ライアーゲームでエロパロ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
ゲームに負けた神崎直が売春ルートに売り飛ばされる鬼畜なやつをお願いします。
2名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 18:34:10 ID:za6gYnDd
メインはフクナガだろjk
3名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 21:56:45 ID:FRKZm2IE
なつかしいな‥賑わってた頃のライアーのスレ‥
なんで今ライアーのエロスレが無いのか現スレ主は知らないのか‥そっか
4名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 16:05:13 ID:XotRiKRM
じゃあ直とコサカさん頼む
5名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 18:47:36 ID:xiIFFOcK
ドラマ版直タンと秋山さんは別々の道を歩いてるな
賑わってた頃が懐かしい。
絵本風味のギャグ作品とかもあったな。
6名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 20:52:19 ID:MC5bAlJz
自分は脳内会議が大好きだった‥その当時はROM専だったんだけどw
7名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 02:08:57 ID:WDOy+P/7
>>6
懐かしいw
まとめサイト昔あったよね?
まだあるのかな
8名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 03:44:21 ID:w9XT2540
>>7
俺が知ってるのは
ttp://yaplog.jp/liar_game4/index/だな
当時から居たけど、>>3てどういう意味??
9名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 01:17:54 ID:uiFTR8AE
小ネタ・秋直・エロなし・台詞変更あり



「秋山さんSとMって何ですか?」

直が無意識の上目遣いで秋山に聞いてくる。
他の参加者の視線が彼に突き刺さる。
‥そうか、直はそんな事知るわけないよな‥
秋山の頭上で天使と悪魔が戦い始める。

天《直は今時珍しい位、純粋な娘なんだよ!大切にしてあげなきゃ》
悪《誰かに奪われる前に奪ってしまえ!》

‥奪われる‥?直の純潔が誰かに‥?
悪《奪ってしまえ!》

「‥秋山さんどこか具合悪いんですか?」

ハッとすると
不安げな表情を浮かべた彼女が目の前にいた。
他の参加者は各々雑談をしていた。
直にだけ聞こえる様に、彼女の耳元で囁く。

「いやどうもしないさ。‥それより直、今夜君の部屋に行っても良いかな?」
「えっ?私の部屋ですか?構いませんけど」
「‥じゃあその時、さっきの件について説明するよ。実践も入れてさ」
「本当ですか?ありがとうございます!‥でも実践って?」
「ん?‥その時になれば分かるよ」
「はい分かりました!」

―翌日―

「どう?これで理解出来た?」
「‥はい」

いつもはポーカーフェイスな秋山はやたらと上機嫌でにこにこしており、
その一方、いつも明るく笑顔だった直は、何故か常に俯きがちに加え体調も優れないのか、ぐったりと椅子にもたれていた。
また時折、足腰を庇う姿が、他の参加者達に目撃された。



End.
10名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 23:08:15 ID:3HpDqR7c
ネ申降臨age

GJ!!!
直タソ可愛いよハァハァ
11名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 05:29:44 ID:Z9Efdwmv
ナオは処女じゃなかろ〜

可愛くて巨乳で疑うことを知らない世間知らずのお人好し
カモがネギしょってカセットコンロと鍋まで用意してるようなもん

ぜって〜どこかのヤリチンに騙されて姦られてるって!


……って路線で誰か書いてくれ
12名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 09:08:28 ID:wiXI9orj
おお!復活しとる!しかもまとめサイト久々に発見して感動した!
13名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 18:49:25 ID:VCYZog2e
ナオちゃんをラブシャーに参加させて下さい
14名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 11:44:53 ID:kfWogt5U
ヨコヤァァァ!!ネタも良いよな‥
15名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:37:47 ID:ZWJZvgpp
脳内会議とかすごい懐かしいなw
16名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 01:31:58 ID:xDSCtSI3
>>13
ナオちゃんをブラジャーにさせてあげてください
17名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 03:07:52 ID:uDKaIgVG
>>16
え?ナオちゃんにブラジャーをさせろって?

よし俺が着けてやる!
ノーブラとはけしからんきょぬータソだw
181/3:2009/03/13(金) 15:07:36 ID:VqQ5bji4
エロ職人さんが来るまでの暇つぶしにどうぞ。

秋山×直 エロ無し
仲間以上恋人未満な原作8巻終了時点のお話

「ねえ、秋山さん」
なんだよ、と直を振り返る。

「秋山さんに、守るって言ってもらえたの嬉しかった」

直の顔を見れなくて、こちらの表情が見えないように背を向ける。
あの時なんの気もなく言ったことが今になって恥ずかしい。
こっちの恥ずかしさなど気にも留めず、直は続ける。

「でも、私も秋山さんの役に立ちたかったんです…
三回戦の時みたいに苦しい思いをさせたくなくて、
その苦しみを少しでも私が肩代わりできたらいいのに」

彼女は強くなった。
最初であった時から比べたら嘘のように…いや
であった時があまりに弱かっただけだろうけれど、
苦しむ人を救いたいという思いが彼女をここまで強くした。

信と不信に揺れる世界で信を取る。
そのバカ正直さが彼女の取り柄であり弱点でもある。
弱点は自分やフクナガが補えばよい。

いまや彼女はライアーゲームに怯える小娘ではなく
自分と同じ目的を持った仲間に成長していた。
けれども、最終的に目指すことは一人の勝者が多額の負債を抱えること。
その役割はどうしても彼女に負わせる気にはなれなかった。

「君は、強くなったよ」

これからも汚れない正直さで居て欲しかった。
苦しみ続けることなんて彼女に似合わなかった。
彼女自身を好きかどうかだなんてことは置いておいても、
苦しむ彼女がぱっと明るくなるその瞬間が好きだった。
192/3:2009/03/13(金) 15:08:25 ID:VqQ5bji4
「秋山さんが居たから、私、頑張れたんです。
これからも…秋山さんが居るから頑張っていける。
秋山さんは色んなこと考えて自分のことを後回しにしてます、
だからせめて私くらいは秋山さんのことを考えちゃだめですか…?
あっ、フクナガさんも秋山さんのこと…むぐ」

「フクナガのことは言わなくていい…!」
「やっとこっち向いてくれましたねっ」

直の口を塞いでいた手を握られる。
退こうにもしっかり両手で握られていて、下がれば直も下がってくる。

「秋山さんが誰にどう思われようと、
私は秋山さんのこといい人だって、優しい人だって思ってますから」

笑顔でそう言ってから、直はふと思い出したようにささやいた。

「フクナガさんのこと苦手なんですか?さっきも二人で話してたのに」
「いや…その、普通ニューハーフに興味なんて持たないだろ…?」

近くにフクナガが居るわけでもないのに思わず小声になった。

「中身は乙女ですよ?」
「いあそれは置いといてやっぱりほら…」
「うーん、フクナガさんなら応援しちゃうのに」
「…お前自分で言ってることわかってるか?」

きょとんとする彼女の額に自分の額をゴツとぶつける。

「きゃ、痛いじゃないですかっ」

にやりと笑って、至近距離で彼女の目を見つめたまま目をそらさずにおく。

「目の前に女とニューハーフが居たら女がいいって普通は言う」

直の色白い肌が面白いくらいに赤くなったのを確認して顔を離した。
しばらくおろおろと困っている様子を楽しんでいると、
秋山さんはやっぱりずるいとか上目遣いに睨んでくる。

「ずるいもなにも一般常識だぞ」
「わ、私の気を知らないで…」
「なんでそんなにお前は俺とフクナガをくっつけたいのか…」
「乙女心は複雑なんですっ」
「ああそう…」

聖母のような余裕をかましたかと思えばいたずらにちょっかいを出す。
いたずら仕返せば真っ赤になっておどおどし、
不思議がれば乙女心がどうので流してしまう。
素直にころころと感情を見せるのが面白くて、
次はどうからかってやろうかと考えたくなってくる。
203/3:2009/03/13(金) 15:08:49 ID:VqQ5bji4

「で、その複雑な乙女心がなんで俺とフクナガをくっつけたいわけ」
「えっ、それは、お世話になってる二人だから幸せになってほし」
「ふーん」

この直のことだ、フクナガの恋心を応援しようとか思っているのだろう。
それにしては矛盾だらけだ。

「それでフクナガが幸せでも俺が幸せじゃなかったらどうすんの?」
「…それは、えっと…困りますね…」
「だろ、だから気を使わなくていいって」

俯いたまま、直が言う。

「私…秋山さんには幸せになってほしくて」
「フクナガとお前なら、お前と居る方が気休めになるけどね」

何気なく吐いた言葉に、直ががばっと顔を上げた。

「ほんとですかっ」
「嘘じゃねえよ…!」

嬉しそうな顔を見ているとなんだかまずいことを言ってしまった気がしなくもなくて
今自分が何を言ったか思い出してみる。

(俺は気休めになるとしか言ってないぞ…!)

「じゃ私これからも秋山さんの気が安らぐように頑張りますから〜!
秋山さんに頼られる人になります!」
「あ…ああ、そう…」

妙に嬉しそうな直が自分の腕を掴んで手を引く。

「お夕飯食べに行きましょう!」
「もうそんな時間か」

歩き出して手が少しずれると、こちらの指を掠めて直の手が宙に浮かんだ。
その瞬間、反射的に離れた手を引き寄せて指を絡ませる。
自分のしたことに気付いて、一瞬どきっとするが、
直が振り返らず何も言わずそのまま歩き続けるので、
手を繋いだまま二人で夕暮れの街へと繰り出して行った。

END.
21名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 15:13:02 ID:VqQ5bji4
以上です。エロなくてすいません。
7巻の「お前のことは必ず守る。信じろ」に感動したもので。
22名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:19:21 ID:Vp/gI9be
何か知らんが感動・・・w
23名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 02:42:31 ID:kDhRJfRo
保守るわよ〜秋山!
24名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 03:54:37 ID:UwnV/TmP
そろそろフクナガ×アキヤマが投下される頃だと思うんだ
25名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 19:37:53 ID:fjRsCWIj
最新巻でフクナガが秋山に
気があるっぽいって直が言ってたもんな。
でも、俺はあえてフクナガ×直の百合?プレイを希望。
26名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 10:37:35 ID:K7l/fN/j
原作フクナガってさ、どうすればいいかわかんね
エロパロ的に
教えてエロい人
27名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 02:14:54 ID:5RUr/XNd
フクナガさんは攻めage
28名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 21:20:32 ID:XTF1lWNI
自分でSって言ってるしね
29名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 01:15:52 ID:Y3czPm0b
へぇ
30名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 17:58:22 ID:EyR+Ydw7
「ナオ、あんたそんなにオボコい知識しかなかったら秋山を振り向かせるなんて無理ね。
アタシが教えてあげるわよ。ついでに体も開発してあげる。」

秋山とナオ、両方味見する福永
31名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 07:56:53 ID:/SfAhJVG
ちょ、フクナガさん美味しいなw
32名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 19:09:06 ID:DY6s4bLN
フクさん祭り
33名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 13:49:05 ID:OG7m/nY3
保守
34名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 00:26:51 ID:1j2MFSkn
小田霧響子さんも混ぜてやってはくれないか
35名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 04:42:20 ID:SxW5RTFA
オダキョのエロさが正直わからない俺がいる
36名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 10:48:27 ID:xysnZ51t
続編と映画化age
37名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 13:45:24 ID:GIuorxZD
オダキョとフクナガと渡久地東亜は兄弟かなんかか
どうもキャラがだぶるね
38名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 22:43:39 ID:jAZgIbuM
渡久地とフクナガは同じマンションに住んでます
39名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 14:27:15 ID:KaZ3fuZk
え、トクチ×フクナガだって?
40名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:25:44 ID:w7MoFsjA
甲斐谷総合で良くね?
41名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:34:07 ID:87mSaDMW
エリ直ください
42名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 03:01:14 ID:MuJmjvFu
渡久地もフクナガもドM
間違いない
しかし男同士はキモイから無しにしてくれ
43名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 00:38:03 ID:ooCzb3oG
>>42
下を脱ぐまでは絵的にわからないから無問題
44名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 01:06:35 ID:urg0uGys
小田霧×フクナガ
巨乳同士
但し片方は偽乳
45名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 05:36:16 ID:dFshTesO
ライアの巨乳担当はナオたんに任せとけ
46名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 20:41:58 ID:1w8YcZie
ドラマスレが復活したからもしかして…と思ったらパロスレも復活
してたんだ!!!うわー乗り遅れたw
前盛り上がってた頃の保管庫ってまだ閲覧できるところあと一つ
二つあったと思ったけどPC壊れてURLわからん…
でも当時の同志もぽつぽついるみたいで心強いね
ほのぼの小ネタSS落として下さった方々本当にGJでした!
またいっぱい人戻ってくるといいなー
47名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:53:57 ID:pBqT3lrK
>>44
偽乳言うな
48sage:2009/05/12(火) 04:12:53 ID:CeknVSua
保守
49名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 19:07:11 ID:4OlDXz5e
ほす
50名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 10:50:04 ID:/8pElI71
静かだな……
51名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 10:00:59 ID:I8Vt2EET
まとめサイトってのあったのか…。自分が前に投稿したSS発見して死ぬほど恥ずかしいんだがwwww
52名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 23:05:36 ID:jUYACbJP
恥ずかしさを払拭するため、新たなエロパロを綴るんだ!
53名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 17:01:32 ID:i6MoAID2
>>52
書いてはいるがどうエロに持っていけばいいか悩んでる/(^0^)\
54名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:04:27 ID:q8zgmcLC
エロなし作品もおkだお!
55名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 17:31:44 ID:htB8EmOc
君の作品を読みたいな!
56名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 00:41:16 ID:HxCrCZIM
投下待ってます!!
57名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 02:34:59 ID:K/++uaFf
エロなしエリ→直って需要あるだろうか…?
58名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 09:32:02 ID:qbLRr1Ey
ない
59名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 13:40:24 ID:hCeTOKuF
自分は読んでみたいよ!
601:2009/06/17(水) 04:10:41 ID:a0nKssGg
ライアースレ復活嬉しいです……!

復活記念に秋直エロ有りSS一本投下させて頂きます(`・ω・´)


ここ数日、体調が悪いという自覚があった。
秋山が起き上った瞬間、ぐらりと世界は揺れ、天井の蛍光灯が視界の端を横切っていく。
平衡感覚がおかしい、そう秋山が感じた時にすでに身体はベッドの上へと倒れこんでいた。
体温計などというものは秋山のこの部屋には置いていないけれど、高熱が有るのは間違い無さそうだ。
(――参ったな)
ひどい頭痛に襲われて考えがまとまらない。
昨晩から微熱が有るのは感じていたけれどまさかここまで悪化するとは考えていなかった。
夕食さえ抜いて早々に取った睡眠もまるで功を奏さなかったようだ。
結局起き上ることは諦め、半日横になってみたものの体調は全く改善しそうにない。
ぼんやりと冷蔵庫の中身を思い返してみても、飲み物ですらろくに無かったような気がする。

こんな時に頭に浮かぶ顔はたった一人で、皮肉なことに一番この状況を知らせたくなかったのも彼女だけれど、そうも贅沢を言っていられない状況に秋山はカンザキナオに短いメールを送った。

日も傾きかけた頃、両手いっぱいの荷物を抱えたナオが秋山の部屋を訪ねてきた。
息を上がらせているところを見ると駅からの道のりを相当急いできたらしい。
「秋山さん……!大丈夫ですか!?」
「――うん」
「全っ然大丈夫そうじゃありませんよ!」
普段頼りない風情の彼女にこんなに素早い動きが出来たのかと秋山が妙な感心をしているうちに、ナオは固く絞った熱いタオルと着替えを秋山に差し出した。
「まだジーパンのままじゃないですか。汗もかいてるし、とにかく先に着替えてください!」
秋山がのろのろと着替えを始めた時には既にナオは小さなキッチンと向かい合っていた。
「最後の御飯はいつ食べました?」
「…………昨日の昼」
「信じられません……!丸一日何も食べてないじゃないですか!」

気分が悪くて食欲がなかったなどと反論しようものなら、「そういう問題じゃありません!」とさらに怒られそうで秋山は大人しくベッドに潜り込む。
いつの間にかシーツは取り換えられ、枕の上には氷嚢が置いてある。
山ほど抱えた荷物の中身は食料品以外にも色々有ったらしい。
612:2009/06/17(水) 04:12:22 ID:a0nKssGg
「どうしてこんなに具合が悪くなるまで何も言ってくれないんですか?」
秋山の額に冷たいタオルを当てながら呟いたナオの声は秋山を非難する訳では無く、ただ寂しげな声音だった。
先程まで休みなく働き続けていたナオはベッドサイドへ膝をつき、心底心配そうな表情で秋山を見つめている。
今の秋山を病床の父と重ねているのか、ナオのその不安げな顔は泣き出しそうにも見えた。
「――悪かった」
「いえ……。あっ!もうおかゆが出来ますから」
小さくかぶりを振って、ナオが立ち上がる。
キッチンへ向かう彼女の背中がいつも以上に頼りなさげで秋山は思わず抱きしめたい衝動に駆られた。
それから丸一日ぶりのまともな食事も終え、ようやく人心地がついた頃、薬が効いてきたのかいつの間にか秋山は眠っていた。


まず視界に入ったのはうっすらと差し込む街灯でぼんやりと浮かび上がる天井だった。
暗闇と静寂の中、ふと気になって耳を澄ますとかすかな寝息が聞こえる。
彼女がまだそこに居ることになんとも言えない安堵感を覚え、秋山は思わず苦笑いを浮かべた。
ベッドの縁に沿って手を滑らせると柔らかな髪に触れる。
ぽんぽんと軽く頬に触れると、ベッドサイドに頭をもたせ眠っていたナオがゆっくりと顔を上げた。
「……ん、あきやまさん?」
「そんなとこで寝てるとお前まで風邪ひくぞ」
「あ……いつの間にか私まで寝ちゃいました」
まだ眠たげな瞳をこすりつつ、ナオは秋山の顔を覗きこむ。
「気分はどうですか?」
「――おかげでだいぶ良くなった」

まだ熱で朦朧としている感じはあるものの、先ほどまでのめまいと頭痛は治まっている。
「俺はもう平気だからそろそろ帰れよ。今日は送ってやれないから」
「あの……、このまま泊っていっても良いですか?」
「風邪が移っても知らないぞ」
「大丈夫ですよ!」
何の根拠も無く断言したナオは両手を秋山の頬に添え、自らの額を秋山のそれに押し当てる。
「なかなか熱、下がりませんね」
軽く眉をしかめ難しい表情をしたナオは次いで秋山の首筋へ手のひらで触れる。
「お前の手、冷たくて気持ちいい」
「気持ちいいですか?」
「ああ。――もっとして」
「もっと……ですか?」

「だからさ…………」
秋山はナオの手を取り、ベッドサイドから自分を覗き込む彼女を引き寄せ、耳元で囁いた。
秋山の言葉にナオは一瞬ためらったものの、頬をほんのりと染めこくり頷いた。
「ちゃんとむこう、向いてて下さいね」
「はいはい」
下着姿になったナオはするりと秋山の隣に滑り込んだ。
「これで、いいですか?」
「うん」
ふと秋山がベッドサイドに目をやると、ナオの衣服はきちんと畳まれベッドサイドに置かれている。
そんな動作の一つ一つが彼女の几帳面な性格を物語っているようで微笑ましかった。
623:2009/06/17(水) 04:13:27 ID:a0nKssGg
ぴたりと身体を秋山に寄せた直はどこかぎこちない仕草で彼のシャツのボタンを外し、その胸に頬を寄せる。
「秋山さん・・・すごく熱いです・・・・・・」
「イヤ?」
「違います! 全然イヤなんかじゃないですよ・・・!」
ただ、心配なんです……そう呟いたナオは秋山のうっすらと汗ばんだ肌に浮き出た背骨を辿り、広い背中を優しくさする。
火照った体にひんやりとしたナオの肌が心地いい。
なめらかな皮膚は手の平に吸いつく様に滑らかだった。
「やっぱりお前の体、冷たくて気持ちいいな……」
秋山がナオの肩口に頬を押し当てると、そっと延ばされたナオの指が慈しむように彼の髪を撫でた。

「さっきはすごく心配しました……」
「ごめん……」
心配をかけたくなかったのと、頼りない姿は見せたくないという小さな意地のせいで連絡するのがためらわれていた。
けれど、ナオの表情を見た途端にこんな顔をさせるんじゃなかったと後悔が秋山の胸を占めた。
「秋山さんにまで何かあったら私・・・・・・」
「大丈夫だって・・・・・・」
「早く元気になって下さいね」
「ああ……」
秋山に背中に回されたナオの腕に力がこもる。
うつむいたままの彼女の額に秋山はそっと唇で触れた。
「秋山さん・・・・・・」
まだ不安げな表情のナオのまぶたから頬へと秋山は触れるだけのキスを繰り返す。
柔らかな唇の感触に顔を上げたナオの唇に秋山はそっと自分のそれを重ねた。
秋山にさらに深い口づけをねだる様にナオの唇が僅かに開き、濡れた感触が伝わる。
ちゅっと音を立て、ナオから秋山へキスを繰り返す。
「そんな事すると、本当に風邪が移るぞ」
「――それでも良いです・・・・・・」
ちろりとナオの紅い舌が秋山の唇をなぞる。
「こら・・・・・・」
たしなめようと秋山が視線を落とすと、ナオは拒まれることを恐れるようにぎゅっと秋山にしがみついた。

「ん・・・、ん」
いつもと同じように秋山へ体をすり寄せるナオの仕草も普段の無邪気な甘え方とはどこか違っていた。
目に見えない何かを怖がる様に、すがる様にナオは秋山の唇を求めている。
何かを懇願するような憂いと悲しみを含んだナオの瞳に秋山の胸が締め付けられた。
彼女の不安や悲しみの全てを払拭してやりたいと強く思う。
弱々しい彼女の様子が秋山に彼自身も不思議に思うくらいの庇護欲を抱かせた。
儚げな身体のそこかしこに口付けてナオに自分の存在を刻みこみたかった。
634:2009/06/17(水) 04:15:10 ID:a0nKssGg
どうしようもないほどの欲望。
こんな時に、と考える辛うじて残った理性のかけらは全く身体を押し留めはしない。
(きっと全部熱のせいだ・・・・・・)
熱と衝動に駆り立てられ秋山はナオの華奢な身体をきつく抱きしめた。
「駄目ですよ……! 大人しくしてないと風邪が治りませんよ」
秋山の口付けが耳元から鎖骨まで降りてきた辺りで、ナオが焦ったように声を上げる。
「いい子にしてただろ。――さっきまで」
「んっ……」
「それに――最初に誘ったのはお前だろ」


「……っ!」
ナオの次の言葉を待たずに秋山は彼女の唇へ自分のそれを重ねた。
グミの様に心地よい弾力を持った少女の唇はひんやりと心地よく、秋山は何度も口付けを繰り返す。
ナオが身につけていた頼りなく小さな布地は、秋山の器用な指先で簡単に取り払われる。
「あっ……だめ…」
秋山は体全体でナオを押さえつける様に抱きしめ、ナオのわずかな抵抗を封じた。


「……駄目、ですってば!」
大型の肉食獣に襲われる小動物はこんな気分なのかもしれない。
そんな事をナオは頭の隅で考えた。
鋭い牙の代わりに秋山の熱をもった唇が貪るようにナオの首筋や胸元のやわらかな皮膚をきつく吸い上げ甘噛みする。
まるで食べられているみたいだと思いながらナオは秋山の背中へ腕を回す。
細身ではあるが筋肉質な背中。
秋山のその引き締まったしなやかな体は豹を思わせた。
「――んっ!」
ナオの喉元の窪みを秋山の舌がなぞり上げ、そのまま強く吸われる。
息苦しさとこみ上げる甘やかな感覚に息が詰まる。
645:2009/06/17(水) 04:16:32 ID:a0nKssGg
日頃の余裕も技巧も感じられない程に性急な秋山の愛撫。
それでも彼に触れられているというだけでナオの身体は敏感に反応する。
形よく盛り上がった双房の柔らかな肌の上、存在を主張するように薄紅色に色づいた頂点が固く尖っている。
誘われるように口づけ、軽く吸う。
「っふぁ・・・・・・」
期待以上の反応に秋山はさらにそこを吸い上げ、唇でしごく。
「んっ・・・っ」
ナオが身体を震わせる度に、豊かな乳房の上に揺れるもう片方の蕾を指先で捕らえる。
「あっ・・・あぁ!」
どこまでも敏感な彼女の反応。その声も反応も全てが愛らしく愛おしい。
「ん……あ、あっ」


「――ひゃっ…ん」
秋山はまだ僅かに透明な果蜜が滲みだしただけの蜜口に、揃えた人差し指と中指を押し込める。
「あっ・・・つ、ぅ・・・・・・」
直の体がびくりと震え、前触れも無い進入を拒むように、彼女の内壁は秋山の指を締め付けた。
「やぁっ!・・・んっ」
秋山は二本の指を挿入したまま、親指で花裂の先端から最も敏感な突起を探り出す。

小さく尖った花芯を指先で捕らえ、蜜液を馴染ませるながら強く、弱くとこねるように刺激する。
まるで微弱な電流の様な刺激が直の背筋を駆け上がった。
指の動きは止めないまま、秋山は直の下腹部に手の平を押し当て圧迫する。
僅かに角度をつけた指先が更にナオの深部に押し当てられる。
「っつ・・・ぅ・・・・・・」

「あ・・・っ、秋山さ・・・奥っ・・・くる・・・し・・・・・・」
事実、まだ十分に慣らされていない状態のナオは秋山の指を受け入れるだけで精一杯の様子だった。
「もっ…、抜い…てくださ……」
「じっとしてればいいだろ」
「だってっ・・・そん、なの・・・できなっ・・・!」
親指でじわじわと花芯を刺激され、直は自らの意志とは関係なく腰をくねらせる。
秋山の指が僅かに位置を変えるだけでずきずきとナオの身体の中心が疼く。
次第に潤み出した柔らかな襞の感触を楽しむように指先を押し当てながら滑らせる。

「ふぁっ・・・は、ぁ・・・・・・」
体中で一番敏感な箇所を捕らえられ、逃れようと身をよじるほどにかえって直の身体は甘い苦痛に苛まれる。
まるで飴と鞭を両方同時に与えられる様な秋山の愛撫に直は必死に身体を固くして耐える。
そんなナオの行動に秋山は不敵な笑みを浮かべるとぐい、と親指で薄い皮膜を持ち上げ、剥き出しになった花芯に直に指先を強く押し当てそのまま前後に動かす。
突如湧き上がった鮮烈な快感にナオの瞼の奥が真っ白になる。

「――っ!」
思いがけない強い刺激に直が大きく体を震わせた分だけ、二本の指は更に深部を圧迫した。
「う・・・あ・・・」
自らを追いつめるようにナオの腰が動き、快楽を享受する。
直はぎゅっと目を閉じ何とか動きを押し留めようと試みるものの、秋山の指がくちゅりと淫らな水音をたて微かに花芯を掠めるだけで彼の手に再び腰を押し当ててしまう。
「あ、あ・・・ふぁ・・・・・・」
いかにも清純でまだあどけなさを色濃く残す仕草や容貌とは裏腹に、ナオのその身体は一度腕に抱けばどこまでも感じやすい。
決して秋山以外の誰にも見せることはない熱を帯びて潤んだナオの瞳は彼に堪えきれないほどの支配欲を抱かせた。
656:2009/06/17(水) 04:18:17 ID:a0nKssGg
「……ごめん、もう入れる」
「――っ!!」
ナオがその言葉の意味を理解するよりも先に、彼女の背中の下から腕を回し肩を押さえ込む。
逃げ場のない体勢で秋山が張りつめた自身を強引に最奥まで押し込めると、ナオは背中を弓なりに反らせ小さく悲鳴を上げた。
「……っふ…」
指先よりも更に熱を持ったそのその存在。
蜜奥を一杯に満たし押し広げるその質量に、トクリと溢れた蜜液がナオの脚を伝う。

「あのさ、手加減できるほど余裕がない……」
・・・・・・今気づいたんだけど。
小さく囁いた言葉通り、半ば強引に挿入したそれを全く手加減なしに引き抜き、再び突き上げる。
強すぎるその刺激にナオの頭が真っ白になる。
「あっ・・・は、・・・っ」
苦しいくらいに抱きしめられ、荒々しく突き入れられる。
乱暴さともまた違う激しさをナオはただ必死に受け入れる。
身体の中心からこみ上げてくる何かを快感だと判別する余裕さえ与えられず、ナオの体は秋山自身でシーツに繋ぎ止められた。
まだ完全に受け入れることの出来る状態ではなかったそこは次第にその熱に蕩かされる様に綻び、柔らかな内壁が秋山へ絡みつく。

「んっ・・・! んっ・・・」
抱かれることは初めてではないが、今までの優しく穏やかなそれとは全く異質な交わりにナオの体は翻弄される。
(や、だっ、やっ・・・も、だめっ・・・・・・!)
「ひ、・・・あっ・・・・・・!」
ひたすらに最奥を突き上げられ、高ぶっている自覚さえないままにナオの体は唐突に絶頂に達する。

びくびくとナオの体が震えてもなお、秋山の動きが緩められる事は無い。
敏感になった体により鮮明に秋山の熱が焼き付けられる。
「っ・・・、あきやまさん・・・・・・」
ナオの涙で潤んだ視界に映る秋山は微かに眉をしかめ、熱っぽい眼差しで真っ直ぐに彼女を見つめていた。
荒い息遣いとせわしなく柔らかな肌の上を探る指先。
取り繕う余裕は欠片もなく、秋山はただひたすらにナオを求める。
「あきやまさん・・・あきやまさん・・・っ」
「まだ駄目だって・・・・・・。――もっと欲しい・・・」

体中が熱い。
その熱は秋山からもたらされる物なのか、ナオ自身の身体の奥から湧き出たものなのかも分からなかった。
背中から腰までナオの身体の中心は甘く痺れ、全く力が入らない。
一突きごとに快感が喉元までこみ上げる。
この感覚だけにナオの全てが支配される。
667:2009/06/17(水) 04:19:26 ID:a0nKssGg
「あっ! やぁっ……!」
微熱を伴う甘い感覚がすでに臨界点まで満ち溢れ、ほんの少しの刺激でもナオは容易に達してしまう。
(や……また、いっちゃう……)
(だめ…っ、だめ……)
断続的な軽い絶頂感にナオの爪先はまるで意志を持ったかの様に跳ね上がり、シーツへ次々と新たな陰影を刻み込む。
身体は逃れられない様に押さえつけられ、奪う様な口付けに制止の声を上げることも出来ない。
(も、おかしくなっちゃう……)
快楽をひたすら受け入れる事しか出来ない状態を、ただ甘い声を上げることだけで耐える。


激しい行為のせいで薄紅色に染まりつつもまだひんやりと冷たいナオの素肌は、いつまでも秋山の体温と馴染むこと無く腕の中で彼女の存在を引き立たせる。
それを感じるだけで、秋山の胸に何かが満ち溢れる。
熱で思考はまとまらない思考を差し置き、唐突に秋山の感情が理解する。

――自分は彼女を愛してる。
そんな事を口にした事は無かったけれど。

苛めたいのも独占したいのも守りたいのも。
隣で幸せそうに笑っていてほしいのも。
ああ、そうか。だからなのかと今更ながら納得する。
今はそれを言葉にして伝えるよりも、ただこの感情そのまま自分の胸に抱いていたかった。

秋山はナオの手を取り指を絡めて手を繋ぐ。
心臓がどくどくと早鐘を打つのを感じた。
「・・・・・・も、イキそう・・・」
耳朶にかかる熱い秋山の吐息にナオは僅かに顔を上げた。
「あき・・・やま、さ・・・だいすき、です」

「・・・っ、・・・・・・ーっ!!」
息もつけない程に最奥を貫かれ、堰を切った感覚の奔流にナオの背中が大きくしなる。
「・・・・・・なお」
掠れた声で秋山は愛しい彼女の名を呼ぶ。
「……」
ナオはこくこくと必死に頷き、秋山の背中へしがみついた。
ひくりと震える花奥に欲望を吐き出すリズムと共鳴する様に、秋山の腕が二度、三度と力を込めナオの華奢な体を強く抱きしめた。

678:2009/06/17(水) 04:23:08 ID:a0nKssGg
(こういうのも悪くないのかも……)
いつもは見上げている秋山の顔がすぐそこにある。
薄く唇を開き眠っている秋山の表情は普段からは想像もできないほどあどけない。

我ながら現金だとは思いながらも、ナオの頬には思わず笑みが浮かんでしまう。
いつもは頼りっぱなしの自分が秋山の支えになれる事が嬉しかった。
枕元から拾い上げたタオルで秋山の額にうっすらと滲んでいる汗をそっと拭き取る。
ふいに秋山の目がぱちりと開いた。

「寝ないんですか?」
「……うん」
「駄目ですよ、早く寝ないと」
「――お前が先に寝るまで待ってる」
「え?」
「俺が先に寝たら、お前が怖い夢見た時困るだろ……」
秋山は幾分か舌足らずな様子で淡々と続ける。
「心配事が有る時、よく怖い夢を見るって言ってったから」
「……はい」
「大丈夫……ちゃんと守ってやるよ」
蕩けそうな程に優しい笑みを浮かべ、秋山はナオの頬に触れた。

「いつでも守ってやるから――」

「私は大丈夫です。――秋山さんが傍にいてくれたらそれだけで安心できます」
「――そうか……」
秋山はナオの髪を優しく数度撫でると再び瞳を閉じた。
好き過ぎて胸が苦しい。どうしてこんなにもこの人は優しいんだろう。
――ああ。胸を締め付ける切ない痛みにナオは小さく呟いた。
ナオが顔を上げた時には秋山はすでに静かに寝息をたてていた。
体調の悪い時にあれだけ動けば疲れてしまうに決まってる。
整った顔にかかる前髪を除けナオは秋山の額にキスをすると、もう一度畳み直したタオルをそっと当てた。


「ーーっ!」
翌朝起きあがろうとしたナオは声にならない声を上げた。
上体をわずかに動かすだけで、身体の奥から何とも言えない疼痛が湧き上がる。
何よりも腰が抜けてしまった様で思うように体が動かない。

「・・・・・・っ、秋山さんーっ!」
一晩明けて、ずいぶんと顔色の良くなった秋山の瞳は明らかにナオの状況を面白がっている。
「――怒ってる?」
「・・・・・・怒ってません、けど・・・・・・」
「けど?」
「怒ってませんけど、もう秋山さんが風邪の時は絶っ対添い寝はしません・・・・・・!」
ぷい、と顔を背けたナオの恨みがましい声にも秋山は全く動じる気配がない。

「悪かったって、ごめんごめん」
「・・・・・・ちっとも悪いと思って無さそうです」
もう一度起きあがろうとして挫折した、微妙な体勢のナオを秋山は胸の中へ抱き寄せた。
「今日一日、ここで一緒に大人しくしてればいいだろ」
「・・・・・・」
「いい子にするって約束するよ」
精一杯むくれた表情を作ってみても、その魅力的な提案に抗えない。

窓から差し込む柔らかな光と眠気に後押しされ、ナオは秋山に体を預けた。

//終わり

以上です(`・ω・´)
読んで下さってどうもありがとうございました!!
68名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 16:39:41 ID:ovJBokE+
一番槍GJ!!!!!!!!!!!!!!!!
69名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 17:48:59 ID:1d9pRwl7
ネ申キテターーーーーーー!!!!
超超GJ!
ナオかわいいよナオは秋山悪い子だな秋山w

先生の次回作にも期待しています(ニヤニヤ
70名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 20:15:50 ID:vyJcTTWy
GJー!!!!!
最高っす!!!!!
ありがとう!
71名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:47:54 ID:hX9s29rj
>>67 あなたは神です!!
72名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 16:32:33 ID:r6DXT5aI
神降臨あげ
73名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 10:33:03 ID:aTq84XXs
そういえば公式の秋山と直の年齢が前作より+2才されてたけど、映画もドラマも2年後の話なのかな
74名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 16:01:44 ID:QrLGzDaf
松田は、マンガの秋山の年齢設定より若いし、ナオは、…微妙だけど
そのまま続きからやるんでない?
75名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 23:45:49 ID:tlr141w1
映画…だと?
76名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 20:02:34 ID:2YVgaR5e
キノコに犯される直が読みたい……
77名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:23:43 ID:ygOqvV2w
薄着の季節だが、直タソは脇からのブラチラや白などの透けブラがありそうだ
78名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 00:51:57 ID:weZ3htdn
スレの繁栄を願い、投下します。
人生初SS 初投下なので、見難かったらごめんなさい。

キノコ福永x直 エロ 無理やりものです(精神的には秋直)

********

「福永さん、このお茶すっごく美味しいです。」
「でっしょー、まだまだあるから、どんどん飲んじゃってよ〜!
 今日暑かったから咽かわいてんじゃなーい?」

福永にそう促され、お言葉に甘えて…と、
ナオは、その初めて飲む味のお茶を一気に飲み干す。
福永が空いたグラスに注ぎ足した。



 『友達の海外土産でナオちゃんに似合いそうなものが一杯あるから、見に来ない?
  あ、女の子が喜びそうなものばかりだから、秋山君は今回は呼ばなくていいから』


そう福永に誘われ、ナオは今、福永の家にいる。

事前に秋山に報告していれば、少しは警戒心を持つように窘められていただろうが、
(福永さんはネイリストさんだし、女性向けの小物やお土産に詳しいんだろうなー)
等と考えながら、福永に指定されたとうり、秋山は誘わず単身で福永の家へ訪れていた。

「このお茶が例の海外のお土産ですか?」
2杯目のお茶を飲みながら、直が福永に尋ねる。

「そうそう。他にもそこの箱に直ちゃんが喜びそうなものがあるから、後で見せてあげるね」
そう答えながら、福永は何やらカメラと三脚のようなものをごそごそとセットしている。

「?福永さん何しているんですか?福永さんの分のお茶、氷溶けちゃいますよ」

「うん、ちょっとナオちゃんに見せたいものがあるんだよねー
 もうすぐ準備できるから、ナオちゃん僕の分も飲んでていいよー」

「え、いいんですか?」

「いいよーいいよー。まだおかわりあるし」

勧められるまま、ナオが福永の分のグラスを手にしたとき、
正面のテレビに、グラスを手にしているナオの姿が映し出された。
7978続き:2009/07/14(火) 00:54:06 ID:weZ3htdn
「あーびっくりした。それ、ビデオカメラですか?」

ナオがカメラだと思っていた機材のレンズを通して、
自分の姿がテレビに映し出されていることに、ちょっと照れたように、
ナオが福永に問いかける。

「そうそう。その海外に行った友達からもこれも借りたんだよ」
福永はカメラの向きを調節しつつ、ナオのほうを振り向き、笑顔を向けた。

「?」
ナオは何となく福永の笑顔に違和感を感じた気がしたが、
その疑問を口に出す前に、ナオの手から飲みかけのグラスが落ちた。

「きゃあ、すみません!!なんか勝手に手がすべったみたいで!」
ナオはあわてて、自分の膝の上に落としてしまったグラスを取ろうとするが、
何故だか手がうまく動かず、グラスを掴む事ができずにいると、
福永がそのグラスを持ち上げてテーブルの上に置いた。

「あ、ありがとうございます。何故かうまくつかめなくて、床もすごし汚しちゃいました」
慌てて福永を見上げ謝罪をするが、またしても福永の笑顔に違和感を感じる。

その後の福永の行動はナオには信じられないものだった…。

「いいよぉ。別に。
でもスカート濡れちゃったから脱がないとね」
そう言いいながら、ナオのスカートのファスナーに手をかけ、下着ごと脱がせはじめる。

「!!福永さん、何するんですか、スカートは大丈夫ですからやめてください」
突然の出来事に慌てながらも、ナオは福永の手を止めようとするが、
何故か手足が思うように動かず、あっというまにナオの下半身は一糸纏わぬ状態にされていた。
「いやです。やめてください!!」必死に声のみで抵抗をする。
8078続き:2009/07/14(火) 00:54:54 ID:weZ3htdn
「そぉんな言ってもさ、ナオちゃんぜぇんぜん抵抗しないじゃーん。
 ナオちゃんてば実はさ、こういうことされるの待ってたんじゃないのぉ?」
「!!!違いますっ」羞恥と恐怖のあまり、ナオの両瞳からぽろぽろと涙が零れる。

実はさきほどナオが飲まされていたお茶は、
一時的に手足の動作を鈍くさせる作用と、催淫効果があるという、
日本ではとても手に入らないような品物で、
ナオが今手足がうまく動かないのはその為であった。

普通の人であれば、何かを飲まされた直後に、
手足がうまく動かないような事態が発生した場合、
飲まされたものを疑うだろう。

だが、相手は疑う事を知らないカンザキナオだ。

福永としては、飲ませた物の効果の種明かしを、
得意げに話したいのは山々だったが、
その事には敢えてふれず、ナオのブラウスのボタンを外しはじめる。

「嫌なら抵抗すればいいのに、
 さっきから脱がしてもらうの待ってるみたいじゃない。
 ナオちゃんて本当はこういう事されるのが好きな子なんだねー」

「ちが…本当に違うんです。あの、びっくりしすぎちゃったせいか、
 手足が動かないだけなんです。本当にやめてください。お願いします。」
ナオは羞恥のため俯いたまま首を左右に振り、小さな声で、
やめて欲しいとと、何度も懇願する。

飲まされたものの効果である事を全く疑っていない様子に、
福永は厭らしい笑みを浮かべ、心の中でつぶやいた。

ナオちゃん、君はほんっとうに、バカだよね。

8178続き:2009/07/14(火) 01:53:28 ID:weZ3htdn
「福永さん…。お願いします。もうやめてください」
ブラウスもブラも取り去られ全裸にされてしまったナオは、
必死の思いでそう懇願した。

すると福永が、一度脱がせたブラウスを拾い、
ナオの腕をとり、両袖をとおさせた。

(よかった…。福永さん、解ってくれたんだ)

「ありがとうございます」」
安堵の表情を浮かべ、礼の言葉を告げるナオを、
福永は一瞥し、心底馬鹿にしたような表情でこう告げた

「ばっかじゃないのぉ。お楽しみはこれからじゃん」

驚愕するナオを尻目に、
「待っててね♪待っててね♪」と、スキップしながら、
例の【海外土産】が入っているという箱を持ってくる。

箱の中から紐のようなものを取り出し、
「まぁ、この紐は海外製とか関係無いんだけどね」
と言いながら、ソファーに座らせている状態のナオの右手に、
紐を巻きつけて縛り、ナオの右足を高く持ち上げた。

「やっ…いや」
足を持ち上げられた事で、恥ずかしい場所がより露わになる事を、
ナオは必死に抵抗したが、手足は思うように動かず、福永の自由にされてしまう。

高く持ち上げられた右足の内腿に、
紐でしばられた右手が重なるように、きつく紐を巻きけ、紐をナオの背中側に通し、
同じように左側の手足も固定してゆく。

その紐の上に、先ほど袖を通したブラウスを、紐が隠れるように重ねる。

「ほらー、見てごらん。
 こうやって紐を隠すと、ナオちゃんが自分の手で足を広げてるみたいに見えるでしょ?
 超セクシー♪」
楽しげにはしゃぐ福永の視線の先のテレビのモニターに映し出されている、
あまりにも恥ずかしい姿を、ナオは直視する事ができず、
小さな声で「いや…いや…」と呟きながら涙を流す事しかできずにいた。
8278続き:2009/07/17(金) 18:57:40 ID:uR7IQNfu
「いやいや言っちゃってる割にはさ、
 脱がされただけで随分と感じちゃってるんじゃないの?」

フクナガはそう言いながら、
お茶の効果で既に硬く色付き主張していた、ナオの乳首をつまみあげる。

「やっ!…んっ」
ナオの体に甘い電流のような疼く感覚が走る。
(やだ…。嫌なのに、どうして…)

一連の出来事で既に精神的に一杯な状態のナオには、自覚は無かったが、
先ほど飲まされたお茶の催淫効果は既にナオの体に表れていた。

形のいい双方の乳房を彩る乳首は色濃く硬くなり、
下半身の蜜口から甘い蜜を漏らし、その先の一番敏感な肉芽も、
既に硬くなり存在を主張していた。

縛られ無理やり開かされているナオの足の間に、
フクナガはしゃがみこみ、わざとゆっくりナオの秘部を眺めまわす。

(やだ。やだ。こんなの恥ずかしすぎる。)
ナオはあまりの恥ずかしさに声も出せずに、顔を背け涙を流すが、
同時に自身の体の奥に甘い疼気を感じ、体液が吐き出されたのを感じた。
(私…恥ずかしいのに、嫌なのに、何で?)

フクナガは、ナオの蜜口から蜜をすくいあげ、
敏感な肉芽にこすりつけるように、数回軽く撫で上げながら、
ナオに囁く。
「ナオちゃんはさぁ自覚は無いかもしれないけど、
こういう恥ずかしい事をされるのが大好きな、えっちなコなんだよねー。本当は」

「はぁ…んんんっ」
生まれてはじめてそこを他人に触られる刺激に、嫌悪感を感じつつも、
ナオの体は敏感に反応し、自分でも信じられないような甘い嬌声が漏れてしまう。
(いやなのに…わたし、わたしのカラダ…フクナガさんの言うとうりだ…)

「こぉんな、やらしいナオちゃんにとっても喜んでもらえるプレゼントがあるん
だよね。」
じゃじゃじゃーん。と効果音をつけつつ、土産物入れから、フクナガが取り出し
たものを見て、
ナオは青ざめた。

ナオはそれを見るのははじめてだったが、今の自分のおかれている状況と、
その形状から、それが何かの察しがついた。

フクナガの手に握られれているもの、それば電動式のバイブだった。
8378続き:2009/07/18(土) 02:00:08 ID:9GMAfeso
bb
8478続き:2009/07/18(土) 02:02:33 ID:9GMAfeso
ごめんなさい
>83は間違い投下です。
ようやくアクセス規制解除されました…。
8578続き:2009/07/18(土) 02:53:08 ID:9GMAfeso
「ほら、ナオちゃんこういうの大好きでしょ?
 海外サイズだからちょっと大きめだけど、色んなパターンの動きが可能だから、
 ナオちゃんにとっても楽しんでもらえると思うよ。」

そう言うとフクナガはナオに見せつけるようにバイブのスイッチをいじりはじめる。

フクナガのスイッチを動かす指にあわせ、ナオの目前のバイブが細かく振動する。
スイッチのモードを変えると、先端や入口にあたる部分の内側のボール状のものが回転したかと思えば、
全体的にうねうねと回転を見せたりした。

ナオの顔が恐怖心に歪む。
全身の力を使い、必死に抵抗を試みるが、緊縛された状態とお茶の効果で、
首を左右にめいいっぱい振る以外に、抵抗をする事ができない。

フクナガの手元のバイブの先端が、ナオの秘部分の入口にあてがわれた瞬間、
ナオは悲鳴のような声で必死に、やめて欲しいとフクナガに懇願した。

「いや!そんなの、そんなの入りません!!やめてください!!」

その台詞を聞き、フクナガは手を止めニヤニヤとしながら、ナオに質問を投げかけた。

「あれぇ?ナオちゃんてさぁ、ひょっとして処女?
 処女なら、いきなりバイブはちょっと可哀想だから考えてみてもいいけど?」

「処女です!だから、やめてください」

通常のナオの性格では、恥ずかしくてとても口に出せないような申告だったが、
今の状況から逃れたい一心で、処女である事を告げる。

「秋山とは?やっちゃってるんじゃないの?」

「秋山さんとはそんなんじゃありません!!」

フクナガから急に秋山の名を出され、
ナオは秋山との関係を侮辱されたような気分になり、声を荒げて否定した。

「ふーん。じゃあナオちゃんの片思いなんだ。」
「…!」

ナオの秋山への思いを、断定的にフクナガに指摘され、ナオは言葉を詰まらせた。
そのナオの表情を見て、フクナガは更にナオに追い打ちをかける。

「ほーんと、ナオちゃんはすぐに表情に出るよね。バレバレだよ?」

恥ずかしさから、どう答えていいか解らず、
フクナガからの視線を反らすように、横を向き、
俯くナオの耳元にフクナガを唇を寄せ囁く。

「可哀想にね。ナオちゃん。
 君の処女は秋山にじゃなく、このオモチャに奪われるんだよ」
86名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 06:33:30 ID:xOeNJpci
GJ!!
怯えるナオの表現が最高です!!
87名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 23:47:36 ID:s2CUGdGU
いつの間にか神が―――!!
GJです!
ナオがエロいっ!
秋山に助けに入って欲しいような欲しくないような。
続きwktkして待ってます。
88名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 07:50:01 ID:10g0XKIK
GJ! ナオはやっぱり処女ですよねー。
89名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 12:39:03 ID:+bAZHCA1
>>88 もち。でしょ!
9078です:2009/07/25(土) 19:10:24 ID:X1z5rHLK
>GJレスくれた優しい方々!
ありがとうございます。

自分で読み返してみても、読みにくいなーと思う、
拙い文章を読んでいただけて、嬉しいです。

文章を書く事の難しさに絶望していたところですがw
嬉しくなってしまったので続きがんばります。

まとめて投下すべきなのに細々とした投下ですみません。

使ってるプロバイダが、アクセス規制の期間が多すぎるので、
(今も規制中なので携帯からです。)
解除されているうちに出来てる部分だけでも!と、
ちょこまかと投下しちゃってますが、

他の投下希望の方の邪魔になってるようでしたら、
無視して新作投下しくださいね!
9178続き:2009/07/27(月) 18:54:22 ID:cD9MXhNH
「…っ、処女なら考え直すって、言ったじゃないですか!」

「考えてみてもいい、って言っただけで、止めるなんて言ってないよ、
 でも、まぁ可哀想だから、ひとつゲームでもしてみようか?」

「ゲーム、ですか?」

「そう、ゲーム。ナオちゃんが勝ったら、ナオちゃんの希望をひとつ、
 例えば、もう止めて家に帰して欲しいとか?聞いてあげるよ。どう?」

「……」

現状を回避するには、そのゲームで勝つ以外に方法が無いのであろう。

だが、ナオの過去の経験上、フクナガからゲームを持ちかけられ、
良い結果となった事は無く、さすがのナオも警戒心から即答を躊躇った。

「そんな警戒しないでよぉー。正直者のナオちゃんにはぴったりのゲームだよ」

「…どんなゲームですか?」
正直者にぴったりな簡単なゲーム、というフクナガの言葉を聞き、
ゲームの内容によっては勝てるのかもしれない、と、
騙されやすいナオは、一筋の希望を見出したように、ゲームの内容を質問する。

「簡単だよ、今から僕がナオちゃんに質問を10個するから、
 その質問の正直な回答を、ナオちゃんがビデオカメラに向かって言うだけ。
 全部の質問が終わるまで、嘘をつくのは禁止。
 全部の質問に正直に答えてくれたらナオちゃんの勝ちだよ」

(…嘘はつかないで10個の質問に正直に答えるだけなら、勝てるかもしれない)
実際のところ、ナオにはフクナガが何故そんなゲームを持ちかけてきているかの、
意図が全く理解できないでいた。

先ほどの会話の流れの続きで、
秋山に対する気持ちを根掘り葉掘り質問されたり、するのかもしれない。
とも思ったが、10個程度の質問なら答えられそうな気がした。

それどころか、ひょっとしたらフクナガは自分に同情してくれて、
わざと簡単なゲームを持ちかけてくれたのかもしれない。

と、常人であれば、この状況まで追い込まれたら思いもつかないような、
お人好しにも程がある考えにいたり、ナオはフクナガ提案のゲームにのる事にした。
9278続き:2009/07/27(月) 18:57:58 ID:cD9MXhNH
「それじゃあ、ゲーム開始だね。
 まず質問1、あなたの名前を答えてください」
「…カンザキナオです」

フクナガからの、あまりにも簡単な質問内容に、
少々拍子抜けしながらも、これなら勝てる、とナオは安堵し、
フクナガに向かって、回答である自分の名前を告げる。

「ちゃんと、ビデオカメラに向かって答えて」
「あ、はい。すみません」

ルールでは、ビデオカメラに向かって回答する事になっていた事を、
うっかり忘れてしまい、フクナガに向かって答えてしまったので、
ナオは、改めてビデオカメラに向かい自分の名前を答える為、
視線をビデオカメラのほうに向けた。

ビデオカメラに視線を向ける事で、その奥のテレビに映し出されている、
自分の姿が再び目に入り、先程迄の安堵の感情が、
途端に羞恥と、居た堪れないような感情で一杯になる。

テレビに映し出されているナオの姿は、
全裸で足を大きく開いた状態でソファーに座り、
まるで、自分から恥ずかしい部分を見せつけるように、
開いた足を自らの手で抑えているような格好だ。

(やだ、こんな格好恥ずかし過ぎる…)

自分の恥ずかしい姿を改めて目にし、自然と目から涙が零れる。
それと同時に体中が熱くなり、先ほどから意識しないようにしていた、
疼くような感覚が、より一層強くなる。

(やだ、やだ、私のカラダ、おかしい…恥ずかしい…)

自分の姿を見ている事に耐えられず、カメラから目を反らす。

「あの、フクナガさん。
 この格好恥ずかしすぎます。ゲーム中は普通の格好でいさせてください。」

自分のカラダがもたらす、思いもよらない感覚や反応と、羞恥心から、
ナオのか細い声は震えていた。
9378続き:2009/07/27(月) 19:02:50 ID:cD9MXhNH
そんなナオの姿を、
フクナガは満足げな厭らしい笑みをたたえながら眺めている。

「だぁーかーら、
 ナオちゃんがゲームに勝ったら、お願いをひとつ聞くって、決まりじゃない、
 それ以外は、ゲーム中は何を頼まれたってお断りだよ」

「…そんな…無理です。恥ずかしすぎます」
ナオの瞳からは涙が止まることなく流れ、か細い声は相変わらず震えていた。

「だいたいさぁ、本当のナオちゃんは、
 こういう恥ずかしい格好させられるのが大好きな、やらしいコじゃない」

そんなナオの姿を眺め、一層楽しげに、フクナガはナオを追い詰める発言をする。

「…っ。好きじゃありません、嫌です」
こんな格好、好きなはずが無い。嫌に決まっている。
ナオは否定の言葉を口にする。

が、心の奥底では、フクナガに言われた言葉に不安を覚える。

催淫効果のあるお茶を飲まされた事を知らないナオとしては、
この、嫌で堪らない筈の、恥ずかしい姿を強要されながらも、
同時に体の奥底の甘く疼く、否定しようが無い感覚に焦っていた。

(わたし…ひょっとしたら、フクナガさんの言うような、
 やらしい、えっちな子なのだろうか…)

黙ってしまったナオの様子を見て、
フクナガは計算道理と言わんばかりの顔で、話をすすめる。

「本当に嫌のかなー?ナオちゃん、ゲーム中は嘘は禁止だよ?
 まぁ、ナオちゃんがえっちな子かどうかは、とりあえず置いておいて、
 さっさと、1つ目の回答をカメラに向かって答えてくれる?」

「……」

ナオは俯いてしまったまま、カメラのほうを向こうとしない。

ゲームをする事に決めた段階では、カメラ越しに自分の姿を見る事が、
こんなに恥ずかしいという事までは、考えが及んでなかったのだ。

今のナオとしては、こんな格好のままゲームを続けられる事は、
到底無理なように思えた。
9478続き:2009/07/27(月) 19:05:15 ID:cD9MXhNH
ナオがいつまでも黙っているような反応を返す事は、
フクナガの想定内であったが、わざとイラついたような口調でナオを追い立てる。

「さっさと答えないと、ナオちゃんの負けだよ?
 あ、そういえばさ、ナオちゃんが負けた場合、どうするか決めてなかったよね」

フクナガの苛ついた声とともに、
『パシャ』というシャッター音が、ナオの耳に入ってきた。

ナオが嫌な予感を抱えながら、フクナガのほうを向くと、
フクナガの手元に、いつのまにか、
ー…おそらく勝手に鞄から出したのであろうと思われる、
ナオの携帯電話が握られていた。

「へー、ナオちゃんて結構、秋山と頻繁に連絡とってるんだねー。
 でもさ、こんな写真つきのメールが送られてきたら、さすがの秋山も驚くと思わない?」

フクナガはそう言いながら、ナオの携帯の画面をナオに向ける。
画面には、顔をそむけてはいるものの、
ナオを知る人には一目でナオだと解る、現状のナオの痴態が写っていた。

「…っ!!絶対にやめてください!!」

「ナオちゃんがゲームに負けた場合の話だよ。
 負けたく無かったら、さっさとビデオカメラに向かって回答してよ」

実際には、フクナガとしては、秋山にメールを送るつもりは無かった。
こんな写真のメールなんか送ったら、自分の命も危ない。

だが、ナオの心情を追い詰めるには効果的であると判断し、
実際にその判断は正しく、ナオの心情を追い詰めた。

大好きな男性に、自分の恥ずかしい姿の写真を見られる、
それは少女にとって、何よりも耐えがたい、一番避けたい事柄であった。

(秋山さんに、あんな写真見られたら、もう、二度と顔向けできない…)

ナオは意を決し、ビデオカメラのほうへ顔を動かし、
震える声で、フクナガの指示に従った。

「私の名前はカンザキナオです。」

止まることなく溢れる涙のせいで、ぼやけはじめたナオ視界に、
恥ずかしい姿で名乗る自分の姿が映る。

ナオは自分の体が一層熱くなるのを感じていた。
9578続き:2009/07/27(月) 19:09:26 ID:cD9MXhNH
「はーい。1問目正解。じゃあ、2問目の質問でーす」

そう言いながら、フクナガはナオの双方の胸の頂点の蕾を、
両手で摘まみ上げる。

「ゃあっ!」

突然の出来事に、ナオが悲鳴とも嬌声ともつかない声をあげる。

「ゃっ…やめっ…ん」

嫌だ、やめてほしい。
ナオは確かにそう思って、言おとしたのだが、
同時に体内に甘い痺れが走り、口から発した言葉は嬌声となる。

催淫効果で、甘い刺激を感じやすくなっているナオの蕾を、
フクナガは強弱をつけて揉み込んでは、
親指を使って左右交互に軽く転がし、ナオの反応を楽しむ。

「…っ…んっ…はっ…」
(嫌、嫌なのに、変な声が出そうになる…)

ナオは漏れてしまいそうになる声を必至で我慢しつつ、
フクナガに触れられている部分から全身に広がる、
電流のような甘い痺れに戸惑っていた。

「はーい。2問目の質問です。
 ナオちゃんは乳首を弄られるのが好きですか?」

「!!違…っん。嫌、っんん…はぁっ」

「あれぇ?違うの?そんなやらしい声出してる癖に。
 嘘ついたらこのゲーム、ナオちゃんの負けなんだよ?」

フクナガの指がナオの双方の蕾に齎す甘い刺激は、
止まらず繰り返し続けられている。

繰り返される毎に、ナオのカラダげの甘い疼きが増し、
自身の秘部から、熱をもった蜜が漏れ溢れていくのを、
ナオは自覚し、戸惑っていた。

(本当に嫌なのに…
 私のカラダはフクナガさんの言うとうり、すごくエッチだ…)

感情とは異なった反応を返す、自分の体、
そして認めたくは無いが、快楽を感じている。
その状況にナオはすっかり混乱していた。

通常であっても、他者の言う事を鵜呑みにしやすい性格のナオだが、
与え続けられる快楽と、体の反応という状況証拠、混乱する思考の中で、
フクナガ言う事が、正しいような気がしてきてしまう。

(私…こういう事をされるのが好きな、えっちなコだったんだ…)
9678続き:2009/07/27(月) 19:16:55 ID:cD9MXhNH
本当はそんな事認めたく無い、絶対に認めたく無い、が、
違う、恥ずかしい、と思えば思うほど、気持とは反対に、
カラダは熱を増し、蜜が溢れ、甘い声が漏れてしまう。

「…んっ…ふぅ…ぁ…」

「ほら、ちゃんと早く、正直に言わないと、秋山君に写メ送るよ?」

それはナオにとって、何よりも避けたい事柄だ。

(恥ずかしいけど…ちゃんと、本当の事、言わないと…)

追い詰められているナオの心を更に追い詰めるように、
フクナガは、指先でナオの蕾を弄ぶ行為はそのままの状態で、
ナオの耳元に唇を寄せささやく。

「『私は乳首を弄られるのが好きなエッチなコです』でしょ?
 早く言わないと、本当に秋山に写真見られちゃうよ?」

ナオは、苛まれる快楽を耐える為に閉じていた目を開き、
小さな声であったが、ナオにとっては精一杯の声で、
カメラに向かって告げた。

「わ…わたし、は、乳首を弄られるのが、好きな…えっちな子、です…」

そう告げた直後、ナオは、自ら認め口にしてしまった恥ずかしさと、
後悔の気持でいっぱいになる。

急速に全身が火照り、同時に、より敏感に反応してしまう。

フクナガの指は絶え間なく、ナオの蕾を刺激し続ける。

「ゃ…っ…っ」

ナオが必死に声を我慢しつつも、敏感に反応している様を、
フクナガ楽しみながら、更に言葉でも、揺さ振りをかける。

「処女なのにこんなに感じちゃうなんて、ナオちゃんて、
 相当えっちだよねぇ。こーんな厭らしい子滅多にいないよ。」

(…これが、感じてるって、コトなんだ…
 わたし、今まで知らなかったけど、すごく、厭らしい子なんだ…)

フクナガの指から与えられる、快楽と辱めにより、
朦朧としはじめていたナオの意識は、
フクナガの思惑どうりに、思考を誘導されてしまっている状態だった。
9778続き:2009/07/27(月) 19:31:13 ID:cD9MXhNH
「!…あぁんっ!!」

不意に、今までに無い強い刺激が与えられ、
ナオの口から大きな声が漏れる。

ナオの敏感な蕾は、フクナガに、抓るように捩じり上げられていた。
限界まで引っ張り上げ、ぎゅうぎゅうと、強く揉み込まれる。

その強すぎる刺激は、痛みを伴いつつも、
痛みとは異なる新たな快楽をナオの体にもたらし、
ナオは喉を仰け反らせ、体を震わせた。

「あっ!…あ!…あぁ…あ…」

声を我慢する事すら出来ず、再び涙が零れ落ちる。

フクナガは暫くの間、
押し潰さんばかりの強い刺激を、ナオの蕾に与えた後、
次に、双方の乳房を両手の指で、
わざと頂上の蕾には触れないように、包み込み、
柔らかく揉みはじめた。

「ふぁ…っん」

強い刺激の後に、柔らかい刺激を与えられ、
ナオの口から、ナオ自身が驚くような、甘い声が漏れてしまう。

ナオは慌てて、声を我慢する事に意識を集中させようとしたが、、
柔らかく胸全体を揉まれている内に、
今は触れられていない頂点の蕾が、先程の刺激を思い出し、
再びそこへ触れて欲しいという、認めたくない感情が自分の中に、
芽生えた事に気が付き、当惑する、。

(ダメ…そんな事、考えちゃ、ダメ、なのに…)

フクナガの指の動きが変わり、指全体を乳房の外側から、
頂点に向かってゆっくりと滑らせるような動きに変わる。

ゆっくりとそたその動きが、頂上へ近付きはじめると、
ナオは、そんな事は考えてはいけない、と思いながらも、
欲していた場所に刺激が与えられる事を期待し、
触れられる前から、想像し、甘い溜息を洩らしてしまう。

だが、無情にも福永の指は、頂上の蕾のみ触れず、
乳房の外側に戻り、再度同じ動きを繰り返す。

ナオは、じわじわと、外側から迫ってくる指の動きに、
考えてはいけない、と思いながらも、
頂点の蕾への刺激が、欲しいという気持ちが湧いてしまう。
9878続き:2009/07/27(月) 19:36:11 ID:cD9MXhNH
フクナガの指の動きが変わり、やはりわざと蕾には触れないように、
蕾付近の桜色に色づいた部分を、やわやわと揉み始める。

「はぁん…っ」

欲しい場所への刺激を、与えてもらう事ができない。

その状況が、更にナオから漏れる声を艶めいたものにしていた。

フクナガは計算どうり、散々焦らしてkらの、3つ目の質問に入る。

「では、3つ目の質問です。
 ナオちゃんは今、乳首を触って欲しくて堪らないんじゃない?」


ナオは、自分の厭らしい欲望が見透かされてしまっていた事に、
既に火照っていた顔を更に赤くし、小さく小さく頷いた。

(恥ずかしい…でも、でも、我慢できないんです…)


「頷くだけじゃ、回答になってないよ。ナオちゃん、
 ちゃんとビデオカメラに向かって言ってくれないと」

フクナガはそう言いながら、カメラに向かって言うべき台詞を、
ナオの耳元で囁く。

「そ、そんな事!…言えません」

「言わないとナオちゃんの負けだけど、いいのかなー?」

「……」

負ければ、大好きな秋山へ、見られたくない写真のメールが、
送られてしまう。

負けるわけには、いかないのだ。

ナオは震える息遣いで小さく深呼吸し、気力を振り絞り、
フクナガに指定されたセリフをカメラに向かって告げる。

「もっと…もっと、乳首を、苛めて、欲しいんです。
 お、お願い、します。」

本来、フクナガが指定したセリフ回しで言う必要など、
ゲームのルールに無い事だったが、
精神的にも、肉体的にも、追い詰められているナオは、
ただ、フクナガの指示に従うしか術が無い状態となっていた。
9978です:2009/07/27(月) 20:01:55 ID:cD9MXhNH
とりあえず、今日はここまでです。
多分続きます。

短く文章を纏める能力が無いようで、
気持ち悪いくらい長くなりそうな予感がしてきました。。。

(予定道理書き切れれば、今で1/3くらいです)
あまり長いのはNG等のご意見がありましたら、
きりがいいところで切り上げます。

(一か所誤字がありました。
 >98  k→か
 です。失礼しました。)
100名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 23:49:58 ID:3XdA+CIQ
神まだいる? 秋直読みたい
10178:2009/08/01(土) 14:04:28 ID:4/ta0c+V
ごめんなさい
今、秋直で話浮かばないので、
需要無さげな78はここで終了ということで><

ROM専に戻ります。

私も秋直読みたいです。
どこかの神様お願いします!
102名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 12:00:14 ID:GmL2UVRt
>>78

自分は78さんの続きをwktkで待ってるので、ぜひともこの後もお願いします!
需要よりも自分の好きなものを書けばいいと思うよ
103名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 03:32:21 ID:tqtnlE+q
>>101
続き読みたいです!せっかく盛り上がってきたところなので、続き気になります!

復活待ってます!
104名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 15:19:55 ID:1TfEL4Ns
続き楽しみ
105名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:14:37 ID:knZGs0j2
いじめられる直たんかわいいよ
78復活待ってるよ!
106名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 01:48:03 ID:2yMlPxMp
GJ
107名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:19:35 ID:WmYP0L1D
ドラマ開始まであとちょっとの辛抱だ
108名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 17:12:48 ID:C7Otyb7B
GJ−!!
109名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 23:45:34 ID:B0JV3tmA
じっと待つ
110名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 11:36:19 ID:p/p+57ei
保守
111名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 19:48:00 ID:VBPZuTFP
78待ってます
112名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 02:28:38 ID:8yvHMWnZ
ライアードラマ二部&映画にwktkしてage
113名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 21:05:20 ID:LqNQyb8h
保守上げ
114名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:26:01 ID:/EAcvCZp
ドラマ二期は楽しみでもあるが怖くもあるな
115名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 22:30:19 ID:5iV419tk
保守
116名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 19:14:48 ID:Tq47Qmt5
あと1ヶ月か…
どんなふうに直たんをいじめてくれるのかなハアハア
117名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 19:02:59 ID:jmDu8qXm
ドラマ再開まであと一か月ですね(´∀`*)
そんな訳で保守でSS投下させて頂きます。

ドラマ設定、エロ有りです

再開されたゲームの四回戦も終わり、秋山は請われるままナオの部屋を訪れていた。


久しぶりに訪れるナオの部屋はいくつかの家具の配置が変わっていても、彼女独特の柔らかく居心地の良い雰囲気は以前と何も変わらなかった。


二年ぶりにナオの姿を確認した時、秋山は少し戸惑った。
柔らかなウェーブを描いて、華奢な身体を守る様に肩から背中に流れる髪。
幾分か女性らしい丸みを帯びた体。
自分の知っているあどけなさの勝った少女は、ずいぶんと大人びて見えた。

再会のあの瞬間、秋山に気付きナオは黒目勝ちな大きな目をさらに見開いた。
一瞬の戸惑った彼女がはにかんだ様な泣き出しそうな笑みを浮かべた途端、彼女は自分の知っているナオに戻り秋山の胸が痛んだ。

「秋山さん」
「…ああ」

物思いに耽り立ち尽くす秋山をナオの声が現実に引き戻した。
ナオと並んですっかり暗くなったガラス窓の向こうの景色をぼんやりと眺める。

「本当に……お久しぶりですね」
「ああ」
「秋山さんは、お元気でしたか?」
「何とかな」

すぐ隣で少し寂しそうに笑うナオに秋山の胸が締め付けられた。

「お前こそ、元気でいたか?」
「はい…」

お決まりの質問の後のしばらくの沈黙の中、ナオが意を決した様に切り出した。

「秋山さん……。秋山さんは……」
「どうして、遠くに……行って…しまっ……」

秋山を見上げるナオの大きな瞳が見る見る内に潤み、その問いかけは最後まで言葉にはならなかった。

「……泣くなよ」
「……だって…」

言葉に詰まらず喋れる事を確認しながらナオは必死に続ける。

「秋山さんが居なくなって…ずっとずっと寂しくって…、いっつも秋山さんのこと心配して……」
「俺の事なんてさっさと忘れれば良かったんだ……」
「そんなの……そんなの絶対イヤです!」

ナオは大粒の涙をこぼしながら子供の様に大きく首を横に振り秋山の言葉を否定した。
1182:2009/10/15(木) 19:04:17 ID:jmDu8qXm
これではまるで彼女に言い掛かりをつけているようだ。
突然の別れに彼女が心を痛めるのは当然で、自分の言い分が身勝手なだとは分かってはいても、秋山には苛立ちを隠すことが出来なかった。

ナオは自分の事など忘れては幸せになっていなければいけなかった。

ホスピスを最後に訪れた日から続いた平穏な日々。

すでに不要になった自分がナオの傍らに居座る罪悪感。
贖罪のチャンスをくれた彼女にこれ以上を求めることは出来ない。

だから秋山はナオの元を去り、彼女は中断されていた幸せな日々を再開している筈だった。
離れて過ごす日々、幸せに暮らす彼女を思うことが秋山に取っての救いだった。

「俺はお前に……幸せになって欲しかった」
「そんなの……無理です……」

堅く握りしめたナオの手にぽたりと涙の滴が落ちる。

「……頼むから……泣かないでくれ」

涙を拭おうと秋山が彼女の肩に触れた瞬間、ナオは無意識に秋山の胸へしがみついていた。

「……なお」

少し間が空いてナオの背中に秋山の腕が回される。
大きくて温かな秋山の手を感じ、ナオは秋山に体を預けた。
世界で一番安心できる場所。
秋山の腕の中に居るとナオは急に自分が無力になってしまったような気がした。
拒まれなかった事に安堵してまた涙が頬を伝う。

「秋山さん……ずっと、会いたかったんです」
「――――俺だって……会いたかった」



胸の奥で深く息を吐き秋山はもう一度ナオを抱きしめた。
息苦しいほどの抱擁。

それ以上、言葉を探す事ももどかしく秋山はナオの唇に自分のそれを重ねる。
少しひんやりとした柔らかな唇の感触にナオは小さく息を呑み、目を閉じた。

「ん……」

長い口付けに応え、僅かに開いたナオの唇の隙間に舌を差し入れ秋山はほのかに甘く温かなナオの口内を味わった。

濡れた音を立て、口付けから解放される。
秋山からはすぐに俯いたナオの表情は見えないが、その身体が僅かに震えているのが見て取れた。
1193:2009/10/15(木) 19:08:44 ID:jmDu8qXm
彼女にもっと触れたい。
一度、その肌を指先に感じれば自制心は脆くも崩れ落ちる。
離れていた時間がそのままナオに抱く感情への耐性になる訳では無いと秋山は今更ながらに
思い知らされた。

秋山は両手でナオの頬に触れ、撫でる様に滑らせた指先で長い髪をかき上げる。
露わになったナオの首筋に秋山の唇が触れ、僅かに濡れた感触に彼女は身体をすくませた。

秋山は過去の行為を辿る様にナオの白い皮膚に唇を這わせる。

「んっ……」

ナオの唇から小さな声が漏れるが、抗う様子はない。
ちろりと舌で鎖骨をなぞり、喉元に軽く歯を立てる。
硬質で滑らかな秋山の歯の感触にナオの肌がぞくりと粟立ち、彼女に強い刺激を期待させた。

「ふ……、あ」

緊張で身体を強ばらせながらもナオはあくまでも従順に秋山に応える。
ナオの背を撫でる秋山の指先がファスナーを探り当て、するりとそれを下ろす。

抱き寄せていた腕をゆるめると、密着していた腰のあたりでわだかまっていたワンピースが
支えを失い、肌を滑り落ちる。
柔らかな色合いの生地の中から徐々に白く滑らかな肌が露わになる様はどこか羽化を思わせた。

不安気にきつく目を閉じたまま、ナオは大人しく秋山に身を任せている。

華奢な印象は記憶の中の彼女と変わらないものの、その身体は以前よりも柔らかな曲線を描いていた。
柔らかなウェーブの掛かった髪を一房すくい取り、そっと口付ける。
甘やかな彼女の香りは二年前と変わらないと思った。

「………おいで」
「……はい」

ナオはそっと差し出された秋山の手を取り、足元に落ちきった生地の上を通りベッドへと向かった。



秋山は横たわったナオの、最後に身を守るには余りにも頼りない下着の繊細なレースと胸元の
境界線を指でなぞる。

「ふ……」

柔らかな膨らみに沈める様に、レースの下へ指先を潜り込ませる。
温かく滑らかな肌の上、しっとりと僅かに感触の異なる部分をゆっくりと指で撫でた。

「あっ……」

胸元から甘いものがこみ上げ、ナオの声が詰まる。
敏感なナオの反応に秋山は満足げな笑みを浮かべた。

1204:2009/10/15(木) 19:10:30 ID:jmDu8qXm
秋山が右手を背中の下へ潜り込ませ、器用に留め金を外すとナオが弱々しくかぶりを振った。

「秋山さん……明るいの…や、です」
「――ああ」

緊張に震えた小さな声。
秋山は僅かに口元に笑みを浮かべ起きあがると、照明を常夜灯へ切り替えた。

考えるよりも先にナオの部屋のスイッチの場所をまだ体が覚えている。
自分が思っていた以上にこの部屋で長い時間を過ごしてきたことに気がついた。

ベッドサイドへ戻った秋山は、まるで祈る様に胸元で組まれたナオの両手を自分のそれで
身体の両脇に固定し、柔らかな双房へ唇を寄せる。

強い口付けにナオの肌がじわりと薄紅色に染まった。

「あっ…あ、……」

秋山はぷくりと立ち上がった珊瑚色の蕾を口に含み、軽く吸い上げる。
秋山の舌先が先端を掠める度にナオは甘やかな声をあげた。

「はっ……、や、あ」

触れられた箇所から身体の中心に向かってナオの身体に熱が蓄積されていく。
全身へさざ波のように淡く痺れが広がり、ナオは自分の反応に戸惑いを隠せずにいた。

秋山が素肌に触れているというだけでこんなにも感じてしまう。
ずっと遠ざかっていた感覚にいとも簡単に自分が支配されてしまっていることが怖かった。

「……どうした?」
「いいえ……何でもないです」

秋山はどこか怯えた表情を浮かべるナオの額にキスをした。
すらりと伸びやかな彼女の脚を撫で、そのまま小さなレースの下着の上からそっとナオの下腹部に触れる。

「……っふぅ」

光沢のある布地の上から柔らかな狭間に指を埋める。
秋山の指が何度かそこを往復すると薄い布地は滲みだした果蜜を含み、次第に指先に抵抗を感じさせる。

切なげな瞳に見つめられ、秋山は今すぐにでもナオの中に自らを沈み込ませたい衝動に駆られた。
1215:2009/10/15(木) 19:12:56 ID:jmDu8qXm
「あ……」

秋山は抗議とも期待ともつかない声を上げるナオの脚からするりと最後の一枚を抜き取った。
羞恥心からか再び固く目を閉じているナオの瞼にそっと口付け、秋山は指先を柔らかな狭間に滑らせる。
熱を持ったそこは果蜜ですでにたっぷりと潤んでいた。

焦れったい程の単調さで秋山の指が上下する。
直接敏感な箇所に触れられる生々しい感触にナオは身をよじらせた。

「あ、はっ……!」

指先が小さく尖る花芯に触れる度、ナオの身体がぴくりと小さく震える。
秋山はナオの反応の良さにゆるりと笑みを浮かべ、尚も単調な動きを繰り返す。
深く浅く、巧みに指が動く度にじわりと甘やかな痺れがナオの身体に満ちる。

「も……っ、やぁ…」

どこか満たされ切れない、抗い難い感覚に堪えきれずにナオの腰が跳ね上がる。

「……あきやま、さ…」

秋山はとろりと柔らかな花弁から敏感な花芯を探り出す。
薄い皮膜を持ち上げ、揃えた二本の指で小さな花芯を捕らえた。
蜜液で濡れた人差し指と中指との溝に小さく尖るそこを滑らせ、時折挟み込む。
ピリピリと刺すような鋭い快感。
まるで神経全てがその小さな箇所にすべて集中してしまった様に、ナオは秋山から
もたらされる全ての刺激に反応する。

「んっ……っ、んっ!」

断続的な水音と自分の口から漏れる掠れた声だけがナオの聞こえた。
圧倒的な快感に時間の感覚すらおかしくなってしまいそうだった。
記憶の中に有るものよりもずっと鮮烈な刺激はナオの身体全てをとろかしてしまった様で、
ただこの感覚を受け入れる事しか出来ない。

不意にふわりと空気が動き、ナオは秋山が身体を起こしたことに気づいた。
けれどそれを疑問に思う間もなく、ナオの一番敏感な花芯が温かく柔らかなものに包まれた。
1226:2009/10/15(木) 19:14:08 ID:jmDu8qXm
ぞくりと一際強い電流のような刺激が爪先から駆け巡る。
一瞬遅れてその温かなものが秋山の唇だと気づき、恥ずかしさでナオの頭が真っ白になる。

「だめっ……!秋山さん…っ、だめ……!」
「やっ…!だめ……だめえ…っ」

必死で制止の声を上げるナオに構わず秋山は固く尖らせた舌で花芯を突き、時折軽く吸い上げる。
びくびくと震えるナオの腰を逃れられぬ様に押さえつけ、舌先で敏感な箇所を弄ぶ。

「んっん……や、あきやま…さ…んっ」
「ひぁ、……あっ!」

秋山はぴたりと唇を密着させ、舌を押し当てたままナオの小さな突起をゆっくりと吸い上げる。
初めは弱く、徐々に強い力で秋山は口内の柔らかな粘膜と花芯を密着させた。
逃れる術のない強く長すぎる快感にナオは目が眩みそうになる。

「つっ……!」

瞬く間に絶頂へと導かれ、ナオの身体から力が抜けた。
秋山は絶頂の余韻を残すナオの身体を腕の中へと引き寄せる。

ナオと身体を重ね合わせる感覚を思い出すことを秋山は心のどこかで恐れていた。
けれど大人しく身体を委ねるナオの髪を梳いてやりながら秋山はこれ以上引き延ばすことは
不可能だと感じた。
途方に暮れてしまう程、今はただ彼女が欲しかった。
1237:2009/10/15(木) 19:16:01 ID:jmDu8qXm
「ねえ、……いい?」

秋山はナオの耳元に囁いた。
その吐息の熱さが耳朶を通してナオの全身に広がる。

「は…い」

組み敷かれ、宛てがわれた秋山の硬さと熱に蜜口がひくりと震えた。

「ひっ…あ……」
「もう少し力抜けって……」
「だって、久しぶり…なんですもん……」

痛いほど背中にしがみつかれ、秋山は苦笑を浮かべた。

「――他の奴とは?」
「そんな事……してません……!」

きりりと秋山を睨みつけるナオの澄み切った視線に寂寥が滲む。
少し怒った口調と強い眼差しに秋山は安堵を覚え、そんな自分の独占欲と身勝手さに自嘲する。

「秋山さんじゃないとイヤなんです……」
「そう……」
「――私には……、秋山さんだけですもん……」

ナオの言葉に胸が熱くなるのを感じながら、秋山はナオをきつく抱きしめた。

「やっぱり少し、怖いです……」
「……怖い?」

幾度も交わした行為の筈なのにナオは子供の様に怯えている。
秋山は自分を頼るナオの力の籠もった小さな手にそっと口付け、柔らかな髪を撫でた。

「――大丈夫だから」
「ゆっくり、して…くださ……」

頷いて目を閉じたナオの蜜口に秋山は再度自身を宛てがう。
強い抵抗を感じさせながらも、先程までの愛撫で潤んだ花壁は秋山を徐々に受け入れる。
直に感じるナオの体温は皮膚から感じるよりもずっと熱く、それだけで秋山は自身が昂ぶるのを感じた。

「っ……!」

鮮烈な異物感にナオの息が詰まる。
上手く力が抜けない分、身体の中の秋山を鮮明に感じてしまう。
僅かに秋山が動く度にぞくぞくと甘い痺れがナオの首筋を駆け上り、
今までどうやってこの行為に応えてきたのかが思い出せない。
1248:2009/10/15(木) 19:17:24 ID:jmDu8qXm

「きつ、……」
「…っ、……ふ」

ゆっくりと突き上げられ鋭敏な箇所に先端を押しつけられると、
まるで微弱な電流でも流された様にナオの身体が微かに震えた。

「あ…っ、は……」
「痛くないか?」

ふるふると首を振り否定するが、ナオはこわばった表情で必死で何かを堪えている。

「本当に平気か?」
「大丈夫…で、す」

「ひゃ、ん……っ!」

秋山が僅かに動く度にびくりとナオの身体が震える。
苦痛とは明らかに異なる反応に秋山は思わず口元を綻ばせた。

「――感じやす過ぎ……」

――変わらないな。
呟いた秋山の言葉にナオの頬が赤く染まる。

「いじわる、です……」

僅かに潤ませた瞳と拗ねて尖らせた唇。
彼女は変わらず愛らしい。
ごめん、と秋山が耳元で囁くとナオはその吐息にすら小さな声を上げ敏感に反応する。

「だって……ずっと、こんな事してなかったんですもん」
「だから、ゆっくり……するんだろ」

自分を見つめる秋山の愛おしげな眼差しにナオの胸がきりりと痛む。

「…………っ」

自分の意志とは関係なく、また涙がこみ上げてきてナオは顔をそむけた。
長い彼の不在。
忘れる事など出来るはずも無かった。

急に幸福感と不安感が交互に訪れて自分の感情が制御出来ない。

「秋山さん……ぎゅって、してください……」
「うん……」

動きを止めた秋山は繋がったままの体勢できつくナオの身体を抱きしめる。
記憶の中よりもずっと温かで柔らかでか細いナオの身体。
どうして離れていられたのかと不思議に思う。
触れ合った胸から感じる鼓動は自分のものなのか彼女のものなのか解らない。
今はナオを彼女の望むだけ甘やかしてやりたいと思った。
1259:2009/10/15(木) 19:18:47 ID:jmDu8qXm
秋山の胸の中に抱きしめられ、髪を撫でられるだけでナオはまた泣きだしたくなる程の安堵感に包まれた。
手を伸ばしナオは秋山の黒い癖のある髪に触れる。
彼の頬に落ちる髪を耳に掛けると、印象的な瞳が露わになった。

秋山のその瞳がまっすぐに自分だけを見つめている。
目を細めて優しく微笑む秋山の表情にナオの胸が痛くなった。

そっと秋山の頬に触れ目を閉じると、彼の唇がナオへ重ねられた。
ナオが僅かに唇を開くと柔らかな秋山の舌がナオのそれに触れる。
より深く舌を絡め、肌を密着させるためナオが回した腕に力を込めると不意に身体の中心がずきりと痺れた。

繋がったままでいた事を意識した途端、急速にナオの身体が熱くなる。

「んっ……」

時間を掛けて秋山に教え込まれた感覚。
この先、自分がどうなってしまうのかナオは痛い程に理解している。
快感で神経が研ぎすまされる。
もっと強く確かな彼の感触が欲しくてナオは秋山の背中にしがみついた。


「あっ、んっ……、ふぁ…っ!」

ナオの最奥を突き上げ、絡みつく花壁の感触を楽しむ。
秋山はナオの甘やかな声に酔いしれ、より切なげな声を上げさせるために彼女を責め立てた。

快楽に溺れるという表現は的を得ているように思う。
息苦しい程の快感の中、秋山はナオに口付ける事でようやく呼吸が出来ている気がした。

上がりきった体温で二人の境界線が徐々に溶けていく感覚。
秋山の僅かな動きにも敏感なナオは全身で反応を示した。


「あきやまさん、あきやまさん」
「好き…すき……」

「わたし、……ずっと」

秋山は切羽詰まった声色で、言葉にならないナオの言葉の続きを聞くのが怖かった。
言葉の続きも秋山自身の答えも解っている。


無意識の内に秋山はナオの腰を引き寄せ、勢いに任せて最奥に叩きつける。

「ひゃっ…ん……っ」

ナオの華奢な身体が一際激しくなった動きに合わせて大きく波打つ。
突き上げられる動作に耐える様、必死に両手でシーツを掴んでいる。
そんな状態まで彼女を追いつめているのは自分なのに、いかにも頼りなさげなその姿に彼女を
庇護したいという矛盾した衝動に駆られる。
12610:2009/10/15(木) 19:20:42 ID:jmDu8qXm
「んっ…んっ……!」

秋山は幾分か強引にナオの頭と背中の下に手を差し入れて抱き寄せた。
新鮮な空気を求めて喘ぐナオの唇を秋山は自らの唇で塞ぎ、あやす様に舌を絡める。
全身を支配する甘い痺れから逃れるようにナオは夢中で秋山の口付けに応じた。

「も…だめ……秋山さ、だ…め……」
「いいよ、……そのままいって」

どこまでも柔らかくきつく絡みつく花壁に一際の熱を感じた途端、強く締め付けられる。

「……あ…あぁっ!」
「……くっ」

意志を持った様に収縮する蜜奥に秋山は高ぶりきった熱と衝動を解き放った。


力の抜けきったナオの頬をそっと撫でる。
大きく肩を上下させて必死に呼吸を整えるナオの無防備な様子が愛おしく秋山は
そっと彼女を抱き寄せた。


「――愛してる」


思いも掛けない秋山の言葉にナオが顔を上げると、その言葉を口にした秋山本人が
彼女以上に呆気に取られた表情を浮かべていた。

「……秋山さん」
「――私も……」
「……うん」

全てを口にする前にナオの身体は秋山に抱きすくめられた。

結局のところ、簡単に足元はすくわれてしまった。
けれど不思議と悪くない気分で秋山はナオの額にキスをした。




気だるさと心地よい疲労感。
ナオは抗いがたい眠気に襲われ瞼が落ちそうになる度に必死で秋山のシャツの裾を掴み直した。
目を覚まして自分一人になってしまうのが怖かった。

「眠たかったら無理すんな……」

小さく笑う気配を感じ、顔をあげたナオの額に秋山はそっと口付けた。

「全然、眠たくなんて無いですもん……」
「ふーん」

幼い子供を寝かしつける様に秋山はナオの髪を撫で続ける。
ナオは秋山の優しい指先の心地良さに身を委ねた。

12711:2009/10/15(木) 19:22:03 ID:jmDu8qXm
「秋山さん……、あの並木道にあるカフェに行った時のこと、覚えてますか?」
「……ああ」

唐突なナオの質問に少し間を置いて秋山が答える。

「私がコーヒーにお砂糖三つ入れたら、信じられないって顔してましたよね」
「あんな小さなカップなのに三つも砂糖を入れるからだろ」
「だって、私も秋山さんと一緒にコーヒーが飲めるようになりたかったんですもん」
「それで……?」

当時を思い出したのか、くすくすと楽しげな笑みを浮かべるナオに秋山は先を促した。

「それで……、私、あの時の秋山さんの顔、すごく好きです」

秋山の腕の中、悪戯っぽくナオが微笑んだ。

「今までで一番びっくりしてる秋山さんの顔でした」


それから少しの間、二人は他愛もない日常の話をした。
今までに出かけた場所、課題にかこつけてはナオが秋山の部屋を訪れていたこと。

愛おしい何気ない日々。

ぼんやりとしたオレンジ色の常夜灯と相手の顔を交互に見ながら話をしていると、
二年間の別離などどこにも無かった様に錯覚しそうになる。


――どうして。
ふと会話が途切れた時、ぽつりとナオが口を開いた。

「どうして、遠くに行ってしまったんですか。――私を置いて」

それはこの二年間、ナオが幾度と無く胸の内で繰り返した問いかけだった。
先程も最後まで続けることが出来なかった質問。
ぼんやりと彼の去っていった理由は分かっていたけれど、ナオはどうしても
秋山本人からその答えを聞きたかった。



「………………」
「――君にはもう俺が必要無いと思った……」

短い沈黙の後の秋山の返答はナオの予想通りのものだった。
そして彼にその決断を下させた自分の言葉の足りなさが恨めしかった。

「私は……必要じゃなくても、…秋山さんが大好きだからずっと一緒に居たかったんです……」
12812:2009/10/15(木) 19:24:30 ID:jmDu8qXm
二年前に伝えたかった言葉。
ゲームに巻き込まれ、誰よりも頼りになる秋山に惹かれて居たのは事実だけれど、
それ以上にナオは彼の何気無い表情や仕草が好きだった。

「私が秋山さんの驚いた顔や笑った顔を好きなのは、ゲームなんて関係ないし、不安だからでも寂しいからでも無いです」
「……………」

それはナオに取って余りにも当然過ぎる事実で秋山にもそれを分かって貰えているつもりでいた。
――彼の傷の深さに気づかずに。

結局、一番大切な気持ちを伝えられていなかった事をナオはずっと後悔していた。

「だから、秋山さんが私を嫌いになっちゃったら……どうしようもないんですけど……、
まだ好きでいてくれたら……もう、置いていかないで……」

目頭が熱い。そう思った次の瞬間には温かい涙がまたナオの頬を伝う。

「何度も……ごめんなさい」
「ーーいや」

ナオは秋山の肩口に額を押し当てて、もう一度きつくシャツを掴んだ。
ようやく自分の気持ちを伝えることのできた安堵感に涙が止まらない。

「多分……俺が、間違ってた」

――ごめん。
秋山はしゃくりあげるナオを安心させる様にその胸でナオを包み込み、
何度も小さな背中をさすった。
暖かな抱擁に安心したのかナオは秋山の胸に頬をすり寄せる。

「もう寝な……」
「寝たくないです……」
「今日はもう疲れただろ」

秋山はナオのシャツを掴む手を解き、自分の指と絡めるように手を繋いだ。

「どこにも行かないって」
「……本当ですか?」
「そんなに心配なら鍵でも隠しておけば?」

そうします……と小さく答えて起きあがりかけたナオを秋山は胸の中へ引き戻す。

「信用無えなあ…」
「……秋山さんのせいです」

苦笑する秋山に拗ねた声色で答えるものの、それも長くは持たずナオの口元に笑みが浮かぶ。
ナオの笑顔を見るだけで秋山は心が満たされるのを感じた。

「――今度は、どこにだって一緒に連れてってやる」

潤んだままの瞳で嬉しそうに微笑むナオの髪に口付け、秋山は彼女の耳元にそっと囁いた。


「――ただいま」

「……おかえりなさい」


//終わり
129名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 11:03:54 ID:/LBwS9Us
新作GJ!上手い職人さん戻ってくれて嬉しい!
個人的に秋山の「信用ねえなあ」が、ドラマでも聞きたくなった。
130名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 01:07:17 ID:M0pgGsQC
うおおおおお!来てたああああGJ!
やっぱり秋直はエロいな!たまらんww

ドラマには何か美味しいシチュエーションを期待する
131名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 09:32:09 ID:EP6AV7Ex
原作ファンの私は脳内変換してよませていただきました///
ふぅ・・・しかし秋山エロいなぁw
132名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 11:17:06 ID:pYJv2WDm
原作新刊出てたんであげときます
133名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 21:49:58 ID:wIN9JT6B
新刊は孤島が舞台か
あんなこととかこんなこと出来そうだなwwww
134名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 18:31:25 ID:IzbBVY4n
フクナガさまに大暴れして欲しいな
ナオちゃんじゃ手も足も出ないから、やりたい放題でしょ
ハメて莫大な借金を背負わせて、手ゴメにして秋山も脅して欲しい
135名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 18:56:07 ID:D+Uke57S
自分的には今日は10時10分から脳内祭りがはじまるんだが
職人さまどうにかしてください
136名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 22:15:47 ID:6Q1wFfok
キノコ!
137名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 22:20:03 ID:xFBt7oXA
ドラマ見て久しぶりに探してみたらスレあって嬉しくなった!
職人さんまってます期待age
138名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 20:32:52 ID:gthrp8OX
ドラマOPの背中合わせなところにちょっと萌えた
139名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 01:00:39 ID:G5VAwjMf
脳内会議とか復活してほしいなww
140名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 22:43:52 ID:aBwmZd3A
脳内会議とか懐かしいなw
まとめにもあるけど、誰か過去スレのログ持ってる人いないかなぁ
141名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:47:03 ID:21ibEQ65
秋山イケー!
142名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:58:06 ID:9JqqMjlE
何という過疎…保管庫を読んで堪えるしかないのか…。
143名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 20:39:27 ID:NdEDugvr
相手チームの眼鏡と女が可愛くて仕方無いんだが
誰かいつか書いてくれないものかと思っている
144名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 21:57:37 ID:IL2EStbi
>>143
それは四回戦の相手だよな?
俺も見たいなあ
職人さんきぼん!
145名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 15:14:39 ID:QWy3hNjf
28歳心理学教授が気になってる、雰囲気かわいい!
原作の心理学かじり事務局員にあたるのか、ヨコヤポジションにくるのか…(あれ?ドラマのヨコヤって感染ゲームに来れる?脱退した??覚えてないや)
146名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 23:21:00 ID:RKK1nZSt
引き分けたから、ヨコヤも棄権費用\0だろうし、
復讐心とかも消えちゃったっぽいし、腑抜けヨコヤは視聴者的にも面白みがないということで
このままフェードアウト。というかすでにアウトだろう。
147名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 21:12:04 ID:EeN6047W
ドラマ放送中age
148名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 22:03:58 ID:y18b1SvK
まさかキノコの「あはっ☆」が可愛いとは…
149名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 22:51:07 ID:ydBVWPXZ
大将戦は野球拳です
150名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 22:08:16 ID:R0UL0sDk
ドラマ版フクナガがオオノ様にご奉仕するss読みたい
151名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 23:06:57 ID:eZTJ1+DS
>>150
過去一作くらいあったよね??

なんにせよオオノたちとナオが仲良くしていたっていうのが嬉しかったなー。
フクナガとオオノはどうにかなったりしてないんかな???
152名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 00:10:10 ID:QAAtZ9nC
ドラマ板で拾ってきた

[568]名無しさんは見た!@放送中は実況板で [] 2009/11/25(水) 02:01:38 ID:FZRkZtpxO
AAS
『いいか。俺から目をそらすなよ』

『お前が負けを認めるまで俺はお前をイかせない』

『どうした?』

『現状をよく見ろ
お前が泣こうがわめこうが
何にも変わんないと思うぞ?』

『どうした?
小さくて聞こえないな。』

『俺がお前を摩擦するスピードが早くなるだけだぞ』
153名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 00:29:36 ID:ctYazfya
>>151
え、マジ?過去ログ倉庫では見つけられなかった。
読みたかったなー面白そう。

誕生日会、相手チームだった歯並び悪い男の人もいたよね。
なのに呼ばれてないエトウかわいそう。
154名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 02:26:51 ID:5hUrGCxJ
155名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 19:46:03 ID:txdhxFhq
>>154
1と2も探してきたけど、ご奉仕フクナガなかった

あの髪型うえから見たら女に見えるよね。

156名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 14:41:45 ID:gnWgVMNw
>>153
完全にライアーゲームから切り離してあげたんじゃない?

いたら嬉しかったけどな!
157名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 21:59:23 ID:Ns/btfJ3
去年の夏にめっちゃ規制かかってた時に落ちたんだっけか?
ずっと「GAME」で検索してたからドラマ始まってもスレが無い無いと思ってたけど
もしやと思ってライアーで検索したらあったああああああっしゃああああああああ!!

脳内会議が好きだったw
158名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 20:39:12 ID:2rpTEFSh
昨日のドラマは秋直だったなあ
159名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 21:27:34 ID:q4H/Hosm
ほんっとうに バ カ ! だよねぇぇぇ!!!!!>>158ちゃんは!!!




昨日のはフク直だろ
160名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 21:36:25 ID:XCssyreo
>>159 同意
嫉妬秋山のフラグも見えた気がする
161名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 22:51:36 ID:FqsAWRc8
ぴったり寄り添って座る直からさりげなく距離をとる秋山さんの純情さも思い出してあげてください


…それともあれか、あそこ脳内会議か。
162名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 01:27:53 ID:Eki0N+Pm
いくつかの雑誌で二人して表紙飾ってるのが気になって仕方がない。

(・∀・)ニヤニヤ
163名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 02:50:52 ID:Sf6p1HMf
ドラマ版フクナガの過去の悪行やコサカが社長って設定が無くなってて残念
164名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 01:47:09 ID:fxPtI3dZ
>>163
しかしドラマ版コサカが社長だったら「そりゃ傾くよw」ってなるわな
165名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 03:29:44 ID:RVFgjUOh
>>161

A「あ…え?いきなり直たんが!あの可愛い直たんが俺の隣りに!?」

B「っていうか、密着?」

C、D「密着ぅうぅうう!?」

A「ってことはアレか?ついに俺と直タンも…あんな関係や、こんな関係になる日も近いのか!?」

B「いや、さっき福永も触ってたし。しかも、かなりベタベタと。」

C、D「さ、触ってたぁあぁああ!?」

A「おのれ〜!!バカくそキノコめが〜!お前のクビを
そげ落としてスーパーの店頭に並べてやろうかぁああああ〜!!」

C、D「班長、落ち着いて下さい!」

続く
166名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 10:33:23 ID:tGvX/wql
脳内会議キター―――!
167名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 15:02:05 ID:eWFm+92K
脳内会議ktkr!!
好きすぐるw
168名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 22:34:50 ID:tR0nFKbI
ドラマ1と2、で2はドラマは原作と結構キャラ違うな。
169名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 23:02:33 ID:budENi3Y
映画のポスターがかなり秋直らしいんだが…
見た人いる?
映画サイト更新まだかな〜wktk
170名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:08:44 ID:e576nmDj
今週のWJに映画の広告が載ってて、それがかなりの秋直。コンビニに急げー
171名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 08:55:42 ID:xMXZIf01
YJ映画のページ見つけられなかった…
何ページ目?
172名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 23:46:29 ID:ayTKSxuA
>>171
ジャンプ違い
173名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 00:19:30 ID:EyB5iusu
YJ違うww
WJ言ってるだろww少年、の方だ。
174名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 20:44:37 ID:r5RD6thq
素で間違ったww
無事見られました。秋直
175名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 23:30:42 ID:Iua6m/ek
映画ポスターって2パターンあるのか?
176エッチくん:2009/12/14(月) 00:58:20 ID:ov0D/Dmm
ライアーゲーム
177浅田真央:2009/12/14(月) 01:05:03 ID:ov0D/Dmm
ライアーゲーム、私も好きです!では、明日にエッチなこと書きますね♪
178浅田真央:2009/12/14(月) 01:06:33 ID:ov0D/Dmm
明日じゃ、ないけど、、、。
179浅田真央:2009/12/14(月) 01:07:21 ID:ov0D/Dmm
ライアーゲーム、私も好きです!では、明日にエッチなこと書きますね♪
180浅田真央:2009/12/14(月) 03:10:13 ID:ov0D/Dmm
カンザキナオ 死ね!!!!!!!!!!!!!!!!ヨヨヨヨヨヨ
181名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:25:53 ID:VfhYy9Im
人居ないな…寂しい
賑わってた頃が懐かしいよ
182名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:45:50 ID:MkJeIZ3O
>>181
俺がいるよ!!!
でも二人でも淋しいな…秋山の脳内だけで四人もいるのにな…

ちなみに俺は秋山と直タンが同棲しちゃえばいいと思うんだよ
あと直の部屋って入口からベッド見えるのどうかと思うんだよね
183名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 03:43:17 ID:lGxFKfjx
予告動画が…!
184名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 17:43:09 ID:sP5/Wshg
>>183

映画の予告動画なら、自分も見てあまりの秋直に萌死んだ。
185名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 00:13:46 ID:EA0xt5wh
エロくなくても小説投下していいかな・・・?

秋ナオ←ヨコみたいなものなんだが
186名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 00:50:40 ID:xC2DmIbV
メガネが「神崎さん」から「直ちゃん」に呼び方変わった時、
秋山がじっと座っていたが、
あれは脳内会議中で動けなかったんだよねw。
187名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 01:49:36 ID:l/GvUwkm
>>185
イイヨイイヨ〜!

しかし…感染ゲームだとそうも思わなかったのに、天使と悪魔で「接触」って言われると妙にエロいな
188名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 02:37:30 ID:2mRjGGe+
接触はエロい
189名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 02:42:22 ID:TpiGIs+F
>>185
待ってるよー

接触がセックスに聞こえたのは俺だけで良いw
にしても今週は秋直回だったなぁ
190名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 01:14:47 ID:iGS0PmaW
今度時間があるとき、秋直の微エロぐらいかな・・投下したいです。

映画の予告はみんな公式サイトで見るべきです!
禁断の・・・・
191名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 03:12:25 ID:kTX57pOq
映画のポスターが秋直すぎて見に行った映画の内容全然頭に入らなかったw
192名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 03:56:35 ID:1akfDHEs
もう貼ってあるのか〜裏山!
7種あるらしいが、どれも触れそうで触れない距離なのかなー
1枚くらいはがっつり絡み合ってることを期待
むしろ押し倒ry

>>190
待ってるー!
193名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 16:17:25 ID:kTX57pOq
>>192
そんなに種類あるのか
俺が見たやつはこれだった
http://imepita.jp/20091217/584810
ガラガラな映画館だったから撮っちゃったよw
194名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 16:41:02 ID:nbt/e4gk
>>193
これって7色の内の1種類かな?
手が…腕が…ハァハァ
195名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 17:31:12 ID:K/83York
>>193
なにこのテラウエディングっぷり!!!!
もお直ちゃんは秋山さんの持ち物でいいよ、うん
196名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 18:11:05 ID:GAKfuk3W
>>193
ぐは!!なにこれなにこれなにこれ!?
二人はやっぱりケコンすんの!?
197名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 18:45:58 ID:CEUQ3nhn
193GJ!ポスターだけで萌え殺される…!
198名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:51:18 ID:u58w/Z+d
>>193乙!
自分今までに三種類みたが193のが一番密着度高いな。
そして三枚共視線があってなくて違う方向向いてる。
199名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:56:43 ID:kTX57pOq
喜んでもらえて何より
>>198の言う通り視線が合ってないってのがちょっと気になるけど…
全種類見るのは難しそうだね
文章も投下してないのに長々と申し訳ない
ロムに戻るよ〜
200名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 20:32:57 ID:dy4SLsES
来週の展開で眼鏡が正直でも嘘つきでも、私は眼鏡×直を待ち続けるでしょう
201名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:33:07 ID:poyMPu4A
>>193
萌 え し ん だ



なんだこれwwドラマじゃこんな雰囲気全然しないんだがw
少なくとも現段階では

あと3話で2人の関係もうちょい突っ込んだり
映画で何らかの絡みなければまさにライアーゲ(ry
202名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 06:20:34 ID:Vi5lMWKT
>>193

どこの映画館か教えてエロい人!
203名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 22:55:30 ID:lGkam2bb
なんか映画館での予告も秋直みたいね。
誰か見た人、kwsk!!

あー映画が楽しみすぐる!
204名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 23:12:45 ID:0Orx/7b/
>>202
193だけど田舎だよwスマン
205名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 02:19:15 ID:XxyXYa7M
>>203
東宝MOVIENEWSで見れるよ、劇場で流れてる予告。
秋直の人にはかなりの破壊力だ。
206名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 02:54:42 ID:J5OBMvyD
>>205
ほんとだ!見られました!!
ありがとう!!!

すごすぎて何がなんだか・・・
二人の痴話喧嘩にしかみえないよ・・・
207名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 03:26:29 ID:CFcPVzrk
平手とか最後の秋山の「俺の負けだ」とかww
壮大な痴話喧嘩にしか見えない。映像差し替えたらそのまま使えるんじゃないかw
208名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 03:46:27 ID:Fxae1y7o
壮大な痴話喧嘩吹いたw

あれですね、これはライアーゲーム自体が2人の絆を深めるための試練で、
それを乗り越えてポスターの結婚式につながるわけですねw
209名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 07:24:04 ID:HmuL2Ffc
秋直界ではエデンは結婚式場で、エリーさんはやり手のウエディングプランナーらしいw
210名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 09:52:55 ID:MQvXgWEM
>>193
もう一度お願い !!!!
211名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 11:13:29 ID:UWD3VfRu
葛城 「神崎さん私に負けたペナルティーとして約束通り私の前でオナニーなさい」
212名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 11:26:40 ID:BtzbOzd+
予告でこれだけ煽って実際ふたを開ければたぶん何の進展もない
なのに期待してしまうちきしょおぉぉぉ
213名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 12:05:16 ID:fw8sjkuU
ほんとポスター明らかに嘘予告すぎで酷いww

ポスターでこんだけ煽るなら本編でも結婚させろよw詐欺め
214名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 12:59:51 ID:uYi3X75K
ハイ注目!ハイちゅーもく!お前ら!みたいな!馬鹿が!騙されたからって!
文句を言ってはいけません! キノコ

215名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 15:44:49 ID:QjKhw3J1
嘘予告だとしても全力で釣られてやるぜ
ああもう秋直萌える
216名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 18:06:53 ID:H/RBxo6a
193
もう一回up頼む

217名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 22:42:47 ID:BFM73YpN
>>216
まだ見れるよ?
218名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 22:45:49 ID:wVUSPeMv
平手ってなんですか?
映画予告の中にあったっけ?
219名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 23:28:56 ID:td8O/AFQ
公式に予告追加されてるよ
直が秋山をひっぱたくシーン
220名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 00:51:46 ID:rzFeFs5Q
>>216
昨日PCからやったら「期限切れ」で見れなかったけど
今携帯からアクセスしたら見れたよ
本当腕絡みすげぇw
193うp感謝!
221名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 09:30:41 ID:cEQASV+O
>>193…あいつ神かよ
222名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 11:02:18 ID:cu2caqn3
ポスター撮っちゃうその勇気に乾杯
なんかここが活気付いてるの久々にみた気がするよww
223名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 12:01:23 ID:CUyaHHHa
ポスター見たいんだが誰かupしてくれないか
224名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 16:21:18 ID:cu2caqn3
>>223
>>193のだったら携帯からしか見れない設定?なのかな
違うポスターのことだったらごめん
225名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 19:51:14 ID:vf1UZ8IR
公式にうpされた、予告編やばいです。
やばいですっ。
みんな見てくださいw
226名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:11:10 ID:3oxJB4jQ
2期から入った新参だけど、このスレは原作とドラマ兼用でいいんだよな
ようやく原作揃えて1期見たらドラマとの違いにびっくりするけど、両方好きなところがあって二度おいしいなー
キノコも好きだけど、アレは予想してなかった…まさかのフクナガさんに萌えて大変だw
これで映画の予告とか、ライアーと秋直熱が止まる気がしないww幸せだ
227名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 07:40:18 ID:q1KPlS9K
関東圏は26日から1期が深夜枠で再放送だよー
228名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 10:52:59 ID:LaR/NMor
このゲームを支配しているのはXじゃない
この俺様だ
229名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 02:12:22 ID:z1PdC4eb
前売りの特典待ち受けってどんなのでした?
秋直的に買う価値あり?
230名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:47:16 ID:FZsCJpUK
ようやく秋直がくっつくのか……ふぅ
231名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 22:59:34 ID:S7nOGRYY
葛城から直とメガネくんを庇うように前に立った秋山さんかっけぇw
今回は秋直シーン多かったなあ
232名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 00:35:51 ID:ntQ+hau8
≫231
それ思った!あの秋山さんかっけえよね。
233名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 00:50:47 ID:/PzL8T/k
今日の秋山、妙に優しかったな。
234名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 01:07:54 ID:5ux0wOf9
古本屋に昨日はおいてあったライアーゲーム全巻買いに行こうと思ったら・・・
今日はダブりの2巻だけを残してすべて売り切れていた・・・
235名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 01:55:40 ID:tQmnSoQn
ファンなら新刊で買えばいいと思うよ!

なに今日のドラマ禿萌えたんですけど!
秋山カコイイよ秋山!!
236名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 02:42:54 ID:4cFE1Bzl
映画の予告が想像していた以上の秋直でやばい!
破壊力抜群すぎる
237名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:33:59 ID:ntQ+hau8
私も古本屋で買おうと思ったら、3巻以外消えてた…。
悔しいから新刊で揃えますっ。

映画の予告やばいよね!
問題はビンタのタイミングだと思ふw
禁断の・・・や抱き寄せの後なら振られ山だと思ふww
しかしLOVE or MONEYって・・・・萌え死ぬ
238名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:41:47 ID:z89iQIL0
禁断のキスとかlove or moneyって明らかにゲームの内容だろ。
予告コマ送りで見るとゲームの説明ぽい画面にアダムとイブ?がハートと現金持ってるのが映ってる。
239名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 12:20:13 ID:SqV3nSG+
映画予告で動揺している秋山さんに萌え〜
映画、エロ的に楽しみ♪
240名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 15:27:36 ID:B+0H4W/x
牧園ワタル
ttp://wwwz.fujitv.co.jp/LG2/interview/index11.html

「どうしましょう…。そもそもギャンブルは苦手だし、
こんなつらいゲームで戦っていく自信が僕にはないので
海外にでも逃げちゃうかもしれません(笑)。
イヤなんです。本当に参加したくないです。どうすれば逃げられますか?」

ちょっとカマっぽい気がしたのですが、実際どうなんですか?
241名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 17:19:42 ID:NWGDHRB0
ここってドラマ版専用なんけ
242名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 18:17:09 ID:RKy5OigI
え?両方アリでしょ。
243名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 02:34:41 ID:7uNIiepL
原作のちょっぴり茶目っ気有りな秋山さんも
ドラマのダークでどう見ても悪人面の秋山さんもいいと思う

キノコなフクナガもオカマなフクナガもいいと思う

原作の巨乳な直ちゃんもドラマのスリムな直ちゃんもどっちもエロいと思う
244名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 10:31:03 ID:twfcBo7y
じゃあそろそろ誰か原作の秋山×オカマフクナガを書いてもいい頃
245名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 16:30:16 ID:7uNIiepL
映画の予告みた!!ビンタ禿萌えた…!!
ヨコヤもキノコも出るしテラ楽しみだ!!!!
246名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 16:26:06 ID:jfqKL3r4
直「この驚きをお伝えするために私も…ライトになります!」
ttp://www.youtube.com/watch?v=8KY8OV9j5uU&feature=related

キノコ「直ちゃーーん!前にMって言ってたのに、やっぱり直ちゃんは…ライアー!ライアー!」
247名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 17:22:49 ID:0FF7EN6l
ドラマオリジナルゲームキターと思ったら密輸の焼き直しとか…!
248名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 12:10:42 ID:iE9QLPoV
映画予告見てきたこれは
249名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 12:22:14 ID:zM8moTWx
直「秋山さん!接触してください!」

秋山「いいや、まだ早い…もう少し待て」

直「お願いです!今すぐ接触してください!」

秋山「神崎直、もしかしてお前…待てないのか?待てなくなってしまったのか?」
250名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 09:13:36 ID:IsrWUHP6
ライアーゲームは人が騙しあうためのゲーム
つまり、エロパロを展開するためのゲームではないということだ
そしてLGT事務局が本当に求めているのは
人は騙しあわずに信じあえるということの確信を
ライアーゲームを通じて得ることにある
このことからわかるのは、ライアーゲームをエロパロに使うなど
持っての他だということに他ならない
事務局は決して自らの利益追求のためにこのゲームを
進行させているのではなく
その確信を得るために行っているということになる
251名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 23:19:00 ID:IsrWUHP6
秋山「噂で聞いたんだが、このスレの「255」で
誰かが、地球に住んでいる全ての雄が腹を抱えて勃起してしまうくらい
興奮し過ぎる刺激的な書き込みをするらしい…
そしてその書き込みの刺激的度合いといったら半端無いものらしい
さらに言うなら、その書き込みは今までの2chへの書き込みの中で
郡を抜いて一番エロい、否、エロすぎる書き込みらしい…
こいつぁ〜期待できるな」
252名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 16:39:29 ID:5vnvUvER
>>251
非道いです秋山さん、スレストを誘発させるだなんて!
みんなで助け合えばきっと>>255さんも他のレス番もエロく出来るはずです!
253名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 16:52:40 ID:NGEEg5LR
>>252
俺も噂で幾度と無く聞いたのだが、
>>255さんはヤバイほどエロい発言の書き込みをするらしい
そのエロい発言による勃○率は相当なものらしい
これはもう、期待するしか他無いと言えるでしょうね…
254名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 20:25:32 ID:PVwOw4yO
255名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 09:36:43 ID:ubyJ2LTc
神崎直役の戸田エリカが可愛すぎてたまりません!
私のタイプど真ん中!
ドラマを見るたびに興奮がとまりません!
もうどうにかなっちゃいそうです!
興奮して興奮して興奮して興奮して興奮してたまらん!!
どうにかなってしまってほしいとさえ思います!
取りとめの無いこの高ぶる鼓動、そして
ざわめく気持ちはどうしたらいいのでしょう!
本当に、今日放送の最終回が始まってしまったら
どうにかなってしまいそうです!
さらに、ファイナルステージを見に行った日には
どうにかなった上で、からの、どうにかなっちゃいそうです!
お願いです!
この興奮を止めてください!!!
やっぱり興奮してたまらん!たまらん!たまらんぞーー!
256名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 12:33:41 ID:wvrIz2tZ
カツラギ「残念でしたねぇ皆さん。これはライアーゲーム、騙し合いのゲームですよ?
まさかあんな噂を真に受けるなんて…秋山くん、そろそろ本気出して下さいよ。」
257名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 17:59:14 ID:/OAkhzm7
パソコンから193のポスター見ようとしたけど
ウイルスだった。
258名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 20:49:32 ID:nipCU57H
302 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2010/01/12(火) 22:46:10 ID:A3RiRMxb0
菊地凛子に耳元で淫語責めされながら手コキされたい

葛城「これが気持ちいいんですか? 変態ですね」

葛城の性格からして寸止めするにちがいない

寸止め→『本当にイカせて貰えるとでも・・・思ったんですか?・・・・・・さよなら。』
259名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 18:21:51 ID:ACROuw7r
ライアーゲームは人を騙しあうためのゲームです。
つまり、このスレも騙しあいだということになります。
その上でまだ信じたいというのならば勝手にすればいいでしょう。
ただし、結果の保証はできませんよ。
何しろこれはライアーゲームですからね。
260名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 18:22:49 ID:ACROuw7r
ライアーゲームは人を騙しあうためのゲームです。
つまり、このスレも騙しあいだということになります。
その上でまだ信じたいというのならば勝手にすればいいでしょう。
ただし、結果の保証はできませんよ。
何しろこれはライアーゲームですからね。
261名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 20:03:43 ID:E4o8dvQp
白いワンピース、その下は淡いピンクの薄手のセーター、その下にはまた一際白い肌。
甘ったるくてイライラとしてくる。

「いや、です…!!」

彼女を見下ろす私を見上げ、彼女がもう一度言う。
「どうしてこんな事するんですか。やめて下さい葛城さん。」

目元は不安からか潤んでいる。
本当に甘ったるくてイライラさせる。

セミファイナルが終わって一週間、私は何をしに此処へ来たのか。
突然の訪問に対して、彼女は快く部屋に通してくれた。
安っぽく甘ったるい彼女のテリトリー。

「葛城さんっ」

抗議を上げる口元も語感も妙に甘ったるい。
思考を止める五月蝿い口を指で塞ぐ。
口の中に無理矢理突っ込むと、彼女の歯が当たった。
不快な表情をわざと浮かべると、ビクリとして抵抗を緩めた。

「本当にあなたは、お馬鹿さんですねぇ」
(ご自分のおかれてる状況がわかっているんですか?)心の中で付け加え、彼女の状況を確認しながら口腔を犯してみる。

「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」

まだ差ほど乱れていない衣服から伸びる色白な四肢。
両の手を頭上で一くくりにされ、下部に下げられない様に固定されている。
スカートから伸びる脚は訪問者が持参していたステッキの両端に固定され、閉じる事も開く事も許されず、固定に使われている細い紐が食い込んだ足首が痛々しい。

何故、私は此処に来たのか…そんな事は、今更考えても意味のない事。
それよりも……

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」
口腔を塞がれた彼女の反応を目元に求めてみる。
262261:2010/01/21(木) 20:53:03 ID:E4o8dvQp
いったいどうしてこんな状況になったのか…直は必死に考えていた。

今日は休日だというのにこれといった予定はなく、快晴の休日を惜しみながらもせめてお買い物だけはしてこようと出掛けた。

大量の荷物を両手に抱え帰宅してみると、葛城さんが居たのだ。

「こんにちは」

私と目が合った彼女は、少し申し訳なさそうに遠慮がちに見えた。
今までの彼女からは感じなかったそんな姿に、私は落ち着かず慌てて鍵を出そうとしたが、荷物の一部を落としてしまった。
本当にドジだっと思った瞬間、彼女がそれらを拾い上げてくれた。
その時、自分も彼女とわかり合えると感じたのだ。
それなのに、どうして今こんな状況なのか…目の前の葛城との差に恐怖に似た不安で一杯になる。その後の事を思い出そうと目をつぶる。

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

先ほどから黙っていた葛城が突然口を開いた。
抗議のチャンスと思い、やめて欲しいという気持ちと何故?という先ほどからの疑問をぶつけたい。
塞がれた口で言葉を紡ごうと試みる。

「か…っん…っ…」

口の中で指に強く制止され、言葉が作れない。
動きが強くなり、不快さが増し、吐き気のような感覚が込み上げる。
浮かんでいた涙が零れた。
こちらをじっと見ていた葛城がニッコリと笑った。

「世の中には涙の通じない相手もいるものです。今日はそれを教えてあげましょう。あなたのために。」

そう言って指を抜き出し、口腔で付着した液体を私の髪に擦りつけるように拭った。
何をされるのか想像がつかず、セミファイナル前半で感じた葛城への恐怖感が戻る。
263261:2010/01/21(木) 20:56:23 ID:E4o8dvQp
下げ忘れました

その上規制の為携帯で作ったら下書き間違って消してしまい…続きの投下が………orz
また打つのまんどくさい
264名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 20:58:12 ID:E4o8dvQp
連続本当にすみません
更に下げ忘れ
もう消えますから許して
265名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 21:01:06 ID:ooHoGrGg
「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」
↑これどんな顔して打ってるの?
266名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 22:40:19 ID:Pm4vKewD
GJだけど続き投下するまで許さない
267名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 22:47:41 ID:ACROuw7r
キノコ「そんなに嫌なら見なきゃいいじゃーん!」
268名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 23:41:33 ID:84zCa53q
続きを期待する!!
269名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 23:42:26 ID:E4o8dvQp
>>265
打つの面倒だなぁと打っているからそういう顔だと思うけどw
不快な人もいるみたいだし続きやめときまふ
270名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 08:59:48 ID:bWLHW3W6
ファイナルステージでは、関めぐみのエロい演出に期待する
271名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 13:42:25 ID:Pk1kcEI8
>>261さんの葛直作品たのしみです!
272秋×直 最終回後@:2010/01/22(金) 14:10:08 ID:Pk1kcEI8
セミファイナルステージがようやく終わり、メンバーは個々に会場を後にする。

神崎直も、その内の一人だったが会場の入口で、ただ立ち止まっていた。
切なげに見詰める視線の先には秋山深一。
そして彼とは一定の距離を保って葛城リョウがいる。
二人とも視線を交わすことはあまりないが、何やら親密に話し込んでいるのは
少し離れた距離にいる神崎直にも簡単に理解できた。
秋山と葛城の間には、他の人間は近付けない様なオーラが漂っている。
でも、二人は今までのような忌み嫌う同士ではなくなっていて、口を開く合間に秋山は微笑みさえ浮かべていた。

(秋山さんのあんな表情、初めて見た…。)

結局、葛城と秋山の間に何があったのか直には知るよしもないが
秋山は今までとは打って変わって楽しそうな表情を浮かべていて
それが秋山と葛城の二人の歴史の深さを感じさせた。

葛城を救済したのは、本当に正しい判断だったのだろうか…?

直は、ふと湧き出た自分の中の黒い感情に戸惑った。
葛城を助けなければ、"ライアーゲームの参加者を誰も不幸にさせない"という自分のポリシーに反することになる。

でも…

今、葛城の隣で微笑んでいる秋山の顔を見ると、直の心は揺れた。
273名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 19:34:28 ID:EGKWg4uc
映画の予告を参考に。

秋山は直の腕を掴み、人気の無い部屋の隅へ両腕でとじこめた。
直「秋山さん??何ですか話って」
秋山「・・・・・・」
直「何で黙ってるんですか?もうすぐゲームがはじま・・・きゃっ」
秋山は急に直を強く抱きしめた。
秋山「好きだ。神崎直。初めて話したときから・・好きだったんだ」
直「なっ//急にそんなことっ・・・・あ、 秋山さん離して・・っ」
秋山「いや、離さない。もう絶対に離さない」
直は見開いた目で秋山をみつめる。秋山は、直の唇を右の手の指で
優しく触れる。ゆっくり顔を近づけ――
直「秋山さん―」
二人は初めて唇を重ねた。
そのキスは優しく、徐々に激しさを増す。
秋山は笑顔で
「大人しいな?神崎直。次は――ここ・・」
直「あ・・ン////」
 秋山の左手は、直の胸に触れた。

274名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 10:50:48 ID:ylOAxr8t
スレが盛り下がってる気がするので、やっぱり投下することにしました。

煽り耐性ないヘタレ素人の駄文ですが、職人さん復活祈願に勇気を出して投下します。

読みたくない方はスルーお願いします。
275葛城直@:2010/01/23(土) 10:51:51 ID:ylOAxr8t
白いワンピース、その下は淡いピンクの薄手のセーター、その下にはまた一際白い肌。
甘ったるくてイライラとしてくる。

「いや、です…!!」

彼女を見下ろす私を見上げ、彼女がもう一度言う。
「どうしてこんな事するんですか。やめて下さい葛城さん。」

目元は不安からか潤んでいる。
本当に甘ったるくてイライラさせる。

セミファイナルが終わって一週間、私は何をしに此処へ来たのか。
突然の訪問に対して、彼女は快く部屋に通してくれた。
安っぽく甘ったるい彼女のテリトリー。

「葛城さんっ」

抗議を上げる語感も口元も妙に甘ったるい。
思考を止める五月蝿い口を指で塞ぐ。
口の中に無理矢理突っ込むと、彼女の歯が当たった。
不快な表情をわざと浮かべると、ビクリとして抵抗を緩めた。

「本当にあなたは、お馬鹿さんですねぇ」
(ご自分のおかれてる状況がわかっているんですか?)

心の中で付け加え、彼女の状況を確認しながら口腔を犯してみる。

「ふっ、っん、…ん、ぐっ……」

まだ差ほど乱れていない衣服から伸びる色白な四肢。
両の手を頭上で一くくりにされ、下部に下げられない様に固定されている。
スカートから伸びる脚は訪問者が持参していたステッキの両端に固定され、閉じる事も開く事も許されず、固定に使われている細い紐の食い込んだ足首が痛々しい。

何故、私は此処に来たのか…そんな事は、今更考えても意味のない事。
それよりも……

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

口腔を塞がれた彼女の反応を目元に求めてみる。

276葛城直2:2010/01/23(土) 10:54:42 ID:ylOAxr8t
いったいどうしてこんな状況になったのか…直は必死に考えていた。

今日は休日だというのにこれといった予定はなく、快晴の休日を惜しみながらもせめてお買い物だけはしてこようと出掛けた。

大量の荷物を両手に帰宅してみると、葛城さんが居たのだ。

「こんにちは」

私と目が合った彼女は、少し申し訳なさそうに遠慮がちに見えた。
今までの彼女からは感じなかったそんな姿に、私は落ち着かず慌てて鍵を出そうとしたが、荷物の一部を落としてしまった。
本当にドジだっと思った瞬間、彼女がそれらを拾い上げてくれた。
その時、自分も彼女とわかり合えると感じたのだ。
それなのに、どうして今こんな状況なのか…先程との差に、目の前の葛城へ恐怖に似た不安が溢れる。
その後の事を思い出そうと目をつぶる。

「さて、これからどう進めましょうか。ご希望はありますか?」

先ほどから黙っていた葛城が突然口を開いた。
抗議のチャンスと思い、やめて欲しいという気持ちと何故?という先程からの疑問をぶつけたい。
塞がれた口で言葉を紡ごうと試みる。

「か…っん…っ…」

口の中で指に強く制止され、言葉が作れない。

「!…ふぅ、んんんっ」

動きが強くなり、不快さが増し、吐き気のような感覚が込み上げる。
止めて欲しいと目で懇願すると浮かんでいた涙が零れた。
こちらをじっと見ていた葛城がニッコリと笑った。

「世の中には涙の通じない相手もいるものです。今日はそれを教えてあげましょう。あなたのために。」

そう言って指を抜き出し、口腔で付着した液体を私の髪に擦りつけるように拭った。
セミファイナル前半で感じた葛城への恐怖感が戻る。

277葛城直3:2010/01/23(土) 10:59:28 ID:ylOAxr8t
彼女の瞳の色が困惑から恐怖に変わった事がわかる。
それでも尚、甘ったるさが残る空気に苛立ちが募る。

(どうしてこんな人が…)

浮かんできた言葉を彼女から目を逸らす事で打ち消す。
逸らした目が彼女の部屋をさ迷い、キッチンを捉える。
整然と調理器具が並ぶ中にキッチンバサミを見つけた。
再び彼女に視線を戻し、固定されている四肢を確認しハサミの方へ向かう。

「丁度いいものがありましたよ。」

視界の端に映る彼女は、私の視線が捉えたものを知ってか知らずか、先程以上の恐怖の色を浮かべている。
ハサミの他にもいくつかの調理器具を調達し、彼女の側へ戻ると、彼女の息が若干荒くなっていた。

「今からそんなに興奮しないでくださいよ。お楽しみはこれからですよ?神崎さん。」

恐怖心から呼吸が乱れている事を承知で、わざと性的な羞恥心を煽る言葉で声を掛けてみた。

「………」

彼女からの答えはない。
篭代わりにしたステンレスボールの中にある器具類を不安そうに見ている。

(本当に何をされるのかをわかっていないのかもしれない)

そう思うと自然と変な笑いが込み上げた。
ハサミを選び取り彼女の横へ腰掛けると、先程汚した髪に手が触れた。

彼女が身を竦める。

「髪にハサミを入れたりしませんよ。」

そう言って刃先を彼女に近づけ、白い肌を傷付けないようにワンピースの肩部分を挟む。
ようやくハサミが何に使われようとしているかを理解した彼女が顔を羞恥に染め、抵抗のつもりなのか身をよじりだした。

「動かないでくださいね。流血沙汰はごめんですから。」

こう言うと刃物への恐怖が戻ったのか、彼女は唇を軽く噛み簡単に大人しくなった。
278葛城直4:2010/01/23(土) 11:00:21 ID:ylOAxr8t
ワンピースの両肩を裁ち切ると、胸元にも数センチ程の切り込みをいれた。
繊維の方向を確認し、手で下方に向け適当な所まで引き裂いた。
ウエストラインを少し越えた所で止まってしまったが、取り敢えずは十分なので横に置いておいたハサミをボールへ戻し彼女の顔を見る。

軽く噛まれた唇はそのままだったが、開かれていた目も、現実を拒むようにギュッと閉じられている。
構わずに淡いピンクのセーターに手を掛け、一気にたくし上げてみる。

「やっ!」

閉じられていた目がこちらを向く。

まるで何を考えているのかわからない!

といったような、困惑の表情が戻っている。
強い視線を返すと、一瞬目を逸らし、それでも私の真意を確かめようと再度こちらを向いてきた。

「かっ、葛城さんは、そんなに私が嫌いなんですか?」

興奮で呼吸が乱れ顔がくしゃくしゃになってゆく。

「だとしても、…だからといって、こんな事は、こんな事って……なんでなんですかっ…どうして………」

涙がどんどん溢れている。
それでも目を逸らさずに必死で問い掛けてくる。

(なんでだろうか)

既にしゃくり泣き状態になり問い掛けの続きができない彼女の代わりに自問してみる。

頭に靄が架かったみたいに考えはまとまらない。

「本性を確かめたいから。…ですかねぇ。」

自分でもしっくりこないが、取り敢えず浮かんだ事を口に出してみた。
これが本心だとしても、彼女のどのような本性を暴きたいのか……
どのような本性に期待し、確かめたいのかまではよくわからない。

更に数十秒考えてみる。

やはりすぐには答えがでない。
今考えてもしょうがない事と思い、彼女へ意識を戻す。
しゃくり泣いていた彼女は、少しだけ落ち着きを取り戻し、私の様子を観察しているようだった。
心の中を見られた気がして苛立ちが戻る。
苛立ちに嗜虐的な感情が加わりブラジャーに手を掛けた。

「さて、本性を見せて頂きましょう。」

279葛城直5:2010/01/23(土) 11:06:54 ID:ylOAxr8t
直の問い掛けに

「本性を確かめたいから。…『ですかねぇ。』」

と疑問形で呟き、なにやら物思いに耽ってしまった葛城と急に目が合った。
瞬間、不快そうな表情に変わり、すぐに意地悪そうな笑みを浮かべた葛城が口を開く。

「さて、本性を見せて頂きましょう。」

反射的に身体が縮まったが、直後、セーターの下に直接着ていたブラジャーを、肌に押し付けるように無理に上へずらされた。

「いたっ」

恥ずかしさより先に、摩擦による痛みが走る。

「随分と可愛らしいおっぱいですね。」

右の胸を強い力で掴まれる。

「いっ、痛いですっ。やめてください!」

本当に痛くて恥ずかしいなどと思う状況ではない。
少しでも痛みが軽減したくて、自然と身をずらそうと身体が動く。

「感じないんですか?」

掴んでいた手が一度緩み少しだけ緊張から解放されたが、またすぐに別の形に胸を歪ませられ痛みが走る。

「んうっ」

痛いという言葉の代わりに喉が軽い悲鳴を上げた。
昨日まで他人に触れられた事がなかった胸には、無理矢理歪められた後が欝すら赤く浮かんでいる。

280葛城直6:2010/01/23(土) 11:08:16 ID:ylOAxr8t
「まぁ、これで感じる人は珍しいでしょうね。」

葛城はそういうと力を緩め、カーブを描くような甘い動きに変えた。
反対の手を首筋に置き左の胸に顔を近付け蕾を口に含んだ。

「あっ…」

湿った感覚に思わず悲鳴とは違う声が漏れる。
葛城の顔がすぐ近くに来ていた。
すぐ目の前で葛城の口が自分の胸の突起を含み、怪しく光を帯びた舌で転がしている。
呼吸が乱れているため胸全体が明らかに上下しており、まるで葛城の口の中に自ら蕾を擦り付けてるように見えた。
更に吸い上げられ卑猥な音がたつ。

ぴちゃ…ちゅちゅっ

有り得ない光景に意識が遠のきかけていた直だか、湿った音に意識が戻る。
途端に羞恥心が込み上げる。
手の痛みを堪え抗議をする。

「やっ…やめてください葛城さん!!こんなのどうかしてますっ。」

乱れた呼吸のまま一気にまくし立て、更に呼吸が乱れる。
それでも言わずにはいられなかった。

「葛城さん。もうやめてっ!っん…。」

抗議の途中で蕾を軽く噛まれた。
痛みではない変な感覚が走る。

(!!!感じてる?そんなわけはないっ)

直は先程走った感覚と頭に浮かんだ事を必死に否定した。
そもそも『感じる』という事自体、これまで性経験と言える程の経験をしていない直にはよくわからないのだ。
知識の上では多少知っている『感じる』という感覚を、同性である葛城から与えられる…という事態は理屈抜きに嫌悪の対象である。
絶対に否定したい、認めたくない事態を漠然と想像し嫌悪が込み上がるが、直の思い構わず葛城の愛撫は濃厚さを増してゆく。
既に胸だけではなく腹部や形の良い敏感なへそ周辺までも葛城に占領され、身体が熱を帯び始める。
281葛城直7:2010/01/23(土) 11:08:53 ID:ylOAxr8t
けして心地好いとは思わないが、篭る熱が理不尽な状況への怒りからなのか、それとも認めたくない理由からなのか直には判断がつかない。

「はっんっっ、やめてっくだっさ…っい。」

不自由な身体を可能な範囲で引いたり押したりし、葛城の体温から逃れようともがく。
次第に呼吸が更に苦しくなり拒絶の言葉すらままならなくなってゆく。

「はぁぁ。ふっやぁです。ひっく…あぁ……やっ。」

腿の付近からワンピースが捲くられ、内股にも愛撫が及ぶ。
足を閉じたくて力が篭るが、開いたまま固定されていて動かそうとしても足首に痛みが走るだけだ。
気持ち内股気味に足の角度をずらすが、理不尽な熱に浮かされ度々力が抜けてしまう。
直はもうどうする事もできず固く目を閉じて熱に身を委ねる。
どんなによく知っていると言っても異性には知り得ない、同性だからこそ熟知し得る感覚を身体の中心に近い場所へ、執拗に与え続けられる。
時間の感覚はとおになくなっている。

ちゅぷ…

熱に身を委ね意識を遠くに追いやる事で、どうにか過ごしていた直の中心に痺れが走る。

「はぁぁぁんっ。」

信じられない位の甘い声が漏れてしまった。

(やだ…やだやだやだ)

手放しかけていた嫌悪感が戻るが、

にゅちゅ…ちゅぷぷ

それまで身体の外側から受けていた刺激とは明らかに異なる刺激を受け、頭の芯が痺れる。
いや、身体の中心が蕩けそうになる。

「指1本なんて余裕過ぎましたね。」

葛城が何かを言った。
すると、身体の中心に向かう感覚が痛みに変り、甘い声の代わりに息を殺すような悲鳴が漏れた。

「んつぅっ」

「流石に2本はきつめですね。でも大丈夫。すぐに良くなりますよ。」

先程までの質量とは違う存在感と動きに、熱が増す。
282名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 11:14:27 ID:zOFXlAfo
擬音や息の書き方がギャグっぽいw
283葛城直8:2010/01/23(土) 11:16:30 ID:ylOAxr8t
「はぁ…やぁぁ、はうんんっ んーー、あぁぁ。」
彼女の喘ぎに確かな手応えを感じ、出し入れしている手とは反対の手で真珠への刺激も加えてみる。

「ふぅーーんっ。」

甘ったるい声に何かを堪えるような気配を感じた。

「いきそうですか?」

意地悪く声を掛けてみる。
が、未知の感覚にセーブを掛けるのに必死なのか、彼女の答えはない。
彼女の足を固定するステッキが邪魔になり真珠を刺激していた手で足だけを解放してやった。
その間、彼女自身には集中できなかったが、彼女の熱が逃げる事はなかった。
解放した足に角度をつけさせ、間に滑り込む。
彼女のそこはやはり甘ったるかったが、ヒクヒクとして甘さ以外の何かを秘めている気がした。
そっと口を近付け新たな刺激を与えてみる。

「ひゃうっ。」

足を解放されたおかげもあってか、彼女がしなるように反応した。
手を絡めるように腰骨を押さえ固定し刺激を与え続ける。
指と舌を使って繊細に大胆に繰り返す。
彼女の腰が震えいよいよ我慢できないようすだ。

(もう少しですね。)

そう確信した時、彼女が突然激しい抵抗をしてきた。
足の固定を解放していたため、激しい抵抗に体勢が崩れる。

(こんな華奢な身体のくせにっ)

心の中で舌打ちをする。
腕の固定のため、上半身が起こせない分、下半身をバタつかせている。
怪我をするのは馬鹿らしいから勝手に体力消耗するのを待つことにする。
案の定ヒステリックな抵抗は数分で幕を閉じた。
熱は随分解放されたと思われたが、一からというわけでもないと彼女の中心に手を掛ける。

ビクッ

やはりしなるような反応が返ってきた。
支配欲が満たされるような感覚を覚え、2本の指を揃えて挿入する。
始めよりは時間を掛けずに激しさを加えてゆくと彼女に熱っぽさが戻ってるくるのがわかる。

「ふ…んっ、ふぁぁ…。」

弱々しながらも甘い声が漏れている。

284葛城直9:2010/01/23(土) 11:17:50 ID:ylOAxr8t
自分にコントロールされる彼女を見ながら、ふと先程先送りにした自問を思い出す。

(彼女にどのような本性を期待しているのか)

打ち消すように、より熱い愛撫をする。

「はぁぁっあん。ぁ…」

弱々しかった彼女の声が大きくなり、腰が浮いた。
クスッと、変な笑いが込み上げてくる。

(やはりね…。)

なんだかそんな言葉が自嘲気味に浮かんできた。

「ぁきやまさん…」

(………?………)

彼女から突然彼の名前が上がり指が止まる。

「あきやまさんっ、助けて…ぁきやまさん。」

身体を起こして彼女の顔を伺う。
涙で顔をくしゃくしゃにしながら彼の名前を何度も呼んでいた。

罪悪感が沸いたわけではない。
だが今の状況がどうでもよくなってしまった。
そもそも自分は何故ここに来たのか。

ワンピースの裾を戻し淡いピンクのセーターを突起が隠れる程度にだけ下ろしてあげる。
彼女はまだ泣きじゃくっている。
ステッキを拾い上げ念のため自分の衣服を確認する。
問題が無いことを確認し玄関に向かう。
深呼吸をして、彼女をもう一度見る。

「謝りません。」

しゃくり上げていた彼女の呼吸が一瞬止まった。

「私は神崎直さん、貴方のようにはなれません。」

彼女のしゃっくりのような呼吸が続いている。
私は再び玄関に向かいながら言葉を続けた。

「ですが、貴方の事は認める事にします。」

また彼女の呼吸が止まり、こちらを見たような気がした。

玄関の前で彼女の手が解放されていない事を思い出した。
ちょっとした悪戯心が生まれ目に留まった彼女の電話から彼のアドレスを探しcallする。
3度程ワンギリを繰り返して電話を置いた。

(さようなら。)

と心で呟き玄関を出た。


おわり。
285名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 13:28:18 ID:qATcJ0W+
GJ
こういうユリとか結構好きだな。
ごちそうさまでした!
286名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 19:26:44 ID:9jhPnVXO
GJ
そして葛城の悪戯心にもGJ
このあとどうなるのか非常に気になるw
287名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 00:56:27 ID:RSKNL+yq
GJ
そこで終わっちゃうのか!さすが葛城、焦らしやがるぜ…

百合はいいものだ
288名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 01:32:36 ID:3IPPUGn9
スイーツの日記と、ヲタのエロ小説は似ていると感じた
289名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 02:38:08 ID:PLPo+sZx
スイーツ日記でスミマセン…orz

秋直になりますが続きの投下もしてみます
ホント煽り耐性低いんで嫌な方はスルーお願いします

んで今回は断続的になるので職人さんいらしたら途中でも新規投下してください
職人さん復活マジで期待してます
290秋直1(葛直の続き):2010/01/24(日) 02:40:57 ID:PLPo+sZx
セミファイナルステージが終わってから一週間、秋山は結果を受け止めきれないままでいた。
数日前、電話で話した直は気持ちの整理がついているのか明るい様子だった。

「残念ですけど、後悔はありません。」

そう言い切った彼女に返す言葉が見つからず、心がチリチリとした。
いつもなら沈黙など気にしなかったが、心の中を探られるような気がして適当な言葉を探した。

「悪かったな。守ってやれなくて。」

この場に相応しい適当な言葉。

「いいんです。私、秋山さんに沢山助けて貰って、守って頂きましたよ。お返しができないのは残念ですけど…」

予想と変わらない彼女の応えに適当に相槌を打ち電話を切った。

秋山も結果は結果と認識できるのだが、感情として割り切れないものを消化仕切れずにいるのだ。

「秋山さんに全てを託します。」

頭の中で直の言葉が響く。
信頼の証ととれるその言葉が気分を重くさせる。

直がファイナルに進まなくとも自分は進む

以前からそう考えていた。
そして彼女は負債を抱えずに離脱できたのだ。
何の問題もない。
そう…自分と彼女は離れたとしても問題などありはしないのだ。

「まぁ考えてもどうにもならない。」

わざと口に出し考えを断ち切ろうとした時、不意に電話が鳴った。

291秋直2:2010/01/24(日) 02:44:46 ID:PLPo+sZx
ピロリロ…

(メールか?)

画面を見てみる

『不在着信1件』

誰からなのか確認操作をしようとすると再度電話が鳴った。

ピロリロピロリ
『着信中 神崎直』

認識とほぼ同時に音が鳴り止む。
無意識に眉間にシワが寄る。

ピロリロピロ…

今は直からの電話に出る気分ではなかったが、3回連続の着信に不信を覚え反射的に応答ボタンを押した。
が、切れてしまった後だった。

(なんなんだ一体。)

腹が立ち電話をベッドへ投げ捨てる。

今は彼女とは話したくない

秋山は本心からそう思っていた。
故に、さっきの電話は繋がらなくてよかった…気分を変えれば落ち着くはず…なのに苛立ちが消えない。
フゥーーー…と少し深めの溜息を吐き目を閉じる。

(どうして彼女の事になると簡単に振り回されるんだ。)

自嘲気味に自問し、気分を沈めていく。
答えはわかっているが頭の中身を空にし、ほんの数秒間だが自分自身すら感じないような時を過ごす。
そして目を開けた。
視界に電話が映る。

「はぁーーーっ」

声と言える程の明るめの溜息をわざと尽きながら電話を取り、彼女にcallする。

(駄目だな俺は。)

心配性な兄のような役処を自分に演出しながら応答を待つ。
が、6回程のcallで留守番電話に切り替わる。
無理に引き寄せた明るい空気が散っていく。

(………本当に駄目だな俺は。)

今度は心底そう思いながら財布とキーを取り玄関へ向かった。

292名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 12:26:07 ID:A+JN9TCa
>>272
地味に続き期待してる
293名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 20:02:18 ID:UHsH20n/
うおお…秋直展開wktk
294名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 21:10:29 ID:J2xO+dBI
GJGJ秋直

続き楽しみだW
295名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 00:09:14 ID:M6JCPaN9
だんだんスレが伸びなくなってきたな
この調子だと>>299で必ず止まるな
途中から流行りだしたストーリー口調に期待&応援
しかしこのスレは確実に止まってしまうだろうな
296秋×直 最終回後A:2010/01/25(月) 03:23:50 ID:XhTTTuYv
「ふぅん…なるほどねぇ…。」

秋山と葛城の様子を遠くから見ていた直の耳元で、聞き覚えのある高めの声がして
直は思わずギョッとして振り向く。

「フクナガさん…!」
不意に現れた福永に、直は動揺した。
でもキノコヘアーのメガネは悪びれる様子も無く、言葉を続ける。
「直ちゃんさぁ、前から思ってたんだけど、君には欲ってものがないわけ?」
「よ…欲…ですか?」
「大体君の望みは、なぁに?」
「望みって…そりゃあ、参加者の皆さんが誰も不幸にならずに安全にゲームを抜けて、それで…」
福永は途中まで話を聞くと、いいから、という様に直を制した。
「俺は直ちゃんが、とぉ〜っても良い子で人徳もある人だっていうのは良く知ってるよぉ?
この薄汚いライアーゲームの中に突如現れた…まるで女神様みたいだ。」

「…何が言いたいんですか?」
福永のトゲのある言い方に、直も少しムッとした。
「俺が言いたいのはね、欲の無い人間は不自然だってこと。」
「不自然…??」
「俺はさ、ずっと金が欲しかったの。金こそ俺の欲。生きる源。君にもあるんじゃないの?
欲がさ。それが無かったら…」
「フクナガさんの言ってることよく解りません!それが無かったら、何だって言うんですか?」
そう直に言われて、福永は意地悪く笑った。
「欲が無い人間なんてさ、死人と一緒だよ。」

「…!え…!?」
福永の言葉にショックを受け、直はうなだれた。
「直ちゃんにもあるんじゃないの?欲が。欲しいんじゃないの?秋山のこと。」

私が?秋山さんを欲しい??どういうことだろう。

「そんな!!秋山さんを、まるでモノみたいに言わないで下さい!!」
福永は食ってかかる直を相手にせずに、ファイナルステージが終わったら連絡するから。
と言い残して去って行った。

サラサラのオカッパ頭で去って行く彼の後ろ姿は…まるで毒キノコだ。
297秋×直 最終回後B:2010/01/25(月) 03:25:34 ID:XhTTTuYv
もう、帰ろう。
フクナガさんの言ってることにムキになって言い返したのは、きっと…
彼の言っていることが図星だったからだろう。

「何だか私、どんどん嫌な女になっていくみたいだ…。」
自己嫌悪の塊になった直が、トボトボと家路に着こうとしたその時、彼女の腕が何者かに掴まれた。

振り向くと、いつものポーカーフェイスで秋山が、いつの間にかそこに立っている。

「俺に一言もナシに帰るだなんて随分じゃないか、カンザキナオ。」
「秋山さん…」
怒ってるのかな…?
でも、秋山さんだって葛城さんと話し込んでたし、こうするしかなかったとも思う。

「なあ、お前に来て欲しい所がある。」
秋山は直の腕を掴んだまま、ただ黙って直の家とは反対方向に歩き始めた。

途中、何回も どこへ行くんですか?と尋ねても
「来れば解る。」
と短く答えるだけで、直は彼についていくしかなかった。

しばらく歩くと、一件の安アパートが見えてきた。
秋山は、そのアパートの階段を上がり鍵を開けて、直に中に入るように促した。
298秋×直 最終回後C:2010/01/25(月) 03:26:25 ID:XhTTTuYv
「あの〜…ここってもしかして、秋山さんの家ですか?」
直が落ち着かない様子で聞くと、
「鈍感なヤツだな…」
と呆れて秋山はさっさと部屋に入る。
どうぞ、とソファに腰掛ける様に言われて直はぎこちなく座った。
秋山はキッチンに向かうと、手際よく二人分の紅茶をいれている。

待っている間、直は部屋中を見渡す。
…物がない。ワンルームにしては広いが、あるのはセンスの良いデザインのテーブルとソファだけ。
テレビどころか、ベッドすらない。

「お待たせ。」
秋山はアンティークらしいティーカップを直の目の前に置くと、自らはテーブルを挟んだソファに座る。
「何で…私を部屋に入れて下さったんですか?」
直が問い掛けると、秋山は
「君と、ちゃんと話してみたかったから。」
と優雅に紅茶をすすっている。
「何も…部屋に呼ぶのは私じゃなくても良かったじゃないですか。その…葛城さんでも…。」
「葛城…??」
直の回答に秋山は明らかに驚いている。
「私、秋山さんと葛城さんが和解できた事は本当に良かったって思ってます。でも…」
「でも…?」
「か、葛城さんは私の知らない秋山さんをたくさん知っていて…
それで私は…私は…」

しまった、と思った。
さっき福永に変なことを言われたせいもあって、直は完全に自分の気持ちに混乱していたのだ。

「私…嫉妬…した…。」

しばらく沈黙した後、直は消え入るような小さな声で言う。
「嫉妬って…」
秋山も何やら神妙な表情で下を向く。
「なあ…カンザキナオ。俺は…」
秋山が重苦しく口を開くと、直はその先が聞きたくなくて
「良いんです!」と制した。
「私は秋山さんにどう思われてても良いんです。さっき、フクナガさんに言われたんです。
君の欲しいものは何か?って。」
秋山は顔を上げると、今まで見たこともない様な真剣な表情で直を真っ直ぐに見つめた。
「私…考えなくても、すぐに答えは出ました。」

「欲しいのは、秋山さん。あなたです。」
299名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 03:32:33 ID:XhTTTuYv
小分け投下になってしまってごめんなさいorz
あと一回の投下で完結させて頂きます。
その時には、一回で読み易いようにアンカーも付けさせていただきますので お許し下さいorz
エロも頑張ってみます。
300名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 07:38:55 ID:kDaJSa2S
待ってました!
嫉妬する直が新鮮で良かったです。続き楽しみにしてます
301名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 12:24:48 ID:JkDOR0jN
GJ!なおちゃんが可愛いなぁ。
続きwktkして待ってます。
302290:2010/01/25(月) 18:26:43 ID:qyTz8Pbw
296さんGJです!
直ちゃんとっても可愛いですね
続き楽しみだー

290の続きの件なのですが無駄にものすごく長くなってしまい(秋山がなかなかエロに突入してくれなくてw)続きの投下迷っています
初SSで文章が激しく変なんですよね(葛直パートも本当に変ですよね)
スレ汚しになりそうなので暫く様子見にします…Orz
303名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 18:51:10 ID:JpoWDGKL

>>302
とてもぅGJだったよ!無駄だろうが長かろうが290の続き超待ってます!
秋山さん早く直ちゃんをイかせてあげてーーーー!!

>>296もGJ!
304名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 23:39:20 ID:M6JCPaN9
今日も疲れた仕事から帰ってきた
仕事では上司からスパルタ教育的業務
そして帰宅後は子供から小遣いをせがまれ
妻からは不倫を察せられ、離婚を言い渡される一歩手前
こうして私が書き込めるのはある意味奇跡かも…
そんな私の希望の光は、ただ1つ、このスレの物語だけなのです
こういう場所でしか楽しむことができない私ですが
どうぞ続きをよろしくお願いします
私の唯一の楽しみを決して奪わないでください
お願いします
305名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 23:53:46 ID:ve7qjMFH
おいしいいい!
GJ!続きを気になって待ってます!
306秋直(葛直の続き):2010/01/26(火) 01:22:15 ID:8oZOYwPG
葛城直パート全9
>>275->>285付近完結済み
秋山直パート1〜2
>>290 >>291

続き投下します

注意※
マジで無駄に長いです。
省くというスキルがないため酷いです。
時間の無駄が嫌な方はスルー推奨!
それでも読んで下さるかた感謝です。
307秋直3:2010/01/26(火) 01:27:25 ID:8oZOYwPG
彼女の家に行ってみよう

決断してしまえば秋山の行動は早かった。
30分程で直の家付近に来ていた。

駅からの道のりを急いで進み彼女の家が見えてくると自然と気が緩む。
余裕が生まれ景色を見遣る。

(!?……)

不意に視線を感じ、周囲に視線の主を探す。

(誰もいないか…)

気のせいと思い直し彼女のアパートに入る。
直の部屋の前に到着し、呼び鈴を鳴らす。

ピンポーン

内装のイメージとは違い彼女の部屋の呼び鈴はクラシカルな音がする。
インターフォンではないので扉が開くのを待つ。
暫く待つも扉が開く気配がなく秋山はガックリとする。

(駄目というよりも馬鹿だな俺は。)

携帯からの着信だったのだから家にいたとは限らない。
しかも今日は休日だ。
出先からだった可能性は大いに有り得るというのに、何故考えが至らなかったのか。

(……………)

盛大な溜息をつきたいところだったが場所を考え押し殺す。
しかしどうしたものか…先程の電話はやはり気になるため、このまま帰る気にはなれない。
安否の確認だけでいいのだ。
だが、住民でもない者が他人の住居前にずっと居るわけにはいかない。

(取り敢えず離れるか。)

扉に背を向け電話を取り出す。
アパート出口に向かいながら直にもう一度callしてみる。

♪天国じゃなくても〜♪

背後から軽快な音楽が流れる。

(!!)

聞き覚えがあった。

「古めの曲ですけど、大好きなんです。秋山さんからの着信コレにしてるんですよ!」

以前、直がお気に入りだと聴かせてくれた曲に似ていた。
歌詞のサビの部分が自分達に合っている気がして…などと話しは続き、苦笑いをしながらも直には合ってる気がすると思い聴いていた。

308秋直4:2010/01/26(火) 01:30:25 ID:8oZOYwPG
♪あなたに会えた幸せ…♪

(間違いない。)

後ろを振り返ると音の発信源は予想通り直の部屋である。
耳を近付けると、音楽が止んだ。
手元の電話からは留守電アナウンスが流れており、秋山は電話を切った。
40分程前に自分に着信があった事は確かだ。
その後に携帯を忘れ外出したのか…可能性はある。
が、無償に安否が気になった。
知った仲とはいえ無断で入る事は流石に抵抗があり、再び呼び鈴を押して中の気配を探る。
助けを呼ぶような声はないが微かな気配を感じた…ような気がした。
何故か嫌な感じがして、堪らずドアノブを回してみる。

ガチャリ

鍵が掛かっていない。
いくら無防備な彼女でも外出時に鍵を掛けないわけがない。
漠然と沸いた嫌な感じが確信めいた胸騒ぎに変わり扉を開けた。

バンッ

視界の中で白いモノが動いた。
皺の寄ったオレンジ色のベッドカバーの上に細く白い足がある。
頼りなげに重なる二本の足首には細い紐が幾重にも巻かれている。
それぞれの足首に緩く巻かれたそれには拘束力はないと思われたが、1番華奢な付近には痛々しい鬱血痕がある。
靴を脱ぎ捨てながら声を掛ける。

「なおっ!?」

「こないでくださいっ!!」

強い声音に足が止まる。
が、秋山は既に部屋に上がっていた。
一歩奥に上がっただけだったが、障害物であった壁の先が目に入ってきていた。

(―――――――)

一瞬で頭の中が白くなる。
スカートは下腹部から大腿を覆っていたが一見して不自然であり、すぐに裂かれた跡に気付かされる。
インナーも捲くり上げられており彼女の柔らかそうな白い肌には鬱血痕が点々と散らばっていた。散らばる痕に目を配ると、胸の膨らみの一部が視界に入る。
明らかに誰かに乱暴されたと思わせる光景だ。

「ぁきやまさんっ」

搾り出すような直の声で我に返る。
返事はできない。
彼女に近づき着ていた服を胸元から腹に架けて被せてやる。
だが掛けた上着に視線を落とし再び動けなくなる。
しなければいけない事は沢山あるはずだった。
しかし思考がまともに働かない。
309秋直5:2010/01/26(火) 01:32:12 ID:8oZOYwPG
思い切ったような声が直の口から出た。

「あのっ、手を、解いて貰えますか?」

掛けられた声になんとか反応し彼女の腕を探す。

(手を解く…?)

思考が鈍いまま肩から、その先に延びる手を確認する。
紐が幾重にも巻かれていた。
足首のそれとは違い、今見ているそれは現在進行形で拘束力を発揮している。

流石に頭より先に身体が動いた。
痛々しい手首、不自然に上がる肩を庇うように曲げられた肘…とにかく一秒でも早く解放してやりたい。
左右に視線を配り近くにハサミを発見する。
金属製ボールの中にいくつかの器具と一緒に収まっていた。
色々と引っ掛かる事はあるがハサミを取り上げ彼女の側へ戻る。
拘束を逃れようとした結果なのか、白い肌に紐が食い込んでいる。
傷付けないように手を添えると、彼女の肌はとても冷え切っていた。
急いで、でもなるべく丁寧に刃を入れ拘束を解く。

拘束を解かれた彼女は、慌てて上半身を起こし自分の身を庇うように上着を掴んだ。

「っっつ。」

ビクッと肩を上げ小さな悲鳴を漏らした彼女は、上着を離し顔を歪ませた。
長時間無理な体勢でいたせいか逆姿勢に痛みが走ったのだ。

咄嗟にインナーに手を掛けて腹まで降ろしてやる。
思考が動きだし『いったい何があったのか』
問い質したい衝動が沸く。
しかし先ずは彼女の身体を労るのが先だと思い改めバスルームへと足を向ける。
知らない領域であったがバスタブに詮をして湯を落とし始めた。
温度確認をしながら先程の光景を思い出す。

直の無防備さが招いた事かもしれなかった。
彼女のそういった部分には、何度も苛立った経験がある。
だが実際こうなると彼女に対して怒りは向かわない。
見えない相手への怒りが暴走しそうになるが何度も深く息を吐き気分を落ち着かす。

(今は絶対に感情的になっては駄目だ。)
310秋直6:2010/01/26(火) 01:38:58 ID:8oZOYwPG
バスルームから戻ると彼女はベッドカバーに身を包んでいた。

「なお」

なるべく優しく声を掛け、反応を見ながらゆっくりと近くに寄る。
斜め前に位置を取ってしゃがんでから彼女の顔を見つめた。
俯いていた彼女は少しだけ顔を上げ視線に応えてくれた。

「肩は大丈夫か?他に痛む処や怪我はないか?」

コクンと健気に頷く彼女。
すぐにでも抱きしめてやりたくなる。
しかし今はそんな事をするわけにはいかない。
彼女が怖がらないように、安心できるように一定の距離を保ったまま再び声を掛ける。

「風呂入れそうか?」

「はい…。」

今度は声に出した返事が返ってきた。
バスルームから遠い椅子に腰を掛け彼女を見守る。
着替えを取りバスルームへ消えて行く姿を見送ると、間もなくしてシャワー音が聞こえてきた。
取り敢えず安心したが、すぐさま部屋全体の確認に入る。
二人掛けのダイニングテーブルにカップを2つ発見する。
近付き中身を覗くと、残留している中身からは甘い香がしてココアだとわかった。
だが分離現象が起きていた…恐らく薬でも混入しているのだろう。
顔見知りが相手だろうと思われ、余計に彼女が不憫になる。
カップを持つ手が震え、身体が熱くなるのを感じるが、心を沈めるために目を閉じる。

311秋直7:2010/01/26(火) 01:41:35 ID:8oZOYwPG
10分程前、バスルームで湯を張りながら秋山は心の整理をした。

ここ数日、確かに秋山は苛立っていた。
セミファイナル後の状況変化をきっかけに、直への特別な思いから色々な感情が生まれコントロールしきれない状態だった。
直との関係に不満が生まれ、同時に勝手な理想を抱き…またそれを否定し自己嫌悪に堕ちる。
子供っぽい怒りを直にぶつけたい衝動に秋山は振り回されていた。
しかし、状況はそれどころではなくなった。

心配性の兄のような役処でも構わないと自然に思えた。
側で今の直を助けてやれるなら…むしろ都合が良いポジションである。
彼女が離れるかではなく、自分が彼女を守りたいのだ。
もちろんライアーゲームなど関係ない。

秋山は気持ちを切り替えバスルームを出てきたのだ。


(怒りで思考を鈍らせている時ではない。)

カップを置きながら再び自分に念を押し、彼女のこれからについて思考を巡らせてゆく。
状況を考えると異性が立ち入るのは好ましくないと思われたが、見過ごして救われる事態ではない。
床に落ちていた紐や下着や服の残骸を全てビニールに詰めながらセカンドレイプという言葉が浮かんでくる。
被害を訴える事は正しい姿だと思うが、見返り以上に精神的苦痛が伴うだろう。
彼女はどう考えるだろうか。
カップや調理器具を適宜な位置に片付けながら、妊娠の可能性も考えた。
予定日でなくとも非常事態に排卵〜望まぬ妊娠という話しは聞いた事がある。
とにかくアフターピルの処方は受けた方がいい…時間制限がある中でどう切り出そうか…

カチャリ

考えがまとまらないうちに彼女が戻ってきた。
時計を見ると20分程経過している。

312秋直8:2010/01/26(火) 01:43:35 ID:8oZOYwPG
(案外早いな。少しは落ち着いたのだろうか。)

彼女を観察する。
表情は強張っているが顔色はだいぶ良くなっていた。

「秋山さん」

先に声を掛けてきたのは彼女だった。

「ありがとうございました。それと心配を掛けてすみません。だけどもう大丈夫です。」

彼女は一気に言葉を連ねた。
バスルームで言葉を考えて来たのだろう。
言い終えた彼女が自分の反応を待って身構えているのがわかる。
取り敢えず落ち着かせようと近くの椅子を薦めてみると、彼女は素直に従った。
少し時間をおいてから、なるべく静かに話し掛ける。

「辛いだろうが率直に言う。婦人科に行くべきじゃないか。」

彼女が俯く。
返事がないので、言葉を続ける。

「頼れる女性がいなければ、俺がついて行く。警察なんかは別にしても、身体は大事にしないと…な?」

語尾を上げて彼女の返事を促す。
暫く沈黙が続いたが、彼女の言葉を待っていると

「身体は大丈夫です。」

とだけ返ってきた。
しょうがないので覚悟を決めて話しを続けた。

妊娠の可能性やアフターピルの話に性病の話しも付け加えた。
もしも思い当たるなら、怪我がなくとも病院に行くべきだと。

これ以上は繰り返しになると思い、彼女の返事を再び待つ。
ずっと黙っていた彼女が俯いたまま話し始めた。

「妊娠はないです。」

いきなり言い切る彼女に、『だってされたんだろ?』と思わず問い質したくなったのを堪える。

(油断をすると、俺という奴はすぐにこうだ…)

自分に注意を促し黙っていると、予想外の言葉が続いた。

313秋直9:2010/01/26(火) 01:52:21 ID:8oZOYwPG
「相手は男性じゃないんです。」

話しが予想外に向き彼女の顔を確かめずにはいれなかった。
遠慮を忘れ視線を向けると、彼女は焦ったように話しを続けた。

まとめると、『高校時代の同級生が悪戯をしてきた』という内容だった。
『昔も少しいじめを受けていた』だとか、『変わった人だから』だとか…色々言っているが、内容からも様子からも到底信じ難かった。
繰り返し尋ねても同じような話しでかわされてしまうため作戦を変え、彼女の真意を探る。

「仮に本当だとしても、拘束されたんだろう。悪戯で済む話しではないんじゃないか?」

彼女は『拘束』という言葉に動揺を見せたが、『少し変わったタイプの人だけど根は優しいはず…』などと言い出した。
半ば呆れ気味に語気を強めて問い質す。

「じゃぁ君は、久し振りに訪ねてきた元同級生の女に犯されかけたって言うのか?」

ストレートな言葉に直の顔が見る見る赤くなる。

(しまった)

誰が相手でもレイプ被害に遭ったのは事実なのだ。
こんな言い方はするもんじゃなかったと大失態に焦る。
と、直が口を開いた。

「もうこの話しはしたくありません!秋山さんに心配されなくても妊娠なんかしていないし、相手を教える気はありませんからっ!」

「それに、助けて欲しいなんてお願いしてません!!」

「それに……………」

顔を真っ赤にした直の言葉は続く…頭の中がグラグラした。
何やら先程の説明を支離滅裂に繰り返している。
『よけいなお世話』と言わんばかりの言い様と、度々出る『相手』と言う言葉使いが特にグラグラくる。

314秋直10:2010/01/26(火) 02:05:11 ID:8oZOYwPG
(相手って……同意だったのか?いや馬鹿な…消えた状態で放置されてたじゃないか…)
(助けはいらない?なんだよそれは…庇ってるのか…レイプだろ?)
(乱暴されても庇いたい相手だって事か??)
(身勝手に暴力を振るわれたんだろ?…そんな奴許せるわけがないだろう…好きだからなのか??………ちょっと………)

「ちょっと待て!!」

立ち上がり大きな声で彼女の言葉を遮る。
彼女の視線はまだ何かを言いた気だったが無視をして背中を向けた。
セミファイナルからずっと疲れていた。
感情の起伏に限界を感じた。

「もういい。」

一言漏らすと、後は勝手に続いた。

「お前との面倒事は懲り懲りだ。冗談じゃないっ。茶番は仕舞いだ。もう二度と…」

ドンッ

最後の言葉が出掛けた時、背中に重みを感じた。

「ごめんなさいっ。でも、本当にこれ以上話したくないんです。秋山さんが好きだから、こんな状況に堪えられなくて…だから、それであんな酷い言い方しちゃってごめんなさい!!」

胸の辺りに回り込んできた手が震えている。

「怒らないでください。秋山さんに嫌われたくありませんっ。」

(あぁ…俺って奴は…)

情けなくて振り返る事ができなかった。
震え続ける手に手を重ね、やっとの思いで口を開く。

「なお。悪かった。大切にしたいのに上手くいかない。慎重に大事に労ってやりたかったのに…」

そこまで言うと背中で涙を感じた。
身体を一度離して振り返り、抱きしめ、ずっと言えなかった言葉を口にする。

「君が好きだ。」

315秋直11:2010/01/26(火) 02:07:25 ID:8oZOYwPG
普段は言葉選びに余念ないというのに、そう言うのが精一杯だった。

暫く抱き合っていると彼女が顔を上げこちらを向いた。

「私も…秋山さんが大好きです。」

もう一度抱きしめてから彼女をベッドの上に誘導し、二人で腰を掛けた。
それから、言う必要はないと思ったが、ここ数日の彼女への気持ちを正直に話した。
子供っぽい感情を持った事や、それに振り回されて過ごしていた事など。
柄ではないが、一度きちんと話しておきたかった。
彼女は驚いたように、謝ったりはにかんだりしながらも嬉しそうに聞いてくれた。
そのうち彼女が、『いつから好きだった』とか『どこが好きだ』とか甘ったるい話しを始めた。
嬉しくはあったが、甘さに耐えられなくなり顔が歪んでしまう。

「照れ屋ですね。」

こういう雰囲気は苦手で肩を竦めると、彼女が更に調子に乗り始めマシンガントークが続く。
やられっぱなしは流石にないと思いジッと見つめてやると、今度は彼女が肩を竦めたが、またすぐに口が開く。
だが、その唇に唇を重ね止めてやる。
一度離して

「そんなに話してると喉が渇くぞ。」

そう言ってから再び重ね、少しだけ舌を絡ませる。
反応を確かめるが抵抗する様子はなかった。
もう一度離れ姿勢と角度を変えて、今度は深く味わう。
彼女の手が膝に乗りキュッとズボンを掴んできた。
身体の芯が熱くなる。
すぐに離れると不自然なので少ししてから唇を離し、頭をポンポンと叩いてやる。
彼女のトロンとした表情に夕暮れの色が刺ささっていた。
その姿にまた身体の芯が温度を上げる。
どうにかなってしまう前に口を開いた。

316秋直12:2010/01/26(火) 02:10:31 ID:8oZOYwPG
「そろそろ帰るな。」

彼女が何か言う前にと立ち上がり玄関に向かう。

すると玄関横の下駄箱台の上に直の携帯を見つけ、忘れ掛けていた昼間の出来事を思い出す。

「なお」
…昼間の電話

続けようとして、躊躇した。
アノ話に戻ってしまうだろう…これ以上は話したくないとハッキリと言われていた。
少なくとも帰り際にする話ではない。
何か別の言葉を掛けようと思い彼女を見ると、先に声を掛けられた。

「秋山さん…泊まっていきませんか?」

激しく動揺してしまう。
感情の起伏の激しかったここ数日でも、今が1番動揺しているかもしれない。
悟られただろう。
仕方ないので開き直って無視をした。
先程気にした下駄箱上の電話も無視して靴を履くと彼女が近付いてきた。

「今夜、ちゃんと恋人にしてくれませんか。」

思いきって言ったのがわかる。
そんな彼女を無視するわけにいかず、身体を向き直し応える。

「今日はタイミングが悪い。君が嫌なら昼間の話しはしたくない。だが、納得できたわけではないんだ。」

彼女の目が潤むのを見て本音を付け加える。

「君を大事にしたいけど、今夜そうなったら大切に扱えそうにないから…」

もう少し何かを続けようとしたが、彼女が真剣な表情で手を掴できた。

「靴、抜いでください。」

掴んできた手に力が篭る。

「大切に扱わなくていいですから。今夜恋人にしてくださいっ!!」

最後の部分をかなり大きな声で言いきって抱き着いてくる彼女に、愛しさが込み上げ肩を抱いた。

317秋直13:2010/01/26(火) 02:22:55 ID:8oZOYwPG
またベッドへ戻って来ていた。
彼女を座らせると掴んでいた手を優しく外し、膝の上に乗せてやる。

「ちょっと待ってな。」

と声を掛けてから部屋中のカーテンを閉じて回った。
優しい時間にしたいと思っているが、身体が熱くなりきってしまえば、自信がない。
滑稽だと思ったが、なるべく今のうちにできる事をしておく。
エアコンの温度設定を高めに設定し、リモコンを持ったままキッチンへ向かう。
勝手に冷蔵庫からミネラルウォーターを拝借した。

(ゴムないな…)

と思ったが、昼間の件を思いだして今日に限り中で出すと決めた。

(万一ガキができたら俺のに決まってる。)

ようやく彼女の隣に戻り、ペットボトルとリモコンを床に置き髪を撫でる。
彼女に緊張が走るのを感じた。
空気を緩めたくて咄嗟に思いついた意地悪を言う。

「よかったのか?さっき…あんな大胆な事玄関前で叫んでさ。」

言葉の意図が通じなかったのか、彼女が目を丸くしてこちらを見る。
『ご近所さんに…』と補足してやろうと思ったら急に察したのか顔を赤く染めて玄関を見る彼女に思わず笑いが零れた。

クックック

からかわれたと気付いた彼女が半分怒った表情で抗議をしてくる。
お陰でこちらの緊張も解けた。

適当な言葉で抗議をなだめながら、ゆっくりとキスをする。
軽く離れて彼女の唇を近くに感じたまま最終確認をした。

「いいんだな。」

返事はわかっていたが、コクリと頷かれると身体がほてった。
身を任せてきた彼女のカーディガンを脱がせてやると、髪の毛が少し乱れた。
318秋直14:2010/01/26(火) 02:29:33 ID:8oZOYwPG
そのままベッドに彼女を倒しキスをする。
唇を重ねながら髪を指で梳いてやる。
何度もそうしてから、胸元に手を掛けると彼女が少し身をよじる。
一度身体を離し、ブラウスのボタンを丁寧に外していく。
白いカップ付きのキャミソールが現れる。
今度はキャミソールの裾へ手を掛け、やはり乱暴にならないよう気を付けながら上に捲る。
薄暗くしておいたが、鬱血の痕が容赦なく存在を主張してきてチクリと胸に刺さる。
沸き上がる感情を追いやりながらカップの部分も捲り上げると小さめだが形の良い胸があらわになった。
吸い寄せられるように触れ、下から持ち上げるように感触を確かめてみると、予想とは違いかなりの弾力性があった。
嬉しい誤算に一瞬和む。

(男って馬鹿だよな。)

が、やはり例の痕はココでも主張をしている。
彼女をもっと味わいたくて、その痕を消してしまいたくて、髪を耳に掛けながら肩を落とし覆いかぶさろうとした。
すると彼女が急に両腕を滑り込ませ、胸を隠した。

「あの…秋山さんは脱がないんですか?」

遠慮がちに可愛い事を言われ、予定外に熱が増す。
ここは少し落ち着こうと身体を離し彼女を見下ろす。

「じゃぁさ、脱がせてよ。」

彼女の顔が予想通りに焦りを見せ、また体温が上がる。
上半身を起こしてやり、手をシャツに誘導する。
ひとつずつボタンを外し始めた素直な彼女が可愛いくて髪に手を掛けまた撫でてやる。
脱がされきっていない上半身が可愛いらしさに反してやけに淫らで色っぽい。
熱っぽさをごまかすために、またからかいたくなってしまった。
彼女の胸元をジッと見てから目を逸らし、切なげに言ってやる。

「その痕、気になるな…。」

319秋直15:2010/01/26(火) 02:37:33 ID:8oZOYwPG
ボタンに掛かっていた手を戻し、すぐに腕で身体を隠す彼女。

「ごめんなさい…。」

悲しそうにする。

(おいおい…ごめんやり過ぎた。性格悪いんだ反省するよ。)

慌てて彼女の顔を覗き込んでフォローする。

「あんまり可愛いから困らせたくなった。ごめんな。」

なっ?と付け加えると、彼女は俯きボソリと言った。

「でも、気になるのは本当ですよね?」

(そりゃぁ本音はね…)

と思いながらも、本気で反省する。

(デリカシーなさ過ぎた…困った。)

すると彼女が胸の前を開けて、まだ身体に残っていたブラウスとキャミソールを脱ぎ始めた。
そして勇気ある驚愕な反撃を口にする。

「デリカシーないと思いますけど、秋山さんが上書きしてくださいっ!」

キャミソールを手に握り顔はそっぽを向いている。

(−−−−−−−)

一瞬ポカンとしてしまった。
重苦しい雰囲気が晴れてゆく。

(確かに、それもデリカシーないよな。)

苦笑いしつつも救われたと思った。
耳元でもう一度ゴメンナと呟いてから自分もシャツを脱ぎ捨てた。


おわり。

320秋直が好き:2010/01/26(火) 02:44:22 ID:8oZOYwPG
葛城直パート全9
>>275->>285付近完結済み
秋山直パート1〜2
>>290 >>291
3〜15
>>307->>315

お付き合い頂きありがとうございました

エロは最後までと思い続きを書いてありましたが
更に長さが増えて収拾がつかなくなってきたので
切れのよさそうなところに遡り おわり にしました

エロ消化不良かもですが
本当に長々とお付き合い頂きありがとございました
321秋山が好き:2010/01/26(火) 15:52:53 ID:MdsKMLCc
松田翔太くんカッコイイなぁ…
キャー ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 キャー
http://www.ken-on.co.jp/matsuda/archives/photo/
322名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 20:03:27 ID:zD2D23cR
>>230

GJ!!
秋直パートも良かったです!
投下してくれてありがとう!!
323名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:07:37 ID:x8yX2R8Q
これ書いてる人女?
324名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 22:50:29 ID:7RgSDLTJ
おいしかったです!GJ!
リアタイで見てて途中で寝ちゃったのが悔やまれる…
325名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 23:38:12 ID:ZxmdNe+i
GJ
秋山の葛藤が面白かったw
気が向いたらまた書いてくれ
326名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 23:50:33 ID:jGpYZTU1
319の辺りは少し急いだ感じが出てましたが
全体的に観て、とても面白かったです。
暇つぶしにはもってこいでした。
また読みたいなぁ!
クルクル(・_・)(_・ )(  )( ・_)(*゚∇^v)⌒☆アリガト!
327名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 00:34:36 ID:KytNbktH
葛城と秋山のからみが見たいなぁ
328名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 07:53:27 ID:cVQ4xG3F
love or lies が秋直で萌える
329名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 10:36:05 ID:T0e6G2tn
マリエ(MEGUMI)と毛皮ハゲの絡み、
それから、ハイリとキノコの絡み
がドラマに続き、さらに見たいなぁ
330名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 22:37:50 ID:4jPGh5Z7
gjgj!
超GJ!!!
最後辺りは無理やり切り上げた?なのかちょっと急ぎ気味な気もしたが
秋山の葛藤みたいのがおもしろかったww
初めてのSS?とか言うけど個人的にはかなり良かったよーーー
投下したばかりでクレクレは悪いけど
あなたのSSまた読ませて欲しい!!!
秋山直でも秋山葛城(反対でもw)でも百合でも福永でもなんでもOK
またよかったら投下してくださいww
331名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 22:39:11 ID:4jPGh5Z7
さげわすれスマソ
ところで話の中のナオの着メロなんだったの?架空?
332名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 23:01:59 ID:cVQ4xG3F
ここ女の人がたくさんいるねー
333名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 23:28:43 ID:3kAcHdZS
っていうか自演だろ
書いた本人がID変えて書き込んでる気がする
荒らしみたい
334秋直好き:2010/01/28(木) 23:50:42 ID:F/Zir8At
GJレスありがとうございました!
後半やっぱり変でしたよねιι(+_+)
それでも読んで頂きありがとうございました

>>272さん嫉妬直ちゃんのお話マッタリ待ってます!

で 自演とか性別とか書いてる方 雰囲気悪くするのやめませんか?
話しがつまらないとか下手とか思うなら読まなければいいと思います
これから投下する方が そういうの見ると投下したくなくなると思うので 本音書きました
まぁ性別の方は別に問題ないかもだけど…

335名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 00:29:38 ID:VXTCHTFi
GJしたけど>>334読んだらなんかしなきゃ良かったなとか思えてきたわ
ROMれとは言わないけど空気読めよ
336名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 02:23:36 ID:dH0Ma6Qf
335
オマエモナ
337名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 12:09:58 ID:CQgUaLbQ
338名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 17:51:35 ID:rya1aDRl
佐伯とフクナガの絡みとか
佐伯とイケザワの絡みが見たいなぁ
339名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 17:59:11 ID:7WoR5JGL
ヒロカちゃんかわいかったよなー
見せ場がなくて残念
340名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 12:22:45 ID:Q4s0RFZt
>>331
風になりたい
341名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 18:02:30 ID:yPIy6HHp
>>340 情報d
>>333みたいなアホと>>335みたいなKYがいるとここ終わるな
これじゃ職人戻ってこないだろ
342名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 02:23:54 ID:UMWPLOJc
直「そんな事ありません!フクナガさんのは小さくなんかありません!」
キノコ「見たコトもないのに何言ってんだよナオちゃん!じゃあしゃぶってみろよ!!」
直「え?あ…」
キノコ「あれ〜ナオちゃんこのままだと嘘つきになっちゃうよ〜?いいのかなぁ〜ナオちゃん」
直「あ、そっか…そうですよね。じゃあ…私…」

数分後

キノコ「ナオちゃんって本当に…バッカだよねぇえぇええええ!!!!」


秋山「この流れ……俺の考えている最悪のシナリオで動いている可能性が高い」


みたいなのを書いてみたい
343名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 08:35:43 ID:QXIfGTtb
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
344名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 21:15:48 ID:RSZKF9im
嫉妬直ちゃんの続き読みたい…!
345名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 22:01:52 ID:VdbUzRHw
>>341
煽る>>333もスルースキルが中二並みの>>335もどっちもどっちのキモいやり取りがガッカリだよな。
346名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 22:06:28 ID:VdbUzRHw
あ、特に>>334が一番ウザいって言い忘れた。
347名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 22:12:34 ID:QXIfGTtb
>>344
同感!そうですネ☆
ココを見てくれているならお願いデス☆
ヮタシに思いっ切り免じて宜しいので
小説家の方どうか戻って来てくだサイ☆
皆様アナタをお待ちですゾヨ☆
小説が読みたいナァ〜☆
キョロく(▼Д▼ )三( ▼Д▼)ゞキョロ (*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) デテコイヤァ!!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ,ソレジャアモットデテキクニイダロ−ガ!!
348名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 00:56:51 ID:kJebdQle
今日のライアーゲーム重大発表ってなんなんだろう
349名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 00:49:16 ID:F1TarR+G
本当に知らないんですか?
350名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 01:40:04 ID:pqlnVqP7
えっ
351名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 08:56:04 ID:F1TarR+G
今時知らないんですか?
352名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 11:30:01 ID:YpPaiC/q
 
353名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 13:01:33 ID:F1TarR+G
本当に?
354名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 09:19:16 ID:P5LnZVgU
(愛の告白シーンでの会話)
秋山「神崎直、俺のナマコをお前のアワビに入れ…」
355名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 23:15:28 ID:PCtXoBOP
>>354
言わせねぇ〜よ!
356名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 01:24:34 ID:gW0qVw7g
>>355
ってキノコが秋山に我が家の真ん中の奴みたいに言うんですね、わかります。
357名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 12:15:31 ID:ZXu6JOpx
>>356
お前にわかるわけがない 
もっと勇気をもてよ
とはいいつつもお前にそんな勇気があるわけないか…
358名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 20:56:47 ID:g4hxavCZ
ナ〜オちゃん♪キノコって好きかい?…そう大好きなんだね。
じゃあ〜とっておきのがあるんだけど、どうかな?俺の…
359名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 23:54:25 ID:a9dUiew4
>>言わせねえ〜よ!
360名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:19:19 ID:mSBsbLZH
今読んでいるヒストリカルロマンス本のヒーロー→ヒロインへの手紙
(出すつもり無かったのにたまたま読まれてしまう)が
何だか秋山→直みたいと思ってしまったので思わず書き込み。

一部省略してるけど、以下引用。

ぼくがどんな風に求めているかを知ったら、きみはきっとショックを受けるに違いない。
過去にはきみが眉をひそめるようなことを数多くしてきた。
そんなぼくが今では愛に溺れている。犯した罪よりも、もっと深い愛に。

秋山がここまでクサいセリフは吐かないとは承知してるが。
361名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 10:45:49 ID:HWjiTW/m
>>360
萌えた…!
フクナガあたりに「これ秋山から」とか言わせて読んでる直ちゃんの様子を見たい
362名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:59:10 ID:hOzeVdBA
>>361
賛同してくれる人が居て嬉しい。

ちなみにこの手紙かなり内容がエロくて、間に色々心理描写は入るけど

「きみの体のあらゆる柔らかな場所にキスしたい。」
「手と口できみを奪い、むさぼり尽くしたい。」
「死ぬまで毎晩きみの脚のあいだで過ごしたとしても、ぼくにはまだ足りないだろう。」

上記のような、ここまで書いたら普通ドン引きされるぞな独白が続くので、
とても直ちゃんには読ませられない。
363名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 09:25:01 ID:ezuWuXvi
>>358
俺は言わせないなんて言わない。
いえるものなら言ってみろ。
おまえにその勇気があればの話だが…
364名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 13:56:11 ID:R54vVyEQ
>>363
急にどうしたんですか?秋山さん。フクナガさんはただ私に、おいしい…あれ?
そういえばフクナガさん、いつもキノコなんて持ち歩いてるんですか?
365名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 16:03:52 ID:ezuWuXvi
>>364
おい、神崎直。お前は黙っていろ。最近のお前は喋りすぎだ。
そうだ、腹が減っただろう。ここに俺のホットドッグがある
もしお前がよければ…
366名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 20:15:42 ID:Jbn2JURw
>>365
わーい♪ちょうどお腹減ってたんですよ。
うれしい、秋山さんのホットドッグ食べたいです。
あれ?でも、どこにホットドッグがあるんですか、秋山さん。
367名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 22:08:32 ID:R54vVyEQ
>>366
神崎様。大変申し訳ございませんが、ゲーム中のお食事は原則禁止されております。
別にお食事の時間を設けておりますので、それまでお待ちくださいませ。
…秋山様、フクナガ様。お二人もご自分の席にお戻りくださいませ。
368名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 22:40:13 ID:ezuWuXvi
>>367
神崎直、だがこれはライアーゲーム。相手を騙したほうが勝つゲームだ。
監視カメラは色々な部屋に備えられているだろう。よって、逃げることは
不可能だ。ならどうしたら、その監視から抜けた上で、お前が俺のホット
ドッグにありつけるとおもう?簡単な話だ。俺がホットドッグを股の下に
隠して布団に潜り込む、その後お前は時間差で俺の布団に潜り込め。
この作戦なら監視カメラは機能を発揮できないし、俺たちの行為は決して
バレないはずだからな。これでお前は安心して俺のホットドッグを…
369名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:32:16 ID:Jbn2JURw
>>368
…秋山さん、どうしてそこまで私にホットドッグを…?
も、もしかして…!そのホットドッグには何か重要な意味があるんですか?!
今回のゲームの必勝法が秋山さんのホットドッグに…
それならフクナガさんも呼ばなきゃ。
フクナガさーん、秋山さんのホットドッグ作戦会議の為に
今夜は秋山さんのお布団に一緒に潜り込みましょうね!
370名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 09:38:49 ID:mZTzUOmN
>>369
いいや、キノコお前は来なくていい。お前言ってたよな?自分がよければ
それでオッケーオッケーなんだよなぁ?またお前は裏切る可能性がある。
布団の中へは神崎直と俺だけで入る。だから何があっても絶対に入ってく
るな。いいか?絶対だぞ。俺と神埼直がまず布団の中に入る。そして
俺のホットドッグを神崎直が安心して召し上が…
371名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:20:01 ID:j6QQDgO/
くだらねぇwwwww
372名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 01:27:02 ID:nTrZKmLe
せっかく新刊発売したから来てみたらお前らw
晒し上げとくぞ
373名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 19:58:00 ID:1624U8d5
プレイヤーの皆様、ゲーム中の猥褻行為は禁止となっております。
特に、フクナガ様、アキヤマ様、そしてカンザキ様に置かれましては、
今回を最終警告とさせていただきます。
もし今後このような行為が認められた場合、
ペナルティとして罰金1億円の支払い義務が生じます。

それではゲームの続きを、お楽しみください・・・
374名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:14:36 ID:Ww/3T/M5
キノコ「はあああああああああああああああああああああ!!??」
 ナオ「ええええええええええええええええええええええ!!??」

キノコ「俺関係ないって!!」

 ナオ「何で私もなんですか!?」

エトウ「おかしいだろ!福永は良いとして、何で直ちゃんまでペナルティなんだよ!?」

ヨコヤ「無知は罪、と言いますからねえ。」

 ナオ「ヨコヤさん・・・?」

ヨコヤ「あなたは実に罪深い人ですよ。神崎さん。」 サワッ

キノコ「そこおおおおおおおおお!!今直ちゃんの身体触っただろ!
    ディーラーさあーんこの人セクハラしましたー!ペーナルッティ、ペーナルッティ」

 ナオ「え!?私今触られたんですか!?え!?」

エトウ「そうだ、あいつもペナルティだ!!」(直ちゃんに触りやがって!!)

エリー「お静かに!身体に触れるだけでは猥褻行為とは言えません。」

ヨコヤ「残念でしたねえ?」

キノコ「くっそぉ・・・」

エリー「尚、フクナガ様の髪型に関しまして、キノコ類、もしくは男性器を思わせる見た目となっており、
     猥褻物ではないかとの指摘もありますが、あくまでヘアースタイルの一種として認識しておりますので、
     ルール上、何の問題もございません。」

キノコ「んなこと誰も聞いてねえだろおがああああああああああああああ!!!!!!!
     気分悪りぃわ! 誰!?そんな指摘したやつ誰!?てめえか豹柄あああああ!!!」

エトウ「はあ!?俺じゃねえよ!ブフッw」

キノコ「笑ってんじゃねえぞおおおおああああああああああああああ」
375名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:16:59 ID:Ww/3T/M5
>>374続き

 ナオ「秋山さん・・・私が罪深いって、どういう意味ですか?」

 秋山「・・・」

 ナオ「私、何か悪いことしたんでしょうか?」

 秋山「いや、君が悪いわけじゃない。」

 ナオ「でも・・・」

 秋山「・・・!!・・・そういうことか。」

 ナオ「秋山さん?・・・もしかして、必勝法見つけたんですか!?」

 秋山「あ〜あ。」

 ナオ「すごいです秋山さん!!それで」

キノコ「おいそこ!!二人でこっそり猥談なんかしてんじゃねえ!」

 ナオ「な、ちがっ、そそそそそんなことしてません///
     私は秋山さんにゲームの必勝法について聞いてただけです!」

エトウ「な、なんだよその必勝法って。」(直ちゃん、猥談なんて言葉どこで覚えて・・・!?)

ヨコヤ「お聞きしましょう。」

キノコ「もったいぶってないでさっさと吐け!」

 秋山「このゲーム・・・」

 一同 ゴクリ・・・!


 秋山「・・・如何に事務局に悟られずに事を行えるかどうかで勝敗が決まる――!」


キノコ
エトウ !!!!!!!!!!!!
ヨコヤ

 ナオ「えーっと、つまり・・・事務局にばれないように何かをするんですよね?
     あ、じゃあ私たちが争ってたらダメですよね!敵は事務局なんですから、
     皆で力を合わせて、このゲーム勝ちましょう!!!
     それで、何をすればいいんですか?」

キノコ、エトウ、ヨコヤ、そして秋山、それぞれの視線がぶつかり、神崎直に集まった。

 ナオ「???」



アソウ「ちょっとお、あたしも居るんだけど!!!」

キノコ「うっせブス」


おしまい
376名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 11:47:40 ID:y8alCEHD
>>374
>>375
深夜暇人乙
377名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 13:58:12 ID:OBAZsju9
盛大に吹いたw
実に下らなくて緻密に作られたギャグだなw
安易にその光景が浮かんだわ
378名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:04:48 ID:f2NcHc3i
>>377
自演乙www
379名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:13:18 ID:bIVg/D+5
>>378
社員乙w
380名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:13:47 ID:bIVg/D+5
ごめん、狙って誤爆した
381名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 21:45:02 ID:Vj1KL1Lx
あをまわまやなはやなゆ
わまらまはまはたはま

他は魔は田原や多またアカたゃまわまわまや名玉等魔原やらーまなたやまわわまわま
魚仮名や棚魔や生や名花*花や生な棚ナャヮミナイタラマチラマタユナハシハナヤナアタヤタナマヤマ
ワラヤナサナヤワルワヤナヤナタナタマ











































あかちやだわ
382名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 09:02:55 ID:Sdw/fYo+
>>381
どこを縦読み?
383名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 12:33:56 ID:cg2d1+gt
>>381
改行連打乙w
384名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 07:53:54 ID:+TH3C0lI
公然猥褻カットキノコメガネおっけーおっけー
をイス取りゲームの名前とさせて頂きます。

あげ
385名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 14:12:38 ID:1TNyk/WX
おっけーおっけー
386名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 09:30:01 ID:0d2VxL8K
猥褻くらい余裕で読めてた
387名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:09:40 ID:0d2VxL8K
この馬鹿ちんがぁ〜
388名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:34:01 ID:7ZrYY4b7
最近、漫画版10巻まで借りて読んだんだが、意外と萌えるもんだなwww
389名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 08:10:22 ID:0sOv9yu3
あいうえお
390名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 08:56:47 ID:xhi5sw/q
映画ネタバレ






指にリップクリーム塗るとこでエロスを感じた
391名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 10:08:47 ID:AEY2PjEc
>>390
映画に入りすぎて
秋山がナオの唇触れる部分で秋山になりきってしまい、
手を伸ばしてナオの唇に触れる筈が、
前の席の人の頭に触れてしまい超気まずい雰囲気になった。
その後の2時間くらいは空気的に地獄だった。
392名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 13:46:34 ID:Ex8YlqRU
>>391
吹いたwwww
393名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 03:32:05 ID:JfHiWNXc
後頭部モフモフ
394名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 08:36:58 ID:Bztyagdy
>>391
ワロタw
395名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 11:10:21 ID:QxxQ9m4T
>>391
ねえよwwwwwwww
396名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 12:46:23 ID:rVZcfwu7
>>395
いいや、あるかもしれない…w
397名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 13:06:44 ID:50HAug83
>>391
秋山憑依GJw
気持ちはわかる。私は鼻血でるかと
398名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 11:20:07 ID:lPOfRbyU
>>397
俺だったらそのまま抱くwww
399名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 00:05:16 ID:/9q9iCiM
若いっていいよなー

Byキノコ

と、直と秋山を見てキノコはそう思ってるに違いない
400名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 07:20:22 ID:8BtobvR5
いっそのことキノコになって秋直を凝視したい
401名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 10:04:38 ID:ZbGlMLQe
>>399
映画だったら直秋山以外は全員思ってそうなんだけどw
いちゃつきっぷりが映画はパワーアップしてたと思うわ
402名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 17:40:17 ID:0hCPUg/E
映画みてきた。
なにあのいちゃいちゃっぷり。たまらん萌えた。
あの場にいたら、あまりのあてつけっぷりに逆に赤リンゴ入れてやるもんか!って思っちゃうよ。
もっかい見に行こう。秋山が色っぽすぎる。
403名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 01:30:24 ID:Qp0KI9jV
もし秋山と直ちゃんが結婚したとしよう。
そしたら結婚式でキノコはどんな余興やスピーチをするんだろう?
やっぱり「秋山と結婚するなんて直ちゃんて…本当にバカだよねー!」
一同ドン引き…か?
ご祝儀泥棒でもするんだろうか?
404名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 01:49:09 ID:EhDkX+pM
結婚式で神父じゃなくてエリーさんが登場
「それではライアーゲーム3rdステージを開始します」
優勝者は賞金100億+ナオとかは?
405名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 08:22:41 ID:l+Ggyq8Y
>>391
俺なんか別の映画(アバター)の
主人公が生き返る的シーンでオナラしたことある…
結構、あるあるネタだと思いこむことで
自分を辱めないように今がんばってるとこ
406名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 16:06:14 ID:l+Ggyq8Y
>>391
笑いをありがとうwww
407佐伯売春√@:2010/03/14(日) 20:25:57 ID:8lnZtpzX
・検査から
・エリーが若干S
・レイプあり
・苦手な人はスルー


「こちらが、佐伯様の借金返済の手続き部屋です。」
事務局員のエリーに導かれ、ヒロカはコンクリートの四角い部屋に入った。
中央には真っ白なベッドがある・・・。
「こちらに仰向けに寝てください。」
「は、はい・・・。」
ヒロカは戸惑いながらもベッドに横たわると、手足を手錠で大の字に固定された。
「これから、佐伯様の借金返済手続きを開始いたします。佐伯様は20才以下で女性、借金総額は5000万となりますので、[売春]によって借金を返済していただきます。」
「ば、売春ですか・・・。」
覚悟していたことだが、改めて聞くと恐ろしい・・。
「売春にあたり、佐伯様の性感帯、感度等を私がチェックさせていただきます。」
「チェ、チェックってなによっ!・・・ひあっ!」
不意にエリーが佐伯の薄いピンクのパーカーを脱がし、ピンクのシャツの上から胸に触れた。
「こういうことです・・・。」
「ちょ、ちょっとま・・・あっ・・、ふぅ・・・。」
佐伯のシャツの上から乳首の位置を見つけ出し、エリーの整った手がつまみ回す。
「ふぅ・・あ・・ひゃぁぁ・・。」
「感度はまずまず・・、いや、やや感じやすい体質ですね。それでは性感帯を調査します。」
エリーは顔を佐伯の顔に近づけキスをした。
「んふっ・・!ふぅぅ・・・。」
二人の女性の舌が濃厚に絡み合い、ピチャピチャと卑猥な音を立てる。
「んんんっ・・!!んっ・・、んん・・・。」
エリーは空いた手でヒロカの乳首を弄りまわす。
「耳はどうでしょうか・・・。」
エリーはヒロカの口を開放するとヒロカの乳首を弄ったまま、耳に舌を這わせた。
「あふうぅ・・・。ふっ、ふあぁ・・?」
「耳が感じやすいですね、分かりました。」
エリーが舌の速度を速めると、比例するようにヒロカの喘ぎも激しくなっていく。
経験未熟の少女にはあまりに刺激が強すぎる・・・。
はぁ・・はぁ・・・、ひあああぁぁぁぁっ!!!」
ヒロカが絶頂に達したところで、エリーはトランシーバーで誰かと話していた。
「部屋Bに二人女性事務局員をよこしてください。」
話し終わると、ヒロカに近づき耳元でささやいた・・・。
「ここからが本番です。」
408佐伯売春√A:2010/03/14(日) 20:59:04 ID:8lnZtpzX
二人の女性事務局員が部屋に入室してきた。
「ヒロカ様の売春調査のお手伝いに伺いました」
それを受けてエリーが、
「分かりました、あなた方は私の指示どおりに彼女を。まずは二人で胸と耳の調査を、私は性器の調査をいたします。」
「分かりました。」
エリーは、ヒロカの下半身の部分に移動すると、ヒロカのピンクのホットパンツの上からそっと秘所をさする。
「ちょっと・・・や・・め・・、あぁぁんっ・・、んんああぁぁ・・。」
すでにそこは湿り気を帯びており、エリーの手はスルスルを滑る。
ほかの二人の事務局員は、一人は左耳を舐め、もう一人はヒロカのピンクのシャツを捲り上げ、乳首を交互についばんでいた。
「エリー様・・・、胸の感度は良いようです。」
「耳の感度も非常に高いです。」
ピチャッ・・ピチャッ・・。
「ああぁぁ・・・、ん・・ふ・・いやぁぁ・・・。」
ヒロカは羞恥と快楽で耳たぶまで真っ赤になりながら喘ぐ。
「それでは下着の上からこちらを触らせていただきます・・。」
エリーはヒロカのホットパンツのチャックを下ろし、ピンクの縞模様のパンツの上から、湿った秘所の割れ目をすばやくなぞる。
「んあぁぁぁ・・、ふううぅぅぅ・・、ああぁぁぁん!」
「控えめの少女かと思いましたが・・・、感度は非常に良いようですね。」
「な・・なに・言って・・あぁぁっ・・イ・・くぅぅぅ・・。あぁぁぁぁんっ!!」
エリーが何度も湿った布をこすると、ヒロカは絶頂に達し、さらに下着を湿らせた。
「我々は8時間に渡り佐伯様を調査するように指示されておりますが、まだ40分しか経っていませんよ・・?」
絶頂に達しても、性器と乳首と耳の責めは止まらず、新たな快感の波がヒロカを襲う。
「それでは下着の上から口による愛撫を行います。」
「えっ・・、ちょ・・、な・・にするきよ!!やめて、やめてぇぇーー!!」
エリーの舌が、器用にホットパンツのチャックの割れ目を避けて、下着の上から秘所の割れ目をぺろぺろと舐めあげる。
「ひああぁぁぁっ!!んっ、んっ、んああぁぁぁ!!」
エリーも邪魔に感じたのか、ホットパンツを脱がさずとも、つなぎ目のボタンをはずし、大きくホットパンツの股間の部分を開いた。
「佐伯様の愛液をご賞味させて頂きます。」
エリーはヒロカの下着をずらし、直にヒロカの秘所を吸い上げる。
ジュルルルルル!!
「ひっ!!あっ、あっ・・、ああぁぁぁぁん!!」
二人の事務局員も、今は一人づつヒロカの両の乳首を口に含み、吸っていた。
「あぁぁぁん・・・、んっ、んんんんっ!!!」
エリーはヒロカの性器を口で愛撫しながら、妖艶な笑みを浮かべていた・・・。
409名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:40:08 ID:D+QdB/wP
>>405
微妙にずれてるところがツボったww

アバターの主人公が生き返るときに
オナラするんだったらごめん。
410名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 02:59:07 ID:bOYFXby9
・秋山×直
・純愛

エロまでめちゃくちゃ遠いんだけど、
映画見終わってから自分なりに妄想してみた
とりあえず前半出してみます
411名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:01:51 ID:bOYFXby9
1

 カランカラーン!
 勢いよく喫茶店のドアを開け、キョロキョロと周囲を見渡す。
 目当ての人はコーヒーカップ片手に文庫を開いていた。

「ごっごめんなさい秋山さんっ!」
「…寝坊か?」
 約束の時間より30分遅れてきた私に、秋山さんは呆れたように目を細めた。


 ライアーゲームという名の長い闘いが終わり、私達はやっと元の日常に戻る事が出来た。
 私はその日常に浸る間もなく、学校の勉強に必死になったり、父親の様子を見に行ったりと、慌ただしい日々を過ごしていた。
 一方秋山さんはと言うと。
 一部の世界で秋山さんの名前はとても有名になってしまったらしく、「仕事」の依頼がひっきりなしに来てるみたいだった。
 何の仕事かも教えてくれないし、「危険な事は止めて下さい!」って言ってもみたけれど。
 「危なくもないし悪い事もしていない。選んでうけてるからお前は心配しなくていい」と軽くなだめられただけだった。
 お金には困ってないみたいだから、そこは少し安心してるけど…。
 それに、こうして定期的に秋山さんが私と会ってくれているのも、ひとまず安心出来る一因だった。
 ライアーゲームが終わって、もう会えないんじゃないかという不安を抱えていた私を見かねてか、たまに秋山さんは私と食事をしてくれたり、映画や美術館に連れて行ってくれるようになった。
 連絡はいつも私が一方的にするんだけど、そこから毎回秋山さんは色々考えてくれて、それが私はとっても嬉しい。
 だからこそ最近、ふと考えてしまう。
 秋山さんは私の事…どう思ってるんだろう。
412名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:05:24 ID:bOYFXby9
2

「…おい、聞いてるのか?」
「あっ!はいっごめんなさい!」
 気が付くと、メニュー片手に秋山さんが店員さんを指さしていた。
 聞いてませんでした…とうなだれつつ、私はレモンティーを注文する。
 はあ…またぼんやりしちゃった。
 さっきまでの暗い気持ちを押し込め、私は秋山さんに笑いかけた。
「秋山さんお久しぶりです!」
「ああ、お前が大学の単位が危ないって泣きついてきて以来だな」
「う…あの時はありがとうございました…」
「で、何で今日は遅刻したんだ?」
「あっそれは」

 募金してたんですよ。

「……募金?」
「はい、何でもある女の子が重病を患っていて、その手術代の為に募金活動をされている方々が…」
「何で募金に30分も掛かってるんだ」
「お話を色々聞かせていただいてもう感動してしまって…」
「で?」

「殆どお金入れちゃいました」
「……」

「え?どうかしたんですか」
「本当に目が離せない奴だな…」
「へ?今なんて」
 秋山さんは頭を掻き、手にしていたブラックコーヒーを飲み干すと、おもむろに立ち上がった。
「よし、行くぞ」
「え、どこに」
「どこで募金活動してたんだそいつらは」
「えっとそこの交差点の…って秋山さん?!」
 強引に私の腕を引き、秋山さんは伝票片手にスタスタ歩き出す。
 結局レモンティーが運ばれてくる前に、私達は喫茶店を出る羽目になってしまった。


「……はあ」
「やっぱり、詐欺だったな」
「あの話が全部嘘だったなんて…」
「募金詐欺なんて今時誰が引っかかるんだ。普通は偽物かどうか位見破れるだろう」
「…」
 秋山さんに叱られ、しゅんとうなだれてしまう。
 また迷惑掛けちゃった…私ってどうして、こんなに鈍いんだろう。
フクナガさんの言う通り、やっぱり私は本当に馬鹿で…

 ふわっ

「…っ」
 不意に頭の上に温かい何かが触れ、驚いて目を見開く。
「お前がした事自体は間違っていない」
 秋山さんの手が、優しく私の頭を撫でていた。
「秋山さん…」
「お前の信念は正しい…だが騙されちゃ意味がない」
413名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:09:37 ID:bOYFXby9
3

 秋山さんは、なでなでと柔らかく私の頭に手を這わせ、その髪の質感を味わうように親指をゆっくりと動かす。
 その動作が心地良くて、思わず目を閉じる。
「お前に必要なのは、何が真実なのかを見極める目だ」
「…はい」
 そう言って、秋山さんは私の頭を撫で続ける。
 そうされると、私は何だか目がとろんとして来てしまう。
 きゅううと胸の辺りが苦しくなって、全神経が頭にあるんじゃないかと思う位、撫でられた部分が敏感に感じる。
 トクトクと心臓が波打つ。
 秋山さんはどうなのかな…?

「…直」
「んっ…秋山さん?」
 暫くして、秋山さんはふっと頭から手を離し、私を見つめた。
「とんだ邪魔が入ったが、今日はお前どこか行きたい所があったんだろう?」
「あっそうなんですよ!」
「何だかんだで大分遅くなったが…今からでも良ければ」
「時間なんて大丈夫ですよ〜何たって今日私が行きたい所は」
「……」

 私が行き先を言うと、いつもは無表情な秋山さんの顔がぴくりと動いたような気がした。
414名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:11:55 ID:bOYFXby9
4

 手近な椅子に腰を下ろし、秋山さんは本日5度目位の言葉をはいた。
「何でお前の家なんだ」
「今までのお礼ですよ!」
 秋山さんにはライアーゲームが終わってからも、勉強や食事や色々付き合ってもらって本当に感謝してるんです!

「で?」
「私はお金も無いし、頭も良くないから、秋山さんになかなかお礼が出来なかったので…」
「お礼なんか」
「だからもう…体で返すしかないんです」
「はっ?」
 何故か秋山さんの顔が引きつる。
「ちょ、お前何を」
「止めないで下さい、そりゃ下手かもしれないですけど…」
「いや下手とか言う事じゃなくて」
「秋山さん、嫌かもしれないですけどっ…」
「いや嫌な訳ない…じゃなくて!」

「良ければ今までのお礼に私の手料理、食べて下さい!」

「……」
「あっビーフシチューなんですけど…」
「………」
「お、お嫌いですか?」
「…………」
「秋山さーん…」
「いや…大好きだ」
「あっそうですか!じゃあ早速作りますね!」
 私は喜びいさんで秋山さんをテーブルに残し、台所へ向かった。

 そう、これが私の今日の計画だった。
 日頃の感謝を込めて、秋山さんに手料理をご馳走する。
 目的を最初に言ったら秋山さんは絶対来てくれないと思ったから、頑張って到着するまで内緒にして。
 下ごしらえもバッチリで、下手なプレゼントよりお金を使って材料も奮発した。
 大好きって言ってくれたし、喜んでくれるといいな…。
「……」
 それに今日はもう一つ、心に決めた事がある。
 関係を壊したくなくて今まで言えなかった事。
 でももうどうしようもない、ずっと想っている事。
 大切なこの気持ちを。
「秋山さん…」

 私は今日、秋山さんに告白する。
415名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:16:12 ID:bOYFXby9
5

 ホカホカと湯気を立て、ビーフシチューが秋山さんの口に運ばれていく。
「美味しいですか?」
「ああ」
「…本当に?」
「美味いよ。お前料理上手いんだな」
 秋山さんが顔を上げ、優しく微笑んでくれたから、私まで笑顔になる。
「ありがとうございます!」
「やけに遅い時間を指定して来ると思ったら、こういう事か…」
「ふふ〜、頑張って言うの我慢してたんですよ!」
 そう言うと、秋山さんは何だか眩しそうに私を見て、「まあ、お前にしたら上出来だよ」とまたビーフシチューを一口、口にした。
 よーし、秋山さんが喜んでくれてる。
 あとは……こ、こ、告白を…

「はぐうっ!」
「おい何だいきなり」

 告白の事を考えると一気に緊張が高まって、思わずニンジンを喉に詰まらせてしまった。
「げほ、だっ大丈夫で、ごほっ」
「慌てて食べるからだ!ほら水!」
 折角一世一代の告白って時なのに、色気も何もないやり取りで食事は終了してしまった…。


 夕飯を食べ終え、食後のコーヒーを一杯飲んだ後、秋山さんはおもむろに立ち上がり言った。
「じゃ、俺はこれで」
「えええっ!?」
 私の声に、不審げに眉を潜める秋山さん。
「何だ、まだ何かあるのか?」
「はい、そうなんですよ!」
 あ!思いっきり肯定してしまった!
「またプレゼントか何かか?」
 いいって言ってるのに…という表情を作る秋山さん。座り直してさえくれない。
「い、いえ…何というか。形じゃなくてですね…想いと、いいますか…」
「お前の想い?」
 あれ?何だか思いもよらない方向に進んじゃってる…。
 私の予定では、コーヒーを飲んだ後に私がちゃんと正座して、「秋山さん!私、秋山さんの事大好きです!」ってちゃんと言おうと。
「お前が俺を好きな事か?」
「あ、はい!正にそれです!さすが秋山さ………」
416名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:18:55 ID:bOYFXby9
6

 あれ?
 …………。
「ええっ?!なっなっなんでっえっ?あの」
「まあ落ち着け」
 そして秋山さんは、何てことないって顔で私に言った。

「あのな」
「ハイ」
「お前はバカ正直だから…すぐ分かるんだよ」
「…………」

 あああ…。
 ガクッという音がしそうな程…私の頭は下を向いた。
 そっかぁ…秋山さん、知ってたんだ。
 急に情けない気持ちが押し寄せてくる。
 よく考えたら…心を読む天才の秋山さんにとってバカ正直な私の心を読むなんて、本当にたやすかったに違いない。
 それなのに私、バカみたいに秋山さんを誘って、ちょっと構ってもらっただけで浮かれて。
 私の気持ちが分かってる秋山さんは断れなくて、きっと嫌々付き合っていたに違いない。
 じわり…と涙が浮いて来るけど、必死で堪える。
「おい、どうした」
 必死で堪えているのに、秋山さんは俯く私に駆け寄り、くいっと私の顎を持ち上げた。
「…っ」
 秋山さんの心配そうな顔が視界いっぱいに広がり、私の決心は脆くも崩れ、涙がこぼれ落ちた。

「…っひくっ…」
「何で…泣いてるんだよ」
「だって…も、申し訳なくて…」
「何がだよ」
「私に気を使って…無理して今まで付き合ってくれて…」
 そういった瞬間、秋山さんの顔が見たことない程、歪んだ。
「何言ってんだお前」
 視界がブレて、一瞬何も見えなくなる。
 え。

「っ…んっ!」
 気付いた時、私は秋山さんにキスされていた。
417名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 03:20:36 ID:bOYFXby9
ここまで前半です
後半は明日の夜に出しにきます
では
418名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 04:00:26 ID:VSeZ9oMZ
これは期待せざるを得ない
早く後半の文章を打つ作業に戻ってもらおうか
419名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 10:14:01 ID:MkgBWYp3
>>391
強っwww
420名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 12:21:23 ID:FRtW/bFR
後半期待します。
ほのぼの系の話いいね。
待ってるよ
421名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 13:09:00 ID:iCUjMTCh
>>410
乙!
後半期待してますよ
422名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 19:22:47 ID:VTsoPHNe
明日まで全裸待機か…
頑張れ俺
423名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 20:45:27 ID:ot6m762P
ちょっっ!さっきテレビでやってたNG大賞のアキナオにハゲ萌えた!!!
無邪気で素直なナオに、しょーがねーなってかんじで見守るアキヤマだった!!

って叫びに来たら、良ss来てて吐血した!!gj!!
424名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 02:20:03 ID:MzcZcH8R
>>423
みたみた
あれは秋直すぎて萌えすぎたw
あんな風に仲良さげにしてるだけで萌え死にそうだ
425名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 08:59:51 ID:3Qlc0dzR
>>391
ww
426名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:16:19 ID:GY4bdbmK
410です
続き持ってきたんですけど、思いの外長くなってしまったのでとりあえず中編です
後半出来次第持ってきます
427名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:19:18 ID:GY4bdbmK
7

「ん、ふ…」
「…」
 何も、考えられなかった。
 口付けた瞬間、秋山さんの舌が私の口に入り込んできて、上げようとした声は掻き消え吐息になった。
「はっ…」
 呼吸もままならない程、秋山さんは私の口内を貪るように侵していった。
 舌が絡まりあう音がピチャリと部屋に響く。
 胸が痛くて、頭が真っ白で何も考えられない。
「…っはぁっ…!」
 ようやく唇が離れ、唾液がつぅ、と下唇を伝う。
「…直」
 秋山さんは、何故か苦しそうに、私を見つめていた。


 先に口を開いたのは私だった。
「秋山さん、何で…」
「俺は確かに人より人の考えが読める」
「え?」
 私の声を遮り、秋山さんは静かに語り始めた。
「心理学的に見たらこれは好意の表れだとか、人間はこういう心理状態にある時こんな行動をするとか、そんな事は幾らでも考えられる」
「秋山さん…?」
 心につかえていたものを吐き出すように、秋山さんは言葉を続けた。
「だけどいつだって、その推測が正しいなんて保証はドコにもない」
 まして自分が恋愛感情に捕らわれて、マトモな思考判断が出来ない状態ならな。
「…それって」
 ………。
 これは…。
 相変わらず秋山さんは難しい言葉を沢山使っててよく分からないけど。
 もしかして。
「秋山さん…もしかして告白してますか?」
「まだ気付いてなかったのか…」
 バタン、と秋山さんは机に突っ伏してしまった。
 初めて見る、ちょっと面白い秋山さんだった。

 本当に、全くもって秋山さんらしくない。
 でも…。
 胸にじんわり、温かくてこそばゆい感情が浮かんで来て、私はたまらず秋山さんの名を呼ぶ。
「秋山さん」
 ちょんちょんと秋山さんの頭をつつくと、秋山さんはゆらりと頭を起こす。
 そんな秋山さんの顔を見つめ、私は笑顔で気持ちを伝えた。
「私も秋山さんの事、大好きです」

「俺も好きだ」
 その瞬間手を引かれ、私はまた秋山さんの腕の中に捕らわれた。
428名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:24:13 ID:GY4bdbmK
8

 そして。
「ふっあ、ん…」
 幾度目かのキスの途中、私は妙な違和感に気付いた。
 絡み付く舌に溺れる心を奮い、私は必死で言葉を紡ぐ。
「あっ…ん、あのっ」
 ピチャ、ピチャリ。
「ふっ…あ」
「ん…なに…?」
「はっ…、あの、何か…当たってるような」
「え」

 携帯電話ですか?

 そういった時の秋山さんの顔は、多分一生忘れられそうにない。
「帰る」
 次の瞬間、秋山さんはスクッ!と立ち上がり、歩き出した。
「ちょっ、待って下さい!どうしたんですか!?携帯がどうかしたんですか?!」
「本当に携帯と思ってるお前は、本当に凄い奴だよ」
 秋山さんは何かを堪えるように言ったかと思うと、またズンズン歩き出す。
「えっ!あーきーやーまーさーんっ!」
 私は必死で秋山さんの足を掴むけど、ズルズルとそのまま引きずられてしまう。
 何でいきなり?ちょっと動いてたみたいだけど、もしかしてバイブで誰かに呼び出されたとか…
「このままじゃ、我慢出来ない」
「ヘ?」
 秋山さんは不意にピタリと立ち止まり、独り言のように呟いた。
「何が、ですか…?」
 ハッキリ言わないと伝わらないんだろうな…と、秋山さんは深い溜め息を付く。
 そしてバツの悪そうな顔で私に向き直り、言った。
「お前が可愛すぎて我慢出来ない。襲いそうだから、帰る」
「………」
 あまりの言葉に一瞬、頭が真っ白になった。


「…え?」
「俺はいつも聖人君子じゃないし、我慢出来ない時だってある」
「秋山さん」
「自分の欲望に任せてお前を傷つけたくない。また別に機会を改めて会えば」
「…何で我慢してるんですか?」
「え」
 秋山さんのクールな表情に、心なしかヒビが入ったような気がした。
 一方の私と言えば何故か、自分でも根拠が分からない自信に満ち溢れていた。
「秋山さんには今まで散々迷惑をかけたり、我慢させたり、いっぱいお世話になりました。今度は私が頑張る番です」
「お前…それ本当に意味分かって」
「私は秋山さんの事が大好きなんです」
 私は今伝えられる精一杯の気持ちを、秋山さんに伝える。
「大好きで大好きで…秋山さんでいっぱいになりたいんです。秋山さんと一緒に」
「……」
429名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:29:41 ID:GY4bdbmK
9

 心の底から、秋山さんと繋がりたいと、そう思う。
 …怖いと言えば嘘になる。
 だけど、今の自分の気持ちに嘘をつきたくない。

 暫くの沈黙の後、秋山さんはポツリと言葉を投げかけた。
「…いいんだな?」
 秋山さん、分かってくれたんだ!
 私は嬉しさのあまり、勢いよく返事をする。
「はいっもうドーンと任せて下さいっ!」
「成程、ドーンとな」
「はいドーンと!」


「ひぁっ…ふぁあ、あ、あきやまさぁん…!」
「どうした?ドーンと任せてもらえるんじゃなかったのか?」
「だって、ひっ…秋山さん、が…ひぁあっ意地悪する、からあ…っ!」
 私は今、自分のベッドの上に下着姿で寝かされている。
 そして私の上には秋山さんが跨っていて…さっきから私の胸を指や舌で遊んでいた。
 ぴんっと秋山さんはまた私の乳首を指で弾く。
 瞬間、またあの痺れが体を突き抜け、お腹の下がきゅうんと疼いた。
「ふぁあっ!」
「何がドーンなんだか。これだけでこんなに」
 涙目で震える私の様子を楽しみながら、秋山さんはするすると手を下腹部に伸ばし、布一枚で覆われているそこに指を這わせた。
 そろり。
 布越しに指が窪みに沈むと同時に、じわりと液が染み出してくる。
「…っ!」
 びりびりと今まで以上の快感が全身を支配し、思考がどんどんおぼつかなくなっていく。
 秋山さんは楽しむように指を割れ目に往復させ、私の足が震え始めた頃に。
 ぐちゅり。
「っあ、ふぁああっ!」
 容赦なく下着の隙間から指を差し入れた。

「あっあ、ひ…あぁっ!」
 恥ずかしさの余り噛み締めた唇は呆気なく開かれ、声がとめどなく漏れ出した。
 私のそこは恥ずかしい位にドロドロになってしまっていて、秋山さんが少し中を掻き回しただけで、ぐしゅ、ぐしゅと液がとろとろと流れ出してきた。
「凄いな…」
 耳元で秋山さんの低い声が吐息と共に響く。
 するとまた甘い痺れが私を襲い、疼くそこはきゅうぅと秋山さんの指を締め付けてしまう。
 秋山さんは意地悪な笑みを浮かべながら、私に囁きかける。
「直、ぬるぬるだぞ…気持ちいいんだな」
「いっ言わないで下さい…秋山さんの意地わ…」
「そうはいかない、『ドーンと任せて』もらう約束だからな。下着脱いで、足広げてみろ」
430名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:33:36 ID:GY4bdbmK
10

「あ、あし…」
 クラクラする頭で、言われるがままに殆ど意味を成さなくなった下着を下ろし、両足を少し広げてみる。
 瞬間。
 グチャッ!
「ひああぁあっ?!」
 一瞬頭がスパークして、何が起こったのか分からなかった。
「…っあ…!」
 じゅぷっ、じゅぷっ!という水音が部屋にいよいよ響く。
 意識が浮上すると同時に、信じられない快感が私を襲った。
「あっはっ、はあっはぁっふぁあ!あんっ」
「凄い締め付けだな…そんなにいいのか?」
 秋山さんの指はあろう事か3本も入っていて、指の付け根まで丸ごと入ったそれは激しく動いて、私を責め立てていた。
 怖いし、少し痛いのに。
 意志とは関係なく、私のそこはキュゥウとキツく収縮し、その指に食らいつくようにして離さない。
「いっいやっあっはあっ…あきっやまさん…ダメっ」
「何がダメなんだ?」
「そんないっぱいしたら…」
「したら?」
 グリッ。
 私の中で秋山さんは指を軽く曲げ、愛液を掻き出すように、中の襞を掻き回した。
「あぁあっ!い、い…っ!」
「イクか?」
 思考がどんどん奪われ、体の中で何かが高まっていく気配だけがひしひしと全身を支配していく。
 何かが体の奥から湧き上がってくるような…
「あきやまさぁん、なっ何か、ふぁあっあっ、来ます…!」
「大丈夫だ、そのまま身を任せろ」
「こっ怖い、あっひぁっあっ」
「イクんだ」
「あ」
 秋山さんの顔が近付き、貪るように私の唇を奪った、その瞬間。

「あああああぁあっ!」

 目前に火花がチカチカと散り、全身に痙攣が走る。
 ビチャッ!ピチャッ!
 私のそこからは勢いよく何かが吹き出して来て、それは秋山さんの膝を汚してしまう。
「…っはっはぁ…、あっ…」
 体が…弛緩する。
 私は秋山さんの手で、初めて達してしまった。
431名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:35:35 ID:GY4bdbmK
以上です
後半すぐ書いてきます
432名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:59:51 ID:ZXC7zf5V
良い(゚∀゚)
後半楽しみにしてます
433名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 22:02:26 ID:gYt1+gQO
gj!続き、楽しみにしてる
けwいwたwいwwな直がかわいすぐるw

434名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 00:52:40 ID:MYSZu/qh
410です
書けました
後半です
435名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 00:55:50 ID:MYSZu/qh
11

「っは…あ、私…!」
 ふと我に返り、自分のした行為の余りの恥ずかしさに青ざめる。
 もしかして私、気持ち良くなっちゃった時に…。
「どうしよう秋山さん、ごめんなさいっ…何だか頭が真っ白になってしまって、気付いたら勝手に…っ」
 恥ずかしくて、何をしたかすらハッキリ口に出せない。
「直…凄く気持ちよかったんだな」
 一方秋山さんは余裕綽々で、赤くなったり青くなったりしているだろう私の頬を撫で、優しく汗ばんだおでこにキスを落とした。
「気にするな。今のは気持ち良くなった時に出るもので、お前が思ってるようなものじゃない」
「そ、そうなんですか…?」
 なおも不審げな私の顔が面白かったのか、「お前、本当に可愛いな」と秋山さんはまた笑い、おもむろに服を脱ぎ始めた。
「あ…」
 その姿は、これから始まる未知の体験を予感させた。
 今までは秋山さんの行為を受け止めるので精一杯だったけど…これから、とうとう秋山さん自身を…。
「っ…」
 怖い、という気持ちが頭をよぎると同時に、先程まで愛液を撒き散らしていたそこが、ずくんと疼くのを感じる。
 私、一体どうしちゃったんだろう…。
 ぼんやりと秋山さんを眺めていると、秋山さんがチラリとこちらを振り返る。
「…何でそんな凝視してるんだ」
「あっいえ…その、キレイな体だなって」
 そう言うと、何故か秋山さんは目を逸らし、「何言ってんだ」と上着を私の頭にボサッと被せた。
「ひゃあっ!何するんですか?!」
「ジロジロ見るからだ馬鹿」
「も〜前が見えないじゃないですか!」
 慌てて上着を手探りで剥ぎ取り、秋山さんを睨み付けようと視線を上げる。
 だけど。
「あ…」
「直」
 そこに居たのはいつもの優しい秋山さんじゃなくて、1人の男の人だった。
436名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 00:58:47 ID:MYSZu/qh
12

 秋山さんは裸だった。
 つまり、下も何もはいていないという事で。
「……!」
「初めて見て、びっくりしたか?」
「あ、あの…おっきいですね…」
 初めて見るそれは、想像以上にグロテスクで、大きかった。
 …こんなの入るのかな?
 っ!ダメだダメだそんな弱気になっちゃ!
 私は臆病な心を振り払い、キッと前を向く。

「お、大きいことは良い事ですから!」

 そして、自分でも全くよく分からない事を言ってしまった。
「ふ……」
 が、何故かウケてしまったらしく、秋山さんは顔を押さえて無言で笑っていた。
「もう、秋山さん!」
「お前面白過ぎる」
 秋山さんは笑い顔で私に突っ込んだ後、不意に真顔になった。

 で。
「今からこれをお前の所に突き刺す訳だが、本当にいいのか?」
「……」
 秋山さんは最後の確認を私にした。
「出来るだけお前には無理させたくない。もし無理をしてるなら、今日はお前を気持ち良くさせてやるだけで」
「秋山さん、私は大丈夫です」
 私はそんな秋山さんの優しさに感謝しながらも、きっぱりと答える。
「確かに怖いですけど…でも、私は今、大好きな秋山さんと繋がりたいんです」
 今まで触れられなかった分、沢山触れ合って、お互いを感じ合いたい。
 愛し合いたいんだ。
 私の様子にようやく納得したのか、秋山さんは「そうか…」と呟き、
「ありがとな」
 と私の頭をくしゃりと撫でてくれた。
 私は、ずっとこの手が欲しかったのかもしれない。
 それ以上考える前に秋山さんが私に覆い被さり、思考は途切れた。
437名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:02:46 ID:MYSZu/qh
13

 先程の愛撫で、すっかりぬるぬると愛液にまみれてしまったそこに、秋山さんはそっと触れる。
 くちゅり。
「ん、ああ…」
 それだけで私の全身はぴくりと反応し、一旦は落ち着いたそこがゾロリとうごめく。
「これだけ濡れてたら…大丈夫だな」
 秋山さんは指を割れ目全体に走らせながら、ちゅくちゅくと私のそこを指で押し広げていく。
「あ、ん…あっ秋山さん…っ!」
「ほら…もうお前ので、ぬるぬるだ」
 秋山さんはべとべとになってしまった手を見せ、人差し指と親指を合わせ、愛液が糸を引く様子を私に見せ付ける。
「やあっ!恥ずかし…っ、あああっ!」
 反論する暇もなく指を襞に這わされ、またどろりと愛液が一気に溢れ出す。
 秋山さんは手を引いて、私のそこに秋山さん自身が当たるように体の位置を変える。
 そしてその愛液を秋山さん自身ですくい上げ、腰を動かして先端に塗り付けた。
 グチュ、ニュルッ!
「は、あっ!」
 初めての接触に、敏感になっている私のそこはくぱり、くぱりと呼吸をするように痙攣する。
「ひっ、ふあぁ…!」
 少し中に触れただけなのに、信じられないような快感が頭を突き抜け。
「ふ、う…っ」
 ポロリと思わず流れた涙が頬を伝う。
 どうしようもない子宮の疼きが頭を、体を支配する。
 私、私秋山さんのが…
「あ、あきやまさ…私、もう」
「分かってる…ゆっくり入れて行くから、我慢しろよ」
 そう言って秋山さんは、とうとうそれを、私の中へ侵入させた。
438名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:09:30 ID:MYSZu/qh
14

 初めはよく分からない圧迫感、違和感が感じられ、次に鈍い痛みがじわじわと私を襲ってきた。
 秋山さんのものが半分くらい埋まった所で、秋山さんは私に尋ねた。
「痛いか…?」
 秋山さんは額に汗を浮かべて、何故か苦しそうな顔をしている。
「大…丈夫です…っん…秋山さん、気持ちいいですか?」
「ああ…お前の襞がぬるぬる絡み付いてきて、温かくて…死ぬほど気持ち良い」
「ひ、いや…恥ずかしい…」
「締めつけが凄くて、油断したら出そうだ…」
 そう言って、眉をしかめながら秋山さんは、ゆっくりと吐息を吐き出した。
 きっと、凄く我慢しているに違いない。
「あ、秋山さん…私、もう大丈夫です…だから動いて下さい」
 秋山さんの顔がますます苦しそうに歪む。
「今下手に動いたら抑えが効かない…めちゃくちゃになるぞ」
「いいんです」
 秋山さんを早く楽にしてあげたくて、私は精一杯の笑顔を浮かべて、秋山さんに囁いた。

「いいんです、私の事…めちゃくちゃにして下さい」
「っ」

 瞬間、何かが弾けたように秋山さんの腰が一気に進んだ。

「あっ、はあぁあっ!」
 グチュグチュッジュブッ!
 水濁音が盛大に鳴り、ゴプリと私のそこから溢れた愛液がタラタラと流れ出す。
「あああああぁっ!」
 ギチリとはまっていた秋山さん自身が大きく律動し、私の最奥にまで、抉るようにそれは挿入された。
 グチュッグチュッと卑猥な音を立て、秋山さんのそれが出し入れされる。
「や、ああっあき、あきやまさんっ!ひあああっ」
 鈍痛が下腹部に走ると同時に、味わったことのない感覚が全身を突き抜けた。
 ガクガクと腰が乱暴に揺らされ、私の体はいとも容易くベッドに跳ね返る。
「直…っ!」
 秋山さんは目を閉じて、私の中に絶え間なく打ちつける。
「ふっう、あっああっあ!」
 最初は、それをひたすら受け入れるのに精一杯だったけれど…。


「はあっ!」
 腰が痺れるような快感が次から次へと打ち込まれる。
「…あ…ふっ、んんんっ!」
 キュウゥとそこが収縮して、秋山さんのものに食らい付いていく。
 最初はただ痛かっただけの秋山さんの動き。
 それはいつの間にか、体の奥底からわき出すような快感となって、私の意識を飛ばし始めていた。
「あっあっ、ああんっあきやまさんっはあっ」
 グチュグチュと鳴り響く結合音が恥ずかしいのに、その恥ずかしささえ、快感に変わっていってしまう。
439名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:15:50 ID:MYSZu/qh
15

 気持ちイイ、という感覚だけを残して頭が真っ白になっていく。
「あっあっあっふあ!…っああ!」
 快感が高まって、更に秋山さんのものをキツく締め付けた瞬間。

「…直、気持ちいいのか?」

 秋山さんは不意に私にそう呼び掛け、私の頬をなぞった。
 高まる寸前での問い掛けに、私の頭はまた現実に引き戻されてしまう。
「あっあ、あああっ…いやっ…」
「言わないと動かないぞ」
 グチュ…。
 恥ずかしさと快感で言葉が出ない私を見て、秋山さんは腰を打ち付けるスピードを目に見えて落とした。
 それが焦れったくて、恥ずかしくて、私はまた秋山さんの名を呼ぶ。
「あっ秋山さん…っ?」
「イキそうだったんだろ?」
 腰が動いてるぞ?
 秋山さんの指摘に、ビクンとそこが収縮する。
「っ!」
「続けて欲しいなら、ちゃんと『気持ちいい』って言って…おねだりするんだな」
 秋山さんは汗だくになった顔で、ニヤリと今日一番の意地悪な笑みを浮かべた。
「ほら、どうする?」
「っう…あっ!」
 恥ずかしさに口ごもった瞬間、抉るように秋山さんのそれがぐちゅりと私の中で蠢き、瞬間私の理性は飛んでしまった。

「っ気持ちいい…です…はっあ、秋山さんの…いっぱい下さい…!」
「よく言えました」

 ご褒美な、と秋山さんは一気にそれを最奥まで突き刺し進んだ。
 ゴツゴツと子宮に先端がぶつかり、快感で頭に火花が散る。
「あああっ秋山さんの、ふっあ…当たってます…!」
「もう、イカせてやるよ…俺も限界だ」
 ジュブッ!ジュブッ!ジュブッ!
「ひいっあああああぁあっ!」
 今まで以上のピストンに、自分のものと思えないような甲高い嬌声があがる。
 またあの頭が真っ白になるような感覚が頭を襲い、秋山さんのものをきゅうっとキツく締め付ける。
「あっあきやまさぁんっ!あっああっあ何か、きます…やっ、ああっ!」
「く…イクぞっ直っ」
「あああああああっ!!」
 プツリと完全に意識が途絶え、快感だけが全てを支配する。
 私のそこは激しく痙攣し、また大量の愛液を撒き散らした。
「…っ!」
 同時に秋山さんは自身を私の中から抜いて、私のお腹の上に白い精液を吐き出した。
440名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:22:03 ID:MYSZu/qh
16

 ドプッドプッと流れ出たそれは、下腹部のなだらかなラインに沿い、ベッドへ流れ出す。
「あ…はぁ…」
 快感の余韻の片隅で、ぬるりとした自身の愛液を感じる。
 私のそこも、秋山さんのものを抜かれた瞬間、ドロリと止めどなく愛液が流れ出し、コプコプと恥ずかしい音を立ててベッドへこぼれ出していた。
「はっはぁっはぁ…」


 全て吐き出した後、秋山さんは私の体に被さり、その腰に手を回した。
「直…初めて、どうだった」
 弾む息を抑えて私に問う秋山さんは、とっても綺麗で…私は見惚れてしまった。
「はい、ちょっと痛かったですけど…秋山さんと繋がる事が出来て、凄く嬉しかったです」
「痛かっただけじゃないだろ?」
 ニヤリと笑う秋山さんに、思わず赤面してしまう。
「っ!もうっ止めて下さい!」
「まあ、これで晴れてお互いなりたかった、恋人同士になれた訳だし」
 秋山さんは私の髪を優しく梳きながら、微笑む。

「今度は俺がお前を遊びに誘うよ」
「……」

 何故か。
 その言葉に泣きそうになってしまう。
「何で泣くんだ」
「っ知りません!」
 秋山さんは相変わらず私の頭を撫でて、舌で私の涙を拭う。
 そして「好きだよ」、と秋山さんは私の唇にキスをして、私も「好きです」とキスを返す。

 ライアーゲームの先に、私たちは本当の愛を見つける事が出来た。


〈終〉

441名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:23:38 ID:MYSZu/qh
以上です
何かだらだら長くなってしまってすみません
では
442名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:42:38 ID:GQqRlb36
GJ!
激しく燃えた!お疲れ様でしたー!
443名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 02:07:08 ID:/DzBaH5E
GJ!初めてどうだったと聞く秋山がなんか想像したらワラタw
映画の続きはこんなだったのかと思うと萌えるな
また良かったら是非投下してください
444名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 02:12:56 ID:26jeFzjl
お疲れ様でした!


でも…現実離れし過ぎてた気がする…

445名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 03:17:04 ID:49KqTnmi
後半あぷありがとう!
予想通り楽しませてもらいました!
また何か落としてください!
446名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 09:27:58 ID:Z/0/CtO9
福永「また書いてくれればオッケーオッケー!」

秋山「おいキノコ、それが人にものを頼む態度か?」

福永「お願いします また書いてください!何方か本名を存じませんが作家様どうかお願いします!」

秋山「最初からそう言え キ ・ ノ ・ コ」
447名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:19:31 ID:7piTplrK
劇場版ネタバレで小ネタです。
映っていないところを妄想。
エロはおろかカプ要素も殆どありません。












「え、殴る?殴るんですか?」
「そうだ。思い切りやれ」
「私がですか?思い切りですか?痛くないですか?」
「大丈夫だ。下手に加減された方が実はダメージが強い」


感動の再会もソコソコにコソコソとふたりしてまぁ色気がない。
あ、今の別に駄洒落とかじゃないから。
俺がそんな低能なコメントするわけないじゃん。バカじゃん?
バカと言えばあのふたりだよね。
直ちゃんと秋山。
俺は若いふたりに背を向けて、ぐいんぐいんブランコを漕ぐ。
金具部分が物凄いガッチョンばっきんいってるけど気にせず勢いMAXで漕ぎ続ける。


「ちょっとキノコ、何のつもりよ」
「うっせーババァ何がだ」
「ババァ言うな。それよそれ、ブランコ!急に何してんのよ」
「ほっとけババァ運動だ運動。適度な運動で脳に刺激を与えているんだよ!」
「アンタの頭を働かせるがためにこっちの集中力を乱すな!うるっさいのよ!」


ぎゃあぎゃあ騒ぐ俺とマジシャンババァに周りの奴らの視線が集まる。
こいつら単純すぎて俺こまっちゃう。
ちらりとくだんのふたりに目をやれば、まーださっきと同じような話をしているようだ。
「ボディ?ボディが良いでしょうか?」
「……いや、君が突然ボディに右ストレートをかますと場が必要以上に騒然となる」
「じゃあ……ほっぺでしょうか」
「そうだな、無難だ」
音声は聞こえないけどまぁこんなトコだろう。
……じゃれてないでさっさと話進めろよ。
大体打ち合わせならもっと隠れてしろっつーの。

バーカバーカと胸中罵りまくっていると、秋山と一瞬目があった。
にやりと120%の悪人ヅラで口元を歪めて見せるアイツは、またどうせ碌でもないこと企んでる。
直ちゃんに張り手の演技指導してるあたり、秋山が孤立する展開に持ってくんだろ。
へーへー、俺は乗っかって騙されたフリをしてやれば良いんですね。

あーあ。
全く直ちゃん絡むと俺損してばっかでホントやんなっちゃう。
448名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:57:43 ID:AGXR2hkW
キノコいいやつw
劇場版の補完とかすごい楽しいからいいぞもっとやれw
想像によってはいくらでも映ってないところでも秋直ありそうで萌える
449名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 00:21:27 ID:l9Mf6Rx1
>>447
GJ GJ
なんか場面が容易に想像できるな。キノコいいやつWW
450名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 00:20:29 ID:hDQOShJo
打ち合わせしてるシーン見てみたいよな
特典映像とかで入れてくれたら良いのにな
ほんとどんな感じで秋山が指導してたんだかw
451名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 22:42:34 ID:Zv+NgMKQ
映画でリップなシーンを見ていて秋直に萌えつつも、
「今、秋山は脳内会議中かな」と考えてしまったw
打ち合わせ中も何気に秋山脳内会議中だったりしてなwww
452名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:16:21 ID:fA82z7U9
秋山の脳内会議得点で欲しいwww
唇触りながら脳内会議とかw
頬叩かれたときも、よっしゃ!その調子とかありそうw
453名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 09:06:21 ID:cn9dX3GO
>>440

直「ありがとうございました!」

秋山「お前何言ってるんだ?情事を世間に晒しておいて…恥ずかしく無いのか?逆に謝ってもらう立場なんじゃないのか?」

直「それはそうですけど…」

秋山「…?」

直「440さんの仮定は、強ち私の気持ちとの差はあまり…」

秋山「…(ギクッ!&ピーンッ!)」
454名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 00:10:41 ID:xCvOKg6R
思いっきり秋山を引っ叩いちゃった後で交わした秋直会話もありそうで気になる

直「秋山さん、ほっぺた腫れてます!本当にゴメンなさい」

秋山「気にするな。こんなのツバでも付けとけば治まる」

直「秋山さん、だったらちょっと屈んでください」

秋山「…は?」

直「だって、そのままじゃ届かないですもの」
455名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:01:15 ID:HDGQconX
>>454
これは秋山じゃなくても脳内会議するww
456名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:52:33 ID:2FaFo0wW
叩いた後のシーン、脳内会議じゃなくても
直が頬に手をあてて大丈夫ですか?とか普通にやってそうだよな
氷ないかな?氷で冷やしたほうがいいですよねとか言ってそうだ
または一生懸命叩いてしまって後で涙目になってる直を慰める秋山とかw
色々パターンがありそうだw
457名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 04:49:02 ID:NISUxIKL
仙道の青ストールは使い方無限大だと思うんだ
458名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 17:20:59 ID:66JfoOPy
>>457
急に何を言い出すんだ君は
459名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 10:37:50 ID:xbT8OrvM
>>457はその無限の使い道の一端をSSで書くべき
というか、書いてくださいお願いします。
460名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 10:47:16 ID:VZRa6FxR
仙直もいいな
461名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:27:35 ID:6Bz7nKYB
マンガのフクナガはチンコついてんの?とっちゃったの?
462名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 01:31:34 ID:AR1ZdiXi
誰か、面白すぎて腹抱えながら死にたくなるようなエロパロフィクション投下して!
463名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 23:23:15 ID:vM5lPgEg
嗜好を言わんことにはどうにも
464名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 10:43:36 ID:R61V99aI
ライアーゲームが終了してから早、3年。
直と秋山は、結婚し、神崎直は秋山直となった。
或る日、直と秋山は近くのスーパーへ買い物に
出かけた。この頃は一緒に買い物をすることが多い。
周りから見れば、少し旦那が冷めている程度の
仲の良い夫婦だ。

直「秋山さん、これ買いましょうよ!」

秋山「アップルパイか…籠に入れておけ」

直「も〜秋山さんったら、いっつも冷めてるんだから〜」

秋山「…」

秋山はアップルパイを手に持ち、見つめながら、
ライアーゲームファイナルステージの事を思い出していた。
林檎投票で皆の心が一つになれたあの日から3年経ち、
秋山は人を一切騙すことも無く、頭脳戦を繰り広げることも
全く無くなっていた。

直「秋山さん、これも買いましょうよ!」

秋山「マッコリか…籠に入れておけ」

直「も〜秋山さんったら、やっぱり冷めてるんだから〜」

秋山「…」

直「たまには面白いことの一つや二つ、言ってみてくださいよ〜」

直は言う訳は無いと思っていたが、会話の流れ的に言ってみた。
すると秋山は思い口を開いてこう言った。

秋山「マッコリをズボンの局部辺りに入れたらアソコがモッコリ」

直「…」

もっと冷めた。
465名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:40:38 ID:nETro0DD
吹いたw
そんな秋山さん嫌だ
466名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 01:53:06 ID:uNKeOcWm
>>464
GJ!!
wwwwwww
467名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 08:25:00 ID:WxtOcmAw
>>464
www

でも結婚したら直も秋山だろw
468名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 09:29:26 ID:O1vsx4NR
>>467
たしかにwww
469名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 12:33:54 ID:pQtlfl2m
秋直←キノコが萌える

ライアーゲームが終わろうとするエデンの園で過去のゲームを思い返すキノコ
ふとした瞬間に自分は直を好きなんだと気づき
「(まさか、俺がー直ちゃんを好きになるなんて…ないよねーwばかか!俺は!)」
そこへ直が
「フクナガさ〜ん!」
「!?」
「あの、相談があるんです」
「どうしたの?」
「ライアーゲームが終わったら秋山さんとデートに行きたいんですけど…恥ずかしくて…」
「そんなの簡単じゃん!秋山と直ちゃんと俺の三人で遊ぶって約束して俺が行かなきゃいいだけ〜」
「凄いですフクナガさん!」
「よし!直ちゃんのために秋山をなんとかするから!」

とは言ったものの
「(秋山を誘わずに俺だけが行けば直ちゃんとデート…)」
妄想膨らませ一人ニヤニヤしているキノコ
「おい、フクナガ」
「あ、秋山!?」
「また変な事考えてるんじゃないだろうなぁ?」
「あは!そんな事考えてるわけないじゃ〜ん!」
「そうか」
「おう!…」
呆れた顔でその場を立ち去る秋山
「…あ、秋山!」




デート当日、キノコはヒョウ柄と居酒屋に居たそうです
470名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 14:58:12 ID:XeunNh+2
>>469
GJ!
キノコかわいいな
471名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:13:03 ID:9Lkuq8m9
戸田さんのエラがネプチューンの名倉潤のエラに角度が似ている件については絶対に想像と話を膨らませないで下さい。
472名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:56:06 ID:F6GlqbNH
>>471
オイィィィィィィィイッ!!!
これから名倉見る度に萌えるようになったらどうしてくれるんだよ!!!!!!!
473名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 10:07:04 ID:KXfzzjm6
>>472
だから想像を膨らませないでくださいと注意しただろうに…
474名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:34:13 ID:SCGWluKJ
新ジャンル「エラ萌え」
こうですか、わかりません
475名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 01:48:32 ID:HDYUumBf
むしろ、>>472に萌えたわけだが
476名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 00:04:39 ID:F8kb8/1Z
「だからわざわざ忠告してやってんのにばーかーだーよーねー!!!!」

関テレシーズン2再放送中
477今日は何の日1:2010/04/01(木) 01:25:43 ID:Ol0FDOG/
Q>今日は何の日でしょう?


郵便受けに収まっていた光沢のある黒い封筒がわずかな光を受け鈍く反射する。
久しぶりに目にした、不吉さしか予感させないその四角い封筒に秋山は眉をひそめた。
先日、数年に渡り戦いに明け暮れたライアーゲームは完全に幕を閉じたはず。
それとも、また誰か資産家の酔狂で騙しあいのゲームが再開するとでも言うのか?

封筒を手に取ると、これまでのカードしか入っていなかった封筒に比べ
若干厚みと重みがあることに気付いた。
部屋に入り、封を開け中身を確認すると、そこに入っていたのは1枚のDVD。
表裏引っくり返し何度か確かめるが、ライアーゲーム事務局らしきロゴは
どこにも見当たらない。

何かの悪戯か、とDVDをゴミ箱へ放り投げる。
そのはずみに手にしていた封筒の開封口が下を向き、
DVDと共に入っていた1枚のメモ用紙がハラリと舞い落ちた。
紙切れを拾い上げた秋山はそこに書かれたメッセージに目を止め凍りつく。

――――カンザキナオを返して欲しければ、1億3125万円用意しろ――――

そこに書かれていたのが2回戦少数決の時に自分が手にしたと知られているのと
同額の金額であることに気付き、秋山はメモを握り締めた。

迂闊だった。ファイナルゲームは神崎直の尽力で誰も負債を抱えないように
終結を迎えたが、1回戦・2回戦では最大で1億の負債を抱え
未だに返済の目処が付かず借金に苦しんでいる者が多いはず。
そして、秋山・直と共に2回戦を戦った者であれば、彼らに負債を抱えさせ
億単位の儲けを得た彼らを恨んでいたとしても何の不思議も無い。

急に胸騒ぎを感じ先程ゴミ箱に投げ捨てたDVDを拾い上げ、
PCに入れ再生する。
すぐに画面に薄暗い部屋が映し出され、しばらくすると
目の辺りを布で覆われた直の姿をカメラが捕らえた。
「…お願いです!こんな目隠し外してください!」
恐怖で震えている直の声に秋山は頭が真っ白になったが、
画像は一瞬で再生を終え、DVDは停止し画面は黒く沈んだ。

一体誰がこんなことを。

「クソッ!」
直が監禁されている場所に何かヒントが無いかと再びDVDを再生する。
集中力を乱さないために直の姿を避け部屋の細部に目をこらすと
画面の後方で光が反射することに気付いた。
動画を停止すると該当箇所を拡大させる。
「……?」
拡大した箇所は何かの棚にはめ込まれたガラス戸らしい。
そこに映っていたのはどこか見覚えのある大きな熊のぬいぐるみ。
ハッとした秋山はもう一度最初から再生し、暗くて分かり難いが
そこが何度か訪れたことのある直の部屋であることを確信した。

盗難対策でこっそり外しておいた床板を外し、
ライアーゲームでの取引に備え用意しておいた小切手帳を取り出すと
上着のポケットに突っ込み、秋山は部屋を飛び出した。
478今日は何の日2:2010/04/01(木) 01:26:47 ID:Ol0FDOG/
最短記録で直の家に駆けつけた秋山は、
アパートより通り2つ程手前で足の速度を落とした。
息を整え、さりげなく歩くよう気をつけながら周辺の様子を伺う。

……特に怪しい人影は無いな……。

複数犯なら逃走経路に見張りを配置しているはずだが、
それらしい人物の姿は見当たらない。
ならば単独犯だろうと踏んで、とりあえず周囲をぐるりと巡り
直の部屋の様子を外から伺う。
真っ暗だったDVDの画面から予想した通り、
晴天の昼間にも関わらずカーテンもピッタリと閉じられ
外から部屋の中を窺うことはできなかった。

恐らく直が拘束されている場所はあそこだろうと
部屋の間取りとDVDの映像から計算したピンポイントの
位置に入れるよう、窓に近付く。
中から音がしないか確認し、肘で窓ガラスを叩き割ると
割れたガラスの隙間から手を突っ込み鍵を開け、部屋の中に飛び込んだ。

「……秋山さん!どうして窓なんかから入って来たんですか!」
ガラスの割れる音に唖然としていた直は、すぐに我に返って
「ガラスで怪我をしませんでしたか?」と秋山に駆け寄ろうとした。
いつもと変わらぬ直の様子にどういう訳かと困惑したが
すぐに冷静になった秋山は、そんな直を思わず制止する。
「割れた破片で足を切るぞ!動くんじゃない!」
命じられるがままにピタリと足を止めた直。

以前訪れた時には無かった、いかにも“地デジ対策です”といった
大きなテレビの前に座り、懐から財布を取り出したのは
フクナガ、エトウ、そして何故かヨコヤと秋山にしてみれば
二度と顔を合わせたく無い面々ばかりで。

「…だから言ったろ?ナオちゃんのピンチとあらば
秋山は絶対に1時間以内で駆けつけるって」
「さすがにファイナルまでほとんど全てのゲームを
共に戦ってきただけあって、よく分かってますね」
「秋山でも冷静な判断力が無くなることあるんだな〜」
ヨコヤ、エトウがフクナガに万札を手渡す。

億単位の金を奪い合っていたゲームに比べ、
随分と庶民的な金額のやりとりだなと頭の片隅で思ったが、
秋山は低い声で3人に問いただした。
「…これは一体どういうことだ?」
479今日は何の日3:2010/04/01(木) 01:27:49 ID:Ol0FDOG/
「別に〜。ゲーム中にお世話になった直ちゃんに
何か御礼をってヨコヤが言うから、直ちゃんに希望聞いてみたら
『気持ちだけで良いです』とか言われちゃったから。
どうせ直ちゃんのことだし、地デジ切り替えで新しいテレビ買うとか
してなさそうだし、テレビを贈ってしまえと持ってきて、
贈ったついでに皆で映画鑑賞してるだけだけど」

しゃあしゃあと答えたフクナガの説明をヨコヤが補足する。
「まぁ、神崎さんにお世話になったのと同じくらい
秋山君にはしてやられた訳ですし、二人同時に御礼をするには
どうすれば良いかと考えたわけです」
「ナオちゃんも『プレゼントを持ってくるまで目を開けないで』って
頼んだらあっさり目隠しされてテレビ設置するのを待ってるし。
バカ正直は本当に相変わらずだよね」
フクナガの言葉に秋山は何となく経緯を察し頭を抱えた。

…贈り物が何であるかはお楽しみと上手く言いくるめて
直に目隠しをすると、部屋を暗くしてしばらく放置し、
あまりに長時間放置された直が心細くなって泣き声で
外して欲しいと嘆願するタイミングを見計らって
動画撮影→秋山の家にDVD配達→秋山が封書を手にしてから
どのくらいの時間で直の家に着くか3人で賭けていたというわけらしい。

あぁちなみに秋山君が封筒を受け取ってから家を飛び出すまでの
時間を計るために秋山君の家の前で張っていたのはニシダですとの
ヨコヤのセリフに秋山はガックリと肩を落とす。

そんなことに人を利用しないで下さい!と飛び上がった直をよそに
ヨコヤが満足そうに頷いた。
「まさか窓を割って入ってくるとは思いませんでしたからね。
良い物を見せてもらって、投資しただけのことはありましたよ」

そういうとヨコヤは懐から数枚、万札を取り出し直に手渡す。
「これ、ガラスの交換代です」
「こんなの貰えません!」
「どうせこいつ、一生遊んで暮しても使い切れないぐらい
ゲームで稼いだんだから遠慮するなよ!」
フクナガが直の肩をポンポンと叩くとエトウを引きずり玄関へ向かう。

「ところでナオちゃん、さっき俺とした賭け、覚えてる?」
振り向いたフクナガの言葉に直がしばらく逡巡した後真っ赤になる。
「…まぁ、秋山のナオちゃんに対する気持ちも確認できて良かったじゃん!
賭けは俺の勝ちだから、ナオちゃんはちゃんと俺との約束を果たすように」

手をヒラヒラと振ってエトウの背を押しつつフクナガが姿を消す。
ヨコヤがわざとらしく腰を深く折ってお辞儀をすると扉が閉まり、
秋山は思わず嘆息した。
480今日は何の日4:2010/04/01(木) 01:29:51 ID:Ol0FDOG/
「…まったく、映画皆で観ていてなんであんなに静かだったんだ?」
散乱したガラスを拾いながら秋山がボヤく。
「フクナガさんが、この映画はセリフ無しで映像で魅せるのが特徴だから
良さを分かるためにも音を立てるなって言って…」
私は何が良いのかさっぱり分からなかったんですけど、との
直の言葉にフクナガのヤツ、どこまでも人をおちょくりやがって、と
秋山は舌打ちした。

「…ところで、秋山さんにフクナガさんが『ナオちゃんがピンチだから
すぐに来い』って手紙を送ったのって本当ですか?」
「まぁ似たような物だな」
もう二度とあんな物は目にしたく無いと思いつつ、
フクナガの言葉を思い出し秋山は直にたずねる。
「ところで、フクナガと何の賭けをしたんだ?」
「…フクナガさんに、私がピンチだなんて聞いたぐらいで
秋山さんがすぐに来るはずが無いって言ったんです。」
「………………」
直の言葉に、この世で俺以上にコイツを心配しているヤツがいるのかと
何だか今までとは違う意味で秋山は脱力した。

「そうしたら、フクナガさんが『秋山は絶対にすぐに来るはずだ。
1時間以内に来たら俺の勝ち、1時間を超えたらナオちゃんの勝ち』って言って」
「で、フクナガに何を払わされた?」
「フクナガさんに対しては何もしなくて良いって…」
「あいつにしては珍しいな」
首を傾げた秋山に直が急に近付いた。
ガラスを片付けるために屈んでいた秋山の頬に一瞬直の唇が触れると
何が起こったか秋山が認識するより先に直が身体を離す。

「おい、何のつもりだ?」
「…フクナガさんが、『俺が賭けに勝ったらナオちゃんから秋山にキスするように』って」
でも、どこにキスするって決めて無かったしほっぺたで良いですよね?と
上目遣いで聞いてきた直に秋山が憮然として答えた。

「…フクナガはお前が誘拐犯に監禁されてると俺に言って来たんだぞ」
「…誘拐?!」
「それを聞いて俺は寿命が10年は縮む思いをした」
「ゴメンなさい!!そんなことになっていたなんて思いもしなくて!」
別に直は全然悪くないのだが、秋山はそんな事は無視して直にたたみかける。
「…心配させられた分、慰めて欲しいんだけど」
「分かりました!今日は秋山さんの言うことは何でも聞きます!」
「何でも?今更やっぱりダメとかは無しだぞ」
「はい!って、キャー!秋山さん、何するんですか――――!!」


そのまま秋山の言うことを何でも聞いてあげちゃった直は
しばらく秋山の顔を直視できない日が続いた。

御礼と称し散々秋山にやられっぱなしだった鬱憤を少しばかり晴らした
エトウは秘かに報復を恐れていたが、結局何事も起こらず胸を撫で下ろした。

フクナガはやっぱり報復防止策を取っておいて良かったと
一人悦に入っていたらしい。


ちょっと言い訳:全然エロくなくてゴメン。
481名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 09:52:14 ID:4+khaniE
GJ!
エロくないけどコメディで良い!!
482名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 11:05:38 ID:JXGLTfD+
GJ!!
直ちゃんほっぺちゅーかわいい
483名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 22:14:25 ID:OHOCJS9S
いいよいいよそうやって秋山は直ちゃんのことになると全力で振り回されてればいい
484名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:07:39 ID:t5h6HwrH
あげ
485名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 08:26:17 ID:SL/V1Y/V
保守!
486名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 01:06:42 ID:gFWFzdmM
ほっしゅ!

映画見て妄想したはいいけど筆力が無くて話が書けん……


ファイナル終了後に参加者全員がフェリーで帰る
→船の一角で仙道と直二人っきり
→直「仙道さんに負債が無くて良かったです!」にこにこ
→仙「秋山さんに感謝してもしきれないです…」(クソオォォォォ!!なんだこの可愛い生物はアァァァァァ!!)



……すんません。
487名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 01:07:48 ID:gFWFzdmM
何故sageたし自分…orz
488名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 15:03:34 ID:2cSY2bQf
いいよいいよー
どんどん書いて
489名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 10:39:06 ID:PQrM9B7o
保守
490名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 17:54:06 ID:LGy/YTEm
遅蒔きながら原作読んだけど、
リストラゲームのMチケットに無限の可能性を感じた

とりあえず、5票で「ナオちゃんのノーパンスカートたくし上げ姿を1分間じっくり視姦する権利」を買いたいw
491名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 20:09:53 ID:d+qLqUnp
Mチケットいいな。誰か秋直でチケットがらみの話書いてくれないか。
492名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 17:12:07 ID:T0DFGVYG
DVDのショート劇場、
秋直だといいね
493名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 18:44:37 ID:nxM/zNVb
保守
494名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:54:43 ID:MIMipd0o
あげ
495名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 01:54:52 ID:6I4KjIm4
ちょっと質問なんだが、他の甲斐谷作品は別スレになるのか?

最近、オダキョーの可愛さにハマってしまった。
496名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 13:10:27 ID:wGHbhfx7
新刊あげ

コミクス派だけど今回読んでてアカギ×フクナガってありだと思うんだけどどう?
497名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 21:52:27 ID:cg1P8SPM
ナオ←武田ユキナ
文才ないけど描いてもいい?
498名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 17:27:41 ID:O2alZoRH
ぜひ
499直←ユキナ:2010/05/25(火) 22:23:01 ID:L2lwf/fr
少しずつ投下していきます。



エデンの園ゲーム・・・
私、武田ユキナは欲望と金が渦巻くこのゲームの中で何よりも大切な物を見つけた。
神崎 直
私が初めて手に入れた信じあえる本当の仲間。
LIAR GAMEが終わった今でも私は「信じる」という事を教えてくれた彼女を忘れられないでいた。
500直←ユキナ:2010/05/25(火) 23:04:44 ID:L2lwf/fr
私は経営しているカフェの様子を見に来ていた。
そしたら・・・。
そこに神崎 直がいるではないか!!
えっ!!なんで!?私の店に!?ちょっ!!心の準備がっ!!
っって・・・一人じゃねぇのかよ!!あの秋山ってやつにおまけにキノコまで!!
私は何時しかカフェではなく直ちゃんの様子を見に来たみたいになっていた。
キノコ「じゃ今日はここで!!またいつか会おうね!!直ちゃん!!」
直「はい!!今日はとても楽しかったです!!」
やめとけ!!やめとけ!!キノコはやばいって・・・。
直「秋山さんも楽しかったですよね?」
秋山「お前が福永に会うと言ったからきたんだ。こいつは何するか分からないからな」
実際お前も怪しいけどな!!
エデンの園で直ちゃんのリップクリーム借りるってどんな神経してんだよ!!
直「そんなこと言ってもほんとうは楽しかったんですよね?」
秋山「違う!!」
キノコ「何熱くなってんだよ〜。」
秋山「っっ。帰るぞっ!!直っ!!」
直「えっ?まっ・・・待ってください!秋山さ〜ん!!」
えっ?私も待ってだよ!尾行しなきゃ!!
501直←ユキナ:2010/05/25(火) 23:20:48 ID:L2lwf/fr
直「秋山さんどこ〜・・・。先に帰っちゃうなんてあんまりですよ〜。」
どうやら秋山のことはあきらめたみたいね・・・。
もしかして直ちゃんの家を知るチャンス!?
その時だった・・・。
直「きゃっっ!?」
直ちゃん!?どうした!?
ガキ達「わーい!ひっかかったひっかかった!!」
直「またひっかかっちゃったバナナトラップ・・・。もう・・・。次こそこんな事しちゃだめだよ!!」
ガキ達「はーい」
次こそは?
って明らかに常習犯でしょ!!っていうかあんな漫画でしか読んだことのないような罠にひっかかるなんて・・・。もうバカ正直ってレベルじゃないような・・・。

去っていくガキ達・・・。
もしかしてここが直ちゃんの前にでるチャンス!?
尾行してましたって思われるのはいやだしな・・・。
ええぃ。行っちゃえ〜!!  
502直←ユキナ:2010/05/25(火) 23:22:04 ID:L2lwf/fr
今日はとりあえずここまでで
503直←ユキナ:2010/05/26(水) 21:04:29 ID:ROwUoku5
続きいきま〜す。



平常心、平常心!
大丈夫!私ならできる!
そう自分に言い聞かせながら私は直ちゃんに話しかけた。
そう・・・。あたかも偶然直ちゃんが転んだのを見てしまったように。
ユキナ「なっ、直ちゃん大丈夫!?」
直「あっ!ユキナさん!!お久しぶりです!!」
ユキナ「うん・・・。」
私は彼女の笑顔に見とれていた。私も相手を落ち着かせることができる笑顔をつくれる。でも私の笑顔は人の懐に入る為のもの・・・。
それに比べて彼女の笑顔は純粋で・・・。下心なんて一切なくて・・・。
直「ユキナさん? どうかしましたか?」
ユキナ「い、いや別になんにも・・・。」
直「そうですか? あっ!せっかくですから家に寄っていってください!!すぐそこですから!!」
ここしかない!!そう思った。彼女をもっと知るには!!
ユキナ「じゃ・・・。そうするわ。」
直「はい!!」  
504直←ユキナ:2010/05/26(水) 21:31:13 ID:ROwUoku5
直ちゃんの家・・・。彼女は紅茶を注ぎにキッチンにいる。
さて、どうしたものか・・・。彼女を知るとなると・・・。考えただけで体が熱くなる。
直「あっ。そこらへんに適当に座っててください。」
落ち着くために言われた通りに適当な場所に座る。座ったものの私の胸の鼓動は激しく動き、一向に落ち着かない。
直「お待たせしました〜。あっ!紅茶でよかったですか?」
ユキナ「うっ、ううん。」
もう曖昧な返事しか返せなかった。だってもう彼女を押し倒すことにしか意識がいっていなかったから・・・。
バタンッ!!
直「きゃっ!?」
私はもう歯止めがきかない所まできていた。私は強引に彼女の唇を奪う。
直「っん・・。ゆきなさん?」
そして彼女の開いた唇に自分の舌を押し込む。
直「・・・!っうっやっ・・・。」
彼女の息はどんどん荒くなっていく。
直「ふん・・・。いやっ!」彼女は足をジタバタさせ抵抗する。私は彼女の服を下着だけになるように脱がし、彼女の小振りな胸を揉む。
直「あっ・・・。いやっ!はぁ・・はぁ・・どうして・・・。」 
505直←ユキナ:2010/05/26(水) 21:56:35 ID:ROwUoku5
直「どうして・・・。」
私は愛撫でをしていた手を止めた。
直「どうして・・・。こんなこと・・・。」
ユキナ「あなたの事が好きだから。」
直「えっ・・・?」
ユキナ「秋山なんかに渡さない。あなたは私のものになるの。」
直「なっ・・。どうして・・。」
私は彼女の下着を取り払う。
直「ゆっユキナさんっ!!」
彼女は頬を赤らめる。
私は彼女の秘部に顔を近づける。
ユキナ「クチュッ。チュバッ。」
わざと卑猥な音をたてながら丁寧に彼女の秘部をなめあげる。
直「あっ・・。いゃっ・・。はぁん・・・。」
そろそろ限界なのだろうか?彼女の体が小刻みに震えてきた。
直「はぁんっっっっ!いやぁぁぁっっっ!!」
ユキナ「いやって言うわりには相当気持ちよさそうね。」
彼女の両手はしっかりと私の頭を押さえつけている。
イタズラっぽく微笑んで言う。
ユキナ「バカ正直も嘘をつくのね。」
彼女はさらに顔を赤らめる。
直「こっこれはぁ・・・。」ユキナ「お願いして。」
直「えっ・・・?」
ユキナ「お願いしてくれたらイかせてあげる。」
直「そんなの・・・。むりですぅ。」 
506直←ユキナ:2010/05/26(水) 22:18:40 ID:ROwUoku5
ユキナ「ほら、はやく!」
直「うっ・・・。」
私は彼女の秘部をちょこんとなめる。
直「あっ・・。あんっ・・。」
ユキナ「ほら!」
直「・し・・く・・・・い・。」
ユキナ「何?聞こえないよ?」
直「・・・し・・てくだ・・さい・・・。」
私は約束通り激しくなめる。先ほどよりも卑猥な音をたてながら。
直「あっ・・・。ゆ・・きな・・さっんっ・・・。わっわたしっ・・・!もうっっっ・・!あっぁぁぁぁぁぁぁぁっん!」
達した・・・。まるで糸が切れた操り人形のようにぐったりしている。
今更になって私の中で罪悪感がこみ上げてきた。
直「・・・さんっ・・。」
ユキナ「ん?」
直「ユキナさん・・・!」
やばいな・・。押し倒したりしなきゃよかった・・・。どう責任とろう・・・・。
直「ユキナさん・・・。わっわたしもユキナさんの事・・・好き・・・・です・・・。」






私はLIAR GAMEがあってよかったと思う。
だって・・・・、思い合うことのできる仲間ができたのだから!!
507直←ユキナ:2010/05/26(水) 22:20:18 ID:ROwUoku5
一応終わりのつもりです。
ほんと文才ないな・・・。
508名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 01:23:03 ID:Au6ubE28

過疎ってたから作品挙げてくれる人いて嬉しいよ!
509名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 16:14:02 ID:vyEASjni
久しぶりにのびてたから見たら投下あったんだね
>>499GJです
新刊読んで何故か映画思い出してマフ男直とヨコ直妄想した
前に葛直で無理矢理stickをネタにしたけどマフラーも使えるよね
投下あるといいな
510直←ユキナ ありがとう!!:2010/05/27(木) 21:46:16 ID:02WZKJuc
>>508
>>509
ほんとありがとう。SS書いたの初めてだったからさ・・・。不安で・・。GJとか乙とか言ってもらえて嬉しくて泣きそうになったよ・・・・。
511調子に乗って秋山無許可で書いちゃいます。:2010/05/27(木) 22:28:31 ID:02WZKJuc
俺は福永に言われたことに腹が立っていた。
腹が立っていた理由は一つ。
図星だからだ。
直の事が好きなのは当に気づいている。でも認めてしまったら負けのような気がして・・・。何に負けるのかは分からない。
福永にか?
今の自分にか?
それとも復讐のためにマルチを潰した過去の自分にか?
いくら考えてもこればかりは答えも必勝法も思い浮かばない。
そもそもなぜ俺は直に協力すると言ってしまったのか?
俺の今は亡き母のように人を疑うところを知らなかったからか?
直と母を重ね合わせていたからか?
違う!!
もしかしたら初めて会った時から俺は直に惚れていたからなのかもしれない。
色々考えてもキリがない。



実は俺があの場から逃げ出した理由はこれだけじゃない。
カフェで物陰からずっと俺らを見ていた奴がいた。
確か・・・・。ファイナルで戦ったニセXの武田ユキナとかいう奴だ。
みんな負債ゼロだったろ?なんの恨みがあってこっち睨んでくるんだよ?


俺は福永の図星発言と意図不明睨みつけによって居づらくなったから直も置いて逃げ出した・・・・・。
今まで相手の心理を読めなかったことは一度もない。
神崎 直。こいつの心だけはどうしても読めない・・・。


・・・・・!
クックックックック・・・。
これには必勝法がある。
俺があいつの隣に居てやる事だ。
512調子に乗って秋山無許可で書いちゃいます。:2010/05/27(木) 22:32:00 ID:02WZKJuc
終わりです。
調子に乗りました・・・。
エロ描写苦手です・・・。
513名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:41:32 ID:IBFsmsPJ
>>512GJ
最近SS投下が多くて嬉しい

ところで仙道と直のSSってあるのか?
見たことないんだが
514名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 00:01:22 ID:02WZKJuc
自分ばっかり投下はできないので書こうと思ってる人はお願いします!!
過疎なんかに負けたくないんだ〜!!
515名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 00:05:25 ID:8IObVId2
>>513
確かに見たことないな・・・。
一応考えてはいるけどやっぱ思いつかないって人がほとんどじゃない?
516名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 00:06:59 ID:4Xlsflqn
>>511調子に乗っても…
おっけーおっけぇー!!gjだったよ

>>513妄想しただけで見たことない
自分が知らないだけかもしれないけどスレでもssサイトでも見たことない
読みたいけど自分には無理だし…葛直投下で懲りた
511さんよかったら書いてー
517直←仙道:2010/05/28(金) 21:56:00 ID:8IObVId2
>>516
リクエにおこたえして、頑張ってみます。エロは無しです。



俺はいつも1位だった。
家は小さな町工場だった。だから裕福ではないため親父は銀行から融資を受けてなんとか生きていられるという状態だった。しかし、やがて銀行から融資を停止され・・・・・親父は自殺した。
お袋は水商売で稼ぎ俺を育ててくれた。
ある時俺は思った。結局金がすべてなんだって。一番大切なのは命とか言うけど金がなければ生きれないんだって。きれいごとなんだって。
俺は家庭の状況を少しでも変えるために必死に勉強した。おかげで奨学金で私立の理工大学に入り研究に没頭した。でも俺は常に思っていた。
すべては金だと。
だから研究室に残れという教授の誘いを蹴ってあえて銀行へ入行した。
そしたらどうだ!!
次から次に自分のもとに金が!!
518直←仙道:2010/05/28(金) 22:24:32 ID:8IObVId2
俺は常に一番。
挫折など味わったことがない。
なのに・・・。
エデンの園。俺は完敗した。初めての挫折。俺はもうどうでも良かった。赤が揃おうが揃わまいが。挫折のダメージに耐えきれなかった。
俺は最後まで悩んでいた。真実に手をのばすか禁断に手をのばすか・・・。
ゲーム終了後のマネーの移動は禁止。
俺は禁断に手をのばしかけていた。
その時だった直さんは赤に入れるとほかのプレイヤーも。なぜだ?
すべての選択を俺に任せた?
俺が禁断に手をのばせば2億もらえてあいつらはマイナス1億だぞ?
けど俺は真実をつかんだ。
今思えばあきらめていたのかもしれないたとえ2億でも挫折は挫折。ぬぐい去れないのだと。
結局全員赤でプラス1億。負債は秋山さんに肩代わりしてもらった。


信じるとは何なのだろうか?なぜ直さんは裏切られても裏切られても人を信じることをやめないのだろうか?
いまだにいまいち分からない。
でも直さんは教えてくれた。信じることは大切なことだと。
いつかまた会ったらお礼を言いたい。本当は彼女に惹かれていた。でも直さんが秋山さんに好意を寄せていることは分かっていた。だから俺は身を引く。



いつかまた会えるまで俺もバカ正直になれるかな・・・・。
519直←仙道:2010/05/28(金) 22:34:13 ID:8IObVId2
>>518
最後の1文訂正
いつかまた会う時までに俺もバカ正直になりたいな・・・。


終わりです。というよりこれ直←仙道じゃねーぇっ!!
言い訳するとすれば俺が勝手になんか仙道は直とどうこうというより誰かに譲っちゃうタイプだと思ってしまってるから難しい・・・。
誰か俺の代わりに直←仙道を・・・。
520名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 13:30:44 ID:kR79HgVM
>>519
GJ
せっかく書いたから途中まで投下する


今日の散歩は楽しかったなあ。
がちゃ
直「ただいまー」
うんうん、事務局からの手紙も届いてない!
直「……あれ?」
机の上にピンクの包装紙で包まれたものが置いてある。
何だろう? ……開けてもいいのかな。
直「えーい、開けちゃえ!」
包装紙が皺にならないようにゆっくり剥がした。
白い箱が出てきたので蓋を開けてみる。
直「……わあ!」
箱には薔薇をドライフラワーにしたものが一杯に詰められていた。
直「すごい! 可愛い……」
けど、一体誰がこれをー……

がたたっ

えっ!?
何? 誰? 強盗!? 谷村さん!?
音のした後ろを振り返ると
仙道「あ……」
倒れた椅子の横に仙道さんがいた。
直「せ、仙道さん!? 何で私の家に仙道さんが……」
仙道「ちっ……バレたか…
…玄関に警察がいて通されたから勝手に入りました」
警察!? それって……
直「仙道さん、その警察の方って金歯でしたか」
仙道「あ? ああ、確か一本だけ」
谷村さん……まだいたの……
直「あっ、もしかしてこのドライフラワー……」
仙道「私が持ってきました。
……別に深い意味はありませんから誤解しないでください」
直「とっても素敵です! ありがとうございます!」
仙道(可愛い……)
直「?」
にこにこ
やっぱり仙道さんって本当はいい人なんだなあ
にこにこ
あ、顔逸らした
照れてるのかな?
直「……あああっ!」
仙道「!?」
直「私ったらお茶も出さずに……」
仙道「えっ、別にそんなもの……」
私の馬鹿! せっかく仙道さんが来てくれたのに……
直「少し待っててくださいね!」
えっと、確かクッキーが戸棚の奥に……あー高い所だ
椅子出して、よいしょっと……あっ!?
直「きゃあああっ」
がったーん

仙道の性格が分からん
521名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 20:02:16 ID:tCOzSfEz
>>520
GJ!!
お先に書かせてもらった者です。
そうだよな・・・。書いてみた人には分かるんだが仙道は難しいんだよな。
でもつづきかいて!!
522名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 02:40:53 ID:21QXID7J
流れに乗って仙道×直…ていうか秋山×直←仙道書いたので投下してみる

文才無い上に長文でエロなしとかほんと申し訳ない…

あと一部設定を>>486さんからお借りしました

では、どぞ
523秋山×直←仙道@:2010/05/31(月) 02:42:36 ID:21QXID7J
長時間に渡るファイナルステージの終了後、
直を含む参加者の面々は、LGT事務局が用意したという船へと連れていかれた。

そこは今までいた地下要塞のような空間とは打って変わって、豪華できらびやかな装飾がなされていた。

そんな船の一室に、ファイナリスト全員は集められた。


そこへ、廊下からコツコツと足音が近付いて来る。

ギィッ、と扉が開き、皆が一同に振り返ると、そこにはいつもの黒いスーツを纏ったエリーと、その後ろにはこれまた同じようなスーツを来た2人の女性がいた。


「皆様、今までお疲れ様でした。」
と、エリーは冷静そうな顔で言う。
そしてこう続ける。
「この船はこのまま日本に帰国致します。皆様は、それまではしばし自由行動となります。ご歓談するも良し、自室で睡眠するも良し、ちなみに1階にはお食事ブースもございます。どうぞごゆっくりと。」

そう言って、エリーと女性たちは部屋を出て行った。




524秋山×直←仙道A:2010/05/31(月) 02:44:41 ID:21QXID7J

エリー達が出て行った後、1人の少女――神崎直は、興味深そうに船の内部を見回していた。

(すっごーい…豪華な船だなぁ…わっ、シャンデリアまである…!)

するとそこで、ずっと隣りにいた仏頂面の青年が歩き出した。

「あっ、秋山さん!!どこに行くんですかっ!?」

「……部屋に行く。何かあったら、呼びに来い。」

そう言ってその青年、秋山は去って行った。


(そっか…
秋山さん、きっと疲れてるもんね…)


そこで直はハッと気付く。

(あれっ!?私1人になっちゃった…!どうしよう、いつの間にか他の参加者の皆さんもいないよ…!)


そう、他の参加者は、エリーの話を聞いた直後に、
「ヒャッホーーウ!もうフクナガお腹ペッコペコ☆」とか、「疲れたからあたしゃ寝るわ!」
とか言いながら、それぞれ自由行動に移っていたのだ。


525秋山×直←仙道B:2010/05/31(月) 02:46:48 ID:21QXID7J
(……とりあえず、お部屋に行こうかな…)

そう思い、歩き出す。



―――30分後。


「ここ、どこおぉぉっ!?」


船の中を歩き待った末、今直がいるのは、薄暗い廊下だった。


(うぅ…この船、広すぎるよ…それになんだか複雑に入り組んでるし……っ
どうしよう、歩きすぎてもうヘトヘトだよ…)


ふと直は壁に背中を預けしゃがんでみた。


(…それになんだか、眠い………)


*****************

526秋山×直←仙道C:2010/05/31(月) 02:50:42 ID:21QXID7J




「……さん、…な…さん、直さんっ?」

そこでハッと目が覚めた。

「わ、わ!?私、寝て……って、仙道、さん…?」

「偶然、偶ー然!ここを通り掛かったら、君が倒れていたから……いやっ、別に心配したとかそういうわけではなく、その……」

仙道は直とは目線を合わせずにそう語った。

「すみません…私ってば迷子になっちゃって…って、あれっ?そういえばどうしてこんなところに仙道さんが…?」

「お、俺は……トイレに行こうとしたら"偶然"ここに……………………」


そう言って黙る仙道。


「……もしかして…仙道さんも、迷子……?」

「ちっ違う!!!!!!この俺が迷子だなどとそんな低俗な間違いを冒すはずがなっ……」

仙道がそこまで言った時、
直がふふふっ、と笑った。


「……なにがおかしい」

「あはは、だって、仙道さんってばそんなに否定しなくっても…っ!ふふ、迷っちゃったの、私とおそろいですね」

直は笑いながらそう言った。

「だから迷ってなど………っふん、まあ良い。」


直の屈託の無い笑顔を見ていた仙道は、
何だかそんなことはどうでも良くなってしまった。
527秋山×直←仙道D:2010/05/31(月) 02:52:15 ID:21QXID7J
「とりあえず、早くここを出るぞ。」

「ふふ、はい」

直は困ったように笑いながら仙道のあとを追おうと立ち上がる。

…と、その時。


「きゃ…!」



――無意識、だった。

仙道は、バランスを崩して倒れそうになった直を反射的に庇おうとして、意図せず彼女を抱き留める形になってしまった。


「わ、ごめんなさ…」

そう言って直は仙道の胸から離れようとする。

…その瞬間、仙道は何故かどうしようもない寂しさを感じ、
直を抱く手に力を入れてしまった。

「っ、…へ?仙道、さん…?」

「っあ、いや、すまない。」

ぱっ、と直の身体から手を離す。

「すみません…ありがとうございました」

直は何もなかったかのように笑顔でそう言い、立ち上がる。

…その時、仙道は何か一種の悔しさのようなものを感じた。

(何故この俺が…こいつのことでこんなに動揺しなければならないんだ…っ)

そしてふと、仙道の胸にはある欲望が浮かんだ。


―――こいつを、困らせたい――……


528秋山×直←仙道F:2010/05/31(月) 02:55:56 ID:21QXID7J
…少し、悪戯をしてやろう。

そう思った仙道は、「どうぞ」とこちらへ差し延べてくる直の手を握った。

そして、ぐいっ、と引き寄せた。

直は「わわっ」と言いながら仙道の方へ倒れこんで来る。


近付くお互いの顔。

あと10cm、5cm―――――…。

仙道にはその瞬間までが、いやにゆっくりと、スローモーションのように見えた。


そうして仙道の唇は、直のそれと触れ合った。

瞬間、直は驚いて頭を離そうとするが、直の後頭部に回った仙道の手がそれを阻む。


「…ぷ、はっ」


しばらくして、やっと直の唇は開放される。


ざざっ、と直は後退り、
「っせせせせんどうさんっっ!???」
と、大きな目を更に大きく見開いて仙道の方を見やる。

「すみません、手がすべってしまって。」

つい、いつもの営業用の自分が出てしまった。

我ながら馬鹿馬鹿しい言い訳だ、と仙道は思った。
いくら"バカ正直"と言われる彼女だって、さすがにそんなウソは信じないだろう、と。

…が。

「そうだったんですか…びっくりしちゃいました!」

「………は。」
529秋山×直←仙道G:2010/05/31(月) 02:57:20 ID:21QXID7J

一瞬、目の前の彼女は本当に人間なのだろうか、と自分らしくない低俗な想像をしてしまった。

…どこまで、"バカ正直"なのだろうか、この娘は。

無理矢理キスをされても嘘を信じ込むくらいでは、
誰かにもっと酷いことをされそうになった時にはどうするつもりなのだろうか。
…!
いや、そんなことは俺がさせない………!


!?
"俺が、させない"、だと…?


思わず、自分で自分の言葉に驚いてしまう。

(何故、この俺がそんなことを……)


と、そこで直の顔が自らの眼前に来ていることに気付く。

「どうしたんですか?仙道さん」

小首を傾げ、上目遣いで自分を見てくる彼女の何と可愛らしいことか。

近すぎる距離に戸惑いながらも、仙道の胸にはある感情が浮かぶ。

――彼女が愛しい、と。

……ああ、そうか、自分は彼女のことが――――…


す、と自らの右手が直の頬に伸びる。




が、その時。

「オイ、何してる。」

「秋山さんっ!!」

彼女の声に驚き、ぱっと手を離して振り返ると、
そこには長身の男が立っていた。
その男、もとい秋山は殺気を丸出しにした目でこちらをにらみつけてくる。
530秋山×直←仙道I:2010/05/31(月) 03:00:04 ID:21QXID7J

「お前…こいつに何かしたのか。」

低く唸るように秋山は言う。

「べ、別に何もしていない。」

仙道は冷静さを保つのに必死だった。

「そうですよ!さっきだって、転びそうになった私を助けてくれたんですよ!」


…その瞬間、自分へ向けられた男の目が、ギラリと光るのを仙道は見た。

敵対するようににらみ合う、男と男の目。
すると、視界の端に子犬のように秋山の方へ駆け寄って行く直の姿が映った。

「あ…」

思わず漏れてしまった仙道の声は誰に届くこともなく、床へと落ちる。


一方で直は、秋山の側で何時間かぶりの再会を喜んでいた。

対する秋山の顔は普段と変わらないように見えて、どこと無く微笑を含んでいるようにも見えた。


そんな2人の姿を見た仙道は、妙な胸騒ぎを覚える。

…人より数倍観察眼の強い自分だ、この2人の想いなど、とっくに気付いていたはずなのに。

…気付かないふりをしていた自分が、心のどこかにいた。

それはきっと、無意識のうちに自分が彼女のことを―――…


とりあえず、この気持ちは、自分の胸の内にしまっておこう、と、思った。
531名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 03:09:53 ID:21QXID7J
以上です。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

あと、今さら気付いたけど>>528はFじゃなくEです…
申し訳ない!
532名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:31:33 ID:4XZojipc
>>531
かっ・・・、神だーー!!
無理に直←仙道投下したやつが紙きれに見える・・・。
533名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:33:19 ID:4XZojipc
>>519
ちなみに上のカキコ俺
誤解を防ぐためね
534名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 23:24:03 ID:bJybjdGA
>>531超GJ
>>532も勿論GJ!

連続乙 また気が向いたら落としてくれたら嬉しい
535先に仙×直書いた俺。以後名前は10JQKAで:2010/06/03(木) 00:53:29 ID:Hx0e6CYE
>>534
何が欲しい?
536名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 11:38:47 ID:Ml9Z0OWf
アッキーと直ちゃんのバレンタイン
537名無し:2010/06/04(金) 23:12:31 ID:npi4tcUV
初めてみたけど

直←仙道いいねww

まぁ野獣な秋山が好きだ
538名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 13:24:22 ID:hobaU2n2
空気読まずに長めの秋直投下してもいいですか?
539名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 15:10:13 ID:Wy9Q5J+3
おK!
540名無し:2010/06/06(日) 16:26:39 ID:Ypayn4wu
>>538

おk

てゆか
お願いします
541秋直1:2010/06/07(月) 20:44:31 ID:MgtZVNV4
秋直投下します。


 今までこんなことがなかったこと自体がおかしなことだったのだ。

 ゲームの会場に着いた途端目にした光景に、直は壁に背中を凭れさせため息を吐いた。
 視線の先には、今回のゲームで同じチームになった女性と話す秋山の姿があり、直の胸の奥はズキズキと痛む。

―――そこにいるのはいつも私のはずなのに。

 だからと言ってそんなことを口に出来るはずもない。
 秋山は優しいからバカ正直ですぐに騙される自分の傍にいてくれているだけだ。
 その優しさに甘えて彼の行動を制限するわけにはいかない。
 そうわかってはいるのだけれど…。
 いつの間にか直の胸に生まれた想いがそれを納得してくれない。
 いつか離れてしまうかもしれない、もう二度と会えなくなるかもしれない、そう思うと怖くて仕方なかった。

「どうしたのよ」
 聞きなれた声にふと顔を上げるとそこには福永がいた。
「こんな暗いところで暗い顔しちゃって、もうゲーム始まるわよ」
「あ、あの…っ!」
 的確な指摘に思わず吃る。
 チラリと秋山を見ると、未だその隣には女の人がいて、結局は何も言えず俯いた。
 そんな目の動きに福永が気づかないわけがない。
 直の視線をたどり、暗い表情の意味を悟ると、呆れたような苦笑を漏らした。
「あんたね、そんなにイヤならそう言えばいいでしょ。あいつはあんたには甘いから言えばちゃんと聞いてくれるわよ」
「…そんな…言えません。私は…たとえ私が傍にいれなくても、秋山さんが幸せならそれで……」
 そう言いながら、直の大きな瞳から涙がポロポロとこぼれ落ちる。
「そんなこと言いながらメソメソしてるんじゃ何の説得力もないわよ。あんたの綺麗事は聞き飽きたわ」
「……ごめんなさい」
 それでも直の涙は止まることはなく、福永は直をそのままにし、歩きだした。
 向かうのは直の涙の根源だ。

 確かに秋山は一人の女と一緒にいた。
 だが、それは一緒にいるというより、女が勝手に秋山に話しかけているだけだった。
 秋山の顔は明らかに不機嫌とでもいうように歪んでおり、いつも直に向けるそれとは雲泥の差だ。 
「…ねぇ。秋山」
 福永がそう声をかけると、うんざりという表情で振り向き、次の瞬間助かったという目をした。
 チーム戦であるが故に仲間を蔑ろに扱うわけにはいかないが、どうでもいい女の無駄な話を聞くのは苦痛以外の何物でもなく、秋山は福永に近づきながらため息をつく。
「なんだ、福永」
「あの子さっきからずっと泣いてるみたいだけど、いいの?」
「は?」
 そう言うと同時に秋山の目が見開く。
 そして呆れるほど慌てて秋山は直の元へと走り出した。

542秋直2:2010/06/07(月) 20:45:11 ID:MgtZVNV4
 指さされた方向にたどり着くと、直は泣いていた。
 体を小さく縮こまらせ、声を必死に押し殺し、肩を震わせて。
 彼女が泣くのを今まで何度か目にしたことがある。
 バカ正直の名にふさわしく、素直にポロポロと涙をこぼしながら、声を上げて泣くのに。
 それなのに今の彼女は泣くことが罪であるかのように、感情を押し殺しているのだ。
「…どうした?」
 声をかけると、ビクリと肩を震わせる。
「…なんでも、ありません。ごめんなさい」
 明らかに嘘とわかる嘘に、秋山はため息を吐いた。
「ほ、本当になんでもありませんから、気にしないでください」
 目を赤く腫れさせたままの直の微笑み、心臓をえぐられたような痛みを感じる。
 バカ正直の嘘を見抜くのはたやすい。
 だが、バカ正直な彼女が嘘を吐いてでも隠したかった何かを知る術は秋山にはなく、涙の滲む直の瞳を見つめることしかできなかった。


 曖昧なままゲームは始まり、ゲーム開始前にあった些細な一事はあっという間に忘れ去られ、いつものように勝ち上がりを決めた直と秋山は、忘れていたはずの気まずさを抱きながら帰路についた。
 ゲームの後はいつも秋山でしばらくともに時間を過ごすのが暗黙の了解となっており、この日もいつもの通り秋山の家にたどり着くと、直は深いため息を吐く。
 秋山はアイスコーヒーと、直のために予め用意していたアイスティーを持ってリビングに戻ると、それを手渡しながら直がいるソファの隣に座った。
「何かあったのか?ゲームが始まる前からおかしいぞ」 
 いつもなら無事にゲームを終えた安心感から嬉しそうに話をする彼女が、今日はソファに座ったまま黙りを決め込んでいる。
「…ごめんなさい」
「別に謝って欲しいわけじゃない」
「……ごめ…」
 また謝ってしまいそうになり、直はとっさに口を手で押さえた。
 その瞳にはまた涙が浮かんでおり、思わず手を伸ばしかけて寸でのところで止めた。
「福永には言えて俺には言えないのか?」
 震える彼女をこれ以上怯えさせないようにと、必要以上に優しくなった声で言うと、とうとう直の目から涙が落ちていく。
 じっと秋山を見つめながら、それでも口を開こうとしない直に苦笑が漏れる。
「…頑な過ぎるだろう」
 宥めるようにいつもと同じく頭をなでると、直は怯えたように体を震わせ秋山から距離を取った。
 いつもなら嬉しそうに体を預けてくると言うのに。
 そこでようやく涙の原因が自分だということに思い至り、内心ズキリと痛みが走ったが、それでも目の前で泣き続けている直をこれ以上怖がらせるわけにはいかない。
「…わかった。ごめんな」
 そう言うだけで精一杯だった。
543秋直3:2010/06/07(月) 20:45:38 ID:MgtZVNV4
 ゆっくりと立ち上がり、もう一度キッチンへ向かおうとすると、背中越しに直の小さくつぶやく声が聞こえた。
「いや、です。…もうやだ」
「直?」
 激しくなる嗚咽に振り返ると、真っ赤に染めあげ、潤みきった瞳は秋山をじっと見つめている。

「秋山さんは…どうして私を助けてくれるんですか?いつまで、こうして…一緒にいて…くれるんですか?」
 途切れ途切れで、それでも必死に何かを伝えようとする直に返す言葉が見つからない。
「…秋山さんはすごく素敵な人だから、秋山さんの周りには素敵な人がいっぱいいるのに…」
 泣きながら訴える直に胸が締め付けられる。
 その訴えこそが彼女の想いそのものなのだと。
 今回のゲームでは、確かに直以外の女のプレーヤーと関わることも多かった。それが直にどれだけの不安を植え付けることになるか気づかなかった自分の迂闊さに嫌気がさした。
 以前彼女に「女性の気持ちには関心がない」と言われたことがあったが、まさかそのことで彼女を深く傷つけることになるとは。
「そうだな、君より綺麗な女はいくらでもいるんだろうな」
 もう一度、彼女に向かって手を伸ばす。今度は頭ではなく涙に濡れた頬に。
「ただ、そんなことは俺には関係ないんだ。だって俺は君だけしか女に見えないから」
「…え?」
 一瞬直の涙が止まった。
「まさか君がそんな風に思っているなんて知らなかった」
 苦笑する男をじっと見つめる直の顔は明らかに混乱しており、何度も瞬きを繰り返す。
「そんな風に思ってるのは俺だけだと思っていたからね」
「あ、あの…」
「君は知らないだろうけど、君は誰にでも優しいから、君に惹かれる男は山ほどいるんだ」
「そんなこと…」
 慌てて否定しようとする直の言葉を遮って秋山は続けた。
「現に俺はいろんな男から君との関係について聞かれたよ。でも、俺と君とは名前のある関係じゃないからね。そんな男にも何も言えなかった」
 未だに何がどうなっているのかわからず、不安げに視線を揺らす直を、もう決して怖がらせることがないよう、泣かせることがないようにと、秋山は優しく直を抱きしめた。
「ずっとこの曖昧な関係をどうにかしたいと思ってた」
「秋山さんも?」
544秋直4:2010/06/07(月) 20:46:03 ID:MgtZVNV4
 秋山のシャツをしっかり握りしめ、胸に顔を寄せてくる。
 今までに何度か彼女が秋山の胸に泣きながらと飛び込んできたことがあったが、そのどのときよりも彼女が愛しかった。
「でも、君が俺に向けてくれる絶対的な信頼が嬉しくて、それを裏切るのが怖くて何も言えなかった」
 八つも年上の男の弱音を秋山は心底情けなく思う。
 それでも、直は秋山の腕の中で必死に首を横に振った。
「わ、私は秋山さんのことが好きなんです!」
 まっすぐに告げられる直の気持ちが心地いい。
 この誤魔化しようのない強い眼差しをずっと求めてきたのだ。今更嘘は吐くまいと、秋山は小さく息を吸いそれに応えた。
「うん。俺もずっと君のことが好きだった。ずっとこうして触れたかった」
 そう言うと直の大きな瞳からまた涙が溢れだした。
「お、おい…」
 もう二度と泣かせないように、と思った瞬間にまた泣かせてしまったことに珍しく秋山が動揺する。
「ずっと、ずっと好きだったんです」
「うん」
「でも私じゃ秋山さんにはつり合わないって…」
「君がいいんだ」
 そう言って初めて触れた唇は涙の味がした。
「こんな風に触れられる日が来るなんてな」
 唇を触れさせたまま囁くと、近すぎる距離にも関わらず逃げようともしない彼女もふわりと微笑みながら、
「秋山さん…すき、大好き…です。大好き」
 そう言った。
 今日初めて見る直の笑顔に秋山の体が震える。
 怖がらせたくない。怯えさせたくない。もう泣かせたくない。
 そう思うのに、抑えきれない想いが体をくすぶっているのも確かで。
 キュッとしがみついてくる仕草で、一気にたがが外れた。
「…ごめん、もう無理」
 そう言ったのと、彼女を抱き上げベッドに押し倒したのはほぼ同時だった。
545秋直5:2010/06/07(月) 20:46:26 ID:MgtZVNV4
 一切抵抗することなくベッドに横たえられた彼女は、秋山が覆いかぶさってきても、まだ自分に何が起こっているのかわかっていないようだった。
「抵抗しなくていいの?」
「え?」
 そう言われて初めて今どういう状況下を把握した彼女は、慌ててキョロキョロと周りを見回している。
 そうしているうちに、直をじっと観察していた秋山と視線が交じる。
「あき、やまさん…」
 甘い声が合図となり、秋山は直の唇に自分のそれを重ねた。
 二度目のキスは一度目よりも深く、薄く開いた唇から舌を忍び込ませ、怯える直のそれを絡めさせる。
「ん…っ……」
 漏れる吐息が秋山を煽った。
「……直」
「秋山さ……」
 しがみついてくる細い腕が僅かに震えている。
 それなのに彼女は抵抗も、逃げようともしないのだ。
「ごめん…待ってあげられなくて」
 紅潮した頬を撫でると、直は心の底から嬉しいというように微笑み、ゆっくりと首を横に振った。
「…秋山さん、私…幸せです。秋山さんがこんなに近くにいてくれて。もう、幸せすぎて死んじゃいそうです」
 直の髪に顔を埋めながら、秋山は強く強く直を抱きしめた。
「直、好きだ」
 それ以上この想いを伝える言葉は見つからなかった。
 それなのに、直は笑うのだ。この上なく幸せそうに。

 丁寧にワンピースを脱がせ、自分もシャツを脱ぎ直の素肌に体を重ねると直接伝わる熱が熱く、もう二度と離れられないのではと危惧するほどに酔いそうになる。
 深い口づけも少しは慣れたのか、舌を絡めると躊躇いがちにではあるがそれに応える。
「ん……あき…やま、さ…」
 唇を塞いだまま、そっと直の胸の膨らみに触れると、初めての感覚に直の体が自然に跳ねた。
 初々しい姿に愛しさが募る。
 膨らみの中心に指を這わすと、無意識のうちに震えだす。
「ん…っ、んん…っ!!」
「直…」
 唇を解放すると、必死に押し殺した直の声が漏れた。
 耳を舐め、頬に口づけ、首筋を伝うと、おもしろいほど素直に反応を返してくる。
「あぁ…っ、やぁっ!!」
 膨らみの一番敏感な部分を口に含み舌ではじくと、初めて直の口から吐息以外の甘い声が漏れた。
 逃げようとする体を押さえつけ、さらに強く吸い上げると、直の瞳から涙がこぼれ出す。
 一つ、二つと鎖骨あたりに所有の印をつけると、優しく口づけた。
546秋直6:2010/06/07(月) 20:46:56 ID:MgtZVNV4
「直、怖い?」
 涙を拭ってやると、震えているにも関わらず首を横に振る。
「少し、怖いんですけど…でもやっぱり、嬉しいです。だって私、秋山さんのことが本当に大好きなんですから」
 いつもそうだった。
 彼女は自分のことを足手まといとか迷惑をかけていると言うが、いつも大事なところで秋山を救うのは他でもない、直の一言なのだ。
 直の一言がこんなにも。
「直、ありがとう」
 そう言いながら彼女を守る最後の一枚を取り除くと、秋山はさっき直の膨らみに触れたときとは比べものにならないほどの丁寧さで、直の中心へと手を伸ばした。
 無意識に噛みしめている唇が直の緊張を伝える。
 それでも止めることのできない自分が、とてつもなくひどい人間のようで苦笑が漏れた。
「あき…やまさん?」
 突然の苦笑に驚いたんだろう。直は不安げに首を傾げている。
「いや、こんなにお前が怯えているのに、止める気にならない自分に呆れていただけだ」
 情けない本音を暴露する。
 虚勢を張るのは彼女の前では無意味なのだとイヤというほどわかっている。
「…今やめるなんて言わないでください。もう、私だって止められません」
 意外な台詞に秋山は素直に驚いた。
 そうか、と返すだけで精一杯だった。
 そしてゆっくりと直の中心に指を這わせると、すでにそこは十分すぎるほどに潤んでいた。
「やぁっ……!!」
 しがみつく腕がさらに強くなる。
 くちゅり、と音をたてながら沈んでいく秋山の指に呼応して直の足がビクビクと動く。
「あっ、あぁっ!」
 指を入れたまま体を下に移動させ、足の間に顔を埋めると、溢れるそこの先端にある一番敏感な突起を唇で覆う。
「やぁぁっ!!あっ、あっ!!だ、め…あきやまさ…!!」
 突起を唇で刺激する度、直の中にいる秋山の指が容赦なく締め付けられる。
 きつく閉じられた目から涙が溢れ出すが、それが痛みによってもたらされたものではないことを秋山は知っていた。
「直、なお…」
 くちゅくちゅと溢れる音に秋山の喉が乾きを訴える。
 水では癒されない独特のこの乾きは、直以外では癒されない。
 そのことを秋山は熟知していた。
 頬を撫で口づけ、そして最後に唇に軽くキスすると、秋山は自身を直の中心にあてがった。
 閉じられていた直の目がゆっくりと開く。
 潤んだ瞳は秋山を見つけると微笑み、直の腕が秋山の首にからみついた。
 それに応えるように秋山が腰を進める。
「……っ!!」
 声にならない悲鳴。
 秋山は首に回された腕の強さでその痛みを知る。
 それでも、途中でやめることなど到底できるわけもなく、せめて少しでも痛みが和らげばと、深い口づけを繰り返し、胸の膨らみに触れた。
 最奥までたどり着く刹那、直の背中が一瞬反り返り、甘い声を上げた。
547秋直7:2010/06/07(月) 20:47:23 ID:MgtZVNV4
「……あぁっ!!」
 初めての彼女にとってこの痛みはどれほどのものだろうか。
 それでも彼女は一度も拒絶したりはしなかった。
「なお…大丈夫か?」
 これ以上ないほどに優しい声音で問うと、コクリと頷いた。
「秋山さんが私の中にいてくれることが…こんなに気持ちいいだなんて知りませんでした…」
「……っ!」
 照れくさそうに微笑む直があまりにも可愛くて、秋山の声が詰まる。
「君は…本当に……可愛すぎる」

 そう言うのと秋山が動き出すのは同時だった。
 もう抑えきれないとでもいうように激しく動く秋山に、直がついていけるはずもなく、ガクガクと揺り動かされ必死に耐える。
 痛みはある。
 あるのだがその奥にある、決して痛みではない未知の何かがジワジワと近づいていることも、直は感じていた。
「あきやまさ…あっ!あぁっ!んんっ!!!」
「なお、なお……」
 いつも理性的な秋山が、こうして自分に興奮してくれることが嬉しかった。
 無我夢中で求めてくれていることが、秋山の気持ちそのもののようで幸せで涙が溢れた。
 そんな幸せもやがて終わりが訪れる。
 激しい突き上げと、骨が折れるほどに抱きしめられ、ゆっくりと秋山が直に崩れ落ちた。
 体内に感じる淡い熱にまた涙が溢れた。
「なお…愛してる」
 決して離さないとでもいうように、腕に込められた力が甘く心地よく、初めて直から秋山へ口づけた。


 腕の中で過ごす穏やかな時間の中、お互いが残した熱を唇を合わせることで反芻する。
 あっという間に終わってしまったようにも、永遠にも似た長い時間だったようにも思う。

 ただわかることは、これが終わりではないということと。
 これからこそが始まりということだ。


 こうして二人でずっと笑い合えていたならいい。
 そして恐らくそれは叶うだろう。
 たとえそれがどれほど困難なことであろうとも、叶えてみせる。
 二人はもう一度重ね微笑み合うと、抱き合いながらゆっくりと目を閉じた。
 そして明日は二人で、新しい朝を迎えるのだ。

 それが始まりなのだから。
 
548名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 20:48:35 ID:MgtZVNV4
以上です。

ありがとうございました。
549名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 21:46:59 ID:33Q0rakT
GJGJGJ!!!
いい秋直だった。
55010JQKA:2010/06/08(火) 00:35:40 ID:3c1HFF1U
>>548
超GJ!!
551名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 11:38:33 ID:v7Z8k1je
久々に良いもの読ませてもらった
ぜひまたお願いします
552名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 18:10:32 ID:KP5CveUz
うわあなんか色々萌え滾ったよ!
ありがとう
553名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 08:45:43 ID:ezNL2wLA
保守
554名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:04:55 ID:ZXx+6Btv
あげ
555名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 00:33:38 ID:ujIFEsJ1
文才ないしエロもないけど福永×直投下して良い?
556名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 16:14:12 ID:kEokPri8
むしろお願いします。
557名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 17:16:23 ID:41XRKT4L
555です。
556さんありがとう。
お言葉に甘えて投下します!
福×直エロなしSSです。

文才の無さ故に福永がキャラ崩壊しちゃってますすみません…







雨の降る夕方の商店街。

普段はそれなりに活気溢れるこの場所も、今ばかりはどこか寂しげな雰囲気を漂わせていた。
…その中を、赤い傘と長靴を纏った少女がひとり。
名を、神崎直という。
彼女は目の前の水溜まりを避けることもなく、むしろわざとそこに足を突っ込み
ちゃぷちゃぷと戯れるようにして歩いていた。
「…直ちゃん?」
いきなり後ろから名前を呼ばれ、驚いた直はくるっと振り返る。
するとそこにはキノコカットの頭、そしてド派手なスカーフと衣服を纏った男がいた。
「…あ。福永さん!!」
直に福永と呼ばれたその男は、右手を小さくあげ「ヤッホ」と言った。
そして言葉を続ける。
「こーんな雨の日に何してるの?直ちゃん。…あれっもしかして買い物帰りか何か?」
チラッと彼女の持つビニール袋を見やる。
するとその視線に気付いた直は、にこにこと答えた。
「はいっ!今日は寒いんで、お鍋でも作ろうと思って!」
がさっ、と直が持ち上げたビニール袋からは白菜やしらたきが覗いていた。
そして直はハッと何かに気付いたようにこう続ける。
「あっ!福永さん!!良かったらこれから私の家で一瞬にお鍋食べませんか!?」
…突然のお誘い。
だが、福永はどうにも行く気にはなれなかった。
「……やぁーだよ。だって、どうせアッキーもいるんでしょ?」
少し怪訝そうに福永は言う。
「へ?秋山さん…ですか?いませんよ?」
――秋山が、いない?

その瞬間、福永の瞳は大きく見開かれ、身体は硬直する。

――男女が部屋に2人きり。
その上彼女を守るナイトもいない?

「……直ちゃんキミさ、自分が言ってること、ちゃんとわかってる?」
「…? はい、一緒にお鍋、食べましょう!」

……嗚呼やっぱり、わかってない。
5582:2010/06/22(火) 17:19:44 ID:41XRKT4L



数分後、福永は直の部屋の玄関前にいた。
――本当は、来るつもりなんか無かったのだ。
それなのに、それなのに!
彼女の笑顔は人に有無を言わせない、不思議な力がある。
…それがいけないのだ。
福永は直が部屋の鍵を開ける間、
終始自身にそう言い聞かせていた。
やがてガチャリと音を立てて部屋の鍵が開いた。
どうぞ座ってて下さい、と直に言われた福永は
言われた通り椅子に腰掛け、部屋の中をぐるりと見回した。
目に留まるのは彼女らしく可愛らしい小物や家具たち。
いかにも女の子、といった感じの部屋だった。
ふとキッチンに目をやると、
直がこれまた可愛らしい黄色のエプロンをして、料理を始めようとしているところだった。
(…直ちゃんが奥さんだったら、こんな感じなのかねえ…)
彼女の後ろ姿を見た福永はぼーっとそんなことを考える。
…が、そんな妄想は直の甲高い声によって打ち破られた。
「福永さーんっ!すみません!そこの戸棚から、お皿取ってもらえますかっ!?」
福永は思わずハッとする。
「…あ、ああうん。」
彼は一瞬心の内で(何で俺が、)と思わないでもなかったが
ご飯を作ってもらうのだから仕方がないか、と諦めた。
5593:2010/06/22(火) 17:23:26 ID:41XRKT4L
そして言われた通り戸棚から手頃な皿を探り出し、直のもとへ持って行く。
「ん。これで良いの?」
「はいっ!ありがとうございますっ!!」
彼女は花のような笑顔で礼を言う。

(…こんの、天然小悪魔め。)

ふいに心に芽生えたそんな気持ちを隅に追いやり、
どーいたしまして、とだけ呟いて福永はテーブルへと歩き出した。
直はくるりとキッチンの方へ向き直り、料理を再開し始める。
と、そのとき。

「きゃっ――…」
直の叫び声。
福永が反射的に振り返ると、そこには縮こまり指を押さえる直の姿があった。
「ちょっ…直ちゃん!?」
駆け寄ると、キッチンの上には包丁とまな板。
そして指を押さえしゃがみ込む直。
その姿から察するに、彼女は包丁で指を切ってしまったらしい。
「あーあー…ほら、ちょっと見して。」
福永は、さっと直の手をとる。
ふと顔を上げると、直と目が合った。
彼女の瞳はうるうると子犬のように潤んでいた。
それを間近で見た瞬間、福永は心の中で"何か"が疼くのを感じた。
…悪戯心、というには意地の悪すぎるそれは、行動となって表れた。

…福永の舌はぺろぺろと指を這い回っていく。
指先から付け根まで、啄むように丁寧に口付けては、優しく吸う。
時折ちゅ、と部屋に響く湿った音が直の羞恥心を煽る。
「…っ、ん…」
福永はどこか虚ろに、直の口から微かに甘い声が漏れるのを聞いた。
……ひとしきり口付けたあと、直の指を解放した福永は
見せつけるかのようにぺろりと自身の唇を舐めた。
唇からは微かな鉄の味と、何とも言えない甘い味がした。
「ふ、ふくながさ…っ」
なにするんですか、と言おうとしたところで、福永の声がそれを阻む。
「消毒だよ、しょーどく。」
「しょうどく、って…」
彼女の顔は真っ赤だった。
「…あれれ?どしたの?直ちゃん。もしかしてちょっと気持ち良くなっちゃった?」
ぬ、と福永は直の顔を下から覗き込む。
「そ、そんな…っ!!」
ばっと両の手のひらで顔を隠し俯く直。
その隙間から垣間見えた彼女の瞳には
今にも溢れ出しそうなほど涙が溜まっていた。

…――水溜まりみたいだ、と福永は思った。

はあ、とひとつ息をついて、彼は口を開く。
560名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 17:23:56 ID:41XRKT4L
「…手にキスするくらい、外国じゃ挨拶でしょっ!ほらそれよりも!早く絆創膏貼らなきゃじゃん!」
福永がそう言うと直はハッとしたように立ち上がり、
「さ、探して来ますっ!!」
と叫んで走り出した。
…その場にいるのがいたたまれなかったのだろう。
それは福永の目から見ても明らかだった。

ぱたぱたと走り去る小さな背中。
その後ろ姿を見た福永は頬杖をつきながら
「ナオちゃんて本当に、バカだよねぇ…」
と、小さく呟いた。

561名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 17:26:34 ID:41XRKT4L
以上です。
ありがとうございました〜。

あと、>>560の文、間違えてメル欄に番号入れてしまいましたorz
ごめんなさい!
562名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 22:53:22 ID:KYzV4prm
激しく萌えた!直がやっぱりかわいいなあ!
GJでした!
563555:2010/06/23(水) 00:44:29 ID:2zAv007Q
すまん、今気付いたんだけど、

>>559の「〜行動となって表れた」のあと、


「…福永は、ぷくりと赤く染まった直の細い指を口許に引き寄せ
ちゅ、と口付け、舐めた。
直はびくりと肩を震わせ手を引き抜こうとするが、男の力に敵うはずもない。」


っていう文が抜けてました。
重ね重ねすみません!
564名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 14:20:19 ID:GHCqYbk9
グッジョオオオブ!!
福永が一番脳内再生に向いてるなw
565名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 17:04:06 ID:sjX12Q0t
あげ
566秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:39:21 ID:5wD9+hNK
ワールドカップでテンションが上がってきた!( ・∀・)
夏なのに真冬のストーリーです。
漫画ベースで、直と秋山のラブエロものです。
いま、半分投下します。
残りは執筆中ですが、サッカー再開する前には書き上げて投下します。
567秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:41:17 ID:5wD9+hNK
神崎直の胸は高まっていた。
原宿の駅の階段を下りて、改札を抜け、表参道に向かって歩く。
北風がビューっと音を立て、賑わう通りの人々の厚いコートがはためく。
裸になった街路樹の、茶色いシルエットが並ぶ。
直は、白いコートのそでを、無意識のうちにギュッと握っているのに気づいた。
「すっっごく、緊張しちゃってる。。」
そんな風に呟いてみるあたり、それが直にとって緊張というより興奮に近い気持ちであることがわかる。
高いヒールの靴が立てるカツカツという音が、直の気持ちを掻き立てる。
赤い革のリボンが付いた、エナメルの靴。ヨーロッパの有名なブランドらしい。
普段ぺったんこな靴ばかり履いている直にとって、特別な日に履く靴であることは間違いない。
特別な日・・・・恋人の秋山と1ヶ月ぶりの再会の日。
568秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:43:19 ID:5wD9+hNK
午後18時を少し回っていた。
約束の時間は18時半。
待ち合わせのカフェまではあと5分もあれば着くだろう。
冬の夜気に晒されて、暖かい色彩で溢れるショーウインドーが映える。
きれいだなあ、と眼を奪われ、直が少し歩調を緩めたとき、バッグの中の携帯が震えているのに気付いた。
秋山からの着信を示す表示を目にして、あわてて通話ボタンを押す。
「はっ、はい、神崎ですっ」
「直?俺だけど。今どこ?さっきも電話したんだけど留守電でさ。」
「あっ、すいません。あの、そういえばわたし、電車に乗るときにマナーモードにしてそのまま、あ、今ですか?ええと、あの、どこでしょう」
秋山のクスッという微笑が直の耳に伝わる。
「あいかわらずだな。元気そうで良かった。」
「あ、はい、秋山さんもお元気そうでなによりです!」
場所を伝えることなどもう忘れている。
「おまえ、今日は白いコートか?」
「えっ?!ええ、はい、そうです、白いです!」
「ただいま、直。」
電話越しの秋山の声と重なるように耳に入ってくる声で、直は振り返る。
歩道脇に駐車してあるマセラッティの窓が開き、柔らかい秋山の笑顔があった。
569秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:45:03 ID:5wD9+hNK
「あの、秋山さん、向こうでお仕事は終わったんですか?」
助手席へエスコートされた直は、予期していなかったドライブににドキドキしながら尋ねる。
「ああ、まあな。」
そんな返事をしながらハンドルを握る秋山は、どこか楽しげだ。
彼の白いドレスシャツは、ビジネスともカジュアルともとれるデザインだ。
秋山さん。。。
直はただ、そのフレーズだけを、心に思う。
素敵、でもなく、好き、でもなく、ただ、男の名前だけを思う。
ゲーム終了後に始まった2人の関係。
直がそれまで抱いていた淡い恋心という薄絹など、即座に取り払われるような男女の関係。
直は、その呪縛に、あらがうことができないのをこの数週間で思い知ったのだった。
570秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:47:18 ID:5wD9+hNK
秋山はここ1ヶ月、イギリスに行っていた。
ライアーゲームのファイナル終了から半年。現在彼がどんな仕事をしているのか、直は詳しく知らない。
秋山もそこは自分の領域、とばかりに、必要最小限の情報しか語らなかった。
たとえば、「1ヶ月くらい仕事でイギリスに行く。帰国する日が決まったら連絡する」
というように。それ以上は聞いてはいけない気がして、直は心配しつつも最小限の受け答えで返す。
デートに現れる秋山の服装は、モデルのようなスーツのときもあれば、Tシャツにジーンズの時もある。
休みも特に決まっていないようだ。自宅は、青山にある、とても広いワンルームのマンション。
直の想像力では「何かお仕事をしていて、それが上手くいってるんだわ」という結論が精一杯だ。
秋山の身に、危険が及ばなければいい。直は心からそれだけを願っていた。
「あの、秋山さんに頂いたこの靴っ、使わせて、頂いてますっ」
しばらく会わなかったためか、緊張で直の声はうわずっている。
「頂いた、を連発するなよ。」
ハンドルを切りながら、秋山は可笑しさを抑えずに笑う。
真っ赤になってうつむく直のまっすぐな黒髪を、秋山の細くて長い指がすべる。
直の顔は真っ赤になる。
「気に入ってくれて嬉しいよ。」
571秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:48:40 ID:5wD9+hNK
皇居近くのホテルの正面に車を横付けし、秋山はエンジンを切る。
「秋山さん、ええと、今日はどこへ連れて行って頂けるんですか?」
秋山は、はぁーっ、と芝居じみたため息を吐くと、キーを付けたままでドアに手を掛けた。
「ここ、に連れて来た。ここで夕飯。おまえ、ほんとに。。。ま、いいや。」
真っ暗な夜の中に、ホテルのテラスに飾り付けられているイルミネーションが輝く。
吸い込むと雪の味がするような、真冬の密度を持った空気が、輝きを縁取って揺れる。
「なんだか、久しぶりすぎて緊張しちゃいました。」
直が、純白の皿に盛られた白身の魚に鮮やかな緑のソースを絡めながら言う。
食事とアルコールも入り、いくぶん硬さの取れた声だ。
「秋山さんと、こんなに長い間会わないことなんて今までなかったし、もう、色々心配していたんですよ?私。」
「そう。」
秋山は、すっかりいつものポーカーフェイスに戻って、ワインリストを眺めている。
572秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:50:49 ID:5wD9+hNK
「秋山さんがいない間に、一度、福永さんから電話があったんです。私が秋山さんの居場所を知っているだろうって。
でも、私、全部は知りませんって言いいました。イギリスって秋山さんは言ってたけれど、イギリスだって広いですし、
詳しい場所まではわからないですし。福永さんたら、ふーん、まあ嘘じゃなさそうねって言って切っちゃったんです。もう、それって、」
「直。」
「え?はっ、はい。」
「今日はデザートなしで、ワインな。」
「・・・・・・・・・・・。」
話を遮られてうつむいた直に満足げな視線を送りながら、秋山はワインリストを給仕に見せながら何か頼んだ。
正方形のテーブルの脇には、薄い赤紫の花が活けられている。
「おまえ、アイスワインって知ってるか?」
秋山が花びらの一枚に人差し指で触れながら聞く。
「えっと、ワインのアイスってことでしょうか?」
「いや、違う。寒さで凍ったブドウから作ったワインのことだよ。とても甘いんだ。」
「そうなんですか!ぶどうは凍ると甘いんですね!」
「うーん、というか、凍ると果汁が濃縮されるからな。それを発酵させると普通のワインより甘くなる。」
給仕がよく冷えた小さなグラスに、澄んだ薄い琥珀の液体を注ぐ。
「まあ、1ヶ月ぶりに、会うんだな。」
さんざんキザな演出のあとに、少しだけ照れがでたのか、グラスを手にした秋山の視線は直の斜め上に泳ぐ。
「・・・・乾杯」
573秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:51:56 ID:5wD9+hNK
最上階で止まったエレベーターを降りると、秋山は直の少し前を歩いた。
直が黙って着いて行く。
クリーム色のじゅうたんが敷かれたホテルの廊下は長い。
さきほどのワインが、直の口の中に甘い余韻を残している。
しかし、直はそのような余韻を楽しむ余裕などない。
ここ1ヶ月の間、直は自分を持て余していた。
秋山の存在が、自分の心と体に、これほどまでに深く侵食していることを思い知ったのだった。
直は、生まれて初めて、狂おしいほどの欲求にまみれて、自分の体をいじった。
幾度となく登りつめても、どんなに秋山の名を呼んでも、彼に教えられた絶頂とは違うところに行く。
快感で震える腰とせつない呼吸を、ひとりきりの空間で感じながら、切なさだけが増してゆく夜を何度過ごしただろうか?
今、秋山の背中が、目の前にある。秋山は、直が自分の後をついて来ることに、何の疑いも持っていないだろう。
ふと、秋山が振り返り、直のほうへ手を伸ばす。
「おいで」
低く、優しく、甘い声。
直は、吸い寄せられるように秋山の方へ足を踏み出す。
細い腰に腕が回される。頬に秋山の髪が触れる。
秋山は耳元で囁くように言う。
「ちょっと見ない間に、綺麗になったな。直。」
言葉を失った直のカラダは、強い度のアルコールを全身に流し込まれたように、熱く沸き立った。
574秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 13:52:41 ID:5wD9+hNK
このホテルで間違いなく最高の部屋だろう。
ここまで来るのがやっとという直をよそに、秋山は部屋に入ると、冷蔵庫を開けてペリエにレモンを絞り、グラスに氷を入れる。
「どうぞ。」
直にグラスを差し出すと、秋山は窓辺に向いたカウチに腰を沈める。
丸の内から新橋方面が一望できる形の大きなガラスには、外を眺める秋山の顔と、グラスを持ったまま立っている直が写る。
「あ、ありがとうございます。」
「直。」
直がびくっと身を硬くする。
「先にシャワーをどうぞ。」
芝居めいたジェントルな口調だが、ガラスに写る秋山の目は鋭く光り、まっすぐに東京の夜を見つめている。
直にはもう、あらゆる意味で選択の余地はなく、急き立てられるようにしてバスルームへ向かった。
575秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 14:49:10 ID:5wD9+hNK
暖色系で統一されたパウダールームの奥が、浴室になっていた。
大きな洗面台の前に立つと、直は鏡に映る自分の顔を見る。
大きな潤んだ目と、ほんのり赤くなった頬、くちびるはうっすらひらいて小さな赤いハート型を作っている。
直は鼓動を確かめるように、胸に手を当てる。
ボリュームのある胸。そのぷるぷるした肉感を通して、高鳴る鼓動を感知する。
触れなくとも分かりきっていたことをわざわざ確かめた自分の行動。
直は正気を失いかけている自分が疎ましい。
「し、しっかりしなきゃ。シャワーでもあびて、ね、しっかり!」
うわごとのようにつぶやきながら、服を脱ぐ。
白いパンティーが肌から離れる瞬間、ねっとりとした愛液が糸を引いた。
「あっ」
片足を引き抜こうと体を動かすと、内ももを糸以上の液体がつうーっと伝う。
「んっ」
決して初めてではないその感触。
その時、コンコン、とパウダールームのドアがノックされた。
「直?どうかしたか?」
・・・なかなかシャワーの音がしないから、心配したんだ!
瞬間的に直はそう思い、同時に、
「あのっ、秋山さんっ!シャワーはちゃんと浴びていますから、だっ大丈夫ですっっ!」
と大きな声を出した。
・・・・・・・・しばらくシーンとするドア。
その間の後に、それは静かに開いた。
クックックッとかみ殺した笑いの秋山の姿が直の目に入る。
「嘘と呼べるレベルじゃないな、お前の場合。」
576秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 17:59:59 ID:5wD9+hNK
秋山は口角を上げ、射抜くような目で直を見る。
ライアーゲームでは、相手を畳み掛ける時にしていた目だ。
片方だけ足を通したパンティー以外は、何も身に着けていない直。
「み、みないでくださいあきやまさん・・・すみません、わたし・・はずかし・・・」
恥じらいに肌を震わせながら身をよじるが、秋山の視線はそんな直を瞬時に征服してしまう。
「あ き やま さん・・・・」
直はもう、一人の男に完全降伏することの快感を知ってしまっていた。
秋山はドアを開けたまま無言で直に歩み寄り、直を後ろから包むようにして抱くと、そのまま鏡の方に体を向ける。
直の左の胸の上で、秋山の骨ばった手のひらがゆっくり円を描き、乳首だけに触れるような動きを繰り返す。
「ぅくっ、んんっ、っっっ」
「おまえ、自分が今どんなやらしいことしてるか解ってるのか?」
低い声が直の耳に絡みつく。
「んっ、ぁぅ、だめです ぅ、あ、」
鏡から顔を背けようとした直の頭を、秋山の右手が制す。
「ちゃんと見ろ。目、つぶるなよ。」
直の乳首は局所的な刺激を受けてピンと立ち、全身の性感帯と連動しているかのように快感を発信する。
官能的にゆがんだ直の顔からは、あどけなかった少女の面影が完全に消えた。
「おまえのこういう顔、あっちで何度か思い出したぜ?」
秋山は右手の人指しゆびで直のくちびるの輪郭をなぞりながら言う。
「我慢するのが大変だったよ。」
577秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 18:01:27 ID:5wD9+hNK
秋山の指はそのまま直の口の中に入る。
ちゅぷ
即座に直の熱い舌が絡みついて、何かをせがむように吸い付く。
「ん・・・・・・・・・・・・・」
直は、とろけそうに潤んだ目で、鏡の中の男女を見る。
秋山の左手は、直のなめらかな腹部をすべり、透明な粘液が溢れ続けている場所へ向かう。
「なあ、おまえは我慢できたの?」
鏡越しに直の目を見て秋山が意地悪そうに言う。
きつく目を閉じる直の反応は、いつも分かりやすい。
「こんなにいやらしい女が、なあ、1か月もほっとかれてさあ。」
薄いヘアをかき分けて、愛液まみれの秘部を割り、秋山は直に中指を突き立てた。
くちゅぅ、という音とともに、直が目を見開く。
「あああああぁぁ」
歓喜の声がこぼれると同時に、咥えていた秋山の指がはずれる。
秋山は中指を全く動かさずに、鏡の中の直の反応を見ている。
「お、ねがい、します、ぅぁあきやまさんん、わたし、もう、おかしぃ・・・んん」
直は涙をにじませながら、全く動かない秋山の指をにゅくぅぅっと締め付ける。
「だめ。」
秋山は直からあっさり指を抜いた。
「見せろよ。」
ゲームの主導権はいつでも秋山が握る。
「おまえのオナニー。してただろ?俺がいない時。」
578秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 18:02:26 ID:5wD9+hNK
大きなベッドに横たわった直を、秋山が見下ろす。
部屋の照明は、落ち着いたおだやかな色だ。
すっかりこの策士の術中にはまった直は、羞恥心で秋山の顔を直視できない。
「言っとくが、すぐにイったらだめだぜ?」
冷静な判断ができなくなっている直は、秋山に言われるがまま、自分の体を慰め始める。
「アぁ、んっ、はっ、ああきやま さ ん、ものすごく、は づか しぃ。。。。ふぅん」
言葉とは裏腹に、直の手は動き続ける。
秋山の冷たい視線を受けて、もうずっとずっと待ちきれなかった疼きを開放することを、直の本能が求めている。
直の左手は胸をもみ、揺さぶるような刺激を与え続ける。
右手は、もう我慢できないくらいに膨らんだクリトリスの周りをおずおずと彷徨う。直の足がぴんと伸びてくる。
くちゅっという、粘液の音。
「あっあっ、あきやまさん、ァッあ、みないで・・・ぇ」
「直」
秋山が低い声を出す。
「片足、立てろよ。広げてよく見えるようにして、イけよ。」
その言葉に、迷うことなく右足を立てる直の口から、淫靡な唾液が伝う。
征服欲が強い秋山も、それを押し上げて沸いてくる性欲に、鼓動が早くなってきたのを感じていた。
すぐそこに見える絶頂に、直は無心に手を伸ばす。
秋山と会えない間に何度も行き着いた、自分ひとりの場所。
左手でクリトリスの皮を全部めくると、右手の中指をピンク色に膨らんだその根元にあてる。
ぐぅぅぅんという勢いをつけて、我慢していた快楽の波が直を貫く。
くちゅっ、くちゅぅ、と円を3、4度描く、直の白い指。
「ぃイっひっちゃうぅぅんっ、イクっいくっううううぁはぁあああああああんんんんんんんっ」
579秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 18:56:35 ID:5wD9+hNK
秋山は素早く服を脱ぎ捨てた。
ピクンピクンと腰を揺らして切なそうにこちらを見ている直の体を起こし、抱きしめる。
立ち上るような色香を感じ、秋山は自分を抑えられなくなったのを認める。
「直、俺は、おまえが好きだ。」
オスの本能で体は一杯なのに、目の前にいる愛しい女をいつくしみたくて、ゆっくりとキスをする。
くちびるでくちびるを挟み、舌で舌をなぞる。
まるで本来のスタートのように、秋山の手は直の髪をなで、ふくよかな胸に降り、先端をいじる。
「あぁんっ、あきやまさぁん、わたし、もっ、あっだいすきなんですぅぅ、あきやまさ んの こ、とぉ」
2人は歪みない愛情を伝え合う。
俺はただ、この女の全部が欲しいんだ・・・・
秋山は、実はとっくに気付いていたシンプルな気持ちを心の中で言語化してみる。
「あきやま、さ、ん?わたし、ほんとうは、ひとりで気持ちよくても、んっ、なんてゆうか、あのっ、
あきやまさんに、その、あっ し、してもらっているみたいにならなくって、うぅふぅ、さっきも、あの、ちがうんです・・・」
喘ぎながらの直の告白。
秋山は、男の衝動を抑えるのに必死になって、空を仰ぎ見る。
そっと手を止めた秋山の様子に、直が不安げな瞳を投げかける。
「あ、あたし、ごめんなさい・・・おかしいことっていうかへんなことばかり・・」
「おかしくない、へんじゃない、直。俺はおまえみたいな可愛い女には、勝てないってことさ。」
「????」
580秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 18:57:01 ID:5wD9+hNK
「あっ」
よく分からないと言った顔の直をベッドに倒し、強引に直の足を開き、秋山は股に顔を埋めた。
先ほど直が自分でいじった場所を、今度は秋山の舌が責める。
直のクリトリスは、先ほどにも増してふくらみ、その下の花園からはとめどなく蜜が溢れる。
秋山は、クリトリスの先端だけを狙って舌を動かし、同時に指を優しく挿入する。
チロッ、ぐちゅうう、チロッ、ぐちゅっ
いやらしい音は、すぐに直の必死な声で掻き消される。
「あんっ、ああああっ、だ、めですうぅ、あきやまさん、あたしぃま、た、イッっっ」
素直に感じていることを表現する直が、秋山は愛しくて、欲しくて、しょうがない。
直の足がぴんっと張ってくるのを肩で感じ、秋山は指をもう1本挿れた。
舌でのクリトリスへの刺激を、根元から先端へのグラインドに替え、中の2本の指をグッと曲げる。
「ううううあああああ・・・んん、あきやまさ、ぁぁんん!!!!」
曲げた指の先をグリグリと動かすと、ぎゅううううっという締め付けとともに直が2度目の絶頂に達した。
気が遠くなるほどの快感の波の中にいるのに、直はまだ、次を欲しがる自分を感じている。
その気持ちを伝えたくて、直は切なげに秋山の顔を見上げる。
「あきやまさん。。。。。」
やっぱり、これしか言葉が見当たらなくて、直は、ただ、男の名を呼ぶ。
581秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 19:14:08 ID:5wD9+hNK
秋山ももう限界だった。
「直。」
込みあげる激しさは抑えられない。
熱くなった秋山自身を、正面から、直の中に突き立てる。
ずっぶっっっ
「あああああああああああああっ!!!」
一気に、直が絶頂に達する。
白い液体が女性器から吹き出るのを感じたが、秋山はもう止まれなかった。
秋山は、ガクガクと揺れる直の腰を両腕で押さえ、奥の柔らかい壁を目指して突き続ける。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
粘膜同士が、粘液同士がぶつかり合ういやらしい音。
「あっ、あっ、あっっっ、んんんんんんんんんんんんんああああっ!」
直の声は大きく響き、もう余裕を一切残していない。
「だめまたあああああっ!だめ、ああ、なんですうううううっっ、ソコ、奥がんんんっっいいいっ、イッちゃううんん」
直はもう、快楽の波間から出てこられなかった。
次々と達しては、秋山を締め付け、いやらしい液体を飛ばす。
「ナオ、いくぞ・・・・・・」
直の女性器が送り込んでくる刺激で、秋山はもう、今にも出してしまいそうだった。
「き、て。。。。」
直の甘い声が秋山の耳に入った瞬間、男はすべてを解き放った。
582秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 19:37:51 ID:5wD9+hNK
ふ、と目覚めると、隣に秋山の寝顔があった。
直は、ぼーっとしている頭をふる。
クリーム色のカーテンの隙間から、柔らかい朝の光が射している。
・・・・・・。
昨夜のいろいろな出来事が、少しずつ直の脳裏によみがえって来た。
「!!!!!」
かぁぁぁっと見事に赤くなった直は、横ですうすうと寝息を立てている秋山をチラッと見る。
もぅ、秋山さんたら。
直はつぶやいて、その安らかな寝顔にそーっと口付ける。
先に、今度こそシャワーを浴びようと、ベッドから出ようとした時、寝ているはずの秋山の腕が伸びた。
「まった。どこ行く?」
手を捉まれ、直は驚いて目を見開く。
「秋山さん、寝ていたんじゃなかったんですか?」
「寝てた、けど、おまえが変なことするから、起きた」
「へんなこと?」
「今しただろ?キス。」
「えっ!?あっ、あれはちが」
「行くなよ」
「え?」
「俺のそばから、勝手に離れるな。」
583秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 19:38:18 ID:5wD9+hNK
秋山は直を抱き寄せた。
ぱふっという音を立てて、直がベッドに戻される。
「シャワーなら、一緒にあびようぜ。洗ってやるよ。な?」
「はっ、はずかしいですっ!」
またもや真っ赤になる直。
外は美しい冬晴れで、空の青がまぶしい。
「アイスワインみたいに、」
秋山が言いかける。
「いや、やめた。」
「な、何ですか?気になるじゃないですか?秋山さん、言ってくださいよー。」
「だーめ!今の忘れろよ。」
「そんなのずるいですぅ。。!」
照れ隠しに秋山は直を抱きしめる。
・・・おまえ、アイスワインみたいに濃縮されて、甘くなったな、なんて言えねーよな、おっさんくさくて・・・・・
新しい朝、鳥の声が2人の明るい未来をさえずっている。
584秋×直(ノ∀`):2010/07/04(日) 19:40:46 ID:5wD9+hNK
(ノ∀`)アチャー
もうね、自分で書いててみてらんない。
今日は暇だったので、結局全部書いちゃいました。
長すぎたかもなこの話、全部読んでくれた人、どーもありがとーね( ´∀`)
585名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 20:38:54 ID:WBGAkUTJ
GJです。
リアルエロな長編、一気に読めました。
Sな秋山の攻めがたまらんです。
お疲れ様でした。
586名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 09:21:08 ID:F31GmcVy
GJ!!!!!!
587名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 21:19:28 ID:dhYmgpxK
保守
588名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 00:28:23 ID:x9eglJzy
ほす
589名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 18:28:06 ID:N4ymAzWP
あげ
590名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 19:52:50 ID:RA8NM5a8
591名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 23:25:00 ID:UHMNt3Pz
>>584
おつ!
おもしろかったので一気に読んじゃいました。
エロさも素敵ですた。
592名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 04:47:27 ID:3S46Cp5S
直が大事の方向性がおかしい、
処女のまま体だけ秋山に開発されまくってる秋直エロいください
593名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 03:24:07 ID:r+d2QysB
594名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 04:31:21 ID:r+d2QysB
イク寸前で寸止めって、よく見かけるけど、実際可能なの?
現実では、寸前で愛撫やめても、そのまま女のほうはイっちうものでは?
595名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 04:57:09 ID:fM8WlDPD
保守がてら小ネタ投下

秋直開発話(エロなし)






「きゃあっ!!ちょっ、なんですか!秋山さん!!」
「いや?ただくすぐってるだけだよ」
「何ですかそれ…って、ひゃあっ」
「…へぇ、首、弱いんだ」
「んっ違…っ!」
「じゃあこんなのは?」

ぺろ

「ふぁっ!?や、やめ…っ」

「こっちはどうかな?」

ふーっ

「ひゃぁっ!!み、耳っ!?んっ」
「…ふーん、結構敏感なんだね」

ぺろ

「ひゃうっ!!もう、やめ…っ!んぁダメ、ですう…!!」
「……これはまた随分と…(開発しがいのある…)」
「ふぇっ?今なんか言っ…んむう!?」

ちゅー

「…んっむううう!ぷはぁっ」
「ナイショ。」
「うぅー…なんか今日変ですよ、秋山さんっ!!」

「そ?割といつも通りだけど。」
「うー…絶対へんですよお」


「(まだまだ先は長い、か。)」





お粗末様でした。
596名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 21:54:43 ID:4xvsLVqG
GJ
597名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 13:12:14 ID:0XMAvK9A
ごちそうさまでした
直ちゃん可愛いなぁ…
598名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 23:44:01 ID:zKwsGH6q
ナオが鬼畜フクナガにだまされて犯される話あったっけ?
599名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:34:34 ID:rvd/79J0

「フクナガさん、このお茶とっても美味しいです。」

「でっしょー、まだまだあるから、どんどん飲んじゃってよ〜!
 今日暑かったから咽かわいてんじゃなーい?」

フクナガにそう促され、お言葉に甘えて…と、
ナオは、その初めて飲む味のお茶を一気に飲み干す。
福永が空いたグラスに注ぎ足した。


『友達の海外土産で、ナオちゃんに似合いそうなものが一杯あるから、見に来ない?
女の子が喜びそうなものばかりだから、
秋山は今回は呼ばなくていいから』


そうフクナガに誘われ、ナオは今、フクナガの家にいる。

事前に秋山に報告していれば、少しは警戒心を持つように窘められていただろうが、

警戒心ては程遠いナオの事である。
フクナガさんはネイリストだし、
女性向けの小物やお土産に詳しいんだろうなー
等と考えながら、福永に指定どうり、秋山は誘わず単身で福永の家へ訪れていた。

「このお茶が例の海外のお土産ですか?」
2杯目のお茶を飲みながら、直が福永に尋ねる。

「そうそう。他にもそこの箱に直ちゃんが喜びそうなものがあるから、後で見せてあげるね」
そう答えながら、フクナガは何やらカメラと三脚のようなものをごそごそとセットしている。

「?フクナガさん何しているんですか?お茶、氷溶けちゃいますよ」

「うん、ちょっとナオちゃんに見せたいものがあるんだよねー
 もうすぐ準備できるから、ナオちゃん僕の分も飲んでていいよー」

「え、いいんですか?」

「いいよーいいよー。まだおかわりあるし」

勧められるまま、ナオがフクナガの分のグラスを手にしたとき、
正面のテレビに、グラスを手にしているナオの姿が映し出された。
600名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:49:23 ID:rvd/79J0
「わっ!びっくりした。それ、ビデオカメラですか?」

ナオがカメラだと思っていた機材のレンズを通して、
自分の姿がテレビに映し出されている。
ちょっと照れたように、 ナオがフクナガに問いかける。

「そうそう。その海外に行った友達からもこれも借りたんだよ」
フクナガはカメラの向きを調節しつつ、ナオのほうを振り向き、笑顔を向けた。

「?」
ナオは何となく福永の笑顔に違和感を感じた気がしたが、
その疑問を口に出す前に、ナオの手から飲みかけのグラスが落ちた。

「きゃあ、すみません!!勝手に手がすべったみたいで!」
ナオはあわてて、自分の膝の上に落としてしまったグラスを取ろうとするが、
何故だか手がうまく動かず、グラスを掴む事ができずにいると、
フクナガがそのグラスを持ち上げてテーブルの上に置いた。

「あ、ありがとうございます。何故かうまくつかめなくて、床もすごし汚しちゃいました」
慌ててフクナガを見上げ謝罪をするが、またしてもフクナガの笑顔に違和感を感じる。

その後のフクナガの行動はナオには信じられないものだった…。

「いいよぉ。別に。
でもスカート濡れちゃったから脱がないとね」
そう言いいながら、ナオのスカートのファスナーに手をかけ、下着ごと脱がせはじめる。

「!!何するんですか、スカートは大丈夫ですからやめてください」
突然の出来事に慌てながらも、ナオはフクナガの手を止めようとするが、
何故か手足が思うように動かず、あっというまにナオの下半身は一糸纏わぬ状態にされていた。
「いやです。やめてください!!」必死に声のみで抵抗をする。
601名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:54:53 ID:rvd/79J0
「フクナガさん…お願いします、もうやめてください」
ブラウスもブラも取り去られ全裸にされてしまったナオは、
必死の思いでそう懇願した。

するとフクナガが、一度脱がせたブラウスを拾い、
ナオの腕をとり、両袖をとおさせた。

(よかった…。フクナガさん、解ってくれたんだ)

「ありがとうございます」」
安堵の表情を浮かべ、礼の言葉を告げるナオを、
フクナガは一瞥し、心底馬鹿にしたような表情でこう告げた

「ばっかじゃないのぉ。お楽しみはこれからじゃん」

驚愕するナオを尻目に、
「待っててね♪待っててね♪」と、スキップしながら、
例の【海外土産】が入っているという箱を持ってくる。

箱の中から紐のようなものを取り出し、
「まぁ、この紐は海外製とか関係無いんだけどね」
と言いながら、ソファーに座らせている状態のナオの右手に、
紐を巻きつけて縛り、ナオの右足を高く持ち上げた。

「やっ…いや」
足を持ち上げられた事で、恥ずかしい場所がより露わになる事を、
ナオは必死に抵抗したが、手足は思うように動かず、福永の自由にされてしまう。

高く持ち上げられた右足の内腿に、
紐でしばられた右手が重なるように、きつく紐を巻きけ、紐をナオの背中側に通し、
同じように左側の手足も固定してゆく。

その紐の上に、先ほど袖を通したブラウスを、紐が隠れるように重ねる。

「ほらー、見てごらん。
 こうやって紐を隠すと、ナオちゃんが自分の手で足を広げてるみたいに見えるでしょ?
 超セクシー♪」
楽しげにはしゃぐフクナガの視線の先のテレビのモニターに映し出されている、
あまりにも恥ずかしい姿を、ナオは直視する事ができず、
小さな声で「いや…いや…」と呟きながら涙を流す事しかできずにいた。
602名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:57:24 ID:rvd/79J0
「いやいや言っちゃってる割にはさ、
 脱がされただけで随分と感じちゃってるんじゃないの?」

フクナガはそう言いながら、
お茶の効果で既に硬く色付き主張していた、ナオの乳首をつまみあげる。

「やっ!…んっ」
ナオの体に甘い電流のような疼く感覚が走る。
(やだ…。嫌なのに、どうして…)

一連の出来事で既に精神的に一杯な状態のナオには、自覚は無かったが、
先ほど飲まされたお茶の催淫効果は既にナオの体に表れていた。

形のいい双方の乳房を彩る乳首は色濃く硬くなり、
下半身の蜜口から甘い蜜を漏らし、その先の一番敏感な肉芽も、
既に硬くなり存在を主張していた。

縛られ無理やり開かされているナオの足の間に、
フクナガはしゃがみこみ、わざとゆっくりナオの秘部を眺めまわす。

(やだ。やだ。こんなの恥ずかしすぎる。)
ナオはあまりの恥ずかしさに声も出せずに、顔を背け涙を流すが、
同時に自身の体の奥に甘い疼気を感じ、体液が吐き出されたのを感じた。
(私…恥ずかしいのに、嫌なのに、何で?)

フクナガは、ナオの蜜口から蜜をすくいあげ、
敏感な肉芽にこすりつけるように、数回軽く撫で上げながら、
ナオに囁く。
「ナオちゃんはさぁ自覚は無いかもしれないけど、
こういう恥ずかしい事をされるのが大好きな、えっちなコなんだよねー。本当は」

「はぁ…んんんっ」
生まれてはじめてそこを他人に触られる刺激に、嫌悪感を感じつつも、
ナオの体は敏感に反応し、自分でも信じられないような甘い嬌声が漏れてしまう。
(いやなのに…わたし、わたしのカラダ…フクナガさんの言うとうりだ…)

「こぉんな、やらしいナオちゃんにとっても喜んでもらえるプレゼントがあるん
だよね。」
じゃじゃじゃーん。と効果音をつけつつ、土産物入れから、フクナガが取り出し
たものを見て、
ナオは青ざめた。

ナオはそれを見るのははじめてだったが、今の自分のおかれている状況と、
その形状から、それが何かの察しがついた。

フクナガの手に握られれているもの、それば電動式のバイブだった。
603名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:00:43 ID:rvd/79J0
「そぉんな言ってもさ、ナオちゃんぜぇんぜん抵抗しないじゃーん。
 ナオちゃんてば実はさ、こういうことされるの待ってたんじゃないのぉ?」
「!!!違いますっ」羞恥と恐怖のあまり、ナオの両瞳からぽろぽろと涙が零れる。

実はさきほどナオが飲まされていたお茶は、
一時的に手足の動作を鈍くさせる作用と、催淫効果があるという、
日本ではとても手に入らないような品物で、
ナオが今手足がうまく動かないのはその為であった。

普通の人であれば、何かを飲まされた直後に、
手足がうまく動かないような事態が発生した場合、
飲まされたものを疑うだろう。

だが、相手は疑う事を知らないカンザキナオだ。

福永としては、飲ませた物の効果の種明かしを、
得意げに話したいのは山々だったが、
その事には敢えてふれず、ナオのブラウスのボタンを外しはじめる。

「嫌なら抵抗すればいいのに、
 さっきから脱がしてもらうの待ってるみたいじゃない。
 ナオちゃんて本当はこういう事されるのが好きな子なんだねー」

「ちが…本当に違うんです。あの、びっくりしすぎちゃったせいか、
 手足が動かないだけなんです。本当にやめてください。お願いします。」
ナオは羞恥のため俯いたまま首を左右に振り、小さな声で、
やめて欲しいとと、何度も懇願する。

飲まされたものの効果である事を全く疑っていない様子に、
福永は厭らしい笑みを浮かべ、心の中でつぶやいた。

ナオちゃん、君はほんっとうに、バカだよね。
604名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:03:31 ID:rvd/79J0
「ほら、ナオちゃんこういうの大好きでしょ?
 海外サイズだからちょっと大きめだけど、色んなパターンの動きが可能だから、
 ナオちゃんにとっても楽しんでもらえると思うよ。」

そう言うとフクナガはナオに見せつけるようにバイブのスイッチをいじりはじめる。

フクナガのスイッチを動かす指にあわせ、ナオの目前のバイブが細かく振動する。
スイッチのモードを変えると、先端や入口にあたる部分の内側のボール状のものが回転したかと思えば、
全体的にうねうねと回転を見せたりした。

ナオの顔が恐怖心に歪む。
全身の力を使い、必死に抵抗を試みるが、緊縛された状態とお茶の効果で、
首を左右にめいいっぱい振る以外に、抵抗をする事ができない。

フクナガの手元のバイブの先端が、ナオの秘部分の入口にあてがわれた瞬間、
ナオは悲鳴のような声で必死に、やめて欲しいとフクナガに懇願した。

「いや!そんなの、そんなの入りません!!やめてください!!」

その台詞を聞き、フクナガは手を止めニヤニヤとしながら、ナオに質問を投げかけた。

「あれぇ?ナオちゃんてさぁ、ひょっとして処女?
 処女なら、いきなりバイブはちょっと可哀想だから考えてみてもいいけど?」

「処女です!だから、やめてください」

通常のナオの性格では、恥ずかしくてとても口に出せないような申告だったが、
今の状況から逃れたい一心で、処女である事を告げる。

「秋山とは?やっちゃってるんじゃないの?」

「秋山さんとはそんなんじゃありません!!」

フクナガから急に秋山の名を出され、
ナオは秋山との関係を侮辱されたような気分になり、声を荒げて否定した。

「ふーん。じゃあナオちゃんの片思いなんだ。」
「…!」

ナオの秋山への思いを、フクナガに指摘され、ナオは言葉を詰まらせた。
そのナオの表情を見て、フクナガは更にナオに追い打ちをかける。

「ほーんと、ナオちゃんはすぐに表情に出るよね。バレバレだよ?」

恥ずかしさから、どう答えていいか解らず、
フクナガからの視線を反らすように、横を向き、
俯くナオの耳元にフクナガを唇を寄せ囁く。

「可哀想にね。ナオちゃん。
 君の処女は秋山にじゃなく、このオモチャに奪われるんだよ」
605名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:06:31 ID:rvd/79J0
「…っ、処女なら考え直すって、言ったじゃないですか!」

「考えてみてもいい、って言っただけで、止めるなんて言ってないよ、
 でも、まぁ可哀想だから、ひとつゲームでもしてみようか?」

「ゲーム、ですか?」

「そう、ゲーム。ナオちゃんが勝ったら、ナオちゃんの希望をひとつ、
 例えば、もう止めて家に帰して欲しいとか?聞いてあげるよ。どう?」

「……」

現状を回避するには、そのゲームで勝つ以外に方法が無いのであろう。

だが、ナオの過去の経験上、フクナガからゲームを持ちかけられ、
良い結果となった事は無く、さすがのナオも警戒心から即答を躊躇った。

「そんな警戒しないでよぉー。正直者のナオちゃんにはぴったりのゲームだよ」

「…どんなゲームですか?」
正直者にぴったりな簡単なゲーム、というフクナガの言葉を聞き、
ゲームの内容によっては勝てるのかもしれない、と、
騙されやすいナオは、一筋の希望を見出したように、ゲームの内容を質問する。

「簡単だよ、今から僕がナオちゃんに質問を10個するから、
 その質問の正直な回答を、ナオちゃんがビデオカメラに向かって言うだけ。
 全部の質問が終わるまで、嘘をつくのは禁止。
 全部の質問に正直に答えてくれたらナオちゃんの勝ちだよ」

(…嘘はつかないで10個の質問に正直に答えるだけなら、勝てるかもしれない)
実際のところ、ナオにはフクナガが何故そんなゲームを持ちかけてきているかの、
意図が全く理解できないでいた。

先ほどの会話の流れの続きで、
秋山に対する気持ちを根掘り葉掘り質問されたり、するのかもしれない。
とも思ったが、10個程度の質問なら答えられそうな気がした。

それどころか、ひょっとしたらフクナガは自分に同情してくれて、
わざと簡単なゲームを持ちかけてくれたのかもしれない。

と、常人であれば、この状況まで追い込まれたら思いもつかないような、
お人好しにも程がある考えにいたり、ナオはフクナガ提案のゲームにのる事にした。
606名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:08:04 ID:rvd/79J0

「それじゃあ、ゲーム開始だね。
 まず質問1、あなたの名前を答えてください」
「…カンザキナオです」

フクナガからの、あまりにも簡単な質問内容に、
少々拍子抜けしながらも、これなら勝てる、とナオは安堵し、
フクナガに向かって、回答である自分の名前を告げる。

「ちゃんと、ビデオカメラに向かって答えて」
「あ、はい。すみません」

ルールでは、ビデオカメラに向かって回答する事になっていた事を
うっかり忘れてしまい、フクナガに向かって答えてしまったのだ。
ナオは、改めて視線をビデオカメラのほうに向けた。

ビデオカメラに視線を向ける事で、その奥のテレビに映し出されている、
自分の姿が再び目に入り、先程迄の安堵の感情が、
途端に羞恥と、居た堪れないような感情で一杯になる。

テレビに映し出されているナオの姿は、
全裸で足を大きく開いた状態でソファーに座り、
まるで、自分から恥ずかしい部分を見せつけるように、
開いた足を自らの手で抑えているような格好だ。

(やだ、こんな格好恥ずかし過ぎる…)

自分の恥ずかしい姿を改めて目にし、自然と目から涙が零れる。
それと同時に体中が熱くなり、先ほどから意識しないようにしていた、
疼くような感覚が、より一層強くなる。

(やだ、やだ、私のカラダ、おかしい…恥ずかしい…)

自分の姿を見ている事に耐えられず、カメラから目を反らす。

「あの、フクナガさん。
 この格好恥ずかしすぎます。ゲーム中は普通の格好でいさせてください。」

自分のカラダがもたらす、思いもよらない感覚や反応と、羞恥心から、
ナオのか細い声は震えていた。
607名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:09:11 ID:rvd/79J0
そんなナオの姿を、
フクナガは満足げな厭らしい笑みをたたえながら眺めている。

「だぁーかーら、
 ナオちゃんがゲームに勝ったら、お願いをひとつ聞くって、決まりじゃない、
 それ以外は、ゲーム中は何を頼まれたってお断りだよ」

「…そんな…無理です。恥ずかしすぎます」
ナオの瞳からは涙が止まることなく流れ、か細い声は相変わらず震えていた。

「だいたいさぁ、本当のナオちゃんは、
 こういう恥ずかしい格好させられるのが大好きな、やらしいコじゃない」

そんなナオの姿を眺め、一層楽しげに、フクナガはナオを追い詰める発言をする。

「…っ。好きじゃありません、嫌です」
こんな格好、好きなはずが無い。嫌に決まっている。
ナオは否定の言葉を口にする。

が、心の奥底では、フクナガに言われた言葉に不安を覚える。

催淫効果のあるお茶を飲まされた事を知らないナオとしては、
この、嫌で堪らない筈の、恥ずかしい姿を強要されながらも、
同時に体の奥底の甘く疼く、否定しようが無い感覚に焦っていた。

(わたし…ひょっとしたら、フクナガさんの言うような、
 やらしい、えっちな子なのだろうか…)

黙ってしまったナオの様子を見て、
フクナガは計算道理と言わんばかりの顔で、話をすすめる。

「本当に嫌のかなー?ナオちゃん、ゲーム中は嘘は禁止だよ?
 まぁ、ナオちゃんがえっちな子かどうかは、とりあえず置いておいて、
 さっさと、1つ目の回答をカメラに向かって答えてくれる?」

「……」

ナオは俯いてしまったまま、カメラのほうを向こうとしない。

ゲームをする事に決めた段階では、カメラ越しに自分の姿を見る事が、
こんなに恥ずかしいという事までは、考えが及んでなかったのだ。

今のナオとしては、こんな格好のままゲームを続けられる事は、
到底無理なように思えた。
608名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:12:33 ID:rvd/79J0
ナオがいつまでも黙っているような反応を返す事は、
フクナガの想定内であったが、わざとイラついたような口調でナオを追い立てる。

「さっさと答えないと、ナオちゃんの負けだよ?
 あ、そういえばさ、ナオちゃんが負けた場合、どうするか決めてなかったよね」

フクナガの苛ついた声とともに、
『パシャ』というシャッター音が、ナオの耳に入ってきた。

ナオが嫌な予感を抱えながら、フクナガのほうを向くと、
フクナガの手元に、いつのまにか、
ー…おそらく勝手に鞄から出したのであろうと思われる、
ナオの携帯電話が握られていた。

「へー、ナオちゃんて結構、秋山と頻繁に連絡とってるんだねー。
 でもさ、こんな写真つきのメールが送られてきたら、さすがの秋山も驚くと思わない?」

フクナガはそう言いながら、ナオの携帯の画面をナオに向ける。
画面には、顔をそむけてはいるものの、
ナオを知る人には一目でナオだと解る、現状のナオの痴態が写っていた。

「…っ!!絶対にやめてください!!」

「ナオちゃんがゲームに負けた場合の話だよ。
 負けたく無かったら、さっさとビデオカメラに向かって回答してよ」

実際には、フクナガとしては、秋山にメールを送るつもりは無かった。
こんな写真のメールなんか送ったら、自分の命も危ない。

だが、ナオの心情を追い詰めるには効果的であると判断し、
実際にその判断は正しく、ナオの心情を追い詰めた。

大好きな男性に、自分の恥ずかしい姿の写真を見られる、
それは少女にとって、何よりも耐えがたい、一番避けたい事柄であった。

(秋山さんに、あんな写真見られたら、もう、二度と顔向けできない…)

ナオは意を決し、ビデオカメラのほうへ顔を動かし、
震える声で、フクナガの指示に従った。

「私の名前はカンザキナオです。」

止まることなく溢れる涙のせいで、ぼやけはじめたナオ視界に、
恥ずかしい姿で名乗る自分の姿が映る。

ナオは自分の体が一層熱くなるのを感じていた。
609名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:12:53 ID:rvd/79J0
「はーい。1問目正解。じゃあ、2問目の質問でーす」

そう言いながら、フクナガはナオの双方の胸の頂点の蕾を、
両手で摘まみ上げる。

「ゃあっ!」

突然の出来事に、ナオが悲鳴とも嬌声ともつかない声をあげる。

「ゃっ…やめっ…ん」

嫌だ、やめてほしい。
ナオは確かにそう思って、言おとしたのだが、
同時に体内に甘い痺れが走り、口から発した言葉は嬌声となる。

催淫効果で、甘い刺激を感じやすくなっているナオの蕾を、
フクナガは強弱をつけて揉み込んでは、
親指を使って左右交互に軽く転がし、ナオの反応を楽しむ。

「…っ…んっ…はっ…」
(嫌、嫌なのに、変な声が出そうになる…)

ナオは漏れてしまいそうになる声を必至で我慢しつつ、
フクナガに触れられている部分から全身に広がる、
電流のような甘い痺れに戸惑っていた。

「はーい。2問目の質問です。
 ナオちゃんは乳首を弄られるのが好きですか?」

「!!違…っん。嫌、っんん…はぁっ」

「あれぇ?違うの?そんなやらしい声出してる癖に。
 嘘ついたらこのゲーム、ナオちゃんの負けなんだよ?」

フクナガの指がナオの双方の蕾に齎す甘い刺激は、
止まらず繰り返し続けられている。

繰り返される毎に、ナオのカラダげの甘い疼きが増し、
自身の秘部から、熱をもった蜜が漏れ溢れていくのを、
ナオは自覚し、戸惑っていた。

(本当に嫌なのに…
 私のカラダはフクナガさんの言うとうり、すごくエッチだ…)

感情とは異なった反応を返す、自分の体、
そして認めたくは無いが、快楽を感じている。
その状況にナオはすっかり混乱していた。

通常であっても、他者の言う事を鵜呑みにしやすい性格のナオだが、
与え続けられる快楽と、体の反応という状況証拠、混乱する思考の中で、
フクナガ言う事が、正しいような気がしてきてしまう。

(私…こういう事をされるのが好きな、えっちなコだったんだ…)
610名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:14:10 ID:rvd/79J0
本当はそんな事認めたく無い、絶対に認めたく無い、が、
違う、恥ずかしい、と思えば思うほど、気持とは反対に、
カラダは熱を増し、蜜が溢れ、甘い声が漏れてしまう。

「…んっ…ふぅ…ぁ…」

「ほら、ちゃんと早く、正直に言わないと、秋山君に写メ送るよ?」

それはナオにとって、何よりも避けたい事柄だ。

(恥ずかしいけど…ちゃんと、本当の事、言わないと…)

追い詰められているナオの心を更に追い詰めるように、
フクナガは、指先でナオの蕾を弄ぶ行為はそのままの状態で、
ナオの耳元に唇を寄せささやく。

「『私は乳首を弄られるのが好きなエッチなコです』でしょ?
 早く言わないと、本当に秋山に写真見られちゃうよ?」

ナオは、苛まれる快楽を耐える為に閉じていた目を開き、
小さな声であったが、ナオにとっては精一杯の声で、
カメラに向かって告げた。

「わ…わたし、は、乳首を弄られるのが、好きな…えっちな子、です…」

そう告げた直後、ナオは、自ら認め口にしてしまった恥ずかしさと、
後悔の気持でいっぱいになる。

急速に全身が火照り、同時に、より敏感に反応してしまう。

フクナガの指は絶え間なく、ナオの蕾を刺激し続ける。

「ゃ…っ…っ」

ナオが必死に声を我慢しつつも、敏感に反応している様を、
フクナガ楽しみながら、更に言葉でも、揺さ振りをかける。

「処女なのにこんなに感じちゃうなんて、ナオちゃんて、
 相当えっちだよねぇ。こーんな厭らしい子滅多にいないよ。」

(…これが、感じてるって、コトなんだ…
 わたし、今まで知らなかったけど、すごく、厭らしい子なんだ…)

フクナガの指から与えられる、快楽と辱めにより、
朦朧としはじめていたナオの意識は、
フクナガの思惑どうりに、思考を誘導されてしまっている状態だった。
611名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:35:51 ID:rvd/79J0
「!…あぁんっ!!」

不意に、今までに無い強い刺激が与えられ、
ナオの口から大きな声が漏れる。

ナオの敏感な蕾は、フクナガに、抓るように捩じり上げられていた。
限界まで引っ張り上げ、ぎゅうぎゅうと、強く揉み込まれる。

その強すぎる刺激は、痛みを伴いつつも、
痛みとは異なる新たな快楽をナオの体にもたらし、
ナオは喉を仰け反らせ、体を震わせた。

「あっ!…あ!…あぁ…あ…」

声を我慢する事すら出来ず、再び涙が零れ落ちる。

フクナガは暫くの間、
押し潰さんばかりの強い刺激を、ナオの蕾に与えた後、
次に、双方の乳房を両手の指で、
わざと頂上の蕾には触れないように、包み込み、
柔らかく揉みはじめた。

「ふぁ…っん」

強い刺激の後に、柔らかい刺激を与えられ、
ナオの口から、ナオ自身が驚くような、甘い声が漏れてしまう。

ナオは慌てて、声を我慢する事に意識を集中させようとしたが、、
柔らかく胸全体を揉まれている内に、
今は触れられていない頂点の蕾が、先程の刺激を思い出し、
再びそこへ触れて欲しいという、認めたくない感情が自分の中に、
芽生えた事に気が付き、当惑する、。

(ダメ…そんな事、考えちゃ、ダメ…)

フクナガの指の動きが変わり、指全体を乳房の外側から、
頂点に向かってゆっくりと滑らせるような動きに変わる。

ゆっくりとそたその動きが、頂上へ近付きはじめると、
ナオは、そんな事は考えてはいけない、と思いながらも、
欲していた場所に刺激が与えられる事を期待し、
触れられる前から、想像し、甘い溜息を洩らしてしまう。

だが、無情にも福永の指は、頂上の蕾のみ触れず、
乳房の外側に戻り、再度同じ動きを繰り返す。

ナオは、じわじわと、外側から迫ってくる指の動きに、
考えてはいけない、と思いながらも、
頂点の蕾への刺激が、欲しいという気持ちが湧いてしまう。

フクナガの指の動きが変わり、やはりわざと蕾には触れないように、
蕾付近の桜色に色づいた部分を、やわやわと揉み始める。

「はぁん…っ」

欲しい場所への刺激を、与えてもらう事ができない。

その状況が、更にナオから漏れる声を艶めいたものにしていた。フクナガは計算どうり、散々焦らしてからの、3つ目の質問に入る。
612名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:36:40 ID:rvd/79J0
「では、3つ目の質問です。
 ナオちゃんは今、乳首を触って欲しくて堪らないんじゃない?」


ナオは、自分の厭らしい欲望が見透かされてしまっていた事に、
既に火照っていた顔を更に赤くし、小さく小さく頷いた。

(恥ずかしい…でも、でも、我慢できないんです…)


「頷くだけじゃ、回答になってないよ。ナオちゃん、
 ちゃんとビデオカメラに向かって言ってくれないと」

フクナガはそう言いながら、カメラに向かって言うべき台詞を、
ナオの耳元で囁く。

「そ、そんな事!…言えません」

「言わないとナオちゃんの負けだけど、いいのかなー?」

「……」

負ければ、大好きな秋山さんへ、
恥ずかしい写真のメールが、
送られてしまう。

負けるわけにはいかない。

ナオは震える息遣いで小さく深呼吸し、気力を振り絞り、
フクナガに指定されたセリフをカメラに向かって告げる。

「もっと…もっと、乳首を、苛めて、欲しいんです。
 お、お願い、します。」

本来、フクナガが指定したセリフ回しで言う必要など、
ゲームのルールに無い事だったが、
精神的にも、肉体的にも、追い詰められているナオは、
ただ、フクナガの指示に従うしか術が無い状態となっていた。
613名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 11:38:03 ID:BriSO/dU
連投支援
614名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 13:36:16 ID:FSyjbEGi
読んだことがあるような・・。
でも嬉しいっす。
615名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 13:52:59 ID:GDNX90ZN
フクナオ続き読みた〜い
秋直のエロもこないかな
職人さんがた、気が向いたらよろしくお願いします

秋直でゼクシィのCM出てほしい
616名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 23:54:08 ID:Tv/Ej8LM
保守
617名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 16:56:42 ID:MWDo7+db
618名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 00:20:25 ID:MEfZ8XsV
保守
619名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 18:10:19 ID:EDRo5vLj
保守
620名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 01:20:21 ID:nzy8pqZN
ほ!
621名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 05:08:59 ID:Q695okX5
保守

秋直の性夜でも妄想しようぜ
622名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:53:31 ID:2AJJ/lQd
ここにいた住人てギルティパロとかに行ってそうだ…嫌いじゃないが……
職人戻ってこないかね
623名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:55:44 ID:pfKyFOCK
今、秋直書いてるから保守
624名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 20:31:02 ID:MIV/zDUV
>>623
wktk!待ってます!

WOWWOWで劇場版やってたから、再燃して戻ってきた
リップとか手つなぎポスターとか最後の掛け合いとか最高だったな・・・
625名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:57:28 ID:JANdTEkj
保守
626名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 21:56:09 ID:435CETh9
>>623
期待してます。
627終了2日前 1/8:2011/01/23(日) 01:19:14 ID:SbaLqx3e
秋×直エロあり。8レスくらい使わせて頂く予定です。
途中まで秋山がS気味&直が少しエロい子、
最後は急に路線変更してしまったので突然甘いです。
原作寄りですがTV版も混じってしまっていると思います。
苦手な要素がある方は『終了2日前』でNGお願い致します。




「秋山さん…こんなことして、どうなるんですか?」
「まぁ見てろ」
ソファに腰掛け余裕の表情で煙草を吸う秋山に、直は苛立ちを隠せずに声をかけた。
ライアーゲームの終了日まで後2日、藤沢は相変わらず居間の押し入れの前で籠城を続けており、
かたや秋山と直は監視ともつかない監視を続けている。
勝算も無く、かといって具体的なアクションも起こせず、一人の時間を持て余した直は、
自分の監視の時間が終わった後も、しばらくこうして秋山と一緒にいることが多かった。
「何か…何かできることは無いんですか!?」
たまりかねた直が悲鳴を上げると、秋山は吸っていた煙草を灰皿でもみ消し、愉快そうな顔で直を見上げた。
「無いな…そうだ。強いて言えば、俺の相手はどうだ?」
「はい?」
鳩が豆鉄砲を食ったような表情の直の顔を下から覗き込み、
読んでいた雑誌を傍らに投げると秋山はくくっと喉の奥で笑う。
「いや…俺も長い間刑務所暮らしだったし、久々に若い女と一緒にいるとそういう気分にもなるってもんでね。
というわけでどう?君可愛いし俺は問題ないよ」
「な、な、な、何言ってるんですかっ!ダメに決まってます、あり得ません!ダメダメ!!」
いくら純粋な直とは言え、秋山の言葉がどんな行為を意味するかは分かっている。
真っ赤になったり真っ蒼になったり、目まで白黒させて全力で否定する直を前に、
秋山は音もなくソファから立ち上がった。そのままじりじりと直を壁際に追いやり、
顔の真横に手をついて至近距離から直の瞳を見据えた。
「男女が夜中に密室で二人、それなりの覚悟がないわけないよな?
それに、俺は君の至極勝手な依頼に巻き込まれたいわば被害者、君はその勝手な依頼人。
今俺が君を見捨てたら、負債一億円を抱えた女子大生の出来上がりだ。
君に断る余地なんてあんの?」

煙草混じりの非情な台詞を聞いて、直は言葉に詰まる。秋山の言う通り、言い返す余地は何も無い。
遅かれ早かれ、一億円もの負債を抱えた一介の女子大生に残るものは、自分のカラダ一つしか無いのだ。
藤沢の言う通り水商売に堕ちてしまえば、直にとって最悪の結果しか無いのは確実だった。
秋山のことは決して嫌いではない。落ち着いていて、すごく頭が良くて回転も速い。
それに、ちょっと、いや、かなりカッコいい容姿の持ち主である。
長い前髪と近寄り難い雰囲気で隠されてはいるが、驚く程整った顔をしている。
恋愛沙汰に疎い直ですら、この短い付き合いの中、前髪の奥の秋山の表情にドキッとする瞬間が何度もあった。
それに、たまに見せる寂しげな瞳は、決して悪い人間には見えなかった。

でも、そういうことはこの際問題ではない。
やはり初めての相手は、お互いに好き合った人が良かった。
平凡でもいい、私を心から大事にしてくれる人が良かった。
しかし自分にそんなことを言う資格は無いのも確かだった。
刑務所から出所したばかりの何の関係も無いこの人を巻き込んで、胡散臭いゲームに利用してしまったのは自分だ。
本人は報酬のためとは言うけれど、自分が助かりたいばかりに、まっとうな人生を歩み始めたこの人を、
またもや暗い世界に引きずりこんでしまった。私、なんて勝手な人間だったんだろう…。
直はみるみる浮かんできた涙を大きな目いっぱいに溜め、ぎゅっと下唇を噛んだ。
「そろそろ答え出た?
不特定多数にカラダを売るか、御礼のつもりで俺一人を我慢するか。さぁ、どっち?」
心を見透かしたようなタイミングで発せられた秋山の台詞で、
ついに直の瞳から涙がこぼれ、二人の足元に落ちた。
他人に迷惑をかけてはいけない、正直で無ければいけない。
そう信じて生きてきた直だからこそ、秋山の台詞が容赦無く浸食する。
「…っ、分かりました。わ、私、秋山さんに…」
628終了2日前 2/8:2011/01/23(日) 01:20:55 ID:SbaLqx3e
「ははっ。冗談だよ、ほんっと丸め込みやすいヤツだな」
そう言うと秋山は、硬直した空気を吹き払うように笑いながらソファに身を投げた。
直は涙で濡れた顔を上げ、またしても鳩が豆鉄砲を食ったような表情をしている。
その表情にしばらく肩を震わせていた秋山だが、ふと真顔に戻ると呆然とする直を見詰め直した。
「君さ、本当に気をつけた方が良いよ。俺だから良かったものの、相手が本気だったらどうすんの?
若いんだからあまり自分を安売りしない方が良い」
そう言うと、床に直接置いたLARKの箱から新しい煙草を取り出し、紫煙をくゆらせ始めた。
直は一連の出来事をうまく消化できないまま、つまらなそうに煙を吐き出す秋山を見詰めている。
「秋山さん…」
「ほら、もう遅いから早く帰れ。襲われたいのか?」
何事も無かったかのように雑誌を読み始めた秋山の、猫背気味の広い背中を見詰めたまま、
直はじっとその場に立ち尽くした。
「ま、君さえその気なら俺はいつでもOKだよ。
溜まってるのは本当だしな、気が変わったら言ってくれ」
冗談半分本気半分、秋山は口の端を歪めてそう声をかけると、
またくつくつ笑いながら手元の雑誌に目を落とした。

そう言われながらも、直はその場に佇んでいた。帰れない。このまま帰ったら、勝手な女で終わってしまう。
「…私、ちゃんと考えました。秋山さんの言ったこと、本当にその通りだと思いました。
御礼をさせて下さい。どうぞ、抱いて…下さい」
「はぁ?!」
どうせ半泣きで帰るだろうとタカをくくっていたのだが、思いも寄らない直の台詞に、
秋山は咥えていた煙草を落としそうになった。
当の直はワンピースのスカートをきつく握り締めて俯いているが、その手は血色を失って微かに震えている。
「確かに秋山さんの言う通りです。私は秋山さんにすごく迷惑をかけています。
それに対して御礼をするのは当然のことです。も、もし私なんかで秋山さんのお役に立てるなら、その…」
直の声はどんどん細く小さくなり、最後になるともはや震えていてよく聞こえなかった。
尋常では無い様子を前に思わずソファから立ち上がった秋山は、緊張で硬直した直の細い肩に手をかけた。
「おい、君大丈夫か?冗談が過ぎたようなら謝…」
「良いんです!迷惑をかけたのは私です、秋山さんが望むなら構わないんです!だからっ…」
悲鳴にも似た声で叫ぶと、直は肩に置かれた手を振り払い、秋山の体に抱きつき硬い胸に顔を埋めた。
苦しい程の力でしがみつく直の体は、やはり微かに震えている。
秋山がなす術もなく立ち尽くしていると、先ほどよりは随分と落ち着いた声で直が言った。
「だから、冗談だなんて言わないで下さい。私の気持ちを、覚悟を、無駄にしないで下さい。
私、秋山さんならいいです…」
秋山が顔を落とすと、真っ直ぐな瞳で直がこちらを見詰めている。
その瞳には諦めの影は見当たらず、ただ真っ直ぐな決意だけが宿っていた。
幾分、頬に赤味が差してはいるが。
「…本気か?」
「私、嘘はつきません」
その台詞を聞き、秋山の眉間に小さなシワが寄せられる。
頭をよぎるのは、人間は正直であれ、と自分に教えてくれた母。
目の前のこの娘のように、純粋に一所懸命生きていた母。
しかし、このような状況で思い出すべき人ではなかった。
一瞬の感傷を振り払うと、真っ直ぐに直の瞳を見詰め返した。
「分かった、君を信じる」
629終了2日前 3/8:2011/01/23(日) 01:22:27 ID:SbaLqx3e
秋山はソファに直を押し倒すと、後頭部を軽く掴んでやや強引に唇を奪う。
ふっくりとした唇の間に舌を捻じ込ませ、甘く柔らかい口内を蹂躙する。
舌を絡め、上顎を舐め、唾液を流し込むと、くちゅくちゅと湿った音が二人の耳を犯す。
うまく呼吸のタイミングが掴めず真っ赤になっている直に気付いて秋山が顔を離すと、
二人の間に淫靡な糸が煌めいた。
もちろん直にとってキスなど初めての経験だが、秋山には知る由も無い。
唇の周りを唾液で濡らし、はぁはぁと艶っぽい息を吐く直を見て、少し強張った顔で秋山が呟く。
「自分から誘っておいて初めてなのか?」
「すみません…初めて、です…。私、何かまずいことしちゃいましたか?」
秋山を見上げる瞳は恥ずかしげで、視線を合わせる間も無くうろうろと彷徨う。
しばらくすると、呆れたような秋山の視線にいたたまれなくなったのか、
ぎゅっと目を瞑って顔を背けてしまった。
相手はもはや変人の域に達したバカがつく程の正直者、いくら可愛かろうが性格が良かろうが、
周りの男共が手を出さなかったことは想像に難くない。
「そりゃそうか…。まぁいい、力抜いてな」

まだ息が上がっている直に軽く口付けると、骨ばった右手で直の乳房を撫で上げた。
びくっと震えた体を無視して強弱をつけて揉みしだくと、直は唇を噛んで低い呻き声をあげる。
声を出さないよう我慢しているらしい。秋山も徐々に火が点いてくる。
硬い下着越しの感触では物足りなくなり、ワンピースの襟元から直接手を入れる。
既にピンと起ち上がり、存在感を示し始めた突起を指の間で摘み上げると、
ついに直の口から甘い媚声が漏れ出した。
自分から出た声に驚いて直が口許を押さえたが、秋山はそれを空いた手で引き剥がした。
「おかしいことじゃない」
「やっ…だって、私こんな…!」
「構わない、聴かせてくれ」
突起を弄ぶ指はそのままに、秋山は空いた手で背中のファスナーに手を伸ばし、
いとも簡単に身体からワンピースを引き抜いた。
露わになった直の肢体は桃色に上気しており、顔に似合わぬ豊かな胸と、
必要十分な柔らかさを持つ腰のくびれが、強烈な色香を漂わせている。
着けている下着は繊細なレースと白いリボンが品良く装飾されたペールピンクのセットで、
ショルダーの細いワンピースに合わせてか肩紐が外されていた。
直の服を脱がせたことによって、周辺に甘く官能的な香りが一気に充満する。
秋山は久々に嗅ぐ女の匂いに息をのみ、不覚にも目を背けてしまった。
「秋山…さん…?」
荒い呼吸で見上げる直が、秋山の様子に気づいて声をかけた。
何か仕出かしてしまったかと、心配そうな表情をしている。
我に返った秋山は、まるで中学生のような反応をしてしまった自分に、心の中で苦笑した。
それこそ、初めてでもあるまいし。何をやってるんだ俺は。
「…何でもない。随分気合い入った下着だけど、こういうこと期待してた?」
「えっ?!ま、まさか!絶対違います!!」
「まぁ、どうせすぐ取るんだけどね」
予想通りの返答を聞き流し、秋山は直の両手をその頭上で抑え込むと、
背面のホックに手を伸ばしてするりとブラを取り外した。
縛りを失った乳房は原型を失わない程度にぷるんと左右にこぼれ落ち、
すっかり起ち上がった桃色の突起がふるふると秋山の劣情を誘う。
直は慌てて隠そうとするが、両手を戒められていてそれもかなわない。
女性特有のしっとりした甘い香りが鼻腔をくすぐり、誘われるままに突起を口に含むと、
直はたまらず悲鳴にも似た嬌声をあげた。
「はっ、ん…!だ、だめです秋山さん…!そこ…や、あんっ」
舌全体でじっとりと舐め上げ、歯を立てないよう軽く甘噛みし、
舌先でちろちろとくすぐると、直が甘い声で鳴く。
直は随分感度が良いらしく、秋山の僅かな舌遣いにも逐一反応を返す。
それに気を良くした秋山が、両方の突起をひとしきり攻め上げ、
ちゅうっと音を立てて勢い良く吸い上げると、一際高い声と共に直の腰が高く跳ねた。
630終了2日前 4/8:2011/01/23(日) 01:24:19 ID:SbaLqx3e
「ん、あんっ、はっ…、はっ、はぁ…」
経験の無い切なさに息を乱した直は、上目遣いで恨めしそうに秋山を睨む。
濡れたまつ毛に囲まれた大きな目は盛大に潤み、頬と唇は興奮のため真紅に染まっている。
「はぁっ…あ、秋山さんの、意地悪…」
欲望に火の点いた男には、女のいじらしい抵抗の全てが逆効果でしかなかった。
精一杯の恨み言は全身を心地良く刺激し、涙に濡れた上目遣いが嗜虐心を煽る。
秋山は、自らの下半身にじわりと熱が溜まって行くのを感じた。
いつの間にか伸ばされた秋山の手は、直の身体の曲線を辿ってショーツの上から秘裂をなぞっていた。
「と言いつつ、濡れてるんだな」
直とて、先程から温かい何かが、自分の秘所から滲み出ているのを自覚している。
『気持ちイイ』時に出るものだという知識はあったが、
『気持ちイイ』ことを秋山に知られたくなく、自分でも知らぬふりを続けていた。
それを当の秋山に指摘されたことにより、強烈な羞恥心が直を直撃した。
しかし今の直は、その羞恥心すら快感に変えてしまう程、秋山との淫らな行為に溺れている。
秘裂は更に潤みを増し、ショーツの大部分を濃色に変化させていた。
秋山が布の上から秘裂を前後になぞる。時には布越しの窪みに向かって指を突き立て、入り口の粘膜を刺激する。
ペールピンクのショーツは既に意味を成さず、卑猥な水音を立て劣情を煽るだけの小道具に成り下がっていた。
しかし秋山は決してそれを脱がそうとはせず、濡れて変色したショーツを身に着けて喘ぐ直を、
いたく満足そうに眺めているだけである。

布越しの焦れったい刺激で体が疼いてきた頃、秋山の身体が直の両脚を割って入った。
それと同時に、クロッチの横から冷たい指が差し込まれる。
突然の刺激と冷たさに驚いて直が縮み上がると、秋山はその身体をぎゅっと抱きしめ、髪にそっとキスを落とす。
まるで恋人のような優しい扱いに少し安心した直が秋山を見上げると、愉快そうな瞳で口端を吊り上げて笑っている。
「君、本当に初めて?ここビショビショだよ、エロいんだねー」
「…え、ひどっ…あ、やあっ!」
秋山さんを優しいと思った自分が馬鹿だった。
そう抗議しようとした直は、何の前触れもなく秘裂に指を突き立てられ、悲鳴を上げた。
侵入した長い指が、容赦なく直の内壁を掻き回す。
じゅぷじゅぷと淫猥な音を立て、前後ろと何かを探るかのように中を刺激する。
「ひぁっ、や、やだ…!やめて…くだ、さっ、あぁっ…」
直は拒否の意思を必死で訴えてはいるが、聞き入れる秋山ではなく、何の返答も無い。
そればかりか、更に丁寧にくまなく内部を刺激し始めた。
もちろん、閨での否定は肯定の意思表示としか思われていない。

直の秘所は、初めてというだけあり指一本でも相当な締め付けで、ともすれば凄まじい圧力で追い出されそうになる。
秋山はこれから後の行為が空恐ろしくなった。果たして自分は保つのだろうか。
それより、最後まで挿れることは出来るのか。
まぁそれならキリの良いところで帰してしまい、今夜はこれをネタに自分で処理するか…。
そんな下卑たことを考えながらしばらく内壁の探索を続けると、一ヶ所だけ直の身体が硬直した部分があった。
本当に狭い一部分だったが、ピンポイントで刺激すると間違いなく媚声に色が宿る。
秘裂は刺激の度にひくひくと引き攣り、徐々にその感覚が短くなってくる。間違いない。
「ここか」
「やっ、そこ、いや…!…怖っ、ん、あぁーーっ…!!」
秋山は指を二本に増やし、徹底的に刺激を始める。
ざらざらとした感触のそこを規則的に刺激すると、直の腰が細かい痙攣を始める。
すらりとした両脚はきつく秋山を挟み込み、直の快感の強さを物語る。
秋山の手が愛液でどろどろになった頃、息も絶え絶えの直が涙を流して秋山に訴えた。
「あき、やまさ、ん…!なっ、何か、怖いんです…!
頭がおかしく、なりそうで、あっ…あの、お手洗いに行きたい、って言うか…!」
『イキそう』、そんな表現も知らないのだろう直は、
ただその圧倒的で強烈な感覚を恐れ、一人でひっそりと耐え続けていた。
しかしその正体も分からぬまま我慢が限界に達し、ついに秋山に助けを求めたのだ。
明山は、初めてにしては上出来だと褒めてやろうかと思ったが、
恐怖と快感で震える直を見ていると口に出すのが憚られた。
しかしここで追撃の手を緩める秋山では無い。
心とは裏腹に、口はやはり直を虐める。ここまで言葉攻めの似合う女は、そうはいまい。
「それ、俺の指が『気持ちイイ』ってこと?」
「ち、ちがっ…!う、んっ…」
「ふぅん、まだ足りないか」
631終了2日前 5/8:2011/01/23(日) 01:26:08 ID:SbaLqx3e
秋山は直の両膝を左右に抱え、透明な糸を引いた下着を剥ぎ取ると、何の躊躇いもなく秘所に顔を埋めた。
一瞬事態を理解できなかった直だが、自分の置かれた状況が飲み込めた瞬間、
全身を激しくバタつかせて大きな悲鳴を上げた。
「やだぁっ、そんなとこ汚いですっ!や、やめて下さいっ!いやぁっ!!」
「ったく、落ち着けよ…」
ため息混じりにそう言いながら、秋山は暴れる直の両脚を更に強く押さえつけて秘所を眼前に晒し、
既に膨れ上がった花芯を指先で軽く剥いて、舌でざりっと舐め上げた。
「あ、ん、ああぁぁ…っ!!」
直の背中が弓のように反ると同時に、秘所から軽く水が飛び散り、ソファカバーに小さな水たまりを作る。
指での愛撫で絶頂直前まで追い詰められていた直は、今の刺激で軽く達してしまったらしい。
ぐったりした直の秘裂は愛液を吐き出しながらひくひくと痙攣し、それに呼応して細い腰も僅かに跳ねる。
秋山は顔にかかった水滴を腕で拭うと、にやりと笑いながら直の顔を見つめる。
秋山の視線に気付いた直は、真っ赤に染めた顔を両手で覆って細い声を絞り出した。
「…ご、ごめんなさい…!私…頭が真っ白になって…。もしかして…その、お、おしっこ…」
「いや違うよ、大丈夫だ。その感覚が『イク』ってこと。珍しいオプション付きではあったけど…君すごいな」
「…??あ、ありがとう、ございます…?」
理解できないながらも、何となく褒められたような気がした直は、とりあえず無理に微笑んでみた。
やっぱり、こいつは何も分かっていないらしい。
「…言っておくが、俺以外には自慢しない方がいい」
呆れた顔でそう言うと、秋山はまた直の秘所に舌を伸ばす。

今度は太股の付け根や周辺の柔らかい部分をじりじりと煽るばかりで、肝心の花芯には決定的な刺激を与えない。
先程の強烈な快感の残滓が残る直の腰は、もどかしい刺激で不満げに悶える。
「あ、あきやま、さん…そこじゃ、なくて…いじわるぅっ…!」
耐えられなくなったのか、舌を花芯に誘導しようと無意識に腰をくねらしている直に気付き、
秋山はその陥落を知ってにやりと笑う。
カラダも正直なんだなと妙に感心しつつ、その正直さに応えるべく、
花芯を指で軽く剥き舌の腹で舐め上げてやると、直が高く艶やかな声で鳴いた。
花芯への愛撫はそのまま、とろとろの秘裂に指を挿し込むと、直の身体が少し硬直した。
だが挿入はひどくスムーズで、二本の指は抵抗なく飲み込まれ、温かい蠢きがその存在を歓迎する。
先程見つけた場所を指の腹で刺激してやると、再び直の両脚が強張り、爪先がピンと天を仰ぐ。
そのまま容赦なく刺激を続けると、ふるふると震える腰が何度も大きく跳ね、直の悲鳴に似た嬌声が響き渡った。
「やぁっ、もう…!ひ、あっ、あぁん…っ!あき…やま、さん、また『イキそう』…っ!」
秋山とて、限界が近かった。当初、初めてならばイカせるくらいが関の山、
後は自分で…と考えていた秋山だが、そんな余裕は最早どこにもなかった。
初めての身でここまで淫らな女が、両脚を大きく開いて女の匂いを立ち上らせ、扇情的な表情で自分の名を呼ぶのだ。
年齢の割には幼い顔つきと、それに不似合いな豊満な身体が、この少女をひどく淫らに見せる。
長らくご無沙汰だったことを除いても、完全に予想外、秋山の完全敗北。
このままおめおめと帰せるわけがなかった。

「まだイクな、挿れるぞ」
興奮と焦燥のためか、いつもは冷静な秋山の声に隠し切れない熱がこもる。
暑さのためシャツのボタンを外してはいたが、今はそれを脱ぎ去る間も惜しい。
ガチャガチャとベルトのバックルを外すと、既に膨れ上がった自身が下着越しに存在を主張していた。
改めて直に覆い被さり押さえつけるように唇にキスを落とすと、直も応えるようにむしゃぶりつく。
最初の一方的なものとは違い、お互いがお互いを求め合う濃厚なキスだった。
秋山が絡めた舌を抜き取ると、直が潤んだ瞳で恥ずかしそうに呟いた。
「あ、あの、あきやまさん…。やさしく…して下さいね…?」
「…あぁ…。けど、悪い。もう我慢できない」
言うが早いか、秋山は直の秘所に自身を突き刺した。
十二分に濡れているため挿入自体はスムーズだったが、やはり男性自身を迎え入れるには狭く、
侵入して来た異物を喰いちぎるような強烈な締め付けだった。
途中、ぷつりと何かがちぎれるような感触があったのは、思い込みのせいか。
632終了2日前 6/8:2011/01/23(日) 01:27:23 ID:SbaLqx3e
脳髄が痺れるような吐精感を秋山が必死でやり過ごしていると、身体の下の直から苦しそうな声があがった。
「あきやまさん…い、痛い、ですっ…!」
見ると、先程とは異なる苦痛の涙を流した直が、秋山の肩にしがみついて震えている。
破瓜の痛みが余程強烈なのか、眉根はぎゅっと寄せられ色味を失っていた。
一瞬のこととは言え、己の快感で頭がいっぱいになり、直にまで気を回す余裕がなかった自分を恥じた。
下半身は繋がったまま直の頭をそっと撫で、安心させるように努めて優しく声をかける。
「大丈夫だ、しばらくはこのまま動かないようにするから。痛いのも最初だけだ」
すん、と小さく鼻をすすると、直が弱々しく微笑む。
痛みのために蒼白になった顔でいじらしく笑う直を見ていると、秋山の心に俄に罪悪感がこみあげ、
欲望に浮かされ暴走していた頭がすっと冷えた。
だがもう止めることは出来ない。
自分に出来ることは、可能な限り直に負担を感じさせないようにすることだけだった。

元来、自分は気が利く男ではない。
今までに付き合った女性がいないとは言わないが、それでも女性相手となると、何を考えているのか未だに分からない。
心理学で博士を取った人間が、これじゃあな。
何を言えば気が紛れるのか、何を言えば笑ってくれるのか。
吐精感を噛み殺しながら思いを巡らしていると、つい本音が出てしまった。
「後悔してないか」
「…え?」
秋山の呟きに、直が不思議そうに顔を上げた。
しまった。
思わず口をついて出た言葉は、聞きたくても聞いてはいけない類のものだった。本当は聞きたくなかった。
しかし一旦出た言葉は、止まることを知らずに流れ続ける。
「こんな得体の知れない男の一時の欲望のために、君は処女を失った。犯罪者と身体の関係を持ってしまった。
だが、代わりに得るものは何もない。本当に後悔していないのか?」
目も合わせずに呟く秋山の言葉を、ぽかんと聞いていた直は、思わず吹き出してしまった。
何がおかしいんだと眉根を寄せる秋山に、くすくす笑いながら言葉を返す。
「そんなこと心配してたんですか?後悔なんてしてません」
「本当か?」
「もちろんです。私、嘘はつきません」
汗で濡れた前髪の奥に、少し心配そうに揺らぐ秋山の瞳が見えた気がして、直は無性にこの男が愛おしくなった。
あれ程傍若無人に攻め立てていた男は、直が痛みを訴えて以降、少しも動かずに直を抱き締め続けている。
唐突に始まったこの話も、きっと痛みを紛らわそうとしてくれていたのだろう。
しかし普段は無口な秋山のことだ。話題に困っている内に、つい心の内を漏らしてしまったのだろう。
そう思うと、直の頬は自然と緩んだ。

「やっぱり、秋山さんは優しいです」
「はぁ?」
突拍子もない告白に、今度は秋山が不思議そうに直の顔を覗く。
今の話の流れで、何故自分が優しいということになるのか。
「過去に罪を犯したとか関係ありません。確かに、初めは少し怖かったけど、今はずっと私をいたわってくれています。
秋山さん、本当は優しい人なんです。きっと私、初めから秋山さんのことを好きだったんだと思います。
じゃないと、さすがにこんなコト…」
そこまで言うと、自分達の状況を思い出したのか、直は頬を真っ赤に染めて俯いてしまった。
秋山も繋がったままの下半身を思い出し、思わず意識を向けてしまう。
絡みつく直の熱を再認識すると、途端に自身の硬度と質量が増したのが分かった。
「ん、あんっ…。…今、おっきくなりました…?」
「あぁ…悪い。君の中、かなり気持ち良くて」
胸の中にいる直に艶っぽい上目遣いで問われ、さすがの秋山も素直に肯定する。
しかし言った自分に恥ずかしくなったのか、秋山は渋い顔を作って天を仰いでしまった。
その反応が面白かったのか、直はくすっと笑うと秋山を抱き締め、硬い胸に頬を擦り寄せた。
633終了2日前 7/8:2011/01/23(日) 01:29:05 ID:SbaLqx3e
「私、もう大丈夫です。動いて下さい」
「おい、もういいのか?」
先程の苦痛の表情を思い出し、秋山が不安そうに返す。
欲望に任せて直を貫きたいという思いはもちろんある。
だが、この娘を壊したくない、守らなければならないという気持ちが、秋山の中に徐々に芽生え始めていた。
そんな秋山の葛藤を知ってか知らずか、直は後押しをするように言葉を続けた。
「秋山さんが喜んでくれるなら、私も嬉しいんです。大丈夫、こう見えて結構丈夫なんですよ!」
やっぱりこいつは最強のバカなのかも知れない。俺なんかが敵うわけがない。
直にすら気付かれないような小さな声で笑うと、直の身体をぎゅっと抱き締めて言った。
「じゃ、遠慮なく」
「で、でも、優しくして下さいねっ…あ、んんっ!!」

ゆるゆると、しかししっかりと動き始めたストロークは、直を快感の波に巻き込んだ。
先程までの痛みはもう殆ど無く、感じるのは自分の中で蠢く秋山の熱と質量、そしてその快感だけだった。
浅く突かれると、入り口から這い上がった快感が子宮いっぱいに広がり、
深く突かれると、子宮に溜まったそれが脳髄まで駆け抜ける。
脳に届いたその快感は限りなく貪欲で、もっともっととせがむように直の腰を揺らめかせた。
強弱をつけて繰り返されるストロークに、直の呼吸が乱れ、艶を帯びる。
それは秋山とて同じで、息は荒くなり、眉根に深いシワが寄せられていた。
先程から、呼吸に合わせて蠢く直の無数のひだが、己自身をざわざわと撫で回し、秋山を搾り取ろうと絡み付いてくる。
いつの間にか直の腰も揺られ始めており、秋山の予想以上に己自身が奥まで飲み込まれていることが多い。
計算して動いていたつもりだったが、いつの間にか直のペースに巻き込まれている。
己の限界が近づいているのが分かった。

「あぁもう、仕方ねーヤツだな…」
吐息混じりに呟いて直の腰をぐっと持ち上げると、奥深くまで打ち付けるのを止め、
ごく浅い場所にある一部分に狙いを定め、今までよりも激しく突き上げた。
「ふあっ…そ、そこっ、だめ、れすっ!んっ、あ、あぁぁ…!」
今日だけで何度も刺激された場所だが、そう簡単に慣れる筈もなく、直は強烈な快感に全身を跳ね上げた。
お構いなしに、秋山が硬く尖った先端でそこを追い詰めると、
指や舌で得た鋭い快感とは異なる圧倒的な熱量と大きさの快感が、直の全身を包み込んでくる。
直の下半身に急速に熱が溜まり、子宮がきつく収縮を始める。
秘裂も絶え間なく痙攣を始め、ぎりぎりのところで耐える秋山自身を容赦なく締め上げる。
やばい。そう感じた秋山は、咄嗟に直の花芯に手を伸ばし、直接刺激を始めた。
腰は相変わらず弱い部分を突き上げたまま、中指でくるくると円を描くように花芯を潰すと、
直が目尻に涙を滲ませながら高い悲鳴を上げた。
「ひっ、やぁっ…!もう、無理、我慢できないぃっ…!」
秋山は、直の目の端に滲んだ涙を指で拭い取ってやると、口元できつく握られていた手を取り、自分の首に回してやる。
「掴まってろ」
直がぎゅっと首にしがみついたのを確認し、秋山は理性の箍を外した。
両手で直の腰をしっかりと掴むと、もう何の躊躇いもなく、最奥をめがけて己自身を打ち付けた。
肌と肌がぶつかり合う音が、部屋中に響く。一秒でも長く直と繋がっていたい。
だが、もう限界だった。
「はっ、あん、やっ、まだぁっ…?!あきやま、さっ、もっ…イって、いいですかっ…?」
「あぁ…イけ」
「あっ、ん、あき、やまさ…あ、あっ、あぁぁぁっ…!!」
「…っ!」
直の身体が腰を中心に激しく反ると、折らんばかりに秋山の身体にしがみついた。
同じ瞬間、その内壁も凄まじい勢いで秋山自身を締め上げる。
秋山は反射的に己を引き抜き、直の腹の上に白い欲望を吐き出した。

「はっ、はぁっ…んっ、あ…」
痙攣を繰り返す直の秘裂から、こぽりと音を立てて白く泡立った愛液が流れ出る。
腹の上に吐き出された秋山の欲望が、つぅっと流れて体側に落ちると、直はその感覚に身体を震わせた。
直は恥ずかしそうに頬を染めて両手で顔を覆うものの、快感に果てた身体はまだ動かないらしい。
秋山は気怠い身体を引きずって床に置いたティッシュに手を伸ばすと、
まずは直の身体を拭き清め、その後に己自身も清めてソファに倒れ込んだ。
634終了2日前 8/8:2011/01/23(日) 01:31:56 ID:SbaLqx3e
「…悪かった。優しくできなかった」
狭いソファで重なり合うように横たわり、直は秋山の上に乗るような形になっている。
秋山は片手で直を抱き、もう片方の手でその頭を撫でながら、ぽつりと呟いた。
そっと秋山の顔を覗き見ると、照れたような様子で目をつぶっている。
「…何言ってるんですか。ずっと、優しかったですよ。秋山さんこそ、私なんかでお役に立てましたか?」
秋山が目を開くと、小動物のような丸い目をした直が、胸の上でこちらを見詰めていた。
口元こそ微笑んではいるが、目の奥には微かな緊張の影が過ぎる。
秋山は思わず相好を崩し、直を見詰めて言った。
「あぁ、予想以上だったよ。俺の完全敗北だ」
「ふふっ、ありがとうございます。やっぱり優しいんですね」
直は嬉しそうにそう言うと、急に秋山の顔の方ににじりより、急に真剣な表情になって呟いた。
「一つだけ、秋山さんに確認しておきたいことがあります」
「な、なんだ?」
ずいと突き出された直の顔は真剣そのもので、秋山も思わず緊張して息を詰めた。
一体何の話だ。まぁ、中では出していない筈だが…。

「わ、私…秋山さんのカノジョってことで良いんでしょうか」
「は?」
「だから、その、こういうことしちゃったし、私は秋山さんのカノジョってことで良いんですよね!?」
秋山は呆気に取られて直の顔を見た。その表情は真剣そのものだったが、
よく見ると頬は紅く染まり、瞳には大きな期待と微かな心配が見え隠れしている。
純粋というか、呑気というか。至極無防備なコトが終わって、心配するところはそこなのか。
秋山はくくっと笑い、両手で直の頬を挟むと、口端を吊り上げて意地悪そうな顔で告げる。
「そうだな…まずは明後日のライアーゲーム終了のことを考えようか。話はそれからだ」
「あぁっ、ゲームのこと忘れてた!うわー、嫌なこと思い出しちゃった…一億円、どうしよう…」
あからさまに元気を失い涙目になった直を抱き締めると、秋山は眼を閉じた。
さぁ、ゲームが終わったら、この娘をどうしてやろう。







みたいな展開があの家であったと信じてるんだ。
やたら長いのによくあるネタですみません、お目汚し失礼しました。
635名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:54:10 ID:SbaLqx3e
4レス目、何故か秋山が明山になってました…
申し訳ないです、脳内で修正して頂ければ幸いです
636名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 22:26:52 ID:W+8xjURM
GJ!!
萌えた!
637名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 11:06:39 ID:DvKMw+cX
久々で萌えたよ
ありがたや
638名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 19:44:40 ID:FzxeL0tW
超グッジョォォォォブ!!!
エロ描写が生々しくてイイ!
寝る前にもいっかい読みます。
639名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 18:09:22 ID:kzlLCLRU
保守
640名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 08:17:34 ID:1/iSJfPV
GJ!!!!
641名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 11:06:57 ID:UDecw+OC
ほしゅ
642名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:13:56.15 ID:9tiiCAfR
久々に来てみたら、
ありがとぉぉおお!!
新作を拝めるとは、感無量です!
643名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 18:11:43 ID:Od4iIF6s
保守
644名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 02:45:44.41 ID:+bwu5T1H
ほしゅ
645名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 13:48:16.35 ID:cl8cfLE8
646名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 16:59:08.68 ID:d5VXEn/q
ヨコヤ×直需要アリ?
ありなら時間はかかるけど書きたいなと思ってます
647名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 00:29:04.05 ID:/QQNpuXm
待ってます!
648名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 18:25:11.05 ID:elR6G2YA
 
649名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 20:53:29.21 ID:/xLHvlDh
ヨコ直読んでみたい!
待ってます!
650名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 00:55:37.64 ID:b6IsH3y0
映画観てたら秋直萌えが再燃したわ。
ほんといいなこの二人…。
651名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 01:34:18.74 ID:bV9L/Jpn
映画はほんと秋直成分多くて美味しい
二人の信頼関係はんぱない
652名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 19:55:26.74 ID:AyRObmo5
唇触られてキスされるのかと誤解して身体硬くするナオちゃんが可愛かった。
653名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 19:59:20.97 ID:r8xJZRaV
だいぶエロかったな
654名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 03:53:58.06 ID:JA7HTpz8
葛城リョウは需要ないのかな。
655名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 03:55:54.83 ID:FWfdyltJ
こんな深夜に同じスレ見てる人がいたw(*ノェノ)イャン
656名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 13:00:47.84 ID:vvyCTNYf
>>650
実は秋山=ナイト&ナオ=お姫様みたいなド王道。それを上手い事コーティングして見せてるからな(正に視聴者を騙してみせてる)

>>655
映画のラストシーンは1stのラストシーンと対になってるから、なんと2ndと本編の2時間を跨いで数年越しにして両想いチックになってる
657名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 13:02:10.18 ID:vvyCTNYf
訂正655→>>651
658名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 02:44:15.07 ID:KlCo76B6
>>646
ヨコ直が一番好きだ。ぜひお願いします!
659名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 14:15:43.62 ID:UYCkoyxX
本名秋山な俺は完全に勝ち組
660名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 16:33:46.32 ID:vvhZaP0b
>>659
自分に置き換えて妄想してるんですね分かります
661名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 16:36:02.29 ID:vvhZaP0b
sage忘れTAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!
662ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:23:24.21 ID:17BR5EHF
646です。
三分の一ですがヨコヤ×直投下します。

・ドラマ設定
・時期はシーズン1と2の間
・直がちょっと積極的です。
積極的な直ちゃん嫌な方はスルーでお願いします。
663ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:24:03.38 ID:17BR5EHF
一.

 止め処ない接吻を繰り返していた。

 ――いつからこうしていたのだろうか。
考えを巡らそうにも、熱く溶け合う吐息に気を取られて上手く思い出せない。
それでも、頭の隅に意識を集中させて、記憶の糸の切れ端をなんとか掴む。

 確か、行きつけのパン屋に大好物のフランスパンを買いに行ったはずだった。
その帰り、気粉れに立ち寄った公園で野良猫と遊んで時間を潰した。

 そう、そこまでは覚えている。でも、それからは――…?

「………んっ…ふ…」
「……ナオ。」

 だめだ。
買ったフランスパンの本数から一緒に遊んだ野良猫の毛色まで細かく覚えているのに、
その後の肝心な事が何一つ思い出せない。

(……私…)
「……ナオ。思い出さなくても、いい。」



――どこかで聴いたことのある声。
額をさらさらとくすぐる白銀の髪。
嗅ぎ煙草の香り。
そして、左目の視界に映る、深い青緑色の瞳――

(……ヨ…コヤ…さん…?)

 瞼が重い。
全身を駆け巡る心地良い倦怠感に抗えず、そっと意識を手放した。


 ――どこか遠くで、けものの唸り声のような、音を。
 聴 い た。
664ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:24:30.61 ID:17BR5EHF
二.

 数刻前。

 黄色い水玉模様のワンピースに灰色のカーディガンを羽織った少女――神崎直は、雨の降る街中を歩いていた。
 朝から降りしきる陰鬱な雨は、重い湿り気を孕み直の心を取り巻いた。

 一年前、ライアーゲーム三回戦を直と秋山は見事に勝ち抜き、ライアーゲームは終わった。
あれから、LGT事務局や谷村が何かしてくる事も無く、直はそれまでの平凡な毎日を取り戻せていた。

 ――しかし、
秋山に連絡が付かないのが直にとって唯一の不安であった。
あれほどまでに直に力を貸し、共にライアーゲームを勝ち抜いてきた秋山だが、
三回戦が終わってからすぐに海外に渡ってしまい、居場所が掴めずにいる。
電話一本にすら出ない。
携帯の画面に写る秋山深一のアドレスを見て、何度溜息を吐いただろうか。

(秋山さん…早く帰って来ないかな。そしたら、ちゃんと御礼が言えるのに。)

 俯き加減で街を歩く直は、目的地であるパン屋が何時の間にか目の前にある事に気が付いた。

 好物のフランスパン三本に、焼きたてのまだ温かいクロワッサンを四つ。
大好きなパンを袋いっぱいに買えた事で幾分か気分が軽くなった。

 今日は何も予定が無く、このまま家に帰ってただダラダラ過ごすのも勿体ない。
さあどうしようか、と考えても、これと言って行きたい所は無い。映画を観る気分にも、買い物がしたい気分にもなれなかった。
 なんとなく、付近の公園に足を運んだ。

 屋根付きのベンチに座って、自販機で買ったミルクティーを飲みながらクロワッサンをかじる。

――これだって本当は、秋山と一緒に食べたかった。
今日何度目かの物憂い溜息を吐いた。
折角の焼きたてのクロワッサンも、秋山が居ないだけで美味しさが半減したような気分だった。

 ふと、気配を感じてベンチの下に目をやると、真っ白な野良猫が香箱を組んで座っているのが見えた。
「わあ…可愛い。」
何時の間にベンチの下に居たのだろう。公園に来た時は居なかったはずなのに。
 白猫は、直と眼が合うと一鳴きして立ち上がり、しなやかにベンチの上に飛び乗り直を見据える。
何時だったか、アニメで見た猫の紳士を彷彿とさせる其の優雅な振る舞いに、思わず見惚れる。
 耳の先から尻尾の先端まで汚れひとつないふわふわの白い毛。すらりと伸びた四肢。長い尻尾。
そして、左目は焦げ茶なのに対して右目は宝石のような青緑色をしたオッドアイの猫。
野良猫にしては不思議なほどの美しい相貌であった。

(…あれ?)
この雰囲気、瞳。
「あなた…どこかで…?」
「にゃあ」
白猫が直を見て、嗤ったような気がした。

「…まあ、いっか。コレ食べる?焼きたてなの。おいしいよ。」
直がクロワッサンを一欠千切って差し出すと、白猫は鼻を近付けて匂いを嗅いだ後、ぱくりと丸呑みした。
「ふふっ、お腹空いてたの?じゃあ一緒に食べよう?」

 返事代わりに、白猫は口の周りをぺロリと一舐めした。
665ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:24:56.13 ID:17BR5EHF
三.

 クロワッサンを二つ分け合ったところで、白猫はいそいそと毛繕いを始めた。
「もう、いらない?」
 返事は返ってこない。
くす、と笑って、直は白猫をじっと見つめる。
――本当に綺麗な毛並みの猫だ、と思う。
 そっと手を伸ばして背中を撫でると、猫は不意を突かれて一瞬驚いた顔をしたが、すぐに目を細める。
そのまま、頭や顎を人差し指で優しく撫でた。
頬を撫でると、いっそう気持ちよさげな顔をして、うとうとと頭を上下させる。

「ちょっと待って」
直は鞄をさぐり、ストールを出して丁度良い大きさに畳むと膝の上に乗せた。
「おいで。この上で寝た方が暖かいから。」
ぽんぽんとストールを叩くと、迷う事無く白猫は直の膝に乗って来た。

 背中を撫でながら、猫の寝顔を見ていると、つられて眠気が襲ってきた。

――どうせ帰ったって、秋山はいない。
する事なんて、何もない。
だったら、こんな一日の過ごし方だって、あってもいいと思う。

 うつらうつらと、ぐるぐると鳴る白猫の喉の音を子守唄に。
直は小さく寝息を立て始めた。
666ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:28:14.26 ID:17BR5EHF
四.

 男は困惑していた。
たまたま車で公園の脇を通り掛かったら、公園の中のベンチで見覚えのある女が倒れているのだから。
 近くに車を停め、傘を開いてベンチに走り寄る。
 ――ああ、寝ているだけか。

 この数分で更に激しさを増した雨は、もはや土砂降りと言っても過言ではない程の勢いで地面を打つ。
 風によって様々に角度を変えて降る雨は、ベンチの上の頼りない屋根だけでは直の全身を防ぎきる事は出来ず、身体をじんわりと濡らしていく。

 なぜこんな天気に、こんな場所で眠っていられるのか――。
しかしこのまま放っておく訳にもいかず、男は直の肩を揺すって声をかける。

「カンザキさん。起きて下さい。」
「う……ん?」

 肩を揺さ振られて眠りから引き戻された直は、頭上から響く声の主を確かめるべく頭を上げようとする。
しかし未だ睡眠から覚め切らない躰はどうしようもない倦怠感に満ちて動くことをしきりに拒絶していた。

「雨の日の公園で女性一人で居眠りなんて、危ないですよ。」
「…あなたは…?」
「私を忘れましたか?」
男は中腰になって直と視線を合わせる。

 漸く覚醒してきた直の目に映ったのは、意外な人物。
 真っ白なシャツとズボンに、真っ白な傘。白い髪。
そこには、一年前のライアーゲーム3回戦で秋山と直を苦戦させ、数年前に秋山の母を自殺するまでに追い詰めた張本人――ヨコヤノリヒコが立っていた。
「…ヨコヤさん?なんでこんな所にいるんですか?」
「其れは私がお聞きしたいですねえ。なぜ公園なんかで居眠りを?」
「それは…猫が。」
「猫?」
「猫が、膝の上で寝てくれたから。それ見てたら、私もなんだか眠くなっちゃったんです。」
「猫なんて、何処にもいませんが?」
「え…?」

 明らかに当惑した様子の直がパッと膝を見ても、そこにあるのはきちんと折り畳まれたストールだけ。
しかし、今の今まで猫が寝ていた証拠に、ストールにできた窪み部分には、ほんのりと猫の体温の名残が感じられた。
まだ近くにいるのかもしれない、と慌てて立ち上がり辺りを見回すも、あの美しい猫の姿は無い。
667ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 22:30:20.92 ID:17BR5EHF
五.

「…」
「寝ている間に何処かに行ったんでしょう。猫は自由ですからねえ。」
「そう…ですね…。」
「カンザキさん、それよりあなた、びしょ濡れじゃないですか。」
「え?」
そう言われて初めて、髪が濡れているのに気付いた。髪だけでは無い。
ワンピースもカーディガンも、じっとりと生温い湿り気を帯びていた。その感覚に思わず身震いし、寒気立つ。

「なんで…ちゃんと傘、さしてたのに。」
「そのままだと、風邪をひきますよ。近くに車を停めてあります。家まで送ってさしあげましょう。」
「いえそんな!」
「遠慮はいりません。カンザキさん。貴女は三回戦の時、秋山くんに負けた私を助けて頂きましたからね…。
あの時の事に比べたら、家まで送るくらいさせてくれたっていいでしょう?」
「そんな事…それに、車が濡れちゃいます。」
「いけませんか?」
 優しい声色。だがそれとは裏腹に、有無を言わさぬ男の右目は直を捉えて離さない。
今は、大人しく言う事を聞いた方が賢明だろうか。

「分かり…ました。じゃあ、お願いします。」
「では、どうぞ。」
 男は、笑って手を差し出した。
 鞄を男に預け、傘を開いて男の隣を歩く。
 車は公園の入口脇に駐車してあった。やはりと言うべきか、ヨコヤらしい真っ白な高級車。
男に助手席のドアを開けられ、促されるままに座った。

「道案内はお願いしますよ。」
「あ…とりあえず真っ直ぐで。向こうにある信号を左に曲がって下さい。」

 男は指示通りに運転する。

「秋山くんは、今何を?」
「今は海外を放浪しているみたいで…全然、連絡がつかないんです。」
「そうですか…私はてっきり、あなたと同居でもしているのかと思いましたよ。」
「な、なんでですか!?」
「それについては、既にお話したはずですよ。カンザキナオさん。」
「え…?」
「ここはどちらに行けば?」
「あ…左、です。」

 それから、直の自宅に着くまで道案内以外の会話が交わされる事は無かった。
668ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 23:34:46.71 ID:17BR5EHF

「あの家です。」

 男は玄関の前に車を停め、運転席から降りると助手席のドアを開けて直の手を取り降ろした。

「ありがとうございます。ヨコヤさん。」
「もう公園で居眠りなんて、してはいけませんよ。それでは。」
「あ…、」

 運転席に戻っていくヨコヤを見て、直は心の奥の何処かがちくりと痛むのを感じた。


――…秋山はいない。

フクナガにも、エトウにも、ヒロミにも会えない。
いや違う。フクナガ達に会ったところで、秋山が居なければこの寂しさは埋まらない。
 所詮、秋山の代わりなんていない。

――でも。
白い髪の紳士なら。
もしかしたらこの寂しさを埋めてくれるだろうか。
もちろん、ヨコヤと秋山が違うのは分かっている。
しかし直はヨコヤに、秋山とは違う、それでいて胸が痛くなるような切ない程の優しさを間違いなく感じた。

 秋山は直が困った時、危ない時、泣いている時、いつも傍に居てくれた。
でも、直にもう危機が無いと分かると、満足に礼を言う暇もなく立ち去ってしまうのだった。

 そうなると急に、強烈な寂しさに襲われる。
しかも今回はもう一年も連絡が無い。この先、いつまで連絡が取れないんだろうか。
もしかして、ずっと――?

 ヨコヤも、これを逃したらこの先もう一生会うことは無いのかもしれない。
秋山の母を追い詰め、秋山をライアーゲームに引きずり込んだ憎むべき相手。


 ――だが本当は、違うのかもしれない。
ただ素直にその優しさを表に出せないだけで、本当はヨコヤだって、心の優しい人間なのかもしれない――



 気がつけば、車のドアに手をつきヨコヤの名を叫んでいた。
669ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 23:38:40.50 ID:17BR5EHF
六.

「あの、適当に座ってて下さい。散らかってますけど…」
「いえ…それより何故私を?」
「送って下さったんですから、お茶くらい出させて下さい。」
「私を救って頂いた恩返しの一端として、お送りしたまでですよ。
それに御礼をされちゃあ意味がありません。」
「お願いします。私、誰も話し相手がいなくてすごく退屈だったんです。だから…」
「…分かりましたよ、カンザキさん。但し、お茶を飲み終わったらお暇させて頂きますよ。」
「はい!」

 直は客用のティーカップに温かいレモンティーを注ぎ、いくつかの茶菓子を添えてヨコヤに差し出す。

「ありがとうございます。カンザキさん、私はお茶を頂いていますから、貴女は早くシャワーでも浴びてきて下さい。
そのままだと風邪をひいてしまいますよ。」
「あ…、でも。」
「ん?」

 直は俯きながら、ちらちらとヨコヤを見る。何かを言いたげだが、言いにくそうな表情。
 ――ああそうか、とヨコヤは納得する。
自分が先程「茶を飲んだら帰る」と言ったから、シャワーを浴びている間に飲みきってしまって、
満足に話が出来ないまま帰るんじゃないかと思っているのか?

 ふっと笑みを零し、ティーカップを口に運ぶと一口だけレモンティーを飲む。

「勝手に帰ったりはしませんから、ゆっくり浴びてきなさい。」
「…はい!」

 ゆっくりで良い、と言ったばかりなのに、どたばたと忙しなく着替えを取って浴室に入っていく。
670ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 23:39:35.28 ID:17BR5EHF

 全く以って不思議な娘だ、と思う。

 『馬鹿正直のナオ――』
いや、初めてあの検査ルームであいまみえた時、単なる馬鹿だとさえ思った。

【誰も得しようとしたりせず、騙し合ったり、傷付けあったりしなければ、みんなが救われるんです!】
だって?ふん、馬鹿馬鹿しい。

 世の中は支配する側とされる側の二種類の人間に別れている。
 そして、自分は支配する側、カンザキナオはされる側。
支配される側の人間が、何を戯れ事を言うか――と思っていた。

 それがどうだ。
秋山と組んでいるとはいえ、今や自分を負かし四回戦に進もうとしている。
 あまつさえ、獲得マネーを懐にしまいもせず、敗者の負債を肩代わりまでしていたのだ。

 意気揚々とゲームに挑んだ揚句大敗し、その上敵に情けをかけられるとは――
 …私は、とんだ負け犬だ。
自嘲気味に笑う。

 何故あの娘は、そこまで人を、秋山を信じられるのか。
秋山は仮にも前科者だ。それも天才詐欺師、なんて立派な肩書き付きの。
 詐欺師の言う事を、何故信じる?何故信じられる?

 そこまで考えて、ハッとした。
――自分だって、秋山を信じたじゃないか。
あの三回戦の最終ゲームの時、秋山の「トランクの中には一億入っている」と言う言葉を藁をも掴むような思いで信じ、自分はダウト一億を宣言した。
 
そして――その通りだった。
何故あの時秋山を信じたのか。

 「人を信じる」という行為は、今まで自分のやってきた事の全てを否定する事を意味していた。
 なのに何故。

 …いや、考えるだけ無駄だ。
自分とは真逆の人生を、あの娘は辿っているのだ。分かるはずがない。


 浴室のドアが開く音がして、ヨコヤはハッとする。
そして冷めかけたレモンティーを一気に飲み干した。

 この場に長く居たくない。
このままあの娘と居れば――
きっと、自分が分からなくなる。それがどうしようもなく怖かった。
671ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 23:42:41.01 ID:17BR5EHF

七.

 ガチャリ、と玄関の開く音がした。
まさか、と直は思う。

 身体を満足に拭きもせず、バスタオルだけ巻いて浴室から飛び出し、居間に目を向ける。

 そこにヨコヤは――居なかった。

「なんで…!?」

 バスタオルのまま、玄関まで走って扉を開ける。そこにヨコヤの姿を見つけた。
 ヨコヤは傘もささずに雨に打たれつつ、車まで歩いていた。
白いシャツが雨で汚れるのを、まるで気にしていないかのように。

「ヨコヤさん!!」

 直もまた、自分の姿を気にせず走り寄った。
そして――その胸に、飛び込んだ。

「カンザキさん!?」
「帰らないって、言ったじゃないですか!なんで帰っちゃうんですか!?なんで…」
「…戻りなさい。そんな格好で。せっかくシャワーを浴びたのに、それじゃ台無しです。」
「嫌!ヨコヤさんが戻ってくれるまで、私も戻りません。」
「…っ、」

 まるで聞き分けの無い子供の様だ。
渋々、玄関まで足を向ける。
土砂降りの雨は、その短い間にもぐっしょりと二人の身体を濡らした。
 ふらつく直を支え、漸く玄関に入っても、直はヨコヤにしがみついたまま離れようとはしなかった。

 やれやれ、と一息付いたヨコヤはゆっくりと直の髪を撫でる。
 寒さからか、不安からか、半泣きになりながら小刻みに震える直はさながら小動物のようであった。

「カンザキさん、このままずっとこうしている訳にもいきませんよ?
さあ、もう一度シャワーを浴びてきなさい。」
直はヨコヤの胸に顔を当てたまま、ふるふると顔を横に振る。
「…嫌です。だってシャワーを浴びてたら、その間に帰っちゃうじゃないですか。」
「…はぁ。」

 溜め息を付き、とりあえず靴を脱いで浴室まで直を連れていく。
この水の滴るまま、寒い玄関に立ちっぱなしという訳にもいくまい。

 しかし浴室まで連れて来たはいいものの、感情の激昂している彼女をどうやって引き剥がせばいいのか。
 一息付いて考えていると、自分にしがみついている直の柔らかい胸の膨らみが、自分の腹辺りに当たっているのに気付いた。

――全く、どこまで無防備なんだ。
こんなバスタオル一枚の姿で男にしがみつくなんて。
672ヨコヤ×直:2011/04/01(金) 23:43:49.59 ID:17BR5EHF

「カンザキさん。そろそろ離れて頂けませんか?」
「…」

 少しの間があってから、無言で直は離れる。
そして、不安げな目付きで男を見上げた。

「ヨコヤさん…」
栗色の髪に縁取られた小さな顔は潤んだ瞳で男を見る。
 いっそ扇情的とも言える其の濡れた目に、不覚にも男はどきりと心臓を高鳴らせた。
花びらのようなぷっくりとした唇は震え、
其の躯は雨に濡れて血色の良い肌の色艶をいっそう際立たせていた。

 男なら誰しも情欲を掻き立てられる姿に、ヨコヤは戸惑う。

 ――其の愛らしい唇を、いっそ奪ってしまいたい。
そんな衝動にかられた。

 人を疑う事しか出来ない汚れた自分とは正反対の、一切の汚れを持たないまばゆいまでの輝く瞳を持つ少女。
 その眼を、身体を、この手で汚してしまいたい。


 (――汚れ?)
 そして気付く。
ああそうか、自分が清潔なのは――見た目だけだったのだと。

 服や靴を無意識のうちに真っ白で揃えてしまったのは、もしかしたら自分の心の隅にある劣等感からくる反動だったのかもしれない。
 自分は間違ってなんかいない。汚れてなんかいない。
ずっと、そう言い聞かせてきた。

 だが――それももう無駄な事。
男は自分の中の汚れに気付いてしまったから。
そうなったら、いくら外観ばかり気にしたって、本質が汚れているのを知っているから意味が無い。

 ――自分は汚れきっている。
なのにこの少女は、ヨコヤにとってあまりにも純粋すぎる。
 恐怖すら感じる程の無垢な存在。
それを目の前にして、平常心でいられる訳がなかった。

「ヨコヤさん…?」
男の苦しそうな表情を、あどけない顔で見上げる少女。
ごくりと生唾を飲む。


――いや。

 ここでこの少女を汚してしまえば、今度こそ秋山は躊躇なく自分を潰すだろう。
母を殺された上に、守るべき少女をまで汚されたとなれば、もう前のような情けをかけられる事はない。

 心の中で生まれる強烈な葛藤は、ヨコヤをこれ以上ないほどに苦しませた。
673名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 03:46:18.59 ID:HctdqXHh
>>672
このドラマが脳内再生された!ありがとうございますw
積極的な直もいいなあ。
気長に待ってますので、最後まで書いていただけたら嬉しいです。
674名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 19:44:20.60 ID:lsddCzHq
できれば、今日中に最後まで書くつもりでいます。
ということでヨコヤ×直の残り投下していきます!
675ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 19:56:34.72 ID:lsddCzHq
八.

 思い詰めたような表情のヨコヤを、直はじっと見詰める。

――なんで、そんなに辛そうな顔をするんですか?
私が困らせてしまったからですか?
私が我が儘を言って、引き止めてしまったから?

そんな顔をするなんて、思っていなかったんです。
 こんな事なら、最初から素直に「寂しいから一緒に居てほしい」と伝えるべきだった。
こんな時にいつもの素直な自分が出せないなんて。
 お願いだから。
 お願いだから、そんなに辛そうな顔をしないで下さい――…

 直は目をつむり、ゆっくりと歩み寄ると――再び、ヨコヤの胸に身体を預けた。
片手を背中に回し、男を慈しむように。優しく背をさする。
「……カンザキさん…」

――男の、心臓の鼓動が聞こえる。


「……いけません、カンザキさん。」
 気が遠くなりそうなほどの葛藤を意志の力でぐっと押さえ込み、ヨコヤは言う。
「あなたは…今自分が何をしているのか判っているんですか?」
「判っています。」
「でしたら――」

 言い掛けたヨコヤの言葉を遮るように。
 直は、ヨコヤに体重を預けたまま精一杯の背伸びをして――そして、ヨコヤに口付けた。
「…!!」



 ――虚ろな意識の中に、直の声が響く。
 気が付くと、あの時のように。
 三回戦で敗北を突き付けられ、どん底の淵に立たされた時と同じように、床に伏して呆然としていた。

 肩に、直が寄り添っていた。
 床にだらし無くついた手の上に、そっと直の手が置かれる。
「ヨコヤさん、よく聞いて下さい。秋山さんは……居ないんです。争う相手なんていません。怖がる必要なんてない。だから……」
「だから?」
 ヨコヤは顔を上げた。すぐ間近にある直の顔を見る。
 その顔は、かつて自分が見下していた馬鹿正直のナオのそれではなかった。

 雨に濡れた髪の香りと、甘い吐息がヨコヤの鼻腔をくすぐった。

「私を、抱いて下さい。」

 しなやかな肢体が、胸の中に飛び込んできた。
 傷付いた小鳥のように。微かに震え、濡れながらに熱を帯びる女の肉体。

 もう、ヨコヤに迷いは無かった。

676ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 20:25:02.79 ID:lsddCzHq
「ん…っ、はぁっ…」

立ったまま浴室の冷たいタイル張りの壁に直を押し付け、乱暴に口付ける。
 
 熱く燃え盛る炎のような衝動にそそのかされた二人は、ただの男と女だった。
 それは、かつて巨大マルチ組織のトップに座していた嘘吐き者でもなければ、
騙し合いのゲームに巻き込まれた哀れな正直者でもない。
 互いに互いを求め、傷を舐め合う事しか出来ない、哀れな二つの命でしかなかった。


くちゃ、と粘着質な音を立てながら、角度を変え、深さを変え、少女の唇を貪る。

少しの抵抗も無かった。
躯を覆っていたバスタオルを剥ぎ取ると、雨に濡れたスーツの右足を直の脚の間に割り込ませる。

「あぁっ…!」

 熱に浮かされた男と女は、お互い貪欲に舌を絡ませる。
 浴室全体に反響する淫猥な水音は、火に注がれる油のように、益々二人を燃え上がらせた。

 延々と続くかと思われたその口付けは、直の口内を犯しつくしたヨコヤがやっと満足した所で終わった。
口を離すと、互いの唾液が混じり合い、銀色に光って糸をひいた。

「は…っ…」

「本当に……いいんですか? カンザキさん。」
 湿った髪を手でくしけずり、耳たぶを食む合間に、ヨコヤが尋ねる。
「私も男です。こうなってしまえば、もう抑えはききませんよ?
優しくなんて出来ないかもしれません。いや、傷付けてしまうかもしれない。
それでも…いいんですか?」
「構いません…それに私だって、こうしたかったんです…
後悔なんてしません……だから。」
 吐息混じりの声が、直の咽喉から漏れる。
 ヨコヤは、その熱を持った白い咽喉に口付ける。
 仰け反る首筋を唇でたどり、そのまま、じわじわと下へ降りてゆく。
 鎖骨を過ぎ、柔らかい胸に唇を乗せて舌先でなぞる。

 ヨコヤの与える甘い刺激に耐えかねた直は、ついに力を無くしてへたり込んだ。
その躯を支え、耳に息を吹き掛けると、それにさえびくりと反応する。
そのまま耳元で囁く。
「――寝室に行きましょう。ここじゃやりにくいですからね。」

頷くことしかできない直を抱き上げ、寝室のベッドに濡れたままの直を下ろす。
ヨコヤも濡れそぼった服を脱ごうと、シャツのボタンに手をかける。

「そのまま……服を着たまま、して下さい。ヨコヤさん…」
力無く寝そべったままの直が言う。
「何故です?」
「私、ヨコヤさんの白い服が好きなんです…。駄目ですか?」

――皮肉なものだ。
汚れた自分を隠すために着ている白い服を、よりによってこの女が好きだと言う。

「…良いですよ。服を着たままがお好みなら、そうしましょう。」

外しかけたボタンから手を離し、ヨコヤは直に覆い被さった。
677ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 20:26:35.26 ID:lsddCzHq
九.

手を乳房に這わせ、ふっくらと突き出た乳房の肉を押しさすり、頂点の乳首を指先に挟んで軽く摘む。
 直は甘い声を漏らした。
少し強めに摘むと、苦痛に顔を歪める。
そんな表情を見ていると、ヨコヤの中で、どす黒い嗜虐心がのそりと鎌首をもたげて来るのがはっきりと感じられた。

元はといえば、儲けるために人を騙して人生を狂わせ、それでも平然と高笑いをしていた男である。
どちらかといえば、女の苦しむ表情や痛がる表情に情欲をそそられるタイプの人間だった。

不敵に笑ったヨコヤは、掌で直の乳房をすっぽりと覆い、強く揉みしだいた。その合間で薄桃色の乳首を摘み、先程より強めに押し潰す。

「ううっ、ぁ…!」
くぐもった声で痛みを訴える直に益々興奮し、指にかける圧力を大きくすると、それに比例するように直の悲鳴は段々と高くなっていった。
指を離すと、痛々しく充血して熱を帯びている乳頭にねっとりと舌を這わせる。

「あぁっ、いやあ…!」

痛みの余韻に痺れる中、ヌルヌルとした舌で優しく舐められると異常なほどの快感が直を責めた。

歯で乳頭を優しく甘噛みしながら、あいた手は直の脇腹をまさぐり、くびれた腰の曲線を辿って太股から下半身へと手をのばす。

「カンザキさん、これは……何です?」
「いやっ…あ…」

直のそこは既に熱くぬかるみ、粘性の液体をしとどに溢れさせていた。
ぷっくりと膨らんだ小さな陰核や平たい陰唇、膣口から女の頭脳とも言われる子宮に至るまでの全てが熱を持ち、赤く熟れていた。
くちゃ、とその液体を塗りたくるように掻き交ぜると、直は甘く声を漏らす。

「いやらしいですねぇ…こんなに濡らして。いつから期待していたんですか?キスをした時から?それとも、痛くされてよがっていた時からですか?」
「ああ…そんな、期待していたなんて、そんなんじゃ…」
「ふはははっ…馬鹿正直のナオは一体どこにいったんです?あなたはただ私の聞いている事にだけ、馬鹿正直に答えていればいいんですよ。」

678ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 20:28:05.88 ID:lsddCzHq
熱くたぎるぬかるみに、中指の指先だけを、ゆっくり潜り込ませる。
直は躯を強張らせてギュッと目をつむるが、ヨコヤは微塵もそれに構うことなく、指先を折り曲げて膣の肉壁を引っ掻いた。
指先に、ねっとりと粘度の高い蜜に浸かった小陰唇が、繊細な膣口の粘膜が絡みつき、
ぴくぴくと物欲しげに蠢いていた。

なまめかしい嬌声をあげる直を尻目に、ずぶずぶと奥を掻き分け、ついには根本まで指を挿入した。

「ああーっ…!」
根本まで挿れたとはいえ、指の一本に過剰なまでにびくびくと反応し、膣を締め付ける直に一抹の不安を覚える。

「こんな調子じゃ、私のものはなかなか入りませんよ。カンザキナオさん。」
言うや否や、二本目の指を――薬指を、容赦なく突き立てる。
途端に躯をのけ反らせて反応する直にほくそ笑み、二本の指で激しい抽送を行った。

「いやぁっ!駄目ぇっ、そんな、早く…っ、」
「良い表情ですねえ、カンザキさん。…秋山くんに見せてやりたいくらいですよ。」
「あぁっ!そんな……そんな、あんっ、あきやまさん、だけには…!」

『秋山』という単語に異常なまでに反応し、必死になってかぶりを振る直を、更に追い詰める。
抜き差しを行っていた二本の指を根本までぐっと差し込み、今度は膣壁にこびりついている粘液を掻き出すように、ぐちゅぐちゅと曲げ伸ばしを始めた。
 これに直は今までとはうって変わって悲鳴のような声をあげた。

「成る程。こうされるのがイイんですか?カンザキさんは。」
「ああぁあっ!!ち…ちがっ、違います!はあぁっ、んっ…!」
「そんなはしたない声をあげて違うも何もないでしょう。大人しく認めたらどうなんです?」

 それに答える余裕も無いままに、直の瑞々しい女性器は、ヨコヤの長い指をしっかりとくわえ込み、 激しい収縮を起こして一度目の快楽の頂点を極めた。

679ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 21:15:58.33 ID:lsddCzHq
十.

 どっと噴き出た直の蜜液は、ヨコヤの手の平までもぐっしょりと濡らした。
 肉壁の痙攣が治まり、四肢を投げ出してぐったりするのを見計らい、ヨコヤはずるりと指を引き抜いた。

「…はっ……ぁ…、」

小刻みに荒い呼吸を繰り返し、焦点の合わない目でぼうっとしている直の前に、蜜液でべとべとになった指を見せつけた。
そして彼は、ペロリとそれを舐める。

「良かったですか?カンザキナオさん。ですが――これで終わった訳じゃない。たった一度気を遣ったくらいでぼんやりしていたら、後が持ちませんよ。」


「――く…車で…」
「ん?」
「車で、言っていたあれ……
どういう、意味…なんですか?」
「…?」

――いきなり何を言っているんだ、この娘は。
眉間に皺をよせ、怪訝な顔でヨコヤは首を傾げる。


「なんの…事ですか?」
「ヨコヤ、さんが…私と、秋山さんが、同居しているって、思った……理由…」
途切れ途切れに紡がれる直の言葉を、漸く理解する。

「…ああ、」
確かに、『秋山と同居でもしているのかと思った』とカンザキナオには言ったのは覚えている。しかし、

「…なぜ、今この場で、そんな事が気になるんです?」
「お願い…です。教えて、下さい……」
「……三回戦の時、私があなたにこう言ったのを覚えていますか?」




『秋山くんは、あなたのような人を見捨てて置けないんですよ。
人を信じ、疑う事を知らない。
彼のお母様に似た、あなたを。』



「……!!」
――直の中で、あの時の事が鮮やかに蘇る。
見ず知らずの直に協力してくれた犯罪者。
初めて知らされた秋山の過去。
何も出来なかった自分への苛立ち、もどかしさ。
母を追い詰めたヨコヤさえも赦した、秋山の秘められた深い優しさ。
その全ての記憶が直の奥深くで渦巻き、そして爆ぜた。

……ああ、
「あきやま……さん、」

ぽそりと呟き、みるみると目に涙を溜める直。

680ヨコヤ×直:2011/04/03(日) 21:16:50.44 ID:lsddCzHq
――哀れだった。
ヨコヤの中に、初めて芽生える、同情の心。
経験した事の無い、胸を締め付けられるような感覚。

何も言わず、すっと立ち上がり、家の中の全ての明かりを消していった。
部屋の電気から、デジタル時計の発光さえも。
寝室に戻って来たときは、一切の光もない暗闇だった。
何時の間にかすっかり日も暮れていた。夜の静けさに、直のすすり泣く声だけがこだまする。

そして、衣擦れの音さえも立てないように、注意深く服を脱ぎ去り、ゆっくりとベッドに戻る。

躯を折り曲げて、小さく丸まって泣く直の頭を撫で、耳元で囁く。



「――…おい。」
「………?」

できるだけ低く、優しく。


「おい。…カンザキナオ。」



「………あ、

………あ、きやま、さん…?」

「…また、泣いているのか。」
「…え、えへへ。ごめんなさい。」

遠慮気味に胸に擦り寄ってくる直を引き寄せ、抱きしめる。
じかに感じる、肌の温もりに安心感を覚える。
直も同じだった。
そのまま男の胸の上で、ひとしきり泣いた。
「あきやまさん……」

何時までそうしていただろうか。
胸の上で泣き止んだ直が、もぞもぞと躯を動かした。

「秋山さん。」
「…どうした。」
「私、さっきから躯が変なんです。熱くて堪らないんです。ここが…」
そう言って、直は男の手を取り、自らの下腹部に導いた。

「お前…」
「お願いです。もう、我慢できないんです。鎮めて下さい…。
私…秋山さんなら。」

男は、胸に口付けを落とす直の手首を掴み、逆転させ――そして、組み敷いた。
681ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 00:29:58.42 ID:4BvOEjku
十一.

直の女陰は、絶頂の名残がまだ十分に残っており、蜜で溢れ返っていた。

男は、青筋を立てて脈動しそそり立つ陰茎を持って、 淫水でどろどろになった女性器に丸みを帯びた亀頭を擦り付けた。

「ああぁっ!!あきやま…さん…っ!!」
 灼熱の杭をぐっと押し込まれ、直は歓喜の叫びを上げた。

狭く、不規則にわななく膣内の締め付けに耐え兼ねた男もまた、低い呻き声を上げる。
時間をかけてゆっくりと押し進み、漸く根本まで飲み込んだ直のそこは、男の陰茎をしっかりと掴んで離さない。

そのまま、男は直が慣れるまで、その場に根付いたように動こうとはしなかった。


「あきやまさん……もう大丈夫。動いて下さい…。」
未だ呼吸の整わない直が言う。
「いいのか?もう少しこのままでいたって、いいんだぞ。」
「いいんです。早く…お願い。」

薄紅色に色付いているであろう直の頬にひとつ口付けを落とし、男は陰茎の抜き差しを始める。

「あっ、あっ、あっ、あぁっ…!!」
 男が直の奥深くを突き上げる度に、直の咽喉から独りでに声が漏れる。
 火照った躯に嵌まるべきものを嵌められた充実感は、直の意識を高揚させ、恍惚状態へと運んで行く。

 すでに痛みは通り越していた。
 陰部はただ燃え盛るように熱く、陰茎を押し込まれる度に、膣口が引き攣る少しの違和感のみが残っていた。

男は、あえかな悲鳴を上げる直の白い咽頭――その、細い首元に、がぶりと噛み付いた。
「んっ…!」
強く吸い上げ、痕を残す。
首元に、肩に、胸に。
そのまま、胸の先の乳頭を、口に含んで転がした。

「ああぁっ!!」
「気持ち良いか?良いなら、素直に気を遣ったらいい。」
予期せぬ強い刺激に為す術無く、直の女陰は男の陰茎を根本までずっぽりとくわえ込んだまま、あっけなく二度目の深い絶頂を味わった。

「……くっ…」
ぎゅっ、ぎゅっ、と断続的に陰茎を締め付けてくる膣内に負けじと、未だ絶頂の波の最中にいる直の膣に激しく陰茎を突き立てる。

「……っ…ぁ…!!」
もはや声すら上げられない程の、のたうつような快感に支配され、直はもう何も考えられなかった。

男も、直の性器の蠢動に合わせ、八の字に歪んだ眉の間に深い皺を刻み込ませた。

682ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 01:18:05.60 ID:4BvOEjku
十二.

 そして、ふいに気付く。
 直の膣の奥深く――最深部と思われる辺りには、肉壁のような起伏が無くつるんと弾力に富んだ器官があって、
男が奥に陰茎を突き挿れる毎に、その器官に鈴口がこりこりと触れる事に。
そして直は、その器官に陰茎によって刺激を受けるたびに、声をわずかばかり大きくするのだった。

 ――これは…?
男はすぐに、その真ん中の窪んだ、赤血球に似た形の器官の正体に辿り着く。

 ――子宮。
そうか、成る程。
陰茎を抜き差しし子宮頚口を刺激してやったことで、ほぐれて下りてきたのか。

 試しに陰茎をこれ以上ないほどに嵌め、亀頭に感じる球体をごりごりと擦ってやると、
直は甲高いむせび声を上げて、男の胸を押し返して離そうとした。
 だが、男は直の躯が訴える本当の望みを素早く察知した。

 そして――
今まで以上に強く、熾烈な抽送を子宮目掛けて始めた。

「あ、ああぁぁぁあぁっ!!」
がつがつと子宮頚口を叩き、直の快感を無理矢理に最高潮へと引っ張り上げる。
 男も、もう限界が近かった。

 直の膣口が収縮を始め、それに呼応するように、膣全体がどくんどくんと心臓のような拍動を起こした。
 まるで感電したかのような強いびりびりとした刺激を受けて、直は男にしがみつき、痙攣し、深く深く昇りつめた。

 その瞬間、男の陰茎にも凄まじい快感が駆け巡った。
尿道から精巣に至るまでの全てが女の痙攣により圧迫される。
 耐え難いほどの激しい射精感に責め苛まれ、男は、咆哮した。
「………ナオ…!!」
 そして、熱く煮えたぎる精液を、直の奥深く、子宮へ向けて一滴残らず吐き出したのだった。
683ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 01:19:30.16 ID:4BvOEjku
 陰茎をずるりと引き抜くと、直の上で荒い息を付く。
ふいに、額にひんやりと冷たい感覚がした。
眼を開けると、直が汗でへばり付いた男の髪の毛を、指先で優しく梳っているところであった。
その手が、額から男の輪郭に沿って下降し、掌で男の頬を包んだ。
 暗闇の中で、互いの瞳を見詰め合い、二人は、どちらからともなく唇を重ね合わせた。

 そして――
 暗い海の底に沈んだような深い陶酔の中で、今にも、溶けて無くなりそうな感覚に身悶えしながら、
ヨコヤは無意識のうちに直に向けて呟いた。

 それはまるで、懺悔のように。

「――カンザキナオ……私が、悪かった…
 なにも、思い出さなくていい。だから……。」



 直が意識を手放す直前、その唇が微かに動いたのを、男は見た。


「     」


「……!!」
 ヨコヤは眼を見開き、悲痛な表情で俯く。
 そして、こびりついた口付けの痕を拭い去るように、直の唇を何度も何度もなぞり返した。
684ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 01:20:16.28 ID:4BvOEjku
十三.

 目を覚ますと、何時もの見慣れた天井だった。
 カーテンの隙間からは暖かい朝日が差し込み、外からは楽しげに唄う鳥の囀りが聞こえる。

――昨日は、何をしていたんだろう。

 思い出そうとしても、ずっしりと重い頭痛に阻まれて思い出せなかった。
起き上がり、初めて自分が裸であることに気がついた。

「やだっ、なんで…!」
思わず、頭から布団を被った。

 ――ふいに、違和感が鼻腔をくすぐった。
嗅ぎ慣れない、それでいて不思議と落ち着く、どこかで記憶に残る香り。
「……?」
布団から顔を出して辺りを見回す
やっぱり、何かがおかしい。
誰かが居たような気配だけが奇妙に残っていて、もどかしい。

 ベッドから起き上がり、服を着てキッチンに向かった。
そして、テーブルに客用のティーカップが出ているのに気付く。
「やっぱり…誰か来てたんだ。」

 しかし不思議と、部屋に充満する訝しさの原因を突き止めたいとは思わなかった。

 懐かしい人に会えたような感覚。
昨日まで重くのしかかっていた不安は嘘のように消え去り、直の心は満足感に満たされていた。

――そういえば、今日は行きつけのパン屋が安売りをする日だったっけ。
広告を引っ張り出すと、確かに今日が安売りの最終日だった。

「いけない!」

 いそいそと着替えて、外出の準備を整える。
 黄色い水玉模様のワンピースに、灰色のカーディガン。
外は雨が降っていた。
傘を開いて、気分よくパン屋まで歩き出した。
685ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 01:20:40.95 ID:4BvOEjku
 買ったのは、大好物のフランスパン三つに、焼きたてのクロワッサンを四つ。
 パン屋を出て、直は少し悩む。
今日は何も予定が無い。
このまま帰って、ずっと家で過ごすのも勿体ない。

 何となく、公園に足を向けた――その時、直の正面に猫が立ちはだかった。

 烏の濡れ羽色をした、全身真っ黒な猫。
しかし、どこか様子がおかしい。
耳を反り倒し、背を丸め、歯を剥き出しにして唸っている。

何故だか怒っている様だった。

公園へ行くには、ここから行くのが一番近いのに。
一歩踏み出すと、猫は益々牙を剥き、フーッと直に向かって威嚇する。

――困った。
ここ以外の道を通って行こうとすると、大分遠回りになってしまう。

「まあ…パンなら家で食べればいいか。」

無理に公園に寄る必要なんてない。
そう思い直して足を家の方に向けると、低く響いていた猫の唸り声がぴたりと止んだ。

 直は振り返り、猫に手を振った。

「またね、猫ちゃん。」
黒猫が尻尾を数回降るのを見て、直は笑って歩き出した。
 なぜだか、あの黒猫には以前にも逢ったことのあるような気がした。
同時に、この先またいつか逢うだろうという、確信に近い予感も抱いていた。
 ――似ていたからかもしれない。
ぶっきらぼうで、最初は冷たいイメージを持つけれど、本当は誰よりも優しい心を持った彼に。

 晴れやかな気分に包まれて、直は自宅へと歩いていった。
686ヨコヤ×直:2011/04/04(月) 01:21:04.97 ID:4BvOEjku
 白い傘をさした男は、誰も居ない公園のベンチに向かって立ち尽くしていた。


 あの時。
 深い陶酔の中口付けを交わしたあと、直が意識を無くす直前に彼に向けて呟いた言葉をひとり思い返す。





『――ヨコヤさん』





 あの言葉に、何か意味はあったのだろうか。
 自分は、あの娘のために、何かをしてやれたのだろうか。

 降りしきる雨に、未だに根付く罪悪感を、淀んだ心を、悔恨を。
綺麗さっぱりと洗い流してくれる事を願い、傘をたたんで灰色の空を仰いだ。

 ふいに、公園のベンチの上に一瞬だけ、自分に似た白猫の幻覚を見たような気がして、笑う。

 公園に生い茂る木の梢から落ちた雨水が、男の顔に、涙のような跡を残した。


了.
687名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 01:24:57.94 ID:4BvOEjku
以上です。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。

自分も本当は秋直いつ結婚するの派なんですが、
個人的にヨコヤが一番好きなキャラなのでついヨコヤと絡ませてしまいました。

またいつかヨコ直書くかもです。
688名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 06:07:39.93 ID:7TBRogwn
すごく面白かったです!!!
萌えをありがとう!
689名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 07:01:37.13 ID:crp1Ef+a
すごくよかったです!
Sなヨコヤが出てくるとこが特にwww
ありがとうございました。
690名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 08:17:02.16 ID:JIqEJeVT
素晴らしい!
691名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 16:45:51.75 ID:KZwX09Gg
ありがたやありがたや…
素晴らしいです
乙乙!
692名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 01:40:12.20 ID:WK+Bd6ro
神降臨age
ヨコ直も萌える!
Sヨコヤいいなあ
693名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 18:22:40.42 ID:JvxGuCtt
面白かったー!!!ありがとう!
694名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 21:28:20.71 ID:3qNFRsM+
読み応えあってすごくおもしろかった!
秋山のフリするヨコヤにキュンとした
投下ありがとうございます
695名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 01:24:45.28 ID:GeE3XaYJ
ライアーのSSで暗めなのってなかなかないからすごく新鮮だった
ありがとう!
エロ描写がたまらん
696名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 01:25:09.43 ID:GeE3XaYJ
sage忘れたあああああ
すまん!
697名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 19:05:53.50 ID:8MnqCDyR
次は秋葛とか見てみたいな〜と。
よかったらお願いしまつ。
698名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 00:02:41.73 ID:2zberHAo
超GJ!!
優しいSなヨコヤに萌えた!
またヨコ直お願いしたい!
699名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 22:30:36.50 ID:csmf+IcT
まさか、こんなに厚みのあるヨコヤが読めるとは…。

秋直好きが揺らぐ勢い。

拍手です。
700名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 01:01:51.42 ID:Vek6qWCw
あきなお誰か書けや
701名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 07:02:48.43 ID:zKo/0MLT
ヨコヤ最高
あの人やっぱりパンツも白なのかなw
702名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 13:56:48.09 ID:VTc71Tvm
ブリーフなイメージw
703名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 15:24:28.23 ID:NyNb4UbF
携帯も白だったしなww
646のおかげでヨコ直に目覚めたぜ…
704名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 11:00:57.24 ID:dEJ+XrGy
ヨコヤの人って秋山より身長高かったんだな
なんか意外だ
705名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 23:51:17.30 ID:DlN4YfPt
自分は秋直も横直も好きなので
間を取って、逆ハー直ちゃんが見たいです。

706名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 01:40:30.07 ID:h4FixJC3
>>704
公式プロフでは秋山の中の人が1cm高いのに、見比べるとヨコヤのが大きいよね
180と181だからどっちもでっかいんだけど

今ヨコ直書いてる。ヨコヤは白のTバックでもはいてそうと思ってたんだが
>>702の意を汲んでブリーフにしておくよw
707ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:08:17.21 ID:h4FixJC3
秋山と直ちゃんは付き合ってる前提のヨコ直です。パンツのレス見て書いてみました
ファイナルの後です



「これとこれ、どっちがいいかなぁ」

ピンクのパンプスと黄色いミュールを見比べながら首をかしげる。あたしのお気に入りの靴屋さんはまるでお花畑みたいに色とりどりのかわいい靴でいっぱいだ。

やっと二足まで厳選できたのだけれど、ここからが接戦で決着がつかない。
全部買えない靴選びはみんなが幸せになれる可能性を秘めたライアーゲームより難しいかも……なんてチラリと参加者を思い出したりもして。


「迷っちゃうな〜」

「ずいぶん迷っているみたいですねぇ。カンザキ、ナオさん」

振り返ると、そこには異彩な空気を纏った真っ白な男の人が立っていた。

「ヨコヤさん!」

「お久しぶりです。通りがかったらちょうどあなたが見えたので」

ショーウインドーの外を見てみると高級そうな車が停まっていた。真っ白でツヤツヤに光っている。なんて名前の車かはあたしは知らない。

「よかったー!ねぇヨコヤさん。ヨコヤさんはどっちがいいと思いますか?」

困った時に知っている人が現れてくれてちょうどよかった。ここは運命だと思ってヨコヤさんに決めてもらおう。あたしが二足を見せるとヨコヤさんがそれを手に取りキュッと口角を上げて笑って見せた。

そのまま二足とも持ってレジへ向かい、カードで支払おうとする。

「ヨコヤさん!あたし二足も買えません!」

「プレゼントしますよ。これくらいお安い御用だ」

いつもの店員のお姉さんは口の動きだけで「よかったわね」ってウインクして二足をラッピングしはじめる。箱に白いリボンをかけてプレゼント包装にしてくれた。
でも、あのゲーム以来会っていないヨコヤさんに甘えるなんて申し訳なさすぎる。

優しく目を細めたヨコヤさんは紙袋をあたしに手渡した。
こんな事を言ったら怒られるかもしれないけど、ヨコヤさんの笑顔はかわいいと思う。大きくって毛並みのいい白い犬みたいだ。
708ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:09:42.98 ID:h4FixJC3


「そんなの悪いです」

「受け取って下さい。私には履けませんしね」

「えっと……ありがとうございます」

「あなたの恩に比べれば、ちっぽけでお返しにもなりませんが。ではまた、縁があれば」

「待ってください!」


そんな、買ってもらってハイさよならなんて出来ない。それにファイナルステージで助けてくれたのはヨコヤさんの方だ。
あたしも何かお礼がしたかった。
あたしに出来ることが何かないかヨコヤさんに尋ねると一緒に食事をしてほしいと言われた。


「たまには誰かと食べたくて。いけませんか?」

「そんな事でいいんですか」


ヨコヤさんは頷いて車へとあたしを促す。後部座席のドアを引いてエスコートしてくれた。車の中はほのかにバニラに香りがする。

そして運転手さんに告げた行き先は、ヨコヤさんの自宅。なんとなくお金持ちは外食のイメージだったから少しびっくりした。

ヨコヤさんも自炊したりするのかな。お家に板前さんとかコックさんがいたりして。



ヨコヤさんの自宅はインテリアも真っ白で、あたしの部屋とは正反対のシンプルさ。

本当に白が好きなんだな。ヨコヤさんはあたしみたいにピンクの靴か黄色かなんて悩んだりしないんだろう。

悩むのも楽しいけれど、大好きなものに一途になれる事も素敵だと思うし少し羨ましい。
迷ったりしない、ヨコヤさんの強い心を表してるみたいだ。
そんな真っ白の部屋で真っ白なソファーでふと考えた事。


「ヨコヤさんって下着も白いんですか?」


素朴な疑問だった。素直な気持ちでそう聞いてみたのだがヨコヤさんは顔をしかめた。

真っ白なブリーフを並べて干しているヨコヤさんを想像してしまって、吹き出してしまいそうになる。
709ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:13:40.01 ID:h4FixJC3


「すいません。変な事聞いちゃって」

「構いませんよ。そうですねぇ、カンザキさんの下着の色を教えてくれたら私もお教えしましょう」

「そんなの、恥ずかしいですよ。それにヨコヤさんは絶対白だと思います」


恥ずかしいって思いながら今日はどんなパンツをはいていたんだっけと考えた。たしか、苺柄だったはず。
白のやわらかい綿にまあるいかわいい苺のプリントでお気に入りなんだ。秋山さんには色気がなさすぎる、犯罪じみてて嫌だって背中を向けられた一品だけど。


「どうでしょうねぇ。もし正解すれば壱億円差し上げましょうか」

「あはは、もうゲームはたくさんですよ。でも意外」


私が白だと言って壱億円だなんて、それなら絶対白じゃないって事だ。何色なんだろう。真逆の黒とか……もしくは右目みたいなミドリとか。


「意外ですか?」

「白じゃないんですよね?だったら黒!」

「ゲームはたくさんなんじゃないんですか?」

「壱億円の代わりにケーキにしませんか?あ、ヨコヤさんケーキは好きですか?」

「好きですよ。じゃあ黒に変えるんですね?」

「ハイ!」


もし外れてもケーキだし、それに白じゃなかったら黒かグレーくらいだろう。男の人の下着の色なんてそう豊富でもないしね。


「ヨコヤさんのパンツは黒です!」

「よろしい。では確認していただけますか?」

「確認……って、」


当たってるか外れてるか教えてくれたらいいのに。確認だなんて、できるわけない。
なんて考えていたらヨコヤさんは服を脱ぎだした。


「ちょ、ちょっと待って下さい!見せなくていいです!あたし言ってくれたら信じますから」

「私が信用できるんですか?」

「もちろんです!」


本当の事を言ってくれるはず。ケーキの為に嘘なんてつかないだろうし。
710ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:16:54.21 ID:h4FixJC3

「残念ですね。答えは白です」

「嘘っ!?」

「ふふ、だから確認していいと言ってるじゃないですか」


さっきまで嘘はつかないって思ってたのに、答えが違うと急に自信がなくなった。
あたしが確認しないってわかってるから、ヨコヤさんはいくらでも嘘をつけるんだ。

それなら、見てしまおう!絶対に黒。


「ヨコヤさん。本当にいいんですね?」

「もちろん」


パンツの確認なのにシャツを脱ぎ出すヨコヤさん。なんで?


「あの、シャツは……」

「スラックスだけ脱ぐとマヌケなんですよね。わかるでしょう?」


シャツにパンツ、それに靴下という幼稚園児のスモック姿みたいなヨコヤさんを想像してまた可笑しくなる。
シャツの下の裸はたくましくて、それも意外。

カチャカチャとベルトを外し、チャックも下ろす。思わず凝視するそこは……


黒だ。


「やっぱり黒じゃないですかー!やったぁ!」

「カンザキさんには参りました。脱ぎだせば目をそらすと踏んでいたんですがねぇ」

「嬉しい!ヨコヤさんに勝てるなんて」


ライアーゲームで少しは賢くなったつもりだったけれど、まさかこんなにあっさりヨコヤさんの嘘を見破れるとは。あたし、すごいかも。


そうやって浮かれたのも束の間、いきなりヨコヤさんがあたしの腕を掴みベッドへ組み敷かれてしまった。


「きゃ!何するんですか、ヨコヤさん!」

「脱いだら、する事は決まっているじゃないですか」

「や、いやっ!ヨコヤさんっ!」


男の人の体がのしかかる。知らない香り、知らない重さ。背が高い事は最初から知っていたのに今さらその男の人らしい逞しさに圧倒された。
体の厚み、生々しい息遣い、色気を含んだ低い声。男の人なんだと当たり前の事を思い知る。
711ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:20:18.58 ID:h4FixJC3


「ヨコヤさんっ!」

「私に逆らうと秋山君にコレを見せてしまいますよ」


そう言って大きなテレビ画面に映し出されたのはさっきまでのあたしとヨコヤさん。
ヨコヤさんが脱ぐのを嬉しそうに待っているあたしは……音声がないのも手伝ってまるで、これから浮気しようとしているみたいだった。


「これ……」

「あなたがあんまり熱心に見つめるから、もうこんなになってしまいました」

あたしの手を取りその部分に触れさせる。
テレビに映るあたしの、黒か白かと見つめていた目は今触れているその中身に執着しているようにも見えて……

「だめ、こんなの」
「見せられませんよねぇ」

ククっと笑うヨコヤさんの顔。こんな状況でもやっぱりこの笑顔は可愛いなんて考えてしまう自分がこわい。


「今からあなたを好きなようにします」


そう宣言したヨコヤさんはゆっくりと唇を重ねるだけのキスをした。
ひどい人なのにどこか紳士的なこの人らしいやり方だとゾッとして全身が泡立つ。


「やめて……ヨコヤさんは、こんなひどい事できる人じゃ……」

「それができてしまうんです。買い被りすぎですよ、私という人間を」

「ヨコヤさん……」


また唇を重ねて今度は軽く吸われ、離れるとあたしをじっと見つめた。
たぶん3秒くらいの短い時間だけれど、追いつめられる恐怖を感じるには充分な時間だった。

口付けて、見つめられて。
離れるたびに見つめる時間は短くなり、逆に口付けは長くなる。

唇の内側の湿った柔らかい部分であたしの口を塞いで、厚い舌が歯をこじ開けてあたしの舌をゆっくりとなぞった。

頭がクラクラするような濃密なキスに思わず瞼を閉じた。
ヨコヤさんの手が耳を覆うようにあたしの頭を掴むと、濡れた唇と舌とが絡み合う音が脳に響いてくる。

ピチャピチャとドキドキする音がいやでも頭の中で響いて、変な気持ちになって……もうすっかり“その気”になっている自分が嫌だ。こんなの絶対イヤなのに、あたしは秋山さんが好きなのに、ヨコヤさんにキスされただけで蕩けてしまいそうになってる。
712ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:21:49.93 ID:h4FixJC3


「ずっとこうしたいと思っていました」


重々しい指輪で飾られた指がブラウスのボタンをひとつひとつ外していく。
薄いピンクのブラがあらわになって、思わず顔を背けた。


「やだ……」


自分でも驚くくらいか細い抵抗の声しか出なかった。


「嫌がったってやめませんよ。さぁ見せていただきましょうか」


ブラウスとあたしの背中の間に手を滑り込ませて、ブラのホックを外す。覆っていたものがなくなってしまった不安定な感じにまた怖くなって、強く目を閉じた。

でも、いくら目を閉じたって何をされているかはっきりわかる。
意味のなくなったブラを押し上げられて、そこにヨコヤさんの執拗な視線を感じた。


「乳首、勃ってますね」


多分、それは怖いからだ。鳥肌と一緒だって自分に言い聞かせた。
興奮してるんじゃない。あたしは今、怖いんだ。

ヨコヤさんの指がそっと乳首を摘まむ。はっきりとした快感が胸の先に走ってぴくんと反応してしまった。

きっとそんなあたしをヨコヤさんは笑って見てるんだ。
恥ずかしくて情けなくてたまらないのに、触れられるたびに体は反応する。

順番に色んな角度からつまんで、あたしがどの角度が一番感じるか確かめてるみたいだった。こんな小さな部分からも一番の弱点を探ろうとするヨコヤさんが怖い。
声が漏れる。聞かれたくないのに、気持ちいいって知らせる甘えたような声が勝手に唇からこぼれて、とめられない。


「どうされるのが好きですか?こう?それともこうですか?」


摘ままれてクリクリとひねられて、胸の中に押し込むみたいに潰されて、硬くなった乳首を弾かれて……

我慢できなくて、声がどんどん溢れてくる。
ヨコヤさんの指先ひとつでこんなに翻弄されて流されてしまうなんて。


「何されたって感じてしまうんですね。いやらしい人だ」

「あ……っ、違う、そんなんじゃ……」

「どう違いますか?好きでもない男に弄ばれて、簡単に声を上げる淫乱なんですよ、あなたは」

「ちが……んんっ!」
713ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:25:20.43 ID:h4FixJC3

指とは違う感触がして思わず自分の胸を見た。
ヨコヤさんが上目遣いにあたしの表情を見ながら乳首を舐める。舌で転がして唇ではさんで、歯を当てる。あたしの乳首とヨコヤさんの体のどの部分の硬さが相性いいのか確かめるように。

そして、舌のざらつきも湿った唇の柔らかさも歯の硬い鋭い感触も全部気持ちよくてたまらなかった。色んな事をするヨコヤさんの丁寧さが、どうしようもなくあたしを高めていく。


「ヨ、コヤ、さ……ぁん」

「可愛いですね」

ヨコヤさんの手が太ももを伝ってスカートの中に入ってくる。きっとあたしの下着の中はびしょびしょなんだと思う……それを知られるのが恥ずかしくて、ヨコヤさんの手を掴んだ。


「ダメです……、ダメ、お願いです……」

「途中でやめられるくらいなら最初からこんな事していません」


捲りあげられて腰のあたりでくしゃくしゃになるスカートとお気に入りの苺のパンツ。
秋山さんがロリコン趣味はないって眉をひそめたあたしのお気に入り。まさかヨコヤさんに脱がされる事になるなんて。

あたしの脚を持ち上げて、赤ちゃんのオムツ換えみたいに恥ずかしい格好で脱がされる。下着と一番大事な部分が糸を引いたのが見えた。


「見ないで……、ヨコヤさん、見ないで……くださ……」


必死で隠そうとする手をヨコヤさんに掴まれ、ベッドへと押し付けられる。


「言ったでしょう?私の好きなようにすると」

ヨコヤさんは一度あたしを解放して、紙袋に手を伸ばした。ヨコヤさんが買ってくれたあたしの靴が入った袋だ。
その箱にかかっている白いサテンのリボンをほどくと、再びあたしの手を頭の上で束ねる。

手首にリボンが巻き付けられて、縛られるのを見ていたら自然と視界が滲んだ。
目尻から温かい涙が伝ってこぼれていく。

靴を買ってくれたのも、一緒にゴハンが食べたいって言ったのも、全部この為なんですか?
最初からあたしにこんな事をするために声をかけたんですか?

頭の中でぐるぐると聞きたい事は渦巻いているのに言葉にはできなかった。

「ひどい……」

代わりに彼を非難する言葉が出る。


「あなたにはわからないでしょうね。どんな手を使ってでも手に入れたい恋なんて」


そう言いながらあたしの涙を指で拭う。
恋?これが恋だって言うの?
あたしにはわからない。あたしだったら、好きな人にこんな事しない。

ヨコヤさんがあたしを好きなんて、そんなの……


「どうしても欲しかった……どうしても私のものにしたかったんです」
714ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:25:57.62 ID:h4FixJC3

耳元で熱っぽくあたしへの愛を囁きながら、脚を開かせる。
太ももの内側を撫でて、一番恥ずかしい所に触れた。

ヌルリと指が滑るのがわかって、恥ずかしさに顔が熱くなる。
ぎゅっと体に力が入ってあそこからお尻のほうに蜜が伝って流れていくのを感じた。


「こんなになって……シーツまで濡れてますよ」


脚の付け根の、一番性器に近い所を掴んで左右に開きながら話すヨコヤさんの声は吐息混じりで……
興奮してるんだ、ヨコヤさん。あたしのびしょびしょになったあそこを見て、興奮してるんだ。

乳首にしたみたいに、きっとヨコヤさんはあたしの小さな粒からも一番一番弱い所を探そうとするに違いない。見つけた弱点をあたしが泣くまで責めて、また笑うんだ。

頭の中にゲームの時の高笑いが響いてくる。

ヨコヤさんの左手は粒を隠してる皮を釣り上げて、反対の手でツンとつつく。息がかかりそうなくらい、あたしのそこに顔を近づけて小さな芽を弄んだ。
指先でタップするだけのもどかしい愛撫。もっとしてって思わず言ってしまいそうな、じれったくって物足りなくて……

悔しいけどヨコヤさんがあたしを気持ちよくしてくれる事を待ち望んでる。
どうせならもうおかしくして欲しい。もっと乱暴にして、あたしを壊してしまって。そうならない一歩手前で、じわじわと少しずつあたしを支配していく。

すっかり膨らんで硬くなったあたしの粒。
ゆっくり円を描くようにヨコヤさんの指が動く。


「あっ、だめ……」

「駄目なんじゃなくてイイんでしょう?バカ正直のナオさんはどうしたんです?さぁ、気持ちいいですって言いなさい!もっと弄って感じさせて下さいと!」

「や、いや……ヨコヤさんっ!」


ヨコヤさんの指が早くなる。一番弱いとこ。粒の左側の皮との境目の……おかしくなる。だめ、イッちゃう、こんなの嘘、嘘……っ!


「ほら、イッて。見ていてあげますから何度だってイッていいんですよ」

「あ、あ、おねが……だめ、だめ、助けて……っ、あ、ああっ!いや……ぁっ……」


頭の中の真っ暗闇が白い光でいっぱいになる。体が浮く感じと沈んでいく感じと、バラバラになってしまいそうな感じ。
それが怖くて怖くて、思わず縛られたままの手を伸ばした。ヨコヤさんの方へ。


「イッてしまいましたね」


あたしの手にキスをして、そう笑う。あたしを征服できて嬉しいって顔。
ぐったりと力なくわずかに頷いたのがヨコヤさんにはわかったかな。
715ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:27:33.53 ID:h4FixJC3

脈を打つみたいに痙攣するあたしの入り口に少しだけ指を入れて掻き回される。きっと第一関節くらいで、浅い入口だけをくちゅくちゅと音を立てている。またお尻の方に蜜が垂れていくのを感じた。

その指を捕まえようとするみたいにあたしのそこは勝手に蠢いて、腰が浮く。

「もっと下さいって言うんです」

「や……、言えません……」

「そうですか」

あっさり指を抜いたかと思うと、イッたばかりの粒を強く吸われた。

「きゃ、だめ、だめーーーっ!」

また快感が押し寄せてくる。苦しいくらい強い快感に飲み込まれてしまいそうでまた怖くなる。
充血したそこがヨコヤさんの唇に吸い込まれて、ざらつく舌で責めてきた。
びくびくと背中を反らせて叫ぶあたしを容赦なく堕としにかかってきたんだ。

またいく……すごい、すごいよ……
あたし、どうなっちゃうんだろ……ああ……

簡単に二度も達してしまって、髪が頬に貼り付くほど汗ばんでいる。

「私が欲しいですか?」

あたしの髪を撫でながら言う。ぼーっとした頭で頷くと手の平でそれを感じたみたいだった。
黒のボクサーパンツを脱いで、あたしの脚の間に入る。

大きくて、グロテスクで、彼の紳士的な雰囲気を否定するみたいに淫靡で卑猥なヨコヤさんのペニス……

自分でも中が疼いてしょうがないのがわかるくらいだ。ヨコヤさんから見たあたしの入り口はきっとすごく下品に動いてるんだと思う。

もう見ていないで、早く入れて欲しかった。

「下さい……ヨコヤさんの……」

「いい子ですね」

あたしの中に容赦なく突きたてる。入れられた瞬間の、あの奥がゾクゾクしてたまらない感覚が体中に広がって、大きな声が出た。アソコがいっぱいに押し広げられる感じ、息が詰まる快感。

「あっ、あぁっ、いく、いっちゃう……」

「まだ動いてませんよ?入れられただけで気を遣ってしまうなんて、とんだチンポ狂いだ」

アハハと笑うヨコヤさんの下であたしは快楽に身をまかせた。いつかララブホテルで秋山さんと見たAVの中の女の人と同じ声が溢れてくる。
あんなの演技だって、秋山さんもわざとらしいのは嫌いだって言ってた声が自分から出てくる。

「あなたには騙されましたよ。純情そうな顔をして、こんなに淫乱だったとはねぇ」

笑いながら腰を振ってあたしを揺さぶった。その動きに合わせてあたしはAVみたいな声を上げる。

ヨコヤさんがあたしをこうしたのに。
716ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:28:13.77 ID:h4FixJC3
10

男の人がこんなに快楽をくれるなんてあたし知らない。


「あっ、あっ、おねが……い」

「何です?」

「言って……も、一回……」

「何をですか?」


聞きたい。さっき言ってくれた言葉。これは恋だって、あたしが欲しかったんだって。


「どうしても……手に、入れたかった、って……」


ヨコヤさんが目を見開くのが見えた。緑色の綺麗な右目。
あたしが言って欲しかったさっきのセリフの代わりに、ヨコヤさんは耳元で「愛してます」と言ってくれた。

愛してるのに、支配する事でしか手に入れられないヨコヤさんがかわいそうだと思った。


「ヨコヤさん……」


手首を括られた腕をヨコヤさんの頭に通して彼を抱きしめた。
あたしの名前を呼んで貫くヨコヤさんは、もがいて苦しんでいるみたいに見えた。

目が覚めたのは真夜中だった。
白い部屋は闇に染まって、隣で寝息を立てるヨコヤさんがいる。

ベッドサイドのスタンドライトを点けると、チェストにはミネラルウォーターとビデオカメラが置いてあった。
カラカラの喉を潤して、ビデオを手に取ってみる。ご丁寧に取扱い説明書も一緒で、どうぞ消して下さいって事なんだろう。

ヨコヤさんの寝顔を見るとわずかに涙の跡がある。なんでヨコヤさんが泣いたんだろう……

そっと拭うと、んんと少しうなって寝返りを打った。掛けていたお布団からヨコヤさんの体が半分はみ出て下着が見えた。

そのパンツは白。子どもみたいな白いブリーフだけはいて眠ってる。ヨコヤさんの子どもの頃…… 子どもの頃のヨコヤさんはなんて呼ばれていたのかな。

ヨコヤさんが目覚めたら聞いてみよう。そして子どもの頃のあだ名で呼んでみるんだ。
約束のケーキを一緒に食べながら、思い出話で笑い合えたら……何か変わるかもしれない。

「ノリヒコくん、かな」

一人言を言いながらヨコヤさんにお布団を掛け直して、あたしもまた眠った。
717ヨコヤのパンツ:2011/05/04(水) 13:30:34.17 ID:h4FixJC3
【ヨコヤside】

あの子のお気に入りの店くらいは把握していた。入ったばかりの給料の一部を財布に忍ばせてその店にやってくるのを待つ。
偶然を装って声をかけた私の心臓が煩く高鳴っているのも知らずに、無邪気で無防備な笑顔を見せるかわいい人。

いつもの白い服と白い靴だが、下着だけはいつもと違う黒を履いた。
以前関係した女にコレを履けと渡された物だった。いつものはダサい、ありえないと噴出されたっけ。あの時追い出した女の名前すら思い出せないが、物だけは残っていた。

一般的な女がこういうのを好むならと、今日は黒を履いたんだ。

一度だけでよかった。
この腕の中で喘がせてみたい。抱き締めて、キスをして、一緒に眠りたい。そう願った。

その全てを叶えた筈なのになぜだか涙が込み上げてくる。こんなに虚しいセックスに意味があったのだろうか。

いや、今までだって虚しくなかった事などなかったじゃないか。何を今さら。

ナオが目を覚ます。
慌てて寝たふりをした。

水を飲み干す音、ビデオカメラをいじる音。
そして私の涙を拭って、私の名前を口にした。

下の名で、しかもクン付けで年下の女の子に呼ばれるなんて……

妙に懐かしい、子供の頃を思い出す。
白いブリーフを笑われなかった、嘘を吐くと怒ってくれる友達がいた、幼い日々の思い出だった。



おわり


以上です。この後たぶん秋山くんはヨコヤたんとの事に気付き「ヨコヤァァァ!」となるんだと思います。
初で色々見辛くてすみません
718名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 14:21:13.62 ID:aFZjEcrR
乙でした!
面白かったです。
ブリーフ…素敵。
719名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 18:01:30.72 ID:Y8fiqVTW
なにこれ…



最高
720名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:35:48.74 ID:1cW2BM9K
すごく良かったですー!
どんどんヨコヤに落ちてく直がエロくてイイヨイイヨー
721名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 16:05:21.34 ID:KK/9xPEm
なんという……GJ!

お人好しの直も勝負パンツのヨコヤもかわいいw
722名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 11:33:17.87 ID:x2WsE15T
伸びてる?と思ったら神が!Sなヨコヤがエロ切ない
できれば>>707さんの秋直も見てみたいなー
下がってるんでageときます
723名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 17:56:34.97 ID:v85gI1ZH
>>722
自分も秋直視点、読んでみたいです
秋山さんとAV見てるとか苺のパンツエピソードとか
想像が膨らむのがたまらん
724名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:12:07.34 ID:Vb8d8glw
>>646は暗い雰囲気のヨコ直なのに対して
>>707はかわいい雰囲気のヨコ直

うおおおどっちもネ申か!
725名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:46:52.47 ID:3oPeD7Iy
久々にファイナル見てたら、ホント秋直イチャイチャしてるなw

で、最近買った大型テレビでブルーレイ見て気付いたんだけど、崖の最後のシーンで二人が歩き出してちょっとしたら、秋山さんが振り向いて直をちょっと見てるんだね。
シーズン1の最後と一緒のようで、1の秋山はひたすら前向いて歩いてるだけなのに対して、ファイナルのその些細な振り向きシーンに萌えたわw

ということで、誰か秋直下さい!!!
726名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:08:36.95 ID:4iskLVem
>>707です。温かいレスありがとうございます
>>723
苺パンツは秋山の(どうする?やっちまう?いや待て、まだ早い。ここはガッつくな)という
脳内会議の結果、色気ないなんて発言に至ったという自分設定だったりしますw

>>725
ちょっとファイナル借りてくる
727名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 23:35:38.09 ID:EIGlBioX
秋山さん
728名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 18:08:21.21 ID:pIT+9/xj
秋山くん
729名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 17:52:06.61 ID:tn427xMu
ぜひ苺パンツ秋直とAV秋直の続き書いてくれ
730名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 18:57:03.55 ID:Qee5qWFV
今さらだけど、原作読んだ。
ドラマと映画はとっくに見てたけど、原作の絵柄が苦手で今まで敬遠してた。
ドラマでかなり萌えたけど、マンガも結構いいね。
マンガの方が秋山さんいい人でびっくりしたわ。次のゲームが始まるまで、不安なナオの為に優しい言葉のメールを毎日してくれるなんて、実写秋山には考えられんw
731名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 23:28:47.40 ID:u2/dn7ht
原作秋山はちょっと茶目っ気があるね
732名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 23:21:33.08 ID:RcVpsC3s
原作秋山さんは土方バイトの合間にナオにメールとかしてて萌える
服も地味だしドラマ版より男臭いところが美味しい
733名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 01:00:57.84 ID:Xo5G0peO
「マジ?」って言ったり、
何となくドラマ秋山より軽そうなイメージ
734名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 10:46:47.51 ID:88lTa131
原作秋山はナオに対してありがとうとか素直に言ったり、実写よりも人間らしい感じがする。どちらも萌えるけど、
実写秋山は、他のプレイヤーに対する態度が余りにも悪っぽいから、ナオにかける一言がめちゃくちゃ優しく感じて萌えるわぁー。守るとか口には出さないけど、態度が優しいからね。

けどナオがあまりにも鈍感で可哀想になるけど…ファイナルの時に秋山さんが赤入れた理由も、久慈の解説がなかったらナオちゃん気付いてなかったし。
735名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 11:57:25.37 ID:d8yyhhl4
実写ナオはバカ正直というより鈍感
原作ナオは頑固で意外と洞察力が鋭かったりするイメージ。

敗者復活後にアキヤマとファミレスで話してた「人を疑い、相手を理解する事」はナオにとって大事なことだから
あのシーンは実写にも取り入れて欲しかったな
萌えるし
736名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 16:48:53.94 ID:L0LAWmhz
あぁーそのシーン実写で見たかった。
後、「俺は神崎ナオの私物だ」ってセリフも。
737名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 22:00:39.64 ID:VbbeNzb3
原作で。
ゲームがない時は直の不安を取り除く為、秋山から毎日優しい言葉のメール。
ご飯を一緒に食べたりもする。
お前を必ず守るだの、安心しろなど力強い言葉。
作戦上の事がない限り、ゲーム中はほとんど一緒。
お互いを信頼している。
お互いさりげなく肩を触ったり手を握ったりスキンシップ。直からの場合秋山は多少動揺あり。

どう考えても二人は付き合ってるな。
738名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 07:53:44.53 ID:r/v9i/2C
原作読んだ事ないがそんなにスキンシップすごいのかよ
もう恋人同士じゃんww
739名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 11:12:09.81 ID:oG1wZGjm
「傍目には付き合ってるようにしか見えないけど
まだ付き合ってない関係」って萌える
740名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 11:34:50.03 ID:9OVwmS2b
原作は秋直好きにはたまらない描写が多いからオススメ
困り顔の秋山とか照れ顔の直とか萌える
ドラマもいいけどやっぱ原作が一番好きだな
741名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 11:57:43.74 ID:CxdnoBGs
>>739
付かず離れずって最高だよねw
742名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 13:27:51.59 ID:CxdnoBGs
ドラマは演じてる中の人達が仲良さそうでより萌える。
ライアー2のNG大賞、見てるこっちがニヤニヤなるわ
743名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 18:16:29.38 ID:baQg4mWc
歯茎がなぁ…
もっと素直そうな女優が良かったな
744名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 19:13:26.90 ID:r/v9i/2C
お前は俺が守るって何巻?
745名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 23:34:14.37 ID:O60spy84
7巻だよ
746名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 04:34:17.85 ID:uP3k4abF
これ原作はまだ連載してんの?
747名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 19:34:38.61 ID:ZFuiJE0W
まだ続いてるけど、休止中
748名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 21:49:51.90 ID:UYrOKuxb
秋山さん
749名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 21:11:36.65 ID:O8E+Ms7m
実写版、続編ないかな?
萌えたい
750名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 21:35:37.40 ID:ZrimHdhU
戸田さん十分可愛いよ
751名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 22:12:37.63 ID:AvEqQL1V
ファイナルの時に、失楽園から戻った時の秋直がいい。他のプレイヤー無視で甘過ぎ。マイさんとか保護者見たいに二人を見てるし。その後の投票で、投票を終えたナオが一目散に秋山に駆け寄るのもいいわ。
752名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 16:02:18.26 ID:rzreBDJ8
久しぶりにライアーゲーム全部レンタルして見たらやっぱ面白かった
しかも一緒に見てた友達が最後まで見て「付き合わねーのかよ!」言っててわろた
753名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 23:08:33.93 ID:83aPnKQ4
付き合ってしまったら一気に魅力はなくなるけど、それが分かってても見て見たい。
754名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 11:23:41.85 ID:UYWwXIO3
この微妙な関係がまたいいんだよね
でも秋山は欲求不満じゃないんだろうか
755名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 21:29:27.15 ID:1n9Wa332
健全な男子ならもちろん欲求不満だろうねw
なのに直ちゃんは天然で距離ナシだから。秋山さん可哀想過ぎるw
756名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 15:47:47.87 ID:gfX0B0Z+
ドラマを見てから原作を見出したけど、原作の秋直ぶりがすごいなあ
こっちもこっちで大好きだ
でもやっぱり思うのは人は疑った方がいいのとこはドラマに入れてほしかった…
あとvsヨコヤの密輸ゲームの時の「やったー秋山さんと一緒だー」「オイオイ」のとこも…
数えを上げればキリがないよ
757名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 19:40:44.85 ID:5Aoxs0Ja
小説版もオススメです。
失楽園にあった時や、ヨコヤに負債を肩代わりしてもらってエデンに戻る時の秋山の心情が萌えますよ。
映画見る時、その秋山の心情を思い浮かべていつも見てる。
758名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 19:53:27.15 ID:fQPh6+ZB
やったぁーーは可愛かったね
759名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 14:06:17.08 ID:Knmvao+X
燃料になればと秋直投下致します。
文字制限よくわからん…。



「んっ…く、」

ぞくぞく、と彼女の体を走る快感。
ただ首筋を撫でただけなのに、もうその目に貯まる涙を見て秋山は苦笑した。
つ、と細い指を首筋から鎖骨へ、そして胸の谷間へ。
触れるか触れないかの加減でなぞっていけば、彼女はふるふると震えていた。
するり、と脇腹を撫でて腰を抱くと、「んんっ」と声が響く。日増しに感度の良くなるカラダが、秋山は少し嬉しく思う。

「触っただけだろ?」

意地悪そうに呟くと、でも、だとかだって、だとか、拙い言い訳をする直が愛しい。
ベッドの上に身を横たえさせて、左手は彼女の頬に。右手はそれでもゆるゆると腰を撫でる動作を続けた。

「ふ、あ」

「キモチイイ?」

こくん、と素直に頷く直。こんな時も馬鹿正直な彼女とその体に、自然と頬が緩んでしまう。
やがてその手は彼女のスカートの中へと侵入した。あ、と漏れる声を無視して下着の上からゆっくりと秘部をなぞってやる。

「あ、や、」

視線が合うと恥ずかしそうに逸らす直が愛しくて、ほぼ無意識に唇を重ねた。半開きの柔らかい肉を割って、ぬるりと熱い舌が侵入すると、直は身をよじらせる。
少しだけ目を開いて直を叱るようにすればすぐに大人しくなった。
760名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 14:08:58.70 ID:Knmvao+X


心の中だけでうっすらと笑いながら、ちゅくちゅくとわざと音を立てて逃げる舌を絡ませてやる。
ぐりぐりと強く押される指と、熱くて逃げられない秋山の舌。もうどちらに集中すればいいのかもわからなくて、直はぎゅっと彼のシャツを握り締めた。

あまり求めてはいけないと分かっていながらも、目の前に転がる獲物に理性は働かない。
もう少し求めるように顔を動かすと、深くなったくちづけにカチリと歯が合わさる。

「ふ、」

漏れる吐息が熱い。それすらも直の一部だと思うと、逃がさないように唇を食んだ。
直の顔がすっかり赤く染まった頃を見計らって、少しだけ唇を離してやった。それでもその距離は1ミリとも空いておらず、結果的にお互いを見つめ合うことになるのだけれど。
どちらかが何かを言えばまた触れ合いそうな距離。堪らなくなった直が先に目を閉じてしまうと、それが何となく気に食わなかった彼の指が、直の一番敏感な箇所をグリ、と押しつぶした。

「あっああ!」

閉じられたばかりの直の瞳が大きく開いた。
その様子に満足して、にたりと笑ってやれば、直は切なそうに目を細めてこちらを見てくる。
761名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 14:11:10.27 ID:Knmvao+X


「気持ちいいんだろ?」

そう問うている間にも、クリクリと、先ほどよりも少しだけ緩めに人差し指で押してやる。
半開きの口元から伝うその唾液をペロリと舐めとると、彼女を愛している分だけ甘い感覚が口のなかヘと広がった。

「や、や……あき、あ…っ、」

「俺のこと見てな」

そう告げると秋山の指は湿った下着の横から侵入して、今度は直接直のぬるぬるとした秘部に触れた。
ビクリと跳ねた細い体に自分を密着させて、そんな彼女を楽しむように眺める。

「凄く濡れてる。オモラシしたみたい」

「そん…なっ…やぁん!」

恥ずかしくてたまらないのだろう、直はぽろぽろと涙をこぼす。くっく、と喉で笑って、今度は中指を割れ目にそって繰り返しなぞった。
熱い愛液が秋山の指に絡みつき、熱がこもる中へと一本指を入れてみる。少しだけ強ばる直に慰めるようにキスを落とすと、すんなりと抜ける体の力。
壁に押し付けるようにしながら、第二関節辺りまでその指を埋めてみた。
762名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 14:13:43.21 ID:Knmvao+X


予想通りではあるけれどキツイ。

それが嬉しくもあり、そしてこれからのことを考えると当分先へは進めないことが悲しくもあり。
けれどこんな表情をする彼女を見るのは初めてではない。今夜も家に帰って自分で処理をしなければ。

「あ……き、…やま、さ…?」

苦笑いが彼女に見えてしまったのだろうか。
心配そうに、それでも息も絶え絶えに、直は秋山を見つめていて。ふ、と優しく笑って、指の挿入を開始した。

人差し指と小指でソコを広げて、中指で彼女の中を楽しむように繰り返し入れたり抜いたりを繰り返す。
ちゅぷ、くちゅ、と奏でる音は直を辱めるけれど、秋山には酷く心地いい。

「あ、あ!んあ、」

「直、可愛い」

彼女が喜ぶのなら、こんな我慢は小さなものだ。
きゅう、と締め付けてくる中の具合で、そろそろ達しそうなのを感じ取る。
763名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 14:16:10.54 ID:Knmvao+X


「イク所見せて」

「え、あああ、あっ、」

秋山の言葉を理解する間もなかった。
完全に意識の外にあった親指が赤い芽を再度強く押しつぶす。

ビリビリビリ、と体の中心に強い刺激が走り直の体が弓なりに逸れて、ふわりと宙に浮くような感覚に襲われて。

「は……、」

熱くて甘息が耳に届く。
とろんとしている彼女から指をゆっくりと引き抜いて、まとわりつく直の愛液を猫のように舐めとった。
恥ずかしそうに秋山の首筋に顔を埋める彼女の頬に、ちゅ、と唇を落として「お疲れ様」と労わってやる。

「はずかし、です…」

「可愛かったよ」

「っ!もうっ、そんなこと、」

ううー、と呻く直の髪をふわりと撫でて、それでも暫くは自分も動けないことにまた苦笑いが漏れた。


以上です。お目汚し失礼しました。
他の神職人さんが戻ってくることを期待してる…!あとすげー恥ずかしい。
764名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 20:35:49.76 ID:7p4HH9wZ
GJ!

秋山の我慢と直がだんだん慣れていくのがいい。
秋山のSっぷりに萌えたよ、ありがとう。

765名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 02:39:02.26 ID:sl2cQ4q3
萌えた…ありがとう!!!
766名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 08:29:31.61 ID:zJdLSVYw
GJです!!
秋直はやっぱ萌える!!
767名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 16:21:04.94 ID:40AfdS+n
>>764-766
ありがとう、書き込んでみてよかった。
楽しんでくれたみたいで嬉しい。

最近静かで寂しいなあ。
少し前にハマったばっかりの自分としては切ないぜ…。
768名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 23:01:31.17 ID:j228eL4a
実写版は完結しちゃったし、
原作はまだ再開してないからね…
769名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 22:07:02.43 ID:8Qn4SEfl
>>767
ホントにGJです。

自分もリアルタイムでライアー見てて、面白いとは思ってたけど(実写の方です)萌え発見!!は最近だから過疎してるのが同じくさみしいです!

770名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 08:22:28.36 ID:LuY5QEVc
うう、ちくしょう
静かで寂しいからヤケクソでもう一つ投下する
ここってやっぱりエロじゃないとダメかなあ

秋直で微妙エロだけどごめん




「んんっ……」

熱いため息が漏れた。
秋山も同様で、お互いが乱れた息を吐きながらぐったりとベッドへと倒れ込む。
ふと直の頭にくすぐったさが過ぎるのは、彼が直の頭に顔をうずめているからだと理解する。
背中にかかる秋山の重みがとても愛しくて、やっと整ってきた息の中に少し笑いを交えた。

「な、お」

「…はい、」

背中越しに感じる広い胸。そこにしっとりと伝う汗。何もかもが秋山を身近に感じさせるこの瞬間が大好きだった。

「や、」

ぴく、と体が強ばる。
致した直後のことなのでと放置しておいたけれど、秋山はソレをまだ抜いてはいなかった。
少し身をよじるだけでダイレクトに伝わってくるその熱がまだ引かない余韻を際立たせて直を襲ってくる。

「あき、あきやまさ、」

「ん?」
771名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 08:24:34.54 ID:LuY5QEVc



分かっている癖に、彼は意地悪そうに少し笑っていて。
直が言葉を紡ぐかどうか迷っている間にも、彼の熱のこもった指が白くなだらかな背中の筋をつう、となぞった。

「あっ、…も、もう、朝です、」

「…やだ」

咎める彼女の声に、駄々をこねるような声を重ねられて。
何時もの余裕や大人の素振りが其処に無くて、可愛いとさえ思ってしまう。

「んんっ」

緩く緩慢な動作で秋山の腰が動いて、逃げようとした直の細い足が彼の手によって密着させられた。
クチュ、と小さな水音がして、それとは異なるようにしなる直の背中にキスが落ちてくる。

「きょ、…あっ、だい、が、く…っ」

「どっちにしろ無理だよ」

クスリと笑う気配。
自分の腰の上で動くそれよりも、彼の声の方がぞくりと体を震わせる。
772名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 08:26:39.14 ID:LuY5QEVc


「…昨日何回シたか覚えてる?」

「ふあ、」

「3回。若いよね、俺も」

もう直の耳には入っていないだろうとは分かっていたけれど、クク、と喉で笑う秋山は、悪戯っぽく笑んだ後に首筋にキツく吸い付いた。

「っ、」

「ほら、こんなの付けて行く気?」

付いていた腕を折り曲げて、離れていた距離を埋めるように直の背中と秋山の胸が密着した。
指を胸へと移動させて、彼女の反応を楽しむように強弱を付けて触れてゆく。

「それに、体も動かないよ」

初めからそのつもりだったけど、なんて言わないけれど。

直の快楽に耐える顔が見たくて、それ以上にキスがしたくて彼女の体をこちらへと向けさせる。
整理的な涙と、唇を濡らす唾液。全てが秋山を追い詰めるのに、どうして我慢が出来ようか。

「ほら、口あけて」

773名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 08:29:35.44 ID:LuY5QEVc


そう言うと直は絶え絶えに息を漏らしながらも、秋山の言う通りにしようと必死で口を開ける。
中に収まる舌へ絡めるように伸ばすと、それすらも心地よさの一員となってしまう。

このまま、彼女を食べてしまうのではないか。

そんな馬鹿げた疑問が頭の片隅に浮かんでは消えて、彼は自嘲気味に笑った。
全部全部自分のモノになってしまえばいいのに。
この年になって、8つも年下の彼女が何処かへ行ってしまうのが不安で、何度も求めてしまう。

直にしてみればきっと迷惑に違いないそんな思いを隠すように、秋山は更に深く口付けた。


尻切れトンボだけどこれで終わりです。
もうちょっとでいいから盛り上がりますように…!
774名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 20:35:04.36 ID:Cg9FMNAo
何これ…最高です…
775名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 21:10:55.28 ID:a1XSAqDt
いいです!!!
ありがとうございます!
776名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 18:50:16.48 ID:IWqulnMQ
ほしゅ
777名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 19:45:46.89 ID:RqJ34m72
保守
778名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 00:05:34.30 ID:VgU0E/54
直ちゃんを抱き寄せる時の、秋山のなんとも言えない瞳がヤバイ。
779名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 20:28:03.39 ID:5dazo2vx
シーズン2は演出の意向で恋愛要素を極力減らしたのにも関わらず、萌えエピソードが結構あった。
減らしてなかったらどんだけあったんだろう。
780名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 23:39:27.33 ID:Mtosmo+Y
保守
781名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:15:10.28 ID:fA78QL9Y
ほしゅ
782名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 15:12:53.16 ID:uW9JNyiv
続編来るか?
783名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 21:21:25.68 ID:ll9zBD7D
多辺にヒロイン交代されたら、このスレはどうなってしまうのかという問題
784名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 10:10:01.08 ID:OQGiNISq
直は全く出ないのかねー
785名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 10:25:06.54 ID:R06CLrT6
多部ちゃんは多部ちゃんでかわいいけど、エロ要素がなさすぎる…

直が「秋山直」として名前だけでも出てきたら、それだけで妄想できる気がする。
786名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 14:59:53.31 ID:C9Zp5nis
ユウとかイラね。
フジテレビ馬鹿だから、これが当たればヒロイン毎回替えてライアー続けたいんじゃない?
でも多分コケる。
秋山さんがナオ以外に優しくするとか全く萌えない。

787名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 15:05:19.90 ID:wDJ84Eg3
フクナガも出ないみたいだし、直の名前すら出てこない予感。
実写萌えは諦めた!
漫画の連載再開はすごく嬉しい。
788名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 02:57:34.69 ID:iepNMGEy
もうアイツを巻き込みたくない→一人で参加
みたいなのがあれば少しは萌えられる…かな?
789名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 20:05:48.73 ID:Rd0p83zh
ユウに直を重ねてみて参加なのかね
まだ直と秋山が繋がってる風に感じさせてくれる描写があれば嬉しいけどなあ

しかし直の度を越したバカ正直に勝てる天然キャラはいないような気がする
790名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 20:58:06.14 ID:LJn3wEN1
実は結婚しましたとか秋山さんの左手に指輪がはめてあったり、
直の事を思う台詞があればまだ萌えられるのに…

どうしてこうなった
791名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:05:15.57 ID:q+Q5R/hD
秋山の左手薬指に指輪

それだけで、2スレぐらい進みそうw
792名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 23:25:38.81 ID:W51/Ge72
秋山さんはバカ正直なら誰でもいいのかよ!!
793名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 08:28:04.81 ID:wt6vgtU+
「ユウは秋山にとって敵か味方かわからない立場」と書かれていたのを見た気が…
794名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 08:31:43.42 ID:7HTjgvDu
>>791
それは萌えるw
ことあるごとに指輪見るとかされたら萌え殺される自信があるわ
795名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 09:41:56.04 ID:Ru/XDvdX
ヨコヤたんは?ヨコヤたんも出ないの?
796名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 10:36:46.09 ID:d6gRhXFs
監督やプロデューサーの話だと、直との物語は完全に終わったってニュアンスだったから、会話の中に出てくるって事もなさこう。
797名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 12:09:41.65 ID:CwVlwOj9
薬指指輪に一票!!
798名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 15:19:01.14 ID:qKMQVPMW
ヨコヤとキノコは続投希望・・・。
799名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 11:33:46.73 ID:ekTodBDg
秋山と直ちゃんの新婚生活想像してみようぜ
800名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 18:11:24.25 ID:3uRzscdr
結婚したものの秋山さんと呼んでしまう。
801名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:36:06.50 ID:Gn/lI3Eg
>>799
秋山は基本指輪付けない派
どうせキノコらに冷やかされちゃうしw

てかこのスレはもう秋直新婚想像スレでいい。
802名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:55:55.69 ID:ILjzz+Na
秋山は嫉妬凄そうだ
803名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:08:50.23 ID:3uRzscdr
ナオちゃん若くて可愛いからなー。
秋山さんが嫉妬するのはしょうがない。
若妻…
804名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:28:10.90 ID:OZEL15gp
たださえ可愛くてやばいのにその上すぐ人を信じるからな
秋山さん毎日寝る前に直に言ってそう
知らない男の言う言葉をすぐ信用するなって
805名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:40:02.44 ID:1TTNMGUQ
>>802
がっつり言葉にして束縛するか(例:毎日俺だけを見てろ)
口に出せなくて機嫌が悪くなるか(例:秋山さんどうしたんですか?→わからないのか?お仕置きだ)
どっちかだろうなあ
806名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:21:04.66 ID:xfsOxHgB
直『今朝電車の中でお尻触られたみたいです!これって痴漢ですか?』
直『帰りに通りすがりの若い男の人に紙渡されちゃいました!これってナンパですか?』
直『大学の友達に食事会誘われたんです!これって合コンですか?』
 
 
 
 
 
秋山の反応は?
807名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 12:33:53.81 ID:h+G8wE/9
ナオちゃんは痴漢もナンパも合コンかさえ分からない
808名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 14:30:24.22 ID:9iNpkdy4
結婚指輪は、ひとまず男避けにはなるだろうから、直には絶対はめさせるだろうね。

秋山自身は指輪はイヤだけど、直にねだられて指輪する羽目に→けっこう気に入ってたりして
809名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 14:33:09.85 ID:G6P2wshL
チェーンつけてネックレスにしとけばいい
810名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 19:07:15.65 ID:9yx2zSUJ
なんとなく小ネタ指輪ネタ
エロはないので最初に謝っておく
ゴメン




「直」
「ハイ、なんでしょう?」
くるりと振り返った直にチョイチョイとまるで犬を呼ぶように秋山が手を振る。
小首を傾げ、夕食の支度をしていた手を止めると素直に直は秋山の座る場所まで歩いていった。
「座って」
「え?座るんですか?……まだ夕飯の準備が終わってないんですけど」
「うん、わかってる。そんなに時間はかからないからさ」
ほら早くと、ポンと秋山の隣を叩かれて不思議に思いながらも直が座る。
今日は久しぶりに秋山を夕食に招くことができて張り切って用意をしていたところなのだ。
支度途中の夕飯に気を取られ、後ろを振り向いたところを秋山が直の手を取った。
握られて、え、と思った瞬間に冷たい金属の感触が薬指から伝わってくる。
慌てて振り返ったと同時に、秋山の手が離れた。
「あ、あの…秋山、さん?」
左手の薬指。そこにあるのは煌めく燻したような銀色の飾り気のない指輪だ。
自分の手と、口角をあげて笑っている秋山の顔を何度も見比べる。
「あのっ、あの……」
言葉もないままに段々と頬が赤くなってきて思わず俯いた直の手をもう一度、秋山がぎゅっと握りしめた。
「明日からちょっといなくなる」
「…えっ」
「すぐに戻ってくるつもりだけど。それまでの間、これを預かっててくれないか」
「どこに行くんですか?」
「ちょっと仕事でね。辺鄙な場所らしくってあんまり連絡も取れないかもしれないからさ
 あんたに何かあってもすぐに戻ってこれないかもしれないから――お守り」
「お守り…ですか」
「そう。まあ、ここに嵌める指輪の意味そのままに取ってもらっても構わないけどね」
にやりと笑って、指に嵌めたリングに軽くキスをする。
瞬間パンと手をはねのけて、顔を真っ赤に染めた直が慌てて立ち上がった。
「も、もうっ、そんなこと言って……本気にしちゃったらどうするんですか」
早口になって意味もなく髪を撫でつけながら直が流しへと向かう。
「本気にしてくれてもいいのに」
明らかに挙動不審になっている後ろ姿にくつくつと笑いを抑えながら秋山が小さく呟いた。
「秋山さん?」
「何?」
「今、何か言いました?」
「いいや、何にも。それよりも夕飯はまだ?」
「あともうちょっとです!秋山さんが邪魔しなければもう準備できてましたよ」
「そりゃあ悪かったな」
「でももうできますから。待っててくださいね――あ、秋山さん?」
「うん?」
「あの、心配してもらってありがとうございます。私、ちゃんと秋山さんが戻ってくるまで
 指輪、大事に預かってますね!」
「――うん。よろしくお願いするよ」
「ハイッ!任せてください!」
811名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 21:27:28.38 ID:37hIwOKp
秋山はガッツリ束縛しそう
812名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 22:35:24.51 ID:eC4Vwdvy
>>810
GJです!!

未だにユウの新作ライアー受け入れられないでいるから、映画2の前はこんな事があったと脳内補完しておくよ
813名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 13:29:40.36 ID:syTOXwyI
>>811
でも束縛されても直は嬉しいだよ
814名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 09:00:13.59 ID:ss94+QSz
>>809
秋山なら、チェーンより黒の革紐とか
815名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 00:05:53.09 ID:aMoIR2ve
秋山さんはヤンデレも似合う
816名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 10:19:15.07 ID:atQp5iq4
ヤンデレはヨコヤ>秋山>その他ってイメージだけど
実際付き合ったらフクナガが酷いと思う
817名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 15:42:05.21 ID:XFPpHINO
原作の秋山はわりと社交的に見えるけど、ドラマだと直以外は受け付けない、直以外要らないっていう感じが萌える
818名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 17:58:00.19 ID:VOUHTYIk
原作のアッキーって頭がいいクールな兄ちゃんって感じ。
なんかドラ秋は人見知り激しすぎるw
819名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 18:12:26.41 ID:Cw1CsXQ0
人見知りっつうか、ナオ以外は信じてないんだよね。
820名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 18:36:24.58 ID:mzTKOBJ1
『直以外要らない』





くっそ萌えたわ
ユウに言ってくんねーかな
821名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 10:40:46.34 ID:MgSOV4Wr
>>810
GJ!!
やっぱりこの2人可愛い。
822名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 22:42:16.94 ID:3oY6yGzw
秋山の服装はあれが好き
1の密輸ゲームの時の白い服
髪型もあのくらいの長さがいいや
823名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 20:18:56.49 ID:GO2G1b3F
秋山にはナオがいればいいんだから、ユウとかイラね
824名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 02:20:47.61 ID:vQU37Can
原作マダぁ〜?
825名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 18:28:53.74 ID:vwxfaBBP
原作もそろそろみたいだね。
映画続編に期待が持てない今、原作が楽しみだわ
826名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 18:44:49.78 ID:5xrwmlWC
原作の秋山直は何か進展するといいなー
827名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 21:39:03.02 ID:vwxfaBBP
付かず離れずでいいし、
原作の秋山直は普通にしてるだけで萌える
828名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 07:47:38.57 ID:8QJjI6fy
友達以上恋人未満がいいのですよ
829名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 11:26:37.69 ID:1V/5wzh3
原作はくっつかなくても萌える
ドラマ版はくっつかないと萌えないww
830名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 15:04:55.63 ID:vQvwzLwf
ドラマ版はあの終わり方最高だったんだけどなー。
だから続編は絶対認めない。
831名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 18:42:42.50 ID:FHrz+1J/
原作の秋山と直はちゃっかりもうヤッてそう
832名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 19:45:17.43 ID:a4Fwwl/A
うん、やってても全然驚かない。
833名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 08:23:31.74 ID:uFxJ/Zo5
原作秋山さんはチャラい
834名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 10:28:06.26 ID:UQksnEk4
チャラいっつうか、普通の兄ちゃんかな。直ともほのぼのしてて見てて癒されるよ。
835名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 23:23:37.53 ID:ZDrXKkbg
原作と実写で全く別物の萌えがあるから、ライアーは美味しい
836名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 22:24:07.53 ID:fBj+mRLC
保守
837名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 10:19:53.42 ID:PqQ8EdXS
フクナガが事務局員とな
838名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 23:07:52.39 ID:iSnZqjud
原作再開したけど秋直要素ってありました?単行本派だから読めるのはまだまだ先だ
839名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 00:21:12.98 ID:snhgEtUH
葛城が凌辱されるのとかないですか?
840名無しさん@ピンキー:2011/12/11(日) 23:56:58.44 ID:8IORZmqy
保守
841名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 08:04:43.08 ID:lubEuu/a
保守

1/9スタートの「ステップファーザー・ステップ」というドラマ、平山あやが演じる役が「秋山ナオ」だそうだ
842名無しさん@ピンキー:2011/12/22(木) 14:51:18.83 ID:8ajrki3j
>>841
なにそれ。
萌える
843名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 21:26:58.33 ID:YlInXAFv
保守
844名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 20:19:11.10 ID:FX1mPUZq
みんな生きてる?
845名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 00:38:27.30 ID:GYQ07GRI
秋直萌えで今日も生きてるぞー
原作秋山さんだと日雇いっぽかったが
ドラマ版は何して生活してるのか気になる
846名無しさん@ピンキー:2012/01/19(木) 13:27:18.23 ID:BgyKkq3q
直ちゃん居ない映画化に死んでたが、予告の秋山さんの格好良さに立ち直り、しかし今日見た雑誌インタで、直にしか見せなかった秋山の優しさを自分から優に見せた秋山の成長という記事に又死んだ。

やっぱり秋山さんの優しさは直ちゃん限定にしてくれよー!
847名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 22:36:55.09 ID:5gr1gOwz
2月4日の深夜2時5分にドラマの再放送やるよ!
秋直イヤッホウウゥ!
848名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 22:42:45.07 ID:BAudyyG4
関西でもやってくれ
849名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 12:48:54.40 ID:H33Ny/HI
>>848
関西テレビは2/27〜
850名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 17:50:10.15 ID:7PfGX431
>>849
ありがとん
851名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 04:41:31.74 ID:s4oexNdm
下がりすぎ保守
852名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 11:21:01.53 ID:0TNZI/lX
ライアーライアー
853 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/02/22(水) 22:26:52.55 ID:oRbRFZHz
ベストハウスに福永さんが出てるな・・・
854名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 04:35:40.13 ID:JHQ0zlb2
新刊キター!
855名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 16:49:54.62 ID:GBSGNNjg
再放送見てるけど密輸ゲームの秋直最高
泣いちゃう直ちゃん可愛い

ヨコヤと直が2人きりになって色々されちゃうのにモニター前で何もできない秋山、というのを思い出してクソ萌えた
856名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:18:05.32 ID:Oz57GV+o
再放送見て改めて思ったけど、一話とニ話は秋直として美味しい回だね。最初は別々に見張りしてたのに、部屋借り出した後は狭い部屋で一緒に見張りしてるのがいい。出会ってすぐだからあれだけど、一億円争奪ゲームが中盤にあれば間違いなくヤってるだろうな。
857名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 19:59:01.50 ID:jRGA+J6g
あの時秋山は刑務所帰りで溜まってるけど色々と我慢してたんだろうな
858名無しさん@ピンキー:2012/03/03(土) 23:33:05.21 ID:s9N87H5P
やっぱりファイナルは秋直バンザイだな
859名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 15:56:01.11 ID:NBnStTVm
「お前はもう、一人でも大丈夫だ」
「……」
「…そうやってすぐまた騙される。お前のバカ正直が直る訳ないだろう」
「!! もう、秋山さん!」
「直るまでは、傍にいてやるよ」

「まあ、一生直らないだろうけど、な」

 そう言ってくるりと背中をま向けた秋山を、ナオは「またからかわれた」と
必死で追いかける。
 背を向けた本当の理由は、実質的なプロポーズの言葉に
顔が赤くなるのを隠せなかったからなのだけれど。

(……ったく、気付けよ)

 言葉の意味など気にも止めないナオに、軽くため息ひとつ。
 そして仕返しとばかりに、

「…………!!!」

 その膨らませた頬に、尖らせた唇に、自身の唇をあてがい、
「また騙された」と呟いたのだった。

860名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 17:52:35.64 ID:JiymmVT2
>>859
それが真のラストだと思うにキノコ
あのラストのやり取りは秋直的にはプロポーズだと信じて疑わない

下がってるので景気付けage
861名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 20:13:14.81 ID:4ZN8MpNg
>>859
プロポーズ乙です!
自分もあれはプロポーズだと思ってる。
プロポーズ済ませて、結婚。秋山さんは教授職ゲットして、現在も幸せいっぱいです
862名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 22:29:21.13 ID:xitVeOKC
そして今回のライアーゲームを終えて、家路に着くと
直ちゃんの笑顔と温かいご飯が待っているのです
863名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 00:32:20.13 ID:KNyzfS8e
教授夫人って良い響きだよなw
シリーズ通しで見てると段々大人っぽくなってきてたし
秋山の教育の甲斐あって外ではしっかりしているものの
家では幼な妻みたいな雰囲気醸し出してたりとか考え出したらたまらん


そう言えば再生まだ見てないんだけど、直の近況やその他について何か触れられてるのかな?
下手に触れられてない方が妄想しやすいってとこもあるし、ちょっと見に行くの不安
864名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 01:39:11.20 ID:sgoYi2Jy
今回のライアーゲームに直がいないのって実は妊娠中だからじゃないのかな
当初は直と秋山両方に復讐するつもりだったけど、さすがの事務局も妊婦に復讐は気がひけたんだよ
秋山さんってば元詐欺師なのに、大学教授になるわ素直で美人の嫁はもらうわそのうえ子供まで!
お母さんも草場の陰で嬉し泣きだね
865名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 07:53:47.14 ID:eqmrLS58
>>863
自分も未見なのだが、直のなの字もでてこないらしいね
それで見る気も消失してたのだが、妊娠中もしくは妻を巻き込みたくないという
理由で参加しないのだと妄想したら見に行く気が出てきたw

関係ないけど直ってつわりがひどそうなイメージw
866159:2012/03/05(月) 09:50:50.66 ID:VlgrNl/X
>>160-161
ありがとうございます。
台詞がウロで申し訳ないですが、やはりあのラストはプロポーズですよね(´д` *)


さて、今回の映画の小説版をパラ読みしました。
以下少しネタバレ。











秋山がユウを助けたのは、「参加者全員を救いたかったから」だそうです。
「ユウを守りたかったから」とかではなくて良かった…

秋山がこんな風に考えるようになったのは、ナオちゃんの影響ですよね。
家で待ってる妻がそうさせたんですよね。
守るべき存在はナオのみぽいので安心した次第です。
867859:2012/03/05(月) 09:53:56.75 ID:VlgrNl/X
アンカミスった…失礼しました
秋直妄想逝ってきます
868名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 14:37:29.49 ID:TBgkrlY9
秋山は結婚するまでナオに手を出さないイメージ
869名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 17:47:36.21 ID:Yz6vurB3
>>866
ネタバレありがとう。
直ちゃんにだけ優しい秋山さんのままで良かった
870名無しさん@ピンキー:2012/03/05(月) 17:58:13.70 ID:Yz6vurB3
連投ごめん。今度ファイナルのディレクターカットがあるんだね。秋直的に美味しい所があればいいな
871名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 12:45:53.30 ID:62aAAvNW
>>866
再生みたけど、ちょっと違う気がするなあ…
872名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 16:40:18.84 ID:Y7CxgWAN
プロポーズな訳ないだろ、妄想ならいいけど。
バカ正直は治らないと断定してるのに治るまでと秋山さんが言ってるのは、貴女にはバカ正直でいて欲しいそんな貴女が自分には必要だ、という意味がある。
ドラマの1stラストでも秋山さんは直ちゃんのバカ正直を受け入れてるし、映画ラストで秋山さんが逆に嘘つきはダメかと直ちゃんに聞くと、直ちゃんは同じ様に受け入れる。
秋山さんと同じで直ちゃんの方も、貴方にはそのままでいて欲しいそんな貴方が必要だという返し。
プロポーズとかではなく、お互いに全く違う所があってだからこそ相手を必要としているという二人の関係を現している。
873名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 18:08:40.33 ID:xLLQ3yPr
プロポーズうんぬんは個人の見解の違いでしょ?
自分はプロポーズだと思ってるし、もちろんそうじゃない人もいるだろうけど。何にせよ秋直は最高だー
874名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 18:09:23.30 ID:vfDYgl2u
ツイで監督が「映画を観た方が、感じた事が答えだと思います」と言っているので
とらえ方は人それぞれでいいんじゃないかな
875名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 18:42:32.64 ID:nxXOD+dr
>>872
全くその通り過ぎてアレなんだけど
秋直好きの大体の人はそんな受け止め方をしてると思うよ
ただその、同人ヲタ特有の勢いとか、大袈裟さとかさ、ほら、あるじゃない?
ガチでプロポーズした。みたいな額面通りな感じじゃなくて
プロポーズしてんのかってぐらいこっぱずかしくて甘いレベルだよね。みたいなさ
876名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 19:51:32.36 ID:3JzS+9F6
>>872
パロ板でそんな正論言われても…
877名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 22:39:29.14 ID:nd9L+mST
しーっ、冗談とか腹芸とか通じないタイプの人なんだよ
878名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 23:05:50.33 ID:bX0V+o4P
今日の再放送リストラゲームで秋山が駆け付ける所だったけど、カッコよ過ぎだわw直ちゃん目がハートだったし、あれは惚れる。
879名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 21:12:41.22 ID:Z1DqE5JP
再生は秋山さんが教授なんだよね?
これはもう直と結婚したとしか思えない。
安定した職業だし、大学教授なんて調べたら直ぐ分かるから
直の前から消えたとは思えない。
脳内補完しておくことにする。
880名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 21:18:41.10 ID:9V9RH7TH


>安定した職業だし、大学教授なんて調べたら直ぐ分かるから
>直の前から消えたとは思えない。

マジでこれ!
秋山さんの側には直が居る筈。

と自分も脳内補完してます
881名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 05:19:32.41 ID:3Em0pSg2
直「リップ半分くらい減っちゃいました」
秋「ミスの無いようしっかり塗ったからな」
直「ところで秋山さん、唇が異様にテカテカしてますけど揚げ物か何か食べたんですか?」
秋「俺の天ぷら好きと言ったらゲーム会場までわざわざ持参するほどだ」
直「じゃあ今度作りますからぜったい食べに来てくださいね」ニコニコ
秋「頼む」
フクナガ「直ちゃんてほんとバカだよね」
882名無しさん@ピンキー:2012/03/09(金) 14:06:28.65 ID:2SMws1Fm
>>881
何が可愛いってキノコが可愛いな
腐れ縁的な三人が好きだ
883名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 01:06:22.16 ID:nubcolhF
>>881
直からリップ借りた後の秋山の心中は、前のライアーエロパロスレでシリーズになってた脳内会議の議題にぴったりだ
脳内秋山達の中にイジリー秋山が混じってるのは間違いないと思うのw
884名無しさん@ピンキー:2012/03/10(土) 21:45:31.76 ID:BNjsVT4K
脳内会議大好きだったわw
885名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 04:45:34.55 ID:1l6VR5mB
イジリー秋山wwwwww

自分も脳内会議好きだw
886名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:34:05.29 ID:+O7xoVlq
秋直エロなし。






「ひどい…ひどいです秋山さん……、こんな、こんな…っ」

両手で顔を覆い、神崎直は肩を震わせしくしく泣き始めた。
秋山はそれを浜に打ち上げられて三日経つ魚そっくりの目で見ている。

――俺が何をしたっていうんだ。

秋山は途方に暮れていた。


◆◆◆◆◆◆◆


神崎直の方から想いを告げられて二週間後、秋山は初めて彼女の手を握った。
彼女の照れたような笑顔を今でもよく覚えている。
手を繋いで一ヵ月後、秋山は始めて彼女を抱きしめた。
驚きに身を硬くした彼女が、己の腕の中でゆっくりと力を抜いていった時の愛おしさといったら無かった。
そのさらに一ヵ月後、秋山はようやく彼女の唇に唇で触れた。
わたし、ファーストキスなんです。うれしい、うれしいです秋山さん。初めてキスした人が秋山さんで、わたし本当にうれしいんです。
そう言うなりぽろぽろ涙をこぼし始めた彼女になぜだか秋山まで感動してしまい、たまらず抱きしめてもう一度キスをした。
誰よりも大事にしてやろう、大切にしてやろうと心から思った。
今どき珍しいくらいに純粋で汚れを知らない彼女。
出来るだけ彼女に合わせ、彼女のペースで付き合っていこうと秋山は考えていた。
怖がらせたり、嫌な思いをさせたりしたくない。
ゆっくりと、ゆっくりと、亀が歩むようなスピードで……。
もどかしく思うこともあったが、それすらも秋山には愛おしかった。
887名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:35:00.57 ID:+O7xoVlq
初めてのキスから一ヶ月後、事件は起こった。
その日、秋山は彼女の家にいた。
夕食を済ませ一息ついていると、隣の彼女と自然に目が合った。
じっと見つめていると照れた彼女が目を逸らす。
秋山はそんな彼女の顎を捕まえる。
そうすると彼女は耳まで赤くした顔で、そっと目を閉じる。
そうして秋山はやっと彼女の唇に触れる。
これがいつものパターンだった。
しかし、その日のキスはいつもと違った。
秋山が彼女の唇をそっと舐めたのだ。
びっくりしたように肩を跳ねさせる彼女を秋山は優しく抱きしめる。
小さな唇を噛んだり舐めたり、悪戯を繰り返す。
戸惑う彼女が何かを言おうと唇を開いたので、それ幸いと秋山は舌を侵入させた。
怯えたように縮こまる舌をゆっくりと撫でる。
小さな歯の一つ一つを確認するように舌先でなぞり、平たく広げた舌で口蓋をくすぐってやると、たまらず彼女の舌が浮く。
秋山はそれにやわく歯を立て優しく引き出し、弱い力で吸った。
彼女とのキスを存分に味わって、秋山はようやく唇を離した。
仕上げとばかりに唾液でてらてら光る唇をそっと指先で拭う。
顔を真っ赤にし、涙の溜まった目でこちらを見ている彼女に、秋山は男としての矜持が満たされるのを感じていた。
そんなに良かった?
そんな軽口を叩こうとして秋山はぎょっとした。
なんと彼女が口を押さえてぼろぼろ泣き出したではないか。
さーっと一気に血の気と先ほどまでの多幸感が引いていく。
やらかした。なんだか知らないがやらかした。
でも何を?俺そんなに変なことした?してないよね?
極度の混乱から、ポーカーフェイスの下で幾人もの秋山たちがえらいこっちゃ音頭を踊り始めた。

「秋山さん、ひどいです……」

そして話は冒頭に戻る。
888名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:35:58.93 ID:+O7xoVlq
彼女の涙声に、それまで輪になってえらいこっちゃえらいこっちゃヨイヨイヨイヨイしていた秋山たちがワーワー声を上げながら逃げていく。
秋山は死力を振り絞っていつもの余裕を持った笑みを浮かべると、視線だけでなにが?と問いかけるのが精一杯だった。

「こ、こんな、口の中を、なっ、なめ、舐めたり、とかっ、舌をす、す、吸ったり……とかっ、これじゃ秋山さんまるで変態さんみたいですっ」

秋山の優秀な脳は完全にフリーズした。
HENAI?俺が?なぜ?
ふいに頭の中にニヤニヤ笑いの白髪男の顔が思い浮かんだ。
変態ってのはああいうのをいうはずだ。

「こんな、こんな、まさか秋山さんが……あんまりです……」

ふぇぇお父さぁん、と、本格的に泣き出た彼女に秋山は眩暈がした。

――しまった、大事にしすぎた。

ゆっくりゆっくり大切に、秋山は彼女の恋愛に対する夢を壊さないようにしてきた。
何かにつけ必要以上にカッコつけて接してきた。
結果、彼女は秋山のことを少女マンガの登場人物か何かと勘違いしているようだった。
頭の中のヨコヤが床をばんばん叩きながら笑っている。
むかついたので一発殴る。少しスッキリした。

秋山だって男だ。
何度彼女の無防備な誘惑に膝をつきそうになったことか。
それでも彼女の為と努力と忍耐を重ねてきた、そんな秋山に向かって言うに事欠いて変態。
しまいには泣きながら親の名前を呼ばれる始末である。
地味に歳の差を気にしていた秋山にとってこれは堪えた。
まるで本当に犯罪でもしている気分だ。
秋山には何一つやましいところなんて無いはずなのに。
――秋山くんはロリコンの変態なんですかぁ。
もう一発殴っておいた。
889名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:37:35.97 ID:+O7xoVlq
落ち込んでいた秋山であったが、今度はだんだん腹が立ってきた。
俺なにも悪くなくね?
そもそもちょっとディープキスしただけで変態ってなんだ。
こっちはこれだけ我慢してるんだ、そっちだって多少は譲歩してくれてもいいのではないか。
そう思い顔を上げた秋山であったが、その怒りはすぐに霧散した。
くすんくすんとカーディガンの袖で涙を拭う彼女の姿がなんとも健気で、かわいそうになったのである。
泣きたいのはこっちだ。
秋山は大きくため息をついた。
彼女をそっと抱きしめ、背をぽんぽんと叩く。

「俺が悪かった」

結局秋山が謝った。

「もっと君の意思を尊重すべきだった。怖い思いをさせた」

腕の中で彼女がすん、と鼻を鳴らす。

「私こそごめんなさい、たくさん泣いて秋山さんを困らせちゃいました」

彼女がすり、と頬ずりをする。
でももうあんな変なことしないでくださいね、と彼女が拗ねたように言った。
彼女にとってディープキスは変なことらしい。
秋山は遠い目をする。
おそらく彼女が今まで読んできた少女マンガの中にそういったシーンはなかったのだろう。
まずは知識を与えることから始めなければならない。
回り道の回り道。
それでも不思議と秋山は嫌ではなかった。
ゆっくりゆっくり。彼女のスピードで。
どうせ一生秋山は彼女を手放せないのだから、焦る必要など無いではないか。
890名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 14:38:15.75 ID:+O7xoVlq
「なあ」

秋山は彼女を呼んだ。
彼女はすっかり普段通りに戻り、秋山の胸に甘えている。

「明日は君が俺の家においで。一緒に見たい映画があるんだ」

滅多にない秋山からの誘いに彼女の顔がぱあと輝く。
よほど嬉しいのだろう、彼女の頬はバラ色に染まっていた。

「行きます!絶対に行きます!」

うれしいです!とはしゃぐ彼女をなだめながら秋山は考える。
かなりハードめなシーンが挟まったやつにしてやろう。しかも複数本。
戦略を練る秋山の顔はすっかり普段の策略家の顔だった。
明日が楽しみである。

「ところでさ」

「なんですか、秋山さん」

秋山は彼女に一つ聞いておかなければならないことがあった。
この質問の返答次第では、今後の計画を練り直す必要があるからである。
無垢な笑顔が全幅の信頼を寄せて秋山を見上げている。

「君は赤ん坊がどうやって生まれるか知ってる?まさかコウノトリがどうとか言わないよな?」

彼女の顔が真っ赤に染まる。
よかった、どうやら大丈夫そうだ。

(終)
891名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 15:48:51.56 ID:tAPwLBnr
乙です!
ファーストキスが秋山でよかったとか泣いちゃう直ちゃんカワエエ
秋山の思考がプチ脳内会議みたいで笑えました
しかもヨコヤまで…
GJ×10000!
892名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 16:33:20.27 ID:yqQR8R4/
自分的にはヨコヤの次はキノコの台詞に見えたw

HENAI?
落ちてたよ つT
893名無しさん@ピンキー:2012/03/13(火) 22:21:47.17 ID:YRXBi+Pr
グッジョブです!!!
脳内で殴られるヨコヤさんワロスw
やっぱり直ちゃん可愛いわ。秋山さんファイト
894名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 02:59:12.84 ID:JrHAt2Cq
GJ!ドキドキしつつ、笑える話でしたw
ハードな映画を見る話も読んでみたい…
895名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 04:33:35.08 ID:/sybMqPa
GGGGJ!!
床叩いて笑うヨコヤ想像したらワロタ
896名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 06:09:07.38 ID:3dhI89yl
ワロタww
HENAI偏愛もまぁ間違ってはいないだろう…
897名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 23:52:07.63 ID:OHrBzs0F
えらいこっちゃ音頭で腹筋しんだwwwwwww
898名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 06:09:40.13 ID:6IKSyGPK
濱田マリさん、直ちゃんにレディコミでも差し入れてやってください。


そういや再生見に行ったら、後ろにいたJKたちが終演後に
「多部ちゃんも悪くないけどやっぱ秋直だよねー」
「秋山さん服がかっこよくなってたよねー」
「うんうん、やっぱアレ、直が奥さんでコーディネイトしてるからだよ」

って、このスレの住人かよwと突っ込みたくなった。
899名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 17:57:23.31 ID:wZm42Jha
悔しいが文才がないので、
このスレの人に秋直ストーリーを
作ってもらいたい。
自分本位ですまんが、いつまでも待ってます。
900名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 22:16:46.47 ID:2+5r89SA
某女性誌に秋山さんの中の人が特集されてて、中の人から見た秋山像が書かれてた
頭脳明晰、クール、ツンデレ、女を焦らす、Sっぽいとか
分り切ってたことばかりだけど改めて妄想がノンストップ/(^o^)\
901名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 22:47:17.67 ID:H7rlIQ0V
直ちゃんを焦らしてSっぽく責めるんですね。わかります
902名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 23:27:49.72 ID:cts6JL11
本当は言葉攻めとかしてみたい。
「秋山さんのおちんぽください」とか真っ赤な顔で言わせてみたい。
言うまでお預けだとか言って泣きそうになったところを抱きしめたい。

でも現実はそんなことできやしないので、腹立ち紛れにフクナガにイタメールを送る秋山さん。
「秋山さん、フクナガさんとも仲良しなんですね」とそれをニコニコして見守る直。
903名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 01:01:07.14 ID:NYLp5D5N
俺の個人的な原作秋山像は恋愛だけMだな
女に言い寄られると中学生みたいな反応しそうだ
Mな秋山のエロパロが見てみたい
最近ナオちゃん成長してきたしアリだと思う!
まぁ需要はなさそうだが・・
904名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 11:08:10.11 ID:YplI/MRk
直秋ですね。
たまにはそういうのもオッケーオッケー
905名無しさん@ピンキー:2012/03/20(火) 19:27:29.46 ID:ldtXio3b
>>903
いや需要あるよ!w
原作秋山さんは結構普通の兄ちゃんて感じだし
色事関係はウブで攻められたらタジタジだったりしたら何か可愛いw
直も成長してしっかりしてきてるもんね
906名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 00:26:42.59 ID:rlGtCIK8
直秋書いてみたいけど絶対最後は秋直になっちゃうな
直が誘って攻めて秋山ひたすらガマン…が切れて結局ドカーン!
みたいな流れしか思いつかないw
907名無しさん@ピンキー:2012/03/21(水) 01:58:25.31 ID:f2kGhu2+
よかった・・需要あるみたいだ

>>906
同じくw
俺も色々考えたが結局秋山主導になってまう
そもそもSとMをしらんナオにどう主導権を握らせたらいいのか
ヨコヤかフクナガあたりにナオが知識を植えつけられて秋山を襲うみたいなのを考えたがうまくいかなかった
908名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 00:50:42.32 ID:b4JM+5/U
SとMのときみたいに天然言動で振り回すのもいいんじゃないかと思います
無邪気無自覚攻めで誘惑してからの逆転秋直とか
秋山さんを動揺させられるのは直ちゃんだけって状態萌える
909名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 21:52:56.04 ID:TPYSClXR
なんか今週のライアーがえらい秋直回らしいので、単行本派でしたが明日買って来る
910名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 00:21:43.32 ID:y+k7VCzc
ちょマジ?買ったらkwsk
911名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 00:39:24.82 ID:t1l9dCL4
マジでか!
912名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 01:40:48.00 ID:5YTMu6J3
大切なものとか絆とか
仮面の人達の説明がおいしすぎる
913名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 01:55:59.85 ID:P6OjH2oz
俺も秋直回って聞いて今日買ったんだが最初はマジでヒヤっとした
アルサブ(だっけ?)さまぁwの回でもあったね
914名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 11:35:36.55 ID:zl6O8VaV
雨の中買いに走った。
いちおネタバレ












直の提案を秋山がぶち壊した形になり、仮面達が引き換えに大切なもの(直)を失ったと発言。
直が怒ったと思った秋山が謝るけど、直はちゃんと秋山の意図を察していた。直が自分の事を分かってくれていると感じた秋山が少し嬉しそうに笑って、それを見たフォロリ?が二人の絆は簡単には切れない発言。

こんな感じかな。
説明下手でスマん。
第三者目線の秋直でもあり、まさに二人の
絆回だった。
915名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 20:10:05.70 ID:YA5jqBR8
>>914
ありがとう!なんたる萌え
916名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 10:24:50.62 ID:PEFUryMI
漫画秋山いいな〜ツンデレ最高
917名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 20:08:08.08 ID:GkIx0t1J
ホント秋山さんツンデレだよね〜
「さぁな」じゃなくて正直に「そうだよ」って言えばいいのに!
しかもプイッとかしないで最初から説明すりゃ良いものを・・カワイイやつめw
918名無しさん@ピンキー:2012/03/24(土) 22:39:22.21 ID:2kxNeJhI
言わなくても分かるってヤツですかねwまさに夫婦
919名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 00:34:11.51 ID:sDmAszUY
もうほんと早く結婚すればいいのに
920名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 19:14:46.32 ID:RbKId2A/
エリー×直萌える
2人とも綺麗だから絵になる
ふつくしい…
921名無しさん@ピンキー:2012/03/25(日) 22:15:35.17 ID:vhk5IG0v
秋直はモチロンだけど愛され直ちゃんはいいよね
922名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 23:55:19.06 ID:hcV9VSbE
BSでやってたファイナルのディレクターズカットやばかった
秋直シーン増えてたし、
直ちゃんの言う事には絶対に逆らう事なく、優しい口調で賛同する秋山さんが堪らなかったw
923名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 10:02:16.26 ID:9F6pYart
会場での再会シーンも良かった
924名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 12:52:19.27 ID:qMqjX8JD
>>922
kwsk
925名無しさん@ピンキー:2012/04/02(月) 21:56:07.67 ID:LrZuEY1V
愛され直ちゃん大好き。
基本誰にでも鬼畜なのに
直ちゃんだけには優しい秋山も好きだ。
926名無しさん@ピンキー:2012/04/06(金) 20:36:18.40 ID:6tkAQiHr
>>923
秋山さんの顔かわいかった。
927名無しさん@ピンキー:2012/04/11(水) 00:07:54.31 ID:hx31+Jlp
きょどってたね
秋山さんにあんな表情させられるのは直ちゃんだけ
928名無しさん@ピンキー:2012/04/15(日) 23:58:49.13 ID:J2ae8D52
流れ切るようですまんが、直がもしカイジのエスポワールの限定じゃんけんに参加してたら
まず最初にあいこ作戦に引っかけられて、窮地に追い込まれて
次に別室からカードを教える利用されるだけのコマにされ
全裸に剥かれて、そのまま外国にでも売り飛ばされてしまいそうだな。
929名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 04:27:58.41 ID:2BUj8X6a
>>923
え、まじかよみたいな顔だったねw

ファイナルカット見れたけど直ちゃんが
「秋山さん焼印ください!」って言って一回目
聞こえなかったんだか秋山がボーっとしてたんだか
わからんけど反応なくて、直ちゃんがまた
「秋山さん、焼印ください??」って秋山の顔
覗き込むのがかわいかったw
930名無しさん@ピンキー:2012/04/16(月) 15:39:30.45 ID:WLRDH528
>>929

>覗き込むのがかわいかったw

手をパタパタさせてて本当可愛かったよね
931名無しさん@ピンキー:2012/04/23(月) 14:41:08.05 ID:cnrdup81
ほしゅ
932名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 21:15:44.23 ID:4tqHAoAO
桐生×ユウ個人的に萌えるんだがやっぱり
少数派なのかな??
933名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 17:50:01.97 ID:UyCqFJgg
今回の映画が秋直じゃなかったからここ盛り上がらんね
桐生とユウはpixivにいくつかある
映画の萌え要素はその2人しかなかったからなぁ
個人的には桐生と犬塚も良い
934名無しさん@ピンキー:2012/05/01(火) 17:54:59.09 ID:oSQ7bVeg
自分は秋直好き過ぎて、映画見に行けてさえいない…
DVDレンタルされたら見よう
935名無しさん@ピンキー

自分も今回秋直じゃないから見に行くのやめようかと
思った
まあ結局秋山さん目当てで見に行ったけどw
ライアーゲーム自体好きだしね