【MH】モンスターハンターでエロパロ 17匹目【モンハン】
1 :
教官:
3 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 14:22:32 ID:kGASZiIq
6 :
ss苦手:2009/03/15(日) 16:51:04 ID:BSu3hgx7
>>1 乙です
前スレ消化も未だですが、一番槍(?)の栄誉を賜りましたので投下します。
なお、2chの作法には相変わらず不慣れですので、これがフライング行為等に当たりましたら、ご指摘ください。
鬼神斬破刀の締めでございます。
以下、注意書き。
・武器萌え、太刀擬人化
・モンハンの必然性がとても希薄
・消費レス:7レス+1
・例によってマイナーなパロが、そこかしこに
・この先には暴力的で鬼のような極甘空間どもが、あなたをまっています。それでもよみますか?
前スレでの投稿では切れてましたが、文章上では前回から直接つながっています。
許容できるようでしたら、お付き合いください。
7 :
秋水嬢子・・・1:2009/03/15(日) 16:52:57 ID:BSu3hgx7
カグラの肢体から力が抜け、寝台の上でくったりとなった。
乳房に手を添え、ゆっくりと指をうぞめかすと、かすかに汗で濡れた柔肉が指の腹に吸い付いてくる。
「あぁ…」
新たな刺激にカグラの反応が変わる。オサフネはその所作の一つも見逃すまいと、下半身への愛撫を止め、両手で両の乳房を弄ぶ。
柔肉に指が沈み込み、無理な動きにも健気に応えてくる。
「はぁ…あっ…あぁ」
下半身への愛撫と違い、熱い吐息が切れ切れにもれる。時折ふくらみの頂点に指が触れると、
「はぁっ!?」
いちいち背筋が張って、官能を訴えた。
豊かな乳房の柔らかさと形を堪能すると、オサフネは焦らしていた先端を、同時につまむ。
「あっ!…あぁぁっ!?」
とたん、喘ぎが切羽詰ったものに変わり、ゆっくりと指先でくじってやると、カグラは切なげに身をよじる。
「ふぁぁっ、あぁっ…はっ!?」
乳首の弾力は次第に強まり、硬くしこってくる。
そろそろかと、片方のそれを舌で刺激すると、
「くふぅ…ふぅぅ、ぁぁああぁ…」
尾を引くあえぎが続いた。オサフネは吸い寄せられるように口に含み、口腔内で存分に舌で転がす。
かたく屹立した乳首は、十分に転がしがいがあった。
カグラの喘ぎがいっそう悩ましく、長く続くものに変わる。彼女の肢体は強張り続け、時折オサフネから逃れるようにはねた。
「あぁん、ふぁあぁっ…あはぁっ!も、もう…きつっ、い…ふやぁぁあぁっ!?」
さいごのは指先にこめる力を強くしたため。
カグラは両の乳首がじんじんと疼き、頭の芯を痺れさすのを感じていた。
ものの本には切なくなる等と書かれていたが、なるほど、他に説明のしようがない。
ちゅるりと水音をさせ、オサフネの口が離れる。指も離れ、乳房への愛撫が止んだが、それでも彼女の胸は微かに疼き続けていた。
下帯に指がかかり、擦り下ろされる。
抵抗する気力もうせたカグラは、オサフネの手の動きに合わせて膝を上げ、脱がせるのを手伝っていた。
唇といわず胸といわず唾液で濡らした娘が、下帯を下ろすのに従順にしているというのは、息を呑む淫靡さだった。
下帯の下に隠されていた申し訳程度の茂みは、すでに内側から染み出した愛液で濡れ始めていた。
「カグラ」
主が珍しく彼女の名を呼ぶ。こんな時だからか、彼女は胸が締め付けられるのを感じた。
応える代わりにしがみつくようにオサフネに抱きつき、柔らかな肢体を摺り寄せる。
「あぁぁ…」
カグラはうっとりとした声を上げる。密着すると全身にオサフネのぬくもりが伝わり、快感と紙一重の心地よさに、声が震えた。
オサフネは左手を彼女に背に回し、ゆるく抱きしめてやりながら、右手は瑞々しく張った臀部(でんぶ)に這わせ、撫で、揉みしだいた。
「んっ…ぁ、あぁ…あるじ?」
カグラは何か問いたかったらしいが、声に出来ず、そのまま口付けしてきた。
彼女の手は更なる密着感を得ようとオサフネの背に回され、口腔には舌が押し入ってくる。
今度はカグラから積極的に舌を絡ませ、むさぼる様に咬合する。激しい水音が天幕に響き、彼女のくぐもった吐息が何度もオサフネの口の中にはぜた。
時折腕の中でぴくりと強張るのが可愛らしく、存分に舌と肌触りのよい尻肉を弄ぶ。
唇が離れるとカグラは名残惜しそうに愁眉を寄せた。いや、
「…主、妾におかしな所はないかや?…れっきとした女子であろうかや?」
先刻問いたかったのはそれだったのだろう。刀の化生であるが故、並みの娘より大きな気掛かりなのだ。
ただ、その不安と、それを問うことの出来る無意識の信頼とをない交ぜにした視線は、オサフネの悪戯心を刺激した。
「これから調べる。じっくり」
「ちょ!?まっ!」
いきなりの物言いにカグラが酸欠の小金魚のように口をぱくぱくさせている。
今のうちと太ももに手を当て、左右に押し割ると、秘部が手燭の薄明かりに照らし出される。
オサフネの視線がそこを凝視していると感じると、カグラは小さく息を呑んだ。まったく使っていない女芯はぴったりと閉じ、まるで童女のそれだった。
が、わずかな下生えと、肉の谷間に沿ってかすかに光る液体とが、彼女が女としての準備を整えつつあることを知らせてくる。
8 :
秋水嬢子・・・2:2009/03/15(日) 16:54:03 ID:BSu3hgx7
もうカグラは何も言ってこない。羞恥と興奮で、心臓が早鐘を打っていた。
我知らず上体を起こし、食い入るようにオサフネの所業を見つめては、彼に全てをゆだねていた。
オサフネの両の親指が閉じた柔肉の左右に添えられると、一度だけカグラは鋭く息を吐いた。
「はっ」
指のぬくもりが疼きとなって恥丘にじんわいと広がったからだ。同時に、下腹部にどうしようもない湿りを覚えた。
今にもされるだろう事を望み、肉体が狂おしく反応している。
オサフネの指に力が入るのを、敏感な肉の丘が感じ取った。
「あぁ…」
カグラは熱い吐息を漏らした。秘丘が左右にくつろげられ、くぱぁ、と濡れた肉を露にする。
汗と、内側から溢れる甘酸っぱい雌の匂いがたちこめる。
控え目にひらいた花弁は露にぬれて薄明かりに照り映え、閉じた源泉の窪みからはじくじくと透明の蜜が垂れ続けている。
その全てがオサフネ一人の所業であると理解すると、商売女には無い背徳の興奮が彼の背筋をかけていった。
オサフネは誘惑に負け、じっくり確認して彼女を咽ばせる事を断念した。口を開くと、我ながら吐息がひどく熱を帯びていた。
そして、その熱い息で温度の上がった舌を、花弁の内側にじっとりと撫で付ける。
「ふああぁぁあぁぁあぁああっ!?」
カグラの口から、頭のてっぺんに抜けてゆくような甘いあえぎが震えて出た。
これまでより一際大きな甘い疼きが、花弁から体の中を駆け上げっていった。
それはいつまでも余韻を引き、彼の舌が敏感なむき出しの柔肉を舐めるたび、強くなってカグラに悦びの声を上げさせる。
「あはぁっ…いいっ、あ…あるじの、舌ぁ…はぁん…あついぃっ…いぃいぃっ」
ふるえる花弁は外も内も蕩けるように柔らかいが、舌で舐め上げるたび、はじける様な弾力で押し返してくる。
止め処無く溢れてくる愛液は微かにしょっぱく、むせ返る様な雌の匂いをオサフネの鼻腔に訴えてくる。
花弁を唾液と愛液で塗りたて、ついぞ、彼はその源泉に舌を潜り込ませた。
「ひぅっ!?」
カグラの肢体が強張り、にゅるにゅるとした内壁がオサフネの舌を締め上げた。
恥丘を口に含むほどに舌を限界まで差し入れ、カグラの内側の反応に任せると、その唇からくるおしい喜悦がもれた。
「うぁあぁっ、はぁっ!…ああぁっ!?はぁああぁ…」
舌をゆっくりとうぞめかしながら、右手の指に彼女自身から溢れる愛液をまぶし、恥丘の結び目を軽くくじる。
「あぁっ!?ふあっ!…ああああぁあぁ!?」
もう十分に充血していた彼女の紅玉が肉と皮の上から刺激される。カグラは激しい快感におとがいを反らし、寝台の毛布を強く握り締めた。
紅玉をくじられ、体の内側を舐められていると、すぐに小さな絶頂がやってきた。
「いっ、ひぅ、いぃ…あるじぃ、もぅ、な、にかっ!!」
切れ切れに伝えると、カグラの意識が一瞬白く塗りつぶされる。
「ある、じっ…」
体が一度強く強張って、それから上体を支えられず、毛布の上にとすんと寝そべった。体中をじわじわと快感の波が行ったり来たりしていた。
力無く放り出された両の足は、はしたなくも蟹股の様に開ききっていた。
オサフネが口を離した秘部は微かに淫唇が開き、内側の濡れて熟れた肉が顔をのぞかせている。
と、カグラの太股を何者かが左右に割って寄せてくる。
いよいよその時が来たのだと思うと、彼女は未知への恐怖を振り切り、微笑を浮かべた。つもりだった。
「…やさしく」
が、口をついたのは震える声。快感と不安が交じり合い、体が言う事を利いていない。
オサフネはカグラの頬に掌を宛て、その張りを楽しみながら、ひたとその黒目がちな瞳を見つめる。
「やさしくなかったか?」
「むしろ底意地の悪い。胸を散々いじってからに」
カグラはそう答え、そこでようやく微笑むことが出来た。
「じゃが、かまわぬ。妾は寛容じゃ。続けてたも」
「仰せのままに」
「よしなに、な」
軽口を叩きあい、カグラの緊張が解きほぐれたのを見計らって、オサフネは少しづつ腰を押し出し始めた。
赤黒い亀頭が白無垢のような秘裂を左右に押し開き、ほんの窪みほどのカグラの花芯にねじ込まれてゆく様は、蹂躙と評するのが正しい。
「ん〜…んむっ」
9 :
秋水嬢子・・・3:2009/03/15(日) 16:55:18 ID:BSu3hgx7
カグラが異物感に柳眉を寄せる。感じたことの無い内側からの圧迫感と、信じられないほどの灼熱感。
それが男性の物なのだと理解したとき、それはやってきた。
「いっ!?んんーッ!!」
息を殺し、何とか苦鳴でおさめる。体の奥の有り得ない部分が悲鳴を上げていた。
これまで使ったこと無い場所が、みしみしと広げられてゆく痛み。
カグラは息をつくと、我知らずかすれた吐息を繰り返していた。
「はぁ…うぁ、くぅ…いっ!?」
意地でも痛いとは言わない。まるで矜持であるかのように。
そう、受け入れないければ、自分が『人間の女』であることの証しにはならない。そうでなければ、この姿でいる意味は無い。
オサフネは彼女の悲壮な程に可愛らしい本心を知るべくも無いが、自身を半ばまで埋没させたところで腰の進みを止めた。
すでにカグラの内の柔肉と襞(ひだ)は彼女の意思に反してオサフネを熱く締め付けていた。が、そこで欲望に任せないのが男の矜持。
つまりよう、世の中は一方通行の矜持同士で成り立っているわけだ。
「息を吐け。力んでると辛いだけだぞ」
「ッ!?…あるじこそ、このままでは、うっ…生殺し」
「男はいいんだよ、こんな時は」
「つべこべ、い、言わずっ…男なら、そのツキサシなりクシザシなりで、くぅ…はよう済ませば良いで、あろッ」
あきらかに痛みを堪えながらの減らず口に、オサフネは閉口する。
「何を強情になってるのか知らんが、ならば好きにやらせてもらうぞ」
オサフネの宣言に、カグラは眉根を寄せて身構えた。痛みにだろう、微かな怯えだった。
ほれ見たことかと、オサフネはあえて何も言わず、カグラの唇を奪う。
「んっ…」
カグラは瞬時驚いて眼を見張ったが、直ぐに押し入ってくる舌に口内をかき回され、とろりと眼を細める。
「んん…ふっ…ふぁ」
脳髄を溶かすような深い接吻の甘い刺激と、下半身からの鈍い痛みとが交じり合い、いったいどこで何を感じているのかすら覚束なくなる。
水音と吐息とを交歓していると、カグラの体からふっと強張りが抜ける。
「ふぁぁ…んぁっ…あぁっ?」
意思と肉体の両方が、男の与える快楽に屈した瞬間。
そこでオサフネは一気に腰を突き入れた。
カグラの体の一番奥に灼熱が達し、微かな抵抗を廃して奥の奥までが押し広げられる。
「んんっーーーーーーーっ!?」
口付けを続けるオサフネの口内に、カグラの苦鳴が流れ込む。痛みにぴんと突っ張った舌を、口をすぼめて味わい、堪能する。
彼女の胎内は自身の強張りに合わせて収縮し、受け入れた異物を絞り上げた。
入り口と、真ん中と、奥のほうに、それぞれゴムの輪のような締め付けを感じ、貫いたオサフネをも驚かす。
ものの三十秒ほどで波も去ったのか、カグラはぐったりとなった。唇が離れ、涙を目じりにためて恨みがましく彼を見上げている。
「…ひどい」
「やさしくしつつ、一気に済ませたろう?」
「操を変態的に奪われたと認識する程度に、じゃ」
疼痛と灼熱感の中、一転してカグラは微笑むと、オサフネの背に手を回す。
「…しかし主を迎え入れられたなら、妾も普通の女子として機能できているのであろ?」
「む?…いや」
オサフネの口をついた否定の語句に、カグラは眉根を寄せるのを超えて、泣きそうな顔になった。
が、彼女が悲嘆のままに何か言うより早く、オサフネはいかにも人の悪い笑みを浮かべ、
「普通より気持ちいい」
「はぇ?」
「三段締めなんざ珍しいぞ。それにひだも多い。名器だよ」
カグラは何か言う代わりに彼の背に回した手を拳骨に変え、広い背中をぽくぽくと殴打した。
「怒るな」
「知るかっ!!」
「名器は希少価値だぞ」
「ステータスだ、とか言うと思うたかっ!?まったく、主は変態じゃ、鬼畜じゃ。こんな時にまで妾に道化を演じさせようと…」
そこまで言って、カグラは今一度オサフネの背に回した腕に力をこめ、彼を抱き寄せて肩口に額を押し付ける。
「…わざわざ時間を与えおる…あまり余裕を見せんでくりゃれ?こんな時くらい、主の望みに任せてたも。
さもなくば、人で無く、太刀で無し、妾は何とも惨めじゃ…」
いいんだな。オサフネは常なら口をつくだろう言葉を、寸での所で飲み込んだ。
保護者として気を使うより、男として求めて欲しいというわけだ。かわいい事を言うじゃないか。
オサフネは密着したまま腰を前後にゆすり始める。
三つの肉の輪は互い違いにオサフネ自身を締め、くわえ込みし、絶えず別の刺激を与えてくる。
熱くぬかるんだ柔肉は今しがたまで処女であったがゆえ、締め付けはきつさを感じるほどだった。
「んっ、くっ…っふ」
きつく瞼を閉じたカグラの唇からは、悦びとは程遠い吐息が注挿にあわせて漏れ出る。
まるで磔刑(たっけい)に処せらた咎人のように、眉間には深いしわが刻まれていた。
健気ではあるが、いかにも痛ましい。
苦痛を与えて喜ぶ嗜好のないオサフネとしては、カグラの腰に手を添えて引き起こすと、向かい合わせに繋がる体位に変える。
自重で限界まで肉杭を打ち込まれたカグラは、一瞬、圧迫感に顔をしかめた。
「な、んじゃ?」
答えず、オサフネは左手で乳房を揉みしだく。汗ばんだ脂質は指に吸い付き、そのくせ蠢かすと堪らない柔らかさで男を迎えた。
硬くしこった乳首を人差し指でくじると、カグラの唇を割って戸惑うようなあえぎ声がもれた。
「あぅんっ!」
右手が背を這って、まろやかな尻の稜線を堪能すると、彼女の背筋をぞくぞくと震えがはしった。
「んあぁっ…」
みったりと肢体を押し付けると、尻たぶを乳房のようにこねくられる。
「はぁっ…あぁぅ…」
自重で押しつぶされた秘裂は、それだけで紅玉を圧迫し、内からの痛みを圧倒する。
しっとりと汗をかいた肌の感度は上がり、オサフネの愛撫にわなないた。
しばらくカグラは与えられる快感を甘受していたが、いつのまにか紅玉と淫唇が火照っているのに気づく。
ちょっと前にしたように、少しづつ腰を揺らして気持ちの良いところを探ると、紅玉が圧迫されるたび、下半身を蕩けさすような甘い電流がながれた。
「うぁっ!?あんんっ!」
カグラの腰の動きが徐々に大胆になってくる。ぴりぴりとした痛みもアクセントと変わらない。さえずる様な短いあえぎが何度も唇を突く。
「あっ、あっ、あぁん!」
オサフネも頃合を計り、腰を突き始める。
カグラの最奥を亀頭が小突くと、辛いのと紙一重の電流が頭の中で火花になった。
「きゃうっ!?うっ、くっ、んぁぁっ…」
それも直ぐにゆるく流れ続ける甘い電流に変わり、カグラの脳髄を痺れさす。
彼女の胎内はそこかしこが別の生き物のように締り、オサフネに十分すぎる刺激を与えてきた。
紳士なのは5時までだ。オサフネは再びカグラをこてんと寝台の上に押し倒すと、大きく腰を引いてから、一気に長い挿入を試しえてみる。
「うぁあっ!?あぁぁぁあぁ…」
カグラの眼がかっと開いたかと思うと、直後に恍惚の長い尾を引くあえぎが漏れた。
オサフネは彼女が痛みを感じていないことを蕩けた表情から判断し、彼女の頬に手を添える。
「大丈夫そうだな」
カグラはこくんと頷き、
「あたまのなかぁ、火花、いっぱいじゃ」
「どっちだよ」
「い、今しがたまでの処女に…はぁぁっ…無理を、いわすな。でも、嫌じゃ、ないぞ」
頬に添えられた男のごつい手に、カグラの細くて薄い手が乗せられる。
「…主こそ、その…妾で…き、気持ちよくなっておるか?」
「遊郭でもお目に掛かった事の無い名器といってるだろ」
とたん、カグラは両の手でオサフネの頬をにー、と引き伸ばす。
「なんだ?」
「こんなときに他の女と比べるなっ!」
なんとも可愛らしい悋気にオサフネは微笑を誘われる。何も言わず頬に添えた手を御髪に伸ばし、ゆるゆると撫でる。
カグラは毒気が抜かれたのか、それでも恨めしそうな眼で彼を見上げていた。
「また…大人の余裕をひけらしてからに…脳みそとけそー、とか間違っても思わんぞっ」
「なら、にーにーと鳴いてもらおうか」
オサフネは浅い注挿をはじめる。十分にほぐれたぬかるみは、かすかに湿った音をさせて彼に応えた。
「んっ…んふっ、ふ!…ふぁっ!?」
再び始まる紙一重の快感。カグラは時折戸惑ったような声を上げながら、それを男を受け入れる感触として覚えてゆく。
注挿と共に自分の中から空気が押し出されるのと、唇を割ってあえぎ混じりの吐息が漏れるとのが、しだいに近しくなってくる。
「あっ…ふ、うっ…くぁ!」
濡れそぼった自分の中を、オサフネの熱い塊が何度も行き来するのがわかる。その形に自分の中が変わってゆくのがわかる。
受け入れる倒錯感は、僅かに残る痛みを打ち消すに充分だった。
「あぁっ!?…うぁ、主の、あっ、かたちぃ…いっ、わかる…あぁぁあっ!?…わかるのじゃ」
倒錯した悦びにカグラは微笑む。オサフネには艶然とした笑みにしか映らなかったが。結果、
「うあぁ!?あぁぁぁぁ…いま、なかで…ふぁぁ…おおきくなったぁ」
愉悦に麻痺したカグラの頭は、さも嬉しそうに、とんでもない感想を口走らせる。
そういう発言は、もう少し慣れてからにして欲しいもんだが。オサフネは微苦笑を浮かべながら、カグラの乳房に両手を伸ばす。
律動に併せてふわふわとたゆむ様は、ある種の人種として捨て置けない。
手のひら全体でいくら堪能しても足りない柔肉を掌で圧迫し、指で先端の屹立を摘んだ。
「あぁんっ」
カグラが媚びた悦びの声を漏らす。
ただ摘んでいるだけだが、乳房は注挿の動きに沿って、まるでもみくちゃにしているようにたわんだ。
「あっ、んあっ!あぁっ!」
いやらしく屹立した乳首を口に含んで腰を振りたてると、カグラは甲高い声を上げてオサフネの二の腕を掴む指に力をこめた。
激しく行き来する快感に縮こまる彼女を、まるで物のように長く深く貫く。
「ふぁあぁああぁっ!?ぁぁあぁっ…あぁんっ!あっ!ぁぁあぁ…」
もうカグラは息も絶え絶えだった。処理しきれない快感に柳眉をきゅっと寄せて、オサフネの体にすがりつく。
十分すぎるほどに感じている肢体は強張り、その中も一斉に彼自身を締め上げてきた。
幾つもの肉の輪がすぼまり、オサフネを奥に誘うように吸い付き、絡みつく。
吐精の誘惑に耐え、その肉の輪を充血した雁首で押し開いては、限界まで奥に押し込む。
ぬかるみはその度に卑猥な水音をさせ、カグラの官能をどこまでも押し上げてゆく。
「あん、あ!、あっ!んぁ、はっ、はぁん!」
オサフネも自分の昂ぶりが限界に近づいていることを判ると、カグラの乳房から手を離し、
細くくびれた腰を左右から掴んで固定して腰を激しく振りたてた。
淫唇越しに紅玉が打ち据えられ、注挿に胎内が蹂躙される。
「ん、くぁ!?…や、やぁ…はげし…ん、あ、あぁあ!?…ふぁあっ!」
口と裏腹に、腰から背骨を通り、あまい電流が貫いてゆく。
それがじわじわと全身に広がり、いや、もう広がっているのだが、そこに新たな波が上書きされてゆくような感じ。
「あっ!あっ…あぁ…」
カグラは快感に自分の意識が覚束なくなる錯覚を覚え始めた。
「あっ!?んはっ…な、にかっ」きゅっと強くオサフネの手に指を絡める。「どこか…あぁんっ・・・やぁっ…だ、めぇ…あるじ、だめぇっ!」
カグラの哀願に、オサフネは指を絡めたまま、互いの手のひらを合わせて寝台に押し付ける。
調度、カグラを組み敷いたようなかたち。そのままカグラの中の蠢動にまかせて、深く早い注挿で一気に昇りつめる。
「うぁっ、ふかいっ!ぁあっ、あっ!ああぁあっ!!」
くぐもった水音が男の快感だけを追及する動きであることを物語る。
それはカグラにも伝わり、オサフネの要求に応えられる体であることに、倒錯した満足を覚えた。
快感に背が反ると、豊かな乳房が突き出され、たゆんたゆんと震えて悶える様だ。
手燭の明かりに赤く映える乳房は、汗と唾液で全体がうっすらと照っていた。
「あるじ、な、情をたも、もう、あぁっ!…妾はぁっ…あぁんっ!」
激しすぎる交合にカグラの根が上がった。
それが引き金になったわけでもないが、オサフネはカグラの最奥を突いたところで限界を迎え、大量に吐精する。
カグラの柔肉たちはここぞとばかりに肉茎にまとわりつき、はなさぬように締め付けた。
一番奥の有り得ない場所を勢い良く叩く熱い奔流に、カグラはおとがいを反らして、うっとりと呟いた
「うあぁぁ!…おくぅ!はぁぁ…出てるの、わかるぅ…あ、あぁぁああぁっ!」
カグラもまたじんわりと快楽の限界近くを行き来していた。
何しろ今しがたまで未通娘(おぼこ)であったが故、すぐに胎内で快感を得られるわけでもない。
それでも性の悦びを覚えた肉体は、男を満足させたことに十分な充足を覚えていた。
ややおいて肉茎が引き抜かれると、空孔から紅が混じった白濁が溢れる。
オサフネは冷めかけた湯で布巾を濡らし、惨状の後始末をしてやる。いわゆる、ふきふき。
すっかり弛緩しきったカグラは抗うでもなく、恥ずかしそうな――あるいは無意識に媚びた――視線を向けるのみだった。
ひとしきり身繕いを終えると、彼女はおずおずと寝転がったオサフネに近づく。オサフネは無言で彼女に腕枕をした。
手馴れた様に少し胸がもやもやしたが、身を寄り添えると、結局その表情は無垢な信頼に置き換わっている。
かくて、満ち足りた中にカグラの長い一日は終わりを告げた。
抜けるような青空は蒼穹と呼ぶに相応しく、大分近づいた感のある銀嶺はますます峻厳という言葉を連想させる。
森丘から人の里へと続く平原に切られた形ばかりの道を、火竜の素材を載せた大八車が進んでいる。
車を引くのはオサフネ。しかし、その背に愛用の太刀は無く、今は大八車の尻に華奢な美影となって乗っている。
彼女の薄墨を掃いたよう眉は根元を寄せ、美しい貌(かんばせ)は憂いに沈んでいた。
何をか、この美しい娘の瞳を曇らせるのかといえば、
「主…」
娘、カグラは今日幾度目かになるその疑問を口にした。
「やはり不公平じゃ。なにゆえ女子ばかりが次の日に、こうも辛い」
大八車の軌跡が少しゆがむ。オサフネはいい加減、受け応えるのもうんざりしていたので、無視を決め込んだ。
だが、その先はやっぱり同じ。
「あー、ひりひりする、体の奥の有り得ないところが。それにまだ何か挟まってる気がするのじゃ。
うー、腰が重い、体の節々が痛い。まったく鬼じゃ、エルクゥじゃ。鬼畜戦士めが、外道勇者めが、けがれた英雄めが。
ほんに女子の体を何と思っておるのか」
カグラは今朝から絶賛、この調子だった。
「だいたい、婦人向けの講談なら『くやしい…でも…ビルケナウ、びくんびくん』って筈じゃろうに…主、聞いておるか?」
「…そんなに辛いなら、とっとと太刀に戻ったら良いだろう。体の有り様が変わるんだから、痛みは無いんじゃないのか」
「それは無しじゃ」
カグラはそう応えると、満載の荷台の空きに器用に横たわり、オサフネの顔を見上げる。
「だいたい、この痛みも主がくれたもので、血の通った肉の証しじゃ。あたら、無下にできまいぞ?」
「なら我慢しろ」
「それはそれ、これはこれじゃ。その辺りの切ない乙女心、酌んでたも」
「つまりどんな痛みも甘んじて受けると」
「顔も向けずに物騒な曲解をするな!」
と、いつもの遣り取りをしながらも、カグラの頬はにんまりと弛緩する。
「…とはいえ、主がそんな事をしないのは、妾も身をもって判っておる」
「身をもって、か。助平め」
「んなっ!?自分のことを棚にあげて!昨夜はあんなに…あんな…」
先晩の痴態が思い出され、カグラの顔が見る見る赤く染まる。それこそ集中発動させて溜め攻撃した時の、仙高人の大剣のごとく。
「も、もう知らん!」
それきり、カグラは押し黙る。不機嫌というよりは、悶死であった。
後に残るのは、からからと車輪のきしむ音だけ。カグラが吸う空気は、なぜか甘酸っぱい。
随分と沈黙が続いたもので、さすがのオサフネもちらりと荷台を覗くと、
彼女はそこに未だ寝そべって戦利品の火竜の紅玉を日に透かし、ご満悦の最中であった。
オサフネの頬が微苦笑にゆがむ。
「で、次は何を見に行くんだ?」
「む?」
「次の獲物だよ。綺麗なものを見てまわるんだろ、直に、お前の目で」
「ふむ…岩竜の涙か、ヤド真珠か…景色もよいの、メタペ湿密林の瀑布とか。じゃが、それよりも…」
のってきたのか、カグラは身を起こして活き活きとした瞳を向ける。
「いまはポッケ村の温泉じゃ。それにアイルーのごはん。あの少し黄身がかった、白くてむせ返る濃厚なのが上にかかったやつ」
何だか聞き様によってはひどく卑猥だ。オサフネは少し考え、
「ピザか?」
「おぉ、それじゃ。それにブレスワイン」
「俺は冷えたフラヒヤビール」
「ああ、口にしたら食べたくなってくる。主、急いでたも!」
「おいおい…」
その後もなんとも聞くに堪えない会話が続き、大八車は平原を行く。
楽しげな声が平原の道なき道に響く。
そいつは正に、二人の事を暗示しているかのようだ。
人の男と、人の姿をした太刀の娘。常識では有り得なく、決まった道に嵌れる訳もなく、でもどこまでも続いてゆく。
どこまでも、いつまでも。
了
14 :
SS苦手:2009/03/15(日) 17:01:30 ID:BSu3hgx7
これにて一話終了。
コンパクトにまとまりません、SS難しい。
あと、エロのクライマックスは集中切れてますね。自分でも解りますわ。
で、よろしければ、もう少し続きを書いてゆきたいと思っています。
最後に少しカグラ嬢の解説おば。
名前:鉄刀 神楽から。女の子っぽい名前だったので
公家言葉:雷の属性イメージから。ピリッと来るエキセントリック&スパイシーな風味を。
キャラ立て:以下、一文のみチラシの裏。
某火葬戦記の内親王閣下と、エクソダスギルティー・ネオスのロリババァと、CCの悪魔三身合体(しかも失敗)
武器擬人化は素材モンスの影響が強そうなのを敬遠しました。
その点では、鉄刀系はイメージがしやすいですね。愛用って意味合いもありますけど。
それでは、近いうちに、また。
>>14 本スレ一番槍GJなんだぜ。
しかし、ss登場ハンターの太刀使用率は高いなぁ。前スレ終盤からの3シリーズ、全て太刀持ちじゃないか?w
片手剣いなかったっけ
>>15 初心者ハンターの主人公が片手剣使い
ドスガレもののハンターさんは弓使い
ついでにクリから潮吹くグラビが出る話の主人公も、太刀使い
片手・弓…初心者、もしくは愛用者
太刀・双剣…TUEEE気味
大剣…無難で手堅い
ハンマー…兄貴姉貴オッスオッス
ランス・ガンス…騎士道
笛・ボウガン…専門家
イメージだけならこんな感じか。ゲーム中だとそうでもないが。
19 :
L:2009/03/15(日) 23:04:40 ID:yxel8d6B
コンバンワ、そしてお久しぶりです。
空いた時間を利用して少しづつ書いてたらかなり時間が掛かってしまいました。
気がつけばもう17なんですね・・・
「互いの想いと犯した罪」の後編です。
以下注意書き
・男ハンター×ミラルーツ(♀)擬人化もの
・グロ無し、エロ有りだけど、場面転換で本番のシーンが途中抜けてます
・色んな所で、色んな意味でモンハンの世界ではあり得なさそうな事が載ってます
・基本一人称なのですが、終盤は視点が変わってます
しばらく来てなかったので結構ビクビクしてます、編集もロクにしていないのですが
それでも楽しんで頂ければ―――
それではどうぞ
20 :
L:2009/03/15(日) 23:05:19 ID:yxel8d6B
『減龍士』―――その肩書きはいつしか、俺には重過ぎるモノとなった。『龍を滅する』―――それは龍を殺すこと。
殺す感覚に精神が磨耗し、殺す後に科せられる罪と、少なからず覚える後悔。
それらは崩れることなく積み上がり、俺を押し潰すまでの大きさとなった。だから、軽く――いや、無くす為に死を望んだ―――
殺せ―――俺を殺せ―――そう願った。今まで俺が殺してきた同族―――龍に。
しかし彼女は、俺を殺さなかった。むしろ救われた気がした、何故なら―――いつの間にか俺が望むものは『死』では無く彼女――彼女を望んだ。
そしていつからだっただろうか?互いの名を呼び合い、共に過ごし、肌を重ね始めたのは―――
そして思ってしまった。ずっと―――ずっと、彼女の側に居続けたいと―――
絶対に変わることの無い、互いに置かれた立場を無視して、俺は強く願った―――その未来(さき)に起こる事など、想像もせずに。
人に未来など視る事は出来ず、可能性を考えることが出来ても、それは『絶対』では無く、故に―――知る事は叶わず。
だが彼女は?彼女はどうだったのだろうか?解っていたから、俺から―――
それは彼女と初めて出会ってから、もう二年も経つ頃だった・・・。
俺は正直呆れていた。眼前には所々崩れた石柱やら石壁、そして―――悠々と佇む彼女。
それは美しく絹のような白い髪と、見た者を縛るような金の瞳を持ち、外見だけでなく内から神々しい雰囲気を放つ女性―――
「おい、ルティア」
「ん?呼んだ?リアン」
俺の声に反応し振り返った彼女こそ、二年前に初めて出会った少女だ。今ではすっかり姿が変わり、少女から大人の女性となっていた。
ルティア―――ミラボレアスの種族は人間と似たように成長していくと姿が変わっていくらしい。
それは幼年期、成年期、老年期の三つに分かれているらしく、去年彼女―――ルティアは幼年期を終えて成年期となったそうだ。
龍の姿ではそう変わらないみたいだが、人の姿になる時がいきなり変わるんじゃ、俺もかなり驚いたものだ。
そんな彼女も、そこらの女と違って綺麗になったのだから俺としては嬉しい限りなのだが―――
「幾らなんでもやり過ぎだ。見ろよ、彼方此方ボロボロじゃねぇか」
「むぅー、ここはリアンと私の秘密の場所なんだから、居座られると困るじゃない」
「だからって、その秘密の場所まで壊すことも無いだろ」
ついさっきの事だ、俺とルティア―――二人で目の前にある『秘密の場所』に行こうとしたら、ババコンガが寝ていたのだ。
それを見たルティアはいきなり雷撃を放ち、ババコンガを追い出したのだが―――気が立ってうまく命中させられなかったのだろうか。
数発が建物に命中し、ご覧の有様である。所々に雷撃を受けた場所は、巨大なハンマーなどで叩き割ったように削れたり崩れたりしていた。
―――容赦ないのは相変わらずみたいだ、この建物が崩壊しなきゃいいが・・・。
「追い出すのはもっともだろうが、もう少し落ち着いてやれよ。建物が壊れたら、元も子も―――」
「フンとかしてないでしょうね?あの下品獣」
―――聞いちゃいねぇ
21 :
L:2009/03/15(日) 23:06:36 ID:yxel8d6B
―――もう結構前に、ルティアが見つけたこの建物。塔から少し離れた樹海の中だが、人が出入りした痕跡は無い。まぁ、さっきの
ババコンガの様にモンスターは出入りするらしいが。
周囲が樹で埋め尽くされたこの建物を今は俺とルティアの秘密の場所にしているが、最初に見た時俺は遺跡か何かかと思ったが、
村にある家屋程度の大きさしか無いので単なる廃墟みたいな物だと割り切った。
しかも周りは樹だらけでとても人が来るような場所では無い―――というか不可能であろう。
「うん、おかしなニオイはしないし大丈夫みたいね。それじゃあ―――」
あまり詮索しなかったルティアはここを俺と過ごす場所に決めた。つまり、ここは俺とルティアしか知らない場所なので『秘密の場所』
なのである。うん?何故人間である俺がここに居るのかだって?確かに普通に歩いてここに来る事は不可能だろう。
・・・
俺は彼女に乗って来たのである。気球でも来るのは困難だろうな。
さて、今度は何故俺とルティアがここに来るのかだが―――人に気づかれず、ゆっくりと過ごせる場所と言う事なので―――
「リアン、持って来た?」
「ん?ああ―――」
背負ったリュックから数枚毛布を出し、ルティアに渡す。受け取った彼女はそれらを床に重ねて敷き詰めると振り向き、微笑みながら
着ていた衣服を脱ぎ始めた。
「ふふ―――始めましょうか」
察しの良い者ならもう解る筈、ここに来る度俺はルティアを抱いているのである。
ルティアの腕が俺の首に絡まり、お互いの顔が近づく。目を閉じ、唇を少し尖らせたルティアに俺はキスをした。
「ん・・・はぁ・・・」
浅いキス―――一旦顔を離して顔を見ると、ルティアは微笑んだ。
「なんだよ?」
「ううん、ただ・・・嬉しいの♪」
「・・・っ」
毎度、このルティアの顔に俺は思わず息を飲んでしまう。どうしても―――すごくルティアが綺麗に見えてしまうからだ。
「・・・続けるぞ。」
気を取り直し、手をルティアの乳房に当てる。
「ん・・・っ」
優しく撫で、肌の感触を楽しんだら今度は軽く揉み始める。
「はぁ・・・っんぅっ、あっ、はぁっ」
次第に色のある声を出し始めたルティアに対し、今度は少し強めに揉む。豊満な乳房は、どんな形に揉まれても元の形状に戻る。
強く揉み、手を離すとプルンと揺れた。今度は鷲掴みし、乳房の先端を人差し指で弾く。
「んぁっ・・・はぁっ、ん・・・んぅっ」
次は指の腹で撫でる、ぐるっと円を描くように動かすと、段々と乳首が硬くなってきた。
「あっ、あ、んぅっ・・・やぁっ・・・気持ち・・・いぃっ」
「分かるか?乳首硬くなってきてるぜ。」
「あ、あ、んぁ・・・あっ」
充血して紅くなった乳首を親指と人差し指で摘む。摘んだまま軽く左右に捻る。途端、ビクっとルティアが跳ね、乳房が揺れた。
「はあっ・・んぁぁ、それだめぇっ・・・ち、ちくびぃっ・・・取れちゃうよぉっ」
「取れやしないって、じゃ次は・・・」
「ん、ふ、あっ、ああんっ・・・」
ルティアの乳房に舌を這わせる。両胸を揉みながら舌をなぞらせ、乳首を口に含んだ。
「ふあ、はぁっ、あ・・・」
コリコリになった乳首を舌の上で転がす。しばらく感触を楽しんだ後、軽く噛んでやった。
「ん、はぁっ、ああっ!か、噛んじゃ、やぁっ・・・」
「ん?じゃあこっちか?」
乳房を揉んでいた手を、今度は股間の方に回す。触れたルティアのココは愛液でビショビショに濡れていた。
「あ、あっ、そっちはぁ・・・・」
「おー、すごいな。もうこんなに濡れてる。やらしいな」
「――――っ!」
途端にルティアの顔が赤くなる。目は少し怒っているように感じた。
22 :
L:2009/03/15(日) 23:09:05 ID:yxel8d6B
「はは、悪い悪い。それじゃあこんなに濡れてるし、綺麗にしないとな。足、開くぞ」
「う、うん・・・・」
ルティアの太ももを掴んで開かせる。露になったルティアの秘所は、綺麗な桃色をしていながら愛液で濡れているせいで、より
いやらしく見える。
何度でも言おう、綺麗だ。
「そ、そんなにじっと見ないでよぉ・・・、恥ずかしいじゃない・・・」
「??」
違和感を覚えた。いつも見られても平然としている(偶に自分から見せたりもする)のに、何故か今だけは本当に恥ずかしそうな
顔をしていたのだ。が、グショグショになっている秘所に眼をやれば、そんなこと些末に過ぎず。
「うあ、んぁぁっ!」
ルティアの大事な場所をやさしく撫でるように指で弄る。喘ぎ、少しばかり腰を浮かせた彼女は素直な反応だけした。
やがて、俺の指は彼女の愛液で濡れ、彼女の柔肉もまた、自身の愛液でグショグショに濡れていた。
その―――淫らで男の性欲を誘うかのように、彼女の膣内が少し見えるほど開いてきた。それを見た俺は、喉が渇くような感覚がした。
「あ・・・・リアン・・・」
股間に顔を近づけた俺を見て、ルティアは少し不安と期待を混ぜたように、声を上げた。耳の奥まで届いたその声は、俺の興奮を更に高めた。
生唾を飲み込み、息を荒げながら熱く、唾液でデロデロに濡れた舌を出して―――舐め上げた。
「あぁあんっ!」
拭うように濡れた花弁とクリトリスの場所に舌を這わせる。舌が触れ、動く度にルティアの腰が跳ね上がる。喘ぎ声は指なんか比べ物にならないとでも
言っているかのように、今まで以上に大きく、淫らに声を上げている。
俺は更に快感を与えようと、花弁の上、包皮を舌で剥いで、ひょっこりと出てきたクリに軽くキスをしてやった。
「はあぁんっ!ああ、んぅっ、そ、それ・・・だめぇっ・・・!クリぃ・・・びん・・・か、んあはぁっ!」
無視して今度はパクパクと口を開けた所に舌を差し込む、ニュルリっと入った舌が膣内で蠢くと同時に、締められる感覚が伝わる。
「ひはあああぁっ!舌、入って・・・・るぅっ!」
貪るように、遠慮なく容赦なく舌を動かして、彼女を味わう。
口の周りも、彼女の膣も、唾液と愛液で更に濡れていた。
「いいっ!ん、あ・・・ああ、もっと、もっとぉっ・・・舐め、てぇっ!」
気が付くと頭に手が添えられていた。快感に酔いしれ、もっと更なる快感を求めようと、俺の頭を押さえ付けようとしているのだろう。
しかし手に力はあまり篭っていない。気持ち良さで力が加わらないのだろう。
「あ、あ、ああっ!すごぉっ・・・いっ!ああっ!」
と、舌がキュッキュっと締められた。絶頂が近いのかもしれない。そう思った俺は止めた。
「あ・・・え・・・?リア・・・ン?」
突然愛撫を中断され、もの足りなさそうな眼で俺を見るルティア。だが、別に意地悪で止めたのではない。
「・・・すまん、もう、限界だっ」
俺は我慢出来なくなって自分のモノを晒し出した。
「え?ちょ、ちょっと・・・!」
「・・・入れるぞ」
「ま、待ってっ!なんか・・・、いつもより大きくなってない・・・?」
「ん?そうか?」
自分のモノの大きさなんて記憶などしていない―――いないが、今日は少し高く興奮している。そのせいだからだろうか。
もうどうでもいい、早く挿れたい・・・っ!
ルティアの腰を掴んで、自分のモノを宛がう。
「あっ」
ピクッと反応するルティアだったが、抵抗はしていない。そのまま俺は腰を前に突き出した。
ズブブっと先端が入っていくと、忽ちヌメヌメとしたものに吸われる感覚がした。
23 :
L:2009/03/15(日) 23:09:32 ID:yxel8d6B
「あ、ん、んぅっ、や、やっぱり、いつもより・・・はぁっ、あ、んっ・・・大きい・・・よぉっ」
「ううっ!」
徐々に入ってはいるものの、ルティアの中はきつく締まって中々進まない。それでも吸い付く感覚で気持ちはいいが、
そんなので俺は満足しない。もっと、全部突き入れて―――全部感じたい。そう思って一旦、少し戻した。
「あっ・・・、え?」
そこから一気に―――全部突き入れるっ!
「ひぃやああああああっ!」
一際大きく声を上げ、ビクンっと跳ねるルティア。それに習って全部入った俺のモノがあらゆる箇所から締めつけられた。
「うぁっ、くっ!」
急な快感で射精してしまいそうになったが、耐えた。そのまましばらくは動かずにルティアの反応を見ていた。
軽くイッたのか、声を上げた後はビクビクっとしていたが、今は少しぐったりとしている。と、ルティアと目線がぶつかる。
「もぉ〜、ひどいじゃなぃ。いきなりだなんてぇ・・・」
唇を尖らせながら抗議してきたが、気にしない。顔を近づけてキスをし、耳元で呟いた。
「・・・動くよ」
「・・・うん、お願い・・・」
俺は一気に腰を動かし始めた。
その頃・・・
「それで、依頼とは?」
薄暗い部屋の中で、二人―――男たちが会話をしている。
「ある場所で、最近ミラボレアスがよく目撃される様になっている。被害届は出ていないが、事が起きてからでは困るので
早々に調査し、討伐してもらいたい」
椅子に座っている男がゼニーの入った袋を机に置く。同時に、懐から地図を取り出し、机に広げた。
「主な目撃場所はここだ」
「樹海・・・しかもハンター達の狩場だな」
「そうだ、だがハンターから見たミラボレアスは狩場とは全く別の場所に飛んで行ったと言うのだ。木々が多くて危険な奥地の方にだ」
「ふーん、そんな誰も近寄らない所に何故ミラボレアスが・・・」
「それを調べるのも今回の仕事の内だ」
「へいへい、それでその―――ミラボレアスは黒か?赤か?」
「白だ、だから今回ハンターには依頼せず、お前に任せようと言うのだ」
「白、ルーツの方ねぇ・・・・」
依頼を受ける方の男はニヤリと笑った。
・・
「そうなると、討伐と言っても、角と眼、そして心臓も持ち帰らないといけないな」
「ああ、任せられるか?」
「ああ、いいぜ。引き受けよう」
男はそう言うとゼニー袋を懐にしまい、踵を返した。部屋の中で光源となっているランプの光が、男の背中にあるモノを照らす。
剣―――それも二つ。暗黒と鮮血を混ぜたように禍々しい色を放つ大剣と、もう一方は布に巻かれていて柄しか見えない、大剣よりも少し小さめ、
しかし普通の剣よりもやや大きめな剣。
背を向け、歩き出した男に一言放った―――
「頼んだぞ、『竜殺士"ドラゴンキラー"』ジートス」
24 :
L:2009/03/15(日) 23:10:04 ID:yxel8d6B
「あ、ああっ!だめぇっ、リアン!わ、わたし、もぉっ・・・!」
「イキそうか?俺も出そうだけど、どっちに出す?外か?」
「ば、かぁっ!外なんかに、んぁぁっ、出し・・・ちゃ、やだぁっ」
「分かった、じゃあタップリ奥で出してやるからな」
「うん、うんっ、中にぃっ、奥に、だし・・・ってぇっ!」
激しいピストン運動を繰り返す、加減などもう気にせずに、俺は尿道で抑えられてる精液を排出するきっかけを待つように、
ガンガンとルティアの中を突きまくる。
「くぅ、ルティア・・・!」
「ふぁぁっ!り、リアァンっ、好き・・・!大好きぃっ!」
「ああっ、俺も・・・っ、愛してるっ!」
その瞬間、ぎゅうっとルティアが締め上げて来た。射精のきっかけを得た俺は一気にルティアの膣にブチ撒ける。
「んあぁぁぁぁぁぁぁっ!イクイクっ!イクぅぅぅぅっ!」
「うう!出る――――!」
「イクっ!うはああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!」
ルティアの痙攣と同時に締め上げが一層強くなるも、俺のペニスはそれ以上に強く精液をルティアの中に注ぎ込んだ。
ドプゥっと、収まりきらなくなった精液がルティアの膣から溢れる。
「ふあ、あ、はぁっ、はあっ・・・・」
「ふぅ・・・・・」
ペニスを引き抜くと、またドプっと音がしてルティアの膣から精液が溢れた。綺麗に桃色だった膣も、今では俺の
精液で白くドロドロに染まっていた。
一気に開放感と疲労感が出てきた俺は、そのままルティアの横に寝転がった。
「ふぅー、なんか今日は自分でもビックリするほど出たなー」
「そう・・・だね。本当に凄い量・・・」
自分の股関を見ながらルティアは言った。その後、俺の首に腕を回し、キスをしてきた。
「その・・・、今更言うのもなんだが、大丈夫か?ルティア」
「ん?平気だよ、あんなに激しいのすごかったからちょっとビックリしたけどね」
微笑みながら、ルティアは言った。
「それより・・・、ねぇリアン」
「ん?」
「さっきの、もう一回言って・・・」
さっきのと言われ、さあ何だろうと考えたが。ルティアの眼を見てすぐに分かった。
「愛してるよ、ルティア・・・」
「・・・えへへ」
そう、照れくさそうに笑いながら、もう一度キスをした。瞑ったルティアの瞳からは、涙がこぼれていた―――
―――今思えば、どこかおかしかったんだ
―――「愛している」と、自分の気持ちを告白し、俺はこれからもずっと―――ルティアと一緒だと思っていたんだ
―――だって、あいつも言ってくれたんだ、「好き」―――と
しかし、ルティアは――――――――
25 :
L:2009/03/15(日) 23:10:48 ID:yxel8d6B
一年後・・・
「はあ!はあ!はあ!」
あの日から、ルティアとは逢えなくなっていた。
「はあ!はあ!はあ!はあ!」
理由なんて分からない、あの日以降、ルティアは俺の前に現れなくなったのだ。
最初は、単に都合が良くなくて来れないのだろうなどと、そんな風に思っていた。だが、二週間も経った頃には、俺は本格的に不安になった。
色々、自分なりに捜し求めたはずだった。だが何せ、彼女は「人間の姿になれる龍」なのだ。人前にほとんど現れないのは勿論、
家だってある訳でも無い。だから見つけるのは極めて困難だった。
ほとんどが、塔の最上で待つだけだった。二人の場所―――樹海の奥地にあるあの廃墟、そこにも命懸けで行こうとしたのだが、廃墟は跡形も無く崩れていた。
不安と焦りが強くなる一方で、ずっと―――彼女の角の欠片を握り締めながら、塔で待った。
気がつけば一年が過ぎようとしていた。
そんなある日―――今朝だ、また塔に行こうと家を出た時だ、ドアを出てすぐ下に、手紙があったのだ。内容は―――
「今すぐ 塔に 」
・・・・・・
急いで俺は塔に向かった。全力で、塔で待っている人が居る――――
「はあ!はあ!はあ!」
現(いま)―――駆けるは塔の中、最上部へと続く道。強走薬を飲んで、常に全力で走る―――!
「・・・ルティア・・・、ルティアっ!」
上る事が終わる、目の前には最上部へと続く通路だ―――!
「ルティア!」
「・・・・・・」
塔の最上部、そこに居たのは―――
「バル・・・トリア?」
数年前、初めてルティアと出会った時、一緒に居た紅髪の女の子――――いや、ルティアと同じく幼年期を過ぎたのだろう。
彼女は成人の女性の姿で何も身に纏わず立っていた。
「減龍士―――リアン・アーク・・・・」
裸であることを気にせず、バルトリアは何故か、俺を強く睨んでいた。減龍士の俺だから分かる、彼女からは龍である独特の
殺気が発せられていた。
「お、おい、バルトリア・・・・よく分からないけど、ルティアが何処に居るか知らな―――」
「死ねぇ―――!!」
「え・・・?」
―――速かった
本来の、龍の姿で無いにも関わらず、彼女は瞬速で俺の目の前に移ると、同時にありったけの殺意を込めた右手を広げながら、
俺の喉元に―――
26 :
L:2009/03/15(日) 23:11:23 ID:yxel8d6B
「!?」
穿たれる寸前で、手は俺の首から数ミリの所で止まっていた。バルトリアの右手は、もう一つ誰かの手が掴んでいた。
「ミティ・・・・貴様!」
制止された事に強く憤っているのか、バルトリアは手を掴んでいる黒髪の女性を睨んだ。
「何のつもりだ・・・!」
「それはこっちのセリフ!いきなり何してるのよ!」
「知れた事を・・・!コイツを、殺す!」
「落ち着いてバルトリア!そんな事をしても意味無いよ!」
「意味など――――意味など――――っ!」
「・・・・・。」
どうしてこんな事になっているのか分からなかった俺は、ただ無言で突っ立っているしかなかった。
「くっ!」
そうして、手を払い除けたバルトリアはまた俺を睨み付けて、そのまま背を向けて離れた。
「リアン、大丈夫?」
「あ、ああ・・・・」
心配そうに俺を見る黒髪の女性、いつの間に現れたのだろうか。だが、見覚えがあった。
「えーと、ミティ・・・だよな?」
「うん、そうだよ。久しぶりだね、リアン」
バルトリアと同じく、ルティアと一緒に居た黒髪の女の子。やはり成人の姿で、全裸だ。しかし、少し性格が変わってる気がした。
「久しぶり・・・・は、いいとして。それよりもこれは一体どういうことなんだ?いや、ミティ、ルティアが何処に居るか分か―――」
「あ、あのね、リアン・・・。落ち着いて聞いてほしい事があるんだけど・・・」
「え?」
「手紙、見たからここに来たんでしょ?」
「あ、ああ・・・」
「うん、じゃあ待ってて・・・・。いいわ、来て」
誰も居ない場所にミティが話しかけると、突然霧が出始め、あっという間に塔の最上部は白霧に包まれた。
「な、なんだこれ?」
「リアン・・・まず、あなたに会ってほしい人がいるの・・・」
「え?」
と、何処からか足音が聞こえ始めた。次第に奥から人影が見え始める。白いローブを来た、何やら怪しそうなヤツが、手には飛竜程でもない大きさの卵と、
それから――
「――――赤ん坊?」
俺の目の前まで来たそいつは、一礼して口を開いた。
「初めまして、名は明かせませんが、あなたがリアンさんですね?」
「あ、ああ・・・」
声からして男だと言うことは分かったが、顔はフードで見えない。
「ミティさん、卵の方を―――」
「―――はい」
男は卵をミティに渡すと、今度は赤ん坊の方を俺に出した。
「さあ、どうぞ」
「いや、どうぞ・・・って言われてもな―――」
受け取るのを躊躇した俺に対してか、赤ん坊を持ちながら男は言った―――
・・・・・
「あなたの子ですよ?受け取るのが当たり前じゃないですか?」
27 :
L:2009/03/15(日) 23:12:14 ID:yxel8d6B
「――――は?」
全然予想もしていなかった返答に、俺は間抜けな声を出して固まってしまった。それを見かねたミティが卵を持ちながら言った。
・・・・・・
「リアン、驚くかもしれないけど・・・その人が言ってること、本当なんだよ。この卵と赤ちゃんは―――」
間を置いて、少し深呼吸したミティは、告白するかの様に言った。
「リアンと―――ルティアの子なんだよ!」
「―――――――っ」
今、なんと言った?この、ミティと見知らぬ男が手に持っている存在。それが、俺とルティアの――――子?
「ちょ、ちょっと待てよ、一体何の冗談を―――」
「冗談ですって!?ただの冗談ならこんなことまでしないわよ!けど―――全部本当なのよ!」
そう、強く言ったミティは次第に泣き始めた。何故、泣くのだろう?そしてもし、ミティの言っていることが本当なら―――
「――待て。じゃあ、ルティアは――――ルティアはどうしたんだ!?」
「ルティアは・・・ルティアは・・・っ!」
「ミティさん、落ち着いてください。その事は私がお話します。」
ローブの男が空いた手でミティを慰めるように言った。そして、その男は話し始めた。
「――まず私の事からです。私はミティさん、バルトリアさん、そしてルティアさんの一族とは少し馴染みがありましてね。去年の事です、
ルティアさんからある頼みごとをされたのです。『自分の中から自分とは違う生命を感じるので診てほしい』と。もしやと思って診たのですが、
私の読み通り、彼女は妊娠していたのです。その事を聞いて彼女は、喜びと決心と、そしてもう一つ私に頼み事をしたのです。
『この子は私と大切な人の子、だから誰にも知らない場所で、この子を産みたい。だから誰にも話さないでほしい』とね。すぐに察しましたよ。
『龍』と『人』、決して相容れない存在が結ばれ、更には子供を授かるのですから。同族に知られてはまずいし、リアンさんの事が知られたら
リアンさんにまで危険が及びますからね。だから、彼女は樹海のある場所で出産の準備を始めたのです。しかし、事件は起こりました―――。
ルティアさんが樹海に閉じ篭ってから数ヶ月程経った頃です。突然、彼女が私を呼んだのです。何事かと大急ぎで向かうと、
樹海の奥地がメチャクチャに荒らされており、更に崩れた建物らしき物の前でルティアさんが倒れていたのです。どうやら何者かに
襲われたらしく、その襲った者に角を斬られたのです。彼女いわく、角はまた生えてくるから問題無いと言っていました。
・・・・・・・・・・・・
確かに、問題はありません。しかし、重要なのは斬られた場所に残ったモノなんです。切り傷からはかなり濃度のある毒と、重度の呪いが出ていました。
毒自体は何とかなりました、しかし呪いの方まではそうも行きませんでした。傷口から進行していく呪いは、どんなに解呪しても染み込んだのです。
私の読みが間違い無ければ、『魔剣』と呼ばれる剣に斬られたのです。呪いを消す手段が無かった私は、彼女をある場所に移しました。
その地はある理由で呪いなどの類を寄せぬ土地だったのですが、呪いは消されませんでした。それでも、進行はかなり遅らせることが出来たのです。
それから彼女はずっとそこで出産の時を待ちました。お腹が大きくなった頃には、彼女は親友であるミティさんとバルトリアさんを呼んだのです。
そして、数週間前です。陣痛と共に、ルティアさんは無事出産しました。最初は驚きましたよ、本当に人の姿をした赤ん坊が産まれたので。
もう一つ驚いたのが赤ん坊が産まれた後に今度は卵が1個産まれたのですから。そして、ルティアさんは相手方の名前を私に教えてくれました。
・・・・・・・・・
そうして、また一つ頼み事を私にしたルティアさんは、数日前に、ミティさんとバルトリアさんに見守られながら―――息を引き取りました」
28 :
L:2009/03/15(日) 23:12:49 ID:yxel8d6B
「なん――――だと?」
この男は今なんと言った?
「ちょっと・・・待て、ルティアが―――死んだ?」
「ええ」
「な、何故―――」
「・・・赤ちゃんが起きてしまいますから声は控えめに。そうですね、なぜ亡くなったのかも話しましょう」
「私から言うわ・・・」
泣き止むも、グシャグシャになった顔を上げてミティは話した。
「私たち―――バルやルティアは、人の姿になれるけど、その分魔力を消耗するのよ」
ローブの男は頷いて、ミティに続くように話した
「魔力は彼女たちにとっては本来、自然エネルギーとなります。回復もしますが、消耗し続けると著しく生命力が弱くなるのです」
「もちろん、この姿でいれば魔力は消耗し続ける、だからずっと人の姿でいる訳にはいかないの」
「ですが、ルティアさんはここ一年、龍の姿に戻ってはいません。お腹の子供に、影響が出るのを恐れたからです」
男の方はあくまでも冷静に、ミティの方は眼に涙を溜めながら、二人は交互に話した。
「お腹が大きくなるまで私やバルを呼ばなかったのは―――きっと反対すると思ったからでしょうね。自分の命を落としかねない行為だから」
「ええ、私も反対しようとは思いました、けど出来ませんでしたよ。仕方が無いので、出産した後に彼女の治療に専念しようと思っていました」
「一年間なら、力尽きるか、衰弱するか、まだどちらか選択肢が―――『生存する確率』が残っていたものね」
「はい、しかし選択肢は突如として無くなってしまったのです。魔剣による呪いのせいで」
「最後にルティアが居た所は、本当に呪いを抑えてくれる土地だった。けど、それでも呪いはルティアの体を蝕んでいたのよ」
「出産は無事成功しました。しかし、ルティアさんの体は既に限界を迎えていたのです。出産後、元の姿に戻ろうとしても、体は呪いのせいで
回復出来ない状態になってしまったのです」
「うっ・・・・ぐっ―――」
二人の話を聞き続けた俺は、次第に泣き始めていた。
「それから、人の姿のままで、ルティアは・・・ぐすっ、ついに眠ったのよ―――私たちの・・・うぅっ・・・前で・・・」
「う、嘘だろ・・・ぐぅっ、ルティア・・・ルティア―――!」
膝を付き、力強く地面を殴った。手に痛みなど無い、痛いのは―――心だ。俺と、ミティも泣き出して、霧の中を哀しむ声が二つ響く。
「頼み事は―――」
泣き崩れている俺に構わず、ローブの男は言った
「ルティアさんの頼み事は、ミティさんとバルトリアさんを立会人とし、二人の前でこの子をあなたに渡してほしい―――と」
俺と同じ目線になるよう、ローブの男もまた、片膝を付いて赤ん坊を俺の前に出した。
白い布に包まれ、よく眠っている赤ん坊には角は生えておらず、だが肌や、白い髪はルティアと同じだった。
「バルぅ・・・ぐすっ、こっちに・・・来なさいよぉ・・・」
泣きながら少し強めにミティは霧の中、紅髪の女性を呼んだ。ずっと離れていたバルは、奥から現れた。瞳からは、ミティと同じく哀しみ―――
いや、憎しみも混じった涙を流していた。
「リアン・・・・貴様さえ、貴様さえ居なければ―――!」
「バルトリアさん、落ち着いて。たとえ今ここでリアンさんの命を奪っても、残されたこの子達や、ルティアさんの想いも、無駄になってしまうのですよ」
「ぐっ!」
ローブの男に言われ、バルトリアは耐えるようにその場に立ち尽くす。俺を強く睨み、こう言った。
「ルティアの最後の願いだ・・・っ!見届けてはやるが、二度と―――二度と私の前に現れるな!」
「・・・・」
何も言えない。彼女の言いたい事も分かるし、たとえそれを口にしていたとしても、もっともな事だからだ。
「では、揃いましたので、この子をあなたに――」
ローブの男はゆっくりと赤ん坊を差し出した。本当に―――ルティアとそっくりだった。俺は、震えながらも赤ん坊を受け取った。
「その子の名前、ちゃんとルティアが付けたの」
受け取ると同時に、ミティが言った。
29 :
L:2009/03/15(日) 23:13:23 ID:yxel8d6B
「その子、―――って言うの。この、卵の子は私とバルトリアで決めてって―――」
「だが・・・名はお前には告げぬ。この子は私達が育てる事になっている。それがルティアの願いだからだ!」
そう言うとバルは、踵を返して霧の中を歩き始めた。姿がどんどん見えなくなっていく、霧によって―――
「リアン、その子・・・あなたに任せたわよ。ルティアの分まで、大切にしてあげてね―――」
続くように、ミティも卵を抱き抱え―――霧の中に消えた。
「一つ―――あなたに言っておきます」
まだそこに居たローブの男は背を向けながら言った。
「ルティアさんに呪いを齎した魔剣、私は恐らく、その剣は『ドラゴンキラー』と称される剣だと思うのです」
「・・・・ドラゴン・・・・キラー・・・」
「ええ、そしてあの呪いの質、真名は私の知る魔剣『バルムンク』そのものか、或いは近いものです」
魔剣の名を口にした男もまた、歩き始めていた。
「この名を知ったあなたがどうするかは私は知りませんが、役に立つのであれば、記憶に留め、お好きなように」
「お前は―――何者だ?」
姿はもう見えず、恐らく聞こえないとは思ったが、男は霧の奥から返答した。
「さて、私は何者と言うほどでもありませんよ。唯の―――――――白い霧です」
そうして気配が完全に消えた。霧も徐々に晴れ、最初に来たときと同じように、目の前はまさしく塔の最上部だった。
そしてその最上部で、残ったのは俺と、俺の手の中で眠っている赤ん坊だけ――――
「う・・・ううっ、ぐうぅっ!」
しかし、まだ彼女―――ルティアの死を受け入れられなかった俺は
「うわああああああああああああああああああああああああああああっ!」
塔の上で、泣き叫んだ――――
哀しみの声は、空と、地に、どこまでも響いた ルティアは―――もういない それが悲しく、哀しくて泣いた
そうして、俺は―――俺と、ルティアの子を、全力で幸せにする決意をした
それが、きっとルティアの願いでもあるからだと、俺は思う。
・・・
・・・・
・・・・・
その――――記憶に――――『私』は―――――
・・・
・・・・
・・・・・
「ん・・・・」
目を覚ますと、辺りは暗かった。今の時間は夜らしい――私はベッドで横になっていた。寝返ると、隣でナナが寝ていた。ここは――――どこだっけ?
30 :
L:2009/03/15(日) 23:13:46 ID:yxel8d6B
「あれ・・・・?」
気が付くと、目が熱く何かがどんどん頬を伝って零れる。
涙だった。気づくと、何故かとても悲しい感じがして、どんどん止まらなくなった。
「な、なんで・・・だろ?」
「よう、目が覚めたか?」
「え?」
突然の声、反対の方を見ると、ベッドの側で座っている人が居た。
「お、お父さん!?」
本当にびっくりした。隣には私の唯一の肉親である父さんが、そこに居たのだから。
「おいおい、静かにしな。ここは病院だし、ナナちゃんが起きちまうぜ」
「あ・・・・・」
病院―――と聞いて思い出した。確か私とナナは、ババコンガを討伐して―――
「全く、『四龍陵舞』なんざ、むやみに使うなって言っただろ?」
「だ、だってぇ・・・あの時は使わないとこっちがやられると思ったから・・・」
「まあ、確かにババコンガ四頭じゃ、てこずるだろうな」
「そ、そうでしょ?しかもそのババコンガ達、普通じゃなかったし――」
「だが、使わないといけないなんて事はないだろ?別の対処法を考えれば、こうして三日も寝ていることはなかっただろ?」
「う〜、でも、あの時は急ぎだったから・・・考えてる暇なんてなかったよ・・・」
「ん、そうか」
大して、怒ることもなく、父さんはポンっと、私の頭に手を置いて撫でてくれた。
「大丈夫か?」
「え?何が?」
「まあ、今もそうだが・・・お前、寝ている間も泣いてたんだぞ?」
「え・・・・?」
そう言われると、確かに涙が伝っていない場所のあちこち、何か乾いてパリパリしたものが付いてる感じがした。乾いた涙が、顔に付いたままで―――
「怖い夢でも見たのか?」
「ううん、違うの」
「お?」
私は、そのまま父さんの胸元に抱き付いて、また涙を流した。
「悲しい夢・・・だけど、お母さんに会った気がするの・・・」
「――――そうか」
そう言って、父さんはまた、私の頭を撫でてくれた。
私には母さんがいない。けど、私には父さんが居る。私の師で―――私が「減龍士」になる前の、「元減龍士」が―――
リアンお父さんが――――
to be continue
31 :
L:2009/03/15(日) 23:18:35 ID:yxel8d6B
以上で今回のお話はここまでです。
自分でも分からず、更には2ch経験はあまりないので、NGな事などございましたら、
ご指摘などお願いいたします。
それではお粗末でした
非常に乙だが、――を多様しすぎだと思うます
乙でした!
Lさんの作品、個人的に大好きな設定ですので、最初から読んでみたいと思います
保管庫で探そうと思うので、どなたかLさんの今までの作品のタイトルを教えていただけませんか?
>>31 乙です。
前回投下分とタイトルが微妙に違うんですが、
保管庫に入れる際は前回分に合わせて構わないでしょうか?
>>33 15匹目スレ
「愛玩フルフル」、「幼祖龍」、「幼祖龍2」、「狂い始めた野性の弦」
16匹目スレ
「互いの想いと罪」
保管庫内検索機能も思い出してあげてっ(><)
非擬人化はまだか!?
擬人化と人化転生は違うから、キチンと区別して欲しいなと。
勿論、面白ければ擬人化も人化転生も竜姦も人間同士も全てOKだ!
保管庫更新乙です!
>>14 GJ!うしおととら好きか?
ギャグとエロは混ぜすぎると、どっちにも集中しにくいから気をつけろw
>>31 乙。なんだかどこか絵の無い漫画的だ
ところで「減龍士」ってなんぞ?「滅龍士」ではないんかい?
「滅ぼす」とかいう大それた理想論は語らず、
一頭ずつ地道に「減らす」のがモットーなんだろ。
宮島の増えすぎた鹿問題に取り組む人、みたいなもんか
減龍士じゃ締まらんなwww
wikiに前スレ投下作品の、
「互いの想いと罪」前編、「桃色したひらひらの…」、「ダス・フェアローレネ・パラディース ― オルガ・チェイン ― 」、
「キングテスカはドラゴンころしっぽいよね」、「秋水嬢子」1-3、
「死神さんと」、「猛き獣達の番い」1-4、
を保管しました。
とりあえず完結しているものを保管庫に入れています。
「ダス・フェアローレネ・パラディース ― オルガ・チェイン ― 」に関しましては、
ページ名が長すぎるとwikiに怒られたので、本文中での略称を借り、
「D・V・P -オルガ・チェイン- 」というタイトルに省略しています。
勝手な真似をしてすみません。
また一部の作品では、行頭での中点(・)を使った三点リーダー(…)表現が、
wiki上では箇条書きの見出しに化けてしまうのを避けるため、勝手ながら修正しています。
書き手の皆様方が投下されたもののオリジナリティを尊重したいのですが、やむを得ず…。
どうぞ悪しからずご了承ください。
>>42GJ、お疲れ様です
擬人モノって基本MHらしさ、モンハン愛<<<見てみて
ぼくのかんがえたさいきょうもえむすめ^^だから嫌いなのに
オサフネとカグラのコンビは何故か憎めない
……なんかくやしい
>>42 GJ、ホントにお疲れ様。
一書き手としては、全然構わないです。感謝。
草食系男子が人気と聞いて、アプトノス、ケルビ、まさかモス?
とか考えた自分はもう末期かもしれない。
>>44 モノブロスの御立派にマダムもウットリですね、わかります
>>43 時代劇調が新鮮だと思った
他スレでもあまり見ない感じ
現代か中世パロがどうしても人気だからなあ
中華系やアラビア系擬人化が来たら、なかなか面白そう
アメリカンなノリはちょっとやばい気がするがw
保管庫にあった
ハーフな双牙
っていう話の続きが気になって仕方ないんですが、これには続編は無いのでしょうか?
ほんといいところで終わってる。
差し置かれるならまだしも、差し引かれてスゴスゴと帰ってくるとは許せん。
個人的に輪姦は好かん。基本は常にタイマンであるべきだ。
気持ちは判るな。俺も強姦輪姦は苦手だし。
でも、そう言うのは個人の嗜好だし、大声で言う事じゃないよ。
案外角が立つものだからね。
ちなみに自分は強姦も輪姦もグロも大好きだ
ディアブロス
ディアブロス亜種
ディアブロス亜種の貴重な産卵シーン
「黒のファランクス」等のクエストで乱獲された黒ディアをギルドナイト達が保護する話とか?
ギルドナイトは数人の超精鋭で、対人任務だったような…
捕獲されたモンスターに関わるのは飼育員とか研究員とか解体職人か。
ファミ通文庫の 魂を継ぐ者/疾風の翼 によるとそれだけでも無いらしい。
新種モンスターの弱点調べや対超大型モンスター戦の指揮を執ったりと
並のハンターには務まらない事をやってて対人戦もその一環かと思われ。
実際にゲームでギルドナイトの仕事もやってみたいな
そしたらエロに昇華してみせるのに・・・!
そうなると商品名がモンスターハンターじゃなくて
ギルドナイトになりそうだな
逆転検事とか出すぐらいだから…
そんなに多くはないけど、自社ネタはチラホラ見るな。
有名所ではモノデビルシリーズ+アンドレイアーとか古代式殲滅銃槍・・・って、元ネタがマイナーだなw
アイルーにガロンが出て速攻雇ったのは秘密。
自社ネタのほかにもパロディとかあるよな
雪の山のガウシカとか盗まれて旧沼地とか
どうも、初めまして。
突然割り込んでしまってすみません。
パソコン自体扱うのが初心者なので……(汗)
此度はこのスレシリーズ(?)を見ていたらネタの神が変なネタを送りつけて
きたので、此処にも送ります。
以下ネタ
ひょんなことからモンハンの神に拉致られ、モンハンの世界にやって来てし
まったツッコミ100%な女子高生(17)………ちなみにメガネ娘
元の世界に帰れる方法はただ1つ!!
制服を武器に鍵となるモンスター達を悩殺して素材をゲットせよ!!!
ただし、ヤられたら元の世界には帰れない!
神に渡された鞄の中にある武器(制服)はブレザー・セーラー・体育着・スク
ール水着・チアなどetc(夏服・冬服を含む)
ソレらを駆使し、鍵モンスター略してキーモン達と戦え!!!
頑張れ女子高生!神はいつも君の事を見ているぞ!
イヤ、むしろ見ているから心置きなくヤられたまえ!!
それイけ女子高生!ソイヤアアァァァーーッ!!!!
「さっきからカンペ見ながら何喋ってんのよコラァーーーッ!!!」
シュッ
ゴシャッ
(右ストレートが顔面ヒットした音)
「グハァッ!!」
……そ…それから、女子ボクシング部期待のエース……だ………(ガクッ)
という感じなモンスター(非擬人化)×女子高生ネタです。
こんなネタですが、もし皆さんさえ良かったらキチンと作って是非とも此処
で書いてみたいのですが……(汗)
エロ…というかエロにもならない様な、ぬる〜〜〜いエロになりそうですが
皆さんはどう思いますか?
本当に長々と失礼しました。(スライディング土下座)
見なかった事にする
>>60 前から聞きたかったんだが、釣りじゃなく真剣にやってるんか?
まずメール欄のアドレスはいらない。sageと入れとけ。
あとここは18歳未満立ち入り禁止だ。18歳未満なら出て行ってくれ。
女子高生のブログみたいな妙なノリは必要ない。
もしあんたが18歳以上なら、
前スレ全部見直すもよし、上手なSSが一杯ある他スレ回るもよし、
あとは書き手スレや誤爆スレ、愚痴スレに読み手スレ辺りを見回して
半年ROMってから来た方が叩かれなくていいと思う。
書き手だろうと読み手だろうと、エロパロ板の空気ってもんを学んで下さいね。
どうもすみませんでした。
大変貴重なアドバイス、ありがとうございました。
書きたくてたまらなくて色々と間違いました。
しばらく、頭を冷やしてきます。
こんな言葉で片付けるのも芸がないが…
春だな。
>>63 (汗
等はやめといた方がいいぞ
後は基本名無し
外に出て走ってきました。
先ほどは大変失礼を致しました。
皆さんを不快にさせてしまい、本当に申し訳ございません。
私は色々と未熟者なのだと痛感致しました。
これからしっかりと学んで、またこのスレに来たいと思います。
それでは皆さん、お元気で。
黒ディアは繁殖期になった♀ディアなんだよな
白モノはいったいなんなんだ
これはひどい。わざと?わざとなのか?
・・・俺のレス読めよ・・
基本 名無しと(ry
文才無いムッツリとか
しらんがな
こうしてまた黒歴史が生まれた…
亜種の殆どは繁殖期カラーだっけ?
クシャルとラオと甲殻種は違うけど。
繁殖期カラーはヒプノとディアだけじゃないか
突然すみません。
ごめんなさい。
レス読む前に送ってしまったんです。
それから断じて私はふざけて今回のことをしたのではありませんし、
厨じゃありません。
ただ気持ちが空回りしてしまって……あとレス自体書くのが前にも
書いたとおりに慣れていないので、凄く遅いのも今回皆さんを不快
にした原因の1つです。
言葉を選んでいるうちにどんどんレスが進んでしまっていて、間が
悪い時に不可抗力で送ってしまうんです。
本当にごめんなさい。
……出来る事なら、ただ見ていただけの頃に戻りたいです…
できることならじゃなく全力で見ているだけに戻れ。
あと俺に返事しなくていい。
そんな事より俺のIDを見てくれ。
GJw
>>74 さあ贔屓のSSにレスを付けに行く作業に戻るんだ!
ウチのメインキャラ(♂)とセカンドキャラ(♀)による愛の生活を妄想するだけで、夜しか寝れません。
さぁ、早くその妄想をぶちまけろ!
俺はHR8のメイン♀が適度な放置プレイでHR2のサブ♂を
性的な意味で苛めているのを妄想した!
前スレ埋まったね
パンツハンターって、どうしても変態仮面のイメージしか湧かない
ギルドナイトってどうなってなれるんだろうな。
やっぱりハンターランクが上で、なおかつ腕のたつ人間か?
引退したハンターってわけでもなさそうだし。
剥ぎ取られた事を気付かせない程のパンツ職人なら、みんな幸せになる。
おまえらホントにパンツ好きだなw
俺も好きだよw
>>84 保管庫作品の、ガノトトス男をひん剥いた女ハンターを思い出したw
確か言うまで気付かれてなかったはず
>>86 珍味の人の一作目か
思いっきりスキルの無駄遣いだよな、あれw
>>869 知能が高いと自種族以外のものにもハァハァできるようになる
リアルだと、人間とか、イルカとかがそう
だから古龍あたりは何の問題もなく人間ハァハァしそうだ
「マカルパパンツ」という装備名だけ見て、めいっぱい期待して妄想でハァハァしたのち
実物を目にしてorzになってる男ハンターの姿が目に浮かぶようだ>一連のパンツ話題
>>89 ばっかやろう、剥ぎ取ってさえしまえば、そこに楽園が広がるんじゃないか
剥ぎ取るなんて風情のない
パンツはパンツ
あるがままこそ美しいのに
のさばるパンツを何とする?自ら脱ぐのを待ってはおれぬ。
この世の正義も当てにはならぬ。闇に紛れて視姦する。
人呼んで必殺パンター、南無阿弥陀仏!
頭:パンツ(被る)
顔:パンティ(変態仮面)
胴:トランクス(股間から顔、両足から腕)
腕:褌(巻き付ける)
腰:装備無し
スキル:探知・自動マーキング・観察眼・隠密・剥ぎ取り名人・高速剥ぎ取り
>>93 スキル多すぎwなのでパンターは複数で行動するとみた。
あと、スキルにランナーも加えてあげてください。逃げるために。
今から投下する
投下は2レスくらい
思いついたままに書いたナルガの交尾
いまいちエロくできんかった上に、生態とかクエの季節とかわからないので捏造してます
駄目な人は「猫(?)の春」で回避してくれ
春。それは全てが色付き始める、甘い恋の季節。…基、繁殖期。
この時期のモンスター達は縄張り意識が強くなる為、いつも以上に気が荒くなる。はずなのだが。
いやしかしまだ、この飛竜の生態は明らかになっていない。当て嵌まらないのも仕方ないのかもしれない。
「ぶえっくしょいっ!」
豪快なくしゃみで始まった樹海での厳選キノコ探し。
柔らかな春の日差しが若葉を透かして降り注ぎ、俺を出迎えてくれる。
だが若干花粉症な俺は、それに目を向けるも次の瞬間にはまたくしゃみ。
毎年花粉へのアレルギー反応は軽かった為に、平気だと思っていたのだが、今は非常に後悔している。
俺は樹海の花粉をナメていた。鼻垂れながらキノコ探しなんざ、様にならんな。
さてそんなこんなで捜し回ること小一時間。残るところあと一本になったわけだが。
最後の一本やら最後の一匹というのはなかなか見つからないものだ。
あのエリアもあのエリアもキノコを漁りまくって、すっかり手に付いたキノコの匂い。と、土。
キノコが生えてるポイントを見逃しただろうかと、もう一度樹海を探索する。
行く先々でモスがとことこ歩いているが、豚様剥いでもアオキノコや肉ばかりだった。もう豚様に期待なんかしない。
どうでもいいけど俺は豚より猪肉のほうが好きだ。
大きな水辺のあるエリアで念願の厳選キノコ、最後の一本を見つけだし、俺は納品しようとキャンプに向かう。
時には飛竜が登って眠ることのある、アーチ上の大木があるエリアを意気揚々と通り過ぎようとした時、俺は目を疑った。
エリアの真ん中で、ぐてんごろんと悩ましげに身を捩る、黒い生き物。
しなやかで長い尻尾、目から耳までを染める赤、全身を覆う影のような黒い毛並み。
そいつは甘えるような、くぐもった妙な声を漏らしながら、地面に頭や耳などを摺り付けていた。
――そう、まるで盛りの付いた雌猫のように。
なんだ猫か。そう思おうとしたが、何しろそいつは猫よりかなりでかかった。何しろ俺はそいつを知っていた。
反射的に物陰に隠れる。世間では迅竜だなんて呼ばれてる、あいつの名はナルガクルガ。
そいつがこんな、マタタビ貰ったアイルーみたいになってるなんて、目の前の光景が信じられない。
しかしなんだか、今なら近寄って触れるんじゃないかと思えた。流石にそんな勇気はないが。
唖然としている俺の耳に、バッサッバッサ、ドスン! という音が聞こえてきた。
前方、やや上方向から聞こえてきたその音の発生源を目で探す。
すると、地面で悶えている迅竜よりも一回りほど大きい迅竜が、アーチ上の木の上から、忙しなく頭を動かし、辺りを見回していた。
やばい、迅竜が二匹もだなんて。そもそも迅竜が出るだなんて聞いてなかったわけだが、そんなことはすっかり忘れていた。
物陰で動けない俺を余所に、前脚を伸ばし、上半身を起こしながら何かを探していたそいつは、下にいるもう一匹に気付く。
「ぎゃるるるっ!」
でかい方が唸り声をあげて、小さい方の近くに飛び降りる。
怒り時のように目を爛々と輝かせて、息を荒げながら、小さいやつの周りをうろうろするでかいやつ。
様子見をしているのだろうか。
じりじりとでかいやつが小さいやつの背後に回り、小さいやつの臀部の匂いを嗅ぐ。
すると小さいやつは顎が地面に付くほどべったりと体を伏せ、ふるふると震わせながら尻尾を上げた。
間違いない、小さい方が雌だ。
尻尾を上げた雌に待ってましたとばかりにのしかかる雄。雌の首に食らい付き、ゆるゆると動かされる腰。
「ふっ、ふっ」といった雄の荒い息遣いがこちらまでよく聞こえてくるも、彼はなかなか挿入できずに苦労しているようだった。
なんだこいつ、へったくそだな。
赤黒い雄の生殖器が、入るべき場所を探して何度もからぶり、目的地以外にぶつかっては戻る。
雌の脚や腹部の毛や鱗が、雄の先走り液で汚されるも、未だ雄は挿入出来ず。
「ぎゃおぅぅ!」
そして何度目かの挿入失敗の後、彼は吐精した。雌の太股が白に染まる。
どうやら挿入はできずとも、ぶつかったり擦り付ける形になっていた為に、その刺激から射精してしまったようだが…
こんなの、人間だったら一体どれだけ罵られることか。
「ふん、」といった満足そうな鼻息と共に、雄は雌の首から牙を離す。
そして雌の上からゆっくりと降りた。その顔にはやり遂げた感が漂っている。
「ぎゃおおおっ!!」
だが、直後に雌の口から上がる悲鳴。そして怒りを露にして雄に噛み付きにかかる雌。雄は驚いて、慌ててエリアから逃げていく。
どういうことだ。「早すぎるのよ、この下手くそ!」って感じじゃなかったぞ。
よくわからないまま、雌の方もエリアから飛び立っていってしまった。
暫し、茫然自失。少ししてから依頼のことを思い出し、俺は二匹が居なくなったエリアを横断して、キャンプへと向かった。
無事厳選キノコを納品し、ギルドからの迎えが来るのをベッドに寝転がりながら待つことにした。
帰還してから俺は、知り合いの学者にこの事を話したところ、異様に興奮された。
目をキラキラさせながら俺の話を聞いた知り合いは、愉快そうに語っていた。
やたら専門的なことばかり語られたので、適当に聞き流していると、学者はこんなことを口にしてた。
「――最後に雌が怒ったってことについてだが…猫の雄の生殖器には刺が生えていてな、引き抜くときにその刺が雌の内壁に刺さるらしい。
その痛みで排卵を促すらしいんだが、何しろ痛い。だから雄は事後雌に引っ掻かれる。
これは推測だが、ナルガクルガの生殖器にも刺が生えているんじゃないだろうか」
ああなるほど、と俺はその言葉に頷いた。何しろあいつら、尻尾に刺生えるしな。
猫と同じってのはあまり釈然としないが、姿形は似ているし、有り得なくはないだろう。
疑問が解消できて、俺はその夜すんなりと眠りにつけた。
だがその夜夢に見たのは樹海での出来事。
実際目撃したときよりも、より長く激しく交わる迅竜を、俺はまたも物陰から覗いていて、その片手はしっかりと己のキノコを握り締めていた。
俺はそんな趣味があるわけじゃないはずなのだが、朝っぱらからインナーを洗濯する羽目になったのだった。
投下終了
ナルガっつったら猫だろ、みたいな安易な考えと勢いで書いた
反省はしている
初投下なので、気になるところはバシバシ指摘してくれると嬉しい
すまんコピーミスって抜けてた
真面目に気付かなかったw
これを間に入れてくれ
しかしそこは流石飛竜である。一度射精したにも関わらず、未だに雄の股間でそびえ立つ肉棒。
いい加減じれったくなったらしい雌が少し唸り声を上げ始め、雄はそれに促される様にしてもう一度挿入を試みた。
「ぎゃるるるっ」
さて今度はあっさり挿入に成功する。つぷりと先端が入ってからは一気に深く突き刺した。
雌が小さく悲鳴を上げる。雄は唸りながら波打つように腰を動かす。
尻尾を刺々にしながら、彼はそれはもう、あっという間に精を解き放ったのだった。
それと共に、雌が鳴きながら仰け反った。
二匹とも動かない。恍惚としたような表情の雌は、でろりと舌を出しながら、地面に突っ伏した。
その表情に、俺の股間のが反応する。が、気付かないふりをする。
俺にそんな趣味はない。はず。
乙。なんかおかしいと思ったら飛んでたのか。
俺はそっちの趣味なので股間のニトロダケが爆発した。
Lさんの作品見てから影響受けて俺のギルカ称号はいつも「〜の減龍士」になってる
ミラ狩りしてたらいきなり減龍士の称号手に入れて、そこで初めて本当にある称号だと知って感動した
「減」じゃないから。「滅」だから。「減龍士」はL氏のオリジナル。
>>95 タイトルから、15匹目スレのぬこの春の人かと思ったら違うんだな。
テンポよくてコンパクトで上手いね。
>>102 オリジナルってw
乙。
猫科って、そうなんだよね。
だからアイルー×女ハンターとか見るたびに邪推してしまう。
106 :
95:2009/03/25(水) 18:53:10 ID:8w+I063L
コメントありがとう
どうにか黒歴史にならずにすみそうだw
しかしタイトルが被ってしまっていたとは申し訳ない
こういう場合、タイトルを変えた方がいいのかな?
猫(?)だから別に被ってないと思うんだぜ?
そういえば、爬虫類はペニ2本がデフォらしい。恐竜に最も近い爬虫類のワニと恐竜から分化したダチョウのは1本だけど。
なんとなく魚竜種は2本を希望。
美人な牝ドドブランゴと恋に落ちる話はまだですか。
109 :
104:2009/03/25(水) 22:46:42 ID:fCihHk34
>>106 自分が勝手に勘違いしただけだから、そんなに気にする事でもないかと。
>>107 魚竜種(トットス&ガレオッス)のモデルなサメは二本だから、
やつらも二本って説を一押し。
ヴォル兄貴のは…想像つかねぇわ
110 :
95:2009/03/25(水) 23:09:08 ID:8w+I063L
ナニが2本とか言ってると
なんと奇遇な!
を思い出すな。
ヴォルは体外受精じゃね!
溶岩に耐える卵と精子か…
別にあの世界なら普通だな。
そんなイキの良い精子、モンスターそのものだな
そもそもモンスが溶岩にざぶざぶ踏み込んでも平気なのがあの世界のデフォだから
いーおっおですら、平気な顔して溶岩の中に佇んでるしな
ヴォル兄貴は、イグアナのどれかみたいに地熱で卵かえしそう
最近ラージャンがこっちに尻を向けるのを見ると俺のフルフルが怒り状態になるんだが
今日 テオがバグで動かなくなった。
尻尾は動いてたんだ
萌えた
今から投下する
投下に消費は2レス程
女ハンター×ヴォルガノス
非擬人化で逆レイプ、になるのか…?
一部捏造
駄目な人は「クーラードリンクも忘れずに」で回避してほしい
アプケロスの死体の横で、鼾をかきながら眠る魚竜が一匹。
鉱物含んで硬質化した黒い皮膚に、白い小さな瞳。シーラカンスを連想させる丸いヒレ。そして無数の小さな黒い牙の生えた、大きな口。
そいつと同じ奴がガミザミやイーオスの死体の傍らで、一人のハンターに一方的に痛め付けられていた。
やたらと装飾されたクシャナS一式を来た女ハンターが、ボウガン抱えてひたすら銃弾を発射する。
溶岩竜ヴォルガノス。
彼らはその巨体故に、狭い洞窟などには入り込めない。入り口で体が引っ掛かってしまうからだ。
ずりずりと岩壁に開いているトンネルの入り口に向かって、ヴォルガノスが突進する。
だがパラパラと小石が落ちるばかりで、中でボウガンを構える女ハンターには何のダメージもない。
折角方向転換出来る突進も、当たらなければ何の意味も成さない。
体が届かないならブレスを吐けばいいのだが、この魚竜さん、残念なことに頭が弱かった。色んな意味で。
岩のトンネルの中から、女ハンターが銃弾の雨を食らわせる。
それでもヴォルガノスは、逃げずに女ハンターに立ち向かう。必然的に彼女の方に向けられる頭。
あまり硬くないその部位に、容赦無しに弾丸が打ち込まれていく。
それで弱らぬ者が居るだろうか。最初は溶岩のように赤い光沢を放っていたその体も、今じゃ艶を失い、色褪せていた。
それでも彼は抵抗する。ボロボロに傷んだ頭を振り上げて、大きく息を吸った。
女ハンターはそれを見て前転し、ヴォルガノスの足元に潜り込む。
ヴォルガノスの口から吐き出される溶岩の塊。それが派手な音を立てて着弾し、四散する。
だがその溶岩の着弾地点には女ハンターは居らず、次の瞬間ヴォルガノスは大きくよろめき仰け反った。
ちりちりと響く高い音、ハンターなら誰もが聞き慣れているだろうシビレ罠の音。
その音に合わせてヴォルガノスが、その大きな体を痙攣させる。
そして打ち込まれる、二発の麻酔弾。
その場で崩れ落ちたヴォルガノスは、大きな鼾をかき始めた。
女ハンターがやれやれとボウガンを放り投げた。鎧の肩部分や頭装備の刺は折れ、軽く火傷を負った頬。
「流石に無傷とまではいかなかったねー」
誰に言うでもなく、彼女は頬の火傷に触れながらぼやく。
そして何を思ったか、いそいそと眠るヴォルガノスの腹部をまさぐり始めた。
「…番いって聞いてたけど、君が男の子かな?」
目の前のヴォルガノスにはスリットがないのを確認して、ヴォルガノスから離れる。
そして彼女は布を片手に歩き始めた。
ぐるぐると、何の変哲もない布を腕に巻きながら、彼女が向かったのは最初に眠らせたヴォルガノスの元。
ふむ、と考える素振りを見せてから、彼女は先程と同じように目の前のヴォルガノスの腹部をまさぐり始めた。
足の付け根よりやや後ろに、押し広げれば子供くらい潜り込めるであろう生殖孔を発見する。
「ちょっと失礼しますよ」
だが女ハンターがとった行動は、ちょっと失礼なんてものじゃなかった。
なんと彼女は布を巻き付けたその腕を、目の前の生殖孔の中へと突っ込んだのだ。
多少の抵抗はあるものの、元が大きいのがあって簡単に腕が飲み込まれる。
女ハンターは肘や手首を使い、内壁を刺激する。それにヴォルガノスは微かに反応したが、目覚めることはなかった。
「……こんなもんでいいか」
濡れた音をたてて腕が引き抜かれる。
その腕に巻き付けてあった布は、ヴォルガノスの膣内分泌液でねとりと湿気っていた。
それに女ハンターの指先がちょん、と触れる。糸を引く粘り気のある分泌液に、彼女は満足そうに微笑(わら)った。
さてその布、何に使うかと思いきや、彼女はそれをガミザミとイーオスと添い寝しているヴォルガノスの鼻先に、べちょりと貼りつけた。
そして青い小蟹の亡骸を越え、ヴォルガノスの腹部を覗き込む。
するとどうだろう。雌の匂いに無意識下に反応したのか、尻ビレ前方辺りでそびえ立つ、二本の大砲。
「…うわお」
人間の腿なんて比べものにならないくらい太く長いそれに、女ハンターが感嘆の声を上げる。
ヴォルガノスの体に比べると、艶々して肉の色に近いそれ。
通常なら左右に並んでいるわけだが、横たわっているが故に上下に並んで見える。
体はこんなに反応しているが、麻酔弾の効果でヴォルガノスの意識は夢の中。
そんなヴォルガノスに、嬉々として彼女は近寄り、その立派過ぎるモノに腕を這わす。
一連の行動から分かる通り、この女ハンターは特殊な性癖の持ち主だった。
「やっぱりちょっと、熱いかな」
溶岩の中を泳ぎ回る竜である。直接触ろうものなら忽ち焼け爛れてしまうだろう。
だがこの女ハンター、最初からこうする気だったのか、装備により発動させているスキルは「地形ダメージ無効」。
溶岩に触れたってへっちゃら、という何だか凄いスキルである。
しかしもう充分スキルは発動しているというのに、地形スキルをアップさせる装飾品をやたらと付けているのは何故なのか。
その答えは、すぐに出た。彼女は脚装備を脱ぎ捨てたのだ。
「腰装備まで外したら、スキル発動しないから…もし鎧が擦っちゃっても我慢してね」
よいしょと少しだけ腰装備をずり上げて、彼女はヴォルガノスの生殖器の先端へと口付けた。
脱ぎ散らかされた脚装備の上に、インナーが投げ捨てられる。
陶然とした表情で、彼女はゆっくりと、低い位置にある生殖器へと跨った。
「……ん、熱い…。とっとと済ませるからね」
火照った頬で、女ハンターがヴォルガノスに向かって呟く。
腕は上部の生殖器へと縋るように絡められ、その腰はゆっくりと前後に動き始めた。
性交しようにも流石に体格差がありすぎる為、それは不可能だ。
だが、熱さも手伝ってか、擦り付けるだけでも充分な快楽が発生する。
「ん…ぁ、は…っ」
誰も居ないこの空間に、溶岩の流れる音と女ハンターの声が響き渡る。
溶岩に照らされ赤く色付く白い腿。
片手は己の下半身へと伸ばされ、もう片方の腕は跨っているモノとは別のモノにしがみ付き体を支える。
女ハンターの花芯から絶え間なく滴る蜜が、ヴォルガノスの生殖器と彼女の花弁の間で擦れ合い、淫らな水音を奏でる。
彼女はそれに触発されるようにして腰の動きを速めていく。
「あ、ぁっ、イイ…! イきそ…っ」
もう一本の方に縋る腕が二本に増え、より強く掴まり付く。
女ハンターの脚が絡み付くようにして、ヴォルガノスのモノを締め付けた。
そして彼女は体を痙攣させる。その直後呼応するかのように、ヴォルガノスが吐精した。
白く生臭い水溜まりがヴォルガノスの下に出来上がっていて、すっかり身なりを整えた女ハンターは、どうしたものかと首を捻った。
「キャンプから水でも汲んできて、流そうかなぁ」
けれどもここは溶岩地帯。次第に水気を失い、岩に張り付いていく白濁。
きっと人が運んでこれる水の量じゃ、洗い流せる量もたかが知れている。
出した当の本人(竜)は、未だぐっすり夢の中。
暫く考えていた女ハンターが、諦めたように立ち上がった。
そして、ぼやく。
「地道に頑張ろう…」
――地道な努力の甲斐あってか、後日彼女について変な噂が立つことはなかった。
投下終了
今気付いたんだが、ヴォルは尻ビレ生えてたっけ?
生えてなかったらすまん
ヴォルって魚竜だからクラスパーか?
ヴォル兄貴は冷えた溶岩で黒っぽいが、一皮剥けばシャチホコもびっくりな金ぴかさんなんだぜ
GJ!
失礼ながらキワモノかと思ってたら、軽妙かつ適切な言葉遣い。
丁寧な仕事に感服しました。
兄貴の溶岩ひっぺがしたり
ガレガレの砂を洗い流したい
ところでこのスレのエロ表現ってどのぐらいのレベルまでなら許容範囲内なんだ?
友人がこのスレへの投下用に一本書いてるらしいが、それ読んだ奴に
「表現が生々し過ぎ。官能小説かよ」って止められたらしいんだが。
スレに住む人は飛竜のように様々な属性を持っている
恐れずに突っ込めばいいさ
注意点さえ書いておけば怖いものは無い
官能だっていいじゃない
エロパロだもの
>>128 OK、伝えておくよ。
友人宅にネット環境無い(このスレのログは定期的に渡してる)から
代理投下することになりそうだけどな。
アイテムボックスから溢れ出んばかりの防具は、夜のコスチュームプレイのためにある・・・っ!
もしかして初のヴォルガノスネタ?
ホントにここの住人は……GJだ
ヒプノック…
ええい投下はまだか
ナズッチーって龍のままでも擬人化しても妙にしっとりしてて抱き心地良さそうだな。
先ほど大宝玉めあてでナズッチーとバトってたら、おまんまんらしき物を見つけて俺のフルフルの治まりがつかないんだが。
総排泄孔です。龍もうんこするんです。
コアなプレイを想像したせいで僕のガンランスが砲撃したがってます
飛竜達の、恥ずかしがりながらの排泄プレイも見てみたい。
ハンター達の置いた肉を食べたら、毒や眠気ではなく腹痛に襲われ、
必死に飛んで逃げ回ったが、我慢の限界の所で追い付かれて、ハンター達の前で羞恥と至福の一時を過ごし
更にハンター達が、そっちのプレイが好きな人ばかりで更に羞恥と至福の(ry
なんてネタが頭に浮かんだ。
そういうのを書くときは注意書き必須になるな。
モンスターのフンが決まった場所でとれることから
猫みたいに決まった場所でンコするっていう習性があるのかも。
モンスターのフンに混じって、時々採れる怪鳥の鱗が気になる。
クックたんが落とし物の時に一緒に落とすのか、それともクックたんを喰った別の飛竜の落とし物なのか。
クック「フンの中…すごくあったかいナリ…」
剥げ落ちやすいんだよきっと
とりあえずこのスレ的に、排泄シーンとかって…需要あるのか?
あるなら、頑張ってそういうネタで何か書いてみようかと思うんだが。
需要なんて気にするな
注意書きつけて好きに書けばいいんだよグリーンだよ
久しぶりにきてみたら・・・
Lさんが復活してるじゃないですかー!(感涙)
来てよかった!o(^-^o)(o^-^)o
やっぱり今回も(☆_☆)凄く面白かったです!\^o^/
でも・・・もう投下されないのかな?(-.-;)
続き読みたいです!
またリクさせてくださいね(^_^)
なんかくだらない悪口言ってる人がいたけど気にしないで!
でわでわ(>_<)
投下ペース早い人でもないみたいだし、急かしてやんなよ
そのうえリクさせろだとか、書き手はおまえのためのエロ文章製造機じゃない
147 :
127:2009/04/05(日) 16:08:25 ID:jnQDMsSE
友人より
「書き終わって見直ししてたら、盗作同然な部分があるのが発見されたのでヘタレます」
との連絡が入りました。
楽しみにしてくださっていた方居ましたら申し訳ございません。
>>147 あんた方がこういう所向きじゃないのはよくわかった。
律儀なのはここじゃなければ美徳だけど、書けなかった報告なんてしなくていいよ。
「〇〇に影響を受けた箇所があります」とか書いて投下しときゃ良かったんじゃない?
>>147 マルチとかコピペじゃなければ、それ程問題ないと思うけど……。
ラージャンの尻ってなんと言うかこうエロい形してるよな
そして犯されるラージャン♂
オレはナルガにゃんの腰のラインを推薦する。
ただ、実は黒ディアさんの尻尾往復の振り切って戻る瞬間のエロスも捨てがたい。
レイアにはそういう艶めかしいボディラインとか仕草を感じない不思議。
>>153 ナルガ♀→ワイルドな猫科の女。しなやかな体躯が艶めかしい。
黒ディア→盛りのついた雌。繁殖期特有の色香を醸し出している。
レイア→空の王リオレウスの嫁。どことなく所帯染みている肝っ玉母さん。
立ち上がったラオシャンロンの曲線もなんとも言えないなまめかしさがだな。
バサグラの尻尾ふりふりも可愛いです。
パリアプリアはマジヒドいデザインだったゼ…
あれはこのスレでも一切触れられないナズチよりスルーされるな
ホーミング生肉も尻尾振ってる時は、もはや誘ってるとしか思えない…
そういえば擬人化ナズチの連載物ってあったよな 子どもの〜ってやつ
あれって完結したっけ?
尻といえばなんつってもイーオスだろう
あと尻といえばコンガの尻もあるがなぜかこれはあまり話題にならないw
>>156 そうか?ナズッチー可愛いとか萌えとか尻穴エロスとか
割とよく言われてる気がするけど
>>156 デザインもだがネーミングからまずアウト<追加モンス
ベルQ、ラビアギビラ、クロコッペ……全くそそられねー
ラビア…だと…!?
なんかいやらしい
らぎあくるすじゃないのか
>>160 別に凝らなくていいんだよね。いわゆる怪獣的ネーミングに厨二をブレンドすればモンハン風。
テスカトリポカだのナムチだのルドラにナーガクーガーといった由来が神話から来てるのはまさしく厨二(つーか邪気眼)全開で案外と好ましいしな
ちなみに
パリアプリアさんは
肉を喰わせまくると動きが遅くなって
食い過ぎると吐きます
吐瀉物を漁ってレア素材ゲット!
自分は好きだけどな、パリプリ
どんどんお腹がふくれてくるところとか可愛い
なんかドグラマグラみたいなリズム感の名のモンス多いな
>>165スカトロゴリラの次は過食嘔吐かよ
まさかここチェック入れられてんじゃなかろうな?
でも実際
びっくりすると食ったもの吐く習性のある動物って意外といるよ
つつかれると内臓吐き出すナマコの事を思い出したよ
ウンコにしろゲロにしろ、なんつうか、ある意味の生き物らしさを狙ってんじゃね?
…ガキンチョ大喜びな要素っぽくもあるけどさ
いや、生物的にどうこうじゃなくて、エロネタとして扱いづらいって話
まぁ擬人化しちまえばオールオッケーなんだが
それらの要素については、擬人化した時の方が嫌だw
擬人化しちまえば元の習性なんかリセットし放題だからと言いたかった
いろいろ足りなくて誤解招いたゴメン
パリアプリア擬人化投下。
エロには持っていけなかったorz
擬人化、下呂表現ありなんで、苦手な人は「マナーを守って楽しいお食事」をスルーよろ。
「どうした、パリアプリア。
今日は久々に大物を仕留めたからな。
好きな物なんでも頼んでいいぞ」
「う」
目をぱちくりさせながらメニューを覗き込むパリアプリア。
口を真一文字に結んで眉間に皺が寄る。
真剣に悩んでいるらしい。
吹き出しそうになるのを堪えてブレスワインを飲み干した。
パリアプリアはおどおどしながら給仕を呼び付け、覚束ない口調でメニューを読み上げていく。
メイド服が眩しい女の子が、それを片っ端からメモしては復唱する。
「…以上でよろしいですか?
お時間掛かりますけれど…」
「う!まちます!」
苦笑いともつかない笑顔で給仕が去ったあと、パリアプリアは大袈裟に溜息をつきながら机に突っ伏した。
無理もない。
こいつは人間になってまだ一月しか経っていないのだ。
見た目は少女(…だが中身は知らない)な呑竜を討伐に出た俺は、焦った余りに回復薬とモドリ玉を間違え…
突進してくる呑竜に投げつけてしまった。
あまりの迫力にビビって気絶した俺。
ギルドの迎えのアイルーに肉球でぺたぺた起こされて、あの子は誰にゃ、なんて聞かれた時には携帯食料吐きそうになったもんだ。
何せモドリ玉効果で竜が人になる、なんて、信じちゃいなかったから。
そんなこんなでパリアプリアを保護することになっry
「ゴルァ!良く噛んで食べなさい!」
「う゛ぐ、んぐぅ」
全く、少しは考え事くらいさせて欲しい。
ちょっと目を離した隙に、30センチはあろうかという魚類のキモのソテーを丸呑みしようとしているのだ。
当然人間の姿では無理なので、無理矢理皿から引き剥がす。
「やー」
「やーじゃない。ナイフとフォークを使って、ほら」
手本を示すべきだと考え、小さく一口サイズに切り分けたキモをぱくりと口に入れる。
恨めしそうにナイフを睨んだパリアプリアは、諦めたのか手掴みに移行した。
俺涙目。
胃袋にアレコレと詰め込んでいくその様は、喰うというより呑んでいる。
テーブルの上は凄惨な事故現場よろしく、ソースやら肉やらが飛び散っていた。
「………」
「ん?どうした、眠くなったか?」
急に大人しくなって、ぽすん、と胸に倒れこんできた。
腹が一杯になったらすぐ寝るなんて、なんとも竜らしい。
「う、…う…ぅえー」
「え、ええええええええ」
「ん゛ー」
すかさずお手拭きで口を塞ぐ。
被害が少ないうちにトイレに引きずり込んだ。
ひくひくと痙攣する背中を、撫で擦ってやる。
「ごぇんなさい」
「いいよ、大丈夫か?」
「へいきうぷ」
「全然平気じゃねえ」
食ったもの全部吐き出すつもりか、ってぐらいえづくパリアプリア。
でもしばらくしたらスッキリした顔しやがって
「これででざーと食べられるぞ!」
「…ヨカッタネー」
鎧吐瀉物まみれ。俺涙目。
まぁ飛竜のフンよりはマシだ。
ババコンガの糞よりはマシだ。
フルフルの唾液よりはマシだ。
そう自分に言い聞かせるのに、ナズチの臭い息食らった気分になるのはなんでだろう。
どうやらマナー云々の前に、吐くまで食うなと教えた方が良かったらしい。
鎧を洗いながら、腹の底から溜息を吐き出した。
以上で終わりですすみませんorz
やっぱりゲロは萌えねえよなぁw
乙
えええええーをおろろろろろーにしてみたら行けるかと思ったけど別にそんなことなかったぜ
乙
なんというチャレンジャー正にフロンティアスピリット。
パリアプリア一番乗りに、乙。
かわいらしくて良いね。
しかし、なんだ、エロに持ってこうと思ったら…
ゲロフェラか?
白いのを飲み込めなくて口から漏らしたり
ゲロフェラ…交餌って選択肢はないのか…?
インコの求愛、愛のゲロ的なものですか
ごめん
何かに目覚めたかも
口で咀嚼したものを与える口移し的なものならなんとか…
も○○け姫みたいなのなら萌えられる
ちょっとナナにモドリ玉投げてくる
ナナはあの体型だから可愛いんじゃないか!
噂のフロンティア追加モンス見てみた。「パリアプリアキモクナーイ」という言葉が頭をよぎった。
土を口に含んでブーッ!!と擬似散弾攻撃するのに噴いたww
>>190 どろだんご食べちゃって怒られるパリアプリアたん受信したw
192 :
寄生哀歌:2009/04/14(火) 19:00:16 ID:yO3Mb8kk
パリプリ人気にベルQ涙目wなところ3レスばかり頂戴させていただきます
【特に注意点はない……と思うが、モンハンのエロパロってのは
擬人モンスターとハンターがヤってなんぼだろうが
このチンカスという向きはタイトルNGにて】
時々ハイドベルトを装備するだけで、彼女はいつも裸一貫。
装備はボーンククリだけ。
何故なら彼女は寄生ハンターだから。
「ほら、今日の獲物だ」
金色の毛皮や立派な角を担いで火山のベースキャンプに戻って来た二人の男。
「わぁ、これ金色の煌毛じゃない」
彼女は嬉しそうに素材を受け取る。
狩猟に参加しない者に素材を渡すのは本来なら違法行為で、
発覚したら一ヶ月のハンター免許停止処分の厳重な処罰を受ける重罪だ。
しかし男達はさほど気にする様子もなく、彼女に素材を渡す。
彼女はありがとう、と丁寧にアイテムボックスに黒荒毛や爪、鉱物をしまうと、インナーを脱ぎ始めた。
ぷるんとした形のいい乳房が、弾力溢れる尻が、あらわになる。
まだ幼さの残る顔立ちに、やや下半身のむっちりした、そそられる体型。
彼女が膝を揃えてベッド脇の床に四つん這いになると、弓使いが背後から尻に一物を宛がった。
肉塊がつるりと膣内に飲み込まれる。
「どうした、濡れぬれじゃないか、本当に男無しじゃ
いられない身体になっちまったのか?」
からかい気味の男の言葉に、彼女は上気した頬をプゥと膨らませた。
「違うよ、すぐできるようにさっき自慰して濡らしておいたの」
弓使いの手をとり、淡い茂みの中に導く。
「ほらここ……勃ってるでしょ」
弓使いがヒヒヒと笑った。
「この助平」
「ひどぉい」
それでも、突き上げられると、女特有の熱いため息をついた。
「あぁ……自慰はたかぶるけどダメね、絶頂に深みがないの」
「せんずりとどっちが不毛かね?あれも結構虚しいんだぜ?」
「やだぁもう知らない」
耳まで朱に染める彼女。
「かわいいなぁ、自分で話ふったんだろ」弓使いが彼女のクリトリスと乳房に手を伸ばし、彼女がケモノ地味た悲鳴をあげた。
「あん、三処責めなんてひどいっ、すぐイッちゃうよああっ」
一際高く哭いて彼女が果てる。
193 :
寄生哀歌:2009/04/14(火) 19:03:28 ID:yO3Mb8kk
「おいおい、終わっちゃダメだろ、こっちはまだ始まったばかりだぜ?」
尻を突き出した恰好でぐったりとはいつくばる彼女を、弓使いが更に責める。
突き上げ、引き抜く度に、乾いた板の上に彼女の汗が、愛液が滴り、染みていく。
「いいっ、いいっ凄いのっ中に出してっ、ブレスみたいに激しいのいっぱい頂戴いぃっ」
「んんっ……っ、出すぞっ、しっかり受け止めろよっ」
弓使いの口からくぐもった呻きが漏れ、彼女の中のモノが脈打ち飛沫を吐き出した。
「奥すごくいいのっもっと、もっとおおっああ……熱いの奥までくるぅ……っ」
陶酔した顔で中出しの余韻に浸る彼女をもう一人の、
大剣を背負った男が抱き起こした。
「しかしまぁなんだ、お前も大変だな」
ベッドに腰掛け、愚息を晒した大剣使いが彼女の髪を撫でる。
「んふ」
返事のかわりに口に含み、玉袋をやわやわと揉んだ。
ギルドから報酬を受け取り、村に帰還する。
集会所で皆と別れた後、彼女は素材を売却した。
家に帰ると、彼女は机に向かい、手紙をしたため始めた。
『拝啓お母さん、お父さんの具合はどうですか?
今日はなんと!ラージャンを狩りに行ったの。
牙獣の王様っていうだけあって凄く手強かったけど、
仲間のお陰でなんとか倒せました。
これであたしも一端のハンターの仲間入り、
ティガでもレウスでもどんとこいっ!って感じかな?
それから今月の仕送りの10万ゼニーを同封します。
お母さんは体が弱いんだから無理しないでね。
あたしがハンター稼業頑張って稼ぐから。
お父さんもちゃんと薬を飲んで、養生しないとダメだよ。
それじゃ、また手紙書くね』
封をして、小さくため息をついた後、彼女は目尻に溜まった涙を拭った。
終
……3レスじゃなくて2レスの間違いだった
申し訳ない
乙おっ
前にも話題になった気がするんだが1znって日本円に換算するといくらなんだろう
10円じゃ安いし100円じゃ高いよね
物価は社会構成や資源の多寡で著しく変動するから比較は困難だぜ。
参考に使えそうな物が少ないしな。鉄鉱石とハチミツとマタタビくらいか?現実に存在する物で、それなりに商品として流通してるのって。
マタタビが一番価値変動が少ないんじゃないか?
ハチミツは甘味料の手に入らない昔は今よりだいぶ高そうだし。
1z 約0.1円ってのをモンハンじゃない何かで聞いた事がある。
ハンターハンターかと思ったけど別にそんなこと無かったぜ
店で買える物とモンスター素材、売った時の値段がぜんぜん違うから
ハンターにとっては見なれててどうって事ない素材や虫も
一般人にしてみたら飛び抜けて貴重な物なんだろうな
あれは0.9だったかな
世界観スレか理不尽スレかなんかで素材や武器防具の値段にはギルド補正が掛かってる説をみたことあるな。
ハンティングにギルドが便宜をはかる代わりにハンターから格安で買い取って一般人には高く売ってるって感じの。
説明文見る限りモンス素材や武器防具はかなりの価値があるっぽいし。
ハンター→生産者
ギルド→問屋
と思えば、値段が上がるのはよくわかる
貴族とかは昔から剥製とか好きそうだし、儲かりそうだよな。
捕獲されたモンスが貴族に売られて〜、みたいなの無かったっけ?
まぁ、判ることは
ナナちゃん型のボウガンが火を吹くと 俺のガンランスも火を吹く
おいおい、折角の投稿者をそっち除けで価格の話題じゃ、かわいそうだろ…
寄生プレイでもエロにするとは、GJだ。
あと、微妙に重たい話でびっくりだ。
>>192 すっかり遅れたが乙です。
なんだかんだで寄生させてやるこの男たちはイイ男なの…か?
そんだけ、彼女がいい女ってことなんだろうな。
・高速剥ぎ取りでパンツ剥ぎ
・地形無効で兄貴と素股
他に楽しいスキル利用ってあったっけ?匠業物で硬度維持とか?
インナーハンティングの最も恐ろしい点は、防御力よりもむしろスキル皆無を強いられる点だと思う。
ガノスたん萌えす
ガノトトスもヴォルガノスもとても卑猥
ランナーや強走薬で夜のアレの持続力も倍増!
というネタ(あるいはその類似派生)は見た事あるような
そういえば珍味の人の「剥ぎ取り名人」ネタをリアルタイムで見た時も思ったけど、
プライベートのメイドさん服も装飾品入れると剥ぎ取り名人発動するんだよね
メガネっ娘メイドさんに神速で下半身ひん向かれたい。
もしくは悪辣なギルドナイト♂(ギルドガード蒼一式)か極悪海賊(海賊J一式)によって
瞬時にすっぱだかに剥かれる初心者女ハンターでも妄想していよう
砥石高速化はナニをこする速度が上がりそうだな
装填速度アップや装填数アップはどうよ
スキルで盛り上がってるところ、失礼します。
ハンター視点でゲリョス×金レイアの原型を投下。
嘘ゲリョス情報注意。
自分、「死神さんと」を書いたものです。
相変わらず可愛いらしいおにゃのこが表現できません。
ちょっと連作の予定なのでトリをつけさせてもらいます。
私の趣味はモンスターの生態観察。
記録として観察日記も付けているのだが、一介のハンターの日記が真面目に記録として取り扱われることはない。
元々趣味と自覚しているので、大して悲観もしておらず
私が没したあとにでもこの日記が見つかって、後の人々の話の種にでもなれば幸いである。
今回は旧沼地に友人とやってきた。
小型モンスターでもいればいいかと思っていたら、ありがたいことにレイア希少種を見つけた。
いつもの私と友人ならば嬉々として彼女を狩りに行くのだが、今回は観察目的。
私のゲリョスXの「剥ぎ取り名人」も今回は役目なしである。
私に付き合ってくれている友人のゴールドルナ装備の「激運」も今日はお休み。
正直、なんだか惜しい気もするが、これは私のルールである。
私たちはレイアに気づかれないよう身をひそめ、私は地面を机に羊皮紙を広げる。
ぬかるんだ地面でも書けるように大剣を下敷き代わりにする。
こんな無防備な私の護衛をしてくれる友人には頭が上がらない。
このレイアはまだ若い竜らしく、小さい個体であった。
鱗も瑞々しく、傷一つついていないであろう甲殻がキラキラと輝いている。
長い時間生きた竜ほど甲殻が固くなり純度も上がり貴重となるが、若い竜の甲殻もいいものだ。
「もう一匹来るみたいです。」
普段は見れぬ穏やかなレイアの様子を書記す私に向かって、友人が声をかける。
耳をすませば、羽音が聞こえてくる。これは番いのレウスだろうか!?
私が期待を込めて空を見上げると…なんということだろう。
ただのゲリョスであった。
これが銀レウスなら貴重なレイアレウスの交流が見れたかもしれないし、
亜種や、赤いレウスならば、色で番いが決まらないということが分かったというのに。
溜息をついた私に向かって、友人が再び声をかけた。
「気を付けてください。何か、興奮してますよ」
降り立ってきたゲリョスの眼の周りは火のごとく赤かった。
縄張り争いにでも来たのだろうか?異常を感じてレイアが威嚇する。
「でかっ……」
思わず私は呟いた。そのゲリョスはレイアよりも大きな体躯を持っていたのだ。
これには陸の女王と呼ばれたレイアも怯えたようだ。
しかし、どうもゲリョスの様子がおかしかった。
翼を大きく広げ、息も荒く、奇妙な足踏みをする。まさに狂乱状態。
そこで私と友人は思い出したように、あ、と小さな声をあげた。
ゲリョスは光りものが大好きでよく巣にも貯めているという。
滅多にいないこの金レイアはゲリョスにとって涎が出んばかりのお宝なのだろう。
かちっ、かちっ。と、ハンターには聞きなれた音がする。
私はとっさに下を向いて眼をつぶる。友人が私の前に出て盾を構えてくれた。
眩い閃光のあと、レイアの小さな悲鳴が上がる。
再び見たときにはレイアの頭の上には星がまわっていた。
それを見てゲリョスは嬉々としてレイアの後ろに回る。
もしやゲリョスは、このレイアを殺して巣に持ち帰るのだろうかと思った時だった。
私は息を飲んだ。
ゲリョスの股から何とも形容しがたい、グロテスクな男性器が出てきたのだ。
レイアが見たならばすぐに逃げだしただろう。
同じモノを持つ友人も、思わず「でかっ……」と感嘆の声をあげていた。
出したからにはもちろん使うらしい。そのままレイアに圧し掛かり、長いそれを入れようと試みた。
レイアの棘も、尻尾での抵抗も、興奮状態のゲリョスには意味を成していないようだった。
レイアの動きを封じるため、また頭が光る。また目をつぶることになる私たち。
今度のレイアの悲鳴は大きかった。目を開ければレイアの秘所が毒怪鳥に貫かれていた。
陸の女王が、まさか、泥棒毒怪鳥に強姦されるなんて…
レイアが逃げようと身をよじるが、ゲリョスが重いのと、ゲリョスの男杭が深く刺さって逃げれそうにない。
で、出たー!ゲリョスさんの高速ピストンだー!
と、叫びたくなるほどゲリョスが激しく腰を振り出す。レイアの眼からはぽろぽろと涙が流れ始めた。
私は興奮しつつも、冷静に考える。
ゲリョスの光もの集めは性的興奮を伴っていたとわかったからだ。
もしかすると繁殖期になると求愛として頭の飾りをピカピカさせてているのかもしれない。
光りものも、人間に例えれば…下着に興奮するような、いわばフェチシズムか?
となれば、ゲリョスは水晶などに性器を押し付けて自慰行為などするのだろうか?
いや、もしかしたら単なる征服欲からかもしれない。
光り輝く生き物を強姦することで、己の支配下におこうと考えているのかもしれない。
そんな私の考えとは裏腹に、ゲリョスが気が狂ったような鳴き声をだして吐精した。
レイアの眼から輝きがなくなる。
ごぼりと、白い液体がレイアの足元に水たまりを作り、嫌な匂いがここまでしてきた。
しかし、それでもゲリョスの体力は衰えず、吐精などしていないようにまだ腰を振り続けていた。
まるでガノトトスが湖から跳ね上がっているような激しい水音が沼地に響く。
レイアはもはや悲鳴もあげず、されるがままである。
少々哀れに思ってしまったが、所詮はケダモノ。レイアの息がだんだん荒くなり、自ら腰を上げ始めた。
おいおい、陸の女王よと思ったが、二匹は気持ちよければいいらしく、交合を続けた。
私は別の羊皮紙を取り出してメモ代わりに走り書きをする。
『金髪の美しい貴族の娘、銀色のまだ見ぬ婚約者を待ち望むが、醜い盗賊に襲われてしまう。
無理矢理犯され、汚された彼女の純潔。
しかし、抗いがたい快楽に、気がつけば、娘は盗賊の上で淫らに腰を振り続けていた。』
普通の女性が見ればブチギレそうな内容である。
が、これも単なる趣味の官能小説のネタなので放っておいていただきたい。
二匹の達した声が聞こえてきたが、まだ卑猥な音がする。狂走エキス、恐るべし……
ゲリョスは嘴からだらしなく涎を垂れ流し、レイアの背にこぼす。
レイアは股から精液と愛液と思われるものを垂れ流している。
赤みかかったどす黒いゲリョスの性器が根元まで深く入るたびに、レイアは嬌声を上げる。
その性器が出し入れされるたびに普段は見えない、レイアの桃色の性器がめくれあがった。
おそらく、ゲリョスの性器をキツく締め上げているせいであろう。
「……本当に書いてるんですね」
「当然だとも。ゲリョスの新しい一面なのだから。しかし、すごい性欲だな……
男はあれくらいイケるものなのか?」
羊皮紙に書き続ける私のセクシャルハラスメントな問いに、友人は無言であった。
さて、ここで思い出したのだが、私はゲリョスX装備である。
さらに書き物のため四つん這い状態である。
フォールドで隠れている白い縦縞パンツが丸見えの状態なのだ。
ちなみに友人はゴールドルナ装備。目の前には金レイアを犯すゲリョス。
これは案に友人を襲えというエロい神の啓示だろうか?
あと、さきほどから金のたまごのようなヘルムの友人の視線を、尻に感じる。
ちょっと冗談で、さらに尻を突き出してみるが、視線しか感じない。
友人はいくじなしなのか、理性的なのかわからない……
このせくしぃな胸の谷間も見ないようにしてるくせにちゃっかり見てくるし……
おそらく後ろでもんもんとしている友人が結構面白い。
彼の今夜のおかずにでもなればと私は思い、とりあえずサービスとして足を少し広げる。
ふむ、狂走エキスを飲ませてやれば紳士な友人もケダモノになってくれるだろうか?
そんな悪だくみをしながら、私は羊皮紙に筆を滑らせる。
また、泣き叫ぶようなレイアの悲鳴が聞こえてきた。
しばらくして、おおかた書き終えたところで私は友に問う。
「……今思えば、私は止めるべきだったと思う?」
一応は同じ女としてあのシーンは止めるべきだったのかもしれない。
「止めようがないと思いますよ」
私の問いに、友人はなぐさめるようにそう言った。
しっかりちゃっかり大きさや形、泣き声、交合の様子まで書きしるした羊皮紙を見詰める。
ちなみに、ゲリョスは思う存分金レイアを犯すとそのままどこかへ飛び去ってしまった。
金レイアは未だ桃色の秘所をさらけ出し、上に突き出した格好でピクリとも動かない。
とろとろと、白い精液が彼女の足を伝っていく。
飛竜といえど、異種族に侵されたショックは大きいのだろう。
彼女の顔の近くには竜のナミダが固まり、キラキラと光っているが、拾いに行く気にはならない。
交合中は外敵に襲われる恐れがあるため、早く達すると考えていたが……
その分、再勃起の時間も早く、より多くの子種を注ぎ込んでいた。
つまりは、もし襲われても大丈夫なように、早漏となり、
また襲われなくても何度でも注ぎ込むことで確実に孕ませる。
うむ、さすがゲリョス、合理的である。
「それに、自分は今、ゲリョスと戦いたくないですね」
先ほどの会話の続きだろう、友人が苦笑いするような声でそう言う。
確かに、今の友人はゲリョスにお持ち帰りされそうな格好である。
「さて、そろそろ時間だし帰るか」
「そうですね」
空を見上げて、私はあ、と声を上げた。先ほどのゲリョスが戻ってきたからだ。
それにレイアは気づいて小さく鳴くとまた腰を上にあげた。、おねだりのポーズである。
完全に堕ちた陸の女王に、ゲリョスは満足そうに一鳴きすると、また己の性器をぶちこんだ。
激しい嬌声と交尾の音を背に、私たちは足早にその場を去ったのだった。
以上です。ありがとうございました。
モンスターの生態(痴態)観察記録 その一
擬人化でやろうとして断念したものを観察記録風に。
次はランゴスタの予定。ホントに予定。
そ、そう来たか!
ゲリョ×金レイアって表記だけ見た時は「なぜその組み合わせ?」と思ったけど上手いな。
レイアって確かに閃光に弱いし、きれいにまとまってる。ゲリョス愛好家としてはGJ。
お、いいね。
エロいかどうかは別として、いかにもモンハンだ。
後半の方が筆がのっていたかな?
女性の言動が次第に笑えてくるね。
ゲリョスたんかわいい
よーしおじさんゴールドルナ着て沼地行っちゃうぞー
そこにはゲリョスに尻を掘られている
>>222の姿が!
乙
むしろ本望だろ
むしろホモだろ
どうせならゲリョスよりレウスのほうが
金小レウス犯したい
投下する
多分2レスくらい
非擬人化
ディアの交尾
モノブロス視点
生態捏造
駄目な人は「角竜はつらいよ」で回避してくれ
暑いぜ。だがそんな事はどうでもいい。もっしゃもっしゃ草喰うのも、刺々尾っぽの草食竜を追い払うのにも飽きた。
ごーりごーりと大岩に自慢の紅い角を擦り付けて、俺の縄張りっつー印を付ける。
あーあ、どっかにお仲間さんはいないのだろうか。勿論女の子。
この時期っつったらほら、あれよ。種撒く季節だろ?
そんな季節の筈なのに、探せど探せど女の子なんて居やしない。虚しいぜ。
それもこれも、ハンターとかいう奴等が俺等を狙ってきやがるからだ。どれだけの同種が狩られたことか。
…まあ、お陰で俺は縄張りを楽に広げられたけどな。けど女の子が居ないんじゃ意味がない。
砂地でごろごろ砂遊びも楽しいが、それだけじゃ物足りないんだよ。
いい加減むしゃくしゃしてきた俺は、縄張りをまた拡張しようとちょっくら遠出を試みた。
だがドスドスと砂漠を走るのにも、砂の中泳ぐのにも疲れて、小さな木陰で休憩タイム。ここぁ、どこだっけ。
自慢じゃないが、あんまりいいオツムじゃない。いつだってアバウトに行動だぜ。
まあ竜なんてそんなもんだろ。
気分転換に砂地に寝そべる。いつもより低い視点で見る世界には、これといって特別変わったことはなかった。
でかいのがいて仲間かと思いきや、目付きの悪い刺尾草食竜だったり、たまたま飛び出した砂竜だったり。
寂しいねぇ。そう思いながら視線を彷徨わせていると、視界に入った見慣れないもん。
なんだありゃあ?
黒くて、でかくて、翼生えてて襟巻してる。姿形は俺にそっくり。
俺等のアシュとかってやつに白いやつはいるが、黒いやつなんていたっけか。ましてや二本角のやつなんて。
だがしかし、俺の鼻を通って脳を揺さ振る女の匂い。考えるよりも先に、俺の体は黒い彼女に向かって走りだしていた。
フェロモンにいかれちまった俺はもう、完璧に有頂天だった。猫まっしぐらならぬ角竜まっしぐら。
近くで見ると、黒い彼女にゃ沢山牙まで生えてら。だがそんなことはどうでもいい。
走ってきた俺に彼女は「なんだこいつ」といった顔を向けてくる。そして俺の顔を見た後、なんと鼻で笑った。
『何よアンタ、一本角のくせに私を口説こうっていうの?』
そんな感じだと思う。俺等は人や獣人程言語に富んでいないから、推測だ。
まあ二本も生えてるお嬢さんからしたらそりゃ、一本なんて情けないんだろうよ。
ここは機嫌を取るしかないと、俺は喉を鳴らして顔色を伺ってみる。
追い払われちゃいないので、こいつぁ粘ればどうにかイケんじゃないかと鼻歌唄いだしそうになった時。
ごごっと地面が揺れて、砂飛沫と共に黄褐色の二本角が飛び出してきやがった。
俺より二回りほどもでっかいそいつ。
そいつは口から黒煙出しながら、俺に向かってゴァァっと唸る。俺も負けじと黒煙吹き出しグガァと唸った。
この時期にゃよくある、女を取り合う喧嘩の始まりだ。
そいつはぐっと姿勢を低くして、その力強い脚で地面を蹴った。ガツーンッと激しい頭突きを食らわされる。
舞う砂煙。辛うじて頭を捻り、鼻先の角で二本角の片方を受けとめるも、ギギッと軋む俺の角。
俺から見て左、外側から横に力を入れて押さえ込む。二本相手にゃできないから、これが精一杯だ。
やや平たい角に横から力が加わるのは好ましくはないが、真っ直ぐ受けとめようものなら、俺の頭に二つも穴が空いちまうぜ。
余裕なんて全くない。相手の馬鹿力に押されて脚が徐々に砂の上を滑っていく。首の筋肉が悲鳴を上げる。
どうにか堪えようと押し返す。だが力を入れればそれに比例するように、悲鳴を上げる俺の角。
そして、二本角のやつが――捻りを加えて頭を大きく振った。
「グォオォッ!?」
バキン! と、嫌な音が響く。鼻先からの激痛が体を走り、俺は苦悶の悲鳴を上げるしかない。
どさりと地面に落ちた物を見て、俺は理解する。俺の自慢の角は、呆気なく折れてしまったのだと。
敗者は去るのみ、だ。
角を折られた俺に、勝ち目はない。すごすごと俺はその場から逃げ去るしかなかった。
だが少し進んだところで後ろ髪を引かれて振り返る。
あいつはあの黒い女の子の前で、ぐおおって唸ってやがった。威嚇じゃなく、求愛の唸り。
基本的に女の子ってのは強い奴が好きだ。俺に勝ったあいつを、彼女は受け入れる体勢を取った。
近くの俺など無視して、勝者のあいつが黒い彼女の上に乗る。強い者が遺伝子を残せる、それは至極当然のことだ。
あの尖った牙の付いた口に首根っ子を噛まれ、彼女が痛みから喉を反らす。
そんな事にはお構いなしに、あいつの体に比例するように大きなブツが、強引に彼女の中に押し込められていく。
黒い尻尾の先が、それに反応してびくりと反り返る。彼女は苦しそうに呻いて、前脚で砂を掻いた。
その切ない動きに、俺までも刺激される。だが黙って見てるか去るしかない、俺は負け犬。
自嘲する俺とは正反対に、あいつは見せ付けるかの如く、思い切り腰を振る。彼女の中を出入りする、どす黒い生殖器。
粘膜の擦れ合う音と、甲殻同士の擦れ合うやや耳障りな音が俺の聴覚にいやに響いて、惨めな気分になる。
だがそんな気持ちとは正反対に、食い入るように見てしまう。
速度を増すピストン運動。彼女の後ろ脚が藻掻き、砂に爪痕を残していく。
征服感に浸り楽しむ瞳は輝いて、あいつは体を震わすと、大きく吠えた。
萎えたものを引き抜いて、あいつが彼女の上から下りる。
彼女の黒い甲殻を白が伝って、乾いた砂に落ち、吸い込まれて消えた。
何事もなかったかのようにあいつは去っていき、彼女は起き上がるとぶるりと体を震わした。
首など、牙や爪を突き立てられた各所の皮膚が破れ、痛々しかったがそれでも彼女は満足そうに、砂に潜って行ってしまった。
…切ないもんよ。力が全て。それを分かっていようとも。
角を折られた上に、まざまざと見せ付けられて。俺はどうしたらいいってんだ。
…いや、勝手に見てたんだけどな。
それにしてもこんなナリじゃ今年はもう繁殖なんて無理だ。角無しだなんてかっこわりぃ。
角って伸びんのかな。伸びてくれ、俺の未来のために。
俺は尻尾を引きずりながら、とぼとぼと縄張りに逃げ帰る。
そして砂漠のど真ん中、角竜一匹。高い空に向かって寂しく吠えた。
以上で投下終了です
ただ黒ディアが書きたかった
流感というだけあって、いきなり流行るな。
ゲリョ娘さん、もっと激しくアタックだ。
黒ディアかわいいよ黒ディア。
GJ!!
しょんぼりモノブロスかわいいよ!
やっぱ角竜にとっての《角無し》は、人間にとっての《玉無し》に近いニュアンスなんだろうか…
ともかく乙!
なんというNTR頑張れモノブロス
またwikiに直接投稿来てるな
また投下させてもらいます。
観察記録 その2。嘘ランゴスタ情報注意。
誰が得をするのかわからないランゴスタ×ランゴスタ。
一応擬人シーンあり。おまけでハンターのごにょごにょシーン
ハンター×ハンター前提の、ただの昆虫観察記録。
私の趣味はモンスターの生態観察。今回は密林に友人とやってきた。
今回のターゲットはズバリ、ランゴスタである。
クィーンランゴスタを討伐したというのはよく聞くが、なかなかランゴスタは減らない。
繁殖能力を持つクィーンが死ねば、その巣が全滅するわけでないらしい。
というわけで、私と友人はクィーンランゴスタを討伐した後、許可を得てしばらく密林に潜むことにした。
女王虫の冠殻が出てご機嫌な友人を置いて、私は双眼鏡を片手に巣を覗く。
ランゴスタの巣穴は、密林マップでいう6番。
ババコンガやイャンクックの巣となりやすいキノコが豊富な洞窟である。
中に入れればいいのだが、随分と高所にあるのと、ランゴスタの総攻撃を受けるため、侵入は難しい。
奥では一体どうなっているのやら。
「ところで友よ」
「なんですか?」
「私の装備、どう思う?」
「可愛いですよ」
パピメルX装備の私を見てそれだけいうと、友人はキノコを採取しだした。
君がオウビートXで行くというから私もこれにしたのに、その反応はなんだね。
虫なだけに無視かね。そうかね。ぜんぜんうまくないのは自分でもわかっている。
「友よ、見たまえ、これが武具屋が絶対正義と信じる絶対領域だ」
フォールドをずらし、太ももをちらりと見せてやるが、友人はハハハ、こやつめと笑うだけだった。
表情が分からないせいで、なんだか不気味である。
私は友人を悩殺することを諦め、再び、観察を開始した。
既にクィーンランゴスタの死骸はネコタクでギルドに運ばれている。
今頃巣では新女王でも即位しているのかもしれない。
「ランゴスタは蜂ととてもよく似ていてね。
兵隊ランゴスタ(♀)クィーンランゴスタ(♀)そしてヒモランゴスタ(♂)がいるらしい」
オスのランゴスタはクィーンを孕ませるためだけに存在する。
兵隊ランゴスタには繁殖能力はないらしい。
「クィーンが次の世代のクィーンを産んだ時、前女王は巣から追い出されるとか、
逆に新女王が雄を一匹連れて新天地に向かうとか……」
「蜂そのまんまですね」
「まぁ、ランゴスタは蜂の突然変異だから。」
「と、いうことは、群のほとんどは女王の子供なんですかね?」
「そう、だから女王は別の群のオスと交尾するんじゃなかったかな……」
れにしても、あまりにも静かだ。もしかしたら新女王はいないのかもしれない。
このままあのランゴスタの群は滅びるのだろうか?
「お!」
双眼鏡を覗いていると、巣で動きがあった。私と友は慌てて隠れる。
現れたのは、数匹のランゴスタ。一匹の腹が異常に膨れていて、よろよろと飛ぶ。
しかし、他のランゴスタが逃がさないと言わんばかりにそのランゴスタを捕まえて巣に持ち帰る。
悲痛な鳴き声が聞こえたが、また巣の中に入っていった。
「なんでしょう、今のランゴスタ」
友の言葉に、私も首を傾げる。あんなに腹の膨れたランゴスタは見たことがない。
「とにかく、何かが起こっているのは間違いない、すまない友よ。」
「どうしました?」
「肩車してくれ」
嫌がる友に、「ちょっとだけ!すぐ済むから!すぐ済むから!」と無理をいって肩車をしてもらう。
程よい位置にオウビートの兜のツノがあるのでそれを掴んだ。
「オウビート号!発進!」
「振り落としますよ?」
「ごめんなさい」
怒らせると怖いので素直に謝り、双眼鏡を覗く。暗くてよく見えないので雷光虫を近くに放した。
巣穴の入り口近くで雷光虫が照らしたものは、交尾中のランゴスタだった。
それも、先ほどの腹の膨れたランゴスタ。
どうやら腹が膨れていたのはオスの精嚢を無理やり入れられているからのようだ。
何匹も入れ替わり、一匹のランゴスタを犯す。
「…うげぇ…」
これは私の予想だが、あの犯されているランゴスタが次期女王なのだろう。
腹は先ほどより膨れていることから、犯し続けることで腹部を拡張させ、立派な女王となるわけだ。
そして、その膨れ上がった腹で飛ぶために、羽根が大きく変わっていくと…
生まれついての女王ではなく、女王にさせられるということか。
いや、もしかしたら次のクィーンを産むために、ただの兵隊ランゴスタを犯しているのかもしれない。
となると、兵隊ランゴにも繁殖能力があり、彼女たちはこのような緊急事態のみ子を産むのかもしれない。
まぁ、全部ただの推測にすぎないが。
***
『お母様が亡くなった!?そんな!』
『はい、このままでは一族は滅びてしまいます』
『そんな、どうすれば…』
『貴女様が女王になるしかございません』
『私が?お前たち!何をするつもりですか!』
母の愛人たちが彼女を掴む。
『一族のためでございます』
そう言われ、無理矢理、彼女は地面に這いつくばる格好にされる。
『ひっ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
まだ自分でも触ったことのない秘所を無遠慮に開かれた。
桃色のそれに、愛撫もなにもなく、男が性器をねじ込ませる。
酷い激痛が彼女を襲うが、男は遠慮なくピストンを始め、子宮の奥まで抉るように突く。
『一族のためでございます』
呪文のように男たちが言い、叫ぶ彼女に猛り狂う性器を押し付けた。
何が起こっているか、わからぬまま、彼女の中に精液が流れ込む。
まだじくじくと痛む生殖器に、また別の性器が入り、彼女の性器を抉る。
『あ、あああ…』
哀れ、まだ恋も知らぬ姫は、母の愛人たちに犯され続ける。
腹いっぱいに精液を溜めこまされ、膨れた腹を見て一族の者は満足そうに笑う。
『次は、子を産むためのタンパク質が必要ですな』
彼女は無理矢理口を開けさせられると、男の性器を咥えさせられた。
必死に抵抗するが、それも虚しく中に精液をぶちまけられる。
ひどいえぐみと苦味が口に広がり、吐き気もして、頭痛までしてくる。
ようやく口が解放されたかと思えば、別の男がまた性器を咥えさせてきた。
『いやいや、まだまだ溜めこまなくては』
誰かがそう言って、また彼女の足を広げた。
どろりと、精液があふれる彼女の膣にまた、深くまで突き立てられる。
『お母さん……助けて……』
もう、彼女の体も心も真っ白になっていた……
***
と、勝手に頭の中で擬人化してセリフを考える。
「何かわかりましたか?」
「あぁ、新女王らしいのが犯されまくってるよ」
下でオウビートマンが何か喚くが、私は聞こえないふりを続ける。
とにかく、あの犯されているランゴスタが兵隊ランゴスタなのは間違いない。
そう考えると、姫ではなく女騎士が犯されていると考えた方がいいのかもしれない。
働くことしか知らない女騎士が犯され続け、やがて酸いも甘いも噛み分けた女になるということか。
あ、すいません、関係ないですね。
「友よ、ありがとう。もういいよ」
そういうと友人はゆっくりと膝をつき、前かがみになり、私の足が地面に着くようにする。
「ありがとう、面白いものが見れたよ。」
「それは何より」
「しかし、結局どうなっているか分からないからねぇ」
人為的にランゴスタのコロニーを作って調べるしかないのかもしれない。
そんなふうに考えながら友人から降りた時だった。
ビリリと、嫌な音がした。うっかり、友人の兜のツノに引っかけたらしい。
パピメルXの黒いホットパンツが破れた。パサリと落ちる、黒パンツを無言で見つめる私と友人。
いや、ホットパンツだけでなく、私のワイルドアイルーのインナーパンツも落ちている。
何故か、友人のほうが絹が裂けるような悲鳴を上げた。
―――……
キャンプの船の上で、友人が釣り糸と釣り針を使い、パンツの破れた部分を繕う。
「器用だなぁ」
素直に私が感心するが、友人は無言である。
あの後、友人は慌てて外にいたファンゴを倒し、皮を剥いで私に渡してきた。
血なまぐさいそれを腰に巻きつけ、私たちはキャンプまで戻ってきたのだ。
オウビートXの男がちくちくと縫物をする様は、傍から見ればなんだか可愛い。
というか、男にパンツを縫わせる私もどうにかしている。
「友よ、友よ」
「なんですか」
こちらを見た瞬間に、ファンゴ腰巻を外してやった。チラリズムならぬモロリズム。
フォールドで微妙に隠れつつも、ノーパンなのは間違いない。さて、友人の反応は?
結果、無茶苦茶怒鳴られた。
頭に来たのでその場でパピメルXシリーズを脱いで湖に逃げた。
「頭冷やしてくる」
そう言って私は遠くまで泳ぎにいく……ふりをした。
キャンプにある船の下に隠れ、頭だけちょこんと出し、どうにか友人の姿が視える場所にそろそろと泳ぐ。
友人は、完全に私が遠くまで泳いでいったと思ったらしい。
周囲に誰もいないか、きょろきょろと見渡してから、友人は兜と腰装備を外した。
もちろん、取り出したるは友人の漢カブトムシである。
友人はためらいもなく、私のパンツの匂いを嗅ぎはじめた。
みるみるうちに友人の漢カブトムシが戦闘態勢に入る。
スーハースーハーと荒い息がここまで聞こえ、漢カブトムシをしごく右手も早くなる。
おかずにするぐらいなら、私を食べればいいじゃない。と、私は少々不満に思う。
が、そんな友人をおかずに私は自分の乙女ドスビスカスを愛でていた。
水の中なので遠慮なく花びらをいじり、十分に濡らす。
「んっ…」
とはいえ、私の自慰は花芯を軽く撫でるだけ。指を入れたことはまだない。
あと、人間の漢カブトムシを見るのもこれが初めてだったりする。
モンスターを観察するときと同等の真剣さで、友人の行為を覗き続ける。
なるほど、あぁやって刺激を与えればいいのか…勉強になります。
冷静に分析をしているつもりでも、私の下半身の熱はひどくなるばかりだった。
少しばかり、乙女心と恋心とスケベ心と探究心が協議しはじめ
友人の漢カブトムシを私の乙女ドスビスカスに、今こそ招待するべきと決定した時。
「くうぅっ!」
友人の漢カブトムシが漢樹液を放出した。どうも私は出遅れたらしい。
漢樹液がつぅっと、つたっていくのが見えた。
さて、友人はあれを何で拭うつもりなのだろう。私のパンツぐらいしか布はないぞ。
と、思ったら、友人は私が脱ぐ捨てたパピメル……ではなくファンゴの毛皮で拭った。
賢者となった友人は、冬眠モードになった漢カブトムシを仕舞う。
白い液体のついた毛皮の部分だけをまた剥ぎ取り用ナイフで切り取ると、焚き火に投げ入れた。
友人は、兜をつける前にもう一度だけ私のパンツに口づけし、何事もなかったかのように私のパンツを縫い始めた。
友人よ、君も結構な変態だな……
なんだか置いてけぼりな私は火照った体を、しかたなく泳いで冷ますことにした。
***
―――適当に泳いできた私に、友人は私のパンツを渡してきた。
「終わりました」
「ありがとう」
私はそれを受け取り、キャンプに備え付けてある粗末な布で体を拭き、さっそく身に付ける。
「うん、いい感じ。村に帰るまで十分持ちそうだ」
「……イーヤさん」
「なんだい友よ」
「せめて自分の見えない場所で着替えてください」
「あ、すまん」
自分だって男なんですからと、ぶつぶつ言っている彼をなだめ、私はネコタクを呼ぶ準備を始める。
「そういえば、クィーンと戦うとき、えらくランゴスタが攻撃的だと思わないか?」
「そりゃあ一族の危機ですから必死に戦いますよ」
「あれはクィーンが指示を出しているらしいぞ。虫のくせによくやるよなぁ。
さすが、『人間が呪いをかけられクィーンランゴスタになった』と言い伝えられるぐらいだ。」
ふと、人間が何匹ものランゴスタに犯され、白い卵をひり出すのを想像する。
うん、実にキワモノだ。
まだ、自分のような蝶と友人のような甲虫の交尾のほうが見ものになる。と思う。
「……ところで友人、君はランゴ装備とタロス装備、どちらが好き?」
私の問いに、友人はひどく真面目な顔で「キリンさんが好きです」と断言した。
「でもイーヤさんがキリン装備っていうのは想像できませんね」
とか言いやがったので、こやし玉を投げつけてやった。
「なんで持ってきてるんですかぁぁぁ!!!」
ふん、自分だけ気持ちよくなった罰だ。紳士なのか変態なのかはっきりしろ。襲えよこのカブトムシめ!
私は意気地のない友人に、無言でありったけのこやし玉を投げ続けた。
帰りのネコタクで、アイルーがフレーメン現象を起こしていたのはいうまでもない。
以上です、ありがとうございました。
モンスター痴態観察日記。
初めはランゴスタ視点(擬人)だったが、書けなかったので第三者目線で。
クィーンランゴスタを倒したらそのコロニーはどうなるのかと思って。
次はフルフル×ティガの予定。
とりあえず3まで書きためているので、近いうちにまた失礼します。
乙
イーヤさんかわいいwww
>>241 乙。友人君が妙にツボだw
複数のオスが巣の中に常駐してるとは考えにくい。ひょっとしたらオスは恒常的にコロニーを巡回してタネを提供してるのかも。
ハイエナの群れは女系家族で、オスは群れから群れへ渡り歩く生(性?)活だったように思うが、今回提示されたランゴスタの生態はソレに近いのかも。
あれ?でもあんまりオスが多数の群れに渡ると近親交配と伝染病のリスクが高まるな。じゃあやっぱり基本的に常駐??
実力と好奇心を兼ね備えたこんなハンターもいるんだろうな。
そんなハンターの覚書が学者や後進ハンターの役に立ったりするのかもしれないね。
オウビート号発進噴いたwww
GJ!
絹裂く悲鳴をあげる友人に笑った。
そうそう、一部の蜂の雄は女王と交接すると、精嚢ごと交接器を自分から切り離し、相手の胎内に残しちゃうんだよね。
当然、雄蜂は腹が裂けて、あぼん。
ほんと、虫の世界は怖いよ。
乙!イーヤさんのノリいいなw
>>245を読んだら俺のフルフルが怯えだしたw
頼むからカマキリ型のモンスターは出さないでくれよ、カプンコorz
ショウグンギザミ♀がアップを始めました
ハサミがシャキーンするのはアレもシャキーンしてるからですか
そしてチョキーンですか?
フルフルは両性具有だから難しそうだな
蟹とかヤドカリの交尾って聞いたことねえや 一体どうなってんだろう
虫の交尾に似てるってどこかで聞いた気がする
♀の脚の付け根に♂が精子入りカプセルをそっとプレゼント
とか、スレで以前に見たような
254 :
目隠し:2009/04/21(火) 20:42:29 ID:XHr3yQ/U
こんにちわです。
不覚にも保存庫に直接書き込んでしまった。
目隠しです。
けじめのためにもここに書き込みたいと思います。
評価がよければ続きを載せるつもりなのでよろしくおねがいします。
「ふぁー・・・ううん あぁ寝すぎた・・・だるい・・・。」
オレの名はナルジス・バルクルガ。
逆手双剣〔夜天連刃・黒翼〕にナルガSシリーズを身に纏うハンターだ。
ちなみに武器はほかに太刀とライトボウガンがある。防具は実をゆうとこれだけ・・・。
「いい加減始めるか。」
今回オレは沼地にて迅竜の狩猟に来ている。
沼地はどうゆうわけか昼にだけ必ず雨が降り夜にも必ずやむ摩訶不思議な土地だ。
さらにこの土地は地中から毒性のガスが噴出しており雨のやむ夜には場所によってはその毒に侵される危険な所でもある。
双剣を背中にセットしゆっくりと歩き沼地の中心に近いほうのベースキャンプの出入り口からでた。
「うわっ・・・めんどくさ・・・。」
コンガが2頭オレに気づいて威嚇し突進を始めた。
他に危害を与えてきそうなやつはファンゴが1頭、こいつはまだこっちに気づいてない。
あとはモスが2頭徘徊しているがこいつらは問題外だ。こっちが手を出さなきゃ無害だからだ。
「邪魔なんだよオマエらは!!」
最初に俺の元についたコンガの顔面を蹴りつけてやった。
そのまま身をひるがえし尻尾でお腹から地面にたたき伏せる。
ちなみにオレは元々迅竜だ。
そのため今でも尻尾が残っている。詳しいことはそのうち話すことになるだろう。
【ふごお!!・・・。】
まず1頭続けて突進してきたコンガは仲間がやられたので止まろうとしたみたいだけど残念・・・。
すでにオマエはオレの攻撃範囲内に入ってしまっている。
【!!・・・。】
すごんでいるコンガの元に跳躍し反応できてないがら空きのの首筋に手刀をぶちこむ。
2頭のコンガはかくして泥の中に倒れた・・・。
倒したところでさっきのファンゴをみる。これだけ音立てれば気づくかなあと思ったのだが・・・。
「にっぶ・・・。」
おもわず口に出てしまった。さっきより少し遠いところにいる・・・。
そんなことだから無論気づいているはずもない。
【グギャアアアアア・・・!!】
そんなファンゴに呆れていたときに南東の方角から重厚な咆哮が聞こえてきた。
夜で雨がやんでいるから比較的よく聞こえる。
「なんだ? 沼地にこんな吠え方するモンスターなんかいたっけ?」
あまりにも重く、質もあるバインドボイスを不審に思いながらも一度キャンプに戻りもう一方の出入り口から狩場へと出た。
さっきの出入り口と違いこっちのほうはちゃんと地面がしっかりしていて苔が生えている。
しばらく行くと小さな小川がありさらに行くとこれまた沼地の中央につながっている。
>>253 ソレはサソリだったような。メスのハサミ掴んでダンス、精嚢を地面に置いて生殖器まで誘導とかの面倒臭いスタイル。
カニは対面座位っつーか、互いの腹側を合わせた状態でフンドシ部分を開けて行う。
>>254 自らの過ちに対しけじめを付けようとする、その意気や良し。
後は・・・とりあえず、その意気や良し!
あれ?じゃクリスマスクラブのバンザイ放卵は受精卵か?
波打ち際で♂♀入り乱れてのぶっかけ祭だと思っていたのは記憶違いか
>>254感想は連載最後までとっておく
>>256 バンザイ放卵というか、その時点で卵から孵化するくらいまで発生が進んでる。受精卵どころかほぼ幼生。
お前らよく知ってるな…流石としか言いようがない
気になって色々調べた後に、甲殻種の非擬人化エロが無茶苦茶需要なさそうなことに気づいた
259 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:14:28 ID:XHr3yQ/U
「なんだかさわがしいな・・・。」
ずいぶんと派手にやっているのがわかるくらいに聞こえる。歩いてゆくにつれてその音が近くなる。
ほかのハンターが来ているはずないもんな・・・いやもしかしたら流れか?
ハンターは基本的にギルドやその地の長を通してクエストを行う。
しかし中には依頼主から直接クエスト内容を聞いて狩りをする奴がいる。
まれにその内容が同じのときがあって獲物を横取りされる場合があると聞く。
そんなハンターのことを流れハンターと呼ぶのだ。
「戦争ごっこかこれは・・・。」
そこにハンターはいなかった。
まず目に入ってきたのは地面に散らばる大量のチャチャブーのお面、その数はゆうに30個
これだけの数を相手にしたらかなりきつい、他のハンターならば確実に逃げ出すであろう。
それにもかかわらずそれをキングチャチャブーが束ねており、まだ30匹はいる。
そしておそらくさっきの咆哮の張本人であろう飛竜がそこにいた。
全身茶色で縞模様の身体、本来ならば砂漠に生息しているはずの飛竜。
ティガレックス・・・またの名を轟龍。
どうゆうことか尾が切り落とされ全身ボロボロ、ずいぶんと弱っているように見える。
最後に今回の狩猟目的である黒い毛に長い尾、前足にある刀のようなブレードが特徴の飛竜。
ナルガクルガ・・・またの名を迅竜。
こちらも片方のブレードが破損し、相当傷を負っている。
コイツも本来ならここには生息するはずのない飛竜だ。
近頃いたるところで生息するはずのない飛竜が出るのが当たり前となっている。
「逃がしたのかアイツら・・・おかげでオレにしわ寄せがきたじゃねーか・・・。」
オレが狩りに出発する前に雪山に轟竜を狩りに行ったパーティーがいた。
おそらく逃げられたのだ、しかしこんな沼地にタイミングで来なくてもいいような気がする・・・。
【キャイヤアア!!】
「ん?」
いつの間にかオレの存在に気づいていたチャチャブーが1匹鉈を振り回して斬りかかってきた。
「少し観戦させてくれてもいいだろうに・・・。」
チャチャブーに斬られる瞬間に膝で蹴り上げて阻止する。
そしてそのまま殴りとばした。
【グキィ・・・】
あっ・・・まずい・・・。
たったいまぶっ飛ばしたチャチャブーの先にキングがおるがな・・・。
【グキャ!? キイ!】
とんでいったチャチャブーがキングに直撃する。
もちろん気づかれた・・・。
数匹小さいのも気づいたみたいだけど司令塔に発見されればその手下にも必然的に・・・である。
【イヤアアアア!!】
「はあ〜・・・。」
飛竜を差し置いてすべてのチャチャブーがオレにむかって来る。
そしてチャチャブーどもの標的がオレに変わったことにより飛竜たちにも気づかれた。
なんとゆうアンビリバボーな悪循環・・・おもわず眉間にしわを寄せる。
高みの見物未遂なのに代償でけぇ・・・。
とりあえず逃げるように走る。こいつらと飛竜2頭の相手はちょいだるい・・。
【キャキャア!!】
【イヤアア!!】
そのまま3分くらい鬼ごっこを続けた。コイツらは獣人種とはいえアイルーどもとは違いバカだ。
だからこうしていると味方同士斬り合わせることができる。
260 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:16:52 ID:XHr3yQ/U
しかし・・・さっきから2頭飛竜に動きが少ない。ただ見ているだけなのか・・・。
それにどうもチャチャブー達から逃げ腰だ。距離をとるように移動しているようにみえる。
「この分だと手え出してきそうにないな・・・やるか。」
抜刀しながら向きなおる
【キッ!?】
チャチャブーどもはオレの行動の変化に気づくが迷わず攻撃を再開しようとした。
しかし・・・その一瞬が命取り。
「残念・・・いただきだ。」
【ギャイヤアア・・・。】
群れに飛び込み回転斬りを放つ・・・。かなり密集していたので半分くらいしとめることができた。
オレを中心として大量のチャチャブーが宙を舞いどさどさとゆう音を立てて地面に落ちてゆく。
「いくぞお!!」
逆手双剣から繰り出す右左のラリアット、最後に交差して構え踏み込み振り抜く。
【グキャアアア・・・!?】
残ったチャチャブーは小さいのが4匹と大きいのが1匹・・・とそこであることに気がついた。
アイテムポーチが開いて中身が出てしまっている・・・。
辺りを見回すとこんがり魚に回復薬などが散らばってしまっていた。
そしてシビレ罠が沼地の中心部に向かう通路の入り口でパリパリいっている。
落下した衝撃で設置済みになってしまったようだ。
シビレ罠はあれしかない捕獲のつもりできたからあそこに誘導するしかなくなった。
「まったくついてねえなあ・・・ん?」
地面から2匹のメラルーがでてきた・・・。そしてオレの落としたこんがり魚を拾い集めてゆく。
「【・・・。】」
空気が止まっている・・・。動いているのはメラルーだけだ。
しばらくして5匹のこんがり魚を拾い終えオレに向かってそのちいさな左腕をぶんぶんと振っている。
お礼のつもりか? 今すぐ返しやがれ!
もう一方のメラルーはすでに土にもぐってしまっている。つーか貴様らどこで見てやがった?
このやろう・・・全身バラバラにしてやろうか? そのこんがり魚・・・サシミウオ焼いたやつだぞ?
・・・行ってしまった・・・。
「【・・・。】」
沢の流れる音が響く・・・。
回復薬は置いていったようだがこんがり魚も重要な回復アイテムのひとつだ。
それを半分も持っていかれた・・・。これだから猫どもは好きには決してなれない・・・。
双剣を収めて精神を集中する。しかしはためから見れば隙ができたようにしか見えないのだろう。
例にもれず残り少ないチャチャブーたちが襲ってきた。
【キャキイ!!】
もぐったメラルーどもを血祭りにあげようとしたのに邪魔が入ってはさすがに難しい。
これじゃ魚とり戻すのは無理だな・・・。
261 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:17:38 ID:XHr3yQ/U
「カハアッ!!」
風現・発放・・・相当前に体得した秘術の1つだ。
ほかにも火現、水現、雷現、陽現、陰現が存在しそれぞれの使い方によって効力も異なる。
この秘術を扱えるものはオレのほかにこの世にはいない。なぜかとゆうと失われた秘術でもあるからだ。
ちなみに使うのは属性を飛ばすタイプである。
【ワキャアアア!?・・・グキャ!?】
口から圧縮した空気の発射しキングも含めチャチャブーたちをふきとばし壁にたたきつける。
そして再度メラルーどもの気配を探る。しかし・・・。
「ちっ、にげられたな・・・。」
すでに彼らの気配を感じ取れる範囲内から脱されていた。もうこれでは追うことはできない。
それに息を潜めているようだが飛竜たちの気配も、元々の存在感ゆえに邪魔だ。
【クキャア・・・】
「お?」
壁にたたきつけてやったキングチャチャブーがヨロヨロになりながらも立ち上がった。
まだ戦う余力を残しているらしい。鉈(?)を構えなおしている。今の状況がわかっているのかどうかが少しあやしいものだが・・・。
相当不利だぞ? 勇ましいね。 そう心の中で考えていたのだが・・・。
「あ? そっちは・・・。」
逃げ出した・・・。意味もなく鉈を振り回しながらの逃走、沼地の中心部へと続く道へと走ってゆく。
しかしそっちのほうには・・・。
【グッキュウ!?】
「あ〜あ これで捕獲はなしだな・・・。」
さきほど誤って仕掛けたシビレ罠をおもいっきり踏み、しびれだした。
【ゴアアアア!!】
!! なんだ? その直後、後ろから咆哮が聞こえてきた。
反射的に振り返る・・・。 すると大口あけたティガレックスが目に入ってきた。どうやらコイツが吠えたようだ。
そのままキングチャチャブーに向けて走り出す。
「・・・」
グシャアッ!
ティガレックスにはねられきれいな放物線をえがいて吹っ飛んだ。そのあとには血で赤い虹がかかる。
そしてキングチャチャブーはナルガクルガの目の前に落下した。
「まさか・・・。」
ズドオオオン!!
オレの頭の中に浮かんだキングチャチャブーにとって最悪の結末が現実となった・・・。
ナルガクルガの必殺技とも言える一撃が地面に横たわるキングチャチャブーに決まった。
対象に向けてただ尾を振り下ろす一撃ではあるがナルガクルガの尾は元々中型モンスターを一撃で絶命させる威力を秘めている。
実際振り下ろされた尾は下にキングチャチャブーがいるのにかかわらず地面に半分ほどめり込んでいる。
「・・・ご愁傷様としか言いようがないな・・・ん?」
ズザアン・・・。
オレが言うと同時にティガレックスとナルガクルガが同時に崩れ落ちてしまった。
たしかに2頭ともオレが来る前からそうとう消耗していたように見えた・・・。
もしかしたらオレがいるのにかかわらずキングチャチャブーを倒したことにより緊張が解けたのかもしれない。
「ど〜すっかなあ・・・ 捕獲できなきゃなあ〜。」
もしほかのハンターなら討伐してはい終わり。しかも轟竜もいっしょに狩れてラッキー・・・そんな感じなのだろう。
「今回もリタイア・・・。クエスト失敗だな。」
そういってオレは双剣を抜いた・・・。
262 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:19:40 ID:XHr3yQ/U
あの人はハンターなのかな・・・?
たしかに私があれだけてこずったチャチャブーたちを一瞬で片づけちゃったし、狙ったのかどうかはわかんないけど
最後に残ったキングチャチャブーをシビレ罠にかけた・・・。
もしかしたらあそこにいるティガレックスと私にとどめを譲ってくれたのかもしれない・・・。
でも・・・。
今度こそ私 死ぬだろうな・・・。
もうすでに疲労困憊でもう全身に力が入らない。
あの人が来なくても私はチャチャブーたちによって殺されていたし死に方が違うだけでもうどうにでもなれって感じになっていた。
・・・全身私の種族でかためている・・・コレクションにしているのかな?
私の身体もあの人武器か防具になる。いざそう考えると背筋が寒くなった。
「・・・・・・・・・。・・・・・・・・。」
ハンターが何か言った。そして・・・
スチャッ
ハンターがチャチャブーたちを一掃した双剣を抜刀する。
その刀身が月明かりの中で怪しくきらめいた。それと同時に背筋をなにか冷たいものが走り去ってゆく。
やだ・・・やっぱり 死にたくない!!
「こな・・・」 【近寄るな!!】
・・・え?
見ればティガレックスがものすごい唸り声を上げながら威嚇している。
自分も威嚇しなければいけない。
相変わらず身体は首くらいしか動かないが息を吸うこともできる。
そしてそれを彼女に負けないくらいの気迫を込めて声にする。
「そうよ! こないで!!」
そう叫び彼女同様のどからこれでもかとゆうくらいの唸り声を上げる。
そのときだったハンターがなぜか腕の装備を外し頭装備も外す・・・。
!?
そのハンターはこちらに向かって微笑していた。つまりは・・・まったくもってこちらの威嚇に動じていないのだ。
まずい・・・まずいよぉ
もういちど思い返してもこの人は完全に上級ハンター。
しかしあれだけチャチャブ−を見ればどんなに上級でも逃げるはずだ。
戦っても危険なだけでこのハンターにはなにも得るものはないはず・・・。
それなのにあの戦いに臨んできたとゆうことはそれだけ自分の戦闘能力に自信があるとゆうことになる。
そんなハンターが圧倒的に優位に立ったこの状況で威嚇しても何の効果もない。
この状況、私と彼女は足をくじかれた草食竜であのハンターはそんな獲物を狩りに来た飛竜・・・そんな状況だ。
「・・・・・。・・・・・・・。」
また何か言っている。私たちへの手向けせりふでもしゃべっているのかもしれない・・・。
ハンターがその場で武器を振り上げる・・・。
あぁ・・・だめだ・・・。
そしてさきほどまでティガレックスから発せられていた威嚇のための唸り声もいまでは狼狽の声にしかならない。
やはり私同様さっきの笑みで威嚇が効いていないことを彼女も感じたのだ。
目の前にはもはや絶望しかない・・・。
そう感じていた・・・
ヒュッ
え?
カカッ
「【・・・。】」
ハンターが双剣を投擲する。
しかしそれは私たちのいずれにも当たることなく近くに立っていた木にその2振りの剣が刺さった。
双剣は、低くキンキン言いながら木の幹に深々と突き刺さっている。
263 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:23:47 ID:XHr3yQ/U
どうゆうこと?
まだ私たちは死んではいない。なのにこのハンターは自分の武器を自分自身が使えぬように封印した・・・。
なんで?
私が状況を飲み込めずキョロキョロしているとハンターがクスっと笑ったように見えた。
そして剥ぎ取るため専用の短剣も地面に突き刺し、こっちに歩いてくる。
頭が困惑し彼が近づいてきても何も考えられなくなる。 頭にあるのは なぜ? の一言。
彼女もそんな感じだがまた威嚇を再開している。
なにしているんだろう?
こちらに歩いてきたハンターはティガレックスの前で立ち止まりなにかぶつぶつ言っている。
そのあとに彼女の周りをグルッとまわりまた何か言い始めた。
気味が悪いなぁ・・・。どうする気なんだろう?
すこしして今度は私のところに来た。
さっきと同じく私の周りを一周し手をあごに当てて何か言いながら考えている。
「なによ!」
声を上げて威嚇した。
ハンターはキョトンとしたような顔をして右目でこちらを見返してくる。
左目には怪我でもしているのだろうか?眼帯をしているようだ。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
なにか言ってハンターはアイテムポーチからこんがり肉を取り出した。
ギュルルルルルゥゥ
あ!?
こんがり肉を見た瞬間おなかが鳴ってしまった・・・。そういえばもう2日は何も食べてない。
「・・・!・・・・。」
ハンターにも笑われてしまったようだ。穴があったら入りたいそんな気分・・・そんな感じだ。
そのハンターはこんがり肉を目の前で一口かじった。
おもわずよだれが出てしまう。食べ物を見ておなかを鳴らすほどなのにそれはないだろう思う。でも身体は動かない。
それからハンターはその少しかじったこんがり肉を私の口元に差し出してきた。
「え?」
本当に野生の飛竜なら警戒して食べないのかもしれない。もしこれに毒が入ってたりしたら・・・。
私・・・。死んでいたかも・・・。
もしこのような機会があるとすれば気をつけようと心に誓った。
そして差し出された肉にかぶりつく。
あっ!
一口食べてその肉がなにかわかった。ケルビだ。
ケルビはナルガクルガにとって主食とされる草食動物である。
私にとっては願ってもないことだった。
1つ食べ終えて足りないのでねだろうかと思ったらすでに首が届く範囲内の苔の上に4つこんがり肉が置かれているのだ。
あのハンターはとゆうとすでに私の元を離れティガレックスのところに行っていた。
夢中になってこんがり肉を食べる。それはもうガツガツと・・・。
4つめが食べ終わり5つめを食べようとしたとき・・・
【ぐああぁぁ!!痛い!!ううっぅぅぅ・・・。】
突然悲鳴が辺りに鳴り響いた。さっきのティガレックスの声だ。
なにごとかとそちらを向くとハンターがなにやら彼女に向かって霧吹き?のようなものでなにかをかけている。
彼女はそれをかけられるたびに悲鳴を上げている。種族がティガレックスなだけにその音量もすさまじい。
ハンターは顔をしかめながら彼女の傷にそれをかけている。
・・・もしかして傷の手当てをしているのかな・・・? だとしたら私もこの後・・・
そんなことを考えながら5つめをゆっくりと食べた。
ハンターがかけていたものは回復薬だったみたい。中の液体を継ぎ足したのを見てわかった。
そしてちょうど食べ終わるころにはハンターのしていたことも終わり、今度はエリアの端から草を4本ほど採取してきた。
空色の草・・・あれは?
ハンターが取ってきたのはおそらくネムリ草であった。それをすり潰して布で絞りエキスを抽出している。
飛竜を手当てだとゆうのに手際がいい。とても初めてとは思えない・・・。
何者なんだろう? それになんで私たちの世話なんかしているんだろう?
疑問は積もるばかりだ。
264 :
目隠し:2009/04/21(火) 23:26:17 ID:XHr3yQ/U
ハンターはまたアイテムポーチから何か取り出しエキスと混ぜた。
【なんだ!? やめ・・・ガボ! んんっ ゴホゴホ・・・。】
その薬?を無理矢理ティガレックスは口をこじ開けられて流しこまれ飲まさせられた。
【ぐぅぅ・・・ZZzz】
そして彼女はそのまま寝てしまった。
ネムリ草の即効性のある睡眠効果が効いたのだろう。
パンッ
ハンターは彼女が眠ったのを確認してから彼女の鼻孔の前でおそらく捕獲用麻酔玉と思われるものを割った。
その玉から出た白い煙は呼吸に合わせて吸い込まれていく。
「・・。・・・・・・・・・・・・・・。」
ハンターが何か言う。
そしてアイテムポーチから刃渡り15センチメートルくらいの特別鋭そうな短剣とよくわからない器具をいくつか取り出した。
こんどは何をする気なんだろう?
このハンターの行動は最後まで見ればああそうかだけどその前の行動からは何をしようとしているのかは予想できない。
ただあの特別鋭そうな短剣をみると背中を寒いものが奔る。
「・・・・・・・。」
ハンターがまた何かしゃべりあの短剣を彼女にあてた。
サクッ・・・
次の瞬間にはもうすでにその短剣は紅く染まっていた・・・。
え!? なにを・・・!?
ズチュッ・・・
そしてハンターは切り開いたところに紅い左手を突っ込みティガレックスの体内から何かを取り出す。
それを自分の後ろにほうり投げた。
あれは!?
ハンターが投げた物はボウガンの弾・・・もっと細かく言うならばそれは貫通弾であった。
・・・ハンターが飛竜の手術!?
そんなことをするハンターがいるのがとてもじゃないが信じられなかった。
しかし現実として今、自分の目の前にそれをしている人間がいる。
いや・・・その前に人間なのかな? そういえばなんでナルガSシリーズにあんな長い尻尾があるんだろ?
それに・・・
左手が白い・・・手甲の下にもうひとつ何かつけているようにも見える。
が・・・あそこまで細かい作業をこなすことができるならギアノスの皮で作られたものとし考えられない。
だがよくみるとゴツゴツしているようにも見えるのだ。
さらには右目が縦に細長かったようにみえた・・・。
気のせいかもしれないが強いて言えばこのあたりにときどき来る古龍のような威圧感を覚えたのだ。
そうこう考え事をしているうちにハンターは13発目の弾丸を取り出していた。
手際がとてもいい。それに彼女に小さい短剣で切り開いたはずの傷もいつのまにかもうなくなっているようだ。
耳が長いわけでもないから竜人族とゆうわけでもない。 と言っても竜人族に尻尾があるわけでもない。
また腕が白いわけでもない。
あれ? 終わったのかな?
ハンターが立ち上がりこちらに歩いてきた。
ティガレックスの状態はと言うと・・・相変わらず尻尾はないが最初に降りてきたときと比べると明らかに良くなっている。
頭にあった裂傷はふさがっているし、砕かれていた前脚の爪も良くはなっていた。
ガンナーによる全身の弾痕もきれいさっぱりなくなっている。
この短時間で何をしたと聞きたいくらいだ。
wikiでにしろここでにしろ、ローカルルールを読まない人だな
>>1読めよ
せめて投下終了なら終了と書いてもらえると助かる。
「いう」と書くべき箇所が全て「ゆう」となっているのが非常に気になる
なんにしろエロパロ板に投下する必要ないんじゃないか?
スレのルールも知らずに投下したって叩かれるだけだし、wikiやここでやらないで自サイトやブログ構えて連載した方が早いよ
なんか無茶苦茶にレベル高いな。
恋空を思い出したよ。
また新しいタイプの以下略
新手の荒らしかKYか未成年にしか
つい先頃の「JKがギヒャアァッ!ゲベエェッ!ギョビイイッ!」よりは全然マシじゃね?
とりあえず、ローカルルールやマナーは書きながらでも控室巡りで覚えればいいんだし
新米さんにあんまり目くじら立てるとマジで過疎るぞ?
273 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:12:26 ID:oy0AnKqQ
非常に申し訳ないです。
荒らしと取られてしまったのはちょっとショックですがよく読まない自分が悪いです。
すいません。KYとはよく言われます・・・。
えっと内容です。
題名 人ならざるものたち
擬人化迅竜のハンター、迅竜、轟竜、キングチャチャブーとチャチャブー、2人組みの男女のハンター。
今のところ否エロ。ただあとから入れる予定です。
擬人化迅竜のハンター、迅竜の視点から書いてます。
最後にこれで1区切りの半分くらいです。
あつかましいかもしれませんが続きを投稿します。
あれ?
よく見ると歩み寄るハンターの右手にさっき彼女に使っていた霧吹きのようなものが握られている・・・。
もしやと思っていたことがこれより現実となるようだ・・・。
やっぱりぃ?
「やっ!? 痛っ! あぁ!?」
傷口を水で洗うまでにはいかないもののもともと傷口の規模が普通じゃないため霧状の回復薬もヤバイ・・・。
どうせならさっきのネムリ草入りの薬を先に飲ませてくれてもいいじゃない・・・。
しばらくしてようやく霧吹き地獄が終わる。
「あぁ・・・しみるぅ・・・んっ!?」
そして間髪いれずに今度はハンターに口を開けさせられ何かを流し込まれた。
甘くて少し青臭いその味は前にも飲んだ記憶がある。
これは・・・元気ドリンコ?
疲労回復をするためのギルド公認の飲み物だ。甘いのはハチミツ、青臭いのは落陽草のためだろう。
確かにチャチャブー達とは昼間からずっと戦っていたので空腹だったのもあわせてかなり疲れていた。
この元気ドリンコは今の身体には染み渡るようである。
「んっ・・・ んっ・・・ んっ・・・ んっ・・・ぷはぁ!!」
いまのあれに似てるかも・・・
息もせずに飲んだため、なんか麦酒でも飲んだような感じになった。
ただその考えは思い浮かべてはいけないことだったかもしれない。
「ゲェ〜プ!! ・・・あっ!?」
「・・・!?・・・・・・・!」
おもいっきし・・・、ハンターに腹を抱えるほど笑われた。
我慢できずにでてしまったげっぷに・・・自分のことなのに腹が立ってしまう。
なんなのもぉ〜 うえ〜ん
そして勝手に心折れる迅竜。
しかしそういった感覚も少しづつなくなっていく・・・。
うぅっ・・・あれ?
まぶたが重い・・・。
げっぷのことで気がつかなかったが突然ものすごい睡魔が襲ってきた。
どうやらさっきの元気ドリンコの中にネムリ草のエキスが入っていたようだ。
「あぁ・・・」
そのまま私の意識は深い闇の中へと飲まれていった。
ドゴオンッ
274 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:13:18 ID:oy0AnKqQ
「んあ!?」
まるで大タル爆弾でも炸裂したような爆音で目が覚めた。
とにかく何がどうなっているのかを把握するため首を持ち上げ辺りを見回す。
ネムリ草の睡眠効果は完全に抜けたようで頭もはっきりし身体も元気ドリンコのおかげかまったくだるくない。
「え・・・。」
空は白みもうすぐ日が昇りそうだ。
だがそんな沼地は朝になろうとしているときでも静かでも穏やかでもなかった・・・。
テっ テオ・テスカトル!?
40メートルくらい離れたところで古龍 テオ・テスカトルとあのハンター逆に持った双剣を持って戦っていたのだった・・・。
【おい・・・実験台とか言っときながらずいぶんとしょぼいんじゃね〜の? 炎王龍】
ワザと炎王龍にわかるように龍の言葉を使う。オレは元飛竜だからもちろん話せるのだ。
しかし迅竜を眠り草入りの元気ドリンコで眠らせ、やけど用の薬を塗り終わったところで飛んできたこの炎王龍。
着地してこっちを見たと思ったらいきなり 【実験台だ!!】 とかほざいて襲ってきやがった。
とりあえずせっかく治療した2頭の飛竜を攻撃させてはまずいので離れるように誘導して戦闘をしているのだが・・・。
この炎王龍・・・よく粉塵爆破で自爆するし、フェイントというわけでもないのに攻撃出して空ぶるし・・・。
挙句の果てには右前脚で左前脚ひっかいて悲鳴を上げる始末・・・。
いまの粉塵爆破だってそよ風にあおられて爆破位置が変わり自分が起こした爆風でこけそうになってるからせわない。
だがいいかげんつきあってられないのでできればもう終わりにしたいのだが妙にしつこい・・・プライドか?
やることなすことプライドもクソもないような気がするんだけど・・・あきらめてくれないかなぁ〜。
もう朝になりかけてんだけど・・・。
【誰がしょぼいんだこのやろう!! オレの名前はイアルだ!!】
【は?】
なんで古龍に名前がある?真っ先にそれが頭に浮かんだ。
通常野生の龍には名前はないはず、まさかと思うが人に飼われでもしていたというのかこの炎王龍は・・・。
【なにが はぁ? だ! なにが・・・。】
まっ べつにど〜でもいいな・・・。そんなこと
【グルル】
ん?
そんなことをかんがえていると後ろから低い音をともなったうなり声が聞こえた。
ちらっとそちらをみると迅竜が首をもたげてこちらをみている。
たしかにネムリ草の睡眠作用のあるエキスの投与が適量より少なかったためおきても不思議ではない。
不思議ではないのだが起きるとしても3時間は起きないとふんでいたのだ。
やけどの薬を塗るのに20分くらいかけた。とゆうことは・・・。
【聞いてんのかオイ!】
この自滅(炎)王龍と2時間半は無駄にやっていたわけだ。
ずいぶんと時間をパーにしてしまったのでおもわずため息が出る。
そういえば飯も昨日の迅竜の前で一口食ったこんがり肉だけだから腹も減った。
ほんとに終わらせてアイテムポーチに残っているこんがり肉を食べたい 腹こそ鳴らないがそう思ってしまう。
275 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:14:36 ID:oy0AnKqQ
【なに考えてんだよ ばかにしやがって! ふぅっ 】
しょうもこりずにまた粉塵爆破だ。
オレのところに粉塵を飛ばそうとしたようだがまた風にあおられて爆破予想地点が流れていく・・・が。
「あっ まずい。」
爆破予想地点はたった今目が覚めたばかりの迅竜のところへと流れている。
迅竜は炎王龍のくりだす技を把握できてないので何も知らずに ドカンッ と爆破されてしまう。
迅竜という種族は火属性がもっとも苦手な属性であるからくらってしまえば痛いじゃすまない。
あくまでも古龍の攻撃なのだ。チャチャブーたちの小タル爆弾の威力の比ではない。
爆破の前に迅竜のもとへと駆けつけて自称 イアル に向きなおり防御体勢をとる。その直後・・・。
ボジュウッ
「ぐぅっ」
【きゃ!?】
【あり?】
粉塵爆破の熱量は取り除いたが爆発本来の風圧までは防げなかった。
そのため吹っ飛ばされ迅竜を壁として寄りかかるようにして耐える。
それにしてもこの迅竜・・・【きゃ!?】ってことは雌か?
「けっ まったくふざけたことしてくれやがる。」
イアルはオレがやけどを負っていないことに驚いているようだ。その場で目を見開き硬直している。
【くっ またか・・・なんでダメージがない!? まともに受けたはずだぞ! それになぜハンターが飛竜をかばう!?】
いまの防御は 火現・逢吸と言う文字通り火炎を吸収し無力化するものだ。火炎だけでなくただの熱も吸収することができる。
ただそれ自体の威力は殺せないのでそこは自分で何とかしなければいけないのが玉に傷だ。
だが吸収し溜め込んだ熱量を解放することもできるのでこのままカウンターに使うもの役に立つ。
それに火現のほかに水現、雷現、風現、陽現、陰現と6種類が存在する。
【べつにそんなことお前にとってどうでもいいはずだ? いいかげんつきあってられね〜から終わりにさせてもらうぞ!】
言い終わるとともに走り出す。
走りながら左の手甲をはずし投げ捨てる。そして・・・。
ゴキャッ
そのまま上からの鉄拳を炎王龍(イアル)の脳天に撃ちこんだ。
【!?】
その衝撃で角が砕け散り、イアルは打たれた瞬間下半身が浮くほどの衝撃で地面にたたきつけられ倒れた。
ようやくあたりが静かになる。そしてそれを見計らったかのように沼地に朝を告げる雨が降り出してきた。
「ふぅ〜・・・。」
あらためて炎王龍の状態を確認する。
目の前に来ても反応せず白目をむいているのでおそらくハッタリではないだろう。
それに右の前脚と右の後脚が痙攣を起こしている。
角があっても炎を操る腕はあの程度だから粉砕してやったのでおきてもろくなことはできないはずだ。
炎王龍はこの角を使って炎を操るのだ。もし折られてしまえば戦闘という面に関してはかなり致命的である。
だがこれでも一応手加減した。本気なら即死してもおかしくはない。
ただ起きてから物理攻撃で飛竜達を襲ってもらうのは困るので効くかどうかは定かではないが捕獲用麻酔玉を2つ使っておいた。
頭装備をはずし腰に手を当て背伸びをした。
「んっ んん〜 あぁ〜あ。」
続いて首を回す。
ポキッ
首の骨が鳴ったようだ。
「・・・」
それからしばらく遠くの山をボーっと見た後、左の手甲をとりに行こうと回れ右をしようとしたとき・・・。
ぺチャ・・・チャポ・・・
私は死んだ。スイーツ(笑)
277 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:15:15 ID:oy0AnKqQ
遠慮がちな足音がするのでふりむくと案の定、迅竜がこっちに忍び足でオレに接近していた。
オレがふりむいたときにビクッとしたようだがその程度の忍び足ではケルビに気づかれなくともオレは気づく。
気づかれたとわかったらもう忍び足はやめるようだ。
よく見ると口にオレの投げ捨てた手甲をくわえている。
迅竜はオレのところまで来ると口にくわえた手甲を差し出してきた。
とくに害意はなさそうなので素直に受け取る。
するとそのまま擦り寄ってきた。どうやらさっき治療したことがきちんとわかっているようだ。
大概の飛竜は治療してから起きてもそのまま逃げるように去っていく。
なかにはせっかく治したのにそれをいいことにまた襲って来るやつもいたのだが今回のように甘えてくるのは初めてだ。
かわいいもんだな・・・。
あんまりオレの首に顔を擦り寄せてくるので両足を開かなければ押し倒されてしまいそうだ。
ただその様子は少々でかいがまるでアイルーのようである。
迅竜の耳の後ろをさすってやった。
【クルル・・・。】
のどを鳴らしてさらに強く押し付けてくる。
迅竜はやっぱり猫っぽいところがあるので鱗があってもここは気持ちいいようだ。
しかしオレ自身さっきも心の中で愚痴をこぼしていたのだがいいかげん腹が減って今にも鳴りそうだ。
キャンプに戻って一刻もはやく朝食をとりたい。
迅竜の押し付けられる顔を両腕で壺でも持つときのように挟み取り、顔が向き合う位置に持ってくる。
この迅竜は臆病なところがあるのかオレが行動するたびにビクッと反応する。
まあそこもまたかわいいと思うひとつの理由かもしれない。
「じゃ〜な。」
右手で頭をポンポンと軽くたたいてキャンプへと向かう。
迅竜は行儀よく座ってオレのうしろ姿を見送っているようだ。
追いかけてくるような足音もその場を去るような羽音も聞こえない。
雨がシトシトと降っている。もともと空気が湿っているのでホットドリンクを使うとまではいかないが少し肌寒い。
エリアを移動し、猫の石像のようなものが見えてきた。
毎回ここを通るたびに思うけどこの石像は何のためにあんのかな?
メラルーたちが盗んでいったものは稀にここで見つかるときがあるという、ただ今回オレが盗まれたのはこんがり魚。
奴らの大好物であるためここにある可能性は限りなく0に近い。
もしあったとしても奴らが大好物を捨てることになるのだからなにかしら食べられない理由があるはずだ。
そんなものをわざわざ拾いたくはない。
278 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:16:55 ID:oy0AnKqQ
『お〜い』
ん?
キャンプから2人ほどハンターがこっちに来る。
おそらく男女のペアで、男だとおもえる方は全身ギザミSで揃えており武器はツルギ【狼】。
女とおもわれる方は全身をブランゴSで武器は多分ソウルスパルタカス改だ。
その2人がオレの傍らまで歩いてきた。
『アンタなんでここにいるんだ? ギルドの話では依頼を受けているハンターはいないって聞いてんだが・・・。』
男のハンターが上目遣いにそう言う。
ギルドはこいつらが来るころにはオレのクエストはどんな形であれ終了した後だと考えてそういったのだろう。
「そういうアンタらはなにしにここにきた?」
『?・・・俺達は採取しに来たんだ。』
「オレは飛竜の狩猟だよ。時間切れになっちまったけどな・・・それと言っておくがエリア2には入らないほうがいいぞ。」
『なんでだ?』
「できればそっとしといてほしいからな・・・。」
『この奥に飛竜でもいるの?』
女のハンターが始めて会話に参加してきた。なかなか勘が鋭い。
「あぁ」
『なにがいるんだ?』
可能であれば狩る気らしい・・・。
「ナルガクルガにティガレックス、テオ・テスカトルが1頭ずつだ。」
『『・・・うそ(でしょ?)(だろ?)』』
『うそ』の部分がかぶる。
『飛竜2頭は聞いたことがあるが・・・古龍だと?』
「・・・そうおもうなら確認だけでもしてこいよ オレはこれからキャンプで朝飯だ。」
ベースキャンプに着いてテントの中に入る。
頭と右の手甲を外してテントの中の簡易ベッドの脇におく。
これから飯にするわけだがキャンプに食材があるわけではない。
まずは暖炉に火を入れることにした。この火でアイテムポーチのなかに入っているこんがり肉を温めるのだ。
暖炉に湿った薪をいれ、火をつける・・・のだが。
「チッ つかねえ・・・。」
薪が湿っているので火がつかないのだ。テントの中にあった火打石ではまったく歯が立たない。
雨が降っていて外にはあまり出たくないがしょうがないので、テントから出て握りこぶし大の石をいくつか取ってきた。
そしてそれを暖炉の中にセットし秘術を使う。
《火現・逢出》・・・先ほどの火現・峰吸の対となる術でこれは吸い取った熱量を放出する。
暖炉の中の石を徐々に加熱した。
石の色が変化しどんどん赤くなっていく。それにあわせて薪からパキパキと音を立てて乾いていくのがわかる。
そこでもう一度火打石を使い薪に火をつけた。
・・・・・・パチッパチッ・・・ボッボッボボ
残りのぬれた薪は暖炉を囲むように置いて乾かす。
「これでよし。」
ここでいよいよ本命、アイテムポーチからこんがり肉を3つ取り出し暖炉の上に置いた。
この肉はケルビの生肉を焼いたもので柔らかいが身が引き締まっているのでちょうどよい歯ごたえがある。
元迅竜だからこの肉が1番食い慣れていて人型になれるようになってもずっと食べているのだ。
ん? 何で人型なのかって? 尻尾が残っているからとゆうのが理由。
279 :
目隠し:2009/04/22(水) 07:18:12 ID:oy0AnKqQ
ポタッ ジュウッ
あたりにいい匂いがたち込め、肉から出る油が暖炉に垂れて音を立てる。
3つのうち2つを熱の弱いところによけ1つめのこんがり肉の骨の部分を持った。
湯気が上がり油で肉の表面が光っているように見える。
油が鎧につかないように気をつけながらかぶりつく。
「やっぱ、温めたほうがうまいな。」
1つめの肉を食べ終わり2つめをとり、そしてまた食べはじめた。
「?」
2人分の人の足音が聞こえてくる。
どうやらさっきの2人組みが戻ってきたようだ。
『おう』
テントの入り口にさっきの男ハンターが顔を出してそう言う、あとから女ハンターもついてきたようだ。
「採取にしては早かったな。」
1度食べるのをやめて返事をする。
『あぁ、狩り場一帯を迅竜が巡回してやがってよぉ・・・道具もほとんどないしあぶね〜から戻ってきた。つーかほんとにいたよ・・・。』
男は頭装備をはずしながらそういった。
彼の髪の色は燃えるような赤、瞳の色はスカイブルーだ。顔立ちからして30〜40歳くらいだろう。
『飛竜って2頭いたけどどっちを狩る予定だったの?』
女ハンターが質問してきた。
彼女も一部の防具をはずしている。
髪の色は緑で、瞳の色は赤みがかった黒、年は男ハンターと同じくらいに見える。
「迅竜だ 捕獲する予定だったがシビレ罠をダメにしてな。」
『討伐すればよかったじゃね〜か。』
そういいながら男はしゃがみこみゴウゴウと燃え盛っている暖炉に手をかざして暖をとり始めた。
「予定は予定だ。」
『ふ〜ん。』
会話が一段らくしたところで少し冷めてきてしまった肉を食べはじめる。
彼らは雨に当たって冷えたのか2人して暖炉を独占している状態だ。
オレはというとすでにテントの端へと追いやられてしまっている。
「おい。」
『なんだ?』
2人して暖をとったまま顔だけ動かしてこちらを見た。
だんだん繁殖期なって暖かくなってきたんだからもう少し身を入れて聞いてくれるとうれしいんだけどな・・・。
「もうオレが暖取れてないんだ・・・だから追加の薪は自分達でとってこいよ。」
『わかってるよ・・・。』 『そうね・・・。』
「・・・」
この後、彼らはやけに速く薪集めを終えて帰り支度を始めた。
テントの外にあった薪の山はオレが最初に暖炉を使い始めたときよりもずいぶんと少なくなっていた。
彼らに言ってみるものの少し集まればそれで良いという。
彼らの名前は男のほうがエンリュート・グウィンといい、女のほうはジェス・グウィンで2人は夫婦でハンターをしているそうだ。
オレも飯を食ったあと一寝入りしてからドルドンマへと向かった。
とりあえずここまでで区切りです。
ご迷惑おかけしました。
>目隠し
まずは
>>1を読め。sage進行の意味は知ってるか?知らないなら質問しろ、知ってて無視してるならくたばれ。
まぁ、そうカッカすんな。
目隠しはKYだと本当に自覚してるのかわからんが
KYはKYなりに必死に頑張ってるんだろうさ
それがKYだったとしてもだ。
なっ、とりあえず>>1とこのスレ全部読んで流れを知ろうぜ!
頑張れよKY!
ここまでスゴいと逆に気持ちいいな。
サムスピとモンハンを合わせた新しいシナリオ
発勝する神気也
…えらい事になっているな。
会社で吹きそうになったわ。
>目隠し
色々な言葉を知っているようだが、そもそも日本語が正しくない。
句読点をまともに使ってない時点で、君の日本語の構築能力が疑われる。
たとえ一人称視点でも、完全な話し言葉の羅列では君の意思の強要にしかならない。
音を文字にして誤魔化すのが多すぎ。エフェクトの付くゲームじゃない。
中身が無いのと、テンポが良いのは違うことだ。君が頭の中で思い描く情景と、上の投稿が読み手に伝える内容とでは、かなりの乖離が起きていることだろう。
ラノベ読み漁ってて楽しい年頃かい?
君が好きな作品と比べて、自分の書いた文はどうかね?
この上で君が何も感じないのだったら、残念ながら文章でもって話を創造するという行為は、君には向いていない。
願わくばそれが、未だ向いていなかった、であることを願うよ。
長文すまん。
まあまあ、みんな自分の初めての投稿を思い出してみろよ。
>>目隠し
メール欄に半角でsageって入力するだけだ。
それから、出来れば完結してから一気に投稿が良いな。
君が完結させるまで他の職人がうp出来ないだろう?
現在君が狩場を独り占め状態だから皆怒ってるんだ。
最後になったが、書きかけのssは絶対に放り投げてはいけないよ。
おk。じゃあ、半年ROMろうか。
カッコつけてみたらIDがウンク女子高生ww
>>286 そういうID嫌いじゃないぜwww
とりあえずこれおいときますね。
つ消臭玉
>>286 つんく女子高生又はつんく常考じゃないのか?w
突然割り込んでしまい、申し訳ないが
ここってティガレックス×女ハンターの需要って
あるのか?
需要はある。
つうか今までの流れからして需要がないのがない状態だと思う。
スレのルールを守って、ご利用は計画的に。
>>289 あるある カプ明記すれば駄目な人もNGできるし
>>290
すまん。
久々にやってきたもんだから、つい…
>>291
そうか、ありがとう。
なかなか探してもないもんだから
てっきり需要ないのかと思った。
………それにしても職人来ないな…
>>292 いや、なんかこちらこそすまん。
探してもないのは書いた人がいなかっただけだと思うよ。
擬人とかなら男×ティガもあったし。
何より、竜×人はサイズの問題とかあるから書きにくいからね。
294 :
目隠し:2009/04/22(水) 18:32:43 ID:oy0AnKqQ
>>284 たしかに作文は得意ではありません。
句読点も改めてみると欠けているところが多いかもしれないです。
なるほど、音を書くのもよくないですか。
つぎから気をつけます。
>>285 一気に投稿するのがいいのか。わかりました。
sageについてのご指南ありがとうございます。
このスレからかいていきます。
この作品についてはここで一度終わりです。
ただ人ならざるもの2とつけてまた投稿する予定ですのでよろしくお願いします。
ハンター♀×プレイヤー♂みたいな話はあり?
プレーヤーはハンターじゃないのか
つまり画面から出てきてうんたらかんたらか
相手はハンターだ。殺されるぞ
弓 双剣 ガンス 笛 リストラ喰らいました
大昔に『ダメニート男の現実世界モンハンプレイヤーが
唐突にゲーム内世界にトリップして大変な目に遭う』みたいな作があったな
…という説明だけだといかにもトンデモ地雷シチュっぽいが
けっこう上手くて面白かった。
続きが楽しみだったけど、惜しむらくはツカミ部分しか投下されなかった事か
>>297 wiiのGのことか?双剣はあったが太刀はなかった…
あれって移植みたいなもんだからしょうがないんじゃね?
>>299 トライだろ
なんでもボウガンが完全に統一されて
アタッチメントでライト・ミドル・ヘビィに換装だとか
>>298それ覚えてる
モンハン世界の描写が秀逸過ぎて忘れられない蜜柑作の一つ
>>300 そうなのか、ありがとう。
正直トライへの興味が減少した…
PS3とかPSPの3が出るまで我慢できそうだ。
>>300 そうなのか、ありがとう。
正直トライへの興味が減少した…
PS3とかPSPの3が出るまで我慢できそうだ。
ごめんだぶった。
>>298 詳しくお願いしてもいいだろうか?wikiにある?
ここの住人達はトライはあまり好きじゃないのか。
俺はラギアが好みだから、すこし期待してるけどな。
アイルーの尻って可愛いよね
ファックしたい
笛と弓がないなんて……
>>304 Wikiはあまりきちんとチェックしてないし、
未完作だから収録されてるかどうかわからんのだけど
スレ投下時は確か「俺 イン ポッケ」ってタイトルだったと思う
…あ、手持ちの過去ログを検索したら7匹目スレの562にあった。
>>306 台所猫やハンターしゃがみ中のアイルーがやる、
しっぽ立ててずりずり匍匐前進するあのポーズは
後ろから見るといつもエロポーズにしか見えないので困る
食わず嫌いだった太刀に目覚めたばかりの自分涙目
そういえばWikiになんか近代的な作品が
収録されてたが、誰の作品なんだ?
弓も笛もガンスもないのかよ・・・・
ごめん、トライいらないわ・・・・
双剣、笛、ガンランス使いの全俺が泣いたwwwwww
使える武器で残ったのがハンマー...。
一択とか何が楽しいんだwww
うん、Wiiでモンハンするなって事だなくたばれマリオw
ヲイヲイ
真性のカプコニアンはロックマソ9の時点でwiiっちまってんだ
発売前くらい期待に夢馳せさせてくれよ
Wiiでモンハンは嬉しかった
PS3ってすご食われそうだし
箱ももってたしそっちでもよかったんだけど
でもWiiの制限のせいで武器減ったんなら箱かPS3でよかった
PS3なら買うの1年くらい遅れるけど
>>313 俺を呼んだかな?
スマブラ?しらね 俺のwiiはロックマン専用機
機能的な制限で武器削るのはまあ仕方ないとしても
それならG準拠の大剣・片手双剣・ランス・ハンマー・ライトヘビィでよかったろ
なんで双剣消して太刀残すなんて方法を取ったのやら
元祖モンハンから双剣はあったからでは?
Pの時点で取説の双剣の項目に新武器って書いてなかったっけか?
≫315
すまない。
そんなつもりはなかったんだが……
皆の気持ちを害してしまったのなら、謝る。
>>321 見りゃわかる話だろうけど、コテつけて書いてる人なんて極少数だ
んなわかりきった事きくし、アンカーおかしいし、三年ROMってから書き込むといいよ
近代的な作品っていうとGENERATION LOSTなやつしか思いつかないが、wikiに入ったのは5ヶ月も前だ
今更何を知りたい?
≫322
すまん。
パソ自体触んの久々だから、アンカーの正しい
出し方忘れたんだ。
許せ。
いや、ただ単にその作品書いた職人って
他にも作品書いているのだろうかってなだけだ。
そんな前に入ってるなんて知らなかった…
無知は決して罪ではないが、だからって何でも許されるわけじゃない
忘れたなら思い出せ 知らないなら調べろ
>>324 謝ってくれなくていいから黙れよ
無知は罪ではないけれど、言い訳や開き直りや努力不足丸出しは、好感持てないわ
おまいには調べてから書き込む事ができるのに、それをしないのは何故よ?
だいたい聞きたい事があるなら、情報は始めからきちんと出せ(せめてタイトルとか)
つっても、件の話は名無しで投下されたもんだから、他の作品は不明だけど
>>322 あれそんなタイトルだったのか
あと少し落ち着け
>>325 ごめん、なんかよくわかんないけどごめん
しばらく黙っとく
頭じゃなくて肝冷えた…俺も黙るわ
>>327 噛み付いてごめんなさい
なんだかんだ文句言いつつも、初心者のランク上げを手伝ってやる
kDTgVM0gの姿が浮かんでくるのは何故なんだ
マジな話、
>>322があげたのがそうだとして(自分は
クイーン氏の健康センター編だと思ってたわ)
wikiみりゃわかりそうな事(タイトル、作者、保管庫入り
した時期)をここで聞くのかわからない
そうギスギスしなくてもいいじゃない。
職人さんが投下しにくくなるだけだから。
さてズボン脱いでおくか
≫325
いや…だから努力しようにも、
その調べ方がわからないんだって……
情報をきちんと出さなかったのは悪かった。
あと黙れと言われても…誤解されたままじゃ、
黙るに黙れんよ…
≫327
人違いマジすまない。
流れと関係ないが、wiiモンハン面白い
みんな大剣w
>>331 お前はまずその目の前の便利な箱で安価の付け方を学んでこい
まあ喧嘩腰で言い合うのはやめようぜ
ギスギスした空気のスレに職人が寄り付かないのは間違いないのだし
アンカーなんてコピペして数字打ち変えるだけだから
わかるもわからんもないとは思うがw
シェンってこのスレでネタになったことあるかな?
投下させていただきます。流れを止めてすみません。
観察記録3
嘘フルフル情報注意
メイン→フルフル×ティガレックス
おまけ→人×人
私の趣味はモンスターの生態観察。今日も友人をつれてモンスター観察。
こんな私の道楽に付き合ってくれる友人には、実に頭が下がる。
今日は、フルフルベビーを捕まえて調べてみようと思ったのだが…
ぎゃおーん、ぎゃおーん!しぎゃー!
二匹の飛竜の咆哮を聞きつつ、私はホットドリンク片手に、友に語りかける。
「せっかくだから賭けるか。負けた方は勝った方の言うことを聞くのでどうだ?」
「いいですね。じゃあ自分はティガで」
「なら私はフルフルだ」
私と友人は、フルフルベビーが取れる高台で足止めをくらっていた。
下ではポポを食べに来たティガレックスと、縄張りを見回りにきたフルフルが激しく戦っている。
うっかり下に降りたら、私たちは確実に死ぬだろう。
ホットドリンクとホットミートを多めに持ってきていたので、急いで降りるのではなく、ここで待機となった。
戦う飛竜を見下しつつ、まさに高見の見物というわけだ。
友人はフルフルZ装備なので、「高級耳栓」が発動。
フルフルとティガの咆哮も気にならないようで、片手剣を置き、のんびりとホットミートを食べている。
私はバサルX装備+装飾品で「砲術王」を発動させたのでガンランスを持ってきた。
正直、重かった。少し後悔した。
とはいえ、折角のティガVSフルフルである。私はガンランスの盾を机代わりにし、観察記録をつけ始める。
あと、持っててよかった、双眼鏡。
「どちらが勝つと思います?」
友人の問いに私はうーんと小さく唸ってから答える。
「ティガのほうが攻撃力もあるし、機動力もある。だが、フルフルはティガが嫌いな電撃を出すからなぁ」
ティガが、フルフルを食い千切ろうと牙をたてるとすぐに放電され、電撃が走る。
どちらもいい勝負と言ったところか。
うまくいけば、漁夫の利で二匹とも倒して素材を得ることができるかもしれない。
私は、ホットドリンクを飲みながら双眼鏡をのぞこうとして、ヘルムに双眼鏡をぶつけた。
「うっかりしていたよ」
笑いをこらえる友人を無視して私はヘルムを外した。
雪玉がとび、電撃が光り、血と汗と涙、あと涎が飛び散る戦いが続く。
フルフルの白い肌に赤い傷が走り、息が荒くなっていく様子もはっきり分かる。
どうも、フルフルにティガの相手は重かったらしい。
顔や前脚に血管を浮き上がらせ、ティガが大きく吠える。
「あー、こりゃあぶないな」
怒り状態のティガは実に恐ろしい突進力を持つ。息も絶え絶えなフルフルに大口を開けて襲いかかった。
辛うじて、フルフルはそれをよろけるようにして避けた。
微かに、私たちのいる高台が揺れる。
「あー、やっちゃったねぇ」
私はそう言って友人に笑いかける。
ティガは壁に牙を突きたて、抜けなくなっていた。
動けないティガに向かってフルフルが電撃を溜めて…吐きだした。
ぎゃおおんと、ティガが一鳴き。どうも麻痺してしまったらしい。
「賭けは自分の負けですかね」
友人がそう言ったのはティガに近づくフルフルを見たせいだ。
動けないティガに、のそのそとフルフルが近づく。
「えっ?ええええ!?」
友人が素っ頓狂な声を上げた。フルフルがティガの上に圧し掛かったからである。
「何もおかしなことではないよ。自分が格上だとしらしめるためにマウンティングは…」
そこまで私が言った時。フルフルの尻尾に異変が起きた。
フルフルという種族は雌雄同体で、主に異種族に子供を産み付けるのだという…
その情報を思い出したのは、フルフルの尻尾が大きく伸びてティガの尻に突き刺さった時だった。
あのティガが雄か雌かはわからないが、今まさにフルフルは子供を産み付けていた。
フルフルの尻尾の穴があいているのは知っていたが生殖器の役割をするとは…
私は慌てて羊皮紙に様子を事細かに記し始める。
ティガは何が起こっているか分からないようだった。
突然白い竜に圧し掛かれられ、交尾のまねごとまでさせられているのだ。
きょとんとした顔でえ?え?というふうに首をふっている。
すでに麻痺も解け、牙も抜けていたのでフルフルをふるい落とそうと試みる。
しかし、フルフルは特殊な足で洞窟の天井に張り付くことができる。そう簡単には離れてくれないのだろう。
フルフルのしっぽが、さらに奥に入った時、明らかに先ほどの戦いとは違う声でティガが吠えた。
わざわざ尻尾を横にずらし、尻を突き上げることからあのティガが雌だとわかる。
どうも、雌の生殖器にフルフルは突き刺してやったようだ。
異種族に犯されても思わず尻を突き出すのは、ケダモノだからか。
フルフル自体はティガに張り付くようにして動かないが、尻尾だけが激しく動いている。
戦闘でもあんなに動いたことはない。私はぎりぎりまで身を乗り出し、双眼鏡を覗く。
凄い、の一言に尽きた。
まるで蛇のように動いてティガの秘所に何度も出入りし、しかもかきまぜるように動いている。
今までにない交尾にティガも自ら腰を振り、喜びの声をあげている。
普段は隠れている生殖器がぱっくりと現れ、とろとろと何かの液体が流れている。
フルフルはティガの首にかみつき、電撃を流した。
弱い電撃だったのだろう、それすらも興奮するらしくティガが涎を出して喜ぶ。
もう一度、パチリと青い電撃が微かに走った時、絶頂したティガが股間からぷしゃあと愛液を放出した。
いや、もしかしたらただの失禁かもしれないが。
フルフルの尻尾を見ると、今まさにフルフルベビーの卵が産み付けられているらしく、大きく脈うっていた。
卵が孵るとき、このティガの死を意味する。
しかし、そんな事を知らないティガは喜んでフルフルの尾を締め付ける。
それに気を良くしたのだろう、フルフルは時折電撃を流しつつ、ティガの首ねっこを甘噛みする。
一度、ずぶりとフルフルの生殖器が引き抜かれ、ぽたぽたと液体が雪に落ち、ティガの秘所から糸を引く。
そのとき私は初めて甘えるようなティガの声を聞いた。
もっと、もっとちょうだい
そう言わんばかりに尻を振るティガ。それをじらすようにフルフルが尻尾で割れ目をなぞった。
フルフルは器用にもティガの背に乗ったまま、方向転換する。
鼻をならしてティガの生殖器の場所を確認し、舌で愛撫しはじめる。
同族ではけっしてやらないこの行為、ティガの興奮はおさまらないようだった。
そして、そして……おぉ……私は言葉を失うしかない。
フッ……フルフルはその卑猥の象徴ともいえる頭をティガの秘所に突っ込んだのだ!
フルフルの頭ってあんなに伸びて曲がるんですね!しかも動きすげぇぇぇ!
先ほどよりふとぉいそれに、ティガは前脚で地面を激しくひっかく。
さらに白目をむいて尻を突き上げて、びくびくと痙攣している。
呼吸のためか、フルフルが頭を出したときにはティガは恍惚の表情で気絶していた。
「テ……てくにしゃああん……」
私は感嘆の声を上げることしかできない。もしあのティガが雄でも、喜んで腰を振っていそうだ。
男でも女でも食っちまう飛竜の称号を、フルフルにぜひ与えたい。
おそらくは、確実に相手に卵を産みつけるためあのような技術を手に入れたのだろう。
「いやあ…あのティガレックスが…」
さきほどまで闘っていたとは思えないほどだ。私はようやく身を乗り出して覗くことをやめる。
また四つん這いで覗いていたため、胸や腹、ひざ下には雪がついていた。
「この勝負、私の勝ちでいいかな?」
「…いいですよ」
なぜか友人は後ろを向いていた。そんな友人に私は意地悪く言ってやる。
「さて、私の命令だが。『砲術王』の力を使ってみたいんだよ」
「竜撃砲でもあの二匹に当てるんですか?」
「いいや、私が使いたいのは、君のフルボルテージさ」
その言葉に逃げようとする友人を捕まえる。
「じゃあ、さっそく君の赤フルフルを見せてもらおうか」
肌は見えないとはいえ、ラインがくっきりとわかる私の尻を視姦していたのは知っているのだよ。
フォールドからちらちらと魅惑のヒップラインが見えていたであろう!
まるで「入れて」と言わんばかりの私の尻を見るだけとか、君は本当に変態だな!
あと、今まではごつい鎧だったか今回は鎧ではないフルフルZ装備。
友人の赤フルフルが存在を主張しているのは丸わかりだ!
高台の下ではすでに一仕事終えたフルフルが飛び去っていった。
次はどう考えても友人の赤フルフルの出番です。本当にありがとうございました。
「えぇい!観念せんか!」
あぁ、ゲリョスXの剥ぎ取り名人スキルにすれば良かった。
友人の赤フルフルはなかなか巣から出てこない。友人の抵抗が激しいのだ。
「こんな寒いところで出したら、ムスコが風邪を引きます!」
「ほう?寒くなければいいんだな?」
私はホットドリンクをつかんだ。何かを察した友人の顔が青ざめる。
「わかりました!出します!ご紹介します!」
ホットドリンクを友人の股間にぶちまけてやろうとしたとき、とうとう友人が観念した。
わかればいいんだ、わかれば。うん、正直残念。
わくわくしている私に呆れつつ、友人は少し立っている息子を取り出してくれた。
「これはこれは……はじめまして」
友人の赤フルフルにとりあえず、挨拶をしてやる。友人は無言で私の奇行を見ていた。
「『砲術王』はガンランスの砲撃、竜撃砲、大砲、バリスタ、徹甲榴弾の攻撃力UP
そして竜撃砲の再充填時間の短縮なんだが…君のこれに効果はあるかなぁ?」
「ないと思います」
冷たい友人の言葉だが、とりあえず握ってやった。友人の顔が歪むが、気にせずに撫でまわす。
鈴口から裏筋までつぅっとなぞり、亀頭を手の平で包みこむようにしていじくりまわす。
友人の赤フルフルの先から透明な液体が少しにじみ出る。
「これが先走りというやつか?我慢汁ともいうんだっけ?」
人差し指でその液体を亀頭に塗りつけて、私は友人に質問する。
「そうですよ」
友人はすこし自棄になっているようだった。
「……寒くない?」
自分で取り出しておいてなんだが、私は友人に聞いてみる。
「大丈夫です」
「そうか、じゃあ続けるぞ」
「やめる気はないんですか」
「ない」
私はそう断言するが、手だけでは十分な愛撫ができる自信がなかったので、おそるおそる亀頭をなめた。
なんとも形容しがたい味がしたが、我慢してちろちろとなめ続ける。
「……くち、もっと開けてください」
「あ、あぁ」
かぱっと、口を開けたとたん、頭を押さえつけられ、無理やり咥えさせられた。
「ん――――!!!」
私の声にならない悲鳴など聞こえないらしい、流石高級耳栓。
「じれったいんですよ。ほら、歯を立てないでくださいよ。砲術王」
あ、こいつ実はSらしい。上等である。
私は覚悟を決めて彼の赤フルフルを舌で舐めまわし、意地汚くしゃぶった。
友人は、私の頭を押さえつけたままで、息を荒くしている。
少しして、友人は身を震わせたかと思うと私の口に射精した。
「んんんん!!!!」
咥えたままの私の悲鳴に、友人はようやく頭を放してくれる。
私は口を押さえて上を向く。苦い、えぐい、吐きだしたいがそれでは砲術王の名がすたる!
近くにあったホットドリンクでむりやり流し込み、どうだと言わんばかりに友人をみてやった。
「……」
友人はなぜか土下座していた。
「本当にすいませんでした」
萎えた赤フルフルが雪についてしもやけになるぞ、という心配をよそに友人は謝り続ける。
「途中で、スイッチが入ってしまいました。本当にすいません」
頭を押さえつけたことを言っているのだろう。行為を始めたのは私なのだから、なんだか微妙な気分だ。
しょうがないので私はごまかすことにした。
「再装填!再装填!(リッロード!リッロード!)」
「は?」
「いや、だから砲術王として君が再装填もとい再充填してくれないと納得いかないわけだよ」
「砲術王はそんなスキルじゃありません」
「これだから高級耳栓は……」
そう言って、彼の赤フルフルをまたいじくってやった。
「お」
予想以上に早い再充填。砲術王のおかげか、それとも精霊の加護か。
「下のムスコは正直者だな」
どうにかコツはわかったので私は赤フルフルをまた咥えた。
舌でなぞって、つついて、吸いだして、とにかく歯は当てないように。
おぉ、さっきより熱くなってきた。私は自分のテクニックに満足して、友人を見る。
「イーヤさん」
友人が死にそうな声でいった。
「ホットドリンクを飲んだすぐ後は…やめてください」
あ、と私が気づいたときには遅かった。赤フルフルは火に強いとはいえ、トウガラシはフルフルの天敵である。
現在、友人の赤フルフル、オーバーヒート状態。
今なら捕獲できますよと言わんばかりに、みるみるうちに戦意を喪失していく。
「すっ!すまん!」
私は慌てて友人のフルフルに雪を擦りつけて冷やす。
しばらく、赤フルフルを看病しているところでこれが手コキになっていることに気づく。
「大丈夫か……?」
「痛いのと冷たいのと気持ちいいので、正直死にそうです」
「すまん!本当にすまん!」
「だっ!力入れないでくだっ……うっ!」
友人の赤フルフルが液を出し、雪に染み込んだ。ペロッ、これは氷結晶ミルク……
なんて呟いたら友人が本気で怒りそうなので何も言わない。
「……回復薬グレートでもぶっかけてみるか?」
「いえ、もう痛みも引いてきましたからいいです。」
「ホットドリンクを間接的につけてこれなんだから、トウガラシだったらどうなるんだろうな」
私の問いに、寒さと縮こまっていた赤フルフルがさらに、きゅっと小さくなったような気がした。
「もう今日はこれ以上無理させられないな。さよなら赤フルフル」
私はトウガラシやら雪やらで虐待された赤フルフルを巣に戻してやる。
友人が少し恨めしそうな顔で見てきたが、無視。
使い物にならなくなったら困るのはお互い様なのだ、赤フルフルには養生してもらいたい。
「やらせてくれないんですか?ずるいですよ」
そんな私の心遣いも知らず、友人はそんなことをいう。
「君は二回もイッたんだ、君の方がずるい。それに砲術王はそれなりに効果があるとわかった」
もうお終い、と私が言った。
「それに君の赤フルフルももう今日はもう休みたがってるんじゃないか?」
まぁ、確かに再充填には時間がかかりますがと、友人が呟く。
そう、何回も出せるものか?あんまり出すと枯れてしまうとか聞いたぞ。
「あと、赤フルフル扱いはやめてください。自分のはムケてますから。」
「了解した」
まだ何か言いたそうな友人、私は話題を変えようと高台からティガの様子を見下ろす。
「おや、今なら降りられそうだ」
ティガが白目をむいて、時折思い出したように体を痙攣させるだけで動かなかった。
意識もとんでいるらしく、今なら雪山を降りられるだろう。
私はヘルムを拾い上げ、ガンランスを背負って逃げるようにさっさと降りた。
―――イーヤの後姿をみて、男は小さくため息をついた。
彼女の口に射精し、手淫までしてもらえたのだ。
いままでオカズにしていた妄想が現実になった、いわば最高の出来事である。
しかし、しかしだ。やはり納得できない。ここまできてお預けをくらうなんて。
「強走薬G持ってくるんだった……」
体力のない己の息子を責めると、彼は軽やかに高台から降りた。
とりあえず、これっきりということはないだろう。次の機会を待つしかない。
もしくは……いつか押し倒すしか……
そんなことを考えて、彼は急いでイーヤのあとを追うのだった。
―――…
雪山の頂上では、未だ、轟竜が快楽の余韻に浸っていた。
いつか小さな飛竜が自らの胎内から食い荒らすなど、考えもせずに……
以上です。長々と失礼しました。ありがとうございます。
メインとおまけが逆転してたらごめんなさい。
フルフルのしっぽの穴は何のためにあるんでしょう。ただの吸盤代わり?
あと、ホットドリンクは用法用量を守って正しく使いましょう……
どんなに見直しても、どうして投下後に誤字を見つけるんだろうorz
パーフェクトだウォルター
人外好きとしてはまことに有り難い限りでござい
ティガったらどうしてあんなにエロいのかしらん
性別がはっきりしなくてアッー!かと思ってしまった
何故かイーヤさんを眼鏡装備だと思ってしまう
素晴らしい
フルフル×ティガは自分も考えたことがあるけど、ここまでスゴいとは
本来は外敵にそなえ短期決戦・即時通常モードに復帰の野生動物であるティガをしてあそこまで…
なんというてくにしゃああん
ついでに人×人も関係ランクアップしてどっちも楽しみになってきた
ハバネロの袋にナニを突っ込んだ話思い出したw
これはエロい。フルフルに犯されるティガたんに俺のフルフルも怒り状態です。
あと頑張れ友人君、超頑張れ
GJ! まさかのスカルファック…その発想はなかった
イーヤさんと友人君も盛り上がって、続きがとても楽しみです
GJ!
大丈夫、誤字脱字は投下してから気づくもの。
何度見直しても、もっとも有り得ない所に残ってるものだよ。
ところで、火遁オナニーですか?
近頃の流れで原型エロの良さを改めて認識した。
いや昔から原型エロも竜姦も擬人も人×人もみんな大好きだけど
レスつけそびれちゃったが
>>227の角竜も萌えた。
ガルガルした荒っぽい文体がいかにもモノブロらしくていい。
たまにここで「擬人化したらモンハンな意味なくね?」とか「人×人ならモンハンな意味(ry」
みたいな意見を見るけど、個人的にはモンス一人称とか人×人とかモンス擬人とかでも
うまいこと原作の「らしさ」を出してる作はたくさんあると思うんだよな
>>356 別に意味が無いと言ってるわけじゃないかと
ただ擬人化は今まで何度も投下されてパターンが出来てしまって、ありきたりなにシナリオになりやすいから
ハンター同士はモンハンである必要性を持たせるためにシナリオにモンハンらしさを出さなきゃいけないから
というわけでパターンから外れるシナリオを書かなきゃいけないからあまり推奨されないんじゃないかね
決して他がテンプレシナリオというわけじゃないが
それよりシェンガオレンについて話そうぜ
城壁の撃龍槍でトドメさすとなんかうまいことまんこにでも挿って絶頂させたように見えるのは俺だけだよね
また直接投稿がきたと聞いてやってきました
これから出勤なんで今すぐ修正は出来ないけど、保管作品のフレイバーテキストだとかそんな様子はある?
本当に直接投稿なら.ccpファイルにしてコンパイラがなきゃ読めないようにしてやる
>>360 wiki管理お疲れ様です。
直接投稿とは「ひとならざるものたち」のこと?
もう本人も直接投稿はしないだろうし、ここでぼこぼこにされてたから
読めないようにしなくてもいいんじゃないか?
ccpファイルやらコンパイラのことはよくわからんけど。
でもあそこにポーンと置いてあるのは違和感バリバリだからな…
>>361 wikiでもここでも空気と表書き読まないようなヤツだぞ
あいつ懲りてないだろ…
いや待て、やった奴がどうよりも、直接投稿欄を無くして
注意書きまで加えたのに、直貼り野郎が出た事実のが問題じゃないか?
今回の事例だと、
・注意書きがあってもガン無視(所詮2ちゃんねる、と舐めてる可能性もある)
・直接投稿欄がなくてもやれないことはない(実際どうやったんだか)
これをどうにかするのが先決じゃないか?
出来るのかわからんけど、保管庫に制限設けて、かなりの長文が
書き込まれたら自動的に文字化けで表示とかしてもいいと思う
注意書きを読まないのは完全に本人の問題だと思う。
wikiの「直接投稿お断り」を赤で強調してくれた人には感謝したいぐらいだ。
やるなっても直接投稿するやつはするってことは今回の件でよくわかった。
>>364の案のように、保管庫に制限でもいいけど、それだと管理人が大変じゃないか?
いたちごっこになるかもしれんが、直接投稿→問答無用で消去。で、どうだろうか?
ここにいる職人さんならフレーバーテキストもここに投下してくれるだろうし。
仕事オワタ
開設ID持っている身としてスレに落とすのが憚られる「作品に対しての内輪ネタ」のみを認めた以上、それ以外の直接投稿作品及びその作者に対しては徹底抗戦の意を示したい
が、現実問題、俺は開設者の権力振りかざして猿山のてっぺんで喚いているだけの身の上、住民の意見を再確認したい
後で議論隔離なり何なり作ってみる
この話題はあと2〜3レス以内で終わらせてくれ、頼んだぞ(某幼女にメッタ刺しにされた詐欺師の口調で)
結論としては直接投稿があったら削除でいいんじゃないか?
何か言って来たら諸々注意するとかしてさ
開設者の案に自分はまったく異論なし。
>>「作品に対しての内輪ネタ」のみを認めた以上、それ以外の直接投稿作品及びその作者に対しては徹底抗戦の意を示したい。
内輪ネタ=フレーバーテキストってことでいいんだよな?
「ここにいる職人さんならフレーバーテキストもここに投下してくれるだろうし」
という発言をしておいてなんだが、考えたら内輪ネタはここに投下すると叩かれる恐れもあるからな。
今wiki見たらsetsnakoyukiっていうタグ残ってたwww
こいつ、本当に黒歴史だなwww
370 :
開s(ry:2009/04/26(日) 00:38:59 ID:0z+oIBSR
乙おつ
昨日、秋葉メロンにて「奥さまは岩山龍」とかいうエロ同人誌を発掘。
ヒロインが「シャロ」でロリババアという、ここに投稿されてたヤツのモロな設定なのだが、その辺の事情について誰かkwsk
>>364 フロントページから普通に「新しいページを作る」で直接投稿可能っぽい。
乙です!
フロントページの18禁表示も赤字で強調しといたらどうだろう
厨房は来ちゃダメ!って一目で分かるように
それでも駄目なら、管理人さんにIP規制してもらうしかないな…
375 :
目隠し:2009/04/26(日) 13:42:02 ID:vMJBJIWm
削除ありがとうございます。
消そうにも消せなくて困ってました・・・。
もっと精進しなければと思っている所存であります。
あの作品は一時凍結し、いろんな意味で完成度の高く書けるように勉強したいと思います。
度重なるご迷惑本当に申し訳ございませんでした。
レウス狩りに引っ付いてって倒してもらった
バサルも
ありがてぇ
↑の体験から思ったんだが、
クエの手伝いの御礼にヤらせろと強要したり
ヤらせてあげると誘惑したりするシチュって萌える
ありがちだけど
需要があるのかわからんが、投下
消費は2レスくらい
(大)雷光虫×女ハンター
擬人化無しの虫姦
レイプっぽい
一部捏造
駄目だと思ったら「私が虫嫌いになった理由」で回避してくれ
ガブラス飛びかい、毒の雨が降る、古塔。
今回はガブラス退治に来たものの一休憩して、今は蛍飛びかう場所で虫網を振り回していた。
幻想的なこの場所にいると、ガブラスに毒をぺっぺと吹き掛けられてたのを忘れられそう。
…なんて考えたら思い出して、腹が立ってきた。ぺっぺぺっぺとなんだあいつらは。不良か。
今回はガブラスより採取が目的だったから、
「古塔調査の為にガブラス狩るのはあまり気乗りしないな」
だなんて思ってたけど、今は全くそんなことはない。
切り裂いて皮剥いで売ってやる。頭が取れたら頭装備作ってもいいな、あれは可愛いし。
ぼすっ、ばすっ、と虫網降る横で、大雷光虫がちりちりと音を立てながら空中を漂っている。
おとなしくしてれば綺麗で好きになれそうなのに、忘れた頃に体当たりを食らわせてくるのが憎らしい。
採取スキルを発動させる為に着てきたメルホア一式は、作っただけでお金が終わって無強化だ。
一応電気には耐性があるけどそんなに高くはないし、熱には耐性無し。
奴らの攻撃時の電熱で、時々端が焦げてしまって泣きそうになる。
自分自身の傷は応急薬でどうにかなるけど、こればっかりはどうしようもない。
どうせ倒しても倒しても湧き出るのだから、と無視しているのだが、流石に鬱陶しくなってきた。
虫網振ろうとした瞬間に麻痺させられちゃったりなんかすると、怒り倍増。
待っててね、この野郎。もうちょっとしたら相手してあげるから、今は待て。採取の邪魔すんな。
古塔はいいものが取れるんだから。…お、ドスヘラクレス。
ハンターなんてやってると、自然と普通の虫なんて平気になるよね。この装備も虫使用してるし。
ランゴスタとかに比べれば可愛いもんだよ、うん。
さてそんなこんなで、光蟲も取れたことだし満足した私は、お待ちかねの大雷光虫さんの相手をしてやることにした。
腰に差した片手剣引き抜いて、そのまま近くを漂っていた大雷光虫にジャンプ!
ふはは、真っ二つにしてくれるわ。
と、血気盛んに飛び掛かったはいいものの、仕留め損ねて反撃を頂きました。見事に倒ける私。
鎧と呼ぶにはファンタジック過ぎる私の防具が、電熱でまた焦げる。
「〜〜っ弁償してよね!」
虫に弁償を求めても仕方ない。それは分かってはいるけれど。
そんな私の周りを奴らは嘲笑うかのようにくるくると回る。
そういえば大雷光虫、よく見れば光球の中に沢山の小さな虫が飛びかっている。
つまり奴らは一光球が一集団なのだ。つまり私は羽虫の集団に笑われているのだ(勝手な推測)。
そう思うと腹が立って、もう一度さっきと同じ光球に切り掛かった。
モンスターの体液でも落としてもらおうじゃないか。500z!
最近家計の苦しい私は、ちょっと金の亡者と化しているのかもしれない。
相手は小さな虫なので、切ってもあまり効果がないかもしれないと、私は刃の腹で奴らを叩き落とす事にした。
べちん。葉っぱを叩いたみたいな手応えがあって、光球が消滅する。
ただあまり出血はなくて、潰したというより散らした感じだけど…?
…ま、何かを落としてくれたようなのでよしとしよう。
「何かな何かなー」
高価なものであることを願いながら、地面を漁りにかかる。
そんな私を背後から、今散らしたのとは別の大雷光虫が襲撃した。
…………。はい、見事に痺れました。流石です大雷光虫さん。
私は腹から大雷光虫の残骸(落とし物?)の上に倒れてしまう。
浅く水を張っている此処に顔から突っ伏すのは、どうにも呼吸が難しい。
痺れに少し痒さを感じながら、私はこの麻痺が治るのを待つしかなかった。一人だし。
――ピリピリとした感覚の中、もぞもぞした感覚もあることに気付く。
防具の下で、何かが蠢いている。
その気持ち悪さに私は叫びだしそうになるも、こんな状態では叶わなかった。
それはまず背中から胸に掛けて這い回り、私の人並みにはあるであろう乳房の山を登山する。
筆で肌を擽られる感覚にもにたそれはこそばゆく、気味が悪い。
こんな場所だからきっと虫だろうけど、早く取りたくて堪らない。
それは谷間に潜り込もうとして、潜り込めなかったのか一端止まる。
そして、それは何か強い刺激を放った。
「ひ…っ!?」
ひゅっ、と喉から声になりかけた空気が飛び出す。
ビリッとした――そう、電流を流されたかのような感覚に、麻痺する私の体が微かに跳ねた。
それは強引に谷間を押し進み、道に詰まるたびに放電する。
「ゃ、あ…っ」
その刺激に自然と私の体は反応し、喘ぎが漏れる。
こんなところを誰かに見られたら恥ずかしさからきっと死んでしまう。
麻痺した挙げ句、体を這いずる虫に感じてしまっているなんて。
腹部に回ったそれが、もう一度背中に回ろうとしたときだった。
他にも同じ虫の這う感覚が、首や腿、そして腹部にもある事に気付く。
先にいた一匹に呼び寄せられるように、それらは断続的に放電しながらもう一匹の方へと向かい始めた。
少し痛いその感覚にも徐々に慣れ、逆にそれは快楽へと変わっていく。
最初の一匹は背中から腰、そして臀部へと這っていく。
それに連動するように、他の奴らも這い回り、不規則に放電しては肌を刺激する。
それに習うように私の喘ぎも不規則に漏れる。
また道に詰まったのか、臀部のそれは動きを止めた。そして少し悩むような動きをして、尻の割れ目に沿って這っていく。
「や、駄目ぇっ…!」
痙攣で時々割れ目が閉まるのか、それは時々苛立つかのようにして放電した。
ぞわぞわと背筋が跳ね、粟立つ。複数あった這いずる気配はさらに増え、各所で放電する。
今となっては麻痺ではなくその刺激で痙攣し、動けない。
満足に動けぬまま防具を外そうと試みるも、防具をいじったことにより圧迫されるのか、より強く放電されて私の背は反り返る。
「ぁ、あぁ…っ、やめ、てっ…!」
尻の割れ目に沿って這っていたやつは、ついに女性器へと到達してしまった。
その割れ目の上をまずは通り過ぎ、一度花芯の上でその身を止める。
そして何か合図を送るかのように、ピリッと小さく放電した。
「ひぁあっ!」
それに私が跳ねれば、またどこかで誰かが放電する。
やはり先程の放電は合図だったのか、各所でうろうろしていた奴らが一斉に皆で下腹部を目指し始めた。
耐えられずに防具を脱ごうと何度も試みたが、少しずつ少しずつしか叶わず、半脱ぎの状態だ。
「やだぁ…っ、虫なんかにっ、や、ぁん!」
嫌悪感から泣き、顔をぐしゃぐしゃにしながらも私は追い詰められていく。
腿の内側が軽く痙攣し始め、足先は地面を掻く。
そして花芯の上からやつは移動し、花弁を割り、中へ潜り込みはじめた。
「や、痛っ…あぁぁっ!」
虫の足とは刺々していて、結構力が強いものだ。
湿気が好きなのか、メルホアの香りに何か間違えて、文字通り其処を蜜壺だとでも思っているのだろうか。
信じたくない信じられない現実に嗚咽を上げる私などお構いなしに、一匹の小さな虫は肉壁を押し退け、尚も体の奥を目指す。
刺激を与えればまた電流を流されるのはもう身を持って分かっているというのに、
潜り込まれる痛みに締め付けてしまい、結果放電されて今度は快楽から膣が締まる。
「やあぁっ、も、ゆるひてぇぇっ」
当然、虫に言葉など通じない。
締め付け、放電、締め付け、の無限地獄に、私は確実に絶頂に押し上げられていく。
虫が力尽きるのが先か、私がイクのが先か。
「ぁひ、あああっ…!」
全身が張り詰める事だけが、わかった。
――どちらが先だったのかは分からない。ただ私はここまでしか記憶がない。
あの後キャンプに運ばれたらしく、気付けば半脱ぎ状態のままキャンプ前に転がっていた。
まだ少し震える手で必死に防具を脱いで、膣内から粘液塗れの虫を捕り出す。
ネコタクの猫達に見られたとか、そんなことまでは頭が廻らなかった。とにかく出したかった。
これ以上無いってくらい粘液を分泌していたそこに、指を突っ込んで異物を探す。
そんな行為にでさえ声を漏らしてしまう自分に情けなくなりながら、ずるりと異物を取り出した。
虫はすでに死んでいた。見覚えのあるその姿は、農場でもよく見かける雷光虫だった。
べとべとに濡れたインナーに虫の足が一本付いていて、それが虫に犯された事を実感させ、私は堪らず嘔吐する。
「ぅ、…ひっ、く」
ガブラス狩ることなんて忘れて、私はただ泣きじゃくった。
脱ぎ捨てた防具から、雷光虫が数匹、飛び去っていく。
結局このクエストはリタイアすることとなり、私はこの後暫らく仕事は疎か、家から出ることさえ殆どなかった。
…きっと今後メルホアシリーズに手を付けることは、二度とないだろう。
投下終了
すまん、計算間違えて3レスになった
大雷光虫は巨大化した雷光虫だっていうけど、ちっちゃい虫の集合体にしか見えないよな
お、乙です。異物挿入でもあるな。
大雷光虫はランゴよりうざい。転ばしてくるからな
GJ
ちゃっかり感じちゃってんのね
・ブランゴ×ドンドルマの街娘
・凌辱系、鬱エンド
ドンドルマにも学校があったりするのかな、って妄想からちょっと書いてみました
制服は、中国の女官っぽい感じをイメージしてます
私、ブランゴに犯されました。
いいえ、ブランゴが犯したというのは正しくないかも知れません。
彼は御主人様の命令に従っただけなのですから。
始まりは、貴族の令嬢のクラスメイトが、学校にペットのブランゴを連れて来た事でした。
豊かな髪に金の簪をさし、艶やかな色彩の袍の裾を翻して、
本来ならハンターだけしか見ることの出来ない、白い猛獣を従えて
教室に入って来た時、男の子も女の子もみんな
令嬢と獣を取り囲んで大騒ぎになりました。
「うわ本物?」
「すごーい生きてるぅ」
「フサフサしてるんだね」
「噛み付いたりしない?」
クラスメイトの問いに令嬢が答えます。
「当たり前だわ、躾はちゃんとしているもの。でなきゃ連れてきたりしないわ」
私は皆の輪から少しはずれた所で、そっと胸を撫で下ろしました。
彼女のブランゴの躾係は、私のお父さんなのです。
お父さんはポッケ村の元ハンターで、グラビモスの狩猟で引退を
余儀なくされたところを、モンスターの扱いに慣れているという事で、
彼女の御屋敷に勤める事になったのです。
でも、令嬢は私の事が嫌いだから、皆の前でお父さんを
悪くいうのではないかと心配だったのです。
学校の先生は、同席するペットに困った顔をしていましたが、
相手が多額の寄附をしてくれる貴族の令嬢では強く言えません。
実際、勉強の間、ブランゴは狂暴な獣とは思えないくらい大人しくしていましたし、
給食の時間も、お預けの間、誰かのお肉に手を出したりすることもなく、
じっと飼い主の許可を待っていました。
それが起こったのは6時間目、生物の授業でした。
先生に頼まれて令嬢が運んで来た実物のティガレックスの
頭殻の標本に飛び付いて壊してしまったのです。
かつて住んでいた雪山を思い出してしまったのかも知れませんし、
本能的に黄色と茶色の迷彩に反応する習性があるのかも知れません。
でも、ブランゴは令嬢の顔に泥を塗ってしまったのです。
私のお父さんが世話をしているブランゴが。
放課後、使われなくなった教室に呼び出された私は、取り巻きを
従えた令嬢に土下座して謝りました。
「どうか、私に出来ることならなんでも致します」
ここで丸く収めれば、お父さんがどうこうされたりしなくなる、そう考えたのです。
へぇ、令嬢は馬鹿にしたように笑うと、土下座したままの
私に顔をあげるよう命じました。
「じゃあ、あたしのラブリーエンジェルと寝てよ」
ラブリーエンジェル、は彼女のブランゴに付けられた名前です。
いえ、それ自体は今は関係ありません。
寝る……?
こんな所でブランゴと一緒に横になって寝ころがる?
意味がわからず、視線を逸らし巡らせる私に令嬢がイライラした口調で言い募りました。
「下々の言葉じゃないと通じない?セックスしろ、って言ってるの」
セックス、その言葉に一瞬紅潮し、直後に体中の
血の気がサーッとひくのがわかりました。
令嬢はブランゴとの交尾を要求していたのです。
「お願い、それだけは勘忍してください」
私は必死に哀願しました。
獣の、しかも人間に比較的近い生物の胤を受け入れるなんて、もしまかり間違えて
受精したら……そんな想像するだに恐ろしい事なんて、出来ません。
それに、私はまだ……何も知らない無垢な身体なのです。
どうぞそれだけは、泣いて許しを請う私を令嬢の取り巻きが取り押さえ、
制服をむしるように脱がせ始めました。
帯が解かれ、袷が開けて、肩が、背中が、腿が午後の日差しに晒されていきます。
私は、せめて下穿きだけは脱がされまいと固く脚を閉じ、必死の抵抗をしました。
腰の物一枚にされて床にはいつくばる私を取り巻きが組み敷きます。
背後から羽交い締めにされ、両脚を挟むように跨がられて、
私は身動きが取れなくなりました。
「うわ、巨乳」
誰かが痣がつくのではないかというほどの力を込めて私の乳房をわしづかみにしました。
そのまま、ぶるぶる揺すり、楽しそうに嬌声をあげます。
「すご、たゆんたゆんしてるぅ」
違う誰かが、乳首を引きちぎらんばかりに摘んで引っ張りあげます。
「痛い、痛い、やめてぇっ」
あまりの扱いに、私は身をよじり、泣き叫びました。
弄ばれる乳房の向こうで下穿きがどうなったのか
考える余裕すらありませんでした。
取り巻きの嘲笑と私の悲鳴が入り交じる中、
シャキン
軽い、乾いた金属の音が閃きました。
一瞬の間を置いて下半身の辺りで上がる悲鳴。
「きゃあアソコボーボーよぉ」
「早熟ぅ〜」
宿泊学習などで見せあいっこをするわけではありませんし、
他の女生徒達の発育具合がいかほどか私は知りません。
でも、言われるほど濃く密生してはいないと思います。
いえ、それはどうでもよいのです。
どうしてみんな私のそこを……?
私の下穿きは……。
令嬢がくったりとした小さな白い布切れを指でつまみ、ハサミを
見せびらかすように布にあて、パチン、パチンと音を響かせていました。
それが何か悟って、頭の中が真っ白になりました。
それは……私の下穿きでした。
下穿きは、最悪下ろされてもまた穿く事ができます。
でも、彼女は……下穿きにハサミを入れたのです。
それすら出来ないようにするために。
彼女はどうして呼吸するように自然にこんな酷いことが出来るのか。
どうして私は彼女からこんな仕打ちを受けなければならないのか。
彼女はお金も美貌も立派な家も、なんでも持っているのに。
私は顔も平凡で、取り柄なんて何もないのに。
私はもう何もかもが理解できず、弱々しく首を振り続けるだけで精一杯でした。
そんな私を満足気に見下ろし笑う令嬢が、袖口からなにかスプレー状の
ボトルを取りし、私の脚の間に2、3度それを吹き付けました。
「ラブリー、いらっしゃい」
こんな騒ぎの中でも大人しくうずくまって伏せていたブランゴが起き上がりました。
ふんふんと鼻を鳴らして擦り寄りるブランゴに、
令嬢が私に吹き付けた何かを鼻先に近づけたその瞬間。
「フブォオッ」
たがが外れたようにブランゴが私に飛び掛かって来たのです。
「きゃあああああ」
取り巻きが笑いながらさあっと裾を翻して私から離れ、取り残された私は
あっという間にブランゴに押し潰される恰好になりました。
荒い鼻息、濁って充血した目、が面前に迫り……。
「いやあああぁぁぁあああっ」
私は今度こそ心の底から絶叫しました。
ブランゴが発情していたのです。
今まであんなに大人しくしていたのに、どうして。
令嬢がくつくつと綺麗な貌を歪め、上品な仕種で下品な笑いをあげました。
「あんたとラブリーに吹きかけたのはぁ、ブランゴの♀から抽出した、フェ・ロ・モ・ン」
フェロモン……?
気がとおくなりそうでした。
今の彼にとって、私は人の姿をした雌ブランゴなのです。
「ほぉらラブリー、アンタのつがいよぉ、たっぷり可愛がってあげなさぁい」
猫撫で声で令嬢がブランゴをけしかけ、ブランゴは
まだ繋がってもいないのに腰を使い始めました。
私の脚の間で、ブフッブフッとうめき声をあげて、
私の下腹に肉茎を擦り付け、行為に酔いしれる白い獣。
生臭い臭いと、汚らしい粘液が、私の臍の辺りから脚の付け根まで、なすりつけられていきます。
「ひ……いや……いや……」
恐怖に青ざめたまま、私はその様を凝視することしか出来ませんでした。
怖いのに、気持ち悪いのに、そこから目を離すことが出来ないのです。
「やだぁ、しっかり見てるわよこの娘」
「やらしーっ」
「きゃーっ」
「スケベだわぁ」
「へんたーい」
ギャラリーの無責任な歓声が怒りを呼び起こし、ほんの少し私に理性と力を与えてくれました。
私はありったけの力を込めて行為に耽る獣を蹴りつけ身体を離すと、
投げ散らかされた制服を拾いあげて走り出しました。
下穿きなんかどうでもいい、とりあえずこの何も纏わない
この身体を、人目から隠しとおせればいいのです。
廊下にさえ出られれば。
誰かに見咎められれば。
教室の扉だけを見て走っていた私は、何かに脚をすくわれ、思いきり転びました。
「何するつもりだったのぉ?」
……清掃用具の菷を持った令嬢でした。
冷たい、いびつな笑顔に精神が萎え、身体が竦んだその時。
私は再びブランゴに押さえ付けられていました。
四つん這いで、お尻を突き出すような恰好で。
「フブオォォォッ!」
高く嘶いたブランゴが私のそこを一気に突き破りました。
「きゃあああああっっっ!」
丸太で内臓をめちゃくちゃに引き裂かれ、掻き回されるような、凄まじい痛み。
一瞬、意識が遠退きました。
……誰かが私の身体を揺すっています。
キャアホントニシテルンダァ
コンナノガハイッチャウンダネェ
(やめて。私疲れてるの。起こさないで)
……ジュブ、グチュ、生肉を捏るような音がします。
ウワ、チマミレ?!キタナァイ
(違うわ、生きているのに疲れたのよ。)
……脚の間に何か挟まってる?
……何か動いてる……?
(だって私はブランゴに……)
……動いて……痛い、痛い
−−痛いっ!
混沌の扉に幾重にも閉ざされていた意識が全てを認識しようと
急激に五感を呼び起こし、私は意識を取り戻しました。
コレでダイジョー夫なラ今度は生ポポなんていいんじゃない?」
「それ面白そ〜う」
「いやああああああっ」
「あらぁ生きてたのぉ?死んじゃったかと思ってたのにぃ」
絶叫する私の腰の辺りで令嬢の声がしました。
こじ開けられ、優しく気遣われる事なく繰り返される抽送が与える
息も出来ない激痛の中、必死に振り返ると、令嬢と取り巻きが、
私の中で出入りするブランゴと、貫かれた私を覗き込んでいました。
なんという恥辱。非人道な扱い。
もはや私に出来る事はこの恐ろしい悪夢を黙って堪えるだけでした。
なのに。
一瞬、何かが滲んで、痛みが和らいだような気がしたのです。
同時に、中を出入りするブランゴの感触の気持ち悪さと、
突き上げられ、引き抜かれる摩擦が、あの、かじかむ寒さに
両手を擦り合わせたときに生まれるジンとした感覚に似ていて、
ゾクリと身震いしたその時。
「ちょっとぉ、この娘愛液出しちゃってるよ、感じちゃってるぅ」
私、愛液を……垂らしてる?
嘘……。
体中が総毛たちました。
……それは挿入の際、膣が傷付かないように保護するための、
ただの対処的な反応なのだという事は、後で知りました。
しかし、そんな事を弱冠15、6の娘が知る由等ありません。
私達のような子供が知り得る愛液は、淫乱な雌の証。
それがどんなに無体な破瓜でも、果ては相手が物体でも、
そこに迎え入れるだけで溢れ出す、痴女の体液。
好きあっている者同士の行為では絶対ありえないとされている現象。
私は誰でも、それがモンスターでも平気で受け入れよだれを流す、はしたない雌……。
違うっ、私はそんなんじゃないっ!
「いやぁっ抜いて、抜いてえっ」
私はブランゴから、ブランゴの打ち付けるモノから、
狂気に満ちた笑顔を浮かべる令嬢と取り巻きから、
そしてこの世界から逃げようと必死に四肢を動かしました。
もう嫌です。生きていたくないのです。
いっそ死んでしまいたいのです。
それなのに、あのジンとした痺れは微熱を生み、微熱は乳首を勃たせ、
揺れる乳房は、ツンとした痺れを生み、体の奥底で絡み合うのです。
その度に愛液が滴り、ブランゴに掻き回されて、
グチュリ、ニチャニチャと卑猥な音を立てる……。
こんなの間違ってる……間違ってるのに…っ…。
私はいつしか逃げることをやめ、泣きながら蠢動に併せ、喘いでいました。
片腕で体を支え、親指と中指で乳首を乳房に押し込み、
指の腹で潰して更に自分を高めました。
そうするのが私には相応しい、そう思ったのです。
私はブランゴに犯され、感じている。
そこを濡らして悦んでいる。
私は破廉恥な獣なんだ……だからこうして酷いことをされるのは当然の理なんだ……。
私が人としての何かを手放した瞬間、奥底で白く熱っぽい
光が沸き上がり、私を包み込んだような気がしました。
多分、それが絶頂だったのだと思います。
無理矢理言葉にすると、
無我の境地にいるときのような解放感と例えようもない浮遊感を
熱で溶いて混ぜた感じでしたから。
それから先、私はケモノになって、ブランゴを受け止めました。
激しく喘ぎ、よだれを垂らして、よがり狂いました。
「すごい、おっぱいゆさゆさしてるぅ」
「ぶるんぶるんじゃん」
絶頂に上り詰める度に壊れた笛のように哭き、吐精されるたびに
おうおうと吠えました。
ようやく彼が離れると、貫かれた形のママ、ゴポリと白と赤の
入り交じった体液を零す生殖孔にみんなが群がりました。
「ばっくり開いてるよ」
「うわ中まる見え」
「グロっ」
私の手をとり、まだヒリヒリする膣を触れさせたりもしました。
そうしてしばらく笑った後、三々五々取り巻き達が教室を後にしました。
最後に、元通りすっかり大人しくなったブランゴを従えた令嬢が、
鞄からモスの張り型を取り出し、私に突き立てて笑いながら背を向けました。
彼女は戸口の前で振り返り、何故か、私の片思いの、学年一、文武両道に
秀でたクラスメイトの名を口にしました。
「あの人、あんたみたいな雌猿が好きなんだって。変わってるわよねぇ」
ああ、彼女はあの人が……彼女が私を嫌う、いえ憎む理由はそれだったんだ……。
全てが腑に落ちて、私は絶望から奈落の淵にたたき落とされました。
仮にあの人に想いを打ち明けられたところで、私にはもう答える資格はないのです。
私は穢れているのですから。
窓の外は朱く染まり始め、珊瑚色の夕日が薄汚い身体を優しく暖かく照らしています。
……もう何も考えたくない……このまま溺れたい……。
私は大きく足を開いて仰向けに横たわり、快楽を踏み止まれなかった意志の弱さに、
人間から違うものに堕とされた口惜しさに、それでも生きていたい、これをされたい
あさましさに泣きながら張り型を動かし始めました。
終
作品としてはいいものだけど
読んでいるこちらも胸が痛くなるようないい作品だけど
モンハン関係ない。
モンハンじゃなくてもいい
乙。
ネックは学校ってシチュかな。
モンハンの舞台は非文明圏だからねぇ。
でも貴族がブランゴをペットにしているって発想は、いかにもだね。
小型のフルフルをペットにしてる話を思い出した。
これ父親キレるだろ…
令嬢とその取り巻きをひぎぃしてやるSSが投下されると俺は信じてる。
過去に、学園物を妄想したことがあったのを思い出したよ
クラスメイトは擬人化した竜の女の子達
水泳部のガノスやビーチバレー同好会のドスガレオス、ド近眼で色白な漫研のフルフルなどなど
ティガは軽音部で、一人ヴォーカルですね。
クックはもちろん先生。
グラビモスは保健室の先生ってイメージ
バサルはその妹で大人しめな性格
相撲部主将ラオシャンロン
裏番 エスピナス
何時もは寝てるが起こされると毒をまき散らしながら暴れるよ!
運動神経抜群なのに帰宅部でインドア派のナルガクルガ
黒いからスク水かもしれないが、別に小さくないぞ!
モン学www
不良の立ち位置が普通にはまりすぎなイャンガル
ゲリョスも不良じゃね? だって鶏冠がリーゼントっぽいし物盗むしw
ガルルガは不義の子ぽいのが原因でグレたんかな
小等部のバサルたんとかもいそうね
優等生系は古龍種かな。
光り物大好きなゲリョスは金持ちお嬢様か守銭奴
どちらにせよ口が悪い(毒を吐く)
クシャルはそんな子が苦手だが普段はクールで飄々としている
なんか皆さんのを拝見してたら、書きたくなってきた(笑)
でも、物語を書くの苦手だからなぁ(;_;)
実際書いたら叩かれそうだがなw
それこそ前に誰か言った「ぼくのかんがえたもんすたー娘」のエロパロでモンハンとは言いがたい。
おっと ヤマツ様が見てるの悪口はそこまでた!
エロゲ作ればいいんじゃね?
すごいエロゲになりそうだな
獣姦モードと擬人化モード搭載
初回は獣姦モードのみ
ナルガにゃん(竜)にプライベートエプロンとかマフモフスーツとかコスプレさせれるならソレだけで3年は戦えますハアハア
416 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 14:18:25 ID:kP/s+nkf
n
417 :
飽き良し:2009/04/30(木) 14:19:59 ID:kP/s+nkf
書き込みってここ?
違うよ。だから書き込みしないでね。
とりあえず半年ROMれ
書き込みは此処だけどソレを確認しないと投下しないような初心者さんの投下は自粛願います。
18歳を過ぎたらまたお越し下さい。
420 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 17:23:06 ID:kP/s+nkf
gv
421 :
setunakoyuki:2009/04/30(木) 17:43:56 ID:kP/s+nkf
どうも。
前にwiki直接投稿してボコられたsetunakoyukiです。
ここからまた、投稿して行こうと思いますので宜しくお願いします
いや
三年ほど読むだけにしといてください。
君はここで書くよりブログで書いたほうがいいと思う。
まずは
>>1を100読んで、sageを理解して、できればトリップまで使いこなせるようになってからお越し下さい。
つうかwikiのあのタグ消してからこいや。
みるたびイライラすんだよ。setunakoyukiって。
wikiん時もだが、取り敢えず
>>1見ようや
せめてルール位は理解してから行動しようぜ
まるっと
さぁ、そろそろ投下して良いかね?
>>428 君が注意書きを読めて理解できて守る事のできる紳士ならば
投下するのに何も問題はない
430 :
setunakoyuki:2009/05/01(金) 01:13:47 ID:LMAOnopu
タグ消そうとしたんですが、消せませんでした (;_;)
すみません
431 :
setunakoyuki:2009/05/01(金) 01:31:38 ID:LMAOnopu
いやな思いをさせてしっまた事に対して処理は自分でしたいんです
タグの消し方教えてください
sageる事を覚えてから、つーか18歳を超えてからいらっしゃい
もうNGにして関わらない方が良いんじゃね
明らか嵐じゃん
エロパロ なんだぜ…
ガノトトスX剣士装備のハンターに夜中会ったら間違なく気絶する。
夜の森丘に潜んで異性のハンターを見つけたら襲いかかるっていうのを想像した。
複数人で取り囲むのは基本。
捕獲スキルもあるし…
朝からなんかごめん
そういうスキルの悪用って、度が過ぎるとサクッと粛正されそうだよな
メルホアZ頭にナルガS胴、クロムメタル腰って、イブニングドレスっぽくなるんだな
ちょっと気付いたことがあったので忘れる前にパピコ
大抵の飛竜は「咆哮」を持ってるが、不思議なことに咆哮できる癖に音爆弾にヤられる飛竜がいる。
とりあえず思い出せるのは、ナルガクルガ、モノブロス、ディアブロスてところか。まだ他にもいたっけ?
んで、二頭クエでも解る通り、コイツ等は同種の咆哮でもキッチリ音やられ状態になる。
コレって、実は交尾の際に相手を音やられ状態にしてからつがう為じゃね?
特にディアブロスなんか、繁殖期のメスが亜種化する特性上、普通にヤろうとしてもオスが負ける可能性は高い。
でも、そう考えると音やられ状態はそんなに長くないし、オスはハヤくないと子孫が残せないな。
あれ?別にメスがオスを音やられにしてヤるパターンも可能か?特にディアブロス。
ナルガにゃんはともかく、ブロスは砂の中にいる時しか効かねーから…
その説はいまいち説得力に欠ける気がする
砂とか水の中だと音による衝撃で体全体に響くからだと思ってた。
砂中、水中じゃあ聴覚頼りで敵を探すんだから必然的に耳を欹てるんだろ。
そんな時に高周波出す音爆弾を炸裂させると吃驚して飛び出る訳だ。
ガレオスとかもブロスの咆哮で飛び出てくるんよね。
あれはうざいけど時々ちょっと楽しい>大型モンスが吠えると一斉に飛び出てくるガレオス
でも時々それで出てきたガレオスにマジで殺される
>>442 > でも時々それで出てきたガレオスにマジで殺される
あれは泣けるorz
咆哮したヤツに襲いかかればいいものを、何をトチ狂ったか共闘すんだもんな
分からない
自分という存在が
唯々、其処に在るだけ
唯々、己の欲望のまま、在るだけ
唯々、己の欲望のまま、力を振るうだけ
私には、分からない
何故、私という存在はあるのか
何故、私以外の存在があるのか
そして、何故私はこんなにも悩んでいるのか
何故、こんなにも考えているのか
私には、分からない
『グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!』
私の前で、私と同じ種族のものが息絶える
ああ、また分からないことが増えた
どうして、あなたは私と同じ種族なのに、こうも弱い
同じ種なら、力は同等のはずなのに
分からない
どうして、あなたと同じ種なのに私の方が強い
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして
また、同じ夢を見た
「(最近多いな。あの時の夢を見るのは)」
そう、私はあの時から深く考えないことにした
なぜならどんなに考え込んでも、結局、答えは出てこないからだ
答えが出ないならば、考えても無駄なことだと分かったからだ ・・・・・・・まぁ、「考えても無駄なことだから」と言うのも、考え込んだ末に出たからだが
とりあえず、私はあの時から、深く考えたりなどせず、唯々本能のままに生きていている
お腹がすいたから、他の者(生き物)を殺し、その肉を食らう
眠たくなったから、眠りにつく
目が覚めたから、起きる
そして、動きたいから、動く
そう、全て本能のままにする
だから、私の縄張りに入った者は、なんだろうと殺す
それは、自分が持っているものを他人(生き物)に奪われたくないからだ
それ以前に、他のどんな者にでも、負けたくないからだ
私は感覚を研ぎ澄ませる
「(やはり、『何か』私の縄張りに足を踏み入れた者がいる)」
私はそれだけを確かめると、直ぐに、地中(厳密に言えば、砂の中だが)に体を潜り込ませる
そして、両足と両腕(翼だが)、また弐本の角を動かし、地中を抉って目標へ向かう
何故「『何か』私の縄張りに足を踏み入れた者がいる」だけを確認して直ぐに向かったのは、たとえどんな者が居ようと私には勝つ自信があったからだ
だがこの後、あんな出鱈目な奴に会うとは私は考えもしなかった
と、これで一話は終了です
きちんと書けていましたか?
きちんと書けてる書けてない以前に
>>1以降のローカルルールを読めと。
人の話を聞かずに勝手な事やってる子は嫌われるぞ?
かなり今更だが、一応sageは覚えたようだな。
次は
>>1「ジャンルの明記」を覚えようか。
とりあえず、もう二度とそのハンネ出すな。ウザい。
分かりました。
気をつけます。
・古龍と人間の間に出来たハンター(男)とそのハンターに魅せられた擬人化ディアブロ亜種(女)
・色々と複雑な長編物語になっています
大まかな話の内容はこんな程度です
こういうのでよろしいでしょうか?
451 :
S・S:2009/05/01(金) 19:40:28 ID:LMAOnopu
後、さっき書き忘れていました
これが今度のハンドルネームです
・・・ハンネ変える時に、前のハンネが解るように変えるバカがあるか。
つーか俺の嫁の黒ディアを、何故キサマが使おうとする?!
453 :
S・S:2009/05/01(金) 20:08:21 ID:LMAOnopu
それじゃあ、あなたも、黒ディア(女)の出てくる話を書いたら良いじゃないですか。
それに、私は皆さんが自分が思っている人(モンスター)に対してどれだけ感情注入するのか見たい気持ちもあってここに来たんですから。
私の話にあなたが求める答えが無かったら、「黒ディアを語るのに、おまえは向いてない」と、言ってくれればいい
だけど逆に、あなたに話に私の求める答えが一つたりとも無かったら、私はさらに黒ディアが出てくる話を作り続けます
>>453 ぎゃあぎゃあわめく前に
3 年 R O M れ
デスパライズ装備の男が一人。
バベル装備の男が一人。
双剣使いの男が一人。
>乙でしたー
>乙
>お疲れさま
ギルドの集会所に次々とハンターが帰って来る。
チャットログが労い合いで埋まって行く。
屈強なハンター達に続いて、初心者らしさの残る初期装備の女ハンターが帰還する。
>みなさんあrがとうございます
女は彼らのお陰でようやくひとつのクエストを成功させたところだ。
女の肌は酷く擦り傷だらけである。
ガンナー装備のくせに、やたらと突っ込んで行った結果だ。
>いえいえ、どう致しまして
>慣れるまでは死ぬもんですよ
>そうそう
男達は事も無げである。
なんの役にも立たない初心者に何故手を貸すのか?
理由は簡単である。
>じゃあ、宿行こうか
>楽しませてもらいますよ
>^q^
狩りの借りはカリを扱いて返す、というわけである。
>あはいわかりました
女はたどたどしいタイプで返事をした。
女の部屋はまるで豚小屋のようで、酷く荒れ果てていた。
新参のハンターにあてがわれる部屋などこんなものだ。
>みなさんのほうがいいへやとれるんじゃないですか
>いやいや、このぼろい部屋が良いんだって
>んー背徳的ー
>ハァハァハァハァハァ
女の部屋にどやどやと男達がなだれ込み、早速と鎧を脱ぎ捨てて行く。
>syわーあびないんですか
>イラネ
>汗くちゃいのシャブってもらうお
>おっぱい!おっぱい!
男達はもうギンギンである。
狂走薬グレートがぶ飲みしてきたから。
>じゃあわたsもぬぎます
>いや、そのままで居ろ
女が装備を脱ごうとすると、双剣使いがそれを止めた。
>俺が脱がす
双剣使いはそのエモノを鋭く振り、女の装備を切り裂いた。
>きゃあっ
女は裂かれた装備から零れた胸を腕で隠す。
僅かに肌まで達した剣閃が、女の胸に赤い切り傷を残した。
>お、おおう……興奮するなソレ
>双剣ウラヤマシス
デスパとバベルが自らの装備で出来ないプレイに唾を飲む。
>あ、デスパも使えるかも
デスパ使いの男が、胸を隠す女の腕を荒く掴みあげた。
露になった胸肉に、デスパライズに仕込まれたゲネポスの痺れ牙をめり込ませる。
>いやあああ
女は抵抗するが、5秒も経たぬうちに痺れ毒が回り、床にへたりこんでしまった。
>よし、バベルでオ○ンコを突き上げるか
>ヤメレw
>死ぬやろw
バベルを構えた槍使いを、男ふたりがローキック。
お楽しみはこれからである。
ここは、そういうね、どーでもいい書き手の自分語りをする場所じゃないのよ。
だからおまえさまは、『ブログでも開いてそこで書いてろ』って言われるの。
書き手が語るのは物語だけにしようぜ。
ついでに小間切れポエムを一話とか言われてもレスの無駄遣いだから、
そんな長さなら、十話くらい書き上げてからまとめて投下してくんなさい。
つか、完結させてから投下がもっと望ましい。
↑なかったことに
458 :
S・S:2009/05/01(金) 20:22:20 ID:LMAOnopu
はい、分かりました
じゃあ、完結させてからまた来ます。
これからしばらく、パソ触る機会が減るんで少しずつ投下していきます
460 :
S・S:2009/05/01(金) 20:25:33 ID:LMAOnopu
それでは皆さん
お体に障らないように頑張っていってください
お疲れ様です
荒しだろ
ココット村の躄りの最強ガンナーって新米ハンターとロマンスがあってもよさそう
いやなんたる厚顔無恥w
あれだけ保管庫荒らしてよく平気で書き込みに来たな
神経疑うわ
レベル高えwwwお前らもう触んなよww
さあシェンガオレンの話をしようか
シェンガレオンて擬人化したらモデル体型になりそうだね
美脚なオネーサンや八頭身のナイスガイに…
それに比べてゲリョスときたら(ry
>>469 いや、ゲリョスって案外美脚だぞ
鴨みたいにむっちりしてて思わず鍋にしたくなる
…………あれ?
ゲリョスのぽっちゃりしたお腹が好きで、いつも大剣を叩きこんでしまう。
尻尾を斬りつけたときのエフェクトと音が気持ち良すぎて困る
グラビんやバサルたんの腹割った後乱舞すると、妙に斬撃ゆっくりになるあの感覚が好き
ええのんか
ここがええのんか
って感じ
自分はラオの弱点を貫通弓で撃ってる時に、いつも「ここか?ここがええんか?」
とつい脳内アフレコを入れてしまう癖がある
お、IDにMH
どうでもいいか
qがpだったら良かったのに。
モンハン世界で大人の玩具ってどうやって作るんだろうって妄想してみた。
2レス分消費、理不尽解釈満載です。
途中で飽きちゃったので、スイーツ(笑)オチを許せる方のみドゾー(・∀・)ノ
「これがキリンの蒼角…」
ほう、と溜息をついて、女はそれを手に取った。
先端が丸く削られてはいるものの、うっすらと青みを帯びた光を発している。
裸にゲリョスアームのみを着けた女は、大きな錠の付いた箱から、何か白い物を取り出した。
よくよくみれば、うっすらと血管が這っている。
洞窟に住む盲目の白い竜、フルフルから剥いだものだ。
慣れた手つきで剥ぎ取りナイフを滑らせていく。
一段落終えた女は、深呼吸をしながら蒼角にネンチャク草の汁を塗り付けた。
「結構太いけど…」
白い液体に塗れた角を見ながら、女が箱の中を漁り始めた。
掌にいくつかの黒真珠。
それを生乾きの角にくっつけ、その上からブヨブヨした皮を丁寧に被せていった。
「出来た…!」
丁度1/3程度にゴム質の皮を巻いたら、女はそそくさとゲリョスアームを外し始める。
「もう待ちきれないよぉ…」
先程から触れたくて仕方なかった部分にソレを擦り付ける。
女が作っていたのは、自分を慰める為の性具であった。
愛液を吸っててらてら光る皮。
堪らず腰を落とすと、幾分か強引にソレが押し入ってきた。
それと同時に、女が目を見開いてびくびくと震える。
「あぁあッ!や、やらあぁ!」
体の芯から痺れるような、膣内を吸われているかのような感覚。
帯電する性質のあるフルフルの皮が、蒼角の発する微弱な電流を膣内に放出したのだ。
皮が分厚く巻いてあるとはいえ、今まで経験したことのない刺激に女は喘いだ。
「あ、あっ!
ひあああ!らめぇぇぇえ!」
腰を突き出したり脚を擦り合わせたり、と悶える女。
ゆっくりと引き抜くと、黒真珠のイボが膣内を掻き乱す。
涎を垂らしながらソレを出し入れさせる。
「あ…イク、イッちゃ、ああーッ!!
いやああ!もうこわれるうぅう!」
狂ったようにピストンさせる。
作り物の肉棒は疲れを知らず、その硬さを維持している。
「ぬ、ぬい、てぇ!
あひ、ああああッ!!」
乳房を強引に揉みしだいて、乱暴なピストンで何度も何度も膣を掻き回す。
ヌルッ グチュッ
あたしは死んだ。スイーツ(笑)
投下終了ですサーセンorz
よく考えたら蒼角なんかぶっこんだら死ぬよ、ごめんね。
>>481 ちょwwww
・ゴム状の皮を筒状に縫って、中に極上黒真珠を一列に並べてアナルビーズ
・白銀の角を水竜のヒレで包むとローション要らずの濡れ濡れディルドー
・鳴き袋の外に電気袋を被せてネンチャク草の汁を入れて電気オナホール
とか思いついたので三冠王の砲口とギシアンしてくるノシ
ラストでやられた
投下させていただきます。
・人(男ハンター)×人(女ハンター)
・小ネタがそこかしこ
・消費レス19+2
よろしければ、どうぞ。
その日、俺はバサルモスを狩るため「狩友」のジャスミンと共に、火山へ来ていた。
ジャスミンが岩竜の涙をご所望なので、微力ながらお手伝いという訳だ。
まずは支度のため、二人でベースキャンプに入った。
ジャスミンは女だてらに腕の立つハンターで、主な得物はガンランス。防具はザザミZがお気に入りで、
「ガード性能+1」「根性」のスキルに加え、珠で補正をかけて「ガード強化」までつけるという念の入れようだ。
まあ「鈍足」のマイナススキルは残ってしまうが、そこは愛嬌ってものである。
一方の俺は、ガンナー仕様のメルホアZ一式に身を包んでいる。好きな武器はライトボウガン――というかライトボウガンしか使ってない。
それは何故かと訊ねたら――ヘビーボウガンは重くてだるいし、弓は狙っても当たらないし……というのが理由である。なにせ不器用ですから。
え? 近接武器? 何それおいしいの――と、それは冗談だが、モンスターが怖くて近寄れないので無理である。
よく仲間達から「もうハンターやめれ」とか言われるが、さっぱり意味が分かりません。
第一、ハンター辞めたらお金なくて飲みに行けなくなっちゃうし、そも俺に言わせれば双剣とかでモンスターの懐に
飛び込む神経の方がどうかしてるってーの。
という訳で、俺が使えるのはライトボウガンだけということになる。無論のこと消去法で選んだだけでなく、
好きっていうのもライトボウガン一辺倒である大きな理由だ。
特にアイルーヘルドールのキュートなデザインにメロメロで、いつも抱っこして寝ているぐらい――というのは三割方ウソで、
本当に好きなのはクックカウンター。
一緒に横たわって頬擦りしながら眠りに落ちるのが至福だったりする――でも今日の相手はバサルモスなので、泣きながら
エビの真似したフォルムのロイヤルエビィーガンを担いできた。
防具のスキルは「高速剥ぎ取り&採取」及び「罠師」。それと敵から素早く逃げるため――いや、華麗に攻撃を避けるために
珠をつけて「回避距離UP」と「回避性能+1」を実装している。「悪霊の気まぐれ」とかはめんどくさいのでなかったことにして放置してある。
加えてモドリ玉も抜かりなく準備してある。もちろん敵から素早く逃げるため――いや、万が一戦術的撤退を余儀なくされた場合の保険である。
そんな装備の二人組なので、自然、彼女が前衛で俺が後衛となる。女性を前に押しやるなんて……と紳士な方は仰るかも知れない。
だが、ハンター業界に男女の隔てはない――要は適材適所で、ジャスミンはガードの権化ともいうべき蟹一式防具にガンランス。
対して俺は、逃げ足だけはG級のスキル付きやっつけ防具にライトボウガン。これはもう、俺は後ろにすっこんでるのが最も理に適っているというものだ。
「……さっきから何ブツブツ言ってるの?」
ジャスミンが腰に手を当てながら訝しそうな目で俺を見る。肌は抜けるように白く、ほっそりとした輪郭の中に配置される目鼻立ちはえらく整っていて、
勝気そうな黒い瞳が印象的である。髪の毛も、瞳と同じ黒。艶々としていてとても綺麗な髪の毛だ。
ほぼ全身を青紫色にしてしまうザザミZ一式だが、フォールドとグリーブの間だけは地肌が露出している。防御の点から考えれば、
すべて覆ってしまった方が得策のような気もするのだが、どうやらハンターの動きを阻害しないために必要な措置らしい。防具職人達の間では絶対に
覆ってはならない領域、略して「絶対領域」などと呼ばれているとかいないとか。
まあ、男側からしたら、絶対領域だろうがなんだろうが、お肌を拝ませてもらえばそれで満足というものである。
「いや。ちょっと頭の中で哲学をしていた」
いい加減なことを言いつつ、俺はジャスミンの太腿を無遠慮に眺めた。その堂々たる視線に対し、彼女は軽く睨みをきかせる。そして、少し前かがみに
なりながら両腕で太腿を隠してしまう。
「何すんだよ」
「それはこっちのセリフよ。堂々と見るんじゃない、スケベ」
目をきゅっとつむり、べーと、ジャスミンが舌を出す。
「じゃあ、今度からはこっそり盗み見る」
「そういう問題じゃないでしょ。ばか言ってないで、そろそろ出発し――あ、あれ?」
ジャスミンが急に素っ頓狂な声を上げた。後ろ手で腰の辺りをまさぐっている。
「やだ……うそ……忘れた?」
何やらブツブツと一人ごちている。
「何だ、クーラードリンクでも忘れたのか? 俺の飲み残しでよければ差し上げるが。まあ、プレミアが付くので有料になるけどね」
「ばか」
ジャスミンは、俺の紳士的な提案を一言で斬って捨てた。
「クーラーとか、そんなんじゃないわよ……困ったなぁ」
何だかモジモジしている。若干、頬が赤くなっているようだが。
「いや、まあクエストには関係ないからいっか……」
「平気なのか?」
「まあ、平気と言えば平気……時間もあまりないし、とにかく行きましょ?」
そう言ってジャスミンは、ガンランス「リヴァイアサン」を担いで、俺の背中を押す。
何だか釈然としないまま、俺はロイヤルエビィーガンを抱きかかえて歩き出した。
バサルモスは岩に擬態しているので、注意していないと気付かずに素通りしてしまう恐れがある。
俺とジャスミンは丹念に各エリアを探索した。だが、今日のバサルモスは擬態が上手な、えらく練れ
たバサルモスのようで、なかなか見つけることが出来ない。
「いねえなあ……しかし暑いなあ……」
俺は手でパタパタと顔を仰ぎながら呟いた。火山地帯は、ただそこに居るだけで体力を消耗する。
クーラードリンクを使用しても体力の消耗を完全に防ぐことは適わない。
それはそうと、先刻から気になっていることがある。
何故か今日に限って、ジャスミンが俺の後ろを歩いているのだ。
いつもはジャスミンが先頭で、俺が三歩後ろを歩いて影踏まずってな感じで進むのだが――何だか今日は、
ジャスミンの方がしおらしく三歩後ろ辺りを歩いている。亭主関白な夫とその妻みたいな構図で、いまいち落ち着かない。
「なあ。俺の後ろを歩くお前って、何だかとってもらしくないんだが?」
「そうお? 別にいいじゃない、たまには。私だって、しおらしくしたい気分の時があるの」
目を合わせずにジャスミンが言う。
「意味分からん。しおらしくってのは気分でするもんなのか?」
「するもんなの!」
語気が荒い。滅茶苦茶強い。全然しおらしくない。
「ところでさ。あなたに、ちょっとお願い的な命令っていうか、命令的なお願いがあるんだけど」
「それ、どっちも似たようなものじゃあないか……? それに命令って、しおらしくしたい気分はどこ行っちゃったんだよ?」
やや脱力しながら俺は言った。
「つい今しがた終了。残念でした」
生真面目な顔つきでジャスミンがのたまう。
「で、そのお願い命令の内容なんだけど、今日だけ――」
「今日だけ?」
「あなたが前衛で、私が後衛ってのはどう?」
俺は唖然とした。実にさらっと、とんでもないことを言いやがるよ、このお方は。
「そういうのキライ?」
ジャスミンは微笑みつつ、可愛らしく小首を傾げた。
「キライじゃないけど……キライじゃないけど、実力的に無理! ……ってかスキー?キラーイ?の問題じゃないだろう。
そもそもお前、誰にもの言ってんだ? 俺だぜ? この界隈では並ぶ者なし、と言われる程のヌルいハンターの俺に、
前衛なんか務まる訳がなかろーが」
俺は朗々と述べ、胸を張った……いや、胸張って言えるようなことじゃないのは百も承知だが。
「それに、俺がライトボウガンでお前はガンランス。この組合せで、何故俺に前衛をやれというかね。それが、どんだけ
無意味なことか分からんお前でもあるまい? 第一お前はどうすんだよ? ガンランスの砲撃じゃ届かないだろうが」
「エールを送るよ」
「応援はいらんから戦ってくれ。頼む、頼むよぉ」
俺は哀願した……何だかハンターとして、人として、男として何とも情けないが。
「だって、仕方ないじゃない」
そんな情けない俺に対し、ふてくされたような、どこか観念したかのような調子でジャスミンが応じる。
「何がどう仕方がないんだ? あーん?」
「……ぱんつ、忘れちゃったんだもん」
「……あーん?」
一瞬、言っていることが分からなくて、俺はジャスミンを見つめてしまう――瞬きもせず。
「だからぁ、はいてくるの忘れちゃったの! ぱんつをっ!」
顔をアメザリボウガンのように真っ赤にしながら、ジャスミンが叫ぶように――いや「ように」ではなくて実際、叫んだ。
「え、えーと、はいてくるの忘れちゃったの? ぱんつを?」
気圧されながら俺が訊き返すと、頬を赤く染めたままこくん、と頷く。
「じゃあ、その不自然なまでに丈の短いフォールドの下には、何もはいてないの?」
こくん。
「じゃあじゃあ、その少し動いたら中が見えちゃいそうな、丈の短いフォールドの下は生まれたままの――」
「分かってて何度もきくな! このヘンタイっ!」
俺の言葉攻めに、ジャスミンがブチ切れた。
「私が前衛だったら、その、あの……後衛のあなたから、見えちゃうじゃない! だから前衛やってって言ったの!」
「そりゃそうなんだろうけどさ……」
しかし、ぱんつはいてくるのを忘れるとは恐れ入る……。いい加減さだけなら人後に落ちない俺だって、
流石にそんなもんは忘れたことがない。
「お前なあ……うっかりってレベルじゃねーぞ、その忘れもんは」
「寝坊して慌ててたから――」
この上もなくバツが悪そうな感じでジャスミンが言った時だった。
『シギャアアアアアアー!』
突然、耳をつんざくような音と共に、俺達のすぐ脇の地面が盛り上がり、巨大な岩のようなものが踊り出た。
さんざっぱら探してたバサルモスが、いきなり地中から沸いて出てきたのだ。
「うおっ、出た!」
俺は叫びながら、後方へ華麗に回転回避を行って、一瞬の内にバサルモスとの間合いを広げる――流石、「回避距離UP」
スキルは伊達じゃあない……まあ、ジャスミンを置き去りにはしちゃったけど。
だって、しょうがないじゃない? 俺、狩猟弱者だもの――というのは本音で、ボウガンにはある程度の距離が必要なのだ、
というのが建前である……あれ、言う順序が逆か?
「こらー! この人でなし!」
バサルモスの前でガンランスを構えつつガードを固め、ジャスミンが怒鳴る――お怒り、ごもっともである。
「援護させてもらう!」
ロイヤルエビィーガンを構えつつ、俺は凛と言い放った。だが、構えているのがエビ型のライトボウガンなので、
いまひとつ決らない。
「恩着せがましく言うんじゃない!」
ジャスミンが非難する――逐一、ごもっともである。
そんなやり取りをしている最中にも、バサルモスはその巨体を捻り、タックルの準備に入っている。
「来るぞ、ジャスミン!」
俺が叫ぶのとほぼ同時に、バサルモスの巨体が、弓から放たれた矢のような鋭さで、ジャスミン目掛けてすっ飛んでくる。
次の刹那、岩と金属が衝突する派手な音が周囲に響き渡った。バサルモスのタックルを、ジャスミンが盾で防いだのだ。
彼女は元の位置から微塵も動いていない――流石「ガード性能+1」。何ともないぜ。
タックルを終えたバサルモスに、大きな隙が生じる。その隙を見過ごす程、彼女は初心なハンターではない。
ジャスミンはガード状態を保ちつつ、リヴァイアサンの切っ先でバサルモスの腹部を突き、続けて切り上げ攻撃を行う。
そこから更にガード状態に戻り、突きを繰り出す。
惚れ惚れするようなガンランスでの連続攻撃。ジャスミン、かっこえーなー。
俺も負けてはいられない。見た目は冗談のようなロイヤルエビィーガンだが、水冷弾の連射機能はバサルモスにとっては
脅威になり得るはずだ。俺はトリガーに指をかけながら、素早くスコープを覗き込む。
「……うおっ?」
覗き込んだ途端、思わず声を上げてしまった。
スコープ内に、ジャスミンのお尻が映っていたからだ。
今の彼女はガードを固めるために前傾姿勢を取っているのだが、そのせいでお尻をこちらへ突き出すような格好になっている。
すると自然、フォールドがずり上がってお尻が丸見えになってしまうのだ。しかも今のジャスミンは、本人の申告通りぱんつをはいていない。
眼福この上もない。
「おいおい……本当にノーパンだよ」
俺は遅滞なく躊躇いなく、スコープの倍率を最大に上げた。形のいい、何も着けていない生のお尻がどアップになる。
更に更に……ジャスミン版「魅惑色の柔皮」もちょっくら見えてる……。
「……」
思わず無言になってしまう。そして、三ヶ月程前二人で飲みに行って、勢いで朝チュンしてしまったことを思い出してしまった。
――普段強気なくせに、その晩は俺の腕の中で迷子になったアイルーの子さながらに、泣くような甘えるような声を上げていたジャスミン。
特に後背位で攻め立てると、信じられないほどに乱れていたっけ。
加えて何だか変なスイッチが入っちゃったのか「好き好き大好き超愛してる」とか言われたような覚えが……。
「なにボサっとしてるのよ!」
お尻が――あ、いやジャスミンが、バサルモスと対峙したまま俺を罵る。ああそうでした。
今はクエストの真っ最中でしたね。思い出に浸っている場合じゃありませんでした。
「あ! まさか!?」
ジャスミンのお尻が、ぴくっと緊張する。
「お、おしり、見てるんじゃないでしょうね!?」
「……みてないよー」
「嘘だっ! 絶対に見てるっ。その言い方は絶対に見てる言い方! ああん、このヘンタイ、人でなし! 見るんじゃないっ!」
「……だからみてないよー」
目の前にバサルモスがいるから、お尻隠せないネ。
「セクハラしてないで少しは働け!」
「へいへい。分かってますですよー」
俺は考えなしに、取り敢えずトリガーを引いた。
「あ」
間抜けなことに、トリガーを引いてから気が付いたのだが、スコープにはジャスミンのお尻が映ったままである。
この場合、弾が行き着く先は――もう何をかいわんや。彼女の生尻以外にない。
「ひゃんっ!」
出会ってから始めて聞くようなジャスミンの声だった。ちょっと、胸がきゅんとしたりする――。
スコープ内のお尻の左端辺りが、クックカウンターのような色に染まっていた。幸か不幸か、俺のロイヤルエビィーガンはろくに
手入れもしていないので、弾道がぶれて直撃はせずに掠めただけらしい。
しかも、水冷弾は連射出来るはずなのに、何故か一発しか出なかったのも幸いした。……納屋の中で埃まみれになってたから、
多分少し壊れているのだろう。まあ、結果的にはジャスミンの尻を破壊せずに済んだのでよしとする。
「こんのぉ……! クエストが終わったら、絶対あんたに竜撃砲いれるっ! 泣いて謝っても絶対にいれる!」
バサルモスの尻尾回転攻撃をガードしつつ、怒り状態のリオレウスのような勢いで、ジャスミンが物騒なことをのたまう。
「違うんだ! わざとじゃない!」
俺はスコープから顔を離し、誤解を解くため必死に言い募った。
「悪霊の気まぐれスキルが発動したんだよ、多分!」
「そのスキル、ボウガンにはまったく関係ないでしょうが!」
「そうだっけ? 良く知ってるな。ジャスミン、お前物知り博士か?」
などと不毛なやり取りをしている最中、俺の頭上を何かが飛んでゆく。耳障りな羽音。視線を斜め上に向けると嫌なものが見えた。
尾の先端から伸びる巨大な針。忙しなく動く背中の羽。
皆の嫌われ者、ランゴスタだ。
ランゴスタは真っ直ぐにジャスミンの方へと向かってゆく……てか、俺のことはスルーかよ。ハイハイそーですか、自分は襲うに値しないハンターだと、
ランゴスタさんは判断した訳ですね――などと俺が内心すねている間に、ランゴスタはジャスミンのすぐ近くまで寄っていた。
前門のバサルモス、後門のランゴスタ&俺――ジャスミン、絶体絶命である。
「ジャスミン気をつけろ! ランゴスタがっ!」
俺はジャスミンに注意を促した。だが、帰ってきたのは罵声。
「注意してるヒマがあったら撃ち落としてよ!」
怒鳴りながらジャスミンは砲撃を喰らわせる。バサルモスがアーオ、と鳴いて怯み、何歩か後ずさる。
「それもそうだ!」
俺はすぐさまスコープを覗き込んで、トリガーを引く。大丈夫、今度はジャスミンのお尻は映っていない。ランゴスタの気色悪い体がしっかり映っている。
――銃口から放たれた水冷弾が、ランゴスタの体に命中する。一瞬の間を置いて、ぱん、という音と共にランゴスタの体がはぜた。
「けっ。きたねえ花火だな」
スナイプ完了。俺はスコープから顔を離し、吐き捨てるように言った。
「サンキュー! 愛してる!」
羽音が止んだことで、俺がランゴスタを仕留めたのを悟ったのだろう。バサルモスに砲撃をかましながら、ジャスミンが弾むような声で背中越しに礼を言う。
「ふっ……」
ジャスミンの愛の告白に思わず俺は苦笑する。よせよ、こんな時に――。
……という夢を見たのさ。
ランゴスタは相変わらず優雅に飛んでいる――悲しいけど、これ現実なのよね。
「何故あたらんのじゃー!」
俺は壊れんばかりに、ロイヤルエビィーガンのトリガーを引きまくる。
「当たれ、当たってよっ! 今当たらなかったら、意味がないんだ!」
だが悲しいかな、掠りもしない。
ランゴスタが針を刺すべく、尾を反らす。まずい、あの位置だとジャスミンのお尻に――。
「このムシ野郎っ!」
裂帛の声と共に、俺はトリガーを引いた。気合が効いたのか、今度こそ本当に弾がランゴスタの体を捕らえる。
だが、遅かった。
すでにランゴスタの針が、ジャスミンの白いお尻に深々と刺さっていたのだ。一瞬遅れて、ランゴスタの体が、ぱん、という音と共に四散する。
「はうっ!」
ジャスミンの手から盾とガンランスが落ちる。そして、びくびくと体を痙攣させてうつ伏せに倒れてしまう。
きっちりとランゴスタの麻痺毒を注入されてしまったらしい。
「いかんっ!」
俺は倒れたジャスミンの所へ前転で近寄る。別にふざけてる訳ではなく「回避距離UP」スキルが発動しているので、走るよりこの方が速いのである。
ジャスミンの砲撃で怯んでいたバサルモスが体勢を立て直し、のしのしと近づいてくる。
「ちっ!」
俺は水冷弾を再装填し、ろくに狙いも定めずに乱射した。すると何ともふざけたことに、全弾がバサルモスの額へ、しかも一箇所に集中して当たったのだ。
さっきのまったく当たらなかったのは何だったんだ――このロイヤルエビィーガン、いい加減な所が何だか俺に似ていて、とっても腹が立つ。
バサルモスがアアーオ、と苦悶の声を上げて頭を振る。そして、そのまま地中へ潜っていく――とりあえず、危機は去ったようだった。
「ジャスミン! 平気か!?」
俺はジャスミンに声をかけた。
「へい……きじゃ……ない。……か、からだ……うご……かな……いよぉ」
地面にうつ伏せになり、四肢を痙攣させつつ何とか応えるジャスミン。
俺はジャスミンのお尻に目をやった。右の尻たぶに、ランゴスタの針が刺さっている。
すっげー痛そう。俺だったら「ッアーーーー!」とか何とか叫んでしまいそうだ。
針の上部には袋のようなものがくっついている。詳しくは分からないが、おそらく麻痺毒の入った毒嚢なのだろう。
本体の方は弾を受けて四散したが、針と毒嚢だけはしぶとく残ってしまったようだ。
「とりあえず、こいつを何とかしないと……」
この針をこのままにしておいて、いいことはひとつもない。俺は折ってしまわないよう、慎重に針を抜いた。
「あ……ああ……」
ジャスミンの声が震える。
「……よし、抜けた」
無事針を抜き終えると、俺は膝をついてお尻に顔を寄せた。そしてそのまま、傷に口をつける。
「いや……な…な、に……するの……?」
ジャスミンが羞恥の声を上げるが、それには答えず傷口を吸う。血が入ってきて、口内が少しだけ鉄臭くなる。
適当な量の血を含むと口を傷から離して、吐き捨てる。麻痺毒のせいか、舌がぴりぴりとする。
「毒を吸い出しておいた方がいい」
俺はそういうと、再び傷に口をつけた。
「あ……あん……」
俺の献身的な治療に、ジャスミンが艶っぽい声を上げる。何だかお尻がうっすらと汗ばんでいる。
「あ……」
傷口を吸う度にジャスミンが悩ましげな声を上げ続けるので、変な気分になってしまいそうだ。
「恥ずかしい……よ」
ジャスミンの息が少し荒くなっている――気が合うな。俺も何だか恥ずかしいよ。
呂律の方は先刻よりもだいぶ回り始めているようだ。体の痙攣もほぼなくなっているように見える。
だが、油断は禁物なので、しばらく毒を吸い出す作業を続けた。
「弾、当てちまってごめんな。ジャスミン」
毒を吸い出すのを終えると、俺はポーチから傷薬を取り出し、水冷弾によって出来てしまったミミズ腫れに塗った。
ランゴスタに刺された部分にも塗ると、両の手のひらで、ゆっくりと円を描くように優しく薬を塗り広げる。
「はあ……はあ……ああ……」
ジャスミンの声が感に堪えないように聞こえるのは……気のせいだと思う。
俺が手のひらを動かす度、彼女の体が引き付けを起こしたかのように震える――まだ毒が残っているのか?
「まだ、痺れるのか?」
心配になって訊いてみる。
「……ううん。もう、たぶん平気」
そう言ってジャスミンは立ち上がろうとする。だが、体がふらついて倒れてしまう。俺は膝立ちのまま、倒れてくる体を受け止めた。
「あはは……やっぱ駄目みたい」
俺の腕の中で目をとろんとさせ、ジャスミンが妖しげな口調で言った。
「解毒剤も飲んでおくか? ランゴの麻痺毒に効くかどうかは分からないが」
「うん……」
俺はジャスミンの体を左腕で支えたまま、ポーチから解毒剤の瓶を取り出した。蓋を開け、口元へ瓶を寄せてやる。
「飲ませて……」
「だから、瓶持ってやってるだろ。早く口つけなよ」
「飲ませてよ……………………クチで」
艶っぽく、だが最後の部分だけは少しはにかむようにジャスミンが言った。
「……え?」
軽く混乱する俺の首に、ジャスミンが両腕を回す。吐息が触れるほど、顔が近い。
「口移し、して欲しいって言ってるの」
「え? え?」
「ああもう、じれったい!」
ジャスミンはそう言うと、俺の手から解毒剤をかっさらい、ぐびっと飲む。そしてボーとしている俺の頬を両手で挟むとそのまま顔を寄せ、唇を押し当てて来た。
次の瞬間、ジャスミンの口内から俺の口内へと解毒剤が流れ込んできた。
何が何やら分からないまま、俺はにがみの強い液体を嚥下した。
そして、更に――何か生暖かいものが入ってくる。ジャスミンの舌だった。口内で、彼女の舌がえらく無遠慮な動きをする。
捩れたり、尖ったり、絡みついたり。俺の舌、陵辱されちゃってるよ……。
「あなたが、いけないんだからね……」
唇を離したジャスミンが、軽く俺を睨む。
「訳分からん。何でだよ?」
「私のおしりを視姦したり、水冷弾や針で責めたり、それだけじゃ飽き足りず、吸ったり、擦ったりして……」
「……針責めは覚えがないんだが?」
「おかげで、変なスイッチ入っちゃったじゃない……」
少し切なげな表情をすると、ジャスミンは俺の手を取り、フォールドの下へと誘う。
辿りついた先は、ジャスミンのうてな――そこは驚き、息を呑むほどに溢れていた。
狩りの最中は、異様なほど精神が高揚しているものだ。そんな時に、性に絡む刺激を与えられて変な方向に気持ちと体が
高ぶってしまった、ということなのだろうか。
「はあ……」
桃色に染まっているかのような声が、ジャスミンの口から漏れ出る。何の気なしに指を少しだけ動かしてみると、体をびくっと震わせ、
潤んだ瞳で俺を見上げてくる――そして、そのまま顔を寄せてきて、唇を重ねる。今度は俺の方から舌を差し込み、先刻彼女の舌に
されたことを返してやった。俺の舌が絡みつく度、ジャスミンは肩を震わせる。
もう、止まらなかった。
俺達はここが狩場だということ、それに今がクエスト中だということなど綺麗に忘れて、性衝動の赴くまま無我夢中で舌を絡ませあった。
そうこうしている内に、ジャスミンの手がヴルツェルの上から俺の股間まさぐり始める。
「……ココ、苦しそう。楽にしてあげないと」
目を細めながらそんなことを言い、実に素早く器用にヴルツェルの中から、俺版「マンドラゴラ」を外に導き出した。
我がマンドラゴラは、すでに天を仰ぎ見ている。
ジャスミンがそっと握り、上下にゆっくりと擦る。俺の息が荒くなってしまう。
「硬いね……」
ジャスミンは悪戯っぽく笑うと、膝立ちになって身を屈める。一瞬の間を空けた後、俺の陰茎が生暖かい感触に包まれた。
「はむ……」
くぐもった声が、下腹部の辺りから聞こえてくる。マンドラゴラ食べられました……。
腰の辺りに甘い疼きが走る。その感覚に膝立ちしているのがつらくなって、俺は尻をついて座ってしまう。その間も、
ジャスミンは四つん這いになりながら一心不乱に味わっている。頭を動かす度、ヘルムについているツインテール状の飾りが忙しなく揺れ動く。
「じゅるっ」とか、「くぽっ」とか、「ぬちっ」とか、「ぐぷっ」とか、「ずちっ」とか、「ちゅぽんっ」とか、破廉恥極まりない水音と、
陰茎に加えられる刺激が頭の中を直撃し、すでに限界が訪れそうだった。
「はああ……」
ジャスミンが口を離して大きく息をつき、今度は両手で俺の陰嚢を包み込む。
「きゅっ、てしてるよ」
あれだけ責められれば、タ○タ○も上がるっつーの。
「こっちも、してあげるね」
そう言うやいなや、左の陰嚢が口に含まれる。舌で転がし、吸い、舐め上げる。くすぐったいやら気持ち良いやらで、思わず腰が浮きそうになってしまう。
右の陰嚢は左手で弄われている。更にジャスミンは、空いた右手で陰茎までしごき出した。
「もしもし? 何か先っちょから出てますけど?」
ジャスミンが、してやったりという風な顔をして俺の顔を見つつ、指先で鈴口を弄う。
指の腹を亀頭から離すと、つう、と透明な糸が引かれる。
「いいよね?」
体を密着させてずりずりと這い上がってくる。そして、自分の下腹部を俺の下腹部に押し当てつつ、熱に浮かされたように、
「入れてもいいよね? ……うん、分かった入れるね」
と暴走気味にジャスミンは言い――言葉が終わるか終わらないかの内に、まったく抵抗感なく、あたかも吸い込まれるかのように、
俺の陰茎は彼女の中に収められていた。
「入っちゃった……ねえ、入っちゃったよ……?」
「入っちゃったじゃない……お前が入れたんだろうが……」
「ああ……ああ……聞こえなぁい……」
ジャスミンが上体を起し、俺の体に跨るような姿勢を取る。そしてまず、ゆっくりと腰を上げ、次にゆっくりと腰を下ろす。
まるで堪能するかのように、ジャスミンはその動作を幾度も繰り返す。
「どうしよう……気持ちいい……」
とか何とか泣きそうな声で言いながら、ジャスミンは器用に体の向きを変えてお尻をこちら側へ向ける。無論、繋がったままだ。
移動が終わると、振り向くような格好でこちらを見て、
「ねえ……後ろからして。もっと気持ちよくして……」
と、潤んだ瞳で哀願する。
「ああ……」
俺は身を起し、立て膝をつくような格好を取った。一方のジャスミンは四つん這いになる。フォールドをめくり、お尻を軽く掴みながら、ゆっくりと腰を動かした。
「だめ……だめぇ……。変になっちゃうよぉ……!」
ジャスミンが激しく頭を振る。つられてヘルムのツインテール飾りが大きく左右に揺れる。
「動いてる……! 私の中で動いてるの分かるよぉ……!
アレの形が……はっきり分かるくらい私のアソコ、吸い付いちゃってる……!
ああ、だめ! カリが、カリが私の中を削るよぉ……!」
えらく饒舌だなあ、と俺が頭の中で苦笑したその時、遠くで派手な音がして、地中から何かが飛び出してくるのが見えた――バサルモスだった。
「まずい、バサルが戻ってきた!」
「え……? 嘘っ!?」
ジャスミンが、びくっと体を震わせて正気に戻った。それとほぼ同時に、ものすごい力で陰茎が締め上げられる。
「痛っ……! おい、締めんな!」
「し、締めてなんかない……それより早く抜いてよ!」
「い、いや……そうしたいのは山々なんだが」
変な汗が背中を伝う。
「抜けないんだ」
離れようと腰を引いてはみるものの、ジャスミンのうてなが、俺のマンドラゴラをがっちりとくわえ込んで離してくれないのだ――ま、まさかこれが噂の膣痙攣……?
繋がったまま抜けなくなって、ネコタクで診療所へ運ばれる羽目になるという、あの膣痙攣……?
「ちょ、ちょっと、ど、どうするのっ!?」
この上もなく動揺した様子で、ジャスミンが言う。
「とりあえず、落ち着け」
膣痙攣は、女性の精神的動揺などが原因で起こるらしいと聞いている。なので、まずはジャスミンを落ち着かせないと――。
「落ち着けって言われても、そんなの無理っ」
「ごもっともなんだが、そこを何とか――」
「バサルモスが見てる……ねえ、こっち見てるよ!」
視線を向けると、確かに奴はこちらをじっと見ていた。
少し間が空いた後、俺達をさっきやり合った敵だと思い出したのだろう――体を大きく反らし始める。まずい、あの動きは――熱線がくる!
「とりあえず、盾を拾え!」
俺とジャスミンはよろよろと立ち上がり――繋がったままなので立つことさえままならないのだ――盾が落ちているところまで急いだ。
傍から見たら、さぞかし間抜けな光景に違いない。
盾の落ちている所へ辿りつくと、ジャスミンが慌てて拾う。
「ガードを固めろ!」
俺の声に応じてジャスミンが盾を構えたのとほぼ同時に、熱を伴った衝撃波が襲ってきた。バサルモスの吐いた熱線が、繋がったままの俺達を直撃したのだ。
だが、ジャスミンのスキル「ガード強化」のお陰でかろうじて焼き鳥にならずに済んだ。
「突進してくるよ!」
ジャスミンが叫ぶ。
「いつまでもガード出来る訳じゃないんだからね! 早く何とかして!」
「お、おう!」
とは返事をしてみたものの、一体どうすれば!?
そうこうしている内にも、バサルモスの巨体が間近に迫っていた。次の刹那、岩と金属がぶつかり合う耳障りな音がすぐ傍から聞こえた。
「きゃっ!」
「うお!」
かろじてジャスミンがバサルモスの突進をガードしたものの、俺達は弾き飛ばされ倒れてしまう。ジャスミン一人であれば、上手く体をさばいて
突進のエネルギーを逸らせたのだろうが、生憎と今は繋がったままという珍妙な状態なので、真っ向からガードした形になってしまったのだ。
「腕が痺れてる……もうガード出来ないよ!」
ジャスミンが悲鳴を上げた。
まずい、何とかしないと!
バサルモスが、突進を止めて振り向く。そして、ぐっ、と身をかがめると、再び突進を開始した。
落ち着け、俺。こんな時、いつもの俺ならどうする!? 俺のようなヌルいハンターは、こんな時どうする――そんなもん決まっている。
さっさと逃げるに決まっている。でも走って逃げるのはしんどいから――。
「あ」
事ここに至って、俺はやっと「アレ」の存在を思い出した。ポーチに常備している、便利な事この上もない緑色の玉。
「ベースキャンプに戻るぞ、ジャスミン」
俺はそう言うと、ポーチからモドリ玉を素早く取り出し、地面に叩き付けた。途端、緑色の煙が俺達を包み込む。
バサルモスがあと数歩と迫った所で、俺達の体はベースキャンプへと運ばれた。
緑色の煙が晴れると、ベースキャンプ内にあるベッドの上だった。俺とジャスミンは繋がったまま、横臥の姿勢を取っていた。
「いやあー、逝っちゃうかと思った。まったく、やれやれだぜ」
「モドリ玉持ってるのなら、最初から使ってよ……」
恨みがましく背中越しに言うジャスミンではあったが、安堵した様子が伺える。
そのせいだろうか、先刻までの強烈な締め付け感が消えていた。
「いやあ、慌ててたからとっさに思いつかなかったんだよ」
俺はゆっくりと腰を引いてみた。
「あん」
ジャスミンの声に、じゅぽっ、という音が重なる。やっとのことで俺のマンドラゴラは解放されたのだった。
俺とジャスミンはベッドの上で仰向けになった。
一瞬の沈黙の後。
「ははっ」
「あはっ」
俺とジャスミンは同時に笑った。
「馬鹿だなー、俺達」
「馬鹿だねー、私達」
しばらくの間、俺達は笑いあった。
「ねえ……お願いがあるんだけど」
笑いが止むと、ジャスミンが擦り寄ってきて囁く――さっきの続きをしたいのかな? OK分かってる。
中途半端はよくないと、俺も思っていたところだよ。
だが、その後ジャスミンが口にした台詞は、俺が思っていたものと全く違うものだった。
「私のガンランス、取ってきて」
「え? あれ?」
「さっきのところに置きっぱなしにしてきちゃったから。あなたのボウガンも置きっぱなしだから、ちょうどいいじゃない?
あーそうそう。ついでにバサルも倒して、岩竜の涙も持って帰ってきてもらわないと――私? ああ、私はここで寝て待ってるから。
無茶なガードさせられたから、腕上がらないし」
「えーと、さっきの続きは?」
「グダグダ言ってないで、さっさと行く!」
そう言うとジャスミンは、俺の耳を力一杯引っ張った。
「痛い痛いっ……分かった! 行くよ、行きます! 行かせていただきます!」
ベッドから飛び起きて、いそいそと俺版マンドラゴラをしまい込み、俺はベースキャンプを出ようとした。そこへ、ジャスミンが声を掛けてくる。
「クエストが終わったら……」
少しだけ、ジャスミンは頬を赤く染めている。
「さっきの続き、して欲しいかな……」
「いよっしゃあああああーーー! 待ってろ! すぐ帰ってくるからな!」
俺は雄叫びながら、ベースキャンプから走り出るのだった。
――今日分かったこと。
1.狩猟場での性行為は危険極まりない。
1.モドリ玉最強。
1.ジャスミン意外とエッチ。
― 了 ―
以上で投下終了です。
作中のランゴスタの麻痺毒についてですが、捏造しました。ごめんなさい。
竜×人もいいですが、人×人もいいものですね。
長々と失礼いたしました。どうも、ありがとうございました。
>>503 GJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!!!!!!
19とかなげーだろと思ってたらいつの間にか全部読んでた!
面白いな!
GJ
ただ、熱線はバサルじゃなくグラビじゃね
>>507 ポータブル、G級バサは時々熱線出したような・・・
G級で青姦となw
>>507 バサルたんはスカも多いがなぎ払いも使えたりするんだぜ
なんだこれはGJせざるを得ない
>>507 バサルたんもビーム撃てるよ
GJです!
ジャスミン可愛いキャラだw
よろしい、実にGJだ。
毒吸出しというベタな行為の描写に、並々ならぬ努力を感じたよ。
>>503 GJ
ところで好き好き大好き超愛してるのネタ元ってラノベだったりする?
ちょっと前にそんな感じの台詞が出てくるラノベを読んだことがあるんだが…
>>504 もしかして前にレイア調教の話し書いた人?
レウスがハンターの女の子と和姦するのを見たい
らんぽっぽ可愛いよらんぽっぽ
起源にして、頂点
ランポスは「起源にして、底辺」だろ。
ナルガにゃんと縁側でゴロゴロしたい。
むしろナルガにゃんに乗っかってゴロゴロしたい
トゲトゲにつつかれたい
ところで、エロはともかくラブ要素すらないのってやはり駄目なの?
萌え要素があれば少なくとも俺は大歓迎
よし、投下。
・主人公:ハンター♂
・キリン
・おにゃにょこは いないよ
・途中一瞬のグロ、一瞬の「アッーーー!」
・消費レス5
駄目そうなら回避性能+2をお勧め
薄暗い部屋に、未だその手には大きすぎる片手剣を覚束ない様子で、けれど黒い目を輝かせて見つめる少年がひとり。
そして、その少年を厳つい顔に似合わない優しい目で見つめる老人が、向かいの一人掛けのソファに身を沈めていた。
互いに言葉を交わすことはないが、その空気は決して気詰りなものではなかった。
沈黙をごく自然に払ったのは老人だった。
「なぁ、坊」
そう、親し気に呼ぶと、返事なく少年はただ顔を上げた。余程気に入ったのか、片手剣を離そうとはしない。それを気にすることなく、老人は続けた。
「爺の戯れ言と流さんでよぅく聞いておくれな。坊はキリンを知ってるか」
「...モンスター?」
首を僅かに傾げる仕草をした後に発せられた声は、二人で暮らすには少しばかり広い部屋に細く自信なげに響いた。
「ああ、ああ、そうだ。薄蒼くて白く光ってな、そりゃあ綺麗な生き物だ」
小さく頷いた老人は、少年が見てみたいと言うのを聞き、首を横に振って返した。
「綺麗だがな、決して近づいちゃいかん。奴さんはヒトにはあんまり綺麗で眩しい。
あれに当てられると、こっちの世界が嫌になってるやつなんか戻ってこんようになるんがいる。
キリンは駄目だ、近づくんじゃない。疲れてるときなんか特にな。儂は坊が坊のお父みてぇになるのを見たかないんだ。
分かったか」
少年は、そのときに何故そう言われるのかは分からなかったが、敬愛する老人の訴える目を見て、否と言うような子どもではなかった。彼が頷くと老人は笑みを浮かべてこう告げた。
「よし、それだけ忘れんようにしろよ。もう十だ、明日からハンターになる修行を始めるぞ。まあ教えるのはこの老いぼれだがな」
一瞬惚け、言葉を理解すると、少年も破顔し言った。
「宜しくお願いします、師匠!」
「気が早いぞ」
呵々と笑う老人は祖父であり師匠、孫である少年は弟子ともなった。
※※※※※※
「おい」
乱暴に呼ぶ声と、目の前にダンと打ち付けるように置かれたジョッキに、集会所の机に伏していた恵比寿は顔を上げて声の主を見た。目が鬱陶しいと言っている。
「ぁんだようるせえな」
「キリン嫌いのエビスの坊がなぁに突然キリン討伐のクエスト受注してんだよ」
大剣を担いだ男は不機嫌そうに言って隣の椅子に腰掛けた。
「ユノになんの関係がある」
「そりゃ、あるだろ。今まで仲良く組んでた相方がいくら誘っても狩りにこなくなって久しいんだぞ、そんな折りに今まで絶対に行こうとしなかったキリンさんにお一人で?弓使いが?下位ですらなく?」
ユノと呼ばれた男は一気にまくしたて、ふうと一息吐いた。恵比寿と目が合い、
「死ぬ気か?」
図星を指されて言葉に詰まった恵比寿は目を逸らした。
「だったら何だよ」
ユノは思わず溜息を吐いた。
「お前、おかしいって。会ったこともないくせにキリンみたいな目しやがって。スオウの爺さんが死んでからか」
後半は殆ど独り言の呟きに近かったが、それでも蘇芳の名を聞いて恵比寿は反射的に椅子を蹴って立った。周りの同業者が僅かに振り向く。無言で立ち尽くすが、ユノを睨む眼は殺気を孕んでいた。
「俺は行く。爺がなんだ、親父が死んでからキリンが怖くて仇討ちにすら行けなかった腰抜けなんざなんの関係もない。
今更約束を破ったところで誰も何も言いやしない。なにがキリンだ」
忌々し気に吐き捨て、恵比寿はユノに背を向けた。
「と、歩みを止められ、振り返るとユノの無表情があった。
右手が近付いて、避ける間もなく訪れた妙な浮遊感と直後の身体への衝撃。数瞬遅れて襲ってきた頬の痛みに殴られたことを知覚した。
「っぅ...、」
「人間相手でこんな様か。お前、今やったら桃毛獣か怪鳥にも餌にされるんじゃねえの?」
騒ぎに集会所の喧噪は凪ぎ、ユノの声はよく通った。
「...関係ない」
ユノに、というよりは己で噛み締めるように呟き、恵比寿は再び背を向けた。ユノがまた手を上げることはなかったが、言葉だけ投げた。
「死ぬ気なら俺が殺しに行ってやるからな」
届かなくたって、構わなかった。
※※※※※※
「寒…」
ホットドリンクを飲んでいたって、寒いものは寒い。恵比寿は雪山にいた。
つい癖で後ろを振り返ってしまうが、最後にするつもりの久々の狩りは、ひとりだ。
きっと寒いのは気候のせいだけではないだろう。それには気が付かない振りをして、洞窟を進んだ。
よく話しながら歩いた道を、無言で行く。耳が冷たかった。
「キリン、」
洞窟を抜け、気配を感じて頭上を仰いだ恵比寿は、そこにあった光のあまりの美しさに息をのんだ。
蒼く白く輝く小さな身体に、朱の眼。―眼に、捕われた。
深い血の色をたたえ、なんの感情も映さない眼だ。
とん、と地を軽く蹴り、キリンは恵比寿へと駆けた。我に返り咄嗟に矢を番えるも定まらず、呆気なく身体を飛ばされた。
小さいというのに、一撃が重い。
キリンは足を止め、未だ立ち上がっていない恵比寿に向かい、前足を上げた。足下が白く輝く。恐らくは雷だろう。
避けなければすぐにもっていかれるというのに、恵比寿は動かなかった。
―否、動くことが出来なかった。彼の眼には朱より他、何も映っていなかった。
「連れて行ってくれるのか」
陶然と、自然に異常な言葉がこぼれた。朱の色は、甘美にさえ思えた。
「爺に、会わせてくれまいか」
刹那、朱が散った。
眼に向いていた思考も拡散し、次に恵比寿が目視したのは転がるキリンの首と、血溜まりにくずおれた亡骸、その向こうに大剣を構えた友だった。
「何を」
「危なかったなあ。言ったろうが、俺が殺しに行くと」
呆然とする恵比寿にユノは言い放った。
「お前、一撃で...」
「キリンちゃん細いからな。こう、すぱっと」
軽く戯けながら刀を納め、笑みも納めると言った。
「で、気は済んだか。まだ死にたいか」
死にたいなら、と柄に手を掛ける。
「……逝く気、だったんだがな。お前がこうまでするなら無理だな」
「ほう」
「キリンてぇのは恐ろしいな。師匠の言った通りだ。お前が来なけりゃ意識もってかれたまま幸せに逝けたろうに。
見事に当てられたよ。」
いつからか、恵比寿は己の身体が震えているのに気が付いた。寒さではない、紛れもない恐怖からだ。
「ああ、そうさ。俺は死にたかったんだ。生憎てめぇを刺す肝は持ち合わせてなくてな、キリンとこ行きゃ爺さんに会えると思ったんだ。馬鹿だよ」
生暖かい涙が零れてきた。年甲斐もなく、泣いた。
「キリンの向こうに爺さんがいると思ったんだ。いるわきゃねぇ、爺さんはとんだキリン嫌いなんだからな。キリンに伸された俺なんて、キリンみたいな目した俺なんて、会える筈ねぇのに。畜生...」
ユノは、畜生、とうわ言のように繰り返す恵比寿の頭を軽く撫でた。帰らぬ人を悼む気持ちは大切だが、そのあまり心まで帰らなくなるのではいけない。
「もう帰ろうな。女に慰めてもらうでもよし、なんなら俺が慰めてやろうか」
普段なら怒るだろうユノの茶化す言葉に、気持ちが不思議と軽くなるのを感じ、言葉にこそしないが恵比寿は感謝した。
ふと見たキリンの目は、生前と変わらず、四本の足で立っていた頃、奴らは本当に生きていたのかと、馬鹿げた疑問が過る。
やはり、と思い直し、恵比寿は言った。
「ありがとうな、ユノ」
ユノが見た恵比寿の目は、冷たいキリンのものではなかった。
※※※※※※
「これからどうするんだ」
モンスターを恐れれば、大概ハンター稼業は仕舞いだ。
「師匠とお父の骨を故郷に帰す。母さんの墓にも挨拶に行くかな、あとは婆様と話してくる」
シキの国へ、しばらく。それから、
「戻ってきたらまた鍛え直しだな。それまで腕落ちないように磨いといてくれよ、相方」
にぃと笑い、宣言した。
「おう」
夜が、明ける。
すみません間違えて消費6に…このド低能が
投稿終了です。
読んでいただけましたら幸い
GJ
こういうのもなかなかいいね。
GJ
雰囲気がたまらないな
537 :
528:2009/05/06(水) 00:33:25 ID:9bvSFyIH
この話で今本作ってるのですが、
イベント行けない可能性が出てきたのでむしゃくしゃして文章化したものなんです。
なので万が一内容が同じペラい本を見つけてもパクリだって怒らないで下さいな
そんだけです
w誤wwww字wwwww
どっちかを♀にすれば良かったのに〜
乙ー
大剣使いが「いい漢」な姐さんですね、罵られたいです。
540 :
太刀厨:2009/05/06(水) 21:25:18 ID:57Sabojo
どうも、久しぶりに登場の太刀厨です。「猛き獣」シリーズ二作目の導入部がようやく完成したので、投下します。
毎度の注意事項は以外の通り。
一、多分微エロ
二、一人称視点とか苦手
三、人化の個人解釈が満載
四、厨二っぽくね?
五、作者の太刀使用回数はとうとう1000を突破
これらに注意した上で、どうぞ。
「人化の秘薬?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
言い出した張本人シャーリーは俺のモノにキスでもするかのように唇を優しく寄せ、艶めいた眼差しながらも至極真面目に話を続ける。
「んちゅ……はい。私自身、真に信じ難い話なのですが、ぁむっ、ぷはっ。確かに飛竜を人に変えられる、と断言する者がおりまして。ちゅる……」
「人化……くっ、上手いな」
「お褒めに預かり光栄ですわ……ん、じゅるるっ」
「く、ぁ……で、そんな事を言ったのはどいつだ」
快楽の中で搾り出した質問に、彼女は黙って亀頭をくわえた。唾液をたっぷり乗せた舌で丹念に撫で回しながら、息を荒げた俺を上目遣いに見上げる。
そして、視線が横へ。その先にいる、という事だろうか。俺はシャーリーの頭を押さえつつ、そちらに目をやる。
そこには、ベッドの脇にちょこんと腰を下ろした少女。
ささやかな胸。
幼さの残る顔立ち。
肩の上で綺麗に揃えられた藍色の髪に金色の瞳。
確かナナ・テスカトリだったか。そう思っていると、少女はベッドによじ登り、ゆっくりと、躊躇いがちに俺の傍らへ。
そして頭を下げると、シャーリーに譲ってもらう形で俺のモノに口づけした。
体中を何とも言えない満足感が駆け巡る。
「れろっ……彼女がその本人、ナナですわ」
「はい、ナナです」
なんとまあ安直な名前だ。
だがそう思う事ができたのは一瞬だった。
電流じみた刺激が走る。二人が一斉に舌を伸ばし、俺のモノを熱心に舐め回したのだ。
手慣れているシャーリーは舌先で亀頭を行き来し、カリや鈴口をつついて回る。発情を匂わせる熱い吐息が唾液の上にかかり、それと合間って心地いい。
いまいち要領を心得ていないらしいナナは彼女なりに、キスをしたりサオを吸ったりして必死に奉仕。その初々しさがそそられる。
とりあえず、こんな状態で真面目な話を続けるのも野暮だ。俺は二人の頭をそっと押さえ、しばし快楽に身を委ねる。
それに二人とも気づいたのか。
「ちゅる……はふ、んぅ……れろ」
「んふぅ、ちゅ……ぁむ、じゅる……」
奉仕に熱が入る。
亀頭が音を立てて吸われ。
カリを小刻みにくすぐられ。
両側から舌でもみくちゃにされ。
何度も何度も口づけされ。
あげくには飲み込まれ、激しくしごかれ。
「くっ……で、出るぞ……っ!」
「んぅ、はっ……どうぞ、出してくださいませぇ……!」
「ちゅ、んむ……あぁ、イッてくださいです、旦那様ぁ……!」
俺は咄嗟に、二人の顔を寄せる。
二人は躊躇わず、亀頭を仲良く頬張る。
そして。
びゅるっ、びゅくっ、どぴゅうぅっ――
あっさり吐精。目を閉じた二人は争うように舌を絡みつかせ、精液を貪る。途中で口と口の隙間から飲みこぼしと唾液が混ざり合った濃汁が滴り落ち、彼女達の頬を伝った。
「れろ……じゅる……」
それはナナがすくいとる。薄まったとはいえまだ粘っこいそれを指先で玩ぶと、彼女は口元へ。ちゅぱちゅぱと吸い、陶酔した表情で白濁を口内で転がす。
「んふ……ちゅるる、ちゅぶっ」
一方シャーリーは特濃まみれの一物を独り占め。亀頭のみならず根本まで飲み込み綺麗に掃除しつつ、出しきれずに残ったものまで余さず飲み干した。
二人とも陶酔しきった表情で、満足そうに見上げた。
俺は一息。そして、ナナに目をやる。
一度抜いた事だし、ここからは真面目に話をするとしよう。
「……さて、人化の秘薬の話だ」
二人は途端に居住まいを正す。流石、分別は心得ている。内心にやりと笑いたいのをこらえ、俺は敢えてけだるそうにあぐらをかいた。
「ナナ。人化というのはアレか。たまに噂される『モドリ玉の煙でモンスターが』って話か」
まず最初に聞いたのは、時折噂に聞く荒唐無稽な話の真偽。
この手の話は、俺ですら何度も聞いていた。人化の秘薬、と聞いてすぐにその話を思い出したくらいだ。
だから最初に確かめたかった。仕組み不明の帰還器具なんぞに、飛竜を異種族に変える力があるのかどうかを。
そう思って口にした問いに、ナナは難しい顔をする。
「……できれば、モドリ玉とは一緒にしないで欲しいです」
「?」
「だって」
何故かむくれ顔で、彼女が迫る。
「『アレ』はドキドキノコのおかげで人化の効果が出ただけの未完成品です。私の言う人化の秘薬と違って元の姿には戻せないです」
元の姿に戻せない。
そこにひっかかりを感じた。俺はそのまま疑問として口に出す。
「って事は、人化の秘薬は元の姿にも戻せると?」
「はいです」
断言ときた。それだけでは終わらず、ナナは更に続ける。
「何が起こるかわからないドキドキノコ。でもその効果は全てドキドキノコしかもたない毒によるものです」
「……毒?」
「はいです。でも特定の素材を揃えてきちんとした手順を踏んで調合すれば、安定した効果が発揮されるです。人化の秘薬もそれにあたるです。
一方モドリ玉はドキドキノコの加工手順こそ似てるですが……」
だが待て。
これは喋り過ぎではないだろうか。
眉根が微かに寄る。しかしナナは気づかず、まだ喋る。
「それ以外の素材はなし。素材玉に定着させるだけ。根本はまるっきり違うです。だからたまに人化の効果が出ても、かなり中途半端ですから元には戻せないです。
そもそもモドリ玉だって行商の老人がうっかりドキドキノコを調合素材に選んだのが根っこにあるです。そんな物と私が苦労を重ねて作り上げた調合薬を……」
で、あげくのはてには本筋から脱線。彼女の隣に控えていたシャーリーも、さすがに困り顔。というか止めろ。
だが彼女はそんな俺の頭の中の文句に気づいたのか、「無理です」とばかりに肩をすくめる。
どうやら俺自身が止めなければならないらしい。面倒な話だ。俺はため息まじりに、苛立ちをそのまま口にした。
「……おい」
びくり。熱弁していたナナの体が、大きく跳ねる。
「人化の秘薬とやらに自信があるのはよくわかった。次の質問だ」
「は、はいです」
一瞬で収まり、それどころか畏縮までし始めた。なんというか、扱いやすい奴だ。
「この質問はシャーリーも関係する。二人とも答えろ」
「あ、はい。わかりましたわ」
俺はシャーリーにも目を向ける。彼女は一瞬驚いたようだがすぐに頷き、ナナと共に姿勢を正した。
「ひとまず人化の秘薬については信じるとしよう。だが、俺がわからないのは何故そんな話をしたかだ。
お前達。特にシャーリー……一体何がしたい。回りくどいのは嫌いだ、はっきり言え」
二人とも、ちらりと互いを見やる。
「……簡潔に言えば」
そして口を開いたのはシャーリーだった。
「人化の秘薬の話を聞いて、飛竜の中にいる強者達に対して試してみたくなったのです。それで、本当に人化が成し得たなら、レン様の為になるのではないかと」
「俺の為?」
俺は眉をひそめる。
飛竜の人化がどうやって俺の利益になるのか想像できない。シャーリーは何を考えているんだ。
と。
「わからないのかい、レン?」
不意に後ろから抱きしめられた。絶妙な柔らかさを持つ膨らみが肩に乗せられる。
「何がだ、ラウナ」
俺は振り向かずに声の正体を言い当ててやった。すると豊かな胸が背中の方へ移動し、代わりに見慣れた金髪がひょっこりと姿を現す。
やはりラウナだ。彼女はいつもの不敵な笑みで、俺の一物に手を伸ばす。
とりあえずその手を掴んだ。
「何がって、わざわざ人化の秘薬なんて話をした理由だよ」
あっさり払われ、一物を握られてしまった。しなやかな指が棹に絡みつく。
「くっ……わからないから聞いているんだろう」
「なんだい、つまらないねぇ。……なら教えてやるとするかね」
ぺろり、とラウナが自分の指を舐める。唾液をたっぷりと塗り付け、それで一物を撫で回した。
「おい、何を……」
「手持ち無沙汰なんだよ……で、本題だけどね」
亀頭を指先でぐりぐりされる。痛いのか気持ちいいのかよくわからない感覚が、俺を苛む。それを見てラウナはますます笑みを強めながら続ける。
「雄ってやつの性欲は底無しさね。要はチ○コさえおっ立てちまえばいい。でも雌の方はそうもいかない。なにせ子供を産まなきゃならない身分だからねぇ。
で、孕んじまったらその雌はしばらく雄を相手にできない。でもそれじゃ雄は収まりがつかない。となると、雄を満足させるにはたくさんの雌が必要になる」
爪でカリをくすぐられた。こそばゆさに思わず体を震わせた。俺はろくに考えもせず、適当に話を促す。
「つまり?」
「……鈍いねぇ、レン」
「いじくりまわされてる状態で考えられると思うのか」
「はいはい。んじゃまぁ答えを言うと、シャーリーは人化の秘薬を利用して更に番いを増やそうとしてるのさね」
その答えに、視線はシャーリーへ。彼女はまず頷き、そして口を開く。
「今のところまだ誰も子を宿してはいないようですが、毎夜レン様から子種をいただいているのです、いずれは子を孕む者も出ましょう。
そうなるとレン様は、私達の妊娠時期によっては長期のお預けを受けてしまいます。それではあまりに不憫と思ったのですわ」
「……なるほど。それで人化の秘薬を飛竜に使うわけか」
大体理解した。要は俺の性欲のはけ口を増やすために、番いを増やそうとしているのだ。
だが、自由に人の姿になれるような古龍はとにかく少ない。第一、古龍自体数が少ない。下手に引き込めば、生息数の管理をしているギルドに怪しまれるだろう。
そこで飛竜、そして人化の秘薬だ。
秘薬の話が本当なら、適当な奴に使うだけでよくなる。それにやたら数の多い飛竜なら、多少の不自然な減少は気づかれない。
しかも俺は正規のハンター。ギルドの監視があるとはいえ、ある程度おおっぴらにそれができる。
後は簡単だ。俺が適当なクエストを受注し、そこで討伐対象を人化させる。そうすれば新たな雌が調達でき、そいつを性欲解消に割り当てられる、という寸法だ。
「……正直、気乗りしないな」
鈍い快感の中でそこまで考えた所で、俺はため息をついた。女達は怪訝な顔をする。おそらく気づいていないのだろうが、まあいいとしよう。
「だが人化には興味がある。一回くらい、その企みに乗ってやる。後は気分だな」
「……承諾していただけるのですか?」
「ああ。だから用意しておけ。クエストにはお前達三人を連れていく」
けだるそうに言い、それからラウナの髪を梳いた。
「さて、ひとまず話は終わりだ……ラウナ、そろそろ飽きただろう」
「おや」
若干の驚き交じりの声。直後、弄ぶ手の動きが高みへと強引に誘う激しくも優しい手つきに変貌を遂げる。思わず声を上げると、ラウナは酔いしれるようにため息をついた。
「随分とわかるようになったじゃないかい……好きだよ、そういう所」
「くっ……」
びゅるる、びゅっ、びゅくっ――
そして思いの外あっさりと達してしまう。白く熱いたぎりが、ナナとシャーリーに向かって勢いよく噴き出した。
いくら話の間ずっと弄られていたとはいえ、流石に情けない。思わず顔をしかめてしまったが。
「……はわぁ……」
「あぁ、むせ返るような雄の匂い……」
ため息。
とろける顔色。
頬についた白濁を指ですくいとり、口元に運び、更に陶酔の色が濃く現れる二人を見るに、別に関係なかったようだ。
ラウナもラウナで指先にかかった絶頂の残滓を舌で舐めとり、全身を小刻みに震わせている。三人ともスイッチが入ったらしい。なら、やる事は一つ。
「……今日は眠れない、なっ!」
据え膳を食い散らしてやるだけだ。
546 :
太刀厨:2009/05/06(水) 21:35:20 ID:57Sabojo
今回はここまで。正直、自分が書きたいのはこの先だという言い訳をしたいくらい、書くのがだるかった。話の組み直しとかもうね……
で、本当にこの先からが本編。ぶっちゃけ竜姦にも挑戦する予定、だったりする。それでは。
どうでもいいけど太刀っていいよね。
せっかく作った天上天下天地無双刀より砂猿薙【ゴゴゴ】の方が使えるのには泣けてくるけど。
乙
乙おつ
これはモンハンSSと言えるのだろうか
前のから続いてるからね
できれば小出しにするのは避けてほしいが…
日記に書いとけばいいのに
もっとモンハン要素を出していればな…
古龍♀'sの身勝手な言い草に結構立腹した
飛竜サイドの逆ねじに期待したい
愚痴と自分語りが見苦しいな
わざわざ飛竜を人型にしなくても娼館いけばいいじゃん
と、思った俺が異端ですか?
ですよねー
>>555 そんな回りくどい事しなくても、人間の女とかケルビでもさらってきたらいいのに
古龍達バカばっか?
多い登場人物が手に余ってます感たっぷりだ
GWはもう終わったぞ
人によっては明日までらしい<GW
とりあえずこの話はもうやめとかね?
それよりエロ語ろうぜ
そーだそーだ。みんなサツバツとし過ぎなんだぜ?
ところで「モンハンらしいエロ」って何かね?
個人的には狩りのシーンが欲しい
なぜか食事シーン萌え
らしいエロというか、そこまでの流れも大事な気がする。シチュ萌えか。
スキルやアイテム、モンスターをうまく使ってるといいな
といっても、安易に現実世界の淫具とかに置き換えってのも微妙
ゲーム内では描かれてないモンスの生態補完、かな
擬人でも上手いこと原型の習性に絡めたエロならモアベター
この前の池沼系パリプリみたいのは勘弁だが
個人的には、
>>561-564に同意しつつ
それに加えて、エロというか文章の比喩やガジェット等に
モンハン世界ならではの描写や固有名詞や小ネタを
上手く織り込んでる作ってのが好みだ
名指しで褒めるとかえって迷惑かも知れんが、このスレでいうと
観察記録の人の文章とか好きだな
やっぱり、モンスターの生態描写に力が入ってるものだと嬉しい
甲殻種は普段ヤドを背負ってるから、背中が他所より敏感だとか
ブロス種は尻尾にダメージ通りやすいから、尻の付け根が弱いとか
竜姦でも擬人化でも、そう言う要素があるとwktkする
しかし実際に書いてみようとすると、結構手こずったり…
オオナズチ剛種の謎の技術に泣いた
盗み攻撃でアイテム二個盗むとか鬼畜過ぎる
妄想を文章にしようとすると
マジで難しいもんな…
自分は逆かなぁ
舞台、アイテム、モンス、登場キャラに限りある世界だし
擬人竜姦人人、結構やり尽くした感があるので
設定にとらわれない大胆なアレンジが見たい
といっても、あくまでモンスターハンターを骨子に据えたアレンジであって、
「はい、みんなちゅうもーく!あたしのモンハンレイプショーが、始まるよぉっ(^^)b」
や
「かんぜんそうさく!ぼくのかんがえたさいきょうもんすたーはんたーはっぴょうかい^^」
じゃないので誤解のないように
なるほどなぁ
モンスターが機械の奴は大胆だった。ああいうのも面白い
ああ、GENERATION LOSTって奴か
確かにあれは面白かったね
だけどさ
>>451の奴に期待している俺がいてなんだか変な気分だ
奴だと分からないくらいに成長して帰ってくるなら、大歓迎だがな。
問題は最低でも2つある。
ひとつめは「成長しない可能性」
ふたつめは「自分で過去をゲロする可能性」
戻ってくるのはそれ自体で問題だって説も無くもないなw
まあ確かにな
あいつはあいつなりに頑張っているんだろうけど、分からんことがあればきちんと聞けばいいんだがな
話ぶったぎって申し訳ないが、教官とかのNPCが相手のエロパロとかが無いのは、何か暗黙の了解でもあったりするから?
NPC?集会所の受付嬢とかポッケ村ギルドマスターとか歌姫とか、結構出てる筈だけど。
教官とツンデレのは見たこと無い気がするが、ツンデレはまだしも教官の方は探せばありそうだな。
歌姫?
誰それ?
>>576 そうか、言われてみれば受付嬢相手とかはあったな
教官やライバルのエロパロが無いから不安だったので。dです
第三王女だか第二王女だかも無かったっけ
「第三皇女」な。確か複数の登場作品があるような。
しかし王女連中の出自って良く判らんよな。
出身は西シュレイド王国で良いのかね? 東は共和国だから違うよな。
わがままな第三王女はエロパロに使いやすそう。
権力で人を酷い目にあわせるか、逆に酷い目にあうかの二択だけど。
個人的には後者が好き。
第一王女よりむしろ第三王女の方が好きな俺
ヴォルガノスの魚拓作ればいい!って得意げになってるとことかアホで可愛いじゃん
あと侍女が「姫様が火山に宝石を掘りに行ってしまいました!」ってあたふたしてるクエがあるけど
他人に取ってこいって命令するだけじゃなく自分で掘ろうとするあたり、案外骨あるなこいつと思った
個人的には、無茶して一人で危険地帯に行く第三王女
→侍女に泣きつかれてやれやれと思いつつモンス討伐に行くハンター
→救助隊がなかなか見つけられない所まで深入りしちゃってて涙目の王女とハンター遭遇
→自然の厳しさを諭すハンターに反発しつつも王女が(以下略
とかそういうのをよく妄想してニラニラしてる
第一王女は、村モノブロ二頭クエの依頼文がなんだかなーと思った。
確かに遺跡の壁画はかけがえない宝だろうが、人間の価値観をモンスに要求すんなよと。
「わがままな」って看板のキャラが自分勝手な台詞言うのは別にいいけど
肯定的な肩書きのキャラが無茶な事言ってると釈然としない心理は自分でも不思議
あと第二王子は危険なモンスター狩りに自ら行きたがってる依頼文がよくあるがちっと自重しる
どの依頼人もけっこうどうでもいいことでハンター呼ぶよな。
あと、フルフルの電撃を受けても髪の毛が逆立つ程度の少年に笑った。
ハンターでさえあの電撃は致命的なのに、お前は何者だとw
>>583 第二王子より第三王女の方が実際に出て行った分だけキてる人に見えるのは俺だけかね?
>>584 多分、母親が元ラージャンで雷の肉質が0%近いんじゃね?
>>585 いや、だから第三王女については「わがままな奴」ってあらかじめ言われてるから
トンデモな言動でも「まあ第三王女だからしょうがねえよな」で終了なんよ俺的には。
第二王子ももし最初から「無謀な第二王子」とか言われてれば納得の範囲内かと
それにしても第三王女の劣化互換みたいなキャラ付けの「世間知らずの令嬢」カワイソス
>>584 あるあるあるw
ハンター目線から見ても「なんでこいつ死んでないんだ…」って依頼人よくいるよな。
てかあの世界のパンピーは、割とモンスに対して能天気で警戒心なさすぎな人が多い気がする
高貴な生まれの女騎士と執事を従えた青年貴族の話もいいよね
執事が過保護過ぎる気がするけどさ
>>583一人でニラニラするくらいなら書け
書いて俺達と分かち合おうぜぃ
>>588 ああ、あれも妄想膨らむ。
坊ちゃんが傲慢で嫌な奴で、女騎士が協力してくれたハンターになびくオチでもいいし
未熟ながら命を張って危険な狩りに挑む坊ちゃんに、最後は女騎士がほだされるのもいい
イベクエ「鬼の哭く山」の依頼文を見る感じでは、
坊ちゃんは別に嫌な奴じゃないのかなという気もするけど
ドジってリオ夫妻の火の前に出ちゃうモスお馬鹿だよモス
こっちは何もしてないのに突進してくるのは照れ隠しだよねモス火の盾ありがとうモス
こっそりキノコを隠し持ってるモス可愛いよモス背中の苔をモスりたいよモスモス
モスから取れたキノコ美味しいよモスモス
チラ裏気味だが、珍味の人の女ハンター(ナハエゥア)って実際に作れるのな…新キャラ作っててちょっと感動した
>>591 目の下にホクロがある顔?
なんか想像してたより若い顔つきだった
亀だが、観察日記おもしれー
>>593 観察の人、初期の投下と比べると凄い進歩してるよな。
ガルルガ擬人化(?)の人だったよな
そろそろ保管庫の作者別にあの人の項を設けようと思うんだが、名前なんてしようか…
できれば書き手さんご本人が、次回の投下時にでも名乗りあげてくれると有り難い
過去ログみたら「霞の女王様」も観察の人だった。
こんだけかな?あとは書き手さんの自己申告か。
ネコートさんの依頼人って身分を隠してる人が多い。
ギルドで公にできない依頼が多いなら、変な依頼も多そうだなと勝手に考える。
>>598 ヌハハハの人とか隠す気なさそうなのもいるけどな
身分隠してるつもりなんだろうけど正体バレバレな人がたくさんいて
「あんたこんなとこで何やってんすか…」といつも言いたくなるw
衝撃的だったのは、「食道楽を極めた貴婦人」が「お姉さま」と形容されてた事。
P2時代から一年以上、てっきり中年のおばさんだとばかり想像してた。
>>598 ヘルブラザーズとかジャンボ村村長は許容範囲だ。
しかし、大長老や国王は何でまた内密に処理しようとするんだろうか。
ネコートに依頼出した時点で周りにばれてると思うんだが…
「……………」
「この情報が漏洩したら、隣国との関係が10年前に逆戻りだ!
我々には時間も選択肢もない。君に任せるほかはないのだ」
「……解った。依頼を受けよう」
ズキューン!
G型トラクターだよ
まさしくGだな
なんか沼地でリオレウスと戦う映画がやってるんだが
何の話かと思ったら「サラマンダー」か
話的には破綻しまくりな映画だけどけっこう好き
火竜が大繁殖して荒廃した地球で、
たった一頭しか雄がいないことがわかって、
その雄をライトボウガンに付けた榴弾矢で爆殺
そして大団円
まるきりモンハンだった
レイアがハンターをレイプするとか 雌雄同体になっちゃうとか
そういうことですね?
>>601 「表向き」には関係ないってことが多分政治的に重要なんだろうな。なんでネコートさんそんな重要ポジションに。
密偵ってのは一見してソレっぽさ皆無でこそ一流だぜ?
ネコートさんが一流か?って疑問はとりあえず高級耳栓する。
それには同意権
ネコートなんぞ所詮はギルドの回し者だろう。
ハンターの命なぞ消耗品程度にしか思って無い筈。
それなのに下の者に示しがつかないとか言う理由であの不遜な言葉遣いは頂けないな。身包み剥いでやりたくなる。
メチャクチャ強かったりして
何の恨みでそこまで決めつけ目線…モンスターハンター10回くらい連続失敗でもしたか?
だが最後の一文には同意
示しつけなあかん下のモノってどこの誰ねん?
って何度突っ込んだ事か
はっ……!
まさかオトモが全く使えないのはババァネコの差し金なのか……
日本語で
オトモ結構役にたつけどなぁ。
オトリとして、いるかいないかでだいぶ違うし。
ああ、あるある
モンスがキレてる時はだいぶ役立つ
プレイヤーキャラが吹っ飛ばされた瞬間にアイルーがトドメ刺したりすると、
とんでもなくマヌケな最後の一撃シーンがアイテム領収の時流れて複雑な気分になる
あるあるある!!!
オトモは2頭クエで大活躍!
主に分離待ちの間、スクワットや匍匐前進での暇潰しに。
ネコートさんって雌だよな?
それじゃオトモの中にも雄の個体と雌の個体が居そうなもんだよな。
でも実際見分けが付かないよな…
名前からして、明らかに女の名前なやつと男の名前なやつがいるから
何の疑いもなくオスメス混ざってるんだろうと思ってた
台詞はそこまで差別化してらんないだろうし、一律「僕」って一人称だけど
ボクっ娘アイルーですねハァハァ
じゃあ何か? モアイとご主人の間で禁断の……あるわけねーわな。
>>627 あったっていいじゃねぇか。
むしろ俺は萌えるね。
モアイってえとどうしてもグラディウスを連想してしまう
聖飢魔Uを思い出した自分はどうしたら
臘人形にしてもらえ
観察記録その4
といいつつ観察してません。人間×人間。
おふざけがすぎた部分もあります。お許しを。
wikiで作者別の欄に入れるかもと聞き、感謝です。
自分の名前ですがコメ虫でいいかなと。オッスおらコメ虫!よろしくな!
極鎚ジャガーノートを振りあげて、イャンクックの脳天めがけて振り下ろす。
ぼぐんと大きな音を響かせて、怪鳥が眼を回すのを確認。
大地に降り立った途端、突然殴られて意識が朦朧としているところに、遠慮なく叩きこむ。
一撃、ニ撃、三撃。チャームポイントともいえる耳が破壊され、怪鳥は反撃をする間もなく息絶えた。
始めの一撃で意識朦朧だったから、気絶するように死んでいった怪鳥に私はほんの少し罪悪感を覚える。
が、いちいち罪悪感に浸っていてはハンターはやっていけない。
私はさっそく剥ぎ取りを開始した。
―――…
「どうでした?」
装飾品でスキル採取+2を発動させているオウビートマンこと、友人が私に訪ねた。
「駄目だった…」
私は友人に怪鳥のカワと、ナンコツを見せてやった。
私の名はイーヤ、モンスターの生態観察を趣味とするただのハンター。
今回は狩りでも観察でもなく、友人と密林トレジャーに来ている。
私はゲリョスX装備にハイドベルト、装飾品で剥ぎ取り名人、高速剥ぎ取り、運搬の達人を発動させて
いわば、トレジャー専用の装備を整えてまできたのだが…
「先生、秘玉が出ません……」
何度秘玉目当てにトレジャーを頼んだことだろう。
そのたびカワやらナンコツやらスナギモしか出なくて絶望したものだ。
あんまりにも先生を狩るものだから、ギルドカードの先生狩猟数がどんどん増えている。
このままでは私の方が先生と呼ばれるかも知れない。
「大体若鳥に秘玉があるのがおかしいんだよ!」
トレジャーで狩ることになる大物モンスターのほとんどが下位ともいえる若い個体なのだ。
若い個体のほうがトレジャーの目的である食用に向いているためでもある。
主に上位、G級と呼ばれる大物は長い年月を生き、肉質も甲殻も強固なものとなる。
そのため、食用とするには固すぎて食べられないという。
「あーあ、友人、折角だからこれ食べるか?カワぐらいならすぐに焼いて食べれるし」
獲りたて怪鳥のカワを見せて私は笑った。怪鳥のカワは居酒屋の人気メニューだ。
若いイャンクック程度ならば狩るのも容易で、一匹で結構な量が取れるため単価も安く庶民でも食べられる。
「それなら酒もほしいですね」
よっこいせと、友人が上竜岩を拾い上げる。
「それじゃあ、ちょっとトレジィのところまで持っていきます」
よたよたとカブトムシが岩を運ぶ後ろ姿を見送り、私も採取を始めた。
沢山ポイントを貯めて金のたまごとフエールピッケルを手に入れるという目的もあるのだ。
金色の何かの破片やらカガヤキクラゲやらをポーチに詰め込む。
今現在いるのはエリア2、ここらへんのめぼしいものは採取しおわったので北の離れ小島に向かう。
突撃してきたファンゴの脳天めがけてハンマーを振り下ろし、竜石をほじくり出す。
猪なのに竜石とはこれいかに?
「さーてと」
小島には何故か岩があり、道をふさいでいる。どうやってこんなところに岩が…?
と、しばし考えるが考えたところで岩がどいてくれるわけではない。
岩に何度か弾かれつつも、ジャガーノートで岩にひびを入れていく。
まるで私がひどい怪力女のように思えるが、ただ単にジャガーノートが固くて重いだけである。
下手すれば、私のほうがハンマーに振り回されているようにも見えるだろう。
とどめとばかりに振り降ろしたハンマーの一撃で、岩が粉々になり、どうにか通れるようになった。
「おつかれさんでーす」
トレジィの元から帰ってきた友人が虫取り網を片手にやってきた。
カブトムシが虫とり網を持つという奇妙な構図に、思わず私は笑ってしまう。
「ミイラ取りがミイラならぬ、虫取りが虫ってとこかな」
「突きますよ。ツノで」
それは困る。オウビートの角での攻撃は小型の鳥竜ならば容易くふっ飛ばせると評判である。
男女二人っきりで、人のいない小島にきた。人目を気にすることなく、波と戯れる……
「イーヤさん!そっち!そっちにいった!」
「逃がすかー!」
ということは、もちろんなく、私たちが戯れているのは世界三大美虫のクレオパピヨンである。
虫とり網を持って、長い触角をひらひらさせる蝶を追っかけまわして捕まえる。
わーわーぎゃーぎゃー、いい年の男女が子供のように虫取りをしている姿は、ひとには見せられない。
一通り、虫とり網が壊れるまで昆虫採集にいそしむと、私は欠けた猫王冠を見つけた。
先ほどの破片と組み合わせ、豪華なネコ王冠を完成させる。
「おぉう……」
まさに百獣の王としかいいようのない王冠をかぶり、友人に自慢してやろうと採取している友人に近寄った。
「女王様とお呼び!」
「あー、はいはい女王様」
砲丸どんぐりを抱えた友人は、こちらを見ずにそういうとまたトレジャーの元へと急ぐ。
運搬スキルがついていない友人にだけ、妙に運搬ものが当たる不思議。
「先にエリア7に行っとくよー」
「あぁ、じゃあ自分はピッケル探していきます」
小島から出て、エリア3に戻り友人はどうにかファンゴを回避しつつ、砂浜へと進む。
獲物を逃したファンゴは私に突撃してくるので、ハンマーで応戦。
また竜石をほじくり出してからエリア7へと向かった。
エリア7はリオレイアなどの巣にもなる、大きな水晶が目印の場所だ。
レイアが食べたと思われる、ランポスやらの骨がそこらへんに転がっている場所でもある。
ぎゃーおぎゃーお、と威嚇するランポスにハンマーを振り下ろし、背骨を叩き折ってはぶっ飛ばす。
奴らの肉は食用に向いているんだっけ?ギアノスのモモはけっこうおいしかったけど…
とりあえず、肉ではなく竜石をまたほじくり出す。
竜石はこんなに簡単にでるのにどうして怪鳥の秘玉はでないんだ!
クェェと、頭の中で意地悪くクック先生が一鳴き、私はまたも採掘を邪魔する岩に向かって八当たりするようにハンマーを振り下ろした。
普段大剣を愛用している私が、ハンマーを持ってきたのはこの岩破壊のためである。
ちなみに何故か友人は、食いしん坊セットである。
「さて、友人はまだかなー」
一通り岩を破壊し終わり、私は周りを見渡す。ピッケルは持っていないため、友人を待つしかない。
ふと、卵ポイントが目にはいる。折角だから何か採取しておこうと思い、私は屈んでみる。
…こっ!これはぁぁ!!
「ラオシャンメロン!!」
高級品の中でも高級品と名高い巨大メロン!なぜかそのメロンが卵と混じって転がっていた。
一体どういう経緯でこんなところに転がっているのか、不思議すぎる…が!
そんなことはどうでもいい!ホントにどうでもいい!うっかりテンションあがっちまうぜ!
過去一度ラオシャンメロンを食べたことのあるアイルーに聞いたところ。
果肉は厚く、一度口に入れて噛めば、果汁が口の中で溢れすぎて果汁がこぼれおちそうになるぐらい。
しかも甘いのに爽やかさとまろやかさの絶妙なハーモニーで。
とにかく、物凄くうまいメロンらしい。
思わず生唾を飲み込んで、ラオシャンメロンを見詰める。
たしか…ポイントでは9000ポイントも…いやしかし…食べたいなぁ…
私はとりあえず、そのラオシャンメロンを抱えた。
「食べよーかなぁ…でも9000ポイント…」
そう、上の空で呟き、段差を降りようとした時だ。
ある意味、メロンを持った時点でこのお約束は決定していたのかもしれない。
卵ポイントと呼ばれるこの場所はカラ骨やらの動物の死骸の骨が多い。
いわば、足元には常に何らかの死骸が転がっているわけで。
私は何かの骨を運悪く踏みつけた。それが棒状の骨か、カラ骨かはわからないが…。
私の視界に空が移り、手からメロンが浮かんで、落ちた。
「ごふぁあっ!!」
ハンマーを背負ってきたのも運が悪かった。
ハンマーが重しとなり、私は仰向けに転ぶ。もちろん、メロンは一度宙を舞い、重力のまま落下する。
その落下地点は私の腹部だ。結構な重さがあるメロンが腹部に落ちるのは、ファンゴの突進を喰らうほどの威力があった。
これは、先ほどの竜石をほじくりだした奴らの呪いかもしれない。
衝撃でメロンが大きく二つに割れて落ちようとするが、どうにかして死守。
私は仰向けになったまま、メロンを抱えていた。
ハンマーが重くて、メロンを抱えたままでは起き上がれそうにない。
ランポスよりも友人が早く来ることを祈りつつ、その格好で数分。
「何してるんですか!」
ガッシャンガッシャンとオウビートマンがピッケル担いで助けに来てくれた。
「私の事はいい!それよりメロンだ!」
「メロンって…」
両腕にまるで双子の子を抱くようにメロンを抱く私を見て、友人がため息をつく。
とりあえず、メロンを友人に渡して骨の少ない別な場所に置いてもらう。
「で?何がありました?」
「ラオシャンメロンを見つけたのだが、うっかり足を滑らせてね。いやはや、運搬の達人がついていたのにお恥ずかしい」
しかし、こうも割れてしまっては9000ポイントは無理だろう。とはいえ、ここに放置するのも腹立たしい。
「友人、メロンは好きかい?」
幸いにも友人の装備は食いしん坊セット。スプーンがないのが残念だがナイフで切ってフォークで突きさせば問題ない。
「嫌いなら私が君の分まで食べてあげよう。さぁ!はやくそのセットを寄こすんだ!」
「どうぞ」
あっさりとナイフとフォークを渡され、少し拍子ぬけするがまぁいい。
私はさっそく割れたメロンにナイフを突き刺した。
足で抱え込むようにしてメロンをナイフでほじくる私の傍で友人がオウビート装備を外していく。
「君も食べるかい?やっぱりこの量を一人ではキツくてね」
「そうでしょうね」
足と腰装備にだけなった友人が、私の傍に座り込む。
「切り分けるのぐらいはしてあげるよ。」
フォークにメロンの欠片…とはいえ拳ほどもあるそれを友人に渡す。
「初めて食べますけどおいしいですね」
メロンの欠片を食べるたび果汁が流れるので友人は何度も口を手の甲で拭う。
「そうだろう?もう切ってる私だって涎が止まらないね。」
友人にはフォークを与え、私はナイフを突き刺してメロンを食べる。
うまい!これは甘い!美味い!舌触りもなめらかで!それでいてしつこくない!
満面の笑みで口の中のエデンを楽しむ私。9000ポイントは惜しかったが、それ以上の味わいだ!
二人で「おいしいね」「おいしいです」と喋りながらメロンの半分を一気に平らげる。
「さて、もう半分と!」
私は空になったメロンを横に置き、口の周りの果汁を拭う。
ふと、ここで自分の体が果汁だらけなのに気づいた。
先ほどメロンが腹部に命中したせいか、とくに下腹部と太腿がべたべたである。
フォールドを付けていればよかったのだろうが、あいにくと今回はハイドベルト。
白いパンツがメロンの果汁でひどいことになっていた。
ついついメロンに夢中になっていたが、気がついてしまうとどうも気持ち悪い。
「友人、これも食べるかい?」
いつもの冗談で、濡れた太腿を友人に見せつけてやる。
友人は、少しポカンとした顔をしたあと、呟いた。その呟きに、今度は私が耳を疑った。
「食べます」
ゲリョス]装備の足装備は、太腿の内側だけ開いている。
通気性を考えてのことなのだと、武具屋の親父は言っていたが、本当かどうかは不明。
今、まさにその太腿の内側だけが私の柔肌を守っていない場所なのである。
その部分をしつこいぐらいになめ続ける友人は、変態だ。
「食べていいって言ったのはイーヤさんですよ?」
「そうだけど…」
私は友人が舐めやすいようにと足を開かれている状態だ。
太腿の間で、友人がメロンの果汁をなめ続けている。
「な、なぁ、まだ半分あるんだ。もうそっちに…」
いくらいつものセクハラトークとはいえ、こんな展開は初めてだったので、少々狼狽していた。
なので一刻も早くこの行為を終わらせたいのだが…
ちゅううううう
文字通り、吸いつくようなキスを私の太腿にかます友人。
声を上げそうになるが、こらえてしまい、唇をかみしめる。
「…きょっ、今日はずいぶんと積極的だね」
僅かな虚勢と、いつもの軽口を叩いて友人を見てやる。
「いや、思い出したんですよ。先日の雪山でイーヤさんにはお世話になったなぁと」
「あぁ、君のフルボルテージをいじくった件か」
三行でいうなれば
雪山でフルフル×ティガを見る。
スキル砲術王で友人のナニをいじくる。
友人二発発射。そこで撃ち止めして帰還。
「それのちょっとしたお礼をと思いまして」
「今まで私がいくら誘っても動かなかったのに、ずいぶんと気が変わったものだね」
「……?誘ってました?」
「ゲリョス装備で尻ぷりぷり。パピメル装備でモロリズム。とか」
「あれで誘ってたんですか……」
どうみてもただの悪ノリでしたよ。と言うと友人は私のヘソに舌を突っ込んだ。
「だっ!ダメ!そこは汚い!」
「大丈夫、甘いですから」
わざわざ装備をめくりあげてまでヘソをなめるとか…
「他に…他に場所があるだろうがっ…!」
「ここですか?」
パンツの上から秘所を押され、私は顔を赤くする。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
友人の頭が私の股に沈む。
制止する間もなく、友人は私の果汁で濡れたパンツを舌で押すようにして舐め始めた。
下着越しというじれったさと、僅か布一枚という危うさに、私は声をあげる。
「ん、別の果汁が溢れそうですね」
「言うと思ったよ…この…変態め」
私の言葉を罰するように、友人は下着をずらすと、すでに主張している私の花芯に吸いついた。
痺れる感覚に私は嬌声をあげ、太腿で友人の頭を挟みこむ。
どこをどう舐めているのか検討もつかないが、とにかく、恥ずかしくて、気持ちいい。
「ま、待って!待って!私が悪かった!ギブアップ!やめてってばぁぁぁ!!!」
バンバンと、手を地面にうちつけ、半泣きで友人に懇願する。
ようやく、友人が舐めるのをやめてくれたが、頭を離そうとしない。
あぁ、私が太腿で挟みこんでるからか。私は足を恐る恐る広げてやる。
「イーヤさん」
いつになく真剣な顔で友人が私を見る。
「…そんなに気持ち悪かったですか?」
「いや、どちらかといえば…よかったけど…」
「じゃあ再開します」
また友人が顔を股間に埋めようとしたので、私は太腿で挟んでそれを阻止する。
「友人、言いたいことがある」
「なんですか」
「私はな、その……」
ふぅと、一息ついて私は友人に告げる。
「処女なんだ」
「……!?」
「あ、ちくしょう信じてねぇな。とにかく、私!処女!初めて!経験無し!
だから、もっと優しく……できれば、するならベッドがいい」
ようやく友人が顔を埋めようとするのをやめたようなので太腿の力を抜いて解放してやる。
「だから、その、また今度でお願いシマス…」
顔を熱くしてそうお願いする私に、友人は優しく頬笑み
「だが断る」
断りやがった。
「大丈夫、もうここ受け入れ態勢できてますよ」
下着の隙間から友人が指を滑りこませ、さらに奥まで指をゆっくりと入れた。
驚くほど容易に私は友人の指を受け入れ、痛みもそうなかった。
友人は私にのしかかるようにしつつ、首筋に舌を這わせる。
「や、うごか、うごかすなぁぁぁぁ……」
そういいつつ、友人に抱きついてしまうのは自分でもわからない。
「ベッドでするのもいいですが、こういう場所の方が燃えません?」
「知るかっ…!」
今日は妙に友人のペースだ。これが経験有無の差なのだろうか?
いや、単に友人のドSスイッチが入っただけかもしれないが。
もはや抵抗する気力もない私を見て、友人はいそいそと腰装備を外した。
雪山で虐待されたフルフルちゃん、こんにちわ、また会いましたね。
「や」
「や?」
「優しくして……」
飛竜と相対する並の恐怖を堪え、私は友人にそう言う。
「もちろんですよ」
友人は私の片足を持ち上げ…その先を私の十分に濡れた場所に押しあてた。
ゴクリと私が唾を飲み込んだ時だ。
『トレジャークエスト!しゅうりょぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!』
野太いトレジィの声が洞窟に響き渡る。なんてことはない、ベースキャンプにいるトレジィの雄たけびである。
彼の雄たけびは全エリアに響くほどなのだ。
『20秒は納品を受け付けるぞぉぉぉぉい!!!』
ロマンチックもムードもいやらしさも吹き飛ばす勢いの爺の叫び声。
「……時間切れだな、友よ」
「20秒!20秒あれば!!」
「お、こんなところにモドリ玉が!」
びくりと、友人が身を震わせる。
流石にナニをぶら下げたままでベースキャンプに戻る勇気はないだろう。
私は友人を軽く蹴りあげて友人と距離をとると、パンツだけを着直してさっさとモドリ玉を叩きつけた。
「おぉ!トレジャーを見つけたか!」
豪華なネコ王冠に狂喜乱舞しているトレジィが、果汁だらけの私の姿を見て残念そうにつぶやいた。
「むぅ、ラオシャンメロンを落としたか、だが次がある!ネクストトレジャーじゃ!」
はは、次があるねぇ……
―――…
クレオパピヨンやら豪華なネコ王冠を手に入れて、ご機嫌なトレジィが操縦する帰りの小舟。
そして、無茶苦茶不機嫌そうな友人。さきほどから私のほうをみてくるが、きっときのせいだ。うん。
「お若いの。何か不機嫌そうじゃのぅ」
「いいえ、別にぃ」
珍しく不貞腐れている友人に、トレジィはホホホと笑う。
「おおかた欲しい獲物が手に入らんかったのじゃろう。じゃが諦めることはない!
今回の経験を活かして、次を狙うのじゃ!手に入るまで何回でもレッツ!トレジャー!!!」
「…そうですね。次に期待しますか。今度は準備を万端にして」
「そうじゃ!今回得たものも大きいはず!次じゃ!次こそは手に入れるのじゃあああ!」
トレジィはもちろんトレジャーの事をいっているのだが、友人は別の事を言っているようにしか思えない。
やめろ、そんな肉食のような眼で私を見るな。
ついこの間まで、私を抱こうなんて考えていなかった友人の、この気の変わりよう。
一体どこでその気になったのやら、やはり雪山でか?
モンスターではなく、友人の記録をつけておくべきだったかもしれないと、私は少し後悔したのだった。
以上です。次も観察してない観察記録です。
怪鳥の秘玉が出なくて発狂しそうな時、こんなのが思い浮かんだ。
あとトレジャーで古龍の涙と千年樹の種が出ません。誰かタスケテ。
次もすでに書きためているので、また近いうちに失礼します。
コメ虫だと
鼻にコメ虫が詰まるハンター思い出す
いやすまんね、真っ先にそれを思い出しちまったもんで……
この後、コメ虫の新しい名前を考える流れに
コメ虫でも観察記録の人でもいいよw
ともかくGJ
貴方の作品初めて読んだが良いね。ちょっと保管庫寄ってくる
このシリーズ好きだ。トレジャーで狙ってるアイテムがあるのにそれが出ないと、
残りの時間けっこうどうでもいいやタイムになるよな
表向き穏和なのに変態紳士でSな友人と、
いざって時になると急に恥じらうイーヤさんかわええw
いいぞもっとやれ
>>642 鼻に米虫が詰まるハンター哀歌が連作投下されたことがあってな……良くも悪くも超インパクトだったんだ。
しかし名前がどうでもあんたのSS面白いぜ。GJ。
GJ
俺も米虫が鼻に詰まるハンターを思い出した
GJ!
相変わらず巧い。
そして仕事が速い。
いやぁ、いいもん見た。
なんでこの二人はいつもこう楽しそうなんだww
GJ!
GJ!
この二人のキャラ大好きです
イーヤさんが処女と言うのはどうも信じられんなw
そういやゴーカーン物には処女が多いよな。
正直、そっちのほうがもえるもんな。
ハンター物の中だとイーヤさんは久々のヒットだわ
ナッヘさん以来かもしらん
お前は俺か
クール系なのが好きです
だがそれがいい
クールといえば
俺の中ではラージャン(not激昂)はクールなイメージなんだが
イーヤさんはナハエよりもメガネ嬢のノリに近くないか?
確かに前回のゴックン描写はナハエと似た反応してたけど
煮てるとか煮てないじゃない
感じること それが一番大事
つまりあれだ
ナッヘもイーヤさんも俺の嫁って事で
662 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 07:55:47 ID:u5z6aOR7
ノトスと友人が661狩猟依頼を受注したようです。
閃光落とし穴ハメを食らうモンスターの気分が味わえて
>>661も幸せだろう
閃光>落とし穴>閃光>落とし穴>閃光>落とし穴>閃光>落とし穴>目標を達成しました
報酬素材は
>>661の白子
つうか部位破壊すごそう。原型とどめてるかー?
>664
俺なら閃光>落とし穴>こやし玉祭にするが
閃光→落とし穴→麻痺→めまい→眠り→大タルG→竜撃砲→閃光に戻る
打ち上げタルGでGギザミに挑む緊張感は異常
668 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 01:45:24 ID:RI0Qde8r
豚姦ってアリ?
突っ込むのか突っ込まれるのか、
対象がプーギーなのかモスなのかそれとも猪系なのかそいつが問題だ
>>661をハメハメするレスが続く。私はふと思うのだ
彼が落とし穴に落ちるような重量という認識は、少しばかり酷い物ではないのかと
あの罠にはドスファンゴ様ですら落ちないというのに
(中略)
だが私は一つの可能性に思い当たった
そう、彼が竜の中でも一際高い重量を誇るグラビモスの鎧の着用者であれば、あるいは…(以下略)
クックがはまってドスガレやブロスがはまらない、落とし穴の不思議。
>>668 >>1読もうぜ豚野郎
>>661ー、逃げてー!
獣姦竜姦でふと思う
レイプしたハンター、性病もらっちゃわないかな
フルフルをれいーぷしたハンター、棒に逆に寄生されないかな、と
>>671 ザザミを襲ったら後日膝の皿の裏にビッシリ小ザザミが…
フジツボ……
>>674 グロ絵じゃなくて本格的にグロ画像か
なんか久々にこれ見た
>>670 砂漠系土遁の連中も一応落とし穴にハマる代わりに、強制的に地中潜行するようにすれば良いのにな。
コレでブロス系は落とし穴+音爆弾で穴埋め可能に。捕獲は無理って仕様ならなお良し。
痺れ罠にハメた飛竜にハメるとシビシビするだろうか?ちょっとナルガにゃんをダークネスで掘ってくるノシ
どこぞのスレでラオのちんこがキリンにどうとかいう書き込みを見たがが
あんなのウルトラマンでもないと入らんだろうな
久々に戻ってきたら新作来てた!!遅ればせながらGJ!!!
>>647の鼻に米虫が(ryを見て
幼い頃に親戚の兄弟がパチンコ玉を鼻に詰めて取れなくなって
病院に行ったのを思い出した
過去スレかどっかで見たと思うのだが…。
主人公がハンターを裁くハンターになって。
横にちっちゃい巨乳のお付きがいた。
そんな小説だったが、何か知ってる人いませんか・・・
結構探してるんだが見つからなくて、売る覚えすまそ・・・・
wikiは見たか?
なければ過去スレ漁るしかないぞ
>>685 WIKIみたけどないっぽい・・・・
過去ログ漁るしかないのかOTZ
けっこう長くこのスレ見てるが、そんな話は心当たりないな
忘れてるだけかもしらんが
>>684 「曇天」の作者様の小説では無いですかな?
個人のサイトにしかないかも…
お気に入りに入れてたけど、いつの間にかサイト無くなってたな…
投下開始。
とある観察記録4.5というべきか5というべきか。
また観察してません。人間×人間。
あと、コメ虫という名前はなしの方向でお願いします…orz
まさかそんなツワモノのSSが投下されていたとは知らなんだ。
しかしそのSSがすごく気になる今日この頃。
密林から、自宅がある雪山近辺の村へ戻るには少々時間がかかる。
近くの街にきたのはいいが、どうもどうも天候が怪しい。
多少の雨にはなれているが、トレジィはけっこうなお歳である。些細な風邪でぽっくりいかれたら笑いごとでは済まない。
大事をとって、この街で一泊したいと申し出たところトレジィは二つ返事で了承してくれた。
トレジャー仲間と情報交換をしてくるといい、トレジィは酒場へと急いで消えた。
クレオパピヨンやネコ王冠を自慢してくるんだと、あの様子だときっと合流するのは明日の朝になる。
一方、私は果汁でべたついた体でうろちょろするわけにもいかず、宿へと急ぐことにする。
「君はどうする?」
私の問いに、友人はしばし考える。
「もう日も落ちてますからね、このまま宿に戻るのもいいですし」
先ほどよりだいぶ機嫌が直った友人。
「友よ」
私は背の高い友人に耳打ちするために背のびをする。
「さっきの続き、したくはないかい?」
なるべく、余裕を持って囁いたつもりなのだが、少々声が震えてしまっていた。
「今度は、時間制限なしだし、お預けになんてしないよ?」
「さっきまで嫌々だったのに、随分と積極的ですね」
先ほどの情事の私の言葉を真似する友人に、私は虚勢をはる。
「心の準備というものがあるだろう?覚悟を決めてないのにあぁも責められては動揺してしまうよ。
あと、いつランポスがくるか分からないあんな場所でするのは、危険だと思う」
大事な場所を食い千切られたいの?と言う私に、友人はしれっとした顔で
「それならイーヤさんの大事な場所に入れといて下さい」
と、言い放つ。口の減らない子になってしまったものだ。
「とりあえず、する?しない?」
「もちろん、しますよ」
この機会を逃したら、ずっとお預けくらいそうですからねと、付け足す友人。
まったく、本当に口の減らない子になったものだ。
―――…
「宿で二人一部屋を頼むのが、こんなに恥ずかしいなんて」
絶対明日の朝「昨夜はお楽しみでしたね」と言われてしまう。
そう言われたらどう切り返せばいいのだろうか。いやぁ死闘でしたよ〜なんて言えばいいのか?
「そういうお客がほとんどだと思いますよ。そういう宿ですし」
「そういう宿?」
「……知らずについてきたんですか?」
首を傾げる私に、友人が少し意地悪い顔で私に説明する。
「この街は大きいですし、人の行き来も多い、ということでこういう連れ込み宿もあるわけです。
はっきり言えば、男女がナニをするための宿ですね」
「そんな宿があるのか…」
感心している私をよそに、友人はカチャカチャと装備を外し始めていた。
私のようなゲリョスX装備、軽装備ならともかく、オウビートXのような甲冑系の装備は重い。
狩りに行く時以外、あまり着たくないしろものである。
私もカツラのような頭装備を外し、後ろでまとめていた髪を軽く解く。
「お、ケルビテールだ」
友人が私の髪型に食いつき、ゆらゆらゆれるテールに後ろから触れた。
「自分、この髪型好きなんですよ。」
「そうかい?それはよかった。一時期はガウシカテールにもしていたんだが面倒でね」
ゲリョスX装備のときは髪をまとめなくてはいけないので、この髪型は重宝している。
「首元がよく見えるし、動くたびゆらゆらゆれるのがすごい好きです」
そう言って友人は自然な動きで私の首筋に唇を落とす。こやつ…!できる!
無防備な首筋に、なんども唇を這わされ、私は奇妙な感覚に声を堪える。
「んっ、やぁっ…」
正直堪え切れてない私の唇から、吐息とも喘ぎとも知れぬ声が漏れる。
友人は開いている両手で乳房をもみしだく、ということはせず、ただ私を逃がさぬように抱きしめている。
ただ、唇を首に当てられているだけなの、私の秘所がじんじんとうずき出す。
ようやく友人に解放され、促されるまま、ベッドに座る。友人が私の服に手をかけて一言。
「あ、自分で脱ぎますか?」
「ん、そうする」
私は装備を脱いでベッドの下に落としていく。
「こういうとき、下着もすべて脱ぐものかい?」
「自分としては脱がす楽しみもありますのでそのままでも結構ですよ」
既にインナー姿の友人が私の体に手をかける。
胸当ての布を外され、ぷるんと私の乳房が姿を見せた。
「小振りですがいい形で」
人差し指と親指で乳首をつまみあげられ私は身を強張らせる。
手のひらで両乳房を支えるように包まれたかと思えば、友人は私の乳首を吸い上げる。
「んっ…」
乳を吸う友人の頭を抱きしめ、私は声を堪えた。時折、舌先で悪戯するように愛撫される。
ゆっくりとベッドに横になり、乳から顔を放した友人がのしかかる格好になる。
足を上げられ、するすると下着が脱がされ、ベッド下の普段着の上に落とされる。
友人は私の太腿に手をかけ、足を広げさせた。
自分ですらろくに見たことのない場所が、友人に晒されていることに私は手で隠そうと抵抗する。
が、もちろん、友人がそれを阻止。
「ここ、跡はついちゃいましたね」
太腿の一点を友人は撫でる。みれば痣のようなものが一つ。
密林で友人が吸った部分だ。キスマークというものなのだろうが…
「内出血するまで吸うなんて、このバキュームスティックめが」
「そういう色気のないことを言わない」
まるで小さな子供をたしなめるような口調で言うと、彼は私の花芯を少々乱暴につまんだ。
今度は声を出すことは完全にこらえたが、体が大きく震えてしまった。
おそるおそる友人を見ると、実に楽しそうな顔で私の秘所をいじくっている。
「あのな、友人、すごく恥ずかしいんだ」
だからあまり見るなとと、続けているが、友人は素知らぬ顔で秘所の奥に指を這わせた。
指が一本、奥まで入り込み中を探索するように優しく撫でる。
傷つかないようにする自衛機能なのか、そこから愛液が滲み出ているのがわかった。
「ちょうど良い具合になってきました」
「き、君のソレも、臨戦態勢だしねぇ」
息を荒くしつつも友人をからかってしまう。
実際インナーの下から友人のフルフルは存在を主張していた。
「早く脱いだほうがいいんじゃない?シミができてしまうよ?」
私の軽口に友人は苦笑して、インナーを脱いだ。これでお互い、真の裸の付き合いというわけだ。
友人の戦闘態勢のフルフルを見てぼそりと感想を漏らす。
「なんというか、自分についてないからか、すごくそれが可愛らしく見えるよ」
「それは気にいったということですか?」
「んーたぶん、まぁ、いいや入れちゃって」
色気も何もない私の言葉だが、その程度で友人のフルフルは萎えることはなく私の秘所に侵入を試みた。
自分以外の何かが、自分の中に入る感覚は実に奇妙なものであった。
「痛い痛いと聞いていたけど、そうでもないみたいだ…」
友人がゆっくりと腰を沈めているおかげかもしれない。
ゆっくりゆっくりと奥まで入り込み、根元まで入った時、友人が動きを止めた。
「きつい?」
私の問いに、友人は少し悩んで素直に答えた。
「きついですね」
こればっかりはどうしようもない。初物の独特の癖というものだ。
「すごいですよ。ぎゅうぎゅうに締め付けてくる」
「説明しなくていい」
ぷいと顔をそむける私に、友人がそうですかと言って腰を動かした。
「ひゃっ!?」
接合部から生まれた刺激も私は小さな悲鳴をあげて友人に抱きつく。
「すまん、本当にすまん」
「本当に初めてだったんですね」
まだ疑っていたらしい友人の言葉に、私はムッとしてまたそっぽをむいた。
「怒らないでくださいよ。未開通なのにイーヤさん、いろいろ言ってたから」
「あれは書物で得た知識だよ」
いくら未開通とはいえ私も年ごろ、そういうのが気になるのだよと、付け加える。
そういう小説をほんのすこしだけ書いた事もあるが焼き捨ててしまった。
モンスターの交尾を観察して書いた記録のほうが、まだマシな出来だったからだ。
「雪山で君のフルフルをいじくったのも、書物でそういう行為があると知ったせいでもあるからね」
「あぁ、だからあんなにじれったい舐め方をしてたんですか」
「へたくそで悪かったな」
「いえ、初々しくてそそるものがありました」
ドS心をか、と心の中で突っ込みを入れる。
「まだ、きついですね。しばらく動かさず、慣れるまで話でもしますか」
私の緊張している初物の様子を見るらしい。
「そっ、それがいいな。あと、腕が疲れるだろうから存分に圧し掛かれ」
私は友人の背に腕を回し、体を私に預けさせる。友人の重みが心地よい。
「本当はここからさっきみたいな、ピストン運動に入るんだろう?」
「えぇ、ですが今回はしばらくこのままということで」
繋がったままというのも悪くはない。下腹部にじんとした熱が生まれつつあるがこれも気持ちが良い。
「こういうとき、いいムードを保ったまま話をするというのが玄人なんだろうけど。
あいにくそういう話のストックはなくてね。何かあるかい?」
「……ええと、初めて二人で観察に行ったときの話でもどうです?」
思い出話という奴か、私は初めて友人とモンスター観察をしたときの事を思い出す。
たしか、あれは樹海が狩り場として解放されてしばらくのことだった。
眠鳥に迅竜、今まで見たことのないモンスターに私は胸を躍らせて樹海に行ったものだ。
適度に眠鳥や迅竜を狩り、樹海の地理にも慣れてきたところで私は眠鳥の観察を始めることにした。
「そのころ君はすでにナルガS装備だったっけね。あの装備はいい。凄くセクシーだし」
「イーヤさんもナルガ装備作りましょうよ。セクシーですし」
「おや、君はキリン至上主義ではなかったか?」
「正直、なんでもイケる口です」
「それなら今度はガノスX装備で来てあげる」
「すいません。それは無理です」
まぁ、私としてもあの全身タイツのような装備でも構わないと言われたら困る。
「あの頃の君は、正直怖かったなぁ」
ナルガS装備を手に入れていることからかなりの実力者だとわかった。
しかし、当時流れのハンターであった友人は独特の眼光と気迫をだしていて、話しかけられない存在に思えた。
ナルガクルガが人化したのではと思えるほどの、そんな友人が…
「何笑っているんですか」
「いや、だって……」
今では、私とのんびりモンスター観察に行っているなんて。
「人間、変わるものだねぇ」
「昔の自分と、今の自分どちらが好きですか?」
いいね、なんとも愛しく思える会話だと、私はほくそ笑む。
「昔のナルガクルガみたいなギラギラした君も好きだけど。今の落ち着いた君のほうが好きかな」
「そういうイーヤさんは、なんでしょう…ケルビかな」
ケルビテールだからといって、それはあんまりじゃあないかい?友よ
「よいしょっと」
友人がゆっくりと腰を動かした。先ほどより力の抜けた私の秘所で友人の性器が動くのが分かる。
「そろそろ、動かしますが、痛いようだったら言ってください」
本物のナルガクルガなら、痛い痛いと喚こうと素知らぬ顔で食い散らかすだろうに。
私のナルガクルガの、なんて優しくて愛おしいことよ。
「わかったよ。存分に貪ってちょうだい」
友人が、まるで腕立て伏せをするような格好をして、腰を動かし始めた。
「ひうっ!」
私の小さな悲鳴に、友人が動きを止める。
「すまん、ちょっと驚いただけ…気にしないで動かして」
これは、こまった、予想以上に気持ちがいい。
「私に、構わず、突き進め」
息も絶え絶えにそう友人に告げて、私は眼をつぶった。押し寄せる快楽の波は、とても大きい。
―――…
初めてで女側がイくということはあまりないらしい。
だが、初めての行為に興奮している私には、そんなことはどうでもよかった。
「ひっ!あっ!あぁっ!」
行為として友人が腰を振り続けるという単純なものだが、私はそのたびに小さな嬌声を上げていた。
肉と肉が擦れる音と感覚に、私は抱きついて友人の背中に手を回していた。
爪を立てたくなる衝動をどうにか抑え、それでもだめな時は友人の背から手を降ろし、シーツを掴んだ。
出し入れされるたびに刺激が下半身を襲い、私の小振りな乳房が上下に揺れる。
少しでもこの戒めから逃れようと腰を動かすが、内壁をこする場所がずれるだけで何の解決にもならなかった。
友人は器用にも腰を打ちつけつつ、私の首や胸を吸い上げる。きっと、明日は全身内出血で痣だらけになるだろう。
「大丈夫、ですか?」
友人の言葉に、私は何度も首を大きく縦に振ることしかできなかった。
呼吸すらも難しい状態で、喋れというのが無理なのだ。
このまま、体が溶けてしまうのではというほどの熱が私を支配し始めている。
「そろそろ、出ます…」
そんな辛そうな色っぽい声でそんな事を言わないでほしい。
出して、とか、いいよとか友人に対する言葉が快楽の波に消されて何も言えない。
言葉を思い出しているうちに、中で一段と友人の性器が膨らんだかと思えば、子種が注がれる感覚が私を襲う。
このとき、私はどんな顔をしていたのだろう、きっととろんとした、間抜けな顔だろう。
最後の一滴まで、友人が出しているのか、それとも私が出させているのか……
ようやく動きの止まった互いの接合部から、ぬるりと友人の性器が抜ける。
互いに、荒れた息をを整えつつ見つめ合い、今更ながらに口づけを交わした。
「中に出すとか…君、責任とれるのかい?」
一呼吸、私が口づけの合間にそう問いかけると、友人ははっきり答えた。
「そのつもりで出しましたから」
非常に男らしい言葉に、私はうっかりまた惚れそうになる。これは孕む。言葉だけで孕む。
「すみません、イーヤさんイケませんでした?」
「たぶん、でもいい。すごく気持ちよかったから」
回数をこなすごとに、快楽はより大きくなると聞いたことがある。
「ということで、これから適度にしていこうか、これ」
「喜んでお相手させてもらいます」
「疲れただろう。さぁ、私の胸で息絶えるがいい」
「普通に眠らせてください」
そう言って、友人は足元でもみくちゃにされている掛け布団を引っ張ると互いの肩にかける。
そして私に腕を差し出し、私を抱きしめるような格好で眠りにつく。
いわゆる、これは腕枕というやつだろうか。私は眠ろうとする友人の寝顔に見入る。友人の吐息すらも、耳に心地よい。
今日はトレジャーで運搬が多かった友人だ。ただでさえ疲れているのだろう。
もしかしたら、私が初物なので気を使っているのかもしれないので、ここは静かに眠らせてやることにする。
……昔の友人は、今よりも静かな男であった。集会所ですれ違うたび、常に獲物の血の匂いをさせるような男。
そんな男が、今では私のために狩りでもない観察についていき、私の我儘でトレジャーにもかりだされ、
私の中に子種を残して、真横で無防備に寝ている。当時では考えられないことだ。
…友人と……初めて話をしたときのことは今でも覚えている。
当時、私は樹海の水辺で眠魚をとるヒプノックを観察していた。
ヒプノックが睡眠効果のあるガスを出すのは、睡眠袋などの器官があるからだ。
しかし、彼らはネムリ草や眠魚を食べて、より効果的なガスを体内で作っているという。
十匹ぐらいの眠魚を嘴から丸のみすると、ヒプノックは翼を広げて飛び立った。
完全に、ヒプノックの気配が無くなったと確認して私が立ちあがると、後ろに友人がいた。
当時はナルガ君と心の中で呼んでいたのだが…そんな彼がいぶかしそうに私を見ていた。
獲物を追っていないことから、素材収集ツアーでも申し込んだのだろう。
「あんた何をしてるんだ?」
「ん、観察」
正直、あのナルガ君に話しかけられたのに驚きつつ、私は平静を装って返事をしたものだ。
「なんなら来るかい?おもしろいものを見せてあげる」
断るだろうと思っていたが、案外すんなりとナルガ君は了承した。
誘っておいて、やっぱり駄目なんていえず、私はナルガ君をヒプノックの巣へ案内した。
―――ヒプノックの巣につくと。ばれたら困るから静かにねと、私は人差し指を口に当てた。
まだ、ギルドも調査しきれていない樹海の奥深くまで来た事に、ナルガ君は少し驚いていたようだった。
巣はエリア7に似たような場所。一匹のヒプノックが静かに座りこんでいる。
「ただ座りこんでいるんじゃないよ」
私はナルガ君に小さく囁いてやる。
「アレは雌、卵を温めているんだ。」
その囁きのあと、大きな羽音が聞こえてくる。
「アレが雄」
降り立ったヒプノックに、雌が甘えるような声をだした。
これに雄も答え、二匹は嘴をこつんと当てて静かに寄り添う。
雄は急に上を向くと、ゴギュ、とも、グゲェ、とも言えぬ声を出し始めた。
何事かとよく見れば、嘴からは先ほどの眠魚が出てきている。
雄は大きく嘴を開け、僅かに消化した魚を雌に口移し、否、嘴移しで与えた。
「吐き戻しってやつだね。雌は孵化の時期になると卵から離れない。そのせいで餌も探せないから、雄が多めに餌を飲みこんで雌に与える」
雌は雄から餌をもらうと、礼をいうように可愛らしい鳴き声を出した。それに黙って雄は頭を雌に擦りつける。
それを思えば、この眠鳥たちのなんと幸せそうなことか。
二匹は静かに寄り添い、頭を擦りつけあっている。
本来、狩る立場であるハンターの私が言うのもなんだが、この二匹は幸せになればいいなと思ったものだ。
「……いつもこういうのを、観察して…るんですか?」
何故か敬語を使いだしたナルガ君に、私は満面の笑みで答えた。
「そう、結構楽しくてね。よかったらまた来ないかい?そろそろ孵化する時期なんだよ」
正直、この観察の楽しさを理解してくれる仲間がおらず、食いついてきたナルガ君を無理矢理誘う。
気が向いたときでいいからと、私はナルガ君に無理矢理ギルドカードを押し付けて、その日は一緒に集会所まで戻ったのだ。
それから、誘うたびに、ナルガ君はしっかりついて来てくれ、ギルドカードも渡してくれた。
あのカードを見たときの小さな衝撃は今でも覚えている。
「いい名前だと思うけどなぁ、ユーリィ」
友人ことユーリィはすでに完全に眠りについている。
この可愛い名前で呼ばれることを嫌がる友人、二人っきりの時ならどうだろうか?
行為の時に名前を呼び合うと、それはそれは燃えると聞いたが……
……いや、止めておこう。燃えるからという理由で友人の変態行為が増えるかもしれない。
呼ぶとしたら事後承諾でいいか、流石に名前を呼んだくらいで萎えはしないだろう。
あの時のヒプノックのように寄り添える事に感謝し、私はもう一度だけ小さく小さく友人の名前を囁く。
穏やかに眠る友人をしばし見つめ、私も眠ることにする。
惚れた男に抱かれて眠るのも悪くないものだ。
終
以上です。ありがとうございました。
ヒプノックが眠魚やネムリ草を食べるのはwikiで知りました。
次回があったら今度こそ観察したいです。
ヒロインの性格はもう変えようがないのでこのままでお許しを。
自分も珍味さんの作品が好きだがら、影響受けている可能性は高いです。だってあれ素敵すぎ。
696のミス、吐き戻しのすぐ後のシーンで「それを思えば、この眠鳥たちのなんと幸せそうなことか。」
の「それを思えば」の部分は脳内で消してもらえると助かります。
本当にもう、どうして投下後にこうミスを見つけるのか!キィ―!
フヒヒィ!GJでした。
俺もイーヤさんを観察したい
友人、名前だけ可愛いすぎる件
WA4に脳内変換したら百っ合百合やぞヽ(゚∀゚)ノヒャッホイ
シスコンでチャリンコマニアな兄貴がいるのかw
おお! ぐっじょ!
誤字脱字なんて脳内補完で余裕だぜ!
ヒプ夫妻の幸せな様子にほっこりしたわい
GJですた!
GJ
ヒプノックってネムリ草食ったりするのか
初めて知った
GJ!ヒプノの描写とか友人さんの変化がよかった!
そしてやっぱりイーアさんは俺の嫁
女視点なのに違和感がない
ほんまGJやわぁ
>>704 _
タヒねばいいのに
ところで武具屋の兄ちゃんと女ハンターの恋とかいいなと思った
彼女を守るための矛と盾を作るのに日夜熱心に働く兄ちゃんと、仕事ばっか優先しくさってこのファッキンシットが!と誤解するハンターとか妄想してニヤニヤしつつ資料見てたら兄ちゃんちょっとおっさんっぽい見た目で俺涙目
あれか、これが「おにっさん」ってやつなのか!
>>704 どこの誰だかわからないイーアさんなら好きにしたらいいけど、
イーヤさんはおまえにゃ勿体ない
>>706 行商のにーちゃんと女ハンターなら妄想した事あるが、
武具店のにーちゃんの方が美味しいかもな
鎧を造るにあたって、採寸とかあるだろし
武具屋の兄貴とハンターのウホッ!なスレが昔あった覚えがw
個人的には先代ハンターにちょっかいだしたい
教官も悪くないと思うぞ
こんがり肉納品クエで、生焼けとかコゲ肉量産しちゃう料理下手女ハンターをめっちゃ叱ったりして、
でもクエスト終了後は、反省会兼夕飯で女ハンターを誉めてこんがり肉も失敗した肉も美味そうに食ってやるといい
飴と鞭うまうま
教官はエロにまわってほしくないな…
何でだろう
いつもこのシリーズ楽しみにしてるけど、今回もいい話だった。
次回もあれば、と言わずぜひ書いてほしい
ゲーム内のモンスは主に怒り狂ってる姿しか見られないけど、
のんびり子育てしてる所なんかも見てみたいとやっぱ思っちゃうよな。
そういうモンスの所にはギルドが狩猟斡旋しないようにしてるんだろうけど
にしてもガノスXヘルムの怖さは異常wwww
教官はあの汗臭い熱血不器用独身男オーラが印象強いんで、
エロシチュやるなら教官が職権利用でうまい汁吸う展開より
かわいい女生徒ハンターに教官が一方的に惚れられちゃって
困惑する教官・アタックする生徒、みたいなドタバタとかが個人的にはしっくり来る
先代ハンターと女ハンターもいいね
もう自分が赴けない狩場で、自分を超えて強くなっていく現役ハンターを
陰からサポートする先代の心境とか想像すると燃ゆる
>>712 なんというおま俺
あとはライバルも良いと思うんだが
教官は一人上手なイメージが強すぎるw
教官って独身だっけか
結婚してそうな感じもするが
子煩悩になりそうだな
黒髪ロングで、糸目で、旦那が何をやらかしても「あらあらうふふ」と笑って受け入れる。
そんなベタで美人な良妻が教官には居るに違いない。
と、考えると少し幸せになれた。
ギルドマネージャーが教官の嫁と申したか。
皆、教官大好きだな
教官との訓練は誰もが通る道なのに、エロが無いのが不思議…ってこういうわけだったのかw
やっぱり教官はいい家庭を持ってそう。あるいは持ちそう。
>>716に脳内.zip見られたかと思った
>>715 俺もなんとなくそんなイメージがあったw
普段はあの厳しい教官が家に帰ったら真っ先に子供の所行って
「ただいま〜♪パパでちゅよ〜♪」とか言ってる姿を妄想してみた
ディスプレイとキーボードがコーヒーまみれになったぜ
720 :
712:2009/05/26(火) 21:06:37 ID:KVsIPXO7
>>715 いや、独身てとこは俺の勝手な先入観w
受講者が焼いた肉や釣った魚を夕食にしてる様子見るといかにもそれっぽいなと
けど実は家庭持ってるとかもいいなと思う
もしくは僻地のポッケに単身赴任で来てて、遠くに家族がいるとかね
子煩悩のとこは余す所なく同意
訓練所では訓練や教育指導一筋だが、たまに集会所辺りで飲み会やる時は大抵妻や子についてものっそい饒舌に語る…なんてのもいいな
きちんと仕事とプライベートに線引きできてたらかっこいいなと妄想してみる
P2Gからやりはじめた初心者だけどプーギーがなかなかなつかなず、いつも訓練所に逃げ込まれて教官に嫉妬していたな。
いまではプレイが雑になったりすると自分が訓練所に逃げ込む癖がついた。
あの装備のセレクトを見る限りとても仕事とプライベートをきっちり分けているように思えないオレが通りますよっと
教官のセレクトはエロいのかなりあるジャマイカ
Gラーなんてザザミ腰に金剛足
訓練所で女ハンターが着た装備……
教官が裏で売るもよし、気にせず洗うもよし、別の男ハンターに盗まれるもよし
MHPの女教官も忘れちゃいけないと思うんだ。
訓練所の装備を見る限り
弱い装備で四苦八苦する女ハンターを見てニヨニヨするドSか
弱い装備でモンスターに打たれることに快感を覚えるドMかの両極端な二択しかないと思う
エリチェンのない闘技場を用意してわざと弱い装備をさせて普段のクエでは経験できない緊張感を味わわせることで成長を図る厳しさだろ
MHPって女教官だったんだ。
その人が嫁だったら楽しそうだと妄想しておくことにします
MHPはプレイヤーキャラと同性の教官だった気がする
男の教官でも若い顔してたような?
あんまり訓練所行かなかったから、うろ覚えなんだが
>>723 あるある。
スーツ系とか、妙にエロっちい貸与装備が多いのはもしかして教官の趣味なのか?
…と、特に黒人ヒゲアフロの野郎ハンターを使ってる時には気になって仕方がない
教官は謎が多すぎる
訓練所のメニューは当然全部を好成績でクリアできるんだろうし、
普通なら捕獲できないキリンだのを捕まえてもくる
広大なエリアにある採取ポイントにいろいろ小細工していて、
いつでもハンターが利用できるように、それを維持している
どう考えてもプレイヤーの操るハンターより格上だが
村や街、ひいては国の危機であっても教官は何もしようとしない
謎すぎです
>>730 教官は前線で戦うよりハンター育成のほうが得意で、また国にとってもそのほうが利益につながる。
ハンターなんていっぱいいるが、教官は教官としての貴重な人材。
そう、教官は世界中でただ一人の存在なのだ!
各村に一人か二人居るから教官は沢山居そう
教官ギルドとかあるのかも知れんぞ
勝手に「ワシが育てた」的な会話で盛り上がってそう
で、結局教官との絡みを期待していいのだろうか?
ここまで教官が人気あると逆に書きにくそうw
ポッケ村に赴任したとあるハンター、武器はスパナ
「俺はノンケでmry」
ポッケ村の男衆は、皆兄弟となったそうな…
って考えてゾッとした
ところで教官のふとももって、綺麗だよな…
訓練所のクエって無料だよな……あ、いやなんでもない
クエストで場所が闘技場だと、見世物にしてたりするのかなと思う。
モンスターとハンターどっちが勝つか賭けてたりして。
訓練所はギルドか自治体で運営してるものかと思ってた。
どっちにしろ倒したモンスターの素材は訓練所のものになると思うし。
>>737 キリンとかラージャンとかグラビのときは観客も命がけだなww
初心者訓練みたいに、どう考えても報酬出るどころか受講者が受講料払うのが筋だろってクエでも
報酬やごほうび素材出るしな
巨大なモンス討伐した時に、そいつから取れそうな素材の量と
実際にハンターが手にできる素材の量考えると、どう考えても
これしか取れないわけないはずってみんな思わん?
以下は勝手な脳内設定だけど、倒したモンス素材のうちいくらかは
ギルドの取り分になってんだと自分は思うのね。
多分、そうやって上げた収益でギルドはモンスの生態研究したり
工房での武器防具開発費に当てたり初心者ハンターに訓練報酬払って育成したり、
なんだかんだでハンター側に利益還元されてんだろうってのが俺の妄想。
あと、クエ依頼文を見ると「どう見てもこの依頼者にこの巨額の報酬が出せると思えない」
って感じの依頼者がときどきいるじゃん。
ああいう依頼の場合も、ハンターに支払われる報酬ってのは
実質的には依頼者じゃなくギルドが代わりに出してるのではと思う。
そうやって、経済力のない層の人間もモンスの脅威から保護できるように
ギルドが計らってんじゃないかと。
もちろんハンターからピンハネた分で不当に私腹を肥やしてるギルド役員もいそうだけどなー
マンドラゴラやケルビの角は売値と仕入れ値が10倍違うんだっけか
ハンター→ギルド→(業者)→行商婆って経由してるからかも知れんが
飛竜や古龍の素材なら相当うめぇ商売になりそうだな
どんな世界でも組織の上が儲けられるシステムなのは変わらないんだろうな
dosでライバルが家に来て飯作っていったときはびっくりした
お前それどこのツンデレだよと
寿司店とかだと在庫の捌けが悪いトロなんかより、
イカタコエビなんかの安いネタが沢山売れた方が店は儲るらしいぞ
だから店で一番利益が上がってるのは案外アオキノコとか薬草、回復薬かも知れん
ギルドが支給品に出してる応急薬とかもアイテム屋が卸してるなら結構儲けてるかも
要するにアイテム屋のおねぇさんは枕営業しているはず
743 :
珍味のひと:2009/05/29(金) 07:59:20 ID:dxT8xB/N
面白げなネタが放流されてるのに、回収できない自分が憎い。
さておき、続き物な長いのを投下。
投下自体に19レスほど拝借。以下傾向とか。
・擬人化してぬるくやるだけ話
・人化ドスガレ(おにっさん)×女ハンター(ハンターさん)
・風味は少ないが舞台はMHP2
・設定捏造てんこ盛り
以上許せる方はご覧あれ。
NGワードはタイトルの「桃色したひらひらの…」辺りでどうぞ
↓↓久しぶりなんで、以下粗筋。
桃ヒレ求めてドスガレ乱獲を繰り返す女ハンター。
そのドロップの渋さに苛つきを募らせていた。
ある日、彼女は追い詰めたドスガレの背ビレの縁に桃色の輝きを見る。
だがドスガレを捕獲したハンターは知った。その背ビレの桃色はペイントボールに染まっただけのものだったと。
腹いせに毒を盛るハンターだが、その毒、ドキドキノコのおかげでドスガレは全快してしまう。
怒り心頭のハンターが、目覚めたドスガレに説教をかまそうと試み、ドスガレは人の姿となってそれを受け入れた。
一帯の特殊な砂により、知恵をつけたというドスガレは語る。
桃ヒレを生やすのはメスだけで、この辺り一帯にメスはいないと。
繁殖行為におよびたいドスガレに麻痺させられた女ハンターは、初体験がガレオス相手では嫌だと叫んだ。
おにっさんがうん、と小さく尻上がりにうなりました。
「おまえらのやり方を訊こうと思っていたが、そうか。おぼこか、厄介だな」
おにっさんの抑揚の少ない声に、ほんの少しの戸惑いが混じったのを、ハンターさんは聞き逃しませんでした。
「そう、よ、ゃっかいなのよ。らから、やめおう!」
回らない舌で、ハンターさんは必死に訴えます。おぼこってなんだろうと思ったのですが、今はそれどころではないのです。
おにっさんは訴えに耳をかすでもなく、顔が見えるようにハンターさんを抱え直しました。
ハンターさんの力の入らない体を片腕で抱え、おにっさんはそのごつい手で垂らされるままのハンターさんの手を取り、見詰めました。
ままならない何もかもに、ハンターさんは子供のように唸る事しかできません。
怒り顔や泣きそうな顔、不安そうな顔とくるくる変わるハンターさんの表情を、おにっさんは観察しているようです。
「一体でうろつき回るからには、その体は成熟しているのだろう。我らを幾度も狩る腕だ、独り立ちしたてとも見えない。
だが目交の一つもしたことがないとなると、おまえらには自分より強い男としか番いにならん習性でもあるのか。
でなければおまえが不具か」
観察は冷静なようで、おにっさんは普通に失礼な事をいいます。人の礼を、元ドスガレちゃんなおにっさんが知るはずもないのですが。
ハンターさんはまぐわいが何だかわからないものの、尋ね返すより先にもつれた舌で言葉を飛び出させました。
「あたしは完っ璧なんらから。相手えらぶけんりは、あたしにあんの」
頬っぺたが押し付けられていたのが解消された分、言葉はだいぶマシになりました。
実際は選んでいるのでなく、ただ単に性格の悪さのせいで男が寄り付かないだけですが、ハンターさんにも女のプライドってものが無くもないのです。
ハンターさんの虚勢のような言葉を、おにっさんはどうとったのか、そうかと頷きました。
ハンターさんの手が、おにっさんのあまり表情の浮かばない頬に触れました。おにっさんの手がそうさせたのです。
細かい砂の感触がするけれど、肌自体はなんだかぴっちぴちで、ハンターさんは一瞬状況を忘れてムカッとしました。
おっさんのクセにあたしよりつやっつやってどういうことよクソ野郎。と思ったのですが、黙っておきました。
ハンターさんの手を、ゆっくり頬から下へと滑らせながら、おにっさんは口を開きます。
「ならばおまえが我ら……いや、俺を選べ。おまえの望み通りに女扱いしてやろう」
女扱いと性交渉に持ち込むのとは全く別モノなのですが、おにっさんはしれっと言いました。
けれど、ハンターさんは幸か不幸か、結構残念な頭の持ち主でした。おにっさんの詭弁に、むむと考える様子を見せてしまったのです。
ハンターさんはおにっさんの顔をじぃっと見つめました。のっぺりとした薄い顔かつ無表情で、配色が特殊な以外、かなり無個性です。
そのぶん不細工ってことはないかな、とちょっとポジティブに捉えてしまいました。
お話聞いてくれたし、ハスキーボイスも素敵かもしれないし、強引さもありっちゃありよね。
いわゆる吊り橋効果なのか、可哀想に考え疲れてしまったのか、ハンターさんは「うん」と答えてしまいそうです。
ガブラスーツ越しの熱い肌が、ただでさえ沸いてたハンターさんの脳を沸騰させてしまったのかもしれません。
その時、ハンターさんの頭の隅に三つ年下の同僚の、やっぱり初めては好きな人とがいいよね、なんてオトメな一言が蘇りました。
好きな人なんていないハンターさんは、ふーんと流したものですが。
つられて、面倒見のいい大先輩の助言も浮かんできました。
曰く。窮地を逃れる術は、探す事を諦めなきゃどうにか見つかるもんだ。みっともなくても足掻けるだけ足掻け、と。
ハンターさんは自分がどうしたいのか、どうすればいいのか、訳がわからなくなりそうです。
ハンターさんははたと我に返りました。考えに沈んでいた時間はほんの一瞬です。
体はまだ動きません。けれどハンターさんは思い出しました。麻痺は暫くすれば解けるのだと。
現状は案外絶望的じゃない、そう思い直したのです。腐ってもハンターさんは上級の依頼を請け負う実力者でした。
ぎこちなく、ハンターさんは笑いました。
おにっさんはその笑みに応える事もなく、ハンターさんの答えを待つように黙っています。
おにっさんに取られたままのハンターさんの手は、おにっさんの胸まで下りてきていました。
「そうね。条件付きで選んであげるわ。コウエイに思いなさいよ」
ハンターさんの、自分を奮い立たせるための言葉選びでした。
引退してしまったお姐さんも言ってました。イイ女は駆け引きくらいこなしてみせるモノなのよ、とか。
イイ女じゃなくても、腕のいいハンターはモンスターとの駆け引きをこなしてみせるものなのですが。
「条件とやらを聴こう」
垂れ眉の端っこを動かして、おにっさんが言いました。
ハンターさんが付けた条件は少なくありませんでした。
おにっさんが砂まみれのままじゃ嫌だとか。砂の上に直に転がされるのは痛くて嫌だとか。
おにっさんの爪丸出しは危ないから、手袋を付けろとか。ガブラスーツは高いんだから破くなとか。
優しくしなきゃ喚いてやるとか。
「でね、それとね……」
ちょっと調子を取り戻してきたハンターさんの喋りに、おにっさんの表情が曇りました。
「まだあるのか。あまり増やすと面倒だから全部蹴るぞ」
おにっさんは気が長いのか短いのか、ハンターさんにはよく解りません。
む、と唇を尖らした後、ハンターさんは言います。
「あたしの事、なんか褒めなさい」
おにっさんも、ぬ、とうなりました。
ハンターさんはまた尖らせた唇の隙間から、ぷーと息を吹きます。
いきなり褒めろなんて言って、ちゃんと褒めてくれるなんて思っていなかったのですが、少し悔しいと寂しいの気持ちがあったのです。
「思い付かないんなら、『可愛い』って言いなさい。意味わかんなくてもいいから、言いなさい」
そんだけよ、と付け加えたハンターさんの言葉に、おにっさんは、ふんと鼻をならしました。
言ってしまってからハンターさんは、ほんの少し悲しくなりました。男の人に言われたことないやと思ったのです。
おにっさんはハンターさんの手を放し、そのごつい手でハンターさんの頬っぺたをもにっと摘まんで、訊きます。
「どんな風に言えばいい」
おにっさんのサービス精神らしきものに、ハンターさんは泣き笑いの顔になりました。
日陰の砂面に敷かれた外套の上、転がされたハンターさんは、赤い顔でにやにやしてしまうのを我慢できません。
おにっさんの『可愛い』は、想像してなかった程に良かったのです。
しかしながら、時間稼ぎのためにいろいろ言ってみたのに、ハンターさんは麻痺状態絶賛継続中です。
「おまえは我らを殺せるからな」
そう言ったおにっさんに、また肘の内側を爪で傷付けられてしまい、体の麻痺が解けるまでの待ち時間は振り出しに戻りました。
そのおにっさんはというと、水辺で砂を落とすべく黙々と水浴び中です。野郎の水浴びシーンなど誰得。
今は日陰に居るといえ、散々暑さに苦しめられた事を思い出したハンターさんは、おにっさんの上げる水音を羨ましく耳にしました。
流石に、自分も水浴びしたいとは言い出しません。動けない今、おにっさんに頼む事になるからです。
それも条件かとかあの怖い笑顔で訊かれて、返答も待たず即座にお断りだって怒られそうな気がしました。
ハンターさんが思うに、おにっさんはそれなりに律儀ですが、かなり容赦ないんです。
おにっさんの怖い笑顔を思い出し、ハンターさんは背筋が寒くなりました。
ハンターさんはふと気付きました。
おにっさんはハンターさんの実力を脅威だと解っているのです。なのに、殺してしまおうとしていないんだと。
ヤりたい一心なのかもしれませんが、『強引に』が身上と言いながら、一応ハンターさんの要求も受け入れてくれています。
一度は背ビレがくったりするほど追い詰められておきながら、ヘンです。
実は痛いの好き、とかかな? と首を傾げたいハンターさんは、他の人の気持ちを想像するのがかなり苦手でした。
水浴びを済ませて、砂に濡れた足跡をつけながら、おにっさんがハンターさんのところへ来ました。
姿勢も顔の向きも変えられないハンターさんは、とりあえず目蓋を閉じました。
ハンターさんの頭の中では、先程首を投げ出し眠っていたドスガレちゃんの姿がなんとなく思い出されています。
「後は手袋、そしてその黒い皮を脱がせる、だったな」
膝から下が砂で白くなったおにっさんは、ハンターさんの脚の方に腰を下ろしました。
恐る恐る目を開けて、ハンターさんは視界におにっさんの姿が入ってないとわかると、「うん」と返事します。
おにっさんは手袋を摘まみ上げ、眉をひそめました。
「この手袋、か。破れたらどうする」
ハンターさんに尋ねる声は、相変わらずの調子でした。
おにっさんの摘まんだ手袋は大人が子供用を手にしたみたいな、サイズの無理臭さが一目でわかります。
「破かないでよ」
「……付けろと言ったおまえ自身を恨むんだな」
サイズの問題以前、指の間の深いところにヒレがあるおにっさんの手は、とても手袋に向いてません。
水から上がったばかりで手が濡れたままな事も、問題だったのかもしれません。
おにっさんは、静かに頑張りました。
暫く後、ようやく手袋に手を収め、おにっさんは深々と溜め息を吐きました。お疲れの様子です。
その横でハンターさんには、密かな危機の訪れがありました。
なんと退屈のあまりの睡魔到来です。
灼熱の炎天下を走り回ったり頭を沢山使ったりしたので、ハンターさんが疲れちゃったのも仕方ないのです。
けれどもこんな時に寝てしまえばどうなるか、目覚めた時に夢オチで済んでくれるとは、ハンターさんには思えません。
上下目蓋の熱愛を引き裂くためにハンターさんも静かに戦いました。
一人でにらめっこでもするみたいに顔面体操を頑張っているハンターさん。
それをおにっさんは物珍しそうにちら見しました。
おにっさんの視線はハンターさんの下半身へ流れます。
まるでハンターさんの皮膚みたいに、ジャストフィットなガブラスーツフット。
それと自分の手を見、おにっさんは歯を噛み締めました。
「自分で脱げと言った方が早かったか……」
くわりとハンターさんは目を開きました。
話が変わったというヤツです。退屈だとか言っていられません。
うまく時間を稼いで麻痺が解けるのを待って、おにっさんの不意を打てば逃げられなくもない。
ハンターさんが思いついたのは、そんな策とも言い難い策でした。奇跡に懸けるとも言います。
仮に奇跡が起こってくれたとしても、目を開けてなきゃ、それを見逃してしまうのです。
「あんたまた考えなしに麻痺させちゃったもんね。頑張ってちゃーんと脱がせてみなさいよ」
早く早くと囃し立ててみる事は、ただの憂さ晴らしみたいなものでした。
少しの不機嫌さを滲ませて、おにっさんは小さな手袋のおかげで思うように動かない指を、ハンターさんに伸ばします。
全裸に手袋って見た目思いっきり変態。
自分でさせておいて、ハンターさんは酷い感想を抱きました。
おにっさんは、ガブラスーツにどこから手を付けていいのか考えているようです。
訊かれてないし脱がせ方は教えないでおこうとハンターさんは思います。
ハンターさんがおにっさんを選ぶと言ったのは、ただの駆け引き。端からの嘘のつもりでした。
ともかく、何か時間を稼げるタネはないかと、ハンターさんは一人でのお仕事ではあんまり使わない頭を働かせます。
乙女としての窮地にいるおかげか、すぐに案が浮かびました。
おにっさんの長話を再開させれば、自分は退屈しのぎになるし、おにっさんは服を脱がすのに集中しきれず一石二鳥に違いない。
精一杯、何気ない風を装って、ハンターさんは声を出しました。
「そだ。ね、ね。あんた達の中にメスが居ないのってなんでなの?」
メスさえ普通にいれば、桃ヒレに困る事もなかったはずで、おにっさんがハンターさんに繁殖行動をしようと思う事もなかったはず。
そう考えれば、ハンターさんは退屈しのぎというレベルを通り越して、是非とも訊き出したい気分になって来ました。
黒い手袋に包まれた指が、ガブラスーツの腹側にある合わせ目の上に置かれました。
小さく、ハンターさんが息を呑みます。
「事の起こりは何時だったか、既に記憶にないが、半世代分くらい前になる……」
合わせ目を辿り上げながら、おにっさんは話し始めました。
ハンターさんは心の中でよしと拳を握ります。
おにっさんの語る話をハンターさんが何度か聞き返し、漸く理解できた事はこうです。
この辺りはおにっさん達の群れが来るまで、一尾のガレオスちゃんもいない場所だったそうです。
けれども水も食料も砂も豊富なここは、住めば都のおさかなパライソ。
住みだして暫く、妙に知恵を付けたガレオスちゃんが現れ始めました。
その楽園のような場所で、ガレオスちゃん達は産んで殖えて地に満ちて。
ちょっと増えすぎてしまいました。
通常なら大きくなり過ぎた群れは、幾つかに分かれて行くものなんです。
けれどもここのガレオスちゃん達は、お外が怖くなっていました。
食料は少なくなり。子供は産まれて来る。同じ土地に留まるなら条件は好転せず。
たちまち飢えが群れを襲いました。
狭苦しさの苛立ちか、それとも命の危機を感じたのか。
男の子が女の子に無理矢理迫り、つい相手を噛み殺しちゃう事も多かったそうです。
ある日、群れに一尾のガレオスちゃんが紛れ込みました。
ヨソモノだった彼女は、あっという間に沢山の男の子達を取り巻きにしてしまったそうです。
群れは相変わらず飢えていましたが、そのガレオスちゃんだけはそうでもなかったんです。
そうこうする内、当時の群れの長のドスガレちゃんが亡くなりました。
件のガレオスちゃんの取り巻きの男の子達は、彼女を女王様にと祭り上げようとします。
そんな動きに反発して女の子達とその子供達は、新しい群れを作って怖いはずのお外へと、出ていってしまいました。
出ていった子達は幾つかの群れに分かれて、この一帯を囲むように回遊しているそうです。
それは元居た群れのものが出てこないか、見張るためでした。
「男が来たら殺すのよ」なんて言いつつ、国境のようなラインを作っているんです。
一方、アイドル状態なガレオスちゃんの取り巻きにならなかった男の子達も、群れから離れて行きました。
けれどこの場所を去ることは出来ずに、小さな群れで細々と暮らしているんだそうです。
そんな群れで、年長だったおにっさんはドスガレちゃんになりました。
さて、群れの女王様になった件のガレオスちゃんはといえば。
いっぱいごはんを貢がれ黒く大きくなり、今やドスガレちゃんと見紛うばかりだとか。
年中交尾に応じて、長い首を傷痕だらけにしながらも、一度も子を生んだことは無いそうです。
こうして女の子のいなくなったこの辺りでは、ガレオスちゃん達はじりじりと数を減らしていくのでした。
ガレオスちゃん達が減って来たことに関係するのでしょうか。
近頃は砂面が固くて潜り難いと、角竜さん達に怒鳴られ、八つ当たりされました。
中にはあの太い角でもって総排泄孔を蹂躙される、可哀想なガレオスちゃんも出ました。
けれどガレオスちゃん達も、やられっぱなしではありません。
「そう言えばあれも女……(ゴクリ)」なんて気付き。「色も黒っぽいし、頑丈そうだ」なんて納得して。
そんな感じで、いろんな相手に飛び掛かるガレオスちゃんが増えたそうです。
性欲を持て余した男の集団など、ロクでもありません。
「本っ当に、くだんない長話……」
ガブラスーツボディの胸元を開かれてしまったハンターさんは、呟きました。
開いたからといって、まだインナーがあるのでハンターさんは焦らずにいられます。
かなりの時間がかかった甲斐もあり、スーツは破られず留め具も留め紐も飛んでいません。
おにっさんはガブラスーツの首元から順に開かないと脱がせられないと思っているようでした。
ツナギ調の見た目に騙されたのでしょう。
今は腰の二重に巻かれたベルトをガチャつかせています。
元々が魚竜なおにっさんには、ベルトを始めとした人の服の構造なんて、簡単にはわからないみたいです。
長話のお陰で甘い痺れも解けていたハンターさんは、さっきからおにっさんの隙を窺っていました。
特に大きな隙も無いため、なかなか逃げられないのです。
少し焦れてきたらしく、嫌気半分といった様子でハンターさんを脱がそうとしています。
おにっさんの気が長いのか短いのか、ハンターさんにはやっぱりよくわかりません。
次の瞬間にはガブラスーツをブツンと破かれ、何やらをズッニューされてしまわないとも限らないのです。
おにっさんの気を逸らす手はないのでしょうか。
今なら煮炊きもできそうな脳ミソを、ハンターさんはもう一働きさせるのでした。
浮かれた声を上げて、ハンターさんは笑います。
「ね、あのね。すっごくいいこと思い付いたわ」
ベルトに手をかけたまま、おにっさんはハンターさんへ目をやりました。
糸目からの視線を受け止めたのは、ギトギトと輝く薄茶色の目でした。
「女王気取りの逆ハーレム砂ムシ、まだこの辺に居るんでしょ?」
溢れる悪意が笑顔をどす黒く染めています。
ハンターさんはそれを隠そうともしていません。
おにっさんが返した「ああ」という声には、少しの不快さが滲んでいましたが、浮かれハンターさんは気付けません。
「そのクソアマの取り巻き共、あたしがみーんなぶっ殺したげる。そしたら、あんたはその逆ハー女独占し放題じゃないの」
ハンターさんとしては、肉便器乙なんかはどうでもいいんですが。
ちやほや貢がれ三昧だったというガレオスちゃんに、モテない女の妬み嫉みがちょっと刺激されたのです。
事によれば桃色ヒレの一枚でも剥げるかもしれないし、そうなら一石二鳥というやつです。
「だからね、あたしを今すぐ放してあげて?」
再度、脳内での拷問百選の頁を捲りながら、ハンターさんは夢見るような口調で言うのでした。
おにっさんはハンターさんのドクロ付きバックルに目を戻し、ガチャつかせるのを再開しました。
「どちらもお断りだ」
しかも、溜め息混じりに妙案を一蹴されてしまいます。
ベルトを引っ張ってはガツガツと金具を鳴らし、おにっさんは小さく唸りました。
「それに、何度も言うように、ここには砂食みの女はもういない」
またも呆れを含んだ声です。
ハンターさんは鼻から深く息を吸いました。勝手に下唇が突き出されます。
片手を突いて勢い良く背を起こし、おにっさんを指しながらハンターさんは叫びました。
「なんなのよ、それッ! 居るのに居ないってワケわかんないわよ!!」
不当に馬鹿にされた気がしたハンターさん。即座に噴火したのです。
なんとも言えない間がありました。
二人からはなんの音も出てこないので、少し向こうのオアシスの水音が遠慮がちに寄せてきました。
ハンターさんは、おにっさんに突き付けた自分の指先を見詰め。
「あ」
顔色を失いました。
おにっさんも突き付けられた指を見、糸目を一度まばたいて言います。
「動けるようになったか。丁度いい。自分で脱げ」
おにっさんに背中を向けて、ぺたんとおしりを地面につけて座り、ハンターさんは溜め息を吐きました。
その首筋をおにっさんの黒手袋に包まれた指の背が、ゆっくりと撫でていきます。
窮屈な革手袋に包まれた大きな手は、ハンターさんの首なんか簡単にへし折れそうです。
ハンターさんはしぶしぶとベルトに手をかけ、ぼやくのでした。
「絶対、ナイスアイディアだと思ったのにー……」
ねえ? なんて、バックルのドクロマークに同意を求めても応えはあるはずもありません。
「フツーは同族とする方がいいわよね。ヘンなのぉ。ヘーンなのー。へーんたーい砂ムシだーわ」
腰から抜いたベルトのバックルをお顔の前で揺らし、ハンターさんは妙な節回しを口にします。言い方は拗ねた子供そのもので。
そんなハンターさんの当て擦りに応えるよう、頭より少し高い位置から囁きが降りました。
「簡単に言うとな、アレは砂食みではない。そればかりか恐らくは女ですらない。
そんなものと鱗を合わせるなぞ、おぞましいにも程がある」
おにっさんの言葉に込められた不快さに今度はちゃんと気付きました。
ついでに耳にかかる息も感じて、ハンターさんは首をすくめます。
そして思いました。異種族はよくて、女でないのがダメというおにっさんの基準はよく解らないと。
もう一本のベルトを外しにかかろうと、手をかけた時です。
その襟首の縁におにっさんの指が引っ掛かり、後ろに引かれました。
胸元が開かれているだけで、みぞおち辺りはまだ閉じたまま、腕どころか肩も抜いていないのです。
そのまま脱げるわけもないのに、おにっさんは襟首をくいくいと引きます。
無言の、けれども饒舌な要求を、察しの悪いハンターさんも理解したのでした。
とりあえず下半身はともかく、上半身はだかになるつもりはなかったので、ハンターさんは少し焦りました。
流石に丸裸になってまで隙を突くだの砂漠を走って逃げおおせるだの、そんな事が出来るとは思っていないのです。
こんな所で誰かが通りすがって助けてくれるわけもないし、このままでいいはずがありません。
ガブラスーツの前を開きにかかりながら、ハンターさんは提案しました。
「異種族でもメスならいいのね? じゃあ、たぶんその辺に声のでかい色黒な角竜いるじゃない。
あれをテキトーに弱らせたげるから、そっちとハッスルしちゃいなさいよ。おなじみなんでしょ、ああいうの」
おにっさんの好みだという、色黒なところをしっかりと強調して、ハンターさんは背後の気配を窺いました。
相手が竜とはいえ自分の身代りに他の女のひとを差し出そうとは、なかなか外道な発想です。
程度問題はありましょうが誰しもそうであるように、ハンターさんは自分が可愛いのでした。
言い逃れるための口から出まかせのようで、この提案は軽く本気でした。
この装備のままディアブロスと戦うなら、吼えられるのがウザすぎ。音爆弾も閃光玉もないから苦戦は必至よね。
なんて考えるハンターさんの指は、するするとガブラスーツボディの腹まで開いてしまいました。
蛇の腹開き状態にハンターさんが気付くと同時、その襟首がぐいと引き下げられました。
露わになった汗ばむうなじに、おにっさんの唇が寄せられます。
それこそ、首根っこを掴まれた猫みたいに、ハンターさんはびびっと竦み上がりました。
そんな位置で、おにっさんは言うのです。
「適当ぬかすな。潜り角どもなど色こそ黒いが一時的なものだ。首は寸詰まり、牙のしまいの悪い口元は見苦しい。
なにより背面の線はやたらに無骨ときた。美しくなくて好かん。あの不快極まりない声を抜きにしても願い下げだ」
角竜さん達が聞いたら気を悪くしそうな、あまりの言い草です。
おにっさんとしても仲間がアッーされた事があるせいか、角竜さんたちに良い印象は持っていないようでした。
黒い革手袋に包まれた指が、ハンターさんのまだガブラスーツボディに覆われた背中をなぞります。
浮き出た背骨、その両脇の窪みを滑り降りて、おにっさんはしみじみと言いました。
「おまえは美しいな」
錆びた声は後ろ首からじわじわとハンターさんを包みました。
結果、思いっきり絶句してしまったハンターさんなんてお構いなしに、おにっさんの言葉は足されます。
「触りも心地良いと言うに値する、鱗備えず水を生む柔い肌、実に興味深い。俺はおまえを選ぼう」
だから脱げ、とおにっさんは実も蓋もなく続けました。
『可愛い』と『美しいな』だけが頭の中をぐるぐるしていたハンターさんは、おにっさんの要求に頷いてしまいました。
カッと頬が熱くなるのを感じてハンターさんはうろたえました。
あわあわとなりながら、残った方のベルトを外そうとするも、酷く指が震えて上手く動いてくれません。
おにっさんは、ハンターさんの背中に何度も唇をくっつけて待つ様子で、それなりに楽しんでいるようでした。
ごつい指がハンターさんの背中とガブラスーツの間に滑り込み、それこそ薄皮を剥ぐように白い肌を露わにしようとします。
ハンターさんは両腕を後ろに伸ばし、背をそらしてそれを助けます。
わずかに肌に引っ掛かりながら、ガブラスーツボディの脱皮は果たされました。
腕を前に戻してベルトを解きながら、ハンターさんはぼんやりと考えました。
流されちゃってるけれどいいのかな。
そんなハンターさんの頭の中に、腐れ縁の同僚の言葉が一つ、もやもやんと蘇ります。
曰く。「このクモの巣女」
先程とは違った理由で、ハンターさんの顔が赤くなりました。飛竜で言うなら口元から煙っぽいモノとか出そうな感じです。
同僚は「頭使わなさ過ぎてノーミソにクモの巣張ってんじゃねぇの、このボケが」くらいの意味で言っていたのですが。
した事がないのをそれなりに気にしていたハンターさんにとっては、禁句もいいところの一言でした。
いいや、と。ハンターさんは思い出し怒りと共に腹をくくりました。
これまでのもたつきが嘘のように、ずばーんすぽーんと勢いよく残りの衣服を脱ぎ出したハンターさん。
生まれたままの姿になるまで、あっという間でした。
肩をいからせ、荒い鼻息を一つ吐くと、ハンターさんはおにっさんへと向き直ります。
殺気立ったハンターさんの様子にも、おにっさんは糸目を瞬かせただけでした。
「何か気に障ったか」
機嫌を窺うという調子でもない声と共に、おにっさんの腕が伸びます。
相変わらずの遠慮のなさで、ハンターさんの体は抱き寄せられました。
熱い肌と汗ばむ肌が合わさる感触に、ハンターさんの怒りはしおしおと萎みました。
「べっつにー」
消え残ったムカッ腹と生々しい他の人の気配とに、ハンターさんは口ごもります。
おにっさんはハンターさんの体を抱え込んで「ならいい」と囁きました。
ハンターさんにはそれが何故か、満足そうに聞こえました。
伸びすぎでそろそろ切りたく思っている、型崩れレイアレイヤーに頬が押し当てられます。
おにっさんがハンターさんの汗に濡れた曲線を蛇竜の革で包まれた両手でたどりながら、隠しきれない興奮を乗せて呟くのでした。
「人の身はいやらしいな。生殖器でもない部位だというのに、こうも柔らかく潤うとは……」
よく解らないポイントでおにっさんは盛り上がっているようです。
ハンターさんは自分がもたれかかる胸に、軽くヘッドバッドしてみました。
顔を上げると、おにっさんの何の用だと言いたそうな視線とぶつかります。
「ね、あのね。キスとかしてみない?」
疑問の念が増した感じのおにっさんの目に、ハンターさんは自分の下唇をぷにぷにと指さしながら言い足しました。
「モノ知らずねぇ。唇と唇くっつけるの。やらかいし、あんたもきっと好きだと思うわ」
納得した様子のおにっさんは、早速とばかりに顔を寄せます。
おにっさんが顔を傾けてくれないのが、ハンターさんにはちょっと不満でした。
その一方「やっぱりモノ知らずだもんね」と優越感も生まれたのです。
けれども、くっついた唇をはむはむぢゅうとやられだしたのでそれどころでなくなりました。
伏せがちにしてた目を剥いて驚いたハンターさんですが、モノ知らずなんかに負けてられません。
強く吸われる熱いキスからの主導権を取り返そうと、ハンターさんはおにっさんの首の後ろに腕を回してキスを深いものにするのでした。
モノ知らずと言われた腹いせというワケでもないでしょうに、おにっさんのキスはしつっこかったのです。
ハンターさんは継ごうとする息すら吸われ、結局主導権を取るどころかいいようにされてしまっています。
抵抗を止めたハンターさんが、息苦しさと熱さにぐったりと大人しくなって暫く。
おにっさんはようやく唇を離しました。ハンターさんは慌てて息を吸い、大いにむせ返りました。
汗と涙とよだれで酷い有り様のハンターさんを見、おにっさんが言います。
「おまえの予想の通り、これは気に入った。快感が得られ、おまえの喧しさも収まって一挙両得ではないか」
喧しさどころか息の根すら止まりそうだったハンターさんは、涙目でおにっさんを睨みました。
ですが息をするのに大忙しで、怒鳴り散らしたい気持ちなのに、ロクな文句も出てきません。
流れ落ちる汗や涙に口付けられても、背骨からお尻の分かれ目をじっくり撫でられても、それを振り払う力もありません。
酸欠でぼんやりした頭では、熱くて汗みどろの肌が触れ合うのが気持ちいいとか、そんなヘンな感想が思い浮かぶだけでした。
ハンターさんは今、危うい酸欠プレイに目覚めかけています。
息も落ち着き、ハンターさんがふと我に返ると覆い被さるおにっさんを見上げていました。
敷いた外套の上にいつの間にやら押し倒されているではありませんか。
「砂の上に転がるのはおまえの方、だったはずだな。背が下で良いのか、それとも我らと同じくの腹這いか」
少し落ち着かないのか、おにっさんはもぞつきながら訊きます。
尋ねられている内容は直接、行為時の体位に繋がるなんて意識せず、ハンターさんは答えました。
「馬鹿ね、砂ムシと一緒になんかしないでよ。あたしはこのまんまなの」
おにっさんは納得いかない様子で、ぬ、とうなります。
「その美しい背を見ながら交わる事はないと。あまっさえ、砂面に押しつけろ、だと。正気か」
「正気じゃないのはあんたよ。あんたみたいな図体のに背中から乗られたら、胸がつぶれて痛いじゃすまないわ。あたしの背骨、へし折るつもりなの?」
唇を尖らせ、ハンターさんは己の正当性を訴えます。
折角背中が美しいと褒められても、それはそれ、これはこれのようでした。
おっぱいがない種族生まれのおにっさんには、自分の胸のラインがいかに美しいかは理解できないんだろうと、憤りすら覚えていたのです。
人間と繁殖行動をおっぱじめようとするドスガレちゃんというものが、あんまり正気じゃないとか。
そんな事、二人とも忘れているようでした。
ふむと吐く息一つ、意外とあっさりおにっさんはハンターさんの主張の正当性を認めました。
おにっさんの顔が、ハンターさんから少し遠ざかります。上体を起こし、膝立ちになったようでした。
「少し我を失いはしたが、そもそもそこで交わるわけではないのだからな。待てよ、それもそれで……」
ロクでもなさそうな事で、考え込むおにっさん。
擦り付けで済めばマシそうですが、突拍子もない事を言い出しそうな気配に、ハンターさんは尋ねます。
「……穴があったら入りたいんじゃなかったの? べつに、入れて欲しいってワケじゃないけど」
背中で繁殖ってどうやるのか、いろいろ想像してみました。
カエルか何かが空中で交尾しつつアクロバティックに背中で卵をキャッチ、だとかいう話が思い出されましたが、ちょっと違う気もしました。
ハンターさんの言葉に、おにっさんの意識は仰向けに寝かせられたハンターさんに戻ったようです。
「そうであったな。でなければ、わざわざおまえらの姿に身体を合わせた意味がない」
「なによ。どういう……って!?」
ハンターさんが聞き返す間に、揃った両膝の裏に手が入り、ふとももが持ち上がりました。
寝そべる形から立膝気味になったハンターさんの脚が折り畳まれた分、空いたスペースにおにっさんは膝で歩いて収まります。
「言葉通りの意味だ。交尾器をその身に擦り付ければ気が済むかもしれないが、それでは味気ない事甚だしいと思わんか」
おにっさんは性欲を持て余した身の上の割に、贅沢を言います。
同意を求めるような問いかけに、ハンターさんは正直「知らんがな」の気持ちでいっぱいでした。
おかしな具合に脚を持ち上げられていて、嫌な予感しかしないのです。
「一つ、肝心な事を尋ねていなかったな」
ハンターさんの「健脚です」と書いてありそうな脛やふくらはぎに、糸目からの視線が刺さります。
「……なんなの」
ハンターさんは閉じた膝を、肉付きのいいふとももを、居心地悪げに揺すりました。
身体の脇に両肘を付いて、少し上体を起こしておにっさんを睨み上げたつもりで、なんだか上目使いになっています。
「おまえらは卵を産むか。子を産むか。どちらだ」
肝心な事だと言いながら、興味なさそうに聞こえる声で尋ねられました。
実際、返答に深い興味がないのか、おにっさんはハンターさんの膝の裏を支える手を持ち替えたりしています。
おにっさんの知らない事を知っている自分という状態に気を良くし、ハンターさんは正直に答えました。
「こどもよ。あのね、人は卵なんか産まないの」
ふふん、と元より高い鼻をさらに高々、ハンターさんは言うのでした。
いいオトナが、自分の種族の殖え方を知っているからといって、何の自慢にもならないのですが。
「我らと同じか、それは都合が良い」
ガレオスちゃんも竜だから卵を産むんだろうと思っていたハンターさんは、意表を突かれました
ハンターさんの「え?」という顔に、親切にもおにっさんが説明をくれます。
「我らは群れで回遊する性からか、動かせない卵という形では産まない。腹の中で育てて子を産む」
母体の内という安定した環境の確保などの利点もあっての事かもしれません。
ハンターさんは生かし所に困る知識で一つ賢くなりました。
なんだか納得がいかず、「えー」という顔に変わったハンターさんを、構う事無くおにっさんは言いました。
「我らとおまえらは産み方も肢の数も変わらぬからには、どうせ子の生し方も生殖孔の在り処も大差なかろう」
乱暴にも程がある理論ですが、おにっさんの声には自信すら覗くのです。
ハンターさんはワケわからないながらに、おにっさんの顔を見上げました。
体重の掛かる肘と腰が、ちょっとつらいななんて思いながら。
「おまえに尋ねれば、聞き出すまでが長くなるだろう。勝手に探るとしよう」
何を、とハンターさんが聞き返す前に、おにっさんはハンターさんの両膝裏を掴み、大きく開いたのです。
咄嗟に脚を閉じようとしますが、びくともしません。
「なんすなっ! 手ぇ離しなさいよ!!」
怒鳴りながら、どうにか動く膝から下の脚をバタつかせ、ハンターさんは猛抗議をしました。
それすら聞き流しているのか、おにっさんはハンターさんの白いふとももの間、濡れ光る淡い色の花弁のようなそこを見ました。
糸目が少し見開かれ、その後細まり、軽く眉間にシワを寄せ、おにっさんは呟きます。
「こんなところに桃色のヒレが……」
おにっさんの言い回しはやはり微妙におっさんでした。
罵り立てる言葉も出てこないほどの怒りを覚えたハンターさんは、無言でおにっさんに踵蹴りを食らわせ始めました。
おにっさんはハンターさんの蹴りも物ともせず、膝の間に入り込みます。
そこでやっと、ぶんむくれ、ご丁寧に上体をひねってそっぽ向くハンターさんに気付いたようでした。
脚から離した手を、ハンターさんの身体の両脇について覆い被さり、おにっさんは尋ねます。
「何か気に障ったようだが。生殖孔の在り処とおまえらの交わり方を訊かれたかったのか」
ぺたりと触れ合う肌面積の増加もなんのその、軋むような動きで、ハンターさんの顔がおにっさんの方を向きました。
その表情はまさに憤怒という言葉を体現したものだったのです。
「なによ……」
鼻にぎゅっと寄ったのシワを、おにっさんはしげしげと観察しています。
ハンターさんは胸に大きく息を吸い、近距離からの怒声を浴びせました。
「あたしに、まんこ広げて『早くここにアナタの太ぅいおチンポをぶち込んでぇ』とか言えってん、にゃ!?」
始まったばかりの怒号がつっかえたのは、おにっさんがハンターさんの高い鼻をつまんだからです。
それでもハンターさんの怒りを止めるには、弱かったようです。
「そんな馬鹿みたいな事やれるか言えるか馬ー鹿! ちんちん噛み切って死ね馬鹿!!」
今吐かれた下品な言葉は、それは高い棚の上へ置かれたようです。
ハンターさんは幼稚な言葉で罵倒にかかりました。
「バーカっ! ディア角にケツ掘られて来いバカぁ!!」
再び踵蹴りの乱打に遭いながら、おにっさんはハンターさんの鼻を放しました。
「訊けば訊いたで怒るのだな。先程からおまえが何をぬかしているのか大意でしかわからんが、わめくのは止せ」
「見ていいのとか、訊きなさいよ! ていうか、桃ヒレってなによ! 砂ムシのヒレみたいに硬くないんだから、ヒレって言うな!!」
問題は硬度ではなさそうです。
今のハンターさんは、何を言っても甲高いわめき声で返す状態になりかかっていました。
ちょっとヒス……いやいや、怒りっぽいのはハンターさんの大きな欠点です。
と、おにっさんがまた、うんと疑問を持った調子で唸りました。
「……待て。柔らかなのか、それも」
ハンターさんは何故か誇らしげに、「アタリマエよ」と胸をそらします。
けれどすぐに、あれ?という顔で目を泳がせました。
それから不安そうに、おにっさんの顔を見上げて言うのです。
「ね、そこね。もしかして、硬そうに見えたりしたの? なにかヘン?」
外性器の見た目がおかしいかどうか、人間じゃないひとにきいてどうするというのでしょう。
「妙な光沢があるから硬いのかとばかり。言われてみれば柔らかそうな線だったような気もしないでもない」
ふー、と安堵の息を吐いたハンターさんに向け、言葉はさらに続けられました。
「見るのに許可を得ろ、か。脚の間という場所は、あまり他の者の目に晒す場所ではないらしいな」
反射的に「アタリマエじゃない」と返しかけたハンターさんは、なんとか思い留まります。
短く呻いて黙りこくったハンターさんですが、その沈黙に今更大した効果もありません。
「身体の奥まった位置で、おまえのような粗忽者でも守らなければならない場所。つまりは、その薄く柔らかだというものの付近がおまえの生殖孔か」
モノのついでに「そそっかしい」と評されたなんて、ハンターさんは気付けませんでした。
上体を起こしたおにっさんは早速とばかり、黒革手袋に包まれた大きな手でハンターさんの内股に触ります。
「尾のないおまえらなら、大方両脚の付け根辺りが生殖孔の在り処だろうと思ったものだが。外れてもいないものだな」
弾力を試すように、ちょっと強めに肌を押しながら、おにっさんの指はハンターさんの中心へと向かいます。
始めの内こそくすぐったがっていたハンターさんですが、突然、その喉が小さく笛のように鳴りました。
つやのある革の感触を持った硬い指先が、特に薄く柔らかい肉をつまんだのです。
「確かに、柔い……が」
つまむのをすぐ止めた指は、ハンターさんのその花弁みたいな肉をなぞり上げました。
おにっさんの指先が立ち上がった粒状のものに引っかかり、少し弾いてしまいます。
「ひっ」
腰をびくりと跳ねさせ、ハンターさんは悲鳴を上げました。
「硬い位置もある」
手探りでさっき弾いたものを見付けだし、その根元をぐりぐり押しながら、おにっさんは呟きます。
「芯のある、骨の硬さではないな。こう凸状なのだから、女の生殖器でもなさそうだが。何だ」
何なのかに答える余裕もなく、ハンターさんは指の動きに合わせ、小さく声をもらしてしまうのでした。
敏感な部分をほんの少しの遠慮もなくいじくり回されているのに、勝手に濡れてくれているおかげで、気持ちよさが勝っているのです。
革のつやつやと自前のぬるぬるのコラボレーションは、ハンターさんに麻痺にも似た効果をもたらしていました。
時折ビクッとします。
おにっさんが当初の目的を思い出したのは、案外遅くでした。
ハンターさんが下唇を噛み締めてすっかり涙目になった頃、おにっさんの指先はやっとハンターさんの柔らかい入口を探りあてたのです。
初めて気付いたみたいな口調で、おにっさんが言いました。
「いつの間にやら、妙にぬめり潤っているわけだが」
「……黙んなさいよ、このエロ砂ムシ」
ハンターさんにしては静かな声での返事です。お顔は真っ赤で息も荒く、大声を出す元気もないだけなのですが。
ごつい指に自分の内側をさすられながら、ゆっくりと深く挿されていく感触は、痛みはないけれどもどちらかといえば不快なんです。
「黙ってやる義理もないな」
ハンターさんはその異物感に、おにっさんの言い草に、不満の唸りを上げるのでした。
入るところまで入れて、中のつくりを確かめたらしいおにっさんは、何か納得いかない様子でハンターさんから指を抜きました。
節のある指が出ていく感触にハンターさんの表情と吐いた息がちょっと切ないものになります。
黒革手袋の指をまじまじと眺め、おにっさんは言いました。
「つまるところ、生殖行為の助けとなる潤滑液というものか、これは」
「答えてやるギリもないわ、変態」
ディアブロスとか相手にヤリ方訊きまくったワケでもないでしょうにと、思いながら。
ハンターさんはいつもと違っての下ネタのさばけ無さに、自分でびっくりしています。
何か言ってやろうと考え考え、ちょっと思いついた事を口に出してみました。
「にしても、あんた砂ムシのクセに前戯入れるとか、良い心がけじゃないの。褒めたげてもいいわ」
なにせ、『穴があったら入りたい』という理由で、こんな事態にハンターさんを引きずり込んだおにっさんですから。
お股ぱかーんの後に速射デザートテンペスト的なイチモツがずぶーっと、とかもなくはないはずと考えていたんです。
うむとおにっさんは唸りました。
「存分に褒めるがいい」
だがな、と言葉が続きます。
「前戯が何の事だかすら解らない。おまえに訊くのは無駄そうだ。『答えてやるギリもない』らしいからな」
ほんのちょっぴり根に持たれたっぽい事に、ハンターさんは笑いました。
入れる準備、具体的には指での慣らしだとハンターさんは説明しましたが、おにっさんの答えはそう好意的なものでもありませんでした。
「俺は異種族と交わろうなどと無茶はする。だが得体の知れん孔にいきなり交尾器を差し入れるほど無謀ではないぞ」
心外だという表情のおにっさん、意外に慎重らしいです。
「なにより、人の交尾器は思ったよりも軟いからな。脆そうだ」
ハンターさんは、知らずに自分の弱点を暴露したおにっさんに、心の中で「フニャチン乙」を呟きます。
とりあえず、指の時点では痛くなかった事と弱点発見で、心に余裕が生まれるのをハンターさんは感じました。
やる事をさっさと済ませてしまった方が、自分の身体も変に傷付かず済んで早く放してもらえるかもしれません。
やっちゃえやっちゃえとハンターさんは腹を決めます。
「そんなやーらかいモノならちゃんと入るのか、怪しいもんじゃないの? ま、はいんなくてもあたしは困んないけど」
ついつい要らない一言二言を口にしながら、ハンターさんは挑発的な目付きでおにっさんを見上げました。
このハンターさん、人を貶す時や何かを傷め付ける時ほど表情が輝くという、アレでソレな面があります。
「硬度は重要か。軟いと言ったところで、おまえの内部以上ではないぞ。何にせよ、入るに問題ない程度だろう。安心しろ」
ちょっと会話内容が噛み合いません。
「安心しろって何をコンキョによ?」
疑惑の念たっぷりの視線の先、おにっさんは得意気に鼻を鳴らしました。
「俺の確信を根拠に」
つまりは勘でしかないんだそうです。
さすがにハンターさんは「えー」と抗議と不満の声を上げたのでした。
「善し悪しなぞ試せば解る事。成るように為そうではないか」
ぬちと音を立て、ハンターさんの秘密の花園に自己申告の割に硬いモノが押しつけられました。
が、そのままぬるんと上に滑って硬いもの同士で擦れ合ってしまいます。
「……っ!」
ハンターさんが息を短く吸い、おにっさんは小さく唸りました。
無言のまま、おにっさんは手で位置を直してはぬちぬるんと滑らせてしまうのを繰り返します。
そのたびにハンターさんの内股は震え、おにっさんは熱い吐息を漏らすのでした。
遊んでいるのかとハンターさんが思い始めるくらい何度も滑らせた後、深刻そうな声でおにっさんは呟きました。
「拙いな。入らない。本当に硬度不足が原因か」
拙(まず)いのではなく、ただ拙(つたな)いのです。
肉芽を亀頭で突かれ擦られして、とてももどかしい状態にさせられていたハンターさんは、おにっさんの思い違いを訂正してあげます。
「硬さじゃなくって、進入角度っ!」
ほうと先を促すおにっさんの声に、ハンターさんは人差し指をおにっさんの鼻先へと突き付けます。
ふん、と何故か鼻息で温かく迎えられた指で、おにっさんの鼻の穴の間の柔らかい壁を押しました。
「例えばよ。その、鼻の穴と指の関係みたいなもんなの。下向きの穴を横から指で押したって、指は入んないじゃない?」
ぴしぴしとおにっさんの鼻の穴の縁を弾いてみながら、ハンターさんは説明しました。
「指が太くなくたって、先っぽがちょっと入りかけてたって、力の入り方がヘンだとそれちゃって入らないわ」
おにっさんはかなり嫌なのか、眉間に浅いシワが寄っています。
ぎるぎるとおかしな音も聞こえて来たところで、おにっさんは言いました。
「口や鼻付近に触れられると、反射的に噛みかねん。今すぐその手を止めた方が良いと忠告してやろう」
噛むぞと脅された気分で、ハンターさんは下唇を突き出しながら指を引っ込めます。
でも、いつもは物覚えの悪いハンターさんが、奇跡的に思い出せました。
まだ意識のなかったドスガレちゃんに、毒仕込みのサシミウオを飲ませるのにどうしたか。
鼻っ面に物が当たれば噛み付く習性を利用しようと引っ叩いた途端、せり出した歯茎と並んだギザギザ牙。
本当に悪気なく自動的にそうなるのなら、警告してくれただけ親切なのかもしれません。
おにっさんはさっきハンターさんの中を探っていた自分の人差し指をじっと見つめます。
それをぎぎ、と曲げて伸ばして言いました。
「それはそうと、進入角度だな。なんとなしにはわかった」
白く滑らかなハンターさんのふとももの裏に手がかけられます。
ハンターさんが小さく声を漏らす間に、膝を胸にくっつけるみたいに、脚が持ち上がりました。
おにっさんの視線がハンターさんのてっぺんから股間までを舐めるように進みます。
ひっくり返ったカエルみたいな窮屈な恰好を、無言でじろじろ見られるのなんかハンターさんは嫌でした。
でもあれこれも言われたくないし、何より放置状態なのがもっと嫌でした。
入口でモタついてたクセに、なに悠長におあずけ食らわしてんのよと思った瞬間。
肉の割れ目は、こぷと蜜のような液を吐きました。
「見ないでっ」
恥ずかしさのあまり、ちょっと泣きそうな声でハンターさんは叫びます。
「無理を言うな」
一段と掠れ気味の錆びた声が即答しました。
ハンターさんは言い返そうと背を起こしかけますが、おにっさんの視線が突き刺さっていた位置に熱を感じて動きを止めました。
熱の塊、おにっさんに押し付けられた硬いモノをハンターさんはそっと窺います。
赤黒く厳つくなんだか禍々しさすら漂う、みなぎる力を吐かせなさいと言わんばかりのそれは脈打つグロテスク。なんという呪魂。
そんなにフニャってない上に怖そうで泣きたくなったハンターさんですが、それどころでもなさそうです。
つるりとした感触の先っぽがしっかりと押し込まれ、ハンターさんはまた小さな声を上げました。
開いてるのか瞑っているのか解りにくい糸目のおにっさんは眉を寄せ、呟きます。
「俺の確信に間違いは無かったようだが、思ったより狭苦しいのだな」
ハンターさんは初めてだと言いましたし、無理もない事でしょう。
おにっさんは、おろおろと目を泳がせているハンターさんの頬に触れて訊きました。
「おまえは、苦しくはないか」
「くるしい。限界。なんか裂けそう」
ハンターさんはか細い声で答えて、目蓋を伏せました。その拍子に涙が一筋零れます。
そうかとおにっさんは囁き、ハンターさんへ顔を寄せました。
そしてハンターさんの目の縁や涙の筋に唇を付け、柔らかく舌で拭うのでした。
温かいその感触に、ハンターさんは少し慰められた気がしました。
「ならば、さらに苦しむがいい」
これまでにない優しい口調で言われた内容は、ハンターさんをとても驚かせました。
見開いた目に映ったのは、間近過ぎて焦点の合わないおにっさんの顔です。
その目の色が砂色なんだと初めて気付いた時にはキスされていました。
おにっさんの今度のキスは、ちゃんと顔を傾けてのものだったのですが、そんな事にハンターさんは気が回る状態ではありません。
と、同時、ハンターさんのなかに食い込んだ熱いモノは、ゆっくりと押し進められます。
引き攣れたような鈍い痛みと酷い圧迫感、異物に内側へ侵入される恐怖に上げた悲鳴すら飲まれてしまいました。
声にならない呻きがハンターさんの鼻を抜けていきました。
口の中で好き勝手暴れる舌と、身体の内の道をゆっくり押し広げて沈み込む男性器。
それぞれの様子は違うけれど、これは有無を言わせない侵略でした。
おにっさんの髪を引っ張り、胸を叩き、踵で蹴り、ハンターさんは激しく抵抗を示します。
暴れた分、身体の内側は余計に痛み、それから逃れようとハンターさんはおにっさんの肌に爪を立てました。
ただ恐ろしかったのです。
熱くハンターさんを包み込み溶け合うようだった肌と、傷付けるなという頼みを聞き入れてくれた大きな手。
表情に乏しいけれどその分威圧感を持たない顔、その調子の平坦さが尊大さを匂わせない妙に硬い言葉選び。
ハンターさんはこのおにっさんを半ば信用しきっていました。
なのに美しいと言ってくれた同じ口が、苦しめと言い、言葉通りにハンターさんは苦しめられています。
苦しめと言われる程、憎まれていたのかと思うと悲しくて仕方ありませんでした。
口を塞がれ、ロクに息も吸えないハンターさんは暴れたせいもあって、早くも酸欠気味になってきました。
涙が溢れ、ますます息苦しくて何も考えられません。
投げ遣りな気持ちになって、ハンターさんは抵抗を止めました。
くたりと身体の力を抜いたハンターさんの口から、名残り惜しげにおにっさんの舌が去りました。
ハンターさんの顔は、涙と汗とよだれと鼻水で、前回のキスの後よりももう二段くらい酷い有り様です。
弱弱しく呼吸を始めたハンターさんの上、おにっさんはハンターさんの顔にせっせと唇を付け始めました。
熱い舌が汗も涙も鼻水さえも、舐めとっていきます。
その間にも、まだじわじわとハンターさんの内への侵攻は続いていました。
鈍い痛みはただの熱のようだと、ハンターさんはぼんやりと感じるのでした。
ハンターさんが顔中唾付きになった頃、おにっさんは言いました。
「匂いは甘いがおまえは辛い。口からのはそうでもないが塩味の強い液ばかりだ」
汗と涙と鼻水の味の感想などそう聞けるものではありませんが、ハンターさんは無反応でした。
涙が止まらないハンターさんは開いたままの薄茶色の目で、うつろに宙を見詰めるばかりです。
声も上げずに泣くハンターさんの目を覗きこみ、おにっさんは糸目を瞬きました。
少し呆れたように、囁きます。
「言ったはずだ。また泣かされると」
ひ、とハンターさんは小さくしゃくり上げました。
絶対泣かすとか思われていたのかと、ますます悲しくなったのです。
他人への悪意を隠そうともしないくせ、ハンターさんは他人から嫌われるのが平気な質でもないのです。
おにっさんは勢いを増したハンターさんの涙を見、眉を寄せました。
「痛むのか」
気遣うような声に警戒したハンターさんは鼻をすすり上げ、そっと首を振ります。
痛いというより、ただ苦しく熱いという感覚になってきていたのです。
そうか、とおにっさんは熱のこもった溜め息を吐きました。
「早々と押し込んでしまえば、長く苦しめる事もなく済むかと思ったのだが、そうでもないらしい。すまんな」
掠れ具合の増した声は、また優しそうでハンターさんはどう反応していいのか困ります。
もしかして何か自分が思い違いをしたのかと、ハンターさんは悩みました。
そんなハンターさんの内心にお構いなしに、おにっさんは言いました。
「俺の方は本懐も遂げられずに果てる寸前だ」
なんだかおかしな事を言われた気がして、ハンターさんは涙目を瞬かせ、おにっさんの顔を見返します。
つまりはイキそうと言われているっぽいのですが、本懐とは何の事か。
ただただゆっくりとモノを押し込めているだけでイキそうってまさかの早漏乙?
ていうか、初めてなのにしっかり入ってあんまり痛くないってもしかして粗チン乙?
などとハンターさんの思考は少し調子を取り戻しつつあります。
一方、おにっさんは眉間にくっきりシワを深めて余裕が無さそうに見えました。
「指でも今進めている交尾器でも、おまえの中に分岐は見当たらなかったのだが、どういうわけだ。
子宮に固定するはずの交尾器は動かん上に、今入っている場所はそもそも子宮に通じているのか。
そればかりか果てそうだというのに、おまえの中から抜き去りたくて堪らない気持ちになるのが解せん。
そもそも何故交尾器が一本きりしかないのだ、おまえらは。おかしいだろう」
切羽詰まった早口でまくし立てられた言葉は支離滅裂に聞こえ、ハンターさんは無言を返す事しかできません。
考え始めたおかげで涙が止まりました。
少し考えて、ハンターさんは解る事だけ答える事にします。
「とりあえず、そこ、子宮に通じてるのは確かなんだけど。分岐なんてないわよ?」
物知りな同僚を先生に習った【稼げるハンターへの第一歩〜解剖学〜】の内容をもやっと思い出しながら、ハンターさんは答えました。
解体するのに、いろんな生き物の身体の仕組みを知った方がいいと言われて得た知識ですが、思わぬところで生きたものです。
安心したような息を吐き、おにっさんはハンターさんの髪を撫でました。
いつくしむようなその動きに、ハンターさんはちょっと気を許しそうになって、慌てて身を固くします。
「ああ、ここが子宮に至ると言うならそれでいい。排泄器官のどこぞで果ててしまうのかと、気が気でなかった。
後はどう果てたものかだ。なにせ動かないからな」
イキそうとか言うわりに、おにっさんはハンターさんの額に頬にキスし始めました。
妙に優しいその振る舞いの後、また何か酷い事を言われたりされたりするんじゃないかと、ハンターさんは恐れています。
ただ、ハンターさんには一つ解った事がありました。
ガレオスちゃん達は総排泄孔持ちだと、さっきおにっさんが言っていた事を思い出したのです。
鳥なんかにありがちな、排泄物は一つの穴から出す、生殖もそこでするという孔だけど、中ではそれなりの分岐があるはずのものです。
人の女性は排泄器官と生殖器ははっきり別だと、おにっさんは完璧には理解していなかったみたいです。
「いろいろ一緒とは限んないわよね……」
おにっさんが「そうだな」と返事をくれました。
寸止め好きなのかなんなのか、おにっさんはハンターさんの奥まで届きながら、そこから動こうとしませんでした。
ただ、今更ハンターさんの胸に興味を持ったようで、抜けるように白い乳房を慎重な手付きで触れ始めました。
「おかしな所におかしな具合に肉が付いていると思ったものだが、特に柔い……」
たふたふと下乳部分を掬いあげながら、とっても楽しそうです。
それは緩やかな心地よさをハンターさんにも伝えてきたのですが、何分食い込まれているところが気になって仕方ありません。
繋がりっぱなしで楽しむというプレイも聞いた事がないでもないだけに、ハンターさんはおずおずとおにっさんに尋ねました。
「……ね、あのね。その、そろそろ動かないの?」
うむ、とおにっさんは唸ります。ハンターさんのおっぱいに手をかけたまんま。
「動かないとも。軟骨すらない軟い交尾器なら仕方ないのかとは思うが、どうやって生殖行動の終わりになるのかすらわからん」
なんだか食い違いを感じたハンターさんは、小さく首を傾げます。
交尾器に骨、とおにっさんがイクために動くかどうかは別問題のはずなのですが。
ハンターさんが疑問を持っている様子を、おにっさんも怪訝な顔で見詰めます。おっぱいを揉んだまんま。
「腰、動かさないのって、きいてるのよ」
ハンターさんはゾクゾクしてきながら、吐く息で囁きました。
「腰か。何故に腰を」
本当に不思議そうに尋ね返すおにっさんの様子に、ハンターさんはまた一つ理解しました。
お腹に力をこめてみると、おにっさんが小さく呻くのが聞こえます。
たぶん、悪くない感触があったのでしょう。
ハンターさんはガレオスちゃんと人間の違いに思いをはせながら、おにっさんに答えてあげました。
「腰動かしてみなさいよ。なんていうかね、人のはこーじゃなくて……」
ハンターさんは指をくるくると動かし、おにっさんとの間の宙に文字を書いてみました。
続いて、指はまっすぐ伸ばしたままに、肘から動かす感じで宙に同じ文字を書きます。
「こーなのよ」
「何がだ」
「男性器の動きっぷり」
おにっさんは細い目を瞬き、ハンターさんは気まずげに目をそらしました。
つまるところ、ガレオスちゃん達の交尾器は総排泄孔に挿入された後にも割合細かい動きが必要なので、任意で動かせるけれど。
人の男性器は一本道の膣の中、比較的大雑把な動きしかしないんだよとそんな話です。
納得したように、おにっさんは頷きました。
「だいたいわかった。おまえが意外に聡い事もわかった」
褒めてるのか貶しているのか、怪しい言葉の後、おにっさんは腰を引きました。
ずるりとハンターさんの中から赤黒い肉が引き出されるのが、二人の目に映ります。
「……っは」
圧迫感はマシになったものの、急に動かれた不快感にハンターさんは呻きました。
じゅぶ。と粘質の音と共にまた圧迫感が増し、ハンターさんはおにっさんを見上げます。
「動けばおまえは苦しいのだろう」
苦しげにも見える表情で、おにっさんが訊きました。
「あんたの、長くて強すぎで窒息しちゃうキスに比べりゃ、マシよ。あれこそ次やったら死んじゃうわ」
ハンターさんは首を振り、真顔で言いました。キスがド下手とストレートに言わない分、ハンターさん的に大人の対応です。
それを面喰った顔で聞いたおにっさんは、手を伸ばしてハンターさんの鼻をつまんでみます。
ハンターさんは「んぅ」と呻いて抗議の意思を示しました。
「鼻でも息はできるだろう。死にかける前に気付け。俺の息も当たっていたろうに、おまえというヤツは……」
呆れたと言わんばかりの言葉で、ハンターさんの中の反抗心に火が点きました。
鼻をつまむおにっさんの手を払いのけ、ハンターさんは鼻から深く息を吸います。
「うっさいわね! 苦しめとか言って散々苦しめてくれちゃって、なにその言い草! この白髪色黒変態サドの粗チン!!」
ハンターさんがお腹から声を出した分、なんだか妙なところが動いたらしく、おにっさんはちょっとよさそうに呻きました。
毒気を抜かれた気分のハンターさんに、おにっさんが声をかけました。
「苦しさを強いている事に関しては、すまなく思う。だが他はともかく『そちん』とはなんだ。大方侮辱だろうが意味が解らない」
とりあえず、おにっさんは自分を不必要に苦しめたいワケじゃなかったんだと、ハンターさんは少し安心します。
怒りが完璧にしぼんでしまったハンターさんは、一つ、溜め息を吐きました。
「お粗末なチン……生殖器だって言ってんの。入ってて痛いは痛いけど、あんまり痛くないもん。小さいんじゃないの?」
そんな一言でおにっさんが逆上するとか、ちっとも考えずにハンターさんは言いました。
何気なく他人の地雷を踏みがちなハンターさんですが、おにっさんは気にした風もなく鼻を鳴らします。
「事の要因を外にばかり求めるのはどうかと思うぞ。おまえが受け入れやすいだけという可能性もなくはない。
仮に交尾器が小さく粗末だろうと、入れるに不都合はない。おまえに痛みが少ないならそれで悪くもない。おまえは不満か」
言ってる内容は下手すれば「おまえがユルいんじゃね?」なのですが、幸いにしてハンターさんは気付きません。
むしろなんだか後半部にときめいてます。ハンターさんは浅慮をこじらせているタイプです。
問いかけられた事に、ハンターさんは否定を示しておきました。
「確かに身体が裂けるほど痛いって言うより、マシよね。うん。そんで、あんたはちゃんと気持ちいいの?」
「そら恐ろしい程に善いとも」
間髪入れずの返答に、ハンターさんはちょっと笑いました。
笑うとやっぱりお腹に力がこもるので、おにっさんはまたよさそうに息を吐きます。
笑いが収まった頃にハンターさんは言いました。
「じゃ、動きなさいよ。あんたが選んだあたしが、イイ女だって思い知りなさい」
「……おまえ」
おにっさんはそれ以上の言葉は続けず、熱のこもった目でハンターさんを見詰めました。
「おまえじゃない。アファユっていうの。呼びなさい」
ハンターさんは言ってから、人じゃないものに名前を知られるのは不吉だとかいう故郷の迷信をちょっと思い出しました。
けれど、おにっさんが口の中で名前を転がす様子が悪くなかったので、後悔はありません。
少し遠慮がちに、徐々に余裕もなさそうに、おにっさんがハンターさんを揺さぶって果てるまで、ハンターさんは異物感を我慢しました。
絶え間ない鈍い痛みと苦しさの中、ハンターさんは自分の名前を繰り返し囁くおにっさんに、大きな満足を得ました。
「酷いくらいに善いな。年甲斐もなく我を忘れた」
ハンターさんの中から、硬さを失ったモノを抜きながらおにっさんは言いました。
それでも消えない異物感に、ハンターさんはよく解らない喪失感を抱きます。
おにっさんは身体を起こし、ハンターさんの脚の間に座ってハンターさんの顔を見下ろしていました。
「痛むか」
熱の消え残った声は、また優しそうでハンターさんはどう反応していいのか困ります。
とりあえず否定してみたハンターさんの額や頬を、おにっさんは労わるよう撫でました。
ハンターさんはだんだんとその手付きに安心してしまうのを感じました。
けれども、手の温かさにまどろむ間に寄せられていたおにっさんの顔に気付くと、慌ててその顔を両手で押し止めます。
「なんだ」
「なんだじゃないわよ。あんたのキスは息できないから、やなの」
ぐいぐいと押してくるハンターさんの手に従うように顔を引き、おにっさんは言いました。
「鼻の存在を忘れてやるな」
小さく「あ」と漏らしたハンターさんに、おにっさんは眉根を寄せます。
再度身を起こし、座り直したおにっさんは小さく呟きました。
「まずいな」
目の前にて微妙に沈んだ顔になったおにっさんの様子を、ハンターさんは不思議そうに見上げました。
キスを嫌がられたのがそんなにショックだったのかなと、思ったのです。
ハンターさんの視線に気付かず、眉間のシワを深めゆくおにっさんの顔に、ハンターさんはちょっぴり反省しました。
背を起こし、無駄にしなやかな身のこなしでおにっさんの視界の中に割り込みます。
急に視界に入ってきたハンターさんの顔に驚いたらしいおにっさんの前、ハンターさんは言いました。
「キスなんかこっちからだってしたげるから、そんな顔しないの」
ほれほれなどと、酒に酔ったおっさんよろしく唇を近付けるハンターさんを、おにっさんは呆気にとられた顔で見詰めます。
おにっさんの表情が落ち、その眉間のシワも無くなったところで、ハンターさんはおにっさんの鼻の頭をかぷと噛みました。
「鼻付近は止せと言ったろうに」
おにっさんは動じる事もなく淡々とハンターさんに再度の忠告を出します。
ハンターさんは慌てて口を離しました。ちょっと自分からのキスに照れただけだったのに、噛まれては堪りません。
おにっさんの深い溜め息と共に、白い身体を黒い腕が抱き寄せました。
「面倒な事に情が移った」
平淡な調子の錆びた声でおにっさんが言います。
熱い肌に包まれる感触が気に入りつつあったハンターさんは、ご満悦で笑いました。
「なになに。あたしに惚れた? っていうかもう惚れてるわよね」
くたくたにシワの寄った外套の上、無防備な笑顔を見せるハンターさんへ、おにっさんは複雑な視線を送ります。
ハンターさんは勿論、丸っきりの本気で訊いているワケではありません。
「ああ。アファユは可愛いな」
ですから、そう返ってきた時には薄茶色の目をまん丸にして、瞬くだけだったのです。
投げ遣りというワケでもないけれど、表情のないおにっさんの顔と声にハンターさんはまだ気付けません。
「『可愛い』は、どうとでもできる存在に対しての形容だと、おまえは知らないのか」
淡々と言いながら、おにっさんはハンターさんの目を、その奥を覗き込むようでした。
「情が移ったついでに教えてやろう。おまえが繁殖行動に応じたからと言って、おまえを無事に帰すなどという約束はない。
約束していたとしても、俺がそれを守る保証もない。繁殖行為を一度きりで済ますとも言っていない。
なにより、俺がおまえに真実ばかり告げているという根拠もない。おまえは何事に対してもより多くの危機感を持つべきだ」
やる事やってからお説教タイムとは、おにっさんはやはり微妙におっさんでした。
おにっさんに言われた事を理解するうちに、ハンターさんの表情が険しいものになっていきます。
その目に怒りが燃えるのも、おにっさんは静かに見詰めていました。
「物覚えは悪い、考えなしで過ちを繰り返し、臆病なくせすぐに相手を侮る。
そんなおまえに俺が殺される寸前まで追い込まれた理由が解らない」
ハンターさんの口がへの字にひん曲がりました。鼻から深く息を吸い、今にも怒鳴りそうです。
「俺を殺せるおまえが、何故逃げもせず俺と交わった。憐れんだか」
「逃げようとしてたのに、全部全部邪魔したのはあんたじゃないの!」
小さく爆発したハンターさんの怒りにも、今のおにっさんの表情は欠片も揺るぎません。
おにっさんの腕を逃れようとハンターさんは身を捩りましたが、あまり効果はなさそうです。
無駄と見るや、ハンターさんは暴れるのを止めました。
おにっさんの厚い胸に掌をあて、ハンターさんはおにっさんの糸目を見詰め返します。
「あんたの言った事、何が嘘だったの」
らしくもない静かな声での問いに、低い声は返しました。
「答えてやる義理もない」
ハンターさんは唇を尖らせ、何か言いかけて止めます。
一度鼻を鳴らして、ハンターさんは口を開きました。
「じゃ、質問変えたげる。あたしを抱いてあんたはちょっとでも楽しかった?」
おにっさんの無表情が、一瞬にして怪訝なものに変わりました。
にやりと唇を歪ませたハンターさんは、少し挑発的な口調で言い足します。
「ああ、答えてやるギリもないのよね。でもいいわ。とても言葉では言い表せない、とか勝手に思っとくから」
今度は何故か得意気に、ハンターさんは鼻を鳴らしました。
自分を抱き締めるおにっさんに身を寄せ、ハンターさんは言うのです。
「あんたのホントがなんだってどーでもいいの。ヤりたい一心でも、あたしを褒めたのはあんたくらいだもの」
別にスピリチュアルなものを感じたワケでもないけれど、ハンターさんは熱い身体を抱き締め返しました。
無言で戸惑うおにっさんの気配に、ハンターさんは可笑しくなってきました。
「ね、あのね。これからあたしにどんな酷い事するの? 爪剥ぐ? 指もぐ? 食べちゃう?」
うきうきとした声でハンターさんは予想を並べました。
一思いにガブリと食い殺されるだけなら、どんなにいいかとも少し泣きそうです。
ハンターさんと抱き合う熱い身体の持ち主さんは、聞えよがしな溜め息を吐きました。
「自惚れるな。おまえらなぞ食らっても旨くもない上、大した腹の足しにならん。誰がわざわざ食うか」
「食べた事あるのね……」
おにっさんはうむと唸りました。
「食べないなら、どうするのよ。半殺しにして捨てて、生きながらになにかに食べられるのでも見たい?」
ドスガレちゃんをどう苦しめようか考えていた時の記憶を引っ張り出して、ハンターさんは言ってみました。
色々思い付いておいてなんだけれど、痛そうな事を自分にされるのは真っ平御免です。
「俺はそういう無為な趣味は無い。殺さず、肢の一本も損なう事無く放してやる。
……つもりだが、どうにも放し難い気分になっているのが拙い」
言って、おにっさんはハンターさんを抱く腕に力を込めました。
ハンターさんは近所の同僚がケルビを飼い始めた事を、なんとなしに思い出します。
怪我してた仔ケルビを連れ帰り可愛がってる同僚と、情が移ったというおにっさんを重ねて、ハンターさんは訊きました。
「もしかしてあたしを飼いたいの?」
少しのだんまりの後、否と返ってきました。
「おまえはここでは生きられないだろう。物珍しさだけで引き留めて死なせるのも、面白いものではない。
我らはここから出る事も叶わず死にゆく。だが、おまえを道連れにせねばならん道理もない」
また溜め息を吐いたおにっさんは、自分の身体からハンターさんを離しました。
出られないとかいう話をすっかり忘れていたハンターさんは、何の話だっけと視線を泳がせます。
どうにも思い出せなかったハンターさんは、素直に尋ねてみる事にしました。
「ね、なんで出られないんだっけ?」
おにっさんの、「可哀想」と「信じられない」の入り混じった視線を受けて、ハンターさんはちょっとムッとしました。
手短におにっさんの語ったところによれば、この一帯に棲むガレオスちゃん達を目の敵にしている別の群れがいて。
この一帯を取り囲むように回遊しているからだ、と。そんな話でした。
「あと、『お外怖いよう』って妄想にとりつかれてるんだっけ?」
聞いた話を思い出してきたハンターさんは、おにっさんの言葉に付け足しました。
どこの引き籠りだと思ったわけでもないでしょうが、複雑な表情でおにっさんも頷きます。
首を傾げて、少し考えた後にハンターさんは言いました。そういえば全裸で。
「お外は怖くないよ? 外まで連れ出してあげようか?」
ハンターさんは、自分を見詰め返すおにっさんの目に、よく解らない表情が浮かんだのを見ました。
苛立ちかもしれないし、憐れみかもしれないし、別の何かかもしれないのです。
よく解らないながらに、ハンターさんは自分の言い出した案をいいモノだと思ったのです。
「どうやって」
「人になれるんだから、人の姿で出てけばいいのよ。そのまんま人に紛れて生きればいいでしょ」
元よりハンターさんは、ドスガレちゃんをえんやこらと引っ張り出す事なんてできっこないと思っています。
そしてふと、捕獲したドスガレちゃんを回収してねってサインを出すのを忘れていた事に気付きました。
道理で誰も来てくれないはずだと納得すると同時、誰も来なくて良かったとも安心しました。
納得しない様子のおにっさんに、ハンターさんは言葉を足します。
「時々なら砂食べに戻ってくるとかできると思うし、あんたが食べてけるようになるまで傍にいたげる。
今すぐにってワケには行かないけど、帰ったら準備して迎えに来たげるわよ」
ハンターさんに大した考えがあるわけでなく、ハンター業に引き摺り込めばいいやと思っている程度です。
けれども素性も怪しい同僚だってそれなりにいるからには、なんとかなるだろうという根拠らしきものもありました。
おにっさんは黒革手袋を外し始めました。付けた時と同じく、非常に苦戦しているようです。
手元から目も上げず、おにっさんは訊きました。
「おまえが俺を連れ出そうとする理由はなんだ。俺に惚れたとかぬかすわけではあるまいに」
うんざりした様子で指先をぐいぐい引っ張っているおにっさんを見、ハンターさんは革手袋終了のお知らせを確信します。
革手袋はともかく、ハンターさんは言いました。
「あたしね……」
ちょっぴり浮かれた声で、ハンターさんは続けます。
「下僕が欲しいの」
上がったおにっさんの顔は、それは呆気にとられた表情をしています。
むにゃむにゃくしゃりと表情が動いた後、おにっさんは爆笑しました。
目の前の人が腹を抱えて笑う事なんて想像もしていなかったハンターさんは、ビックリしながらおにっさんを見詰めました。
目の端に涙を浮かべ、苦しそうな息の間から、おにっさんは言葉を絞り出します。
「シモベと来たか。おまえは」
大きな手で顔を覆い、笑いを堪えようとしているっぽいおにっさんが怒ったわけではなさそうなので、ハンターさんも笑います。
おにっさんはひとしきり笑った後に、溜め息を吐いて、ハンターさんに答えました。
「また生きて逢えたら、それもいい」
「あたしの魅力に屈服するのね?」
ふふんと得意気なハンターさんの高い鼻を、おにっさんの黒い革手袋の指がつまみます。
「ぬかせ。子を生した事もない女など、魅力は砂粒程しか感じぬわ」
手を掴んで「はなひなはいよ」と抗議するハンターさんの様子を見詰めながら、おにっさんは言いました。
「おまえが憶えていられるのか、怪しいものだな。仮にまた逢ったとして、砂食みの俺を俺と解るのか」
鼻をつままれたまま、ハンターさんはむぅと唸りました。
この辺りにはもう一匹、大きな黒いガレオスちゃんがいるとかなんとか、おにっさんが言ってたような気もしたのです。
黒々としたガレオスちゃんと、ドスガレちゃんが見分けつくかどうか、ハンターさんには自信がありません。
「それっぽいの見かけたら、名前呼んだげるわ。だから、あんたの名前教えなさいよ」
おにっさんの垂れた眉の端っこが、少し上がりました。
ハンターさんの鼻から革の質感が離れました。
「個体の名などない。強いて表せば……」
ぎる、もしくはぐぉ、みたいな音と共に、おにっさんは手を動かしかけて止めました。
「そういえばヒレがないな、おまえには」
音と仕草で一セット、思わぬ難易度の高さにハンターさんは渋い顔になります。
うんうんと唸った後、ハンターさんが言いました。
「じゃ、あたしが言える名前考えたげる。それを呼ぶわよ」
こちらもうん、と唸った後、おにっさんは答えました。
「おまえの感性に期待はしないが、やるだけやってみるがいい」
ハンターさんがドスガレオスの音をもじって名前をひねり出しては、おにっさんに一蹴されるのが暫く繰り返されました。
目の前のおにっさんにではなく、恐ろしく人相の悪い同僚に似合いそうな名前なんて思いつきながら。
ハンターさんは一際おにっさんに似合わない名前を一つ、口に出しました。
間の抜けた音だ、なんて文句を言いつつも、おにっさんの名前はそうと決まりました。
綺麗な紫色の魚竜の背が砂に沈んでいくのを見送って、きっちりガブラスーツ一式を着込んだハンターさんは荷物を背負います。
高かった陽は傾き、そろそろこのお仕事の締め切り時間が来るはずです。
ハイガノボマーDEウマー計画の進行は上手く行きませんでしたが、ハンターさんはまあいいやと思いました。
桃色ヒレが手に入っていたとしても、ヒレはハンターさんの事を褒めてはくれないし、名前も呼んでくれませんから。
そのうちおにっさんを迎えに来るというのは本気でしたが、おにっさんの方が本気かどうかはハンターさんには解りません。
どんな風におにっさんと再会できるか、もしくは出来ないかを想像しながらハンターさんはベースキャンプへ歩き出します。
朝焼けの中でかもしれません。夕焼けの中でかもしれません。
炎天下、違うガレオスちゃんに声をかけてしまって、あっさりと食い殺されるのかもしれません。
知らんふりをしたおにっさんに、酷く傷め付けられるのかもしれません。
いずれの想像の中にも、鮮やかな赤い色を思い浮かべ、ハンターさんは笑いました。
おにっさんに付けた名前は、そういう赤い色の名前なのです。
疲れで身体は重く、内側から軋むように痛みながら、ハンターさんの気分は晴れやかでした。
「信じてないから、何があっても騙された事にはならないわよね」
相棒の(通称)肉棒は答えてくれませんでしたが、ハンターさんは一人納得して頷きます。
わりとハンターさんに優しい世の中を甘く見つつ、ハンターさんはそれなりに逞しく生きていこうとしています。
―ver.A 終―
―追記―
結局、桃色のヒレがメスのガレオスにしか生えないのが本当かどうか、ハンターさんはおにっさんに聞きそびれました。
たぶんきっと、嘘でしょう。
投下終了。この話もこれにて終了。
分割不必要なくらいコンパクトな話作りが命題かもしれない。
ガレオスのモデルっぽいシュモクザメは胎盤持ち。
な、くせに単一生殖出来たケースがあるらしい。
メスだけで群れ作っても、意外と絶滅はしなさそうな予感。
詰め込みすぎた感漂う話を読んでくれて、有り難う。
乙乙リアルタイムヒャッホウ!朝から良いモノをごちそうさまでした。
おにっさん!おにっさん!アファユ!アファユ!
やべっ萌えたわ、おにっさん
人相悪い同僚と言えば、やはり彼かねw
とにかく乙!
GJ
やっぱりあの女ビッチだったんかw
乙
GJ!
魚竜万歳!
何故か乳首に一本だけ毛が生えてきた
乳頭でなく乳輪に
金・雪・砂獅子♀って、乳首吸いづらそうだよな
胸、毛だらけじゃん
乳頭にはえたらヤバくね?
たいへんGJでした。
小ざっぱりとしたラストには、清涼感すら感じました。
前スレ・現スレへの投下作品の、
「桃色したひらひらの…」1-3、「互いの思いと罪」後編、「猫(?)の春」、「クーラードリンクも忘れずに」、
「マナーを守って楽しいお食事」、「寄生哀歌」、「観察記録」1-5、「角竜はつらいよ」、
「私が虫嫌いになった理由」、「異形に番わされて」、「モンハン世界の大人の玩具」、
「バサルモスが見てる」、「猛き獣達の道楽」1
をwikiに保管しました。
一部の作品では、行頭に中点を使った三点リーダー表現が、wiki上で箇条書の見出しに化けてしまうのを避けるため、勝手ながら修正しています。
>>527-533のキリン話は、無題だからタイトルどうしようというヘタレた理由で保管まだ。
>>762 乙ガレオス
このハンターさんなら悪い人にころっと騙されそうなのに…
世の中がハンターさんにスイートだから、ハンターさんがちょっとスイーツ(笑)だっていう話なのか
>>771 あなたも乙です、ありがとう
>>769 数ヶ月くらいに一本、気付いたらぴょろっと生えてるんだ…
見つけるたび引っこ抜くけど、ほっといたらどうなんだろ
そして獅子どもの毛は乳輪にも生えてるのか否か、それが気になる
つか、猿って乳輪ないよな、犬とかと同じで
哺乳する竜っていねぇかな
竜の乳揉みしだきたい
>>771 乙です。しかし今回豊作だなw
>>772 キリンとかケルビは哺乳しそうだな。あとはモスとかファンゴ、あ、アイルーとか…
牙獣種はニホンザルみたいな感じじゃね?と、思ったら授乳するコンガやブランゴを想像。
力尽きて倒れたハンターを、子を亡くした母ブランゴが保護。
おっぱいが張るので母乳をハンターに飲ませるというところまで想像した。
……誰得?
現スレ作品をキャラ別に仕分けてきたんだが、草食種と甲殻種と獣人種以外制覇っぽいよ。
ほんと豊作だ。
魚って人間が触るだけで火傷するよな
で思ったんだけど、ハンターがずっとトトスに抱きつき続けたら
トトス討伐出来るんじゃなかろうか
水鉄砲吹こうが亜空間タックルしようが、胴体にコアラのごとく抱きつけばお構いなし
あ、もちろん体温をより伝えるために裸で
PTプレイでも可
(ビタンビタンビタンビタン)
(ゴボゴボゴボゴボ)
>>776 寧ろハンターが熱奪われすぎて死ぬんじゃ…
あぁ、ホットドリンクなんて便利なものがあ
ガノに密着プレイで本当に恐ろしいのは「亜空間」だろ、いやマジで。
>>779 それは巨体が高速で移動する際に生じる真空空間と突風ということで…
ポッケ農場の爆弾採掘の洞窟の中ってさ、何かいそうだよな
ハンターのクエスト中にはにゃんこがくんずほぐれつにゃんにゃんしてたりして
すぐそばのキノコの木のキノコや、とれたて新鮮魚を使ってアレコレ…って想像したんだが
むしろ堂々と露出で屋外なぷれいもアリな気がしてきたよ兄貴!
ハンターさんが狩り場で青姦するときは、古龍観測員の気球の有無を真っ先に調べます。
あの気球って何人乗りなんだろうな。
観測中にギシアンさせるもよし、一人で乗って青姦中のハンターさん見て自慰をするもよし。
気球は僕らの夢を乗せてる気がしてきたよ兄貴!
/⌒ヽ
/ ゚д゚)
| U /J
〜〜〜〜〜〜
/⌒ヽ
/゚д゚ )
| U /J
〜〜〜〜〜〜
/⌒ヽ
/ ゚д゚ )
| U /J
〜〜〜〜〜〜
アニキ!アニキ!
アニキと私!
>>783 IDがヴォナニー
兄貴が見てる…!で自慰か
「駄目っ…兄貴が見てるっ…」
「見せつけてやろうぜ」
「野郎二人が目の前でせんずりしてる。誰か助けて」
by 溶岩魚竜
IDに魚がいたw
リオレイアの生態を見る限り、飛竜って基本は卵生だよな?
雌雄同体のフルフルは別にして、雌が卵産んで営巣するんだよな?
…正直、アカムやらグラビモスはどうやって繁殖してるのか凄い気になるんだよ。
雌の個体が卵温めてる姿ってどうも想像が出来ん。
>>788 あいつらが卵の上に乗ったら潰しそうだよなw
火山帯に棲んでるからには、地熱で孵るんだと思うよ。
温泉玉子ウマー?
いやいや。
現実の爬虫類って卵は生みっぱなしであんまり世話しないし。
どこぞのイグアナが地熱目当てでわざわざ火山の火口付近に卵生むとか、あったはず
>>792 基本産みっ放しって考えれば営巣の手間はなくなるって事か。
でも…
アカムって本来は火山の生き物じゃなくて特定の住処を持たないで移動を繰り返すって話を聞いた事がある。
火山に出現するのはギルドがそこに追い込んだ個体らしい。
グラビだって鉱物食いに沼地に現れる位だし、バサルモスは鉱物以外にも肉を食って成体になるらしい。
そう考えれば営巣地は火山に限らないって事になるんだよなあ。お世辞にも火山は肉類が豊富とは思えんし。
って言うか、そもそもあんな堅い甲殻に覆われててどうやって交尾するんだろな?
雄は卵に放精するだけだったりしてw
ランポスあたりは、確かツカツクリみたいに腐葉土の中に卵産んで
腐敗熱で孵すって設定があったはず
けどらんぽっぽは爬虫類で変温動物と思しいからその設定は納得できるんだけど、
むしろ現実にいるツカツクリの生態の方が不思議だよな。
あいつらやろうと思えば自前の体温で卵あっためられるのに
なんでわざわざ回りくどい方法で孵卵するのかと
ランポス種も謎が多そうだな…
密林暮らしのランポスは兎も角、雪山暮らしのギアノスって実は恒温動物だったりしてな。体毛などの保温器官が無いから常に活発に動き回って熱を作ってるらしいし。
まあ、雪山3に巣があるから、温めて孵化させるんだろうけど。
一ヶ月経った!!!
まだか!!???
何がだよ
S・S
はぁ?
何言ってんだよお前
朝っぱらから独り言でスレ無駄遣いしてんじゃないよ
自演? IDが同じだが。
またお前か…いい加減アンカーぐらい覚えろよw
SSならつい最近投下されたよ
朝っぱらから吹いたわw
何か酷いモノを見た
夏休みはまだ先なのにな…
体からけしからんキノコが生える病気か
1ヶ月とか言ってるから何のことかと思ったが、「目隠し」とやらの仕業かね?
ようやく気付いた。
S・Sってショートストーリーじゃなくて荒らしの元setunakoyukiの事か。
目隠しとsetunaって同一人物?
SS?
セックスストーリーかセンズリ奨励文だろ
スーパーシコシコとかスゴイセックスの略?
金冠グラビの尻尾をラオ♀に突っ込みたい
対比的にちょうどよさそうなんだけど
残念な事に目隠しとsetsunakoyukiは別口
な、なんと…
あんなのが二人いたのか…
目隠しの方が文章力がだいぶマシな感じ
実際、初投稿が保管庫でなければそんなに叩かれなかったんじゃないだろうか
エロくないから、そっちで叩かれる可能性はあるけど
伝説ランキング
1、女子高生にコスプレさせてモンスターハント
2、クリトリスから潮
3、テンション高い前置きと共に保管庫直接投下、setunakoyuki
4、保管庫直接投下、自他共に認めるKY、目隠し
>>817伝説ランキングの2、せっかく忘れてたのに…ッ!
茶噴いたじゃないか
忘れてた、追加
2、エクタシーを追い詰める、クリトリスから潮
前スレといい今スレといい、最近色んな意味で豊作だなwww
>>820 半ば新参の俺には何の事やら
いつ頃の話?1と2がすげえ気になるw
駄目だ「ぐはぁ」の辺りのシュールさに耐えられない
これを最後まで読み抜いたらG級にしてくれるんですね!?
エクタシーを追い詰めるやつは前スレだっけ…
sageずに数行1レスずつ(多分書きながら)投下とか、そんなオマケも付いてたような気がする
これは完全に故・邪神スレ的な意味での邪神w
>>826 おまいがそんな事言うから、邪神スレ過去ログ読んできちゃったじゃないか。
そしたら、ある邪神の武勇伝の中に、『IDの仕組みを理解せず、一人で言い合いする』とかいうのがあったのよ。
まんまコレっぽい
>>796-801(除800)
見れば見るほど愉快な脳みそしてるなぁ
いあいあ
邪神様呼ぶなw
こうしてみると逆に1が読みたくなる不思議!
ウザさランキングならsetunaが1位だが。
俺的には目隠しだな
KYだし話が分からん
何故かwikiに残ったままの直接投下「天龍の弓と鳥竜」も相当酷いんだけど、伝説の前には霞むな…
あの自称ランポス娘か、でも誰もランポスって呼んでねぇしw
ケータイ小説みたいなやつだったな。
>>453のコメント、ここだけでも
>>60に十分対抗できるw
ま、正直な話setunaの奴は結構面白かったと思う
おまえら、あんまり騒いでやるなよ・・・
手ごろな玩具だと思っていじくりまわしてたら
中からとんでもない猛毒が漏れ出した
なんてことになったら目も当てられんじゃないか
以前ひょんなことから大荒れしたことをみんな忘れたのか?
おれは自称VIPPERが暴れて職人がごっそり寄りつかなくなったことが忘れられん
新参連中は知らねーかもしれんけどさ・・・
>手ごろな玩具だと思っていじくりまわしてたら
>中からとんでもない猛毒が漏れ出した
これで一本SSが書けそうだ
ゲリョス辺りで
ゲリョスは瀕死になるとパニック走り連発するところが
本当にパニクってて可愛い
猛毒吐き散らしながら必死で沼地をかけずり回る姿もたまらなく愛おしい
なんか、憎めないわあいつ>ゲリョたん
死んだふりと言いゲリョスって結構お茶目キャラ
しかしあの見た目が…見た目さえゴツくなければもっと…
いやそこに可愛らしさが出てるかも知れんぞ
>>835 >自称VIPPERが暴れて
setsuna並のトンデモ書き手が暴発したの?
あれは書き手じゃなかったと思うな
10か11の終わり頃、誰かが投下作品について「VIPPERのSSモドキよりマシ」みたいなこと言ったのが呼び水になった
なんでそんな話題になったのかは覚えてない
そんなことより、毒といえばいーおっおだろ
17匹目も終わろうとしているのに、イーオスエロスが一作品も無いのはどういうことだろう
スレの容量も危ういし、イーオスは次回に期待しようぜ。
次スレ準備はそろそろかな?
久々に保管庫で蟹の人の読み返してきた
御陰で今夜は怖くて寝つくのが遅くなるだろなw
>>841 いーおっおに限らず鳥竜種ってけっこう可愛いよね
握手したいって何故か思うw
擬人化したら痩身になるのかなー
毒持ちだけに毒舌家な肉食系女子希望
イーオスなのに♀擬人化とはこれ如何に
金で玉があるレイアの如し
イーオス♂原型×イーオス♀擬人化で
一度に擬人化と原型が楽しめる
一粒で二度おいしいSSですね分かります
そうかアカムって追い込まれて決戦場にいるんだったか
も、もっと寒いところだったら人間なんかに…
く、くやしい…
とかいう状態なのかなあ
ほらほら 新人さんに厳しい雰囲気出してたらS・S(笑)が来なくなっちゃいますよ
ある程度許容しないと
なんでもトライではモンスター同士の交戦も見られるとか。
ハンターに追い詰められたリオレイアが卵を守ろうとなんとか巣に帰り着く。
普段から卵を狙って巣をうかがっているジャギイの群れが、
体力をほとんど失ったレイアを見て、好機とばかりに集団で襲い掛かる。
反撃しようにもボロボロの体で卵を守りながらではロクな反撃も出来ず、
群れに嬲られながら、さらに権威を示そうとした群れのボスに組み敷かれ犯されるレイア
その後止めを刺しに来たハンターが、涙を流し弱々しく鳴き声を上げながらも
卵を守るレイアの姿に感じるものがあって、ジャギイの群れを撃退。
レイアの体力が回復するまで巣を守るハンターの姿に、
弱肉強食の野生の中では感じることのなかった不思議な感情をレイアが抱いた
あたりで俺は多分疲れてるんだと思った。
いいや君は正常だ
どノーマルだ
850 :
S・S:2009/06/03(水) 04:37:33 ID:jogfpiGa
お久しぶりです
投下させていただきます
・古龍と人間の間に出来たハンター(男)とそのハンターに魅せられた擬人化ディアブロ亜種(女)
・色々と複雑な長編物語になっています
普通に思っていただけたら、幸いです
851 :
S・S:2009/06/03(水) 04:38:42 ID:jogfpiGa
「・・・・?」
全てが砂色(現に、ほとんどが砂なのだが)で、橙色の陽が射している、この雄大な砂漠で一人、立ち竦む青年がいる
彼の名は『キーリス・デュランダル』。若干14歳のハンターである
だが彼は、ハンターというのに防具ひとつ着けずにこの砂漠を、のうのうと歩いている
そして、この砂漠(ハンター達は、旧砂漠というのだが)を歩き始めて丁度、『エリア7』と呼ばれる場所に着いた時だった
「(何だ?)」
キーリスは異変を察知した
何処からとも無く、砂を抉るような、地震のような感覚が足元を伝って感じた
「(・・・・!!)」
その瞬間、目先の砂山から砂柱が立ち昇って、そのままキーリスに向かって『何か』が物凄い勢いで近づいてきた
いや、『近づく』より『襲って来た』と、言った方がいい
だが、キーリスは『何か』が自分の足元に来る一歩寸前に後ろへ向かって飛び込んだ
その瞬間、キーリスの目の前で砂が勢い良く立ち昇った。そして、その砂の中から『何か』の正体が浮かび上がった
それは、とてつもなく大きい、黒いディアブロス亜種だった。大きさはキングサイズをゆうに達しているだろう
しかも、大きさだけではなく、その天をも突き砕くような立派な双角
あらゆる武器でさえ傷を付ける事を躊躇わせる甲殻
大地を踏み、軋みさせる足
どれを取っても確実にこのディアブロス亜種が上位ランクであるかは一目瞭然だった
いや、上位ランクなど遥かに超して、G級ランクであろう
しかも、この状況は明らかにキーリスの方が不利だった
このディアブロス亜種がG級ランクであるとか、キーリスが防具をひとつも着けて無いだとか、そういう事ではなく
キーリスは・・・・・・・・・・
武器さえも所持していなかったのである
だが、こんな危機的状況であるのに対してキーリスは、慌てふためく素振りも、ましてや逃げ出す素振りもしていなかった
852 :
S・S:2009/06/03(水) 04:47:14 ID:jogfpiGa
「(何だ?こいつは)」
それが私の最初の疑問だった
私の縄張りに入り込んだ奴が居るからどんな奴かと思えば、とてもちっぽけな人間だった
人間なのは、まだいい。理解できる。
今まで何度か人間が私に、喧嘩を吹っ掛けて来ていたから
(・・・・・・まあ、全て私が勝ったが)
だが、こいつは人間なのに、いつもの人間が付けているゴツゴツした物や、
陽の光を映し、いつも人間が私に向かって振り下ろしたり、突いてきたり、
私に向かって飛んできたりする物など、ひとつも持っていない
(そういえば、結局あれはなんだったんだろう。当たっても、なんともなかったが)
前に、アプトノスに変な物や、
食べ物を入れた(後で食べたから分かった)物を引っ張らせていた人間のように、
大きな物を持っている様ではない
それに、大抵の奴は私の姿を見たら、直ぐに飛んで逃げていた。
もしくは、私の目の前で変なことをしていた
(面白そうだったから見たが、つまらなかったので、すぐに吹き飛ばしてやったが)
だが、こいつはと言うと何もせず、唯、私を見ているだけで、何もして来ない
こいつが何もして来ないので、私は放って置こうとしたが、
さすがに自分の縄張りなので、放っておくことも出来ず、
だがこいつも何もして来ないので
「(お前が何もせず、この場所から出て行く気が無いなら・・・・こちらから行かせてもらうぞ!!)」
私は地面(正確には、砂面)を思い切り蹴って突進をした。今まで、この突進でほとんどの者を地にひれ伏してきた。
それを感じ取ったのか、こいつは、私の角が当たる寸前のところで右に避けた
「(チッ・・・!!思ったより身軽だな・・・。ならこれで・・・!!)」
私は角を使って地面を掘って、そのまま両腕も使って地中へ潜る。そして、あいつ(縄張りに入り込んだ人間の、今私が『こいつ』と、呼んでいた奴のこと)
の足元へ身体を進める。そう、地中からあいつの足元へ行き、角で上空に突き上げ、落ちて来た所を食ってやろうと思ったのだ
そして私は、地中を掘り進めながら良く聞こえる耳を頼りに、あいつの足元に着いた
私はまず、両腕を上げ地上に向かって掘り、両足を曲げ突進するときと同じ様に地中を蹴りあがった
そして、勢いを無くさぬまま、地上に飛び上がった
だが、私の岩をも砕く双角に手ごたえは無い。あいつはまた、私の双角が当たる寸前で右に避けた
「(くそッ!!・・・・またか!)」
それから、突進を始め、私の攻撃は全て寸前のところで尽く(ことごとく)避けられる
それを十回程度繰り返した所で、
『(・・・・ブチン)』
私の理性の糸が切れた
理由は二つある
一つ目は、今までほとんど瞬殺して来たのにも拘らず(かかわらず)、こいつは私の攻撃をいとも容易く避けきっているから
二つ目は、何故だかは、分からないが、こいつが私の攻撃を避ける度に馬鹿にされている気がするからだ
・・・・簡単に言えば、私の攻撃が当たらないからだ
この二つによって私の理性は切れた
そして私は今まで以上の殺意を持ってあいつに攻撃を仕掛けた
おそらく、この時に、もっと冷静になればこんなことには、ならなかっただろう
853 :
S・S:2009/06/03(水) 04:51:36 ID:jogfpiGa
橙色をした太陽が容赦なく照りつけるこの旧砂漠に、
一人の銀色の長髪をなびかせるハンターと、一匹の黒い角竜が命の取り合いをしていた
いや、命の取り合いというより、
『一人の銀色の長髪をなびかせるハンターが、一匹の黒い角竜を相手に遊んでいた』というほうが正しいかもしれない
それほど、この二つの固体の様はおかしいのである
角竜が突進をする度、ハンターは軽々と避ける
角竜が地を掘り、足元から突き上げても、またハンターは、軽々と避ける
しかも、角竜が隙だらけの時もハンターは、一つとして攻撃しようとしない
そして、そうこうしている間に角竜が、間違えたのか
はたまた、ハンターを狙って外したのかは分からないが、
この旧砂漠のエリア7にある岩盤に突進してしまって、動けなくなった
『ガツンッッッ!!!』
「(・・・・・・しまった!!)」
鈍い音がして、私は動けなくなった
だが、動けなくなったのは頭部だけで、そのほかは普通に動かすことが出来た
そう、私は我を忘れて、あいつに突進を続けていたが、
今先ほどあいつに突進して、あいつの後ろ側にあった岩に角を捕られてしまったのだ
「(だが、・・・・何故だ!?
ここには突進して私の角が貫通せず埋まってしまうほど強固な岩盤は無かったはずだ!!)」
私は一瞬その疑問を解くために思考を捕られた
「(クソっっ!!そんなことより早く体勢を立て直さねば!!)」
私は、すぐに思考を戻して一刻も早く岩から角を抜き出す事に専念した
854 :
S・S:2009/06/03(水) 04:52:03 ID:jogfpiGa
「・・・・あちゃー」
目の前で挟まった角を取り出そうとしている一匹の黒い角竜を見て僕は、
『やってしまった』という気持ちと『どうしよう』という気持ちから、こう呟いてしまった
僕の名前は『キーリス・デュランダル』
一応14歳だけど一応ハンターをしている。色々と、訳があって、今、面倒くさい事をしている
その訳と言うのが、昨年の初めに、僕が勤めていたハンターズギルドがなにやら、不祥事を起こして解散してしまった為、
今では商人と、ベテランハンターしか寄り付かなくなった異境の村『ボルシャ村』に今年引っ越したのだが、
ハンターズギルド解散地近くに少し用があって、引越し用の馬車に乗る時間を間違えてしまったのだ
僕が遅れて待ち合わせ場所に着いたら、
『一時間も待ったのですが、いらっしゃらないので先にボルシャ村の方へ荷物を運ばせていただきます。料金は村長から頂くので、村長にお渡し下さい』
という、手紙が置いてあった。それから、約一年半歩いてようやくボルシャ村に着くと思ったら、この砂漠で黒い角竜に遭遇してしまったのだ
「後もうちょっとで着く所だったのですけどね・・・・」
半分呆れ口調で僕は乾いた声で笑う
「それにしても・・・・あそこは、簡単には抜けないでしょうね」
僕はもう一度、あの黒い角竜の方を見た
角竜が抜けなくなった角を必死に抜こうとして、悪戦苦闘している姿は少し、可愛さを覚えた。
「(だけど・・・・いくらあれだけ深く刺さっているとはいえ、あのディアブロスならば、もうとっくの内に抜けているはずなのですがね。
どうしたのでしょうか?・・・・まさかとは思いますが・・・・)」
それから僕は数秒考え、
「やはり襲われたとはいえ、困っているようですし、助けますか・・・・」
と、結論を出した
そして僕は、ゆっくりとした足取りで黒い角竜の方へ向かった
五・六歩ほど歩いた所で、何処からかともなく
『かっっっあぁぁぁ!!!!どうしてあんたはそう甘いのよ!?』
と、何処か凛とした声が聞こえてきた
「っっ!?」
僕は、直ぐ後ろ振り返る。だけど・・・・誰も居ない。居るわけが無い
僕はまた、乾いた声で笑った
855 :
S・S:2009/06/03(水) 04:56:37 ID:jogfpiGa
「・・・・あちゃ〜」
僕はこの日二度目の、台詞を言ってしまった
黒い角竜を助けようと近くまで来たのだが、
「これはひどいですね・・・・」
そう、この黒い角竜の角は相当深くまで刺さっていた
それに続き、
「・・・・予感的中しちゃいましたね」
先ほど、気になっていた事が当たってしまった
それは、この角が刺さっている岩の質からして、この旧砂漠一帯の管理がされていない事だった
やはり、異郷の地の近くなので仕方が無いのかもしれない
「なら、流石にこのディアブロスでも自ら抜くことは出来ないでしょうね」
と、角を抜くことが夢中で僕の存在に気づいていないディアブロスに目をやる
「縄張りに入ったとは言え、助けてあげるのですからもう襲ってこないでくださいね・・・・」
そう呟いて、僕は黒い角竜の角に飛び乗った
「(っっっっ!?)」
一瞬の事だったので驚いた
さっきまで私の遠い後ろにいたと思っていたのに、
いきなり私の抜けなくなった角の上にあいつが現れたからだ
それから、私は数秒動けなくなった。
だが、その数秒間に必死に考え、ようやく、『私が角を抜き出すのに必死になっていて、こいつが近づいてくるのが感じ取れなかっただけ』と、分かり、
先ほどの『角を抜く為』に暴れるのとは打って変わって、『今、こいつを振り落とす為』に暴れた。
だが、暴れているのは、頭部以外の所だけだった。それでも、私は構わずに、暴れ続けた
「うわ!!ちょ・・ちょっと待って!!暴れないで下さい!!!揺れて上手く狙いが・・・・!!」
僕が、角の上に飛び乗った時に少し落ち着いたと思ったら、いきなり暴れだし始めた
「くっ!!仕方が無いか・・・・!!」
このままじゃ、狙いが付かないので僕は黒い角竜が疲れるのを待つことにした
あれから、15分後ようやく疲れてきたのか、角竜の動きが鈍くなってきた
「・・・・そろそろ、いいか」
そして、僕は再び狙いを定めて、
「・・・ハッ!!!」
拳を振り下ろした
856 :
S・S:2009/06/03(水) 04:57:18 ID:jogfpiGa
暫く、私は放心していたのだろう。少し前のことが思い出せない。覚えているのは、ありえない事だった
それは、あいつが私の角の上にいきなり現れ、それから暫く私があいつを振り下ろそうと暴れていて疲れてきた時だった
あいつはいきなり、腕を振り上げ、あろうことか私の角が刺さっている岩に向け、振り下ろした
すると、今まで私が暴れていてもビクともしなかった岩が、すんなり砕けたのだ
その時、私の頭の中に一つの疑問が生まれた
「(なんだ・・・・こいつ?・・・・)」
たった一つの疑問。だが、それを理解することは出来ない。何故なら、この疑問の意味が分からないからだ。
「(目の前にいるのは、唯のちっぽけな人間。・・・・人間・・・・なんだ)」
だが、それを頭が受け取らない。否定し続ける。
こいつは、人間じゃない。こいつは、人間じゃない。こいつは、人間じゃない。こいつは、人間じゃない。こいつは、人間じゃない。こいつは、人間じゃない。
ジャア、コイツハナンダ?
今まで、私を相手にここまで生き延びた奴はいない
今まで、私を相手にここまで怯えなかった奴はいない
今まで、私を相手にここまで余裕を見せた奴はいない
今まで、私を相手にここまで・・・・・・・・・・・
恐怖を植え付けた奴はいない
それを、考えた途端、全身が強調って(こわばって)動けなくなった
『殺される』
唯、それだけ浮かんできた
だがそいつは、私に向かってこようとはせず、そのまま、何処かへ行ってしまった
私はようやく動くことが出来た
だけど、とても不安定で、今にも転びそうだった
でも、私は立ち上がりたかった。あいつの後を追いかけたかった。殺されるかもしれないが、自然と足が動いていった。
あいつともっと殺し合いたい
あいつともっと戦いたい
あいつともっと争いたい
あいつともっと競いたい
あいつと・・・・・・・・・・・・・・・
あいつにもっと近づきたい
それだけを考えながら、私は何かを踏んづけて転んでしまった
そして、わたしは草色の煙の中で意識を失った
スレ埋まるぞ
858 :
S・S:2009/06/03(水) 05:00:16 ID:jogfpiGa
以上で今回の投下は終了です
続けての投下でしたがどうだったでしょうか
文書に至らないところがあるかもしれませんが
了承いただけたら幸いです
この流れで投下できる君はすごいな。
どうもこうも……保管庫に投げ捨てしてた話だろこれ
新連載が始まったと思ったら、
第一話が8ページくらいしかなく、しかも内容は4ページ収まるだろ?ってかんじでした。
テンプレに
・他の場所に投下された作品のコピペ投稿は、作者本人の転載を含めて全面禁止
・保管庫への直接投稿作品も「初出がこのスレではない」ので禁止
を追加してはどうだろう。コレを遵守すれば、保管庫直接投稿作品は全て闇に葬れる。
まぁ5話まで続くくせにエロ一切ないもんな。
正直ブログか他の一般モンハン小説投稿サイトに書いたほうがいいと思う。
ここのスレは過疎ってわけでもないし、何よりS・S(笑)には痛々しい歴史があるから真面目に読むには抵抗がどうしても生まれる。
作品として凄い下手ってわけじゃないがエロパロ向けじゃない。
だからもうここにこだわらず引っ越したほうがいいよ。
この板のお話に登場するハンターさんはみ〜んな18才以上だよ♪
に抵触している!
>>866 乙
埋めついでに
今ちょっと書き始めてるんだけど、
生態系をどこまで捏造していいか悩むなこれ
公式で出てる設定を捏造してもいけないし
これ読めばモンハンの生態系が分かる!的な本かサイトってある?
自分はwikiみたり過去ログみたりあとゲーム内のギャラリーを見てる。
あとは公式本のハンター大全を買うことをお勧め。
本々よくわかってない事のほうが多いから多少の生態捏造は許されると思う。
流石に自演でS・S(笑) なんて言わないだろう…とか思ったが 言いかねないから何とも言えないッス。
私はSS叩き合う流れよりは読みたいなぁって
>>863 転載投下禁止ってのは確かに大事かも。
まあスレ立てこんなに急ぐ事になるとは誰も思ってなかったんだし、
テンプレ改正案はここが落ちるまで、こっちで語り合えばいいんでね?
>>867 モンハンの公式設定って、意外に細かいのがたくさんある割には
「ゲーム内で言及されてて、プレイした人なら大体このくらい知ってて当然」
レベルの情報が少ないんだよな。
個人的には、公式小ネタをうまく生かした作には「おっ巧いな」と思うけど
そこまで全ての公式設定を網羅してなければ許せないって感じでもない。
自分自身、ハンター大全は持ってないからその範囲の記述は知らないし。
Wikipediaくらいは誰でも簡単に見られる上、話作りのスパイスもなりそうな
面白い設定が多いからチェックしといて損はないと思うけど
それよりマニアックな知識は押さえてなくても自分は気にならない
以前「公式モンス設定ガン無視かよ」とかなり突っ込まれてた作があって
俺もあれはちょっとなと思ったけど。
その作が不評だった真の原因は、ちょっとやそっとのモンス設定を捏造してた点じゃなく
全体的にいろいろ俺様流で、公式世界観丸ごとを軽視してる(と読者に取られても仕方ない)
ような雰囲気があったせいじゃないかと自分は思ってる
らんぽっぽ等のドスはオス、黒ディアは繁殖期のメス、フルフルは単一生殖とか
そういうの外すとかなり突っ込まれるね
wikiもだけど、世界観スレも覗いてみると面白い
強引に解釈するスレもおすすめ
もしかしてらんぽっぽ達はドス以外はメス?
メス、若しくは生殖能力を持たない若いオスで締められてるらしい。
ドスガレオスも雄みたいだね
他に雄がいないわけじゃないけど
生殖に参加できるのは群れで一匹だけらしい
うろ覚えだけど雑誌のインタビューで出てたな
>>872 知らなかった
書こうと思っていたネタが潰れて俺涙目
>>876 もしかするとガレオスの群れは狼の群れに近いのかも
狼は群れの中の一番強いオスメスが番いになって、その番いだけが子供を作るらしい
ガレオスの群れって言えば、つい最近の珍味氏作品だが、
あれはどこまで嘘か解らないって話で、はぐらかしてるよな
話が本当だったとしても、特殊な砂で変異したガレオスだから本来の生態と違う、って逃げ道も確保されてる
ブロスの潜りが遅くなったとか、トレハンでガレオスから白子ばっかりとれるとか、
桃ヒレ出なさすぎとかを、強引に解釈してみたお話なんだろうけど
>>877 先に注意書きさえ付けといたらやっちまえるんでない?
〇〇が♀だったらネタです、とかって
ある程度の設定捏造とか食い違いは許容されるべきだと思うぜ
がちがちに設定にこだわると書く人もこまりそうだし
そもそも擬人化なんてオフィシャルにはない設定だもんね
・・・と、このスレの住人の一人としては思うのだが
なぜか某漫画家の「モンハン・○ラー○ュ」だけは許せない俺w
あれは許せんなw
オリジナルモンスターを出したのはアレぐらいじゃないか?
輝龍…なんだっけ
なんだろうな、アレが許せない気持ちは
絵からしてパチモノくさいせいか?
オ○ージ○は……ある意味開発公認レイプだし、アレを許せるほうがどうかと
ここではもはや常識とも言える
>>872だって、ゲーム内はおろか
攻略本にも載ってない情報だし、都合のよさや嘘臭さを感じさせない
捏造なら多少は許されてもいいかなと思う
明らかに調べてないの丸わかり、とか「設定?そんなの関係ねぇ
オレの世界を読みやがれ」はそれこそサイト逝ってくれだけど
風属性(笑)
しかもあれ打ち切りじゃなかったか?
だがあの漫画のSSも大歓迎であります
風属性でヤマツカミフヨフヨさせてくれ
triリストラ武器:双剣、ガンランス、狩猟笛、弓
オナーヅュ主要キャラ:双剣♂、太刀♀、ボウガン♀、ガンランス♂、狩猟笛♂、狩猟鞭♂
・・・後は、解るな?
オ○ージ○不人気すぎてワロタ
>>887 ゲームの販促的な理由で打ち切られた、と?
「ぼくのかんがえたさいきょーひりゅーとさいきょーぶき」
の発表会とか、好き放題やりすぎてカプコンの逆鱗に触れたのかと……
初めてSS書いたんだけど、投下してもいい?
一応、女ハンター×イャンガルルガなんだけど…。
>>877 仲間発見
書きかけたネタを大幅改変するか破棄するかで今orz状態だ
あと3kb切った
某対有機生命体ヒューマノイドインターフェイスの主成分はケイ素かそれとも液体金属なのか?
某配管工の嫁のスカートの中身はジェットパックなのか反重力装置なのかそれともサイコミュ兵器なのか?
世紀の謎に挑む開設人です
直接投稿の時にあんなこと言っておいて何だけど、転載の辺りはwikiには載せない様にしたい
というかトップにデカデカと書いてある一文で察することも出来ないようなのがいるなんて18歳未満からここロムってた開設人は開設人は日本の将来に不安を感じてみたり
とりあえず直接投稿はここが自分含め厨房、厨ニ病のすくつ=黒歴史保管庫としてニヨニヨしながら見たかったから口を出したが、それ以外は「空気読め」でお願いしたいところ
あと捏造設定の流れに便乗するが、公式設定を重視するかリアル設定を重視するかで結構違ってくるもんだぞ
例えば単一生殖生物は(俺の知ったか知識が正しいなら)数百年くらいに一度雄と雌が合体して遺伝子異常治療を含めた進化作業があると聞いたし
某台所の悪魔をロボット化した某名誉教授によるとティガの突進の足運びは人間の歩行運動に相当するっぽいから怒り状態の先に「モズグズ神官モード」があるかも知れないとか
何が言いたいかというと俺は「面白ければ全て良し」な雑食派だということです( ̄ー ̄)
894 :
珍味のひと:2009/06/04(木) 06:56:51 ID:fQ8MEEg2
私信失礼します。
>次スレ16氏
どうぞどうぞ。
>>892 結局どうしたいの?
直接投稿は闇に葬るって形にしていいの?
>>892 wikiトップの晒し首、見苦しいのでそろそろ引っ込めても良いんでは?
それと直接投稿の「天龍の弓と鳥竜」だかが削除を免れてるんだそうです。
いつか手が空いた時にでも、削除して貰えませんでしょうか。
S・S
480KB越えたら次スレって読んでもわからなかったのか?
スレが埋まるって分かってて書き込んだのか?
いまさら
>>1を読めとか言っても聞かないから
分かりやすく二度と書き込みをするなと言っておく
ネチケット最悪だな(´・ω・`)
一頭の雄をリーダーとする群をなす動物は、雄が入れ替わると子を全部ぶっ殺すらしいな
殺される子らんぽっぽかわいそう