「ひっ…ぁ…ああっ!」
白衣の上から胸の固い先端を口に含んだと同時に、手が太腿に強い力で挟まれた。
舌でつついたり甘く噛んだりして涼子さんの反応を楽しむ。
「ぁんっ、いやぁ…あっ、んんっ…!」
しばらく続けていると熱い体が一際大きくしなり、膝からつま先にかけてのラインがぴんと伸び始めた。
「まだここ触ってないのに…涼子さんったら早いんだから」
「く、薬のせいよ…!」
長い呼吸を繰り返す涼子さんの口元が妙に性的だ。
キスで塞いで舌の感触を味わい尽くしたい衝動に駆られたが、ある事を思い出したので涼子さんから体を離した。
「…ん…?」
「ちょっと待ってて下さいね」
これを使う時が来るなんて。
引き出しの奥にしまっておいたそれを取り出し、私は期待に胸を高鳴らせた。
「何ニヤニヤしてるの…」
どうやら知らずと顔に出てしまっていたらしい。
我ながら単純な人間だと呆れつつ、箱からコードの付いた塊とテープを取った。
「な…何、何よそれ」
ピンク色の普段見ないフォルムに、涼子さんは表情を硬くする。
その反応一つ一つが可愛くて、私の中の欲をじわじわと煽っていく。
「ごめんなさい。あなたを泣かしてしまうかもしれません」
私が手にしたのは、結構前にネット通販で買ったいわゆる「大人の玩具」と呼ばれる類のものである。
いつも涼子さんと床を共にする時はそんな精神的余裕はないので使わなかったが、
涼子さんを長時間拘束した今なら使えると思ったのだ。
すらりとした脚の奥は触っていないのに愛液を垂らし、熱を持っていた。
中指でそこを下から上へ撫であげると粘着質な音が耳を擽った。
「…っは…はぁ、はぁっ…」
達したばかりの涼子さんはほんの少しの刺激でさえも敏感に感じるようだ。
ぷっくりと立ちあがっている小さな芽にピンク色の塊をあてがう。
それをテープで固定し、同梱のリモコンに手を伸ばした。
「や、やぁ…一体何のつもりなの……」
「最初は弱で慣らした方がいいですよね」
弱々しく問う涼子さんを無視して、私はリモコンのスイッチを入れた。
「ふぁ…っ、い…いやぁあっ!」
電子音が涼子さんの高い声に掻き消された。
その鋭敏な反応に、隠れていた嗜虐心が一層刺激される。
だめだ笑いが止まらない。
「ふっ…ふふ、かなりよさそうですけど、涼子さん」
「あ、あなたぁ…!私の知らないところで…な、何買ってるのよ!!」
やや怒気を含んだ声だが、喘ぎ声に混じって責めているようには聞こえない。
それをいい事に、私はリモコンを好き勝手に操作して涼子さんの体を弄んだ。
「ぁっ…も、やだ、強くしちゃ、やっ…あぁーーっ!!!」
機械がピンポイントで与える手加減のない刺激が、涼子さんの怜悧な印象を崩していく。
振動の強さを最大にして10秒と経たない内に、彼女は濡れたそこから透明な液体を噴き出した。
「潮まで噴くなんて…涼子さん気に入ったみたいですね」
「…っちが、ぁ…違う…!」
「嘘はよくありませんよー」
そうは言ったものの泣き出した涼子さんに少々罪の意識を感じたが、今日だけの事だと考えを改めた。
「…っとめて、セヴァ…お願…い……」
達しても続く責めに耐え切れない涼子さんが私に懇願してきた。
レアな涼子さんを心行くまで堪能するために
私は涼子さんの涙で濡れた目を至近距離で見つめ、笑いかけて言った。
「いやです」
ローターの振動を最大にしたままリモコンを棚の上に置いた。
「いや…あなた、あなたぁ…いぁああっ!」
「涼子さん…私もあなたを見てたら出したくなってきました」
今なら何でもできる気がした私はズボンのチャックを下ろし、張り詰めた自身を外に出した。
「あ……」
私のものにくぎづけになっている涼子さんの目の前でそれを扱き、赤く充血した先端を彼女の脚の奥に押し付けた。
「これ、欲しいですか?」
「……あっあっ…だめ、そんな…んんっ!」
柔らかいそこに自身を擦り付け、陰核をローターの上から押し潰す。
また絶頂を迎えた涼子さんを見て射精欲が込み上げ、反射的に自身を持ち上げた。
「…うわ…出る、涼子さんっ!」
持ち上げた自身から飛び出た白い液体が弧を描き、涼子さんの体全体にかかった。
いや、この場合故意的に「かけた」といった方が正しいのかもしれない。
白濁液まみれのいい感じに性的な彼女を見てそう思った。
「はぁ…はぁ…何でいれないの…」
満足しきれていない涼子さんの顔が達したばかりの下半身に訴えかける。
「一番好きなものは最後にとっておきたいんです」
彼女の汗ばんだ額にキスをして、ベッドから降りた。
「えっ…ぁ、あなたどこに…ちょっと…っ」
「1時間そうしておいたらどうなるんでしょうね…実験してみます」
「ふ、ふざけないで…っあ…ああ…ふああぁあっ!!」
切ない声を搾り出しむせび泣く涼子さんに背を向け寝室を後にする。
ドアを閉め、その場に座り込んだ。
「…はー……涼子さんったら」
支配する事がこんなにも快楽を感じられるなんて思わなかった。癖になりそうだ。
今も自身は中途半端に芯を持っている。
「ふ…ぁ…ああっ、セヴァ…」
ドアの向こうから甘い声で私を呼ぶのを聞いて、体の奥が疼いた。
すぐに駆け寄って抱いてしまいたいと思ったがまだ3分しか経っていない。
「…耐えられないのは私の方かもしれませんね」
とりあえず床を汚すわけにはいかないのでティッシュを取った。
「ひぃ…ぁっ、あぁ…んっ…」
ぎしぎしとベッドの軋む音と泣き声にも似た嬌声はしばらく続き、私を悩ませた。
しかし1時間にも渡る長い責めは体力を消耗するらしく、
やがてその声も次第に小さくなっていった。
その間にゴミ箱がティッシュで一杯になったが、それでもまだ静まらない熱を持て余す。
「セヴァ…っ…あっ、早く…来て…」
かすれた声でそう泣かれた時には、私ももう限界だった。
中に入りベッドの涼子さんを見る。
シーツは涼子さんの出した愛液でびしょびしょに濡れそぼち、すらりとした全身は汗でしっとりと湿っていた。
白い胸元とこれ以上ない程に赤く染まった2つの突起がもはや身につけている意味のない白衣から覗く。
痛々しく真っ赤になっていた手首の縄を解いた。
「…ねぇ…私…お腹空いたのよね…」
とろんとした目をした涼子さんは何だか様子が違う。
上気した顔に笑みを浮かべ私の服を掴んだ。
「じゃあ何か…」
「いいの…あなたがいい」
細い指が私の下半身に伸び、チャックを下ろす。
ベッドに横になったままの涼子さんは器用に中のものを取り出した。
「…精液って結構良質なたんぱく質なのよ?」
「ちょっ…涼子さん?」
「あら、あなたあっちでも出したでしょ…。勿体ない」
意外と熟練した手つきに自身も簡単に反応を示す。
この実験結果、予想をはるかに越えている。
「あ…涼子、さん」
「私の声で気持ちよくなって…何回出した?」
ぱくりとくわえられ、温かい口内に奥まで圧迫された。
初めての快感とローターの電子音のせいで思考がまとまらない。
「ん…んっ…ふ…っ」
夢中で私のものを口淫する涼子さんはもはやその事しか頭にないようだった。
私があの凛々しい涼子さんをこんなに淫乱にしてしまったのだと思うと、奇妙な堕落感と共に激しい劣情が沸き上がる。
尿道を吸われ否応なしに引き出された精液が涼子さんの口内に移動し、一気に飲み干された。
「…ぅ……まず…い」
「え、すみません」
「何で謝るの…っぁ…」
涼子さんの態度が新鮮で思わず謝ってしまった。
こんな事は普段なら絶対してくれないだろう。
「辛かったですか?涼子さん」
ローターを外すと陰核が一回りも大きく腫れ主張していた。
「……ん」
こくりと頷く涼子さんは抵抗せずに私を受け入れる姿勢を取った。
焦らしに焦らした膣口は慣らす必要もないくらいぐちゃぐちゃに蕩けている。
再び硬さを取り戻した自身を挿入するのに苦痛は全くなかった。
「…っあ…!!」
「ふ…涼子さん、すごい…」
絡み付く熱い膣内を腰で掻き回し、音を立てた。
「…セヴァ…あぁあ…っ…」
「私…聞きたい事があるんですけど」
ずっと気になっていた事を、ここで聞いてみた。
「『好きにして』って…他の人にも言ってたりするんですか」
涼子さんは視線を天井に向けて少し考え、呟いた。
「…そんな事も…あったかも」
「……へぇ」
ああ、やっぱり、推測した通りだ。
私の知らない過去に知らない人が涼子さんを好き勝手にしていたなんて。
私の中に暗雲のような黒い感情が立ち込め始めた。
「や…ぁん、激し……」
「何人切り刻んだんですか」
「え…」
「その体で何人誘ったんですか。涼子さん」
自分でも信じられないくらい嫉妬している。
涼子さんを壊してしまいたいと思ったのは、これが初めてだった。
「んはっ…ぁ…何…怒って、る?」
答えられずにただ腰を動かした。
快感に溺れていなければどうにかなってしまいそうだったからだ。
「う、そ」
吐息混じりに耳元で囁かれた言葉を理解するのに少し時間を要した。
「……え」
突き上げるような動きが知らずと緩慢になり、思考が本来の穏やかさを取り戻していく。
「どういう事ですか…?」
「…だから、全部嘘」
そう言うと涼子さんは繋がったままの私を抱き寄せ、密着させた。
「こういう事する為に自分の体を好き放題させる人なんて、あなたしかいないわよ…」
何ですか。何ですかそれ。
私だけ悩んで必死になってバカみたいだ。
今日だけは好きにするのは私の方だったのに、結局はこの人に振り回されている。
顔が急激に熱を発している。恥ずかしくて死にそうだ。
「…っあーーもう…何でそんな嘘…涼子さんのバカ!そういうの大嫌いです!」
目の前の体を抱きしめた。もう自分勝手でも何でもいい。
「…焦った…?」
「いけませんか」
「ふ、あなたって本当…レアな人」
誘われるまま、長いキスをした。
それからはもう終わりが見えないくらい愛し合った。
昼間から情事に耽る背徳感がさらに欲を煽り、
私達は体力が続く限り何度も果てた。
夕方になる頃には勢いがなくなってお互いを擦り合わせるだけになったが、全身が快感に浸されてどうしようもなく幸せだった。
「ねえ…あなた」
私の隣で力なく横になっている涼子さんが口を開いた。
「……あの機械だけど…」
「え?」
「…5分くらいなら…まあ…」
嗄れた小さな声で呟くので聞き取れない。
「すみません、もう一度言ってくれませんか?」
「…何でもない!」
重要な事を聞き逃した気がしたが、涼子さんが可愛いのでそれ以上は聞かなかった。
おわり
涼子さんエロいよ涼子さん
うわああああああ長文乙!
変態っちっくなイルカ先生イイ!
ほんとに好きなようにされてる
涼子さんエロいよ
いいよいいよー
174 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 12:53:59 ID:MxJ3Gj3e
すごいよ…
うわあああ!
いいぞいいぞー!
またなんかかいて!
すごいすごい、いいよーー!
何回読んでもいい!!
175 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 08:54:14 ID:+6AsF0D/
保守
兄から借金取りが寿々子と一晩明かした(しかも隣でガタガタうるさかった)と聞いて
死ぬ程嫉妬しながらも寿々子のあらぬ姿を想像してしまい悶々とする藪木くんが見たい
177 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 15:15:16 ID:OflhEHog
>>176 見たいみたいーー\(>▽<)/
誰か書いて…
178 :
凌辱ごっこ:2009/11/14(土) 16:41:11 ID:guRvQInQ
黒めだ書いてみた
最近この2人もアリだと思ってる
4レス頂きます
179 :
凌辱ごっこ:2009/11/14(土) 16:41:39 ID:guRvQInQ
時間に拘束された学校の中で少しだけ違った空気の流れる空間、それが保健室である。
その場所で、ある意味悲劇的とも言える運命によってこの学校の保健医として採用された河野めだかは書類の整理をしていた。
そんな彼女の手つきが少々乱雑に見えるのはこの部屋のうだるような暑さのせいだけではない。
それというのも、ある生徒が用事も無いのにここに入り浸りベッドを私物化しているからである。
「めだチュン暑くないの?よくそんな地味な事ずっと出来るよネー」
ベッドから聞こえる飄々とした声といい、
妙に馴れ馴れしい言葉遣いといい、
彼の態度そのものが机に縛り付けられたように黙々と作業をこなすめだかを苛つかせる。
毎日のように続くこの光景。
めだかはついに立ちあがり、彼の腰かけているベッドにつかつかと歩いた。
「もー黒っちいつまでサボってるの!?早く教室行きなよ!」
めだかの突然の言葉に一瞬だけ死神の三白眼が丸くなったが、すぐにそれはいつもの目つきを取り戻した。
「いいじゃん誰も来ないんだからさー」
「そういう問題じゃないよ…。このままじゃ黒っちまた留年しちゃうよ?」
「いーよ別に。だってオレこの学校まだ飽きないし」
めだチュンといるのも面白いしネ、と付け足す死神を見てめだかは大きくため息をついた。
大体めだかが何を言ってもこの死神は真面目に聞かない。
こうして自分のペースに巻き込んで上手く逃げてしまう。
しかし、今日の彼の行動はそれだけではなかった。
「ね、めだチュン」
血の気の全く感じられない白い手がめだかの手首を掴んだ。
「きゃ…っ…な、何黒っち!」
華奢なめだかの体はあっさりと引き寄せられ、ベッドに倒れた。
「やだっ、ふざけないで!…怒るよもう!」
「めだチュンが怒っても怖くないもんね」
「……っ」
手首を固くベッドに縫い付けられているので抵抗できない。
めだかの顔色がさっと青ざめた。
「…ヒマつぶしにさ、えっちい事しよーよ」
めだかの上でニヤついた顔を見せた死神が耳元で囁いた。
180 :
凌辱ごっこ:2009/11/14(土) 16:41:59 ID:guRvQInQ
「え…黒っち、冗談でしょ…っこんな事、止めて…」
首筋を吸われためだかの声が深刻さを増す。
冷たい舌が肌を撫でると背筋から力が抜け、手首を抑えていなくても抵抗ができなくなる。
「可愛いねぇめだチュン。この反応からするとまだ経験ないね?」
「そ、そんなのっ……」
本当の事を言われたからか、めだかの青ざめていた顔が朱に染まった。
伏せがちの目も若干潤んでいる。
「大丈夫だよ。優しくしてあげる…」
シャツの中に大きな手が侵入し、柔らかくきめ細かい肌に触れる。
「…でも魂抜けちゃったらゴメンネ☆」
そうして死神は、いつもと変わらない表情でへらっと笑った。
「ん…っ…」
固く閉じた唇から漏れる声は既に艶を含んでいる。
冷たい指が蛇のように肌を這いブラジャーの中にまで入ると、めだかの体が微かに跳ねた。
「おおーめだチュンもちゃんと大人の女だねぇ」
「やだ……ってばぁ…」
大粒の涙が頬を伝っているのを無視し、死神はかつて後輩だっためだかの成熟した体を蕩かしていく。
「あっぁ…やだやだやだ、黒っち…っ、ふぁ…!」
脚を無理矢理開かれ、めだかは羞恥に首を強く振った。顔は涙や汗でぐちゃぐちゃに濡れている。
「そーいう顔、大好き」
スカートの中へ指が滑り込む。
慣れた手つきでストッキングを下ろし、シンプルなデザインのパンティの上からふっくらとした肉をなぞった。
「…っふ…」
甘い感覚が全身を駆け巡り、めだかは濡れた目を閉じてそれに耐えた。
何度もそこを往復する指がある箇所をとらえ確かめるように刺激すると、控えめな彼女の呼吸が震える。
「めだチュン自分で触ったりしなさそうだよね」
「…や……こわい…」
「怖くないよー」
丹念に刺激を与え続け布がしっとりと濡れてきたところで、死神は指を引っ掛けてパンティを下ろした。
未だ男を知らない場所から淡いピンク色の肉がちらつき、彼を喜ばせる。
「あの…黒っち?」
頭をめだかの脚の方へ下ろしていく彼を、めだかは虚ろな目で眺めた。
「大丈夫、痛くないからネ」
くちゅ、と粘膜の絡む音と同時に突然局部に感じた冷たさにめだかは小さく息を呑む。
そして咄嗟に状況を理解し、切実な泣き声を喉から搾り出しながら脚を閉じ合わせようと力を入れた。
「いやぁ…っ!ねぇ、ほんとにやばいってば…っあ…」
舌がめだかの秘部をゆっくりと舐め上げ、溢れる愛液を啜る。
熱のある柔らかな肉を舌で掻き分けると
皮の剥けた小さな突起がわずかに質量を増しているのが外気に触れた。
敏感なそこを見つけ出した途端、死神は急に舌の動きを早め蹂躙し始めた。
181 :
凌辱ごっこ:2009/11/14(土) 16:42:35 ID:guRvQInQ
「や、ぁ…!…あっあっ…ふぅんっ…!も…信じらんな…っ、ばかぁっ!!」
死神が混乱するめだかをさらに追い込んでいく。
逃げる事もできないめだかは脚をがくがくと震わせ快感を受けるしかなかった。
「ひっ…やだって…いってるのに…!」
力の無い声で訴えても黒っちが聞くはずもなく、結局めだかは無理矢理絶頂を味わう羽目になるのだった。
乱れた白衣と汗ばんだ肌、涙で潤んだ目、だらし無く涎の垂れた口元。
清楚な雰囲気を持つ普段のめだかとは掛け離れた淫らな姿に、死神はわずかに罪悪感を感じながらも遊びとしての欲情を楽しんでいた。
「お願い…っこんなのもう…やめてよ…!」
「なーに言ってんのめだチュン。まだまだこれからじゃん」
死を司る神としては絶対に用の無い、ただ快楽を求める本人の意識により勃起した男根を死神はめだかの秘部にあてがった。
「…初めての相手が死神でゴメンネ?」
「え…ぁ、…黒っち、くろっ…いやぁあっ…!」
自分の体を強引にこじ開ける冷たいものを、めだかは狂ったように拒絶した。
そうしている間にも圧倒的な質量に耐え切れない肉襞がその侵入を許し、めだかの意識を支配していく。
狭い内壁を擦り上げるそれがゆっくりと奥へ向かうにつれ、めだかに初めて感じる破瓜の痛みを生み出した。
「あっれー?血出ちゃったなぁ」
「はぁ…はぁ……」
死神は小刻みに震えるめだかの首筋に顔を埋め、小さく腰を動かした。
「いっ…いたぁ…っ!黒っち…痛い!」
「すぐ痛くなくなるから…今は我慢しててね」
乳首をくにくにと指で弄られると、子宮のあたりがきゅうっと甘く収縮し、男を一層感じてしまう。
犯されているという事実をめだかは今更になって実感した。
「こうやってると思い出すなあ、浅ちゃんの事」
死神の口から意外な人物の名前が出た。
「っあん…ぁあんっ…あさっ…涼子、さん…?」
「そう。10年前もこんな事してたんだよ?浅ちゃんと」
めだかは余りのショックで気が遠くなった。
浅瀬涼子はかつてこの学校の保健医だった人間である。
厳しく冷徹な彼女にこういった淫らなイメージは微塵もない。
182 :
凌辱ごっこ:2009/11/14(土) 16:44:15 ID:guRvQInQ
「それにしてもあの時は酷い事したなー…。イルちゃんの寝てる前でさ」
「そ…んな…」
「気付かれないように必死で声抑えててさぁ…最初は抵抗して注射ぶっ刺されたけど結局はあの人も女なんだよね、何回か突き上げたらアヘ顔晒して善がりまくってた」
「う…うそよ…ありえない…」
彼女に生徒として接していためだかには想像もできなかった。というよりしたくなかった。
うろたえるめだかを見て、死神はニヤリと笑う。
「嘘だと思うなら聞いてみな?多分一瞬で顔色変わっちゃうからさ」
腰の動きがおもむろに速くなった。冷えた思考が快楽に引き戻され、言いたい事も言えないままめだかはただ犯され続けた。
こんな死神に屈してはならない。その意志に反してめだかの体は既に男根を求めていた。
無理矢理植え付けられた快感が麻薬の様にめだかの思考に働きかけ、与えられれば与えられる程益々欲しくなってしまうのだ。
やがて自ら腰を上下させながら、めだかは死神を睨んだ。
「ひぃ…あ…あんっ…最っ低…!許せな…」
「はは、言ってる事とやってる事が違うんだけど」
体位を正常位から対面座位に変えさらに深く突き上げる。
「…もうやら…いやなのっ離してぇ…!」
「嘘だ。好きでしょ」
「嫌いっ…だいっきらいよ…ああぁあーっ!!」
冷たい精液を奥へ叩き付けられ再び達した。
全て悪い夢であればいいのにという虚しい望みと共に、めだかの意識は遠くなっていく。
死神は気を失っためだかの髪を撫で、ぽそりと呟いた。
「…ゴメンネ、めだチュン」
その表情は快楽を得た後の下卑た笑みではなく、どこか虚無感が残っていた。
おわり
黒っちは10年間で性格ちょっと変わったと思う
なにこのスレ素敵
184 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 19:37:14 ID:5ApkfrQa
やっと規制解除された
179超乙!!!
鬼畜黒ッちいいなー
本スレ落ちた?
落ちたっぽい
完全に落ちてるね。
まぁ過疎ってたし、とりあえず今年はもう建てなくていいんじゃない?
最近の怪盗ミッチェルで藻太郎×寿々子に萌えたので今年最後の投下いきます。
藪木警部に鉛玉をプレゼントされる覚悟の
藻←寿っぽいミッチェル店漂流ネタ。
店が漂流していると寿々子が気付いたのは、ミッチェルと2回目のオセロをしている時だった。
店はかなり沖の方へ流されてしまったらしく、元いた崖は遠くの方に小さく見えるだけである。
「…………嘘でしょ…」
窓の外を呆然と見つめながら、寿々子は呟いた。
ぐらりと床が傾き細い足がよろめく。
「わあっ!?」
「おっと、大丈夫ですか寿々子さん」
バランスを崩した体ががっしりした腕に抱き留められ、寿々子はぱっと顔を朱に染めた。
しかしそれもつかの間、寿々子はミッチェルに向き直りこの異常な状況を訴えた。
「ミッチェルさん!あのっここ流され…っ」
「ああ…いつもの事ですよ。心配する事はありません」
慌てている寿々子とは対照的に、ミッチェルは気にも留めない様子で椅子に腰を下ろす。
「さっ、オセロの続きといきましょうか!次寿々子さんですよ」
「できませんよこんな状況で!!あああどうしよう…帰ってこれなくなったら…」
「大丈夫ですって!この店何故かわかんないけど2日3日したらちゃんと元の場所に戻ってくるんですよ、猫みたいに」
「何その性質!ていうか3日!?3日も漂流しなきゃならないんですか」
「食料ならたくさんあるし、シャワー室も完備です。その気になれば1ヶ月位は…」
「絶対いやあああああ!!!!」
寿々子の悲痛な叫びは広大な海原に散った。
「藪木くんだって買い出し行ってたのに…困ってるだろうなあ」
「…あの子はこの店がどうなろうと全然気にしませんから大丈夫です」
「それもどうなの…」
憔悴しきった寿々子は力無く椅子に座り込んだ。
床に視線を落としたままテーブルの上のグラスを右手に持ち口元に近づける。
この時、注意力の鈍っていた寿々子は気が付かなかった。自分の飲もうとしているそれが、水ではなくワインだという事に。
「あっ寿々子さんそれ僕の…!」
ミッチェルが止めた時にはもう遅く、寿々子はグラス1杯の白ワインを目にも留まらぬ速さで一気飲みしてしまった。
「……」
「…寿々子さん…?」
グラスを口につけたまま微動だにしない寿々子と、顔から血の気が引いていくミッチェル。
「………ひっく」
しばらく固まっていた空気を元に戻すように、間の抜けたしゃっくりが部屋に響いた。
「もっと」
「へ?」
「もう1杯ついれっていってんれすよ!もうはぁやく!」
「寿々子さん!?」
ミッチェルにワインを要求する寿々子の頬は上気し、目はすっかり座っている。
簡単に言うと、寿々子は初めて飲んだワイン1杯で完璧に出来上がってしまったのだ。
想定外の事態に困惑しながらもミッチェルは寿々子を宥めすかす。
「あの、寿々子さんはまだ未成年ですし、お酒はダメだと…」
「なあんか言いましたぁ?」
「ぎゃああごめんなさい!なんでもないですすみません!!」
籠に入っていた林檎を手で握り潰した寿々子にミッチェルが言える事はこれ以上何も無かった。
「うふっ…おいしー」
「…うっうっ……藪木くん助けてぇ…」
10分もしない内にボトルを1本開けご機嫌な女子高生の前で、恐怖に怯え泣きじゃくる39歳の中年男性というかなり奇妙な状況が漂流している店の中で生まれている。
「ふぁ……なんか暑いなぁ…」
5本開けた所で寿々子はシャツのボタンに手を掛けた。
「あっ!いけませんレディがはしたない!」
さすがに一応分別はついているらしい39歳は酔っ払った寿々子の手を掴んだ。
「や…暑いのぉ…」
「君ちょっと休んだ方がいいですよ…ほらソファまで運びますから」
「やーっまだ飲むー」
「もういい加減にして下さいよ」
華奢な体を抱きかかえ奥のソファに横たえる。
「ミッチェルさぁん…私…体が変なんらぁ……」
潤んだ目とピンク色に染まった肌がミッチェルの視線に入るが、ミッチェルはすぐに目を逸らした。
「そうですか」
「ん…ミッチェルさんに運んでもらった時とか声聞いた時に…なんだろ、体がきゅんってなって……この辺が…変なの…」
そう言って寿々子は足を広げ、スカートの裾から手を入れて奥の暗い所を指で摩り始めた。
「!?だからいけません!嫁入り前のお嬢さんがそんな…」
「んっ…らってミッチェルさん見てると…ここ…熱くなるんらもん…っ」
アルコールが引き出した普段は絶対に見られない寿々子の恥態が、ミッチェルを少しずつ滾らせていく。
「だ…だめですよ…こんなの…僕もう行きますよ」
「私…好きなんらと思うの…。ミッチェルさんのこと」
「だめですってば」
「や、お願い行かないで…どうにか、して…!」
調理服の袖を掴んで懇願する寿々子を見て、ミッチェルの中で何かが切れた。
「…どうなっても知りませんから」
低い声が寿々子の耳を伝って下腹部まで響き、
面積の大きい手が寿々子の手首を優しくソファに押し付けた。
2、3回軽く唇を合わせ舌を差し入れると寿々子の甘い舌が絡んでくる。
「ん…っふ、ぁ……」
ボタンが外され寿々子の可愛らしいブラが露になった。
子供っぽい下着に背徳感を感じつつ、ミッチェルは器用に金具を外し緩んだブラを上げる。
「あ…涼しー…」
「酔ってるからとはいえ恥じらいとかないんですか君には…」
筋ばった指が柔らかな肌を滑った。吸い付くように収まる胸を揉み朶き、丁寧に頂点を責めていく。
「ひゃっ…あん……っん…」
しばらくそうしていると焦れた寿々子がミッチェルの脚に秘部を擦りつけてきた。
卑猥な光景にミッチェルの喉が鳴る。
「はしたない子…」
いたいけな少女の、まだ誰も触れた事のない清らかな場所に、ついにミッチェルの手が伸びた。
湿ったパンティを隔てて指で押し、弾力のある小さな部分を探り当てた。
「あ…っそこ、っやぁ…んん…!」
そこをぐりぐりと刺激すると甘い声が寿々子の唇から漏れた。
酒のせいで欲望に忠実な寿々子は無意識に腰を動かし、快感を得ようとする。
ミッチェルがパンティのレースから指を差し入れ濡れた粘膜を撫で上げた時、びくん、と寿々子の体が跳ねた。
「もうこんなにして…」
「だ、だってぇ…すきなんだも…っ」
首に手を回し体を密着させてくる寿々子にミッチェルは愛おしむように優しいキスをした。
一方指で浅い所を細かく出し入れし、ぐちぐちと音を立てる。
「はぁ…っ…うぁ……っん…」
「どう寿々子さん、痛くありませんか?」
「ん、きもちぃ…ですっ…な、なんか…くる…っ?」
「あれ、早いですねぇ」
しがみつく寿々子には余裕はなく、間もなく訪れる絶頂を予感させる。
指の動きが速くなり熟れたそこを執拗に責め立てると白い太腿ががくがくとわなないた。
「あっあ…ふぇっえ…あぁあ…っ!!」
膣内がきゅうっと締まり、太い指に絡み付く。
小さく何度も締まる膣と
指と肉壁の隙間から愛液を溢れさせる様子がミッチェルに寿々子の絶頂を知らせた。
「あ…私、おかしくなっちゃっらぁ……」
入れたままの指は未だひくひくと締め付けられていた。
「ふふ、僕の華麗なテクですっかりメロメロですね?」
「ひぁ…っ!…ん……すき……もっとぐちゅぐちゅしてぇっ…」
普段しっかりしていて健全を絵に描いたような可愛らしい寿々子が、卑猥な言葉を口にしながら淫らに男を求めている。
子宮口を突いたりざらざらした肉壁を擦り上げたりしている内に日はさらに傾き、
寿々子が指だけで5回目の絶頂を迎えた時には辺りは暗くなっていた。
「あ…月…キレー」
仰向けにソファに寝ている寿々子は首を反らして後ろの窓の外を眺めた。
「君の方が美しいですよ」
「ふふっ…いいれすよぉそんなの」
「いえ、本当です」
月明かりに照らされた寿々子の肌は輝くばかりの白さをたたえている。
白いといえど張りがあり決して病的ではない肌を、ミッチェルは少しだけ羨ましく思った。
「ミッチェルさん…あの、ね…一つになりたいの…」
「寿々子さん…」
「…指じゃなくって……ミッチェルさんの…ちょうらい…?」
誘うような目つきで愛液にまみれた襞を自らの指で広げる寿々子にはもはや普段のような幼さは感じられない。
彼女の態度は男を誘う女性のそれそのものだった。
少女のあどけない顔と淫らな仕種のアンバランスな組み合わせがミッチェルの意識を罪に染めていく。
「…痛いですよ絶対」
「……ん…」
「……後悔しても最後までしちゃいますよ…?」
「いいれすからぁ…もう、早く」
「女の子を泣かせるのは大変不本意ですが…仕方ないですね」
チャックを開き、小袋を開ける音がした。
その少し後に柔らかく敏感な寿々子の秘部に熱い塊が押し付けられる。
「力抜いて…いい子ですね寿々子さん」
ミッチェルは大きく息を吐きながら腰を進め、狭い膣内をこじ開けるようにしてゆっくりと全てを収めた。
「ぁ…はいったぁ……」
中で感じる圧迫感と脈動がたまらないらしく、寿々子は満足そうに表情を緩める。
一般男性よりやや質量の大きいミッチェルのそれを初めてくわえ込んだ少女の秘部からは鮮やかな血が流れていたが、寿々子には痛みを感じている様子はない。
「痛々しい…平気なんですか寿々子さん」
「ん…わかんな…ミッチェルさんのでいっぱいで……気持ちよくって……っぁは…あ…!」
反応に安心したミッチェルが腰を動かし始めた。
「きゃっ…あぁ、おっきぃっ……」
寿々子を気遣っていた優しい抽挿がだんだんと男の欲望をぶつける激しい動きに変わっていく。
「ミ、ミッチェルさ…ぁあっ!は、ぁ…っんん…!」
「ふっ…もう加減出来ません…っ…」
激しい交わりで寿々子は何回も果てたが人より遅めのミッチェルはまだ1回も出していない。
「ね、ミッチェルさん、こっち向いて?」
「ん…何です寿々子さん…」
ミッチェルが顔を上げたその瞬間、彼は唇に柔らかな感触を覚えた。
「!」
「…お返し」
その余りに可愛らしい仕種にミッチェルの雄が脈を打った。射精欲がミッチェルを襲う。
「お返しになりませんよっそんなの…!」
「ええー…?…あ、今ミッチェルさん…」
「…………ええ、出しましたが何か」
珍しく耳まで真っ赤なミッチェルを見て、寿々子の胸に温かい気持ちが込み上げた。
同時にとてつもない眠気が訪れ、寿々子はミッチェルに組み敷かれたまま意識を手放す。
「…不覚だ…僕ともあろう者がこんな小娘にときめいてしまったなんて…」
いささかナルシストな所のある39歳は後始末をしながらそう独りごちた。
熟睡している寿々子の髪へ気まぐれに挿した赤い薔薇が薄い色素によく映える。
窓の外の、ぽつんと高い空に浮かぶ月だけが全てを見ていた。
おわり
なんとなくミッチェルは遅漏気味で藪木くんは早めなイメージがある
うわあああああああああ超乙!
藪木くんに鉛玉100発もらおうと藻寿々に萌え!
ミッチェル遅漏に吹いたwww
店漂流パターンで藪寿々が見たい…
エロいなー
超絶GJです!
196 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 23:54:59 ID:OUeO+gJI
禿もえた
ウリやってる寿々子×物凄いピュアな藪木くん
なんだかシリアスで逆レイプ気味。
嫌な方はスルーして下さい。
柔らかく笑う彼女が好きだった。
コーヒーを飲みながら、カウンターにいる彼女と一言二言会話を交わす。
僕はそれだけで満足していた。幸せだった。
余りにも盲目過ぎた僕は、
彼女の柔らかな笑顔の裏に何が隠されているかなんて、少しも考えていなかった。
そして、無意識の内に抑えられていた僕自身の欲望にも、気付く事はなかった。
そう、あの時までは。
「ああっ今日撮影があるんだった!」
突然藻太郎が間抜けな声を出したのは、海も凪いでいる穏やかな昼下がり。
「すっかり忘れてましたよ!えーと約束の時間は…えっあと10分!?これはマッハで準備しないと…」
店内を走り回る藻太郎を横目で見ながら、本のページをめくった。
「あっそうだ藪木くん、今日はここで店は切り上げますから!お疲れ様ー」
乱暴に扉を閉める音だけが広い室内に響く。
全くどこまでも適当なオーナーである。あの人に対しては軽蔑するのさえも面倒になってきた。
一人になった店でする事なんて読書くらいしかない。
服を着替え、店の外に出た。上の店で一息つきたくなったからだった。
ついでにあの子にさっき試しに作ったタルトを試食してもらう。
絶対おいしいと言ってくれると思ったら、耳の辺りが急に熱くなった。
崖に登り切り、ドアに手をかけた時、僕はある事に気付いた。
「ん…休み?」
いつもは営業中と書かれたプレートが裏返されて準備中になっている。
確か朝は開いていたはずだと不審に思いドアを開けた、その時。
「あっ…ぁ、あんっ…んはぁ…!」
僕は喫茶店にあるまじき音を聞いた。喘ぐその声が僕の知ってる誰かに似ていたので、胸がざわつく。
奥へ歩を進め、そっと声のする方向を見た時、僕は店に入った事を後悔した。
奥のソファで、見た事のない男がしきりに体を動かしている。
その男の首に白い腕を巻き付け、男の動きに合わせる華奢な体。
「はぁっ、はぁっ…ん…気持ちいっ…あ…イっちゃう…!」
「ふ、ふふ、寿々子ちゃんはホントに可愛いねぇ…そんなにイイかい?ん?」
「ひゃっ…ぁ!いっイイですっ…!そんながちゅがちゅ突かれると…私…っ!」
男に媚びる甘ったるい声。粗い呼吸音。
全てが夢だと思い込みたかった。知らない男と交わりよがるあの女の子の姿が寿々子だと認識するのを僕の脳が拒んでいる。
呆然としていた僕は、持っていたタルトの入った箱を床に落としてしまった。
「!!」
その音で男と寿々子は僕の存在に気付いたようだ。
「や…藪木くん…」
心底驚いたような表情で僕を見る寿々子は何も服を着ていなくて、僕はすぐに目を逸らした。
「あ…ごめん寿々子ちゃん、これ代金ね」
男だけが妙に急いで身なりを整え、僕に擦れ違ってそそくさと店を後にした。
「……………」
空調は調っているはずなのに、やけに空気が冷たいと感じた。
冷たい空気が呼吸により胸に入りじわじわと心臓まで凍らせていくような、そんな感覚さえあるような気がする。
「………ごめんね」
最初に口を開いたのは寿々子だった。
「驚いた…?」
「……………」
寿々子がいつものように笑いかけるから、僕は何も言えなかった。
「うち…全然客来ないでしょ。だから、こんな事しないとやってけないんだ」
「た…卓樹は知ってるの?妹にこんな事させて…」
どこにいるのか知らないが卓樹を本気で恨んだ。知らずと声が震える。
「お兄ちゃんには言わないで!…私が自分で決めた事だから…」
寿々子は僕の袖を掴んで必死な表情で懇願してきた。白い肌が陽に照らされ、鮮烈な印象を僕に与える。
見ないように努める理性が少しずつ揺らいでいく。
「…お願い、秘密にしてて…」
「………」
これ以上僕を見ないで欲しかった。何て顔をしたらいいのかわからない。
返すべき言葉を探しているうちに、寿々子が静かに言った。
「じゃあ…藪木くんも気持ちよくしてあげよっか…」
いいでしょ、とまだ紅潮している頬を妖しく緩ませ、僕を見据える寿々子はもはや僕の知ってる寿々子ではなかった。
「!?…寿々子…!」
抗いがたい力で腕を引かれ、ソファに座らされる。
床に膝をついた寿々子が僕の脚の間に入り太腿をズボン越しに撫でてきた。
「寿々子っ…やめ…」
予測もつかない事態の連続で心臓が早鐘のように鳴り、思考を麻痺させる。
形の良い唇がズボンのチャックをくわえ、器用に下に下ろす。いやな想像だが、慣れているのだろう。
寿々子が、生まれたままの姿で僕を慰めようとしている。
どう拒んでも下半身に溜まっていく熱を鎮める事は出来なくて、ただ浅ましく反応を始めていた。
「…いやだ、すずこ、こんな事僕は望んでな…」
「うそつき…こんなに大きくして」
熱を持ったそれが抵抗も出来ずに外気に晒され、息を飲んだ。羞恥で気がおかしくなりそうだ。
彼女の細い指が敏感なそれに絡みつき、緩慢な動作で扱かれる。
「…っ…はぁ……」
唇を噛んで時が過ぎるのを待ち、これは悪い夢なのだと自分に言い聞かせる。
しかし、そんなわずかな期待は急にはっきりさせられた意識により封じられた。
「あ…!?す、すずっ…」
寿々子が僕のそれをぱくりと口にくわえだしたのだ。
「ん…ふ…」
腰を引くと一層奥までくわえ込まれ、上下に動かされる。
口内の温かさと舌使いに思わず声が漏れ、体が強張った。
「…ぁっ…はぁ…いやだ……」
「…きもひぃい?けっこうとくいらの…」
緩やかな動きはだんだん激しくなり、僕を追い詰めていく。
目を逸らしたいのに視線が対象から縫い付けられたように固定され少しも逸らせない。
その上、裏筋を舐め上げる寿々子の、快感しか見えていないような表情がさらに欲を煽った。
「私まだイッてないんだよね…藪木くんに見つかっちゃったからさ」
「……っ…」
床から立ち上がった寿々子に押し倒された。女の子とは思えないような力で手首を縫い付けられ抵抗できない。
「離して…君っ…どうかしてる…!」
「私はいつも通りだよ。藪木くんこそ、ホントは嫌がってない癖にいつまで意地張ってるつもりなの?」
ぎくりとした。僕は嫌だったはずだった。
さっきまで寿々子を金で買っていた、あの汚らしい男と同じように扱われるこの状況が惨めで堪らない、はずだった。
しかし僕は実際、張りのある白い肌や恍惚した表情、服の上ではわからなかった豊満な膨らみにどうしても視線がいってしまっている。
否応なしに引きずり出される欲望の存在が恐ろしかった。
「…っく…」
寿々子の腰がゆっくりと下りる。屹立が徐々に濡れそぼった肉の中へ収まっていくのを見て、くらりと視界が揺れた。
僕は自らの欲望を否定するようにかぶりを振って全力で抵抗した。
「ひぁ…やだやだやだっ…ぁ……!」
「ん…はぁ、生でしちゃったぁ…」
藪木くんならいいや、と寿々子が僕の上で微笑む。
寿々子が腰を揺らす度に快感の波が押し寄せ、僕を翻弄する。
このまま理性を捨ててしまえば楽なのかもしれない。快楽に流され寿々子の体を求めてしまえばきっと何も考えずに済む。
けれど。
「やだ…嫌だよ……」
悲しくて胸が痛かった。やっぱり僕は寿々子が好きだ。寿々子を性欲の対象だけとして見たくなかった。
じわりと視界が滲んで、寿々子が見えなくなる。
「うっ…く、…ひっく…」
気がついたら僕は、情けない事に好きな子の前でぐちゃぐちゃに泣いていた。
「ど、どうして泣くの?」
戸惑ったような声で寿々子が至近距離で尋ねてきた。
僕が泣いたってどうにもならないのはわかっている。傷ついて本当に泣きたいのは寿々子のはずだ。
そう考える思考に反して、頬を伝う涙は抑えきれないでいた。
何か言いたいのに寿々子が腰を動かすのを止めてくれないからまともに喋る事ができない。
「…ぁ…は…んっんん…や、やめて…!」
「…もう…止まんないよ…っ…」
一層激しくなる抽挿で揺れる寿々子の胸が卑猥だった。
「…っはぁ、はぁ……ああ…っ…!」
高い声をあげて、寿々子は僕の上で果てた。
中が急に狭くなったと感じた後に、ぐったりと僕に寄り掛かる寿々子の熱い吐息が首筋にかかった。
覆いかぶさる重さとひくつく膣内が射精欲を駆り立てる。
「…んっ……ぅ…」
ついに、寿々子の中に出したくなかったものを出してしまった。
「あ…なか…きもちぃ…」
僕に乗ったまま寿々子はぴくぴくと小さく痙攣している。
その蕩けた表情を傾きかけた陽が照らし、一層その淫靡さを際立たせているのをぼんやりと眺めた。
こんな時にまで、綺麗だと思った。
「気持ちよかった…?」
耳元で囁かれただけで感覚の鋭くなった体が疼く。
「…ぁ……っ…」
寿々子が腰を上げると僕の出した生暖かい精液が寿々子の太腿を伝った。
濡れた音が生々しくて耳を塞ぎたくなる。
手際よく処理をして、寿々子はテーブルに置いてあった服に袖を通している。
僕はというとまだ全身の力が抜けきっていて、ソファに横たわっている事しか出来なかった。
「…いけない事だっていうのはわかってるんだ」
寿々子がシャツにリボンを通しながら僕に聞こえるような声で呟く。
「でもお金いっぱい貰えるし、気持ちいいのは本当だし」
そう言って寿々子は俯いた。
「泣いてたのに無理矢理しちゃってごめん。嫌いになったでしょ…私のこと」
「違う!」
反射的に声が出たのに驚いた。寿々子も顔を上げて僕を見ている。
僕に出来る事といったら、このまま全てをさらけ出す事くらいしかなかった。
「違う…嫌いになったわけじゃ、ない」
体が自然と寿々子に向かう。細い手首を掴んで寿々子を引き寄せた。
「藪木くん?」
「…純粋に好きだってだけじゃなかったのがすごく悲しかったんだ」
「………え」
この状況で言いたくなかった。本当はもっと大事に言いたかったのに。
「どういうこと…」
「ごめん、黙ってて」
自分でも何でこんな事をしているのかよくわからなかったが離す事ができない。
寿々子はそんな僕の様子を心配しているのか、それ以上何も言わず背中に腕を回してきた。
しばらく、肩ごしにさっき落としたタルトの箱を眺めながら
かわいそうで愛しい寿々子の体温を確かめていた。
おわり
やべ…罪悪感が…
藪寿々はやっぱりほのぼのが好きだ
シリアスも至高だな
乙!
わあああああああ
超乙!この後2人どうなるのか気になる
今日のブログの漫画見て思ったけどもしかして森さんこのスレ見てるのかなあ。
(まあそうだった方が嬉しいけど)
それとも藪木くんの寿々子呼び捨ては最初から公式設定なのかなあ。
ちょwやだ恥ずかしい!
自分の書いたエロパロが原作者に見られるとか恥ずかしくて死ねる
久しぶりにきょうのできごと読んだら秀介×左京に萌えて仕方なかったので書きました。
本番なし。5レス程頂きます。
「…まじか…!」
本屋の少女漫画コーナーの前で、左京はいつになく真剣な表情で漫画を読んでいた。
彼女が顔を赤らめて熱心に立ち読みしている本は、
『大好きなカレとドキドキ初体験』
『カラダもココロも絶頂LOVE』
といったタイトルの、いわゆるティーンズラブと呼ばれる類の漫画雑誌である。
中学生の左京より少し年上の女の子が、付き合っている彼氏と激しく体を求め合いセックスに及んだ後に甘い恋の余韻に浸る。
そんな際どい内容が大半だ。
りぼんなど少女向けの健全な漫画を読んでいた左京はそんな内容のものは普段全く読まないのだが、
一緒のコーナーに置いてあるその雑誌がふと気になり、試しに読んでみたらこの有様である。
(な、なんやコレ!?すご…)
彼氏の芦原ともキス止まりの清い関係の左京にはその漫画で繰り広げられている事全てが未知の領域だった。
舌を絡め合うキス、淫靡な愛撫。
しまいには体を合わせ本能のまま揺さ振られた時の女の子のとろけそうな表情。
漫画から目が離せない左京の心臓はどくどくと太鼓の様に体に響いていた。
読み進めていくと、いつの間にかベッドの上の彼氏の腕まくらで横になっている主人公の女の子が幸せに満ち溢れている。
愛してる。そんな台詞を囁いて眠りにつく2人。2人だけの世界がそこにはあった。
(なんか、すごいラブラブ…ハッピーエンドやん…!)
ぱたんと雑誌を閉じた左京はそこでしばらく立ち尽くしていた。
(ウチも秀介とこんな事できるのかな…いいなあ、恥ずかしいけどしてみたいなぁ……)
頭の中でピンクな妄想が広がって、自然と顔がにやける。
「…左京?」
そんな左京の意識はいつもの聞き慣れた声でこっちの世界へ引き戻された。
「ぅおおっ秀介!?」
「ぅおおっはないやろ彼氏に向かって…」
左京が振り返るとそこには彼氏の芦原秀介が立っていた。成績優秀、運動神経抜群の爽やか好青年である。
左京は咄嗟に持っていた本を棚に置き、何でもないかの様に装った。
あんな漫画を読んでいた事を知られるのが恥ずかしかったからである。
「な、なんでここに…」
「参考書買いに来た。そしたら左京が見えたから…」
どうやら秀介は気付いていないようだ。ほっと胸を撫で下ろす。
続けて秀介が俯いて呟くように言った。
「…あのさ、左京」
「へ?」
俯いた秀介の顔が赤い。
左京から目を伏せたまま、秀介は思いがけない言葉を発した。
「オレんち…両親が今旅行中なんやけど、暇なら…来ない?」
( チ ャ ン ス や )
左京はそう直感した。これは天命なのだと。阪神という神様が自分と秀介の仲をカラダもココロもとろける絶頂LOVEにする為に下さったチャンスなのだと。
「おーい…左京?」
「ふぇっ?」
「何か変だぞさっきから」
またしてもあちらの世界に飛んでいた意識を秀介に呼び戻された。
「……で、来るわけ?」
「いっ行く!行かせて頂きます!!」
「ちょ…声大きいな!」
こうして左京は覚悟を決め、初めての彼氏の家に向かうのだった。
「ふわあ〜…ここが秀介の部屋かぁ」
「あ、あんまりいじるなよ?オレ…菓子とか持ってくるからっ」
ガタガタッと大きな音が階段からしたのは、秀介がかなり緊張しているからである。
左京は部屋を見回した。
整理整頓された部屋は秀介の几帳面な性格が端的に表れている。
置かれているベッドにドキドキしながらも座ってみたが余り落ち着かない。
(せやけど…どないしよ?)
部屋に入ったはいいもののどうやってああいった雰囲気に持っていけばいいのか、中学生の左京には見当もつかなかった。
(いきなり漫画のあの子みたいに『ひとつになりたい』なんて言ったらひくよなぁ……ウチそんなキャラちゃうもん)
もしかしたら嫌われるかもしれない。最悪な事態が頭をよぎり、考えないように首を振った。
(やだ、そんなの嫌や!ああでもどないしたらええの…)
ベッドの上で膝を抱えて悩んでいる内にドアが開いた。
「お待たせ。…何やってんの」
「あっううん、何でもない!」
「そっか…。あ…コレ、左京好きやろ」
「すっ好き!はは…やっぱコンソメ味は最高やなっ…」
緊張からのぎこちない会話のせいで出されたお気に入りのポテトチップスも喉を通らない。
「…………」
沈黙は容赦なく空気を重くした。
思考はぐちゃぐちゃに絡まったいつかの毛糸のように混乱しているのに胸ばかりが鼓動を速くし体を火照らせる。
これ以上この状況に耐えられなくなった左京の、内にある何かがついに破裂した。
「……っぅああああああもうめんどくさいわーー!!」
「!?」
急にテーブルから身を乗り出し大声を張り上げた彼女の奇行に、秀介は本気で驚いた。
「な、何や左京……」
「ウチバカやから深く考えられん!秀介、今からウチが言う事ひかんで聞いて!?」
「…ああ」
「ウチな、秀介とカラダもココロもとろける絶頂LOVEになりたいんや!!」
「……!?それどういう…」
「だから秀介とな、えっちしたいねん!!」
「ええええーー!!!?」
ここまでまくし立ててしまってから、左京は自分の言った事を瞬時に後悔した。
(い…言ってもうた……しかもムードぶち壊し……最悪や)
自分の築いてきた妄想ががらがらと音を立てて崩れていくのを左京は感じた。
きっとどんびきされている。そう思うと怖くて秀介の顔が見られなかった。
鼻の奥がつんと痛くなり、涙がじわりと目を濡らす。
「こんなの…おかしいのは知ってる。でもお願いや、嫌いにならんといてぇ…?ウチ秀介のこと、ホンマに好きなんや…」
一言も発しない秀介に懇願する左京の声は震えていた。溜まっていた涙が次々と零れテーブルに雫を落としていく。
「……左京」
「う?」
突然名を呼ばれ左京が俯いていた顔を上げると、唇が触れた。
キスをしながら長い髪を撫でる秀介の手はこの上もなく優しい。
ゆっくり唇を離すと、切なげな表情をした秀介がすぐ近くで左京を見つめている。
「…オレ、お前の泣き顔に弱いみたい…」
「……っ」
胸を締め付ける甘い痛みに左京は目を細めた。
「ど…どんびきしてへんの?嫌いになったりせえへんの?」
「当たり前やろ。……ちょっとびっくりしたけど」
秀介のよく赤くなる顔がさらに赤くなってくるのを見て、左京の頬もつられて熱を持つ。
「オレかてずっとしたかったんやで、こういう事」
細い体がベッドに優しく押し倒され、秀介の姿が真上に見えた。
いつもと違う秀介にわずかな恐怖と期待を覚え、左京は身を強張らせる。
頭の中では何度も漫画でおさらいしていたのに、こんな状況になると何もできなくなるのを悔しく思った。
「…ボタン外してもええ?」
「うんっ…ん…っひゃは、ぁ、やめ、だはははっ」
胸元で指先がうごめく感触がくすぐったくて、身をよじった。
シャツが開かれ胸元が涼しくなっていく。はだけたシャツからは青い星柄のブラが未だ未熟な胸を覆っているのが見え、秀介の欲を煽る。
「ぁ…あんま、見んといて…」
「可愛い、左京」
秀介は左京の白い肌を撫でながら恐る恐る唇を付けた。
最初はゆっくりとしたものだったが、びくんと反応する左京の体が愛おしくて堪らないかのようにだんだんと激しくなっていく。
完全に欲情した秀介の指がブラの中に入り込み、柔らかな乳首に触れた。
くすぐったさだけではない感覚が体を駆け巡り下腹部を熱くさせるのを左京は感じた。
ぎこちない手つきで転がされたり摘まれたりするとそれが一層顕著になる。
「しゅ、しゅーすけ、ぁっあ…体…変や…おかしくなるっ…」
「左京…すげーエロい」
「えろい?ウチ…えろいの?地盤沈下しとるのに?」
「…何?地盤沈下て」
「………ウチ、胸小さいんやもん」
そう左京が言った途端、秀介が吹き出した。くっくっ…と肩を震わせ笑いをこらえている。
「な、何がおかしいんや!」
「ごめっ…くく、地盤沈下…ツボやわ」
「笑うなぁ!気にしてんのに…」
「ああすまんすまん、悪かったわ。オレ小さくても構わんし」
「ひゃ…ぁ…そうなん?よかった」
緊張がほぐれ、やっと本来の2人の会話ができてきたようだ。
心と一緒に体も素直に興奮を見せ始める。
下から秀介のシャツのボタンを外していくと鎖骨があらわになり左京をどきりとさせた。
同時に放たれる匂いが左京の子宮をきゅうっと疼かせる。
(秀介色っぽいなあ…)
そんな事を思いながら首筋から胸にかけて指で辿ると、思いの外秀介の体が大きくびくついた。
「ん…っ…!」
「あれっ秀介、もしかして感じやすいん?」
「う、うるさいな!ええやんか別に…っ」
「ふふ、秀介かわえーなぁ」
味をしめた左京が秀介の肌を撫で回す。脇腹をくすぐったり、乳首をつついたりすると面白い位反応を見せるので、しばらく続けた。
「ちょっ…も、やめろって…ぁっ…は…」
「げへへよいではないかよいではないかー」
「あ…っもう、左京おま…まじ許さへんからなっ…!」
おもむろに手首を掴まれ、左手だけでベッドに押し付けられた。
所詮は女の子である左京は、力では秀介に勝てないのである。
「え…?あの、秀介さん?」
「はぁ、はぁ……仕返しや」
獣のような目で見据える秀介に、左京の背筋がぞくりと寒くなった。
「や…そんなムキに…んんっ」
噛み付くようにキスをされ、舌を入れられた。
「ん、ふぁ…っ…ぅ…」
(お、大人のチューや!どないしよ!やり方わからん!)
拙く絡む舌が熱い。口内を舐められる度にぞくぞくと体がわななき、無意識の内にパンツの中を湿らせる。
「ひぁ…っ!!」
秀介の長い指がいきなり太腿の内側をつつ、となぞり始めたので、
左京は反射的に喉を大きくのけ反らせた。
「…あかんよぅ…っ、はぁ…そこ、あかんってば…!」
「ふ…言うてみぃ、何があかんの…?」
「い、いじわる…!どえす彼氏や!」
足を広げ頬を上気させた左京にいくら抗議されても秀介にとっては興奮剤にしかならなかった。
しかしそのまま指をパンツに引っかけ下ろそうとした時に、秀介ははっと我に返る。
「………あ……」
手を引いて左京から身を離し、しばらく俯いていた。
「どした?秀介」
身を起こし秀介を不安げに見つめる左京に、秀介が口を開いた。
「…やっぱりダメや。あかん」
確かな意志を持った声で左京にそう語りかける秀介はひどく真剣な目をしていた。
左京は突然の言葉に驚き、急に心臓が冷えたような気がして秀介のシャツを掴んだ。
「何で…?何かウチ悪い事した?…悪ノリしたのは謝るから…」
「そういう事やない、そうやのうて…オレら中学生やん。最後まですんのは早過ぎる思たんや。避妊具持ってへんし、初めてはその…左京が痛いやろうし」
「?ひにんぐって何?…っつか、初めてすんの痛いん?好きな人とするから痛くないって漫画に描いてあったで」
「お前…そんな漫画だけの知識でえっちしたいとか言うてたんか?あのなぁ、えっちって大変なんやぞ。赤ちゃんできてまうかもしれへんのやぞ」
「……」
真面目な秀介は性交渉に関する知識やモラルを一通り持っている人間だった。
素直に感心する左京に秀介は諭すように続ける。
「だから、こういう事はホンマは責任ある大人同士でじゃなきゃダメなんや。多分」
「…せや…な……ウチ、何も知らんで…」
左京は頭では秀介の言う通りだとわかっていた。しかし弄られて昂ぶった体は次の快感を求めて疼き、未だ熱いままだ。
このもどかしい感覚をどうにかしたいと思う気持ちは、理性より勝っていた。
「……さわりっこは?」
「へ?」
「せや!さわりっこなら痛くないし赤ちゃんもできへんよ!」
「ええ!?何でお前いつもそんな斜め上の発想を…」
「だって…嫌なんやもん…このままでいんの」
もじもじと動く左京の太腿に、秀介は不本意ながらも釘付けになった。
「体…熱くって…何やお腹の方がきゅんってして…嫌なんやもん」
「左京……」
「なぁ、さわりっこ……しよ?」
元々秀介も理性の裏側では左京と同じ、いやそれ以上の思いを無理矢理に押し込めていたのである。
忘れようにも忘れられない欲望が理性とぶつかり秀介をしばらく悩ませる。
「……っしょうがない、なぁっ…」
脳内の激しい格闘の末、秀介は結局左京の天然の誘惑に打ち勝つ事はできなかった。
「…チャック、開けるで」
「ん…」
好きな子にチャックを開けられているこの状況だけで若い秀介は興奮せざるを得なかった。
「何やこれ…硬いな。開けにく…」
「…すまん」
左京の指がやたら引っ掛かるチャックを開けると、トランクスを押しのけた屹立が既に天を仰いでいた。
「……うわぁ…り…立派やね…」
「そ、そうか?」
初めて触るそれを両手でできるだけ優しく包み込み、感触を確かめてみると、思ったより硬いのに気付いた。
秀介の息を飲む音が至近距離で聞こえ、左京はたまらなくなって目をつぶる。
「…腰浮かして?左京」
「…ぁ…うん…」
秀介の手も左京のスカートに伸び、中のパンツを下ろしていく。
「んぁっ……あっ!」
指が太腿を滑りぴったり閉じた肉の割れ目を撫でた瞬間、左京は高い声を上げた。
秀介の肩に顔を寄せ、震えながら大人しくしている左京の浅い割れ目に指が埋まっていく。
鋭敏な粘膜は優しく侵入者を受け入れぬるぬるとした粘液で指の動きを助けた。
くちゅっ、くちゅっと敏感な入口を擦られ続け、左京はまともに手を動かせない。
「や…ぁ…ぬるぬるやん…あひっ…今、変なとこ触ったぁ…!」
「ん?ここか」
そう言って秀介の指が左京の固くしこった小さな陰核を直接撫で回すと、むせび泣くような声が秀介の耳をくすぐった。
「んんっ…びくんびくんするぅ…っ!ひっ…ぅあ…すんごい、えっちやぁ…」
「左京ホンマ可愛いで…っん、もうちょっと優しく握ってくれるか?」
左京は快感を受け入れるのに精一杯で自分の手をおろそかにしていた事に気が付いた。
「あ…ごめんなぁ…ウチばっかきもちくって…。秀介もきもちくしたげるな…?」
「……っ…うん…」
本当は乱れた左京を見ているだけで達しそうになっていた秀介だったが、
耳元で囁かれた言葉と握られていたそれを拙い手つきで上下に撫でられる動きが射精欲をさらに膨らませていく。
「さ、左京…オレ、もう…やばいわ…!」
「んっは…きもちぃん…?…はぁっ…あっ、あん、しゅーすけぇ…っ」
ヒートアップしていった行為が、2人に同時に絶頂をもたらした。
勢いよく飛び出した白濁が左京のスカートとシャツを汚す。
ぐったりと秀介に寄り掛かる左京は、初めての快感で目が虚になっていた。
表情は満足感に緩み、口元から涎がだらしなく垂れていた。
「……すまん…服汚した」
呼吸を整えつつ秀介が言うと、左京は焦点の合っていない目をしてにへらっと笑った。
「ふへ、しゅーすけのやもん…別にええわ」
それを見て秀介は一瞬だけ目の前にいるこの可愛い彼女をぐちゃぐちゃに犯したい衝動に駆られたがすぐに考えを改めた。
「ダメやって!ほら洗って乾かさんと。早く脱ぎ」
「ん…秀介脱がしてや」
「じっ自分でやんなさい!」
動揺して思わず変な口調になってしまった秀介が後ろを向くと、明朗な笑い声が聞こえた。
「あははっ…さっきまでさわりっこしてたのに恥ずかしいん?おもろいな秀介」
「かっからかうのもええ加減にせえ!大体なぁ、オレがどんなに我慢しとるか…、っ!?」
背中からいきなり抱きしめられ、秀介の台詞が途切れた。
「…ホンマ、ウチのこと好きっ子やな。秀介」
耳まで真っ赤になっている秀介が可愛く思えて、左京は後ろからその赤い耳にキスをした。
「…っ…悪いか、好きっ子で」
「ううん、ウチも秀介の事大好きやもん」
漫画のようにはいかなくても、2人が超がつくほどラブラブである事に何ら変わりはないのだった。
おわり
男女間の関係が微妙な森漫画の中でこんなラブラブカップルは珍しいと思う
きょうのできごと読んでないけど
充分楽しめましたgj
>212
かなーりテンポいいシュール系のラブ※だよ。
小品なのが勿体ないくらい漏れの笑いのツボにくる話やった
>>206乙!
左京のアホな暴走も乙女な感じもかわいい、秀介もかっこいいけど中学生らしさがあっていいな
笑って萌えました。ほんとにGJ!
幸せなスレだなあ