「キタユメ」コンテンツなど、日丸屋秀和作品のキャラクターで
エロパロ妄想するスレです。小ネタ、SS、イラスト大歓迎!
あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!
【国と私の十の約束】
T.日丸屋秀和作品に登場する(予定含む)男女CPをメインに扱います。
(「ヘタリア」「きたこー」「バルヨナ」「ちびさんデイト」など)
U.女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)については
>>3を参照のうえ、
自己判断で投下します。
V.801もしくは百合に該当するCPを扱う場合は、専用板へ(
>>2参照)。
W.シチュエーションが特殊で忌避要素があると自己判断したネタの投下は、
外部ろだを利用した上で、このスレで告知します。
その際は、注意書きとうp先URLの明記を忘れません。
(例)グロ、スカトロ、男女・男男・女女のCPを複合的に扱うネタなど
X.エロ無し可!萌え必須!
Y.萌えのスタイルは十人十色。苦手なシチュ・カプが出てもスルーします。
過去スレ、関連URLは
>>2
【女の子版ヘタリア(通称・にょたりあ)について】
「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です(≠ヘタリアキャラの女体化)。
女性として設定されているキャラの男の子版も、一部公開されています。
詳しくは、したらばの専用スレ↓で
にょたりあ総合
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12227/1230656478/ 【当スレでの女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)についての扱い】
・にょたりあを含むCPには反対派がいることに常に留意して
投下時には、注意書きとあぼんできるワードをいれてください。
・長めにょたネタ感想(基本は投下と同じスレでおk)、語りなどは
にょたりあ総合スレへ!
・にょたネタを本スレに投下しづらい人は、暫定的ににょたりあ総合スレへ
投下してみるのもいいかもしれません。
・未登場にょた(キャラ絵/設定が公開されていないもの)は
女体化or男体化として扱ってください。
【当スレにおける投下基準】※投下先判断のめやすにどうぞ!
◎原作と全く同じ性別の男女CP
(歴史上の人物を含むCPや、片方がモブ(複数でも)のCPも可)
○にょたorにょた編男子を含む男女CP
△女体化or男体化キャラを含む男女CP *1
×男子同士のCP(801板へ)
×女子同士のCP(百合板へ)
*1 について
外部ろだ利用+にょたりあ総合スレにURLと注意書きレス投下。
その際は一言本スレに「投下したのでにょた総合きてね」と
書き込んでくれると、同好の士が萌えを見逃さなくて助かります。
◆もし投下先に迷う場合は、投下前にしたらばで相談してみるといいかもです◆
いちおつ!
もう遅かったけど
スレタイに【ヘタリア】って入れるといいと思う
>>7 それ、2スレ目立てるときにわざと回避したんだ……
>>7 1度重複スレも立ったしねー
>>8の言うとおり、理由があって入れなかったんだけど、
もし不便さを感じるようなら、したらばの議論スレで提議して下さい。
>>1乙ですよ!
週明けなのに前スレなかなか投下来ないですねー
全裸で待機中ですよ!
前スレもしかして埋まった?
スイリヒ続き全裸で待ちすぎて風邪ひいたら謝罪と賠償を求めるんだぜ!
イギセーもGJ!ニヨニヨしっぱなしでした
498KBだったよ
リヒたんのちっぱいを育乳したい
ちっぱいじゃないリヒたんなんて想像出来ない
そこでブリタニアエンジェルですよ。
≡≡<リヒテンとウクライナのバストサイズ交換!ほぁた!!
>>16 ロリ巨乳だと…そんなの…そんなの…み と め る !!
ブリタニアエンジェルGJ
>>16 ロリ巨乳だと…そんなの…そんなの…み と め る !!
ブリタニアエンジェルGJ
スイスにはしたないのである!って言われて泣きそうなリヒと肩こりから解放されて喜ぶウクを受信しました
ロリ巨乳いいよロリ巨乳
突然大きくなった胸に戸惑って泣いてるリヒをなだめようとしてるうちにことに及ぶスイリヒを受信した
誰か書いてくれ
突然大きくなった胸に戸惑いながらも、ちょっと嬉しくて試しに揉んでみるリヒテンを覗き見したい
もちろん覗き見してるのはフランスでスイスにダシ(以下r)
巨乳から解放されてせいせいするウク
「安心して姉さん、僕が揉んで揉んで大きくするから!」
「任せろだしー」
わかってない男二人
突然こんなに腫れ上がって何かの病気かも、とおろおろするリヒテン
兄様にご心配をおかけするわけにはいきません!と、何とか押さえつけようとするも失敗
結局バレて、動揺した兄様が、「毒虫か何かに刺されたのである!」とか言い出して、
刺された場所を揉んだりいじくりまわしたりして丁寧に探し、
胸を腫れ上がらせた毒(があると思われる場所)を吸ってあげればいいと思うよ!
お兄さんも股ぐらが腫れ上がってきちゃったよ☆
>>26 それは悪性の腫瘍です!切り取ってしまいましょう!
パプリカーシュでも作りましょうか…
こwのwなwがwれw
お兄さまの股ぐら自重w
先スレはもう満杯っぽいな。
というわけでリヒテンとウクのとりかへばや物語マダー!?
とかいいながら他の投下も心待ちにしてる。
考えたけれど、ギャグにしからならなかった<リヒテンとウクのとりかへばや物語
貧乳ウクに微笑み浮かべるベルとか
オーストリアさんひどいw
初投下GJ!
詳しく書くとネタバレになるから伏せるが
セーシェルが×××らうアイテムが○○ってアイデア面白い!
三次元の女wwwワロタ面白かったっす
35 :
31:2009/03/05(木) 23:37:55 ID:7PYosUlF
>>32、33、34
ありがとう!
また出来たら投下するわ〜
頭の中ではなぜかトルコさん×14・5歳位のハンガリーが渦巻いているのでそれを吐き出してくる。
wktk
>>35 やんちゃ盛りのハンガリーさんだと…!?
全裸にフライパン持って待ってる
これが床に伏したウク姉に見えるんだが→ opz
>>38 もうそうとしか見えなくなったじゃねえかちくしょーが!
関係ないがギリシャのあの口調で言葉責めすると凄いエロいと思う
ならば誘惑させてやろう→opy
オパイと読めますね
米「あ…ありのまま 今起こったことを話すんだぞ!
『酔っぱらって昔付き合ってた彼女だと思いこんで
抱いたらリヒテンシュタインだった』
どうしよう。」
英「そんなこと俺に聞かれても」
っていう米リヒ受信した。
誰か描いてくれ。
とりあえず窓ガラスを防弾ガラスにかえとけ。
電話で謝り倒してスイス銀行に慰謝料振り込むのもリヒちゃんに誤るのもそれからだ。
スイスがライフルじゃなくて戦車砲を撃ち込んできそうだな
2chがあったらスレでハンガリーの話題が出てたが改めてハンガリーのエロさを知ってしまったよ
自分はレスのリヒテンにちんちんが萌えた。
誰かドイツに犬コスプレイ強要されるリヒちゃんを!勿論尻尾つきで!
公式でも小さい頃から周りの国にいじめられていたからちょっと優しくしてくれたオーストリアが好きだもんなー
プロイセン、お前は攻め方を誤った。
2巻もってるのに小冊子欲しさに特装版注文して昨日届いたので読んでみたら
関係図でハンガリーのトルコに対する矢印が複雑な感情で萌えた。
きっと一緒に温泉入ったりしたんだぜー
ギリシャ含めてほのぼの親子ネタ読みたい。トルコに支配されてた頃は男言葉だったけ?
風呂場でハンガリーの性別に気づいてびっくりするトルコとか受信した。
前スレ
>>814 日本BUKKAKEのハワイ受けでなんか書けるな
日本「あの時、お見合いしてれば常夏のHIKIKOMORIが...」
台湾・パラオ・その他南東亜「あの〜私たちは...」
ダレモイナイ…
モイモイするならイマノウチ…
>>49 そんなにややがほしいか?
すんません板違いですね。
トルコ×ハンガリー書いてるけど収拾がつかなくなりそうだ(´A`)
フィン「てゆーか!なんで北欧は女の子ゼロなんですか!?
くやしいから出張して本当にやや作りに行ってやるぅぅぅ!><。」
・・・とフィンが泣いて家を飛び出す姿を受信した。
サウナ世界選手権で戦うフィンベラを妄想したことがある。
今年こそ負けないと言いつつ、結局フィンに負けてそのまま倒れて介抱されるという。
妙にシュールでその後が想像できない。
>>52 ベラなら有利になりたいという一心で混浴水着必須のサウナに全裸で乗り込みかねん
倒れた後で介護担当にスタンバってたスーさんに八つ当たりベラならどうだ?
ガチ設定無視すりゃどうにか。
>>53 それでもピッチピチの水着を着てきて、しかも何らかのアクシデントを起こすウク姉さんの方に注目が集まってorzですね。わかります。
orz状態のベラを北欧レンジャーが介抱するんですね、わかります
……悔しくもないし感じたりもんぁっ
分かった!
ベラがロシアに
「スウェーデンに相手にされたら、結婚してあげる」で、ベラ、スーさんに突撃。
はだめか(´・ω・`)
ベラはスーさんに穴開けたいとか言ってるし、二人は凄まじい威圧感同士だな。
個人的には見てみたいけどいろんな意味で命懸け。
間にいるバルト三国とフィンランドが危ないな
サウナでぐったりした姉妹を北欧レンジャーが担ぎ込んで、
誰が一番に手をつけるかをじゃんけんしている姿を受信した。
>>61 北欧レンジャーに盛大な死亡フラグが見える
けどいいなあそれ
スーさんはガチだし難しくね?
怪しいお薬
エロパロ板だから無問題。
多少、設定無視したってパロディだから許されるさ。
ガチでも、女がダメと確定してる訳じゃないし。
両方いけるけど、目の前にあるもの(特定の相手)以外にとりたてて手を出す趣味がないだけかもしれない。
北欧といえばどっかのスレでフィンランドが性的ふしだら度1位と書かれていたことがあったな
>>67 2〜3位は忘れたが、4位がリトで5位が貴族だったかな?ww
国際会議でかたっぱしの女の子ナンパしまくるフィン…
あの顔だから結構引っ掛かりそうだ。
自分も見たが、2chがあったらスレだったっけ?
イギリスはあまり高く無かったってネタだったかな
>>63 フィンにだけガチって設定だったはず
薬以外に酒の勢いとか黒組織とか逆レイプとか気の迷いとか
>>61 姉妹どちらにも手をつける気マンマンのフィンランドを受信した。
「うわ〜!お姉さんの胸すごい…!妹さんも美脚だし色白だし迷うなぁ…!」
あ、そのシチュエーションでってことか
勘違いしてた
いっそ7Pでも良いんじゃね
くんずほぐれつあの毒舌生意気可愛いベラどこまでも天然で巨乳なウク姉が
元バイキングの荒っぽい男共に精液まみれに良い様にされる様を見て見たい
サルミアッキサルミアッキ
北欧で盛り上がってるとこでベルギー×ちびロマーノ小ネタ。
滋賀弁解らんで広域関西弁です。
昼さがりの庭をベルギーはお尻の辺りをさすりながら歩いていた。
「あのドS野郎・・・痛くて座れやんやんか。叩き過ぎやっちゅうの。」
「ベルギーどうした?あの畜生になんかされたか?」
目の前に珍しく洗濯されたシーツを持っているロマーノが立っている。
「よう解ってるなあ〜ロマーノ〜〜〜」
ベルギーはロマーノをぎゅうと抱きしめる。
「ロマーノ〜姉ちゃんちょっと癒しが欲しいわ〜〜」
とベルギーの手はロマーノのスカートの下に手を伸ばす。
さわさわ・・・
「ちょ!ベル・・どこ触ってんだ〜〜〜〜〜〜」
「ええや〜ん、もうちょっと触らして〜やらかて可愛いて癒されるわあ〜」
限界寸前で顔を真っ赤にしたロマーノはベルギーを振りほどきシーツも放ったらかしにし、
トイレに猛ダッシュで駆けて行った。
しかし途中で我慢できず今日もパンツを汚してしまったところを
スペインに見つかってしまうのであった・・・
ワッフル!素晴らしいぜ!
にしてもベルギーさんどこさわってんだw
ロマーノのぞうさん鼻から牛乳ふいちゃったじゃないか。
ベルギー可愛いのに漫画に出てなくて悲しいです
ベルギーさんったら
ハンガリーさんとお茶飲みながらあれこれ語ってそうです
ウクライナ姉さんも加えて大人の女性の座談会ですね
ベルギーさん、ロマーノを何度もさわさわ→そのたびに暴発されられるロマーノ→ある日とうとロマーノキレる→さわさわしてきたベルギーさんを逆に押し倒す→が、本番直前にまたも暴発→
深く傷つくロマーノ→夜、ベッドの中で拗ねるロマーノ→ロマーノの部屋を訪ねるベルギーさん→「ロマーノちゃん、ごめんな。うちが悪かったわ…せやからお詫びと言ってはなんやけど、もう暴発せんように…」と言って服を脱ぎ出すベルギーさん
ここまで電波を受信しましたが、後が思い浮かばない。誰か助けて…
>>83 今すぐその電波を文章にしてこのスレに書き出すんだ
某所からベルギーさんの履歴書
ベルギーの経歴
参考にしてみそ
ネーデルランドの一部がスペインに支配
↓
スペインに反乱するが、スペイン継承戦争で今度はオーストリアに支配される
↓
一度反乱してベルギー合衆国になるが再びオーストリアの所に
↓
フランス革命時にフランスに占領、後に併合される
↓
兄弟たちとネーデルランドを再編するが、ベルギーとして独立
↓
世界大戦時にドイツに占領される
あれ?ベルギーも結構ヘタレてね?
エスニックジョークでは
ベルギー人=天然バカ
って扱いが多くないか。
そうなん?
ポアロ+チョコレート=ぽちゃ
なイメージだった
あと、日本の上司と仲良くしてくれてありがとう
きっちり調べないとわからんがもしかしてオーストリアさん、
ベルギーとハンガリーと同居でウハウハ時代があったのか?
あったらネタ的に美味し過ぎ。
>>85 「あんな全裸男と結婚だなんて…くやしい」
ですね
>>88 調べてみたら、どうやらその様子
>スペインに反乱するが、スペイン継承戦争で今度はオーストリアに支配される
カルロヴィッツ条約(ハンガリーさんget)を結んだレオポルト1世が
その後に起こしたのが「スペイン継承戦争」
レオポルト1世の息子でマリア・テレジアの父カール6世は
ラシュタット条約でスペイン領ネーデルラント(含むベルギーさん)を得る
>一度反乱してベルギー合衆国になるが再びオーストリアの所に
ここが、マリア・テレジアの息子で次の皇帝、ヨーゼフ2世の頃の話
ベルオーストラリア書いてる者だが
オーストリアと結婚→スペインに奪われる→スペインに復讐→またオーストリアとよりを戻す→ちょっとオーストリアにぷんすか→でも仲直り→フランスにやられる
こんな感じで書いているw
>>83の電波が完全に受信されますように。
ベルベルさん漫画早く来い。
そういやロマーノこのスレで登場少ないな。絡む女の子少ないからか?
ところでセーシェル関係でネタ考えてると
「イケメンにいっぱい愛されてとっても幸せ☆」なスウィーツ(笑)状態になればなるほど
セーシェルに不憫臭ただよってくるのはなぜなんだぜ
貴族最盛期(18世紀ごろ)にはベルギー、ハンガリー、リヒテン、ウクライナまで同居してたんだぜ?
それにヴェネチアーノと、分割されたポーランドも
楽園みたいやんなあ…
レス間違いスマソ
>>90 私の家にカンガルーは居ません!ポコポコ
つかぶっちゃけロマーノ、男優側ででたことないんじゃ……倉庫見た感じじゃ。
ない
脇ならあったけど
ウクライナとドイツが読みたい
ロマーノ・最後の童帝〜the last virgin〜
と書くとちょっとカコイイ…かも。
本家でしゃべったことのない香港やガチのスーさんでさえ出演したというのに、
メインキャラで、ここまで登場がないって珍しいかも。弟にも先越されたしw
いつか主演男優になれる日を待ってるー!!
ついでに北欧レンジャー×スラブ姉妹も、ベルベルさんも待ってるー!!
正直、ベルロマだのウクラトだのの電波は中途半端には入ってくるんだがなぁ…
ロマなぁ…本家に出てなくてもいいならルクレチアとかメアリーとか…あ、二人とも北か…。
>>101 ルクレチアってまさかボルジア家の彼女か!?
お兄様にボコられるぞww
もうロマーノにはフアナさまに突撃して頂こう。
それ男優やない、ショタや……
結局食われる側な気が
マフィンのボスの情婦に、そのボスに当てつけたいがために利用されて、
術中にはまり駆け落ちする羽目に陥るロマとか。
天国を味わった次の瞬間、地獄に突き落とされてヘタレ発動、
ロードムービー的な逃避行、マヌケな攻防がありつつ、
だけどなんだかんだ言いながら逃れきってプラマイゼロの日常に戻る、
みたいな。
ラストは「やっぱ平凡な毎日が一番いいんだ…」って畑でトマト囓りながら呟いて、
何も知らない親分に「そやろ?」ってニコニコされればいいと思う。
ベルギーやハンガリーにはかなわないから敢えてリヒテンに手を出すロマーノを受信
死亡フラグか…
GJ待ってたGJ
切なくてよかったよー。髪の束が…トルコ…
やっぱいいなあトルコ×ハンガリー
>>109 うはああ面白かった!GJ!!
冷戦時にベコベコなプロイセンを男らしくも性的な意味で慰めるハンガリーを受信したがうまくまとまらない。
小説書くのって難しいんだな。誰か書いて欲しいんだぜ・・・。
>>109 GJ!禿げ上がるほどGJ!
トルコさん切ねぇぇー
ちっちゃいハンガリーたんかわいい。
ゴチでしたー。
>>111 正座して待つ。がんばってくれ。
おお、トルコ×ハンガリー来た!
>>109乙っす
今出先で見れないが帰ってきたら必ず見るんだぜー!
>>107 GJGJ!!!萌えすぎて禿げた…この組み合わせ(・∀・)イイ!!
本編でも絡んで欲しくなったぜ
>>106 パルプフィクション的に考えた
トラボルタがロマーノでボスの女はベルギー
しっくりこねぇw
おっさんに萌させられるとは不覚だったぜ!
GJ!
イギリスから教わった変な知識(もちろん性的な意味で)を遊び半分で
同じ小さい国であるリヒたんや元英領のセーちゃんに試そうとするシーランド君という電波を何故か受信した
取り敢えずコネタの続きを受信した…
いたずらベルにおしおきスペイン、しかし途中で形勢逆転w
スペインにスペーン!とやられちゃうわけですね
遠距離恋愛でテレフォンセックス……とかもう古いか。
おまおれ
でも眉毛はやっても、兄ちゃんはしなさそうだ。
……何故だろう、ドイツはテレビ電話で要求しそうだ。
流石ドSドイツ!
相手は…ウクライナかな
ドイツってむっつりすけべという言葉がよく似合う。
堅物どSむっつりすけべ…ハイスペック!
>>115 ロマーノはもっと優男だよね。
お脳ちょっと軽め、つーか、頭はいいかもしれないけど思慮が足らないというか。
ボスの女はモブでいいんじゃないかな。
以下にょたりあネタ
↓
↓
↓
姐御と言うと、麗しの西子ねえさんを連想するけど、
男への当てつけで何かするタイプには見えない。
子分に危機が迫って、身代わりにナンカされちゃうという状況が似合う。
唇噛んで屈辱に耐えながら…みたいなテンプレ展開希望。
子分がにょロマならもっといい。
テレビ電話か・・・
「20秒以内に下着まですべて取れと言っただろう!何をもたもたしている!
話を聞くのにその姿勢は何だぁ!?後ろで手を組んで背筋を伸ばせ!!
そうだ、休めの姿勢だ。足を軽く開き、つま先を斜め前の方向に向けろ。
だから何をもたもたしているんだ!何だ貴様、恥ずかしいとでも思っているのか。
わざわざ電話で指示を仰ぐような変態の分際で」
もう無理。誰か助けて。
126 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:05:33 ID:hiWV6S5i
そこでTV電話でハァハァしてるのはどこのお馬鹿さんさんですかと
同居人から突っ込まれて涙目ドイツ。
ごめん終わらせてしもた。
テレビ電話…
ばいーん
「ああ、姉さんすっごいよそのポーズ。あ、もうちょっと胸寄せて。」
「ロシアちゃん、もうやめない?何で私がこんな…」
「…原油代。」
「う…」
「…天然ガス代。」
「うう…」
「姉さんのせいでドイツとかにまで迷惑かけちゃったんだからね。さて、そろそろ脚を開いて大事な所を見せて貰おうかな。」
「ねえ、ロシアちゃんやっぱり…」
「コルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコルコル…」
「うう…」
ばいーん
こんなネタが何故思い浮かんだのか、自分でもわからない。
家が貧乏でおっとりドジっ子で爆乳美人
となればもう、やることはひとつしかないだろう?
何故かアメリカ、フランス辺りに札束でほっぺたペチペチされてるウク姉ちゃん受信…
>>129 なぜそれを書かない!
ウクライナ初登場時からそういうSS待ってるのに…そろそろ泣くぞ。
>130
ちょっと考えたけど、ここから考えられん・・・
「御願いします・・・今うち本当にお金が無いんです・・・でも上司からロシアちゃん禁止令でてるんで・・・
鉄買って下さい・・・フランスさん・・・」
日本式に三つ指ついてお願いします状態のウクライナをによによしながらフランスは眺める。
その格好は、いわゆる裸エプロンであった。
御願いする時にふさわしい格好を教えて下さい!と礼儀を重んじる日本に教えてもらった格好である。
「ん〜〜まあ将来的にはEUのお仲間って頭はあるんだけどねえ。」
ソファーに持たれ良い眺めだねえとご満悦の様子です。フランス兄ちゃん。
推定F〜Iカップの豊かな胸に釘付けにならない男は居ない。
エプロンの隙間から覗く谷間がなんともエロい。
「ドイツくんにも、イギリスくんにも大分投資してもらってるんだけどもうなんか知らないけどお金が右から左で・・・
このままじゃIMFのお世話になっちゃうし、ハンガリーちゃんみたいにオーストリアさんにも頼れないし・・・
困り果ててるんです!御願いします!!」
ウクライナは何度も何度も頭を下げる。
その度にバイーン・ボイーンと謎の音が響きまくる。
「でもうちは別に重工業盛んじゃないしねえ、あ、モルドバのワインもあるか。いやいややっぱワインはうちだしねえ〜」
「えええええええええ〜〜〜〜〜〜???じゃ、じゃ・・・無理ってこと〜〜〜〜?」
によによ笑いのフランスはウクライナの側に行く。
「お願いの仕方、微妙に間違ってるんだよなあ〜」
フランスは胸ポケットから財布を出し、札の束を取り出す。
ウクライナのほおに札束を当て映画の悪人さながらの顔でによによする。
「言葉でも格好でもないのさ、ウクちゃん。
君の資源活用してもらえば俺はいいよ〜」
ボルシチ!ボルシチ!
ボルシチ!ボルシチ!
>129
何故持ってるのかわからない搾乳機とか取り出して
公開搾乳オナニーとか強要してみては如何だろうか?
って、うちのばっちゃが言ってる。
続きを全裸正座で待ってますね
134 :
131:2009/03/15(日) 01:16:06 ID:0kFhFK1V
一瞬ウク着物で帯くるくるで
「助けて下さいお代官さまー」状態も考えたが、どうにも後が続かない(´д`)
誰か書いてくださーい
マジで頼んます…
ロシアを人質にとって、弟の前でウク&ベラ姉妹に強制ご奉仕とか考えたけど
どうやったらロシアを捕まえられるのかさっぱり分からん…
つthe本一巻P23
ワレニキワレニキ
>>131 ペリメニ!ペリメニ!
本当に書いてくれると思わなかった。
このSSのおかげで就活頑張れそうだよ。
139 :
131:2009/03/15(日) 17:38:53 ID:0kFhFK1V
>>138 こんなSS一本で元気に就活できるなら続き頑張るよ!
おいらは仕事のストレスをこれにぶつけてるだけなんだ…
131の続き。方向転換、エロ少なめ?
書きなぐりです。
「EU諸国の皆々様、S'il vous plaît entrez!!」
そうフランスが叫ぶと部屋の扉が開きEU加盟国の面々が部屋にどやどや入ってきた!
ドイツ、イギリスはもちろん、スウェーデン、フィンランド、ギリシャにオーストリア、ハンガリー・・・
もちろんポーランドもいる、バルト三国もいる、スペイン、ベルギー、イタリア兄弟・・・ほぼ勢揃いであった。
ウクライナはきょとんとしている。
「とりあえずまあその非常に魅力的なエプロンは一旦もとの服に着替えてもらおうか。」
イギリスが残念そうに言い放つ。
「今からするのは野球拳だ。」
「ほえ?」
ドイツが続ける。
「日本の伝統的なゲームだそうだ・・・じゃんけんをして勝ったものは、服を脱がない。
負けたものは一枚づつ脱いで行く。至ってシンプルなゲームと日本は言っていた。」
「今からこっちからの選抜メンバーとやって全員を脱がせば、ウクちゃん晴れてEUの仲間入りさせてあげるよ〜〜〜、負けたら今のまま。」
フランスは思いっきり悪人面で微笑む。
「どうする?やる?」
続く〜
で、選抜メンバー募集します〜
あ、出来れば6人以内で御願いします・・・>選抜
あんまり多いと書ききれません。
先生!ハンガリーさんは入れておいた方がいいと思います!
おいしいから!
リトアニアとイタリア兄弟とスーさんとポーランド+ハンガリー(撮影係)
>>142 ハンガリー・ベルギーは是非入れて欲しい
どっちが負けても美味しい
セーたんいれてセーシェルたん
くっ、リヒテンやベラやセーシェルや台湾はなぜEUじゃないんだろうな…
脱がせて楽しそうな奴を入れればいいと思うんだぞ
変態紳士のことだから、セーたんを小脇に無理やり持ってきて強制参加☆に決まってる
つーか皆さん、変態紳士とどSジャガイモと薔薇は入れないていいんですねw
ハンガリーは実況にしようかと思ってましたが、剥いたほうがいいですか。
スーさん・ポー+リト(1まとめ)、イタリア兄弟(これもひとまとめ?)、セーシェル+変態紳士(もしかしたら無しかも)
ハンガリーで考えてみるわ〜
>>149 勿論だぜ
ハンガリーVSウクライナは脱ぐならギリギリまで見せて欲しい
あと個人的には仏英独は参加するよりも実況(という名のセクハラ)で虐めまくるイメージが強いな
変態紳士は公開プレイよりも自分一人で楽しみたがりそうな予感がw
セーシェル脱がすと保護者フランスが止める側に走りそうだしな。
いや、脱がして欲しいですけどね、セーたん。
了解。
ハンガリーはこう腐女子全開で実況したら面白いかなと思ったんでw
問題は自分にポーが動かせるかどうか。
EU加盟国は現在27カ国…
ギャラリーは20人前後か、がんばれウクライナと選抜メンバー
普洪投下します。
・プロイセン×ハンガリー
・やや変態っぽい
・着衣・和姦
エロは4/8から
苦手な方はIDでNGお願いします。
155 :
普洪1/8:2009/03/16(月) 05:04:18 ID:ihlOBAMY
プロイセンは瞠目した。
世界会議の行われる建物の二階の隅、古い議事録が山積みの資料室。知る人ぞ知るサボりスポット。
窓に目をやれば。
「パンチラ!?」
濃茶のスーツのタイトスカートから生えるストッキングに包まれた足。窓を開けようとガラスを
蹴る度に足の付け根の青いデルタ地帯がチラチラと覗く。
今日はラッキーデー! と脇で拳をぐっと握ると、ストッキングのせいで滑って開けにくそうだった
窓がようやく開き、涼やかな風と共に青パンの主が降り立った。
「よ、っと」
金色の髪をふわりとなびかせて着地する。登場に似合わぬフォーマルスーツの彼女は顔を上げざま、
相好を引きつらせた。
「げ。なんでおまえがここに!?」
思わず出てしまったのだろう。飛び出た昔の言葉にハンガリーははっと口を閉じる。
「それはこっちのセリフだ。どこから入ってきてんだよ青パン」
「ばっ――パンチラ見てるなら手伝いなさいよばかぁ!」
「ふご!」
軽快にフライパンスマッシュをかまして
「それよりなんでこんなとこ居るのよ? 今日は地方の会議は無いみたいだけど」
と、ポケットから大きくはみ出したパンプスを履く。
床に撃沈するプロイセンはラフな格好で、とても会議に出るようには見えない。一応ソファーの脇に
ある紙袋からスーツの袖とネクタイの先がだらしなく出ているが、乱雑な扱いで皺ができてそうなのを
これから着るわけもあるまい。
「ヴェストに連れてこられたんだよ。終わるまでここでまってろってさ。あいつほんと兄離れできない
よな、ハハハ!」
「ふーん」
「まあ、オレ様くらいカッコ良くて頼りになる兄なら仕方ないよな!」
ハンガリーは全く興味なさそうに、かかえたファイルをソファーの前の古びたテーブルに置いた。
そして、その隣にある本を見つけ、生温かい半眼になる。
適当な封筒をしおり代わりに挟んだそれは、現代人が書いたプロイセンの歴史書だった。
ハンガリーはぽそり、と。
「気持ち悪」
「てめ……この本は元プロイセン軍人が書いているだけにオレ様の華麗な活躍が詳細に記されてる名作
だぞ」
「あんた……幸せよね。自分大好きで」
「当たり前だろかっこいいからな!」
「そのテンションむかつくふふふふふふふ!」
「ナチュラルに小馬鹿にした顔腹立つなハハハハハハハ!」
本はさておき。
さらにその隣にあるものを発見し彼女は顔を輝かせた。イタリアにもらったグラス入りのお手製
プリン六個。
「わーいプリン! いだきまーす!」
「こら。勝手に食うな! おぁ、コーヒーまで!!」
悪びれる風もなく飲みかけの缶コーヒーも奪ってソファーで口に放り込む。
あきらめてプロイセンも腰を下ろした。
ちらと横を見る。
フォーマルなスーツに身をつつみ、うっすらと化粧が施されていわゆる「大人の女」な武装。廊下で
すれ違ったなら声をかけにくかったかもしれない。だが、ぱかぱかとプリンを向きになってほおばる
様は昔のままでちょっと笑える。
ん?
向きになってる?…………
156 :
普洪2/8:2009/03/16(月) 05:05:22 ID:ihlOBAMY
プロイセンは少しひっかかるものを見つけ、気づかれぬようハンガリーの透明ファイルの資料を
盗み見た。そして、一人で納得した。
まあ、それはそれとして。
「……うらッ」
ぼす、と茶のスカートを枕に寝転がる。
「ちょ、何よ?」
「いいだろ減るモンじゃ無し。恵んでやった代価だ。枕代わりくらいにはなれ」
「……いいけどね」
あっさり引き下がってプリンに意識を戻した。長い間男女で幼馴染やってる身である。過去に気の
迷いで何度か間違いも起きている。お互い大抵のことじゃあ驚かない仲だ。
見上げると、ハンガリーはたいして美味そうな顔もせず、ただただ口に入れて噛み砕き嚥下、それを
繰り返している。
ほんっと変わらんなぁ……
幼馴染とは厄介なものだ。日本は「萌え!」とか「ベランダを飛び越えて朝起こしに来てくれる
んでしょう?」と胸ときめかしたことを言ってくるがそんなに良いものではない。
カッコ悪い頃の自分を知ってがゆえカッコつけても鼻で笑われるだけだし、昔からのクセなんかも
熟知しているから、いらんことにも気づいてしまう。今がまさに、それだ。
プロイセンは手を伸ばし、もくもく動く頬をむに、とつねった。
「何ヘコんでんだよ?」
「何って、何もないわよ!」
プロイセンは面倒臭さにため息をついて、開いているほうの手でファイルを指さした。
「金ガラミの会議書。窓からの侵入=上司を撒いて逃走、と予測。ついでに食い方で分かんだよ。
……相当キてんだろ」
プリンを掬うスプーンが止まる。ぐっと言葉を詰まらせてプロイセンを見据えている。
「別にオレの前でまで意地張んなくていいぞ。バレバレだし、国じゃないから弱みに付け込もうにも
付け込めん」
何気ない言葉だった。ただ気づいてしまい、思ったから言ったこと。なのに。
ぽた、と頬骨を水滴が打つ。2滴、3滴と続くそれはハンガリーの瞳からぞくぞくと生み出され、
プロイセンに降り注いぐ。
「なんで……いつも気づくのアンタなのよ馬鹿あッ!」
ぎょ、とプロイセンは目を丸くする。顔を何度もぬぐって、子供のようにハンガリーは泣き出した。
「な、なんだよ。オレが泣かしたみたいじゃねーか!」
「その通りじゃない。一人でなやみたかったのに。せっかく我慢してたのに!」
「え、マジ? すまん、プリンも一個やるから泣き止め」
「できるか! ……プリンはもらうけど」
ああああああどうしたらいいんだ。
プロイセンは頭を抱えて飛び起きる。フランスやイタリアちゃんじゃあるまいし、泣く女の上手い
扱いなど知る由も無い。
男泣きや泣く子供への対応なら多少はわかるのだが。
子供? 子供か……
「ああ、もうッ!」
「!」
一か八かで震える肩を引き寄せた。ドイツが子供の頃、泣き喚いたときに使っていた対処法。
抱きしめて頭をくしゃくしゃと髪をかき混ぜる。乱暴な手つきにハンガリーは一瞬片目を閉じて顔を
しかめたが、後は素直に受け入れた。
「あんたにしては、気の利いたことするじゃない……」
そこではっとする。
「あ、やべ! 夕べ風呂入ってなかった」
157 :
普洪3/8:2009/03/16(月) 05:06:09 ID:ihlOBAMY
引き剥がそうとする手を引きとめて、ハンガリーはぽふ、と額を胸にくっつけた。
「懐かしい。戦場の兵士陣営の匂い」
「そこまでにおってねぇだろ!」
不満気に声をあげれば小さなくすくす笑いが聞こえた。ぎゅ、とシャツを握って大きく息を
吸い込んでいる。
うあ。
その行動にドキリと心臓が跳ね、血液の温度が上昇する。
「……ちょっと、離れろ」
体が変化する前に、と引き離そうとすればしがみついて
「あんたが泣かしたんだから責任取りなさいよ。こうしてると安心する」
胸に顔を埋め続ける。耐えるしか道は無いようだ。
いいにおいがする。
金色の髪や僅かにのぞく首筋から上るあまい香り。柔らかな肌の感触は服を通しても伝わってくる。
こう密接されて甘えられては妙な方向にテンション上がってしまうわけだが、くっつく本人は郷愁を
駆り立てられてるだけのようだ。
「実は、金策がらみの仕事が続いて、消耗してた」
ぽつり、とハンガリーは言う。
「周りには弱ってるとこみせられないし、普通に振舞うのにちょっと疲れて」
弱みを見せれば付け入られる、それが国同士の付き合いというもの。かつて国だったプロイセンは
その苦労は嫌と言うほど知っている。
「まあ、なんだ。苦労も後になりゃいい思い出ってことで気にすんな。っ痛」
不埒な欲を掻き消そうと適当に言うと、ぺち、とデコを打たれた。
続いて、ハンガリーの情けない鼻声。
「本当に腹立つ。あんただってヘコんでるくせに」
息を飲む。
一秒も無い間をもって調子を取り戻したプロイセンはいつもの調子で切り返した。
「へこむって、誰が?」
「あのね、あんたが私の癖を知ってるのと同じで、私もあんたの癖わかってんの。妙な方向で
テンションが高くなるのとか、やたら『カッコいい』自分の書物読んだり、やたら人に甘えたり。
そういうのはアンタがなにかあったときの行動」
「………………」
チッ、と内心舌打ち。
「話、きいてやらないでもないわよ」
「……あー。別に何も」
目を逸らして後頭部を掻くと、ごき、と額に鉄拳がめり込んだ。あまりの痛みに頭を抱えると
ハンガリーが泣きはらした瞳をきつく向けた。
「心配してるっつってんのよばか! あんたが落ち込む時ってでかいことがある時じゃない。
フランスに攻められたあととか国解体とか」
「って〜。こんな心配あるか! そういうのはもっとかわいくやれよ」
「人の不安は平気で暴くくせに、自分はなにも言わないなんてズルイ!」
いくらかいつもの言葉の応酬が続き、ついにハンガリーは眉をしかめたまま口を閉ざす。やっと
折れたかと安心して
「つか、そもそもへこんでないと――」
締めの言葉を口にすると、小さな音をたてて唇に柔らかなものが触れた。間近にハンガリーの濡れた
睫が震えて一瞬の邂逅を経て離れる。
目の前で真っ赤な顔で目をそむけるハンガリー。
ぽかーんと見つめるプロイセン。
「……かわいくやれっていったじゃない」
行動をようやく理解したプロイセンの頬に、じわりと血潮が上ってくる。
「……おまっ、なんてこと」
158 :
普洪4/8:2009/03/16(月) 05:06:56 ID:ihlOBAMY
「思いつく可愛さの限界をやったのよ! やっぱ、寂しいじゃない。人のことこんだけ暴いておいて
自分は落ち込んでも何も言わないなんて」
しばしの、しかし恐ろしく長く感じたなんとも言いがたい間をくぐり、
「……やっぱりお前には関係な――ふぁ!」
ちゅ
再度攻撃。今度はプロイセンが居心地わるくなって目を逸らし、
「別に心配いら」
ちゅ
「小鳥のようにカッコイイオレ様が」
ちゅ
「……」
緑の瞳はまっすぐにプロイセンを貫いている。
なんと強烈な攻撃だろう。
攻め方としては正しかった。問い詰められてもケンカに発展するだけ、その点この方法は意地を張る
のもばかばかしくなる。ほだされてしまいそうな、ちょっとうれしい戦法だ。しかし、大きな誤算が
一点。
「……いつも、私ばっかり聴いてもらう立場は――って、ちょ、何ニヤけて」
「うらっ」
刹那、間合いをゼロに詰めて反撃の口付け。逃れようとする頭を支えて舌をねじ込むと、プリンの
甘い味がした。
「んんっ、んう!」
想定外だったらしい。しばらくもがいていたが、やがて力を抜いて調子をあわせてきた。ぴちょ、
くちゃ、と舌の絡む音がかび臭い部屋に響く。
思う存分蹂躙し唾液を送り込む。ハンガリーの喉がこくん、と音をたてたのを見て、ようやく唇を
離した。
「……んっっ。何するのよ!」
「こっちのセリフだ。あんな反則技どこで覚えた!? ちょっと……かわいいとか思っちまった
だろうが!」
「――ッ! 少年だったころ国民の女の子にされたのよ! 真正面から攻めてもあんた言んっ」
追撃。
完全に抵抗が止んだところで離れると、
「ずるい……いつもはぐらかして」
ハンガリーは瞳にとろりとした鈍い光を宿してごちる。その柔らな唇をふにふにと指で触ると
「んっ」
と気疎そうに僅かに身を引いた。スーツ姿のせいかその様がやたらと艶めいて見える。全身の血潮が
沸騰し、暴動を始める。
「いい顔するじゃねぇか」
ニヤニヤと加虐的な笑みを浮かべ、くったりした顔のハンガリーをどさ、とソファーに押し倒す。
「人くるとマズイから服のままでいいよな?」
「え、ちょ! 変態! ど変態!」
「お前が妙にひっついたりちゅーとかしてその気にさせたのが悪い」
ハンガリーを掻き抱きながら首筋に顔を埋めた。頬の涙をぬぐいながら首筋を舐め上げる。小さな
喘ぎとともに緑の瞳はちらとこちらを伺い、目が合えば恥じらい交じりに伏せてそらせた。
頬や耳など露出した部分を舌で攻めながら、頬から顎、首筋、肩、鎖骨に胸、ストッキングの太もも
……体のラインを確かめるように掌を滑らせる。スーツのまま抱きしめ撫で回すのは妙な気分だった。
チカンでもしている気になる。
「やあ、ゃ……!」
「くひひ。せっかくだから一枚も脱がさずにヤってやる!」
159 :
普洪5/8:2009/03/16(月) 05:07:40 ID:ihlOBAMY
「変態! マニアック!」
シャツのボタンの隙間に手を伸ばしてフロントホックを外す。するりと下着の影が降りるとシャツの
白にピンク色の輪が透けた。開放された柔肉を揉みこみながら円を描くように弄ぶと、先端が布を
押し上げ主張を始める。
「ひゃ! 布の上から、んっ。変、な、カンジ……」
ハンガリーは切なげに睫を震わせてだんだんと呼吸を熱くしていく。そんな彼女の服装にそぐわぬ
表情と声に妙な劣情が煽られ、ぎり、と奥歯を噛み締める。痴漢通り越して強姦の気分。突っ込みたい。
めちゃくちゃにして喘がせたい。股間にぞくぞくと血液が送り込まれる。
「何だか……犯されてるみたい」
「こっちも犯罪気分だ」
お互いに妙な感情が沸いているのが分かる。
プロイセンはスカートを持ち上げ、ストッキングにつつまれた尻と太ももに触れる。力加減で
きらめきを変え、しゃらしゃらとした触感が心地よくて執拗に撫で回し、揉んだ。
「ふあ、あ……」
浮いている薄幕をつまみ、爪を立てて出来た穴に指を滑り込ます。ショーツの隙間をくぐり直に秘裂
の入り口をぐるりと撫でた。とろりとした液が指にまとわりつき、くち、と水音をたてる。
「んぅ!」
眉間の皺をしてやったりと見つめ、もう少し奥に進んで弱いところ、内壁の恥骨側、ざらざらの多い
ところを擦った。
「やぁ、あ!」
反応の良さに満足気に笑み、スカートを腹まで押し上げる。
あらわになった足の付け根、薄幕の穴から見える青布の股の部分が湿り気を含んで色濃く鮮やかだ。
ストッキング穴を乱暴に引き裂き、ショーツを恥丘の片側に引っ掛けて割れ目を開く。秘裂からとろり
と愛液が溢れた。
「スゲー濡れてんな。着衣えっち好きか?」
「んなわけな――ひゃう!」
体が跳ねる。膨らみかけの花芯をしごく。
「やあ! ああ、あっ!」
同時にブラウスにも手を伸ばして脇から胸を掬い上げて布地に浮く先端をいじった。
ハンガリーの瞳から、生理的なものであろう涙が零れた。
プロイセンはニラニラと笑う。一番エロから遠いスーツ姿で乱れるギャップがたまらない。
本来ならば今、会議で凛と発言しているはずの声を狂わせ、清潔なシャツを乱しうっすらと汗を
にじませ、ぴたりと閉じて座っているはずの足を開かせ液まみれにしている。嗜虐芯が湧き上がり、
股間に許容を超えた血が集ってみしみしと痛みをもたらす。
「たまにはこういうのもいいな」
驚くほど自分の声がねちっこい。
「たまんねぇ」
「こ、の変態!」
「その変態に感じさせられてるのは誰だ? あぁ?」
「ひゃああ!」
指の又で熟れた芽を挟み、指先は中へ。
ぐちゅぐちゅと愛液のあわ立つ音とともに、更に高く嬌声が上がった。
その声にプロイセンは満足そうに口の端を上げて更に責める。
「はっ…やあぁ、そこや、ああっ」
ハンガリーの頬をまた一つ雫が流れた。指先はバリバリとソファーを引っかき体をうねらせ髪を乱す。
絶頂が近いと見て、良い反応に手の動きを早めようとする腕を、ハンガリーが掴んだ。
「や、嫌」
訳が分からず眉をひそめるプロイセンに向かい、
「ひとりは、や」
「あぁ?」
160 :
普洪6/8:2009/03/16(月) 05:08:29 ID:ihlOBAMY
「頼るのも一方的嫌だし、イくのも……一緒がいい。挿れて……欲しい…な」
汗と涙にまみれて、真っ赤な顔ですがるようなお願い。
うあ。
ふと我に返る。勢いで押し倒したことと痴漢・強姦気分に後ろめたさを感じていなくもなかったので
愛しさひとしお。プロイセンはこみ上げた衝動のままぎゅうう、とハンガリーを抱きしめた。
「よっしゃ! すぐにくれてやる」
せわしない手つきでズボンから十分に硬いそれを取り出すと、ストッキングの穴に通し入り口にあて、
ゆっくりと押し込んでいく。温かな粘液と絡みつく壁を分け入り深く奥までたどりついたとき
「んう! うう!」
ぎゅう、と強い締め付けがきた。
「く! あんまキツくすんな」
「だって」
背に回った手が強く自分を引き寄せる。この感触がたまらなく好きだ。求められている感覚。やはり
犯罪気分よりこちらの方がいい。密着感が足りないのは残念だが、ストッキングのせいでパンと張った
腿や衣擦れの音、ブラウスやスカートは一種独特の興奮を掻き立てた。
プロイセンはハンガリーの濡れた頬を指でぬぐい、あやすように髪を撫でてから
「……動くぞ」
ゆっくりと腰を引く。
緩急をつけて浅く深く、弱点のざらざらした場所に引っかかるよう出し入れする。その場所を突くと
ハンガリーを悦ばせると同時にプロイセンの先端や亀頭を擦って気持ちが良い。
しばらく、打ちつける音とじゅぶじゅぶと愛液のあわ立つ音が流れた。
「あっ、いぁっ、やっ、ああっ」
ハンガリーの頬は絶えず零れる涙でまたびしょびしょだ。もとより感じると泣く体質だが、今日は
やる前からも泣いてばかり。否、泣かしてばかりだ。泣き顔なんか見たくないのに。不器用だから
空回りする。嫌になる。
打ちつける動きと共に肉芽をいじってやると喉を反らせて大きくあえいだ。白くて美味そうなそれを
甘噛みする。途端、肉襞の蠢きが激しさを増し、絡みつきが凶悪となる。上り詰めてきていると踏み
激しく腰を打ちつけ、振動で震える柔胸をシャツごと揉みしだく。
「はっ、ああっ、あっ!」
ハンガリーの艶声も激しさを増し、絶頂間近のサイン。自分も追い詰められて腰の辺りに痺れを
感じる。もう長くはもたない。
「も、イく」
ハンガリーは喘ぎながら頷いた。
「ひゃ、あ、あっ、ぁああああ!」
叩き付けれるように腰を打つと背中に指先が食い込んだ。ストッキングの足のつま先をぴんと張って
がくがくと振るえる。激しく収縮する肉襞に抵抗して
「くッ」
プロイセンは歯を食いしばりモノを引き抜いた。
飛び出た白濁はハンガリーの腹からふとももへと降り注ぎ、シャツと濃茶のスカートに卑猥な模様を
描いた。
「ばか!」
絶頂の余韻から回復したハンガリーがはじめにしたのは、プロイセンをフライパンで殴ることだった。
「スーツ汚して」
「着衣プレイのトドメはぶっかけだろ。脱いで2ラウンド突入で問題無し!」
ニヤニヤと脱がそうとするプロイセンをもう一発ぶん殴ってため息一つ。
「あんたはそうやって……。人の話聞かないし落ち込んでもカッコつけて言わないし変態だし。
それでも……なんか、分かっちゃうんだから、少しくらい頼りなさいよ。男同士の約束交わした幼馴染、
なんだから……」
161 :
普洪7/8:2009/03/16(月) 05:09:08 ID:ihlOBAMY
泣き出しそうな顔にプロイセンも大きくため息をつく。うやむやにさせてくれないらしい。
あからさまにめんどくさい顔で切り出す。
「それの」
テーブルの上の本を指し、
「作者が死んだ」
あっさりと。
「プロイセン軍の軍人で、ドイツ人になってからもオレのこと祖国って慕ってくれててな。昨日葬式
出て家に帰って一息ついたとこで、なんだろうな。国として何かしてやれてたんだろうかとぼーっと
考えちまって、気がついたら朝になってた。オレ、あの世代には貧乏と戦争しか与えられなかったから」
それは、どこの国も一度はぶつかる感情。だがそんな疑念も今という時の仕事に追われるうちに、
次の世代には同じ経験はさせぬと前向きな方向へ昇華されていく。
しかし、プロイセンはもう国ではない。
後悔を未来で贖うことは出来ず、残った心寄せる民たちへの後悔をただただ抱いて立ち尽くすこと
しかできない。
「で、朝に書類届けにきたヴェストにみつかって」
一晩喪服でぼんやりと徹夜した兄に憑き物でもついているのではないかと心配され、目をはなさぬ
よう私服を紙袋にぶっこんでスーツのままここに連れてこられた。プロイセンを連れまわすドイツに
何かの異常を察したイタリアがおやつに持ってきていたプリンをくれた、と。
ハンガリー先ほどまでの威勢はどこへやら、眉を僅かにハの字に下げてなんともいえない顔を見せる。
そして、沈痛に口を開いた。
「……それで昨日風呂入らなかったのね。清潔感は大事、入浴は重要よ」
「注目点そこか!?」
と、いいつつも国の立場とプロイセンの人となりを知る彼女は、それがどれほどのものか理解した
ようだ。予想以上の反応にプロイセンはなんだかおかしくなって、ハンガリーの両頬をうにー、と軽く
引っ張った。
「ひっでぇ顔」
「……もっと早く教えてくれれば」
「普段やらないエロサービスでもしてくれたのか?」
グーで殴られた。ずきずき痛む頭を撫でながらプロイセンは続ける。
「誰にも言うなよ。めぐりめぐってヴェストの耳に入れば、マジメだからマトモに受けてたぶんヘコむ。
こういうのは口にしたところで誰の得にもなんねぇから、言いたくなかった」
プロイセン解体にはドイツの誕生も深く関わりがある。
「でも、あの時取れる最善の方法を取ったわけだから後悔はしてない。地方もいいぞ。国よか楽。まあ、
その時その時後悔ないよう民衆は大切に、ってことだな」
「……私、会議出てくる! 途中からでも――」
決意新たに顔を上げたハンガリーはハッと息を飲んだ。……スーツにべったりと絡む白濁の粘液。
「って出れないじゃないバカ! それ以上に帰れないじゃないバカバカ!」
降り注ぐ拳を避けながらプロイセンはケセセセセと悪ガキのように笑い、
「なら戻らずゆっくりしてけよ。服ならこれかあそこのスーツ貸してやる」
「あんたって奴は……まったく。姑息な手を使わず素直にそばにいろって言えばいいのに――って
言ってる側から脱がすな!」
「やっぱ着衣より生だよな。肌の感じが全然違う。生乳サイコー!」
「いやー!」
162 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 05:15:51 ID:tey/HlfR
支援
163 :
普洪8/8:2009/03/16(月) 05:57:31 ID:ihlOBAMY
有無を言わさずぱかぱかとスーツを脱がしていく。そして――
「兄さん、お待た――」
「プロイセンお待たせ〜」
突如開いたドアの向こう、迎えに来た会議帰りのドイツとイタリアが。
「え?」
四人の声が、重なる。
ハンガリーはショーツ一枚だった。足元に散らばる衣服には白濁液。
そのハンガリーをプロイセンは今まさに押し倒したという格好。
金縛りのまましばしの間。
硬直からいち早く解けたのはドイツだった。停止しているイタリアを引っ張り、バンッ! と
叩きつけるようにドアを閉める。
ドア越しに、二人の慌てた声。
ヴェ、ヴェ〜、今の…… 忘れろ!俺達は何も見ていない ハンガリーさんのぱんつ―― 見てない
と言ってるだろうが!
「……ちょ、ばかー!」
「そういや人が来るから服でやってたんだったな。今の二人の顔みたか? 超おもしれ〜」
「誤解されたじゃないのばかばか!」
「誤解じゃないだろ。ちょっとからかってやるか」
悪乗りしてハンガリーの弱いところを攻め立てる。こらえきれない嬌声が洩れて、ドアの向こうが
大混乱。
プロイセンは殴られながら大爆笑した。
当分は2人ともへこむ暇なく楽しく過ごせそうである。
END
以上です。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
連投規制ひっかかり、ご迷惑おかけしたことお詫び申し上げます。
乙ですエロだわ切ないわ変態だわで
大変美味しゅうございました萌えだ〜
朝からご馳走さまです!
GJ!
ぼちぼち規制も解けてきたなーと思って来てみてたらキテター!!
なんともかわいエロいハンガリーさんもニヤニヤマニア変態プロイセンもいいね
たぶん前に書いたやつ(違ったらごめん)も好きでした。GJ!
普洪GJ!
プロイセンはニヤニヤしながら攻めるようなのが似合うね
ハンガリーさんもエロかわいい
国としての悲哀も書きつつギャグとエロとかレベル高すぎだ
乙でした
>>155 エロもギャグも悲哀もじんわりでよかったよー
すげえニヤニヤした
>>155 二人のやり取りすっごく和んだ!
二人ともかわいいなあ
乙でした!
>>147 リヒテンシュタインにはEFTAで4Pという手が
アイスランド
ノルウェー
スイス
リヒテンシュタイン
…うん、兄さま以外性欲薄そうだが
>>154 GJ!!!着衣プレイエロかった!
ドイツとイタリアwww
続き。この普洪の後ではプレッシャーだ・・・
メンバー選びなんで読み飛ばしてもらっておkです。東北なまりがわかんねっす。
衆目注視のなかウクライナは意を決する。
つーかこの空気ではやらざるを得ない。
「・・・やります!」
じゃあまあ服を着替えておいで〜と一旦部屋から出され、EUの面々は代表選びに入る。
「じゃあまあ・・・誰が出る?各方面ごとの代表でいいか?」
とイギリスが言う。
「ほっだら俺。」
スウェーデンが手を挙げている。
・・・いきなり何故貴男?全員の頭の上に?が浮かび、今度は視線がスウェーデンに集まった。
「ちょっちょっとスーさん本気ですかぁぁ??」
「んだ。」
フィンランドがなんとか止めさせようとしているが時間が惜しい面々はさっさとホワイトボードに
「北欧・・・スウェーデン」と書いた。
「じゃ次、東欧。」
すかさずポーランドが叫ぶ。
「俺でるしーーーーーーー!」
手を高々とあげるポーランドの後ろで妙にほっとしているリトアニアがいた。
止めるだけ無駄な空気が漂っているのでさっさと「東欧・・・ポーランド」
「次、中央。」
「私が出ましょうか?」
オーストリアが手を挙げた。
「お前がでるのか?」
ドイツがドン引きしながらかなり驚いている。
「オーストリア人は潔いのですよ。」
「だめですうううううううう!!!!!!!オーストリアさんはだめえええええ!!!あたしが出ます!!!」
ハンガリーが上気した顔で叫ぶ。フライパンを両手に鬼気迫っていたので怖くて「中央・・・ハンガリー」
「あ〜ハンガリーでるならあたしもでよかな」
にっこりしながらベルギーが言った。
「だって面白そうやし、女の子同士のがやりやすぅない?」
「あかーーーーーん!!ベルはあかーーーーーーーん!!」
スペインが大泣きしながらベルギーにすがっている。
「ベルの裸は俺のも・・・ぶぎゃっ!!!」
ベルギーの左がスペインの頬にヒットし、窓から綺麗な放物線を描いて外へと放り出されていった。
「中央は・・・ベルギーでるか?」
「あたしはええよ〜」
と言っているが窓の外から「あかーん、あかーん」と涙声が聞こえてくる。
全員居たたまれなくなり、「じゃイタリア、お前らたまには役に立て。」のドイツの一言で何故かロマーノ。
外から更に悲痛な叫びが聞こえてきたが取りあえずスルーすることにしておき、これで4人。
「あとは一人くらい欲しいよなあ。」
と議長イギリス。
「お兄さん出ても良いよ。」
「や、お前はゲームにならん。」
と素早くイギリスにフランスは突っ込まれた。
「何だよ、お前の貧弱な体さらすくらいならこの俺様の美しい体を皆の目に触れさせてあげようと思ったのに。」
「何ぃ!!?お前のぼーぼー胸毛なんか誰が見たいか!!」
「あのーイギリスサーン」
ドアの外から声がする。しかしイギリスはフランスとの口論に必死で聞こえていない。
「おお、セーシェル」
ギリシャがドアを開けると少々お怒り気味のセーシェルが立っていた。
セーシェルは、関係ない自分が何故かここに連れてこられ、その上メイドまがいの事をさせられているのですこぶる機嫌が悪い。
「あのーソコの眉毛、声聞こえてますか?ウクライナさん、着替え終わったってー。」
イギリス、フランスがセーシェルを見る。
そして、多分何十年に一度しか合わない二人の気が今合った。
「セーシェル、お前でろ。」
>>174 おおお待ってました。
今日は投下多くて嬉しいな。
全裸に靴下で続きまっております
>>174 ロマーノの参加理由w
GJ! 続き待ってる!
スーさんに対する好感度が上がった。おおおおおお!スーさん潔すぎww
だがおれの
パソコンの調子悪くて↑の文章分節めちゃくちゃになった。すまん。
正しくは「だがおれの好感度が激しく上がった」ってことでひとつ頼む。
薬飲んで寝てくるわ・・・。
「はあ?何言ってるんですか?遂に頭も紅茶の葉っぱの出し殻になったんですか?」
セーシェルも着替え中のウクライナから話のあらましは聞いている。
しかも自分は明らかに関係ない。
踵を返し部屋から出ようとするとイギリスが呟いた。
「言う事聞いたら、外貨やるぞ。」
端的でかわいげ0な宗主国の言い方にカチンときたセーシェルはそのまま出て行こうとする。
「やって勝ったら、なんでも言う事聞いてやる。」
・・・しばらく立ち止まり、セーシェルはくるりと振り向いた。
その顔は後ろに花を背負っている様な笑顔だった。
「本当ですね?バーバリーのワンピ買ってくれますね?」
「バーバリーでもプラダでもブルガリでもロレックスでも何でも買ってやる!」
イギリスは心の中で「言う事聞いてやるなのに・・・」と突っ込んだが今ここで水は差せない。
「やります。」
都会に出てきたばかりのセーシェルは物欲に弱過ぎであった・・・
で順番はその後のじゃんけんにより、
1・ロマーノ
2・セーシェル
3・ポーランド
4・ハンガリー
5・スウェーデン
に決定。
基本的に皆スーツなので男は上着を脱いだ状態からスタートという事になった。
そしてウクライナはいつものサロペットにリボンタイのブラウス、その上に同系色のジャケットの下にセーターとブーツだった。
「じゃあ始めようか。」
誰とも無く言った声で、ウクライナvsEUの野球拳対決はスタートとなった。
VSロマーノ。
ルール説明に日本に借りたVTRを流す。
日本のお笑い番組に色々な意味で各国釘付けになったのは言うまでもない。
「やーきゅ〜う〜す〜るならこ〜いう具合にしやしゃんせ〜〜アウト!セーフ!よよいのよい!!でじゃんけんだ。
で5回勝負でいくぞ、解ったな、ロマーノ?」
「うるせえ、解ってるよクソヴルスト。さっさと勝って剥いて楽しませてもらうんだよ。」
「・・・不安だ・・・」
ドイツの予感は的中した。
「さ〜それでは始まりました、ウクライナEU加盟をかけた野球拳勝負、実況は私ベルギーと」
「フランスで御送りするよ!」
〜〜〜〜〜※とりあえず歌は省略・皆で合唱〜〜〜〜〜〜〜〜
「アウト!、セーフ!よよいのよい!」
ロマーノ、パー。
ウク、チョキ。
「・・・ロマーノへの男性陣の目が涙が出そうなほど刺々しく背中に突き刺さってるなあ・・・」
「空気、読めよ・・・ロマーノ・・・しかもパー。」
「脱げば良いんだろ!脱げば!!!」
一回負けただけで既に半泣きのロマーノである。ロマーノはノーネクタイだったため、自らシャツを脱ごうとしたら、
「あ、ストップ。」
フランスが制止をかけた。
「ウクちゃん、脱がしてやって。そのかわりウクちゃん負けたら相手に脱がされるから。」
「え?あ、わかった。」
そう言うとウクライナはロマーノの前のボタンに手をかける。
但しそれはシャツでは無かった。
「いきなり下にいくかあああああ!!!ウクーーーーー」
ウクライナは何のためらいも無くロマーノのズボンをはぎ取った。
「ベルトはノーカウントでいいよ?ね?」
「そう言う問題っちゃうって・・・ウクライナ・・・まあええ、二回目や二回目。」
ウクライナの天然か腹黒か解らない攻撃に動揺したロマーノは立て続けに4回負けた。
「・・・人選ミスやね。」
「・・・そうだな・・・」
EU側の空気が寒い。
ロマーノは最後になんとか一回勝利し、ジャケットだけはぎ取った。
一回戦終了・・・ロマーノ=パンツ1枚
ウクライナ=セーター・ブラウス・下着?枚・サロペット・ブーツ
今日はここまで・・・
>>174 GJ!!
続きwktkして待ってる。
そういえば保管庫って更新されないの?
>>174ありがとうございます!
さすがウクライナ姉さん、脱がせるにも恥じらいがないw
>>183したらばでこないだ忙しいって言ったはったような……
185 :
183:2009/03/17(火) 00:05:46 ID:TAmRFcpl
したらば行って理解した。
スルーしてくれ。
ID気付かなかったw
ちなみに自分は美乳派なのでウク姉の胸もリヒの胸も美味しくいただけます
うわ、昨日番号付け間違えた。ロマーノ編はまた推敲して外部にあげます。
ロマーノよう動かせやんだ。
VSセーシェル
・・・ヤバい。試合前からセーシェルは一人汗をかいていた。
今日のセーシェルの格好はAラインのキャミワンピースに春らしい薄いグリーンのカーディガン。ストッキングにミュール・・・
ウクライナがセーターとかジャケットとか言ってるんで季節的にはまだ肌寒い。
何故そんな格好かというと、理由は簡単。
それはこの騒ぎの2時間前、会議で疲れたー癒させろ〜充電させろ〜〜のイギリスに休憩時間の間にカットソーにぶっかけられたからだ。
カットソーは着れたもんじゃない状態になってしまいワンピースだけでもなんとかなるかあと思っていたのにこの事態。
オマケにパンツはイギリスに強奪されたのでストッキング直履きである。
・・・二回負けたらある意味アウトじゃない?
セーシェルの背中は冷や汗だらだらであった。
「じゃー次ー、セーシェル!どっちが脱いでもお兄さんは幸せだよ!」
フランス兄ちゃんの明るい声が響く。
・・・勝って新品買わせてやる。意を決してセーシェルはウクライナの前に立つ。
「よよいのよい!」
セーシェル、チョキ。
ウクライナ、パー。
「勝ったああああ!!!!」
セーシェルは飛び上がって喜んでいる。
ひらひら舞い上がるワンピースの裾。
その時イギリスは思い出した!自分のポケットの中身を・・・。ヤバい・・・。
「セーシェル、何脱がすん?」
「ん〜〜じゃ・・・」
とセーシェルはセーターを脱がす。ブラウスとサロペットとブーツの見慣れた格好にウクライナはなった。
セーシェル、パー。
ウクライナ、グー。
「サロペット、頂きます!!」
「ブラウスの裾が結構長いのでお尻丸見え・・・ではないな。」
「ストッキングのような光沢も見えるなあ。」
四回目
セーシェル、チョキ。
ウクライナ、グー。
「ごめんねえ〜ワンピース脱がさせていただきます!!」
ぺろーんと剥かれたセーシェルは・・・
褐色の肌に映える薄いグリーンの葉の模様のレースが施されたブラジャーと、ストッキングだけ。
丸見え・・・である。さすがのウクライナも目がまん丸にならざるを得ない。
各国の前でこんな格好になってしまった羞恥心でセーシェルが半泣きになっている。
その格好はかなりの破壊力でラトビアがぶっ倒れた。
エストニアが「ラトビアあああああ」と叫ぼうとするより先にイギリスがセーシェルに駆け寄り自らのジャケットを着せた。
「済まんセーシェル・・・無理矢理参加させて悪かった・・・」
ぎゅっとイギリスはセーシェルを抱きしめる。
「イギリスさん・・・」
ごめんなさい191の1行目に「三回目」が抜けてます。
「お前のそんな格好を皆に見せたくないんだ。」
「じゃあ新しいブラジャーとショーツとワンピ買って下さいね。」
セーシェルがイギリスを見つめている。
二人の世界に突入していて、全員置いてけぼりである。
「いくらでも買ってやるよ。という訳でここで二回戦終わり!こっちの負け!」
「ええええええええ!!!職権乱用反対!!!」
「うるさい!!!」
とイギリスは叫びポケットからハンカチ状のものを出し、汗を拭いた。
そのハンカチ状のものをまた仕舞おうとした瞬間ポケットに入り損ね床に落ちる。
その模様はセーシェルのブラジャーと同じ柄でヒモが付いた三角形・・・
全員の目が・・・イギリスに刺さる・・・
「変態は去ね。」
笑顔で親指を下に向けたベルギーの一言でイギリス退場。
二回戦(不戦勝?)
セーシェル=ブラジャー、ストッキング
ウクライナ=ブラウス・下着?枚、ブーツ、ストッキング?
イギリス、紳士かと思いきやただの変態かよw
イギリス「違うんです!これはドッキリなんです!」
紳士という名の変態さ
重ね重ねすまん。
191と192の間の2回目丸抜けだったので貼っておく↓
ごめん・・・
「じゃ、二回目な〜」
セーシェル、グー。
ウクライナ、パー。
や、ヤバい???まだ大丈夫大丈夫・・・微妙にイギリスとセーシェルの目が踊っている。
ウクライナが「ごめんねえ〜」と言いながらカーディガンを脱がす。
三回目
カットソーが着られなくなったと言うことは
口でさせたのかイギリス、イギリスwww!
>>197 いや、イギリスのことだからわからんぞ。もしかしたら「おい、カットソーに出させろ。」ぐらいのことはやりかねん。
199 :
96:2009/03/18(水) 17:57:53 ID:noxZP0EC
文章が拙いので妄想を張り巡らせて補完してもらって感謝です。
一応自分の中では
イギはワンピだけ脱がせてやって、中出し拒否→カットソー来てるのに腹だしの設定でした。
皆様の妄想に乾杯です。
やってることは放電なのに充電できるところがさすがですね。
退場くらっても買い物→着替え→ホテルで幸せになってる二人を受信したわ。
野球拳見てたら何か思いついた。
リヒと台湾の相手って大体スイスと日本かな。
誰か異議のある人
異議ありません!
台湾の相手は中国や韓国でもよし、リヒはカナダ相手でも萌える
>>200 異議なしです!
さぁその思いつきを文章としてぶちまけてください
あえて空気読まずに異議を唱えるぜ!
台湾は香、リヒは貴族やぷーでもいけます
正直誰が相手でもwktkしながら投下待ってる
VSポーランド
「さ〜〜〜次は俺だし〜〜〜」
ポーランドは伸びをしながらリトアニアに話しかけた。
「頑張ってと言うべきかどうなのか・・・」
リトアニアは深いため息を付いた。
なんてったってウクライナは自分が焦がれるベラルーシの姉であり、独立した今もなんか怖すぎる元上司の姉だ。
「勝っても負けても気まずいなあ・・・」
意気揚々と皆の真ん中に向かうポーランドの背中を見ている。
見ている事しか、出来なかった。
ポーランドは真ん中に立ちウクライナを指差す。
「ウクーいい格好じゃ〜ん。」
「ポーちゃん・・・」
「まあちゃ〜んと楽しませてやるし〜。」
にこりと笑うポーランドの笑顔は邪気が無いだけに、さらに怖かった。
「よよいのよい!!」
ポーランド・グー
ウクライナ・チョキ
「俺の勝ちだし!」
そう言うとポーランドはしゃがみ込みウクライナのブラウスの下に潜り込む。
「え!?ちょ!ポーちゃん??」
「最後の聖域から獲るなバカヤローーーー!!!」
フランスが叫ぶ!が、ポーランドが潜り込んで獲ったものは・・・青のレースのガーターベルトだった。
にやーーーーと喜色満面で指にベルトを指に引っ掛けくるくる回すポーランド
「俺、ウクがガーターベルトなんしっとるし。これ、ベラもじゃん?」
ベラルーシのガーターベルト・・・その非常に簡単にできる妄想にリトアニアは真っ赤になる。
「下着の色、ウクが青で、ベラが白やろ?で、ロシアが赤パンツー、お前らアホ過ぎだってー」
ガーターベルトを頭に引っかけ勝ち誇るポーランド。
「それ全部ロシアの趣味だってわかってるしーーー」
「なんで君がそんな事知ってるのーポーランド!」
リトアニアは叫ぶ。
「そんなん見に行ったに決まっとるし。」
ポーランドはしれっと言う。
リトアニアは血の気がさーっとひいて真っ白になっていた。
二回目。
ポーランド・パー
ウクライナ・グー
「ここに来て二連敗か〜雲行き怪しくなってきたねえ〜ウクちゃん?」
「ううううう・・・ポーちゃん・・・」
ウクライナの顔が真っ赤になってきた。
「じゃ、頂きだし〜」
ポーランドはウクライナに手を伸ばす。
ウクライナはぎゅっと目を瞑る。
ビリっ。
「え?」
全員が固まる。
ポーランドはウクライナのブラウスの右の袖を引き千切った。
ちょっとむっちりしているがすべすべの腕が露になる。
「一枚ずつだったらあっちゅう間に終わるでつまらんし。」
ポーランドは勝ち誇った笑みで言った。
無くなった袖の隙間からちらちらブラジャー(もちろん青)が見える・・・
これはこれで中々やらしい。
で、あっという間にポーランドは残り三連勝。
三回目で左袖、四回目で後ろ身ごろ、五回目で前身ごろをはぎ取った。
首もとには襟首とリボンだけが残っている。
ウクライナは力つきたかのようにしゃがみ込む。
「あたし、ポーちゃんにじゃんけんで勝った事無いのに・・・手加減してくれたって良いじゃない!」
ウクライナは上目遣いでポーランドを見つめていた。
「ウクが俺に勝てる分けないし〜」
完全勝利したポーランドは戦利品をリトアニアの首にかけた。
が、彼女の妹のではないので素直に喜べないリトアニアであった。
そしてこの事が元上司にバレた場合・・・
考えないでおこう・・・考えないでおこう・・・リトアニアは真っ青な顔で激しく首を振った。
この数分の間に顔色がロシア国旗になったリトアニアはこの幼なじみの桁違いの行動力が心底羨ましかった・・・
「まるで飼い主と首輪を付けられた犬の様だな・・・」
ドイツがぽつり呟く。
「どっちがですか?あ、いたずら禁止ですよ。」
オーストリアがドイツに釘を刺した。
三回戦
ポーランド=無傷
ウクライナ=襟首のみのブラウス、キャミソール、ブラジャー、ストッキング
ショーツ、ブーツ・・・あと8枚!
VSハンガリー
ハンガリーは微妙に後悔していた。
いくら愛しのオーストリアさんの裸を皆に見せたくなかったとはいえ、この野球拳に参加した事を・・・
もし、負けて剥かれたらオーストリアさん、怒るかなあ・・・それはそれで美味しいかな・・・
色々と妄想を張り巡らせていたら「ハンガリー、出番ですよ。」とオーストリアに声をかけられた。
「はあい〜」といい笑顔にいい返事で真ん中に立つ。
「ウクちゃん、恨みはないけど勝負しようか。」
濃紺に小花模様のふんわりとしたバルーン袖のミニのワンピースに太めのベルトにハイヒール。
可愛い格好だがハンガリーが着ると中々好戦的に見えなくもない。
「よよいのよい!!!」
ハンガリー・パー
ウクライナ・グー
「ええええええ!!!!!」
ウクライナは自分の握りこぶしに向かって叫んでいる。
「ごめんねえ〜〜〜」
にっこり笑いながらハンガリーはウクライナの残った襟に手をかけボタンを外す。
リボンもするっと外し、にっと笑う。
「さっさと終わらせよ?」
二回目
ハンガリー・チョキ
ウクライナ・グー
「えええええええ!!!!」
今度はハンガリーが自分の手に向かって叫ぶ。
「ごめん!ハンガリーちゃん!!」
ベルトはノーカウントなのでワンピースを一気に脱がす。
その下に現れたのは、滑らかなミルク色の肌、ウクライナまでは行かないが豊満な胸に滑らかな曲線美・・・
そして全員の目が釘付けになったのがハンガリーの下着だった。
ヨーロッパの下着は日本の下着みたいにカチッとしたものもあるが、たまにこれ、何の役に立つの?的なクタッとしたものも多い。
ハンガリーの下着は濃い紫色のレースの華奢なショーツとお揃いのブラ。
繊細なレースが美しい作りだが、水着より布の少ないそれは本当に隠すだけのための代物であった。
うつむき加減のハンガリーの揺れる谷間が何とも言えない。
「ハンガリーのあれって誰の趣味なん?」
にまあとベルギーが笑う。
「知ってて聞くなよ。聞くだけ野暮。」
フランスが口を尖らせ視線を向けた先にはしれっとした顔のオーストリアがいた
三回目
ハンガリー・チョキ
ウクライナ・パー
「よっしゃあああ!キャミソール頂き!!!!」
「ハンガリーGJ!!でもあんまり暴れると見えちゃうぜ〜」
脱がされて動揺しているのかハンガリーは少し素に戻っているようだ。
ブラとショーツだけというのにガッツポーズだ。胸がたぷんたぷんと揺れている。
ウクライナのキャミソールを脱がせるとと濃い青のブラジャーが見えた。
こちらはハンガリーのブラとは違い、胸を支えるためかなりしっかりした作りだ。
「さー一気に片付けちゃいますよ!」
ギリシャは下着姿のハンガリーの背中に軍神がぼんやり見えた様な気がした。
四回目
ハンガリー・パー
ウクライナ・チョキ
「靴、もらうね!」
素足にハイヒールのハンガリーは残り二枚。
今度負けたら、ロマーノの二の舞・・・ロマーノと同レベル・・・
それだけは避けたいハンガリーは続けて最終勝負に挑んだ。
五回目
ハンガリー・グー
ウクライナ・チョキ
「ブーツ、頂き!!」
なんとか勝利したハンガリーは思わず脱がせたブーツを上に向かって投げた。
その瞬間胸がたぷんと弾み、反動でブラジャーの後ろのホックが外れた。
ブラジャーはめくれ上がり、柔らかな胸が露になった。
おおおおおおおおおおと男性陣が歓喜の声を上げた。
「!いやああああん!!!!」
ハンガリーは胸を隠ししゃがみ込む。
「お、オーストリアさぁん・・・ごめんなさい・・・」
小さな声でハンガリーは呟いた。
にっこりオートストリアは言う。
「あとでお仕置きですよ。ハンガリー。」
それを見ていたウクライナは
「ロシアちゃんと良い勝負するなあ・・・オーストリアさん・・・」
としみじみしていた・・・
ハンガリー=ブラジャー・ショーツ
ウクライナ=ブラジャー・ショーツ・ストッキング・ブーツ片方。
スーさん編はまた明日・・・
GJ!ポーランド強ぇええ!
颯爽と名乗り出たのは自信あってこそだったんだなww
いきなりガーターベルトからいったところに
勇者を感じるぜ、ポーw
はんがりーさんは紫……貴族めっっっ
Wikipediaによると、ガーターベルトはパンツの下に着けるものらしい。
ポ、ポーランド…!?
>>210 ちげーよ、童貞。
下腹に巻いて、パンツの下にベルト部分を通して、
で、金具でストッキングを止めるんだよ。
だから、腹に手をまわして上から引っ張れば抜ける。
しかし、手早く他人のを外すとなったら、それなりに腕が必要。
ポーランドめがw
/::::::::、:::::::::::::j::::::::/ 、_ V:::::::{:::::::::::::::::/::::::/ 、7´ ノ、
/::::;;:::::::::::;:::::::::/::::::::j ̄ ‐-っ _, - ` ー-、__V::::::::;ヾ::::::::/:::::::>、),イ / ,ヘ,
__/゙´i ヾ::::::;::::::/:::::o::j _-_ニ-‐´  ̄ ̄ {::::::::::ヘ`ヾj::::/ ´ Fィ,ニ ィ´
j _.r _」 }:::::;::ィ:::::::::::/彡-‐´ ____ ヾ::::::-‐` ̄ _ -‐ j ` ー'´
,イ \{\/ /::::://:::::::/´ _ ィ ┬ T ̄|__i_!__,ヽ-‐'' ̄ ̄ _ -‐ ´ j
く ミ、、 〉、__  ̄ ̄``´`<‐‐┴┴┴´三ニ-─────__=-─┬-- ._ j
`{ヽ、〉ミ{  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ ̄-‐'´ _,、,、_ -‐ ' ´ ̄ , -‐'ヘ \ ! j
└`_ヽ,`ヘ _ -‐イ__ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ <∧> , '´ } ヽ.!.j:!
` ヘ / j `ー 、_ , '´ i !.j::!
〉、 j `ヽ、 / i /::::!
i:::::ヘ i `ヾニ二イ i /:::::::〉
〈:::::::::ヽ j Υ Y ! /::::::/
ヾ:::::::::ヽ j | /;j j /::::::/
`ヾ;:::::j jイ j j゙::::/
/j j;' ! j'´´
/ j ,,,,--‐‐‐-、、 j'' j ,,..-‐:::::::: ̄:::::::‐..、 j
/ ,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::`::.、j !:´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
パンツパンツうるさいぞ!!
ポーランドが実質一回分(ガーターベルト。服は襟足残して「一回」にしてるし)
しか脱がさなかったのは、
元同居人としての優しさなんじゃないか
って妄想した自分
うんポーウク好きなだけなんだ
>>210>>211 どっちも正解だよ、妖精さんw
ガーターが下だと便利で、ガーターが上だとガーターが見えてきれいだけど不便
ポーじゃんけん強いなw続きお待ちしてます
ポーウク良いよポーウク
しかしなんていうかちょこちょこ出てくるベルギーさんがいい性格し過ぎてて何だか萌えてきた
ベルギー可愛いよベルギー
GJでやんす
ポーランドにガーター勲章をあげやう
おおいつの間にか野球拳の続きが来てた乙です!!
イギリスの変態さにワロタw
あと紫とはなかなかやるな貴族
そしてポーランドGJ
ごめん、いきなりネットが繋らんくなった(´・ω・`)
スーさん編今日無理だ…
ドンマイ。繋がったら投下してくれ
全裸でシュールストレミング装備して待機するから
スーさん編wktk
>219
スーさんにシュールストロミングをぶっかけられたウクを受信したじゃんかw
あぁでもそれをコネタで一つ行けそうだ。
>>218 乙。毎日活きのいいネタ楽しんでるよ
プロハンも面白かったけどこのペースで投下できる
>>218もすげぇ
まったり続きまってます
オーストリアさんの精子を顕微鏡で観察したら、
精子音符の形して整列していてあらビックリ…!
という怪電波を突然受信した。
すまん、誰かに吐き出したかったんだorz
ワロタw
面白いけど活かせねーよそのネタ
なら俺も吐き出させてくれ
このジョークを見たとき、ギリシャに無限の可能性を感じた
・娘がギリシャ人のもとへ嫁に行くときお母さんは
「だんなさんがいつもと違う場所でしようとしたときは拒否しなさい」
と言い聞かせました。
結婚後のある晩、夫がいつもと違う場所でしようとしたので
嫁はきっぱりと拒否しました。すると夫は
「あれ、子供が欲しくないのかい?」
回線復活・・・
無駄に長いのですんません。今回の投下で終わりです。おつきあいありがとうです!
VSスウェーデン
スーさん、う、動かしにくい!!!!!
フランスは最後のスタートの開始を告げる前にベルギーに問いかけた。
「残り、5枚?」
「ストッキングを片方ずつならな〜。」
「よし!ルール変更!最後のスウェーデン戦はサドンデス!
どっちかが真っ裸になるまでやるぞ!」
「もうなんでも良い・・・」
反論も出来ないほどウクライナは疲れてきていた。
「ほっだら行くべか。」
スウェーデンはゆっくり前にでる。
只で威圧感の固まりの様な男だ。
弟のロシアも何度か痛い目に逢っている。
そして自分の国の建国にも深くかかわる国・・・
意味はないとわかっていてもウクライナは身構えた。
「スーさん!頑張って!!・・・って言うべきなのかな?」
頭をひねるフィンランドに「ん。」とだけ答えウクライナの前に立った。
1回目
「よよいのよい!!」
スウェーデン・パー
ウクライナ・チョキ
「やったあああああ」
ニコニコ笑顔でウクライナはスウェーデンのシャツの前ボタンを外していく。
筋肉が程良くつき、均整のとれた体に思わず女性陣の顔がバラ色になる。
「ええ体やなあ〜〜ウク、ナイス〜〜〜」
「北欧人は年取ったらすげーことになるぞ。」
きゃあきゃあ叫ぶベルギーに意地悪くフランスが呟く。
「うるさい。フランス人だって人のコト言えへんわ。ワインと赤身の肉と塩っけでできてるクセに。」
喜ぶウクライナ、でもスウェーデンの表情は変わらない。
2回目
スウェーデン・グー
ウクライナ・チョキ
すっとしゃがむスウェーデン。
「座れ。」
「は、はい・・・なんか照れる・・・」
スウェーデンはウクライナを椅子に座らせブーツを脱がす。
「・・・なんかこの構図やらしいな・・・」
なぜかギャラリーが赤面してしまう光景だった。
下着姿のウクライナがスウェーデンに靴を脱がさせている。としか取れない光景。
「姫と執事?」
ベルギーがフランスに尋ねる。
「そんな感じ。」
3回目
スウェーデン・チョキ
ウクライナ・グー
「・・・ん〜〜〜じゃあ・・・靴、いいですか?」
「ええど。」
今度はウクライナが跪き、スウェーデンの靴を脱がす。
背中を丸めかがんだウクライナの背中をじっとスウェーデンは見つめている。
脱がせているウクライナの顔がみるみる真っ赤になる。
「あ、あの・・・」
「なんだ?」
「・・・あんまりじっと見ないでください・・・恥ずかしいんで・・・」
「なんだ〜〜ウクライナの様子が変だぞ〜〜〜」
「なんか、いまさら照れ始めてへん?」
「スウェーデンの視姦に犯られたか〜〜〜(によによ)」
4回目
スウェーデン・チョキ
ウクライナ・パー
「じゃ、これもらうぞ。」
短くスウェーデンは言うとウクライナの片足を上げ、ストッキングを片方脱がせた。
ウクライナ、あと3枚である。
5回目
スウェーデン・グー
ウクライナ・チョキ
スウェーデンは無言でするすると先ほどと同じように足をあげさせストッキングを脱がせる。
ウクライナは首まで真っ赤になっている。
「ううう・・・」
ウクライナは微妙に濡れ始めていた。
もちろん痛いほど突き刺さるスウェーデンの視線にだ。
根っからどMのウクライナにこの存在だけでも威圧感の塊スウェーデンは強敵だった。
心がかき乱される・・・ウクライナは泣き出したかった。
おまけに足を上げられた時にたぶん下着の染みも見られている。
しかし、ここでギブアップすれば自身のEU入りが水泡に帰す。
それだけは避けたい。目をギュッとつむりスウェーデンに挑んだ。
6回目
スウェーデン・パー
ウクライナ・チョキ
「やった・・・」
安堵したウクライナはスウェーデンのズボンを脱がせた。
ボクサーブリーフに靴下とメガネだけのスウェーデンを見て残りの北欧が笑い過ぎで悶絶死寸前である。
「うっさいぞ。」
スウェーデンが微妙に赤くなっているのをみて更に笑ったためノルウェー・デンマークが泡を吹いてぶっ倒れ、
「このアホどもが・・・」とアイスランドがぶつぶつ言いながら引きずって外へと運んでいった。
7回目
スウェーデン・グー
ウクライナ・チョキ
「あ、・・・」
ウクライナの顔に絶望の色。
「悪ぃな。」
そう呟くとウクライナのブラジャーを取り去った。
どどいーんとそびえる双峰に男性陣の歓喜の声がする。
「隠すの、無だぞ。」
スウェーデンは無慈悲に言い放つ。
「えええええええ!!!!!????」
「じゃんけんできねえべ。」
「ご、ご尤もです・・・ううううう。」
8回目
「さーーーウクちゃんリーチだね〜〜。」
ついに最後の砦、ショーツ1枚になってしまったウクライナ。対するスウェーデンはまだ4枚ばかり残っている。
「よよいのよい!」
スウェーデン・パー
ウクライナ・チョキ
「やったああ〜〜〜〜〜」
「メガネ、とればええ。」
ウクライナはスウェーデンを屈ませ眼鏡を取った。
とたんとんでもなく目つきの悪いスウェーデンが現れた!
「ひっ!!」と息を飲んで思わず、飛び退く。
「あ〜〜スーさん、メガネとると何も見えなくなっちゃうんですよ〜〜〜」
フィンランドのフォローが入る。
「あ・・・そうなんだ・・・」
9回目
スウェーデン・グー
ウクライナ・パー
「…助かった…」
「!?ちょっと待て!スウェーデン、お前後だししていないか??」
ウクライナが靴下を脱がそうとしたとき、ドイツが制止した。
沈黙が流れる。
「・・・だったらなんだ?」
スウェーデンはぎろりとドイツをにらむ。
「わざと負けたなら、ウクライナの負けだ。」
「・・・そっだな。」
スウェーデンはウクライナに近寄る。
ウクライナはスウェーデンがとんでもない目つきなので真剣身の危険を感じ涙が浮かんでくる。
逃げたくても足がすくんで逃げられない。
むぎゅ。
スウェーデンが皆の視線からウクライナを隠すように抱きしめる。
スウェーデン以外、全員目が点になっている。
もちろんいちばん驚いているのはウクライナ本人だ。
「こげなこと止めだ。嫁さこい。」
「え!?」
スウェーデンはそれだけ言うとさっさと服を持ち、ウクライナをお姫様だっこし部屋から出て行った。
スーさんの予測不能な漢っぷりに、残された全員はただ見送ることしかできなかった・・・
―終わり―
長々おつきあいありがとうございました。
ベルちゃんの小話おまけつけてみます。
あと最後に推敲&まとめてupしました。
パスはhetaです。
おまけフランス×ベルギー
【1時間半とちょっと】
「結局ウクライナはEU入れへんでええんやんな?」
「そうなるわ…な、っていうか、スウェーデンの狙いはウクライナ本人だったのか?あの男の考えてることはわかんねえ・・・」
ベルギーとフランスがこのどんちゃん騒ぎが終わって人のいなくなった部屋で二人片づけをしている。
「あーでもちょっとああいうの憧れるわー」
「え?野球拳で脱がされるのがか?そんなに脱がされたいなら今すぐやってやるぞ!」
「アホか!大事にされるってことにやわ!」
ベルギーがフランスに向かって叫ぶ。
「まあ、あたしも奪われてばっかやんか・・・たまには大事にされたいもん。」
そういったベルギーの目は少しさみしげだった。
フランスも一時期確かにこの国を占領していたので少々バツがわるかった。
フランスは顎を掻きながら少し話をそらそうと努力してみる。
「スペインとはどうなんだ?」
「!・・・あのドアホのことは聞かんといて・・・」
さらにベルギーの顔が曇る。
「いつまでもいつまでもえらっそうにあたしのこと自分のもんって言うけど、なんもしてくれやんし・・・」
気の強いベルギーの声が小さくなっていく。
「あたしがどんなけ辛いなんて考えてくれやんもん・・・あいつは・・・」
やれやれといった風情でフランスはソファーに腰掛ける。
「話が長くなるなら聞いてやるよ、こっち来い。」
ちょこんとベルギーはフランスの横に腰掛ける。
「今やおまえもEUの首都がある国だもんな、色々あるのにフォローしてやらんのは男として駄目だよなあ。」
ぽすんとフランスの膝にベルギーが顔をうずめる。
フランスはちょっと面食らったが、黙って頭をなでてやった。
なでながら話しかける。
「パリからブリュッセルまで特急で1時間半ってとこだよなあ。」
「・・・そやけど。」
「辛くなったらいつでも電話してこい。ちょっと待ったら会える。」
「・・・」
「仕事終わって、顔見たくなったらいつでも来れるし行ける。」
「・・・」
「うまい飯食って、楽しいことして、それでまたお前が元気になるならお兄さんはいくらでも協力してやるよ。」
「・・・ありがとう。」
やっと顔をあげたベルギーに軽くキスをする。
「じゃ、行くか!パリへ!!」
そうフランスは言うと立ち上がりベルギーをお姫様抱っこする。
「えええ??な、何するん!?」
「大事にされたいんだろ?お姫様。」
「・・・うん。」
フランスはベルギーを抱えて部屋を出る。
結局一番役得だったのはこの男だったかもしれない。
野球拳まとめ パスheta
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/207173
GJ!
連載お疲れ様!毎日楽しく見させていただきました!
最後仏ベルって、あんなに泣き叫んだ親分www
GJGJ!
お疲れ様です!やっぱスーさんかっけえや!親分ドンマイwww
VSスーさんのドキドキ感がもうwww
バイキングらしくどさくさ紛れにお持ち帰りした(嫁つきだけど)その後のエピが欲しい…。
前に女性陣のおっぱいは、土壌の豊かさが関係してるんじゃって
ここで話題になっていたけれど、
男性陣のちんぽもそうなのかと考えると、キャラによってはかなりカワイソスなことに
スイス…
>>231 おれもおれもー!
そのあと二人がどうなったかめっちゃ気になるが、
何せスーさんが予測不能すぎてさっぱり想像できないんだせorz
>>232 逆に資源が豊かすぎると「ボローン」とか「ドローン」とかの擬音がつくのだろうか
235 :
野球拳:2009/03/21(土) 22:37:33 ID:sYlsfw3L
>>231,234
その後は受信できたら書いてみる。
スーさんとウクのエロ…
あれ?なんか外からコルコルコルコル聞こえてきたぞ?
春なのに鈴の音も聞こえてきたぞ?
>>235 電波が受信できるようお祈り申し上げます!
その間にロシアさんを食い止めておくよ。
「ベラルーシ!ベラルーシ!」って唱えとけばいいんだよね?
フィンは…たぶん二人がモイモイする様を優しく見守ってくれるさ。きっと。たぶん。おそらく。
フィンはどうも思わないだろw
スーさんが一番の問題じゃねぇのか実は…
キエフ・ルーシーの頃に
ウクライナさんやベラルーシは、スウェーデンと色々あったっぽい?
北欧史やロシア史疎くてわからないけれど
小さい姉妹(+ロシア)とスーさんにエピがあったとしたら
お持ち帰りの後の2人はどんな話があるんだろうね
>>238 一応ウィキでざっと調べたら、8世紀位にスウェーデンヴァイキングがルーシ諸国の建国者になったっぽい。
ある意味・・・スラブ姉妹の父ちゃんか?スーさん!?
>>239 若スーさんが雪の中で生まれたての幼ウクを誰よりも先に発見して抱き上げた、と脳内変換。
野球拳後のウクお持ち帰りについては、フィンは
何やってんですかスーさーんっ!!(やっぱりこの人わかんないよ…)
と思いつつ、ウクライナには
何か不自由なことある?もし逃げたいなら… とか気を遣ってそう。
>>240 若スーさんが雪の中で生まれたての幼ウクを誰よりも先に発見して抱き上げた…って、
なにそれすげえ萌ゆる!
で、そのあとスーさんにぴょこぴょこついてったり、
「大きくなったらお嫁さんになる!」とか言っちゃってたらホノボノしますなあ。
シュールストレミングで歓待され、シーくんや花たまごと戯れ童心に返り、
サンタクロースのそり(特別運行)で送ってもらうウク姉さん
そして、お父さん?のおうちでの一時の安らぎは終わり、また貧乏農業三昧の日々が始まるのでした…
「誰かぁ、友達になってくれませんかぁ……、
ううっ、本当にお金ないし、またロシアちゃんに怒られちゃうよぉ……」
振り出しに戻る、って可哀想過ぎるかw
胸の音が「フビーン」になってそうだ
>>243 フビーンじゃどっちかと言えばラトビアっぽい…
フビーンはプロイ(以下r)
野球拳連載乙でした。すっごく面白かった!
最後スーさんがそうくるとは予想しなかったwww
野球拳読んでて思いついたネタ投下。
・オーストリア×ハンガリー イギリス×セーシェル スペイン×ベルギー
日本×台湾 カナダ×リヒテン ベラルーシ→ロシア、 ウクライナ=フリー
という設定。
・イギリスとスペインは変態。
・ほぼ女の子がダベってるだけ。
以上ダメな人は『女の国の悩み』(国はコって読むべし)か◆awpeL/CeJ2でNGワードでお願いします。
今となっては誰が言い出したのか不明だが、女の国だけで交流会をすることになった。
会議のあと、個人的に仲のいい国同士で遊びに行くことはよくあることだ。こっそり個人的に
交際をしている国々がデートをすることも、地域やG8などの協力関係にあったり何かの連合的な
括りで付き合いのある国が雁首揃えて夜の街に繰り出すことなど珍しいことでも何でもない。
が、女性国家は絶対的な数が少ないために飲みに参加したとしてもばらばらになって男性の間に
挟まれるか、男ばっかりの雰囲気に気後れして早々に会を辞してしまうことが多かったりする。
それに女性国家は男性国家の影響が強いところが少なくない。よって女性同士が気楽に話をする、
というような機会はほとんどないのが常なのである。
だからこの女性国家同士で飲み会をしましょう、という提案はかなりの割合で受け入れられた。
女性は女性同士語り合いたいこともある。女性の友達がほとんどいない国はこの機会に友達が
できるかもしれない、と喜んで会に参加を決めた。
どうせだから、といつのまにか声をかけられる参加者は国だけでなく地域も含まれ、催される会は
かなり大規模になり、男性諸君が羨む夢の花園が、世界会議一日目のあと某国の一角に
形成されたのであった……。
女三人寄れば姦しい。十人超えたら何を況や。
国だろうがなんだろうが女が集まって大抵辿りつく話題は趣味でなければ恋バナである。
そして酒が入ると鬱憤とか吐き出しやすくなるのは基本である。
テーブル席の一つでイチゴミルクのカクテルをくいっと飲み干しながら、赤ら顔でセーシェルは
悲鳴のように言った。
「ほんっっっっとあの眉毛は変ッ態なんですよ!」
コッ!とテーブルにグラスの底を打ち付ける彼女に、しみじみとオンザロックを傾けながら
横で相づち打つ女が一人。
「わかるわぁーその辛さ」
「わかりますか、ベルギーさん!」
「わかるぅ。うちのもなぁー、ほんま勘弁して欲しわあのクソドS。こっちはMとは
ちゃうっつっとんのに……あいつとやると次の日まともに座れへんのよ〜。
セーちゃんのはどないやの?」
「うー。世界会議のとき、あの、皆さん、たまに私が休憩時間を挟んで服違うのに気付いてたり、します?」
「って、聞くんはまさか……うちはお洒落な子ォやなぁと思てたんやけど……」
気の毒そうーに見返すベルギーに、セーシェルは目元をおさえた。
「そのまさかです……」
声をひそめた。
「……どこでやっとんの?」
「どう見つけてくるのか知んないですけど使ってなさそうな備品倉庫とか、
清掃用具しまうところとか……近くに、よさげな林とか茂みがあったりしたらそこで……っ……!
あっちはやるだけでいいかもしんないですけどっ! こっちはスカートにかけられたり
ショーツにかけられたり中で出されたり……始末が大変なんですよ! 最近会議出る時は
着替え常備ですよ!
しかもですね、聞いてくれます!?」
セーシェルは握った両手でばんばんテーブルを叩く。
「聞くわぁー、いくらでも話すとええ」
「こないだ、連れ込んだのにしなかったんですよあの眉毛!」
「なんや、ええやないの」
拍子抜けていうベルギーに、ぶんぶん首を振る。
「触りまくってるんですよ! 散々しつこいちゅーもされて……私スイッチ入っちゃってたんですよ!
それなのにしなかったんですよ!」
「うわあー……」
「会議には集中できなかったし、もう我慢できなくってホテル帰るまで待てなくって
おねだりしたらなんて言ったと思います!? ニヨッニヨしながら
『こんなとこで俺が欲しくて我慢できないとか、淫乱だなぁお前』
ですよ! あれ絶対、それが言いたくてやったんですよ、ああいうこと!」
「変態さんやねー……」
「変態ですよ……でもスペインさんは全然そういう風には見えませんけど」
「あはははは、ウッソやわー。あいつが爽やかなんは見かけだけやで! 見るか?」
ベルギーは手首に手をやり、袖を肘上までまくった。
「あ。」
「クッッッッキリ痣ァなっとるやろ。五日も前の痕や。なっかなか消えへんねんこれ。痛かったわぁ」
「うわぁ……」
「『ベルの可愛ィ声みんなに聞かせたろなー』て挿れたままテラス出て喘ぐのを我慢させようと
するんは日常茶飯事や。ロマーノが来とるときにわざわざするんはなんかもう諦めたわ……」
「なんでロマーノさん?」
ベルギーが遠い目になる。
「ロマーノがスペインとこいる時ィにな、こう……見られたことがあってなぁ……。ロマーノ、
うちにちょい憧れてるとこあるんよ。気の毒したなぁ思てそれ以来うちは一生懸命隠そうと
してるのにっ……あいつ!」
「ドSですね……」
「うちにはなんであいつが陽気な兄ちゃんポジションにいるのかまったく理解できひん!」
「私ものんびりしてていいお兄さんかと……」
「詐欺や! 見た目詐欺や! 太陽が沈んだ後はただのドSや! あいつの情熱の半分は
ベッドの上でうちをいじめるんに注がれとるんよ!
……そや、一つだけ、言うとくわ、セーちゃん」
と言って、セーシェルの手を握り、ほろりと顔を俯かせる。
セーシェルは神妙にその手を握りかえし、頷いた。
「はい」
「後ろは、後ろだけは死守せなあかんよ……」
「ベルギーさん……いえ、ベル姐さんと呼ばせて下さい……」
変態の彼女二人は手に手をとりあってそそと涙を拭いた。
テーブルを挟んで向かいでそんな愚痴を黙って傾聴していたハンガリーは微笑む。
苦しむ二人を前にそんなふうに笑うのは残酷なことかもしれない。だが、ハンガリーのお相手は
貴族様、そこいらの変態共とは違う。変態が恋人に理不尽に要求することは大抵がお下品である。
オーストリアともあろう貴族様がそんなお下品なことを愛する人にさせるはずがない。
ゆえにハンガリーには二人が盛大におのろけているようにしか見えなかったりする。
で、こういうことも平気で言う。
「まあまあ二人とも。それだけ、愛されてるってことじゃないですかー」
「もーハンガリーさんは、他人事だと思ってぇ〜。いいですよね、オーストリアさんはとっても
上品な人ですし、無茶なことはしそうにないし、変態な性癖もなさそうですしぃー。
私の紳士ぶった眉毛とはえらい違いです」
「せやな。ハンガリーはオーストリアさんにぶったたかれたことなんかないやろー」
「うふふ」
ハンガリーは嫌味でない程度に、幸せな笑みを示した。
その恵まれっぷりに、羨む気力もない二人である。
ベルギーはグラスの中の氷を指でちょいちょいつつきながらぼやいた。
「ええよね、セーちゃんやハンガリーは愛されてるって感じするやん。もう、うちは付き合いも
長いせいか愛されてるんだかなんだか」
「ああー……」
そこで微妙な吐息を漏らすセーシェル。
「どしたん?」
「いや、嫌なこと思いだしちゃって。だから一回キレたことがあるんですよー、なんかもう
あんまり変態だから、『イギリスさんは私のこと好きなんですかー!』って怒鳴ったら……
あ、ここ笑うところなんで遠慮せず笑って下さいね。
『好きだよ! お前に突っ込むって思うだけで興奮するくらいだよ!』って……」
ハンガリーとベルギーが同時に吹きだした。
「キモっ……っ」
「痛っ……!」
「ですよね? ですよね? 『私の倍以上軽く生きてるくせに何童貞みたいなこと言ってるんだ
こいつは……!?』って感じですよね? 私もそう思うんですよ! でもその時はなんか納得して
しかも嬉しいとか思っちゃったんですよ……!」
そんな私が痛すぎる、と落ち込む背をベルギーが撫でる。
「でもセーちゃん……確かにちぃとイタいけども……愛されとるよーそれは。その指輪も
イギリスさんからのプレゼントやろー? うちなんか食い物以外は野花くらいしかもろたこと
あらへんねんで……」
「でも、ベルちゃんだっていっつも『ベルかわええ、ベル好きや好きや』って言われてるじゃない」
ハンガリーが突っ込む。
「可愛ェ、好きやーくらいならスペインは誰にでも言うわぁ……ヴェネちゃんにもロマーノにも
しょっちゅうゆうとるわぁ……」
「そう? ベルちゃんに言う時とイタちゃんに言う時とは全然違うと思うけれど」
「そうですよねー。ベル姐さんに抱きついてる時のスペインさん、幸福度がMAXですもん。
ライドオンタイムですもん。ハートマークトルネードです」
「そかァ?」
「『ベルは世界で一番ええ女やー! でも俺のやからな、やらへんからな!』とか堂々と
言ってますしね」
「いや、それはそれで恥ずかしいんやけど……」
「何言ってるの。スペインさんはそういうことで嘘つく人じゃないでしょ」
言われて、ベルギーは指を顎に当てて少し考え、顔を赤らめた。
「そか……うん。スペイン、嘘はつかへんもんな。うちも、愛されてる思てええん?」
「そうよ」
ハンガリーが頷く。
そしてセーシェルの目が死んだ。
「あとは変態を治してくれれば、いうことないんですけどね……」
「それは同意せざるをえェへん」
再び手を取り合う二人にかける言葉の見つからないハンガリーは、それはそれで楽しそうに
みえるんだけどなあ、と思った。
カクテルのおかわりにちびっと口をつけて、セーシェルは自嘲気味に笑った。だいぶ酔いが
回ってきている。
「それにしても最悪なのが、ほんと、なんだって……」
「あっ」
ベルギーが手を振って遮る。
「セーちゃん、そこから先は言わんといて! 切のぅなるわぁ」
「わかりますかベル姐さん」
「わかる。うちにはわかるで、セーちゃんの気持ち、よーぅわかるで……!」
「ベル姐さん……!」
以心伝心で盛り上がる二人に、ハンガリーが口を尖らせる。
「私をのけものにしないでください。何?」
二人は目を合わせて、哀れじみたため息をついた。二人の周りに漂う空気にどろーんと
暗い色がつき、何か黒くてふわふわしたものが浮いた。
セーシェルが一度切れた言葉を繋ぐ。
「……変態って、なんであんなにエッチ巧いんでしょうね……」
「精力もハンパないしな……うち、きっとあいつなしじゃよう生きてかれへん自信あるで……。
世の中にはイケへんて悩んどる娘ぉもおるらしィけど、そういう悩みとだけは無縁やわ……」
「嬉しくないですけどね……そのへんでやられちゃうし……次の日まで立てなくなることも
ありますし……」
「アオカンされて立てへんようなると、泣きとうなる」
「そのかっこう、写真にとられた時はいつかきっと殺そうと思いました」
「セーちゃん……」
「ベル姐さん……」
「変態の相方は厳しィな……」
「変態の彼氏は辛いです……」
心の傷が一致した二人の間には入る隙のない友情が芽生えたらしく、ハンガリーは苦笑いを
浮かべた。
「あらあら、ごちそうさま」
ベルギーが即座に眉を釣り上げる。
「ハンガリィー! ちっとはこの厳しいとこわかってくれはってもええやんかぁ!
のろけやないで! ほんまに厳しいんやぞ!」
「無理です姐さん……あの変態は経験しないとわかりません……!」
涙目で握った腕を振り回すベルギーに、寄りすがるようにして真っ直ぐ涙を流すセーシェルがいる。
その時。
ばァん! とけたたましい音がした。
慰め合う彼女らの背後で、少女が思い切り椅子を蹴って立ち上がったのだ。彼女は振り向きざまに叫ぶ。
「贅沢です、二人ともっっ!!」
彼女の名は台湾。
「私も、そう思いますわ……」
座ったまま向き直り、追従したのはリヒテンシュタイン。
ベルギーとセーシェルの後ろの席で、二人は外見の歳が近いこともありファッションや
お化粧について語り合いながら親交を深めていた。
しかし、途中から会話が途絶えがちになり、ベルギー・セーシェルをちらちら見ながら
グラスの中身を干すことに専念しているのに、ハンガリーだけが気付いていた。
「あっ、と、台湾ちゃんやっけ? なんやの、いきなり」
「二人とも贅沢すぎますっ! 私なんてっ、私なんてっ……!」
泣き噎ぶ台湾の肩をリヒテンが支えた。その目は悲しみと非難の意味を混じえて、変態の
被害者(と書いてコイビトと読む)たちを見つめた。
台湾は長い袖で目元を拭きながら喚いた。これも相当酔っぱらっている。
「日本さんは、日本さんはシャイだから! 好きなんて全然言ってくれませんもん! 態度で
きっぱり示してるかって言ったら、そうでもないっていうか、もしかしたら精一杯示して
くれてるのかも知れないけど微妙すぎるし!
私はもっとはっきり、ストレートに、直接的に、好きって言って欲しいしぎゅって抱きしめて
欲しいんです! 人前で好きだって言ってくれるとか、しょっちゅうお誘いがあるとか、
なんですか! 羨ましいこと火の如しじゃないですか!」
はち切れんばかりの羨望に地団駄を踏み、リヒテンの手をすり抜けてバランスを崩した台湾を
たまたま近くにいたウクライナが受け止める。事情のよく判らないウクライナはなんだか
嬉しそうにぽむーんと胸を揺らして台湾をあやした。
ハンガリーはこめかみから流れた汗をハンカチで拭った。
「確かに、日本さんに具体的な愛情表現を求めるのは酷かも知れないわね……」
ぐすぐすと台湾は仰向けでウクライナに寄りかかったまま続ける。
「それに、日本さんはお歳だからあ……! してくれるのなんて一年に一回、あるかないか!
それもわりとない寄り! してくれても一晩に二回は絶対ないし……朝早いから私が起きた時は
もうお布団の中いないし!
私だってメチャクチャのどろどろにされて、恥ずかしいとか考える暇もないくらい声嗄れるまで
あんあん言わされてみたいですっ! 一回でいいから日本さんの腕の中で目を覚ましてみたいし、
おはようのキスとかしても欲しいです!」
セーシェルが視線をそらし、ベルギーが頬を掻いた。
イギリスは紳士の皮を被ってるだけあって朝セーシェルをキスで起こすくらいのことはするし、
スペインは毎回、ことが終わればハートマーク飛ばしまくりつつ朝まで愛を囁きながらベルギーを
抱っこしている。で、二人はそういう恋人の愛情表現に幸せとか喜びとかを感じている。
「わたくしは、台湾さんもまだ、いいと思います……」
寂しげに呟いたのは、リヒテンシュタイン。
台湾をよしよししながらウクライナが思いだしたように言う。
「そういえばリヒちゃん、カナダさんとお付き合いしてるんだよね?」
「はい……フランスさんが紹介して下さって……兄さまもカナダさんなら、と」
「え。カナダさんって、実はそんなに酷い人?」
ハンガリーが尋ねると、力なく首を振る。
「いえ、とても良い方です……穏やかで、優しくて。頼りない方かと思っていましたのに、
ちっともそんなことなくて。恋い焦がれてお付き合いし始めたわけではありませんでしたけれど、
今ではすっかり……その……好きに」
「それに、何か問題が?」
「わたくしたち、お付き合いを始めてから三年経つんです」
周りの女達は一様に首をひねる。国の時の流れの感じ方は人とはやや異なるところもあるが、
それでも三年の交際は続いているね、と思うほうだ。
リヒテンは肩を落とす。
「手を繋いだことしかございません」
室内だと言うのに寒い風が一陣、吹き抜けた。
「恋愛のステップアップはそれぞれと申しますけれど……」
その場全員の頭に、〈お年寄りになってから住む国、カナダ〉の文字が過ぎった。
……付き合いだすのを前後して、早い段階でモノにされているその他の女性達である。
「もしかして、わたくしに魅力が足りないのではとずいぶん思い悩みもして、でも、兄さまに
相談するわけにも参りませんから、思い切ってわたしに何が足りないのかと尋ねてみても、
そのままの君が好きだよ、とおっしゃってくださるし」
「バカみたい」
しゅんと小さくなっていくリヒテンの頭に顎を乗せたのは、いつから聞いていたのか、
やさぐれた顔をしたベラルーシ。
「台湾もリヒテンシュタインも、私に比べればだいぶまし。兄さんはなぜか、私を見ると逃げる。
こんなに好きなのに、好きなのに、好きなのに、兄さんなら何されてもいいのに」
リヒテンはベラルーシの顎から抜け出して、酒の勢いもあってか、きちんと言い返す。
「ベラルーシさんはロシアさんとお付き合いはしていらっしゃらないのですから、何もないのは
しかたないのではありませんか? わたくしはお付き合いしているのに、何もないんですよ」
「だから、それが贅沢だっていうの。好きな男がこっち向いてるのがまず幸せって気付くべき。
私はそれもないの」
隅に追いやられたベルギーが腐って小さく言う。
「何かあれば幸せやーゆーんならいっぺん畑で四つん這いにされて通りがかった野良犬に同類を
見る目で見られればええねん」
「着替えを手伝ってくれたメイドさんに油性マジックででっかくイギリスって名前書かれてた
背中見られてごぺぶごふごっとかありえない笑い方されてもいいんじゃないかと思います」
「………………」
和やかで楽しい女の子だけの集まり♪がじめじめしてきた。
女という生き物は、常に誰かより優位でありたい願望も持っているが、自分が恵まれてないと
信じることを否定されるのも嫌いなのである。
「ね、ねえみんな、どっちが幸せじゃないかなんて争っててもしょうがないじゃない?
私なんてほら、そういういい人もいないしね……」
険悪な雰囲気になりかけたその場を、台湾の埋める顔で豊かな胸をぽにんぱゆん揺らされている
ウクライナがなだめる。
「あ! じゃあこうしたらいいよ! せっかく女の子だけで集まってるんだもの、みんな何か
悩み事があるんだったら、それをどうにかできるように相談しあいましょう! 色んな子がいるから、
きっといい解決法が見つかるわ!」
結局この提案は、素晴らしかったのだと言えよう。
悶着もあったが、さっそく話し合いが始まった。国のサガで会議風に飲み屋のテーブルを
円に並べて、順番に悩みと求める解決策を述べる形式と取り決める。
最初七人から始まった会議は、興味を持った女性達がどんどん加わっていき最終的には
その場のほぼ全員が参加という大会議になった。
どの方面にも経験豊富な女性はいて、何の相談にも彼女たちが様々な知恵を提供する。
「いっつもやられっぱなしなんで、たまにはやりこめてやりたいです」
「寝起きフェラはどう?」
「隙ついて縛れ。一方的に攻めてればいつかはだらしなぁく喘ぐ。」
「これは電気あんま一択でしょう。違うのも出ちゃうからベッドでするならオムツさせたほうが
いいよ。足も汚れるしね」
「やったらめったテクのあるドSはどうしたらええ?」
「先人はいいました。先手必勝、と」
「Sはー、M要素も持ち合わせてるって言うし、S側に回ってみない? ボンデージファッション
バッチリ決めてロウソクムチ装備してさ! ハイヒールで踏んじゃえ!」
「それならおまかせ! 道具、うちにありまっす! 使い方も教えてしんぜます!」
「もうちょっとわかりやすく愛情を示してもらいたいんです」
「歳が離れてるんだったら、いっそちっちゃい子みたいに甘えまくっちゃう。許容してくれる
範囲で愛の深さを確かめる」
「んー、直接お願いしちゃえばいいんじゃないのかなー?」
「ばっか、そゆ、はしたないことできないから相談してるんじゃん。さりげなくナントカをすると
女の子が喜ぶ! みたいな特集してる雑誌を目につくとこにおいとくといいよ。男って実は
そういうの気にしてるもん」
「手を繋ぐ以上の関係になるには……」
「攻撃あるのみ。我々は守るだけの砦ではない」
「ゆけ、彼は君を待っている」
「逃げる兄さんを捕まえたい」
「押してダメなのに引いたら尚更ダメよォ」
「距離の縮め方は大事よ! 捕獲は慎重に、狩りは待つことがもっとも重要なのだから」
「誰か、いい人紹介してくれませんかぁ〜……」
「しましょう」
「私の兄ちゃん今フリーだよん」
「彼が最近冷たい気が……」
「プレイがマンネリしてきて……」
「好きなのに素直になれない……」
恋人にとりたてて不満もなく、また人に(女性に)積極的にアドバイスできるほどの経験や
知識のないハンガリーは比例的に発言することも少なく、心情的に一歩下がって会議を眺めていた。
「なんだかんだいって」
きゃあきゃあ騒いでいる周囲の女性達にかき消されるほどの声で言いながら、ふっと笑う。
「みんな、彼のことが大好きなんですよねぇ」
……三時間にも及ぶこの会議の中で、『別れたい』と相談する者は一人もいなかったという。
「イっギリっスさん♪」
「おう、楽しかったか?」
「はい♪ ちゅーしてください♪」
「え゙? いや、こんな道端で……ていうか酔ってるだろお前」
「いいからつべこべ言わずにちゅーしろよ眉毛。」
「ま、いいけど……」
「んーっ……というわけで欲しいものがあるので買いに行きましょう。お買い物です!」
「昨日靴買ってやっただろ? 俺いまホント金ないんだからな」
「そんなに高いものじゃありませんよ♪ 早く♪」
「んな急がなくてもいいだろ。何が欲しいんだよ?」
「麻縄」
「スペイン〜〜うち、あんたのこと好きやわ〜」
「なんやベル〜今日はえらい積極的やん〜〜」
「お願いがあるんやけど、ええ?」
「ええでー、ベルのお願いならなんでもきいたるわぁ」
「今日はいつもと違うことしたいんよ。もっとうちがスペインのこと好きなのわかて欲しいわぁ」
「なんや〜可愛いこというて〜、ベルがしたいようにしたらええ! とことん付き合うで!」
「それじゃ、うちが女王様やるからスペイン奴隷な。これつけてな♪」
「え?」
「ほれっ、さっさとつけるんや! グズグズしてると尻ひっぱたくで! それとも踏んで欲しいんか?
ムチで打たれたいんかァ!?」
「ベル!? ベル!? どないしたんベルぅぅぅぅ! 俺のベルがァァァァ!」
「ベルなんて呼び捨てにすんなや! 女王様と呼びなッ!」
「日本さん」
「はい、どうしました、台湾さん」
「今日は本当に楽しかったです。悩み事とかもみんなで相談し合ったりして、わたし以外にも
悩んでる女の子いるんだなって思ったらホッとしました」
「え、台湾さん、何か悩んでらっしゃったんですか。私で良ければいくらでも聞きましたのに……」
「いえ、女の子同士でないと言いにくいことでしたし……
http://girlheart.niiblo.jp/e18982.html でも私とは正反対のことで悩んでる子とかもいてびっくりしました…
http://www.share-love.com/contents/c01/c01_03.html 悩みって色々あるんですね……
http://happy.woman.excite.co.jp/love/sunmarie/advice/otoko_nayami/28.html でも私は日本さんが大好きですから!
http://www.lc-net.net/column/howto/sexless.html これからもずっと一緒にいましょうね!
http://hikari.4emms.jp/index.php?t3」
「……はい……」
「わあ、どうしたの、リヒテンシュタイン。いきなりだったからびっくりしたよ。
でも来てくれて嬉しいな」
「あ、あのっ、カナダさん。少しよろしいですか?」
「なんだい?」
「いまから、わたくしがいいというまで、目をつむっていてくださいませ」
「えー、なんだろう? プレゼントかな? これでいい?」
「ええ、そのままで……」
「拝啓、兄さんへ……えっと……兄さんのところはもう氷点下になりましたか……こちらは
もうそろそろ朝方はコートを着ないと寒くなってまいりました……うー……手紙って難しい……」
「えっ? なんでポーちゃんなのぉ?」
「ん。よくわからんけどなんか行けって言われたからきたし。」
「オーストーリアさん♡」
「おかえりなさい。いかがでしたか、女性同士の交流というのは」
「とても楽しかったです」
「よかったですね」
「うふふ。でもみんな幸せそうで妬けてきちゃいましたよ。私もオーストリアさんに会いたくなっちゃって」
「そうですか。ありがとうございます」
「じゃ、オーストリアさん♡ ベッドに横になって下さい♡ 今日は出なくなるまで寝かせませんよ♡」
「う……どうぞ、お手柔らかに……」
次の日の会議ではやたらとげっそりした男が多く、逆に女の子はツヤツヤしていたそうな。
以上です。
お粗末様でした。
支援
GJ!
笑いすぎてむせて鼻血出た(マジです)
ベルのSMネタいいなあ〜
スーウク書き終わったら今度スペインのへタレS書いてみるかw
オーストリアさんこそサディズムの化身なような気がしますw
>>255のあやしいURLは一体…・・・?私にしか見えてない?
GJ!それぞれの個性が出てて面白かった〜。
個人的にカナリヒがツボだった。
これは、それぞれの夜の続きが気になる・・・。
ところで、ここはイギセーが主流みたいだが、仏セーはどうなんだろうか?
今書いてるとこなんだが。
>>261 バッチコイ!
仏セーは小ネタが多いんでここらでひとつ
>261
待 っ て た
仏セー大本命!
>>256 GJ!!
オールキャラ楽しくて良いなー
>>261 どっちも好きだ
投下wktkして待ってる
>>256 GJ!
いろんなキャラ動かせてすごいな
個人的に西ベルとろロマーノの関係がうれしかったw
ロマベルとかもみたいなあ
>>256 GJすぎる!!
カナリヒは可愛い恋愛だなあって感じだった
麻縄のその後が見たい
おおおGJ!よかった!すごくよかった!
カナリヒかわいすぐる
>>256 GJ!によによしながら読ませてもらったw
カナリヒ可愛すぎだろ!
その後背伸びしながらたどたどしくキスするリヒの可愛さ余って
うっかり青姦に突入するカナダさんを受信したw
台湾ちゃんハローワークのコピペみたいだww
スペベルいいなぁ
仏セーも全裸にカジキで待ってます
伊リヒのアナルセックスネタのプロットが書いてある手帳を
職場に忘れて帰宅した俺が通りますよ。
orz
>>272 イキロ
ネタはそれより軽いが同じことやったよ。
しかもメモ帳にw
>>272 明日は誰よりも早く出勤して回収するしかあるまい。
その後どうするかは…わかるな?
生パスタ作りながら待ってる。全裸で。
>>272 伊リヒでアナルセクロスだと…
明日職場の人と兄さまにバレずに回収できるよう健闘を祈るんだぞ
身長の高いカナダに出来る限りの背伸びをしてプルプルしながらちゅうするリヒたんを想像して萌え死んだ
そしてバランスを崩してカナダの腕の中に倒れるわけですね
280 :
野球拳直後1:2009/03/24(火) 22:18:52 ID:Zv4NHrhI
スーさんとウクライナ野球拳の直後。
スーさんキャラ崩壊気味かも。
若スーさん、子ウク発見の設定お借りします!そやけどエロは難しい・・・。
呆然とするEUの面々を尻目にスウェーデンはほぼ裸のウクライナを抱き抱え部屋を出ていく。
「あ、あの・・・スウェーデンさん?今から一体どこへ・・・?」
「俺の家(ヘルシンキ)。」
歩きながらスウェーデンは答える。
「お、お気持ちはありがたいんですが・・・あの・・・その・・・」
「なんだべ?」
スウェーデンは立ち止まり、抱きかかえたウクライナを見る。
その突き刺さる視線にウクライナは半泣きである。
「うう・・・そ、その・・・服が・・・」
「おお。忘れとったわ。」
スウェーデンのちょっとびっくりした表情。
ウクライナは初めて見たその顔をみて少しほほ笑んだ。
その顔をみて、またスウェーデンも少し表情がゆるんだ。
ウクライナの状態を忘れていたスウェーデン自体もまたボクサーブリーフに靴下だけである。
とすんと廊下脇にあったソファーにウクライナを座らせ、シャツをかけた。
持っていたジャケットの中から携帯を出し誰かに電話をかけている。
ウクライナは声が低くて聞き取りにくいなあと思いながら、ぼんやりと彼を眺めていた。
こうやって眺めていて初めて気がついた。
眼鏡の奥の意外とやさしげな深い青の瞳、堅そうな髪、筋肉のしっかりついた肩・・・
(あの腕にさっきまで抱きあげられてたんだよなあ・・・
なんか昔もおんなじような感じのこと、なかったけ?)
ウクライナは記憶の深い深い所に既視感を感じた。
「ま、頼むわ。」
電話が終ったらしくズボンのポケットに携帯をしまおうとする。
が、スウェーデンもまだ裸同然。
あるはずの無いポケットに入るはずもなく、携帯が派手な音をたてて落ちる。
その音でウクライナははっと我に返る。
携帯はウクライナの足元に転がっている。
「ああ〜やっちまっただ・・・」
落とした衝撃で携帯の液晶部分が割れている。
頭を掻きながらスウェーデンが拾い上げようとするより先にウクライナの手が伸びる。
ウクライナが屈んだのとスウェーデンが屈んだのとほぼ同時。
二人の目線が同じ高さになった。
すっと顔を寄せたウクライナがスウェーデンに口づける。
何故、しようと思ったかわからない。
勝手に体が動いた。
ウクライナは自ら舌をからめスウェーデンの歯をなぞる。
離れた後、二人の間に透明な糸が垂れる。
「おめ・・・」
スウェーデンが真っ赤になる。
だが、それ以上に真っ赤な顔のウクライナ。
「ごめんなさい・・・」
「謝ることじゃねえけど・・・」
281 :
野球拳直後2:2009/03/24(火) 22:20:30 ID:Zv4NHrhI
少しの沈黙。
「む〜〜〜〜〜・・・・おめが悪い。」
ばつの悪そうな顔でスウェーデンが呟くとまたウクライナを抱きあげる。
「えええ!!!?私歩けますって〜〜〜〜!」
「靴、ねえじゃねえか。」
ズカズカとものすごいスピードでスウェーデンが歩く。
そのままスウェーデンは手近の部屋に入る。
さっきまでいた野球拳の部屋が大会議室なら、この部屋は小会議用の部屋。
5〜6人が会議するための小さな部屋で机と椅子、あとは内線電話とVTR用の機器があるくらいの部屋。
EUの会議が行われる会場なので絨毯はふかふかだ。
机の上にウクライナを座らせる。
きょとんとするウクライナの顔の前にスウェーデンはずいっと顔を近づける。
「・・・床と机、どっちがええ?」
「?え?何で??」
「どっちがええ!?」
「(うひゃあああこわすぎるうううううう)じゃ、床?」
そう答えると机から下ろされ、床にすとんと座りなおさせられた。
スウェーデンも床に座る。
また同じ目線。スウェーデンの目に困ったような色が浮かんでいる。
「家まで、我慢すっべと思ってたんだがなあ・・・」
おでこをポリポリ掻いている。
ウクライナはなんかこの人、思ったよりかわいいなあと見ていたらいきなり押し倒された!
スウェーデンの大きな手がウクライナの胸をつかむ。
それと同時に口をふさがれる。
「ん・・!」
密着する体がものすごく熱い。
はじめからお互いほとんど着衣のない状態。密着する肌と肌。
するすると動くスウェーデンの手がウクライナの弱い部分を攻め立てる。
いつの間にかウクライナもスウェーデンの背中へと手を回し、背中のラインをなぞっていく。
無我夢中でお互いがお互いの口の中を貪る。
これで興奮しないわけが・・・ない。
だめだと思う間もなく、没頭していってしまう熱さ。
息ができなくなり、ウクライナは少し離れる。
真っ赤な頬に快感の涙が頬を伝う。
「真っ赤な顔は、変わんねえなあ・・・」
「・・・?」
しみじみとスウェーデンが呟くとウクライナの最後の砦を取りさる。
スウェーデンは足をグイっと開かせ、熟れて蜜の溢れる秘所に顔を寄せ舌でなぞる。
「ひゃっ、スウェー・・さん!そこ・・」
見られていると意識しただけですでにぐちゃぐちゃになっているのに刺激がさらに加えられる。
快感と刺激の波に揺らされなんとか留まりたいと思うのか、スウェーデンの体に爪を立てる
その痛みがさらにスウェーデンを熱くさせる。
快感に呑まれながらもウクライナは行為に没頭するスウェーデンとふと目があったような気がした。
悪戯をする子供のように一瞬にやっと笑ったような気がした。
次の瞬間蕾を甘噛みされ、ウクライナの意識は飛んだ。
282 :
野球拳直後3:2009/03/24(火) 22:27:14 ID:Zv4NHrhI
ちらりと壁掛け時計にスウェーデンは眼をやる。
「まだ大丈夫だな。」
そういうとウクライナの中心に指を差し入れる。
指に絡みつく肉の感触。
徐々に増やしていくと、ウクライナの嬌声が上がる。
スウェーデンは心地いい声に興奮する自分を自覚する。
「いれっぞ。」
「ん・・・ぁ!!」
ひと際高くウクライナは啼き、その衝撃に意識が飛びそうになる。
無言で動くスウェーデンに何度か奥までたたきつけられ意識が飛びそうになる。
なぜ、いまこの人と体を重ねているんだろう?
行為が始まってからずっとウクライナの頭の中にあった疑問。
けどもういい。
くだらない疑問をも吹き飛ばすかの様な熱さにもう委ねてしまおう。
スウェーデンは腰を打ちつけながら、ウクライナの首筋を軽く噛んでやる。
中がギュッと締る。
まだだ・・・と思いもう一度ぎりぎりまで引き抜き最奥に己を叩きつけた。
「ん・ああっ・・!!!」
ウクライナが一声啼く。
その声を聞いてスウェーデンも中に己を放つ。
「・・・今は開けるべきじゃないですよね。デンマークさん・・・」
「勇気があるならあけるっぺよ。フィンランド。俺は止めんぞ。」
「今開けたら確実に俺らもスウェーデンに犯られっぞ。なあアイスランド。」
「ウクライナってフィンランドに似てないですか。ノルウェー。」
「えええ!!????」
ドアの外まで聞こえるウクライナの声に北欧レンジャーの残り四人は南無南無といった風情で手を合せ、
スウェーデンに電話で頼まれ買ってきたウクライナの服をドアの前に置いて「さー飲みに行くべ〜〜」と去って行った。
何度か体を重ね、二人ともいつの間にか眠っていた。
ウクライナは夢を見ていた。
深い緑の森が雪に染まっていく。
ああ、生まれたころの夢だ。
まだ自分も小さく、幼い弟と妹の手を引き雪の中を歩いていた時の夢。
どこに行けばいいのかまったくわからない。
降り積もる雪。
どうしたらいいかわからなくて泣き出したくなった。
その時、温かい手に抱きかかえられた。
「よう歩いてきたな。」
そういった声の主はスウェーデンだった。
「寒かったか?真っ赤な顔してっぞ。」
そう言って幼いウクライナの頬をなでたスウェーデンは笑顔だった。
「おめえ、めんげえなあ。おっきくなったらおれの嫁さなるか?」
283 :
野球拳直後4:2009/03/24(火) 22:28:46 ID:Zv4NHrhI
「あ・・・そうだった・・・」
そこでウクライナは目が覚めた。
「あの時のおにいちゃんだったんだ・・・」
隣で寝息を立てているスウェーデンの髪をなでる。
「すっかり忘れてたな。だめだなあ・・・スウェーデンさんは・・・覚えてたのか・・・な?」
さわさわ撫でていたらスウェーデンが目を覚ました。
メガネを外していたのでまた目つきがとんでもない。
が、野球拳の時ほどの恐怖は感じない。
「今、何時だ・・・?」
「え〜っと・・・え???夜の9時半!?」
「何!?」
「確か野球拳終わったのが夕方の4時くらいだったような・・・」
スウェーデンが真っ裸で外に飛び出る。
廊下の電気は付いていた。が人の気配はない。
そしてドアの前には祝・北欧レンジャー一同と書いてある袋(中身服・タオル)が置いてあった。
がっくり肩を落とすスウェーデンがなんとも面白く可愛いなあとウクライナはにこにこしていた。
とりあえず服を着て会議場の外へ出る。
春先とはいえまだまだ寒い。自然と二人は寄り添った。
「・・・どうするべか・・・」
「とりあえず、ご飯でも行きませんか?」
「・・・だな。」
「・・・お願いがあるんですが。」
「何だ?」
「スウェーデン、行ってみたいんです。仕事、とりあえず・・・言ったら1週間は休めますし・・・
・・・いいですか? もっと知ってみたいというか・・・その・・・」
ウクライナが最後まで言う前にスウェーデンがまたむぎゅっと抱きしめる。
「めんげえ・・・・」
スウェーデンは耳まで真っ赤になっていた。
(多分、これは肯定でいいんだよ…ね?
そういや自分もこの人も一回も「好き」とか「愛してる」とか言ってないや。
・・・まあいいか)
抱きしめられながらふと疑問に思ったがこれからだよなあとウクライナは抱きしめられながら空を見上げた。
満天の星空がたぶん答えだ。そう思ってウクライナはスウェーデンを抱きしめかえす。
前から聞き覚えのある声がする。
「あーーーあいつらやっと出てきやがったぞーーー!」
店から放り出された酒瓶を握りしめたデンマークが思いっきりこっちを指さす。
「祝いだ!お前らも飲めーーーーーー!!!!こっち来いーーーー」
ノルウェーとデンマークが叫んでいる。
ウクライナとスウェーデンは顔を見合せ、笑い合うとその店へと近づいて行った。
おわりー
スーさんキャラ崩壊してしもたかも・・・orz
GJと言わざるを得ない!
リアルタイムでみれて、ニヨニヨが止まらないよ
GJ!
スーさんもウクもかわいいなあ
北欧は仲いいな!
GJ!!
スーさんがこんなに男前だったとは…盲点だった
ウク姉さんも可愛い
前スレの人魚姫イギセー続きとか
>>261の仏セーとか
>>272の伊リヒとか待ってるんだぜ!全裸で
236だが、GJ!!侍ジャパンなみにGJ!!
野球拳の続き、ひそかに楽しみにしてたよ。待っててよかった!
スーさんもウクもめんけえ!エロかつほのぼのっていいな。
あと、いまさらだけどロシア=赤パンにはビビったんだぞwww
あの衝撃が忘れられない…。なぜ誰もつっこまないんだ(ニヨニヨ)
スーウク萌えた、GJ!
だがヘルシンキはフィンのうちじゃなかったか?
スーウクGJ!
おっきくなったら〜〜の辺りに禿萌えた。ウク嫁ktkr。
SSにコメントくれた人ありがとう。
カナリヒが好評すぎて吹いた。
萌えたとか可愛いとか言っても何もでねぇぞ! SS以外はなにもでねぇぞ!
カナリヒ投下します。
・『女の国の悩み』のリヒ直後。
・エロなし。たいへん少女漫画。
ダメな人は『メイキングラブ・スロウリー』、もしくは◆awpeL/CeJ2でNGワードお願いします。
錯覚と思うには、長い感触だった。
数年前、育ての国の一人に紹介されて交際を始めた恋人、リヒタンシュタイン。会議のために
滞在しているホテルの部屋を突然訪れてきた、小さく美しく、あどけない彼女はいま、かすかに
震えながら腕のなかにいる。
キス……された?
おそらく……いや、たしかに……唇にあたった柔らかな……目をあければ瞼を伏せた
リヒテンシュタインの顔で、その小さな顔が胸に顔を埋めるまでスローモーションのように
流れていた時間を思い返せば、背伸びした足のバランスを崩したリヒテンシュタインの顔が
離れていく前、その唇は自分の唇に重ねられていたように思う。
「あの……」
全体重をカナダに預け、きゅっとカナダの服を握りしめて、リヒテンシュタインが言う。
「なにか……おっしゃってくださいませ」
金縛りにあったように呆けた頭が、急に激しく攪拌されたようにこんがらがる。
「だっ、り、リヒテンシュタイン!? いま、えっと、いま、き、キス……っ」
「お嫌でしたか」
「全然っ……いや、でもどうして」
とん! リヒテンシュタインが胸板を叩く。
「カナダさん」
何かの熱意のこもった、緑の愛らしい瞳で見あげてくる。
「は、はい」
「わたくしたち、恋人同士なんですよ」
「う、うん。そうだね」
「お付き合いしてから、三年も経ちます」
「そ、それくらいになるね……いつもありがとう」
「わたしは……」
じれったそうにまばたきして、彼女はカナダの両頬に触る。
「わたしは、あなたが好きです。あなたと一緒にいると、楽しくて、ほっとして」
「僕も、君のことが好きだよ。ずっと一緒にいたいね」
というと、彼女は、何と言ったらいいかわからない、といった風に首を振る。
「ですから……その……」
そして、真っ赤な顔で意を決したように目を閉じた。
カナダも、これまで彼女に猥褻なことを何もしなかったからといって、別段ねんねという
わけでもない。育ての親はイギリスとフランス。隣はアメリカだ。人並みに知識はあるし、
無論――いち男としての欲望も持ち合わせている。
持ち合わせている。
まあ、持ち合わせている。自覚もしている。
彼女はキスを望んでいる。
だけど。
「リヒテンシュタイン……」
カナダは目を細めて彼女の肩に手を置く。彼女の長い睫毛が震える。
小さな体を懸命に背伸びさせて、唇を捧げてくれた気持ちを無下にはしたくなかった。
好きだから。リヒテンシュタインが大事だ。ずっと大事にしたいし、嫌われたくない。
だけど。
一歩下がり、自分と彼女の間に距離を作る。
目を開けたリヒテンシュタインはじわりと瞳を潤ませた。
「どうして……カナダさん」
ああ、泣かせてしまった。胸が痛くなる。
泣かせたくなんかない。彼女が愛しい。指先で涙をぬぐうそのしぐさも、愛しくてたまらない。
でも。いや、だからこそ。
「あのね、聞いて、リヒテンシュタイン」
……もっとひどいことで傷つけたくないのだ。
「カナダさん、わたくしは」
「ごめんね、リヒテンシュタイン」
そういうと彼女は大粒の涙をこぼした。端正で整った顔が歪み、それを隠すかのように両手で覆う。
抱きしめたかった。力の限り抱きしめてしまいたい。だけど、そんなことをしたら、この小さな
女の子は潰れてしまう。
彼女の手を、かろうじてその手をとって、包む。
「聞いて欲しいんだ。いつか、言わなきゃいけないと思ってた。僕は君が好きなんだ」
残った片手で口元を押さえた彼女が首を振る。
「え、えっとね。これは僕だけじゃなくて、男が……ほとんどの男がそうなんだ。だから、
それで、どうか僕を嫌わないで欲しい」
息を吸う。
「僕は君を抱きたいんだ」
リヒテンシュタインは真っ直ぐカナダを見た。頬を温かな涙がつたう。
カナダはとつとつと、怒られた子犬のように体をしゅんとさせて言う。
「僕だけじゃなくて……その。男だったらみんな、好きな女の子には、そうしたいと、思うもの
なんだよ。抱きしめたいし、キスもしたい。誰よりも君の近くに行きたい。でも、」
「でも?」
訊くと、さらにしょぼーんとしてしまう。
「うぅ……スイスさんに……君に変なことしたら撃つって言われてるし……
なにより、君に嫌われたくないんだ。でもきっと、キスをしたら僕はそれ以上したくなるよ」
止まらない涙が、はらはらとこぼれ落ちていく。その涙を強くぬぐって、
「わたくし、そんなことであなたのことを嫌ったりいたしませんわ」
「ほんとう?」
カナダは、救われた表情を見せる。二人の間に開いた距離を、リヒテンシュタインが詰める。
胸元に顔を寄せて、背中に手をまわす。
「り、リヒテンシュタイン? だから……」
あわあわと体を離させようとするのを遮って、リヒテンシュタインは告げる。
「知りませんでした。カナダさんがわたくしになにもしてくださらないのは……何かきっと
わたくしにご不満があるのだろうと」
「そ、そんなことないよ! 君は僕にはもったいないくらい素敵な女の子だと――だから――」
必死に、しがみつくように、リヒテンシュタインはカナダを抱きしめる腕に力をこめる。
存在感がないといつも悩んでいる彼だが、そんなことはない。彼はここにいる。確かな存在が、
リヒテンシュタインの腕に簡単に捕まえられている。
「リヒテンシュタイン……」
「カナダさん。こんどは、わたくしの話を聞いてくださいませ」
「君の? う、うん」
息が深く吸えない。浅い呼吸を繰り返して、リヒテンシュタインは震えるそうになる声と唇を
奮い立たせる。
こんなこと、顔を見てなんか絶対に言えない。
「わたくしは……っ……、あなたとなら、そうなってもいいと、思っています」
完全にカナダが沈黙する。
どんな顔をしているのか見たい。見たいけれど、顔をあげられない。怖かった。
こんなはしたないことをいえば、逆にカナダに軽蔑されてしまうかもしれない。
『攻撃あるのみ。我々は守るだけの砦ではない』
自分よりも、もっと恋について詳しい女性たちからの助言に力づけられてリヒテンシュタインは
もう一言、いった。
「キスを、してくださいませ」
ターン、終了。
リヒテンシュタインの攻撃は万策尽きた。これでカナダが何も反応を返してくれなかったら。
――二人の関係は終わりかもしれない。
怖くて、怖くて、涙があふれる。じわりじわり後悔の波が這い寄ってくる。
こんなこと、言わなくてもよかったのではないか。キスなんてしなくても、体を重ねなくても、
今までずっと楽しく二人で過ごしてきた。それをむざむざ失ってしまうかもしれないようなことを、
しなくてもよかったのではないか。
なぜあんなにキスがしたいと、してほしいと思ったのだろう。そんなもの、なくたって自分は
彼と一緒にいれば充分に幸せだったではないか。
得体の知れない焦燥に似た感情が胸の底からこみあげてきてリヒテンシュタインは嗚咽をもらした。
うまく息ができなくなって、子供のようにしゃくりあげてしまう。
「泣かないで、リヒテンシュタイン。顔をあげてよ」
優しく、カナダが髪を撫でる。だだをこねるようにして胸に顔を押し付けたまま体を揺する。
「顔を見せてくれないと、君にキスができないよ」
ばっ、と顔をあげる。
「あ……」
露骨な反応をしてしまったことを恥じ、顔が熱くなる。
でもカナダは笑って、
「うつむかないでね」
額に触れられ、顎に触れられる。
「えと……目を、閉じてくれるかな」
恥ずかしそうに言うのに、頷いて目を閉じた。
数秒で、彼らしい控えめな口づけが落とされる。
唇が離れると、スローな彼の速さで、すっぽり腕に収められる。
「ごめんね、リヒテンシュタイン。泣かないで。
待つから。僕、待つから、だから……今じゃなくていいから、いつか、君がいいって、
思えるようになったら、その時は」
「それは」
優しく体を包む腕の感触に、リヒテンシュタインは花畑を歩いているような心地だった。
今度は勇気はいらなかった。
「今ではいけませんの?」
隣の国にクマ七さんを預け、必要なものを貸して欲しいと申し出ると、メキシコとカナダの間に
国境があると思っているメタボは、ニヤッと笑った。
「とうとうなのかい? うまくやるんだぞ!」
とバシバシ手加減なしにカナダの背中を叩いた。
両手に持ちきれないほどのそれを「返さなくていいんだぞ!」と気前よくくれて、二人の
元宗主国に電話で報告しようとするのをどうかやめてくれと懇願してから部屋に戻ると、
シャワーを済ませたリヒテンシュタインが髪を拭いていた。濡れた金髪が光の加減でキラキラして
とても色っぽい。
彼女の着るような寝間着など用意していなかったので……彼女はカナダのシャツを着ている。
小さな彼女がカナダの服を着ると、上だけでも腿まで隠れてしまう。
白のシャツから肌が透けて見える。彼女はそれに気づくと、自分を抱くような仕草をした。
がぁぁぁ、と、下半身に血流が集中する。
(か、彼女とするんだぁ……)
考えるとどきどきして口から胃が裏返って出てきそうだ。
「カナダさんも……」
「うん……」
ピンクに染まった肌に、鮮やかな緑の目。自分の服を着た、リヒテンシュタイン。
お湯を大量に使って、念入りに体を洗った。彼女に触れそうなところは、特に力を入れて。
(スイスさんに怒られちゃうな……)
風呂からあがって、ベッドに座って待っていたリヒテンシュタインの横に座って、シャツの
ボタンを一つ一つ外していった。
リヒテンシュタインは、その下は何も着ていなかった。
結論から言うと、二人の初体験一回目は失敗した。
初めてのキスをして、その後数時間で一線を越えるなどというラジカルさにスロウリーな
カナダの頭と心臓がついていけるはずもない。無垢な裸体をじっくり眺める間もなく、興奮して
一気に押し倒した直後、パンクしてぶっ倒れた。
「ご、ごめんね、リヒテン……」
うわごとのようにカナダが言うと、シャツを着直して冷たいタオルを頭に当てるリヒテン
シュタインは申し訳なさそうに微笑んだ。
「わたくしも焦りすぎました。大丈夫ですわ。わたくしたちにはまた」
明日があります……というのをぐるぐると周りながら遠くなっていく意識の外で聞きながら、
カナダは眠りに落ちた。
あたたかく柔らかなリヒテンシュタインの膝の上で。
カナダVSリヒテンシュタイン、初回戦は、引き分け。
おわり
たいへんウザイ話だとは思いますが、続けてバカップルが通ります。
・『女の国の悩み』後のイギセー
・キャッキャウフフしてるだけ。
・想像力は使わないでください。
ダメな人は『デレカノ』、もしくはやはり◆awpeL/CeJ2でNGワードお願いします。
湿気をふくんだ夜風が剥き出しの小麦色の肌を撫でる。
セーシェルは寒さに身をすくむのを我慢して手を伸ばし、両開きの窓の取っ手をとった。
ホテルの前の道に一台、車が通りすぎていく音がするのも、窓を閉じると同時に聞こえなくなる。
部屋の中には、イギリスの鼻をすする音だけが響いている。
下着姿のセーシェルはふりかえり、ベッドの上で背を向け膝をかかえて泣いているイギリスに
頬を膨らまして強めに言った。
「もう、いつまで泣いてるんですか!」
「………………っ…………」
返事はない。時折涙をふくために手が顔をこする。手首には赤く繋がれた縄の跡。さほど
きつくしばったわけではないので明日までは残らないはずだ。
「いーぎーりーすーさん」
やはり返事はない。セーシェルは嘆息し、歩きながら背中に両手をやり、ベッドにあがりながら
ショーツをおろした。
リボンを外しヘッドボードの上に置く。
裸で縮こまっている彼の背に肩をくっつける。逃げないので、少しずつ、くっつける場所を
増やしていく。最終的に首を後ろから抱いて、前半身を背中に密着させる。
小さく舌をだして、耳の後ろを舐める。
「イギリスさん、泣いてないでエッチしましょうよ。今日は生でしていいですから。ね?」
「………………」
鼻をすする音。
相当ショックが大きかったようだ。いつも変態な行為をしてくるくせに、ちょっとやりかえした
だけでこうだ。まったく、どうしようもない。
しかし、やりすぎた感はなきにしもあらず。
「イギリスさん」
首もとに唇を落とし、赤い所有印をつける。
正直な想いをそえて、囁く。
「好きです」
……鼻をすする回数が減る。
「好きです。好きです。好きです。イギリスさん、好きです」
首にかけた腕を握られる。
頭に顔をくっつけて、さらに言う。
「好きです。大好きです」
涙は止まったようだが、なかなかこっちを向かない。
戦法を変えてみる。
「愛してます。あなたの子供が欲しいです。私たちの愛の結晶を作りましょう」
これは本日の女国だらけの大相談大会(暴露もあるよ)の一相談に対しての回答にあった、
男をその気にさせるセリフの一つだ。
アホだとは思いつつ鵜呑みにしてやってみたものの、考えてみるとこれは妻萌え属性が
ついている男に対してでないと意味がないような気がする。拒否反応を起こす男もいそうだ。
イギリスにそういうのはついていただろうか? コスプレエッチをする時のことを考えると、
女子学生制服やナース辺りを好む要素はあるようだが、妻とか奥様とかそういうものの
コスチュームは着せられた覚えがない。妻コスってどんなの? という疑問もあるが。
とにかくアドバイザーを信じて続けてみる……どう考えても国同士の性行為で子供ができる
わけはないのだが。その事実は少し寂しくはあるけれども。
「私、あなたの子供だったら産んでもいいです。イギリスさん、大好き」
めいっぱいの愛を言葉と態度で表わして、それらが功を奏したのか、やがてイギリスは
ほっぺたや睫毛の乾かない顔をセーシェルに向けた。
潤んで鬱陶しくいじけた目が逆に何か愛しくなってきて、セーシェルはとがらせ気味に
むすんだ唇を吸う。瞼も。
「イギリスさん」
ちょん、ちょんと顔に唇を当てる。
「好き」
「じゃあ、なんでああいうことするんだよ」
声は震えていた。言い終わると同時に口がへの字に曲がり、顔を背けられる。
セーシェルは慌てず、にっこり笑った。
「それが、私がイギリスさんに変態なことされたときの気持ちです」
「俺あんな風にお前のこと縛って、本気で嫌がってることしたことないだろ!」
「緊縛プレイはしたじゃないですか。麻縄じゃなかったですけど。ん〜、嫌がってること?
なんですか、イギリスさん? とっても気持ちよさそうでしたよ?」
この言葉は妙なプレイにあとからセーシェルが文句を言った時のイギリスの常套句である。
イギリスは黙って、またほろほろ泣きだした。
セーシェルはイギリスを抱きしめる。
「私がああいうとき、どれだけ恥ずかしいかわかってくれました?」
「…………」
「じゃあ、謝ります。ひどいことしてごめんなさい。好きです」
「……ん……お前がそこまで嫌がってると思ってなかった。悪かった」
「程々にしてくれればいいです。やりすぎが嫌です。私、イギリスさん好きですし、イギリスさんと
エッチするのも好きですよ」
「そうか」
イギリスは膝かかえを解いてセーシェルの体に腕をまわす。キスをして、しばらく抱きしめ
あって、一緒に横になる。イギリスはシーツを引きよせて、二人にかける。
抱き合ったまま目を閉じている。
いつまでたってもイギリスは何もしない。
「……? イギリスさん?」
すぐ近くにある顔に声をかけると、億劫そうに目を開ける。
「ん、なんだ」
「あのー……、えっち、しません?」
「できるか。俺、今日はもう勃たないぞ」
「……え?」
「お前あれだけやっといて何言ってんだ。俺は疲れたから寝るぞ」
「え……私まだ一回も」
「そりゃそうだろ。人の股ぐら踏んづけてただけだし」
「え? えーっ!?」
「何が『えー』だよ。お前がやったんだよ」
「だってイギリスさんイギリスさんイギリスさん、私イギリスさんのこと大好きですよ?」
「俺もだよ」
「じゃあしましょう」
「だからー……」
言いかけて、顔をこする。面倒になったのかその続きはなく、
「あー……寝て起きたら……一回くらい頑張るから今は休ませろ」
「嫌ですけど。してくれないと眠れません」
「……。無理なもんは無理だからな?」
「えー……」
触る。本人は無視を決めこんだように目を閉じているが、柔らかくなったのをやわやわ
揉んだり撫でたりしていると熱を帯びてはくる。でも、するまでには至らない。
「えーい」
「いでででででっ、よせ、ねじるな、諦めろって……あーもう、指でしてやるから、な?」
「いーやーでーすー、×××、××××でイギリスさんと子作りするんですーっ」
「……あのさ、つかぬことを尋ねるが、お前もしかして酔い冷めてなくないか?」
「冷めてないとなんなんですか。イギリスさんに会ったときはエッチしないと眠れない体に
したのは誰なんですか。いつものやる気はどこいったんですか。私がヤがってるときは喜んで
するくせに欲しいときはしないってどんだけ鬼畜なんですか」
「そんなに欲しけりゃ自分の分くらい残しとけばよかっただろ、バカぁ!」
「やだやだやだ、するんです。えっち〜!!」
セーシェルがしくしく泣きだしたので、イギリスはすっごく頑張りました。
翌朝、セーシェルは「私そんなこと言ってないし、してねーですから変なこと捏造すんな
この眉毛野郎」と昨晩の自分の行動を全否定しましたが、そのように発言する顔は
真っ赤になっておりました。
会議の全課程が終了したのち、イギリスは彼女を自宅に持ち帰って思う存分愛しあい、
しばらくそれをネタにたいへん可愛がったようです。
終
終わりです。
ちなみにタイトルは『酔いデレな彼女に愛されて夜も眠れない』の略です。
ありがとうございました。
一回アメリカ視点で書いた変な組織シリーズの完結編書きたいのに時間がないお(^p^)
リアルタイムで読ませてもらった。
GJ!!!
前回の話も良かったからできれば他の国の続きも読みたいです…と無茶ぶりしてみる。
変な組織シリーズって初期のアレか!
わっふるしながらのんびり待ってる
うお、神キテター!
いいところでテンパっちゃうカナリヒも、
酔っててデレ全開なセーちゃんも、
やられて泣いちゃうイギリスもすげー好きだ!
GJGJGJ!
組織のみなさんにも是非、お会いしたいっ
野球拳だけど、セーイギもカナリヒもグッジョーブ!
あかんロリ萌えないのに萌えてました…
なぐり書きなのにGJ頂いて感謝です。
しかもエロエロじゃないのに…
ロシアの赤パンツ、忘れた頃に反応がきたのが嬉しかった…
スウェーデンの首都、間違えてた。
すんません…ごっちゃになってます。
あなたはもしや英セーやり直しの神ですか!
うぉぉGJGJ!
今回も楽しませてもらいました、次回も全裸で待ってます……!
GJ!
カナリヒとセーイギのギャプに吹いたw
変な組織シリーズ好きなんで待ってます
カナリヒGJ!
今までなかった感じで良いです。
カナディアンタイム恐るべし…
ぐぐぐGJ!二組ともかわいすぐるエロすぐる!
リヒたんの願いがかなえられるには更に数年かかるとみた
ほのぼのしてなくてエロも少なめ、しかも不憫気味なプロイセン×ハンガリーでも
需要ありますか?
おおお規制解除キタ!
ということで前スレの人魚イギセーが出来たので投下します。
☆長い。なのにエロは微エロ程度
☆途中でなぜかスペイン×セーシェル風味が入ってしまった。
嫌な人は1レス飛ばせばだいぶ回避できると思う。
☆ひたすらしょうもない
前投下した部分も含みますが、少し直したりアホにしたりしたんで許して下さい。
NGはIDか「マーメイドセーシェル」で。
スペシャルサンクス:水戸弁指導さん
むかーしむかし、あるところ、インド洋のアフリカ寄りの海らへんに、セーシェルという一人の人魚がいました。
「あーあ。今日も海底はつまらないですぅ。
あるものと言えば魚と海藻と貝とタコと、せいぜいウスグロハコヨコクビガメぐらい。
どっかもっと面白いところに行きたいなー・・・」
そう言うとセーシェルは横にいる親友のカジキマグロ君(♂・愛称カジちゃん)に視線をやった。
だが、彼は今日も今日とて魚眼白眼の無表情だった。
しかし、セーシェルは彼の顔に何を見出したのか、瞳を輝かせこう言った。
「そうですよね!自分で待ってるだけじゃ何も起こらないですよね!
よし、私旅に出るですよ!ついてきてくれますか?カジちゃん」
思い込みが激しく、行動的。
この愛すべきマーメイドは、新世界を求めて旅に出た。
***
「やっぱ、もっと都会のそばの海に行くべきですよ。
そしたら人間のヘンな道具とかいっぱい捨ててあるかもしれないし。
きっと退屈しないですよねー」
セーシェルは泳ぎながらにっこりカジちゃん(メディトレーニアン・マーリン種)に笑いかけた。
だが彼は相変わらずぼへーっと無表情にセーシェルの傍につき従ってるだけである。
なのにセーシェルは、
「そう!ヨーロッパの方に行こうと思ってるんです!
このへんで一番都会って言ったら、フランスとかスペインとかそのへんらしいですからねえ。
ドーバー海峡を目指せば間違いないですよ」
と答え、さらに泳ぎのスピードを速めた。
そう、時は大航海時代。1492年意欲に燃えたコロンブスがスペインの支援を受けて新大陸を発見し、
スペインはそこから得られた富でうっはうっは、もうかりまっかぼちぼちでんなぁという会話がスペイン中から
聞こえてくる状態だった。
「あ、カジちゃん、疲れたですか?休憩します?」
セーシェルは傍らの魚に話しかけたが、例によって答えは返ってこない。
しかしセーシェルは
「えっ、『まだまだ大丈夫』?よかった!じゃ、一気に行っちゃいますよぉ!」
と言い泳ぎ続けた。二人(正確には半魚半人+一匹)の友情は、こんな感じで5年間も続いてるのだった。
***
数日してドーバー海峡についた二人(正確には半魚はn以下略)だったが、
その海峡には、両脇に二つの陸地があることに気付いた。
もちろん片方はヨーロッパ大陸に連なるフランスの陸地、もう片方は島国イギリスの陸地である。
「えー・・・にぶんのいちですかー・・・
ヨーロッパの方に行きたいんですけどねえ・・・
カジちゃん、どっちだと思います?」
するとカジちゃん(6歳、独身)は、波の関係かふいっと片方の方向にその長い鼻先を向けた。
「そっちですね!わっかりましたあ!さすがカジちゃん!」
どういういきさつがあって「さすが」と言う言葉が出てくるのかわからないが、
とにもかくにもセーシェルは全速力で彼が示した方向に泳いでいった。
ざざーん・・・
長い旅路の果てにようやく着いた浜辺。
空は曇り殺風景で、特に人もいなそうだった。
「あれー?」
セーシェルはその浜辺に、一人の人間が倒れてるのを見つけた。
「おお!人間ですよ!」
生まれてこのかた人間というものを間近で見たことのないセーシェル、はしゃいで近づいた。
その倒れてる人間は男で、眉毛がごん太かった。
「うーん・・・もう少しイケメンを期待したのですが・・・
なんかこの眉毛らへんがビミョーですねえ。あとなんかプライド高くてエラそーな顔。
きっと自分の女には絶対服従を要求するタイプですよ。あと変態くさい。料理下手そう」
知らないうちに自分の短所をほぼ列挙された男は、その言葉にうなされたのかうぅ〜ん・・・、とうなった。
そう、この男こそ後のイギリスである。・・・じゃなくてイギリスである。
「でも仕方ないから助けてやりますよ。
・・・溺れたって事は人工呼吸ですかねえ・・・」
セーシェルはそう言うと、自分の唇にそっと手を触れた。
(・・・でも・・・いきなり会った人間にそんなことするの・・・恥ずかしいなあ・・・)
このへんの恥じらいの感覚は、人魚も人間も同じだった。
(でも・・・このままじゃ死んじゃうかもだし)
ずーずん。セーシェルが意を決し、イギリスの方に体を傾けかけたその瞬間、
ぐぅさっ!とカジちゃん(趣味はイソギンチャクの観察)がイギリスの大事なところめがけて、その鋭い鼻先を突き刺した。
「いぃでええええっ!?」
あまりのことにイギリスは飛び起きた。意識が戻ったようだ。
(はっ)
視線が合う二人。今セーシェルはイギリスに覆いかぶさるような体勢なので、魚の下半身は見えてない。
(こ・・・こんな変態そうなやつに捕まったら、変な風に調教されて挙句の果てに売り飛ばされてしまいますう)
「おい、お前」
イギリスが口を開いたその瞬間、
「くたばれ、眉毛野郎!」
べっちーん!とその尾びれでイギリスをひっぱたいた。
「う・・・うぐぁ」
イギリスはうめいて再び倒れた。セーシェルはピンポンダッシュの少年よろしくすさーっと海に逃げてった。
おい、お前はイギリスを助けにきたんじゃなかったのか、とつっこみができるものはここにはいなかった。
***
「んー・・・カジちゃん、これからどうしましょうねえ」
海の底でセーシェルはカジちゃん(出身はマリワナ海溝)に呟いた。
「・・・でも、人間見たら、自分も人間になりたくなったです。
あの男、海の底では見たことないような綺麗な格好してました。自分もああいう服着てみたいです」
漂ういけすかない感じはともかく、身なりだけはよかった、と思った。
「・・・もしかしたらどこかの国の王子かも」
確かに、それにふさわしい格好をイギリスはしていた。体中の金の飾り、上等の絹の服。
そこでセーシェルは、いつか聞いた、北の海で人魚が人間の王子に恋し結ばれたという噂話を思い出した。
イギリスの顔を思い出し、あいつに恋?とぶんぶんと首を振る。しかし、
「・・・あいつが王子かどうかはともかく、陸に上がればパトロンになってくれるかもしれない」
そう思い至ると、セーシェルに素晴らしい考えが浮かんだ。
陸からの文物を海で待つより、自分で陸に上がった方がいいに決まってる。
セーシェルは海溝の深いところ、魔法使いのいるところまで全速力で潜っていった。
***
「俺が北欧の王者に決まってっぺ!」
海溝の底の底ー・・・にある家、そこに住まう短髪で精悍な顔をした魔法使いはセーシェルに会うなりそう言った。
「意味分かんないんですけど・・・」
「気にするな。それより何の用だ。あまり俺に喋らせるな。やっぱりこのSS書いてるやつの水戸弁はあやしいっぺ」
ますます意味わかんないと思ったが、これ以上突っ込まないことにし、事情を話す。
「はーん・・・まあ、足を生やすくらいなら、ぜんぜんできるっぺよ。なんてったってウチは人魚姫伝説の地だからな」
「本当ですか!?お願いしますっ!」
セーシェルは顔を輝かせたが、デンマークは指を突き付けてこう言い放った。
「ただし、対価がいる」
「ええー、ただじゃないんですかぁ」
「当り前だっぺ。ただで手に入ると思ったか?
何にでも対価がいるっぺよ。物には金、人には愛、魔王には感謝」
「はあ・・・。で、対価ってなんですか」
「お前の声だ」
それを聞いた瞬間、セーシェルの笑顔はみるみる萎えた。
「えーやめてくださいよう。声が無かったらただでさえ不案内な陸上で困るだろうし、
この浜辺に咲くハイビスカスのように溌剌としてかわいらしい声、けっこう気に入ってるんですから」
「うーん・・・、でも、女の子の声は高く売れるんだっぺ」
「なんとかなんないんですかぁ」
「じゃあ、声の一部分だけで作ってやらないこともない」
「声の一部分?」
セーシェルは首をかしげた。
「あえぎ声」
***
(へ・・・変態ですぅ・・・)
セーシェルは浜辺にいた。
その下半身には、すらりとした二本の人間の足がついている。
『だってしょうがないっぺ?声の一部としては、それが一番高く売れるんだから』
(もー、世の中変態だらけです!)
だが、喘ぎ声と引き換えに足をやるという申し出は、内容はともあれセーシェルにとって破格の条件に思えた。
(喘ぎ声なんて、別になくて困るもんでもないし)
だが、この取引がこのあとわりとすぐに、セーシェルをおおいに困らせることになるのを、今は知る由もなかった。
ぺたぺたと浜辺を歩くセーシェル。だいぶ二足歩行にも慣れてきた。
「人間ってのは不思議な体してますねー。特に足の間。
なんか割れ目があって中がちょっとグロい感じですけど、何に使うんでしょう」
セーシェルはとりあえず昨日の眉毛男を探そうとした。
なんてったって命の恩人だし(最後は自分で気絶させてしまったが、そこは都合よく忘れてくれていることを祈る)
陸で頼れるよすがといえばあの男くらいしか思い浮かばない。
あの日からずいぶん時間も経ってるし、セーシェルが知らないだけで陸と言うのはとてつもなく広いのだが、
御都合主義の賜物でイギリスはまだ浜辺の近くにいた。
ただし一人ではなく、周囲に屈強そうな男たちが彼を取り巻いていて、何やら話し込んでるようだ。
近くには立派なガレー船が停泊している。
「いたいた!おーい、そこの眉毛野郎!!」
第三者が聞いたら失礼にもほどがある呼びかけなのだが、イギリスは(悲しいことに自覚があるのだろう)
セーシェルの方を向くと、げっという顔をして硬直した。
つられて周りの男たちもセーシェルを見るが、イギリスと同じリアクションをするか、
ヒューと口笛を鳴らし鼻の下を伸ばした。
そう、セーシェルは、裸だったのだ。
パイパン気味のまさに生まれたての姿で、たわわな乳房を揺らしこっちに走ってきているのだ。
「おまあああああああああああっっっ!!!!!
服着ろばかああぁぁああああっっっっ!!!!!!」
イギリスは周囲の空気が張り裂けんばかりに叫び、セーシェルの方に超スピードで向かい、
まわりの男たちのブーイングを無視して自分の服をかぶせ、そのまま船に連行したのだった。
***
「お前、何なんだよ。どうして服を着てなかった?」
イギリスの部屋と思われる船の一室に、セーシェルは連れてこられた。
今は男ものではあるが上下に簡単な服を着ている。
「え?服って絶対に必要なんですか?」
人間が服を着ているのは知っていたが、体温の高い哺乳類が寒さに耐えるためだろうと思っていた。
性器も肛門もむき出しの海の世界で、恥部を隠すなんて概念はない。
「はー・・・わかった、お前、田舎者なんだな。
海の向こうには理解できない文化を持ったやつがいると聞く。
別にそれをどうこう言ったりはしないが、この国でそんな恰好してると襲われて犯られておかされるぞ」
最後のほうの一連の単語はいまいち理解できなかったが、とりあえず親切心で言っていることだけはわかった。
「お前、どこから来たんだ」
イギリスの問いに、セーシェルは困った。
(えーと、インド洋アフリカ地域北東部セーシェル諸島7丁目の23めぞん・ど・ぐっぴー303・・・なんて
言ってもわからないですよね)
「遠くです」とりあえず答えた。
「まあそうだろうな。肌の色もずいぶん違うし・・・。で、この国に何しに来たんだ」
セーシェルは少し考え、嘘ではない答えを言った。
「新しい世界を、見に」
イギリスはふーん・・・と言い、セーシェルを値踏みするようにじろじろ見た。
(なんですかこの眉毛ぇー、あんま見るなですよ)
助けられた恩があるので口には出さなかったが、なんだか嫌な予感がした。
けっこうな時間セーシェルを眺めまわした後、イギリスは表情を変え、言った。
「よし、決めた」
「?」
セーシェルはわけがわからなかったが、イギリスはセーシェルの方に近付くと、
いきなり彼女の上着の前をばっ!と開いた。張りのある乳房が露わになった。
「お前、今日から俺の女な」
***
こうして、人魚姫と王子は恋人同士になり、毎日ヤリまくりの幸せな日々を過ごしました。
めでたしめでたし。
・・・と、普通の人魚姫だったらここで話が終わるはずだが、このエロパロ人魚姫、そうは問屋が卸さない。
「おっかしーなー・・・、おいお前、なんで声出さねーんだよ」
寝室でイギリスは頭を掻き掻き言う。行為の最中であり、お互い服はまとっていない。
「だってー・・・」
セーシェルはごにょごにょと呟く。魔法で喘ぎ声だけ抜き取られたとは言ってはいけない。
それを告白したら魔法の効果が無くなる、と魔法使いに言われていた。
「俺の技じゃものたんねーっつーのか」
ぶんぶんと首を振るセーシェル。少なくともそんなことは無かった。
初めて会ったあの日、そのままベッドに連れてかれた。
セーシェルにとって、魚類の交尾行動は見たことがあっても(雌の産んだ卵に雄が精をかけるアレ)
人間の性交というものに関する知識は全くなかった。
そこで、初めて股の間の割れ目の意味を知った。
まさか雄とはああも体の構造が違っていて、あんなモノを入れるための割れ目だったなんて、とがく然としたものだ。
しかも、これも驚きだったのだが、人間の交尾行動というものは異様に気持ちいいのだ。
初めての日も、セーシェルの「割れ目」はなんなくイギリスを受け入れ、至高の快楽を味わった。
イギリスがやたら上手いのと、セーシェルにもともとそのような素地があったからだろう。
もしくは、二人の体の相性が良かったのかもしれない。
だが、快楽を感じるのだが、それが声に出ない。
声に出せないとなると、快楽という激しい感覚は体の中にこもり、次第に体を疲弊させる労苦となる。
行為の最後の方になると、いつもセーシェルはほとんど力尽きかけていた。
だが、場数に自信のあるイギリスは、自分の抱き方で女を啼かせられないのがたいそうご不満らしく、
あの手この手でセーシェルに声を出させようとする。
マニアックな体位や縛りプレイ、果ては東洋の仙人から取り寄せたという怪しげな媚薬とやらまで持ち出した。
そんな晩がほとんど毎日。次の日セーシェルは疲れ果てて眠るばかりになる。
イギリスはそのひ弱な体のどこから出てくるんだと言いたくなる体力で、
ほとんど寝ずに昼間も活動しているようだが。
「せっかく新しい世界に来たのに・・・。この船からほとんど出てないですぅ・・・」
船の甲板で、海にいるカジちゃん(好きな食べ物はゴカイ)にむかってセーシェルは言う。
「セックスは気持ちいいけど疲れるし、もうヤです。
だいたいあの野郎、『そんな恰好してたら襲われるぞ』とか言っといて、
自分で襲いまくってるじゃないですか!」
セーシェルはぷりぷり怒った。だんだんと人間の「そういう」言葉もわかってきた。
カジちゃんが微妙に口をぱくぱくさせた。
「え、じゃあ逃げればいいじゃないか、って?」
(確かに・・・でも・・・)
その時、
「おーい、セーシェル」
イギリスが帰ってきた。手には何か袋のようなものを抱えている。
「何と話してんだよ。全くお前は不思議ちゃんだな」
「・・・妖精さんの見える奴に言われたかないですよ」
「うるせーな、見えないお前の心が汚れてんだよ・・・、と」
そういうとイギリスは袋の中をごそごそと探る。
「お前にやる」
ふわりと広げられたそれは、南欧風の女性の衣裳だった。
「わー、どしたんですか、これぇ」
「ん、まあちょっとしたいきさつで手に入ってな・・・。まあ今日はそれ着てヤろうぜ」
よく見ると、その服はところどころに切れ込みが走っている、けっこう露出度の高いものだった。
「ばか、変態!珍しくプレゼントしてくれたと思ったら!」
「うるせーな、いいからもう部屋行こうぜ」
イギリスはそう言うと、セーシェルの肩を抱き半ば無理やり寝室に連れていった。
(なんで、私は、こんな奴のもとから離れないんだろう)
セーシェルは知らなかった。
さっきイギリスを見た瞬間、自分が笑顔になっていたことを。
自分は今、愛される幸せの中にいて、自分も彼に愛情を感じ始めていることを。
***
ギシギシと揺れるベッド。結合部の生々しい水音。荒い息。
今日もベッドを支配するのはその音だけだった。たまにイギリスの短い声がそれに加わる。
「ふっ」
セーシェルの中に射精して、イギリスは小さく声を出した。
もうすでにセーシェルは何回イかされたかわからず、
それでも声が出ないのでそれに気付かれることが無かったため、
途切れる意識を乱暴な刺激によって揺り戻されていた。
「・・・おい、大丈夫か」
今さらイギリスが気付いた。
「・・・大丈夫そうに見えますか?このニブチン」
うらめしそうにイギリスを見やるセーシェル。
顔は火照り真っ赤で、体中から汗が噴き出ていた。肩で息をしている。
「なんだよ、辛いならそのとき言えばいいじゃねーか。
だいたいお前反応が薄いからどこまでやっていいかわかんねーんだよ」
もっともと言えばもっともなんだが、声を出せない理由は言えない。
「そこは察しろです」
「うるせーな、声出さないお前が悪いんだよ。くそっ、今日はなんとしてでも啼かせてやる」
そう言って第2ラウンドに突入しようとするイギリス。だが、セーシェルはもうくたくただった。
「らめですっ!今日はもう寝ましょう!」
「えー・・・何だよ、お前とヤるのがここでの生活の唯一の楽しみなんだぞ。
それを俺から奪うって言うのかよ」
ここでの生活?セーシェルはその言葉にひっかかった。
「ここでの生活って・・・じゃあ、普段はここじゃないとこに住んでるんですか?」
少なくともセーシェルは、イギリスがこの船以外に寝泊まりしてるのを見たことが無い。
「ん、まあな。この船はここ最近の仕事用。多分そろそろここでの仕事も終わる。
そしたらお前、今度はおれんちに連れてくからな。覚悟しろよ。うちは超豪華でな、
そこにはベッドルームにでかい鏡があってだな、全身が映って・・・」
最後の方は聞かなかったことにして、セーシェルはイギリスの言葉を反芻した。
(そうかあ、でも、仕事でこんなでかい船を使えるってことは、すんごいお金持ちなんだ。
やっぱり王子なのかも)
そう思いいたるとセーシェルは気が良くなって、イギリスの方に体をもたれかけた。
「ふふふ、おうちに行くの、楽しみですー♪」
「おっ、なんだよ珍しく素直じゃねーか。じゃ、今からもっかい」
言い終わる前に、ごすっ!とアガラス海流の荒波で鍛えた上腕二頭筋からの鉄拳が撃ち込まれた。
***
今日も今日とて世界は快晴・・・ではなく、英国の空はいつも曇り模様。
セーシェルは例の如く、イギリスとの夜の行為のせいで昼間まで疲れ果てて眠っていた。
いつも通りイギリスはどこかに行っており、船には数人しか人がいない。
そのとき。
ずどーん!
船に大きな衝撃が走り、船体が大きく傾いた。
一度寝たら赤潮が来ようがスマトラの大軍が来ようが目を覚まさないと自負するさすがのセーシェルも飛び起きた。
「わわ、なんですかぁ?!シロナガスクジラでも衝突しましたかあ?!」
しかしそうではなかった。甲板に飛び出てみると、遠くにもうひとつ大きな船が見える。
その船は船体についているいくつかの大砲から、もうもうと黒い煙を出していた。
その船の甲板に、数人の海兵に交じりひときわ目立つ身なりのいい青年がいた。
「ははは!ついに見つけたでぇ、イギリスのやつ!」
その黒髪の青年は爽やかに笑うと、そばにいる茶色い髪の少年にこう言った。
「なぁロマーノ、ほんまよかったわあ。今まであの海賊野郎にはいっぱい食わされてきたけど、
今回の攻撃でこの無敵艦隊アルマダの面目躍如ってとこやんなあ」
だが、子分の少年はその向けられた笑みに対してむすっとしてこう言った。
「うるせーぞコノヤロー。お前も一国の王子のくせに、こんな前線まで戦いに来てるんじゃねーよ。
付き合わされてる身にもなってみろ。この祭り好き」
「えー、ええやんかあー。太陽の沈まぬ国の王子は情熱的なんやで!」
何うまく美化してやがるんだ!と子分はぎゃあぎゃあと抗議したが、それを無視しスペインはイギリスの船に視線を向けた。
そこには甲板で迫りくる水漏れにわたわたしているセーシェルの姿があった。
「なんやあれ、女の子やないか」
スペインはそう言って自分の船をイギリスの船ギリギリまで近づけた。
「おーい、そこにおるものごっつかわいい子ー!」
「ものごっつかわいい子」と呼ばれて、セーシェルはぱっ!と極上の笑顔で振り向いた。
「なんですかー!?」
「その船は危険やでー!今はイギリスがおらへんようだからあいさつ程度に攻撃してるけど、
奴が帰ってきたらじき俺らが壊滅させるからなー!降りた方がええでー!」
その言葉にセーシェルは目を丸くした。
「えっ、でも私ここ降りたら行くあてがないんですよう!」
「え、そうなん?」
スペインは少し考えたが、やがて満面の笑みを浮かべてこう言った。
「じゃ、俺の船に来るといいわあー」
***
「へー、あんたイギリスの女なん?」
まあ、そういうことになりますねー、とセーシェルは言った。
不本意ではあるが、確かに最初の日そう言われて船に置いてもらっているのだから、間違いではないだろうと思った。
案内されたスペインの部屋はイギリスのそれより何倍も豪華で、近くで見ると船自体もかなり立派だった。
「そうなんやー。船に女乗せるのは不吉だっていうのになあ、あのスケベ。
でも、あいつはあきらめた方がええでぇ。今から俺らがやっつけてしまうからなあ」
セーシェルは出されたお茶を飲みながら(それもイギリスのものよりずっと上等なものだった)
大人しく話を聞いていたが、さすがに「やっつける」まで言われると不安になった。
「い・・・イギリスさん、何であなたと喧嘩してるんですか・・・?」
「んー?なんや知らんの?あいつ、俺んとこの商船襲いまくってるんや。
俺の国の船は今新世界からの珍しいモノでいっぱいやからなあ。
その悪いやつを俺は、一国の王子として成敗しにきたわけ」
そこまで聞くとセーシェルは 「ん?」 となった。
新世界から持ってきたという赤い果実をおいしそうに齧る王子に向かってこう言う。
「船襲うって、それって、まるで」
一拍置いて、エラ呼吸のときは出来なかった深呼吸をし、続ける。
「・・・・・・・海賊みたいですよね?」
セーシェルのその問いに、スペインはきょとんとした。
そして頭を掻き掻きこう言う。
「いや、みたいも何もそうやけど」
***
セーシェルはショックだった。今まで「王子かも」と期待していた恋人が実は海賊で、その敵が王子だったのだ。
夜中、与えられた豪華な客間のベッドでごろごろとのたうちまわる。
「うぐあー、なんですかこの衝撃はぁー・・・」
一人もんもんとしていると、こんこんとドアをノックする音が聞こえた。
「なんですかあー?」
と応じると、スペインが入ってきた。
「いや、こんな夜中に悪いなあー・・・」
イギリスだったら絶対に言わないその言葉に、(そもそもイギリスは部屋に入るときノックすらしない)
セーシェルは少し戸惑いながらも答えた。
「あ、いいんですっ。それよりもこんなかっこで」
セーシェルはそのとき寝巻き姿で、(これもイギリスの与えたものより上質で・・・いや、もうみなまで言うまい)
胸の先頭が薄い絹越しにはっきり見て取れるなかなかエロい格好だった。
スペインはそのセーシェルの姿を見るとふっと熱を帯びた眼をしたが、すぐにいつもの明るい青年の顔になり、
セーシェルのいるベッドに腰かけた。
「今日はあいつ、帰ってきいひんかったわー。ていうか、俺らがすぐそばにいるから、うかつに船に戻って来れないんやと思うけど。
あ、でもあいつの船にはちゃんと置手紙しといたでえ。
『お前の大事なお姫様は俺が預かった。返してほしくば正々堂々と出て来い眉毛野郎』ってな」
「眉毛野郎」のところでセーシェルはきゃっきゃと笑った。
「眉毛野郎、だけじゃなくて変態料理兵器無神経エロ眉毛野郎、くらい言ってやっていいんですよぉ」
笑うセーシェルに少し安心したのか、スペインの表情もほぐれた。
だが、少しすると声のトーンを落としてぽつりとこう言った。
「・・・なあ、あんたの恋人やっつけるからって、おれのこと嫌いにならんといてや・・・」
予想外の言葉にセーシェルはきょとんとしたが、慌てて言葉をつむぐ。
「え、いや、べ・別にあいつとは恋人っていうか、なりゆきっていうか、そそそういうんじゃありませんから!」
「ほんま?嬉しいわぁ」
そういってスペインはにっこり笑うと、セーシェルの方に体を傾けた。
セーシェルは一瞬はっとしたが、状況を飲み込む前にスペインの片手がセーシェルの乳房に伸びた。
形のいい乳が、スペインの手に包み込まれ変形する。
指の間に乳首を挟まれ、服の上でもその屹立した乳頭がはっきりわかった。
「す、すぺいん、さん・・・?」
「・・・ごめんな、いや、こんなエロいことしにここに来たわけやないし、
ましてやこの船に呼んだわけでもなかったんやけど・・・セーシェル、かわいいんやもん」
そう言ってスペインは少し申し訳なさそうに、だが優しく笑った。
乳房をまさぐる指の動きは止まらず、セーシェルは自分の下がどんどん濡れていくのがわかった。
スペインは強張った面持ちのセーシェルの額にちゅっと口付ける。
「な、このままここにいてええんやで。んで、うちの国に来いや。
そしたらお前は俺の国でお姫さんや。服でも宝石でもなんでも買うてやるで」
そう言いながらスペインはゆるりとセーシェルを押し倒す。
首筋にキスをし、茂みに手を伸ばし突起を刺激してやる。
(あ、あ)
スペインの手の動きに合わせてセーシェルの体はびくんびくんと動いた。
しかしやはり魔法のせいで声は出ない。
しかし、触られながらセーシェルは思った。
(この人は、私の探していた「王子様」。しかも変態と違って優しいしひねくれてないし、この人の国に行けば
欲しいものはきっと全て手に入る。憧れていた綺麗な服も、宝石も、全部。
もしかして、これが「めでたしめでたし?」)
セーシェルの中にスペインの指が入ってくる。イギリスのとはちがうその動きに違和感を覚えた。
(でも)
「んー・・・俺、下手?そんな押し黙って・・・」
スペインは指の動きをやめセーシェルを見た。しかしセーシェルの頬は紅潮し、目は潤んでいるので、
感じてるのは瞭然だった。
「・・・もしかして、我慢しとる?まあそうやな。いきなり恋人を奪った新しい男となんて、乗り気になれへんよな」
スペインはセーシェルから身を離すと、そのままドアの方へ向かった。
「・・・俺を受け入れるのは、気持ちがほぐれてからでええわ。すまんかったな」
その笑みは彼の国の太陽のように暖かだったが、少し切なさも含まれているようだった。
ばたん、と閉じられたドアをセーシェルは呆然と見つめていた。
***
ぼー・・・と甲板に立つセーシェル。船の下には、相変わらずカジちゃん(スペインのとこに来てから
餌が豪華になりゴキゲン。イギリスの作った餌は食えたもんじゃなかった)がのへーっとしている。
「カジちゃん、私、どうしたらいいんでしょうか」
昨日、「あいさつ代わり」の砲弾を数発イギリスの船にぶちこんで、この船は陸から少し離れた沖合に停泊している。
だが、船員は来るべきイギリスとの戦いに備え着々と準備を進め、緊迫した雰囲気がセーシェルにも伝わってくる。
再戦の日は遠くないようだった。
セーシェルが溜息をつくと、カジちゃん(この船で一番お気に入りなのは、遊んでくれるロマーノ)が無表情ないつもとうってかわり
びちびちびちっ!と激しく体をばたつかせた。
「!?」
珍しい彼の行動にセーシェルは驚いたが、すぐに理由がわかった。
イギリスの艦隊が群をひきいて、こちらにやってきたのだ。
その中でも一番でかい船の先端にイギリスはでんと構え、長い剣をスペインの船のほうに突きつけた。
「やい(ピ―――――――:エロパロ板でも表示がはばかられる下品な形容詞)野郎!
てめーおれの船に何しやがってんだ、ばかぁ!」
大きな声で叫ぶと、こほんと咳払いして小さく付け加えた。
「あと、俺の船からとっていったもんを速やかに返すように」
セーシェルは唐突に現れた久々の恋人の顔をぽけーっと眺めていたが、やがて船の中からスペインが出てきた。
「お、来よったなあ」
その顔はひょうひょうとしていて、この状況を楽しんでるようでもあった。
セーシェルの横に立つと、肩を抱き寄せて言った。
「すまへんなー!俺もこの子欲しいねん!この戦いで勝った方が、この子を幸せにする権利を得るってのはどうや?」
「何勝手に決めてんだよ、俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものなんだよ!
とりあえずセーシェルは明らかに前者だから返してもらうからな!」
ずどーん!とイギリスの大砲がスペインの船めがけて撃ち込まれる。
その振動でセーシェルの足もとがぐらぐら揺れた。
「ばっかやろー、眉毛!私がここにいるのに、なに攻撃してるんですかー!」
あ、いっけね、とイギリスは舌を出した。
だがもう遅く、その砲弾が始まりの合図となり海戦が始まった。
互いの船からどぅんどぅんと砲弾が撃ち込まれ、波が上がり船が揺れた。
小舟によりイギリス側の海賊たちがスペインの船に乗り込んでくる。
そばを通る弾丸の音に「ひっ」と声をあげたセーシェルの背中を、スペインは軽く押す。
「ロマーノ!セーシェルのこと守っといてやぁ」
そう言って自分は戦場へと乗り出す。ロマーノは「ん」とだけ言いセーシェルをかばうようにして
船の物陰に移動した。
「あ・・・ロマーノさん」
「なんだ」
「カジちゃんは」
この荒れ狂う戦場で、海の中にいるはずのカジちゃんの安否がずっと気に掛っていたのだ。
ロマーノは無言で樽の影のいけすを指さすと、そこにはカジちゃんがいた。
「よかったあ!ありがとうございます!!」
「まあ、このくらいのことできる余裕はあるさ、あの馬鹿と違ってな」
ロマーノは普段と違う格好つけた口調でそう言った。女の子には軟派なイタリア男である。
セーシェルが大切そうにカジちゃん(いけすもたまにはいいな、と思っている)をなでると、甲板の方から声がした。
「おーいセーシェル!どこにいんだ、帰んぞ!」
その声はまぎれもなくイギリスのもので、彼は海賊のキャプテンという立場にも関わらずスペインの船に乗り込んで、
海兵たちとチャンバラしながらどんどん敵陣の深くまで入り込んでいった。
「はうっ!眉毛!」
セーシェルはイギリスの声に思わず反応した。
「お!そこか!そして誰が眉毛だ!!久しぶりに会って言うことはそれかよ!」
イギリスは走ってセーシェルの方に近づいたが、その目前をひゅん!とスペインの剣がかすめた。
「ストップストップストーップ、やで。あかんなあお前、この戦いに勝った方が、言うたやんか。
紳士の国がそんなんでどうするんや」
「んなのお前の決めたルールじゃねえか。なんで俺が従う必要があるんだよ。
それに、紳士なんてこの時代にはいねーよバーカ。いるのは変態と言う名の変態だけだよ」
「そうか、じゃあしょうがないなあ・・・。一騎打ちで決着つけるのはどうや」
そう言うとスペインは剣をすらりと抜き、イギリスの方へ向けた。
「望むところだ」
イギリスもそれに応じて、剣を構える。
「やめて下さいっ!私のために争わないでっ!ああ、このセリフ、いっぺん言ってみたかったんですよー
って本当にやめて下さい!」
「うるさい!べ、別にお前のためじゃないぞ。どっち道こいつとは決着を着けなきゃいけないんだからな!」
かきーん!二つの剣がぶつかり合う。
二人の実力は互角のようで、激しい剣のやりとりが続いた。
「あわわわ、どうしよう、どうしよう、カジちゃーん」
セーシェルはただおたおたし、カジちゃん(水温が上がってきた。やっぱりいけすは駄目だなと思っている)
を涙目で見つめている。カジちゃんはその長い鼻先を二人の方に向け戦いの行方を静かに見つめていた。
いや、魚の目は外側に付いてるので、実際は空でも見てるんだろうが。
そしてその鼻の先には、もはや剣を捨てヤンキーの喧嘩よろしく殴り合ってる二人がいた。
「てめーのかーちゃん(ピ――――:エロパロ板でも以下略)!!!」
「うっさいわ、このまゆげ!!まゆげまゆげ!!」
いや、違った。小学生のケンカである。
しかし、スペインの強烈なトマトキック(親分バージョン)が決まり、イギリスは船の端まで吹っ飛んだ。
「ぐふっ」
すかさずイギリスの首を絞め、そのまま壁に打ちつけるスペイン。
「どや、堪忍せえ。もううちの船を襲わない、セーシェルは諦めると誓うんや。そしたら離したる。
んで、あの年中曇った陰気な国に帰りぃや」
「うる・・・せぇっ・・・!どっちも呑めるか、んなもん・・・!!」
イギリスは抵抗したが、ぎぎぎ、と首を絞める力は強くなる。
「欲しいもんは何でも手に入れて・・・やるんだ。お前の新世界の富も欲しい。
いや、新世界そのものだってきっとそのうち手に入れて・・・やる。
セーシェル、は」
そこまで言うとイギリスはげふっ!と咳きこんだ。
「セーシェルは何や」
「・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・超マグロ女だからお前じゃ相手無理」
「ぬあああああんですとおおおおおお!!!????訂正しやがれイギリスー!!!!」
セーシェルがまさにイギリスに飛びかかろうとしたその瞬間。
カジちゃんが理科の先生が作ったペットボトルロケットのごとくブヒュッ!と美しいジェット噴射でいけすから飛び出した。
いったいいけすの中でどのように反発力をつけたのか、どういう物理法則が働いてるのか、書き手にも全くわからない。
「カ、カジちゃん・・・!?」
大きな弧を描き空中を飛ぶカジちゃん。水しぶきが光を受け輝いている。
一番高く舞い上がったかと思うと、ひゅうううううと言う音を立てて降下していった。
「・・・おま、マグロ女て。仮にも自分の女になんてこと言うねん」
「じゃ、お前、あいつと寝たか?あいつ絶対声出さな」
ぐうさっ!!!
勢いよく、カジちゃんが人間に刺さる音がした。
イギリスはいつぞやの記憶がフラッシュバックしたのか、その音に思わず股間を押さえた。
しかしカジちゃんがささっているのはイギリスではない。
「い・・・・マグロ女て・・・こういう意味かいな・・・」
スペインの背中にぐっさりとカジちゃんの鋭い鼻が刺さっていた。
「か・・・カジちゃん!」
セーシェルはカジちゃんの意外な行動に、ただ目を丸くしていた。
よろよろとのけぞるスペイン。イギリスはスペインの絞首から解放されてげほげほ咳きこんでいる。
「おい、スペイン!何やられてんだコノヤロー!!」
ロマーノが駆け寄った。スペインの背中からカジちゃんを引き抜き、セーシェルの方向に投げる。
セーシェルは慌ててキャッチした。
ロマーノはイギリスの方をぎっ!とにらみ、真っ赤な顔で言った。
「王子のこいつが死んだら船員全員の責任だろうが!何してくれんだ!」
「ははは、魚にやられてやんの。きっとあのカジキマグロ、お前んちのより俺の作ったメシが食いたくなって
俺に加勢したんだぜ」
「何わけわかんないこと言ってやがる!くたばれバッファンクーロ!」
そう言うとロマーノはイギリスに言葉通り(Va a fare in culo=尻にぶちこむ)キックをお見舞いした。
トマトキック(子分バージョン)はそこまで強いものでもなかったのだが、船の壁によりかかっていたイギリスはバランスを崩した。
「お、うお」
と小さく手を泳がすと、「うわあああああ!」と叫びそのまま海に落ちた。
「きゃあああああ!?」
さすがのセーシェルも絶叫した。どぼん!とはるか下方に音が立った。
ロマーノはこんなことになるとは思わなかったようで、げっという顔をしている。
泳げないはずのないイギリスだが、乱闘の傷が原因か、がぼがぼと溺れ水を飲んでいた。
「ああああ。どうしようどうしよう」
飛び込んで助けたいが、この姿で泳いだことはない。
人魚に戻れば泳げる。しかし、そうしたらもう一度人間に戻れる保証はない―――――。
イギリスの姿がとぷん、と水の中に沈んだ。
セーシェルはもう迷わなかった。
「イギリスさーん!!!」
セーシェルは船壁の上に立ち、叫んだ。
「私、マグロ女じゃありません!感じてないわけじゃなかったんです!!
私、本当は人魚だったんです!魔法で喘ぎ声だけ抜き取られてたんです――――!!!」
そう叫び終えると、セーシェルの脚にしゅるしゅると煙が立ち、魚の下半身が現れた。
あぜんとそれを見つめるスペインやその他海兵たちにはお構いなしに、セーシェルは海に飛び込んだ。
慣れた水中の世界に入ると、イギリスの姿はすぐに見つかった。
気を失っており、服が水を吸いどんどん下の方に潜って行っている。
セーシェルは沈んでいくイギリスの服をひっつかみ、水の上まで上がろうとした。
水を吸ったイギリスの体は水の中でも重く、指が引きちぎれそうになる。
(でも、離さない・・・っ!)
ざば!ようやく水の上に顔を出したセーシェル。
しかしイギリスは気を失ったままで、顔色は青ざめていた。
セーシェルは迷わずイギリスに口付けた。
人工呼吸。あのときは出来なかったマウストゥマウス。
今ならためらいなくできる。
「ん・・・」
苦しそうにイギリスが呻き、ぼんやりと目を開けた。
セーシェルの顔が輝く。
「イギリスさん」
「セーシェル」
イギリスがこの状況を理解しているのかはわからない。
しかしお互いの今の気持ちが同じであることはわかる。
もう、離れたくない。
イギリスの手がセーシェルの頬にそっと触れた。
そのまま顎を引かせ、まるで王子様がお姫様にするような純粋なキスをした。
「ふ・・・ふられてもうたなあ・・・」
スペインが船にもたれ二人を見ながら言った。
「だーから言っただろうが。お前はいっぺんに二つのこと出来るほど器用じゃねーんだよ。
おら、もうそんな怪我してんだ。帰んぞ」
「せやなぁ」
戦いが終わった。
スペインの海軍は、船も人もイギリスの粗暴な船員達にボロボロにされていた。
おそらくこのまま戦いを続けていても負けていただろう。
これが歴史に名高いアルマダ海戦である。嘘である。
「ふふん・・・楽勝だったな」
スペイン達の船を見送りながら、船の甲板に立ったイギリスが言う。横にはセーシェル。
「死にかけたくせに何言ってんですか。私とカジちゃんがいなければ今頃海のモゲラです」
「うるせーな、それよりお前・・・」
イギリスはセーシェルの魚の下半身をちらりと見た。
セーシェルはこの問題を思い出しはっとなる。
「どどど、どうしましょうイギリスさん・・・。このままじゃ私・・・」
「うん、このままじゃ」
涙目のセーシェルに対し、イギリスは極めて冷静に言葉を紡いだ。
「セックスができないな」
どかーん。イギリスの思考体系のあまりのわかりやすさに、セーシェルはずっこける足もないのにずっこけた。
「いや、魚に欲情するくらい、車や電話機に欲情できるイギリス国民にとっちゃ余裕なことなんだが、
さすがに穴が無いとなあ。卵出す穴とかでいいのか?おいお前、ちょっと横になってみろ」
と言ってお尻の部分を触り出したイギリスに、わなわなと震えていたセーシェルはぶわちーん!
と尾ひれからの一撃をお見舞いした。
「ばかっ!あんたの考えることはそんだけですか!!」
「い・・・いや、大事なことだろうが!!別にお前が魚でも不都合無いならそのままでもいいし、
人間に戻りたかったら戻してやるだけの話だ。お互いの意思確認は大事だろ」
戻して・・・「やる」?
「あのー、戻してやるって、イギリスさん」
セーシェルが聞く。
「これ、魔法使いにやってもらったんですよ?
それとも何ですか、イギリスさんは自分が魔法使いだとでも言うんですか?
そこまでファンタジーが進んでたとは、ちょっと、実家に帰る方向も考えだしてきましたよ」
かなりけげんそうなセーシェルに対し、イギリスはあっさりと答える。
「そうだよ。魔法くらい使えるぞ。むしろファンタジーの本場はウチだろ」
そう言ってイギリスはふところからさきっちょに星がついている棒を取り出し、
ほあた☆と気の抜ける声を出してセーシェルに向けてそれを振った。
するともくもくと煙が立ち、セーシェルに再び人間の足が現れた。
「い・・・いきなりの男役魔法使い設定とか・・・。
いくらこのSSがいい加減だからってめちゃくちゃですぅ」
「うるせーな、別に文句無いだろ?んで、お前の声取ったのどこの魔法使いだ?
このへんだったらデンマークとかか?あいつなら顔馴染みだ。ちょっと待ってろ」
イギリスはささっとチョークで甲板に魔方陣を描き、
「遥かなる北の地より召喚する!さあ出でよ!なんか水戸弁で魔法使える本編未登場のやつ!」
瞬間ぼぼん!と煙が立ち、デンマークが「呼んだか?」と地面から顔を出した。
イギリスはしゃがんで(ヤンキー座り)デンマークに話しかけた。
「おいお前、こないだ女の子の喘ぎ声取ったろ。あれ、くれないか」
「なんでお前が知ってんだ。まあそうだけんど、なんだ、お前あれ欲しいのか。
へへへ、まったくすけべな奴だっぺ」
「いや否定したいけど、まあいい。それで、いくらだよ、それ」
「上玉だからほんとはすっげー高いんだけど、まあお前にはこないだおまえんち特製の艶本貰ったから
それで相殺でいいっぺよ。あれすごいな。え、あれは性教育の本?お前んち子供に何教えてるんだっぺ」
ひとしきりイギリスと喋ったのち、小瓶を渡すとデンマークは「またなー」と言ってしゅるしゅる陣の中に消えていった。
消える間際、陣の中から「ホイホイ召喚されるな・・・うざい・・・」という声が聞こえた気がした。
***
そして迎えた夜。
当然のごとく寝室にいる二人。
ギシギシと鳴るベッド。息の音。以前と違うのは、それに女の声が混じってることだった。
「あああぅっ、くぅ・・・」
「なんだお前、ほんとは超絶倫だったんじゃねーか」
「・・・それはイギリスさんのせいで・・・ああんっ!」
「いいから挿れるぞ」
船の傍の海の中、カジちゃん(好きなものはゴカイにコエビ)はそんな二人の声を聞いていた。
長い付き合いの彼にはわかっていた。彼女が誰と結ばれるべきなのかを。
だからあの時、イギリスに加勢したのだ。
「あああっ!ああ!!」
セーシェルの声が甲高くなる。カジちゃん(好きなことは夕暮れの海を泳ぐこと、サザエの貝殻を集めること)
はこの声も聞き納めかなと思っていた。
陸で暮らす彼女と、自分はいつまでも一緒にはいられないだろう。
いけすは嫌いだし。まあ、たまには顔を見に来るかな。
“何にでも対価がいるっぺよ”
イギリスは彼女に対価を求めなかったが、自分が去ることが、
彼女がほんとうに人間になるための対価なのだろう。
「ああああああああああああああああああああああああんっwwwwww」
カジちゃん(だけど、この世で一番好きなものは、セーシェル)はセーシェルの今までで一番大きい声を聞くと、
満足そうに海に潜っていき、そのまま戻らなかった。
-The end-
終わり。
二つの罪状
@最初名前欄入れてなかったorz
@リロってなかった。
>>306さんすいません。需要ならありまくります。少なくとも自分に。
書いて下さいこのとおりですお願いしますor2
Gj−ーーーーーーーー
カジちゃん待ってた!!!!!!!!
そしていきなりのブリ天登場に腹がよじれた。
くるひい・・・・
うおお、待ってた、マーメイドセーちゃん!!
カジちゃんも絶好調で楽しすぎる!!
最後の()の中が素敵。 GJ! GJ!
イギリスのマズい餌に、アマルダ海戦、おまけに「いけすに避難」とか、まさかの魔法使いブリ天とか
ぽんぽん痛いよ、カジちゃん可愛いよカジちゃんwwwwwwwwww
変態という名の変態てイギリスさん。変態の自覚はおありなんですねW
GJ!!続き待ってた!
こういうしょうもなさは大好きだ。
魚でもOKとはなんか新しいww解決のしかたもそうくるかwww
セーシェルが叫んだのを聞いていた周りの人のことをかんがえると体が捩れるww
そしてラストのカジちゃんがちょっぴり淋しくてきゅんときた。そうか……。
規制解除万歳。
ブリ天チートすぎるだろこの野郎ww
こういうアホエロはエロパロ板ならではだなぁ
エロパロ読んでて歯磨き粉噴出すとは思わなんだ
マグロ女とブリ天は反則だ
謝罪と弁償をry
GJ!!!
感動したっぺよぉ
カジちゃんがいい味だしてんなぁ〜
specialthanksなんててれっちまうがうれしかったっぺ
また機会があったら書いてくれ!
おおお待ってたGJ!
イギセーはコメディ路線ものが多くて楽しいなw
しかし最後のカジちゃんの一番すきなものに涙ちょちょぎれたよ…
>>306 需要ありまくりなんだぜ
このカップルに切なくなる要素ってあるんだろうか。
以下下ネタ注意
このセーちゃんは月のものが来たらイギリスにスゲー勢いで
文句いいそうだと思ったw
スレごと下ネタな件
>>339 下ネタとエロは違うんだ
わかりやすくいうと下ネタがイギリス単品でエロがセーシェル単品
そしてイギセーはジャスティスの一環だ
勿論正義が一つとは限らない
下ネタはうんことかちんことかの話題で、エロはおっぱいとかの話題だよな?
どっちも大好きさ
キャラソン聞いてたらロマーノが激しく好きになってきた。
上の方で出てたロマーノ×マフィアのボスの情婦さん既に書いている人いる?
いなかったらこのネタでそのうち書いてみたい。
昔ロマリヒを書こうとしていた俺が来ましたよ。挫折したけど
ロマーノの女の子には優しい甘い設定をこのスレ的に生かしたいよな
>>342 そういうネタは無かった気がする
というかロマーノ主演男優作品自体今まで無かったような
是非書いておくれ〜
ロマーノ×ベルギーならぼんやりうかんでる。
けどどうやって持って行くか思案中…
>>306 需要はここにもひとり
そして
>>342のパルプフィクションロマーノも、ロマリヒもロマベルも是非読みたいものです
ロマーノ主演は確かに無かった気がする!是非とも書いていただきたい
ところで米ウクとシーリヒ、あときたこーのBOSS×りんこって需要ある?
>>347 ものすごくあるよ!あるよ!
ところでスペイン×ベルギー←ロマーノでロマーノの強引な寝取りってどうだろうか
ベルギーさん的にはかわいがってた弟(息子?)に襲われた、みたいな
306です。
暗くてエロめっちゃ少くおまけに不憫なプーハンです。プーの目線です。
苦手な人はIDで飛ばしてやって下さい・・・
身分違いじゃねーの?とからかいに行くつもりだった。
けどあいつの嬉しそうな顔と掛けられた婚礼衣装を見た瞬間、腹の底にあった黒い感情が一気に吹き出した。
幼なじみのハンガリーとは憎まれ口を叩き合いながら笑い合ったり、協力したり敵になったりと
ころころ関係が変わりながらもつかず離れずの距離を保っていた。
ちょっと前まで自分の事を男だと思い込んでてて俺が胸を揉んでも鼻で吹き飛ばす様なヤツだった。
俺が一方的にこいつは女だって意識するばかりで当の本人はかけらも思っちゃいねえ。
女らしくなってもそれは見た目だけ。
もちろん俺の淡い気持ちなんかに気付く心の機微なんて持ち合わせていやしなかった。
だから俺もそんな気持ちは腹の底に隠し、悪友として、そして敵としてこいつと向き合って今まで来た。
あのすかした貴族野郎の国に圧勝した戦の熱狂から一年経つか経たないかの若葉の季節。
部下からハンガリーとオーストリアの結婚を聞いた時、
「あーーーー・・・」
我ながら間抜けな声がでた。
反応が意外だったようで部下が怯えている。
取りあえずいつもの不敵な笑みを作り、
「わかった。」
そういった俺の顔をみて部下の顔が安堵に満ちた。
とりあえず禿げ上司に相談してくるわといって踵を返す。
上司のところに向かっているつもりだった。
気がつけば一人ハンガリーへ向かっていた。
首都にある一部の人間だけが知る屋敷。
最近国に戻ったというのは聞いている。
その屋敷にその国はいる。
幼いころから何度も来た屋敷だ。
夜だったので使用人はいない。
からかってやる。
笑ってやる。
門の前に立った時ニヤニヤ笑いが出てきた。
門扉を開け屋敷に入る。
部屋に行くまであー言ってやろう、こう言ってやろう。
色々想像しながら勢い良く部屋のドアを開けた。
「よお!俺様が来てやったぞ!!」
そこには色とりどりの刺繍が施されたハンガリーの民族衣装とオーストリアから送られたであろう
白く美しい装飾のドレスが掛けられていた。
そしてその前でハンガリーが幸せそうな顔でドレスを眺めていた。
そんな顔を俺は今まで見た事が無かった。
俺は口を半開きにしたまま、つい見とれてしまった。
こんな柔らかで優しげな雰囲気を醸し出すヤツだったのか??
思わずひるんでそれ以上言葉が出なかった。
暫くしてから、
「あ、プロイセン。」
「すぐ気付けよ。」
「ごめんごめん。嬉しくって、つい眺めちゃうんだよなあ〜」
草原をそのまま溶かし込んだ様な色の瞳に喜びが満ちあふれている。
「なんで来たんだ?あ、話しがおまえのとこに伝わったからかあ。」
にこにこ笑いながら喋る言葉使いは昔のまま。
「もうすぐ、またオーストリアに戻るんだ。行ったら流石にあえなくなるだろうから来てくれて良かった!」
喜びに満ちあふれた笑顔。
俺に話しかけながらも俺を見ていない。
見ているのはここにはいないあのいけ好かない貴族野郎。
俺には、絶対向けられない笑顔だ。
この笑顔はアイツに向けられている。
俺に、俺の国に負けた国へ嫁ぐのに。
なんでそんなに笑える。
自ら枷を嵌めるのが何故そんなに嬉しい?
俺に蹂躙されたヤツの方が俺より良いのか?
ハンガリーを見つめながら腹の底から何かがわき上がってくる。
口の中が乾き呼吸が徐々に浅くなる。
つばを飲み込んでも、黒い固まりがのど元へせり上がる。
俺はそれを自覚した刹那、床を蹴り、ハンガリーの左手を獲りそのまま床へ叩き付けていた。
こいつは油断しきっていた。
「ちょっ・・・!!」
いきなり床に叩き付けられ、背中を打ったせいか声が出せないようだ。
「祝、置きにきてやったんだよ」
「な、何言って・・・?」
ハンガリーの上に馬乗りになる。
下になったハンガリーの目には俺の切羽詰まった顔が映っている。
映る顔はなんとも情けないツラだ。
からからに乾いた喉からなんとか絞り出した声は、なんとも暗く低い。
「結婚祝い」
呟くとほぼ同時にハンガリーのうなじに口づける。
「な!何すんのよ!プロイセン!!!!」
ハンガリーは自由が効く右手で俺の後頭部めがけ拳を振り下ろしてきた。
少しずれた様で背中に鈍い痛みが走った。
けれどそんな痛みなど今の俺には気にならない。
子供の頃に一緒に舐めた甘い花の蜜の様な香がする。
俺は夢中でハンガリーの胸元に印を付けていく。
甘い花の蜜の香に誘われた羽虫の様に。
「止めてって!!止めてよ!!」
ハンガリーの制止の声など無視し首筋を舐めあげ、耳たぶを甘噛みし耳の中に舌を差し入れる。
その瞬間ハンガリーが素っ頓狂な声を出し、俺は舌を引っ込めハンガリーの顔を見た。
恐怖と驚愕で満ちた目だが、力強く俺をまっすぐ見ていた。
「なんで・・・いきなりこんな事するのよぉ・・・」
少しの沈黙。
俺は必死で言葉を選ぼうとしていた。
しかしこの口からは酷くハンガリーを失望させる事しか出来ない言葉しかでなかった。
「あの貴族野郎にシッポ振って甘えに行く雌犬の躾にきてやったんだよ。
貴族っていっても俺様に負けた野郎んトコ・・・ぶっ!!!」
最後まで言い切らないうちにハンガリーの平手打ちが俺の顔に直撃した。
「何よ!あんたに何がわかるっていうのよ・・・」
緑の瞳から涙があふれる。
「オーストリアさんにはずっと憧れてたのよ、ずっとずっとあの人のそばにいたのよ!!」
解ってた。そんな事言われなくても解ってた。
お前があいつを見る目は俺やイタリアを見る目とは全く違ってた。
昔は敵対していた。
けど、長い時間を経てお前はアイツに惹かれて行った。
憧れと愛がこもった目であいつを見つめ続け、あいつのために戦っていた事も全部わかってるんだ。
解っているから・・・
俺はうなだれるしかできなかった。
ここで彼女を無理矢理犯し、傷つける事はとても簡単だ。
しかしそれをしてしまえば一生・・・この黒い固まりが己を支配し続ける様な気がしてならなかった。
泣きながらハンガリーは呟いた。
「なんで今なのよ・・・なんで今こんな事するのよ・・・」
ハンガリーは泣きじゃくりながら続けた。
「あんたは・・・自分の事ばっかりであたしの事なんて見てなかったじゃないの・・・」
「今、なんて言った?」
思わず俺は聞き返した。
「あたしの事なんか全く見やしないあんたを好きだったのよ・・・ずっと・・・」
ハンガリーは右手で顔を覆う。
「ずっとずっとあんたが好きだった。でもあんたはあたしの事なんて全く見やしない。
そんな時に国を獲られてずっとオーストリアさんのところにいて・・・
あたしがいるのもおかまい無しであんたは神聖ローマ引っ掻き回して・・・
不安で寂しくて毎日毎日いつ消えてしまうのか怯えてた。
でもあんたは好き放題戦ってやりたい放題だったわよね?
羨ましかった。一緒に居たかった!でも出来なかったのよ!」
ハンガリーの独白を俺は只聞く事しか出来なかった。
「そんな時に優しくしてくれたオーストリアさんに惹かれたのよ。
あたしがあんたを忘れられないって解っててもよ!
やっと気持ちが整理できかけた時にあんたはまたオーストリアをめちゃくちゃにした。
その時、初めてあんたが憎かった。
その気持ちを自覚したから、オーストリアさんを大切だってやっと解ったから結婚しようって思ったのよ。
でも・・・国をめちゃくちゃにされて憎いって思ってもどっかで許せてた・・・」
その言葉を聞いて、俺はハンガリーをゆっくり起こした。
のど元にあった黒い固まりが、今までのこいつへのわだかまりと一緒に溶けた様な気がした。
そしてそのまま口づけようとした。
「止めて。」
氷の様な声で制止された。
下手な剣でたたっ切られたような感覚。
涙を流しながらもまっすぐ俺を見据えたハンガリーはこう言った。
「これ以上あんたの事嫌いにさせないで。お願い・・・」
言われなければ、俺は気付かなかった。
どうやら俺は大バカ者だったようだ。
自分優先の結果か。
すっと近づきハンガリーの首元に顔を埋める。
ああ、またあの花の様に甘い匂いがする。
「これくらいは許せ。」
そう言ってハンガリーのうなじを少し強く吸った。
「ん・・・っ。」
既に幾つかの跡はあったが、白いうなじにひと際濃い紅い花。
たった一時でも俺のものであったという印。
「・・・帰るわ。」
何もハンガリーは言わない。
ただ俺を睨み据えていた。
もう多分、俺たちの道が交わる事は無い。
ー終わりー
規制が入ったので最後細切れスマン。
ベル×スペ
>>78の小ネタの続き
ベル×スペで微妙にSM風味。しょうもないです。
日も落ち、1日が終わる頃・・・スペインの居城の一室にて。
「なあベル〜、お前ロマーノにいたずらしたやろ?」
「・・・」
スペインはそっぽを向くベルギーの顔を無理矢理自分のほうに向けた。
「ロマーノのべったべたのパンツ、洗うん俺なんやで?ベルは子供いじめて楽しむんや?」
スペインはニヤニヤしながらベルギーの頬をむにゅっと掴みひよこ口にさせる。
「ベルはなかなか変態さんやなあw」
それを振り払いベルギーはキッと睨み叫ぶ。
「それ喜んでやっとる変態はあんたやんか!ド変態!!」
スペインはにまあと嫌な感じの笑みを浮かべる。
「そんな口聞く娘ぉにはお仕置きやなあ。」
(・・・ああ、またか・・・)
諦観気味のベルギーはため息をついてスペインの次の行動の予測をする。
(今日はベットに首輪繋げられて後ろからやられるか、それとも縄で体縛られるか、ああ、いたずらしたで
また座れやんくらいケツぶっ叩かれるんかなあ・・・)
スペインはニコニコしながら道具の準備に入る。
その後ろ姿ははっきり言ってスキだらけだ。
ベルギーはふとある事を思い出した。
すっと気配を消してベルギーは側に合った分厚い本を持つ。
そして音も無くスペインの背後に立つ。
「ごんっ!!!!」
鈍い音が部屋に響く。
ベルギーは無言で、スペインの後頭部を本でぶっ叩いたのであった・・・
「んあっ!!?」
「気ぃついた?スペイン?」
にっこり笑うベルギーを見て思わず笑顔で返すスペイン。
スペインはベルギーの本攻撃により気絶していた。
(もちろん彼女はそんな事は言わない)
スペインは起きようとしたらちゃりんと音がする。
服を脱いだ記憶も無いのに全裸の自分。
背筋に冷たいものが走る。
手首に妙な違和感を感じた。
「・・・手枷?」
「そう。うちすっかり忘れてたわ。うん。」
ベルギーは口に人指指を当ててうなずいていた。
普段ならその仕草に「かわえぇ〜〜」とわめいて抱きつくスペインだが今日は恐怖で顔がみるみる青くなる。
「あんなぁ〜カルロス様やフェリペ様に聞いてたんよ、うち。」
「・・・な、何を・・・?」
引きつるスペインに対し、ベルギーは満面の笑み。
ゆっくりベルギーはスペインの上に乗る。
その仕草はまるで猫の様にしなやかで美しい。
「あんたが王様や王妃様らに完璧に仕込まれたドMやってこ・と。」
そう言って、キャットオブナインテイルを持つベルギーの顔は今まで見た事無いくらい色っぽく美しかった・・・
「いやあああああああああ〜〜〜〜〜〜堪忍して〜〜〜〜〜〜〜っベルぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」
泣き叫びながらもこの状況にしっかり反応しているスペインの下半身を確認したベルギー。
「あかん子やなあ、スペインは〜」
によによしながら素足でスペインの一物をグニっと踏む。
「☆!あゼsrxdtcfyvぐばぃjのkmpl、@;。:/!!!!」
ベルギーはぐっと顔をスペインの顔に近づける。
「もっとして欲しかったら・・・」
ごくりとつばを飲み込む音が聞こえる。
その音を聞くだけで、ベルギー自身も興奮してくる。
「おねだり、してみ?」
「・・・」
押し黙るスペイン。
「おねだりしやんの?」
「・・・」
ビシっ。
ベルギーが一振りしたムチが空気を裂く。
スペインはその音に反応する。
それを見たベルギーはにんまり嗤った・・・
「こっちがええんや?スペインは〜」
恐怖半分、期待半分の目でスペインがベルギーを見つめる。
「・・・今晩は楽しくなりそうやね〜スペイン♪」
翌日の朝、畑の隅で妙に落ち込むスペインにロマーノは哀れんだ眼差しでトマト1個差し出した。
「やっぱ俺にはロマーノだけやあああああ(号泣)」
「何言ってやがる!死にさらせ!!!!」
ロマーノに抱きつこうとしたスペインは頭突きされ伸されている。
「そやに〜ロマーノ〜。人間(国)はやられてばっかじゃあかんのやよ〜」
畑でトマトをもぎながらベルギーは言う。
「やり返す事も必要やに〜〜〜〜」
日頃のストレスをすっかり解消できたベルギー(お肌つやつや)はそれをによによしながら見ていた。
おわり
レス消費スマン・・・
最近、〜って需要ある?系のレスが多いけど
自分は何でも読めるので一々需要の有無は聞かずにドンドン投下してくれた方が嬉しい
歓迎されないSSなんて無いよ
>>356 そうだね。私もそうだ。でも不安になってしまう書き手さんの気持ちもわかるな
>s0VSL6kG
超GJ
未遂で終わるところがとてもいいです
>>356 にょたりあとか、地雷なのがきたら嫌なROMもいるからかと
にょたりあならともかく普通の男女ならそこまでお伺いたてなくても
投下前に注意書きすればいいと思うけどね
ここにカプにこだわる奴なんているのか?
女キャラが可愛ければ相手なんて何でもいいよ
書き手ですが、前スレかその前かで切ない系はもういい!みたいな
書込みみたんでそっち系は一応聞いてみたほうがいいかと思ってた。
皆そう言ってくれるならちと安心です。
ああ、あれは一人が何か言ってただけだから気にしなくていいよ
>>1見て大丈夫そうだったら普通に投下しておk
何にせよ2話ともGJ
投下させてもらいます。勢いのみで書いたのでご了承ください。
・洪→普→洪っていうわけのわからないもの。
・エロくなりませんでしたすいません。
・切ないまま終わるので苦手な方はIDでNGしてください。
「俺は─────みたいになりたい」
「あ?なんだ、きこえねーよ」
血錆と人いきれと、アルコールの匂いの喧騒の中、俺の胸は場違いに痛み、膨らんでゆく。
鼻の奥が酷く熱い。
俺はここにすら、居られなくなるのだろうか。
「おいハンガリー」
僅かに掠れ始めた声が俺を呼ぶ。あぁ。その声すらも、俺のものにはならない。
兎みたいに赤い眼が、不意に揺れた。
「…………どうしたんだよ。酔ったのか?」
「─────おれは、おまえみたいになりたい」
視界がぼやけて、輪郭が滲む。
このまま目を閉じてしまえば、お前と混ざった夢を見られるだろうか。
突然、どっと沸く笑い声で幻想から引き戻された。
─────なんだお前、一丁前に女泣かしやがって────
あぁ
「…………なぁ」
そいつは、随分長いこと傍らに突っ立ち続けた後で、ようやく声を出した。
低く、太くなる予感を秘めた、掠れ声。
草の中から見上げると、戸惑ったような、何故か泣き出しそうにも見える顔で俺を覗き込んでいる。
「その…なんか、わりぃ」
今はもう滲まずに見える銀髪が月明りを弾いて、キラキラが躍る。
「でも、その、あのなぁ。男だって酔ったら泣く奴とかいるんだから、べつにあんな風に囃し立てられたぐらいで逃げ出さなくてもいいじゃねーか」
応えずに、星を見る。寝転んだ背中に、夜露が沁みて冷たい。
それなのに、暫時逡巡したのか間をおいたあと、そいつは俺の横に座り込んだ。
微かなアルコールの匂いと、錆と革の匂い。それから────この匂いはなんだろう。胸が痛い。なんだかまた星が滲む。
「ちょっ…おい、なんだよ!」
掠れた声が慌てる。
俺は体を起こして、赤い眼を見詰めた。
俺の眼からは止まること無くぬるいものが零れていく。
「…………ハンガリー」
その声は、どうして俺のものにはならない。その腕は、その肩は、その胸は、どうして俺は─────
少し俯いて、額をそいつの肩に乗せると、さっきの匂いがはっきりとわかる。
あぁ、これはこいつ自身の匂いだ。
息をするたび胸が痛い。涙が止まらない。俺が女であるならば、こんな気持ちのときはどうしたらいいのだろう。
顔を上げると、赤い眼がまんまるく見開かれていて、ゲルマン系特有の白い膚も夜目にも判るほど赤く染まっている。
何か言いたいのだろうか、くちびるが開いたり閉じたりしていて─────
とても熱かった。
随分長い事倉庫倉庫に籠もっていた兄が何故か感傷的な顔をして戻ってきた。気色悪かった。
わけを訊くと
「いやなぁ、昔の日記読んでたらよ。色々書いて無いことまで思い出してなぁ。俺、フラグ立て職人だったなと思ってさ」
などと、わざとおどけた調子で言う。そしてさらに
「あのころはガキだったし、戦ってばっかだったから、どうしたらいいかもわからなかったんだよなぁ……今更、もうどうしようも無ぇけど」
などとあまつさえ自嘲気味に(あの兄が!)笑うので、今晩のデザートはさくらんぼのシュトゥルーデルでも作ろうかと思っている。
以上です。やっぱ勢いだけじゃ駄目ですね!もうROMに戻ります。
お粗末さまでした。
今日は投下が多くて幸せです!普洪もスペベルも俺様日記もGJ!!
ではこの流れに乗って・・・
エロなし、ギャグ、フランスのラジオ相談室に皆が投稿したという設定。
エロがない癖に無駄に長い。
出演カップル
日本×台湾、イギリス×セーシェル、オーストリア×ハンガリー、
ベラルーシ→ロシア、アメリカ×ウクライナ、シーランド×リヒテンシュタイン、
タイ×ベトナム、忍者×会長、BOSS×りんこ、フランス×? ? ?
・タイさんがおネエ言葉でベトナムが男口調です
・お下品な部分も含みます
・ハンガリーさんが発酵しています
・「どこどこにお住まいの〜」で名前(国名)言ってるとかの突っ込みは書いた本人が一番したいです
以上が駄目な方は「仏☆おにいさんの恋愛相談室(はあと)」をNG設定してください。なんか喧嘩売ってるような題名ですね。
ちなみに「聖☆おにいさん」は本編にまったく関係ありません。
「フランス様のラジオ相談室―! 今日のテーマは『恋愛』だ!たくさんのお便りありがとう、送ってくれたみんな、今夜一緒にご飯でもどうだ? なんてな、冗談はそこそこに始めるか」
「えーと、最初のお便りはー、オーストラ・・・ゴホン、オーストリアにお住まいの
『カンガルーはいませんよ!』さんから! ・・・うん、ごめん」
こんにちは、フランスさん。私は今まで何度も結婚を繰り返してきました(同性婚を含む)。
その中の一人、とても優しい女性がいまして、その方は2000年代になっても傍にいてくれます。
まあ、とても有難いのですが、この前私に彼女から間違いメールが届きまして。
どうやらそれは彼女の友人に送りたかったそうなのですが、操作に不備があったのでしょう。それだけなら許せます。
で! も! その内容が!
私が受けとかなんとか! 気になったので意味を調べたら! お下品です! 破廉恥です! どこぞの髭を生やした農業国家と同じくらい! もう私は
「はい、お前特定したからな。後で覚えてろよ。
うーん、まあお兄さんもその世界に浸ってる友人持ってるからなー。妄想だけで落ち着いてるんならいいでしょ。同人誌とかの絵で顔特定できる程度になったら止めた方がいいけど、彼女の趣味も尊重しなきゃ。
じゃ、次のお便りでーす。ウクライナ在住の、『どどいーん』さんから・・・ラジオネームが不可解な擬音だな」
こんにちは、フランスさん! いつも楽しく聴かせてもらってます!貧乏な私にとってラジオは神器だよ!
あ、ごめんね、悩みなんだけど。
私には付き合ってる子がいて、その子がすごいかわいいの! 本当の弟と妹もいてね、うんその子たちもすごくかわいいんだけどね、ちょっと怖くなっちゃったっていうか。妹なんて私の前じゃ笑わないし。
でもね、その男の子、自分もすごい力もってるのに笑顔があどけないの! もうかわいくて! ちっちゃい子供みたいなんだよ! 頭撫でると不満げに「子ども扱いしないでくれよ」なんて言うの! ああかわいいー!!
でもね、なんていうか、そういう庇護欲?みたいなのがあって、触れるだけのキスより先に進めないの。弟みたいに扱っちゃって。その子も立派な男性なのにね・・・。
フランスさん、どうしたらいいんですか?
「半分以上ノロケかよ、おい。ま、お兄さんの知人に子ども扱いのし過ぎで弟分に独立された奴もいるしな。確かにやり過ぎはいけないよな。
ここはそのお姉さんらしさを使って『大人の魅力』作戦だ! エロティックな雰囲気をかもし出して、そいつの理性を吹き飛ばしてやれ! ちなみに練習代にはぜひお兄さんを!
なんてね。次のお便りは・・・中国在住の『你好湾娘』さんですね。えー、なになに・・・」
こんにちは、いつも楽しく聴かせていただいています。
私の彼は、幼馴染というか、小さい頃から色々と面倒をみてくれた方です。一度離れ離れになりましたが、恋仲という関係でやり直し、幸せに過ごしています。
幸せなんですけれども。幸せですよ? 幸せなんですけど・・・
なんでしょうか、老夫婦のような関係なんですよ、私達。いや、一応一線も超えましたよ。でも、普通のカップルって縁側に二人並んで緑茶飲んだりするんでしょうかね?
家の近い友人に話したら「それはグッドなことだ。ミーのフレンドなんか眉毛が精力ありあまっててアングリー」という意味の分からない答えしか返ってきませんでした。
兄に聞いても、「そういう奴だから」しか言いませんし・・・どうしたらいいでしょう?
「うーん、どうだろうな・・・その意味不明な友人の言う通り、元気すぎる男性もいるようだし・・・。とりあえず今の自分が幸せであることを忘れるな。
ま、お兄さんの推測が正しければその彼氏引きこもりがちだと思うし、無意識を装って街にでるとかしてみればどうだ? ずっと家の中は体にも悪いしな。
そんじゃ次―。日本にお住まいの、『パパがおきるぞ』さんからー。」
ねこと同じ部活の女の子がかわいい。
あと一日一回「パパがおきるぞ」は飽きたからもういい。
「わけわからん。悪戯の葉書が送らないでね! お兄さんがお仕置きしちゃうぞ☆
えー、続いてのお便りは、イギリス在住の『イギリス領じゃないですよ! 』さんから。」
シー君は今悩みが二つあるですよ! 一つは眉毛の兄がうざいことです!
もう一つは、最近友達の女の子の態度が変わったことです。その子は、シー君より多く生きてて、眉毛とはくらべものにならないくらい素敵なんですよ。あと、眉毛とは雲泥の差のお兄さんもいるですよ。シー君もああいうお兄さんがほしかったです。
話がそれたのですよ。この前から様子がおかしいですよ。ぎこちないんですよ。
シー君なんかいけないこといいましたか? パパに話しても首かしげるだけですよ。
どうしたらいいですかね。上手く答えられたらシー君の爵位1%オフですよ!
「そうだな、爵位は今のところいいけど、アドバイスだ。
そういうときは一度その子に、自分が何か悪い事を言ったか、ちゃんと聞いてみな。正面から、堂々とな。多分、それで上手くいくだろ。
次のお便りは、セーシェル在住の『カジキかわいいよカジキ』さんから。あとお兄さんにはカジキの可愛さはいまいち分からないな。」
フランスさんお元気ですかー!? 私はちゃんと一人でやれてますよー!!
でも最近、眉毛が欲情しすぎてうざいんです!会うたびにヤらせろヤらせろ五月蝿いんです! 生殖器潰れればいいと思います!
なんとかしてくださいフランスさん!
「ははは、十分お前は元気だから安心しろ、大丈夫だ。
・・・で、その眉毛の生殖器潰す話、協力してやろっか? 今度詳しい話をしたいな。
さて、次のお便りはタイにお住まいの『パッタイおいしいよー』さん・・・」
こんにちはー、フランスさん。今日のテーマ「恋の悩み」ってことで、思わず投稿しちゃった。
ま、これは私が言えた義理じゃないけどね。彼女が男っぽすぎてちょっと困ってるの。
一人称も「僕」だし、女の子らしい格好をするのは行事の時だけよ。
私もよく女装するし、一人称も私だけど、流石に女性に見られることはないわ。あ、普通の格好のときよ。
でも、彼女は普通にしてても男の子に見間違われるの。お陰で私、同性愛者だと思われちゃってるみたい。
どうするべきなのかしら?
「えー、とりあえず本気で思ってるならその口調と女装癖をやめるべきだな。
しかし、男の子っぽいその彼女とはお似合いだと思うよ?いっそのこと女装してデートしたら?
この書き方だと女装時は別、みたいだし。お似合いじゃね?
はい、さくさくいきましょう。ベラルーシお住まい、『兄さん兄さん』さんから! 」
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
結婚結婚血痕結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚(以下略)
「おーい、スタッフさーん。この宛先ロシアだぞー、郵便局に文句言え。
はい次―、日本在住の『戦う!腐女子さん』さんから・・・」
こんにちはフランスさん、いつもラジオ聴いてます。
私には好きな人がいるのですが、その人がちょっと鈍すぎるのよ! 照れ隠しが全然通じないの!
というか、困ったような顔で青ざめるんじゃないわよあの野郎!!
どうにかしてくださいよ!
「いやー、青春だねー。お兄さん羨ましいなー。
ま、その彼も君のことが嫌いなわけではないでしょ? 君はもう少し素直になって、彼に接してみたらどうかなー。
きっと恥ずかしがりやなんだよ、その彼も。
えー、続いてのお便りは、ハンガリーにお住まいの『フライパンは私のジャスティス』さんですねー」
フランスさん、こんにちは。いつもお疲れ様です。
実は私、先日大失敗を犯してしまいました。
趣味が同じ友人に送ったはずのメールが、彼氏に届いていました。ええ、大事なことなので2回言います。メールを送る相手を間違えました。
まあ、軽い挨拶ならいいんですけど・・・そのメール、かなりディープなもので・・・彼をネタにしてたんですよ・・・
彼はなんにも無い風を装っていますが、笑顔がひきつっていました。
・・・どうすればいいんでしょうかね、私・・・私の馬鹿・・・
助けてください、フランスさん。
「あー・・・・・・。うん、まあ、これは素直に謝りな。そんで、その彼がそれで怒って、
その趣味を邪魔するよーならそんな男とは別れなさい。でも、許してくれても君も気をつけないとだめだな。ネタにする場合は彼の人権とか個人情報とかに気を配ってな。色々危険なご時世だし。
はい、次のお便りはー、アメリカ在住の『HERO☆』さんです。なになに・・・」
Hallo,調子はどうだい、フランス! いつも楽しく聴かせてもらってるぞ!
えーと、俺の悩みは、彼女があまりにも子供扱いしてくることかな! とても優しいし、本当のお姉さんみたいで嬉しいんだけど、
なんか一人の男として見られてないような気がするんだ。保護者のような感じがするから、家族間にする軽いキスから進めないし。
だけど、彼女はそんな風に俺を扱うのが好きみたいなんだぞ! この前なんて頭をなでてきたんだ! 俺より背が低いのに! 座ってる俺の頭を!
それに、俺小さいころ兄代わりの人から「もう子供でもないし」って言って独立したら、かなり悲しまれたからあまり言えないんだよ。
でも、やっぱり恋仲なんだからもうちょっと対等になりたいな、って思ってさ!
良いアドバイス、期待してるぞ!
「いいじゃないか、年上の彼女。弟のように扱ってくれるなんてお前は幸せものだぞ? そこに魅力を感じないならまだまだだな。
まあ、子供扱いがいやなら、その彼女がふとした瞬間色気を見せたら、ところ構わず襲っちゃえ! 年上の女性の魅力はすごいぞ? 一回試せば、お前も絶対子供扱いでもいい、って思えるから。
はいはいー、んじゃ次―。日本にお住まいの、『八橋は私の嫁』さんからですねー。えーっと・・・」
拝啓 フランスさん
厳しい冬の寒さも和らぎ、新しい命が芽吹く季節に近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
いつも楽しい番組をどうもありがとうございます。この度は、お悩み相談ということで投稿させていただきました。
私がお付き合いさせていただいている女性は、とてもかわいらしく、お洒落の大好きな方です。流行にも敏感で、いつも素敵な格好をしていられます。
ただ、私の方がどうも若者についていけなくて・・・私も結構な歳ですし、街に出るのは体力が追いつかなくて、いつも彼女を家に呼んではお茶を飲む、というよなことばかりしております。
その所為で、彼女は最近どうも不満そうです。勿論口には出さないのですが・・・。私の方に非があるのは明らかなのですが、具体的にどのような方法をとれば良いのかさっぱりわかりません。
何か良い方法がありましたら、教えていただけないでしょうか。
敬具
「えー、とりあえず街に出るのにも体力が持たないのならば健康管理をしっかりな・・・。あと適度な運動を・・・引きこもるのは体に悪いからな。
ま、口では歳とか言ってても少しなれれば動けるようになるだろ。頑張れよ。
えー、続いてのお便りは・・・日本在住の『キタコピンク』さん! 」
いつも楽しい番組をあんがとぉ!最近同じ部活の男の子が変なんだべ・・・
なんか「パ〜パがお〜き〜る〜ぞ〜」とか言いながらほっぺ引っ張ってくるんだべ。
実害はないといっても不気味なんで・・・なにか教えてくんねべか?
「あー・・・あーあーあー。安心しろ。多分そいつそろそろ飽きてやめるから。
はい次―、リヒテンシュタインにお住まいの『匿名希望』さんからですねー」
こんにちは。いつも楽しい番組を提供してくださり、感謝しています。
私には見た目が同い年くらいの男の子の友人がいます。兄を持つという共通点もあり、仲良くさせていただいていたのですが、最近少し困っているのです。
その方はとても無邪気で、あのお兄さんの弟とは思えないほど純粋無垢なのですが、その無邪気さが災いし、先日私に
「赤ちゃんはどこからくるですか? パパに聞いても『おめにはまだ早い』としか言ってくれないですよ」
とたずねてきたのです。
そこで私は何も言えず、ただ赤面してしまったのです。そして、その方が続けて「言えないようなことなのですか? もしかして国家機密ですか? 」とたずねてきて・・・。
その方は何も悪くないのに、私だけぎくしゃくしてしまい、心配をおかけしてしまっています。でも、本当のことを言ったらきっとあの方は下品だと思われ、私のことを嫌いになるでしょう。それは避けたいのです。でも嘘もつきたくありません。
どうしたら良いのでしょうか。教えてください。お願いします。
「そうだなあ、まず一つ、考えすぎないほうがいいと思うぞ? その子ももう質問したことなんて忘れてるんじゃないか?
もしもその子が君の態度に気がついて、何かあったのかたずねてきたら、何もないと笑って返し、深く考えずに過ごすのが一番じゃないかと思う。時が経てばその子はきっとたずねたことを忘れたまま子供がどっからくるかしるだろうしな。うん。
さて、お次は・・・イギリスにお住まいの『スコーンマスター』さん・・・どうせ碌な事書いてないだろうな、なになに・・・」
最近俺は新しいプレイの可能性を考えている。彼女とは回数も重ねてきたがため、プレイがマンネリ化してきたのだ。
そして幾つか考えてみたのだが、検証して欲しい。まず
「はい、『スコーンマスター』さん、この番組は全年齢対象ですからねー、もう送ってくんじゃねーよアホ眉毛。
えっと・・・続いてはベトナム在住、『アオザイ』さんからのお便りです・・・」
こんにちは、いつもお疲れ様。楽しんで聴かせてもらってるよ。
僕の悩みだが、付き合っている奴が、いや、僕の一人称は男性のものだが、僕は女だ。付き合っている男性に女装癖がある。しかも、すごく美人なんだ。
正直言って妬ましい。こっちなんて女性らしい顔つきでもないし貧相な体つきだし男に見間違われるしで困ってるんだ。
まあ、好んで男性らしい言葉や服装にしてるんだけど、街を歩いてて女の子がキャーキャーいってくるんだよ。美少年、だって。
でも、相手がカマっぽい喋り方するからさー、こっちまで同類に見られていやなんだよね。女だ、っていったらレズに間違えられたし。まあその人たちを否定するわけじゃないけど、仮にもデート中だよ?
どうすればいいのかなー、これ。
「君がしっかり男装して街を歩いて、彼に女装してもらえば美男美女でお似合いだと思うな! もしあった時はお兄さんと3人でお茶でもどうだ?
ま、たまには2人でしっかり性別に見合った格好をして出かけるのも新鮮でいいんじゃないか? まだ若いんだし、たくさんのことを楽しまないと。
それでは次は、ロシアにお住まいの『向日葵畑でつかまえて』さんですねー」
こんにちは、フランス君。僕が投稿するのは2回目だね。いつも楽しい番組をどうもありがとう。
最近、というか随分前から熱烈なプロポーズ・・・というか呪い・・・というか怨念・・・を受けてて困ってるんだ・・・
それにいつも見られているような気がしたり、近くに気配を感じたり、携帯に「いつもあなたのそばに結婚結婚」とか届いたり・・・
機械に強い友人に頼んで隠しカメラを仕込んでもらったら、写ってたんだ・・・
その写ってた娘は・・・今も
い つ も あ な た の そ ば に 兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
結婚結婚血痕結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚けっこ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お兄さん、近いうちに教会で清めてもらうわ・・・・・・・
はい、次は・・・日本にお住まいの『忍者』さんですねー、なになに・・・・」
こんにちは、初投稿となります。
俺には腐れ縁の女の子の友人がいるんですが、ちょっと最近やることが過激です。
この前は性教育ビデオを一緒に観ようとか言ってきて、見る羽目になりました。
彼女ももう高校生なので、もうすこし淑女らしくして欲しいです。
どうすればいいでしょうか。
「うーん、確かに過激だな。でも、そのビデオ云々は彼女なりの愛情表現なんじゃないか?お前は鈍すぎるんだよ。もう少し彼女の気持ちを考えな。
さて、全部読んだか。ま、共通して言えることだが、お前らみんな悩みすぎだよ。男女ともに悩んでどうするんだ。もうちょっと素直に、正直に、前向きにいけよ。そしたら絶対成功するから、な。
そんじゃ今日はこのあたりで・・・ん? え? もう一枚?
・ ・・ほう、今の時代に封筒と便箋でラジオに送るなんて・・・お兄さん感激だなー。えー、なになに・・・送り主が書いてないな・・・」
フランスさん、こんにちは。そしてお久しぶりです。いつも楽しく聴いています。
今日のお題は恋愛の悩みでしたよね。私の悩みも聞いてください。
私の好きな方は、とても仕事が忙しいのに、現代ではラジオ番組のDJをやっています。
お陰で自分の時間が削られて、近頃は私の相手など全然してくれません。
忙しいのは分かりますが、少し嫉妬してしまいます。
我侭な願いですが、もっと構っていただきたいのです。
どうしたら良いのでしょうか?
「あれー、フランスさんお疲れ様ですー! どうしたんですか、そんなに急いで」
スタジオから急ぎ足で出てきたフランスに局員が声をかけた。
「んー、今日、会いに行かなきゃいけない子がいてねー」
「あー、隠さずに言っちゃいますか・・・」
「愛を恥らうなんてみっともないぞ? そんじゃ、お兄さんはこれで。お疲れ様!」
「お疲れっす!」
(・・・しかしあのフランスさんに特定の子がいたとは・・・どんな子だろうなー)
偶然にもその局員が、『J』のイニシャルが彫られたアクセサリーを持ってフランスがセーヌ川に向かったことを知るのは、また後日、時間があればのお話。
FIN
以上です。長々とありがとうございました。
ベラルーシの結婚コールのせいでエラーが出たのは軽いトラウマです。
それでは皆さん、すてきなハイパーフランスタイムをお過ごし下さい。
>>376 乙&GJです。
それぞれ楽しかったけど、アメリカ×ウクライナは新しいなー。
この二人でエロみたいと思ったよ。
ヘタ以外の作品キャラもいる!(よな?)
GJです
GJ!
アガペーアガペー!
その後も期待してる!
最近カジちゃんの名前を見るだけで腹筋が崩壊する。
くるひぃ…
>>376 GJ!
ラジオっていうのが新鮮で面白かった
あと英国はカジちゃんに刺されるといいよマジで
>>379 アガペーで聖お兄さんを思い出したw
俺様日記も仏☆おにいさんもGJ!!
カップルの仲をとりもってあの子のことも大切にする兄ちゃんカコイイ
日本のハガキの丁寧さに吹いたwww
そしてタイトルの時点で名作すぎるwww
兄ちゃんのアガペーは性的だよな
アガペーっていうかむしろエロス
GJ!!
特色でてておもしろすぐww
ところで今更ながら眉毛はカジちゃんも人間にすれば良かったと思うよ。
俺様日記&仏☆お兄さんGJ!
結婚結婚結婚…の文字の中に血痕が紛れ込んでるのだがwww
>>384 どういう展開だよw
カジちゃんが超イケメンになってイギリス涙目とか
カジちゃん人間化→実は魔法でカジキにされてたフランス・・・
ってのは無しかw
>>369 GJ!
そして女装タイさん×男装ベトナムちゃんを想像して萌えた
ちょうどストックに米烏あったから投下する
おっぱい無双なので巨乳恐怖症の人は
「ヒーロー対メガマック」をNGにするんだぞ!
そして全米が泣いた
2004年、11月。ニューヨーク。
市内でも有数の高級ホテルに、アメリカはいた。
(はあ……面倒くさいんだぞ)
心中で毒づく。
今日は午後からこのホテルで「国」としての仕事が彼を待っていた。
非公式だが、名目上は「国家間協議」である。サボタージュするわけにはいかない。
(なんだっけ? 相手は確か、ウ、ウ――なんとか。よく覚えてないな)
適当にボーイを捕まえて身分を明かすと、ホテルの支配人だとかいう小太りの中年男が音速で飛んできて、奥
まった一室へと案内された。
ホテルの格に相応しい、金の匂いがぷんぷんする部屋だった。
設置されたテーブルや椅子は全て有名ブランドの高級品で、敷かれた絨毯は足首が埋まるくらい毛足が長い。
壁には防音処理が施されているようだ。
わかりやすく、密談用の部屋、というわけだった。
(こんなところで“お話”ってことは、ロクな話じゃないってことだぞ)
カッシーナのソファに浅く腰掛けて彼を待っていたのは、抜けるような白い肌が美しい、妙齢の女だった。
「え、えっと……こんにちは。ごめんね、こんなところに呼び出したりして」
女が立ち上がり、ぺこりと頭を下げる。短めにカットされたアッシュブロンドが小さく揺れた。“美人”という
よりは“可愛らしい”と表現したくなる、柔らかな印象の女だった。
支配人はいつの間にか消えていた。さすがはプロだ。
「あ、あの、えっと……す、座って。えとえと……あ、そうだ。お茶飲む? さっき出されて飲んだんだけど、
ここのお茶すっごく香りが良くて美味しいんだよ。……あ、君はコーヒー派だったっけ? あ、あのあの、座っ
てて。わ、私ちょっと頼んでくるね」
女はいきなりキョドりまくっていた。
オロオロと無意味に行ったり来たりするたび、ボイーン、バイーン、ドバボーン、と得体の知れない音がする。
雪のように白い肌。
澄んだ湖畔のごときブルー・アイ。
柔らかげなアッシュブロンドの髪もたいそう魅力的ではあったけれども、それより何より凄まじい存在感を放
つとある一点に、アメリカの視線は集中する。
というか、せざるを得ない。
アメリカは思わず生唾を呑み込んだ。
でかい!
これはでかい!
かてて加えてでかい!!
布地の上からでも、そのけしからんまでの巨大さが分かる。白い綿シャツを押し上げる膨らみは正に大鑑巨砲。
両脇のサスペンダーが更にその凶悪さを引き立てる。
内心の動揺を悟られぬよう表情筋を引き締めながら、アメリカは女の白い手を取った。
柔らかかった。
「飲み物はいいよ。それより、えーっと……」
「?」
「その……君、誰だったっけ?」
「……え? え? ええー!?」
ボイン、ボイーンと、奇音。
「はじめましてじゃないよね? 世界会議とかで会ったことあるよねええ!?」
「いやその、顔は覚えてるんだ! 名前もここまで出かかってるんだけど――」
ここまで、と喉元を指すと、女はひどく傷ついた表情でペタリとソファに沈み込んだ。
情けなく肩を落としたその子供っぽい仕草が、思い出したくもないどこかの誰かを彷彿とさせる。
そうなのだ。こんなインパクト充分の巨乳、覚えていないはずがない。
それを覚えていないというのなら、それは更にインパクトのある人物のせいで印象に残らなかったということ
であり、それはつまり――
「――ええっと、もしかして、だけど」
アメリカは、口の中が苦くなるのを感じながら、その名を出した。
「君……ロシア、の?」
北の巨大国の、朴訥としながら妙な凄みのある白い顔が思い出される。
目の前の女にそっくりだった。
「うん。ロシアちゃんの姉の、ウクライナです。よろしくね」
そう言って、ウクライナはちょこんと可愛らしく小首を傾げてみせた。
「――つまり、君の家の選挙に意義を唱えろということかい?」
ウクライナの話はこうだった。
先日彼女の家で行われた、彼女の上司を決める選挙。その結果に不明瞭な点が見受けられるので、世界的に強
い発言力を持つアメリカに意義の申し立てをしてもらい、再選挙がしたい、という。
「今回の候補者は二人……わかりやすく言うなら、ロシアちゃん派の人とアメリカちゃん派の人だね。それで、
結果はロシアちゃん派の人が勝ったんだけど……その……」
「不正が行われていた形跡がある、と」
「……ん……」
ウクライナは言い淀み、明言を避けて俯いた。
当然だろう。そこでの肯定は、彼女の弟への糾弾そのものとなるのだから。
アメリカは脱力したようにソファの背もたれに体重を預け、「なるほどね」と溜息混じりに呟いた。
「それはヒーローとして放っておけないんだぞ」
持ち前の正義感がむくむくと頭をもたげてくる。
勿論、それだけではない。
ウクライナはヨーロッパ連合と中央アジアの門だ。黒海に面していることもあり、地理的に考えて利用価値は
いくらでもある。損得勘定だけを考えたとしても、打てる手は打っておくに限るだろう。
それに――これはごく個人的な感情だけれども――あのロシアから姉を奪ってやるだなんて、これ以上ないく
らい痛快だ。
単純に異性として見たウクライナは、非常に魅力的な女性だった。元々スラブ系の女性には美人が多い。豊か
な胸に安産型の尻、むちむちと肉付きの良い腰つきなど、見ているだけであらぬ妄想が止め処もなく溢れてしま
う。
ぐるぐるとやましい考えを巡らせているアメリカの態度を、迷っているのだと受け取ったのだろうか。ウクラ
イナは不意に立ち上がると、アメリカのすぐ隣におずおずと腰を下ろした。
「……ぁ……あのね、私、貧乏だからお金は払えないけど……その……、……ん……」
そっと、腕をとられる。
二の腕の辺りに、はち切れんばかりの弾力が押しつけられた。
「えと……その……アメリカちゃんが協力してくれる、なら……あの、ど、どんな要求でも呑みなさいって……
言われてる……から……」
ウクライナの色素の薄い肌色は、すっかり朱に染まっていた。
女に恥をかかせるのは、ヒーローのやることではない。
「――OK、わかった。……場所を移そうか」
ウクライナは紅潮しきった顔を伏せたまま、きゅ、と小さく頷いた。
ご丁寧なことに、同じホテル内に部屋が用意されていた。
バカっ広い部屋の中央に備えられたバカでかいダブルベッドに、アメリカは腰かけている。
ウクライナはシャワールームの中だった。
ホテルのシャワールームは、曇りガラスで仕切られている。その向こうに、ウクライナの成熟した曲線が蠢く
のが見えていた。くっきりとは見えないのだが、そのもどかしさが却って想像力をかき立てる。
アメリカは近視の人がよくやるように薄目でガラスの向こうを睨みながら、
――……シャワーだけ、浴びさせて欲しいな……
と消え入るようなか細い声でお願いしてきた彼女の様子を思い出していた。
伏せた睫毛は微かに震え、唇に添えられた指は青白かった。おっぱいはたゆんたゆんだった。
あのおっぱいが……あのおっぱいがもうすぐ俺のものに……!
俺のものにイイイィィィィィィ!!
心の中でガッツポーズを取り、絶叫する。
アメリカ。体はまだ19歳。おっぱいに夢見るお年頃である。
妄想が加速して、既に股間のモノはぱんぱんに腫れていた。
「……おいおいジョニー。ちょっと気が早いんじゃないのかい?」
肩を竦め、アメリカンなオーバーリアクションでやれやれと首を振るアメリカ。股間のムスコに話しかける。
ノリノリであった。
「――お待たせ、アメリカちゃん」
十数分ほどして、シャワールームからウクライナが現れた。
新雪の肌は火照ってピンク色に染まり、濡れたアッシュブロンドからは雫が落ちている。放漫な肢体をバスタ
オル一枚に包んだ彼女の姿は、アメリカの若い欲望を滾らせるに充分な破壊力を秘めていた。
ジョニーも思わずスタンダップしようというものである。
「あ……ああ、うん! いや! 全然待ってないんだぞ! うん……じ、じゃあ俺もシャワー浴びて来ようかな
……!」
思いっきり声が上擦った。
無意味に大声を上げて立ち上がろうとしたアメリカの肩を、ウクライナの白い手がやんわりと押さえる。
「……でも、君のそこはもう待ちきれないみたいだよ……?」
恥ずかしげに、悪戯っぽく、微笑む女の目は、ズボンを持ち上げる膨らみをしっかりと捉えていた。
その視線だけで、アメリカのそこは更に元気になる。
ウクライナは朱の滲む瞳を悩ましげに伏せ、アメリカの広い肩口にそっと顔を近付けた。
「それに――私……男の子の汗の匂い……嫌いじゃない、から……」
そこまでされてなお我慢できるほど、アメリカは大人ではない。
乱暴にウクライナの体をベッドに押し倒すと、彼女の肉体を包んでいた忌々しいバスタオルを急くように剥い
だ。
「……Oh,Jesus!」
知らず、呻きが漏れる。
間近で見るウクライナの生乳は、想像を超えて遥かに素晴らしかった。
その、圧倒的なまでの質量。ビッグマックでもまだ足りない。メガマックだ。何を食ったらこんなモノが育つ
のか。
染みひとつない雪原のような双球は、うっすらと血管が透けて見えるほど、ただただ白い。少々大きめの乳輪
がちょっと下品で、清純そうな彼女の容貌とのミスマッチも相まって、とてつもなくエロティックだ。ここまで
立派なサイズなのに、醜く垂れ下がることもなく美しい釣鐘型を保っていることも凄い。
アメリカは感動していた。
かつてアームストロング船長がアポロ11号で月面着陸を果たしたときに匹敵する感動だった。
「……ん……っ、あ、あんまり見ちゃ、嫌だよ……」
恥じらいながら身を捩ると、乳房も揺れる。桜色の乳首がぱゆんぱゆん踊る。黒土地帯万歳。
(おお、主よ! 大いなる恵みに感謝します!)
アメリカは父なる御神に罰当たりな祈りを捧げると、早速目の前のごちそうにむしゃぶりついた。
ウクライナの乳房は、正に神秘であった。
「す、凄いんだぞ! こんなに柔らかくてふにゃふにゃのグニュグニュのわふわふなのに、弾力もちゃんとあっ
て、揉むと指を弾き返してくる! Wow……俺の手でも収まりきらないなんて……信じられるかい、これが胸
だって言うんだよ? ジーザス、凄すぎるよ! もうこんなnqwせdrftyふじこlp!!!」
ことほど左様に、おっぱいは男をアホにする。
脳みそあったかい発言を連発するアメリカに、ウクライナは困ったような、それでいてほんの少し誇らしげな
微笑みを浮かべた。
「おっぱい、好きなの?」
「おっぱいが嫌いな男なんていないよ!」
「うふふ、アメリカちゃんったら……じゃ、おっぱいでしてみる?」
「お、おっぱいで?」
ウクライナは頬を染めながら小さく頷き、ズボンの上からアメリカの怒張をゆっくりと撫で上げた。
「……私のおっぱいで……アメリカちゃんのコレを……サンドイッチするの……」
「お、おぱ、おっぱ、おっぱいで……サンドイッチ……っ!」
アメリカは間髪入れず、首がもげそうな勢いでガクガクと頷いた。
「ん、しょ……」
「うぉあ……っ」
ビクビクと波打つ怒張を、白く柔らかな巨大マシュマロが挟み込む。
その素晴らしい感触に、アメリカは思わず声を出した。
アメリカのモノは決して小さいわけではない。それが、ウクライナの乳房の間に完全に埋没してしまってい
る。――グランドキャニオンの夕焼けにも勝る絶景だった。
「あ、あの……どうか……な?」
豊かすぎるほど実った乳房で勃起した肉棒を捕まえながら、不安げな上目遣い。
反則だ。それは反則すぎるだろう。
「あ、ああ、その……」
「うん?」
「き、気持ちいいんだぞ」
「……うんっ」
心の底から嬉しそうに笑って、ウクライナは更に乳房の圧力を強めた。
「じゃ……動かすね」
ふにゅっ、ふにゅううぅぅぅっ。
しっとりとした肌の柔らかさが、張り詰めた男根に絡みつく。大きな乳輪の真っ白な双球から赤黒い肉塊が
時折頭を出す光景は、気が狂いそうなほど背徳的で淫猥だった。
「んん……っ、ちゅる……」
「ぅあッ! く……ぅ」
もごもごと何やら口を動かしていたウクライナが、肉棒を挟み込んだ乳の谷間に自らの唾液を垂らした。
唾液が潤滑油となり、乳の優しい柔らかさの他にニュルニュルとした粘性の刺激が加わる。ペニスにまとわり
つく粘ついた液体の摩擦が、まるで膣内に挿入しているかのようだ。アメリカは知らず、自らも腰を動かしてい
た。
「はぁ……っ、アメリカちゃん、すごい、大きい……っ。私のおっぱいの間でピクピクしてるぅ……。それに、
凄い匂い……っ」
先程までのまるで少女のような表情から一変し、ウクライナは完全に発情しきった雌の顔になっていた。
うっとりと熱っぽい視線で見つめるアメリカの先端に、躊躇うことなく舌を伸ばす。
「えろぉ……っ、はぷっ、んちゅううぅぅっ。んはぁ……っ、味も凄いよぉ……濃いよぉ……はむ、んくんく、
ちゅぶぅっ」
「く……っ、ぅあ……、うっ」
「はぷぅっ、ちゅっ、ちゅっ、ん……塩辛くて……エグみがあってぇ……っ、ちゅぶっ、えろぉっ、んちゅ、
ちゅうっ……えっちだよぉ……すっごくえっちなお味だよぉ……っ」
ウクライナが胸を上下に摺り合わせる度、アメリカの腹にコリコリと固い感触が擦れた。興奮からすっかり
勃起した、ウクライナの乳首だった。
「……う……っあ……ッ、ろ、ロシアは……」
「んちゅ、はむ、くぽくぽ……ん?」
「ロシアは……どんな顔をするだろうね……? 俺と君とがこんなことをしていると知ったら?」
「……」
やられっぱなしではヒーローの名が廃る。
意趣返しのつもりでロシアの名を出すと、ウクライナは急に押し黙った。
パイズリの手は止めなかったが。
「君はロシアが不正を行ったと言ったが、あれは本当の話かい? 不正をやったのは本当に彼なのかな? もし
かしたら……ウクライナ。君がただ彼と手を切りたいというだけで、そのために俺を利用しようとしているん
じゃないのかい?」
「……」
「だとしたら酷い話なんだぞ。実の姉に裏切られ、陥れられ、無実の罪を着せられた挙句に大嫌いな俺に奪われ
るんだから。ああ、かわいそうなロシア! なんという悲劇だろう!」
「……そんなの、だって……」
俯き、二三瞬きをしたウクライナは、少しだけ間を置いてから顔を上げた。
場違いなほど明るい笑顔だった。
「しょうがないじゃない?」
「……え」
一瞬の気の緩みを突かれ、肉棒を弄ぶ乳房の動きが激しくなった。固く勃ち上がった乳首に裏筋の弱い部分を
責められ、思わず腰が浮く。
「私たちは“国”だよ? たとえ姉弟だって……ううん、国境を接するきょうだいだからこそ、騙し合い殺し合い
は日常茶飯事じゃない。アメリカちゃんだってそうだったでしょ?」
「う……っ、あッ! お、俺、は……ッ!」
「育っててもらったのに。可愛がってもらったのに。裏切ったでしょ出し抜いたでしょ突き放したでしょお?
なんて可愛そうなイギリスさん! かつての大英帝国は見る影もなく衰退し、背信者の弟は今や世界一の超大
国ッ!!」
「ぐっ……、あっ、あっ、ちが……ッ、俺は……!」
「ううん、いいんだよアメリカちゃん。だって私たちは“国”だもの。ヒトの形をしていても人じゃない。誰も君
を責めたりしない。奪うのも侵すのも殺し合うのも、私たち“国”にとっては当たり前のこと。それにね、イギリ
スさんは今でもアメリカちゃんのことを愛していると思うな。――私がロシアちゃんを愛しているのと同じよう
に」
びくびくと痙攣してカウパーを吐き出す醜悪な肉塊を貪りながら、ウクライナの豊乳はぐにゃぐにゃと歪む。
その笑みはただただ明朗で美しい。
「私にとって、ロシアちゃんはいつまでも可愛くて愛しい弟だよ。今までもこれからも未来永劫変わらずに。
――でも、あの子が私の国民にしたことは許せない。これは、それをあの子に認めさせるために必要なことな
の。キミにだって充分見返りはあるんだもん、協力してくれるよね、アメリカちゃん?」
ウクライナは笑顔だったが、その瞳だけは一切笑っていなかった。
どこまでも透き通ったクリアブルー。
あまりに透明度の高すぎる湖では、魚は生きることができないという。彼女の瞳はそういう類のものだ。アメ
リカは思った。なんてそっくりな姉弟だろう。
これを何と呼ぶのか、アメリカは本能で知っている。
狂気だ。
あれに捕まったら最後。抵抗も自由も全て封じられて、底なしの煉獄へと引きずり込まれてしまう。
アメリカにとって、それは「死」を意味した。
「あは……っ! アメリカちゃんの、真っ赤になってエッチなお汁いっぱい出してるよ? 私のおっぱいがそん
なに気持ちいいんだ、嬉しいなぁ。もっとしてあげるね? んぷ……っ、ちゅばっ、れろれろ……」
「ぅあッ、あッ、あッ、も……っ、やめ……!」
「んぶ、くぽぉっ、ちゅくちゅく、ぷあっ……ふふふ、やめてあげないよ。こうやってぇ……乳首コリコリ擦り
つけてぇ……っ。あっはは! アメリカちゃん、先っぽ膨らんできたよぉ? 感じてるんだねアメリカちゃん!
気持ちいいんだねアメリカちゃんん!」
「くぅッ……あッ! ぅああッ! やめ……っ、やめてくれ! もう……っ」
「出してもいいよ? お姉ちゃんのおっぱいに出して! アメリカちゃんの白くてネバネバして臭いの、情けな
い顔でみっともなく射精しちゃうとこお姉ちゃんに見せて!」
「うあ……っ! あっ! あ……――あああああッ!!」
爆発するように解き放たれたアメリカの精は、放射状に弧を描いてウクライナの顔面と乳房を汚した。
どろどろと粘ついた生臭い白濁を浴びながら、ウクライナはうっとりと妖艶に嗤う。
「すごぉい……っ、こんなに濃くて、熱くてぇ……ん……っ、いっぱい出たね。お姉ちゃん嬉しいよ……んちゅ、
ぺろ」
顔や胸を汚した白濁液を白魚の指が掬い、ぞっとするほど紅い舌がぺろぺろと嘗め取る。
自ら嬉々として精液を嘗めるその姿は、普段のたおやかな彼女からは全く想像できないほど淫蕩だった。まる
でケダモノだ。
ザーメンを貪欲に味わう姿を目の前で見せつけられ、ついさっき射精したばかりのアメリカの欲望は見る見る
うちに力を取り戻していく。
「きゃ! ……はおぉっ」
たまらず押し倒し、ウクライナの秘裂に愛撫もなく突き刺した。
ぐずぐずに蕩けたそこは、何の抵抗もなくアメリカのそれを呑み込んだ。
「……なんだい……胸で扱いてるうちに濡れてたのかい? もうドロドロじゃないか。淫乱め……普段の淑女ぶ
りは演技だったというわけだ!」
「ああっ、いやあっ、そんなこと……言わないでぇ……っ」
ウクライナが恥じらうように頬を染め、腰をくねらせる。
その一挙手一投足が、全て男を誘う動作だった。
「ほら、こいつが欲しかったんだろう!? ビッチめ! 野良猫の方がまだ貞淑だよ! そらっ……啼けぇ!」
「ああんッ! あはぁッ! そこォ……! ズコズコ来るぅ……っ、あああッ、私のマンコぉ……っ、カリがめ
くってるぅ……!あはぁッ、いいよぉ! アメリカちゃん、上手ぅ!」
ウクライナの苦痛などまるで考慮に入れず、アメリカはめちゃくちゃに腰を振った。汚い言葉で罵倒していな
ければ、すぐに持って行かれてしまいそうだった。
乱暴に、まるで容赦なく、子宮口を突き破るつもりで突きまくる。
しかしウクライナの膣襞は吸盤のように吸い付いて一本一本が別々に波打ち、じゅぶじゅぶと濁った愛液を撒
き散らしながらアメリカの激しい動きを全て受け止めていた。
首に腕が、腰に足が回される。がっちりとしがみつかれたことで豊満な乳房がアメリカの胸板に潰され、形を
ひしゃげさせた。その凶悪な柔らかさがアメリカの脳を更に狂わせる。
「上手だよアメリカちゃんっ! そう、そこぉ! それっ……いっち、にっ、いっち、にっ、いっち、にっ――」
「くそ……! くそくそくそぉ……ッ!」
「いっち、にっ、いっち、にっ、いっち、にっ……!」
「Shit, damn! Bitch! knock it off! うああ……ッ、あ――!!」
二度目の果ては、呆気なく訪れた。
ウクライナの最奥へ、搾り取られるままに吐精する。
尿道の中の一滴まで漏らさず呑み込まんと蠕動する膣襞に逆らえず、ビクビクと腰を跳ねさせながらアメリカ
は全てを吐き出した。
体中の全ての力が抜け、吸い取られたかのようだった。
「あ、はぁ……っ、いっぱい……私の中ぁ……アメリカちゃんの熱いのでいっぱいぃ……っ」
ウクライナが熱っぽい吐息を漏らす。
ぐったりと弛緩しきったアメリカは、感想を述べる体力もなかった。
全部搾り取られた。
体が悲鳴を上げている。
このまま意識を手放して、眠りに落ちてしまいたい。
「……ぅ……、ッ!? あッ!?」
しかし、アメリカのそんなささやかな願いは肉棒を再び襲う粘膜の動きで無惨に砕かれた。
熱く柔らかなトロトロの襞が挿入っぱなしだった男根を締め上げ、強制的に再勃起させる。
「んな……ッ、ちょ……!!」
「まだだよ……まだおねんねは駄ぁ目。朝まで時間はいっぱいあるんだもん。お姉ちゃんのこと、もっともっと
楽しませてくれなきゃ嫌だよぉ?」
「ひ……ぃっ、うわっ!」
逃げようとした腰を物凄い力で捕まえられ、次の瞬間、視界が反転した。
体勢をひっくり返されたのだと頭ではわかるのに、思考のスピードが追いつかない。混乱する。もがく肩を、
全体重をかけて抑え込まれた。ペニスを食い締める膣の力はまるで万力のようだった。
――騎乗位。逃げられない。
鍛え上げられたアメリカの腹の上で、ウクライナが全く遠慮のない力で激しい上下運動を始めた。
「ああッ! うあッ! あーッ!! っやめ……、やめてくれよッ! もう無理だ! 無理だからぁ……っ!!」
「うふふふふ……っ。だめ、だめ、だぁめえええ!! 最後の一滴まで搾ってあげる! キンタマの中空っぽに
なるまで犯してあげるぅッ! ほらぁっ、アメリカちゃんもサボってないでちゃんと動いてッ!!」
「ひぁああッ! あぅあッ! あッ――!!」
三度目の射精。
しかしウクライナの動きは止まらない。
射精中のペニスを尚も無理やりに扱かれ、アメリカは恥も外聞もヒーローの矜恃も全てをかなぐり捨てて悲鳴
を上げた。ウクライナは甲高い声で笑っていた。
巨大な白い乳肉が、目の前でめちゃくちゃに跳ね回る。汗を撒き散らし、ぶるんぶるんと音さえ立てながら。
その凶暴な光景が、アメリカの最後の記憶だった。
――2009年。現在。
アメリカは、またニューヨークにいた。
今度は高級ホテルなどではない。ごく一般的な、庶民御用達のファーストフード店だった。
「んー、やっぱりマックは美味しいよね。でもさ、この間G8会議のとき日本さんにそう言ったら、なんだか変
な顔されちゃったんだ。『そうですね、時間がないときとか便利ですよね。お財布の中身にも優しいですし』
……って言ってはくれたんだけど――アメリカ? 僕の話聞いてるかい?」
「――え? あ、ああ、勿論さカナダ! で、君んちのシロクマがどうしたって?」
「……もういいよ」
向かい合わせでしゃべっていたカナダは呆れたように溜息をつき、手にしたハンバーガーに齧り付いた。
アメリカはウインドウの外を睨んでいた。
街の中を、巨乳のブロンド女が歩いていたからだ。
――あれから暫くの間、アメリカはまるで使い物にならなくなった。
毎晩のように白い巨大マシュマロに押し潰される悪夢を見た。日本が手土産に持ってきた「まんじゅう」とか
いう菓子を半狂乱でブン投げたことさえある。
数年経ってようやく落ち着いたが、不必要なくらい巨乳の女を見ると今でも呼吸が乱れ、脈拍が早まった。
けれど、それももはや過去の話だ。あのときの約束はきちんと果たしたのだし、彼女との個人的な接触もあれ
以来一度もなかった。いずれ全部忘れて、元通りになるだろう。
アメリカは、そんな風に考えていた。
ボイーン
その、音を聞くまでは。
「……アメリカ? どうしたんだい、顔色がすごく悪いけど?」
目の前でカナダが何か言っている。
聴こえない。
全ての音を遮断して、アメリカの聴覚はひとつの音に集中していた。
危機をいち早く察知するための、野生の勘がそうさせた。
ボイーン バヨーン
だんだんと近付いてくる。
逃げなければと思うのに、足が竦んで動かない。
口の中はカラカラに乾いて、肩が小刻みに震えた。
それなのに、下半身は訓練された犬のように主張を始めていた。
「アメリカ? アメリカ! どうしちゃったんだい、震えているじゃないか!」
カナダが何か言っている。
聴こえない。
ひとつの音しか聴こえない。
ドバボーン
すぐ後ろで音がした。
白い、まるで雪のように真白い女の手が、アメリカの震える肩に置かれた。
「――久しぶりだね、アメリカちゃん」
アメリカは、喉の奥で悲鳴を上げた。
...never end???
以上です
締めはB級モンスター映画風にしてみました
確かプロット段階ではオトナな感じの米烏になる予定だった
今は反省している
全米が勃った!
淫乱絶倫ウクライナだと…最高じゃないか
寝る前にえらいもん見てしもた…グッジョーブ!
イッチ、ニーっで来たわ。
アメリカ、頑張れ。
ヤバスwwwクリーンヒットしたwwwwww
野球だったらデッドボールでレッドカードで退場だなコレww
GJ!!エロかった!!
アメウクキターーーーーーーーーー!!!
19歳はしゃぎすぎ吹いたww
しかしウク姉さんがエロすぐる…アメリカ頑張れ
ふぉおおお!今日から早寝早起きしようとした俺の決意を返せGJGJGJGJGJ!!!!!
で、ライナ姉さん×アメリカ&カナダ兄弟3Pに続く訳ですねわかります!
姉さんエロカッコイイよ姉さん。
さすが伝統のスラヴの技w
ちょっとハマりそうだ、この取り合わせw
>>390 ウク姉いいよいいよウク姉!!
ロシアちゃんに対するあれこれもなんか凄みがあって惚れるわ
ギャップ萌えというレベルじゃない
ジョニー乙www
最高にGJ
考えてみたらウク姉ちゃんは多分ヘタリア女性組最年長なんだよな
ロシアが何歳かわからんからなんとも言えないが、20代半ば〜くらいか
完熟ボディの淫乱お姉さまにみんな夜のレッスンをしてもらえばいいさ
個人的には包茎チンポを剥いてあげるウク姉ちゃんが見たいです神
包茎剥いてチンカスだらけのチンポを「臭ぁい」って言いながらくわえるウク姉ちゃん
ウク姉さんすげええええええええええ
さすが年の功じゃなかった、年上の魅惑のお姉さまだ
ウク姉パネエwww
こんなかんじでウク姉には年上には上手に甘え、年下にはアメとムチをつかいわけ、
眼鏡男子制覇とかしてほしい!
眼鏡男子というと
スーさん、エストニア、オーストリアさん、アメリカ、カナダ…
書こうと思えばカナダ意外全員違和感無く絡められないか?
多分、SS無いのオーストリアさんとカナダだけかな〜
あと二人で眼鏡男子コンプリートとかwウク姉強すぐるw
でもオーストリアとは難しそうだ
確かウク姉はオーストリアさん家にいた時期があったんだよな?
問題はカナダか…
よし、悪の組織に登場してもらえばなんとかなるかも。
>>オーストリア×ウク。
ちょっくら考えてくるわ。
ロマベルでつまったから逃避してるだけなんだけどねw
ウク姉とハンガリーで貴族挟んでエロテク勝負する図が浮かんだ
貴族に死相が見えた
>>418 ヘタ2大おっぱい夢の競演じゃないか
すばらしすぎる
>>418 ハンガリーとウクに挟まれてぱふぱふされてる貴族を想像した。
そしてベルやリヒも同居してたんだよね。
なんてハーレム。
そう考えると貴族の回りには強い女性が集まるな。
で、それを見たプーはますます打倒貴族に燃えるわけか
強いだけでは女性にはモテないとも気付かずにな…
ベルギーも何度か貴族のところと同居してる
元上司一族は、ベルギー王位継承権も持ってたりする
(ついでにハンガリーの王位請求者)
>>422 元上司一族は今でもハンガリー王を自称してるらしいなw
なんか、タイミングよく完成したので投下します。
オーストリア×ウクライナ
キャラ崩壊
和姦
苦手な方と純粋にオーストリアが好きな方はIDでNGお願いします。
>>418 なかなか一線越えられない墺&洪さんだったのが、
ライナ姉さんに負けたくなくて勝負する洪さん受信した
世界会議の休憩室、オーストリアが廊下を歩いていると、遠くからどのようなものとも
知れぬ音が聞こえてきた。
オーストリアはその音色にはっと顔を上げる。音のする方向を見ると
「だれか、おともだちになってくださーい」
と半泣きの女性がおろおろと辺りを見回している。
ウクライナだった。国際情勢考えて友人募集中の彼女は休憩中歩き回ってはいろいろな
国に声をかけている、という話は聞いている。オーストリアは耳をそばだてた。
「だれか、おともだちに……」
どいーん、ぶぶいーん、ばいーん……
音の反響を確かめる。楽器では聞いたことのない音。
「あ、オーストリアさん」
ウクライナが挨拶するのももどかしく、オーストリアは問う。
「前からおもっていたのですが、この音は何ですか?」
「あ、すいません。うるさかったですか。これ、私の胸の音なんです。ロシアちゃんから
もうるさいっていつも怒られて」
その他の話は耳に入らず、オーストリアはただ一点を見つめて目をむく。
この音が、胸の音?
「……ウクライナ、ちょっときてください」
「ほぇ?」
強引に手を引いて、手近な部屋に連れ込むと、オーストリアはウクライナの胸元を
掴んで、引きちぎるようにブラウスを開襟した。
「ひゃあ! な、なんですか?」
「黙りなさい! 音がちゃんと聞けません」
ウクライナを壁に押し付け、真剣な顔付きで胸元を探る。迫力に押されたウクライナが
黙ってされるがままにしていると、オーストリアは両胸にがばっと手をあてがった。
指の長いオーストリアの手でも掴みきれない質量の柔肉。
オーストリアは息を飲み、両手を大きく動かした。
ばいーん!
大きな胸のたゆみとともに威勢よい音が鳴る。
小さく動かせば、
ゅーん……
控えめで恥じらいを持つの乙女のような音。
今までに無い優しく甘やかな音の響き。
「……美しい」
未知なる音の感動を、オーストリアは瞑目し神に感謝する。グローリア!
「あの……」
困り果てた顔で見上げる顔など目に入らず。
徐々に指の蠢きを大きくし、
「クレッシェント!」
んゅんゅうにうにうゆばにゅぼにゅ!
「ぁぁあぁ……ああん、あん!」
柔らかな胸は波打つように大きくたわむ。
今度はだんだんと鎮めて。
「デクレッシェント」
ぼにょぽにょにぅばにうにうにゅうゅぅ……
「はあぅあっああぁっうふあうぁぁぁぅ……」
ふよふよふょん……と、小さく揺れる。
だがそんな様など興味ないとばかりにオーストリアは一つの音も逃さぬよう目を閉じ
耳をそば立てる。反響にウクライナの甘い声が絡みつき、一つの音楽として耳を打つそれ
は、オーストリアの音楽家魂を大いに掻き立てた。
「すばらしい! 実にすばらしいですウクライナ! ずっとこの音が気になっていたの
ですよ! なんと深みのある……母なる存在のような音楽!」
湧き上がる感動をぶつけられ、ウクライナは困り顔である。
にうんにうん
「ああっ」
「……でも、声の迫力が今ひとつですね。あと別の音も欲しい。そうすればオーケストラ
にも匹敵する」
「はあっ、ああう」
演奏の為に目にすっかり立ち上がったピンクの先端をはじいて思案する。
手持ち無沙汰な行為とはいえ、結婚マニアのオーストリア、無意識でも力加減は絶妙で
ある。ウクライナの胸先は芯を持って勃ちあがり、触れられて発せられるじいんとした
快楽を生んだ。ウクライナのまなじりに透明の水滴がぷっくりと膨らんで、零れた。
(ああ……おかしくなっちゃいそう)
嬲られる胸から快楽の電流がウクライナの全身に広がっていく。さざ波のように
迫りくるそれに翻弄されながらウクライナは乳を奏でる男を見上げる。
天を仰ぎうっとりと耳を澄ましている。恐るべき音に対する執着。それだけは
ウクライナにも伝わった。
快感に霞のかかり始めた頭で、遠慮がちに問うた。
「あの、胸の音、……そんなにいいですか? 今までうるさいとしか言われたこと
なかったのですが」
「うるさいなど誰が言ったのですか!? すばらしい才能です! ああっ、なんと
心地よい。ずっと、聴いていたい……」
うっとりと瞳を閉じて言うさまを、ウクライナは呆然と見つめる。
(あんなに邪魔と言われた音なのに……)
手を伸ばす。意味はない。そうしたかった。
その手に、乳から離れた男の指が絡まる。ぎゅ、と掴まれて、ウクライナの内に
あたたかなものが生まれた。
オーストリアもそっと笑み返し、もう片方の手も胸から離してウクライナの頬を撫でた。
まるで物語の王子が姫君に触れるような穏やかな手つきで涙の後をぬぐう。その指は
武具に慣れた硬さはなく、白くて長く、妙なところが硬くなった楽器のための指だった。
(不思議な人……)
オーストリアは顔を近づけると軽く接吻をしてからウクライナの瞳を覗き込み、囁いた。
「もっとあなたの音を知りたい。外から内から、奏でてみたい」
独特の空気と攻撃性の無い指。もっと、触れられたいと思った。
「……はい」
ウクライナは頬を上気させてうなづいた。
「恥ずかしい……」
生まれたままの姿となったウクライナはぺたんと床に座ったまま身をちぢこませる。
一方のオーストリアはスーツのジャケットすら脱いでいない。
「はうぅ。私だけ、裸なんで……」
「素敵ですよ、とても」
恥らう様を楽しみつつオーストリアは微笑し、大きな胸を抱くように戒めている両腕を、
そっと解かせた。
晒された手に余る豊かな乳房が、ちいさく揺れてどどいーんと音を出す。そのわきから
ゆるやかに続く肋骨とウエスト、腰骨のライン、そしてむっちりとした太もも。どこも
柔らかな肉を程よくまとい、実に触れたくなる体たった。
「あんまり、見ないで。細くないから……」
睫を伏せて恥らう彼女にオーストリアは軽く口付けを落とす。
「綺麗ですよ」
続いて下唇を舌先でなめ上げる。唇を甘噛みし、焦らしに焦らしてから口内に舌を侵入
させた。
「ふんぅ……はあっ……」
待ちかねていたウクライナはオーストリアに合わせて舌を絡ませる。乳の揺れる音と
唾液の混ざり合う粘液質な音が空間に響く。これも、ひとつの音楽。
しばらくの後、離れた唇は首筋に落ちた。
「ひゃあん!」
ばいーん
はねるような反応にオーストリアは薄く笑う。
首をすくめぬよう顎を押さえ、耳の下から鎖骨へのラインをゆっくりと舌先で攻める。
「ゃ、ああ、ああん!」
べいーんどどいーんぶいーん
「素直な人だ。かわいいですね」
「ひゃああ!」
ゆっくりと体を撫で回しながら秘所に手を伸ばした。濡れ光るサーモンピンクの割れ目
を辿り、蜜壷に長い指を差し入れる。冷たい感触が進入し、ウクライナの体は驚きで
ちいさく跳ねる。
「ひゃん!」
オーストリアは薄く笑んで、結婚を重ねて培ったテクでウクライナをの弱点を探り
始める。
「あ……いや……あっ…ああっ」
柔らかい入り口、ぶつぶつの多いGスポット、奥のボルチオ……丁寧に内を擦り反応を
確かめていく。その間脇に手を這わせたり肉芽をいじったりと別を攻めることもぬかり
ない。
オーストリアの思うがままにウクライナは気持ちよさに溺れ、眼差しをとろりとさせて
いく。
「あっ……いいぁ……は、あん!」
「もう、こんなに濡れてますよ」
秘所から抜いた三本の指には温かな液がからみ、指の間に光る糸を走らせている。
「いやぁ! 見せないで!」
「……もうそろそろいいですよね? こちらも美しい音に我慢の限界です」
と、ズボンのチャックを下ろし、膨張したものをとりだした。血管の浮き出るほど固くなったそれをためらいもなくウクライナの中心にあてた。
一気に貫く。
「ああっ!」
いきなりの圧迫に声を上げるウクライナを見つめ、
「……うつくしいメゾソプラノだ」
荒い呼吸で呟く。そして、指揮棒を振るうクラシック音楽の指揮者のように、ゆっくり
と揺らし始めた。
「あっ、ひゃあっ、ああッ!」
「すばらしいですよ、ウクライナ。衝動のままに、歌うように声をお出しなさいッ」
続いて深く挿し、小刻みに擦る。
「はあ、ああ、あんっ。奥、おくだめぇ〜!」
ウクライナは内側から起こる波のような快感から、いやいやするように身を震わす。
はげしく奏でられる乳の音。
どいーんばいーんべべんぶぶいーん
粘液のいやらしい音と腰を打ちつける音が加わり、壮大な一つの音楽となって空間を
支配した。
その時、もうひとつ、別の音が混ざった。
コルコルコルコルコルコルコルコルコルコル……
腹の底からの低音。呻きにも似た声。
ウクライナがのそりとドアの方向を向くと、そこにはドアの隙間からどす黒いオーラを
発揮した骨太の影が覗いていた。
「ろ、ロシアちゃん……」
「すばらしい! バスのコーラスまで入り、音楽の完成度が上がった!」
オーストリアはおかまいなく、ウクライナを揺らしながら奏でられる音楽にうっとりと
耳をそばだてる。
不意に眼鏡をきらりと光らせてリズムをつけて胸の先端をはじいた。
「スタッカート!」
「ひゃ、あっ、あっ……」
ばに、ぼに、ぐに……
コルコルコルコル……
リズムにあわせてきつい締め付けがくる。続いておおきくその手でもみしだき、腰の
動きを早めながら咆哮するような絶叫。
「カンタァ〜ビレッ!」
「ひゃあ、ああぁ、ぁぁぁん!」
ばいんどどいーんぐいーん!……
コルコルコルコル……
カシャ、カシャ、カシャ……
跳ねるように肉襞も蠢く。別の音も加わった気がするが、気にする余裕はなかった。
音とともに与えられる快感。耳から心から体から、全ての快楽が大きな波となって
オーストリアに迫りくる。すばらしい。今までにこんな女性はいただろうか!?
一方、ロシアの姿を確認したウクライナは一瞬まずいと思いつつもまあいいか、と、
とりあえず気にしないことにした。
気にする余裕が無かった、と言ったほうがふさわしい。
オーストリアは絶え間なく性感帯を嬲り、肌からぞくぞくとした感覚、クリトリスから
は足の先まで電流が伝い、内からは鈍い波のような快楽が起きている。感じすぎて思考も
ぬるくなっている。あるのは穏やかに触れる指と、秘所をつく肉棒と、迫り来る快感で
溶ける脳と、全てを引き起こすうるわしき貴公子の姿。彼は表情を険しくし、ウクライナ
の名を呼ぶ。
「ウクライナ……、私は、もうッ」
それが、たまらなくうれしかった。
ウクライナはうなづくと自分の腰の動きも激しくする。自我は無かった。高まる感覚と
抽送のつど走るきもちよさに、自然と離すまいと腹に力が入る。
オーストリアが激しく動き、歯を食いしばり、喉から呻きを漏らす。
同時にウクライナは今日一番の大嬌声を上げ。、高みから一気に突き落とされる感覚。
絶頂の中、うっすらと開いた瞳から見えた彼の顔がたまらなくいとおしい。
喉で呻きをを漏らし、オーストリアはぶるりと身を震わせた。
びゅっ、びゅくっ、びゅ……
自分自身が膣内で震えるのをやめると、呼吸で体を上下させながら、恍惚の残る顔で
目の前の女性に微笑む。
「最高です! 音楽でこんなにもエクスタシーを感じたのは初めてです!」
「それ、音楽のせいじゃな、ふぁっ!」
ウクライナの瞳に頬に、キスを落とす。人生最高の気分だった。すばらしい楽器、
すばらしい音楽、それを奏でられたこと、そして目の前にいる美しい女性。彼女が
いなければありえなかった。愛しさがこみ上げて唇を重ねる。下唇をねっとりと舌で辿り、
それから口内に侵入し嬲り、唾液を送り込む。
「う……んっ…ちゅ…」
瞳を閉じ、素直に受け入れる。たどたどしく舌をからめてためらい、喉を嚥下する。
その様は音楽と切り離しても愛らしかった。
「あなたは……かわいい人だ」
「! な、なんですかいきなり」
「演奏に夢中になっていましたが、あなた自身もとても素敵です。素直さや穏やかさ、
スパイスにぴりりと効いた毒……あなたが素敵だからこそ音にも素晴らしさがにじみ出る
のでしょう」
「ふぁ!」
長くて綺麗な指が穏やかに髪を撫でる。ウクライナは耳まで真っ赤になる。そんなこと
を言われるのも初めてだった。
「……もう一度、聞かせてくれますか?」
「……はい」
恥らうような返事。幸福な結末が導かれた。
ように見えた。
虚をついて開いた扉から、弾丸のごとくプロイセンが突っ込んでくるまでは。
時間は少し戻る。
ちょうどことがなされている最中、たまたま廊下を通りかかったプロイセンはぎょ、
っと身を引いた。
「うぉあロシア!」
ドアの隙間からロシアが部屋を覗いていた。
コルコルコルコルコル……
地の底から湧き出るような声を上げ、目元を暗くしてドアの中を見つめてる、暗黒
モードのロシアだった。
その足元にもう一人。
「オーストリアさん……ハァハァ……オーストリアさん……」
呼吸を荒くした金髪ロリ巨乳ハンガリーである。デジカメ片手に興奮気味にシャッター
を押している。
「な、なにやってんだよお前ら!?」
ちょっと……かなり近寄りがたい空気を放っていたが、「オーストリア」という単語が
ひっかかった。
おそるおそる近づき、二人の後ろから覗き込んで顔面を硬直させる。
「カンタァ〜ビレッ!」
「ひゃあ、ああぁ、ぁぁぁん!」
「よくも姉さんをかどわかして……コルコルコル……」
「ハァハァ……今日も絶好調ですねオールトリアさん……ハァハァ」
プロイセンは頭を抱えた。あの様を見る限り、今のオーストリアは音楽家モードに
切り替わっている。モードといっても音楽的なものを見ると妄執する困った癖というだけ
だが、それがなウクライナに向かったのか。
まあ、いろいろまずいことだけは明確。
身内の犯罪は笑い事じゃすまされない。プロイセンは手にしていたペットボトルの
ファンタグレープを一気に飲みほした。品無く口元を拭いつつ飛び込むタイミングを計る。
「……もう一度、聞かせてくれますか?」
「……はい」
今だ!
プロイセンは踏み込んだ。飛び込み、疾走し、腰を低くした姿勢のままオーストリアに迫り手刀を逆袈裟に振り上げる。ヒュン、と空をきる音。
普段鈍いオーストリアが身を捩ってかわし、
「シ♯!」
絶対音感を発揮。音楽家モードの時は集中力が増しているため、やけに反射がいいのだ。
プロイセンは無意味な絶対音感攻撃を無視して手刀を切り返す。
「ド♭!」
かわされた。十数秒そのような攻防戦が繰られる。
その間オーストリアをくわえ込んだままのウクライナは「あんっ、あっ」と甘い声を上げる。
だが勝負は一瞬で決まった。飛び込み前に用意していた兵器が起動を始めた。
プロイセンの食堂をせりあがり、喉より、世にもおぞましい音が搾り出された。
「ぐげぇっぷ!」
「ぎゃあ!」
オーストリアは醜い不協和音に身悶える。その隙を打ち、プロイセンはとどめの一撃を
放った。
手刀はオーストリアの眼鏡を天高く舞い上がらせた。
かん、からん……
落下した眼鏡が床をすべる。
誰も、何も口にしようとはしない。
しばしの静寂をくぐり、地味目な顔を晒した音楽家はぽつり、と漏らしたのだった。
「……なんてことをしてしまったのだろう」
「我に返ったか」
眼鏡すなわち音楽的な何かを外され、真人間に返ったオーストリアは愕然と状況を
見回した。そして、驚かされたようにびく、と体を跳ねさせ、慌ててウクライナから
離れる。
「あ、あの、申し訳ありません! 音楽的な何かに支配されていました。謝ってすむこと
ではないですが……どうかお許しください」
「えっと……いままでの、ぜんぶうそってことですか?」
「いえ、音楽的にも女性としても魅かれたのは確かです。本当です!」
あまりの真剣さにウクライナは小さく笑い、
「なら、問題ないじゃないですか。私も、胸の音を美しいと言ってくれたオーストリア
さんが好き。ついでにお友達になってくれるとうれしいです」
「……ウクライナ!」
「オーストリアさん!」
ひしと抱き合う二人。プロイセンはまったくわけがわからず引きつった顔で眺めていた
が、本人がいいならいいや、と退場する。
オーストリアまんまとカモられてるけどまあいいやと思いつつ、ドアのあたりで
コルコルするロシアを避け、いまだハアハアしながらシャッターを切るハンガリーを見、
「……小ドイツ主義にしといてよかった」
弟に変態要素が二つも入るところだった、と胸をなでおろしたのだった。
<END>
以上です。
ありがとうございました。
職人仕事速ぇ
GJです!
ウク姉さん絶好調だな
ぐっじょぶ!
プロイセンオチ口からファンタ吹いたワロタw
>「……小ドイツ主義にしといてよかった」
まったくだな!w
ウク姉も貴族もイイヨイイヨだったが、
割り切り杉のハンガリーさんにワロタ GJ!
GJ!
しかし貴族はその後無事だろうか…
436 :
425:2009/03/29(日) 23:52:51 ID:YBoNxdYx
>>424 割り込んですまんかったGJ!
オーストリアさんワロタwww
時間・・・結婚しようか
貴族wGJだ!!!!
ウクライナ祭りに参加!
悪の組織ネタ拝借します。黒幕をほんのり出してみたw
オーストリア×ウクライナです。
「ん・・・???????」
オーストリアは妙に柔らかい感触を顔に感じ、目が覚めた。
ああ、恋人のハンガリーの柔らかい胸の感触だ・・・オーストリアは微睡みながらその胸にもう一度顔を寄せる。
幸せそうな顔で胸に顔を寄せている。
普段の彼からは想像できないくらい安心しきった子供の様な顔だ。
あの胸に顔を埋めるのが多忙を極める自分自身への褒美とオーストリアは常々思っていた。
が、半分寝ぼけた頭にもふと疑問が生じる。
・・・昨日自分が寝たのは自分の部屋だった。
布団の感触がいつもと違う。
おかしい・・・何か異常を感じたオーストリアは寝ぼけた頭で考えた。
そしてさらにその胸の顔を寄せる。
その眠りにつく前までは確かイタリア兄弟とスペインとドイツとプロイセンが自分の屋敷にきて、大宴会を繰り広げていたのに付き合っていた記憶がある。
そしてそこには恋人は居なかった。
確かに居なかった。ハンガリーからの「今政局がとんでもない事になってて、多忙を極めているので来月まで会えません!ごめんなさい!!」というメールも見た。
じゃあ、この胸は・・・誰だ!?
オーストリアは一気に頭の中がクリアになり、がばっと飛び起きた。
しかし、飛び起きたがなんか手首に違和感がある。
「手・・・枷!?」
よくよく見れば足にも足枷があり、しかも素っ裸。部屋の光景も自分の部屋ではない。
知らない部屋。
「・・・?ここはどこなんですか!?」
「お、起きました?オーストリアさん?」
そこには同じく足枷だけをはめられ向かい合わせに横たわった素っ裸のウクライナが居た。
「いや〜寝ぼけ顔オーストリアですか。あんまりないレア画像ですかね?ボス?」
「ハンガリーちゃんに売りつけたいけどしょっちゅう見てるだろうしなあ。台湾ちゃん辺りなら買ってくれるかな?」
「でもヤツの彼女も捕まって幼なじみととぐっちょんぐっちょんになってる画像があるとかなんとか・・・」
「あれなあ・・・プロイセンが全部持ってったらしくてレアなんだよなあ・・・俺も欲しかった・・・」
ボスと言われた人物の顔が凄く寂しそうだ。
そう、こいつらは世界の国を取っ捕まえてエロ画像を隠し撮りしよう!の会の3つ目の組織であった。
「で、なんでこの二人捕まえてきたんですか?ボス?」
「いや、なんかスポンサーのとこに昨日の夜オーストリアが酔っぱらって前後不覚になってます。どうぞご利用下さい(FROM P)ってメールが来てさ。
でスポンサーから連絡がきたもんでじゃ、美味しく頂きますってもらってきた。そしたらロシアからも差出人無しの手紙で「お姉ちゃんどうぞ」って
きたもんでさ、頂いてきた。」
「それ女の子の字でした?」
「・・・男の字。見せてもらったが、代金の振込先も書いてあった。」
「・・・売られたんですね。それもまた運命か。つーか貴族さんも売られてないっすか?」
しんみりしたので部下1が叫ぶ。
「まあまあ、酒でも呑みながら観戦しましょうや!ほら、スポンサーからの差し入れの芋焼酎もありますし!」
「そうだな!それはそうと部下1、そろそろ例の薬が効いてくるころだよな?」
「はい!ぼちぼち効いてきますね!」
部下2が機材チェックをしている。
「よーし!1カメ、2カメ、天井からも全部スタンバイOKだね?行くぞ!!」
「・・・何故貴女がいるんですか?ウクライナ・・・」
取りあえず座れるくらいの自由はあるので二人はお互い向き合って座っていた。
オーストリアは一応薄いシーツをウクライナには渡した。
でないと流石に直視できない。自分は掛け布団を膝に掛けている。
「それが解んないんの・・・小麦選別中に記憶がなくなって気がついたらこの部屋だったの。」
「取りあえず脱出しないと話になりませんね。でもこの枷を取らない事にはどうにも動けませんし。困ったものですね。」
かなり広いクィーンサイズのベットの上ではなんとか動ける長さだが、部屋を歩き回るには不可能な長さであった。
「どうしましょうか・・・」
おっとりとオーストリアは呟く。
取りあえずなんとか考えましょうと向き合って二人はお互いの枷をいじってみるがどうにもとれそうには無い。
カチャカチャカチャ・・・部屋の中に鎖の音が響く。
微妙にかいた汗でウクライナの手が滑り、あぐらをかいたオーストリアの下半身に直撃した。
「痛ぅっ!」
「きゃっ!ごめんね!!」
オーストリアは平静を保っている様に見えているが実は例のお薬を寝ている間に注射されているためかなりギリギリなのであった。
下手に刺激を加えられたら正直正気を保っている自信は無い状態である。
が、彼をなんとか止めているのは恋人への思慕なのであった。
「意外と貴族さんしぶといですねえ。」
「まああそこ、ラブラブだしなあ。」
「ん?ボス!なんかおかしいですよ!!モニター見て下さい!」
ギンギンに勃ってる一物にチョップの一撃を食らってもなんとか踏みとどまってるオーストリア。
パンパンに張りつめたとこに一撃を食らい、はっきり言って涙目である。
そこに攻撃?を仕掛けたのはウクライナであった。
「痛かった・・・よね?」
もちろんウクライナにも例の薬は注射済みである。
自分の心臓の音がうるさいくらいドキドキする。
ウクライナも我慢していた。
オーストリアが寝ぼけて顔を胸に埋めてきたときからずっとずっと我慢していた。
しかしさっき偶然オーストリアに当たった時、心と下半身のダムが決壊する音が聞こえた。
ほんのり上気する肌、潤む目でじっと見つめられ、オーストリアは喉を鳴らす。
「ごめん・・・」
そうウクライナは呟くとそっとオーストリアの掛け布団をとる。
すっとオーストリア自身に顔を近づける。
「お!お止めなさい!!!!!」
「・・・久しぶり、だよね?」
上目使いで見上げるウクライナは限界寸前で血管の浮き上がったオーストリア自身を口に含む。
「うう・・・アアッ!」
滑らかに舌でなめ上げる。
その感触は遠い昔、彼女と同居していた頃を思い出す。
「オーストリア・・・ちゃん。美味しい・・・」
昔の呼び方。
そう言ってあの時も彼女は自分の童貞を奪った・・・オーストリアの昔の記憶が揺り起こされる。
「や、止めて・・・下さい・・・私には・・・」
「止めない。」
普段の彼女からは想像できないくらい強く言い放つ。
ウクライナはオーストリア自身の先から迸る汁を丁寧に丁寧に舐め上げる。
極上の蜜を舐めるかの様に。
遠い昔、同じ家に住んでいた頃何度か体を重ねた。
ウクライナにされるがままだったオーストリア。
弱いところは熟知していた。
裏筋を舐められ絶え間なく刺激を送られる。
それでもオーストリアは耐え続ける。ここで欲に身を委ねてしまってはとダメだいう気持ちだけで彼は持ちこたえていた。
「・・・強情だね。」
そう言うとウクライナはくっと口に深くくわえ強く吸い上げる。
「ん、あああっ!!!!」
その衝撃にオーストリアは限界に達し、ウクライナの口内に耐えていた欲望を吐き出した。
ぐったりとするオーストリアにウクライナは上にまたがる。
耳元に顔を寄せ妖艶に呟く。
「オーストリアちゃん、前と・・・一緒だね?」
「止めてください・・・私は・・・」
「私は?」
オーストリアの紫の瞳に力が漲る。
「もう子供じゃありません。」
「よし、今だ!!手枷外せ!!!!」
モニター越しにボスが叫ぶ!
「アラ○ラサッサー!」
オーストリアの手枷がカシャンと小さな音を立て外れた。
急に自由になった手に疑問を感じる事無くオーストリアはウクライナを後ろに向けた。
「私はもう、子供じゃありませんよ。ウクライナ。」
オーストリアは冷たく冷ややかな目でそう言い放つとウクライナの中にぐっと己を沈めた。
ウクライナの腰を掴み何度も何度も腰を打ち付けた。
「ああっ、オー・・・ストリアちゃぁん!いい!!」
打ち付けながら胸を激しく揉みしだく。
「もっと奥まで・・・奥までちょうだい!!!」
「相変わらず淫乱ですね?何が欲しいんですか?」
ぐっと体を起こさせ耳元でささやく。
「い、意地悪・・・」
「ハンガリーははっきりおねだりしますよ?」
「絶対言わない!」
「そうですか。」
そう言うとオーストリアはずっと腰を引き抜きウクライナの最奥に己を叩き付けた。
「ひ、やあああああん!!!!」
ウクライナは叫び、ぎゅっとオーストリアを締めつけた。
痛いくらいの締め付けにオーストリアも勢い良く中に自分自身を吐き出す。
そしてその饗宴はそれからもウクライナが上になり、はたまたオーストリアが上になりとで薬が完全に消えるまで
10時間以上続いたのであった・・・
「よー終わったか?」
プロイセンがによによしながらモニター室に登場した。
「あ、プロイセンさん、メールありがとうございます。30分くらい前にぷつっと糸が切れたみたいにオーストリアさんがぶっ倒れて
終了しましたよ。」
「で、どんな感じでやってたんだ?あ、俺もその酒くれや。」
「まあ、このVTR見てもらったら良いんですが、最後はオーストリアさん完全にこっちに気付いてたっぽいです。」
「バックでやってる時に、思いっきりウクライナさんとの結合部分カメラに向けてましたもんね。」
「・・・(俺と一緒か・・・)じゃ、オーストリア、ひきとって帰るわ。」
「どうぞどうぞ。」
「そういやそのデータどうするんだ。」
「行き先はきまってるんですよ。」
「スポンサーのとこだろ?」
「まあそうなんですが・・・」
「俺にも一本まわせ。」
「いやそれは・・・」
「まわせ。じゃないと今後情報ながさねーぞ」
ギロリと赤の瞳で射すくめられ組織はデータをさっさと焼いてプロイセンに渡した。
そしてその後、自分の屋敷の部屋のベットで目覚めたオーストリアはあの事は夢だったと自己完結していた。
プロイセンの部屋で自分主演のそのDVDを発見するその日まで・・・
GJ!
そのDVD、オーストリアに発見されるの見越してわざとおいてたとかありえそうだ。
ハンガリーにも発見されてプーが半殺しとかもありそうで笑いが止まらない。
そのDVDをハンガリーさんが見つけちゃってお互いに大ショック→オーストリアとハンガリーさんの仲を引き裂くという作戦なんだろ、プロイセンw
しかしハンガリーさんもプロイセンとのDVDがあるから貴族に見られたら…
凄まじい痴情の縺れになるな
最終的にプロイセンが勝ち組になりそうなのがなんとも
その三人の今後がものすごく気になるんだが……!!
だれか続き書いてくれ
オーストリア×ウクライナの二人の職人おつかれGJ!
Good job!!
しかし誰も売られたウクライナさんの心配してないのに笑った
ウク姉祭りGJ!!
それはそうと
書いてた日湾やりまくりSSがパソコンの不調により消えたので嘆かせてくれ
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ
うわあぁああぁぁぁぁああぁぁあっー
あーもう1から書くの楽しすぎるぜ…
絶倫淫乱ライナお姉ちゃんにガクブル…!
みんな食べられてしまう!
だがそんなお姉ちゃんが大好きです。
>>446 イキロ。
ちゃんと裸ウェイターで待ってるから。
>>446 日湾wktk
裸でエロゲしながら待ってます
>>446 ちょ、やりまくりって…!
期待してまってます
ウク姉祭りすげえ!これであとはカナダさんか?!
最近彼女ができたということで、彼女にいやな思いをさせないように
夜の講義をしてくれと頼まれるウク姉さん。
一通り教えてあげて、自分もカナダさんを堪能するけれど、
自分のはじめての時を思い出してちょっとせつなくなる…
という電波を受信したが、当方文章スキルゼロなんだぜorz
>>446 い`。いちどパアになった文章を書き直すことで、前のよりいい文ができるときがあるんだぞ!
裸で花見しながら待ってる。
うわーーーーロマベル書こうと思って色々調べたら混乱してきたーーー
しょたリアくらいの設定でやってやろうと思ったらその頃には姉さんはスペインでて
貴族んちだお。
ヨーロッパの歴史難しすぎる。
ひまさんすげえ。
カナダさん攻略
1.アメリカと勘違いしたウク姉さんカナダさんに凸
2.アメリカがカナダさんを生贄の山羊に
3.ウク姉さんアメリカ頂いてる最中に ガチャ「アメリカいるー?」(暗転)
4.その他
ウク姉祭りのなかぶったぎってごめん
数日前から男女カプスレの英セーinディズニーランドに
はげもえて仕方ないんだ
しかもいかにもありそうなのにイギリスには実はランドが
無いってそれどんな眉毛の呪い……!
ギャーギャーさわぎながらデートしてる姿とか考えるだけでやばいよ本当
>>454がディズニーランドでイギとセーちゃんをせっくるさせろとのことです。
……ここでそれを言うってことはそういうことですよね?
>>453 2でお願いします。
>>454 イギセーは遊園地が似合うカプ断トツ一位だと思うんだ…!
自分はもしもスレの墺洪結婚初夜に萌えてる…!「お義父さんの代わりに責任を御取りなさい」って攻めるSSを書きたいんだが難しいのぅ…。
>TDRホテルで部屋を二部屋とるイギリスが想像できません
正直この一文に転げまわったw
トレヴィの泉のコインの話もかわいいなーって思いつつ
即行でもしもスレみてきて墺洪にはげもえましたありがとう
>>446だけど、ID変わる前に
励ましの言葉ありがとう、なんとか立ち直れた。泣くとこだった
あとお前ら全裸や裸ウェイターじゃ風邪ひくから股間に薔薇つけとけよ!
>>458 ふぁーいとーおー
風邪引かないように全裸にショール巻いて股間に薔薇つけて待ってる
>>452 ヘタのエロパロで詰まったら歴史調べてみるといいよね
意外な接点があったりとかで妄想がふくらむ
でもまあ結局エロパロなんで、あんま史実気にしすぎなくてもいいとオモ
会議だの旅行だのでどうにでもくっつけれるし
462 :
452:2009/03/31(火) 00:06:10 ID:euwfzAv8
>>461 ありがとうー
そうだよな〜ちょいと頭が固まりかけてた。
今欧州サッカーの結果みてたらドイツがリヒをフルボッコ。
ちょいとワロタ。
某スレで、ロマーノとウクライナのフラグが立ったのできました
脱童貞なりますでありますか
このスレ住人の中にもしもスレや男女カプスレみてる人多いな
そういう自分もだが
自分ももしもスレ男女カプスレ住人だw
イギセーinディズニーは雑談で終わらせるのは勿体ないな
ディズニーがある所が米日仏香とかネタすぎるwww
SS書けと言われてるようなものだな
セーちゃんだからディズニーシーもいいなー
アトラクション満載のランドもいいけど
ということで宜しく
>>465
>>465 この中でなら日本が一番安全かもな…かもられなければ
ついでにもしもスレのポーランドとウクライナネタに萌えた
Wルシャワには吹いたがw
住人被りすぎw
イギセーは遊園地似合うよなニヨニヨってずっと思ってたのを
ぽろっと言ったらこんなに賛同者がいるとは思わんかったわwww
次の祭りはディズニーリゾートで開催すればいいよ。
TDLネタ便乗したいけど行ったこと無いから書けない自分オワタ
>>468 自分はどっちのスレ住人でもないが
そんなに面白いんなら覗いてみようかな
>>465 今度中国んちにもできるんだよな
ますますネタだwイギリスは「あへんの恨み」とか言ってデートの邪魔されるといいよ
明日エイプリルフールだー
本家も祭だ!
でふと、明日イギリスに「フランスさんと結婚します!」
と宣言するが実は嘘でしたーなセーシェルを受信。
>>471 ワロス
全世界みんなグルで結婚式まで盛大にとり行うところまで続けて受信したが
これは四月バカというよりただのイギリスいじめだった。
そのネタ他のキャラでも使えそう。
ハンガリーさん「トルコと結婚します!」
台湾「韓国と結婚します!」
リヒ「オーストリアさんと結婚します」
ベルギー「キューバと結婚する」
ベラルーシ「ポーランドと結婚結婚結婚結婚結婚」
ウクライナ「リトちゃんと結婚するの」
>>456と
>>459、スマン。
ネタ横取りみたくなったがやっちまった。
ってわけで、もしもスレの設定の
オーストリア×ハンガリー初夜を投下します。
(もしもスレ読んでなくても、SS内で最低限は説明済み。)
でも、攻めるんじゃなくてひたすら甘い系だから、
攻め攻めしいオーストリアさんは他の人に託すんだぜ。
危険要素は破瓜ってくらいかな?
苦手な人は、IDかタイトル「繋ぐ体、分かち合う心」で
NGしてください。
帰ってきた頃には、日がとっぷりと暮れていた。
海に囲まれたイスタンブールも、内陸国の自分には趣が感じられたが、
やはり自分を育んだ土地は安らぎを与えてくれる。
そして、ここが今日から私たちの、私たちふたりのための家となるのだ。
主従関係時代のような単なるひとつの生活場所ではなく、
家族としてのふたりの居場所になるのだ。
傍らの女性に目を向ける。夜の帳が、かえって彼女の長いブロンドを映えさせていた。
「どうかしましたか? オーストリアさん」
視線に気づいた彼女が顔を上げ、私を見た。
碧緑の大きな瞳が、純粋に美しいと思った。
「いえ……。
1日でトルコと往復でしたので、お疲れではないかと思いまして。
もしそうであれば……」
ぎゅ。
言い終わらないうちに、絡められた腕の力が強くなる。
「全然……平気です」
「ハンガリー……」
「夜は長いんですよ?」
「……そうですね」
「でも、私、オーストリアさんのそういう優しいところ、好きです」
碧緑の双眸が細められた。無垢な笑顔が、かわいらしいと思った。
バスローブを羽織って寝室へと足を運ぶ。
部屋には、先に汗を流した彼女が待っていた。
心なしか、空気が張り詰めているような気がして、
「……怖いですか?」
そう訊いてみた。
「へ、平気です。ただ、ちょっと……緊張していて……」
「そうですか」
「す、すみません……」
彼女が腰かけているベッドの縁の、その隣に自分も腰を下ろす。
ゆっくりと彼女の肩に手をまわした。びくっと強張った反応が返ってきたが、
かまわず抱き寄せた。
「緊張するのは、特におかしいことではありませんよ。
少しずつでかまいませんので、心の準備ができたらおっしゃってください」
言って、頭をなでて、髪をすく。
湿り気の残る髪。桜色に上気した頬。落ち着かない鼓動。
信頼するようにもたれかかる、その重み。
それら全てが愛しいと思った。
しばらく頭をなで続けていると、おもむろに彼女が口を開いた。
「あの、オーストリアさん。もう……大丈夫ですから……」
もたれていた頭を上げて、上目遣いに言う彼女。
潤んだ瞳を見つめたらそっと閉じられたので、何も言わずにキスをした。
最初はまぶた、次に頬、そして唇。何度かついばむようなキスをして、
それから舌を差し入れた。
「んっ……」
ゆっくりと咥内を愛撫する。そのうち遠慮がちに、だがしっかりと
彼女の舌が求めるように動いてきたので、応えるように絡ませた。
「んむ、ぅ……ん、ふ、はぁっ」
唇を離すと、甘い吐息がもれ、二人の間に銀糸が引かれた。
息を整える彼女に頬をすり寄せ、今度は首の方へキスを落としていく。
「ふ……あっ」
同時に、肢体への布越しの愛撫も開始する。
肩、腕、腰、足。
やわらかな肌の感触を手のひらで十分に味わっていく。
唇が鎖骨を通って、ふくよかなふくらみにさしかかると、
今度は私が彼女にもたれるような格好になった。
「……っ」
両腕で頭をかかえてくる彼女。
その意図は、愛しさの表れなのか、それとも抵抗になっていない抵抗なのか。
あるいはその両方かもしれない、と思った。
唇がバスローブの合わせ目に到達したところで、一旦引き上げる。
向かい合い、見つめあって、もう一度キスをかわすと、彼女を思い切り抱きしめた。
それから、彼女のローブを肩からすべらせ、上半身をはだけさせた。
「あっ……」
瞬間、彼女の体がちぢこまる。
抱きしめたまま行ったので、自分の視界には彼女の背中が見えているだけだ。
もっとも、それですら十分に官能的ではあるけれど。
「……ハンガリー。これから、貴方を愛します。今までとは違った仕方で。
この先に踏み込んでしまえば、おそらくもう歯止めがききません。
……よろしいですか?」
「……っ」
沈黙。一瞬の間。そして、小さな、けれどしっかりとした返答。
「お願い……します。好いて……愛して、ください」
直後、彼女をシーツの上へ引き倒した。
「きゃっ」
自分は覆いかぶさるような体勢をとり、彼女を見下ろす。
胸部にそそがれる視線に、思わず彼女はたじろいだ。
「あ、あの……な、なにか、変……でしょうか?」
「とんでもない。美しいと思います。……とても」
言い終わるか終わらないかのうちに、愛撫を開始した。
「ひぁっ!」
指で、口で、直接肌に触れ、桜色の突起を刺激した。
あいているもう片方の手は、ローブの裾から中に差し入れ、
ふとももの内側に這わせていく。
すべすべとした触感を愉しみながら、やがて指先が秘所へと到達する。
「あ、や……んくっ、ぅあっ!」
秘裂の入り口と、その周りの柔唇を丁寧に愛でる。
「ふああっ! あっ、だめ、だめです! あ……っん!」
シーツや私のローブをつかんで、羞恥と快感に震える彼女を
視界の端に捉えながら、それをもっと見ていたいと思った。
愛撫を続けていると、やがて彼女の媚肉から透明な蜜が
したたってきた。
ちゅくっ、ちゅぷっと、指を動かすたびに水音が響く。
「い……あ、ふぁっ、んん……!」
よがる彼女の身じろぎが艶かしい。
クレバスの先端のつぼみに触れる。
「んああぁんっ!」
ひときわ高い嬌声が、彼女の口からもれた。
「はぅ……っあ、オーストリアさん……オーストリアさん……!」
熱にうかされるように私の名を呼ぶ彼女。
愛しさがこみあげてきて、手での愛撫は続けたままに口づけた。
「んっ……ふは、あ、あの、オーストリアさん……もう……」
かすかに涙を浮かべながら、彼女は切なげな声で求めてきた。
「それでは……一度、体を起こせますか?」
そう言って腰を抱き上げると、バスローブを取り払った。
同時に自分も脱いでしまう。
「……え?」
すると、彼女が頓狂な声をあげた。
「ど、どうかしましたか?」
思わず動揺してどもってしまった自分にどうかと思いながら、
彼女に訊き返す。
「オーストリアさんこそ、どうしたんですか?
こんな赤くなって……」
言って、彼女は私の腕を取った。
そこには、タオルを思い切りこすりつけた、あの赤い跡。
「あ、ああ……。これはトルコの家で……」
歓迎と称して(?)、すごく痛い垢すりをされたことを説明した。
「な、なんてことするのよ、あの国……。
あの……ごめんなさい、オーストリアさん。
私があんなのと関わってたせいで……」
「あ、貴方のせいではありませんよ。
余計な責任を感じるのはおやめなさい」
お風呂の直後には、責任をとってもらおうなどとも
思っていたのに、彼女に泣かれて落ち込まれるとこれだ。
我ながら、ほだされているなと思った。
「わかりづらいかもしれませんが、彼も私たちのことは
祝福してくださいました。
愛される国、ハンガリー。私は貴方をめとったことを
誇示こそすれ、後悔などするつもりはありません」
「オーストリア……さん……」
彼女を抱き寄せた。
あたたかい。
肌と肌が触れ合う感覚が心地よい。
そのまま倒れるようにふたりでベッドに横たわる。
髪をなで、肌をなで。
そして、熱をおびた欲望を、彼女の秘部に這わせた。
花びらがそのあふれる蜜で熱い自身を濡らしていく。
「……力を抜いていてくださいね」
「あ、は、はい……っ」
先端を肉唇の中心にあてがう。
「うぁっ……」
くちゅり、と音をたてて花園の入り口が広がる。
彼女を抱きしめながら、ゆっくり、ゆっくりと挿入していった。
「はぅっ、ぐ……ぅくんんっ!」
彼女の口から苦しそうな息がもれる。
涙がぽろぽろとこぼれて私の頬ごと濡らした。
背中にまわされた腕は強張り、爪が肌に食い込んだ。
赤い肌に痛みが走る。
「……っ!」
我慢していればいいものを、呻き声をもらしてしまった。
「あっ……ごめ、んなさい……うっ、い、痛かったですか……?」
私の数倍、数十倍……いや、それ以上の痛みに耐えているであろう
彼女が、私の痛みを心配してささやいた。
「御馬鹿さんですね……。それは、こちらの台詞ですよ……」
我ながら情けない。
肉体的な痛みに留まらず、精神的なそれをも彼女に負担させるなんて。
現実は小説のように甘美にはいかないものだ。完全に快楽にひたってしまうには
弊害が多すぎる。それでも、
「私なら…っは、う……大丈夫、です。
痛くない……って、言ったら、嘘ですけど……
はぁっ……今、すごく、しあわせですから……っ」
「ハンガリー……」
「だ、だから……このまま……」
彼女の腕に力がこもる。
抱きしめ合ったままでいたい、という意思表示。
現実は小説のように甘美にはいかない。
それでも、少しでも痛みを分け合うことができるというなら、
それを幸福と呼ぶことに抵抗はない、と思った。
返答の代わりに、こちらも彼女を抱きしめる力を強くする。
腰を進めるたびにおそってくる、快楽も、背中の痛みも、
言い知れぬ幸福感も。
その全てを神に感謝しよう、と思った。
自身が完全に彼女の中に埋もれると、そのまましばらく抱き合っていた。
そして、彼女の呼吸が落ち着いた頃を見計らい、私は切り出した。
「そろそろ……大丈夫でしょうか?」
頬に手をそえながら訊く。
「は……はい」
その手にさらに手をそえ返して、彼女は肯定の返事をした。
期待と不安に潤んだ瞳が私を見つめる。
「優しくしてさしあげますから」
もう一度抱きしめ、頭をなでて、そう告げた。
剛直をずるりと引き抜く。シーツの赤い染みが広がった。
「ぁくっ……!」
涙混じりの声が痛々しい。けれど行為はやめない。
精一杯の遅さで抽送を続けた。
ずぶずぶと埋め込む。また引き抜く。埋める。抜く。
「はっ、はぁ……っあ、あん!」
徐々に喘ぎ声に艶が混じってきた。
様子を見ながら、腰を動かすスピードを調節する。
「ふあぁっ! あ、な、何か…あっ! 頭、と、とんじゃいそうです……っ!」
「それは、気持ちいいんですよ」
結合部のすぐ上にある真珠を、捏ねるように刺激する。
「ひぁっ! んぁ、はぅぅっ! そ、そこは、ああぁんっ!!」
こんこんと流れ出る愛液が、ピストンのたびにじゅぷじゅぷと音を立てる。
「あっ、そんな、ひゃんっ! んううぅぅっ!」
ドナウの真珠は本当に美しいものだ。指の腹で珠をくりくりと転がしながら、
頭のどこかでぼんやりと、そんなことを思った。
「あうぅっ、うくぁっ! はぁ、あっ! ああぁっ!」
彼女の声音は、すでにほぼ快感一色と化していた。
あふれる涙も、痛みが理由ではないだろう。
ああ、もうふたりは愛と悦楽を分かち合えばよいのだ。
肉体的な悦びと精神的な喜びとが、全身を熱くとろけさせる。
「んううぅんっ……んぁっ! あぁっ、ふぁ、オ、オーストリアさぁん……っ!」
愛しさが募ったか、快楽に翻弄される恐怖か、彼女の手が私を求めて宙をさまよう。
その手をしっかりと握りながら、もう一方の手で彼女の腰を引き寄せ、
グラインドしながら自身を躍動させた。
「はうっ、ああぁぁっ! あぅんっ! ふあぁぁんっ!!」
ぐちゅっ、ずぶっ、ずちゅっ、じゅぶっ。
水音が際限なく部屋に響き渡る。
もう、後はひたすら昂まりを打ちつけるのみだった。
「っ、ハンガリー、愛しています……。かわいい、かわいい、私の妻」
「あっ、う、うれしいです……っ。ん、わ、わたしも……あぅ!
愛して、ます……あっ、好き、大好きですっ! はあっ、ああぁぁ!!」
お互いに愛を確かめ合う。
深く、激しく、彼女を中から突き上げ、かきまわす。
跳ねるように、何度も何度も。
「はふ、うあっ! あうぅぅんっ! あつ、あ、も……っうくぅぅんっ!!」
言葉になっていない言葉を発しながら、動きに合わせて彼女が喘ぎをもらす。
熱い肉洞の内壁をこするたび、ぬめる蜜壷の奥をたたくたびに、綺麗な叫び声が
耳に届く。
「くふぁっ! ひぅっ! あんっ、あ、んぁっ! んっ、んんんっ!
な、何か、あっ、くる……うぁっ! や、あ、こわ……あぁっ!
やぁ、オーストリアさんっ! オーストリアさんん……っ!!」
ぐずる子どものように、いやいやと頭を振りながら、彼女は私の手を
両手でしっかりと握ってきた。
快楽の波に呑まれて理性がとびかけているのだろう。
だから、安心させられるように、私も手を強く握り返した。
「あああっ! はうぅぅんっ! ふあんっ! あ、やあぁぁっ!
もうっ、もうぅぅ……! あふ、やっ! うああぁぁんっ!!」
限界がすぐそこまできている。
粘膜と皮膚がこすれあい、肌と肌がぶつかり合うたびに、ぐちゅぐちゅと音をたてながら
キラキラした雫が飛び散る。
彼女の腰をさらに強く引き寄せ、強く、深く、彼女の中に押し込んだ。
「んあっ! あっ! ああっ! んくぅっ……っ!」
彼女は、一瞬ひくっとわなないた後、
「ふっ……うぁっ、あああああああああぁぁぁぁっっ!!!!」
しなやかにのけぞった体から、ひときわ大きな叫び声の尾を引かせた。
同時に、ざわめいていた肉襞が熱い杭を締めつける。
「ぅくっ……!!」
しびれるような快感が背中を通って脳天へと駆け上ると、次の瞬間、
どくんっ、と自身が脈打って、灼熱の液体が彼女の体内に注ぎ込まれた。
「あ……はぁ……は……っ、はぁ……」
「はっ……ふぅ……」
剛直はいまだに弱い脈動を続けていたが、ふたりは脱力して重なり合うように
ベッドに身を沈めた。
絶頂後の虚脱感に身をひたしながら、しばらく互いの温もりを感じ合っていた。
少し落ち着いた頃、名残惜しい気もしながら、彼女から自身を引き抜いた。
とろり、とこぼれ落ちる、桜色の液体。
何とも言えない気分になって、彼女を見た。
彼女は、目に涙を浮かべたまま微笑んで、
「夢、みたいです。あなたと……ひとつになれたなんて。
すごく嬉しい……すごく、幸せです」
つぶやいて、私を抱き寄せた。
再び彼女と抱き合いながら、あたたかなまどろみに落ちていく刹那、
この至福の時が、永遠に続けばいいのにと思った。
ENDE.
以上です
あと、自分本来は字書きってより絵描きなんで、
暇があったら挿絵とか入れてみたいんだけど、
そういうのってHTMLで組んで、じpでろだに上げればいいの?
それとも、後から付け足し的なのはマナー違反だろうか?
いつ描くかもわからないんだけど、なんか意見あったら
よろしくお願いします
>>480 GJ!
バレンティーノのあの発言はこの経験から来てたのか…!
マーベラス!
堪能させていただきました!
そしてなぜかそれをしった涙目でトルコに挑むも半月刀でたたっ切られるプーを受信した…
GJGJGJ!!!
二重帝国新婚さん可愛いなあ
挿絵に関しては自分はむしろ嬉しいから待ってる
>>480 小説プラス絵でzipでもいいんじゃない?
挿入する場面(変な意味でなくw)にこだわりがあるならhtmlもありだと思うけどちと面倒だし。
まぁ職人さんの好きにすればいいかと思われます。
あーいまエロパロスレ脂のってておいしいねぇ。
神職人が毎日のように降臨されてこっちとしてはウハウハだ
GJ!
挿絵投下もニヨニヨしながら待ってます
>>472 ちょ、ほとんどのカプ好きなんだが
特にポーベラは本命w
471です。
>>472のネタ貸してもらいますわ〜
一応イギセーです。エイプリルフール小ネタ。
エロなし。
【エイプリルフールですよ、お馬鹿さん。】
ここはフランス、ノートルダム寺院前。
あの日本の偉大な女子柔道選手も結婚式を挙げた場所。
そこに今、世界各国が続々と集まっている。
3月の末に世界各国に届いた1通の招待状には4月1日にノートルダムで結婚式を挙げます。
ご都合がつくならぜひ参列してくださいと書いてあった。
そして4月1日、各国はノートルダムに集まり、口々に祝いの言葉を1組のカップルに奉げていた。
今日祝福されるカップルはフランスとセーシェル。
はたから見れば親子のような関係に見えていたが皆の知らぬ間にどうやら愛を育んでいたらしい。
そんな幸せあふれる場所にスコッチ片手にぬらあと登場する者が一人。
しかしそこに近寄ることができない小心者・・・イギリスであった。
幸せそうな輪に近寄れず、一人はずれの木陰にしゃがみ込む。
泣きすぎ、飲み過ぎで真っ赤になった目と鼻。
酔っ払っているはずなのになぜか頭の何処かが覚めている。
招待状は勿論自分にも届いている。
見た瞬間脳みそが沸点に達し、耳から煙が出たので、慌てた執事に水をぶっかけられた。
木の陰に座り込み、スコッチを少し舐める。
「なんでなんだよぉ・・・セーシェルぅ・・・」
遠くに見える花嫁衣装姿のセーシェル。
「あのドレス、確か俺と見てたやつだよなあ・・・」
あれは1月ほど前、ロンドンのデパートに買い物に連れてった時、
「かわいい!かわいいですよ!!イギリスさ〜ん!!」
とショーウィンドウの前できゃあきゃあ言ってたドレスだ。
あの時はその内買ってやるよと言った。
その3日後、一人で前を通った時ドレスはなくなっていた。
別段疑問は生じなかったがまさかフランスにお買い上げされ、おまけに中身まで強奪されていたとは・・・
そのショックからイギリスは招待状が届いてから今日まで酒浸りになっていた。
「・・・何がいけなかったんだろ・・・」
ぽつりと一人呟く。
「そういうところでしょう?」
「!!オーストリア?」
いつの間にか、木陰にオーストリアは立っていた。
「空気読まない、女心お構いなしで自分勝手、その割には小心者の暴走変態には付き合いきれないと
彼女はよくハンガリーにこぼしてましたよ。」
イギリスの顔がさらに暗くなり、スコッチを瓶ごと煽る。
「まあフランスも変態ですが、あの人のほうが人間的には優しいし、魅力的・・・」
「なんだと・・・」
「?」
「俺と比べて、あいつのほうが優れているだと!?」
「そう見えますが?」
ぎりっとイギリスはオーストリアを睨み付ける。
プロイセン顔負けの悪鬼の表情である。
「俺があいつに負けてるだとおおおおおおお!!!!!!!!!」
イギリスはそう叫ぶと立ち上がり、スコッチの残りを一気飲みした。
「おい、オーストリア。俺とあいつと比べるな。」
酒臭い息を吐き散らしオーストリアに近寄る。
殴りかかる気満々のイギリスに向い、オーストリアは言い放つ。
「私に何かする前に、やることがおありでしょう。さっさと行きなさい。お馬鹿さん。」
そう言われ、少し正気の目に戻ったイギリスは前を見る。
その時、教会の鐘が鳴り始めた。
「それでは、花婿フランス、花嫁セーシェル前へ・・・」
神父が厳かにいうと、フランスとセーシェルは前へでる。
「誓いのキスを・・・」
「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇい!!!!」
厳かな空気に満ちている空間のドアが乱暴に開けられる。
「空気読めないやろーですね・・・。」
花嫁がぎろりとイギリスを睨み付ける。
「おいおい、イギリス〜おまえはこんな時まで邪魔するのか?
ロマンも何もないやつだねえ。」
そう言いフランスはイギリスに近寄った。
ツカツカとイギリスも前に出る。
バキっ。
イギリスは渾身の右ストレートをフランスにお見舞いした。
思わず参列者の「おお〜〜〜」っと歓声が上がる。
「セーシェル・・・」
「イギリスさん・・・」
フランスは伸びている。
花嫁衣装のセーシェルはいつもの幼い雰囲気ではなく大人の雰囲気を纏っていた。
こんなに可愛い彼女をみてイギリスは息をのむ。
じっとセーシェルの目を見つめ、イギリスは腹の底から声を絞り出す。
しかし、セーシェルはイギリスから目をそらした。
「お前は・・・本当にフランスが好きなんだよな・・・」
「・・・」
「俺がお前に酷いことばかりしてきたから・・・お前はフランスを選んだんだよな?」
「・・・」
「今さら、言っても遅いと思うけど・・・」
「・・・イギリスさん」
すっとセーシェルは顔をあげる。
「今日はエイプリルフールですよ、お馬鹿さん。」
ドアの外に立つオーストリアが言い放つ。
「ふえ?」
「4月1日ですよ。イギリスさん。」
その瞬間聖堂中が「どっ」と笑いに包まれる。
「はい、今年の犠牲者はイギリスでしたーーーーーー!!!!」
プロイセンがものすごく楽しそうに言い放った。
何人か笑い過ぎでけいれんを起こしている。
「毎年毎年やってるのに・・・気付けよバーカw」
その直後イギリスは空気が抜けた風船のようにへたり込んだが、数秒後凶暴化し復活し暴れまくったのは言うまでもない・・・
どうせなら、このあとの仲直りエチーまで
続けて下さい、神よ
>>480 あのネタを文字にしてくれるとは嬉しい限りです。ありがとう。
エイプリルフールにハンガリーさんに好きだと言われて一人舞い上がってるプロイセンを想像した。
一方俺はロシアに嘘のプロポーズをされて舞い上がってるベラルーシを想像した
了解。
がんばる。
493 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:47:48 ID:LfxbY1yr
随分前から覗いていたがこんな天国は未だかつて見た事がないぞ!
おーはんとイギセー素敵でしたごちそうさま。
494 :
425:2009/03/31(火) 23:15:18 ID:B+ZCkd1q
>>480 GJ!!
新婚初夜によによしたイイヨーイイヨー
挿絵全裸にフライパンで待ってる
>>486 エイプリルフール更新にwktkしてたら小ネタが!GJ!!
イギリス可哀想すぐるww
続き待ってるんだぜー!
本家の四月馬鹿に乗っかって。
ブログにエロ小説まがいの日記あげてるプーは駄目ですか?
一応プーリヒで書き始めてるが
>>495 おkおk書きたまえ書きたまえというか書いてください
今日はどっちにしろ眠れないからどんとこいです
>>472 国として成立したばかりの三編みろりひてんが
「大人になったらオーストリアさんのお嫁さんになります」って言ってるの想像して萌え禿げた
うわああなんだそれ萌える
墺リヒはなんか、実らなかった淡い恋みたいな感じがよい
499 :
裏俺様ブログ:2009/04/01(水) 11:18:27 ID:YBb0cim9
本家の更新待ちしながら書いた。
ブログネタだけど、内容はかぶってないと思うんで許してちょプーリヒの人
【裏日記はじめて見たぜ!】 2009年4月1日(水)
何?世の中には裏日記っていうもんがあるのか?
知り合いとかに見せてるブログには書けないことを書く?
まー俺に見られてこまるようなことはないけどなε=(>ε<) プーッ!!
・・・と思ってたら書くことができちまったぜ。
ということでもうひとつブログ作ってみた。ここで俺の正体は秘密なんだからな!
あー同時に二つもブログできるなんて俺ってばマジ優秀すぎるぜー。
【さわりごこち】 2009年4月1日(水)
ことりとラトビアのさわり心地が俺好みだった。
ふわふわふわふわ気持ちいい(^Д^*)
しかし俺の記憶ではこの世にはもっとさわり心地のいいものがあったはずだ。
そう思って無意識に手を伸ばした。
http://uproda.2ch-library.com/116348nyP/lib116348.jpg 【コメント(2)】[コメント表示]
[おっぱい!]
初めましてなんだぜ!@イ*`∀´)ブログネーム「火星の王」なんだぜ。
趣味は起源主張!よろしくなんだぜ!とりあえずお前のブログの起源は俺なんだぜ!
おっぱいのさわり心地はどうだったんだぜ?
ところで更新が途切れてるけど大丈夫かなんだぜ。
火星の王 2009-04-01
[あ・・・ああ・・・]
ああ・・・ちょっとあのあと意識が飛んだが、まあ大丈夫だったぜ。
とりあえず昔よりずっとふわふわだったことは言っておく。
プー★ギルベスター 2009-04-01
>>499 小ネタありがとう!HN中二病くせぇwww
韓国wおっぱいに食いついたw
>>472 オーストリア「なっ、重婚は認めませんよこのお馬鹿さんが!」
日本「何故…どうして…よりによって韓国…もう日本やめてry」
スイス「オーストリアァァァァァァァァ!!(銃装備)」
スペイン「後生やから捨てんといてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ」
ロシア「ほっ…」
リトアニア「(二重に真っ白)」
男性陣の反応はこんな感じか?
ハンガリーが微妙にデレたのかそれとも奴の自演なのか気になって哲也
あのデレに何か裏がありそうな気がするのは自分だけだろうか…。
プーの自演に一票。
なにを言っている、今日は何の日だ?
ツンデレが嘘という名目でデレを発揮する日だ
まあ姐さんがそれに則るかはわからないけど
プーとベラルーシはいいな
案外上手くやってけそう
>>503-506 ・誰か(プーorイタetc.)の自演
・四月馬鹿ゆえの嘘
これらを否定する気はないが
・直前のオーストリアさんが優しい態度なので、右に倣え
心の二重帝国領民としては、この説を推しておく
>>508 それは姐さんがネコをかぶっ…
ゴスッ
ところで高木ブー再婚ニュースで、ブー再婚とだけあったんだが
それをプー再婚と見間違えた。
プーに大分侵されてる…
>>495だけど今日中に終わりそうにない…
エイプリルの内容じゃないから今週中には何とかします
>>499 小ネタ乙!笑わせてもらった
ネタとか書き方とか被ってないから大丈夫です
>>499素敵。乙!
ところでエイプルryということでよくわからない普洪投下しようと思うんだけど
良いかね?
超どうぞ
超待ってます
大変だ!大変だ!
セーちゃんのスク水が公式に!
スク水っぽいけど、髪に隠れているけれどあれ肩がなさそう。
ビキニも良いけどワンピースもカワイイよセーたんあははああはp;あh
あれやっぱスク水なのか…?
>>511 超絶待ってます
それにしても本家のプーログに対する貴族と姐さんのコメントにニヨニヨしっぱなしなんだぜ
冷戦末期、ハンガリー経由でオーストリアに脱出できたら西独まで行けんじゃね?と考えた東独市民が
ハンガリーに殺到して、ハンガリーはそれをこっそり後押ししてあげて、オーストリアもそれを黙認してたとか、
この3国ってつくづくすげーなあ… いや、東独=プーかはまだわからないけど
ヘタ風に解釈したら、姐さんが貴族恋しさに突っ走り、それを知ったプーが輪をかけて暴走して、
姐さんがこっそりフォロー、貴族がやれやれしかたないですねと黙認…って感じになるんだろうか
そんな…プレッシャーかけないでおくれやす
普洪でエロ無し。萌え…?あるかわからない。ツンデレ風味なハンガリさんにしようと思ったけどできなかった残骸。
苦手な人はID又はタイトルNGにして下さい(特別出演:みんなのリヒたん)
プー視点だったり第三者視点だったりします
「プロイセンさんはハンガリーさんがお好きなのですか?」
広いソファーの隣にちょこんと腰掛けたリヒテンシュタインが聞いた。
今日はエイプリルフールだからそんな感じのことを聞かれるのは心のどこかで分かっていたから、
俺は業とらしく飲んでいたコーヒーを吹き出してみせ、
「はぁ?何でだよ」
と言った。
「いえ、いつも楽しそうにお喋りなさっているので…てっきりそうなのかと」
リヒテンシュタインは可愛らしく首をかしげてみせる。
「バッカお前、誰があんな女男好きになるかよ!あいつが好きとか相当の物好きだろ」
「はぁ… 」
「お前の方が好きだな、素直だし可愛げもあるし」
なんてな、というつもりだった(その後に素直に俺はあいつが好きだというつもりだった、)
「なんウボァ!」
「え!?」
背後から鉄の塊が後頭部にヒットするのを感じた。
プロイセン寝ちまった。
俺様日記、いよいよ終了かな。
「ちょっとアンタプロイセン!リヒちゃんになんて事言ってんのよ!この変態!リヒちゃん大丈夫?」
その声はまぎれもないハンガリーの声だった。
「わ、私は大丈夫ですが…あの、」
リヒテンシュタインのオロオロした声も同時に聞こえた。
「うおおおおお…おまっ、何す… うおお… 」
「ほんっと最低よねアンタ」
バタンとドアの閉まる音がする。顔をあげるとリヒテンシュタインの心配そうな表情とこんにちはをした。
「大丈夫ですか?」
「…慣れてる」
「はぁ、」
ハンガリーさん、声少し震えてましたけど。
少し泣いていたようにも見えましたが。
さっきの大丈夫ですか、はハンガリーに対してのことか。
冷や汗が流れるのを感じて俺はリヒテンシュタインにすまんと一言残してあいつの後を追った。
****************
「…えーと、あの」
目の前には俺に背を向けて体育座りをしてなにやらゲームをしているヤツ。
そして困りはてたかっこいい俺様。
「いやホラ、アレだってエイプリルフール!
お前あんくらいで落ち込むなって、な!」
「知ってるバーカ」
…。
そりゃ、そうだよな。
毎年こいつのリアルすぎて鳥肌たちそうなウソに振り回されてた俺がこいつを騙すなんて出来ないよな…。
不機嫌。
いや、いつも俺言ってるよな…女ってずるいと思った。
「だーかーら悪かったって言ってるだろ!飴やるから機嫌直せって」
「言ってない」
相変わらず俺に背を向けてゲームをしたまま。
今日のところはハンガリーの気を逆撫でするのもアレだと思い、回れ右をしようとしたその時。
「何よ、帰んの?」
まだまだ不機嫌モード全開のハンガリーの声が聞こえた。
「は?」
「私に言うことあるでしょ」
…謝れってことか?
「ごめん」
「違う」
…何なんだよ。
「何だよ、え?」
俺はどかっとハンガリーの隣に腰を降ろした。
するとハンガリーは別に嫌がる素振りも見せなかった(ただ体を回転させてそっぽは向いたが)
「プロイセンは私が嫌いなんだ?」
「はぁ!?」
いきなりの問いかけに驚いた俺はハンガリーの顔を覗きこんだ。
一の字に結ばれた口。ほんのり赤みのかかった頬。
「私は可愛くないのね」
「んな事言ってねーだろ!」
「じゃあリヒちゃんが可愛くないって言うのね。リヒちゃん可哀想」
(こいつガキか)
勿論ハンガリーが業と言っているのは分かっている。
ただ今の俺には何て言葉をかけていいのか分からなかった。
(あのお坊ちゃんとかフランスの野郎だったら分かるんだろうな)
ぼんやりとそんな事を考えながら何気なくぽんと片手を肩に乗せた。
びくっ。
大げさすぎるようにハンガリーの肩がはねる。
「…は、ハンガリー?どうしたよ」
相変わらず無言のまま。俺の問いには答えない
「言うことあるでしょ」
ごめんとかじゃ、なくて
小さい声が聞こえた。
ははぁ。
何となく察した俺はにんまりと笑って言った。
「いやー…分かんねーなぁ。
ハンガリーが教えてくれたら良いんだけどなぁ。」
「は?馬鹿も休み休み言え」
まぁオチは分かってたけど面と向かって言われるのは結構悲しいものだった。
「あんたが私のこと嫌いなのぐらい知ってるわよ」
ぽつりと漏れた言葉。咄嗟にそれを否定しようとして口を開きかけたのをハンガリーがまたも制した。
「でも何も他の女の子の前で言う事ないでしょ」
声が震えている
「別に気にならないけど。それでも少しだけ傷ついたのは確かよ」
呆然とする俺を置いてどこかへ行こうとするハンガリーの腕を俺は慌てて取った。
「や、ほんと悪かったって冗談だって!」
「そうね冗談ね」
埒があかない。そのまま引っ張って華奢なその体を腕の中に閉じ込めた。
「ごめん」
「…」
「ごめん、ハンガリー」
「…」
「お前が世界で一番可愛い」
「今日はエイプリルフールね。即ちそれは私が世界で一番可愛くないってこ、っん」
また訳の分からない事を言いそうだったから口を塞ぐ。
暫くそのままで、少し経ってから顔を離した。
ハンガリーは目を見開いて、頬を更に紅く紅潮させた。
「ちょっと黙ってろ」
正面から抱きしめるように体を回転させ、そのまま床に座る。
「いいか、黙って聞けよ。
エイプリルフールとか抜きで言う。俺はお前が可愛いと思う、そうやって拗ねるとこも」
腕に力を込める
「だからな俺は、お前を」
あ、い、し、て、る。
言ってしまってからものすごく俺は後悔することになる。
とりあえず今の現状がこれだ。
正座する俺の前にはニマニマと笑っているハンガリー。
向かって左は必死に笑いを堪えているフランス。
右にはやったな☆と親指を突き立てているトマトことスペイン(その笑顔が限りなくムカつく)。
フランスの隣にはあきれ顔のお坊ちゃん。
それからスイス、リヒテンシュタイン。
「…お前らの楽しみの為に我が輩の妹を使うというのは納得できん。帰る。」
口火を切ったのはスイスだった。はい、と言ってぺこりと小さく会釈をしてリヒテンシュタインとスイスは
部屋から出ていった。
「…それで」
漸く笑いが収まったフランスが言う。
「プロイセン君はほんとにハンガリーちゃんにお熱だったわけね」
「フランスー、可哀想やでやめときってー。ほらプロイセン君てば顔真っ赤やないのー」
お前等は後でシメる
「御馬鹿さん、それならそうとハッキリ言ってしまいなさい」
お前は黙ってろ
愛してると言った後。
ドアがガチャッと開いてまず出て来たのは満面の笑みのリヒテンシュタイン。
それから仏頂面のスイス、ニマニマ顔のフランス、爽やか笑顔のスペインにあきれ顔のお坊ちゃん(いつもだよな)
ドッキリでしたー!と知るのは数秒後。
でも最後に聞いたドッキリは多分俺以外知らない、
「す、ご、く、う、れ、し、い」
「あ、り、が、と」
「でも私が好きなのオーストリアさんだし」
オチは分かってたけど面と向かって言われるのは結構悲しいものだった。
おわり
終わり!微妙な長さとワケワカンネですいません!読んでくれた人はありがとうございます!
小説って難しいですね恥ずかしいですね俺様日記寝ちゃいましたね
両想いの普洪も見てみたいんだぜ!
ところで何方か独洪か西洪書ける方おりませんか
いいよイイヨー
GJgJGJ−−−−−−−−−−−!
ぷー不憫祭りの最後はいいネタで締めてやってくれ!
米セー普でスク水3Pが読みたいです
イギセーが根本にあるフラセーっぽいものおいていきます。
ちょっと暗いとこあるので、ギャグ期待している人は要注意。
ついでにエロはほとんど無しです。
NG設定は『mal d'amour』でお願いします。
日に焼けた肌、傷だらけの手、どんな時もまっすぐな瞳。
触れたかったのはあいつなのに。触れられなかったのはあいつだけなのに……
「絶対変ですっ!!」
彼女はそう叫んだ。彼の体の下で。
現状を説明すると、セーシェルはフランスに押し倒されていた。あまつさえ、すでに服も半分脱がされている。
なんでこういう状況になったかというと、説明は難しい。
いつものようにイギリスに国際会議につれてこられ、いつものように休憩時間にやられ、夕食会後にもやられ、
いつものように服を着替えているところになぜかフランスが登場し、なぜか襲われてしまっているということだ。
いつものフランスお得意の過度なスキンシップ(いわゆるセクハラ)かと思い、突っ込み用カジキを装備しかけて、
一応育ての親みたいなものだから、飛び魚ぐらいにしておこうかなと考えていた矢先の出来事だった。
妙に荒い手つきで服をもぎとり、左肩に赤い印をつけるだけつけて、ただ胸に顔をうずもらせているだけなのだ。
いつもならば、「お兄さんの愛だぞ」とか軽口をはさみつつスキンシップしてきて、パンチの一つですぐに止めるはずなのだが。
または抵抗できないようにあしらいつつ、彼女のポイントをうまくついて、もう行為が始まってるはずなのに。
いれるわけでもなく、いじるわけでもなく、ただ胸に抱きついてるだけなのだ。
「変ってなにがだ?」
ここにきてから初めて声を聞いた。おちゃらけては見せているが、少し違う。
「変って全部です。そうだ。会議の時からです。
入ってきたなと思ったら、おもむろにオーストラリ……じゃないや、オーストリアさんをむきはじめて、止めに入ろうか、
映像を残そうか迷っているハンガリーさんに抱きついてみたり、混乱し始めたイタリア兄弟さんのくるりんをいじり始めたり、
眉毛と変態さを争ってみたり……えっといつもと変わらない気がししてきたのは気のせいでしょうか」
変の基準に少しばかり疑問を覚えてきたが、やっと決定的な違いに気がつき、彼女は声を荒げる。
「あ、そうです。何よりも会議を提案してきたのはフランスさんでしたよね。いつもならば会議めんどくさがるのに」
「お兄さんだってやるときはやるんだよ。少し黙っておけ」
露になった胸の突起に唇を落とす。途端に駆け抜ける刺激。
まだ先ほどの行為の熱が冷め切らないのに、そんな事をされてたらまた奥底から熱いものが湧き出してきて……
「フ、フランスさぁ……ん」
甘い声をあげ、潤んだ瞳で彼を見つめる。もうすでに火が灯ってしまったようだ。
普通の男ならば、この瞳を向けられただけで正気を失うだろう。無論、彼女もそれを承知の上だ。
――だが、いつまでたっても新たな刺激が来ることはない。
胸にあたるひげが時折くすぐったく感じるが、それ以上になることも無い。
ただただ、抱き枕にされているだけなのだ。
「あ……あのぉ〜」
「暖かいな……まぁ、生きているんだから当たり前か」
声に混じる微かな哀切。それで彼女は確信した。やはり彼はどこか変なのだと。
(額は熱くないから、風邪じゃないみたいだけど……そうすると未知の病気? えっと、最近はどこへ行ったって言ってたっけな)
記憶を掘り起こすために、壁に下げられたカレンダーに目をやる。
(確か……一月は新年で絶好調になって、二月はイタリアさんちでカーニバル大暴走で、そのままのテンションで自分の家のカーニバルで暴走して
四月の初めは日本さんちで花見して通報されかけたっていってたような。
五月は自分の家のテニスで『パンチラハァハァ』って暴走して……なんかいつも暴走してる気がする)
しかし、遊びに行った場所で新しい病気が発見されたという話は聞かなかった。
もう一度カレンダーとにらみ合う。最近の彼に何が起こっていたかを思い出すため。
(そうすると……あっ……そういえば今日って)
一度だけ話してくれたことがあった。悲しい恋の話。
そして、その初恋の相手が煙とともに消えてしまったのが五月三十日、明日だということを。
その話をしてくれた時、笑ってはいたけれど、とても寂しげな笑みだったから忘れられなかったのだ。
(もしかして……)
「……ジャンヌさん……の事ですか?」
彼女が口にしたある名前に、僅かに肩を震わし、顔を上げずに問い返す。
「なんの事だ?」
冷静を装って見せても、隠し切れなかった。声が微かに震えていたのだ。
「当たりですね。だから家にいたくなくて寂しくて、変な行動を……」
「だから、なんの事だ?!」
荒々しい声とともに、彼女の腕がつかまれる。床に背中が押し付けられ、馬乗りの状態になった。
「なんだ。ヤって欲しいのか。それならばヤってやるよ」
唇は露になっている胸を吸い上げ、赤い痕を点々と残す。手は激しくショーツを下ろし、まだ濡れてもいない秘所へと進入する。
いつもと違う粗暴な言葉と行為。これが彼の本心ならば、彼女だって容赦はしない。しかし――
「ダメです。ごまかそうとしたって。
乱暴な言葉なのに、私にひどい事しようとしているのに……なんでそんなに泣きそうな顔しているんですか」
彼女は手を伸ばす。今にも泣いてしまいそうな彼の頬に触れるため。
「俺が泣くわけ……ないだろう。だって……あいつは『笑っていて』って言ったんだからさ……」
「そうですね。フランスさんは笑っている方が素敵です」
彼女の笑顔に彼の顔にもやっと笑顔が浮かぶ。
「ははっ、お兄さんにほれちゃダメだぜ。火傷するからさ。
……すまんな」
やっといつもの軽口が出てきて、彼女はほっと胸をなでおろした。
彼女の上から身体をどけると、壁に寄りかかり瞳を手で覆い隠す。弱々しい姿を見せたくないのだろう。
「情けねぇな。俺は。この日になると家から逃げ出したくなる。
誰かと一緒にいたくなる。馬鹿な事したくなる。あいつがいなくなった朝に独りでいたくないんだ」
「……本当に好きだったんですね……」
「まぁな。なんたって俺が愛した女だ。あいつの為ならば悪魔にだってなっても良かったのに……
なんで、あいつが悪と呼ばれなきゃいけなかったんだよ。なぁ……」
――泣きそうなのに、笑っている。
そんな彼の姿が妙に切なくて、愛おしくて。
彼の首に腕を回し、頬に一つ口付けをし、そのまま、自分の胸に彼の顔をおしつけた。
「こうすれば涙は見えません。だから、泣いても良いんです……ね」
柔らかな感触、甘い香り。可愛い妹のように感じていたはずなのに。海の女だからだろうか。この深い海のような母性を感じるのは。
「……ほんと……情けねぇ……なぁ……」
――そして、彼は少しだけ身をゆだねた――
波のように柔らかな腿も、髪をなでてくる風のような手も、
自分を太陽のように見下ろしてくれる暖かな眼差しも、心地よさを感じていた。
「あの、ジャンヌさんの事、少し聞かせてくれますか?」
さざ波のような声で語りかけてくる彼女を前に、少しまぶしそうに目を細める。
「んぁ?……ああ」
思い出されるのは懐かしくも寂しい記憶。
「……あいつはな、細っこい腕のくせに、大きな剣持とうとしたり、旗持ちのくせに突撃してみたり……
そうそう、左肩に矢を受けた時、泣いてたくせに、俺が心配してたら『私の心配なんてしなくてもいい。貴方は笑っていなさい』だってさ。
あんな泣きそうな顔で言われたって、少しも笑えねぇのにさ」
手をのばせば届く彼女の頬。日に焼けた健康的な肌が手に気持ちよい。
「あいつが消えてから、あいつを忘れた。音痴の皇帝の口に出るまで……な。
……いや、忘れないと俺自身が壊れそうだったから。本当……情けねぇ」
再び彼の目が手でふさがれる。口元は笑っているが、それは自嘲の笑みだ。
どんな事をしても、彼の心の中から、『あの子』は消えることはない。だが、彼女も消すつもりはない。
彼女が消したいのは、彼の心の痛みなのだから。
彼の唇にキスを一つ。それから瞳を隠している手をずらし、まぶたにもキスを一つ。
「情けなくてもいいです。いろんな顔をもっと見せてください。
私はそんなフランスさんも好きですから」
「それはどの『好き』なんだ?」
「さあ、それは秘密ですっ」
自らの唇に人差し指を押し当て、小悪魔っぽく微笑んだ。
それから、どちらからともなく子犬のじゃれあいのように身体を触れ合わせ、唇を合わせ、でも行為をするわけでもなく、夜は更けていった。
――夢を見た。
あいつが出てくる夢。泣いているあいつでも、苦しんでいるあいつでもなく、静かに微笑んでいるあいつ――
「ふらんすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
眉毛の声で2人は目を覚ました。じゃれあっているうちにいつの間にか2人とも寝てしまっていたようだ。
窓の外を見れば、すでに太陽の位置は高い。お腹のすき具合からいうと、昼ぐらいだろうか。
この日にそんなに寝ていられたのは初めてだ。いつもは悪夢で目が覚めるのに。
今日に限ってはまだ眠い。
セーシェルの胸枕が気持ちよすぎて、再び眠りにいざなわれそうになる。しかし。
「セーシェルもセーシェルだ! 俺のモノのくせにこんなワイン野郎と!」
「うっさい。まゆげやろー毟るですよ〜」
寝言なのか、寝てふりをしているのか、寝言っぽい本音が彼女の口からこぼれたことで、騒ぎの根源は地団駄を踏んだ。
「まゆげ言うなぁぁっ!!」
「うっせぇなぁ〜お兄さんと可愛いセーシェルの朝の微睡みの時間を邪魔するんじゃねぇよ。この眉毛」
「もう昼だぁぁぁっ! だからセーシェルから離れろ!」
「やーだねぇ。ああ、この弾力のある胸枕最高だねぇ」
「よーし、また戦るか! またポコポコにしてやる」
「ふっ、お兄さん受けてたつよ」
いつもの馬鹿騒ぎ。悪友同士の喧嘩から始まり、いつの間にか変態同士の戦いになり、セーシェルが被害を受ける。
常備していたカジキで変態2人を叩きのめし、最強の座は彼女の物になったり……といつもと変わらぬ光景。
だが、彼はこんな「いつも」が気に入っていた。こいつらといれば、落ち込んでいる暇はない。いつも笑っていられるから。
「覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「きゃわぁぁぁぁぁぁっ! この変態どもがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「お兄さんの愛だぁぁぁぁぁぁっ!」
――今頃、君はあきれているだろう。
でも、こんなにぎやかな日常がとても愛おしい。馬鹿をやっているのがとても嬉しい。
俺の周りはこんなににぎやかだ。にぎやかで騒がしくて、でも楽しいぞ。だからさ……
むさっくるしい神に飽きたら、早く俺の元に還っておいで。そうしたら、また一から口説くからさ。
君がイヤだっていったって、君が振り向くまで口説きまくるから
覚悟しとけよ――
で、終わりです。
パソコン規制されてるし、5月末までまって日にちあわせようとも思ったけど、
しまっといたら、お蔵入りしそうで怖かったのでノリで投下してみました〜
『あの子』への愛やら包容力のある抱擁とかもう…GJでした
最後の方でフランス兄さんがカッコよすぎて泣いてしまった
GJです。切々ときた。
ジャンヌ様はフランスの永遠の聖女だよ……
そして何もしなくてもベッドでイチャイチャしているのは好きだ。
そしてセーちゃん休憩時間にやられてるのがデフォになっている件についてw
にいちゃぁぁぁぁぁあん!
そしてイギーをも包み込む抱擁力のあるせーちゃんグッジョー!
1スレ目800-808で普洪黒組織ネタ書いた者です。
今更ですが日本視点の後日譚。
ただひたすらに変態ですので注意。
【夜更けのカオス】
はい。そうですね。
ハンガリーさんとは昔からちょくちょくお互いの家を行き来させて頂いてます。ええ、まあちょっとした共通の趣味がありまして。
あれはちょうどハンガリーさんの部屋で原稿の追い込…いえゲフンゲフン、書類作成を行っていた時のことでした。
「いけませんハンガリーさん…!寝たら…寝たら死ぬぞォオ」
「…はっ!す、すみません日本さん!手伝って頂いてるのにわたしったら」
「午前3時…無理もありません。眠気覚ましになにかDVDでも流しておきましょうか」
「そうですね、あ。以前日本さんに勧めてもらった往年の名作、最近たくさん落札したんですよ」
ハンガリーさんはテーブルの上にどっさり積まれた未開封の小包の山を指差しました。
「忙しくてまだ中身確認できてないものもあるんですけど。日本さん、良かったら、開けてお好きなもの流しちゃっててください。――私お茶入れてきますから」
何故最初にそのDVDを手にとったのかは自分でもわかりません。
素っ気ない茶封筒から現れた真っ黒なパッケージ。タイトルもなにも書かれていないそれを異質に感じたせいかもしれません。
再生したとたん、映し出されたのは殺風景な小部屋でした。
(映画…?)
テロップもなにもないまま、画面はどこというでもなく煤けた天井を映し続けています。
微かに響くぴちゃ、くちゅという粘性の水音。なにかがキシキシ擦れる規則正しい響きに、男の、荒い呼吸音。
私はその時、てっきりハンガリーさんの資料用アッービデオかと早合点したのです。
「…おやおやハンガリーさんたらこんなものを無防備に」
生暖かい目で停止ボタンを押そうとして――私は耳を疑いました。
『………っ、く、…ぅ、ぁあ…っ』
徐々に聞こえ始めたのは艶やかな女性の喘ぎ声ではありませんか。
すわ、AVですかと思わず襟を正し正座したとたん、真っ白い太ももと、それを押し広げる男の腰がアップで映されました。
角度のせいで結合部位はよく見えませんが、その激しい蠢き方、びちゃびちゃぐちゅぐちゅ絶え間無く鳴る音から、結構なクライマックスであることは確かです。
男が引き締った身体を強く打ち付けるたび、女性のしなやかな腹部がひきつるように妖しくくねります。
カメラはじわじわとした速度で彼らの顔以外の部分――蠢き合う腰、ぴったりくっついた胸元、歯形のついた肩口へと移動します。
二人とも惚れ惚れする程美しい肉体。
女性のほっそりした手首は背徳的なことに革のベルトで壁に固定されており、その震える白い指に男の指が愛しげに絡みつきます。
『……ん、ちゅ…く…』
画面は突然切り替わって、とうとう濃厚な口付けを交わす男女の顔が映し出されました。
苦しげに眉をひそめた愛らしいロリ顔。薄紅に染ったミルク色の頬に細いさらさらの金髪。
「あ」
「のえああわああああ!?」
わたしが間抜けな声を漏らすのと、ちょうどトレイを持って部屋に戻ってきたハンガリーさんが奇声をあげるのは同時でした。
「なん…なん…」
ハンガリーさんは、ぱくぱくと口をひらき顔を真っ赤にして絶句しています。
大画面で『自分の』ベロちゅー映像が流れていたのですから当然の反応でしょう。
「…ええと。リアルも充実してらっしゃるようで大変結構なことです」
私はなんとなく目をおよがせながら半笑いで言いました。
ちなみに画面の中で彼女と熱くからみあうお相手は、幼なじみだというプロイセンさんでした。
いつもハンガリーさんの周りをウザい感じにウロウロしては虫けらのようにあしらわれている厨…いえ、少年の心を忘れないお方です。
「…しょっちゅう鈍器でボコボコにしてらっしゃったのは、激しめのツンに過ぎなかったのですね…私もまだまだ読みが足りませんでした」
「ち、違います」
半泣きで叫ぶハンガリーさん。
「たぶんこれ最後の方の、もう色々わけわかんなくなってたあたりで、けして初めからこんなだったわけでは…!」
どうやら、身に覚えはばっちりはっきりおありのようでした。
一時の混乱状態から醒めたハンガリーさんは、ようやくぽつぽつと事情を話してくださいます。
3ヶ月程前、謎の黒組織にプロイセンさん共々拘束され、無理矢理掛け合わされ撮影されたこと。
解放後にお礼参りに行った時には、既に撮られたビデオはプロイセンさんに持ち去られていた、ということ。
「…あんなビデオ、もうとっくに処分してると思ってたのに、あの男…っ」
「いやいやいやいや処分とか!普通、しないでしょう。プロイセンさんですよ?」
「え?無理矢理拘束されるだなんて我々戦士にとって耐え難い恥ですよ。普通そんな記録消し去りたいはずじゃあ」
「うわ戦士てそんな斜め上な」
「不気味だわ。あいつ一体なにを企んでいるのかしら…」
不安げに考えこむハンガリーさん。
いや、多分どうにかしてあなたに構って欲しいだけだと思います、と思わず言いかけましたが、ものすごく嫌な顔をされそうなのでやめました。
それはそれとして。
「しかし」
「でも」
我々は同時に深いため息をつきます。
「「AV的には、よく出来てますよね…このビデオ…」」
ハモった直後、ハンガリーさんが凄い勢いで食いついてきます。
「やっぱり日本さんもそう思われます?出てるのが自分なんで、身びいきかしらってちょっと不安だったんですけど」
「いやこれは結構な神作品ですよ。お話伺った感じだと機械の遠隔操作で撮っただけの、味も素っ気もない素材らしいのに、」
「カットの選び方・繋ぎ方がいちいち秀逸なせいで全く気にならないんですよね!むしろ荒い感じが逆に雰囲気あって素敵に見えるの!AVなのに」
「ええ、それに被写体の表情・動きのチョイスが絶妙で、ストーリー性すら感じさせるエモーショナルな《作品》に仕上がってます!AVですが」
ポイントはそこだけではありません。
甘いロリ顔に美脚美乳と、もともとかなり高スペックのハンガリーさんですが、この映像ではさらにその魅力が超絶フィーチャーされまくっているのです。
金の髪は絶妙のライトバランスにより天使のように輝き、半開きの唇はサクランボのような艶やかな質感で、時折ちらちら覗く白い歯が淫靡極まりない感じです。
潤みきって焦点を失った翠の瞳。いつもはすっきり意志の強そうな眉はへにょんとハの字に力を失い、それがたまらなく男の支配欲をそそります。
そしてさらに破壊的に素晴らしいのはその肉体です。
締まるべきところはしっかり引き締まっているくせに、どこもかしこもやわらかそうな、すべすべのモチ肌。
極上のバランスで実ったたわわな双丘は、プロイセンさんの硬い胸板や無骨な掌に押しつぶされ、ふにゅふにゅと形を変えます。
ひかえめにぽちりと立ち上がった乳頭は、唇とおなじ綺麗なピンク色で思わず吸い付きたくなる可憐さです。
「いやあ、さすがはストーカ…じゃなくて幼なじみ。ハンガリーさんの魅惑ポイントを余さず押さえつくしてらっしゃいますね…」
「……へっ?」
ぽかんとするハンガリーさん。
「な、なにおっしゃってるんですか。確かに付き合いだけは長いですけど、あいつは別にそんな…」
「いえ、ご覧になってればおわかりでしょう?この作品にみなぎる並々ならぬこだわりと情熱。あなたの魅力を隅々まで熟知した者だけが作りうる、奇跡の映像美ですよ」
「…うー。えー…?…まあ、その、確かに綺麗に、撮ってはくれてます…よね…」
ハンガリーさんが頬を染め照れくさそうにうつむきます。
おや、珍しい。デレた。
野次馬根性まじりのお節介心がふと頭をもたげました。
プロイセンさんには昔からお世話にもなっています。
ハンガリーさんと仲良くなった当初は、チンピラ丸出しの物腰で『おいお前あんな暴力女とつるみやがって趣味悪いなケセセいや俺は関係ねえけど』とかしつこく見え見えの探りを入れられ、なんだこのDQN死ねば良いのにとか思ったこともありますが、それも良い思い出。
むしろ、ボコられてもDisられても小学生レベルのアプローチを止めない不屈のゲルマン魂を観ているうちに、最近はなんだか妙に応援したい気になってもいたのです。
私はさらにたたみかけました。
「映像は時に隠れた真実を映し出すもの。いつも素直じゃないプロイセンさんですが、こうして睦みあう時には、おのずから普段秘められた本心が――」
含蓄深い感じの台詞とともに私がビシッと指差した先には。
『…ハッハたまんねえな!ナカも外も俺様のザーメンまみれだ!しっかり足開いて撮ってもらえよこの雌豚ァ!』
最低のセリフを心底嬉々としたテンションで吐き散らすプロイセンさんの姿がありました。
なんていうか、もう。遺憾の意。
『クク…っ、いい眺めだぜハンガリー…』
カメラに見せつけるように指で開かれた美しい朱鷺色の膣口からは、吐き出されたばかりの白濁液がトロリと溢れます。
『っ……っぅ…』
散々膣内に出しただけでは飽きたらず、腹や乳房やあらゆる場所にびゅくびゅくとぶっかけられ、頬を真っ赤に染めて涙を浮かべしゃくりあげるロリ顔はまさに反則。
普段気の強いハンガリーさんなだけに、泣きじゃくる様子は愛くるしさの極致です。
『そんなに泣かなくても、すぐまた挿れてやるよ…』
ゾッとするほど優しい囁きと共に、真っ白になめらかな股が再び容赦なく割られました。放ったばかりだというのに早くも回復し、もうずくずくと凶悪に脈打つ肉棒が、ハンガリーさんの奥へ奥へと滑りこみます。
『っ…ほらよ、これが…っ、欲しかったんだろ?』
『ひ…っ、ゃ、あ…ん…嫌ぁ、あ』
くぷくぷと中に溜まった精液が溢れて潤滑油となり、さらに容赦なく激しくなる抽送。
『嫌じゃねえだろうが…!なあ、めちゃめちゃ吸い付いてくるぜ?そんなに気持ちいいのかよ…っ』
ハンガリーさんの耳たぶを舐めまわしながらプロイセンさんは激しく小刻みに腰を動かします。
ノリノリです。常日頃の小悪党ぶりが嘘のような生き生きとしたドS顔です。完全に悪役です。
「…プ、プロイセンごときが偉そうに…!日本さんこのビデオやっぱり変です。今のこのあたりのセリフとか、私、聞き覚えないですよ…!」
ハンガリーさんが震える声で叫びました。
「それに私、この日終始ボロックソに悪態ついてたはずなんです!伏字抜きでは語れないようなあの会心の芸術的罵り文句の数々は何処に…!?」
画面の中のハンガリーさんはただただ愛くるしく泣き喘ぐばかり。
「成る程、大変綺麗に音声カット&編集されてるわけですね」
「あん…の(ピ―――――)野郎!!…じゃ、じゃあさっきの聞いた覚えないセリフとかはまさか」
「なんとなく考えたくありませんが…おそらく…アフレコです」
「嫌ぁああキメぇえええマジキメエ!!」
そうこうするうちにも画面の中の二人はさらに盛り上がってゆきます。
絶え間なくぐっちゅぐっちゅ鳴り続ける結合音。
喘ぎは双方ともに切羽詰まった響きを帯びはじめ、画面の外にまで熱気が溢れ出しそうな迫力です。
『んっ、は…っあぁあああ』
『…すげ、絡みついて…っ、ほらイケよ…!イっちまえ…っあ、く!…もう…』
『っあ、』
『『―――――っ』』
堅く抱きあって同時の絶頂。息も絶え絶えに長い口付けを交わしたあとプロイセンさんの腕の中でくたりと力を失うハンガリーさん。
その顔がアップになり、私は思わず息を飲みました。
うっとりと頬をそめ、瞳一杯に愛しさと幸福感を湛えた、ハンガリーさんの顔――
それが、この長く熱い作品を鮮やかに締めくくる、ラストの絵でした。
「素晴らしかった…」
ほーっと息をつき自然と拍手をして。振り向くとリアルのハンガリーさんが真っ青な顔で唇を震わせています。
「…嘘だ…最後のあれ、たぶん、オーストリアさんについて熱く語ってた時の顔なんです…でもこんなタイミングでこんな幸せそーな顔持って来られたら」
成る程。私は沈痛な顔を作って頷きました。
「いわゆる『大キライなアイツに無理矢理犯され最初は嫌がってたけど身体は正直イヤンあっはんやっぱり大好きぃ』的なオチ、と見るでしょうね…知らない人は」
「ごぶぅ」
私、2000年生きてきて、恥辱で血を吐く人を初めて見ました。
震える手でフライパンを握り締め、ハンガリーさんは地獄の底から響くような声で
「ちょっと行って来ます。あの野郎のケツの穴にこの柄ぶち込んでカメラに収め全世界にむけてネット配信してやります」
「いけませんハンガリーさん!」
「止めないで日本さん!あんな糞以下の変態マニア野郎に情けは無用です!殺す殺す殺す殺す殺す殺殺殺殺」
「違いますぶっちゃけプロイセンさんはどうでもよくて、入稿……入稿〆切は、明日です!!!」
「…っ!!!!」
ハンガリーさんがズシャアと崩れ落ち膝をつきました。
その後のハンガリーさんですか?
ええ。血の涙を流しながら修羅の勢いですべて無事に仕上げて行かれましたよ。
一睡もしてない目をギラギラさせ、フライパンをギュルギュルスクリューさせながら『前戯抜きでねじこんでやる泣き叫ぶまで喘がせてやんよ』とかカオスなことを呟いてらっしゃったので、せめてもの餞別に最新型ハンディデジカムとサラダ油を贈呈いたしました。
はっはっは。たしかに、プロイセンさんにとってはお仕置きじゃなくてご褒美になっちゃう気もしないでもないですがね。
その映像ですか…?ええ。『きっかけは☆黒組織』『ハンガリーさん復讐編』『そして伝説へ…』(すべて仮題)の三本セットで夏には完成の予定ですよ。
しかしなにぶんおおっぴらに市場にも回せない代物ですからねえ…ええ。そうですね。フフフ。まあそこまでおっしゃるなら。
――はい。これくらいのお値段で、如何でゲイツ?
終わり
またも分割ミス失礼致しました。
神再臨だ!グッジョブ!
そこにイギセーとオーウクも入れて是非ともセットで販売願います。
じいちゃん裏組織にスカウトされそうだ
どう転んでも、プロイセンがメシウマなような
……普憫じゃないプロイセン!
アッービデオだと笑って流すのに、AVだと正座しちゃうおじいちゃんが大好きだ
日本の独白がオタで楽しすぎるww
(「なんだこのDQN死ねばいいのに」とか)
あと全体的に文が自然で筆力を感じる
素晴らしいですありがとうございました
しかしプロイセンが一人であんな台詞をアフレコしている場面を想像すると笑いを通り越したなにかが来るなw
虚しいってレベルじゃねーぞw
>>516 しかも黒幕はハプの末裔なんだぜ…素敵すぎ
露ウク。ちょいエロ。NGワードは「アイス」で
「いやっ…冷たい…冷たいよ…ロシアちゃん…」
「でももうこんなに水がとろとろ流れてきてるよ。姉さんのなか、あったかいから…。きっとすぐに全部溶けちゃうね」
ウクライナが身をよじる。恥ずかしくて涙が出た。
隣の部屋ではロシアとウクライナの上司が会議を行っている。
互いの言い分は平行線。話し合いは長引くだろう。
そんな時なのにウクライナは、弟の目の前でソファの上、真っ白な太ももを開かされていた。
つけているのはショーツのみ。
真っ白なそれの、最もやわらかなところを覆う部分がぐっしょりと濡れている。
水だ。少ない布地が含みきれない水滴が、じわじわと漏れてソファを濡らし始めていた。
「ああ…」
ウクライナが身体をよじる。下腹部の、恥ずかしいところに冷たい違和感。
氷を入れられてしまったのだ。
小さなキューブを2〜3粒。質量はともかく、女性にとっては恥辱だ。
「ふふ、姉さん、おもらししてるみたいだ。恥ずかしいね」
「ひどい…!」
できるなら、今すぐ氷を取ってしまいたい。しかし、弟の目の前で自分のそこに指を入れて
取り出すなど、とてもできない。
耐えるうち、冷たさにしびれ始めたソコからくぷくぷと水があふれる感触が止まった。
おそらく、中の氷が全て溶けてしまったのだろう。
ほっとする。冷え切っていたソコも、だんだんと元の熱を取り戻し始めた。
「あーあ、なくなっちゃったね。」
残念そうな弟の声には応えず、ウクライナは膝を閉じた。
濡れたショーツが気持ち悪い。が、早く冷えてしまったソコを温めたかった。
「…?」
体温はほどなくして戻ってきた。むしろ…
「やだ…なんか、じんじんする…」
急激に冷やされたせいだろう。かえってソコに血が集まってきたらしかった。
551 :
アイス:2009/04/02(木) 21:18:38 ID:gDIHy1JL
真剣スンマセン…肝心の「アイス」外しました。心底スンマセン。
以降気をつけます
私はいっこうにかまわんッッ
気にせずお続けなさい
これなんて焦らしプレイ
露ウクこれで終了?
おれのほとばしる熱きパトスはどこへ向ければいいんだ…!
ブリ天になれ!
(≡≡)ノシ<ほぁた!こっから露ウクのターン!
ついでにリヒテン、巨乳になれ!
558 :
アイス2:2009/04/02(木) 23:07:47 ID:gDIHy1JL
先ほどは大変失礼しました。
続き投下します
「姉さん、姉さん、どうしたの?」
本当は気づいているくせに。ロシアが不思議そうに声をかける。
何も答えられず、ウクライナは太ももをこすり合わせる。
体の芯に、はっきりしてくる疼き。
そこに急激にともった熱が、ウクライナの全身を敏感にさせ始めていた。
「あれ、姉さん、ここ尖ってきてるよ」
「あっ…!」
ウクライナの上半身は辛うじてシャツをきた状態だが、フロントホックのブラは
とうに戒めを解かれて意味をなさない。なんとかシャツで覆っていたのだが、
ぎゅうとその大きな胸に押し上げられている布地にぽつんぽつんと突起ができている。
「なんで尖っちゃたんだろう?なんにもしてないのに…ね?」
ロシアが姉の両胸をつかみ上げ、シャツの上からこりこりと親指で突起をなぶる。
「んく…」
じわ。熱いそこから、滲みだすものを感じる。
『いや…!』
ウクライナは強く眼を瞑った。自分のソコが、水ではないもので濡れ始めている。
恥ずかしい。弟の手でアソコに氷をつめられて、それで、どうして私濡れてるの?
「姉さん、どうしてそんなに脚を押さえてるの?おかしいなあ。」
無邪気な声だ。相変わらず姉の乳首を弄りながら、ロシアが言葉を続ける。
「ね、そこがどうかしたの?まだ冷たいの…?」
『いや…いや…』
胸の刺激で、なお一層ウクライナのソコが疼く。ああだめ、苦しい。
でも濡れてることなんて、言いたくない…。
「そうだよっ…!ロシアちゃんがへんなことするからでしょ…冷たいの。
お願い…もうちゃんと下、穿かせて…」
涙の滲んだ目を開き哀願する。弟の眼を直視はできなかった。
「ごめんね、姉さん。ごめん…。ちょっといたずらのつもりだったんだ。
姉さんの大事なとこ…さわってみたくて」
掴んでいた胸を離される。バイーンと不思議な、しかし馴染みの音がした。
諸国の眼を釘付けにする豊かな胸が露になる。すっかり尖ったピンクの乳首がさらされ、
ウクライナは眼をそらした。
弟につままれて尖ったそこ。まるで、自分のいやらしさをつきつけられているようで
ウクライナはたまらなかった。
559 :
アイス3:2009/04/02(木) 23:36:04 ID:gDIHy1JL
「まだアソコが冷たいんだね。姉さん、僕がちゃんと温めてあげるよ」
弟の言葉に、ウクライナはぎょっとした。
「ねえ、姉さん…僕が温めてあげる。下着も冷たいよね。脚を開いて…」
「や…!だめ!」
「どうして?冷たいって、姉さんが言ったんじゃない」
慌てて拒否する姉に反し、弟は落ち着き払っている。悪いことなど何も
考えていない声で、なおも言いつのった。
「ね、姉さん」
その無邪気な笑顔を前に、ウクライナは泣きそうだった。心臓はどくどくと鳴り、
疼き刺激を求め始めたソコのせいで腰は落ち着かない。弟が自分の膝にそっと手を
かけている。ああ…そのまま、力を少し入れてぐいと開かれてしまったら。
「ねえ、姉さん…」
白い太ももがぶるぶる震える。ロシアがさほど力を込めなくても、
姉の両脚は開かれてしまった。やわらかな内腿のその奥はまだショーツに包まれているが、
ぐっしょり濡れた布から柔肉が透けて見えてしまいそうだ。
「いや…」
ウクライナが顔を覆う。その様子で、匂いで、じぶんのそこがはしたなく濡れているのは
明らかだろう。弟の視線が注がれているのを痛いほど感じる。
「ぐしょぐしょだね」
ロシアがその秘所に顔を寄せる。ふわん、と姉の体温と、匂いを感じる。
興奮しているのは、なにも姉だけではない。ロシアもまた、荒くなる息を押さえながら、
薄い布地に指をかけた。
「あっ…!」
ウクライナの体が震えた。ぽよんと白い胸が揺れる。
露になった柔肉は、ピンクの花びらのように開かれ、ぬらぬらと濡れている。
水によるものではないことはすぐわかる。姉の白い肌にいやらしい肉の色が映えるさまを
見るなり、ロシアはそこに口を寄せた。
560 :
アイス4:2009/04/02(木) 23:58:55 ID:gDIHy1JL
「あっ…!」
じゅるじゅると音をたてて啜りあげられる。ロシアの舌が入口に挿しこまれ、嬲り、
唇で敏感な肉をしごきあげる。
「ああっ…だめ、だめ、ロシアちゃん…!」
「大きな声出しちゃダメだよ、姉さん…」
隣には上司たちがいるのだ。ヒクッ、とウクライナののどが鳴る。
「あう、あ、あんん…」
ロシアは貪るような舌使いでウクライナを責めたてる。
強い刺激にウクライナの背が反った。弾む胸。
『ああ…!』
吸われても吸われても、ソコが潤んでくるのがわかる。
待ち望んでいた刺激だった。絶対に口では言えないが、体が求めていたのはこれだ。
食らいつく弟をはがそうとロシアの頭にかけた手は、もうむしろねだるかのように
指を弟の髪にくぐらせている。
『ああ…私…私は…』
背徳だ。人ではないけれど、でも弟にこんなことをされて、私の体は悦んでいる。
「ロシアちゃ…だめ…」
口では拒否の言葉。でも腰が揺れている。
「いやらしいね、姉さん。ここすごく熱いじゃない…」
ロシアの太く長い指が、なかに挿し入れられた。
「ひああ…!」
グチュッ、グチュ。卑猥な水音が立つ。2本の指を揃えて抜き差しすると、ウクライナの尻に
きゅうう、と力が入った。
「あんん、あん…あん…やめてえ、ロシアちゃん…」
姉の哀願は逆の意味だ。さんざん嬲ったソコの、ふくらんだ突起を強く吸い上げる。
「ひあっ、ふああああ…!」
途端、ウクライナの体は強く痙攣し、そして弛緩した。
561 :
アイス5:2009/04/03(金) 00:29:56 ID:kFP6o4hS
はあ、はあと大きく息をつき、ぐったりしているウクライナを、ロシアは黙って見下ろした。
豊満な白い胸が上下している。諸国の男たちが、この胸をどんな目で見ているのかロシアはよく知っていた。
よその男たちの頭の中でこの身体がどんなことをされているかを思うと、頭が煮えくりかえりそうだ。
『僕の姉さんだよ。この胸も、身体全部、僕のだ。』
「ロシアちゃ…」
熱にうるんだ目でウクライナが見上げてくる。まだ息は整っていない。
その眼が、ふと下に降りた。
ロシアがコートを脱ぎ棄てた。弟の巨体が眼前に迫るのをウクライナは黙って見ていた。
思ったとおり、弟のズボンの前立ては窮屈そうに盛り上がっている。
「姉さん」
ウクライナの手がベルトにかかる。震える手で、ウクライナは弟のズボンをくつろげた。
「あっ…!」
下着を下げた途端、ぶるんと跳ね上がったロシアの性器が姉の頬を叩く。ぺちっと音がした。
「ごめんね、姉さん…」
なんとなくロシアは謝ってしまう。その顔を上目使いに一瞥し、そのままウクライナは
大きく勃ちあがったものに唇をつけた。
ぽってりした、ピンクの唇がちゅう、ちゅうと先端に吸いつき、舌でその輪郭をたどる。
「ふ…んん…」
裏をくすぐり、くびれを刺激する。
ロシアの腰をぞくぞくと快感が駆け上った。姉にくわえられている。それだけでたまらなかった。
「んっ…んん…」
ぱくりと銜えこもうとするが、ウクライナの小さな口では、ロシアのものは大きすぎた。なめらかな手のひらで
愛撫しながら、先端を吸い上げ、尿道を探っている。
「きもちいい…きもちいいよ、姉さん…」
すると、ウクライナはちゅぱ、と一旦唇を離し、よかった、というようにふにゃと笑った。
やさしい、たよりない、いつもの姉の笑顔。
「うわっ…!」
「きゃっ…」
その瞬間、ロシアは姉の顔や胸に放ってしまった。
白いものが、大きな胸に散り、先端からぽとりと落ちる。
おそろしくいやらしい眺めだった。
562 :
アイス:2009/04/03(金) 00:41:10 ID:kFP6o4hS
ハンパに連投失礼しました…続き書けたらまた投下にきてもいいでしょうか。
宜しくお願いします
GJ!!微エロってレベルじゃねーぞ!(によによ)続きが書けたらお投下なさい。
いやいやいやいや、ぜひとも続けてくださいお願いします。何卒何卒!!
>>562 投下に関しては大歓迎! 続き待ってる!
ただ、質問なんだが、投下の時間が異様に長いけど、書きながら投下してる?
投下に時間かかるとそれだけの時間他の人が書き込めなくなちゃうから、投下する分を書き終えてから
コピペする、とかで頼む。
ぼいーんろいど・乳音(ちちね)ウク
という単語が脳裏をよぎった
>>565 おまおれ
声に混じってぼいーんとかいう音が聞こえるのな
もしくは乳の音だけで歌唱
>>566 なんか祖国とフランス兄ちゃんがものすげぇ努力して作りあげそうだな。
エイプリルフールですよ、おばかさんの続きデキターーー(`・ω・´)
投下していい?
カモン
>>565 ワールドイズボインとか歌わせちゃうんですねわかります。
571 :
老人介護-1:2009/04/03(金) 21:55:40 ID:xjUwHPrB
【エイプリルフールですよ、おばかさん】後半戦「老人介護」
セーシェル途中から微妙にデレ?
イギリスやられっぱなしです。
「おい、セーシェル」
「なんですか眉毛。」
イギリスはセーシェルに膝枕され顔に冷たいタオルを当ててもらっている。
二人は今、パリ市内のとある高級ホテルの一室にいた。
二人はだだっ広いベッドの上に居た。
自国へ帰ろうと思えば帰れないことはないがアルコール漬けの体で暴れまくったせいでイギリスは伸びていた。
(ちなみにボコボコされたのはプロイセンであった・・・)
「もう、なんなんですか?イギリスさん?」
「・・・あのドレス、誰が買った?」
口を尖らせて聞きにくそうに聞いてくる。
ふっとセーシェルの顔がほほ笑んだ。
しかし、目に当てられているタオルのせいでその顔はイギリスからは見えない。
「自分で買ったんですよ。欲しかったし。」
「そうか。いちち・・」
「もう年なのに無理するから。」
自分よりずっと年上なのに、妙に子供っぽい。
セーシェルはイギリスのどこが好きと聞かれればそういったところと答える。
「ちょっとマッサージしてあげましょうか?」
「お、おう・・・頼む・・・けど。」
「けど?」
「その前に風呂入る。」
「一緒に?」
セーシェルはイギリスの言葉を一々聞き返してやる。
「・・・当たり前だろばかあ!!!」
ちょっとイライラしてきてるのを見て、かわいいなあ〜と一人にやけてしまう。
温かい湯気がこもるバスルーム。
「なんか、老人介護の気分。」
セーシェルは椅子に座ったイギリスの背中の湿布をはがしながら思わずつぶやいた。
「・・・そう思うなら労れよ。」
「普段動かさないから、急に動くとこうなるんですよ。おじいさん。」
セーシェルは座ったイギリスにシャワーをかけてやる。
セーシェルは湿布をはがした背中にすっと体を寄せる。
「ごめんなさいです。イギリスさん。」
後ろから抱きしめる格好だ。
胸がイギリスの背中に密着する。
イギリスの首元に顔を寄せる。
「あの話、持ちかけられた時、純粋に面白そうだなって思ったんだけど・・・」
息がイギリスの首筋に当たる。
「イギリスさん、あんなに落ち込んじゃうなんて思わなくって。
お酒ばっか飲んで、こんなにぼろぼろになっちゃって、正直びっくりよりも罪悪感が・・・」
セーシェルの声が涙声になってきた。
「いーよ。馬鹿。」
「え?」
「悪いと思うなら、体で示せ。」
572 :
老人介護-2:2009/04/03(金) 21:59:24 ID:xjUwHPrB
「俺、背中痛いからもたれさせて。」
イギリスは息を吐きながらゆっくり背中をバスタブにつける。
足の上にセーシェルはまたがった格好で二人は向かい合う。
「体痛いんじゃないんですか?」
「知ってるかセーシェル?」
「なにを?」
「全身運動は肩こりによく効く。」
そういうとイギリスはにかっと笑ってセーシェルを自分のほうに寄せキスをする。
しかしイギリスの腕はギシギシと音を立てる。
「痛ぇ!」
「ほら無理して〜」
ちゅっと音を立ててセーシェルはイギリスの瞼に軽くキスをした。
「今日は無理しなくていいですよ。」
にこりとセーシェルはほほ笑む。
ちゅ、ちゅっと軽く音をたてて瞼、頬、唇、首筋、胸、だんだんと下へ降りていく。
腹筋をゆるゆるとなぞってみる。
使っていないというのは言い過ぎなだけで、細くてもきちんと鍛えられたイギリスの筋肉は、
ムキムキの暑苦しさがないのでセーシェルは大好きだった。
ちゅっとヘソのあたりに口づける。
「・・・おい・・・」
「なんですか?」
セーシェルはいたずらっ子のように眼をくるくるさせてイギリスを見上げる。
「生殺しにするつもりか・・・お前?」
「そんなことないですよ〜ぉ。」
セーシェルはそういうと柔らかい手でイギリス自身を包み込む。
やわやわと揉み、軽く先に口づける。
ふ、と息を吐くイギリス。
それを確認し、セーシェルは手の速度を早める。
「今日くらいはイギリスさん、楽しませていただきますね。」
手を緩め、口の中にイギリスを含む。
「ふ・あ!」
温かい口全体で刺激されイギリスの腰が少し浮く。
下半身は快感に浮かされるが、背中は少しでも動けば激痛が走る。
いろんな意味で涙目のイギリスお構いなしにセーシェルは夢中でイギリス自身を舐めあげた。
溶けてしまうような感覚にあっという間に限界が来たイギリス。
「やばい・・・出ちまう!おい!!ちょっと・・・出していいのか??」
「今日は・いい、れふよ〜ふっ」
セーシェルはぐうっとイギリス自身を吸い上げる。
イギリスの腰にぎゅうっと快感が走りセーシェルの口の中に欲望を吐き出した。
そして吐き出されたものをセーシェルはきちんと飲みほした。
息も切れ切れのイギリスが問いかける。
「おまえ、普段飲めとか言っても拒否るのに?」
なにも返答はしない。口についた精液をぺろりとなめ、セーシェルはイギリスに口づける。
深く深くイギリスの口の中に入っていく。
下半身にもたらされる快感から今度は上半身。
密着する上半身にの感触、そして体のラインをなぞる手の感触に体の芯からとろけていくような感覚に包まれる。
イギリスの目がトロンとしたのを見てセーシェルは口を離す。
ニッコリ笑った顔。いつもの笑顔と違う雰囲気。
「今日はイギリスさん楽しませてもらうって言ったじゃないですか。
ついに耳まで遠くなってきましたか?」
「お前、俺が動けないからやりたい放題かよ。」
「そうですよ〜♪」
セーシェルはそう答えるとぐっと腰を沈め、自らイギリスを胎内に納めた。
573 :
老人介護-3:2009/04/03(金) 22:00:37 ID:xjUwHPrB
「ん・・・くう。」
熱い体内の感触。吸いついてくる感触がいつも以上でイギリスの腰はゾクゾクしっぱなしだ。
奥までおさめたセーシェルはふうっと息を吐く。
そのままイギリスに顔を寄せて呟いた。
熱っぽい眼が目の前にある。
イギリスは喉を鳴らす。
「あたしはイギリスさんが一番大好きですよ・・・」
セーシェルはそう言って口づけ自ら腰を動かす。
いつもより奥に当たるのか、深く深くつながっているような感覚。
「気持ちいい・・・」
そう言って目をトロリとさせていた。
イギリスは激痛と快感に交互に襲われ何度も何度も気が遠くなる。
自ら腰を前後に動かす様は今まで子供だ子供と思っていたセーシェルと全く違っていた。
「綺麗だな・・・」
ポツリ呟いてイギリスもゆっくり腰を回す。
「ふぁ・・あ!」
どうやらいいところに当たったらしい、がこれ以上動いたら自分が十中八九動けなくなる。
今日はもうセーシェルに任せてゆっくりしよう。
お互い腕を絡ませ、もう一度口づける。
セーシェルに任せ、快楽にぼんやりしつつふとイギリスは考えてしまった。
「やっぱ俺ももう年なのか・・・」
んで、結局がっつりバスルームでやって完全に動けなくなってしまったイギリスは、セーシェルからのSOSにより呼び出された
フランスに素っ裸のままベッドまで搬送される羽目になりましたとさ。ちーん。
おわり〜
お粗末さまでした。
574 :
425:2009/04/03(金) 23:41:33 ID:X54WMUf3
続きktkr
GJ!!老人介護てw
相変わらずこの2人はバカップルだな
名前欄間違えた・・・気にしないでくれ
わがままをお聞き届け下さって、
ありがとうございます、神よ。
ねだった甲斐あった、いいエロっす!
攻めるセーシェルエロ可愛い! GJ!!
gjgj!俺まで癒されたw
賑やかなイギセーも大好きだが、
たまにはこうしたまったり穏やかなのもいいな
はいはいバカップルバカップル
最高じゃないですかバカップルずっといちゃいちゃしてろこのGJ
イギセは対面座位が似合…あれ、今カジキの鳴く声がs
おお続き来てたGJです!!
お風呂はいつも一緒なんですかそうですか
しかし最後フランス呼ぶとかセーちゃんww
>>570 >
>世界で一番ボインなの そういう扱い心得て、ね
>そのいち いつもと違うおっぱいの音に気がつくこと
>そのに! ちゃんとヒップも見ること、いいね
>そのさん おっぱいひともみには3倍の援助で応えること
>わかったら うちが貧乏なの 何とかして
>別に わがままなんて言ってないんだから
>君に心から助けて欲しいの 体で払って
>
>
>
>
>
>正直スマンかった
あ、スマン > は気にしないでくれ
ワロタww
各国が頑張ってニコ動とかに自作歌をうPしてたら面白いなww
特に祖国とかフランスとかががんばりそうだ。
ニコ厨そろそろと言われるんで、この辺で
>>573 ベッドで伸びて動けないイギリスに
ちゅーして水を飲ませてあげるセーちゃんを受信した
ふと
祖国=2次元・創作・妄想・資金は任しとけ
エストニア=IT強い、コラ・編集任しとけ
フランス=芸術的エロ映画は任しとけ
・・・黒組織この3国でやってんじゃねえかと妄想しちまった。
ごめん。
何ていうか…今更だか祖国ってすげえな
そういえば今日、おじいちゃんがこれは民族衣装です、て言って女性陣にメイド服配るっていうのを受信した
>>586 メイド服w
そんな事言われたらこれは民族衣装ですっていってバニーガールの服配るフランス兄ちゃんや
むっちゃスリット深いチャイナドレス配る中国想像しちまったじゃねえか!
雑談スレあたりの方が向いていると思うよ?
ナースも捨てがたいんだよな
白衣もいい
女全員に着物きせて、「よいではないか」をやらせてみたい
俺は女性キャラ陣に某クイーンズブレイドみたいなイヤンなバトルをさせてみたいな…
次点でアイマス。
>>589 夜のお注射は極太ですねわかります
独ベラとかプロハンでお医者さんプレイ見てみたい
あー独ベラお医者さんプレイいいなあ……ああ…いいなあ…。
うーんドイツがなんかつっこんでもその後次は私ってベラ頑張りそうだけどw
お医者さんなオーストリアさんを「萌えー!」と言いながら襲うハンガリーさんが見える
入院中のスイスの担当になった新人ナースなリヒテン。
>>593 いやここはあえて鬼畜眼鏡医師で
洪さんが趣味で着せた&自分も着たものの、
本気になった墺さんに喰われるという感じ
>>594 素 敵 じゃ な い で す か
動けない兄さまを「これもナースの勤めです。抵抗なさらないでくださいまし」と抜いてさしあげるリヒたん
>>585 |д゚)<隊長は半分日本人ですが何か
|
もう半分はどこだw
599 :
アイス:2009/04/05(日) 04:53:29 ID:eBsegTdT
露ウク「アイス」続き書けましたので投下させて下さい。
エロありです。NGワードは「アイス」でお願いします。
また、先の投下で注意書きをちょいエロと記載しましたが、
大した性描写でなしと控えめに言ってしまいました。
描写の出来不出来に関わらず、忌避する方のための注意書きとして
もっと用心するべきでした。不快に思われた方がいらしたら
申し訳ありませんでした。また、投下のしかたについて
御指摘下さった方、ありがとうございました。配慮が足りず
すみませんでした。以降注意します。
600 :
アイス6:2009/04/05(日) 04:54:39 ID:eBsegTdT
「だめ……だめ……!」
「嘘ばっかり。脚のつけねがぴくぴくしてる…本当は期待してるでしょ?」
ロシアの強い腕がウクライナのソファに白い肩を押さえつけ、仰向けにさせてから脚を大きく割り開いた。
「いや…」
先ほどあんなに舐め啜りあげたソコはまたすっかり濡れ、周囲もぬるぬるになっている。
「すごくいやらしいなあ、姉さん。どうしてこんなに濡れてるの?僕のをしゃぶったから?」
「やめて…やめて…」
「僕のをしゃぶりながら、ココに挿れられるの想像した?」
「そんなこと…」
「ほら、こんなふうに!」
「あうう…!」
指をまとめて2本、とろとろのそこに一気に突き入れる。じゅぷじゅぷと音をたてて出し入れすると
ウクライナの背が反った。ばいーんと間の抜けた音をたてて白い乳房が跳ねる。
「ああっ…あっ…やめてえ、ロシアちゃん…!」
「やめないよ…やめないよ!これからもっとおっきいの挿れるんだから…
慣らさないと痛いのは姉さんだよ…」
ロシアの言葉に反応したウクライナの身体がとっさに逃げようとした。再びロシアの腕がそれを簡単に押さえ、
3本に増やした指で一層激しく責め立てて動きを封じる。
姉の痴態に間を置かず膨れ上がった自分の股間にどくどく血が集まるのを感じながら、ロシアは
ウクライナのソコを嬲り続けた。
601 :
アイス7:2009/04/05(日) 04:55:58 ID:eBsegTdT
「…ね、ロシアちゃん、もうここでやめよ…?」
姉の口淫を受け、夢見心地にもなっていたロシアにウクライナが言った言葉はそれだった。
「隣に人、いっぱいいるし、それに何より…私たち姉弟なんだし…やっぱりこんなこと、ダメだよ…。
ここまでにしとこうよ…ね?」
ロシアは信じられない気持になった。年齢的にも男の生理を知らない姉ではない。
弟の自分に対する執着もよくよく承知のはずだった。
それなのに、こんな残酷なことを口にする。
「………ひどいなあ、姉さんは…。そんなこと、できるわけないじゃない…」
「ロシアちゃ…」
「悪い冗談だ…それとも、本気で言ってるの?それ」
「だめ…ロシアちゃん…」
頭のしんががカッと熱くなるのを、ロシアは感じた。
602 :
アイス8:2009/04/05(日) 04:56:39 ID:eBsegTdT
潤みきったソコに怒張を押しあてる。ロシアの性器は太く長い。浮き上がった血管がびくびくと脈打っている幹で、
ウクライナの秘唇を擦り立ててやる。にゅる、にゅるとした感触がなんともいえない。
「だめ!だめ…ロシアちゃん…!」
ウクライナは必死で両腕を突っ張り覆いかぶさる弟を押し返そうとするが、男の性器で敏感な所を
愛撫される快感で身体に力が入らない。だめだと思うのに、口はその先を強請ってしまいそうだ。
早く挿れて、突いてと言ってしまわないために唇を噛みしめる。その表情を何と思ったか、ロシアは
悔しげに顔を歪めると、怒張の先端をひたと入口に押し当てた。
「挿れるよ、姉さん…」
「ああ…!!」
ぐ、と押し入れる。柔らかい姉のソコが、ロシアの性器を包み込んだ。
「あっ…ああ…」
「ほら…先っぽ入っちゃった…。わかるよね、姉さん。」
途中まで入れて小刻みに動かしてやると、ウクライナの内部がちゅうちゅうと絡みつく。
「ああっ…あん…あん…」
大きなカリが遠慮なしに肉壁を擦るのが気持ちいいのだろう、泣きそうな顔でウクライナが喘ぎはじめた。
「ほら、姉さん…僕が入って行くよ。僕のこれ、欲しかったでしょ?」
「…そんな、ちが…。…あ…あ…っ」
「嘘つき。姉さん、お尻が揺れてるじゃない。ほら、ほら…」
「あんん…!」
チュッチュッチュと音をたててひとしきり出し入れしたのち…一気に奥まで突いた。
「ふああ…!」
ウクライナの悲鳴のような啼き声。すっかり甘さがにじんだその声に、ロシアも腰を震わせた。
そのまま上から何度も突き入れる。勢いをつけて根元までねじ込み、ガクガク揺らしてやった。
「あんん…!あん…!ああ…!そんなにしたら…!」
「気持ちいの、姉さん…!気持ちいい…?」
「や、そんなこと…!ああ…!!」
熱い。ロシアの肉棒で擦りあげられたウクライナの性器は紅く充血し、より一層潤みながら弟の
性器に吸いついていく。激しい出し入れを繰り返したまま、ロシアがウクライナのクリトリスを
指先でこりこりと刺激した。
「ひああ…!」
快感で脳がしびれる。もう何も考えられない。ウクライナは弟の肩にすがりついた。
603 :
アイス9:2009/04/05(日) 04:57:28 ID:eBsegTdT
「あんん、ああ…っ、ああ、ああん…」
ロシアより先に一旦ウクライナが果て、そのまま容赦ない責めをウクライナは受け続けていた。
片脚を横抱きにされて深々と刺される。甘い悲鳴がひっきりなしに響き、ウクライナの眼はすでに
焦点が定まらなくなってきていた。
「姉さん…気持ちいい?僕の気持ちいい?」
「あ…いい…気持ちいいよお…」
弟の肉棒がウクライナの感じるところをはっきりと突き上げている。体を電気が走るようだ。
「姉さん…姉さん…」
ロシアは突きながら、抱えた姉の白い脚をねぶった。腰からぞくぞくと快感が這い上がってくる。
ウクライナのやわらかい肉壁はきゅうきゅうとロシアの性器を締め付ける。粘膜が擦れ合い、
互いの体液が卑猥な音を立て続けている。ロシアは一層力をこめて姉のナカを抉った。
そろそろ達してしまいそうだ。
ふと、熱く潤んだウクライナの眼と眼が合う。
「あ…あ…。ロシアちゃん…。ロシアちゃん、悪い子ね…。」
「姉さん?」
「こんな、こんなにおちんちん、おっきくして…ずっとおねえちゃんにこんなことしたかったんでしょ?
おっきなおちんちん、おねえちゃんのここに入れたかったんでしょ…」
熱に浮かされるウクライナの声は甘い。白い指がロシアの肉棒を銜えこんだ自分の秘所にのばされ、
くいとそこを拡げてみせる。
「お姉ちゃんのここをあんなにいじって、おちんちん、ぱんぱんだったよね…ずっと欲しかったんだよね」
はあはあと熱い息が交じる。姉の可愛らしい唇から飛び出す卑猥な言葉に、ロシアはくらくらした。
「そうだよ…ずっとこうしたかったんだ。姉さんのここを舐めまわして、いじりまわして
こんなふうに僕のコレを奥まで入れて、いっぱいかき回したかった」
思う様犯して、自分のものにしたい。ずっとそう思ってきたのだ。
「いいよ…いっぱい突いて、かきまわして…?ロシアちゃんのおちんちん、きもちいい…!」
「姉さん…!」
ウクライナの腰を掴み、ロシアは激しく抜き差しをする。ぱちゅぱちゅと接合部から音が漏れる。
「ああっ!あっ…ああ…っロシアちゃ…!」
ウクライナももどかしげに腰を振る。ズン、とひときわ深く突いて、ロシアは達した。
ビュク、ビュルッ…ウクライナの膣に精液が流し込まれる。
同じく達したウクライナが、「ん…ん…」と声を漏らしながらナカで出される感触を味わっているのがわかった。
604 :
アイス10:2009/04/05(日) 04:58:11 ID:eBsegTdT
ウクライナの体を後ろに向かせ、ソファの背を抱かせる、むにゅ、と大きな乳房が潰されるのを見ながら
腰を引きよせて尻を突き出させた。大きく脚を開かせると秘唇がぱくりと開き、先ほど出したロシアの精液が
溢れて腿を伝う。おそろしく卑猥な眺めだ。
満足したロシアは、未だ萎えない自分の性器をウクライナのソコにゆっくりと埋めてゆく。
「ああ…」
「姉さん…」
ウクライナの膣はロシアの巨根に馴染みつつある。ちゅうちゅうとやわらかく締め付け、入り口は
きゅんきゅんとしごいてくる。バックで突くとことさら深く入る。自分の性器が姉の子宮口にあたるさまを
思いながら、ロシアは休みなく突きあげ、ウクライナのナカを味わった。
「ああん…ああん…あっ…あ…」
突きながら後ろから手を回し、ソファの背に潰されていたウクライナの胸を掴む。
先端の尖りをつまんでこりこりと刺激してやると、同時に責められるのがたまらないらしく
「ああーっ…」と啼きながら腰を押し付けてきた。
「姉さん…いいの?ねえ、いいの…?」
「うん…いいの…いいのお…ロシアちゃあん…」
すっかり雌となった姉を思う様突きまくる。がくがく震えるウクライナの腰を支え、
再びロシアは中で射精した。
しばらくはぐったり弛緩した体を放り出したまま動かなかったウクライナが、起き出し
身支度を整えだすのをロシアは黙って見ていた。
先ほどの熱などなかったかのように、ウクライナはロシアの方を見ない。
長引いた会議も、流石にそろそろ終了するはずだ。後始末に、時間はいくらもない。
姉の態度はいつも定まらない。弟に対し昔のように親しく接するときもあれば
現在の複雑な関係そのままの態度のときもあるし、
さっきまでのように弟の熱情に応えたそうにするときもある。
先ほどの情事の最中姉がみせた淫乱な姿はロシアをこの上なく興奮させたが、
これも一過性のものとロシアも頭の隅で感じていた。
今の世界情勢、関係を思えば仕方がないことではあった。
なまじずっと寄り添って生きていた時代があったから、それが忘れられない。
「ほんとうは、さらってどこかへ行ってしまいたい」
姉を見るたび、抗いがたい誘惑がロシアのなかで生まれる。
ウクライナは未だ行為のの痕跡を片付けようと苦心しているらしい。
無駄な努力だ、とロシアは思う。情事の名残はそう簡単には消えないだろう。
この部屋で自分たちが何をしていたかなど、誰の目にも明らかなはずだ。
もうじき、この部屋にもお呼びがかかるだろう。
その前に。
もう、時間は、いくらもない。
605 :
アイス:2009/04/05(日) 04:59:07 ID:eBsegTdT
これで終了です。お目汚し失礼しました
>>605 gjgj!!!
朝からいいものを読ませていただいた(*´Д`)ハァハァ
>>605 長編乙!&GJ!
ロシアの歪みがよかったぁ!
GooooooodJob!
何度も読んじゃったぜ!
>>598 変態人じゃなかったっけ?w
>>599 GJ
ウクライナ姉さんいいなあ
ブログに女の子団体で来てたね
ちびロリ3人娘可愛いよちびロリ3人娘
それはともかく、風呂敷かスーツケースに秘密道具をたくさん詰めた日本が
世界各国の女性陣にこけし(※)とコンドーム(日本製は凄いんですよ)を
訪問販売(実演でも可)して回るとかどうだろう?
※主に電動、昔ながらの木彫り(職人芸)もあります
ジジイネタも大好きだが、13歳の巫女を女王にして熱狂したり
世界で最初に『タコの触手と女体の絡み、いいじゃないですか?!』と
天啓を受けた日本のポテンシャルは計り知れないと思う
>>586 あの北斎が触手攻めを描いてたくらいだしな
そして日本はメイド服よりも巫女さんの衣装の方を配りそう
その代わりメイド服はイギリスが
そして自分は女の子をモデルに裸婦絵を描くイタちゃんとフランスを妄想した
諸外国のこけし→柔らかい素材の棒(ゴムやシリコンの塊)か、ぶるぶる震えるだけものが多い
日本のこけし→素材にこだわり、多段回転、複数箇所同時責めも可能
諸外国のコンドーム→ゴムサック
日本のコンドーム→薄い!つけてないみたい!
日本の職人魂は無駄に発揮されております
風呂敷の中身がアダルトグッズだらけの行商祖国。
裸婦画に人生を捧げるイタリア。
そしてはたから見たらただの変態行為がノーマルなドイツ。
…枢軸…
大丈夫、連合にも約2名変態がいるよ
みんな変態でみんないい
結果:変態プレイのイヤンあっはんな話を皆で書こう
じゃあなんだ、祖国の持ってきたアダルトグッズを
ドイツが誰ぞ(枢軸側ならハンガリー辺り?)に使い、
それをイタリアが絵にするってか。
>>617 その通り
俺は是非ハンガリーさんにお願いしたいところだ・・・
イタリアの脱童貞の儀式みたいだな
ライン同盟で兄ちゃんに支配されながらも心はオーストリアさんを思うリヒを受信した
>>614 フランスやイギリス以外にも
アメリカ→巨乳好き
中国→漢方で媚薬が作れる
ロシアはどうかわからなかったが変態なら連合も負けないかもしれない
じゃあ黒組織のお薬担当は中国か…
ロシアは脚フェチ
プーシキン的な意味で
日本「道具なら任せて下さい!」(キラキラ笑顔)
イタリア「お絵描きなら任せてよー!」
ドイツ「力仕事ならまぁ・・・任せろ」
中国「薬なら我に任せるある」
イギリス・フランス「服なら任せろ」
アメリカ「巨乳なら俺んとこに沢山いるぞ!DDDD!」
ロシア「色白と美脚なら僕のところにたっくさんいるよーコルコル」
プロイセン「鬼畜攻めなら任「イラネー」
ギリシャ「・・・ビデオ係・・・いない」
全員「あ」
(というのを一人で考えてて歯磨き粉吹きそうになっただなんて恥ずかしくて言えない)
撮影はフランス兄ちゃんとハンガリーでOK。
小説「ロリータ」の作者ウラジーミル・ナボコフは亡命ロシア人
>>625 ちょっと待て
ハンガリーは出演者だから撮影は無理だ
アメリカがハリウッドな感じに撮影すればいいんじゃね
よし、改正版
日本「道具なら任せて下さい!」(キラキラ笑顔)
イタリア「お絵描きなら任せてよー!」
ドイツ「力仕事と・・・SMなら、まぁなんだ・・・任せろ」
中国「薬なら我に任せるある」
イギリス「服なら任せろ」
スペイン「言葉攻めなら任したってや☆」
アメリカ「巨乳なら俺んとこに沢山いるぞ!DDDD!」
ロシア「色白と美脚なら僕のところにたっくさんいるよーコルコル」
プロイセン「鬼畜攻めなら任「イラネー」
フランス・ハンガリー「ビデオなら任せ(て!)(ろ!)」
ギリシャ「・・・え?」
日本「あー・・・ハンガリーさんその、これはええっと」
フランス「ごめんねーハンガリーちゃん 悪いんだけどこれ、ターゲット野郎共じゃなくて女の子だから」
ハンガリー「ええっ!じゃあ淫らに喘ぎ喜び狂うオーストリアさんは見れないんですかっ!」
ギリシャ「じゃあ最初は・・・ハンガリーで・・・」
スペイン「あ、さんせー」
プロイセン「お前等俺のハンガリーに!けしからん俺も混ぜろ」
ロシア「プロイセン君どさくさに紛れて何言ってるの」
イギリス「ハンガリーならこのメイド服だな」
アメリカ「ハンガリー、君アイスプレイは好きかい?」
中国「錠剤と液体どっちがいいあるか?」
ハンガリー「え、ちょっ ぎゃああああGYAAAAAAAドイツてめぇ離せムキムキこのやろ、あんっ」
(イタリア:ごめんねハンガリーさん)
(ていうのを考えて林檎吹きそうになっただなんて恥ずかしくて言えない)
(誰かに書いて欲しいだなんてもっと恥ずかしくて言えない)
じゃ、オーストリアさんはBGM係で。生演奏で一つ。
>>629 本命の前で凌辱されるとか・・・エロテンプレのひとつだな
生演奏って喘がせることで良いんだよな
世界にひとつの名器ですね
二つの意味で
オーストリア「私の演奏に酔いなさい」
日本「私の道具に酔いなさい」
フランス「お兄ちゃんのテクに酔いな!」
考えれば考える程おもしろくなってくる件(俺は)
ハンガリーは歌が上手いらしいからきっといい声で(ry
>>628-
>>633 休憩にふっと見て笑い死んだじゃないか!
ばかぁ!
あとこれの同人誌を日本が描いてくれたらいいゲイツ
更にその原稿を業とハンガリ−とその近辺の男共に手伝わせれば尚良し
ちょっとフライパンアタックされてくる
ふとこの流れで黒組織ネタでドイツ×リヒを受信した。
お薬2倍投与のドイツに全くお薬入ってないリヒ。
どSスイッチオンなドイツを妄想した。
GO
それは早く書き上げる作業に戻るべきである
しかし、起承転結の起と結は頭の中に沸いたが、
承転ができまへん〜
スイス兄さまに撃たれて来る。
ハンガリーさんで母乳プレイするなら相手は誰が良いだろう
イタリア
>>588 インド「ストーカーかしら」
ソマリア「金さえ出せば見逃せt...」
日本「私の歌を聞きなさい」
ソマリア「ま、眩しい」
アメリカ「僕の作ったマイクはよくできてますね」
645 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 22:08:30 ID:AqpVHYC3
>>641 自分が代わりに撃たれてくるから、書き上げて墓前に供えておくれ
>>642是非プロイセンで
>>641俺のおばあちゃん看護婦だったからなんとかしてくれるはず・・・はず
とりあえず書きあげるんだ
ドイツ「あっはんうっふんムラムラしてきちゃった」
リヒ「アッー!」
すまないと思っている、俺がセダーンされてくるからお前は生きろ!
>>644 世界各国のほうの誤爆?
『敏腕販売担当 日本!』
1.訪問販売編
「押し売りなんてとんでもない!お客様のご満足していただいたものを同意の上で販売しております」
2.実演販売編
「ご安心を。あくまで商品の詳しい説明と実演は私が行いますので、あくまでそのアシスタントという形になります」
3.通信販売編
「では本日ご紹介いたしますのは、こちらの商品です。では現在使用中の方に使い心地をインタビューさせていただきましょう」
4.マニュアル作成編
「分厚い説明書を嫌がるお客様のために、詳細な使用方法と注意点を、わかりやすく懇切丁寧にお伝えするマニュアルビデオを作成したいのですが…」
こんな感じの電波を受信、きっと出演する女の子も毎回違ったりする
648 :
641:2009/04/06(月) 23:30:11 ID:XensjELr
どS炸裂じゃなくなるかもしれんが頑張ってくる。
取りあえず、兄さまに撃たれるのは書き上がってから皆で撃たれようぜ!
撃ちやすいように全身に的書いて待ってる!
じゃ俺はトマトケチャップ装備してまってる!
そんじゃ俺は白旗たくさんつくってる
私は防弾チョッキ用意しときます。
俺はカナダさんにステルス技術習ってくる!
じゃ私は目出し帽でも
じゃあ私はwebデザイナーになる!
じゃあ俺は海賊王になる!
じゃ、俺はたまごがけゴハン……
じゃあ俺はハーレム作ってくる
んじゃ俺はこの流れを断ち切る!
オーストリアさんか誰かドイツんちのエロエロな拷問道具でハンガリーさんか誰か攻めさせたいけど
まったく話の展開が思い浮かばない
新しい流れに乗っちゃうぜ!
同居時代、寝ているハンガリーさんにいろんなイタズラしちゃう変態貴族さまが読みたいっす。
おいら的には様々な国と同居時代本命に手を出せず悶々とし、
回りの子にいたずらしまくるチビ貴族を受信…
おまえら変態貴族が好きだろ
>>662 自分の中では貴族=変態がデフォですが何か?
ネタは思い付くんだけど、「いや、このネタはあと100年はたたないとダメだろ…」的なものが多くて困る
>>662 貴族=結婚政略だから、貴族は変態的にベッドテクニックは凄いんだろうなと思ってる。
そういえば野球拳のとき「お仕置きです」と言ってた件が頭から離れない
貴族の蔵書とドイツの蔵書は結構被ってる→だとしたら貴族の部屋にも犬と戯れるやつや縛ったりSM的な本とかあるんじゃ…とか思ってる
で、そんな本を掃除中のハンガリーが見つけてハァハァするんですね。
で、その現場を貴族に目撃されてお仕置きされるんですねわかります。
SMプレイに興じる墺洪夫婦だなんて…素晴らしいじゃないか
しかも普を柱に縛って身動きの取れないヤツの目の前で見せつけるようにしてやるという鬼畜眼鏡と化したら俺は貴族のホクロになる
眼鏡かけたらいきなりドイツを上回る鬼畜になる貴族だと美味しいオイシイ
縛られたプロイセンがドイツに泣きつく→芋兄弟と鬼畜ホクロでハンガリー輪ry
>>664100年とか気にしなくて大丈夫だと思う・・・言い訳は「二次元だから」ですよおォォォォ
>>659それを芋兄弟が目撃しちゃえばいい
あ・・・でもフランス兄貴によるとプロイセンも童貞かどうかは分からないけど知識は豊富らしいですね
もしかしたら素人童貞かもしれない
ちょっと待て。
貴族はいつも眼鏡装着だろ?
鬼畜スイッチは眼鏡外すかマリアツェルひっぱったらでどうだ?
じゃあホクロをポチっとな
話題ぶちぎるが、リヒって他の人呼ぶときの呼称って何だっけ?
「様」?「さん」?
原作探したが、他の人の名呼んでるとこが見あたらなかったので。
最初は「様」で、仲良くなると「さん」だと可愛いな。
リヒ、他の人呼んだことないっぽいな。THE本でもなかったし
個人的には一律「さん」で、兄さまだけ特別に「さま」ついてるとかカワイイとオモ
それと、オーストリアさんは普通に鬼畜って自覚あったんだぜ
つkitiku1.gif
つkitiku2.gif
でも大人になるに連れておっとり天然になっていくんだぜ
これ、ハンガリーさんが愛で解凍してくれたんだとしたら萌え死ぬ
とか思う自分は純愛厨
ギリシャとハンガリーさんを絡ませたいけどなかなかどうもむつかしい
>>677 さんくす。
で、そのネタいただきます。
>>678 二人が子供の頃(というよりトルコさんちにいたとき)、性的興味を持ち始めてやってしまったとかどう?
>>681 草生やしたくなった
なんぞこれwwwwwwwwwwwwwww
頭はやっぱ、エロ大使のイギリスか(正確には違うみたいだけど)
>>681 そのスプレーの効果を知るためにイギリスとポーランドがハンガリーで試すのですね
というよりさすが紳士の国www
>>681なんかナイスww
会議の時にプロイセンがじいちゃんからもらったブルブル動く大人のおもちゃを
ハンガリーさんに入れて小一時間ほど我慢させるっていう鬼畜プロハン妄想して
目が飛び出そうになった
え、まだですか?一週間前から全裸で待ってます
ハンガリーさんは変態プレイとかを無理矢理やらされていて欲しいとか思った今日この頃(死んできます)
>>681 Sさんが「六倍。六倍か…」と呟いているのが聞こえました。
>>676 他の人の名前なんか呼んだらスイスに強制夜更かしさせられるんだよ
どうでもいいが、今日スーパーの卵売り場で「うみたて花たまご」を発見してニヨニヨしてしまったw
ミニキャラのベトナムちゃん、アオザイ着てなくね?
このスレ的にはけっこう問題だろこれ
ベトナムじゃないかもよ?
オーストラリアも出てたし、新キャラの可能性あり。
それより自分は、エストニアのブログのタイトルの方が気になった。
「愛について 僕は何もしらないけれど」て…誰かエストニアに愛を教えてあげて…!(性的な意味で)
エストニアはITが嫁だからパソコンを抱えて走るよ
エロサイトも見たりします
>>678 自分もギリシャ×誰か(ハンガリーは任せた!)で書こうと思ってるんだが、誰がいいかな。
おじいちゃん好き同士ということでギリシャ×台湾という考えもあるのだが、
やっぱり接点あった方がいいかな?
ギリシャ…彼自身の敷居が超低そうなので
逆に思いつかないね
以前ギリシャ神話を読んでその中ででてきた『真実の愛』的な物(忘れた)
を求めてヘタ女性陣に次々と迫っていくという想像ならしたことある
…が、さすがにこれを書けと言うのは酷だよな…人数的な意味で
ぶっちゃけどんな女性にでも丁寧に口説いてその気にさせそうだから
誰でも違和感なく読めそうW
本家にオーストラリアが出てきたけど性格とかわからないから今は無理だけど
ハンガリーさんが貴族と間違ってラリアさんの方に抱きついてそのまま…っていうことが出来る・・かな?
むしろ間違えられまくってショボーンなオーストリアさんを
一生懸命なぐさめてるハンガリーさんを受信した
もちろん、心をなぐさめてるうちに一緒に体m(ry
自分はラリアよりタイさんのが雰囲気が貴族に似とるなとオモタ。
魔性の微笑で男女関係無く落すタイさんなんて素敵。
>>689 > 「愛について 僕は何もしらないけれど」
中二病じゃない?
外見年齢17才だからな…。日本でならリアルに高二。
エストニアの漢字表記が愛だからもあるんじゃないかw
しかし17歳なんてエロに興味ありまくりな歳だな
>>699 自分について何も知らないってのはないだろうwww
多分あれだ、愛に飢えてんだよ。
周り変な奴らばっかりだから…
なんか中国×ベトナム考えてたら犯罪臭漂ってきた。
ベトナムちゃんはどういうしゃべり方するんだろう・・・。
祖国とエストニアは世界を共有してそうだ…
ベトナム早く本家で活躍してください
>>700 いや、自分のことじゃなくネタ的な意味で
女の子キャラが増えるのは良いな!
ベルベルキター!!
ベルギー可愛いよベルギー
あとベトナム?がちょっと表情厳しいな
昔のイラストでほわほわお姉さんなイメージだったんで新鮮だ
それとも新規の亜細亜ガールなのかね
今後の展開にwktk
>>705 あれベトナムじゃないと思った
女の子増えて嬉しいな!
>>707 女の子スレいつの間に……
カプ話は男女スレ、単体萌えは女子スレ、エロはここと役割分担できていいね。
奥さん運び大会で小ネタギャグ
・会話のみで小説じゃない
・スペベルで日湾でオーハンでアメウクで英セー
・ベルギーの口調は滋賀弁分かんないので関西弁
・というかみんな口調あやふや
・唐突に終わる
苦手な方は「裏・奥さん運び大会」でNGよろしくお願いします
『いきなりですがやって参りました、裏・奥さん運び大会〜!司会は俺、愛の探求者ことフランスお兄さんが担当だぜ☆』
『解説は表・奥さん運び大会優勝者であるこの僕、エストニアです。さてフランスさん、裏ということですが』
『裏裏。裏って言葉が頭につくだけでやらしくなるよな?』
『裏ビデオとか』
『よくわかってるじゃないか!ということで、この大会はいわゆるやらしいバージョンってことなんだよ』
『簡単に説明すると、男女が合体したまま走るってことです。頭がフットーって言えばわかりやすいですかね』
『うおっいきなりバラすなよ!面白くねえ奴』
『さぁ、選手入場です。時間がおしてますからね!』
『へいへい。…それじゃいくぜ!エントリーNo.1!!“方言夫婦”ことスペイン&ベルギーだァー!!』
「うおー盛り上がっとんなぁ。見てみベルギー!あっちにフランスおるで」
「…信じられへん…繋がったまま…あんた変態思っとったけどここまでたァ思わんかったわ!!死ね!!」
「あいたっ今さらなに言うとん。それに、痛い、優勝したら賞金貰えんねやで?あてっ」
「だからってこんなん嫌やー!!バカァー!!」
『あらら、さっそく痴話喧嘩してるよ』
『ちなみに、女性はロングスカートを穿き、接合部を隠して貰っています。…これはフランスさんの案だそうで』
『ああ。見えないほうが逆に妄想をかきたてるからな!ベルギーちゃーんこっち向いてー!!』
「あのネコミミ変態死にさらせぇぇ!!」
「ちょっベルギーそんな動いたらあかん!出る!!」
『…一瞬でも見直した僕が馬鹿でした。さっさと次読んで下さい』
『ちぇっ、ジョークが通じねえなー。…エントリーNo.2!“極東から来ました”日本&台湾入場ー!!』
「日本さんっ、出るからには勝ちましょう…ね…って、大丈夫ですか…?」
「腰…くはっ、いえ…なんとか…」
「が、頑張って下さい!わたしもダイエットしてきましたから!!」
「うっ、ぜえっ、……はい……」
「……」
『おーっと日本、走る前からバテバテだ!お爺ちゃんしっかり!』
『あれだと抱えられている台湾さんも可哀想ですね。プルプルしてます』
「…そもそもなんでこんな大会あるんですか!?なんで強制参加なんですかぁぁぁぁぁ!!」
「きゃ、日本さん落ち着い…んあっ、うぅっ」
『日本さんキレてます、落ち着いて下さい、日本さん落ち着いて』
『台湾ちゃんの喘ぎ声いただきぃ!!今大会初喘ぎは台湾ちゃんでした!!』
『あー今の発言カットしといて…え、無理?』
『さーてどんどん行くぜ!エントリーNo.3、“愛の旋律”オーストリア&ハンガリィィィィ!!』
「さぁはりきって行きましょう、オーストリアさんっ!!」
「…ハンガリー…あなたという人は…」
「だ、だってぇ!あのビデオが世に出回っていいんですか!?私とオーストリアさんが×××で○○○なビデオなんて!」
「声が…大きいですよ…」
『なにやら揉めてるが、音声カットし…されてるみたいだな?』
『もう細かいことは気にしませんよ僕』
『オーストリアもバテバテだねぇ。やれやれこれだからお坊っちゃんは』
「巡り巡ってあの野郎(と書いてプロイセンと読む)にでも見られたら末代までねちねち言われるに決まってます!そんなのあんまりです!!」
「わっ、わかりましたからっ、あんまり動か…」
「! ひぁ、そこ駄目っ、やあぁっ」
『言っておきますが、スタート前に射精したり、合体を解いたら失格となります』
『じゃあさっさと揃えるに限るな。ハンガリーちゃんの喘ぎ声もバッチリ…あ嘘ですフライパン投げないでうぎゃっ!!』
『…フランスさんがダウンしたので僕が読み上げます。エントリーNo.4“メガコンビ”ことアメリカ&ウクライ…あ、あれは!?』
「アメリカちゃん、もっとしっかり持って…んっ、しっかりしてぇ」
「ふがふごんがふぐ」
『あーっと胸です!巨乳です!ウクライナさんの胸にアメリカさんの顔が埋まっています!!』
『窒息寸前だな…羨ましいが同情するぜ…』
『しかしルール違反は見られません!続行!続行です!!』
「んあ、アメリカちゃん、おっぱい揺らさないでぇ…」
「ふががふごふがー!(好きで揺らしてるわけじゃないんだぞ!!)」
『アメリカなんて言ってんだ?』
『翻訳こん●ゃくでも食べない限りはわかりませんね。フランスさん、復活したなら次どうぞ』
『よし行くぞ!!エントリーNo.5!!“お前は俺の植民地”!イギリス&セーシェルだぁぁぁぁぁ!!』
『…ん?なんだか様子がおかしいですね』
「セーシェル、おい、しっかりしろ」
「…うぐ、ひっ、あな、穴っちがっ、ひく」
『…穴が違うとか聞こえるんだが』
『審査!ギリシャさんお願いします!……アウト?え、穴違い?後ろ?え?』
『…やっぱ俺、あいつに世界のお色気担当譲るわ…』
『仕切り直しです!ブーイングはやめて下さい!イギリスさんいい加減にしてください!!』
「んだよ、同じ挿入なんだからいいじゃねーか」
「この…この…ド変態悪魔眉毛野郎ー!!!!」
「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ!!」
『あー色々あったが、これで全員…』
『いえ、まだですよ。脱走したロシアさんと、それを連れ戻しに行ったベラルーシさんが』
『あいつらどうせ帰ってこないだろ。早くしようぜ…日本やオーストリアあたりの視線が厳しいんだよ…』
『…そうですね、アメリカさんが窒息する前に始めましょうか』
『よし…レディィースエーンドジェントルメェン!!いよいよ裏・奥さん運び大会が開幕だぁー!!果たして栄光は誰の手に!?』
「優勝するでぇベル!」
「くうぅ…アホ…」
「日本さん〜」
「が…頑張ります…」
「やるからにはちゃんとやりましょう」
「はい、オーストリアさん!」
「アメリカちゃん、頑張ろうね!」
「ふが…ふご…」
「なあ悪かったって、なあー」
「死ね」
『位置について…よォい!!ドンッ!!!!』
つづかない
しょーもないネタですみません
あとケータイからなんで改行見辛かったらすみません
続き誰か書い(ry
ってうわ、リロってなかったら投下被ったorz
ごめん
>>709…
>>714 大いにワロタw GJ!
イギリスが抱える相手が一番小柄で有利だなと思ったのに、
このバカチンが!!
あと、アメリカの生死が本気で心配なんで続きがみたいです。
>>714 ワロタ!
こういうの大好きです!じいちゃん逆切れやんかw
これって駅弁状態なんだよな?
じいちゃんむりすんなw
アメリカイキロ
>>709 ゆっくり読む〜
>>716 >駅弁状態
そうそれだ!
単語ド忘れして書けなかっただけっすサーセン
>>714 GJ!ワロタw
これはレース中に出してもアウトなんだろうかw
切実に続きが読みたいです。
>>709 あの、始めちゃった方の人たちのVTRも見せてください、頼みますー
>>720 爺ちゃんから買って下さい…
自分には凌辱は無理やった。
まったり系書けたらまた落とすわ〜
まあ、よかったちょっと安心した
ちょっと…がカワイソスだったけど
また機会があるさw
バレ改行↓
日本で撮りたいといってた女隊員が可哀想な展開に…
>>709 今携帯なんで読めないが独列GJ!!!
>>714 早速奥さん運び大会ネタktkr
お爺ちゃん早くも死にそうだなw
相変わらずイギリス最悪すぐる
全部大好きな組合せなんでつづかないなんて言わずに頑張ってくれ!
>>709 録画VTRの話をwktkして待っている
どっちも続きを脱毛宣言しながら待ってる
さて、職がなくなってむしゃくしゃしたのでネタ被ってる上に途中までですが投下しちゃいます。
・イギセー
・遅いけどエイプリルだましネタ、
>>486の逆verでイギリスが結婚する
・話の都合上、架空の国(女性オリキャラ)が出てきます
以上で読めない方は「エイプリル・ブライド」もしくは◆awpeL/CeJ2でNGしてください。
カプスレに誤爆しそうになって超焦った
あんな手紙、開けなければよかった。
イギリスから手紙が届いたのだ。薄いピンクで、刺繍されたようなプリントの花が端に
あしらってある可愛らしい封筒。
なんだろうと思った。恋人がクリスマスカードや会えない時の記念日以外に手紙を
寄越してくるなんて珍しい。気の利いた封筒だったから、新しい手法でのデートのお誘いかな、
と思った。
恋人は、たまーに、そういうかわいいことをするのである。
自然と顔がほころんだ。
封を切って、セーシェルの時間が止まった。
封筒の中に入っていたものは、写真と便箋が一枚ずつ。
写真は、イギリスがうつっている。
便箋にはイギリスの字でこう書いてあった。
セーシェルへ
そっちは元気か? お前のことだから多分元気だろうとおもう
もちろん俺たちは元気だ
さて このたび 俺たちの婚約が無事整った
ついに結婚式を挙げることになったから
日頃懇意にしてるお前達にも祝ってもらいたい
式のあと ささやかだが宴の用意もした
是非参加して欲しい
日程は以下の通りだ
なんの冗談かと思った。
カレンダーを確かめたが、エイプリルフールではなかった。
エイプリルフールだとしても腹の立つ冗談である。一体全体なんのつもりなのかと、
即刻電話をして文句を言おうとしたら、
『ああ、お前も来てくれよ。手紙にはささやかって書いたけど、披露宴は盛大に……』
「何バカなこと言ってるんですかこの眉毛は。怒りますよ?」
『……なんで怒るんだよ?』
あくまでもとぼけるつもりのようだったので、セーシェルはイライラした感情を隠さずに言った。
「な・ん・で・たとえ冗談でも他の女の人と結婚するとかほざきますかね!
どうせ嘘つくなら私と結婚するくらいのこと言えないんですか! 刺すぞ眉毛」
怒鳴った後、電話口の向こうは数秒、シンとした。
小さな沈黙の末に、イギリスは心底理解できない、と言いたげだった。
『なんで俺がお前と結婚するんだ?』
――同封されていた写真にうつっていたのはイギリスだった。
左手で女性の肩を抱いて、右手をその女性と握り合っている。
女性は当然、セーシェルではない。
「イギリスーイギリスーお前が好きなのはセーシェルじゃないある〜」
と、中国が虚ろな目をしたイギリスの前で、怪しげな模様の描かれた布を広げている。
日本はため息をついた。
「大丈夫ですかねイギリスさん……すでに目つきが非常にヤバイのですが」
「HAHAHA! 大丈夫だよ! なんの根拠もないけどね!」
「そうだっ! 少しくらい健康を害してもかまわないからがっつり催眠かけろ中国」
アメリカとフランスが朗らかに笑う。
日本は再び深いため息をついた。
ことの発端は、何やらフランスが昔から可愛がっているインド洋の島国セーシェルが
イギリスと水面下でこっそり男女交際をしていたことが発覚したところに始まるらしい。
ひょんなことからそれを知ったフランスは、イギリスが世間知らずでウブで純真で可愛い
セーシェルを騙しているんだ報復するんだ手伝ってくれとハンカチを噛んで報復のための
人員を集めた。
集められた人員は大抵いつものメンツで、日本も混じっていた。
しかし、前々から付き合っているのを知っていたハンガリーが、喧嘩もしてるがほとんどは
幸せそうにラブラブしてると証言したお陰で、日本は「ああ、今日もグダグダな一日だった……」
と帰ろうとしたのだが。
フランスにとってそれは言ってはならないことであったらしく、そういうことでめでたくこの度
“エイプリルフールを兼ねて二人の仲に一槍いれてみよう”の会が発足した。
計画はこうだ。
・イギリスに催眠術をかけて、他の女性を好きだと思いこませる
・そのまま結婚式を普通に挙げる
・セーシェルや何も知らない国を式に呼ぶ
・式のクライマックスで「うそぴょーん」→イギリスの催眠を解く。
・催眠のとけたイギリスがビックリ、セーシェルもビックリ、参列者もビックリ
途中セーシェルがイギリスに詰め寄ってもよし、終わってから二人の仲が壊れてもそれは
それでよし。
つまり早い話が、「お前らこそこそ付き合ってるんじゃねーよ死ね。堂々と幸せになれ馬鹿。
このくらいで壊れる仲なら別れちまえ」というあったかいんだかやっかんでるんだかわからない
(おそらくはどっちも混じった)企画である。
愛しあってる男女など末永くほっとけばよいのにやぼな話である。日本は協力を辞退しようと
したのだが、乗り気になっているKYに肩を掴まれたのと意外にもノリノリな国が多かった
ため、空気を読んだ。
セーシェルはともかくイギリスは大国だし、彼の仕返しを恐れずにこういう引っかけに
参加する女性がいるとは思われなかったし(ハンガリーは辞退した)、そのうちポシャるだろうと
思っていたのだが……残念ながら偽装結婚相手に立候補が出てきてしまった。
大西洋の小さな島国ミューテアである。彼女は、
「そうよ、イギリスさん。イギリスさんが好きなのはセーシェルさんじゃなくてこの私ですよぉ〜」
非常に芸人な性分らしく、『サプライズのためなら身も捨てます! 着ぐるみから
ベッドシーンまでなんでもまっかせてください、くーっふっふっふ!』……だそうだ。
あとは「イギリスの困ってる顔が見たい」という、実に本人の行いがものを言っている動機、
「誰でもいいから困ってる顔が見たい」というひねくれた動機で仕込み人には事欠かなかった。
ミューテアの国でラブラブ? な写真撮影もし、セーシェルに送る手紙は催眠術のかかった
本人に書かせ筆跡もばっちり。
式に出席する参加者の半分以上は本当に何も知らずイギリスとミューテアが結婚すると
思って来る人々のため、仕込み人に大根がいても不自然さはカバーできるはずだ。
「これ……スベったらどうするんですかねー」
その呟きに、十重二十重に催眠術をかけ一仕事終えたような充実した顔で額を拭った中国が
応えた。
「没有問題――大丈夫ある。スベってもしわ寄せが来るのは英国と法国あるよ」
「そりゃそうですけどね」
同意しておいたが、中国の顔には思い切り「あへんのうらみ」と書いてあった。
日本はもしものときのために、自分ちに電話した。
教会の鐘が荘厳にも清々しく鳴り響く。
その鐘の振動を全身で感じながら、新たな夫婦への祝福のために世界中からかけつけた
人々が続々と教会に入っていく。
その中にセーシェルの姿もあった。彼女には美しい鐘の音も今は忌まわしい。
彼女は何度もイギリスに電話したし、直接会いに行って問いつめようともした。だが電話では
らちがあかず、会おうとしても「式の準備で忙しいから」と断られているうちにとうとう
式の日になってしまったのだった。
式の前に、せめて自分との関係はなんだったのかイギリスに問おうとしたが、イギリスは
常に誰かと――“花嫁”と一緒で。二人は片時も離れずに腕を組んで、それは幸せそうに
微笑んでいた。
とてもそんなことを聞ける雰囲気ではない。聞いたところで、みじめになることは知れていた。
帰ろうと、思った。祝福する気分になんかなれない。式の途中で泣きでもしたら
みっともないことこのうえない。
だが、式場に背を向けかけたとき、フランスが「そろそろ始まるから行こうぜ」と手を引いた。
イギリスと付き合っていることを隠していたために事情は話せず、事情を話さないのに
その手を振り切って走り去ることもできず、セーシェルは最悪の気分で礼拝堂に入った。
祭壇の前には優しそうな牧師が立っていて、その場にふさわしい柔和な笑みを浮かべていた。
あそこの牧師が盲腸起こしたら式とりやめにならないだろうかと考えながら、セーシェルは
席に着いた。残念ながら呪いセットは忘れてきた。
やがて奏でだされる、パイプオルガンの重厚な調べ。その旋律に聖歌隊の敬虔な歌声が重ねられる。
綺麗な歌だった……。
扉が開き、新郎新婦が現れる。
腕を組んで、真っ赤なバージンロードをしずしずと進む、イギリスと、長い裾を引きずった
豪奢なウェディングドレスの花嫁。
彼女は確か、同じ元植民地で現英連邦加盟国のミューテア諸島だ。
あの眉毛は、こうやって何人もの自分のところの加盟国に手を出してはその中で
一番いい子≠選んでいたのだろうか。その選出に自分は洩れたのだろうか。
でも。
好きだって言ってくれたのに。
そんな嘘をつける人じゃないのに。そうじゃないと思っていたのに。
礼拝堂いっぱいに溢れている祝福の気持ちがセーシェルを刺す。痛い。
モーニングを着たイギリスは真剣な顔で、これから寄り添って生きる花嫁の歩調に合わせて
足を進めている。
セーシェルのすぐ傍を通る時も、彼はセーシェルのことなど眼中になく一瞥もしなかった。
一瞥もせずに、通り過ぎて、花嫁と牧師の前に立った。
イギリスが好きだ。
どっと胸の奥からあふれ出す。好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。
好きだ。好きだ。他の女と結婚すると目の当たりにしても、騙されていたんだと知っても、
それでも好きだ。大好きだ。
メロドラマで二股かけられていた女が男を刺すとき、どうしてこんなみっともないことを
するんだろうと思っていた。でも、その気持ちが痛いほどわかる。
大好きなのだ。
大好きで、しかたなくて、誰か他の人に奪われるくらいならばいっそ殺してしまいたいのだ。
殺してしまいたいくらい大好きなのだ。
初めは、そんなに好きだなんて思ってなかった。イギリスが好きだと言ってくれた。
からかっているのではなくて、本気で、とまどったけれど好きだと言われたのはとても嬉しかった。
無茶も言われ嫌なこともされたが、「なんだコイツ私が好きだったのか」と思えば妙な行動に
辻褄があって、それは嫌な気分ではなかった。
といっても、自分がイギリスが好きかと言われたらよくわからなくて、人に相談したら
「嫌じゃなければ付き合えば?」と。
それで、それで……そう、嫌では、なかったのだ。
お互いの家を以前よりずっと頻繁に行き来するようになって、デートを重ねて、
しばらく二人で時間を過ごして、結ばれた。体も。
イギリスは八割方素直じゃないし、愛情表現も不器用だけれどそのつもりで付き合っていれば
どんなに自分を好いてくれているか、充分感じられた。
なぜかすごく申し訳なさそうに「抱きたい」と言ってくれた時は、深く考えることなく
うなずけた。付き合ったらいつかはそうなると、いつもそのことは頭の隅にあった。OKできるか、
できないか、ゆらゆらと針が振れていた。
完全に針は傾いていた。迷わなかった。
初めては痛かった。こんなところにあんなものを挿れたら痛いに決まってると思った。
痛かったけど、でも幸せだった。
自分の体でイギリスの体があんなふうになってしまうなんておかしかったり恥ずかしかったり
した。嬉しかった。
一生懸命、なんども愛してると言ってくれた。嬉しかった。
セーシェルの中で、それまで見たこともなかった間の抜けた情けない顔で、紳士性の
カケラもない気の抜けた情けない声をあげながら射精して、力の抜けた体でセーシェルに
のしかかってくる重さが愛おしかった。
両腕で力強く抱きしめてくれて、「痛かったか? ごめんな」とバカみたいに繰り返していた。
愛されていた。
喧嘩もしたし、うやむやにしたり仲直りしたり無言で花束もらったり、二人で一週間
上司から逃げて遊んだり、一日中ベッドの上でじゃれてたり、楽しかった。
幸せだった。
なのに。
……なのに。
今、牧師の前でイギリスは他の女性と神に愛を誓っている。
「では、誓いの口づけを」
新郎新婦は向かい合い、イギリスが新婦のヴェールをあげる。
顔が、近づいていく。
悲しい。
「すいません、とてつもなくスベっていると思います」
死んだ目で小声で隣のアメリカに言った。
前方の列にいるセーシェルはさっきからずっと沈鬱にうなだれている。よくみると、肩が
細かく震えている気がする。泣いているのかもしれなかった。
「み、みたいだな」
イギリスにちょっかいかけるチャンスに調子に乗ってはしゃいでいたアメリカも、さすがに
セーシェルの落ち込みようというか傷つきようには焦っている。
中国が口をとがらせる。
「やっぱりひっかけるのは英国にするべきだったある」
「しかたないじゃないか、フランスが彼女には変な催眠かけたくないって言うから」
「しかしこれシャレになってませんよ。ひっかけるほうの私たちも笑えなくなってるじゃない
ですか。笑いどころか憐憫しかもよおしませんよ」
「ど、どうしよう? ここで、遅れたエイプリルフール☆ってやって、彼女許してくれると
思うかい?」
「どうでしょう……頭を丸めるくらいの誠意は必要かもしれません」
「SEPPUKUするべきかな? 一応お詫びのつもりで俺のうちのDランドのペアチケットを
用意してたんだけど」
「あ。かぶってますね。私もうちにあるランドと海のチケットを園内ホテルつきで」
「Jesus! ダメじゃないか! ちょっと君、別のものを用意してくれよ!」
「どっちかが別のものを用意するよりは、お互いにプラスしたほうがいいのではないかと……」
「そうだ、その方向で行こう。問題は、」
「どう収拾つけるか、ですよねぇ……」
式はクライマックスである。
誓いのキスが終わると牧師が「この男女が夫婦であることをここに宣言いたします」と
告げる。そして「アーメン」と、続くのだが、そこでアーメンの代わりに、
『でも残念エイプリル・フール☆』
と叫び、仕込み人全員でクラッカーを鳴らして、何も知らなかった招待客とセーシェル、
クラッカーの音で催眠がとけるようになっているイギリスをビックリさせる手はずに
なっているのだが。
「……中国、君のサンゴクシでなんとか彼女を笑わせてやってくれよ」
「おめー三国志なんだと思ってるある。おめーこそチャップリンかビーンでも連れてくるよろし」
「彼らは二人ともイギリス人だよ!」
セーシェルの状況は、すでに笑って済ませられる感じではなかった。
やっばーい、と式場の誰よりも背中に冷や汗ダラダラしているのが、残酷な現実に
打ちのめされているセーシェルの、真横にいるフランスである。
フランスとしては、そこまでセーシェルが紅茶眉毛にぞっこんだとは思ってなかったのが
正直なところで、強気で押すと流されやすいセーシェルをイギリスが丸め込んで付き合って
いるだけなんだろうとばかり思いこんでいて、だからこういうイタズラができたわけで、
けっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っっっっして、セーシェルを悲しませようとしたわけではない。
ベガスからそろそろ帰ってくるはずの神に誓って。
大事に大事に育てた可愛い可愛いセーシェルにそんなむごいことができるはずもない。
よって、式が進むにつれてどんどん悲しみの色を深めていくセーシェルに二重の意味で胃が
キリキリして血を吐きそうになっている。
仕込み人たちもセーシェルの異常には気付いていて、「いいの? これ続けていいの!?」と
視線がびしばし送られてくる。
準備にそれなりの資金もかかっているので、どうしようか迷いに迷っているうちに式は
とうとう終わりを迎えようとしていた。 指輪交換、誓いのキスも終わった。
牧師役の男が口元をほころばせながら告げる。
「この男女が夫婦であることを……」
サプライズまであと三秒。
――が。
「ひぅ、」
一瞬、小さく隙間風が通り抜けるような音がした。
音源は、セーシェルの喉。彼女は一度しゃくるように顎を上向かせて、すぐに下を向き
顔を覆った。
牧師が、「宣言いたします」と言うのと、セーシェルが声をあげて泣き出すのはほぼ同時だった。
続きます。
このスレの1の頃はただのイギセー書いた人だったのが
今では立派なイギセー厨に進化しました。
>>732 こんな明け方まで残業強いてくれた上司にありがとう。
おかげで、神のリアルタイム投下に立ち会えた、
俺、とっても幸せもの。
自分はむしろあなたにイギセーに染められたw
続きも待ってる!!
チクショウ‥‥朝一で見に来たら神が降臨していやがった‥‥
エイプリルフールネタで、しかもかねてより話題だったイギセーDランドフラグまで匂わせるとは
続き超待ってる。全裸にカジキで。
寝起きに良いもんありがとう!
続き待ってる!
超待ってる!
続きが気になりすぎて鼻血が出そうだ
続きを期待しつつも、前に出ていたものとかぶるドイツリヒ黒組織ネタで。
ドイツ壊れます。リヒもある意味壊れています。
SMちっくにかいたわりには、リヒの一人称なので、エロくないです。
SM(ぽいもの)、(ある意味)鬼畜に嫌悪感を抱く方はタイトルをNG指定してください。
●月×日
気がつくと、一室に閉じ込められていた。いや、一室というよりは、一軒家に近い。
一部屋に大きなベッドが一つ、浴室にトイレ、台所。
脱出を試みるが、不可能。生活に必要なものは揃っていたので、中々の待遇ではある。
……彼女と一緒でなければ。彼女の名はリヒテンシュタイン。
まだ安らかに寝息を立てている。もし2人きりだという事が、彼女の兄に知られたら命はないだろう。
まあ、この少女にどうこうする気はないが。
●月△日
閉じ込められて数日がたった。
毎日、どこからか必要物品が現れるので、不便はしていない。
最初は俺の顔を見るたびに、身構えていた彼女も、多少は懐いた……ではなく、落ち着いたようだ。
定期的にどこからか運ばれてくる食材を交代で調理をする。
小柄な体格で必死に俺を見上げる姿は、何かを思い出させる。
……犬達の世話は兄さんがしてくれていればいいんだが。
いや、逆に犬達に世話されていなければいいのだが。
●月○日
緊張が取れ、やっと本当の笑顔を見れた気がする。
可憐だ。
●月□日
そろそろやばい。
彼女と一緒にいるので、処理をする際、かなり気を使っている。
シャワーにはいり、息を殺してするのが多いが、終わった後出てくると、彼女の顔がほんのりと赤いように思える。
シャワー室の壁がかなり薄いから、声が漏れてしまっているのか。
そんな顔を見てしまうと、一緒のベッドに寝るのが少々心苦しい。
……時折、彼女の香りにズボンのある部分まできつくなる時もある。
おかしい。俺の好みはこういう少女は好みではないはずだ。
もう少し凹凸のある女が……いや、俺は何を考えているんだ!!
●月▽日
処理の回数が日に日に増えている。
処理する時に、まぶたの裏に浮かぶ者が彼女になってきた。
前にちらと見えてしまった白い首筋。柔らかそうな唇。潤んだ瞳。長いまつげ。
理性が壊れそうになる時がある。
ダメだダメだ。俺はこんな柔な男ではない。
くっ、もう一度冷水を浴びてくるとする。
●月■日
自分を見上げ、微笑む笑顔。必死に料理をする姿。俺の肩によりかかり、転寝する姿。
それを壊してしまいたくなる。
泣き顔が見たくなる。泣かせたい。鳴かせたい。
泣きながらも求めてくる姿が見てみたくなる。
髪を振り乱し、大きな瞳から涙をこぼし、白い身体に征服した証を残したい。
それをしてしまったらどうなるかわかっている。
だが、そうしたくなる。欲求が強まる。壊れそうだ。
誰でもいい。誰か助けてくれ!!
壊れてしまう。
このままでは壊れて。
壊れ
●月◎日
――そうだ、壊れてしまえばいいのか
●月☆日
嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああ
あああああああああっ!!!
俺は俺は……なんて事を……
●月Ф日
扉が開かれた。開放された。
この部屋を出たときに、俺はナイフを彼女に渡すつもりだ。
もちろん、殺されてもいい。それだけの事を俺はしてしまったのだ。
すまない……
●月×日
目を覚ましたら、お兄さまではない殿方が私の目に入ってきました。
あまりの事に言葉を失っていたら、そのお方……ドイツさんは説明してくださいました。
『いつの間にかつれてこられ、閉じ込められた』という事です。
お兄さまが心配していなければよろしいのですが……
●月△日
ドイツさんはお優しいです。
私に気を使ってくださっているのがひしひしと感じます。
きっと、あの体格ですから、私が怖がっているとお思いなのでしょう。
私は怖くは無いのですけれども、気を使ってくださるのが、とても嬉しいのです。
今日は私が食事当番ですので、ドイツさんの好きなじゃがいもを使ってみようと思います。
お兄さまから教わったルシュティなんてお口に合うでしょうか……
●月○日
ドイツさんと少々喧嘩してしまいました。
原因はベッドのことに関してです。
部屋の真ん中にあるベッドは私にゆだね、いつも壁に寄りかかって寝てらっしゃるので、
ベッドにお誘いしたら、ムキになって拒否されたので。
あ、ベッドにお誘いしたといっても、そういう……意味ではありません。
大きなベッドですので、私とドイツさんが一緒に横になっても十分な広さですし、私ばかりベッドを独占していても申し訳ないと思いました。
……私も大人げ無かったとは思っています。
あんなムキになって誘うだなんて。声を久しぶりに荒げたせいか、少々涙目になってしまったのが、今思い出しても恥ずかしいです。
きっと泣かしてしまったとお思いになったのでしょう。
気まずそうに左右を見回し、咳払いの後に大きな手が私の頭の上にのってきました。
暖かな手です。
でもすぐに手は引っ込まれてしまいました。
視線をそらし、『子供じゃないんだから、頭なでるのは失礼だよな。すまん』ですって。
そんなドイツさんの行動に、浮かんでいた涙も乾いてしまいました。
そして、今日からは一緒のベッドに寝ることになりました。
●月□日
ドイツさんが浴室へ向かわれる際、顔が強張っていたのが少々気になります。
……最近は、お兄さまより、ドイツさんの事を考える事が多くなってきた気がしますの。
ガラス越しに見えるドイツさんの影。お兄さまよりも筋肉質で、背が高くて。
抱きついたらきっと暖かいのでしょうか。
あの手で触れられたら気持ちよいのでしょうか。
いろいろ考えてしまいます。きっと人恋しいせいでしょうね。
そういう時は、少しだけ背徳的な行為になって表に出てしまいます。
私の手があの方の手だと思うと、身体が火照り……
――見られてしまいました。この火照った頬を。浴室から出てきたドイツさんに。
シーツに包まっていたから、身体の乱れは見られていないでしょうけれど。
あの方が隣寝ている……それだけで、私は……
●月▽日
ドイツさんに見られている気がします。
ドイツさんは厳格な方ですので、とても紳士的です。
だから、きっとそれは私の勘違いでしょう。
いえ、もしかしたら私の願望なのかもしれません。あの方にもっと見て欲しい。もっと触れて欲しい。
シャワーを浴びている時に飛び込んで、彼の胸に抱きしめられたい。
そんな思いが心の中を占め始め、切なくなってきます。
……もう少しだけ、近寄ってもよろしいでしょうか。
●月■日
今日はドイツさんが目を合わせてくれません。
どこかよそよそしい感じがして、少々寂しかったので、うたた寝してしまったふりをして、ドイツさんの肩に寄りかかってみました。
やはりドイツさんの肩は暖かくて優しくて力強くて、とても幸せな気分でした。
真似だけのつもりでしたが、あまりにも気持ちよかったので、少しだけ本当に寝てしまいましたの。
目を覚ました時、ドイツさんに膝枕をされていた時は驚きました。
きっと倒れそうになって受け止めてくれたのでしょう。
でも、驚いたのはドイツさんも同じだったみたいです。
わたしの様子を見ようと思ったのでしょう。
唇がふれそうなほど、顔が近くにあったのです。
澄んだ青い瞳、日焼けした肌、意志の強そうな眉毛、少しだけどきどきしてしまいました。
異性の顔をこんな間近でみたのは初めてでした。
ドイツさんと目が合い、しばらく時が止まったあと、慌てて彼は目をそらしました。
小さく「すまん」とだけつぶやいて。
もう少しだけ寝ていたら、または目覚めたとき、顔を動かしていたら……と思ったら胸が高鳴って体が火照って。
どうも今夜は眠れそうにありません。
●月◎日
ああ、なんて事でしょう。
私はなんてことを。
いえ、ドイツさんの事は好きです。好きだからこそ、あんな醜態を見せてしまうとは。
ああ、まだ頭の中は混乱していますが、できる限り明確にしていきたいと思っています。
ことの発端は目覚めた時からでした。
気がつくとベッドの上で四肢の自由を奪われていたのです。それも一糸まとわぬ裸体で。
それだけならば、私もそんな動揺はいたしません。
私はお兄様の妹です。いざという時の対処法は心得てるつもりです。
敵に捕らえられた時は、慌てず騒がず、脱出の機会をまつ。それがお兄さまの心得ですわ。
捕らわれる際に恥辱を煽り、戦意を失わせる為に、衣類をはぐという事もあると教えていただきましたし、お兄さまとの訓練で、羞恥に耐える事も身につきました。
ここで泣き叫んでは敵の思うつぼです。
だけれども、それは敵に対しての訓練でしかありません。
味方、それも好意のある方への対処法は教わっていませんの。
目の前に仁王立ちでいらっしゃるのは、ドイツさん。
手には何やら鞭やろうそくやら、なにかわからなかったけれど、どことなく凶悪な物体を持っていました。
目にはいつもの力強い光がありませんでした。
代わりに口元に邪悪な笑みが浮かんでいました。
「目覚めたか」
今まで聞いたことのないような冷たい声。
もしかしたら、私がスパイ容疑をかけられているかと思いました。もしそうでしたら、この後想像するに、尋問でしょう。
多少の尋問ならば耐えきれる自信はあります。お兄様に鍛えられましたもの。
でも、この誤解を解かなければいけません。
「ドイツさん、お待ちださいませ
なんで私はこんな格好でこんなところに縛られているのでしょう 」
まずは最初の疑問を投げかけてみました。もしこれで確信のもてる答えが返ってくるならば、ちゃんと誤解を解かなければいけません。
だけれども……
ドイツさんは口元をゆがませるだけで、返答はありませんでした。
無言のまま、私へと歩み寄ってきて
ビシッ
空気を削く音、そして太ももに走る痛み。ドイツさんの笑み。
「ドイツさん、な、何を……やっ」
再び痛みが私を襲いました。今度は胸に赤い筋が一つ。
その赤い筋は次々と増えていきました。お腹、もも、腕、乳房、恥丘。
身体に赤みが増えていくたびに、ドイツさんの笑みは深くなっていくのです。
痛みに声を上げたくなりますが、唇をかみ締め、どうにか押し黙ります。
ここで声を上げてしまったら、お兄さまとの訓練が無駄になると思いました。
でも、それが気に食わなかったのでしょうか。ドイツさんは振り上げた鞭をおろし、その代わりにろうそくに火を灯しました。
ゆらりと揺れる赤い炎。ドイツさんの瞳に映る炎はとても神秘的で、ひどく残虐的で。
「声あげてもいいんだ。もっと泣け。鳴いて俺に許しを請うんだ」
そうは言われましても、このような場合は声を出すなと教わりました。
だからできる限り声を抑え……
……恥ずかしいことですけれど、もうこの時点で私の身体はかなりの熱を持ってしまいました。
好意を抱いている殿方に裸体をさらされ、飛び交う鞭が私の敏感な所をかすっていったのですもの。
自ら確認はできないですけれども、小陰唇付近は分泌液ですでに濡れていることでしょう。
話は戻しまして、ドイツさんの手にしているろうそくがじりじりと私に近づいてきました。
炎の熱さがゆっくりと身体を嘗め回し、
「ひっ」
熱い蝋が乳頭の上に垂れ、私は思わず声を出してしまいました。
蝋は焼け付くような熱さ、そして周りの空気に冷やされ、白く固まりつつあります。
主張するかのように勃起した乳首にはきつい刺激でした。
「やっと声を出したか。さあ、もっともっとその声を聞かせろ」
そこからはドイツさんの独擅場でした。
足、乳首、お臍、腕、陰核、次々と落とされ、白い固まりが増えていきました。
その度に、熱さと痛さと……恥ずかしながら性的興奮のため、嬌声が響き渡っていたことでしょう。
もうすでにお兄さまの教えなど、頭の中にありません。
声を出すことで、迫り来る痛みと快楽から逃れようとしていたんです。
ただし、それは今のドイツさんには逆効果でした。
声を出すたびに、ドイツさんの瞳に狂気の光が揺れているのがわかりました。
でも、もうどうにもなりません。
腕が自由にならないのがもどかしい。腕が自由ならば、ドイツさんに抱きついて、更なる行為を懇願していたことでしょう。
「ひゃぁ……もうイヤです……んっ、あふぅ……」
「もう熱いのはイヤなのか。それでは解放してやろう」
言葉だけならば、もうこの行為はおしまいだったはずです。
だけれども、ドイツさんの声は冷たいものでした。
ろうそくの炎を吹き消すと、ドイツさんの手が私の胸へと伸びてきて
「やぁ……あぁ」
乳首にはりついた蝋を爪ではがし始めたのです。
すでに固まっていた蝋はそう簡単にはとれません。
もちろん、ドイツさんも簡単にははがそうとしませんでした。
私の声を楽しむかのように、わざと蝋のない所をこすってみたり、爪を立てて反応を確認してみたりと。
次々の身体の蝋ははがされ、身体に赤い痕が残りました。
そして最後に残ったのは、陰核のみ。
きっとすでに痛々しく腫れ上がっていることでしょう。蝋の熱さと……からだの奥底から生み出される性的興奮によって。
「淑女を装っていたわりに、ずいぶんと濡れているな。実は淫乱娘だったというわけか」
大陰唇が指でひろげられる。ドイツさんの息が更なる刺激となって、絶え間なく分泌液を放出してしまっています。
「んふぅ……んっ、ドイツ……さぁん、もう私……私ぃ……」
「どうして欲しいんだ? なぁ、しっかりとお願いしてみろ」
ねっとりとしたドイツさんの視線。それすらも一つの刺激。
どういって欲しいかはわかっています。声にだして行為のおねだりをしろといっているのです。
わかっています。私自身も何を求めているか。
頬を雫が流れおちる。きっとこれは快楽のための涙。そう、私は堕ちていっている。
「ドイツさんのっ! ドイツさんの陰茎を……陰茎をっ! 私の膣に入れてくださいまし!
膣にいれて、陰核の蝋を擦り取ってくださいぃっ!!」
私の言葉に一瞬だけ落胆した表情を見せたドイツさん。
私、何か間違った事を言ったのでしょうか。
いえ、間違った事は言っていなかったみたいです。
ドイツさんはすぐに歪んだ微笑を浮かべ、ズボンのファスナーを下ろしました。
中から顔をだしたのは、赤黒い亀さんの頭……じゃなくて、陰茎です。
もうすでに臨戦体制になっていました。ぷっくりと浮かんだ血管がどこか滑稽です。
少々お兄さまのと違う気がしましたけれど、そんなに悠長に観察する暇はありません。
亀頭を陰核を押し付けるように数回動かすと、一気に膣へと進入してきました。
「ひっ、あぁやぁーーーっ!! ドイツさぁっん!」
「ドイツ……様と呼べ。もうお前は俺のものだ」
「ドイツ様ドイツ様ドイツ様!! 愛してます大好きです強く強くしてくださいましっ!!」
熱い熱い熱い。
内臓がかき回されるような感覚に涙が溢れてきます。
厚い胸板が私の目の前に広がっています。
手が解放されました。痛みに耐えるため、ドイツさん……いえ、ドイツ様の胸にしがみつきました。
筋肉質な胸板。殿方の汗の香り。下半身に襲い来る刺激。
――それから何度突かれたかはもう覚えていません。
体位を変え、手を変え、モノを変え、ただただ身体をあわせ続けました。
様々な道具も使われました。何度も精を中にだされましたし、幾度か味わいもしました。
どちらか先に果てたかすらわからないまま、その日は終わりました。
●月☆日
小鳥のさえずりで目が覚めました。
隣にはまだ寝息を立てているドイツ様の姿。しっかりと腕枕をしてくださっているのがとても幸せで……
頬に一つ唇を落としました。
くすぐったそうに身じろぐ姿が愛おしくて、今度は唇にキスを一つ。
「……んっ」
やっと目を覚ましました。お寝坊さんですわね。
何が起こったのかわからないのか、寝ぼけ眼で左右を見回し……私の姿をみつけ、動きが止まりました。
そんなドイツ様に私は微笑み、口を開きました。
「おはようございます。ドイツ様」
●月Ф日
あの日から、ドイツ様はあまり顔を見てくれなくなりました。
私の顔を見るたびに、謝罪の言葉しか述べてくださらないんですもの。
とても寂しいです……
あの幸せだった時間は帰ってこないのでしょうか。
いつの間にか扉は開かれ、私とドイツ様の生活は終止符を打たれてしまいましたし……
いえ、お兄さまに会えるのは嬉しいです。
でもそれ以上に、ドイツ様と別れるのが寂しいんです。
私はドイツ様を愛しているのに。ドイツ様をこんなにも求めているのに。
ドイツ様は私の元から去ってしまう……
……寂しいです。
とうとうドイツ様とのお別れの時間が来てしまいました。
ドイツ様は私に一振りのナイフを渡してくださいました。
きっとこれは魔よけのためのプレゼントなんですね。
嬉しいです。お守りにさせていただきます……といったら、ドイツ様は笑ってくださいました。
久しぶりに見た笑顔です。
またお会いする約束も取り付けましたし、楽しみが増えました。
――今度は私がドイツ様をたっぷりと楽しませてあげます――
「えーと……リヒちゃんって、結構天然ですね」
「結構どころじゃないだろ」
日記を読み終わった組織の者がぽつりともらしたのはその一言だった。
ここは毎度おなじみある黒組織の会議室。
壁には『閉じ込めてみました。ムキムキマッチョと可憐な美少女編作戦会議〜身長差萌〜』とでかでかと書かれていた。
そう、ドイツとリヒテンシュタインが閉じ込められたのは、もちろんこの組織の仕業である。
最初は普通に媚薬を使おうと考えていたのだが、予算の少なさと、ドイツの頑丈さにあきらめた。
で、思いついたのは『缶詰大作戦』だった。
健康な男女が数日閉じ込められれば、嫌がおうにもそういう流れになると踏んでいたからだ。
予想通り、数日後にはそのような雰囲気になり、つい最近そういう行為が行われた。
ドイツの性格から言って、SMになるだろうと予想し、そういう道具も差し入れた。
予想通りは予想通りだったのだが。
「スイスの訓練って一体……すごく気になるんだが」
「確かに。絶対処女だと思っていたリヒちゃんが実は違っていたという事に驚いたものな。もしかしたらスイスが……」
「それよりも、解放された後、リヒちゃんが呟いていた言葉も気になる」
「ああ、アレか。『ドイツ様の好きなSMをマスターしなければいけませんね。やはりああいう行為が得意なのはイギリスさんでしょうか
ドイツ様、今度はリヒテンシュタインが華麗に攻めて差し上げます』とかって奴か」
『………………』
「……聞かなかった事にするか」
「……そうだな。じゃ、とっととこの映像を編集するとしよう」
皆の頭に浮かぶは、変態紳士から嬉々として大人のおもちゃを買い付けるリヒテンシュタインの姿だ。
『ドイツ、ご愁傷様』
その言葉を同時に呟くと再び組織の者は仕事を始めたのだった。
後日談。
黒の組織が月の無い夜にセダーンされたのはいうまでもない。
まあ、誘拐容疑のみで済んだのは幸いだったというべきか。
以上です。
リヒ一人称だとエロっぽくなくなるなぁ。
もう少し勉強してきます。はい。
ち…超GJ…
むきむきつるぺたの体格差いいよいいよー!
スイスの訓練も気になるけどリヒテン女王様編はもっと気になるんだぜ。
SMDVDを見てお勉強するリヒたん、つるぺた体型に合うボンデージ衣装を一生懸命夜なべして縫うリヒたん、慣れない手つきで鞭を奮うリヒたん…
あなたが神か!
素晴らしいですリヒちゃんハァハァ……ゴツムキとロリ淑女とか素敵すぎる……!
>>748 >リヒ一人称だとエロっぽくなくなるなぁ。
だがそれがよい
女王様編の発売はいつですか
752 :
709:2009/04/09(木) 15:03:24 ID:zmDzwRLg
消化不良を昇華してくれてありがとう!
グッジョブです!
さぁこれで心置きなくまったり系ギリシャ×ハンガリーとロマ×ベルギーに取り掛かります!
GJ!
リヒ女王様ってことは
ドイツが今度リヒテンシュタイン様って呼ぶのかw
あとここってモブ×女キャラっていい?
特殊設定だし外部ろだにあげようと
思ってるんだけど
>>753 >>1読もうぜ。モブ×女キャラ平気だよ。
女がにょたりあの場合はしたらばのにょたスレのがいいかもしれない。
なんか今回の本家の更新でイギリスが変態への道へ突き進む遠因が合った様に思た。
>>754 ん?
>>753は
>>1のWを見てモブ×女キャラが
「シチュエーションが特殊で忌避要素がある」って思ったんじゃないか?
まあ特殊かどうかの判断は人それぞれだけど、
他スレではモブ×女キャラってわりと普通だから外部ろだじゃなくても良いと思うよ
757 :
753:2009/04/09(木) 19:18:21 ID:yCHZ3ap4
いつの間にか二人の神が…!!
>>732 せーちゃんが乙女で可愛すぐる
続きが気になって禿げそうです
取り敢えず兄ちゃんはジャンピング土下座でも何でもするように
>>748 G J !!
壊れたドイツもエロいリヒたんもたまらん
この二人良いなあ可愛い…
>>757 読ませてもらった。良かったよ。ロシアに感情移入して読んでしまった。
レイプ要素について注意書きしておくべきだと思う。
>>757 すごい良かった。
第3者から、しかも性知識の無い子供の視点からって新鮮だ。
終わり方も良かった。こういう幼児体験が今のロシアを作ったんだと自然に思える
ドイリヒの女王様編、予定は無かったんだが、急遽暴走して書いてみたんだが、投下してよろしいでしょうか。
暴走しすぎて、キャラが壊れ気味な気がするが。
早く!早く投下してくれ!
キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
んじゃ、投下。
注意
ドイツの一人称で、更にドイツが攻められているものなので、エロはやはり薄いです。
見方によっては801っぽく見えるかもしれません。
更にドイツもリヒも壊れ気味です。
ですので、そーいうのが苦手な方はタイトルNGでオネガイシマス。
気がつくと、一室に閉じ込められていた。
……この状況に既視感を覚えたのは気のせいだろうか。
いや、気のせいにしておこう。あの日の事はあまり思い出したくは無い。
このままベッドに横たわったまま、黒幕の出現を待つという手もある。
油断したところで一網打尽というわけだ。
だが、その為には現状把握が必要だ。
どこにどのような道具があり、武器になりそうか。
何かあった時に身を守るための道具はありそうか。
とりあえずベッドから身を起こし……
……身を起こし……
起こし……
起 き れ ん
不覚だった。両手足はベッドの柵にしっかりと結ばれていたのだ。
あがいてはみるが、どうやら特殊な結び方がされており、びくともしない。
よくよく見れば、縄自体も強固なもので、そう簡単には切れそうに無い。
――どこの誰がこんな事を。
思いをめぐらせる。が、思い当たる人物は山ほどいる。
いすぎて……考えるのを放棄したぐらいだ。
「まあ、なるようにしかならんか」
諦めて、ベッドに身をゆだねる。
監禁場所にしては結構高級感のあるベッドだ。シーツもしわ一つ無く、質も良い。
このまま目をつぶれば、心地よい夢を見られること間違いないだろう。
いっその事、このまま寝てしまおうか。
そう覚悟した時だった。
「ご機嫌麗しゅう。ドイツ様」
清らかな笑顔で俺の前に現れたのは、リヒテンシュタインだった。
「リヒテンシュタイン!! ちょっ、なぜお前が!!」
……情けない。予想外の出来事とはいえ、ここまで取り乱してしまうとは。
だが、脱出する手段は見出された。少女に助けをも求めるのは些か気が引けるが、ここで体裁を気にしていてもしょうがない。
「良かった。この縄を切ってくれ! 頼む!」
「それはできませんわ」
……え?
思いがけない返事に俺は言葉を失う。傍から見てると、池の鯉のように間抜けな姿なのだろう。
そんな俺の姿に口元を手で隠し、優雅に笑うと、縄につなぎとめられている俺の右手に唇を落とした。
「せっかく私が結んだんですもの。お楽しみはこれからですわ」
頭の中がフリーズした。
今ならば、イギリスの料理がフランスに認められたといわれても素直に信じてしまうことだろう。
言葉が出ない。頭も動かない。
なのに、彼女はあくまでも優雅に俺の身体をまさぐっていく。
服の上から身体のラインをなぞり、唇を這わせ、的確に快楽を生み出していく。
「く……はぁっ」
「そうです。その声が聞きたかったんです。もっともっと聞かせてくださいまし」
無垢なのに、娼婦のような微笑。あまりのギャップに頭がくらくらしてくる。
彼女の手は俺の服の中まで進入してきた。柔らかい手が俺の身体を嘗め回す。
ハニーブロンドの髪が胸をかすめる。甘い香りはシャンプーなのか。それとも彼女自身の香りなのか。
もう何も考えられない。この快楽の海に全てを投げ出したい。
「ふふっ、もうダメですの? もっともっと……貴方の声が聞きたいのに」
妖艶な笑みが近づいてくる。
唇が重なった。舌が進入してきた。拙い動き……とは言いがたい。むしろ引き込まれるような舌の動きだ。
前に身体を奪ったとき、あんなに幼い行為しかできなかったはずなのに。
「あの時から、私はいろいろ勉強いたしましたの。ドイツ様が喜ばれるよう、そう、いろんな勉強を」
ドレスの腰紐がほどかれる。白い肌が露になり、発展途上の可愛い胸が露になった。
……そうだったら、どんなに救われたことだろう。
先に弁明しておく。俺はどちらかというとSだ。いわゆるサディスト。
勘違いしないでもらおう。泣き叫ぶ女が見たいわけではない。迫り来る快楽に心が追いつかず、泣き叫ぶ姿を見るのが好きなだけだ。
そのような行為の目的はあくまでも快楽なのだから。
その手段として束縛や鞭が使われるだけだ。
確かに拷問には強い。それは訓練による賜物だ。けして趣味や性癖ではない。
そう、俺は攻めるのが好きなのだ。
だから――俺は何でこんな目にあっているのだろうか――
「ふふふふっ、気持ちよすぎて声もでませんか? とても可愛いですわ。ドイツ様」
嬉々として鞭を振り下ろすリヒテンシュタイン。
鞭裁きは見事なものだ。ただ痛めつけるのではなく、痛みと快楽の合間を縫うよう鞭を振り下ろす。
白い肌に黒いボンテージが妙に妖艶だ。あのスタイルに合うものは市販されていないだろう。きっと手作りではないだろうか。
短い期間でここまで女王様を演じられるとは、やはり努力の賜物なのだろうか。
普段の彼女からは想像できない、見事なSぶりだ。
だからか、もうすでに俺の下半身ははちきれんばかりに主張をし始めている。
――認めたくは無いが。
「あらあら、ここもかまって欲しいみたいですわね」
気づかれた!
「ちょっ、待てそれはダメだやめ!!」
抵抗空しく、ズボンからモノが引きずり出された。彼女のあんな姿を見せられて、立たない男はいないだろう。
目の前で元気に主張しているモノに、少しだけ息を呑む。こういう瞬間は可愛いと思えるんだか。
躊躇無くモノを手で握り締めると、上下運動を開始した。
「くっ! あぁ……」
「ああ、素敵ですわ。その快楽に抵抗しようとする顔。あああ、それだけで私……」
潤んだ瞳で身悶える。とうとう穢れのない唇にモノが吸い込まれるように収まってしまった。
「ぁああああああっ!」
温かい感覚。急激に迫り来る射精感。このままでは彼女の口の中で果ててしまうのだろうか。
自らの意思ではなく、彼女によって導かれて。そんなの俺の意思が許さない。俺はSのはずだ。サディストのはずだ。
……だが、もう耐えられない。
悪魔がささやく。もう楽になってしまえと。
ああ、楽になってしまおう。プライドなど、犬にくれてやろう。
押さえつけていた理性を解きはなち、精を放出し……ようとしたときだ。
モノに加わる新たな力。今まであった射精感が何かによってせき止められている。
彼女の手には真っ赤なリボン。手元をみれば、モノの根元をリボンで結んでいる姿があった。
まるでプレゼントを包むかのような、幸せそうな笑顔で。
「まだです。まだ早いですわ」
否、その笑顔は淫魔の笑みだ。可憐で純粋な悪魔の笑みだ。
「もうやめてくれ……あの時は俺が悪かったんだ。俺が悪かったんだ」
「何でですの? 私は嬉しかったです。ドイツ様がドイツ様風の愛し方をしてくれたのですから。
だから、今度は私が答える番です」
幸せそうに微笑む彼女。
――ああ、無垢というのはこんなに恐ろしいものなのか――
そして……俺は一瞬だけ意識を手放したのだった。
次に気がついたのは、尻に痛みが走った時だった。
下半身がじんじんと痛い。まだ熱は冷めていない。
何となくイヤな予感がして勢いよく起き上がった。
手足は自由だ。自由に動く。
そうか、あれは夢だったのか。そう、熱がさめないのはズボンできついだけなんだ。
きっといつものようにイタリアがベッドに入り込んでいて、それを俺がどなりつけて。
「目が覚めましたか?」
無垢な悪魔の声。いや、きっと空耳だ。そう、空耳なんだ。気のせいなのだ。
まだ全身裸なのも。モノに赤いリボンがくくりつけられているのも。首に首輪があるのも。尻に違和感があるのも。
ん? 首輪? 尻に違和感?
違和感の正体を探ろうと、自分の尻に手をやる。
なんてことだ。尻尾が生えている。
俺は犬になってしまったのか。だが、まだ耳はある。そう、四つもある。
……四つ?
「なんだこれはぁぁっ!!」
「ドイツ様、犬がお好きでしたよね。良かったですわ。イギリスさんから犬になれる道具をいただきましたの」
彼女の手には太い鎖。無論、その鎖は俺の首輪にしっかりとついており。
――ああ、もう、この淑女はどこまで暴走してくれるんだか――
そして、俺はそれ以上考えるのをやめた。
俺は奉仕する。目の前の純粋可憐な女王様に。
ボンテージにはご丁寧にも、秘所を覗くための穴が開いていた。
そこを舌だけで奉仕する。犬なのだから、手は使えない。
濡れきった場所に舌をねじ込み、溢れてくる愛液をすすり上げる。
「あぁ……んっ、そ、そこは……んぁっ」
ぷっくりと主張するクリトリスを唇ではさむと、軽く吸い上げる。
尻に入っていた尻尾が振動し、リボンに包まれたモノが強く反応した。
「ふぅ……ん、まだ出しては……いけません」
可愛い声を出しながらも、まだ瞳からは女王の光は消えていない。
棚に手を伸ばし、何やらスプレーを取り出すと、モノに絡まっていたリボンを解き、すぐさまそのスプレーを噴射した。
もう限界にまで達していたはずなのだが、射精の欲求は徐々に減っていく。
ただし、まだ萎えてはいない。更に元気になっている自覚はある。
「はぁ……コレもイギリス様からいただきましたの。射精を抑えるスプレーということですの。
……これで私の膣内にたっぷりと出してくださいまし。中を動いて、溢れるぐらい満たしてくださいまし」
女王様は後ろを向き、尻を突き出す。割れ目を手で開き、濡れそぼった秘所を見せ付ける。
まさに犬の交尾だ。
ああ、俺は犬だ。発情した犬だ。発情した女王様に従う犬なんだ。
「あああああああ、リヒテンシュタイン様、女王様愛している。愛してる!! 壊したいほど愛してる!!」
「私もですっ! ああっ、もっと強く! あぅ! ドイツ様! ドイツ様!
ドイツ……もっと突きなさい! 私が良いというまでもっと突いて壊れるぐらい突き壊してくださいまし!」
もう羞恥や誇りや理性などどこかにおいてきた。
今はただ、快楽という麻薬に蝕まれている2人がいるだけだ。
「……私の攻めはいかがでしたか?」
腕の中、先ほどの女王様の表情とはうってかわって、年齢相応な恥ずかしげな顔で彼女は微笑んだ。
この二面性が妙に愛おしくて、頬にキスを一つ。
「感想はノーコメントだ。
しかし、あんな事、どこで覚えたんだ?」
やっている最中から気になっていた疑問を口にする。
変態紳士であるイギリスの名前は出ていたから、彼は関係していそうだ。
だが、それだけでは説明がつかない。
「えっと……イギリスさんからいろんな道具をいただきましたし、日本さんにいろんな映像をお借りしました。
練習は……その、お兄さまに付き合っていただきました」
イギリスは予想はしていた。しかし、あの日本が手を貸したのか。侮れない。
そして……スイスが最近引きこもっている原因がわかった気がする。
冷や汗をかいている俺には気がつかず、乙女の表情でもじもじと言葉を続けた。
「お兄さまも最初は訓練ということで、快く承諾してくださったのですが、途中でどこかへいってしまいそうになったので縄で少々……
あ、私、縄の使い方もうまくにりましたの。今度、ドイツ様にも披露させていただきますわね」
「いや、結構だ」
「残念ですわ……でも、他にもいろいろ覚えましたの。今度もまた楽しみましょうね」
――嗚呼、暴走ロリ淑女はどこへ行こうとしているのか――
新たな頭痛の種を抱えてしまい、俺は頭を抱えるしかできなかった。
以上です。
教訓。純粋無垢は凶器になりえる。
……ごめんリヒ。暴走させすぎた。
GJ!すごくエロいのに大爆笑した!スwプwレーww
ブラボー!ハラショー!エーヤン!マンセー!、つまり万歳だ!
まさか、スプレーがこんなところで活用されるとは思わなかった
SMはあんま読まないんだけど、すんなり読めた
GJ
リヒの始まりっぷりに感動したw
GJ!
GJ!これはお兄様引きこもるわwwwwww
書くの早いなー、凄い
リヒたんも真面目なだけに真面目にお勉強したのですね
で、これも撮られてますよね
すっげええええええ!
GJ!GJ!GJ!!!!
あのスプレーネタ落としたものですがこんな使い方してくれて本望だよ!
GJ−ーーーーー
わっほい
リヒ祭りの最中だが、空気読まずにチマチマ書いてた普洪の小ネタができたから投下します
***
窓から差し込む朝日が眩しい。
特に用事もない日の朝はのんびりしたものだ。俺はぐっと背伸びしながら上体を起こした。
あー、爽やかな朝が気持ちよすぎるぜー。
「うんん……」
腰の辺りから小さく唸る声が聞こえてくる。白いシーツに包まったまま身じろぎし、茶金の長い髪がさらりと流れた。
「なに、もう朝なの?」
ふわああ、と口元を手で隠しながらあくびするハンガリー。
のろのろとした動作で起き上がろうとすると、体にかかっていたシーツが外れてふくよかな胸があらわになった。
はっと意識を覚醒させたハンガリーは顔を真っ赤にさせてシーツを手前に寄せる。
「おいおい、今更だろ?」
にやりと微笑んで頬を染めた顔を両手で包んでやりながらシーツの上からハンガリーの体の上に乗り上げると、あいつはふいと視線をそらせて耳まで色を変化させていた。
ああ、もう、だからそう恥ずかしがらなくてもいいだろう?
起き上がろうとしていたハンガリーの体を倒して、シーツ越しにその体温を感じる。
お互いを隔てているのはその薄いシーツだけだ。昨夜はお楽しみだったからな。
横になってもつぶれずに張った胸の頂点の桃色がわずかに透けて見える。
頬から首筋、鎖骨の辺りをなぞって胸へ手を伸ばした。
手のひらに収めきれないほどの乳房を揉みながら、乳首をつまんでシーツの上からぺろりとなめる。
「ぷ、プロイセン!」
あわてて逃げようとするハンガリーをベッドにぐっと抑え込んで、いつの間にか起床していた俺の息子を太もものあたりに押し当てた。
あわわわと口をぱくぱくさせるハンガリーからシーツを剥いで、唇を合わせて口を塞ぐ。
舌を絡めながら胸への愛撫を再開し、もう片方の手は下半身に伸ばした。
花弁をまさぐると、そこはすでに湿り気を帯びていた。
「こ、このっ、やられっぱなしにはならないんだから!」
なぜか勝ち誇ったような顔をして見せたハンガリーがギンギンに覚醒した俺の息子を両手で掴む。
「うっ……」
急な攻撃にさすがにひるんで体を固めると、ハンガリーはそのまま俺の股間に顔を埋めて息子の裏筋を根元から先端へとつうっと舐めあげた。
亀頭を口に含んで俺を見上げるハンガリーの頭を撫でてやっているうちにだんだんと意識が遠のいていく。
なんかもうすごく気持ちいい。
ハンガリーが口をめいっぱい使って俺にフェラしてくれている。
あのがさつで自分を男だと思い込んでいたこの幼馴染がずいぶんと丸くなったもんだ。
「あー、やばい、ハンガリー、ちょ、待て。出る出る、出るから。……アッー!」
***
「……という夢を見たんだ」
くそっ、あと少しで挿入できたのに。
そう悔しそうに舌打ちしたプロイセンを、ドイツはつぶれた豆腐を見るような目で眺めていた。
兄さん、いい年こいて夢精した言い訳がそれなのか。
おしまい
何このお祭わっほい状態www
プーは永遠の中2だな。
GJ!
GJ!
プロイソス・・・
GJ!
不憫な奴めw
まあ、実際はこんなもんだよなww
GJ!
生々しい夢だなプーww
亀だが
>>737GJ!
密室に閉じ込める方式新しいな!
長期戦なだけに、普段ボキボキにされてる人やガチの人や認識されない人とかにも使えそうだ。
なんか無限の可能性を感じるんだぜ!
ロリ女王様サイコー!!!
密室系なら逆レイプもアリだなと思う
リヒはお兄様相手に、どういう訓練をしたんだろう
プロハンGJ!プロイセン日記かと思ったら夢オチw
独リヒもGJ!SM訓練もみたいが兄様がイニシアチブをとる初めての訓練がみたいぜ!
GJ!!
すがすがしい痛さww
さすがはプロイセン
プロイセンwww
悔しがる前にパンツ洗えwwww
そろそろ次スレかな?
479.5KBか
あとSS一本投下されれば次スレかな
テンプレ等意見ある人は今の内したらばで言ってくだされ
前から気になってたんだけど、
保管庫って更新って
このくらいのペースが普通なの?
じゃ埋め子ネタ投下させてもらいます。
同居時代のちびギリとちびハンとトルコ父ちゃんの一夜。
月の明るい夜。
トルコは今日もお気に入りの女と閨を共にしていようとしていた。
「は〜〜今日も一日ガキの子守りでヘトヘトだ。おい、悪ぃがちょっと腰を揉んでくれぃ。」
「はいはい、今日はちびさん達と何やってらしたの?」
「あ〜〜ギリシャはなんか剣とか持たしてもぼけ〜〜〜っと「ん、あ、猫・・・」とか言って突っ立ってるだけだろ?
ハンガリーは逆に剣を振り回して大暴れだ。ふつー逆だろうよ・・・あいつらチビだから中腰で相手したらもうw」
「ふふふ、お父さんみたいね。」
薄明かりの中、トルコの腰をもみながら女は柔らかく微笑む
「・・・うるせえ。」
バツが悪そうにトルコは言うと女の夜着の裾に手を突っ込む。
器用に手を動かし、女の足を開かせる。
「腰が痛いんじゃないの?」
「もう大丈夫でい。」
トルコがいざ女の中心へと顔を寄せようとした瞬間、
「うぎゃああああああん!!!!!」
闇夜をも切り裂く・・・程ではないがギリシャの泣き声が屋敷に響き渡った。
「!!?な、何だあ!?」
慌ててトルコは自分の部屋を飛び出す。
部屋の外に出れば泣きじゃくるギリシャが子供部屋から出てきた所だった。
しかも何故か上半身がベタベタに濡れている。
「どうした?ギリシャ!寝小便たれ・・・何で上が濡れてるんだ?」
トルコは駆け寄ってギリシャに問いかける。
「ハンガリー・・・」
「ハンガリーがどうしたよ?」
ふとつんとした匂いが鼻を衝く。
「寝てる時に・・・いたずらしたらおしっこ・・・飛ばされた。」
「・・・(こいつ潮吹かしたか・・・)お前、これ初めて悪戯やったのか?」
「ううん、4回くらいした・・・でもこんなになったの初めて・・・
足の間の穴、俺ない・・・気になって指入れてぐりぐりした・・・
そしたらびゅーっておしっこ・・・」
ガキの癖してなんちゅうテクじゃと言いたいのを堪え、取りあえず女を呼びギリシャを風呂に入れさせた。
子供部屋を覗くと幸せそうな顔でハンガリーは寝息を立てている。
夜着の裾が全開になっているし大股開きなので下半身丸見えだ。
ため息をつきながら裾を治し、布団をかけ直す。
「お風呂の途中で眠っちゃいましたわ。」
ギリシャは女に抱かれて寝息を立てている。
ハンガリーの横にそっと下ろし二人は部屋を出た。
「じゃあ大人は続きだな。」
にっとトルコは笑うと、女の首筋に口づけを落とす。
時間をゆっくりかけ、鎖骨から首筋を舐め胸をやわやわと揉む。
「は・・・ぁ、ふ・・・」
女の声が艶めいて行く。
この瞬間がトルコは好きだった。
寝台に二人倒れ込み、トルコは女の秘部を舐め、女はトルコの猛りを口に納めようとしたその時、
「うわああああああああああん!!!!」
二人ともぐしゃっと崩れる。
今度はハンガリーの泣き声だ。
「こ、今度は何でい!!!!!」
そう言って下履きだけ履いてトルコはまた部屋を飛び出る。
子供部屋に入ればハンガリーがグズグズと寝台の上で泣きじゃくっていた。
「ハンガリーどうし・・・!!!!!」
そこには顔にべったり白いものを付け泣いているハンガリーがいた。
「・・・!!!!(顔射かよ・・・)」
思わず後ずさりする。
そしてその横には夜着をはだけさせ、熟睡しているギリシャがいた。
まだはだけた夜着の裾から、子供のものながらも元気よく立ち上がっているのがみえた。
どうやらガキ同士の強姦では無さげだったので一安心だった。
「・・・お前ギリシャに悪戯したのか・・・?」
顔が引きつるのを何とかこらえながらトルコはハンガリーの顔を拭きつつ訊ねた。
「布団とられて目覚めた、そんで布団取り返したらギリシャのちんちん見えたから・・・」
「見えたから何したんでい?」
半ばあきれ顔になりつつトルコは原因究明のためハンガリーに問う。
「俺にはいつ生えてくるかなーいいなあ〜と思って触ってたら小便みたいなのびゅーっって出てきた・・・」
「・・・お前ら・・・」
トルコはくらくらした。
相手は子供だ。倒れ込みたいのも怒鳴りたいのもこらえた。
暫く逡巡し、トルコは答えを出した。
「おめえら今日から別の部屋で寝ろ。」
「なんで?」
邪気の無い目でハンガリーはトルコを見る。
「いいから別の部屋用意するからそっちで寝ろ!!!わかったな!!!!」
「なんでーーーーーー!!!?」
「それはギリシャは男でお前は・・・」
途中まで言いかけて口をつぐむ。
ハンガリーは女。その事実を知っているはまだ少ない。
(まだ教える必要はないよな・・・)
「まあ部屋をやろうってんだ、素直にもらっとけ、な?」
何とか言いくるめハンガリーを別の部屋に連れて行く。
寝かしつけ自室に戻ると待ちくたびれた女はすうすうと寝息を立てていた。
トルコは泣きたいのをこらえ、女の隣に潜り込んだ...。
おわり。
GJ!!!!!!
ブラボー
ちび達可愛い!
ありがとう。
超萌えた!
滾りすぎたのでちょっとギリハン書いてくる
ちびいいな可愛すぎるぜ
滾ったので希洪で母乳プレイ書いてくる
ちびぎりとちびがりーかわえええ
ハンガリーさん幼少期の妄想がやめられない
トルコどんまい
GJ!二人とも可愛いな!
>508
母乳プレイ楽しみにしてる
ハンガリーのお子様時代は妄想の宝庫だよなぁ。
ギリシャ、プー、トルコと美味しすぎる。
で幼馴染み昔話しててやっちゃうギリシャ×ハンガリーでそれを見てボコボコにヘコむプーと貴族受信。
突然ですが、英リヒよくね?を伝えにきました。
サッカーネタでバカエロです。
ピ─────!
試合終了。高らかにホイッスルが鳴り響き、盛大な歓声があがる。イングランドvsリヒテンシュタイン戦は、2-0でイングランドの勝利で終わった。
イギリスは試合の高揚もそのままに、予想外に堅実なプレーをみせたリヒテンシュタインへと足を向ける。
「いい試合だったな、リヒテンシュタイン」
「はい。私のような格下のチーム相手に真剣に戦ってくださってありがとうございます」
荒い呼吸を整えながら、にっこりと答える。
「よろしければ、ユニフォームを交換して頂けませんか」
「ああ、もちろん」
好試合を戦った相手である。歓迎こそすれ、断る理由などない。
リヒテンシュタインはイギリスの返答に嬉しそうに表情を輝かすと、その場でユニフォームに手をかける。ユニフォームを脱ごうとする勢いで、下に着ているキャミソールまでめくられ、真っ白な腹に小さな臍がちらりと見えた。
「ち、ちょっと待て!」
「はい?」
イギリスが慌てて制止すると、きょとんとしてリヒテンシュタインが動きを止める。
「その、ここで脱ぐのはまずいと思うが」
「そうですか?ユニフォームの交換はその場でするものだと理解していたのですが」
「いや、へそが見えて…じゃなくて…あー、そう、淑女がこんな大勢の前で必要以上に薄着になるのは良くないぞ」
イギリスがとっさの思いつきでそう言うと、リヒテンシュタインはハッとして頬を赤くすると、恥じ入ったようにうつむいた。
「まぁ…私ったら。試合があまりに楽しくて、調子に乗りすぎていたようです。お見苦しいところを見せて申し訳ありません」
「い、いや構わない。ここじゃあれだし、控え室で交換するか?」
「はい。それではぜひ私の控え室にいらしてくださいまし」
チーム内で唯一の女性である彼女は、控え室として小さな個室を与えられている。人目を気にせずユニフォームを交換するには最適だろう。イギリスもうなずいた。
それにしても、とリヒテンシュタインが口を開く。
「イギリスさんは本当に紳士でいらっしゃいますのね」
尊敬のこもったまなざしを向けられ、イギリスは思わずドキリとする。それを誤魔化すように、素っ気なく答えた。
「ま、まぁな!」
イギリスの一歩前を歩き、リヒテンシュタインが控え室へ案内する。彼女の後ろ姿を眺めながら、イギリスは妙な居心地の悪さを感じていた。
前を歩く少女を見やる。汗で首筋に張り付いた髪の毛。一歩進むたびに鼻腔を刺激する、汗と、少女特有の甘い香り。それらのすべてが彼を落ち着かなくさせる。
「ここですわ」
リヒテンシュタインは扉の前に立つと振り返った。ソファとテーブルが置いてあるだけの小さな部屋だ。促されるままに部屋へ入ると、パタンと扉が閉じられる。
(し、しまった。これこそまずいんじゃないか!?)
今更になって、狭い部屋にふたりきりになるという状況に気付いて慌てる。
(もし妙な雰囲気にでもなったら…)
───イギリスさんは本当に紳士でいらっしゃいますのね。
ふと先程のリヒテンシュタインの言葉がよみがえる。
(そ、そうだぞ、俺は紳士なんだ。変なことになるはずがない!)
落ち着け、冷静に、と心の中で呟く。
「イギリスさん?」
何やら一人でぶつぶつ唱えているイギリスを不審に思ったのか、リヒテンシュタインが声をかける。
「ああ、すまない…」
我に返り、リヒテンシュタインを見やると───そのまま固まった。
繊細なレースの白いキャミソール姿で、不思議そうに小首をかしげながらユニフォームを差し出している。上目遣いが実に悩ましい。
が、最大の問題はそこではない。
(ブラジャーをつけていない…だと!?)
平らな胸元の、ささやかな小さな突起がそれを物語っている。
この年頃の少女は皆ブラジャーをつけているものではないのか。どういうつもりなんだ!?とイギリスは激しく動揺していた。
そのため、次のリヒテンシュタインのセリフに平常でいられなかったのは、仕方のないことだったのかもしれない。
「イギリスさんもはやく脱いでくださいまし」
「ぬ、脱げだと!?そんな可愛い顔して大胆な…!」
「えっ?」
気が付くと、イギリスはリヒテンシュタインを強く抱きしめていた。もう我慢がならない。
その首筋に顔をうずめ、思い切り少女の匂いを吸い込み、ささやく。
「きみがいけないんだぞ…!」
強く首筋を吸われ、リヒテンシュタインが悲鳴をあげる。
「イギリスさん、なにを…!?ユニフォームを交換してくださるのではなかったのですか…っ」
イギリスの動きがピタリと止まる。
ユニフォーム。交換。
(しまったぁぁぁぁぁ!そうだったぁぁぁぁぁぁ!!)
本来の目的を思い出して慌てる。だが正直にいって、走り出した衝動はいまさら止められそうにない。
(どどど、どうする!?)
リヒテンシュタインを抱きしめたまま固まるイギリスに、目のはしにうっすらと涙を浮かべながらリヒテンシュタインが問う。
「いけないとはどうしてですか?私はまた、何か粗相を致しましたか」
問いかけられ、わずかに逡巡したあと、覚悟を決める。
「…そうだ。きみは淑女らしからぬ行動をした。だから紳士たる俺が指導してやる」
「そうでしたの…大変失礼致しました。さすがはイギリスさんですわ」
納得した様子で頷くと、ではどうぞよろしくご指導くださいまし、と微笑んだ。
「まず第一に。親しくない男と個室でふたりきりになってはいけない」
「でも、これはユニフォームを交換するためですわ。イギリスさんご自身も賛成してくださいました」
向かいあったリヒテンシュタインが、冷静な意見を述べる。
「うぐっ。俺は紳士だからいいんだ!俺だからよかったが、そうでない場合──」
ぐっとリヒテンシュタインの細い腰を引き寄せ、強引に上を向かせると形の良い唇に口付ける。
「あっ」
驚いて唇が開いた隙を逃さず、イギリスが舌を差し入れる。
逃げようとするリヒテンシュタインの舌を絡めとると、優しく、しかし執拗に蹂躙する。彼女の体の強張りがほぐれ、イギリスの舌の動きに己のそれを合わせてきた頃合いを見計らって唇を離す。
「──こういう真似をされても文句は言えない」
リヒテンシュタインは、心地よい刺激が突然消えたことにハッとし、続きをねだるように薄く開かれた唇を慌てて閉じる。
「は、はい。勉強になります」
素直な返事に、真面目な表情を取り繕ってイギリスは頷く。
(なんて純粋なんだ)
内心にやにやが止まらない。
「次に、親しくない男の前で薄着になってはならない。あまつさえ、ブラジャーをつけずに過ごすなんて淑女失格だ!」
「そんな…お兄さまがブラジャーはまだ早いと…」
(スイス!お前の趣味かぁぁぁぁ!!)
このシスコンむっつりスケベが!と心の中で罵りながら、キャミソールごしに小さな果実をつまむ。
「きゃあ!痛いです、イギリスさん」
「そうだろう。ブラジャーをしていないからこうなるんだ」
リヒテンシュタインがはい、と返事すると同時に下からキャミソールの中へ右手を入れ、あるかないかのささやかな膨らみに直接触れる。
「あぁっ、お止めください!」
「薄着をするからこんなに簡単に触られてしまうんだ。リヒテンシュタイン、きみが悪い」
「わかりました、わかりましたからお手を止めてくださいまし…!」
イギリスの手はただ触れるだけでは飽き足らず、小さな突起をくりくりと弄りながら胸をこね回している。キャミソールをめくって胸をあらわにすると、反対の胸へ顔を近づける。ちゅうっと吸い付くと、ちろちろと舌先で転がし、甘噛みをする。
「はぁ…っ…やめて…私、おかしくなりそうです…」
「男にそういう表情を見せてもいけないぞ、馬鹿な男がつけあがるからな」
真っ赤に頬を上気させて、リヒテンシュタインは懸命にふるふると首を左右に振る。
「イギリスさんが…ぁうっ…そうさせているのですわ!」
しかし、リヒテンシュタインの必死の抗議をイギリスはあっさりと受け流す。
「俺は紳士だからいいんだ」
なんて便利な言葉。紳士って素晴らしい。
もはや恐れるものはなにもないイギリスは、調子に乗ってリヒテンシュタインの下腹部へと手を伸ばした。
「きゃあぁ!そこはダメです…!!」
ぬるり。短パンごと下着の中へと手を滑り込ませると、そこは多量の蜜であふれていた。
「うわ、すごい濡れてるな」
思わず感嘆の呟きをもらすと、リヒテンシュタインが悲痛の声をあげる。
「お許しくださいまし…気が付いたらこんな…」
ほろほろと涙を流しながらイギリスへと許しを請う。その様子にさすがにイギリスもほんの少し罪悪感を感じた。
だから、できるだけ優しく言ってやる。
「いや、いいんだ。これは俺を受け入れるために溢れているんだからな」
安心していいぞ、と軽く額に口付けてやる。
「イギリスさんを…?」
「そう、俺を受け入れることで立派な淑女へと成長できるんだ。だから怖がらないで、俺にすべてまかせればいい」
淑女としての自分を否定されつづけて自信を喪失していたリヒテンシュタインは、イギリスの優しい言葉にすっかり感動してしまっていた。
「ありがとうございます、イギリスさん。…すべて貴方の仰せのままに」
抱き上げたリヒテンシュタインをソファへと押し倒す。その姿に衣服はすでにない。
リヒテンシュタインの足の間に体を滑り込ませると、イギリスは己の分身を彼女の秘所へとあてがう。
「ひ…っ」
初めて見るそれに思わず息を呑み、体を強張らせたリヒテンシュタインに優しく口付ける。
「最初は苦痛かもしれないが…俺を信じてくれ」
そういうと、一気にリヒテンシュタインを貫いた。
「ああああぁぁぁっ!!!」
「く…っ」
リヒテンシュタインは、体の中心を引き裂く痛みに涙をぼろぼろとこぼしながら、自分の口を両手で押さえて悲鳴を飲み込む。
「す、すみませんイギリスさま。私は大丈夫ですわ」
イギリスを信じきったリヒテンシュタインは、そうやって健気に痛みに耐えていた。
「リヒテンシュタイン…」
イギリスの胸に浮かんだのは、限りない感動だった。
(あぁぁもう純粋すぎるだろう!スイス、俺はお前に名誉勲章を授けたい!お前はよくやったよ!)
実際にそんなことをすれば並みの報復では済まされないだろうが、そんなことはどうでもいいことだった。この感動を目の前の少女にぶつけるほうが大事である。
「あぁ…愛してるよ、俺だけの淑女」
蕩けるような微笑みで囁かれ、リヒテンシュタインもゆるゆると微笑み返した。
イギリスはゆっくりと腰を引き、やはりゆっくりと腰を押し付ける。動きにあわせて息を詰めては大きく吐き出し、リヒテンシュタインはそれを受け入れる。
少しずつ速度を速め、リズムをかえて動くうちに、リヒテンシュタインの表情に変化が出てくる。
「あ…、はぁ…ん…」
小さな甘い吐息が漏れ始める。耳元へと唇を寄せると、耳たぶを舐めながら囁く。
「どうした?声が出てるぞ」
「あんっ…勝手に…出てしまうのです…っ」
先ほどのように手で口を塞ごうとするのを、すばやくイギリスが掴んで止めて意地悪く笑う。
「もっと聴かせてくれ」
「あうっ…んぁ…っ…あぁん!」
小さな部屋に可憐で淫らな嬌声が響く。腰を押し付けてぐりぐりと回してやりながら、小さな胸の頂点をいじってやれば、ますます鳴き声は増していくばかりだ。
「だめ、ダメですイギリスさぁん!やぁっ、それ以上したらぁ!」
「ははは…っ、胸、弄られるの好きなんだな」
きゅっと摘んでやるだけで、リヒテンシュタインの内部はイギリスをぎゅうぎゅうと締め付けてくる。ただでさえ狭いのにこうも締め付けられると、イギリスもたまったものではない。
リヒテンシュタインを思うままに乱れさせているつもりだったが、結局は自分も限界に追い込まれていた。自然と腰の動きが激しく、速度を増していく。
「ああっ…もう、もう限界ですっ…おかしくなっちゃいそうです!」
「いいぞ…おかしくなってしまえ!」
勢いにまかせて叫ぶと、ひときわ強くリヒテンシュタインの最奥へと腰を叩きつける。
「やぁぁぁぁぁっ!!」
リヒテンシュタインの悲鳴に近い嬌声にわずかに遅れて、イギリスも彼女の中へと欲望を解き放った。
「イギリスさん、今日は本当にありがとうございました」
私の知らないことばっかりでしたわ、と頬を染めてリヒテンシュタインが言う。
「いやいや、お礼を言われるほどのことは」
一方的にいい思いをしただけのイギリスは朗らかに笑って答える。
「お兄さまに今日のことをお話して、イギリスさんがどんなに素晴らしいかお伝えいたしますわ」
「え゙っ」
途端に真っ青になってイギリスが固まる。やばい…全身を冷たい汗が滝のようにだらだらと流れ落ちていく。
イギリスの様子に気付かず、にこにことリヒテンシュタインが続ける。
「きっとお兄さまも感動して貴方に感謝なさるに違いありません」
「それは絶対ない!!」
「え?」
思わず反射的に返事をしてしまった。あわあわと言い訳を探す。こういうときはどうすればいいか。
「いや、そのだな、信じていた妹が他国の前で淑女らしからぬ振る舞いをしたと知ったら、スイスはどう思うだろうか」
「それは…きっと落胆なさると思います」
言われて初めて気付いた、というようにしゅんと肩を落として答える。よしよし。
「俺としてはきみがスイスに怒られるのは本意じゃないんだ。だから今日のことはふたりだけの秘密にしないか?」
俺の指導を受けてからのきみはなかなかの淑女だったし───ととどめに付け加える。
「まぁ…!なんてお優しいんですの!」
リヒテンシュタインの顔がぱぁぁっと輝く。すると、少し悩んだ様子を見せた後、思い切ったように言った。
「でしたら、お願いがございますの。よかったらお兄さまに内緒で、また淑女への手ほどきをして頂けませんか」
(うわぁぁまじか!?)
これは正直予想外だった。恐るべき純粋さである。
「お兄さまには日々大変お世話になっております。せめてそんなお兄さまに恥じぬ淑女になりたいのです」
お願いします、と丁寧に頭を下げられてイギリスは非常に困惑していた。
(こ、これは美味しい…いやでもいつまで真実がばれずに済むか…)
危険な提案だ。だが…。
「…わかった、いいだろう。なんたって俺は紳士だからな!」
誘惑に負けた瞬間だった。
「ありがとうございます、イギリスさん!これからはビシバシ扱いてくださいまし」
扱くのは俺のアレだけどな!と思いつつ、これからどんなことを教えて行こうか早くも楽しみでしょうがない変態紳士なのであった。
彼らがスイスに知られずにどこまでこの関係を続けられるか───それは神のみぞ知る。
以上です。SS書くのは初めてだったので文章がおかしかったらすみません。
終盤は息切れ…もっと変態紳士になりたいです。
GJ!紳士ってこんな便利な言葉だったのですね!イギリスちょっとこっち来ようか…
【スイスに通報しますた☆】
初投下GJ!イギリヒ新鮮だ。
ところでもう499KBまでいってるからスレ立ていってくるぜ。
したらばにも意見出てないからテンプレ現状維持でいきます。
立ててきた。
テンプレコピペ失敗した。
>>1と
>>2をいっしょくたにしてしまった……
次スレ立てるとき修正お願いします。
ちょっとゼダーンされてくる
ををっ、リヒ可愛ぇ〜
紳士うらやましすぎ
>>819 乙。
セダーン回避に、科学兵器なイギリス製スコーンをもっていけ。
まだ行けるか?
イギリヒは新しいな!GJ!
取り敢えず皆で兄様にダショーンされてくればいいさ!
しかしこのスレではウク、リヒ台風すごかったなー