きます。
  


 
 以上です。失礼しました。
 感想などありましたら、遠慮なくお願いいたします。
77名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:16:00 ID:/88o4DL4
さあ、さっさっと次のSSに取りかかるんだ。君のような有望な人材がまだまだ必要なんだ
GJ
78名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:17:18 ID:tmv1jPOH
このゲームで七咲さんってはっきりいってエロ担当だよね。
クール系下級生の事前説明からは予想ができなかった
79名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:32:15 ID:ISzf2Rb0
エロ担当というか変態担当というか
橘さんのエロスが他ルートより遥かに強靭だよな
80名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 02:10:03 ID:0IIb7Fnu
橘さんの紳士具合がらしくてGJだぜ
アマガミは露骨に我々の時間を奪って行く…いやらしい
81名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 03:42:25 ID:lc4fZMfX
ニヤニヤしながら読ませていただきましたよ
ただ黒下着?ってところが少し気になった
82名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 11:10:02 ID:mREAdKDb
投下します。
83クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:10:39 ID:mREAdKDb

家の中は静かだった。
ガスにかけたポットがかたかたと小刻みに揺れて、細い口の先から
白い蒸気をさかんに噴き出している。キッチンには加湿器も暖房も
なかったから、刺すような冷たさを体中で感じる。
家の中でもなお白い息を吐き出して、美也はコーヒーを淹れた。
苦いのは苦手。だから、ミルクを一つ。角砂糖は二つ。
とろとろに甘いそれを一口すすって、窓の外に目を移した。
天気予報のとおり、白い雪がちらちら降り始めていた。
クリスマス。その夜。

七時に待ち合わせと言っていたから、もう合流してモールでも
歩いているころだろう。
彼の張り切りようを見て、苦笑したのが記憶に新しい。
あのすっとろくて、朴念仁で、鈍感な上に優柔不断な兄が、今年は女の子と
二人でクリスマスデートに出かけるのだという。
――うそ。信じられないよ。
――失礼なヤツだな。嘘なんかじゃないぞ。
それとなくクリスマスの予定を聞いたときの、あの兄の嬉しそうな顔。
胸の奥がむずむずしてきて、こらえきれなかった。
――にぃに、デートの仕方わかるの?
――う……。
――どうしたら女の子が喜ぶか、知ってるの?
――うう……。
あのとき、どうしてあんなことを言ったのか、いまだに自分でもわからない。
――じゃあ、みゃーがデートの仕方、イチからぜんぶ教えてあげる。
84クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:11:16 ID:mREAdKDb
本当は、自分だってデートなんかしたことはない。
したことがなくても教えられると思ったのは、自分が女の子で、ちいさいときから
女の子らしい素敵なデートをずっと夢見てきたからだ。
女心なんてかけらも理解していない彼に、そんな「女の子の夢」を基礎からみっちり
叩き込むのは楽しかった。デートの練習、なんて言って、久しぶりに二人で出かけたりもした。
腕を組んだ。
引っ張りまわした。
一緒に公園の噴水で水のかけっこをして、一つのクレープを分けて食べた。
彼の笑った顔が嬉しかった。困った顔が楽しかった。
あのときは、確かに彼を自分だけのものにできていた。
「…………」
デートというのは、お互いがお互いを好きでいて、初めて成り立つものだと
美也は思っている。片方だけが好きでいても、意味がないと思っている。
だからきっと、あれはデートではないのだ。
美也はまだ、一回もデートをしたことがない。
コーヒーで温まった体で二階に上がった。
兄の部屋は、白い壁に沿った左手にある自分の部屋の真正面にある。
そっけないメイプルのドアに、「純一」の札がかけてある。
その札をじっと見つめる。兄の名前をじっと見つめる。
85クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:11:54 ID:mREAdKDb
「じゅんいち」
胸の中がぎゅっと締め付けられる気がした。
これまでも、そしてこれからもきっと本人に向かって言えない名前。
「じゅんいち」
今、兄と二人でいる女性は、その名前を呼ぶのだろうか。
自分が呼びたくても呼べないその名前を、何の気なしに口にしているのだろうか。
無性に悲しくなった。
ドアノブに手をかけた。鍵はかかっていなかった。
純一は、いつも美也が部屋に入ることをとがめない。ふつうの兄妹だったら
嫌がることを、純一は笑って許してくれる。自分だけの秘密の場所の、押入れの
中にもたまに入れてくれる。蛍光マーカーで塗られた小さなプラネタリウムに、
どんな星があるのか美也はぜんぶ知っている。

部屋の中は、相変わらずきれいだった。
いつの間にか買ってきたらしい小さなツリー、カーテンごしに見える雪の影、
机の上に何冊かのファッション雑誌があって、カレンダーには今日の日付に
赤いマルがついていた。
主のいない部屋の中は耳鳴りがしそうなほど静かで、この空間に自分が
ひとりぼっちでいることを意識させられた。
ベッドに腰掛けて、そのまま横なりに倒れた。
毛布はふかふかしていて、純一の体温が残っているような気がする。
冷たい部屋の中で、体が少しだけ温まる感じがする。
86名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 11:12:24 ID:I0xmhkxy
ほらきたきたよこれ
87クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:12:36 ID:mREAdKDb
デート、失敗しちゃえばいいのに。
思いっきりふられて、帰ってきちゃえばいいのに。
顔では兄の成功を祈るふりをして、本音はこれだ。自分のわがままな気持ちに
美也は苦笑した。
想像できる。あの女の子に免疫がない兄のことだから、きっとしゃべることは
しどろもどろで、やること全部裏目に出て、一緒の女の子に呆れられて、
慌てているんだろう。ひしゃげた針金みたいにうつむいて帰ってきて、私にデートは
どうだったと聞かれて、言葉を濁してこのベッドに倒れこみ、どこが悪かったのか
自問自答するのだ。そうに決まっている。
それが自分の儚い望みであることに、美也は気づいていた。みっともないと思う。
でも、万が一、もしかしたら。本当に帰ってくるのではないかと思って、
ベッドから窓の外を見てしまう。
もし帰ってきて泣きそうな顔をしていたら、思いっきり慰めてやろう。
ぎゅって抱きしめてやって、泣いてもいいんだよなんて言って、この胸の中で
泣かせてやろう。
「にぃに……」
美也は思う。
どうして、私たちはきょうだいなんだろう。
本当にちいさかったころは、毎日「にぃにのおよめさんになる」なんて言っていた。
その言葉を思い出すたび、美也の胸に針が刺さったような痛みが走るのだ。
みゃーが、誰よりもにぃにのこと知ってるのに。
誰よりも、にぃにのこと好きなのに。
88クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:13:16 ID:mREAdKDb
純一のことを考える。笑ったり怒ったり、ころころと顔を変える純一は、誰よりも
美也のことを心配してくれて、誰よりも美也の幸せを願ってくれている。
――困ったらいつでも言うんだぞ。力になれるかわからないけど、がんばるから。
――うん。ありがとう、にぃに。
でも、にぃには、

「ん……」
枕に顔をうずめると、悲しい気持ち、寂しい気持ちが少しだけやわらいだ。
兄のにおい。それは、血を分けた人間だからわかるにおいだ。
「にぃにぃ……」
体が熱くなっていくのを感じる。我慢できなくなって、毛布の中にもぐりこむ。
暖かい。ずっと昔、泣き止まない自分を抱きしめてくれたときのような優しい熱を感じる。
やわらかい枕は、服ごしの純一の胸だ。頬をこすりつけて、においを確かめる。
――あまえんぼだな、美也は。
「んー。みゃー、あまえんぼ……」
ふわふわと体が浮かび上がるような、小さい幸せを感じる。
枕をぎゅっと抱きしめた。純一の首筋に、ほっぺたに、つたないキスをする。
「あ……」
おなかのあたりが切なくなってきて、手を伸ばした。
ジーンズの中は、汗ではないぬらぬらした液体でべたべたに濡れていた。
下着に手を差し入れた。
自分で自分を慰めることは、たまにする。
思い浮かべるのは、いつも優しい自分の兄の顔だった。
その兄の色濃いにおいのするところにいるからか、いつもより敏感に
なっている気がする。まだ顔を出さない小さな突起を指で挟むと、
背中に電流が走った感覚がした。
89クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:13:48 ID:mREAdKDb
「ぅ……ぅ!」
――ご、ごめん、美也。強すぎた?
「ううん……にぃになら、いいの。強くしていいの……」
これは、純一の指だ。
そう思ってだらだらと涎を垂らす秘所を指でかきまぜる。
「あ、う、にぃにぃ……気持ちいいよぅ……」
感じたことのない強烈な快感。気持ちよすぎて、今にも意識がなくなって
しまいそうで、怖くなる。もう一方の手で、思い切り枕を抱きしめた。
純一のにおいを確かめた。
――大丈夫。僕がいるから。
「うん……、好き……にぃに、好きぃ……っ」
指の動きが自然に激しくなり、手のひらもシャツの袖も、ぐしょぐしょに濡れている。
やわらかい枕のはじっこを口に含んで、前歯でかみ締めた。
体の奥から湧く欲望が、はじけた。
「にぃに……っ!」
ひときわ強い快感の波が押し寄せて、美也は一瞬意識を失った。
体が意識とは関係なく、大きく跳ねた。
信じられない感覚だった。体がふわっと軽くなって、全身の感覚がなくなった。
目の前が真っ白になって、息をするのも忘れて……。
ちりちりした感覚が頭の中を駆け巡って、少しずつ現実に戻ってくる。
体中が汗でびっしょりで、ひどく疲れた感覚がする。
90クリスマスの夜に:2009/03/31(火) 11:14:21 ID:mREAdKDb
「あ……う……」
気持ちよかった。
気持ちよかったのに、どうしてこんなに悲しいんだろう。
どうしてこんなに満たされないんだろう。
「に、ぃに……にぃにぃ……」
また枕を抱きしめた。自分でも気づかないうちに、泣いていた。
ぼろぼろと落ちる涙が、止まらなかった。
耳鳴りがするほど静かな部屋に、美也の押し殺した泣き声が響いていた。

時間は午後九時をまわっていた。
街の大きなツリーは、あたりを歩く恋人たちを祝福するように燦然ときらめいている。
雪が降っている。ちらちらと降っている。
すべてを覆い隠そうとする、誰かの涙のような雪が降り続いている。



91名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 11:14:52 ID:mREAdKDb
ありがとうございました。
92名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 11:31:14 ID:rlZeEAql
こちらこそありがとうございました
93名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 12:34:29 ID:gjqms396
いえいえ、こちらこそありがとうございました
94名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 13:27:19 ID:Vly60Met
いえいえ、こちらこそごちそうさまでした
95Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:04:19 ID:uQaDS+FI
ナカヨシルートのイベントを可能な限りエロく妄想してみました。
結構なネタバレがあります。
もっと書こうかと思ったんですが、特殊プレイになりそうだったのでまた別の機会に続編を書くことにします。

<中多紗江辞典>
「う、う〜ん…」
目の前にいたはずの中多さんの姿はなく、声だけが近くから聞こえてくる。
「え? 中多さんどこ?」
不思議に思った純一はキョロキョロと周りを見渡す。
ホラーアトラクションの中だけに、凝った装飾品や悪趣味な置物がいたるところに配置されている。
その視線が足元に来た瞬間、紗江の声が視線の先から再び聞こえてくる。
「え? せ、先輩? 私はここです」
声が聴こえる先には真新しいハードカバーの本が一冊あるのみだ。

「ま、まさかこれ? この辞書?」
辞書と言ってもタイトルしか書いてない無骨な辞書ではなく
花柄のオシャレな装飾が散りばめられた可愛らしい辞書だった。

「えっ? な、何がですか?」
間違いない、やはりその辞書から紗江の声が聞こえてくる。
「僕が見えてるんだよね?」
純一は冷静な口調を整えて紗江に尋ねてみる。
「も、もちろんです。先輩…怖いこと言わないでください〜」
その声はかすかに震えている。
薄々、自分自身の異変に気づいているようだ。

「ちょっと持ち上げるよ?」
そっと持ち上げてみる。
「わわっ! 急に体が上に…」
フランス語かイタリア語あたりの辞書だろうか?
よく見るとやわらかい感じの富士ポップ体で『中多紗江辞典』と書いてあった。

「中多さん…辞書になっちゃった」
この状況から察するに間違いないだろう、と純一は思った。
「えええっ!? ど、どうすればいいんですか!?」
目を見開いて驚き、慌てふためく紗江の表情が目に浮かぶ。
こころなしか手に持った辞書も焦燥感に包まれてる感じがする。

「うーん、とりあえず何かヒントが書いてあるかもしれないし、辞書を…中多さんを読んでみるね」
中多さんを読んで見る…自分が発した言葉のニュアンスに思わず吹き出しそうになる。
96Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:04:56 ID:uQaDS+FI
「は、はい…お願いします…」

ペラペラ…

「ひゃうん!」
辞書をめくった瞬間、可愛らしい声が発せられた。
「ど、どうしたの?」
「はぁ…先輩……もっと優しくしてください…」

「あ、ああ…ごめんごめん…どれどれ?」

ペラッ

「んんっ…」
今度は悲鳴を我慢するような声。
その声に反応してしまいそうになるが、なんとかこらえる純一。
「何かヒントは…ああっ?!」
本の1・2ページ目に書いてある文字や写真をじーっと見た純一は思わず赤面してしまう。
「な、何かありましたか?」

両ページにわたって上に大きな緑色の筆記体でPROFILEと書かれていたが、純一には筆記体の知識がないので読めなかった。
右のページ全部を使って紗江が困った表情で直立している写真がプリントされている。
よく見ると今日着ている服装そのままで、髪型もそのままだ。
左のページには何やら横書きの文字がいっぱい並んでいた。

中多紗江
○●●○年○月○日生
A型 ××座
1●×cm 4●kg
体脂肪率:○●.××%
3size:B8●、W○●、H●○
好きな物:牛乳、甘いもの、純一先輩
苦手な物:地震、香水、辛いもの、怖い物、純一先輩以外の男性
趣味:読書、××、○●

そこには紗江のプロフィールが余すことなく描かれていた。
それらはとても可愛らしい女の子が書くような丸文字。
(あ、これって中多さんの書く字体なんだ)
「バストはちじゅう・・・・もあるんだ…」
紗江の字体で書かれているので、紗江自身にカミングアウトされているようで興奮する純一。
「え?ええっ?! どうしてそれを!?」
自分の秘密のサイズをズバリ当てられて困惑する紗江。
「つ、次のページを見てみよう」
ペラッ
97Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:07:07 ID:uQaDS+FI
「んんんっ!!」
さっきよりも大きめの声が漏れる。
純一はそんな声など耳に入っていないかのように辞書を夢中になって読む。
「せ、先輩…?」
紗江は辞書になってる自分を無言でじーっと眺めてる純一を見る。
純一は辞書を見ているだけだが、紗江はじーっと自分をみつめているようにしか見えない。
あこがれの先輩に見つめられて思わず赤面し目を反らしたくても、動かない視線に戸惑う紗江。
次の6ページくらいには、さらに詳しいプロフィールが載っていた。
スポーツテストの記録をはじめとして、内臓の機能、尿検査や血液検査、心電図などのデータが事細かに書かれているが、あまりに専

門的すぎて純一にはスポーツテストの記録以外はよくわからなかった。

「このへんは僕にはよくわからないな・・・次のページを見てみよう」
純一は何かに取りつかれたように夢中で辞書を見ていく。
先ほどから紗江が何度も声をかけているのにも全く気付かない。
次のページの右側は白紙で左側には、パソコンのキーボードが印刷されていて、その上部に横に細長い長方形の液晶があった。
いったいこれはなんなんだと疑問に思っていると、横に注意書きが書かれているのに気づく。

『脳内検索機能』
・質問を入力すると、中多紗江の脳にアクセスして回答を検索します。
・検索が完了すると、中多紗江本人がその質問に答えます。

そう簡潔に書かれていた。
いまいち要領を得なかったが、とりあえず質問してみることにした。

「昨日はどんな夢を見たの?」
純一はなんとなく紗江がどんな夢を見るのか気になってそう質問してみた。
確定のENTERボタンを押すと、純一が入力した黒い文字が点滅をはじめる。
それと同時に、今まで白紙だったページに紗江の脳の立体映像が現れ、ぐるぐると回転を始める。
「うわぁっ!?」
突然現れた人間の脳のリアルな映像にビックリする純一。
「ど、どうしたんですか?先輩!?」
紗江が尋ねるも、純一はあいまいにお茶を濁す。
「あ、な、何でもないよ、何かヒントは…ないかな・・・ハハ…」
最初はグロテスクだと思った純一だったが、すぐに慣れてきた。
しばらくすると回転する脳が半透明になり、右上からレーザーが脳に照射される。
「んあがだっ…」
その瞬間、紗江は思わず謎の声を出してしまう。
意識して出したというよりも、勝手に出たという感じだった。
「い、今のは……あががが…」
今のはいったい???としゃべろうとしたが、脳にレーザーを照射され、言葉が思ったように出てこない。
そしてそれっきり紗江の脳はジャックされ、何も考えられなくなってしまった。
レーザーは半透明になった紗江の脳をすみずみまで照射し、情報を検索していく。
紗江は自分の脳をスキャンされるという未知の感覚に犯され、ベロベロに酔ったような頭をぐちゃぐちゃにかき混ぜられるような…
なんとも表現しがたい気持ち悪さを味わい続けた。
しばらくするとスキャンが終わってレーザーが止まった。
そして脳の数か所が蒼く光ると、脳の映像から紗江の顔の映像に変化する。
顔からは表情や感情が消え、人形のようになっていた。
その人形の口が動き始める。
紗江の口が動くのと同時に液晶に映った黒い文字が紗江の言葉に合わせるように赤文字に変わっていく。
98Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:08:03 ID:uQaDS+FI
「キノウハドンナユメヲミタノ?」
それは人間らしさのかけらもない、機械的な言葉の羅列だった。
だが、確かに中多紗江本人の肉声だった。
紗江は何も考えることができず、ただ自分の口だけが勝手に動いていた。
質問ワードを言い終えると、赤文字が高速で明滅し、紗江の顔に表情と感情が戻る。
そして今度は感情のこもった声で紗江が話す。

「はい、昨日は先輩の夢を見ました。 先輩と遊園地でデートする夢です」
とてもうれしそうに話す紗江。
「そ、そうなんだ・・・」
今日のことを楽しみにしていたんだろう。
そのことがとても嬉しかったが、それ以上にこの機能に興味津々だった。

「せ、せんぱーい…私、どうなってしまうんでしょう…」
さすがに不安になってきた紗江の切実な声にようやく気付いた純一。
「あ、ああゴメンゴメン。 元に戻さなくちゃね…」
少し名残惜しい気もしたが、いつまでもこのままじゃ可哀そうだと思った純一は辞書を慎重にめくってみる。
だが、すぐに白紙ばかりのページになり、何も書かれてなかった。
「あれ、途中で終わってるぞ?」
そう思って文字が書かれている最後のページに戻ってみる。
すると、そこにはこう書かれていた。

ここより先のページを見るにはブックカバーとしおりを外す必要があります。

(ブックカバー?)
表紙を見てみると、あのオシャレな装飾は確かにブックカバーになっているようだった。
「中多さん、どうやらブックカバー外さないと見えないみたいなんだ。ちょっと外して見るね」
そう言って純一はブックカバーを外そうとする。
「ええっ!? ちょ、ちょっと待ってください!」
慌てて静止しようとするも、純一はそのままカバーを外してしまう。
「あああっ!」
紗江の服に純一の手がかけられ、どんどん脱がされていく。
「ど、どうしたの?中多さん?」
心配になって声をかける純一だが、紗江は恥ずかしそうに赤面して何も答えない
「な、なんでもないです・・・」
不思議に思いながらも続けて辞書の中ほどに挟まっていたブックカバーを抜きとる。
「ああああっ、ダメ、ダメです先輩!」
紗江のブラとパンツに同時に純一の手がかけられ、脱がされていく
「えっ?」
だが、時すでに遅く、紗江の体から下着が抜き取られてしまった。
「いやあああっ」
慌てて隠そうとするも、手も足もビクともしない。
「中多さん??」
純一は紗江の様子が気になるも、早く元に戻してあげたくて再び辞書を開いてみた。
99Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:09:04 ID:uQaDS+FI
何気なく1ページ目を開いた瞬間、噴き出した。
「ぶぶっ!?」
先ほど服を着ていた紗江が、一糸まとわぬ姿になっていた。
フカフカのおっぱいも、茶色い豊かな茂みも惜しみなく晒されていた。
立派な大人の乳房は、成熟した女性の魅力に満ち溢れているが、それと対照的にピンク色の乳首は穢れを知らない純潔の証にも見えた


「こ、これは!」
純一の目はそのふくらみと茂みにくぎ付けになった。
「せ、先輩…お願いします…みないでください…」
紗江は自分の裸が純一に見られていることに気づき、辞書に映った顔が真っ赤になっていた。
「な、中多さん……どうして、あ、アソコの毛、茶色いの? 髪の毛も茶色だけど…」
思わず好奇心できいてみる純一。
だが、紗江は当然そんな質問に答えるわけがない。
(あ、そうだアレで聞いてみよう)
どうしても気になった純一は10ページ目の脳内検索で聞いてみることにした。

「どうしてアソコの毛、茶色いの?」
再び紗江の脳がスキャンされる。
そして嫌がる紗江の意思を無視して回答させられてしまった。
「ドウシテアソコノケ、チャイロイノ?」
機械的な言葉が紗江の口から発せられる。
「はい、美也ちゃんが下の毛も染めたほうが可愛いって言って染めてくれたんです」
とんでもないことを暴露してしまう紗江。
紗江は恥ずかしくて死にたい気持ちでいっぱいだった。
「美也のやつめ……そ、それでどうやって染めたの??」
美也の行動に呆れつつも、性的な好奇心には逆らえなかった。
「わたしが足を開いて、美也ちゃんが脱色クリームを塗ったんです」
純一は入力せずに直接紗江に聞いたが、強制的に答える機能はまだ有効なようだった。
「なんかすごくきれいになってるけど、最近のことなの?」
「いいえ、プリンになったらいけないからって一週間に一回染めてもらってます」
(そんなことを美也はしてたのか……)
純一は自分の妹がちょっと変わってることは知ってたがまさかここまでとは思いもしなかった。

紗江の秘密を知った純一は満足したのか、再びヒントを探すためにページをめくった。
先ほど見れなかったページを見てみる。
すると、胸部の原寸大の画像が現れた。
「うわぁ・・・やっぱり大きいな・・・」
「え?何がですか??」
「な、なんでもないよ…」
純一は慌てて口をつぐむと、下にある赤いボタンを押してみた。
すると写真が徐々に浮き上がり、辞書から紗江の胸部がそのまま飛び出してきた。
「うおっ!?」
再びビックリする純一。
紗江は何が起きているのかわからなかった。
(む、胸が…中多さんのおっぱいが…)
そっとふれてみる。
「きゃうん!?」
予想通りそれは紗江自身のバストだった
つんつん…
ピンク色の乳首をつついてみる。
100Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:10:05 ID:uQaDS+FI
「ああんっ!!」
可愛らしい悲鳴が純一をより一層興奮させる。
舌先でそっと乳首の先に触れてみる。

ぴちゃっ

「はうっ!」
その刺激にビクンと体を動かす紗江。
それに伴って辞書から飛び出た胸部もビクンと跳ねる。
そして、若干ピンク色の乳首がかたくとがってきた。
(か、感じてるんだ…)
もっといたずらしたい気持ちもあるが、純一の興味は次のページに向かっていた。
おっぱいの次は・・・。そのことで頭がいっぱいだった。

はたして次のページは予想通り紗江の腹部だった。
紗江の可愛らしいヘソが中心にあいている。
純一はちょんとヘソに指を入れると、すぐに次のページをめくった。
紗江は先ほどから唐突におとずれる刺激に戸惑いっぱなしだ。

そしてついに腰とふともも部分にたどりついた。
足はM字に開いているようで、局部が見やすくなっている。
(おおおおおっ)
思わず感嘆の声を上げそうになるのを必死にこらえる。
先ほどの茶色い茂みも、局部も肛門もはっきりみえていた。

(こ、これは、すごすぎる…)
胸部と同じように浮かび上がってくる紗江の腰部。
その横には何やら不穏な言葉が書かれたボタンが数個あった。

「生理」「愛液」「尿」「大便」「下痢」
その文字を見て押したら何が起きるのかだいたい予想がついた純一は
とりあえず押すのはやめておくことにした。
(これを押しちゃったら、もう後戻りはできない気がする…)

そしてよく見るともう一つ横に黒い、見るからに怪しげなボタンもついていた。

純一は考えた。
・押しちゃダメだ
・絶対押さない
・押すのはやめよう

(な、なんで押すという選択肢がないんだっ!?)

※もうすぐ話が終わりだからです。

純一はそっとページをめくり、辞書の先をみていった。
この本は文字通り中多紗江辞典だった。
いや、むしろ中多紗江解体新書といったところか。
病気の状態、骨、筋肉の映像、心臓の鼓動に生理の周期、大腸の中の映像に今頭の中で考えてること、昨日の記憶、
さらには母親の体から生まれてきた時から1日単位で毎日紗江の状態が記録されていて再現もできるようだった。
それは正に中多紗江のすべてがわかる本だった。

本を読んでいても元に戻す方法が見つからなかったが、アトラクションから外に出ることで自動的に元に戻ったのだった。
「きゃあああああああああっ」
もちろんそれは紗江の裸がさらされることになるわけで・・・。
純一は慌てて引き返し、泣いてる紗江に服を着せた。
101Dr.Reon:2009/03/31(火) 16:13:20 ID:uQaDS+FI
終わりです。
駄文失礼しました。
ありがとうございました。
102名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 16:22:09 ID:oO+GDuaJ
な、何という、アヴァンギャルドな……
103名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 17:51:35 ID:b9T9KSPl
いいよいいよ〜
104名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 20:30:53 ID:S8ddl3PG
あったのか
105名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 21:08:16 ID:hWWMnzvQ
昼休み
梅 原「おぅい大将、モモクリサンネン写真集を忘れんなよ!」
 橘 「分かってるって。後でな」

上 崎(橘君は、これから梅原君とお宝本の交換……。)
上 崎(橘君はお胸の大きな子が好きだから……あたし、頑張らなくちゃ)
マ リ「りさぁ〜、最近よくミルク飲んでるよね」
上 崎「ひぅっ、そ、そうかな……」
マ リ「でも、その割には栄養が背にも胸にも行ってないんじゃない?」
上 崎「そ、そんな事ないもん……。あ、マ、マリちゃん、カニクリームコロッケの中身が、こぼれちゃいそーだよ!」


とりあえずここまでは考えた
さあ、これからどうしよう
106名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 09:32:15 ID:zx+y7YZx
橘さんのトラウマの原因に凹んだ
ストーカーあいつやりすぎだろ
その真相を知っても受け入れる橘さんは半端ない
107名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 10:06:28 ID:ISPzzOyz
スト子は立ち絵が可愛すぎるから仕方ない
華奢で危うい感じが廃教室の雰囲気とマッチして橘さんならずとも理性がデンジャー
108名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 11:08:28 ID:zaPwZqTs
実際、上崎はまともに勝負しても目があった気がする…
可愛いのになぁ
109名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 02:09:40 ID:8hNRNLUW
キミキスのエロパロスレは瞬獄殺だったがアマガミは各キャラのカラーがはっきり分かれてて癖も強いんで今作は期待したい
主人公ド変態かつヒロインの殆どがビッチという好条件だし
110名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 02:13:26 ID:Hi2vKqJQ
ふかふか相手に攻勢にでない橘さんなんて…(´・ω・`)
111名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:20:21 ID:muTZVb29
隠しキャラの上崎さんは実にエロパロ向きのキャラだと思いますので誰かよろ
112名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:27:56 ID:1r/0sJtt
>>111
ヤンデレ末期ネタしか思いつかないwww
113名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:21:26 ID:l0iefXpm
上崎さんは、橘さんを逆レイプ、ヒロインを寝取り等、SSの発展性を存分に秘めた
ネタキャラなので職人さんは頑張ってくれ。
半年後には、上崎さんメインの同人誌がどんだけ溢れる事か・・・
114名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 02:39:13 ID:l0iefXpm
>>105
・上崎さんがお宝本の巨乳本で一人H
・胸がデカいヒロインを拉致って八つ当たり
115名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 02:53:00 ID:rvfM81X3
上崎さんが先輩の下駄箱へ写真
 ↓
先輩が塚原先輩に泣きつく
 ↓
塚原先輩は橘をストーキングする上崎を発見
 ↓
塚原先輩に上崎が捕縛される
 ↓
捕縛された上崎は、橘と先輩の仲直りセクロスを見ることを強要される


今朝、起きたら思いついた。
116名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 10:06:14 ID:LRoRt0Mc
>>109
橘さんが変態紳士なのは確かだけど、ヒロインは別にビッチじゃないだろ?
どこでビッチだと思ったんだ?
117名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:15:52 ID:TCu1EyHJ
>>116
シーッ!見ちゃいけません!
118名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 13:45:02 ID:7Bvm7RYH
ビッチっつーかドMだろ
119名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 18:15:20 ID:fL1yi9qI
ドMなのはむしろ橘さんだろ
120名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 22:21:44 ID:l0iefXpm
早く上崎さんと橘くんのラブラブSS誰か書いてください!
121名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 05:56:19 ID:J500BsM/
>>113
確かに上崎さんは同人誌人気が高いキャラになりそうだ、当然18禁で。
122名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 11:27:55 ID:QMJJuvTG
このスレってやっぱりエロ描写がないアマガミSSは受け入れないのかな?
ネタを限定すると以前のキミキススレと同じ末路を辿りそう
123名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 11:54:05 ID:OdC5ZueP
先輩が難しい。口調のせいか、それとも力不足か
124名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 13:34:37 ID:vvXf7Mij
>>123
大丈夫。にぃにはやればできる子なんだよ。
125名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 14:32:18 ID:J500BsM/
別にSSならなんでも良いんじゃないの?
126名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 15:22:29 ID:UOyPM90x
作者オナーニや別作品でなければ何でも受け入れられるんじゃね?
127名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 15:46:47 ID:jywUzt4r
オーキードーキー!
128名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:07:40 ID:pEdSbxXK
絢辻さんの姉さんに搾り取られたい
129名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:27:38 ID:Bz0KratW
なんでもいいからSSは欲しいところだ
130名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:29:34 ID:ndyUXgSR
純粋に疑問なんだけど、
ギャルゲにホラーとかスプラッタネタを期待してる奴っているの?
キミキスでソレ系統探してもあんまり見つかんなくて

スレチな質問だったらスマソ
131名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 17:03:36 ID:UOyPM90x
それは嗜好層が異なるからそれ用のスレでやった方が色々と賢明
132名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 18:53:32 ID:a+pKDfsq
どう考えても荒れる元になるかと。ホラーっていうのが、なんか怪談とか
なら話は分かるが。
133名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 20:41:47 ID:uBcSuoXF
ニヤニヤさせてくれるような作品ならエロがなくてもいい
134名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 22:53:59 ID:S6lVqQv/
森島先輩スキBAD後の大逆転ハッピーエンドとか
綾辻さんスキBAD後の大逆転ハッピーエンドとか
激しく読みたいです
135名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 00:06:20 ID:NQXnqw0K
上崎さんのNiceboatな修羅場モノよろ
136名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 00:12:41 ID:XvCbvBkS
>>134
それだとBADのシナリオちょっと変えればいい感じになるかもね、主人公があれだと某エロゲの主人公だしwww
来れなかったのは事故とか言えない理由があってとかで
137名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 03:36:41 ID:2+Bl+P5S
上崎「どうして?!どうしてあたしと橘君のSSがないの!!」
138名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:23:33 ID:SmAJwghL
誕生日のプレゼントラッシュとかいいネタになりそう
139名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 09:47:19 ID:9q/K3OX5
>>138
梅ちゃん涙目のアレなw
ナカヨシプレゼントラッシュであれなんだから、もしスキプレゼントラッシュがあったらどうだったんだろうな?
140名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:12:56 ID:w4DTAd7l
書き込みテスト
規制解除きてたら塚原先輩もの投下します
変態向けM向けなのでご注意ください
141名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:22:12 ID:w4DTAd7l
「本当に、その、、、すいませんでした、、!!」
なんでこんな事になってしまったのか僕にもわからない。
ただ水泳部を覗き見していただけなのに、
嫌らしい気持ちからではなくただ偶然が重なって結果覗きのような形になってしまっただけなんだ。
更に言えば覗いていたというよりも部活後も一人で泳いでいた塚原先輩に見とれていたという方が正しい

「ハァ、橘君は自分のしたことがわかってるの?それにこれで二回目じゃない」
怪訝そうな顔で塚原先輩が問いかける。
前回の覗きも人恋しい結果の産物であり、決してやましい気持ちは、、、
果たして今回は許してもらえるのだろうか、、、

ニア  正直に謝る
○   言い訳を考える
142名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:22:59 ID:w4DTAd7l

ここは正直に謝る他ないな
「本当にすいません、 その、塚原先輩に見とれてしまって
けどやましい気持ちで覗いたいたわけじゃないんです。 本当です」
だが塚原先輩は動じる様子もない
「そんなこと言ってもねぇ これはやっぱり先生に報告するべきなのかしら」
「それはぁ、、、」

急に目の前が真っ暗になる。もしこの事が広まればもう学校にはいられないだろう。
梅原や薫、梨穂子はもしかしたら最後まで味方してくれるかも知れない。
けど中多さんは目も合わせてくれないろうし、森島先輩とも近づけなくなるだろうな。
きっと七咲や絢辻さんは汚いものを見るような蔑んだ視線になるんだろう あれそれは悪くないかも


いやいや僕は何を考えているんだ。これじゃ変態紳士じゃなくてただの変態じゃないか!!
どう考えてもBAD END直通ルートだぞこれは! 僕はどうすればいいんだぁああぁ
143名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:24:12 ID:w4DTAd7l

「ねえ 橘君 本当に反省しているのかな?」
塚原先輩の言葉にふと我に返った。
「塚原先輩、、僕は、本当にその、、、僕は悪気があったわけじゃ、っ・・」
塚原先輩はふと子供の悪戯を許す母親のような笑みを浮かべる
「仕方ないわね、本当にもうこういう事をしないと誓えるなら、
今回だけ先生への報告は・・・ う〜ん ちょっと甘いかしら」

「誓います!!誓います!覗きなんてもうしません!!」
心の底から誓うしかない。僕はまだ学園生活を満喫したいんだ!!
今年のクリスマスは女の子と楽しく過ごすって心に決めたんだ!!
こんな所で諦めるわけにはいかないんだ。

「二回も覗きみたいなまねをした割には即答なのね。ふふっ けどやっぱ甘いのかな
覗きみたいなまねをしちゃったんだから、そうねお仕置きが必要かもね」
「お仕置きですか・・・」
強面の塚原先輩のお仕置き、考えただけでも背筋が寒くなる。
いったいどんな恐ろしいことをされるのだろうか。
「そうお仕置き。ここじゃちょっとあれだから部室まで来てくれるかしら。いいわよね。」
「・・・はい」
「この時間はもう誰もいないから大丈夫よ」
はぁ どんなお仕置きをされるのだろうか。僕は無事に戻ってこれるんだろうか。
144名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:25:48 ID:w4DTAd7l

「それじゃ橘君。 まず服を脱いでくれるかな」
「・・・はい?」
塚原先輩は何をいっているんだ?
「君にはお仕置きとして恥ずかしい思いをしてもらおう思うんだけど、
職員室に行くのと、服を脱ぐの橘君はどっちがいいかな〜?」
「脱ぎます!脱ぎます!今すぐ脱ぎます!」
くそ こんなの選択肢にもなっていないじゃないか。
「くすっ 素直でよろしい。 恥ずかしいお仕置きをするという理由以外にも
私が医学部に進みたいから男性器についてよく見ておきたいって事もあるんだけどね」
「先輩・・その、、脱ぎ終わりました」
どういう状況なんだこれは。先輩と部室でふたっりきりなのに。
自分は全裸。先輩は水着のままだ。そしてこの変な状況なのに天に向かって伸びる自分のそれ。
「橘君のってけっこう大きいのね。正直驚きだわ。
けどこの状況で勃起しちゃってる事にも驚きね。もしかして喜んでいるのかな?」
「いえ、、その凄く恥ずかしいです・・」
「そう良かった。恥ずかしくないとお仕置きの意味がないから困っちゃうのよね。
悪いけどもう少しこのまま勃たせてくれるかな」
頭がクラクラしている。女の人に脱がされたというのに興奮しているのだろうか、僕は、
何故だろうか自分の性器がいつもより硬く大きく膨張しているのがわかる。
そんないつもより敏感なとこを触りながら塚原先輩は呟いている。
「本で見るより迫力があるのね。海綿体の充血が・・・へぇ、血管はこういう風に、、
でこの部分がこうなってるから・・本当に亀の頭のような形しているのね。可愛いわ。」
塚原先輩の吐息がかかり、自分の大切なところを観察される。これは妙な背徳感が、、
145名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:27:21 ID:w4DTAd7l

「はい! もういいわよ、ありがとう橘君
それじゃさっそくお仕置きの方、始めていきましょうか。」
「ええぇ 今までのがお仕置きじゃないんですか!?!」
「えっと・・今までのは私の個人的な好奇心なんだ、そのごめんね」
なんてこった。今までのも十分恥ずかしいっていうのに。
「さっきも言ったけど、君が嫌ならお仕置きは勘弁してあげるよ。そのかわり職員室に・・」
「してください!!してください!お仕置きしてください!」
お仕置きしてくださいなんて、一体僕はなにをいっているんだろう はぁ

「ねぇ 橘君は自分で『私は覗き魔の変態です』って言いながらオナニーするのと、
私に精液を出されるのどっちがいいかな?」
「・・・え?」
「ほら覗きをしたらこんな恥ずかしい目に遭うんだ、って事を体で覚えればもうしないと思うんだけど、、
両方とも普通の男性ならけっこう屈辱的なことだと思うし、どうかな?」
「いえ・・その、、どうかなといわれましても、、」
「と、とにかく橘君はどっちのお仕置きの方がいい?」
考えろ考えるんだ。けど両方とも悪くないような・・・
いやいや塚原先輩の言うとおり、自分の逝くところを見られるなんてかなり恥ずかしいよ
きっともう塚原先輩とは目を見て話せなくなるかも、
けどとにかく選ばないと、ええいこうなったら

○   「塚原先輩、、その・・していただけますか」
ニア  「わかりました。自分でします」
146名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:28:50 ID:w4DTAd7l

「わかりました。自分でします」
正直どちら恥ずかしい。けど自分でする方がまだましだろう。
塚原先輩にしてもらう方が次にあったとき更に気まずくなるだろうし、
下手したらトラウマになって自分一人でオナニー出来なくなるかも知れない、そのリスクを考えたら・・

「そう・・それじゃあ、  私がしてあげるね」
「はい、、僕は覗き魔の・・って なっなに言ってるんですか先輩!!」
「橘君、自分の立場理解している?
これはお仕置きなんだから、君の嫌がる方をしないと。
ふふっ まあ本当は君がどっちを選んでも私がするつもりだったんだけどね」
なんなんだ、この塚原先輩 お仕置きなんて言ってるけどけっこうノリノリじゃないか

「ちょっと後からになるけどいいかな?橘君の精液が水着とかにかかっちゃうと困るからね。」
そう言うと塚原先輩は後に回り込む。
(ああ そんなに密着されると胸があたって、、やっ柔らかい・・・
先輩の手が・・僕の、あぁ先輩の綺麗な手が僕のあそこを触っている)
「こういう事初めてだからちょっと力加減わかんないけど、もし痛かったら言ってくれるかな」
(僕も初めてですよこんなの、、)
「それじゃ 動かすから射精するところしっかり見せてね」
「あ!先輩僕まだ心の準備がぁ ああ!あっうう」
な、なんて気持ちいいんだこれは 女の人にしてもらうのがこんなにいいだなんて知らなかったぞ。
いつもより熱く膨張した自分の肉棒と、塚原先輩の少し冷たい綺麗な手の交わり。
その交わりはなんどもなんどもリズムよく繰り返される。
体の全神経が一カ所に集中しているみたいだ。
「先輩・・あっあ気持ちいい、、気持ちいいです・・」
自分の奥底から熱いものがこみ上げてくるのがわかる。
「先輩っ 待ってくださいもう、、もうだっ駄目です で、、出る〜、、!!!


147名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:30:15 ID:w4DTAd7l
「・・・・・・・・・・・・・・せ、先輩、、な、なんで止めちゃうんですか」
心も体も逝く準備をしていたのだ、体の先端はまだビクンビクン動き透明な我慢汁を垂らしている
「橘君・・これお仕置きなのよ、簡単にいっちゃったらただのご褒美になっちゃうでしょ。
ふふっ、とにかく私が許してあげるまで、しばらくは逝けないけどそれまで出すの我慢してくれるかな?」
「そ、そんな・・・」
「カウパー液、いっぱい出ちゃったのね。それじゃあこうやって塗りつければ、、、
どうかな君の性器カウパー液まみれになっちゃけど、前よりぬるぬるして気持ちいいと思うんだけど。
けどどんなに気持ちよくなっても、しばらくは逝かしてあげないけどね。ふふっ残念でした。」
駄目だ。気持ちよすぎてどうにかなってしまいそうだ。
塚原先輩の指一本一本がねっとりと自分に絡みつき弄られる。
乳首や脇腹、首筋そして時々思い出したかのようにされる性器への愛撫。
塚原先輩と、塚原先輩の水着と密着した箇所からは先輩の体温が流れ込んでくる。
そして塚原先輩が動くたびに、それらの密着した箇所が優しく愛撫される。
つま先から頭のてっぺんまでの神経が敏感になっているのがわかる。
これじゃまるで自分の体が一つの大きな性感帯になったみたいじゃないか。
僕という大きな性器を塚原先輩が体全体でで愛撫してくれているみたいだ。
気持ちいい、気持ちよすぎて頭がぼーっとする、頭がどうにかなっちゃいそうだ。
148名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:31:22 ID:w4DTAd7l


あっ ううあう またいい逝くうぅぅううぅ・・・
もう何度絶頂を迎えただろうか。心と精神は何度も絶頂迎えたが、
肝心の白い液体はまだ体の中でうずいたままで、ただ透明な我慢汁だけが溢れてくる
床には汗やカウパー唾液等が混じり合った液が滴を作っている。
きっと塚原先輩が後から支えてくれなければ立っていることも出来ないだろう。
気持ちよすぎて何も考えられないよ。
ただ本能は悲痛な訴えをしている。
早く出したい。早く出したい!!早く射精したい・・
もうこれ以上は体がもちそうにない。
「先輩・・もうこれ以上は、、、お願いですから、もうゆぅあぁぁ 許ひてくださいーー」
「そう・・・もう我慢できないよね。橘君は今回のこと反省できたかな」
「もう覗きなんて、、、ぁ、、覗きなんて絶対しませんから、だから、、だから」
「ふふっ 男の子がそんなみっともない声出さないの。もう大丈夫だからね」
そういうと優しく塚原先輩の手が自分の性器を包み込んだ。
我慢汁まみれのあそこと先輩の手との交わりからは、
ヌチュヌチュグチュグチュと卑猥なあえぎ声が漏れる。
「ああ、逝くぅ!!!! で、出ちゃう 出ちゃう!!!!」
「いいよ。もういいのよ。いっぱい出しても」
ビュっ どびゅどびゅ ビュビュゥゥ
149名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:32:39 ID:w4DTAd7l

お〜い。大丈夫かな、橘君」
「え・・・あっ、、すいませんなんかぼーっとしちゃって」
「クスッ そう安心した。それじゃお片づけしよっか。私は換気とかするから、
君は悪いんだけど床の滴とか、飛び散った精液を拭いてくれるかな。
たぶん壁の方までとんでるから注意してね。それと はいティッシュね」
言われてみるとけっこう遠くまで飛んでるな。

「あ、、なんか部室を汚しちゃったみたいで。その・・すいません」
「それは気にしなくてもいいわよ。しっかり綺麗にすれば大丈夫だから。
そうそう、悪いんだけどふき取ったティッシュは持ち帰ってくれるかな。
部室のごみ箱に精液がこびり付いたティッシュはさすがに、、ね」
「はい、わかりました。」
「それと橘君、もう覗きなんて、、ううん、覗きに疑われるような事はしちゃだめよ。
君に悪意があろうが無かろうが言い逃れの出来ない状況もあるんだからね。
今日のだって”他に部員がいたら”君を職員室に連れて行かざるをえないのよ。
もうこんなお仕置きをされたくないんだったら疑われるようなことしちゃだめよ。」

先輩・・僕が悪意のある覗きじゃないって信じてくれていたんだ、良かった。
あれ・・もし先輩が僕を信じてくれていたのなら今日のお仕置きって本当に必要だったのか・・
いや深く考えるのは止めよう。さっきの快感のせいでまだ頭がよく働かないよ
「それじゃ 早く掃除終わらせて、いっしょに帰ろうか。」
「はい。(あれ塚原先輩、今いっしょに帰ろうっていってくれた?)」
とにかく掃除しなくちゃ。
ふぅ・・・・ しかしこうやって自分の精子をふき取る乗ってけっこう恥ずかしいな。
よし決めた!お仕置きをうけないために先輩に迷惑かけないためにも もう覗きみたいなまね絶対しないぞ!!
150名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:34:23 ID:w4DTAd7l


「本当に・・すいませんでした」
塚原先輩と僕しかいない放課後のプール、声が少しだけ反響する
心臓がばくばくしているのがわかる。これからへの期待で頭も少しクラクラしている。
下半身はすでに期待を膨らませ、テントを張っている。先輩もその事に気がついているみたいだ。
「呆れちゃうわね。この前のこと全く反省していないのね橘君は」
塚原先輩の声に怒気は無い。顔も少し笑っているみたいだ。
「それじゃ職員室へ行こっか。なんて・・ね。君を職員室に連れて行っても反省なんてしないだろうね。
またお仕置きしてあげないと駄目みたいね。けど前ので懲りてみたいだから、
前よりも過激なお仕置きにしないといけないのかしらね。」

塚原先輩の頬もなんか赤いな。もしかしたら先輩も興奮しているのかな?なんか股をもじもじさせているし。
「う〜ん。それとも今日はお仕置きよりも奉仕活動をしてもらう方がいいのかな。ふふっ私への奉仕活動だけどね。
まぁとりあえずここだとあれだから、その、部室に移動するけど大丈夫ですか。」
「はい!!もちろん大丈夫です。早く行きましょう先輩。」
「ふふふっ まったくもう 橘君ったら。」

クリスマスとかクリスマスデートなんてもうどうでもいいや
こうやって塚原先輩とすごせるだけで僕はもう・・・・

Bad End?
151名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:35:52 ID:w4DTAd7l
以上です。
駄文乱文失礼しました。
ありがとうございました。
152名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 14:10:37 ID:9bL2Q3MA
なんというGJ
153名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 15:04:32 ID:3JNTMAg6


抜いた
154名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 17:02:14 ID:2+Bl+P5S


ところで、ファラオのアトラクション内容はSSの素材にはピッタリだと思うんだ。
男ver薫とか、幼女絢辻さんとか
155名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 17:32:33 ID:ZqVNlX0g
このゲームの一番の不満は塚原先輩のルートがないとこだよな…
156名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 18:02:31 ID:WWcO+PUC
「ラブひな」に青山素子というキャラがいてだな
157名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 18:18:52 ID:TYKsn84+
素子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
158名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 23:23:45 ID:9KVMfx/m
リキッドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
159名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:02:15 ID:KXUTYu+8
明夫自重しろ
160名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 03:05:32 ID:R7MenHAa
上崎さんのSSを考察中だが、実にやりやすい娘ですね^^
血みどろなSSは上崎さんにもアマガミにも似合わないと思うから、依存症みたいな
SSになりそうだ
161名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:25:04 ID:0QY3NOcF
>>154の声を受けて思い付いた話です。一応男同士注意?としておきます。
薫×純一『ファラオの呪い』お付き合い下さい。
162名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:25:53 ID:0QY3NOcF

か、薫が男になった……。なんて事だ……。

「待てって!逃げるなよ!」
「く、来るなあぁぁぁぁ!!」
薄暗いアトラクションの中、所々体をぶつけながら必死に走る。
気が付けば、スタート地点近くまで戻ってきてしまっていた。
二人で息を切らしながら壁に寄り掛かり、呼吸を整える。
「はあ、はあ……」
「ふう、はあ……。おい、逃げるなって」
「む、無理言うな……はあ」
そりゃ、いきなり女の子が男になって追いかけて来たら逃げるに決まっている。
しかもそれが親しい友人であるならなおさらだ。
……いかん。取りあえず冷静にならねば。

「あー……。やっと落ち着いてきた……。
 しかし驚いたな。一体何がどうなってるんだ?」
「あはは。さあな。でもおもしれーから良いんじゃねぇ?」
「お前な……」
困惑する僕を尻目にあっけらかんとしている薫。もっと驚くとか反応は無いのか。
「はぁ〜〜……。うん、これは貴重な体験だな。まさか男になっちまうとは予想してなかったぜ」
「僕もだよ……。なんか心なしか声も低くなってる気がするし」
男姿の薫……。こうして見ると驚くくらい違和感が無い。なんだか昔からの親友のような雰囲気だ。
……ん?男?という事はやっぱり……
163名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:26:51 ID:0QY3NOcF

そういう事なのだろうか。……気になる。今は男同士なワケだし、多分大丈夫だろう。……よし。
「薫……。お前は今、男の身体になっている。そうだな?」
「あ?あぁ、そうだな。見れば分かると思うけど」
……うん、我ながら良い事を思い付いたぞ。ふふふ。
日頃の仕返しだ。薫に目に物を見せてやろう。

「なあ、薫。この貴重な体験を良い思い出にしたくないか?」
「おいおい、当然だろ?だからさっきから手つなごうぜ〜とか提案してるんじゃないか」
「よし。じゃあそれに先駆けて確認したい事があるんだ。良いよな?」
「?……おう、別に良いぜ。何を確認したいんだ?」
その言葉が言い終わった直後、僕は目にも留まらぬ速度で
薫の股間に手を差し込み、そこにあった異物を握り締めた。
「ひぅ!!?」
「おー……。これは中々……」
刹那、顔面に強い衝撃があり足がふらついた。薫のストレートが頬にクリーンヒットしたのだった。

「い、いきなり何すんだよ!!」
「ぬおぉぉぉぉ〜〜……。普段の二割増し効くなぁ……。流石男のパンチだ……。
 だが薫。この程度で慌ててちゃ駄目だよ。男の間ではこのくらいのスキンシップは当たり前なんだから」
「そ、そうなのか?」
嘘ではないはずだ。梅原とも似たような事をした記憶があるし、女の子だって
女の子同士で胸を触りあったりしているらしいではないか。まあ、実際に美也と中多さんのアレを見たから自信を持って言える事なのだが。
164名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:28:10 ID:0QY3NOcF

「ああ、そうだよ。確認したかった事ってのはコレさ。立派な物持ってるじゃないか」
「お、おお……ありがとう、で良いのか?」
「うん、良いと思うよ」
今の感じ……僕のより大きい気がする……。軽い劣等感に襲われるが、気にしない事にしよう。
さて、ここからが本番だ。薫がどんな反応をするか楽しみだな。

「で、だ。そんな男になってしまった薫くんに見せたい物があるんだ」
「ん?見せたい物?なんだ?」
ごそごそと自分のバッグを漁る。そして一冊の本を取り出した。
「それは……これだ!!」「こ、これは……『チラリの殿堂 ちらりずむ・てんぺすと』……?」
僕のお気に入りのお宝本だ。かなり際どい表現があるんだよなぁ。
「そうだ。この本を今の薫に読んでみて欲しい。そして感想を聞かせて欲しいんだ」
「そ、それは構わないけど……一つ聞いても良いか?」
「なんだ?」

「なんでデートにそんなもん持ってきてんだよ……」……うっ。痛い所を突かれた。正直、自分でも何故だか分からない。
「そ、それは……。――そ、そうだ!
 この前梅原と遊んだ時から中身の整理をしてなくて。だからだよ!決して変な目的で持ってたワケじゃないから!」
165名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:29:08 ID:0QY3NOcF

「ふ〜ん……。まぁいいや。取りあえず見せてみろよ。俺もちょっと興味あるし」
お、『俺』か……。いまさらながら、今、薫は男なんだなと実感する。
「う、うん。見てみてどんな具合か教えてくれ」
「どれどれ……」
以外と薫もノリノリだ。まあ、そちらの方が僕にとっても都合が良いからこの流れに任せておこう。
ぺらり、とページをめくる音がやけに大きく聞こえる。その様子を横から眺める僕。何故だかすごくドキドキするな……。

すると、早速反応があった。
「うおおっ!これはかなりキてるな」
「おっ、このページは僕も好きなんだ。危うい布の位置とかたまらないよな」
「ああ、そうだな」
その後も『ああっ』とか『おおっ』とか感嘆の声を上げる薫。
どうやら興奮していると言うより楽しんでいるようだ。しかし、いつまで楽しんでいられるかな?

……と、ついにその時が来たようだ。
「ぬあああっ!!こ、これは!!」
「ははっ、やっと辿り着いたか。どうだ!この破壊力!!」
そこに写し出されたTシャツ一枚姿のグラビアアイドルの……アレが……
「見えてね!?これ見えてね!?なあ純一!!」
「お、落ち着けよ。確かにかなりの上物だけどさ……」
166名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:31:17 ID:0QY3NOcF

「だって!お前これはどう考えてもアウト……あっ……?」
来た。ついに来た。僕の期待していた変化の時が。

薫のアレ……ムスコがズボンを窮屈そうに押し上げている。その様は何処から見ても一般的な健康男子のそれだった。
「ふふふ、どうしたのかな?薫くん。様子がおかしいけど……」
「え、あ、いやなんでもなあっ……」
未知の感覚に翻弄されているらしいのが伝わって来る。かわいい奴だ。
「いやらしい気持ちになってきちゃった?」
「ま、まあ多少は……な。こんな本見てればそりゃ……」
「勃ちもする、と」
「え……ええっ!?」
どうやら、自分の状態に今気付いたようだ。顔を真っ赤にして何かを否定する。
「い、いや!ちげぇよ!違うんだ!!これは……」
「良いんだよ、薫。恥ずかしがらなくても。この反応は当然の事だからな」
「そういう問題じゃなくて……うあっ!?」

僕は薫のムスコに手を置きぐりぐりと動かす。
男同士で一体何をやってるんだろう……と一瞬考えたが、薫の表情があまりにもかわいくてそんな冷静な考えはすぐに崩れ去った。
そう、これはいつもの仕返しなのだ。こんなに自分が優位な状態は滅多に無い。今しかチャンスはないんだ。
167名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:32:13 ID:0QY3NOcF

「じゃあ、取りあえずズボンのチャック開けようか」
「え、おい!ちょっと待っ……」
有無を言わさずチャックを開けると、男物のトランクスが目に入ってきた。
おお、さすがファラオマジック。こんな所まで影響が出ているとは。恐れ入るな。

「じゅ、純一!もうやめてくれ!!勘弁して……」
「でも、こんな状態じゃ歩くのも大変だと思うけどな」
「うっ……」
薫のそれは見ていて可哀相なくらいに腫れ上がっていて、僕だったら辛抱ならないであろうモノだった。
「じゃ、じゃあどうすれば……?」
ひっぱたかれるかもしれないと思ったが、ここまで来て後には引けない。意を決して言った。
「簡単な事だよ……オナニーで全部吐き出しちゃえば良いんだ」

「うえぇっ!?オ、オナ……って……。お前、なんか調子に乗ってないか……?」
「とんでもない。僕は薫の為を思って言ってるんだよ。
 せっかく男になったんだ。……男の悦びを味わいたくはないか?」
「お、男の悦び……」
揺らぐ彼女の……いや、彼の心が手に取るように伝わってくる。
「普段とは違う快楽が味わえる事間違い無しだ。僕が保障する」
「ア、アレとはまた違う……ゴクッ……」
普段も自分を慰めている事を、さりげなくカミングアウトする薫。本人がそれに気付いていない所がまた興奮を煽る。

「そう、アレとは違う気持ち良さだ。この機を逃したら
 もう一生体験する事が出来ない気持ち良さだ。……どうだ?やってみる気にはなったか?」
168名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:33:21 ID:0QY3NOcF

彼……は、しばらく眉間にシワを寄せた難しい顔をしていたが、決意をしたように一気に喋りだした。
「しっ、仕方ないな!仕方ないからやってやろうじゃないか!
 良いか!?お前に言われたからするんであって決して自分の意思でするんじゃないんだからな!!」
明らかに強がりな言葉が愛おしい。
思いのほか事が上手く運んで満足な純一であった。

「じゃあ……す、するぞ……」
そう言いながら恐る恐る自分のモノを取り出す薫。
見慣れぬ異形を観察するかのようにまじまじと見つめるその様は、見ていて少し可笑しい。
「で……どうやってするんだ?」
「う〜ん、そうだな……。取りあえずぐっと掴んで上下に手を動かせば良いと思うよ」
「こ、こうか?」

しゅっ、しゅっと音を立てて扱き始める。すると、すぐに反応が現れた。
「んあっ!!な、なんかキュンってなった……」
「良いね。その調子でどんどん扱くと気持ちいいかもな」
「そ、そうか……んんっ!!」
ピストン運動はどんどんと加速していく。もはや自分でも制御仕切れないようだ。
我慢汁が指と亀頭を濡らし、それが潤滑油となってさらに運動速度は上がって行く。
「あ、あ、あ!!なんか……なんか来るっ!!!」
「よし!そのままイッちゃえ!!」
「あ……んああぁぁぁっ!!!!」

その瞬間、激しく精液が飛び散り辺りを汚した。
……純一秘蔵のお宝本も例外無く。
「あぁっ!!僕の『ちらりずむ・てんぺすと』が!!」
「はあっ、はあっ……それくらい、多めにみろよな……」
169名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:39:50 ID:0QY3NOcF



僕達は、再びアトラクションの出口へと向かっていた。その道すがら感想を聞いてみる。
「どうだった?」
聞くと、恥ずかしそうに小さな声で答えた。
「……良かった」
こんなに素直でしおらしい薫を見るのは初めてかもしれない。
これが女の子の状態の時だったら凄く可愛いんだろうな、と思った。

と、その時……。またしても奴が現れた。
『ウォォオオオオォォ〜〜ン!!!』
「うあああああぁぁ〜〜〜っ!!!」
キ、キング……。くっ、二度目なのに思い切り叫んでしまった……。
「おっ、また出たな!」
なんでお前はそんなに平気でいられるんだ……。
『我の眠りを妨げる者よ、千年王国の呪いを受けるがいい!!』
え?呪い?また?今の状態で喰らったらどうなっちゃうんだ?
『ウォォォオオオオォォ〜〜〜ン!!!』
「うわぁぁっ!!」
「うおおっ!?」


「あ、あれ……何ともない。……という事は!」
薫がまたおかしな事になってるに違いない!しかし僕はもう何が来ても驚かないぞ!!
さぁ、何だ!?例え幼女になろうとラーメンになろうと辞書になろうとっ!!僕は驚かないっ!!!

「……あ、戻った!」
……え?
そこにはこのアトラクションに入る前の……女の子の薫がいた。
「なによ〜、もう終わり?『次はどうなるんだろ?』って期待しちゃったじゃない!」
「あ、薫。元に戻ったんだ。良かったね」
「ああ、そうね。純……一……」
薫の喋りが止まる。顔付きも驚愕と言った具合だ。
「? どうしたの?」
「あ、あんた!そこの鏡見てみなさいよ!早く!!」
「鏡?……あ」
……まさか。まさかとは思ったけど……。さっきからなんか声は高いし髪は耳に掛かってるし……。
鏡には、ボブヘアーの女子制服を来た女の子が写っていた。明らかに薫ではない。と言う事は……。

「えええええぇぇぇぇ!!!!」
「あっはっはっは!!可愛い!可愛いわよ純一!いや、純子ちゃんかな?」
「な、なんてこと……」
なんてことだ、なんてことだ、なんて事だ!恐れていた事態に陥ってしまった!!
「……ふふふ。さっきは男の悦びを教えてくれてありがとう、純子ちゃん?」
びくりと身体が震えた。背筋がぞくぞくする。これが戦慄するという事だろうか。
「あ、あああ……」
「今度はあたしが女の悦びを教えてあ・げ・る♪」
「き、きゃーーーーーーっ!!!!」
今日が終わるまでまだまだ時間がかかりそうだ……。

                                    End
170名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 06:46:13 ID:0QY3NOcF
ありがとうございました。
171名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 10:27:34 ID:ACyjQAlY
ネタとしてGJ
172名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 16:19:47 ID:eS4783lk
マジgj
173名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 18:49:27 ID:tDZ5SrG8
>>170
GJ!
これはこれで続き面白そうだw
174名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 18:50:55 ID:2Fao/F8t
>>170


橘さんがアッーになると思ってしまった
175名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:51:53 ID:hIt8unRw
マジGJ!
176名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 04:52:27 ID:NH5mRSD9
橘さんの変態具合なら両刀でも不思議じゃないな
177名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 03:29:12 ID:e4Q373lK
誰か上崎さんのSSを
178名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 18:58:40 ID:hUutHBtX
塚原先輩彼氏いるのか
179名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:06:19 ID:XrqYX+MT
>>178
恐らく森島さんルートの話だと思う
まだそこまで進められていないが
森島がそれとなく匂わせる発言をする、といった内容の筈
180名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:06:24 ID:xDGNIt34
たまに聞くけどソースはどこなんだ
181名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 23:08:13 ID:9DF0tqrc
多分ラブリー先輩の座標(54.29)
先輩スキルートに入り星を取らないで最後まで行くと発生する「一方その頃」
一人でクリスマスを過ごすことになった森島先輩は塚原先輩を遊びに誘って断られたらしく、
「あんなに言い辛そうにするなんてきっと男ね…」と公園で愚痴る。
182名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 23:20:13 ID:MuH3wATv
>>181
なるほど、ただ強引な解釈かもしれないけど、
森島先輩好きルートの塚原先輩は橘さんと森島先輩の仲を知ってるわけだから、
橘さんがクリスマスに誘うかもしれないと気をきかせたともとれるかな
塚原先輩が気をきかせ、橘さんが星を取らないばっかりに森島先輩はひとりクリスマスを、、、
183名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 08:08:40 ID:xzq56Y6k
>>181
言いづらかったのは、遊ぶ相手がはるか先輩の兄とかいうオチは?

塚原先輩がはるか先輩の家に遊びに行って、面識位はありそうな…
184名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 16:57:39 ID:Mz+UOZNy
妹があんなにラブリーで恋人がその友人のしっかり者だと、、、贅沢な
185名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 17:14:42 ID:CQg1777A
塚原先輩は橘さんをクリスマスにデートに誘うつもりで、森嶋先輩の誘いを断ったが
勇気が出ずに誘えなかったってのはどうだ
186名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 00:32:56 ID:OG7yjCb7
age
187名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:44:43 ID:OG7yjCb7
スキBAD後の森島先輩は良い素材になれる気がする。
橘さんを奴隷にしてしまうとか
188名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 08:40:04 ID:QWFNizqi
七咲逢は俺の嫁
189名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:18:39 ID:lRRzN5zg
ではるっこ先輩は俺が責任をもって幸せにする。

先輩で思い出したが、梅の剣道部の先輩って。

・ポニーテール美人
・なかなかのスタイル

これ以外に何か設定あったっけか?
190名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:28:33 ID:pfQQ8yKQ
まだ絢辻さんが出てないんでちょっと書きます
191名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:31:17 ID:pfQQ8yKQ
ドアチャイムを鳴らすと「はーい」というくぐもった応答が聞こえて、すぐに扉が開いた。
左手でノブを掴んだまま詞が顔を出した。
口元は微笑をたたえていたがそこに漂う雰囲気はどこか不穏で、純一はそれだけで少し怖じ気づいた。

「こんにちは、絢辻さん」と挨拶し彼女へ歩を進めると、詞はにわかに厳しい表情になって警戒するように扉を半分閉めた。

「……絢辻さん?」
「遅い」
純一の『絢辻さん?』より、一呼吸も速い言い方だった。

「えっ?」
「約束は一時でしょ。もう三十分以上遅れてるんだけど」
彼女はジッと純一を見据えた。
詞の不機嫌の理由が分かって純一はむしろ安心した。
以前ならそれだけで狼狽えてしまうような威圧的な視線が、今は不思議と愛しく思えた。

「えっと、ごめん。ちょっと道が分からなくて」
「電話してくれれば迎えに行ったのに」
「公衆電話も見当たらなかったし、それに絢辻さんに心配かけたくなかったから」
「そっちの方が心配するわよ」
「ごめん、今度から気をつけるよ」

純一は顔がほころびそうになるのを抑えるのに苦労した。
詞はしばらく口を利かず、扉の隙間から彼の真意を観察するように見つめていたが、そのうちにフッとため息をついて、扉を開いて純一を迎え入れた。

二月に入ったばかりのある寒い休日で、空は乳白色の雲に覆われていて、太陽は朝からほとんど姿を見せていなかった。
詞はクリーム色の上品なタートルネックのセーターと紺のジーンズを着ていた
純一が玄関に入ると家の中はしんと静まりかえっていて、冬の冷気が漂っていた。
他人の家独特の違和感のようなものがあった。

「家族の人は?」 と先に靴を脱いで上がった詞に尋ねた。
「お父さんとお母さんはいないわ」
そう答えた彼女の背中もまた、自分と同じように他人の家にいるかのように妙に馴染んでいなかった。
純一が玄関を上がるのとほとんど同時に、「詞ちゃん、お客さん?」と間延びした声が聞こえた。
その声は冬の冷やかな空気と静寂に充ちた家の中では、特別異質な響きをもって耳に届いた。
わずかに前を歩いていた詞は立ち止まって、しかしそれきり何も答えなかった。

どんな表情をしているかは分からなかったが、少なくとも喜ばしいといった雰囲気ではなかった。
左手の居間にあたるであろう部屋のドアが開いて、姉の縁がひょっこりと顔を出した。
彼女はその柔和な視線を詞に向け、次にゆっくりと純一へと移した。
縁は純一の姿を認めると、にこりと微笑んだ。

「お邪魔してます」と純一は咄嗟に言った。
彼女の笑顔は嫌味や不自然さの全くない純粋な笑顔で、学校で詞の見せるそれとは、同じ行動であっても正反対の性質を持っていた。
詞に悪いとは思いつつも、縁の笑みに強く惹かれずにはいられなかった。

「あら、こんにちは。この間詞ちゃんのお見舞いに来てくれた子ね。えっと、名前は……」
「あ、橘純一です」
「橘くんね。あ、そうだ、さっきクッキー焼いたんだけど、良かったら三人で食べましょ」
「あー、えっと……」
純一は言いよどみながら、背後の詞の内心を推し量っていた。
彼女が家族の存在に好意的でないのは、言動の端々から感じていた。
だから両親のいない今日、純一を自宅に招待してくれたのだろう。
それを悪意がないとはいえ、好きではない姉に壊される格好となるのは不本意であるはずだ。

だから純一は内心ひやひやしていた。
しかし当の詞はくるりと振り返って「そうね。そうしましょ」と軽く言うと、躊躇う純一を余所にさっさと居間に入っていってしまった。
あまりにあっさり受け入れた彼女の態度を何となく不思議に感じながら、純一はその後について部屋に入った。
192名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:34:50 ID:pfQQ8yKQ
部屋はリビング・ダイニングキッチンになっていた。
入って左手がリビングの造りになっていて、大型のテレビとベージュ色のソファと低いガラスのテーブルがあって、右手には六人掛けほどのダイニングテーブルが置かれていて、その奥がキッチンになっていた。
縁はクッキーの入った皿を手にキッチンを背にするように座った。
詞が縁と対面するように座ったので、純一は詞の隣に腰かけた。

縁は「今、お茶も入れるわね」と言って立った。
皿に綺麗に盛られたクッキーは、たっぷり四人分はあるようだった。
パンダやキリン、チューリップや星形にくり貫かれていて、見ているだけでなんとなく楽しい気分になった。
どれもまだ焼きたてで、つまんだ指に柔らかな熱を感じさせた。
純一は「いただきます」と言って、手に取ったパンダ形のクッキーをしばらく眺めた後、半分だけかじった。
焼きたてのクッキーはしっとりとしていて、噛むとかすかな熱と一緒にふんわりとした甘みが口中に広がった。
市販の冷めたものとは格段の差で、食べ慣れているわけではない純一にもその違いははっきりと分かった。

ゆっくり咀嚼しながら、キッチンで作業をする縁を目で追った。
手元は見えなかったが、彼女は三人分の茶を入れるまでの全ての動作をごく自然にこなしていた。
特に急ぐこともなく、見映えを気にする風もなく、いつものことをいつものようにやっているように見えた。
縁が淹れてくれた紅茶を飲みながら、三人はいろいろな話をした。
というのも縁の話は話題が移りやすく、詞や純一の学校生活について聞いてきたと思ったら、次の瞬間には近所の犬の話をして、その話を語り終えないうちにさっきまで見ていたという昼間のドラマの話をするといった感じで、全くといっていいほど脈絡がなかったのだ。
また話し方それ自体も鷹揚で、話のどこが重要でどこが余談なのか、どこにポイントが置かれているのかも把握しづらかった。

詞の理路整然とした語り方とはだいぶ違っているように感じられた。
けれどそれでいて縁の話し方には、相手を引き込ませる力も確かにあった。
特別おもしろい話をしているわけではないのに、とても魅力的に感じるのだ。
きっとそれは彼女自身の魅力なのだ。
その証拠に話の内容より、彼女の身振りや表情を見ている方が楽しかった。

純一は以前、詞の言った『うさぎとかめの話』を思い出していた。
詞がかめという例えはともかく、縁がうさぎという例えは言い得て妙だと思った。
それも純粋でふわふわとしたおとぎ話の中のうさぎだ。
うさぎは一番にならなくてもいい、走る必要さえない。
負けても最後には必ずおとぎ話的な救いや奇跡や祝福が舞い降りるのだ。

じゃあ、かめはどうなのだろうか。
いくら一生懸命に走っても報われないと知っているかめは、何のために走り続けているのだろうか。



三十分ほど話して、縁が散歩に行くと言ったので、二人も席を立って詞の部屋へ向かった。
詞の部屋は以前見舞いにやって来たときと変わりなくさっぱりとして、化粧品や芳香剤の匂いとは違う彼女自身のいい匂いがした。

詞は部屋に入るとすぐに勉強机から参考書やノートなんかを持ってきて、中央の丸いテーブルに置いた。

「まったく、誰かさんの遅刻とお姉ちゃんの長話のせいで勉強する時間なくなっちゃったじゃない」
「やっぱり勉強するんだ」
「別にあそこでずっとクッキー食べててもいいわよ。」
「一人はさすがに……」
「じゃあ文句言わない。それにこの間言ってたじゃない」

「あ、あれは目標というより願望に近いんだけど」と純一は少し恥ずかしそうに言った。
193名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:37:30 ID:pfQQ8yKQ
二人は付き合い出してからよく一緒に勉強するようになった。
以前から詞は放課後図書室へ居残って勉強していたのだが、交際を始めてから彼女は時には半ば強引に純一を図書室まで引っ張っていって一緒に勉強させた。
当初は詞に逆らえず仕方なしに付き従っていた純一も、徐々に苦ではなくなった。
詞と一緒にいるのが楽しくて、勉強することまで楽しく思えた。

また彼女に勉強を教えてもらい、僅かずつでも自身の日々の成長を感じられる生活は彼にとって生まれて初めての経験でとても新鮮だった。

「僕も再来年は絢辻さんと同じ大学に行きたいな」と純一が口にしたとき、詞は一瞬目を丸くしていた。

「ちょっと成績が上がったくらいでずいぶん大きく出たわね。私、国立大学志望だから五教科しっかり勉強してもらわなきゃね」
詞はいつもの少し意地悪で魅力的な笑みを浮かべていた。

「い、いや行けたらいいなって……」
「大丈夫よ。あと一年間、死ぬ気で勉強すればね」

「死ぬ気で……ははは」

いつのまにか週の半分くらいは放課後を図書室で過ごすようになって、家に帰ってからも宿題の他にその日の予習復習など自主的に勉強するようになった。
分からないところはたくさんあったが、それは詞が教えてくれた。
彼女は口では厳しいことを言いながら、何度でも丁寧に教えてくれた。
分からないことが分かるようになる感覚は楽しかったし、彼女と一緒にいると自然と温かい気持ちになった。

しかし同時に、自分は彼女の勉強の邪魔になっているのではないかとも思った。
詞はとても頭が良く、本来なら一人でどんどん先に進めるのだろうし、事実これまではそうしてきたのだろう。
そこに自分が入って、彼女の貴重な時間を浪費させてしまっている
彼女は根の部分ではとても優しくデリケートな人間だから口には出さないけれど、一人で勉強していた方が彼女にとっては良いのではないかと。

純一は詞をこの上なく好きだった。
表向きの優等生の彼女も、自分だけに見せてくれる屈折した彼女もどちらも大好きだった。
だから自分が彼女の歩みの妨げとなってしまっているのではないかと考えると、ずきりと胸が痛んだ。

放課後、誰もいない教室で純一がその気持ちを伝えたとき、詞は本当に優しい表情をしていた。
出会った頃に見せていた表面的な笑みではなく、クリスマスに見せてくれたような柔らかい笑顔で「ありがとう」と言った。

「私ね、ずっと一人だった。学校でも家でも周りにいっぱい人はいたけど、いつも一人だったの」

「勉強だって楽しいなんて思ったこと一度もないわ。ただしっかりやってれば教師もクラスメートも信頼してくれるし、将来もきっと役に立つからって自分に言い聞かせて……」

「でもね」と彼女は続けた。
「でも、あなたがいつも側にいてくれるようになって全てが変わった。周りから見たら分からないくらい小さな変化かもしれないけれど、私にとっては本当に大きな変化だったのよ。
色褪せていた日々に色がついて、その色は毎日違う色で。今は、それがとても楽しいわ。だから……」

詞の言わんとしていることは純一にもしっかりと届いていた。

「だから、もう一人にしないで」
「うん」と彼は頷いた。
強く、力強く、頷いてみせた。
194名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:40:29 ID:71XcFpWO
わっふるわっふる
195名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:41:10 ID:pfQQ8yKQ
四時になったところで二人は勉強をやめて、詞が持ってきたミカンを食べた。
カーテンの隙間から夕日の残光が射し込んで、カップの底に残っている紅茶にやさしく溶けていた。
部屋のオーディオからはモーツァルトのコンチェルトが流れていた。

「勉強するときはクラシックを聴きながらするといいの」と詞は言っていた。
歌詞があるとどうしても集中出来ないらしい。

純一はミカンを食べながら、さっき解いた英語の問題集の採点をした。
仮定法だとか不定詞だとか、以前は見ただけで頭が痛くなりそうな問題もそれなりに理解して解けるようになっていた。
ふと採点する手を止め、顔を上げると、詞が声もなく涙を流していた。
一瞬、みかんの汁が目に飛んだのかと思った。
彼女自身も驚いているようで、次から次へと流れ落ちる涙を拭おうともしなかった。
光を反射しないほど小さな滴は彼女のきめの細かい美しい肌を濡らして消えた。

純一は狼狽えた。
「どうしたの?」とやっとのことで言葉にした。

「ごめんなさい、何でもないの」
詞もようやく目元を拭ったけれど、涙はなかなか止まることはなかった。
純一は側に寄って、目元を擦る彼女の手をとった。
擦りすぎて目元は赤くなっていた。
狼狽える気持ちが潮の引くように静まって、同時に無性に悲しくなった。

彼は詞の体を抱いて、痛々しく腫れたその目元にそっと唇をつけた。
彼女の肌には確かな温かみが感じられた。
純一が唇を離すと、詞はとじていた目をゆっくりと開いた。
彼女の瞳に自分の顔が映るのを、はっきりと見ることが出来た。
そしてその奥には彼女の一人で生きてきた十七年間の悲しみが、深い泉のように横たわっていた。
けれどそこには仄かな光も同居していた。
その光が初めから彼女の持っていたものなのか、それとも自分が与えた光なのか判断することが出来なかったが、もしそれが自分と接するうちに宿った希望ならとても嬉しいと思った。

純一は抱きしめる力を強めた。

「ん……」

「ごめん、苦しかったかな」
「ううん、」
詞の柔らかな胸のふくらみを感じ、耳元で規則的に繰り返される息遣いを聴いていると自然に体が熱くなった。
どうしようもなく心臓が高鳴って、ペニスは痛いくらいに勃起していた。


「あ、あの、絢辻さん」
「…………」

「えっと……」
「……したいの?」
「……はい」と情けなく言うと、詞はため息を漏らした。

「じゃあ電気消してよ」

純一は慌てて立ち上がって、ドアの脇にある電気のスイッチを切った。
灯りの消えた部屋は薄暗く、彼女の存在まで突然ぼやけてしまったように感じられた。
彼女を失ってしまうような気がして怖くなった。
詞の鼻をかむ音が聞こえた。
すぐに彼女の側に戻って、その体を抱き寄せ、今度は唇にキスをした。
詞は腕の中でじっと目を閉じて、身動きひとつしなかった。
純一が舌を差し入れると、彼女も抵抗せず舌を絡ませた。
196名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:43:31 ID:pfQQ8yKQ
詞の手を引いてベッドに横たわらせて、セーターの上から乳房にそっと手のひらを這わせた。
それから乳房の表面を撫でたり、下から持ち上げるようにしたり、軽く揉んだりした。
純一は彼女の乳房がとても好きだった。
格別大きいわけではないが、触れているとまるで自分の手に合わせて作られたかのようにしっくりときた。
その柔らかさや温もりは性欲の高まりだけではなく、安心をも彼に与えた。
だから彼らはいつも前戯にたっぷりと時間をかけた。
しばらく服の上からの感触を楽しんでから、詞のセーターとジーパンと靴下を脱がし、下着を取って裸にした。
暗闇に目が慣れたのか、形のいい乳房や無駄な肉付きのない腹や綺麗な細長のへそや、くびれた腰やその下のしなやかな肢体なんかがぼんやりと浮かび上がった。
こうして裸の詞と抱き合うたびに、もっと明るいところで彼女の体を眺めたいと、いつも思っていた。
灯りの下で見る彼女の体はきっともっと美しいだろうと。

そして何度かそれを提案もしたのだ。
けれど彼女は明るい場所では肌を晒したがらなかった。
誰もいなくなった図書室の隅でペッティングするときも、制服を脱がさずに手を下着の中に潜り込ませて触らなければいけなかった。
無理に脱がそうとするとカンカンに怒ってひっぱたかれた。
理由を聞くと当たり前だというように「恥ずかしいじゃない」と言った。

そうかといって詞が性的に臆病というわけでもなかった。
最初のとき以外は抵抗なくフェラチオもしてくれたし、調子がいいと積極的に責めてきて、妖艶な微笑を浮かべながら純一を先に射精させてしまうことも少なくなかった。
そんな彼女がいまだに裸身を晒すのを躊躇っている。
純一にとって女心は何億光年も彼方にある星くらい、遥か遠く不可思議なものだったのだ。

「寒くない?」
生まれたままの姿になった少女を見下ろしたまま言った。

「大丈夫だけど……橘くんも脱ぎなさいよ。一人で裸になってるのってなんか間抜けじゃない」
そう言った彼女のハリのある声が薄闇に溶けて、いくぶん艶っぽく響いた。

純一はまた慌てて服を脱いでいった。
部屋はしっかりと暖房がきいていて暖かかった。
パンツを脱いだところでペニスを強く握られて、純一は喘いだ。
ベッドに横になっていた詞が、いつのまにか体を起こして純一のペニスに手を伸ばしていた。

「絢辻さん、ちょっと」
「何?嫌なの?」
詞の声はすっかりいつもの調子を取り戻していた。

「そ、そうじゃないけど」

「そうよねー。こんなに大きくしてるんだもん。本当バカみたい、フフッ」
仰向けになった純一は詞にペニスや皐丸を弄ばれて、当然の気恥ずかしさを感じていた。
セックスのときに毎度部屋を暗くするのは、もしかしたらより大胆になるためなのかもしれないと思った。
それにしてもこうして自分ばかり恥ずかしい思いをさせられるのは苦々しくもあるが、詞には逆らえないので大人しく、彼女のしたいようにさせていた。

純一はペニスに不思議な感触を感じて驚いた。
というのも、それが彼女の手のさらさらした感触ではなかったからだ。
もっとどろりとして生暖かいものにペニス全体を包まれたような感じだった。

少し考えて唾だと気付いた。
詞はたっぷりの唾をペニスに垂らして、性器全体にまぶした。
そうしてから手のひらでペニスを柔らかく包みこみ、上下にしごき始めた。
濡れたそれはしごかれるたびに、くちゅくちゅといういやらしい音を響かせた。
唾がかわいて滑りが悪くなると、彼女はまた唾液を垂らした。
彼女の手の柔らかさと、室内に響く音と、好きな女の子が自分の性器に唾を垂らしているという行為と。
その全てが扇情的で、純一の興奮を強く導いた。
197名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:45:16 ID:pfQQ8yKQ
「それ以上すると……もう出ちゃうから」と純一が限界の声をあげても、快感はやむ気配すらない。
小さく喘ぎながら、彼はぼうっとした頭で「しまった」と考えた。
詞がペッティングをするときは、彼が果ててしまうまでやめないのがほとんどだった。
特に純一が快感のあまり制止させると、手を止めるどころか逆にさらに激しくするのが常だった。
部屋には水音と共に純一のせわしい息遣いもこだました。

「あ、ここがきゅうってなった。もうすぐ出ちゃうんでしょ。女の子に唾かけられて射精しちゃうなんて、本当変態ね」
詞は左手で睾丸を触りながら、甘く上気した声で言った。
純一は快感で体が大きく震えた。
膀胱のあたりに興奮の全て集まって痛いくらいだった。

「絢辻さん!」
射精を教えようとしたが、頭が真っ白になって名前を叫ぶことしか出来なかった。
射精する直前、詞はペニスを口に含んだが、純一はそれに気付く余裕などなかった。
ただ荒い息をして、全てを吐き出した。
射精が終わっても快感の波はなかなか引かず、純一は脱力したまま、その度に体を震わせた。

ようやく落ち着いて目を開けると詞が顔を覗き込んでいた。
小さな子供が悪戯考えているときの笑みだった。
純一が何か喋ろうとすると、彼女はその唇にやさしく口づけした。
何の疑問も持たず受け入れていると、彼女の口から何かを流し込まれたのが分かった。
それは唾よりもどろりとしていて青臭く、嫌な感触を残しながら口内に入ってきた。

「自分の精液はどう?おいしい?」
その言葉を聞いた瞬間、純一は思わずえずきそうになった。
咄嗟にティッシュを取ろうと薄闇に手を伸ばしたが、その手はあっさり詞に払いのけられてしまった。

「だーめ。今日はしっかり反省してもらうんだから。」
純一にはわけが分からなかったが、口内のたくさんの精液のために聞き返すことも出来なかった。
呼吸するたびに強い青臭さが鼻をつき、またそれが自分の精液だと考えると気持ちが悪くて仕方なかった。

「橘くん、いつも見境なしに出しちゃうじゃない。さっきだって私が口で受け止めなかったら部屋に撒き散らしてたわよ。
しかもそれ口に出されるとすっごく不味いし臭いし、嫌な後味は残るし大変なの。だからお仕置き」

あまりに一方的な話だが、今の状況では反論することも出来なかった。
純一は苦しくなって、精液を手に吐き出してしまおうかと考えた。
手のひらに自分の精液を載せるのは嫌だが、口に残しておくよりはずいぶんましだ。
しかしそんな考えを見透かしたように詞は続けて言った。

「もし口の中のやつを勝手に出したら、もう一生エッチなことはしないから。それだけじゃないわ。一緒に勉強もしないし、遊びにも行かない。それでもいいなら吐き出していいわよ」
薄暗闇の中の彼女は意地悪く笑っていた。
そう言われて吐き出せるわけもなく、純一は困った表情をして、なるべく口中を動かさないようにしながら鳥肌のたつ気持ち悪さにひたすら耐えていた。

そんな姿を詞は嬉しそうに眺めていた。
「反省した?」
数分して、詞はやさしい声で尋ねた。
純一は安心した顔つきになって首を縦に振った。

「そう、良かった。じゃあ口の中のやつ全部飲めるわよね」と詞は言った。

「だって今まで私にそうさせてきたでしょ?反省してるなら同じこと出来るはずよ。それとも反省したっていうのは嘘?」
だんだんと強くなっていく彼女の口調に気圧されて、純一は困惑した。
冗談を言っている目ではなかった。
飲み込まなければ本当にもう一緒にいられなくなるような気がした。
198名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:49:22 ID:pfQQ8yKQ
彼は覚悟を決めて口内の異物を必死に飲み込んだ。
精液はなかなか喉の奥へといかずに絡みついた。
ナメクジを飲んだらこんな感じだろうと純一はなんとなく思った。
一度では全て飲めず、もう一度唾と一緒に飲み込もうとしたとき思わずむせてしまった。
手で口を押さえたため、精液が手のひらにべったりと付着した。

「ご、ごめん、ちゃんと舐めとるから」
純一が自分の手のひらを恐々見つめていると、詞は彼の手をとって、そこに付着した精液を舌で舐め取った。
それから彼女は純一に口づけをして、歯茎や歯に舌を這わせ口内に残った精液も舐め取った。
全てを掬い取ってしまうと、彼女は口に含んだ精液を愛しそうに飲み込んだ。

「本当は好きよ、橘くんの精液。ううん、あなたのものならなんでも好き」
彼女はうっとりとした表情で言った。
「だから好きなときに好きなだけ出してね」

純一はまたペニスが固くなっていくのを感じた。
詞もそれに気付いて微笑んだ。
彼女を寝かせワギナに触れると、それは暖かく湿っていた。
彼女は純一のペニスをしごいたり、口内に精液を含ませながら興奮していたのだ。

「もう入れていいかな。入れたくてどうにかなっちゃいそうなんだ」
詞は答える代わりに、純一の首にそっと腕を回した。


詞がシャワーを浴びている間に純一は帰る準備をした。
服を着て、勉強道具をバックに押し込んだ。
すっかり準備を終えると、どっと疲労感が出たのでベッドに身を横たえて、オーディオから流れる名前も知らないクラシックを聴くともなしに聴いていた。

「すっごい匂い。他の人が入ったら何をしてたかバレちゃうわね」
戻ってきた詞は眉を顰めて、困ったように笑って窓を開けた。
昼に会ったときと同じセーターを着て、同じジーパンを履いていた。
下着は汚れていたので替えたのだろう。
ずっと部屋にいた純一は気付かなかったが、注意深く嗅ぐと確かに二人の濃い体液の匂いがした。

「そろそろ帰るよ」と純一は言った。
もう六時を過ぎていた。

「そう、途中まで送っていくわ。」
「もう暗いし、いいよ」
「また迷子になられると困るんだけど」

詞はシックなコートを羽織って、靴下を履いて、マフラーを巻いた。
純一はすでに準備を終えていたので、その姿をぼんやりと眺めていた。

と、車のエンジン音が聞こえ、その音が家のすぐ前でやんだ。
詞は窓から下を覗き込んで、サッと表情を固くした。

「お父さん帰ってきたみたい」
固い表情のまま、しかしさして取り乱しもせず言った。
他国での災害を伝えるニュースキャスターのような、情報との距離を保った口振りだった。

「や、やっぱり挨拶とかした方がいいかな」
対照的に純一は緊張しきっていた。

「そんなのいいわよ。お父さんが部屋に行ったら出られるから、それまでここにいて。」
「でも……」
「見つかったら、きっと何か言われるわよ」
詞は自分の父親を厳しい人だと言っていた。
脅しでも冗談でもなく、本当に叱責を受けることになるかもしれない。
199名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:52:59 ID:pfQQ8yKQ
しかしそう言われて、純一はむしろ腹が据わった。
「大丈夫、怒られるのは慣れてるから」
自分でも驚くほど、はっきりした言い方になった。
「そう、あなたがそれでいいなら私はもう何も言わない」

純一と詞が外に出ると、彼女の父は丁度車から降りたところだった。
仕事帰りらしく、黒のスーツとパンツに白無地のワイシャツに紺色のネクタイを着けていた。
ワイシャツの襟元はしわ一つなかったし、ネクタイは計算してわざとわずかに左右非対称にしているようにすら感じされた
どこをとっても無駄なところがなく、見ているだけで息が詰まりそうな格好だった。

「こんばんは」と純一が声をかけたが、彼はジロッと視線をこちら向けただけだった。
射竦められて、体が強張った。
「あ、あの僕、橘純一っていいます。詞さんとお付き合いさせてもらってて……」
相手は変わらず厳しい表情を保ったまま黙していた。
ここに来るまでに考えていた挨拶はすっぽりと頭から抜け落ちてしまっていた。
忘れて初めて、どうせ何を言っても嫌味を言われるなら、わざわざおべっかを使うこともないなと気分が楽になった。
男の厳格な表情が、詞のそれと似た印象を持っていたからかもしれない。

「付き合い始めて一月くらいで、まだまだお互いに知らないこともあります。詞さんは僕なんかよりずっと頭は良いし、みんなに慕われてるし、性格はちょっときついところもあるけど……
けど、でもやっぱり僕は彼女をとても好きで、ずっと大切にしていきたいって思います。
僕は彼女みたいに優秀でも強くもありません。もしかしたら釣り合ってないのかもしれませんけど、気持ちだけは誰にも負けていないと思います。」

純一の話を聞いているうちに、男は苦々しく眉根を寄せた。
そういえば以前、詞は父親をエリート意識の強い人間だと評していた。
「生徒会長をやっていて、成績はいつも学年トップクラスです」くらいのはったりをかけておけば良かったかな、と思った。
それにしても高圧的な目付きをしている。
男はいちいち言うのも面倒だといったような感じで軽く嘆息した。
純一はもう言いたいこと、言うべきことは言ったつもりなので、文句は甘んじて受けてやろうと構えていた。

そんな彼の手を掴んで詞が一目散に走り出したのは、男が何か言おうと口を開きかけたのとほとんど同時だった。
純一は突然引っ張られて転びそうになった。
彼女はそんなことを気にも留めず駆け出した。

驚いた。
「どうしたの?」と声をかけようとしたが、懸命に走る彼女の背中は、そんな質問など最初から撥ね付けてしまいそうなくらい力強く見えた。
だから純一も手を引かれながら無言で走った。
ふと思い出して背後を窺うと、厳格で気詰まりな男はもう闇に紛れて見えなくなっていた。

通りに車は少なく、思い切り駆けることが出来た。
空はすっかり晴れていて、大小様々の星がまたたいていた。

彼女は止まらない。
二人の靴がコンクリートを踏む乾いた音と息遣いだけが、やけに誇張されて寒空に響いた。
等間隔に置かれた水銀灯の白い光の中を走り抜け、闇の中を走り抜ける。

住宅街を抜けて河原に出る頃になると、二人とも息が切れてきた。
心臓は強く脈動し、膝もじんわりと熱を持つ。
冬の冷気も届かないくらいに体は火照っていた。

彼女は止まらない。
それどころか走り出したときより軽やかに地を蹴っている。

彼女はどこまで走るんだろう、と純一は考えた。
今のような暗く冷たい道を、どこまで走り続けるのだろうか。

どこまででもいい。
僕はこうやって手を引かれながら、ずっとその背中を見つめていこう。
そう心を決めて、純一は握る手を強めた。
200名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 00:55:29 ID:pfQQ8yKQ
終わりです
もっとドSな部分出したかったんだけど難しいな
201名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:07:01 ID:71XcFpWO
おつー
パパがなに言おうとしたのか気になるな
202名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:12:05 ID:RUfVb6lJ
GJだぜ。描写が丁寧で好感が持てる。最後の締めは好き嫌い分かれる感じだが
個人的には匂わす程度の表現よりハッキリとした言葉が欲しかったかな。でもGJ
203名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 02:06:23 ID:hyNDWxaE
仮面といい、えりりんといい
灰色の世界の娘さんに彩をつけるのは至高
204名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:03:25 ID:aQWftjat

 ――小さい頃から、ずっと一緒だったし、これから先もずっと一緒だと
思っていた。
 それを人は恋愛感情と呼ぶのだと教えてくれたのは、パパでもママでも
友達でもなく、まして自分で自覚した訳でもなく、わたしが好きな人と一緒
にいる少女だった――。

 中学に入って、クラスが別れると純一とわたしは朝の登校を共にする
くらいで、妙に疎遠になっていた。それが寂しくて、彼の教室の前をうろ
うろしている内に、わたしは気付いた。
 梅原くんと純一と――そして、もう一人。女の子がいつもいることに。
 棚町薫。彼女はなぜだかわたしの幼馴染みと……うまが合う、らしい。

 弾けるような笑顔、とはああいう笑顔を呼ぶのだろう。
 背中を叩く強い力も、彼の隣にいる勇気も、何もかもわたしにないもので。

 それはなんだか、とても胸が痛い事実だった。
 だって。
 わたしにないものを、純一はあの子に求めている。
 わたしはあんなに強く背中を叩けない、わたしはあんなに堂々と彼の隣を歩けない。

 胸が、苦しい。ずきずき、いたい。
 毎朝毎朝、いつものように登校するたびに怖くなる。
「ねえ。やっぱり、棚町さんと一緒に登校したい?」
 そんな質問を、爆弾のように弄ぶ。答えを聞いてしまったら、終わってしまうような気
がしたけど、決着をつけなくちゃという気持ちもあった。
 わたしはただの幼馴染みで、棚町さんは純一の彼女で。だったら、わたしがいつまでも
この登校に固執する理由はない。
「……梨穂子、どうした? 眠いのか?」
「え? あ、うん。えっと……中学になってから、勉強とか厳しくなったよね」
「だよなー。テストがこんなにダルい行事だったなんて思わなかったよ。うち、テスト一週間
前はゲーム禁止なんだ」
「へー」
205名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:03:44 ID:aQWftjat
 他愛ない会話を一つ交わすたびに、それを大切に記憶の宝石箱にしまいこむ。
 もうすぐ、こんな日も消えてなくなる。
 きっと、もうすぐ……。
「おーっす純一ぃっ!」
 そんな声が背後から聞こえたかと思った途端、幼馴染みが飛んでいた。
「だっ、おまっ、薫ぅっ!」
「さーらーばーだー!」
 ……え、いま、何が起こったの?
 とにかく、慌てて彼に駆け寄った。
「だ、大丈夫?」「薫め……僕の背中を思いっきり蹴りやがった……おのれ……
復讐してやる……」
「ぶ、物騒なこと言ってないで。ほら、よいしょっと」
 手を貸して、立ち上がらせる。背中に蹴り跡がついているのがなんだか悔しくて、
ぱんぱんと払ってかき消した。
「さんきゅ」「どういたしまして……。ね、純一。今のは……」
「棚町流の挨拶だろ、たぶん……」わたしより、よっぽど疲れた表情でそう呟いた。
「へ、へぇ……」
 わたしは、なんだか自分が負け犬みたいに惨めで、ひがむように言う。
「純一の、彼女って過激なんだ」
 反応が怖くて思わず目をつむる。照れたり、はにかまれたら、もう今日は学校行くの
やめようなんて決意をしてしまう。
206名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:03:59 ID:aQWftjat
 ところが彼の反応は、
「………………は?」
 関心がないというか、淡泊というか、とにかくわたしの考えていた最悪の反応からは
大きく外れていた。
「あんな乱暴な彼女はちょっと遠慮したいなぁ……。彼氏になる奴に同情はするけど」
「で、でも。一緒にいて、楽しいって」
「遊ぶ分には楽しいよ。そりゃ。でも、彼女となるとちょっとなぁ……」
「へ、へぇ〜」あ、まずい。なんかスキップしてしまいそう。
「第一、僕の理想はだな……」「り、理想は?」
 純一が、何となく照れくさそうにそっぽを向いて答えた。
「よく考えたみたら、なんで朝っぱらから梨穂子相手にそんなこと言わなくちゃいけないんだ」
「えー、ずるいよーっ」ずるい、それはずるい。ここまでわたしの心を掻き乱していたんだから
責任は取るべきだと思う。
「ずるいったってなぁ……」
「純一の理想、知っておきたいの」……本音が思わず、ぽろりとまろびでた。
 彼は、頬を赤くしてぷいすとそっぽを向いて呟いた。
「と、年上の。大人の魅力とかそういう感じの。や、優しいタイプ」
 ………………あ、わたし、年上だ!
 途端に、胸をぐいぐいと締め付けていた何かが音を立てて外れた。なんだか一気に、
生きているのが楽になった気さえする。
「そーかー」
「り、梨穂子だって理想のタイプとかあるだろ。僕も言ったから、お前も言え」
「えぇぇぇっ」り、理想のタイプ? ええっと、あの、その、ええと……。
「ほら、早く!」
 せかす彼に、わたしはほとんど反射的に口を滑らせていた。
「い――」


 いつもそばに、いてくれる人。

207名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:04:56 ID:aQWftjat
>204-206
特にタイトルはありませんが、梨穂子ショートショートです。

キャラスレの752が妄想を刺激したので、ちょいちょいと書いてみました。
エロなしですが。
208名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:32:05 ID:9Dpiqw75
薫「ねえ、純一、口でしてあげよっか?」
「ええぇえ!?」
「よいしょっと、あーおっきくなってるー」
「まずは先っちょをペロペロしてあげるね♪」
薫が俺の分身をいきなり手で掴み口に含んだ
ペチャジュルルルペロペロ・・・
ヂュゥゥゥ
「あひぃ!?」
舌先でこちょこちょされながら吸われてるぅ〜!?
「クスクス・・・びくびくしちゃって♪かわいい・・・」
「こんどは足でしてあげるね♪」
薫は上履きを脱いで俺の分身に優しく足を乗せた
「はぁああ!!」
「うふふ♪感じちゃってるのねー 変態さん♪」
シュコシュコ・・・スリスリ・・・
「やめてぇえ!薫ぅ・・・!」
「あはは♪目がトローンってなってるよ」
コスコスコスコスコス!
うわぁあ!どんどん速くなってきた!
そして期待と興奮と軽蔑の目で僕を見る薫がとてもいやらしい・・・
「あれぇ?なんだかぬるぬるしたのがでてきたよぉ?」
「くっ・・・!」
「あはは♪逝っちゃうの?女の子のやわらかぁい足で擦られて逝っちゃうのぉ?」
シュルシュルサワサワサワ・・・!
「逝くわけないだろ!」
「あれー?そんなこと言っちゃっていいの?私負けずぎらいだからさ♪」
コスコスコス・・・!
「うわあぁああ!!はぁああああ!」
薫は足を横運動から立て運動に変え始めた!!
シュッシュッシュ!!
「ほぉ〜ら逝っちゃいなよ!」
「うわぁあああ!でるるううううううう!」

という夢を見たんだ
209名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 04:35:07 ID:8hicsyun
足コキは不衛生というレスを見て以来、風呂以外で足コキネタを見ると
エロ本でケツに突っ込んだものをそのまま前や口に突っ込むのを
ドン引きするのと同じ気持ちになる
210名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 05:14:34 ID:mTrFQ6Cr
ドン引き…?
大興奮の間違いじゃなくて?
211名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 07:28:06 ID:BhMrOqfM
>>207
短いけど梨穂子の心の揺れが出て、いいと思う。
212名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 12:58:31 ID:fMET6vJ7
>>207
読んでて心がぽっちゃりした
213名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 13:19:09 ID:JWra6TRj
エロなしの梨穂子ネタいいなぁ
214名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:21:04 ID:PN+fzkHY
やばい、梨穂子と薫ネタとか凄い興奮する
2人とも社交的な上、確実に知り合いで接触する機会も多いはずなのに
まったくイベントで絡まないあたり確執みたいなものが想像できておいしいよなw
215名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:37:24 ID:bc2L9bU/
田中さんと伊藤さんが割りと仲良くみえるだけになw
216名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:41:16 ID:Nqqh+Q0H
そこで梨穂子がぽっちゃりボディーで薫はテクニックで橘さんを誘惑し合うわけですよ!
217名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:42:13 ID:f1BZRyuQ
もう3Pでいいじゃない
218名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 18:39:28 ID:w66nSrrR
>>217
最終的に3Pでもそこにいたるまでが重要なんじゃないか!
219名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 22:59:38 ID:qoXVso5+
りぽこは可愛いなぁ!!!
220名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 16:54:20 ID:v3dzKb6W
>>207
幼馴染と言うのは何故こうも魅力的なのか
221名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 04:24:15 ID:MqQDWfaA
絢辻さんと薫はライバル設定らしいから、この2人をうまく絡ませられないものか
222名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 13:43:53 ID:2HV5tIqz
ふおおおおおおりほこおおおおお
223名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 21:27:13 ID:Llz/2XWm
梨穂子のむっちりボディ堪能したい
224名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 13:48:40 ID:VdnsD/GF
まだラブリー先輩が出てないぞおおおおお
225名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 14:17:23 ID:vEir22D1
先輩は口調が難しい。それにプレイは、ゲームの中で橘さんがやり尽くして(ry
226名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 11:54:15 ID:aCFGEjP3
中多と七咲とみゃー×橘さんまだー
227名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 12:06:57 ID:280TTLYg
ひびき先輩のお話が読みたい
228名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 18:55:19 ID:wzdfFiqb
>>226

「にぃにの性感帯はバッチリ把握済だもんね〜、にししし」
「襲われてるのにこんな興奮するなんて。変態、変態ですね橘先輩は」
「せ、先輩…私の中で出してください…」


「技の1号」みゃーに「力の2号」逢、そしてWふかふかタイフーンでデストロン橘を(性的に)粉砕するのか。
229名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 02:31:48 ID:ekGHnS8W
期待age
230名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:41:01 ID:uxRsndam
意外にスレ伸びないね
オタの間ではとりあえず買っとけみたいになってるゲームなのに
231名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:56:53 ID:pWVeMjMK
これからこれから
232名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 21:34:24 ID:D+OHtrVg
まあ、エロパロ書くまでもなくゲーム内でエロじみたイベントたくさんあるからねぇ
233名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:13:45 ID:t/arp4JV
やった!やったぞ!絢辻さん×橘さんのエロSSが完成したぞ・・・・・・


そんなわけで、うpろうと思います。
かなり長いんで制限引っかかるかも知んないけど、まぁその時はその時でボチボチと・・・。
234絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:15:18 ID:t/arp4JV
「橘君をあたしのものにします。」
「・・・はい?」

体育館裏で絢辻さんを見かけて追っかけてきたら、いきなりそんな突拍子も無い言葉を投げかけられて、僕は思わず面食らってしまった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・どうして黙るの!」
「だ、だって・・・」
「聞こえなかったの?『あなたをあたしのもにする』の。おわり。」
「いや、だから・・・」
「何?もっと詳しく聞きたい?」
「そ、そりゃそうだよ。僕の先々に関わるわけだし・・・」
「もう、しょうがないわね・・・!」
そう言い放つと、いきなり絢辻さんは僕のネクタイをグイ!と引っ張った。
「じゃぁ場所を変えて詳しく話すわね・・・」
「・・・!」
あの時と同じ目だ。
初めて僕の前で優等生の仮面を外した、あの時と同じ目・・・。
「わ、分かったからネクタイ引っ張らないで!苦しいよ!」
「つべこべ言わないで、さっさと歩く!」
そう言いながら、絢辻さんは僕のネクタイを、まるでグズる犬を引き摺るかのようにグイグイと引っ張っていった。
235絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:17:09 ID:t/arp4JV
「あ、ここは・・・」
「そう、ポンプ小屋。」
僕が絢辻さんに引っ張られて行ったのは、学校の裏にあるポンプ小屋の中だった。
小さなポンプの周りにちょっとした板張りの床が敷き詰めてある、小さなポンプ小屋だ。
「ここなら誰にも見つからないでしょ。」
「た、確かに・・・。でも、絢辻さんはなんでこんなとこ知ってるの?」
「この間、うちのクラスの男子と女子がこっそりこの中に入っていったのを見たのよ。」
「え?そ、それって・・・」
「えぇ。間違いなく『不純異性交遊』ね。」
「・・・・・・」
確かにここならそう簡単には見つからないだろうけど、でも何だって絢辻さんは・・・?
「さて。」
そう言うと、いきなり絢辻さんは僕をポンプ小屋の壁にドンと押し付けた。
「え!!何を!?」
「決まってんじゃない。橘君をあたしのものにするの・・・」
そう言うと、いきなり絢辻さんは僕の唇に、自分の唇を押し付けてきた。
「!!??」
いきなりのキスに、頭の中がパニックになって何も考えられなくなった。
「んん・・・」
絢辻さんは、構わず僕の口の中に舌を入れ込んできた。
(う、こ、これって・・・ディープキス!?)
「ん・・・」
混乱する僕を他所に、絢辻さんの舌が僕の舌に絡まってくる。
(絢辻さんの舌・・・温かい・・・じゃなくて!いきなりこんなのって!!)
やがて、ひとしきり僕の口の中に舌を這わせると、絢辻さんはゆっくりと顔を離した。
「あ、絢辻さん・・・。これって・・・。」
「ふふふ・・・。まだまだこれからよ・・・。」
そういうと、今度は僕の首筋に舌を這わせてきた。
「あ・・・ちょ、それは・・・。」
「気持ちいい?ゾクゾクする?」
「う、うん・・・じゃなくて!いきなりこんなこと・・・あっ!!」
いきなり、絢辻さんが僕の耳たぶをペロリと舐めてきた。
「あぁっ・・・!それは・・・!」
「ふふっ・・・やっぱりココが弱いんだ。」
そう言いながら、僕の耳たぶをペロペロと舐め回してきた。
「あ、絢辻さん・・・!そんな・・・!」
「気持ちいい・・・?じゃぁこれは?」
「ひゃっっ!!」
いきなり、絢辻さんは僕の耳たぶに「カプッ」と噛み付いてきた。
足がブルブルして、今にも腰が抜けそうになった。
「ふふふ・・・。いつも棚町さんにこうされて腰抜かしてたもんね・・・。」
「そ、それは・・・あ・・・」
もうダメだ。
そのまんま僕は腰を抜かして、ポンプ小屋の床にペタリとへたりこんでしまった。
236絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:18:48 ID:t/arp4JV
「もう終わり?情けないわね。」
そう言い放つと、絢辻さんは僕の前に座り込んできた。
「まだまだこれからなのに・・・」
そう言うと、いきなり僕の下半身の方に手を伸ばしてた。
「あ、絢辻さん!?」
「コッチはまだ大丈夫みたいね。」
ズボンの上から僕の固くなったモノを摩りながら、いつもの蔑みの目で僕を覗き込んできた。
「へぇ〜、あたしにキスされてこんなになっちゃったんだ。いやらしい・・・」
「こ、これは仕方が・・・!」
「変態・・・!」
そう言うと、僕のモノをギュっと固く握り締めた。
「あっ!」
「あ。ひょっとしてあたしに握られて、ちょっと気持ちよくなってる?」
「そんなコト・・・」
「隠したってムダムダ。あたしの手の中でビクビク動いてるんだから。」
「うう・・・」
(な、何か非常にマズい事になってるんじゃないのか・・・?)
そう感じた僕は、何とか絢辻さんを振り払おうとその肩に手をかけた。
すると・・・
「ダ〜メ!」
いきなり、絢辻さんは僕の耳たぶをペロリと舐めてきた。
「ひゃっ!」
一瞬にして、僕の体から力が抜け去った。
「振り払おうとしてもムダよ。あなたの弱点は分かってるんだから・・・」
「う・・・」
あぁ、もう僕が何をやっても、今の絢辻さんからは逃れられないんだ・・・。
僕はもはや、何の抵抗もできなくなってしまっていた。
「ふふっ・・・観念したようね・・・」
そう言うと、絢辻さんは僕のズボンのファスナーを開けてきた。
僕の固くなったモノが、ファスナーの間から丸見えになった。
237絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:19:44 ID:t/arp4JV
「へぇ〜、男の人ってこうなってるんだ。」
絢辻さんは、僕のモノをしげしげと見つめてそう呟いた。
「う〜ん・・・教科書とかで見たのとはちょっと違うわね。」
そのまま、絢辻さんは僕のモノを右手で握って擦ってきた。
「ああっ!」
僕の体が、思わずビクッ!と震えた。
「ふ〜ん・・・こうすればいのかな・・・」
そう言って、さらに固く握り締めて上下に強く擦り始めた。
「あ、絢辻さんっ・・・!こんなことしたら、僕は・・・」
「気持ちよくなっちゃう?」
「え・・・あ、うん・・・」
「そう・・・じゃぁコレは?」
そう言うと、いきなり絢辻さんは僕のモノに唇を付けてきた。
「ええっっ!!??」
突然の事で、僕はすっかり驚いてしまった。
「あ、絢辻さん・・・!それはちょっと・・・!」
「フフッ」
絢辻さんは微かにそう笑うと・・・
(パクッ!)
「あああぁぁっ!!」
なんてことだ・・・絢辻さんが僕のモノを口いっぱいに頬張っている・・・!
238絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:21:08 ID:t/arp4JV
「あ、絢辻さん・・・っ・・・これは、マズいよ・・・」
でも、そんな僕の声なんか聞く耳を持たないかのように、絢辻さんは僕のモノを咥えてクチュクチュと弄び始めた。
ひとしきり僕のモノを弄ぶと、今度は口を離し、手で上下に動かしながら、舌でチロチロと舐めてきた。
「あ、絢辻さん・・・何でこんなコト知ってんの・・・?」
「あれ?前に話さなかった?小説にこんな場面が出てくることもあるって。」
「え?で、でもこんな場面が出てくる小説って・・・」
「そういう小説よ。」
「それって・・・官能小・・・痛っ!」
いきなり、絢辻さんが僕のモノにカプリと噛み付いてきた。
「みなまで言わないの!」
「ひ、酷いよ絢辻さん・・・」
「ふふふ・・・それに、あたし保健体育も結構得意なんだから・・・」
そう言うと、また僕のモノをパクリと咥えてきた。
「んんん・・・」
そのまま絢辻さんは、僕のモノを口に頬張りながら上下に動かしてきた。
「あっ!あっっ!!」
絢辻さんの口が動くたびに、僕の背中に、ゾクゾクとした物が走り抜けていった。
そういえば、ちょっと前に僕は、アイスをこんな感じに舐めてみて遊んでたっけ。
僕の中に秘密にしていたあのエッチな遊びと同じコトを、絢辻さんが僕のモノでしている・・・。
そう考えると、もうどうしようもなかった。
ただひたすら押し寄せる快感が、今絢辻さんが咥えている部分に集中していくのが分かった。
「あ、絢辻さん!ダメだよ・・・っ!それ以上したら・・・で、出る・・・っっ!」
「・・・!!!!」
僕の背中を、思いっきり快感が走り抜けた。
「あああぁぁぁっ!!」
そのまま僕の体はビクビクと震えて、何度も何度も波打った。
「んんん・・・」
絢辻さんはそんな僕のモノをしっかり咥えたまま、僕が出したモノを受け止めようとしていた。
239絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:22:17 ID:t/arp4JV
ひとしきり僕が出し終えると、絢辻さんはゆっくりと顔を離した。
「んん〜・・・」
「あ、絢辻さん・・・。大丈夫・・・?」
「んんんん・・・!」
絢辻さんはいつものムスッと怒ったような顔で、何度も口の中をモゴモゴしている。
「だからダメだって言ったのに・・・」
「ん!!!!」
絢辻さんは僕の口に右手を押し付け、押し黙らせた。
「ん〜!ん〜!・・・うえっ!!」
絢辻さんはそのまま顔を背けると、床にうずくまって激しく咳き込み始めた。
「ゲホッ!!ゲホッ!!」
床には、絢辻さんが吐き出した白い液体がボトボトと零れ落ちていた。
「だ、大丈夫!?」
僕はズボンのポケットからティッシュを取り出し、絢辻さんの口元を拭こうとした。
「いい!自分で拭くから!」
「で、でも・・・僕が出したものだし・・・」
「う・・・」
絢辻さんの頬が、真っ赤に染まった。
「ほら・・・無理するから・・・」
僕は、絢辻さんの口元に付いた僕のモノを丁寧に拭き取った。
拭き取るたびに、僕の右手が絢辻さんのフニフニとした頬や唇に触れて、何だかいけないことをしている気分になってきてきてしまった。
240絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:23:38 ID:t/arp4JV
ひとしきり絢辻さんの口元を拭き終えて、僕は絢辻さんをじっと見てみた。
耳まで真っ赤にして、ムスッと押し黙ったまま、怒ってるのか照れてるのか分からない感じだった。
「絢辻さん・・・?」
「・・・・・・」
「・・・大丈夫・・・?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・ああぁっ、もう!!!!」
「うわっ!!」
「全然違うじゃない!小説だとここで『あなたのミルク・・・とっても美味しいわ・・・』ってなるとこなのに!!」
「そ、そりゃ小説と現実は違うよ・・・」
「最っ低〜!こんなに変な味だとは思わなかったわ!」
「あの・・・ひょっとして、飲もうとしてたとか・・・」
「!!!!」
いきなり絢辻さんの指が、僕の頬をつねってきた。
「痛たたた!!」
「変なこと言わないの!」
「ご、ごめんなさい・・・」
「あ〜あ・・・現実の厳しさに打ちのめされた感じだわ・・・」
「ははは・・・そりゃ・・・」
「笑い事じゃない!」
突然、絢辻さんの拳が僕の頭の上に振り下ろされてきた
「痛っ!酷いよ絢辻さん・・・」
「もう!」
そのまま絢辻さんは、ムスッとした表情で顔を背けてしまった。
241絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:24:20 ID:t/arp4JV
「・・・・・・」
「・・・あの〜・・・絢辻さん・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・橘君・・・」
「何・・・?」
「責任・・・取ってもらうわよ。」
「え!?」
「あんな不味いモノを出した罰よ!きっちりと責任とってもらうんだから!」
そう言うと、僕の右腕をグイと引っ張り、自分の胸に押し付けてきた。
「ええっ!?」
僕の手が、絢辻さんの胸に触れてる・・・。
服の上からも、フワフワと柔らかい感触が伝わってきた。
「責任とって・・・あたしを気持ちよくして・・・」
「え、えっと・・・」
「じれったいわね・・・!早くしなさいよ・・・!」
「え・・・でも・・・」
「あたしのものにするって言ったでしょ!・・・まだあたし・・・・・・橘君を全部貰ってない・・・」
「絢辻さん・・・」
「・・・ほら・・・」
「・・・うん・・・」
もう、従うほかはなかった。
242絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:25:01 ID:t/arp4JV
僕は、左腕で絢辻さんの肩を抱いた。
そして、胸に押し付けられた右手で、フワフワと柔らかい胸を恐る恐る揉んでみた。
「ん・・・」
絢辻さんの口から、そんなため息が漏れ出してきた。
僕は、よりいっそう力を入れてみた。
「ううっ・・・」
絢辻さんは僕から顔を背けた。
頬から首筋まで、真っ赤になっていた。
「絢辻さん・・・」
僕は絢辻さんの背けた顔の方に顔を近づけた。
「ん・・・」
絢辻さんの顔が、僕の方に向いた。
そして、そのまま僕は絢辻さんの唇に唇を重ね合わせた。
「んん・・・」
重ね合わせようとした一瞬、絢辻さんの唇が微かに震えた感じがした。
僕はそのまま、舌を絢辻さんの口の中に入れた。
絢辻さんの口の中で、お互いの舌が触れあい、絡み合った。
「ん・・・んん・・・」
絢辻さんが漏らした息が、僕の頬に当たって、微かにくすぐったかった。
(絢辻さん・・・!)
僕はそのまま、絢辻さんを床の上に押し倒し、そしてゆっくりと顔を離した。
「絢辻さん・・・その・・・」
「・・・何よ・・・」
「その・・・む、胸・・・」
「・・・・・・」
「胸・・・見てもいい・・・?」
「・・・もう・・・いちいち聞かないでよ・・・」
「ご、ごめん・・・」
「・・・・・・ん・・・」
絢辻さんは、無言のまま床に転がり、体を開けてきた。
恥ずかしいのだろうか、頬は真っ赤に上気し、目は固く閉じられ、顔は僕から完全に逸らされていた。
243絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:26:15 ID:t/arp4JV
僕は、絢辻さんの制服の上着を左右に広げた。
そして、その下を覆っていたセーターをたくし上げ、Yシャツのボタンを一つ一つ外していった。
恐ろしく緊張してるのか、ボタンを外す指が震えて、上手く外せなかった。
やがて、Yシャツの奥から絢辻さんの白い肌がチラリと覗き始めた。
そして、絢辻さんの胸を覆っている真っ白なブラジャーが完全に露になった。
「絢辻さん・・・」
僕は、Yシャツの中に両手を入れ、背中に回した。
「・・・・・・」
絢辻さんは無言のまま体を少し起こしてくれた。
背中にあるブラジャーのホックに指を掛けてパチッと外すと、ブラジャーの奥から絢辻さんの胸のふくらみがポロリと零れ落ちた。
決して大きくは無いけど形よく整ったふくらみの先端には、ピンク色の突起がちょこんと乗っかっていた。
僕は、右手でそのふくらみを包み込むように触れてみた。
僕の手にすっぽりと包み込まれた絢辻さんのふくらみは、温かくて、少し汗ばんでシトシトとして、そして何よりとてつもなく柔らかかった。
「絢辻さん・・・柔らかい・・・」
「・・・・・・バカ・・・」
力の無い声で、絢辻さんはそう返してきた。
244絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:26:44 ID:t/arp4JV
僕は、絢辻さんの左のふくらみに唇を近づけ、その先端を口に含んだ。
「んぁ!」
絢辻さんの体が、一瞬「ピクリ」と震えた。
僕はそのまま、口の中にある絢辻さんの先端を吸った。
僕の口の中で、それが次第にコリコリと固くなっていくのが分かった。
「あっ・・・あ・・・」
僕が吸う度に、絢辻さんの口から吐息が漏れ出てきた。
その吐息にあわせて、絢辻さんの胸が激しく波打った。
僕は絢辻さんの左胸から顔を離し、右胸の先端に口づけた。
唇で右胸を弄んでいる間も、右手で左胸の先端を摘み、コリコリと弄り続けた。
「あ・・・橘く・・・ん・・・」
僕が胸を弄るたび、絢辻さんはまるで何かに耐えるかのように体をねじってきた。
ふと絢辻さんの足元を見ると、まくりあがったスカートの中から、白くて張りのある太ももが露になっていた。
そして、その奥の方には真っ白いパンツが見え隠れしていた。
245絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:28:07 ID:t/arp4JV

(あ・・・絢辻さんのパンツ・・・)
僕は、恐る恐る絢辻さんの足に右手を伸ばしていった。
そして、右手のひらが絢辻さんの張りある太ももに触れた。
「・・・・・・」
絢辻さんは何も抵抗しなかった。
(絢辻さん・・・何も言わないな・・・もっと、触ってもいいのかな・・・?)
僕はそのまま、右手のひらで太ももをスルスルと撫であげ、足の間を覆っている真っ白なパンツに手を当てた。
「っ!」
絢辻さんの体が、一瞬ブルッと震えた。
フワフワしたパンツの上から、絢辻さんの体の温かさが伝わってきた。
ふと指を伸ばすと、じっとりと湿った感触があった。
(こ・・・これって・・・)
僕は、その湿り気の元となっている窪みに指を伸ばした。
すると・・・
「・・・ねぇ・・・」
「えっ・・・!」
僕の体が一瞬緊張した。
(怒られる・・・!)
そう覚悟した。
(そ、そりゃそうだよな・・・。いくらなんでも、流石にこれ以上は・・・)
でも、次の瞬間絢辻さんから返ってきた言葉は、意外なものだった。
「・・・パンツ・・・汚したら、承知しないから・・・」
(え??)
思わぬ答えに、僕は一瞬呆気にとられてしまった。
「あ、あの・・・それって・・・」
「・・・・・・」
恥ずかしいんだろうか、絢辻さんはムッとした表情で顔を背けていた。
(こ、これってつまり・・・そういうことだよな・・・)
僕は、恐る恐るパンツに両指を掛けた。
そして、指に力を入れ、ソロリとパンツを下げた。
「・・・・・・」
絢辻さんは、無言のまま少し腰を浮かせた。
その瞬間、抵抗を失ったパンツはスルリと、いとも簡単に脱げた。
そこには、小さく覆い茂った黒い茂みがあった。
サラサラと絹のような髪の毛と違って、チリチリとしたその茂みは、でも手入れは行き届いているらしく、絢辻さんの足の間の僅かな隙間を、乱れることなくフワリと小さく覆い隠していた。
246絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:29:14 ID:t/arp4JV

ぼくは、そんな絢辻さんの茂みに、まるで惹き寄せられるかのように顔を近づけていった。
そして、両指でその茂みの間にある裂け目を開いた。
「んっ・・・!」
絢辻さんの体が、少し震えた。
真っ赤に染まった絢辻さんのそこは、じっとりと濡れて光って、裂け目の間にある小さな突起と、さらに奥のほうにある深い窪みがヒクヒクと動いていた。
(こ、これが絢辻さんの・・・・・・)
今までお宝本とかで見たことはあったけど、実物を見るのは初めてだった。
いや、子供の頃は美也や梨穂子と一緒にお風呂に入ったこともあったから正確に言うと初めてじゃないんだろうけど、でも物心付いてからは初めて見るものだった。
(あ、絢辻さんの・・・溢れ出して、てらてらと光ってる・・・なんかすごい)
僕は、その裂け目に口を付けた。
「あんっ!!」
絢辻さんの腰がビクンと跳ね上がった。
「あ・・・っ・・・橘君・・・・・・恥ずかしい・・・・・・」
僕はかまわず、絢辻さんの濡れそぼった裂け目に舌を這わせ続けた。
ペチョペチョといやらしい音が、狭い小屋の中に鳴り響いた。
「んっ!んんっ!!」
僕の舌が動くたびに、絢辻さんの体がビクビクと震えた。
震えるたびに、絢辻さんの奥の方からどんどんと溢れ出してきた。
そして、溢れ出してきたものが僕の頬や顎をベットリと濡らしてきた。
今まで嗅いだことの無いような匂いが、僕の鼻を刺激してきた。
(これが・・・絢辻さんの匂い・・・)
不思議と、嫌な感じはしなかった。
むしろ、もっともっと嗅いでいたいとすら思えた。
247絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:31:04 ID:t/arp4JV
ふと、絢辻さんの顔を見上げてみた。
サラサラとした絹のような髪の毛が上気した顔に張り付き、気丈に閉じられた瞳とは正反対に、力なく開いた口からは激しい吐息が漏れ出して、冷たい冬の空気の中に白い息となっていた。
今まで見たどんな絢辻さんとも違う、何だか別の絢辻さんがいるようだった。
「絢辻さん・・・可愛い・・・」
思わず、そんな言葉が口をついて出た。
「・・・え・・・?」
今まで瞑っていた目がほんの少しだけ開き、潤んだ瞳が僕を見つめた。
「うそ・・・うそばっかり・・・」
「うそじゃないよ・・・!」
「橘君・・・」
「そ、そりゃ・・・もちろん猫かぶってるときの絢辻さんも、僕に意地悪してるときの絢辻さんもすごく可愛いけど・・・でも、今の絢辻さんはもっと、もっと可愛い・・・!」
「あ・・・」
絢辻さんの表情が、しおらしくほころんだ。
こんな表情、今まで見たこと無かった。
「”わたし”が・・・可愛い・・・?」
「うん・・・とっても!」
「あ・・・」
絢辻さんはそのまま僕の体に手を回し、ギュッと抱きしめてきた。
「ありがとう・・・嬉しい・・・」
「絢辻さん・・・」
僕も、そんな絢辻さんの体をしっかりと抱きしめた。
「ねぇ、絢辻さん・・・」
僕は少し体を離し、絢辻さんの顔を覗き込んだ。
「今から・・・僕を全部、あげるよ・・・」
「・・・・・・」
「いい・・・よね・・・」
「・・・ん・・・」
絢辻さんは、コクリと頷いた。
248絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:31:43 ID:t/arp4JV
僕は、固くなった僕のモノを絢辻さんの裂け目の奥にくっつけた。
先端に、ジトリと濡れた感覚が伝わってきた。
「いくよ・・・」
「ん・・・」
僕は、少し力を入れた。
「っっ・・・!!」
絢辻さんの表情が、一瞬苦痛に歪んだ。
「大丈夫?痛くない?」
「うぅっ・・・平気!」
そんな言葉とは裏腹に、絢辻さんの瞳からは大粒の涙がポロポロとこぼれ出してきていた。
「絢辻さん・・・力抜いて・・・」
「う、うん・・・!」
そう言うと、絢辻さんはゆっくりと深呼吸を始めた。
「すー・・・はー・・・」
僕も、それに合わせて深呼吸した
「すー・・・はー・・・」
「すー・・・はー・・・」
「すー・・・はー・・・・・・今だ!」
僕は、一気に体を絢辻さんに預けた。
「う、あぁぁっっ!!!!」
絢辻さんの背中が、ピーンと跳ね上がった。
今まで僕のモノにかかっていた抵抗が突き破られ、次の瞬間、温かくて湿ったやわらかい感触が僕のモノを包み込んだ。
「あ・・・橘く・・・ん・・・!」
「絢辻さん・・・全部・・・入ったよ・・・・・・」
249絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:32:47 ID:t/arp4JV
「はぁ・・・はぁ・・・」
絢辻さんの激しい息が、僕の肩にかかってきた。
僕は絢辻さんをギュッと抱きしめ、息を整えた。
「う、動くよ・・・」
「・・・ん・・・」
僕は、ゆっくりと体を動かし始めた。
「あっ!!あっ!!」
僕の体が動くたび、絢辻さんの口から声が漏れ出してきた。
僕のモノを柔らかく包み込んだ絢辻さんのそこが、それに合わせてギュッ、ギュッと伸縮してきた。
「絢辻さん・・・気持ちいい・・・」
僕はもう夢中だった。
夢中で体を動かし、夢中で絢辻さんを抱きしめ、そして夢中で絢辻さんにキスをした。
「ん!!ん!!」
絢辻さんも、僕の唇を激しく求めた。
お互いの体液でベトベトになった唇と舌が、激しく吸いあい、絡み合った。
「ん!・・・ぷはっ・・・橘君・・・!」
「あ、絢辻さん!絢辻さんっっ!!」
僕は、何度も絢辻さんの名前を呼んだ。
「橘君!橘君っっ!!」
絢辻さんも、僕の名前を何度も呼んだ。
お互いの名前を呼ぶたびに、愛しさがどんどん増していくのが分かった。
その愛しさが、僕の中に凝縮し、そのまま溢れ出てしまいそうだった。
「絢辻さん・・・あげるよ・・・」
「橘君・・・」
「あげるよ・・・僕を・・・全部っ・・・!」
「うん・・・っ・・・!ちょうだい・・・わたしに・・・・・・橘君を全部・・・!!」
「絢辻さん・・・うあっ!!」
その瞬間、僕の体が大きく波打った。
いままで僕の中で溢れ出しそうになった絢辻さんへの想いが、そのまま絢辻さんの中に迸っていった。
「あぁ・・・絢辻さんっ・・・」
「橘君・・・入ってきてる・・・わたしの中に・・・・・・」
僕は、何度も体を震わせ、その想いを全部絢辻さんにあげた。
絢辻さんも、僕の腰をしっかりと抱きしめ、その想いを全部受け止めてくれた。
250絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:33:29 ID:t/arp4JV
しばらく、僕たちは抱きしめあっていた。
激しく上がっていた息が少しずつ落ち着き、抱きしめあったお互いの体の温かさが、冷たい冬の空気の中で心地よかった。
やがて、僕は体を起こし、絢辻さんから引き抜いた。
今まで僕と繋がっていた所から、僕から溢れ出したものが白い液体となって幾重にも流れ出してきていた。
「絢辻さん・・・」
僕は、絢辻さんにゆっくりと顔を近づけた。
「・・・あ・・・」
半開きになった絢辻さんの目の奥から、潤んだ瞳が覗き込み、僕を見つめていた。
「橘君・・・さっき言ってくれたこと・・・」
「え?」
「わたしのこと・・・可愛いって・・・」
「うん・・・」
「ホント・・・?」
「もちろん!僕がうそを付けないことくらい分かってるでしょ。」
「うふふ・・・橘君のバカ正直さは天然記念物級だものね・・・」
「そ、それって褒めてるの?」
「もちろん。」
絢辻さんは、そのまま僕を抱きしめてきた。
「ありがとう、橘君・・・。全部・・・受け取ったよ・・・」
「絢辻さん・・・」
僕も、そんな絢辻さんをしっかりと抱きしめ返した。
そして、予鈴が鳴るまで、そのまま小屋の中で抱きしめあっていた。
251名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:36:17 ID:t/arp4JV
すんません、閑話休題。

ここのタイミングで名塚”ショルダー”佳織さんの歌が流れていると思いねぇ。

♪き〜らき〜ら舞い散る〜・・・

名づ・・・絢辻さんは歌の上手い素敵な人です。
252絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:38:14 ID:t/arp4JV
あれから時は過ぎ、季節は春。
終業式が終わり、いよいよ僕たちも来月から3年生だ。

あれから絢辻さんとは、別段これといったことも無かった
相変わらずみんなの前では優等生で、相変わらず僕の前ではちょっと意地悪で・・・。

でも、何か前に比べて違う感じがしている。
優等生の時も、前みたいに取っ付き辛い雰囲気とはちょっと違ってきていた。
その証拠に、あれだけ絢辻さんを苦手にしていた薫が、今じゃすっかり絢辻さんの親友を自称するくらいに仲良くなっている。
僕に対しても、まぁ相変わらず意地悪ではあるんだけど、でも前みたいにツンツンと怒っている感じじゃなくて、僕を翻弄するのを無邪気に楽しんでいるような、そんな感じがするようになった。
多分、あの時絢辻さんの中で、何かが変わったんだろう。
きっと、これで良かったんだろうんだろうな・・・

「ちょっと橘君。」
「あ、絢辻さん・・・」
教室の中でそんな物思いに耽っていた僕に、絢辻さんがいきなり声をかけてきた。
「どうしたの?」
「うん・・・ちょっと来てくれる?」
「別にいいけど・・・どこに?」
「いいから。」
絢辻さんはそう言って、僕を教室から連れ出した。
253絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:40:49 ID:t/arp4JV
「あ、ポンプ小屋」
絢辻さんに連れられて行ったのは、あの思い出のポンプ小屋だった。
「そう、あの時の思い出の場所・・・覚えてるわよね。」
「忘れるわけないよ。あれから、忘れたことなんて一度もない。」
「そう・・・そうよね・・・・・」
そう言うと、絢辻さんは僕のほうに振り返った。
「あのね、橘君。」
「何?」
「わたし・・・優等生やめる!」
「え?」
いきなり突拍子も無いことを言われて、またも僕は面食らってしまった。
「え〜と・・・それってどういう・・・?」
「あのね・・・もう優等生ぶるのはやめるの。何だか疲れちゃって・・・」
「・・・・・・」
「今まで自分をひた隠しに隠して、でも橘君にあんなとこ見られちゃって、それを誤魔化すために、橘君に酷い事を沢山して・・・・・・そんなことに疲れちゃった。」
「絢辻さん・・・」
「だからね、そんな自分を誤魔化すような事は一切やめるの。今度のクラス替えを機にね。」
「そう・・・なんだ・・・」
「うふふ・・・橘君のおかげよ。」
「僕の?」
「うん・・・」
絢辻さんは、ほんのちょっと顔を赤くして俯いた。
「あの時・・・橘君がわたしを可愛いって言ってくれて・・・」
「あ・・・」
「優等生の私でもない、意地悪なあたしでもない・・・素の”わたし”を可愛いって言ってくれて・・・そんなわたしに・・・橘君を全部くれて・・・」
「・・・・・・」
「だから、もう誰に気兼ねをすることも無いって・・・本当の自分を出して行けるって・・・今はそうはっきり思えるの。橘君がいれば、わたし・・・・・・」
「絢辻さん・・・」
「ありがとう。橘君の全部、受け取ったよ・・・・・・・・・・・・わたしの、おなかの中に・・・・・・」
「そう・・・良かっ・・・た・・・・・・・・・え?」

え?

え?え??

え?え??え???

ええええええぇぇっっっ!!??
254絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:42:54 ID:t/arp4JV
「え、え、え・・・あ、あの、絢辻さん・・・その・・・・・・それって・・・?」
「うん。3ヶ月。」
「ええええええええぇぇっっ!!!!」
そういえば、あの時は12月。
今は3月・・・・・・
なんてことだ・・・ちょうど3ヶ月じゃないか!!

人生最大のショックを受けている僕を、絢辻さんは訝しげに覗き込んできた。
「何よ〜。少しは嬉しそうな顔しなさいよ。」
「え、えぇ!?あ・・・いや・・・でも・・・なんか・・・全然実感が・・・・・・」
「何言ってるの。あんなに沢山出したくせに。」
「あ・・・」
もう、弁解の余地はなかった。
「うふふ・・・」
そう笑うと、絢辻さんは僕の腕の中に体を預けてきた。
「あ、あの〜・・・絢辻さん・・・これって・・・」
「当然、計画通り。」
「・・・やっぱり・・・」
「ふふふ・・・あの時・・・わたし、危険日だったの。」
「う・・・」
「言ったでしょ。『橘君をわたしのもにする』って・・・」
「・・・そうか・・・そうだったね・・・」
「うん・・・」
絢辻さんは、満ち足りた笑顔で僕の胸の中にうずくまってきた。
今まで見た事ないような、飛びっきりの笑顔だった。
それを見ると、僕の中の驚きも不安も、不思議と和らいでいくのがわかった。
「・・・あははは・・・やっぱり、絢辻さんにはかなわないな・・・」
「何言ってるの。そんなの当たり前でしょ。」
「そう・・・だね。あはははは・・・」
「ふふふ・・・」
僕の腕の中で楽しそうに笑う絢辻さんを、僕はしっかりと抱きしめた。
絢辻さんも、僕の首に手を回し、しっかりと抱きしめ返してきた。
「うふふ・・・これからもよろしくね・・・・・・純一クン・・・!」
255絢辻詞エロスエピローグBEST:2009/04/24(金) 23:44:07 ID:t/arp4JV
僕があげたものが、絢辻さんの中で実を結んだ。
何かすごく大変な事をしでかしてしまった感じもするけど、でも、今の絢辻さんの幸せそうな顔を見たら、不安なんか吹き飛んでしまった。
僕があげたものが、絢辻さんの固くなっていた心を解かし、本当の自分を解き放つきっかけとなった。
そして、絢辻さんの中に宿った新しい命・・・。
それが、僕が絢辻さんにあげた最大の勇気だったのかも知れない。
今までの自分に向き合い、それを乗り越え、新しい一歩を歩んでいこうとする勇気・・・。
そう考えると、何だか安心したような、すごく誇らしいような、そんな感情が湧き上がってきた。

そう。
今の僕なら、絢辻さんと一緒にどこまでも歩んでいける。
絢辻さんとなら、どんな困難も乗り越えていける。
唯一つ、それだけははっきりと分かっている。

だって僕は・・・

絢辻さんのものになったんだから・・・・・・



<END>
256名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:46:14 ID:t/arp4JV
ども、長文お目汚し失礼しました。

まさかまさまのHRオチです。暴走してしまって申し訳ない・・・。
257名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:46:57 ID:R566pqRh
GJすぎるだろ!
258名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:57:38 ID:7iD3reER
なんだ、ただの神か
259名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:12:20 ID:4foaNvkX
妊娠は無いわ
260名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:25:17 ID:8Dbvfn3e
本編で妊娠があるからありだな
261名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 01:01:01 ID:726+xvco
どうやって大学行くんだw
でもGJ
262名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 02:06:51 ID:9c3DlaBX
エンド次第じゃ子供いるし問題ないぜGJ
263名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 02:17:04 ID:FSA1GdxE
むしろHRエンドはもっと増えるべき
具体的には薫とか梨穂子とか
264名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 11:41:30 ID:4foaNvkX
卒業してからにしないとファンタジーになっちゃうだろ
265名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 11:52:35 ID:GK91qa3U
むしろ高校を卒業できるか心配だが……GJ!
266名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 16:46:24 ID:w9/1le72
>>262
まさに今その子供できたED見てきたよ
さすがアマガミ、なんでもありだな
267塚原響デアイルート:2009/04/26(日) 04:00:26 ID:JF1bRnY6
(う〜ん…なんだか塚原先輩の事が気になるぞ…)

「森島先輩と知り合いになれたのは嬉しいけど…
 なんだか塚原先輩の事も気になるなあ…。」
「三年の教室に行けば会えるかもしれない。よし、塚原先輩に会いに行こう!」

   :
   :
   :

「あ、塚原先輩!」

「あら、キミは確か…ジョンだったかしら?」

「は…い、いえ、橘です。」

「ふふ、冗談よ。でも残念ね橘君。はるかなら次の授業の準備でいないわよ。」

「あ、いえ。今日は塚原先輩に用事がありまして…。」

「私に?…ふーん?はるかの好みでも知りたいのね?
 多いのよねぇ…でも駄目よ。そういうのは答えないようにはるかに言われてるの」

「いえ、そういう事ではなく…」

「違うの?…じゃあはるかの弱点とか?」

「い、いえ。森島先輩のお話しではなくてですね…」

「はるかの話じゃない…?それじゃあ用事って何かしら?」

「用事と言いますか…なんとなく塚原先輩の事が気になったので……
 少しお話でもできたらなぁと………」

「ふぅん…私のことが気に……………って………!?」

(…って今僕は何かとんでもない事を言った気がするぞ!?)
「い、いやあのそんなに深い意味ではないので!!」

「そ、そうよね………」

「は、はい…」
268塚原響デアイルート:2009/04/26(日) 04:02:03 ID:JF1bRnY6
「………」

(な、なんだか塚原先輩の顔が心なしか赤い気がするぞ)
「…あ、あの…ご迷惑でしたら」

「そ、そういうわけじゃないんだけど……。
 はるかに何か…言われたわけじゃ……ないわよね?」

「え?」

「い、いえ何でもないわ。さすがにあの子でも…それはね…」

「?」

「すぅ…はぁ………よし」

「は、はい」

「ゴホン…えぇ、いいわよ。それじゃ何か話しましょうか」

「は、はい!」

「…そ、そんなに喜ばなくてもいいような気がするんだけど」

「え?あ、すいません…」

「まぁ、いいんだけど…はぁ、なんだかはるかの気持ちが少し理解できた気がするわ…」

 

こうして僕は塚原先輩と雑談することに成功した。
269塚原響デアイルート:2009/04/26(日) 04:02:48 ID:JF1bRnY6
「そういえば塚原先輩って勝負パンツ持ってます?」

「………は?」

〜BAD END〜
270名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 04:07:19 ID:JF1bRnY6
エロなし。
ひびきちゃんルートに入れないバグが発生したので自分で作った。
ラブリー先輩をダシにしすぎたと反省している。
あとオチが書きたかった。
お眼汚し失礼しました。
271名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 04:38:43 ID:e+nnA9NO
響、俺の女になれよ

〜BAD END〜
272名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 12:44:41 ID:VYPRjZUt
>>255
在学中に妊娠ってなると、まさにカレカノだなwww
273名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 13:35:26 ID:D/Zr4Au9
Love&Hateかと思った
274名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:50:56 ID:wuAhEpx/
いや、ファンディスクとかでマヂで塚原先輩ルートやってくんねーかな。
確かに強面だけど、笑顔がチャーミングだわ人格者でありながらお茶目
だわで、自分にとっては本作最高の萌えキャラなんだが。
275名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:05:25 ID:e+nnA9NO
攻略本によると没キャラ扱いらしいから望みはあるよね
276名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:25:49 ID:rjf7+6Ab
安藤桃子が草葉の陰から
277名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:43:39 ID:e+nnA9NO
じゃ次回作で南さんのキャラ出そうw
278名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 05:36:17 ID:IETC7r/v
279名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 00:27:18 ID:kGiBQyyd
やっぱせっかくの競泳水着なんだしなァ
280名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 02:36:26 ID:oANz2D5Q
梨穂子のエロい話が読みたい!
281名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 10:10:24 ID:ibqICVvR
SS書いてるんだけど、
凌辱系(非グロ)は遠慮しておいた方がいいよね(´・ω・`)
282名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 10:34:11 ID:ZGuABobc
>>281
頭に『凌辱注意』とか入れれば別に良いんじゃね?折角書いてるのに勿体ないじゃないの
俺は正直苦手な分野だから見ないと思うが、他の奴らに需要があるかもしれないし取りあえず投下してみたら?
283名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 10:50:53 ID:ZloNMsJd
投下するときに前書きで、注意書きとNGワードを記載しておけばいいんでない
284名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 11:56:51 ID:ibqICVvR
・・・・・とりあえず投下するね(´・ω・`)

「こういう人は見ないで」
凌辱嫌い!
森島先輩ラブ!

→NGは俺のIDでいいと思う。
一応、開き直っておくと、俺は森島先輩大好きだよ(´・ω・`)
285名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 11:58:02 ID:ibqICVvR
簡潔すぎる設定とプロローグ
<プロローグ>
いつもの駅前のファミレスで4人はドリンクバーを啜っていた。ユウジはお茶、マコトはオレンジジュースとホワイトウォーターのミックス、コータはサイダー、テルはお茶。
「やっぱりさ、誰でもいいってわけじゃないんだな」
ユウジは笑いながら言った。
「それなりに、かわいくて、高校生だから大人っぽい人がいいな、俺は」
「そりゃそうだ。小学生と同じじゃ、つまらんよ」
マコトも答えた。
「マコトのかわいいは怪しいからなぁ」
「なんだと!」
コータが茶化すと、マコトは笑ってコータの突き出た腹をぼんっと軽く殴った。
ユウジもそれを見て笑った。そして、うまくお茶が飲めなくてダラダラと零しているテルの口元をやさしく拭きながら、ユウジは言った。
「おまえら、今日登校する時に、バス停の先頭にいた高校生二人見ただろ?」
「ああ、あの娘らはかわいかったな。特に右が」
「右はかわいいし、左も左でクールな美女って感じだったな。あんまり覚えてないけど」
マコトはジュースのおかわりを継ぎ足しに行った。
「テル、お前も覚えてるだろ」
「う、うん・・覚えて、お、覚えてる」
「本当かな」
コータは苦笑した。ユウジはテルの耳元で囁いた。
「どっちがいい?お前が決めてくれ」
テルは嬉しそうに考えた。ユウジに耳元でささやかれると、まるで自分に全権を委ねられた気がして、たまらなく嬉しいのだった。
「み、右。右」
「よし、じゃあ右だな」
ちょうど、マコトがトマトジュースを入れて帰ってきたところだった。
「マコト、次のサイアック少年団のターゲットが決定した。バス停の右の娘だ」
「OK。なるべく早くやろう」
「とはいえ、まずは身辺調査だな。今回もコータに任せる」
「分かった。高校と名前を把握すれば、とりあえず大丈夫だろ」
「楽しみだなぁ、テル」
マコトはテルの頭をぐしゃぐしゃ撫でた。テルは笑いながら何度も頷き、それ見て全員が笑った。


286名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 11:58:50 ID:ibqICVvR
「5時、か」
森島はるかは左腕の時計を見て溜息をついた。春になったとはいえ、この時間に屋外にいると少々寒い。
いつも通りのラブレター、いつも通りの「放課後、伝えたいことがあるので校舎裏にて待つ」文面。ただ、今回はいつになっても相手が来ない。

「せめて時間くらい指定してくれればいいのに・・・。もう帰っちゃおうかなぁ。あーでも、帰った直後に相手が来て「待っててくれなかった」って怒られるのも嫌だしなぁ」
悶々とした気持ちを抱え、掃除用具入れにもたれかかった。
「よし、ひびきの部活が終わるまで待ってよ!決定!」
と文庫本を読もうとしたとき、ぬっと人影が姿を現した。

「あの・・・」
「わっ!!びっくりした!貴方が手紙をくれたひ・・・と?」
はるかは本を鞄にしまいつつ、相手を見た。が、その相手らしき人は制服ではなく、身長も顔立ちも雰囲気も、とても高校生には見えない。
「ううーん、最近の高校生はませてるなんて言うけど、君はそのアンチテーゼみたいな存在ね。ていうか本当に高校生?」
「違います。小学生です」
「小学生?」
「あの、手伝ってもらえませんか?遊んでて、友達が怪我しちゃって・・・」
「わお!?大変じゃない。どこ?ていうか、何で君が高校に?」
「ぼくたち小屋で遊んでたんです。助けを呼ぼうとしたら、偶然高校に繋がる道を発見して」
「小屋・・・?まあ、とにかく行きましょう!」
「はい」
はるかは少年とともに走り出した。ラブレターのことは少し気になったが、それどころではないと思った。
287名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 11:59:47 ID:ibqICVvR
少年に案内されるがまま着いていくと、確かに高校の傍に、古ぼけた小屋があった。
「へぇ・・こんなところに小屋があったんだ・・。知らなかった。遅刻してきたらいいかも」
はるかは物珍しそうにきょろきょろと見た。
「あ、怪我してる子はどこ?ここにはいないみたいだけど」
はるかが尋ねると、少年はにやっと笑った。
「ごめんなさい、実は嘘なんです」
「え?ウソ?それってどういう・・・・・キャッ!」
はるかは後ろから両腕を掴まれると、そのまま寝藁が敷いてある方に倒された。
体の下には自分を引き倒した男がいて、
なおもはるかの手首を掴みながら何かゴソゴソやっている。
「ちょっ、離して!」

「離さないし、話しちゃだめだ」
そう言って、物陰からもう二人少年が出てきた。そのうちの一人は後ろと格闘しているはるかの顎を掴み、おもむろにその口にガムテープを張った。
「ンー!!ンー!!」
同時に、はるかは自分の両手が不自由になっているのを知った。下の男は自分の両手に枷をしていたのだった。はるかはなおも脚をジタバタさせ、抵抗を見せていた。
「ふぅ、これで大丈夫だろ」
「御苦労さん、コータ」
「ユウジにもらったあの手枷は楽でいいや。カチッってはめるだけだったから」
暴れるはるかを尻目に、彼らは笑っていた。そして案内役、マコトが戻ってきた。
「内から漆喰をしておいた。元から誰も使ってないけど、扉も閉めたし、ガムテ剥がしても外には漏れないよ」
「よし、じゃあ、楽しむか」
288名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:00:25 ID:ibqICVvR
ユウジはそう言うと、はるかのガムテを勢いよく剥がした。その痛みと怒りで、はるかの目に涙が溜まっていた。
「ちょっと!あなたたちどういうつもりよ!けが人なんていないじゃない!」
「まだその話かよ」
ユウジは捨てるように笑い、おもむろに制服ごしにはるかの胸を揉んだ。
「ちょっ!」
「ぼくたちはお姉さんとエロいことがしたいの。手紙にも伝えたいことがあるって書いたでしょ?」
「て、手紙って、あれは君だったの?」
「朝早くから起きてこの高校寄って、宿直の先生にばれないように下駄箱に入れて、まあ大変だったよ」
はるかは何が何だか分からなくなってきた。小学生が、自分に悪戯をするためにそんな手の込んだことを?
「まあ、それに見合うものは手に入ったから、早起きは三文の徳だね」
ユウジをはじめ、4人全員が自分の方ににじり寄ってきた。はるかの表情からは怒りが失せ、みるみる戸惑いに変わった。
「ちょっと、やめて、エッチなことって、君たちにはまだ早いわ!」
脚を一蹴り、二蹴りして抵抗を表したが、空を切るだけで、彼らには何の効力もなかった。
「お姉さん、パンツ見えてるよ」
「え!?」
はるかは蹴るのをやめ、隠すように内股気味へ膝をやった。その動作と同時に、4人ははるかの体に到達し、その体を弄り始めた。
「やめ!やめて!お願いだから!」
「まだ制服の上からだろ」
「そ、そういう問題じゃ、ない!」
ユウジとコータはそれぞれ胸を揉み扱き、マコトは体のラインを沿うように手を這わせた。テルははるかの顔をペチペチとやっている。
はるかは、ずいぶんと手馴れた動作に違和感を感じたが、かといって抵抗らしい抵抗もできず、脚をばたつかせていた。
289名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:00:49 ID:ibqICVvR
「おっぱい大きいな」
ユウジは胸のラインを揉み確かめながら言った。
「高校生でも、これは大きい部類だな」
コータは対照的に、無遠慮にその胸を揉んでいた。
マコトの手はくびれた腰から脚に到達した。そして躊躇うことなく、スカートをまくりあげ、ひざから太ももへ手を這わせた。
「おぉ、ピンクか」
「かわいいな」
「やぁ!やめて、見ないで!」
自分の下着が小学生4人に見られている、しかも何の抵抗もできずに。そのことを考えると、はるかは死ぬほど恥ずかしい気持ちになった。
「ん!!」
はるかは目を見開いた。顔を軽く叩き続けていた少年が、急にキスしてきたのだ。
「おぉ、テルやるなぁ」
ユウジは笑いながら言った。
「んー!!んー!」
はるかは首を振って抵抗したが、両手で顔を鷲掴みにされている状態では、何の意味もなかった。
テルは暫くはるかの唾液を啜って楽しんでいたが、しばらくすると今度は自分の唾液をはるかの口内へ送り込んだ。はるかは驚き、嫌がったが、結局のところそれを受け入れざるをえなかった。
「さ、Aも終わったら、どんどんいかないと」
ユウジはふざけ半分に言った。マコトとコータはブレザーを脱がしにかかった。
はるかはされるがままになっていた。
ボタンをはずし、ブレザーとシャツ開帳し、
そのまま彼らは器用に手枷をされている両腕から、服を脱ぎ取っていった。
290名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:01:28 ID:ibqICVvR
はるかは送り込まれる少年の唾液を飲みながら、
自分の服が脱ぎ取れていくのを感じて、涙が溢れてきた。
そんなはるかの心情はお構いなしに、
少年たちはピンクのブラジャーもはぎ取るように脱がした。
こうしてはるかはあっという間に、上半身裸に剥かれてしまった。
「やっぱりでけぇな」
「スタイルいいな!ヤン○ガのアイドルみたいだ!」
「やっぱ高校生はいいな!」

少年たちは口々に勝手なことを言った。
ようやくテルがキスに飽きて、はるかの口が自由になった。
「も、もうやめてよ・・・」
はるかはすっかり抵抗する気が失せてしまった。裸であることもたまらなく恥ずかしかっったが、どうすることもできなかった。その上、少年たちは自分の哀願の言葉に全く耳を貸さなかった。
「よし、次は俺がキスさせてもらお!」
「いや、いや・・・んー!」
コータは太い腕ではるかの顔を掴むと、まるで道具のようにはるかの唇を吸いだした。はるかは頭を動かすことしか抵抗の意思を表せなかった。
「パンツも脱がそうぜ」
「全裸の方がいいよな。逃げられる心配もないし」
マコトとユウジはそう言うと、スカートとパンツを脱がしにかかった。
はるかの抵抗がなくなり、容易にスカートもパンツも両足を通して脱がせることができた。
「ちょっと弄ってやろう」
ユウジは遠慮なく、内股の頂点を触りだした。
「んー!!ふぁ、ふぁめて!」
はるかは何をされようとしているのか理解し、コータに唇を奪われながら、哀願した。
「うるせえ!」
コータははるかの頭を締め付けるように強く掴み、そのままはるかの口内へ舌を入れた。
まるでマーキングするかのように歯と歯茎をなめ回し、はるかの口内を楽しんだ。
マコトはあらわになった胸を弄りだした。右の乳首をやさしく吸いながら、左の乳房を揉み扱いた。
テルはいつの間にかはるかの後ろに回り、枷を嵌められた手を自分の股間に、ズボン越しにすりつけた。
「テル、お前それだとすぐ下着を汚しちゃうから、もうお前も脱げよ」
はるかの陰部の周りを撫でながら、ユウジは言った。テルは言うとおりに全ての衣服を脱いだ。
「全裸にならなくてもいいんだが、ま、いっか」
ユウジは苦笑しながら、はるかの両手で無理やりイチモツを扱かせているテルを見た。
291名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:01:49 ID:ibqICVvR
「テルも始まったようだし、俺らもそろそろだな」
ユウジの言葉にマコトとコータも頷き、それぞれ服を脱ぎだした。
「も、もうお願いだからやめて・・・」
これから自分が何をされるのかを思うと、無駄だとは思いつつも涙交じりに言葉が出た。
「そろそろ乗ってこないと、どうせ泣いても意味ないよ」
マコトは、はるかの白い胸を揉みながら言った。30分前までは、かわいい案内人だった少年が、今では自分を欲望の吐き捨て場にしか見ていない。
「汁たらさないとな」
ユウジは膣内に人差し指を入れた。下から感じる痛みにはるかは思わず顔を歪めた。
マコトとコータはそれぞれ胸を吸いだした。それぞれの吸い方が微妙に違い、はるかは嫌悪感に悶えた。
最初こそユウジは遠慮がちに指の出し入れをしていたが、やがて本人の意思とは別に湿気を帯びてスムースに膣内を行き来できるようになった。
そして今度は中指も入れて二本の挿入を開始した。
「ああ、やめて!本当にダメ!」
はるかの涙声は、当然のごとく無視された。
「うっうっうっ!」
急に後ろからはるかの手を動かす手が速くなった。と思うと、すぐに感極まった声が聞こえ、温かい液体が背中にかかった。テルが射精したのだ。
「もうイっちゃったのか」
コータは胸から口を離し、呆れたようにテルを見た。テルは満足そうに頭をかいた。
「ああ、いやぁ・・・・」
はるかは背中に着いた気持ち悪い液体の感触に悶えた。
「後ろも空いたし、寝かせた方がやりやすいな」
ユウジはそう言うと。後ろの寝藁にはるかを押し倒した。
「テル、足持ってろ」
テルにはるかの足を開かせ、膣弄りを再開した。もう中は液体で溢れていた。
「じゃあ、いいかなそろそろ」
「ダメ、ダメ、セックスだけはやめて!お願い!お願いだから!」
292名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:03:52 ID:ibqICVvR
はるかは最後の抵抗とばかりに泣き叫んだ。
「大丈夫、ぼくたち優しくするから」
「いや、んっ・・・」
マコトはふざけて、はるかにキスをしながら言った。
ユウジは遠慮なく、自分のイチモツをはるかの入り口にやり、ゆっくりと挿入した。
「おぉ、入ってる入ってる」
「んっんっ・・・んー」
はるかはマコトの舌で口内を犯されながら、挿入されたことを感じた。涙が溢れ、頬を流れだした。
「おめでとう、これで一つになったね」
マコトはキスをやめ、はるかの頬を伝う涙を舐めとりながら言った。
「マコト、それは俺のセリフだよ」
「どうせ僕も一つになるんだから」
「ハハッ、違いないけどな」
日常的な冗談話のような軽口を叩きながらも、ユウジは陰茎を抜き差しした。
「4人もいるとしんどいだろ。口とか手を使った方がいいよ」
コータははるかの口元に皮を被ったイチモツを持っていった。はるかは嫌悪の表情で、口を閉ざした。
「あれ?じゃあ、ここにいる全員とセックスする?」
「んっ・・・いや!・・」
「じゃあ、しゃぶってよ」
そう言われ、はるかはおずおずとコータのイチモツを口に含んだ。
「あったかいなぁ」
コータが腰を上下させると、はるかの口内でコータのイチモツの皮がめくれた。そこから何とも言えない悪臭が放たれ、はるかは咽返りそうになりながら、コータのモノを頬張った。
293名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:04:24 ID:ibqICVvR
「んっ、んっ・・・んっ」
はるかはユウジの腰の速度が速くなっているのを感じた。いつの間にかテルは自分の陰茎を、はるかの右手に包み込むように持たせている。
マコトははるかの大きな胸を愛撫し続けていた。
「うっいくぞ、そら!」
ユウジはそう言うが速いか、はるかの膣内に射精した。膣を打ち付ける液体の感触を感じ、はるかは目を見開いた。
「ふぁ、ふぁかに出さないで」
「もうおせーよ」
はるかは何度目かの涙がこぼれてきた。その悲しみに浸る間もなく、今度はマコトがすぐに膣へ挿入した。
「おぅ、もうイキそうだ」
コータははるかの顔を強く掴み、激しく上下した。そして一番口内に達した時、射精した。はるかは喉奥に直接精液を流され、強くむせた。
しかし、コータが頭を離さないので、はるかはその精液を飲まざるを得なかった。
コータが精子を飲んだのを確認し、ようやく頭を離した。はるかは何とか吐き出そうとしたが、今度は手を使っていたテルが頭を掴んできた。
「ぼ、ぼくも飲んで!」
「げほっ!い、いや!んんん・・」
テルは同じようにはるかの口へ陰茎を無理やり含ませるとほぼ同時に、はるかの口内を精液で満たした。二度目とは思えない精液の量と粘りだった。しかし同じようにテルも頭を離してくれないので、はるかは自分の唾液で精液を薄め、少しずつ飲みほしていくしかなかった。
294名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:04:45 ID:ibqICVvR
テルが離れると、マコトははるかを四つん這いにさせ、後ろから挿入した。
「具合よくなってきたぁ」
マコトは嬉しそうに腰を振りながら、はるかのうなじを舐めた。背中には最初にテルが放った精液と寝藁がひっついており、白い綺麗な背中を汚していた。
ユウジはいつの間にか持っていたビデオカメラを回し始めた。挿入されながら、それに気づいたはるかは目をつぶり強く首を振ったが、それで彼らが撮影をやめるはずもなかった。
「いい絵が撮れそうだ。ほら、しゃぶって」
と、ユウジはビデオを回しながら、無理やり口にイチモツを含ませた。はるかは目を赤くしながら、ユウジを見た。
「ああ、いいね、その上目づかい」
「んっ・・んっ・・もう・・やめて」
「ああ、イキそうだ!ああ!」
マコトは尻の側部を2,3回叩いて、はるかの膣奥まで挿入し、達した。
腰を震わせるたびに、液体が膣を満たす感触に襲われ、はるかは身を震わせた。
その後も彼らは何度も何度もはるかの身体を犯し、それをビデオに収めていった。

夜9時を回り、ようやく彼らは精魂尽き果てた。
「まあ、今日はもういいや。ビデオもちゃんと撮れたし」
「はるか先輩、お疲れ様でーす」
「あんまり遅くなると親が心配するんで、早く帰ろう」
「じゃ、じゃあね」
口々に勝手なことを言いながら、はるかの胸を揉み、帰って行った。
はるかはそれに抵抗する様子もせず、ただ涙を流していた。
295名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:05:46 ID:ibqICVvR
終わり(´・ω・`)
改行ちゃんと設定したのに、できてなかった(´・ω・`)
296名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 09:12:34 ID:Fn6vaHVY
良いね!
凌辱物は大好きな人間がここにいる!
297名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 13:50:54 ID:gaaV50ZA
すまぬ・・・正直すまぬ・・・・・・。

絢辻さんが好きすぎて、↑で絢辻さんラブラブHRを書いた後にもう1個書いたんだけど・・・
・・・これがかなり鬼畜というか何と言うか・・・
正直、↑の森島先輩レイプ物以上に精神に来る感じで、書いてるときはノリノリだったのに、見直してみたら軽く鬱入ってしまった。
いかなPINK板とはいえ、こういうのをうpしてもいいんだろうかどうかという自問自答が・・・・・・


取敢えず予告っぽいものを書いてみるけど、これって載せてもいいかね?

<予 告>
クリスマスイブの夜。
幼い少女はサンタクロースの夢を打ち砕かれた。
それも、最も残酷な方法で・・・・・・
その日、少女を襲った過酷な運命とは・・・!
298名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:31:47 ID:Jvxpl65S
>>296
ありがと。一日レス止まっててどうしようかと思った。
梨穂子ものもあるけどさすがにちょっと自重します。

>>297
俺の作品を中和するためにもうpキボンヌ(´・ω・`)
299名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 15:16:51 ID:jqDqIAZX
誘い受けとかガチでウザイから投下すんならさっさと投下すりゃいいだろ
300名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 17:37:05 ID:Zgc/jRKy
投下しなくていいよ
301名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 17:47:59 ID:1FoL1Hr1
>>297は激ウザ。>>298の(´・ω・`)も激ウザ。自重しなさい。馴れ合いは不要
だが297の作品投下は大いに結構。さあどうぞ
302名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 17:58:59 ID:at/ayhLW
職人は黙って投下
俺たちは黙ってGJ
これだけでいい
303名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 18:09:15 ID:bErtghYH
梨穂子のも投下頼むぜ
304(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:53:49 ID:Jvxpl65S
「わびさびーわびさびー♪れっつだーびーあんとにおばろーず♪」
梨穂子は歌いながら、下校していた。
顔を見た人も笑顔にさせるほどの笑顔で、手を大きく振りながら歩いていた。
「まさか、デートのお誘いがくるとはなぁ。しかも純一から」
梨穂子は誘われたシーンを何度も回想し、その度に笑顔になった。
「男の子と女の子として、純一と接することができるなんて・・・ふふっ夢みたい」
上機嫌で帰り道を歩いていくと、ふと神社が目に入った。
「上手くいくように、お参りしていこうかな」
誘われるように神社に入り、そして来週のデートのことを祈った。
「ここもよく純一と来たなあ・・・あ、秘密基地ってまだあるのかな」
梨穂子は裏手にまわり、外れた道を進んでいった。
やがて見覚えのある小さな小屋が見えた。
「あ!あるある!まだあったんだぁ」
梨穂子は勢いよく入って行った。当時は二人入れた中も、ちょうど梨穂子が足を伸ばせるか伸ばせないかのスペースになっていた。
「狭くなったなぁ。って、私が大きくなったのか。あっ漫画がある。ふふっ、今の子もまだ使ってるんだぁ」
梨穂子は漫画をパラパラめくりながら、窓から覗く夕日に目をやった。懐かしさと、過ぎ去った当時のさみしさを思い、梨穂子は不意に感慨深くなった。
しばらく佇み、帰ろうとしたとき、入ってきたところとは別に、穴があるのに気づいた。
「なんだろ、ここ・・・当時はなかった・・よね?」
この穴は意外に大きく、子供なら悠々と入れる大きさだった。梨穂子は覗き込むと、光が見えた。
「外に繋がってるのかな・・・?」
梨穂子は無理やり穴に体を押し込み、光の方へ向かって進んでいった。
305(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:54:47 ID:Jvxpl65S
1メートルほどですぐに穴は途切れ、外が見えた。横を見ると、木の札が立てかけてあり「鬼ごっこ緊急脱出用出入り口」とマジックで書かれていた。
「なぁんだ。遊び用の穴かぁ」
梨穂子は苦笑し、穴から抜けようとしたが、
「あ、あれ・・・?抜けない?」
無理に押し込んだため、体がつっかえて出られないことに気づいた。
「どっ、どーしよー!!」
と慌てて手足をジタバタさせたものの、完全に体が嵌ったらしく、抜ける気配がなかった。
「うぅ、誰か来てくれないかなー」
梨穂子はできるかぎりの脱出法を試みたが、結局すべて徒労に終わった。

1時間後、4人の小学生が神社の裏手を歩いていた。
「あの森島先輩のDVD、今は誰が持ってる?」
ユウジは3人に問いかけた。
「あ、俺だ」
コータが汗を拭きながら言った。
「何でこの時期に汗かいてるんだよ」
とマコトが笑ってコータの突き出た腹を叩いた。
「デブは汗かくもんなんだよ、なあテル」
「う、うん、へへへ」
「あれは我ながらいい映像だったなぁ。来週返してくれよ」
「おぉ、コピーしたらすぐ返すよ」
コータはタオルを畳みながら言った。
「さぁ、食いしんぼでも見るか」
「ユウジ、ゴルゴ313持ってきたよ」
「おっサンキュー」
口々に言いながら、4人は秘密基地へとたどり着き、中に入った。
「さあ、読むかって・・・なんだこれ」
306(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:55:19 ID:Jvxpl65S
最初に入ったユウジの目に飛び込んできたものは、
高校生らしき制服のスカートがもぞもぞ動いている絵だった。
「うー、ぬーけーなーいー」
「・・・・何してるの?」
他の3人も気づいたものの、全員事態が飲み込めず、ユウジがたまらず声をかけた。
「あっ!よかったー。ごめんなさい、ちょっと嵌っちゃって・・・助けてくれないかな?」
梨穂子は足をじたばたさせながら言った。
「・・・・マコト、ちょっと表行って顔見てこい」
ユウジに言われ、マコトは外へ出た。当然ながら梨穂子がいて、困ったような笑みを浮かべた。
「えへへ・・・・君たちの秘密基地だったの?ごめんねー」
「う、うんちょっと待ってて」
引き返すと、マコトはユウジに「かなり可愛いよ」と耳打ちした。
ユウジは事態のバカバカしさも感じつつ、梨穂子に向かって言った。
「分かった。そこにスコップがあるから土をほじくりかえせばすぐに助かる」
「ホントに!?ありがとー」
「ただし」
ユウジは遮るように言った。
「お姉さんもお礼をしてくれなきゃな。おれたちの秘密基地に無断で入って、挙句に助けてもらった」
「えぇ!ま、まあ、でも、あんまりお金ないけど・・・」
「金なんていらない。おれたちを気持ちよくさせてくれればいいんだ」
ユウジはそう言うと、にやついてテルを促した。
「テル、行ってこい」
「気持ちよくって・・・マッサージとか?」
「ははっ、違う違う。まあ、今、テルが向かったから」
「テルって、ん、君が・・・・えぇ!!!」
307(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:55:55 ID:Jvxpl65S
と、梨穂子はテルを見るなり叫んだ。それもそのはず、テルは下半身を露わにして梨穂子の前に、ニタニタ笑いながら立っていたのだ。
「ちょっちょっと!何出してるのー!早くしまいなさい!」
「しまうと気持ちよくできないだろ」
ユウジは梨穂子に向かって言った。
「気持ちよくって・・・・・」
「テルのチンポしゃぶってやれ」
「ええええ!!!あなた達、なに考えてるのー!」
「なにって・・なぁ」
ユウジは笑いながら梨穂子の突き出た尻をスカート越しに触った。
「いやぁ!触らないで」
「だって、触ってくださいとばかりに出てるんだもん」
マコトも笑って、梨穂子の大きな尻をさすった。
「いやぁ!いやぁ!お願い、お金ならあげるから、こういうのはやめて!」
「金なんていらねぇよ。お前の数十倍持ってるよ」
尻を叩き、スカートの縁を持ちながらユウジは言った。
「別に、無理やりスカート脱がせて犯ってもいいんだぜ?抜けないんだろ?それが嫌なら、しゃぶって全員を気持ちよくさせる方がいいんじゃないの?って俺は言ってるんだ」
梨穂子はテルのにやついた顔と露わになっている陰茎を目にし、考えた。
スカート越しになおも何本もの手がさすられ、その気になれば脱がされそうな勢いだった。
「わ、わかった。君たちの・・・しゃぶる・・から」
「OK、じゃあテルに早速やってやれ」
テルは梨穂子の口元に自分のイチモツを持っていった。
梨穂子は眉を顰めながらも、おずおずと口に含んだ。
308(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:56:20 ID:Jvxpl65S
「テルは仮性なんだ。皮を剥いてしゃぶってやれよ」
「皮って・・・?」
「こ、こう・・・」
テルは梨穂子の口に含ませたまま、付け根の皮を引っ張り、亀頭を露出させた。
「あああああ暖かいぃ」
「んー!」
テルはたまらず声を上げた。梨穂子は口の中から物凄い悪臭が漂うのを感じ、吐きそうになった。
テルは興奮のあまり、梨穂子の頭を掴み、勢いよく上下させた。
「んぁ、ん、ん、」
上下するたび、梨穂子の口から声が漏れた。小屋の中では3人が梨穂子の尻を撫でていた。
「スカートとっちまえよ」
「そうだな」
コータはスカートを掴むと、器用に下していった。
梨穂子はそれに気付き足をばたつかせた。
「わっ!暴れるんじゃねえ!」
コータは思いっきり梨穂子の尻を下着越しに叩いた。
「ん!」
「ああああ、いくぅぅぅ」
「んんんんんんんん!!」
テルは梨穂子の口内に精液を注ぎ込んだ。梨穂子は吐き出すこともできず、テルが射精感でにやついているのを見ながら、精子を飲み下していった。
「お、終わったよ」
テルは満足げに言った。
「よし、じゃあマコト行け」
「ヘーイ」
梨穂子が呆然としている間、スカートは脱ぎ取られ、下着だけになった。ユウジはいつの間にかビデオカメラを回していた。
マコトもテルと同じく下半身を露出させ、梨穂子の口へ無理やり陰茎を含ませた。
コータは梨穂子の下着に手をかけ、同じように脱がそうとした。
「ふぁ、ふぁくそくが!」
「遊ぶだけだよ」
ユウジはそう言うと、梨穂子の右足を踏みつけて抵抗できなくした。左足はテルが掴んでいた。コータはそのアシストもあり、呆れるほど簡単に、下着をはずすことに成功した。
309(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:56:42 ID:Jvxpl65S
「尻だけ露出して穴にずっぽりってのもシュールだな」
ユウジは笑いながらカメラを回していた。
「へへ、いじってやるぜ」
コータははっきり見えている蜜口に手をやり、指で筋をなぞりはじめた。
「んー!!」
梨穂子は眉を顰め、声を上げた。しかし足も抑えられている状況では、何の意味もなさなかった。
「俺も遊ぶか、テル、カメラ回してろ」
テルにカメラを渡すと、ユウジはその大きく白い尻に舌を這わせた。
「んんんん!!」
「こんなでっかいケツなのに感じるのか?すごいな」
梨穂子はさらに、自分の膣内に指が挿入されているのを感じた。
「夕日がきれいだなぁ」
マコトは梨穂子の頭を動かしながら、うっとりしたようにつぶやいた。
それどころではない梨穂子は必死にマコトのものを咥え、慣れないながらに舌を這わせた。
いい加減にしないと犯される。事実、もう下半身は裸にされ、指まで入れられているのだ。
「おぉ、姉ちゃんも乗ってきたね」
マコトは笑いながら梨穂子の頭をぽんぽんと撫でた。
小屋の方では、ユウジが尻を舐め、コータが二本の指を膣に出し入れしていた。
テルは漫画が乱雑している床に目をやると、何かを見つけ、拾った。
「何だ?テル・・・」
「キシシ、これ・・・」
テルはカメラを持ちながら、手に持った猫じゃらしを梨穂子の尻に這わせた。
舌から草へ、いきなりの刺激に梨穂子は驚いた。
「んんんんん!!」
「おぉ、すっ凄い!」
「んっ!・・・んんん」
マコトは梨穂子の驚きによって絶頂に導かれた。白く栗花臭い液体が口内を満たしていくのを、梨穂子は感じていた。
310(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:57:12 ID:Jvxpl65S
「へゃ、やめて・・・」
くすぐったすぎる尻への刺激と、膣内の運動により、梨穂子はもうどうにも抵抗できなくなっていった。
「おい、もう口は飽きたろ。ぶちこんでやる」
その言葉に、梨穂子は驚き、返した。
「や、約束が違う!やめて!しゃ、しゃぶるから、やめて!」
「いちいち外に行くのが面倒なんだよな」
ユウジはズボンとパンツを降ろし、屹立したイチモツを梨穂子の膣口にあてがった。
「それ!」という声とともに、一気に挿入した。
「うっ!うぅ、ひどい・・・・」
挿入されたことを悟ると、梨穂子の目からは涙が溢れてきた。
ユウジは大きく腰を振り、梨穂子の膣の感触をゆったり味わった。
「顔の見えないセックスってのも、なかなか興奮するもんだな」
「うっ、うっ、うっ」
「ほら、舐めてよお姉さん」
いつの間にか外にいたコータが梨穂子の口をこじ開け、陰茎を頬張らせた。
「んんんんんん・・・・」
「斬新な3Pだな・・・」
マコトは笑い、梨穂子の頭を再びぽんと叩いた。
「暇だから脱がしちゃうか」
と言うと、器用に下からブレザーとシャツのボタンを外しだした。
頭をコータにつかまれているので、梨穂子は抵抗できず、素肌が外気に触れるのを感じた。
「いいねぇ、はだけてる女をしゃぶらせるってのは興奮するぜ」
コータは笑いながら言い、梨穂子の頭を激しく動かすと、そのまま精を梨穂子の口へ放った。
「うぅ、うんんんん」
梨穂子は二人の時と同じように、精子を胃に送り込んだ。
コータが離れると、突かれている梨穂子の両手を操り、着ているものをはぎ取った。
突かれるたび、梨穂子の白い大きな乳房が揺れた。
「いい光景だねぇ」
マコトはそれを見て、再び大きくなった陰茎を梨穂子の口へやった。
「んんん、もぅひゃめて・・・・」
「うぅ・・・・」
くぐもった声とともに、梨穂子は体を震わせた。
ユウジの体液が膣内に注ぎ込まれるのを、梨穂子は感じていた。
311(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:57:32 ID:Jvxpl65S
「うんんん・・」
梨穂子は涙を流し、声を漏らしたが、すぐにそれはテルの挿入とともにかき消された。
マコトは梨穂子の頭を撫でながら、腰を動かしている。
「ああ、でも出した後だし、小便したくなってきちゃった。お姉さんごめんね」
マコトはそう言うと、動きを止め、下腹部に力を入れた。
しばらくして、その意味を飲み込んだ梨穂子はくぐもって叫びながら、なんとか口の異物を吐き出そうとしたが、その甲斐なく、マコトは梨穂子の口内に小便を満たした。
「ああぁぁきもっちいー」
マコトは梨穂子の頭を掴み、咥えさせながら頭を空へ向けた。そのせいで、梨穂子は口に溜まった尿を吐き出すことすら許されず、自動的に喉を通るがままに任せるしかなった。
「うぇ、ううぇぇ・・・・」
喉を通るたびに、酸味と異臭が鼻から抜け、思わず梨穂子は嗚咽を漏らした。
その光景に興奮したコータとユウジは、同じように小便を梨穂子に飲ませた。
梨穂子は涙を流しながら、その臭い液体を飲み干し続けるしかなかった。

こうしてユウジらは1時間ほど、穴越しに梨穂子を犯し続けた。
その後、一旦はスコップで土を払い、梨穂子を助け出したものの、梨穂子の全裸に興奮した少年たちは、なおも梨穂子を小屋の中で犯し続けた。
「いやぁ!もう帰して!許して!」
その叫びは聞こえず、夜になるまで梨穂子は4人に犯され続けた。
312(´・ω・`) :2009/05/01(金) 19:58:45 ID:Jvxpl65S
おしまい!(ポッキーゲーム風に)
313名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 20:50:51 ID:+rERrNge
最初に属性書いてくれ

酷いのは絶対ダメ なおいらは勝手に回避するし
ラヴラヴ最高なものだけ勝手に選択するからさ
314名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 20:52:52 ID:1FoL1Hr1
うん、凌辱モノとしては特に大きな問題は無いね。イイと思う
だが注意書きを忘れたな?それは頂けないぜ。最低限のマナーだからな

(´・ω・`)
315(´・ω・`) :2009/05/01(金) 21:03:23 ID:Jvxpl65S
>>314
梅原くんごめん。
316名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:21:26 ID:flZYFWnQ
では、自分もうpしてみますです。

注意書
●鬼畜
●陵辱
●ロリ辻さん
・・・以上の属性に当て嵌まらない方は読み飛ばし希望です。
317残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:22:03 ID:flZYFWnQ
詞は食事の時間が大嫌いだった。

自分の事を気にもかけないくせに、やたらと権威だけを振り回す父。
何も言えない母。
そんな両親にちやほやされている、何も考えていない姉・・・。
こんな奴らに囲まれて食事をするのが苦痛で苦痛で仕方なかった。

でも唯一つ、クリスマスイブの日だけは違った。
この日だけは、サンタさんがプレゼントをくれる。
家族の中で誰にも相手をされない自分を、何時もどこかで見守ってくれている、優しいサンタさんが・・・。
そう考えると、こんな苦痛なだけの食事時間も、なんとか我慢することが出来た。
そして、今年もそうなるはずだった・・・。

絢辻家では、毎年のようにクリスマスイブにはささやかなホームパーティーの真似事をする。
でも、やることはいつもと変わらない。
テーブルの上にはちょっとしたケーキや、ちょっと豪華な食事が並んでいるだけで、いつものように両親は自分を相手にしてくれず、いつものように姉ばかりちやほやされる、いつも通りの食事風景だ。
(でもいいの。きょうはサンタさんがきてくれるから。)
そう思うと、こんな茶番の中でも幾許かは我慢できた。
プレゼントは概して粗末なものだったし、別段自分が欲しいと思っているものでもなかったが、でも「プレゼントを貰える」という事実だけが、今日の詞を支えていた。
いつものように食事を終え、いつものように風呂に入り、いつものようにベッドへ潜り込む。
驚くほどいつもと変わらない日常の中で、ベッドの片隅に置いていある小さな赤い靴下だけが、今日の特別な日をささやかに演出していた。
幼い詞にとってはそれでも充分だった。
「うふふ・・・。おやすみ、サンタさん。」
そう言って、詞はベッドに潜り込んだ。
これから始まる、残酷な運命を知らずに・・・・・・。
318残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:22:22 ID:flZYFWnQ
「おい!起きろ!!」
詞の頬を、鋭い痛みが走った。
「いたっ!!」
突然のそんな出来事に、詞の目は一瞬にして醒めた。
「だ、だれ?」
「私だよ、詞。」
そこには、詞の父がバスローブ一枚をまとって立っていた。
「お、おとうさん・・・?」
「起きたか、詞。しょうのない娘だ。」
「え?なに?サンタさんは・・・?」
「サンタさん・・・?」
そう聞くと、父は冷たく笑い始めた。
「はははは、まだそんなモノを信じてたのか。まったくおめでたい奴だなオマエは。」
「え?」
「サンタなんていない。今までオマエにプレゼントをくれてやってたのは、この私だよ。」
「え?え?う、うそ!うそよ、そんな・・・!」
「本当は何をくれてやる義理も無いんだけどな、取敢えず世間様に向けては「いい家族」をやってなきゃならんから・・・」
「なに・・・?なに・・・?」
「仕方ないから今の今までサンタのふりをしてやってただけさ。オマエが学校で変なことを吹聴しないようにな。」
「え!!??」
「でも、それも今年で終わりだ。オマエも、丁度いい頃合いだからな。」
「ころあい・・・?ころあいって、なに・・・・・・?」
父は無言でバスローブをハラリと脱ぎさった。
「!!!!!!!!!!」
そこで見たものは、恐らく詞の脳裏から一生涯離れることは無いであろう、異様な物体だった。
赤黒く隆起し、醜い皺が幾重にも刻まれ、根元はチリチリとした真っ黒い無数の体毛で覆われたその物体は、まるでそれ一個がなにがしかの生物であるかのように、醜く蠢いていた。
今まで見た何よりも・・・そう、詞が苦手とする虫やヘビ、トカゲなんかよりも、もっともっと醜いものだった。
319残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:23:29 ID:flZYFWnQ
「い・・・いや・・・」
何をされるのか分からなかった。
だが、自分の身に何かとてつもない危険が降りかかってくるであろうことは、幼い詞でも容易に察知出来た。
「何を怖がる必要がある。縁だって同じことをしてるんだぞ。」
「お、おねーちゃんも・・・?」
「そうだ。だからオマエも大人しく言うことを聞きなさい。」
「で、でも・・・・・・いや!!」
そう言うと、詞はベッドから飛び出した。
だが、父はそんな詞の腕を掴んで引き戻し、ベッドの上に投げつけるように倒した。
「いや!!いや!!」
「おとなしくしろ!!」
父の大きな右手から繰り出される平手打ちが、詞の左の頬を襲った。
「いたっ!!!!」
「全く仕方のない娘だ。少しは縁を見習え。」
「そんな・・・そんな・・・・・・」
震えがとまらなかった。
左頬に受けた痛みがジンジンと疼き、両目から涙が止め処なく溢れてくるのがわかった。
「お、おとうさん・・・やだ・・・」
「分かってるさ。オマエが私を嫌ってることくらいはな。」
「・・・・・・」
「だから、オマエみたいな生意気な娘には特別念入りにしてやる。二度と私に逆らうことが出来ないようにな・・・」
父は、ベッドに倒れこんでいる詞ににじり寄ってきた。
「お、おとうさん・・・」
詞は、もうその場から一歩たりとも動くことは出来なかった。
「これが私のクリスマスプレゼントだ。受け取れ!!」
そう言うと、父は詞のパジャマに手を掛け、引き千切るように左右に押し広げた。
詞の未成熟な胸が露になった。
320残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:24:33 ID:flZYFWnQ
「いやああぁぁぁっ!!」
必死で胸を覆い隠そうとしている詞の腕を、父は思い切り引き剥がした。
そして、その幼い胸に舌をベロベロと這わせてきた。
「いやっ!!いやっ!!」
身をにじり、何とか振りほどこうとするも、余りに圧倒的な父の力の前にはそれも全く無力だった。
ベッドの片隅にあった赤い靴下が、弾みに床に落ちた。
「いやっ!!たすけて!!おかあさん!!おねーちゃん!!」
「大人しくしろと言ってるんだ!!」
父の掌が、2度、3度、詞の頬に舞った。
唇の端が、少し切れた。
「うっ・・・!うあああぁぁ・・・!!ああああぁぁぁぁ・・・!!」
詞の目から大粒の涙が溢れ出し、喉の奥からは言葉にならない叫びが搾り出されてきた。
「泣いても無駄だ。この家で私に逆らえる人間なんか誰も居ない。オマエも分かっているはずだ。」
そうだ。
母も、姉も、この父には何も言えなかった。
いくら詞が泣いても、いくら詞が叫んでも、救ってくれる人間なんか誰もいなかった。
分かってた・・・分かってたんだ・・・!!
321残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:25:21 ID:flZYFWnQ
「ふん、大人しくなったか。」
そう言うと、父は詞のパジャマのズボンに手を引っ掛け、パンツごと引き摺り下ろした。
詞の足の間に深く刻まれた裂け目が露になった。
まだ何も覆い隠すものの無い、生まれたままの姿の裂け目だった。
父は、詞の両足を無理矢理こじ開け、その間に顔を埋めて来た。
舌が、まだ未発達な裂け目にベロベロといやらしく絡み付いてきた。
「う・・・!うぅっ・・・!」
詞の顔は苦痛にゆがみ、体はバタバタと捻られた。
(キモチワルイ・・・・・・)
今まで感じたことの無い、異様なまでの不快感が詞を襲った。
まるで、虫やトカゲやヘビが全身に入り込み、蠢いているような、そんな不快感だった。
「フフフ・・・詞・・・」
ひとしきり詞の裂け目を蹂躙した父は、体を起こし、いやらしい目つきで詞を覗き込んできた。
「いやがってる割には気持ちいいんだろう・・・」
「ち、ちがう・・・」
「嘘をつくな。オマエのお○○コからいやらしい液がドロドロ出てきてるぞ。」
「なに・・・?なに・・・・・・?」
「これは気持ちいい証拠だ。口では嫌がっていても、体は全然嫌がって無いんだぞ。全く・・・いやらしい奴だなオマエは・・・」
そう言うと、父は右手の人差し指で詞のドロドロとした部分をいやらしく弄ってきた。
ゾワゾワとしたイヤなものが、詞の背を駆け抜けた。
(なんなの・・・?これが「キモチイイ」の・・・?うそ・・・!うそ!!)
詞の頭は混乱した。
いや、むしろ混乱しすぎて何も考えられなくなっていた。
(でも・・・キモチイイの?キモチワルイの?どっち?わたし、どっちなの・・・?わたし・・・・・・ねぇ!どっちなの・・・・・・!?)
幼い詞には、もはやこれ以上の混乱を収拾つけることは出来なかった。
全身から、力が抜け去った。
322残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:26:34 ID:flZYFWnQ
「大人しくなったか。いい娘だ。」
そう言うと父は、あの醜い物体を詞の裂け目に押し当ててきた。
「え・・・・・・?」
何が始まるのか、何が待ち受けているのか、幼い詞には見当すらもつかなかった。
次の瞬間、詞の下腹部を激痛が走った!
「ぅあああああああぁぁっっ!!!!」
何が起こったのか、理解できなかった。
ただ、全身を引き裂かれるような激しい痛みだけが、詞には感じ取れていた
「フフフ・・・流石に縁よりはキツいな・・・」
不適にそう笑むと、父は体を大きく動かしてきた。
その度、激痛が詞の体を走りぬけた。
事ここにいたって、詞はようやく今の状況が理解できた。
いや、理解できたというより、嫌でも伝わってきたというべきか・・・
(はいってるの・・・?わたしのなかに・・・?おとうさんの・・・・・・”あれ”が!!!!)
323残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:27:38 ID:flZYFWnQ
「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!」
詞の体の奥から、そんな叫びが搾り出されてきた。
まるで心が引き裂かれるかのような、そんな叫びだった。
「いやっ!!いやっ!!」
「いいぞ詞・・・その顔だ・・・もっと叫べ!わめけ!」
「やだ!!いたいよ!!ぬいて!!ぬいて!!・・・・・・おとうさん!!」
「無駄だ!何を言っても・・・誰もオマエを助けちゃくれないさ・・・」
「そんな・・・!いたっっ!いたいっ!!・・・やだ!!やだあああぁぁっっ!!!!」
だが、そんな叫びも無駄だった。
詞が叫び声を上げれば上げるほど、父はより速く、激しく詞を蹂躙してきた。
世界一嫌いな男に無理矢理ねじ伏せられ、世界一醜いものをねじ込まれ、体を引き裂かれる・・・
そして、それを止めてくれる人間は誰もいない・・・・・・
何と言う地獄!!
何と言う絶望!!!!
(ダレモ・・・タスケテクレナイ・・・・・・)
もう、詞は抵抗すら出来なくなっていた。
今はただひたすら、この地獄の責め苦のような現実が通り過ぎるのを待つしかなかった。
(イタイノ・・・?イタクナイノ・・・?ナニモイエナイノ・・・?ドウシテ・・・?ワタシ・・・・・・)
324残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:28:04 ID:flZYFWnQ
「フフフ・・・やっと大人しくなったか・・・」
「・・・」
「いい!・・・詞の中・・・いいぞ・・・縁よりも・・・」
「・・・・・・」
「うっ!出る!」
「・・・・・・・・・」
「私からのプレゼントだ・・・受け取れ!!」
「・・・・・・・・・・・・!!!!!!」
父の体が激しく動いた。
どうなっているのか、詞には全く分からなかった。
ただ、父に蹂躙された部分に、何やら生温かい感触が広がっていっていることだけは感じ取れた。
それが何を意味するのか、幼い詞には想像すらもつかないことだった。
325残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:28:57 ID:flZYFWnQ
「ふぅ・・・よかったぞ詞・・・・・・」
父は立ち上がり、ローブを羽織った。
ベッドの上には、服を裂かれ、下半身を蹂躙され、虚ろな目で虚空を見つめる詞がいた。
「フン・・・オマエみたいな娘にも、取り柄はあったんだな・・・」
「・・・・・・」
何も聞こえなかった。
ただ、体の中に残る痛み、そして、下半身から垂れ流れてくるネバネバとした不快感だけが感じ取れた。
「聞こえないのか・・・フン、まぁいい・・・・・・」
父はそう言うと、詞を見下してこう言い放った。
「だが、これだけは覚えておくんだな。オマエは私の娘だ。もう一生、私から逃れることは出来ない・・・・・・」
そう言うと、父は部屋を出て行った。
326残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:30:00 ID:flZYFWnQ
「・・・・・・」
詞は、しばらく動けなかった。
下半身に残る鈍い痛みが、今起こったのはまぎれもない現実であるということを突きつけてきた。
やがて体を起こし、自分の体を見つめた。
ジンジンとした痛みの元から、真っ白く粘ついた液体が止め処なく溢れ出し、恐らく体を裂かれた時に出来たのであろう傷から出てきた赤い血液が、その中に混じっていた。
(ヨゴレタノ・・・?ワタシ・・・ヨゴサレタノ・・・?オトウサンニ・・・カラダノナカヲ・・・・・・)
吐き出しそうだった。
せっかくのクリスマスの豪華な食事も、甘いケーキも、口の中から全て吐き出されそうな、そんな不快感が詞の中に充満していた。
(ヨゴサレタ・・・ワタシ・・・ヨゴサレタ・・・・・・!!!!)
次の瞬間、その不快感が口を通って体外に迸った。
「うえっ!!」
ベッドから落ちていた赤い靴下に、詞から迸ったものがベットリと降りかかった。
「うえっ!!うえぇっ!!」
詞の腹の奥に沈殿していた不快感の塊が、詞の口を通って次から次に床に迸った。
止めようと思っても、次から次に体の奥底から湧き上がってくるこの言いようもない不快感を、もはや押し留めることはできなかった。
赤い靴下は、見る間にその不快感の塊の中に沈んでいった。
あれだけ楽しみにしていたクリスマスが、こんな最悪な形で汚された・・・・・・
突きつけられた現実は、幼い詞にはあまりにも過酷で、あまりにも無残で、そして、あまりにも残酷だった。
327残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:30:25 ID:flZYFWnQ
ふと、机の上の鏡を見てみた。
そこに居たのは、髪が乱れ、頬が腫れ上がり、口の端に少しだけ血が滲んだ、虚ろな目をした少女だった。
(アナタ・・・ダレ・・・・・・?)
分からなかった。
(ダレ・・・アナタ・・・ワタシ・・・?アタシ・・・?)
やがて、鏡に映った少女の虚ろな目から、ボロボロと涙が溢れ出してきた。
(ワタシ・・・わたし・・・・・・)
その時、そこに居たのが誰なのか分かった。
「あ・・・う・・・ぅああああああああああぁぁぁぁっっ!!!!」
詞は、そのまま床に跪いた。
「あああああぁぁぁっっ!!うぅああぁぁああぁあぁぁああぁぁっっ!!!!!!」
詞は汚された自分の体を抱きしめ、激しく叫んだ。
まるで魂の奥底から搾り出されているような、そんな悲痛な叫びだった。
(うそ・・・うそよ・・・こんなの・・・こんなのわたしじゃない!!)
詞は、もう一度鏡を見た。
そして、その鏡に映る虚ろな目をした少女に話しかけた。
「そうよ・・・これはわたしじゃない・・・わたしは・・・もっとつよいの・・・・・・」
詞は、そのまま鏡から目をそらした。
まるで、今起こった現実から目をそらすかのように・・・。
「ふふふ・・・そ、そうよ・・・。わたしはこんなによわくなんてない。そうよ・・・”私”は強いの・・・!」
詞の口から、力の無い笑いがこぼれ出してきた。
「はははは・・・・・・そうよ・・・私は強くなるの・・・強くなって、お姉ちゃんもお母さんも、お父さんも見返すの!・・・そうよ・・・そう!!」
詞は、まるで取り付かれたかのように笑いつづけた。
「ははははははは・・・そうよ・・・私は”私”よ・・・。こんな弱っちい”わたし”じゃない!もっともっと強くて、もっともっとみんなが認めてくれる・・・・・・」
だが、その声には全く感情が篭っていなかった。
「そうよ・・・。あんたみたいな弱虫、私じゃない!私、強いの!誰よりも強いの!そうよ・・・ははは・・・はははははははははは・・・・・・」
暗く冷たい部屋の中で、ただ少女の虚ろな笑い声だけが、空しく響いていた・・・・・・
328残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:30:50 ID:flZYFWnQ
そして、少女は仮面を纏った。

傷ついた自分を捨て去るため。

心と体に受けた残酷な傷を覆い隠すため。

そして、理不尽なまでの圧倒的な力に、自分自身を押し潰されないため・・・・・・



絶望に満ちた日々が、今始まる・・・・・・



<END>
329残酷なクリスマス:2009/05/01(金) 23:32:38 ID:flZYFWnQ
すんません、暴走しすぎました。
本当は絢辻さんには橘さんと幸せになってもらいたいんですが・・・。
330名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:44:11 ID:cqMtvFvM
陵辱ヤメテー
ラブラブであまあまなのがみたいよお
331名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 00:29:30 ID:Yxbx2KAC
>>330
紳士は黙って己の属性物を選択したまえ

他の紳士の嗜好は尊重するんだ
332名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 01:21:53 ID:PgMblvt3
こういう場所では、陵辱があるからこそ純愛が映えるってもんよ
逆もまた然りな
333名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 05:33:16 ID:GiBRsLLt
何かレイプばかりで萎える
334名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 05:45:37 ID:94OZGj+e
じゃ自分でアマアマガミガミな作品を書くことだ
335名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 14:08:42 ID:GJqQg/wk
ううっ
軽い気持ちで梨穂子の読んだが失敗した
激しく後悔

ラブラブ読みたい
336名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 00:24:24 ID:UDByaR4l
梨穂子のSSよ俺に元気をわけてくれー
337名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 18:47:09 ID:VNMAenRO
純一「梨〜穂子っ!(ペロ)」
梨穂子「ひゃうっ!?」
純一「ん!?梨穂子の身体甘いぞ、もしかして糖尿…」
梨穂子「やだぁぁぁぁ!!!!」

以上、梨穂子のアマアマSSでした
338名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 18:55:29 ID:FRODB7Xy
あまーい!
339名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 20:54:18 ID:OUqxwuSh
>>337
どこを舐めたんだ(*´Д`)ハァハァ
340名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 08:55:48 ID:lX8/E4Wp
橘さんが陵辱される話はまだですか
341名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 15:35:08 ID:Zc86PXXu
ファラオさんに頼んで女の子にしてもらおう
今までの変態行為を贖罪する意味も込めて
342名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:53:43 ID:FOuBOpEb
ヒロインが全員病んで、行く先々で凌辱される橘さんだと
変態紳士がEDにならなければ良いが(´・ω・`)
343名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 17:01:01 ID:n/BEHm6U
風呂にて

橘「絢辻さん、お湯加減はどう?」
絢辻「んー、少し熱いかしら、でもこの位なら気にならないわ」
橘「そう、なら良かった」
絢辻「?変な人ね」
橘「なら塩加減は?」
絢辻「し、塩?そうね、少し………甘いかしら」
橘「………………」
絢辻「………………」
橘「絢辻さん、僕、糖尿かもしれな」
絢辻「死ね!!今死ね!!即死ね!!」
344名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:53:12 ID:PpAioDi7
はい、ようやく書き終わりました。梨穂子とのラブラブSSです。
最初に言っておきますが、健康的で、かつエロい物を目指して書いてたら
目茶苦茶長くなってしまいました。それでも良いぜ、って方のみ読んでみて下さい。

それでは純一×梨穂子SS、お付き合い下さい。
345名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:53:35 ID:PpAioDi7

梨穂子と僕が付き合いだして――恋人同士になって、という意味でだ――半年が経とうとしていた。
季節は梅雨に入り、この日もしとしとと小雨が降っていた。

あまり外出せず、家で過ごす事が多くなりがちな季節。今日は梨穂子の部屋で二人、まったりと時間を過ごしていた。
元々準備していたというお菓子を梨穂子が持って来るまでの間、何をするでもなく待っていると、元気な声と共にドアが開いた。

「お待たせ〜。今日のおやつは私特製のミシシッピマッドケーキだよ〜」
聞いた事の無い名前のケーキだったので、僕は無意識の内に質問をしていた。
「ミシシッピマッドケーキ?なんだそれ?」
「えっとね、簡単に言うとクルミとチョコチップが入ったチョコレートケーキの事かな」
「なるほど。でもなんでミシシッピなんだろうな?」質問を続けると、梨穂子は困ったような顔付きになり答えた。

「う〜ん……。ごめん、私にもわかんないや。えへへ」
「そうか、なら別に良いけど」
僕がそう言うと、梨穂子は気が逸るのか「まま、それは置いておいて、早くケーキ食べようよ」と僕を急かす。
「そうだな、じゃあ早速食べようか」
「うん!きっと美味しいよ〜。頑張って作ったんだから!」
346名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:54:42 ID:PpAioDi7

僕と梨穂子の関係は確かに変わった。幼馴染から恋人同士に。
だが、本質的にはそうなる以前と変わらぬ距離感を保っていた。いつもの様に他愛のない話をして、笑い合う。
しかし、そうして一緒に過ごす時間が僕は好きだった。それだけで幸せを感じる事が出来た。
多分、梨穂子も同じ気持ちだろう。ただ一緒に居られるだけで良い。

ただ、やはり幼馴染だった頃とは変わったことが一つある。それは……。
「あ〜、美味しかった!我ながら上々な出来だったなぁ」
「ああ、美味かった。梨穂子の作るお菓子は最高だよ。大好きだ」
僕がそう言うと、梨穂子は照れたように言った。
「も、も〜。褒めても何も出ませんよ〜」
「本当だよ。でも……」
「ん?でも……なに?」

「梨穂子の方がもっと好きだ」
「え……」

固まる梨穂子。暫く経ってはっと我に返り顔を真っ赤にしてまくし立てる。
「まま、またいきなりそんな事言ってー!恥ずかしいでしょー!」
「僕が恥ずかしい男なのは昔から知ってるだろ?」
「い、いやでも、そんなの言われた事今まで無かったし……」
そう言う彼女に、僕は嘘偽り無い気持ちでこう答えた。

「そりゃそうだ。もう僕達は恋人同士なんだぞ?ただの幼馴染じゃないんだ」
「そ、それは、そうだけど……。やっぱり恥ずかしいでしょ?そういう事言うの……」
しかし僕は堂々と、ハッキリと言った。
「全然恥ずかしくなんかない。だって、僕は梨穂子が大好きなんだから」
「……純一……」
347名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:55:39 ID:PpAioDi7

僕の変わった所。それは、なんの臆面も無く梨穂子に『好きだ』と言えるようになった事。
それを口にすると、梨穂子はいつも下がり眉になって目を逸らす。
でも、そんな彼女もいつも最後にはこう言ってくれる。
「うん……私も、大好きだよ。純一の事……。世界中の誰よりも、純一が好き……」

梨穂子らしい真っ直ぐで飾り気の無い台詞。でも、その言葉が何より嬉しかった。
僕はじっと梨穂子の目を見つめる。梨穂子も視線を外さず僕の目をしっかりと見つめている。
「梨穂子……」
「純一……」

……そして、僕達は口付けを交わした。
「ん……」
もう慣れているはずのキス。でも、優しい感触のそれに僕は毎回心臓の鼓動が早くなる。
十数秒程経ったところで、口を離した。梨穂子の顔はさっきよりも赤かった。多分、僕も同じような顔をしているんだろう。
「……えへへっ。今、私すごくドキドキしてる」
「僕もだよ。……何回しててもドキドキするな」
「そうだね……」

しばしの沈黙。お互い何を話して良いか分からず、キスの後は大抵黙ってしまう。
気まずくなり、僕は堪えられずについこう切り出してしまった。
「じ、じゃあ今日はもう帰ろうかな。雨が強くなるかもしれないし」
そう言うと梨穂子も慌てたように「そ、そうだね。じゃあ家の前まで見送るよ」と言った。
348名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:57:01 ID:PpAioDi7

帰り支度を済ませ、玄関で靴を履く。
「それじゃあな。ケーキ美味かったぞ」
「う、うん。またね……」
くっ、失敗したな……。もうちょっと梨穂子と一緒に過ごしたかったんだけど……。
しかしそんな事は口には出せない。今更だとは思うけど、付き合ってたってキスしてたって言えないものは言えない。
そしてドアノブに手を掛け、ドアを引こうとしたその時だった。

「や、やっぱり待って!!」
梨穂子が珍しく声を張って僕を呼び止めた。
「ど、どうした?」
「あ、あの、その……」
何かを言い淀む梨穂子。一体何だ?
「なんだよ。なんか言いたい事でもあるのか?」

「あの……ね?き、今日お母さん町内会の集会で居ないの」
「え?……あー、集会な。そういえばうちの親も行ってて、暫く帰れないって言ってたなぁ」
「そう。……それでね?……うぅ〜」
またも言い淀む。……なんかちょっとモヤモヤするぞ。

「おい、なんだよ?ハッキリしろよな」
自分の事は棚に上げて強く出る僕。すると、予想外な反応が返って来た。

「……も〜〜〜〜っ!!!」
「え?」
「この鈍感〜〜〜〜っ!!少しは察しなさいっ!!」「え、え?」

そう叫んで、梨穂子は僕に抱き着いて来た。突然の事に頭が真っ白になる。
「り……梨穂子?」
「も〜、みなまで言わせるつもり?いじわるなんだから」
「わ、悪い。なんの事だかさっぱり分からないんだけど」
349名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:58:01 ID:PpAioDi7

僕が言うと、呆れと恥ずかしさが混じったかのような表情で言った。
「もう。ホントに仕方ないなぁ。そういう所は昔から変わらないんだから。
 ……もっと一緒に居たい〜って言ってるの。……あ!でも、用事があるなら別に良いよ!今言った事忘れて!」

……ああ……。そういう事か……。僕は……僕はなんて情けない男なんだ……。
自分から切り出せなかったばかりか、女の子である梨穂子からこれを言わせてしまうなんて。
このままじゃいけない。僕から行動を起こさないといけないんだ。
「梨穂子、ごめん……」
僕は力一杯梨穂子を抱きしめ返した。想いのたけをありったけ込めて抱きしめ返した。
「あ……」
「僕ももっと梨穂子と一緒に居たい。もっと抱き合っていたい。……僕から言うべきだったよな。ごめんな」
僕がそう言うと、梨穂子は穏やかな笑顔を浮かべた。
「……ううん、そんな事無いよ。そんなところも全部合わせて純一だもん……」
あぁ、僕は梨穂子のこういう所が好きなんだろうな。この包み込んでくれるような優しさが……。
「……じゃあ、私の部屋に戻ろっか!」
「ああ、そうだな」
350名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:59:56 ID:PpAioDi7

そして僕達は再び部屋へと戻った。ベッドに座り、二人寄り添う。
「えへへ。さっきはごめんね、いきなり抱き着いたりして」
「い、いや、別に構わないぞ。ちょっと驚いたけど」しかし、あの感触はなんというか……むちむちだったな……。 …………。

「……おーい、どうしたの?ぼーっとして」
「はっ!?あ、いや!さっきの梨穂子の感触を思い出してて……」
「え、ええっ!?」
し、しまった!!つい口を衝いて本音が出てしまったぞ!?
「ああっ!!ご、ごめん!!あんまり良い感触だったからつい……あばっ!!」
ぼ、墓穴を掘った!ドツボだ……。

「ごごご、ごめん!!もう自分でも何を言ってるんだか……」
「……いいよ」
「え……?」
「純一の好きなだけ、幾らでも抱きしめていいよ。キスだってなんだってしても良い。……ううん。私も純一と……したい……」
うぐっ!!なんだと……そんな事を言われたら……僕は……僕は……

「り、梨穂子っ!!」
「きゃぁっ!?」
堪らず僕は梨穂子を抱きしめ、ベッドに押し倒した。
「可愛い過ぎる。そしていじらし過ぎるぞ、梨穂子」
「え……?」
「そんな事言われたら、僕はどうしようもなくなっちゃうじゃないか」
351名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:01:13 ID:PpAioDi7

付き合い始めてから初めての感情だ。たまらなく彼女が愛おしい。
思えば、今までは良い雰囲気になってもこんな状況にはならなかった。まあ、色々と間が悪かったのもあると思うけど。
すると、梨穂子がか細い声で呟いた。
「私って……」
「へ?」
「私って、可愛いの……?女の子としての魅力、ある……?」

僕はその言葉に呆気にとられた。こいつは自分の事を分かってないのか?
「と、当然だよ!ひいき目に見ても他の女の子より可愛いと思うぞ。僕なんかと付き合ってるのが不思議な位だよ」
「……本当に?ホントにホント?」
「ああ、本当だ。お前は女の子として充分魅力て……」
「……っ!」

梨穂子は急に起き上がると、素早く僕の首に両手を回した。そして、
「ん……っ!?」
気が付くと、僕は唇を奪われていた。
僕の口内へと差し込まれる舌。絡み付くような感触。初めての経験に、何も出来ずに僕は身を任せるしかなかった。
「……ぷはっ!」
永遠に続くかのように錯覚していた時間は過ぎ去った。
無意識に息を止めていたらしく、かなり息苦しかった。息継ぎも自然と荒くなる。
352名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:02:53 ID:PpAioDi7

「はあ、はあ……」
二人揃って息荒く呼吸する。僕の頭の中は完全にパニックになっていた。
「梨穂子……。お前何処でこんな事覚えたんだ……」あまりの出来事についこんな言葉が漏れた。
その質問には答えず、梨穂子は話し始めた。

「私……純一に飽きられてるんじゃないか、って思ってた。あまり好かれてないんじゃないか、って……」「……え?」
これもまた以外な答えだ。そんな風に思われていたなんて。僕、何かしたっけ?
「だって、この半年間キス以上の事、して来なかったから……。
 やっぱり男の子って、その……彼女が出来たら少しは、え、えっちな事とかしたくなるものなんでしょ?」
「ぐっ。ま、まあそれは否定は出来ないな」
「なのに、純一は私に何もして来ない。だから、私には女としての魅力が無いんじゃないか、って……」

……そうか。そうだったのか。
何かしたから梨穂子を不安にさせたんじゃない。あまりに何もしなかったから不安にさせてしまったんだ。さっき、一緒に居られるだけで良いと思ったけど、訂正しなくちゃな。
僕は、また梨穂子を抱きしめた。
「……ごめんな。本当に悪かった。梨穂子を不安にさせるつもりは無かったんだ。
 僕だって、男だ。エッチな事をしたいと思った事なんて数え切れない程ある。 ……でも、怖かったんだ。一度そういう事をしてしまったら梨穂子との関係が壊れてしまうんじゃないか、って。
 でも、それが却ってお前を不安にさせてしまってたんだな……。勇気が無くて、ごめん」

僕が自分の想いを全て吐き出すと、梨穂子は嬉しさを隠し切れないような様子で言った。
「あ……。えへへへ……。
 ……ううん、純一は悪くないよ。だからそんなに謝らないで。違うって分かっただけで、私安心したから。
 ……でも、ホントに不安だったんだから。その埋め合わせはちゃんとしてくれるんだよね?」
「ああ。……今から精一杯埋め合わせするよ」
「ふふっ、期待してますよ〜」
そして僕達は、再びキスをした。深い、深いキスを……。
353名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:04:04 ID:PpAioDi7

先程の物よりもさらに濃厚な口付け。お互いの舌を突き出し、絡め合う。
確かめるように口内を舐め回し、唾液を啜る。頭にかーっと血が上って行くのが分かった。
「ん、ふぁ……」
瞑っていた目を薄く開けると、とろんとした目つきの梨穂子の顔があった。
こんなに情欲をそそられる表情が梨穂子の顔にはあったのか、と驚嘆した。
……もう既に反応してしまっている自分自身が情けない。抑えねば。まだ先は長いのだ。

どうやらこのディープなキスがお気に入りのようで、中々離してくれない。べつにこのままでも良いのだが、やはりもっと別の事もしてみたい。
僕は口付けを続けながら梨穂子の胸へと右手を伸ばした。
壊れ物を扱うかのようにそっと触れてみる。
「んっ!」
びくりと梨穂子の身体が震えた。しかし拒絶する様子が無いので、触れても良いと判断してもっと力を入れて押し込んでみる。
「んぅ……ふっ……」

おおおおおっ、柔らかい!なんて柔らかいんだ!この服越しからでも分かる弾力のある手触り!
こ、コレは癖になりそうだ……。むちむち……。
僕はキスを中断してつい口走っていた。
「梨穂子……お前の胸、すごい良い……」
「えっ!?そ、そうかな。あんまり自信無いんだけど……」

「なっ?……お、お前、自分で『私って胸大きいかも』とか思った事無いのか?」
「う、うん。そんな風に思った事一度も無いよ。むしろお肉ばっかり付いてダメダメだな〜、って思ってるくらいだよ〜」
こ、こんなモノを持っていながら自信が無いだなんて……。
どうやら彼女は本当に自分の事が全く分かっていないらしい。これはしっかりと、いかに自分が……彼女が魅力的なのかを教え込まなければなるまい。
354名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:05:13 ID:PpAioDi7

「……仕方ないな。じゃあ、僕がお前の良い所を一つずつ挙げていってやるから」
僕が言うと、梨穂子は「え、あ……うん。教えて教えて」と素直に答えた。

「じゃ、ちょっと身構えてろよ」
「えっ?」
言うが速いか、僕は梨穂子の着ているシャツを捲り上げた。
「ひゃあっ!?」
レースなどの装飾は無い、シンプルな水色のブラがあらわになる。
「おお……」
思わず感嘆の声を漏らす僕。なんか、感動を覚えるな。
そして僕は咳ばらいをし、わざとお固い口調で解説を始める。

「おほん。まずこの胸。ただ大きいだけではなく形も整っている。触り心地も申し分ない。最高に等しいモノと言えるだろう」
梨穂子の胸をふにふに触りつつ僕は言った。
「あ、あぅ……恥ずかしい……」

段々興に乗って来た僕は構わず解説を続ける。
「まだまだ続くぞ。次にこの腰のライン……」
そう言いつつ、梨穂子の脇腹に口を付けちろりと舐める。
「んぁうっ!!」
「一般的な腰部より幾分かふくよかな腰回り。だがその創りは並以上に美しい。
 そしてやはり素晴らしい触り心地。滑らかな肌も手伝ってとても安らかな気持ちにさせてくれる」
唇をつつ、とへそ辺りに移動させながら僕は言う。
「ううぅ、口を付けながら話さないでぇ……くすぐったいぃ……」

完全に名解説者な気分な僕は、さらに調子に乗って喋る。
「そして、僕個人として最も評価している箇所……そこはっ! この、お尻から太ももに掛けての曲線美だ!!」
言いながら、僕は半ズボンを履いている彼女の尻に手を滑らせた。
355名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:07:23 ID:PpAioDi7

「あんんっ!!」
またも悶える梨穂子。少し様子が先程までと違う感じだが、僕はそれには気付かず解説を続ける。
「今まで解説してきたどの箇所よりも、断トツに郡を抜くむっちり感。このお尻はもはや至宝だ。
 そしてそこからなだらかに続く太もも。その感触、造形共にやはり究極と言っても過言ではない……」

僕が夢中になって話しながら尻と太ももを摩っていると、梨穂子が弱々しい声で話し掛けて来た。
「じゅ、純一ぃ……。」
「……ん?どうした?」
「わたし……わたし、もうダメぇ……」
そう言いながら、梨穂子は僕にしな垂れかかってきた。「お、おい?」
どうも梨穂子の様子がおかしい。しかしその原因が僕には分からなかった。

「だ、大丈夫か!?何処か具合でも悪いのか?」
「な、何言ってるの……。純一の所為でしょ……」
「え?僕の所為?なんでそうなるんだよ。僕はただお前の身体に関する良い所を解説しただけ……」
「そ〜れ〜だ〜〜〜〜っ!!」
ポカポカ僕の胸板を叩く梨穂子。え?何?どういう事?
「純一、なんで話しながら私の身体を触っていくの〜。あんないやらしい触り方されたら、私だって、変な気分になっちゃうよぉ……」
「うっ……。僕、そんなにいやらしい触り方してたか?」
「それはもう。あれは完璧に、あいぶだよ、あいぶ〜。いやらしさ全開の」
「あ、愛撫!?」
そ、そこまでいやらしい触り方してたのか。全く意識してなかった……。
って……ん?今こいつ、とんでもない事を言ったような……。
356名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:08:34 ID:PpAioDi7

「誰が、どんな気分になったって?」
「え?……だから、私だって変な気分になる事くらいあるって……あ」
……。まあ、当然と言えば当然か。あんなキスやらこんな愛撫をした訳だからな。
「そうか……。今、お前は変な……いやらしい気分になっちゃってるのかぁ……」
「ちち、違ぁう!!私はなんにも悪くないもん!純一があんまりえっちだから私もおかしく……」
「だから、そういう事だろ」
「んぐっ……」

僕がずばり指摘すると、梨穂子は閉口してしまった。
長い付き合いだけど、こんな表情見るのは初めてだな……。しかしこれは、なんというか……。
「……可愛いなぁ……」
「……へ?」
「梨穂子は可愛いなぁ!!!」
「え!?わ、わわっ!!」

僕は思わず今日何度目か分からない行動に出た。梨穂子を強く抱きしめたのだ。
「なんか、安心したよ。梨穂子もちゃんと女の子なんだなぁ」
「……う?うん。まぁね。でも、純一が相手じゃなかったらこんな気持ちにはならないよ、勿論」
お、おお……。何だかとてつもなく嬉しい事を言われた気がするぞ。
「僕のした事でお前がそんな気分になってくれたなんて。男冥利に尽きるってもんだよ」
「そ、そう?どういたしまして」

僕の拙い行動で梨穂子が気持ち良くなってくれた。それは自分が思っていた以上に嬉しく感じた。
……ちょっと早計かもしれないけど、今はきっと、そういう雰囲気だよな……。よし……。
「り、梨穂子。その……」「ん?なーに?」
言え、言うんだ僕!!今を逃したら多分チャンスは暫く来ない!!
357名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:09:48 ID:PpAioDi7

「ぼ、僕と、キ、キス以上の事をしてくださいっ!!」
あ……つい敬語になってしまった。我ながらカッコ悪い……。
「え……?それってつまり……そ、そういう事、だよね?」
「そ、そういう事。そういう事です。お願いします」
ぶんぶんと笑ってしまうくらい首を縦に振る。もう形振りなんて構っていられない。

「……んもう。ムードも何もあったもんじゃ無い誘い方ですね〜。30点です、30点」
「う……ごめん……」
それは分かってる。でも、いざとなると言葉が出て来ないんだからしょうがないじゃないか……。
「……でも」
「え?」

「そういう所も含めて純一なんだよね。私には分かってる。
 それに、さっきも言ったでしょ?純一とそういう事……私もしたいって」
お、おおおお。それは……それは……。
「と……と、言う事はつまり……?」

「うん。……しよ?キス以上の事……。 あ、でも最初は……」
「……ああ、分かってる……」
これも今日何度目か忘れてしまった、口付けをする。しかしさっきとは違って触れるだけの軽いキス。

「……んっ……」
「じゃあ……進めるぞ。良いな?」
「うん……。来て……」
358名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:11:01 ID:PpAioDi7

キスが終わると、僕は梨穂子のシャツに手を掛けた。
そして再びそれを捲り上げ、胸を外気に晒す。さっきと違うのは、これからさらに彼女の胸を覆い隠しているものを取り払うという事だ。
「じゃあ、外すぞ……」
「うん……」
少々手間取ったが、何とかホックを外した。
そこには、ブラの上からは窺い知る事が出来なかった、桃色の乳頭がつんと自己主張するかのように存在していた。

肉眼で初めて見る女の子の胸。僕はただただ魅入ってしまっていた。
こ、これが、梨穂子の。お……おっぱいか。やっぱり見るからに柔らかそうだな……。
僕が感慨に耽っていると、頬を赤く染めながら「どう……かな。変な所とか、無い?」
未だ自信がなさそうに彼女が聞いてくる。僕は当然のように断言した。
「ああ、変な所なんて無い。それどころか僕が今まで見てきたどの胸より……一番、綺麗だ」
素直な感想を述べると、慌てたように話し出す。
「そ!そんな事無いよ。綺麗だ、なんて……。
 だって、一番って事はグラビアアイドルの人とかより綺麗って事でしょ?そんなのどう考えても有り得ないよぉ」
そう続ける彼女に僕はさらに言ってやった。

「いや……どんなグラビアアイドルよりも綺麗だ。もしお前がその業界に入ったら、すぐにトップアイドルの仲間入りだろうな」
「そ、そうかなぁ。……でも、純一にそう言われるとなんだか嬉しいなぁ。お世辞でもね〜。えへへ」
お世辞だって?とんでもない。そんな事は僕が一番良く分かっている。
「お世辞なんかじゃないさ。さっきも言ったろ?お前の胸は最高に等しいモノだって。……それに」
言葉を連ねつつ、僕は彼女の胸に顔をうずめた。
「あっ!?」
「そんな梨穂子の全てが僕のモノだなんて……。最高としか言いようが無いよ」
359名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:12:08 ID:PpAioDi7

「私は……純一だけの、モノ……」
梨穂子の言葉に、僕ははっと我に返った。
「あっ!ご、ごめん!今のは決して梨穂子をモノ扱いにした訳じゃ……」
しまった、と思い僕が弁解をしようとすると、彼女は僕の予想から外れる答えを返してきた。
「……嬉しい」
「……へ?」

「そう。そうだよ。私は他の誰でも無い、純一だけのモノ。
 この胸も、腕も、お腹も、お尻も、足も、唇も。そして……心も、純一だけのモノなんだから……」
僕の頭をぎゅっと抱きしめながら彼女は言った。
「……梨穂子」
この時僕は、心の底から梨穂子が幼馴染で……恋人で良かったと思った。
女の子にここまで言われて何も出来ないんじゃあ男が廃る。
「梨穂子。……僕、頑張るから」
「え?」
「今から、精一杯努力して、お前を気持ち良くさせてあげるよ」
「……ん……」


そう言うと、僕は梨穂子の胸に口付けた。そして乳房を下から上へと舐め上げる。
「あ……はっ……」
右掌で左胸を確かめるように揉み解し、右胸を飽きもせずに舐め回す。
「うん、やっぱり良い触り心地だなぁ。何だか良い匂いもして、気持ちいい……」
「そ、そう?なら良かった……んっ!」
そして、左右同時に右は舌で、左は親指の腹で乳首を刺激する。
「ああぁっ!!」
梨穂子の身体がこわばるのが分かった。気持ち良いのだろうか……?心配になって、つい訊いてしまう。
「ど……どうだ?どんな感じだ?」
「わ、わかんない……。でも、くすぐったいだけじゃないような感じが……」
360名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:13:35 ID:PpAioDi7

「そ、そうか。よし、じゃあ……」
そう言うと僕は、舐めるだけだった乳首に吸い付いた。
「あふっ!!」
そしてころころとキャンディーを口の中で転がすように舌を動かす。
「はうぅん……!」
堪えられずに息を漏らす梨穂子。僕から見ても悪い感触ではないように見える。
乳首をねぶる動きを暫く続けた後、念の為にまた尋ねてみる。
「ぷはっ。……これはどうだ?」
「はぁ、うぅん……き、気持ち良い……。気持ち良いよぅ……」
おお!やった!成功だ!そうと分かれば……。
「よ、よし!それじゃあもっと胸を……」
と、僕が胸への愛撫を再開しようとしたその時だった。

「……やだ……」
「えっ?」
「もう、胸だけじゃやだぁ……」
え……え?それってどういう……
「もう胸だけじゃ足りないよぉ……。頭がぼーっとして、クラクラして……。
 あ、アソコがジンジンして、切なくて……。おかしくなりそう……」
「り、梨穂子……。それって、もしかして……」

「お願い、私の……
 私のアソコ、弄ってぇ……」

な……ななな!?なんだってーーーー!!!
き、聞き間違いじゃない……よな?確かに今……。
361名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:14:34 ID:PpAioDi7

「梨穂子、お、お前……」
「ね……そろそろ良いでしょ?……ホントはもう最初らへんの段階で結構限界だったんだからね……。
 深いキスをして、胸を優しく撫でられて。それだけでもういつものヤツなんかとは比べ物にならないくらい気持ち良くて……」
「そ、そうか……。いつものヤツより気持ち良かったか……。
 って……え?」
また僕の聞き間違いか……?いつものヤツ……?
いつものヤツ……僕は今日までキス以上の事はして来なかった……。いつも……。

……え。

「えええええぇぇぇぇ!?梨穂子が一人エッチ!?」「も、もー!そんなに大きな声で叫ばないで!
 ……そうだよ。私、純一の事考えながら一人でえっちな事してた……」
全くそんなイメージが無かったので、僕はかなり驚き、そして狼狽えていた。梨穂子が、僕の事を考えながら……。
僕はごくり、と唾を飲み込んだ。いやがおうにも劣情が沸き上がって来てしまう。
「あ、でも、さっきの『いつものヤツ』って言うのはどちらかと言うとそっちの意味じゃなくて、普段のキスの事で……」
「? ……どういうことだ?」
良く要領を得ない言い回しに僕は頭を捻った。だが、やっぱり良く分からなかった。

「私……実はいつもの普通のキスだけで、なんか変な気分になってたの……。
 すごくお腹がきゅんとなって……。純一が私の家に来て、帰った後はいつも一人で……」
「うぐっ!!そ、そうだったのか……。知らなかった……。」
衝撃の告白にしばし何も考えられなかった。僕は梨穂子の事、実はなんにも知らなかったんだな……。
「しかし、それはそうと……」
僕はふと頭に浮かんだ事を無意識の内に言葉に出していた。
362名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:15:27 ID:PpAioDi7

「梨穂子って、かなりエッチな女の子だったんだな……」
僕がそう呟くと、梨穂子は完全に困り顔になり、若干涙目になりながら
「うぅ……。そう思われるのが嫌だったから今まで我慢してたのにぃ……。いやらしい女の子なんて、純一も嫌でしょ……?」
と僕に訊いてきた。
……ふっ。本当、とことん仕方ない奴だな……。
「全く、バカだなぁ、お前は」
「う。い、いきなりなによっ。見損なったならなったって……」

「今更そんな事でお前を見損なったりなんかしないよ」
「……え……?」
「むしろ、お前がエッチな女の子だって分かって助かったよ。
 だって、これで僕はなんの臆面も無く梨穂子にエッチな事が出来るんだからな」
ニコニコしながら僕がそう言うと、
「ちょちょ、ちょっとぉ!だからって何処でも構わずえっちな事しないでよね!」
と慌てふためきながら僕に釘を刺した。
が、僕はそれを華麗にかわす。
「お前じゃないんだから、そんな事しないよ」
「なっ!わ、私だってそんな事しないよ〜!!もう、人の事からかって〜!!」「ははっ、悪い悪い」

……さて。このやり取りも楽しい時間だけど、そろそろ終わりにしなくちゃな。「で、だ。梨穂子。そろそろ本題に戻ろうか」
「うぇ?」
「……僕に、何をして欲しいんだっけ?」
思い出したかのように、梨穂子の顔がみるみる赤くなっていく。
「も、もう!!二回もそんな事言わせるの?イヤです!」
「ふ〜ん……。じゃ、もうホントに帰っちゃおうかな」
僕のちょっとした悪戯心が遊びだした。
「あ……っ。そ、それはもっとイヤ!!」
「そうだろそうだろ?なら言うべき台詞があるんじゃないのか?」
今は完璧に僕のペースだ。いやぁ、やっぱり梨穂子をからかうのは面白いな。
「う、ううう……。純一の意地悪……。
 ……わ、私のアソコを……弄って……。お願い……」
「はい、良くできました」
平静を装ってはいるが、僕の我慢も限界に近かった。堪らず彼女の半ズボンを脱がしに掛かった。
363名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:16:26 ID:PpAioDi7

梨穂子をベッドに寝かせ、ズボンを脱がせると、ブラと同じ水色のショーツが現れた。
そしてそこには、薄くだが縦に染みが出来ていた。
「うわ……。すごい……。本当に興奮してたんだな……」
「うう……だから、そういう事、声に出さないで……」
……。いざとなるとなんだか緊張してきたぞ……。
僕は石のように固くなった唾をなんとか飲み込んで、ショーツに手を掛けた。
「じゃあ、ぬ、脱がすぞ……」
「……う……ん」

するするとショーツを脱がせていくと、愛液が糸を引いて秘部と下着の間に橋が架かる。
その様は、今まで感じた事の無い程に妖艶で、なまめかしい物だった。
僕は声も出さず、息を呑んで穴の開く程その場所を見続けていた。
「あの……あんまりじっくり見られると、恥ずかしいんだけど……」
梨穂子に咎められて、僕は漸く現実の世界に舞い戻った。
「あ、ああ、悪い。でも、これからもっと恥ずかしい事するんだし、ちょっとくらいなら良いじゃないか」
「そういう問題じゃなくてぇ……」
……うう、こんなやり取りも焦れったい!もう限界だ……!
「も、もう行くぞ!」
「え!?あ、ちょっと待っ……ひゃうっ!!!」

僕は、じっとり濡れる秘所に口を付けた。
「んむ……む」
じゅるり、と音を立ててそこにかぶりつく。何とも表現しづらい濃密な香りと味が口一杯に広がった。
「は……ああ……っ!」
上手く事を運ぶ方法なんて分からない。だけど、愛情だけは込めて梨穂子に接しよう。
彼女に対する愛情。それだけは僕は誰にも負けない自信がある。
364名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:17:23 ID:PpAioDi7

僕は上機嫌な犬の如く、梨穂子のそこをべろべろ舐め続けた。
「あ、あうぅっ!!そんなに舐めちゃやだぁ!!」
僕の行為に身悶える梨穂子だが、僕はもう止まらない。

「じゅ、ずず……。むっ……ん?」
無心に吸い付いていると、ある事に気が付く。
陰門の上部、ぷっくりと膨らんでいる部分があった。ここは確か……。
保健体育の教科書レベルの知識しか無い僕だったが、そこが陰核……クリトリスである事は理解出来た。
良くは分からないが、確かここを刺激すると女の子はとんでもなく気持ち良くなるんじゃなかったかな?

……よし、ここを刺激して梨穂子を気持ち良くさせてやろう。自信無いけど。
一旦舐めるのを中断し、改めて陰核を眺める。
「……ふぇ?純一……?」
行為を止めた僕に、惚けた具合で疑問めいた声を出す梨穂子。
僕は自信が無いのを悟られないように気を遣いながら言い放つ。
「梨穂子。今からお前を天国に連れて行ってやるよ」「んぅ?……天国……?」
「気持ち良さの頂点に……な!」
言いながら陰核を目掛け舌を伸ばす。
……と、そこで何かに感づいたらしい梨穂子が僕を制止しようと叫ぶ。
「ま、まさかぁ!そこはダメぇ!!」
だがもう遅かった。梨穂子の声とほぼ同時に僕の舌はねっとりと陰核を舐め上げていた。

「…………あっ!!!」
梨穂子の身体が大きく波打ち、秘部から大量の液体が噴き出した。
「うぶっ!!」
その液体が僕の顔に降り懸かる。顔だけでなく、周囲にも飛び散りベッドも僕の口元もべとべとになってしまった。
365名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:18:30 ID:PpAioDi7

びくびくと絶頂の衝撃に打ち震える梨穂子。声にならない声を上げながら全身を硬直させている。
「ぶはっ……ごほ、ごほっ……」
噴き出した液体で一瞬息が詰まりむせてしまう。僕はまたしても事態を飲み込めずにいた。
しかし、明らかに様子がおかしいので、さすがの僕も梨穂子が今どんな状態なのかはすぐ察しが付いた。
「……。イったんだな、梨穂子……」
肩で息をして、途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
「はあ、はあ……あぁぁ……。ダメって、言ったのにぃ……」
「ごめん、つい夢中になっちゃって……
 ……でも、気持ち良かっただろ?あれだけ盛大だったんだから」
謝りつつも、自分へのフォローは忘れない。
「う、うん……。すごく、気持ち良かった……はぁ。おかしくなっちゃいそうなくらい……」
ここで強がらず素直に認めてしまう辺りは梨穂子らしい。それがまた可愛いんだよな。

「はあ、はあ……」
彼女の息が整うまで少し待機の状態になる。
「……大丈夫か?」
「んっ、はあ……。うん、大丈夫。大分落ち着いてきた」
彼女の事を心配しながらも、僕はある種の満足感に浸っていた。
うん……良かった。梨穂子は僕の考えていた以上に気持ち良くなってくれたみたいだし、僕の方も、なんて言うか……眼福だったしなぁ……。
僕が満足そうににやけていると、梨穂子が話を切り出す。……それが、また僕を驚かせる事となる。

「さぁて。じゃあ、次は私が純一を気持ち良くさせてあげる番だね」
366名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:19:17 ID:PpAioDi7

「え」
「だから、次は私が純一を気持ち良くさせてあげるの」
「ええええええぇぇぇぇぇっ!!!」
馬鹿みたいに絶叫してしまう僕。
「ひゃっ!な、なんでそんなにびっくりするの?」
「い、いやだって……」
頭の中でなにやら形にならない思案を巡らせる。僕が梨穂子に何か気持ち良い事をされる……?想像がつかない……。
「でも、当然でしょ?私ばっかり純一に色々させてちゃ申し訳無いし……。
 そ、それに……。純一の、それ……すごく苦しそうだよ」
「えっ?……だっ!!」
指摘されて、彼女が指差す所を見てみると、僕の股間の愚息はぱんぱんに膨れ上がっていた。
「じ、自分で気付いてなかったの?さっきからそんな感じだったよ?」
「い、いや、梨穂子を気持ち良くさせてあげたいって事だけしか考えてなくて……」

嘘だと思うだろうが、紛れも無く真実だった。彼女の事で頭が一杯で、自分の事など二の次になっていた。
「え……。そ、そっかぁ。えへへ……。それじゃあ、私もそれくらいの意気込みで純一を気持ち良くさせてあげないとね!」
とても機嫌が良さそうに梨穂子が言った。その顔は心底嬉しそうで、でも何処か色気を感じさせる絶妙な表情だった。
「じゃあ、私にして欲しい事なんでも言って!その……そっち方面の知識も、それなりにあるから」
「ぐぅっ!」
……忘れかけてた。こいつは僕の想像以上にエッチな奴だったんだ。
「さっ、何をして欲しい?私に出来る範囲でなら頑張って応対しますよ〜」
お、応対って。なんか、いかがわしいお店に来てるみたいだな……。
「そ。そうだなぁ。……うんん……」
367名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:20:27 ID:PpAioDi7

「じゃ、じゃあ……」
「うんうん、何なに?」
なんか……テンションおかしいな、こいつ。これからやらしい事する感じじゃないぞ。
まるで、買い物を初めて頼まれて、買ってくる物を聞く時の子供みたいだ。……でも、なんでもして良いんだよな……。
「あの、その。僕は……り、梨穂子の……」
「私の?……あっ、分かった!さっき言ってた純一の大好きなおっぱいで……」「ち、違うよ!!」
「え?違うの?……じゃあ、なに?」
そんなものじゃ、恐らくもう満足出来ない。もう、僕は……。


「梨穂子の……梨穂子の中に、入れたい……」

「え……ええええぇぇぇ!!?い、いきなりぃ!?」「な、なんだよ。なんでもして良いって言ったじゃないか」
「そ、それはそうだけどぉ……。なんか、色々と段階飛ばしてない?」
「し、仕方ないだろ!!お前に指摘されたら急に……ムラムラして来ちゃったんだよ!!」
まさしく、今が僕の限界値だった。理性を総動員しないと、すぐにでも彼女に襲い掛かってしまいそうなぐらいに。
「それに、お前ももう準備は万端だろ?」
そう言いつつ彼女の秘部に手を伸ばす。くちゅり、と水音が響いた。
「ひぁっ!」
「ほら……糸まで引いてるぞ。こんなに」
そう言って彼女の目の前に手を持って来て、指をくっつけたり離したりする。
人差し指と親指の間に愛液の糸が伝う。
「あ、あぅぅ……。」
「なあ、だから……良いだろ?僕ももう、限界なんだ」
僕が切羽詰まった様子で言うと、彼女もやはり辛そうな様子で答えた。
368名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:21:27 ID:PpAioDi7

「……そうだよね。お互い、もう限界だよね……。
 うん……良いよ。私も早く、純一と一緒になりたい……」
「梨穂子……」
「うん……」
僕達は、なにも言わずに抱きしめ合った。

早速事を始めようとすると、梨穂子に「あ、ちょっと待って。純一も服、脱いでよ」と要求された。
何故か尋ねると、「だって私だけTシャツ一枚姿なんて、恥ずかしいよ。それに、純一の体温をもっと近くで感じたいし……」
「……そうか。分かった」
こうして僕も下着一枚のみの姿となった。まだ大事な部分は隠れてはいるが、どうなっているかはバレバレなのでやはり気恥ずかしかった。
「じゃあ……」
下着の前開きから自分の愚息を取り出す。それは今までに無い程に固く、大きくそそり立っていた。
「わぁ!?」
梨穂子がびっくり箱を開けて驚いた人のような声を出した。
「ふわぁ〜。お、大きいね〜……。こんなに大きいとは思ってなかったなぁ……」
そう言いながら、まじまじと僕のそれを見つめる。
「……お前の所為だぞ。お前のお陰で僕のコレは大変な事に……」
僕はわざと恨めしそうな声を出す。
「えっ!?ご、ごめんなさい……」
律儀にいちいち謝る梨穂子。
「はは、謝らなくても良いよ。むしろここは喜ぶ所だ。
 梨穂子があまりに魅力的だから、コイツは喜んでるんだぞ」
「あっ……そ、そうなんだ。うふふっ。じゃあ、ここは素直に喜んでおきますかっ」
僕が言うと、梨穂子は満面の笑みを見せてくれた。僕はその表情が好きだった。梨穂子の笑顔……。見てるだけで自然と癒されるような気がした。

……いよいよ本番だ。どうしようもなく緊張して、身体が暑くて、全身が汗ばむ。
それは梨穂子も同じなようで、彼女の身体に手を掛けるとしっとりと汗に濡れた肌の感触がした。
369名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:22:26 ID:PpAioDi7

「じゃあ……い、行くぞ……」
「うん。……あんまり痛くしないでね?」
「な、なるべく頑張る」
もう充分に濡れている秘部に愚息を宛がう。
そして少しずつ、押し広げていく。最初はきつく感じたが、思いの外スムーズに三分の一程度膣内に入った。
「あっ……ん!!」
「い、痛かったか?」
「へ、平気。全然痛くないよ。ちょっと苦しかっただけ……。」
……梨穂子が気を遣っている事はすぐに解った。こんなモノが身体の中に入って来るのだ。痛くない訳が無い。
少しでもその痛みを紛らわせる事が出来れば……。そう思って、僕は動きを止め彼女にキスをした。

「ん、んっ……?」
「……」
僕は暫くの間口付けを続けた。そして、ゆっくりと口を離す。
「純一……?」
「どうだ?少しは、痛みは紛れたか?」
「あ……」
僕が言うと、梨穂子はちょっと困ったような顔になって
「……ありがとう……。ごめんね、気、遣わせちゃって」と申し訳なさそうに言った。
「気にするなって。それに、気を遣ってるって言うならお前だって僕に遠慮して本音を言ってないだろ。
 痛いなら痛いってちゃんと言えよ。僕、すぐに止めるから」
僕は本当に梨穂子の事を心配してこう言ったのだが、彼女の反応はまた僕の予想とは違った。

「や、やだっ!!止めるなんて言わないで!!」
「うおっ!?り、梨穂子?」
突如変わった彼女の変化に慌ててしまう。
「私、待ってた。純一とこうなれる日を、ずっと待ってたの……。
 だから、ちょっと……ううん、幾ら痛くったってそんなの全然平気だし、純一が気持ち良くなってくれればそれで良いの。だから……」
一呼吸置いて、強い意思を持って彼女は言った。
「だから、止めるなんて言わないで……。今日、私の全てを……奪って……」
370名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:23:45 ID:PpAioDi7

「り、梨穂子……」
……なんて事だ。まただ。またしても、彼女の方からこんな事を言わせてしまった。
僕は、彼女の意思の強さを計り間違えていた。僕の想像なんかより、ずっとその意思は強固な物だったんだ。
ここで止めたら、女の子にここまで言わせて中断してしまったら、そいつはもう男じゃない。
「ごめん……本当にごめん。また僕はお前の事、解ってやれなかった」
彼女の頬を両手で撫でながら言った。
「え……?」
「……分かったよ。梨穂子の想いは確かに受け取った。
 今からお前の……お前の全てを奪う。全身全霊を持って奪い取る。良いな?」

全力で、今新たに固まった決意と想いの丈をぶつけた。
すると、彼女は目にうっすらと涙を浮かべ、あの笑顔で答えてくれた。
「……嬉しい……。嬉しいよ……。これで、ホントのホントに一つになれるんだ……」
「ああ、そうだ」
「ぐすっ……。あ、ごめんね。なんか勝手に涙が……」
泣いている彼女の目尻にそっと口を付けて、涙を舐め取った。
そして出来る限り優しく耳元で呟いた。
「……行くぞ。これが最後の確認だ。……良いんだな?」
「良い……よ。来て……純一……」

僕は、一気に彼女の膣内に自分自身を突き入れた。
「………………っ!!!」
371名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:24:55 ID:PpAioDi7

その刹那、結合部から赤い液体が流れ出る。紛れも無く、それは破瓜の血液だった。
しかし僕は構わず腰を打ち付ける。彼女の全てを奪い取る為に。
「あっ、あっあ!」
突き立てる度に漏れ出る梨穂子の吐息。それを耳に留めながら、僕は夢中で突き立てる。
「梨穂子……。お前の中、すごく気持ち良いぞっ……」
愚息に膣内の襞が絡み付く。周りの肉がうねって締め付ける。
「ホ、ホント……?あっ、私の中、気持ち良い……?」
「ああ……ぐっ、一人でするのとは比較にならないよ。最高だっ」
「……良かった……。嬉しいっ……あっ!!」
彼女の笑顔に気分が昂るのを感じた。自然と身体の動きが速くなる。

取り憑かれたように一心不乱に腰を打ち付ける。もっとこの感覚を味わっていたい。
だが、限界が迫って来た。言いようの無い射精感が込み上げる。
残る僅かな理性が、このままではいけない、と警鐘を鳴らした。
「梨穂子、梨穂子っ!!僕、もう……」
そう叫びながら、膣内から自分自身を抜き取ろうとする。
が、梨穂子がそれを阻むように足を僕の腰に巻き付けてきた。その表情はとても淫靡で、切なげな物だった。
「り、梨穂子っ!このままじゃっ……」
「いっ、良いの。今日は大丈夫な日だからっ……そ、それに……」
次の一言が決定的だった。僕を高みへと昇らせる決定的な言葉。

「駄目な日なんて私には無いよ……。純一との赤ちゃんなら、私……いつでも欲しいっ……!!」
372名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:25:51 ID:PpAioDi7

もう、駄目だった。堪え切れずに、僕は彼女の中へと大量の精液を吐き出していた。
「ぐっ、あぁ……!!」
「ん、あああああぁぁぁぁっ……!!」
今までに経験した事の無い感覚が僕を襲った。
目の前でフラッシュを焚かれたかのように視界が白く塗り潰され、身体の内側で高圧電流を流されたかのようにぴんと筋肉が張った。
梨穂子の身体も弓なりに反り返り、真っ白な喉元が僕の目の前にさらされていた。

「はぁ……はぁ……。」
全身から力が抜け、どっと梨穂子に身体を預ける。しかし、体重を掛け過ぎないよう無意識に位置を調節しているようだった。
「……純一の、あったかい……」
梨穂子に言われて、僕はさあっ、と血の気が引いた。まずい……
「ごご、ごめん……いや、今更謝ってもどうしようもないけど……中に……」
だけど彼女は僕を責める事は無かった。
「……ううん。私、嬉しいんだよ。純一を直に感じられて。今まで生きてきた中で一番嬉しい……」
う、うわ……。僕も今までの人生の中で一番嬉しいかも。
全くやましい気持ち無く、梨穂子がどうしようもなく愛おしくなった。なんて可愛いんだ……。
しかし、僕のそんな純真な気持ちはすぐに曇る事となる。

「それに……私も、すっごく気持ち良かったし……」
「えっ」
「なんて言うか、クセになりそう……。初めてなのに、ホント気持ち良かったぁ……」
…………。こいつは……。
373名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:27:12 ID:PpAioDi7

「……こら、梨穂子。人が純真な気分に浸っている時に。ちょっと、エッチ過ぎるぞ」
僕に言われ、梨穂子はわたわたと慌てて僕に弁解する。
「あ、あわわ、ごめぇん……。あんまり良かったからつい……。お願いだから見損なわないでぇ……」
その様を見ていて、昔を思い出した。小さい頃、僕にお菓子のつまみ食いを見付かった時の彼女の姿を。
……見損なうもんか。いや、逆に見直した。

「おいおい、さっきも言っただろ?……僕はそんな事でお前を見損なったりしないって。
 ……それより、お前がそんな事言うから……ほら」
「ふぇ?」
僕の愚息は、つい先程射精したばかりだというのにびくんびくんと脈打っていた。
「あ……」
「全く。そんなエッチな梨穂子にはお仕置きが必要だな……うらっ!!」
僕はじゃれつくようにして梨穂子に抱き着き、ベッドに引き倒した。
「きゃぁっ!!」
「今から、お前に罰を与えてやる!!」
「い〜〜〜や〜〜〜!!けだものぉ〜〜〜っ!!……えへへ」

こうして、僕達はこの後もう三回、盛り上がってしまうのだった。
……ああ、幸せだ。今、僕は間違いなく世界一の幸せ者だ。
これからも、こんな甘々でのろけ放題の関係が永遠に続く事を、願うばかりだ。


                                    End
374名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:27:52 ID:PpAioDi7
ありがとうございました。
375名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:28:18 ID:0UJ1ToVn
ちょうおつ
376名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:29:01 ID:a8LOER/A
乙です
377名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:59:02 ID:MA7K+SXN
GJ!
378名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:02:52 ID:bk8ToQlA
梨穂子はかわいいなぁ!
379名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:03:49 ID:4VFZqcHL
梨穂子はかわいいなあ!!!
じゃれあう二人がなんとも微笑ましいではないか

超乙!
380名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:03:51 ID:cKYCU1eU
梨穂子はかわいいなぁ!!
381名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:05:10 ID:OY+zVYhX
投稿しようとしたら新作キテター!!
>344
GJ!! 甘甘な雰囲気が素晴らしすぎます!


自分も橘さんと絢辻さんでフェチなSSを1本書いてみました。
エッチな話ではなく、フェチな話です。

かなりの長文に加え、人を選ぶかもしれません。
もしお暇でお時間がある方、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
それでは投下します。
382名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:07:13 ID:OY+zVYhX
   −1−

「橘君。来週の中間試験、あたしと勝負しなさい」

中間試験を1週間前に控えた放課後。
廊下を歩く僕の前に現れた絢辻さんは、開口一番命令口調で言い放った。
「え、勝負?」
「そ、勝負。そうそう、敗者は勝者の与える罰を1つ、無条件で受けなければいけない、って条件付きだから」
いきなり何という暴君発言をするんだ絢辻さんは。
「ちょ、ま」
「もちろん、心優しいあたしは橘君にハンデをあげるつもりよ」
抗議しようとした僕の言葉を遮り、勝手に自分ルールを提示していく絢辻さん。
「もしもあたしに1教科でも勝てたら、橘君の勝ちってことでいいわ」
「……それは全然ハンデになってない気がするんだけど?」

僕と絢辻さんの学力には、あまりにも大き過ぎる開きがある。
そして、試験まではあと1週間しかないわけで。
はっきりいって無理。どんなに頑張ったって勝てない。勝ち目ゼロ。

「とにかくハンデがあろうがなかろうが、僕はそんな勝負絶対」
「ストップ」
383名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:08:42 ID:OY+zVYhX
絶対受けない、と言おうとしたが、それを制するように絢辻さんが僕の目の前に右手を突き出す。

「橘君の意見は聞いてません。あたしが勝負したいからするんです。オーケイ?」
そして絢辻さんはにやっと笑うと、とんでもないことを言いだした。
「それとも、橘君は自分に関するいろーんな噂を学校中に流された方がいいのかしら?」

「な!?」

な、なな、何というメチャクチャな学級委員長だ!?
わざわざ脅迫までしてくるとは!
しかし絢辻さんのことだ。ここで勝負を断ったら本当に噂を流しかねないぞ……。

「どうなの?」
「…………」
僕が返答に困っていると、絢辻さんはこっちに向ってずい、と迫ってきた。
「へ・ん・じ・は?」

「……はい、勝負します」
情けなくも頷くしかない僕だった。
384名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:10:26 ID:OY+zVYhX
   −2−

その日の夜。
とりあえず夜遅くまで机に向かってはみたものの、一向に勉強ははかどらなかった。
ただただ眠気が襲ってくるだけだ。

『ふふっ、楽しみだわ』

脳裏には今日去り際に絢辻さんが見せた、心底楽しそうな表情が浮かぶ。

まずい、どう考えてもまずい。
絢辻さん、何かとんでもないことを企んでるに違いないぞ。
「とはいっても、絢辻さんに試験の点で勝つなんてどうやっても無理だしなぁ」
はぁ、と思わずため息をつく僕。

1科目でも勝てばいいなら、まだかすかに望みがある……ないよなぁ。
仕方がない、いろいろ覚悟しておくしかないか。
早々と諦めモードに入り、今日はもう寝ようとベッドに潜り込みかけた、その時。

ピコーン!

突然、僕の頭に天才的な考えが閃いた。
385名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:12:10 ID:OY+zVYhX
――ははっ、そうだよ。その手があったよ!
どうして気がつかなかったんだろう?
1科目でも勝てばいいなら、1科目だけを徹底的に勉強すればいいだけの話じゃないか!

そりゃあ他の科目は赤点続出になるかもしれない。
でも絢辻さんのお仕置きに比べれば、赤点の補習なんて全ッ然怖くないぞ!
何よりも、敗者が勝者に罰を与えられるってことは。
僕が勝てれば、僕が絢辻さんを好き放題できるってことで……。

「……ふふ、ふふふふふふふふふふふふ……」

よし、そうと気づけば善は急げだ!
勉強する科目はどうする?
付け焼き刃の勉強だと応用問題に対応できないだろうから、数学や英語は厳しいな。
けど暗記問題オンリーなら、試験範囲を全部完璧に覚えれば満点を取ることは不可能じゃあない!
よし、歴史だ! 僕は今回の試験、歴史に全てを賭ける!

もはや眠気は完全に吹き飛んでいた。
溢れるほどにみなぎってきた気合いを押さえきれず、僕は早速机に歴史の教科書とノートを広げた。
ふふふ、見てろよ絢辻さん。
僕を甘く見たことを後悔させてやる……!
386名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:14:11 ID:OY+zVYhX
   −3−

「そ、そんな!?」
テスト返却日の放課後の教室。
僕の手に握られた歴史の答案用紙を見ると、絢辻さんは驚愕の表情を浮かべて硬直した。
答案には花丸と共に、100点と書いてある。

あれから1週間。邪な妄想を抱きながら、徹底的に試験範囲を勉強した結果がこれだ。
重箱の隅をつつくような問題も数問あったが、はっきりいって今の僕の敵ではなかった。

「ところで、絢辻さんの歴史の点数は?」
信じられない、という様子でいまだ固まっている絢辻さんに、余裕たっぷりに尋ねる僕。

「それは……」
絢辻さんの視線が虚空をさまよう。
どうにかして誤魔化そうと考えてるんだろうか?
しかしすぐに観念したらしく、僕に答案用紙を見せてくれた。

「……91点」
うーん、さすがは絢辻さん。もしも正攻法で挑んでたら、僕には逆立ちしたって取れない点数だ。
でも、勝負の方法を決めたのは絢辻さんだ。自業自得としか言いようがないだろう。
「ということは、僕の勝ちだね」
平静を装いつつも、僕の心の中は歓喜の気持ちで満たされていた。

――僕は絢辻さんに勝った! 勝ったんだああぁぁぁぁ!!
387名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:16:20 ID:OY+zVYhX
「まさか、そんな、ありえない! どうして急にこんな点数を……?」
「能ある鷹は爪を隠すってことだよ。もちろん、いつもより遥かに勉強はしたけどね」
実は歴史しか勉強してません、などという種明かしはしない。
まあ頭がいい絢辻さんのことだから、すぐに気がつくと思うけど。
ちなみに他の科目の点数は……いや、わざわざ言うまい。

「こんなはずじゃ……」
それにしても、普段冷静沈着な絢辻さんの狼狽した顔。
この表情を見ることができただけでも、努力した甲斐があったってもんだな。
おっと、満足してる場合じゃなかった。

「ところで絢辻さん。確か負けた人は、勝った人が与える罰を1つ受けないといけない、って約束だったっけ?」
「うう……」
絢辻さんは渋い顔で何やらぶつぶつ呟いていたが、やがてほぅ、と深く息を吐いた。
「約束したわよ……」
しぶしぶ、という感じで答える絢辻さん。不貞腐れたような表情がちょっと可愛かった。
「ゆっくり考えておくから。それじゃ、また明日」
それだけ言い残し、僕は悠々と教室を出た。実に清々しい晴れやかな気分だ。

思えば絢辻さんのドSっぷりには、今まで散々振り回されてきた気もするし。
たまには僕がちょっとくらい仕返ししてもいいじゃないか。たまには。

教室から、ガンガンと何かを蹴りつけるような音が聞こえてくるが、とりあえず気にしないことにした。
388名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:18:32 ID:OY+zVYhX
   −4−

「……来てあげたわよ」
僕の前に姿を現した絢辻さんは、あからさまに不機嫌そうだった。

ここは学校裏にあるポンプ小屋。
テスト返却日から3日後の放課後、僕は絢辻さんをこの場所へ呼び出した。
『絢辻さんが決めたルールなんだから、まさか破らないよね?』
と、ひとこと付け加えて。

「ちょっと意外だったよ。もしかしたら来てくれないかと思ってたんだ」
「フン! 橘君がその単純な頭で何を考えたのか、興味がないこともなかったしね」
ぶっきらぼうな口調で言うと、絢辻さんは僕をキッ、と睨みつける。
「言っておくけど、いやらしいことをしたら後でどうなるか覚悟はできてるんでしょうね?」
「うーん、別にエッチなことをしようとしてるわけじゃないんだけどなあ」

……フェチなことはしようとしてるけどね。
と、心の中で付け加える。

この3日間、僕はいろいろ考えた。
どうすれば絢辻さんに一泡吹かせられるか。絢辻さんに弱点はあるのか。
これまでの絢辻さんの一挙手一投足を思い出し、お宝本を読みふけり、僕の人生を振り返り。
ひたすら考えた。授業中も考えた。3時間しか眠らずに考えた。脳味噌が沸騰するまで考えた。

そして1つ、何気ない会話の一幕に思い当たるフシがあった。
推論を重ねれば重ねるほど、自分の考えに自信が深まっていった。
おそらく間違いない。絢辻さんの弱点は、あれだろう。
389名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:20:01 ID:OY+zVYhX
まあ場所が場所だし、警戒されるのも無理はないな。
ここは一つ、僕の誠意溢れる言葉で絢辻さんの不信感を拭い去っておいた方がよさそうだ。

「絢辻さん、誤解しないでほしいんだ。確かに最近たまに思うことがあるよ」
「何を」
「自分はもしかすると、変態なのかもしれない、と」
「知ってるわよ」
「ぐっ……」
間髪入れずにツッコまれ、ちょっとブルーになる僕。
しかしめげずに言葉を続ける。
「しかしそれ以前に、僕は紳士でもある!」

「…………は? 何言ってるの? 頭大丈夫?」
3秒ほどの間を置いて、冷やかな声を発する絢辻さん。
あからさまに呆れた様子なのは、この際気にしないでおこう。
「だから大丈夫。絶対変な場所は触らないから」
「……ということは、変な場所以外は触るのね?」
「う」

し、しまった。かえって墓穴を掘ったか?
「……う、うーん。まあ、それはその……ぶつぶつ」
上手く切り返せずに僕が口の中でごにょごにょ言ってると。
「変態」
絢辻さんは僕に、お決まりの冷たい罵声を浴びせるのだった。
390名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:22:05 ID:OY+zVYhX
「はあ、まあいいわ。ほら、さっさと済ませなさいよ」
「え?」
「どうせくだらないこと考えてるんでしょう? とっとと終わらせてほしいだけ」
「わ、わかったよ!」
よ、よし、今がチャンスだ。絢辻さんの気が変わらないうちに!
僕は絢辻さんへ執行する『罰』を発表することにした。
コホン、と咳払いをし、僕は言葉を紡ぐ。

「それじゃ、絢辻さんへの罰を発表します。これから」
「これから?」
「絢辻さんを」
「あたしを?」
「……」
一拍の間を置いて、僕は高らかに宣言した。


「くすぐりの刑にします!!」


………………。
「……………………………」

静寂の声が、ポンプ小屋を支配した。
391名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:23:56 ID:OY+zVYhX
数十秒の沈黙の後。
絢辻さんはしばらくぽかんとしていたが、またも呆れ顔を作った。
「橘君、それ何かのギャグ? もしかしてふざけてるのかしら」
声には、明らかにする僕を小馬鹿に響きが含まれている。

あ、あれ? 
おかしいな? もっと動揺すると思ったんだけどな?
「まさか。僕は至って本気さ」
内心に生まれた不安を押し殺し、どうにか平静を装って答える僕。
「そんな子供だましで、あたしをどうにかできると本気で思ってるの?」
しかし、絢辻さんは強気な態度を崩さない。

……もしかして僕の推理、全くの見当外れ?
いや、そんなことはない……はずだ。
むむむ。
え〜い、ままよ。ダメもとで絢辻さんの体に確認してみるしかない!
「もちろん本気で思ってるよ! それじゃ早速!」
言うが早いか、僕は絢辻さんの素早く脇腹に人差し指を伸ばし、つんっと突っついた。
392名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:26:16 ID:OY+zVYhX
「きゃっ!?」

絢辻さんは悲鳴を上げ、ビクンと体を震わせた。
「おおっ?」
平気な顔をされるかと思ったが、確かな手ごたえ!
さらにつんつん、と2回ばかり突っつく。
「あっ、ひっ!」
絢辻さんは激しく身を捩らせると、その場にうずくまった。

やはりそういうことか!!
僕は心の中でガッツポーズを取った。
よしよしよし。もしかしたらくすぐりに耐性があるのかと思ったけど、どうやらそんなことはないみたいだぞ。
むしろ、今のは結構ナイスなリアクションだった!
虚勢を張ってたのか、それともくすぐられることを甘く見ていたのか。
いずれにしても、僕の推理は大当たりだったらしいな。ははっ。

「こ、こんなの全然大したことないわ……」
絢辻さんは、自分の体を抱き締めるようにしてふらふらと立ち上がった。
さて、その強がりがいつまで持つか。
ふっふっふ。楽しませてもらおう、絢辻さん。
393名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:27:57 ID:OY+zVYhX
絢辻さん、本当に平気?」
「へいき!」
「あ、そう。それじゃあ今度は、手を横に広げたままじっとしてて」
「え、それは……」
僕の指令に、ひくっ、と絢辻さんの顔が引きつる。
「絢辻さん、もしかしてできないの?」
「で、できるわよ。できるに決まってるでしょ!」
言葉の勇ましさとは裏腹に、恐る恐るといった感じで両手を広げる絢辻さん。
僕は指をわきわきとさせながら、手を絢辻さんの脇の下に向ってじりじりと伸ばしていく。
僕の手が近づくにつれ、絢辻さんの顔には脅えの色がはっきりくっきりと浮かび上がっていく。
「た、橘君、ちょ、ちょっと待って」
「待たないよ〜こちょこちょこちょ」
言うが早いか、素早く両手を脇の下に入れてくすぐった。
「きゃあああ!!」
僕の指が触れた瞬間、絢辻さんは両脇をぎゅっと締めるとまたもその場にうずくまってしまった。

「わお」
うーん、軽くくすぐっただけなんだけど、凄い反応だなぁ。
もしかすると絢辻さん、僕の予想を超えたくすぐったがり屋さんなのかもしれない。
394名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:30:00 ID:OY+zVYhX
「……絢辻さん。そんなに暴れられたらくすぐれないじゃないか」
「だって、じっとしてられるわけないじゃない!」
「あれ、さっきは子供だましとか言ってなかったっけ?」
「それは……気のせいよ! 橘君の気のせい!」
もはや絢辻さんの表情からは、さっきまでの余裕は完全に消えていた。
変わりに浮かんでいるのは焦りと脅え、そして恐怖の色。

「とっ、とにかく! もう満足したでしょ? 終わりでいいわよね!?」
「いやいや、まさか」
この程度で終わりにしたんじゃあ、血の滲むような努力をしてまで勉強した甲斐がない。
もう少し楽しませてもらわないとね。

僕は懐に忍ばせておいた手錠を取り出した。
最近通販にて格安で買った品だ。まさかこんなに早く使う時が来るとは思わなかったけど。
いまだにしゃがんだまま荒い息をついている絢辻さんの両手首を素早くとり、手錠をはめる。
カチッと小気味いい音がして、絢辻さんは両手の自由を失った。
この間、僅かに1.5秒。我ながら電光石火の早業だ。
毎日お宝本という名のマニュアルを読んで、練習してたのは伊達じゃない。
395名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:33:07 ID:OY+zVYhX
「ちょ、ちょっと!」
「ん、何か?」
「何かじゃないわよ! 外しなさい!」
手錠をガチャガチャいわせながら、僕に抗議する絢辻さん。
「もちろん外すよ。罰が終わったらだけど」
「エッチなことはしないっていったじゃない!」
「エッチなことはしてないじゃないか。フェチなことはしてるかもしれないけど」
我ながら苦しい言い訳をしてる気もするが、あまり深くは考えないでおこう。
「この……ド変態っ!」
「…………ははっ」

ははははっ。
だから僕は変態である以前に、紳士なんだってば。
さすがに面と向かって再三変態変態変態言われると、いくら紳士な僕でもムッと来る。
これは少し懲らしめてあげないといけないみたいだな。

「あ、またそういうこというんだ。じゃあ僕もう手加減しないよ」
そう言うと、僕は絢辻さんの体を後ろから取り押さえる。
「きゃっ!?」
そしてそのまま床にうつ伏せに引き倒し、体の上に馬乗りになった。
もちろん必要以上に重みがかからないよう、体重のかけ加減に注意を払うのは忘れない。
怒りに身をゆだねても冷静さまでは失わない。さすがは僕、紳士の鑑だ。

「何度も言うけど、エッチなことはしないから安心していいよ。僕は紳士だから」
そう言いながら、僕は絢辻さんの無防備になった脇腹へ両手をスタンバイした。
396名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:35:44 ID:OY+zVYhX
「さて絢辻さん、覚悟はできてる? 僕はできてる!」
「あ、や、橘君ちょっと待……」
絢辻さんが何やら言おうとしていたが、僕は無視して脇腹をくすぐり始めた。
「きゃああああああああっ!!」

絢辻さんは叫び声を上げ、ジタバタと暴れ始めた。
しかしいくらドS女王様気質全快の絢辻さんといえども、普通の女の子であることに変わりはない。
まして両手の自由を奪われた状態では、男の僕をはねのけられるはずがない。
「やめっ、やめて! やめてえええええええっ!!」
時折勢いのついた蹴りが、僕の背中に激しくヒットする。
けれどもこんなこともあろうかと、背中にはこれまた通販で買ったショック吸収座布団を仕込んである。
おかげで痛みも何も感じない。さすが通販、格が違う。

「いやあああっはっはっは!!」
指先に伝わるのは、絢辻さんの柔らかくて弾力のあるウエストの感触。何という気持ちいい感触なんだ。
僕はその感触を存分楽しみつつ、一心不乱に脇腹を揉み続ける。
「きゃあっはっはっは! あーーーっははははははは!!」
狂ったように笑い、暴れ、身をくねらせる絢辻さん。

それにしても、絢辻さんのこの素晴らしいまでの悶えっぷり。
いい意味で完全に予想外だ。まさかここまで効くとは思わなかった。
397名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:37:03 ID:OY+zVYhX
「あはっあはっ、あははははははは!!」
「以前猫をかぶってる時の絢辻さんに、触られてくすぐったい場所はどこって聞いたことがあったでしょ?」
絢辻さんの脇腹を揉みほぐしながら、僕は名探偵のごとく、自分の推理を披露し始めた。
「ひひゃはははははは!! きゃはははははははは!!」
「あの時絢辻さん結局答えなかったよね。僕の経験なんだけどさ……」
「やめてえ!! ひゃはははははふはやひゃはは!!」
「そういうこと聞かれて誤魔化す人って、くすぐったがりの人が多いんだよね」
「はひぃはひぃ、ひひひひひひははははははははは!!」
「だからちょっと試してみたくなって」
「あははははあはははは、はは〜っはははははは!!」
「いくらなんでも、ここまで弱いとは思わなかったけど」
「たす、たしゅっ、たしゅけひぇええええええ!!」
「人間誰しも弱点はあるんだね……って、絢辻さん聞いてる?」
「きひぃぃぃひひいひひ!! 何でもいいからひゃめ、ひゃめて、はひゃはははは!!」」
絢辻さんは自由を失った両手をカチャカチャいわせながら、床をバンバン叩いている。

「しょうがないなぁ」
あまりにも苦しそうなので、僕は一旦くすぐるのを止めて脇腹から手を離した。
もちろん逃げられないように、絢辻さんの体から降りるような真似はしない。
それにしても頑張って演説したのに、ほとんど聞いてはもらえなかったのは残念だ。
398名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:39:09 ID:OY+zVYhX
「まだ始めてから2分しか経ってないよ、絢辻さん」
「はぁはぁ……」
早くも力尽きたのか、絢辻さんは荒い呼吸をつきながらその場にぐったりと横たわっている。

髪は乱れ、頬は紅潮し、何とも言えない艶っぽい雰囲気を全身から醸し出している模範的優等生。
普通の男子生徒なら、99パーセントの確立でそのまま襲いかかってしまうシチュエーションだろう。
でも僕は絶対にそんなことはしない。僕はあくまでも、紳士だからね。

よし、今の絢辻さんは全くの無力だ! こんな機会は滅多にないことだし、もう少し苛めてみよう。
「一応言っておくけど、まだ始まったばかりだから」
僕の言葉に、絢辻さんの体はビクッと震えた。
「次はどこをくすぐろっかな〜♪」
耳元で楽しげに囁いてやると、絢辻さんは再びドタバタと暴れ始めた。
「いや、絶対いや! これ以上くすぐられたら、あたし死んじゃう!」
長い髪を振り乱して子供のようにイヤイヤをする綾辻さん。
その姿は、普段の絢辻さんからは想像もできない弱弱しさだ。

「大丈夫だよ絢辻さん。くすぐられたぐらいで死ぬことはないから。多分」
諭すような僕の言葉も、どうやら脅迫にしか聞こえないらしい。
「いや! いや!! 謝るから! 謝るから許して!」
「謝る? 何を?」
「い、今まで橘君にしてきた酷いこと全部!」
「酷いこと? 酷いことって、例えば?」
「言葉責めしたりとか、ネクタイ引っ張ったりとか、口にメロンパン詰め込んだりとか!」
「変態呼ばわりしたことは?」
「ごめんなさいごめんなさい! みんなあたしが悪かったから!」
399名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:42:09 ID:OY+zVYhX
僕は思わず苦笑した。
うーん、必至過ぎるぞ絢辻さん。
どうやら相当な恐怖を味わってるみたいだな。
しかし改めて本人に懺悔されてみると、僕って絢辻さんにそこまで酷いことされてない気もするなあ。

「絢辻さん。僕全然気にしてないから」
全く偽りのない、本心から出た言葉だったけど、どうやら絢辻さんには伝わらなかったらしい。
「いくらでも謝るから! もうしないから! だからくすぐらないでぇ!!」
半べそをかきながら謝り続ける絢辻さん。その姿はもはや、キバを抜かれた狼同然。

恐るべきはくすぐり地獄だ。そして考えついた僕天才。
いくら僕が謙虚な紳士といえども、自画自賛せざるを得ないな。ははっ。
さて、そろそろ絢辻さんの体力も回復してきた頃だろう。

「でもほら絢辻さん、一応これ罰だから。じゃあ、そろそろ休憩は終わりってことで」
僕は非情に告げると、今度は絢辻さんの脇の下に手を差し込もうとした。
おっと、僕は紳士だから、うっかり胸を触らないように気をつけないと。
まあ、うっかり触れちゃう程の大きさはない……ゲフンゲフン。これは失言だった。
400名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:43:45 ID:OY+zVYhX
「ひぃあ!! やだ! やめて! そこはやめて!!」
僕の指が脇の下に食い込んだ瞬間、絢辻さんは乗っかっている僕を振り落としかねない勢いで暴れまくった。
ガチャンガチャン、と手錠の音が空しく響く。
「そこはダメ! そこだけはやめて!!」
この反応、もしかして絢辻さんは脇の下が1番弱いのかな?
「やめてって言われると、逆にやってみたくなる気持ち、絢辻さんならわかるよね?」
「くすぐらないなら何してもいいから!! 何でも言うこと聞くから!!」
「うーん。魅力的なお誘いだけど、返事はノーで」
「やめて!! くすぐるのはやめて!! やめてやめてやめてやめてやめてやめてえええええっっ!!」
涙声で絶叫する絢辻さん。完全にパニック状態に陥ってる様子だ。

……さすがにちょっとかわいそうな気もしてきたぞ。
かといって、ここで中途半端に止めるのも何だか凄くもったいない気がするしなあ。
うーん、どうしたものか。
…………。

よし、決めた!
「わかったよ絢辻さん。それじゃ、やめてあげるよ」
僕はそう言って、絢辻さんの脇の下から手を引き抜く。
「やめてやめて……え?」
僕が手を引き抜くと、絢辻さんの絶叫はぴたりと収まった。
401名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:45:49 ID:OY+zVYhX
「ほ、本当に? 本当にやめてくれるの?」
「うん、やめる」
恐る恐る、といった様子で尋ねる絢辻さんに対して、力強く爽やかに頷く僕。
そんな僕の様子に安堵したのか、絢辻さんの声と表情に希望の光が灯る。
「あ、ありがとう! ありがとう橘く」
「あと3分くすぐったらね」

「…………え…………!?」
絶句する絢辻さん。お礼の言葉は、最後まで発される前に喉の奥で凍りついたようだ。
「だからもうちょっとだけ頑張ってみよう!」
ウソくさいほど爽やかな声で絢辻さんを励まし、僕は改めて脇の下に指を差し込んだ。

「嘘つき!! 橘君の嘘つき!!」
「僕は別に嘘ついてないよ? ただ絢辻さんが早合点しただけじゃないか」
そう、間違いなく嘘は言っていない。時間差によるフェイントは使ったけどね。

一度持ち上げておいてから、再び落とす。
普段の絢辻さんにこういう手を使ったとしても、絶対に引っかからないだろう。
どうやら恐怖心によって、絢辻さんは冷静な思考力をも完全に奪われてしまっているようだ。
……それにしても、今の作戦はちょっと紳士らしくなかったかもしれない。
紳士として、よく反省しとかないといけないな。ははっ。
402名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:47:20 ID:OY+zVYhX
「もうやめて!! もうやだ!! もうやだあ!!」
そんなことを考えてる間にも、絢辻さんの喉から絞り出される涙交じりの金切り声は、だんだん大きさを増していく。

「助けて!! 誰か助けてええ!!」
……う。この悲鳴はさすがにまずいかも。もし誰かに聞かれたら、誤解じゃ済まない気がする。
ま、このポンプ小屋ならどんなに大きな声を出されても、外に声が漏れることはないだろう。……おそらく。

よし、そろそろラストステージ開幕の時だ!
紳士として、早く絢辻さんを楽にしてあげよう!
「それじゃあ、いくよ!」
そう言うと、僕はスタートからフルスロットル。マイフィンガーのスピードをマッハにする!!

コチョコチョコチョコチョコチョコツンツンコチョコチョコチョコチョコチョコチョモミコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ……

「いやああああああああああああああああああああああっ!!」
ポンプ小屋に、絢辻さんの断末魔の悲鳴がこだました。
403名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:48:54 ID:OY+zVYhX
   −5−

キーンコーンカーンコーン

「ふぅ……」
今日も無事に1日を終えることができたな。
僕はカバンに教科書やノートを詰め込み、帰宅の準備を始めた。

「…………」
思い出すなぁ、中間試験のこと。

――僕が絢辻さんとの勝負に勝ち、ポンプ小屋で『罰』を執行したあの日。

あの後絢辻さんは、結局3分が経過する前に気を失ってしまった。
僕は慌てて、気絶した絢辻さんを保健室へ担ぎ込んだ。
結局ただの貧血だったらしくて、ほっと胸をなで下ろしたもんだ。
保健の先生にいろいろ質問されて返答に困ったけど、目を覚ました絢辻さんが上手いこと誤魔化してくれた。

次の日から、絢辻さんはしばらく口をきいてくれなかった。
冷静になってから振り返ると、どう考えても僕のやり過ぎだったのは明らか。
猛省した僕は、来る日も来る日も絢辻さんに誠心誠意謝った。
諦めずに1週間ひたすら謝り続けた結果、どうにか許してもらうことができた。
今では昔と変わらない、元の健全な? 関係に戻っている。

……だけど、あの日の報復を受ける時は、刻一刻と近づいていた。
404名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:50:40 ID:OY+zVYhX
「橘君」

不意に声をかけられ、僕は我に返った。
物思いにふけっている間に、教室の中はがらがらになっていた。
今教室に残ってるのは2人だけ。
1人は僕。そしてもう1人は誰あろう……。

「……やあ、絢辻さん」
「橘君。明日の放課後、学校裏のポンプ小屋に来てくれるかしら」

――数日前に行われた期末試験。
その1週間前、僕は再び絢辻さんに勝負を挑まれた。
今度はハンデをもらうことができず、結果は僕の完全なる敗北だった。

「一応聞いておくけど、僕に拒否権は」
「そんなものあるわけないでしょう? それじゃ、要件はそれだけだから」
そう言い残し、絢辻さんは教室を出ていく……かと思いきや。
出入り口の所でくるっと僕の方を振り返った。

「さよなら、橘君。明日が楽しみだわ」

にやり、と不気味な笑みを浮かべ、絢辻さんは今度こそ教室の外へ姿を消した。

「……仕方ないよな。なんとかなるさ」
達観した言葉を口にして、僕は自分を勇気づけようとする。
しかし、心の底から湧き上がってる恐怖心を抑えるのは容易ではなかった。
果たして明日、僕は五体満足で家に帰ることができるだろうか?

絢辻さんに慈悲の心が一かけらでも多く残ってることを、僕は願わずにはいられなかった……。



   −おしまい−
405名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:52:05 ID:OY+zVYhX
以上です。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
406名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:52:33 ID:urdOW9WW
gj
つづきつづき!
407名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:53:33 ID:YNTFwggm
面白かったですw
いや、橘さんぱねえw
408名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:55:27 ID:kcVgBdmi
面白かったです橘さん
機会があったら、また武勇伝を聞かせて下さい
409名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:59:21 ID:W+IiT6tF
gj!!!・・なんだが
ラジオ聞いてたせいで橘さんの脳内ボイスがアスミスで再生されてしまうWWWWW
410名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 00:32:44 ID:YA6wiPiK
GJ!
このくすぐりイベントはどうやったら出来るんですか?

>>409
wwwww
411名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 00:49:51 ID:zMNDsm2y
>>374
超GJ!下手に言い回しを難しくしなかった事で二人の純情さが伝わってきました
なんだよもう梨穂子も橘さんも可愛い過ぎるじゃないか梨穂子はかわいいなあ!!!
>>405
これまたGJ!ギャグとして、いやフェチとしてとても良作だと思います!
手錠やらクッションやら橘さん準備良すぎwそれに紳士紳士うるせぇww
412名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 07:33:13 ID:OC8Yu+MA
くすぐりネタGJ!
こういうイベントあったらよかったな・・
薫とかはるかもくすぐり弱そうな感じがする
413名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:00:05 ID:e5/owtZb
素晴らしいくすぐりをありがとう
リアルでは絢辻さんの半分程度にはドSな俺にとって、橘さんの紳士的言動は最高のお手本になったよ
414名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 05:52:20 ID:udssSJ7u
くすぐるんならやはり七咲だろう
小一時間くらい優しくネチネチと
415名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 15:29:52 ID:BQElJjHT
>>414
俺のハイパー兵器が準備段階に入った
416名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 16:24:42 ID:Moa3EgqE
冗談めかして薫にやりたい

「ちょっ、なーによ純一こそばゆいってあはははは」
 ……小一時間……
「じ、純一…うくっ…もう…あっ…やめ…ひうっ」
417名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 19:48:32 ID:j/OYB2GB
七咲を下着姿でベッドに×の字に拘束して指や筆でひたらすに優しくくすぐる
ある程度いじめたらパンツ越しにクリをローター攻撃
イク寸前に中断、くすぐりいじめを再開
ローター愛撫→くすぐり責め→ローター愛撫のサイクルを何度も繰り返す
耐え切れずにお漏らしするまでいじめる
全身にトロロエキスを塗りたくる
痒みに悶絶する様を堪能
痒くてたまらない全身を筆でさわさわとくすぐって苦しめる
膣内にもトロロをすり込み放置
狂いそうになったら挿入して楽しむ
そんな俺の妄想
418名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 20:41:43 ID:kxlhxPAX
つーかヒロイン全員くすぐり弱そうだ(^O^)
419名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:11:10 ID:sa+q+CgO
>>418
個人的には中多さんとみゃーは耐性ありそう
逢ちゃん&先輩&棚町さんは想像してると先に俺のGNソードがトランザムライザーしちゃう><
420名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:27:54 ID:TmfQuNzD
>>419
ふかふかさんはドクターフィッシュでくすぐったがってなかった?
そういや先輩も膝裏舐められた時にくすぐったいって言ってたような
421名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:02:35 ID:sa+q+CgO
>>420
俺の勝手なイメージだからあまり気にしないでくだしあ;
422名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:32:09 ID:yAZpnG+f
ちょっとくすぐったいぞ
423名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 04:17:30 ID:vO8E1A9b
通りすがりの変態紳士だ!覚えておけ!
424名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 16:46:58 ID:86RnjKYN
ファイナルフォームライドゥ!リリリリリホコオ!!!
425名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:41:21 ID:wvomyb2r
アタックライドゥ! リホコハ、カワイイナァ!!!
426名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 21:12:44 ID:gdqQsTlB
ライダーヲタのスレチガイウザ
427名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 23:26:35 ID:OlShd/0A
つまりfate食ってないとですね わかりません
428名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:31:40 ID:KACUIo1W
短めですが、七咲と先輩を書いてみました。
429名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:32:37 ID:KACUIo1W

「でも先輩苦しそうだし、……手でしてあげましょうか?」

「ほ、本当に?」

情けない声を上げながら七咲の顔を見上げる。
七咲の目には僕の表情はどんな風に見えていたのだろう。
きっと、期待と興奮が混ざり合った馬鹿な犬のような顔をしていたに違いない。
そんな僕の表情を見ながら、七咲は―――。

「うわっ…本気にしたんですか・・・」

いっきに底へ落としてくれた。

「こんな提案を鵜呑みにするなんて、先輩ってばちょっとおかしいんじゃないですか?」

うぅぅ……汚らわしいものを見るような七咲の視線が痛い。
にやりと冷笑を浮かべた七咲は、自分の甘い誘いにまんまと乗ってきた馬鹿な犬を切り捨てる。
その馬鹿な犬である僕は、年下の女の子にいいように弄ばれて泣き出しそうになっていた。

「ふふふ、もう、そんな泣きそうな顔しないでくださいよ。
仕方のない先輩ですね。それじゃあ、こういうのはどうですか―――」

僕の心情を察した七咲がした提案は、とんでもないものだった。


430名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:33:15 ID:KACUIo1W


「う…ふっ……ハァハァ……んうぅぅ……」

床に座り込んでいる僕の前には、七咲の姿があった。
部屋の隅に置かれていた椅子に逆向きに座りながら、こちらを見下ろしてくる。
椅子の背もたれの柱に邪魔されて、スカートから生える足は太ももまでしか見えない。
きっと七咲は意図的に下着は見えないように座っているに違いないんだ。
切れ長の七咲の目が、いつもより更に鋭くとがって見える。
上から僕を見下ろすその目は、容赦の無い軽蔑の視線だが、愉しんでいるようにも見えた。

七咲の提案はこうだった。

「足でなら、してあげてもいいですよ」

その提案に今度はまず警戒した。
先ほどのように馬鹿にされてはたまらない。
そんな僕を尻目に、七咲は行動を起こしていた。
部屋の隅にある椅子を手繰り寄せ、右片膝を立てて座る。
ぎりぎりの所で見えないスカートの中身が僕の股間を熱くさせる。

「先輩が嫌なら別にいいですけど」

黒い革靴を脱ぎ、紺色のソックスをするすると脱いでいく。

「それに今日は体育の授業でマラソンがあったから、ちょっと……臭うかもしれません」

少し恥ずかしそうに七咲がほほを染める。
その瞬間 僕は「お願いします」と口にしていた。
431名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:33:59 ID:KACUIo1W
先輩の威厳もなにもあったもんじゃない。
股間のチャックから分身を取り出した僕は、手のひらを床について仰向け気味に床に座り込む。
その間に七咲は椅子に座りなおして はぁ… とため息をついていた。
このため息にはどのような意味が含まれているのか。
恥も外聞も無く準備をする僕に対する侮蔑か、そんな提案をしてしまった自分に対してか、あるいはその両方にかもしれない。

「これ、預けておきますけど 絶対に手で触っちゃだめですよ。
あと、床に落としたらそこでおしまいですからね」

僕の頭の上に脱いだソックスを置く。
それは垂れ幕のように僕の顔の前に垂れていて、ちょうど指先の部分が僕の鼻先に来るような形で置かれた。
ほのかに香るにおい……いや、ここは匂いと形容するべきだろう。
今日一日七咲の足を包んでいたソックスから漂ってくる匂いに、僕は過呼吸状態に陥りそうになった。

「先輩ったらそんなに鼻息荒くして…本当にどうしようもない変態なんですね」

その言葉と同時に、七咲の足の裏が僕の股間に触れた。

「あっ!」

「なんか……もうガチガチなんですけど……私のソックスの臭いだけでこんなになっちゃうんですか」

432名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:34:36 ID:KACUIo1W
七咲の足の裏が僕のイチモツの先端をさする。
それは優しく触れながらも、のの文字を描くように動かされる。
僕は声を押し殺しながらも、その快感に酔いしれていた。

不意に七咲の足の指が、イチモツのカリ首にひっかかる。
まったくの不意打ちに、僕は あふっ と情け無い声を上げてしまった。
僕の上げた声に気を良くしたのか、七咲は足の親指でぐりぐりと僕のイチモツを踏み潰す。
こうなると快感より痛みのほうが増してくる。

「ちょ、ちょっと七咲っ!痛いよ」

「男の子なんだから少しくらい我慢して下さい。それよりソックス、落ちそうですよ」

「あっ!」

危ない危ない。七咲の指摘がなければ落とすところだった。
何とかソックスは落とさないように出来た。出来たけど……。
この格好はいかがなものだろう。
股間のチャック全快でイチモツを丸出しにした男が、ソックスを顔に乗せた格好で仰向けになり、年下の女の子に踏みつけられている。
しかも踏みつけられている部位は丸出しのイチモツだ。
まあ、今更自分の格好なんて気にしても仕方ない事だ。
それより、仰向けに寝転んだおかげで、顔の上に乗せられていたソックスの付着面積が大きくなった。
おかげでよりいっそう七咲の匂いを感じられる気がする。
433名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:35:19 ID:KACUIo1W
そういえば七咲は「手で触ったらだめ」と言ってたよな……ならば―――。

「ちゅぱ、ちゅ、はむはむ」

「ちょ、ちょっと先輩!なにしてるんですかっ!」

「んむぅ?なにって、手で触ってないから、反則じゃないだろ」

「―――っ、そうは言いましたけど、うぅ………もういいです」

勝った。
ものすごく駄目な勝ち方な気もするけど一矢報えた。

「―――いっぅ!」

次の瞬間、これまでにない痛みが僕のイチモツを襲う。
何事かとソックスを咥えたまま上体を起こしてみると、僕のイチモツが七咲の足の親指と人差し指の間に挟まれていた。
七咲はそのまま器用に足を上下に動かし始める。
僕のイチモツは下腹部に押し付けられたまま、七咲の足の指と足の裏によって激しく擦られた。

「ひょ、ひょっとななひゃき!」

ソックスを口に咥えたままなのでうまく喋れない。
僕の抗議の声に気づいているはずなのに、七咲は足の動きを更に早める。
気づいているからこそ早めているのか?
いや、それよりももう限界に近い!
このままだと、自分の制服に、ぶっかけることに――――。
434名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:36:00 ID:KACUIo1W
「あうっ!――――――――っ、ふぅ……」

ぎりぎりセーフだった。
果てる瞬間に口に咥えていた七咲のソックスを離した。
するとソックスは万有引力の法則に従って、落下する。
ちょうど僕のイチモツの先端から制服にかけての部分に落ちたおかげで、ソックスは僕の出した白い欲望を浴びる事となった。
多少制服にも付いたけど、大部分はソックスが受け止めてくれたからラッキーだ。

「先輩……?」

七咲の声で僕は賢者タイムから現実へ引き戻された。

「信じられない……なんてことするんですか」

七咲は僕の白い欲望を受け止めた自分のソックスを、指でつまむように持ち上げている。
さすがは僕の欲望だ。多少の重力じゃビクともしないぜ!
粘り気の強いそれは、付着したソックスから垂れ落ちる事は無く、少しずつ下に向かって侵略するだけだ。
七咲は何とか振り落とそうとしているが、余計に被害が広がってるだけにも見える。

「私のソックス……先輩の唾液と精子でべとべと……」

「あ、ごめん…」

「はぁ、もういいです」

そう言って七咲は当然のようにソックスを履き始めた。

「ちょ!何してるの!」

「何って、ソックス履いてるだけですよ?」

先輩こそ何を言ってるんですか?といった顔でこちらを見てくる。
いや、確かにソックスは履くものだけどさぁ、でもさぁ、僕の白い欲望まみれなんだしさぁ、なんていうか―――。

「ん、ちょっと指に付いちゃった。―――ちゅぱ」

正直たまりません!

その後七咲は帰っていった。
その際に、『情けない先輩の精子は、いま私に踏みつけられてるんですよ』という爆弾発言を残して。
うーん、あの言葉がこんなに耳に残るなんて、僕ってこんなにドMだったかなぁ……。


435名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:37:29 ID:KACUIo1W
以上です。
どうしてこの流れになったとか、場所がどこだとかは気にしないでください。
ただエロが書きたかっただけです。

最後まで読んでくださった方々に、お礼申し上げます。
436名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:54:44 ID:RJo9x4/K
>>435
すごく…gjです…
これは素晴らしい紳士淑女
俺もめっちゃ興奮した
437名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 10:16:00 ID:rFjStIzp
七咲が可愛すぎるから俺も分身だして床に座ってくるわ
438名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 14:22:19 ID:vFT6ZkEN
GJ!

ここの作品はバラエティに富んでていろいろ楽しめるな
439名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 17:20:36 ID:TDfHZF5b
まァ、特筆する所の無い普通の足コキですわな。よくある感じの
でもソックスのくだりは良かったよ。次はさらに色々と濃い物を期待してるから頑張ってね
440名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 22:00:47 ID:4F4wYzfK
なぜそんなに上から目線なのか・・・
441名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 22:07:06 ID:hJ3yGhqm
きっと市議会議員の娘さんだ
442名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:22:45 ID:48dXC5ge
おいおい待てよ、>>439さんは「俺が最高の足コキSS投下してやんよ」って言ってるんだよきっと。
そうでなきゃこんなエラソーなこと言えるはずがない。
443名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:38:37 ID:6PJ/jl9B
>>442
そうだったのか!
444名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:27:35 ID:grvSJ35b
畜生誘い受けかよ待ってるぜ
445名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 02:01:03 ID:0K4mLp8L
山岡「この足コキは出来そこないだ、抜けられないよ」
446名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 03:40:29 ID:rOxEjk3C
「橘君は私が守るんです…
(私の橘君に近付かないでよこのもじゃもじゃ頭!どうせ本気にした橘君を嘲笑うつもりなのよ!
橘君のことを知ってるのは私だけなんだから!こんな女なんか…!)」
「い、行きましょう純一…(な、何この子…怖い…主に目が怖い…)」
「どっちもおっぱい小さいよな(いや、まずは話を聞こうよ薫…)」
「ふんっ!」
「がはっ」
447名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 07:46:24 ID:RwwKm7Oz
保守
448名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:50:08 ID:RoRXlmJZ
りほにー
449名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:26:01 ID:8I9e2SeZ
り、りほにゃーん
450名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 18:55:45 ID:m598M6Lq
投下します。

橘×七咲の好きベスト後のお話です。(若干別ルートの設定も有り)
七咲が病みますので、苦手な方はスルーお願いします。
451名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 18:56:39 ID:m598M6Lq
あれから僕たちは付き合うようになり、1ヶ月の時が過ぎた。
僕の隣にはいつでも七咲がいるし、七咲の隣は僕の指定席になっている。


「先輩知ってますか?」
「そうなんですよ先輩」
「すごいです先輩!」
「ねぇ、先輩!先輩!」
「やだ……先輩のえっち……」
「……んっ……先輩……」
「先輩!、先輩?、先輩…、先輩、」
「 せ ん ぱ い 」



「はぁ……」

久しぶりに僕は一人で休み時間を過ごしている。
今いる場所はというと、屋上の秘密扉から入る開かずの部屋だ。
ココは学校中の誰も知らない僕だけの秘密の空間。
七咲にだって教えていない。
まぁ、教えたらここに保管してあるお宝本も処分されてしまうだろうから、絶対に教えるわけにはいかないけどね。
452名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 18:57:42 ID:m598M6Lq
しかし……七咲にはまいった。

クリスマスのあの日から今日で1ヶ月が経過する。
初めのうちはとても嬉しかった。
昼の休みや放課後はもちろんの事、授業の間の短い休み時間でも互いの階を行き来して顔をあわせる。
朝の登校の時には、七咲は僕を迎えに来てくれるし、放課後は時には高校生が出歩いてはいけない時間ギリギリまで遊んでいる事もある。
クラスどころか学年も違う僕らにとって、学校の授業という時間は長く感じられた。

ところが最近、七咲の行動に少し気になる所がある。
休み時間のチャイムが鳴ったと思えば、七咲はもう僕のクラスの扉の前に居たり。
移動教室の時に梅原と教室から移動していると、なぜか七咲がその移動先の教室に先に居たり……。
さすがに梅原も気になったのか、七咲にこんな事を言っていた。

「お前らいつでも一緒にいるよな。移動教室先でも一緒だなんて、本当に仲がよろしいこって」
「当たりまえですよ。私は先輩の彼女なんですから当然じゃないですか」
「あ、あぁ、そうだよな……ははは」

間髪いれずに真顔で即答した七咲に、梅原は何も言えず乾いた笑いをするしかなかったようだ。
そして極めつけは、昨夜、美也から聞いた話だ。

「最近さ、逢ちゃん体調悪いみたいなんだよね。授業を途中で抜け出して保健室行ったりしてるんだよ」
「え?」
「部活もあまり出てないみたいだし、心配だなぁ……」
「……」
453名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 18:58:32 ID:m598M6Lq
どういう事なんだ?
七咲とは頻繁に会っているけど、体調が悪いそぶりなんてまったく見せないのに。
無理をしてるのか?
そんな様子は無いよな…。
僕と少しでも長く一緒にいるために…?
まさか、それこそありえない。
いや、それでも……しかし。

そして今日、昼休みが終わった瞬間に教室から出ると、そこには七咲が居た。
昨日の美也の話が頭に浮かぶ。
いつも通りの七咲の笑顔なのに、今日はなんだか―――怖い。

「あ、や、やぁ 逢」
「今日もお弁当もってきたんですよ」
「そ、そう、……僕はちょっとトイレに寄ってくるから、逢は先にテラスに行っててよ」
「……わかりました。先に行ってるので、早く来てくださいね」

こうして僕は、七咲の待つテラスにすぐに行く気になれず、この開かずの部屋に来てしまったというわけだ。

「そういえば最近、放課後はいつも一緒に遊ばっかりいたけど、水泳部は大丈夫なのかな……」

カーテンの閉められた薄暗い部屋の中で椅子に座り考える。
考えを巡らせていると、いつのまにか僕はため息をついていた。
時計を見ると、昼休みの残り時間は20分を切っていた。

「はぁ、いつまでも七咲をテラスで待たせるわけにはいかないよな…」

ふと、頭の上から、コツンと、音が、聞こえた。
454名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 18:59:19 ID:m598M6Lq
「――――っ!」

誰か来た?
ここの部屋の入口は、屋上でも隅の死角になっているのに?
まさか……七咲が……。
……おちつけ僕、そんなはず無いじゃないか。七咲はテラスに居るはずだ。
それに入口には鍵が掛かっている、誰も入ってこれない。

コツン コツン

入口の上をを歩いているのか?

コツコツ コツコツ

このままじゃこの部屋から出れないぞ……。


ダアン!!!!


―――――――っ!

心臓が止まるかと思った。
いまのは入口の扉が叩かれた……のか?
やばい、ここの部屋がばれたか?
けど入口は鍵が掛かっているから、入ってはこれないはずだ。
しばらく様子を見るか…・・・。
455名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:00:09 ID:m598M6Lq
どうしよう、もう昼休みも終わるぞ。
キーンコーンカーンコーン
このままじゃ授業に遅れてしまう……。
仕方ない、一か八か出てみるしかないか!

カチャ

そっと扉を開けて周りを見回してみるが、扉付近に人影は無かった。
素早く秘密の部屋から屋上に這い出て、鍵を掛ける。
そうして立ち上がり、屋上全体を見回してみると、屋上の入口にバレーボールを持った女子が何人かいた。
その子たちは校舎内へ戻ろうとしているようだ。

さっきの音は、あの子達か?
そ、そうだよな。僕がこの学校に入学してから2年近く誰にも見つからなかったんだ!
そう簡単にばれるはずないよな。
ふー、やれやれ、早く教室に戻らなきゃ。


そして、屋上へ続く階段の踊り場で、七咲に会った。


「なっ!あ、逢、―――どうしたんだこんな、所で」
「もう、私ずっと先輩を探してて、いまココに来たんですよ」
「え?あ、ああ、ごめん」
「先輩は屋上で何をしていたんですか?」
「いや、その、梅原がさ、ど、どうしても手伝って欲しい用事があるっていうから……」
「そうだったんですか、梅原先輩が……」
「そうなんだよ!ははは」
「で?梅原先輩の姿が無いようですけど」
「う、え、えっと、それは―――途中で教室へ戻ったんだ」
「ふうん……」
「まったく仕方の無い奴だよ」
「クス……駄目ですよ『親友』の事をそんな風に言うなんて」
「あ、ああ、そうだよな、ははは」
「クスクスクス」
「それじゃあ、チャイムも鳴ったし、僕らも教室にもどろうか」
「ええ、そうですね先輩」

ふー、危なかった。
七咲には悪い事したけど、まぁ大丈夫だよな。
秘密の部屋もばれてないみたいだし、気にしすぎだったかな。
456名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:01:23 ID:m598M6Lq
「よーう橘!昼休みはどこで行ってたんだ」
「あー、ちょっとな」
「屋上で七咲がお前の事を探してたみたいだけど、会えたのか?」
「……え?」
「いやさ、クラスの奴らと昼休みにバレーしようって事になって屋上に行ったら、弁当箱持った七咲が屋上の階段に居たんだ。
それで何をしてるのか聞いたら、『先輩を待ってるところです。』って言ってたからな」
「それは、昼休みのいつくらいに?」
「メシ食って速攻屋上に行ったから―――10分くらいかな」

10分

僕と別れた後すぐに七咲はテラスに行ったはずだ。
それなのに昼休み開始10分の時に屋上の階段に居た……?
僕を探してにしては早すぎないか?
別れた後、僕の後をつけた?
いや、七咲は僕を探していたはず……探す?

「梅原!七咲は僕を『待っている』って言ったのか?」
「ああ、そうだぜ。大きな弁当箱抱えちゃってさー。あれ?でも、教室に戻る時にも、階段にまだ居たような……」

『待っている』
七咲は屋上への階段で、僕を待っていたという事か。
つまり七咲は、僕が屋上にいるという事を知っていた?
なぜ?
―――というか!!!

「梅原!昼休みに七咲に会ったのか!?」
「なんだよ、だからさっきからそう言ってるだろ?おかしな奴だな」

違う!そうじゃない!
僕はさっき七咲に『梅原に頼まれて屋上に居た』と嘘を付いた。
そして梅原が言うように、昼休み中ずっと屋上への階段に居たとしたら―――。
僕の嘘は、ばれている。

それなら、あの秘密の部屋の扉での音は……。

「梅原、七咲は昼休み中に屋上に登ってきたか?」
「え?あーそこまでは気にしてなかったな」
「…そうか」
「なにかあったのか?」
「いや、なんでもないよ」
457名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:02:23 ID:m598M6Lq
結局、午後の授業はまったく頭に入ってこなかった。
なぜ七咲は僕の後をつけたのか。
屋上の秘密の部屋はばれているのか。
なぜ七咲は僕の嘘をあっさりと信じたのか。
そして、美也から聞いた七咲の最近の行動。
この4つの疑問が僕の頭の中でぐるぐると渦巻いていた。



「さぁ、帰りましょう先輩!」
「あ、ああ」

今日も放課後のHRが終わったばかりだというのに、七咲は僕の教室の前に居た。
あまりにも早すぎる。
特に今日は、僕のクラスは帰りのHRが比較的早く終わったというのに……。

「ところで逢、部活はいいのか?」
「ええ」
「そうなのか?ここ最近ずっと参加してないみたいだけど」
「そんなのはどうでもいいんです」
「……へ?」
「それより、今日はどこで遊びましょうか」

七咲は部活動を、『そんなものはどうでもいい』と言い捨て、僕の腕に自分の腕を絡ませてくる。
まさか、水泳部で何かあったのか?
それでここ最近様子がおかしかったのか?
七咲が大好きな水泳を『どうでもいい』なんていうはずが無いんだ!

「ちょっと待って逢、水泳がどうでもいいって、どういうこと?何かあったのか?」
「別に、何もないですよ。そろそろ退部するつもりですし」
「なっ!?嘘だろ、いったい何があったんだ」
「だから何もないですって」
「そんな!何かあったんだろ?僕に相談してくれよ!」

七咲の言葉には、なにも感情をが含まれていない。
そうする事が当然という態度で言葉を発している。
458名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:03:05 ID:m598M6Lq
「塚原先輩には相談したのか?それに逢だって、強化選手に選ばれて、僕に報告するって約束したじゃないか!」
「……だって、時間がなくなるじゃないですか」
「え?」
「部活なんかしてたら、先輩と一緒に居る時間が少なくなるじゃないですかっ!」
「なっ!」
「私は先輩と一緒に居たいんです!片時も離れたくないんです!学校の授業も嫌!部活も嫌!
会える時間が休み時間や登下校の時だけなんて少なすぎる!家にも帰りたくない!ずっと先輩と一緒に居たい!
先輩と話をして居たい!先輩と触れ合って居たい!先輩の言う事なら何だって信じられる!」

いっきにまくし立てた七咲は、肩で息をしながら続ける。

「私は、先輩と居られるなら、何だって、出来るんです」

気が付けば、僕たちの周りには人だかりが出来ていた。
人だかりだけでなく、教室に残ったクラスメイト達も「痴話喧嘩か?」「なんかすごい事言ってない?」などとざわめいている。
僕はというと、七咲のあまりの告白にその場に立っていることがやっとだった。

「ちょっと橘君、あまり大きな声で騒がないほうがいいわ、他のクラスはまだHRしている所もあるんだし」

そう言って僕らの間に割って入ってきてくれたのは、クラスメイトの絢辻さんだった。
絢辻さんは人だかりに向かって 解散解散 と促し、他のクラスメイトもそれに従い散っていく。
当事者である僕らに対しても 貴方たちも帰りなさい と言い、喧騒の収まった教室へ戻っていった。
しかし七咲はその場から動こうとはせず、僕をじっと見つめている。

「……逢、今日は別々に帰ろう」
「……」

しばらく無言で僕のほうを見ていたが、 お先に失礼します。 と一言だけ残して去っていった。
さて、今日はこれからどうしよう。

1.絢辻さんにお礼を言ったほうがいいな
2.水泳部の先輩に相談してみよう
3.やっぱり七咲の後を追ってしっかり話し合おう
459名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:04:23 ID:m598M6Lq
とりあえずここまで。
一番早く選択したレスの通りにこの先を進めようと思います。
460名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 19:21:31 ID:N07OQwuF
3
461名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 20:21:48 ID:VrgQbQqo
3
462名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 20:36:38 ID:K0zvJQ4s
うっひょうヤンデレ七咲GJ!
続き!続き!
463名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 21:30:51 ID:s1sNIQ5K
2!
ヒャホーイ
464名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 21:54:54 ID:nBaOzQ7K
3
いつも余裕があるキャラだったから新鮮だな。
465名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:08:44 ID:Tl0AzDQn
GJ!
2
466名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:41:59 ID:WZN1/GUW
467名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:54:44 ID:8F+jUJjn
GJ!
2
468名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:11:33 ID:ZrjJ8VSD
2がいいなあ
469名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:17:49 ID:eyQSCE17
470名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:33:15 ID:K0zvJQ4s
おいおい、採用されるのは最初のレスだけなんだろ?無駄な事は止めとけよ

2
471名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:35:57 ID:/ooMzZ7t
@の人気の無さに嫉妬w

472名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:51:10 ID:gf6GpS4r
どう考えても1だろ…修羅場的に考えて…
473名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 05:21:09 ID:+kATJDsj
3
474名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 20:23:22 ID:OCpJ6tG8
GJ !


1 1票
2 7票
3 6票
475名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:44:20 ID:jYvZK7lP
>>458の続きです。

一番のレスが3だったので、3ルートで開始。
476名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:45:05 ID:jYvZK7lP
別々に帰ろうとは言ったけれど、七咲のさっきの異常な告白が頭から離れないよ……。
やっぱり七咲の後を追ってしっかり話し合おう。
僕は自分のカバンを持って、七咲の後を追いかけた。

「あの後ろ姿は……」

階段で見つけた姿は七咲だった。
2年の階から更に上の階に向かっているみたいだけど、帰るんじゃないのか?
でも丁度いいかもしれない。
このままなら多分屋上へ行くルートだ。
今の時間の屋上なら人気も少ないし、七咲とゆっくり話しをする事が出来る。
案の定 七咲は3年の階から屋上へ続く階段を上っていった。
よし、僕も後を追うぞ。

周りに人気の無いことを確認して、いっきに階段を上る。
ドアを開いて屋上へ出るとそこには――――七咲の姿は無かった。

「あれ?確かに屋上に行ったと思ったのに……」

周囲を見回すが、どこにも七咲の姿は無い。

「おかしいな、まさか見間違え―――――」
「やっぱり追いかけてくれたんですね先輩」

ドゴッ!

後頭部に走る激痛と共に、僕の意識は暗闇に沈んでいった。
薄れ行く視界の中で最後に目に映ったものは、能面のような笑みを浮かべた七咲の姿だった。
477名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:45:50 ID:jYvZK7lP


「―――ん―――痛っ!!」
「あ、おはようございます先輩」
「…あ……い?………ここは……僕は、一体……」
「こんな素敵な場所があったんですね。もしかして食堂の屋根にいた猫を助けた時も、ここから行ったんですか?」

目を覚ますと僕は秘密の部屋に居た。
いまいち自分の置かれている状況が理解できない。
目の前の七咲は椅子に座って、ダンボール箱に隠してあった僕のお宝本を読んでいる。

「あ、逢!その本は!っていうか、どうやってここに!?」
「先輩ってば、こんな場所にこんな本を隠してたんですね。まったく……」

七咲の読んでいる本を取り上げようとしたが、体が動かない。
殴られた後遺症だとかそんな理由ではなく、ただ単に物理的に手足を縛り上げられているようだ。

「ちょ、ちょっと逢!なんで僕が縛られてるんだ」
「ふぅん、ローアングル探偵団ですか……ところで先輩」
「先輩はこの眺めが好きみたいだから、と……えっと、順番に答えていきますね」

七咲は椅子から立ち上がり、手足を縛られ床に寝ている僕のそばで立ち止まった。
必然的に見上げる視線になるが、その視線の先にはスカート姿の七咲がいる。
このアングルはっ!ローアングル探偵団28ページの2コマ目じゃないかっ!
自然とスカートの中に視線が釘付けになるが、部屋の薄暗さでいまいち奥まで見えない。
なんでカーテンが閉まってるんだよこの部屋はっ!
478名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:46:22 ID:jYvZK7lP
「ふふ、先輩ってばこんな状況なのに相変わらず私のスカートの中が気になるんですか」
「ち、違うよ。それよりこの状況は……」
「えーっと、この場所は先輩の方が良くご存知ですよね?やっぱり屋上の隅にある扉から入るんですね」
「頭がズキズキするんだけど……」
「さっき私が屋上に行くフリをしたら、先輩が追いかけてきてくれたので、屋上のドアの影でやり過ごして、備え付けの消火器で後ろから殴ってここに連れ込んだんです」
「しょ、消火器で殴ったのか……通りで十分な重みがあったはずだよ」
「もう手当てしてあるんで平気ですよ。ちなみにここへの鍵は先輩のカバンの中から失敬しました」
「で、縛られている理由なんだけど……」
「先輩、私、気付いたんです!」

最後の疑問に対して出された回答は。
七咲は、すでに、どこか壊れているみたいだ。

「今の状況って最高だと思いませんか?見たところ、ここの部屋は先輩以外の人の出入りは無いみたいですね。
つまり、ここにいつでも先輩が居れば、私はいつでも先輩に会えるんです。先輩の身の回りの世話は私がやります。
ご飯だって用意しますし、掃除も洗濯も全部やります。着替えだって用意します。全部私に任せてください。
……運動不足にはなっちゃいそうですけど……、私と沢山運動すれば大丈夫ですよね」
「逢……」
「それじゃあ、少し買い物と必要な荷物を持ってきます。この本はもう処分しちゃいます………先輩、くれぐれも騒いだり、逃げようとしたらダメですよ?」

七咲はそう言うと、この部屋から出て行った。

手足を縛られているのに逃げられるはず無いだろ……。
それにここの部屋の位置は僕が一番良く知っている。
多少の声や音なら外に漏れやしないんだ。

なす術もなく、時間だけが過ぎていく。
そういえば今日はお昼ご飯も食べてない。
縛られているおかげで時間の確認も出来やしない。
けどカーテンの隙間から差し込む光から判断しても6時を回っているだろう。
どうにかして七咲を説得する方法を考えなきゃ……。

「このまま夜遅くになれば、きっと美也だって心配する……よな」
479名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:46:56 ID:jYvZK7lP


「ただいま戻りました」

結局、何も良い案は浮かばないうちに、七咲は戻ってきた。
両手に大きなビニール袋を2つも抱えて……。

「じゃーん、お寿司ですよ。私達二人の新生活ですから、ちょっと奮発しちゃいました。本当はラーメンがよかったんですけど、
ここの部屋ってお湯がないと思ったんで。今度ポットを用意しますね。それと、先輩の歯ブラシに先輩の――――」

袋から生活必需品を次々と取り出す。
本当にここで生活するつもりらしい。

「夕飯にしましょう、先輩お昼食べてないからお腹すいてますよね。はい、召し上がれ―――ってそんな状態じゃ食べられませんよね」

七咲はパック寿司を片手に、床に仰向けのまま寝転がっている僕の上に腹部に座り込む。

「私が、食べさせてあげますね―――――んむ」
「ん!?ぐむっ!」

口移しで寿司を食べさせられるなんて体験は初めてだ。
というより、口移しで物を食べること自体が初めてだったが、思った以上に食べづらい。
固形状だった寿司ネタとシャリが、七咲が咀嚼したことでドロドロの半固形物に変わっている。
舌で無理やり口を開かされて、次々に口内に送り込まれる。
しかも仰向けという姿勢のおかげで、飲み込むことも簡単にいかない。

ん!ぐ!―――っ!げほっ!

無理な姿勢のまま飲み込もうとしたおかげで、半固形物のそれが軌道に入りかけ咳き込んでしまった。
七咲の唾液と僕の唾液の入り混じった寿司だった物を軽く吐き出してしまう。

「こんなに汚しちゃって、まったく先輩は私が居ないとダメですね」

僕の口の端から垂れ流れている物を、七咲は舐め取る。
それは幼い子猫に対する母猫の行為のようにも見えた。

「好き嫌いはダメですよ先輩」

違う、そうじゃない。
こんな格好のまま食事が取れるか!
480名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:48:35 ID:jYvZK7lP

こうして食事を摂り、食後に七咲の膝枕で歯を磨かれた。

そして今僕は、すぅすぅと寝息をたてる七咲に抱きしめられながら布団の中に居る。
この布団は保健室から持ってきたのだろうか?
そもそも、他の先生や生徒に見つからなかったのか?
いろいろと思うところはあったのだが、僕は考えることを放棄して、眠りに付いた。


そしてこんな生活がそんなに長く続くはずなく。
僕が監禁されてから2日目の夕方、唐突に終わりを告げた。

助けに来てくれた美也や絢辻さんや塚原先輩には感謝している。
もう1日発見が遅かったら警察に捜索願を出していたらしい。

七咲はというと、屋上から飛び降りた。
幸い命は取り留めたらしいが、いまだ病院で意識が戻っていないという。


一体、何が悪かったのかなぁ。

BAD END
481名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:52:28 ID:jYvZK7lP
残念ながらBAD ENDです。

病んでる女の子を追いかけるのは大変ですね。
きちんと病んでいる理由を探せばよかったのかも?
それでは、次回はちゃんとしたエロを書こうと思います。
最後まで読んでくださった方々に、お礼申し上げます。

次回は輝日東中の核弾頭の処女喪失!お楽しみに☆
482名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 22:09:19 ID:n7gFE6/x
('A`)ヴァー

でもヤンデレなんだし、しょうがないね
483名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:08:23 ID:asFVVkA/
>>481
ワロタ



全裸にネクタイ締めて待ってる
484名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 01:24:56 ID:8Pt+GceN
>>481
今朝に戻る!今朝に戻る!

でも面白かったよ
次回作期待
485名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 05:30:37 ID:rHHXR8yZ
上崎が乱入!さらに梨穂子までもが加わって泥沼化!?
なんてのも面白いかな
486名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 07:29:01 ID:gOkj5UWY
YES! 今朝に戻る!!

...でも輝日東中の核弾頭も楽しみだよナ...
487名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:22:54 ID:ENAVRi/2
>>481
GOOD ENDはあるのかい?

あと、1及び2を選んだ場合のストーリーは無し?
488名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:42:29 ID:Y1hX2oG4
489名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:06:32 ID:pyzZopvh
どうせ3しか準備してなかったんだろ
490名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 20:11:13 ID:bbgIlgSN
じゃあ俺が1のシナリオ書くよ!!!
491名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 21:14:37 ID:wIx4d4Y2
>>481GJ!!

>>490期待
492名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:01:35 ID:pNTpwYtU
変な電波を受信した。


@
幼い頃からかぶり続けた仮面優等生の絢辻詞
彼女には人に言えない秘密の性癖があった
誰も居ない放課後の教室で乱れる彼女の真の姿とは!?
《つかさちゃんのイケナイ放課後》

A
1年生にして水泳部エースの七咲逢
普段クールな彼女にも悩みがあるの
「もう少しおっぱいが大きければなぁ……」
その言葉を聴いた塚原先輩のとった行動は!?
《逢ちゃんの悩み》

B
チンポだけがあればいい!
いつだって口はチンポを求めている!
バキュームフェラの大食い女王が挑む、空前絶後の100本抜き!
《天然アイドル桜井梨穂子の初仕事》


今夏話題のこの3作!絶対に見逃す訳にはいかないぜ!
同時上映
《刑事の妻の昼下がり》
もよろしく!



なにやってんだ俺
493名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:03:05 ID:gS0pycc2
>>492
こんなところで油を売ってやがったか
さあ、いますぐ台本を書く仕事に戻るんだ(`д゚メ)ゴルァ
494名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:54:51 ID:8KztNK5d
>>492
りほちゃんは幼馴染の一本だけだ!
絶対に許さんぞ
495名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 01:43:57 ID:htPZdJWz
無性にBが見たくなった…
496名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 03:48:29 ID:xf+/TPyd
ひどい毒電波だ
もっとやれ
497名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 09:56:00 ID:rKrjym2e
同時上映! 同時上映をぜひ!
498名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 12:06:54 ID:rGDARVcr
デカチョー
499名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 14:26:43 ID:h7Ox0KVG
同時上映をぜひとも単独作に格上げで
500名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 22:19:55 ID:UtR1RGgK
>>498
なんじゃあぁオラァ
501名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 22:01:11 ID:uJN3zZVL
>>494
よく考えるんだ。
百本とは書かれていても具体的な人数が明記されていない。

つまり変態紳士TCBNが百回抜か(ry)
502SS保管人:2009/05/25(月) 03:54:29 ID:Vxr37Okn
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

スレ住人の皆様、このスレに投稿されたSSを当方の保管庫に収蔵させて貰っても宜しいでしょうか?


503名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 08:54:39 ID:J4AnqgqD
個人的にはおkだと思う
504名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 09:01:04 ID:KseF6QyP
作品を投下した者の一人ですが、全然OKです。収蔵しちゃって下さい
505名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:03:32 ID:/zXCZKVs
お願いします。
506名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:24:55 ID:xCU7cZmZ
>>502
良作はいろんな人にも見てもらいたいし、良いんじゃないかと思います。
507名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 00:40:38 ID:KZ8mc2Vs
むしろまとめてくれと
508名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:08:01 ID:/y6/HZEk
投下します。
七×先輩です。

特典ドラマCDの先を妄想してみました。
509名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:08:32 ID:/y6/HZEk
今、僕は風呂に入っている。
何の変哲も無い自宅の風呂だ。

ただ両親と美也が不在で、七咲が泊まりに来ているという点を除けば、ごく普通の日常の光景だろう。

「それじゃあ、一緒にお風呂に入りましょう」

食後に七咲は、何気なくこんな爆弾発言を言い放った。
うん、もちろん否定する理由なんて無い。
むしろ願ったり叶ったりだ。

と、いうわけで今、僕は風呂に入っている。

ガラッ

風呂のドアの開く音。
高鳴る鼓動。
通所の三割増しの力強さでいきり勃つわが息子。
振り返るとそこには―――水着姿の七咲が居た。

「あれ?どうしたんですか先輩」

……そうですよね。
全裸とは言ってないですよね。
期待を裏切られたショックで、浴槽の縁に突っ伏している僕を尻目に、七咲はそ知らぬ顔で掛け湯をしている。
510名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:09:05 ID:/y6/HZEk
……うん、それでも七咲と一緒にお風呂に入るなんて、めったに無い機会なんだし、気を取り直して楽しむとしますか。
それに水着姿も―――これはこれで、なかなかそそるな。

「もう、さっきから百面相してますよ。何を想像してるんですか」
「え、いや、なんでもないよ」
「ほら、少し寄ってください。入れないじゃないですか」

湯に浸かっている僕の目線だと、湯船に入ろうとする七咲の格好を自然と見上げる形となる。
片足を上げて浴槽の縁をまたぎ、チャプンと音を立てながら湯船に突っ込む。
クリスマスの時の温泉とは違い、明るい今なら七咲の肢体を良く見ることが出来る。
水気を帯びたおかげで少し縮んだ水着が体に喰い込んでいて、七咲の細身の体のラインを浮かび上げている。

訂正しておこう。
水着姿も充分にえろい!

「なんかエッチな視線を感じるんですけど―――?」
「き、気のせいだよ」
「本当ですか?」

ジト目で僕をにらみながら、もう見せませんと言うように七咲は肩まで湯に浸かった。
僕と七咲の目線が同じ高さになる。
七咲の頬に少し赤みが差しているのは、湯の温かさのせいだけだろうか。

「先輩と一緒にお風呂に入るのは……あの日以来ですね」

クリスマスのあの日、僕と七咲が恋人になった日。
七咲の親戚の持っている混浴露天風呂で結ばれた日。
あれからまだそんなに時間は経っていないけれど、僕たちはとても幸せな日々を過ごしている。
とても幸せだ。
511名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:09:44 ID:/y6/HZEk

「――っと!―――ちょっと先輩!?聞いてますか?」
「へ?え?」

おっといけない。少し意識が飛んでいたみたいだ……って、えええ?
いつの間にか七咲がこちらに背を向けて、僕に寄りかかってきていた。
七咲の着ていた水着は競泳用の水着だった。
正面から見ると普通の水着にも見えるのだが、背中の方はクロスしたゴムの紐とお尻を覆う生地のみの作りで、実はかなり露出が高い。
そんな七咲が僕に寄りかかってきている。

やばい!非常にやばい!こんなに直接肌が触れ合うなんて!
七咲の柔らかい体が僕の前半身に伝わって非常に気持ちいい。
いや、それよりこのままだと僕の息子が熱暴走を―――――。

「もう、さっきから私の話を聞いて――――――っ!?」

あ、バレた。

七咲の体が僕の体から一瞬で離れた。
そして開口一番で言われた言葉が、………へんたい だった。

「んなっ!し、仕方ないだろ!」

理不尽だ!横暴だ!これは青少年の主張だ!
僕は弁解の言葉を口にするが、効果は無い。

七咲はこっちを振り返って、口元まで湯に沈んでブクブクと抗議の音を立てる。
顔が赤くなっているのは湯の温かさのせいじゃないな、うん。
512名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:10:20 ID:/y6/HZEk
「………はぁ、もういいです。先輩がえっちなのは充分に承知してますから」

大いに意義ありだけれど、僕が何かを言う前に湯船から上がって縁に腰掛けていた七咲の姿に何も言えない。

ふぅ……うん。やっぱり水着はいいものだ。
それにしても、たまに学校で見る水着姿より一回りえろく感じるのは気のせいか?
なんというか、いつもより七咲の体が艶やかというか、むっちりしているというか……。

「この水着、どうですか?」

僕の心を読んだかのような質問をしてくる。

「あ、うん。似合ってるよ」
「本当に、ですか?」
「え?う、うん。当たり前じゃないか」
「……実はこの水着―――」

 中学校の頃に着ていた水着なんです。

それを聞いて七咲の体を良く見ると、なるほど納得だ。
肩から背中掛けての紐はその体を押さえ込んで、体のラインをはっきりと浮かべているし、
腹部から腰のあたりの生地は、へその形が分かるくらいにぴっちりと体に張り付いている。
胸の部分はその水着サイズのおかげか、いつものひんにゅ……慎ましやかな胸の先端が珍しくぷっくりと自己主張している様が見て取れる。
ひときわ輝くのが、ヒップから太ももに掛けての光景だ。
サイズの小さい水着に締め付けられた肉が行き場をなくして膨れ上がり、スレンダーな体なのにむっちりとした肉付きに見える。
内もものそれは特に顕著で、濡れて光沢を放つ水着と、ぷるるんと水を弾く弾力のある白い肉とのコントラストが艶かしい。
更にその最奥に浮かび上がるのは、縦のラインを描くスジが―――。

我慢できん!

「あ、逢……その、えっと……触りたいんだけど、いいかな」
「………どこを、ですか?」
「僕は、七咲の――――」
513名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:12:12 ID:/y6/HZEk
@スレンダーな体幹のへそをほじくり回したい!
Aむっちりとしたふとももで顔を挟まれたい!
B普段は謙虚な胸の突起をつつきたい!
C浮かび上がった縦スジをなぞりたい!


とりあえずここまで。
2つ選んでください。
一番要望のあったルートで続きを書きたいと思います。
BADは無し、どれを選んでもえっち有り。
514名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:26:42 ID:PNJDfCqK
Cを所望する!所望すると言った!
515名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 19:27:06 ID:xxQCI1g3
先輩って先輩違いかよ
騙されたw
516名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:24:25 ID:MAyBRpGX
B希望
517名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:34:02 ID:4Fl3u2pr

ふともも!ふともも!
518名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:35:45 ID:dcIsAbxY
>>515
ナカーマ
519名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:40:09 ID:yPypmZ2s
3希望
520名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:50:54 ID:3itgK1HH
D(´∀`(⊃*⊂)
521名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 21:53:00 ID:gE+wKasF
選択式が流行ってんの?どうせなら全部書いて欲しいが……
B
522名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 21:55:13 ID:7lPpqjfb
2!2!
523名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:02:45 ID:gE+wKasF
あ、二つ選んでいいんだっけか。じゃあAも追加で
524名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:23:59 ID:OQTuG//M
>>513
@とCだ!
525名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:34:27 ID:/y6/HZEk
>>515>>518
先輩違いでごめんなさい。
お詫びに最近受信した電波を少々。


塚原「話は聞いたわ七咲」
七咲「へ?塚原先輩?話って?」
塚原「大丈夫よ そういうニーズも少なからずあるから」
七咲「ひゃん!?ちょ!塚原先輩!?どうして私の胸を揉むんですかっ!」
塚原「それでも七咲が気にするというなら私が協力して あ げ る 」
七咲「意味がわかりませんっ!あぅっ!だめですそこは――!」
塚原「ハァハァ七咲可愛いわよ七咲ハァハァ」

その夜、水泳部の部室にはいまだかつて無い百合の花が咲いたとか咲かないとか。

おしまい。

塚原先輩はきっと七咲ラブ
526名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 23:44:14 ID:nPSLR/um
むしろみゃーのごとく
ひびきちゃんにあやかろうと揉むアイアイを
527名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 23:44:43 ID:dcIsAbxY
>>525

しかし、さらに先輩違いだ
俺が勘違いしたのはラブリーのほうだw
528名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:55:04 ID:OtUGxMVY
>>513
Cでおながいします。
529名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 01:44:54 ID:J8ziV8V5
>>513
七咲の濡れた髪に絡みつかれたい
530SS保管人:2009/05/27(水) 11:52:45 ID:VVmR+0L7
問題無さそうなのでゲームの部屋、エンターブレイン作品の部屋に収蔵させて貰いました。
531名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 18:42:17 ID:DvpJzEpz
>>526

七咲「先輩私の成長取ったんですか?」
ひびき「い、いや……」
七咲「取りましたね?」

七咲「かえしてー。かえしてくださいー」

はるか「おー、ひびきちゃん困ってる困ってる」
橘さん「やるなー、七咲さすが一年生エース」

ちょっと違うけど、こんなん思いついた
532名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:16:11 ID:DU/ZH6D6
さかきさんとひびきちゃんか、、、医者候補だしな
533名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:36:06 ID:9W4Q4phr
いやその前に、声が
534名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:03:46 ID:DU/ZH6D6
声?
535名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:41:07 ID:AVaJZ+/J
>512乙

異議 ?

 れいざぁれいさぁではなかyったが満腹
536名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 09:56:26 ID:mFa3GgsO
>>530
乙です!

キミキスやTLSの話も読みたいなあ。
537513:2009/05/29(金) 19:02:35 ID:xaIMzZj+

     ('A`)   へそもふともももおっぱいもオムアンコも全部ネタが浮かんできた…どうしよう・・・
     ノヽノヽ
       くく


       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)   全部書けばいいんだ
     ノヽノヽ
       くく

というわけで>>512の続きを投下します。
まずは へそ〜おっぱいルート
538名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:03:34 ID:xaIMzZj+
へそに興味があるけど、そこを触らせてなんて言っても拒否されるのがオチだよなぁ……。

「僕は、七咲のお腹を触りたいんだけど……」
「お腹……ですか」
「駄目かな?」
「それくらいなら、別にいいですけど……意外ですね。もっと変なところを要求されると思ってました」

ははは、まったく失礼な話だ。
僕ほどジェントルマンの称号が似合う男はいないと言うのに。

「それじゃあ、さっきみたいに僕に寄りかかってくれないかな」
「……変なモノ当てないでくださいよ?」
「――努力するよ」

先ほどのように七咲は僕に背を向けて湯に浸かった。
同じように頭を僕の肩に乗せられると、なんとなくいい匂いがした気がする。

「えーっと、それじゃあ失礼します」
「クス、それも変ですよ」

僕の指が七咲のわき腹に触れた瞬間、少しだけ七咲の体がピクンとはねた。
そのまま水着の上から下腹部をなぞるように指を動かす。
すべすべとした水着の感触が指腹に感じられる。
途中七咲が、 どうですか? と聞いてきたので、僕は素直に思った事を口にした。

「すごく柔らかいのに、無駄な肉は全然付いてないんだね。さすが水泳部って感じかな」

七咲はくすりと笑いながら、更に僕に体重を預ける。
539名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:04:23 ID:xaIMzZj+
嫌がってはいないようだけど、どうしようか。
水着越しじゃあ物足りない……直に触りたい。
そんな願望を恐る恐る口にしてみる。

「……先輩にだけの、特別サービスですからね」

そう許可が出ると、僕はすぐに行動に移した。
わき腹を覆う水着に指を滑り込ませて、直接七咲のお腹に触れる。

「……やっぱり直接触られると、ちょっぴりくすぐったいですね」

七咲の柔らかい肌は僕の手に吸い付くような不思議な弾力を帯びていて、いつまでも触っていたくなる。
何度か撫でたり摘んだりを繰り返してみると、不意に指先が何か穴に引っかかった。

「――あふっ……」

これまでに無い七咲の反応。
引っかかっている指先に力をこめる。

「せ、せんぱい―――んっ……」

それはへその穴だった。
七咲の意外な反応が面白くて、ついそこを重点的に触ってしまう。
指をクニクニと動かすと、その動きに合わせて七咲が声を漏らす。
本人は抑えようとしているのだろうが、それでも我慢しきれない声が口から漏れ出してしまっている。

「おへそ、気持ちいいの?」
「そんなことないです、別に気持ちよくなんて―――ひゃんっ!」

少し強めにへそをほじってみると、七咲の口から艶のあるあえぎ声が漏れた。

「先輩、もうちょっと……やさしくして下さ―――あぁっん」

へその刺激から逃げようとする七咲は、自然と僕に体を押し付ける形となる。
まずい。
このままだとさっきみたいに―――。
こうなったらシラを切るしか……。
540名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:04:54 ID:xaIMzZj+

「っ!先輩!?当てないでって―――やっ、ふぁん!」
「どうしたの?」

七咲は、背中に伝わる肉棒の感触から逃げようと体をよじるけれど、僕ががっちりとお腹を抱えているせいで簡単には逃げられない。
それどころか、いじられ続けているへそから伝う刺激からも逃げようとするおかげで、今度は自ら背中に肉棒を押し付ける格好になっている。
肉棒から逃げようとするとへその刺激が強まり、へその刺激から逃げようとすると背中に当たるモノの存在を意識してしまう。
悪循環だ。

「あぁ……先輩の、いじわる……ぁぅ、ん……」

しばらくへそをいじり続けていると、七咲の体はくたぁっと力なく、僕に寄りかかる形になっていた。
肩で息をしながら、それでも継続的に襲う刺激に体をピクンと震わせている。

「逢 胸、触っていいかな」

七咲はしばらく考えていたようで、無言でうつむいていたが、僕のほうを少しだけ振り返ると コクン と頷いた。


水着の中に滑り込ませていた手を徐々に移動させていくと、手のひらに今までとは違った肉質的な柔らかさが伝わる。
そのまま手でカップの形を作って、左右から乳房を搾る様に揉んでみると、水着に浮かび上がっていた先端のポッチがより存在を主張しはじめた。
水着越しだというのにその形が分かるくらいぷっくりと膨れ上がっているそれを更に弄ってやりたくなった僕は、握っている手を円を描くように動かす。
すると水着の表面に浮かび上がる起伏もその動きにあわせて移動をする。

「あふ……、ん、んっ、……ふっ――」

水着と接地している乳首には摩擦刺激が伝わっているだろう。
切なげな声をあげる七咲はとても色っぽい。
541名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:05:36 ID:xaIMzZj+
「逢、みてよ。逢のおっぱい、すごい事になってる」

僕の肩に頭を預けていた七咲の耳元にそう囁く。

「ほら、僕がこうやって揉むと………えっちな逢のおっぱいの形がこんなにはっきり」
「―――なっ!?え、えっちなのは先輩ですっ!」
「そうかな、水着ごしでも判るくらいこんなに乳首をビンビンにさせてる逢の躰のほうが……よっぽどえっちだよ?」

同時に、今まで直接触れていなかった乳房の敏感な突起を、指の腹で触れる。

「だってそれは先輩が―――っあぅん!先輩っ!ず、ずるいです!」
「ごめんごめん、逢がかわいすぎて、つい……」

言いながらも指の動きは止めない。
柔らかい乳房に反比例するように硬さを増す乳首を、更に執拗に責め立てる。
指と指で挟んでみたり、爪を使って最先端をこすったりする。
そのたびに七咲の口からは快楽の声が上がる。

時折 先輩はずるいです。卑怯です。 という非難の声が混じって聞こえるが、「いやだ やめて」という声は聞こえないからいいだろう。


しかし、そろそろ僕のほうも我慢できない。
七咲の艶のある声やしぐさで、僕の怒張も暴走寸前だ。

「ねぇ、逢……えっと、もう我慢の限界なんだけど、その……」
「………………いい、ですよ」
「本当に!?」
「だって、ダメって言っても、先輩はいじわるするじゃないですか」
「そ、そんな事は……」
「それに、やっぱり先輩はずるいです。こんなにされたら、私だってもう……我慢できないです」
542名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:08:08 ID:xaIMzZj+
セクロスルートに続く。
この姿勢でへそおっぱいをいじるとふとももに顔を挟むのがむずかしくて分けちゃいました。

次はふとももオムアンコルートを書き上げたら、セクロスルートにつなげようと思います。
どちらのルートを見ても話が繋がるようにするつもりです。
543名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:17:55 ID:Wlakm4VY
>>542
gj
なんだ、エロ神さまか


…ふぅ
544名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 21:37:47 ID:cYEmqPti
まさか本当に全て書くとは。いやはや感服です
期待してるぜ
545名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 00:27:57 ID:asbMfgkD
おっぴろげジャーンぷ!
546名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 13:14:45 ID:Ow6gRjzD
これがエロの ネ申 というものか
547名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 15:29:54 ID:PopYpjxF
それなりのエロさかな




・・・ふぅ
548名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 04:00:59 ID:dEvflkFC
本番!本番!本番待ち焦がれてるぞwwチンポが破裂寸前だ!
549513:2009/06/02(火) 19:10:16 ID:eNCnZYJD
だいぶ時間が経ってしまいましたが、>>512の続き別ルートを投下します。
ふともも〜縦スジルート
550名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:10:49 ID:eNCnZYJD
「僕は、七咲のふとももを触りたい」
「ふともも、ですか」

七咲は、うーんと考えるような仕草をしたあとに、僕のほうを向くと それくらいなら、別にかまいませんよ。 と言った。

足だけ湯の中に浸かりながら、湯船の縁に腰掛けている七咲と正面に向き合うようにする。
僕は七咲を見上げる格好になり、七咲は僕を見下ろす形になった。
七咲の膝に手をつき左右に広げると、水着に包まれた下腹部からふとももの付け根までが眼前に現れる。

紺色の水着から生える足は、余計な肉などまったく無くすらりと伸びている。
しかしサイズの小さい水着のせいか、水着と素肌の境目には凹凸が出来ていて七咲の肌の柔らかさを象徴してるようだ。
僕は無意識のうちに、膝に置いた手を七咲のふとももに這わせていた。
ぷにぷにとした柔らかさと、絹のような滑らかさが同居した七咲のふとももに夢中になっていると、頭上からクスっという笑い声が聞こえた。

「あ、ごめん、くすぐったかった?」
「いえ、違うんです。私の足に触って百面相してる先輩を見てると、おかしくてつい」

うーん、どうやら顔に出てしまっていたらしい。
けど仕方ないだろう?それほどまでに七咲のふとももに魅了されてしまっていたのだから。

「つい夢中になっちゃって」
「ふうん……それじゃあ、こういうのはどうです?」

七咲は悪戯っぽく笑いを浮かべると、僕の頭を掴んで自分のほうに引き寄せる。

「えいっ」
551名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:11:35 ID:eNCnZYJD

ぐおおお!ふとももが!七咲のふとももが僕の頬に!
こんな柔らかいモノに挟まれるなんて、生まれて初めての体験だ!
顔を柔らかいもので挟まれるのがこんなに気持ちいいなんて!

至福で脳髄まで支配されている僕の目に、更にとんでもない物が飛び込んできた。
――――――――っ!?あれは!まさかあの縦ラインは!!

先ほどから七咲が足を開いたり閉じたりしたおかげで、ピチピチの水着は体に更に食い込んでしまっていたようだ。
それが僕の目の前に顕著となって現れた。

こ、こんなはっきりとなんて、お宝本でも見た事無いよ!
まずい、このままだとまたさっきみたいに僕の息子がバーニングしてしまう!
なんとかばれないように………

「先輩?なんだか息が荒いですよ。まさか……、またさっきみたいに大きくしてるんじゃないでしょうね?」
「うっ!」
「やっぱりですか………」

モロバレだった。
七咲はふとももで僕の顔を挟んだまま、足の裏で器用に僕の愚息に触れた。

「へぇ、さっきはこんな物を私の背中にこすり付けてたんですね」
「そ、それは逢が寄りかかって―――んむぐぅ!」

七咲はふとももに更に力を込めて僕の顔を挟む。
柔らかい肉が僕の顔を包み込んで、息苦しいけれどなんか幸せだ。

「先輩のえっちー、すけべー、へんたーい」

七咲はふざけるように悪態を付きながら、ふとももと膝で僕の頭をぐりぐりと挟む。
むぅ……ちょっと痛いぞ。
こうなったら――――反撃だ。
552名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:12:07 ID:eNCnZYJD

「―――ひゃん、あっ、ちょっと先輩!?な、舐めるのは反則――」

ふとももの内側を舐めると、込められていた力が弱くなって僕の頭は多少自由になる。
その隙をついて七咲のふとももにキスをしてやった。
チューと音を立てながらキスを繰り返すと、七咲のふとももには赤いマークが印される。

「……んっ、そんなに強く吸ったら、痕が残っちゃいます」
「逢が、僕のものだっていう印を付けとこうと思ってね」
「………そんなことしなくても、私は先輩のものですから」

徐々にマークを足の付け根の方へ印していく。
ちらりと目を移すと、水着に浮かび上がった縦ラインがもうすぐそこまで迫っている。

「でも、先輩も私のものなんですよ――――ストップ」
「むぐぐっ!?」

あと少しで水着と肌の境目付近に刺しかかろうとした所で、七咲の両手が僕の頭をわしづかみにした。

「さっきから先輩がチラチラとどこを見てるか、わかってるんですよ」

わしづかみにした僕の頭を、自分に正面を向かせるように直す。

「ココ、ですよね?女の子は視線に敏感なんです。覚えておいて下さい」

オウッ!バレテーラ

「エッチな所ばかり見てる先輩にはおしおきです。しばらく見てるだけで我慢してください」
553名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:12:50 ID:eNCnZYJD

七咲は僕の髪の毛を掴むと、水着に浮かんだ縦ラインのわずか5センチほど前まで近づける。
5センチ先には前人未到の秘境がある!っていうか、こんな近くで見られるなんて、むしろご褒美だよ!

「先輩、見えますか?私のココ、水着がこんなに食い込んじゃってます」

見えてるよ!
浮かび上がった縦スジがとてもエッチで卑猥な形をしてる!
出来る事ならこの舌でその感触と味を確かめたいよ!

「クスクス、そんなに頑張って舌を伸ばしても、だめですよ。もうちょっと我慢してください」

七咲は僕の顔が近づけないように髪の毛を掴んだまま、もう片方の手で自分の股間に逆ピースの形で指を置いた。
それに力を込めて足の付け根の肉を拡げたり、押し込んだりする。
すると一瞬だけ縦のスジが水着から消え去り、再度浮かび上がる時にはより水着が食い込んでスジを強調する。

「こうすると、どんどん食い込んでで、ほとんど見えちゃいそう」

うぁ、あああっ……触りたい。
見てるだけなんかじゃ全然物足りない。
手で!舌で!!いきり立つ怒張で!!!七咲の七咲の縦ラインに触れたい!

七咲の股間を覆う水着は、食い込む事でその面積を小さいものに変えてしまっている。
気がつけば僕は七咲の顔と股間を交互に見ながら息を荒くしていた。

「アハッ、先輩ったら、そんな泣きそうな目で見ないで下さいよ。―――仕方ないですね」

掴まれていた髪の毛を離されると、僕はすぐに七咲の股間にしゃぶりついた。
抱え込むように両手を七咲のお尻にまわして抱き寄せる。

「ちょ、ちょっと先輩!がっつきすぎ―――んあっ!」
554名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:13:34 ID:eNCnZYJD
水着越しに食い込んだワレメに舌を這わせる。
舌がとても柔らかい肉に挟まれる感覚。
そのまま肉の谷を移動させると、小さな豆が舌先に触れた。

「―――っんぁ!」

風呂場に響く声で七咲が声を上げる。
その声をもっと聞きたくて、僕はその肉豆を執拗に舐る。

「あっ、あぁっ、せん、ぱいっ!」

舌先が肉豆に触れるリズムに合わせて七咲が喘ぐ。
水着越しでも充分な刺激があるようで、七咲の声はだんだんと艶のあるものへ変わっていった。

ふと口の中に、水着に染み込んだ風呂の湯とは別の味を感じる。
多少とろみがかったそれを音を立てながら吸い上げると、七咲自身にもそれが何なのか分かったようで、恥ずかしさからか両手で顔を覆ってしまった。

そんな七咲の態度に僕自身も非常に興奮してしまっている。
もういい加減、我慢出来そうに無い。
このいきり立った欲望を七咲に吐き出したい!

「逢、そろそろ、だめかな?」
「………いいです、けど―――優しくして、くださいね?」

555名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:14:56 ID:eNCnZYJD
セクロスルートに続く。

七先さんはきっと誘い受けだと思います。
そしてアマガミヒロインの中で一番無自覚でエロい事をしちゃうイヤラシイ娘だと思ってます。
556名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:55:51 ID:MqExz6Tc
超GJ!
557名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 20:27:16 ID:WkS1z1C4
>>555

俺もアイアイはそうだと思っているぜ
558名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:01:28 ID:Mp2ZV2Gx
うむ
アイアイはどうしようもなくエロいダメ娘だ
559名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 04:07:52 ID:PvR4C57i
とんでもない淫乱だよ!!
560名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 09:43:57 ID:Xe0QW4/3
女子校生をレイプする「アマ☆カミ」がTOP!同人週刊ランキング
ttp://www.ura-akiba.jp/archives/2009/06/top_3.html
561名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 11:45:28 ID:PDNIvVgv
絵を変えればどんなキャラでも通りそうな量産型ゲームでしたね。
このスレのをゲーム化したら神ソフトが出来てしまう
562名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 02:04:16 ID:XFidcx6Y
陵辱モノマダー?
563名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 18:43:51 ID:hMOtVGzX
>>557-559
だがそれが(ry
564名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:27:11 ID:LgYoMfoI
>>555
ちゅーか原作ゲームのイベントが反則技連発だよmん

どうやってCEROチェック通ったんだらう・・・??
565名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 03:16:52 ID:cg530a9Y
CEROの中の人が橘さんと同じ場所に立っていたんじゃなかろうか
566名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:00:31 ID:KmYRKy+j
七咲神が谷間のようなので落します
一応、梨穂子です
注意事項は

・抜けない
・本番がない
・ちょっと梅×香苗

です
567名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:02:22 ID:KmYRKy+j
 季節の割に、暖かい日が続いていた。こういうときは、昼間でも無性に眠くなって仕方がない。
授業中はどうにか耐えたが、それももう限界に近かった。

 放課後の教室で、梨穂子は机に突っ伏していた。
もし寝入ってしまっても、いつも通り純一が迎えに来てくれるから心配はない。
あの夢のようなクリスマス以来、ふたり揃って下校するのがすっかり日課になっていた。

 寝ようと決めてしまうと、そこからは熟睡に向けて一方通行だ。
時おり廊下に響く足音をなんとなく気にしながら、梨穂子は眠りに落ちていった。

「……桜井?」
「んにゅ……」
「おーい、桜井ー。おきろー」
「ん……じゅんいち?」
568名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:04:13 ID:KmYRKy+j
「残念、私は伊藤です」
「……わっ、か、香苗ちゃん?びっくりしたぁ……」
「彼氏じゃなくて悪るございましたね〜」
「も、もう、からかわないでよ〜」
「まったく、こんなとこで寝てると風邪ひくよ?……てか、橘君は来てないんだ。今日は一緒に帰るんじゃないの?」
「……あ、そっか。香苗ちゃん、いま何時?」
「もう5時近いよ」
「えっ?そんなに!?ど、どうしたんだろう」
「ふむ……なんかあったのかねぇ」
「先に帰っちゃったのかなぁ……」
「ひょっとして、勘違いして校門辺りで待ってるんじゃない?」
「それはないと思うなぁ。いつも教室まで迎えに…………あっ!」
「ん?」
「そうだった……今日は用事があるから帰りは別って、あの人がお昼に言ってたんだ……」
「あらら。そんじゃ桜井は、来るはずのない迎えをアテにして、いままで暢気に眠ってたわけだ」
「うう〜、意地悪な言い方しないでよぉ」
「いや、なんだか桜井らしいわ。どうせだから私と帰る?彼氏の代わりにゃならないけどさ」
「そ、そんなことないって。香苗ちゃん、一緒に帰ろうよ。えっと、かばんかばん……」
569名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:06:14 ID:KmYRKy+j
「……と、ちょっと待った桜井」
「え?」
「帰るのは、もうちょっと経ってからの方がいいかも……」
「な、なあに香苗ちゃん?ちょっとにやけてるけど……」
「だってあんた、……ぷぷっ。顔に思いっきしセーターの跡ついてるよ?」
「え?……うあっ、本当だっ。ほっぺがでこぼこしてる〜……」
「まあ、あんな姿勢で寝てりゃあね。それが取れるまで、なんかお話でもしてよっか」
「うう……ごめんね〜……」
「いっていって。私も、ちょうど桜井と話したいことがあったし」
「え?私と?」
「うん。その、橘君のことで、ちょっと聞きたくてさ」
「純一!?」

 思わず、声が裏返ってしまった。香苗が、純一のことを気にしている。一体なんだというのか。
純一が好きだなどと言われたら、どうしたらいいかわからない。

「ちょ、なんて声出すの」
「だって、香苗ちゃんが…………じ、純一が、なあに?」
「心配しなくっても、横取りする気なんかさらさら無いって」
「えっ?な、なんで私の思ってること……」
「あー……まあ、桜井の思考って、言っちゃ悪いけどあんまり複雑じゃないしね。彼氏に関わることでは、特に」
「ひ、ひどいよ〜」
「褒めてるんだって。……でね、私の聞きたいことってのは、あんたらふたりの話なわけ」
「純一と、私?」
570名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:08:06 ID:KmYRKy+j
「そ。普段何してる、とか、どんなこと話してる、とか。そういうカップルの……生態?教えてほしくてさ」
「そそ、そんなの聞いたって面白くないよぉ!」
「それがそうでもないんだって。ねえ桜井、ダメ?思いっきり惚気るチャンスだと思ってさ。ね?お願いっ」
「普段は冷やかしてるくせに……」
「それとこれとは別だって。ね?いいでしょ?」
「そんなに知りたいの?……な、なんで?」
「あ……いや、実はね。あんた達の幸せそうな様子見てたら、私もそろそろ行動してみようかな〜、なんて思えてきてさ。
そのための予習というか、男の子の振り向かせ方……までは行かなくても……。
とにかく、その手のリアルな話を聞きたくなって……」
「それってつまり、香苗ちゃんも誰かに告白するってこと?」
「……まあ、近いうちに……ね」
「うわぁ。そうなんだぁ。素敵だなぁ。……ねね、それってやっぱり」
「わあぁっ、個人の特定はナシ!ね?そんなわけだからさ、話してよ桜井!」
「むぅ……本当に香苗ちゃんのためになるなら、まぁいいけど……」
「さっすがっ。持つべきものは彼氏のいる親友だね!」
「じ、じゃあ、この間のデートの話からするね……」
「うん!!」

 それからしばらく、梨穂子は自分と純一との蜜月をほとんど隠すことなく話していった。
途中から妙に楽しくなってきて、気が付けばかなり恥ずかしい話も混ざってしまっている。
どの日に、どこへ行って、どんな遊びをして、どんなキスをしたのか。
香苗は、その全てを食い入るように聞いていた。
571名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:09:43 ID:KmYRKy+j
「……それでね、そこは人通りの少ない場所だったから、ついドキドキしちゃって……」
「……また、キスしちゃったんだ?」
「えへへへ……。その日はね、帰るまでに4回もしちゃったんだよ……」
「……う〜ん。多少の胸焼けは覚悟してたけど、こりゃ想像以上だね……」
「か、香苗ちゃんが話してって言ったんだからね?」
「わかってる。まだまだ限界は超えてないから大丈夫」
「も〜。限界って、なんのぉ?」
「……でもさ。ここまでの話聞いてると、あんたらってけっこうお互いの家に上がりこんでるんだね」
「うん?まあ、そうかな。昔もよく行き来してたけど、付き合ってからはその頃より多くなったかも……」
「それだけ部屋にいたりしてさぁ、その……」

 香苗の言おうとしていることは、すぐにわかった。
これまでの話の中で、梨穂子にはひとつだけ避けている話題がある。
それを承知した上で、あえて聞き出そうとしているのだ。

「……香苗ちゃん。そこから先はだめだよ……?」
「だって!ここまで来たら聞きたくなるじゃん!」
「だめったらだめなの〜!」
「ねえねえ、ちょっとだけでいいからさっ。デートの最後……キスの後ってさ、やっぱり……」
「き、聞こえないんだから〜」
「……やっちゃってるんだよ……ね?」
「……もくひけん、です」
「それは自供と見なしてもよろしいか?」
「ぜんぽう!こうえん!ふ〜〜ん!」
「ごまかした!すごく無理やりごまかそうとした!やっぱりそうなんだ!」
「恥ずかしいから思い出させないでぇ〜〜〜っ」
「……ありゃ。白状しちゃったよ、この子は」
572名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:11:36 ID:KmYRKy+j
 顔が、熱い。
香苗につつかれた拍子に、純一と交わった日々の光景が、まざまざと浮かんできてしまった。
落ち着こう、と思うことすら、もうまともに出来ない。

「ゆるしてぇ……」
「だぁいじょうぶだって、誰にも漏らしたりしないからっ」
「そんなの当たり前だよぉ。香苗ちゃんに言うのだって、もんのすごぉく恥ずかしいんだよ?」
「そこをこらえてさ。ほんのちょっとだけ、聞かしてくんない?そしたら、クレープおごっちゃう!」
「恥ずかしくてクレープどころじゃないってばぁ」
「桜井の好きな、チョコチョコシュガープリンバナナティラミスダブルスペシャルでどう?」
「……う」

 香苗の声に合わせて、頭の中でみるみるぶ厚いクレープが完成していく。

「さらに、アイスも追加しちゃおっかな!?」
「……うう〜〜〜〜」
「ドリンクもいいよっ。ほろにがココアで味のバランスを取っちゃおうっ」
「は、話してもいい……かなぁ……」

 口が、勝手にそう言っていた。少なくとも、そう思いたかった。

「やりぃ」
「うぇっ!?し、しまったぁ……」
「前言撤回は禁止だよ?ほら、さっさとよだれ拭いてっ」
「よだれ……垂れてたんだ……」
「垂れてる垂れてる。……よし、じゃあまずはその話からだね」
「え?その話って、クレープ?」
「違くて、よだれ。大人のキス、っていうかさ。……舌とか、絡めちゃうんでしょ?」

 梨穂子は、もう観念するしかなかった。なぜか、少しは喋ってしまいたいような気もする。
クレープのことは、早々に頭から消え去った。
573名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:13:36 ID:KmYRKy+j
「う……うん。する、よ。最近は、キスする時はほとんど舌も入れちゃうかな……」
「……始まりましたな。そ、それで?どんな感じなの?」
「味はね、意外となにもなくって……
ただ、あの人の舌は、いつも私のをいっぱいいっぱい舐めようとするから、すごく嬉しくなっちゃって……」
「……ごく」
「だから、私も純一の舌がすごくほしくなって、気が付くと音とか立てはじめっちゃったりするんだ……」
「……」
「それにね、私の方が背が低いから、あの人の唾がどんどん流れ込んでくるの。それもね、飲んじゃう。
そうするとね、なんだかふしぎなお薬みたいに、幸せな気分にしてくれるんだよ……」
「……」
「か、香苗ちゃん、大丈夫?顔が真っ赤だよ?」
「えっ!?へっ、平気平気。で、その先は?いつまでもキスしてるわけじゃないんでしょ?」
「あ、うん。そうしてるうちにね、あの人が、その……触ってくるから……」
「……触るって、どこを?」
「最初は、腰かなぁ。そこから、上か下かって感じ」
「うえか、したか……」
「うん。普段はなんともないのに、キスの後に触られると、なぜか嬉しいんだよね。
腰だけでも、ちょっとゾクッてなっちゃったり」
「でもって、上か下か、と……」
「う、うん。どちらかというと、胸に行く方が多いかなぁ。お腹とかも、さすってくれるけど……」
「おなか?」
「うん。こうやって、服に手を入れて。梨穂子の肌、あったかいよって、すごく喜んでくれるんだよ。
大抵は、そのままバンザイして上着を脱がせてくれるかなぁ」
「う…」
574名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:15:24 ID:KmYRKy+j
「でね、私ってこんな体型だから、見られるとちょっと自信なくて。
……でも純一はね、梨穂子の体はやわらかいし、あったかくて大好きだよ……って言ってくれるの。
そのまま抱きしめられると、あたまがぼーっとなっちゃって、すごくすごく幸せなんだぁ……」
「……そう、なんだ」
「そこから、またひとしきりキスですよ。今度は私が唾をあげたりしてね、あの人もどんどん飲んでくれるの。
……でね、いつの間にか、ホックが外されてるんだよね」
「ホック?あぁ……ホック、ホックか。えぇっ?ホック!?」
「そうなの。不思議なんだよねぇ。
私は、キスしてたらそれに夢中になっちゃうのに、あの人はキスしながら他のことができちゃうの。
でね、そこからは、胸を……」
「なるほど、その大きい胸を……」
「……いままでは、大きくて嬉しいことってあんまりなかったけど、いまは違うんだ。
あの人を、喜ばせてあげられるから……」
「そ、それはどんなふうに……」
「……それも、言わなきゃだめ?」
「聞きたい」
「……自由にさせてあげる、ってだけだよ?それでもね、純一はすごく優しいの。
最初は絶対に強くなんかしないで、やわやわ〜ってしてくれるから、私も少しずつ、き……きもちよくなっちゃって……」
「……じゅるり」
「おっぱいの下の方をね、こう、くすぐるみたいにされるとね……
ゾクゾクってなって……そうすると、こんどは先の方が硬くなってくるから、そこを……」
「……」
「きゅう、って押し込まれて……ぴんっ、って弾かれて……思わず、声が出ちゃったりして……」
「……」
575名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:17:17 ID:KmYRKy+j
「でね、私も純一のことが好きで好きでしょうがなくなっちゃって、胸の中にぎゅう〜、って抱きしめてあげるの」
「……」
「そうするとね、純一は胸にもいっぱいキスしてくれて、それで……おっぱいも、舐められたりして……」
「うあ…」
「あの人ったらね、赤ちゃんみたいなんだよ。ずうっと、私のおっぱい吸ってるの。
片方を吸いながら、もう片方は手で弄られてね。あれって気持ちいいから、私もつい変な声が出ちゃって……」
「あう……」
「……」
「そ、それで?桜井」
「……」
「さくらい〜?」
「うえっ!?あ、ごめん」
「だ、大丈夫?なんか、表情が恍惚っていうか……」
「えへへへ……思い出してたら、ボ〜っとしちゃった……」
「そっか。……まあ、気を取り直して続きを……」
「ねえ、香苗ちゃん。ここまでじゃだめ?」
「え〜っ?なんでなんでぇ?ここからが重要なんじゃん!」
「だ、だからだめなんだよ〜。いくらなんでもアレのことは……誰か聞いてるかもしれないし……」
「誰も来やしないって。ね?話してくれなきゃクレープ抜きだよ?」
「く、クレープが懸かってても、これはだめなんだからっ」
「む……」
「……じゃあ、交換条件。香苗ちゃんの好きな人、教えて?そしたら、その……最後まで話してあげるから」

 こうすれば、香苗も引き下がるはずだ。梨穂子自身、ここまでつい調子に乗ってしまったところはあるものの、
さすがに『本番』のことまで晒すつもりにはなれない。
梨穂子にすれば、かなり上手いことを言ったつもりだった。
576名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:19:03 ID:KmYRKy+j
「え?それでいいの?じゃあ、言う」
「え」
「……梅原君、だよ。っていうか、もうとっくにばれてるかと思ってた」
「……あ、そっか。やっぱり、そうだったんだ。……えへへ。頑張ってね」
「うん。さんきゅ」
「……」
「……さて、桜井」

 梨穂子の作戦は失敗した。香苗の目が、らんらんと輝いている。

「えっと、香苗ちゃん……」
「交換条件って言ったよね?」
「それはその、ナシの方向で……」
「言ったよねぇ?」
「……うぅ〜」
「さささ。小声でいいからさ。……キスして、触られて、その後はどうなっちゃうわけ?」
「そ、そのあとは……」
「あとはっ?」
「純一もシャツを脱いで……はだかになって……」
「おお……」
「スカートとか穿いたままだったら、私はそれも脱いで、そのくらいでいつもは……べ、ベッドに寝かせてくれて……」
「……それで、いよいよ?」
「えっと、まだそこまではいかなくて、しばらくは触り合ってるの。
……肌と肌がいっぱいくっついて、純一をいっぱい感じられて。
なんだかね、抱えきれないくらい幸せになっちゃうんだよ……」
「……ごくり」
「純一の手って大きくて、安心するんだけどドキドキして……
それがだんだん下に動いていってね……おしりとか……そこ、とか……」
577名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:20:48 ID:KmYRKy+j
「……そこ?」
「わ、わかるでしょ?」
「う、うん。……その部分、だよね。他人に触られるのって……どうなの?」
「……他人っていうか……純一に触られるのは、すごくいいよ。
……どうすれば私が喜ぶのか、ちゃんと覚えていてくれて……ゆっくり、じっくりなぞってくれて……」
「……」
「指だけじゃなくて、てのひらで覆うみたいにしてね、波みたいにゆらゆら〜、って手を動かすの。
熱くて、優しくて、どうしようもないくらい気持ちよくて……」
「……」
「でもね、ときどきいじわるなんだよ。濡れちゃったのを、私に見せてくるの。
指についちゃった〜、って。梨穂子、どうしてくれるんだ〜、って」
「ぬ、ぬれ……」
「ひ、ひどいよね?それで私が恥ずかしがってるとね、梨穂子はかわいいなぁ、なんていって、何回もキスしてくれるの。
ちょっと悔しいけど、すごく嬉しくて、私はもう我慢できなくなっちゃって……」
「……」
「目を見るとね、ちゃんと通じるんだよ。何も言わなくても、黙って頷いてくれるの。それでね、下着も全部とって……」
「……」
「あ……えっと……」
「ど、どうしたの?その先は?」
「な、なんというか……どう説明したらいいのかわからなくて……」
「わかんないって?」
578名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:22:59 ID:KmYRKy+j
「その、実際にしてるときは夢中というか頭がいっぱいだから、うまく言葉にできないっていうか……」
「なな、なるほど。じゃあ、私から質問していい?」
「うう、まあいいけど……」
「……入ってくるときって、どんな感触なの?」
「うぇ、えっと……例えるなら、内臓の下からなにかが潜ってくる……みたいな?」
「ないぞう…」
「香苗ちゃんは、ナプキンだよね?」
「えぇっ!?な、何を突然っ??」
「た、タンポン使う人なら、少しはわかるかもと思って……私は違うんだけど」
「そ、そう。残念ながら、中1で始まって以来ずっとナプキン系だなぁ……」
「……中1なんだ」
「ううううるさいなぁ、余計なことはいいから!」
「ご、ごめん」
「次いくよ、次っ。ええと……そ、それって痛いの?内臓えぐってくるんでしょ?」
「うんと……最近はほとんど痛くない、かな。無理しなければだけど」
「でも、最初の頃ってやっぱり……」
「う、うん。痛かった。でも、覚悟してたほどじゃなかったよ。血がどわわーっ!
……なんてこともなかったし。まあ、少しは出たと思うけど……」
「けっこう、うまくいったんだ?」
「うん。多分、純一が相手だったからだと思うな。
普通にしてても、お互いのことがなんとな〜くわかっちゃうこととかあるし。
だから、あんまり痛くない風にできたんじゃないかな、って」
「……うーん。なるほどぉ。愛の力、ってわけですか。
……そんでさ、実際に入れてもらうのって、どのくらい気持ちいいもんなの?」
「それは、その……さっき言ったとおりだよぅ」
「夢中で、頭いっぱいになっちゃうくらい?」
「……ん」
「……想像できない」
「うん。ほんとに気持ちよくなれたのは4回目くらいだったけど、そのときは口に出しちゃったもん……」
「……なんて?」
「……なにこれ、すごい〜!……って……」
「うわぁ……」
579名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:24:59 ID:KmYRKy+j
「お、お願いだから引かないでぇ……」
「引いてない。引いてないけど……桜井って、もう大人なんだね……」
「そんなことないよぉ……香苗ちゃんだって、いつか梅原君と……」
「わわわ、私達はまだ付き合ってすらないしっ」
「でも、見てるといい感じだよ?ふたりとも、お似合いだと思うけどなぁ……」
「……ああっ、もう、変なこと言わないでよ!明日からまともに顔見れなくなるじゃんか!」
「ふふん。私にばっかり恥ずかしい話させた罰ですよ〜」
「こ、この桜井め……」
「……ねえ、今度こそお終いにしていい?なんだか疲れちゃった」
「……そだね。私も疲れた」
「な、なんだか暑いね……」
「うん。…帰ろっか」
「ふふ。そだね」

 喋っていただけなのに、頭の芯がぼうっとする。深呼吸を2回して、梨穂子は立ち上がった。
陽はほとんど落ちて、部活動の喧騒もなくなっている。早く帰らないと、先生に小言をもらうかもしれない。
梨穂子にとって思いもかけない声が響いたのは、昇降口に着いたときだった。

「あれっ、梨穂子?」
「じ、純一!?なんで……!」
「なんでって、こっちの台詞だよ。帰ってなかったのか?」
「おやおや、運命の再会ってやつ?さすがだねあんたらは」
「あ、香苗さんも……ふたりとも、なんか顔が赤くない?」
「ええっ?き、気のせいじゃないかなぁ?」
「そ、そうだよ、気のせいだよねぇ、桜井?
……つーかさ、この子ったら、今日はあんたが来ないってことすっかり忘れて教室で居眠りしてたんだよ?」
「……梨穂子、お前なぁ……」
「め、めんぼくない……」
580名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:26:52 ID:KmYRKy+j
「でもさ橘君、今日は愛しい彼女をほっぽってまでなんの用事だったの?しかも校内でさ」
「それが、ちょっと委員会の手伝いを押し付けられちゃってね」
「ふうん。断れなかったの?桜井、しょんぼりしてたよ?」
「し、してないよ〜」
「うーん。僕も断ろうと思ったんだけど、なにせあやつじ……
げふんげふん、すごく丁寧にお願いされちゃったからさ。梅原まで巻き込んじゃって、ちょっと悪いことしたなぁ」
「私にはぁ?」
「わ、わかってるよ梨穂子。ちゃんと埋め合わせはするから」
「ふふん。よろしい。許して進ぜよ〜」
「……ねえ橘君。梅原君もいたの?」
「え?ああ、いたいた。あいつにとっては、僕といたのが運の尽きだったね。
なんの脈絡もなく手伝わされてさ。飲み物買ってから来るって言うから、ここで待ってるんだけど」
「ふうん。そっか……」

 香苗の様子が、おかしかった。間違いなく、梅原のことを気にしている。
ふと、意地悪に近い考えが梨穂子に閃いた。

「……ねえ、純一」
「なんだ、梨穂子」
「さっき言った埋め合わせって、今してもらってもいいのかなぁ?」
「い、今?ずいぶんいきなりだな。まあ、出来ることならいいけど」
「じゃあね……私、今日は純一とふたりで帰りたい」
「ち、ちょっと待て梨穂子。そう言われても、僕は梅原を待ってて……
それに、梨穂子は香苗さんと帰るんじゃないのか?ねえ、香苗さん」
「……いや、まあ私だってあんたらの仲に割り込む気は無いけど……ちょっと友情薄くない?桜井」
「だ〜か〜ら〜。純一、わかるでしょぉ?」
「……ああ、なるほど。わかった。すごくわかった。よっくわかった」
「ちょ、おふたりさん?」
「と、いうわけで香苗さん。梨穂子は僕と帰ることになったから、悪いけどこれにて」
「これにて〜」
「ま、待ってよ桜井!一体どういうこと?」
「さあ。どういうことでしょ〜?」
「そうだ香苗さん、梅原が来たら伝えといてくれるかな。
薄情な親友は先に帰ったから、今日は香苗さんと帰ってくれってさ」
「……あ、あんた達……そういうことか……!」
「えへへ。頑張ってね、香苗ちゃん」
581名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:29:10 ID:KmYRKy+j
「ちょ、な、それで気ぃ遣ってるつもりなの!?いくらなんでもあざとくない!?」
「じゃあ、行こうか梨穂子」
「うん!」
「あ、え、ちょっと、お願いだから待って……!」

 騒ぐ香苗を置いて、梨穂子は昇降口を後にした。横にいる純一と、してやったりの笑顔を交わす。
自然に、ふたりは手を繋いでいた。

「ひょっとして、余計なことだったのかなぁ」
「いや、あのくらいはいいんじゃないか?梅原も、ほっとくと人の背中を押してばっかりだし」
「……そうだよね。香苗ちゃんも、ちょっとそんな感じだから」
「あれって、梅原や香苗さん自身が積極的になれない反動なのかもな」
「む……珍しく大人びた意見」
「ぼ、僕は大人だぞ?」
「ふふっ。そっかなぁ?」
「……まあ、いいけどさ。ところで、梨穂子……」
「ん?なあに?」
「今日、これからうちに来ないか?」
「え?い、いまから?なんで?」
「……学校の帰りに言うようなことじゃないけどさ。なんか、いまの梨穂子ってやたらこう……色っぽいというか……」
「いろ……え、ええっ!?」
「フェロモンが出てるっていうのかなぁ。なんか、こう……ごめん、つまり、僕は変な気持ちになってるってことなんだ」
「……純一……」
「まあ、嫌ならいいんだけど……でも、僕はいますごく梨穂子が欲しい」
「……いいよ。私も……同じ気持ちだから……」
「梨穂子……」
「えへへ……」
「……それじゃ、行こうか」
「……うんっ」

 それから純一の家に着くまで、まともに言葉を交わせなかった。
恋しさと照れくささが、とめどなく湧き上がってくる。
今日は、純一にも色々してあげたい。一緒に、沢山気持ちよくなりたい。
そんなことを思いながら、梨穂子は香苗のことをあっさり忘れ去っていた。
582名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:31:14 ID:KmYRKy+j
以上です

梨穂子と橘さんのほのぼのカップルHを思うだけで幸せになれます
583名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:34:29 ID:BxwNdsRp

サッカーで興奮した後また興奮した
そしてエロかったw

梨穂子は幸せが一番
584名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:41:50 ID:Qyr/yfQB
サブキャラを無理矢理くっつけたがるカプ厨は滅べばいいのに
585名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 02:12:27 ID:dRWm5fkn
かなりよかった。梨穂子はかわいいなあ!!!!
586名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 02:54:45 ID:9/6q/x0/
ほのぼのえちーは良いものだ!
587名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 03:43:37 ID:vRQ3h4LB
>>586
だねえ、ほのぼのというか。ぼのぼのというか 

 よい感じに爛れた幼なじみですた
588名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 07:49:47 ID:secIToRj
おまいらこんな所で妄想してないでアマ☆カミ 〜姦〜やれよ。
589名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 11:33:58 ID:AoklkFQL
いいなぁ。
私のはちょっと非現実的な流れが入ってましたが、貴方の作品は
香苗との会話が真に迫っていて、えろあまですね。いいなぁ。GJです
590名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 15:52:58 ID:IMs/NARK
乙。さすがH会話が一番多いだけはあるな
梨穂子はいやらしいなあ!!!
591名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 16:26:41 ID:qHNBzGr+
ゲームにない独自設定を混ぜるのだけはやめてくれ
原作レイプだ
592名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 17:59:22 ID:9/6q/x0/
>>541>>554
の続きセクロスルート投下
593名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 17:59:59 ID:9/6q/x0/
七咲は風呂場のマットに仰向けに寝そべっている。
胸の前に手を置いて、時たま不安そうに僕のほうをチラチラと見ているが、僕と視線が合うと恥ずかしそうに目を逸らせてしまう。
それは、これから行う行為の事もあるかもしれないが、それ以上に僕の股間にいきり立つ肉棒を隠さずにいるからかもしれない。
さて、いつまでも女の子を待たせるのは紳士のする事じゃないよね。
では早速……。



寝ている七咲の膝を立てて足を開かせ、その間に僕は座る。
風呂の湯と自身の蜜に濡れて、ぴっちりと体に張り付きその形を浮かべている水着の股間部分にあたる布に指を掛ける。

――――ニチャ

秘部と張り付いていた股布との間に、そこより分泌された蜜の糸が伝う。
股布を太ももの付け根へとずらしていくと、蜜の溢れ出る秘部が露となった。

……クチュ

恐る恐る七咲の秘部に触れると、七咲は緊張したように体を震わせている。
僕の指先にはトロトロの蜜がまとわり付いてくる。

―――ツプ

そっと指のわずか第一関節まで挿入する。
指先に伝わるのは肉の圧迫感。
それと七咲自身が分泌する熱を帯びた蜜。
七咲を見てみると、所在なさそうに目を泳がせていた。
594名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:00:32 ID:9/6q/x0/

思ったより大分濡れている。
もう少し入れても平気だろうか。

「………ふ、あ」

円を描くように指を動かし、ゆっくりと七咲の体内へと侵入してゆく。
第二間接ほどまで挿入された指先に伝わる圧迫感は更に強まり、同時に七咲の口から声が漏れ出す。

……ヌチュ……プチュ

少しずつ動かす指のスピードを速めると、風呂場という空間のせいだろうか、僅かに卑猥な音が響く。
その音は僕にははっきりと聞き取れているし、おそらく七咲の耳にも入っているだろう。

「うぁっ!……んっ……あっ……」

空いているもう片方の手で、敏感な突起に触れる。
挿入している指先が締め付けられたが、七咲の蜜もどんどんと溢れだし、指先に感じる摩擦力は弱まっている。

もう、そろそろ平気かな。

指を七咲の蜜壷から引き抜くと、付着した蜜のおかげで指がテラテラと光っていた。
その指に付着している蜜を、肉棒に塗りつける。
七咲の体液が僕のこんな部分に塗られるというだけで興奮するのは仕方ない事だろう。

「行くよ、逢」
「―――キス……そのまえに、キスしてください」

仰向けの七咲の腰を抱き寄せて起き上がらせると、僕の顔の正面に七咲の顔が現れる。
目を閉じて唇を突き出している七咲に、僕は自分の唇を重ねた。

「ん……チュ……」
595名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:01:22 ID:9/6q/x0/
はじめは軽いキス。
僕の七咲に対する気持ちを込めて。

時間にすればわずか数秒。
それでも僕の気持ちは七咲に伝わっているはずだ。

次は深く甘い濃厚なキス。
舌を七咲の口内に侵入させ、唾液を送り込む。

「んふっ!……む、んぅ……チュウ、チュパッ……」

侵入させた舌に生暖かい物が絡みつく。
七咲の舌だ。
僕の舌に絡みつくようにうねり動くと、二人の唾液が混ぜ合わさっていく。
そのまま数十秒の間、唇をくっ付け合い、互いの口内での体液の交換を続けた。
ようやく唇を離すと、混ざり合った唾液がツゥーと糸を引いた。

七咲は息を乱していたが、少し困ったような顔つきで 先輩、続きをしてください と言った。

消え入りそうな声で続きをせがむ七咲をとても愛しく思いながら、僕は自身の肉棒を七咲の蜜壷にあてがう。
先端でスジをなぞるように動かすだけで、僕の脳髄に電気が走るのが分かる。
それは七咲も同じようで、僕の肉棒が触れるたびに細かく吐息している。

このまま、七咲を―――

596名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:01:55 ID:9/6q/x0/
―――ズプッ

「あっ……いっ……あぁっ……!」

男を知らない秘肉をこじ開ける感触。
肉棒の先端が七咲の中に埋まった瞬間、僕の理性はどこかへトんでしまった。

―――ズププッ

「あああっ!」
「逢!逢っ!!」

七咲の全てを感じたいという欲望に支配され、強引に肉棒を突き入れる。
途中、七咲の純潔の証を肉棒の先端に感じ取ったが、かまわずその膜を破り去った。

「うあああぁっ!!」

風呂場に七咲の悲痛の叫びが響く。
けれど、その声は僕にはまるで聞こえていなかった。
最奥まで肉棒が埋まると、一息入れること無く次の欲求に動いていた。

―――ズチュッ

「いっ、先輩っ……あっ、やあっ……動かさないでっ……くださ……ああっ!?」

根元まで埋めた肉棒を、今度は一気に引き抜く。
カリ首まで引き抜いた肉棒を、同じように根元まで突き入れる。
僕は、肉棒から伝わるしびれるような快楽に酔っていた。
597名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:02:30 ID:9/6q/x0/
―――ズチュッ、ズチュッ、

「せ、んぱいっ……おねがいっ……します……」

七咲のあげる声に若干の興奮を覚えながら、僕はその行為を止めようとはしない。
それどころか、より早く腰を打ち震わせ快楽を追求する。

―――ズチュッズチュッズチュッ

「ふっ……う………うぁ………っ………うっく……」

風呂場に響くのは肉の擦れ合う音。
ときおり漏れ出す七咲の声。

その二つをBGMにして、僕は上り詰めていった。

そして――――。

「逢、いく……いくよ!」

僕は渾身の力を込めて最奥まで肉棒を突き入れた。
そして七咲の中で肉棒がビクビクと脈動する。

ビクンッ!!・・・ドクッ・・・ドクドクッ!!

爆ぜた欲望は、白濁の液体となって七咲の中へ広がっていった。


598名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:03:02 ID:9/6q/x0/
一息ついて、七咲の顔を見た僕は愕然とした。
七咲の目尻からは、涙がこぼれていたのだ。
それを見た僕はやっと我に帰ることとなる。
結合部を見ると、七咲の蜜と破瓜の血が入り混じった液体でピンク色に染まっている。
僕は自分のしてしまった行為の愚かさに気づいた。


「……すごく痛いのに……先輩のバカ」
「ごめん……」
「やさしくしてって言ったのに……」

なにやってるんだ僕は……。
自分の欲望のままに動いて、七咲の躰を傷つけて。
こんなんじゃ彼氏失格じゃないかっ!

「許してくれなんて言えないよな……」
「………絶対に許しません」
「本当に、ごめん」
「―――これから毎日キスをして下さい」
「……え?キス?」
「それと、毎日必ず愛してるって言ってください―――そしたら、少しだけ許してあげます」
「い、いいの?」
「………先輩は、私の体に虜になっちゃったんですよね?それなら―――」

七咲は僕の唇のそっとキスをした。

チュ

「私も先輩の虜ですから」
599名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:05:13 ID:9/6q/x0/
これにて終了。
拙い文章でしたが、最後まで読んでくださった方々に、お礼申し上げます。

また電波を受信したら書きたいと思います。
600名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 21:46:18 ID:XUzdmQWk
アイアイの蜜美味しいなり
601名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 22:06:24 ID:QfEmKeky
橘さん強引すぎっす
まあ痛がる七咲に萌えたわけだが


>>582
ほのぼのしてていいね
こういう日常の延長的な描写は大好物です
602名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 23:28:07 ID:XUzdmQWk
七咲は美味しいなあ
今日も七咲の味を堪能しよう
603名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 04:03:43 ID:VNn2UuDx
>>591
響先輩ルートとかいらないんですね
わかりました
604名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 17:18:01 ID:NSvs8RtG
ええい、森島先輩に手を付ける者はおらんのか!
605名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 18:18:36 ID:jSIBBVCq
>>599

エロい…エロいんだけど少し生々しい気がする
もうちょい甘ったるいエチーを期待してた
606名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 13:49:42 ID:Y1byITG/
擬音だらけで読み始めて速攻で萎えた
本人は脳内で音を再生して興奮しているのかも知れないけど
表現力無しのガキがチンポ膨らましながら必死で書いていると思うと非情に辛い
607名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 17:02:04 ID:G3n3geXo
仮面、りぽこ、アイアイばっかだな
先輩もお願いします
608名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 18:36:02 ID:ef2iHqrI
読みたきゃ自分で書けば?
でも投下はしないでね
ババァのSSなんか需要ないから
609名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:00:09 ID:XmbPm5gJ
>>606
俺が心にしまっておいた事をすっぱり言ってくれたな!すっきりしたぜ!
前半は良かったのに……。なんで急に擬音を使っちゃったかな。肝心な所で興ざめだよ。
>>608
黙れ

薫分もそろそろ補給したくなってきたな。暇が出来たら書いてみるか……
610名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:02:20 ID:gxHRPVv1
短めですが、みゃー投下
ゲームにない独自設定があるので注意してください。
611名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:03:13 ID:gxHRPVv1
「……ん………ふぅ………ぁ………んぅ………」

美也の口からは悩ましげな声が洩れ出している。
部屋―――というには少し手狭なその空間は、まだ日の落ちきってない時間帯だというのに暗闇に包まれている。
唯一、光源と呼べる物は星の光のみ。
実はその星も人の手によって描かれた人工的な光であるが、闇の中にぼんやりと浮かぶ星達は、美也の肢体を幻想的に照らしていた。

「………ふっ……く、ぅん…………ぁ……にぃ、に………」

口から洩れたのは、空間の主の名前。
胸に添えられた両の掌は、未発達な乳房をマッサージするように動いている。
ブラウスのボタンを外し上半身をはだけているその格好は酷く扇情的だ。

美也は兄に後から抱きかかえられて胸を揉まれる自分を想像してるのかもしれない。
うつむき、頬を染め、時折 「やだぁ……だめぇ……」 などと弱弱しく呟いている。
それでも休める事なく手を動かし続けているのは、そういった願望の表れだろうか。

同年代の女の子と比べると、平均以下と言わざるを得ない未発達な乳房だが、実のところ美也はそんなに気にしてはいなかった。
ただ、それをネタにからかって来る兄に対して、何かしらの応答をしたくての結果が【小さな胸を気にしている】というキャラとなっただけのことだ。
兄にからかわれるのは嫌じゃない。
むしろ、もっと遊んで欲しいとすら思っている。
612名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:03:44 ID:gxHRPVv1
だがここ数日で兄は変わってしまった。
自分の過去を克服して新しい世界を見つけ出し、美也だけの兄ではなくなってしまった。
それが美也には寂しかったのかもしれない。
兄の居ない部屋で、兄の秘密場所に入り、兄の匂いを感じながら、美也は自慰行為に耽っていた。

「………あっ………ふ、っぁ………」

なだらかな丘の頂上で存在を主張する小さな突起を指先でさすると、薄紅色のそれは小さな刺激にも過敏に反応を示し、更にぷっくりと膨れ上がってゆく。
だんだんとさするだけでは物足りなくなったのか、指で摘んだり、弾いたりをして更に快感を貪る。
絶え間なく快感を送り続ける指の動きは休む事なく、美也自身を高揚させていった。

「……んっ………にぃに……あぁ……」

ひとしきり胸の刺激を堪能した美也が次に起こした行動とは、体育座りの様な格好でもじもじとこすり合わせていた太ももを少しだけ開くことだった。
そのまま片方の手でスカートをめくり上げると、白い下着が現れる。
そして、自分の一番敏感な部分に手を伸ばし、そっと触れた。

「―――ふあぁっ!」

指先で少し触っただけなのに、その刺激は美也の心を快感に蕩けさせる。
下着と包皮越しに敏感な小豆を上下左右に擦り、円を描くように撫で回す。

「あっ、ああっ、ふぁ」

狭く暗い個室の中で、兄の事を考えながらの行為。
だんだんと弄る指の動きが早まり、美也は限界に上り詰めてゆく。

「だめっ!イっちゃう!みゃーもうイっちゃうよぉっ!」


動かし続けていた指を止め、指先に力を込めて小さな豆を押しつぶす。

「にぃに!にぃにっ!あっ、ああああぁっ!!」

ビクンと大きく体を痙攣させて、美也は絶頂に達する。
背を弓なりに反らせぶるぶると体を震わせながら、美也は快楽に心酔していた。
613名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:04:16 ID:gxHRPVv1

乱れた息がようやく整ってくる頃には、ブラウスのボタンを留め終えて乱れた衣服を正していた。

「はぁ……」

主のいない暗い個室を元の状態へ戻すと、美也は部屋を後にした。







「ただいまー」
「おかえりー、その顔だとデートは楽しかったみたいだね」
「良く分かったな」
「みゃーはなんでもお見通しなのだ!」
「ハハハ、それじゃあ僕は部屋に戻るよ」

「………みゃーは、にぃにの事ならなんでもお見通しなんだよ」

「うん?なんか言ったか」
「なんでもないよーオヤスミ!」
「あぁ、おやすみ」



――――――ポロ

「………にぃにの、ばか」
614名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:06:07 ID:gxHRPVv1
本当に短いですが終了。

>>605>>606>>609
貴重な意見、真摯に受け止めさせていただきます。
615名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:24:42 ID:aqMbrfm1
俺様世界が全開で、既に別の作品に仕上がってるな
正直「これ誰」って感じ
あと、舌足らずな喘ぎ声ばかりでは、知恵遅れと間違われても仕方がないな

いや、もちろん書き手さんじゃなくキャラの方だが
616名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 04:33:18 ID:p9EEmCRr
>>614
今回も乙です
美也の寂しげな気持ちが伝わってきます
欲を言うなら、橘さんが段々美也に構わなくなっていく状況と
そのときの美也の移り変わる心境とかあったらより面白かったかも
次も期待してます

>>615
あなたの世界観の作品を期待してます^^!
617名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 12:43:26 ID:5XVpyhHE
>>614
非常に乙です
切なすぎるよみゃー
その調子でもっとサブキャラに脚光をっ!!

少し擬音が入ってるくらいのほうがエロく感じる俺は異端なのか…
618名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 21:50:54 ID:oZ1du0nL
619名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 20:08:11 ID:a3Rr8mUg
hosyu
620名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 07:23:30 ID:sTUGQiTg
621名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 07:50:33 ID:D+FsafgG
ホアァーッ!!
622名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 19:25:12 ID:So2Jfn5M
アッーーーーー!
623名前忘れた:2009/06/20(土) 22:47:57 ID:WXjZ3JkV
保守
624名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 12:18:14 ID:IYKIxmUg
hosyu
625名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 14:22:24 ID:ssxb9NJf
ウホッ
626626:2009/06/23(火) 21:52:41 ID:7/0qjPrh
とりあえず、りほこ投下します。
627626:2009/06/23(火) 21:53:53 ID:7/0qjPrh
「事情は分かった、今助けてやるからな。」
「ほんと!? ありがと〜。」

抜け穴に腹がつかえて、情けない声を出している梨穂子の後ろに立つ。
そして足首を試しに引っ張ってはみたものの、少しも抜けて来ない。
どうしたモノかと考える純一。
少しの間考え込んだ後、意を決して今度は彼女の腰をしっかりと掴み、
根本から思い切り引っ張ろうと力を込める。

「──あんまり乱暴にしないで〜」
「無茶言うなよ、力入れるなって言われたって困るぞ?」

面倒な事になったとうなだれ、眉をひそめる純一。
どうやって助けようか考えながらおもむろに梨穂子の方を見ると、
尻を突き出した格好のまま足をモジモジさせていた。

「──梨穂子、どうかしたのか?」
「おしっこ…。」

聞き取り辛い小声ではあったが、洒落にならない状態である事は理解出来た。
梨穂子らしいと言えばらしいのだが、さすがに純一は呆れ顔になる。
どうせ遅刻だ、からかってやろう──そう考えた彼は、風上の少し離れた
場所に立ち、ズボンのチャックを下ろし自らのイチモツを取り出した。

「何だか、僕も小便したくなってきたな。」

梨穂子に聞こえる様にわざとらしく言いながら、股間に神経を集中させる。
そして渾身の力を込め、カウントダウン後、射出する。

「3・2・1・ファイヤー! いやぁ〜立ちションなんて久しぶりだなぁ!
 凄いぞ…飛距離が伸びる、まだ伸びる、更に伸びる──それが、my黄金水!!
(──あ、ちょっと手にかかっちゃったorz)」

草むらに向かって放たれた放物線の様子を解説する純一。
しばらくして全て出し切ると、スッキリした顔をしながらイチモツをしまう。
その後、小便と土と草が複雑に入り混じった臭いが風下に居る梨穂子を襲う。

「ひどいよ〜! 先にしちゃうなんてあんまりだよ〜!
 …しかも、あんな気持ち良さそうにしちゃってさ〜!」

梨穂子の恨めしそうな声が、壁の向こうから聞こえてくる。
ちょっと悪ノリしすぎたかな? …そう思った、その時──
628626:2009/06/23(火) 21:54:56 ID:7/0qjPrh
「もう…、ダメ〜。早く…なんとか…してぇ〜」

冷たい空気に晒され続けていた所為か、梨穂子の尿意も限界に近づいていた。
取り返しのつかない事態になるかも、と焦る純一が目にしたのは梨穂子の荷物。
自分が先に抜け穴を抜けてから、後で持って行こうとでも思ったのだろう。
何にせよ、こちら側に荷物があったのは幸いだったのかも知れない。
使えそうな物はないか、さっそく中身を確認する。
ざっと調べた所、水着を入れた袋の中から何枚かのポリ袋が出てきた。

「(──よし…。これがあれば…!)」

梨穂子の水着袋から見つけたポリ袋を手に取り、梨穂子の後ろに座る。

「今すぐどうこう出来ないから、先に出しちゃえ!!」
「──えっ!? 先にって…、わ、ひゃあぁっ!!」

梨穂子の意志を無視し、コートと一緒にスカートも一気に捲り上げ固定する。
今度は下着に手をかけ、刺激を与えない様にゆっくりと下ろしていく。
そして、ふっくらとして柔らかそうな尻が徐々に晒されていく。

「ちょっと、何してるの〜!? エッチ〜、変態〜!!」
「そんな事言ってる場合か!? グズグズしてたら手遅れになるぞ?
 それから『紳士』が抜けてるぞ、『紳士』が! 全く失礼なヤツだな…。」

『変態』のトコロは否定しないのか?
ともかく、観念した梨穂子は大人しくなり純一の言いなりになる。

「梨穂子。…膝、ちょっと浮かせてくれ。」
「──えっと…、こう?」
「そうそう。…よし、取れた。──これで少し足を広げられるだろ?」
「あ…、うん。──ちょっと、楽になったかも。」

純一が両足を少しずつ広げさせると、陰毛に包まれた梨穂子の割れ目が晒されていく。
そして手を伸ばし、割れ目の下に来るように先程のポリ袋を広げる。

「今下にポリ袋広げたから、中にしちゃって大丈夫だぞ?」
「──そう!? …はぁ〜助かったぁ〜。」

その言葉に梨穂子はすっかり安心し、全身の力が一気に抜ける。その拍子に、
限界まで我慢していたおしっこが、激しい音を立てて噴き出し始めた。
そして広げたポリ袋の中に凄い勢いで薄黄色の液体が注がれていく。
その一部始終を、純一は顔を近づけて凝視する。
629626:2009/06/23(火) 21:56:20 ID:7/0qjPrh
「ちょっと、あんまりじろじろ見ないで〜!」
「見えてない筈なのに、何で『じろじろ見てる』って言い切れるんだよ?」
「──えっ!? だ、だって…、息が…。」
「あ…。」

何でこんな時だけ鋭いんだ、と思いながら純一は慌てて顔を逸らす。
本当なら全て出し切る所までずっと凝視していたい所なのに、
さすがに見るに見れず周囲に視線を泳がせ続ける。そうこうしている内に、
激しい音を立てていたおしっこは勢いが弱め、ようやく噴出を終えた。

「はぁ〜生き返ったぁ〜。」

全てを解放し、その余韻に浸る梨穂子。
そんな彼女をよそに、純一は薄黄色の液体が大量に注がれたポリ袋の口を固く結ぶ。
それが終わると、今度は綺麗にしてやろうと割れ目や内太腿を丁寧に拭いていく。
そして一通り拭き終わると、顔を近づけ割れ目を覗き込む。

「(こうして見ると、何かエイリアンでも出てきそうだな…。)」

そう思いながら人指し指2本で割れ目をこじ開け、更に奥を覗こうとした瞬間──

「──ひゃあぁあっ!?」

梨穂子は突然の異物感に過剰反応し、とっさにその場から逃げ出す。
そしてスカートの裾を引っ張り自らの秘所を必死に隠し、純一を睨み付ける。
気が付くと、無事に抜け穴をすり抜けていた。

「良かったじゃないか、無事に抜けられて。 よいしょ…っと。」
「良かった…じゃない〜! もう、びっくりしたんだから〜!!」

純一も後に続き、梨穂子に文句を言われながら抜け穴をすり抜ける。
そして梨穂子に荷物を渡した時、チャイムが鳴り響いた。

「うそ、予鈴だ〜! ほんとに遅刻になっちゃうよ〜!!」
「──って…おい、梨穂子!! 大事な物、忘れてるって!!」

そう叫ぶ純一が持つ『大事な物』とは、先程脱がせた梨穂子の下着だった。

「──仕方ないな、後で梨穂子に返しに行こう…ってやばい、本当に遅刻しそうだ!」

純一はとりあえずそれを制服のポケットに忍ばせておき、教室へと急いだ。
630626:2009/06/23(火) 21:57:38 ID:7/0qjPrh
───────────────────────────────────
 □ヒント     *行動が実行されました       ○ OK
───────────────────────────────────

[!] しまった! このままじゃ遅刻してしまう! こうなったら…… (朝)

───────────────────────────────────
 □ヒント     *新しい行動が発生しました     ○ OK
───────────────────────────────────

[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)
[!] 梅原が手招きしているぞ。僕にお客さんかな?  (休1・休2)
[!] しまった、財布を忘れてしまったぞ! 昼飯抜きはキツいな……。 (昼)
[!] 梅原がオニギリを分けてくれたぞ。お宝本でも眺めながら頂こう! (昼)
[爆] プールの方が騒がしいぞ! 何があったんだろう、行ってみるか! (放)
631名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 00:16:31 ID:DHbirQC+
りぽこの聖水を楽しもう
632名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 09:07:04 ID:G/e2mfAk
しぃしぃ直後まんまんはふきふきではなくなめなめできれいきれいだお
しっとり愛でるお
633名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 12:25:55 ID:cuSjL5BF
     ∧_∧
    ( ´∀`) <放課後の爆弾が気になるモナwww
    (    )
    | | |
    (__)_)
634名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 20:29:18 ID:H3nOiv/3
滋養強壮に「りぽビタンしぃ」
635名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 21:34:08 ID:XyuqnaKU
二人とも別人みたいだw

[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)
636626:2009/06/25(木) 00:02:19 ID:hVJL5r1F
梨穂子の今朝の忘れ物を届けに、彼女の教室へ足を運ぶ。
そして、入り口近くでだべっている梅原と香苗に声を掛ける。

「橘か? …ちょうど香苗さんがお前に話があるってさ。」
「…僕に?」
「──って言うか、用事があるのは桜井の方ね。」
「梨穂子──もとい桜井が?」
「そう。…でも、人目につくとアレだから体育倉庫で待たせてるわ。」
「そうか、ありがとう。ちょっと行ってくる!」
「がんばってね〜。」

香苗に軽く頭を下げた後、急いで体育倉庫に向かい、分厚い戸を引く。
中に入ると、梨穂子が跳び箱の上で足をぶらつかせながら座っていた。

「ここに居たのか、香苗さんから聞いたよ。…それで、話って何?」
「──って、え、え〜っと…。」

どうにも落ち着かない様子で、口をパクパクさせる梨穂子。

「まあいいや、ちょうど僕も梨穂子に用事があったから。
 はい、これ。…今朝、忘れてったみたいだからさ。」

ポケットから先程の下着を取り出し、梨穂子に手渡す。

「やっぱり純一が持ってたんだ。──良かった。
 朝からずっとスースーしてて、変な感じだったから…。」
「スースーしててって…、朝から今までずっと『穿いてない』
 状態だったのか…。全く、とんだ伝説の勇者だな?」

純一は少し呆れ顔になりながら、梨穂子の前に跪きスカートを捲り上げる。
晒された割れ目からは、窓からの光に照らされててらてらと光る、
とろりとした液体が染み出していた。それを指ですくって見せる。

「梨穂子。お前のここ、凄い事になってるぞ?」
「う…。今朝の事とかいろいろ考えてたら…頭がぐるぐるしてきて…
 し、仕方ないじゃん!! だって、あんな事になるなんて思わなかったし…」
637626:2009/06/25(木) 00:04:17 ID:hVJL5r1F
今朝の事を思い出し、少し俯き気味になる梨穂子。
そういう仕草の一つ一つが、純一にとってとても愛おしく思えてくる。
そしてそれに突き動かされるかの如く、濡れた梨穂子の秘所に口づけをし、
それから、その割れ目に沿ってゆっくりと舌を這わせていく。

「ひゃあぁッ! もう、いきなり何するの〜!! そんなにしちゃやだ〜!!」

梨穂子の制止を無視し、絶え間なく溢れる愛液を今度は吸いつく様にすする。
そして次第にそこは愛液と唾液が入り交じった液体でべとべとになっていく。
しばらく無心に吸い付いた後、今度は舌を上部の方へとズラしていき、
ぽこっと膨らんでいる、ある部分──陰核に移動させる。

「あッ、あん!! そこは…ほんとに、ダメ、なんだから〜!!」

周りをなぞってみたり、唇で摘んでみたり、舌で先端を突いてみたり…。
変幻自在の純一の口撃に、梨穂子は声なき声を上げながら絶頂に向かっていく。
そして大きく体を震わせた後、秘所から大量の液体が噴き出した。

「ぶッ!!?」
「はぁ、はぁ……。だから、ダメだって…、言ったのに〜。」
「ごめん、つい夢中になっちゃって…。」

色々な液体が混じってべとべとの顔になりながら、申し訳なさそうに謝る。
そして、梨穂子の手から落ちた下着を改めて手渡す。

「梨穂子。…これ。今度は、忘れるなよ?」
「そうだね。」

持っていたティッシュでべとべとを一通り拭き終え、身なりを整える。
そうこうしている内に、次の時間のチャイムが鳴り響いた。

「──えっ!? もうこんな時間なの!?」
「やばい、また遅刻するぞ!!」

幸い、なんとか授業が始まる前に教室に着いた。
638626:2009/06/25(木) 00:05:13 ID:hVJL5r1F

───────────────────────────────────
 □ヒント     *行動が実行されました       ○ OK
───────────────────────────────────

[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)

───────────────────────────────────
 □ヒント     *行動が不可能になりました     ○ OK
───────────────────────────────────

[!×] 梅原が手招きしているぞ。僕にお客さんかな?
[!×] 梅原がオニギリを分けてくれたぞ。お宝本でも眺めながら頂こう!
[爆×] プールの方が騒がしいぞ! 何があったんだろう、行ってみるか!

───────────────────────────────────
 □ヒント     *新しい行動が発生しました     ○ OK
───────────────────────────────────

[◇] 水着姿の梨穂子と話をしよう (放)
639名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 06:32:46 ID:io0UZow8
(放) が放課後でなしにほーにょーにみえてしまう すこし ふしぎ
640名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 15:44:22 ID:WeJ1+6+s
>>637
せんせー、体育倉庫から変な匂いがしまーす( ゚∀゚)
641名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 08:55:06 ID:uVgbMxuN
逢「ぎくっ」
642ブルー:2009/06/28(日) 10:06:37 ID:W79D2xQH
「塚原先輩、ノーパン健康法って知ってますか?」
「……知ってる」
「えっ!?」
「いましてる」
「!?」
643626:2009/06/28(日) 13:36:50 ID:TaPAzNI9
───────────────────────────────────
 □ヒント     *行動を決定しますか?       ○ 決定 ×戻る
───────────────────────────────────

[!] 体育倉庫から変な匂いがする? ──まさか、ね…。 (休2)

   * * *

「せんせー、体育倉庫から変な匂いがしまーす( ゚∀゚)」

生徒からの報告を受けた担任の麻耶は、クラス委員である詞に
体育倉庫から漂う変な匂いの後始末を当たり前の様に頼む。

「ま〜た絢辻頼みか…。あいつ、本当に仕事してんのかよ?」
「──さぁ?」

少し前までは我関せずだったクラスメイトが、少しずつではあるが
彼女を気に掛け始めてきている──そんな感じが見て取れる。
自分のクラスの担任に対して方々で勝手に不満を言っているだけの様に
見えなくもないが、クラスの中で『絢辻さん』に対する接し方が
少しずつ変わっていっているのは確かだろう。
そんなクラスメイト達の会話を後にし、純一は体育倉庫に向かう。

──ゲシ、ゲシ、ゲシ…

体育倉庫の方から、硬い物を蹴飛ばす音が断続的に聞こえてくる。

「全く…、どれだけ他人に仕事を押しつければ気が済むのよ!?
 自分が報告受けたんだから、自分の責任でしょ!? 
 自分の仕事でしょ!? それで給料を貰ってんじゃないの!?
 ──はぁ、…ホント、こっちが給料貰いたい位だわ!!」

一足先に来ていた詞が、愚痴をこぼしながら跳び箱に八つ当たりをする。
やがて後から入ってきた純一に気付き、蹴るのを止める。
644626:2009/06/28(日) 13:39:06 ID:TaPAzNI9
「あれ、橘君? …どうしたの?」
「実は僕も高橋先生から体育倉庫の変な匂いの事を頼まれててね。
 それでちょっと用務員のおじさんに頼んで、臭い消しになりそうな
 物をいくつか見繕って貰って、それを今持ってきたんだ。」
「ふ〜ん…。ところで、この匂いの事なんだけど──」

純一の顔をちらちらと伺いながら、詞は悪戯っぽく呟く。

「…女の匂い」
「(ギクッ)」

純一は先程の梨穂子との行為を思い出し、激しく動揺する。
その様子を見た詞は、くすくすと笑みを浮かべている。

「…何か、分かり易過ぎるわね。」
「いやいや…、そそそんな事言いわれても…僕はみみ見に覚えがな無いし。」
「──あやしい」

額から脂汗を垂らしながら視線を泳がす純一に、説得力は感じられない。
さらに追求するかのように、詞は小悪魔(自称)っぽく呟く。
もっとも詞の場合は、小悪魔と言うより大悪魔って感じだろう…。

「隠し事だー?」
「いやいや…」
「隠し事するんだー?」
「いやいやいや…」

しばらくこのやりとりが続き、珍しく詞の方が諦めたと思いきや──

「まぁ、いいわ。いざとなったら自分で調べるから──単純そうだし。
 その代わり…、あたしの言う事一つだけ聞いて貰うわ。…とりあえず
 何をやらせるかは、これから考えるからその時はよろしく。」

そう言うと、詞は軽い足取りで体育倉庫を後にした。
何をさせられるんだろう──そう思う度に純一は鬱になっていった。
645626:2009/06/28(日) 13:40:50 ID:TaPAzNI9
───────────────────────────────────
 □ヒント     *行動が実行されました       ○ OK
───────────────────────────────────

[!] 体育倉庫から変な匂いがする? ──まさか、ね…。 (休2)

───────────────────────────────────
 □ヒント     *新しい行動が発生しました     ○ OK
───────────────────────────────────

[・] 今日も1日頑張ろう! ──それと便座カバー (朝[強制])
646名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 01:33:07 ID:1NoEyuoy
便座カバー…ごくり
647名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 00:17:59 ID:ft0Mb9r1
ほしゅ
648名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 18:05:07 ID:lIAQguw1
ほs
649名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 08:52:11 ID:1CWVet7e
書こう書こうと思っても既存のキャラに心理描写を加えると
何かちがう気がするんだよなぁ・・・。
650名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 02:07:59 ID:udlTDFsO
650
651名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 03:19:12 ID:jMwX0/Ja
逢は淫乱だなあ!!!
652名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 04:48:51 ID:TnXt6OoG
おんせん♪
653名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 19:15:28 ID:GuT+5MCo
獣のように
654名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:47:03 ID:LiUnc6Eg
七咲「ぐるるる…」


橘「くぅん…」


七咲「ウォォォホォォォウ!!」


橘「きゃいん!」
655名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 12:31:48 ID:bwqjmpJ9
そこで森島先輩が
656名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 21:53:20 ID:61RgGeca
ソックスを脱いで
657名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 00:09:41 ID:tqUvTd0f
剃毛プレイをする
658名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 01:19:10 ID:L1OqlTkp
「脛毛、濃いんですね・・・」
659名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 01:38:51 ID:wwutAoHv
濃い:薫、響先輩
サラサラ:ラブリー、詞
薄め:梨穂子、香苗さん、紗江、田中さん
無し:逢、みゃー


異論は認めるし、分からないならそれでよし…
660名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 11:18:23 ID:xwvzp+Kh
>>659
毛ランキング

薫>>>梨穂子>先輩>絢辻さん>紗江ちゃん>>アイアイ>>>>>>>>>>>>>>>>>>美也
661名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 16:03:51 ID:ZrAysedc
やはり橘さんが変態紳士すぎてパロにできるネタが
少ないんだろうか?

ゴールデンウィーク前後の勢いはすごかったが
662名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 19:45:07 ID:0N4sZ1nL
>>661
妄想で満足=賢者タイム突入状態だからじゃないかな?
663名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 02:47:52 ID:jvpUZzdA
ふう
664名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 02:46:34 ID:+VE6DWj2
ほい
665名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:15:49 ID:B24rP/gA
ああ
666名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 14:45:51 ID:dLlB1tfe
七咲ラーメンにちんこ突っ込んだらどうなるんだろ
667名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 14:56:40 ID:gYrONetw
火傷する
668名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 18:22:48 ID:MgGflRy7
たしかにwww
669名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 22:43:19 ID:Wz/FPPub
熱した砂と氷に交互につけて鍛えるという紳士鍛錬があってだな・・・。
670名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 01:51:42 ID:p7SbzOo9
規制解除書き込みテスト
書き込めたら明日か明後日ぐらいに投下できそう
671名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 02:01:32 ID:jMah4gHa
ここは某プロバイダのSS書きが多かったんだろうかw
とにかく楽しみに待ってます
672名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:51:54 ID:p7SbzOo9
670ですが、今から作品を投下させていただきます。
るっこ先輩もので、ファラオ関連のものです。
エロは比較的少ないので、ご注意ください。
673名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:53:05 ID:p7SbzOo9
(よし、今日はせっかくの休みだし、新作ゲームの予約に行って来よう)
今日は絶好の外出日和だ。

(しかし本当にいい天気だな…日差しが暖かい……
 ……あれっ?あそこにいるのって…あっ僕に気がついたみたいだ)

「よう。りほっちの連れじゃないか。どうしたこんな所で…
っておい! なに逃げようとしてんだ。」
(しまった…夕月先輩に捕まってしまったぞ。
これは何かに巻き込まれるフラグな気が…と、とにかく冷静に対処しよう)

「僕はちょっと用事がありまして…」
「なんだなんだそのつまらない回答は。
もっと面白いこと言えよ〜」
夕月先輩は相変わらずの、屈託のない笑顔で笑っている。

「はははっ…すいません ところでそういう先輩はどうしたんですか、今日」
「ん?俺か、俺はだな… こほん、アニメ研究会のやつらが
『とにかくあの遊園地のファラオの謎ってアトラクションはやべえ!』
って話をするのが聞こえてな。それでちょっと興味が湧いたって寸法だよ」
「そうなんですか。それで一人で…」
     ドガッ!!
「そうなんだよ。誘えよって話だよな。
愛歌も今日は用事があるみたいでな。」
「いててて、そうですか。それじゃあ、お気をつけて」
(ははっ、僕の思い過ごしだったかな。さて、ゲームの予約をしてこよう。)
674名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:54:42 ID:p7SbzOo9
「…………ちょっと待った〜!」
「…先輩、まだ何か用ですか…」
「まだ何かじゃねえよ!  こう言うときはだな、
『それでは一緒にいきませんか、夕月先輩』っていうのがお前の役目だろ。
まったく輝日東の男子は野暮で困るよ。しまいにゃ輝日南にでも引っ越すよあたしは」
「えっ先輩と一緒に遊園地に…ですか。」
「そうだよ、そうそう。いいだろ減るもんじゃないし。
それにこんな美人と遊園地だなんて滅多にないチャンスだぞ」
(う〜んどうしようかな)

・梨穂子が焼きもちを焼くと困るのでちょっと……
○夕月先輩と一緒にいるところを噂されると恥ずかしいので……
○飛羽先輩一緒に行けるのなら喜んでお受けしたのですが……


「僕も出来ればご一緒したいのですが、梨穂子が焼きもち妬くと困るので…」
「うん?りほっちが焼き餅?う〜ん、りほっちが焼き餅ねぇ。
まぁさ、何かあったら私からちゃんとフォローしておくよ。
…興味本位で出てきたけど、よく考えたら一人で遊園地ってのも。ねぇ…」
「そうですか…」
(う〜ん。なんだかんだ言って、夕月先輩にはいろいろお世話になってるし…
あんまりお断りするのも失礼かな。ゲームの予約も今度すればいいし…
それに一緒に遊園地に行くだけなら、大丈夫かな)
675名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:56:17 ID:p7SbzOo9
「わかりました。行きましょうか。」
「おお悪いね。よし!手でもつないで行くか。
……おいおいそんな顔するなよ…流石の私もちょっとへこむぞ…
クッ ぷっ、あはは いやいや、お前いいリアクションだったぞ。」
「あはは、僕も夕月先輩と一緒にいるの楽しいですから。」
これは本心だ。年上だけど親しみやすく、居心地がいい。
「おおー!言うねぇ。いいのかい。あんたに惚れちまうよ。
りほっちから略奪愛しちまうよ。」
「それは大丈夫です。僕と梨穂子は深い絆で結ばれていますから」
夕月先輩も少しイラッとしたようだ。
「やだねー、まったく。真顔で言うかそんなこと。
まったくこっちが恥ずかしくなってくるよ。熱い熱い。
…っと、あんまりだべっていてもあれか。よし行くぞ。」
「ははっ それもそうですね。行きましょうか。」


ファラオの謎 内部は少し薄暗く遠くからはカップルの悲鳴らしきものが聞こえてくる
ただそれ以外は静かで、二人の足音が静寂を物語っている。

「しかし、結構凝ってるな。ほら見て見ろよ、この装飾とかさ。
……とは言え、アニメ研究会のやつらはちょっと大げさだよな。」
「確かに…良くも悪くも普通のアトラクション…って所ですかね。」
「そうなんだよな。ただ、エジプトらしさってのは合格点だな。
そうそう、エジプトで思い出したんだが、お前知ってるか?
古代エジプトにはパピルス、まあ紙の原型みたいなもんだな。
それを使ってファラオなんかは今で言うカードゲームみたいなものに興じてたって話だ。」
「へぇ〜そうなんですか。知らなかったです。今初めて聞きましたよ」
「はっはっは、そうだろ、そうだろ。なにせ嘘だからな」
「ああなるほど嘘なん……ええ!嘘? もう、ちょっと信じちゃったじゃないですか。」
「はは、信じるお前が悪いんだよ。まったくかわいいな、お前は。
からかいがいあるってもんだ。」
676名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:57:27 ID:p7SbzOo9
ファラオ  「ウオオオ〜〜〜〜ン!!」

どこからともなく不気味な声が響く
「あれ?先輩?今何か言われました?」
「バカ、なに言ってんだ!あんな変な声、出すわけないだろが!」

二人の前に立派な人形らしきものが姿を現す。
その姿はどことなく威厳を漂わせている。

ファラオ『我の眠りを妨げる者よ、
     千年王国の呪いを受けるがいい!』


「おっと、びっくりした!これが親玉なんでしょうか。」
「そうだな。たぶん真打ち登場ってとこだろう。
よう、ファラオ!元気にしてたか?お前、なにアテンだ?それともアメンのほうか?」
つかつかと夕月先輩はそのファラオに歩み寄る。
「あっ!先輩。不用意に近づくと危ないですって!」
「なあに〜大丈夫心配すんなって。ただのアトラクションだろ。」

キング『その罪、自らのみで思い知るがいい!
    ウォォォオオオオォォ〜〜ン!」

          ポゥーン!!


なにか紫の霧のようなものに辺りが覆われたところまでは覚えている……
それと共に急に眠気に襲われ意識がなくなっていった事も………
677名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 09:58:54 ID:p7SbzOo9
意識が戻るとそこは、先ほどと変わらない風景が広がっていた。
エジプト風の装飾、薄暗い証明、まだ自分たちはファラオの謎の中にいるようだ。
「う〜ん……あれ、ここは…そっか、夕月先輩と遊園地に来てたんだっけ……
ははっ、まだ頭が痛いや…あっ?そうだ!先輩は大丈夫かな?
ってあれどこ行ったんだろう?」
「お〜い!ここだ〜!」
声のする方向にはお茶の道具だろうか…茶碗の中には抹茶が入っており側には茶筅もある。
しかし先輩の姿は……ない。
「こっちの方で声がしたはずなんだけどな…
あれっ??お茶の道具なんてさっきまであったかな?
いいや、そんなことより先輩のことを探さないと!」
「だから、ここにいるって言ってるだろうが!!」
声は確実にする。けど声のする方向には茶道具しか……も、もしかして
「………この抹茶……先輩?先輩ですよね!!」
「えっ?何言って?……もしかして…あんたには、私がお茶にでも見えてるって事か?
あはは!傑作だなそれは。凄いアトラクションだぞこれ!」
「先輩!確かに凄いですけど、それどころじゃないですって!」
「…………そうだよな……どうやって元に戻るんだ?」
「すいません…僕もどうしていいかは…わからないです」

う〜ん、こういう時どうすればいいんだろう。
先輩が抹茶になったときの対処法なんて知らないぞ…
けどじっとしていても仕方ないよな、よしこうなったら…
678名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:00:34 ID:p7SbzOo9
「夕月先輩…先輩のお茶を点ててみてもいいですか?」
「えっ?な、なに言ってるんだお前は!!」
「ですけど…元に戻る方法の見当も付きませんし、、
なにかアクションを起こしてみた方がいいと思います。」
「確かに…う〜ん…そうかも…な。で、今どういう状況になってるんだ?
「ええっと、先輩の茶碗の中に液体の抹茶が入まして…。」

「ふんふん、なるほどな。それならなら後は、
茶筅できめ細かな泡が出るまでかき混ぜてくれ。
ははは、どういう原理になってるのかはわからないけど、
お湯を入れるところから始めていたら、火傷していたかもな」

しかし…本当にお茶を点てれたら先輩は元に戻れるんだろうか…
いや、考えても仕方ないよな。選択肢はこれしかないんだし……
「では…かき混ぜますよ。先輩!」
「よし来い!女は度胸だ!」
679名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:01:48 ID:p7SbzOo9
シャカシャカシャカシャカシャカシャカ
「あっ、ああっ、あ、んんっ、うあぁ、んんぁ!!」
かき混ぜ始めたとたん、夕月先輩は甘い声をあげた。
「せ、先輩。だ、大丈夫ですか?」
「ぁっん、もっ、もっと……優しくしてくれ……」
「こ、こうですか」
「ううぁん、いぃ、だ、大丈夫だ…」

(どうしよう、本当に大丈夫なんだろうか、
優しく、優しくまずは全体をなじませるように……
茶筅はこうなぞるように……)
「はぁぅぁん、うん、んっ、ぁん」

(よし、次は手首のスナップを利かせてみよう)
「ぅあ…あぁぅ…はぁぅぁん…ぃぃ」
(どうしよう…なんか興奮…
先輩がいやらしい声出すから、変な気分になってきた…
ち、違うぞ。ぼ、僕はただお茶を点ててるだけだ!
それに、僕は先輩を元に戻したいからであって、
言ってみればこれは医療行為みたいなものだ!)

茶碗の抹茶からはきめ細やかな泡が立ち、茶筅と絡み合っていた。
「先輩、もうそろそろ完成すると思うので…我慢してくださいね」
「はあぁぅ、あっぁああ、頼む…」
(最後はしっかりかき回して……)
「ぁん、ぅあん、はぅうううああ、ふぁぁあぁあ」
(これでよし、あとは茶筅を引き上げれば……)
「あっ…ぁっ…はぅ…んっ…んふ…ぁふぁぁ」

茶碗の中の抹茶は細かな泡を立て、テラテラ光っている。
茶筅の先からは、絡み合った滴が茶碗に落ち溶け合っていた。
680名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:03:54 ID:p7SbzOo9
「先輩…点て終わりましたよ…大丈夫ですか?…先輩?」
「…ハァ…ハァハァ…ゥゥァ」
先輩の息は荒くなっていたが、その吐息は疲れ以外にも甘美ななにかを含んでいた。
「せ、先輩?夕月先輩!?」
「えっ…?あっ…ああ、大丈夫…だ…」
「すいません、先輩。結局、元に戻りませんでした。」
「そっ、そうだな、ははっ 仕方ないさ。も、もう何もせず元に戻るまで待とうな?」

どうやったら元に戻れるんだろ?お茶を点てても戻らなかった…
まてよ。ファラオの呪いでお茶になったてことは、
先輩がお茶じゃなくなれば元にもどるってころだよな。うん、そうに違いない。
それにせっかくお茶を点てた事だし…試してみるか。

「先輩!その…先輩のお茶…飲んでみてもいいですか?」
「………お、お前は何言ってるんだ!そんなの駄目に!…ダメに…決まってるだろ…」
「けどお茶を点てた以上は飲むのが礼儀でしょうし、
それにこれで先輩も元に戻れると思うんです!!」
「どこからそんな自信が湧いてくるんだお前は!
…わかったよ、好きにしろ。」
「いいんですか?先輩!」
「ああ、頼んだぞ。だから…その…やさしく…な」
「まかせてください」
681名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:05:09 ID:p7SbzOo9
(けど先輩のお茶を飲むって現実ではどういう意味になるんだろ?
待てよ…茶碗に口付けることは先輩と口付けってことにならないか?
…‥いや、そんなことを考えてる場合じゃないよな…集中しないと)

「先輩…今から口、付けますよ」
「そんな事いちいち報告すんな!こっちは恥ずかしいんだぞ」
「すいません。……いただきます」

ゴクゴク
(これは!! なんて美味しいんだ!匂いも…いい。
それになんかこう舌に絡みついて来るみたいだ。
なんだろう。ムラムラしてきて体が熱くなってきたぞ)

「バカ、そ、そんなに吸い付くな!あっ…ん」
(駄目だ!美味しくて止まらない!)
「だ、だからそんなに!し、舌とか出してくんな…っぁ」
(ああ、なんて美味しいんだ。もっと、もっと飲みたい!)
「んんっ!そ、そんなに激しくすっぅあぁぁぁ、、も、もうだめぇえ」

        ポゥーン!!


なにか紫の霧のようなものに辺りに覆われ、視界が遮られた。
それと共に再び、意識が遠の…いて…………
682名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:05:54 ID:p7SbzOo9
「あれ…?僕は……」
どうやら意識を失っていたようだ。
ただ、先ほどとは違う。隣に暖かい感触がある。
夕月先輩も目が覚めたようだ。二人の目が合う。
「あっ!夕月先輩!よ、良かった元に戻れ、……んん!」
二人の唇が重なり合う。というよりも夕月先輩から強引に重ねてきたのだが…

「………ぷはぁ、ちょ、どうしたんですか先輩!」
いつもの先輩とは様子が違っていた。
目は潤み、頬はうっすらと赤くなり。女性のその表情を浮かべている。
「はぁ、はぁ、……頼む、今は、今はちょっとだけ…我慢できないんだ……んん」
再び唇が重なり、舌が絡み合う。
二人の唇からは甘美な液が交換され、混ざり合っていった。
683名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:06:56 ID:p7SbzOo9
先ほどまで暗いところにいたせいか、外が眩しい。
ただ心は晴れなかった。
さっきの出来事は嬉しかったし良かった。それは事実だ。
けど、僕は先輩に悪い事をしてしまったんじゃないか…とにかく謝らないと。

「先輩…今日は、その…すいませんでした。」
「えっ?…まあ、そのなんだ、別にさっきの事は…そんなに気にしてないからさ、
ほら、そんな深刻な顔すんなって」
夕月先輩はにこっと笑った。慰めようとしてくれているのだろう。
「けど、今思えば、先輩に…その…失礼な事をしていたんじゃないかって…」
「そりゃあさ、確かに、…あれだったけど…
なんて言えばいいのか、…凄く、気持ち良かったからさ……
いや、今のは聞かなかった事にしてくれ。
と・に・かく、こっちもさ、お前に強引にキスしちまったてのもあるからさ、
今日のはお互い様ってことで、な」
「先輩…ありがとうございます」
「ああ、それと、わかってるとは思うけど今日起きた事は他言無用だぞ。
成り行きとは言え…その…キスしちまったわけだし…
こういう事は誰かに話すと変に広がっちまうからな。
もし、今日の事をりほっちが知ってしまうのは…私も辛いからな。
私もお前もりほっちは悲しませたくない、だろ。」
「そうですね。…今日の事は胸の中にしまっておきます」

夕月先輩は一呼吸おき、いつもの調子に戻りまた話し始めた。
「さてと、まだ時間もある事だし、
どっかで適当にうどんでも食って他のアトラクションも回ってみるか。」
「そうですね、食事できそうな所は…あっ、あそこはどうですか?」
「そうだな、行ってみるか。
おっと!言い忘れてたけど今日の飯代はあんたのおごりだぞ。」
「……はははっ、わかりました!今日は僕が出させていただきます!」
「うんうん。素直でよろしい。まったく、可愛い後輩だよ、お前は」
684名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:08:04 ID:p7SbzOo9

(よし今日はこの前予約したゲームを取りに行くぞ〜)
(しかし今日は寒いな………
 あれっ?あそこにいるのって…
「先輩? 飛羽先輩じゃないですか」
「橘…か。どうした…」
彼女の名前は飛羽 愛歌。梨穂子がお世話になっている先輩。茶道部の副部長だ
「僕はゲームを買いに出てきたんですよ。先輩は今日、どうしたんですか」
「………遊園地だ…」
遊園地…その響きを聞いて少しビクッとしてしまった。この辺にある遊園地といったら…
「…ゆ、遊園地ですか?あ、あの、近くの…ファラオの謎がある所ですよね?」
「そうだ…夕月が『あのアトラクションはやべぇ〜ぞ。愛歌も行って来い!』…てな」
夕月先輩、あの事喋っちゃったのか…いや、まさかな。ははっ……
「そ、そうなんですか。はははっ…な、アトラクションについて何か言われてました?」
「いや…私も……気になる」
「今日は…それで今日はお二人で行かれるんですか。」
「いいや…しばらくはいいそうだ。だから、今日は独り…」
「で、では僕は、これで……」
「ほう、ほう〜…るりことは行けて、私とは行けないと…」
「いや、それは…その…」
(そっか、夕月先輩は僕と一緒に行ったって事までは話したのか…
とりあえず、うまく言って断った方がいいよな。けどなんて言えば…)

「……一緒に行くぞ。……ついて来い…」

ああ、行っちゃった。断る機会を無くしたぞ。
…覚悟を決めるしかなさそうだ。
きっと…大丈夫だよな
685名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 10:10:04 ID:p7SbzOo9
以上です
駄文乱文失礼いたしました。
読んだいただき、ありがとうございました。
686名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 18:08:41 ID:JBPbFcBn
>>685
続きはまだか!まだなのか!!
とにかくGJ
687名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:37:19 ID:TkW1b+PN
gj!
688名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 20:56:54 ID:QZkC9rEl
>>685 G!!もちろん愛歌編もありますよね?いや、ぜひ続きを書いてください。お願いします。
689名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:17:55 ID:p7SbzOo9
一応愛歌編もあるけど、エロ無し、妄想の余地無しなので、ご注意を
エロイ続きは、読んで下さった方の脳内で構成していただければ幸いです
とりあえず、エロの無い続き↓

おまけ

ファラオ  「ウオオオ〜〜〜〜ン!!」

再びあの不気味な声が辺りに反響する。あのファラオだろうな…

(ああ、やっぱりそうだ……今度も駄目かな…)
不安そうな彼をよそに飛羽先輩は表情を変えない。
「ほうほう…これは…」
そしてすっとファラオに近づく。

「先輩!そのファラオは危険です!下がってください!」
「案ずるな…」

キング『その罪、我ら三千年の呪いを受け思い知るがいい!
    ウォォォオオオオォォ〜〜ン!」

          ポゥーン!!

なにか紫の霧のようなものに辺りが覆われたところまでは覚えている……
それと共に急に眠気に襲われ意識が……はっきりしている?
……変化しない?

「あれ?何ともないぞ?どうなっているんだ。」
「………秘技。呪い封じ……」
「の、呪い封じですか?」
「そうだ、もう悪さはすまい」

こうして輝日東の平和は守られた? fin
690名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 20:14:25 ID:S2PeEQM1
GJ
691名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 14:05:29 ID:I6dvsWiU
夕月先輩はキス気に入ってそうだなー。でも梨穂子は裏切れないので何かと理由をつけて橘さんにキスをせがむ先輩。
「こんなとこに連れ込んでなんですか?夕月先輩」
「傷口を舐めて欲しいんだ。消毒のために」
「まあ、それくらいなら…。で、傷はどこですか?」
「口の中、なんだが…」
「……」
692名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:14:41 ID:CWZAVf+Q
口内炎ですね。わかります
693名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:28:30 ID:+EOeqUBg
ドーベルマンに犬はるか先輩を寝取られる展開はまだですか
694名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:15:13 ID:BvbR924x
上崎「はるか先輩ってワンちゃんが大好きなんですってね」
はるか「お願い抜いてっ!犬とセックスなんて絶対いやぁっ!」
上崎「橘君よりワンちゃんと子作りしてるほうがお似合いですよ」
犬「ハッハッハッハッ!」ズチュズチュ
上崎「ちゃんと橘君にも見せておきますから」パシャパシャ


上崎「これで橘君を誑かす悪魔が一人減ったわ」



これじゃNTRじゃないですねごめんなさい!
無理やりNTR

三日後
上崎「犬のチンポ気持ちいいですか?」
はるか「うんっっ!ワンちゃんのオチンポきもちいぃの!もっともっとぉ!」
犬「ハッハッハッハッ!」ズチュズチュ
上崎「橘君のと、どっちが気持ちいいですか?」
はるか「ワンちゃんっ!ワンちゃんのオチンポのほうがきもちいいの!ワンちゃんのオチンポでまたイっちゃうぅ!」
犬「ハッハッハッハッ!」ズチュズチュ
上崎「それじゃあ、ちゃんとおねだりしましょうね」
はるか「ワンちゃん大好き!かわいい子犬たくさん産むから!はるかの中にいっぱい出してぇ!」
犬「ヘッヘッヘッヘ」ドクッドクッ


こうですね!
695名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:38:42 ID:cS8JMXjr
ジョンイチ「犬プレイだわん」
696名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 02:31:06 ID:RSaxAaqS
>>695
最高ジャマイカン犬ライフ
697名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:44:18 ID:n18oF2RE
wwwww
698名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 22:58:06 ID:6xhQhXeT
699名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 20:01:25 ID:KSx1ZyKq
700名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 20:19:30 ID:vDFDK44W
はら
701名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:14:24 ID:s1CtyDzE
なな
702名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 12:48:11 ID:t0NwABCv
ひんにゅううう
703名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 15:29:54 ID:IHNcAkw5
インセスト
704名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 19:21:40 ID:yaBnEsN7
あげ
705名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:29:10 ID:Jx3C8SDn
かみ
706名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:52:29 ID:oFawH59p
さき
707名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 12:29:44 ID:7xvVKFVU
アニメェ…
708名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 19:49:30 ID:2QQrMb08
あげ
709名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 21:01:12 ID:Tja/jvlV
あげ
710名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 22:47:53 ID:59GeQ1Uu
あげ
711名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 19:38:37 ID:KcXTHOQe
あげ
712名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 19:43:19 ID:djNEMFqf
消してなるものか
713名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 16:28:04 ID:WovmdK4b
現状維持
714名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:06:36 ID:+qTGNUnb
書いてみたけどあんまエロくないかも
一応、七咲?です
注意事項は

・抜けない
・本番がない
・僕らの橘さんがいない

です
715名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:08:40 ID:+qTGNUnb
 部室に入ると、響はまずその匂いに引き込まれた。久しぶりに感じる、水泳部の匂いだ。
部活を引退したのはごく最近でも、響にとってはひどく懐かしいものに感じられた。

 軽く見回したが、誰もいない。奥にあるベンチに、自然と足が向いた。
練習が終わると、ここに座って乱れた息を整えるのが習慣だった。

 この日は、呼び出されて来ていた。他でもない、後輩の七咲からだ。
自分が引退した後も、校内ではしょっちゅう顔を遇わせ、ほぼ毎日のように喋っている。
水泳部としても有望な新人だったし、響個人にとっても、ほとんど妹のような存在だった。
そんな七咲が、わざわざ部室に呼び出してくる。大切な話なんだと直感はしても、なんの話題か見当がつかない。
朝起きたときから、響は妙な緊張を強いられていた。久々に味わう部室の空気は、それを少しだけ和らげてくれる。

 足音。その主が素通りするのか、ここに入ってくるのか。立ち止まるのを待たず、響には自然と判別できた。
これは、明らかに入ってくる人間の音だ。音が止まり、扉が開いた。
716名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:10:43 ID:+qTGNUnb
「……あ、先輩」
「七咲。お疲れ。また、あなただけ居残り?」
「ええ。大会は終わりましたけど、ここで気を緩めるわけにはいきませんので。
それに、今日は塚原先輩との約束がありましたから」
「話がしたいだけなら、なにも呼び出さなくてもいいのに」
「……けど、こんなことは先輩にしか相談できませんので……」
「……そう。ひょっとして、橘君のこと?」

 言ってみただけだったが、七咲の表情は明らかに動いた。

 去年の冬から、七咲は2年生の男子と付き合っている。
橘純一といって、響にとっては後輩で、七咲にとっては先輩だ。
七咲にはその所為でいろいろ悩んでいる時期もあり、水泳の成績にまで影響したが、
きちんと恋人同士になってからは、むしろ集中力が増したようにも見える。
去年のクリスマスになにかあったらしいが、照れて詳しくは教えてくれない。

「……まあ、それも少しは関係ありますが……」
「そう。まあいいわ。どんなことでも、話してくれていいよ」
「……ありがとうございます、塚原先輩」
717名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:12:47 ID:+qTGNUnb
 相変わらずの、礼儀正しさだった。こういう生真面目な所は、七咲の長所でもあり、欠点でもある。
それを支えているのなら、彼氏の存在も悪くないのかもしれない。
本当のところ、前ほど七咲が自分を頼らなくなったことを、響は物足りないように感じていた。
そうなったのは、言うまでもなく純一と付き合い始めたからだろう。
その七咲から久々に相談を受けていることが、不謹慎とはいえ嬉しかった。

「だけど七咲。もし水泳に関することなら、あまり力にはなれないわよ?」
「どうしてですか?」
「だって、あなたはもう現役時代の私より優秀だもの」
「そ、そんなことありません!私に部長なんか勤まるかどうか、まだ不安なんですから……」
「私も、はじめはそうだったわ。それで、今日は本当はなんの相談なの?」
「……あ、はい。その……」

 七咲が言い淀むのは、ちょっと珍しかった。
ふたつ年上の自分に意見をするときでも、ハッキリした物言いをしたものだ。それほど、言いづらいことなのか。
718名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:15:25 ID:+qTGNUnb
「そ、それじゃあ言いますが……先輩は、その……ひ、ひとりで……」
「ひとりで?」
「ひとりで……え、エッチなことをしたことがありますか!?」
「……は?」
「したことが、というか……日常的にしているか、というか……とにかく、そういう経験があるか教えてほしいんです!」
「な……」

 響の頭は、一発でぐちゃぐちゃになった。
自分の聞き違いでないなら、あまりにとんでもないことを七咲は言っている。
なんのために、そんなことを聞きたがるのか。

「な、七咲。ど、どうして、そんなことを訊くの?」
「そ、それは、なんというか……」
「……なんというか?」
「……そういうことをするのは、おかしいことなんじゃないかと思って……」
「つ、つまり七咲は」
「……」

 顔を赤くして、七咲はうつむいた。響にも、その意味がわからないわけがない。
しかし、そんな質問にどう答えろというのか。
719名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:18:02 ID:+qTGNUnb
「……そうですよね。こんなこと訊かれたら、誰だって引いちゃいますよね。でも、冗談や悪戯では絶対にありません。私……」
「七咲……」
「……ご、ごめんなさい。やっぱり結構ですっ。
先輩は私と違って、しっかり自分を律する人ですから、いやらしいことなんてするはずないですよね?」
「あっ」
「わざわざ来て頂いたのに、本当にすみません。しっ、失礼します!」
「七咲、待って!」
「え……」

 考える前に、呼び止めていた。七咲も、響の指示につい従ってしまったようだ。

「……動揺しちゃって、ごめんね。話、ちゃんと聞くよ。どんなことでも話していいって、言ったものね」
「先輩……あ、ありがとうございますっ」
「とりあえず、着替えてきなよ。水着じゃ窮屈だし、まだ寒いんだから」
「はいっ。では、ちょっとだけ失礼します」

 七咲が出て行くと、響は部室の中を歩き回った。戻ってくる前に、頭を整頓しておかないといけない。
七咲を呼び止めた瞬間から、質問に答える覚悟は出来ていた。恥ずかしさはかなりあるが、気持ちは落ち着いている。

 10分ほどして、七咲は戻ってきた。急いだらしく、髪はまだ濡れている。
720名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:20:17 ID:+qTGNUnb
「お待たせしました、先輩」
「お帰り。まあ、座りなよ」
「失礼します。……それで、先輩……」
「うん。今度はちゃんと答えるから、もう一回ちゃんと質問してくれるかな」
「はい。……その、先輩は……」
「……うん」
「塚原先輩は……自分で自分の体を触ったり……いじってみたことがありますか……?」
「それは、どういう意味で?」
「……き、き……気持ちよく……なるために、です」
「……マッサージ、っていうことじゃないみたいね」
「はい。つまり、その……」
「ひとりエッチをしているか、ってこと?」
「……そうです」

 消え入りそうな声だった。こんな七咲を見るのは、初めてかもしれない。
沈黙が生まれてしまう前に、響は口を開いた。

「あるかないかと言われれば、あるよ」
「えっ?」
「勉強に疲れたときとか、少し面白くないことがあったときとか。気分転換くらいの意味で、しちゃうことがあるの」
「先輩が……?」
「あれ。私だって、こう見えて年頃の女の子なんだからね。たまには、変な気持ちになっちゃうことくらいあるんだよ」
「……先輩……」
「はじめは、私も不安になった。こんなことしてるのは私だけで、すごくいけないことをしてるんじゃないかってね。
けど、なぜかやめようとは思えなくて……」
「わ、わかりますっ」
「実を言うと、いまでも不安になることがあるの。けど、仕方がないって考えることにした。
それで勉強や部活が疎かになるわけでもないし、半分くらいの女の子はしてるっていうしね」
「は、半分?」
721名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:22:48 ID:+qTGNUnb
「そうよ。まあ、雑誌なにかに載っていたことだけど。だから、仕方がないの。生きてるんだもんね」
「仕方がない、ですか……」
「それだけのことだけど、以上が私の考え。あまり参考にならないかな?」
「そっ、そんなことないです!私、なんだか安心しました……本当に、ありがとうございます」
「ふふっ。どういたしまして」

 響は、自分の機嫌がいいことに気付いた。相談を受けて、自分の不安も晴れたのかもしれない。
 できるなら。もう少しこの話題を続けたい。誰とでも話せる内容じゃないのは、響にとっても同じことだ。それなら、この機会を逃す手はない。

「……七咲が自分でするようになったのは、最近なの?」
「えっ?……は、はい。その、先輩と……橘先輩と、付き合うようになってから……」
「……へえ。それは興味深いわね」
「……喋ってしまっても、いいですか?」
「いまさらなにを言ってるのよ。好きなだけ吐き出してくれればいいって」
「……はい」

 七咲も、かなり乗り気のようだった。顔を赤らめながらも、いつもより饒舌なくらいに感じる。顔が赤いのは、自分も同じだろう。
722名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:24:56 ID:+qTGNUnb
「橘先輩とデートをすると、最後はいつも抱き合ったり、き……キスをするんですが……」
「……うん」
「あの人はエッチだから、いろいろな所を触ってくるんです。腰や背中だけじゃなく、おしりとか、胸も……」
「そう。それで?」
「近頃は、足の……私の足の間に、自分の足を入れてきて……す、擦り付けてきたりもするんです。
でも、それ以上はしてくれなくて……ただの物陰だから、できないのは分かってるんですが……
別れた後で、触られたところがどうしようもなく疼いてしまうんです……」
「……なるほど。それで、自分で触ってるうちに、か」
「……はい。こんなのいけないって思いながら、指だけがどんどん勝手に動いていって……
そのうち、デートじゃない普通の日にもしたくなって……すっかりのめり込んで……」
「不思議だよね。それまでなくても平気だったものが、ある時からなくちゃ駄目になるんだもの」
「……はい。ここひと月くらいは、ほとんど毎日なんです。お風呂に入る前、気が付くとベッドに横たわっていて……」
「へえ。ほとんど毎日?」
「や、やっぱり多いですかっ?」
「まあ、私よりはね。けど、お風呂の前っていうのは同じかな。いろいろ汚れちゃうからね」
「……あっ。でも、この間は……」
「この間は?」
723名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:27:05 ID:+qTGNUnb
「……放課後、用事があって先輩の教室に行ったんです。けど誰もいなくて、そこで先輩の机を見つけて……」
「なるほど。……角、使っちゃったんだ?」
「は、はい。誰かに見られるかもって思って、ほんの少しでやめるはずだったのに……」
「かえって気持ちよくなっちゃうんだよね。それ、わかるかも」
「終わった後はぼんやりして、用事も忘れて帰っちゃいました。
でもその日の夜、私が擦りつけた机を先輩が使うのを想像して、また熱くなってきて……」
「お風呂の前に、か」
「……もう、自分でも嫌になりそうです」
「ねえ七咲。お風呂の中では、したことないの?」
「えっ?な、中って、湯船でですか?」
「そうじゃなくて、こう、ね。あるでしょ?気持ちよくなれそうなものが」
「え、えっと……あれかな……それとも……」
「いまの七咲の頭、覗いたら大変なことになってるわね」
「っ、先輩、からかわないで下さい!」
「ふふっ。でも、そっか。七咲は、シャワーを使ったことはないんだ」
「シャワー……な、なるほど……」
「結構、都合がいいのよ?せっけんもあるしね」
「せっけん……ですか。さ、さすがです先輩。そんなことまで、私より詳しいなんて……」
「あ、でも、お風呂は声が響くし、シャワーの温度にも気をつけないと……」

 そこまで言って、ふと響は我に返った。いくらなんでも、喋りすぎかもしれない。
忘れていた恥ずかしさが、一気にこみ上げてくる。
724名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:29:19 ID:+qTGNUnb
「……な、七咲。とりあえず、ここまででいいかな?」
「えっ?あ、はい。ちょっと、すごい話をしすぎたかもしれませんね……」
「でも、話せてよかった。こんな会話、はるかともしたことないんだからね?」
「そ、そうなんですか?……森島先輩は、ひとりエッチとかしてるんでしょうか……」
「……どうかな。ちょっと、見当がつかないかも」

 それは、本当だった。まったく無知とも思えるし、無邪気に楽しんでいるような気もする。
一番の親友だという自負はあっても、はるかの頭の中には分からない部分が多い。

「今度、泊まりに来たときにでも訊いてみようかしら」
「……あの、そのときには、私のことは……」
「大丈夫。もちろん、秘密にするわ……それにしても、罪な人なのね、橘君は」
「……はい。あの人と知り合ってから、私はおかしくなりっぱなしです。体を触るくらいなら、いっそ……」

 七咲が、口篭もった。触るくらいなら、いっそ押し倒してほしい。そういうことを考えているらしい。
725名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:32:00 ID:+qTGNUnb
「けど、七咲。彼だって、必死に我慢してるんじゃないかな」
「……そうなんでしょうか。私の体は貧相ですから、そんな気になれないのかもって思うんですが……」
「好きな女の子とエッチしたくない人なんて、いないんじゃない?
完全にふたりきりになる機会があれば、きっとすぐに襲いかかってくるって。今度、家にでも上がりこんでみれば?」
「けど、家族の人が……」
「それは、機を窺うしかないわね。
……そうだ。今度の日曜にはるかと買い物に行くんだけど、その時に美也ちゃんも誘ってみようかしら……?」
「せ、先輩、そんな……」
「あ、でも、親御さんがいるんじゃ結局だめかな?」
「……いえ。先輩のご両親は共働きで、日曜日でもいないことが多いそうですけど……」
「へえ。それなら、万全じゃない。無理強いはしないけど、奥手な彼氏にはこっちから迫ってみてもいいんじゃない?」
「……先輩。もうひとつだけ、訊いてもいいですか?」
「うん、なにかな?」
「塚原先輩には、好きな人とか……それとも、彼氏がいたりするんでしょうか?」
「……ふむ。好きな人、彼氏、ねえ」

 これまで、ありそうで無かった質問だった。
七咲も遠慮していただろうし、そもそも、自分には男子と近しいイメージがあまり無いらしい。
726名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:35:01 ID:+qTGNUnb
「……それは……秘密、かな」
「秘密……ですか」
「そう。きっと、そのうちに分かるんじゃない?」
「それって、つまり……」
「だから、秘密。そうね、七咲が橘君と一線を越えたら、教えてあげようかな」
「……っ、先輩、そんな露骨な……!」
「いまさら露骨もないでしょうに。ほら、そろそろ帰ろうよ。練習で疲れてるでしょう?」
「……わ、わかりました……」

 なぜはっきり本当のことを言わなかったのか、自分でもわからない。ただ、あまり言うべきでないという気がしただけだ。

 帰り道で、七咲はずっと赤くなったままうつむいていた。
今日話した内容よりも、純一の家に行くことを考えているらしく、それはなんとなく微笑ましい。

 これがきっかけで、七咲は恋愛に溺れてしまうかもしれない。ただ、響は純一のことも知らないわけではない。
妹を任せても大丈夫な人物であることは、わかっているつもりだった。

 なぜか、とても気分がいい。自然に、笑顔がこぼれてくる。そんな響を、七咲は不思議そうに見上げてきた。
727名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:37:21 ID:+qTGNUnb
以上です

保守保守
728名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 01:55:09 ID:AyJaCfvy
僕がひびき先輩の手になろう
729名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 16:38:14 ID:s2W6DRpb
>>727
乙ですGJ
730名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 18:53:52 ID:nb4mkAW0
>>727
ぐっじょぶ

誰か薫ネタで書いてくれないかな保守
731名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 19:29:42 ID:ynJ1jXcB
先輩保守
732名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 11:14:50 ID:dBP6Hcay
薫保守
733名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 09:35:53 ID:v7/+TfYY
焼きそば可愛い保守
734名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 12:16:07 ID:O23LtTGX
ヤキソバって誰のこと?
735名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:39:38 ID:cjRYxxJs
叱られたワンちゃんみたいな目で保守
736名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:06:43 ID:5nFNR33C
純一×薫書いてみました。ああ、文才が足りねぇ……
純一と薫が新たなる性の扉を開けるお話。少しでもお楽しみ頂けたら嬉しいです
では、よろしくお願いします
737名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:07:34 ID:5nFNR33C
ある暑い夏の夜。この熱帯夜にも負けない程に、二人は熱く愛し合っていた。

「あ、ん、ああっ!!」
性的快感から来る嬌声が純一の部屋にこだまする。
その声に興奮を覚え、彼女を突き上げる力はどんどんと強くなる。
「ぐっ……あ!か、薫、そろそろイキそうだ……!」
己の限界を告げると、彼女も快感に堪えかねながら言葉を続けた。
「あっ、あたしも、もう……んんっ!!」

どうやら互いに頂点は近いらしい。それを察し純一の速度は更に上がった。
その動きに応えるかのように彼女の身体も淫らに動く。……そして、絶頂は訪れた。
「あ、あ……っ!!」
女の膣内が収縮し男根を絞り上げる。瞬間、男は装着していた避妊具に精を放った。

「……今日は、五回もしちゃったね」
「ああ、さすがに疲れたよ……。身体中が痛い……」ベッドの中でひそひそと囁くように話す。
声を抑えるように努力はしているが、行為中にほぼ抑えられていないので無意味な気もする。
「なーにオッサンみたいな事言ってんのよ。まだ若いんだからしっかり夜の相手くらいしなさいよね」

まだまだ精力が有り余っている様子で、薫はくすくす笑いながら言い退けた。
「こうしてあんたが一人でいられる貴重な時間を無駄には使えないでしょ?」
「まあ、確かにそうだけど……」

今、純一以外の家族は全員出払っている。
夏休みという事もあり、美也は友人宅に泊まりに行っており、両親は旅行を楽しんでいるのだ。
旅行には純一と美也も誘われたが、二人とも自分の時間が惜しいと考えて誘いを断った。
……というのは純一の場合ただの口実で、初めから薫を家に連れ込むのが目的だったのだが。
738名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:08:29 ID:5nFNR33C
純一は、以外とフェミニストであり、古風な人間でもある。
愛する人はどこまでも大切にし、気遣い、絶対に傷付けないと心に誓っている。
そんな考えを持っている純一は、薫と恋人同士となったその日にある誓約を立てた。

『高校を卒業するまでは清い関係でいよう』
その意思を彼女に告げると、彼女は「あんたらしいわね」と言って誓いに同意してくれた。
……はずだったのだが。

高校三年生になってから、薫の態度が急変したのだ。
常に純一を誘惑するかのような行動を取り、随分と彼の心を揺さぶった。
春先には、意図的に教室で二人きりになる状態を作り、純一に何度も迫った。
それでも自分が立てた誓いを曲げなかった純一だったが、夏になって更に薫の誘惑はエスカレートしていった。
薄着なのを利用して、胸の谷間をあくまでも自然に見えるように見せ付けてきたり、何かとタイミングを見計らって抱き着いてきたり。

「……わざとやってるよな?」
「ふふーん、さて、どうでしょー?」

そして、夏休みに入る直前、遂に純一は彼女の誘惑に屈してしまう。初めての場所は、やはり誰も居なくなった教室だった。
「薫……お前の考えは良く分かった。もう、こうなるからには覚悟は出来てるんだろうなっ!!」
お預けを食っていた犬の如く、純一は彼女に抱き着きかかった。わざとらしい悲鳴をあげる薫。
「あ〜れ〜〜〜っ♪襲われるぅ〜〜〜♪」
こうして、二人は多少彼女の強引な手段によって結ばれたのだった。
739名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:09:21 ID:5nFNR33C

「しかし、全く……。まさかああ来るとは思って無かったよ。
 最初からそういうつもりで僕の誓いを聞いてたな?」
ベッドの中で恨めしげに話す純一。すると薫は笑みを浮かべながら答えた。
「とーうぜん。それを聞いた瞬間から『絶対その誓いを破らせてやる!』って思ったわね」

純一は唖然たる面持ちになる。そしてはぁ、と溜め息をついた。
「……お前……。僕の精一杯の紳士的配慮をなんだと思ってるんだよ」
「紳士ぃ?何言ってんのよ。あんなに激しい紳士見た事無いわよ」
「うぐっ!!」
情事について突っ込まれると、何も言い返せない。しかし、彼もただ黙っているわけではなかった。

「も、元はといえばお前が迫って来たからああいう事になったんだろ!この淫乱め!」
「な……っ!」
みるみる薫の顔が紅く染まってゆく。
「な、何よ淫乱って!!あんたがあんな守れもしない誓い立てるから楽にしてやったんでしょ!?」
「おま、自分の事を棚に上げて……」
「何よ!!」「何だよ!!」

その後五分程言い合いは続き、あらかた言い終えた後、どちらからともなく吹き出した。

「ぷっ……あはは。幸せって、多分こういう事を言うのよね」
何となく可笑しくて、純一も笑いながら応える。
「はははっ、そうだな」
話しながら、自然に視線が合った。薫は、静かに何も言わず目を瞑った。そして純一はそっと顔を近づけ……。
「薫」
「……ん……」
交わされる口付け。純一も薫もこの時間が好きだった。キスをするだけで互いの気持ちが伝わるような気がした。
740名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:10:31 ID:5nFNR33C
現在の自分達は間違い無く幸福に満ちている。好きな人がいつも隣にいて、笑いあってキスをして、そして……
だが、薫はちょっとした不満を心に宿していた。後始末を済ませ、着替え終わってすぐに呟いた。

「マンネリだわ……」
「え?何が?」
純一が問い掛けると、薫は、はっと口を押さえて言葉を濁した。
「うえっ!?あ、あたし何か言った?」
慌てた様子でとぼける薫に訝しげに聞き返す。
「言ったな。何がマンネリなんだ?」

自分で言った後に、純一もはっと何かに気付いたような反応をして、まくし立てるように言った。
「ま、まさか……僕と付き合う事に飽きてしまったんじゃ……!
 そんな、僕は何時だってお前の事を考えて……!」
心底絶望したかのような彼の声色に、わたわたとその仮説を否定する薫。
「ち、違うわよ!そんなあんたが悲しむような事絶対言わないし、考えてもないわよ!」

彼女の性格上、この場面で嘘は言わないだろう。薫を心から信頼している純一はすぐに落ち着きを取り戻した。
「そ、そうか。じゃあ、マンネリって何がだ?」
再度質問をすると、とても言いづらそうに、ぼそぼそと彼女は喋りだした。
「その……チが……」
「え?なに?良く聞こえないぞ。なんだって?」
聞き返すが、薫は黙ったままだ。
更に聞き返すと、猛烈な勢いで純一の肩を引っつかみ、ゆさゆさ揺さ振りながら薫は言い放った。

「もう!!エッチよ!エッチがマンネリだって言ってんの!!」
「うわっ!何だよ……って……。
 え、えええええっ!?エッチぃ!?」
741名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:11:21 ID:5nFNR33C
エッチがマンネリ。という事はつまり……
「エッチ、っていうのは、あ、アレだよな?セッ……」
「だーーーっ!!それ以上口に出さない!!」
言うが早いか、頭を思い切り殴られた。

「い、痛いじゃないか!いちいち殴るんじゃない!!」
「あんたが悪いんでしょうが!デリカシーのない男は嫌われるわよ!!」
「むぐっ……」
そう言われては純一に反論の余地は無い。素直に話を聞く事にした。

「で、どういう意味なんだ?エ、エッチがマンネリっていうのは」
改めて聞いてみると、薫はぽつぽつと話し始めた。
「う、うん……。なんていうか、今のままでも充分幸せなのよ?だけど……
 ここの所、ほとんど毎日エッチしてるじゃない?」
「そうだな。お前が毎日のようにムラムラして……ごふうっ!!」
無言で純一の顔面を殴りつけながら、薫は話を続ける。

「……でね?なーんか物足りないな、って感じてね。刺激が欲しいって言うのかな」
「ぐぉぉぉ……。刺激……?」
殴打された場所を摩りながら、疑問を含んだ声を出す純一。
刺激が欲しいと言われても、どうして良いのか分からない。が、取りあえず浮かんだ考えを口にしてみる。

「つまり、何かエッチの方法に変化が欲しいって事か?」
「そそ。そんなところ。何か良いアイデア無い?」
薫に言われて、頭を捻る。方法に変化……へんか……。

「うぅ〜ん。そうだなぁ。……体位を変えてみるとかはどうだ?」
提案してみるものの、すぐにその案は却下された。
742名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:12:06 ID:5nFNR33C
「あ、ダメダメ。それは私も考えたけど、大体やっちゃったでしょ」
そう薫は言うが、記憶を手繰り、純一が言葉を返す。
「いやいや、まだ後ろからは一回も……」
言っている途中で、薫は素早く「や。後ろからは嫌」とまたも純一の提案を弾いた。

「な、なんでだよ。多分だけど、かなり変化がつくと思うぞ」
薫は、少し視線を落としながら、却下の理由を述べる。
「だって、後ろからじゃ……純一の顔が見られないじゃない」

純一の心が、その台詞に撃ち抜かれた。思わず涙が出そうになる。
「か、薫……」
「だから、後ろからは嫌。他になんか考えて」
一瞬、胸が一杯になってしまった純一だったが、息を整えて、言った。
「なあ、その前にちょっと良いか?」
「ん?なあに?」

「……抱きしめてもいい?」
間を置いて、ぽかんとしていた薫の表情が綻んだ。
「いきなりね。でも……いいよ」

純一は、力いっぱい愛しい彼女を抱きしめた。互いに、自然と笑顔になっていた。

と、その時。彼の頭の中で、閃いた。先程の『変化』の名案が。
「お、おお……!良いアイデアが思い付いた!!」
「きゃっ!純一?」
唐突な大声に驚く彼女を尻目に、大発見をしたかのように自称名案を発表する。
「薫!これは名案だぞ!間違い無しだ!」
珍しく自信ありげな雰囲気の純一に、興味をそそられる薫。
「ああ、さっきまで言ってたヤツね。で、なになに?名案って?」
「……それはだな……」
743名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:13:25 ID:5nFNR33C

「薫……青姦って知ってるか?」

彼の『名案』に、彼女は先程とは違う意味で吹き出した。
「ぶっ!!……あ、青姦っ!?あんた本気で言ってんの!?」
「やはり知識としては知っているようだな。さすが淫乱な……がふぅ!!」
右フックが顎に入った。懲りずに果敢に攻めて、敗れる。ある意味勇ましい男の姿といえよう。

「ぐ、痛ててて……。その直ぐに手が出る癖は直した方が良いぞ!
 でも、これは間違い無く名案と言えるだろう?『野外でする!!』
 こんな単純明快な変化の付け方は他にないぞ?そして、きっと一生記憶に残る夜になるはずだ!」

終始、顔を真っ赤にして話を聞いていた薫であったが、さも冷静に聞いていたように振る舞う。
「あ、あんたにしちゃ上出来ね。……良いわ。やってあげるわよ。
 で、何処でするつもりでいるの?そこんとこしっかり考えてるんでしょうね?」

「ああ、決まってるよ。……丘の上公園だ」
この発言にまたしても薫が吹き出す。
「ぶほっ!!あ、あの公園!?あそこ、夜も以外と人通るのよ!?もし見られたら……」
しかし、全く動じずに純一はきっぱり答える。
「そのスリルが良い刺激になるんじゃないか。いやあ、今から楽しみだな、薫」
「べ、別に!ただあんたがやりたいって言うんなら、あたしが断る理由が無いだけよ!」
強がりを言う発案者薫。元はといえば彼女から関係の昇華を希望してきたのだから、確かに断られる理由は無い。
純一はその強がりを、微笑ましく見守っていた。
「ははっ、そうか。じゃあ決まりだな。
 明日、丘の上公園の入口向かいのベンチに十時集合。な?」
「わ、分かったわ。」
全ての要項が決定した……かと思いきや、純一は最後にこう付け足した。
「おっと、最後に一つ!」

――その時はスカート、ノーパンで来る事――
744名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:14:11 ID:5nFNR33C

純一が『名案』を思い付いた翌日の夜。純一は、丘の上公園に居た。
「遅いな……。あいつ、何やってるんだ?」
逸る気持ちを抑えつつ彼女を待っていると、電灯の明かりに照らされた人影が近付いてきた。

「お、お待たせ〜」
その人影は、彼の予想通りの人物……薫だった。
万が一警官でも来てしまったら、彼の『名案』も水泡に帰してしまう。純一はほっと息を吐いた。
実際は十五分程度の時間だったが、純一にはひどく長く感じた時間であった。
それも、これから始まる事への期待感から来るものなのかもしれなかった。

「遅いぞ。何やってたんだよ」
「仕方ないでしょ!?あんたと違ってあたしはスカートなんだから!
 慎重に慎重を重ねながらやっと来たのよ?褒めて貰いたいくらいだわ」
そう薫に言われると、純一はにやりと笑って彼女の要望に応えた。
「分かったよ。それじゃあお前にご褒美をあげよう……どれどれ?」

言いながら、純一は薫の秘所へと手を伸ばした。彼女は、下着を身に付けていなかった。
「んあぅ!」
びくりと身体を硬直させる薫。そこは、既に湿り気を帯びていて、純一の指を容易に受け入れた。

「おお、本当に穿いて来なかったんだな。偉い偉い。
 で、やっぱりもう濡れてるな。さすが淫乱なだけの事はある」
「い、淫乱なんかじゃっ……ない……!」
口答えをする彼女を制するように、彼は行動に出る。
「ほほう、ここをこんなにびしょびしょにしてか?」
そうして話しながら差し込んだ中指をゆっくりと動かす純一。すると、さっきよりも甘い声で薫は鳴いた。
745名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:14:56 ID:5nFNR33C

「ふっ、あ、あ」
差し入れた指を上下左右に動かす度、面白い程に彼女は反応を示した。
「毎日、家に帰った後我慢出来なくて一人でしちゃうんだろ?」
意地悪く純一が問うと「ち、違う……毎日なんて……」と薫は弱々しく反論した。
すると、純一は更に意地が悪くなり、どんどんけしかけていく。

「へえ。そうやって嘘吐くんだ?じゃあ、もうここ触るの止めちゃおうかな」
言いながら、伸ばしていた腕を引っ込める。
途端に、名残惜しいのか「あ……」と小さく薫が声を上げた。

純一は、行為中のしおらしい薫を手玉に取る事に、一種の快感を覚えていた。
勿論、普段の彼女の事も好きだが、そちらの事となると奥手になる彼女を
自分の思い通りに出来る事が、どうしようも無く嬉しかったのだ。
それで、ついつい意地を悪くし過ぎてしまう。純一の悪い癖だった。

だが、慣れぬシチュエーションに、今、純一も興奮を抑える事が出来ていなかった。
「純一ぃ……。もっと……もっと、ここ触ってぇ……。
 ほ、本当は毎日してるからぁ……。お願い……」
なまめかしく懇願する薫に、純一は耳元で囁いた。
「いや……悪いけど、今回は前戯はここまでだ。お前ももう準備は出来ているだろうし、それに……」

言葉を続けながら、自分のズボンのファスナーを下げる純一。
それまでデニムの生地を押し上げていた男根が、束縛から開放され、勢い良く顔を出した。純一もまた、下着を付けていなかった。
「っ!」
その様相に息を呑む薫。今まで見てきた中でもそれは、最も大きく膨張していた。
「僕も、もう我慢出来ないんだ。……それに手で触られるより、こっちの方がお前も良いだろ?」
746名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:15:49 ID:5nFNR33C
「そ、それは……」
羞恥で、思うように声が出ない薫。幾らそちらの方が良くても、『そっちの方が好き』などと言えるはずが無かった。
しかしこういう時の純一は察しが利く男で、皆まで言わせなくとも彼女の心情を察した。
「ああ、口に出さなくても良いぞ。恥ずかしいだろうし。
 僕も本当はもっと前戯に時間を掛けたいんだけど、人に見つかっても困るしな……よいしょっと」

そう言いつつ、ベンチに腰を掛ける純一。そして薫にこう促した。
「……ほら、跨がって。この体位ならお互いの顔も見れるだろ」
それは、いわゆる対面座位の格好になる。対面座位は、彼女が最も好む体位だった。

「ふ、ふうん。まあ、良いわよ。限界とか言っといてなんか余裕ぶってるのがムカつくけど……。
 嫌いじゃないのは当たってるし、す……するには良い体勢かもね」
忘れていた意地張りを、思い出したように発揮する薫。
いつもは小憎らしいそれも、この状況では可愛くしか見えない。純一はにこりと笑った。
「……おいで」
「ん……」


彼に跨がり、膝立ちになる。そして自分の秘所を彼の男根に合わせ、ゆっくりと腰を落としてゆく。
「あ……ぃっ……!」
747名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:16:31 ID:5nFNR33C
充分に濡れていたお陰か、予想していたよりするりと男根は飲み込まれていく。
半分程入った所で、一旦薫は動きを止めた。
「うんん……はぁっ……」彼女の身を案じた純一が声をかける。
「くっ、大丈夫か?……動いても良い、か?」
「う、うん……大丈夫。私も動くから、純一も動いて……」

承諾が得られたのを皮切りに、堪らず少々乱暴に腰を動かした。
「ん!!んあ、あ!!ちょ、いきなり激し過ぎ……ああっ!!」
自分が原因なのに、その大きな声に驚く純一。その声は予想外に公園中に響いた。
「こ、こら!薫!もうちょっと声抑えろ!」
「無理言わないでよ!……ふぁあ!!」

とんでもない快感だった。外でするのがこんなに気持ち良いなんて。いつもより、気持ち良い部分、性感帯が増えているような。
行為を進めていく内に、若い二人は完全にこの快楽の虜になっていた。声の調節など、到底出来なかった。

「うっ、あ!か、薫っ!」
「純一、純一ぃ!!もうダメぇ!!」
普段より数段早く、絶頂は訪れようとしていた。どんどんと上り詰めていく。

「くっ、もう、イくぞっ……!」
「来て、来てぇ……!!」とうとう二人が限界を迎えようとしていた……その時。

公園の入口から、光が差し込み、動いた。
748名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:17:21 ID:5nFNR33C

「!!」
不運な事に、二人のように深夜に出歩く物を取り締まる見回りの人間が、この公園に来てしまったようだった。
このベンチは公園の奥まった場所に位置している。だが、隈なく捜索されてしまったら間違い無く見つかってしまう場所だ。
行為を中断し、急ごしらえの身繕いをして息を潜める二人。しかし絶頂の直前だった為に、荒くなった息遣いを止める事は出来なかった。

「はぁ……はぁ……」
全く動かずに光の行方を伺う二人。反対側のベンチを照らし、少し手前の石畳を照らす光。
暫くあちらこちらを通った光は、二人には気付かずに、出口へと消えていった。


一気に体中の力が抜け、脱力する純一と薫。
「うはぁ〜〜〜……。危なかったぁ〜〜〜……」
安堵の表情を浮かべる純一。それは薫も同じなようだった。
「ふぅ〜……。寿命が一年縮まったわよ……」
薫が全身の力を抜いて呟くと、純一が続けて言った。
「でも、残念だったな。……もう少しでイケそうだったのに」
かっと全身が熱くなる薫。照れ隠しに純一の背中を打つ。
「バ、バカッ!」

身支度を整え、ベンチで寄り添う二人。何気ない言葉を交わす。
「なんか、今日はもうやる気無くなっちゃったな」
「そうね。興ざめってヤツかな」
「……また、しような。今度は最後まで、さ」
「……うん」

その後、外でする事にすっかりはまってしまった二人は、更なる刺激を求めて様々なプレイを野外で試しているとかいないとか。



<了>
749名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:20:58 ID:5nFNR33C
ありがとうございました
750名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 19:13:00 ID:/r/AEy15
乙。血中変態濃度の薄い橘さんだと……?だがそれでもいい
751名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 00:00:15 ID:ztiwgS3l
おお、いつの間にやらモンジャラさんが投下されてる
もうそこまでの関係になってるとは…
乙でした
752名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 13:40:30 ID:ixEvxjls
薫いい女だよ薫
753名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 10:11:56 ID:PODo146Z
保守
754名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 14:10:28 ID:foqGDr0h
あはん
755名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 20:08:09 ID:zcC2iv5A
つかさたんに泣きながら心配されたい
756名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 07:05:15 ID:dkeWiUkR
hosy
757名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 09:57:36 ID:c/WRNCFM
干す
758名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 21:54:43 ID:QuUzhWmU
みゃーにエロ可愛く調教される逢ちゃんにハァハァしつつも
自分では何もできない紳士という電波を受信した。
759名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 03:17:06 ID:iKNz0xTv
それをSSにするんだ
760名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:24:47 ID:fUxsohJ+
甘噛み
761名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 20:07:45 ID:0/wZmjJ5
保守
762名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 11:33:56 ID:0sP1tHem
絢辻さんみたいな娘こそ縛ったり手枷やギャグボール使ったり、目隠しして嫌われない程度にイジメてみたい。
外見は清楚ですごく可愛いから「もう許して」とか言われたら
確実に理性がとんでしまう
763名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 17:47:50 ID:GZzGMF3J
>>762
そしてお仕置き三倍返しされる、変態紳士橘さんですね
764名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 15:38:56 ID:XTlhHaFE
二度オイシいじゃないか素晴らしい
絢辻さんも結構不意打ちに弱いよな
765名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:59:58 ID:+qaQ/D5n
>>762
縛る過程でぶっ殺されると思うんだ
766名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:02:04 ID:DdRYiY+I
いや、Sの人はMにもなるとも言うし意外と…ゴクリ
実際Sの人が逆に調教されるってパターンは多いよな
767名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:49:36 ID:mJ7BmtPS
SMは表裏一体
リバーシブルだお
768名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 03:16:50 ID:xdETJt5E
橘さんは真の紳士なのでMオンリーです
769名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 09:19:37 ID:EGnt4eAp
いや?森島先輩監禁ラーメンプレイは完全にSだぜ。他にも教官プレイとかも。
絢辻さんは拘束した後にメロンパンと同じ要領で強制フェラさせたい
770名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 22:09:11 ID:RyyGHIki
ハァハァ
771名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 22:49:37 ID:ZcW2zoZt
森島先輩ならだいたいのプレイはノリノリでやってくれるはず…ゴクリ
772名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 05:35:29 ID:atsctQJs
キャラスレに居る寝バックは、何でこっちに来ないの?
773名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 03:38:30 ID:x9svP1iX
(今日は初めて待ちに待った綾辻さんと…セ、セッ…ヤ、ヤ、ヤるんだ)

(ああ、そわそわする、心臓がドキドキするよ…)

同棲中の一室は、しんとしていた。
無論、することはひとつだ。
付き合いはじめて三度目のクリスマス。 いまでは純一は、独り身でのクリスマスを感慨深く感じることができる。

(よく美也にからわれたよなぁ…クリスマスにひとりで部屋にいると、“にぃにって寂しいやつだねぇ…”なんてぼやきながら一緒にケーキ食べたよな…でも今や美也も彼氏ができて、あんなことやこんな…いや…いかんいかん、妹に対して、わけのわからん妄想は…)

「…いてる…!?ねぇ…ちょっと!?」

頭を叩かれ振り向くと、そこには彼女の姿があった。

「ちょっと、なにじろじろみてんのよ…!」

発作的に顔を赤らめた彼女がけりをいれられたと同時にタオルが落ちた。

「い…いやぁあああ!」

彼女は、実にナイーヴだった。
こと性的なこととなると常々、しおらしくなった。

いや、 もう御託はいい

犯してやる…そう、俺は…綾辻を滅茶苦茶にしてやる

髪の毛を口にふくみ クリトリスをアマガミし、みみたぶをたべながら、ちくびを繊細なタッチでしごきあげ、脇をなめずり、綾辻の鼻をつまみキスをし、窒素寸前までおいこみながら、挿入をする。

痛みと苦しみに悶える綾辻は醜い。

ああなんて醜いんだ。

こんなブスいらない。

もういい…幻滅だ。
セックスなんか臭い。綾辻のまんこは臭いよ。多分。キスの味も不味いだろうな。笑っちまうよ。

仕方ないから美也と近親相姦してはらませるかな。

タブーを犯さないと興奮しないよ。


774名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 03:45:58 ID:x9svP1iX
そう純一は覚醒した。

俺たちは所詮童貞君。童貞の妄想と欲を巧みに利用し、綾辻とか可愛い女の子を商品にして売り、それを買う俺たちは、ただのブタなのだ。
いつしか純一は醒めきっていた。
だが純一は今までにないくらい、たくましくリアリストとなっていた。

恋愛など所詮理想の結晶でしかない。

恋愛をゲームとして売り、理想妄想を買う俺はもうやめだ。

そう決意した純一は、綾辻をすてた。

そう…妄想の中の綾辻 詞を…

ほんもの綾辻は、いまごろ膣を擦られて悶えているのだ。

あかくほほをそめながら、対面座位で。
だが、不幸は始まっている。
綾辻の産む子供は残念ながら障害者だろう。

純一は幻想をすて、世界が恋愛だけでないことに気づいた。
オナニーは数え切れないほどにした。

だが、純一が求めているのは、最愛のひととのセックスでしかないのだ

その先の責任など一切もつつもりはないのだ

不細工は地獄を味わうが良い。

不細工は有害遺伝子なのだからー
775名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 03:52:03 ID:x9svP1iX
ちなみに僕は対面座位が好きだ。

あの密着感と、女の子が頑張って腰を動かす姿がいい。

ぜひ綾辻を調教したいのだが。

綾辻は奥にガンガンつかれることを好む。

正常位では最早満足しない。
彼女は、サディストではない。
彼女は真性のマゾだ。

それに気づかないやつはくそだ。

776名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 12:08:19 ID:jTTxc0vn
おおゆうしゃよ絢辻さんのなまえをまちがえるとはなさけない
777名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 23:50:15 ID:H9itJYgP
777
778名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 01:02:00 ID:tdDsU0Ld
保守
779名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:14:19 ID:NAlKsE8j
雨がしとしとと優しく降り続く放課後。
僕、橘純一は、一人で廊下を歩いていた。
橘「ふぅ、まいったなぁ」
ついうっかり跳び箱の中でくつろいでたら、まさか6時を回っているとは。
時間の感覚を忘れさせるとは、さすがお宝本。侮れないな。
それにしてもお宝本のあの場面……衝撃的だったなぁ……。
僕も見てみたいなぁ……。例えば……。

……。
おっとっと、自分の世界に耽っている場合じゃなかった。
早く家に帰らないと……ん? あれ?
あそこにいるのは……。

「おーい、七咲!」
前方に廊下を小走りで走る後輩、七咲の姿を認めて僕は彼女に声をかけた。
「あ、先輩。こんにちは」
七咲もすぐに僕に気がついたらしい。
その場に立ち止まり、僕に挨拶をしてくれた。
780名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:14:46 ID:NAlKsE8j
「こんな時間にどうしたんですか?」
「うん、今から帰りなんだ」
僕の言葉に、怪訝そうな表情を向ける七咲。
「……何だか随分と遅いですね?」
「ははっ……。ま、まあいろいろあってね。七咲は部活の帰りかい?」
「あ、はい。たった今終わった所です」
「急いでたみたいだけど、どうかしたの?」
「え? それは、その……」
僕の質問に、なぜか七咲は頬を染め、そわそわとしだした。
しばらくもじもじしていた七咲だったが、やがてはっきりと自分の意思を口にした。
「ちょっと、お手洗いです」

「え、お手洗い!? つまりおしっこ!?」
七咲の衝撃の告白に、僕は思わず大声を出してしまった。
「せ、先輩! そんなに大きな声を出さないでください!」
僕の声の大きさに、眉をしかめて抗議する七咲。
「……あ。ご、ごめんごめんごめん」
思わず謝る僕。
だけど、仕方がないだろう。
あの七咲がお手洗いを我慢しているのだ。
いくら紳士な僕でも、少々興奮してしまうのはやむを得ない所だと思う。
781名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:15:43 ID:NAlKsE8j
「……とにかく。そういう訳ですので、失礼します」
そう言って踵を返し、女子トイレに小走りで向かう七咲。
うーん。あの様子だと、七咲結構我慢してるみたいだな。
……。
…………。
待てよ。

僕はきょろきょろと辺りを見回した。
人の気配は感じない。

もしかすると。
これは、さっきのお宝本のシチュエーションを再現させるチャンスかもしれないぞ。

……。
……。
……よし。
ここはひとつ、勇気を出して七咲に思いの丈をぶつけてみよう。
クールでありながらも心優しい七咲ならば、断られることはないだろう。
「待った七咲!」
僕は大声で七咲を呼び止めた。
「え?」
今まさに女子トイレに飛び込もうとしていた七咲は、僕の声に足を止めた。
すかさず僕はダッシュで七咲に駆け寄ると、真剣な表情でその瞳を覗き込んだ。
「キリッ。七咲、一生のお願いがある」
782名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:16:42 ID:NAlKsE8j
「な、何ですか……?」
動揺しているのか、七咲の目は落ち着きなく動いている。
そんな七咲を安心させるように、僕は微笑んだ。
「ニコッ」
そして僕は大きく息を吸い込み、朗々とした声で言った。

「七咲がおしっこする所を鑑賞したい」

「…………」
僕の言葉に、七咲の表情は凍りついた。
しかし、すぐにその顔は真っ赤に染まる。
そして七咲の口からは、僕の予想だにしなかった言葉が飛び出した。
「絶対にイヤです」
ナイフのような鋭さを持った否定の言葉に、僕は面食らった。
「えっ、嘘!?」
そんな!? まさか、まさか断られるとは!?
心優しい七咲なら絶対、イエスという答えが返ってくると思ってたのに!

「何で、どうして!?」
「どうして? じゃないです! 当り前じゃないですか! イヤに決まってます!」
な、なぜ!? なぜなんだ!?
783名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:18:06 ID:NAlKsE8j
ハッ、そうか、そういうことか!
「ごめん七咲。言い方が紳士じゃなかったね。つまり七咲のお手洗いを鑑賞したいわけなんだけど」
「言い方の問題じゃないです! 本気でそこが問題だと思ってるんですか!?」
ま……まさか。全力で否定されている!?

「ま、まあ、待てって七咲。話を聞いてくれよ」
どうにかして七咲を説得しようと、冴えわたる頭をフル回転させる僕。
「聞く必要はないと思いますけど」
冷めた目で僕を見つめる七咲。
くっ……ここで引く訳にはいかない!

「いいから聞けって! 七咲」
どうにかして七咲を丸めこむ……ゴフンゴフン!
説得せねば!
よ、よし。
「いいか七咲。人間誰でも食事はするし、睡眠はするし、トイレにも行く」
「……」
「食事する姿とか、寝てる姿とか、見られてそこまで恥ずかしいと思うかい?」
「…………」
「だったら、だったらさ! トイレだって同じことじゃないか!?」
「変態」
「…………」
パリーン。
僕の説得は、絢辻さんに負けずとも劣らない冷やかな七咲ボイスにより粉々に打ち砕かれてしまった。
784名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:18:49 ID:NAlKsE8j
「はぁ……。先輩、もう変なことは言い出さないで下さいね。失礼します」
七咲は呆れ顔でため息をつくと、改めて女子トイレに入ろうとする。
くっ……このままではせっかくのチャンスが……。
くそっ、諦めてたまるか!
仕方がない、最後の手段だ!
人間、時には非情にならなければならない時もある!
言葉がダメなら、力づくだ!

「あ、七咲、あれなんだ!?」
そう言って、僕はいきなり虚空の一点を指さした。
「え?」
思わず振り返る七咲。

七咲、隙あり!
いまだ!
「くらえ僕の必殺技パート1、ヒザカックン! てぇい!」
カックン!
「あっ?」
不意打ちヒザカックンの前に、たまらずバランスを崩し尻もちをつく七咲。

「もらった!」
すかさず七咲に背後から組みつく僕。
七咲の脚に自分の脚を絡め、右手で七咲の両手を後ろ手に押さえつけた。
「ちょ、ちょ、ちょ、な、何するんですか先輩!」
「ふはははははっ、かかったな七咲!」
高らかに勝利宣言をする僕。
「せ、先輩! 放してください!」
焦った様子でジタバタし、僕の拘束を振りほどこうとする七咲。
しかし、男の僕と女の子の七咲では力の差は歴然。
七咲の抵抗は全くの無力だ。
785名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:21:11 ID:NAlKsE8j
「さあ、放してほしければ、僕と一緒にお手洗いに入るんだ!」
「イヤです! 絶対にイヤです!」
僕の紳士的説得にも全く耳を貸さない七咲。

仕方がない、最後の手段その2だ!
人間時には非情にならなければならない時もある!
言葉がダメなら、再び力づくだ!
「そうか……それじゃあしょうがないな」
僕は再度、右手でしっかりと七咲の体を押さえつける。
そして七咲の脇腹に、空いた左手の5本の指をあてがった。

「くらえ僕の必殺技パート2、コチョコチョ地獄!」
そう叫ぶと、僕は七咲の脇腹を縦横無尽にくすぐり出した。
「コチョコチョコチョ〜ッ!」
「うくっ! ダメです、あうっ!」
僕の指が蠢き始めた瞬間、ヒクヒクと身悶え始める七咲。
「ほれほれほれ〜」
「ううっ! うふふふ……はひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
そして七咲はたちまち苦しそうに笑い始めた。
クールな後輩、七咲遙といえども、やはり年頃の女の子。
脇腹こちょこちょ攻撃の前には、成すすべもないようだ。
786名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:24:29 ID:NAlKsE8j
「はっはっはっ! どうだ七咲! 諦めろ! 諦めるんだ!!」
「ひゃっはは!! ひゃ、ひゃめて! やめてください!!」
「さあ観念するんだ七咲! 早くしないとおもらしさせちゃうぞ!」
僕は今度は七咲のアバラに手を当て、クリクリと揉み始めた!。
「ひあああああっ! それはダメです!!」
七咲の体の反応がさっきに増して激しくなった。
どうやらうまいことに、指が七咲のツボに入ったらしい。
これ幸いとばかりに、僕は指をクリクリクリッと激しく動かす。
「ひゃひゃひゃひゃひゃ……苦しぃ……ひひひひひひ!!」

密かに七咲のお尻が僕の股間に密着しているため、僕の股間のシンボルは大いに勃起している。
僕が真の紳士でなかったら、今頃七咲はもっと大変なことになってるに違いないな。
「ああっダメ!! もれちゃう!! もれちゃううぅぅぅ!!」
そうこうしてる間にも、七咲の尿意は相当危険なラインに達してるようだ。
恥ずかしい悲鳴をあげ、のたうち回っている。
それにしても……やっぱり七咲ももれちゃう、って言うんだな。
森島先輩や絢辻さん、紗江ちゃんなんかも、限界ギリギリになったら言うんだろうか?
興味深いな……。
「ああっ!! ああああああああーっ!!」
そんなことを考える間も、七咲の悲鳴は止まらない。
そしてついに。

「も、もう限界!! 見せます!! 見せるからもうひゃめてぇぇぇ!!」
七咲、陥落。

「よっしゃぁぁぁ!!」
歓喜の叫びをあげる僕だった。
787名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:27:19 ID:NAlKsE8j
周辺に人がいないのを確認し、僕と七咲は女子トイレに入った。
もちろん七咲に逃げられないように、手首をしっかりと掴んでおくことは忘れない。
「ふーん、女子トイレの中って、男子トイレとそんなにに変らないな」
「先輩、そんな感想はどうでもいいです!」
七咲は激しく足踏みをしている。
脚もしっかりと内股だ。
僕のテクニシャンフィンガーにより、相当切羽詰まった状態に追い込まれたようだ。

「あ、そうだ七咲。使うトイレは和式でお願い」
「ど、どうしてですか!?」
その場でピョンピョン跳ねながら、疑問の声をあげる七咲。
そんな七咲のあられもない姿を正面から見据え、僕は堂々と答えた。
「七咲のウンコ座りが見たいから」
「…………〜〜〜〜っ!!」
涙目の七咲は僕の答えを聞いているのかいないのか、声にならない叫びをあげる。

「も、もう、何でもいいです! もう我慢できない……!」
そう言うと、七咲は僕を引っ張るくらいの勢いで、奥から2番目の個室に駆け込んだ。
すかさず僕も滑り込む。
キィィ……バタン。カチャッ。
僕は扉を閉め、カギを掛けた。
その個室の便器は、れっきとした和式だった。
さすがは七咲。妙な所で義理固い。
788名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:29:21 ID:NAlKsE8j
扉が閉まってすぐ、七咲は地団駄を踏みながら僕をキッ、と睨みつけた。
「恥ずかしいから、はっきり見ないでください!」
七咲はそう叫ぶと、一気に下着を下ろした。
それは、シンプルな純白の下着。
僕は再び、自らの股間がそそり立っていくのを感じた。

そして七咲はすぐに和式便器をまたぎ、ウンコ座りになる。
一切迷いのない七咲の動きは、いかにぎりぎりな状態かを物語っているようだ。
「お願いです!! 絶対まじまじと見つめないで!!」
涙ながらにそう叫ぶと、七咲は体をプルプルプルっと震わせた。

……そして。

シャァァァァ…………

個室に、七咲の音が響き渡った。
789名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:32:11 ID:NAlKsE8j
「…………」
「…………」
「……ごめんね、七咲。僕って最低だよな」
「…………」
「本当に……ごめん」
「今更謝るんですか? それなら、最初からこんなことしないでください」
「……そう……だね」
「…………」
「ありがとう、七咲。……何というか、すごく綺麗だったよ」
「どういたしまして……先輩」

  <了>
790名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:38:54 ID:TnPt8hmG
流石、橘さんは格が違った
791名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 19:01:06 ID:8ueYwwDy
まったく最低だ

なぜ校舎裏でさせないんだ
泡立ち湯気立つ水溜りの美しさを
しぃしぃ抱っこからの放物線の美しさを忘れてしまったのか
792名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:18:53 ID:iXfzyNZC
>>789
橘△
793名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:22:22 ID:C1AaVcyh
最近、ゲームやって期待してここに来てみたが
やはり塚原先輩と橘さんのあまあまイチャイチャなSSはなかったか(´・ω・`)
794名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 12:17:15 ID:/Jkz6RHr
七咲のSSしかないからな
795名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 01:10:33 ID:betL08zK
森島先輩大好きだが奇想天外過ぎて
らしく書ける自信が全くない。
次に好きな絢辻さんは不思議とポンポン浮かぶが
796名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 01:37:08 ID:mA6rSFRs
好きなのは絢辻さんだがエロは後輩しか浮かばない

しかし塚原先輩はファンディスク出る前に何としても一度籠絡したい
797名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:28:14 ID:zEOBBSOV
非エロですが。塚原先輩と会話モードしたいという思いから投下。
798名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:29:09 ID:zEOBBSOV
結局僕は、高校二年のクリスマスを女の子と過ごすことは出来なかった。

年が明けて一月。
僕は寒空の下、駅前を当ても無くぶらぶらしていた。
年末年始に家でひたすら特訓したゲームの腕試しをゲーセンのアーケード版でしようと思ったら、
まさかゲーセンが休みだとは。
「もう三が日は終わってるのに…暇で死にそうだよ…」
溜息をつこうとすると、ふと目に入るポニーテール。
あの人は―――

「塚原先輩」
僕はその後ろ姿に声をかけた。
「?」
こちらを振り向くと同時に、ふわりとゆれるポニーテール。
「あら、橘君」
見慣れない私服姿、ポニーテールじゃなかったら気付かなかったかもしれない。
「新年あけましておめでとう。こんなところで何をしてるの?」
「あけましておめでとうございます。いえ、暇なので少し散歩でもしようかと。」
ゲーセンが閉まってて落ち込んでいる、とは言えなかった。
799名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:31:15 ID:zEOBBSOV
「先輩は何をしてるんですか?」
「私も君と同じよ。時間を持て余しててね。お正月のセールに行こうとも思ったんだけど、
やっぱり一人だと気分が乗らなくて、ね」

なるほど、本来なら三年生はセンター試験直前、推薦ですでに合格している塚原先輩のような生徒を除けば、
自宅で必死に勉強しているのだろう。
森島先輩もその例に漏れずという事か。

「三年生は受験ですもんね」
「そうね。頑張ってるかしら、はるか。
年末までは一緒に勉強してたんだけど、『あとは一人で出来るわっ!合格間違いなしねっ!』って…」
塚原先輩が心配そうな顔をする。
友達思いの人だ、森島先輩の事が本気で心配なんだと思う。
僕は、塚原先輩のそういう所が―――
「塚原先輩に見てもらったなら、絶対大丈夫です。僕が保障します!」
「ふふ。ありがとう。頼もしいわね、橘くん」
塚原先輩が微笑む。

「かわいい…」
「え?」
思わず口に出てしまった。
「い、いや、なんでもないです!そ、それより先輩!このあと時間ありますか?」
「時間?さっき持て余してるって言ったはずだけど…」
「そ、そうですよねっ!えっと、それじゃあ、その、僕と…」
言おう、勇気を出して、言おう。
800名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:32:37 ID:zEOBBSOV
「僕と一緒に初詣に行きませんか?」
「初詣?君はまだ行ってないの?」
「美也と…いや、家族とは行きましたけど…その、三年生の先輩方の合格を祈願しに行こうかと…だめ、ですか?」
「ふーん。なるほど…そういうことね。じゃあ、一緒に行きましょうか」
アタック成功、じゃないが、心の中でガッツポーズをした。

「君との初詣デートもなかなか楽しそう。」
「え?今なんて?」
塚原先輩の言葉が聞き取れなかった。
「ふふふ、なんでもないわ。行きましょう」

塚原先輩と仲良くなれるきっかけをつかめた様な気がした。
                 

 終
801名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 18:53:06 ID:v/RXjI+m
塚原先輩ルートの始まりですね
わかります
802名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 19:44:34 ID:JETojS+V
いいですなぁ
803名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 20:51:25 ID:QBHA3L13
く・・・愚息がしょんぼりだぜ
しかし何だこの幸せな気持ちは!?
804名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 17:13:52 ID:1wKvBG2P
恋だな
805名無しさん@ピンキー
なるほど