俺はPSP握っている自分を七人目の戦闘力の無い司令塔の班長兼マッパーにして六人全員女にしてるぜ
俺はドワ子とフェル男のカップルプレイ
二人だけだから全く進まない
3P要員とかそれぞれの浮気相手とかスワッピング用カップルとか用意すればおk
格闘ヒュム子と普通バハ男のカップルを妄想したが
ただのプロレスになりますほんとうに(ry
つかバハムーンに甘噛みされると悲惨なことに
真っ赤なリボンが巻かれた骨ガムをプレゼントされて最初は憤慨するものの、
試しに恐る恐る口にしてみてすっかり気に入ってしまいあむあむ♪と噛み続けるバハ娘
そして時々舐め方とかが異様にエロくて目のやり場に困る仲間
しばらくこのスレにはこれそうに無いな。
日曜に、日曜になれば届くんだ!!!
恋愛事情の第4話完成。
ただ、中途半端感が否めないのを許してくれorz
ちなみに俺、2でディア男錬金術師が出来ない事を知ったので。
滅茶苦茶可愛いディア子戦士とバハ子格闘家の百合に目覚めてしまいました。
マジで可愛いよディア子戦士とバハ子格闘家。
ディア子人形遣いの笑顔も眩しすぎるが。
お祭り騒ぎさながらのイベントが終わった。
見事、成立したカップル達はそれぞれ部屋に向かったり深夜にダンジョンに潜りに行ったり好きな場所に行ったりと様々だった。
ディアボロスは、晴れて自分の恋人となった美化委員長と手を繋いで、夜の校内を歩いていた。
どこかアテがある訳でも、行きたい所があるという訳でもない。ただ、手を繋いで歩きたかったのだ。
凄く、どきどきする。ディアボロスはそんな事を思っていた。
「そう言えば……こうして、2人きりになるなんて、初めてかも知れないですね」
ディアボロスがそんな事を考えていた時、委員長が急に口を開いた。
「あ……そ、そうですね」
2人が知りあったのは委員会活動だ。そして、委員会活動は大抵は集団で行動している。
事実、2人が2人だけの状況なんてのは今まで限りなくゼロに近かったのだから。
「正直、ちょっとだけ照れてます」
「先輩もですか? 俺もです……」
「同じですね……」
委員長の言葉に彼が振り向き、お互いにちょっと笑む。
「………屋上、出ますか?」
ちょうど、廊下の先に屋上へと続く階段が見え、彼がそう口を開いた。
「ええ。行きましょう」
もう1度2人は手を繋ぎ直すと、階段を登っていった。それを睨む、人影が一つ。
「…………」
月明かりの下で、ディアボロスとセレスティアは並んで座っていた。
特に会話がなされる事は無い。奇妙かも知れないが、それでも2人にはそれだけで充分だった。
「いい月ですね」
「ええ」
それだけで、会話が終わってしまう。続かないのも問題ありだ。
「…………」
そこでディアボロスは、少しだけ困った。どうすればいいか、と。
「……………」
「ねぇ」
「はい?」
「一つ、聞いてもいいですか?」
「何ですか?」
ディアボロスが姿勢を正そうとした時、セレスティアはそれを手で制す。
「硬くならないで下さい」
「……はい」
「貴方の事を、聞きたいのです」
「え?」
「ディアボロスはセレスティアと仲良くないでしょう? だから、どんな事をしているのかなって」
「ああ……」
古代の魔族の血を引くディアボロスと、古の天上人の血を引くセレスティア。
遥か古の時代から対立し続けていた二つの種族は、その血が薄まってきている今でも対立は続いている。
お互いがお互いを恨み、対立する。必ずしも明確な理由など無く。古から続く因習として。
だから、理解していないのだ。お互いを。
「……どうでしょう。やっぱり、人によって様々だと思いますよ」
「あの」
「……はい?」
「敬語、やめてくれませんか? 何て言うんでしょう、委員会の時と同じみたいで……」
「……………ああ。わかりまし……じゃない、わかった」
ディアボロスはどうにか言い直すと、セレスティアはにっこりと笑った。
「なら、貴方の事を教えて下さいます?」
「ええ……俺は……俺は、父の顔を知らずに生まれた。どこの誰かも聞いた事は無いが、ただ冒険者だったという事だけは母から聞いていた。
母は、なかなかの魔導師で、幼い頃から俺に魔法を教えてくれた。凄く不器用で、自分勝手な母だったけど、それでも俺を愛してくれた。
この前の授業参観にも、わざわざ来てくれた。恥ずかしかったけど、嬉しかったな……」
「…………お母様は、優しい方だったんですね」
「ああ。凄く、優しい。ただ、な……」
「ただ?」
「周りを上手く愛せない人なんだ。俺と父には愛を注げても、それ以外の人を愛する事が苦手なんだ。凄く、不器用だ」
「…………」
「パルタクスに入学するまで、友達とかを持った事も無かった。住んでいた場所が人家から遠く離れてたってのもある。だから、パルタクスに来たのは新鮮だった。
貴方に出会えたのも、凄く良かった。セレスティアは怖いものじゃないって、教えてくれたから」
「え? わ、私がですか?」
「ええ。先輩はディアボロスが怖いって思ってたって言ってましたよね?」
ディアボロスが意地悪そうに聞くと、セレスティアは「ええ」と恥ずかしそうに答えた。
「俺もセレスティアは怖いものだと思ってましたから」
「……あらら」
そして、2人して同時に笑った。
「………本当に、サラや会長には感謝しないとな」
ディアボロスはぽつりと呟く。もちろん、セレスティアはそれを聞き逃していなかった。
「あら、どうしてですか?」
「今回の企画の事ですよ。会長が発案したのは、ご存知ですよね?」
「ええ」
「その……」
ディアボロスは頭を掻くと、息を吸い込んでから一気に喋る事にした。企画の裏の事実を、包み隠さずである。
「俺が、先輩の事が好きだと言う事がサラにバレてしまいまして。そのサラから聞いた会長がたった三日で準備したんです」
「そうなんですか……ってええーッ!? み、三日で?」
「そうです、三日で」
信じられない事に、たった三日で企画から実行まで終わらせたのである。
生徒会長マクスターの凄まじいパワーに呆れる。
「それは凄いですね……でも。それなら、私もマクスター君に感謝しないといけませんね。貴方と、こうしていられるようになったのが嬉しいですから」
「ありがとうございます……俺もです」
そう、たった三日で叶った夢。
実現出来たのは、自分1人だけじゃなくて、踏みだしたのは自分1人でも後押ししてくれた友がいたから。
それが、ディアボロスにとって1番嬉しかった。
後押ししてくれる友を沢山得て、素敵な愛しい人と巡り合えた事を。それが、嬉しかった。
「………俺、もう死んでいいや」
ディアボロスは、今が自分にとって人生最高の時間だと思った。
屋上から校舎へと続く階段に、1人のセレスティアが立っていた。
盗み聞きは決して彼―――――ギルガメシュの趣味では無い。しかし、それでも今夜はそれを行っていた。
そして、知った。ディアボロスがセレスティアを思い、セレスティアもまたディアボロスに心を開いている事実に。
「………ヒデェ奴だな、俺も」
ギルガメシュはぽつりと呟いた。今、お互いが恋に落ちた以上、横から入る余地は無い。
その恋を奪おうにも、ギルガメシュは自分に勝ち目がない事に気付いていた。自分で解る程、酷い奴だと自分でも思っていたから。
「クソ……」
ギルガメシュが階段を降りようとした時、階段を降りた先の廊下に、人影が立っている事に気付いた。
「こんばんは、ギル」
「……サラ、こんな時間に何してんだ?」
「ギルが来ると思って、待ってたんだよ」
図書委員会の、一コ年下の少女、サラ。
新聞部で、噂好きで、手にしたノートに書かれた他人のありとあらゆる弱みは教師すらも黙らせる。
そして、彼女はギルガメシュが昔付き合っていた彼女。
彼の事を好きだと言った少女。
そして、彼を拒絶した少女。
「……俺が? なんでだよ」
「あたしは、ギルがあの子の事、好きだって事知ってたもん」
あたしと付き合っていた頃から、とサラは口には出さずにそう続けていた。
ギルガメシュは何も言えずに、ただ黙っていた。
「……そこは寒いよ、ギル。あたしの部屋においでよ。お茶ぐらい、出すから」
「……………ああ。テメェの茶ぁ飲むのも久し振りかもな」
ギルガメシュの手を、サラは優しく手に取った。
どこかふてくされたギルガメシュと、明るいままのサラ。だが、ギルガメシュは知っている。
ギルガメシュが好きな少女とディアボロスが結ばれた大元の原因は、サラにあるという事を。彼はもう知ってしまっていた。
消灯時間を過ぎたパルタクス学園は、完全に静まり返っていた。
活動するものは殆どいない。だが、ディアボロスとセレスティアはまだ屋上にいた。だが、つい先ほどまでとは違い、ディアボロスはセレスティアに覆いかぶさるような状態のまま、動いていなかった。
そう、彼は迷っていた。このまま手を出してしまうべきか、否かという事に。
セレスティアは抵抗するかと思っていた。だが、彼女は拒むことをしなかった。
そもそも、ディアボロスも男である以上、本能的にむらむらと来る事だってある。そして、まさに文字通り人生最高の時間であった彼は、あろうことかそのまま押し倒してしまった。
この後どうするべきか。拒んでいない以上、手を出しても構わない。けれども、ディアボロスはまだ不安だった。
そう、だって今は良くても―――――。
「……怖い、んですか?」
動かないディアボロスに、セレスティアは口を開いた。
「私は、大丈夫。だから、貴方も」
不安にならないで、というより先に。
ディアボロスは、ようやく覚悟を決めたのか、息を飲んで口を開いた。
「行くぜ」
そう言って、ディアボロスはセレスティアの口を塞いだ。
唇と唇を重ね合わせ、そのまま舌をセレスティアの口の中へ。
そう言って、ディアボロスはセレスティアの口を塞いだ。
唇と唇を重ね合わせ、そのまま舌をセレスティアの口の中へ。
「ん……」
舌と舌を絡ませ、何度も何度もその口の中を動かす。深いキスの後、唇を離すと滴が糸を引いていた。
ディアボロスはもう1度接吻をすると、片手をセレスティアの身体へと伸ばす。服の隙間へと手を入れ、その手を這わせていく。
「ん……んん……」
唇を塞ぎ、舌をまだ絡ませたまま。ディアボロスの手が、セレスティアの胸の膨らみに触れ、そして、ゆっくりと揉み始める。
柔らかく、手触りのいい乳房に触れてディアボロスは少しだけ気分が高揚する。
唇を離し、もう片方の手をセレスティアの着衣に掛け、外していく。
「先輩は、身体も……素敵ですね」
「え……そんな……か……んっ」
セレスティアが答えるより先に、ディアボロスの両手がセレスティアの乳房を揉み始め、そしてそれを徐々に激しくさせる。
そう、激しく。セレスティアが時折あげる喘ぎに痛みが混じってきた頃、ディアボロスはようやく手を離した。だが、それで終わりではない。
「……………」
「…………え」
ディアボロスが何かを言ったが、それはセレスティアには聞こえなかった。だがしかし、彼女が気付いた時にはもう、下着に手がかけられようとしていた。
「ちょ、まさ――――――」
前戯も無しにそのまま挿れるの、と言うより先に、ディアボロスは既に今まさに勃ったばかりのそれを取りだしていた。
セレスティアは、初めて視るそれを大きいなと思った。想像していたよりも、ずっと大きい。
それが入ってくるという事に、少しだけ不安を覚える。
だが、もう既に遅い。
ディアボロスは、それをそっと挿れ始めた。
「……んっ……っ……!」
「痛っ……!」
「い、痛い、ですか?」
「…………へ、平気」
半分近くまで入った所で一旦止める。無理に入れば裂けてしまいそうな程だ。
だが、悪くないとディアボロスは思う。初めてやる事に、少しだけ快感を覚える。
「い、行きますよ」
「は、はい……」
ディアボロスの手がセレスティアを抱きかかえるようにして起こす。
文字通り抱えられるように起こされたセレスティアの肢体に、ディアボロスは接吻を始める。
繰り返される接吻に銜えて、腰もゆっくりと動かし始める。肢体と中への同時の刺激に、セレスティアは思わず声をあげる。
「っ……んっ……」
「……っ………なんか……強いっ……」
「強いって……そりゃ……! 俺は、強いですよっ」
ディアボロス相手に何言ってんだが、とディアボロスが言いかけた時セレスティアは口のカタチだけで違う、と答えたが同時に来た刺激に再びあえぎ声をあげる。
「ひぁっ、ふぇっ……ひぃ、ぅっ」
「だから、先輩、ダメなら、駄目って、言って」
極力、気を遣おうと口では言っても、やっている事はもう既に雄と代わらない。
腰を打ち付け、その肢体を存分に楽しむべく、あちこちをぺろぺろ舐め始める。そして、二度と離さないとばかりにしっかりと抱きしめて。
「でも、先輩っ……」
「ひぅっ!」
腰を打ち付けている中で更に勃ちあがったのか、セレスティアの中でディアボロスのそれが一際硬くなったのを感じた。
ここまで硬くなれば、その先端から出て来る筈の―――――。
「………だめっ、きょ、きょうは」
「え? 何か」
言いましたか、と言いかけるより先に。セレスティアの中に、それが吐きだされようとしていた。
「きょ、きょうはだめぇぇぇぇ!」
慌ててディアボロスが引き抜こうとしたが、既に立ち上がっているそれを引き抜こうとしても、上手く行かない。
そして何より、ディアボロスはまだ続けたかった。
「大丈夫ですよ」
ディアボロスはきっぱりと答える。
「あなたの子供なら、きっと可愛いですから」
そう言って微笑む。その顔は、月を背にしても尚、美しかった。
ディアボロスとは思えないほどに。
投下完了。
次で恋愛事情は最後になる予定。
>>354 乙です
エロよりも日常描写のほうでニヤニヤしている俺がいるw
しかし、2発売で人が全然いないね…
せっかくだから2をプレイしながら、
PTの脳内ストーリーをSSにして書いてみようかなと思ったけど、
ほとんどエロくなりそうにない……投下しようか迷ってる
今までエロのないSSがなかったわけじゃないし、個人的には気にしなくていいと思う
内容によっては、無理にエロを詰め込んだら逆効果になる可能性もあるし
PSPに入るウィルス・・・
CFWがあるぐらいだからありそうだな
というかんな怪しいデータわざわざ使ってまでやりたいやついるのかWiz系って
来週あたりになったら2のネタバレSSもOKかしら?
◆BEO9EFkUEQ氏、学園というより無法地帯だなw
363 :
358:2009/06/28(日) 18:02:41 ID:JJc8hH5y
PSP用のウィルスはもうあったはずですが
不特定多数の方が利用する2chでウィルスを流すなんて
そんな良識に欠けたことをしようとは思いません
気が向いた方は安心してご利用くださいね
>355
わおサンクス!
けど学園の日常生活の方が書きやすいのは事実。コメディ要素の方が多いし。
ただ、冒険があまり無い事に気付いた……。
んな訳で恋愛事情最終話の第5話投下。
ギルガメシュ先輩が大活躍する瞬間。
遠くの方で、鳥の鳴き声が聞こえる。
もう朝なのか、とサラが眼を開けた時、すぐ目の前に大きな背中がある事に気付いた。
昔何度も視た背中。今も時々視る背中。
「ギル……もう、行くの?」
「ああ」
かつての恋人はサラに視線を向けずにそう答え、制服に袖を通す。
「あたしの事、怒ってる?」
今の彼の思い人を彼から奪ったある意味直接の原因はサラにあると、彼は夜の微睡みの中ではっきりと口にした。
そのひと言について触れただけで、それ以降彼は何かを話したりはしなかったが。
「怒ってねぇよ。むしろ……感謝してるさ」
「……どうして?」
「あいつに嫉妬してあのディアボロスを半殺しにした所で、委員長が俺に振り向く訳でもねぇ。だいたいそんな事したらマックに悪ぃ」
生徒会長であるマクスターと副会長のギルガメシュ。ある一点を除けばセレスティアの鑑であるマクスターとその真逆を行くギルガメシュは性格が正反対だが、それでも彼らは1年生からの親友だった。
それはマクスターの弟である番長のタークにも代わらず、タークとも仲が良いサラに対しても同じだった。
だからサラは彼を好きになった。でも、ギルガメシュにはサラは映っていなかった。
「そう。優しいんだね、ギルは。相変わらず」
「優しくねぇさ。本当に優しかったら、こんな事を考えたりもしてねぇよ。けどよ……サラ。俺がお前に感謝してんのは、お前が俺にやるべき事を教えてくれたって事だ」
「……どこが?」
「あのイベントを企画したのはマックだ。けど、お前がマックやタークにあのディアボロスの事を言わなけりゃ、始まりもしなかっただろ? あいつを後押ししたのはお前らだ。
けど、お前らがしたのは後押しだけだ。あいつ自身が踏み出したから、あいつは手に入れたに過ぎねぇ」
「そうだね……あたしが切っ掛け、だもんねぇ」
「ああ。だからだ。欲しけりゃ、俺が自力で手に入れればいいだけの話だ。委員長が、俺に振り向くようにな」
ギルガメシュはベッドから立ち上がると、部屋を出ようとして一瞬だけ立ち止まった。
「サラ」
「……なに?」
「ありがとな」
最後にそう告げると、ギルガメシュは素早く部屋を出ていった。
1人残されたサラは、ついさっきまでギルガメシュが座っていたベッドの縁にそっと触れる。
まだ、微かな温もりが残っていた。
「……………本当に。自分勝手だよね、ギルは」
サラは、ベッドの縁に触れたまま、昨夜からの一糸纏わぬ姿のまま、そう呟いた。
ディアボロスは焦っていた。非常に焦っていた。
昨晩の行為の果て、目覚めたセレスティアはただひと言「これからよろしくお願いしますね」と告げて自室へと帰っていった。
それが明け方の事でそれから一睡もしていない。ついあんな事をしてしまったはいいが、果たしてそれで良かったのかと非常に焦っていた。
もしこのままセレスティアとそのパーティの仲間が激怒して襲撃をかけてみようものなら学園全土を巻き込んだ挙げ句に一夜で振られたとなれば生徒会役員の逆鱗に触れかねない。
特に苦労していた鬼の副会長ことギルガメシュ先輩なら確実にディアボロスを殺しに来るだろう。
そんな事を考えつつ怯えて自室に引き篭もっていたが隣りで寝ているルームメイトのフェルパーはぐっすりと安眠してそれが保たれていたので少なくとも学園が朝を迎えるまでそんな事は無かった。
「………おはよう、フェルパー」
「おはよう……頑張れよ。今日からも」
ルームメイトのフェルパーは眼を覚ましてそう告げると、さっさと出掛けてしまった。どうやら朝から迷宮探索らしい。
ディアボロスはともかく自分のパーティの元へ向かおうと、部屋を出た。
食堂に辿り着くと、既に他のパーティメンバーは揃っていた。
「よう! 遅かったな」
「おはよう、皆早いな最近……」
バハムーンは相変わらず元気そうに口を開き、その後同じパーティのフェルパーも「おはよう」と声をかけてくる。
ディアボロスがその間に座り、既に置かれていたお茶を啜り込んだ時、2人は左右で同時に口を開いた。
「「昨夜はお楽しみでしたね?」」
ディアボロスは口に含んでいたお茶を真正面に座る盗賊学科のクラッズの顔面目掛けて盛大に噴き出した。
「うわっ! 何すんのもー!」
「お前、何してんだいきなり?」
「ちょ……ごほっ、げほっ、お前らいきなり何を言いだすんだ!」
「そりゃー、夜に2人ッきりつったらアレだろうがよ」
バハムーンは実にのん気にそう口を開き、フェルパーもうんうんと頷く。
「おい、バハムーン。あれってなんだ?」
超術士学科の同族の女子がそう口を開き、バハムーンは「そりゃああれだよ。男女の営みだよ」と平気な顔で答えた。
「変態」
「助平」
「鬼畜」
上からディアボロス女子、クラッズ、フェアリーの順である。何で朝からそんな事を言われなければならないのだろうか。ディアボロスは今すぐ首を吊りたい気分になった。
「まぁまぁ、そんな酷い事じゃないですから。落ち着いて下さい、皆さん」
背後から声が響き、6人が慌てて振り向くととうのセレスティアが真後ろの席に座っており、その近くに同じパーティであろう上級生達が苦笑していた。
「おいおい、セレスティア。まさかとは思うけど……」
「彼、激しかったですよ?」
上級生のヒューマンの言葉に、委員長は平然と答える。勿論、男子全員の顔が紅くなったのは言うまでもない。
「……い、いいんですの!? 相手ディアボロスですのよ?」
「構いませんよ、私は。少なくとも、彼なら面倒を見てくれそうですし。優しく」
「な、なんですってー!」
そのエルフの言葉に、食堂にいた全員が一斉に振り返る。ディアボロスは思わず頭を抱えたくなった。
「……俺、どうすりゃいいんだ」
なにせここまでバレてしまったのなら、ある意味危険と言えば危険である。
何せ、セレスティアに好意を抱く男子は多いし、彼女とあまつさえ性交まで行ってしまったとあらば嫉妬はおろか闇討ちまでされかねない。
女子からは驚愕、男子からは嫉妬の感情を思いっきり受けながら、ディアボロスは視線を食堂の扉へと向ける。今すぐ逃げ出したい気持ちに駆られる。
「……おい、何処に行くんだ?」
先ほどセレスティアに問いかけた上級生のヒューマンがディアボロスに視線を向け、逃げ出そうとしている事に気付く。
「い、いえ。お茶噴いちゃったんでお代わりを」
「今、俺持ってきたけど」
同じパーティのフェルパーが意外そうな顔を向けてくる。
「いや、俺特殊なブレンドのハーブティーしか飲まないと決めてて」
「お前の好みぐらい俺も知ってるから大丈夫だよ。あと、お前好き嫌い無いだろ」
フェルパーの言葉にディアボロスは咄嗟に考えつく。
「俺、錬金術士学科じゃないですか。ドークス先生の朝の補習が……」
「ドークス先生そこで朝飯食ってるぞ。ついでにお前、錬金術の成績、学年で10位以内じゃん」
「この前知りあった一年生のクラッズにルー●ックキュ●ブを返して貰わないと……」
「これだよねー。貸してくれてありがとー」
いつの間にか現れた一年生のクラッズの少女がルービ●クキ●ーブを差し出している。
「ランツレートの学生に借りた10G返さないと……」
「ああ、返してもらうぜ。ありがとな」
いつの間にか現れたランツレートの学生がディアボロスの財布から10Gだけを抜き取っていく。
昨日のイベントに来ていたランツレート生はまだ残っていたようだ。
「……で、お前は何処に行く気だったんだ?」
「逃げさせて下さい先輩お願いします」
「あー。そうだろうなぁ。確かに委員長人気高いし、このままじゃ嫉妬の雨に晒されるぜ。俺も委員長とパーティ組んでるから時折嫉妬される」
「ですよねー。解ってくれますよね先輩!」
「だが断る」
「あんた悪魔だ!」
「悪魔はお前だ!」
「おい、ディアボロス! お前逃げるのか? ズラかるつもりか? 待てやコラ」
上級生のヒューマンだけでない。同学年のドワーフがディアボロスの肩をしっかり掴み、逃がすまいと離さない。
嫉妬の焔に燃える男達が文字通り集まってきた、その時だった。
「おい、ヒューマン! テメェ、何下級生相手に絡んでんだ!」
怒声と共に、1人の人影がディアボロス達の元へと突っ切ってくる。
誰もが知っているその顔。ある者は恐怖の象徴と呼び、またある者は鬼の副会長と呼び、またある者はパルタクス最凶の男と呼んだ。
副生徒会長、ギルガメシュ先輩である。
「ぎ、ギルガメシュ? い、いやぁ、これはだな」
「どけ。俺はそのディアボロスとセレスティアに話があるんだ」
「……俺に?」
ディアボロスは同時に血が凍るかと思った。何せあのギルガメシュ先輩である。何をしでかす気だろうか、この人は。
「ヤバい、ギルガメシュ先輩が朝からキレてるぞ! こいつはヤバいぜ!」
「パルタクス最凶のお出ましだ。朝から食堂に血の雨が降るぞー!」
「誰か先生呼んでこい! その前に保健委員も呼べ! 死人が出る可能性もあるぞ!」
「下級生は指示に従って避難して! おかしもの言葉をよく守るのよ!」
「下級生だけじゃねぇよ、俺達も逃げるぞ! 死にたくねぇー!」
周りが文字通りざわめくと同時に何が起こったのか理解できてない下級生の一部が泣き出したり慌てて逃げようとして転んだりと騒ぎ始めた。
「静かにしろテメェら! 朝っぱらからんな事するかアホ! ただ話に来ただけだ!」
ギルガメシュの言葉に、食堂は一瞬で静まり返る。
「あー……そうか。お前ら、本気なんだな」
「いや、まぁ、そうです」
「なんですか、ギルガメシュ君」
セレスティアがディアボロスを庇うように立った時、ギルガメシュは少しだけ視線をそらした。
「俺もお前の事が好きだと言ったらどうする?」
「「え?」」
2人と同時に、周囲も顔を見合わせる。あの破壊力溢れるギルガメシュの言葉とは思えない。
「………つー事でだディアボロス。解るな? 俺はテメェに宣戦布告する……昔っから言うだろうが、恋は戦争ってな」
ディアボロスは文字通り頭が真っ白になりかけた。殺される、確実に殺される。
「ギルガメシュ君、それはどういう事ですか?」
「……言葉通りの意味さ。先に撃墜した方が勝ちだとは言うが、それをキャッチするのが撃墜した奴だとは限らねぇって事さ」
ギルガメシュはそう告げると、セレスティアとディアボロスに視線を向けて微笑んだ。
「話はそんだけさ。じゃな」
ギルガメシュがくるりと背を向け、周囲は再び顔を見合わせてざわめき始めた。
「こ、抗争だ……パルタクスが二つに割れるぞ……」
「ギルガメシュ先輩が、先輩が、とうとう殺っちまうぞ! ど、どうしよう俺? どっちにつけばいい?」
「俺、今年で卒業なのによりによって最後の年に殺し合い勃発かよ……」
「嫌だぁぁ、俺死にたくないよ今まで生き残ってたのにー!」
「だから何でそんな話になるんだテメェらはよぉぉぉぉぉぉ! 今、んな事言った奴前に出て来い! 出て来なけりゃこっちから行くぞ!」
文字通り全員を半殺しにしかねないギルガメシュの剣幕に、弾き出された発言者であろう男子達は青ざめた顔で逃げ出そうとするがそれをギルガメシュは逃す事無く叩きのめし始めた。
「………なんなんでしょうね?」「さぁ……?」
セレスティアの問いに、ディアボロスはそう答える。
だがしかし、一つだけ気付いた事がある。この恋は、始まったばかりも多難だったが始まった今となっても多難だと。
投下完了。
恋愛事情は終わりだけどディモレアさん家シリーズはまだ続きます。
三角関係の果てをお楽しみに。
乙ー
三角関係とはまた粘っこくなりそうな要素ですなw
まぁそれよりもお母様がどう絡んでくるかが心配だ
お母さんとライフゴーレムがくると血の雨どころか確実に血の嵐だな。
とともの2来たぜ!!いくぜ!!全員アイドル!!
>>370 残念ながら、それは短い夢に終わりそうだ・・・TT
>>370 * ぜんめつした・・・ *
д д д
д д д
* Bでぬけます *
373 :
370:2009/06/29(月) 17:25:34 ID:+I63YiQe
いや、頑張ればいけるぞ。
直前で夢は諦めたが、
うちのアイドル、ディアは戦士で力に10Pふったドワーフやバハムーンより攻撃力高かった。
回避力、防御力も戦士と同じ。ブレスも吐けるから集団戦もOK。
こいつ・・・出来るぞ!!
あ、アイドルディアはBP50で入学したイノベーターさ。
374 :
370:2009/06/29(月) 17:26:47 ID:+I63YiQe
一度クリアしたらアイドル一人旅でもしてみようかな。
今回普通に歩いて壁にぶつかったら石の中にいるとかあるから困るな
ここの人たちもそのうち2のSSを書くんだろうか
アイドル一人旅ってドサ回りっぽくね?
ロケだよ、きっと。
ヒント:田舎に泊まろう
380 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 00:02:56 ID:GsB9HAct
つーか2もここでいいの?スレタイ的な意味で
イインダヨー
本スレでパーネ先生の妄想が膨れ上がっている・・・w
堕パーネは可愛いからな
屈服させたがりにもオススメな人だしな>堕ーネ
まじぱーねぇ
なんつって
_, ,_ パーンe
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)
>>385
リモンとフランに萌えた。
NPCに萌えるとは思わなんだ…
いるのか分かんないけど一応保守
次スレ立ってたのか…
ログ壊れてらしいorz
ココももう495KBだからな
AAでも張って埋めてしまったほうがいいのか?
_____ .|\__ ,
\  ̄`ヽ. | 〉 /|__
___\ ヽ、 ∨ / /
,. ''"´ `> ''"´  ̄ ̄ ̄`"'< ̄/
_/ / ` く
,. -‐/ / / _/`'-ヘ. \
/ ,' | ,' //_` ! ! ',
〈 | ', |ァ'7'てi` | -,ハ | |
. \ 、‐─-'\ 〈 '、_り ァr'、`!/ ,ハ|
` ー-`i ー-- ⊂⊃ 、り ノ7 / 次スレでもよろしくね!
ヽ. | | , ─-、 ⊂! /,l>
>ー- ..,,,__\| ヘ ! ノ ,ハ ̄ , ┐
\,. ─-\ |> 、.,_,,.. イ| . | / !
///::::ヽi\ \/、!ー-、,| ハ/ |
/::://::::::::::::::∨ ̄`ヽrr '7::::::∨ ,'
\ |:::::|」:::::::::::::::::|〉,__ノr、_」 ヽ;:::| , '\
` [ ̄ ̄`"'' 、::::/| |_/ ヽ.」 Y! /| !
`7´ ̄`ヽ.,__|:::!、 || _|| ,ハ]/ ! ./
//:::::::::::::/ヽ;:::::::| || || |:::∨、 / /
ああそうか、500kbで制限だったか・・・それで次スレだったのね。