【みなみけ】桜場コハル Part 9【今日の5の2】

このエントリーをはてなブックマークに追加
2410年後くらい@エロなし1
これは、またしょーこりも妄想によって書かれたものである。
過度な期待はしないでください。
画面は明るくすると眩しいのでキヲツケやがってください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 とある街の成人式。懐かしい面々、おなじみの面々が、それぞれオメカシして集まっていた。
「トウマ、ひっさしぶりー」
「ん? おお、内田じゃないか。奇麗な晴れ着だな」
「親戚のお下がりだけどね。トウマは、その、カッコイイね」
 上下とも、少々だぶだぶの、男っぽいパンツスーツ姿のトウマ。
「……半分は、アキラ兄貴のお下がりだ」
「実際、男物だったわけだ」
 だが、胸の飾りやブラウスの着こなしで、見事にハマっていた。
「ところで、さっきフジオカくんに送って来てもらってなかった?」
「え、ああ。紆余曲折があってなあ」
「ふーん。ま、深くは聞くまい、聞くまい。なんかあったら、連絡頂戴ね」
「お、おぅ。あ、マコトも来たぞ」
 入り口の方に、紋付袴姿のマコトが居た。
 マコトはトウマを見付けると、パカパカと慣れない草履を慣らしてやってきて、どちゃっとコケた。
「相変わらずだな」
「へへっ。まいど、トウマ。内田は久しぶり」
 トウマが「しょうがねえな」と、マコトに手を伸ばし、引き上げる。
「あれっ、チアキは?」
「まだみたいだよ……あ、来た来た」
 外の駐車場を見ると、見事な晴れ着姿のチアキが、アキラの運転する車から降りるのが見えた。
「ねえトウマ。助手席にカナちゃんいなかった?」
「この服のヌシと、カナは、いろいろ紆余曲折が」
 トウマが溜息まじりに赤くなる。
「……深くは聞くまい、聞くまい」
「いーじゃないかっ! 久々にみんな集まったんだから、たのしくやろーっ!」
 呆れ気味の内田の前に、懐から出した扇子をぶわっと開いてみせるマコト。
「なにやってんだ、おまえら」
 と、マコトたちを見付けたチアキがむっくり現れた。
「うわっ、キレイになったね。背も伸びたし」
 チアキはどこかハルカにも似た、立派なレディになっていた。