1 :
名無しさん@ピンキー:
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ごらんの有様だよ!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______ _____ _______ ___ _____ _______
ヽ、 _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 ノ | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 |
ヽ r ´ ヽ、ノ 'r ´ ヽ、ノ
´/==─- -─==ヽ /==─- -─==ヽ
/ / /! i、 iヽ、 ヽ ヽ / / /,人| iヽヽ、 ヽ, 、i
ノ / / /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、 、 ヽ
/ / /| /(ヒ_] ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_] ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '" ,___, "' i ヽ| /ii"" ,___, "" レ\ ヽ ヽ、
'´i | | ! ヽ _ン ,' | / 人. ヽ _ン | |´/ヽ! ̄
|/| | ||ヽ、 ,イ|| | // レヽ、 ,イ| |'V` '
'" '' `ー--一 ´'" '' ´ ル` ー--─ ´ レ" |
3 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 20:13:09 ID:3pSnHeLf
乙
新スレ記念にない知恵を振り絞ってSS書いてみた。
「我ながら可笑しな癖よね」
自室の姿見に映ったTシャツとミニスカート姿の自分自身を見ながら香奈は自嘲した。
一見すれば普通の女子校生なのであるが・・・
なんの躊躇いもなくハラリとミニスカートを捲るとそこには歳相応の下着ではなく――――
「こんな女子校生なんて私くらいなものね」
鏡に映る彼女の下半身にはパンツではなく製薬会社の名前が印字されたテープ式の紙おむつが装着されていた。
「さて・・・スカートを・・・こうしてっと」
スカートを元に戻したかと思うと香奈はスカートを持ち上げて丁度おむつとスカートが
「股下0センチ」になるように調節した。
つまり少しでも動くとおむつが見えるような状態になっている。
そして再び姿見の前で姿勢を正したかと思うと、少し崩した。
当然スカートから紙おむつがこぼれ出る。そして ―――――――
「で出ちゃう・・・」
シャーという篭った音が下半身から発せられ、少し露出したおむつが黄色く染め上げられていく。
(は、恥ずかしい・・・)
(でも、暖かい・・・)
いい年をして紙おむつを穿き、汚すという屈辱感よりも今は下半身を包み込む
懐かしいような暖かさに酔いしれていた。
続かない。
5 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:37:52 ID:ajfbv1Zj
こんなのどうでしょう
こんな夢を見た。
教室でサエコと口げんかしていた。
「ハヤト、だいっきらい。一回死んだら?」
あいかわらず口の利き方が乱暴だ。
「は?サエコが悪いんだろ?おまえこそ二回ぐらい死んだほうがいいんじゃないの」
他の女の子にこんなことを言ったりはしない。
でも、サエコと話をしていると頭がカッカしてきて、ついこっちまで乱暴な言い方になる。
そんな自分がいやになって、なおさらひどい言葉を投げつける。
こういうの悪循環っていうんだろうね。
サエコはベー、と舌を出して、ぼくのことを睨みつけた。こっちも舌を出しそうになっ
て、あわててやめる。女の子じゃないんだから、ベー、なんてみっともない。
「いつも冷静なキタガワくんも、サエコ相手だと熱くなっちゃうね」
サエコと仲良しのヨシオカさんがニヤニヤしながら言った。
「ほんとは仲良しのくせに」
「みんなサエコのこと、女の子だっていうんだけど、あたし、本当は男の子だからね」
はじめて幼稚園で出会ったとき、サエコはそう言った。たしかにおさげにリボンなんか
つけて、見た感じはどう見ても女の子だったけれど、中身は男の子だった。おままごとな
んか見向きもしないで、いつもサッカーしたり、男の子と取っ組み合いをしたりしていた。
小学生になると、おさげもバッサリ切って短くし、いつも半ズボンをはいて、見た目ま
で男の子のようになった。5年生になった今でも、ぼくらと一緒に遊ぶ。そばにいると、
ちょっとくすぐったいような、嬉しいような、「仲間」だ。
でも、そんなサエコも口げんかをするときだけは、カンペキに女の子だ。なにがどう女
の子なのか説明はできないけど、やっぱり、こいつ、女だよなー、と口 げんかをして腹が
立つたびに思う。ぼくの一番、痛いところを確実についてくるというか、神経を逆なです
るような言い方というか、そうところが男とは違う。 ものごころついたころからずっと、
男女の区別なく一緒にいるだけに、やっぱり、こいつ、違うんだなー、と思うと、思い出
の中にぽっかりと大きな穴が開いた ようで、なんだか寂しくなる。そして、そのぶん、ひ
どい言葉を投げつけてしまう。
6 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:38:42 ID:ajfbv1Zj
結局、サエコとは口もきかず、6時間目の家庭科の授業になった。家庭科室へ移動し、
班に分かれて座る。まずいことに、ぼくらの班はサエコとヨシオカさん とぼくとミヤムラ
の四人。むっつりしているぼくとサエコを見て、ヨシオカさんとミヤムラは顔を見合わせ
て、まだ、ケンカしてるの?と声をそろえた。
授業が始まると、オオノ先生がプリントを配りはじめた。手にとってみると、「育児のし
かた」と大きく書かれていて、いくつかの赤ちゃんの絵が描いてある。哺乳瓶のミルクを
飲んだり、お風呂に入れてもらったり、おむつを代えてもらう場面の絵だ。
「今日は、赤ちゃんの育て方の勉強をします」
オオノ先生が言った。教科書にそんなの載っていたっけ?と不思議に思いながらも、ミ
ルクの飲ませ方とかお風呂の入れ方なんかの話をプリントの絵にそって聞いた。
「ヘー、赤ちゃんを育てるのって、たいへんナンダー」
向かいあわせに座っているサエコがぽつりとそう言った。
プリントの説明を一通り終えると、オオノ先生はぼくたちを見回した。
「いくら説明しても、なかなかピンとこないかもしれませんね。では、これから実際に赤
ちゃんの世話をしてもらいます」
赤ちゃん、どこにいるの?前の席の女の子たちが声をあげる。先生はニッコリ微笑んだ。
「各班、一人ずつ選んで、赤ちゃん役をやってもらいます」
エー、と一斉に声があがった。やだよー、そんなのー、の大合唱だ。
「これはとても大切な勉強なの。みんなが大人になってお父さんやお母さんになったとき
に困らないように、しっかり勉強しないとね」
先生はぼくらの抗議には耳を貸さずにきっぱりとそう言った。
7 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:39:32 ID:ajfbv1Zj
「ヤッター、ハヤト、赤ちゃんだ」
サエコが嬉しそうに叫んだ。今日一日、ずっと口をきいていないのに、こんなときばか
りはやけに親しげにぼくの肩を突く。
いやな予感はしていた。ジャンケンで決めると、いつも負けるのはぼくなんだ。
「この班はキタガワくんが赤ちゃんなの?」
いつの間にかぼくの後ろに先生が立っていた。
「いつもクールなキタガワくんはどんな赤ちゃんになるのか、楽しみね」
手を出して。先生は最後にそう付け加える。は?と首をかしげながら、出したぼくの手
のひらに、白く丸い薬が二粒、静かに置かれた。
「水なしでいいから、飲んでね」
先生が言った。
「何の薬?」
そういいながらぼくは二粒の薬をまとめて口の中へ放り込み、一気に飲み下した。
目の前が急に、真っ暗になる。
「なにこれ?なんだよー」
そう言ったはずなのに言葉がでない。体中が熱くなってぐるぐる回った。気を失うって、
こういうことなのかな?と思った。
「ハヤト、ハヤト」
女の子の声がした。ぼくのことをハヤト、なんて呼ぶ女の子はたった一人しかいない。
ゆっくりと目を開けると目の前にサエコの大きな目があった。あまりに近くに見えたの
でびっくりして起き上がろうとする。でも、体がうごかない。
「あー、あー、あー」
何か言おうと思っても、言葉にならない。ただ、開いた口から、あー、というだらしな
い声だけが出る。
「ハヤト、かわいー」
サエコの顔がもっと近づいた。
おい、ちょっと、まってよ・・・・
サエコの手がすっと伸び、ぼくの背中に差し込まれた。
え?どうして?
びっくりして、言葉がでない。
温かい手の感触があった。次の瞬間、ふわりと体が宙に浮いた。
ぼくの体はサエコの手で軽々と抱き上げられていたんだ。
8 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:40:20 ID:ajfbv1Zj
「ハヤトも赤ちゃんのころは、こんなかわいかったんだねー」
ぼくの体を抱き上げたサエコは、ぼくの頬を撫でながらニコニコと微笑んでそう言った。
「やめろよ。くすぐったいぞ」
そう言ったつもりなのに言葉がでない。それどころか開いた口からは水のようなよだれ
がスーッとこぼれていった。
「あらあら」
横からのぞきこんだヨシオカさんが用意されていたタオルでぼくの口を拭く。
なんだよー、これ。めちゃめちゃ恥ずかしい。
「キタガワもこうなっちゃおしまいだな」
ミヤムラはちらちらと遠慮がちにぼくの手足に触れながら言った。
「さあ、皆さん、準備はできましたか?」
オオノ先生の声が聞こえる。
どうやらぼくは、変な薬を飲まされて赤ちゃんの姿に戻ってしまったようだ。体も小さ
くなって言葉もでない。あーあーと声だけを出しながら、サエコの胸に抱かれている。
同級生の女の子の胸に抱かれるのは、ちょっと不思議な感じがする。
サエコの胸って、こんなに温かくてやわらかいんだ。
なんて・・・思っちゃったりして。
「まず、いま着ている服は大きすぎるので、脱がせてあげましょう」
オオノ先生はさわがしい教室の中を見回して、大声で何度もそう言った。
「うそー、全部、脱がせちゃうの?」
誰かがそう言った。
「そうです。はだかんぼにしてあげてください」
ヤダーどうする?
女の子たちが騒ぎ始めた。それはこっちのセリフだよ、と言いたくなった。
「よしよし、いま、はだかんぼにしてあげるね」
サエコはぼくをバスタオルを敷いた机の上におろすと嬉しそうに言った。ヨシオカさん
とミヤムラの手がぼくの体に伸びる。
わっわっわっ、やめろぉ
そう言ったつもりなんだけど、ぼくは、あーあーと言いながら手足をバタバタさせるだ
けだ。
「暴れちゃダメよ」
サエコは普段、使わないようなやさしい声で言うと、ぼくの手足を押さえつける。
いくらサエコが男みたいな女の子でも、力ではいつもぼくのほうが勝っていた。ちきし
ょう、このくらい・・・と思ったけど、全然、身動きがとれない。
おれ、ほんとうに赤ちゃんになっちゃったんだ・・・・
このとき、はじめて実感した。
9 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:41:09 ID:ajfbv1Zj
三人の手であっというまに服を脱がされたぼくは、とうとうパンツ一枚の姿になった。
と、いっても、赤ちゃんになるまえの姿ではいていたパンツだから、ブカブカで大きな布
切れが股間にかかっているような、頼りない感じだ。
「先生、パンツまで脱がせちゃうんですか?」
サエコがオオノ先生に尋ねた。
「もちろんです。このあと、お風呂に入れて、おむつをさせてからベビー服を着せます。
最後に哺乳瓶でミルクをあげて、寝かしつけたら今日の実習はおしまいです」
「でも・・・」
ぼくの顔をちらちら見ながら、サエコの耳がぱあっと赤く染まった。
「でも・・・おちんちん、みちゃってもいいの?」
「もちろん。赤ちゃんのおちんちんをしっかり観察するもの実習です」
オオノ先生は静かに微笑みながら言った。
えっ?
うそー、なんでー、どうしてー、そんなー。
おれ、サエコにちんちん見られちゃうわけ?
ぼくは叫びながら、必死に手足をバタバタさせる。
だって、こいつにだけは、みられたくない。それも赤ちゃんになった自分のちんちんな
んか。
「こらーっ、あばれちゃダメ」
サエコは思い切りぼくに顔を近づけてそう言った。
あまりの迫力に、ぼくは息を飲んだ。次の瞬間、目にじわじわと涙が浮かんできた。
なんで、こんなことで泣くんだよ。
サエコなんかに泣かされるなんて・・・
自分の思い通りにならない自分の体がもどかしい。
「サエコ、もっとやさしく言わなきゃだめだよ。キタガワくん、いまは赤ちゃんなんだか
ら」
ヨシオカさんがそういいながら、ぼくの頭を撫でた。
「ごめん」
サエコはペロッと舌を出しながら、じゃあ、ハヤト、いいね。いくよ、と言った。次の
瞬間、ぼくの両足はサエコの手で高く持ち上げられ、スルッと抜き取るようにパンツを脱
がされた。
「どれどれ」
ミヤムラがぼくの股間を覗き込む。
「うわあっ、ちっちゃ。おもちゃみたい」
サエコは抜き取ったぼくのパンツを机の上に置くと、恥ずかしそうにヨシオカさんと顔
を見合わせ、それからぼくの股の間を覗き込んだ。
「わあっ、かわいい」
思わず、サエコの口から漏れたのはそんな言葉だった。
10 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:42:20 ID:ajfbv1Zj
「どう?できましたか?」
サエコとヨシオカさんの間から、オオノ先生が顔を覗かせて言った。
「はい」
振り返ってサエコが返事をすると、オオノ先生は裸のぼくをチラッと見てから、教室の
一番前の教壇を指差した。
「あそこにベビーバスがあるから、入浴させて」
サエコはヨシオカさんと顔を見合わせて、ニッコリうなずくと、ぼくを抱いたまま教壇
へと歩き出した。
情けないほど小さく軽いぼくの体は、ふわあっと持ち上げられて裸のまま教室の中を進
む。前のほうにいた女の子たちがサエコの腕の中のぼくをのぞきこんだ。
「これ、キタガワくん?」
「そうよ」
サエコは得意げに返事をする。
「やだぁ、あのキタガワくんが、こんなかわいくなっちゃうの?」
どれどれ、おれにも見せろ、と声がして男の子たちもやってくる。
「見ろよ、これ。信じられないほどちっちゃいだろ」
今度はミヤムラがさらしものになっているぼくのおちんちんを指差して言った。
「ほんとだ。ちっちゃい」
「引っ張ったら取れちゃいそうだ」
おい、キタガワ。この前の仕返し、したろか?
そう言ってニヤニヤしているのはクロサワだ。三日ほど前、掃除当番をサボったのを注
意したら逆ギレしてケンカになりそうになった。殴りかかってきたのを うまくかわしたら、
壁に拳を思い切りぶつけてわんわん泣いていたっけ。それだけに、赤ん坊にされたぼくを
見て誰よりも嬉しそうだ。
「こんなちびっこい玉、つぶしたろうか?ええ?」
クロサワがそう言って手を伸ばした。
「やめてよ。触んないで」
なんとサエコがクロサワに背を向けてかばってくれた。
「なんだよ、おまえ」
「かわいそうでしょ。いまは赤ちゃんなんだから」
「なに言ってんだ?」
サエコはほんの少し頬をピンク色に染めながら、クロサワに向かってベーと舌を突き出
した。
「ちえっ。裸のキタガワ抱いて、喜んでやがんの。エロいやつ。おまえ、こいつのことほ
んとは好きなんだろ」
クロサワはそう言って行ってしまった。
11 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:43:44 ID:ajfbv1Zj
教壇の前まで来たサエコは、そこに置いてあるベビーバスの前でしゃがんだ。バスタブ
の8割ほどのところまで温かそうなお湯が張ってある。
「どうするの?」
「とにかく入れてみよう」
サエコとヨシオカさんとミヤムラはささやき合ってから、ぼくを湯の中へ沈めた。めち
ゃくちゃ気持ちよくて、ぼくはうっとりし、思わずアーと声を出してしまった。
「アーって、かわいい」
「気持ちいいんだ」
「で、この後、どうするの?」
ヨシオカさんが立ち上がり、オオノ先生を呼ぶ。先生がやってきて、湯の中のぼくのそ
ばにしゃがんだ。
「あら、いいわねー。気持ちよさそう」
「この後、どうするんですか?」
「手のひらで撫でるように洗ってあげてください」
「手のひらで?」
「ええ。全身、とくにここ、かぶれやすいのでちゃんと洗ってね」
いやーな予感がした。先生はぼくのおちんちんを指差している。
「ええっ、ここ触っちゃうの?」
サエコが目を丸くした。
「ミヤムラくん、やりなよ」
「なんで?」
「同じ男の子でしょ?」
「だからなに?」
「いくら赤ちゃんの姿になっていても、女の子に触られたらハヤトだっていやなんじゃな
い?」
「でもさー」
ミヤムラはニヤニヤしながら、ぼくの顔をのぞきこんだ。
「キタガワとおまえ、ほんとは仲いいんだろ?おまえに洗ってもらったほうが、こいつも
喜ぶと思うんだよね。おれは」
「あたしも、そう思うよ」
ヨシオカさんまでがうなずきながらサエコの背中をポンと叩いた。
「えー、うそー、マジー?」
サエコは真っ赤になって、でも、どこか嬉しそうだった。
12 :
yuuki:2009/02/21(土) 05:44:46 ID:ajfbv1Zj
「じゃあ、いくよ、ハヤト」
サエコに代わって、ヨシオカさんとミヤムラが湯の中でぼくの体を支えた。サエコの手
がぼくのおちんちんを包むようにやさしく触れた。
とうとう、おれ、サエコにちんちん触られちゃった。
やわらかく、温かい手。
ちょっとお母さんのようだ。
めちゃめちゃ恥ずかしくて死にそうだったけど、あっ、こいつ、やっぱり、女の子なん
だなぁ、と思ったら、なんとなくジーンときた。そうしたら、いつのまにかサエコの手の
中のおちんちんが固くなってきて・・・
「やだぁ」
サエコが驚いて手を離した。
「どうしたの?」
のぞきこんだヨシオカさんに向かって、わっ、ちんちん立ってる、とミヤムラが言った。
ヨシオカさんは真っ赤な顔をして肘でミヤムラのわき腹を突いた。
その後、ぼくの体はお湯から引き上げられて、バスタオルの上におろされた。三人がか
りで体を拭かれて、サエコの手でちんちんにシッカロールまで着けられちゃった。
「どれ、最後はおれがおむつしてやるか」
シッカロールが終わると、突然ミヤムラが張り切りだして、先生から受け取った紙おむ
つをぼくのお尻の下に敷いた。
「はい、大きく足、開いてー」
ふざけながらミヤムラがぼくの両足を開かせる。
「こらあっ、乱暴にやると股関節脱臼しちゃうよ」
オオノ先生が後ろからミヤムラを注意した。
結局、選手交代で、またまたサエコがおむつをした。
なかなか上手。
こいつ、いいお母さんになれるんじゃないかな、と思ったりして。
最後はサエコの腕の中に抱かれて、哺乳瓶のミルクを飲まされて、あいつの胸のやわら
かさと温かさを感じながら、いつのまにかぼくは眠っていた。
13 :
yuuki:2009/02/22(日) 03:08:01 ID:lLb9EA7F
次に目が覚めた時は、翌朝になっていた。
これって、夢だよな。夢だよな。
何度も自分に問いかけて、ようやく我に帰った。
そのままろくに顔を洗わないで学校に行った。
「よう、おはよう」
教室に入ると、サエコはいつものように乱暴にぼくの背中をバシンと叩いた。
「うん」
ぼくはそう言って下を向く。
「あれ?ハヤトどしたの?」
サエコはしゃがんでぼくの顔をのぞきこんだ。
「なんで叩き返してこないの、今朝は?」
「何でもないよ」
「そう?」
「何でもないったら」
恥ずかしすぎて、サエコの顔を見ることができない。ぼくはあいつにぷいっと背を向け
て、それでもなんか嬉しくて、一度だけ、ニコッと笑ったんだ。
保守
いつものキチガイが、このスレに気付きませんように・・。
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
20のオカマ高木自演乙!
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って即来てるよw
自分で自覚してるんだね。カワイイヤツw
なーんで挑発するかな
放置で頼むわ。マジで。
職人さん戻ってこないかな・・・
復活してたんですね。
せっかくなので、何か書きましょうか。
来週後半ぐらいに。
専ブラで見れば無問題
基地外馬鹿はあぼーんよ。
保守
過疎っているので、使わせてもらいます。
長い話なので、嫌いな方は回避下さい。
小さくクラッシックが流れる店内。穏やかそうな青年が、歴史小説に目を落としながらコーヒーを楽しんでいた。
テーブルには、封をされたままの書店の袋が乗せられており、青年が本に親しむ生活を送っていることを物語っている。
「大野さん、おまたせ」
「いいよ。待つのは気にならないから」
ずっと空いていた向かいの席に、制服姿の少女が腰掛けた。
ウエイトレスに紅茶とケーキを注文し、お絞りで手を拭く。
その間も青年は本から目を上げず、黙ってページを繰っている。
「これ、いつもの本?」
傍らに置かれた袋を見咎めた少女が、嘲るように問いかけた。大野は無感情に顔を上げ、小さく頷いてみせる。
「好きだね、ほんとに。お姉ちゃんがかわいそう」
「千歳ちゃんにすれば、このほうが好都合じゃないのかな?」
「ま、そーなんだけどね」
悠然と笑い手を突き出す。その掌に、大野は小さく畳んだ紙幣を手渡した。色から見て、一万円札だろう。
「それじゃ、ぼくはこれで」
紅茶と共に運ばれてきたレシートを拾い上げ、青年は店を出て行った。
目的を果たした千歳は、その背中を見送りもせず、ケーキにフォークを突き刺した。
・
千歳と別れた青年は、出費に痛む懐を庇いながら、目的の場所を訪れた。
小脇に抱えた本を持ち直してチャイムを鳴らし、アパートのドアが開けられるのを待つ。
「いらっしゃい、秀くん・・・」
ドアを開けたのは、二十歳前後に見える一人の女性だった。
肩にかかる程度の髪を真っ直ぐに下ろしており、大人しそうな顔立ちをしている。
名前の秀一ではなく、愛称で呼んだのは、親しさの表れだろう。
「ほら、買ってきてあげたよ」
「あ・・ありがとう・・・」
秀一が手にしていた紙袋を差し出した。大事そうに受け取った袋を抱く女性の脇を抜けて、当然のように部屋へ上がりこむ。
少し古いが、その分広くて安い部屋のキッチンを抜け、カーテンを閉ざしたままの居間兼寝室へと入る。
「美加、おいで」
部屋のベッドに背中を預けた秀一は、穏やかに部屋の主を呼んだ。
膝を立てて足を広げ、両手を差し出す。
美加と呼ばれた女性は、僅かに頬を上気させながら頷くと、秀一の膝の間に体を沈めた。
秀一の手がゆっくりとその頭を撫で、美加は甘える少女のように背中を預ける。
男の手は撫でていた頭を離れ、両腕で細い体を背後から抱きしめた。
美加は秀一に支えられたまま、大事に抱えていた紙袋を開き、中に入っていた本をすぐ前のガラステーブルの上に置いた。
無意識に唾を飲み込み、緊張しながら表紙をめくる。
そこには、年齢に見合わない下着を着けた女性の姿が並び、排泄物に汚れた布が並べられていた。
「うんちまで・・・、ああ、外でして・・・」
ページを進めるにつれ、様々なプレイが展開されていく。
浣腸を享けた女性がおむつのまま外出し、公園のベンチで漏らしていた写真に目を留めた美加は、秀一に抱かれながらスカートに手を潜らせ、股間をまさぐった。
「あぁ・・・女の子同士で・・・いいなぁ・・・」
続いての特集では、姉妹と設定された二人の女性が、互いのおむつを取り替えていた。
おねしょの直らない姉を叱り、寝る前におまるでおしっこをさせる妹。その復讐として、妹を縛り、むりやりおむつにおしっこを漏らさせる姉。
それらのストーリーの最後では、和解した二人がおむつをあてた腰を押し付けあいながら、口付けを交わしていた。
ページを繰りながら股間をまさぐる美加の、息遣いが艶かしい。秀一はそんな女性の髪を撫で、細い体を抱きしめる。
「そういえばね、美加」
「・・・え、・・・なぁに?」
自分の世界に入りかけたところに声をかけられ、美加が背後を振り返った。
自らの行為に昂ぶっているのだろう。僅かに潤んだ上目遣いの瞳がひどく悩ましい。
秀一は細身の体を抱きしめたまま、穏やかにその表情を見つめ、
遠慮がちに指を動かしてもどかしい刺激を楽しんでいる、女性の耳元に口を寄せた。
「今日も千歳ちゃんに会ったよ。呼び出されてね」
「ちーちゃんに?」
「ふふ、これで何回目かな? この本を買ってること、お姉ちゃんに知られてもいいのって脅されたよ」
「ちーちゃん・・・また・・・」
「千歳ちゃんは知らないからね。この本が、美加に頼まれた物だってこと」
「あ・・ぅ・・・・う」
「美加が、人前でオナニーをしたり、おしっこを見られて感じたりする変態だってことも知らない。
部屋ではおむつで過ごしてるってこともね」
「う・・・んぅ・・・」
耳元で囁きながら、秀一の手がスカートを捲くった。
成人用の紙おむつに包まれた股間が顕になり、美加が頬を上気させる。
それでももぐりこませた手の動きは止めず、短く荒い息を吐き続けていた。
「そろそろ、決心できないかな?」
「ん・・・」
秀一の手が、おむつに潜る細い手を引き抜いた。
顔に引き寄せ、臭いを楽しむ。
おむつの中に、おしっこを漏らしているらしく、美加の指からは女の匂いだけでなく、おしっこの臭いも漂ってきた。
秀一は躊躇うことなく、それを口に含んで舌を這わせる。
「・・・でも、ちーちゃんは・・・・・」
「千歳ちゃんは、なんだい?」
「ちーちゃんは・・・まだ子供だから・・・・・」
「・・・・そんなことは無いと思うよ。最近の女の子は早熟だし、美加よりもずっと、色んな事を知ってるだろうね」
「・・・・・でも」
「別に、美加が嫌なら無理は言わないよ。でもね、千歳ちゃんがいれば、この写真と同じ事もできるんだよ」
「あ・・・こ、こんな・・・こと・・・。ちーちゃんと・・・わたし・・・・・」
秀一が指し示したのは、テーブル上の写真雑誌の一ページだった。
ビニールシートが敷かれた部屋の中で、肛門に刺さった双頭ディルドで繋がれた四つん這いの女性二人が、
全裸の姿でそれを引き合っている。
傍らにはおむつを手にした男が立ち、背後には大きなベビーベッド写っていた。
そしてその次の写真では、ディルドを使った綱引きの勝敗が決しており、
敗れた女性の尻から噴出した汚水が、勝利者である女性の尻から足までを茶色く汚していた。
敗れた女性は股間を剃られ、おむつだけをあてられてベッドに寝かされた。
その世話をする勝利者は、意地悪く赤ちゃんを虐め、辱めている。
おむつの中にバイブを入れられ、悶える姿を見られる女性。絶頂と共におしっこを漏らし、おむつを替えられている。
それらを見る美加の瞳に熱がこもっていく。
「ああ・・・、ちーちゃんが、私に・・・」
その二人の女性に、自分と妹の姿を重ねたのだろう。
美加は上気した声で呟きながら、自分の体を抱きしめた。
それが押さえきれなくなった欲情を堪えている姿だと知る秀一は、背後から美加の尻を撫で、服の上から胸を揉む。
美加は体をまさぐられながら、熱い息を吐いて、開かれた雑誌を凝視している。
「すぐに答えなくていいよ。美加がその気になるまで、僕はいくらでも待つから」
「は・・・ぁ・・、ああ・・・」
再び秘所へと指を伸ばした女性の耳に、秀一の言葉は届いていただろうか。
空ろな表情の美加の目には、ただ、妹と一緒に責められている自分の姿が映っているだけだった。
心を固めた美加が千歳の携帯に誘いを入れたのは、それから一月近く後、夏休みに入って間もない時期だった。
うるさい親から離れたかったのだろう。千歳は二つ返事で承諾し、翌日の来訪を約束した。
駅を降り、姉に言われたとおりの場所で、迎えに来た秀一と合流した千歳は、
そのままタクシーを使って美加の部屋に向かった。
どうせ自分の金ではないとあって、豪気なものだ。
荷物を持つだけのつもりでいた秀一にしてみれば災難だが、千歳に企んだ笑顔で求められては仕方がない。
アパートの前でタクシーを降り、当然の様に秀一に荷物を持たせた千歳は、姉の部屋のチャイムを鳴らした。
だが、暫く待っても、中からは返事も無ければドアも開かない。
不機嫌に眉を寄せた千歳が再びチャイムに手を伸ばしたが、背後に立つ秀一がそれを遮り、ポケットから鍵を取り出した。
「へぇ、合鍵もってるんだ」
「まぁ・・・ね」
探るような目つきに居心地の悪さを感じたのだろう。秀一は自分で鍵を開け、千歳を先に部屋に上がらせた。
後ろ手に玄関を閉めてその後に続き、美加がいるはずのリビングに向う。
「あ・・・いらっしゃい、ちーちゃん」
「お、おねえちゃん! な、な、なにしてんのっ!?」
ドアを開き、中にいた姉と目を合わせた瞬間、千歳はその場で固まった。
のんびりとした口調で妹を迎えた美加は、前をはだけたパジャマを肩に羽織り、股間を不自然な下着で覆っていた。
片手は股間の紙おむつの中へと延び、蠢いている。
目の前のガラステーブルには、相当に過激な写真が載せられた雑誌が開かれ、美加の行為の淫らさを強調していた。
「見ての通りだよ。聞かなくても、見れば判るだろう?」
「お、大野さん!」
「美加はこういうのが大好きだからね。ほら、千歳ちゃんに見られて、あんなに興奮してる」
「やっ! いやあっ! 離してっ!!」
穏やかな口調を保ちながらも、秀一の行動は大人しいものではなかった。
千歳が美加に気を取られている隙に背後から近づき、乱暴に腕を取って隠し持っていた手錠を嵌める。
両腕を後ろで拘束した秀一は、体を揺すって抵抗する少女の背中を押して部屋に進ませ、
潤んだ瞳を向けている恋人の前に立たせた。
「は・・・ぁ・・・、ちーちゃんが・・・ちーちゃんが見てる・・。や、やだ・・・わたし・・・こんな・・・ああ・・・」
「や、やめてっ! やめてよ! お姉ちゃんっ!」
妹の視線を受けた美加は、自分でも信じられないほどの昂ぶりを持て余しながら、精一杯の刺激を己の肉体に送り込んだ。
目の前に立つ千歳を見上げ、おむつに潜らせた手をしきりに動かす。
具体的な動きが見えないだけに、より妄想が刺激されてくる。
大人しい性格からは信じられない行為の激しさに、秀一ですら息を呑んで見つめていた。
ましてや、千歳は正視する事などできず、耳に届く淫らな声と音とを振り切るように、声を張り上げている。
「千歳ちゃん、目を逸らしちゃいけないな。美加の姿、しっかり見るんだ」
「う、うるさいっ! あたしに命令しないでよ! この変態っ!」
「・・・生意気なことを言うね」
「な、なにっ!? ひっ! い、いたっ! いたいいいっ!」
急激に温度が下がった声の響きに不安を感じた直後、右の耳たぶに激痛が走った。
何が起きたのかなど判らなかったが、本能的に首を振り、叫びを上げる。
その声があまりにうるさかったのだろう。秀一が呆れたようにため息を吐き、片手を千歳の耳へと伸ばした。
「な、なにしたのっ!」
「クリップをつけただけだよ。あまりうるさいと、もう一度つけるよ」
秀一の手の中で銀色に光る事務用クリップの姿に、ついさっき襲われた痛みが思い出された。
千歳は何か言いたげな表情のまま黙り込み、怒りが篭った視線で秀一を見上げている。
「秀くん、ちーちゃんにあまり酷いことしないであげて・・・」
「ごめん、美加。でも、言うべき事は言っておかないとね」
「それは・・・そうだけど・・・」
「特に、千歳ちゃんみたいなタイプは、黙っていると際限なく付け上がるからね。
そのせいで、美加にも迷惑をかけていたってこと、ちゃんと教えてあげないと」
「ど、どういうこと?」
基本的に、黙っているのが苦手な性格なのだろう。ついさっき口をつぐんだばかりの千歳が、早速言葉を挟んできた。
秀一は弄んでいたクリップを置き、変わりにテーブルの上の雑誌を取り上げた。
ページを繰って目的の記事を見つけ、そこに指を挟んで千歳に向き直る。
「僕が千歳ちゃんに渡していたお金、どうやって稼いでいたと思う?」
「・・・バイトとか、仕送りとか・・・」
「自慢じゃないけど、僕はそれほど裕福な家に生まれていないんだ。
バイトをして、やっと普通に暮らせるぐらいの仕送りしか貰っていないよ。月に2万も3万も余分に使えるような身分じゃないんだ」
「じゃあ、どうやって・・・」
「美加が稼いでくれてるんだよ。こうやってね」
「え・・・・? あ・・・う、うそ・・・」
千歳の目の前に、過激な写真雑誌が開かれた。
手で顔を隠した女性の、様々な痴態が写されている。
自分でイチジク浣腸を使い、洗面器に跨っている写真。
大きく足を開かれ、おむつをあてられようとしている写真。
突き出したおむつのおしりを、不自然に膨らませながら振り向いている写真。
どれ一つとして信じられないそれらの全ては、同一の女性の姿であり、それは今目の前にあるのとよく似た裸体だった。
「もともと、こんな玩具を買うためのお金が欲しくて始めたんだけどね。最近は全部千歳ちゃんにとられてたんだよ。
おかげで、美加にも随分と不満が溜まっててね」
実際には、そこに映っているのは美加ではない。
体と後姿がよく似ているだけの全くの別人で、もちろんそれによる掲載料など貰っていようはずも無い。
だが、秀一にとって必要なのは事実ではなく、千歳を追い詰めるための道具だった。
姉がこんな姿を晒してまで手にしたお金を、くだらない遊びのために奪っていた。
そんな架空の事実を作り上げるのに、この雑誌は充分有効なものだった。
「それでね、玩具を買えない分は、千歳ちゃんに責任を取ってもらおうってことになったんだ。
美加を楽しませる玩具になってもらうよ」
「な、なに、それっ! 冗談じゃないよっ!」
「そう、冗談じゃないんだ」
「・・・ごめんね、ちーちゃん」
淫靡な遊びに耽っていた美加がゆっくりと立ち上がった。
おむつをあてた姉に近づかれ、千歳が激しく首を振る。
美加は妹の前にしゃがむとスカートを捲くり、逃げる腰を追いかけて下着に手を掛けた。
「ちょっと・・・濡れてるね」
「や、やだっ、何見てんのっ!」
姉の痴態に昂ぶりを覚えたのか、千歳の下着には小さな染みが浮いていた。
美加は目ざとくそれを見つけ、軽く笑いながら妹を見上げる。
文句を口にしたものの、そんな状況では説得力に欠けること夥しい。
自分でもそれが判っているのだろう。
千歳は背後から押さえてくる男が零した失笑に頬を赤らめながら、拗ねたようにそっぽを向いた。
「とりあえず、下だけでいいからね」
「うん」
「や、やめてよっ! お姉ちゃん! やめてっ!!」
千歳は必死に叫ぶが、美加は微かな笑みを浮べたまま、その声が聞こえないかのように妹の下着を下ろしていく。
抵抗に苦労しながら小さな布を足から抜き、腰を覆うスカートも、同じように剥ぎ取った。
淡い茂みに飾られた、千歳の股間を陶然と見つめ、小さく息を吐く。
「千歳ちゃん、しっかり立つんだよ」
「離してっ! 離してよっ!!」
体を丸めようとする千歳を、背後に立つ秀一が強引に立たせた。
密着した背中に感じる硬い感触に顔を顰め、千歳が必死に体を揺する。
秀一は言葉には何も出さず、ただ黙って千歳の手を戒めている手錠の鎖を引いた。
下半身を丸出しにさせられた少女は、背後からの力に引かれ、よろめきながら下がっていく。
「美加」
穏やかに名を呼ばれ、美加が小さく頷いた。
予めの計画なのだろう。引き出しから太い首輪と革紐とを取り出し、妹の前に立つ。
目を見開いて姉の手の中にあるものを見つめた千歳は、それを手にして眼前に迫った姉の姿に、
脅えた表情で首を振っている。
「大人しくするんだよ」
穏やかな声とは裏腹の乱暴な手つきで、秀一が千歳の髪を掴んだ。
逃げられなくなった妹の首に、美加は丁寧に首輪を巻いていく。
手にしていた革紐を巻いた首輪に繋ぎ、反対の端を壁に備え付けのフックに掛けた美加は、
秀一が千歳の体を壁際に押しやったのを見て、その紐をフックに巻きつけ、余った紐を手錠の鎖に結びつけた。
「フックを折ったら少しきついお仕置きをするからね」
「・・・・・」
底光りする秀一の瞳に見据えられ、言葉を返す事が出来ない。
千歳がおずおずと頷くのを確認し、秀一が振り返った。
その場に立っている恋人を抱き寄せ、立たされている少女を並んで見やる。
「千歳ちゃんに見られながらのオナニー。気持ちよかったかい?」
「うん・・・。すごく、よかった・・・」
「じゃあ、見られながらしたら、もっと気持ちいいだろうね」
「・・・うん。でも、秀くんはいいの?」
「僕はいいんだよ。美加が気持ちいいなら、なんでもするから」
「・・・ん・・・」
恥ずかしげも無く言い切った秀一に、美加は自分から求めて唇を重ねた。
裸に近い姿のまま濃厚な口付けを交わし、誘うように床に尻を付く。
「おむつを外そうね」
「うん・・・」
互いに慣れているのだろう。
秀一の言葉で、美加が自然と足を開いた。
両手を後ろに回して体を支え、じっと恋人を見つめる。
ちょっとはにかんだその表情から、事情を汲み取った秀一が笑みを湛える。
「お漏らししたのかな?」
「・・・さっき、ちーちゃんに見られてるとき」
「ふふ、仕方の無いお姉さんだね」
笑いながらおむつに手をかける。
本人が見ている前で開いたおむつは、おしっこと愛液とでぐっしょりと濡れ、黄色く染まっていた。
その色と臭いに、美加が恥じらいを見せる。
傍らからの視線に気づかないかのように服を脱ぎ落とし、秀一は開かれた女体にのしかかった。
細身の体を強く抱き、乱暴とも見える手つきで胸を揉み、下腹部を嬲る。
程なく、美加の口から押さえ込んだ喘ぎが漏れ始め、男の体の下からは、ぬめった水音が小さく零れだしていた。
「いつもより濡れているね」
「ん・・・・や・・・・ぁ・・は、恥ずか・・し・・・」
「恥ずかしいのが好きなんだろう?」
「ん・・・ん・・・ああ・・・す・・き・・・、あ・・・き・・もち・・い・・・」
「いい声だね。もっと、千歳ちゃんに聞いてもらおうよ」
「んんっ! あ・・・んああ・・・・ぃいよぉ・・・い・・・い・・・」
「すごいね。いつもより、ずっと熱いし、ずっと締まってるよ」
「・・・・・・」
秀一を迎え入れた美加が、一際高く啼いた。その様を、妹は息を呑んで見つめている。
秀一の言葉は美加に向けられているが、視線は千歳を振り返っていた。
信じられないながらも、好奇心から向けられていた視線と、振り返った目とが正面からぶつかり、千歳が慌てて目を逸らす。
秀一は口の端で薄く笑い、嫉妬を含んで伸ばされた腕に絡み取られるように、美加に視線を戻して唇を重ねた。
「ふむぅ・・んぅ・・・・ぅ・・ぅんう・・・」
くぐもった声を聞きながら、秀一は慎重に腰を動かした。
唇を離して頭を掻き抱き、深く交わる。
押し出されるような息を吐き出しながら、
美加はおずおずと戻ってきていた千歳の視線を迎え、淫靡な笑みを浮べた。
「ふっ・・・・ぅ」
「ん・・んん・・・」
秀一が息をつめ、美加が背中に回した腕に優しく力を込めた。
少し置いてゆっくり腰を引いた秀一は、物足りなさを隠した笑顔に詫びるように口付け、
髪を撫でながら体を沿わせる。
僅かに目を細めた美加は、ねだるように秀一の胸に手を這わせたが、秀一は小さく首を振った。
普段であれば、しばらく二人で余韻を楽しんだ後、一緒に入るには少し狭い浴室でシャワーを浴びるのだが、
今日はそういうわけにもいかない。
揃って視線を千歳に向けた二人は、慌てて逸らしたのが明らかな横顔に笑みを交わし、
ティッシュで後始末だけをして立ち上がった。
「な、なによ」
「・・・ふふ」
虚勢を張る千歳の前に立った秀一は、少女の太ももを軽く一瞥し、伏目がちな笑みを零した。
幾万の言葉より、その馬鹿にした笑いが悔しかった。
千歳は顔を真っ赤にし、太腿をきつく合わせた。
「言いたい事があるなら言いなよ、この早漏!」
「早いだけじゃないよ。体力も無いんだ」
精一杯の皮肉も、秀一には通じないようだった。
比べた事など無いが、男性としての自分が、同年代の平均よりも弱いのだという自覚がある。
いとおしい女性を腕の中に抱きながら、一度として満たした事が無いという自責もある。
美加がそれを責めないだけに、いたわられる自分が情けなく、申し訳無い。
そんな己を嘲い続けてきた男にしてみれば、改めてその事実を投げつけられたところで、
いまさら痛くも痒くも無い。
「だから、玩具が必要なんだよ。美加が寂しくないようにね」
自嘲の笑みを浮かべながら、秀一は一本のバイブを取り出した。
少し太めのそれを、自分が逃げ出してきたばかりの穴にあてがい、無造作に突っ込む。
美加が短く呻くが、まったく気に留めずにスイッチを入れる。
「ごめんね。いつも、こんな風で」
「ううん。これで、今日は秀くんといっしょだから」
精を享けたばかりの下腹部を、いとおしげに押さえる。
秀一はどこか寂しげに笑うと、新しい紙おむつを用意した。
美加がうれしそうに腰を浮かし、その上に尻を下ろす。
バイブを深く押し込むと、豊かな雫とわずかな精がこぼれだして垂れた。
秀一はそれを受けとめたおむつを閉ざし、しっかりとテープを留める。
「それじゃあ、僕はバイトがあるから」
「うん。また、明日・・・ね」
半裸の少女を目の前にしながら、秀一は手を伸ばす事すらなく、呆れるほどに淡白に背中を向けていた。
裸の体に脱ぎ落としていた衣服を張り付け、髪を手櫛で整える。
これから先を予想し、覚悟を決めてもいたのだろう。千歳はどこか拍子抜けした感で去り行く背中を見送った。
「お姉ちゃん、早くこれ外してよ」
「・・・・・・・」
秀一を見送り、玄関から戻ってきた美加を迎えたのは、妹の不機嫌な声だった。
美加はたおやかな笑みを浮かべたまま妹の前に立ち、淫らな姿の少女の体を黙って見つめる。
姉が自分の味方であることを疑っていないのだろう。千歳はいなくなった秀一に向け、しきりに悪態をついた。
「まったく、お姉ちゃんもよくあんな変態と付き合ってるね。
おむつプレイなんて最悪。あたしなら耐えられないよ」
「・・・秀くんは優しいよ」
「どこが! あたしにこんな事したんだよ!」
「・・・それは、ちーちゃんが悪い子だから」
「な、なに、あたしが悪いっていうの?」
「そうだよ。秀くんからお金を貰ってたし、今だって、少しも反省していないし」
「お姉ちゃん?」
姉の口ぶりに怪しげな雰囲気を感じ取ったのだろう。千歳は怪訝そうに眉根を寄せ、
伺うような口調で問いかけた。
美加はその目の前で静かな笑みを浮かべ、床の上のクッションに、おむつに包まれた腰を落とす。
「話は後で聞くから、とりあえずこれを解いてよ」
「ダメ。秀くんがいいって言うまでそのままだよ」
「な、なに、それ。だって、あいつが来るのって明日でしょ?」
「うん、そうだよ」
「・・・・・」
当たり前のように答えられ、千歳が言葉を詰まらせた。
何を言ったところで通じない。
聞くまでも無くそう判る口ぶりだった。
「ちょっと、着替えてくるね」
妹が口を閉ざしたのを見た美加が、穏やかにそう告げ、姿を消した。
誰も見ているものがいなくなったのを確認した千歳は、
首をまわして自分の体を押さえつけている紐の先を確かめようとする。
精一杯に首を捻り、ようやく確認したのは、首輪から伸びる革紐が結び付けられたフックが、
予想以上に頑丈そうなものだという事実だった。
四本の木ねじで壁に固定されている大型のフックは、女の力でどうにかなるような代物とはとても思えない。
どちらかと言えば革紐を引きちぎる方が早道だろうが、そんなことに挑めば、
紐が切れるよりも早く、首が絞まってしまうだろう。
「何考えてるの? あいつも、お姉ちゃんも!!」
腹立ち紛れに床を踏み鳴らそうと足を上げたが、すぐに思い留まってゆっくりと下ろす。
この状況で階下の住人に怒鳴り込まれでもしたら、困るのは他の誰でもなく自分である事に気が付いたのだろう。
千歳は忌々しげに舌打ちし、乱暴なしぐさで壁にもたれてため息を吐いた。
続きます。
どうぞ。
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続きです。
「ね、ねえ、お姉ちゃん」
「なに、ちーちゃん?」
着替えから戻った美加は、まだ早い時間だというのにパジャマを着込み、
テーブルに向かってレポートを書き始めていた。
壁に半裸で繋がれた妹を全く気にしていない様子で、背中を向けたまま黙々とペンを動かしている。
部屋の中にはペンを動かす音と紙をめくる音とが規則的に現れる他なにも無く、
千歳は無言で、そんな姉の背中を睨みつけていた。
だが、そんな状況に耐え切れなくなったのか、それとも他に理由があるのか、
落ち着かない様子で身じろいでいた千歳が、不意に姉に呼びかけた。
振り向いた美加は落ち着いた様子で、少し青ざめている妹を見上げる。
「ちょっと、ちょっとだけでいいから、これ、外してくれない?」
「・・・駄目だって言ったでしょ?」
「う、うん。聞いたけど、でも、このままだと・・・」
「・・・・・おしっこ?」
追い詰められた妹の表情に、察するものがあったのだろう。
美加が探るように問いかけると、千歳は目を逸らしながらも大きく頷いた。
姉が立ち上がるのに気づき、表情を明るくする。
だが、美加は妹の前ではなく、部屋の隅の小物入れへと足を向けていた。
何のつもりかといぶかしむ視線の先で、美加は引き出しから紙おむつを取り出し、背後の妹を振り返った。
「ちょ、ちょっと、お姉ちゃん、なんのつもり?」
「おしっこしたいんでしょ?」
不吉な予想にうろたえる妹の言葉を、美加はいかにも不思議そうに受け止めた。
その表情のまま千歳の前に立ち、おむつを広げて妹を見据える。
「・・・足を開いて」
「ほ、本気?」
「・・・ずっと我慢するなら・・・別にいいけど・・・・・」
「・・・・・」
無理な事を平然と口にする姉の姿に、千歳は憎しみすら浮かべて睨みつけた。
額に脂汗を滲ませながらも、唇を噛みしめてそっぽを向く。
こんな顔をしたときの妹の強情さを知る美加は、用意したおむつを持ったまま、背中を向けて座り込んだ。
背後に荒い息遣いを聞きながら、中断していたレポートを書き始める。
「はぁ・・・ぅ・・・ふぅ・・・・」
「・・・・・・」
「ん・・・・っあ・・・あ・・・」
苦しみに低く呻きながら、千歳は体をよじっている。
その声を耳にしながらも、美加は振り返らず、黙ってノートに向かっていた。
もじもじと内股をこすり合わせ、落ち着き無く足踏みし、何とか我慢を重ねていたが、どんなことにも限りはある。
美加はきつく目を閉じ、下腹から伝わる痛みをこらえていたが、ついに限界を迎えた。
顔を上げ、無関心な背中を睨みつけると、怒りに燃える瞳の端から涙を零す。
「う・・うぅ・・・」
「ちーちゃん?」
低い嗚咽に振り返った美加が見たのは、悔しさに涙する妹と、内股に合わされた足。そしてその下に広がる水溜りだった。
妹の強情さに呆れてため息を吐きながら、美加がゆっくりと立ち上がる。
「たくさん出したんだね。我慢しすぎちゃだめだよ」
「・・・・・」
床を汚したことに文句を言わず、タオルで太ももを拭く。
少し蟹股になりながら、されるに任せる千歳は、不機嫌にそっぽを向いていた。
同じタオルで床を拭き、それを洗面器に放り込んだ美加は、昔と同じ優しさで妹を見上げる。
「つぎは、ちゃんと教えてね」
「なっ、なにするのっ!?」
「え・・・? だって、拭かないと」
姉が自分の下腹部に手を当てたのに気づき、千歳が鋭い声を上げた。
その声のあまりの激しさに、美加が驚いて妹を見上げる。
その返事に納得したのだろう。不機嫌な様子で目をそらしながらも、反射的に閉ざした足を戻す。
妹の世話を終え、レポートに切りをつけた美加は、
おむつに膨らむお尻を揺らしながら、夕食の支度に立った。
その姉が、まだ一度もトイレに入っていないのに、千歳は気づいていた。
自分が漏らしたせいだと思うようにしていたが、部屋の中におしっこの臭いが漂っているのにも、
姉がレポートを書く手を止めて、ほっと息を吐いた姿にも。
美加に食べさせて貰って夕食を終えた千鶴は、改めて高まってきた尿意との戦いを続けていたが、
今度は漏らす前に姉の名を呼んだ。
振り返り、優しく頷いた美加が、用意しておいた紙おむつを持って立ち上がる。
逼迫した顔に汗を滲ませながらも、千鶴は必死に首を振り、それを拒んだ。
「おむつ、嫌なの?」
「嫌だよ! もう! いいから、これを外してよっ!」
言っても無駄なのは判っていた。だが、素直におむつを受け入れるのは絶対に嫌だった。
依怙地に首を振る妹に手を焼いた美加は、残念そうにおむつを置き、引き出しから別の紙製品を取り出した。
「おむつはイヤだってば!」
「これはおむつじゃないよ」
目の前で美加が拡げたのは、おむつの股の部分だけを切り取ったようなものだった。
生理用品の一つだろうかと、怪訝に窺う妹に、穏やかに説明する。
「尿パッド。おむつの中に入れて使うの」
「尿パッド・・・?」
「そう。これを、こうしてね・・・」
「あっ、ちょっと!」
美加の手が、尿パッドを千歳の股間に押し当てた。
強引に手を突っ込み、股の間に押し込んでくる。
「止めてよ! お姉ちゃん!」
「じゃあ、おむつをしてくれる?」
「嫌! ゼッタイ嫌!」
「お姉ちゃんも、ちーちゃんのお漏らしを片付けるのは嫌なんだよ?」
「だから、外してくれればトイレで」
「それはできないの」
進展の見込まれない会話を重ねるうちにも、千歳の状況は悪くなっていた。
睨みつける瞳に困惑が混ざり、太ももをすり合わせながら腰を引いている。
もう、限界はそこまで来ているだろう。
「お願い。いい子だから、ここにおしっこして?」
「う・・・い、いや・・・。いや・・・だよぅ・・・」
「大丈夫、恥ずかしくないから。お姉ちゃんだっておむつなんだから、ちーちゃんを笑ったりしない。だから・・・ね?」
「あぅ・・・ぅ、もう、もう・・・だめ・・・ぇ」
観念したのだろうか。千歳がわずかに足を開いた。
美加が尿パッドをしっかり股間にあてがい、涙目の妹に小さく頷く。
「うぅ・・・」
「うん、そう。ゆっくり、ゆっくり出してね」
躊躇いながらの放尿は、にじみ出るように始まった。
だが、限界まで我慢を重ねたものが、出口を見出して大人しくしているはずもない。
おしっこの流れはすぐに勢いを増し、ギャザーの倒れたパッドの端からこぼれ出た。
「ちーちゃん、もっとゆっくりできない?」
「そ、そんなこと言ったって・・・」
自分の都合で押さえるには、余裕が無さ過ぎる。
太ももを伝い落ちるおしっこに鳥肌を立てながらも、
千歳はなす術を持たないままでおしっこを漏らし続けた。
美加の掌に妹の温もりが伝わり、ずっしりとした手ごたえが感じられた。
「いっぱいだね。ほら、こんなに膨らんで・・・」
黄色く染まり、膨らみを増した尿パッドを、千歳の顔の前にぶら下げる。
デリカシーの無い姉の行為に、妹は不機嫌さを増し、口をゆがめてそっぽを向いた。
美加は穏やかに笑いながら妹の前から姿を消す。
音からすると、シャワーを浴びにいったらしい。
風呂上りの姉は、昔と同じように、大人しいデザインのパジャマをしっかりと着て姿を見せた。
おむつも使っていないらしく、お尻がすっきりとしている。
その姿に安堵を浮かべる妹の前で、美加はドライヤーで髪を乾かした。
時計はまだ11時を示しているが、美加にとっては遅い時間なのだろう。小さなあくびを繰り返している。
「あふ・・・。もう、お休みの時間だね」
ドライヤーを片付けた美加は、ベッドを整え始めた。その姿に、千歳が焦りを浮かべる。
「お姉ちゃん」
「どうしたの、またおしっこ?」
寝支度を始めた美加に、不機嫌な声が投げられた。
穏やかに振り返った美加は、表情と同じ声で確認する。
千歳はその声に首を振り、ためらいがちに口を開いた。
「お姉ちゃんが寝ちゃったら、トイレはどうするの?」
「判ってるでしょ?」
予想していた質問なのだろう。美加は優しい笑顔で頷き、何度も拒まれたものを差し出した。
「ほら、これ」
「こんな・・・の・・・」
しつこさに呆れ、怒鳴りつけようとしたが、震える声しか出なかった。
うれしそうにそれを広げ、股間にあてがおうと近づいてくる姉に向け、激しく首を振る。
「やだよ。そんなの絶対いや!」
「もう、さっきからどうして嫌がるの?」
「どうしてって、恥ずかしいでしょ!」
「だけど、一晩は我慢できないでしょ?」
「したくなったら起こすから、さっきみたいにしてよ」
その方が恥ずかしいのではないかとも思えるが、千歳にすれば、おむつよりはまだマシであるらしい。
だが、そんな妥協にも、美加は首を振る。
「私の寝起きがよくないの、知ってるでしょ?」
「そ、そんなこと言ったって、しょうがないじゃない」
「駄目。ちゃんとおむつをあてないと」
「いやっ! ぜーたいにいやっ!」
強烈な拒絶に会い、美加が困惑を浮かべる。
下半身を丸出しにして怒りを浮かべる妹を前に考え込み、不意に表情を明るくする。
「それじゃあ、私もまたおむつをあてるね」
「なんでそうなるの!?」
「私も同じ格好になれば、恥ずかしくないでしょ」
「そういうことじゃない!」
「大丈夫。ちゃんと、私もおむつにおしっこするから」
まともに話を聞くつもりなどないのだろう。
美加は一人で勝手に納得し、目の前でパジャマの下を脱ぎ落とした。
開いたおむつを床に置き、その上にお尻を乗せるようにして座りこむ。
膝を立てて足を開き、一番大切な場所を見せ付けるようにしながら、おむつの前あてを引き上げた美加は、
左右の羽を重ねてテープを止め、立ちあがった。
上だけ着ているパジャマの裾からオムツが覗き、なんとも淫靡な姿となっている。
「さ、次はちーちゃんの番」
「いやだってば!」
「あんまり聞き分けが無いと、おしおきするよ」
「な、なにするつもり」
不意に深刻な表情を浮かべた姉の姿に、不安を抱いたらしい。
千歳が声を詰まらせ、壁際で体を引いている。
「痛いの知ってるから、使いたくないんだけど」
言いながら持ち出したのは、秀一が使ったのと同じ、大型の事務用クリップだった。
その姿に、痛みを思い出したのだろう。千歳が顔を顰めている。
「これで乳首を挟むの。たぶん、ちーちゃん泣いちゃうと思うよ」
「なっ、ちょっと、やめてよっ、お姉ちゃん!」
「私も、こんなことしたくないけど・・・」
「判った! おむつするから、だからやめてっ!!」
「ほんと?」
追い詰められての言葉に、美加が安堵を浮かべてクリップを仕舞った。
代わりに手にした紙製品の姿に、千歳が嫌悪を浮かべている。
だが、それは気にならないらしく、いそいそとおむつを広げて妹の前にしゃがみ込んでいる。
「足、開いてね」
「・・・・・」
言われて仕方なく、千歳が足を開いた。
作業をするには狭すぎる隙間だったが、美加は文句を口にせず、狭い隙間に手を無理やり通した。
おむつを股下にくぐらせると、片手でお尻を押さえ、前を同じように持ち上げる。
前と後がふかふかとしたものに包まれる感覚に、千歳が奇妙な表情を浮かべている。
「ちょっと、動かないでね」
両手でおむつの前と後を押さえていたのでは、いつまでたってもテープを止められない。
美加は顔で前を押さえ、手探りで片側のテープを留めた。
片方が固定されれば、手を離しても簡単には落ちない。手早く反対も留め、妹の股間をおむつで覆ってしまう。
「はい、出来あがり。ふふっ、ちーちゃん、かわいい・・・」
「やっ、見ないでよっ!」
厚めの吸水体が入っているタイプの為、股の前からお尻にかけてが厚ぼったく膨らんでいる。
そんなものを穿いて立たされている姿は、なんとも無力で情けないが、同時にひどくかわいらしく見える。
美加はうっとりと目を細め、そんな妹の姿に見とれている。
「多分、2回ぐらいは漏らしても大丈夫。さっきみたいにいっぱい出さなければね」
「え、ちょっと、お姉ちゃん」
それだけを言って、電気を消そうとした姉に、千歳が慌てて待ったをかける。
まだ、何かあるのかと、不思議そうな表情を浮かべている美加に、妹は戒められている体を動かして見せた。
「これじゃ寝れないよ。夜ぐらい外してくれてもいいでしょ」
「そうだね」
さすがに気の毒だと思ったのだろう。
壁際に近づき、体を重ねるようにしながら、フックに巻かれている皮紐を解く。
ようやく立ち続けの格好から解放された千歳がその場にへたり込み、
同じ姿勢を強いられたせいで、硬くなっている肩を幾度か動かした。
「手だけ押さえるからね」
壁からは解放しても、行動の自由は与えられないらしい。
美加は手に持った皮紐をいったん手錠の鎖から抜くと、そのまま手錠を外した。
手首をさする妹を促し、両手を前に出させると、改めて手錠を施し、首輪から伸びる紐を鉄の輪の中に通す。
両方の輪を通したところで強く引き、両手を首輪に密着させる。
改めて二度、輪の中に紐を通し、最後に硬く縛って解けないようにしてしまう。
「おふとん一つしかないから、一緒に・・・ね」
腕の自由を奪い、抵抗や逃走の危険を排除した美加は、妹をふとんの上に横たわらせた。
自分もその隣に入り込み、リモコンで部屋の明かりを落とす。
「おやすみ、ちーちゃん」
せめてもの抵抗として、こちらに背中を見せている妹に、美加は小声で就寝のあいさつをした。
返事が無いのは承知の上なのだろう。何も言わずに枕に頭を乗せ、いつものように、そっと股間に手を伸ばす。
「は・・・ぁん・・・・ふぅ・・はぁ・・はー、ぁう」
(ちょっと、なにしてんの!)
暗くなった部屋の中に、小さく鼻にかかった声が流れた。
小声ではあるが、それがすぐ背後から聞こえてくるとなれば嫌でも耳に入る。
荒く大きく息をしながら、ときどきそれを詰まらせる。
そんな音と背後のけはいに、嫌でも姉が何をしているのかが判ってしまった。
もぞもぞと体を動かしながら、誰もいないかのように自慰にふける姉を止めることも出来ず、
かといって耳を塞ぐ事も出来ず、千歳はただ、それが早く終わってくれる事だけを願っていた。
「う・・・はぅ・・・はぁ・・・ぁ・・・」
普段であれば、ぜったいに目を覚ましたりはしない時刻、
千歳は蒲団の上で体をよじりながら、苦しげに息を吐いていた。
朝の早い夏の太陽は、既に町並みをさわやかに照らしているだろうが、
厚いカーテンをしっかりと閉めた部屋の中は暗く、少女の気持ちをなおさら重たくさせている。
自分の股間を包む存在が、この苦しみから自分を解きはなってくれることは知っているが、
かといって、それを受け入れる事などできはしない。
あてられたオムツの存在に嫌悪と屈辱を噛みしめながら、千歳は苦痛を耐えていた。
「ん・・・」
「お、お姉ちゃん、起きたの?」
背後に聞こえた小さな声に、それを待ち望んでいた千歳は敏感に反応した。
不自由な状態でなんとか起こそうと、何度も体をぶつけ、名を呼んでみたが、
目を覚まさなかった姉の覚醒を期待し、頭を巡らせその横顔を見つめる。
だが、美加は目を開きはせず、わずかに眉をしかめて口元を動かした。
「は・・・あぁ・・・ぁ・・・」
緊張していた美加の体が、蒲団の下で小さく震えた。
口が細く開き、安らぎに満ちた吐息が細く流れでる。
まさかと思って見つめる千歳に、無慈悲な現実を突きつけるかのように、
蒲団の隙間からかすかにおしっこの臭いが立ち上ってきた。
その臭いは次第に強くなり、一足先に安らぎを得た姉を見つめる、
苦悶の只中にある少女の体を包み込んでいく。
(うぅ・・・私も・・・もう・・・・・)
きつく瞑った目の端に、涙がにじみ出る。
体をこわばらせ、歯を食いしばりながら我慢を続けていた少女は、
その姿勢のまま、股間を包む紙製品を汚し始めた。
一度決壊が始まれば、あとはただ勢いを増していくだけなのは、洪水の時と変わらない。
おしっこを漏らし、おむつを汚しているという現実に屈辱を噛みしめながらも、
千歳はようやく訪れた安息に、心の隅で悦んでいる自分を感じてもいた。
「う・・・うぅ・・・あ・・・うぁ・・あ・・・・・」
我慢に我慢を重ねて溜め込んだおしっこが、ようやく止まった時、
千歳は小さく体を震わせ、震える口で下唇を噛んだ。
蒲団から立ち上ってくるおしっこの臭いはますます強まり、じっとりとした感触とあいまって、
とても目を閉じるような気にさせない。
あまりの情けなさに震える上体を起こし、闇の中で傍らの姉を見下ろした千歳は、
頬に涙を伝わせながら、堪えきれずに嗚咽を漏らした。
顔を歪ませ、しゃくりあげ、涙に霞む黒い人影を見つめる。
「なんで・・・こんな・・・・・、なんで・・・お姉ちゃん・・・・・」
自分自身の惨めさよりも、あたりまえのようにオムツを穿き、自然におねしょをした姉の変わり様が悲しかった。
ここ最近は隔意を抱いてもいたが、それも所詮は、成長がもたらす当たり前の距離でしかない。
淑やかで優しく、常に自分をかわいがってくれた姉への憧憬と好意とは、押さえられてはいてもなくなっていない。
それなのに、誰からも誉められ、同級生達から羨ましがられた自慢の姉が、
今はおしっこの臭いに包まれた蒲団で横になっている。
悲しかった。
悔しかった。
そしてなにより、許せなかった。
姉ではなく、姉をこんな姿に変えた、あの男が許せなかった。
変えられてしまった姉はあまりに哀れで、それをすら自覚していない。
安らかに眠っている姿に、押さえようとしても涙が溢れ出してくる。
「うぁ・・・あ・・・ひっ、ぐす・・うっ、ぐすっ、うっ・・うぅ・・・」
鼻をすすり上げ、小さくしゃくりあげながら、千歳は体ごと美加に倒れ込んだ。
昔と変わらない柔らかな胸に顔を埋め、闇の中に小さな泣き声を流しつづける。
「・・・ちーちゃん?」
胸の重さに息苦しさを感じたのか、それまで規則的な寝息を立てていた美加が小声で呼びかけた。
妹が泣いているのに気づき、無意識にその頭を撫でる。
「どうしたの? あ、おねしょ・・・かな?」
問いながら、千歳のお尻へと手を伸ばす。
隙間から指を忍ばせ、少し湿った感触を得た美加は、意識して穏やかに語りかける。
「恥ずかしくないからね。お姉ちゃんだって、おねしょしちゃってるから」
その言葉に、千歳は姉の胸に預けていた頭を起こし、闇の中で美加に、涙の溜まった目を向けた。
「どうしてなの・・・・? どうして、お姉ちゃんがこんな・・・・・」
「ちーちゃん?」
昨日とは違う、しおらしい態度に、美加は小首をかしげながら体を起こした。
手探りで枕もとのリモコンを見つけ、部屋に明かりを灯す。
明るくなった部屋の中では、両手を胸の前に固定された千歳が、両目を涙に腫らしていた。
「こんなの、お姉ちゃんじゃない。私のお姉ちゃんじゃないっ!」
昨日、嬉々としておむつを見せ付ける姿を見た時から、ずっと我慢しつづけていた言葉だった。
疎ましく思いながらも、心の奥でずっと慕ってきた。
その気持ちを踏みにじられた千歳の、心からの叫びだった。
「どうしてなの、おかしいよ。お姉ちゃんは、私のお姉ちゃんはこんなことしない。するわけないっ!」
「・・・・・」
詰問の声にも、美加は答えない。
ただ申し訳なさそうに、目を伏せている。
その姿に、千歳は自分の想像が間違いではないのだと確信した。
吃と鋭く姉を見上げ、怒りに肩を震わせる。
「あいつが・・・大野の奴が悪いんだね? あいつが、無理やりこんなことを・・・」
「秀くんは優しいよ」
妹を遮るように、美加がポツリと呟いた。
昨日も聞いたその言葉に、千歳は困惑すら浮かべて姉を見やる。
「なんで? どうしてあんな奴をかばうの?」
「庇ってるんじゃない。秀くんは、本当に優しいの」
「だ、だって、今だって、お姉ちゃん・・・」
「これは、私が好きでしてるの。昨日の事だってそう」
「うそ・・・でしょ?」
「本当なの。全部、私が望んでる事。秀くんはそれに付き合ってくれてるだけ」
意外な告白に呆然とする妹に、美加は更に言葉を重ねていく。
「昔からずっと、考えていたの。人前でおしっこを漏らしたい・・・。恥ずかしい姿を、誰かに見られたいって・・・」
「・・・・・」
「でも、できなかった。怖くて、不安で、ずっと諦めてた」
「信じられない・・・・・。家でだって、いつもきちんとして・・・」
「そんなことを考えてるなんて、気づかれたら困るもの。でも、部屋にいるときは、ずっと裸だったんだよ。
ちーちゃんのお友達が来てる時なんか、話し声を聞きながら、一人でエッチしたり、
見られてるのを想像しながら、おしっこしたりしてたな」
「うそでしょ・・・。そんなの、うそだよね?」
「ほんとだよ。歳下の女の子達に命令されて、みんなの前でおむつを替えられて、笑われながらオナニーする。
そんな自分を想像して、何度もいっちゃったの」
その時の興奮を思い出したのだろう。
美加はおむつの上から股間を押さえ、うっとりとした目で虚空を見上げた。
「秀くんとつきあうようになって、秀くんが優しい人だって判って、私が最初にお願いしたわがままは、
おしっこを見て欲しいってことだった。はしたない音を立てて、だらしなく垂らしながら、
おしっこを撒き散らすところを見て欲しくて、お願いしたの。秀くん、びっくりしてたけど、何も言わずに見てくれた。
おしっこの後、あそこをティッシュで拭いてくれたんだよ」
最初の一歩が踏み出された後、願望がエスカレートするのは早かった。
美加はおむつをあててくれるよう願い、望んで自慰を見せ、女として一番恥ずかしい、
大きい方を出すところまで秀一の目に晒して行った。
「あの雑誌もね、私がお願いして買ってきてもらったの。
秀くん優しいから、恥ずかしいのを我慢して買ってきてくれる」
秀一の前には様々な痴態を晒した美加だったが、不特定多数にそんな姿を見せるのには躊躇いがある。
マニアックな雑誌を衆目の中で手に取り、レジに持ち込むような真似が出来よう筈がない。
「最近は、秀くんもあの本を見て、だんだん興味を持ってきたみたい。
私がお願いしなくても、いろいろしてくれるようになってきたの」
「・・・・・」
そんな言葉を嬉しそうに口にした姉の姿に、千歳は絶望を浮かべて首を振った。
とても真っ直ぐ見ていられず、逃げるように目を伏せる。
これ以上、何も聞きたくないと態度で示している妹に、しかし美加は容赦をしない。
「だから、秀くんが私を変えたんじゃないの。私が・・・秀くんを変えちゃったの」
優しく真面目な恋人を、まともではない世界に引きずり込んだという罪悪感がそうさせるのか、
美加の声に後悔が混ざっている。
自分の願望を押さえ込み、性癖を隠して付き合っていれば、秀一を変えずに済んでいた。
その思いは、美加をずっと苦しめているのだろう。
「私のせいで、秀くんはおむつプレイに目覚めちゃった。私のせいで、女の人を虐める悦びを覚えちゃった。
そして私に・・・おむつで悦ぶ女に飽きちゃった」
さみしげに呟いた言葉に、千歳がはじかれたように顔を上げた。
涙を浮かべてため息を吐く姉を見つめ、思わず問いただす。
「ど、どういうこと?」
「秀くんは、おむつを嫌がる姿が見たいの。ちゃんと恥ずかしがる女の子が欲しいの。だから、ちーちゃんを・・・」
おむつを使ったプレイそのものではなく、女性を辱める悦びに目覚めた秀一の関心は、
おむつを望む自分から離れて行っている。
それは勝手な思い込みでしかないが、間違いのない現実のはずだった。
そうでなければ、秀一が千歳を求める理由が見つからない。
「何考えてるの? なんで、そんなことを手伝うの? お姉ちゃん、自分が捨てられちゃうかもしれないんだよ?」
恋人が他の女に興味を移したと気づいて、それを後押しする女がどこにいるだろう。
千歳には、あまりに非常識な姉の行動がどうしても理解できなかった。
責めたてる妹の声を聞きながら、美加は寂しく微笑み、かすれた声で呟いた。
「私のせいだもの・・・」
秀一を変えてしまったのが自分であるなら、その責任を取らなければならない。
根本的に真面目に出来ている美加は、どうやら本気でそう思っているらしい。
思いつめたその横顔に、千歳は何も言えないまま、不機嫌にため息を吐いた。
「少し早いけど、ご飯にしようか」
重苦しくなった空気を嫌ったのだろう。美加が無理に明るい声を出し、ベッドから降り立った。
おむつに膨らんだ尻を見せつけながら控えめに伸びをし、キッチンに向かおうとする。
その背中に、気持ちの切り替えが出来ないでいる千歳は、気圧の低い声で呼びかける。
「そんなのより、これ、外してよ」
「おむつ? それはもう少し待って。もうじき秀くんが来るから」
夜勤を終えた秀一が姿を見せるのは、それほど先にはならないだろう。
美加は嬉しそうにその名を口にしたが、聞いた方は露骨に顔を顰めた。
自分を酷い目に会わせた男に、こんなみっともない姿を見られるなど、想像しただけで悔しさが沸き起こってくる。
「やだよ。あいつに、こんな格好見られたくない」
「だめ。秀くんが来るまで、そのままでいるの」
姉が自分の味方ではないと判ってはいたが、それでもその現実をつきつけられるのは辛かった。
だが、千歳はさっきのように涙を見せはせず、口を一文字に結ぶと、腹立たしげにそっぽを向いた。
こうなったら、絶対に意地を張りぬいてやる。
あんな男を喜ばせるような真似だけは絶対にするものかと、固い決心を顔に浮かべている。
「・・・・・」
逆らいつづける事こそが、サディストを最も喜ばせると知る美加は、
しかしそれを口に乗せはせず、黙って千歳の背中を見つめていた。
まだ続きます。
続きです。
用意したスープとパンを千歳に与えた美加は、渋る妹を促して壁際へと戻していた。
その前でテーブルに座り、一人で黙って同じものを口に運ぶ。
壁際に追いやられた千歳は、時折もじもじと太ももを擦り合わせながら、
姉と目を合わせないよう、何も映っていないテレビを眺めている。
食事を終えた美加は、二人分の食器を運んで台所に立ち、おむつ姿のままで洗い物を始めた。
基本的に家事が好きなのだろう。楽しげに皿を洗い、布巾で拭って並べて行く。
千歳の位置からその光景は見えないが、耳に届く音が、その事実を伝えてきた。
「おはよう、美加」
「あ、秀くん、おはよう」
合いかぎを使ったのだろう。チャイムの音もないままに、若い男の声が部屋の中に上がりこんできた。
声を弾ませた美加とは対照的に、千歳は顔を青ざめさせる。
逃げる事も隠れる事も出来ない少女は、部屋に男の影が現れると、せめてもの抵抗を見せ、ついと顔を背けた。
「おはよう、千歳ちゃん。ずいぶんと素敵な格好だね」
「・・・・・」
「おねしょの癖でもあるのかな? おむつをするような歳には見えないけど」
「うるさいな! ほっといてよ」
いたぶるような言葉のしつこさに、千歳が不機嫌に吐き捨てた。
わざとらしく肩を竦めた秀一は、薄い笑いを浮かべて少女の前に立ち、片膝を付いた。
目の前に来たおむつに手を伸ばし、軽く押さえながら千歳の顔を見上げる。
「放っておいていいのかな? おねしょをしたんじゃないのかい?」
「してないよっ! するわけないでしょっ!」
「そうかい? 部屋がおしっこ臭かったから、もしかしたらと思ったんだけどね」
「・・・お姉ちゃんでしょ」
全てを知った上で嬲ってくる言葉から逃れたいのだろう。千歳は臭いの責任を姉に押し付けて口をつぐんだ。
秀一は軽く笑って背後を振り向き、両手でおむつを隠している、恥じらいを含んだ瞳を覗き込む。
美加は悪戯を咎められた少女のように、肩を竦めて秀一を見上げ、何かを言いたそうに指先を遊ばせている。
「美加、おねしょをしたのかい?」
「うん・・・・ごめんなさい」
「ふふ・・・・・。いいよ、ちゃんとおむつをあてていたならね」
優しく微笑み、壁際の棚からお尻拭きの筒を取り出した秀一は、そのままベッドの前に立った。
端に座って美加を手招き、膝の上に横向きに座らせる。
枕と掛け布団を引き寄せて台を作った秀一は、手を添えて美加の背中をその上に降ろし、まっすぐに横たわらせた。
膝の上に乗っている、オムツに包まれた股間に手を降ろし、柔らかな紙製品の上から下腹部を何度も撫でまわす。
「外してあげるからね」
「・・・うん」
千歳が横目で見ているのを知りながら、美加は恋人の言葉に素直に頷いた。
恥じらいを浮かべてはいるが、自分から素直に足を開き、おむつを外しやすいようにしている。
秀一の手が、紙オムツを止めているテープを剥がした。
四箇所のテープ全てが外されると、股間を隠していた前あてがゆっくりと広げられ、黄色く染まった内側が姿を見せる。
同時に、それまで篭っていたおしっこの臭いが広がり、すぐ上に位置している秀一の顔を包み込んだ。
秀一はその臭いを目を閉じて吸い、微かに笑って美加を見つめる。
首を軽く上げて、おむつが外される様子をじっと見詰めていた美加は、愛しい男の視線に気づき頬を染めた。
「きれいにしてあげるよ」
傍らに置いたお尻拭きを抜き取った手が、おしっこの臭いに包まれているお尻に触れた。
湿ったティッシュの冷たさに、美加は僅かに目を細める。その瞬間、
ぷうぅ・・・
「あ・・・」
可憐さすら感じさせるような控えめな音が、美加のお尻から放たれた。
さすがに恥ずかしいのだろう。
それまでほんのりと頬を染めていた美加が、真っ赤になっている。
秀一は何事も無いかのようにお尻を拭きながら、目を潤ませている恋人に問いかけた。
「うんちがでそうなのかい?」
「・・・うん。ご飯に入れたお薬が効いてきたみたい」
「ちょっと、薬って?!」
何気なく口にされたその言葉に、千歳が敏感に反応した。
青白い顔色で足をもじつかせ、睨みつけてくる少女の額には、
室温からは考えられないほどの汗が浮かんで垂れている。
逼迫した様子の妹に対し、美加は小さく、呟くように答えた。
「ずっと出なかったから、夕べのスープにお通じの薬を入れたの」
「それで・・・」
今朝からの腹痛の原因を知らされ、千歳が歯軋りする。
味方ではないと判っていたが、どこかで信用していた。
その認識が甘かったのだと思い知らされたが、今更それが判ったところで何の役にも立ちはしない。
姉と同じ醜態を晒しそうになる自分を、必死で励ましながら、千歳は頬を伝う汗を肩で拭った。
「美加、それじゃあ、うんちも出しちゃおうか」
「でも・・・久しぶりだから・・・・・」
「それなら尚更だよ。少しでも早く楽になるほうがいいだろう?」
「だけど・・・恥ずかしい・・・・・」
「どうして?」
「きっと・・・・・すごく太くて・・・すごく臭いから・・・」
美加にとって、見られながらすること自体は特別ではないらしい。
今もまた、躊躇いを口にはしたものの、秀一の視線から逃げようとはしていない。
言われるままに自分の足を抱えると大きく広げ、自分自身も、お尻の穴も、丸見えの格好で秀一を見上げる。
人一倍羞恥心の強かった姉の姿に、愕然とする千歳を尻目に、秀一は滑らかなお尻を軽く撫でた。
それが合図だったのだろう。じっと恋人を見つめていた美加が、小さく頷いた。
「んっ、んううっ」
秀一の視線を受けながら、美加が両手を拳に握り、力を込めた。
愛しい女性の精一杯の努力を、暖かく見守る秀一の下で、可憐な蕾がぷっくりと盛りあがる。
美加が一度息を吐くと、その盛り上がりはすぐに戻り、再び力み始めると共に、より大きく膨らみを見せた。
「はんぅ、んむぅ」
「うん、少し出てきたよ。頑張って、美加」
大きく盛りあがった場所の真ん中で、お尻の穴が小さく口を開いた。
内側から突き出てきた、硬いうんちが、控えめに小さく顔を覗かせる。
ほんの少しだけ表に現れたうんちは、少し戻りかけて止まり、
嫌がっているお尻の穴を、少しずつ押し広げながら、ゆっくり姿を見せてきた。
「その調子・・・、そう、いいよ。ふふ、すごく太いのが出てきてる」
「あ・・・お尻が、すごく広がってるのが判る。こんな・・・恥ずかしい」
拳を握ったままの手で、顔を隠そうとしているが、そんな姿がいっそうかわいらしい。
秀一は開かれているおむつを軽く持ち上げ、太いうんちを受け止めると、尚更意地悪く囁いた。
「すごく臭いよ。ほら、千歳ちゃんが顔を背けてる」
「ごめんね、ちーちゃん。臭くてごめんね」
千歳が顔を背けているのは、なにも臭いばかりが原因ではない。
それを承知していながら、美加は妹に謝罪の言葉を捧げた。
千歳の肩が細かく震えているのは、泣いているのか、怒りを押さえているのか、どちらとも判らない。
「少し柔らかくなってきたね。たくさん出すから、おむつからはみ出しそうだよ」
「ごめんなさい・・・でも、まだ出るの」
「凄いね、美加。すごく重たいよ」
硬く突き出たうんちが途切れると、その後からは、柔らかな便が搾り出されてきた。
秀一が支えるおむつの上で、弧を描きながら積み重なって行くうんちは、すでに二周りのとぐろを巻いている。
それでも足りずに、美加は時折オナラを交えながらの排便を続け、おむつの上に大きな山を築き上げた。
「そのまま、少し待っているんだよ」
秀一がおむつを抜いて立ちあがり、トイレへと向かった。
うんちに汚れたお尻を広げた格好で、妹と二人だけで部屋に残されては、さすがに気まずいのだろう。
美加は困惑を浮かべて妹を覗っている。
千歳は顔を背けたままで振り向こうとはせず、美加を安心させると共に、少し物足りない気持ちにさせていた。
「お待たせ。きれいに拭いてあげるからね」
「うん」
戻ってきた秀一が、赤ちゃん用のお尻拭きを抜き取り、美加の尻の上に乗せた。
汚れている場所を丁寧に、何度も繰り返して拭いて行く。
女として、なによりも恥ずかしい格好を見られていながら、
美加は心地よさそうに目を細め、信頼の篭った瞳で秀一を見つめていた。
「お待たせしたね、千歳ちゃん」
美加の始末を終えた秀一が、ベッドから降り、千歳の前に立った。
部屋にはまだ、美加が振りまいた異臭が満ちているが、
窓を開けも、換気扇を回しもせず、篭るに任せている。
千歳は不快そうに口元を歪めているが、秀一は平然と、むしろ嬉しそうにその空気を吸い込んでいる。
そんな姿を嫌悪に満ちた視線で一瞥した千歳は、鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「いいのかい、オムツをはずさなくて?」
「いいから、ほっといてよ」
「おねしょをしたんだろう? 認めれば、すぐに外してあげるよ?」
「してないって言ってるでしょ!」
強弁する声が震えている。
飲まされた下剤が、かなり効いてきているのだろう。
それを確信しながら、秀一が千歳のお腹に手を伸ばした。
「随分、お腹が鳴っているね。もう、我慢できないんだろう?」
「・・・・・・」
「このまま、おむつに漏らしてもいいのかな? おしっことは比べられないくらい、気持ち悪いと思うよ」
「うる・・・さい。あんたの・・・、あんたなんかの言う事、絶対にきかないんだから」
額に汗を浮かべながらも、千歳は秀一を睨みつけた。
奥歯を噛み合わせ、喉の奥でうなりながら、徹底抗戦の意思を伝えてくる。
「ちーちゃん、秀くんに謝って。素直になって」
苦しさに体を捩り、必死にうんちを我慢している妹の姿に、美加が耐えられなくなったらしい。
自分を案じてくる姉と、その傍らで腕を組んでいる男とを交互に見やった千歳は、
荒く乱れた息を吐きながら、小刻みに足踏みを続けている。
「う・・・あぁ」
小さく苦悶の声が上がり、眉が寄せられた。
息を止め、軽くお尻を突き出し、必死に我慢している姿に、秀一が喉の奥で笑った。
ポケットの中から携帯を取りだし、端から見れば滑稽なだけの、今の千歳の姿を撮影する。
撮られているのは判ったが、止める事も、隠れる事も出来はしない。
千歳は唇を噛みしめながら、最低の行為を続ける男に、怒りの視線を投げつけた。
「はっ・・・く、う、うぁ・・・ああっ!」
精一杯の我慢の声に、絶望に満ちた悲鳴が続いた。
突き出されたお尻が引かれると同時に、オムツの中でくぐもった音が響き、お尻が少しずつ膨らんでいった。
張り詰めていた表情から力が抜け、呆然と天井を見上げている。
声もなく、口を半開きにしている千歳の姿を、美加は痛々しく、秀一は冷然と、それぞれ見つめていた。
「なによ!?」
正面で腕を組み、黙ったまま薄笑いを浮かべている秀一を、千歳が涙目で睨みつけた。
盛りあがったオムツのお尻から、篭った匂いが立ち上っている。
とても、強く出る事などできる状態ではないと判っていたが、それでも、開き直る以外にできなかった。
「言いたい事があるなら、言えばいいでしょ!」
「大したものだね。感心したよ」
逆上して噛みついてきた千歳に、秀一は大仰に手をたたいて見せた。
千歳が怪訝そうに眉を寄せ、馬鹿にされたのだと気づいて目を剥く。
「ここまでされて、まだ意地を張るとは思わなかったよ」
「言ったでしょ。あんたなんかに従わないって」
「有言実行というやつだね。立派なもんだ」
「ひぃっ!」
凄みのある笑みを浮かべて勝ち誇った千歳に、素直に感心して見せた秀一は、
身動きの取れない少女に近づき、片手をお尻に廻した。
うんちで膨らむオムツを触り、強く押さえつける。
出したばかりのうんちが潰され、気持ち悪い感触がお尻に広がった。
背筋を走った不快感に、千歳が爪先立ち、細い悲鳴を上げる。
「そこまで言うからには、当然オムツはこのままでいいだろうね?」
オムツを押さえた手が動くたび、漏らしたうんちがお尻を撫でる。
その気色悪さは言語に尽くせないが、それでも千歳は哀訴の声を飲み込んだ。
唇を噛みしめ、耐え忍んでいる。
「とはいっても、このままじゃ臭くて仕方ないからね。頼まれてはいないけど、外させてもらおうかな」
「・・・触らないでよ」
秀一の言葉に、明らかに安堵を浮かべながらも、千歳は拒絶の言葉を吐き捨てた。
口ではそう言っているが、この気持ち悪いオムツから解放してもらいたいという本心が、透けて見えている。
吊るしている紐が解かれ、床に転がされた千歳は、
形だけ閉ざしていた膝に手が当てられると、逆らわずに足を開いた。
手が離された後も足は閉ざされず、口に出来ない千歳の声を代弁していた。
「美加、お尻拭きを取ってくれるかな?」
オムツ姿で床に転がる少女を見下ろしながら、秀一はその姉を呼び寄せた。
傍らに並んでお尻拭きの箱を挟み持つ女性は、なにを思っているのか、じっと妹を見つめている。
「足を持ち上げてくれるかな?」
両手を戒められたままの千歳には、美加がしていたように、自分で足を抱える事ができない。
別段、そのままオムツを外してもいいのだが、どうせなら、より屈辱的な姿をさせてみたい。
秀一のそんな気持ちを理解しているのだろう。
美加は軽く頷き、妹の頭を腿ではさむようにして座ると、軽く立てられている膝を抱え上げた。
「ありがとう、美加。さあ、外すよ」
わざわざ宣告して、紙オムツを止めているテープに手を伸ばす。
気丈な態度をとり続けてきた千歳も、さすがに耐えられずに目を閉じた。
その目尻に涙が滲んでいるのを一瞥し、テープを一枚ずつ剥がしていく。
「・・・すごい臭いだね」
全てのテープを外した手が、オムツの前あてを掴み、手前に開いた。
暖かく包まれていた場所が、外気に晒され、千歳が僅かに身震いする。
広げられたオムツは、黄色と茶色に彩られ、押さえ込められていた臭いが部屋の中に解き放たれた。
「気持ち悪かっただろう? こんなに汚れて」
白いお尻も、茶色く汚れている。
優しい声で問いかけた秀一は、抜き取ったお尻拭きを使い、その汚れを拭い始めた。
美加の相手で慣れているのだろう。
丁寧に、それでいて手早く、汚れを落としていく。
「失礼するよ」
前もって断りを入れ、秀一は手を肛門に伸ばした。
お尻の割れ目を幾度も拭き取り、窄まっている小さな穴を、執拗に拭う。
千鶴の太ももに力が篭り、眉が切なげに寄せられた。
秘裂からは一筋の雫が垂れ落ち、会陰を伝っている。
「ふふ・・・」
「な、なによ?」
控えめな笑い声に、顔を真っ赤に染めた千歳が抗議の声を上げた。
笑われるだけの憶えがあるのだろう。強がっていると言うよりも、うろたえているように見える。
「す、好きにすればいいじゃない! どうせなら、さっさと済ましてよ!」
「そんな事はしないよ」
開き直った少女に返されたのは、否定の言葉だった。
お尻を拭き終え、オムツを丸めてビニール袋に捨てると、
秀一は手伝っていた美加を手招き、視線を意識しながら、唇を重ねた。
「前にも言っただろう? 千歳ちゃんは、美加を気持ちよくするための道具なんだよ。
僕には、余裕が無いからね。道具の相手まではできないんだよ」
「秀くん・・・」
複雑な感情を滲ませた美加が、男としては華奢な体を抱きしめた。
豊かな胸を押しつけ、恋人を誘う。
「千歳ちゃんは、そこで見ているんだよ。僕と美加がするところをね」
美加が自ら転がり、秀一を誘っている。
目の前での出来事なのに、どこか現実味が薄く感じられた。
部屋で、一人でAVを見ているような、そんな錯覚に陥りそうになる。
「んっ、秀・・・くん、秀くん・・・」
「は・・・あぅ・・・ふぅ・・・」
美加の中に自分を潜り込ませた秀一は、ゆっくりと、慎重に、それを動かしている。
下になっている女性を気遣っているのではなく、自分の暴発を恐れているのだと、傍目にも判った。
入れただけで果てそうになるのを、必死に堪えている様は、
第三者から見れば惨めで滑稽なものだった。
それでも、千歳はその姿を笑おうとはせず、美加も嬉しそうに、秀一を受け入れている。
「無理・・・しないで、秀くん。動かなくてもいいよ」
「ごめん、美加」
秀一との繋がりは、それだけで気持ちを満たしてくれる。
美加はそう言ってくれるが、男として、はいそうですかと受け入れる事は出来ない。
何とか意地を見せようと腰を動かしたが、それは結局、自滅への道でしかなかった。
美加の中へと秀一のものが放たれ、硬くいきり立っていたものが、数回の痙攣を経て力を失って行く。
秀一は小声で謝り、美加の中から自分を抜き出した。
「秀くん・・・私の中に、いっぱい・・・」
早い上に回数もこなせない秀一だが、一度の射精量は少なくない。
美加は秀一を失った空閨に、自分の指をあてがい、与えられたばかりの精を、膣内でかき混ぜた。
愛する男を受け入れたのだという実感に、うっとりと目を潤ませ、自分を慰める。
勤めを果たせずにいる男は、恋人のそんないじらしい姿に、黙って体を抱きしめた。
(お姉ちゃん・・・すごい)
恋人に抱きしめられながらも、美加は自慰を続けていた。
秀一の精と、自分の雫とに染まった指を、時折口に運びながら、左右の指を交互に使って楽しんでいる。
せめてもの協力なのだろう。秀一は美加の胸に吸い付き、舌先で乳首を転がしていた。
「さみしいのかい、千歳ちゃん?」
「え?」
姉の痴態に息を乱し、足をもじもじと動かしている姿に、秀一が顔を上げた。
美加から離れ、床の上にぺたりと座り込んでいる少女に迫る。
両手を戒められたままの少女は、抗う術も見出せないまま、押し倒された。
さっきと違い、抵抗を見せる両膝を割り開くと、その根元では、少女自身が大きく口を開いている。
「すごいね。男を誘っているとしか思えないよ」
「変な事言わないでよ!」
「美加も見てごらん。千歳ちゃん、すごく濡れてるよ」
「やっ、だっ! 見ないでっ!!」
招かれた美加が、指を休めないまま、体を起こした。潤んだ瞳で妹を見つめ、熱く息を吐いている。
「これじゃ、床が汚れるね。おむつをあてておこうか」
「なっ、なに言って・・・」
拒もうとした声が、途中で止まる。
少なくとも、ここでおむつを受け入れれば、秀一に犯される心配はない。
そんなつもりは無いと言っていたが、この状況で男の気持ちが変わる可能性は低くないだろう。
こんな男に汚されるくらいなら、おむつをあてているほうがまだ良い。
顔に出ているそんな考えに気づきながらも、秀一は大人しくなった少女の股間をおむつで覆った。
「夜勤明けだからね。部屋に戻って寝るよ」
「うん。お休み、秀くん」
「お休み、美加」
朝に似つかわしくない挨拶を交わし、秀一は部屋を出て行った。
これで一息つける。
そう考えるのも無理はなかったが、美加には千歳を休ませるつもりは無いらしい。
「これ、秀くんが買ってきてくれたの。一緒に見ようね、ちーちゃん」
一枚のDVDを取りだし、プレーヤーにセットする。
声の響きから、どんな内容なのか、大体の見当はついた。
そしてその予想は、見事に正鵠を射ていた。
「はぁ・・・すごい」
画面の中では、両手と首とを枷に封じられ、うつ伏せにされた女性が悲鳴を上げていた。
そこだけ高く上げられているお尻が、既に真っ赤に張れあがっている。
回りを囲む三人の男達は、下卑た笑い声を上げながら、鞭で体を叩き、蝋を垂らしている。
その内の一人が女の前に回り、手に持ったシリンダー浣腸器を見せつけると、
女性は絶望に青ざめ、歯を鳴らしながら首を振った。
「あ・・・あぁ・・・、無理やり・・・あんな・・・やぁ・・・痛そう」
「け、消してよ! 消してよ、お姉ちゃん!」
「なんで? こんなの、滅多に見れないよ?」
ハードSMをテーマにしたAVなど、女性の身では中々見る機会もないだろう。
美加の言葉は正しかったが、だからといって、それを見たいかと聞かれれば、答えは別れる。
千歳はどうやら、あまり見たいとは思っていないらしいが、だからといって、素直に消す理由にはならない。
「お浣腸して、おむつをあてられるんだよ。男の人の前で、おむつにうんち・・・」
うっとりと呟き、股間に指を伸ばす。
テレビの中では、浣腸を受け入れた女性が仰向けにされ、おむつをあてられようとしていた。
女性は甲高い悲鳴を上げ、恥辱の戒めから逃れようともがいている。
「お腹があんなに膨らんでる・・・あ、出ちゃう、出ちゃうよね」
同情的な言葉を口にしながらも、美加の指は股間をまさぐっている。
ビデオと、眼前の姉の姿とに、嫌でも体が昂ぶってくる。
千歳は顔を伏せ、息を押さえながら、もじもじと内股を擦り合わせていた。
「ああ・・・あんなにいっぱい。かわいそう・・・恥ずかしいよね」
足を持ち上げら、おむつに包まれたお尻を映された女性が、形容できない叫びを上げた。
おむつは見る間に膨らみ、脇から茶色い汁が零れて垂れる。
その屈辱の姿に、同情しながらも、美加は手の動きを止めない。
ビデオの女性を哀れんでいるかに見えて、実のところ、その姿に自分を重ねて悦んでいるのだろう。
千歳がそこに居ることを知っていながら、美加は精液に塗れた女陰を抉り、己に快楽を送り込んでいた。
「あっ、はあっ、いい・・・なぁ、いっぱい・・・あんなにいっぱい・・・」
開かれたおむつの中には、ぎっしりと軟便が詰まっていた。
茶色く染まった浣腸液に濡れたお尻を、小さな便塊が伝い落ちている。
男たちは口々に女性を罵り、嘲った。
顔を隠すこともできない女性は、悲痛な鳴声をあげている。
男たちの小便で尻を洗われた女性は、ぐったりとした体を組み伏せられ、一度に三人の相手を強いられていた。
口と、性器と、たった今使えるように整えられた場所に、男達は自分のものを押し込み、勝手に愉しんでいる。
その姿に、羨望を浮かべた美加は、小物入れから一本のバイブを取りだし、股間に押し当てた。
太目のそれを、いとも簡単に飲み込み、緩やかに出入りさせる。
(お姉ちゃん・・・)
秀一とのセックスでは、やはり物足りないのだろう。
本人の前では押さえていた情欲が、ビデオの前では露になっていた。
三つの穴を犯され、精液に塗れている女優を見つめながら、美加はバイブを動かす手を早め、
妹の目の前で、淫靡に喘ぎ声を上げている。
「はんんっ! っくぅう!」
無理やりに声を飲み込みながら、美加が体を強張らせた。
一息置いて、片手を床に突き、肩で息をする。
物憂げに手を伸ばしてビデオを止めた美加は、体の中からバイブを抜き、ティッシュで包んでテーブルに置いた。
自分の股間もティッシュで拭い、のそのそと紙おむつを身に着ける。
部屋着に身を包んだ美加は、おむつ姿の妹を座らせ、その向かいに席を取った。
リモコンでチャンネルを廻し、報道バラエティーに合わせる。
千歳は黙って、退屈そうにテレビに目を向ける姉と並んで、普段見ることの無い番組を眺めた。
(退屈だな・・・)
休みといえば、友達と遊ぶばかりの千歳にしてみれば、
だらだらとテレビを見るだけの時間は退屈以外の何ものでもなかった。
手を固定され、メールも使えなければ雑誌も読めない。
下着から感じる違和感ばかりが強くなり、千歳は落ち着き無く体を揺らした。
こんな時間の使い方に慣れていないのだろう。
美加はほどなくテーブルに教科書を並べ、レポートを書き始めた。
妹を気遣ってか、テレビはつけたままだが、
聞こえてくる音を気にした様子もなく、黙々とペンを走らせる。
あれほど淫らな乱れ方をしていた美加と、今の美加とが、同じ人物である事が信じられない。
黙って資料を捲り、レポートを綴っている今の姿は、
千歳が敬愛し、尊敬していた美加の姿そのものだった。
しかし、理知的な後ろ姿の下に見える紙おむつが、昔の姉ではないことを告げている。
その背中に激しく乱れていた姿が重なり、千歳は慌てて首を振った。
「お姉ちゃん・・・あの・・・」
「なに?」
昼が近づいてきた頃、落ちつきなく体をゆすっていた千歳が、控えめに姉を呼んだ。
レポートから顔を上げた美加は、妹の様子から用件を察知しながらも、それを口にせず、じっと見つめ返している。
「おトイレ・・・」
「どうして?」
「・・・おしっこ」
穏やかに、それでいて執拗に問い返され、千歳はその言葉を仕方なく口にした。
美加が優しく微笑んで立ちあがり、部屋のドアを開く。
千歳は急いで立ちあがり、それに続いて部屋を出た。
キッチンの脇のドアを開いて、美加が待っている。
小走りにその前に進み、先に中に入った千歳は、洋式の便器を前に立ち尽くした。
振り返って姉に哀訴の目を投げる。
「お姉ちゃん・・・。これ、外してよ・・・」
おむつをあてたままでは、用を足しようが無い。
当たり前の要求だったが、美加はそれに首を振った。
腰に手を沿え、おむつのままで妹を座らせる。
「や・・・だ。外してよ。外してよおっ!」
「だめ・・・。このままお漏らしするの」
「やだっ! なんで! どうしてトイレでお漏らししなきゃいけないのよっ!」
用を足すための場所に来ているのに、することができない。
たった一枚の紙製品によって、ごく当たり前の行為が妨げられている。
トイレにいるのに、便座に座っているのに、普通におしっこをするだけの自由も残されていない。
「ちーちゃんにおトイレは必要ないの。その為のおむつなんだから」
おむつ姿で便座に座る妹の姿に、美加は明らかに昂ぶっていた。
おむつの上から股間を押さえ、熱い視線を妹に注いでいる。
「くぅ・・・ぅ」
千歳がきつく目を閉じた。
もともと我慢を重ねてきた上に、トイレを目にして気が緩んでいる。
とても耐えられはしなかった。
目尻に涙を浮かべながら、奥歯をかみ締める。
握り締めた拳が震えているのは、恥ずかしさからなのか、悔しさからだろうか。
「う・・・うぅう・・・」
体から力が抜け、おむつの中に熱さが広がった。
自分が何をしたのかに気づいた千歳の瞳から、ぼろぼろと涙が零れ、外からもおむつを濡らした。
美加がそっと手を伸ばし、流れ落ちる涙を拭う。
首を振って拒否する妹を気遣いながら、優しく優しく繰り返す。
「外してあげるね」
「なによ・・・、いまさら・・・」
涙声の抗議に引け目を感じながらも、美加はおむつのテープを外した。
便座の上でおむつを開き、黄色く染まったおむつの匂いに目を細める。
拗ねた千歳の腰を上げさせるのには苦労があったが、何とかおむつを抜いた美加は、
今になって望みを果たした妹の股間に、抜き取ったトイレットペーパーをあてがった。
「んっ、はぅ・・・」
おしっこに汚れている場所を拭う為の手は、その目的を果たした後も、そこから離れようとはしなかった。
刺激的な情報を目と耳から流し込まれていながら、満たされることが無かった場所を、
何度も繰り返して拭い、下から妹の顔を覗う。
鼻にかかった息を吐きながら、声を押さえている千歳は、続きを求めるように足を少し開き、腰を前に押し出した。
「きれいになったよ、ちーちゃん」
「お・・・姉ちゃん」
妹が求めてきていると気づきながらも、姉は紙を便器に落とし、手を離した。
見下ろしてくる切なげな瞳に、穏やかに微笑んで立ちあがる。
「意地悪しないで・・・。お願い、続けてよぉ」
口に出さなければ、美加は望みを叶えてくれない。
この二日で、千歳はそれを学んでいた。
そして、この姉の前で、欲望を押さえることの無意味さも理解した。
僅かな時間躊躇ったのは、姉と同じ場所に踏み込むことへの不安のせいだったろう。
だが、千歳はそれを振りきり、正直な気持ちを口にした。
「なにを続けて欲しいの?」
「いじってよ。私のあそこ、いじって、気持ちよくしてよぉ」
「んふ、ちーちゃんのエッチ」
嬉しそうに笑いながら、美加は妹の頬を両手で挟んだ。
ゆっくり顔を寄せて唇を重ね、舌を伸ばす。
千歳も、それを拒みはしなかった。
便座の上で実の姉と唇を重ね、舌を絡めている。
「ちーちゃんのここ、すごく濡れてるよ」
「だって、お姉ちゃんがあんな拭きかたするから・・・」
「それだけ? なにか、エッチな事考えてたんじゃないの?」
「あぅ、そ、そんなの・・・、お姉ちゃんみてたら・・・ひぅ!」
意地悪く問い詰めながら、美加は千歳に指を潜らせた。
巧みに動かしながら、表情の変化を間近で見つめる。
息を乱した千歳は、潤んだ瞳で姉を見つめ、半開きになっている口の端から涎を滴らせた。
美加は舌を伸ばしてそれを掬い取り、美味しそうに口に含む。
「気持ち良い?」
「んっ、うん、いい、気持ちいいよぉ」
「ちーちゃんはずるいよね」
不意に声を落とし、指を止める。
姉の豹変に驚いた千歳が真顔に戻った。
「お姉ちゃんだって、気持ちよくして欲しいんだよ。なのに、ちーちゃんは自分ばっかり・・・」
「だ、だって、あたし、手が・・・」
「お口でして」
「それは・・・ちょっと・・・」
指でなら、してもいいと思った。
だが、それが誰のものであれ、口で同性の性器に触れるのは嫌だった。
しかもそれが、おむつをあてておしっこの臭いを漂わせているとなれば尚更だろう。
それを正直に口にした千歳に、美加は悲しそうな顔を見せ、そっと性器に差し込んでいた指を抜いた。
「や、やだっ、やめちゃやだよっ!」
「私にもしてくれる?」
「・・・する、するから、続けてっ!」
達する直前にまで盛り上げられて、そこで放り出されては溜まったものではない。
姉のあざといやり方に反発するよりも、その手口の有効性を証明するように、千歳は落ちていた。
満足の行く返事を受けた美加は、指を再びその場所に戻し、
きつく締め付けてくる、柔らかな肉壁の間へと侵入させていった。
「んっ、ふむう!」
きつく口を吸いながら、指は休まず責めつづけている。
千歳が上げるくぐもった声を飲み込みながら、美加は今度は加減せず、妹が望んでいるとおりに指を操った。
二本の指で膣壁をなで上げ、親指で陰核を擦る。
ぐしゅぐしゅと淫らな水音を上げながら、千歳は姉の指を強く締め付けた。
「んっ、よかった?」
くたっと力を抜いた妹から唇を離して問いかける。
千歳は頷くのもやっとの様子で、肩を上下させていた。
妹が息を整え、顔を上げるのを待ち、一緒に部屋に戻った美加は、
壁際に千歳を座らせると、その前に立ちはだかった。
「約束だよ、ちーちゃん」
期待に体を火照らせた美加が、立ったままでおむつに手を当てた。
ちょうど顔のある高さにあるおむつからは、ほんのりとおしっこの臭いが漂ってくる。
美加は見せ付けるようにゆっくりとそれを開き、おしっこに汚れた割れ目を突き出した。
蜜とおしっこに、ぐっしょりと濡れた秘部が目の前にある。
苦し紛れに口にした言葉の責任が、そこにあった。
拒もうとも思ったが、期待に目を輝かせている姉の姿に、それを諦める。
千歳はおずおずと口を開き、突き出されている腰に向けて顔を寄せた。
「はあっ、ちーちゃんが、ちーちゃんのお口が・・・」
鼻息が肌をくすぐり、唇の間から延ばされた舌が、じっとりと濡れた秘唇に触れた。
僅かな接触に、美加が歓喜の声を上げ、うっとりと呟いた。
(お姉ちゃん・・・)
たったこれだけの事で、姉がこれほどまでに喜んでくれている。
その姿に、千歳は心を動かしていた。
それまで、躊躇いながら伸ばしていた舌を大胆に突き出し、固く尖っている突起を舐めまわす。
突然のことに、完全に虚を突かれた美加が大きく喘ぎ、妹の頭に捉まるようにして体を支えた。
「ちーちゃん、すごい・・・気持ち良いよ、気持ちいいよぉ」
頭の上から、美加の悦びの声が降ってくる。
その言葉を耳にするうちに、今までこだわっていたことがどうでもよく感じられてきた。
女同士だから、どうだというのだろう。
姉妹だから、なんだというのだろう。
おしっこの味も、それほど気になりはしなかった。
美加が、大好きな姉が喜んでくれるのなら、それでいい。
弱まった理性を押し退けるように、そんな気持ちが広がり、千歳を突き動かしていた。
「ちーちゃん、一緒に気持ちよくなろうよ」
「・・・うん」
姉の提案に、千歳は素直に頷いた。
嬉しそうに微笑んだ美加がしゃがみ、自分の愛液に塗れている唇にキスをした。
はにかむ妹を寝かし、足を開かせた美加は、その足を抱えるようにして自分の腰を潜り込ませ、
互いの秘所を押し付けあう。
「ちーちゃんのあそこ、すごく柔らかい」
「お姉ちゃんだって・・・」
「う、動くよ。いい?」
「んっ、はんぅ、なんか、不思議・・・」
濡れそぼった肉壷が吸いつきながら、ぬちゅぬちゅと音をあげている。
指でするのとも、口でされるのとも違う感覚に、千歳も美加も目を細めた。
決して強すぎない、しかし物足りなくはないその気持ち良さに、
二人は互いに腰を押し付け合いながら、淫らに蠢かしている。
「ずいぶんと仲がいいね」
「!!」
姉との交わりに夢中になっていた千歳が、突然の声に我に返った。
合いかぎで入ってきたのだろう。ドアを開いた秀一が、意地悪く笑いながら、二人の交わりを見下ろしている。
慌てて離れようとしたが、その足を、美加が掴んで引き止めた。
秀一を見つめながら、自分の淫らな姿を誇るかのように、腰を動かしている。
「千歳ちゃんは気持ちよくしてくれたかい?」
「うん。お口でもしてくれたの」
「そう、それは良かったね」
心底嬉しそうな美加を撫でながら、秀一の目は千歳を捉えた。
美加に捉まり、性器を擦り合わされ、体を包む快感に溺れかけている少女は、
そんな姿を見られまいと、気丈に唇を噛んで声を押さえている。
「かわいいね、千歳ちゃんは」
「え?」
今までの冷たい声とは違う、優しい誉め言葉に、張り詰めていた気持ちが緩んだ。
同時に、押さえていた声が零れ、千歳は恥じ入りながら、真意を探ろうと秀一を覗う。
「そういう、意地の張り方がすごくかわいいよ。でも、素直になったら、もっと楽しめるんだよ」
なにを言おうとしているのか、まるで判らなかった。
秀一には、言葉でそれを伝えようとの意思が最初からないらしい。
困惑顔の千歳を無視して鞄を探っている。
「千歳ちゃんがもっと素直になれるように、僕はしばらく来ないようにするよ。その間、よかったらこれを使うといい」
秀一が取り出したのは、女性同士の交わりの為に作られた、双頭のディルドだった。
薄紫のその棒を二人の前に置き、美加に笑いかける。
「急で悪いけど、ゼミの仲間と調査に出る事になってね。
しばらく留守にするから、その間は千歳ちゃんと遊んでいてくれないかな?」
「うん、判った」
秀一が留守にするのは、よくある事なのだろう。
美加はあっさりとうなずき、目の前に置かれたディルドに手を伸ばす。
その姿を見下ろした秀一は、短く挨拶を投げて部屋を出て行った。
また続きます。
はい。
GJ!!ウンチオモラシサイコー
52 :
ほしの☆つみき:2009/03/15(日) 17:37:09 ID:ihUgc3Ie
続きです。
秀一が姿を消したその日、大きな変化は起こらなかった。
だが、二日、三日と重なるうちに、秀一が姿を消した理由が千歳にも理解されるようになってきた。
姉に甘えても、共に乱れても、あの薄笑いで眺められることはない。
素直になるための一番大きな障壁が、今はもう残っていない。
「お姉ちゃん・・・、おしっこ」
「うん、判ったよ」
いつものようにレポートを進めていた姉に、千歳が躊躇いがちに声をかけた。
恥じらいを含んでいるが、期待がそれを上回っている。
ただテレビを眺めるだけの、退屈な時間から逃げる先は、姉との交わりしかない。
そして美加が体を重ねてくる切っ掛けは、必ずおむつの取替えだった。
それに気づいた千歳が我慢をしなくなるのに、時間は必要なかった。
立ち上がり、替えのおむつを用意した姉の前に、足を開いて座り込む。
媚びた上目ではにかみながら体を倒した千歳は、戒められたままの手を胸に乗せ、指を絡めた。
美加は優しく微笑みながらその前にしゃがみ、妹のおむつを開く。
「いい匂い・・・。ちーちゃんのおしっこ・・・、おいしいね」
「はぅん、お姉ちゃぁん」
もう、ティッシュなどは使わない。
美加は直接舌を伸ばし、おしっこに汚れている妹を舐め上げた。
ここをきれいにしてしまっても、おしっこの匂いは開いたままのおむつに残っている。
美加はためらうことなく舌を動かし、千歳の味を楽しんだ。
「はぅ、は、ぅう、んぅう・・・」
女を知り尽くしている姉の動きに、千歳は身じろぎながら喘いだ。
自分でするのとは、まるで違う。指の動きも巧みだが、それ以上に、舌使いが艶かしい。
「ね、ちーちゃん」
「んぅ・・・、な、なに・・・?」
ひとしきりの満足を与えた後、緩やかな奉仕を続けていた美加が顔を上げた。
指一本で妹を構いながら、穏やかに首を傾げる。
「私にも、同じようにして欲しいな・・・」
「同じ・・・?」
姉の言葉に、千歳が眉根を寄せた。
美加に対しても、ちゃんと口を使ってするようにしているのに、何を求められているのか判らないのだろう。
「おむつをね、ちーちゃんに開いて欲しいの。自分で外すんじゃなくて、ちーちゃんにして欲しいの」
「でも、手が・・・」
「外してあげる。もう、必要ないし」
逃げる心配も、逆らう心配も既に必要ない。
今まで腕を戒めていたのは、単にきっかけがなかっただけのことだった。
美加は預かっていた鍵で手錠を外すと、手首をさする妹の前にしゃがみこんだ。
期待に満ちた瞳で千歳を見上げ、はにかんだ笑みを浮かべる。
その姿に、かつての姉の告白が事実なのだと理解された。
恥ずかしい姿を見て欲しい、惨めな自分を見て欲しいという欲求を、美加が抱いていると感じられた。
唾を飲み込み、立ち上がる。
全裸でありながら堂々と胸を張った千歳は、汚したおむつに包まれている姉を見下ろし、悠然と微笑んだ。
「外してあげるよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんが望んでる通りに・・・」
「うん・・・、お願い」
うっとりと目を細め、微かな息を吐く。
その熱さに、美加の期待が窺えた。
かつての願望の成就を予感した美加は、自分から尻を着き、後ろに倒れようとする。
だが、千歳はその手を掴み、上に引いた。
驚きを浮かべながらも立ち上がった姉の前にしゃがみ、おしっこの臭いを放っているおむつに顔を寄せる。
「漏らしてるんだね、お姉ちゃん。おむつに、おしっこ・・・」
「うん・・・」
「おかしいよね。大人なのに、ちゃんと我慢できるのに、おむつにお漏らしなんて」
「な、なんで・・・? なんで、ちーちゃん?」
不安を浮かべた姉に構わず、千歳は手を伸ばしておむつに触れた。
ふっくらとした前あてを撫で回し、股間を押さえて持ち上げる。
「あたしと違って、好きでしてるんだよね。恥ずかしくない?
恥ずかしいよね、変態だもん、こんなの」
「あ、ああ・・・」
突然の言葉責めに、美加がうろたえた。
両手で顔を押さえ、ゆっくりと首を振る。
「あたしは恥ずかしいな。こんな変態がお姉ちゃんだなんて。
おむつをして、お漏らしして喜ぶお姉ちゃんなんて、誰にも紹介できないじゃない」
「ごめんなさい・・・、ごめんなさい・・・」
容赦の無い言葉に、涙が溢れ出した。
しかし、侘びの言葉を繰り返しながらも、その間に混じる吐息が昂ぶりを示している。
千歳が口の端を上げ、おむつから延びる太ももを掌で撫でた。
「謝らなくていいよ。あたし、お姉ちゃんが好き。おむつをしてても、お漏らししても、
それでもお姉ちゃんが好き。だから、お姉ちゃんの望みを叶えてあげる」
「ちー・・・ちゃん」
顔を覆っていた手を下げ、涙目で妹を見下ろす。
厳しい言葉が本心ではないのだと、優しい笑顔が告げている。
かつて夢見た、年下の少女に命令される自分。
千歳はそれを叶えようとしてくれていた。
「恥ずかしい姿を見てあげる。恥ずかしいことをさせてあげる。恥ずかしいことを言わせてあげる。
だから、あとでちゃんとお返しをしてね」
「うん・・・、もちろん」
上ずった声での応諾に、千歳は大きく頷いた。
再び冷たい顔を作り、おむつ姿の姉を見据える。
「家にいたころ、あたしたちの声を聞いてオナニーしてたって言ったよね。
どうされるのを想像してたの?」
「ち、ちーちゃんや、お友達に裸でエッチしてるのを見つかって、見てる前で続きをするように言われるの・・・。
恥ずかしさに興奮して、激しくして、みんなの前でおしっこを漏らしながらいっちゃう。
お漏らしの罰で、四つんばいになった私のお尻を、ちーちゃんが叩いて、
それでもあそこを濡らす私をみんなが笑って・・・」
一度や二度のことではないのだろう。美加の空想は壮大なものだった。
当たり前のようにおむつの中に手を潜らせた美加は、告白を続けながら自分を慰め始める。
「みんなの奴隷になった私は、おトイレも自由にできなくなるの。
おしっこは、みんなの前でオマルにするよう言われて、全裸になってオマルを跨ぐの。
でも、お許しを貰うまで我慢できなくて、漏らしちゃって、おむつをしないとだめだって言われるの」
「その頃から、おむつがしたかったんだ。どうしておむつなの?」
「おむつは・・・、おむつは、恥ずかしいから・・・」
「うん、恥ずかしいよね。こんな姿を誰かに見られたら、生きていけないくらいだよ」
「私、見られて・・・。ちーちゃんに見られて・・・」
「違うよ。お姉ちゃんは見せてるの。恥ずかしい格好を、わざと見せてるの」
「う、うん・・・。見て欲しいの。見て欲しかったの」
心に溜めていた言葉なのだろう。ようやく許された告白に、美加が微笑を浮かべる。
「惨めで、無力で、全てを預けきった私。何をされても逆らえない、何一つ隠すこともできない私。
ずっと、そうなりたかった。おむつをされて、年下の女の子に換えられるのは、私が考えた、理想の形」
「・・・判ったよ、お姉ちゃん」
自分を慰めながらの告白に、千歳が大きく頷いた。
責めの言葉を望む瞳を覗き込み、おむつに差し込まれている手を引き抜く。
「それじゃ、お漏らしして見せて。どんな感じか説明しながら、
あたしの目の前でお漏らしして。できるよね、お姉ちゃん?」
「はい・・・。おむつに、おむつにおしっこ・・・します」
自然と言葉が敬語になった。想像していた中で、そうしていたのだろう。
美加は両手をおむつの横に当て、指の先までまっすぐに伸ばした。
気をつけの姿勢を保ったまま、おむつの股間に掌をあてる妹を見下ろす。
「おむつのおしっこは、すごく気持ちいいです。いけないことをしてるって、
恥ずかしいことをしてるって、強く感じます。ああ・・・おしっこが出てる。
ちーちゃんが見てるのに・・・。私、妹の前でお漏らしして・・・。はぁ、あったかい・・・。
おむつにおしっこが広がって、すごくあったかくて、気持ちいい・・・。あぁ、いっぱい出る。いっぱい出てるよぉ・・・」
「ほんとだ。おむつがあったかくなってる。お姉ちゃん、お漏らししてるんだね」
「そうです。お漏らししてます。あぁ、は、恥ずかしい。こんなの、こんなのって」
さんざん恥ずかしい姿を晒してきていながら、いまさらのように恥じ入る。
千歳が自分を責める立場にいるという認識が、そうさせるのだろう。
「換えてほしい?」
「え・・・?」
「おむつを換えてほしいかって聞いてるの」
千歳の言葉に美加が戸惑う。
漏らせば当然外されると思っていたのに、千歳は尋ねてきている。
どういうつもりかと探る瞳に、千歳が含み笑いを浮かべた。
「嫌なら無理は言わない。でも、換えて欲しいならお願いしてね。変態さんらしく、みじめに」
「は、はい・・・。判りました」
裸で腕を組む妹の前に膝を突く。
尻を下ろし、背中を倒し、仰向けに転がった美加は、立てた膝を大きく開いておむつの股間を見せ付けた。
両手でおむつを押さえ、媚びた目で妹を見上げる。
「私、またおしっこを漏らしちゃいました。また、おむつを汚してしまいました。
お願いです。おむつを換えてください。おしっこで重たいおむつを、臭いおむつを、
新しいきれいなおむつに換えてください」
「いいのかな? おもらしおむつを見ちゃうよ。おしっこ臭いあそこを見ちゃうよ。
お姉ちゃんの恥ずかしい臭いを、いっぱい嗅いじゃうよ?」
「はぁあ・・・。み、見られちゃう・・・。ちーちゃんに・・・、恥ずかしいところ・・・」
それは拒絶ではなく、昂ぶりの言葉だった。
小さく笑った千歳がしゃがみ、姉の足の間に進む。
ゆっくり伸ばした指先が、ふっくらとした外皮に触れると、それだけで美加がびくりと竦んだ。
反射的に閉じかけた足が、ゆっくりと開かれていく。
「ふふ、もう臭いがしてる。開いたらすごいんだろうね」
楽しげに語り掛けながら、四箇所のテープを一つ一つ、ゆっくりと剥がしていく。
美加が息を呑む姿に、胸の奥が熱くなった。
しとやかで優しい自慢の姉が、無力な姿で恥ずかしさに震えている。
こんなにかわいい姉を見たのは、いつ以来だろう。
「開くよ」
「・・・」
短い囁きに、美加が体を固くした。
千歳はわざとゆっくりと、つまんだ前あてを開いていく。
隙間からおしっこの臭いが立ち上り、開くに従い臭いが強まった。
肌に触れる空気の冷たさに、美加の口から息が零れる。
「すごく重たい。いっぱい出したんだね、お姉ちゃん」
「二回分・・・、だから」
「お漏らししたおむつをずっと履いてたんだね。困ったお姉ちゃん」
言葉でこそ責めているが、口調にはもう棘が無い。
姉の性癖に対する嫌悪は既に無く、共感にも似た感情が芽生え始めている。
「換える前に、きれいにしないとね」
開いたおむつからおしっこの臭いが立ち上る。
しかし千歳は躊躇わず、その臭いの只中へと顔を近づけた。
ぐっしょりと濡れ、だらしなく涎を零す姉自身がそこにある。
おしっこに塗れた、少し前なら汚いとしか思わなかった姿でそこにいる。
「はぅん、ちーちゃぁん・・・」
欲望に素直になっている姉を目の前に、躊躇う理由は失われていた。
千歳はむしゃぶりつくように姉を求め、おしっこの味がする場所を執拗に嘗め回す。
激しいが稚拙な舌技も、千歳のものだと思えば至上の快楽なのだろう。
美加はしきりに身をくねらせ、抑え気味の声を漏らしている。
「ぅ・・・」
小さな声が、零れてすぐに摘み取られた。美香が体を丸め、痙攣する。
それが気を遣った合図だと知る千歳は、姉から離れて裸体を見下ろした。
声も無く息を整える姿に微笑みながら、お尻の下から汚れたおむつを抜き取る。
「新しいのをあげるね」
その言葉に、美加が呆けながらも腰を浮かせる。
突き出された腰の淫らさに、思わず伸びかける手を押さえ、千歳は姉をおむつで包んだ。
責める悦びを見出した千歳が、責められる愉しみを想像したのは自然なことだろう。
姉を楽しませた翌日、おしっこ臭い布団の中で目覚めた千歳は、寝ぼけ眼の姉の前で足を広げた。
「どうしたの?」
「あ、あのね・・・。おねしょ・・・しちゃって・・・」
「あら、あら・・・」
それが誘いであることに気づいたのだろう。
美加が困り顔で起き上がり、妹の前に座った。
開かれた足の間に顔を寄せ、おむつの股間の臭いを嗅ぐ。
「ほんとだね。おしっこの臭いがする」
「ご、ごめんなさい・・・」
「困った娘ね。もう、大きいのに」
自分のことは棚に上げ、わざとらしいため息をつく。
「私は趣味でおむつをしてるから、仕方ないと思うの。でも、ちーちゃんは違うでしょ?
無理やりさせられてるのに、どうしておねしょなんかしちゃったの?」
「気持ちいいから・・・」
わずかに目線を逸らしながらも、正直に答える。
落ち着きの無い様子で体を揺する妹を、美加はいとおしげに見下ろしている。
「おむつに漏らすのが、気持ちいいの。私、お姉ちゃんと同じ、変態なんだね」
「そうみたい・・・だね」
少し前から、気づいてはいたのだろう。
それを認め、受け入れるのに、少し時間が必要だったのだろう。
心を決め、口に出した千歳の顔は晴れやかだった。
恥ずかしそうにはにかんでいる姿に、美加が思わず目を細める。
「ちーちゃん、まだ、おしっこ出る?」
「え、う、うん・・・」
「じゃ、いいこと教えてあげる」
妹の背後に回り込んだ美加が、細い背中を抱き起こした。
胸で支えながら、片手を妹のおむつの中に入れ、耳たぶを唇で啄ばむ。
「おむつ、外さないの?」
「うん、このままだよ」
ショーツと違い、伸びしろの少ないおむつの中では、指を動かすのに不自由が多い。
美加の指は巧みに動き、千歳を攻め立てるが、普段に及ばないのは仕方ない。
「お姉ちゃぁん」
「ごめんね、物足りないよね?」
切なげな目で甘えられ、美加が穏やかに詫びた。
おむつの中をまさぐりながら、空いた手で千歳の手を握り、胸へと導く。
「おっぱいは自分で・・・ね」
「うん・・・」
瞳を潤ませた千歳が頷き、自分の胸を揉みしだく。
親指で乳首を転がし、時に摘む。美加は妹の首筋に唇を這わせながら、太ももを優しく撫でまわした。
「お・・・姉ちゃ・・・、あ、たし・・・もう・・・」
熱い吐息に混ざり、途切れがちの声が訴えた。美加は妹の耳元に口を寄せ、軽く息を吹きかける。
「いく時に、おしっこしてごらん」
「おしっこ・・・するの?」
「そう。気持ちいいときに、気持ちいいことをするの。病み付きになるよ」
「・・・うん。はぅ・・・、もう少し・・・もう少しなの・・・」
「これで、どうかな?」
「ああっ!」
千歳に潜る指が、それまで触れずにいた場所を撫でた。同時に外でも昂ぶった核を刺激する。
千歳が背中を反らせ、自分の胸を握り締めた。見開かれた瞳は、ただ虚空を見上げている。
「あったかい・・・」
千歳のおむつに潜り込ませた手が、熱い迸りを受け止めた。
掌一杯に広がった温もりに、美加がうっとりと呟く。
自分でしているときにはゆっくりと楽しみようも無い、指先が享ける締め付けも、ここぞとばかりに堪能する。
「はあぁ・・・、おしっこ・・・、気持ちいい・・・」
陶然と呟く口の端から涎が走る。
美加は指先でその筋を拭い、おむつに忍ばせていた手を抜いた。
おしっこに塗れた掌を、出した本人の前に広げる。
千歳は自然にその臭いを嗅ぐと、舌を突き出して柔らかな掌を舐め上げた。
「良かったでしょ?」
「うん・・・。すごかった・・・」
余韻に浸る少女の耳に、姉の忍び笑いが届いた。
急に恥ずかしさが体を包み、顔を背ける。
美加はそんな妹の頭を抱き、耳元に口を寄せる。
「もう一つ、教えてあげる。気持ちいいこと」
「まだ・・・、あるの?」
ためらいよりも興味が勝っているらしい。
千歳はおずおずと顔を上げ、姉を振り返った。
ゆっくりと頷きを返した美加は、妹を一人で座らせるとタンスの引き出しを開け、中から掌大の小箱を取り出す。
「かんちょう・・・?」
「そう、お浣腸」
穏やかに答えながら、箱を開く。
名前の由来となっているイチジク型の容器を手にした美加は、不安を浮かべる妹の前に立ち、にこやかにそれを差し出した。
「自分でできる?」
「・・・したことない」
「そう。じゃ、お姉ちゃんがしてあげる」
いつのまにか、するのは前提になっていた。
美加の笑顔に引き込まれたのか、千歳も自然に足を開き、おしっこを漏らしたばかりのおむつを自分の手で開いた。
「足、抱えて」
「こ、こう?」
「うん。すっごくかわいいよ、ちーちゃん」
自らの手で足を大きく開かせたまま、千歳が顔を真紅に染める。
おしっこの臭い立つ足の間に入り込んだ美加は、手にした浣腸を妹に見せつけ、ゆっくりと下ろしていく。
千歳が息を呑む気配を頭上に感じながら、窄まった小穴に迫った美加は、細い嘴をその場所に沿わせ、妹を見上げる。
「入れるよ」
「う、うん・・・」
「せっかくだから、感想を聞かせてね。どんな感じなのか、教えて欲しいの」
「ひうう! ぬぅって、細いのがぬぅって入って・・・」
細く丸い先端が、窄まった穴の真ん中を貫いた。
後ろに異物を受け入れるのは初めてなのだろう。千歳は体を固くし、体を走る違和感に耐えている。
「いくよ」
「ひっ、いい! 冷た、つめたいっ!」
体の中で感じる薬液の冷たさに、悲鳴にも似た声が上がる。
足を抱えた手をぎゅっと握り締め、眉をしかめる姿が愛らしい。
美加は妹の下腹を掌でそっと押さえ、軟らかく撫でまわした。
「すぐに効いてくるからね。おむつ、しておこうね」
「お、おむつに・・・、するの?」
「そうだよ。このまえのは、楽しむ余裕が無かったでしょ?」
この部屋に来た翌日だっただろうか。薬を使われ、おむつにさせられたことがある。
あのころは、ひたすら我慢を続けていた。限界を迎えたことが悔しく、漏らしていることが恥ずかしいだけだった。
だが、今なら、違う受け止め方ができるだろう。違う感じ方をしてしまうだろう。
「見ていてあげる。ちーちゃんのお漏らし」
おしっこに汚れたおむつを閉じた美加が、再び千歳の背後に廻った。
抱き起こした体を胸で支え、頭を撫でる。
千歳は拳を握った手を胸の前で合わせ、こみ上げてくる便意に震えている。
「はぁあ、出ちゃう。うんち、でちゃうよぉ。おむつに、おむつに漏らしちゃう」
「大丈夫よ。お姉ちゃんが、ちゃんときれいにしてあげるから」
「本当? 臭いよ? あたしのうんち、すごく臭いよ?」
「知ってるよ。でも、平気だから」
臭いのは否定しないあたり、意地が悪い。
しかし、初めての浣腸に苛まれる千歳には、姉のささやかな意地悪に気づく余裕は無いらしい。
額に汗を滲ませ、唇を震わせている。
「だめ・・・、もう、もうダメ。で・・・ちゃう」
ぶじゅっ!
言葉の最後に重なるように、濁った音がお尻から響いた。
足とお尻の動きから、慌てて尻を窄めたのが判ったが、一度崩れてしまっては、止めることなどできはしない。
姉の胸の中で、優しく頭を撫でられる千歳は、ぎゅっと目を閉じ、きつく口を引き結び、息を堪えている。
顔が朱に染まり、細かく震えた。
一文字だった口が開き、溜め込まれていた息が大きく吐き出される。
それが、決壊の合図だった。
「はあああっ! 出てる! ああっ! お尻、熱い! うんちが、うんちがいっぱいぃ!」
ぶじゅぶじゅと水気の多い音を響かせながら、おむつの後ろが膨らんでいく。
酸味のある便の臭いが広がり、鼻についた。
千歳は思わず顔を手で覆ったが、美加は頭を撫でる手を止めず、排泄を続ける妹を見守った。
「あったかい、お尻が、あそこが、うんちであったかい。お尻の穴が熱い。ぬるぬるしてるのが、気持ち・・・いい?」
躊躇いながら口にした言葉に、千歳が固まる。一瞬の困惑の後、動揺に彩られた顔を振り向かせる。
「どうしよう、どうしようお姉ちゃん。わたし、気持ちよかった。浣腸が、お漏らしが、気持ちよかった。
うんちまみれが、気持ちよくなってる」
「いいの、それで」
踏み入れてはいけない世界に両足で飛び込んだ妹に、姉は静かに微笑んだ。
「誰もちーちゃんを笑わない。誰もちーちゃんを叱らない。
おしっこ漏らしても、うんちを漏らしても大丈夫。気持ちよくなったって大丈夫」
「でも、でも、こんなの変態だよ。お姉ちゃんだけだよ、平気なの」
「私だけじゃダメ?」
「だって、だって・・・」
「私は、ずっと一人だったよ。秀くんと会うまで、ずっと一人だった。
誰にも言えずに、見つからないように気を張って、こっそりしてたんだよ」
「お姉ちゃん・・・?」
「ちーちゃんは一人じゃないもの。自分はおかしいんだって、一人で悩まなくてもいい。
同じ気持ちを持ってる人がいるって、最初から判ってるでしょ?」
もし、何かのきっかけでこの性癖に目覚めていたら、そして姉が同じ趣味を持っていると知らずにいたら、
どれほど苦しい思いを強いられただろう。それを思うと背筋が寒くなる。
だが、想像だけで恐ろしい自己嫌悪の渦に、美加はずっと呑まれていた。
秀一と出会い、本当の自分を受け入れてもらった嬉しさは、どれほどだったろう。
「いいの? こんなので気持ちよくなって、ほんとにいいの?」
「そういう人もいる。それだけの事なんだよ」
受け入れる言葉のうれしさに、千歳が思わず涙を浮かべる。その涙の意味を知る美加は、ただ頷きながら、妹の涙に唇を寄せた。
もう少し続きます。
そうですか。
GJ!
続きです。
数日の後、美加の部屋を訪れた秀一は、ほのかな異臭に迎えられた。
手入れの悪いトイレのような、ほんのりと漂うアンモニア臭。
玄関では芳香剤に押さえられているが、少し奥にはいると、とたんにそれに気づかされる。
留守にしている間、二人が何をしていたのかを語る臭いに、苦笑を浮かべて部屋のドアを開く。
「あ、秀くん、お帰りなさい」
「あ・・・」
秀一を出迎えたのは、四つんばいで尻を突き出している千歳と、
その後に座り、いちじく浣腸の箱を開いている美加の姿だった。
千歳の手には既に戒めはなく、首輪も外されている。
それでいながら、少女は自ら尻を突き出していた。
「浣腸かい?」
「うん・・・。ちーちゃん、お浣腸が大好きなの」
「本当かい?」
穏やかな問いかけに、千歳は小さく頷いた。普通ではない性癖を恥じるように、頬を朱に染めて。
そんな姿に、情欲を滾らせるのは、男として仕方のないことだろう。
秀一は千歳のそばに膝を突き、目をそらした少女の顔を覗き込んだ。
「どう気持ちいいのか、言ってごらん」
「・・・お腹の中にお薬が入ってきて、ああ、もう駄目なんだって思って・・・。
我慢しても、我慢しようとしても、うんちを漏らしちゃうんだって判って・・・。
それをお姉ちゃんに見られちゃうんだって思うと、恥ずかしくて、すごく恥ずかしくって、
だけど、なんだかどきどきして・・・」
どう言えばいいのか判らないのだろう。
千歳はたどたどしく、言葉を捜しながら説明する。
その言葉に、秀一だけでなく、美加までもがじっと千歳を見詰めた。
「恥ずかしいから我慢して、我慢して、おトイレに行かせて貰えない自分が情けなくって、
惨めで、なのに不思議に安心して・・・。
もう駄目って思って、うんちをすると、さっきまで苦しかったのが一気に無くなって、
体中の力が全部抜けちゃったみたいになって・・・。おむつにあったかいのが広がって、
お尻もあそこもどろどろになって・・・」
「やっぱり、美加の妹なんだね」
千歳の独白を聞いた秀一が、浣腸を手にして座っている恋人に笑いかけた。
美加も同じことを感じていたのだろう。どこか嬉しそうに頷きを返す。
「美加にもしてあげようか。二人で、いっしょに我慢するといいよ」
「うん」
はにかんだ頷きを返し、美加はパジャマを脱ぎ捨てた。
当たり前のように身に着けていたおむつを開き、妹の隣で四つんばいになる。
「千歳ちゃんは、少し待っているんだよ」
「・・・うん」
返事の遅れに美加が隣に目を向けた。
先を奪われたのが不満なのかと思ったが、どうやら違うらしい。
ちらちらと背後を、秀一の目を窺う姿に、千歳の緊張と興奮が見て取れた。
意地を張り続けていた男の前で、痴態を晒すのが、怖いと同時に愉しみなのだろう。
(ちーちゃん・・・)
妹の姿に、美加が寂しげに俯いた。
千歳は、秀一を受け入れようとしている。
自分が引き出し、溢れさせてしまった性癖を、受け止めようとしている。
秀一が満たされるのは、美加にとっての望みでもある。
だが、それは同時に、秀一が自分を離れ、千歳に走ることを意味している。
(これでいいんだよね・・・)
諦めの篭った微笑の意味に、秀一は気づいただろうか。
何も言わずに浣腸を手にし、美加の背後に膝をつく。
「んっ!」
秀一の手が尻に触れ、浣腸の先端を突き刺した。
ほどよくお尻に力を込め、薬を零さないよう待ち受ける。
秀一はゆっくりと浣腸の胴体をつぶし、薬を送り込んでいく。
「そのままでいるんだよ」
仰向けになろうとした美加を押しとどめ、秀一は後ろから紙おむつをかぶせた。
普段と違った姿勢に苦労しながらもおむつを前に回し、左右を順に止めていく。
「いいよ」
おむつに包まれたお尻を軽く叩く。
美加はゆっくり体を起こし、浣腸をうけたばかりのお腹を押さえた。
「美加」
「・・・秀くんがしないの?」
恋人の名を呼び、もう一つの浣腸を差し出す。
わずかに首を傾げる美加に、秀一は首を振って見せた。
「千歳ちゃんには美加がするんだよ」
「・・・判った」
不満と安堵が入り混じった表情で浣腸を受け取り、四つんばいのままの妹の後ろに回る。
美加が浣腸を突き立てると、千歳が眉を寄せて唇を引き締めた。
声を漏らさないのは、緊張からか、恥かしさからか。
自分がされたのと同じように、背後からおむつをあてがった美加は、体を起こした妹と並んで秀一を見上げた。
先に浣腸を受けた美加よりも、千歳のほうが苦しげで、眉をしかめてお腹を押さえている。
「お互いのおむつに顔を寄せて」
「はい・・・」
命令を受けて美加が仰向けに転がる。その顔を跨ぐようにして膝立ちになった千歳が、ゆっくりと腰を落とす。
姉の顔に腰掛けた千歳は、そのまま体を前に倒し、股間を覆うおむつに顔を押し付けた。
「ちーちゃんのお腹、ぐるぐるいってる」
「お、お姉ちゃんだって・・・」
互いの苦しさが、音になって伝わってくる。
妹のお尻を抱きしめた美加はうっとりと目を細め、千歳は自分のお腹を押さえて唇を噛んでいる。
「で・・・ちゃう、よぉ。お姉ちゃん、でちゃう」
「いいよ、我慢しなくて」
「でも・・・、お姉ちゃん・・・」
他人の顔の上で漏らすのは、気持ちの抵抗が激しいのだろう。
千歳は躊躇いを見せたが、体の限界はごまかしようが無い。
ぷちゅっという控えめな音が、美加の耳にだけ届いた。
目を見開いた千歳が腰を浮かせようとするが、姉の両腕にしっかりとつかまれて果たせない。
片手を回して振りほどこうとするが、そんな努力が形になるよりも早く、破滅が襲い掛かってくる。
「ああっ! やああっ!」
「んぁ、出てるね。ちーちゃんの臭い・・・。すごい、いっぱい・・・」
愕然と突っ伏し、姉のおむつに顔を埋めた千歳の、くぐもった叫びが耳を打つ。
ぶじゅぶじゅと水っぽい濁音を放つお尻が、こんもりと膨らんだ。
美加はその膨らみを掌でつぶし、ゆるやかに撫で回している。
「お尻が、お尻が・・・。うんち、広がって・・・」
「べとべとだよね、きっと」
「ぬるぬるしてる。あ、あそこも、あそこにも、うんち・・・」
「前まで来ちゃったんだ。いっぱい出すから」
押さえるからだろうという気もするが、そんな野暮を言う必要は無い。
ほとんど忘れられている秀一は、黙って絡み合う姉妹の姿を見下ろした。
「すごいね、ちーちゃんの臭い。自分でも判るでしょ?」
「嗅いじゃダメ! お、お姉ちゃんもしてよっ!」
自分の臭いだと特定されるのが嫌なのだろう。
千歳は姉のお腹に掌を乗せ、ゆっくり押した。
仕返しのつもりか、おむつに顔を押し付けている。
「臭いよ。五日ぶりだから」
「いいよ。臭いうんちをいっぱい出してよ」
「うん・・・。で・・・るよ」
まだ余裕はあるのだろう。
美加は加減しながら力を込めている。
おむつに顔をおしつけた千歳が振り返り、再びおむつに鼻を押し付ける。
「お姉ちゃん、おしっこ・・・」
「ちーちゃんだって、うんち漏らしながらしてたでしょ?」
「う、うん・・・」
「いっしょにしちゃうと、臭いを楽しめないじゃない。せっかくちーちゃんが嗅いでくれるのに」
便意を堪えながら、おしっこだけをするのは結構難しい。
おむつの中では、もれそうになるお尻を閉めながら、微妙な力加減の調整がされただろう。
そんな姉の努力を無駄にする気はないらしく、千歳はおむつにかぶりつき、大きく息を吸い込んだ。
「うんち・・・、するよ」
「うん」
腰にまわした腕に力が篭る。
千歳と違い、固いものを溜め込んでいる美加は、唇を突き出しながら顎を反らせ、お腹に力を込めた。
ぶりゅっ!
大きな音と共に、硬いものが出てきたのが判った。
何度かに分けて出されたそれが、おむつを大きく盛り上げている。
同じ事をやり返そうとしても、固いそれは位置を変えるだけであまり広がらない。
「ちょっと、ごめんね」
「あっ、ち、ちーちゃん!?」
千歳の腕が膝の裏に回ったかと思うと、強い力で引き寄せた。
お尻を持ち上げられた形の美加が、思わぬ事態にうろたえる。
そんな姿に満足したのか、千歳はうれしそうに、おむつの盛り上がりに鼻を寄せた。
「お姉ちゃんの臭い。五日分の臭い。あたしと違う、でも、すごい臭い・・・」
「本当だね。美加のうんちはいつも臭いけど、今日は特別かな」
ようやく参加する気になったのか、秀一が二人の傍らにしゃがみこんだ。
盛り上がったおむつを軽く撫で、恥じ入る恋人に微笑みかける。
「そのままにしているんだよ。新しいおむつにしてあげるからね」
「こ、このまま・・・?」
「そうだよ」
「でも、ちーちゃんが・・・」
この状態でおむつを開けば、千歳の目の前に出したものが現れてしまう。
おむつに遮られている今ならばまだしも、直接となれば、臭いは比べられないほど強い。
自分の臭いには耐えられても、他人のものには我慢できないだろう。
「千歳ちゃん、どうする?」
「・・・このままで、いいです」
美加の気遣いも、千歳の決心の前には不要なものだった。
本心では、そうされることを望んでいたのだろうか。
美加は軽く唇を引き結び、大きく息を吸い込んだ。
「千歳ちゃん、足を離して」
「はい」
言われるままに、抱えていた足を離す。
美加は下ろされた足を蟹股に開き、緊張の故か、千歳を抱きしめる腕に力を込めた。
千歳は両手を突っ張り、背中をそらせるようにしておむつから顔を浮かせる。
「千歳ちゃん、我慢できなかったら言うんだよ」
「大丈夫・・・、たぶん」
自信なさげなところが正直だ。
秀一は笑いを噛み殺しながら美加の足の間に入り、おむつに手をかける。
ぺりぺりとテープが剥がされていく様を、千歳が間近から、息を呑んで見守っている。
「開けるよ」
美加と千歳と、どちらに対しての言葉だったろう。
秀一の声に、姉妹はそれぞれ緊張した表情で頷いた。
「・・・すごいね」
「・・・うん」
秀一の手が前あてを開く。
おしっことうんち交じりの浣腸液とに彩られた紙製品の上には、小さなバナナほどの塊が三つ並んでいた。
それでも、臭いは鼻を突くほどに強く、間近で見つめる二人の息をつまらせた。
「うんち、固そう。お薬でつやつやしてる」
息を堪えているのが、鼻声から伝わってくる。
自分の臭いの凄まじさを思い知らされ、美加が恥ずかしさに体を縮める。
お尻の穴までもがきゅうと窄まり、性器が微妙に形を変える。
「早く、換えて・・・」
消えそうな声での催促に、秀一が笑みを浮かべておむつを引き抜いた。
千歳がじっと見つめる下で、丁寧に股と尻を拭い、換えのおむつを敷く。
「千歳ちゃん、してくれるかな?」
「・・・うん」
姉の顔に跨ったままの千歳が、おむつの前あてを持って美加を包む。
お尻を抱く姉の腕に、その悦びを感じ取りながら、少しきつめにおむつを留める。
排泄物の臭いの無い、真新しいおむつに触れる千歳からは、最初に見せていた反発はすっかり消えていた。
「次は、千歳ちゃんだね」
「・・・」
言われるのを待っていたのだろう。
千歳が体を起こし、膝で歩いて姉から離れた。
膨らんだお尻を気遣いながら仰向けに転がり、甘えと躊躇いとが混ざった視線を秀一に向ける。
「美加、してあげて」
「秀くん・・・」
寂しげな妹の様子に、美加が躊躇いがちに不満を見せた。
どうして自分でしてあげないのかと、表情で問いかける。
「うそはつきたくないからね」
責めるような視線から逃げながら、呟くように答える。
それ以上を言おうとも、動こうともしない秀一に、どこかほっとしながら、美加が千歳の足元に座る。
「これで足りるかな?」
千歳の腰元にしゃがんだ秀一が、新品の大判お尻拭きを差し出した。
自分でするつもりは無いようだが、間近で見学するらしい。
やはり見られるのだと知った千歳が、不安と緊張で涙を滲ませる。
「どうなってるかな? ずいぶん出したみたいだけど」
「開くね」
手早くテープを外した美加が、躊躇わずに前あてを開く。
酸味のある臭いが強くなり、茶色く染まったおむつが晒された。
緩いうんちはおむついっぱいに広がり、性器までもが茶色く汚されている。
「ふふ、大事なところまでうんちまみれだね」
「きれいにしないと・・・」
お尻のすべてが茶色く染まっている姿に、お尻拭きを抜き取った美加が途方にくれる。
どこから手をつければいいのかと困惑する姿に笑った秀一が、
恋人の後ろに回って千歳の膝下に手を差し入れた。
高く持ち上げ、お尻を上げさせる。
「まず、おむつを抜いてあげて。このままじゃ臭いからね」
「う、うん」
おむつ換えに慣れた秀一の指示に、美加は素直に従った。
茶色いおむつを、中身を零さないように気をつけながら丸め、袋に押し込む。
代わりに半分に折ったバスタオルを滑り込ませた美加は、
大きなお尻拭きを使って、お尻の汚れを拭っていく。
「下ろすよ」
お尻がきれいになったところで、秀一が持ち上げていた足を下ろした。
立てられた膝を左右に割り、性器を丸出しにさせる。
「あ・・・、あぁ・・・」
あまりの格好に言葉も出ない。
千歳は真っ赤になりながらも、それで昂ぶる自分を認めていた。
姉も、秀一も、気づいているだろう。
そんな想いがなおさら体を熱くする。
「ちょっと入っちゃってる・・・」
性器の周りを拭き終えた姉の手が、雫を零している秘唇を割り開いた。
お尻拭きを巻いた指を差し入れ、丹念に拭いていく。
清拭だと判っていても、声が抑えられない。
時折悶え、声を漏らす姿を、秀一が間近から面白そうに眺めている。
その目に耐えられなかった千歳が、喘ぎながら顔を背けた。
「きれいになったかい?」
「うん」
「どうかな・・・?」
汚れたお尻拭きを片付ける美加の傍らから、千歳の股間に顔を寄せる。
漏らしたばかりのそこを嗅がれるのは、少女にとってこの上ない屈辱だろう。
足を閉じたい本能を押さえるのに、どれほどの努力が必要だったろう。
「ちょっと臭うかな。お風呂に入ったほうがいいね」
「・・・一緒に入ろっか」
素で放ったデリカシーの無い言葉に、千歳が耳まで赤くなる。
珍しく強い視線で秀一をとがめた美加が、妹の体を抱き起こしながら誘った。
両手で股間を隠した千歳が半泣きの顔を頷かせ、拗ねた目で秀一を睨む。
「・・・今日は帰るよ」
二人の機嫌を損ねたと気づいたのだろう。
秀一は苦笑を浮かべて立ち上がり、逃げるように部屋を出て行った。
「きれいにしようね。洗ってあげるから」
「・・・うん」
本気で落ち込む妹の肩を抱きながら、美加はバスルームへと姿を消した。
次で終わります。
分かりました。
GJ!
塗りは苦手だが、こういうのはいいな
続きです。
翌日、昼過ぎに現れた秀一は、おむつ姿の姉妹を前にしながら、ガラステーブルの前に座り込んだ。
レポート用紙とシャープペンを置き、首を傾げる美加を手招く。
「・・・・・・・」
秀一のささやきに、美加の頬が赤く染まり、恥じらいながら頷いた。
千歳はそんな二人の姿を、うらやむように見つめている。
「千歳ちゃん、課題を出してくれないかな?」
「え?」
突然の申し出に、千歳が驚きを浮かべた。
気がつけば、姉と秀一とが並んで、ガラステーブルに向かっている。
「そろそろ休みも少ないしね。片付けないとまずいだろう?」
「そうだけど・・・」
そういえば、元々の口実では、姉に勉強を見てもらうことになっていた。
それなのに、持ってきた課題が全くの手付かずでは、さすがに格好がつかない。
千歳は慌ててテキストを引っ張り出し、ノートと共にテーブルに並べた。
「英語と国語は任せるよ。数学は僕が片付けるから」
「夜までだと、半分くらいかな?」
ほとんど進んでいない課題の山を前にしても、二人は全く動じなかった。
パラパラとページをめくり、事も無げに言ってのける。
「九時前の電車に乗りたいから、そのつもりでね」
「うん、判った」
秀一が口にした言葉に頷きながら、美加は英語のテキストを開いた。
辞書を開く事も無く、英文の羅列の下に、訳文を連ねて行く。
「なに、電車って?」
「ああ、そろそろ、千歳ちゃんを送ってあげようと思ってね」
「え、なんで、急に?」
確かに、夏休みは終盤に入っている。
家を離れてから結構な日数も過ぎており、いつまでもここで暮らすわけに行かないのも判る。
だが、あまりにも急過ぎる気がした。
せっかく姉とも打ち解け、秀一が見せる欲求にも応じる事が出来るようになってきた、
いや、それが嬉しいとすら感じ始めてきたというのに、ここで二人から引き離されるのは、あまりにも酷い気がする。
そんな気持ちがにじみ出た声を、秀一はわざと聞き流した。
真剣な顔つきになって数学の問題集を開き、信じられない速さで、模範的な解答を並べて行く。
とても終わらないと思っていた宿題が、いとも簡単に片付けられて行く様を、
千歳は呆然と、半口を開いて眺めていた。
「さて、そろそろかな?」
「うん、そうだね」
間に夕食を挟みはしたが、それ以外には一切の休憩を持たずに、二人はひたすら千歳の課題を消化しつづけた。
その手が止まったのは、時計の針が八時を過ぎた頃。軽く伸びをして、開いていたテキスト類を閉めて行く。
「美加、準備をして」
「うん」
美加が立ちあがり、クローゼットを開いた。
秀一はその間にテキストを纏め、千歳に差し出す。
自分の力でなく進んだ課題を、複雑な表情で鞄に納めた千歳は、
出立をもう一日伸ばせないかと尋ねようと、伏せていた顔を上げた。
「ちーちゃん、お願い」
「お姉ちゃん?」
目の前にいたのは、秀一ではなく、換えの紙オムツを手にした美加だった。
恥じ入った様子でオムツを差し出し、潤んだ瞳を向けてきている。
何を望んでいるのか、聞くまでも無く判った。
だが、これから出かけようという今、どうしてそれを求めるのかが判らなかった。
「お姉ちゃんは、来ないの?」
「行くよ」
「じゃあ、なんで、そんなの・・・」
「秀くんが、してみようって・・・」
「前から、興味を持ってたみたいだからね」
秀一が美加の背中に手を添え、その場にしゃがませた。
そのまま尻をつかせ、自分の手でおむつを外させる。
おしっこを吸い込んだ、黄色いおむつを丸めた美加は、
困ったように姉を見ている妹に紙オムツを差し出した。
「さあ、美加にこれをあててあげて」
「でも、今から外に・・・」
「お願い、ちーちゃん」
自ら足を抱え上げた姉の、無防備極まりない姿に、千歳が唾を飲み込んだ。
姉の本気を感じながら、震える手でオムツを受け取り、床に広げる。
美加が足を抱える腕を引き、お尻を浮かした。
千歳は出来あがった隙間に、敷いたオムツを滑り込ませる。
「ああ、外に行くのに・・・、おむつをしてる」
うっとりと呟く姉を見下ろしながら、千歳は昂ぶった息を吐いている。
じっとりと濡れた女の部分を見ながら、柔らかな紙製品で、その場所を包む。
「はぁ・・・おむつ、気持ちいい」
「美加、ゆっくりしてる暇は無いよ」
両手で股間を包んだオムツを撫でまわしている恋人に、秀一が笑いをかみ殺した。
促されて時計を見上げた美加は、その場で立ちあがり、服を整える。
「ちーちゃんも着替えて」
「私・・・、わたしも、おむつする・・・」
「ちーちゃん?」
妹の申し出に、美加が困惑を浮かべた。
秀一も意外そうに千歳を見つめる。
「お外に行くんだよ? 部屋の中じゃないんだよ?」
「でも、お姉ちゃんはするんでしょ?」
「うん・・・。ずっと、したかったことだし・・・」
「わたしだってしてみたい。一人じゃ、ゼッタイできないし・・・」
熱の篭った視線に、美加が言葉を失った。
妹をここまで変えたのも、やはり自分だという想いが、拒否の言葉を許さない。
押し切られるように頷いた美加は、うれしそうに寝転んだ妹の股間に、
己とおなじものをあてがった。
それぞれ、裾のゆったりとしたスカートに足を通した二人は、
仲のいい姉妹の顔で秀一を見つめた。
微笑で頷いた秀一が、先に立って部屋を出る。
「ど、どきどきするね・・・」
「うん・・・。ちーちゃんが一緒じゃなかったら、やめちゃったかもしれない」
たった一枚のドアなのに、その外に出るということの意味は大きかった。
今から、大勢の人たちがいる中に、おむつをあてて入り込もうとしている。
それを思うだけで鼓動が早く、大きくなり、目がくらみそうになる。
「大丈夫かい?」
「・・・」
振り返った秀一に、揃って頷く。
差し伸べられた手を握った美加が、先に外へと足を踏み出すと、千歳もそれに続いて外へ出た。
震える膝を手で押さえ、大きく息を吸っている。
千歳の荷物を持った秀一に、オムツを穿いたままの姉が嬉しそうに付いて行く。
その後姿に嫉妬交じりの視線を投げつけながら、千歳が歩き始めた。
人気の少ない道を抜け、街灯に照らされる商店街を進む。
「来たよ」
余裕を持って切符を買い、人気の少ないホームに立った三人は、
姉妹の実家へと向かう普通列車に乗り込んだ。
ローカル線の夜九時近くとあって、電車の中に乗客は少ない。
二両目の後に、向かい合った四人がけの席を見つけた秀一は、
美加に窓側を譲り、自身はその隣に席を取った。
千歳は美加の正面に座り、隣の席に荷物を置く。
外では初めての下着に、落ち着きなく座りなおしているうちに、
乗客の数は次第に増えて行った。
座席の八割ほどは埋まり、入り口近くには、固まって話している姿も見られる。
千歳は隣に置いていた荷物を足の間に下ろしたが、わざわざその席に座ろうとする客まではいなかった。
「秀くん・・・」
「ん?」
電車が動き始めた時、美加が隣に座る恋人を呼んだ。
周囲を意識してか、小さく、囁くような声を出している。
秀一は手にした本を下ろし、やさしい目を傍らに向けた。
「・・・」
美加の手が、そっと秀一の手に重ねられた。
姉が何をしようとしているのか、それに気づいた千歳が息を飲む。
問いかけるような瞳に秀一がうなずき、美加が周囲の乗客達の様子を密かに覗った。
「ぅ・・・」
俯いた美加の口から、聞こえないほどの声が一瞬だけ零れた。
控えめに乗せられていた手が、ぎゅっと握り締められている。
秀一と千歳が見守る中、他の誰にも気づかれないうちに、秘密の行為は始められた。
(お姉ちゃん、ほんとにしてるんだ・・・)
電車の中で、おむつにおしっこを漏らしている。
赤ちゃんならともかく、二十歳を過ぎた女性が、それをしている。
ついこの間まで、それは信じられない行為だった。
誰かに聞いたとしても、嫌悪を浮かべて首を振ったことだろう。
だが、今、姉を見つめる千歳の心にあるのは、興奮と羨望だった。
誰かに気づかれたらという緊張と、秀一が見ているという安心とに包まれながら、美加はオムツを汚している。
一人だったら、とても怖くて踏みきれないだろう。
どんなに欲求が高まっても、躊躇ってしまうだろう。
そんな危険な、しかしそれ故に悦しい行為に、美加は耽っている。
秀一の手を握り締め、細かく震える姉の姿に、嫉妬すら湧き起こった。
心の支えがあるが故に、こんなことまで出来るのだと、見せつけられているかのように感じられた。
「はぁ・・・」
俯いたまま、細く息を吐き、美加がゆっくり顔を上げた。
涙を溜めた瞳で秀一を見上げ、はにかんだ笑みを浮かべる。
その耳元に口を寄せ、秀一が何事かを囁いた。その言葉に、美加が目を伏せ、小さく頷く。
(いいなぁ・・・)
歪んだ性癖を知りながら、それを受け止め、満たすために努力すらしてくれる。
そんな相手を得ている姉が、心底羨ましかった。
秀くんは優しいよ・・・。
姉が口にした呟きの意味が、今ならば理解できる。
(私も・・・したい)
他人がいる場所で、恥ずかしい事をしてみたい。
姉と秀一によって育てられたその感情が、美加を見るうちに押さえられない大きさを持ってきた。
(・・・おなら・・・しちゃおうかな)
姉と同じ事をするだけでは物足りないという想いが、そんなことを思いつかせた。
食事の影響なのか、今朝からしきりにガスが溜まっている。
我ながら臭いと思うようなものを、何度もしている。
気づかれないようこっそりとしていたそれを、ここで思い切りしてみたい。
回りの誰もが鼻を押さえ、自分を責めるように睨みつけることだろう。
その視線の中で、小さくなってじっと耐えている自分を想像すると、それだけで体が熱くなってきた。
責めるような視線の中で、こっそりおしっこを漏らしたら、どれほど気持ち良いだろう。
だが、それを実行に移すには、少なくない勇気が必要だった。
(してみたい・・・。だけど、だけど・・・)
どうしても、最後の思いきりを付ける事ができなかった。
美加と違い、自分には頼るべき相手がいない。
背中を押してもらうことも、不安を和らげてもらうこともできない。
自分で決断し、自分一人で耐えなければいけない。
それが恐ろしく、最後の一線を越える決意ができなかった。
「千歳ちゃん、そろそろ着くよ」
考え込んでいた千歳を現実に引き戻したのは、秀一の声だった。
言われて外に目を向けると、見なれた光景が流れて行っている。
電車は既に減速を始めており、車内放送が聞きなれた駅名を告げていた。
(今しかない!)
思いきるには、今しかないと、心の奥から声が聞こえた。
だが、千歳は逆にお尻をすぼめ、肘掛に手をついて腰を上げていた。
意気地の無さを責める声を内に聞きながら、揺れる電車内を扉に向かう。
「あっ!」
最後のブレーキが、一際きつくかけられた。
電車が大きく揺れ、立っていた乗客たちが慌てて近くのつり革を掴む。
ちょうど歩いていた千歳は、倒れかけながら扉に手をつき、何とか転倒を避けた。
倒れかけた無様な格好で、そのまま固まる。
ぶぶっ!! ぶじゅっ!!
千歳の尻から放たれた音が、車内に響き渡った。
驚いた乗客達が、音の源に目を向ける。
顔を真っ赤に染めた千歳は、振り返る事も出来ないまま、扉に張りついている。
細かく震え、きつく目を瞑る少女を、回り乗客たちが侮蔑の眼でみている。
「・・・・・・」
電車が止まり、扉が開くと、千歳が走って姿を消した。
後に残されたのは、鼻が曲がりそうな悪臭と、乗客達のしかめっ面だった。
秀一と美加は顔を見合わせ、千歳の臭いを掻き分けてホームに降り立つ。
「今のは、わざとだね」
「・・・うん」
他の乗客達が階段を上って行った後、秀一は美加と並んで階段の裏に回った。
走って電車を降りた千歳が、そこでうずくまって震えている。
美加はそんな妹の肩に優しく手を乗せ、恐る恐る振り返った千歳を抱きしめた。
「びっくりしたよ、ちーちゃんがあんな事するなんて」
「うぅ・・・怖かった、誰か追いかけてこないかって、すごく怖かった」
「もう、あんなことしちゃ駄目だよ。知らない人に気づかれたら、危ないんだから」
「うん、うん!」
その怖さを身をもって知った千歳は、姉の忠告に何度も頷いた。
恥ずかしさを求め、そこに快感を見出すのは、
破滅と隣り合わせの願望なのだと、改めて思い知らされた。
誰かに見つかったなら、何をされるか判らない。そんな危険が、常に付きまとっている。
「落ちついたかい?」
姉の腕の中で震えていた千歳が、自分から離れた。
秀一の問いかけに小さく頷き、促されるまま改札に向かう。
駅を離れ、所々に立つ街灯が、頼りなく照らしている道を三人で歩く。
お漏らししたオムツを気にしているのか、美加は時折スカートの上から股間を押さえている。
その傍らを歩く千歳は、時折不愉快そうにお尻を揺する。
どうやら、オナラだけではすまなかったらしいと判ったものの、どうしてあげることもできない。
駅からそこそこ歩いた場所にある千歳の家は、ひっそりと静まり返った闇の中で、
幾つかの家と並んで立っていた。
門灯を灯していないために、家の前は暗い。
隣の家の門灯の明かりが、ぼんやりと届いているだけだ。
「美加」
「うん。ちーちゃん、来て」
自分の家の前に立ち、美加が妹を手招いた。
誘われるままに足を進めた妹を正面に立たせ、じっと見つめる。
「おしっこ、出る?」
「でる・・・けど」
「じゃ、一緒にしよう。キス・・・しながら」
「ここで・・・?」
「そう。お家の前で」
薄暗い明かりの中で、美加は間違いなく微笑んでいた。
広げられた両手に誘われ、千歳が体を預ける。
抱き合う姉妹の影が離れ、唇を重ねた。
女同士での、深く長い口付け。
そのシルエットを、秀一はじっと見つめている。
「おしっこ、出た?」
「・・・うん」
「じゃ、外すよ」
妹の前にしゃがみこんだ美加が、千歳のおむつを外した。
おしっことうんちの臭いとがするおむつを手に持ち、それを玄関の前に置く。
「ど、どうするの、これ?」
「このまま置いておくの。見つけるのはお父さんかな? 朝早いし」
「そんな、やだよ。お父さんに見られるなんて」
「大丈夫だよ。まさか、自分の娘のだなんて思わないから。ふふ、びっくりするだろうね」
朝、新聞を取りに出たら、そこに成人用の紙おむつが、
それも使用済みのものが落ちていたら、それは驚くだろう。
誰がこんなことをしたのかと、腹を立てることだろう。
汚いものを始末する父親の姿を、千歳は内心で詫びながら見ることになる。
自分が汚したおむつを、それと知らない父が片付ける様。
それを見ながら、おむつを汚すのも気持ち良いだろう。
想像に体を震わせる千歳の肩を、秀一がそっと叩いた。
視線で家の玄関を示し、美加と共に背中を向ける。
「おやすみ。お姉ちゃん、大野さん」
「おやすみ、ちーちゃん」
「ああ、おやすみ」
振り返って挨拶を返し、二人は闇の中へと消えていった。
見送った千歳は、ポケットから鍵を取り出し、家に入る。
闇の中からそれを見届けた二人は、止めていた足を動かし、駅へと向かう。
「ふぅ・・・」
「よかったの、秀くん?」
無意識にため息を吐いた恋人に、美加が控えめに問いかけた。
不思議そうに顔を向けた秀一に、確かめるように聞く。
「ちーちゃんを帰しちゃって、よかったの?」
「どうして?」
「ちーちゃん、秀くんを受け入れ始めてた。秀くんだって・・・」
「・・・確かに、千歳ちゃんに惹かれはじめてたね」
「だったら、もう少し・・・」
「駄目だよ。そんな事をしたら、本当に千歳ちゃんが欲しくなる」
「私はいいんだよ。それに、ちーちゃんだって、そうなりたいって思ってる」
「・・・僕の気持ちはどうなるのかな?」
微かに寂しさを滲ませた声に、美加が言葉を飲み込んだ。
闇の中で、俯き加減の横顔を覗く。
「僕は、美加を悦ばせたいだけなんだよ。千歳ちゃんには悪いけど、
それ以外を望んではいない。それに・・・」
「なに?」
「千歳ちゃんの気持ちも、もっと考えてあげないとね。あの子も、美加が大好きなんだよ」
「そう・・・かな?」
「そうだよ。だから、大人しく家に帰ったんだ。美加から、僕を奪わないために」
「あ・・・」
言われて初めて思い当たったらしい。
美加が振り返り、明かりの灯った二階の部屋を見上げる。
「優しいね・・・。秀くんも、ちーちゃんも・・・」
「美加が優しいからね」
てらいも無く言いきった恋人の腕を取り、そっと寄りそう。
言葉も必要ないほどに、幸せを共有する二人の間に、控えめな音楽が割り込んだ。
美加が足を止め、ポーチから携帯を取り出す。
「ちーちゃんから」
メールの発信者を確かめ、携帯を開いた美加は、微笑を浮かべてそれを秀一に差し出した。
画面の文字に、秀一もまた笑みを浮かべ、携帯を閉じる。
「千歳ちゃんらしいね」
また遊びに行くから、その時は責任持って相手をして。
なんの前置きも無しに、ただそれだけが書かれたメールに、どれだけの意味が込められているだろう。
千歳が形にしなかったその言葉を、秀一も美加も受け止めていた。
「一緒に楽しめるよう、道具を用意しておくよ」
「・・・うん」
秀一の言葉に、美加が恥じらいを浮かべながらも小さく頷いた。
「美加は僕が愉しませてあげる。千歳ちゃんは、美加が悦ばせてあげるんだよ」
「うん」
離れて行ってしまうと思っていた秀一は、今までも、そしてこれからも、自分の事だけを考えていてくれる。
その優しさを全身で受け止めながら、美加は再び、秀一の腕に寄り添った。
ようやく終わりです。
長々と失礼しました。
GJ!
お疲れ様でした。
GJ!
GJ!
78 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:08:18 ID:vzFET3SV
hosyu
保守
ほしゅ
ほしゅ
82 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 17:06:13 ID:GFLkIkt9
保守
84 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 14:33:14 ID:8jivOmwx
★事務員はおむつをしていますか?
店内でパンツもおむつも着用しておりません。すっぽんぽんでお客様をお迎えしております。
寂しくなってきたので、一本書きます。
前スレでいまひとつ受けの悪かったシチュエーションなんですが、
プロット組んであるのがこれだけなのでご容赦を。
「おい、いったいボクをどうするつもりだよ!」
薄暗い地下室の隅に追いやられた少女が、精一杯の強がりを声にした。
髪を短くまとめ、胸の膨らみが乏しい体に男物の服を着ている為に、一見すると少年のように見える。
だが、つい半年前には絹のドレスを身に纏い、しなやかな黒髪を背中に垂らしていた。
当時の高飛車な物言いも影を潜め、逃亡生活の内に身につけたらしい、少年的な言葉が口をついている。
落ちぶれ果てた少女の姿に、ケイトとミオが口元で笑った。
父親の罪に連座して監禁されていた令嬢が、監視の目を盗んで逃げ出したのが半年前。
旧交を思って慰問に訪れた王女から、父の形見である指輪を盗んだ上でのことだった。
それから半年。
王女直々の依頼を受け、犯人を追い続けていた二人の前に、富と地位は無くしても、
自尊心だけは失わなかった少女が転がっている。
手の内に落ちた獲物をどういたぶろうかと企んでいるのだろう。
栗色の髪をポニーでまとめた少女が指を鳴らし、紅の髪をまっすぐに垂らした女性が、手にした鞭で床を打った。
「ボ、ボクはアーク家のゼフィアだぞ。お前たちなんか、本当なら話も出来ないんだぞ」
「それは、アーク家が侯爵位を持っていた頃の話でしょ」
「反逆罪で取り潰された家の娘が凄んでも、怖くないわねぇ」
「じょ、女王様だって、ボクは処分できなかったんだぞ。それなのに、お前たちなんかが・・・」
「悪いけど、女王様のお許しもいただいてあるの。公式に処分する訳にいかないから、
ひっそりと姿を消してくれるのがいいと仰っておられたわ」
「う、嘘だ・・・、そんなこと・・・」
「残念だけど、本当なんだよねぇ」
「ついでに言うと、あなたの処分については、私に一任されてるの。そんなわけだから、楽しませてもらうわよぉ」
「ひっ・・・いぃ・・」
ケイトの凄惨な笑みに、ゼフィアが怯んだ。自分がやりすぎた事にようやく気づいたらしいが、今更遅すぎる。
「最初は痛いかもしれないけど、すぐに気持ちよくなるからね」
「ひっ! や、やめろよ、この変態っ!」
ケイトが振るった鞭が、ゼフィアの体を掠めて床を打った。
空を裂く鋭い音と床を打つ乾いた音とが、ゼフィアに恐怖を植えつける。
「とりあえず、服を脱ぎなさい」
「い、嫌だ! なんで、そんなことしなきゃならないんだよ」
「やっぱり、生意気ねぇ。もっとも、そんなに声が震えてるんじゃ、かわいく感じられるけど」
「う、うるさいっ!」
「・・・」
反駁の声に、鞭が床を打つ音が重なった。ゼフィアは反射的に鞭が叩いたのとは逆に逃げ、脅えた目を向ける。
それまでとは質の異なる、乾いた笑みを浮かべた女性は、再び鞭を大きく振り上げ、さっきよりも近い床に叩きつけた。
「ひっ・・・いぃぃ・・・」
「ふふ・・・いくわよ」
「ひ・・・いぎいっ!」
わざと大きく振りかぶり、相手の恐怖を煽ったケイトは、そのまま鞭を振り下ろした。
傍から見れば、十分に手加減していることが判ったが、初めてそれを体に受ける身にしてみれば、そんなことは関係ない。
肉を打つ嫌な音と同時に走った、肩から背中にかけての激痛に、少女は悲痛に叫び、床の上を転がった。
「ふふっ、かわいいわねぇ・・・」
「いっ、ひいっ! いやあっ! あぎゃああっ!!」
のたうち回る少女の姿に、ケイトが興奮を瞳に宿した。
続けざまに鞭を振るい、打たれるたびに、弾けるように転がる姿を喜んでいる。
裂けた服の間から、無数のみみず腫れが覗き、白い肌を鮮やかに彩った。
「ひいぃ・・・いやっ、いやああっ!!」
容赦無く打ち下ろしていた手を止め、息をつく暇を与えると、ゼフィアは四つんばいでケイトから遠ざかり始めた。
転がりながら服に手をかけ、脱ぎ落としながら逃げていく。
その姿の滑稽さに、ミオまでもが侮蔑の笑みを口元に浮かべた。
「どこに行くの? 逃げられはしないのに」
「ひぎっ!!」
下着を脱ぎかけの無防備な尻に、容赦の無い鞭が襲いかかった。
白く柔らかな双丘に、鮮やかな紅が斜めに走る。
ゼフィアは、篭った叫びを上げてうつぶせに丸まり、両手で頭を抱えた。
さらけ出されたお尻からは、薄黄色の液体がちょろちょろと力無く零れ、石造りの床を濡らして行く。
「あら、おもらし? 貴族のお嬢様がはしたないわねぇ」
「う・・・うぅ・・・」
「そんなだらしない娘には、もっとお仕置きが必要ねぇ」
「い、いやあっ! 痛いのはいやあっ!」
「そう、嫌なの」
「ひいっ!」
笑うような声と共に、突き出されている尻を鞭が襲った。二本の鞭跡が尻の上で交差し、十字を形作る。
これ以上の仕置きを恐れたゼフィアは、おずおずと泣き顔を振り向かせ、怯えた目で鞭を持つ女性を見上げた。
「打たれたくないなら、少しは考えなさい。態度とか、言葉遣いとか・・・ね」
「う・・・は・・い・・・」
「鞭が嫌なら、どうお願いすればいいの?」
「も・・もう、鞭は・・・許して・・・ください」
「お願いしますは?」
「おねがい・・・します」
「そう、それでいいの」
自尊心の塊のようなお嬢様を、自分の前に屈服させるのが楽しくて仕方ないのだろう。
ケイトは意地の悪い目で、屈辱と恐怖とに振るえている少女を見据えた。
「それじゃ、態度でも示してもらおうかしら」
「ほら、これを使いなよ」
ケイトの意図を汲んだミオが、一枚の布をゼフィアに投げつけた。
薄い布を拾い上げ、上目で窺う少女に向け、栗毛の少女は床を指し示して見せる。
「あんたが汚したんでしょ。ちゃんと綺麗にしてよね」
「あ・・・ぅ」
床に広がるおしっこの池に、改めて恥ずかしさが湧き起こった。
ゼフィアは布を丸めて手の中に持ち、どうしていいのかわからない様子でじっと自分が出したものを見下ろしている。
「ほら、早く拭きなさいよ」
「これを・・・ボクが・・・?」
「当たり前でしょ。誰が出したと思ってるの!」
これまでの人生の中で、掃除など一度もしたことがないのだろう。
逃亡中ですら、忠実な旧臣がゼフィアを守り、養っていた。
たとえ自分が汚したものであれ、自分で片付けなければならないということが理解できていないように見える。
ミオは腹立たしげに声を荒らげ、改めて床の上の水溜りを指し示した。
「でも・・・汚い」
「汚いから掃除するんでしょ。なに馬鹿なこと言ってるのよ」
「で、でも・・・」
「姉さん、ちょっと打ってあげて」
「そうね」
なんだかんだと言い逃れるゼフィアの姿に、業を煮やしたのだろう。ミオがケイトに頼み込む。
その言葉に頷き、ケイトは納めていた鞭を垂らし、優雅な動作で振りかぶった。
「わ、わかりました! やりますっ!」
痛みが体に染みているのだろう。鞭を振り上げた女性に向け、ゼフィアが慌てて叫んだ。
言葉だけではなく、手にしていた布を水溜りの真ん中に落とし、おしっこを吸い込んで崩れ落ちて行く様子を、
じっと見詰めている。
「何してるの?」
「え・・・?」
「ちゃんとそれを持って、拭きなさいよ」
「そんなことしたら・・・手に・・・」
「姉さん・・・」
「あっ、は、はい、やりますっ」
ミオが言葉を続けるよりも早く、ゼフィアは水溜りの前にしゃがみこみ、その中で色を変えている布に手を伸ばした。
乾いている場所を選んで掴み、おざなりに動かしている。
「・・・・・」
「あっ!!」
腹立たしげにその様子を見下ろしていたミオが、不意にゼフィアの手首を掴み、布に強く押し付けた。
そのまま大きく動かし、広がっているおしっこを拭き取らせる。
布におしっこが染み、その濡れた感触が手に伝わってくる。
自分が何に触れているのかを知るゼフィアは、不快そうに眉を寄せ、口元に嫌悪を浮かべた。
「掃除っていうのはこうやるの。判った?!」
「・・・・・」
一通りおしっこを拭かせたミオは、押さえていた手首を離し、少女の前に立ちはだかった。
ゼフィアは濡れている手のひらを嫌悪に満ちた目で見つめ、何か拭くものはないかと、辺りを見渡している。
「ゼフィア」
「はっ、はいっ!」
ケイトの声自体に対して恐怖を抱いているのだろう。穏やかに呼びかける声に、ゼフィアは飛び上がるように答えた。
怯える少女に笑いかけた女性は、床の上に投げ出されているおしっこまみれの布を指差し、ゆっくりと命じる。
「その汚い手拭を片付けなさい」
「あ、あの、どうすれば・・・?」
「そこの桶にいれておけばいいわよ。私が後で洗っておくから」
「は・・・い」
一度手を離してしまうと、再びそれに触れるのは躊躇われるのだろう。
自分が出したものとはいえ、おしっこを吸って黄色く染まった布を前に、ゼフィアは手を伸ばしては引っ込めている。
だが、ケイトが腰に下げた鞭に手を伸ばしたのを見て、思い切ってそれを手に取った。
顔をそむけて指先で摘み、示された桶の中に落とす。
「ふぅ、なんで私がこれを洗わなきゃいけないのよ」
「ふふ、それぐらいで文句言わないの。これから、もっと大変なんだから」
「やっぱり、私がやるの?」
「そうよ。リーネで慣れてるでしょう?」
「リーネはかわいいからいいの。だけど、こいつはねぇ・・・」
「ほんとは楽しみなんでしょ。顔が笑ってるわよ」
「あははは、判っちゃう?」
二人が何を話しているのか、さっぱり判らないゼフィアは、不安を浮かべてその会話を聞いている。
その視線に気づいたケイトは、一見優しい笑みを浮かべて向き直り、手で体を隠している少女に歩み寄った。
「ちょっと、眠っていなさいね」
「あ・・・」
首筋に指先の感触を覚えたのとほぼ同時に、ゼフィアの意識は失われていた。
「・・・ん・・・ぁ?」
部屋にか細い声が流れ、少女の体が身じろいだ。
部屋の隅で書き物をしていたミオがそれに気づき、静かに立ち上がる。
細く目を開いたゼフィアは、見慣れない天井をぼんやりと見上げ、不思議そうな表情を浮かべていた。
その傍らに歩み寄り、上から覗き込んだミオは、驚き、すぐに脅えを浮かべた少女に、不自然に爽やかな笑みを返す。
「おはよう、ゼフィア」
「お・・おはよ・・・」
「よく寝たねぇ。結局、朝になっちゃった」
「朝・・・もう?」
この部屋に運び込まれたのは、恐らくだが夜中だっただろう。それが、気を失っている間に、夜があけてしまったという。
もっとも、日の光の入り込まない地下室とあっては、朝だろうが夜だろうが関係はないが。
「今日は姉さんが出かけるから、私が相手をしてあげるからね」
「・・・・・」
ミオの言葉に、ゼフィアは明らかな安堵を浮かべていた。
少なくとも、今だけは、鞭の恐怖に怯えなくてもいいと思ったのだろう。
逆らっても、ミオならそれほど酷いことはしないとの思いもあるかもしれない。
だが、ゼフィアが考えているほどには、ケイトもミオも甘くない。
「とりあえず、今日は躾をするから」
「躾?」
「そ。どうも、お嬢様は我侭がすぎるからね。自分の立場を考えてふるまえるようになって貰おうってこと」
「どういう・・・・こと?」
「見て理解してもらうのが一番早いかな。毛布をめくってみなさいよ」
「・・・・・」
「ふふっ、気づいてはいるんでしょ? どうなってるのか、ちゃんと確認しなさい」
ミオに言われても、ゼフィアは毛布を握り締めたまま動こうとしない。
だが、落ち着きなく身じろぎ、時折目を下のほうに動かしていることから、そこに違和感をもっているのは間違い無い。
何をされたのか、それを見るのを怖がっている様子のゼフィアを鼻で笑い、ミオは毛布の裾を乱雑に掴み、
体を覆っているそれを一気に剥ぎ取った。
「あ、ああっ!」
「あははははっ、かわいいよ、ゼフィア」
半ば予想していた光景がそこにあった。
こんもりと膨らんだ、厚手の布地で作られたおむつが、腰を覆っている。
白地に薄い水色の横線が走るそのおむつは、白いレースで縁取りされ、見た目はとてもかわいく仕上がっている。
同じものを小さな女の子がしているのなら、ゼフィアも表情を綻ばせただろう。
だが、それを自分があてられているとなると、顔が引きつってしまう。
「な、なんだよこれっ! なんのつもりだよっ!」
「何って、これがなんだかわからないの? おむつだよ、お・む・つ」
「そんなこと判ってるよっ! なんでボクがこんな!」
「えー、だって、ゼフィアちゃん、オモラシするし」
「そ、それは、あんなことされたから・・・」
「これからも同じことされるから。その度にオモラシされると困るんだよね」
「う、うるさいなっ! もうしないよっ! なんだよ、こんなものっ!」
硬いベッドの上で半身を起こしたゼフィアが、蟹股に足を開き、荒っぽくおむつに手を伸ばした。
前で蝶結びにされている紐を掴み、一息に引っ張る。
続けて、前あてを押さえている二箇所の紐を順に解いたゼフィアは、おむつを開き、
その中で股間にあてがわれている、幾重にも重ねられた布地を乱雑に掴んだ。
「勝手にはずしちゃ駄目だよ」
「い、痛いっ!」
それまで黙って見ていたミオが、不意にゼフィアの手首を掴んでひねり上げた。
あまり力を込めてはいなかったが、痛みに不慣れなお嬢様は、それだけでも悲鳴を上げていた。
ミオは苦笑を浮かべて手を離し、開かれたおむつを戻しながら、ゼフィアに言い聞かせる。
「ここには手洗い場がないの。だから、しててもらわないと困るんだよね」
「そ、そんなの、上にはあるだろ」
「あるけど、一々つれてく訳にはいかないから」
「なんでだよ」
「逃げられるとこまるもの」
もっともな理由に、返す言葉も出てこない。
だが、だからといって、こんなことを素直に受け入れる気にはなれなかった。
ゼフィアが何か言い返そうと頭を廻らせている間に、ミオは慣れた手つきでおむつを元の通りに戻してしまう。
「それに、これをしないと、お尻丸出しになっちゃうから。お嬢様にそんなはしたない真似はさせられないでしょ」
いくら、自分を捕まえた二人以外に見られないとは言っても、下半身を丸出しで過ごすのは望ましい状況ではない。
たとえおむつであっても、そこを隠すことができるのであれば、穿かないよりはましだろう。
そんな妥協が頭に浮かび、ゼフィアは不機嫌にそっぽを向いた。
それを受諾と受け取ったのだろう。
ミオは微笑みながら手を伸ばし、こんもりと盛り上がっている、おむつの上を手のひらで軽く叩いた。
「おもらししちゃったら、ちゃんと言うんだよ。すぐにおむつを替えてあげるからね」
「そんなの、自分でやるからいい」
頬を膨らませたゼフィアが、不機嫌に言い返す。
実のところ、そんなことをするのは嫌なのだが、ミオに替えられるのがそれ以上に嫌なのだから仕方ない。
だがミオは、口元に皮肉な笑いを浮かべながら首を振り、ゼフィアの前に用意しておいたモノを突きつけた。
「な、なに、それ」
その物体の奇妙な形状に、ゼフィアが不安を言葉にした。
鎖で繋がった三つの黒い輪。
真ん中の大きな輪に、二つの小さな輪が繋がっているそれは、見ているだけで不吉な予感を押し付けてくる。
「自由にさせとくと色々企みそうだから、ちょっと動きを制限させてもらおうと思って」
「なっ、や、やめろよっ!」
「暴れないの。痛い思いをしたくないでしょ?」
「うるさいっ! お前なんか怖くないんだぞ!」
「・・・そう。私は姉さんと違って、うまく手加減できないんだけどね」
ケイトの不在をいいことに、全力での抵抗を示したゼフィアに、ミオが怒りをにじませて立ちあがった。
足早に机に向かい、その傍らにかけてあった鞭を手にしてゼフィアの前に戻る。
「姉さんだから、跡が残るだけで済んだんだよ。私がやると、多分ひどい事になると思うけど。まあ、仕方ないよね」
「やああっ! 鞭はいやっ!」
昨夜の痛みを体が覚えている。
それを与えてきた道具にまで恐怖を抱くようになった少女は、鞭を構えるミオの姿に、激しく首を振っていた。
「じゃあ、大人しくする?」
「うっ、うん」
「そう。それじゃ、手を出しなさい」
言われて、ゼフィアは両手をおずおずと前に突き出した。
ミオはその手を無造作に掴み、手首に黒革の輪を巻きつける。
金具で固定し、鍵をかけると、それは外すことのできない腕輪となった。
左の手首にも同じものがつけられ、最後に残った大きな輪は、当然のように首へと巻かれる。
鎖の長さに余裕が無いため、ゼフィアは両手を胸の前に引きつけ、首輪に鍵がかけられるのを待っていた。
「はい、これでよし。どう、気分は?」
「いいわけないだろ」
「ふぅん、まだ、そんなことが言えるんだ」
感心しているのか、馬鹿にしているのか。
どちらとも取れる口調で頷き、ミオはゼフィアが体を起こしているベッドの縁に腰掛けた。
小ぶりな胸に手を伸ばし、意地悪く弄びながら、悔しそうな少女に笑いかける。
「判ってないかもしれないけど、それすごく不便だからね。おむつを替えるどころか、スープを飲むのも一苦労だよ」
「あ・・・」
言われて初めて気づいたらしい。伸ばそうと試みた腕が、ほんの僅か動かしただけで動かなくなる。
その現実を改めて確認し、ゼフィアは青くなっている。
「まあ、食事もおむつも、お願いすればちゃんとしてあげるから、心配はいらないけどね」
「く・・・そ・・」
貴族の令嬢らしからぬ言葉を口の中で呟き、ゼフィアが唇を噛んだ。
そんな事すら自由にできない自分の今が、信じられないような気持ちでいるだろう。
「それじゃ、私はここでお仕事してるから、用があったら呼んでね」
ゼフィアの内心などには構わず、ミオは部屋の隅の机に戻った。
傍らに置いたランプの明かりを頼りに、羽根ペンを走らせて行く。
空気の冷たい地下室の中で、半裸の格好をしているとあっては、寒さが体に染みてくる。
いつしか、ゼフィアは毛布をかぶり、ベッドの上で丸くなっていた。
後姿が細かく揺れ、時折落ち着かない様子で身じろぐ様を、ミオは机に頬杖を突いて、意地悪く見つめていた。
その動きが何を意味しているのか、それは十分に判っている。
そろそろ限界を迎えるだろう事も予想がついた。
それでも、ミオは助けの言葉を口にせず、黙ってゼフィアを眺めている。
「ぅ・・・くぅ・・はっ・・・ぁう・・・んぅ・・」
荒く乱れた呼吸と、口から零れる苦悶の声。
両手が自由であったなら、間違い無く股間を押さえていたことだろう。
だが、それすらままならない現状にあって、ゼフィアは内股を擦り合わせ、破滅の刻を少しずつ先延ばしにしている。
「どうかしたの、苦しそうだけど?」
黙って見ていたミオが立ちあがり、わざとらしく問い掛けた。
後姿の少女から歯軋りの音が聞こえたような気がしたが、意に介さずにその背後に近づいていく。
「あらら、すごい汗。熱でもあるの?」
「うる・・さい。ほっといて・・・」
声を張り上げるつもりが、出たのは悲しいほどに弱々しい言葉だった。
窮状を自分から晒してしまったうかつさに、ゼフィアが唇を噛み締める。
「病気じゃないなら、そろそろ起きなさいよ。ほら、ベッドから降りるの」
「ひっ、くぅう」
言いながら、一息に毛布を剥ぎ取った。
おむつだけを体につけた、あまりに惨めな姿を晒された少女は、体を丸めて抵抗する。
しかし、ミオは無慈悲に、背後から脇に手を回して小柄な体を抱き起こした。
強引に引っ張って床に足を付かせ、支えていた手を離す。
ぎりぎりの我慢を続けていたところに、無理な動きを強いられては、堪ったものではない。
必死に奥歯を食いしばり、堪えようとしたが、努力はついに空しくなってしまった。
「あ・・あぁ・・・ぅ・・・」
震える足で、何とか立っていたゼフィアが、呆然と虚空を見上げ、意味の無い言葉を吐き出した。
何が起きたのか、聞くまでも無い。
だが、ミオは少女の背中に抱きつくと、意地悪く笑いながら、呆然としている横顔を覗きこんだ。
「どうしたの、ゼフィアちゃん。もしかして、おもらししてるのかな?」
「ち・・・がう。ちがう! ちがうからっ! 見るなよおっ!!」
揶揄の言葉に自尊心が揺り起こされたのだろう。ゼフィアは涙を滲ませた目でミオを睨みつけ、大きく首を振った。
肩をゆすり、抱きついている体を振りほどき、部屋の隅でしゃがみこむ。
「うっ・・うぅ・・ぇ・・・え・・・」
肩が細かく震え、小さく嗚咽が漏れてきた。
あまりの惨めさに、虚勢を張ることも出来なくなったらしい。
かつて、自分やケイトを顎で使った少女の落ちぶれた姿を、ミオは残酷な喜びを顔に浮かべて見つめている。
「さてと、私、ちょっとおしっこしてくるから、大人しくしててね」
しばらくの間、泣きつづけるゼフィアを眺めていたミオが、思い出したように声をかけてドアへと向かった。
明らかにあてつけだとわかるその言葉に、ゼフィアは赤くなっている目を恨めしそうに振りかえらせた。
怨恨の視線に勝ち誇った笑いを返し、ミオはドアの向こうに姿を消す。
「うわああああっ!!」
ドアが閉ざされ足音が遠ざかると、残されたゼフィアは突然叫びを上げ、押さえていた涙をあふれさせた。
自由に動かせない手で何度も壁を叩き、ずるずると崩れ落ちて行く。
少女は床の上にうずくまり、薄暗い部屋の中に、悲哀に満ちた泣き声だけを響かせていた。
続きます。
昨夜から寝ずに待ってるんですが要するに一旦途切れるって意味ですか?
>>91 そういう意味です。すいません、寝てください。
と言いながら、続きを。
用を足しに行ったにしては、ミオの不在は長かった。
泣きつづけるのに飽きたゼフィアは、いつしかベッドの近くに戻り、もたれるように尻をついていた。
おしっこに濡れたおむつが気持ち悪いが、両手が自由にならない状況ではどうしようもない。
不機嫌に眉を顰め、落ち着かない様子で座っている。
「く・・そぉ・・・」
令嬢らしからぬ雑言を吐き出したゼフィアは、下唇を軽く噛みながら腰を揺らし、ミオが姿を消した扉に目をやった。
出て行った少女が、いつ帰ってくるのかを推し量っているらしい。
しばらくの間、そのまま座って様子を見ていたゼフィアは、やがて扉に張り付き耳を当てた。
気配を探り、すぐには戻ってこないと確信すると、小走りにベッドに戻っていく。
粗末なベッドの端、適当に角を取っただけの支柱を前にし、少女は唾を飲み込んだ。
一度振り返り、扉が閉ざされたままなのを確認し、おむつに包まれている股間をゆっくりそこに近づけていく。
「んっ・・・んふ・・・ぅはぁ・・・」
最初は控えめに当てただけだったが、厚く重ねられた布地は、思った以上に大きな障害だった。
加減しながらも次第に強く押し付け、気付けば夢中になって腰を上下に動かしていた。
鼻にかかった息を吐き、陶然と虚空を見上げる姿を他人が見れば、お楽しみの最中だと誤解することだろう。
「あらー、なにやってんのぉ?」
笑いを含んだ背後からの声に、ゼフィアはその格好のまま固まった。
振り向くことも出来ずに硬直している少女の背に、部屋に戻ってきたミオが張り付き、肩から顔を出して前を覗き込む。
「もしかして、お楽しみだった? 邪魔しちゃったかなぁ」
「ち、ちがう! これは・・・」
おしっこで張り付いたおむつのせいで、そこが痒かっただけのことだった。
だが、それを口にしようとして、ゼフィアは言葉を止める。
それを言えば、おむつの中に漏らしたと認めることになってしまう。
とはいえ、このまま黙っていては、誤解を否定できない。
言い訳を口に出来ず、かといって相手の曲解を正したくもある。どうにも出来ない悔しさに俯き、瞳に涙を滲ませる。
「ふふっ、判ってる。痒いんでしょ?」
「え・・・?」
「すぐに言えばいいのに、意地をはるからいけないんだよ」
「な、なにがだよ!」
「隠したってだめだよ。気づいてないの? ゼフィア、すごくおしっこ臭いんだよ」
「あ・・・うそ・・・」
「ほんと。ほら、おむつ替えてあげるから、ベッドにあがりなよ」
言葉ではいざなっているが、行動はそんな優しいものではなかった。
手首を掴んで力任せに引き倒し、ベッドの上で仰向けに寝転がせてしまう。
悔しく、恥ずかしいが、この不快な状況からの解放は望んでいるのだろう。
歯を食いしばり、両腕を交差させて顔を隠しながらも、ゼフィアは大人しく膝を立てて足を開いている。
「あーあ、ぐしょぐしょじゃない。おもらししたら、すぐ言わなきゃ駄目だよ」
控えめに離されていた膝頭を大きく押し開き、足の間に入り込んだミオは、慣れた手つきでおむつを開き、
黄色く染まった布をさらけ出していた。
強くなったおしっこの匂いを大きく吸い込み、僅かに見える、紅に染まっている頬へと目を向ける。
「こんなのをあてたままにしてちゃ、痒くなって当たり前。よく判ったでしょ」
言い含めながら、おしっこに濡れている布を無造作に掴み、股を通っているそれを開く。
汚れを知らない柔らかな泉が、雫を零しながら控えめに開いていた。
誘っているようなその姿に、ミオは意味ありげな視線を少女の頬へと投げつける。
「さっきので、気持ち良くなってたみたいだね。途中で止めちゃったお詫びをしてあげるね」
「あっ、やっ、やああっ!」
逃げる暇もなく、同性の口がその場所へと触れていた。
ただされるだけでも嫌だが、そこが今、漏らしたものに塗れていることがその嫌悪感を増幅する。
こんな汚い場所を見られ、触れられ、舐められるなど、女として生まれた身にとってはこの上ない恥辱だった。
ゼフィアは思わず顔を上げ、自分の足の間に入り込んできている頭に向けて、拒絶の悲鳴を叩きつける。
だが、ミオはそんな声など聞こえていないかのように舌を使い、巧みに少女を追い込んで行く。
「あんまり遊んでないんだね。ゼフィアのここ、すごく綺麗」
「やだっ! ひ、広げるなあっ!」
「あははっ、お豆がおっきくなってる。かわいいなぁ」
「ひっ、いひいっ!」
刺激されて頭を覗かせた小さな肉芽を、柔らかな指先が意地悪くつついた。
指の腹でこね回し、そこを包んでいる皮を剥くと、逆の手の人差し指で軽く爪弾く。
そんなことをされるとは思っていなかったのだろう。ゼフィアが悲鳴を上げ、体を大きくのけぞらせた。
「ふふっ、がさつな言葉を使っても、体はちゃんと女の子だね。そんないい声きかされたら、
わたしも張りきっちゃうじゃない」
こういった場数を踏んできているミオの目には、ゼフィアの経験不足がよく見えていた。
確かに自分でしてはいただろうが、女の体が感じる得る快楽の半分も、この少女は理解していない。
ケイトにとっては、この上ないおもちゃになることだろう。
だが、その姉がいない今、この少女は自分にとっての最高の玩具だった。
ミオは少女の両膝を持ち上げ、そのまま頭の横に押し付けると、自分のその場所を間近に見せられ、
目を逸らした少女に向けて、意地悪く言葉を投げつけた。
「いいの? ちゃんと見てないと、ひどいことされるかもしれないよ?」
「な、なにする気だよ」
「そうねぇ、例えば、こんなこととか・・・」
「あぐっ! やっ、やめろおっ!!」
ミオがこれ見よがしに舐めていた人差し指を、上に向けられている菊座の上に押し付けた。
そのまま指に力を込め、怯えたように窄まったその場所に入り込もうとする。
ゼフィアは必死になって力を込め、それをなんとか防ごうとしている。
「お尻は嫌い?」
「お前、なに考えてんだよ!」
平然と聞き返してくるその言葉が、ゼフィアには信じられなかった。
排泄の為にある、見られることも、触れられることも無いはずの場所に指を入れようとするなど、
まともな人間のすることではない。
「き、汚いだろっ、そんなとこっ!」
「ふーん、こっちはしたことないんだ」
「す、するって、なにを・・・」
「気持ちいいのになぁ。ま、そのうちに姉さんが教えてくれるでしょ」
「嘘・・・だ。そんなの・・・」
「すぐに判るよ。それじゃ、今日のところは、こっちだけにしておくね」
「あ、ば、ばかっ、広げるなっ!」
ふっくらと盛り上がった丘に添えられた左右の手のひらが、柔らかな洞窟の入り口を割り開いた。
普段目にすることなど無い、淫猥な色の肉壁を目の当たりにし、ゼフィアがなんとも複雑な表情を浮かべている。
その目を見詰めるミオは、大きく舌を突き出し、おしっこ以外のもので濡れ光っている場所を舐め上げた。
「気持ち悪いっ! やめろよ、変態っ!!」
「ちょっと、変態ってなによ、変態って!」
「変だろ! お、女どうしで、こんなの!」
「言っとくけどね、私だって、あんたのなんか舐めたくないわよ。あんたがおもらしなんかするから、
仕方なく綺麗にしてあげてるんじゃない」
「だったらやめろよ! ボクだって、こんなの気持ち悪いだけなんだから!」
「うるさいわね! 姉さんの命令なのっ!! まったく、レティスやリーネのならともかく、あんたのなんか、
好きでやらないわよ!」
本気で怒っているその口ぶりに、ゼフィアは不機嫌に口を閉ざした。
いくら強がり、虚勢を張ってみたところで、現状での自分の不利は覆しようも無い。
生殺与奪の権を持っている相手を、これ以上怒らせるのは拙いと、さすがに理解したようだ。
「い・・いつまで・・・してるんだよ」
「ふん、声を詰まらせといて、偉そうに言わないでよね」
どうやら、方針の変更を計ったらしく、ミオはゼフィアを責める手を緩め、もどかしい刺激を送りつづけていた。
息が乱れ、体が火照るのを感じていたが、それを認めることなど出来ないゼフィアは、平静を作ろうとして失敗した。
それをあざ笑ったミオだったが、そろそろ飽きてきてもいたのだろう。
口を離し、押さえていた膝を戻すと、用意しておいた布を重ねて尻の下に挿しこみ、ゼフィアの下半身をおむつで包んだ。
「はあっ! せっかくお昼を食べさせてあげようと思ったのに、そんな気分じゃなくなっちゃった。
そこに置いとくから、勝手に食べてよね」
余程腹が立ったのだろう。ミオは汚れ布を放りこんだ手桶をぶら下げ、乱暴な足取りで部屋を出て行ってしまった。
とりあえず、苦しめられていた痒さから開放されたゼフィアは、代わって一番の問題となった空腹を凌ぐために、
ミオが残して行った食事を求め、机に向かった。
ケイトが用事を済ませ、家に戻ったのは、もう日が傾き始めた頃だった。王女への報告に意外と手こずったらしい。
「ただいま。遅くなって悪かったわね」
「・・・お帰り」
「・・・不機嫌ね、なにかあったの?」
ふてくされた態度で机に頬杖をついている妹の姿に、ケイトが怪訝な表情を浮かべた。
ミオは地下に続く階段を見やると、眉を上げてケイトに詰め寄る。
「あいつ、壊しちゃっていい? どうせ表にはもう出ないんでしょ?」
「落ち着きなさい、何があったの?」
「私のこと、変態呼ばわりしたんだよ。せっかく、きれいにしてあげてたのに!」
「ああ、そういうこと。仕方ないでしょ、普通の人から見れば、女同士でそんなことするのは、そう見えるんだから」
「だけど!」
「言わせておけばいいのよ。元気な声が聞けるのも、今日が最後だし」
「最後?」
「王女様が、王宮で引き取りたいって言ってるの」
「レティスが?」
「どうも、ジョゼがねだったみたいね。それより、用意は出来てる?」
「あ、うん、ばっちりだよ」
ケイトの言葉に、ミオが親指を突き立てて見せる。
その返事に満足そうに頷き、ケイトは地下への階段へと足を向けた。
部屋の隅に走り、小さな桶を抱えたミオがその後ろに続き、木の階段を軋ませながら階下へと降りて行く。
「いい子にしてた?」
扉を開き、姿を見せた女性を見て、ゼフィアはベッドの上で体を小さくした。
ケイトは穏やかに問いかけながらその前へと進み、優しく頭を撫でる。
その背後でミオが桶を床に置き、石鹸と剃刀とをその横に並べた。
「ミオに酷いことを言ったみたいね」
「ご、ごめんなさい」
「いいのよ、別に怒ってないから。女同士の良さを知らないんだから、仕方ないわよね」
口では優しいことを言っているが、目が笑っていない。
底光りする瞳に見据えられたゼフィアは、ベッドの上でますます体を硬くしている。
「そのうち、嫌でも判るわ。あなたの体は、みんなのおもちゃなんだから」
「あ・・・あ・・・」
「ふふっ、それじゃ、おむつを外しましょうね」
最初に教え込まれた恐怖が、ゼフィアの動きを封じていた。
されるがままに横になり、足を開かされても、少女は一切抵抗を見せず、不安げにケイトを見上げてきていた。
「あら、おもらししちゃってるの。仕方ない娘ねぇ」
おむつを開くと、股に通されている布がじっとりと湿っていた。
片頬に薄い笑いを浮かべたケイトがそれを外し、未成熟なその場所を空気に触れさせる。
思わず隠そうとしたのだろう。ゼフィアの両手を戒めている鎖が音高く鳴った。
「ミオ、これはなに?」
開かれたおむつの上の、おしっこ塗れの股間を見下ろしながら、ケイトが傍らの少女に問い掛けた。
指先で湿った飾り毛を摘み、柔らかなそれを軽く引っ張っている。
「あそこの毛」
「そんなのは判ってるわよ。おむつをあてるのに、どうして剃らなかったの?」
「んー、薄いから、そのままでいいかなって思って」
「いいわけないでしょ。毛に付いたおしっこは、臭くなったり痒くなったりするの。かわいそうでしょう」
「うん、そう思って、ちゃんと用意してあるよ」
最初からそのつもりだったのだろう。ミオが、床の上に用意した剃毛用具一式を手のひらで指し示した。
ゼフィアは、蟹股に足を開いた情けない格好のまま、勝手なことを言っている二人を泣きそうな顔で見ている。
だが、ミオはともかく、ケイトに逆らうだけの気力はないらしい。
諦観を浮かべながら、やっと整い始めたばかりの、控えめな飾り毛に目を落とした。
「ごめんなさいね、私がちゃんと言っておけばよかったんだけど」
そんなことを謝られても困る。
ゼフィアはあいまいな表情で軽く首を振り、その言葉をはぐらかした。
別段、返事を期待してはいなかったのだろう。
ケイトは水の張られた桶に手を浸からせ、濡れた手のひらで石鹸を溶かし始めた。
「あっ・・・」
泡に包まれた手がその場所に触れると、少女が思わず声を上げていた。
慌てて口を押さえるその表情を窺いながら、ケイトが嬉しそうに笑う。
「冷たかった?」
「す、少し・・・」
「そう。でも、すぐ終わるから、我慢しなさいね」
「・・・・・はい」
他に答えようも無い。涙を浮かべ、鼻声になりながらも、ゼフィアはそう返事を返した。
自分の置かれた状況を思い知らされ、惨めになるのが嫌なのだろう。
毛を剃られて行くところを見ないように、右腕で目を押さえている。
「柔らかくて気持ちいい。剃るのがもったいないくらい」
貶める過程を、とことん楽しむつもりなのだろう。
ケイトは手につけた石鹸を、少女の陰毛で泡立てながら、その手触りを堪能していた。
まだそれほど太くも硬くも無い毛は、生えている場所の柔らかさとあいまって、なんとも言えない触感をもたらしている。
ケイトは指に絡ませたり、梳いたりしながら、しきりに泡に塗れた毛を弄んだ。
「姉さん」
「仕方ないわねぇ」
放っておくといつまでも遊んでいそうなその様子に、ミオが軽く声をかけた。
ケイトはわざとらしく肩をすくめ、泡に包まれた手を引く。
桶で洗い、泡が届いていない臍の辺りに手のひらを乗せると、反対の手に剃刀を握り、
冷たい刃を柔らかい肌の上に慎重に下ろした。
「動いちゃ駄目よ。お嬢様を傷物にしたくないから」
「ひ・・・・・」
刃の冷たさと、声の不吉さとに、ゼフィアが体を硬くした。
あの生意気だった少女が、情けない格好で毛を剃られて行く姿を満喫しようと、ミオがゼフィアの足元に回る。
尻の下に汚れたおむつを広げたまま、軽く膝を立てた足を大きく広げ、あそこを丸出しにしたゼフィアがそこにいた。
不安と恐怖に細かく震え、腕で隠した両目から涙を零れさせ、押し付けられる屈辱に耐えている。
そのあまりの惨めさに、かつて幾度も煮え湯を飲まされた少女は、意地の悪い喜びを表情に浮かべていた。
ショリ・・・ショリ・・・・
ケイトが手を動かすと、柔らかな毛は僅かな音だけを抵抗の証として残し、あっさりとその場所から姿を消していた。
刃が通った後には、そこを覆っていた泡が消え、色白な少女の地肌が残されている。
幾度か剃刀が戻され、そして下ろされると、ゼフィアの下腹部は幼女のそこのように、見事な縦線を露にしていた。
「はい、出来あがり。ふふっ、かわいいわねぇ」
「あははははっ、おむつにお似合いだよね」
ケイトの指が、さっきまでやわらかな毛に覆われていた場所を撫で回している。
その感触と、同年代の少女が上げる軽やかな笑い声とが、ゼフィアを打ちのめしていた。
なぜ、こんなことをされなければならないのか。
なぜ、こんな目にあわなければならないのか。
他人に問えば、自業自得だとしか言われないだろう問いを心の中で繰り返し、悔しさに涙をあふれさせる。
「ミオ、お願いね」
「はーい」
ケイトの言葉に、ミオが立ちあがった。
机の上に重ねておいた布を手に、足早にベッドに戻る。
だらしなく足を開いたままでいる少女の傍らに立ち、無様な姿を堪能すると、その布をお腹の上に投げつけた。
「あ・・・」
「新しいおむつ、あててあげるね」
「・・・・・」
そんなことをされるのには抵抗があるだろうが、傍らに立つケイトの視線が、無言の圧力をかけてきている。
ゼフィアはしぶしぶと膝を立て、それを求めるように膝を開いた。
「そうそう、素直にしてるのが一番だよ」
素直な態度を揶揄しながら、ミオがおむつ布を組み、尻の下に敷いた。
手早く股を通し、左右から前へと布を回すと、余った前布を折り返して前当てにする。
そしてその上から、質の違う厚手の布で包むと、数カ所の紐を蝶結びにして外れないように止めた。
腰から下をもこもこした布に包んだ同年代の少女の姿に、ミオは皮肉を込めた笑いを浮かべている。
「これでよし。ゼフィア、オモラシしたら、ちゃんと教えるんだよ」
「・・・・・」
「返事は?」
「う・・・うん」
「約束だよ。守らなかったら、お仕置きするからね」
「・・・うん」
無理やりさせられたと判る力の無い返事に、ミオが更に追い討ちをかけた。
逃げ場を塞がれたのだと判っていても、頷かないわけにはいかない。
のろのろと体を起こしたゼフィアは、厚い布を挟んでいるせいか少し蟹股になりながら、ベッドの脇に腰掛けた。
「それじゃ、私たちは用事があるから。おとなしくしてるんだよ」
「また明日・・・ね」
含みのある笑いを残し、ミオとケイトが地下室を出て行った。
ゼフィアは無気力に俯いたまま、冷たい床だけを見つめていた。
続きますが、今日はここまでです。
乙━━(゚∀゚)━━!!!!
続きです。
薄暗い地下室で目を覚まし、少女はベッドの上に半身を起こした。
たった一人の部屋の中に、おむつ一つを体に纏って閉じ込められている。
こんな生活が、いつまで続くのだろう。
ふと浮かんだその疑問に、部屋の寒さに起因しない震えを生じさせ、ゼフィアは毛布をきつく握った。
「う・・・」
ベッドの上で膝を抱え、低くうめいて眉を顰める。
そわそわと落ち着かない様子で体をゆすり、時折口元をきつく噛み締める。
そんな事をしていても、無駄なことは判っている。いくら我慢したところで、誰かが助けてくれる訳ではない。
だが、それでも、ぎりぎりまで耐えることで、せめてもの抵抗を続けていたかった。
「く・・ぅう・・・」
強く合わされた瞼の端から、一珠の涙が零れ落ちた。
おむつに包まれた股間からお尻にかけて、生暖かい感覚が広がって行く。
膝を抱える手を握り締め、額をその手の上に乗せた。
伏せた顔の上に、篭ったおしっこの匂いが立ち上ってくる。
ゼフィアは両目から涙をあふれさせ、薄暗い部屋の中に泣き声を響かせた。
「えっ、えっ・・う・・うぇえ・・・」
「あら、なに泣いてるの?」
孤独と絶望とに包まれていた少女に、屈託の無い声が無造作に投げつけられた。
泣き顔を上げたゼフィアの目に、外出着に身を包んだポニーテールの少女が写る。
探るようにこちらを見ながら、悠然と近づいてくる。
「もしかして、またおもらししちゃった?」
「ち、違うよ」
挑発しているとしか思えない口調に、反射的に逆らっていた。
どうせすぐにばれると判っていたが、素直にそれを認めることは、どうしてもできなかった。
「そう、よかった」
意地悪く匂いを嗅ぐかと思っていたが、ミオは意味ありげに笑っただけで何もしなかった。
続いて部屋に入ってきた女性を振りかえり、今聞いた言葉をそのまま報告する。
「姉さん。ゼフィア、漏らしてないって」
「そう。それなら、すぐに行けるわね」
何を言っているのかまるで判らず、不思議そうにやり取りを聞いている少女の前に立ったケイトは、
手にしていた服をベッドの上に置き、膝を抱えている少女に笑みを向けた。
「今日はお出かけよ」
「え・・・どこに?」
「すぐ判るわよ。ミオ、お願い」
「うん。ゼフィア、こっちおいで」
言いながら、少女の肩を掴んで引っ張る。
仕方なしにベッドから降り立ったゼフィアの、両手を戒めている輪を外し、首につけられているものも外す。
意外な成り行きに呆然としているゼフィアに、ミオはケイトが用意したワンピースを付きつけた。
「ほら、これを着るの」
「これ・・・?」
ごく薄い布で作られた、涼しげなワンピース。
スカート丈が短めで、しかも裾が緩やかに広がったその服は、ゼフィアに不吉な予測を抱かせた。
こんなものを着て、風でも吹いたら、その下が丸見えになってしまう。
普段であっても遠慮したい状況だが、今はいつも以上に問題がある。
「ね、ねえ、おむつは、外してくれないの?」
「ああ、それはそのままだよ」
「だったら、もう少し違う服が・・・」
「馬鹿だね、なんでこの服を選んだと思うの」
「ふふっ、とても走ることはできないでしょう。あなたが逃げ出さないように、わざとこれを選んだのよ」
「そんな・・・・・。逃げないよ、逃げたりしないから、もっと違う服にしてよ」
「だーめ。私達、ゼフィアお嬢様が恥ずかしがるのも見たいんだから」
どちらかといえば、そちらが主目的なのだろう。口調にそれが滲んでいる。
「ほら、早く着替えて。急ぐんだから」
「う、うん」
気乗りがしないまま、ゼフィアはつきつけられたワンピースに袖を通した。
久しぶりに体を隠すことが出来たのは嬉しいが、下着も無しにこんな薄い服を着るのはなんとも心細い。
丈がないスカートも、その下につけているものを隠しきれるのかどうか、不安が伴っている。
「さーて、それじゃ行こっか」
不安を浮かべて自分の姿を見まわしている少女の手を取り、ミオが明るく宣言した。
この家に連れ込まれてから初めて階段を上り、表へと出たゼフィアは、朝の光にまぶしそうに目を細めている。
「まだ人通りが少ないなぁ。もう少し待とっか?」
振り向いての言葉に、ゼフィアが激しく首を振った。
おむつのせいでスカートの尻は膨らみ、嫌でもがに股になる足も隠しきれていない。
こんなみっともない格好で、しかも漏らしたおしっこに濡れたオムツをあてたままで人ごみの中を歩くなど、
考えただけで気が遠くなる。
だが、そんな少女の気持ちを汲むつもりは無いらしい。
ミオは穏やかに見える笑顔を浮かべながら、残酷な言葉を投げつけた。
「ならせめて、人の多そうな道を選んであげる。気づかれないように気をつけなさいよ」
面白がっているのだと、口調で判った。ゼフィアは唇を噛んで俯き、怒りを噛み締めている。
その背中が軽く押され、横に立っていたケイトが歩き始めた。
それに合わせて、ゼフィアもゆっくりと足を動かし始める。
「大通りに出て、北に行くって事でいいよね」
「ええ、そうね」
「お城・・・・?」
二人の会話を耳にしたゼフィアが、探るように呟いた。その声を耳ざとく聞きつけ、前に立って歩くミオが振り返る。
「そう、お城に行くんだよ」
「なんで、お城に・・・?」
「決まってるじゃない。王女様がお呼びなのよ」
「そ・・・んな」
その尊称を耳にした途端、嫌々ながらも動かされていた足が止まった。
意地悪く見つめてくる二人を前に、ゼフィアは瞳に涙を浮かべ、縋るような声を出す。
「お願い、それは許して。こんな姿、見られたくない」
かつて散々困らせた相手に、今の惨めな姿を見られるなど、気位の高い少女にとっては耐えられない苦痛だろう。
だが、そんな事は判っている。
ケイトもミオも、そうと判った上で、わざわざ連れて行こうとしているのだから。
「今更何言ってるの。あんたがどんな目にあってるかなんて、レティスは全部知ってるんだよ」
「う、嘘、そんな」
「本当だよ。おしっこ漏らすからおむつをあてたって話したら、すごく喜んでたよ」
「あ・・・う・・・」
「それで、ぜひ見たいって話になったんだよね。だから、今から行くの」
「・・・・・」
信じられない事実に、ゼフィアが言葉を失った。
何とか連絡を取り、情に訴えて助けてもらおうと考えていた。
唯一の逃げ道となる相手がそんな事を考えていたなど、信じたくは無い。
だが、王女直属の特務員である二人からそれを聞かされては、信じないわけにはいかなかった。
ゼフィアは悄然とうつむき、力の無い足取りで前に進み始める。
「ラルファート城・・・」
かつては豪奢な馬車で訪れた城を見上げ、ゼフィアが呟いた。
王女の学友として気ままに振るまい、勝手を通してきた場所。
その前に今、とてつもなく惨めな気持ちで、この上なく恥ずかしい姿で立っている。
昔日と変わらず、雄大にそびえる城門を見る眼に、自然と涙が溜まって来た。
ゼフィアは小さく鼻を啜り、その場所へと足を踏み出した。
「ママー、このお姉ちゃん、おむつしてる」
鳥のさえずりだけが聞こえていた静かな朝の空気を割って、幼い少女の無邪気な声が響いた。
いつの間に近づいたのか、四歳ほどのかわいらしい少女が、嬉しそうな表情でゼフィアを指差している。
低い場所にある視点からは、スカートの中にあるおむつが見えてしまうらしい。
悪気があるわけではなく、単純に、自分よりも年上の少女が、自分が卒業したものを使っているのが嬉しかったのだろう。
突然の事に、ゼフィアが真っ青になって固まった。
朝の散歩で城門前の広場を訪れていた人々が、不思議そうに視線を投げつけてくる中、娘の発言にうろたえた母親は、
少女を呼びつけながら、困惑を浮かべてゼフィアを窺っている。
「お姉ちゃんがおむつしてるのは不思議?」
小走りに駆け寄ったミオが、母親を見上げていた少女の前にかがみこんだ。
穏やかな笑みで優しく語り掛け、何か言おうとしてくる母親を手で制する。
「うん、リサだって、もうしてないんだよ」
答える少女の声には、どこか自慢げな響きがあった。
おむつを卒業したときに、誉めてもらった記憶が強いのだろう。
おむつをしている子より、おむつをしていない方が偉いという、単純な価値観があるようだ。
「そっかー、リサちゃんはおむついらないんだ」
「うん、リサね、一人でおしっこできるんだよ」
「そーかー、リサちゃんはえらいんだねー」
「えへへぇ」
ミオに頭を撫でられながら、少女は嬉しそうに微笑んだ。その顔を覗きこみながら、ミオは言葉を続けて行く。
「あのお姉ちゃんもね、この間まではちゃんとおしっこできてたんだよ。だけど、重い病気をして、
うまくできなくなっちゃったの」
「病気なの?」
「うん、そうなの。だからね、お姉ちゃんのおむつのこと、言わないであげてくれるかな?」
「うん、判った。ごめんね」
「ううん、いいの、判ってくれれば」
心底すまなそうにしている少女の頭をもう一度撫で、ミオは立ちあがった。
深々と頭を下げる母親に会釈を返し、ゼフィアの元に駆け戻る。
今の会話を聞いていたのだろう。周りから、同情と好奇心とが入り混じった視線が集まっているのが感じられた。
外から見ても膨らんでいることが判るお尻と、少しがに股になっている足。
いくつもの視線をその場所に浴びたゼフィアは、ケイトが差し出した手にしがみつき、細かく震えている。
「さ、行こっか」
戻ってきたミオに促され、ゼフィアは城へと向かい始めた。
事情を知り、憐憫の情を抱いたのだろう。
向けられていた視線のうち、女性達のものは、少女の移動を契機に逸らされた。
だが、男達の目は、歩いていく少女の、膨らんだスカートの尻を追いかけている。
見た目にかわいいこの少女が、外を歩くのにおむつをあて、もしかしたらその中に漏らしているのかもしれない。
その状況は、若い男達の想像力を掻き立てるのに十分なのだろう。
厭らしい目つきをした幾人かが、適度の距離をおいて付いて来る。
「ふぅ、やっといなくなったね」
「ゼフィア、もう大丈夫よ」
震えながら、しっかりとしがみついていた少女の手を解いたのは、衛兵に守られた城の門をくぐった後だった。
王女直属の身分を持つ二人は、とがめられることも無く城に入ったが、ついてきていた男達はそうもいかない。
軽く睨まれて足を止め、すごすごと退散して行った。
「さて、レティスはまだ部屋だよね」
「そろそろお目覚めになる頃合だと思うけど」
レティスの朝が遅いのではなく、今日に限っては、ミオ達が早く訪れている。
掃除をしている女官たちに挨拶をしながら廊下を進んだ三人は、それぞれによく見知った豪奢なドアを押し開いた。
「失礼いたします。レティシア殿下、よろしいでしょうか?」
「あら、おはようございます、ケイトさん、ミオ」
「おはよう、レティス」
王女に対し、必要なだけの礼儀を守るケイトに対し、ミオは気軽な挨拶を投げていた。
注意しようとしたケイトが、嬉しそうな王女の様子に困ったものだと首を振っている。
夜具姿のレティスは、二人の間に挟まれるようにして立っている、かつての学友に目を向け、穏やかに微笑んだ。
「おはよう、ゼフィア。久しぶりですね」
「そ、そうだね・・・」
顔を合わせられないゼフィアは、目を逸らしたままで、ぎこちなく応じている。
事情は全て飲み込んでいるのだろう。
レティスは敢えて追求の言葉を口にはせず、傍らのミオに顔を向けた。
「レティス、リーネは?」
「まだ寝てると思います。あ、起きてきましたね」
ミオに対しての言葉遣いまで丁寧なのは、それが身に染みついているせいだろう。
もっとぞんざいな口をきいたところで何の問題もないのだが、レティスはいつも腰が低く、言葉も大事に使っている。
行動にもそれは徹底されており、天蓋付きの大きなベッドから降り立ち、目を擦っている少女を迎えたレティスは、
優しく肩を抱きながらミオの前に連れてきた。
「おはよ、リーネ」
「あ、お姉ちゃん、おはよう」
まだ十代の前半だろう。肩にかかるほどの銀髪をまっすぐに下ろした、あどけなさの残った少女だった。
活動的なミオとは対照的に、大人しそうな容姿をしている。
ケイトともそうだが、ミオとも髪や目の色に共通点が無いために、実の姉妹だとはとても思えない。
だが、その点はどうであれ、リーネと呼ばれた少女はミオに懐いており、ミオもリーネをかわいがっているらしい。
交わした声と表情から、それが窺える。
「今日はね、リーネにお友達をつれてきてあげたんだよ」
「え、私に?」
言われてリーネがゼフィアに目を向けた。
ミオやレティスと同年代だと思われる少女が、居心地悪そうに立っている姿に、小首をかしげてミオを見上げ、
当然の疑問を口にする。
「お姉ちゃんのお友達じゃないの?」
「ううん、リーネのお友達。ゼフィア、スカートを上げてリーネに見せてあげて」
「え・・・?」
「ほら、早く」
「・・・・・はい」
この場所では容赦するつもりが無いのだと悟り、ゼフィアが嫌そうにスカートに手をかけた。
躊躇いながらその裾を持ち上げ、半分ほどの高さに上げて手を止める。
それでも、ゼフィアがスカートの下に何を付けているのかは見て取れた。
意味を悟ったリーネが俯き、拗ねた目でミオをにらみつける。
「ね、リーネのお友達でしょ?」
「うぅ、お姉ちゃんのいじわる」
「あはははっ、おむつ仲間同士、仲良くしなさい」
「・・・仲間?」
不自然な単語に、ゼフィアが反応した。
ミオは含み笑いを浮かべてリーネの夜具に手を伸ばし、緩やかなワンピースの裾を大きく捲り上げた。
「リーネはおねしょが治らなくってね。夜だけおむつしてるの」
「今日はどうかな? おねしょ、しちゃった?」
ミオに笑われ、いじけたリーネの背後で、レティスが優しく問い掛けた。
少女は申し訳なさそうに振りかえり、小さく頷く。
柔らかな銀髪を指で梳きながら、王女がリーネに微笑みかける。
「それじゃ、おむつを外そうか。きれいにしてあげるからね」
「レティス、こっちもおねがい。こいつ、おもらししちゃってるから」
「ボ、ボクは・・・そんな・・・・・」
「あら、遠慮はしなくていいですよ。ゼフィアもこちらにどうぞ」
「で、でも・・・」
「いいから、行きなよ」
後押しというよりも、命令だった。ミオの声に突き飛ばされ、ゼフィアは示されたベッドへと向かう。
既にベッドの上で寝転がっているリーネを見つけ、少し離れた場所に腰掛ける。
「先にリーネをしましょうか」
「はい、お願いします、姫様」
「そんな硬くならなくていいですよ。ちゃんと約束したでしょう?」
「あ、うん。レティスお姉ちゃん、お願い」
「はい」
お姉ちゃんと呼ばれ、レティスが嬉しそうに微笑む。
兄弟に恵まれないこともあり、もっとも身近なこの年下の少女が、かわいくて仕方ないのだろう。
レティスはリーネに穿かせるための下着を自ら用意し、傍らの卓の上に乗せた。
夜具のスカートを丁寧に捲くり上げて腰のベルトに挟み、昨夜手ずからあてがったおむつに手を伸ばす。
恥じらいに閉ざされている足をゆっくりと押して開かせ、おむつの紐を順に解く。
次に自分の番が回ってくると判っているせいか、傍らのゼフィアは、隣で行われているその行為を見ようとせず、
反対に顔を向けて動かない。
「いっぱいしましたね」
「あぅぅ、ごめんなさい」
「謝らなくていいですよ。そのためにおむつをあてたのですから」
覆いを開くと、篭っていたおしっこの臭いが広がり、王女の鼻をくすぐった。
手が汚れるのも構わず、湿った布に手を掛け、広げていく。
じっとりと濡れた重たい布を広げると、その下からは、無垢な少女を象徴するかのような、綺麗なスリットが現れた。
レティスは傍らのミオが用意した、ぬるま湯に湿らせた手拭を受け取り、それを柔らかなおなかの上に乗せると、
おむつに包まれていた場所を丁寧に拭きはじめる。
おなかだけではなく、足を上げさせて股間も、お尻も、隠しておきたい場所の全てを、時間をかけて拭いていく。
「はい、きれいになりました。リーネ、起きましょうね」
「うん」
お尻の下からおむつを抜き取り、手拭と一緒にミオに渡すと、レティスは寝転がっている少女に手を差し伸べ、
ベッドの上で立ち上がらせた。
スカートが捲り上げられたままのため、かわいい割れ目を見せつけながら立つ事になったリーネは、
自分を見ている複数の視線を受けて、頬を赤く染めている。
「穿かせてあげます。右足からね」
用意していた下着を手にし、リーネの前にかざすと、レティスは少女に片足を上げさせた。
小さな子供に母親がするように、下着を足に通していく。
逆の足も同じようにして通すと、両手でそれを引き上げ、あるべき場所に落ち着かせる。
「はい、出来上がり」
「ありがとう、レティスお姉ちゃん」
「どういたしまして」
深々と頭を下げるリーネに優しく微笑みながら、王女はベッドを下りる少女に手を貸した。
床に降り立ったリーネは、小走りにミオに向かい、着替えを手渡されて身につける。
傍らの少女がいなくなり、一人だけベッドに残されたゼフィアは、レティスと目を合わせないようにしながら、
体を硬くしていた。
その肩に王女がそっと手をかけると、ゼフィアはびくりと体を竦ませ、ぎこちなく顔を振り向かせた。
「さあ、ゼフィアの番ですよ」
「・・・」
何も答えず、目で訴えてみたが無駄だった。
レティスは穏やかに微笑みながらも、断固として哀訴を撥ね返し、ベッドに腰掛けている体を両手で押し倒していく。
「あら、大変。おしっこが染み出てる」
あて布を包む覆いは、厚手の布で作られてはいるが、水を通さないわけではない。
漏らした後、ずっとそのままにして歩いてきたために、おしっこが表面にまで染み出していた。
レティスは大慌てで覆いを外し、ぐしょぐしょに湿っている布を開いて少女の股間をさらけ出させた。
「ゼフィア、自分で足を抱えてもらえますか?」
「じ、自分でって・・・?」
「こうするんだよ」
言われた意味がわからずにいるゼフィアに、ミオが行動で意味を教えた。
ベッドにあがってゼフィアの頭の後ろに座り、左右の膝裏に手を差し込んで抱え上げる。
無防備な姿で大股開きの格好を強いられ、ゼフィアが言葉も無く固まった。
あまりの恥ずかしさに、声すら出せないのだろう。
「ほら、自分の手で持ってよ」
ミオはそんな少女を意地悪く見下ろしながら、抱え上げている膝を自分で持つよう強要した。
無理やりさせられてすら恥ずかしいこの姿を、自分で続けるのは絶対に嫌だろう。
そう判っていたが、許すつもりはないらしく、膝でゼフィアの頭を突つき、動こうとしない少女を急かす。
「うっぅ、こんな・・・こんなの・・・・・」
仕方なく手を伸ばし、ゼフィアは自分の足を自分で抱えた。
大きく足を開かせ、肛門も、柔らかく盛り上がった土手も晒している自分。
その姿を見ないように目を硬く閉じ、うわごとのように呟いている。
「では、替えのおむつを用意しましょうか」
「早く・・・お願い・・・」
一刻でも早く、この姿から開放されたいのだろう。ゼフィアが涙混じりに訴える。
レティスはその声に頷き、奥へと続くドアに向かって声を投げた。
「替えをお願いします」
「はい」
答えて姿を見せたのは、両手におむつ布を抱えた女官だった。
女官服に身を包み、しずしずと歩いてくる少女を、ミオやケイトだけでなく、ゼフィアも知っていた。
ジョゼという名前だけでなく、王女付きの女官であることも、表立たない役割を背負っていることも知っている。
ベッドの傍らに進み、おむつの布を卓上に置いたジョゼは、みっともない格好で転がっている少女に冷たい目を向け、
鼻で笑った。
「あら、誰かと思えば、ゼフィア様でしたか。随分と素敵な格好をしていらっしゃいますわね」
「あ・・う・・・ぅ・・・」
冷たい瞳に、昔日の光景が思い出された。王女の友人として認められていた頃、陰でさんざん虐めた覚えがある。
立場を弁えて耐えていたものの、その瞳の奥には激しい憎悪が燃えていた。
そんな記憶のある相手から冷たい声で揶揄の言葉を投げつけられては、怯えた目で見上げる以外に何も出来ない。
「あ・・やぁ」
知的な顔立ちに皮肉を浮かべ、ジョゼがゼフィアの股間に指を伸ばした。
おしっこに濡れているその場所を指で撫で、鼻先に戻して匂いを嗅ぐ。
「おもらしされたんですね。どうやら、おむつは必需品のようですね」
「ち、ちがう、それは・・・」
「言い訳はなさらなくて結構ですよ。ちゃんとお取替えいたしますから」
「い、嫌だよ・・・、もう、おむつなんて嫌」
「駄目ですよ、おもらしが治らないうちは」
「そんなのしないよ」
「そうですか? それでは、試してみましょう」
「え・・・? ひっ、いっ、やああっ!!」
不吉な声に不安を抱いたゼフィアの背中を、異様な感触が走り抜ける。
視線の先では、信じられない光景が展開されていた。
足を抱えるゼフィアの目の前で、お尻に取りついたジョゼが、その真ん中で小さく窄まっていた場所に舌を這わせている。
ただ外側を舐めているだけではなく、硬く尖らせた舌先で菊座をつついたかと思うと、両手の指でそこを割り開き、
出来た隙間から奥へと侵入させてきた。
体の中に入り込んだ舌は、内側から肛門を舐め、おぞましい感触を少女に押し付けている。
「うっ! ああ! いや! いや! いやああっ!!」
絶叫とともに、股間からは薄黄色の液体が噴出していた。
自分が漏らしたものがお腹を汚し、ベッドの上に零れて行くのを肌で感じながらも、
ゼフィアはそれを気にすることも出来ず、激しく首を振っている。
しかしジョゼは、その声が聞こえないような顔で肛門に吸い付き、その奥を舐めつづけている。
「あれだけは、真似できないなぁ」
「そうね、私も遠慮したいわ」
ジョゼの行為を眺めながら、ミオとケイトが軽い嫌悪を浮かべている。
輿入れまで純潔を保たねばならない王女の慰め役として、ただ相手を務めるだけではなく、
様々な行為を重ねてきている二人だが、ジョゼのように他人の肛門に舌を挿しこむことはできない。
おしっこくらいならば平気だが、その先は超えられない一線となっている。
「やっぱり、おもらしされましたね」
「あ・・・ひ・・・・・い・・ひぃ・・・・」
肛門から舌を抜き取り、味を確かめるように口を動かしたジョゼが、気を失いかけているゼフィアに微笑を投げた。
答えるどころではないゼフィアは、口の端から泡を吹きながら、言葉にならない声を漏らしている。
「しっかりなさってください」
「ぎひっ!!」
穏やかに語りかけながら、片手で乳首をつねり上げる。
ゼフィアは強烈な痛みに飛び上がり、怯えた目でジョゼを見上げた。
「これぐらいで漏らすようでは、おむつ無しではいられませんよ」
「う、うん、する。するから、もう、あんなのは・・・」
「そうですか。判って頂けて嬉しいです」
言葉だけは丁寧だが、表情ではゼフィアを責めつづけている。
まだ、許してもらえないのだと悟らされ、ゼフィアは恐る恐るジョゼを見つめている。
「新しいおむつをあてましょう。でも、その前に・・・」
「な、何をするの・・・?」
「おむつにうんちをされると困るので、お尻に栓をします」
「栓って、どういうこと・・・?」
とんでもない発言に、ゼフィアが青ざめながら問い掛けた。
ジョゼは片頬だけを持ち上げて笑い、一つの見なれない道具を手のひらに載せて差し出す。
「これを、お尻に入れてもらいます」
「こ、こんなの、入らない」
それは、きのこのように広がった傘を持った、短い棒だった。
細い部分で親指ほど、傘の一番広い部分ではその倍ほどはあるだろう。
その尻には丈夫そうな紐が付けられ、引きぬく際に役立つよう作られている。
「大丈夫、入りますよ」
「いやっ、レ、レティス、お願い、助けてっ!!」
「言葉遣いが悪いですね。姫様を呼び捨てにするなんて」
「レティシア様っ、お願いです、どうか、どうかお許しくださいっ!!」
意地を張っていられるような状況ではない。ゼフィアは必死に、かつての学友に助けを求めた。
だが、レティスはゆっくりと、首を横に振っていた。
「私は別に怒っていませんよ。許して欲しいのでしたら、ジョゼにお願いして下さい」
「ジ、ジョゼ・・・様・・・」
「様なんてつけなくていいですよ。許すつもりはありませんから」
「そ・・・んな・・・」
「力を抜いたほうがいいですよ。裂けないようにね」
「ひっ、いひっ!!」
「さ、いきますよ」
落ち着いた声で宣言し、ジョゼが栓を菊座に押し当てた。
さっきの愛撫でほぐされ、唾液に塗れたその場所は、ゼフィアの意思とは関係無く、外からの力に口を開いている。
ジョゼはゼフィアの怯えた悲鳴を聞きながら、栓の後に手のひらを当て、強く押し込んだ。
「ひぎいっ!!」
「ほら、入った」
耳障りな悲鳴と同時に、ゼフィアの肛門は、太い栓を飲みこんでいた。
ジョゼは悠然とゼフィアを見つめ、その耳元に囁いている。
その声が聞こえているのかいないのか、ゼフィアは口をぱくぱくと開閉し、声にならない繰言を続けている。
「良い子にしていれば、そのうちに抜いてあげます。ちゃんと、言うことを聞くんですよ」
「う・・・あぅ・・あ・・・」
上手く言葉を紡げないまま、ゼフィアは何度も頷いた。
その態度に冷笑を浮かべ、ジョゼは新しいおむつで、栓をされたままのお尻を包む。
「今日からは、私が仕込んで上げます。レティシア様にお仕えするわけですから、
色々と身につけてもらわなければなりませんからね」
「ジョゼは容赦しないから、がんばるんだよ、ゼフィア」
不吉な言葉を残し、ミオが背を向けた。ケイトも、着替えを終えたリーネも、そろって王女に挨拶し、部屋を去っていく。
お尻に感じる痛みと異物感とに苦しみながら、それを見送るゼフィアの視界を、新たな主となる少女が遮った。
ケイトやミオとは異質のその迫力に、ゼフィアは自分の心が絶望に包まれて行くのを感じていた。
今日はここまでです。
次で終わりにします。
次はいつですか?
脱ぐタイミングが分からないのは困ります
今から書きます。
今回はスカ要素も強めなので、嫌いな人は回避ください。
それから半月ほどの後、ミオ達三人は、レティスからの招待を受け、城を訪れていた。
王都で最も高い場所にある、誰からも見られる心配の無い広いバルコニーの真ん中。
白い丸テーブルを囲んだミオ達は、自分達を招待した少女が現れるまでの時間を、お茶で潰していた。
「お待たせしました、皆さん」
「あ、レティスお姉ちゃん、こんにちは」
「どうしたの、急に呼び出して?」
「実は、見ていただきたいものができまして」
「見せたいもの?」
「ええ」
「なに?」
「すぐに来ると思うのですけど・・・」
淑やかに振りかえったレティスの視線の先で、王女の私室へと続く扉が細く開いた。
そこから現れたのは、女官服に身を包んだジョゼと、同じ服を纏ったゼフィアだった。
何が入っているのか、ジョゼは布で隠したバスケットを持ち、ゼフィアは少し小走りにこちらへと向かってくる。
「レティシア様、今、よろしいでしょうか?」
「どうしたの、ジョゼ?」
「ゼフィアが、お願いしたいことがあるというものですから」
「なあに、ゼフィア?」
「あ、あの、あの・・・」
もじもじと落ち着かない様子のゼフィアが、なにかを言いたそうにしながら口篭もった。
目線がちらちらと、テーブルを囲んでいる来客を窺い、困惑を浮かべて俯く。
その様子に、大体さっしがついたのだろう。ケイトがレティスに問い掛ける。
「レティシア様、席を外しましょうか?」
「いえ、お気遣い無く。ゼフィア、用があるなら、早くなさい」
「あ、あの・・・・おしっこ・・・を・・・」
消え入りそうな声で、ゼフィアが用件を切り出した。
顔を真っ赤に染め、俯きながら、上目でレティスを窺っている。
レティスは穏やかに笑い、正面に立つ少女へと言葉を返す。
「それでは聞こえませんよ。いつものように、しっかりとおっしゃいなさい」
レティスが声に厳しさを込めた瞬間、それまでうつむいていたゼフィアが顔を上げ、背筋を伸ばして直立した。
頬に赤みを残しているが、目を逸らしはせず、まっすぐレティスを見つめている。
「は、はい。おしっこがしたいです。しても、よろしいでしょうか?」
「へーえ。おしっこするときは、いつもそうやって聞いてるの?」
レティスの返事よりも先に、好奇心に溢れた質問が投げつけられていた。
レティスの前で直立していたゼフィアが、苦悩を交えてミオを見やる。
ここまで落ちぶれた姿を、見られたくはなかったのだろう。
だが、この半月の間に植えつけられた習慣が、少女の口を開かせた。
「はい。おしっこは、お許しを頂いてからしかしません」
「ふぅん。許して貰えなかったら?」
「我慢します」
「我慢できなかったら?」
「我慢します。絶対に」
きっぱりと言いきるゼフィアに、ミオはそれ以上問いはしなかった。
会話が途切れるのを待っていたのだろう。
レティスが穏やかな表情でゼフィアをみやり、小さく頷く。
「いいですよ、おしっこしなさい」
「はい、ありがとうございます」
嬉しそうに答え、ゼフィアがスカートを捲り上げた。
裾を胸の前で握り締め、おむつを露にした姿で眉を顰める。
便秘をわずらっているのだろうか、おむつの上に覗くお腹がぽっこりと膨らんでいるのが、なんともかわいらしい。
「んっ・・・あ・・・で、出てます・・・。おしっこ・・・おむつに、いっぱい・・・」
「へえ、よく仕込んだねぇ」
おむつを見せ付けながら、失禁の報告をするゼフィアの姿に、ミオが感嘆の声を上げた。
しつけを担当していた少女が得意げに笑い、ゼフィアの肩に手をかける。
「少し厳しくしましたから。ゼフィア、ここで何をされたのか、皆さんに説明しなさい」
「は、はい」
ジョゼを見る眼に、強い畏怖が篭っている。
逆らえない相手からの命令を受けて、ゼフィアは来客達に向け、自分の身に与えられた屈辱を語り始めた。
「あの日、お尻に栓をされた私は、うんちをすることができなくなりました。三日経っても、四日経っても、
栓を抜いて貰えなくて、毎日、お腹を押さえていました」
その頃は、ジョゼもそれほど強く命令をせず、無視しても、逆らっても、何一つ罰を与えはしなかった。
食事は毎日貰えたし、汚れたおむつも、すぐに新しくしてくれた。
尻の栓を抜く以外、求めれば与えられたと言っていいだろう。
「七日目には、お腹が張ってしまって、なにも考えられなくなりました。うんちがしたい。それだけで頭が一杯でした」
栓のせいで、おならすらすることが出来ない。
ただの便秘に比べて、かなりきつい状態を強いられ、ゼフィアは限界を訴えた。
ジョゼはそこで初めて、ゼフィアにレティスへの奉仕を行わせた。
「教えられながら、一生懸命しました。でも、その日は、満足していただけなくて、次の日になってやっと、
お褒めの言葉をいただきました。そして、ご褒美をいただいたんです」
「そうね、何を貰ったんだっけ?」
「うんちの、お許しをいただきました」
「かわいかったわよ、あの時のゼフィア。必死になってお願いするものだから、レティシア様も根負けしてしまって」
「ジョゼから、十日は我慢させると言われていたのですけどね」
苦笑を浮かべるレティスに、ゼフィアが深く頭を下げた。
よほど苦しかったのだろう。さらに二日の我慢など、耐えられなかったに違いない。
「おまるを用意していただいて、この場所で、裸になって、その上にしゃがみました。
お尻の栓をレティシア様に抜いていただいて、ずっと溜まっていた太いうんちを、いっぱい出しました」
「すごかったの。ものずごく太くて、たくさん出して、おまるから溢れたんだから」
「いっぱい、我慢していましたから・・・」
あからさまに言われるのは、やはり恥ずかしいらしい。ゼフィアが言い訳めいた言葉を口にする。
「それで、その後は?」
「また、お尻に栓をされました。良い子にしてたら、十日後にまたさせてあげると言われて、今日が七日目です」
「あははは、それで、お腹が膨らんでるんだね」
「はい、もう、一杯なんです」
ゼフィアが苦しそうにお腹をさすった。出したくて仕方ないのに、それを許されない辛さが、表情に浮かんでいる。
後三日、それがどれほど辛く、苦しい日になるか、それを想像するだけで気持ちが沈んでしまう。
「でも、良い子にしていて十日じゃ、逆らったらどうなるの?」
「二十日か、三十日か、良い子になるまで我慢させるわよ」
「さすがに、死んじゃうんじゃない?」
「そうかもしれないわね」
事も無げに応えるジョゼからは、本気でそれをやりかねないと思わせる迫力が感じられた。
その言葉を聞いたゼフィアが怯え、不安そうにジョゼを窺っている。
「まあ、最近はすっかり良い子になってるから、そんな心配はいらないと思うけどね」
「は、はい、良い子にします。良い子でいますから」
「そうね、そんな良い子のゼフィアに、ご褒美をあげる」
「え・・・?」
思いがけない言葉を聞き、期待に顔を輝かせた。
その表情を見ながら、ジョゼは酷薄な笑みを浮かべてゼフィアに言う。
「皆さんの前で、おむつにしなさい。あなたがどれだけ素直になったか、見てもらうの」
「は・・・はい」
歯切れの悪い返事を返し、ゼフィアが周りを伺った。
様々な感情を宿した複数の瞳が、じっと自分を見つめている。
この視線に囲まれたまま、誰にも見られたくない姿を晒すことになる。
それを思うと、恥ずかしさに逃げ出したくなってくる。
「テーブルに寝なさい」
「はい」
恥ずかしさに、苦しさが勝ったらしい。
ゼフィアはジョゼの命令に素直に応じ、空いている椅子を台にしてテーブルに載った。
おむつからおしっこの臭いを漂わせながら、膨らんだお尻をテーブルに下ろし、背中を後ろに倒す。
立てている膝をゆっくりと開いたゼフィアは、甘えた瞳をジョゼに向けた。
レティスの頷きを得た侍女の少女は、来客たちの間に入ってゼフィアの股間に手を伸ばす。
少女の手が、慣れた様子でおむつの紐を解き、前を開いた。
おしっこに濡れた布が露になり、こもっていた臭いが解き放たれる。
見守る同性たちの鼻をくすぐるその臭いは、誰にとっても不快なものではないらしく、眉をしかめるものも、
鼻を押さえるものもいなかった。
「ふぁ・・・」
股を覆う濡れた布が開かれ、飾り毛の無い無防備な割れ目が外気に触れた。
下半身からの開放感に、ゼフィアが気の抜けた声を上げる。
周りを囲む少女たちの顔がほころび、全ての視線が一箇所に集まった。
ぽっこりと膨らんだお腹と、くっきりと刻まれたスリットの下。
恥らうように窄まった菊座の隙間から、丈夫そうな紐が垂れている。
「ミオ、抜いてあげて」
「了解」
ジョゼに請われたミオが、それをしっかりと握った。片手をゼフィアのお尻に当て、紐を持つ手に力を込める。
それにあわせて、肉壁がお尻の穴を中心にして大きく盛り上がった。
力を強めるに従って口を開いて行ったその穴から、太い栓が飛ぶようにして抜る。
「んっ! んんー、っは、はんむぅ、んむ、んー!!」
肛門を塞いでいた戒めが解かれると同時に、ゼフィアは顔を真っ赤にして力み始めた。
無理やり溜めこまれているとはいえ、太く硬い便は、そう簡単に出ては来ないらしい。
五人の視線浴びながら、ゼフィアは必死になって力を込めている。
「こらこら、まだ出しちゃだめでしょ」
精一杯の努力を見せる肛門を、ジョゼの親指が押さえた。
泣きそうな目を向けてくるゼフィアに薄い笑みを向け、ゆっくりと首を振る。
「約束したでしょ。今日はおむつにするの」
「あうぅ・・・。早く、おむつを下さい」
「そんなに急かされても、替えのおむつは部屋にしか無いし」
「ううっ、うんち、したいの。早く、おむつにお漏らししたいの!」
ぶうっ! ぶっ、ぶぶふう!
哀訴の言葉に、盛大な爆音が重なった。
直撃を受けたジョゼだけでなく、その場にいた誰もが一瞬呆気に取られ、すぐに鼻を押さえる。
「うわ! なに、この臭い!」
「あ、ああ、申し訳ありません」
盛大なおならに続いて、辺りにすさまじい異臭が漂った。
長らく溜めこんでいるために、臭いがきつくなっていたらしい。
ミオが手で顔の前を払いながら、文句を投げつける。
ゼフィアはうろたえた声で詫び、続きを押さえようと必死の努力を見せた。
「おむつ! はやく、おむつをあててえっ!」
顎を仰け反らせながら訴える姿に、悲痛なまでの滑稽さがあった。
握り締めた両手を胸に、軽く浮かせたお尻を震えさせるゼフィアの姿は、往年の暴君からは程遠い。
「仕方ないわね。このおむつをもう一度あてようか」
「は、はい!」
「おしっこ塗れのおむつじゃ、さすがに可哀想じゃない?」
ようやく許しを得られそうなところで、ミオが横から口を挟んだ。
一瞬恨めしげな顔を浮かべたゼフィアだったが、すぐに卑屈な泣き顔で訴え始める。
「このおむつがいいんです。おしっこまみれのおむつ、大好きなんです!」
「へえ、そうなんだ」
「はい。だから、だから、おしっこ臭いおむつで、私を包んでください!」
お願いの仕方まで仕込まれているのだろう。ゼフィアは自分を貶める言葉を口にした。
その姿にミオが声を上げて笑い、ケイトが微かに考え込んだ。
「それじゃ、もういちどおむつをしてあげる」
「はあっ、ありがとうございますっ」
じゅくじゅくに濡れた布が、ようやく乾いていた股間を覆った。
冷えたおしっこに敏感な場所を襲われ、ゼフィアが思わず体を震わせる。
それでも声に出しては何も言わず、じっと不快に耐えている。
「さあ、できた。ゼフィア、もうしてもいいわよ」
汚れたおむつで股間を覆うと、ジョゼが許諾の言葉を投げた。
それを待ち焦がれていたのだろう。
ゼフィアが唇をゆがめ、眉根を寄せる。
「んっ、くぅ、はぅ・・で、出ます・・・・太いの・・・出ますぅ」
ぶ・・・ぷぅ・・・ぷぴ・・・・にち・・・
微かな放屁音と、粘り気の強い排泄音が、おむつ越しに流れ出た。
収まりかけていた異臭が、再び勢いを持ち始める。
幾つもの視線が集まる先で、ゼフィアを包むオムツが膨らんでいった。
溜まっているのではなく、固いもので内側から突き出されているのだと、形で判る。
「う・・・ふぅ・・・あ・・・、まだ・・出る・・・んっ、ふうううう!」
ひとたび息を吐いたゼフィアが、再び力を込めた。
ぶすぶすと低く音を上げながら、おむつがさっきと異なる盛り上がりを見せ始める。
時折力む少女の表情と、ふくらみを増していくおむつ。
テーブルを囲む少女たちはそれを交互に伺いながら、壮絶な姿に息を呑んだ。
「うああ、出るぅ、どんどん、いっぱいでちゃうぅ」
胸に乗せられていた手がおろされ、お腹へと当てられた。
押さえているのか、搾り出しているのか、どちらとも取れるような姿で、ゼフィアは排便を続けていた。
出口を塞いでいた硬いものが出尽くした為に、押さえを失った軟便が、一気に尻から噴出している。
ついにはおむつの限界を超えたらしく、太ももとの隙間からこぼれ出てきた。
「ああ・・出ました、全部、出ました」
「うわあ、すごい量」
「7日分だからね」
呆れた様に呟いたミオに、ジョゼが平然と応えた。
何時の間にか、手には大きな布をもっており、すばやくゼフィアのお尻の下に滑り込ませる。
テーブルに落ちかけていたうんちが布に受け止められ、茶色い染みを広げた。
「ほら、ちゃんと押さえて」
「あ、はい」
大きな布を股間に通し、両端を腰の左右で押さえさせる。
おむつの上からおむつを当てたような格好に、ゼフィアが悄然と俯いた。
「もういいでしょ。降りなさい」
命令を受けて、ゼフィアは上体を起こした。
うんちに膨れるおむつに体を預けながら、体を前に倒し、重たいお尻を持ち上げる。
布でおむつを覆った姿のままで、椅子を使って床に降り立ったゼフィアは、布を押さえたまま後ろに下がっていく。
「ここで換えるとひどいことになりますので、下がらせますね」
「ありがとうございました。失礼します」
ジョゼの手が、ゼフィアのおむつのお尻を押した。
半泣きの顔で頭を下げたゼフィアを連れて、扉の向こうに消えていく。
直後、激しい泣き声が聞こえ、次第に遠ざかって行った。
「あれが、見せたかったもの?」
ミオの言葉に、レティスが頷いた。
「ええ、そうです。ゼフィア、すごく素直になっていたでしょう?」
「うん、びっくりしちゃった」
「ジョゼがよくやってくれましたから。きつくしてもいいから、素直になるようにとお願いしたんです。
もう、私には絶対逆らわないでしょうね」
「なんか、レティスらしくないね」
「しかたありません。こうでもしなければ、ゼフィアは殺されてしまいます」
「え、どういうこと?」
思いがけない言葉に、ミオが驚きを浮かべた。レティスは寂しそうに微笑み、テーブルに目を落とす。
「お母さまが、立腹されています。機会を見て存在を消してしまおうと考えているのが、見ていて判るんです」
ゼフィアの母であり、現在王位を有している女王は、理知的ではあるが、どこか激しさを秘めている。
夫を早くに亡くした為に、唯一の肉親となった一人娘を溺愛していることも、今回は悪く作用するだろう。
「ゼフィアが、これ以上私に害を成さないなら、なんとか助命を請うこともできると思います。
だから、ジョゼに無理を言いました。あの娘を死なせたくないから、酷いことをしました」
社交界の中でだた一人、なんの遠慮も見せなかったゼフィアという少女は、レティスにとって新鮮な、
そして大切な存在だったのだろう。
その少女を失いたくない。たとえ、自ら思い出を踏みにじることになるとしても、命だけは助けたい。
そんな想いがあったに違いない。
「今のゼフィアなら、お母さまも許してくださるでしょう。ね、ケイトさん?」
「・・・気づいておられましたか」
不意に名を呼ばれたケイトが、真顔で王女を見つめている。
二人の会話の意味がわからないでいるミオとリーネは、きょとんとした顔で二人を交互にみやっている。
「お母さまに、ありのままを伝えてください。そして、できれば、口添えをお願いします」
「・・・判りました」
「姉さん、どういうこと?」
状況を飲みこめないでいるミオが、溜まりかねて姉に問い掛けた。
ケイトは苦笑を浮かべてミオをみやり、それまで伏していた事実を明かした。
「私は、本来女王様にお仕えするのが仕事なの。ご命令で、レティシア様をお守りしているけど、
必要なことは逐一女王様に報告しているわ」
「え、そんなの初めて聞くよ。なんで隠してたの?」
「レティシア様に、余計な気を使わせたくないとの仰せだったからね」
自分に直属の者だけに囲まれているのと、女王付きの者が近くにいるのとでは、気持ちがぜんぜん違ってくるだろう。
女王は女王なりに、娘を気遣っているらしい。
「ゼフィアが私の指輪を盗んだのは、深い意図があっての事ではないと思います。
憂さ晴らしの、軽い悪戯だったのでしょう。結果として、多くの人に迷惑をかけましたが、
その償いは充分したと思います。命は、悪戯の代償には重過ぎるでしょう?」
「そうですね」
(でも・・・)
王女の言葉に答えながら、ケイトは内心で呟いた。
命を守るために、ゼフィアは代わりのものを奪われた。
王女とすら肩を並べようとしたほどの、強い自負と自尊心。
あの少女にとって、それは命よりも軽かっただろうか。
結局、悪戯に対する代償は、高くついたということだろう。
だが、だからこそ、女王にも償いを終えたと説明することが出来る。
ケイトは椅子から立ちあがり、扉へと向かった。
王女にとってかけがえの無い、友人の命を守るために。
以上で終わりです。
お目汚しでした。
うんこinオムツGJ!
え?なにこれやだすごい
凄いGJ!全方向GJ!
オチも効いてる!
あんまきにすんなよ
なにを?
ほ
ほ
誰か前スレのSS読めるとこ知らないか?
まとめサイトが無いからなぁ
書き手もサイト持ちじゃないわけだし、難しいのでは?
(´・ω・`)ショボーン
前スレだけミラーがないんだよなぁ…
ところで前々スレの103の続き(103≠俺)が気になるあまり、
エロパロ初挑戦してちょっとだけ続きを書いてみた。
需要があれば投下する。
>>120 ちょ……っw
前々スレって…2枚め?
ダイパさん(だったっけ?)の?
…病弱少女のか演劇部のヤツならば作者はきっと好きにしてくれと思っていると思うんだぜ
>>122 前々スレ103は単発のネタ。
だから続きといってもすぐ終わってしまう。
まあ需要があるようだし投下するとするか。
何処かおかしいところに気づくかもしれないがそれは作業を進めるうちに
こっ恥ずかしくなって真剣に推敲してないからなんだ。気にしないでくれ。
>>123 サンクス。これでしばらくオカズに困らない。
長文失礼。次レスより投下する。
まず前々スレ103から。
「・・・」を「…(三点リーダ)」に変える等若干の修正をしております。
その日の学校帰り、友達と別れてからナプキンが切れかけていたのを思い出して、行き先を変更していつもの薬局へ向かった。
ちょっと遠周りになるけど、品揃えがいいし、なぜかおいてあるお菓子がやたら安い。
そこまでは、よくあることだった。
でも…その薬局で私にとって人生最大って言ってもいいくらいのイベントが起こったんだ
薬局に着き、生理用品のコーナーに向かう。よく来るお店だから、店の配置もよくわかってる
左から2番目の陳列棚にあるはず……だったんだけど……
どうやら並べ替えしたみたい。よく見れば全体的に配置が替わっている
それで、結局どこにあるんだろうとキョロキョロしながら歩いていると、店 の一番奥の所にそれを見つけた
いつものナプキンを手にとる。
ちょうど今日は安売り中だったみたいだから多めに買っておこうかな
と、レジへ向かおうとしたとき、ふと何かが私の目に留まった
なんだろうと思ってそちらに目をやると、そこは幼児用の紙おむつコーナー
だった。
そういうばここは、前から紙おむつのコーナーだったかも。生理用品のコーナーが隣に移って来たせいで、売場の面積が狭くなってる
子供が減ってるから、あんまり売れないのかな。
なんて考えながら、紙おむつ売場を見渡す。思った以上に色んな種類がある。
新生児用からビッグサイズまで、どれにも可愛いプリントがしてある。
(このイラスト可愛いな、私もはいてみたいかも……って何考えてんだ私、 中2にもなっておむつはきたいなんて。
第一はけるわけないじゃん。あ……でもこのおねしょパンツとかならはけるかも……
だからダメだって、レジに持ってくのだって死ほど恥ずかしいよ。でも……やっぱりはいてみたいな……)
このときの私は、自分で言うのも何だけど何かにとり憑かれてたと思う。気が付いたらピンクのパッケージのパンツタイプのおむつを手に取ろうとしていた
慌てて気が付いて手を離し、誰かが見ていないか辺りを伺う。どうやら、誰もみてなかったみたい。とりあえず一安心。店の奥だからレジからも見えない。
(っていうかよくみたら私しか客がいないし、大丈夫かなこのお店)
なんて余計な心配をしながらも、再び私はさっきの紙おむつをじっとにらみつけていた
(今なら他に誰もいないし、チャンスだよね。店員の人だって、中学生の私が使うとは思わないだろうし。
でも、私背が低いからおねしょしてるって思われちゃうかも)
今考えたら意味不明なことを考えていた。あのときはどうやったら、恥ずかしい思いをせずにおむつを買えるかで頭が一杯だった。
そう、すでにおむつを「買わない」という選択肢は無かった。やっぱり何かに取り憑かれてたんだと思う
(早くしないと他の人が来ちゃうかもしれないし……でもやっぱり……)
なかなか踏み切れなくて、うろうろしていると、紙おむつコーナーの一番端、
ちょうど店の角のところに、個包装されたおむつの山を見つけた。
なんでわざわざ一つ一つ個包装なんだろうって不思議だったから近づいよく見てみるとそれは、試供品のおむつの山だった。かなりの種類と量だ。
(試供品がこんなに余ってるなんて……やっぱり危ないんじゃ……)
と、今度はちょっと真剣に心配してから、そのおむつの山をあさる。もちろんもう一度誰も見てないのを確認してからね。
そして、おむつの山から、さっきのピンクの紙おむつを発見した。
(これなら試供品だし、バッグに入れちゃえばバレないよね)
そして山あさりを再開する。さっきのピンクのおむつは全部で6袋みつけた。
他にもはけそうなのがいくつか……
(これはどうかな……私が142だから〜120cmはムリかな?まいっか。もらっちゃえ)
結局もう全部もらっちゃえってとにかくはけそうなのは全部バッグに詰め込んだ。
男の子向けのはイラストがあんまりだからやめたけどね。
(よし、あとはナプキンを買って……)
危うく忘れるところだったナプキンをちゃんと買ってお店を出た
薬局からはもうこれでもかってくらい飛ばして家まで帰ってきた。多分自己ベストだと思う
家に着くなり二階の私の部屋に飛び込み、買ったばかりのナプキンを投げ捨てるとバッグから紙おむつを出して数を確認する。
(12,13,14。これだけあればしばらく大丈夫だよね。って大丈夫って何が?ただ可愛いからはいてみたいだけ、おむつを汚しちゃうことなんかないんだから)
あの時はそうやって否定したけど……でも、もしかしたらこの時にはもう、これから私がどうなっていくのか何となく解っていたのかもしれない……
ここから俺が書いた続き
しまった、↑のやつに句点つけるの忘れてたorz
まだ家には誰もいない。私はとりあえず試してみようと思った。まず、もらってきた中で一番小さなおむつを手に取った。
「これは…履けるかなぁ?」
一人言を言いながらまじまじと見つめてみた。
(せっかく持ってきたんだから、試してみないと)
私は思い切ってスカートの中に手を入れ、パンツをひざの辺りまで下ろした。
ここで私は少し躊躇した。もし、誰か帰ってきたら。あのドアを開けてしまったら……。
そんなことを考えると、どうしても手がそこから先に進まなかった。
(……ここまできたら、やるしかない……!)
私はそう決意して、パンツを足から抜いた。そして、おむつをパッケージから取り出した。
「これ、どうやってつけるの……?」
そのおむつは、パンツタイプのものではなかった。なので、いまいちつけ方がわからなかった。
(こことここをくっつければいいのかな……)
あちこち見回してようやく付け方を頭の中で把握する。
(うぅ、スカートが邪魔だな……。でも、これを脱いだら……)
スカートを脱いだら大事なところが丸見えになってしまう。いくら家に誰もいないからって、それはさすがに抵抗がある。
その後、いろいろとがんばってみたけどやっぱりスカートがあるとうまくつけられなかった。
(しょうがない、これも脱ごう。誰も帰ってきませんように……)
そして私は、スカートのファスナーを下ろした。スカートがぱさり、と地面に落ちた。
パンツさっき脱いだから、これで大事なところが丸見えになってしまった。
「これは……相当恥ずかしい……」
誰もいないけど丸見えの股間を手で押さえて隠す。
そのままの姿でさらに時間が過ぎた。
こんな変な恰好をしてるのを早く逃げ出したいと思いながらも、
元通り下着を履こう、という思いは無かった。
「やだ、ちょっと濡れてる……」
あそこから液体が出てくるのを感じて顔が真っ赤になった。
(よし、やろう。別に変な気持ちなんて無い。無いんだから)
覚悟を決めて私は改めておむつを手に取り、それを股間にあてがった。
「んっ……」
下着とは違うその感触に、なんだか変な感じがする。
そしてテープを取り付け、一応、形にはなった。
「やっぱり、キツキツだよぉ……」
それは私の股間にぴったりとフィットして、やっぱり普段の下着とは全く違う感触だった。
(でも、ちょっとだけ気持ちいい……。このままおしっこしたらもっと気持ちいいのかな……)
「はっ! だめだめ、こんなこと考えちゃ。あたしはもうそんな年じゃないんだから……。こんな格好はしてるけど……、それとこれとは別よ!」
そんな思いとは裏腹に、私の股間はとても疼いてきて、もう限界だった。
おしっことは違う液体がおむつに染み込んでいくのを感じる。
(このまま……しちゃおうかな)
そう思ったらもう止まらなかった。私は股間へ手を伸ばした。独特の感触が肌により密着する。
「うわぁ……、何か変な感じ」
そのまま手を動かしてみる。
「ふぁっ……」
何だかいつもしてるより興奮する。声が我慢できない。私は本能の赴くまま手の動きを激しくしてみる。
「んっ、あっ……!」
液体がどんどんあふれてきて、おむつに染み込んでいく。
分厚いおむつの上からでは物足りず、もっと刺激が欲しくなった私は
近くにあった学習机の角に股間を押し付けてみた。
「あっ、これっ、スゴッ……!」
股間に強く押し付けられたおむつの感触に強い快感を走る。更なる快感を求め、動きが激しくなる。もう、止めることは出来なかった。
「あっ、も…イっ、ちゃっ…!!」
私は一段と強く机に股間を押し付けると体を大きくのけぞらせ、イッてしまった。
その余韻に浸っていると、股間に違和感を感じた。
「あ、やだ・・・・」
私は絶頂を迎えると同時に、失禁してしまったのだ。
おしっこが出て行き、それがおむつに吸収される感覚に、あろうことか私は快感を感じてしまった。
とても長く感じた私のおしっこはようやく止まった。
お漏らししてしまったおむつ姿の下半身をしげしげと眺める。
全てを吸収し横漏れしていない事に気づいて、おむつの吸収力に少し感銘を受けた。
平静を取り戻していくうちに、さすがにこのままは良くないと気づいてスカート
を穿いて後始末をしにトイレに忍び足で駆け込む。
おむつを脱いで軽く股間を拭いてから、このおむつをどう処分すべきか、という課題に気づく。そして替えの下着を持ってきていないということも。
一応誰も居ないのを確認して、台所からレジ袋をたくさん部屋に持ってきて、濡らしてしまったおむつを何重にも重ねてゴミ箱の奥の方に捨てておいた。……ノーパンのままで。
後片付けも終わり、いつも通りの時間が流れ始めた。でも、胸のドキドキがしばらくおさまることは無かった。
以上です。
敬語とタメ語が混じってるのは気にしないでくれ。いや、気にしないでください。
まず前々スレ103から。
「・・・」を「…(三点リーダ)」に変える等若干の修正をしております。
その日の学校帰り、友達と別れてからナプキンが切れかけていたのを思い出して、行き先を変更していつもの薬局へ向かった。
ちょっと遠周りになるけど、品揃えがいいし、なぜかおいてあるお菓子がやたら安い。
そこまでは、よくあることだった。
でも…その薬局で私にとって人生最大って言ってもいいくらいのイベントが起こったんだ
薬局に着き、生理用品のコーナーに向かう。よく来るお店だから、店の配置もよくわかってる
左から2番目の陳列棚にあるはず……だったんだけど……
どうやら並べ替えしたみたい。よく見れば全体的に配置が替わっている
それで、結局どこにあるんだろうとキョロキョロしながら歩いていると、店の一番奥の所にそれを見つけた
いつものナプキンを手にとる。
ちょうど今日は安売り中だったみたいだから多めに買っておこうかな
と、レジへ向かおうとしたとき、ふと何かが私の目に留まった
なんだろうと思ってそちらに目をやると、そこは幼児用の紙おむつコーナーだった。
そういうばここは、前から紙おむつのコーナーだったかも。
生理用品のコーナーが隣に移って来たせいで、売場の面積が狭くなってる
子供が減ってるから、あんまり売れないのかな。
なんて考えながら、紙おむつ売場を見渡す。思った以上に色んな種類がある。
新生児用からビッグサイズまで、どれにも可愛いプリントがしてある。
(このイラスト可愛いな、私もはいてみたいかも……って何考えてんだ私、 中2にもなっておむつはきたいなんて。
第一はけるわけないじゃん。あ……でもこのおねしょパンツとかならはけるかも……
だからダメだって、レジに持ってくのだって死ほど恥ずかしいよ。でも……やっぱりはいてみたいな……)
このときの私は、自分で言うのも何だけど何かにとり憑かれてたと思う。
気が付いたらピンクのパッケージのパンツタイプのおむつを手に取ろうとしていた
慌てて気が付いて手を離し、誰かが見ていないか辺りを伺う。
どうやら、誰もみてなかったみたい。とりあえず一安心。店の奥だからレジからも見えない。
(っていうかよくみたら私しか客がいないし、大丈夫かなこのお店)
なんて余計な心配をしながらも、再び私はさっきの紙おむつをじっとにらみつけていた
(今なら他に誰もいないし、チャンスだよね。店員の人だって、中学生の私が使うとは思わないだろうし。
でも、私背が低いからおねしょしてるって思われちゃうかも)
今考えたら意味不明なことを考えていた。あのときはどうやったら、恥ずかしい思いをせずにおむつを買えるかで頭が一杯だった。
そう、すでにおむつを「買わない」という選択肢は無かった。やっぱり何かに取り憑かれてたんだと思う
(早くしないと他の人が来ちゃうかもしれないし……でもやっぱり……)
なかなか踏み切れなくて、うろうろしていると、紙おむつコーナーの一番端、
ちょうど店の角のところに、個包装されたおむつの山を見つけた。
なんでわざわざ一つ一つ個包装なんだろうって不思議だったから近づいよく見てみるとそれは、試供品のおむつの山だった。
かなりの種類と量だ。
(試供品がこんなに余ってるなんて……やっぱり危ないんじゃ……)
と、今度はちょっと真剣に心配してから、そのおむつの山をあさる。もちろんもう一度誰も見てないのを確認してからね。
そして、おむつの山から、さっきのピンクの紙おむつを発見した。
(これなら試供品だし、バッグに入れちゃえばバレないよね)
ダイパーエンジェルさんの続き読みたいなぁ
ツボった
続きをwktkしながら待ってるぜ
そういや大人用は偶に見るが子供用の試供品ってめったにないような
ほ
ほすほす
134 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 22:46:34 ID:LF6nxo+5
ほ
し
ゅ
137 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 10:59:24 ID:WoNQiSNm
age
138 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 12:32:45 ID:hVvX0LLZ
ほしゅっ!
139 :
ダイパーエンジェル:2009/07/15(水) 15:03:10 ID:1uI2JFnr
>130
久々に来たけど・・・・・続きを書いちゃってもいいの・・・?
140 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 15:32:07 ID:hPmJ3s9h
>>139 ダイパさんおかえり〜!
待ってたよ!!
143 :
120:2009/07/19(日) 20:29:22 ID:cI0oIm9j
ダイパさん復活記念に保守ネタ投下。
書くのにも投稿するのにも慣れてないから若干
おかしなところがあるかもしれないけど大目に見てほしい。
「あのド変態……」
私はつい先ほど別れた友人に向けそう口にしていた。
前々からおかしな性癖があるとは思っていたがここまでとは思ってなかった。
こんな事なら「期末テストで成績のよかった方が何でも命令できる」なんて提案に乗らなきゃよかった。
……後悔先に立たず、か。ていうか赤点ギリの奴が学年13位なんて普通は考えられない。エロの力、恐るべし。
私が命令されたのは「おむつをあてて1時間商店街を徘徊(無論スカートで)。途中必ずおむつを『使用』すること」だった。
そろそろ30分が経つが、私は未だ後半部分の指令を果たせずにいた。
「っていうか、ムリ。とても出来るとは思えないんだけど……」
出かける前に撮影された私のおむつを穿いた写メがどうなってもいいのかな〜、という脅しをされているので、指令を達成しないわけには行かない。
さっきから一応努力はしてみているのだがどうにもうまく行かなかった。
そんな時、メールを着信したのか、ケータイが鳴った。相手は首謀者である友人からだ。
「やっほ〜、元気? うまくいってる? きっとうまくいってないよね〜恥ずかしいよね〜「おもらし」なんて。そんなあなたのために役立つスバラシ情報!
実は、出かける前に飲んだあのジュースに超・強・力! な利尿剤を入れておいたんだ。そろそろ効いてくるんじゃな〜い? んじゃ、有効活用してね〜ん」
読み終わると、唐突に私は猛烈な尿意を感じた。あれか? 超能力でも持ち合わせているのか? と思いたくなるようなバッチリなタイミングだった。
加速度的に高まっていく尿意は、すぐに我慢の限界を迎えた。
「ヤバっ……、もう……」
私は流石に大通りではまずいと思い、咄嗟に路地裏へ逃げ込んだ。ものすごく変な格好だった気がするけどかまっていられない。
その直後だった。
「あっ……!」
やった。やってしまった。
暖かい液体が出てきてはおむつに吸収されていく。何だか変な感じ。
薬によって強制的に増やされた尿はなかなか止まってくれない。我慢から解放された快感と街中でこんなことをしてる羞恥で頭がおかしくなりそう。
大量の排泄でおむつから溢れるか、ずり落ちてしまわないかと心配したが、どうやらその心配はないようだ。でも相当重くなってるから、帰るのは大変そうだなぁ……。
私はおかしな姿勢で、逃げるように帰っていくのだった。
その後、友人にさらにかわいがられるんだけど、その話はまた別の機会に。
>>143 >我慢から解放された快感
この娘はおむつの良さを本能的に知っている…!
これは期待せざるを得ない
保守がてらネタ投下。
書き慣れていない部分もあるので大目に見て欲しい。
***
今日は学校の終業式、授業もなく定時に登校して昼ごろには下校である。
しかし、下校までにはあるイベントをクリアしなければならないわけで……
(早く終わらないかなぁ……)
だいたいどの学校も教頭先生や校長先生の長ったらしい有り難いお言葉をいただくのが通例である。
この学校も例外ではなかった。
ただ、冷房の効いた教室で校内放送を聞いていればいいだけなのでこの点はありがたかった。
炎天下の校庭か冷房のない体育館で立たされるより数段マシである。
……しかし、ちょっと寒すぎると思う。
恐らく男子がエアコンを最低温度に設定しているに違いない。
後ろの方から冷たすぎる風が吹き付けられるのが制服の上からでも分かるし、
露出した腕が既に冷たくなっている。まるで体の体温が奪われているみたいだ。
エアコンの温度を上げてもらおうかと訴え出ようにも教室はシーンと静まり返り、調和を乱すようで訴え辛い。
このままガマンしようかと考えていたら、私の体から小さな危険信号が出ているのをキャッチした。
(どうしよう……)
体が冷やされたせいだろうか?尿意が微かにやってきた。
普通の人ならばガマンできる範囲の尿意なのだが、私にとって結構重大なシグナルだった。
(トイレ、行こうかな……)
しかし、そんな考えはすぐに打ち消した。
静寂が支配するこの教室で「トイレに行きたい」と申し出れば注目の的だろう。
影で笑いの種になるかもしれないし、それが一番嫌だった。
なので終わるまでガマンするしかなかった。
だけど……私の体は待ってはくれなかった。
(!ぅん?!)
下腹部からするりと液体が2〜3滴出て行くのを感じた。
その液体は当然私の「下着」を汚す。
(あぁ、ダメェ……)
2〜3滴出たと思ったら、ちょろちょろと小川のような流れが続きすぐに濁流へと変った。
私の「下着」が汚れて行くのが手に取るように分かる。しかも長い。
(こんなに溜まってたの?早く、終わって……)
イメージとしてはコップ1杯分くらいに想像していたのが
実際はバケツ1杯分の分量が出ているのではないかと間違うくらい長かった。
それはもうこの「下着」の限界を越えるかと思ったくらいに。
「――校の生徒ということを自覚して夏休みをすごしてください、それでは終わります。」
気が付けば校内放送も終わっていた。
教室でお漏らししてしまった私は冷やされた体が直ぐに沸騰するくらい顔が赤かったと思う。
だけど、その異常事態に気付いた人は誰一人いなかった。
「はぁ……」
トイレの個室にて深く溜息をつく。当たり前だ、教室でお漏らししたのだから。
「あと何回すればいいんだろ……」
自分で自分を愚痴りながら丈の短いスカートを捲くり、紺のブルマを脱ぐ。
するとそこには赤ん坊が穿くような厚ぼったい……紙オムツがあった。
よく見ると紙オムツの表面が黄色く変色している。それだけ膨大な量だったのだろう。
「はぁ……」
この惨状を見て再び溜息をついた。なんで私が事故の後遺症でこんな目にあわなければならないのかとつくづく思う。
他はまったく異常ないのに尿意だけ感じづらくなるなんて……
しかし、そう長く愚痴ってられない。教室と違ってトイレには冷房が入っていないので暑い。
特に股間が蒸し暑いので早く取り替えてしまいたい。
固定しているテープをピリピリと外し、下腹部を開放する。ジンワリとした熱い空気が局部を触れた。
……気持ち悪いが気にしていられない。
大きめの巾着袋から紙オムツを取り出し、真新しい純白の紙オムツを下腹部にあてると、テープで固定する。
汚れた紙オムツをビニール袋に入れて口を縛り、巾着袋に入れると最後にブルマを穿き、逃げるように学校を後にした。
(海……か)
帰りの電車でドア窓から海岸を見ていた。
有名ではないので、シーズンでも比較的疎らな海岸なのだが、それでも既に泳いでいる人がチラホラと見える。
それをボンヤリと見つめていた。
実は親友からメールで海に行こうと誘われたのだが、それをどうしようかと考えながら見ていた。
以前なら即答で「行く」と答えられたのだけれど、オムツが手放せないこの体では躊躇われた。
水着とはいえ、人前で自分の意思に関係なく濡らしてしまうのは抵抗があった。
プールの授業ではオムツを身につけられないため、その屈辱をよく知っている。
でも……泳いでみたい。
「どうしようか?」
そう私は窓に映る私自身に問いかけた。
終わり
GJ!
150 :
145:2009/07/23(木) 01:37:01 ID:Yh9S2Gna
ご要望?にお答えして続きらしいものを
プレッシャーをかける意味合いで投下してみるテスト。
***
「さて、どっちにしよう……」
まるで公衆トイレから便器を取り払ったようなつくりの海水浴場の更衣室で私は悩んでいた。
実はボトムだけ2種類持ってきている。
一つはビキニを買ったときにセットで付いてくる普通の白い水着パンツ、そしてもう一つは水泳用紙オムツ。
……私はある事故で尿意を感じづらくなっていて以来、外出するときは紙オムツが必需品なのだ。海水浴だって例外じゃない。
なので本来なら躊躇いもなく水泳用紙オムツを選んでる筈なんだけど……
(紙オムツっぽいもんねぇ……)
当たり前なのだが、水泳用と謳ってるけど外観はいつも使っている紙オムツと大差はない。
普通に考えて、これを穿いて海岸を歩けば可哀想な子か変態に思われるだけだ。
……そう考えるだけで縮み上がってしまう。
いくらパレオを身に着けるからといっても所詮はパレオ。
丈が短いし、風が吹けば丸見えになってしまう。
(でも、もう帰るわけにはいかないし……)
だからといって親友の誘いで来てしまった手前、「今から帰ります。」と言うわけにはいかない。
覚悟を固めた私は……を手に取った。
一旦切ります。
海の中だったらしちゃってもバレないよね!
どちらを選ぶかなんて考えるまでもない
152 :
145:2009/07/23(木) 22:43:39 ID:Yh9S2Gna
A案で行こうと思ったら
>>151のせいでB案にチェンジw
常用してるのは介護用か
どうせなら子供用がいいな(・ω・)
154 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 13:03:26 ID:myEgBGjj
>>152 うわあなんかごめんなさい
でもプールだったら水を黄色く染めるわけにはいかないからAだな
そもそも水泳用おむつの見当がつかないのでそっちも読んでみたい
じゃあ、A案を投下します。Bは要望が次第ということで……
相変わらずなのでおかしいところがあったら大目に見て欲しい。
***
「あのさ……」
「うん、なに?」
海の家から借りてきたビーチパラソルを設置しシートを敷き終わったら、今回の海水浴に誘ってくれた親友の恵利子が
まるで難しい問題集でも解いているような複雑な表情で問いかけてきた。
「やっぱり下は紙オムツなの?」
「……うん、水泳用なんだけどやっぱり分かった?」
「チラッと、見えちゃったから……」
結局、私は水泳用紙オムツを選択してしまった。
お漏らししたときのリスクと紙オムツを見られるリスク、それを秤にかけてお漏らししたときのリスクが大きいと感じたからだ。
水泳用紙オムツは濡れているとその役目をあまり果たさないらしいけど、かといって砂浜に上がるたびに水着パンツから普通の紙オムツに
履き替えるという面倒なことをするわけにもいかない。それに乾いた状態なら役目を果たしてくれるはず。
まぁ、すべてパッケージの受け売りなんだけれどね。
「無理に、誘っちゃったかな?」
「えっ、別にいいの、思いっきり泳ぎたかったし」
恵利子は申し訳なさそうな顔をする。
しかし、水泳用紙オムツなんていうを持ち出したのは私だ。当然、恵利子に非はない。
「せっかく来たんだし、泳ぎましょう。」
湿っぽい空気になりそうだったので私から海へと誘った。
準備体操を忘れずに、ちょっとオムツのせいガニマタになっているけど久しぶりに海へ入った。
――泳ぐってこんなにも気持ち良かったんだろう。
海を泳いでいて純粋にそう思った。冷たい海水が何故か心地よい。
学校で水泳の授業があるがプールの水を汚さないよう常に神経をすり減らしているから楽しいとは思えなかったし、
公共のプールではそもそも水泳用紙オムツでもダメなところが多い。
……恵利子はそれを考えて海を選んだだろうか?
泳ぎながらそんなことを考えているとに浅いにも関わらず海に仕掛けてある防護ネットにぶつかった。
砂浜に平行するように泳いできたので、端の方まで泳いだことになる。
(引き返すか)
一緒に泳いできた恵利子に引き返すことを伝えると
「今度は競争しよう」ということで昼食を賭けてそれに望んだ。
「あぁ〜〜〜、バイトで稼いだお金がぁ〜〜〜」
「賭け事にしたのはそっちでしょ」
などと軽口をたたきあいながら昼食を頬張る。結局、昼食の賭けは私は勝った。
かなり距離を泳ぎお腹がすいてしまったので、海の家をまわったら、
焼きそば、フライドポテト、フランクフルト……などなど結構な量になった。
ここの相場ってだいたい高いから結構な金額になると思う。そればかりは少し同情してしまう。
「……お腹一杯になったらなんか眠たくなったね。」
「そうね、お昼寝でもしようか?」
「じゃぁ、掘るね。」
「?」
私には「掘る」という意味が分からなかった。すると「えっ、やったことないの?」と逆に驚かれた。
恵利子は立ち上がるとビーチパラソルに設置したシートの横で犬のように掘り始めた。
手でやるから効率が悪いけどそれでも人が入れるような穴が2人分出来た。
「この中に入ってに顔だけだして体を埋めるの。」
あぁ、それって……
「なんだか砂風呂みたいね。」
即席の「砂風呂」に体を埋めてもらい空を見上げる。すると太陽が照り付けて眩しい。
なので瞼を閉じる。
……これだと顔だけ日焼けしちゃうけど、下半身に紙オムツの跡を残すのとどっちがいいのだろう?
そんなことを思いながらいつの間にか眠っていた。
――だれ?私を起こさないで!
頭の一部が覚醒し「起きて、起きて」と叫ぶ。
しかし、私は無視した。眠い、眠っていたいのである。
すると「だったら***を緩めなさい。」と代案を出してきた。
***を緩める?そんなの簡単ジャン。
私は***が良く分からないまま、何故か力んでいた体を緩め、再び深い眠りに落ちた。
「――あぁ、よく寝た。」
気持ちのいい目覚めだった。泳いでだるかった体がすっかりリフレッシュされようで妙に軽い。
日差しも傾きかけているが結構明るい。あと1時間くらいは泳げるだろう。
もうひと泳ぎできるな、と上半身を起こす。結構砂の量が多く起き上がるのに苦労した。
上半身を起き上がらせると、あとは簡単なものですぐに砂浜から脱することが出来た。
立ち上がると、体にまとわり付いた砂を洗い落とすために海へ再び入ろうとした。
だが、歩いている途中妙な違和感を覚えた。下腹部が妙に生温かいのである。
海に入って砂を洗い落としながらなんでだろう?と考えていたら、ある結論に達した。
まさかね、と思いながら海から上がり、確認のためパレオを捲くるとそこには……
「はぁ……」
もう何回もやってしまったことだけれど、やっぱり溜息が出てしまう。
深呼吸をし、テトラポッドの影で私は両脇にミシン目にそって紙オムツをピリピリとやぶいた。
……本来ならばトイレとかでやるべき行為なのだけれど、遠いのでやむなく近くのテトラポッドに隠れてこそこそとやることにした。
持ってきた巾着袋から新しい水泳用紙オムツを取り出し、それを穿いた。
何故先に穿いたのかというと空気が局部を撫でて心細かったからだ。
そして改めて、紙オムツだったものを見てみる……すると吸水する部分であると思われる厚いつくりの部分はほぼ黄色く染まっていた。
水泳用紙オムツというのは、常に濡れることを意識して作られているので、あえてその吸水能力を落としている。
でないと余計な水分を吸ってしまうからだ。なので乾いた状態でも1回が吸収できる限度だったのだろう。
(……)
(……きっと恵利子が心配してる、戻ろう。)
思考の袋小路に入りそうなのを急にいなくなって心配しているであろう親友のことを思い、私は歩き始めた。
「どうかしたの?」
「うん、オネショしちゃった。」
私は親友に寝ているときの出来事を包み隠さず話した。
「ゴメン、私が誘ったばっかりに……」
「恵利子が気にすることじゃないよ、こうゆう時の為のオムツなんだから。」
恵利子は本当にすまなそうな顔している。でも恵利子は全く悪くない。
むしろ悪いのはオネショをした私なんだから……
「今日は楽しかった?」
すっかり日が暮れ、赤い太陽が私達を照らす。もう帰るの準備をする時間だ。
ビーチパラソルを返却し、更衣室の隣に設置されている野外シャワーを浴びながら恵利子が恐る恐るそんなことを問いかけてきた。
無論「楽しかった」と答えた。失敗したかもしれないけれど、ノビノビと泳いで楽しいと感じたのは紛れも無い事実だから。
「じゃぁ、また来ようよ。」
その問いかけに、ちょっと戸惑った。今度もまた同じ失敗を繰り返したら?と思ったからだ。
恵利子の表情が一瞬不安げになる。その表情を見て「そうね、また来ましょう」と返した。
(今度は失敗しないようにしなきゃね。)
心の中でそう言葉を続けた。
***
終わり
>>154 子供用しかなくね?
水遊びパンツ的なやつ
保守
<27>
(クスクス・・・)(ぶっ・・・!)(くっくっ・・・)(フフフ・・・)
臨時おむつ取替えルームからDクラスに通じる階段のドアまで行くには、どうして
も広い談話室を横切る必要がある。『無料』のスイッチを押した為に可愛いデザイ
ンの入ったピンク色の紙おむつをあてられた琉奈は、Dクラスの生徒である稲川達
5人に囲まれた隊形で談話室の中央付近を進んでいた。
(ぁあ・・・ッ!)
この『アンダーヘヴン』に入って以来、ようやく『おむつに排泄する生活』を送る
という現実と向き合える様になった琉奈だが、、沢山の純白無地のおむつに囲まれ
て自分一人だけが赤ちゃん仕様の可愛いおむつをはいている現状にはさすがにこら
えきれず、隠し切れないと分かっていてもつい両手でおむつを覆い隠そうとしてし
まう。かといって胸をあらわにしておくのも恥ずかしく、手ブラ状態でもう一方の
手でおむつのバックプリントを隠す羽目になり、その行為が更に周囲の嘲笑を煽る
事となってしまう。
「よお、琉奈さんやないか!」
あと少しでドアに着くという所で、琉奈に声をかけてきた。謀略により琉奈を貶め
た、あの仙道である。琉奈はキッ、と険しい視線を仙道に向けるが、隣で歩いてい
た稲川が琉奈の右手首を掴み、無言で首を振った。奴に構うな・・・・彼女の眼が
そう琉奈に呼びかけていた。
「さっきは残念やったなあ、もう少しで延長戦に持ち込めたのに。まあ、あたしが
提供した情報を生かしきれなかった琉奈さんに責任はあるんやからなあ。うちを恨
むのは筋違いやで〜〜?」
チッチッ、と人差し指を振る仙道の言葉を聞いた琉奈は自制心を失い、仙道に殴り
かかろうとした。だが稲川達が即座に琉奈の体を掴み、そのままダンゴ状態でドア
の方へ強引に移動を始めた。
「お〜怖い怖い。早う『奈落の底』へ連れて行きいや!」
仙道は白々しく怖がる素振りを見せてそう言い放った。「〜〜〜〜!!」
5人はなおも暴れる琉奈の口を強引に塞ぎ、半ば担ぎ上げた状態でドアを抜け、D
クラスへ通じる階段まで辿り着いた。「・・いい加減に放してよ!」
踊り場で琉奈は自分を掴んでいる稲川達の手を強引に振り解き、息を整えた。
「・・・ごめん、ちょっと頭に血が上って・・。止めてくれて・・・ありがとう」
琉奈は5人に頭を下げた。もしあの時琉奈を止めなかったら、間違いなく暴力沙汰
になるか暴言の一つでも吐いていただろう。そうなったら琉奈に更なるペナルティ
ーが課せられるのは明白だった。
「いえ・・・いいんです、これ位。・・・・その気持ち、分かります・・・・。」
5人は笑顔を見せた。同じ境遇の同志として、確かな連帯感が生まれつつあった。
階段を降りたドアの先には、琉奈の新しい住居となるDクラス棟が待っていた。
(な・・・何なの、これ・・・?!)
Dクラスのフロアは入り口から見て右側に教室らしき部屋があり、左側は少々狭い
が談話室代わりのスペースにテーブルとソファーが置かれ、左側の壁には売店らし
き入り口が見てとれた。だがそこにたむろするDクラスの生徒達(ほぼ全員が白お
むつ一枚)は明らかに一般クラスの生徒達と様相が異なっていた。
柔らかい材質が敷き詰められた床に寝そべってパンや甘い物を頬張る生徒達、汚れ
たソファーの上で身体を密着させている生徒達、鍵付きのおむつカバーで締められ
たおむつに手がうまく入れられず悶えている生徒、ブリバリと盛大な音を立ててお
むつに排便しながら平然と琉奈の前を歩く生徒、わざと限界までおしっこを我慢し
て誰が最初にお漏らしするか競争している生徒達・・・。そこには明らかに『負』
のオーラが満ちていた。
<続く>
保守
再降臨GJ!!
出来れば、今までの書き込みもうpして欲しい罠。
>162
グーグルで「おむつ 妄想」で検索したら本スレが出るから、そこで前々スレ
が読めるよ。
瑤子はオムツの好きな女の子だった。
いつの間にかオムツが好きになっていて、オムツをしてみたい、オムツを穿いたまま学校に行ってみたいと思うようになっていた。
瑤子の願望は募っていって、とうとう中学3年の頃に初めて紙おむつを購入して、寝るときにはオムツを穿いて寝るようになった。
高校に入学した頃にはより肌触りのいい布オムツとオムツカバーを通販で購入して着けるようになった。
その布オムツとオムツカバーは介護用の野暮ったいものではなく、赤ちゃんが着けるような可愛いデザインのもので、初めて着けたとき瑤子は
赤ちゃんに戻ったようななんともいえない気持ち良さを感じて、一層オムツにのめりこんでいった。
瑤子はお漏らしをするわけでもないので、たまにわざとオシッコをオムツの中にして楽しむ以外は、オムツを濡らすことは無かった。
最初は寝るときだけだったのが、外出するときもばれないようにオムツの膨らみが目立たない格好で買い物などにも行くようになった。
そして今日初めてオムツを着けたまま学校に行くことにした。
朝起きた瑤子はベッドの上に座って夜着けていたオムツをはずしにかかった。
最初に腰のところの紐を解くと、左右についたボタンをプチプチと外していった。
オムツの前当てを開いて、横羽根も開くと水玉模様の布オムツが見えた。
次に瑤子は布オムツを掴んで下半身を露にした。
そこには本当の赤ちゃんのような無毛で色素の沈殿も無い綺麗な陰部があった。
薄く生えていた陰毛はオムツを穿く赤ちゃんに毛が生えてるのはおかしいと思い、脱毛クリームできれいに脱毛していた。
オムツを外し終わった瑤子は下半身裸のまま、ベッドを降りて箪笥に着替えを取りに行った。
箪笥の引き出しを開けた瑤子は、新しいオムツカバーと布オムツを取り出して床に広げた。
オムツカバーの上に布オムツをセットした曜子はオムツの上にゆっくりと腰を降ろしていった。
布オムツを両足の間に通して、横羽根と前当てを重ねて横のボタンを留めていく。
最後に腰の紐を結んだ瑤子は起き上がって上に着ていたベビードールを脱いでいった。
オムツ一枚の格好になった瑤子の体は胸も小さく体形も腰のくびれが少なくお腹も多少ぷっくりしているので、オムツ姿が良く似合っていた。
そしてスリップを出して着ていった。ブラジャーはオムツと合わないので着けていなかった。
最後に制服を着て、ソックスを履いて着替えを終わらせた瑤子は鏡の前に立ってオムツが目立たないか確認した。
学校でお漏らしをする予定は無いので布オムツの枚数を減らしているせいか全然問題なかった。
「うん、これなら大丈夫よね」
そう声に出して確認した瑤子は、学校に行くため一階に降りていった。
<続かない>
GJ!
ちょっとしたネタ
二人のある一日
「香織ちゃん、これ見て」
とブルマーを見せられた。
「ただのブルマーじゃない、それがどうしたの?」
「実はね、これはブルマー形の布オムツなの。それも目立たないようになってるけど、靴を履いたままでも簡単に交換できるように
横がマジックテープで固定されてて、普通のオムツのように開くようになってるの」
と実際にベリッとはがして見せた。
「それと、もう一つこれも見て」
と今度はスクール水着を見せられた。
「まさか、それも?」
「正解、これはオムツ内蔵のスクール水着なの」
瑶子は股のところを見せて説明した。
「内側がオムツ地になっていて、お腹の部分ともも周りに防水ギャザーが付いててちゃんとおしっこが漏れないようになってるし、
ギャザーは見えないように水着の内側に付いてるから、見た目は普通のスクール水着と変わらないの」
得意げに説明する瑶子ちゃんを見て聞いてみた。
「で、瑶子ちゃんはそれを着て体育の授業に出たいと言うのね?」
「うん、だって常にオムツを履いてないと何か下半身が落ち着かないんだもん」
「…はぁー、瑶子ちゃんのオムツ好きにも困ったものね」
香織はこの先、瑶子がちゃんと社会生活を送れるか心配になってきた。
保守
GJ
「トイレ……行きたい。」
部屋にあった姿見で自身のセーラー服姿を確認した佳奈はそう、ぽつりと漏らした。
別に、足枷とかがあるわけではないので「トイレに行く」という行為自体は簡単にできる。
しかし……
佳奈は忌々しげに極限にまで丈を詰められた紺のひだ付きのミニスカートをたくし上げる。
露になった下半身には年頃の少女が身に着けるような純白のショーツではなく、
水色のオムツカバーがあった。しかも材質のためか中の布の水玉模様が透けて見える。
おまけに、勝手に脱げないよう鍵付きのベルトまで付いている。
(おむつ、なんて……)
自分自身の下半身を見つめながら、これが現実なんだと実感した。
彼女は障害があっておむつを身に着けているわけではない。
いろいろ複雑な事情があるのだが、平たく言うと借金のカタに売られ、
新たな「飼い主」におむつの着用を強要されているのである。
ミニスカートの裾を元に戻すと姿見に背を向ける。
(うわぁ、短すぎるよ……)
首を姿見に向け自らの臀部を確認する。
そこにあったものは歪に膨れ上がったミニスカートであり、
少しでも姿勢を崩すと容易に中のものを外へ露出させるほどのミニスカートの丈だった。
これもまた佳奈の飼い主が強要して着用させたものだ。
もし仮に、この屋敷から脱走した場合、他人に下半身のものを容易に晒すことが考えられる。
そうなってしまえば……いっそのこと死んでしまいたいくらい恥ずかしい思いをする。
つまり羞恥心を利用した悪辣な足枷だった。
(脱走は……無理ね)
胸の中何かが潰えていく感じをおぼえた。
171 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:51:04 ID:a6rcIkH8
久しぶりに覗いたら、書き手さんが増えてますね。賑やかなのは良いなあ。
そんなところに割り込むのは気が引けますが、お盆休みにプロットが纏まったので書き込み。
女同士での調教もの。一部でスカ要素もあり。長いので分割して書き込みます。
これらが嫌いな方は、タイトルでNGしてください。
放課後、柚葉の家に立ち寄るのが日課になったのは、いつからだっただろう。
すっかり馴染みになったベッドに腰掛けながら、弥生はふと思い返した。
中学からの友人が、女ばかりの高校生活の中で過剰なスキンシップを重ねた末に、同性の恋人となったのは一年の秋。
互いに手探りで関係を深め、唇を初めて重ねたのがその日だった。
初めて体を重ねたのは、それから一月ほどがたった頃。両親が仕事で遅い柚葉の家で、自分から求めたのを覚えている。
思春期の性欲は、自分たちで思っていたよりもはるかに強く、押さえが効かなくなるのも早かった。
気づけば毎日柚葉の部屋で、互いの体を求め合うようになっている。
生理の時でも胸を重ねあい、休んだことはほとんど無いはずだ。
(もう、半年か・・・)
毎日毎日体を重ねて、気づけばもうそれだけの時間が過ぎていた。
初めて柚葉の裸身を目にしたときの昂ぶりも、胸を押し当てた火照りも、秘密の場所に触れ、唇を這わせた悦びも、
決して忘れてはいない。
だが、それが故に却って、惰性で交わっている今が味気ないものに感じられる。
(わたし、嘘をついてる・・・)
その思いは、体を重ねるようになって程なく、心の奥に芽生えたものだった。
それが日増しに大きくなると共に、あれほど夢中になっていた柚葉との交わりに、倦怠感すら覚えるようになってきた。
嫌いになったわけではない。
柚葉のほっそりした体も、はっきりした顔立ちも、ふわふわの髪も、控えめな胸も、すっきりとしたお尻も、
その全てが愛おしい。
だが、その気持ちとは別のところで、満たされない思いがくすぶっている。
「ふぅ・・・」
「やよっち?」
無意識のため息に、柚葉が不安げに問いかけた。
これから愛し合おうと制服を脱ぎかけていた細身の少女が、薄い胸を包む下着に手をかけて戸惑っている。
いつも明るい笑みを浮かべている恋人の、らしくもない雰囲気に対応を迷っているのだろう。
「どうしたの? あの、イヤなら、いいよ? あたし、我慢するから」
つい昨日生理が終わり、久しぶりに楽しもうと心待ちにしていたところだが、弥生がその気にならないのなら仕方ない。
気遣うように伺いながら、脱ぎ落とした上着を拾い上げる。
「ごめん・・・。嫌なわけじゃないの。ただ、調子が出なくて・・・」
ここ最近の、塞ぎがちな様子を知る柚葉は、その言葉を責めなかった。
寂しげな笑みで頷くと、手にした制服を壁に架け、いつもの部屋着に袖を通す。
「ほんと、ごめん。ちゃんと埋め合わせはするから」
「いいよ、そんなの。でも、早く元気になってね」
「うん・・・」
どことなく歯切れの悪い返事を残し、弥生は柚葉の家を離れた。
172 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:52:18 ID:a6rcIkH8
とぼとぼと歩く足が向いたのは、駅に程近いマンションだった。
エントランスで部屋を呼び出し、エレベーターに入り込む。
上へと運ばれる少女の顔にはまだ迷いが浮かび、大きく息を吐いては首を振っている。
短く纏めた髪が揺れ、頬にあたるのをわずらわしげにかき上げ、再び大きな息をついて胸を揺らす。
「いらっしゃい。久しぶりね」
「ごめんね、急に・・・」
ドアを開いたのは、二十代の前半に見える女性だった。
長い髪をまっすぐ背中に下ろし、少しきつめの顔立ちをしている。
ゆったりとした服を着ているが、それでも胸の豊かさが隠しきれていない。
背の高さと足の長さも目立つほどで、モデルだといわれても十分納得できるだろう。
「どうしたの? わざわざ会いに来るなんて」
リビングに通した少女の前にティーカップを置いた女性が、声に皮肉を込めた。
向かい合うソファーに腰を下ろし、優雅に足を組む。
その正面で、弥生は居心地悪く体を縮めた。
「てっきり、弥生には嫌われてると思ってたけど」
「そんなこと、ないよ」
「そおぉ? あからさまに避けられてたから、結構傷ついてたんだよ。
ちっちゃい頃は『凛ねーちゃん、凛ねーちゃん』って懐いてきてたのにねぇ」
「それは、だって、凛姉が・・・」
姉と呼んでいるが、姉妹ではない。
母方の従姉妹どうしで、家の近さから姉妹のようにして育ったという経緯がそう呼ばせている。
従姉妹の中で一番年上の凛には、色々と面倒を見てもらったし、何かと後ろを付いて回っていた記憶もある。
それが崩れたのは、凛が大学に入った頃。弥生が中学に通い始めた頃だった。
「私? 何かしたっけ?」
「してない・・・。ただ、見ちゃっただけ」
「見た?」
何をと問いかける眼差しから、泳ぐように目を逸らす。
両手を太ももの間に挟みこんだ弥生は、言いにくそうに口を動かした。幾度かの逡巡を経て、言葉を発する。
「キス・・・してるの」
「・・・そう」
妙齢の女性となれば、キスぐらいしていてもおかしくは無い。
だが、弥生が言おうとしていることは、凛に正しく伝わっていた。
なにしろ、ここ数年の間、男とキスをした記憶など一つとして残っていない。
「いつ?」
「凛姉が大学入ってすぐの頃」
近所の親戚宅に、当たり前に入り浸っていた弥生は、その日も凛に会いに来ていた。
玄関に置かれた靴に来客を感じ、足音を消して遠慮がちに凛の部屋に向かった弥生は、トイレの前で抱き合い、
唇を重ねている二人の女性を目撃した。
「あの人、裸だった。凛姉にあそこをいじられて、うれしそうにして・・・」
「それで、私を避けるようになったんだ」
そんな姿を目にしては、会いづらいのも当然だろう。
面と向かって理由を説明することも出来ず、唐突に距離を取ったのは、弥生にとって唯一の選択だった。
「で、ここに来たって事は、何かあったんだね?」
そんな記憶を押しのけて、わざわざ会いに来るのには、何か理由が必要だろう。
問いかけながらも、凛は大体のことは感じ取っていた。
自分にしか相談できないこととなれば、女同士の恋愛に絡む話だろう。
「あれから、わたし・・・。お、女の子を意識するようになっちゃって・・・」
両手を挟んだ太ももを、もじもじと動かす。
トイレを我慢しているようにも見えるが、単に居心地が悪いだけなのだろう。
見つめる凛の目元が意地の悪い笑みに彩られるが、弥生は気づかないまま話を続ける。
173 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:53:16 ID:a6rcIkH8
「今の学校に入ってから、ますますそれが強くなって、仲の良かった娘と、あの、そういうこともするようにもなって・・・」
「ふぅん、ちゃんとパートナーが見つかったんだ。よかったじゃない」
舌打ちを堪えるような声で、つまらなそうに唇を突き出す。
突然ののろけ話が鼻についたのだろう。頬杖をついて舌を突き出し、じと目で従姉妹を見ている。
「柚葉は・・・、あ、その、友達の名前だけど・・・」
「いーよ、彼女って言っちゃいなよ。私は笑わないから」
同性の恋人を持つことについて、世間の偏見は厳しいだろう。だが、自分の前で隠す必要はない。
「か、彼女っていうか、あの、その、まあ、彼女・・・なんだけど・・・」
「けっ!」
改めてそっぽを向き、鬱陶しげに吐き捨てる。
のろけ話に恥らうのは勝手だが、聞かされるほうは溜まったものではない。
もじもじと指を絡める姿に感じるのは、ほほえましさではなく、単なる苛立ちだけだった。
「あ、ご、ごめん。それで、あの、柚葉は、すっごくいい娘なの。ちょっとわがままだけど、本当は優しくて、甘えん坊で・・・。
髪はふわふわで、背は同じくらいだけど細身で、胸はぺたんこだけど、それもかわいくて・・・」
「なーに、のろけに来ただけなの?」
さすがに耐えられなくなったのだろう。凛が気だるく問いかける。
白けきったその表情に、弥生が慌てて手を振った。
「ち、違うの。あの、そんな柚葉が、わたしは大好きで、柚葉もわたしを大好きで、毎日毎日エッチして、
すごく幸せで、楽しくて」
「何も違わないじゃない」
「こ、こっからだから・・・。あ、あの・・・ね。わたし、最近ね、物足りなくなってきたの。
柚葉はかわいくて、優しくて、甘えん坊で、最初の頃から何も変わってない。なのに、わたし、最近・・・」
「・・・ただの倦怠期じゃない」
いつまでも初々しい気持ちで付き合っていけるカップルが、世界のどこにいるというのだろう。
そんな事にすら気づかない従姉妹に呆れながら、凛はカップを口に運んだ。
「付き合いが長くなれば、当たり前のことでしょ」
「そう、思ってた。わたしも・・・」
「・・・?」
歯切れの悪い弥生の言葉に、凛が眉根を寄せた。黙り込んだ従姉妹を見下ろしながら、不機嫌に腕を組む。
「これ、見て・・・」
困り顔で俯いていた弥生が、携帯を取り出たのは、数分の沈黙の後だった。
ロックされているフォルダーから写真を呼び出し、その画面を従姉妹に向ける。
「なに、これ?」
画面の中には、体を縛られた半裸の女性がいた。素肌の上にコートだけを羽織り、街中で前をはだけている。
もしやと思いボタンを押すと、同じような写真が次々と現れてきた。
コートを脱ぎ捨て全裸になっているものや、電柱の前にしゃがみ、放尿しているものまである。
こんな写真を持ち歩いているのも、それをわざわざ見せてきた意図も、聞かずにはいられなかった。
「刺激が欲しくって、ネットを見て回ってたの。そしたらこれを見つけて、わたし、すごくどきどきして・・・」
「へぇ・・・」
意味ありげに笑った凛が足を組み、携帯から顔を上げた。
探るように弥生を見やり、不意ににっこりと微笑む。
「それで?」
「判ったの。わたし、そういうのが好きなんだって。恥ずかしい格好をさせられて、外に連れ出されるなんて、
考えただけで・・・」
体を抱きかかえ、細かく震える。
そんな従姉妹の姿を見る凛の目には、妖しい微笑が宿っていた。
174 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:54:22 ID:a6rcIkH8
「なら、その柚葉ちゃんにお願いすればいいじゃない。恥ずかしいことをさせてって」
「い、言えないよ。柚葉にはそんな、変に思われちゃう」
「思われるって、実際変なんだから仕方ないでしょ。言わずにいたら、ずっと物足りないまま付き合う事になるんだよ?」
「でも・・・、言えない。柚葉には、言えない」
「じゃあ、どうするの?」
突き放すつもりだったが、声に期待が篭ってしまった。
一瞬後悔したものの、こうなっては仕方ない。
凛は体を乗り出し、従姉妹の頬に掌をあてた。顔を近づけ、淫靡に微笑む。
「ずっと隠して付き合うの? 満たされない気持ちを抱えたまま、部屋に戻って一人でするの?」
「そ、それを、相談したくて・・・」
頬を染め、目を逸らす。
熱く乱れた吐息に、弥生の本心が透けていた。
凛は掌を首筋に下ろし、制服の襟元から背中へと忍ばせる。
「相談? お願い・・・じゃないの?」
「・・・・・・」
耳元での言葉に、背筋をゾクゾクとした感覚が走った。目を閉じ、口をつぐんでそれを堪える。
体が火照ってくるのが嫌でも判った。
下着の内側が湿っているのも、鼓動が抑えようもなく高まっているのも、どうしようもない事実だった。
言葉一つで、ここまで追い詰められた気持ちになる。
やはり、思ったとおりだった。
ようやく息を吐いた弥生の瞳が、縋るように従姉妹を見上げる。
全裸の女性を廊下に連れ出し、嬲っている女性の姿が浮かび、凛に重なった。
媚びた瞳を潤ませ、艶かしい吐息を零した弥生の唇が開き、押さえ切れなかった言葉を紡ぎ出す。
「虐めてください・・・。わたしのこと・・・」
「・・・仕方のない娘ね」
凛の腕が弥生の頭を抱え、引き寄せた。
柔らかなものが唇に触れ、すぐに熱い舌先が潜り込んでくる。
柚葉の見せる拙さとは程遠い、女同士に慣れた舌使い。
キスだけで達してしまいそうに追い込まれ、呆然とされるがままになってしまう。
「してあげるのは構わない。私も好きだしね。でも、先にこれだけは言っておくね」
舌に舌を絡ませての長く深い口付けの後、くたっとソファーにもたれた弥生の前に、凛が立ちはだかった。
腕を組んで従姉妹を見下ろす瞳には、下等な生き物を見る侮蔑が宿っている。
「弥生が望んでいる通りのことはしない。私は、私が楽しむ為にしかしない。私がしたいことを、したいようにする。
イヤだって言っても、聞き入れてあげない。その覚悟はあるの?」
「・・・覚悟?」
「電車の中で裸にするかもしれない。校庭でおしっこさせるかもしれない。友達の前でオナニーさせるかもしれない。
逆らうことなんて許さない」
「はっ、はあぁっ!!」
突きつけられたプレイの激しさに、弥生はそれだけで体を震わせた。
熱く乱れた息を吐き、求めるように凛を見つめる。
175 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:55:18 ID:a6rcIkH8
「大丈夫のようね。それと、もう一つ」
言いながら、隣の部屋へと入っていく。
ごそごそと探るような音が聞こえ、やがて小さな白い塊を手に乗せて戻ってくる。
「これが最近のお気に入りアイテム。かなり特殊なプレイになると思うよ」
「お、おむつ? わたし、おむつするの・・・?」
目の前に放り出されたものの正体に、弥生が驚きを浮かべる。
だが、すぐに自分の世界に入り込み、興奮を堪えるように自分の体を抱きしめた。
「スカートを脱ぎなさい」
その反応に、躊躇う必要をなくしたのだろう。凛はおむつを手に取り、従姉妹に命令した。
従順に立ち上がった弥生が、制服のスカートを脱ぎ落とし、恥じらいながら上目で窺ってくる。
「ふふっ、すごく濡れてる。スカートにも染みてるじゃない」
ぐっしょりと濡れた下着に指を這わせ、鼻を寄せる。
わざと音を上げて匂いを嗅ぎ、ぬめりを帯びた指を擦り合わせて笑う。
「なんなのかな、これは?」
「それは・・・、あの・・・」
「何を期待してるのかな? 今から何をされるか、ちゃんと判ってる?」
「う、うん・・・」
「『うん』?」
「は・・・い、はい、判って・・・います」
不機嫌な声に、弥生が言葉を改めた。
責められている今に頬を染めながら、昂ぶりを抑えられないでいる。
「本当に? じゃあ、言ってみなさい」
「はい・・・。わたし、おむつを・・・、おむつをされます」
「そう、それで、どうしてこんなになっちゃうのかな?」
そろえた指先で下着をなぞり、探り当てた小さな突起を中指で押さえる。
ぐりぐりと弄り回しながら問いかける顔には、獲物をいたぶる猫科の表情が宿っていた。
「想像したら・・・、おむつをされたわたしを想像したら、すごく惨めで、すごく恥ずかしくて、
体が、熱く・・・・・・なって・・・」
既に耐えられなくなってきているらしい。必死に堪えながら、途切れ途切れの声を絞っている。
嗜虐的な性向を持つ人間にとって、それはこの上ない馳走だろう。
凛は悪魔めいた笑みを見せ、開いたおむつを突きつけた。
「ちょっと、勘違いしてるみたいだね」
期待に息を呑んだ従姉妹の前から、突き出していたおむつを引く。
拡げたままのそれを傍らに投げ捨てた凛は、両手の指を目の前の下着にかけると、ゆっくりとそれを下ろしていった。
クロッチに溜まっていた露が零れ、濡れた股間から雫が糸を引く。
下半身だけ裸になった制服少女の姿に目を細めながら、凛は抜き取った下着を丸め、匂いを楽しんだ。
「おむつを『される』なんて言われちゃ、私が悪いみたいじゃない。別に私は、無理やりしようなんて思ってないよ。
高校生にもなっておむつなんて、普通じゃないし、恥ずかしいし、無理強いするつもりは無いんだから」
「そんなの・・・」
突然のお預けに、弥生が泣きそうな顔を見せる。
想像に昂ぶった気持ちを、今更抑えることなど出来ないのだろう。
足元に転がる紙おむつを見下ろし、丸出しになっている自分の股間を見つめる。
176 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:56:09 ID:a6rcIkH8
「弥生ちゃんの年でおむつなんて、変態さんだもんね。やっぱり、かわいそうだよねえ」
「え・・・、え・・・?」
「うん、やっぱりやめておこうか。かわいい従姉妹に、ひどいことはできないし」
予想外の成り行きに、弥生が愕然と首を振る。
ここまで期待させておいて、それはない。
言葉以上に雄弁な瞳がそう訴えていた。
「なに? もしかして、これが欲しいのかな?」
切なげな弥生の眼前に、改めて紙おむつが突きつけられた。
欲しいなら自分で自分を貶めろと、鋭い視線が迫っている。
凛の予想以上の厳しさを目の当たりにした弥生の両目から、涙がぽろぽろと零れ落ちた。
拳で目元を擦りながら、繰り返し大きく頷いてみせる。
「ちゃんと言わないと判らないよ」
「ほ・・・欲しいっ、の・・・。おむつ、欲しい・・・」
「落ち着いて、もっとちゃんと言いなさい」
「おむつ、あてたい・・・。赤ちゃんになりたい・・・。おむつにお漏らし・・・したい」
「そう、おむつをあてて欲しいんだ」
判りきったことを殊更に繰り返す。
凛は冷酷な瞳で弥生を見据えると、おむつを手にしてソファーに腰掛けた。
悠然と足を組み、下半身丸出しで泣きじゃくっている従姉妹を見やる。
「じゃあ、お願いしてごらん。ここに転がって、自分で足を抱えて」
「そんな・・・こと・・・」
それがどれほど惨めな姿か、想像するだけで体が震えた。
青ざめ、歯が鳴るのを止めることができない。
それでも、股間だけは不自然に熱く、湧き出た雫が太ももを伝い落ちていく。
「うぅ・・・」
ひざから崩れ落ちた弥生がへたり込み、両手を床につけた。
がっくりとうなだれた姿で肩を揺らし、深く呼吸する。
やがておずおずと顔を上げた弥生は、逸らさずに見つめ続ける視線に囚われた。
目を見開き、足を前に伸ばすと、両手を自分の膝へと伸ばしていく。
「は・・・うぅ、恥ずか・・・し・・・」
両膝を抱え、足を大きく開く。
欲望に塗れた自分自身をさらけ出した姿に、弥生が奥歯をかみ締め、顔を背ける。
そんな従姉妹の姿に口元をゆがめた凛は、組んでいた足を伸ばして胸を突き、
かろうじてバランスを取っていた上体を後ろに倒させる。
「あ、ああっ!」
寝転がって足を抱えた姿。
さっきまで以上に恥ずかしく、自分の全てを晒した格好に、弥生が硬直する。
177 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:57:03 ID:a6rcIkH8
「いい格好。動いちゃだめよ」
うっとりと目を細め、指を咥えた凛の姿に、弥生が微かに頷いた。
震える腕で足を抱え、つま先をぷるぷると揺らしている。
その前にしゃがみこみ、紙おむつを見せつけた凛は、それを従姉妹の尻の下に敷き、柔らかな泉に指を這わせた。
「んふ、とろっとろになってる。こんな格好してるのにね」
「ひぁああ・・・」
しなやかな指が潜り込み、緩やかにかき混ぜた。
弥生の口から情けない声が上がり、泣き出しそうな顔を見せる。
「おむつの上で足を広げて、お尻の穴まで丸見えで、恥ずかしくないのかなぁ?」
「は、恥ずかしい・・・です」
「んっふぅ、そうかぁ、それでこんなに悦んでるんだね?」
「ひいっ!」
いきなり二本の指を増やし、根元までもぐりこませる。
突然のことに仰け反りながらも、抱えた足は律儀に離さない。
くすくすと嬉しそうに笑う凛の手は、従姉妹の露に塗れながら、もどかしく蠢いている。
「ほら、お願いしてごらん。どうして欲しいのか、ちゃんと言ってごらん」
「いっ、いかせてえっ!」
「そうじゃないでしょお?」
ゆっくりとした声が間違いを咎めた。
苦しいほどのもどかしさに苛まれる弥生は、涙を溜めた目で凛を見上げるが、余裕に満ちた笑顔は横に振られている。
きつく目を瞑り、唇を噛み、弥生が声を振り絞る。
「おむっつ、あ、あててくださいっ! わたしを、あ、赤ちゃんにしてっ!」
「おむつ、欲しいの?」
「はいっ! おむつっ! 早く、おむつっ!」
「んふ、そこまで言われちゃ仕方ないね」
追い詰められての叫びに、凛が満足を浮かべた。
抱え上げられたお尻の下におむつを押し込み、その上に尻を下ろさせる。
柔らかな紙の上に尻を預けた弥生は、その柔らかさに驚きを見せ、股間に目を落とした。
「そうそう、そうやってちゃんと見てるんだよ。自分がおむつをあてるところを」
「あ・・・」
凛の白い手が、紙おむつの前あてを持ち上げ、股間を覆っていく。
自分がおむつに包まれ行く様を、弥生はじっと見つめ、最後のテープが留められると同時に、
ほうっっと大きく息を吐いた。
「はい、出来上がり。似合ってるよ、弥生ちゃん」
掌でぽんぽんと叩き、淡い笑みを浮かべた顔を近づけた。
厚ぼったい股間を押さえて揺すりながら、もどかしい刺激に眉根を寄せた従姉妹を見つめる。
「ちょっと緩くしてあるからね。ほら、窮屈だけど、何とか入るよ」
「ひぅ・・・」
体を寄り添わせた凛が、おむつの上から指を忍ばせた。
掌の半分ほどまでを無理やり押し込み、柔らかな陰毛を指先でなぞる。
178 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:57:59 ID:a6rcIkH8
「そ・れ・で、こんなものもあるんだけどね・・・」
おむつから手を抜き、立ち上がった凛は、傍らの引き出しから取り出した小物を弥生に突きつけた。
クリーム色の涎掛けとピンクのおしゃぶり。
自分を赤ちゃんに貶める道具を前に、弥生が緊張を浮かべる。
「でも、こんなの必要ないよね」
「え?」
見せるだけ見せて、背後に投げ捨てる。予想外の行動に、弥生が唖然と従姉妹を見上げる。
「だって、弥生ちゃんは赤ちゃんじゃないもんね? おむつなんか必要ない、お年頃の女の子だもんね?」
凛の意図が掴めないのだろう。弥生はどう答えれば良いのか判らず、黙り込んだ。
「赤ちゃんなら、おむつもお漏らしも仕方ないけどね。弥生ちゃんは違うでしょ。いま、いくつになったんだっけ?」
「じゅう・・・ろく・・・」
「そうだね、制服の似合う高校生。おむつなんか必要ない、おトイレもちゃんとできる年だよね」
穏やかに微笑みながら、しつこいほどに繰り返す。
その笑みが不意に歪み、冷たい瞳が弥生を射抜いた。
「でも、おむつをしたいんだよね?」
転がる従姉妹の前で腕を組み、おむつの股間を踏みつける。
馬鹿にしきった笑顔が愉悦に彩られ、力の篭った足を捻り回す。
「弥生ちゃんは赤ちゃんじゃない。でも、おむつをしたくて、お漏らしをしたがってる。
そういう人をなんていうか知ってる?」
「・・・・・・」
叩きつける言葉の痛みに、声を返すことができなかった。
弥生は怯えた瞳で凛を見上げ、ふるふると首を振った。
「変態さんって言うんだよ。ほら、立ち上がってこっちにおいで」
おむつを踏んでいた足をどけ、弥生を立ち上がらせる。
制服の裾からおむつを覗かせた少女が、言われるままに足を進め、大きな姿見の前に立った。
「見てごらん、自分の姿。高校生になっておむつをしている自分の姿。これが、変態さんの姿だよ」
「わ、わた・・・し・・・、わたし・・・は・・・」
「変態さん、だよね?」
「は・・・い、へんたい・・・です」
鏡の中の弥生が、暗い悦びに顔を歪ませた。
涙を頬に走らせながら、淫靡に微笑むその姿に、自然と体が昂ぶってくる。
従姉妹の背後に抱きついた凛が、鏡越しに見つめながら、弥生の胸を制服の上から揉み始めた。
ブラウスのボタンを外し、フロントのホックを外し、尖った突起を指先で弄り回す。
声を堪えて目を瞑る弥生の耳元に、凛の柔らかな唇が寄せられた。
「してごらん。おむつに手を入れて、したいようにしていいよ」
「はい・・・、いいっ!」
許しを得た手のひらが、おむつの中へと入り込んだ。
窮屈な中で奥へと伸びた指が、一番敏感な突起を探り当てる。
声が撥ね、体が震えた。
余った手をおむつの上から股間に沿えた弥生は、一瞬の空白を置いてすぐに指を蠢かし、淫靡な吐息を撒き散らす。
179 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:58:52 ID:a6rcIkH8
「ほんと、救いのない変態さんだね」
すっと体を引いた凛が、腕を組んで冷酷に睨みつけてきた。
無意識にがにまたになり、前かがみになって股間をいじる弥生が、怯えた表情で許しを求めている。
「おむつをして、鏡に映って、そんな自分を見てオナニー? 人間って、そこまで浅ましくなれるんだ」
「うっ、うぅ・・・」
己の今を容赦なく突きつけられ、弥生が涙を零した。
それでもおむつの中をまさぐる手を止められず、涙と鼻水に顔を汚しながら、自分を慰め続ける。
「はぅうっ、あっ、ぅんっ、も・・・ぅ・・・」
「あら、いっちゃうんだ。ここまで言われて、それでもいっちゃうんだ」
「はひいっ、いっ、きますうっ!」
制服の上から胸を鷲づかみにし、おむつに手を差し入れたまま、弥生が体を硬直させた。
きつく閉ざされた目がゆっくりと開き、生暖かい吐息が零れる。
光の無い目がぼうっとかがみの中の自分を見つめ、不自然な笑みを浮かべて近づいていく。
「困った変態さんだね」
鏡の中の自分と頬をすり合わせる従姉妹の姿に、凛が皮肉な笑みを浮かべた。
おむつのお尻を撫で回しながら、弥生の背後に寄り添う。
「じゃあ、おしっこしてみようか。変態さんらしいやり方で」
「・・・はい」
逆らえば、そこで凛は止めてしまうだろう。
初めて与えられる恥辱の激しさに逃げ出したかったが、その想いが弥生を押しとどめた。
わずかの逡巡の後に頷いた少女は、鏡中の自分から離れ、凛が指差す先を見た。
「・・・・・・」
「どうしたの?」
示されたものを見て固まる従姉妹に、凛が軽やかに問いかけた。
背後から肩を抱き、横から同じものに目を向ける。
「なんで、こんなものが・・・」
「時々使うからだよ。私が、じゃないけどね」
取っ手でファンシーなキャラクターが微笑む、パステルカラーの簡易便座。
確かに、凛の部屋にあるのは不自然だろう。
だが、問われた方は当たり前のように答え、弥生をその前に押しやった。
「こ、これに・・・するの?」
「それでもいいんだけどね」
何を企んでいるのだろう。
おまるの蓋を開いた凛はにやにやと、おむつに包まれた弥生の股間を眺めている。
「もっと、変態さんらしくさせてあげる」
弥生の肩を掴み、おまるの上に立たせる。
そのまま力を込めてしゃがませ、おむつのままでおまるに座らせる。
「おむつに漏らすのは赤ちゃん。おまるにするのはちっちゃい子。
変態さんは、おトイレをちゃんとできるのに、わざわざそれを使うの」
弥生の両手を、おまるの取っ手に誘いながら、耳元で囁く。
言われて恥ずかしさが高まってきたのだろう。
弥生は口を引き結び、目元を朱に染めて俯いている。
背後にしゃがんだ凛は、緩めにしておいたおむつのテープを一旦剥がし、漏れないようにちゃんとあてなおした。
180 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 22:59:47 ID:a6rcIkH8
「これで大丈夫。さ、変態さんらしく、おまるの上でおむつにお漏らししなさい」
「は・・・いぃ・・・」
取っ手を握る手に力が篭った。瞳がきゅっと閉ざされ、がにまたの太ももにも力が入る。
「ん・・・」
「出てるの?」
どこか情けない表情で眉根を寄せる弥生の耳に、凛の問いかけが流し込まれた。
真っ赤に染まり頷く少女の顎を持ち上げ、冷たい瞳で至近から覗き込む。
「説明しなさい。どうなってるのか、どんな感じか」
さっきまでのどこか優しい声音は消え、冷たく厳しい命令が突きつけられた。
驚きに開かれた目に、動揺と怯えが浮かぶ。
「聞こえなかったの?」
「お、おしっこ、出てます。おむつに、お漏らし、してます」
「・・・・・・」
無言で見つめる瞳は、これだけの言葉で終わることを許していない。
弥生は瞳を泳がせながら、情けない姿の自分自身を見下ろす。
「制服着て、おまるに乗って、おむつして・・・。恥ずかしいのに、でも、どきどきして・・・。
漏らしたおしっこでおむつが温かくて、すごく変なことをしてるのに、いけないことをしてるのに、
あそこが気持ちよくって・・・」
「そうなんだ。さすがは変態さん。お漏らしを見られてるのに、そんなに感じてるなんて」
「はぅう、わた・・・し、見られて、虐められて、気持ちよくて・・・」
「あらら、もういっちゃいそうな顔してる。恥ずかしいなぁ」
なじる声に嘲りが篭る。
弥生を虐めるのが悦しくて仕方ないのだろう。
昂ぶりきった顔で荒い息を吐き、スリムジーンズの上から股間を押さえている。
「判る? 自分のおしっこの臭い」
「・・・はい」
「おむつにすると、こうやって臭いが漏れちゃうんだよ。デオドラントタイプだけど、完全には隠せないからね」
おむつに付けられている香りの効果もあって、おしっこの臭いはだいぶ抑えられている。
とはいえ、近くにいれば違和感を覚える程度には臭ってしまう。
ましてや、漏らした本人となれば、気になるのは当然だろう。
「で、臭いのが判ったところで、ちょっとお出かけしようか」
「え・・・、えぇ!?」
「ほら、スカート履いて」
「こ、こ、このままっ?」
あまりのことに素に戻って叫ぶ。
凛がすっと瞳を細め、不機嫌に舌打ちした。弥生は怯えた様子で首を竦め、改めて問い直す。
「このまま・・・、ですか?」
「そうよ」
一度損ねた機嫌は、簡単には戻らない。凛はそっけなく答えて腕を組み、苛立たしくつま先を鳴らしている。
「ほら、早く」
「は、はいっ!」
慌てて立ち上がった弥生が、おむつに包まれたお尻を揺らしながら、脱ぎ落としていたスカートに走り寄った。
急いで拾い上げ、いつものように足を通す。
だが、普段よりも厚みのある下着を着用していることもあり、短いスカートに不安を隠しきれずにいる。
181 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 23:00:30 ID:a6rcIkH8
「あーらら、屈んだら見えちゃうわねぇ」
「こんなの・・・、こんなの・・・」
「ま、近くみたいだから大丈夫でしょ」
恥ずかしさよりも恐怖に震える弥生の背中を平然と押し、凛はマンションを出た。
エレベーターで一階に向かいながら、しきりにスカートの裾を押さえる従姉妹に問いかける。
「で、柚葉っていう娘の家はどこなの?」
「西公園の近く」
「十分もかからないね。のんびり行こうか」
「・・・ほんとに、行くの?」
この格好で外に出るだけでも恥ずかしいが、下手をすれば柚葉と鉢合わせする可能性すらある。
そうなったら、どんな顔をして会えばいいのだろう。
こんな自分に気づかれたら、どう言い訳すればいいのだろう。
「さ、行くよ」
「む、向こうの道で・・・」
「・・・ま、仕方ないか」
まっすぐ向かうとなると、駅前を通ることになる。回り道になるものの、裏道を選びたくなるのは当然のことだろう。
道の端に極限まで寄り、時折誰かとすれ違う時には、傍目にもわかる緊張ぶりで大きく避ける。
かえって不審を抱かれそうな行動だったが、それでも何とか見つからずに目的地を訪れた二人は、
エレベーターで五階に上がり、一つのドアの前に立っていた。
「ここ?」
「・・・はい」
「そう」
何を考えているのか、ドアを見つめてにやついている。
不安を浮かべる弥生に、凛の企みが明かされたのは、直後のことだった。
「それじゃ、ここでおむつ外して」
「ここで・・・、え・・・?」
何度目になるか判らないが、またもや言葉を失った。
左右に続く通路と、並ぶドアを伺い、命令に従うことができずに立ち尽くす。
「は・や・く」
「で、でも・・・」
「私は待たないよ」
「・・・」
不機嫌な瞳に見据えられ、弥生が覚悟を決めた。
改めて左右を見やり、スカートの裾から手を潜らせる。
テープを剥がす音が、静かな通路ではやけに大きく感じられ、怯えた瞳が左右を見やった。
182 :
堕ち行く先:2009/08/17(月) 23:02:30 ID:a6rcIkH8
「ぅ・・・」
もたもたとやっていては、よけい危ないと思い切ったのだろう。
青ざめながら顔を下に戻した弥生は、残るテープを一息に剥がした。
押さえていた前だけが残り、後ろが剥がれてぶら下がる。
スカートの裾から汚れたおむつがはみ出し、なんとも無様な格好になった。
「ふふっ」
「・・・・・・」
短く小さな笑い声が、弥生の背中を打った。
スカートの中で押さえていたおむつを掴み、抜き出した弥生が、見た目で正体が判らないように小さく畳んでいく。
「それをここに入れておきなさい。私はエレベーターで待ってるから」
凛が指差したのは、柚葉の部屋のドアポストだった。
投函口と手にしたおむつを交互に見ている弥生を置いて、一人先に戻ってしまう。
(柚葉に・・・見られる・・・)
誰が入れたのかまでは判らないだろうが、自分が汚したおむつが柚葉の目に触れるのだけは間違いない。
ひどい嫌がらせだと言って怒るだろうか。そんなに嫌われているのかと落ち込むだろうか。
確かなのは、ものの正体を知った柚葉が、嫌そうに顔をしかめてそれを始末するだろうことだった。
(ごめん、柚葉・・・)
恥ずかしさよりも、大事な恋人に対する仕打ちの酷さが心を締め付けた。
幾度も手を伸ばしては戻し、ため息をついてはまた手を伸ばす。
恋文を差し出すのを躊躇っているかのような風情だが、そんなに甘酸っぱい話ではない。
(くぅ・・・)
歯を食いしばりながら、震える手を伸ばす。
汚れたおむつを手に持ち、スカートの下に何も着けていないままで、いつまでもここにいるわけにはいかない。
誰がいつ来るかも判らないし、不意に柚葉が外出するかもしれない。
やるべきは、一刻も早くここから立ち去ることだった。
(ごめん!)
心の中で再び謝り、おむつをポストの口に差し入れる。
バネの抵抗に躊躇いが頭をもたげるが、それを踏みつぶして更に押し込む。
「ひっ!」
おむつがドアの向こうに転げ落ち、ポストの口が勢いよく閉じた。
響き渡った音に飛び上がった弥生が、スカートを翻しながら走る。
「見えてるよ」
エレベーター前で腕を組み、壁にもたれていた凛が面白そうに呟いた。
慌ててスカートを抑える姿に、くすくすと笑う。
「それじゃ、帰ろうか」
スカートの下から手を差し入れ、すべすべしたお尻を撫で回す。
押されるように入ったエレベーターの中で、凛はずっと弥生のお尻を触り続けていた。
今回はここまでです。
差し障り無ければ、週末にでも続きを書きます。
問題ない
そのスケジュールで頼む
184 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:23:51 ID:UynKOJdQ
185 :
170:2009/08/18(火) 17:01:16 ID:1GtH0VkC
その後、なんだか疲れがドッと出た佳奈はおむつが丸出しになっているのも
気にせずベッドにうずくまっていた。
しかし、だんだん明確になりつつある尿意は避けられない。
「ノーパンのほうがよかったのかなぁ……?」
こんな事態になるのならば、ふとそんなことを考えてしまう。
実は佳奈は飼い主とのSEXを拒否するかわりにノーパンかおむつの着用を迫られたのだ。
かなり迷ったが、陰部を隠せるおむつを選択した。その結果がこれである。
ノーパンだったら排泄行為を制限されなかっただろうと思う。
しかし、動くたびにチラチラとおむつが見えてしまうような短い丈のスカートを渡してくるような感性の持ち主である。
もし、ノーパンだったら常時陰部を露出させられていたに違いない。
……そんな、「陰部を隠せられている安心感」を自分自身に強調しながら佳奈は、
(……)
おむつのなかに溜め込んでいたものを全て放出し始めた。
最初こそ、慣れないおむつへの放出だけあってちょろり、ちょろりとしかでなかったものの、
一度、「放出」という信号が脳に送られれば、水門をこじ開けるのは簡単だった。
大量の黄水がおむつへと一気になだれ込んで行く。
しかも、一度汚れると直ぐに吸収してくれないものだから黄水が陰部や臀部へと暴れる。
これではまるで……
(おもらし、しているみたい……)
幼少の頃の擦れた記憶が蘇ってくる。状況こそ違うが布のおむつを汚していく感覚が
昔におもらしでグチョグチョに汚れていったショーツをどうしても連想させる。
(好きでおもらししているわけじゃないのに……)
おもらしした。そう思うと無性に情けなくなり、いつのまにか枕をぬらしていた。
186 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:47:18 ID:HxN1j1qm
やっと纏まったので続き。
今回スカ要素ありますので、嫌いな人はスルーしてください。
二日後の土曜日、凛は自宅マンション前の公園にいた。
ベンチに座り足を組む凛の傍らには、長いスカートを履いた弥生が落ち着かない様子で佇み、
そわそわと辺りを見渡している。
「やよっち」
少し舌ったらずな明るい声が、弥生の愛称を呼んだ。
細身の体をワンピースで包み、長いスカートと髪を揺らしながら駆け寄ってくる。
「ゆ、柚葉・・・」
いつものよう明るく愛称を呼ぶ恋人に、弥生が困り顔を向けた。
意味ありげな視線を追いかけ、そこに薄笑いを浮かべている凛を見出した柚葉が、訝しげに眉を寄せる。
「誰?」
「はじめまして、柚葉ちゃん。国崎凛です」
名前だけの自己紹介では何も判らないが、とりあえず嫌いなタイプなのは間違いない。
柚葉は、余裕に満ちた物言いに不機嫌を隠さず、刺すような目つきで凛を睨んだ。
「あら、こわい。そんな目で見ないでよ」
「そのしゃべり方止めて。腹が立つ」
ぶっきらぼうに、初対面の相手に言うべきでない事を言う。
二人の間に立つべき少女が、おろおろと手をさ迷わせているが、にらみ合いに熱心な二人は気づかない。
「こんなことしたくて呼んだんじゃないの」
先に視線をはずしたのは凛だった。悠然と呑みかけていたカフェオレに口をつけ、傍らの弥生に目を向ける。
「私は弥生の従姉妹。その立場で、柚葉ちゃんにお話したいことがあるんだよね」
「聞きたくないんだけど」
「大事な話だよ。私の部屋このマンションだから、ちょっと寄っていってくれないかな?」
「・・・ここですればいいでしょ」
それは精一杯の妥協だったろう。組んだ腕の上で、三本の指がタップしている。
その苛立ちに気づきながらも、いつものように場を納められずにいる弥生が、祈るような目を柚葉に向ける。
「外で話すようなことじゃないんだよね。弥生ちゃんと柚葉ちゃんの関係について、なんだけど」
「・・・・・・」
柚葉の視線が鋭さを増した。それを正面から受け止めながら、凛は平然と薄笑いを浮かべている。
弥生にとって居心地の悪い沈黙は、どれほどの長さだっただろう。
やがて柚葉が腕を解き、不承不承頷いた。
「判った。仕方ないわね」
「んふ、私の部屋なら、防音性も高いから安心だよ」
「ちっ!」
二人の関係を正確に知っているのだと、言外に臭わせる。
しゃべり方も、やり方も、すべてが気に入らないのだろう。
柚葉が音高く舌打ちし、その音に弥生が身を竦めた。
「そこに座ってて。すぐにお茶を用意するから」
「いいわよ、そんなの。それより、話を早くして」
一秒でも早く凛と別れたいのだろう。
柚葉は示されたクッションに座りもせず、キッチンに向かおうとした凛を呼び止めた。
やれやれと肩を竦めた凛が柚葉の前に立ち、再び二人がにらみ合う。
187 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:48:12 ID:HxN1j1qm
「あなたに知っておいて欲しい事があってね」
言いながら、弥生を手招きする。
公園で会ったときからずっと、柚葉と微妙な距離を保っていた従姉妹を、ひっつくほどの近くに押しやる。
「何か気づかない?」
「何って、別に・・・」
言いながら、目を背ける。
明らかに何かに気づいているその様子に、弥生が下唇を噛み締めた。
両手の拳をきつく握り締め、自分のスカートの裾を見つめる。
「そう? おかしいと思わない?」
「別に、何も・・・」
「言い張るんだ。ま、いいけどね」
皮肉に満ちた横目で柚葉を見やった凛が、弥生の背後に回った。
俯く従姉妹の肩を掴み、二人を引き離す。
「教えたかったのは、弥生のこと」
言いながら手を下ろし、スカートの裾を掴む。
その手を振りほどくことができない弥生は、せめてもの抵抗なのだろう、震える手でスカートの前を押さえている。
「この子が、とんでもない変態さんだってこと」
捲くれなかった腹いせなのか、凛の手がスカートに潜り込み、紙おむつを撫で回した。
無言で堪える弥生の姿に、我慢できなくなったのだろう。
柚葉が一歩踏み出し、スカートに潜む手首を乱暴に掴んだ。
「変態はあんたでしょ! 人前でそんなことして!」
「人前じゃなかったらいいのかな?」
殺気だった柚葉を前に、平然と応じる。
その言葉が何を揶揄しているのか、判らないほど鈍くはない。
ぎりぎりと歯を軋ませた柚葉が、腹立たしげに手を放り出す。
「まあね、女の子同士っていうのは確かにアレだけど、それはどうこう言うつもりないんだ。人のことは言えないしね」
隠すつもりなど無いのだろう。平然と自分の性癖を晒し、口元だけで笑う。
「この子を変態だっていうのは、もっと別のこと。弥生、自分で見せなさい」
「は・・・い・・・」
真っ青になった弥生が、押さえていた手でスカートの前を掴んだ。
両目を見開き、荒く息を吐きながら、震える手を睨みつける。
「やよっち、やめてっ! そんなことしなくていいっ!」
「んー、うるさいなあ。ちょっと大人しくしててくれないかな」
「なっ、ばかっ、はなせっ!」
素早く回り込んだ凛に背後を取られ、腕を極められる。
足をばたつかせ、叫びを上げるが、凛は動じた様子を見せず、掴んだ腕を少しだけ動かした。
「いっ!!」
ひじを中心に激痛が走った。体が勝手に硬直し、動けなくなる。
「はい、静かになった。弥生、続けて」
楽しそうに微笑んだかと思うと、冷たい声で従姉妹に命じる。
抵抗の無駄を教え込まれた柚葉が見つめる前で、弥生はゆっくりとスカートを持ち上げた。
長めのスカートが上げられるに従い、ひざが、続いて太ももが露になり、ついには股間を包んでいる、
年不相応の紙製品が姿を見せた。
188 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:49:04 ID:HxN1j1qm
「あ・・・」
目を逸らせずにいた柚葉が、驚きに染まった。愕然と目を見開き、声を出したまま口を開いている。
信じられない光景を見て固まる恋人の姿に、弥生が気まずそうに目を逸らした。
「ね、変態さんでしょ?」
背後からの楽しげな声に、振り向くことができない。
どう対応すればいいのか判らないまま、ただじっと弥生の股間を包んでいるものを見つめた。
ポストに入れられていたものの持ち主にも気づいたらしく、泣きそうな顔で唇を噛んでいる。
そんな反応が楽しくて仕方ないのだろう。
凛はけらけらと笑いながら、細身の体を前に押しやった。
「笑っちゃうでしょ、おむつだよ、お・む・つ。あの中にね、お漏らしだってしてるんだから」
「やっ、やめてよっ!」
「だーめ。ちゃんと臭いを嗅いで確かめるの。弥生、頭を押さえて」
「・・・はい」
「やっ、やよっち、やめてっ!」
後ろに取った手を動かし、柚葉の体を屈ませる。
そのまま押し出し、おむつに顔を寄せさせると、命じられた弥生が両手で柚葉の頭を掴んだ。
涙を堪えながら腰を突き出し、ふっくらとした下着を、恋人の顔に押し付ける。
「む、うぐっ・・・」
「ひ・・・ひぅ・・・ぅ・・・」
柚葉が息を詰め、弥生が小さくしゃくりあげた。
凛は柚葉に顔を寄せ、わざとらしく大きく息を吸い込んだ。
「あはは、くっさぁい。おしっこの臭いがむんむんだぁ」
「・・・っぐ、ごっ、げほっ!」
「ね、判るでしょ? 弥生ってば、おむつにおしっこ漏らしてるんだよ」
濃厚なおしっこの臭いにやられたのだろう。柚葉が苦しげに咳き込んだ。
思わず緩めた弥生の手から離れ、両手で口を押さえて咳を繰り返す。
「もう、離しちゃだめなのに」
無防備な背中に飛びついた凛が、素早く両手を後ろに取った。
荒い息を吐く柚葉は、それでも憎しみに満ちた視線を振り向かせる。
「この変態がっ! やよっちになんてことを!」
「あれー? もしかして、私がやらせたと思ってる?」
「あ、当たり前でしょ!」
「不本意だなぁ。私はお願いされてやってるだけなのに」
唇を尖らせて抗議するが、その声が笑っていては説得力が無い。
とはいえ、もともと説得などするつもりもないのだから、関係のない話ではあるが。
「ま、いいけどね。どうせ、やることは同じだし」
にこやかに言いながら、目で弥生を呼びつける。
あらかじめ命じられていたのだろう。弥生は引き出しからビニールロープを取り出し、凛の傍らにしゃがんだ。
「ごめん、柚葉」
「やめてっ、やよっち!」
聞き入れられることの無い制止の叫びを上げ、体を揺する。
凛はそんな柚葉に馬乗りになり、細い体を押さえつけた。
極められたままの腕に弥生の手がロープを巻き、後ろ手に縛り上げる。
189 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:50:40 ID:HxN1j1qm
「さーて、それじゃはじめよっか」
「ばかっ、近寄るなっ!」
仰向けに転がされた柚葉が、両足を振って威嚇する。
スカートがはだけて下着が覗くが、そんなことを言っていられる状況ではないのだろう。
「もう、暴れないの」
抵抗する相手をあしらう術を身につけているのだろうか。
凛は巧みに柚葉の背後に回ると、首に腕を巻きつけた。
にやにやと笑いながらブラウスのボタンを外し、中に手をもぐりこませる。
「んふ、ちっちゃいなぁ。すっごくかわいい」
「さ、さわるなあっ!」
大きなコンプレックスになっている貧弱な胸を弄ばれ、柚葉が肩を揺すって抵抗する。
構わず平らな胸を撫で回しながら、凛は手早く他のボタンを外し、形だけつけているような、
カップの小さいブラをずり上げた。
スカートがはだけ、脱がされた服を肩にかけた姿は、レイプ後そのものだが、実際の状況もそれに近い。
柚葉は全力で抵抗しているが、それがゆえに却って、凛の興奮を呼んでいるようだ。
「弥生、手伝って」
「・・・」
体を抱きかかえられた柚葉の足元に、弥生がしゃがみこむ。
弥生を蹴飛ばすわけにも行かず、柚葉はもぞもぞと蠢いて、スカートを脱がそうとする手から逃げ回る。
「やめてよっ! やめてよ、やよっち!」
「・・・ごめん」
生気の失せた声で謝りながら、弥生が柚葉のスカートを脱がせる。
年頃の少女に相応しい、ピンクの下着が露になり、弥生が抑えた昂ぶりを見せた。
スカートを傍らに投げ捨て、拒絶の声を受けながらも、最後の一枚に手を伸ばしていく。
「やだ! やだ! やだああっ!!」
さすがに足をばたつかせて抵抗するが、弥生は片足を腋に抱え、空いた手で強引に下着を引き摺り下ろした。
はかなげな飾り毛が揺れる股間に、深く刻まれたスリットが露になり、肩にはだけたブラウスが淫らさを強調する。
二次性徴の始まりで止まってしまったような体つきに、凛が嬉しそうに喉を鳴らし、
見慣れているはずの弥生までもが思わず見とれた。
二つの視線に襲われて、レイプ寸前の姿にされた柚葉が恐慌をきたす。
「ほら、大人しくするの!」
叫びながら体を揺らし、虚空を蹴り続ける柚葉に、凛が鋭く叱責の声を投げつけた。
平手で太ももを打ち、一瞬動きが止まった隙に、両膝を抱えて引き寄せてしまう。
寝転がった体勢で膝を抱えられ、尻は自然に上がっていた。
大股開きでそんな格好をさせられた柚葉が真っ赤に染まり、声も出せずに固まる。
「あはははっ、お尻の穴まで丸見え。ほーら、恥ずかしいでしょ?」
「あ・・・あぅ・・・あ・・・」
あまりのことに声が出ない。凛は楽しそうに膝を開かせ、よりいっそう淫靡な姿を強いては笑う。
「弥生、何をしてるの?」
「え?」
「ほら、準備しといたやつを持ってきて」
「わ、わたしがやるの?」
「当たり前でしょ。見てのとおり、私は手が離せないから」
おどけていながら、目が笑っていない。
弥生は俯きながらも立ち上がり、隣室に用意されていたものを持って戻ってきた。
右手にピンクの洗面器、左手に白い塊とゴムのチューブ。
ごろごろと音を上げていることからみて、洗面器の中にも何か入っているのだろうが、床の上からはそこまで見えない。
waffle waffle
191 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:51:41 ID:HxN1j1qm
「なに、なんなの、それ?!」
「んー、エネマだよ」
「エネマ?」
「判りやすくいうと『お浣腸』」
「かっ・・・!」
聞かされた言葉に絶句し、暴れて火照っていた頬を青ざめさせる。
その足元に弥生がしゃがみ、手にしていた洗面器を床に置いた。
缶コーヒーほどの太さを持った樹脂製のシリンダーが、透明の液体の中で揺れる。
「な、なによ、まさか、そんな・・・」
「まさかって、なにを想像してるのかな?」
「わ、私にする気じゃないでしょうね!」
「他に、誰にするっていうのかな?」
「なっ、なに考えてんのよ、この変態っ!」
「なにって、決まってるでしょぉ?」
上から顔を覗きながら、凛が勝ち誇った笑みを浮かべる。
「柚葉ちゃんがうんちをぶりぶりお漏らしするのを見たいの。弥生ちゃんの彼女に相応しい、
みっともない姿を見せて欲しいの」
「こっ、の、ど変態っ! 離せ! はなせえっ!」
「暴れても無駄よ。弥生、始めちゃって」
「・・・ごめん、柚葉」
今日だけで何度目になるだろう。心底申し訳なさそうに俯きながら、弥生はゴムチューブを拾い上げた。
先端に付けられている樹脂ノズルを構え、小さな窄まりに近づけていく。
「やめっ! やめてっ! やよっち! やよっち!!」
「ごめん、ごめんね・・・」
膝を抱えられた不自由な状態で、小さなお尻を精一杯振る。
無駄な抵抗を楽しんでいるのだろう。
凛はそれを止めようとせず、にやにやと眺めている。
「ひぎっ! やっ、やああっ!」
しっかりと窄められた菊座にあてがわれた先端が、強い力で押し込まれる。
ワセリンを塗られた細い樹脂の侵入に、柚葉の肛門は抗いきれなかった。
自分の中に固い異物が侵入してくる感覚に、全身に鳥肌を立て、顎を反らせて絶叫する。
「あはは、尻尾みたいになってる」
肛門に刺さり、だらりとぶら下がった茶色いチューブの姿に、凛が笑い声を上げた。
それを聞きながら、弥生がシリンダーに洗面器の中の液体を吸い上げ、チューブの先端に繋ぐ。
「ほら、は・や・く」
「だめ・・・、お願いだから・・・、やよっち・・・」
急かす凛と、消えそうな声で哀願する柚葉。
その間に挟まれて、弥生はじっと手の中のシリンダーを見つめた。
たっぷりと浣腸液を吸い上げ、ギリギリまで飛び出ているピストン。
その尻に掌をあてがいながら、押すことが出来ずに躊躇っている。
(これを押したら、もう・・・)
一度注入してしまえば、もう助けることはできない。
柚葉が苦しみ、破滅の時を迎える様を、罪悪感に包まれながら見ているしかなくなってしまう。
(わたし・・・最低だ・・・)
凛の命令を言い訳にしながら、恋人を破滅に追いやろうとしている。
仕方ないと言い訳しながらも、その実、恨みと怒りに満ちた柚葉の瞳に晒される自分を想像して昂ぶっている。
自分と同じ場所に落ちようとしている柚葉の姿に、興奮してもいる。
そして、そんなどうしようもない自分を感じて、体を火照らせている。
192 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:52:35 ID:HxN1j1qm
「ごめん・・・、柚葉」
「やよっち・・・」
今まで以上の気持ちを乗せて、詫びの言葉を口にする。
同時にピストンに添えた掌に力を込め、それをゆっくりと押し込み始めた。
透明の液体がチューブの中を進み、まずは残っていた空気が柚葉の中に注がれていく。
柚葉は呆然と恋人の愛称を口にし、一粒の涙を零した。
「いっ、いやああっ! 入って、入ってくるっ! ひっ、冷た、冷たいいっ!」
しめやかな沈黙は一瞬のことだった。
空気に続いて冷えた液体が入り込み始めると、柚葉の口から絶叫が迸り、全身の鳥肌が激しくなった。
必死になって肛門を窄めているが、固い樹脂はその努力をあざ笑い、薬液を通し続ける。
耳に痛い絶叫は、弥生がピストンを押し続けている間続き、その終了で一旦収まった。
「もう一本ね」
「や、やだっ! もうやだあっ!」
「我がまま言わないの。弥生、早く!」
「・・・はい」
「やめてよおっ! やよっち、お願いだからやめてよっ!」
涙声での訴えに唇を噛みながらも、弥生は手を動かした。
クリップでチューブを押さえてシリンダーを外し、残っていた薬液を吸い上げる。
たっぷりと液体を吸い上げ、重たくなったシリンダーを構えた弥生は、絶望に満ちた視線に見つめられながら、
それを再びチューブの先に繋ぎ、クリップを外した。
「ひっ!」
ピストンの後ろに手が当てられる光景に、柚葉が体を固くした。
無駄と判っていながらも肛門に力を込め、せめてもの抵抗を見せる。
だが、弥生の手がピストンを押し込み始めると、薬液は容赦なく、柚葉の細い体に流れ込んでいった。
「いやああっ! やめてっ! でちゃう! でちゃううっ! でちゃうからああっ!」
ほっそりとしたお腹が、二度の注入でぽっこりと膨らんでいる。
薬が効いているというよりも、単に入りきらないのだろう。
涙声を過ぎ、泣き叫んでいる柚葉の姿に、三分の一ほどの薬液を残したところで弥生が手を止めた。
「もう入らないの?」
「いやあっ! でちゃうう! でちゃうよおっ! トイレ! トイレにいっ!」
「あー、ダメそうだね。弥生、ちゃちゃっとやって」
「・・・柚葉、ちょっとだけ我慢してね」
「だめっ! もうだめなのっ!!」
「少しだけだから。お尻に力入れて」
そうは言っても、ここでノズルを抜いたら、そのまま決壊してしまうと思ったのだろう。
弥生は樹脂の器具に伸ばしかけた指を止め、ゴムのチューブをクリップで押さえた。
シリンダーを外し、栓の代わりにお尻に刺したままにして、転がしておいた紙おむつを拾い上げる。
柚葉の逼迫した状況を示すように、ゴムのチューブに薬液が逆流し、たるんでいたチューブがゆっくり伸びていった。
「判る? 柚葉ちゃん、おむつをされるんだよ?」
「いや! いやあっ! トイレに行かせて! 漏れちゃうからっ!」
「今から行っても間に合わないでしょ? だから、トイレに来て貰うの。もうすぐだからね」
「やだっ! ばかっ! 変態! 変態! 変態っ!」
「あー、もう、好きに言っていいよ。どうせ逃げられないし」
勝者の余裕で鷹揚に頷く。
二人の声を耳に受けながら、弥生は紙おむつを広げた。
凛に持ち上げられているお尻の下にそれを挿しいれる。
193 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:53:40 ID:HxN1j1qm
「いっ、やあっ! あっ! あ・・・」
「あ・・・」
柚葉の目が愕然と開かれる。
おむつを閉じようとしていた弥生の手が止まり、呆然と柚葉の股間を見つめた。
「あはははっ! 恥ずかしいなあ、もう!」
注ぎこまれた水分のせいか、お腹が冷えた為か、圧迫された結果か。
柚葉の股間からは、薄黄色の液体がちょろちょろと零れ出ていた。
垂れていたおしっこは少しずつ勢いを増し、拡げたおむつを飛び越して弥生に襲い掛かる。
慌てて掌でそれを遮った弥生が、その熱さに陶然と目を細めた。
「う・・・くぅ・・・」
「おむつが汚れちゃったわねえ。もう、ダメだぞ、このお・も・ら・し・さん」
弥生の掌から垂れ落ちたおしっこが、広げられたおむつに染みを拡げた。
自分の失態に気づいた柚葉が屈辱を噛み締める。
そんな姿が楽しくて仕方ないのだろう。にやけ顔の凛が挑発的に囁いた。
「替りのおむつ・・・」
「いらないんじゃない? 自分のおしっこなんだし、平気でしょ」
「そんなわけ無いでしょ! 替えなさいよ!」
替えを探す弥生を遮った凛に、柚葉が噛み付いた。
その声に、足を抱えたままの凛が笑みを大きくする。
「あら? おむつをする気にはなったんだぁ?」
「く・・・」
自分の失言に気づいたものの、もう取り返しはつかない。
意地になって言い返す余裕も無い柚葉は、下腹部からの苦痛に脂汗を浮かべた顔をしかめている。
「でも、ごめんねぇ。替えの数が少ないから、これを使って欲しいの」
「や・・・だ。こんなの・・・や・・・」
「そうだよねえ、おしっこ臭いおむつは嫌だよねえ」
「ちが・・・、おむ・・・や・・・」
「柚葉ちゃんが悪いんだよぉ。お漏らしなんかするから、気持ち悪いおむつをしなきゃいけないんだからね」
何を言いたがっているのか判っていたが、凛は勝手にしゃべり続けた。
もう声を出す余裕も無いのだろう。
柚葉は焦点の合わない瞳で虚空を見上げ、ぱくぱくと口を開閉している。
「あらら、苦しそう。弥生、早くおむつをしてあげて」
「・・・はい」
急かされて、弥生が改めておむつを掴んだ。
チューブを横にはみ出させておむつを閉じ、左右の羽根で腰を包む。
「苦しいでしょ? すぐ、楽にしてあげる」
おむつが閉ざされたのを確かめて、凛が抱えていた足を離した。
股間のおむつに遮られて苦しそうに、左右の膝頭が近づいていく。
少女の恥じらいに目尻を下げた凛は、身動きできない柚葉の小柄な体を抱き起こし、背後から優しく包んだ。
「弥生!」
「はい・・・」
命じられて、弥生がおむつからはみ出ているチューブを握った。
大きく息を吸い、改めて握りなおす。
194 :
堕ち行く先:2009/08/22(土) 21:55:50 ID:HxN1j1qm
「や・・・あ・・・」
何がされようとしているのか、どうなってしまうのか、それに気づいた柚葉が首を振るが、
口からは消えそうな声が漏れただけだった。
「やりなさい」
「ごめんっ!」
「ひっ・・・! いっ、いやあああっ!!」
詫びの言葉と同時に、弥生が握っていたチューブを引いた。凄まじいまでの絶叫が部屋に満ちる。
おむつに包まれたお尻からは、その声でも隠しきれない濁音が響き、柔らかな紙製品が盛り上がりを増していた。
「ひ、い・・・、いやあっ! お尻っ! き、気持ち悪いいっ!!」
膨らんでいたお腹が凹んでいくのに合わせて、おむつの膨らみが増していく。
とても吸いきれない量だったのだろう。
太もものギャザーからは茶色い水が溢れ出し、フローリングを汚している。
白かったおむつに茶色い染みが広がり、鼻を突く悪臭が部屋に満ちていく。
おむつの中で、お尻やあそこがどうなっているかなど、考えるだけでもおぞましい。
弥生は痛ましげに顔を逸らしたが、その状況を押し付けられた側は溜まったものではない。
「あーあ、恥ずかしげも無くたっぷり出して。大事なとこまでうんち塗れじゃないの?」
「イヤ! 嫌! いやあああっ!!」
凛が笑いを噛み殺しながら、膨らみ始めたおむつの前を押した。
ぐにゅっとした手ごたえに唇を上げ、こね回す。
柚葉が瞳を見開いて叫び、ついには声を失った。
光を失った瞳で虚空を見上げ、仰け反っていた体から力が抜ける。
「あらら、気絶しちゃった。ま、ちょうど良いかな」
「柚葉・・・」
「ほら、まだやることがあるよ。とりあえず、部屋とそいつを綺麗にしておいて」
零れ出た汚水の臭いに包まれながら、弥生が悄然と俯いた。
凛は容赦なく次の作業を命じ、歪な笑みを浮かべた。
「追い詰めてあげる。行くか戻るか、決めなきゃならないように」
何を企んでいるのか、ひどく楽しそうな凛の姿に怯えながら、弥生は柚葉のおむつに手を伸ばした。
今回はここまでです。
邪魔になっていないようでしたら、来週中にでも続きを書くつもりです。
人なんかいないだろうし大丈夫だよ
GJ
超GJ
神よ
神オムツ:
排泄物が出るタイミングを操作できる最凶のオムツ。
何か書きたいけどネタが降りてこない・・・
逆トイレットトレーニングとか
なんか久しぶりに盛り上がっているから自分もネタを投函してもいいかな?
催眠系だから苦手な人もいるかも知れんが
迷う必要は無いと思う
205 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 22:07:15 ID:ZNdKDHTI
どんとこいです
206 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:27:02 ID:e8VFaTf6
>>202 書き手が増えるのは嬉しいですね。
自分と違うおむつの使い方を読みたいですし。
刺激を貰わないと、どうしてもワンパターンになってしまうからなぁ。
それはともかく続きです。
(気持ちいい・・・な・・・)
ぼやけた意識を包むのは、心地よい振動だった。
車や電車の中で寝ている時のような、なんともいえない虚脱感。
座ったままで動いている体と、小刻みな振動とがもたらす倦怠感に、目を開けるのすら躊躇われてしまう。
(なんだろ・・・、すごく、ヤな夢見た・・・)
半ば無意識に目を擦り、あくびをする。
「・・・目が覚めたんだ。おはよう、柚葉」
「やよっち・・・? おはよ・・・」
背後からの声に反射的に挨拶を返し、不自然な状況に気づいて声を呑んだ。
慌てて周囲を見渡し、自分の置かれている状況も確認する。
「なに、これ・・・?」
いつの間にか、車椅子に座っていた。
程よく傾いた座席と背もたれとが、眠りを深くしていたのだろう。
下半身はタオルケットで覆われているが、その下からは嫌な違和感が伝わってくる。
「うそ・・・、これ・・・」
「ちゃんと換えてあるよ。大丈夫」
恐る恐るタオルケットの下に潜らせた指先が、柔らかく厚ぼったい紙に触れた。
青ざめる柚葉に、弥生が慰めにもならない事を言う。
「大変だったんだよ。お尻も、えと、あ、あそこも、うんちまみれで・・・」
「夢じゃ・・・」
「違うよ。ほら・・・」
「ひっ!」
眼前に差し出された携帯には、見たくもない現実が写されていた。
ぐったりと横たわっている自分の足が抱えられ、お尻の下に汚れたおむつが拡げられている。
柔らかな便がびっしりと詰まったおむつと、性器と尻とを茶色く染めた細身の体。
唯一残されているはだけた制服が、より淫靡さを引き立てていた。
「け、消して! 消してっ!」
「・・・私のは消せるけど」
「まさ・・・か・・・」
「撮りまくってた。写真だけじゃなくって、ムービーまで」
「・・・・・・」
聞きたくなかった言葉に、車椅子の上で青ざめる。
逃げ場のない状況に叫び出したかったが、場所を考えて思いとどまる。
あのマンションから近い市民公園。
隣接する市民球場は近所の工業高校が部活に活用しており、中学の同級生を見かけることも多い。
そんな場所で、おむつをしたまま騒ぎを起こすわけにはいかない。
「やよっち、とりあえず家に帰ろうよ」
「ごめん・・・。それはできないの」
半ば予想していた回答に、反論する気になれなかった。
じっと俯き、下半身を隠しているタオルケットを睨みつける。
思いつめた横顔に不安を抱いたのだろう。弥生が横に回り、タオルケットを整えた。
207 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:27:56 ID:e8VFaTf6
「この下、おむつだけだからね。立ったら見えちゃうからね」
「・・・判ってる」
さっき確認した時に気づいていた。
タオルケットの下はおむつだけで、スカートを履いていない。
つまりは、このまま逃げることなどできないまま、好きなように引き回されるしかないということだった。
「何をさせたいの?」
「・・・判ってるでしょ?」
「・・・・・・」
判っている答えは、口にしたくないものだった。
柚葉は不機嫌にうつむき、両手を握り締めている。
車椅子の後ろに戻った弥生は、ゆっくりとそれを押しながら、公園の散歩道を進んでいく。
「柚葉だけじゃないよ。私も、するように言われてる」
「・・・・・・」
「先にするね。あそこがいいかな」
「なっ!」
場所を定めたらしい弥生が、柚葉の乗る車椅子の向きを変えた。
いくつものベンチが並び、何人もの人がくつろいでいる噴水のある広場。
弥生の足は、そこに向かって進んでいく。
「なに考えてるの? なんで、わざわざ人のいるとこに・・・」
「そうしろっていわれてるから・・・。それに・・・」
答える声が上ずっている。思わず振り返った柚葉が、己の目を疑った。
向かう先を見据える弥生の瞳はうっとりと潤み、頬がほのかに染まっている。
肌を合わせているときに見せる、昂ぶりを持て余している弥生がそこにいた。
「そのほうが気持ちいいから・・・」
「やよっち・・・」
恋人が見せた真実の姿に、二の句を継ぐことができない。
柚葉はただ運ばれるままに広場に入り、向けられてくる視線に俯いた。
背後で聞こえる荒い呼吸に耳を塞ぎたかったが、これ以上注目を集めるのを恐れて耐える。
そんな配慮に気づいていないのか、気にするつもりがないのか、弥生は上ずった声を少しだけ顰めて、柚葉に語りかける。
「みんなが見てる。こういうとこだと、車椅子って目立つね」
実際には、向けられた視線はすぐに逸らされている。
だが、目を伏せている少女には、見られていると思いたい少女の言葉を確かめることはできなかった。
「するよ、おしっこ・・・」
「・・・」
宣言と同時に、弥生が足を止めた。柚葉はそれを止めさせることが出来ず、涙を堪えて俯く。
固く握った拳の震えを押さえようとするが、それはどうやってもおさまらなかった。
「出てる・・・。私、おしっこしてる。外で、見られながら、おむつに・・・」
うっとりとした呟きが背後から聞こえた。
弥生が歓喜に震えているのが、声だけで判った。
きっととてつもなくいやらしく、愉悦に満ちた笑みを浮かべているのだろう。
そんな想像を後押しするように、ほぅっと悦びに満ちたため息が吐かれ、柚葉の髪を揺らした。
208 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:28:50 ID:e8VFaTf6
「あぁ、いっぱい出ちゃった・・・。おしっこの臭いがばれちゃいそう」
どこか嬉しそうに呟き、ゆっくりと歩き始める。
わざと人のいるベンチの前を通り、再び散歩道に入る。
「さ、柚葉の番だよ」
「・・・イヤ。あたしは、そんなこと・・・」
「だめだよ。するまで帰れない」
「でも・・・」
「この後、グランドの方に行くよ。それから駅に向かって、デパートに入る」
躊躇っていればいるだけ、次第に人が多い場所に連れて行かれることになる。
今が、誰もいない散歩道にいる今が、一番マシな状況なのだと教えられ、柚葉は下唇を噛んだ。
「・・・グランドに行くよ?」
「待って! ちょっと・・・待って・・・」
柚葉の手が、タオルケットの上から股間を押さえている。
迷い、躊躇い、恥らう姿に、弥生が押さえ切れない昂ぶりを見せた。
決断の時を迎えようとする細い体を熱く見つめ、スカートの上からおむつに手を乗せる。
「う・・・く・・・」
迷いながらも、柚葉が眉をしかめて唇をゆがめた。迷いに満ちた決断が、理性の抵抗を受けているのだろう。
しようとしながらも出来ないでいるその姿に、弥生は指を咥え、荒く呼吸を乱した。
(はぁ、すごくやらしい。すごくかわいい)
声にこそ出さなかったが、顔にはそう書いてある。
もしも誰かが見ていたならば、相当に怪しまれたことだろう。
「んっ・・・ぅ、・・・ひっ!」
いきみ続けていた柚葉が、不意に怯んだ。泣きそうな顔で股間を見下ろし、固まってしまう。
弥生は背もたれごと柚葉をだきしめ、その耳元に口を寄せた。
「おしっこ、出てるの?」
「い、言わないで・・・」
「出てるんだね?」
「・・・・・・」
再度の確認に、柚葉は小さく頷いた。固く閉ざした瞳から涙が一粒零れ、タオルケットを濡らす。
弥生は指先で目尻を拭ってやりながら、聞こえるように鼻を鳴らした。
「お漏らししてる柚葉、すごくかわいい。おしっこも、いい匂い」
「や・・・だ、嗅がないで」
「なんで?」
「恥ずかしい・・・、臭い・・・から」
「大丈夫。確かに強いけど、いい匂いだから」
タオルケットの下からこみ上げてくる臭いが、自分でも気になるのだろう。
そんな柚葉に、追い討ちのような言葉を与え、弥生が微笑む。
「行こうよ、早く。家に帰ろうよ。すごく気持ち悪いよ」
「あそこに張り付くでしょ?」
事情を知っているのだろう。弥生が共感を示し、理由を語った。
「紙おむつの中に、布おむつが一枚入ってるの」
「なんで、わざわざ・・・」
「その方が、お漏らしを実感できるからだって」
「・・・あの変態」
声を噛み殺しながら吐き捨てる。そんな少女の頭を見下ろし、弥生が車椅子を押し始めた。
その方向に柚葉がうろたえ、弥生を振り返る。
「なんで、そっちに?」
「マンションに帰るから」
「でも、グランドが・・・」
確かにこの位置から帰るとなれば、グランドの脇を通るのが近いだろう。
だが、そんなことをすれば、知り合いに会う確率は飛躍的に高まってしまう。
こんな臭いを漂わせながら、そんな状況を迎えるわけにはいかない。
209 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:29:45 ID:e8VFaTf6
「大丈夫だよ。運がよければ」
「やよっち!」
涙声での訴えも、弥生を止めることはできなかった。
車椅子はゆっくりとグランドへと向かい、野太い掛け声が次第に大きくなっていった。
どうやら、サッカー部が練習をしているらしい。ボールを蹴る音が不規則に聞こえてくる。
「よう、佐原!」
「あ、高野くん」
誰にも見つからないようにという柚葉の祈りは、どうやら聞き入れられなかったらしい。
伏せたままの目に人の影が映り、耳には聞き覚えのある声が飛び込んできた。
「そっちは内海か? なんだ、怪我でもしたのか?」
「うん、捻挫なの」
「らしくないな、内海がそんな怪我をするなんて」
二人目の男の声に、柚葉が体を固くした。
聞き違えようもない、中学時代に淡い憧れを抱いた相手の声。
絶望に目を見開き、俯いた鼻の先から噴き出した汗が垂れ落ちた。
「久しぶりだし、ちょっとゆっくりしないか? 俺たちもちょうど休憩だし」
タオルで汗を拭きながら、高野と呼ばれた少年が誘ってきた。
不審を抱かれないようにと、恐る恐る顔を上げた柚葉の前で、不意に足を止めて鼻を鳴らす。
「場所を変えたほうがいいと思うぞ。ここは、女子と語らうには環境が悪い」
頭を水で流していたのだろう。タオルを被った少年が、さわやかに微笑みながら背後を指差した。
三つの蛇口を持った洗い場の向こうに、無粋なコンクリートの建物がある。
二つの入り口それぞれに、赤と青の表示を持ったその建物に、高野も納得顔で頷いた。
「掃除がいい加減なんじゃないのか? 何か、いつもより臭うぞ」
「風向きじゃないか?」
口々の文句を聞きながら、柚葉が目を泳がせる。
その背後で、困り顔を押さえて無理に笑った弥生が、思い出したように手を打った。
「ごっめーん、これからお医者さんなんだぁ」
「そうか、それは仕方ないな」
「久しぶりなのに、残念だな」
「うん、ごめんね」
「・・・ごめん」
謝る二人に笑顔で手を振り、少年たちは駆け足で広場に向かっていった。自販機のジュースが目的なのだろう。
「ふぅ・・・」
思わず安堵の息を吐いた弥生が、急ぎ足で車椅子を押した。
これ以上知り合いに会うのは、さすがに避けたいのだろう。
グランド脇の道ではなく、遠回りになる遊歩道へと方向を変える。
「危なかったね」
木立の間の小道に入り、辺りに人影がないのを確かめて、弥生が足を緩めた。
大きく息を吐き、しみじみと語りかける。
「嗅がれちゃったよ、私たちのおしっこの臭い」
「・・・・・・」
「トイレじゃなくて、私たちが臭いって判ったら、どんな顔しただろうね?」
想像に目を細めながら、熱い息を吐く。
「おむつがばれて、お漏らしが見つかって、変態呼ばわりされて・・・。
男の子たちにおむつを開かれて、おしっこ臭いあそこを見られて・・・。はぁあ・・・」
貶められる自分を想像して昂ぶってしまったらしい。
弥生は片手で車椅子を押しながら、片手で自分の肩を抱いた。
「でも、やっぱり男は嫌だな」
不意に醒めた顔つきになり、弥生が小さく呟いた。
その目が見つめる細い体は、まだ震えを止められずにいた。
210 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:30:44 ID:e8VFaTf6
翌日、改めて呼び出しを受けた柚葉は、居心地の悪い居間に一人座らされていた。
命じられるままにあてがっている下着の不快感だけでも耐え難いところに、流されているDVDが最悪の内容ときている。
とても画面に目をやる気になれず、不機嫌に顔を背けている。
「お待たせ。ちょっと準備に手間取っちゃってね」
部屋に通しただけで姿を消していた凛が、やけに上機嫌で姿を見せた。その後ろに、疲れた顔の弥生がついている。
小さめの黒いタンクトップと紙おむつの姿で、卑屈に体を縮めた弥生は、ブラもつけていないのだろう。
形のいい胸の先に、小さな突起がはっきりと現れていた。
右脇になぜか枕を抱え、時折そこに顔を埋めては柚葉を窺っている。
「悪かったわね、待たせて。でも、退屈はしなかったでしょ?」
「おかげさまでね。とっととこの悪趣味なやつを止めてよ」
挑発的な口調に、思わず反発してしまうあたり、単純にできている。
言ってから悔やんでいるようだが、今更間に合わない。
「悪趣味なんて酷くない? 自分が主演なのに」
「いいから消してっ!」
主演だからこそ見たくないものも存在する。
望まずして撮られたスカトロDVDなどは、その最たるものだろう。
大画面の中では、茶色いおむつの上に足を開いた下半身が、ウェットティッシュで拭われている。
性器を撫でられ、肛門に触れられ、無意識に零れた声が聞こえてきた。
「せっかく撮ったのになあ。じゃあ、別のやつを見せてあげる」
「いらない! 見たくない!」
「そんなこと言わないの」
拒絶の言葉を平然と聞き流した凛が、別のDVDをセットする。
どうせろくなものではないという柚葉の予感は、間違っていなかった。
うんちに汚れたおむつの替わりに映し出されたのは、おむつをあてたままで突き出されているお尻だった。
「昨日の夜、撮ったばかりだよ。お泊りする弥生ちゃんに枕を用意してあげたんだけど、
ずいぶん気に入ってくれたみたいでね」
「やよっち・・・?」
部屋の隅で申し訳なさそうに立っている少女を振り返ると、弥生は怯えたように体を引いた。
そんな姿に戸惑った柚葉が、促されて悄然と目を戻す。
画面の中で揺れている、おむつをあてたお尻。
不自然に膨らんでいるのは、その中にバイブを咥えているせいなのだろう。
低い唸りが響き、細かく振動しているのが見て取れた。
カメラが引いて弥生の全身が映る。
ベッドの上でうつぶせになり、枕に突っ伏している弥生。
その傍らに凛が腰かけ、手の中でリモコンを弄んでいる。
「んふ、気に入ったみたいね、その枕」
「んっ、んうっ! はっ、はあっ!」
問いかけに答えることもできず、弥生は枕に鼻を押し付けていた。
苦しげに眉をしかめ、しっかりと抱きしめた枕の臭いをしきりに嗅ぐ。
凛が手にしたリモコンを操作すると、枕を抱く手に力がこもり、くぐもった喘ぎ声が聞こえ始めた。
「だけど、呆れるぐらいエッチだよね。あんなに自分でしてたのに、まだ足りないなんて」
クスクスと笑いながら、ポータブルDVDを持ち出してくる。
211 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:32:08 ID:e8VFaTf6
「はい、もう一度見せてあげる」
再生のボタンが押され、小さな画面が明るくなった。
弥生が枕に鼻を当てたまま目だけを上げる。
片手は枕を抱いたまま、片手でおむつの上から股間を押さえ、荒い息を吐いている。
「でも、柚葉ちゃんが知ったらどう思うかな? 自分がうんち漏らしてるの見て、彼女がオナニーしてるなんて知ったら」
「うぅ・・・」
罪悪感はあるのだろう。凛の言葉に、弥生が目を伏せた。しかしすぐに上目で画面を窺い始める。
「止めてっ!」
画面の中では、弥生が淫らな行為を続けている。
想像もできなかった異常さに、それ以上耐えられなかったのだろう。
柚葉が叫び、頭を抱えた。
「ふふっ、楽しんで貰えた?」
「楽しくない・・・。楽しくなんかない・・・」
改めて弥生の変態性を見せ付けられ、衝撃を受けているのだろう。首を振りながらの声に涙が混ざっている。
「ほんと、酷いよねえ。恋人だったら、あんな姿を見て欲情したりしないよねえ」
「う、うるさい! いうなあっ!」
「怒る相手が違うでしょ?」
楽しげに言いながら、凛は弥生を手招いた。
恐る恐るといった足取りで柚葉に近づいた弥生が、テーブルに突っ伏している少女の傍らに立ち尽くす。
おしっこの臭いに眉をしかめた柚葉が顔を挙げ、悲しそうにおむつ姿の少女を見上げた。
「んふ、臭いでしょ?」
弥生の腰に手を回し、更に近づかせる。
答えられずに目を逸らした柚葉の姿に笑った凛が、弥生の抱える枕を取り上げ、柚葉の顔に押し付けた。
「んぶっ! く、臭っ!!」
トイレそのものの臭いを押し付けられ、柚葉が乱雑に枕を押しのけた。ケタケタと笑う凛を涙目で睨み上げる。
「臭いよねえ、そうだよねえ」
何が面白いのか、笑い続けている。
見せ付けるように持っている枕を見ると、枕カバーの上に、薄茶色に染まった布が巻かれていた。
嫌な予感が頭をよぎり、柚葉は思わず言葉を飲み込んだ。
「・・・気づいたみたいだね?」
どこか怯えた様子の柚葉に、凛は枕を突き出した。
口元の薄い笑いが、もっとも聞きたくない回答を用意していると物語っている。
「そう、これは柚葉ちゃんの使ってたおむつだよ」
人差し指で、妖しい色に染まっている布を示す。
「わざと洗わないで干しておいたの。おかげで凄い臭いになっちゃった」
「・・・ひどい」
「だって、しょうがないじゃない。弥生がこの臭い好きなんだから」
わざとらしく肩を竦め、従姉妹を見やる。
弥生は両手を握り締めて俯き、肩を震わせている。
「中身も考えてあるんだよ。昨日のお散歩で柚葉ちゃんがつかった紙おむつが入ってるの」
「こ、の・・・変態っ! ど変態っ!」
「だ・か・ら、それは弥生に言いなさいっての」
自分の前に弥生を立たせ、肩越しににやりと笑う。
212 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:33:01 ID:e8VFaTf6
「用意したのは私だけど、これでオナニーしてたのは弥生だよ。この枕を使って寝て、
頭をおしっこ臭くして悦んでるのも弥生だよ」
「く・・・ぅ」
「ほら、判るでしょ? この娘、こんなにおしっこ臭い」
弥生の体が、柚葉に押し付けられた。体に染み付いたおしっこの臭いが柚葉を包み込む。
とっさに弥生を突き飛ばし、すぐに後悔を浮かべて固まる。
「こいつはね、こうされるのが相応しいの。こんな風にされて悦んでるの。おむつに漏らしておしっこ臭くなって、
柚葉ちゃんのおしっこに塗れて臭くなって、それで興奮してる。どうしようもない変態だよね」
「ち・・・がう。やよっちは、やよっちはそんな・・・」
「違わないよ。虐められて、汚されて、辱められて、それで気持ちよくなる変態さん。それが弥生だよ」
「うそだよ・・・。うそだよね、やよっち・・・?」
否定を求めて縋りつく瞳を、弥生は受け止めることができなかった。
辛そうに視線を外す姿に、柚葉が絶望を浮かべる。
「もっとよく判らせてあげる」
生気を失いソファーにもたれる柚葉のスカートを、凛が捲くり上げた。
命令のままにあててきた紙おむつが露になるが、それを隠す気力も湧かない。
好きにすればいいと、投げやりな気持ちで凛の行動を眺めている。
「ちょっと、おしっこしてくれる?」
「・・・なんで?」
「いいから」
「・・・わかったわよ」
もう、どうでもよくなっているのだろう。
不機嫌に答えた柚葉は、唇を尖らせたままでわずかに目を細めた。
薄笑いの凛と、興奮を見せている弥生の視線を股間に浴びながら、柚葉は無感情に放尿を終え、最後に小さく震えた。
「弥生」
「・・・」
顎で示され、弥生が柚葉の足元に膝をついた。
息を乱しながら柚葉のおむつを見つめ、おしっこの臭う紙おむつに鼻を押し付ける。
「おしっこ・・・。柚葉のおしっこ・・・」
胸いっぱいに臭いを吸い、うっとりと呟く。
呆けた笑いを浮かべておむつのテープを剥がし、前あてを開いた弥生は、黄色く染まったその内側の臭いを吸い、
同じ臭いをさせている割れ目に顔を寄せた。
「やよっち、だめ! 汚いからだめっ!」
「は・・・あ、おしっこの味・・・」
留めようとする手を頭で押しのけながら、弥生は柚葉の股間を舐め上げる。
汚いだけの行為に悦びを見せるその姿に、柚葉は激しく首を振り、やがて力尽きた。
「ふふっ、ちょっとこれで遊んでいなさい」
自分のおむつに手を忍ばせた弥生を押しのけ、凛が柚葉の紙おむつを摘み上げた。
手近な床に放り投げると、弥生がそれに飛びついて臭いを嗅ぎ始める。
凛はそんな浅ましい姿を笑いながら、柚葉の傍らに腰を下ろす。
213 :
堕ち行く先:2009/08/27(木) 22:36:23 ID:e8VFaTf6
「判ったでしょ? あれが本当の弥生だよ」
「・・・・・・」
「他人のおしっこに興奮して、嗅いだり舐めたりしてる自分の惨めさに酔う。あれが弥生の本性。
あの子にとって、柚葉ちゃんはただおしっこをくれるだけの存在だよ。そんなの、恋人なんて言えないよね」
「ちがう・・・。そうじゃない・・・」
「認めようよ。弥生が必要としているのは恋人じゃなくてご主人様。虐めてくれる、汚してくれるご主人様。
それは柚葉ちゃんに限らない」
「い・・・や、やめて・・・」
追い詰めてくる凛の言葉から逃げようと、柚葉が両手で耳を塞ぐ。
その手を剥がしながら、凛は執拗に囁き続ける。
「見限っちゃいなよ。あんな変態、付き合っていてもいいことないよ」
「・・・いや、いやあぁ」
「何がイヤなの? ほら、見てごらんよ。おむつを舐めてる弥生。あんな姿を見ても、まだ嫌いにならないの?」
「き、嫌い・・・」
「ん?」
「嫌いに・・・なんて、ならない・・・。なるはずないっ!」
吹っ切れたように顔を上げ、凛を睨みつける。
「あたしはやよっちの彼女なのっ! 何があったって、嫌いになんかならないっ!」
「ふぅん」
あまりの剣幕に身を引きながらも、凛は面白そうに目を眇めた。
改めて耳もとに顔を寄せ、そろって弥生に目を向ける。
「あれの面倒をちゃんと見られるの?」
「・・・戻してみせる。ちゃんと、前みたいに・・・」
「無理だよ」
切なる願いを、凛は即座に打ち砕いた。笑いながらの言葉なのに、有無を言わせない強さがある。
「弥生はそれを望まない。そんなことしたら、別のご主人様を探すだけだよ」
「・・・やよっちは、判ってくれる。あたしの言葉を聞いてくれる」
「表面上はね。で、持て余した欲望が別の主人を求めるの。弥生がどうして私のところに来たと思ってるの?」
「・・・・・・」
「私もこれで忙しいの。いつまでも弥生の相手はしてられない。柚葉ちゃんもあの娘なんか見捨てて、
好きにさせるのが正解だと思うよ」
「・・・そんなの、できない」
「なら、受け入れなさい」
不意に真顔になり、凛が柚葉を見つめた。
突然の変わり身に驚きながら、柚葉が真剣な瞳を見返す。
「弥生に望んだ姿を求めるんじゃなくて、弥生のためにあなたが変わりなさい。それだけが、残された方法だよ」
「やよっちのため・・・」
「どうすればいいのかは、教えてあげる。見本にちょうどいいのがいるから」
いつもの含み笑いを取り戻した凛の言葉に、柚葉は躊躇いがちに頷いた。
今回はここまでです。
次回で終わりにします。
新しい書き手さんが出てきてるみたいですし、出来るだけ早めに書いて場を譲ります。
Aさんが譲る
譲られたBさんはAさんに悪いからと遠慮する
AさんはBさんが遠慮しなくて済むようにスレを去る
BさんはAさんを失ってしまった責任を感じてスレを去る
>>213 神オムツ!
凜から解放されたら二人の関係はどうなるのか気になる
216 :
202です:2009/08/28(金) 23:58:25 ID:aZdImwZa
>>202です。
でしゃばったまねしてすみません。
どうぞ私に気を使わないでください。
とりあえず投函してみます。
217 :
202です:2009/08/29(土) 00:00:27 ID:aZdImwZa
注意点
催眠系なので苦手な人はNGをお願いします。
導入なのであまりオムツが出ません。
投稿が不定期になる可能性があります
以上のことを注意してお読みいただけると幸いです
218 :
202です:2009/08/29(土) 00:00:54 ID:Hc3hrEht
「くそ……どうしてこんなことに!」
ある夜のこと自室のテレビの前で一人の青年、橘亮介が苛立っていた。
見たところその怒りは尋常なものではないらしい。
「どうしてだよ……どうして!」
おそらく彼の懸案事項はとても重要なことなのであろう。
彼は次の一言でその内容を語った。
「どうしてオムツってタイトルにあるのにこのAVはエッチメインなんだ!?」
かなりどうでもいいことであった。
しかし彼にはとても重要なことであるらしく、不満を吐き出していた。
そんなことを続けているうちに何者かが彼の部屋に入ってきた。
「亮兄、恥ずかしいからやめてよ!」
何物かは女性であった。
「うるせぇな杏!これは死活問題なんだよ!
今年初受験だからってイライラすんなよ」」
亮介はどなった。
彼女は亮介の妹であり橘杏という。
今年公立の学校に受験をしようとしている。
「趣味が変なのはわかったけど、それを堂々と口にするなよバカ」
そう言って彼女はピシャンと扉をしめていってしまった。
219 :
202です:2009/08/29(土) 00:01:19 ID:Hc3hrEht
あくる日
朝早く玄関のチャイムが鳴った。
面倒くさがりながら亮介は玄関にでた。
訪問者は宅配便であり小さな段ボールが届けられた。
(送り先は俺、差出人は………UN?誰だっけ?)
怪しみながら開けてみると中にはベルのようなものが入っていた。
(ベル………?UN……?
そういえば………!)
記憶を探索していると数日前の出来事を思い出した。
UNというハンドルネームの男とあるおむつ系サイトで意気投合し
近況を話したらもっと日常が楽しめるものを送ってあげると言われたことを
(これがそれなのか?
一体なんなんだ?)
段ボールの中を調べてみると取扱説明書らしきものがあった。
内容を見てみるといろいろな言葉が書かれていた。
パッと見で要約すると以下のようである。
1、これは魔法のベルである。
2、これが鳴っている時このベルの音を聞いている鳴らした人以外の人は催眠状態になる
3、一日に使用できる回数は決まっている。
(信じられないな……でもちょっとためしてみるか)
とても信じられるものではなかったが妹に試してみることにした。
妹であればもし嘘でも冗談として流してくれるだろう。
220 :
202です:2009/08/29(土) 00:02:27 ID:Hc3hrEht
俺は妹の部屋の前に立ち、ドアをノックした。
妹が出てくると俺はすかさずベルを鳴らした。
そして、とりあえず失敗しても冗談に見えるように軽快に
「ここでおもらしをする!」
と言ってみた。
ベルの音が止むと妹はハッとしたように
「あれ?いまなにかした?」
どうやら俺が言ったことはおぼえてないらしい
しかし、なにも起こる気がしないので
(なんだやっぱり嘘か…)
そういって妹に謝ろうと下を向いたときに異変に気づいた
ちょろ…ちょろ…
妹のスカートから水が滴っていた。
そしてそれが水たまりを作っていたのである。
妹もそれに気づいたらしくスカートを抑え
「あれ…?どうして……とまってよ!」
必死に止めようとしているのだが一向に水の流れは止まらない。
「お願い……止まって……よ」
後半はほとんど泣きながらになっていた。
俺はその姿を驚愕と、興奮の混じり合ったなんとも言えない感情を抱きながらただ見ていた。
221 :
202です:2009/08/29(土) 00:03:09 ID:aZdImwZa
「パンツ換えるからどいて……」
俺は妹のその言葉でわれに帰った
すでに水の奔流は終わっており、そこには水たまりだけがあった。
「……わかった」
俺はうなずいて部屋から出ようとした
しかし心の中にはある欲望が芽ばいていた
(これを使えばAVのような虚構で退屈な世界より
もっとリアルで素晴らしいものが見れるんじゃないか?)
その考えが出ると同時に俺は無意識にベルを鳴らしていた。
妹の目が再びうつろになると俺はこう命令した
「どうしてお漏らししたかわからないから
とりあえずオムツをつけてみる!」
ベルが止み、妹が正気に戻ると
顔を赤らめながらこう言った
「亮兄、またおもらししちゃうかもしれないから
おむつ貸してくれない?
どうせあんたもってるでしょ?」
事実、リアリティー追及のために部屋にはいくつか紙おむつがあった。
「わかった」
俺は部屋に戻ると一番可愛らしい紙おむつをつかみ妹の部屋に向った
「これ、子ども用じゃないの?恥ずいんだけど……」
妹の感想はもっともだ。
このおむつは小学生くらいのサイズであるにもかかわらず
デザインは幼児が着るような可愛らしいものなのだ
本当はもっと普通のものもあったんだが妹にはいつもからかわれているため
その仕返しもあった
「まあ……ないならしかたないか……
着替えるから出て行って」
そういって俺は部屋から追い出された
あとから風呂で確認したが妹はパンツをはいてなかった
しかしトイレには行っていた。
おそらく命令が「パンツではなくおむつをはく」
であったため、おむつを使うことがなかったからであろう
それでもこのベルは本物であった
命令がしっかりしていればトイレ自体を禁止することもできるだろう
さて、次は何をしようか……
222 :
202です:2009/08/29(土) 00:04:28 ID:Hc3hrEht
とりあえず以上です
なんかやってほしいシチュとかあったら書いてくれれば
それでは
GJ
GJ
スクール水着の上からおむつを重ね穿きというシチュを希望したい。
225 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:19:59 ID:2QQ4DPjX
なんか、言い方が悪かったみたいで申し訳ないです。
新しい人が来たからと言っていなくなるつもりはありません。
十年近くこの手の話を書いてきましたし、それぐらいでは止められません。
続き物を書かれると、他の書き手が参加しにくいと言われたことがあったので、
切りをつけておこうかと思っただけです。
長い話ばかり書いてるせいで、叩かれることも多いんですよ。
他の方が気にしないというのであれば、そのうちにまた書かせてもらいます。
それはそうと、続きです。今回は、最後まで。
一ヶ月ほどの後、柚葉と弥生は、凛のマンションを訪れていた。
胸を張って歩く柚葉の後ろで、弥生は何かを堪えるように、唇を噛んでいる。
時折眉間に皺を寄せ、お腹を押さえて柚葉の背中を見つめる。
柚葉はそんな弥生を振り返ることも無く、預かっている鍵でエントランスに入り込んだ。
「あれ?」
エレベーターの前に見慣れた後姿が立っていた。
口元だけで笑い、小走りに駆け寄ってお尻を叩く。
ひゃうっと奇矯な声を上げて飛び上がった女性が、スカートの裾を気にしながら背後を振り返った。
「先生!」
「う、内海・・・さん」
おずおずと振り返ったのは、英語の教科担任をしている榎本真奈美だった。
二十代の終盤に差し掛かっていながら、浮いたうわさの見られない女教師。
真面目で熱心だが、決して堅苦しくない性格の受けがよく、生徒たちから真奈ちゃんと慕われている。
教師として初めて受け持った生徒の一人が凛で、以来の付き合いらしい。
特徴に乏しい、大人しい顔立ちに困惑を浮かべ、無意識にだろうが柚葉から距離を取ろうと後じさる。
「逃げないでよ。いっしょに行こ」
三人でエレベーターに乗り込むと、柚葉は改めて真奈美の尻に手を回した。
不自然な感触を掌に受けながら、意地悪く撫で回す。
「エレベーターだと、さすがに臭うね」
「ご、ごめんなさい・・・」
「んー? なんで先生が謝るの?」
わざとらしく首をかしげ、柚葉は弥生の尻に手を移動させた。
スカートの下に手を伸ばし、今日もあてがっている紙おむつを撫でる。
さっきもそうだが、防犯カメラからは上手く体で隠している。
「あたしはやよっちに言ってるの。お漏らしばかりしてる変態さんにね」
「わ、私も・・・、漏らして・・・」
「ふぅん、お漏らししてるんだ」
知っていながら、さも意外そうな顔をする。
怯えた瞳が逃げるのを追いかけ、わざわざ顔を覗きこんだ柚葉は、汗を滲ませる教科担任を意地悪く見つめた。
「確かに臭いね。やよっちとは違う臭い」
「・・・ごめんなさい」
「べっつに、怒らないよ。真奈ちゃんがおむつしてようが、お漏らししてようが、仕方の無いことなんだし」
物分りのいいような事を言い、動揺を見せている横顔を窺う。
声を抑えて小さく笑った柚葉の手が、二人のお尻を同時に撫でまわした。
「なにしろ、変態さんだもんね。おむつして外出して、お漏らししながら歩いて、それで気持ちよくなっちゃうんだもんね?」
「う、ぅ・・・」
「はい・・・、そう・・・です」
エレベーターの中でありながら、弥生はうっとりと目を細めていた。
言葉で嬲られるのが好きなのだろう。カメラに映っていると知りながら、呆けた顔を隠そうとしない。
真奈美の方がまだまともらしく、嘲りに耐え、涙目で俯いている。
226 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:21:08 ID:2QQ4DPjX
「着いたね、それじゃ・・・」
目的の階で開いた扉から出た柚葉は、無人のエントランスで腕を組み、二人の女性に笑みを向けた。
怯えた顔の真奈美と、期待に満ちた弥生とを見やり、コンクリートの床を指差す。
「凛の部屋まで、四つんばいで行きなさい」
「・・・そんなの」
「はぅう、見えちゃう・・・。おむつ、見えちゃう・・・」
「スカート長いから大丈夫そうだけどね。せっかくだから、お尻を捲くってあげようか。
おむつ丸見えにして、変態さんだって判るように」
「私、そんな・・・」
「見られたら、見つかっちゃったら・・・」
逡巡する真奈美の横で、弥生が瞳を潤ませた。荒く息を乱しながら、昂ぶりに震えている。
「はあ、はああ、わたし、こんなところで・・・」
重ねて命じる必要は無かった。弥生はどこかうれしそうに膝をつき、両手を床に着けた。
スカートの下におむつを覗かせながら、期待をこめて柚葉を見上げる。
「・・・いいよ」
優しく頷きながら、突き出されたお尻を包んでいる布を捲り上げる。
こんもりと膨らんだおむつが丸見えになり、傍らで見下ろす真奈美が青ざめた。
「い、ああ、で・・・てるぅ・・・。おしっこ・・・こんな格好でおしっこ・・・」
「う・・・そ、こんなの・・・」
長く仕込まれてはいても、弥生ほどの吹っ切れ方をしていないのだろう。
真奈美が愕然と教え子を見下ろし、無意識に首を振った。
「あう、漏れてきちゃった。気持ち悪いよぉ」
「あらら、やよっちってば、おしっこ出しすぎだよ」
「これは、替えてもらえなかったから・・・」
朝から使っていた紙おむつは、既に限界を迎えていたらしい。
弥生がずっとおしっこを我慢していたのも、それが理由だろう。
おしっこを吸い込むための下着に覆われていながら、受け切れなかったそれは足の付け根から漏れ出し、
幾筋かに分かれて太ももを伝い落ちている。
本人が口にした通り、相当に気持ち悪いことだろう。
「真奈ちゃん、早くしたら?」
「えっ?」
「弥生が気持ち悪いって言ってるでしょ?」
「・・・いやぁあ・・・」
言葉は穏やかだが、その手の中には穏やかではないものが握られていた。
ポケットから取り出した携帯の画面には、他人に見せられない格好の真奈美が映っている。
何のためにそれを見せてきたのは明らかだった。
拒絶の言葉を力なく呟きながら、真奈美が震える膝を床につける。
「ふふっ、いい格好だね」
真奈美のスカートも捲くり、腰のベルトに挟みこむ。
紙おむつをあてたお尻を並ばせた二人は、膨らんだお尻を振りながら進みはじめた。
弥生が歩いた後には、おしっこで膝の形が残っている。誰かが見つけたなら、何かと不審を抱くことだろう。
弥生は己の惨めさに酔い、舌を突き出して荒く息をしている。
その横で、真奈美は今にも気を失いそうな顔で手足を進めていた。
227 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:23:18 ID:2QQ4DPjX
「凛? もう着くから、ドア開けといて」
もう少しでたどり着くというタイミングで、柚葉が携帯を耳に当てた。
程なく目的のドアが大きく開かれ、スリムジーンズを身に着けた凛が顔を覗かせる。
「あはははっ、なに、二人とも! その格好で来たの?」
「いやー、まさかほんとにするとは思わなかったんだけどね」
「柚葉ってば酷すぎ。真奈なんか死にそうな顔してるよ」
「やよっちは気持ちよさそうだけどね」
けたけたと笑いながら、柚葉は二人をドアの中へと追い立てた。
力尽きて玄関に崩れ落ちた真奈美を凛が助け起こし、リビングへと運んでいく。
柚葉は四つんばいのままの弥生を追いたて、その後ろを着いていった。
「ちょっと、漏れてるじゃないの。ちゃんと掃除してよ!?」
「後でやらせるから大丈夫。それより、まずは楽しもうよ」
しかめっ面の凛を宥めながら、柚葉は弥生をリビングの真ん中に進ませた。
フローリングの床におしっこの雫が玉を残す様を、凛が不満そうに見つめている。
諦めたのか、足元にへたり込む真奈美の頭を撫でながら、乱暴に足を組んだ。
「やよっち、どうして欲しいの?」
「おむつ、替えて欲しい」
「じゃ、ちゃんとお願いしてごらん」
「はい」
ちらと横目で凛と真奈美を窺った弥生は、その場で仰向けに転がった。
自らの手で膝を抱え、がに股に開かせて媚びた笑みを浮かべる。
「お漏らしして、おむつがぐしょぐしょです。新しいおむつに取り替えて下さい」
「そうだね、どうしようかな・・・」
「お願いです。おしっこぐちゅぐちゅで気持ち悪いです」
わざとらしく顎に手を当てた柚葉が、意地の悪い目つきで弥生を見下ろした。
大きく足を開かせ、黄色く染まったおむつの股間を見せ付けている弥生が、重ねて哀訴の言葉を吐く。
鼻で笑った柚葉の足がゆっくりと上がり、黒いニーソックスに包まれた小さな足が、
異臭を放つおむつの股間に下ろされた。
「うわあ、ほんとにぐしょぐしょ。零れてきちゃうじゃない」
「ひっ、いひいっ!」
股間を踏む足に力を込めると、おむつの脇から生暖かい液体がじゅぶじゅぶと染み出した。
おむつの外皮がそれを吸ったが、受けきれない分はお尻の下に溜り、凛を更に嘆かせる。
よほど気色悪かったのだろう。弥生が身もだえ、鳥肌を浮かべた。
「すごいことになっちゃってる。やよっち、何回漏らしたの?」
「お、おねしょも入れると四回・・・」
「ふぅん。やよっちってさあ、いくつになったんだっけ?」
「じゅう・・・ろく」
「そうだよね、あたしの同級生のはずだよね」
改めて確認し、うんうんと頷く。
「それがなんでおねしょなんかするの?! お漏らしなんかするの!?」
「ひっ、ご、ごめんなさい! ごめんなさいっ!」
不意に柚葉の声が厳しくなり、おむつを踏む足が強くなった。
ぐりぐりとこね回しながら股間を踏みつける。
染み出したおしっこにソックスの色が変わっているが、それでも踏む足の力を緩めない。
228 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:24:32 ID:2QQ4DPjX
「どうしておむつなんかしてるの! おかしいでしょ!」
「好きなんです! おむつが、おねしょが好きなんですっ! おむつにお漏らしするのが気持ちいんですっ!!」
「おむつにおしっこ漏らして気持ち良いの?」
「は、はいっ! い、今も、踏まれてるのがいいです! おしっこ塗れのあそこを踏まれて、すごくいいっ!」
「こうされるのがいいんだ?」
「はひいっ!」
おむつに乗せた足を揺すりながら訊く。
弥生は理性を失った顔で大きく頷き、今にも達しそうになっている。
柚葉は足の動きを止めると、再び穏やかに問いかけた。
「こんなことされて悦ぶような人を、なんていうんだっけ?」
「へ、変態ですっ!」
「そうだね。じゃあ、自分でいってごらん」
「わ、私、変態です! おむつを踏まれて気持ちよくなるど変態ですっ! もっと、もっと踏んでください!
ぐりぐりしてくださいいっ!」
「あはははっ、よく言えました。じゃ、ご褒美だよ」
一度足を持ち上げた柚葉が、つま先をおむつにめり込ませた。ぐりぐりと抉りこむようにこね回す。
「あああああっ!!」
「あははは! ほんとにいっちゃった! おむつ踏まれていっちゃった!!」
白目を剥き、舌を突き出し喘ぐ弥生を、柚葉はお腹を押さえて笑い飛ばした。
(無理してるなぁ・・・)
嘲りの奥に、痛みと悲しみが覗いている。
己の感情を抑えての振る舞いに、凛が小さなため息を吐いた。
「かわいかったよ、やよっち」
笑いを収めた柚葉が、不意に表情を緩めた。
肩で息をしている弥生の傍らに膝をつき、覆いかぶさる。
優しく重ねられた唇に、朦朧としている弥生が舌を伸ばした。昔のように舌を絡め、唇を求め合う。
「・・・まだ、足りないんだね?」
唇を重ねている最中にも、弥生の手は下へと伸び、おしっこに塗れているおむつを押さえていた。
柚葉はどこか寂しそうに唇を離し、貪欲に汚辱を求める恋人を見下ろす。
「気持ちよくさせてあげる。やよっちにお似合いの方法で」
柚葉が作った冷たい声に、呆けた瞳に悦びが宿った。
立ち上がり、濡れた靴下を脱いで乱暴に投げ捨てた柚葉は、怯えた瞳を向けてきている女教師に目を向けた。
「真奈ちゃんってさ、学校でもおむつしてるよね?」
「・・・はい」
「お漏らしもしてるの?」
「・・・時々」
「ふぅん、たまに様子が変なのは、そのせいなんだね」
いかにも馬鹿にした様子で頷き、首を傾げる。
229 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:26:02 ID:2QQ4DPjX
「でも、香水も使ってるんだろうけど、学校だとあまり臭わないよね? なんで、今日はそんなに臭いの?」
「きょ、今日は、あの、安いおむつを・・・」
「安いの?」
「消臭ポリマーの量が違うの」
おむつの違いなど知らない柚葉のために、凛が短い説明を挟んだ。
単語の語感から、意味を理解したのだろう。柚葉が納得顔で頷く。
「それで今日は臭いんだ。エレベーターの中なんかひどかったもんね。やよっちと真奈ちゃんのおしっこの臭いで」
「いつものなら、いつものおむつなら・・・」
「で、何で今日は安いやつなの?」
「お、お出かけだから、これを使いなさいって言われて・・・」
「お漏らしの緊張感を高めようと思ってね」
凛が平然と説明する。その姿に、柚葉が大仰に肩を竦めた。
「凛だって結構酷いじゃない。ま、いいわ。おかげでやよっちを楽しませてあげられるんだし」
何を思ったか、柚葉が真奈美に近づき、震えている手を掴んだ。
無理やりその場に立たせ、しゃがんで股間に鼻を寄せる。
「うっわぁ、すごい臭い。おしっこでむんむん」
わざわざ臭いを嗅いでおきながら、顔を顰めて体を引く。
そんな反応を示されて、真奈美は居所の無いような顔で小さくなった。
「じゃ、こっちに来て。そこにしゃがむの」
「で、でも、それだと・・・」
言われた場所に立った真奈美が、困惑を示した。
足の間にあるのは、欲望にぎらつく弥生の瞳。
両手でおむつの股間を押さえる、弥生の顔がそこにある。
「嗅がせてあげてよ、先生の臭い」
「・・・こ、こんな・・・ことって・・・」
おしっこに汚したおむつをしたままで、教え子の顔に座る。
想像の中ですらも起こりえなかったことを、今やらされている。
助けを求める真奈美の瞳が、凛を縋った。だが、冷酷な主はただ顎で、行為の継続を命じてきた。
「う・・・うぅ・・・」
「ん、は・・・ぅ、おしっこ、おしっこの臭いぃ・・・」
控えめに下ろされたお尻が目の前に来た時、弥生は己の股間に伸ばしていた手を戻し、眼前のおむつを押さえていた。
鼻を押し付けて大きく息を吸い込み、うっとりと呟く。
「先生の臭い・・・、真奈ちゃんのおしっこの臭い・・・」
「い、いや! 嗅がないで! 嗅がないでっ!」
「なに言ってるの。ほら、ちゃんと座って」
「ひっ!」
腰を浮かしていた真奈美の肩を、柚葉が両手で押さえつけた。
お尻が顔に押し付けられ、鼻がおむつに食い込んだのが判った。
立ち上がろうとしても、上から押さえられてはそれもできない。
真奈美はただがたがたと、ありえない状況に震えていた。
230 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:28:02 ID:2QQ4DPjX
「やよっち、どう?」
「おひっこぉ・・・、くさいぃ・・・」
「お、お願い、許して! もう許してっ!」
朦朧とした声に限界を訴えたのは、顔を抑えられている少女ではなく、臭いを嗅がれている女性だった。
激しく首を振りもがいているが、柚葉はそれを許さず、尚更強く肩を押さえつける。
「もっと嗅がせてあげてよ。やよっちが満足するまで」
「いや! いやっ! いやあああっ!」
「くさ・・・、はああ、くさいぃ・・・。くさいよぉ・・・」
おしっこの臭いを嗅がれ、くさいを連発されては、女性として耐え難い気持ちになるのは無理も無い。
真奈美は必死に許しを請うが、柚葉も弥生もそれで許そうとはしなかった。
弥生はひたすら嗅ぎ続け、同じ言葉を繰り返す。
「やよっち、真奈ちゃんの臭いを嗅ぎながら、自分でしてごらん」
「して・・・いいの?」
「いいよ。変態さんにお似合いだもん。お漏らしおむつを嗅ぎながらのオナニーなんて」
「ん、ぅん。へんたい・・・、へんたいオナニー・・・」
自らの言葉に昂ぶりながら、弥生が両手を股間に下ろした。
手探りでおむつを留めているテープを剥がして開く。
黄色く染まった内側をお尻の下に広げながら、おしっこに塗れた股間に指を這わせ、柔らかな場所に指を沈める。
「おしっこ、くさい・・・、んぁ、気持ちい・・・ぃ」
「んふ、ゆっくりだよ、やよっち。いま、プレゼントを用意してあげるから」
「はぁあ、いいのぉ・・・。おしっこオナニー、いいのぉ」
おしっこと蜜に塗れた場所をまさぐる声は艶かしく蕩け、おむつの下の顔を想像させる。
指の動きは緩むことなど無く、ただひたすらに快楽をむさぼっていた。
苦笑を浮かべた柚葉の手が、乱暴にも見える動きをしている弥生の手を押さえ、そこから離させる。
もがくように空中で指をうごめかせながら、弥生は腰を浮かせてそこに近づけようとしている。
「じらしちゃかわいそうだね」
あさましいほどの欲望を見せ付けられ、柚葉は哀れむような笑みを浮かべた。
教え子の顔に跨って震える女教師の耳に口を寄せ、そっと囁く。
「おしっこして」
「そ、それは・・・、あの・・・」
「するの。これ以上待たせちゃ、やよっちがかわいそうでしょ?」
「でも、でも、顔の上で・・・」
「大丈夫。悦ぶから」
大丈夫という表現が妥当かどうかは別にして、悦ぶのは間違いない事実だろう。
今の弥生を見ていれば、真奈美にもそれが判った。
「くぅ・・・」
柚葉の命令よりも、むしろ弥生の圧力に屈したように、真奈美は下腹に力を込めた。
ただおむつにするだけなら、さほどの抵抗も感じることなくできるのに、さすがにこの状況はきつかった。
何度もくじけては力を入れなおし、それだけで息を乱してしまう。
「・・・ん、うぅ・・・」
幾度目になるか判らない息みの後に、真奈美が切なげに眉を寄せて下唇を噛んだ。
両手で上衣の胸元を握り締め、体を固くしている。
231 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:30:15 ID:2QQ4DPjX
「あ・・・、おしっこ出てる。私、おトイレにされてる・・・」
「ふふ・・・、そうだよ。やよっちはおトイレ。顔の上でおしっこされちゃうおトイレだよ。それでも、気持ちいいのかな?」
「い、いいのぉ・・・。私、便器・・・、おしっこされて、汚されて・・・。もっと、汚して欲しいの」
柚葉が弥生の手を離す。
解放された指が己自身を深く抉り、かき回した。
顔の上でおしっこを漏らされながら、新しいおしっこの臭いと温もりとを感じながら、弥生は指を動かし続ける。
時折体をひくつかせながら、それでも休むことの無い自慰。
その異様さに、凛ですら不快げに顔をしかめた。
「んおおおおっ!」
おむつのお尻に顔を踏みつけられた少女の裸体が、激しく仰け反った。
腰を高く突き出し、びくびくと痙攣する。
潮を撒きながら震えていた腰がくったりと落ちると、力を失った指が吐き出されるように排出された。
弥生の充足を見届けた柚葉は、その顔面に跨っている真奈美の背後に回り、漏らしたばかりの紙おむつに手をかけた。
手早くテープを外し、弥生の上でそれを開く。
「やよっち、お仕事だよ」
腰を上げさせておむつを抜いた柚葉は、おしっこまみれの真奈美のお尻を、再び弥生の顔に押し付けた。
おむつ越しではない、濃密な尿の臭いに包まれ、弥生が一瞬呆気にとられる。
「やよっちはおトイレなんだから、ちゃんと綺麗にしないとね」
「あ・・・、はい。私はおトイレ。おしっこきれいに・・・」
「ひいっ、だ、だめえっ!」
求めを理解した弥生が舌を伸ばし、真奈美の股間を舐め上げた。
舌を戻しておしっこの味を確かめ、うれしそうに飲み下す。
そんなことをされるとは思っていなかったのだろう。
真奈美が四つんばいになって逃げ出すが、弥生はそれを追いかけ、執拗にお尻を嘗め回している。
「・・・やよっち」
奴隷として扱うようになったかつての恋人の姿に、柚葉がうっすらと涙を浮かべていた。
浅ましく汚辱を求めるその姿に慣れ、欲求に応えられるようになったはずなのに。
弥生のためだと割り切り、気持ちを押さえられるようになったはずなのに。
それでも、他人のおしっこを求めて這いずり回る今の姿には、耐え切れなかったらしい。
「見たくない・・・。あんなやよっち、見たくないよ・・・」
「柚葉・・・」
頬を伝った涙を拭う少女の頭を、傍らに寄り添った凛がそっと抱いた。
「嫌いになれば、楽なのに」
「・・・なれない。嫌いになんて、なれない」
「なりなさい。あんなのは弥生じゃない。あなたの弥生は、あんな変態じゃないはずでしょ」
「ダメなの! それでも、それでもやよっちが好きなのっ!」
「・・・そう。あなたも、逃げられないわね」
不意に語気を緩めた凛が、抱いていた頭を押し戻した。
いたわるように柚葉を見つめ、弥生に股間を嘗め回されている真奈美に目を向ける。
「弥生、それぐらいにしなさい! 真奈美!」
声に力を込めた凛が真奈美を呼びつけた。
救いを得た教師は教え子を振りほどき、主の足元に控える。
232 :
堕ち行く先:2009/08/29(土) 23:35:11 ID:2QQ4DPjX
「もよおしてきちゃった」
「・・・はい」
何を求められているかを悟った真奈美は、凛のジーンズのベルトを外すと、下着ごとそれを脱ぎ落とさせた。
整えられた陰毛が揺れ、引き締まった小尻が露になる。
うっとりとそれを見上げた真奈美が口を開き、股間に近づけた。
「最初は、嫌がってたよね」
「んっ、んんっ・・・」
いとおしげに髪を撫でながら、穏やかに語りかける。
真奈美は答える余裕のないまま、喉を大きく鳴らしていた。
「でも、真奈美はしてくれた。私が望んだことは、全部受け入れてくれた」
立ったままおしっこを続ける凛と、それを飲み続ける真奈美。
異常としか言えないその光景に、柚葉は見入っていた。
出し終えた凛から口を離した真奈美が、舌を伸ばして股間を拭うと、凛はその前にしゃがみ込み、
おしっこの臭う顔を間近に見つめた。
「気がついたら、かけがえの無い人になってた。大切な、大好きな真奈美」
「ん・・・」
首に手を回し、そのまま唇を重ねる。
たった今自分のおしっこを飲んだばかりの相手だというのに、躊躇いを見せずに深く口付け、舌を絡めている。
濃密な口付けは終わることなく、その姿だけで体の火照りを覚えた柚葉は、思わず股間に手を添えていた。
「柚葉もおしっこ?」
「や、やよっち?!」
「飲ませて・・・。わたしに、柚葉のおしっこ・・・」
「だ、だめ! そんなのダメ!」
「じゃ、じゃあ、かけて! 頭からおしっこかけてよ」
「そんなのできない」
「お願い、柚葉に汚して欲しいの・・・。柚葉で汚されたいの・・・」
「ぅ・・・」
縋るような瞳に捉えられ、体が動かなかった。
そこまで望んでいるならと、気持ちが諦めへと傾いていく。
「嫌いになれないなら、逃げられない。いつか、私たちみたいになる」
声に振り向いた柚葉の前で、新しいおむつを拡げた凛が笑っていた。
その足元では、足を抱えて転がった真奈美が、恥ずかしそうに頬を染めている。
互いを求め、充足しあう二人。
切り離すことなどできなくなった一つがいがそこにいた。
「引きずられて堕ちてきなさい。私たちが待っている場所に」
その言葉と笑みとが、ひどく魅力的に感じられた。
柚葉はいつのまにか下着を脱がしていた弥生を見下ろし、その頭に股間を押し付けた。
「・・・一緒に、堕ちようね」
「はぅ、あったかい・・・」
返事の代わりの喜びに満ちた笑顔に、柚葉は同じ顔で穏やかに頷いた。
以上で終わりです。
次の話が浮かぶまで、少しお休みしますので、他の方よろしくお願いします。
そうそう、202さん。
おむつに漏らさせて、思い切り馬鹿にしてやって欲しいです。
嗤われると判っていて、我慢したいのに、それでも目の前で漏らしてしまう。
そんな状況で、悔しがり、恥ずかしがる姿が読んでみたいです。
233 :
202です:2009/08/30(日) 23:50:30 ID:1gN2MeaF
堕ち行く先さん(でいいのかな)レスありがとうございました
とりあえずリクのやつ入れてみたんですが
気に入ってくれたら幸いです
>>224さん、スク水は詳しくないんですができるだけ入れてみたいと思います
とりあえずなんか長くなってしまったんですが
投函します
言い忘れましたが誤字脱字はご容赦を
234 :
202です:2009/08/30(日) 23:50:51 ID:1gN2MeaF
このベルを手に入れての初めての夜俺はほとんど寝ることができなかった
と言うよりこのベルを使ってやりたいことを考えていたら朝になったというだけであった
朝になって俺は今日やるべきことを考えていた
まず俺をやるべきこと、それはこのベルによる催眠がどこまで有効かと調べることだ
考えられることは
1、催眠にかかった人の常識を操作できる(実証済み)
2、肉体の操作ができる(おしっこが我慢できないなど)
3、記憶の操作や改竄
大きく分けてこの三つだろう
もし2ができれば意識があるのにおもらしする、といった恥辱プレイができるし
3ができれば足がつく可能性がほとんどゼロになる
とりあえず学校に行き実験をしてみようと思う
235 :
202です:2009/08/30(日) 23:51:39 ID:1gN2MeaF
学校に行く途中、俺は周りの女子を物色していた
いくらベルの効果をためすテストであってもどうせなら楽しんでやりたい
そう思って教室を見渡していると不意に声をかけられた
「あなた、何きょろきょろしているの?気持ち悪い」
ふと顔を上げるとそこには長髪の女性がいた
彼女は長倉玲子、クラス委員だった
たしかにきょろきょろしていたのは認めるがいきなり気持ち悪いはないだろう
そう言いたいのを堪えて玲子の顔をじっと見ていると
「なに?言いたいことがあればいえば?
どうせ支離滅裂ないい訳だけど」
俺はカチンと来た、このまま感情にまかせて暴言を言ってもいいだろう
しかし思いとどまった、おれには"あれ"がある。
向こうは正当性がこっちにあると見たんだろか、勝ち誇った顔で
「なんだ、わかっているんだ
自分が悪いって」
何とでも言え、その顔を恥辱に染めてやるよ
236 :
202です:2009/08/30(日) 23:52:08 ID:1gN2MeaF
放課後、俺は玲をなるべく人目につきにくい体育館の裏に呼び出した
名目上は俺が今朝のことを謝るということで
玲は朝の勝ち誇った顔でやって来た
「やっと自分の愚かさに気づいたみたいね
さあ土下座でも何でもすればいいじゃないの」
俺はベルを取り出した
そしてあいてがそれに気づく前に鳴らした
玲の目から光が消えた、催眠にかかった証拠だ
「委員長、明日あんたは……」
237 :
202です:2009/08/30(日) 23:52:29 ID:1gN2MeaF
次の日
私、長倉玲子はすがすがしい気分であった
昨日クラスでの不安分子に頭を下げさせたからだ
あいつはなんだか気に食わなかった、教室でもAVなどエロ本など卑猥な話をするし
それに昨日のあいつはいつもの数倍気持ち悪かった、
どうせクラスの女子を使った妄想をしていたのだろう
私がいる限りそんなことはたとえ妄想であってもさせない
それがクラスのためなのだから
私は学校に着くとトイレに行った
そして用を足そうとするとメールが来たことに気づいた
普段は分からないアドレスからのメールは無視するのだが何気なく開いてしまった
私はその内容を見て驚いた
そしていそいで個室に入った
238 :
202です:2009/08/30(日) 23:52:50 ID:1gN2MeaF
件名:下着に注目
本文:
あんたが今はいているものパンツじゃないんだろ?
知らなかったな……委員長にそんな趣味が合ったなんて(笑)
言っとくけどあんたそれ脱げないぜ
このアドレスからのメールはすぐに開けるようにしておけよ
さもないと添付ファイルをクラスのみんなにばらまくぜ
添付ファイルには私がスカートを両手でたくし上げている画像がついていた
さらに驚くべきことははいているのがパンツではなく紙おむつであったということだ
そして自分の下着今はいているを確認した
写真と同じ紙おむつがそこにあった
239 :
202です:2009/08/30(日) 23:53:34 ID:1gN2MeaF
私は反射的におむつを脱ごうとした
しかしどんなに力を入れても脱ぐことはおろか破くことすらできなかった
私はメールの送り主に返信した
[これ…・・・どうなっているのよ!?]
返信はすぐ来た
[ちょっとおまえに細工させてもらった
試してみろよどうやっても脱げないから]
私はさらにメールを返した
[あんた……誰よ?どうしてこんなことを!]
[とくにおまえじゃなくてもよかったんだけどな
テストさえできれば
ちなみにいつ細工されたか分かるか?]
私は必死に記憶を遡ってみた
しかし思い浮かぶのはいつもの日常で不審な点はない
[なるほど……記憶操作と肉体操作もできるのか
こいつは便利だ]
言っている意味が分からなかった
とりあえずこの状況を何とかしなければまずい
クラス委員がこんなものをはいていることを気づかれたらもう学校には……
[とにかく……元に戻しなさいよ!]
[じゃあゲームをしよう
もし君が放課後までおむつを濡らさなかったら解除してあげる
君にできるかな?
失敗したら罰ゲームを受けてもらうけど]
こいつが言うことが信用できる可能性は少ないでも……
いくら罰ゲームがあってもこの状況をなんとかしなければいけない
[私は今までどんな勝負にも勝ってきた
あんたなんかには負けない]
[いい心がけだ……
健闘を祈るよ]
私は携帯を閉じて教室に向かった
絶対に勝ってやる
240 :
202です:2009/08/30(日) 23:54:01 ID:1gN2MeaF
今日の授業は全く集中ができなかった
椅子に座っていてもパンツとは全く違った紙おむつの感触に
おむつをしていることを意識させられるし
もしかしたらおむつをしていることがばれたらと思うと気が気でなかった
だがすでに五時限目、この授業を乗り切れば私の勝ちだ
五時限目はロングホームルームであった
今日の議題はどうやったらクラスがよくなるかであった
いつもなら進んで意見するが今日は見てるだけにした
不振がられないように少し体調が悪いと先生に言っておいた
こうしておけば五十分間なにもしなければいいだけだ
しかし意見を出し始めると状況が一変した
最初の異変はクラスの男子が意見を出し始めた時であった
「このクラスをよい方に変えるためにはクラスの一人一人が
責任と自覚を持って……」
(!?)
その男子が意見を言うにつれ尿意が強まってきたのである
(ちょっと……どうして!?)
「つまり本来[クラス]と言う物はクラスの一人一人が持つ[クラス]への理想を
まとめ……」
そして気づいた、その男子が[クラス]という度に尿意が強くなるということを
常識的にはありえないがそれしかない
(とりあえず耳をふさげば……)
しかし朝と同様にどうやっても耳がふさげない
これもあいつの仕業なの?
進行が進むごとに尿意はどんどん強くなっていった
もはや会議などどうでもよくなっていたときある生徒が立ち上がった
橘亮介である
241 :
202です:2009/08/30(日) 23:54:25 ID:1gN2MeaF
「いままでは[クラス]に対する理想論しか出てなかったと思います
そこで[クラス]委員長である長倉サンに実益を兼ねた提案をして欲しいとおもいます」
私は驚いた、ここで話が回ってくるとは思わなかったからだ
「具合の悪いのはわかりますがなんか[クラス]のために一言お願いしますよ
ねえ、[クラス]委員の長倉さん?」
今の二回で尿意の方はほぼ限界であった
早くこの男を黙らせなければ
「わかり……まし……た
「私が……[クラス]に求めるのは……あ……」
自分で言った[クラス]が最後の堤防を崩した
私が感じたものそれは止められない恥ずかしい水の流れと
みんなの前でおもらしをしている恥辱と
やっと開放されたという快感だけであった
242 :
202です:2009/08/30(日) 23:54:49 ID:1gN2MeaF
気がつくと私は男子に背負れていた
橘亮介であった、どうやら気絶していたらしい
「先生に保健室に連れて行くよう言われたんだ
めんどくさいけど保険いいんじゃ仕方ないからな」
私は少しほっとした、もうあの苦しみはなくなったのだから
あの苦しみ?
!
はっとして下の方に意識を向ける
塗れた感触が伝わってきた
(私……おもらししちゃった……
もう学校行けない……)
「まあ気にすることはないよ……
おもらししちゃったことはさ」
今こいつはなんていった?
何でこいつがそのことを?
……まさか?
私は即座に橘から離れた
「あんたが……脅迫者なの!?」
こいつがこんなことをできるとは信じられない
しかし昨日最後に会ったのはこいつだ
記憶にはないが、やつが記憶を操作できるなら十分にありえる
「早く元に戻しなさいよ……
そうしないとこのことを学校や警察に言うわよ!」
私はどなるように言った
しかし私の言葉にもあいつはこたえた様子はない
それどころかニヤニヤと笑っている
「じゃあやってみろよ…ここで大声を出せば誰か来るだろう?」
言われなくてもそのつもりである
「……………!」
(声が出せない……?)
「無駄だぜ…俺のことは誰にもいえない
そういう風に操ったんだからな」
(こいつ…そんなことまで…)
あいつがポケットから何かを取り出したのが見えた
「さてと…罰ゲームだ!」
そして何かの音が聞こえたとき、私の意識は落ちていった
243 :
202です:2009/08/30(日) 23:55:09 ID:1gN2MeaF
意識が戻ると私は空き教室で横になっていた
周囲を見渡し、とりあえず人がいないことを確認して安心した
この教室はめったなことで人は来ない
ふと前を向くとあいつがいた
「橘……貴様!」
怒りがこみ上げてくる
起き上がってあいつの顔を精一杯殴ろうとした
しかしそれはできなかった
(体が……動かない…)
やつは動けない私を嘲笑うようにこういった
「なに罰ゲームといっても簡単だ
俺の目の前でさっきの再現をするだけだから」
(さっきの再現……まさか!)
さっきの再現というのはおもらしのことだろうか?
「ふざけないで…そんなことはできない!」
私が言ったことなんて気にかけずにあいつは冷酷にこういった
「できる、できないじゃない
おまえはやるんだよ」
そういってあいつが指をならすと私の体が勝手に動き出した
244 :
202です:2009/08/30(日) 23:55:30 ID:1gN2MeaF
「ちょっと……どうなっているの!」
私の言葉も無視して私の体は立ち上がり
スカートをたくし上げた
あいつは私のはいている紙おむつをしげしげと観察していた
「やめろ……見るな……」
私は涙目になりながらそういった
あいつはおむつの中央部分を指差しててこういった
「ここ、見えるか?
ここの部分色が変わっているだろう?」
私はその部分を見た
確かに色が青っぽくなっている
「ほら、なんかあっただろう
CMでやってたやつ
赤ちゃんがおもらしすると色が変わる紙おむつが
これがそれだよ
サイズは大きいけれどな」
私ははっとした、つまりこれは私がおもらししたことを示すもので
これを見られるとおむつの中を確認しなくてもぬれてるわかってしまうということを
「今度の実験は催眠がどれだけ肉体に干渉できるかを試すやつだから
抵抗していいぜ」
あいつが指を鳴らした
245 :
202です:2009/08/30(日) 23:55:50 ID:1gN2MeaF
その瞬間、私の口が勝手に動き出した
「私は……授業中におもらししちゃう
……赤ちゃんです」
(私なに言ってるの!?)
私の口は私が思いもしない言葉を紡ぎだした
「だから……ここでも漏らしちゃいます
どうぞみてください……」
(いやぁぁやめて!)
その言葉に続き私の体は尿道の力を抜き始めた
(だめぇぇこんなのやだ!)
ちょろちょろちょろ
こんな感じの音が聞こえた気がした
(だめぇとまって……)
いくら力を入れようとしても全く入らない
突然あいつは笑い出した
「くっくっくマジ……うけるぜ
委員長様が見られながらおもらししてる
しかも自分から見てくださいなんて大笑いだぜ」
「あんたがぁ……あんたがやったんでしょ…」
私の顔はぐしゃぐしゃだった
悔しさと恥ずかしさによってながす涙で
246 :
202です:2009/08/30(日) 23:56:11 ID:1gN2MeaF
泣き続ける委員長を見ながら俺はベルを取り出した
ベルの音が教室に響くと俺はこう言った
「お前は今日起きた起きたおむつに関する記憶をすべて忘れる
ただし、おむつにおしっこをもらしたことによる快感は忘れない
おまえは元々おむつにおもらしすることに快感をおぼえる性癖だった
人には言えない性癖だからばれないように慎重にやる
あと無意識のうちに自分がやったおむつプレイの動画を今から言うアドレスにおくる……」
このアドレスは俺のパソコンのメールアドレスだ
これで委員長は特殊な性癖に目覚めるだろう
動画の転送は無意識だから俺にばれていることも気づかないだろう
いずれこの映像を使って楽しませてやるよ
楽しみにしてな
委員長サン
247 :
202です:2009/08/31(月) 00:01:02 ID:1gN2MeaF
とりあえず以上です
今回は委員長系の人を陥れましたが
なんか落としたい人(女限定、先生とか後輩とかどっかの部員とか)
させたいプレイとかあればリクに乗ります
後、ほかの人も自分のことを気にかけないで
作品投下とかしてくれるとうれしいです
スレを私物化する気はないのでリクは苦情が来たらやめます
>>247 GJ
アンスコとショーツ代わりにおむつをみにつけさせられるテニス部員
を妄想してしまったのだがどうだろうか?
>> 247
gj
出来ればレズっぽい要素で先輩・後輩か先生・生徒をお願いしたい。
レズ絡み要素(レズ責め)有る無しはお任せします(責めなしの幼児化調教でも良いので)
JS「背が高いからって、大人扱いしないでよ。」
↓
子供扱い
ってのはどうだ。
保健室のベットに目隠し拘束+利尿剤+おむつ+媚薬+ローター
で、おむつお漏らし絶頂とか・・・・(マニアックすぎるかw
252 :
120:2009/08/31(月) 23:04:08 ID:hs1fHFgR
久しぶり。
>>251 ・単発で百合ネタになる。
・遅筆。忘れた頃にやってくるかも。
それでもいいなら書いてみる。
253 :
251:2009/09/02(水) 00:09:19 ID:EfDqoGQB
待ってますので是非に!!
254 :
202です:2009/09/02(水) 00:23:20 ID:Xi920SO0
120さん
小説まってます
いつでも大丈夫ですよ
自分も気分が乗らないと小説書けないたちなので
255 :
ダイパーエンジェル:2009/09/02(水) 16:01:01 ID:kxuKO1rw
<28>
「あらー、新人さんね。よろしく!」
台車に掃除用具を乗せて運んでいたエプロン姿の生徒が琉奈に声をかけ、彼
女の手を握ってきた。琉奈はまだここの状況が飲み込めずに困惑している。
「国田さん、委員長はまだ『下』に?」
「ううん、そこで『隊長』とオセロしてるよ。じゃ私は仕事があるので!」
稲川の問いかけにそう答えると、国田は勢いよく台車を切り返して助走をつ
け、台車の後ろに乗って離れていった、床に寝そべってる生徒達は寝返りを
うって器用に台車を避けていた。
「さ、琉奈さん。こっちに・・・。」
稲川の言葉で我に返った琉奈は彼女達5人と共にフロアの奥へと向かった。
(うわ・・・・)
奥に進むほどにフロアの空気が澱みを増すかの様に、そこにいる生徒達の目
は光を無くしていた。琉奈達が前を通っても鈍い視線を向けるだけだった。
奥を見渡しても琉奈が今穿いているピンク色の可愛いおむつをつけた生徒が
見当たらないのが、琉奈には不可解だった。
フロアの突き当たりのドアを守るように低めのカウンターが『コ』の字型に
配置されており、その中で生徒2人が机を挟んで向かい合っていた。
「よっしゃ、角2つ目ゲット!」 「あ〜〜、ヤバい!」
格子を書いた紙と丸く切って色を塗ったプラ板の駒という簡素なオセロに興
じているのが、このDクラスをまとめる重要人物だった。
「委員長、新人を連れてきました。」
稲川の言葉を聞いても委員長の金海は一切目線を逸らさず、
「ん、ああ・・よろしく。」
と言って優勢に立った盤上の状況を眺めていた。対戦相手はまだ次の一手を
決めかねている。
「それで、委員長・・・・例の件なんですが、・・・何とか2人分『確保』
出来ないものでしょうか?」
稲川が遠慮がちに聞くと、委員長は変わらず盤上を見たまま
「んー、無理ね。すぐには用意出来ないって。」
と言い放つ。稲川達は一旦カウンターを離れ、近くの空いてるソファーに琉
奈を座らせた。
「暫くここで待ってて。ちょっと委員長達と話をしてくるから。」
と言うと稲川達は再びカウンターへと向かった。だが5人のうち一人、昨日
Dクラス入りとなった秋元(前日に琉奈と同じ目に遭った生徒)だけは教室
の中へと入った。就寝時間が迫っているので教室を片付ける為らしい。
稲川達と委員長はカウンター内で何やら話していたが、人に聞かれたくない
話なのか急にドアを開けて全員が中へと消えてしまった。一人取り残され、
立ち上がってドアの方を見つめる琉奈の背後に足音が忍び寄てくる。
<続く>
256 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 16:22:59 ID:DJFSDuuL
支援
257 :
120:2009/09/08(火) 23:13:00 ID:tRd1Dufu
とりあえずできたとこまで投下。
三人称SSは苦手だからおかしいかもしれない。大目に見てほしい。
展開早くね? とか思っても気にしないでほしい。長くできないんだ。
エロパロは慣れてないんだ。
目隠しはあまり生かせなかった。
以上言い訳。
始業間際、美春は鞄を持ったまま保健室へと足を運んだ。
今日は養護教諭の先生が出張という珍しい事態のため、保健室
には誰もいない。
そのまま一直線にベッドの方に向かい、カーテンを開けた。
そこには美春の友人である智里が眠っていた。
彼女は電車通いだが電車の本数が少ない所に住んでいるため必
然的に早起きをしな
ければならず、どうしても眠いときは登校後ここで眠っているこ
とがある。
美春はそれをみてニヤリと微笑むと、鞄からいろいろなものを
取り出し、いろいろ
と準備を始めた。
全ての道具のセットが終わると、予鈴が鳴った。美春は
「あとでまた会おうね? ちいちゃん」
とつぶやき、保健室を後にした。
一時間目の授業が終わり、休憩時間になった。
美春は真っ先に保健室に向かい、わざとらしく大きな音を立て
てドアを開けた。
智里は未だにそこにいたが、問題はその格好だった。
両手足をベッドの柱に縛られ、目隠しをされ、上半身こそ制服
を身に着けてはいる
が、下半身には高校生がつけるはずの無い下着である紙おむつが
装着されていた。
「大丈夫、私だよ? ちいちゃん」
美春は、まるでそんな智里が異常であるかのような口ぶりで話
しかけ、
「一時間たったよ〜。ちゃんとおしっこできたかな〜?」
さらに、そのおむつが本来の目的を果たせたかどうかを尋ねた。
「ちょっと美春、あんたがこれやったの?」
「似合ってるよ〜、ちいちゃん♪」
質問の答えにはなっていないが、答えを想像するのには難しく
ない返答。
「ふざけてないで、さっさとこれを外してよ!」
「まずは確認だよ。ちゃんとおしっこできたの?」
「するわけないでしょっ!」
智里が大声を上げる。
「いいのかな〜? そんな大声あげて。誰かの耳に届いちゃうか
もよ〜」
美春のその言葉に、智里は慌てて口を噤む。
258 :
120:2009/09/08(火) 23:16:47 ID:tRd1Dufu
「さ〜て、それよりもちいちゃんはせっかくおむつをあててあげた
のに、使ってくれ
なかったんだ〜?」
「当たり前でしょ!? いいから早く外して!」
「そんなに外してほしいなら、ちゃっちゃと終わらせちゃおっか、
ちいちゃん」
そう言うと美春は智里に近づき、その唇に自分の唇をくっつけた。
そのまま口を押
し開き、強引に舌を中に入れていく。
さらに唾液にのせて、何かを智里の咥内に送り込む。
たっぶり咥内を蹂躙したあと、唾液の橋を残して口を離す。
「何すんのよ!? あと何を飲ませたの!?」
「ふふーん、すご〜く強力な、気持ちよくなっちゃう、そしておし
っこがしたくなっ
ちゃう、お薬♪」
「ちょっと、あんたっ……!」
「し・か・も! 今回はこれを使いまーす!」
智里の言葉を遮り、美晴は鞄から何かを取り出す。
「じゃーん! ピンクローター!」
「ちょっと美春、……マジなの?」
智里の声から怒りが消え、恐怖感が浮き出ている。
「私はいつでも本気! 大丈夫、気持ち良くしてあげるから〜」
美晴はそう言うと、おむつの中に手をいれ、ローターを尿道の上、
クリトリスのあたりに装着し、再びおむつを閉じた。
「それじゃ、思う存分気持ち良くなって、ぜ〜んぶ出しちゃってね?」
美晴は暴れる智里をよそに、ローターのスイッチを入れた。
あと2〜3レスくらいで完結すると思う。こっから先の展開に要望があったら
お早めに。
どうやったら10レス以上続く長編って書けるんだろう…?
259 :
120:2009/09/08(火) 23:19:20 ID:tRd1Dufu
うお、改行ミスorz
気にしないで読んでほしい。スマソ。
>>120 ご希望どうりすぎて感謝。
要望は羞恥と嫌悪と快楽と恋愛感情との葛藤と責めを伸ばしてほしいくらいかなぁ。
あっさり堕ちると興奮しないんでw
嫌がりつつ誘導されてそのうち自分から・・・・ってのが。
職人GJ!!!
リクエストは二穴調教をw
ただしウンチ表現はいらない。(オシッコは可)
あくまでお尻を指等で責めて快楽器官として開発を。
職人様よろしくお願いします。
GJ!
次では、我慢の様子と漏らした後の居たたまれなさを描いてほしい。
>>どうやったら10レス以上続く長編って書けるんだろう…?
長けりゃいいってものでもないし、無理に長くしなくても。
リクとか受け付けずに、無駄に長い話を書き込むというのは、
書き手がいない状況では容認されても、そうでなければ鬱陶しいだけ。
書き手の自己満足を満たしてるだけのことだし。
>>232へのレスが無いのも、その辺りが原因でしょ。
263 :
ダイパーエンジェル:2009/09/09(水) 14:00:22 ID:BXIfZV+0
>262
俺みたいな書き手はあまり歓迎されてないって事ですよね・・・・・orz
そう卑屈にならないの
あとsageてね
265 :
202です:2009/09/09(水) 17:56:04 ID:Nw9LjZU2
>>ダイパーエンジェルさん
いや、長くかけるも才能だと思いますよ
自分はアイディアが出ると一気に書いてしまうから、結局短くなってしまうし
先の展開とか全く考えられないから、リクでなんかアイディア募ってるので
確かにあまり間隔が開くとこの前はどんなんだっけ?とは思うけど
歓迎してないわけないし
むしろどんとこいです
可能なら前話のレスへアンカー貼ってくれると感謝しまくり
どちらかというと作品別にして愚痴っぽいひとは勘弁してくれって感じ
明らかに続きそうだから感想かきにくいってひとも多いだろうし気にしないで投下してくれ
ネガティブな反応が乱発しない=続きを待ってる だと思う
気に入らなければ各自ローカルあぼんすればいいんだし遠慮する必要は全くないから
横レスですが、出来れば三穴調教(マ○コ・ア○ ・尿道ル)が欲しい。
尿道調教によりお漏らし大好きで常におむつが濡れてるってのがツボ。
268 :
120:2009/09/11(金) 20:07:48 ID:gkK2oixC
ごめん、要望あったらとか言った割にあまり採用できなさそうだ。
とりあえず
>>260 >>261 をなるべく盛り込めるように頑張ってみる。
まだ完成してないんだ。申し訳ない。
wktk
270 :
270:2009/09/14(月) 00:17:28 ID:S7MH9wPX
保守がてら昔書き上げた妄想を投下してみる。口に合わなかったらスマン。
「どうしよう・・・衝撃で・・・でちゃいそう・・・」
安藤由美は心の中で小さく舌打ちをした。
体育祭で100m走に出るのはいいとして、久しぶりに聞くスターターの発砲音が
こんなにも煩わしく感じると思わなかった。
発砲の度に尿意に支配された腹部にズシーンと響いて仕方がない。
あの時にトイレに行ってれば・・・と後悔するばかりだが、それは無理な注文だった。
「まだあんなに列が・・・」
野外トイレの方をチラリと見ればトイレ待ちでまさしく長蛇の列が出来上がっているのだ。
一度は並んだものの、あと少しのところで入場時間となり、トイレを目の前にして泣く泣く後にするしかなかった。
防犯上の理由とやらで校舎への出入りは事実上禁止されており、校庭のトイレの他に仮設トイレが
用意されたが、膨大な生徒数を誇る志麻学園では如何せん数が少なすぎた。
結果があの長蛇の列であり、彼女は競技直前で尿意を我慢するハメになっている。
「でも、あとちょっとで私の番だわ。」
だが、幸いにも彼女は1年生であり、早速出番が回ってきた。
100m走りぬいて、あの列に並べば最悪の事態は回避できるだろう。
・・・彼女はそう楽観視していた。
「位置について、ヨーイ」パーーーーン
ピストルの衝撃波がお腹響いたものの、出だしの遅れを挽回すべくグングンスピードを上げていく。
足の速さには自信があった。コーナーで全員を抜き堂々の1位になりゴールへ・・・あれ・・・?
由美の視界は急に暗転しなにが起こったのか事態が飲み込めなかったが、
なんと直前でバランスが崩れゴールと派手に同時に転倒してしまったのだ。
そのことに気付かされるのは救護テントに運ばれる最中のことだった。
「捻挫ね、しばらく冷やして休んだほうがいいわ。」
(うそ・・・トイレに行きたいのに・・・)
救護テントで赤く腫れた左足首を冷やしながら、顔を青くした。
転倒したお陰で足首が痛いから・・・ではなく
トイレに行くことが事実上不可能になってしまったのだ。
残念ながら回復するまで尿意はまってくれそうにない。
つまりこのままではお漏らししてしまうことを意味していた。
「美紀、実はトイレ行きたいんだけど・・・」
最悪の事態を回避すべく保健係で親友の青木美紀に助けを求めた。
当然、美紀は困った。
トイレに同行しようかと一瞬思ったが、野外トイレの行列をみてその考えは打ち消された。
彼女のモジモジと我慢している様子を考えたら、おそらく彼女は破滅してしまうだろう。
・・・となると導き出される答えは1つある。
「紙オムツ・・・あるけど、使う?」
すこし恥かしそうに美紀はその答えを口にした。
271 :
270:2009/09/14(月) 00:19:04 ID:S7MH9wPX
「紙・・・オムツ?」
由美は思わず聞き返した。
なんでそのようなものがこの場にあるのか疑問に思った。しかし由美の尿意はそこで思考をストップさせた。
「お、おしっこ・・・」
水門が今にも決壊しそうだと膀胱が悲鳴を上げた。
その状況を察した美紀は救護テントに置いてあったカバンから紙オムツを取り出した。
「寝て!」
美紀に促されるまま、由美は仰向けになった。この状況に贅沢は言っていられなかった。
バスタオルが下腹部に被せられると思うと、濃紺のブルマと一緒にショーツを脱がされた。
そして、紙オムツと共に美紀の手が進入してきて・・・下腹部が紙オムツで覆われた。
テープで固定するためバスタオル取り払われた。漏れることのないようキツメに固定された。
(紙オムツ穿いちゃった・・・)
最悪の事態が回避されたかと思うと次第に思考がクリアになっていく。と同時に信じられない状況に
羞恥心が芽生えはじめた。
まるで赤ん坊のようにオムツをあててもらい、おしっこを放出しようとしている・・・
この年齢になってすることだろうか?否、有り得ない話である。
「・・・由美、とりあえずブルマを穿こうよ。」
「あっ。」
声をかけられ思考の渦から脱した由美は両足の絡まったブルマとショーツを、器用にショーツだけ取り払い、
体育座りに姿勢を直しながらブルマを慌てるかのように穿いた。
(なんとか間に合った・・・)
美紀は内心安堵した。
親友のおもらしという最大の事態はなんとか回避された。
しかし、これから年齢に不相応な行為を見届けなければならないのである。
(で、出ちゃう・・・)
由美が「しない」いう選択肢は存在しなかった。水門が決壊したかのように濁流がオムツへと叩きつけられた。
派手なサウンドと共に濁流が場所を求めて上へ下へと暴れ始める。
特に体育座りという姿勢から処理能力を超えた分がお尻を撫でるように集まって行くのだ。
由美にはそれが手に取るようにわかった。
「・・・オムツ、替えようか?」
「・・・パンツじゃだめなの?」」
「でも、またおしっこしたくなったらどうする?」
「・・・」
気まずい雰囲気の中、美紀が一声を発した。いくら数回吸収できるとはいえ汚してしまったものを身に付け続ける
のも酷だし、せめて清潔なものを穿かせてあげたいという彼女なりの配慮だった。
しかし、由美の惨めな気持ちがますます加速されるだけだった。
親友にオムツをあててもらい、汚し、交換してもらおうとする・・・これでは本当に赤ん坊である。
悔しさのあまり左足を冷やす冷却ジェルのビニールを破裂させんばかりに握りしめてしまう。
再び沈黙が訪れるかと思われたが美紀が思いもしない行動に出た。
「私も・・・オムツ穿いてるのよ。」
「えっ」
由美は目が点になった。
272 :
270:2009/09/14(月) 00:20:29 ID:S7MH9wPX
美紀がブルマを脱ぐとそこにはパンツではなく紙オムツが姿を現したのだ。
「オムツ穿いてるのは由美だけじゃないんだよ。」
顔を真っ赤にしながら美紀は告白した。
その告白に由美以外に「オムツを穿く人がいるという」事実に驚きと妙な安心感を覚えた。
「だから・・・ね?」
「・・・うん、わかったわ。」
由美は観念するとブルマを脱ぎ汚れた紙オムツを露にした。
すかさず、美紀はバスタオルを被せて横から手を入れペリペリと紙オムツを外し新たな紙オムツを身につけさせた。
「青木さん、この子お願いします。」
「はい、ちょっと待ってください。」
上級生の保健係が新たな負傷者を連れてきたようだ。
といっても目立った傷もなく怪我をしているようにも見えないのだが・・・
(この子・・・ひょっとして・・・)
メソメソと泣くだけの同じ1年生の負傷者?をよく観察してみると濃紺のブルマの股間にあたる部分が
微細な変化ではあるが黒く変色し、ほのかにアンモニア臭が香る・・・
つまりおもらしをしたとみて間違いない。
「では、仰向けになって寝てください。」
美紀は手馴れた様子で彼女を寝かせ、バスタオルで下半身を覆ったかと思うと・・・紙オムツを
取り出し、由美と同じように彼女に穿かせてしまった。
「あ、ありがとうございます。」
オムツを穿かされた彼女は落ち着きを取り戻すとしきりに膨れた真新しいブルマを気にしながら救護テントを去った。
「・・・ねぇ、ひょっとして漏らす子って結構いるの?」
ふと疑問に思ったことを由美は口にした。
「・・・うん、今ので5人かな?」
「えっ、5人も?」
驚いた、体育祭が始まってからまだ2時間くらいしか経っていないのにだ。
「うん、ここの体育祭ってトイレの行列が名物なんだってさ。毎年しちゃう子が多いんだって」
「それで予め保健係はオムツを穿かされるの」
「保健係も大変だね。」
体育祭の影でそんな苦労があったとは・・・
「それじゃぁ、ここにいない方がいいんじゃない?」
「でも、戻るのも大変でしょう?」
今後漏らしてくる人のことも考えるなるべく人がいない方がいいと考えたが、足の状態から言って無茶な注文だった。
なので、由美はしばらく救護テントに残ることになった。
「はぁ、疲れた・・・」
夕焼けに照らされながら志麻学園の体育祭は校長が閉会の辞を述べ、終了した。
一応、由美も救護テントの脇で聞いているのだが、今日の出来事で頭が一杯だった。あの後、
漏らしてしまった人は2桁を数えた。
ショックのあまり倒れて運ばれる人、あらかじめ紙オムツに履き替えにくる上級生に腹を下し大きい方を何度も漏らす同級生など、さまざまな事が起こった。
そんな様子を救護テントで体育祭が終わるまで眺めつつ、足の調子が少し良くなったら、オムツ交換を手伝った。
(そうだ、来年もあるんだよねぇ・・・)
体育祭は毎年恒例の行事だ。ということは後2回このような経験をしなければならないかもしれない・・・そう思うと気分が今から憂鬱になった。
――1年後
志麻学園では体育祭が開催されていた。その中には当然、2年生になった由美たちも参加していた。
「う〜ん、ちょっと恥ずかしい・・・」
人目の付かぬところで由美はしきりにお尻を気にしていた。よく観察すれば彼女のブルマはわずかながら歪に膨らみを帯びている。
お尻を擦ってみれば「カサカサ」と紙のような独特の感触があった。つまり、由美は紙オムツを身に着けているのである。
「でも、穿いておいて良かった。」
昨年より増設されたのにも関わらず出来ている仮設トイレ長い行列を見て、自分の判断が正しかったことを確信した。
(今年は何人救護テントにやってくるんだろう・・・)
そんなことを思いながら、選手の召集を告げるアナウンスを聞き入場門へと歩みを進めていった。
以上で終わりです。
毎年問題になってるのに運営は何やってんだ?馬鹿なのか?
>>273 わざとだろw
むしろ運営GJではないのか
つまり、自分もおむつ趣味な保険女医が運営の権限を握っていると…
そんな学校誰も入らなくなるに決まってんだろ
277 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 08:17:46 ID:9A0w1v8v
>273〜276
お前ら今一度スレタイ見ろよ…
(メール欄に半角でsageと記載)