スマブラのエロパロその11

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1名無しさん@ピンキー
スマブラシリーズのキャラにハァハァしたりエロSSを書いたりするスレです。

・無印、DX、Xシリーズに登場するキャラ(AF含む)全員可です。誰でもウェルカム。
・荒らし対策のためメール欄にsageでの書き込みをお願いします。
・どのようなSSでも需要はあります。過度な誘い受けはせず、欲望のおもむくままに書け!投下しろ!
 エロなし・鬼畜・百合・獣姦(というか人間以外姦)もどんとこい。
・「これはどうかなー」と思っても思わなくても、特に読む人を選ぶようなSSを投下する場合は、
 登場キャラやシチュ、諸注意的なものを書いたほうが、読み手が助かります。

・躊躇われる場合はしたらばでの投下も有効かもしれません。
・その他本スレでしにくい話題もこちらへどうぞ
  エロパロしたらば
  http://jbbs.livedoor.jp/otaku/11135/

・801や男キャラハァハァ、画像メインは相応の場所がありますのでそちらへどうぞ

○SS保管庫
ttp://wiki.livedoor.jp/daichi0083/

○専用あpろだ
http://www4.uploader.jp/home/smbrx

○過去スレ
スマブラのエロパロその10
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217183882/
スマブラのエロパロその9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209525681/
スマブラのエロパロ その8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206118308/
スマブラのエロパロ その 
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205374221/
スマブラのエロパロ その6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204735539/
スマブラのエロパロ その5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204271487/
スマブラのエロパロ その4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203323485/
スマブラのエロパロ その3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190991875/
スマブラのエロパロ その2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155280903/
スマブラのエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1130/11303/1130368402.html
スマデラのエロ小説Part2
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1111/11119/1111988322.html
スマデラのエロ小説
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10574/1057411603.html
2名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 01:55:27 ID:2LA87irF
>>1
3名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 02:10:09 ID:NmoDQrud
ありがとう、正直焦った
4名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 07:09:48 ID:JPDQr+N1
>>1
メタナイトとカービィは俺の嫁
5名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 16:44:57 ID:6Vr+SJgF
ではガノンとプリンはセットでもらう
6名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 17:58:12 ID:H3bKcQAO
ミュウツーは貰いますね
牡限定で。
7名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 18:02:29 ID:I+NRf/ay
ソニックもらっていきます
8ほしのり ◆K8YKgzE87w :2009/03/03(火) 19:55:25 ID:urdLyXhb
こちらにも失礼します。

>>1
乙です。

僕はマルスを頂ければおなかいっぱいですよええもう。
今書いてるのはちんこが出てこなくて寂しい・・・orz
9名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 02:59:35 ID:RDCdJy9C
よし、こっちで姫組のジャンケンしようぜ!
10名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 08:44:29 ID:oSAdkhMT
オレはゼルダ貰うッ!
11名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 20:47:26 ID:tSsvrobK
じゃあ俺はピカチュウたんもらいます(`・ω・´)
12名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 21:44:29 ID:rTjyReej
ショタリンクたん2名はいただいていきますね
13名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 22:42:37 ID:/ioU1Gy9
>>12
貪欲だな、子供リンクはくれよ
14名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 01:20:05 ID:8Wxk2Z+a
ピーチとフォックスはありがたく貰っていく
15名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 02:11:24 ID:aTRWwPeI
シークはセフセフ?
16名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 02:19:26 ID:NmUIULvN
んじゃファルコとウルフは俺専用もふもふだな。
17名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:06:50 ID:VPwfgVld
サムスは俺の嫁ぇえぇえええっ!!!!
18名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:07:51 ID:VPwfgVld
下げ忘れスマソ
19名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 23:29:37 ID:UTHV94uO
じゃあルカリオとマリオブラザーズとクッパ様はいただきます
20名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 00:02:21 ID:3N01dmNz
ファルコンはいただいた
21名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 07:03:36 ID:+NXrQJ5i
じゃあクッパを……あっ、既に頂かれてたのか…
ならばタブーを頂きます
22名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 13:04:22 ID:X4e08jl2
ピクミンを貰いますね。
23名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 14:55:26 ID:WYX9wcXq
ヨッシーを貰う

♂、♀、ふたなりをセットで
24名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:42:35 ID:COf0AdRV
>>23
なにその金銀パールみたいな言い方
25名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 01:24:01 ID:jJiMXkN2
何いってるんだ

金銀ときたらクリスタルだろう


洗剤なんてナナやピーチにお歳暮として送ってしまえ





ピーチやナナは家事してるのがわかるが
サムスとゼルダはそんなイメージがゼロっぽい
26名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 02:50:46 ID:ikgd9WDh
ピーチも料理はしないんじゃないか?
クッキーとかは作りそうだけど
27名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 02:56:02 ID:jJiMXkN2
ピーチって洗濯とかは普通にしてそう
あと箒もたせても絵になるし

28名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 03:30:13 ID:uV9ailBE
>>19
ルイージ君はやるからマリオさんとクッパ様は置いていけ
29名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 08:46:03 ID:xC0TTxfY
>>23
3匹に乱交させるんですね。わかります。
30名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 10:01:28 ID:uo9YfjPf
誰も貰い手が居ないようなのでDDDとDDは貰います
31名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 10:29:07 ID:XZlH8nN1
誰かスネークさんやアイクさんやゲムヲさん、ポケトレさんもひきとってあげてください
32名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 13:15:04 ID:kI8RzEtu
じゃあスネークはご兄弟のみなさんにプレゼントします
33名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 16:24:02 ID:ytelcbrs
じゃあポケトレと♀三体は頂いていきます。
34名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 19:27:05 ID:jJiMXkN2
じゃあポケトレの♂三匹とDKはもらっておきます
35名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 21:22:39 ID:Yc2d5Pow
じゃあ超能力少年2人は俺の嫁
36名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 23:43:23 ID:PY5RhXgC
次回はフグリたんとアシュリーたん出してください桜井さん。

37名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 23:44:27 ID:/3/4LKc9
今はヒカリの可能性もあるがなー
アドレーヌたんもキボン
38名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:10:43 ID:ae8zKaPT
何 故 リ ッ プ た ん の 名 が 出 な い
39名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:23:49 ID:1F+6ytJ1
唇に塗るあれか
40名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:10:47 ID:7GNwLAR8
♀スネークはいただく!
41名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:09:15 ID:IevarDJa
>>38>>39
初代パネポンの主人公でありリップステッキの持ち主だね!

出たらリップステッキが消えるんだろーな。
42名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 21:59:20 ID:gp0wMArr
アイクラは純粋無垢だと信じてる俺は二人をいただきます
43名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:22:15 ID:pV40AeBu
次回作はキモリ♀が参戦します
44名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:37:06 ID:ERE8pFfF
>>26
マリルイRPG3のエンディングでケーキ焼いてたよ
45名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:42:37 ID:FsdlXcaK
64でもケーキ焼いて待ってるわ、とか言ってなかったっけ
46名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:00:35 ID:ae8zKaPT
マリオストーリーでもケーキ作るイベントがあったね
47名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:34:56 ID:FsXgSFi+
洗剤100%で作ったのはいい思い出 意外と普通の反応にはがっかりだったわ・・
48名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:49:22 ID:vgI2ahSR
洗剤を加熱するとスポンジケーキになるという新発見
49名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 21:12:16 ID:fD8HcilW
ピーチは大事なものを我々に教えてくれた

ゲムヲは頂きますね
しかし何かを頂くでしか進まない件
50名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:24:54 ID:t8nMbtcF
お題
プチュルスに精液を吸われる♂キャラ
51名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:26:12 ID:AoQYbf91
みんな!嫁にしたキャラでエロSSを書くんだ!
52名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 23:58:26 ID:Yy9kO4EQ
DDとDDDで何を書けというんだ
53名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 19:29:31 ID:99JxjlYy
ヨッシーだらけの乱交パーティーをどう面白く書けというんだ
54名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 22:49:58 ID:iB4CUvUO
マルスだけでどうしろって言うんだ。
55名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:31:06 ID:tZYN3uEb
クッパ「ガハハハ!見たかマリオブラザーズ!ワガハイを馬鹿にしたお前らはトゲトゲアナルの刑なのだ!」
マリオ「ノォー!」
ルイージ「マンマミィヤアアアアアアアアア!!」
クッパ「ガーハハハハ!ガーハハハハハハハハ!!!これでよろしいんですよね?」
ピーチ「よろしい」
デイジー「上出来よ」
56名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 03:19:59 ID:7xtbl7Tu
女王様w
57名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 06:54:12 ID:tiSUu2TB
アイテムの正しい使い方キボン
58名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 07:12:29 ID:B5x5gQIP
亜空の使者 エロいNGシーン
条件、サムス・ピーチ・ゼルダ・アイスクライマー・ポケモントレーナー・プリンの組み合わせでタブーをフィギュアにするとエンディングで見られる

1、
ギラーン「ひゃっひゃっひゃっwwww」
ピーチ「いやあぁぁぁ〜!なんで服しか破けないの〜!」
ギラーン「それが狙いで(ぐほっ」
カチンコが飛んできた
マスター「カ〜ット!何考えとるんじゃ!」
マリオ「な ぜ 止 め た」
マスター&ピーチ「お ま え も だ!」

2、
ヨッシー「うわぁ!」
リンク「大丈夫か?なんだあの爆弾頭の敵は……」
ヨッシー「いただきま〜す」
リンク「ちょwwwwヨッシー何考えうわぁ〜」
ヨッシー「リンクさんのTNTNおいしいです〜」
マスター「誰だ!ボンヘッドにへんな薬混ぜたのは!」
クレイジー「それは私、とクレイジーハンドは言った。」

3、
たくさんのプリムの前で
ポケトレ「ポケモン無双、や ら な い か」
リュカ「え?」
マスター「ニコ厨乙」

マスター「テイク2!」
ポケトレ「ところで僕のゼニガメ(の股間)を見てくれ、この子をどう思う?」
リュカ「(TNTNが)すごく……かわいいです……」
マスター「お前ら何がしたいんだ……(ていうか()の中も聞こえてるぞ……)」
5958の続き:2009/03/13(金) 13:01:59 ID:wFKsl2mL
4、
ピカチュウ「ピカ〜!」
ゼロスーツ「……なぜ触手なんだ……」
マスター「クレイジーに小道具製作頼むんじゃなかった……」
ピカチュウ「どうでもいいから早く発電機壊して〜!」

5、
森の亜空軍のシーン
ヨッシー「ハア……ハア……」
マスター「…………」
リンク「……カメラ回ってますよ……」

……

ヨッシー「うわあぁぁぁぁぁ(AAry」

クレイジー「ヨッシーが何をやっていたかは想像におまかせします」

6、
マスター「テイク15!」

ルカリオ「……」
パカッ
スネーク「!」
ルカリオ「エロ本読むな!」
マスター「カット……だな」

2時間後
マスター「テイク108!」

ルカリオ「……」
パカッ
スネーク「!」
ルカリオ「今度はGですか!wwww」
マスター「何回やればまともに撮れるんですか〜(泣)」
プリム「出番まだ〜?」

※G=オナn(ry
60名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 16:07:01 ID:mykA1lW5
ここまでロボ無し
やっぱり非生物はエロパロ的には人気無いのか
61名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 16:32:06 ID:XtcWazLS
保管庫には転がってるんだけどな
62名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:42:14 ID:pEVr70FC
あえて言おう
ロボットは天然(とくにエロに関して)
間違いない

            詠み人知らず
63名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:49:42 ID:np1gtCkB
ロボが感じてる姿想像したら結構いけるぞ。
ご飯3杯はいけないこともない。
そんなことより俺のゼロサムは誰にもわたさない。
64名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 21:20:08 ID:tdgqYyuY
ロボは大人のおもちゃそのもの…なんでもない
65名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 01:33:24 ID:nnILlruk
>>63
サムスなら俺の隣で寝てるけど?
66名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 00:58:29 ID:iYBYqJv/
>>65
それは残z(ry
67名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 17:16:52 ID:8XFL69XZ
ここは組み手に出てくるザコキャラ四人が絡んだカプとかも良いの?

俺の中であの四人は、大変仲睦まじい四姉妹(長女ザコレッド、次女ザコイエロー、三女ザコブルー、四女ザコグリーン)なイメージ。
長女は巨乳でツンデレ、次女は背が低くツインテールな巨乳、三女はポニテでクーデレでスレンダー、四女はつるぺたロリ幼女。異論は認める。
68名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:25:44 ID:O0ygkuPy
ファルコンモデルのは長男が良いと思うがひとそれぞれ
69名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 04:22:46 ID:mmo4JGES
じゃあ間をとってザコレッドはフタナリって事に。
男の身体に女性器が付いてるのか、女の身体に男性器が付いてるのかは各自お好みで。

>>68
女兄弟の中に男一人って羨ましすぎるだろjk。
三人の妹達に散々振り回され玩ばれた揚句に童貞奪われてそう。
70名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 00:34:26 ID:q/KyVkiS
職人がんがれ!
そういや避難所の件どうすんだ?
71名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 20:08:30 ID:MISWv6AB
今のピカチュウが♂型でも忠実に初代の姿を継いでるスマブラのピカチュウなら
♀の可能性も1%位はあるよね というわけで♀ピカ萌え
72名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 22:23:15 ID:nj6GMDU2
母組ほしい
73名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 18:03:55 ID:ol8tbX1B
クッパJrに相談だ
74名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 08:29:38 ID:rzUMBjr9
今は携帯で書き込んでいるものの、PCのほうが規制に巻き込まれてSS投下できない
75名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 14:36:08 ID:hKVImrNz
>>74
全裸で待ってる
76名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 22:27:30 ID:DsojjQu4
>>75が全裸で待機し初めてから早、3日か・・・
7774:2009/03/28(土) 02:11:27 ID:b0yb88IA
まだ規制が解けないんだよ。なんかネットカフェ一斉規制に巻き込まれたらしい。俺はネットカフェじゃないのに
78名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 10:35:14 ID:5zqZ87DM
>>77
その間に書きだめだ!
俺?感想なら書くぜ(^ω^) 
7958:2009/03/29(日) 18:03:51 ID:M6bDl0Jp
つなぎに>>58(&>>59)の続きを

7、
ドンキー「アッー!」←キラーが肛門に突き刺さった
クレイジー「敵キャラをいじるのって本当に楽しいwwww」
マスター&ディディー「……」
ドンキー「入らねー!入らねーから!」

8、
オリマー「えいっ」←、B↑発動
メタリドリー「ギャー!!!!」
オリマー「あれ?一撃で倒れた?」
ファルコン「(股間に紫が直撃したら誰でもああなるさ……おー怖……)」

9、
ルイージ「あぁ……なんで……こうなるの……」
ワドルディ「レロレロ……しょっぱい……」

デデデ「……台本を改造したやつ出てこいだゾイ……」
マスター「ま た ク レ イ ジ ー か」
80名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 15:13:22 ID:N1v5NEdF
なんというか、ここ、18歳未満は閲覧も書き込みも禁止なんだけど
81名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 02:46:44 ID:ko1hUTMF
原作サムスは男言葉だと今更ながら知ったので描いてみた。シチュが謎

『ホイール・オブ・フォーチュン』
ttp://www4.uploader.jp/dl/smbrx/smbrx_uljp00005.txt.html

登場人物:サムス、マスターハンド
注意:嘔吐、アナル姦模写有り
82名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 20:01:18 ID:1e0vhZm5
>>81
GJ
最近投稿が少なくなってきた中ありがてえ
83名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 07:41:18 ID:Azihu1F3
そういえばSS保管庫もうずっと更新されてないな…
84名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 08:15:06 ID:ZbiCK1us
>>81
GJすごく好みだった

過疎すぎだろ
85名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 17:57:19 ID:6VS24r4r
ものすごい過疎・・・。まともなものかけそうにないけど、
それでも許してくれるなら書いてみようかな・・・。
86名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:28:33 ID:i7jLv4et
>>83
早速更新しました。
サボってすみません…
87名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 11:08:21 ID:UxiENYo3
ごくろうさま!ありがとう
88名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 07:38:42 ID:Q8E3ocws
保守
89名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:05:30 ID:N1RgEFq/
今日はファルコンの誕生日なので「誕生日は私」を所望する!
90名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:06:04 ID:N1RgEFq/
「プレゼントは私」だ!肝心な所を間違えてどうする俺!?

罰としてSS考えてきます……
91名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 15:24:01 ID:LkcXR1xa
「どうしたサムス、いきなり呼び出したりして。」
「今日、ファルコンの誕生日だったな…」
「あぁ、そういえばそうだ。」
「ファルコン…た…誕生日は私だ!」
「?…??」

みたいな茶番が浮かんで和んだ
92名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 15:58:19 ID:uJcM6e05
かそくってるからSS投下されるまで嫁とり合戦でもしようぜ
93ほしのり ◆K8YKgzE87w :2009/04/10(金) 19:20:00 ID:59ic5iVP
じゃあ私が最初に。
マルスは貰っていきますね〜
94名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 22:00:42 ID:LkcXR1xa
ガノンとプリンをセットで
95名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:22:33 ID:qsh4Yw9v
ピーチとピカチュウをセットでいただきますね
96名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:22:46 ID:sGjcbda7
はいはいショタリンクたん2名ショタリンクたん2名
97名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:30:18 ID:w6qFZ7up
フォックスとファルコは頂きました
98名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 00:30:35 ID:k88oIRt2
こういう萌え話ですらない意味のない書き込みの連続が書き手のやる気をなくさせるんだと思う
99名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 03:20:53 ID:zI2B9eG0
>>91
サムスたん可愛いのう
100名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 09:04:39 ID:rqoYG6h7
そういえば保管庫に前スレのディディのss載ってないね
101名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 11:18:42 ID:RqZXRJPY
最後に書いたのもここに来たのも一年以上前だけどまさかこんなに過疎っていたとは…
102名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 11:40:10 ID:Xyx/pSrI
また『一週間馬鹿ンス最高だったわ あら、両ちゃんは?』オチですか
スカウト系は何の捻りも無いな
103名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 11:40:31 ID:Xyx/pSrI
GOBAKU
104名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 13:10:01 ID:OiJ7vivK
色換えの気合の入り具合とか、よく見るとカビメタより格段にでかい所とか
ガードブレイクで吹っ飛んじゃう所が可愛いよプリン
105名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:11:06 ID:ZJVBle2h
>>100
wikiを立ち上げる際にローダも全て確認したのですが、この作品だけがありませんでした
恐らく権利者が削除したのではないかと
106ほしのり ◆K8YKgzE87w :2009/04/12(日) 21:57:02 ID:lFpS4baH
本日印刷所にオンリー用の原稿を送付しました。

……って事で、今日中に何かリクエストは無いでしょうか?
もしあれば一つだけ(時間は掛かりますが)軽く書きたいです。
107名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 21:59:13 ID:tBM4HJlV
♀ポケトレがリザゼニフシルカ♂にヤられちゃうお話

ピカチュウとプリンはこいつらでくっつきそう
108名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 00:49:31 ID:KpTu7Y2t
ビジュアルはヒカリ?
109名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 01:29:51 ID:SJn7DEJ0
あの主人公、リメイク赤緑だから女の子だとしたらそっちの♀かなあ

ポケスペでいうところの 4期ブルー
http://pds.exblog.jp/pds/1/200605/17/25/e0084625_10415328.jpg

これね
110ほしのり ◆K8YKgzE87w :2009/04/13(月) 03:01:47 ID:T6KjVQFv
何か寝られないのでこのスレ覗きましたが、
……むむぅ、ケモ攻めですか。

やったこと無いですが一度考えてみます。
とは言え突発本作るハメになったので、取り掛かるのは5月になりそうですが。
111名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 09:37:19 ID:V7ZSieLb
主人公♀ってスマブラ出てたか?
112名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:57:13 ID:SJn7DEJ0
色変えで女の子主人公がいてもいいじゃない っていうお話
113名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:11:59 ID:E/cHNZij
>>109
なんというπ/
>>89-90です。ファル誕SS出来上がったんで投下します。
キャラ崩壊気味なので注意。あとエロ薄いです。
勝手に>>91さんのネタを使っちゃいましたが許してちょ。

ファルコンの誕生日が、もうすぐやってくる。
しかしケーキは自前で焼き、欲しいものは“世界平和”でもない限りは簡単に手に入るだろう彼に、プレゼントは無為なものではないかと、そうサムスは思った。
そこで他の皆のプレゼントを参考にすることにした。

ソニックは彼の世界から持ち込んだレコードを用意したらしい。最高にノれる逸品だという。
「誕生日なんて鬱陶しいだけだが、これが随分お気に入りらしいんでな。話がわかる奴だぜ」

やはりスピード狂同士は何か通じ合うものがあるのだろうか。
少しし疎外感を覚えつつ、今度はスネークに尋ねた。

「酒、だな。似たような酒があっても独特の風味って奴があるだろ」
「確かに……」
「異世界万歳、と言っておこう。お前は?」
「……思いつかないから聞いている」
スネークが口の端でニヤリと笑う。
「それならこれしかないな」
勿体ぶりつつ囁いた。
「『プレゼントは私』……これが男のロマンってもんだ。あいつもイチコロだろ」
「な、な、な……!」
サムスが真っ赤になって首を振った。
「ん? もしかしてそんな関係じゃなかったのか」
「そそそ、そんなわけないだろ!」
「あいつがやたらと声をかけるのは知ってるし、一緒におでかけする所も見てるんだが」
「ファルコンは……誰にでも優しいんだ。それに、一緒に出掛けても、大抵はミッションだ」
「……色気のない話だねぇ」
こんなことなら早めに手を出しておくべきだったかと隠れて舌打ちをした。
「で、お前さんはどう思っているんだ?」
「何だろうな。頼れる仲間だし良き友人だと思う。あと、兄がいたらあんな感じがいい」
「そりゃまた色気がない喩えだな」
肩をすくめて呆れを示す。
「ま、誰にでも優しいってことに不満があるならそういうことなんだろ」
「……そうかもしれない」
「精々頑張るんだな。で、失敗したら泣きに来い。忘れさせてやる」
「暗に失敗することを望んでないか?」
「美人が泣くのは嫌だからそうでもないさ」
コーヒーカップ、エプロン、手作りの小物、お茶――様々だった。
しかしサムスにとってはどれもどうにもしっくり来なくて、更に頭を悩ませる。
そこで何故かスネークの言葉がリフレインする。
プレゼントは私。プレゼントは私。
それは己と切り離せないものを他人に託すという不思議な響き。
無論、その方面ではやや無知とはいえ、その裏の意味が理解出来ないほどではない。
だいて。すきにして。めちゃくちゃにして。
今度は彼女自身の声で切れ切れの単語が湧き上がる。
こういった言葉に彼はどう反応するだろうかと考えると、カーッと顔が熱くなる。
その熱は別の所にも及び、じゅくりとぬめりが溢れてきた。
「は、早く済ませないと……とりあえず菓子は用意した! 辺境の惑星の土産だ、大丈夫!」
たんじょうび。プレゼント。わたし。ファルコン。おかし。あまい。
必死に言い聞かせる中で、単語がゆるゆると溶けていった。


結果。
>>91




タコラ星人もかくやという具合に、サムスは真っ赤に茹だっていた。
それをどう慰めたものかわからず、困惑するファルコン。
しかし抱えた包みを見て、最低限のことは察知した。
「ああ、誕生日プレゼントか。ありがとう。……となると、ケーキも必要だな。私が焼き皆に振舞おう」
「ファルコンは働かなくていい、祝われる側なんだから! 私が作るから、傍で見ていてくれ」
「いいのか?」
「た、たたた誕生日、だから……好きに使って、私、の、コト……どこでも、何にでも……」
「おいおい、サムス。熱でもあるんじゃないか? 様子が変だぞ」
サムスの瞳はとろんと陶酔状態で、反面ファルコンの眼は鋭く光っていた。
原因が外部にあるのではないかと周囲を見渡したが、怪しいものは見つからなかった。
抱きかかえて医務室に運ぼうとする。
その刹那。
サムスの唇が押し当てられ、舌と唾液が滑り込んできた。
「!? サムス……!?」
驚愕したのはファルコンだけではない。サムス自身もだ。
――これは私じゃない。私はこんなことしない。
庇護を受けるべき者であるかのように扱われて、嫌がるどころか身体を押し付けて。
そして痺れるような感覚が胸から全身へと突き抜けた。
抱きかかえるその手が、いつの間にかサムスの胸を掴みほぐしているのだ。
ファルコンの瞳に先程までの鋭さはなく、サムスと同様の陶酔状態に陥っていた。
「む……間違えたか」
自室でガノンドロフが1人ごちる。
サムスにファルコンへのプレゼントを聞かれ、コレクションの茶葉を渡すと言った。
そんなあからさまに怪しいものを、と難色を示され、ならばと自分用に淹れ、安全を確認した所で彼女にも出した。
しかしサムスの予感は正しかった。ただの安静効果の茶のはずが、逆に興奮作用をもたらすものを淹れてしまったのだ。
「渡す前に気付けてよかった。あの小娘もしばらくすれば効果が切れるだろう」
ただしこの魔王――長く生きすぎたせいか時間の感覚が他人とは異なる。


「わたしが、プレゼント……好きにしてっ! もっとぎゅうって弄んで!」
「誕生日だけじゃ足りないな……ずっとこうしたかったんだ!」
獣のようにお互いを貪りあう。出しても出してもお互いの体液は途切れることなく、その皮膚を汚し染みこんでいった。
日が暮れても、朝が来ても、欲望は止まることはなかった。
その薬効は1ヶ月。体液を取り込むことで薬効成分を再び体内に還元するため、その実効値は高く、そしてその前に壊れてしまう可能性があった。
「欲しい……君が欲しい!」
「あげるっ……いくらでも、味わってええぇぇぇぇ!!」



翌日、異変に気付いた仲間からマスターハンドに通報されたことで廃人化は防がれたが、お互いその日は忘れられない誕生日になった。



――その後、たまにどちらかの部屋から嬌声が聞こえるようになったが、それはまた別の話。
117名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 09:19:55 ID:cyP6CuQH
ホントに書いたのかw
乙。つーかガノンwwww
サムスが妙に可愛いぜw
118名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:59:19 ID:ISHAMh7K
乙!
久しぶりの更新にワクテカしながら読みました。ありがとう
スネーク男前GJ
11991:2009/04/14(火) 18:17:55 ID:8tbV8qzu
(^^)ワーイ
120名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 21:58:58 ID:4iCF89bk
>>117
もしかしてその茶葉、ドクターが……
121名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:18:52 ID:/omNYTy7
GJめちゃ面白かった

そしてガノンテラドジッ子ww
12283:2009/04/15(水) 02:02:11 ID:fHWPsKPM
つーか保管庫のどこが更新されたんだよ
123名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 17:26:20 ID:rSS3jSQ7
旧保管庫の事言ってるん?あそこはもう死んでるでしょ
12483:2009/04/16(木) 00:58:22 ID:iK8FEhcr
あ、もう死んでたんですか…
125名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 15:38:25 ID:GT9L3QJk
126名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 17:13:14 ID:fB1gdMCG
>>114
ちょっと遅れたけどGJ!
サムスかわいいよサムス。
ちょっぴり兄妹っぽさを感じるファルサム良いね。

そして不覚にもドジっ子ガノンに萌えたw
127名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 01:10:18 ID:u2KDfyy7
>>114
面白い
スネークとガノンいいな
128名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 16:27:14 ID:wnjJkrtE
ピーチに踏まれまくるSS希望
129名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 22:20:16 ID:8Yi1ab1x
若干スレチだが保管庫で自分が過去に書いたSS読んで('A`)ア゙ァ゙-!となった時はどうしたらいいんだ?
130名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 22:41:35 ID:+JEuEB6N
避難所の保管庫スレ2で報告頂ければ訂正&削除承りますよ
131名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 17:46:27 ID:+McYiSh3
みんな!オラに電波をわけてくれ!
132名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:14:09 ID:My7oaQYM
>>131
リンクとマルスとロイとアイクとピットとシーク(♂)が大乱交ですね。
ピットが絶倫でどぴゅっぴゅぴゅっぴゅして辺り一面白濁の海ですよええもう。

そんなん書きてぇぇ……
133名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 18:28:15 ID:Ii1qYKUG
ホモは勘弁願いたい
134名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 19:12:25 ID:CuYqPCMH
>>132
マリワリルイとショタsにガノンも入れてやれよ
あとは亀竜亀草犬鳥狼犬鼠針の人外sも

135名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 23:46:06 ID:1j0CzhPm
>>132
妄想を実現させなさい
でも投下の際にはろだ上げでね
136名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:54:40 ID:gASJcR0p
久しぶりにSS書いたら妄想大爆発しちゃった☆てへ☆

冗談は置いておいて、>>50のネタを拝借してSSを書いてみました。
文章量・内容共にアレなために、ろだに置いてあります。

狂・亜空の愚者(前編)
ttp://www4.uploader.jp/dl/smbrx/smbrx_uljp00006.txt.html

注意
>>50採用。マリオが亜空軍に性的な意味で襲われるます。途中ニセゼルダ(外見のみ)×マリオの逆レイプ描写有
・なんかもうカオス!!崩壊にご注意
・亜空軍が普通に会話。異常に出しゃばる。

また、カオスやパロディが嫌い、マリオが酷い目に会うのは見たくない、オッサンのエロに興味のない方はスルー推奨します。


ちなみにフィギュア名鑑で見るとわかりやすいですが、ブチュルスの唇はトゲだらけなので
普通に扱えば相当な鬼畜プレイもできますね…ゴクリ!作中では出し入れ自由と言うことにしました。
137名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 03:02:05 ID:dHOMOnY8
全力でGJ
おっさんのれいーぷもGJ
あとピットきゅんもっとだして
亜空で俺もやってたけどこんなssとして投下すんなww
138名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 01:27:05 ID:9AxZiiew
突然だがヨッシーの手触りはどんなもんなんだろう。つるつるしてるかザラザラかスベスベか。
そして爬虫類っぽいので体温低いのか卵産むので温かいのか。

まあつまりヨッシーにハァハァしたい
139名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 03:48:17 ID:Oedzdm6s
>>138
見た目はつるつるしてそうだけど、一応ドラゴンだから細かい鱗があってザラザラしてると予想。

個人的にカービィやメタナイトの感触も気になる。
勝手に体型似てるからプリンっつーかプクリンみたいなもんだと思ってる。
140名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 04:06:19 ID:W78TIRcS
Xのヨッシーはぷにぷにしてそうだから、
是非乗せていただきたいな(性的な意味で

カービィやメタナイトもぷにぷにだろうね
あぁ、皆まとめてぷにぷにしたい
141名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:11:48 ID:DUqFq1iG
ヨッシーつるぷに説に一票投じておこうかな 

あとこれは少数派の一説だが
・ウルフの股間ややモッコリ説
・ゼルダ貧乳説(B疑惑)
・XのピカはDXのピチュー説

142名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:27:19 ID:K22p0yZx
ゼルダ姫は着痩せするんですよ。脱いだら意外と美乳ですぜ!駄菓子菓子、微乳なのも悪くないな…
勝手な妄想だがピーチはムチムチと見た。尻アタックとか空中にいる時に見上げたらふともも(カボチャパンツ装備)とか
男性陣はどう思ってるのか。案外強力な攻撃で記憶を吹っ飛ばしてるかもしれない。
あとプリンもムチプリ希望
143名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:24:25 ID:08zQAU2v
何てったってメロメロボディだからな>プリン
しかしふわもこ毛皮を希望する
144名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:31:35 ID:4mMy/F/W
>>142-143
もう間をとって、ふわもこでぷにぷにでいいよ。
145スタフォ組男体化×プリン女体化:2009/04/29(水) 00:07:41 ID:/v0V85SZ
※プリンちゃんは主の好みでロリっ娘だよ!
※プリンちゃんはふうせん状態でも平気で人間の言葉を話せるから会話が普通に出来るよ!しかも敬語多いらしいよ!
※でも口癖っぽくプリプリ言うよ!
※プリンちゃんは(かなりの)無知☆(微妙に)無恥ガールだよ!
※プリンちゃんはキタキツネと最強で最狂のバカップルらしいよ!
※キタキツネはただのロリコン、焼き鳥はクールなロリコンらしいよ!
※狼はプリンちゃんとキタキツネがイチャイチャしてるとイラつくらしいよ!
※少しずつ分けて書くと思うよ!多分!



ぺたぺた、ぺたぺた………カツン。
プリンは自分の足音ではない足音があるコトに気付いた。
「ぷりゅ…?」
プリンが後ろを振り返ると…
…ゴンッ
(痛―――――…っ!!!!…あれ、目の前が…)
プリン は めのまえ が まっくら に なった ! ▼
146スタフォ組男体化×プリン女体化:2009/04/29(水) 00:08:36 ID:KDJnUi4f
「………ぷりゅ…ッ?」
(ココは…どこ…?…部屋が暗くて周りがよく見えないですプリ…)
プリンは何か台のような物の上に寝かせられていた。
「あ、起きたー?」
パッ、と電気がつく。プリンは思わず目を瞑った。
そしてゆっくりと目を開けると…
プリンの視界にはドクターマリオがいた。
「あれ、どくたぁ?どうして私ココに…」
「後ろから殴って拉致らせていただきました」
プリンは台からおりた。
「なんで拉致って…あれ?どくたぁ、少し背が縮みましたプリかッ?」
いつもは目線がドクターの膝あたりだったのに、今はドクターのお腹辺りに目線がある。
「イヤイヤ、私が縮んだんじゃないよ。自分の体をよく見てごらん?」
「え?…あ…?」
薄い桃色の髪に同じ色をした猫のような耳。あるはずのない首。
一頭身が三頭身。今度は濃い桃色のバルーンスカートにブーツ。
周りが緑色に見えてきそうな格好だ。
しかしプリンは自分の体に起こった異変をあまり理解出来ていないようだ。
「チミはねぇ、人間の体になったのだよ…」
「チミって言わないでくださいチミって!!」
「ハハハ、先にツッコむのソコか…で、何で人間の体なのかというt「どくたぁの変な薬の試作品プリね?」
「え、あ、うん…随分早く気づいたねぇ」
「なんとなくわかりますプリっ」
「今回の課題はねぇ、『人間じゃない生物が人間になって得するコトはあるのか』!!
攻撃は通常通り出来るから乱闘も可能!って信じてる!」
「どくたぁの試作品ってホント信用出来ないです…」
「でもね、今回は自信あるよ!マジで!」
「成功して何になるんですか?」
「人間になりたいヤツに売って大儲け!」
「…私…金蔓ですか…?」
「まぁ、そこらへんぶらぶらしたり何か食べたりしてごらんよ」
「わかりましたプリ…」
プリンはすたすたと医務室を出て行った。



「あ、この薬を他にも試したヤツがいるって言うの忘れてた…テヘっ☆」
147スタフォ組男体化×プリン女体化:2009/04/29(水) 00:10:42 ID:KDJnUi4f
「これから何すればいいんでしょうプリかぁー…」
(そういえばどくたぁが何か食べたりしてみればって言ってましたっけ…
そういえば今日はピーチ姫の部屋でやるお茶会でしたっけ…あ、そういえばケーキがもらえるプリ!)



「今日はプリン来ないのかしら〜…」
「いつもは早くココに来てケーキを嬉しそうに食べているのに…何かあったのかしら」
バンッ!!!!!!
勢いよくピーチの部屋の戸が開いた。
「遅れてゴメンなさぁ〜いッ!!!」
「…え?誰?」
某ポンデなドーナツを頬張りながらナナが言う。
「さぁ…私も初めて見たぞこんな子…」
サムスは少し驚いたような表情になっている。
「え、あ、その、え〜っと…実はかくかくしかじかで…」
「マンガやアニメとか小説で『かくかくしかじか』って便利だね〜」
「…ナナ、ソレは禁句なのでは…?」
ゼルダが少し引き攣った表情で言う。
「…と、とりあえず!マr…ドクターの試作品で人間になった…というワケね!?」
「ハイ、ピーチ姫…そういうコトですプリ…」
「お茶会は出来るか?」
「出来るから来たんじゃないですかっ」
「それもそうだな」
ケーキを食べながら談笑し、時は過ぎていった―――…



お わ れ

まだ続きます
148スタフォ組男体化×プリン女体化:2009/04/29(水) 00:46:32 ID:KDJnUi4f
「お茶会楽しかったプリ♪」
ニコニコしながらプリンは廊下を歩いていた。
(ぷりゅ…?…誰かに監視されてるような…気のせいかな…)
ぺたぺた…ぺたぺた…コツコツン。
ドクターの時の様に違う足音が聴こえる。
「またどくたぁですプリか?別に殴らなくても―――」
プリンが後ろを向こうとした時だった。
…ゴンッ
(あれ?どくたぁ、と…違って…何か…かた…い、もの、で…叩か…れ…)
「…あんまり傷はつけたくねぇけど…コレしか方法は無いし…チャンスも今だけ…」
(傷…?…ちゃん、す…?もう…ダメ…意識、が…遠の、い、て――――)
149名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 03:31:01 ID:eotF4W+b
書きながらではなくてメモ帳にまとめてから投下しようぜ
150>>145から>>148書いてた人:2009/04/29(水) 03:44:02 ID:KDJnUi4f
>>149
スマソ、思いついた勢いで書き殴ってたから…
ちょっとこれからのストーリー考え直してみますわ



ファルコへの愛が止まらないよファルコへの愛が…!
151名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:14:27 ID:RC9foMXv
>>138
DXのヨッシーはペタペタカチカチだけど
Xのヨッシーの質感は程よく柔らかく弾力もありそうで良いね
SEも全体的にムチムチしてる
152名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 20:04:27 ID:nrvyM8Zv
SEといえば……マリオカートWiiのヨッシーの声が微妙に違うような……
153名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:28:05 ID:HBQd8k/A
この大会には対戦相手として当たってはいけないピンクの悪魔という存在がいる
もし対戦相手になってしまったら辞退して逃げるしか対処方法は無いとの噂だ
ボクはそのピンクの悪魔と呼ばれる相手と対戦をしたことがある
人生を失脚させられ、大会から逃げるように去ったリンクがピンクの悪魔と呼んでいたその存在と・・・



ある日のこと、いつも通りドカンからステージに登場した赤帽子のボクは相手と挨拶を交わしてから対戦を始めた
相手は知っている顔だった
ボクがいつも助けているお姫様だ
いつもなら闘うだなんて考えたこともない存在だ
だけどこれはスマブラという競技であり試合なのだ
ボクは戸惑いもなく彼女の腹にミドルキックをいれ、その後も容赦なく攻撃を続ける
しかし彼女はただずっとガードを続けているだけだった
相手の顔色をうかがったボクは仕方がないので彼女を掴んで場外に投げ飛ばした
さっさと落ちてくれることを願っていたのだけれどふわふわと浮いては場外に戻ってくる
「ずっとガードだけしていては試合は進みませんよ?」
ボクは対戦相手に声をかけた
彼女の返答はこうだった
「そうね、なら私も本気を出しましょう」
ノックバックで倒れていた彼女はスクっと立ち上がったと思うとボクに向かって空中から蹴りをいれてきた
やっとやる気を出したと見たボクは更に容赦なく攻撃を繰り出す
彼女の攻撃はボクの想像以上に激しかった
ガードでなんとか彼女の攻撃を防ぐものの素早い猛攻によりあっという間にガードが削られもう限界になってしまった
ボクはガードをキャンセルし空中に浮いてる相手に向かって攻撃を繰り出す
つもりだった
いつのまにか緊急回避で背後をとられたボクは胸ぐらをつかまれてしまい、多少蹴りをいれられたかと思うとすぐに下に投げつけられお尻で顔面をおもいっきり踏まれてしまった
思ったより重たかった尻に押しつぶされるボク、鼻が痛む
踏まれた瞬間意識が飛んだのか時間が長く感じた
いや、やけに長い
154Sピーチ マリオ受け:2009/05/04(月) 21:29:25 ID:HBQd8k/A
目をあけてもあるのは暗闇だけだった
それもそのハズ、彼女はボクの顔から尻をどけていないのだ
「あの・・・」と声を出そうも尻に埋もれてしまい声が出ない
いい匂いがする、女性の香りがボクの潰れた鼻を包み込んだ
こんな時にボクは何をしているんだ・・・
情けなさにじたばたするけど立ち上がってくれない
ボクってこんなに力がなかったのか?
と考えたが彼女の押しつぶす力が強いだけなのに気づいた
彼女がボクに向けて言った
「あら、ここの部分が膨れ上がってるわよ」
あぁ、ボクにとってこれほどの屈辱はないのではなかろうか
彼女はボクの上に座りながら下半身を細い指先ですすすっと撫でる
やめてくれ!!体が壊れてしまう!
ボクのあそこはますます膨れ上がる
彼女はその有様を見て笑っている
腕で尻をどけようとすると彼女の小柄な手でボクのあそこを握ってきた
これにはたまらずボクも泣いてしまう
だけどこれに気づいてくれたのか彼女がやっと尻をどけてくれた
もうこの時点でボクは彼女に敗北しているのだが
息ができる、こんなに素晴らしいことはない
と、今は助かったことに喜びを感じている
しかしそんな考えも束の間、彼女はすぐにまたボクの鼻を潰してきた
しかも今度は大股でボクの顔を挟んでいる
「もう少し遊んでちょうだい」
そう彼女は言ったのだろう
耳がふさがれていて聞き取りにくい
ボクの鼻を潰したのは尻ではなく彼女のあの部分であった
強烈な匂いにボクの頭がおかしくなる
彼女は何度も腰を動かしあの部分をボクの鼻にあててくる
フフフと笑い声が聞こえる
彼女はこの状況を楽しんでいるのだ
笑い声が聞こえると同時にいやらしい音が鳴りボクの鼻は白くコーティングされてしまう
ボクの顔はドレスに包まれていて観客には見えないのだろう
それをいいことに彼女はやりたい放題だ
155Sピーチ マリオ受け:2009/05/04(月) 21:30:01 ID:HBQd8k/A
彼女は言った
「早くここ、舐めてくれないともっとお仕置きしちゃうわよ」
ボクはドMになってしまったのだろうか
彼女の刺激的な言葉だけでボクのあそこはパンパンになり、この匂いにはたまらず失神しそうだった
助けを求めるかのようにボクは必死に彼女の秘部をなめた
そのたびに彼女は嬉しそうな喘ぎ声を出す
ボクのこんな姿、他の人には絶対に見られたくはない
ドレスがめくられた瞬間、ボクの人生がおわると言っていい
ある意味この暗闇に助けられているのだった
しかしこのお姫様は容赦なくドレスをめくり
「ぁあああん!やめてえええ!!」
と大きな声を出した
ボクの白くコーティングされた顔が公になる
同時にボクは目が点になった
あぁもう駄目だ
ボクはこの匂いと空気に耐えられず泡をふいた

倒れるということは敗北を意味する
わかってたけどボクより彼女の方が上手だった
倒れる前に見えた彼女の笑顔が美しく、印象に残った


目が覚めたのは1日経過した後だった
弟に起こされ病室で目覚める
あぁ弟よ、ボクをそんな目で見ないでくれよ
うぅ・・・ボクはもうおしまいだ
皆から変態扱いされてしまうのだ・・・
ボクの自慢の鼻は潰れたままだ・・・
悲しみに明け暮れるボク
その時リンクの言葉を思い出した


「ピンクの悪魔に気をつけろ」



156名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:30:40 ID:HBQd8k/A
短いけれど終わりです
駄文失礼しました
ついでに保守
157名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 03:58:18 ID:CRKeCONk
イイヨーイイヨー
158名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 22:13:23 ID:Dt1+9d74
乙でした。
ピンクの悪魔…そういや結構該当者多いな。つまりSなプリンやナナも有り得るということか
159名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:59:28 ID:9Rhr5Rwc
ピンクの悪魔といえばカービィ
160名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:22:04 ID:zwkGfP8r
やっぱ色替えのファルコンだろ
161名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:43:37 ID:aNMtCo3+
ピンクヨッシーは赤ヨッシーの3倍の強さ
162名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:09:03 ID:Kme+FIjC
ピーチたんかわゆすぅなぁ
163名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:26:52 ID:ED30j7p5
マルサム
164名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:47:33 ID:ED30j7p5
が見たい
165名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 12:16:48 ID:Kl9Caccv
つ【自分で書く】

何度もクレクレしてる人と同じ人だと思うが、カプ書くだけじゃ人はついてこないんだぜ
最低限萌えポイントは書かないとな
166名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:58:54 ID:AzCeHAHU
美男×美女ってのがいい
167名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:49:46 ID:dvzMpPK5
辛い過去を抱えるサムスを優しく包み込むマルス




的な
168名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 01:37:25 ID:mrfAhvoC
こんばんわ、>>136です。
保管庫管理人さんから、うpろだの都合で以前投下した作品が削除されたと報告を受けましたので再うpしました。





一応貼っておきます。作品の傾向・注意は>>136参照お願いします。
ttp://u4.getuploader.com/smbrx/download/2/Fool%E3%80%803-1.txt
169名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 08:03:04 ID:NCbeIqty
マルゼルがすきだ
異国の王子と王女でなにかあったら萌える
170名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 10:36:24 ID:yb4r/jiL
ポケトレ×ゼルダ
ポケモンに優しく好かれるゼルダにときめくポケトレとか
ポケモンと戯れながら「ゼニガメはふにふにしてて柔らかいですね」って言いそう
姫こそふにふにしてて柔らかそうです(ノii`)
毎度ポケモンと遊びにポケトレの所へ通ってくゼルダに、ポケトレとも仲良くなって、みんなで戯れあい触りあいキャッキャウフフ

…無いか。
171名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 18:30:36 ID:ZgJFw/YL
この流れは乗るべきか?

ファミコン繋がりでポポ→ナナ→ピットの構図が脳内に浮かんでいる。
ナナは女の子らしくカワイイもの綺麗なものが好きで、綺麗でカッコイイピットに憧れている。
一方、いつも一緒にいたナナがピットの話ばかりなので軽く嫉妬するポポ。
ナナは自分が子供なので相手にされてないと思い、色々と気を引く方法を考えた結果…
怪しい魔法や怪しい薬を使う事をひらめく。その時ポポは!
なお当のピット本人は鈍いので気付いてない。


と、考えはしたがこのあと発展させられなかった。
172名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:25:48 ID:3p0S91+F
>>170-171
いいかも。脳内で映像化してみたら萌えた。
文章化にしてみたいところだが、俺には文才がない…。
173名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:50:05 ID:XKfkt9A4
ならば俺も妄想を垂れ流してみよう。
フォックス×ピーチ
亜空の時にお茶飲んでからピーチのお茶に惹かれたフォックス。
最初はただのお茶友達の二人だったけど、どんどん親密になっていく。
その内、二人に恋心が芽生えるが、どちらも付き合ってる人がいて中々言い出せない。
勇気を出してフォックスから告白して、二人はバレないように秘密の付き合いを重ねてく。

妄想してても作ろうとしたら何か躊躇っちゃう。
174名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 18:43:54 ID:DI0CCTnu
ここはそういう妄想を形にする場所だぜ?
文才なんて気にせず思い切って書くべし。いつでも全裸で待ってる。
175名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 11:51:57 ID:NjwpyZ36
良い流れ
もっとやれ
176名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 01:06:35 ID:QxM1So1A
>>168
気が抜けるプリムの台詞回しにワラタ GJ!
そういえば手袋プレイはありそうで無かったな
スマブラキャラは殆ど手に何かしら着けてるのに
177名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 09:28:20 ID:yX1iKuMM
ロボットを擬人化&女体化すれば……ジュルリ
178名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 00:21:30 ID:l3k0gNFK
エロではないが亜空時代にガノンドロフに作業が遅いだの誠意が足りないだのいちゃもん付けられ
お仕置きと称して高圧電流流されるエインシャント卿というのは妄想した。
こっそり回路いじくられて「くやしい…でも、感じちゃう…(オーバーヒート)」ってなるんですけどね。
ただしエロくはない。
179カービィ×プリン(1):2009/05/27(水) 14:09:28 ID:vfvbP8M0
球体エロが書きたかったので。
(注意事項)
・カービィ×プリン(原型で双方とも♀、人語を話す)
・プリンがナルシストでカービィがちょっと強引
・風呂場ネタ



ある日の試合後、プリンは大浴場へと急いでいた。
「(早くお風呂入らないと、気持ち悪いわ・・・)」
先の試合は時折降雨により滝の出現するステージ「とある星」で行われ、
彼女はそこで2度も転んでしまった。そのため、本来ならピンク色のふわりとした体毛は
泥水の色に染まり、しんなりとしている。

まだ時刻が早いからか、大浴場にはプリンの他は誰もいなかった。その解放感が
嬉しく、つい歌を口ずさみながらシャワーを浴びる。
続いて両手にボディソープを泡立て、額の巻き毛から順に洗い始めた。毛の流れに沿って
すくようにすれば、なめらかな感触が心地よく口元に笑みが浮かぶ。プリンは
自分の体ながらこの手触り、特に他の部分より長さのある額の巻き毛が手の上を
流れ落ちていく感じが気に入っている。

「ねぇ、プリン?良ければ背中流してあげよっか?」
つい恍惚感に浸ってしまい、声をかけられるまでカービィが浴室内に入ってきたと
気づかなかった。はっと我に返ったプリンが頷く頃には、カービィの手が泡にまみれていた。
「カービィ?私のタオルならここに・・・きゃあ!」
プリンは普段、手の届く範囲は手で洗い背面はタオルを使う。しかしカービィは
泡だらけの手で直接プリンの背に触れ、毛並みに逆行するように動かしてきたため、
予想外の感覚に悲鳴を上げた。
「やっぱり、プリンって毛があっていいよね〜」
「カービィはぷにぷにの綺麗なお肌をしてるじゃない。」
カービィはすっかりプリンの手触りを楽しんでいる。
180カービィ×プリン(2):2009/05/27(水) 14:11:53 ID:vfvbP8M0
「あれ?プリン?」
カービィの手が、人で言う腰の辺りに移動するとプリンに異変が現れた。両足を閉じ、
もじもじとこすり合わせていて息づかいも荒い。
「その辺はちょっとやめてほしいわ・・・」
その言葉にカービィは素直に手を離したと思いきや、
「そういえば、ここも洗わなきゃダメだよね〜」
閉じていた両足の間に入り込んでいた。
「カービィ、本当にやめてくれる?」
「なんかここ、とろとろしてるよ。」
カービィは、お湯とは違う温かな液体に濡れたそこに幾度も手を這わせる。プリンは
最初こそ抗議の声を上げていたものの与えられる快楽により次第に力が抜けていき、
それに呼応するように大きな青い瞳も潤んできた。

「そろそろいいかな・・・」
カービィは、もはや目の焦点が定まっていないプリンを浴室の床へ右向きに寝かせる。
そして自らはプリンの左足を持ち上げてあお向けの姿勢で体を割り込ませ、
互いの両足の間が密着するようにした。
「もしかして、カービィのここがくっついてて・・・」
「そうだよ。すごく気持ちよくなるよ。」
戸惑うプリンに構うことなく、カービィはプリンの左足を強く抱き締めて体を揺らす。
――くちゅっ、くちゅっ
「何かしら、これ・・・」
「イイでしょ?」
主にプリンの蜜が潤滑油となり、互いの秘め所がこすれ合うたびしびれるような感覚が
体中を駆け巡る。初めこそ振り回されるがままだったプリンも、次第により強い刺激を求めて
自らカービィと体をぶつけ合うように動くようになっていった。

「んんっ、カービィ〜っ!」
「プリ・・・ン!」
互いに名を呼び合いながら先にプリン、次いでカービィが絶頂を迎え、すっかり
脱力しきったふたりの、結合していた部分からは混ざりあった互いの蜜がこぼれ落ちた。

「カービィ・・・よかったわ。今度は私がカービィを洗ってあげる。」
達した後の気だるさに横たわったまま、プリンが言った。同じくそのままの姿勢で
余韻に浸るカービィが頷いたのは言うまでもない。(完)
181名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 16:51:42 ID:Sxbis8Kj
>>180
なんという百合球体…!GJ!!
182名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 17:30:33 ID:HHZjnZCX
カービィには欲情しない
183名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 10:44:00 ID:13gRgzcA
球体いいよ球体GJ!
184名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 20:04:29 ID:MN7EtdIz
ピンクのまんまるがいちゃついてるとか、最高だ!
百合いいね百合。GJ!!
185名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:49:44 ID:v1NgK2mW
保守
186名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 21:11:04 ID:bh6DYXRj
187>>148の作者だよ:2009/06/08(月) 22:36:36 ID:dZ9/W7LS
みんなーっ元気してるかーいっと軽いノリで言ってみる

>>149様のメモ帳アドバイスを思い切り勘違いして
本物(アナログ)のメモ帳に書いて一時期気力が尽きました
あと仕事忙しかった…すいません、苦しい言い訳でしたゴホッゴホッ
こんなおじちゃんだけど許してね

友人・グッドアフタヌーンキティ君(仮名)が
某下半身露出グマのメモ帳を盗み見して
いきなり協力するとかほざいてきたので
グッドアフタ(中略)君と話を練り直しました

話の中盤〜後半の前半まではなんとか出来たのでオマケで製作話をプレゼント

自分(♀):レ グッドアフタ(ry/♂):グ

私が『レ』の理由はLivedoorIDがlemonpie1987だからだよ
べっ、別におっぱいの事考えてたら
レモンパイになったとかそういうワケじゃないんだからねっ///

レ「エチィ表現とか自分わかんないんだよねあんまり」
グ「涙が出ちゃう、処女だもn…げふんげふん」
レ「(^ω^#)………あんまり長編イヤなのよねぇ」
グ「何故」
レ「…ちょっとマジなシーンも入れてみたいかもぉ」
グ「無視かよ…アマゾンvsストロンガー的な戦闘シーン?」
レ「何か間違えてないかお前」
グ「お前何でプリン好きなの?」
レ「色と名前と耳。擬人化したら幼女ほぼ確定なところとかも好き」
グ「このロリコンめが」
レ「ちょっとお前ラーク買ってこい」
グ「金よこせ」
レ「ほいほい…1人じゃないとエロネタが思いつかない」
グ「あっそ…ご注文を繰り返しまぁす、セブンスターおひとつでよろしいでしょうかぁ?」
レ「ラ ー ク だ よ ^^ ちなみに赤だぞ?赤は白に比べてニコチンとか少な(ry」
グ「どうでもいいムダ知識をありがとう!
早速セブソ!イレブソ!イイきぶ〜ん♪で買ってくるよ!!」
パタ…ン
レ「よし、ガノプリハァハァ」
いつの間にか趣向が変わってました☆
ガチャ
グ「ただいマルスー」
レ「おかえリンクー」
グ「話の進み具合はどう?」
レ「うん…思いついて話の構成もかなり進んだんだ…でもね…」
グ「ん?でもね?」
レ「メ モ 帳 に ま と め る の を 忘 れ て ま し た」

お わ れ

裏話みたいなものだから気にしないでください、えぇ

苦情言う時は「れもんおっぱい」とか「レモンパイ」で名指ししてくだされば十分です

再来週あたりには前半(後半)〜中盤をアナログメモからデジに移行する予定です
188名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 15:44:27 ID:LXGOZmUe

続き待ってます
189名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 00:26:25 ID:D2A4JdcX
引くわ…
190名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:30:29 ID:7HR9nUUB
>>189
シッ
191名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 03:18:36 ID:fHKKFItG
保守
192名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 16:19:43 ID:bAiJM22/
スーパーキノコ使えば三倍サイズのぱふぱふが出来る
193名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 21:27:17 ID:Acx9ZBhv
毒キノコで小さくなってしまって

ブチュルスに喰われ・・・orz
194名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 11:11:03 ID:7egxYVJ+
ブチュルス


ドラクエにでてくる
リップス並のセクハラモンスターだぜ
195名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:10:41 ID:g34HLGze
ウジンコのパチモン
196名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 19:48:14 ID:qOW2jECO
>>193
むしろスーパーキノコででかくなってから(ry
197名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 01:22:28 ID:VoKv+w6N
ルイージがデデデにハンマーで飛ばされた先が赤い物が地面からでている花畑とか…

あれ程ネタにしやすい亜空軍はいない
198名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 16:35:26 ID:FPTrakeP
バイタン(手乗りサイズ)がサムスの胎内に侵入して増殖、強制バイタン出産とか
199名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 02:02:03 ID:pAp5uLwQ
そこはフロウスの取り込みレイプだろ
200名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 02:32:08 ID:TCurP5oG
コッコンの切り裂き→操り糸で緊縛→その他大勢が群がるコンボもあるぞ
目からビームのイメージの方が強いけどあのピアノ線みたいなので何かできたら素敵
201名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 14:14:54 ID:GkHY2Syo
フシギソウコピーもいいかも
202名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 17:32:12 ID:O8MQUa5O
亜空軍の被陵辱者はサムスがいいと思ってやまない
203名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 23:19:59 ID:qdB+YHaD
>>202
やあ、俺
204名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 10:36:46 ID:+NLvCY6f
ピーチ姫のしりもちに押し潰されるマイト
205名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 12:15:13 ID:MLeR2+NX
え?逆もあり?

逃走中に捕まり逆さまにされてドンブリ(?)の中身のお菓子ごとヨッシーになめ回されるポッパラム
206名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 15:54:16 ID:xGT9252T
マスハンやクレハンにあれこれされる姫ズ想像したら萌えた
207名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 20:47:26 ID:AwMPQREr
実は亜空軍のマタタビトラップに引っかかってたせいで出演できなかった猫目たん、
という妄想。
208名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 14:05:16 ID:MOmYLvTt
ブチュルスに全身吸い付かれ体力も奪われて抵抗する力もなくなり
イカされる… ピット(笑)
209名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 19:15:39 ID:yyvctHSm
ネスサンネスサン
210名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:17:06 ID:1Zhx4lr4
しかしブチュルスはよく見るとトゲだらけの罠。

が!そこから麻痺毒やら媚薬注入できたりトゲ引っ込めたり軟化して繊毛にできたりできると信じている!!
211名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 00:02:55 ID:k9dsEv5V
>>206
素っ裸にされてニギニギされてこねくりまわされて
最後にはスーパーキノコ食わされて指マン攻撃
212名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 21:56:35 ID:knmdAxYI
>>210 それはE

ドロドロのマキシマムトマトを無理矢理喰わされて
エンドレスとか
213悪魔に襲われた天使:2009/06/30(火) 12:09:14 ID:49lmwaHF
「んっ… んん…!!」

少年は異形な物達に犯され続けていた
それは気が遠くなる程に…

―数時間前―

ピーチ姫の2×歳の誕生日プレゼントを手に入れるため
ピットは森の奥深くにあるとある場所を目指していた

「ここがヨッシーさんの仰っていた秘密のお花畑か」

ピットは目の前に広がるお花畑に入ると花を一本一本確かめた


「えっと… たしか桃色が好きな色でしたね」

ピットはお花を踏んでしまわないように注意をしながら桃色の花を探しては摘んでいった

「ピーチさんのお歳の数ですから… あと1×本ですね」

ある程度摘んだピットは休憩がてら
お花畑をでると地面から生えている変な形をした赤いお花を見つけた

「見たことがないお花だけど 何の花だろう…?」


ピットは変な形をしたお花が気になり無防備に顔を近づけた

「うわっ!! んー…!!」

突然ピットの目の前が真っ暗になり何かがピットの顔を覆った


「…っ!!」

ピットが顔に引っ付いた物をはがし投げ捨てると
見たこともない生物がぴょんぴょんとはねまわっていた

「な… なにこれ」


「うふふ… 若い子のエキスはおいしいわ もっと頂戴」

目の前にいる変な生き物はピットに向かって飛び付いてくるも間一髪避けた

「んもぅ… つれない子ねぇ みんなでておいで!!」
一匹が号令をかけると地面からボコッと言う音を立てて次々と現れる
214悪魔に襲われた天使:2009/06/30(火) 12:23:15 ID:49lmwaHF
ピットは息をのみ目の前にいる口の大きな生き物を警戒していた

「クスッ ぼうや…お姉さん達がいっぱい遊んであげるからね」


ピットは目の前にいる数匹に気を取られていて背後からの影に気付いていなかった

「甘いよねぇ ぼうや!!」
「なっ!? うわぁぁぁ!!」

ピットは背後からの攻撃に気付かず気付いた時には腰に吸い付かれていた

「離してよ!!気持ち悪い」

ピットは腰に張り付きあり得ない程の吸引力で吸われ唾液で自分の服が湿っていく事に嫌悪感を感じた


「レディに対して気持ち悪いはないんじゃない? あたしらの怖さ思い知らせてあげるわ」


次々とピットに飛びかかり腕や胸 そして股間等ピットの体全体を吸い付き始めた

チュプ チュ ヌチュ

「っ…!! うぅ…!!」


心は気持ち悪がっているはずなのに体は正反対だった

ピットは生理的な涙を流しながら耐えていた


異形な物からこんな目にあって気持ちよくなってしまう自分に怒りも覚えた


「どうしちゃったのかしら泣いたりして」

「クスッ… 気持ちいいんでしょ? この子大きくしちゃってるし」

「あっ… あ…ぁ!!」

ピットはすぐに射精間込み上げてきた
215悪魔に襲われた天使:2009/06/30(火) 12:44:58 ID:49lmwaHF
「うっ…!! …………………!! はぁ… はぁ…」


ピットはズボンの中に欲を放ってしまった


「はぁ…はぁ…」

ピットは極度の脱力感に襲われた


そのまま仰向けに倒れていった


「あらあら? 一回イッただけでもうだめなの?」

「私達のテクがそれほどいいってことよ」


「クスッ… ズボンからいい臭いがするわよ」


ピットに話しかけるも返答がない


「んもぅ… 手間のかかるぼうやねぇ」

一匹がピットの体から離れ顔に近づくとピットの唇を奪う

「ん… んー…」

ブチュルスはピットに何かを口移しで飲ませるとピットは徐々に意識を取り戻す

「んー!? んぐっ…!!」

ピットは顔を横に振り抵抗するがピッタリとくっついているため離れない

「んー… まっ!! うふふ…ぼうや お目覚めのようね」

「はぁ…はぁ…」

ピットは回復するも体は言うことが聞かなかった


「うふふ… ぼうや… 私達と永遠にこうしていましょ…」


ピットは目の前が真っ白になった…
216悪魔に襲われた天使:2009/06/30(火) 13:00:14 ID:49lmwaHF


「…ト 大丈夫か!!」

「しっかりしろピット!!」


ピットの帰りが遅かった為に心配して森へとやって来たリンクとマルス


ピットは衣服はズタズタに破れ
身体中に吸い付かれた跡とぬるぬるの唾液まみれで発見された


リンクはハートの器をピットに当て傷を回復させる


「ピット!!」

「リ… クさ…ん …ルス…さん」

ピットは目の前にいるリンク達の姿が見え自然と涙が溢れてきた


「ひっく… ぼく… ぼく…」

「大丈夫だ あいつらは僕達がやっつけた」

ピットの辺りにドロドロのマキシマムトマトが複数落ちていた


「うっ… ううぅ…」


ハートの器で体の傷は直せても
少年の心の深い傷はそんなものでは直せなかった














駄文 で長々とすみませんでした(汗)

みなさんのブチュルスネタを参考に作らせていただきました(笑)
217名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 04:13:05 ID:F6/QbZdJ
久々のSS北
ブチュルスネタGJ
218名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 15:59:30 ID:LGlTaXZQ
>>216
乙です!
欲を言えばもう少しタメが欲しかった。ねっとりエロエロしく。指摘うぜえと思ったなら流してくれて構わないです。




さあ、早くブチュルスに唇をおまんまんに突っ込まれてエキスを吸われる女性キャラのSS執筆を急ぐんだ!
219名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 07:43:16 ID:+daypuit
>>218

ご指摘ありがとうございます


処女作があんなので(汗)

次は時間に余裕がある時にやります
220名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 18:56:45 ID:ivS0eaM3
GJ Niceエロだたよ
221あれをパロッた:2009/07/05(日) 08:21:28 ID:RCrdUd8i
うぅ〜 トイレトイレ

今トイレを求めて全力疾走している僕は亜空軍の一般的な男の子

強いて違うところを上げるとすれば
男の子に興味があるってことかな〜

名前はプリム


そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやってきたのだ


ふと見るとベンチにナイスミドルな男が座っていた

赤い帽子に凛としたヒゲにどこか暖かみを感じる 男の人


ウホッ いい男


そう思っていると突然その男は僕が見ている目の前でオーバーオールのボタンを外し始めたのだ
222名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 21:22:54 ID:hAG8TPEv
いやいや・・・ もろくそみそ
223名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 11:58:19 ID:rDO5ukRh
>>213
最高すぎるぜバーロー
ブチュルス次回作も期待してるぜ
224名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 01:04:30 ID:qk2OjEY7
ふと沸いた疑問というか電波

カービィに舌はあるのか
フォックスは夏に夏毛になったりするのか
ゼロスーツはムレないのか (これは個人的に特殊素材で通気性良好と思うが)
アラモス卿も触手キャラになれるのか
ピクミンはスト起こしたりしないのか


これら素材をぶち混ぜ料理すると素敵なモノになると…、なると思う…なればいい…
225名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 15:01:15 ID:r2xHFhXp
材料が変幻自在なんだから
タブーがその気になれば触手つけた改良版を量産できるはず

触手にかぎらずともエロい機能がついた亜空軍を量産できるはず
226名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:52:43 ID:+kZKF9Kk
亜空キャラが擬人化したり?


ダメか…?
227名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 14:31:34 ID:6tjpSwBI
避難所なら平気
228名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 19:30:27 ID:aJZXSapy
今ふと
ファルコン(ダグラスの方)×ピーチが見たいなと思ったんだけど、接点が無さ過ぎて2人が会話してるところすら想像出来ないからエロい妄想に持って行き辛い。
229名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:02:09 ID:mNpyaq0r
>228
全く持って見たこと無いので見てみたい。
アニメ版だったら料理絡みでなんか出来そうだけどね。
ゲーム版は振り回されやすい人みたいなんで天然ボケの姫様にツッコミ入れてくとか
結構年上なんでピーチがなんか相談しに行くとか。
230名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:44:04 ID:8mJex09S
前さ、女体化ファルコン(ブラッド)のSSあったじゃん。
その子とならピーチと良い関係築けそうな気がするんだが。ドM淫乱×天然で。

女体化だからここでは書けないけどな。
231名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:45:10 ID:8mJex09S
sage忘れスマソ。
232名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 14:52:05 ID:fzMjqC2R
ファルコンの服のボタンが
乳首にしか見えない
233名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 14:57:58 ID:fzMjqC2R
誤爆
234名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 17:19:51 ID:PBFobKja
いやいや合ってるよ 
俺も乳首にしか見えてないもん
235隼桃:2009/07/25(土) 01:13:42 ID:z/0b7PIs
上でのやりとり見て書いてみた。エロなし
ダグラス書くのは初なんでキャラ違うかも
その辺許せる方どうぞ↓

**************
マリオたちが乱闘の間ピーチの護衛をする。
簡単な依頼だった。
強力な結界もある上、この姫君はなかなかの実力者だった。
ファルコンは銅像のように動かない。
少し離れた乱闘の様子を見守っているようだった。
「ねえ、ファルコン」
「何の用ですかな、ピーチ姫」
とは言え、呼ばれれば当然応える。
「わたくしはマリオや貴方に戦士として並び立っても良いのでしょうか」
「何を今更。戦績表を見返すまでもありません」
「『乱闘の場では出場者の能力はある程度平均化される』……ご存知でしょう?」
236隼桃:2009/07/25(土) 01:17:10 ID:z/0b7PIs
「しかし貴女は弱きを助け強きを諭し、何度侵略を受けようとも先頭で復興作業を率いる慈愛の心を持っている。これだけで戦士たる資格はあるかと思います」
「ありがとう……ふふっ、優しいのですね、ファルコンは」
そう言われて、ファルコンは微かに顔を赤らめた。
237隼桃:2009/07/25(土) 01:22:08 ID:z/0b7PIs
「折角だから聞いて下さるかしら? わたくしはマリオのことが大好き。マリオも多分わたくしのことが好き。でも、どうにも引っ掛かっておりますの」
「身分違い、だとか?しかしマリオほどの英雄は他にいないでしょうに」
「その逆。あの人は根っからの冒険者。わたくしの都合で拘束してはならない……そう思うのです」
美しい双眸に微かに涙が浮かぶ。
「毎回連れさらわれては助けられ……彼ももっと別の冒険がしたいでしょうに。こんなわたくしでは彼に相応しくありません」
ファルコンは神妙に頷いた。
絶対的なカリスマを誇るマリオには、この姫さえも萎縮してしまうのだ。
「しかしマリオは貴女を愛している。無論貴女も。それ以上の理屈はいらないのではないですか?」
「……乙女心って複雑なんですよ」
238隼桃:2009/07/25(土) 01:28:39 ID:z/0b7PIs
寂しげに笑い、ファルコンも舌打ちした。
「でも貴方もマリオとは違う雰囲気。何だかとても不思議な感じ。今度改めて遊びにきませんか?」
「それは素敵だ」
「……実は貴方のことが気になるので、色々お話出来たらいいな、と」
「!! 誤解を招く表現はよして戴こう」
「ふふふ、お茶会が楽しみです」
「あ……ああ、そっちか」


*************
一応ここまで
エロシーンは各諸兄に任せた
239名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:29:10 ID:5s+RfHYa
>>235
GJ!
まだ少しお互い口調が固いのが微妙な距離感を感じられて好きだ。
そして既にほんのりピーチに振り回されてるファルコンに不覚にも萌えたw
240名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 03:33:53 ID:X4lEb4ra
読み易くて良かった
241名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 02:05:23 ID:pnVyNS+H
GJ
この組み合わせ初見だけどいいね。ありがとう
242名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 14:07:50 ID:yNoLgDFd
サムスに筆下ろしされたい
243名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 17:24:32 ID:FoC55xdQ
スマブラXのブチュルスといい…

鏡の大迷宮のリープといい


H∧L研の敵キャラはキスばっかりしてきますな(笑)
244名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 23:25:24 ID:9TeAJbSC
カービィもキス魔だもんな
245名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 04:22:27 ID:/7xckfWe
キスどころじゃないがな
246名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 18:24:52 ID:p8UiMuif
リープにキスされたカービィはハンカチで顔を必死に拭きますな…

そのお陰で何度か穴に落下しましたけど


H∧L研の人は欲求不満と言うことで(笑)
247名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:29:55 ID:4HtR8shv
スパデラやり始めた頃、ヘルパーとの口うつしに子供心にちょっとドキっとしたのを思い出したw
そういう時の癖で、チーム戦でトマト取った時に近くにいた仲間に……とか?
248名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 18:00:53 ID:XsaIBslT
そんな風に狐とちゅっちゅするSSがかなり前にあったはず
249名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 19:34:09 ID:4HtR8shv
おお、そうなのか
良い機会だから久々に保管庫漁りまくってみる、thx
250「君達、『たば』という言葉で何を連想する?」:2009/08/13(木) 05:36:38 ID:34C7UlvR
「―――え、急にどうしたんですか?マリオさん」
ポケトレが急に眉間にしわを寄せながら言った。
「ポケトレ、変な顔になってるよ?PKサンダーで顔ほぐしてあげようか?」
「…はっ、あ、いや、別にいいよネス…ってうわなにをするやめ「PKサンダー!」
3秒後には…ちょっと言葉では伝えづらいような悲惨な光景があった。
「く…くぁwせdrftgyふじこlp…ぐふっ」
「あれぇ?ピリピリ静電気程度のつもりだったんだけどなー」
「…絶対ワザとピカね」
「普段乱闘はしないで後ろでうろついてるだけだしな、弱くて当然だ」
サムスがさらりと弱者発言。
「ちょっと、話がそれてますよ?」
マルスの一言でみんなが「あっ」と言った。
「『たば』で何を連想するか、でしたよね?」
「…タ、タバコ…とか…?ぐふぅ」
「あ、ポケトレ生きてたんだ…ボクもタバコかな」
「ボクは花束かな?去年の映画のタイトルだったし」
「ボクも花束に一票です。やっぱキレイな物って連想しやすいですよね」
「ハハハ、君たちは幸せだね…」
「たば…束………あっ…………まさか…………………」
サムスが何かを言ったようだが、彼女の発言は小さすぎて誰にも聴こえなかった。
「マリオさん、『たば』がどうかしたんですか?」
「実はこの前…」
251「君達、『たば』という言葉で何を連想する?」:2009/08/13(木) 05:37:16 ID:34C7UlvR
『ひ、姫…』
『あら、どうしたのマリオ?』
『え、えっと、その…こんな事改まっていうのも何ですが…』
『なぁに?』
『いつもありがとうございます!コレ、受け取ってください!!』
マリオがピーチに差し出したのは色取り取りの花束だった。
『まぁ、ありがとう!私こそいつも助けてくれてありがとね♪ちゅっ!』
花束で喜んでくれるだけで嬉しいのに、更に鼻先にキスとはマリオにとってはW天国だ。
『じゃあ、早速お部屋に飾るわね。またね!』
と言ってピーチは去っていった。
252「君達、『たば』という言葉で何を連想する?」:2009/08/13(木) 05:37:47 ID:34C7UlvR
「―――いい話じゃないですか。それがどうしたんです?」
「いや、良かったのはココまでだよ…続きを聞いてくれ」
―――とある日のお茶会―――
姫の部屋から女性や女の子の楽しそうな声が聞こえる。
少しくらいなら立ち聞きしてもいいかな、と思ったマリオはドアに耳を近づけた。
『…でね、マリオってばもー…』
自分の話をしているのか、と少し嬉しくなったマリオだが…それはすぐにかき消された。
『今時花束で女が釣れると思ってるのよーっ』
マリオは一瞬耳を疑った。しかし、他の人達も…
『花はキレイだけどちょっと邪魔で置き場所に困るしねー…』
『確かに花をもらうより金をもらう方がいいかもな』
『お花じゃ何にも出来ないプリよー』
『じゃあ、ピーチさんは何で一体釣れると思いますの?』
『やっぱり最近の女はお金がいいんじゃないかしら!?』
『思い切って札束とかどうかな!?』
ナナの場合、札束は全てカイロ代になるだろう。
『あぁん、それサイッコーね!!思い切りパーッと使ってみたいわ!』
『ピーチって姫なんだろう?それぐらい出来るんじゃ…』
『私の国はコインだけでお札が無いのよね〜』
『私も映画のようにお札をベッドの上でぶちまけてみたいです』
『ゼルダ…意外プリ…』
253「君達、『たば』という言葉で何を連想する?」:2009/08/13(木) 05:38:28 ID:34C7UlvR
「―――俺はここまでしか記憶が無い。もうショックでショックで…」
「…大変だったピカね」
「…女の人って恐ろしいですね…」
「アナにはそんな子に育ってほしくないな…」
「ボクの可愛いポケモン達にもそんな子に…がはっ」
「いや、ポケモンは大丈夫じゃない?………医務室行きなよ」
この場にいたマリオ以外4人の男性メンバーは女性への価値観が変わっただろう。

サムスはしばらく罪悪感をつのらせていたとかなんとか…
254名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 05:44:01 ID:34C7UlvR
あっ、文コピーして入れ替えたりしてたから
矛盾してる所が…多分皆さんも気付くと思います
255名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:00:02 ID:JfzWDwKa
>>250とは別人ですが続きを考えてみた
256255:2009/08/14(金) 09:05:30 ID:JfzWDwKa
ヨッシー「この前、フライドポテト食べてたんですよ。フライドポテト。で、その時ケチャップと『タバ』スコ間違えて悲惨なことになったんですよ」
スネーク「それは災難だったな」
ヨッシー「だから、今度オムライスを作る時はケチャップじゃなくてマヨネーズを使って作ることにしました」
スネーク「なんだその発想」
メイ・リン「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)、一度のちょっとした失敗にこりて過剰な用心をすることよ」
スネーク「過剰な用心?用心が過剰になるものか。危険はいろいろな場所に潜んでるんだぞ」
メイ・リン「その過剰な用心に気をとられて、別の危険や失敗に気がつかないことだってあるのよ」
スネーク「そうだな。しかし、マヨネーズ味のオムライスも美味そうだな。試しにキャプチャして味見してみるか」
オタコン「いやいや、それはやめてくれ。頼むよ」
257名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 13:17:18 ID:UQZRAaz0
何故オタコンがマヨ味オムライスを拒むのか理由を考えてみた
1、卵焼きしか作れないサリーが嫉妬して怒るから
2、本当にマヨ味オムライスがいやだから
うーん、どっちだ?(笑)
258名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 13:23:16 ID:UQZRAaz0
sagd忘れスマソ
259255:2009/08/14(金) 16:01:11 ID:JfzWDwKa
>>257
答え:あまりにもびっくりしたので反射的に言ってしまった
ヨッシーの時の無線会話を参照
260名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:34:32 ID:HmdzOpmg
ピーチがパラソルで落下した場所にはブチュルスが唇をだしていて

丁度ピーチのドレスで隠れてピーチは気付かない(笑)


ピーチは突然あの場所を吸われリョなる
261名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 23:51:30 ID:6jCuX8zS
あの長さの唇なら、突っ込まれれば子宮口まで届く
262名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:07:33 ID:G2qE02Lw
>>261いや、もしかしたら子宮口より奥にまで届くかもよ(笑)
263名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 05:37:39 ID:qHHwmZd9
舌のあるプチュルスはいるのかな?
264名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:33:23 ID:oT7iB1M/
舌がなくても
口のトゲを触手にしたらオケ
265263:2009/08/17(月) 10:13:01 ID:uqrxjRtu
>>264
そっちのほうがエロいかもwwww
266名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 10:34:47 ID:zUUvvwCq
プチュルスはえろい

サムスが亜空軍の基地で、原作の敵の鳥?にはめられて
プチュルスとか小さい棒人間の敵とかに陵辱されるシチュを
妄想したのはオレだけじゃないはず
267名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:52:33 ID:PVHRgtoj
キノコででかくなったブチュルスが襲来したり
268名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 16:32:03 ID:2/VnMQeN
YouTubeにピーチがブチュルスに吸われる動画がありましたよ


携帯での撮影でしたが
269名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:14:02 ID:1b2MYhpn
ガルサンダーに電撃をくらって悶えたり

ブチュルスにやられて身体中にキスマークつけられたり

ラジバンダリ
270名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 02:01:56 ID:GVaoIGL7
スマブラのエロ同人誌無いの?
271名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 14:39:53 ID:TCRQRXak
影虫は変幻自在だからタブーがその気になってくれればなんでもできる
272名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 22:41:10 ID:2+pY7rH7
>>270

姫'sのレズ小説本なら出した事あるぜ。

殆ど売れなかったが。
273名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 01:20:12 ID:GFq5ECu7
>270
ここにもいるよーノシ
身バレの可能性があるのでカプは言えないが小説で出したことはある。
でも売れないなぁ。表紙が悪いのかもしれないけど。
274名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 02:58:20 ID:KrVJ4H1o
同人誌は表紙が9割
275272:2009/08/26(水) 21:35:48 ID:2d4AxUwG
>>273
交 換 し な い か
276名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 23:59:41 ID:CM1DQ1UT
触手キャラならいるじゃないか

ひとつ目のあの亜空キャラが
277名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 02:21:02 ID:sq39kZ1b
同人誌作ってくれよ!
278名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 21:15:44 ID:6QwUJVdZ
>>277
1月の大阪で構わないなら作ってみようかな。
挿絵ナシのコピー誌で100円10部位で。
279名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 17:14:02 ID:60VXFzpd
>275
遅レスすまんが273です。
関東のイベントに出てるんで良かったら探してみてくれw
280272:2009/09/01(火) 21:22:55 ID:TBXGZjiZ
>>279
俺、関西なんだぜ・・・・・・
春のオンリーで初めて東京に行ったんだぜ・・・・・・

いずれ機会があればお願いします。
281名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 00:10:54 ID:iE9eIG62
スマブラ以外の任天堂ネタはどこに投下すりゃいいんだ
282名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 22:04:48 ID:tsJ7qMFb
ん〜・・・ どこだろ?
283ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:03:42 ID:KIlGOj1W
マリオ・ルイージ・キノピオ・ピーチはサブコンと言う世界を救った後の話し…


その中の紅一点であるピーチはコレクターでもあったため全てのアイテムを手に入れるために全てのワールドを探索していた


魔法の薬を割ると扉が現れその扉をくぐると裏面と呼ばれる影だけの世界にほんの数秒間だけ入れるはずだが今回はいつもと違った…

扉をくぐるとそこは別の世界だった
284ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:11:44 ID:ri+OPLqd
何かがおかしい

そう思ったピーチは扉を戻ろうとするが扉は既に消えていた

「あらあら… どうしましょう…戻れなくなってしまいましたわ…」


ピーチは驚く様子も見せずこの世界から戻る方法を探すために歩き始めると地面から生えている赤いものを見つけた


「この世界でも野菜はあるのね」

まだこの時 攻撃手段がまったくなかったピーチは野菜を引き抜こうとジャンプし赤いものの真上に着地した…


その時だった
285ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:24:56 ID:ri+OPLqd
突然赤いものが飛び出しピーチの細い足に吸い付いてきた

「アッ…!! な…なに…これ…」

ピーチは突然の出来事にうろたえていた

ズチュゥゥゥ!! ズチュゥゥゥ!!と卑猥な音を立ててピーチの足に痕が付くほど吸っていた

攻撃と言うより愛撫に近く少しずつピーチの体力が奪われていった

「あぁぁ… うぅ!!」

ピーチは体力が減り小さくなっていた


赤い生き物はピーチの足から離れると口の中にある小さなトゲを使いピーチの衣服を破っていった
286ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:33:25 ID:ri+OPLqd
ピーチはドレスを破っている赤い生き物を手で払おうとしていた


しかし 獲物の匂いを嗅ぎ付けた赤い生き物が次々と地面から現れた

「…っ こないで!!」

他の赤い生き物もピーチのドレスを破り始めた

一匹がピーチの抵抗を掻い潜り顔に吸い付こうとした

「…やぁ!!」

こんな変な生き物に唇を奪われたくない…
そう思ったピーチは両手で顔をふさいだ


しかしそのお陰で無防備になったドレスは食いちぎられ下着姿になってしまった…
287ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:46:24 ID:ri+OPLqd
ピーチが下着姿になった途端赤い生き物はピーチの体に次々とキスをしていくと口の中にあったトゲは触手の様にピーチの体に巻き付いていく


「んっ… んんぅ」

ピーチはだんだんと体が火照ってしまい感じていた

一匹が下着の中に忍び込みピーチの割れ目に吸い付いた

「ぅっ… あぁぁぁ!!」


ピーチの身体中に電流が流れる感覚が襲い失禁してしまった

しかし それをも吸いとってしまう


身体中にキスをしていた赤い生き物のおしりにある紫の袋がパンパンに膨らんでいた
288ピーチリョナ:2009/09/05(土) 00:54:43 ID:ri+OPLqd
紫の袋が重いのか…
身体中に吸い付いていた赤い生き物がピーチの体から離れると
大きな口からドロドロの液体を吐き出しピーチの顔や胸の上へとかけていくとそのまま地面へと帰っていった


「はぁ… はぁ…」

やっと解放される
そう思っていたピーチは安堵の笑みを浮かべるが

割れ目に吸い付いていた赤い生き物がピーチの中へとドロドロの液体を流し込む


ズリュゥゥゥゥゥ!!

「やぁぁぁぁ!!」

ピーチはそのまま気を失ってしまった…
289ピーチリョナ:2009/09/05(土) 01:02:32 ID:ri+OPLqd

ピーチが目を覚ますとそこはサブコンと呼ばれる世界…

魔法の薬でできた扉の効果が切れて元の世界に戻っていた







ピーチは数年後に赤い生き物と再び遭遇した

そこは… 見覚えのある場所

しかしこの時のピーチには敵ではなかった

フライパンやゴルフクラブで簡単に一掃できる程強くなっていた


あの時の出来事があったお陰で…
290ピーチリョナ:2009/09/05(土) 01:09:08 ID:ri+OPLqd
駄文ですみません(汗)


マリオUSA(どっちかと言えばアドバンス)から亜空の世界に迷い込むという設定です


あと書き終わった後に気づいたのですが

赤い生き物→赤い口の生き物が正しいですね


YouTubeでブチュルスにやられてるピーチの動画を見て書きましたが

慣れないことはやらないほうがいいですね(笑)
291名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 01:14:21 ID:ri+OPLqd
それとIDが途中変わってますが


携帯だったからかなぁ?

正真正銘 全文同一人物ですので
292名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 22:17:26 ID:3cDSDNXD
・・・本文はいいんだけどなあ・・・・・・
293名無しさん@:2009/09/08(火) 20:10:27 ID:Q048dRRJ
シーク×ピーチって駄目? 亜空で結構いちゃいちゃしてたと思うんだけど……
アイク×ゼルダっておK?

……なんかマイナーすぎて叩かれそう。怖いo...rz
sageられてなかったらごめんなさい。
294名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 21:17:28 ID:58AfVTF2
大歓迎。書くよろし。
295名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 22:33:55 ID:9BN7+aYL
ピーチ×シークのが萌える
296名無しさん@:2009/09/08(火) 23:55:26 ID:Q048dRRJ
>>295 の方の期待に応えられるとは思わないが一応ピーチ×シーク
文才とかそういうのとは無縁だから続くかもしれない
文才とは(ry だからキャラ壊れるかもしれない


 午後三時。いつもならゼルダとピーチが屋敷の庭で優雅にお茶会をひらいている頃だった。
 芝生の上に置かれた白いテーブルとそれを囲む二つの椅子。右の方に置かれた椅子はピーチの席、それと向かい合わせになっている椅子がゼルダの席。
 いつの間にかそういうルールになっていたが、今日は違った。
 ゼルダの席にはゼルダではなく、シークが座っている。
 いつものようにターバンで顔の大半を覆い、深紅色をした切れ長の瞳で紅茶を淹れるピーチを見据えていた。

「ねえ、シーク」

 心なしかいつもより声が艶やかで甘い雰囲気が漂っている。
 シークは名前を呼ばれ、眉をびくりとも動かさず「何でしょう」と低い声で答えた。 

「もう。二人きり何だからかしこまらなくていいじゃない」
「しかし、ピーチ姫。あなたは王女であらせられる。身分の差というものが……」
「分かってないわね」

 ピーチは苦笑いを浮かべた後、小さくため息をついた。
 ピーチは嫌だった。先の戦いであんなにも親しくなった人に王女扱いされることが。
 ところが当の本人は気に止める素振りもみせず、テーブルの上に置いてあったクッキーを一つ、口に運ぶ。

「ねえシーク。そのクッキー、私の手作りなのよ」
「ご心配なさらずとも美味しいです」

 駄目だ。会話が続かない。
 ピーチは口を開くかわりに、お気に入りのティーカップを口元へ運ぶ。
 アールグレイの甘く、爽やかな味がピーチの喉を潤していく。

「……?」

 ふと違和感を覚えた。何か、ザラザラしたものを飲んだような。



一旦切ります
297名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 23:55:05 ID:F4oTkanB
>>281に便乗して聞いてみる。
アイスクライマーの原作ネタや新・鬼ヶ島のネタはここでやっていい?
298名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 00:16:31 ID:Rd5fmfVb
任天堂スレ荒れるからなあ・・・
アイクラ原作ならここでいいと思うけど

鬼が島・・・がんばってフィギュアに関連付けるとか
299名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 00:34:52 ID:PmRHJlkv
パルテナの原作もここでおk?
300名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 16:39:47 ID:rxu0W0VC
>>299ピットがいるから大丈夫だろ
301名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 21:32:36 ID:xrEQxg51
原作ネタってザコとかメデューサとか出てくんの?
だったらスレチじゃね
302名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:44:47 ID:WIt85b2r
つーか任天堂スレなんてあるの知らなかった。
303名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:14:52 ID:BKc4MtV5
 
304名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 20:13:49 ID:P9IK7KBS
おーこんなスレあったのか
任天堂関係のSS投稿できる場所は2chだろうと年齢層が低くて稚拙なのが多かったから
まともなものが読めそうだな
305名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 01:16:01 ID:5fZXO6WR
>>304
あんたがここに来るのは、少し遅すぎたようだ…
306名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 02:00:01 ID:Oe+4UESN
もう書き手も去ってしまったみたいだしな
次に盛り上がるのはいつだろうな…
307名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 02:04:17 ID:fa74MU1L
>>306
次のゲーム機が出たらまた新作出るだろ
308名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 14:28:04 ID:CSVz4XfU
出るか?
俺にはどうも出るとは思えないが…。

いずれにせよ、過疎はまだまだ続くな。
309名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 22:33:04 ID:ZQj8ioVB
新参ですが質問
保管庫で特にオススメのSS教えて下さい

出来ればナナに萌えるのがいいです
310名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 02:52:12 ID:FH4MGzmW
ルカリオに復讐してボコボコにするやつ
311名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 22:29:45 ID:Qu4ynKG0
長編のとこの「ある戦士の〜」シリーズ
312名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:53:57 ID:ACvmnN6X
場つなぎになるかどうか解らないが、しばらく連載してみる。
エロは無いような気がする。

ワリオの迷探偵



 俺様はハードボイルドらしく、バーテンのファルコンにジム・ビームのストレートを注文す
ると、グラスをいっきに呷った。
 バーボンを水で割る、なんていうのはお子様のやることで……と、思ったところで喉が限界
に達して、俺様はスツールから転がり落ち、

「うぐぉぉ……!!」

 苦しみにのたうちまわる羽目に陥った。
 そういえば、俺様は酒がまったく飲めないんだった。具体的にどれぐらい弱いかというと、
ビールが皮膚に触れただけで酔うぐらいだ。
 うっかり忘れていた。記憶力が低下しているようだが、おかしいな。

 昨日、ヨッシーのたまごを続けて三〇個も飲み干したから肉体の滋養は十分で、脳の冴えも
バツグンのはずなんだが……いや、もしかしたら飲み干した三〇匹のチビヨッシーになるはず
だったものの怨念で記憶ソウシツになってしまったか?
 あれは、投げる用じゃなくて、産む用の卵だったからな。
 そういえばヨッシーが恨みがましい目で俺様を見ていた気もする。
 うーむ。
 まあいいか。

 あん、俺様がダレだって?
 なに寝言いってるんだ、オレだよワリオだよ!
 と、一〇年以上も昔のCMネタを繰り出したところで、いまのニンテンドーのお客さんにゃ解
らないか。
 ああ、でも、今はインターネットがあるんだったな。ガキ共は俺様の出演したCMをぜんぶ探
して各々一〇〇回ずつ見ておくように。
 ああ、しかし苦しい。

「ふげげげ」
「おい、大丈夫か」
「だ、大丈夫。ぜんぜん平気だぜ。俺様は無敵キャラだから。ワリオランド的に言ってな」
「飲めないなら無理するな。なにがあったかは知らんが、酒は塩辛い人生に、一瞬の甘みを得
るためのものに過ぎん。苦しんだり、格好付けるために飲むものじゃないだろう」

 なんてこった。
 俺様がハードボイルドに決めているはずが、いつの間にかファルコンがハードボイルドだ。
悔しいので適当に「俺様はソフトボイルドなんでな」と返しておいた。
 が、意味は解ってもらえなかったらしい。
 当然だ。
 なにしろ俺様にも解らない。
 仕方ないので、こんどは食えるものを頼んだ。
 新鮮なハイラル産コッコのステーキ、バルサミコソースあえだ。
 こいつのもも肉をたっぷりと塩・コショウし、ニンニクで香りをつけたオリーブオイルで皮
を焼き上げ、そのあとに蒸し上げる。
 さらにアクセントとして、パブリカと豆の水煮を加えてから、バルサミコ酢を入れてとろま
せるのである。酸味と肉の旨みの調和がたまらないのである。
313名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:54:47 ID:ACvmnN6X
 で、一呑みにした。
 うまかった。
 一瞬、ファルコンが現人神にみえたが、すぐ元のアメコミヒーローに戻った。

「げふぅ。ごっそさん」
「もう少し味わって食べたらどうだ」
「なんの。戦場じゃ味わって食ってるヒマはねえだろう」
「ここは戦場じゃない」
「俺様にとって、食う場所というのは戦場なんだよ」
「……ワケがわからん」
「俺様の深淵なテツガクはそう簡単には理解できないぜ」
「したくもない」

 そうして俺様との知恵比べに負けて悔しそうなファルコンに勘定を頼むと、俺様はファルコ
ンハウスなる、安直なネーミングのバーだか喫茶店だかを後にした。
 外では愛車のワリオバイクが主人の帰りを待っている。
 我ながらナイスネーミングのこいつは、直列対向四気筒の五〇〇〇シーシーのモンスターバ
イクらしい。
 らしいっていうのは、造ったのは俺様じゃないからだ。
 しかし、バイクオタクに見せると「どう見ても聞いてもVツインじゃねえか。あと直列対向
ってなんだよ、意味わからねえ」と文句をいわれる。
 たぶん嫉妬心から謎かけしているんだろうが、俺様の推理力をもってしても意味がさっぱり
解らない。
 コノヨっていうのは不条理に満ちている。

 で、最近すごくヒマだった。
 スマブラエックスも発売してからだいぶ時間が経って、最初は集中していたお客さんの足取
りもあっちそっちプレステスリーへと、遠のいてしまっている。
 だから、せっかく億単位のコインを費やして造った各スタジアムも、宝の持ち腐れになって
しまっていてな。
 俺様を含めた選手たちも、ヒマなもんだから元居た世界の仕事の真似なんかはじめてしまっ
ている。
 だが、サクライはまだまだ新しいスマブラをつくるそぶりを見せないし、俺様がヤマウチカ
イチョーとイワタシャチョーに「新作クレよ」と、かけあってみても駄目だった。
 俺様としては、なにがしかの手段でスマブラを延命したい。
 そこで、だ。
 オトナの世界ってやつが売り物になるわけだ。



 なにせ、みんなヒマをもてあましているもんで、お子様にゃあ見せられないようなアンナこ
とやコンナことなんかの時間も増える。
 やること無いときには……ってやつだ。
 なので、手始めにリンクとゼルダを追って、その夜ごとのプレイってやつをブルーレイディ
スクへと収めて「実録、姫君と騎士」という地味なタイトルで各地に販売した。
 それが、大当たりした。
314名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:55:08 ID:ACvmnN6X
 あの二人、一応は清廉潔白で通っちゃいるが「ミンナニハナイショダヨ」なんていやらしい
響きの言葉が名言と伝えられる、ハイラルの住人だ。
 出来合った仲で、しかも若さが炸裂している年齢同士で、それでいて凄まじく容姿端麗とき
ている。何か性に関するトラウマでも抱え込んでないかぎり、夜は激しくて当然だ。
 かなり濃厚なプレイで、俺様の覚えている限りでは、上になったり下になったり、吸ったり
吸われたり、沈んだり浮かんだりした挙句、最後のあたりは白目をむいていたほどだった。

 お盛んなことだが、俺様にとっては、とうに過ぎ去った時代の色だ。
 もっとも、最初から金儲けの方がよっぽど好きだったが。
 金は汚れるが裏切らない。
 ただ、どうやらその裏ビデオの出回っているのが二人に発覚したらしく、俺様はあやうく豚
の丸焼きにされそうになり、ほうほうの体で逃げ出してきたのが、つい二時間前のことだ。
 まったく、容赦がなさすぎるぜ。
 正義の暴力ってのは、悪のそれより恐い。

 ま、そういうワケで、ここしばらくは干されるだろう。
 とはいうものの俺様制作のビデオに、続編希望の要求が殺到しているのもまた事実だ。世の
男たちの満たされぬ、淡くせつない欲望を、光の円盤をウン万コインで売る程度で協力してや
れるなら、クリエイター冥利につきるってもんだ。
 そんな考えをバイクの上から景色と共に頭の後ろへと流していると、ふと前方の遠く、パー
キングエリアのようになっている区画に、見覚えのある、メタリックオレンジに輝く小型宇宙
船が鎮座しているのが見えた。

「ん? ありゃ、確か……ああそうだ、サムスの宇宙船だな」

 つぶやいている間にも、どんどん宇宙船は大きくなってくる。
 俺様のバイクは時速三〇〇キロで走行中だ。
 と、そのかたわらでゼロスーツ姿のサムスが、俺様に向かって視線を飛ばしているのが、は
っきりと見えた。
 ワリオファンの視線ってやつじゃないのは確かだった。
 だがまさか、リンクとゼルダに頼まれて俺様を追ってきた、なんてワケじゃないよな。
 ……まあないだろ。
 サムスは最近こそ中身デビューで、萌え路線に乗っかりかかっちゃいるが、プロの賞金稼ぎ
(バウンティハンター)だという本質はむしろ鋭くなっているほどで、食らいついた仕事は確
実に、そして正確にこなす女だ。
 俺様へ懲罰を加える(あの二人の性格では「消せ」というような依頼は絶対にしない)つも
りなら、とっくに上空からのビーム爆撃で黒こげにされている。

 と、するなら何の用だ……?
 恋のお悩み相談とかならごめんだぜ。
 俺様は時速三〇〇キロで快走する愛車の速度を、ゆっくりゆっくりと落としていき、やがて
宇宙船の手前で停止させた。
 速度は出るが、ブレーキの効きは原付並で、あまりよくなかった。どうしても止まりたい時
はムリヤリ車体を横にして、サイドターンを使う。
 難しいワザなので、乱闘時に時々失敗してしまうのは仕方ないことなのだ。
 と、我がライディングテクニックのスゴさを読者に知らしめながら、俺様はバイクから降り
てサムスの方へと寄っていった。
 ちょっと恐い。
315名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:55:29 ID:ACvmnN6X
「よ、よう。しばらくぶりだなサムス。なんだ、俺様になにか用か?」
「……ああ」

 相変わらずつっけんどんな女だ。
 もっとも、目の奥の光はそういう性格を物語っていない。彼女の本質は、もっと犬っぽいの
じゃないかと俺様は疑っている。
 たしか、物心つかない内に両親を亡くしたとか、亡くしていないとか聞いている。だとすれ
ば心のどこかで愛に飢えている可能性が高いのだ。
 まあ恐いことに変わりはないのだが。

 逆に、ピーチ姫なんかは、うまれつきに相当な悪玉だとも疑っている。マリオ一個人とクッ
パ軍団の抗争は、ひょっとすると姫のタイクツしのぎに仕組まれた、メイクドラマなんじゃな
いだろうかとさえ思う。
 だって、俺様もマリオにちょっかいを出した事があるが、一度で懲りたほどだ。
 奴は一人の軍隊なのである。
 ゲーム界のゴルゴ13・デューク東郷なのである。

 そんな化け物と、何度もやり合おうとする神経を、亀といえども王侯が持っているとは考え
がたい。持っていたら国が滅ぶ。
 ……おっと、関係のない話だったか。
 ともあれ、サムスはそのあとしばらくムッツリと黙り込み、俺様をじろじろ舐めるように見
回したあとに重く口を開いた。

「ワリオ。お前、ここのところ色々やっているらしいな」

 げ。
 まさか本当に懲罰コースか!?

「あ、ああ、そうだぜ。宝探しから宇宙開発まで、何でもやってるんだぜ!」

 恐怖で声がうわずってしまう。
 俺様の戦闘力だと、宇宙組に本気になられた場合には、ちょっと手が出ない。戦闘スペック
が反則すぎるからだ。
 だが、その心配はキユウにおわった。
 キユウというむつかしいことばをあやつれるのも、俺様の頭脳あってこそだ。

「その実力を見込んで、頼み事がある。聞いてくれるか」
「ふう……助かった」
「ん?」
「いや。で、なんだ? 俺様への頼み事は、金がかかるぞ」
「承知している。金のことは気にしなくていい」
「じゃあ言ってくれ。俺様にできることはなんでもするぜ」
「ああ、そうだな……その、宝探しをしてもらいたい」
「あん?」

 宝探しなんぞ、バウンティ・ハンターにとっては副収入にあたる貴重な財源であって、他人
に依頼するものじゃないはずだ。
 そう、俺様の頭脳は告げたのだが、よくよく話を聞いてみると、どうやら毛色はただの宝探
しじゃないってことが明らかになってきた。

「探して欲しい宝は、亜空間爆弾、だ」
「って……オイ、そりゃ」
316名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:56:14 ID:ACvmnN6X
 そう。
 亜空間爆弾ってのは、タブーの野郎が「この世界」を侵略するために用いた、時空歪みを意
図的に引き起こし、その作用を利用して空間を限定的に切り取って異次元へ移動してしまうと
いう代物だった。
 俺様も使ったが、いまの説明はガノンやクッパからの受け売りで、とんと理解できなかった
のは秘密だ。
 ジクウユガミってなんだろう?
 まあいいや。
 ただ、こいつが「この世界」にとっては、大きな脅威になるのは解っている。
 解っているから、楽しく使わせてもらったんだがな!

「貴様……頼み事がなければ、今までの悪事を理由に始末していた」

 おっと、どうやら口に出ていたらしい。
 サムスが、恐ろしい形相で俺様をにらんでいる。おいおい、俺様はメトロイドやリドリーじゃ
ないぜ、悪事を企むったってマリオランドを乗っ取ったりという程度で、可愛いもんだろ?
 勘弁してくれ。

「爆弾、なあ。たしかに、不発弾や未使用のものが、いくつか残っている可能性はあるが……
んなもん今更掘り出してどうするつもりだよ。コノヨに飽き飽きして、愛しのファルコンと逃
避行でもやりたくなったか? ガハハ!」

 といったら、恐ろしい形相が、地獄の形相に変わった。
 やばい。この女が、例のアメコミヒーローを目前にするときドギマギしているような気がし
たから、カマをかけてみたんだが、どうやら図星だったらしい。
 俺様はあわてて機嫌を取り繕うと、話を本筋に戻すべく精一杯の努力をした。



 結局、サムスのいうところはこういう事だった。

・エインシャント島が爆発する前に、いくつかの爆弾が島から何者かによって運び出されてい
る事が、ロボットの証言で明らかになった。
・その目的が何なのかは解らないが、少なくとも現時点までに爆弾の消息は不明で、もちろん
使用された形跡もないという事。
・それらの事情がハッキリしない以上、あの戦いはまだ終結していないというワケで、彼女と
しては何をしてでも行方不明になった爆弾を処理したいという事。
・その捜索は自身はもちろん、スターフォックスやファルコンといった、同じ賞金稼ぎ仲間に
も依頼しているが、未だに発見できないという事。
・そこで、バツグンの頭脳と絶大な人望から来る人脈を誇りまくっている、俺様へ白刃の矢が
立ったという事。
317名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 01:56:23 ID:ACvmnN6X
「……最後の誇張が気になるが、まあいい。全体としてはそういう事だ」
「俺様としちゃあ、あの爆弾が残っていた方がオモシロイんだがなあ」
「ふざけるな!」
「わ、わ、怒るな怒るなよ。冗談だっつうのに」

 割と本心だが。

「とにかく。あの爆弾は「この世界」にあってはならないものだ。私たちはイメージとしての
存在に過ぎない。物理的世界からの干渉には、極めて脆弱で、そして儚い」
「? むつかしい言葉づかいをするなよ。つまりは、今度またタブーみたいな凶悪な奴に俺た
ちのシマを荒らされると弱る、ってえことだろ。わかった引き受けてやるぜ」
「……ああ。助かる」

 サムスは「下品な奴はこれだから嫌なんだ」という表情をつくって頷いた。俺様としちゃ上
品を気取ってるやつなんか、反吐がでるが。

「で、だ。まさか何の前情報もナシって事はないよな。おまえらの仕事で、どこまで突き止め
られたんだ? まずはそれを教えてクレ」
「所在はつかめていないが、爆弾の総数は四つ。その全ては、どうやら地表から上には存在し
ていないようだ。つまり、地下、あるいは海中、海底……そういった場所に点在しているのだ
ろう」
「それだけか?」
「それだけだ。我々でもこの程度しか把握できなかったから、お前に頼んでいる」
「ふーむ。まあいいぜ、あとは俺様の方で調べてみる」
「頼む」

 そしてサムスは依頼を終えると、さっさと宇宙船に乗り込んで、お空の彼方へと飛び立って
しまった。
 まったくもって愛想のない女だと思った。

つづく
318名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 21:53:57 ID:nOclAYfh
>312
GJ!読ませる文章だな。
ゴーイングマイウェイで実にワリオらしいw ピーチ=ゴルゴに吹いたわww
賞金稼ぎコンビ好きな自分にとって嬉しい描写もあったし。

続き楽しみにしてる。
あとハイラル産コッコのステーキ、バルサミコソースあえ食べてみたい。
319名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 10:35:10 ID:mLMbvIGc
GJ
320名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 01:34:26 ID:KNU1j4Lh
グッジョブ
321名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 01:46:17 ID:rTGkTsJg
おぉ、久しぶりに作品が投下されていて嬉しいねぇ
語り口調といい行動といい、俺のワリオ理想像そのまんまだわw

続きも楽しみにしてるよ
322名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 18:30:16 ID:rzMyb4bM
イタチだが良い物をゲットした
http://mfiles.cururu.net/528167bfaaf19f2a0562/data4/2009/6/21/288/image662182.jpg

こんな感じで誰かピーチ×シークのほのぼのを…!!
323名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 19:11:08 ID:HnSvvi8Q
>>322
無断転載すんなボケ
324つづき:2009/10/19(月) 01:57:31 ID:wkQq2JWy


 と、いうワケで極めて少ない情報量の中で仕事がはじまった。
 捜し物は亜空間爆弾。
 場所は、空と陸以外のどっか。
 それを四ツ探し出さないとならない。

 ……凄まじく、究極的にアバウトだぜ。いくら俺様でも、そんなドラゴンボールを探すよう
なマネは簡単ではない。
 そこで、まず爆弾の組成についてちょいとロボットに訪ねることにした。
 それさえ明らかになれば、俺様の部下にドクタークライゴアという発明の天才がいる。そい
つにドラゴンレーダーならぬ爆弾レーダーをちょちょいと造ってもらえばいいのだ。
 これならば簡単である。
 ただ、サムスはなぜこんな単純な方法も思いつかないんだろう?
 それとも彼女らのやってきた未来世界でも、俺様の会社が極秘で確立したスーパー技術(最
初はニンニクの改良から始まった)には追いついていないのか?
 そんな疑問を頭脳によぎらせつつ、俺様はロボットが住宅と定めているピーチ城へとバイク
を飛ばした。
 あの戦いのあと、ロボットはピーチ城の居候兼、雑用係として生活している。
 エインシャント「郷」と呼ばれたはいつの日か。
 過ぎ去る日々は機械にも残酷を与えるのだった。

 そんなわけであまり近づきたくない場所なのだが、この際はしかたない。
 別にマリオと戦争しにいくワケでもないしな。
 ちなみにその道中へは、ネスのガキが住んでいるオネット市街が接続されている。リュカの
ヤツも元のゲーム世界からは、趣味の悪い街とさびれた公園しか移動してこなかったので、居
場所がなくオネットに住んでいるらしい。
 ……思えば、あのガキにちょっかいを出したのが、前回事件での失敗だったかもしれない。
なにせPSIなんてオカルトパワーを振り回す連中なのだ。

 ああいうのはリクツじゃなくメンタルで力が増減するので、ヘタに窮地に追い込むと、とつ
ぜん背水の陣的パワーアップを遂げてしまうということがあるという、少年漫画等でおなじみ
の基本があるのを忘れていた。
 ああいうのは、むしろうまくおだてて立ち回らせるべきだった。
 まったくもって失敗だった。
 クソ。
 それになんで俺様がチンケな悪役だったんだ。
 俺様は看板タイトルを持ってる主役キャラなのに、あの扱いはどういうことなんだ。
 どういうことなんだサクライ。
 桃玉ばっかり活躍させすぎだぞサクライ。
 俺様をもっと出せサクライ。

 そうやって、しみじみ反省していると腹が減ってきた。
 基本、俺様には三時間に一回ほどのメシが必要なのである。強力なエンジンやCPUを動かす
ためには膨大なエネルギーを必要とするように、俺様のエクセレントな頭脳とボディを維持す
るには、相応の食事を摂らなくてはならない。
 メタンブラストアタックのために、多量の食物繊維(イモ)を摂取する必要もある。
325つづき:2009/10/19(月) 01:58:45 ID:wkQq2JWy
 なのでオネットで一旦休憩を取ることにし、手始めに携帯電話でオネット名物のマッハピザから、
ガーリックピザのラージサイズを三枚ほど注文した。
 と、マッハの名に違わず三分という超短時間で飛んできたから、俺様もタマゲタ。
 なんでこんなに速いんだ?
 もしかしたら作り置きしているんじゃないかと思ったが、フタをあけて、まず一枚目を口に
放り込んだ瞬間、そんな疑念はピザと共に胃の中へ消えていった。
 生のニンニクをスライスして、一緒にサクッと焼き上げた生地の食感は、冷凍はもちろん、
作り置きじゃ出せないだろう。
 ぺろりと三枚平らげる。
 うまかった。
 が、まだ足りなかったのでバーガーショップに駆け込み、メガなんとかという巨大サイズの
ハンバーガーを三つ買い足して優雅にかぶりつく。
 うまかった。
 こうして人生の至福をしみじみと噛みしめながら、俺様はショップの外へ置いておいた愛車
のワリオバイクへ向かった。
 が。
 シートに座り込み、サスペンションが深く沈み込むのを感じながら、セルを回したがエンジ
ンはウンともスンともいわない。
 おかしいな、と思ってアチコチ点検してみたが、不審な点はまったく見あたらない。途方に
くれて最後にタンクの中を覗いてみる。

「あ」

 なるほど、燃料がないじゃないか。
 畜生。
 ワリオバイクは恐ろしく燃費が悪いのである。リッター二キロしか走らない。
 いまどき流行のエコにはほど遠い仕様だが、エコエコ叫んでいる連中は、環境配慮型自動車
を一二〇回ローンで客に売り込むのは大好きなのに、俺様のようにマイウンチをマイ肥だめで
肥料化し、自家栽培用の土に用いて生産した新鮮野菜を、こっそりアイスクライマーの登る山
頂に置いておくことには、まったく興味を示さない事実を俺様は知っている。

 奴らも俺様と同じく金儲けがしたいだけなのだ。
 だったら、テッテイテキにそいつを邪魔するのも俺様の道なのである。
 なぜなら金は俺様のものであるからだ。

 と、ケインズもびっくりして思わず輪廻転生してくるほど鋭い経済学的三段論法を脳裏に走
らせながら、俺様は近場のガソリンスタンドを探してあるいた。
 バイクは押していない。
 ワリオバイクには最強無比の盗難防止装置がついているので、たとえルパン三世にだって盗
むことは不可能だからだ。
 なので、缶入りのガソリンを分けてもらいにいくつもりだった。思わぬタイムロスになって
しまったが、まあ食後の運動にはちょうどいいだろ。
 俺様の足取りはスリムなこのボディと同じく、軽やかだった。
326名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 01:59:53 ID:wkQq2JWy


 というワケで、近場のガソリンスタンドまで移動した。
 のっそりと顔をつっこむと、従業員が不振げに近寄ってくる。車両に乗っていないからだろ
う。俺様は手短に事情を説明し、ガソリンを売ってもらおうとした。
 しかし、従業員と顔を合わせた途端、時間が一瞬ストップしてしまった。
 そして時が動き出すと同時に、

「お」
「うっ」

 阿吽の呼吸のように、お互いうめく。
 無理もないぜ。
 だってそいつはリュカのガキだったからだ。
 俺様がネスとひとまとめにブチのめし、後にポケモン軍団を引き連れて逆襲されたという間
柄であるが、別にそれで仲が深まったりとかはしていない。
 ヤツはこのスタンドでアルバイトをしていたのだろう。
 まだ年端もいかないガキだが、オネット、つまりイーグルランドの労働基準法では明確な年
齢規定がないので、就職も可能なのだ。
 ガソリンスタンドで働いていたとしてもまったくおかしくはなかった。

 が、まさかこんなタイミングで鉢合わせするとは。
 俺様は敗北の屈辱を思い出して、思わずしかめっ面になってしまった。だがまあ、昨日の敵
は今日の友という言葉もある。
 ここは、寛大な心を示しておくのがオトナってもんだぜ。

「よう、元気そうじゃねえか」
「ワリオ……」
「そう目を尖らせんなって。俺様はなにも喧嘩を売りにきたんじゃないぜ、ガソリンを買いに
来たんだ」
「徒歩で?」
「ああ、それだよ。ガス欠ぶっこいちまって、参ったぜ。とりあえず四〇リッターほど売って
くれよ携行缶あるだろ?」

 だいたい二〇キロ走行分だ。それでこのスタンドまで移動して、補給すればいい。ちなみに
ワリオバイクの燃料タンク構造はカービィの胃袋を参考に造られていて、異次元空間に無限と
補充しておくことができる。
 すごいだろう。
 だから、燃費は悪くとも理論的にはガス欠しないのだが、まさか一度の補給でスタンドのガ
ソリンを飲み尽くすワケにもいかない。
 いや、他の客のことなんざどうでもいいが市場経済というものを忘れてはならない。
 思い立った時にたっぷりと補給するんだが、時々忘れてこうなる。
 機械がどれほど優れていても、操る側が生き物である故のミス、つまりヒューマンエラーは
避けようがないという事実を、俺様は謙虚にも立証してるってわけだ。
 ともあれ、俺様の説明をうけたリュカはしぶしぶといった様子ながら店長にかけあい、ピッ
トの奥に消える。
 と、やがてガソリンの詰まった五リットルの専用缶をいくつもリアカーに乗せて姿を見せた。
327名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:00:20 ID:wkQq2JWy
「リアカーはちゃんと返してよね」
「解ってるぜ。バイクの後ろにくっつけて帰ってくるから心配スンナ」

 そういって、俺様は金を支払うと、リアカーをエンヤコラと引きながら愛車の下へ戻ってい
った。燃費のいいバイクなら一缶抱えて帰りゃいい話だが、なにせワリオバイクはリッター二
キロの悪燃費だ。
 一缶じゃオハナシにならない。
 こういう時ばかり、ちっとばかしプリウスとかスーパーカブとかがうらやましいと思うが、
燃費を気にしながら走るなんて神経質なマネは、やっぱ俺様のスタイルに合わないぜ。
 思いつつ愛車の元へ戻っていった。

 そこで大事件が起こった。

 我が愛車の姿がない。
 首を右に回しても、
 首を左に回しても、
 その場で空中三回転着地をしてみても、
 ない!
 ないぞ!?

 俺様は、ぱっくりと二つに割れた口を両手で支えながら、確かに駐輪したハズの場所を右往
左往してみたのだがワリオバイクは影も形も見あたらなかった。
 まさか、ルパン三世すら盗難不可能の最強防犯システムをくぐり抜けるヤツが……いや、そ
んなヤツがいるはずがない!
 しかしここで、俺様の冷静な頭脳はあるひとつの記憶を引き出した。

「ああ、そういやあ、キーをつけっぱなしだったなあ……」

 シマッタ!!
 俺様としたことが、なんという初歩的ミスだ。こんなことなら、レトロスタイルにこだわっ
てキーなんか造らずに指紋認証か、網膜認証のロック機構にしておけばよかった。
 くそ。
 だが俺様は諦めない。
 このワリオ様の所有物に手を出すことが、どれほどに身の程を知らないことなのかっていう
ことを犯人に教えてやらねば気が済まない。
 くそ。
 腹が減ってきた。

 と、怒りでわき出す食欲を抑えつけながら、俺様はもういちどリアカーをエンヤコラと引い
てガススタンドに戻り、リュカに事情を説明して返金してもらおうとした。
 たとえこういう時でも、金のからんだ約束はキチンと守るのが真のビジネスマンである。も
ちろん、必要の無かった出金をまず取り戻すのが目的だが。
 だが思わぬ収穫というべきか、いや、思わぬ弊害というべきか、俺様の話を聞いたリュカが
普段の大人しさからは想像できないような怒りを示したから困惑することになった。
328名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:00:54 ID:wkQq2JWy
「人の大切なものを奪う奴は、死んだって許さない!」

 と、若干の良心をつっつく発言と共にだ。
 別に俺様のことを考えてのことじゃないだろう。と、するならサムスと同じように、なにか
大切なモノを奪われたことに起因する、トラウマでもあるんだろうか。 
 そういや、あの公園で出た動く巨大石像に、リュカのガキはだいぶビビっていたように記憶
している。
 誰をモデルにしたのか、ハンサムな俺様とは正反対に究極的にブサイクな像だったが、リュ
カとはなにか関係のある人間だったのかもしれないな。

「あなたの事は好きじゃないし、僕の知り合いにもドロボーはいたけど、そういうことは本当
に許せないんだ。犯人を捜すのに協力させてよ。僕のPSIが、きっと役に立つはず」
「うーん……」

 酔狂なことになったもんだ。
 俺様だったら結果的に金へ結びつかないことだったら絶対にしないもんだが、世の中にはそ
の逆でしか動かないっていう人間らしくない人間、つまり仙人みたいな奴ってのも居る。
 リュカが、なにか見返りをもとめて、俺様に協力を申し出るのは考えにくい。

 だったらここは素直に協力してもらうとするか。
 俺様の好きな言葉に「タダ」というのがある。タダより高いものはないというが、やっぱり
タダはタダなのである。
 タダ、タダで何かを得ると、それが引き金となってなにかとんでもないモノを取られること
があるので、そうならないようタダ気をつければいいだけだ。

「ありがとよ。じゃ、ドロボー探しにゃ協力してもらうぜ」
「うん。でもアルバイトが終わるまで、待って。もうすこしでアガリだから」
「ああ」



 と、いうことで俺様はリュカの協力を仰ぐことになった。
 予期しなかった事態だが、考えてみりゃ渡りに船だ。
 なにしろ、あいつはテレポートのPSIを使える。なんでも元のゲーム世界じゃ使えないそう
だが「この世界」に来てから、ネスに教えてもらったらしい。
 リュカがその気になれば、世界のあっちこっちを一瞬で行き来することもできるわけだ。捜
し物をするには、うってつけどころか、都合が良すぎるほどに理想的な能力である。

 と、するなら。
 だぞ。
 バイク泥棒をぶちのめしてやったあとに、うまいこと亜空間爆弾のハナシに乗せて仲間にひ
きこめば、俺様の仕事はぐっと楽になってボロ儲けができるじゃないか!
 今気づいたぜ。さすがは俺様だ。
 しかし……こんなに便利な奴なのに、様子を見るとサムスは声をかけていなかったらしい。
恐らくは子供を事件にまきこみたくないとかなんとか、殊勝なこと考えたんだろう。
 だが、その判断はダウトだ。
 俺様たちはゲーム世界の住人である。
329名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:01:16 ID:wkQq2JWy
 一〇代前半のガキンチョが、なぜかマフィアのボスと殴り合ったり、なぜか宗教団体の不正
をつきとめ壊滅に追い込み、ゴーストバスターの仕事をこなし、大都会の金融事情とドラッグ
に汚されながらも、会員制リゾートホテルで恋人と憩いの時を過ごした後に、クルーザーをチ
ャーターして大海原に乗り出し伝説の怪物クラーケンとの海戦を演じ、ピラミッドや秘境の謎
を暴くというロマンを追って探検隊を組み、その果てに世界が崩壊しつつあるという危機を悟
ったためタイムマシンを手に入れ、時間をさかのぼり全人類の運命を左右してしまうのがフツ
ーであり、子供といえどもそのポテンシャルはオトナが真っ青になるほどであり、なにも遠慮
することはないのである。

 俺様はサムスの人間観察力の無さを鋭く指摘しながら、リュカのバイトが終わるのを待って
いた。
 もちろんただ待つばかりではない。
 イタリアンを食えるレストランに駆け込み、カルボナーラの皿を何枚も空けている。なかな
かうまいのだが、そろそろ他のメニューも頼まないと芸がないな。
 そうこうしていると、見知った顔が入店してきた。
 リュカじゃない。

「……あんたか」

 例のごとく愛想のないそいつは、サムスでもなく、アイクだった。
 現代的なオネットの街にまったく似つかわしくないマントをひるがえしながら、適当な席に
つく。
 俺様はささっと寄っていった。
 意外に思うかもしれないが、俺様はこいつとは付き合いがいい。
 というのは「この世界」は普段あまりにも平和すぎるせいで、元居た世界での傭兵仕事もか
らっきしらしく、食うに困っているのだ。
 そこで俺様の会社で警備員として雇った。
 無愛想だがボクトツな人柄なので、信頼して警備を任せられる。同じ傭兵でもスネークあた
りは信頼できないのだ。
 コナミだしな。

 ともかく、そんなことが発端で関係ができたのだが、重い大剣を得物にしているせいで動き
が鈍いのをぼやいているところを、俺様が「肉をもっと食いまくれ」と、アドバイスしたので
ある。
 それで、バーベキュー仲間になった。
 暁の女神の頃にはファルコン並とはいかずとも、ガッシリすることだろう。

「おお、こんなトコで何してんだよ」
「ちょっと用事があってな。腹が減ったんで店に入ったら、あんたがいた」
「そうか。ところでアイク、俺様のバイクをどっかで見なかったか?」

 さりげなく聞いてみる。
 常に情報収集は怠らない。これが、捜し物をする際の秘訣だ。
330名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:01:54 ID:wkQq2JWy
「バイク……? ああ、あの鉄の馬か。そういえばさっき、あの太ったペンギンが乗りまわし
ているのをみたな。あんたが貸したんじゃないのか?」

 ビンゴ。
 太ったペンギンっていえば、ヤツだ。
 デデデしかいない。
 ペンギンには見えないが、アイクにはちゃんとペンギンに見えているらしい。でも名前は覚
えていないようだ。
 あんな単純な名前なのに。

「!! そ、それをどこで見たッ!?」
「オネットに入ったところだったから……街の、外れだな。方向からして自分の城に戻ってい
ったんじゃないのか」
「そうか! ありがとよ!!」

 俺様は謝意を示すと席から跳び上がってレジに向かい、光の勢いで会計を済ますと、ついで
に特大ステーキを注文してその金も押しつけた。
 バイクのありかを教えてくれたアイクへのサービスだ。
 デキる部下にはうまいボーナスをくれてやるのが、俺様の会社なのである。
 だがレジのあんちゃんが不振げな表情をつくる。
 ああ、めんどくせえな。

「あの、こちらの注文は……?」
「あそこのツンツン頭のテーブルに置いてくれ! じゃな! ごちそうさん!」

 言って、店を飛び出した。
 すると都合のいいことにリュカが外で待っていた。
 バイトが終わったようだな。この店を待ち合わせ場所に指定しておいて、正解だぜ。

「お、丁度いいタイミングで来たな」

 といって、俺様はさっそくテレポートを頼む。行き先はもちろんデデデ城だ。
 あのデブ野郎、食い物やスターロッドに飽きたらず、俺様のバイクまで盗みやがった。一度
性根を叩き直してやらないとならねえぜ。
 と、俺様はテレポートをするためグルグルと同じ場所を走り回りながら想った。
 イトイ式テレポートというらしいが、食ったばかりなので胃の中のものがシェイクされて気
持ち悪い。
 めんどくさいテレポートだと思った。


つづく
331名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 02:10:41 ID:wkQq2JWy
×
「ああ、それだよ。ガス欠ぶっこいちまって、参ったぜ。とりあえず四〇リッターほど売って
くれよ携行缶あるだろ?」


「ああ、それだよ。ガス欠ぶっこいちまって、参ったぜ。とりあえず一〇リッターほど売って
くれよ携行缶あるだろ?」

ボケていた。
332名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 16:43:17 ID:KQtEN7z2
ワリオ様の明晰な頭脳もたまには間違えるのか
333名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 16:46:30 ID:eWd4tSk7
フッフッフー!
334名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:20:47 ID:NPdQECK7
GJ!テンポが良くてすげぇ引き込まれるw
何というか、ワリオも他のキャラ達も「らしい」感じで好きだw
335名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 13:53:41 ID:kizMBML6
待ってたよGJ!
ワリオの思考回路がある意味うらやましいww
アイク>スネークの理由に笑いつつも納得。

にしてもアンタ食べ物の表現上手いなw
336名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 21:35:04 ID:xZxfVs4q
地面から現れたのは!!

「カンテーレ」


ってか タグ一覧にブチュルスはないのか
337名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 16:13:57 ID:ahXsrV+r
ゲーム世界を自覚してるのにワリオの表現がいやに現実味帯びててワロタ
グッジョブでした
338名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 23:52:41 ID:qkHCfQBi
知性美溢れるワリオ様見てたら堪らない気持ちになってきた。
勢いに任せて小ネタ投下する。



そっと、その膨らみに手を伸ばしてみた。
指を掠めただけでビクッと全身を震わせる、想像通りの反応に思わず笑みが浮かぶ。
ひとしきり優しく愛撫してやった後、自分の手でも収まりきらないそれを揉みしだく。
流石に刺激が強かったのか、眉をしかめて身をよじらせ、なんとか逃れようとしている。

(初めからガッシリと押さえ込んでいるのに、無駄な事を。)

上からせせら笑ってやると、涙ぐんだ瞳と視線がかち合った。
『もう止めて欲しい』と、そう訴えているような眼だった。

「そんな顔するなって、お楽しみはまだこれからだろ?




















どせいさんよ」
339名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 05:06:04 ID:CrDKPMXt
自演ばればれワロス
340名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 19:11:53 ID:H16hJstN
バーローwwwww
341名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 02:09:55 ID:ixkZFPjL
マルサム投下

どう思う?
342名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 21:16:31 ID:DqThlzxg
>>341
K A K A T T E K O N K A I .
343名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 01:16:50 ID:eZvh1QOm
>>342

ありがとうやる気でた。

近日公開。文才ないケド
344名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 23:34:13 ID:lSD3NbFT
亜空軍同士は…ダメかな?

プリム×ブチュルス(笑)
345名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 15:48:22 ID:BBL1cTJr
>>344 いいんでない?
346名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 23:04:03 ID:RdYr3k5V
むしろどんどん投下するべき
待ってるぜ
347亜空の使者でのワンシーン:2009/11/05(木) 23:51:30 ID:UVBujUnR
ルイージはデデデにハンマーで思いっきり殴り飛ばされた
幸いフィギュアにはならなかったものの着地した場所は人気のない森だった


「…ここは?」

ルイージは着地の衝撃で痛めた足を引きずりながら森を歩く

「あわわわ… お化けとかでたらいやだな…」

そんなことを呟きながら歩いていると…

ガサガサッ!!


「うわっ!!」

ルイージは茂みから突然現れた生き物に驚きその場に尻餅をついた

その生き物はつぶらな瞳に分厚い唇 紫の膨らみがある変な生き物

「こいつは!!亜空軍の… ブチュルス!!」

いつもならルイージに対して攻撃してくるがその時は少し様子が違った



ブチュルスの目がハートの様な形に見える…

ルイージは嫌な予感がしたためその場から逃げようと立ち上がろうとしたがブチュルスは突然ルイージの顔を目掛けて飛び付いてきた
ブチュ〜〜〜


「うわっ!! ん…んぐ…ぅぅぅ…」

ルイージは飛び付かれた勢いで押し倒されてしまう


ブチュ〜チュ〜 チュプ

「んっ… ぅ…むぅ…」

ブチュルスを引きはなそうとするもエネルギーを吸いとられ腕を動かすことができなかった…


チュプ!!

大きなリップ音と共にブチュルスはルイージから離れる

「はぁ… はぁ… 僕のファーストキスが…こんなやつとなんて…」

ルイージは複雑な気分になった
348名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 23:53:17 ID:UVBujUnR
駄文失礼しました(笑)
349330から続き:2009/11/09(月) 23:21:30 ID:JRqIYvTy


 吐き出さなくてよかった。
 心底、そう思うほどだった。テレポートというのは、あまり肉体と精神の健康によろしいも
のではないらしい。
 そういや、どっかのM78星雲から来たヒーローも、テレポートすると寿命を縮めるとかいう
設定があったなあ。
 と、俺様はテレポート後のモウロウ感で幼少の記憶を呼び起こしながら、デデデ城をやや遠
目した丘の上に立っていた。
 横のリュカはピンシャンしている。
 まるで俺様が体力の衰えたオッサンだと言われているようで、気に入らない。
 それに、こういう敵城を前にした丘の上、というシチュエーションは、RPGなんかだと暗雲
がたちこめて、雷がドンガラいってるものなんだが、あいにくとお空は平和に蒼かった。
 小鳥さんまで飛んでいる。
 じつに気に入らない。
 気に入らなかったので

「なんだよ、どうせなら城内にまで行ってくれりゃよかったのに」

 と憂さ晴らしに抗議したが、

「一応、敵陣なんでしょ? いきなり本丸に突入して、囲まれたらどうするのさ」
「……まあな」

 五秒で論破された。
 まったく気に入らない。
 それもこれも、俺様のバイクを盗んだクソデデデのせいだ。こうなったら、実力をもってし
てでも取り戻してやるぜ。
 もちろん、その前にデデデが応じればいいが、応じなかった場合は……だ。
 紳士の俺様としては平和的にいきたいところなのだが、やむを得ない時もあるのである。こ
の手のトラブル時は、だいたい一〇回に九回ほどが、やむを得ないパターンだ。
 俺様は鼻息も荒く、デデデ城門へと向かっていった。
 と、後ろをリュカがちょこちょこ付いてきた。

 RPGでいうと戦士(俺様)と勇者(認めたくないが能力的にリュカだ)の二人パーティとい
うところで、ちょっと回復が心配になるが薬草と毒消し草を大量に買い込んでおけば、まだ序
盤戦なので攻撃力で押し切れるだろう。
 もっともこれはスマブラなので関係ないが。

 とにかく、俺様はリュカを引き連れて丘をエッチラオッチラと登る。
 ちょっと坂道がきつい。
 俺様は坂道をくだる(転がりながら)のは得意なのだが、逆に登るのはやや苦手である。機
動力に特化した鍛え方をしているためだ。
 そして登り切ると、城門を護るワドルディどもを軽く蹴散らしたあとに、門を叩いた。
 まあ、まずは紳士的にいこう。力に訴えるのは最後の手段だ。
 穏便に、穏便に……
350名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:22:31 ID:JRqIYvTy
「おいデデデ! でできやがれコノ野郎!! 出てこないと城ごとぶっ壊しちまうぞ!!」

 しかし俺様のマウスは自由奔放だった。
 主人と同じように自由を愛する口なのである。
 鼓膜が破裂しそうなほどの大音響が響き渡ってしまったのも、しかたがない。
 すると……ややあって、俺様の声を聞き届けたらしいデデデがのっそりと城門に姿をあらわ
した。

「なんぞい……ああっ、ワリオ、お前ワシの部下になんちゅうことする!」
「うるせー! 俺様のバイクを盗んでおいてしらじらしいぜ。返せ! ネタはキッチリあがって
んだ!!」

 と、俺様はデデデのどこにあるのか解らない首ねっこを捕まえに躍りかかろうとしたが、リ
ュカに後ろから羽交い締めに押さえられた。
 まったく動けなくなった。
 あのガキ、見かけによらず馬鹿力をだすから困る。
 くそ。
 あとで見てろよ。
 俺様はしかたなく、足をじたばたさせながらデデデをニラみつける。だが当の本人は「盗ん
だあ?」とキョトンとしているから、また腹が立つ。

「とぼけんな」
「いや、とぼけちゃおらんゾイ。たしかにお前さんのオートバイを移動した。しかし、そりゃ
お前さんが頼んできたからじゃろうが」

 は?
 あんだって?

「そんな覚えはないぜ。この後におよんでしらばっくれるつもりか」
「証拠があるゾイ」

 と、訳の分からないことをいうデデデは、パンパンと手を叩くとワドルディに一枚の紙ッき
れを持ってこさせた。
 それを、俺様の目の前につきつける。
 同時にリュカから解放された。
 どれ、読めってことか。なにが書いてあるんだ……? 俺様は紙ッきれをひったくると我が
高性能アイボールセンサーのスキャンにかけた。
 そこには

 デデデへ
 俺様のバイクがオネットで故障したので、引き取って城で保管しておいてもらいたい。
 金は五〇〇〇コインお前の口座に振り込んだが、足りなければいってくれ。
 いま忙しいので、しばらく取りにいけないが頼む。

「……」

 そんなような事が書いてあった気がする。
 俺様の字体そっくりの手紙だった。
 こんな手紙を出した覚えはないんだが……まあ、しかし頼み事としては筋が通っている内容
だな。
 というのは「この世界」には、警察とか消防といった、ゲンジツの世界だったらあって当然
の組織が存在しないからだ。
 本来だったらあるはずのオネットにさえも、なぜか存在しない。
 だから治安維持にはどうしても自治が要されるのである。
 そんなテイタラクだから、タブーみたいな侵略者に簡単にやられてしまうのだが……。
351名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:23:07 ID:JRqIYvTy
 まあ、いいや。それは置いておくとしてだ。
 デデデはキノコ王国と隣接した土地を領地と仕切っていて、オネット市街もその中に含まれ
ていた。
 大王という肩書きの割りには、せいぜい領主か大名かという程度の支配範囲だが、臣下から
要望があれば便利屋のように動いたりもして、柔軟な施政を見せているらしかった。
 つまり、デデデは警察とか消防とかの役割も買ってでていた。
 だから筋は通っているんだ。

 だが今さっき言った通り、俺様はこんな手紙を出した覚えはない。
 第一、バイクが盗まれたのはついさっきの事で、手紙なんぞ出しているヒマがあるはずがな
いじゃないか。
 そう思って手紙をまじまじと見ると、しかし日付は今日配達されたばかりであることを示す
スタンプがきっちりと押してあった。
 ん、なるほどな……。
 俺様の灰色の脳細胞に鋭くイオン電流が走った。
 ここから考えられることはいくつかあるが、とりあえずはデデデが被疑者だ。もうしばらく
食いついてみることにしよう。

「準備のいいことだな、こんな捏造手紙まで用意しやがって。だがな、デデデ。俺様の文体は
こんなヘタっぴじゃないぜ」

 文豪でもある俺様は、あんなしょぼくれた文章を書かない。
 まったく、バカなやつってのは文体を見比べて判断することもできないから嫌になるぜ。

「俺様だったらこんな感じに書く。おい、紙とペンを貸せ」
「うるさい奴ゾイ」

 デデデ
 バイクこわれた 
 なおしてくれ。タダでだ。

「……しかし、たしかにコインも振り込まれていたゾイ。銀行から、お前さん名義での」

 またとぼけたのか。それとも、本当のことを言っているのか?
 俺様の名文を無視したのは気にくわないが、態度としては非常に自然だった。もちろん、バ
ツグンの演技力でこの期に及んでもしらばっくれるつもりなのかもしれないが。
 間抜けそうな外見の割に、意外と腹の底がわかりにくいやつだ。
 うーん……だめだな、わからない。
 もう一発ゆさぶってみよう。

「ふざけやがってもう許さねえ!」 

 と、俺様は背後のリュカに注意しつつデデデに飛びかかろうとした。
 その時。
352名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:23:45 ID:JRqIYvTy
「待て、ワリオ。大王は嘘をいっていない」
「お前はメタナイト」

 そういう名前の羽根の生えた仮面がバサバサと降ちてきた。
 待ち伏せていただろうお前。
 そう言いたくなる感じに、本当に、どこからともなくと降りてきた。

 だが、こいつが出てくるとなるとハナシは違ってくる。
 騎士道だったか議事堂だったか、なんだったかよく覚えていないのだが、とにかくそんな精
神の溢れる一頭身は、嘘・偽りを極度に嫌う。
 もう大変なもので、なにやら元のゲーム世界ではプププランドの平和が偽物だって理由だけ
で世界を破滅させようとしたいう徹底ぶりだった。
 らしい。
 じつは「ぽよ〜」としか喋らないカービィから聞き出したことなので、確証はできないが、
だいたい合っているはずだ。
 メタナイトはデデデの従僕じゃないので、やつをかばっているというのも考えにくい。
 そうするとデデデの言葉は真実だってことになるはずだ。

「じゃあ、この手紙は誰が書いたってんだよ」
「それは私にも解らん。ただ、推理すればお前の行動を邪険に思っている者が存在する、とい
うことではないのか?」
「ふざけた話だぜ」

 とは言ってみたものの、サムスの依頼内容を考えるとあながち的外れでもなさそうだった。
なんせ俺様は亜空間爆弾なんて物騒な代物を探している。
 その爆弾をエインシャント島から運びだした奴が、何を企んでいるのかは知らないが、少な
くともお遊びでやっているワケじゃないはずだ。
 サムスにも発見できないほどに、尻尾を隠すのがうまい事もそいつを裏付けている。
 と、すればだぜ。
 それをスーパー科学力と荘厳な英知で嗅ぎ回ろうとする俺様は、じつに邪魔なはずだ。

 真っ先に俺様を消しに来てもおかしくないが、サムスや、その同業の協力者であるファルコ
ンやスターフォックスの連中も動き回っていることで身動きが思うようにできず、そこで俺様
のバイクをデデデに盗ませるように仕向けることで、捜索中止の警告と時間稼ぎを兼ねた。
 都合よく考えりゃ、そう決めつけることもできる。

「じゃ、その何者かがこの手紙を捏造したってわけだな。日付スタンプも偽物なんだろ」
「鑑定にかけてみれば解るかもしれないが……」
「その必要はないぜ。俺が書いたものじゃないことは確かなんだからな。ま、そういうことな
らしょうがねえや。今回のことは不問に処してやるぜ」
「偉そうに言う男ゾイ。まあええわい、ついでにメンテもしておいてやったから、オートバイ
の調子は完璧ゾイ。ありがたく受け取って帰れゾイ」
「偉そうなのはお前もだぜ」
353名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:24:22 ID:JRqIYvTy
 後から受け取ったワリオバイクは、完調だった。
 そういえばプププランド系の連中もけっこう高い工業力をもっているんだよな。
 常々思うんだが、やつらといい、どせいさんといい、あの体型でどうやって工業品をいじく
る事ができるんだろう?
 人類が科学という名の魔法を持つに至ったのは、なにより他の生物より器用な五指があった
からこそじゃなかったのか?
 この秘密について研究してみたら、俺様の会社の稼ぎは、よりパーフェクトなものになるか
もしれないな……と思いつつ、バイクを受け取ってデデデ城を後にするのだった。
 なんにせよ今は仕事が優先だ。
 思わぬタイムロスを食っちまったぜ。

「これが爆弾泥棒の目的だったなら、まんまと一杯くわされたな」
「え?」
「俺様はいま、すごく重要な仕事についている。お前にはその手伝いを給料付でさせてやるか
ら、ありがたく思え」
「重要な仕事?」
「真面目にいうとだな、内容は話せない。俺様の仕事には守秘義務ってのがあるんだぜ。が、
とにかくお前のテレポート能力が欲しいんだよ。給料はたっぷりはずんでやるから、黙って協
力しな」
「悪いことなら協力しないよ」
「少なくとも、今回は良いことだぜ。俺様が主役だからな。正義の味方ワリオマンだぜ」
「……しょうがないな。乗りかかった船だし、今回だけ協力する。特別だよ!」
「特別だから給料をはずむんだっての」

 俺様は、さっきからまったくセリフが無くてタイクツそうだったリュカを話相手に、バイク
を今度こそピーチ城へと向かわせる。
 走行風が音を遮ってしまうので割と大声を出さないとならないが、大声を出すのは俺様が誇
る数多くの得意分野がひとつであるので、ちっとも辛くはなかった。



 そんなことよりも大変なことが起きた。
 俺様はワリオバイクの性能をフルに引き出し、あのカッチョイイ新幹線500系よりも速くキ
ノコ王国に到着した。
 それまではよかったのが、なにやらワールド1-1の砦を越えたあたりから、空気が妙に張り
詰めていくのを感じていた。
 その予感が的中してしたわけだ。
 ピーチ城に到着すると、張り詰めた空気はキナ臭さに変貌し、その臭気を放つ原因はハンマ
ーとかスーパースコープで武装したキノピオの大軍だったのである。
 あいかわらず兵器がファンシーなのは、ピーチ城の兵士だって証拠か。
 しかし、どういうことだ。
 まさかクーデターなんて起きるほど国勢が緊張していたわけじゃないよなぁ。キノコ同士の
戦争なんて、冗談にも聞きたくはないぜ。
 シメジみたいに群生する程度にとどめておいてくれ。
354名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:24:45 ID:JRqIYvTy
 俺様はそう思いながら、城を包囲していたキノピオの一人をとっつかまえる。もちろん収穫
したという意味じゃないぜ。
 肩を捉えたという意味だ。
 なにはともあれ事情を聞き出さなきゃならない。
 旨そうにも見えるが……可哀想なので食べたりはしないところが俺様の優しさである。

「一体どうしたんだよこれは」
「ワリオさん……それが、それが」
「落ち着いて話せって」
「実は、あのロボットが暴走して、お城を破壊しはじめてしまったんです!! どうにもこうに
も手を付けられなくて、せめて被害が城下に広がるのを防ぐ、ってピーチ姫の指揮で……」
「なにぃ? ……まあファミコン時代の製品だしなあ。もう二〇年モノ以上だろ。壊れたり暴
走するのも解るが、だけどマリオや緑の弟はどうしたんだよ」

 こんな時の髭兄弟だろうが。

「最近、マリオさんもルイージさんも姿を見かけなくて。姫様も探してはいたんですが」

 ああ、くそ。役に立たない赤と緑だ。
 同じ赤と緑でも、マルちゃんのカップそばの方がよほど人類に役立っている。
 ヒーローを気取るなら、ヒロインのピンチには速攻で駆けつけろよ。
 だって、こんな状況で誰の助けもない中、マリオの物真似をしている俺様が出くわせば、採
らなきゃならない行動はひとつしかないじゃないか。

「まったく……」

 俺様は心の底からためいきをついて、

「しょうがねえ。俺様がなんとかしてやるぜ。ただし貸しだからな!」

 さらに吐ききった。 
 とはいっても、この貸しはピーチ姫に対する貸しということになるので、取り返すのはかな
り労力を要することになるだろな。
 と、思った。
 彼女の払い渋りっぷりは内外で有名だからだ。
 要するにケチなのである。
 俺様がピーチ姫を苦手とするのには、そのあたりも要因がある。
 国民からしてみりゃ、倹約につとめる王女に見えるかもしれないが、俺様たちビジネスマン
にとっては、相手にしづらい難物なのである。
 なんか売りつけにきたのならまだしも、こういう無形物のやりとりってのは苦手だ。俺様は
質実のある商売が好きなんだ。
 だが都合の悪いことに、俺様の後ろは正義に燃えてしまっている若者がいるんだな。
355名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:25:20 ID:JRqIYvTy
「ワリオ!! はやく城に行こう、ロボットを止めなくちゃ」
「わあってる、わあってるよ。あークソ。今回の仕事は貧乏クジを引いたかもなあ……」
「ごちゃごちゃ言ってないでさ!」
「あ、コラ! 先行すんなよッ」

 案の定ダ。
 勇みまくったリュカの追いたくもない尻を追って、俺様たちは無計画にピーチ城へ突入する
ことになってしまった。
 デデデ城のときは冷静だったくせに、どうやら感情がからむと見境なくなるらしい。
 ちくしょう。
 こうなったら、とっととロボットを止めちまわないとならないな。


 
 展開は早かった。
 俺様とリュカがピーチ城に足を踏み入れた途端、紅いビームがシャワーとなって二人に襲い
かかってきたのだ。
 とっさに、俺様はリュカを引っつかんで「バリア張れ!!」と短く叫ぶ。
 それは当然伝わって、サイマグネットが目の前に展開される。ビームシャワーが排水溝に吸
い込まれる流水のように消えていく。
 同時にリュカへエネルギーが満たされたようだった。
 その肩を踏み台に、俺様はバネのように空へ跳ね飛ぶ。と、影が見えた。

 ――居た!

「大人しく掃除してろってんだポンコツ!!」

 俺様は現れたロボットに、反射的に大口で噛み付く。
 ゴリッと嫌な食感。
 チクショー固ぇ!
 だが、この顎をなめてもらっちゃ困るぜ。俺様はロボットを捕えたまま、首にありったけの
力を込めて回転を加え、そのまま地へ殴り捨てた。
 その衝撃でロボットは一瞬、ショートを起こしたようだった。
 いまだリュカ! 電撃を加えてやれッ。
356名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 23:25:36 ID:JRqIYvTy
「リュカ!」
「PKサンダーっ」

 瞬間、雷撃が轟音をたてロボットを切り裂かんばかりに襲った。
 リュカの奴、フルパワーだなこりゃ。
 普通の人間だったら軽く焼け死んでるレベルだぜ。だが、ロボットの方も頑丈なもので、そ
の恐るべき大電流を受けたのに、まだ機能停止に追い込まれていないようだった。
 とはいっても、いわゆるところの「虫の息」状態じゃあるが。
 よし。
 トドメだ。

「うりゃっ」

 俺様はロボットの背後に回ると、接続されたケーブルを力任せに引きちぎる。
 ブチッ、と嫌な音がして、ロボットは止まった。
 ここが文字通り、奴の生命線なのである。

「よし、一丁あがり」
「……そこまでしなくても。フィギュアに戻しておけば」
「バカ言え。こいつの力は知ってるだろが。フィギュアにしたって、狂った原因を突き止めな
きゃまた暴走するかもしれないだろ。いや……ヘタすりゃ、具現化した瞬間に全開状態でまた
襲いかかって可能性もある」
「でも!」
「こいつはロボットなんだぜ。直せば生き返る。とりあえず、今は眠っててもらうだけだ」
「……」

 リュカが納得のいかない顔をしている。
 まだまだ甘ちゃんだな。
 ただ、俺様としてもロボットが直るまで、爆弾の組成を聞き出せる相手がいなくなってしま
うことになる。
 これは、あれだ。
 もしかしたら……という仮定の下だが、これも爆弾泥棒の仕掛けたことじゃないだろうか。
こうもタイミングよく、どうしてロボットが暴走する?
 偶然と片付けるにゃ、あまりにこちら側に不都合な展開が多すぎる。
 俺様は横たわるロボットを横目に、じつにキナ臭いニオイを感じとっていた。


つづく
357名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 23:00:23 ID:Yl5j1RLN
相変わらずポジティブシンキング過ぎるワリオ様wwwwww
358名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 07:17:04 ID:GpBrkw94
ジャンルが未だ嘗て無かった「推理物」
しかし、登場人物の知能が軒並み高いな。
359名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 12:48:55 ID:xA6pT7EM
まとめWikiの中の人どこ行ったのかな?
360名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 09:12:30 ID:WyJdbsy+
>>358
保管庫に推理物っぽいのあったぞ。
完結してなかったけど。
361名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 23:14:50 ID:g355lfUZ
マリオがプリムとブチュルスに搾り取られた話の続きは・・・

ないのかな?
362名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 01:02:08 ID:6XUJQ7gQ
>>360
…久々に見に来たら、まさに自分の事が書かれていてビビった。
申し訳ありません。続きはあるにはありますが書く暇がなかなか取れずどんどんと月日が流れ
今に至る訳です。一応、例え自己満足だろうと一年、二年かかっても未完では終わらせたくないとは
思ってるのですが、まさに自分勝手だし、なら初めから書かない方がマシだったんじゃなかろうか。
とりあえず投下する時は最後まで書き切ってから投下すべきでした。反省してます。
いつか続きを完成させるのでお待ちください…と言いたいのですが、むしろ待たない方がいいかも知れないです。
この性分はSS書きには向かなすぎる。休載の多い漫画じゃあるまいし…
363名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 01:04:36 ID:6XUJQ7gQ
アンカー間違えていた。>>361の間違いです。
364名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 03:20:42 ID:ZIdBH8Al
個人的にブチュルスネタは

燃えます(笑)
365名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 00:57:58 ID:AhCfeyUv
ブチュルスが男キャラの股間に吸い付き

でなくなるまで搾り取るとか…

だめか(笑)
366名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 01:55:46 ID:y+LuqnT1
体が寂しくなった姫様が自分でブチュルスを股間に…とか
367名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 09:49:54 ID:s60DtYg4
保管庫も読んできたけど、スネークが受身の話ってないんだね
強いおっさんがタジタジ…というのに萌える自分は、少数派かorz
368名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 19:16:37 ID:pSgVhU3X
性欲をもてあましたスネークはブチュルスに股間を吸われていた
369名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 23:34:14 ID:QDuzDgUY
ナナ×ピクミン
370名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 00:51:26 ID:6jKw9e1p
ロボット×サムス
371名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 10:41:22 ID:X8mL5LQf
プリン×メタナイト
372名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 00:54:10 ID:PYhptHIK
アヒャ
373名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 22:28:08 ID:/ygLpkV0
本スレでふたなりOKなら使ってみたいけどなー、ブチュルス
ろだあげだったら大丈夫?
374名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 02:08:28 ID:zhcJjs6u
>>369
みたいなw
375名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 19:44:46 ID:l4xbwCpa
>>373
もう解禁で良いような気もするんだがなー。
376名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 23:46:00 ID:gitb+HLy
過疎ってるし、苦手なものならスルーで十分だしね
377名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 17:22:50 ID:695PsZFC
避難所に移動したのはガノツー、アイマル、女体化だっけ?
378>356から続き:2009/12/08(火) 04:44:43 ID:FnmXBdqM
ちょっと短いけど、一ヶ月以上空けるのもナンなので……。


10

 なぜか段落の切り替わるのが早いが、そこは俺様の趣味である。

「誰に、なにいってんの?」
「お客さんだぜリュカ。俺様は「お客様は神様です」とかほざいてる野郎を見るとぶっ飛ばし
たくなるが、でもお客さんは大切なんだよ」
「?」

 と、ナイトではない方のメタな話題をまじえながら、俺様はロボットを引きずって半ば瓦礫
と化したピーチ城を脱出した。
 ただ姫の指示は完璧だったようで、城内には人っ子ひとり残っていない様子だったのが不幸
中の幸い、といったところか。
 普段の俺様ならこの手のトラブルは大好物で、オーザックでも片手に見物するくらいなのだ
が、今回は事情が事情だ。
 確証めいたものは何もないが、俺様の調査している事件の犯人と、いまのロボット暴走に手
をくだしたのは、きっと同一人物のはずだ。
 本当にただの直感なのだが、俺様にはそう思えてならなかった。
 どうも引っかかる。
 そして、この手の直感ってのはだいたい、当たるのだ。

 そんな意図して起こされたトラブルだったとして、これを楽しむのは俺様の流儀じゃない。
 こういう場合は、むしろ裏で糸ひいて全知全能の存在になったつもりでニヤついている、気
持ちの悪い野郎のキモチワルイ楽しみを、いかに潰してやるか頭脳を回すのが、一流のトラブ
ル楽しみ術なのである。
 そういうことを考えながら、俺様はピーチ姫と会った。
 苦手な相手だが、騒ぎの収拾という貸しをキチンと明示しておかなきゃならないし、情報収
集もしなきゃならない。

「んん助かったわ〜♪ ありがとね。ワリオ、リュカ」
「いや、いいんです」
「よくねえよ! 今回は貸しだぜピーチ姫。お助け料金はだな……」
「あ、お腹空いているでしょう? お城こわれちゃったけれど、厨房は無事だったの。おいし
い食事を作らせるから、どうぞ召し上がっていって♪」
「いや、だから、料金が」
「さ、早く早く」

 ……これだから苦手なんだ。
 有無も言えず、俺様は逆再生のように城の中へと戻されてしまった。その中途でも、なんか
言おうとした途端にピーチ姫は「そうそう、食堂も客室も全滅しちゃったから、私の部屋で我
慢してね」などと、台詞弾幕で妨害を張る手腕だ。
379名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 04:45:22 ID:FnmXBdqM
 やっぱり取り立てるのは至難の業だ。
 と思った。
 まあ、いいぜ。たまには難敵を相手にするのも、ビジネスセンスを磨くのに悪くないチャン
スだ。なんとか損をしない程度の、限界ギリギリまで食いついてやる。
 ピーチ姫はケチだが、馬鹿ではないので、タダにしろだなんて押し通しはしない。それやっ
たら、次からビジネスできなくなるからな。
 俺様の根気を折って「もう面倒だから手頃な価格を提示して済ましてしまおう」という気分
にさせるのが狙いなんだろうが、そうはいかないぜ。
 と、そんなこんな思考で歩いていたら、ピーチ姫の部屋に通された。
 この部屋だけは、さすがにというか当たり前というか、ギリギリの時間まで死守されていた
ようで、目立った被害はなく綺麗なものだった。

「天守閣まで墜とされずに済んでよかったナ」
「ホントはどうでもいいのだけれど。一応、示しはつけておかないとならないから。じゃ、少
し待っていてね」

 と、ピーチ姫は横顔のまま、さらっと流すように言って退室していった。
 できれば自分の部屋の警護に回した人員は、もっと有用な場所の防衛にあたらせたかった、
とでも言いたげな表情だった。
 錯覚の可能性も捨てきれないが、しかしこのお姫様、結構クールなところもあるからな。
 王女って立場がなけりゃ、俺様やマリオと同じ、冒険家なんてことをやっていたい性格をし
ているんだろう。
 時々マリオの冒険のお供になったり、このあいだみたいにマリオの救助に自ら出撃していく
なんて暴走をやってのけるのも、立場と心が真逆なことが原因のアツレキが産む、鬱屈とした
想いが根底にあるからなのかもしれないな。

 これじゃ家臣は気が気じゃないだろな。
 まあ俺様にとっちゃどうでもいいことだが。
 それにしても、目に優しくない部屋だ。部屋主の名前のせいなのか、辺りを見回すと調度品
という調度品がぜんぶ桃色にカラーコーディネイトされているもんだから、ちょっと参るぜこ
れは。
 本人は頭が痛くなったりしないんだろうか?
 まさか色盲だったりするんじゃないだろうな。

「なんか落ち着かないね」

 そんな中でリュカがぽつりとつぶやく。
 俺様はその言葉に、ゆっくりと頷くことで深く同意を示した。

「これだけどぎつい色調じゃな」
「それもあるんだけど、僕、どうしてかさっきから落ち着かないんだ」
「ロボットとも戦ったしな。まだ神経がたってるんじゃねえか」
「そういうことでもないような気がするんだ」
「じゃあどういうことだ?」
「わかんない」
「ヘンなヤツだ」
380名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 04:45:48 ID:FnmXBdqM
 腹でも減ってるんだろう。食事すれば落ち着くはずだ。
 と、思ってリュカと雑談をしながら首を長くして待っていると、やがて待ちかねた料理がご
丁寧にテーブルや椅子と共に運ばれてきた。
 使用人キノピオたちがクロスや食器を手早く設置していき、ピーチ姫の部屋はちょっとした
食堂に変身する。
 と同時に、ピーチ姫が戻ってきた。

「おまたせね。さ、召し上がって」
「よっしゃ」

 さすがにお城らしく、まずは食前酒から。
 俺様の移動手段はバイクなんだが……いきなり飲酒と来たか。まあそのあたりの配慮はしな
いのが、ピーチ姫らしいといえば、らしい。
 呑んでしまうとバイクを運転できなくなるが、そこはリュカがいるのでどうとでもなる。や
はり味方に引き込んでおいて大正解だったぜ。
 ちなみに俺様はハードボイルドを気取っている男の中の男だが、それでも昔の小説の主人公
みたいに平然と飲酒運転をやってのけたりはしない。

 そういう行為は、今の時代では全然カッコヨクないからである。
 今は合理的であることがトレンドだ。
 そっからすると、アルコールってのはどんな人間の認識力でも低下させる。そんな状態でベ
ストな判断をくだすというのは難しい。
 ベストな状況から自ら逸脱する、ってのはカッコワルく映るわけだ。
 昔だったらアルコールに強いところを見せつけるのがカッコヨカッタのだが、今時「ヨッパ
ライでも運転できるぜ」なんて息巻いてみても、自らの低脳を示しているとしか捉えてもらえ
ず、流行らない。
 タバコが廃れたのも似たような理由からである。
 いまどき「今日も元気だタバコがうまい」などと言おうものなら、周囲からは七〇パーセン
トくらいの確立で気が狂っていると思われるほどだ。
 全体的に貧乏な時代だから、常に危機を与えてくるものに対して鋭敏で、かつ、冷静を保っ
て応じないと……ええっと……なんだな。
 平たくいうと臆病さをうまく誤魔化して、格好よさげに振る舞っていないと現代のトレンド
は目指せないのである。
 寒い時代なのかもしれないが、仕方ないのである。

 と、俺様は時代のトレンドを優雅に読者たちへ解説しながら、食前酒を口に運んだ。イタリ
アンでよく饗される発砲ワインで、ファンタグレープを大人っぽくしたような味わいだった。
 なんてこと言うと、自称食通どもがケンケンガクガクと批難の言葉を浴びせてきそうだが、
俺様がそう思うんだからそうなんだよ。
 次に前菜のハムやチーズを平らげてから、主菜となる仔ウサギのリゾットや、カルパッチョ
を楽しみ、大物のTボーンステーキに挑んだ。
 こいつがまたニンニクの味付けもすげえ美味くてたまらなかった。
381名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 04:46:12 ID:FnmXBdqM
 さすがに城だけあって、いい食材を使っているぜ。
 味わいに満足しながら、食後酒にグラッパを貰って甘ったるい蜂蜜のような味覚に酔い、デ
ザートのジェラートアイスを吸い込むと、食の戦は平定となった。
 ごちそうさん。
 ふと横をみると、リュカも満足そうな表情をしていた。
 メシの楽しみだけは万民に共通である。

11

 こうして食事を満喫してから、俺様はピーチ姫と料金の決済について会議に入った。
 論議はとなりのリュカが寝てしまうほど長くなったので、手短に結果だけ述べると、儲けは
大成功を数字で一〇〇として、せいぜい四〇といったところだった。
 やはり手強い相手である。
 いや……俺様の手腕をもってすればもう少し食い下がれるところだったが、しかし状況が変
わったのだ。

「今、なんてった?」
「爆弾よ。ば・く・だ・ん。亜空間爆弾の一個は、このお城の地下シェルターに隠してあるの
。あなた探しているんでしょう?」

 論議中、ピーチ姫はさらりと、キッチン排水溝に流れていくペヤングのカケラ麺のように、
じつにさらりといった。
 おい。
 なんで爆弾を持っている。なんで俺の仕事内容を知ってるンだよ。どういうことだ。 

「いや……知らねえな」
「嘘でしょ」
「俺様は嘘ってやつを、哲学的な意味合いを感じた時以外には使わないんだよ」
「ワケのわからない言葉ではぐらかさなくてもいいわよ。サムスから聞いたの。私にも爆弾探
しに協力してくれって言ってきたんだから。正しくはマリオたちに頼みにきたんだけど、知っ
ての通り行方不明だから……」
「サムスが?」
「あ、私の事うたがっているのね」
「そう見えるか?」
「見えちゃうわ。でもまあ普通そう思うわよね」
「当たり前だろ。サムスが躍起になって探して見つけられないものを、どうしてピーチ姫が簡
単に見つけてこられるってんだ」
「でも本当なのよ。経緯を説明するから聞いてくれる?」
「しょうがねえな」
「ありがとう。まず爆弾だけど、マルス王子が見つけて持ってきたの」
「ほう」
382名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 04:46:45 ID:FnmXBdqM
 マルスか。
 いや、意外な盲点だったぜ。たしかに奴なら持ってこられるかもしれない。
 というのはマルスはゼルダやピーチ姫に次いで身分の高い、俺様とは違う世界に住む男だと
思いきや、じつはそうでもない。
 その秘密は「封印の盾」というファイアーエムブレム出自のアイテムにある。
 乱闘では使わないみたいだが、マルスはこれを隠し持っているのだ。
 こいつが名も無き盗賊、いやトレジャーハンターが、とある神殿から無断でゲットしたとい
う曰く付きのものなのである。
 しかもその盗賊、いやトレジャーハンターが、アカネイア王国っつう巨大国家……現代でい
うとU.S.Aに当たる国を建国しちゃったことが様々な怨恨の元凶になり、ファイアーエムブレ
ムの大騒動が始まっている。

 そして、そんな曰く付きアイテムに影響されてなのか、マルスは王族だというのにお宝への
鼻がじつに効くし、しかも鍵のかかった宝箱とか金庫の解錠が異様にうまいのだ。
 俺様としてはそこに共感をもつのだが、それを指摘すると、マルスはめちゃくちゃ険悪な表
情になる。
 ナマスにされては適わないので黙っているが、もしかしたらそんな盗賊、いやトレジャーハ
ンター魂が、なんらかの影響で燃え上がって、俺様より先に爆弾を見つけてきてしまったのだ
ろうか。
 だとしたら悔しい話だぜ。

「よく喋るわねえ。じっさいにそうかどうかは解らないけれど、とにかくマルス王子がこれを
持ってきたのは事実よ」
「……うーん。しょうがねえ、ロボットも動かなくなっちまったし、他にアテもない。とりあ
えずはそいつを信じるてやるよ。だがマルスはどこいったんだ」
「他の爆弾を探しにいったわ。アリティア空軍を総動員しているみたい」
「ペガサスナイト隊か。最近は羽根ヨッシーも組み込まれてるんだってな」
「ええ」
「これじゃ俺が爆弾を探す必要、ないんじゃねえか? ったく……ところで一個見つけたなら
サムスに連絡しなくていいのかよ」
「それよ」

 ン?

「今日はあなたが来てくれて本当にタイミングが良かったわ」
「なんだ、なんだってんだよ」
「サムスと連絡が取れなくなったの」


つづく
383名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 02:00:50 ID:goj7yIYK
ホントこのワリオさんかっけぇわ
ほれてまうやろー
384名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 23:33:59 ID:BpRr0gPf
原作仕様のマルス吹いた
このシリーズのピーチ意外にクールだな
385名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:06:35 ID:M34kb1zx
ボスパックンとの戦いで離ればなれになってしまったマリオとピーチ

雲海で出会ったピットと共に亜空軍を殲滅しながら旅をしていた所


二人の目の前にピーチ姫が現れた

「ピーチ姫!!」

二人はピーチに駆け寄った

「姫…ご無事でしたか…」

「マリオ!!」

ピーチはマリオに抱きつくと頬にキスを落とした

「姫…ピット君が見てる前で…んっ…」

ピーチはマリオの言葉を遮るように唇を重ねた


「マリオさん…僕あっちへ行ってますね」

ピットは顔を赤くしながら二人から離れていく


んんっ… んっ!?


マリオは異変に気づいていた

ピーチの口内から触手が伸びてきてマリオの舌を捕らえ唾液を吸っていたのだ


んー!! んー!!

助けを呼ぼうにも声が出せずピーチを引き離そうとするとピーチの体から黒い虫の様なものが現れ
ピーチの姿が大きな唇をもつブチュルスの姿へ変わっていった
386名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:18:38 ID:M34kb1zx
マリオはブチュルスを引きはなそうとするも体を動かすことができなかった

マリオの背後に大きな目と触手をもつ敵がマリオの両手と両足を掴んでいるのだ


んむぅ!! ぐぅ

触手が器用にマリオの衣服を破いていくと

突然マリオの股間に刺激が走った

ブチュルスがマリオの股間に吸い付いていたのだ

ピーチとのキスでテントが張っていた下半身にブチュルスは容赦なく攻め立てる

「くくくっ… きさまらのの精子をとらせてもらうぞ」

マリオの背後のパッチが突然しゃべりだした

ん………っ………!!


「イッたようだな… ブチュルス!!もう一体のガキのほうも取りにいくぞ!!」


ブチュルスとパッチはマリオから離れる

マリオはその場に倒れ込んでしまった
387名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:30:19 ID:M34kb1zx
10分ぐらいしてピットはマリオ達の元へと戻っていった

「マリオさん!!」

ピットの目の前に下半身を露出したマリオが倒れていたのだ

「マリオさん!!しっかりしてください!!何があったんですか!!」

マリオに呼び掛けるも返事がない


「誰!?」

ピットの背後から何者かが近づいきた
ピットはその気配に気付き振り返った


「ピーチ…さん? んっ!?」

ピーチは呆然としているピットのアゴを掴み突然キスをしてきた!!

「んんっ!! ぷはぁ… 何をするんですか!!」

ピットはピーチのキスから逃れピーチから離れる


「おとなしくしていればきもちよくさせてやるのによぉ!!」

パッチが背後からピットの両手と両足と翼をつかむ


「なっ!!離せ!!」

「くくくっ… そういうわけにはいかないんだよ!!」

パッチの触手がピットのズボンの中に入るとピットの股間をグリグリと刺激する

「うぐぅ… やめろ!!」
388名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:46:36 ID:M34kb1zx
ピットは引き離そうとするも股間を刺激され力を出すことができない

「うぅ…だめ…っ」

「ほら…イッちまえよ!!」

ピットは欲を飛ばしてしまった

「はぁ…はぁ…」

「あぁ〜ぁ ズボンに染みつくっちまって… お漏らしみたいだな!!」

「うっ…うるさい!!」

「ブチュルス こいつの股間を綺麗にしてやれよ」

パッチは触手を動かしピットの両足をM字にさせズボンを脱がせていく

「やっ… こんな…やだ…」

ぴょんぴょんと音を立てピットの股間に近づいてくるブチュルス


「くくくっ…何回イクか見ものだぜ…」


ブチュルスは高くはねあがりピットの股間に吸い付いた

「…っ!! う…ぅ!!」


ブチューと言う音が周りに響き強く吸われる度にピットは欲を放っていく


「うあぁぁぁ!!」

「ちっ… うるせぇな… おぃブチュルス!!こいつの口を塞いじまえ」

「んっ… んー!!んー!!」

「おまえらの精子はタブー様に届けてやるから黙ってダセってんだ」
389名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:52:37 ID:M34kb1zx
30分後…


ブチュルスの袋がはち切れんばかりに膨れ上がっていた


「よーし…そろそろいいだろう…」

パッチのその一言にブチュルス達はピットから離れ
ブチュルス達はぴょんぴょんと跳ねながらどこかへ消えていく

「ふぁ…ぁ…」

ピットは解放されると同時にその場に倒れ気を失ってしまう


「ホントにチョロいぜ…その程度でタブー様に逆らうなんてよ」


パッチは次の標的を探すために次なる戦場へと消えていく
390長々と駄文を書いてすみませんでした:2009/12/22(火) 16:55:51 ID:M34kb1zx
過去にピット×ブチュルスネタを書かせてもらった者です


今回はパッチにも登場してもらいました

口調がかなり悪いですね(笑)
391名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 07:45:33 ID:bzMglwEH
男のエロとかギャグにしか見えねえwwwwwww
392名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 14:35:56 ID:PUiKgRG9
これは実際ギャグである

ゼニガメとクッパの♂♂とかは作品だったけど・・・
393名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 07:14:28 ID:dWl4L+mp
ワリオさんはまだかいのー
394名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 18:06:39 ID:MFjwyOuE
ワリオさんまだかな?
395名無しさん@ピンキー:2010/01/02(土) 14:30:05 ID:rKtpTB7a
あけましておめでとうございます
396名無しさん@ピンキー:2010/01/05(火) 15:48:22 ID:OA3Ru4U0
誰かピーチ×アイク書いて
397名無しさん@ピンキー:2010/01/05(火) 23:58:43 ID:i+qiDBAp


なんか昔、スマブラのエロパロで
大戦中ポーズ→ピーチが用を足しに→最中ヨッシーが近くに来たけどまあいいか
→よくみると股間には大きなアレが→近づいてくる→逃げる
→つまづいて転ぶ→急いで逃げたためパンツを上げていなく、ちょうどバックの格好に
→小便の匂いでヨッシーが興奮し挿入→様子を見に来たドンキー&フォックスにも
→ドンキーが口、フォックスが胸を犯してピーチが獣臭くなる
みたいなssがあったんだが見つからない・・・
すごく興奮して抜いた覚えが
398名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 15:13:27 ID:u7gyGMrY
このスレってオリマー出てないよな

なんかホームシックになったネスに甘えられてたきがするけど


でもエンディングのネスは声変わりを迎えた青年なんだぜww
399名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 16:42:54 ID:Zk+3PdU8
新ネタ書こうぜ
400名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 20:24:23 ID:6Qhwt8Z5
>>398
オリマーは妻子持ちの聡明な冒険家というイメージ上、非常にエロSSにしづらいというのが書き手の本音。
401名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 02:12:12 ID:D0JlsEHq
ルカリオ♀×トゥーンリンクっていう微妙なカップリングの話を思いついているのだが。
多分エロ無しになる。

それでも良いのなら、欲望の赴くまま書いてみる。
402名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 23:33:01 ID:30panmhd
>>400
ピクミン2でウインナーだかソーセージを"欲棒"と命名して
「かじったりなめたりしゃぶったりしたくなる」って言ってたぞ>オリマー

肉棒と命名するのは流石に思いとどまったらしいけどな
403名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 13:42:44 ID:YajIUvuM
>>401
いいから書け いや書いてくださいお願いします
404名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 21:33:32 ID:eRKkiZJA
>382 からの続き。


「サムスと連絡が取れなくなったの」

 え?

「どういうことだよ」
「だから、言ったとおりよ。彼女はあなたやマルス、他にもいくつかファイターに同じ依頼を
して周って、そして私の所へ来たあと行方が解らなくなった」
「うそだろオイ」

 といいつつ、俺様は専用カスタムケータイでサムスとの連絡を試みた。
 連絡先は例のスターシップから、秘密の番号までいくつかある。
 ので、全てに挑戦してみたのだが、ピーチ姫のいうとおりケータイはぷるぷるとコール音を
奏で続けるだけだった。
 不在着信さえ入りゃしない。

「こんな時に嘘をいう意味はないわ」
「まあ、そりゃそうだろうけどよ……信じたくないことってあるだろ。こりゃイヤな予感がす
るなあ」

 もう面倒くさいから放っちまおうかな。
 なんだか腹も減ってきたし。

「そうね。依頼主のロストは頭の痛いトラブルだわ。でも、こういうときプロの雇われ人は、
むしろ任務を完遂するのよね」

 と思ったら言質を取られた。

「……ああそうだぜ」
「でも、このまま彼女の依頼を続行するのは危険だと思うの」
「なんだ殊勝にも止めてくれるってのか」
「もちろん止めるつもりはないわ」

 ないのかよ。 
 ちょっとだけ期待したのに。
 ダイドー自販機でドリンクを買った後のルーレットで、例によって外れたくらいの落胆を感
じた俺様に、しかしピーチ姫はまったくかまわず続けた。

「だけど提案があるわ」
「提案?」
405名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 21:34:15 ID:eRKkiZJA
「ええ。あなたがサムスの依頼を続行するのは変わらないとして、私からの依頼も並行してう
けてもらえないかしら」
「依頼のバッティングは基本的にNGだぜ。それぐらい知ってるだろ」
「知ってるわ。でも今回、あなたは断らない」
「……ちっ。ああ、まあ姫がこれから何を言い出すかは、なんとなく見当が付く。で、たぶん
俺は受けちまうんだろうな」
「さっすがねえ。じゃあ説明するわね」

 と、ピーチ姫は会話の主導権を握りきってご満悦、といった表情になりながら「依頼」をト
ウトウと語り始めた。
 とはいっても内容は三〇〇円のガンプラ並に単純なことで、ま、だからこそあらかじめ予想
できたことなのだが……まあいいや。
 ここは、そいつを姫に代わって以下に述べていくとしようか。
 
 まず、サムスが俺様たちとの連絡を断絶したのは、なにがしかのトラブルに巻き込ま
れたに違いない、というのは姫も俺様も同一の意見だった。
 というのは、あの姉ちゃんはつっけんどんだが育ちが良いのか根は正直で、口八丁で世渡り
をしていくタイプの人間じゃないからだ。
 そこから考えると、サムスが行方不明になった原因は、おそらく今回の事件の犯人……つま
り亜空間爆弾を持ち去った野郎に求められる。

 というか、それ以外でサムスに対し刃を向ける必要のあるヤツがこの世界には居ない。
 なんたって「この世界」は普段、カービィたちが元居たゲーム世界「あきれかえるほど平和
な国プププランド」と同レベルに平和な土地なのだ。だって同じサクライ主導制作のゲームだ
からな。
 たとえば乱闘ステージに「攻城戦」なんて文字通りの戦場もあるが、実はあの中に出てくる
兵士どもは戦争をやらかしているワケではない。
 あれは演出なのである。
 というのは、あれらはそれぞれのファイターが居た原作世界の風景を「この世界」へ再現し、
バトルを盛り上げるためのモブキャラとして存在しているに過ぎず、ファイターとして自由
に動ける能力は与えられていないからだ。

 ちなみにそういった諸々のコトワリを決めるのは、マスターハンドである。
 そして、タブーはそれを操った。
 つまり先日の事件は「この世界」にとっては神、いわゆるゴッドが操られるという中学二年
生あたりが考えそうなネタ、じゃなかった、天地動乱の大事件だったってワケだ。

 すべてが創りごととして終始する。それが「この世界」本来の在り方である。
 加えてだ。
 そんな世界の中では珍しくと言うかいつも通りと言うか、野望の多いガノンにクッパ、サム
スに一番因縁のあるリドリーにしても、前回の事件で異次元を利用した企みごとからは一歩、
身を引いている。
406名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 21:35:02 ID:eRKkiZJA
 まあしつこさにかけては定評のある連中だし、諦めたワケじゃないだろうが、もうちょい研
究を煮詰めないとならないと判断したんだろう。
 そして理論を突き詰めるには、時間と労力が必要だ。
 だから、この時点で連中がまた亜空間がらみでなんか企んでいる、ってのはちょっと考えに
くいわけだな。

 と、するなら……。
 やっぱり事件の犯人はタブーの様な異次元から「この世界」の侵略を狙っているヤツか、あ
るいはタブー自身が残した手駒である、と考えるのが一番手っ取り早い。
 その仮定を裏付ける証拠として、サムスは依頼を分散している。みんなで一斉に爆弾を捜索
すりゃ発見も早いはずなのに、なぜだ?

 推理すると、どこに異次元(決まったワケじゃないが便宜的に)からの侵略者や、かつての
俺様たちみたいにその手駒になったヤツがいるかも解らないから、あえて数を分散させること
で、手段を確実なものにしようとしたんじゃないだろうか?

 だが、運悪く敵の手中へ落ちてしまった。
 こいつを裏付けるのは、同じようにマリオとルイージも消息を絶っていることだ。マリオも
サムスも、行動力から来る捜査力が、一個人のレベルをはるかに超えているっつートコも共通
している。あいつらが無力化されれば、犯人にとっちゃ動きやすいだろう。
 と。
 ちょいとばかし飛ばし気味の推論だが、単純な分、ヨコゴトを考えずに済むし、いまのとこ
ろこれ以上の説得力を持つ話ってのが無い。
 で、この後に来る姫の依頼なんだが、それは

「犯人の撃退」

 だった。
 その中にはサムスとマリオたちの救出って意味も含まれる。
 これ以上、敵の好きにゃさせねえぞってことだ。
 いままでの経緯をみると敵は、俺様たちを各個に撃破しようって目論見らしく、実際にそい
つを成功させている。
 それにサムスやマリオは、普段の冒険や仕事がスーパーマリオ64とか、メトロイドプライム
とか「ああいう」内容な分、自分一人……つまり単騎での戦力を過信しちまっているところが
あるのも事実だ。
 今回はそこを突かれた可能性が高い。
 油断したってワケだぜ。
 しかたのないやつらだ。
 どうしようもないやつらだ。
 だが、俺様は違う。ヒーローもヒールも兼ねる俺様は、勝つためには数の暴力に訴えること
さえもチュウチョしない。ピーチ姫もそこは知っていて依頼をした。
407名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 21:35:34 ID:eRKkiZJA
「だろ?」
「……まあ、そういうことにしといてあげるワ。で、この依頼、あなたはどうやってこなして
くれるのかしら?」
「んん。そうだな」

 さて、ここからがワリオブレインをフル稼働させる話になるから、よく読むんだぜ。
 とにもかくにも今の状況は敵の正体が不明な上に、こっち側は一方的に被害を被らされてい
るって最悪な状態だ。
 これ以上各個撃破されないよう、対応策を講じなきゃならないんだが、そのひとつとして罠
をしかけようと思っている。
 まずはロボットの修理と爆弾レーダーの製作を待つ間に、俺様はバラバラになって爆弾を探
していたスターフォックス、マルスのアリティア軍、傭兵・バウンティハンター達にそれぞれ
アクセスして、こいつら三つの大隊に分け、連携を取らせるつもりだ。

 ま、これは普通のことだな。
 ただしその連絡手段をひねってみた。こちらの意図を犯人に感づかれないように、手間はか
かるが、各チームごとに信頼できる連絡役を決め、そいつらの間を、テレポート能力を持つネ
スに伝書鳩をつとめてもらうのだ。
 もちろんカムフラージュに電波でやりとりする普通の通信も行うが、内容はデマにすること
で敵の目を欺く。
 こうすれば、盗聴される可能性をガクンと下げることができるはずだ。

 スターフォックス、アリティア軍、傭兵・バウンティハンター達の三隊は常時「この世界」
の地図上に大きくトライアングルを描くような布陣で捜索を続けさせる上で、その中央にはオ
リマーのドルフィン号を泳がせる。
 目的は、見つけた爆弾を(ピーチ城にある爆弾ものも含めて)ドルフィン号に積載してもら
い、犯人をおびきよせる囮になってもらうことだ。
 こいつにホイホイ釣られてくれればシメタもんだ。三つのトライアングルを一気に収束して
犯人を挟撃するのである。

 そのための機動力も用意する。
 スターフォックスにはSF的な装備がたくさんあるから考えなくていいとして、アリティア軍
にはメタナイトからハルバードを借り受けて運用させる。
 説得は例のピンク玉にまかせるつもりだ。メタナイトも、なぜかあのピンク玉だけには甘い
からな。ついでにピンク玉は美味いメシを与えれば、よほど無茶なことでない限り言うことを
聞かせられるから、これも問題ない。
 また、特にまとまっていない傭兵・バウンティハンター達は、ファルコンにまとめて指揮を
取ってもらい、ついでにファルコンフライヤーをその母艦とする。
 こうすりゃ爆弾を護りの陣形で固められることにもなって、一石二鳥だ。
408名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 21:35:53 ID:eRKkiZJA
 ただ、この作戦だとドルフィン号が危険にさらされることになるが、オリマーはああ見えて
もプロの運送屋である。なにせ宇宙で遭難して未知の惑星に不時着した上に、外部との音信が
途絶する、なんて絶望的状況下からでも生還を果たすほどのヤツだ。
 むしろ、この仕事を受けられる唯一の人材だと言える。
 問題はない。
 たぶんな!
 それにドルフィン号には、俺様とリュカの二人も乗り込んで警備をつける。いざという時は
応戦できるし、やばくなってもリュカのテレポートがある。
 俺様のモリモリパワーなら爆弾ひとつぐらいは抱えて逃げられるぜ。

「……と、ぱっと思いつくのはこんな感じだな」
「なるほどね。ま、やってみる価値はありそうね」
「ああ。そんじゃ姫はロボットとついでに城の修理を頼むぜ。それが終わるまでには、俺様は
あっちこっちに散らばっている連中を集めてくるからよ」
「了〜解」
「それとな、マジックタルトを多めに焼いて持たせてくれ」
「マジックタルト? レシピはあるけれど……食べたいの?」
「食うとPPが回復すんだよ! リュカに必要なんだぜ。RPGでMP切れは死活問題だからな」
「? まあいいわ、好きなだけ焼いてあげる」
「決まりだな。よし、じゃあリュカ行くぜ。得意のPSIで活躍してクレ!」
「はいはいテレポートテレポート。ね。僕はタクシーじゃないんだけどなぁ」
「つべこべいってないで準備しろぃ!」

 と、俺様はあいかわらず影の薄いリュカを引き連れてピーチの部屋を退出した。いますぐに
でも作戦を開始したいところだが、タルトが焼き上がるまで待ってからだ。
 それまで、またマッハピザでも注文して腹ごしらえしておこう。

「それにしても」

 マッハピザを専用カスタムケータイで絶賛注文中の俺様に、となりで妙に元気がなさそうに
歩くリュカがいった。

「ん?」
「僕、どうにもピーチ姫が苦手みたい」
「奇遇だな。俺様もだ」
「違うよ。ワリオのは単に言いくるめにくい相手ってだけでしょ。そうじゃなくて、なんだか
ピーチ姫の側にいると、脳ミソがビリビリするっていうか、気分が悪くなるんだ」
「げ、まさか恋わずらいとかじゃねえだろな、オイ。あれに」
「ううん、そういうのでもないと思う。っていうか失礼じゃない、その言葉?」
「うるせえなイインダヨ。しかし、ま……そうすっと最近は忘れ去られちゃいるが、ピーチ姫
もあれで魔法使いだからな。PSI能力者のお前とは、脳波っていうのか? そういうのの波長が
合わないトコがあるんじゃねえか」
「そうなんだ。じゃ、それなのかも……」
「本当にはっきりしねえなあ。だいたいお前、さっきからおかしいぜ。肝心の時にPSIが使え
なくなったりしないでくれよな」
「解ってる、大丈夫だよ」

 やれやれ。
 俺様はマッハで作られるピザを想いながら、ちょっとだけ先行きに不安を感じていた。


つづく
409名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 09:12:38 ID:H8xHD4Yz
ワリオ様かっこよすぎwww
410名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 10:45:23 ID:U8v5cT3e
投下乙!
COOLピーチかっこいいなw
411名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 15:58:07 ID:nXt5MkOn
良いならマリオとクッパとピーチとルイージでエロ無し歌ネタ作るつもり
412名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 23:12:39 ID:yswldq4E
亜空軍の攻撃を受けて致命傷を負い、まるで壊れたかのようにぐったりと動かないトゥーンリンク。
ゼルダは、彼の治療にすべてを注いだ。
治癒の魔力で傷をふさぎ、止血も行った。それでも、どんなに手を尽くして看病しても、体に受けたダメージが大きすぎた。トゥーンリンクは目を開かない。意識も戻らない。
かろうじて、息はしている。だが、もう虫の息だ。
トゥーンリンクの周りには、ゼルダ以外に味方はいなかった。
亜空軍に立ち向かうべく結成された亜空軍討伐隊は散り散り、トゥーンとともに戦っていたネスも、もはや亜空軍の捕虜となった。
無限に生み出される亜空軍を相手に、その生命はどんどん削られていったのだ。

だが、トゥーンリンクはそれでも亜空軍に立ち向かった。
トゥーンリンクは戦友のネスを失っても、ゼルダを一人にさせないために戦った。
そしてゼルダと共に、亜空軍の主砲デュオンに一人で立ち向かい、打ち勝ったのだ。
それは、亜空軍に立ち向かう者としては大いなる貢献だった。
ただ、その代償は大きかった。
トゥーンリンクは体を切り刻まれ、砲弾を体に何度も受けた。ゼルダへの攻撃を、その体に受け止めたこともあった。半日に渡るすさまじい戦いの末、デュオンは崩れ落ちた。
だが、デュオンが壊れた瞬間、トゥーンリンクも同時にその場に倒れたのだった。

ゼルダは倒れたトゥーンリンクをかばいながら、亜空軍を避けて森の中へと入った。
ここはすでに亜空軍を討伐済みだったので、安心してトゥーンリンクの治療に専念できた。

だが、だめだった。
トゥーンリンクの体は回復しない。一向に、死へと向かうだけだ。
息が細くなる。心拍も少しずつ弱くなる。
それでも、ゼルダはあきらめなかった。
少しでも看病の手を緩めれば、トゥーンリンクは助からない。

もしここに、亜空軍討伐隊の仲間が来てくれたら…
ゼルダは切なる願いを、ひたすら天に祈り続けた。


突然、周囲の草むらから音がした。
「!?」
一瞬、亜空軍の敵かと警戒したゼルダだったが、そこから現れたのは、亜空軍討伐隊の仲間、剣士のマルスとロイだった。
ほっと胸をなで下ろすゼルダ。
よかった。もしここに敵が来たなら絶対絶命だ。だが味方なら、逆にトゥーンリンクが助かる可能性が高くなる。
「あぁ、マルス、ロイ…あなたたちはどうやってここへ…?」
散り散りになった仲間との再会。二人の剣士は顔を見合わせたが、やがて少し微笑んだ。
「…ここに、姫がいるような気がしたんです。」
マルスが言う。
「よかった…マルス、トゥーンリンクが大変なんです、早く治療をしてあげないと…」
ゼルダが言いかけた途端だった。
413名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 23:13:39 ID:yswldq4E
マルスがゼルダに駆け寄り、ゼルダの頬を思い切り叩いた。
「っ!?」
いきなりの攻撃に驚いてマルスを向くと、マルスは気味の悪い笑みをうかべていた。
「…トゥーンリンクが致命傷…知っています。デュオンを倒したことも…だからここに来たのです。」
「ど、どういう意味…!?」
ゼルダはマルスの瞳の中に、赤が映るのを見た。血のような、おぞましい色だ。
後ろにいるロイの瞳にも同じ色が映っている。
おかしい。二人の様子は正常ではない。
「ま、まさか、亜空軍に…!」
「そうですよ。我々は体を亜空軍に捧げたのです。」
そっけない返事だった。
彼らは、亜空軍に操られている!

ロイが、倒れているトゥーンリンクの手をつかんで持ち上げた。
「あぁ、わが軍のデュオンを倒した勇者さんも、もうこれじゃぁ抜け殻同然。死ぬのは時間の問題ですね。」
「やめなさい! トゥーンリンクに触らないで!」
マルスはゼルダの腕をしっかりとつかんで離さない。
ゼルダは反抗しようとしたが、ゼルダ自身もデュオンとの戦いで弱っており、しかも今まで治癒魔法をフルに使っていたため、力が出ない。
「トゥーンリンクに手を出さないで!」
マルスはゼルダを嘲笑うように言った。
「だめですよ。どうせ彼は死にます。」
「そんなことない! 彼は治療すれば、きっと助かります! 今治療をやめたら、彼は本当に死んでしまう!」
マルスは、トゥーンリンクの片手をつかむロイに指示を出した。
「ロイ、これ以上トゥーンリンクが苦しまないように、とどめをさしてさしあげて。」
「わかりました。【苦しまないように】、心臓を一突き…ですね。」
ロイは片手にトゥーンリンクをつかんだまま、もう片方の手で剣を抜いた。
トゥーンリンクはつかまれてぶら下がったまま、まったく意識は戻らない。
「や、やめて! トゥーンリンクを殺さないで!」
「ロイ。姫様の前で、トゥーンリンクを楽にしてあげて。」
「はい。」
ロイが剣を振り上げる。ゼルダはマルスにつかまれて動けないまま泣き喚いた。
「やめて! やめてっ! お願い! なんでもするから! トゥーンリンクには…」
ロイが剣を振り下ろすのをやめた。

「今、なんでもすると言いましたね?」

マルスがゼルダを引き寄せ、ぐっと顔を近づける。
その顔は、卑しく、醜い笑みを浮かべている。
「えっ…」
ゼルダはマルスに手を放されて、その場に倒れる。
マルスはにやにやしながら言った。
「…もし、トゥーンリンクの命を助けたら、なんでもするんですね?」
トゥーンリンクの命が助かる…
その言葉に動転したのか、ゼルダはひたすらうなずいた。
「は、はい! トゥーンリンクが助かるなら!」





生殺しSS
414名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 10:10:18 ID:UBAqi5lX
続きを書いてもいいのかね?
415412:2010/01/12(火) 17:08:59 ID:miNMVHCn
どうぞ
416名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 18:01:42 ID:UBAqi5lX
ありがトン
良く出来た下地だったからつい
417名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 00:34:58 ID:Yno7+cQ8
全裸で保守
418名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 21:57:54 ID:5AzNjECE
規制解除保守
419名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 13:42:53 ID:tf1tb1dE
>>414執筆中?
420名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 00:35:43 ID:euzn3ALb
>>419
ごめんよ、筆が糞遅いんだ
休みください
421名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 21:58:05 ID:eZH4u3F8
X二周年ですな。。
422名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 13:12:52 ID:Nf16tAKz
ポケトレ×カービィ♀を投下していいか?
423名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 01:09:53 ID:WVqd3Y01
ぜひ投下して下さい
424422:2010/02/13(土) 06:57:36 ID:VSTMJNS+
あ、でも頭の中で考えたやつ、エロはなかったけどいいか?
425422:2010/02/13(土) 07:11:24 ID:VSTMJNS+
あ、でも頭の中で考えたやつ、エロはなかったけどいいか?
426名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 18:07:22 ID:VSTMJNS+
あ、すまん。なんか連コメしてしまった。
427名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 03:19:10 ID:w9vFKXK1
どうぞ、投下して下され。エロなしでも大歓迎だ
428通りすがり:2010/02/16(火) 20:54:51 ID:4xLG8DzQ
失礼します。
ガノン×ミュウツーのを、心待ちにしています。
例:助太刀しようとしたミュウツーを庇って、子供とミュウツーを残して
死ぬガノン

例:ガノン・若しくはミュウツーの病死話。
エロパロ以外に死にネタに共感してしまいます(汗)
429422:2010/02/16(火) 23:49:02 ID:OaB8QU5k
すまん、急用入った。だれかエロ有りにして書いてくれ。
430名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 01:20:48 ID:x3xa/Pdu
>428
避難所に専用スレがある。そこで頼んでみたら?
431名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 17:08:50 ID:vT4tSgva
保守
432名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 10:56:22 ID:0fP9NEdf
ここも寂れたな……X出た頃が懐かしい
折角なのでネタ振り
これまで色々なSSがあったけどどれが好みだった?
433名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 13:55:57 ID:un5C9Eo6
純愛から強姦まで基本何でも好みだから
どのSSも俺には面白かったよ
今でも保管庫見てニヤニヤしてる
ただ続きが読みたいなーと思うのはやっぱ現スレのワリオ推理物

便乗して聞くけど、ここは他人の振ったネタでSS書いてもいいの?
434名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 14:41:56 ID:ISLUwuvH
誰かのSSの続きとかでないならいいのでは
435名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 19:55:08 ID:wXRlID0P
>>432
具体的にはプリム×ゲムヲとかリンナナとかが好きだった
436名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 22:42:37 ID:M5qMp2cB
俺はワルリンが良かったと思う、シチュもなかなかだった。
437名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 22:52:52 ID:M5qMp2cB
俺はワルリンが良かったと思う、シチュもなかなかだった。
438名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 00:55:49 ID:DBFpXjEu
俺もワルリンは嫌いじゃなかったが、作者が異常に空気読めない人だったのが
残念だったな…
439名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 04:25:48 ID:OVVXWE1/
そういうことは言わぬが花ですよ
440名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 12:54:25 ID:n4g8XP66
ほしゅ
441名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 08:48:25 ID:Bp8LFJj1
ほしゅっ
442名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 03:40:28 ID:hX/QF6se
ザコ♀かわいいよザコ♀
443名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:07:10 ID:bzMQzj2W
>408 の続き。
引っ越しやらなんやらでゴタゴタしていたもので、更新が遅れて申し訳ないと言い訳。
そんなわけで、ワリオSS。続きです。

12

 そして、俺様のリュカを使ったテレポートによる大運動会が始まった。
 もとよりスリムなこの体が、浮遊しながら移動するという過酷な状況下に置かれることで、
さらに細くなってしまうのはちょいとばかり懸念事項だが、この際、ゼイタクなことは言って
いられねえしな。
 我慢だぜ。
 いつの時代も、堪え忍ぶのは男にとって重要なことである。
 もちろん暴発しなきゃなんない時にまで堪え忍んでいるようなのは、ただのチキン野郎か、
バカだがな。
 まあそれはそれとして、アクセスの初弾に選んだのはマルスのアリティア軍だった。
 なにしろ、亜空間爆弾を最初に発見したのはあいつである。ここは、やつの足を止めて出し
抜かれないようにする、もとい、やつの力をいの一番に借りるのが頭のいいやりかたというも
のだぜ。
 それにアリティア軍のトップという立場ながら、非常に会いやすい。というのは、組織のヘ
ッドであるという自覚がないのか、それとも将軍が戦線の前へ出て無双乱舞するのが普通であ
るゲーム世界の中では珍しく、いつも後方に隔離されていて、ヘタをするとラスボス戦でさえ
出番が削除されかねなかった原作ゲームでのストレスが暴発しているのか「この世界」におい
ては、非常に目立ちたがる。
「みんな見ていてくれ」
 というセリフも、その心境を裏付けている。
 よって、謁見などはピーチ姫に行うよりも簡単だった。
 顔見知りならアポ無しでOKである。
 でも、執務とかどうなってんだろう? 
 よくある「大臣まかせ」なのかもしれねえな。そいつは、お国乗っ取りフラグだと思うんだ
が……でも大臣っていたっけ?
 まあどうでもいいか。
 ともかく、俺様はマルスに謁見するため、絶賛移動中のアリティア軍臨時司令部へとテレポ
ートを敢行したのだった。

「ようマルス!」

 と、俺様は他ゲーム世界の影響を受けて、微妙に近代化した簡易施設(ボックス型トイレや
スーパーハウス)が乱立した臨時司令部の奥で、マルスの顔を拝んだ。
 いつものごとく女みたいな顔だった。
 最近は男らしく振る舞っているらしいが、お前は元々女顔で人気が出たんだから、勘違いし
た努力をするもんじゃない。
 お客さん逃げるぞ。
 と、思っていたらマルスの口が尖った。
444名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:07:59 ID:sfURagUg
「うるさいなぁ。僕の勝手だろう」
「わりい。つい口に出ちまって」
「……ぽっと出の後輩なんかに負けていられないんだよ。今回こそスタメンかと思ったら、そ
れどころかパッケージ絵を取られる始末だ。必殺技も彼は大天空なんて、捏造ものの派手な奴
をもらったのに僕は「必殺の一撃」だって。なんだそれ。ただのクリティカルヒットじゃない
か。どのユニットも使えるっていうか、むしろ傭兵の得意技だろう。
 だいたい彼が捏造OKなら、僕が後シリーズの技を、流星剣とか使ったら駄目なのか? 他に
はリンしか出てこないんだし良いじゃないか!
 やってられないよ! 今回もサクライさんに設定を間違えられて。
 キャプテン・ファルコンみたいに初代F-ZEROじゃ説明書にしか出てこなかったのに、技まで
創ってもらえて、今回はやたらと気合の入った必殺技をもらえたような人と比べてなに? こ
の温度差。
 それはまあ、あの人はチマチマしたゲームなんか、好みじゃないんだろうけどさ。闇のオー
ブで暴れたい気分だよ。闇のオーブといえばハーディンも悪役になったら目立ってたなあ……
いっそ僕も悪役やっちゃおうかな……フフフ」

 やべぇ。4Pカラー(黒)になりかかってる。
 ちなみに奴のいったハーディンってのはファイアーエムブレムに出てくる人物のひとりだ。
最初は味方だったが、紆余曲折あって、マルスが反逆者になった元凶をつくった人物と聞いて
いる。
 まあ、そんな風に思春期に色々なやつらから裏切られまくって、ひでぇ仕打ちをうけても、
耐えなきゃならねえ人生を送った男がマルスってやつだ。
 あまつさえ活躍のほとんどは部下にもっていかれて、輝けるのはせいぜいラスボスを倒すと
きだけという、まるでヤクザ映画の主人公みたいなやつである。
 性格的にはアイクの方が健さんっぽいけどな。
 どうでもいいか。
 んでもって、マリオやリンクなんかはお手つきの女も一緒に来てるから、デートとかで憂さ
晴らしもできるだろうが、こいつは単身赴任だ。すくなくともファイターとしては。
 実際は色々サクライ側、現実世界の連中の利権関係が複雑なこともあって初期ファイアーエ
ムブレム関連のモノものを扱いにくいんだろうが、そんなこと俺たちにゃ関係ねえ。
 腹の底からストレス溜まってんだろうし、無理もねえってところだろう。が、しかし「この
世界」では魔王は本職が一人と一匹いるんだから、自重しとけや。

「な、マルス」
「……すまない。つい取り乱した。それで、今日は何の用だい?」
「そうだった。でな、爆弾みつけたろ、亜空間爆弾」
「相変わらず耳が早いね」
「ピーチ姫から聞いたんだよ」
「そうか。いや、軽く言うようだが冷や汗が出た。どうしたものかと思って、ピーチ姫に相談
しにいったら、お城の地下がシェルターになっているっていうから、預かってもらったんだ」
「おう。だからここへ来たんだ、残りは三つ……俺様も、そいつらを探す依頼をサムスから受
けている。普段は独り占めするところだが、今回は物が物だ。協力しようぜ」
445名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:09:05 ID:sfURagUg
「そういうことなら僕らも喜んで受けたい。ただ、気になるのは」
「最初にサムスが依頼を分けていたことだな?」
「ああ」
「そいつは恐らくだな、今回もその爆弾を狙ってる不埒な輩がいるからだと俺様は考えてる。
だから、前回の教訓も含めてサムスは情報を分散することを選択したんだろうさ。だが、逆目
に出ちまったみたいでな、そのサムスはピーチ姫によりゃあ突然、行方をくらましたんだそう
だ」
「なんだって!!」
「まだ聞いてなかったのか」
「聞いてない。あの人が行方不明になるなんて……」
「そうか……まあいい。ともかく、こういう状況だから頼むぜ」
「わかった。だけど君も知ってのとおり僕たちの軍は、古い時代がモチーフだ。生活施設ぐら
いは未来のものを導入したけれど、車両などはもっていない。ペガサスや羽根ヨッシーの数に
も限度があるし、合流には時間がかかる」
「そこは俺様に任せてくれよ」
「というと?」
「メタナイトのハルバードを借り受ける」
「それは……でも、あの方が貸してくれるだろうか」
「俺様に任せておきな。必ず借りてくるからよ」
「そこまでいうなら任せるよ。役に立たないかもしれないが、僕も書状をしたためよう」
「お、悪ぃな」

 と、これでアリティア軍の協力はとりつけた。まあマルスは素直な性格だし、最初から俺様
も構えちゃいなかった。予定調和だ。
 このままメタナイトとの交渉にいきたいところだが……なんせ、気むずかし屋のことだ。最
後に回す。
 難問があったら、とりあえずやりやすいトコロから片付けて、核の問題は最後に回し解決に
時間をたっぷり当てるセオリーは、みんな小さい頃から学校のテストで常識にしてるところだ
ろうぜ。
 学生時代(後ろから)トップだった俺様はこのように思考が早いのである。

 つうわけで、次はファルコンだな。
 個々の実力が高い分、結束せずバラけがちなバウンティハンターをはじめ冒険野郎共のまと
め役には、マリオ以外じゃあいつしかいねえ。
 事実この間の戦いでも、リーダー的ポジションにいたみたいだしな。
 なんでもかんでもレースで片を付けたがる癖があるのと、すぐ悪乗りするのが問題なんだが
他に適任者がいないのだ。
 なぜかって理由を全員分、のべてみる。
 まずマリオ兄弟とサムスは居ないし、ピーチ姫は城を護る責任がある。つーか彼女はシゴト
の依頼人じゃねえか。俺様がシゴト頼んでどうすんだよ。
 ヨッシーは……馬に指揮を任せる軍隊はない。たしかに頭は悪くないが、恐竜は恐竜だぜ。
446名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:09:53 ID:sfURagUg
 ドンキーとディディー。
 類人猿じゃねえか!! 獣人でもない、本物のゴリラとチンパンジーに部隊の統括を任せよう
と思うほど、俺様はぼけてない。サルカニ合戦やろうってんじゃねえぜ。
 プププランドの連中は見ての通りハイパーマイペースだし、唯一例外といえるメタナイトに
は、マルスたちのサポートを頼まなきゃならねえ。
 スターフォックスも別働隊だから除外だ。

 リンクは、ちっこい方もふくめて集団行動の経験がほとんど無い。ゼルダは……悪いことを
いうようだが、あの姉ちゃんには状況把握力があるのか疑問だ。なんかいつも手遅れになって
から、行動を開始しているとしか俺様には思えない。
 ついでに、この二人には裏ビデオの一件もあって、俺様じきじきに頼み事をできる状態じゃ
ないってことも付け加えておくぜ。むしろそっちの方がでかい理由だが。
 そして、原作ゲームじゃ団長を務めてきたアイクも「この世界」だとセネリオという歯止め
役がいないので突っ走りすぎる。まだ成長途上ってことなんだろう。
 ウルフだと面倒見はいいんだが、思考回路や行動原理が完全にヤクザのそれで、結局まとめ
役には適さない。
 ポケモントレーナーは、まだ人の上にたつにゃあ人生経験が不足している。人間や獣人の連
中は、ポケモンほどピュアじゃないんでな。同じ理由でネスとリュカも却下だ。
 ピカチュウ。
 こいつの言葉を理解できるのはトレーナーと、もしかするとサムスだけだ。知能も未知数な
ところが多すぎる。もしかするとリーダーの要素が強いのかもしれないが……。
 ルカリオ。
 知能は高いし人語も操れる、以前のミュウツーのように人類に反感があるわけでもないが、
あくまでこいつは「使役される」存在だ。やっぱピュアすぎる。「使役する」ことなら、例の
バカップルとつるんでる、腹黒ニャースの方がよっぽど長けているだろうぜ。
 プリン。
 ……こいつは、そもそも何を考えているんだか俺様にさえ解らない。役に立つのか?

 ピットも天上人のサガなのか、浮世に疎くてどうもな。もしもパルテナがファイターとして
「この世界」に居れば、全知全能の神様だ。まとめ役を頼みたかった。俺様はパルテナファン
でもあるから、残念なところだぜ。
 続ける。
 アイスクライマーは登山以外は専門外だ。
 オリマーも運送屋としてのプロ根性と、サバイバル技術は確かなんだが、どこまでいっても
サラリーマンだ。この奇々怪々なメンツをまとめるには、迫力不足ってもんだ。
 社外の連中。
 スネークなら……もしファルコンまでいなかったら任せたかもな。潜入工作のプロで、部隊
運用は専門外だが、色々な部隊を転々とした経歴から見て、それなりに部隊運用の知識とノウ
ハウもあるはずだぜ。だが、大きな問題もある。ニンテンドーの連中をコナミの奴が指揮する
って絵面は、いささかマズイってことだ。
 ソニックは組織の中で束縛するのもされるのも大嫌いと、論外中の論外。
447名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:10:17 ID:sfURagUg
 最後にクッパとガノン。
 あいつらがまともに俺様の依頼に応えるか? 答えは言わなくても解るよな。
 で、俺様。俺様は本気になったときは裏方に回るんだよ。
 結論としてまとめ役はファルコンになるわけだ。
 わかってくれたら、次にすすむぜ。

13

 出発前、俺様はコンビニでオヤツのキャンディー、ロンロンズオリジナルを一〇〇袋買いこ
んだ。
 ちなみにワリオカンパニーの製菓部門が新開発した商品だ。
 ハイラルフィールドにあるロンロン牧場のインゴーとかいう牧場主を脅し、タダ同然で納入
させた牛乳を原料に、甘くてクリーミィに仕立ててある。その味わいは口に放り込んだ瞬間、
自分は特別な存在だと思えてしまうほどだ。
 CMには、牧場で働いていたマロンって美人の娘を出演させた。インゴーとかいう内股のオッ
サンに払わなかった分のカネは、出演料としてこの娘につぎこんだわけよ。
 案外演技上手で、頬を赤らめながらキャンディーを舐める仕草は野郎共の股間を刺激し、人
気CMにもなってるんだぜ。深夜枠の放送分はちょっと大胆にしてあるので余計と人気だ。キャ
ンディーそのものの美味さも手伝って、大ヒットは間違いなしなのである。
 さらに社長みずから売り上げに貢献とは、さすが俺様だ。
 みんなも見かけたら買ってクレ。
 ついでに、リュカへご機嫌取りにくれてやったら、発売して間もない商品で珍しいのか、ビ
デオの再生と逆再生を繰返すように、キャンディーを袋から入れたり出したりしていた。
 へんなやつだ。

「早く食っちまえよ。俺様はテレポート待ちだぞ」
「え? ああ、うん」

 またぐるぐる走り回るのは大変だが、仕方ない。
 なお、ファルコンは慌ただしい身なので事前にアポはとってある。といっても、ワリオ様専
用カスタムケータイがホットラインになっているから、電話一本なんだがな。
 やがてくたびれるテレポートが終了して視界が開ける。と、あらわれた店の前では既にファ
ルコンが待ちかまえていた。
 おう。出迎えご苦労さん。

「来る頃だろうと思っていた。どうも、また悪の臭いが漂いだしたようだな」
「ん、臭いか? シャワーは二週間前に浴びたばかりなんだが」
「ああ、その体ごと洗濯機にぶちこんでやりたいところだ。それより、話は聞いたぞ。サムス
や、マリオたちまでも行方不明になるとは」
「ひょっとするとタブーなんかより、もっとやばい敵がいるかもだぜ」
「可能性はある。うかうかしてはいられまい」
「だな」
「だから俺も急いだ。連絡のついた連中はもう店に集まってもらっている。渋る者は、まだし
ばらく時間がかかるが、とにかく一度顔合わせしていけ」
448名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:10:41 ID:sfURagUg
 はぇえ。
 さすがレーサーだけはある、って、あんま関係ねえか。
 俺様は言われるがままにファルコンハウスへ足を踏み入れる……と、ぐるり、と揃った顔や
ら顔やら顔が、俺様へ向いた。
 ちょっとビビる。
 しかし俺様はそんな心をすこしも表さず、ずかずか顔々の中へと割って入っていった。その
途中で、集まっていた顔のひとり、ウルフ・オドネルが琥珀色のウィスキーが満ちたショット
グラスを手に、

「なんだワリオ、なにツラひきつらせてやがる。相変わらず小心な野郎だ」

 などとほざいたから、そのショットグラスをすぱっと奪って口に放り込んでやった。だが次
の瞬間、舌が強烈な焼かれるような感覚に襲われ、

「ぐおお!!」

 地べたを転がり回る羽目になる。
 またしても忘れていたが、飲めないんだった。
 そんな、可哀想な俺様を集まった連中が上から取り囲んで見下ろしてきやがった。
 畜生。

「バカかお前は」
「よせよ、ウルフ」
「なんだエルフの小僧。一丁前に口を聞くじゃねえか」
「エルフじゃないって言ってるだろ。それに俺はリンクだ」
「そういう事を言うから小僧なのさ」
「なんだと!」
「リンク、止めて。ウルフさんも。無意味ないさかいを起こされては困ります」

 頭上でいきなり喧嘩をはじめそうになった一人と一匹を制したゼルダが、舌打ちをする一匹
を尻目に俺様をちらり、見下ろしつつ言った。
 いやな予感がする。

「それにリンク。この方の擁護をする必要はないと思いますが」
「……それもそうだな」

 やべー。
 当たり前だが、やっぱり裏ビデオの一件は忘れていないようだ。まだ少しも経っちゃいない
しな。気に入らないが、半殺しにされないだけマシと思っておくか……。
 さて、気を取り直して。他はどんな顔ぶれだったか。
 リュカと話し込んでるのはネスだ。やっぱ同シリーズ出身だと馬が合うみたいだな。
 つづいて例の三色ポケモンに加え、ピカチュウとルカリオまで手なずけたトレーナー。プリ
ンはいなかった。ま、あれはいてもいなくても変わりねぇが。
 さらにドンキー&ディディーと、そいつらと話し込んでいるアイクが居た。いやお前、なん
でそいつらの言葉が理解できるんだ。
449名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:12:55 ID:sfURagUg
「ラグズたちは気高かった。こいつらも陽気でいい連中だ、言葉なんて関係ないね」

 俺様の心にさえ反応したアイクが、わけのわからないことを言っている。ラグズってたしか
獣人のことだったと思うが、そいつらはマジもんの猿だぞおい。
 こんなやつ雇って大丈夫だったかな……。
 若干の不安を残しつつ、最後は、と。おや意外。ソニック・ザ・ヘッジホッグがいるじゃね
えか。例によって俺様を見下ろす輪には加わらずスツールに腰掛け、カウンターへほっそい腕
を乗せつつ好物のチリドッグを美味そうに頬張っている。
 思わず俺様も食いたくなった。
 やっとのことで起き上がると、集る連中を除けてチリドッグを美味そうに飲み込んでいる音
速ハリネズミへ向かった。

「珍しいじゃねえかソニック。人とつるむのが大嫌いなお前さんが」
「ヘイ、ファットマン! ファルコンの頼みだったら別だぜ」
「ああ、彼は俺がスカウトしてきた。この局面、速度は重要だからな」

 と、いつの間にか俺様の後ろへ立っていたファルコンが言った。お前はどういう局面でも速
度しか重要じゃないだろが。
 それに俺様はファットマンじゃない。スリムガイだ。
 なんて思っている合間にも

「それよりファルコン。いつになったらF-ZEROに出してもらえるんだよ。早く走りたいぜ」
「実行委員会にかけあってみたが、やはりマシンさえ用いらず生身で参戦というのは、レギュ
レーションが許さなくてな」
「It Doesn't Matter! F-ZEROはエンターテイメントなんだろ? より面白い方がいいに決ま
ってるぜ」
「わかったわかった。もうすこし食い下がってみるさ」

 スピード狂な会話を繰り広げるから困る。どうもこの一人と一匹、F-ZERO AX/GXの開発をセ
ガが担当した時に面識でも出来たのか、仲が良いのだ。
 おまけに揃って思考が八〇年代だ。もしかすると速すぎるせいでウラシマ効果が起こって、
頭の中がメガドライブや、スーパーファミコン発表当時のまんまなんだろうか。
 すこしは俺様のようにスローライフによる、金もうけを心がけるべきである。
 ついでにソニックの野郎のあの、妙ちくりんな喋り方。
 先に言っとくが、ルーなんとかって現実世界の芸人だかなんだかは関係ねえぜ。
 たしか、ドリームキャスト時代からあんな風に喋るようになったと記憶しているんだが、ど
うもスネークんトコがPCエンジン時代に作った、女ばっか出てくるゲーム世界の奴の事を彷彿
とさせてならねえ。
 確か、片……なんとかって小娘だったはずだ。
 新手の嫌がらせなのか? スネークがソニックに対してやたら拒絶反応を示すのも、親玉同
士の仲がどうこう以前に、そういうところに原因があるんじゃねえだろうな。まさかとは思う
が。
 ま……いい。
 おかげで、頭数があっという間に揃ったわけだしな。残るはピットにアイスクライマーとス
ネーク、ヨッシー、トゥーンリンクか。ついでにプリン。
 オリマーは俺様がじきじきにアクセスするから別だ。

「ずいぶん集めてくれたじゃねえか、ファルコン」
「言っただろう。速度は重要だとな」
「へいへい。だがこの分なら、俺様がメタナイトとオリマーにハナシつける間にも、雁首揃え
られるな」
「約束しよう。サムスにマリオ。なんとしても発見しなくてはならないしな」
「おう。じゃあ俺はいくぜ」

 誰か忘れているような気がするが、まあいいか。
 俺様はファルコンに後を頼むとリュカを引き連れ、再びテレポートの準備に入るのだった。
450名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 22:35:18 ID:1p9Vz50V
おお、続き更新されてる。頑張ってください!
451名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:48:04 ID:NM4s2r3z
続き&引っ越し乙
いいなこの人間模様w
マロンちゃんを変なCMに出すんじゃねえw
452名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:18:03 ID:V3ygO4OK
>459 のつづき

14

「で、次はどこにいくの?」
「グレートフォックスに飛んでクレ」

 俺様はファルコンハウスの入り口に突っ立ち、注文したチリドッグを三本頬張ってシビれる
ほどスパイシィな味わいを堪能しながら、リュカへ優雅に指示を出した。
 次はスターフォックスだ。今回の作戦の要になる連中だから、多少の金をつかってでも協力
を引き出さないとならないぜ。
 が、リュカの反応がにぶい。

「おい聞いてんのかよ」
「……いま、どこに居るか解るの?」
「わからねえ」
「それじゃ無理だよ。相手は宇宙空母。とすれば飛んでいる可能性は高いし、ちゃんと座標を
割り出せないと下手したら、何もない空中から真っ逆さまってなりかねないよ。まずフォック
スさんに連絡して確認してよ」

 ち、めんどくせえな。
 もっとこう、どっかの漫画みたいにイメージだけで瞬間移動できねえもんかな。ヘンな助走
なんかもやらずに。
 とか思ってまた専用カスタムケータイに手を伸ばしかけたが、しかし、その動作は後ろから
の声かけで阻止されることになる。

「おまえら、グレートフォックスに用事か。だったら面倒くせえことはいらねえ。ウルフェン
に乗せていってやるぜ」

 ウルフの。
 なんか声に企みがあるぜ……俺様は恐る恐る、声のした方へ振り向いてみた。そこには、

「ニヤリ」

 その三文字がぴったり合うほど、邪悪な笑みを浮かべた狼男の姿があった。提案を断りでも
したら、翌日ワリオカンパニーの社ビルには宇宙戦闘機が襲来しそうである。
 たぶん、俺様の用事を盾に喧嘩ふっかけるつもりなんだろう。
 畜生。

「……タクシー代は払わないぜ」
「無賃で上等。しかも、ちょいとしたアトラクションのサービス付だ。そこの小僧も来い」
「あんまり、気がすすまないんだけどな。戦闘機に乗せてくれるっていうなら」
「任せておけ。空はいいぞ」
「それってファルコさんの口癖じゃなかった?」
「翼つきがそいつを語るなんざ、おこがましいのさ」

 おまけにリュカの奴はすんなり受け入れやがった。お前も苦労人なんだから、相手が親切心
から言っているかどうかぐらい見抜けるだろうが。
 と思ったが、たとえひねくれていても、このぐらいの歳のガキってのは力の象徴に憧れるも
んだからなあ……むしろ、苦労の連続で肝が据わってる分、余計素直に受け入れたのかもしれ
ねえ。
 なんにせよ俺様にとっては迷惑な話だった。
453名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:18:38 ID:V3ygO4OK
15

 ウルフェンは、ものの数秒で転送されてきた。
 目前にウルフェンをカタチを構築した、青いワイヤーフレームのようなものが走り、次いで
本体が現れるのだ。
 原理的にはランドマスターを呼び出すのと同じことらしいが、技術的にはなにがどうなって
いるのか、俺様の頭脳をもってしてもよく解らない。なんだかんだいっても未来の技術はたい
したもんだ。
 でも、やっぱり人間は運べないらしい。
 お約束ってやつか……。
 それにしても、このウルフェンやランドマスター改。普段はどこに置いているんだ? 搭乗
者の性格が性格からして、グレートフォックスの格納庫を間借りするなんて事は、絶対にねえ
だろ。
 それとなく聞ききだそうとしたが、返ってきたのはやはり思わせぶりな邪笑だけだった。

 やがて、俺様とリュカはウルフェンのせまいコクピットの中に押し込められる。
 本来ウルフェンに複座型の設定は無く、人一人以外が収まるスペースは無いはずだが「この
世界」はイメージで構築されているために、本物とは構成が違うらしく余裕があった。
 そうは言っても、ぎゅうぎゅう詰めなんだが。
 反重力発生装置「Gディフューザーシステム」による、完璧な重力制御がなきゃ、コクピッ
トん中でジュースにされちまうところである。
 そして、

「さあいくぜ」

 ウルフの声と共に、二対の前進翼がふわりと空へ舞い上がった。
 同時に、プラズマエンジンの「くォー……ッ」という独特の作動音を伴い、俺様の目に映る
風景は滝のように流れはじめていく。
 反動はまったくなかった。重力が制御されている証しである。
 このシステムに慣れた時代の連中からしてみたら、加速Gがどうの、減速Gがどうの、なんて
のは昔話なんだろなぁ。
 俺様たちの時代じゃ、プラズマエンジン……つまり電気推進で大気中を飛行するなんて、発
想からして有り得ない。
 なぜかっていえば、化学燃料による推進に比べると、加速力がまったく足りないからだ。チ
ョロQと本物の自動車を比べるみたいなもんである。
 その代わり燃費が激しく良く、打上げとかに使うロケットの、およそ一〇倍の効率を誇るの
である。だから、深宇宙探査艇とかに採用されているわけだ。
 推力の足りないエンジンを戦闘機に転用できるのも、まさしく重力制御の恩恵に違いない。
 恐るべきは人間だぜ。

 と、俺様が未来の超技術になんとなくかしこまった気分になっている間にも、ウルフェンは
とっくと最高速度へ達していた。
 ミサイルのように空を切り、迷うことなくひとつの方向へと前進する。その先に、グレート
フォックスが存在する領域があるんだろう。
 マッハいくら出ているのか知らないが、時折、雲海を通過する時の相対感覚は、目で追いつ
くのが不可能なほどだった。
 俺様は、とにかく覚悟を決めた。
 このファンシーヤクザが、仲良くグレートフォックスに着艦する訳がねえ。
454名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:18:55 ID:V3ygO4OK
「おいウルフ!」
「あんだ」
「先に言っとくが、こっちにゃガキが乗ってンだ。少しは自重してクレな!!」
「ヘッ。俺を誰だと思ってる」

 ウルフだよ。
 だから不安なんだよ。
 抗議しようとしたが、矢先にウルフェンのコンソールがなにやら警告音をがなりたててきた
せいで、俺様の口は開きかけたまま止まってしまう。

「さて、おしゃべりはここまでだ」

 警告音とウルフの言葉が示すように、ウルフェンはいよいよグレートフォックスの索敵領域
に達したらしい。しばらくして、光の束がウルフェンの横っ面を叩くように通り過ぎた。
 迎撃だ!
 やっぱり友軍信号を出していなかったらしい。くそったれ。
 だが、当のウルフは落ち着いたものだった。アメアラレと襲ってくる光の束を、機体を大き
くローリングし発生させた電磁シールドで跳ね返しつつ、空中へ躍り出る。
 この光の束はグレートフォックスによる射撃だろう。ただ、このあいだ興味本位にスペック
表を見たら武装はレーザー砲が二門となっていたが、目視で直進が捉えられる速度から考える
とレーザーじゃなく、粒子ビームのはずだ。こいつらの世界じゃレーザーと呼ぶのかもしれね
えが。
 だが、これは前座である。
 グレートフォックスはあくまで空母であり、いってみりゃあ馬車だ。剣となるのは四機編成
のアーウィンなのだ。
 それを宣言するかのごとく、迎撃のビームを追うように純白の機体が四機、ウルフェンを包
囲するかのように飛翔し、現れた。

「おいでなすったぜ」

 これにウルフは突然とスマートボムを発射すると、なんと近距離で起爆し、大空へでかい爆
風をつくりあげた。
 当然、ウルフェンにもダメージが出たが、まったくかまわず爆風を突っ切るように機体へブ
ーストをかけると、四機のアーウィンの中で一番と動きが鈍いのを狙って、すれ違いざまにビ
ームの集中砲火を浴びせかける。
 こいつにやられ、煙を吐き出したアーウィンを尻目に、再びローリングをかけつつ旋回。
 視界がぐるぐる回る。重力制御のおかげで吐き出しはしなかったが、頭が揺さぶられている
みたいでキモチワルイ。
 とっとと終わらせてくれ。
 そう願っても神様は納得してくれなかったらしい。
 仲間の撃墜にキレたのか、一機のアーウィンが猛烈な軌道を描いてウルフェンへ迫ると、曲
芸のような動きでこっちの後ろをとってくるからたまらない。
 ウルフの舌打ちが聞こえる。
 と、同時にウルフェンへ通信が入った。
455名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:19:11 ID:V3ygO4OK
「……こちらはスターフォックス、マクラウドだ。ウルフ! 貴様、なにを考えてるんだ!」
「しばらくヒマだったもんでな。ちょいと遊びにきたぜ」
「ふざけるなよ」
「オイ、オマエラちょっと待っ」

 ぷつん。
 どうやら後ろの機体はフォックスだったらしい。通信に気づいて、SOSをあげようとした俺
様の努力は、しかしむなしく、ウルフの手によって強制的に遮断されてしまった。
 この戦争バカ、なんとしてでもスターフォックスと一戦交えないと気が済まないらしい。
 せめて俺様の会社が機体や弾薬でも供給しているなら「ばんばんやってくれ」と言えるが、
今のところ軍需には踏み入っていないので、俺様はただ被害をうけるばかりである。
 さしものリュカも、マジな実戦にさらされて怯えているだろう……。

「すごいね」

 怯えてなかった。
 この野郎、ちょっと前までチキンだったくせに、性根すわりすぎだろ! てめえ、イメージ
世界だってのを良いことに、マザー3クリア後の人生経験状態になってるだろ! そうじゃな
きゃ、この変わりッぷり説明できねえぞ!!
 だが、つっこんでいるヒマはなかった。
 いや、ウルフェンが突っ込んでいく。
 どうも加速力では、アーウィンよりもウルフェンの方が優れているらしい。後ろについたフ
ォックス機のビームをローリングシールドで受け流すと、そのまま重力制御にものをいわせた
トンボ返りで逆に後ろをとり、砲火の洗礼を浴びせる。
 が、さすがにフォックスの方も手慣れたもので、同じくローリングシールドで跳ね返すと、
その場でブーストをかけ、ウルフェンから距離をとりはじめた。
 ウルフは追わない。
 左右に残り二機のアーウィンが展開しているからだ。
 それが、さきほどのお返しとばかりに、一気にこっちへ向かってビームのシャワーを浴びせ
かけてくる。
 ウルフェンはこいつを複雑な軌道を描いて避けようとしたが、さすがに多勢に無勢だ。数発
は直撃を受けて、そのたびに機体は大きく揺れる。
 頑丈なもんで、まだまだ耐えられそうではあったが、これ以上つづけられて墜とされたり、
逆にスターフォックスの機を墜として戦力を低下させるようなマネは困る。
 ここまで遊ばせたら、もういいだろうよ。
 俺様は、戦闘に魅入っているリュカを小突いて目配せした。

(おい)
(えっ?)
(PKフラッシュをつかえ。あの独特の光を使えば、お前がいるって気づく)
(……そうだね。わかった!)
(いまから俺様がウルフの気を引く。その間にいけ)

 と、密約を交してから俺様は盛大にワリオ・メタンブラストアタックを、弱めにコントロー
ルして放つ。
 ブぅおおおっ!
 と、威勢も良く、上品な音と高貴な香りが、コクピットへ充満していく。
 成功だ。
456名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:19:31 ID:V3ygO4OK
「!? ぐおっ、ワリオ、てめえッ」
「うぇえ……ぴ、PK! フラッシュッ!!」

 この、あまりの良い香りにウルフが気を奪われた隙をついて、リュカのPKフラッシュがウル
フェンのコクピットから、大空へまばゆい光を解き放つ。信号弾として十分だ。
 そして俺様の目論見は当たった。
 三機のアーウィンは、これを外から目視すると、一斉に攻撃の手を止め警戒しながらも、グ
レートフォックスへと後退していったのだ。
 その間にコンソールにコール音が再び鳴り響いているが、ウルフは無視している。

「つまんねえことしやがって」

 空調で、俺様の香りはあっという間に外へ追いやられたようだった。
 正気に戻ったウルフが、俺様に殺人的なニラミを効かせてくる。だが、今度こそ俺様は冷静
だった。ビビっていない。
 これだけ暴れたらストレスもだいぶ発散しただろうし、くわえてこいつは、戦意を喪失した
敵を追い打ちする趣味はない。
 ここまでくれば、あとは大人しく着艦するしかないからな。

「もういいだろ。続きは、またヒマができた時にな。俺様たちも時間がねぇんだよ」
「……チッ」

 それだけ交すと、ウルフは無言で機体を着陸態勢に入らせた。見越したかのように、グレー
トフォックスの後部ハッチは口を開けている。
 そこへ向かって、ゆるりと一直線。
 ウルフェンはグレートフォックスに飲み込まれていった。
 やれやれ。
 とんだ災難だったが、まあ、目的地へたどり着くことはできた。気にくわねえが、結果オー
ライとしておこうじゃねえか。

 その後、ハッチでは銃を構えたケモノどもに迎えられたのだが、訳を話すとすんなり解放し
てくれることになった。ウルフ以外は。
 やつは、ペッピーってウサギ獣人のジジイに相手をされている。相当な老練らしく、妙にフ
レンドリーで、かつ、油断も隙もない話し方をする。色々理屈をつけて、会話の檻から抜け出
させないようにするつもりらしい。
 ウルフも戦闘機乗りとしちゃあベテランの域だが、ヒト考えた時にゃ、まだまだ若造ってこ
となんだろうな。
 このワリオ様は若くとも、心身ともにベテランだがな。
 そしてウルフが捉えられている隙に、俺様は隊長であるフォックスに、じきじきに面談を申
し込むカタチになった。
 と、いってもスターフォックスの財政がいっつも赤字なのは、俺様とて熟知しているところ
である。

「今回はな、俺様の会社から大口の依頼をしたいんだが……」

 そういったら、案の定、

「ほ、本当か!? いやぁ助かるな」
457名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:19:50 ID:V3ygO4OK
 飛びついてきた。
 なんせこの間のハルバードとのドンパチで、グレートフォックスの修繕費まで増えて火の車
だろうからな。
 俺様は手短に今までの経緯と、今後の作戦を伝えると、スターフォックスの協力を取り付け
ることとなった。

「……そういう訳だからよ、頼む。ついでといっちゃあなんだが、ウルフェンも大事な戦力に
なるし、うまいことファルコンのところへ返しておいてやってくれや。手間賃はずむぜ」
「わかった。そう言うことなら、仕事としてだけじゃなくて、俺たちの使命でもあるもんな」
「そんなこというと値切るぞ」
「えっ、ちょ、ちょっとそれは勘弁してくれよ、ワリオさん!」
「ガハハ! 冗談だジョーダン!!」

 と、あとは適当に隊の連中と世間話を交した後、まだ仲間集めに時間も掛かるので、しばら
くはポートタウンに駐留してもらうことで俺様は前金をいくらか払い、合意にいたるのであっ
た。
 こういう時の金払いはしぶらないのが一流のビジネスマンである。

17

 その後、俺様とリュカは休憩としてグレートフォックスの食堂でくつろいでいた。
 といっても赤字続きのスターフォックスだから、あまり食材に手を出せないらしく、美味く
ないミリメシ(戦闘糧食)の、コンビーフハッシュとビーフシチューを食わされる羽目になっ
たからたまらない。
(どうせなら自衛隊かフランス、イタリア軍のミリメシにしてクレよ)と心の中でぼやきなが
ら、次の連絡先であるホコタテ運送とのやりとりを脳内シミュレーションする。
 と、いうのは次に協力を頼むつもりのオリマーだが、あいつはサラリーマンであり「この世
界」でも、運送業務に携わっているので、いつでもフリーで呼び出せるわけではない。
 だが、俺様はホコタテの社長とつきあいがある。会社の方もワリオカンパニー御用達の運送
会社だから、ちょいと社長に取り次いで「お宅のオリマーさん、貸してクレ」と言えば派遣し
てもらえるはずである。
 爆弾の運送って無茶やらせることになるが、そもそも運送会社のくせに、借金返済のため社
員を未知の惑星へ宝探しをさせるようなブラック企業なのだ。どうってことないぜ。
 金に汚い社長だから、それなりにとられることになるだろうが。
 とにかく電話だ電話。俺様は、専用カスタムケータイを取り出した。ちなみにコイツの電池
はリチウムなんてしょっぱいものではなく、スーパースターを砕いたカケラが使われていて、
文字通り無敵の使用時間を誇るので充電なんざほとんど必要ない。
 ……。

「ハイ。ホコタテ運送、総務課のルーイでございます」
「あ、もしもし。俺様はワリオカンパニーのワリオなんだが、ちょっと社長に取り次いでもら
いたい」
「ああ、ワリオカンパニー様。いつもお世話になっております。ハイ、社長でございますね。
ただいま取り次ぎますので少々お待ちくださいませ」

 ン? いまの電話、ルーイとかいったな。たしか、オリマーから聞きかじったハナシだとト
ラブル続きの新入社員の名だったような気がするが……行方不明になったとか言ってなかった
けか。同名の別人か?
 どうでもいいか。
 そんなことよりも社長と話をすることの方が大事だ。
 すこし待つと電話の先から、妙に甲高いオッサンの声がひびいてきた。
458名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:20:41 ID:V3ygO4OK
「おう、ワリオ君か! ハハハ! 最近の名声は聞き及んでおるぞ!」
「世辞はいいぜ。それより、今日はお前さんトコの社員を一人、貸してもらいたくてな」
「オリマーくんじゃな」
「そうそう。よくわかってるじゃねえか」
「ハハハ! なにせ、彼はわが社一の稼ぎ頭じゃ。君が指名してくるなら、彼以外いるまいと
思ってのう!! そろそろ連絡が来るころじゃと思うたから、社に待機させておる。いつでも派
遣できるぞ! 君のところには世話になっておるし、料金もサービス価格でいこうじゃないか
ね。一〇〇ポコ……あ、いや、通貨はコインじゃったな。では五〇万コインでどうじゃ!?」

 おい、待て。
 俺様がオリマーを借りようとしていることを、事前に知っている口ぶりなのはどういうこと
だ? おかしいぜ。計画を喋ったのは、ピーチ姫をはじめ、一部連中だけのはず。
 まさかこいつ、敵なんじゃ……いや、違うな。そうだったら、むしろ知らないふりをして俺
様を陥れようと画策するはずだ。
 と、すりゃあなんだ?
 むむ。
 む。
 まてよ。俺様はさっきなんていった?「計画を喋ったのはピーチ姫をはじめ……」だよな。
 ……そうか、ピーチ姫!
 あの姫さまの根回しか。ケチなくせに必要だと思うことには素早いんだよな。そして、この
金に汚い社長が応じたということは!

「おい社長」
「なんじゃ。まけてやらんぞ」
「なんで俺様から連絡がいくとわかった?」
「それはじゃのう……ハハハ!」

 あーこのやろう。十中八九アタリだ。

「てめえ! ピーチ姫からもう金受け取ってるだろが! 二重に取ろうってのかよ!」
「ハハハ! ハハハ!!」

 うざすぎる。
 クソ、嬉しくねえビンゴだ。このタヌキめ。
 こりゃ、金を払わないことには、絶対にオリマーをよこしはしないだろうな。だが、俺様も
商売人である。丸々損をするつもりはないぜ。

「高すぎる。半額にまけろ」
「んん〜む」
「俺様の会社が大躍進してるのは知ってるだろ。それに今度はニンテンドー3DSで大もうけで
きそうだぜ。そしたらまた物流も多くなる。そのためには、二五万分は俺様の方で回すと考え
た方が得とは思わねぇか?」
「それもそうじゃな。では三〇万コインで手を打とう」
「二五万だ。あんま悪どいと、次の取引は他の運送屋も考えるぜ?」
「うぬぬ。仕方ないのう……いいじゃろう。のちほど契約電子書類を送る」
459名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 18:20:49 ID:V3ygO4OK
 全然仕方なくねえ。二五万でもぼったくりすぎだ。
 現実世界の読者にも解りやすくコインの価値を説明すると、マリオRPGシリーズ的にキノコ
だのシロップだのの食品単価が二〇〜五〇コインほどで収まる。こいつをニンテンドーの本社
もあるニッポンの円で乱暴に換算すりゃあ、だいたい一コインが一〇円ぐらいだろう。
 すると二五万コインなら、二五〇万円だ。ホコタテ運送のタヌキ親父は、ちょいとした自動
車が買えてしまうぐらいふっかけてきているのである。
 いくら有能社員を出向させるったって、人の足下みやがって。

「とにかく、オリマーをよこしてくれ。場所はファルコンハウス前だ」
「あいわかった」
「じゃーな!」

 俺様は、固定電話だったら叩ききる勢いで通話を終えた。
 くそ、腹が立つぜ……。


つづく
460名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 01:46:13 ID:1+soP9qg
んじゃ暇なんで今日の朝投稿しようかな   
461名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 16:51:59 ID:kj4IZ/3L
ワリオの人、遅ればせながらGJ!
量が多かったけどすごく読みやすかった。
マルスの愚痴とそれに対するワリオ様の解説クソワロタ。
FEやったことないから知らなかったわ。
ゼルダは言われてみれば確かにw
ロンロンズオリジナルは何処で売ってますかwww

続き楽しみにしてる。にしてもすごい情報量だな。
にんてんゲー好きなんだな。
462名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 20:56:08 ID:LrdPI7DN

世界観が練られてていいな
しかしマリオの命が1000円な件
463名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 04:27:44 ID:TQi0pgoG
注意:アイク×女マルスです。

今日も戦いが終わった。闘技場から控えの間に戻る回廊で、アイクはマルスに胸に掛けている細密画を見せられた。
「シーダっていうんだ。僕の婚約者…いつか、僕の世界が平和になったら結婚する約束をしているんだ」
そう語るマルスの頬は赤らみ、伏せたまつげの下で瞳が潤んでいた。
そんな様子のマルスを見つめると、アイクは何か酷く心が疼く。確かにその絵の少女は美しかった。
しかし、目の前にいるマルスとは比べものにならない。マルスの白く滑らかな頬、しなやかでよい香りのする髪、そしてつややかで形の良い唇。
「けっ。戦場で女の話をするなんざ演技でもない!」
つい憎まれ口を叩くが、マルスの耳には入っていないようだった。
「おまえの世界は、俺の世界と似ているようだな。いろいろ話を聞かせてくれるか?」
アイクの頼みにマルスは快く応えて自室にアイクを招き入れた。
マルスに促されたわけでもないのに、アイクは早速マントや肩当てをはずしくつろぐ。しかし、マルスは手甲すらはめたままだ。
「なんだ? おまえ、俺が控え室で闇討ちでもするかと疑っているのか?」
アイクは機嫌を悪くした。確かにこいつは王子様で俺なんかとは身分が違うのかもしれない。
だからといって、これはないだろう。
第一、最初会ったときからマルスのことを見るだけでイライラとも違う、落ち着かない気分がアイクを悩ませていたのだ。
「ふざけるなよ! それとも何か? おつきのものがいないと着替えも出来ないのか?」
アイクは乱暴にマルスの身につけているものをはずし始めた。
「や、やめてくれ! 僕は…僕は、その、体がちょっと他の人とは違うんだ!」
「どこが違うっていうんだ、王族だろうがなんだろうが、ヒューマンタイプなんてだいたい…」
アイクはベッドに押さえつけながら強引にマルスの胸元を緩めた。
蒼白になったマルスは、剣を握っているときとは比べものにならない弱さで、アイクのなすがままだった。
アイクはなぜ、自分がこんな凶暴な衝動にとりつかれているのか、自身ですら理解できない。
そして、マルスの胸がすっかり露わになり、そこに美しい果実のような乳房があるのを見るとアイクの体の中に稲妻が走った。
「おまえ、女だったのか…!」
マルスはシーツを引き寄せて胸元を隠し顔を伏せた。
464名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 04:28:56 ID:TQi0pgoG
「これは、僕が女だってことは誰にも…シーダにも知られてはいけないと、じいが…」
「ははっ! おまえ、婚約者もこのことを知らないだと! 結婚なんてどうするつもりだ!」
「…お互いへの信頼と愛情があれば…。
シーダは僕のことが好きだと言ってくれているし、結婚してからも隠し続けろと、じいに言われている」
「おまえ、何も知らないんだな。結婚っていうのはただ一緒に暮らせばいいってもんじゃないんだぜ」
アイクはマルスにいきなり覆い被さってキスをした。ただ驚くマルスは小さくもがきながらも、アイクに組み伏せられてベッドに沈んだ。
マルスの唇、それは明らかに女の甘い唇だった。
強引に舌をこじ入れ、マルスの小さな舌を思うままに味わいながら、アイクは手をマルスの胸に伸ばした。
小振りだが弾力のある胸は、仰向けになっても形が崩れない。それを掌で思うままに転がし、乳頭を指でつまんだ。
「何をするんだ、アイク! 君はいい友だちになってくれると思ったのに!」
「うるさい! バカにしやがって!」
「僕は、君をバカになんてしてない! 何かの誤解だ!」
マルスは泣きながらアイクの重みから逃れようとした。
しかし、いくら流麗な剣の使い手とはいえ、その細い手足での抵抗は無骨なアイクに対して全く意味をなさなかった。
アイクは本当にマルスが自分をバカにしていたとは思っていない。しかし、感情が納得しないのだ。
今まで周囲からまるで女に興味がないように思われていた自分。だが、人並みに女を抱きたいという欲求はあった。
だが、実際の女を前にするとどうもそんな気になれない。口さがない連中はホモじゃないかとアイクをからかった。
マルスを初めて見たとき、目が吸い寄せられ心臓が高鳴った。それと同時に、
(もしかして、俺は本当に男のほうが好きなのか!?)
という疑念がわき上がり、それはマルスに握手を求められて勃起したことで決定的になり、目の前が真っ暗になった。
それが、マルスは女だったとは!
女だったのか、女だったのか、アイクは呟きながら安堵し、獣のような欲望をマルスに叩きつけた。
「いや、いやっ、放せっ、放してくれっ!」
泣き叫ぶマルスの声はまさしく女の悲鳴だ。
「おとなしくしろっ!」
アイクに怒鳴られて、マルスは身を震わせたまま抵抗をやめた。目は大きく見開かれ、怯えてアイクを見つめている。
マルスの着ているものをすっかり脱がすと、アイクはもう一度マルスを抱きしめた。今度は優しく、包み込むように。
そして、マルスの耳元で囁いた。
「教えてやる…俺が…なんで男と女の体が違うのか…だから、しばらくおとなしくしていろ…」
アイクの言葉に逆らえず、マルスは泣きながらも小さく頷いた。
465名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 04:40:35 ID:TQi0pgoG
先端をとがらすように乳房ををわしづかみ、乳首に軽く歯を当てる。
「うっ…」
マルスの吐息が漏れる。
「あんなに激しい斬り合いをするおまえが、この程度で声を上げるのか?」
アイクはなおも乳房を嬲りながらマルスに問いかける。
無骨な指が脇腹をなぞり、その刺激でマルスの呼吸はさらに乱れ、頬はますます紅潮した。
「マルス。手を貸せ」
「あ…な、何…?」
アイクはマルスの細い左手首を握ると、自分の下腹部へと導き男根を握らせた。
「…なんだか分かるか?」
「…いいや、わからない…」
普段剣を振るう右手と違い、マルスの左手は少女本来のしなやかさだった。
「じいとかいうやつは、肝心なことをまるで教えていないな。おまえは俺と同じぐらいの年齢のはずなのに」
アイクは笑いながら上半身を起こすと、マルスの顔の上にまたがるように腰を乗せた。
「しゃぶれ」
アイクの言葉と同時に毛深い肉棒がマルスの口の中いっぱいに入ってきた。
マルスの美しい顔が苦痛で歪む。
「舌を…舌を使うんだ。そこの段差の部分を、丁寧に…う…そうだ、もうちょっと強めに…あ、そこ…だ…」
剣の技に優れているものは、こういうことも飲み込みが早い。マルスはアイクの求めにすぐに応じられるようになった。
「いいか…出すから全部…飲むんだ…」
マルスは何を言われているのか、意味が分からなかった。
しかし、次の瞬間、アイクが大きなうめき声を上げて体を痙攣させると、何かの木の花のような香りのものが口の中いっぱいに広がった。
(これを飲めばいいのか…)
素直にマルスはその白い喉を蠢かせてアイクから放たれた液体を嚥下した。
466名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 04:45:38 ID:TQi0pgoG
「今度はおまえの番だ…」
そう言って、アイクはマルスの白く伸びた脚を片方だけ抱きしめると、大きく広げさせた。
内ももの最も皮膚の薄い部分を頬と唇で楽しんでいると、マルスがアイクの頭を掴んで
「や、やめてくれ…!」
と言う。
「だめだ。なんで嫌がる?」
「く、くすぐったいし…それに…あ…あの…恥ずかしい…」
マルスはアイクから目をそらして頬を赤らめた。
これが男と同じく戦場をかいくぐってきた歴戦の勇者だろうか。こうなってはまるきりただの女だ。
アイクはマルスの叢の部分に頬ずりしながら聞いた。
「俺が、嫌か?」
「嫌じゃない、だけど…」
「嫌じゃないなら委ねろ…」
舌をクリトリスに這わせるとマルスは細い指をアイクの髪に埋めながら、息を荒くしてあえいだ。
「あ、だめ…やっぱり嫌だ…」
しかし、アイクは愛撫をやめようとはしない。舌だけでなく指でもマルスの処女の部分をいじりはじめた。
ぴったりと閉じた小陰唇を開くと、艶やかなピンク色の肉からびっくりするほどの愛液が流れ出てきた。
それを中指ですくい取り、クリトリスに塗り込める。
ぬめりを使って包皮をむくと、信じられないほど小さな核が、それでも固くなってアイクの指先に直接触れた。
「ひぃぃ…っ…!」
マルスが悲鳴を上げて体をのけぞらせる。マルスはアイクの頭を押さえながら、激しく自分の首を振った。
「おまえは、自分の体がどうなってるのかすら知らないんだな」
アイクは中指をマルスの中に埋めた。豊かな愛液のぬめりで、狭いところとはいえ滑らかに入ってゆく。
「あ…い、痛い…」
「この程度で痛いって言うな」
マルスの両脚を広げさせたまま、アイクは体を上の方にすべらせた。
膣口に肉棒をあてがわれ、怯えたようにマルスは声を震わせて尋ねる。
「何を…何をする…の?」
「さっき、口でしたことを、今度はここでするんだ」
467名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 04:47:10 ID:TQi0pgoG
アイクにそう言われてマルスは驚き、体をくねらせて抵抗した。
「やめて! そんなの入るわけがない!」
「これだけ濡れてりゃ、入る。俺を信じろ」
そう言うとアイクはマルスの純潔に自らの重みをかけた。
脆く儚い、それでいて貴重な抵抗が破れると、今まで何者の侵入も許したことのない隘路が次々と開かれた。
「…う…うっ…」
マルスは驚愕と痛みで体をこわばらせ、悲鳴すら上げられなかった。
「体の力を抜くんだ。そうすればそのうち良くなる」
アイクは体をずりあげて逃れようとするマルスの頭をしっかりと抱えた。そして、マルスの頬を伝う涙を唇でぬぐった。
「マルス…いい…やっぱりおまえの体は、女の体だ…」
アイクは欲望の赴くままにマルスの肉を、最も奥まで貪った。
最初、入ってくる男を押しのけようとしていた肉襞は、今は吸い付くようにアイクに絡みつき、放そうとしない。
「アイク、やめて…こ、壊れてしまう…僕は…!」
女の肉をひくつかせながらマルスはアイクにしがみついた。
その瞬間、マルスの全てが激しく痙攣し、アイクを今までになく強く締め付け、搾り取るように蠢いた。
アイクももう限界だった。マルスの中に夥しい精を放ち、果てた。

マルスはぐったりとして、目を閉じている。意識があるのかどうかも定かではない。
男として今まで生きてきてなんの疑問も持たなかったであろうマルスに女の悦びを与えてしまったことが、果たして良いことだったのか。
いつまでも一緒にいられない運命なのに、激情を押さえきれずに抱いてしまった。
後悔で瞳を曇らせるとアイクはマルスを抱き寄せ、そのまま眠った。
アイクが軽い寝息を立て始めると、ようやくマルスは薄く目を開けた。
精悍だがまだどこか幼さの残るアイクの顔をつくづくと眺める。
そしてぼそりとつぶやいた。
「僕は…シーダを裏切ってしまったのかな…」
答えは出そうになかった。

(終わり)
468名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:23:59 ID:xK3VSHM6
DQNなアイク
469名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 22:44:40 ID:8ZvpPgcD
避難所いけ
470名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 04:17:53 ID:53VQxnHK
>463
シチュエーションはいいね。いいよ。
庶民と王族との愛憎。ぐっとくる。
ただ性質上、やはり避難所向けだろう。過疎ってる分際で、あれこれ指摘するのもなんだが……。
また、キャラ壊し前提でないなら、もう少しアイクの性格を勉強すると、なおいい。
もっとストイックかつ素直だぜ、この人。

でも、良かったと思うので、懲りずにまた相応のスレで書いてくれ。
471名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 02:59:15 ID:tSmyj7Q7
>459 のつづき。


 そうでなくてもメシがまずかったのである。あとはカービィを見つけ、メタナイトの野郎に
ハルバードを差し出させるだけというのに、唐突にやる気がなくなってしまいそうだった。
 だが、俺様は一流のビジネスマンである。
 途中で以来を放り出すなんてことは、絶対にできない。
 面倒くさがる体をひっ叩き、俺様は最後の難関にかかることにした。

18

 問題はカービィだった。
 プリン以上に何を考えているのか解らない上に、神出鬼没ときている。メタナイトを説得す
るには必須の存在なのだが、如何せん、俺様の情報網にも行動パターンが引っかからないから
困るぜ。
 食べていたり、寝ていたり、食べていたり、散歩していたり、食べていたり、唄っていたり
、遊んでいたり、寝ていたりと、およそ猫か無職の真似事ばかりしているくせに、どうにもこ
うにも尾を掴ませないのが、カービィというピンク玉なのである。
 ためしにファルコンに連絡を入れてみたが、やはりコイツだけは見つからないようだった。
 どうしようか。
 と、考えて考えた挙句、ひとつひらめく。
 そうだ。仕方がねえから逆手をとってみよう!
 カービィにメタナイトを説得させるのでなく、メタナイトにカービィを探してもらうのだ。
 やつ曰く、カービィは星の戦士の卵らしく、世界の救世主になるまで、厳しくも暖かく保護
しなければならないそうで、じつに目をかけている。
 だから、カービィ探しを依頼すれば、たぶん乗ってくるだろう。その後にハルバードを貸し
て貰えるよう、算段すればいい。
 よし、これならいけるぜ!
 さすがは俺様だ。常に機転をかかさない。さすがだ。

 それにしても……。どうも気に入らねえな。
 ゲーム世界住人の俺様がいうのも何だが、出自がどんなに凄ぇとしても、普段、遊んで寝て
ばっかいるような野郎が、なんかあった時だけ突然、勇者レベルの活躍をするってのはな。
 んな事が実際に起きるのは、ゲームかアニメの世界だけである。
 いや、ここはゲーム世界だからイイんだが。
 イイんだが、俺様なんかはマリオの野郎に遅れを取らないため、ウンチから起業まで、あり
とあらゆる事柄に対し、勉学と情報収集と人脈形成と日々のトレーニングと排便を怠ってはこ
なかった。
 マリオランド2の時点じゃ、クッパの代わりに過ぎなかった俺様は、ここまでやってビッグ
になったのだ。
 ワルイージの野郎も同じだぜ。で、その努力をさぼった初代マリオランドのラスボスである
タタンガは、2ではステージボスに格下げ、今やお茶を挽いているってわけだ。
 俺様たち悪役勢は、努力なしに生き残ることはできないのである。
 だから、どうも気にくわない。

「いい加減うざったいんだけど。行くなら早くいこうよワリオ」
「うっせ!」
472名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 02:59:45 ID:tSmyj7Q7
 俺様は、この深淵な思考をいっこうに敬わないリュカを小突いてから、メタナイトの居住し
ているデデデ城へと赴くためにテレポートを敢行していった。
 これがあるので、あんまり横暴にできないのが悔やまれるところである。
 そして二度目のデデデ城。
 毎度毎度、でかい声でがなりたてるのも疲れるから、俺様は大人しくインターホンを「ピン
ポーン」と鳴らすと、守衛のワドルディが出てきた。
 ので、その胸だか腹だか顔だかわからない胸ぐらを掴みあげて、

「さっさとデデデを出しやがれ、コノヤロウ!!」

 紳士的な申し込みをした。
 これを受けてワドルディは泡を食いながら城内へと駆け出していく。
 うん、よし。
 メタナイトに会うにしても、基本、この城の主はデデデなのだ。まずはそいつに話を通すの
が筋ってもんだよな。俺様はじつに礼儀ってもんをわきまえている。
 ……ややあって、妙にまぶたの皮が重たそうなデデデが出てきた。
 なんだ、眠いのか?

「まったく、お前というヤツは……なにゆえワシの部下を脅しつける。普通に入ってこれんの
かゾイ」 
「あん? どういうことだ?」
「もうええゾイ。で、今度は何の用じゃ?」
「おう! それなんだがな、メタナイトに会わせてクレ。あいつに用があんだよ」
「メタナイトな。あい解った。が、まあ城門で立ち話というのもなんじゃ。応接間でジュース
でも飲みながら話すとええゾイ」

 と、デデデは無駄に王族のカンロクを見せるフリをしつつ、城内へ戻っていく。
 俺様はとっとと話をつけて仕事を続行したかったのだが、仕方なくその背中へ付いていくこ
とにした。ジュースを貰えるしな。
 そして応接間に通される。いつものことながら、ヘンな調度品がごてごてと置いてあって、
あまり落ち着かない空間である。
 よく冷えたオレンジジュースをすすりながら、メタナイトを待った。
 隣では、リュカがさきほどの生意気な態度とはうってかわって、年相応にジュースの甘みを
噛みしめている。
 ……なんで、俺様に応対した時だけ、こいつは大人っぽくなるんだろう。
 俺様も昔はたしか子供だったと思うんだが、いまいち子供ってのはよく解らない。

「お前もまだ若いのだ、ワリオ」

 すると、ぬっ、とメタナイトが現れた。
 またまた口から思考がこぼれていたらしい。偉そうな事を言うようだが、じゃ、お前は何歳
なんだよ。
 文句もこぼれかかったが、俺様はソーナンスの様にがまんした。これから注文を頼む相手に
不愉快を感じさせるのは、ビジネスマンとして失格だぜ。
473名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:00:06 ID:tSmyj7Q7
「その若造から、ひとつ頼み事があるんだが」
「うむ」
「カービィを探したいんだが、どこにいるのか見当もつかなくてな。お前さんなら予測できる
んじゃないかと思って来た」
「カービィか」

 お。
 その名を出した途端、メタナイトの黄色い目がガンダムのように光った気がした。やっぱり
乗ってきたな。

「しかし、なぜあいつを探す?」
「それはだな」

 俺様は、これまでの経緯とこれからの計画を、事細かにメタナイトへ伝えた。だいたい、三
〇分くらい使ったと思う。
 面倒だったが、こいつの性格的に、かいつまんで話すよりも、ひとつひとつ丁寧に説明した
方が同意を得やすいので妥協はしない。

「なるほどな。たしかにそういう事なら、カービィの力はあった方がいいだろう。お前にして
は目の付け所がいい」
「だろ」

 本当にカービィ大好きだな。なんだってんだ。

「カービィは今の時期ならば、天空界のパルテナ神殿にいるのではないか」
「天空界ぃ?」
「ああ。なぜなら、あそこは人間の界隈でいうところの豊穣祭のようなことをする。その期間
は訪れた者に様々な食物が饗されるのだ。まあ祭るのは下界の者の役割ゆえ、正しく言えば人
間に与える恵みの品評会といえばいいのか……とにかく、今がその時期でな」
「なるほど。食い意地か」
「まあ、そういうことだ。カービィはまだ星の戦士として卵ゆえ、多くのエネルギーを蓄えね
ばならん。神の恵みであれば、エネルギーとしてこれ以上の質もない。自然、引き寄せられる
のだろう」

 そうかなぁ。
 単に、タダで飲み食いできるから行ってるだけじゃねえのか?

「しかしパルテナの神殿か。いくらカービィでもホバリングじゃ行けねえよな。ワープスター
か何かでいったのか?」
「それかドラグーンだな。あれらを単なる爆撃装置でなく、移動手段として使いこなせるのも
星の戦士の資質ゆえだ」
「とすると……参ったな、そこじゃあさすがにリュカのテレポートでも、行けそうにねえ」
「天空界までなら、例のステージの場所へ行けるけど、そこから雲の上を歩いていくっていう
のは、ちょっと気が引けるね。落ちそうだし」
474名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:01:42 ID:tSmyj7Q7
 一度、行ったことのある場所以外には、ルーラじゃなかったテレポートできない。RPGのお
約束だぜ。
 しかしこれは、かえって都合がいい。

「仕方ねえな。メタナイト。お前さんを見込んで追加で頼みをしたい」
「……ハルバードか。あれはやっと復元も終わったばかりでな。本来、みだりに動かすべきで
はないが、事態も事態だ。カービィを迎えに試運転がてら、再び戦士たちの母艦となるか」
「そうしてもらえるとありがたいぜ」
「承知した。ではしばし待て、起動の準備をしてくる。その間、食事でも摂るといい」

 割とアッサリ承諾を得られた。
 やっぱりカービィ探しってお題目があるから、だろうな。でなきゃ、たぶんもっと渋られた
はずだ。
 メタナイトの野郎が偉そうに応接間を退出していくと、入れ替わるようにワドルディの大軍
がカレーやらトマトやらが乗った盆を頭に乗せ、突入してきた。
 あんまり嬉しくない。
 と、いうのはだ。
 デデデ城の周辺は、当然のようにカービィの世界、プププランドをモデルに構築されている
フィールドである。そのせいもあって、やたらと食材が豊富なんだが、どうも、この一頭身な
連中は味覚がヘンなのかなんなのか、狂った調理や食事をする。
 辛すぎるカレーを食ったかと思えば、トマトやサツマイモをまるごと出してきたり、食事の
最中にでかいキャンディーやらケーキやらが登場したりと、まるで節操がない。

 あげくのはてに、お抱えコックが悪い。GPZ900Rとか、OH-1とかのNinjaシリーズで有名な重
工業みたいな名前だったと思うが、これが極めつけに腕が悪く、なにをつくらせても、トンで
もない味になるのだ。
 カレーにいたっては、ボンカレーにタバスコを一キロもぶちこむなどという、正気を失って
いるとしか思えない所業をする。
 さすがの俺様も、これでは味を楽しめない。
 乱闘ではなんでも食うが、別に美味いと思っているわけではないのである。だから、これを
読んだオマエラは、俺様でプレイする際には俺様の咥内をいたわるようにすべきである。
 そんな風に饗されたまずい食事へ、リュカと目を合わせながら「どうしたもんかい」と格闘
しつつ数十分の後。
 やっとこさ……いや、艦の準備としちゃ、あっという間と言うべきか。
 メタナイトが応接間に戻ってきた。
 ついでにデデデも戻ってくる。
 お前は来なくていいんだよ。

「お前さんなあ……それを城主に向かっていうのかゾイ」
「また口に出てたか」
「ええ加減、治せ。ワシャ不愉快ゾイ」
「大王。ここは私の顔に免じてこの不逞者、許してやっていただきたい」
「責め立てるつもりはないがのう」
475名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:02:03 ID:tSmyj7Q7
「ありがたし。ワリオ、待たせて悪かったが、無礼はほどほどにせよ。……まあ。炉に火は入
った、いつでも出航できるぞ。行こうではないか」
「おう。デデデはどうすんだ」
「ワシはやることもある。地上の護りがゼロになるのも問題じゃろうて、城に残るゾイ」
「あいよ」

 まあデデデの野郎はどうでもいい。
 仮になんか企みがあったにせよ、爆弾がなくちゃなにもできやしねえさ。
 俺様とリュカは、まずいメシから解放されるヨロコビを分かち合いつつ、メタナイトの案内
に従って、ハルバードへと歩を進めるのだった。

19

 デデデ城のある丘を後方へ見上げた平原に、戦艦ハルバードが鎮座している。
 この、メタナイトな仮面を模した艦首を、俺様は哲学的に考えてみた。
 なにより外見こそがハルバードの一番特徴的なところだ。
 堅牢性や火力だとか、艦載力やイージス艦も真っ青のレーダーとかでなく、とにかくデザイ
ンが突出しているってのが、変わっている。
 もちろん設計したのはメタナイトだろうが、スネークをサポートしてるメイ・リンも言って
いたように、ヤツはナルシストっていうか、自己顕示欲がめちゃめちゃ強ぇんじゃないか? 
普段、渋く決めているけどよ。
 考えてみりゃ、中世でもなんでもない、プププランドで決闘を申し込むクセがあるってだけ
でも異常だ。
 その分、見ていて面白くはあるんだが。
 そんなことを考えながら、俺様はメタナイトの案内でハルバードへ乗艦する。
 中には、すでに多くの配下どもの一頭身がところせましと走り回っていた。
 艦橋へとあがる。

「メタナイト。本当にカービィはパルテナの神殿にいンだろうな」
「私の予測が外れていなければ、の話だ。ただ自信はある」
「どこから沸いて出る自信だよ」
「経験だ」
「経験なぁ」

 まるで、バードウォッチングみたいに言いやがる。
 ここまでいくとストーカーじみている様な気までしてきて、俺様はなにやら薄ら寒いような
気分にとらわれてしまった。
 しかし、ハルバードはそんなことを意にも介さず、大空へ文字通り翼を広げ、デデデ城を見
下ろしつつ、どんどんと高度をあげていく。
 あっという間だった。
 でかい積雲を突き抜けていったから、少なくとも成層圏は超したはずだ。
 「この世界」の大気は地球のそれに準じているんだが、大気圏ってのは大ざっぱに分けて、
地上から約一一〇〇メートルまでの対流圏、五〇〇〇メートルまでの成層圏、八〇〇〇メート
ルまでの中間圏、見た目的にはもう宇宙の入り口となる熱圏が八〇〇〇〇メートル、そんでも
って感覚的には完全に宇宙空間だが、一応大気圏内だって外気圏が一〇〇万メートルの五つに
なる。
 このうち、パルテナの神殿がある場所は、天空界って言うぐらいだから……
476名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:02:35 ID:tSmyj7Q7
「どのあたりだ? 教えてクレ」
「高度七〇〇〇メートル付近だ。周囲は氷点下数十度の世界だが、ピットたちが薄着で行動で
きるところを見ると、何らかのパワーが彼らを護っているのかもしれん」
「神のご加護ってか」
「うむ。まぁ、我々ポップスター出身者には、外気はあまり関係ないのだがな。お前達は防護
服を身につけておけ」

 といってメタナイトは、俺様とリュカ二人分の防護服を持ってくるように、と配下のトライ
デントナイトに命令を飛ばす。
 そういや、こいつら生身なのに平気で宇宙へ飛び出すよなァ。
 マリオでも宇宙服着るのに。
 ……どせいさんといい、こいつらといい、一頭身な連中は見た目と中身の差が激しすぎる。
なんなんだぜ一体。スネークの野郎も、俺様がメタンブラストアタックで空をとぶことより、
こっちの方を驚いたらどうだ、と言いたい。
 俺様とリュカは、ハルバードのクルーから手渡された、全身タイツみたいな防護服を苦労し
て着込みながら、ほぼ同じ事を考えていた。
 だが、ハルバードの速度は俺様の超思考速度をも超越している。

 腹のあたりに、タイツが引っかかって焦っているぐらいで、メタナイトが「もう着いたぞ」
と言い出したほどなのだ。
 言われて、片足で跳びつつ、艦橋の窓から外を覗いてみると、たしかに雲の上にそびえ立つ
古代ローマ神殿っぽい建築物が目に飛び込んできた。そのうえハルバードはクルーの手によっ
て、すでにパルテナの神殿へ横付けするように繋留されていたのだった。
 さすがプププランド唯一のプロ戦闘集団。手慣れているぜ。ま、周りが神殿のほかは雲しか
無いから、つなぎ放題なんだが。
 ただ繋留できるという時点で、あの雲は水蒸気の塊じゃなくて、雲をイメージした、浮遊ブ
ロックの一種なのかもしれないな。
 ともかく、俺様はリュカの野郎に手伝わせて、無理矢理タイツを装着すると、勝手に艦を降
りはじめるメタナイトの後を追った。

 俺様たちは雲の上をひょいひょいと渡って、パルテナの神殿へと移動していく。
 と、でかい柱の何本もに支えられて大きく口を開く古代ローマ神殿風のエントランスで、緑
髪の女神が待ちかまえているじゃないか。
 言うまでもなく、女神パルテナ本人である。
 もちろんハルバードが接近している事ぐらいは解っていただろうが、親衛隊じゃなくて、わ
ざわざボスが出迎えてくるってことは、歓迎されたってことなのか。

「ご無沙汰をしております。パルテナ殿」
「連絡を入れてくだされば、迎えの船を出させましたのに」

 ビンゴだな。
 しかし、なんというか、空気が妙に、艶っぽい……ぞ?

「そのような訳には参りません。それに、私はこのように悪魔の羽根の持ち主」
「心は別でしょう? ところで、貴方がいらっしゃったということは彼を、連れ戻しに来たの
ですね」
477名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:03:00 ID:tSmyj7Q7
「は。ご存じのこととは思いますが、またも不穏な空気が訪れておりますゆえ」
「ここは、なにも娯楽がないところ。娘たちも、彼との戯れを楽しみにしていたのですが……
こうなっては仕方ありませんね」
「申し訳ない」
「次はぜひ逗留にいらっしゃってくださいね、メタナイト様。お待ちしております」
「私は……」
「待っています」
「剣に命を捧げた身。確約はできません。それでも、いいのなら」
「ええ」

 パルテナが破顔し、それから目をチラリと背けるメタナイト。マントを翻す背に、哀愁の陰
を漂わせていた。モクモクと大人の男と女の雰囲気が醸し出される。
 おい、なに三文芝居打ってんだ!
 公式の付き合いでもなんでもねえ上に、だいたい片方、玉だろ。あわねえよ。
 三文芝居を目前にして、俺様は顎が外れかかったというか、外れたが、それをワリオパワー
で無理矢理修正するとメタナイトのケツ(だと思う場所)を「早くしろよ!! あとつかえてん
だよ」と叩き、カービィを迎えに行かせた。

 で、問題のカービィはどうだったかというとだ。
 なにやら、ピンクやらコバルトブルーやらライムグリーンやらの、アニメ・マンガ・ゲーム
的には奇抜でなくても、現実的にはチンピラ同然の髪色をした、ちっこい天使娘たちに囲まれ
て、好物のトマトを頬張りまくっていた。
 そんな、その手の趣味がある人間が見たら垂涎モノな光景から、俺様とリュカとメタナイト
は三人がかりになってカービィを引っ張りだすことになる。
 ピンク玉のやつは、別に幼女の方には興味がほとんど無かったようだが、とにかく食い物か
ら引きはがされるのには多大な抵抗と悲しみがあったらしい。
 言うことを聞かない、躾不足の散歩犬をリードで引っ張るような作業だった。無駄吠えしな
いだけマシか。
 畜生、食い意地の張ったやつだ。
 気を落ち着けるために俺様は、金儲けを考える。
 そうだな。この配役をピンク玉だけ別のなにかに変えて、次なる裏ビデオの制作にかかれば
ガキみたいな連中が考えた、生産性のカケラもない規制計画にツバでも吐いてやると同時に、
ロリコンどもからがっぽりとせしめることができるだろう。
 問題は、パルテナとメタナイトだな。
 下手をすると俺様の会社にいかずちをおとされる可能性がある。
 慎重に慎重を重ねて、計画を立てる必要があるな。
 うん。
 ……まあなんにせよ、これで役者は揃ったわけだ。
 ファルコンに連絡を入れてみると、残りの連中もくまなく集まったとのことだった。
 俺様は、カービィを連れてハルバードへ乗り込むと、いよいよ作戦開始ののろしをあげて意
気込むのだった。
478名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:03:39 ID:tSmyj7Q7
20

 ハルバードがパルテナ親衛隊に警護されつつ、天空界を後にする。
 と思ったのもつかの間、アッ、という間の航行で、ハルバードはその巨体をファルコンハウ
ス上空へさらしていた。
 相変わらず、バカっ速な船だぜ。
 Gディフューザーシステムを搭載していないのに、グレートフォックスを上回る航行速度な
のである。さすがにワープドライブは出来ないようだったが、一頭身共の侮れない技術力を考
えると、それも簡単に開発できるのかもしれない。
 恐ろしいぜ……。
 俺様の眼下に、いつもの荒野な風景が広がる。
 そこには、グレートフォックス、ファルコンフライヤー、そしてドルフィン号……は借金の
カタに売り飛ばされたらしく、代わってホコタテ社長愛用のちょっと綺麗なドルフィン初号機
が勢揃いしていた。
 俺様たち以外は完全に準備が完了しているようで、着陸し、カービィを頭に載せたまま船を
降りるとファルコンとピーチ姫が出迎えてきた。傍らには、亜空間爆弾を接続したロボットも
従えている。
 どうやら、修理が終わったみたいだが、ついでに敵を釣る餌にするための亜空間爆弾も持っ
てきたらしい。
 が。
 おい、不用心じゃねえか!

「遅かったな。待っていたぞ」
「これでも急いだんだぜ
「まだまだ。それではF-ZEROで勝てないぞ」
「俺様はF-ZEROやってんじゃねえよ! それより爆弾剥き出しにすんなよ、不用心だろ」
「今し方、ファルコンフライヤーで運び終えたばかりでな。ドルフィン初号機に搭載している
最中だった」
「お前だって遅れてるじゃねえか!」
「まあまあ。それより、ロボットから爆弾の組成は教えてもらったわよ。この書類ね」
「……おう。ありがとなピーチ姫。んじゃリュカ、こいつを持って、ちょいとばかりワリオカ
ンパニーの二五六階まで飛んでくれや。そこにクライゴアってヘンな爺さんがいるから、この
組成に反応するレーダー造ってクレ! って頼め。たぶん、一〇分ぐらいで完成するからよ」
「うん、わかった!」

 書類を渡すと、リュカがぐるぐる走り周りながら消える。
 それを見つめつつファルコンがぽつりと

「ドクター・クライゴア……優れた科学者のようだが、F-ZEROマシンの制作を行っていないの
はなぜだ。問題ではないか?」

 漏らした。

「いやそれ関係ねえだろ」

 俺様はF-ZERO脳状態のファルコンへ的確なツッコミを入れつつ、すこしばかり辟易としたの
で、気分転換に集まった部隊をぐるっと見渡してみた。
 すると冒険野郎部隊は……数が多いせいか、いくつかのコンビに分かれているみたいだ。聞
いてみるとファルコンがパーティションしたらしい。
479名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:04:48 ID:tSmyj7Q7
 ざっとリンクとスネークの万能コンビ、ポケモン軍団とトレーナー・ゼルダの汎用コンビ、
ミスターゲーム&ウォッチとアイスクライマーのサポートコンビ、アイクとドンキーコングの
パワーコンビ、ピットとディディー・ウルフの空挺隊、なぜかヨッシーに騎乗したトゥーンリ
ンクといった具合だ。
 なるほど能力事に揃えたわけか。
 悪くねえ配分だ。
 が……どうも、プリンだけは最後まで見あたらなかったらしい。まあいいんだが、いないと
いないで、なんとなく寂しい気もする。
 でもまあ、やっぱいいか。
 ちなみにネスは各部隊をつなぐ連絡役で、ソニックは速度を活かすため単独である。
 スターフォックスはいつも通りの運用。
 マルス率いるアリティア軍には、約束通り、ハルバードを運用してもらうことになる。その
ためあいさつも兼ねて、マルスをメタナイトに引き合わせた。
 もっともあいつの性格からして、俺様に引っ張られなくても自分であいさつに出てくるだろうが。

「お久しぶりです、メタナイト卿」
「うむ。貴殿も多忙の身だと聞き及んでいるが、剣の修行は怠っていないようだな」
「僕も剣士ですから」
「そのうち、手合わせ願おう」
「いつでもお受けしますよ」
「フ、言うようになったではないか」

 ……このように、どうでもいいセリフが交される。これだから礼儀正しい連中ってのは苦手
だぜ。
 あっちに放っておくことにして、この間に俺様はファルコン、ピーチ姫と作戦の骨子をもう
一度確認することにした。
 仲間集めに時間がかかったせいで、もう何ページも前に言ったことを忘れかけていた、って
いうのは秘密だ。

 まずはハルバード、グレートフォックス、ファルコンフライヤーの三勢力にトライアングル
を描くように布陣を組ませる。
 中央には俺様とリュカの乗ったドルフィンを配置。
 そして爆弾レーダーを頼りに、絨毯爆撃をするように亜空間爆弾を探して確保するのだ。加
えて見つけた爆弾は、ドルフィンに搭載して今回の敵さんをおびき寄せる餌とする。
「この世界」は、本物の地球ほど広くはないので、長い航続距離と、有効戦闘範囲を持った三
隻なら十分にカバーできる。
 最終目的は敵の殲滅にあるのだ。
 前のように、簡単にやられると思ったら大間違いだぜ。

「こんなところダナ」
「強引だが、敵の正体がいまだに解らない以上は、固まって行動した方がいいだろうな」
「おう。ところでピーチ姫、いいのか城を留守にして?」
「大丈夫よ。今は頼りになる護衛も造ったから」
480名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 03:05:44 ID:tSmyj7Q7
 造った?
 ロボットみたいなメカでも量産したのか? 有り得ねえよな、城がぶっ壊れてから短期間し
か経ってねえし……。
 いや、とりあえずはそこに疑問を差し挟むより、話を進めるべきだな。

「いいぜ。ロボットはどうする。こっちの部隊に加えるか?」
「そうねえ。この機会だからまとめて始末したいわね」
「……ピーチ姫?」

 始末?
 なに言ってるんだ、この姫様。
 いや……ちょっと待て。
 そこまで考えたとき、俺様は頭に電流のような衝撃が走るのを覚えた。
 ピーチ姫のことを今まで、ウカツなことに無条件で信用してきた。仕事の取引相手として
手強く、手堅い相手ってイメージが強かったからだ。ビジネスで構築された信頼というもの
は想像以上に厚いのである。だから巨額の金が動かせる。
 が。
 もし、ピーチ姫が敵、だったとしたら……?
 いままでの行動が俺様を、いや、他のファイターを陥れるためのものだったとしたら。
 やべえぞ。
 無防備に全員、固まっちまっている。
 そして、それを全て飲み込める兵器が目の前にある!


つづく
481名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 21:43:56 ID:B1rGPd2M
続き楽しみ
482名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 02:11:46 ID:MhBYFdzM
ブレねぇなぁ
安定して面白いわホント
483名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 22:33:09 ID:S7U97DBy
ブチュルスに襲われる男キャラ

誰がいい?
484名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 22:53:25 ID:cKf8BBZ1
リザードンかリュカ
485名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:34:11 ID:lM5i7/bn
漢・クッパ様で
486名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 18:03:15 ID:7pMlM4Ya
フェイスハガーの様に
ブチュルスが顔にはりついて剥がれず

精力増強のマキシマムトマトを流し込まれたり
口のトゲから媚薬を流し込まれたり〜とか
487名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 18:16:13 ID:HF/M5D8c
女キャラじゃないのか…
488名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 05:20:55 ID:vdUrENUj
だな。女キャラの方がいいかも。
489名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 18:25:19 ID:cZL6cgIo
じゃあ張り付かれるキャラはタブーに決定だな
490名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 22:29:23 ID:nfXzDxUt
じゃあポーラで
491名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 23:10:48 ID:cZL6cgIo
お前がポーラなら俺はクラウスを選ぶぞ。
492名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 00:24:51 ID:pkjIv1t6
それは許さん
493名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:18:26 ID:NB13Yp0h
>>480 のつづき
今回でラストです。長い期間、お付き合いいただき、ありがとうございました。


 やべえぞ。
 無防備に全員、固まっちまっている。
 そして、それを全て飲み込める兵器が目の前にある!

「ふ、ふ、ふ……」

 俺様の悪寒を裏付けるかのように、ピーチ姫が今まで見たことも無いような、黒い笑みを浮
かべる。
 だが呼応する間はなかった。
 彼女の背後が陽炎のようにゆらぎ、巨大なメタリックオレンジの船影が浮かび上がってきた
のだ。円を基調とした、特徴的なその姿を俺様はよく覚えている。そう、それは

「スターシップ!」

 サムスの船だった。
 まるで光学ステルス迷彩でも施していたものを、解除したかのように突如空間へと浮かびあ
がってきたのだ。
 加えて周囲から、わらわらとロボットとそっくりの物体が沸いて出る。
 おまけに、そいつらは四つの黒い塊をハンドユニットに接続していたのだ。それが亜空間爆
弾であることを認識するのに、大した時間はかからない。
 そして、ここまで来るともう予測はついていたが……できれば外れてほしい。だが、俺様の
願いは神様に聞き届けられなかったようだ。
 とどめに、

「ご苦労だったな、ワリオ。悪いが依頼は中止する、爆弾が見つかったからな」

 サムス当人が船から這い上がってくる。
 パワードスーツを身につけていないが間違いなく、サムスだ。

「おいサムス! てめえ、一体これはどういうことだよ!!」
「説明する必要はないな。もう、お前の役目は終わったんだ」
「なんだと!!」

 挑発的な態度に、冷静なはずの俺様は思わずサムスへ体当たりで飛びかかろうとするが、二
つの影に阻まれ、ゴム毬のごとく弾かれてしまう。
 あっけなく地面へ叩きつけられ転がった。くそ、なんてパワーだ! なんなんだよ! 喚きな
がらも、なんとか姿勢を回復して立ち上がるが、立ち上がらなきゃよかったかもしれない。
 そう思いたくなるようなものを、見るハメになった。

「ま、マリオ、ルイージ!」
「……」

 行方不明になった兄弟が居たのだ。まるでサムスを護るようにして展開するこいつらは、ど
う見ても味方じゃない。
 それに表情が動いていなかった。
 操られてンのか……!?
 俺様は危機を感じて飛び退く。背後にはマルスとメタナイトが居たはずだ。
494名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:19:12 ID:NB13Yp0h
「おい、メタナイト! マルス! やばい雰囲気だ!! 連中をまとめろ」
「承知している……すまん。私としたことが不覚を取った」

 だが振り返ったそこには、大勢に拘束されて酷いことになっている、メタナイトとカービィ
の姿という、信じられない光景があるだけだった。
 嘘だろオイ。
 あの二人以外、みんな敵だったっていうのかよ!

「おっと。それ以上喋ると、カービィが真っ二つになりますよ、郷。しかし、お手合わせ……
するヒマもありませんでしたね」

 片手でファルシオンを弄ぶマルスが、皮肉げに言う。
 助けにいこうとしたが、その瞬間、俺様をファルコン、フォックスにソニック、ゼルダの変
身したシークが取り囲む。どいつもさきほどまでの和やかだった雰囲気を一変させ、幽鬼のよ
うに突っ立つ。
 それなのに殺気がみなぎっているのが、目に見えるのだ。おまけに速度のある連中である。
動けそうになかった。動けば、一瞬でやられてしまうだろう。
 なんてこった。
 唖然とする俺様を、サムスが羽根のような身のこなしで飛び越え、ファルコンの側に降り立
ち、その首筋にパラライザーを押しつけ、トリガーを引き絞った。
 さしもの俺様も戦慄したが、銃口からは光線が発射されず、代わりにどす黒いモヤのような
ものが溢れているのが見えた。

「ファルコン。お前もご苦労だったな」
「言われた通り、集まった連中にも全て吹き込んでおいた。いい力だ……満たされる」

 あれは……影虫、か?

(すると、ここに集まった奴らは偽物なのか)

 そう思いこみかけたが、俺様は考えを打ち消した。有り得ないからだ。
 影虫ってのは、ゲームウォッチの野郎の、体内から生成される物質である。
 ターゲットとした生物の複製を生み出す、なんていう性質があるが、人格まではコピーでき
なくて、破壊衝動のまま暴れるか、せいぜい操り人形ぐらいにしかならなかったはず。特に言
葉を操っているところは、少なくとも俺様は見たことがない。
 少なくとも、ただの影虫ではない。改良型なのか、まったく別のものなのか。正体は解らな
い。今は、便宜的に影虫みたいなもの、ってことにしておくぜ。
 そして「吹き込んでおいた」というファルコンの言葉。もしかすると、あの影虫みたいなも
のに連中は操られているのか?

 俺様は、大ピンチながらもサムスたちに注目することで、その正体を探ろうとした。
 今はすこしでも情報を得なければならない。
 それに、まだリュカの野郎が残っている。少なくとも、あいつは俺様とずっと一緒にいた。
あの影虫みたいなものに、操られている可能性は低い。希望がある。
 あいつがテレポートで帰ってきた瞬間を狙えば、この状況を脱するチャンスもあるだろう。
ただ、ネスが見あたらない。
 おそらく、リュカを追ったんだろう。俺様がウカツにも、行き先を大声で言っちまったもん
だからな……だが、ここはうまく逃げきってくれることを信じるしかねえ。
 とにかく、今はあの影虫の正体を見極めるんだ。
495名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:19:41 ID:NB13Yp0h
「どうだファルコン。最初は嫌がっていたが、なかなか気持ちいいだろう? ただ、乱闘を続
けるよりも」
「ああ。俺も「この世界」ではくすぶっていたような気持ちがあったのは、事実だ」
「その気持ちも終わりよ。もうすぐ、現実への回帰が出来るわ。そのときこそ、私たちはフィ
ギュアでなく、オリジナルへ取って代わることができる」

 ピーチが言った。
 現実への回帰だと? 
「この世界」が現実世界との繋がりを持つには、マスターハンドの力を借りるか、あるいは亜
空間爆弾のようなもので、強制的に次元を切って繋げてしまう他はない。
 そして前回、タブーの野郎は「この世界」を切り取って、どっかへ持っていこうとしていた
が、ヤツがマスターハンドを操ったのには、そのあたりにも理由があったはずだ。
 もしかすると「この世界」持っていこうとした先ってのは、現実世界だったのか? だとす
りゃあ……犯人の正体ってのは。
 揺さぶってみるか。

「おい! おまえら、どうやら本物志向にかぶれてるみてえだがな。どうあがいたって、パチ
モンはパチモンだぜ。ミヤモトさん達が心血注いで産みだした本物に、努力もなしに成り代わ
ることが、できるわけねえだろ! 返り討ちに遭うのがオチだぜ!!」
「……口がすぎるんじゃない、ワリオ」
「いいや言わせてもらうぜ。ピーチ姫……いや、スライムもどき野郎! どーせ俺様たちにや
られた時に、どっかの魔王みたいに細胞でも誰かに植え付けて操ったんだろ? その影虫もス
ライム入りの改良型かよ。
 生意気だぜ、スライムごときが。てめえらはドラクエで毎回レベル1の勇者に狩られてるの
がお似合いなんだよ。ほとんどの現実世界の連中はスライムつったら雑魚って共通認識がある
んだ。ウィザードリィ以前の栄光あった、強いスライム時代へ帰りたい、とか考えてるんだろ
うが無駄なことだぜ、諦めな!!」

 吠えまくった。
 誰にも喋らせる余裕なく、M61バルカンのごとく口撃を叩き込む。俺様は、先ほどのいくつ
かの会話で、ピーチ姫たちが操られていることを確信していた。
 それだけじゃないぜ。あいつらを操ったのは、ガノンだとかクッパの類でなく、あのタブー
じゃないかと推理したのだ。
 というのも、気にくわないが俺様たちは一度、あの野郎に完膚無きまでに叩きのめされて、
ソニック以外、全員フィギュア化っつう大敗北を喫している。
 結果は、デデデの野郎が造った時限スイッチとかいう、自動的にフィギュア状態を解消する
装置をカービィが飲み込んでいたことで、難を脱したのだが……タブーにとっちゃ誤算だった
ろう。
 そして追い詰められた。
 だが、その時限装置的なものを利用したリベンジを、タブーが企んでいたとしたら?
 ときどきある話だよな。一作目のラスボスが、やられ間際に主人公チームへ時限装置的な洗
脳を仕組んだり、霊魂になって憑依したりしていて、次回作で装置の発動した初代主人公が、
敵に回るなんてシチュエーション。
 で、だいたい操られたり憑依された主人公は、一作目ラスボスを復活させようとしたり、あ
るいは元々の肉体を復元しようとするのが定石である。
 今のピーチ姫をはじめとした連中は、そんな状態じゃねえのかと思ったわけだ。だったら、
タブーを罵倒しまくれば、なにがしかの反応があるはずだ。
 なにせ、操られている連中にはタブーは崇拝の対象か、むしろそのものなのである。
496名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:20:20 ID:NB13Yp0h
 だとするなら、事件の謎も解決する。
 なぜこの場にピーチ姫がいるのか。なぜ行方不明になった、マリオやルイージ、サムスがこ
こにいるのか。そして量産されたロボットたちの存在はなにか。
 タブーが最初に乗っ取ったのは、ピーチ姫だったと考えれば解決する。
 タブーに乗っ取られた彼女は、他のファイターたちを効率よく始末するためにはどうすれば
いいかと考えるだろう。
 思考の果てには、亜空間爆弾がぜひにも必要だと考えるに違いない。

 恐らくロボットに、爆弾の残存が無いかどうか、確認したはずだ。そうすれば当然、ピーチ
姫を疑うわけもないロボットは、エインシャント島爆発時の記憶を語った。
 その情報が、どこからか漏れて周囲に広がったのだ。
 そして正義感の塊みたいなマリオ兄弟や、バウンティハンターたちが捜索をはじめる。ピー
チ姫は、厄介に思っただろう。
 なにせ一人の軍隊みたいな連中ばかりである。
 先を越されれば、もはや爆弾を利用することは難しくなってしまう。

 そこで、まずマリオやルイージを操った。二人はよくピーチ城へ遊びにいく。その時に、さ
っきのファルコンのように、影虫みたいなものを流し込まれていたのだろう。
 サムスも、一度ピーチ城に出向いている。
 ピーチ姫がタブーに乗っ取られているとも知らずに、彼女にも爆弾捜索の依頼をしにいって
しまったのだ。
 結果はやはり、マリオたちのように操られてしまった。
 その後は幽閉されたか、爆弾捜索の手駒にされたかのどっちかだろう。だから、あの三人は
行方不明になった。
 マルスのやつも、下手をすると爆弾を持っていった時に、操られた可能性がある。
 俺様の足止めをするためにバイクを盗ませるよう、デデデへ偽の手紙を書いたのも、ピーチ
姫だったかもしれない。

 そしてもう一つの推理。
 ロボットは、極秘で量産されていた。爆弾起動の時のために。そうでなければ、たったの数
日であの数を用意することは不可能だ。
 そんなことを企んでいる中で、オリジナルのロボットが異変に気づく。
 なんとか止めようと試みたが、逆に襲われるハメになり、抵抗したが、その光景は当然、ロ
ボットが暴走したと捉えられる。
 何を言ったとしても、ピーチ城の連中から、総攻撃を加えられたのだろう。
 この時、俺様は足止めをされるように、バイクを盗まれている。
 俺様がもっと早くキノコ王国にたどりつくと、ロボットの話を聞いてその援護に回るかもし
れないのを阻止された。
 とすれば、デデデが共犯だったと考えることもできるが、メタナイトが「デデデは盗んでい
ない」と証言した限り、偽の手紙をデデデへ送ったのも、ピーチ姫だったと推理できる。

 そしてロボットが進退きわまり、見境なく周囲を攻撃しはじめる頃になって、俺様たちは、
のこのことキノコ王国に到着した。
 結果は、いうまでもない。
 ピーチ姫にとっては、厄介ごと処理の手間がはぶけた感じだったろう。
 そして、ピーチ姫は俺を煽動し、こうしてファイターたちを一カ所に集めるように動かした
……現状の惨事は、俺様がハルバード受領のため留守にした最中に、起こったことだろう。
 マリオ兄弟とサムス、ロボットを総動員すれば、あの影虫みたいなものを集まった連中全員
に吹き込むのも、不可能ではない。
 最初は連中もピーチ姫たちを味方だと思っているのだから、奇襲もできる。
 この、諸々の俺様推理は、たぶん当たっていた。
 サムスのパラライザー・プラズマウィップが俺様の首を捉え、空中へ浮かび上がらせる。
497名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:20:49 ID:NB13Yp0h
 ぐええ!

「ぐえっ」
「黙れ。まともな姿さえ与えられなかった、我々の悔しさがお前ごときに解るものか」
「ぐげげ……ど、どーやら図星、だった、らしいな。ガハハッ! バーカ!! ぐげえっ」
「お前だけは許さない。フィギュアに戻し、その首をへし折ってやる」

 プラズマウィップの拘束力が上がる。
 口ぶりからすると、憑依型だったのかもしれねえな。挑発にまんまと乗ってきやがった。無
表情スライム人形のくせに、意外と単細胞なヤツだぜ……うぐ。
 やばい、苦しくなってきた。
 こんなことなら去年、五分で終了したダイエットを頑張っておくべきだった。
 俺様は足をバタつかせながら、首つり自殺の苦しさを味わわねばならないハメに陥る。
 くそったれ!
 こうなったらしかたねえ。
 こんな早いタイミングでアレを使うのは避けたかったんだが、呼吸と命には代えられない。
ワリオメタンブラストアタックだ! 別名ワリオっ屁!!

「むりゃぁああッ!!」
「!? うわッ」

 ボウフッ! と、俺様のケツから素晴らしい空気の塊が発射され、身体はプラズマウィップ
を掴んだサムスごと空高くロケットのように突き抜ける。同時に、神経にまで及ぶ毒性メタン
ガスが相手の鼻孔へ襲いかかった。
 呼吸を要する生物である限り、この技から逃れることはできないぜ! 宇宙服を着ていたっ
て無駄だ。屁の圧力で破壊して嗅がせる。
 強烈な臭いにやられたサムスが、思わずパラライザーを取り落とすのが見えた。
 同時に、俺様に呼吸の自由が戻る。
 ぶはーーーッ!!

「あー! 死ぬかと思ったぜ」
「おのれ!!」

 落下するサムスがパラライザーのビームを乱射してくるが、まともに狙いをつけていない弾
なんか、そうそう当たるもんじゃない。
 だが滞空時間も限界が迫り、自由落下が始まった。
 下ではタブーに操られた連中が俺様を飲み込もうと、わらわら待ちかまえている。
 やべえな。
 このまま亜空間爆弾でも使われたら、終わりだぜ。なんとかして時間を稼がにゃあ……と思
っていたら、目の前の空間が歪んだ。
 つづいて、轟音爆煙を伴ってリュカとネスが現れる。
 おお! いいタイミングだ!
 やっぱり、クライゴアんトコで襲われたようだったが、リュカはネスと対峙するような姿勢
のまま空中へ舞った。
 だが、二人の戦いはリュカが圧倒的に優勢だった。ネスは満身創痍である。
 そんなに実力差はねえはずだが、よく見るとリュカがクライゴアの試作アイテム、サイマグ
ネット発生装置を持っているのが見えた。
 そのおかげで有利に戦えたらしい。
 一定時間、サイマグネットが展開しっぱなしになるってアイテムである。PSIではないので
自分が動けなくなったりはしない。攻撃の大部分をPSIに頼らなくてはならないネスには、か
なり厄介なはずだぜ。
 クライゴアって博士は、間抜けな外見に反して、機転の利く男である。状況を瞬間的に把握
してリュカに貸したんだろう。
 よし。二人になりゃ、少しはマシになるぜ。
 俺様は肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
498名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:21:19 ID:NB13Yp0h
「おいリュカ!! 解ってると思うが!」
「……ネスが、こうなってるってことはやっぱり!」
「そうだ! 他のやつらもだ! こいつらここで亜空間爆弾を使うかもしれねえ、なんとしてで
も止めるぞ」
「わかった……。ネスごめんっ、PKスターストーム!!」

 ついでにスマッシュボールも持ってきたらしい。
 時空を操る最強魔法メテオ間違えた、最強のPSIスターストームが、宇宙空間の流星を呼び
寄せ、アメアラレと隕石を敵へ叩きつけていく。
 しかも味方と認識したヤツは、勝手に避けてくれるスグレモノだ。
 まずネスが押しつぶされ、次いで下に集まっている連中へも容赦なく牙を剥いた。いくらフ
ァルコンやドンキーみたいなパワー馬鹿でも、降り注ぐ隕石まで受け止められやしない。
 慌てふためく馬鹿どもを尻目に(俺様は頭より尻が重いので落下時も逆さまにはならない)
次の手を考える。
 スターストームはスマッシュボールがなきゃ使えない。
 メタンブラストアタックも、チャージ完了まで一試合分ぐらいの時間が掛かる。
 くそ、せめてワリオバイクを持ってきてりゃあ。リュカが便利なもんだから、キノコ王国に
置き去りにしたまんま……

「あ! バイクだよ!!」

 したまんまのはずのワリオバイクが、なぜか俺様たちを追い越し降っていった。スタースト
ームのおまけみたいに。
 なんだ、どうなってんだ!?
 俺様は落下しつつ、上を仰いでみた。
 と。
 なんかピンク色の巨大な球体が浮いている!
 なんじゃありゃ、とよく見るとプリンだった。体を限界近くにまで膨らませた状態のまま、
足にゴンドラをつり下げている。涙目になっている。
 しかも、かなりの速度で飛行して、だ。
 あのぐうたらポケモンが、自分からそんなマネをするはずもない。誰かが強制しているんだ
な。
 バイクを持ってきてくれたのか? だったら味方なのか? 一体誰だ?
 よし、人間拡声器でもある俺様の喉と腹の出番だ。

「おい誰だオマエ!!!」
「ワシじゃ!」
「デデデか! ん? おい、どうしたよその怪我は!」

 いきなり出てきたのはデデデだった。
 しかし、よく見るまでもなく満身創痍である。いったい、どうしたっていうんだ?

「思ったより事が早く、動いてしもうたゾイ!」
「お前はマトモなのかよッ」
「おう。が、今は状況を説明している時間がないゾイ、とりあえずソレで時間を稼ぐんじゃ、
ワシは援軍を持ってくるから、それまで持ちこたえるんじゃゾイ!!」

 いきなり出てきたくせに、勝手な言い分だ。それとも、この事態を予測して、ハルバードに
乗船してこなかったとでもいうのか?
 まあ、いい。理由を考えるのはあとだ。デデデのおかげで起死回生のチャンスが巡ってきた
のは事実である。俺様は、落下するワリオバイクを追い掛けて落下した。
 ちなみに俺様のバイクは、地面に叩きつけられたぐらいでは壊れない。乱闘ではあえてバラ
バラになりやすい様、ゆるく組立てているだけなのである。無敵だとゲーム的に面白くないからな!

「リュカ、しっかりつかまってやがれッ」
「お、オーケー!」
499名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:22:06 ID:NB13Yp0h
 スターストームが呼び寄せた隕石にやられて、埋もれたり、叩きつぶされたり、右往左往す
る奴らの中央に、ワリオバイクが衝突する。
 糞重い車体の衝撃は、周囲にクレーターの輪を広げるほどだった。
 俺様は、そのシートめがけて着地し、後ろの隙間にリュカを押し込みつつ、セルスターター
をオンにぶち込んだ。
 五〇〇〇cc排気量のエンジンが、野太い轟きをあげて始動する。
 ほぼ同時に、前方からラグネルを正眼に構えたままのアイクが突っ込んできた。こいつは無
事だったらしいが、顔には表情がなく、操り人形のようだった。

 社員に辛くあたりたくはないが仕方ねえ。
 俺様は半クラを当て、すこしばかり勢いを付けてスロットルを捻った。そんな操作でも五〇
〇〇ccの排気量だ。怒濤のトルクが、後輪に悲鳴をあげさせ、五〇〇キロの車体は軽々と天
へ持ちあがった。
 迫ったアイクを前輪で跳ねとばす。大質量の体当たりをまともに受け、ゴム毬のように地面
を転がっていった。
 その最中にも後ろからは、フォックスどもがブラスターの射撃を浴びせてくる。だがリュカ
の持っているサイマグネット発生装置が、そのエネルギーを片っ端から吸収してくれるおかげ
で痛くもかゆくもなかった。
 じつにナイスな発明だ。
 だが、ビーム弾では効かないと解った途端、スネークのスティンガーや、パワードスーツを
装着したサムスのミサイルやシークの仕込針が襲う。こいつは、リュカのPSIが弾き返した。

「PKシールド!」
「お前、そんな技つかえたか?」
「僕だってトレーニングは頑張ってるんだ」
「ニンニク食って頑張ってるのは、俺様だけじゃないってことか」
「そうさ。ニンニクは食べないけど」

 速度と防御は満点だ。
 が、いかんせん敵の数が多すぎる。もう少し、味方が必要だ。俺様は捕まってマルスに拘束
されているメタナイトと、カービィに目を付けた。
 スロットル開度をさらに上げる。
 エンジン爆裂音の連続が速くなり、車体の速度がさらに乗る。こっちの接近に気づいたマル
スが剣を構えるが、もう遅い。

「一頭身ども! うまくかわせよっ」

 無茶をいう。
 メタナイトがそうつぶやいたような気がした。
 だが、ワリオバイクの猛接近にマルスが気を取られた、その一瞬を突いて、メタナイトは拘
束の隙間から片羽根を出し、カービィを掴んでバッタが跳ねるように場を離脱する。
 次の瞬間はマルスが吹き飛ぶ番だった。
 いくらカウンター持ちでも、剣で岩石級の物体を跳ね返せはしない。
 俺様は急ターンをかけるとメタナイトの方へ向かい、抜き去りざまリュカを落とした。器用
に転がって着地したリュカは、すぐさまメタナイトとカービィの拘束を解いたようだった。

 後ろで、メタナイトに抱えられて飛翔する、カービィとリュカの姿が見える。そのままフォ
ックス、サムス、スネーク、シークの集団に叩きつけるように急降下し、乱戦が始まった。
 これでほとんどの連中の手が埋まったことになる。他は、まだ隕石に押しつぶされたまま出
てこられないのだ。
500名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:22:38 ID:NB13Yp0h
 残るは、ピーチとマリオ兄弟だ。
 一番の強敵。遠くでピーチは悠然としているが、俺様がバイクを接近させると、どこからと
もなく赤と緑が進路を塞ぐ。
 だが、こっちも二度吹っ飛ばされるつもりはない。
 シートの上でジャンプし、そのままバイクを弾丸にしたのだ。当たればひとたまりもない、
マリオとルイージは互い左右、横っ飛びと跳ねて、避ける。
 それが狙いだった。
 あの兄弟の恐ろしいところは、阿吽の呼吸による攻撃なのだ。分断してしまえば、対処もで
きる。
 俺様はルイージを狙った。
 あいつは跳ねるのは兄よりうまいが、着地は苦手だからだ。その瞬間へ目がけて走ると、渾
身のワリオタックルをお見舞いしてやる。なんでも吹っ飛ばす威力のタックルだ。
 甲高い悲鳴をあげて吹っ飛んだ弟を空に見ながら同時に、俺様は転がった。後ろから、兄が
逆襲に来ることは目に見えている。
 案の定、転がった場所にファイアボールが、うじゃうじゃと叩きつけられた。浴びたら焼死ものだぜ。
 起き上がって構えた。
 マリオも構える。
 そのまま、にらみ合いになった。
 なぜかピーチは援護に入るつもりがないらしいが、それでもマリオは強敵だ。うかつに手を
出せば鮮やかと、反撃されてしまう。
 俺様はツバが喉を過ぎていく感覚を、何度か覚えた。
 さあ、どうする。
 しかしそんな俺様の思考は、上空から降りかかってきたローター音にかき消されることとな
った。聞き覚えのある音だ。
 と思ったら、ズゴン!! ととんでもない地響きをたてて、亀の大魔王が俺様とマリオの間に
割ってはいる。
 衝撃で二人とも転がった。
 しかも、続いてガノンドロフまで降ってきた!

「て、てめえら! 何しに来た」
「待たせたな!! ガハハ、ワガハイも一度言ってみたかったのダ!! マリオよ、敵の操り人形
になるなんて、だらしがないにも程がある! それでもワガハイのライバルか!? 今日はテッ
テイテキに傷めつけて、あいや、その目を覚まさせてやる」
「……ワリオ。援軍とは我々のことだ。ここは任せておけ。それより空でデデデが襲われてい
る。助けにいってやれ」

 と、いきなり現れて俺様活躍の場を奪った魔王ふたりが、乗ってきたらしいクッパクラウン
を指していう。

「デデデの位置はGPSで捕捉してある。移動もオートパイロットだ、お前は乗るだけでいい。
切り札をデデデが持っているのだ。はやく行け」
「なんだかわかんねえが、まあいい。じゃあ任せたぜ!!」

 俺様がクッパクラウンに飛び乗ると、ローターが自動で起動し、空へ浮かび上がっていく。
そして高空に差し掛かったとき、地上で、ギガクッパと魔獣ガノンが出現するのが見えた。
 スマッシュボールを二つも持ってきていたらしい。
 縦横無尽に暴れ回っている。
 すげー……。
 その光景、さしもの俺様も背筋が寒くなる思いだった。
 もとより最強クラスの必殺技同士である。
 さすがにピーチも割って入ったようだが、話にならない。敵の切り札になる亜空間爆弾さえ
起動装置となる、両脇に接続されたロボットを、力任せに引きちぎっては放っている有様だった。
 戦いには、有利になった。
 だがこのままでは、連中が敵に回ったままである。元に戻してやって、はじめて敵の目論見
を完全に潰してやったことなる。
 その切り札を、デデデが持っているってことだ。
 俺様はクッパクラウンの中で、首をごくりと鳴らした。
501名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:24:07 ID:NB13Yp0h
21

 見えてきた。
 ばかでかく膨れあがったプリンが、足首にゴンドラをつり下げているのである。ピンク色の
その巨体は、嫌が応にも目立った。
 なんであんなもんで空を飛ぼうと思ったのか知らないが、あれでは襲撃してくれ、と言って
いるようなもんだ。大量のアロアロスに、アリに集られる飴玉のごとく襲われている。
 デデデは肩に担いだランチャーで、何匹かずつまとめて撃ち落としているようだが、数が多
すぎてらちが開かない。
 プリンの体にも、何匹もアロアロスが突き刺さっていた。
 墜落するのは時間の問題だろう。

 俺様は、なぜかクッパクラウンの中にあった、マンドラゴラの根を口に放りこむ。抜いた時
に悲鳴があがって聞いたものは死ぬ、とかいう、非常にガキ臭い設定のニンニク似の根だが、
別に俺様は悲鳴を聞いても大丈夫だった。
 味はなんとニンニクよりうまく、さらにコイツを食うことで、俺様のパワーはソウルフルに
発動するのである。
 ハヤタ隊員がベータカプセルを掲げるように。
 本郷猛が変身ポーズを取るように。
 俺様もまた、マンドラゴラを食うとワリオマンに変身するのだ!!

 急いで衣装を着替えた(これも置いてあった)俺様は、クッパクラウンを飛び出し、空を突
っ切って大口を開ける。
 鯨が、プランクトンや小魚を飲み込むように、俺様は大口を開けたままアロアロスの集団に
突っ込んで片っ端から胃の中へ放り込んでいく。そして片っ端から消化する。
 ウンチはしない。ヒーローが飛びながらウンチするのは、あまり格好良くないからな!
 あとでブリっとやればいいのである。

 プリンの周囲を、数回ぐるぐると回った。
 それで、ほとんどのアロアロスは俺様の食料と化するのであった。
 オートパイロットで寂しく飛行し続けるクッパクラウンを眺めつつ、最後のアロアロスをば
くりとやると、俺様はゴンドラへ着地した。
 同時にワリオマンの変身が解ける。
 短時間しか変身していられないのが、この必殺技の弱点だ。

「助かったゾイ、ワリオ。お前さんに連中を引きつけてもらえば、無傷で現場までコレを運べ
ると思うたが、思わぬ伏兵がいた」

 と、デデデはゴンドラの半分以上を占拠する、アシストフィギュアカプセルのようなガラス
チューブを指していった。

「てめえ、俺様を身代わりにしたってのかよ」
「しかしみたじゃろう、タブーに操られた連中を。ああしてもらわなければ、ワシまで奴らの
手駒にされていたゾイ」
「仕方ねえな。今度のお歳暮でニンニクをよこせよ」
「ニンニクぐらいはいくらでもくれてやるゾイ。それより、これじゃ」

 デデデがガラスチューブを小突く。
 表面は曇っていて、中に何が入っているのかは見当もつかない。これが連中を元に戻すため
の切り札なのか?

「このなかにはメトロイドが入っておる」
「メトロイド? あの、水まんじゅうみたいな奴か」
「そうじゃ。ただし、ワシが独自に改良したものゾイ。寄生生物を補食する習性を利用して、
取りついた相手から、タブー細胞を吸収・分解するようにした」
「タブーさいぼうってナンダ」
「簡単に言えばタブーの分身を、フィギュアに乗り移らせる霊媒みたいなもんじゃな。種のよ
うにフィギュアに宿り、時限的に発芽してくる厄介なもんゾイ」
502名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:24:54 ID:NB13Yp0h
 ん、とすりゃあ……。
 俺様は、先ほど推理した事件の真相をデデデに話してみた。
 するとほとんど当たっていた!!
 さすが俺様、灰色の脳細胞だぜ!!!!

「ええから少し黙れ。ワシは今回、はじめからピーチ姫が操られているのを知っとった」
「なんだと! てめ」
「黙りゃ。タブーも自分が負ける確立を予測して、保険をかけていたんじゃな。ワシが、ルイ
ージたちにバッジを付けようとしたのと同じように。それがタブー細胞だったわけじゃ。植え
付けられたのは恐らく、あの大敗北をやってもうた時じゃろう。
 ただ、細胞を造り出すのにはエネルギーが要ったみたいでな。全員に、ちゅう事態にはなら
ずにすんだ。そのことに気づいていたのは、どうもワシだけだったようじゃが」
「解っていて、一人でコソコソやってやがったのか」
「そう言うなゾイ。今度こそタブーを叩きつぶすためには、奴の芽を完全に摘み取っておく必
要があった。そのためには、ワシが事態を把握していることを、誰も知らない方がよかった。
タブーに感づかれては厄介ゾイ」

 デデデはこの後もペラペラと真相を喋った。
 が、あのゾイゾイを聞いていると気が狂いそうになるので、ここは俺様が代わって具体的に
述べておくことにするぜ。
 結局、亜空間爆弾をエインシャント島から持ち去ったのは、デデデだった。誰かに悪用され
るのを恐れて、個別に「この世界」各地へ隠したというのだ。
 同時に、もしまたタブーが現れた時に、それを捕食してしまえる存在の開発を急いだ。
 しかしひとつをマルスに発見されてしまい、残る三つの爆弾も、暗躍するマリオたちに全て
発見されてしまった。
 同時にマリオたちは、この爆弾を持ち出した相手を探したらしい。あの連中の捜査力が半端
でないってのは何度かいったが、どうも改良メトロイドのことまで漏れていたらしい。
 メタナイトがハルバードを発進させ、手薄になったデデデ城へ突然の奇襲があった。
 が、運良くあたりをうろついていたプリンを見つけたおかげで、命からがら、ここまで逃げ
おおせることができたとのことだった。
 なお、サムスがファルコンに押し当てたパラライザーから、溢れていた影虫みたいなやつ。
あれが時間をかけて、増殖培養されたタブー細胞だったらしい。

「……スターロッドの時といい、お前はやる事が力業すぎんだよ」
「うるさいゾイ。とにかく現場へ急ぐゾイ、大魔王二人といえど油断はできん」
「ああ」

 俺様たちは、疲れたプリン鞭打って現場へ赴く。
 すると下界では、スマッシュボールの効果が切れて、元に戻った魔王二匹が背中合わせに立
ち、メタナイトがネスとリュカを護るように羽根を広げ、その周囲を、数人が包囲している最
中だった。
 そうとう暴れたらしく、多くの連中はフィギュアに戻っていたが、さすがに疲れが出はじえ
たらしい。
 近づくと、肩で息をしているのが見えた。
 俺様はデデデにメトロイドの準備を促し、太い首を頷かせる。そして、叫んだ。

「よく保ったな!! もういいぜ、てめえら!!」
「オオ、早くするのダ!! ワガハイはそろそろ暴れ飽きてきた頃だった!」
「見栄を張るなクッパ。ギリギリだったろう。とにかくワリオ、急ぐのだ」
「おう!」
503名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:25:20 ID:NB13Yp0h
 デデデが、でっかいガラスチューブを解放する。と、中から無数の、頭一個分ぐらいの大き
さのメトロイドが、わらわらとシャボン玉のごとく現れ、下界の連中にモノスゴイ勢いで襲い
かかっていった。
 ちょっと恐い。
 どうやら、タブー細胞に侵されているものにしか反応しないらしく、俺様やクッパたちには
構わず、ピーチ姫たちの頭上にハエのごとくまとわりつき、そして脳天に牙でかみつく。フィ
ギュア化していても、していなくても、おかまいなしだった。
 タブー細胞を喰っているのだろう。
 しばらく取り付いたあとに、離れていく。
 メトロイドに取り付かれた奴は、フィギュアでなければその場に倒れて、動かなくなる。
 大丈夫かと心配になったが、デデデいわく「怪我はさせんようにしてある。問題ないゾイ」
とかいうことだったので信頼することにした。
 やがて、お食事の完了したメトロイドたちは、ふよふよ漂いながらどこかへ行ってしまう。

「おい。いいのか、あれ。普通の人間を襲ったりしないだろうな」
「ない。それどころか、寿命がくるまでは「この世界」のあちこちを漂って、タブー細胞があ
れば食い尽くしてくれるじゃろう。もっとも、今のでカタは付いたと思うが。ま、保険ゾイ」

 デデデが満足そうな顔をしていう。
 ……なんか展開が早すぎて釈然としないが、これで事件は終わったらしい。
 俺様は、腹がじつに減っている思い出していた。

22

 三日後。
 俺様は、サムスとピーチ姫に報酬をもらうべく出かけていた。
 事態がどうあれ、今回は死ぬほど仕事をしたのである。死ぬほどカネをもらわないと、ワリ
に合わない。
 なんとしてもとりたててやるぞ。
 意気込んでいった。
 まずはサムスだ。やつは、ファルコンハウスに居た。メシを食いに来ていたらしい。

「おいサムス!! カネをよこせカネを! 俺様をタダで使おうってんじゃねえだろうな!! い
いか、百億コインだ!! 払えなかったら裏ビデオに出演してもらうからな!」
「……百億……だと……貴様はマフィアか!? く、だが約束は、約束か。仕方ない……ファル
コン、頼みがある」
「なにかな」
「金を貸してくれないか。必ず返す」
「いいだろう。利子はサービスしておくが、今度F-ZEROに出てもらうぞ。君はUSAのユーザー
から人気があるからな。君がF-ZERO参戦を表明すれば、売り上げは倍増間違いなしだ」

 百億ゲット。
 しかしファルコンも、なかなかF-ZERO Zが出ないことに不満はあったらしい。どっちも海外
人気の高い作品だがメトロイドの方が図抜けているもんな。
 なかなか、したたかな男である。
 いずれは商売のライバルになるかもしれねえなあ。
 さて。
 サムスをクリアするのは簡単だった。
 問題はピーチ姫である。
 俺様は、覚悟を整えるためにワリオバイクでゆっくりと、道の駅で団子とか鯛焼きを買い食
いツーリングしつつ、キノコ王国に向かった。
 ピーチ城に招き入れられる。
 と、ニコニコ顔のピーチ姫に出迎えられた。この笑顔が恐い。
504名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:25:39 ID:NB13Yp0h
「今回は本当にありがとね、ワリオ。助かったわ」
「おう、気にすんな。それはそうと仕事の報酬だがな」
「そうね。タブーに乗っ取られていたとはいえ、依頼したのは私だものね」

 いきなり同情を強要してきた。
 ここで、その手に乗ったら負けである。

「まあな、厳しいがビジネスはビジネスだぜ。心配すんな、そうユスるつもりはねえ」
「もちろん払うに決まってるじゃない。それに、お礼をしなくちゃね。お城も少し直ったから
、ワリオの好物、ガーリックづくしのランチを用意させたわ。デザートにはクレープもね。と
りあえず召し上がって。それから、ゆっくり話しましょ」

 そして、食い物歓迎攻勢である。
 俺様がその誘惑に、打ち勝てないのを知っていてやっているのだ。畜生。
 抵抗できなかった。
 だって、ピーチ城のお抱えコックはレベルが高すぎるのである。
 うますぎるのである。
 しかし、そうそうピーチ城で喰う機会は、俺様にはなかった。
 やはり手強い相手だ。俺様は、食堂で出されたコッコ肉のガーリックソテーに舌鼓を打ちな
がら、ファイアフラワーの蜜で養蜂する、精錬された甘さの蜂蜜入りドリンクを飲んでいると
、気分がよくなってしまった。

「うん。まあな、今回は大サービスして、報酬は五万コインぐらいでいいぜ」
「あらあら助かるわ〜。またよろしく頼むわね。じゃあ、もっと食べていって頂戴」

 畜生、うまい。
 食欲には勝てない。たったの五万コインしかむしり取れなかった……しかし、俺様はこんな
時もビジネスチャンスを逃さない。

「なあピーチ姫。こんなにうまいメシを作れるんなら、ちょっと商売ッ気を出してみたらどう
だ」
「レストランでも開く? でも一般的には、コストが掛かりすぎるわよ」
「今のままならな。そのあたりのコスト調整は、俺様の得意とするところだ。いっちょ、任せ
てみてくれねえかなあ。なにしろウマイし」
「そうねえ。じゃあやってみようかしら」
「その意気だぜ」

 俺様はランチを食いながら、新たなビジネスに想いを馳せていた。


おしまい
505名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 21:50:06 ID:4P8eNEVH
乙! 面白かったです!
今度はぜひエロを!
506名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 22:23:25 ID:rKg/eDnp
デデデのメトロイドに頭噛まれるピーチ姫を
想像したらとてもエロかった
GJ
507名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 06:58:56 ID:/lVva4lC
こんなに壮大なストーリーを手掛けるなんて・・・すごいな。
508名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 14:27:21 ID:NavICWgN
毎回次の投下が待ち遠しくてwktkしてたよ
話がよく練られていて本当に面白かったです
今までお疲れ様でした!
509名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 17:17:57 ID:kfU4jQzo
このワリオには惚れる
510名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 23:51:51 ID:THakrlON
ワリオさんへの褒美は勿論ピーチ姫のピーチですよね!?
511名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 07:39:24 ID:QejHFHb4
ピーチ姫のアワビかもしれない
512名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:51:03 ID:57/z18hY
神作の後で申し訳ない
>>413の続きを少々書かせてもらいました


 涙ながらの彼女の訴え。それに対し、マルスは下卑た笑みを一切崩すことなく口を開いた。
「その言葉、忘れないでくださいよ。」
 すると彼は女のように白く艶やかな右腕を前方に突き出す。
そして、彼女の決して大きくはないが張りのある左胸を掴みこんだ。
「きゃあっ!?な、何をするの!」
 思わずゼルダは彼の手をばしいと弾く。彼女の表情は驚きと恐怖に満ちたものになり、
またマルスの瞳も不満のこもったものへと変わっていた。
「ゼルダさん、嘘はいけませんね。」
「え?」
「あなたは先ほど言ったはずです。彼の命を助けるのならなんでもする、と。」
「…はっ!」
 その時、初めて彼女は己の放った言葉の重みを理解した。それと同時にこの目の前に立つ如何にも
人の良さそうな青年が、顔が青ざめるほどのどす黒い感情を持っていることを知った。
「ま、まさか・・・。」
「えぇ。貴方も感づいてくれたでしょうが、僕らが彼を助けるための条件はこれです。貴方の身体を好きにさせて頂きたい。」
「!」
 彼女は激しく後悔し始めていた。これから自分はトゥーンリンクを助けるために、この身を捧げなければならないからだ。
まだ何者にも染まったことの無い、真っ白のキャンバスの如きこの身体を。嫌だ。そんなのは絶対に嫌だ。
自分がハイラル王族であるという以前に一人の女として、力と謀略に屈し身を汚されるなどと。
 逃げ出したい。彼女の脳内ではその言葉が膨れ上がっていた。彼女の白い肌からみるみるうちに血の気が失せていく。
全身からは嫌な汗が吹き出し、両の脚もがたがたと震え始める。なに、そんなに難しいことではない。
今ここで自分が移動魔法「フロルの風」を唱えれば、この脅威からすぐさま脱出することが出来るのだ。
しかし、その後に待っているのは絶望でしかない。自分が去った後、彼らは怒りのままにトゥーンリンクを殺すだろう。
まるでゴキブリを踏み潰すかのように。蝿を叩き潰すかのようにあっさりと。
 彼を見捨てて逃げることなど、彼女には絶対に出来なかった。あんなに小さな体のトゥーンリンクは、
自分ひとりを助けるためにぼろぼろになるまで戦ったのだ。さもいたいけな少年が命をかけたというのに、自分は逃げるのか?
胸の鼓動が早くなり、頭の中では様々な考えが交錯する。しかし、結論は唯一つしかなかった。
「心の準備と整理はつきましたか?」
 ゼルダは悔しそうに両目を瞑ると、小さな声を発した。
「分かりました・・・。この身体、貴方達に捧げます。」
「いい答えです。ロイ。」
 マルスの呼びかけに応じ、ロイはトゥーンリンクの身体を開放する。
彼の小さな体は背中から柔らかな地面へと落ちた。
依然としてその顔に血の気は無く寝ているのか、また死んでいるのか見分けはつかない。
ゼルダは彼の元へと駆け出したい気持ちに駆られたが、それもマルスに制止された。
513名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:53:23 ID:57/z18hY
補足:マルスとロイを差別化するために口調を変更させて頂きました


「いけませんよ。勝手な行動をされては。」
「そ、それならせめて治療を!」
「申し訳ありませんが、それはまだ出来ません。」
「何故!」
 ゼルダは怒りを含んだ台詞を目の前の青年へとぶつける。
一方、青年は緑衣の少年をちらりと見てから、彼女のほうへと向き直った。
「理由は2つあります。1つは貴方が彼と共にフロルの風で逃げ出すかもしれないということ。
そしてもう1つは治療を施して目を覚ました彼が、僕達の行為を黙って見ているわけが無いだろうということです。」
「…。」
「僕達2人にかかれば、万全の状態の彼であっても倒すことなど簡単です。
しかし、貴方は目の前の現実には耐えられぬでしょう。どうです?
このまま僕達に大人しく従ったほうが身のためだとは思いませんか。」
「…。」
「こんな所で救助を待たず、さっさと集落を探せばこんな状況にならずに済んだのに。同情しますよ。」
 観念した彼女は力無く両の腕をだらりと垂らす。最早抵抗する術も、脱出する機会も失った。
自分はこれから犯される。そんな残酷な未来だけが、彼女を待っていた。
「それでは始めましょうか。ロイ、こっちに。」
「あぁ。さて、どうするんだ?」
 ロイは手にしていた剣を足元へと置くと、彼女の前へと詰め寄る。ほんの数日前までは、彼らは信頼出来る仲間だった。
それなのに、一体何が彼らを変えてしまったのだろう。確かに最近の戦況は耳を覆いたくなる結果ばかりだった。
かと言って、これまでともに戦ってきた仲間をいとも簡単に裏切り、敵軍の尖兵となれるだろうか。
次第に彼女の心のうちには憎しみがつのっていくが、恨み言を言ったところで現実から逃れはしない。
彼女の身も心も、今や彼らの手の内にある。
「それではそこに座ってください。姿勢はお任せしますよ。」
「…。」
 マルスの言葉に従い、ゼルダは大人しく膝を折った。そして、くの字に曲がった左足の上へと右足を乗せ、
憎悪の篭った蒼き瞳で二人の男を見上げる。それに対し青年達は不敵な笑顔を浮かべながら、おもむろにズボンを降ろし始めた。
「なっ!?」
 果たして、彼女の眼前には2本の男のシンボル…男根が姿を現した。マルスのそれは細身ながらも日本刀のように鋭く反り上がり、
まるで天にも昇ろうかという勢いで勃ち上がっていた。反対にロイのペニスはマルスのそれよりも一回りも大きいうえ、
亀頭冠が巨大に膨れ上がっていた。初めて直視する男の逸物にゼルダは目を白黒させるばかりだが、
2人は己の分身を握り、わざとらしく振りたててみせる。その姿に、この世界の希望とまで謳われた剣士の姿は無い。
「あ、あ…あ…。」
「恐ろしいですよね。その気持ち分かります。でも、これから貴方は僕達のこれに奉仕しなければいけないんですよ?」
「マルス、そんな事はいいからさっさと…。」
「焦る必要なんて無いよロイ。時間はあるんだ。たっぷりとね。」
514名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:55:35 ID:57/z18hY
 するとマルスはずいと股間のものを彼女の鼻先へと突き出した。瞬間、襲ってくる強烈な臭気。
予想だにしていなかった激臭が鼻腔を貫き、ゼルダは顔をしかめずにはいられなかった。
(なっ、何これ!?まるで獣か何かのような…。これが本当に同じ人間の体臭なの!?)
「そういえば最近戦い続きで風呂にもろくに入っていませんでしたからね。
その点では貴方も同じではありませんか?」
「わ、私は毎日水浴びくらいは…。」
「なるほど、お姫様はご他聞に漏れず綺麗好きってわけか。それじゃ、俺達のも綺麗にしてもらいたいもんだな。」
 綺麗にする?どうやって?彼女の頭の中では様々な疑問が現れては消える。
無垢な生娘であるゼルダにとって、ロイの言葉の意味を推し量ることなど出来はしなかった。
「舐めるんですよ。貴方のその美しい唇と舌で、ね。」
「なっ!舐め…!?」
 笑顔を浮かべながら発したマルスの残酷な言葉の前に、彼女は思わず絶句する。
吐き気を催すほどの異臭を放つ2本の性器。それを口で舐めまわせと言うのだ。
 そんな事出来ない!言葉が喉を通ろうかという瞬間、彼女はぐっと口を閉じた。
抗議する事は簡単だ。しかしいつまでも拒否していれば、トゥーンリンクの首が飛ばされるのは確実だ。
それに加え、いつ彼が自然の内に命を失うかもしれない状況下にある。ついに彼女は意を決した。
「どうしました?まさか出来ません、とでも言うのですか?」
「…。分かりました。で…では…。」
 産まれて初めて直視する剛直する男性器を前に、相変わらず彼女は目を白黒させるばかり。
しかし、トゥーンリンクを救うためには彼らの要求に必ず応えなければならない。
覚悟を決めた彼女は、悪鬼のような心を持った青年の股間へと顔をうずめていった。
「く…うぅっ。」
 両の瞳に涙を浮かべ、彼女は恐る恐る舌を伸ばす。
その柔らかな舌先が男の先端に触れたと同時に、彼女の味覚を強烈な感覚が襲った。
「うああっ!?」
 これまで生きてきた中で、全く体感した事の無かった味。いや、味と表現して良いのだろうか。
気分が悪いときに吐いて戻した、その時の胃液よりもおぞましい刺激。幾度と無く排泄された尿の臭いと、
何重にも塗り重なった汗の苦味と酸味。そして粘つく感触。吐き気さえも込み上げてくる。
(でも、やらなければ。私がやらなければ、トゥーンリンクの命が…。)
 屈辱に耐えながら、ゼルダはいきり立った肉棒へと舌を這わす。
一舐めする度にあの身悶えするような味と臭いが脳幹を貫く。目の前の景色がくらくらと歪み、今にでも倒れてしまいたくなる。
それでも彼女は必死に奉仕を続けるが、それはちろちろと舌を触れさせる程度の稚拙なものであった。
生娘である彼女にとってそれは仕方の無い事ではあったが、これでは男を満足させる事など出来はしない。
初めはにやにやと下卑た笑みを浮かべていたマルスも、全く代わり映えのしない彼女の行為に不満の篭った表情へと変わっていった。
515名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:57:40 ID:57/z18hY
「ゼルダさん、真剣にやってくださいよ。そんなもので男を喜ばせられるとでも思っているんですか?」
「そんな事言われても私、こんな事したことないから…。」
「いけませんね。一国の姫君とあろう方なら、この程度の性知識ぐらい知っておくべきじゃないですか。」
「そんなでたらめなっ!」
「ともかく、もっと本気で嘗め回して欲しいものですね。でないと、僕は怒りますよ?」
「…。」
 ゼルダは心の中で悪魔め、と呟く。そしてもう一度気を込めるために目を瞑り、息を整えた。
今目の前にある男性器が、この卑劣漢のものであるからいけないのだ。
これを…愛する人の、リンクのものであるとでも思えばいい。彼女はゆっくりと瞼を見開くと、
自分の唾液でぬらぬらと光る肉棒へと顔を突き出した。
「くっ…ふぅ。はぁ…うぅ…。」
 彼女は開き直っていた。いや、この状況では良い意味でと言うべきか。
彼女は男を喜ばせる術など全くと言って良いほど知らない。ならば出来る事は唯一つ。
この肉棒を想い人のものだと錯覚させ、一心不乱に嘗め回すことだけだった。
それはやけくそ、という言葉以外では言い表せない行為ではあったが、先程までとは
うって変わった彼女の奉仕にマルスは驚きを隠せなかった。
「うっ?おぉ…これは。」
「はぁっ、はぁっ…あぁ…。んむ…。」
「くっ…やれば出来るじゃあないですか。こ、この調子で頼みますよ。」
(うるさい…!)
 今にでも噛み付いてしまいたい気持ちを抑え、彼女は奉仕を続ける。
あの苦く、酸味のある味が脳を貫くたび、これはリンクのものであると必死に言い聞かせた。
それでも心の底から溢れるのは嫌悪感のみ。彼女は両の瞳に涙を浮かべつつも、肉棒の先端付近をれろれろと舐めあげた。
 彼女の気持ちとは裏腹に、マルスにはどす黒い征服感が沸き上げていた。
眼下ではゼルダ姫が、あの高貴で聡明と皆に敬愛されたゼルダ姫が、事もあろうに自分の前に跪きペニスをしゃぶっているのだ。
自分も王子という立場でありながら、全く手の出せなかった、人としてとても手の届かない位置にいた彼女に、
世にも猥褻な奉仕を強制している。そう思っただけで彼は堪らなく興奮し、がちがちに固めた分身は更に熱と硬さを帯びていた。
「おぉっ!く…あぁ…。」
「んっ…。くぅ…はむ…。」
「うぅっ!中々良いですよ、ゼルダさん。もう少しで…出てしまいそうです。くっ!」
(何よ、男の癖に情けない声を上げて。…待って。出る?何が?)
 彼の言葉の意味を、ゼルダは理解できなかった。今は一刻も早くこの行為を終わらせたい、その気持ちだけが込み上げてきた。
幸いにもこの男は自分の奉仕を喜んでいる様子。この調子で続ければマルスが満足するのもそう遠くは無いと思えた。
しかし、この行為の最後には何が待っているのか。彼女には知る由も無い。
「くあっ!もう駄目だ…口を開けてください!早くっ!」
「!?」
 突然声を荒げるマルス。それに対してゼルダはわけも分からぬまま、彼の指示通りに口を大きく開いた。
男はびくびくと震える分身の根元を掴むと、その先端の狙いを定める。息は荒く、目は肉食獣のように血走っている。
果たして、男は歓喜の声を放ちながら白く濁った欲望をぶちまけた。
「うあああっ!はぁっ!」
「え!?い、嫌あぁぁっ!」
 その瞬間、肉棒の先端からは怒涛の如く白濁が飛び出し、女の舌に付着する。全く予想だにしていなかった結末に
彼女はただただ驚くばかりであった。咄嗟に目を瞑って顔を背けるも、留まる事を知らない白濁の放射は
ゼルダの頬と髪に粘っこい化粧を施していく。今の彼女に出来る事は悲鳴を上げることくらいだった。
516名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:59:00 ID:57/z18hY
「く、臭い…。いや!こんなの嫌ぁっ!」
「はぁっ!はぁっ!はぁ…。良かったですよゼルダさん。こんなに気持ちが高ぶったのは久しぶりでしたよ。」
「うっ。うっ…ううぅぅぅ…。」
 己の顔面で糸を引くもの、それが精液であると気付くまでにそう時間はかからなかった。顔面に子種を放たれる。
未だ口付けすら経験したことがない彼女にとって、それは何よりも屈辱的でありショックでもあった。
口からは自然と嗚咽が漏れ、瞳からは涙が溢れ止まらない。自暴自棄となり無理やり奮い立たせた心も、
今では泥造りの塔の如くがらがらと音を立てて崩れていった。
「ほら、泣いていてばかりでは困りますよ。次も控えているんですから。」
「い、嫌…。お願い、もう許して…。」
「それは彼に聞いてくださいよ。」
 ゼルダの口淫の余韻に息を震わせながら、マルスはむせび泣く彼女の顎を指でそっと持ち上げた。
彼女の眼前に突きつけられたのは先程まで奉仕していたものよりも遥かに大きなもの。彼、ロイもいつになく興奮しているのだろう。
赤黒く凶悪にそびえたった幹の表面には血管が走り、これからの行為に期待しているのかぴくぴくと蠢いている。
特に幹の先端、亀頭は今にも爆発しそうなほどに張り詰めていた。
「ロイ、くれぐれに壊さないようにね。」
「分かってるよ。さぁ、楽しもうぜ。」
 マルスが指を離すと同時に、ロイは女の頭を掴みこむ。恐ろしさからがたがたと震える彼女に追い討ちを加えるように、彼は冷たく言い放つ。
「俺はマルスみたいに優しくはないぜ?…咥えろ。」
「っ!」
 絶望の言葉を耳にした直後、彼女はぶんぶんと首を大きく振って抵抗の意志を見せ付けた。
当初こそトゥーンリンクを助けるためにどんな屈辱にも耐えてみせると誓ったものの、未だかつて誰にも許したことの無い身体を
蹂躙されることがこれほどまで悲しいことだったとは思いもしなかった。しかし悔いたところでもう遅い。
恐怖に支配された彼女の心には絶望の二文字しか残されていなかった。
「嫌っ!もう嫌っ!こんな事もう嫌なのぉっ!」
「…こいつッ!」
 怒りも露に、赤髪の青年は女の頬に平手を振り下ろした。ぴしぃと乾いた音が響き、上半身が大きくのけぞる。
その光景にマルスは少し眉間に皺を寄せたが、あえて何も口にはしなかった。
「お前がやる気が無いっていうなら、少々乱暴に扱ったところで文句は無いよな?」
「え?ちょっと…!」
 すると男は二本の指で女の鼻を牛とつまむ。そして己のがちがちに固くなった分身を、可憐な唇へと押し付けた。
無論彼女は口を閉じて抵抗しようとするが、これでは息継ぎをすることが出来ない。
首を振ろうにも、もう1本の手で頭を押さえられているため叶わなかった。
(そんな…。息が出来ない…。)
 淡い桃色の唇にぐいぐいと押し付けられる男の剛直。恐怖に怯えきった顔でぐっと口を閉じて涙を溢れさせるが、その抵抗も長くは通じない。
次第に彼女の身体は酸素を欲し、脳は呼吸をしろ、鼻が駄目ならば口を開けと命令してくる。彼女はぶるぶると震えながら、可憐な唇を小さく開いた。
517名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 01:00:35 ID:57/z18hY
「んぶううっ!?」
 その刹那、ロイは腰をぐんと押し付けたかと思うと、肉塊が前歯をこじ開け口内へと侵入してきた。
舌に自分の体温よりも遥かに高い熱を感じたのも束の間、肉棒の先端が喉の奥にまで達するほどに押し込まれる。
気道を塞がれ、ゼルダは悲痛なうめき声をあげていた。
「んーっ!んっ、んんーっ!」
「あぁ、暖かいな…。動くぞ?これくらいでまいるなよ?」
 ロイは腰をゆっくりと引き、彼女の口からペニスを引き抜くそぶりを見せた。亀頭に引っ張られ、
彼女の鼻の下が無様に伸びて変形する。鼻腔から酸素が吸入されゼルダの心に少しばかりの安堵が産まれるが、
それを打ち砕くかのように亀頭が喉へと突進する。
「んぶっ!んぐっ!うぶううっ!」
 ゼルダに息をつかせる暇も与えないくらいの、凶悪な腰の前後運動。邪悪な笑みを浮かべその動きを何度も、
何度も繰り返すロイ。彼女の口元からはだらだらと粘っこい唾液が漏れ、頬を伝って地面へと落ちていく。
「ほら、もっと舌を動かせよ!…って、聞こえてないか。」
 今や彼女は無様に白目を剥き、声を発する事もしなくなった。亜空の僕として生まれ変わり、
邪な感情に支配されたロイはそれでもなお抽送をやめることは無い。ゼルダの両腕はだらりと垂れ下がり、
高めの鼻からは無様にも鼻水が溢れている。そんな彼女の姿を見てもマルスは表情を崩すことなく、彼らの情事を見つめていた。
「くっ!しかしいいなぁ、お前の…。そろそろ出そうだ。こぼすなよ!」
「…。」
 ロイは両腕でゼルダの頭を掴むと、今まで以上の渾身の力で喉奥深くまで分身を叩き込む。
そして一気に湧き上がってくる射精の衝動。彼はどす黒い欲望を一切躊躇する事無く解き放った。
「うあああっ!かはっ!」
 快感に打ちひしがれ、ロイはありったけの精液を女の口へと放出する。ゼルダの小さい口の中は
あっという間に男の欲望に征服されていった。半ば意識の無い彼女はそれを吐き出すことも叶わず、
行き場を失った精液が食道を伝い胃へと流れ込んでいく。余程気持ちよかったのだろうか。
彼は息を荒げながら次々と子種を送り込んでいく。ようやく射精が終わり彼が分身を引き抜いた時、
もはや一国の姫とは呼べぬほどの存在がそこにはあった。
「…。」
 男が頭から手を離すと、女の華奢な身体はどさりと音を立てて地面へと横たわった。無様な白目を剥き、
口の中は唾液と精液の混じった粘液で溢れかえっている。恐らく失神しているのだろう。
彼女は一言も発することなく、またぴくりとも動くことなくその身を地面へと横たえていた。
「ロイ…やりすぎだよ。」
「す、すまない。あまりにも良かったものだから、つい。」
「まぁ、別にいいんだけどね。彼女もこれで駄目になるくらい、やわではないだろうから。」
 マルスは地に横たわる女を一瞥する。依然として、彼女の様子に変化は見られなかった。
「それで、まさかこれで終わりにするわけじゃないよな?」
「当たり前でしょう。」
 二人は揃えたように下卑た笑みを浮かべると、無防備なままのゼルダへと近寄った。


つづく
518名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 03:36:29 ID:9xeT2hvS
素晴らしい……興奮しながら、つづきを待っている。
できればロイも、原作通りの口調でなんとか書き分けてくれると嬉しい。
519名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 21:30:49 ID:C/ioag7j
だがこのままだとトゥーンが死んじゃう
520413:2010/05/18(火) 22:27:43 ID:2apuWN6j
これは期待以上でした
521名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 22:39:17 ID:0nslu8GG
元ネタの「これからどんな目に遭わされるのか…」的な終わり方も好きだが、
>>512-517これも好きだ!
522名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 02:10:06 ID:x7CPG9lQ
♀シーク(男装少女設定)を二穴責めしたい。
523名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 12:01:14 ID:aa6JYv42
ほしゅ
524名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 14:21:46 ID:o7fOgB02
525名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:59:26 ID:KGuuFbfM
素晴らしい
526名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 16:54:51 ID:25Bu3vRO
なにかに操られてる時点で原作丸マルスやロイとは別人じゃないの?
527名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 08:14:41 ID:/qclJQlq
528名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 00:53:31 ID:xqQPaclY
あげ
529名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 21:48:57 ID:xqQPaclY
誰かアイスクライマーの小説書いて
530名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 19:51:21 ID:SI839pjH
ポポナナじゃないけどナナだけなら
もし出来たら投下するかもしれないと思いつつ保守
531名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 03:23:55 ID:BNMIhaMh
>>530
待ってるからな
532名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 22:48:32 ID:WxmFWN4w
イイネ。やっちゃえ
533名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 18:18:36 ID:GZCNYj4R
あg
534名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 00:56:44 ID:cmb0Zk23
アラモス卿の触手攻め・・・
535名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 03:10:43 ID:46caCRZV
>>530待ち
536名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 03:02:48 ID:7YrcE2Q2
過疎ってるなぁ…

SS投下したりしたらみんな帰って来るかな?
537名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 00:55:20 ID:dXClDUId
帰ってくるんじゃね?
538530:2010/07/12(月) 22:32:05 ID:NSScVf6B
書いてるから保守
539名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 23:39:45 ID:BYmY4jqI
ある剣士の一夜

リンク×ナナ
(保管庫の『ある剣士のシリーズ』です。もちろん今までシリーズと同じ作者です。話は繋がってますが、連載ではないので単発でも読めます。保管庫の管理人さん、ある剣士のシリーズのところに分類をお願いします。)
お待たせしました。お待たせしといて長いので前編後編の2回に分けます。(まだ後編は完成してません)
今回は非エロなストーリーと、ラブコメ程度のエロのみです。次回はエロエロ濃厚にしたいつもり……


・・・・・・・・・・・・・・・・・

オレは今、スタジアムにいる。

時間は午後8時半をちょっと過ぎたくらいか…。もう夜だ。
大きな大会がないこの時期は、スタジアムの施設のほとんどが午後9時に閉館になる。
この時間帯になるとファイターは全員速やかに帰るか、寮に戻るか…
だが、スタジアムには当直の制度がある。それも、ファイターによる交代の当直だ。
これはスタジアムオーナーであるマスターハンドが自ら立てた規則で、一般人に警備を任せるよりは、なにかと能力の高いファイターのほうが、見張りに向いているという考えから。
マスターに選ばれた十数名のファイターが交替で、一晩スタジアムに泊まって施設内を見張るのだ。
そして今晩はオレの番。責任を持って夜を迎えたスタジアムを見張る。

今日は昼ごろから雨風がひどく、それは夜になっても収まらなかった。
ラジオでも暴風雨の警報ばかり、それほど記録的な悪天候だった。冒険者としての経験から言っても、外を出歩くべきではない天候だと分かる。
時間が経つにつれてひどくなる雨風に、みんないつもより早く帰ったようだ。全員が施設を出たことを確認し、オレはスタジアムに一人きりになる。
早めに戸締りを確認してきた後はすることもなかった。オレは当直室に戻って、窓ガラスに叩きつけられる雨の音を聞きながら武器の具合を見て時間を潰した。

間もなく9時になる頃…。

「リンクさん…」

部屋の外から声が聞こえ、驚いて振り返る。
その声は聞きなれた声だったが、聞こえるはずもないと思っていた声だった…。

少し小さいがはっきりした女の子の声…

ナナだ。アイスクライマーのナナ。

ナナといえば、スマブラのファイターの中でも幼い女の子だ。
そして詳しい話は割愛するが、ナナはオレに好意を持っていると以前言ってきたことがある。
ナナに告白されたのだ…。
ナナはポポのパートナーだが、ポポと同じくらい、オレも好きだと…彼女はオレにそう言った。
…正直、オレは嬉しかった。今まで剣士としての鍛錬と精進のことしか考えなかったオレが、初めて人間的に、心を動かされた瞬間だった。
その詳細を知っている人もいるだろうが、とにかくオレは、ナナの事が……。
540ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:40:09 ID:BYmY4jqI
そんなナナの声がいきなり聞こえてきたのだから、さすがにちょっと驚いた。
部屋に設置された受付窓口からエントランスを覗くと、やはりナナがいた。普段の防寒着の上にさらに雨合羽を着て、こちらを見上げている。
オレは動揺はしなかった。今は当直として、尋ねてきた人に応える義務がある。相手がナナだから特別な感情を抱きたいが、特別な感情を持たずに「尋ねてきたファイターの一人に対応する」としてナナに答えた。
「ナナ、どうしたんだ?」
心を鎮めて、あまり深く思わずに平然とした態度で尋ねてみると、ナナはちょっと不安そうな顔をして
「…忘れ物しちゃったの…」
忘れ物か。スタジアムが閉まった後に、忘れ物を取りに来るファイターは時々いる。珍しいことではない。
その場合はスタジアムに入れて、忘れ物を取り戻したことを確認してから返すのが普通だ。
「忘れ物の場所は分かるのか?」
「うん…だいたいは…」
「どこだ?」
「ロッカールームだと思う…」
「一人で行けるか?」
「…うん。」
「そうか。じゃぁ鍵を貸すから、取ってきな。忘れ物を見つけてきたら、またここに来て鍵を返すんだ。」
「うん。」
「廊下は電気つけてないから、懐中電灯を貸すよ。廊下は濡れてるところもあるから、滑らないように気をつけろよ。」
「わかった。」
素気ない、なんとも無機質な会話だった。
ナナはオレからロッカールームの鍵と懐中電灯を受け取ると、一人でロッカールームへと向かった。

ナナの忘れ物って何だろうか。
詮索するのは失礼だが、ちょっと気になる。
一応、閉館後に来たメンバーに詳しく事情を聞く権利はある。義務ではないが、聞いて悪くはないはずだ。
そうだ、帰ってきてから何気なく「何を忘れたんだ?」と尋ねて、言い出しにくいもののようだったら追及しなければいい。

そんな事を頭の隅で考えながら武器いじりを続けていた時だった。
今度は窓の外から音がした。
ナナの声とは違い不快な衝突音だ。何かが窓にぶつかってきたらしい。
カーテンを開くと、外全体は暗い灰色で風景が全く見えない。強い雨に、視界が完全に遮られている。もう3メートル先もろくに見えないだろう。雨風は閉館前より強くなっていた。
さっきの音は何かというと、どうやら強風によって、表の倉庫前に積んであった空のアイテムコンテナが飛ばされて窓にぶつかってきたらしい。
窓が割れなくて良かったが、雨戸をきちんとしておこう。雨戸を閉めようと窓を開けたら、勢いよく雨が吹きつけてきた。
天気は夜が更けるにつれてひどくなる…今夜一晩、何か壊れたりしなければいいが…

もうすぐ10時になる。
…まだナナが戻らない…
ナナが行ってからもう一時間になるのに、なんで戻ってこないんだ?
忘れ物がなかなか見つからないのか、受付の窓口から廊下を覗き込んだが帰ってくる様子もない。一時間も戻らないとは、さすがに心配になる。
帰るときは鍵を返して一声かけてくれと言ったのだから、気付かない間に勝手に帰ったということはないだろう。
…なにをしているんだ…?
…心配だ。べつになにか良からぬことをしているのではないかと疑っているわけではない。だがこんなに帰りが遅いと、ちょっと気になる…
オレがさっきナナに忠告したように、ワックスをかけてある床は湿気でしっとりして滑りやすい。うっかり階段で転んだりしたら大変だ。
オレは予備の懐中電灯を持ち、ナナを探しに出かけた。
541ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:40:55 ID:BYmY4jqI
ナナが向かったであろうロッカールームまで、廊下の電気は消えたままだった。
転んだり、怪我したりしてないだろうな……
廊下の窓は相変わらず、雨が激しくぶつかる音を鳴らして、風で軋むような音を立てている。
もしかしてナナ、怖くて帰ってこれないんじゃないのか…? 途中で懐中電灯の電池が切れたとか。さすがに迷子…にはなってないだろうが。
当直室からロッカールームまでは寄り道しなければ一本道。その間にナナとすれ違うことはなかった。
ロッカールームの電気がついている。やはりナナは中にいるのか…
女子のロッカールームに入るのは不謹慎かもしれないが、ナナ以外誰かがいるわけじゃないし、当直の見回りとして入るのは問題ない。ちょっと失礼しよう。

「ナナ、いるのか?」
オレはロッカールームの戸をあけ、部屋の奥に向かって声をかけてみた。
「あっ、リンクさん…うん、私ここにいるよ。」
返事が返ってきて、ロッカールームの奥からナナが出てきた。
「ナナ、探し物、まだ見つからないのか?」
「えっ、あぁ、えっと…ううん、今見つかった…。」
「…そうか。」
なんだかナナの様子が変だ…。いきなり入って、ちょっと驚かせたか?
「…ナナ、どうかしたのか?」
「……ううん、なんでもない…」
「…?」
なにやら不安げな顔をしている。オレから目を逸らそうとしている様子も感じられる。どうかしたのか?

いや、いきなりロッカールームに入ったとはいえ、着替えていたわけでもないだろう、じゃぁ…他になにか気まずいことでも…?

懐中電灯の灯りを頼りに、ナナと並んで廊下を引き返す。
その間もナナは落ち着かない様子だった。一体どうしたんだ? 

ナナに対しあまり嫌なことは考えたくない。だが、気になってしまう。ナナの表情は何か疾しいことを隠しているようだ。
聞きだそうか、どうしようか…よし、聞いてみよう。ただ聞くくらいで、無暗にナナを傷つけることもないだろう。
オレは立ち止まり、ナナの肩に手を掛けた。
ナナはぴくっとしてオレに向く。
ナナの顔…うーん…何を考えているのか読み取りづらいな…。
「…ナナ…さっきから何か変だぞ? …どうしたんだ?」
「………大丈夫…」
ナナは曇った顔のままでその一言しか言わなかった。
…ナナを疑いたくはない。だがどうしても気になることがある。
「…ナナ、なぁ、いったいロッカールームに何を忘れたんだ?」
一体何を忘れて、それを探して一時間もかかったのか…本当に探し物をしていたのか?
今度は、ナナの様子は分かりやすかった。聞かれてはならないことを聞かれたような顔をしている。
……………
心苦しかった。
ナナはオレと目を合わせられない様子で、しばらく黙っていた。
何を隠しているのか知らないが、ここはちょっと、けじめをつけたほうがいいかもしれない。
「ナナ、何かオレに…隠してるのか?」
ナナはじっと黙りこくったままだ。
違うと言わないということは、何か隠しているんだろう。一体何を隠しているというんだ。
オレは今日の当直として、何かあったなら聞く権利はある、いや、義務といってもいいかもしれない。
だがそんなこと以上に、ナナが何かを隠して、こんな表情をしているなら当然気にもなるというものだ。
オレはナナにいろいろと問いかけてみた。
核心に迫ることからしょうもないことまで…
だが、どんな質問をしてみても、曖昧な返事をするか、黙っているだけかのどちらかだ。ただオレと目を合わせられないのが相変わらずだった。
どんな質問をしても無駄だった。こんな態度を取るなんて、普段の明るいナナらしくない。オレもとうとう根負けした。
「…分かった。何か、話づらいことなんだな? うん、じゃぁもう追及しない。一旦、当直室に戻ろう。」
ナナは俯いたまま頷いて、オレが手を引くのに続いた。
542ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:41:18 ID:BYmY4jqI
明るい当直室に帰ってきても、ナナの態度は相変わらずだった。
なんだか落ち込んでいるような、しまいこんでいるようなナナの様子を見るのはオレも心苦しい。
明日になったらなにか変わるだろうか。帰って一晩寝て気持ちを整理して、心新たに改めて、何か話してくれるかもしれない。
「ナナ、忘れ物、見つかったんだな。」
「……………うん。」
「そうか。じゃぁ今日はもう帰りな。だいぶ遅くなったからな。送ってやりたいけど、オレはここを離れられないし…」
「……………分かった。」
ナナはスタジアムの寮暮らしではなく、ちょっと離れたところからスタジアムに通ってくる。詳しいことは知らないが、ポポとどこかに下宿しているとか話を聞いたことがあるな…。
スタジアムの敷地内だったら多少はうろついても大丈夫だが、当直だからむやみに外に出るわけにはいかない。送ってやりたくてもそうはいかないだろう。
ナナは声も出さずに、来る時に着てきた雨合羽を着なおし、オレにペコリとお辞儀した。
「……おやすみなさい。」
「あぁ、おやすみ、気を付けて帰れよ。」

気をつけて…その言葉を口に出して、ふと、外の天候の事が気にかかった。
空のコンテナが吹き飛ぶほど風が強い、雨も激しくなってきたところを子供一人で帰して大丈夫だろうか。
いや、ダメに決まっている。危ないな…
人の前に立ち、人を守る剣士として、危険な天候の中を子供一人歩かせるなんてしていいことではない。
送ってやったほうがいいだろうか。まぁ、当直の仕事を怠って抜け出したら、マスターハンドから御叱責を受けるのは間逃れないかもしれない。だがナナを一人で帰すなんて可哀想なことができるものか。最悪でも始末書覚悟で…
「ナナ、ちょっと待て!」
オレはすぐ立ちあがって、部屋を出たナナを追った。そんなに遠くへは行っていないはずだ。この雨の中では尚更だ。

ナナは遠くへ行っていなかった。
まだスタジアムを出もせずに、エントランスにいる。
「ナナ? どうしたんだ?」
閉館時出入り口の戸の前に突っ立っていたナナはオレの呼びかけでこちらを振り返った。さっきと違い、普通に困ったような顔をしている。
「開かないです。扉…」
「開かない? オートロックはさっき外したんだけどな…。」
オレも部屋を出て、出入口の扉に手をかけた。
なるほど、開かない。
外から吹き付ける風圧が扉を押さえつけているせいだ。それでも力いっぱい戸を押してみたら、ようやく開いた。一気に雨水と風が吹きこんでくる。
まずい、思った以上に天候が悪化している。扉が簡単に開かなくなるほど風が強い、扉を開けた時に浴びた雨も普通の量じゃなかった。分かりやすく言えば、ゼニガメとマリオに挟み撃ちにされ、水鉄砲とポンプ放水を同時に浴びた状態になった。
ここまで天気が悪くなるとは思わなかった。おまけに夜で、見えるのは外套とそれに照らされた薄暗い道だけ。懐中電灯を持っていっても、安全だとは言えないだろう。
冒険者としての経験からいえば、これは【出歩き禁止】の天候だ。剣士としての鍛練を積んだオレでも、こんな中を出歩いたらいつ怪我をするか分からない。
オレはガラス戸をすぐに閉め、頭を抱えた。
どうするべきか。
もしここで、無理をしてナナを送るとしよう。
普段通りに武装して剣と盾を装備すれば、多少の障害から身を守るのはなんとかなるだろう。この風でなにか危険なものが飛んできても、盾で防ぐか、最悪なら斬りつけてでも回避できる。
だが、ナナまで気が回るか? なにしろ、これほどの悪天候の中で出歩いたことはない。冒険の途中に悪天候に見舞われることはあるが、こんな悪天候の中ではまず行動を避ける。冒険の基本は【天候が敵についたときは無理をしない】ことだ。
この雨風…いや、もはや嵐だ。この嵐の中でナナを送ろうとして、もし、ナナを守れなかったら? ナナが傷ついてしまったら…? それこそ始末書どころではない。いや、オレの立場のことなんてどうでもいい、ナナにもしものことがあったら…そう考えるだけで辛い。
視線を下に送る。悩むオレを、ナナはじっと見上げていた。ナナの不安げな顔を見て、オレは心を決めた。
543ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:41:38 ID:BYmY4jqI
「…ポポには連絡ついたか?」
「……うん。」
「なんて言ってた?」
「天気がひどくて帰れないなら仕方ないね、って。ポポも心配してたみたいだけど、連絡して安心したって。…あと、リンクさんによろしくって言ってたよ。」
「あぁ。分かってる。」
「ポポも言ってたよ、一晩世話してくれるのがリンクさんなら安心だって。」
オレは、ナナをこのスタジアムに泊めることにした。
帰すのが難しいなら、これが一番無難な決断だろう。このしっかりした建物内にいる限りは危険はない。いちおう保護者とはなりうるオレが傍についているし、帰ることが不可能なメンバーを宿泊させることは規則違反ではない。帰りを待っていたポポも納得してくれた。
「ナナ、悪いな。ちょっと狭いけど、今日はここで休んでくれ。」
「…うん。」

ナナと一晩過ごすことになってしまった。決して嫌じゃない。むしろ、ちょっと嬉しいな。いや、ナナは帰れなくて困っており、やむを得ず泊めているんだから不謹慎だが。
この事態について緊張はしていない。ナナと一晩、同じ部屋で過ごすのはこれが2度目になるからだ。(その一度目を敢て語ることはしないが)

時計は10時半を指している。もうナナを寝かせないとな。
「ナナ、もう入浴は済ましたのか?」
「……えっ?」
聞いてなかったみたいだ。上の空だ。
「入浴は、もう風呂には入ったのか?」
「…う、ううん、まだ…。」
「そうか。じゃぁ当直室の風呂場使うといい。大浴場は今、お湯張ってないし……。……心配するな、タオルとかは備え付けてあるからな。」
「……うん…」
ナナの様子は相変わらずおかしかった。
ロッカールームから帰る時から…いや…ここに来た時から、なんだかおかしかったような気がする…
やはり間違いない、オレに隠している。それも、いいことではなさそうだ。
…ロッカールームで何をしていたんだ…? なにか、言いづらいことなのか?
……………………
人の内心を探るのはあまりいいことではない。
だが、このままでは気分が悪く、ぐっすり眠れないような気がする。お互いに。

オレはいつもナナの傍にいるわけではないが、今のナナには明らかに違和感を感じる。いつものナナではない。
ナナは普段から明るい。ちょっと臆病なところもあるが、基本は元気な女の子だ。
それに、オレが言うのもなんだが、オレの傍にいる時、何かの偶然でオレとふたりきりになったときは、嬉しそうな様子を見せるものだった。
今は違う。表情が暗いし、なにか心苦しそうな様子だ。それに、ナナはオレに生返事しかしてくれない。目を合わせようともしてくれない。
間違いなく、オレに何か隠している。聞きだしてみよう。なるべく、ナナが傷つかないように…。そのほうが、すっきりするだろう。オレも、ナナも。

ナナはちょこんと正座したままだ。相変わらず俯き加減のまま…
「ナナ。ちょっといいか?」
オレは思い切ってナナに問いかけてみた。ナナは顔を上げる。
オレはナナの傍に寄ってみた。ナナはまた、オレから目をそらして下を向いてしまう。
「ナナ、さっきの話の続きがしたいんだ。」
ナナは、やっぱり…という顔をした。その顔には、一種の観念のようなものも伺える。
悪い予感がする。いや、ナナが何を隠しているのか知らないが、絶対、良からぬことなんてしていない。信じている。絶対だ。だからこそすっきりさせたい!
「ナナ、悪いがはっきり言う。さっきから様子が変だぞ? どうかしたのか?」
「…………………」
オレはナナの正面に座り、ナナの両肩に手を置いて真正面から向き合った。
「…何か、オレに隠してるんだろ? いや、あんまり聞きだすのは悪いと思うけど…あんまりナナの様子がおかしいから…」
「…………………」
「なぁ、聞きたいんだ、教えてくれ。…ナナだって、隠していると、気分良くないんじゃないか?」
「……………………」
「何か隠していることがあったって、どんなことだって、オレは怒ったりしないから。誰かに言ったりも、しない。約束するよ。だから…何かあるのか、教えてくれよ。」
ナナは黙ったままだ。
オレも何と説得すればいいか分からず、何にも言えなくなってしまった。ナナは相変わらず俯いたままだし…

ここは言葉で説得するべきではなさそうだ。うーん…心で説得すればいいのか。…って、そんな詩的な表現したって具体的にどうすればいいのか。
…そうだ、心で向き合うんだ。どうすればいいかなんて分からない。だけど、やってみよう。
544ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:43:08 ID:BYmY4jqI
「ナナ、顔を上げてくれ。」
「…………」
「なぁ、そのくらいはいいだろ?」
ナナはゆっくり顔をあげた。だがまだ目線が下だ。
「…ナナ。ちゃんとオレを見てくれ。」
「…………」
ナナは目線を上げ、ようやくオレと目を合わせる。
ナナの黒い瞳と目が合う。
ナナは何かプレッシャーに押されている。そのプレッシャーを払い、じっと向き合い、正直な心を話してもらうんだ。オレは心の中で深呼吸した。
「いいか、オレの目を、よく見て。」
「…………」
ナナはオレが言うとおり、今度は目を離さずにじっとオレの瞳を覗き込む。
「…………」
「…………」
オレはしばらく黙って、ナナの瞳をじっと見つめた。
威嚇ではない。だが、心配でもない。特別な感情は何も持っていなかった。オレはナナに、どんな表情をしていただろう。ナナは不思議そうに、不安そうに、じっとオレの目を見つめ返した。

オレはナナの目をまっすぐに見つめながら、もう一度尋ねた。
「ナナ、オレにはナナが今、何を思っているか分からない。だけど、話してくれるなら、オレはどんなことでも真面目に聞くつもりだ。」
心なしか…ナナの目がすこし潤む。
「…ナナ。何を隠しているのか、教えてくれないか。」
オレはしばらく、ナナの瞳をじっと見つめつづけた。
やはり、ナナが少しずつ涙ぐむ。なにか辛いことを、隠していたんだ。
「…ナナ。」
もう一度名前を読んだとき、とうとうナナが目から涙を零した。

「リンクさん、ごめんなさい。」
「話してくれるな?」
「…うん。」
ナナは涙を手で拭った。
「ごめんなさい。…実は、嘘なの…。」
「…何のことだ?」
「…実は、忘れ物をして来たんじゃないの…」
やはり…そうだと思った。…なら、なんでだろう。
「どうして嘘をついたりしたんだ?」
「………。」
ナナは泣きそうな顔になる。オレは手で、ナナの頬の涙を払ってやった。
「大丈夫だ。何も怒ったりはしない。素直に話してごらん。」
「…私…リンクさんと一緒にいたかったの。」
「…………」
え?
「? ??」
ナナの言っている意味が分からなかった。唐突に何を言い出すんだ…? 
545ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:43:41 ID:BYmY4jqI
「どういう意味なんだ? 忘れ物したって嘘ついたのと、オレと一緒にいたいって…」
「…私、リンクさんと一緒にいたくて…それで…リンクさんが今日当直だって聞いたの…それから、…私、知ってたんだ…。今日は天気がすごく悪くなること…。」
……なるほど、だいたい分かった。
ナナはオレと二人きりで過ごす機会が欲しかったんだ。
オレが当直をしているところに、このスタジアムにやってきて、そして、天気がひどくなって帰れなくなるのを待っていたんだ。そうすれば帰れないからオレのもとへ泊まるという口実ができる。
ナナはもとは登山者だから、気候の変化には敏感なんだろう。
だが…
「もし、それでもオレがナナを追い返したら?」
「ううん、リンクさんはそんなことしないよ。リンクさんなら、外が危なかったら私を外に出したりしないもん。」
「あぁ…なるほど。」
なんだか複雑な気分だ。
「ごめんね、リンクさん…でも、一緒にいたかったの。」
「なんでそこまでして…? ナナにはポポがいるだろ?」
「………」
ナナは顔を赤くした。
「…リンクさんは、私にとって大切な人だから。ポポと同じくらい。…だから、ポポと同じくらい一緒に…っていうわけにはいかないけど…でも…たまにはリンクさんの傍に、二人っきりでいたいの…」
「でも、それじゃぁポポはどうするんだ? 心配しているんだろ? こうしてる今だって…。」
「…最近はね、ポポ、リュカとかネスとか、他の男の子の寮に泊まりにいったりしてるの。だから、私ひとりになることも珍しくないんだ。」
そうなのか。アイスクライマーはいつも磁石のごとくピッタリくっついてる仲かと思ったのに。お互いに、次第にくっつきっ放しじゃなくても良い程に成長してきたってことなんだろう。
「…だから……」
ナナが涙ぐむ。
「ナナ、もういいんだ。気にするな。今夜は一緒にいよう。」

ナナはびしょぬれになった雨具と防寒着を脱いで玄関先にかけた。
防寒着の下に薄いTシャツと短パンを着て、涼しそうだ。だが、ちょっと寒いんじゃないか?
「ナナ、寒くないのか?」
そりゃぁ、普段の防寒着の下に着るにはちょうどいい服装だろう。だが、防寒着は水浸しで着れる状態じゃない。
「ちょっと…」
「ちょっと? ちょっと寒いのか?」
「ちょっと…じゃなくて…」
「寒いのか?」
「…うん…」
「けっこう寒いか?」
「けっこう寒い…」
「テラサムス?」
「…テラサムス。」
しょうもない冗談で笑いあえるほど、ナナがリラックスしてきた。
よかった、心に引っかかったものが取れると、いつものナナだ。
「しかし、まいったな…ナナのサイズにあう服はないな。」
当直用に予備の着るものくらいは準備されているのだが、子供サイズはない。
しかし、こんな薄い恰好させておくのも良くない。いくら彼女が氷系の能力に長け、寒さに強いとはいえ。
「寝間着みたいなものもないんだ。どうする、ナナ。」
「大きいのでもいい。」
「そうか、わかった。まずは風呂に入ってきな。」
「リンクさんはもう入ったの?」
「いや、まだだけど。ナナ、先に入っていいよ。」
「一緒に入らないの?」

ぐはっ

ちょ、ちょっと一緒入浴はコリゴリだ。いや、何をナナは唐突に言いだすんだと思った人もいるだろうが、以前にも一回あったんだ、こういうことが。ナナにせがまれて、一緒に入浴したことが……あるんだ。
あえていまその時の事を回想したり語ったりすることはしないが…
「ナ、ナナ、入っちゃってくれ。気にしないで、オレにも、やることがあるから。」
それは嘘だ。でもナナは素直に、一人で風呂場に向かった。
「バスタオルは籠の中のを使って、ゆっくりでいいからな。」
「はーい!」
浴場の扉ごしにくもった返事が聞こえた。
546ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:44:01 ID:BYmY4jqI
さて、ナナが入浴中はとくにやることもない。ナナが泊まることになる前までは風呂に入ってとっとと寝ようと思っていたが…まぁ、気長に待つとしよう。
そうだ、ナナの布団も敷いてやらなきゃ。布団を一つしか敷いていないと、「一緒の布団にはいる〜」とか言いかねない。
そんな事態になったらまずい。いや、オレの本能は喜んでいるのだが、あの時のように理性が破壊されては男が廃る。この間のことはいい思い出であると共にひそかなトラウマでもある。
さて、こっちの襖に予備の布団があったはず…

ドサドサドサ

襖を開いたら、何やらDVDが大量に溢れてきた。何のDVDだ?
【人妻シリーズver.3】【初めて脱ぎます】【学校で二人きり】【16歳の……】…
「こっ…これは…!!?」

俗に言う、その、エロDVD。

な、なんでこんな所に…
いや、いや、いや、オレじゃない! オレはこんなのこんなところにしまってないぞ! 違う、いや、こんなの見ない!
はっ…そうだ、ここは当直室、前の当直番がここに突っ込んだままにしてたんだな!?
前回の当直は誰だっけ…ルカリオだ。いや……ルカリオではないだろ……ルカリオは波導とかいう不思議な力を扱うために、オレ以上に精神的な鍛錬を積んでいると聞く。そういう面では、オレも尊敬している存在だ。
だからルカリオはありえないな。じゃぁ前々回は? あっ、スネークだ! あの野郎!! 性欲を持て余しやがって!!!

何故かパニくるオレ。い、いや、落ち着け、今は他のメンバーが入ってくる状態じゃない…
いや、違う、ナナがいるんだった! で、でも今風呂に入ったばっかりだし…
と、とにかくこれは教育上良くないから隠したほうがいいな、いや、そうしなければ!
どこに隠せばいいんだ!? こういうものの隠し方というのをオレは知らない。

一体どうすればいい? どこに隠しても見つかりそうな気がする……
ええい、チクショウ、オレが悪いんじゃないのに! なんでこんな思いをしなきゃならないんだ!

なんだか焦りと動揺で腹が立ってきたので、処分することにした。とはいえ、この天候では外に捨てに行くことはできないし、下手に投棄して風で吹き散らされてバラバラになって、当直のオレに責任を問われたら…
もう、剣士とかどうとかあるまえに、人として軽蔑されるだろう。オレも剣士である前に人間、人間的な感情を持ってして、そんな軽蔑をされるのは嫌だ。
ここで処分するしかない。

ナナに気づかれないように、それらの俗物を廊下に全て持ち出して山にする。
「ええい…消えろ!」
妖魔を跡形もなく消滅できる光の矢(これはトゥーンリンクから教わったものだ)を放ち、俗物を消去。 
物体に効くのかは不安だった。トゥーンリンクの話だと、ポストとか物に撃っても効かないという話だったが……よかった、DVDはちゃんと消滅した。悪の気があるものは消せるらしい。ホッとした。
547名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 23:48:39 ID:DCELzr4U
「リンクさーん!」
ビクッと背中に衝撃が走った。ナナの声だ。いや、パ二くることなんてないんだ。疾しいことはしてないし、疾しい物を見てしまったがちゃんと始末した。
「ど、どうした、ナナ」
風呂場からの声だった。
「リンクさーん、バスタオルはあるけど、普通のタオルがないのー」
「あぁ、普通のタオルは、ええっと…」
俺は当直室に入って、今度こそ戸締りをし、部屋の中に戻る。ナナはまだ風呂場だろう。
「ちょっと待ってろ、出してやるから……」
俺が脱衣場に顔を出した時だった。


「あっ、リンクさん」
「えっ?」
ナナは脱衣場でタオルを探し回っていた。
風呂から上がった、無防備な状態で。
「――――――!!!」
「リンクさん、どこにあるの、タオル。」
ナナは平然としているが、オレはもう…何てリアクション取ったらいいか分からなかった。
そして、この感情をどう話していいかどうか分からない。


オレはてっきり、ナナは風呂場の中にいるのかと思っていた。
脱衣場まで入っても、ナナはいないかとてっきり思っていたのだが、ナナは脱衣場まできていたのだった。
しかも、タオルを探しに、無防備な、その『生まれたままの姿』で。
548ある剣士の一夜:2010/07/20(火) 23:49:04 ID:BYmY4jqI
「――――――――――――――!!!!!!!!!」
その時、その瞬間のオレを分かりやすく表現するなら、あのソニックの瞬発力に勝てるとでもいうのだろうか……
ナナの裸体を目にするなり素早く向きを変えさながらファルコビジョンの如くその場を去る。
事故とは言え、ナナのハダカを見てしまった。
見てはいけないものを見てしまった。一番見てはいけないものだ。(前にも見たことあるけど)

「リンクさん、リンクさーん!」
ナナの呼び声が。
これが普通の少年向け漫画であり、ナナが普通のヒロインであれば「何、人の裸見てんのよこのスケベ剣士が」ってなるんだろうが、ナナについてはそういったデリカシー的な精神があまり育っておらず
「どうしたの? リンクさん」
ハダカを見られても全然平気な様子だ。
彼女の人生、ポポと一緒に居る時間が長かったからだろう。ポポと一緒に過ごし、一緒に飯を食べ、一緒に風呂に入り、一緒の布団で寝る。そんな生活をしてきたのに、男女のデリカシーというものが育つはずもなかったんだ。
だからナナはオレに裸を見せることには何の抵抗も覚えていない。
だが! ナナは平気でもオレはダメなんだ!
オレは剣士として人生を捧げていく覚悟をして生きてきた。オレは修行中の身なんだ。恋愛とか性欲とかに感けている場合ではないのだ。
「リンクさーん! どこいっちゃったの〜?」
オレはここにいるよ。そ、そんなに呼ぶな。
「ナナ、大丈夫だ。ちょっと驚いただけだ」
「? 何に驚いたの?」
この子ときたらこの調子だ。何って決まってるじゃないか、オレが男児として、目に捉えてはいけないモノだよ。
「ナ、ナ、ナナ、その、風呂からちょっと上がるときは、バスタオルくらい巻いて上がってきたほうが……」
ちょっとの間があった。オレは今、脱衣場から飛び出して来て、脱衣場に居るナナの様子を見ていないから分からないが、おそらく彼女は首をかしげているであろう。
「…? うん、分かった。…ねぇ、リンクさん。タオルどこにあるの〜?」
そうだった。
「ナナ、いいか、入っても」
「うん、いいよ」
よし、今度は確認して入るぞ…さっきのような早まった真似をすると寿命が縮みかねない…
いや、寿命が縮みかねないというのは比喩ではない。確かにオレの剣士としての『欲求を絶つ』心得を地に落とすことになる、という意味では剣士としての寿命もこれまで、ということになるだろうが……
もし、万が一、オレがナナの裸を見てしまったことが他のメンバーに知れたりしたら……

「キャーッ! リンク君、最低!」
「この変態剣士!」
「リンク…トライフォースを持つ者の自覚と言うものを、あなたは持つべきではありませんか?」
「ナナの風呂場見るって…」
「エロ剣士だwwww」
「ふざけんなこのロリコン野郎が!」

もしもそんな事件が知られたりしたら、オレは翌日、ウィスピーウッズの根元にでも埋められてしまう。
だからオレはもっと気をつけなければならない。常に剣士としての自覚を持ち、警戒心を緩めてはならないのだ。
549ある剣士の一夜(最後):2010/07/20(火) 23:50:08 ID:BYmY4jqI
「リンクさん! タオル!」
「…………」
ナナがまだいた。
裸で。しかもこっち向いて。

オレはまたファルコビジョンの如くとんぼ返りを披露するところだったが、ナナが、オレが振り返る前に止めた。
「ねぇ、リンクさん! どこにもないよぉ!」
オレは一糸纏わぬナナと向かいあうしかなかった。なるべく目線を下にしてはいけない…確かに胸はないが、そういう問題じゃないんだ。いや、胸はないっていうのは見て確認したわけではない。それは元から知っていたと言うか、その、つまり、なんだ。
「リンクさん、私の話、聞いてる?」
そうだった、タオルだったな。ええっと、そうか、ナナには届かない棚にあるんだ。取ってやらないと……
「ほら、ナナ。タオル。」
「ありがとう!」
ナナが満面の笑みで喜んだ。オレは苦笑いするしかない。もう、目に入っちゃったものはどうしようもない。
久しぶりにナナの裸体をこの目で見てしまった。割とふっくらとした、しかしけっして太ってはいない、まさにちょうどいい、幼い体型だ。だが、初めて目にしたときから、ちょっと背が伸びて、それから胸が膨らんだんじゃないだろうか。
……いやいや、そんなことを見て観察している場合ではない……
「ナ、ナナ、湯冷めするといけないから、もう戻ったほうが…」
「う、うん。」
ナナが風呂場までトコトコと戻っていく。

オレは苦悶した。
オレは修行中の身。剣士なんだ。それが、ょぅι゙ょのヌードを見て興奮したり意識したりしてはいけない。
それなのに、なのに…オレはまだまだ半人前以下だ。

畳の間に腰かけて考える人状態のオレの背後に、風呂から上がってきたナナがやってきた。
「リンクさん、あがったよ。」
「あぁ。」
オレは恐る恐る振り返る。これ以上心臓にショックを与えられたらオレは死んでしまうかもしれない。
大丈夫だった、裸でもバスタオルでもない、与えた寝間着を着てきた。若干サイズが大きいようだが…
「リンクさん、次、入るの?」
「あぁ」
やっと落ち着いた。助かったと知って安心したオレの心臓もようやくノーマルな鼓動を取り戻しつつある。
「……………」
安心して、ついついナナのことを観察してしまう。こうやって改めて見てみると、ナナの顔は可愛いな。温まって紅潮した頬がますます可愛らしい。
寝巻がどうみても大きかった。左肩がはだけているのを、ナナが一生懸命持ち上げようとしている。
オレがそんな野獣のような悪しき精神を胸奥に潜めているのを知らず、ナナは寝間着を正して
「あっ、リンクさん、布団しいててくれたんだ!」
と、大喜び。
「ナナ、先に眠ってていいよ」
そう言う前に、ナナは片方の布団にもう潜りこんでいた。
俺は布団に頭まで潜ったナナの様子を見つつ、ちょっと溜息をつき、風呂場へと足を運んだ。




まだ微エロ。次回はきっとエロくなる。
550名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 23:51:18 ID:BYmY4jqI
追伸・途中でIDが変わり、名無しに戻っているのは連続投稿の警告が出たのでその部分だけ携帯で投下したためです
551名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 20:56:22 ID:LgZC9qmi
おぉリンナナ懐かしいな
相変わらずのほのぼのギャグで面白かったよ
552名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 21:58:48 ID:rVSxr5Zo
ここ、本当に人いなくなっちゃったのか?
553名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 03:30:12 ID:b9Vd9n+h
>>552
今は規制が多いからな……
554名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 10:55:43 ID:12OM4gEd
マスハン「スマブラ26時間テレビ!!」             
555名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 10:58:29 ID:12OM4gEd
ハリネズミ「駅伝なんて2秒で終了さ!」
556名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 11:00:34 ID:12OM4gEd
というのを投下したい
557名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:00:53 ID:1icivk80
だったら俺はスマブラでけいおん!を
558名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 02:40:25 ID:Se+4OUOr
>>556
ぜひぜひ
559スマブラ26時間テレビ:2010/07/30(金) 23:03:47 ID:eF6K4cop
「てめえらあ!!なにのんきに乱闘してんだあああああああああ!!」
巨大な右手袋・・・・・マスターハンドが怒声をあげた。
すると赤いMの帽子がトレードマークのマリオが
「いやだってスマブラじゃん。」
とツッコミをいれた。
「黙れ!ヒゲ!キノコでも食ってろ!!」
「というわけで・・・・他の奴ら呼んで来い!」
マリオは流石に怒ったのか少しキレ気味でマスターに言い返した。
「そんないきなり命令されt「いいのか?」
話の途中にマスターに質問され、マリオは少し戸惑った。
「な、なんだよ?」
「言う事を聞かなければ・・・・・この写真をばら撒く。」
「そ・・・それはっ!!」
マスターが持っている写真にはマリオが実にいやらしい顔でけい●ん!を
見ている写真だった。
「分かったらとっとと呼んで来い!!」
「ア、アイアイサー!」
マリオは猛ダッシュで寮内を駆け回り皆を集めた。
「なんだなんだ?」
「マスターからの重大発表だって」
皆が会議室に集まった頃、マスターが現れた。
「えー皆、よく聞いてくれ。」
「これより・・・・これより我がスマッシュブラザーズは!!」
「26時間テレビを行う!!」
「・・・・・・。」
会議室に沈黙が訪れた。そして最初に叫び声を切りだしたのはフォックスか

「え」
「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」


とまあこんな感じ。初めてだからヘタクソだけど、時間と評判があったら続き
を投下します。
560名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 19:32:29 ID:rMixCZbH
久しぶりにきた
ガノツーに萌えてたのを思い出した
561名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 02:16:19 ID:5R6417NX
>>559
どのようなSSでも需要はあります。過度な誘い受けはせず、欲望のおもむくままに書け!投下しろ!
562名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 21:58:41 ID:A2O0Vgf3
新参ですが書いてもいいですか?

ちなみに風俗ネタ(ぽいもの)です
563名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 23:01:08 ID:mfPtwDJF
新参でも何でも誰も拒みはしないさ
それほど人がいないんだ・・
564名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 00:14:21 ID:V1tNLIe2
とりあえず全裸待機

しかし何でこんなに人少なくなっちゃったんだろうな…
565名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 09:07:12 ID:yZMsEj15
では早速行きます。

・キャラ崩壊十分あります
・オリジナル設定あります
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここは会議室。
なんかの雑談とか結構重要な会議とかに使われる。
今日は重要な部類の会議だった。
「最近の財政はどう?タブー」
「酷い、酷すぎる」
タブーは手に持っている資料を置きながら言った。
「詳しくヨロ」
「おkマスター。やっぱり発売当初よりゲームの売上が5分の1ほどにもなっている。
 僕も同人を売るとか考えたんだけど、売上が期待できない」
「思ったよりも深刻か……」
クレイジーは頭を抱える。
あ、頭無いか……握りこぶし?
「こうなったらもう猶予はないな。
 前々から温めてあったあれを実行するしか……」
「え?あの『スマブラの館風俗計画』か?
 あれは皆がそういうことに慣れてないからって却下だったろ?」
「だが……」
マスターが反論しようとした時、扉が開いた。
「一ヶ月あれば出来ない事は無い」
「お前は……ルカリオ?」
「なぜ話の内容を知っている?」
「そっちかい!」
クレイジーはタブーの頭をはたく。
「すまない。修行に疲れてつい隣の部屋で寝てたんだ。
 そしたらマスター達が話し合っている。盗み聞き意外何をする?」
「普通に去るとか?」
「まあ取りあえず、なんで一ヶ月あればいけると言うんだ?」
ルカリオは適当な椅子に座って話し始めた。
「それはマスターなら知っている筈だ」
「へ?僕?」
566名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 09:23:46 ID:yZMsEj15
「ああ、マスターなら俺の前の職業を知っているからな」
「……?えと……あ!あれか!確か、調律師!」
ぱこーん!
どこから出したのか不明なハリセンがマスターの指先に炸裂する。
「ちょっと!指先はダメージ大きいのに!」
「この話題でどうやったら調律師になるんだよ……調教師、だ」
「それって、淫乱女を作る職業じゃ……?」
タブーの指摘に首を横に振るルカリオ。
「まあそれもあるが、同性愛者を異性愛者にしたりその逆とかもやってる。
 勿論、未経験のやつに快感を教える事もしてる」
「ふうん……それなら大丈夫かな……マスターとタブーはどう思う?」
クレイジーに聞かれ、マスターは即。タブーは少し考えてから答えた。
「いいと思うよ。ていうか……もう猶予はあんまりないしね」
「行き過ぎになんないかな……僕はそこが不安なんだ」
「2対1。じゃあ、俺は行動してもいいか?」
マスターとクレイジーは深く手を傾け、タブーはしぶしぶ頷いた。
「そういえば、三人は経験あるのか?神に興味を持つ奴もいるだろう」
「手に興味持ってどうするんだよ……」
「俺もマスターもそんなことしたことはない」
「そう、じゃあタブーは?」
「一応人間の構造だからな。他の世界に遊びに行って何回かはある」
ルカリオは少し考えるそぶりをしてから言った。
「わかった。出来るだけ速くするが、期待はしないでくれ。いかんせん一匹じゃな」
「それくらい分かるさ。ヘマして正体ばらすなよ?」
ルカリオは何も言わず思いっきり余裕の笑みを見せる。
『そんなことするはずないだろう?』
とでも言いたげに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とりあえず序章みたいなものです。
こんなかんじでいいでしょうか?
あと、調教過程はいりますか?
567名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 13:11:20 ID:V1tNLIe2
GJ!
とりあえず本能の赴くまま書いてくれたら嬉しい。

>>559も続きマダー?
楽しみにしてるんだが
568名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 15:25:34 ID:Z30sYtrM
ネスのショタ
ナナのロリ

みたいな展開ないかなぁ
569565:2010/08/22(日) 17:33:55 ID:yZMsEj15
コメが嬉しくてつい書いちゃいましたww
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さあ〜てと。まずはあの手二人組だよなぁ〜……」
と思った俺はその日の夜。二人の部屋の前にいる。
え?タブー?タブーには「女の体もいいが、男の物も中々の物だぞ?」
って囁いてやったら飛んでった。多分アイクあたりがやられるな。
ま、俺には関係ないこった。え?口調?いつもあんなじゃねーよこのBAKADOMOME。
取りあえずだ。神をフルネッチョしたいって奴も少なからずいると思うしな。
規則正しくノック三回。そうすれば大抵……。
「誰?用があるなら入って良いよ」
ほら空いた。
「あれ?ルカリオじゃん。どうしたの?」
「昼に聞いただろ?経験はあるか、と」
「はぁ!?僕等は男に興味は……」
俺は二人との距離を一気に縮め、あの技(や、術か)を使う。
調教師時代の得意技、波導を歪め自らの姿を変える……。
いわばメタモンの「へんしん」。
「女だったら?」
彼等が宙に浮いてるのを少し利用して上目使いに二人を見る。
精一杯妖艶さをかもし出して。
二人が唾を飲み込むような手ごたえをしっかりと感じた。
クス……ブランク空けに初物はもってこい、だねww
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
全く風俗のくだりが見えません……
しばらく調教(もどき)の部類でお願いします。
あと、調教シーン書いて欲しいキャラいますか?
570名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 22:12:07 ID:Z30sYtrM
>>568のとサムスとリンクかな
571名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 01:22:37 ID:nJjTn+Xl
せっかくルカリオなんだし、リザードン達も

あとクッパとガノンの手強そうな奴らも
ピーチも別の意味で手強そう
572565:2010/08/23(月) 14:29:26 ID:/AFPVo58
わかりました!とりあえずはマスター達をどうぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺が女の体になってからどんくらいたったか?
なのに、二人はちっとも動かない。
う〜ん……初めから変身して行くべきだったな……チッ。
「どうして戸惑う?お前等もいずれこうなるのに?」
「で、でも……」
口篭もるマスター。ああはいはい。元男だから無理ってやつ?つまんねぇ。
あ〜あ、せっかく優しくしてやろうと思ったのになぁ〜……。
俺は素早く二人を押し倒す。
力負けするかも、と思ったら二人は完全に力が抜けているようだ。
期待してるのか?や、本気だせないだけか。
「なあ、お前等は人の形になれないのか?」
二人の掌をグリグリと押さえつけて言う。この感触……懐かしっww
「なあ、なれよ。タブーだってもうちょい人っぽくなれるだろ?」
その言葉で堪忍したのか、ポワンッとメルヘンな音と共に人間になる。
銀髪の男。予想通り乙。俺は小さく笑うとクレイジーを部屋の隅まで突き飛ばす。
クレイジーは打った腰を擦りながら驚いた顔をする。『どうして』の幻聴も聞こえそうだ。
「なんだ?その顔。もしかして……期待してたのか?」
皮肉っぽくククッと笑うと、クレイジーの口から小さく「ちがっ……」と聞こえる。
ま、だろうな。
「クレイジーはいい。二人を一辺に犯せないからな」
と言ってマスターと口付ける。クレイジーに見せつけるような濃厚なキス。
舌で色んなところを突くとマスターの体がピクッと震える。
ふうん……可愛いじゃん?
マスターが息の限界を示しても口は絶対外さない。
あくまでも俺が苦しくなるまで。だって、今マスターは俺の下僕。
突き飛ばしたのがクレイジーで正解。あいつだったら俺も無傷じゃすまないもんな。
そろそろ俺も苦しくなって、ゆっくりと口を離す。さり気なくクレイジーを見ながら。
クレイジーは呆然としている。いや、心の中では俺への怒りで震えているのか。
残念。お前のマスターはもう逃げられないよ?
俺はマスターの服を脱がせ始める。
マスターの肌には恐怖か興奮の汗でなんともいえない臭いがした。
戸惑わずその肌にキスを。
「あっ……」
よく見えないが、少しは感じてるな。初めてと言いつつ感度はいい。
はい、マスターはM決定っと。
さらに服を剥ぎ、上半身を露にした。手袋譲りの白い肌に、思わず喉が鳴る。
……壊しても、いいかな……
俺は乳首を攻める事を無しにして、そのままズボンをパンツごと脱がす。
まだキスしかしていないので、彼自身は項垂れている。
自分がそれをずっと見ているのにマスターが気付いたのか、少し角度があがる。
俺は彼自身を見ながらゆっくりと、焦らすように服を脱ぐ。
突然のストリップショーに、マスターはおろかクレイジーの視線も俺に集中する。
やっぱ男は男。女の裸には目線は釘付け……くすっ♪
パンツを脱ごうとすると、ニチャ……と音が鳴る。やっぱり、俺も興奮してるんだ……。
そうしてスカート以外を脱いだ俺は、彼自身をぱくっと銜えた。
「あああ!」
初めてのマスターのエロい声。ていうか、ほんとにこいつ未経験なのか?
ま、感度いいのはいいこと。舌を使って彼自身を弄び始めた。
573名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 10:51:17 ID:Y9bMBdBc
続きマダ-?
574名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 10:28:18 ID:khbZQ5O0
PC規制解けるまで携帯で保守、アイク×プリンはもらった
575559:2010/09/06(月) 16:15:39 ID:1fSZUQhQ
続きを待ってるみんな、すまん!続きは来週かいつかになるかもしれん!もしかしたら、プロローグ→24時間マラソン→エピローグになるかもしれん!待ってるみんな、ホントにホントにすまん!!
576559:2010/09/11(土) 15:55:34 ID:d3YU/Qkv
続きいくで。
凄まじい絶叫があったがマスターはお構いなしに話を続けた。
「ちなみにテーマは絆!みんなでマラソンをやってメンバーの絆を深めるのだ!!」
「異議あり!!」
話の途中でファルコンが口を挟んだ。
「どうして俺たちがマラソンなんかやらなきゃいけないんだ!!」
「「「そうだ!そうだ!」」」
メンバーたちもファルコンに同感のようだ。
「殴りたいなら殴れ!ウルフをな!!」
「ちょ、俺!?」
「「「うおーっやってまえーっ!!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ」
チーン。ウルフが返事をしなくなった頃マスターが再び語り始めた。
「なお、出れるのは15人までだ。出たい奴いるか?」
もちろん誰も返事をするものはいない。そこでマスターが話を付けくわえた。
「あ、そうそう。参加者には賞金がでr「はいはい俺やる!!ぜってーやる!!」
「賞金は私のものだああああああああ!!」「借金返済!借金返済!」
誰のセリフかは御想像にお任せ願いたい。で、なんやかんやあって、
出場メンバーが決まった。
「えーっと、出場者はマリオ、ルイージ、ワリオ、デデデ、メタナイト、リンク
ガノン、フォックス、ファルコ、ウルフ、サムス、スネーク、ソニック、アイク
ファルコンだな。よし、開催は一ヶ月後!以上!解散!」


てなわけで次は練習編です。今日はここで終わりっと。
577名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:41:36 ID:iwYAetkU
久しぶりに来たらマスターのSSがあって自分歓喜

マスターと女キャラのほのぼの系エロを書きたいけど需要あるかねえ。
あと女キャラは何がいいのだろう
578名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 15:09:49 ID:hekKe07X
>>577
どんなSSにも需要はある

敢えて言うならプリンとかの以外の人キャラなら全員出してもそんなにいないんじゃないか?
579名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 16:48:08 ID:/lOv22jN
マリオがクッパを犯す作品世みたい
580名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 13:10:56 ID:xoE6N80g
>>579
逆ならある
何度も何度もピーチを誘拐するのはマリオに会いたいから。
部下からも怖れられる荒っぽい性格だが 実はかなりのマゾ。
本心は背後から押忍押忍されたかったが
ノンケのマリオを喰いたい一心で 弱みにつけ込んで本懐を遂げる 
581名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 14:04:27 ID:AfBw5b7b
規制解けてろ!
582名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 18:19:09 ID:5KlTh86F
性欲を持てあますスネークは
地面から生えていた赤い唇のようなものに自らの股間を近づける
583名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 19:40:02 ID:BrmuYSSu
一休みしようとピーチが腰かけたちょうどそのお尻の下の地面に赤い唇のようなものが…
584名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 22:48:05 ID:Eot4BRUI
亜空軍に捕らわれたサムスは拷問として、赤い唇のようなものが生えた椅子の上に座らされる……
585名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:43:33 ID:yHheDP+w
クッパに負けて手足を縛られ拷問にかけられるマリオ

クッパは赤い唇がついた生き物だらけの部屋にマリオを投げ捨てる
586名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 16:24:43 ID:8EKsj4aF
スネークが間違えて、女体化の薬を落として
それを飲んだマルスがアイクと風呂に入り…
587名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 02:27:11 ID:uP2t0U0j
投下します


ブチュルスネタです
588深い森の中で:2010/10/02(土) 02:28:20 ID:uP2t0U0j
スーパードラゴンと呼ばれたヨッシーと共に突如現れた亜空軍と闘っていた

しかし亜空軍の予想以上の攻撃にヨッシーはぶっ飛ばされリンク一人となってしまった


そしてリンクは持っている武器を駆使して何とか亜空軍を追い払った


「ふぅ… あとはヨッシーと合流するだけだが… この森で探すとなると一苦労だな」


リンクは離ればなれになったヨッシーを探しに森の奥へと歩みを進めると不自然な光景が目に入る


「なんだ?この地面からでているのは?」

まるで自分を取り囲むように次々と地面に現れる赤い植物

リンクは気にも止めようとせず足を動かした瞬間

ボコッ!! と言う音と共に地面から大きな唇と毒々しい紫の袋を持つ生き物
ブチュルスが次々と現れた
589深い森の中で:2010/10/02(土) 02:31:41 ID:uP2t0U0j
「なんだこいつら… こいつらも亜空軍かなのか!?」

リンクの回りに突如現れた無数のブチュルスが一斉にリンクに飛びかかる


「くらぇぇぇ!!」


回転切りで何とか撃破していくものの先ほどまでの戦いで疲れが見え始める

「はぁ…はぁ… きりがない…」

一旦その場から離れようと隙を見せた瞬間一匹のブチュルスがリンクの足に吸い付いた

「うぁぁ!!離れろ!!」

あまりの気持ち悪さにリンクは隙をさらに見せてしまい次々と身体中にブチュルスが吸い付く

「うぁぁ…あぁ…!?」

リンクは異変に気付いた
ブチュルスがブチュ〜と耳障りな音を立てて吸い付くとリンクの体から力が抜けていくのだ

ブチュ〜 ブチュ〜

「ぐぅ…っ…」

腕にも力が入らなくなり持っていた剣も地面に落としてしまう

「…っ うぅ…」

立っているのも辛くなりリンクは地面に倒れてしまう
590深い森の中で:2010/10/02(土) 02:32:52 ID:uP2t0U0j
身体中の力を吸いとられリンクは抵抗する力を亡くしてしまうもブチュルスは容赦なくリンクを責め立てた

「はぁ…はぁ… んん…」
ブチュルスがリンクの顔に吸い付き唇を奪えば声をだすこともできない

仲間が近くにいれば助けを呼べたかも知れないがそれも叶わなくなった

「………ん……ぅ」

始めは気持ち悪いと思っていたリンクも次第に身体中を快感がしめつけ

リンク自身も徐々に誇張しはじめる

膨らむズボンに一匹のブチュルスが狙いを定め吸い付いた


ジュポ… ズ…ズ…

「………!!…うっ!!」

ブチュルスの強烈な吸い付きにリンク直ぐに射精してしまった

リンクの体に疲労感が感じるもブチュルスはやめようとしない


二匹目 三匹目が次々とリンクの股間に吸い付く


「………$*/&!?」


リンクはそのまま何度もイき続け

永遠とブチュルスに精を吸われ続けた




GAME OVER
591名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 02:37:25 ID:uP2t0U0j
駄文申し訳ありませんでした


マリオがプリムとブチュルスに犯され続ける話しに感化されブチュルスネタを作ってみました


ブチュルス ネタ嫌だと言う方

ごめんなさい
592名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 11:01:41 ID:FSWgfEE/
GJ
593名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 16:56:41 ID:/2+0u3YO
参戦します。
早速ですが書いて良いでしょうか?ネタはもう決まってるのですが・・・
(ナナ×プチュルスネタぐらいしか思いつかないw)
594名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 09:05:31 ID:DOhbCOPd
心ゆくまで書いてくれ
595ナナ、洞窟にて:2010/10/22(金) 17:50:33 ID:qi/fUssC
おくれてすみません、>>593の者です。
ではさっそく。

『どうしよう・・・・迷っちゃった・・・』
そう呟くのはアイスクライマーのナナ。どうやら一人でこの洞窟に来たらしい。
なぜ、常に一緒のはずのポポがいないのかは、これから説明する。最近、ポポはやけに読書好きで、
今回もスマブラ寮図書館にいったまま帰ってこない。一度こういうことがあると、ポポは
夜遅くまで帰ってこなくなっていたので、しかたなく一人できたのだ。
『暑いから防寒服脱ごう。』という彼女の声が聞こえてきた。
それもそのはず、今彼女がいるのは洞窟の地下深く。マグマの近くにいるのだから
暑くて当然である。
『ふうっ、これですずしいよ』まさか裸かと思ったかもしれないが、ちゃんと半袖と半ズボンを
防寒服の下に装着しているのだ。そのまま、彼女は奥を目指す。途中、落ちそうになりながらも、
楽々と進んでいく。そして、地面に埋まるなにかを見付けた。
そう、ブチュルスだ。図書館に通っているポポなら解ったかもしれない。
だが、彼女はこの地面に埋まる亜空軍の一員を見たことがない。
『なにこれ?ちょっと掘ってみるかな。』
そして、彼女が一歩踏み出した・・・その瞬間、ブチュルスが飛び出した。
ブチュウウウウウウ!
『なにこれ!?』
いきなり襲ってきた腹への感覚に、驚くナナ。しかも、口から自在にのびる舌を出し、
ブチュルスは服を裂いていく。
『やめてっ!!あひぃ!?』
いきなり喘ぎ声を出すナナ。
さらけ出された胸に、すいつかれたのだ。
『ひ・・あ・・・やめ・・・あふ!』
吸い付いてくる気持ちよすぎる感覚に、声が止まらない。
そのまま、2匹、3匹と吸い付いてくる。
そして・・・
『いや!それ以上はだめぇ!イっちゃう!イっちゃ・・・ひああああああ!』
とうとう、胸だけでイってしまった。
さらに、とうとうナナの器
にすいついてきた。
『な、なに!?それはやめて!それだけは・・・ひゃああ!』いきなり吸い付かれ、失禁までしてしまった。
しかし、やめようとしない。さらに、舌まで入れてきた。(この小説ではブチュルスの舌は男の性器扱いです。ご注意を)
そのまま、舌でピストン運動を始める。
『い!あひっ!ひゃう!あふう!』
さらにアナルにまで吸い付かれ、舌をいれられた。
『い!あ!そんな!こんなの!かんじたく!ないのに!感じちゃうよぉ!』
痛みも快感へとかわり、さらにはやくうごきはじめた。
『あう!ひあ!くぁ!あひゃあ!ひゃう!!』
とうとうラストスパートにはいったようだ。
『だめえ!これいじょうは!また!いっちゃうよお!いっちゃうってば!あぁぁぁぁ!!!』
そして、ブチュルスの舌から精液が溢れ出た。
話は少々変わるが、ブチュルスには性ホルモンがない。
そう、何度やっても萎えることはない。そう、そのままブチュルスは永久に、彼女を犯し続けた・・・




文章力下手ですみません。たのしんでもらえましたか?できれば感想をおねがいします。
それでは〜
596名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 02:43:45 ID:GfsMSvgL
>>595
エクセレント
597名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:44:24 ID:QPEtqopv
ロイゼル+マルスとか書いてみたいと思い
勢いで

ロイの一人称オレをお許し下さい







「おいマルス!ソイツ捕まえろ!」
突然名前を呼ばれて振り返ると、ゼルダがこちらに向かって走って来る。とりあえずロイの言う通りゼルダを捕まえた。
まったく、このバカップルは真っ昼間から何やってんだ。
「おー、良かった良かった。サンキューマルス。」
後から追いついたロイが嬉しそうにこっちを見る。そして僕の腕の中で暴れるゼルダを見てニヤリとした。
「マルス、抑えてて。」
「え?うん………」
僕はロイに言われた通り、ゼルダの両脇に腕を通して、こう、ジェットコースターの安全バーのようにゼルダを押さえつけた。
「まったく。傷付くから逃げんなよ。」
そう言ったが早く、ロイはゼルダの口に、自分の舌を押し込んだ。
「んっ!」
………普通人前でこんなことする?なんだか僕がこの状況にいるの空しくない?
「ん……んんっ…ぁぅ…」
っ…昼間っからやらしい声出すなよ…僕だって…一応男なんだけど。
「あ、んんんっ!」
「…っは…」
二人がねっとり互いを求め終わると、唇の間に白い糸がかかった。
僕の下半身、相当キテる。
ゼルダの声が、可愛すぎて…
「なぁゼルダ、逃げんなよ。寂しいだろ?」
「だ、だってロイが昼間からそんなこと…あ、あっ、イヤっ」
無理。無理だって。
健全な男子としてこれ以上この状況に耐えるのは無理!
「………マルス、おまえ大丈夫じゃないな。」
「は?何言って…」
「なぁ、おまえって童貞?」
「うっ…」
ズバッときくなよ…どうせ僕は経験ないけどさ…
「よし。じゃあ来いよ。」
「え?ちょっと!」
ロイがぐったりしたゼルダを抱えて歩き出した。………とりあえず、ついていこう…


「きゃっ!」
ゼルダを自分のベッドに押し倒すといとも簡単に服を脱がして行く。
慣れた手つきだ。
ゼルダは必死で抵抗するも、全く意味がない。
僕はそんな二人の様子を、たじたじしながら見ているだけだった。
「嫌ですロイ、こんな昼間から…」
「うるさいなー逃げるおまえが悪い。」
「でも…」
ゼルダは僕をチラッと見る。そりゃあ、気になるだろうね…
「とりあえず、マルスもそこ座れよ。」
「う、うん…」
ベッドの端に遠慮がちに座る。
598名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 00:07:44 ID:QPEtqopv
597続き


「とりあえず、これが女の身体ね。」
「やっ…」
ロイがゼルダを自分の膝に座らせ、足を開かせる。
生々しくも綺麗で、直視出来なかった。
大して大きくはない胸も、形は整っていた。
「マルス、脱げ。」
「え、そんな…」
「いいから。」
ロイに言われて、仕方なく脱いだ。情けなく屹立した自分の下半身が恥ずかしい。
「ああ、大丈夫そうだな。よし。」
ロイはゼルダの性器に指を出し入れしながらそう言った。その度に甘い矯声が上がった。
「今日はラッキーだねゼルダ。二人もいるよ。」
「う、うぁ……あぁ…」
ロイの巧みな指に、下だけでなく胸も玩ばれ、耳は吐息によって犯されていた。
「ホント、淫乱だね。」
「ち、ちが…あっ!」
「そうそう、ここが弱いんだよね。」
これ以上ないくらいに膨張している自身を見て、正直、自分でも驚いている。
「マルスもそろそろ限界だな。いくか。
マルス、ゼルダのここに、突っ込めよ?」
「う、うん…!」
「あう!」
ずぶずぶとゼルダの中に自分が埋まっていく。ヤバイ、意識が霞む。この締め付けられる感じが何とも言えない。
「じゃあ俺は後ろを貰おうかな。」
ロイはそう言うと、服を脱ぎ捨てて、後ろから思い切り貫いた。
「あひっ!」
「良かったなぁゼルダ、後ろは初めてだもんね?」
「あ、あ、も、もう無理、です、」
涙目でロイに訴えるゼルダ。僕も、もう無理。快感の波に負けてしまいそう。
「じゃあ遠慮なくイケよ。マルスもな。」
「う、うあああっ」
僕の内から液体が出ていった。そして、ゼルダに流れ込んで…
「い、いやぁぁぁぁっ!」
ゼルダも蜜を吐き出した。その安堵に満ちた顔は、最高に綺麗だった。



「よ、マルス。」
次の日
身体が未だに疼いて仕方ない。性交の快楽をしった僕の身体は、どんどん欲望ばかり要求してくる。
「ロイ…ごめんね。君のゼルダなのに…」
「ああ、気にすんな。アイツが今疲れてるのおまえのせいじゃないから。」
「え?」
「俺以外のヤツとでも簡単にイッたことが気に入らなくてさ。昨日の夜調教した。」
「…え?」
どんなキツイSMプレイを強いられたんだと思うと…ゼルダが可哀想になってきた。





以上です!駄文失礼しました!
ロイの調教シーンの妄想に頭が今いってますが←←(w
599893:2010/12/04(土) 00:16:04 ID:3+MP3Tou
GJ!!ロイ調教萌えた。
鬼畜アイク×マルス♀が見たい
600名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:59:53 ID:7BLUqb26
ルカリオがほしー
601名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:33:32 ID:YkaPKP4z
GJ!!
602名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 03:11:26 ID:mRnBVIrg
ブチュルスは力を吸いとるんじゃなくて
性感体を刺激して力を抜けさせてるんだ

間違いない
603名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 22:33:49 ID:8H/MCSf9
体力を回復させようとたまたま見つけたブチュルスにワザと吸い付かれるも
吸い付かれた場所が性感体だったため力が抜け吸われ続ける

気づいた時には999%のゼルダw
604名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 13:21:59 ID:ObX3zpF8
実際ブチュルスって吸われると結構ダメでかいからあっという間に%溜まるよなw

それはそうとブチュルスに吸われるゼルダのネタが見たいw
605名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 20:52:47 ID:5lcPbYOl
ピーチ「あれ、ダメージ受けることを考えなければ癖になる快感よ」
606名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 08:20:20 ID:mws2dFQr
ガノツーの夢見たが内容覚えてない……畜生
607名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 21:18:45 ID:xSZZMdSM
ガノン「アッー!」
ファルコン「アッー!」
ドンキー「アッー!」
ピーチ「キャー!」
リンク「やらないか?」
くぁwせdrftgyふじこlp
ゼルダ「変態だー」
アイク「やらないか」
くぁwせdrftgyふじこlp
サムス「なんなんだー」
クッパ「やらないか?」
くぁwせdrftgyふじこlp
608名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 03:40:47 ID:tQesBpvM
パッチ…遥か遠くまで見える大きな目で相手を追いかけ大量の触手を使い束縛する。


ボトロン…空から相手を見つければバケツに入ったローションをかけてくる。


ブチュルス…地面に唇だけを埋めて相手を待ち構えるキス魔。口内にある触手と驚異の吸い付きで中々離れない。
609ポケトレが選んだモンスターは:2011/01/21(金) 23:36:17 ID:tQesBpvM
マリオ対ポケモントレーナーの一戦

炎や水の技を持っているマリオに対し一体どのモンスターを選ぶのか


ポケトレ「よし!!君に決めた」

何とボールから現れたのは

ルージュラ「ジュラ〜ン」

何とルージュラだー!!

驚いて動きが止まっているマリオにルージュラはのしかかり!!

マリオ「うわぁぁぁ!?」

マリオは間一髪でルージュラの攻撃をかわす

マリオ「うっ…これ以上動けない…」

ルージュラはくろい眼差しでマリオを逃がさない

ルージュラ「ジュラ〜」

ルージュラののし掛かりが炸裂


闘いを観戦していたピーチは…

ピーチ「マリオ…私の他に好きな女が出来たのね…」

泣きながらその場を離れていく

マリオ「違うんだ…ピーチ姫…うっ!?」

ルージュラののし掛かりを押し返そうとするも体に力が入らない

ルージュラのメロメロがマリオに炸裂

マリオ「はぁ…はぁ…こんなヤツに…!!」

なんとか意識を保とうとするもルージュラは不意にマリオに顔を近づける
610ポケトレが選んだモンスターは:2011/01/21(金) 23:47:04 ID:tQesBpvM
マリオ「お…おぃ…嘘だろ…」

マリオの視界に入ったのはルージュラの巨大な唇

それが少しずつマリオの唇に近付いてくる

マリオ「くぅ…やめろ…!!」

マリオはルージュラから顔を背け暴れようとするもメロメロの効果でルージュラから目を離せない…

マリオ「うわぁぁぁ!?」

ブッチュ〜 チュ〜

マリオ「ん…!!」

ポケトレ「よかったなまさこ。大好きなマリオさんとキスができて」


冗談じゃない!! と声にだそうとするも
ルージュラは中々離れない

マリオ「ん…っ…」

マリオは突然眠気に襲われた

ここで眠ったら何をされるか解らない…

しかしルージュラの悪魔のキッスはマリオの意識を奪っていった…


ポケトレ「マリオさんとルージュラからどんな卵が産まれるか楽しみです…」


その後… マリオの姿を見たものはいなかった…
611名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:14:14 ID:OiePC6zt
ちょっと思いつきでリザードン×ルカリオでも投下してみる。
相思相愛で体格差とか萌えるじゃない?


試合のない日の“神殿”は実にのどかだ。
太陽はさんさんと輝き、適度な日陰もある。
昼寝に草原のくすぐったさが最適だし、純粋にトレーニングにも持ってこい。
惜しむらくは、あまりはしゃぎ回ると勢い余って転落してしまう辺りか。


そんな場所で今、俺・リザードンは主人の元を抜け出してサカっていた。
一人で処理するのは簡単だが、やはりこう…交尾の快感には勝てないワケで。
この大会で知り合い、紛いなりにも付き合っているルカリオを誘ったわけだ。

で、たった今3発目を終えたトコ。

「ちょ、ちょっと…っ、まだするの?」
ルカリオが俺の丸い腹の上で息も切れ切れに言う。
彼女の腹も俺ほどではないが、3発分の精液で膨れていた。
「だぁってよ…久しぶりだからかなり溜まってんだよ…」
ちょっと小突くとルカリオが身を捩らせ、結合部からごぷっと中に入りきらなかった子種が空気の混じる音と共に溢れ出す。
「だからって…そんなデカいので…がんがん突かないでよ…」
…いやまぁ規格外なのは分かっちゃいるんだが、お前のナカが良すぎるのが悪い。それに。
「…なんだかんだ言って、お前だってよがってたじゃねえか」
奴の顔が、目に見えてぼん、と赤くなった。
「なっ…ななな、何言ってるのよ!!もうっ…!」
目に見えて狼狽えてやがる。可愛い…これだからこいつは…
612名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:14:51 ID:OiePC6zt
「あー駄目だ、また勃ってきた」
「ちょぉっ…!?あ、っ…」
騎乗位からルカリオの上半身を抱き寄せつつ起き上がり、対面座位の格好になる。
体格差もあり、上から彼女を見下ろすと自然に上目遣いでこちらを見上げてくれる。
そのまま唇を奪い、口内を長い舌で犯す。
鋭い犬歯、歯茎、唾液、口蓋垂、全て余す所なく味わう。
口の形が合わないので隙間から涎が溢れる。が、お互い慣れっこなのでお構いなし。
時折喉の奥に舌を滑り込ませると、苦しそうな表情の中にも悦楽の感情が見て取れる。
このいやらしいドM雌狗め、と心の中で嘲ってやる。きっと波導で見透かしているだろうから。
ルカリオは目を瞑って耐えているが、ペニスに伝わる動きから、コイツも感じているのを知っている。
だから敢えて動かない。コイツから動くのを待つ。
埋没していた巨根が白濁液と共にぬるりと砲身を現し、再び膣壁を抉るように埋もれていく。
俺の肩に両手を掛けながら一心不乱に腰を振る彼女が愛おしい。
股間に再び熱が集まるのを感じ、彼女の腰を強く掴む。
「…っぁ…ふッ…!んんぅ…」
先端が子宮口をこつこつと刺激する。脈打つ衝撃すら、彼女を絶頂へと導いていく。
かく言う俺も、抜かずの4発目までは時間の問題で。
613名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:15:36 ID:OiePC6zt
「あっ、りざ、ぁ、どッ……!クる、キちゃう、のぉ…!」
「…ッ、はっ…!何度目、だ?」
「わかん、ないッ!わかんない、けど…!おッ、おぉぉッ!」
半ば獣のような咆吼を上げつつ、彼女のカラダが跳ねる。
「んやあぁぁッ!イっ…ちゃあああ!!」
頭を振りながら涙を流して絶頂するルカリオ。
愛液と精液とでぬるぬるになった膣がきゅうきゅうと俺のモノを締め付ける。
それが引き金となり、4度目の膣内射精。
「ひぁああつっ、あつぃ…よぉ!」
「たまごは…出来ない、から、安心…しろ」
子宮口に鈴口を押し当て、一滴も漏らすまいと中に注ぎ込む。
kろえだけやってもたまごグループは一致しないから孕まない。
「……ゃ…」
「…あ?」
「……産めないの、ヤだ」
「!」
おいやめろ、荒い息でそんな事言うな。
「貴方のたまご、産みたいよ…」
そんな目で見るな。そんな声で言うな。
心の中で、ルカリオに対する愛しさが溢れ出しそうになっていた。実際張り裂けそうなほど胸が高鳴っていた。
俺の中で5戦目が決定しかけた時───

「ガッハッハー!さーて今日もニンニクパワーでブリブリいくぜー!」

二人で息を呑んだ。
繋がったままでも一瞬で萎えるようなあのお下劣ボイスは…
というか、この際人物は誰でもイイ。この場面を見られると非常にマズい気がする。
俺とルカリオは後始末もそこそこに慌ててステージから抜け出した。

「…危なかったぜ…」
「ほんとに…試合の予定時間ぐらい考えてヤりなさい!」
波導で頭を殴られる。試合のようにリミッターが存在しないのでかなりキツい。
ふらつきながら頭の中で謝罪の言葉を探していたが、
「…でも、嬉しかった」
「え?」
「あんなに想っててくれたんだもん、ね」
はにかみながら振り返って微笑む彼女を見たとき。
ああ、ほんとーに俺はコイツを愛しちまってるんだなあ、と改めて実感した。
「まぁ…な」
「えへへ!」
じゃあね、と笑いながら去っていく彼女を見送った。
614名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:16:06 ID:OiePC6zt
さて問題はこの後だ。
どうにかして主人のモンスターボールに戻らないといけない訳なんだが。
なるべくそっと部屋の扉を開ける。誰もいない。
しめたと思い、急いで中へダッシュで──
「お か え り」
背後でぎぃ、と扉の閉まる音がした。ストップモーションのように振り返ると、
扉の影に異様に黒い笑顔の張り付いたご主人がいた。
「また勝手に抜け出したね、リザ」
「や、その、あn」
「今日はどちらまでお出かけしたんだい?
ヨッシーのとこでクッキーを無断で頂いた?カービィのとこを物色してトマト見つけた?
それともまた壁紙でも焦がした?」
「ちが」
「毎度毎度責任負うのは、キミの主人のボクなんだからね!!」
「……はい…」
正座で説教を受けながら、今日は色々な意味で特別忘れられない日になりそうだと思う俺なのであった。
615名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:21:52 ID:OiePC6zt
>>613 11行目
×kろえだけ

○これだけ
616名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 08:52:23 ID:DmdYygtS
男装設定シーク×敵モンスター


ライクライクとかリーデットとかブチュルスとか


リーデットってすごこ小説作りやすそうだけど以外と少ないよね
617593の作者 ◆aJYWYz2ND2 :2011/01/26(水) 17:27:18 ID:GdVC+OKZ
ずっと前書いたネタの続きでも書こうかなあと思う。とりあえず投下していいかも聞かずに投下しようw
ちょっとながくなるかも。それでもいいならば見てください。ではドゾ!




ずっと前から、スマブラ世界の警察はある人物の捜索に全力を注いでいた。
その人物は、もう1年も前から行方不明になっている。
皆さんはもうお分かりだろう。そう、アイスクライマーのナナだ。
相方のポポの証言によると、図書館から帰って来たら、書き置きを残していなくなっていたという。
書き置きには、しょうがないから一人で洞窟に行っている、と書いてあったらしい。
これを元に、警察は洞窟を集中的に探したのだが、なぜか謎の壁が立ちはだかり、中に入れない状況になっていた。
その中、洞窟には確かにナナがいた。しかし、ずいぶんと変わり果てた姿で・・・・
「今日こそは抜け出さなくちゃ・・・・・」
そう呟いているのはナナだ。しかし、服は少し裂けていて、ハンマーももっていない。
ハンマーは彼ら・・・・ブチュルスと出会ったとき、思い切りふりまわしてしまい、手からぬけて溶岩の中に落ちてしまった。
今、そんなことを考えられるとはたいしたものだ。
なぜなら今、彼女は犯されているのだから。食べ物はなぜかブチュルスが持ってきてくれた。おそらく、生かしておくためだろう。
食べないと体が持たないため、受け取って食べた。
そうして一年間、耐え抜いてきたのだ。
しかし、今日はとても大事な日だった。ポポの・・・誕生日である。
ブチュルスが離れていった。朝食を取りにいったのだろう。
(今しかチャンスはない・・・・何としても今日こそは出なきゃ!)
そう決意した。とりあえず、来た道をたどる。落石があるが、小さかったのでどかした。とうとう入り口だ。壁に塞がれている。
「噓・・・でしょ・・・」
まさか塞がれているのは計算外だった。なにか音がする。だんだんちかづいてくる。
・・・ブリムだ。よかった・・・と思ったのもつかの間、いきなり抱きついてきた。
「そんな!噓でしょ!イヤアアアア!!!」
叫んでも意味などあるはずもなく、入れてきた。
「あっ!ひゃっ!やめてぇ!」
このブリム、テクをかなり知り尽くしているようである。そのまま、気を失ってしまった。ブリムは自分そのままをどこかへと連れて行った・・・・
続き後で考える。後半はエロ満載にする予定です。あんまエロ無くてすいませんwでは
618593の作者 ◆aJYWYz2ND2 :2011/01/27(木) 16:47:26 ID:WJkyE6sR
一部間違いがw
ブリムは自分そのままを×
正確にはブリムはそのままじぶんをです。どうもすいません。
619名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 19:59:50 ID:cHN4X808
「ナナちゃん、最近腰使いが上手くなってきましたね」
「えっ、そうかな?」
「はい。最初の頃はぎこちなかったですけど、腰を前後に振るのも安定しています」
「でもまだまだリンクみたいにはいかないよー」
「それでもナナちゃんは覚えるのが早いと思いますよ」
「うーん、そう?」
「私も昔はサリアとよくやってましたけど、ナナちゃんほどではありませんでしたね」
「……えへへ、褒められるとちょっと恥ずかしいな……」
「今日もやりますか?」
「……うん、する!」
「では、外に出ましょうか」
「えっ、外でするの?」
「はい、もう暗いですし、平気ですよ」
「……」
「恥ずかしいですか?」
「……うーん……」
「中でも大丈夫ですけどね」
「……ポポとも一緒にしたい」
「あ、もちろんポポくんも誘いますよ……ポポくん、ちょっといいですかー?」
「なになにー?」
「今からナナちゃんと昨日の続きをやりませんか?」
「あっ、うん、いいよー。じゃあちょっと準備してくるね」
「はい、では先にやっていますね。じゃあ、行きましょうか」
「うん」


















「今日はフラフープ2つ回しやってみようかなー」
「あはは、頑張ってください」
620名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 21:27:31 ID:qEzzbpv8
>>619
フラフープワロタw
サリアってことは時オカリンクか
621名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 13:46:09 ID:/pcRJ4HO
おお書き込めた やったー
622名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:42:26 ID:/pcRJ4HO
エロなしだけど投下してみようかと思いまつ
623夜空が見えるということ:2011/01/31(月) 14:55:48 ID:/pcRJ4HO
 私は一人、ガラス戸を開けふらふらとベランダに出る。
 後ろからは微かにドンチャン騒ぎの喧騒が聞こえていた。
 今は大会後恒例の呑み会真っ最中だ。
 メンバー全員がここまで一同に会するのはこの時くらいのものである。
 中心となる場所としての屋敷はあるし、小規模の集まりはよく行われているが、普段はメンバーの半数がそれぞれの生活拠点に赴いているためこうして全員集まることはほとんどない。
 そもそも元来が敵同士で相容れない組み合わせもあるから、当然といえば当然の話だ。
 しかし、タブーを撃退してしばらく経った今となっては所謂「戦友」としての結束が出来上がっていたので、元の世界の蟠りを「それはそれ」として片付け始められていた。
 こうして敵味方「だった」もの同士入り混じった懇親会を行うことができているのも、そのためである。

「はぁ……」

 少し、溜息が漏れる。
 これは別にこの集まりが嫌いだからとか、苦手な人がいるからとか、そういった類のものではない。
 仲間といることはとても心地が良いし、できることならばずっとこうしていたいとも思っている。昔は想像もしていなかったことだ。
 ――ただ、今は少しだけ、一人になりたかった。
 「この世界」に来る前から、いかんともしがたいメランコリックな感情が沸き起こることが度々あった。そして「この世界」に来てからその頻度が、若干増えたと思う。
 それは決して強烈なものでも、長く続くものでもない。今回もおそらくは何度か寝てしまえばどこかに追いやられてしまうような、取るに足らないものだろう。
 しかし、この感情が消えない間はどこかぼんやりとした不安が胸に残り、できるだけ何をするともなく過ごしていたくなってしまうのである。
 この原因が元々の性格からなのか、一人で生きている時間が多かったからなのかは分からない。
 もしかしたら他の人もみな陥ることのある状態なのかもしれない。
 だが、そう考えると、こんなことでセンチメンタルになっている自分に嫌気がさし、また少し物憂げになってしまうのである。
 実に厄介だ。
 まったく。

「……」

 ベランダの手すりに肘を乗せ、ぼんやりと外の景色を眺める。
 ここは比較的高地にあるからピーチとゼルダの城や城下町だけでなく、のんびりとした風景のオネット、常に暗雲が立ち込めるガノン城とクッパ城、荒野にジャングルがあるかと思えば雪山と海も見えるなど、かなり広い地帯まで見渡せた。
 どこも訪れることはそれほど多くない。本だけは読みたいためそれぞれの町の図書館を覗くことはあるが、あとは屋敷の中ですべて事足りてしまうからだ。
 朝起きて、ごはんを食べ、本を読み、たまに乱闘して、寝る。
 そんなあっさりとした生活に何も文句はない。
 時折沸く、「ぼんやりとした不安」以外は。

「……ふぅ」

 また一つ、溜息。
 風が断続的に強く吹き、木々を漣のように揺らす。
 黒く染まった空間が、まるで生き物のように蠢いているようだった。

「……?」

 ――ふと、そんな光景の中に、うっすらと赤く灯る光を見つけた。
 まさか火事? しかし落雷があったわけでもないし、湿潤な気候の「この世界」で自然発火はほぼありえない。
 もしくはほのおタイプのポケモンか、バーニンレオやボボの炎だろうか。それならば問題はないだろう。
 後者が意味もなくカービィのいる屋敷に近寄ってくることは考えにくいけど……。
 そんなことを考えながら、私は何とはなしに手摺を飛び越えその明かりの方へと歩き出した。



「誰、ですか?」
「……リンク?」
624名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:56:32 ID:/pcRJ4HO
 明かりに近づいてみると、そこではリンクが簡素なテントの傍で焚火をしていた。

「あ、サムスさんですか」
「どうしたの?」
「いえ、ただなんとなく……こうしたいなと思いまして」

 リンクは薪をくべながら言った。
 やはりと言うべきか、その姿は様になっている。

「そう……」
「あとはちょっと呑むのに疲れたのもありますね。昨日も少し呑みましたから」

 そういうリンクの頬はほんのり赤い……ように見えなくもない。
 焚火だけの光では少し分かりにくかった。

「またファルコ?」
「いえ、姫……ゼルダと、ピーチさんが」
「大会の前の日だったのに呑んでたの?」
「自重するように言おうと思ったときには、すでに二人とも一升瓶を抱えてまして……」
「……」
「そのまま少し付き合わされました。あはは……」

 そう言いながらリンクはぽりぽりと頭を掻く。
 あの二人の酔い方はかなり独特だ。
 笑い上戸のうえ、普段は「ウフフ」と「オホホ」といった笑い声がこともあろうか「ウフフフフフフフフ」「オホホホホホホホホ」といった具合にロングバージョンの笑いになってしまうのである。
 前に見たときはそんな笑い方をしながら「愚民共からの税金搾り方講座」をお互いに延々としていて、少し恐ろしかった。
 それを一人で相手するのは大変だっただろう。

「まぁ今日は見ての通りケロッとしてましたけどね」
「総合でワンツーフィニッシュしてた」
「なんか入っていたんでしょうか、あのお酒……」

 リンクは少し呆れた風に溜息を吐く。

「……」
「そういえばサムスさんは、どうしてここに来たんですか?」
「……私も、なんとなく」
「……そうですか」

 そう言うとリンクは何かを察したのか、少し押し黙った。
 私も何も答えずに、ただじっと火が燃えているのを眺める。
 暫しの無言。
 パチパチと弾ける音と、風の吹く音だけが場を支配する。

「……私は」

 不意にリンクがポツリと呟く。

「……旅の途中、よく一人でこうして過ごしていました」
「……」
「まぁ、ナビィやチャット……ミドナといることも多かったと、「理解」してますけど……」
「……」
「……でもこうすると、「私」は確かに郷愁に浸れて、安心するんです」
「……そう」
「自分でも不思議な感覚だと思いますけどね」
「……リンクは」
「大丈夫です」
625名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:57:03 ID:/pcRJ4HO
 私が何かを言おうとした瞬間、リンクは強くそれを制止する。

「ジレンマは少なからずありますが、多分それはみんな一緒です」
「……」

 じっと私を見つめる青い瞳。
 今は焚火の炎が映りこみ、朱に染まっている。

「……そろそろ戻りましょうか? 私は、もう寝ます」
「ここで?」
「はい、私はそうしますけど……」
「じゃあ私も」
「……えっ?」
「いい?」
「……えっと、はい、でもいいんですか?」
「なんで?」
「少し寒いかもしれませんよ?」
「大丈夫。もしかして、嫌?」
「いえ、そんなことはありませんが……じゃあ、寝ましょうか」
「うん」

 そう言いながら私たちはテントの中に潜り込んだ。



「これ、前から使ってたの?」
「いえ、これはポポくんに貰った物でお下がりです。使い勝手はけっこう良い感じですね」

 包まって使えたりもするみたいです、とリンクは毛布を広げながら言った。
 簡易的なツェルトで床の部分は開いているが、それとは別にタープが敷かれている。二人で寝るだけならば十分そうだ。
 こういったローテクな物で寝るのは初めてかもしれない。
 しかもリンクと二人で。

「それでは、おやすみなさい」
「おやすみ」

 私は二人で分けた一枚の毛布を深々と被り、横になる。背中の感触は思ったほど硬くない。
 時折風が吹き、天井が揺れる。
 テントの靡く音や、木擦れる自然の音だけが私の周りを包み込んでいる。

「……リンク?」

 とくに訳もなく名前を呼んでみる。返事はない。
 隣を向いてみると、既にリンクは静かに寝息を立てていた。
 やはり昨日今日とで疲れていたのだろうか。
 ……すこし、つまらない。
 でも、おそらく屋敷ではまだ癖のある人たちが無邪気にはしゃいでいるだろうし、リンクがゆっくり休むためにはこうして屋敷を離れるしかなかったのかもしれない。
 そういえば先ほどまで一人になりたかったはずなのに、どうして今はリンクと並んで寝ているのだろう。
 さらにどういうわけか、何か話をしてみたかったり、そう思えばとても心地よく眠そうにしている自分もいる。
 不思議だ。
 普段ならともかく、こういう時はいつもとりとめのない思索に耽ってしまい、寝つくのに時間がかかっていた。
 大会後の疲れもあるのだろうが、それだけではないような気もする。
 それが何なのかは、分からないけれど。
 でもこの分ならば、早々に憂鬱な時期を終わらせることができるかもしれない。
 そんな期待に少しだけ高揚した気分とは裏腹に、私の意識はすぐに闇へと落ちていった。
626名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:57:39 ID:/pcRJ4HO
「サムスさん……起きてますか?」
「ん……」

 ――遠くから声が聞こえ、目を覚ます。

「……どうしたの?」

 目を擦りながら、覗き込んでいたリンクの顔をぼんやりと見つめる。
 心なしか眠たそうな表情だ。

「ちょっと、上を見てください」
「上? ……あ」

 私はそう言われて、ぼやけた視界を空に向ける。

 そして、段々と焦点が合っていくうちに私は、はっと息を呑んだ。

 ――久しぶりに見上げた夜空には、満天の星が光り輝いていた。

「すごい星……」

 真っ暗な闇の中で、優しい瞬きを見せる星屑。
 それは宇宙を飛び回っている時に見るモノとは違い、とても美しく見えた。

「そうですね……どう思います?」

 不意にリンクが言った。
 どう思うか、というのはとても曖昧な質問だ。
 ……だけど、今ならその意図も分かる。答えられる。

「……小さい」
「え?」
「私の存在……」

 そうだ。結局、私だけでなく、この場所も、星も、時間も、この世にあるもの全てがちっぽけな存在なのだ。
 別にそのことを知らなかったわけではない。でも今、この夜空を見たことで、改めて私は気付かされたのだろう。
 どんなに大きなモノでも、遠くから、あるいは俯瞰して見れば、どんなディテールも理解できないくらい、小さく見えてしまう。
 私たちのいる星もただの小さな点の光に過ぎず、時にはディスプレイ上での判別不可能なほど孤独な画素として見えることだろう。
 そんな微かにしか見えない星の、さらに薄っすらとした表面上にいる私たちは、あまりにも小さ過ぎる。
 部屋の中に漂っている、時折光が射し込むことでようやく見えるホコリのような生命。
 この世界のスケールでは、ぼんやりとすら存在を感じ取ることもできない人の悩みなどに、どれほどの重さがあるというのだろう。
 そんな瑣末な問題は、どこまで懊悩したところで、徒労なのだ。
 確信はないけれど――今はそんな結論で良いような気がした。

「……ありがとう」
「……どうしました? 突然……」
「……なんとなく言ってみただけ」
627名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:58:41 ID:/pcRJ4HO
 リンクはこちらを見ているようだったが、私は空を見上げたまま曖昧に言葉を濁す。
 はっきりとそのわけを話すのは少し難しいし、恥ずかしい。

「リンクはどう思ったの?」

 ふと気になったので、リンクと同じ質問を返してみる。

「私は……」

 するとリンクは何故かほんの少し戸惑っていたが、優しくはにかみながら私に答えた。






























「テントが飛ばされたみたいなので屋敷に戻ろうかと……サムスさんも戻りませんか?」
628名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 22:46:25 ID:F2jyUXJB
おぉ、久々の投下乙。
エロなしでもこういうのは好きだ。
629名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 10:58:54 ID:RA3owJoh
もいっちょ短いしエロなしだけど投下
エロありも書いてるんだけどものすごい体力を使う感じがしてなかなか終わりません
630名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 10:59:47 ID:RA3owJoh
 朝、いつものように顔を洗った後ダイニングへ向かう。
 食卓にはサムスとリンク、リュカ、フォックス達が先に着いていた。これまたいつも見る早起きの面子だ。

「おはよー」
「お、おはよう」
「おはようございます」
「おはよう」

 僕はみんなに挨拶をしながら自分の席に座る。
 今朝は焼き魚やおひたしなどの和食だ。ハンバーグが一番の大好物だけど、朝ごはんでは和食の組み合わせに勝るものはないよなぁ。
 僕は自分のご飯とお味噌汁を盛り、さっそく手を付け始めた。

「あー、やっぱり朝は白味噌が一番だねぇ」
「ねぇ、ネス……」

 僕が味噌汁を啜ってほっとしていると、隣に座っていたリュカが耳打ちをしてきた。

「ん? なにー?」
「最近ご飯の炊き方、柔らかくなってない?」

 リュカらしいなんとも微妙な話題だ。リュカはけっこう世間ズレしてる上に細かい。この前は行きつけのラーメン屋に行ったら「前よりシナチクが一個増えてる!」と喜んでいたくらいだ……これは細かいというより記憶力がいいと言うべきかな。

「え? そうかな?」
「うん、ちょっと食べてみてよ」

 とりあえず僕はリュカに言われるがまま、まだ手を付けていなかったご飯を一口食べてみる。
 うーん……。

「たしかに柔らかくなってるかも」
「だよね? 前はもっと固かったよね」

 言われればたしかにそんな感じがしなくもなかった。が、やっぱりはっきり言ってどうでもいい問題だなぁ。ご飯の固さにあまりこだわりはないし……カレーのご飯は固めがいいけど。
 それに食事を毎日提供してくれるロボット達に今更文句なんて言えないし。

「ねね、みんなはどう?」
「ん、そうですか? 私は変わらないと思いますけど」
「柔らかくはない」
「うん、普通だな」
「えぇーそうかなー?」
「きっと気のせい」
631名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 11:00:53 ID:RA3owJoh
 リンクやサムス、フォックスの感想は違うらしい。まぁ指摘されないと分からない程度の違いだから人によってはそんなものだろう。

「だってさ。まぁ、別に気にすることでもなくない?」
「むぅ……僕は固めのほうが……」
「うぅーおはよぅー」

 リュカが納得しない表情でいると、ポポとナナが遅れてダイニングに入ってきた。二人とも寝癖もそのままで眠たそうに眼を擦っている。今日は珍しく揃って起きれなかったようだ。

「おはよー。珍しいね、二人して」
「うんー、なかなか寝れなくて」
「ふぁぁ、眠い……」
「あ、そうそう、ナナも最近柔らかいと思わない?」

 唐突にリュカが救いの船を求めるように二人に聞く。
 おいおい、主語が抜けてるよ……と思ったが、ナナは寝ぼけているのかすんなりと答えを返した。
































「んえっ? 昨日のポポは久しぶりに堅かったけど?」
632名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 13:22:14 ID:I+0O9d+V
>>630-631
子供同士のえっちが大好きな俺のアンテナが超反応
633名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:27:07 ID:PKHkFmqZ
わーいやっとアイクラのエロSSできたよー
ってことで投下
634名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:31:24 ID:PKHkFmqZ
 タブーとの一件から幾日か経ち、僕たちはまた新しい仲間を迎えて屋敷で暮らすようになった。
 というのも、タブーを追い払った後すぐにマスターハンドが頭もとい手首を下げて同居することを懇願してきたからだ。
 昔メンバーが増えすぎて屋敷が手狭になったり、敵対関係にある人とも一つ屋根の下で暮らさなければならなくなったり、そもそも「この世界」の勝手が自分と合わないことに嫌気が差した人達がマスターハンドに殴り込みをかけたことがある。
 その時は左手もまとめてボコボコにして、屋敷の改築プラスそれぞれがいた元の世界と「この世界」をファジィに融合してもらったのだが、そのせいで自分のいた土地にメンバーのほとんどが好き勝手に移動し、光ファイバーの引かれた屋敷にはあまり誰も住まなくなった。
 今回の件はそこをタブーに付け込まれたわけだ。
 それで、この失態を繰り返さないためにメンバーを一ヶ所に固めておくことはマスターハンドの最重要課題らしく、話を持ち掛けてきたときは腰どころか胴体すらないのに非常に腰を低くしてお願いをしてきたのである。
 その腰の低さを僕は少し気の毒に感じた。しかし、初期メンバーは「自分らに三回も負けてしかも今回は助けられてるんだから当然」とその辺はあっさり流していた。伊達にマスターハンドと長く付き合っていないのだろう。それとも僕がただお人良しなだけだろうか。うーん。
 まぁそれはそれとして、それでもやはりというべきか、既にそれぞれの土地で確固たる生活基盤を築いていたり、敵対関係にある人達の片方はやはり住めるわけもなく、まだまだメンバーは世界各地に散っていたりする。
 あれだけのことがあったのに、結局皆の自由奔放さは変わらなかったのだ。
 マスターハンドが召喚した連中とはいえなんとも不憫な結末である。今度からはもっと人選をしっかりるするべきだと思う。
 それ以前の問題としてメンバー自身の危機管理が甘いような気もするが、マスターハンドを除いて特に誰も問題視していないのは、また似たようなことが起きても解決できるという自負があるからなのだろう。流石は主人公たちと言うべきか。
 まぁ若干名は多分何も考えていないと思うけど。

 ところで、今回の事件が起こった時にロイとウルフは参戦していない。
 というのもその時ロイはリリーナさんと旅行中で、ウルフがそのツアーコンダクターをしていたからだ。ロイはともかくとしてウルフが金を稼ぐためになんとも陳腐な商売に手を出していたのは驚きというか、どちらかといえばガッカリ感の方が強かった。
 ただ、後にこの事実が判明して二人に詰問したとき、

「自分がいれば楽勝だったのに」

 と口を揃えて言い放ったのには腹が立ったので全員で軽くシバいておいた。

 そんなこんなで僕達はつかの間の平和と自由を勝ち取り、今日も今日とて気ままに日々を過ごしているのである。
 ちなみに今の僕はテーブルの隣に座って朝食をとっているナナを見てニタニタしていた。
 爪先でナナの足を蹴ってみる。

「ん? どうしたの?」

 ぽりぽりと沢庵を齧りながら屈託のない表情でこちらを見る。返事も相変わらず間延びした声だ。
 僕はさらに足をナナの足の間に滑り込ませる。

「あ、ちょっとー、昨日の夜あんなにしたのにまだし足りないの?」

 あどけないようで言うことは直だった。

「うん、全然足りないかなー」

 僕も直で答えた。
 今朝は珍しく誰もいないし、隠し立てする気も起こらない。

「もう、そういうのはもっとフンイキを大切にしよーよ」
「僕らの仲なのに?」
「そういうのは関係なくっ」
「はーいわかったよー」

 若干ヘラヘラしながら空返事をする……あ、ちょっと膨れてる。怒っちゃったかな?
 ごめんごめんと謝罪を口にしたが、ナナはプイと顔をそっぽに向けてしまった。女心はどこまでもデリケートだ。

「ナナー?」

 ウサギの形をしたリンゴを一切れ手に取り、ほれほれと顔の前で揺らす。ナナは一瞬逡巡したのち、顔からシャクリと噛り付いた。
 
「んふー」

 なんとも幸せそうな顔をする。相変わらずの単純さである。
 ……まぁそこがかわいいところでもあるんだけど。
 そんな童貞に見られた呪詛を唱えられそうなやりとりをしていると、ミスターがピコピコとチープな音を鳴らしながらリビングに入ってきた。
635名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:34:56 ID:PKHkFmqZ
「あ、おはようミスター、珍しいね」
「おはよー」

 当然ながらミスターからの返事はなく、代わりにカクカクした動きで会釈をした。相変わらずのペラペラ具合だ。体は平面で出来ている。血潮はICで、心はLSI。

「――幾たびの乱闘を超えて不敗……ってあれ?」

 僕が懐かしいフレーズを思い返しているうちに、ミスターはさっさと出て行ってしまっていた。コンボイの謎でもこんなに早くは消えないのに。彼は一体ここに何をしに来たのだろうか。うーん、まるで想像がつかない。
 なにしろミスターは食事も睡眠も風呂も山登りもしないので行動パターンの把握が難しい。稀に屋敷をふらふらしているのは見かけるが、そもそもどこに住んでいるのかすらも分からないのだ。
 一説ではジャグリングの大道芸人として町を渡り歩いているとか、オネットの消防署で働いているとか、マスターハンドと一緒に僕らへの復讐を画策しているとか、平面なのを生かして侵入・盗撮した裏ビデオを売りさばいているとか言われている。
 一応弁解しておくと、最後の説を挙げたのはファルコだ。

「毎度のことマイペースだなぁ」
「わーこの昆布巻きすごい美味しいよ!」

 こっちもこっちでマイペースだった。
 こういうナナを見ていて僕はしばしば不安になる。
 山を登るときなんか僕を蹴落としてでも先に進もうとすることがあるからなぁ。
 標高が高いところで自分が生き残るために仲間を置いていくのは仕方のないことだけれど、ビバークの基本は協調だ。
 その辺りを誤解して育ったらどうするつもりなんだ……誰が、と言われると非常に困るけど。メタファーは言葉にしないからメタファーなのだ。



 結局、食事中はミスター以外誰も現れることはなかった。
 これまた珍しいことだ。屋敷を住居にしている人の数は両手の指じゃ足りないし、普段なら何人かふらふらと食べにやって来るのに。

「ねぇ、今日はみんなどこか出掛けてるの?」

 僕は食器を下げに来たロボットに尋ねた。
 ロボットはモーター音と共に、二回ほど悠長かつ機械的な動きで首を縦に振る。
 どうやら本当に誰もいないらしい。ミスターも恐らくは屋敷を出たのだろう。フットワークの軽さは桃鉄の銀二並だ。

「うーん、そっかぁ。ありがとう」

 僕が礼を言うと、ロボットは食器を持って厨房の方へと消えた。
 ちなみに料理を作ったり掃除をしたりするのもだいたいはロボットの仕事だ。
 別にみんなが家事をロボットに押し付けているわけではなく、初めは分担してやっていた家事をロボット自らが全てぶんどっていった結果である。
 曰く、ロボットの性らしい。常に仕事をしていないと落ち着かないそうだ。
 なんとも周りをやりきれない気持ちにさせる性分である。

「今日は誰もいないんだって」
「へーめずらしいねー」

 人が不在なことや、神出鬼没なミスターのことには全く興味を示さずにさっさとソファでテレビを見ていたナナの横に座る。
 すると、なんともまぁナチュラルにこてんと頭を僕の肩に乗せてきた。
 長い付き合いから導き出した結論として、ナナのこういう行動はほぼ無意識だ。痒くなったらそこを掻くのと同じような感覚で、隣に僕が座ると凭れ掛かる。おかげで僕の首筋をさらさらの髪が時折撫で、微かに聴こえる吐息が脳内を擽る。
 この体勢がナナ的には落ち着くのだろうが僕はおぎおぎしてしまわざるを得ない。
 さらに、朝ごはんの匂いとは別のフローラルな香りがふんわりと漂ってきた。おはようとおやすみの時にいつも嗅覚で感じているソレだ。なんとも芳しい。

「五感に訴えるのって大事だよね」
「へ?」

 僕の思考結果の残滓を理解出来ないナナは、無垢な視線を投げかけてきた。彼女は思いやりのある子だが常識には愚鈍だ。ナナの一挙手一投足を見ていると、なんとかして導いてやらねばならない気概にさせられる。
 ああ……なんて脆弱で儚い生き物なのだろうか。
636名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:35:26 ID:PKHkFmqZ
「まったくかわいいなあ……」
「え? ……ん。どうしたの?」

 かるく唇を合わせる。が、ナナは場所が場所だけにただのスキンシップにしか感じていないようだった。僕の股間はそれなりに強張っているのにだ。
 仕方がないので今度は栗色の髪を撫でながら、多少ねっとりとしたキスをお見舞いする。ついでに少し腰も寄せてみる。

「……ん、あ、や、ちょっと待って、ここじゃダメだよ」
「誰もいないし大丈夫だって」

 僕はナナの首筋に指を這わせながら言った。実際その通りだし、唯一屋敷に居るのはロボットだけだ。それに見つかったところでまさか誰かに言ったりもしないだろう。

「で、でも急に誰か帰ってくるかも……」
「んー、服着たまんまならすぐにやめればバレないんじゃないかな」

 幸い今日のナナはプリーツスカートなのでパンツをずらすか下ろすかすれば可能だ。

「ま、大声出さなければロボットも来ないっしょ」
「そうかもしれないけどこんな朝から……んっ」

 じれったくなった僕は、やんわりと肩を抱き寄せキスをした。

「あ……んむっ、んっ」

 時折唇に舌を這わせたり、啄ばむようなキスを浴びせる。その度に漏れる吐息が、頬を撫でて少しくすぐったかった。
 そんな接吻を重ねていると、次第にナナは身を委ねるように力を抜き口を少し開いたので、僕はすこしずつ吸い付くように口内の入り口を刺激する。

「んふ、はぁ、ぁんっ」

 お互いの舌先をちろちろと擦り合わせ、だんだんと深い部分まで舌を行き交わす。
 ついに舌を絡み合わせた頃には、すっかりナナのスイッチが入ったようだった。

「……ん、はぁっ……はぁ……」

 ゆっくりと名残惜しそうに唇を離すと、ナナの口からは切なげな息が零れ、熱っぽく潤んだ瞳で僕を見つめた。
 その姿がなんともいとおしい。
 僕はまた唇は寄せて離さないまま、ナナの脇腹辺りに指をあてる。そしてそこを起点に腋や胸、項を優しく撫で回した。

「ん、ふぅ、ぅんっ」

 胸に手を当てると、服の上からでもわかるくらいに十分な弾力が伝わってくる。
 そしてすっかりその気になったナナも負けじとズボンの上から僕の愚息を指先で強く刺激する。ジーパンの上からだとむしろこれくらいがちょうど良い。
 喘ぎ声と共に僕とナナの口からは唾液が零れ落ちるが、それに構わずさらに僕は口の中にたまった唾液をナナの口内に送り込む。

「んくっ、ん、んぅ……」

 ナナが喉をこくこくと鳴らしながら僕の唾液を嚥下する。
 その度にくちゅくちゅと鳴る音と、唾液を飲み込ませるという行為が妙に僕の興奮をそそった。
 僕は飽きることなくいつまでもいつまでも舌を絡ませ続ける。
 ナナも愛撫の感触に身を捩じらせつつ、身を任せていた。
637名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:35:55 ID:PKHkFmqZ
「はぁ、んむっ、……はぁ、はぁ……んんぅ……」

 十分ナナの口内を堪能し、唇を離す。すると、ナナは息が切れたかのように荒い息を吐いた。

「ポ、ポポ……」
「ナナ?」
「んっ」

 何かをねだるかのようにナナは僕の肩に腕をまわし、再度唇を重ねてくる。

「んぅ、ふぁっ」

 僕は愛撫の矛先をさらにゆっくり下へと移行させていく。
 そして、ナナの大事な部分を隠す布が手に触れた。

「あ……」

 僕はそのまま直には触らず、ふとももだけを触れるか触れないかの感覚で撫で回す。
 僕を抱きしめる力が少し強まり、時々、ぴくんとナナの身体が跳ねる。

「んっ……」

 ナナがどこか恨めしそうな視線を送ってくる。
 もちろん、それが何を意味しているかは分かっているので、僕はその要望に応えてナナの秘部に布の上から指を這わした。

「んぁっ、んっ」

 ナナのあそこがじんわりと湿っているのが指先から伝わってくる。
 ほぼ準備OKと言ってもいい感じだ。
 僕は邪魔な布をずらし、直接指で触れる。

「あっ」

 やはりそこはもうすっかり濡れそぼってぬるぬるしており、入り口付近で指を動かすとくちくちと音がした。

「や、ぃや……」
「すごい濡れてるね」

 耳元でそう囁きながら僕は、熱く潤った膣内にそっと人差し指を挿入した。

「んっ! んぅぅ……」

 くちゅっと音を立てながら指が中に飲み込まれていき、指全体にナナの膣内の熱さが伝わってくる。
 指の間接を動かすと、膣全体が指を締め付け、くちゅくちゅと愛液が音を鳴らした。

「あっ、やぁ、だめぇ……」

 ナナが嗜虐心を擽る声を漏らす。
 僕は中の液体を掻き出すように指を動かしていく。
 
「あっ、あっ、んぅ、はぁっ」
「あんまり大きい声出すとロボットに気付かれるよ」

 僕がそう言うと、ナナは口に手をあてながら必死に声を抑えようとする。
 とても健気でかわいい。
638名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:36:17 ID:PKHkFmqZ
「はぅ……んっ、んぅっ」
「ふふっ」

 僕は指を一本追加し、さらに深く秘所に指を突き入れる。

「んんぅっ!」
「ん、大丈夫?」

 ナナは口元を押さえながらこくこくと頷く。手で半分覆われた顔からは恍惚の表情が見て取れた。感度は良好みたいだ。むしろ普段よりも高まり方が速いかもしれない。

「んっ、んっ、んんっ! あっ!」

 しとどに濡れたそこにリズム良く僕の指を飲み込ませていくと、ナナは抑えきれなくなった嬌声をこぼし始める。先ほどまでとは違う白濁した液体がナナの中から溢れ落ち、ぐちゅぐちゅと粘性の音が静謐な室内に響く。

「はぁっ、んっ、だめ、いっちゃ、んぅっ!」
「いいよ、イっても」

 少し声が大きくなっているが今は気にしない。僕はナナがイきやすいように、膣内の上側を重点的にせめる。ここが一番気持ちいいということは既にリサーチ済みである。これも流した汗と愛液と精液の賜物だ。

「んっ、んっ! イく、いっ、あっ!」

 喘ぎ声に余裕が失われていき、絶頂が近いことを告げる。もうそろそろかな――と思ったと同時に、指を飲み込んでいた膣が一瞬弛緩し、次いでギュウギュウと指を締め付けながら蠕動した。

「……っはぁ! はぁっ……はぁ……」

 ナナは下半身を振るわせてぴくぴくと痙攣した後、荒く息をしながらソファに凭れ掛かる。どうやら完全にイったようだ。僕はその余韻を味わわせるように、しばらくの間ゆっくりと指を動かした。

「はぁ……んぅ……」

 荒くなった呼吸も治まった頃、ナナは赤く頬を染めながら熱く濡れた瞳で僕を見つめてきた。

「ん、もう挿れてもいい?」
「うん……」

 ナナは期待と羞恥の入り混じった表情でこくりと肯く。
 いつもならばもう少し焦らしたりいじめるところなんだけど、あんまり時間も掛けられないからこの辺でいいかな。
 僕はナナのパンツを脱がした後、ベルトを外して強張りを引き出す。

「あ……」

 ナナの上に覆い被さり、軽く唇を触れ合わせながら抱き締めた。
 そして、ナナの秘裂にそっといきり立ったモノをあてがう。

「挿れるよ」
「んっ……」

 ナナは僕が挿れやすいようにと、僕の腰に足を回して挟みこんでいる。
 ぎゅっとナナが僕の背中を抱き締めたの合図に、僕はナナの膣口にゆっくりと挿入した。

「はぁ……あっ、んんぅー!」

 熱く濡れた感触とともに股間が飲み込まれていき、やがて深部を小突いた。
 ぬるぬるして、温かくて、とても気持ちいい。
 僕はそのまますぐには動かずに、絡み付いてくる襞の感触を楽しむ。
639名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:37:11 ID:PKHkFmqZ
「すごい気持ち良いよ」
「……うん、私も」

 僕たちはどちらからともなく唇を重ね、深いキスをする。多分この時が一番精神的な快感を得られる瞬間だ。頭と胸の奥がかっと熱くなり、ナナをとても愛しくて大事にしたいと思う気持ちと、無茶苦茶な快楽を与えたくなる衝動が心の中で渦巻くが、動くのはまだ我慢。

「んふ……ぷぁ……ん、ふ、んん……」

 頬にナナの鼻息がかかる。舌同士が絡み合い、歯茎から唇の裏までお互いに堪能する。時々唇を離しては見つめあったり深く抱き合い、心も身体も繋がっている悦びを分かち合った。

「ちゅ……ん、ぷは……」

 何度目か口を離し、また視線を絡ませる。

「ん……ナナ、かわいい」
「……ポ、ポポもかわいい」
「ふふ、なにさそれ」
「……もうっ」
「ははは……っ!?」

 遠くから微かにモーター音が聞こえ、緊張が走った。ナナも表情を強張らせ、音のした方向に視線を送る。
 瞬間的にやばいと思いはしたが、混乱のせいか体は動かせなかった。幸い入り口からはソファが影になって僕たちの姿は見えないようになっているが、だんだんと近づいてくるロボットの音に心音が高まる。

「……!」

 そしてついに音が部屋の中まで入ってきた。
 ソファの端からこっそりと覗くと、何かを抱えているロボットの姿が見えた。あれは……如雨露だろうか。
 どうやらこちらには気付いていないらしく、ロボットは入り口の傍にある植木鉢に水をやり始めた。
 ……この分ならこのままでもとりあえず大丈夫かな? ロボットなら最悪見られても口止めできるだろうし。

「……」

 僕は少し安心してナナの方に視線を戻すと、ナナは口元を手で覆いながら不安そうな眼でこちらを見ていた。
 なんとも嗜虐心を擽る感じで。
 ふむ、これはなかなかなんとも……うん、ちょっといじめてみるかな。

「……っ!? ……っ、ぅ……!」

 僕はナナに囁き声で「動くよ」と一言告げると、極力音を鳴らさないよう静かに腰を動かし始めた。
 ナナはびくっと身体を震わせて目を見開いたかと思うと、いきなり与えられた快感に声を出しかける。

「……! ぅっ、……っ!」

 ナナはイヤイヤと首を小刻みに振りながら、僕の胸を掴んでくる。多分、というか間違いなく止めて欲しがってるんだろうけど、そうは問屋が卸さない。なんたって、ナナの漏れそうになる声を必死に抑えている姿がとてもかわいいのだ。ここで止めるのは男じゃないだろう。

「! ……っ、ぁっ、っ〜!」

 ナナの気持ちとは裏腹に、膣内は僕の肉棒をきゅんきゅんと締め付けてくる。突き入れるたびに身体を震わせ、微かに嬌声を漏らす。時々、くちゅりと水音も小さく鳴り始めるが、それでもロボットはまだこちらには気付かなかった。
 ロボットは全ての植木に水をやり終えると、そのまま部屋を出て行った。
640名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:37:36 ID:PKHkFmqZ



「……っはぁ! はぁ、んぅ、はぁぁ……」

 モーター音が部屋を離れ聞こえなくなったのを確認し、ナナに「もう行ったよ」と伝えると、ナナは抑えていた息を荒く吐き出した。

「ふふ、もしかして今のすごい感じたの?」
「ふぅ、はぁ、ち、ちが……あぁんっ!」

 ナナの否定する声を聞かずに再度腰を奥に突き出すと、ナナはびくんと震えながら大きく声を漏らした。

「ふーん、すごい気持ちよさそうだけどなぁ」
「んっ、あっ、だめっ、ひぅっ、んあっ!」

 ぐちゅぐちゅという音が喘ぎ声と共にロボットのいなくなった部屋に響く。ナナは既にオーガズムの手前まで達しているようだった。
 蕩けそうな表情で、何か堪えてるかのように僕の服をひしと掴んでいる。

「声おっきいよ? もしかして誰かに聞かれるほうが興奮するの?」
「あっ、ちが、うぅっ!」
「いいよ、もっと気持ちよくなっても」
「んうっ、んっ、いっ、だめ、こえっ、出ちゃっ、んあっ、あっ!」

 ボリュームはまだ小さいものの、先ほどよりもナナの声は抑えられなくなっていた。僕もすっかり興奮してしまい、腰の動きを止めることができなかった。
 ナナの膣がぎゅううっと僕のペニスを締め上げ、急に射精感が高まった。

「あ、だめ、またイくっ、いっ、あぁっ!」
「うん、いいよ、一緒にイこう」

 ナナの中が激しく収縮し、肉棒を責め立てる。
 その刺激に僕は達しそうになりながらもなんとか抑え込みながらナナを貪った。

「あ、あ、あ、や、すご、あ、いっ……イクぅぅぅ!」
「……っ!」

 ナナの全身が弛緩したと同時に、僕も絶頂へと達した。

「……はぁ、あ……あ……」

 精液がナナの奥深くへと飛び出していく。そしてその脈動に呼応するかのように、ナナの全身が大きく痙攣する。

「はぁ……ポポ……ん」

 ナナは陶然とした表情を浮かべながら、くったりとソファに沈み込んだ。
 僕はナナと繋がりあったまましばらく動かずに、抱きしめながらキスを浴びせた。
641名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:38:04 ID:PKHkFmqZ



「ヘンタイ」
「へ?」

 事後処理をしてさぁこれからピロートークでも……と思っていたら、ナナの口から急に罵声が飛び出してきた。

「もうっ、誰かに見られたらどうするつもりだったのっ」

 ナナはプリプリと僕を糾弾する。だがまるで迫力はない。むしろかわいいくらいだ。本気で憤慨しているわけではないのだろう。多分。

「いや、来たのロボットだったし大丈夫かなーと」
「それでも見られたら顔合わせられなくなっちゃうでしょっ」
「そんなに気にしなくても……」
「気にするのっ」

 前言撤回。ナナ的には鶏冠に来た状態になっているようだった。それでもまだかわいげがあるけど、対応を誤ると後で機嫌をとるのに苦労しかねない。
 こうなったらなんとか口八丁で誤魔化すしかないだろう。

「ナナが声を抑えられれば見つからないと思ってさ」

 僕はあくまで茶化さずに真顔で言った。こういう時は誠実さが重要だ。

「……うぅっ」

 ナナは唇を尖らせながらも若干赤くなった。どうやら一発目から急所に入ったらしい。

「……もしかして、嫌だった?」
「あうっ」

 すこし申し訳なさそうにしながら言ってみると、ナナは豆鉄砲食らったような顔をした。

「そっか……実は最近、ナナを楽しませられてるかどうか不安でさ、マンネリを解消するには少し変化をつけることが重要だって聞いてやってみたんだけど……でも、それで怒らせちゃ元も子もないよね。ちょっと焦ってたかなぁ。もし、ナナを傷つけちゃったんなら……」

 ここで一拍置くのがポイントだ。

「本当にごめんね」
「べ、別に大丈夫だよ? もう気にしなくていいから、そんな顔しないで……」

 小刻みなジャブが効いたのだろうか、ナナは悲しそうな表情でこちらを見つめた。
 心の中のおっつぁんが、しきりに連打を続けてガードを下げさせろと要求する。ボディだ、ボディ。手を止めるな〜。わかったぜ、おっつぁ〜ん。

「うん、ごめん、ありがと……でも、これだけは知っておいて」

 ナナの登山家とは思えないほど華奢な肩を引き寄せ、焦点がギリギリ合うくらいの距離で見つめ合う。

「僕がナナを愛してるってことを」
「あぁ……ポポ……私もポポのこと、大好きだよ……」

 カンカンカーン、TKOだ〜。矢吹ジョー、じゃない、ポポ選手、三度目の防衛を達成しました〜。
 それにしても……あぁもう、なんてかわいさだ、というかこんな健気な子をいじめちゃってた僕は悪い子なのか? けっこう深い罪悪感が僕を苛む。今度からは自重しようか……いやいやしかし、あの熱いパトスはまたぜひ味わいたい気が……。
642名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:38:28 ID:PKHkFmqZ
「――?」

 僕が煩悩と良心の間を揺蕩っていると、ナナは急に後ろを振り向き、何かを探しているような素振りを見せた。

「どうしたの? 誰か来た?」
「んー……いや、なんでもない」
「? 変なの」
「あ、もう十時だ。ちょっとシャワー入ろうかな」
「あー、少し汗かいたもんね……よし、じゃあせっかくだし一緒にはい」
「それはダメっ」





























「……なぁ、フォックス」
「うん? どうした?」
「今AV見てたんだけどよ」
「ぶふっ! ちょ、おま、ケータイで何やってんだ!」
「いや、それがこの「ショタロリカップル盗撮! 居間でお風呂で濃厚SEX」っていうやつなんだが」
「そんな詳しい説明はいらん!」
「まぁまぁ聞けって。その動画のカップルがよ、どうもポポとナナに似てる気がするんだが……ちょっと見てみ」
「えっ? そんな馬鹿な…………………………………………あ、あ゛あぁ!?」
643名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:44:56 ID:PKHkFmqZ
以上です。改行規制ってあったんだなぁ
644名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 11:50:22 ID:FysPph2Q
ポポさん鬼畜っすなぁww

改行規制も一区切りの調節が出来ないかいやだけど、一番厄介なのは一行当たりの文字数規制。説明の文章入れるとどうしても引っかかる。
運がいいのか技術が足りないのか、さるさん規制にはかかった事はないけど。
645名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 17:32:11 ID:TGNE0RrM
キタ━━━(゚∀゚)━━━!

アイスクライマーも思春期なんだろうなあ…ムラムラが治まらん
646それも名無しだ:2011/02/05(土) 18:21:37 ID:6OIZKpt2
そして幼女系に萌えている俺がいる
647名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 19:03:48 ID:yHhnCrVe
>>643
GJ
ナナかわいいよナナ
648名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:19:14 ID:v+Dvuf0g
またエロなしだけど投下。ナナが好きです。大好きです。
649名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:19:41 ID:v+Dvuf0g
 目が覚める。
 まだ目覚ましは鳴っていないところを見ると、どうやら久しぶりにこの糞時計に勝ったらしい。
 喧しい音が鳴り出す前に、カチリと目覚ましのスイッチを切る。

「っぐぉぉ……!」

 昨日は酒を抜いたからか、寝起きなのにもかかわらず気分がいい。久しく感じたことのないさわやかな目覚めだ。
 アルコールはやっぱり体に良くないんだな。
 いっそ禁酒でもしてみようか?
 そんな誓いをヘリウムよりも軽い気持ちで立てつつ、もそりとベッドから降りカーテンを開ける。
 部屋に差し込んだ朝日が、脳をよりいっそう覚醒させた。

「……あ、アー、本日天気晴朗ナレドモ波高シ」

 うむ、清々しく目覚めた朝にはもってこいの天気だ。しとしととそぼ降る雨に濡れるのも嫌いじゃないが、今朝はそんな気分ではないのでパスしておこう。
 窓から見える風景の隅の方でドンキーがウッホウッホとドラミングをしていたが、俺はあえて無視し、廊下に出る。

 俺が静まり返った廊下を歩くことはあまりない。
 基本が昼過ぎ起床の俺にとって、おはようからおやすみまで他人の生活音を耳にしている状態が常だ。住んでいる輩が一癖も二癖もある連中で騒がしいからな。
 見慣れた景色のはずなんだが、この静謐な空間を歩いていると旅行先でホテルに泊まった次の日に感じるような、どこか新鮮な気持ちになる。もちろん、悪くない。
 早起きは三文の得なんて諺があったな。
 三文は今の価値で60円くらいだが、確かにその程度の価値はありそうだ。

 そんな静けさに包まれた屋敷の中で、リンクは俺の足音に気づいたのか読み耽っていたであろう新聞から既に顔を上げていた。
 ここはさわやかに挨拶をしようか。

「おはようございます、ファルコさん」
「おはようございマッスル」
「コーヒーをお注ぎしますね」

 俺のボケはあっさりと流された。顔色一つ変えてくれない。
 電器ポットからコポコポと音を立て注ぎ込まれる熱そうな液体とは裏腹に、俺の気分はちょっと冷え込む。

「ございマッソゥマッソゥ……」

 ツッコミを期待して、少しネイティブな発音をしてみる。

 ズイッ。
 
「うほぅっ!」
「はい、温かいうちに飲んでください……」

 鼻先1cmにカップを突きつけられた。「おい、さっさとそのクチバシを閉じて大人しく飲まんとぶっかけるぞオラ」と暗に示されているようだった。

 「さ、さんきゅー……」

 身の危険を感じたのでお礼を言いながら受け取る。
 くそぅ、少しは反応してくれたって……。

「……ぐっ、ブホゥ! うげぇ!」

 ズズッとカップの中身を啜った瞬間、期待していたものとまるで違う味が味蕾を刺激し、思い切りむせる。
 具体的に言うとしょっぱい。ものすごくしょっぱ苦い。いや苦じょっぱいか?
 とにかくとてつもない味だ。
650名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:20:12 ID:v+Dvuf0g
「どうかしましたか?」
「こ、これ変な味がするぞ……」
「あぁ、すみません。醤油と間違えてしまいました」

 どうやら俺の知らないうちに朝はホット醤油を置いておくようになっていたらしい。
 俺のボケにむかついたリンクがわざわざ作ったわけではないだろう。
 うん、きっとそうだ。

「今度はこっちの黒い液体をお注ぎしますか?」
「黒い液体ってなんだ、コーヒーじゃないのかっ!?」
「さぁ、どうでしょうか?」

 リンクはさらりと爽やかな笑顔で返す。怖い。もしかしたら、この間取り上げられたタバコから抽出したニコチンを盛られるかもしれない。
 あれって経口摂取だとジワジワ効く代物だから厄介なんだよな、ハハハ……。

「……いや、口ゆすいでくる……」

 俺は醤油とはまた違うしょっぱさを口の中と鼻腔に感じながら、のそのそと洗面所に向かった。



 改めてまた誰も居ない廊下をしみじみと歩く。
 先ほどはひどい目に遭ってしまったが、中庭から差し込む木漏れ日を浴び、小鳥の囀る声を聴くとにわかに気分も持ち直した。
 足に伝わる廊下の少し冷たい感触と日の暖かさが心地よく、少し開け放たれた窓から吹き込む微風がさらに気持ちいい。
 風と共に微かにウッホホホホホーィという鬨の声が聞こえたが、無視だ。
 ここでシャワーを浴びてさっぱりした後、外でビールを飲んで軽いリゾート気分を味わうのも一興かもしれないと、早速朝の誓いを反故にする考えがよぎる。
 幸い今日はオフであるし、このまま贅沢に過ごしても罰は当たらないだろう。休みの日くらいは自堕落でも許して欲しいもんだ。
 そうと決まれば嗽ついでにまず汗を流そうと、オフスプリングの「One fine day」を口ずさみながらシャワールームへと向かった。











「……食べたいならオススメ天然だよ〜どっきんハナマル笑顔がぶっぶっぶ〜♪ ……お?」

 ガラリ、と戸を開けたそこには、ちょうどシャワーから出てきたのであろうナナが、上気した顔で立っていた。
651名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:23:11 ID:v+Dvuf0g



 一糸纏わぬ姿で。

「……」
「……」

 お互い無言のまま目が合う。風呂から上がったあと特有の湿気が部屋を包んでいるが、空気が止まった感じもしていてなにやらおかしな雰囲気である。
 うーん、なぜだろう。
 ナナの髪からは少し水が滴り落ちており、瞳も少し潤んでいてどことなく艶やかだった。
 身体も肉付きという観点から言えばファイターの女性陣の中ではやはり劣ってしまっているが、それでも思春期間近の女子と比べれば胸や臀部の主張がいくらか激しい。
 そんな十分すぎるような女らしさと、それでいて薄かったりなど(何が、とは口が避けても言えないが)乙女特有のあどけなさを持ち合わせていた。
 おそらく同い年の異性から見れば十分魅力的で、大人の視点で見てもいささかドキドキしてしまうこと受け合いだろう。
 シャンプーと女の子の発する独特の香りが混じったいい匂いが、蒸散したお湯の助けも手伝ってふんわりと漂っていさえする。
 こんな子と幼馴染であり、今も布団を隣り合わせにして(アイスクライマーの習慣からか、あまつさえ寒い日には寄り添って)寝ているというポポにはこれから少し、嫉妬するかもしれない。

 ……と、ここまで0コンマ1秒ほどで思考を巡らせてみたが、この状況に対する上手い打開策は思い浮かばなかった。
 仕方ないのでここは俺の華麗な会話テクでこの危機的状況を切り抜けることにしよう。

「よ、よぅ、おはよう……ございマッソゥ、マッソゥ」

 ひとまずここは軽いボケからと、本日三度目のマッスル挨拶をした。さきほどのリンクには通用しなかったが、ラジオ体操第二の振り付きでやれば大爆笑間違いなしだ。
 さぁ、反応はいかに!?

「……」

 ナナは未だに静止したままである。
 うーむ、おかしいな……。
 無難に天気の話でもしようか?

「……い、いやぁ今日は良い天気だよなぁ」
「……」

 あー……。

「こんな日はシャワーにでも入りたくなるな」
「……」

 んー……。

「ナ、ナナも朝シャン派だったのか」
「……」

 いやいや……。

「俺が起きるの遅かったから今まで鉢合わせにならなかったんだなぁ」
「……」

 ……。

「ま、まぁ仕方ないか」
「……」

 …………。

「……そ、そういえばさっきリンクにホット醤油を飲まされて大変だったぜ」
「……リンクは、たまに変な物用意してるから」

 ………………。
652名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:23:42 ID:v+Dvuf0g
「……そ、そうか」
「……」
「……」
「……」
「……あぁ、その、な」
「……」

 ……不肖ファルコ、一所懸命奮闘してみたが、まるで状況は打開できず。
 ということで――

「…………すいませんでしたぁー!」

 ――俺は現実逃避をやめた。

「…………」































 スゥ、とナナが大きく息を吸い込んだ後、穏やかな静けさの中にあった屋敷全体に悲鳴が響き渡った。
 驚いた小鳥達が一斉に飛び立ち、その悲鳴に共鳴したゴリラが、今朝一番の大きさのドラミング音と声を一帯に響かせる。
 時速150qで飛んできた体重計を顔面に受け意識がブラック・アウトしていく中、もう絶対に早起きはしないと、俺は硬く心に誓った。
653名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:25:51 ID:v+Dvuf0g
おしまいです。文字数規制でちょっと変な改行ががが
654名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 23:24:47 ID:Ruz8JkU7
ガノツーでルカリオを鞭打ち調教
655名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:07:57 ID:PEhAe94s
>>653
ファルコ乙www
そしてナナはやっぱりかわいい
656名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 21:04:22 ID:ct/01CCG
ルカリオむち打ちを作ってクレー
657拷問:2011/02/17(木) 02:01:34 ID:D+5CS/Yh
ピットは亜空軍に捕まってしまった

手足を縛られ 動けない

二度と亜空軍に逆らえないように拷問をされるそうだ

そして僕に拷問をする敵
大きな唇と紫色の毒々しい袋を持つ亜空軍のブチュルス

「ふふ…お待たせ坊や お姉さんが君を骨抜きにして上げるわね」

僕は口をガムテープで塞がれくぐもった声をだすことしか出来ない


「大丈夫よ怖がらなくていいわ 優しくしてあげるわ」

ブチュルスは唇から長い舌をだせば自らの唇を舐め回しピットの顔に向かって飛び付いた

………!?

僕はスグに顔を反らした
ブチュルスは僕の頬に吸い付いてきた

「んんっ…!!」

強烈な吸いつきに僕は反応してしまう

「お姉さんのキスを拒むなんて…悪い子ねぇ…」
658拷問:2011/02/17(木) 02:03:59 ID:D+5CS/Yh
ブチュルスはピットの頬から離れればピットの頬を執拗に舐め回してくる


「それとも…ファーストキスはまだなのかしら?」

ブチュルスはピットからの答えを聞こうとガムテープを剥がす


「誰が…お前みたいな変な奴に…」

「あらあら…そんな悪い事を言う口は塞いでしまわないとね」

ブチュルスはピットの唇に狙いを定め飛び付く


「ブチュ…ヌチュ…」

「………!!」

ブチュルスの素早い攻めにピットは簡単に唇を奪われ口内にブチュルスの舌が侵入してくる


ピチャ… クチュ…

「んー!!んー!!」


部屋の中には水音とピットのくぐもった声が鳴り響く

「んー!?んぅ…っ…!!」

ピットはブチュルスから何かを口移しで飲まされ続ければ体に異変を感じ始める

巨大なリップ音を立てながらブチュルスはピットから離れる

「ふふ…飲んだわね…私特性の媚薬を」

「はぁ…はぁ…」

ピットは呆けた表情でブチュルスを見ている

体が熱くなり頭がボーッとしてくる

股間もかなり隆起し始めかなり苦しそうにしている


「坊や…どうして欲しい?」

「はぁ…はぁ… イかせてください」

「ふふ…よく言えました」

ピットは完全に目の光を失い永遠とブチュルスに攻め続けられた
659名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 18:49:39.33 ID:y3ef+cjf
GJ!やっばブチュルスはいいのうwww
下卑な口調がまたwww
660名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:45:35.77 ID:Ia9+TBH2
661名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 01:54:04.30 ID:fBx6bTo8
保管庫のリンクとナナのSSに萌えた
あとメタナイトとカービィのやつも
662名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 00:24:24.75 ID:FtgE3rOi
保守
663名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 00:31:31.03 ID:mwkyY6Xj
今サムスもの書いてる
664名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 02:39:09.84 ID:1JMzF16r
wktk
665名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 20:40:03.72 ID:FDwl5CsW
サムスもの書けた。作品の都合上カップル表記はできないけど
最後まで見たら分かるようになっているから安心して
666サムス×?:2011/03/21(月) 20:43:13.47 ID:FDwl5CsW
サムスは目を覚ました。
スーツを脱いだ一糸纏わぬ姿で、彼女は主催者に宛がわれた自室のベッドにいた。
一体どれだけの時間が経っただろうと近くの置き時計を見ると、四時半だった。
彼女は寝返りを打つように顔を右に向けた。隣の男はまだ寝息を立てている。
彼女は愛する男の腕を枕にしていつの間にか寝ていたのだ。
彼女の脳裏に数時間前の、……あの熱い情事の記憶が蘇った。
それと共に、彼女は体の芯がまた熱くなるのを感じた。
一夜限りの関係で終わろうと思っていた彼女だったが
その肉体は再び相手を求めている。
「ねえ……」
サムスは寝ている男を揺り起こした。少し眉をしかめた後、彼の目蓋は開いた。
凛々しい視線が、左にいる彼女へと向けられる。
「何だ、もう起きていたのか……」
「ええ……」
上体を起こしてベッドから出ようとする彼を、サムスはその手首を掴んで止める。
「日が出るにはまだ早いわ。それまで……もう一度」
「関係は一夜限り。そう言ったのはお前だろう」
「まだ夜は明けてないわ……開けていない限り……」
「俺に深入りする女は皆、幸せにはなれない」
「分かっているわ。ただ……」
彼はモスレムの先端を折って火をつけた。二の句が続かないサムスをよそに
彼は数度煙草を味わう。やがて、彼はフィルター側をキュっと折り曲げ
それを灰皿に置いた。
「……もう一度だけ抱けば、忘れるんだな?」
サムスは小さくうなずいた。
男はそんな彼女に優しい笑みを返し、静かに彼女の口唇を奪う。
野獣を思わせる雄々しさ。それでいてひれ伏したくなるような支配的な匂い。
先ほど彼が吸っていた煙草の臭いと共に、それは彼女の鼻腔をくすぐった。
彼女は愛する男の逞しい胸板に顔をうずめた。
667サムス×?:2011/03/21(月) 20:45:14.11 ID:FDwl5CsW
サムスの口から艶かしい吐息が漏れる。
男の大きな手が彼女の瑞々しいカラダを、静かに這っていく。
素手の格闘術にも長けているその広い手から来る愛撫は、どこまでも優しかった。
「んあ……」
彼の太く骨ばった指の腹は、彼女の豊かな胸を優しく包み込む。
彼は顔を近づけ、豊かな胸乳に顔をうずめた。そしてその先にある
可愛らしい桜桃のような乳首を口に含む。音を立てて吸い
口内で舌を使って愛撫する度、彼女の口からは快美に耐えようとする喘ぎ声が漏れる。
一方彼の左手は、金色の草原の中に眠る秘門をそっと開いていた。
男性経験の少ない、というより今夜初めて体験した彼女の恥部は
変わらず生娘のような美しい桃色を呈している。
彼の太い指が二本、陰唇をかき分けて彼女の膣口に侵入し、蜜液を湧かせるように動く。
「んぅ……ああっ……!」
彼の親指がクリトリスを丁寧に刺激する度に、彼女は腰をもじもじと動かす。
その動きは彼の愛撫を逃れるようにも、愛撫を催促するようにも取れた。
「大分濡れてきたな……」
「ねえ……」
「ん……何だ?」
「貴方のも、舐めさせて」
男はだらしなく垂れ下がっているものの、太く逞しい逸物の先を彼女の口にあてがった。
サムスは口紅の落ちた薄桃色の口唇で、それを美味そうに舌で嬲った。
パンパンに膨張している亀頭を口内で舌に絡め
それが終わると太い竿に何度も舌をつたわらせる。
仕舞いには玉袋までも乳のように吸い、男のモノ全てを口で味わい尽くした。
668サムス×?:2011/03/21(月) 20:48:16.80 ID:FDwl5CsW
「おっと済まない、もう射精しそうだ……」
「だったら……こっちに」
サムスは先ほどまで自ら弄って慰めていた秘門を左右に大きく開く。
両脇に寄せられた陰唇の中央にある膣口は、侵入者を心待ちにするかのように
妖しく蠢いている。彼は彼女を組み敷き、その秘部に陰茎をあてがった。
ヌゥ……と膣口を大きく押し広げて肉付きの良い亀頭が内部へ侵入する。
「んうっ……」
それから彼は根元まで一気に膣内へ突き入れた。
「んああっ……!」
空が白んできた時間、薄暗い部屋でベッドが軋む音と彼女の嬌声が響く。
それに隠れて肉と肉がぶつかり合う音、肉棒の抜き差しによって
膣口から蜜液が押し出される淫猥な響きが聞こえる。
男は彼女の上に覆い被さる様にして思うがままに彼女を蹂躙した。
彼女の膣口は愛する男の肉棒を放すまいとするかのように
引き抜こうとする肉棒に吸い付く。
この始終愛液を垂れ流している淫らな口が
つい数時間前まで処女のものだったとは誰も思わないだろう。
「サムス、膣内に射精すぞ……!」
「ええ、いいわぁっっ……! 貴方の子種、私の中に注いでっ……!」
彼が低く唸り、歯を食いしばった瞬間、太いペニスから熱い精汁が
一気に噴出し、彼女の子宮口をそして膣壁を染めた。
「んああっっ……アツいっ、アツいわ……っ!」
サムスは自身のオンナの部分に男の熱い体液の温もりを感じつつ、絶頂を迎えた。
律動が続く膣内から男が逸物を引き抜くと、名残惜しそうに
精液で出来た橋が亀頭と膣口を繋いでいた。
669サムス×?:2011/03/21(月) 20:50:20.05 ID:FDwl5CsW
「……」
男は寝乱れた髪に櫛を入れ、身なりを整えて彼女の部屋を後にし、ホテルを出た。
濃い朝霧が彼の肌を薄く湿らせる。
彼の頭の中には彼女の扇情的で美しい姿が、何度も閃光のようによぎった。
目をつぶっても、その姿は中々消えない。
(……)
やがて男の姿は、朝霧の中に消えていった。

サムスが起きた時には、既に彼の姿はなかった。
彼女はしばらくの間、シーツに残されていた愛しい男の匂いを捜していた。
やがて彼女は裸のまま窓辺に行き、その外を眺める。愁
いを帯びたその瞳は、朝霧の中に男の姿を見出そうとするが叶わなかった。
次に会う時は味方かも知れないし、敵かもしれない。
闘いに身を置く戦士である二人には、むしろそちらの出会いの方が自然だろう。
深夜のような関係はこれっきりなのだ。
「……」
彼女はそっとガラス窓に手を当て、去っていった男の名を呟いた。
670サムス×?:2011/03/21(月) 20:50:47.92 ID:FDwl5CsW
「ドンキー……」
671名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 20:51:25.83 ID:FDwl5CsW
以上です。それでは
672名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 21:26:03.39 ID:Kl6aSJN0
ドンキーお前www
673名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 08:31:25.25 ID:KX5P9IQe
ドンキー△……
674名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 18:26:36.10 ID:bGiayt+L
なん…だと…
675名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 17:15:03.77 ID:XQm/ft0y
保守
676名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 02:11:07.89 ID:CsytbyZf
さらに保守
677名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 10:44:21.08 ID:DJHg6N8c
保守
678名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 22:59:04.68 ID:JVy6habd
hosyu
679名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 06:57:19.86 ID:OrQDKqzK
また保守
680名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 15:43:45.09 ID:DU8yAV+J
ポキネスで抜いた
681名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 00:21:27.78 ID:ylXLf7+n
スネーク「メリル、モンスターボールから出てきたあのヒトデは何だ?」
メリル「何でそこで私に振るの?」
スネーク「ピカチュウを知ってるんだ、どうせ他のも調べたりしてるんだろ?」
メリル「……まあいいわ、あれはヒトデマンよ。形どおり巨大なヒトデで、
    一部を切り取られても自己再生が可能なのよ」
スネーク「成程……それで、味は?」
メリル「は?」
スネーク「だから、味は? 普通のヒトデは食えるが、あれはどうなんだ?」
メリル「…………」
682名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 20:03:37.88 ID:2hcznbEw
保守保守
683名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 01:04:02.58 ID:1uRE7uz0
保守
684名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:18:26.23 ID:NXE6kDnH
ほしゅ
685名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 10:09:46.56 ID:hMDuYiyE
>>681
ノコッチ逃げて!
686初めてのカキコ@名無し乙PSPwww:2011/06/09(木) 23:24:09.81 ID:GXx1Ah8W
保留
687初めてのカキコ@名無し乙PSPwww:2011/06/09(木) 23:27:51.79 ID:GXx1Ah8W
保留
688初めてのカキコ@名無し乙PSPwww:2011/06/09(木) 23:32:21.42 ID:GXx1Ah8W
保留
689名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 02:34:44.22 ID:ckR1tTRP
カップラーメンコピペ改変のパロ キャタクターの登場は無し

スマッシュブラザーズは人体に対してこんなにも危険!!!!!!!!!!!!!!!!

1)ラットによる実験では、ラットがスマッシュブラザーズのディスクをかじると87%の確率で使えなくなる。
2)スマッシュブラザーズで遊んだ人が将来200年以内に死亡する確率はほぼ100%。
3)凶悪犯がスマッシュブラザーズを購入する確率は、
同じ犯罪者がアフガニスタン国債を購入する確率よりはるかに高い。
4)料理を作りながらスマッシュブラザーズをやると夢中になり、
最悪の場合、火事になる恐れがある。
5)スマッシュブラザーズで遊びながら自動車を運転した場合、
重大な人身事故が発生するおそれがある。
6)健康な成年男子にスマッシュブラザーズとwiiのみを与えて
長期間監禁した実験では、被験者の99%が50日以内に死亡した。
7)スマッシュブラザーズのディスクを水につけると、破損するおそれがある。
8)ほこりをかぶったスマッシュブラザーズのディスクはwiiが読みこんでくれない。
9)スマッシュブラザーズで遊ぶ際に喧嘩をした人達の85%は、
スマッシュブラザーズがなければ喧嘩はしなかったと述べている。
10)オルディン大橋の橋の下に閉じ込められてミスをした事例が報告されている


10番目はピットの飛翔やらなんやら考えた結果オルディン大橋に
690名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 23:29:05.24 ID:UU1LMut1
》668だいたいオルディン大橋のせい
691名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 15:47:45.71 ID:poPWAHyB
ho
692名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 15:01:36.94 ID:370H3ip9
保守
693名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 20:02:40.20 ID:OE6KqDa3
裏切り者藤林丈司
694名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 14:39:39.50 ID:aTybT5X8
695名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 08:35:14.75 ID:9UGYM0Bo
保守
696名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 17:59:55.95 ID:oivXfhgV
保守
697名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 17:53:32.20 ID:KFJ1hOtt
保守保守
698名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 00:47:41.41 ID:2CuLfZky
なんとなく思いついたネタ

ピット「ねえ、これ何だろ?」
リュカ「え?」

っ「大人のゴム風船」

ルイージ(兄さん大変だ! 何も知らない幼子たちが性道具に興味を持ってしまったよ!)

ポケトレ「何だろうね……」
ネス「指サックかな?」
Tリンク「それにしちゃ大きいよ。マスターハンドやクレイジーハンドならともかく」
リュカ「あれじゃ逆にサイズ小さいよ」

ルイージ(兄さんどうしよう。この子たちに真実を話すべきなのかな。いやでもまだ清らかな子でいてほしいし……)

メタナイト「何かあったのか?」
ピット「あ、メタナイト。これ(大人のゴム風船)、知ってる?」
メタナイト「ああ、知っているぞ。それはだな

      水 が 3 リ ッ ト ル 入 る ゴ ム 水 筒 だ 」

ポケトレ「そうなの?」
メタナイト「うむ。戦場に持って行く時には便利なアイテムだ。私も一つ持っている」
ネス「へぇ、そうなんだー」
Tリンク「さっすがメタナイト! 博識〜!」
リュカ「やっぱり賢いね。すごいなぁ」

ルイージ(……兄さん、メタナイトのせいで誤解が広まったのを怒るべきか、
     メタナイトのおかげで子供たちは清らかなままでいられたと喜ぶべきか悩むよ……)
699名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 07:28:42.96 ID:ozecKq+y
こういうスッキリ読めるものはいいね
700名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 21:44:09.88 ID:Tp7Ifx3O
メタナイトも持っている…ふむ…
701名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 18:37:56.00 ID:b8g+/wU1
保守
702名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 10:28:34.98 ID:J7USJV20
保守
703名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:48:18.52 ID:J7USJV20
保守
704名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 18:09:07.51 ID:f+HUlUd7
保守
705名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 18:24:23.61 ID:SjcOVDt6
ネスがPSIで誰かを
巨根にする話誰か知らない?
706名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 19:02:54.48 ID:Duw0OVA5
>>698
投下乙
707名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 08:13:02.76 ID:ICiCLiSs
保守保守
708名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 08:11:11.24 ID:gb+37dpr
保守
709名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 08:12:05.45 ID:gb+37dpr
保守
710名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 09:21:59.68 ID:AJi2LKDW
オリマーは相変わらず少ないな
妻子持ちとかそんなんだから仕方ないと思うが
ファルコンとかに結構やれれそうなイメージがあるが…
書いてたいけど俺は書けない…
書いたところでやばいことになりそうだが…
711名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 00:56:42.13 ID:1xp7HsDs
Wikiから過去スレがサルベージ出来なくなってる……orz
SSは残るけど当時の住人の反応を見返したかったのにw

という訳で、おまいらどのSSが印象に残ってるor好き?
712名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 08:12:56.36 ID:e/aTT6SN
まだ「おまいら」とか使ってる奴いるのか
713名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 09:03:10.64 ID:sXjZ76AB
保守
714名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 15:24:37.78 ID:DmcXX4hs
705>>それいいな。
だれかかいてくれないかな?
リュカあたりを巨根にww
715名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 19:56:56.87 ID:Kvd8LDka
保守
716名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 17:53:33.10 ID:rgDlKuIT
保守
717名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 19:25:55.65 ID:0wVNhJfq
保守
718名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 22:17:32.05 ID:ZB0uQXjj
ピカ「ぴか〜♪」(くいっくいっ)
ヨッシー「よっしー!」(びたんびたん)
ソニック「ふわ〜〜あ……」(ぴくぴく)
リザードン「がおーん」(びたんびたん)
ディディー「うっきー」(ひょろりひょろり)
フォックス「おいファルコ、あまり無駄に買わないでくれよ?」(ふさふさ)
ファルコ「ああん? 別にいいじゃねぇか」(ぴくぴく)
ルカリオ(おにぎりほしい。梅干しおにぎり)(ふさふさ)
クッパ「昼っぱらから酒はやめとくか」(びったんびったん)
ゼニガメ「ぜにぜにー♪」(くいっくいっ)
ウルフ「おい、チーカマどこだチーカマ」(ふさふさ)



ルイージ「あれサムス、何見てるの?」
サムス「しっぽ天国( ´∀`)ナゴムワァ…」
719名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 22:22:05.48 ID:ZB0uQXjj
ピカ「ぴか〜♪」(くいっくいっ)
ヨッシー「よっしー!」(びたんびたん)
ソニック「ふわ〜〜あ……」(ぴくぴく)
リザードン「がおーん」(びたんびたん)
ディディー「うっきー」(ひょろりひょろり)
フォックス「おいファルコ、あまり無駄に買わないでくれよ?」(ふさふさ)
ファルコ「ああん? 別にいいじゃねぇか」(ぴくぴく)
ルカリオ(おにぎりほしい。梅干しおにぎり)(ふさふさ)
クッパ「昼っぱらから酒はやめとくか」(びったんびったん)
ゼニガメ「ぜにぜにー♪」(くいっくいっ)
ウルフ「おい、チーカマどこだチーカマ」(ふさふさ)



ルイージ「あれサムス、何見てるの?」
サムス「しっぽ天国( ´∀`)ナゴムワァ…」
720名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 20:42:53.17 ID:cgI0BfhF
保守
721名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 11:50:02.92 ID:OjSP1Dyk
保守
722名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 19:32:02.41 ID:+kU1p2FI
書きたいけど時間ないから保守
723名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 19:47:26.40 ID:Vx8XSIWC
保守
724名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 21:13:39.96 ID:k6i9xzcC
保守
725名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:21:51.77 ID:WB402SQY
保守…ネタ思いついたけど書こうか迷ってる
726名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 16:32:03.66 ID:dMv/ERkd
>>725
書いてくれ
727名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 20:55:25.73 ID:0Rj/eaev
保守
728名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 22:11:46.93 ID:AQJRC8Bc
ゼルダもカービィも新作が来るようで
次回作はやはり新作のコスチュームとかが優先されるのだろうか
729名無しさん@ピンキー:2011/10/28(金) 16:38:53.42 ID:ZNQ2D8FA
保守
730名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 19:45:43.16 ID:uyGMFoh1
保守
731名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 14:49:23.35 ID:EE9FyRW/
保守
732名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 23:08:21.06 ID:CIlocjEj
保守
733名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 17:15:17.33 ID:IA3T3JOH
ピカ様シリーズ再開2弾書いてほしいこの頃
734名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 23:56:15.75 ID:W1cPlTNs
ピカ様シリーズの作者はもういないのかなぁ
735名無しさん@ピンキー:2011/11/25(金) 23:32:30.61 ID:ioENQ3gx
ネタおもい付いたけど書いた方が良いのか
736名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 18:39:09.74 ID:Y8Uh7oJf
>>735
書いてくれ
737名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 22:40:57.02 ID:Y9cJgPlh
>>736
少し待ってくれ
738名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 23:17:38.30 ID:/7512AC9
リュカは俺の嫁( *`ω´)
739名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 18:56:52.48 ID:6WFflUOT
>>737を全裸待機
740名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 10:21:13.44 ID:8GowPhAV
やっぱり思いついたネタ

Cファルコン「うーん……」
ゼルダ「あらファルコン様、絵を描いているんですか?」
Cファルコン「おお、ちょうどいい。実はモデルを探していてね。君にやってくれないかな」
ゼルダ「私でよければ構いませんが」
Cファルコン「では、まずこのWiiコンを両手で持ってくれ」
ゼルダ「持ちました」
Cファルコン「それを撫でまわして……たまに口づけて……最後には口を加えて(ハァハァ)」
リンク「俺の姫使って何エロ絵描いてるんじゃあああああああああああああ!!!」

Cファルコン「安心しろリンク! この絵の相手はきm」
リンク「なおさら問答無用ッ!!!」
ゼルダ「???」(Wiiコンを持ったまま)
741名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:31:34.23 ID:/J1KYrlv
書こうと思ってwiki見たらかなり似てるやつを発見してしまったorz
742名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 17:59:59.54 ID:2K0DHR8g
保守
743名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 22:32:08.20 ID:pyw/RTRG
ネタおもいつきそう
744名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 17:54:28.54 ID:0KOCZkTU
>>743がネタを思いつくのを願って全裸待機
745名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 19:40:03.19 ID:67Kq3DWK
保守
746名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 21:12:41.67 ID:D0ZTKctM
保守
747名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 21:34:19.52 ID:e790NPiv
なかなか思い付かないなぁ
748名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:17:09.90 ID:Zx4K4CPH
誰かがメタカビを書いてくれるのを信じている 信じている
749名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 18:40:13.69 ID:LuvzKTQQ
保守
750名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 07:59:14.30 ID:YJYXAT3K
保守
751名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 21:50:09.93 ID:VhDIox5x
マリオ×ドクターマリオが好きなのは俺だけらしい。
752名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 09:06:54.11 ID:ct03W9+6
>>751
同士がいることに感動した
753名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 16:39:47.58 ID:L7p0GRSK


同士発見!
よく書くんですよ。
ここにのせてもいいのか・・・
754名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 16:55:44.11 ID:L7p0GRSK
「ネスさん!入れ方を教えてほしいんですけど・・・」

「あそこにいれるの?簡単だよ。相手が油断してるすきを狙って
一気に攻めれば入れられるよ。」
















「二人ともなんの話〜?」

「「バスケだよ」」
755名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 00:43:45.11 ID:cWYNUD19
>>754
2行で見事に誤解したよ自分
ところでネス以外のセリフは一体誰なのか…

男同士のは保管庫にもそれなりにあるし、のせてもいいんじゃないかな
マリオはともかく、ドクターのSSは相当少ないしね
756名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 17:22:41.86 ID:AnuWZ4xg
>>755

リュカとトゥーンだと思う
757名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 22:31:07.68 ID:VM2LcFTV
過去ログの一部(3くらいから)が追跡出来ないんだけど、
誰かログ上げてくれる親切な方はいませんか
758名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 11:30:42.66 ID:gDRm90uP
>>756
あ、なるほど

>>755だけど、ちょっと修正
男同士のは〜って言ってるけど、過去の見る限りどうも避難所に投下したほうがいいみたい
759名無しさん@ピンキー:2012/01/07(土) 02:47:25.09 ID:I2ODG6ea
せい
760名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 19:03:01.58 ID:gyTvDR+n
保守
761名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 22:27:44.21 ID:n3oenvpn
保守
762白鷺:2012/01/14(土) 17:42:37.84 ID:SQlWSaG1
SS投下します!

マリオが変態ですが無視で!
763白鷺:2012/01/14(土) 17:56:03.14 ID:SQlWSaG1
「ルイージ、ドクター。お願いがあるんだ。」

マリオは珍しく真面目な顔でそう告げた。

「何?兄さん?」
「どうした?マリオ?」

二人は不思議そうに答える。

「雲海って所に忘れ物したから一緒に来てくれないか?」

「?いいけど。」
「断る」

ドクターは即答に断った。
マリオは顔が真っ青になったドクターに質問した。

「なんだよ?一緒にこいよ。」
「お前・・・わざと言ってるだろ・・・!」

「兄さん、ドクターは高所恐怖症なんだよ?」

そう、ドクターは高所恐怖症だったのだ。
ドクターは昔父親の手伝いで薬草を取りに行った時に
足を滑らして崖から落ちたこと以来高い所が嫌いになったのだ。

「俺はドクターが怖がってる所を見たいだけなんだ!」
「兄さん・・・」

ルイージはけいべつの目でマリオを見つめた。

「ドクター、逃げたら負けだぞ?」

マリオはにやにやしながら言った。

「分かったよ。行けばいいんだろ!?」

ドクターはそう言った後しまったと思った。

「よし、いこうか(黒笑)」

この後勿論ドクターは後悔することになったのだ・・・
764名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 22:22:28.06 ID:n8C6nu8T
保守
765名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 15:00:35.92 ID:D5tZI0Yk
過去ログ見るとサムスの口調が統一してないね
尊大な口調だろ?公式は
766名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 13:27:02.57 ID:VIHavJ6o
サムス×ピカチュウって意外に少ない
767名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 21:18:52.07 ID:+KhymdKQ
保守
768名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 14:23:29.02 ID:PqEOKZ8X
 マリオカート。
 それは西暦一九九二年より始まった、 最大150cc排気量のカートを操り命の炎をぶつけあ
う、キノコ野郎と爬虫類共による、威信と覇権をかけた戦争である。
 その余波は、ついにスマブラ界にも押し寄せた――!
 だが。
 非常識きわまりないマリオ世界の常識をなお超え、マリオ外のゲーム界から集った兵たちは
予想を覆し、さらにもう一度覆して元にもどすほどに強烈だった。
 世界の平和を守るため、各人が持ち寄ったカート(呼ばわりされるもの)にマリオの鋭いつ
っこみが舞う!

 一番、キャプテン・ファルコン。
 レースごととあらばこの男を置いてほかになし。マリオカート開催さるの報を聞くやいなや
自宅ガレージに籠もりきりとなり、百戦百勝をになうべく最強のマシンを仕上げてきた。
 そう。それは彼のスマッシュ技にも使用される、蒼き翼だ。

「俺はこれで参戦する。ブルーファルコン!」
「却下!! レギュレーションは最大で150ccだっていってるだろが! だいたいガソリンエン
ジンですら無いじゃないか! ちょっと貸せ!」

 だが、音速を超えてしまうF-ZEROマシンの使用はマリオカートにおいては認められない。そ
んなものを用いるのは、古代の戦争に核兵器を持ち込むようなものである。
 よってマリオによってブルーファルコンは改造され、サイズ四分の一、ガソリンエンジンと
タイヤ駆動となった。
 いわゆるマリオカートWii仕様である。

「俺のブルーファルコンがっ」
「勝ちたくば己の腕のみで勝利せよ」

 二番、勇者リンク。
 機械文明など知らない世界の男だが、そんな時代においてもレースは人の本能として行われ
てきた。そもそも自動車文明の礎は彼も得手とする乗馬から始まっているのである。
 リンクはこのレースに、愛馬エポナ(時のオカリナ仕様)を持ち出した。
 だが。

「ナマモノは禁止じゃ!」

 これは競馬ではなく、マリオカートである。使用されるマシンは二〇一二年が現在、カート
かバイクと定められている。
 よって、エポナはマリオによって改造され、双輪走行によるサイボーグ・モーターサイクル
ホースとして生まれ変わった!

「え、エポナァァーーーッ」
「燃料は従来通り牧草だよ」
769名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 14:23:50.64 ID:PqEOKZ8X
 三番、ソニック。
 ゲーム界の明智光秀・セガのマリオ。
 SG-1000を発売したと思ったら同じ日にファミコンに撃墜され、二番手の市場もPCエンジン
との奪い合いになり、その怨みを後年セガサターンで晴らしたかと思いきや、今度はプレイス
テーションに撃滅され、起死回生と自虐CMを打ってまで開発したドリームキャストは一九九八
年という時代に、すでにインターネット時代を見据えた設計を施し、ファンタシースターオン
ラインなる超名作とネット廃人を生みつつも、ADSLすら無かった時代には登場が早すぎて相手
にされず、あまつさえ日本よりはマシだった欧米市場をXboxに食い荒らされ、ついにはハード
開発に終止符を打たざるを得なかった悲劇のメーカーの英雄である。

 そんな彼は音速の脚を持っている。
 マシンなど要らぬ。
 ソニックは、生身での参戦を表明したのだ。

「ダメだダメだ! そういう勝手は自社ハードでやるんだ!」
「ノー! もう俺の所はハードをクリエイトしてないのさ」
「もう一度つくればいいじゃないか。俺のライバルはソニーじゃない。マイクロソフトでもな
い。セガなんだ。復活してくれよ!」
「……考えとくぜミスター。わかった。今回はアウトラン(フェラーリ)で行く」
「いや、それもダメだから!」

 四番、フォックス・マクラウド。
 宇宙最強の雇われ遊撃隊として、戦闘機アーウィンを駆る狐男の彼は、父親の遺した多大な
る借金+新たにこさえてしまった超高額の借金を返済するために、今日も戦う。
 参戦の理由は、今回のマリオカートに設定された高額の賞金だ。なにがなんでも勝たねばな
らない。
 そんな気持ちがエスカレートしてしまったのか。

「ランドマスター!? フォックス! 本物の戦車じゃないか、却下に決まってるだろ!」
「しかし、ここで勝たないと借金が……!」
「キノコ王国と戦争になっても良いっていうんだな。言っておくが、ピーチ姫は敵にすると一
切合切、容赦してくれないぞ。クッパなんかよりもよほどな。いつもの誘拐騒動は単なるお戯
れなんだからな。その証拠に逆パターンで俺を助けにきたこともある」
「……マリオさん。レンタルカートはあるかな。出来るだけ高性能のやつで」
「自前のマシンを用意する金もないのか……」

 五番、サムス・アラン。
 宇宙最強の賞金稼ぎとして、鋼鉄の鎧に身を包んで独り闘う女は、婚活などというおかしな
造語に躍らされる者どもを嘲笑う。なぜなら彼女には、アダムという名の死んだ恋人の名をつ
けたスターシップのコンピュータの恋人もとい恋機械がいるからだ。子供はベビーメトロイド
を予定している。
 このレースにはスターシップのコンピュータから「異論はないな? レディー」と呟かれて
やってきたのだ。
 そんなサムスに、マリオはドクターマリオにチェンジして相対することに決めた。
770名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 14:24:13.12 ID:PqEOKZ8X
「私も出るぞ」
「それはいいけど、マシンは? スターシップとかいうのは無しだよ」
「これだ」
「HONDAのリトルカブ? コレ遅いよ?」
「いいんだ。勝つつもりはない。ただな」
「ただ?」
「可愛いじゃないか、コレ……」

 にへら、とサムスが微笑んだ。普段のクールビューティさはどこへやら。その様を診て、マ
リオは自動的にカルテを書き始めた。

「サムスちゃん、抗鬱剤を処方しようか。とりあえず一週間分」
「なんでだ! 私が可愛いものを愛でたらいけないのか!? 私だって女なんだぞ! たまには
ピーチ姫やゼルダ姫みたいな格好もしてみたいんだ! いけないか、いけないかぁああッ!!」
「お、落ち着けサムス・アランっ」

 六番、アリティア王子マルス。
 後にアカネイア大陸を制覇し、英雄王とされる名君の、フィギュアである。彼もリンクと同
様、機械文明には遠い……はずだったが、百姓身分とは違い王族であり、政治家である。
 異ゲーム界の文化を見たマルスは、国家の発展には輸送手段の進化が必要不可欠であると痛
感して、アリティアを起点とした道路整備と自動車メーカーの育成をはじめたのだった。
 今回マルスはその喧伝の場としてマリオカートを選んだ。
 出場するマシンは、アリティア国産の競技車だ。

「どうかなマリオ」
「んー……精度が悪すぎるよ。これじゃ真っ直ぐ走らないぞ。ちゃんとした旋盤を導入してる
かい?」
「実は国家予算の都合で中国製を」
「ああ、そりゃあダメだよ! あそこのは安いだけ! 欧米のやつか、日本製にしなきゃ。機
械を作る「畑」がへっぽこじゃ、そこから作られる物だってへっぽこしか出来ないよ。農業だ
ってそうだろう?」
「そうかあ。厳しいなぁ……はやく国産の軽トラックに乗りたいなぁ」
「えっ?」
「いやね。僕、エムブレムの世界ではもっぱらアイテムの運搬が仕事なんだ。だから戦場で機
敏にアイテムを運搬するために、軽トラックを導入したんだ。スズキの。便利だよ。いまのと
ころ自動車を運転できるのは僕だけだから、ちょっと自慢でね」
「あ、ああ、そう……」

 昔から王子様の乗り物は白馬と相場が決まっているものだが、そういえばこの若者はいつも
徒歩だったな、それならば軽トラでも十分なバージョンアップか……と思い返すマリオであった。
771名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 14:24:42.76 ID:PqEOKZ8X
 七番トリ、スネーク

「マリオ、頼みがある」
「なんだ大佐。また無茶を言い出すんじゃないだろうな」
「おいおい、それは俺の台詞じゃないか。だいたい俺は大佐じゃない」
「ハハハ、ごめんごめん。で、なにかな」
「実はこいつをだな、迎えてやってほしい……」

 そういってスネークが手招きをすれば、つられて影がやってくる。それは、四角い昔のテレ
ビのようなあたまに、真っ白なソケット顔と、球体ボディをしていた。マリオはそれを、いや
彼の名をよく知っている。なぜなら彼もまたファミコン時代からの盟友が一人であるからだ。
 その名は、

「ボンバーマン、ボンバーマンじゃないか! どうしてここに……あ、ああそうか。そうだっ
たね、ハドソンは」

 マリオはかぶりをふった。
 ボンバーマンの産みの親、株式会社ハドソンは資金繰りの悪化から、すでにコナミの子会社
となり、さらに吸収合併され会社組織としての幕は閉じることが決定している。
 だからスネークが連れてきたのだろう。

 彼らとはユーザーを楽しませる裏で、色々とあったものだが、いざ無くなってしまうと思え
ば寂しさが募る。
 思えば、姿を見なくなった盟友、ライバルたちは多い。時代の淘汰と考えれば、仕方のない
ことであろう。
 問題なのはそれを埋めるべき新手が少なくなっていることだった。
 なぜなら、いまは多くの創造主がキャラクターに命を吹き込むことを忘れていて、現れてく
るのは紙人形ばかりなのだ。
 彼らには一切の設定がなければ、人格も存在しない。

 単にユーザーの自己投影に任せるだけの、電子世界の紙人形を量産し、それをネットの力に
よって電子コミュニティの場に放り込む。そこでユーザーらの自己顕示欲につけ込み、その紙
人形が現実の金銭を払い続けなければ、役に立たぬものとするのだ。
 それが今のトレンドだった。
 単純に高額の開発費を出して売れるかどうか解らないゲームを創るよりも、その方が稼げる
し、手間もかからない。

 商売としてはひとつのスタイルといえるだろう。
 だが、それはもはや創造ではない。ただの集金システムである。目先の金に目を眩ませ続け
ていれば、現実の人間とは違って歳を取らないキャラクターたちも、どれほど魅力があろうが
風化という名の老化現象は免れないのである。
 創造という仕事を怠っていれば、過去の財を食いつぶしたときに、ゲーム業界はしぼみきっ
て消滅してしまうだろう。

 マリオは自分がいつまで日本のゲーム業界の旗振り役を務められるかな、と思いながらボン
バーマン用のカートを用意するのだった。
 そういえばボンバーマンカートなんて、うちの真似をしてたこともあったなあ……と、過去
を思い返しながら。

おわり
772名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 19:13:40.95 ID:1/SBlPD8
保守
773名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 07:46:23.73 ID:079pJ8+7
保守
774名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 19:05:10.35 ID:dM+NXVYk
保守
775名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 07:06:09.84 ID:dMlG/jhL
保守
776名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 20:40:12.59 ID:7IoEhGb1
保守
777名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 18:10:56.72 ID:hVdfYyz/
保守
778名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 20:41:01.43 ID:Aima4ubt
保守
779名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 22:54:54.12 ID:I1nnTriX
まだあったのかこのスレ
>>771GJ
780名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 10:40:52.25 ID:qXpLwNtX
※ただのリンク野外自慰ネタ 類似作あったらすまぬ

「くぅっ・・・、はぁっ・・・。」
スマブラ屋敷に程近い森の中、リンクは1本の木に背をもたれ、両脚を投げ出して座っていた。
そして、自らの性器を剥き出しにさせ扱いていた。
「んっ・・・。」
人は殆ど立ち入らない森だが、それでも自らの今の痴態を誰かに見られる可能性がある・・・。
リンクが自らの自慰の場所にここを選んだのは、その様なスリルや緊張感を味わいたいからだ。
「っ・・・!」
自らの利き手である左手で性器を扱きつつ、先走りで濡れた先端部を右手の人差指で突く。
そうすると、息を呑む様な快感が自らを襲った。
「んくっ・・・、あぁっ・・・。」
絶頂が近い事を感じ取ったリンクは、自らの性器をより激しく扱く。そして・・・、
「んっ・・・、くあぁっ!」
限界を迎えたリンクの性器が、その欲を盛大に放った。
「はあっ・・・、はあっ・・・。」
絶頂を迎えたリンクは、自らの心臓が刻むリズムに身を任せていた。
(何やってんだろ・・・、俺・・・。)
こんな痴態を他人に見られたら、変態の烙印を押されただけでは済まない。
それがスマブラメンバーだったら尚更だ。
(でも止められないんだよな・・・。)
しかし、この快感を手放すのは、リンクには出来なかった。
(明日も来よう。)
自らの性癖を嘲笑いながら、リンクはそう考えていた。
781名無しさん@ピンキー:2012/02/23(木) 13:33:08.14 ID:gNyKht4I
p
782名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 02:31:37.60 ID:eiiQ7GcJ
保守
783名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 07:49:27.83 ID:O/OwQxXP
保守
784名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 13:18:04.60 ID:j/4hAXxV
保守
785名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 18:08:39.01 ID:S43OuWBc
保守
786名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 07:42:18.37 ID:AQU3ipiY
保守
787名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 08:38:09.30 ID:/IOGXCgT
保守
788名無しさん@ピンキー:2012/03/27(火) 01:13:55.24 ID:IeET4c61
ピット←ピーチ・ゼルダ・サムス のオネショタなんていいなぁ
789名無しさん@ピンキー:2012/03/29(木) 17:38:50.80 ID:sWozPDAY
パルテナいるから無理じゃね?
790名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 16:00:49.29 ID:jhinsWI/
ピーチ「確かに同意は得られないかもしれないけど、逆レイプなら可能よ?」
791名無しさん@ピンキー:2012/04/07(土) 02:07:27.57 ID:ZNghEmO9
亜空軍に完全に支配されたピーチが、捉えたピットの精液から遺伝子情報を手に入れるために逆レイプとかなら
792名無しさん@ピンキー:2012/04/10(火) 19:11:38.88 ID:n7hrsC8w
スネーク「大佐・・・・・・大佐ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
793名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:33:48.93 ID:CzZoSvuV
書きたいように書いた。
悪に堕ちたサムス・ゼルダ・ピーチで ピット逆レイプ

薬とか拷問ネタだから、苦手な人は読まないほうが良いよ。



「つーかまえたぁ……」

 迂闊だった。ぼくは飛べない……いや、ほぼ飛べない天使だ。パルテナ様
から授かった奇跡の力で、わずかの間だけ空を自由にできるだけだ。
 しかし、それでも地べたを這うことしかできない人間よりは、圧倒的に高い
機動力を誇っているはずだ。
 人間なんかいくらかかってきたって、ぼくの敵にはならない。

 その思い上がりが、ぼくを冥府界へと叩き落とす引き金となった。

 ピーチ姫は人間だが、魔法の力によって空中浮遊ができる。
 ゼルダ姫は、フロルの風によって短距離をワープし、ディンの炎で離れた空の敵を墜とす。
 そしてサムス・アランには、神の奇跡をも超えた科学の力があった。

 タブーの力と影虫に取り込まれ、完全に彼らの支配下へと置かれた
三人は、禍々しい姿となってかつての仲間たちを毒牙にかけはじめたのだ。
 マリオがやられ、ルイージが焼かれ、リンクは愛する姫の剣にその身を
切り裂かれ、果てた。
 ファルコンは捕まって悪の手先に洗脳され、スネークはその身を蝕む
ウィルスを強制的に活性化させられ、もはや余命いくばくもない。

 他のみんなも、どこかへと消息を絶ってしまった。ぼくがあの三人を止める
しかない。ぼくの力なら出来る。
 ……はずだった。

「うわああッ!!!」

 天空界から下界へと一気に滑空し、奇襲をしかけんとしたぼくを、サムス
は高性能のセンサーで捉えていたのだ。
 地上からのゼロレーザー狙撃が、ぼくを迎える。寸でのところで気がつき、
ぼくは身をよじるように回避行動をとったが、右の羽根を焼き尽くされて
しまった。 
 片方の羽根だけでなんとかなるか!?
 必死になるぼくを、だが無慈悲にも再び地上から放たれた炎の光球が、
絶望で押しつぶした。
 ディンの炎。

 残された羽根も太陽に近づいたイカロスのように焼きおとされてしまい、
ぼくの体はきりもみ回転しはじめ落ちていった。
 大地が近づき、死を覚悟する。

 パルテナ様、申し訳ありません――!
794名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:34:49.39 ID:CzZoSvuV
 だが、土の上で爆ぜる寸前にぼくの体は、突如としてふわりと浮かび上がる。
助かった……?
 いや、違う。
 これなら地面へぶつかって死ぬ方がまだ幸せだった。

「……つかまえたぁ」

 ぼくを空中でとらえたのは、暗黒の闇色に染まったドレスをまとったピーチ姫
だったのだ。彼女は邪悪な笑みをうかべてぼくを見つめていたのだ。
 離れなければ!
 だがそう思った瞬間、ピーチ姫はぼくを抱き込むと、恐ろしい力で全身を締め付けて
きた。
 瞬間、例えようもない激痛が全身を襲ってぼくは呼吸を壊される。
悲鳴さえあげられなかった。
 これが、タブーのエナジーに侵された者の、力……っ

「あ……ぁ……かは……っ」
「うふ、うふふふ……弱い、弱すぎるわぁ。それでよく親衛隊長を名乗れるわねぇ」

 侮蔑の言葉を吐くピーチ姫はフワリ地上に降り立つと、堕ちた仲間である
ゼルダ姫とサムスを呼ぶ。
 集った二人とも、ピーチ姫と同じように衣装は暗黒色のそれへ変わり、
全身には禍々しいオーラをまとっている。
 だめだ。もう、逃げられない。

「いらっしゃい、二人とも。最後の生き残りをつかまえたわよ」

「他愛ないですね。この程度でタブー様に逆らおうなどと。二度と
そんな気持ちにならないよう、たっぷりと傷めつけてあげなければ」

「ゼルダ、最初は私からだぞ。ドラッグと快楽調教で精神をゆっ……くりと
溶かしてやるのが、私の楽しみなんだからな……くひひひ……」

「相変わらず趣味の悪いことですね。これだから賞金稼ぎ風情は」

「きひひ……どの口が言うんだ? お前こそ、気に入った男を原型もとどめ
ないぐらいに破壊して、血を浴びるのが趣味の猟奇殺人犯じゃないか。
 バートリ・エルジェーベト、ブランヴィリエ侯爵夫人……そしてゼルダ姫。
みんなみんな貴婦人気取りの異常者だ! きゃは、きゃっはひゃあっひゃっ」

「ふん、薬漬けが。平民の女ごときには解らないのですよ。ああ、思えばリンクは
なんて美しくて、なんて素晴しい断末魔をあげてくれたのでしょう!
 彼の立派だった性器がズタズタに引き裂かれて、激痛に苦しみ悶える様は
いま思い出しても……あぁ、ゾクゾクしちゃう……」

 ゼルダ姫がサムスが、本来の二人からは想像し得ない言葉をさも楽しそうに
吐き合う。
 ぼくをどのようにして堕とすか。
 ぼくを、どのようにして壊すか。
 
「まーま、二人とも仲良くなさいな。これでしばらくは、新鮮な男のコを楽しめ
ないかもしれないのだから。
 ただし、彼を堕とす最後の仕上げは、私がもらうわよ。そう。パルテナは
堕天使ピットに犯されて、私たちの奴隷になるのよ。うふふふふ……」

 ぼくに、どのようにして、パルテナ様を汚させるか……!
795名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:35:57.75 ID:CzZoSvuV
 あああ……三人の禍々しい手がぼくに伸びてくる!
 やめろ!
 やめてくれ、眼を覚ましてくれよ、みんな!
 こんな、こんなことで仲間の絆が消え去ってしまうなんて、嫌だ!
 だがぼくのこころの叫びは、誰にも届かない。

 ぼくの聖衣が剥ぎ取られて捨て去られる。
 ううっ、パルテナ様のご加護が……

 同時に気がつけば、サムスが妖しげな笑みと共に妖しげな注射器と
薬を手に持って、ぼくに近寄ってきていた。

「や、やめろっ。なんだよそれっ、それでぼくに何するつもりなんだよぉ!」

「くひっ、くひひひ。これか? これをな、お前のその可愛いタマタマにちゅーっと
注射してやる。そうするとガノンも顔負けの大ーきなタマタマの持ち主になれる。
 それで、こっちはチンチンのてっぺんに入れて溶かすカプセルだ。
 入れられたら最後、ビンビンになってとまらなくなるぞ。どうだ嬉しいだろう?」

「ひ、ひぃ、ひいいいッ」

「逃がさない。ほら、おちゅーしゃだぞぉ、ボクぅ。うひゃひゃ、きゃひゃっひゃッ」

 狂ったように笑うサムスがぼくを抑えつける。
 もう抵抗できる力は残っていなかった。為す術もなく、ぼくは自分の大事なところに、
禍々しい薬を入れられ、異様に太い注射針を突き立てらるのを見ているしかなかった。

「ううっ、ううううっ」

 そして薬を注入されると、ぼくの下半身はほとんど間を置かず熱を帯びはじめた。
玉袋の中が、じんじんと痛むのを感じると、まるで腫瘍のように腫れ上がっていく。
 同時に、ペニスはとんでもない大きさに膨れあがっていってしまう。

 そんな風に、あっという間に痛々しく勃起しきった、その、ぼくの股間をサムスはまじまじと
見つめると、大笑いした。

「ああああ……」

「くひっ、あどけない天使にグロテスクなチンポが生えたぞ!
 最高だ! たまんない! くひひひっ……。さあ、それじゃまずは一発、抜いてあげようか」

 サムスがぼくによりそってくる。
 ぴったり密着すると、彼女の真っ暗闇のゼロスーツはヌラヌラとローションでも塗りたくった
かのように濡れているのが解った。
 ああ、なんだか、なんだか……。

「あふっ」

「どうだ、気持ちいいだろ? ほら、おっぱいで挟んでやる」

 サムスの豊満な乳房がぼくの竿を挟み込むと、ヌラヌラと濡れたスーツごしに、
ずり、ずり、と上下しはじめる。
 そのたびに、ぼくの竿はびくんびくん反応をしめす。
796名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:41:25.06 ID:CzZoSvuV
「なんて初々しいんだ、早速イキそうじゃないか? これはしゃぶったら、出てしまうな。ひひっ」

 言いつつサムスはその口を蛸のようにすぼめて、爆発しそうなほど腫れ
上がったぼくの竿を呑み込み、絡みつく舌で先っぽを刺激しはじめた。
 だ、だめだ。
 耐えられない……。

 うううっ!

「だ、だめだ、もうダメだっ。出ちゃう、出ちゃうよおっ!!」

「んううっ。ぷはっ、いいぞ! ほら出せ、出してしまえっ。ビュルビュルって
白くて臭い液をたっぷり吐き出すんだピット! 気持ちいいぞ! きゃハハハッ!!」

 トドメとばかりにサムスはぼくの竿をつかみ、ごしごしとしごき始める!
 だめだ、限界だ!

「うわあああッ!」

 びゅっ!
 びゅうっ、びゅううううううっ!
 
 そんな、音がしそうな勢いでぼくのペニスは暴発した。
 ドグンドグンとペニスの管は脈打ち、大量の白濁液をぱくりと開いた亀頭の
先っぽから、放出していく。
 ねばつく精液が、サムスの顔に、胸に、首に、どろりと降りかかっていく。
だが精液のシャワーを浴びながら彼女はやはり、気が狂ったように笑っていた。

 その射精がどれぐらい続いただろうか。
 気がつくと、ぼくは先っぽから、てろてろと精液の残骸が流れ落ちるペニスを
そそり立たせたまま、ぐったりサムスに胸の中にうずまっていた。

 彼女はその間にもぼくの乳首をつねったり、お尻の穴に指を突っ込んだり
している。
 
「はうっ……うぅ、ぅうう。やめてよ、やめてよぉ……」

「うん、そうだな。そろそろゼルダに交代してやらんと、あっちも我慢の限界だ。
 だがゼルダのは痛いぞ?
 あいつの専門は拷問だからな。きひひ、痛くて痛くて、死んでしまうかもな」

「それはもっと嫌だあっ!」

「じゃあこのクスリを打ってやろう。これを打てば、痛みなんかふっとぶ」

 言ってサムスは、また注射器を取り出した。薬液がどす黒く、見るからに
危険そうな薬だった……。

「これはな、すごくハイで、すごくえっちな気分になれるクスリだ。
 これさえあればゼルダにどんな拷問されたって、気持ちよくなるぞ。
 痛いよりずっといいだろう? まあその代わりに、ワケわかんなくなるがなっ」

 サムスはころころと、楽しそうに言葉をつなく。
797名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:41:59.48 ID:CzZoSvuV
「怖いか? 大丈夫だ心配するな、これは遅効性だからじっくり効く。
丁度、ゼルダの拷問の激しさに合わせるように効いてくるから、
ぞんぶんに楽しむといい」

「ふ、ふざけるな……」

「じゃあ止めとくか。ゼルダ、ほら交代だ」

 ふっと、眼をあげる。
 するとそこには、

「待ちかねました。さあ天使殿、まずはコレからですよ。楽しみましょう」

 ゼルダ姫が狂気に表情を歪めて、共に真っ赤に焼かれた焼き型を手に
持っていた。
 あ、あれをぼくに押しつけようっていうのか……!?

「ひ……!」

 思わず悲鳴をもらしたぼくの喉を、サムスが愛おしそうに撫でた。

「ほら、言っただろ。だからこのクスリを打てばいいんだ。そうすれば、
せめて痛いのだけは緩和するぞ? ん? どうだ?」

 邪悪の誘い。
 いや……だめだ、その手にのっては。
 さっきの薬だけでもぼくはペニスを恐ろしいカタチに変貌させられてしまった
のに、彼女の勧める注射を受けたら、きっとぼくはぼくでなくなるだろう。

 痛みには耐えればいい。
 耐えれば……

「さあ天使殿。サムスと遊んでいる間に、色々な玩具を用意しましたよ。
 どれから遊びますか?」

 ずらり。
 と、ゼルダ姫の背後には下界の人間達がはるかな昔に使っていた、
同じ人間に苦痛を与えるためだけの拷問具が揃っていた。

 鋭い刺の生えた鞭。ローラーで体を張り裂けるまで伸張させる拷問台。
 錆びたノコギリ、異様なネジ、頭を締め付けて破壊する道具。
 性器に取り付ける万力のようなもの、刺だらけの椅子。
 そして……鉄の処女。

 ぼくは天界から、それで殺された人々を眺めてきている。
 恐怖で全身が震えあがっていくのを感じた。それなのに、勃起がいっこう
に収まらない。

 いやだ。
 いやだいやだいやだ。

 ゼルダ姫がぼくの全身をねっとりとした視線で捉えつづける。
 これからはじまる、恐ろしい世界を想像にして彼女はニタニタとした笑みを
浮かべている。

 やめてくれえっ! 
798名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:42:56.84 ID:CzZoSvuV
 あまりの恐怖に、ぼくの決意はもろくも崩れ去っていった。

「サムス! 解った、ぼくにクスリを打ってくれっ」
「そうそう。それが良い判断だ、ピット。くひひひ……」

 ぼくはサムスの言いなりになって腕を差し出す。彼女は、とても楽しそうに
ぼくの腕をずるずるとまさぐったあとに、いちばん血管の浮き出ている場所を
見つけ出して、そこに黒い薬液の入った注射針を射し込んでいった。

 あああ……。

 ぼくは、いま、悪魔と契約をしてしまった。
 きっとぼくは壊れてなくなってしまうのだろう。だが、それでも……

「サムス! はやくしなさい、もう我慢の限界です」

 じゃきんじゃきんと、巨大な鋏のようなものを打ち付けるゼルダ姫をみると
せめてサムスのいった言葉にすがって、信じるしかなかった。
 やがて注射は終わり、ぼくは若干ぼぉっとしたような感じになる。

 ふっ……と背中を押されてゼルダ姫の方へと歩かされた。
 彼女は、ぼくを優しくだきとめると、柔らかい口付けをしてくれた。暖かい……。


「さあ始めますよ。まずは隷属の焼き印を押しましょう。あなたは今日から天使でなくなるのです」

「天使でなくなる……」

「そう。あなたはブタです。単に人間に狩られるためだけの、哀れな家畜です」

「家畜……そんな、ひどいよ……」

「クク、いいですねぇ、その表情。サムス、ご苦労でした。これでこのブタの感度は
最高峰に達しています。いまなら縫い針一本刺されただけでも、激痛にのたうち
まわるでしょう」

「!……!!! だ、騙したな、騙したなあっ……!」

 後ろでサムスが笑い転げている。つられてピーチ姫も。
 うう、うううう!

「騙されるあなたが愚かなのですよ、子ブタさん。ククク……そーれっ」

 赤々と熱された、不気味な焼き型がぼくの額に押しつけられた。その瞬間、

「ぁつ、あぎゃっ、うぎゃああっああっぎゃあああァアアアアアあぁぁあああッ!!」

 熱、あづいあついやめやめてやめてくだください、ゼルダ姫、ぜるっ、ゼルダ姫さまっ
慈悲をっ、どうかっ、うぎゃ、死ぬっあっ、うぎゃああがっ、ぐがああああっ……!!








799名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 20:43:45.83 ID:CzZoSvuV




























 ここで、ピットの思念は途絶えている。
 彼の思念を読んだパルテナは震えていた。ここまでの事態、もはや自分の力だけでは
解決できはしない。
 それどころか、近いうちに自分にもその被害は及ぶだろう、と。

 それもこの、ピットの思念は、三日も前のものだ。
 世界を覆う暗雲が、天使の思念を飛ばしにくくしているから、もう思念の会話もできない。

「ピット……」

「呼びましたか、パルテナ様」

 その声にパルテナが、はっと振り向いた。聞き慣れたはずの、しかし妙にしゃがれた声に。
だが同時に、彼女は振り向いたことを深く深く後悔することになるのだった……、


END
800名無しさん@ピンキー:2012/04/13(金) 17:09:00.55 ID:75shXxfu
これはいいリョナBADEND……
801名無しさん@ピンキー:2012/04/20(金) 17:37:47.83 ID:Mrg6PKsC
保守
802名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 06:06:25.23 ID:Wpg11QIX
保守
803名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 06:28:20.83 ID:Nd2FB1md
どうせ最後の最後、本当の最後にソニックがいいところもって行くんだろうなー と考えつつも乙
804名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 21:49:27.14 ID:QYuRrWUT
上のブラックなSSの続編をわくてかしてもうすぐ1ヶ月たちそう
805名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 03:05:30.09 ID:+DUh+0n7
スマブラのニコ生配信とか観てるとまだ意外とやってる人いるんだな
このゲーム
806名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 19:36:50.02 ID:bvrgklDs
スマブラはだいたい次の機種が出るまで、あるいは出てもしばらくはプレイヤーはたくさんいる。ぼっちでなければ
807名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:58:06.91 ID:9X8rEI9x
ほしゅ
808名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 13:23:39.25 ID:YgZD0XAO
保守
809名無しさん@ピンキー:2012/07/15(日) 04:08:18.46 ID:5y51BfTH
敵目線で書いてみる



ブチュルスの生態

地面から赤い唇をだしたまま獲物が近づいてくるのを待っていた


「ふふふ…来たわね」

食料が埋まっていると勘違いした獲物は赤い突出物を真上から覗き込むと地面に埋まっているブチュルスは勢いよく獲物の顔に飛び付いた

ブチュゥ〜 ブチュゥ〜
「んん… 美味…」

獲物は驚いて顔に吸い付いてくるブチュルスを引き離そうとする

「んふふ…離さないわ」
ブチュルスの吸い付きが強くなり獲物の力を吸い取る

獲物は徐々に力を失いその場に倒れてしまう

倒れた勢いでブチュルスは一旦獲物から離れる

「ふふふ…みんなでておいで」

一匹のブチュルスの号令で周りに埋まっていたブチュルスが次々と現れる

「久々の食事ね…」
「私は胸を頂くわ…」
「じゃあ私は立派なおちんちんを…」
「そこは捕まえた私が頂くのよ」

一斉に飛びかかるブチュルス

獲物は全身を吸われ
体液・精液を吸われ続ける

獲物が死にそうになればマキシマムトマトを与え何度も吸い続ける

何度でも 何度でも
810名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 17:58:37.47 ID:3yzu7MUK
811名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 23:30:29.20 ID:N+UxZ9Cq
ポポと引き離されたナナ 体力がなくなっても一人ではフィギュアになることすらできず、亜空軍のいいようにされて精処理玩具に……
812名無しさん@ピンキー:2012/08/01(水) 01:13:00.32 ID:o6fIosYh
>>765
すまん
遅レスだけど、それ俺が書いた奴かも
マンガ版メトロイドやメトロイド2のCMのイメージで書いてた

今はサムスも結構喋るようになったけど、当時はフュージョンぐらいでしか喋らなかったしなあ……
(GBAはもってなかった)
813名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 13:36:47.77 ID:rIvezfXy
ええっとキャラ崩壊注意してください。
ピットが中二病です(
大人化にもご注意を・・・。

「我が名は天聖ピット!」
出た。
ピットの中二病・・・。
「かわゆす!!」
というのは俺の彼女のナナ。
今じゃすっかりカップル・・・。
「やっぱりショタって可愛いよね!」
「でもいくらあれは・・・」
「中二病も可愛いじゃないの!」
「え、俺としてはもう痛くて痛くて・・・」
帰り道、俺はナナとそんな話をしていた。
するとナナがこんなことを言い出した。
「ピットくんをヤって見ない?」
「!!?」
かなり混乱した。
ショタを攻めるのなんて始めてだから・・・。
「まてよ、おれショタを攻めるのなんて始めて・・・」
「始めてだからやるのよ。私も始めてだし」
「うーむ・・・」
うまいこと言われた。
814名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 13:54:10.01 ID:rIvezfXy
「それじゃあ、いつもピットくんがいるあそこに集合ね!
じゃ!」
「えぇ・・・、ちょ・・・、ま・・・」
決まってしまった。
もういくしかない・・・。
次の日、俺は約束した場所にきて、ナナを待っていた。
すると二分後・・・。
「おまたせー!」
走って俺に声をかけるのはナナだった。
気がつくとピットはもうすぐそこにいた。
「よし!じゃあ・・・」
とピットの背後にきてそして、
「やっ!」
捕まえた。
「ポポも手伝ってよ」
「じゃあどうしろと?」
「気絶してるから、なるべく急いでこの子を運んで」
「どこへ?」
「私の部屋」
「う・・・うん・・・っておも」
そしてダッシュでナナの部屋にかけこんだ。
そして手首や足を縛って、
スパッツを脱がして、
そして全裸にさせた。
早速俺らもズボンを脱いで、
そしてベッドへピットを移して・・・。
815名無しさん@ピンキー
準備完了。
「可愛いチンポ・・・」
と言って、ピットのチンコをしゃぶるのはナナであった。
俺もピットのアナルにチンコをいれた。
「ほう・・・」
なかなか気持ちよかった。
そしてピットは目が覚めたようだが・・・。
「ああ・・・」
早速声をあげた。
「う・・・、出る・・・」
面倒なので中出しした。
ピットも、
「んああ・・・!」
と言ってイったようだ。
やはりナナのフェラは最強・・・。
するとナナはフェラをやめて、
パイズリを始めた。