パワポケでエロパロ9

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851茜ヤンデレもの続き:2009/04/22(水) 03:02:27 ID:ZONwPnzH
投下するです。
誰も見てない時間帯が好み。
852茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:06:48 ID:ZONwPnzH
2.ムード○あり

リンの消え入りそうな声。
崩れそうな茜の心を目の当たりにし、リンの心もまた崩れそうになる。
リンが茜を救う最後のチャンスを託すために必死に搾り出した声。

その声に含まれるリンの本当の思いを小波は受け止める。

腕の中の茜。
小さく脆い茜。
できることならば、フラジャイルと張り紙をしたいほどに脆く壊れやすい心。
小さな体に、たくさんの痛みを抱えた妹。

茜の腕を放す小波。

「痛かったか?」
「痛くないです」
淡々とした声で茜は答える。

「良かった」
小波はそう答え、リビングとつながるドアを閉じる。
いつものユニフォームの上着を脱ぎ、リンの体にかかるように投げる。
そして、アカネからは注意を話さないままリンの拘束具を解く。

「ありがとう・・・」
締め付けられていた体からため息と共に漏れる感謝の声。
先ほどまで豊満な体を申し訳程度にしか隠さなかったバスローブを体に纏い、
ユニフォームを小波に投げ返すリン。

リンは静かに小波を見つめる。
茜を見ることはできない。
もう何もリンには茜に対してできることがないから、ただ小波を見つめる。
きっと何とかしてくれると信じて。
853茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:11:41 ID:ZONwPnzH
小波はその瞳から目を逸らさず受け止める。
しっかりと受け止める。
その瞳を見たリンは、ベッドから立ち上がり、ゆっくりとリビングへと歩く。
もう自分にできることはないと知っているから、この場にはいないほうがいい。
ドアの傍の茜がリンを凍てついたガラスの瞳で見つめる。
壊してしまったものの大きさに胸を押しつぶされそうになりながらも、精一杯の気力を振り絞り、
氷を溶かす春の日差しのような思いをこめて、リンは茜を見返し、部屋を立ち去る。

ドアが閉まる音を残しリンは出て行った。
そしてドアの傍に立ち尽くす茜にゆっくりと近づき、正面から抱きしめ、胸の中に茜をしまう。
そしてそのまま優しく持ち上げて、顔の高さを同じにして、ベッドに運ぶ。
驚いた顔の茜に、笑顔を見せる小波。
兄としての優しい顔。
ほんのわずか茜の頬と目が緩んだように小波には見えた。

ベッドの右隅に茜を座らせ、その隣に小波は腰掛ける。
体を伸ばしベッド傍のテーブルライトの明かりをつける。
仄かな明かりが部屋を満たす。
時計の針の音が煩悩の数の3乗ほど部屋に響くだけの時間が、茜の息を落ち着かせた。
息の落ち着きは心の落ち着きにつながることを経験と理論から小波は知っていたので、それを待っていた。

そして小波は茜に語りかける。

リンの考えを。小波の出した答えを。
854名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 03:18:25 ID:0TdyD0LB
蘭までなら許す
855名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 03:19:36 ID:0TdyD0LB
更新してから書き込むもんですねやっぱ
856茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:22:00 ID:ZONwPnzH
「なあ、アカネ。」
いつもの優しい兄の声。
「はいです」
いつもと違う機械仕掛けの声。
それを気にしない振りをしたまま小波は続ける。

「さっき、リンを押しのけて幸せになれないって言ったよな」
「当たり前です!」
敵に向かう獣のように激しく吠える茜。

「だけど、リンはそんな押しのけられるなんてつもりはまったくなかったんだよ」
優しく、暖かい声と笑顔で敵意を和らげる。
いやそもそも敵ではなくて家族なのだ。
そんな事を思いながら。

「アカネの知らない過去のリンをアカネに重ねてたんだよ。リンは」

「過去のお姉ちゃん・・・?」

「誰かに助けてもらいたいけれど助けてもらえず、絶望しながら、それでも諦めきれず。
もがいて、のた打ち回って、這いずり回って。
未来があるかもわからないけれど、ただ必死に今より先の一瞬生き延びる。」

そういった経験は俺にもあった。
硝煙と鉄の匂いと血の色の世界に踏み込む前の事でもあるし。
その世界に踏み込んでからでもある。
きっとリンにもあったのだろう。
俺もリンもそれを乗り越えた。誰にも助けてもらえずに。自分ひとりの力で。
だから、何かが乾いてしまった。心のどこかにある何かが。

乾いたおかげでリンと小波は世界に一人になったとしても生きていける。
少なくとも小波はそうだと感じている。
確かにどこかで家族のような暖かいものに憧れている。
しかし。
生死の狭間、人の善意、裏切り、嘘、誠実さ。
そういったものが日常世界よりも遥かに多く存在する
命のやり取り、貨幣のやり取り、情報のやり取り。
人よりも多くそういった現場に立ち会った二人。
視点が一般の人間より乾いてしまっているところがある。
その乾いた部分を理性というのか、悟りというのか。
湿った部分を感情というのかもしれない。

「そんな世界もあるんだ。家族も何も暖かいものなんてない世界も」

辛そうな顔で俯く茜。
857茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:22:31 ID:ZONwPnzH
「だけどアカネは違う。俺やリンみたいに乾ききっていない。雨がしばらく降らなかっただけだ。
まだ水を保つ力を失っていない。もっともっと幸せになれる。満開の花を咲かせることができる。
その花を咲かせる事が、リンにとって最大の幸せだから、アカネを俺に任せようとした。
俺もその花が見たかった。絶対に乾かないで欲しかった。
そのまま気持ちをまっすぐ育てて欲しかった。」

「それは俺たちにはできなかったことだから」
父親のような。兄のような。
優しい笑顔で笑う小波。

その笑顔を茜はとても嬉しそうに見つめ。
ほんのわずか表情を強張らせ、そのまま俯いた。

「ごめんな。こんな話しして。けどリンの気持ちを伝えたかったから」
そういって、またさっきのように笑う。

「ありがとうございます・・・」
そう呟く茜。

「そして、前にきちんと答えられなかった、アカネを女として愛せるかっていうことだけど・・」
858茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:26:04 ID:ZONwPnzH
「・・・・もういいです・・・」

小波の声を遮る冬の日に吐き出される白い水蒸気のような儚い声。

「アカネ・・・?」

当惑する小波。

「やっぱりお兄ちゃんはお兄ちゃんだってさっきの笑顔でわかりました。やっぱり家族として妹としてしか見てくれないです。」

「そんなことは・・・」

「あります!」

アカネの声が破裂した。

「だって私のことをお兄ちゃんもお姉ちゃんも子供にしか見てないです!
守られるだけの子供にしか!」

「私は本当はお兄ちゃんと結婚したいです。愛されたいです。でも、それよりも3人で一緒に!お姉ちゃんとお兄ちゃんと一緒がいいです!どうしてわかってくれないんですか!?」
小波の服の裾を掴み、俯きながら言葉を吐き出す。

「アカネ・・・」

「幸せにしてくれたのは本当に嬉しいです。本当の家にいた時とは比べ物にならないくらいの幸せをくれました。本当に嬉しい最高の日々でした」

「けど・・私は幸せにしてもらうだけじゃ嫌なんです!私だって私の力でお兄ちゃんとお姉ちゃんに幸せになって欲しいです!」

「幸せにしたいだけなら私じゃなくてアカネの人形でいいじゃないですか!?」

茜は俯かずまっすぐに小波の目を見つめて、問い詰める。

「そうだ。人形になればいいんだ!幸せになるだけの!お兄ちゃんとお姉ちゃんのための!」

小波は茜を抱き寄せ、必死に語りかける。

「アカネ!俺たちはお前にそんなことを望んでなんかいない!俺たちの玩具なんかじゃない!家族じゃないか!家族の幸せを願ってるだけだ!」

「もうなにもわからない!知りたくない!聞きたくない!」

「逃げるな!アカネ!目を逸らさないでくれ!思い出してくれ!俺たち三人で過ごした過去を!」

「あ・・・ああああ・・・・いやああああああああああああああああああああ!!」
859茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:29:51 ID:ZONwPnzH

あの出来事からちょうど3年。
3年前と同じ、凶器じみた夏の日差しも終わりが見えつつも、野球場ではビールがもっとも売れる季節。
ビール売りの体力消耗の元凶である太陽も頂点から沈み始めた夏の午後。
茜は夏休みの課題に手をつける。
3年前と同じ「家族との思い出について」というA4四枚の感想文。
いつものタンポポのような笑顔を浮かべながら、
家族三人での暮らしを思い出している。
「家族がいるって幸せです!今日はお姉ちゃんも速く帰ってきてくれるのです!
お兄ちゃんの先発試合を一緒に見ながらご飯です!」

一人ごとをつぶやきながら筆を走らせる茜。
幸せそうな笑顔。とてもとても幸せそうな笑顔。
楽しそうに筆を走らせる。
ふと顔を上げ時計に目をやる。

「あわわ、いけません。もうこんな時間です。5時になってしまいました。今からではお姉ちゃんが帰ってくる
までに料理ができるかわかりません。おなかを減らせたお姉ちゃんにかわいいアカネは食べられてしまいます。」

笑顔のままキッチンへ。

「きょーうのごはーんはおーむらーいす!まーるくてかーわいいおーむらいす!」
自作の歌を歌いながら、タンポポのような笑顔で料理を手早く作る。
張り付いたようにきれいな。
幸せそうな笑顔で。
茜は笑う。

6時までに料理は全て出来上がり、テーブルの上にきれいに並べる。
去年と同じ料理を今日も作り上げる。

3年前と違うのは、6時にリンが帰ってきたこと。
そして一緒に小波の完投勝利を応援したこと。
しかし3年前の今日放映された小波の試合の完投勝利ビデオ。

結論から言うと茜は、元に戻らなかった。
一番幸せだった1年間を再生し続ける人形になってしまった。
幸せをくれた二人の兄姉に幸せである自分を見せるだけの人形。
幸せ人形・・・

小波とリンは茜を養女にするため結婚した。
その意味では茜の願いはかなった。
ただ、そこにしあわせはないのかもしれない。

幸せにしてあげたいと思ったことが傲慢だったのか。
何が悪かったのか。

悔やみながら、小波とリンは茜を愛し続ける。
お互いに相手を責めず自分を責めながら、お互いを気遣いながら。
きっと3人はずっとずっと一緒にいるだろう。
幸せという鎖。優しさという檻。愛という呪い。
3人は3種類の枷に繋ぎ止められて暮らす。
860茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:30:24 ID:ZONwPnzH
BAD END

861名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 03:33:59 ID:YHi8WLF5
eeeeeeeeee
まさかのムード○でBAD!
パワポケスタッフよろしくの鬼畜分岐じゃねぇっすか
862茜ヤンデレもの:2009/04/22(水) 03:39:32 ID:ZONwPnzH
>>861
ムード○でバッドは決めてました。
ただすごく難産でした。

ムード○でGOODだと思い描いてるエンドにならないので・・・
もちろんフェイント好きっていうのもあります。昔よく叙述トリック使ったSS書いてました。
863名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 14:16:00 ID:ZStbOGD4
切ねえええええええええええええええ

もう茜という存在だけで胸が苦しくなるw
864名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 17:26:36 ID:6Iek7IB2
勝手に早とちりして今回はGOODエンドからかとか言ってた俺のまぁ恥ずかしいこと
865名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 18:12:40 ID:c0iK47zh
新スレに逝こうぜ・・・
久しぶりに・・・タテちまったよ・・・
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240391510/l50
866名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:09:24 ID:J7ClWjHH
スレ建て乙やで
867名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 23:34:20 ID:SVu8diOD
>>862
まさかの孔明!

>>864
パワポケではよくあること。
868茜ヤンデレもの:2009/04/23(木) 00:22:22 ID:BE00PNAd
>>863
切なくなっていただければ幸いです。
ムード×あり版は幸せな三人が出るので、悪い夢だったと思えると思いますw

>>867
はわわ。ご主人様
869名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 22:13:52 ID:dRuO1JE7
え〜と? 埋め無いの?
870埋めネタ:2009/04/25(土) 05:57:36 ID:qCgulGj1
「ああっ……すごいっ……イクうううう!!」
叫びとともにしのぶは絶頂を迎えた。
「はあ……すごい気持ちよかったです、ナマピー先輩」
「なあ……エッチの時くらいこれ脱いでも……」
「だ〜め。わたしナマピーに入ってる時のあなたに挿れてもらうのが一番好きなの」

この盗撮ビデオを見て一人つぶやく男がいた。

「…俺、ナマズに負けたんだよな」
871名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 12:41:23 ID:9WqTeBJ0
寝取られの興奮度は異常
872名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 17:48:15 ID:VWS6oSzt
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   /     i f ,.r='"-‐'つ____   早く埋めろってんだよ!!
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    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

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   /     i f ,.r='"-‐'つ____   細けぇ事はいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
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     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
873名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 17:49:23 ID:VWS6oSzt
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  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ .  /\    |三|三|    │ └┼┘     (    ×   ノ       │ ─     ┼     /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
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874名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 17:50:00 ID:VWS6oSzt
ズレたお・・・・・
死にたいお
875名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 17:56:13 ID:Dcieh8Nc
権田×奈津姫さんルートを書きたいんだけどもぜんぜん上手くいかんなぁ…諦めよ
876名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 21:01:24 ID:JBvyTUu7
>>874       .|
           ∧
           ∪



 ∧∧
( ・∀・)ワク | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∪ ∪ ワク|  みかん  |
と_)_)   |_____|
877名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 22:44:40 ID:Jim5sbo2
埋め小ネタ

『悪夢』

カズ「くっくくくククククッ、朱里どうやらここまでの様やな」
朱里「うっ、まだよ! まだ負けた訳じゃないわ!」
カズ「何を言ってるんや〜? どう考えてもオマエの負けやろ? はよ降参し」
朱里「だって! 野球は9回の裏2アウトからだって」
実況『ザー、さあ、9回の裏2アウト1塁、ホームランならサヨナラのチャンス、
   しかしバッター波野、2ストライクと追い込まれてしまいました』
朱里「あー!」
カズ「これが、運命や! はよ諦め」
実況『ザー 2ストライクノーボール、ピッチャー小波、第3球を投げました。・・・
   波野選手打ったぁぁぁぁ! ボールは高々と舞い上がったぁぁぁ!』
カズ「えっ?」
朱里「嘘・・・」
実況『ザー センターの頭を越えて、入った!! バックスクリーンに飛び込む第33号
   サヨナラホームラン!』
カズ「あぁぁぁっ、嘘や〜」
朱里「やった〜! これで賞味期限の切れていないお菓子は、私のものね」
カズ「あの〜 朱里、やっぱりそれ、2人で分けよう、なっ!」
朱里「だ〜め、そっちが言い出した賭けでしょうが」
カズ「うぅぅぅ、何でや」
朱里「どうしたの?」
カズ「何で、アイツ最近勝てへんのやろ?」
朱里「あんたが、厄病神なんじゃない」
カズ「何を言ってんねん。ウチのおかげで、小波は甲子園で優勝したんや!」
朱里「あんた、最後まで居なかったじゃない」
カズ「シーズン中おらへん間に、日本一なられたサゲマンに言われとうない」
朱里「・・・」
実況『ザー 小波選手、未だにマウンドの上でうずくまっています』
カズ「うぅぅぅ、可哀そうな小波、今すぐ飛んで行って抱きしめてあげたい」
朱里「本当にやっちゃダメよ」
実況『ザー 小波選手、今日はスタンドに彼女が応援に来ているのに、最後に良いところを見せられませんでしたね』
カズ「あれ〜、朱里くん、今何かおかしなこと言ってへんか?」
朱里「私達・・・ 今アジトに居るわよね・・・?」
実況『最近付き合い始めた。高校時代の同級生だそうですが、恐らくスタンドで残念がってることでしょう』
カズ「うわ〜ん! 小波の裏切りもん!」
朱里「しょうがないわよ。理由はどうあれ三年間ほったらかしにしただし」
カズ「ちゃう! きっとそいつが、厄病神のサゲマンなんや!」
朱里「えぇぇぇ! それはさすがにムチャクチャよ」
カズ「こうなったら、その女の正体を意地でも突き止めたる!」
朱里「あれ? ちょっとまって?」
実況『ただいま、その彼女からコメントが取れました。「9回まで我慢したが、持たなかった許せ」
   とのことですが、どういうことでしょうか? まったく意味が解りません』
朱里「え〜と、まさか・・・」
カズ「五十鈴・・・」
ひゅ〜
真央「バリバリバリ、このお菓子おいしい」
878名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 22:47:04 ID:Jim5sbo2
本当は実況のところ堀江アナにしたかったんだけど、
堀江アナの生実況あんまりきたことないのでできなかった
879名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 23:04:54 ID:8fRxf0pe
やっと10主の続きできた
スレの最終作品になるかな?
88010主ハーレム:2009/04/25(土) 23:05:26 ID:8fRxf0pe
「カズの奴・・・・・・・。
辛かったんだろうな」
浴槽に先に入っていた小波はため息をつく。
「でも、平和になって・・・・・カズと・・・紫杏が・・・普通に生きられるようになってよかった」
『あの』浜野朱里も小波と同じ職業の恋人ができて幸せにくらしているとか。
高校時代からはとてもじゃないが考えられない。
「でも、俺は少なくともナオやさら、五十鈴に妙子・・・。
皆をほっとけない。
カズには申し訳ないけど一人だけなんてことは・・・・・」
小波は独り言を続けていた。
そんな中、和那が入ってきた。
「エヘヘ、なんか恥ずかしいなぁ・・・・・・・」
ちょっとばかり照れながら入ってくる和那。
「!!!!!!!!」
小波は何も纏わぬ和那の姿に驚愕の表情を見せた。
「どうしたん?」
和那は、浴槽に浸かり小波に向き合う。
しかし、小波は目を見開いて黙ったままだ。
「ねぇ、こなみ・・・・・・ん!!」
バツが悪くなった和那は小波に話しかけるがいきなり小波は唇を重ねてきた。
「ちょっと!!いきなっ・・・んん!!」
キスを終えると小波は和那を強く抱きしめた。
「・・・・・う・・・・・う」
「小波??」
よく見ると小波は涙を浮かべていた。
「まだ、消えてない・・・・・・・」
「え?何が??」
「傷・・・・・。
カズ、こんなにお前が苦しんでるのに俺は・・・・・・・・」
和那は小波がここまで自分を心配してくれることに驚きとさらなる愛しさがこみ上げてきた。
彼女も小波を抱きしめ返す。
「ウチ・・・・大丈夫。
ずっと小波にあえるって・・・・・
会えるって・・・・・思って・・・・
だから辛いなんて思ってへんよ。
だって今ここに小波は・・・・・ウチの前におるから」
和那もつられるように涙を流していた。
またキスを交わしていく二人。
「んっ・・ふむっ・・ちゅ・・つ・・んっ・・小波・・・」
「どうした?」
「ウチ・・・・小波と・・・・」
小波は和那の意思を悟った。
「俺・・・・カズが好きだ」
「え!?」
「だから、抱きたい・・・・」
小波はそう告げた。
88110主ハーレム:2009/04/25(土) 23:06:13 ID:8fRxf0pe
「そんなに改まらんでもええよ。
ウチらその・・・・2回目やし」
「ああ」
小波は和那と五十鈴は高校時代1度だけ抱いていた。
小波自身は和那が初めてであった。
あの時はなだめる様な感じで成り行きなシチュであったが今は違う。
今は彼女を誰よりも愛しく思っていた。
「は・・っああっんん・」
一度知ってる和那を攻めて行く。
「はっうう・・、ん・・・・ん・・。
覚えてる・・・ウチこの感じ・・・・・」
攻められながら嬉しそうに悶えていく和那。
「もう我慢できない、いいか???」
「うん・・・・」
小波は浴槽に入っている和那を後ろに向かせお尻を突き出させる。
「カズ・・・・いくよ」
小波は迷うことなく和那に自身のモノを突き入れた。
「・・・!!あぁっ・・」
小波は初めから激しく動かしていく。
後ろからの強い感覚に和那は声を制御できない。
「!!・・ふぅっ・・あ・・くぁ!
き、きもちええよ・・・・・」
「俺もだカズ・・・・・・・」
結局、二人は同時に果ててしまう。
「出すぞ、カズ」
「ひぅっくぁ!あひっ・・んぁあっああんっ!
な、中でだいじょうぶやか、ら・・・・・・・」
「く、・・・・・・」
「あああああああああああ!!!」
全てを出し尽くした小波だったが、倒れこみそうな和那をなんとか捕まえる。
「はぁはぁ・・・・小波・・・・」
「ん?」
「だいす、き・・・・・・」
「俺も」
二人はまた浴槽に浸かると唇を重ねあった。



「つ、つかれた〜」
激しい情事を終えて和那はぐったりしていた。
「悪いな、がっつきすぎた」
「ええよ、ウチだってしたかったし」
小波は決心していた。
「カズ、今日は俺の部屋にきな」
「ほ、ホンマ?」
「皆とは一緒にやっていく。
でも、俺はカズだけを好きだと思うから・・・・。」
「小波!!!!!」
抱きつく和那。
そのまま小波は彼女を自室に連れて行く。
そして和那を一緒にベッドに寝かせる。
「カズ、タオル巻いてるだけじゃ風邪引くぞ」
「ええよ、今日は小波を直に抱きしめたい・・・・・」
「カズ・・・・・・・・」
88210主ハーレム:2009/04/25(土) 23:06:57 ID:8fRxf0pe
胸がいっぱいなりそうだ。
そうさ、皆にはしっかり誠意を持って言えばいい。
カズが好きと。
ナオ、妙子、さら、五十鈴。
もう寝ているであろう4人にしっかりと・・・・
「4人???」
「どうしたん小波?」
「そういや、紫杏はどうしたんだ?
アイツ夕方からずっと見てないぞ?」
「そういや、どうしたんやろ?」
小波はハッとした。
和那を押入れで宥めてからずっと紫杏を見ていないことに気づいた。
「まさか紫杏、小波をウチから奪おうと画策してるんじゃ・・・・」
「おいおい、いくらなんでもアイツはそんなやつじゃ」
カズが不安を口にした矢先だった。
「ご名答〜♪」
と部屋のドアを開けて一人の女性が入ってくる。
「紫杏!?」
それはずっと姿をくらましていた紫杏だった。
「お前ずっと何してたんだ?」
小波は半ば焦り気味に問う。
「小波がカズを必死になってさがしてたからあたしもそうしてくれると思ってずっと二階で待ってたのに・・・・」
紫杏はしょんぼりして答える。
それ以前に小波は違和感を感じていた。
「紫杏なんだよその口調・・・
いつもと雰囲気が違う」
いつもの尊大な気配が全く感じられない紫杏に違和感を感じていたのだ。
「それはさ、小波のためだよ」
「え?」
「あたしが何度も何度も考えて、この性格が一番小波が好きだって気づいたの。
だから、小波のためにあたしはこの人間になりきる。
だって小波が大好きだもん」
紫杏は少し照れながら答える。
「で、でもそんなんで自分を捨てるなんて・・・・」
小波は少し戸惑って返す。
「もともと普段の物も演じたものだから気にしてないよ。
一番気に入った物になれればそれでよかったから」
「でも俺のためだけにそんなのって」
「でも、小波と独り占めしたいからって睡眠薬を飲ませるそこの卑怯者よりはマシだと思うけど」
「な、なんやて?」
紫杏は今度は和那に言及した。
「だいたい小波は高校の時からカズカズ言い過ぎよ。
私の方がずっと可愛いのにこんな図体が大きくてガサツで人殺しの最低女にさ」
「紫杏!!!!」
遠慮の無い紫杏の物言いに小波は憤りの声を上げる。
88310主ハーレム:2009/04/25(土) 23:07:33 ID:8fRxf0pe
「ウチは殺しまではしてへん!!
それに・・・・紫杏がいつまでもジャジメントをウチを襲わせんようにせんから・・・・」
「なんでそんなことしなきゃいけないのよ。
あたしはずっとあなたのことはジャジメントとオオガミ共倒れのために利用する駒としか考えてなかったし」
「こ、このアマ・・・・」
和那は目の色を変えて紫杏を睨み付ける。
「あなたみたいなのが女の子としての恋愛、しかも小波に愛してもらうなんて随分と図々しいのよ。
小波、あなたは今はカズが好きだって思ってるかもしれないけどそれは一瞬の気の迷い。
冷静になればほかの女の子、引いてはあたしが一番だって気づくはず」
「そんなことは・・・・」
「ある!」
言い返そうとした小波だったが、紫杏の自信に満ち溢れた口調に押し黙る。
「もう、我慢できへん。
紫杏、ジブンとはもう絶好や!!
そんで、ウチの小波を奪おうってなら容赦せえへん!!!」
和那はついに怒りを爆発させて詰め寄る。
「勝負したいっていうなら、遠慮なく受けるけど?」
「上等や!!!」
何を言ってるんだ二人は・・・・。
折角平和になった時に親友同士で殺しあいなんて・・・・。
小波は何とか止めようと割って入る。
「二人とも、思い出せ!!!!
仲良く遊んでいた高校時代を!!!」
だが、
「カズ・・・・・・・・・」
「紫杏・・・・・・・・・」
二人のにらみ合いは続く一方だ。
「おい!!!!」
小波は声を荒げる。
しかし、事は思わぬ展開に進展していた。
「いまから、小波を誘惑して上手く抱き込んだほうの勝ちや!!」
「臨むところ!」
「だから誘惑だなんてやめ・・・・・・・・・へ?」
意外な勝負の無いように小波は言葉を失った。
「エヘヘ、小波はもうウチの体以外はダメだよね?」
純愛を象徴するかのように笑顔で自分に語りかける和那。
「フフ、甲斐に教わったテクニック、小波におしえてア・ゲ・ル♪」
片や、略奪愛を象徴するように舌をだして不敵に笑む紫杏。
「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
二人の死闘?が始まろうとしていた。
88410主ハーレム:2009/04/25(土) 23:08:13 ID:8fRxf0pe
一方同時刻。
「武美、お前また変な薬売ったろ」
「だって、ぅん!!!
なんか、秘密の愛って、ああん!!!ロマンじゃん・・・」
「でも、感心しないな。
おしおきだ」
「ああぁっ・・いいよぉ・・ぁあああ・・・もっとしてぇ・・・あぅん!!!」


亀田「どんなもんじゃーい!!!
亀田でやんす!
遂に始まったカズと紫杏の争い。
カズを愛すると決めた小波も紫杏の仕込まれた誘惑にどんどん堕ちていくでやんす
そして他の女子も遂に行動開始。
ますます駆け引きが複雑になるでやんす!!
次回は魔王の懐柔で貞操オーバーフロート!?
智美、今ならもう一回付き合ってやってもいいでやんすよ(泣)」
88510主ハーレム:2009/04/25(土) 23:08:52 ID:8fRxf0pe
次は書く予定当面無いけどこんな感じなった
どうしたものか
886名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 23:24:21 ID:Dcieh8Nc
>>885
予想外というかなんというか……とりあえずGJ!俺も続き書こうと思ってたけど、紫杏を上手く生かせなかったから辞めてたわ。

しかしどうしたものかこの超展開
887名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 23:36:00 ID:Jim5sbo2
>>885
つまり次回10主を一人ずつ6人審査する訳ですね。
10主の体は持つのか!
888名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 02:45:58 ID:8kosbkGV
誰か11主ハーレム作ってくれねーかな?

華音「何これ、賞味期限過ぎてるじゃない。さっさと捨てなさいよ」
朱里「ちょっと、それ私のおやつ勝手に捨てないでよ」
11主「二人とも喧嘩は・・・」
シズヤ「・・・」
涼子:ジー・・・
11主「涼子、それ勝手に持って行っちゃダメ」
ズーコ:ニョロ、ニョロ
11主「いや、しのちゃん部屋で着ぐるみは」
日出子「あっ! 午後から診察の時間があるので、病院に戻ります」
11主「あっ、行ってらっしゃい」

マジン「1年以内に6人幸せにしないと死ぬマジンよ」
11主「出来るか!!!!」

御免無理っぽい。

少なくとも華音と朱里は一緒に生活出来ないと思う
889名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 03:12:44 ID:jjCJVyhx
シズヤがいるさ シズヤがいるさ シズヤがいるさ〜♪
890名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 06:57:05 ID:LPgyMEKI
埋め立て
891名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 16:43:40 ID:tT/vvEiF
うめ
892名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 16:44:03 ID:JLZkIezq
たて
893名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 16:50:15 ID:jjCJVyhx
パライソタウン
894名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 16:55:00 ID:Pun0zYfw
うめ
895名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 19:35:18 ID:8kosbkGV
かゆ埋め
896名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:12:47 ID:ft7WEbSu
梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
897名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 21:09:40 ID:f6xUFzpE
うまった?
898名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 21:14:08 ID:osoSQR1X
  /'           !   ━━┓┃┃
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ァ   /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 )    ┃               ┃┃┃
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   )  ,. ‘-,,'   ≦ 三
ゞ, ∧ヾ  ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧         三 ==-
/ |ヽ  \-ァ,          ≧=- 。
  ! \  イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
  |   >≦`Vヾ        ヾ ≧
  〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・
899名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:02:40 ID:lT9zU6le
アッー
900名無しさん@ピンキー
     ○    l |
.       \  .l |
         `ヾ_| _.rーく\
          〈 \ \\
          〉  \ \\
           〉、   \  入
           〉 \  ヽノ 廴_
            `ー─、_}___ノ:::::::::`ヽ、
     n、 n n           \::::::::::::`ヽ -、
     `ヽl l.|__ノL       ィ''⌒\:::::::::ノ /:::\
        \  )      ( /⌒`ヽミ、{ ノ:::::::::∧
         }==ハ      ∨´ ∪ ` フV::::::::ノ .ハ
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