1 :
木村庄之助:
2 :
入院中のアイツ:2009/02/16(月) 23:10:33 ID:2P8ZTOLK
乙
そして3げと
ヘルガは嫁
恐怖!ハタカズ襲来
>>1乙できるじゃない!
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/ 、 `\
/ .:.....:::::ヽ,
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Vヽ,.ヽ| ヽ ;>ー'":ヽ::::>
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ヽ-イ.| /ヽ,|\|
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レ.| ト、,ノ/ ヽイレ'
.ノ .|〈〉/ .l .|
/ (ノ ̄ヽ,.| .l
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幸福の7をげとできたら武美は俺の嫁
8をゲットできたので白瀬と一緒にホテルへ行く
うーむ、今日は寒いのう。
10を取れたらさらは俺の嫁
する気ないだろ
もしもカズがソープ嬢だったらっていう妄想が止まらない
桧垣「今日はこの幸せ草で超能力者を一人作ってもらいます!」
玉袋「作りたくないよーだ」
桧垣「なッ・・・えッ・・・?」
10主とHappyEndになった紫杏と10主が
11主に会う前の魔人に紫杏が騙されて
色々する話しというのを考えてみた
魔人「願い事を言うでマジン」
紫杏「その……彼氏をリラックスさせてあげたいのだが、駄目だろうか」
魔人「地味な願いでマジンね。2つ目の願いを言うでマジン」
紫杏「彼氏の頭を人並みにしてもらいたい」
一行リレーレスはそろそろ慎んでもらえませんかね?
魔人「わかったでマジン。IQは105程度でいいマジンね? 3つめの願いをいうでマジン。」
正史だと紫杏って主人公とは何にもないの?
ナニをしてたかもね
想像に任せる
正史はカズで紫杏をちょっとかじったらしい
ちょっと?
なんかそのノリで他の連中もかじってそうじゃないかw
ちょろっと言ってるのは
「野球部に親友がいた」らしいから
おそらく10主のことだと思われるので、
カズルートに紫杏のエピソードを少し混ぜた形になってるんだろうな
主人公の説得イベントはなかったのだと思われるけど
10では両方に会うのはムリだよな?
でも、3主は正史でヒナコ、アンヌ、寺岡、さとみの4人とつきあっていたらしい
また、コナミの見解では各主人公はゲーム内ではありえないことをしていることがあるらしい
二股の結果カズを取ったのか10主の奴……どうせなら両方取れよ!
たぶんカズがいなくなった後はさらかナオか妙子か五十鈴とにゃんにゃんしてるよ
他の彼女が部屋から出て行った後にカズが戻ってきた、と
やるじゃない(ニコッ
つまり10&3の正史ルートは通常プレイでは不可能なんだよね。
シリーズ物としてこれはプログラマーのミスになるのかな?
アドベンチャーの続編ではよくある手法
お前たちに一言言っておく
ここはエロパロ板だ
正史?ここではそんなものは関係ない!
二股?上等だ!まとめて3Pにしてやる!
正史では死んだだろ?それで私を止められると思っているのか!
バッドエンド?お前の気迫で幸せにしてやれ!
もう一度いう…ここはエロパロ板だ!
正史なんかで止められない俺たちの欲望をぶつける場所なんだ!!
分かったか!!
紫杏とカズは10と11で連続ででることが前提だったらしい
って、死ぬこと前提やったんかい!
>>32 なに、エロゲではよくあること
パワポケは野球バラエティだとかいう突っ込みはいらない
ずいぶん遅くなりましたが、前スレに投下した11裏のエリの続きを投下します。
もう守れない投下宣言はしないようにしたいです…。
頭痛を覚えるほどに強く輝く陽ざしに、あたしは少しだけ視線を上向けた。
くらりと歪む視界の中、寝不足のせいで黄色い太陽が見える。
睡眠不足はお肌の大敵なんだけど――昨日だけは、仕方がないよね。
「……」
ぼんやりと痛む頭は、眩しい太陽のせいだけじゃないみたいだった。
吐き気と、倦怠感と、強い眠気。こういった症状のことを、二日酔いって言うみたい。
頭と違いはっきりと痛む股の付け根をかばいながら、
あたしはゆっくりと足を踏み出す――寸前に振り返って、マンションを見上げた。
もちろん彼の姿が見えるわけではない。せいぜい殺風景なベランダが見えるだけだ。
(……早すぎた、のかな?)
胸の内で悲しみを混ぜてつぶやく。あともう少し、もう少しだけがんばった後だったら、
あたしはもっと勇気を持つことができたのかもしれない。そう考えると少しだけ悲しかった。
けれど。
「でも……嬉しかったなぁ」
幸せに緩む頬と同時に、言葉が漏れた。何せ昨日は彼と……
「……」
昨夜の情事を思い出すと、ほっぺたがものすごく熱くなった。お酒のせいで自分が何をしたのか、
全部覚えているわけじゃないんだけど……初めてなのに、相当エッチなことをしちゃった気がする。
「え、えっと……今日もがんばらないと!」
こそっと小さくつぶやいて、歩き始める。決して後悔しているわけじゃない。
けれど、たぶんちょっとだけ、ちょっとだけ早すぎたのだ。
でもまあ、昨日再開していなかったのなら、彼が他の女の子と付き合い始めた後に
再開することになったのかもしれない。
そう考えたら…………ちょうどいいと言えばそうだったのかな。
(……がんばる、から)
どっちにせよ――あたしはもっと、がんばりたいと思う。
次に会ったときに、勇気を出せるように。
――彼に似合う、女の子になるために。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
季節は夏の始め――もうすぐ、彼が最後の大会に挑む頃。
あたしは懸命に走っていた。ハイヒールにもかかわらず、全速力で。
昔からあまり運動は得意ではなかったけれど、
最近はプロポーションを保つために適度な運動を欠かさない――のだが、
その日は走りたくで走っていたわけじゃなかった。追いかけられていたのだ。
「はぁ……はぁ……」
大きく息を吐き出しながら、電柱に寄りかかる。
追いかけてきているのはたぶん三人、もしかしたら四人。ひょっとするとそれ以上かもしれない。
暗く閑静な住宅街に人の気配は無い――つまり、歩いている人に助けを求めることもできない。
「はぁ、はぁ……どうしよ」
困惑を処理するのに手間取って、あたしは吐息にまぎれて小さくつぶやいた。
追う人間が一人だけだけなら逃げる自信はあった。二人でもどうにか逃げることができただろう。
だが、三人以上となると……途端に手も足も出なくなる。
ここら辺の地理を知らないわけじゃない、むしろ詳しい方だ。
それなのに振りきれない。向こうもここら辺の地理に詳しいのだろうか?
幾度となく角を曲がって振り切ろうとしたのだが、すぐに近くに別の気配が現れる。
タイミングからして、連絡を取り合っていることも確実だ――
(……こういう時に限って、なんで携帯の電池って切れちゃうんだろ)
握り締めていたガラクタ同然の携帯電話をポケットにしまう。
いざとなれば大声を出せばいいだろうが、それは本当に最後の手段だ。
事件が公になるとイメージダウンにつながるから、
できるだけ内密に処理をしたいところなのだ――もっとも、
いざというときに大声が出せるのかどうか疑わしいかもしれない。
肺に息を入れて、声帯を震わせる。
言葉にすれば簡単だが、危険がすぐそばにあるときにそれを実行するのは非常に難しいのだ。
「!」
唐突に、溜息をつく暇がもうないことをあたしは感じ取った。
昔から嫌なことを避けるのには自信がある。
もちろん、その勘は絶対の信頼を置けるものではないけれど、今のあたしにはそれに頼るしかない。
頭にかぶっている帽子が落ちそうになるのを手で押さえながら、あたしはとてとてと駆けだした。
酷使したせいかふくらはぎに細かい痛みが走る――明日は、筋肉痛かもしれない。
そんなことを考えながら、あたしは狭い路地へと逃げ込んだ。暗くて、少し怖い暗い路地。
もし追いかけてきている誰かに出会ってしまったら、
まず逃げることができない危険なんだけど、
あたしの勘はそこに危険がないと言っていた。
――そしてそれは、正しかった。
狭い路地を駆け、角を曲がろうとしたとたん。
「きゃぁ!」
「うわっ!?」
誰かにぶつかって、あたしは盛大にこけた。どれぐらい盛大かって言うと、
前のめりに倒れこんだ勢いででんぐり返ししてしまうぐらいに盛大だった。
「きゃん!」
がん! 自分の叫び声と鈍い音と痛みが頭に響く。目を開くと灰色の柱が目の前にあった。
ぐるんと綺麗に回転したおかげで、どうやら電柱にぶつかってしまったらしい。
……痛い。
「ふぇ、ふぇぇ……ぐすんっ」
頭を押さえて、泣きだす――のをなんとかこらえる。
中学校の時と比べて、あたしは泣くのを止めることがずいぶん上手くなった。
何度も泣いて、何度も泣きやんで。なんとか上手くなれたのだ。
泣き虫なのはあんまり変わってないけど、たぶん格段の進歩だと思う。
……って、こんなこと考えてる場合じゃないんだった。
「だ、大丈夫ですか?」
声をかけられて、座り込んだまま慌てて振り返る――そこには半そでの制服を着た男の子が立っていた。
背の高さからして、たぶん高校生だろう。……とは言っても、ここら辺の高校の制服ではなかった。
少し地味っぽいその制服をどこかで見た覚えがあるような気もするんだけど……思い出せない。
「だ、大丈夫です……すいません、急いでて」
帽子を目深にかぶりなおして、あたしは謝りながらその人の背の高さと体格を確認する。
背は……百八十センチぐらいだろうか? 体格はスマートだけど割とがっしりとしている。
(……追っかけてきてる人達じゃないみたい)
それを確信したのはなぜだったのか。思えばそのときにはすでに感づいていたのかもしれない。
その人が、彼だということに。
「……もしかして、エリ?」
「ち、違います! ひ、人違いです!」
反射的に否定しようとした理由は、あたしがそれなりに売れているアイドルだからだ。
『エリさんですか?』その言葉を否定して、すぐに全速力で逃げてしまえば大抵の人はおってこない。
ファンの人は大事だけど、男の人――特に見知らぬ若い――と話すのは、あたしはあんまり得意じゃなかったからだ。
もっとも、昔はろくに離せなかったことに比べたら、これも進歩の一つなんだけど。
「え? ……いや、間違いなくエリ……だろ?」
少し不思議そうな感情がこもった言葉が、あたしに投げかけられる。
驚いてその人の顔を見た。暗くて、薄汚い路地。お世辞にもロマンチックとは言えないその場所にいたのは。
「小波……君?」
小波君――あたしが、大好きだった人。
「ああ。久しぶり、エリ。……ほら」
彼は優しげな笑みを浮かべて、あたしに手をさしのばしてきた。
「あ、ありがとう……」
掴んで。立ち上がる。そんな動作をしただけなのに、心臓が張り裂けそうなほど激しく動き始める。
なんで、小波君がこんなところに? まだ準備ができてないのにどうして。
「……いや、一瞬誰かと思った。あんまり綺麗に――」
数々の疑問を封じ込めて、あたしは焦った声を出す。
「ご、ごめん小波君! えっと、その、携帯貸してくれない? 私の、電池が切れちゃって使えないの」
「へ? あ、うん。……ほら」
あたしの唐突なお願いに、彼は少し驚いたようだった。
それでもこれぐらいのハプニングはなれているとでも言うのだろうか、
ポケットから素早く携帯を取り出してあたしに手渡す。
――彼の指が再び触れた瞬間、あたしの頬の温度は確実に一度上がったと思う。
「ご、ごめんね……えっと、短縮九番……」
「……へ?」
ぷるるるとなり始めた電話を耳に押し当て、早く早くと願いを込める。
五回目のコール――何故か困惑の声をあげた彼の声が聞こえるのと同時――に、相手が出てくれた。んだけど。
「もしもし、エリです! マネージャーさんですか?
えっと、その、携帯の電池が切れちゃって、追われてて大変で、助けて下さい!」
「……へ? 確かに私はマネージャーだけど……ってエリ?」
聞こえてきた声は、マネージャーはマネージャーでも、
あたしが頼りにしているマネージャーさん……ではなく。
小波君にとってのマネージャーだった。
「え? あれ? ユ、ユイ!? あ、そっか。これ私の携帯じゃなかったんだ」
「ちょ、ちょっと!? なんで小波君の携帯をエリが?
……ってそれより助けてほしいって何? 今どこいるの?」
「あ、だ、大丈夫だから。また後で連絡するね!」
「ま」
手を震わせながら電源を切る、それとなく彼に視線を向けると、
彼は頬を書いて、苦笑していた――小さくごめんねと呟いて、わたしは通話ボタンを押しはじめる。
今度は十一桁の電話番号を、きちんと入力することができた。
ぷるる。
「……もしもし」
一回目のコールが終わる前に、相手は出た。
――考えて見れば、先ほどの電話がマネージャーさんなはずもない。
覚えている限りでは、二回目のコールを鳴らされたことがないのだから。
「もしもし、エリです! マネージャーさんですか?
えっと、その、携帯の電池が切れちゃって、追われてて大変で、助けて下さい!」
あたしの支離滅裂な言葉にも、マネージャーさんが慌てることはなかった。落ち着いた声で、囁いてくる。
「落ちつけエリ。現在地は? 追われている人数は? 相手は手練か?」
「えっと、今いるのは――――の三丁目で、人数はたぶん……三人ぐらいです。
手練……かどうかはちょっとわかんないです」
マネージャーさんの落ち着いた言葉に、あたしも気持ちが楽になっていく。
心臓もだんだんと緩やかになって、頬に書いた汗を感じ取れるぐらいに冷静になれた。
「わかった。三十分で片付ける。それまで逃げきれるか?」
「は、はい。大丈夫です!」
あたしは迷うことなく返事をした。
ちらりと視線を横に向ける――今のあたしには、誰よりも頼りになる人がついているのだ。
「そうか。……この時間までうろついているお前にも責任はある」
「は、はい……」
「明日、説教だからな」
ぶつん。悲しい音を立てて電話は切れた。
あたしのマネージャーさんはものすごく頼りになるんだけど、決して甘くはない。
……明日、たくさん怒られるんだろうなぁ。
「えっと、エリ。もういいか?」
「へ!? あ、あ、うん。だ、だいじょぶ……」
彼に声をかけられて、あたしの心臓が再び張り裂けそうなほどに大きく動き始める。
お化粧はちゃんとできてるのだろうか? 洋服はちょっと自信あるけど、彼の趣味に会ってるだろうか?
髪型が変に思われていないかな? ……あ、帽子かぶってるからたぶんそこは気にしなくてもいいかも。
「エリ?」
「う、うん……えっと、その。……久しぶり」
「ああ、久しぶり。……ところで、さっきそこの電柱に頭ぶつけてたけど、大丈夫か?」
心配そうに語りかけてくる小波君を見て、
彼が変わっていないことを、あたしはすぐに知った。
優しくて、カッコいいままだ――いや、昔よりさらにカッコよくなっていた。
優しげな童顔はあまり変わっていないけど、少し大人の雰囲気も出てきている。
中学生の時よりも、全体的にしっかり筋肉がついている。
軟弱な印象はないのにどこかすらっとしてて……カッコいい。
熱くなる頬を無視して、あたしは自分の頭に手を伸ばした。
小さなこぶができている…………痛い。痛いけど、大丈夫だ。
「う、うん……小波君も、大丈夫? その、ぶつかっちゃったけど」
「もちろん大丈夫。…………泣かないんだな」
「え?」
彼がぽつりとつぶやいた言葉を聞き逃して、あたしは驚きの色を顔に浮かべた。
なんとなく、聞きたかったような言葉だった気がしたんけど……
「いや、なんでもない。……ところで、ずいぶん急いでたみたいだけど?」
苦笑いでごまかして、彼が聞いてくる。
ようやくあたしは現状を思い出して、周りを見渡した。
……人の気配はない。世間話する余裕ぐらいあるだろう。
「うん……その、追いかけられてるの」
「追いかけられて? ……もしかして、ストーカーか?」
「う、ううん。たぶん、あたしのファンの人だと思うんだけど。……その、ちょっとだけ過激な人たちみたい」
「それをストーカーって言うんだろ……どうする?」
彼は少し困った顔をして、地面に転がっていた小さなバッグを拾い直した。
そのまま汚れを落とすように小さく叩く――あたしとぶつかって落としてしまったらしい。
ちょっと申し訳ない気持ちになる。
「えっと、後三十分ぐらい隠れてたら、助けが来る……と思う」
三十分。マネージャーさんはそう言ったけど、
たぶんその半分ぐらいの時間で助けてくれるんじゃないかと思う。
そう思えるぐらい、マネージャーさんはすごい人なのだ。
「三十分か。そんなに待てないよなぁ……よし。じゃあ、俺がどうにかするよ」
「……え?」
その申し出は、あたしが一番望むものだった。
バッグを肩にかついて、彼は微笑む。
「積もる話もあるだろうし、どこかでゆっくり話でもしたいからな。……もしかして、迷惑か?」
「め、迷惑じゃないよ! お、お願いしたいぐらい」
「それなら嬉しいな。……とりあえず、どっちに行こう?」
続く道を順々に視線で指示し、彼は迷うように首を掻く。
あたしは最大限に集中して、気配を探った――彼との時間を、誰にも邪魔はされたくなかったのだ。
「たぶんね、こっち……がいいと思う」
「じゃあ、そっちで。行こうか」
「う、うん……あ」
あたしが指し示した方向に彼が歩き始めようとした直前。
あたしは一ついいことを思いついた。手をさしのばして、熱くなる頬を意識しながらつぶやく。
「こ、怖いから……手、つないでくれない?」
「…えっ!? え、えっと……よ、喜んで。マドモアゼル?」
彼は妙な言葉を口走って、あたしの手を掴んだ。
汗ばんだ手、温かい手、硬いけど、すごく触り心地がいい手。
「……小波君。緊張してる?」
どぎまぎと視線を逸らす彼に、小さく笑い掛ける。
心臓が四散しそうなほど激しく脈打ってるけど、あたしは昔みたいに逃げ出したりなんかしなかった。
「あ、ああ……うわっ!?」
「えへへ……守って、ね?」
あたしは飛びつくように小波君に寄り添って、上目づかいでそう言った。
「あ……ああ、任せとけ」
あたしの大胆な行動に、小波君は驚いたようだった――無理もない、昔のあたしからは考えられないだろう。
『私がこうなったのって……全部、小波君のおかげなんだよ』
もし、そんな言葉を口に出したら……小波君はどんな顔をするんだろう?
それから二十分後。あたしたちは無事に明るい繁華街まで逃げきることができた。
それもひとえに彼のおかげだ――――待ち伏せていたファンの人を、
彼が道に迷ったふりをして話しかけて追い払ってくれたのだ。
きょろきょろと、あたしは周りを見回して様子を見る。
未だに彼とは手をつないだままだ――もし誰かにこんな姿を撮られたら、少しばかりまずいことになる。
幸いにも人通りはあまり多くないから、たぶん大丈夫だとは思うんだけど。
「さてと、だいぶ走ったけど……疲れてないか?」
息一つ切らしてない彼の気遣いの言葉に、あたしは笑顔を作った。
……作り笑顔がうまくなったことは、知ってほしくないなぁ。なんてことを思う。
「う、うん。……あのね、これから時間大丈夫?」
返事をして、ものすごく緊張しながら問いかける。
心臓のドキドキは走っている時と同じぐらいにひどい。もしかしたら、それ以上かも。
「ああ。終電まではまだだいぶ余裕があるから。……積もる話もあるって言っただろ?
とりあえず、落ち着いて飲み物でも飲めるところに行こうか」
にこやかに笑う彼――とは言っても、手のひらに伝わる感覚から彼も緊張していることがわかる。
あたしと手をつないでることに、緊張してくれてるってことは……少しは、期待してもいいのかな?
嬉しさで自然に頬を笑みの形にして、あたしは喋りはじめた。
「うん。……そ、それでね、ファミレスとかだとその、ちょ、ちょっとだけ
困ったことになると思うの。……マスコミの人とか、新聞記者の人とか」
目を逸らしながら――いつかるりちゃんに指摘された癖はいまだ治っていない――あたしは言う。
その言葉には小さな嘘も含まれていた。さすがに帽子をかぶってこっそりとしていれば、
あたしが見つけられることなんてあんまりない。
そもそもそこまでものすごく売れてるってわけじゃないのだ……まあ、そこそこは売れてるんだけど。
「そうなのか?」
「そ、そうなの。……それでね……そのぉ……」
「?」
あたしが口ごもったことに、彼はあんまり驚かなかったようだ。
昔のあたしのイメージが残っているのかもしれない。
がんばって、あたしは一所懸命に口を開く。
「わ、わわわわわわ私のマンションに……こ、来ない?」
慌て過ぎたせいですごく噛んじゃって、あたしの顔が真っ赤になる。
初めてテレビに出たときよりも、緊張してるかもしれない。
「は? ……と、とりあえず。エリって高校の寮に入ってるんじゃなかったか?
……ユイがそんなこと言ってたような」
噛んだ言葉でも意味は通じたらしく、彼はすごく驚いた顔であたしに話しかけてきた。
「は、初めはそうだったんだけどね……お仕事が忙しくなっちゃっていろいろ迷惑かけちゃったから。
この前事務所に住むところを用意してもらったの」
ちょうど三年生に進学したころ、あたしは高校の寮を出た。
一人暮らしは苦難の連続だったけど、最近ようやく形になってきたところだ。
けれどまあ、時折寮での生活が恋しくなってしまう――例えば、
あんまり美味しくないと思っていた寮の食事。
実はそれを気に入っていたことを、食べることがなくなってから初めて気づいたりしたのだ。
そしてなにより……一人はやっぱり、寂しかった。
それはともかく。
「マンション!? えっと、その……はぁ!?」
あたしの発言は彼をものすごく驚かせたようだった。
あたしの手を離して、オーバーに後ずさりして。
「うわっ! ……あ、すいません……」
通行人にごつんとぶつかって、謝っていた。
その間にあたしは大きく深呼吸して、落ち着こうとする。
けれど彼が振り返った瞬間――その努力は無駄になった。
彼の顔を見ただけで、落ち着くなんてことができないのだ。
上手く動かなくなる口をなんとか動かし、喋る。
「べ、別にそんな凄いところじゃないの。オートロックなだけで、ワンルームの狭い部屋だし」
「い、いや。それでも…………いや、まあ今のエリならあんまり不思議でもないかな、うん」
「そ、そう?」
微笑みながらうんうんと頷く彼、
その笑顔のカッコよさに思わず見とれてしまう――あたしが見とれていることに、
彼は気づかなかったようだ。頬を掻きながら言葉を紡ぐ。
「うん。凄く可愛くなってるからな。……中学校の時も可愛かったけど、それ以上だ」
「あ――――」
彼はたぶん、あまり意識せずに褒めている。
それがわかっているのに――涙が出そうなほどうれしかった。
今まで頑張ってきたことが、全部報われた気がしたのだ。
目がじん、とするのを感じながら、あたしは小さくつぶやいた。
「――――ありがとう……ぐすっ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、何故泣く?」
「ご、ごめんね……ぐすっ」
耐え切れずにあふれる嗚咽に、彼は困惑したようだった。
あたしとしては、優しく抱きしめてほしかったんだけど……さすがにそれはぜいたくだ。
ハンカチを――彼のボタンが縫い付けてある、少し古ぼけた――取り出し、さっと涙をぬぐう。
そして彼に作り笑顔を向けて、あたしは口を開いた。
「えっと……それで……どうかな?」
「あー……その、さすがに一人暮らしの女性の部屋に入るのは、ちょっと不味いような」
変なところで、彼は律儀だった。まだ高校生なんだし、別にいいんじゃないかと思うんだけどなぁ。
……その、やましい気持ちとかはあんまりないし。
「ま、不味くなんかないよ! たぶん、えっと、美味しい……よ?」
「いや、美味しそうなのは確か……じゃなくて、ええっと」
ぽりぽりと首筋を書いて、彼はあたしを説得するための言葉を考えているようだった。
――覚悟を、決めなきゃね。
「っ!」
「……小波君なら、大丈夫……だから」
彼の右手を、両手で再び握り締める。熱い。あたしの頬が、手が、体が頭が、
何もかも全てが火傷しそうなほど熱くなる。
でも今のあたしは……これぐらい、耐えることができるのだ。
「えっとね。そんなに深く考えなくても大丈夫だと思うの。その、友達の家に遊びに来るぐらいの気持ちで」
「……そ、そうだよな。……わかった。そうしよう。
……あ、そうだ。何か適当に食べるもの買ってくか?」
「う、うん! あのね、近くにコンビニがあるから――」
話しかけながら、あたしは彼の手をそっと離した。
名残惜しさと嬉しさで、涙が一粒だけ地面に落ちていった。
小さな丸テーブルに向かい合って、見つめあう。
なんとはなしに気恥かしさを覚えながら、あたしはグラスを差し出した。
「……それじゃあ、再会を祝して乾杯!」
「か、かんぱーい!」
ちん、と音を鳴らして、グラスをぶつけあう。
オレンジ色の液体が揺れて、微かな柑橘系の香りが鼻に届いた。
一口飲むと、舌が柔らかな甘みに包まれる――すごく、美味しい。
と、あたしは思ったんだけど、彼にはちょっとだけ甘すぎたみたいだった。渋い顔してる。
「ご、ごめんね。こんな飲み物しかなくて」
小さな声で謝る。二人でコンビニでお買い物をしたんだけど、
あたしは終始テンパってたし、彼は彼でそんなあたしで遊んでた。
……店員さんが『何このバカップル……』って感じの目で見てたことが、少し嬉しかった。
とまあ、そんなわけで、あんまりまともに買い物はできなかった。
一応サンドイッチとかも買ったから、今日の夕食はこれで済ませることにした。
――本当は、あんまりジャンクフードは食べちゃだめって
マネージャーさんに言われてるんだけど、今日だけは、今日だけは許してもらうことにした。
「いや、俺も何故かすっかり飲み物だけ買うの忘れてたからなぁ」
なぜか飲み物だけ買い忘れたのは、間抜けだったとしか言えないだろう。
幸いにも家にジュースが大量にあったため、それを飲むことにした――んだけど。
「それにしても、このジュース、なんでラベルが外国なんだ? ……ロケで外国に行ったとか?」
「ち、違うよぉ。……えっとね、隣に住んでる外国人さんから引っ越し祝いでもらったの」
ぱたぱたと手を振って、彼の言葉を否定する。
……なんだか、さっきよりも顔が熱くなってきてるのはなんで何だろ?
クーラーはちゃんと聞いてるはずなんだけど……
「へー、国際交流ってやつか、どんな人なんだ?」
「えっとね。色々と親切で、明るい人なんだよ。
しつこい訪問販売の人を追い払ってくれたり、上の人がうるさいのを注意してくれるの。
時々ね、一緒に遊んだりするんだ〜」
「……」
キョトンとした顔をして、彼があたしを見た。
その理由がわからなくて、あたしは困ってしまう。
……もしかしたら、変なこと言っちゃったのかな? これが原因で嫌われちゃったりしないかな?
少し被害妄想気味な考えを浮かべていたあたしに、彼は再び笑いかけてくれた。
「いや、エリが外国の人と仲良くなるってあんまり想像つかないって思ってさ。
ドミオともあんまり話してなかっただろ?」
「……そ、そうなんだ。でも、隣の外国人さんは女の子だから。そんなに怖くないの。
大学に行ってる留学生さんなんだって」
「ああ、それならおかしくもないか。……おっと、ありがとう」
彼のコップが空になったことに気づいて、あたしは新しい缶を開けてジュースを注いだ。
缶から直接飲まないのに、深い意味はない――ただ、なんとなくだ。
「あ、そういえばドミオさんなんだけど」
「ん?」
「この前久しぶりに会ったんだけど、相変わらず元気そうだったよ」
「それってドミオの番組にゲストで出た時のことか?」
「そうそう…………あれ? え?! み、見ちゃったの? あの番組!」
彼がにやりと笑って言った言葉は、あたしを慌てさせた。
混乱して頭の中がぐるぐるになって、頬が溶けそうなぐらい熱くなる。
「『仇打ちのために旅するドジくのいち』って役どころだったよな?
結構役が板についてたよ。一緒に見たユイも大爆笑してた」
「え、ええええ?! な、なんでユイと? もしかして……ふぇぇ……」
体の熱さに気をとられていたあたしに、爆弾発言が飛び込んでくる。
その番組は夜八時からの放送だから、ユイと一緒に見るってのもおかしな気がしたのだ。
……もしかして、彼とユイは付き合い始めちゃったのだろうか?
ユイなら小波君とお似合い……だもんね。ものすごく悲しいけど、納得できなくはなかった。
それでも涙が瞳に滲んでくる――ユイとはよくメールを交換するけど、そんな話は聞いてなかったのだ。
彼の近くにいる女の子がいろいろモーションかけてるけど、空振りしてばっかりって聞いてたんだけど。
「いや、なんでそこで泣くんだ? ……ほら」
「ん……」
彼がポケットからハンカチを取り出して、あたしの顔を拭う。
その拭き方はユイとよく似ていた。乱暴なようで、とっても上手に拭ってくれる拭き方。
手が離れる、やっぱりちょっとだけ名残惜しい――
「よし。……パライソタウンではその番組が見れなかったから、
ユイと一緒に本土まで行って見てきたんだ。噂の高校を偵察した帰りに、電気屋で」
「そ、そうなんだ……よかったぁ」
「え?」
彼氏彼女の関係じゃなさそうだと知って、
思わず本音を漏らしてしまったあたしを彼は不思議そうに見つめてきた。
眼を逸らしてぶんぶんと首を大きく横に振る――子供っぽい動作って言われるけど、なかなか直せない癖だ。
「な、なんでもないよ! えっと、その……ありがとう」
「ん? いや、ホント上手な演技だったよ」
涙をぬぐったことに礼を言ったつもりだったのだが、
彼は褒めてくれたことに礼を言われたと思ったみたいだった。
――あたしの涙を止めることは、彼にとって礼を言われるほどのことじゃないのだろうか?
そこを聞いてみようか迷ったけど、別のことを口に出すことにした。
「ううん……でもね、やっぱり私はまだまだなんだ。その番組で、私と共演してた女優さんいたでしょ?」
「ん? ああ、あのたたき上げで有名な?」
「うん。その時ね、演技指導をちょっとだけしてもらったんだけど……
もの凄く怒られちゃったんだぁ。……評判通り、ものすごく演技に対して真剣な人だったよ」
「ああ、なんかイメージ通りだな。あの女優さん凄く演技上手だし。……ん? エリって女優になりたいのか?」
「えっと……」
問われて、あたしは少し困ってしまう。
女優さん。きっとそれはあたしが進むことのできるかもしれない道の一つなのだろう。
けど今は――
「……何かになりたい、ってのはまだ、あんまりはっきりしてないんだ。
とりあえず今できることは何でも挑戦してみて、精一杯がんばろう、って思ってるの」
華やかな世界の裏側には、それを支えるための地道な努力がある。
あたしはそれを知って、今だ自分が未熟なのだということを思い知った。
きょとんとした顔になっている小波君。彼に比べたら、あたしはまだまだもっとがんばらなきゃいけない。
あたしは手をのばして、机の上の脂っこいポテトを一つ掴んで、口にした。
ポテトを食む動作、唇についた塩をなめとる舌の動き、油の付いた指を舐めるしぐさ。
こんな細かい動きでさえ、おかしなものにならないように意識しないといけないような世界なのだ。
……たぶん、なんだけど。
「へぇ……」
感心したような声を出した彼は、ほほえましいものを見るような目つきになっていた。
それはあたしが中学生の時に、向けられていた目つきと同じものだ――――懐かしくて、少し悲しい。
「なんだかエリが『アイドル』になったってのがよくわかるな」
「そ……そう?」
「ああ。……エリはすごくなったんだなぁ」
小さく笑って、彼が首筋を掻く。
その動作と吐き捨てられた言葉には、何故か少しだけ自らを嘲るような匂いが含まれていた。
それが嫌で、あたしは急いで口をつけていたコップの中身を飲み干した。
きん、と頭に小さな痛みが走ったけど、気にせずに言葉を出す。
「小波君ほどじゃ、ないよ」
「俺が? 何言ってるんだよ……俺は……」
何かを言いかけて、小波君は悲しそうな表情になり口を閉ざす。
彼はそのまま手にしたコップを勢いよく空にした――あたしは新しい缶を開けて、
彼のコップに再び液体を注ぐ。今度は少し毒々しい赤がコップに満たされていく――――
あたしはそれを見つめながら、考える。
彼は何故少し元気がないように見えるのだろう?
気になるけど、直接聞くことはなんとなくやめた方がいい気がする……どうしよう。
少しだけ迷って、あたしは慎重に言葉を選んで口を開いた。
「……そういえば、小波君はなんでここに来たの? しかもその、制服姿で」
「え? ああ、実は今日。ここの近くの高校に偵察に行ったんだ。もうすぐ夏の大会だし」
「あ、そうなんだ」
コップの液体を一口含んで、彼は少し表情を緩ませた。
今度のジュースは彼にはとても美味しかったようだ。さらに二口ほど飲んで、再び喋りはじめる。
「ぷはっ……そしたらさ、そこの高校のピッチャーがものすごいのなんのって。
プロが投げる球に負けてないんじゃないかってぐらい、速い球を投げてた。……ちょっとだけ、悲しかったな」
「……どうして?」
眼を細める彼――なんだか、顔全体が赤くなっている。なんでだろう?
彼は頭を乱暴に書いて、胸元のボタンを外した。汗の臭いが微かに届く……凄く、どきどきした。
「そいつはまだ、一年生だったんだ。それなのに背筋がぞくぞくするほど速い球を投げてた。
……エリは俺のことすごくなったって言ってたけど。あんな球は、投げられないかな」
「……ず、ずいぶん……弱気だね」
しんみりとした顔で、彼があたしの方を見る。
捨てられた子犬みたいな――とは言ってもそんなの見たことないんだけど――ような顔。
(小波君でも、こんな顔をすることがあるんだ)
それは別におかしいことじゃないとは思う。誰にだって弱い部分はあるものなのだから。
――昔、フッキーが言ってたのは、そういうことも含んだ言葉だったのだと思う。
弱い部分もあって、悪い部分もあって、良い部分もあって。そういうことなのだろう。
あたしは最近になってようやく、それがわかってきた。……でも、
あの時悩んでいたことが馬鹿らしいとは、思えないんだけど。
「いや。エリにだから言えるんだよ……他の皆には弱気なところ見せられないからさ」
「え?! そ、それって……」
あたしが特別な存在だから――一瞬だけそう思ったけど、そんなはずはない。
ちょっとだけ考える。……ああ、そっか。
「……私が近くにいない友達だから、なのかな?」
今日何度目なんだろう、彼の驚いた顔を見るのは。
けど今回は一際驚きが強かったらしい、コップが彼の手から滑り落ちる。
コップに残ってたのは水滴がふた粒ぐらいだったため、テーブルが汚れることはなかった。
「おっとごめん。……うん、そうだな。この時期に近くにいるみんなに弱みを見せて……伝線したら困るからな」
「ふふふっ……りっぱな、キャプテンだね」
「ははは……そうでもないさ」
小さくつぶやかれた言葉には、謙遜の響きはなかった。
どうも今日受けたショックは非常に強かったらしい――――元気づけて、あげたいな。
そう思ったけど、あたしには『頑張って』と言うことはできなかった。
時にはその言葉で辛い思いをすることがあることを、あたしはたぶん、とてもよく知っていたから。
それからあたしたちは、お互いの近況について語り合った。
友達のこと、あたしのアイドル生活のこと、彼の野球部のこと。彼の周りにいるみんなのこと。
話すことはいくらでもあったはずなのに――いつの間にか、話題は中学生の時の思い出話に変わっていた。
そしてそれが終わりを迎える頃に、彼は何故か神妙な顔をして質問してきた。
「前から聞きたかったんだけど、どうしてエリってパライソタウンの高校に来なかったんだ?」
「え?」
きょとん。音が聞こえそうなほどはっきりとうろたえながら、あたしは眼を大きく開いて彼を見た。
別に唐突だったからじゃあない。ただ、彼がその質問をしてくることが少しだけ意外だったのだ。
「まあ、みんなが俺のいる高校に来てたわけじゃないけどさ。
エリが一人きりになるのはちょっと意外だったな。……少し心配だったし、気になってたんだ」
「心配……してくれたの?」
「ああ。あたり前じゃないか。……ああ、あと、寂しかったのもあるかな」
「……」
優しく微笑む彼には嘘を言っている様子はなかった。
嬉しくて、嬉しすぎて、胸の中と頭と目頭が熱くなる。
涙をこぼさないように、あたしは手早く手の甲で目頭をぬぐう。
そしてあたしは、考える。彼に何を言うべきなのか。
答えが出るのに時間はかからなかった。彼の方をまっすぐ見つめて、喋り始める。
「あのね、小波君。……その、聞いてほしいことがあるんだけど……いいかな?」
小さな決意を込めて、あたしは彼に問いを投げた。
心臓がうるさくなり響き、逃げだしてしまいそうな羞恥があたしを襲う。
「ん? ……それは質問の答え?」
「う、うん。……ちょっと、愚痴っぽいことなんだけど」
それでもあたしは彼から眼を逸らさなかった。
もし嫌って言われたら……そう考えると怖かったけど、がんばって逸らさなかった。
「? とりあえず話してみたらどうだ? どんとこいって」
「あはは……」
胸をぐーでドンと叩いて、誇らしげに胸を張る彼。
ゆっくりと大きく深呼吸して、呼吸さえ苦しくなるような圧迫感に潰されながらあたしは口を開く。
――あの時、委員長に言った言葉は、間違いなく本当だったと思う。
もっとがんばらなくちゃいけないと思ったから。
自分で自分を馬鹿にすることなんてないようにしたいと思ったから。
……でも、それだけじゃない。ほかにも理由はある。
それは――
「――あたしじゃ、駄目だと思ったの」
「……?」
キョトンとした顔になった彼を眼の隅でとらえて言葉を紡ぐ。感情を込めずに、ただたんたんと。
いつの間にかあたしは、視線を下向けていた。
彼をしっかり見て話したかったんだど、あたしには……やっぱり、無理だった。
「るりちゃんは――いつも優しかった。
小波君にはもちろんだけど、あたしにも、みんなにも優しかった。
……ユイはいつも元気だったね。話をしてて楽しいし、元気を分けてくれる。
みんなの人気者だった……今でもそうなんじゃないかな?」
「……」
戸惑っている彼が口を開く隙がないように、あたしは次々に言葉を紡ぐ。
たぶんとてもみっともなくて、かっこ悪い言葉を次々に。
「委員長はものすごく頭がよかった。その、順位とかじゃなくて……なんとなく、
世の中のことをよくわかってるんだなって思うの。……よくわかんないけど。
……フッキーはカッコよくて、優しかった。いつも一人でいたがってたけど、
あたしが泣いたときは、なんだかんだで助けてくれた。……あのカッコよさに、ちょっと憧れてたな」
フッキーのことを思い出して、あたしはポケットの上からハンカチに手をあてた。
彼女にも、もうすぐ会えると思う。日本に帰って来てもあたしに連絡してこないかもしれないけど、
それでもたぶん、もうすぐ会える予感があった。
そして、そのときはきっと――
「えっと……エリ?」
口を閉じてしまったため、彼が言葉を挟む隙ができてしまった。
曖昧な笑顔でごまかし、あたしはさらに言葉を続ける。
「夏菜はお料理がとっても上手だったね。……さっぱりしてるところがすごく魅力的だった。
今じゃ立派に探偵のお仕事をやってるんだってね。
リコは何でもできたよね。頭がよくて可愛くて明るかった。
だからこそ自分の道を突き進むことができる……凄い、よね」
「…………」
一通り言い終わって、あたしは大きく息を吐きだした。
理解できていないのだろう、彼はしばしばとまばたきをしている。
その顔がさらに赤くなっているのを見て、
ようやくあたしは彼が――あたしも――酔っていることに気づいた。
机の上の缶の中身はお酒だったのだろう。なんだか、変な匂いだとは思ってたんだけど。
「な、なんだか、みんなのことをえらい褒めてるな。まあ、言ってることはだいたい分かるけど」
「うん。そうだよね。……もちろん悪いところもないわけじゃあないって思うんだけど。
……でも、みんなすごく魅力的で、可愛かった。……でもね、私は――あたしは……」
「可愛かったぞ」
ダメだったという前に、彼が言葉を割りこませてきた。
「え?」
「エリも皆に負けてないぐらい、魅力的で、可愛かったぞ。
そりゃ、泣き虫だし、弱虫だったけど……最後には頑張ろうってしてたじゃないか」
……ああ。彼はあたしを、ちゃんと見ていてくれたんだ。
堪えることができずに、涙が溢れだした。それはきっとあの時と、卒業式の時と同じ涙だった。
悲しいのだけではない、どこかすがすがとした気持ち。
それに加えて胸の中にとろけてしまいそうな熱が生まれる。そんな涙。
「……ありがとう」
小さくつぶやいて、ポケットからハンカチを取り出して涙を拭く。
そしてすぐに笑顔を作った。あたしは今、泣くべきじゃないと思ったのだ。
泣くのはたぶん、全てを言い終わってからだ。
「それで、結局なんでエリが別の高校に行ったのかがよくわかんないような」
彼が戸惑いを視線にのせて、聞いてくる。
それに真っ向から視線を――どうにか返して、あたしは。
「あたしね――」
答えのようで、答えになっていない言葉。それを口にした。
「――中学校の時に、小波君のこと……好きだったんだ」
告白の言葉は、意外なことにすんなりと口から飛び出した。
胸のドキドキも、破裂しそうなほど強くはない。今はまだ――
「……は?」
――まだ、大丈夫だ。まだ逃げ出さずにしゃべることができる。
がんばって、しっかりと前を見つめる。彼の顔が眼に涙で滲んで映った。
ぼやけていても、確かに彼の瞳を見つめて、あたしは言葉を紡いでいく。
「それでね。一人になって、がんばって、がんばって。
ちゃんとがんばることができたなら、そうしたら…………」
がんばったその先に、あたしが求めていたもの。
あの時委員長には言えなかった、あたしががんばろうと思った理由。
「小波君に釣り合う女の子になれるかなぁ、って思ってた……の」
「…………」
絶句している彼に向けて、あたしは小さく笑った。
自分の言った言葉が――あの時あたしが思っていたことが、
あまりにも夢を見過ぎたものだったから、おかしくて笑ったのだ。
「それなのに……小波君はずるいよね」
「……?」
「あたしはがんばった以上に、カッコ良くなってるんだもん」
醜い言葉を紡ぎ終わって、あたしは耐え切れずに、視線を逸らした。
逃げたのだ。もちろん、立ち上がって走り出したわけじゃない――ただ、
これ以上の気持ちを伝えようと思わなくなってしまったのだ。
「エリ……」
悲しそうな声で、彼があたしの名を呼ぶ。にっこりと笑顔を作って、あたしは顔をあげた。
たぶんそれは、今までで一番上手な作り笑顔だった。
「どう? ……演技、ちょっとは上手になれたかな?」
「…………へ?」
「全部ね、演技なの。…………えへへ」
「はぁぁぁぁ?!」
素っ頓狂な声が彼の口から飛び出したことに、あたしは惨めな満足感を覚えた。
――あたしは、いったい何を言ってるんだろう。
疑問に思ったけど、続く言葉を止めることはできない。
「今度ね、お昼にやってるドラマに出ることになったの。
恋に恋する女の子。って感じの役どころなんだ。さっき言ってたのは……そのドラマの脚本なの」
……もちろん、真っ赤な嘘だ。
「……そ、そうなのか。いや、迫真の演技だったよ。…………ん? えっと、つまり、うーん……?」
「? ……どうしたの?」
不思議そうに眉をひそめて、彼があたしの方を見る。
あたしを見ているわけじゃなくて――あたしを通じて、誰かを思い出している、そんな感じがした。
「いや、昔委員長にも似たようなことされたこと思いだして。……俺って成長してないなぁ」
「え?」
彼の意外な言葉に、あたしはびっくりして自分のシャツを握りしめた。
手のひらの汗が、黒いシャツに吸い込まれて消えていく。
委員長とメールをやり取りすることは、ユイに比べたら少ない。
それでも高校の場所が割と近いこともあって、時々お茶して楽しんだりしている。
……委員長は、小波君のことどう思ってたんだろう?
るりちゃんや、ユイやフッキーみたいにわかりやすい感じはなかったと思うけど。
「二年生の――あの夏だったな。あの時もドキドキしたけど……
エリにされるとまた違う感じにドキドキするな」
「違う、感じ?」
「いや、俺にもよくわからないけど。……あれ? なにか、忘れてるような……」
うんうん唸りながら頭を勢いよく掻いた後、
彼は胸元のシャツを掴んでぱたぱたと風を送り込み始めた。
どうやら、運がいいことに、あたしが話をごまかしたことには気づかなかったらしい。
「……そういえば、なんだか暑くないか?」
眠たそうに眼を半分閉じて、彼は言う。
……自分がお酒に酔っているとは、気付いていないみたいだった。
部屋のクーラーはガンガンに効いているはずだ――あたしもあんまり実感はないんだけど。
「そうだね。……あ! いいこと思いついた……かも」
「ん? 思いついた……って、何?」
「あのね。……元気が出る、いいこと……だよ」
「…………へ?」
戸惑う彼に微笑んで、あたしはゆっくりと立ち上がった。
頭がくらくらする……明日はたぶん、二日酔いっていうのになるんだろうなぁ。
「ちょっとだけ、待っててね?」
「あ、ああ……」
小さな声で返事をした彼は、何故か顔をさらに赤くしてもじもじと体を動していた。
あたしは衣装ダンスへと向かって、目当てのモノを取り出した後、お風呂場へと向かった。
ちょっとダイタンな行動かもしれないけど、たぶんだいじょうぶ。……かなぁ?
「じゃ……じゃんじゃじゃーん! ……ど、どうかな?」
お風呂場のドアをがらりと開けると同時に、あたしはえろちっくな決めぽーずを取った。
身にまとってるのは真っ赤なビキニ。彼の視線が胸のあたりに向かっているのがわかって、
カメラで撮られている時よりも恥ずかしい……
やっぱり、一番見て欲しかった人に見られているってのは大きいんだなぁ、って思う。
「ええええええええええええエリ? な、ななななななんて格好をしてるんだ!」
「えっとね……この前の写真集で使った水着なんだけど、どうかな?」
大慌てで後ろに後ずさりする彼に、くるりと一回転して近づく。
背中を壁にぶつけた彼は、額に手を当てて大きな声でわめいた。
「あ、すごくエロ……じゃなくて! その、なんで水着に?」
「……?」
彼は、なんでこんなことを聞いてくるんだろ?
頭がふらふらと揺れるのに合わせてゆらゆらと揺れながら、あたしは言う。
「えっとぉ。……暑くなってきたから。暑いときは、水着着ないとダメ……だよね?」
「それは無い! 絶対無い。きっと無い、たぶん、無い…………無い、よなぁ?」
「うーん……有る、と思うんだけど」
彼が少し混乱しているのを見てあたしはちょっとだけ困ってしまう。
暑くなったら水着、これはたぶん、世界のじょーしきだろう。
「えへへ……ほら♪」
腕を組んで、少しだけ胸を強調してみた。
今のあたしは、こんなにダイタンなこともできるのだ――それを彼に知ってほしかった。
「ごふっ!?」
小波君が両手で鼻を押さえる。……鼻血がぴゅーって出たら、面白いのになぁ。
「え、エリ!」
「え?」
鼻から手を話して、小波君がすくっと立ち上がる。
ほんのちょこっと前かがみなのは……気にしないことにした。
「そこに正座!」
テーブルの横にある、あたしがさっきまで座っていた座布団を指さして、小波君が怒声を上げる。
怒られちゃうのは、あんまり好きじゃない。好きじゃないけど……小波君になら、怒られてもいいかも。
「うん……」
なんだか妙なふんいきの中、あたしはちょこんと座布団に座る――正座じゃなくて、女の子座りだ。
さらに両手を太ももの間の地面について、せくしーなぽーずを取ってみる。
そのまま再び小波君に微笑みかけると――眼を逸らされちゃった。ちょっと悲しい。
「そ、その。エリ。あんまりその、だからえっと、あれがあれで」
「ふぇぇ……このぽーずじゃいやなの? ……えっとね。
あんまり、際どいのはちょっと怒られちゃうんだけど……小波君になら」
言い訳するように勢いなく喋る彼に、あたしは眉をひそめてさらにダイタンなポーズを取ろうとする。
あんまり大胆過ぎるのは、ちょっといめーじだうんしちゃうし、やっちゃいけないんだけど。
小波君は、とくべつだから。
「そうじゃなくて! ……エリ!」
「は、はい」
真剣な眼差しと、真剣な声で射抜かれてあたしは急いで正座をする。
その時、ふるふると揺れたあたしの胸に彼の視線が揺れたことを、
あたしはちゃんと見逃さなかった。ちょっと嬉しい。
「俺はさ、エリがそんな大胆な水着を着るのは……その、少しだけ反対だ」
「……なんで?」
ぱち、ぱち。まばたきをしながら聞き返す。まばたきが、ちょっとめんどうだ。
瞳を閉じるたびに眠気があたしを襲い、再び開くのが面倒くさい。……ようするに、ねむい。
「そりゃあさ、仕事だから仕方ないんだろうけど。
あんまり大胆なのだと……その、変な人間がエリに近づかないか心配なんだ」
やっぱり。しんぱいしてくれてるんだ。……うれしいなぁ
幸せが心を満たしていくのを感じて、あたしの頬が際限なく緩んでいく。
と、突然彼が握りこぶしを額にあてて、ぶつぶつと呟き始める。
「こんな大胆なビキニじゃ、俺以外にもたくさんの男が絶対おかずに使ってるだろ。
思春期の少年とかエリの写真にかけてるぞ……くそっ」
「かけてる……? ええっと、それって……せーえき?」
「そうそう。……って、ええ?」
どうやらあたしに聞かせるつもりのない独り言だったらしく、
彼はおーばーに驚いて、背中を床にゴロンと打ちつけた。
すぐに正座の体制に戻ったけど。なんだかふらふらしてる。
「……どうしたの?」
「い、いや。エリの口からそんな言葉が出るなんて思わなくて。その、精液とか」
一瞬だけ、あたしは正気に戻った。
精液なんて言葉を口にしたことで、顔が火傷しそうなほど熱くなる。
それと同時に、こぼれる涙。とっても嫌なことを思い出したのだ。
「だ、だってね、あたしのとこに来てたファンレターにね。
なんかビニールの小袋が入っててね……破いたら、ぬるって……ふぇぇぇぇぇ」
「ごめん、それ以上は言わなくていい。俺が悪かった」
泣きだしたあたしの頭を、彼がポンポンと叩く。
硬くて温かくて優しい手。できればずっと撫でてほしいぐらいだ。
「……今日だってストーカーに追いかけられてたじゃないか。ちゃんと注意しないと駄目だぞ!」
「わ、わわわわわ!!」
ほんの少しだけ怒った眼をした彼が、あたしの頭を手のひらでぽかぽかと軽くたたく。
あたしがその手を掴もうと暴れると……彼は妙に素早い動きであたしから手をのけた。
見ると恥ずかしそうに首を掻いている――たぶん、おっぱいが揺れたのが見えたんだと思う。
彼の可愛らしい行動に微笑みながら、あたしは反論を口にする。
「い、いつもは大丈夫なんだよ。……その、変な人はマネージャーさんが追い払ってくれるから」
「……マネージャーさん?」
「えっとね。すごくかっこよくて、くーるで、頼りになる人なの。……ホント、ものすごくかっこいいんだぁ」
何度でも何度でもかっこいいといいたくなるぐらい、あたしのマネージャーさんはかっこいい。
その上もしマネージャーさんががいなかったら、
あたしはここまで売れることはなかったって思えるぐらいに優秀なのだ。
あたしがにこにこと笑いながらマネージャーさんの自慢をすると、彼は急にしかめっ面を作った。
面白くなさそうにこちらを見つめて、ポツリとつぶやく。
「…………俺よりカッコイイのか?」
その言葉を聞いて、あたしは笑いを抑えることができなかった。
手元に手を当てて、くすくすと笑う。じょうひんに笑うのも、時には必要だと思ったのだ。
「……くすっ。マネージャーさんはね、女の人なんだよ?」
「へ?」
「男なんて目じゃない! ってぐらいかっこいいけど、残念ながら女の人なんだぁ」
残念ながら。その言葉は結構本音に近いと思う。
なんと言っても、あたしが彼以外の人を好きにならなかったのは、
明らかにマネージャーさんのせいだったからだ。
すぐ近くにとてもカッコいい人がいたから、あたしに声をかけてくる人があんまりかっこよく見えなかったのだ。
もちろん、時々カッコいいって思うひともいたのはいたけど……
どうしてもマネージャーさんと、あるいは彼に比べて劣って見えたのだ。
「なんだ、そうなのか……ん?」
安心したように溜息をつく彼に、ゆっくりとあたしは座ったまま近づいた。
吐息がかかるほど傍によって、ふうっと息を吐く。――彼が唾をのみ込む音が聞こえた。
「でもね。小波君の方がもっとかっこよくて……頼りになるよ」
「……え、エリ?」
小さく笑いながらあたしはゆっくりと小波君のほっぺたに……
ぴんぽーん。
「……あれ?」
口づけをする寸前、玄関からチャイムの音が聞こえた。
ゆっくりとあたしは振り返る――ワンルームだから玄関は見えるけど、もちろん誰が来たかはわからない。
ため息をついて、あたしは小波君の方を見た。
気が動転しているのか、彼は何故か頬に拳をあてていた。ごつごつと。
「お客さんみたい……ちょっと待っててね」
「あ、うん。……んぐぅ……」
不思議そうな唸り声を気にせずにあたしはふらふらと立ち上がって、玄関に向かった。
自分が水着を着ていることに気づいたのは、玄関を開けた後だった。
突然の来訪者は隣に住む外国人さんだった。
彼女は時折あたしの部屋に訪れて、お酒を飲んでいく。(もちろんあたしは飲まない)
なんでもあたしがお酒を注ぐと、いつもより美味しく飲めるらしい。
突然。さっきはそうは言ったけど、彼女はちゃんとあたしのことを気遣ってくれるため、
今のところあんまり迷惑ではなかった――むしろ楽しい時間を過ごせてとても嬉しい。
そんな彼女はあたしの格好と足元にある大きな靴を見て、
今日はやめておくと言って帰ってしまった。何故か少し、嬉しそうだった。
(……これ、なんなんだろ?)
呆然と立ち尽くすあたしの右手には、ピンク色の周りがぎざぎざした小さな袋があった。
扉が閉まる直前。彼女がにんまりと笑って、これをあたしに投げてきたのだ。
何が何だか分からずに、ゆっくりと踵を返して部屋に戻る。
外の空気を吸ったからか、眠気と酔いはだいぶ吹き飛んでいた。
「……あれ?」
すぅ、すぅ、すぅ。小さな寝息が部屋に響いていた。
「小波君、寝ちゃったの?」
ふらふらと千鳥足で彼に近寄って、あたしは仰向けに寝そべっている彼に寄り添う。
いびきではなく、すーすーと規則正しい呼吸音。
「ねちゃダメだよぉ……ふぇぇぇ……」
涙目になりながら彼を揺さぶる――全然、起きてくれる気配がない。
大声で泣いちゃおっかな。そう思ったけどやめにして、あたしは彼の隣で正座になった。
そのまま彼の頭を持ち上げて――
(ひ、ひざまくらぐらいなら……いいよね?)
ゆっくりと太ももの上にのせた。心地良い重みと、感触があたしをしあわせにする。
あたしは自然と彼の頭を撫で始めていた……なんだか、不思議な気持ちだ。
そのまましばらく――あたしも少しうつらうつらとし始めたころ。
突然、彼の寝息が止まった。
「起きた?」
問いを投げてみたが、彼が眼を開く様子はなかった。
もぐもぐと唸った後、再び小さな寝息を立て始める。
あたしはゆっくりと彼の髪の毛に指をさし込む、さすがにさらさらとはしていない。
けれど彼の髪の毛を触っているというだけで、なんだか幸せな気持ちになる。
今、あたしは彼をじぶんのものにしてるんだ。
そんなことを思って、あたしは小さく眉をひそめた。そのままぽつりとつぶやく。
「今は……小波君をドレイにしたくなんて……思わない、よね?」
自問自答したことで、胸のなかを後悔が渦巻く。
彼をドレイにしたくない。それは少しだけ嘘で、半分以上は本当だ。
ドレイにして、彼があたしだけのものになるというのなら――――それも、いいかも。そう思う。
けれどあの日見た夢のように、彼があたしに従いながらも、笑いかけてくれなくなるのはものすごく嫌だ。
あたしはぶんぶんとかぶりを振った。頭に浮かんだ考えを振り払うために。
ぐじぐじと暗いことを考えるのは嫌いだ――お酒を飲むと、
あたしはマイナス思考になるのかもしれない、そんなことを思っていると。
彼の声が聞こえた。小さくて、弱弱しい、頼りない声が。
「……ごめんな」
それは懺悔の言葉だった。驚いて目を開き、あたしは彼を見る。
寝ぼけ眼の彼は、叱られた子供のように震えていた。
「俺がついてるって言ったのに、守れなくてさ」
「え……?」
どくん。大きな音をたてる心臓。
驚きに何をしていいのかが分からなくなり、ただ彼を見つめる。
小波君ははっきりと目を覚ましているわけではないようだった。
視線はあたしをきちんと射抜いておらず、声にもまったく力がない。
あたしの心臓のどくどくに消えてしまいそうなほどに、小さな声。
それを聞き逃さないように、あたしは少しだけ顔を彼に近づけた。
汗のにおい、お酒の匂い――彼のにおい。
優しくつぶやく。
「……急に、どうしたの?」
「いま、ドレイにしたくないって、言ってただろ?」
「う、うん。でも」
「ハタ立てられた時は……シモベ、だった気もするけど。……俺が、あの時ちゃんと……んむっ」
それ以上彼の言葉を聞きたくなくて、あたしは彼の唇を右手でふさいだ。
手に触れる温かく湿った彼の唇。
それと同じように温かい口から漏れ出る息が、あたしの手を湿らせていく。
「小波君は、悪くないよ」
そう。小波君が悪かったはずもない。
彼だって本当はわかっているはずなのだ――――ただ、ちょっと後ろめたいんだろう
彼は何か言いたそうにあたしの眼をぼんやりと見つめていたけど、
あたしは手をどけることはしなかった。代わりに、さらに言葉を出す。
「……ねえ、小波君」
彼の熱を手のひらに感じながら。小さく笑って囁く。
「演技の練習に……付き合ってくれない?」
不思議そうにあたしを見る小波君。唐突な言葉に戸惑っているみたいだった。
それでも小さく首を縦に動かし、『わかった』と目で語りかけてくる。
どく、どく、どく。という心臓の音が、
ばくばく、ばくばく、と激しさを増す。
ゆっくりと手をのけて、あたしは彼の唇に近寄って。
「んっ」
きすを、した。
れもんの味はしなかった。あたり前だ。唇と唇とぶつけるだけなんだから、味がするわけもない。
きすを続けながら、知らずに閉じていた眼を開く。
彼は穏やかな顔で目を閉じていた。しあわせそうに、頬が緩んでいた。
「……ぷはぁ」
十秒か、二十秒か、それとももっとか。よくはわからなかったけど、
それなりの時間の後に、あたしは唇を彼から離して大きく息を吐いた。
「ふはぁ……」
彼もまた、あたしと同じように大きく息を吐く。
お酒の匂いが鼻に届く。この匂いは、彼の口から届いたのか、あたしの口から届いたのか。
どっちなんだろう? ……小波くんからの匂いだと、うれしいなぁ。
「……キス?」
「うん。キス、だよ?」
ほっぺたが溶けそうなぐらいに熱くなってたけれど、
あたしはすごく落ち着いていた。どうしてなのかわからないけど、とても冷静だった。
ふふふと微笑んで、彼の右手を掴む。手に汗をかいてたのか、すこしぬるってした。
「んん……これって、ゆめか?」
「ひぇ?」
「だって、エリと、きす……なんか、しあわせだなぁ……」
ものすごくだらしない顔をして、小波君が笑う。
夢……かぁ。それでも、いいかな。
「んっ」
もう一度唇を近付けて、きすをする。
恥ずかしかったから眼をぎゅっと閉じて、体全体を強張らせていたんだけど。
ぬめりを帯びた生暖かい『何か』が唇に当たって、あたしは眼を開いた。
「んっ!? んん〜〜!!!」
彼の眼があたしをじっと見ているのに驚いて、体の力が抜けたたとたん、
その『何か』があたしの口の中に入ってきた。
「んぅ!?!?」
反射的に唇を離そうとしたんだけど、あたしの頭が後ろから押さえつけられる。
あたしの髪の毛をぐしゃぐしゃにしているのは……彼の手だ。右手はあたしが握ってるから、左手なんだろう。
前歯をこつこつとつついてくる『何か』をあたしはゆっくりと目を閉じて、受け入れることにした。
口を開いた途端、ぐちゅぐちゅっておとがあたしの頭に響き始める。
『何か』――彼の舌が、あたしの口内であばれているのだ。
唇と歯と歯茎をまるで削り取るかのように、彼の舌は激しく動く。
おずおずとあたしが舌を差し出すと、さらに舌の動きは激しさを増した。
あたしの唇のはしっこから、涎が溢れだす――――始めて味わう感覚が、あたしをどろどろと溶かしていく。
「……ぷぁ……けほっ、ごほっ」
彼の手の力がゆるむと同時に、舌の動きが止まった。
あたしは急いで唇を離す……変な感じにつばがはいったみたいで、ちょっと苦しかったのだ。
そのまま手を口で押さえることもできずに、軽くせき込んでしまう――唾が彼の顔に飛び散った。
「けほ、けほ……ふぇ、ふぇぇぇ……ご、ごめんねぇ」
「ん……? きにするなって」
小波君の手から手を離して、あたしは顔に飛び散った唾をぬぐった。
彼はくすぐったそうに眼を細めながら、頬をにやけさせている。
……なんだか、うれしそうだ。
「よ、よし。きれいになった。
……で、でもずるいよぅ……い、いきなり舌入れてくるなんて」
あたしがむっと目を尖らせても、彼が気にする様子はなかった。
ぽんぽんとあたしの頭をたたいて、にやにやしている。
「もう一回……」
そして唇をむって尖らせて、あたしの方に突き出してきた。
とっても変な顔になってしまっているのを見てあたしはくすりと笑う。
――今度は、あたしが攻めるばんだ。
「……んっ!」
彼の舌が飛び込んでくる前に、あたしは彼の口の中に舌を差し込んだ。
そしてその瞬間。
「むぇっ?! んっ……んん−!?!」
ちゅうーーーって音と同時に、引っ張られるあたしの舌。
小波君に舌を吸われているのだと気づいてときには遅く、彼のペースに持ち込まれてしまう。
あたまがとろんとしてきて、身体がほわほわになっていく。
「んむっ、はふぁ……んぐっ……じゅっ」
ぐちゅぐちゅという音の中、ごくりと何かを飲み込む音が聞こえた。
あたしの喉からではなく、彼の喉から聞こえた音。
あたしの唾液が彼の身体中に入っていった。それを知って、胸が途方もない幸福感に満ちていく。
「……はぁ」
三度目のキスが終わって、熱い吐息を吐きだす。だらりと、唾液が唇と唇を繋いでいた。
彼の桃色の唇が、ぬらぬらひかっていやらしい。
「うぅ……し、舌吸うなんてずるいよぉ」
「あはははは」
小さな声で抗議すると、彼は朗らかに笑って、あたしの頬に手を伸ばした。
むにむにと歪むあたしのほっぺ。……さわっててきもちいいのかな?
あたしはちょっとだけきもちいいかも。なんか、しあわせだ。
しばらく待ったんだけど、彼がつつくのをやめる様子がなかったので、あたしは口を開いた。
「……あのね」
「?」
震えた声をかけると同時に、ようやく彼の指の動きが止まった。
どろんとした目――明らかに泥酔している彼は、絶対にまともな判断力は残っていない。
それをわかっていながら、つぶやく。
「これは、夢なの。……あたしとね、えっちなことする夢なの」
「……やっぱり、ゆめなのか?」
――あたしは、わるいこだ。
彼が酔っているのを利用して、えっちしようとしてるんだから。
「うん。……ほ、ほら、触って」
右胸に、彼の左手を誘導した。
掴まれて、ふにふにと歪む右胸。あわせて揺れる左胸。
不確かな手つきで揉まれても、そんなに気持ちいいわけじゃないんだけど。
ただ、胸のドキドキは一段と強くなってくる。
「……やぁらかい」
「あたしは、エリは、こんなことしない……よね?」
「うーん……どうだろ? ……女の子って、かわるからなぁ」
悪意のない笑顔で紡がれた言葉が、あたしの熱を奪う。
「…………そう、だね」
変わったかと聞かれたら、あたしはそれを肯定するだろう。
昔よりかは泣かなくなったし、人に余計な迷惑をかけることも少なくなった。
小波君への想いも、あの時より薄れてしまったのも間違いはない。
付き合ってるわけでもないのにずっと恋心を寄せることは……無理があるし、正しいことじゃないと思う。
本当に、正しいことじゃないんだけど。
「でも、何も考えないで。……夢、なんだから」
けれど、今でも小波君が好きなことには変わりはない。
薄れてしまったとしても、小波君のことが本当に好きなのだ。……一方通行な想いでも、好きなのだ。
ゆっくりと、あたしは彼の背に左手を回した。
汗ばんでぬれたシャツが手にまとわりつくのを感じながら、右手を自分の背中に伸ばし、紐の結び目を外す。
ぷるんと、あたしの両の胸があらわになった。かたちと、おおきさにはちょっと自信がある。
目を見開く彼に向って、あたしは微笑んだ。たぶんとっても、いやらしい微笑みだった。
「ただの夢、なんだから……好きにしても、だいじょうぶだよ」
胸を小波君の身体に擦りつける――同時に、彼の眼の色が変わった。
そしてばねのように勢いよく彼が起き上がり、あたしの身体をまさぐり始めて……
彼とのえっちが、はじまった。
持ち上げられるように抱きしめられて、彼があたしの胸に顔をうずめる。
そしてそのまま口を大きく開けて、あたしの右の胸にかぶりついた。
唇にはさまれて、ちろちろと生暖かい舌がちろちろと刺激してくる。
あたしはほぅっ、っと息を吐いて、彼の下半身へと手を伸ばした。
触れたのは彼のお尻のあたりだ。夏服のズボンは生地が薄く、肌の熱さえも感じ取ることができる。
「ひぅっ!」
突然胸を強く吸われて、あたしの口から妙な声が飛び出した。
さらに胸から生まれるじんじんとした変な感覚が、
あたしの心臓のどきどきをとても激しくしていく。
「すっちゃ、やだぁ……」
いやいやとあたしは彼の頭を左手で押す。
弱弱しいあたしの動きは、彼を止めるどころか、
むしろさらに激しい行動を誘ったようだった。
さらに強く唇があたしの胸に押しあてられ、
「あんっ! ちくび、かむのも……やぁ……」
ちくびを歯で軽く噛まれて、あたしのあたまがくらくらしてくる。
胸に小さな痺れが生まれ、それはだんだんと全身に広がっていった。
彼は赤ちゃんみたいに夢中にあたしの胸をしゃぶりつく。
塗りたくられた唾液が、
「ふぅ……ふぁ、あんっ」
小さくあえぎながら、あたしはどうにか彼のズボンのベルトを外した。
そのままゆっくりとずり下げる。パンツ――ぴったりとした、
すぱっつみたいな……ぼくさーぶりーふっていうのかな?
それの中央は、ものすごく大きく盛り上がっていた。
「……うっ!」
その盛り上がりに触れたとたん、彼がしゃぶりつくのをやめて苦しそうにうめく。
……少し、強く触り過ぎたのかな?
そう思って、あたしはできるだけゆっくりと、もう一度それに手を伸ばした。
「え、エリ! や、やめ……あっ」
「……ふぇ?!」
ビクんとそれが大きく震えて、彼が逃げるように身体を引く。
見つめていると、突然黒いパンツに小さなシミができた。
……あ、シミが大きくなってく。
「う……」
だらけ切った顔つきで、彼は大きく息を吐き出した。
少し迷ったんだけど、服を脱がせるためにパンツの端っこの方に手を伸ばす。
盛り上がったままのそこからは、なんだか変なにおいがした。
「ちょ、ちょっと、エリ。だから、やめ」
「えっと、小波君も暑い……よね?」
シャツとズボン、ついでにパンツを脱がすことはそう難しくはなかった。
途中までは脱げてたし、彼は酔ってるからかまともな抵抗をしなかったからだ。
「……ふぁぁぁ」
一糸まとわぬ彼の裸体が現れて、あたしはごくりと唾を飲む。
とってもいい感じにがっしりしてる身体だと思ったのだ。
筋肉フェチ。ってわけじゃないと思うんだけど、あたしとは全く違う肉体美に酔いそうになってしまう。
「……な、なんだか……ぴんくで、可愛い色だね」
「か、可愛い?」
彼の肉体の中でも、ひときわ目立っている個所へと手を伸ばす。
それはもちろん、股間の大きな一物だ。先端のピンク色の部分にある割れ目から、白くてドロッとしたのが垂れている。
「おっきくて、固いね」
手で触ると、まず感じたのは熱さだった。次にぬめっとした感触。最後に小さな脈動。
上目づかいで彼を見上げながら、もっと触っていいかどうか視線で問いかける。
小波君は相変わらずだらけた顔をしていたけど、嫌そうな顔はしていなかった。
「こう、かな?」
それに気をよくして、固く、熱いあれを右手で握りしめて上下に擦り始める。
男の人の物は、せーえきが出たらしぼんで柔らかくなるって聞いたんだけど、全然そんな様子はなかった。
天井に向けてピンとたってて、すごく硬くて、変な――なんだか興奮する――匂いがする。
思わずつぶやく。
「へんな、匂い……ん……」
いつの間にか、あたしは左手を自らの股間へと伸ばしていた。
体中が熱くなってるんだけど、そこからは一際強い熱が生まれてるきがしたのだ。
ぴちゃり。触ると同時にそんな音が聞こえる。
水着が濡れそぼってしまうほど、あたしは性器から愛液を垂れ流していたようだった。
「ふぅ、ふぅ……ふぁ……んっ!」
彼のモノを擦るリズムに合わせて、あたしはあそこの辺りをそっと撫でまわす。
あたしも時々触ったりするんだけど、今日はいつもに増して気持ち良い。
「はぁ……ふぅぅ……」
気持ち良さに思わず吐息が漏れる――ちょうど、小波君のモノに息を吹きかける形になった。
それが気持ちがよかったのだろうか? 先端の割れ目から透明な液体が溢れだす。
……舐めて、みようかな? そういうのがいいって話も聞くし。
あたしが口を開けて、モノに口づけをしようとしたその瞬間。
「うう……エリーーー!」
「きゃっ!」
我慢ができなくなったのか、彼があたしの肩を掴んで床に押し倒した。
勢いよく背中が床にぶつかって、少し痛い。
あたしが痛みで動けないうちに、彼はもう一度胸に顔をうずめて、
両手であたしの身体に残っていた最後の砦――股間を覆い隠していた水着を、乱暴に引っ張った。
抵抗する暇もなく、するりと脱げた水着が遠くに放り投げられる。
胸に軽く噛みついて歯形をつけた後。彼はゆっくりと顔を下へ、下へと動かし始めた。
舌が胸からお中へと移動して、おへその辺りをべろべろと舐めまわしていく。
舌が動く感触は初めて味わう感覚だった――気持ちよさと、気持ち悪さが混じった不思議な感じ。
そして。
「や、やぁ!」
逃げたい。彼が口をお腹から離してあたしの足の付け根の間を見たとき、そう思った。
溢れだす液体が恥ずかしかったからではない。いや、それもあるんだけどそれよりも。
「…………毛が、ない!?」
漫画とかだと、ぷしゅう。って音があたしの頭の上から飛び出したんじゃないか。
そう思うぐらい頭全体が熱くなる。彼が言ったとおり、あたしのあそこには一本の毛もない。
「あ、あああああのね。その、あたしってその、もともと……えっと、生えないみたいなの」
「へ?」
「な、なんかね。百人に一人ぐらい、そうなんだって。だ、だから、変……じゃないんだよ?」
「……」
まじまじと、小波君はあたしの顔とあそこを交互に見る。
何もしゃべらない彼を見て、あたしはだんだんとかなしくなってきた。
やっぱり、変だよね。変だから……きらわれ、ちゃうのかな?
「……ふぇ、ふぇぇぇぇ」
涙がこぼれ始める。被害妄想とはわかってるんだけど、どうしようもなかった。
なんだか、うまく感情がコントロールできなくなっていたのだ。
お酒に酔っているからなのか、それとも彼が目の前にいるからなのか。
わからないけど、悲しくて、悲しくて、仕方なかった。
「どうがんぱいぱんきょにゅう……なんだ、このぱらだいす」
ぽつりと、そんな言葉が耳に届いた。
訳も分からずあたしは泣きながら彼を見る。……涙でぼやけて、彼がどんな顔してるかはよくわかんなかった。
「エリーーー!!!」
「ふへぁぁぁ!??」
彼が勢いよく、あたしの股間に顔をうずめてきて、
そのままべちゃりべちゃりとあたしのあそこをべろべろし始める。
「ふぇ、ふぇっ! ふぁ、やだぁ……ああ!」
べろべろ、べろべロとただ舐めるだけに見せかけて、
彼は舌を器用に動かして、膨れ始めていた豆の皮を剥いてきた。
さらに乱暴に舌を動かすふりをして、とても敏感な陰核にだけは優しく扱ってくる。
じわじわと広がってくる快楽に、あたしはだんだんと自分が駄目になっていくのを感じた。
もう、声を抑えることも快楽に耐えることも想いを伝えずにいることもできそうにない。
とはいえ。
「こ、小波君……な、なめ、なめたらきたないよ……ひゃ!」
さすがにいきなり好きだとはいえず。あたしは彼の頭を押さえてそんなことを言った。
季節は夏だから、あそこも汗臭いと思うし……あ、せめてシャワー浴びたかったな。
「あんっ!」
大きな嬌声があたしの喉から飛び出る。唇で豆を挟まれて、ものすごく気持ち良かったのだ。
「ふはっ。……エリに汚い所なんてあるか! んむ!」
たぶん多くの女の子――それも経験の多くない――がそうであるように、
あたしはクリトリスがいじられることが好きだ。自分でもする時も、大抵はそこをいじって気持ち良くなる。
それを知っているのか、彼は重点的にぷっくりと大きくなっている豆を攻めてくる。
「ひゃん! し、したいれちゃ……やだ、やだよぉ」
だが、豆をいじるだけではもちろんない。
鼻先を、柔らかい感触を楽しむように押し付けて、クンクンと匂いを嗅いだり、
淫らな穴の中に、ぬぷぬぷと舌を差し込んで来たり、
指で穴を開いて、奥まで丸見えだとつぶやいたり!
様々な動きをアクセントとして、彼はあたしを快楽に溺れさせていく。
「エリの、味が、んむ! あああ、だめだ。もっと舐める! んんむむむ!」
「ふぇぇぇぇ!?」
じゅるじゅると音を立てて、彼があたしの愛液を吸い上げた。
かぁぁっ、って熱くなるあたしの頬。いやらしい音がこんなにも恥ずかしいなんて、あたしは知らなかった。
がくがくと震えだすあたしの身体――もう、だめ。
「や、やだやだやだ! い、いっちゃ……」
「んむ!」
「いっちゃ、いっ……んーーー!!!!」
固い歯がむき出しのクリトリスん触れた瞬間。あたしは軽い絶頂に達した。
びく、びくと震える身体。しばらくはまともに息もできなかった。
呼吸をすることさえ辛かったけど……嫌ではなかった。
「ふぁ……はぁ、はぁ、はぁ……」
「……エリはかわいいなぁ」
口をあたしのあそこから離した彼が、手で口の周りを拭ってそういった。
それは、とてもあたしを幸せにしてくれる言葉だった。
「ふぇぇぇぇ……」
また、泣いた。悲しいんじゃなくて、嬉しくて涙が止まらない。
指が頬に触れる。彼の指、固いけど、あったかい指。
きっとあたしは触れるたびに思うのだろう。固くて、あったかくて、優しい指だと。
ぬぐった涙を口にして、彼が真剣な顔であたしを見てきた。
「あ……」
それを見て、なんとなく察する。
「やさしく、してね?」
そう呟くと同時に、彼は笑った。
とてもとても魅力的な、野獣の笑みだった。
ずぶずぶと侵入してくるそれは、あたしの身体を真っ二つに裂くような衝撃を与えてきた。
手にしたピンク色の袋を握り締めて、あたしはそれに耐える。
さっき隣の外国人さんにもらった袋の中身は、こんどーむだったのだ。
彼がそれに気づいたのは、幸運だった――さすがに妊娠なんかしちゃったら、ごまかしようがないもんね。
「……っ!!」
抱えられて移動したベッドの上で必死に歯を食いしばるあたしは、たぶん不細工だったんじゃないかと思う。
彼から顔を隠すように口元に手を当てる。悲鳴が漏れないように、強く押さえつけた。
痛みに耐えることもできるようになったと、彼に知ってほしかったのだ。
これが夢になってしまうのだとしても。そのことを知ってほしかった。
……忘れるのだとしても、知って欲しかったのだ。
「き、きついな。……エリ、力抜いて」
彼の動きが止まって、あたしをリラックスさせるためか頭を撫でてそう言った。
「う、うん。……すぅ、はぁ、すぅ、はぁんっ!!」
それに従い、大きく深呼吸を始めて……二度目に息を吐いたときに、
彼が勢い良く腰を前に進めて。
ぶちん。音を立てて、何かが裂けた。
「い、ぁ…………」
痛い、痛い。痛い! そう、叫びたかった。泣きたかった。泣いて、わめきたかった。
でもせいいっぱい我慢する。泣いちゃ、だめだから。そう思ったから。
「あ、あはっ。はいった。ね」
代わりにあたしは笑った。たぶんものすごく下手な作り笑顔だったけど、笑った。
笑って、彼の背中に手を回す。広い、広い背中だ。
「無理、しなくていいんだぞ?」
「だ、大丈夫だから……う、うごいて」
心配そうな彼の声にぶんぶんと首を振り、さらに動くように求める。
もっと痛くなるのは嫌だけど、ここで終わるのはもっともっと嫌だった。
「…………ああ、わかった」
「いっ!!」
彼が動き始めると、痛みはさらに強くなった。
傷口に塩を塗った後に爪を押し当てて、ぐちぐちと抉る。それを何度も何度も繰り返すような痛み。
十分に濡れていても、やはり初めては痛いものらしい。
「はぁ……はぁ……あぅぅ……」
あたしの苦悶の声に混じって、じゅぶじゅぶと音が聞こえた。
音がした方向――繋がってる部分を見る。彼のモノが半分ぐらい抜けるたびに、しぶきが飛び散っていた。
そのしぶきの中には、赤い色も混じっていた。赤に汚れる白いシーツも見える。
「お、おとたてたら、や、やだよ……ぅ」
「いや、エリのここが――おまんこがやらしい音を立ててるんだから、仕方ないだろ」
「そ、そうだけど……お、おま……こって……っ!」
彼は少しだけいじわるだ。エッチな言葉を口にするだけでなく、
わざと音をたてるように腰を動かしていた。
できるだけ痛みが少ないようにしてくれている。それは確かなんだど。
じゅぶ、じゅぶ、ぬぷぬぷと水に濡れた肉が肉と擦れる音が部屋に響く。
「ひぁ!」
突然、あたしの胸に彼の手が伸びて、乳首を強くつねられた――あそこの痛みが強いからか、あんまり痛くない。
むしろ、気持ちがいい。……んむっ?
「んっ。んんんっ……ちゅぅ……んぅっ」
さらに突然の体を密着してのきす――舌が暴れるような深いものではなく、
触れ合うだけの優しいきす。彼の心臓のドキドキが、あたしに伝わってくる。
あそこを中心にずきずき痛い。痛いんだけど……きもち、いい。
「ぷはぁ……はあ、はあっ、……ふぁぁ」
「足、動かすぞ」
「ふぇ?」
すぐに終わったきすに酔いしれる間もなく、彼があたしの右足を掴んだ。
少し腰を離してさきっぽだけをあたしの中にうずめたまま、彼がぐるりと位置を変える。
「……う、うしろから? あ、はぁん!」
あっというまに、あたしは後ろから貫かれる形になった。
四つん這いのあたしのお尻に、彼の腰がぶつかり始める。
「あん! あう! い、いた……い、あぅぅぅ……あんっ!」
痛い。痛い。痛気持ちいい。痛い。痛い。最初の方の割合としてはそんな感じだったんだけど。
しばらくずぶずぶとあたしの膣内が掻きまわされて、ぱちゅんぱちゅんと
やらしい音が部屋に響き始めた頃には……だんだんと、気持ち良さが強くなってきた。
「や、やだあ……ぐちゅ、ぐちゅするの、やだよぉ……あっ! おく、ついちゃ、だめぇ!」
ぞくぞくと痺れる背中と、ぽわぽわしてくる頭。
あたしの言っていることを彼が真に受けることはなっかった。おくを、おくをひたすらについてくる。
ぱん、ぱん、ぱんと、肌がぶつかり合って、彼の荒い息があたしの背中に降り注ぐ。
股の付け根から、愛液がシーツに大きなシミを作るぐらい――おしっこじゃないのかって
思うぐらい大量に――だらだら際限なく溢れ出している。
「あ、やば。……出そう」
何かが来る、そんな予感がし始めた頃に、彼の動きが止まった。
ピストン運動をやめて、腰を深く押しつけてくる。彼は休憩のつもり、みたいだったんだけど。
「あー……あぁ……はっ、あぁぅ……ぅぁ」
激しく動かれたときよりも、強い快楽があたしを襲い始めた。
こもった声が口から出て、湿りを帯びている熱い吐息を吹きかけられたシーツの色が変わる。
ごり、ごりと膣壁に擦りつけられる彼のモノ。先端の膨れ上がった部分がちょうどいい感じに刺激してきて……
「え、エリ。そんなに、きゅぅって、締めたら……」
「や、やあぁぁ……ぁぁぁああああ!!」
嫌。……いやじゃ、ないんだけど。なにか、きちゃう。怖い、こわい。こわい!
「やめぇ……ぐりぐり、しないでぇ! きもち、いいのが、あっ、あぅ、ああっあああっ!!」
ばちばちとまぶたの裏で光が飛んで、あたしの意識が飛び始める。
ぎゅうううっ。ってあたしは身体を固くした。そしてその途端。
「で、でる!!」
「ひゃあ!? あ、ああああっっ?!」
腰だけではなく彼の体が密着してきて、あたしは生まれて初めて深い絶頂にたどり着いた。
「あ……はぁぁ……うぁぁ……あ」
はじめて人にもたされられた最高の快楽は、恐怖にまみれたものだった。
あたしの手がベッドの端を掴んで、彼から逃げようしてたぐらいに。
彼があたしの腰を両手でがっしり掴んでたから、逃げれなかったけど。
「はぁ……あは……びく、ってしてるよぉ……ふぁぁぁ……」
びく、びくと彼のモノがあたしの中で震えるのを確かに感じた。
痛くて、怖かったんだけど、彼が気持ち良くなってくれたことが嬉しくて、
なんだかしあわせな気持ちになる…………
「……ご、ごめん。エリ。まだ、おさまらない」
「ひゅう、ひゅぅ……ふぇぇ?」
かすれた呼吸をしているあたしに、彼の申し訳なさそうな声。
「ごめん!」
「や、ゃぁん!」
ずぼっ。小さな音がするぐらい勢いよく引き抜かれて、激痛があたしを襲う。
でもそれを気にする余裕もなく、あたしはごろんと転がされて、両足を広げられた。
むわっとした熱を帯びたピンク色の肉――開いて、穴の奥が丸見えになっているあそこが、
彼の目の前にさらけ出され、そして。
「ひっ! ゃああああああああああ!!!」
ぐじゅ! って、音が、して。また、入ってきて。
ずぶずぶと、彼の長くて硬くて熱いモノがあたしの膣内を満たす。
それは壊れそうなぐらいに、けれど確かに優しい感じがする動きだった。
「エリ! エリ……エリ、エリ!」
彼の口から声と唾が飛び散って、あたしの肌に浮かんだ汗と混ざった。
今までの人生で一番固く、熱くなっていた両の乳首がぎゅっと握り締められる。
また絶頂に達しようとして、あたしはびくびく震えはじめた。
もうほとんど何も考えられない――ただ気持ち良くて、幸せだ。
ぐじっ。音がするのと同時に、あたしの一番弱いところ――クリトリスが、指の腹で押しつぶされた。
鋭い痛みと、頭の中で爆発する光――――消えちゃいそうなぐらい、きもち、いい。
「だ、だめだめだめぇ! あ、あ、あああ、へ、変になっちゃ……あん!」
「エリ、エリ!!!」
あたしのなまえをよびながら、小波君はずん、ずん、ずんっておくをついてきた。
「もぉ、だめぇぇ!! また、なにかくる。きちゃう、きちゃうよぉ!!!」
「お、俺も……また、出る!」
「やあああああああああああああ!!!」
彼があたしを真正面から強く抱きしめると同時に、あたしの頭の中が真っ白にはじけた。
空を飛んでるみたい、そんなことを思うぐらいに身体があいまいな感じになる。
びく、びく、びくと震えているのは、彼のモノか、あたしの体か、それとも何もかも全てか。
わからなかったけど……その震えがおさまらないうちは、あたしは幸せの絶頂にいた。
「こなみ、くん……」
荒い息を吐きながら密着してくる彼の背中に、震えた指先で爪を立てる。
いつまでも、いつまで、このままでいたかったから、ギュッて抱きしめた。
痺れた手でできるだけ強く、強く、強く抱きしめて――――口を開いて。
大好き。
――その言葉を言うことは、あたしにはできなかった。
鈴目のチュン中んと鳴く声に、あたしは目を覚ました。枕元の台にある時計は、朝の十時を指示している。
痛みと、吐き気と、倦怠感…………それと、幸福感。
頭を振りながら台とは逆の方向を見る――同じベッドの上、つまりすぐ隣に眠っている彼の姿があった。
「!?!?! ……ひゃべ! ……い、いたい……ぐすん」
驚いてベッドから転げ落ちて頭をぶつけてちょっと泣いたんだけど、
彼は全く起きる気配がないぐらいに、ぐっすりと眠っていた。
……いや、それどころじゃなかった。
「……まだ、寝てる」
あたしがシャワーを浴びて、身支度を整えて、
シミのできたシーツを彼の下から抜き取って洗濯機に入れても、彼は起きなかった。
すぅすぅと、幸せそうに穏やかに眠っている彼のそばに、ゆっくりと近寄る。
(……かわいいなぁ)
強い頭痛がする中、彼の無防備な寝顔を見つめてあたしは考える。
昨日したことを……彼が全て忘れている可能性もある。お酒というものはそういうものらしい。
けれど目を覚ました彼にすべて説明すれば…………きっと、彼は何かしら責任を取ろうとするだろう。
ごくりと唾をのみ、あたしは彼の頬に手を伸ばした。
触れれば、彼は起きてくれる、起きて、あたしと付き合ってくれる。
ぶるぶると震える手が、彼の頬に触れる。その寸前。
(駄目)
ずきりと痛む頭にそんな言葉が浮かんで、あたしは手を引っ込めた。
『付き合って』彼にそう言えば、もしかしたら恋人同士になれるかもしれない。
そう思うんだけど……その関係は、歪なものな気がした。長く続かない、そんな気がしたのだ。
とはいっても、その理由だけっていうのも……ちょっとばかり嘘が混じってる。
一番の理由はやっぱり――――拒絶されることが怖かったから。なのだから。
「……はぁ」
ため息をついてあたしは一粒の涙をこぼした。
それはあたしが今まで流した涙の中でも、一番の悲しみを含んでいた涙だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ぶるるるるとポケットの中で震える携帯を、あたしは取り出した。
ディスプレイには見覚えのない番号が映し出されている――あたしは迷わずに、通話ボタンを押した。
「……もしもし、エリです」
「エリか?! 俺、俺だよ、俺俺!」
「あ、あのぉ……そういう詐欺は、ちょっと」
「ち、違う! えっと、その。だから……ああ、もう!」
「じょ、冗談だから落ち着いて……小波君、だよね?」
慌てふためいて、かすれてしまっている彼の声に、あたしは小さく笑いかけた。
あたしが今いる駅のホームに人気はほとんどない――電話していても、会話を聞かれる心配はないだろう。
「あ、ああ。……その、机の上の書置き見て、電話したんだけど」
「うん。……ごめんね。もうすぐお仕事があったから、……起こすのも悪かったし」
それは完全に嘘だった。……嘘だと、気付いてほしいような、欲しくないような。
「ああ、そう書いてたな。それはいいんだ。……ところでさ、その、昨日……」
「……」
ごくり。唾をのみこんだのは、彼か、あたしか。どっちなのかわからかなったけど、数瞬の沈黙の後。
「俺がいきなり服を脱いでエリのベッドにダイブ。そのままぐうぐうと眠ったってのは本当なのか?」
「う、うん」
「あああああああああああああああああああ!!!!!!」
ごろごろと、何かが床を転がる音が聞こえた。たぶん彼が耐え切れずに床にのたうちまわっているのだろう。
あたしが紙に書いた作り話を、彼は完全に信じていたみたいだった。
音が止まって、ふん! って鼻息と同時に大きな声。
「ごめんエリ! その、ホントごめん!」
「う、ううん。その、私がお酒なんか出したから」
「でも! ……その、妙なもの見せたり……」
「し、しなかったよ! な、何も見てないから!」
「そ、そうか。……本当に、悪かった」
申し訳なさそうに――何故かごんごん謎の音をたてながら
(頭を自分でたたいているのかもしれない)――彼が謝ってくる。
くすりと笑って、あたしはつぶやく。
「ううん。本当に気にしてないから」
「……そ、そうか」
「あ、でも一つだけ……お願いしてもいい?」
「なんなりとご命令ください女王様」
女王様。その言葉に少しどきっとする。彼は意識してこの言葉を言ったのだろうか?
冗談で言うぐらいだから、意識しててもたいしたことじゃないと思うんだけど。どうなんだろ。
……そういえば彼はあたしがドレイにするって言ったことを、怖がってる様子はなかったっけ。
何故か安堵に包まれる胸をなでおろして、あたしは小さな勇気を出した。
小さな、小さな勇気を。
「た、た、たまにでいいから……電話、してほしいな。電話番号と、メールアドレスも……書いてた、よね?」
「え? ……ああ、うん。……そんなのでいいのか?」
驚いた声に笑いながらつぶやく。
「うん。…………今は、それで」
「へ?」
今は、これ以上を望むと罰が当たるというものだろう。
「あ、電車きちゃう……またね」
じりりりりりとベルの音がして、あたしは近づいてくる電車へと視線を向けた。
事務所のある街までは四駅―――眠る暇はないかな。
「あ、エリ!」
電話の電源を切る直前、電話の向こうの彼が叫んだ。
キーンと耳に来るほどの大声が、小さな携帯から飛び出す。
「その、なんだ。良くわかんないんだが…………ありがとう」
『ありがとう』その言葉を耳にして、あたしは。
もっと、もっと、もっともっともっともっとがんばりたい。そう思った。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どこかすっきりしない心情に、俺は小さくため息をついた。
狭い部室のこもった空気は、少しだけ息苦しい。
それが夏ともなれば尚更だろう――とは言っても、それが原因ですっきりしないわけじゃないけど。
「……」
ぼんやりとしている時間は無い。もうすぐ朝練が始まるからだ。
予選の日まであと三日――いよいよ、俺の最後の夏が始まる。
仲間の調子は今のところ万全。後は全力を出し切ることができるかどうかだ。
俺も頑張らないといけない――頑張っているエリから、たぶんとても元気づけてもらったのだから。
様々なことに思いを馳せていると、隣にいたメガネが少し戸惑ったような声をかけてきた。
「どうしたんでやんす? 朝からボーッとして」
ゆっくりと声がしてきた方向を向く、心配そうな顔が見えた。
なんだかんだ言って、メガネはいいやつだ。まあ、たまにちょっとだけ扱いに困ることがあるけど。
「うん……女の子ってよくわからないよな」
思っていたことを素直に口に出す。意味がわからないらしく、きょとんとするメガネ。
「はぁ?」
あの日、エリと何かがあったのは間違いない。酒に酔ってたとはいえ、ぼんやりとした記憶は残っている。
パンツも汚れてたし。絶対に間違いないのだが……彼女がそれをなかったことにしようとする理由がさっぱりわからなかった。
「さあ、練習、練習!!」
疑問符を浮かべるメガネに向けて、俺は叫んで立ちあがった。
たぶん、何か理由があるのだろう。俺には分からなくても、大切な理由が。
でもまあ、決して好かれていないわけじゃなさそうだ。
時折話す電話や、ささやかな日常を伝えあうメールは、互いに幸せな気持ちを生んでいることは間違いと思えたから。
(……頑張らないとな)
とにもかくにも…………俺はもっと、頑張りたいと思う。
次に会うときに、甲子園優勝を手土産にするために。
――とても可愛くなった彼女に、胸を張って会うために。
終わりです。なんかもう、恵理かエリかエリしかネタが思い浮かびません…。
GJ!
エリだけでも十分に満足っス!
エーリン!エーリン!
gjデスっ
凄い誤字発見したんで訂正します。逆の意味になってる。
>>67 ×生んでいることは間違いと思えたから。
◎生んでいることは間違いないと思えたから。
職人のエリ愛がビンビンと伝わってくるのう
おぉぉぉ……もうなんか乙とかGJなんて言葉で終わらせてしまっていいのだろうかと悩むクオリティ
とりあえず本当乙マジで乙恵理かわいいわ恵理
>>39-67 チョウ超ちょうグッジョブ!
エリがかわいすぎて、もう駄目だ俺。
エリが好きなら心行くまでエリで書けばいいのだ
こんな長編を書いてくれた
>>39-67に本気の想いを感じ
そして、いたわりたい気持ちでいっぱいだ
ありがとうございます!
超大作すぎて褒め言葉が見つからない…。
この作品と、作者様のエリへの愛に、最大限のGJを!!!!
GJ!!!!
もはや素人の領域じゃないぜ!!
作者がものすごいエリ好きなのを感じたぜ
確かに本編でも泣いてばかりで可愛いよね
オイオイ……何だこの神は?
これじゃあMEの今さっき完成した文章がゴミのようじゃあないか
80 :
入院中のアイツ:2009/02/20(金) 20:00:52 ID:0p8xTpPX
ふぉぉぉ!GJ!GJすぎる。
作者様のエリへの愛を感じる事ができた。
あと、長編作品制作ご苦労様です。
82 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 22:42:15 ID:Qd/+PvvY
なるほど。これが神というものか。
ageちまった・・・
心理描写が巧みで凄いよかった!なんか既に脳内実写化されてるよ。
本当にお疲れ様です。あと前スレでは遠回しに急かしてすいませんでした、期待して良かったです。
>>79 パンツ脱いで待ってる
さあ俺も夏菜ラブを文章にしようかな…
GJ
やっぱこの人すげえ
>>79 ゴロリ「何それ?ゴミ?」
のネタを思い出した。
>>85 よせっ……!!
エロどころかただの一人語りっていう
エロパロ板に一番そぐわない随想録だから……ねぇ?
ちょっと物書きに興味がわいて綴っただけとも言える
89 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:51:36 ID:9Auu8N1l
ところで聞きたいのだが歴代キャラの胸のサイズって公式的にはどんな感じなんだ?
>>89 ナオは貧乳
しあんは揉めるくらいにはある
>>89 明確なサイズは不明だけど、ある程度の言及があったキャラを挙げると
1:由紀(海でのデートから察すると、大きめ)、みなこ(主人公の「バスト90」のセリフから察するに、巨乳)
2:愛(由紀とほぼ同じ。大きめ)
3:アンヌ(亀田とのイベントから。貧乳。)
5:美友(自称・ナイスバディとのこと。多分巨乳)
6:瞳(海でのデートの会話や水着グラから。巨乳)
8:茜(リンとの会話で言及あり。大きめ)、美空(劇中のセリフから察するに、貧乳)、リン(ナイスバディとの言及あり。巨乳)
10:紫杏(11の乳揉みイベントから。そこそこ)、奈桜(劇中のセリフから察するに、貧乳)、妙子(奈桜との会話イベントから。巨乳)
11:華音(劇中のセリフとグラフィックから。大きめ)
劇中言及されないけど、グラフィックで上記以外のキャラで大きめに見えるのは
希美、彩、玲奈、冬子、武美、奈津姫、涼子
グラは見る人によって個人差あると思うけど
あと追加
5:恵理(11裏限定。EDから。大きめ)
紫杏の乳揉みイベントなんてあったのか……
どんな奴?ランダムイベント?
いや1年目のうろつきで街を選択すると社長に会う
それでAを選択するとパイタッチ
>11:華音(劇中のセリフとグラフィックから。大きめ)
セリフってどんなのだっけ?
華音に限らず重要そうな台詞やメッセージは逐一メモしてプレイしてたんだけど
どうやら見逃したらしくてそれらしいのが見つからない・・・
まぁレアイベントとかグラを画像で保存くらいは俺もしてる
11表の紫杏が泣をこらえてるグラはレアだよな、一瞬しか使われてないし
友子は着痩せするんだよな?
なら服を着なければ・・・・・!!!
友子はやや巨乳と見た
ダッシュの彼女は、みんな貧乳と見た(ただし、ダッシュ当時)
そらは小学生にしては成長してると信じている
>>97 画像で保存ってどうやってやるの?
デジカメか何かで撮ったのを編集してんの?
昨日無事退院し、徹夜で作った10主×桜空が完成したので1時頃投下しようと思います。
注意これらが苦手な方は飛ばしてください。
・口調が何かおかしいような気が
・妊婦プレイはちょっと・・・
・たかが厨房の自転車ぐらいで入院するようなヤツ作品など見られるか。
・1時って遅いよ。
>>103 おかえんなさい。
徹夜で体調崩して病院送りにならんようにな。
明日じっくり読ませてもらうよ。
俺も長い戦いを始めるとしよう
俺式9正史を書き始めるか
>>103 そんな自虐的になるなよ
期待してるからさ
107 :
通達者:2009/02/22(日) 23:51:00 ID:yU/r1/z/
先ほど1時に投下するといったのですが、
明日からまた大学なのでこれから投下します。
108 :
通達者:2009/02/22(日) 23:51:36 ID:yU/r1/z/
親切高校卒業から1年後、小波と桜空は沢山の問題を解決して結婚した。
その問題の中には奈桜との関係もあったが、奈桜曰く
「小波君と桜空が幸せになってくれたらそれでいい。あと、義弟が出来るのもうれしい」らしい。
そして、先月、桜空は小波の子を授かった。その時の桜空は
とても淫乱だったらしいがその話はまた違う時に語ろうと思う。
そして今回の出来事は桜空の夫、小波のこの一言が原因だった。
桜空が授かって少し時が経ちシーズンが終わり今はオフだ。
のんびりと過ごし、桜空は少し大きくなったお腹を抱えながら洗濯物を終え
一息ついた時に小波はこんな事言った。
「久しぶりに、桜空としたい」
「え?」
桜空は一瞬混乱する。今、夫は何と言った、したい?何をどのように
どうやって?薄々分かっていながらそれでも桜空は質問する。
「えっと…何をしたいの?あ、あなた」
「え?うーん…桜空なら分かってくれると思ったんだけどなぁ」
小波は悲しそうな顔をする、それを見て慌てて桜空はこれはマズイと思いフォローする
「えっと、キ、キスですか?」
「残念、正解は桜空と交わりたい。つまり、桜空とエッチがしたい」
かなり純度の高い台詞が小波から吐かれた。しかし、桜空はもっともな意見で反論する。
「はぁ…あなたがここ最近、つまり私が妊娠してから交わってなくいろいろ溜まっているのは
分かります。でもまだ妊娠4ヶ月です、この子に何かあったら洒落になりません」
そう言い桜空は下腹部を撫でる。しかし、小波はどうしてもやりたいらしく
こんな事を言った。
「でも、今、安定期なんだろう?」
「まあ…そうですけど」
一瞬、桜空が怯む。それを見て小波は最後の一押しを掛けた。
「桜空だって、最近してないだろう?だから、たまには子供の事を
忘れてしようよ。…それに妊婦プレイもなかなか」
「あなたってかなりアブノーマルですよね…でも条件があります」
「条件?」
小波は眉をひそめる。そんな中、桜空は条件を言った。
「そうです。その条件はこれからする予定の家事全般を少し手伝ってほしいのです」
「そんな、簡単な事でいいのか?」
「え?難しい方がいいんですか?それなら、
次の試合でサイクルヒットでも達成して貰いましょう」
「待て、いや、待ってくれ桜空。後者はあまりにも厳しいので前者の条件で頼む」
慌てる小波を桜空はクスッと笑う。小波はそれを見て少しムッとなる。
「な、何だよ。桜空、何で笑うんだよ」
「いえ、今のあなたがとっても可愛かったなぁと思いまして
自然と笑みがこぼれてしまいました」
「へえ、でも俺はそうやって笑っている桜空の方がよっぽど可愛いと思うなぁ」
この小波の一言で桜空は撃沈、沈黙した。
「ありがとう……ございます」
「ほらほら今もそうやって赤くなって、このかわいい奴め
そして、こんな可愛い子を嫁に貰ってる俺は勝ち組だなぁ」
心に思ったことが自然に出た小波であった。
109 :
通達者:2009/02/22(日) 23:52:13 ID:yU/r1/z/
ちょっと違う場所での話
「ハックション」
「あれ、波羽さんどうしたの?くしゃみなんかして風邪でも引いちゃった?」
「いや、今人生の勝ち組が何か自慢したような」
「ふ〜ん。でその人ってどんな人だと思う?」
武美が質問する。
「えーっとな、まずバカだと思うな。そのバカ度は知能が中学一年位かもな」
「へ〜え。じゃあなんでそんなおバカさんが人生の勝ち組なの?」
さらに突っ込む武美。
「それはだな、そいつには笑顔が素敵な彼女が居るような気がするんだ
それも不釣合いなぐらいの子がな」
「……ねえ。あたしとその子って言われたらどっちがいい?」
武美が少し顔を下に向けながら言う。
「おいおい、バカなこと言うなよ武美。俺はお前に釣り合う女なんて居ないと思うぞ」
「うん、ありがと。でもね、その子の事を言っているとき顔がにやけてたから
3日間お預け」
「えっ、ちょっと待ってくれよ武美」
「はい、そこ言い訳無用!」
武美に一喝される。波羽は小さくなり
「…はい」
と言った。それを見て武美は
「うんうん。それでよろしい」
……どうやら、ガイノイドと風来坊。異端な二人だが、普通の家庭と同じで
上下関係は女性のほうが上のようだ。
「ふう、これで全部か。意外と洗濯物って体力使うんだな…おーい
桜空ぁ洗濯物取り込み終わったぞぉ」
小波は少々遠くに居る桜空に報告する。
「はいお疲れ様です。じゃあ次はこちらを手伝ってください」
そうやって渡されたのは食事の材料の書かれた紙だった。
「えーと。これは、今日の晩御飯の材料か?」
「はい、そうですが何か?」
疑問に対して疑問で返される小波。
「そして、俺が買ってくるのか?」
「そうですよ。手伝ってくれると言ったのですから当たり前じゃないですか」
「でもさすがにこれくらい二人で行かないか?」
「あなたは妊婦さんに歩くと言う虐待とも取れる事をさせるのですか
あと、やってくれないと約束はなしに…」
「わーっ、わかった」
きれいに言い包められた小波だった…
110 :
通達者:2009/02/22(日) 23:53:28 ID:yU/r1/z/
「じゃあ、事故にだけは気を付けてください」
「ああ、じゃあ行ってくるよ」
「はい、いってらっしゃい。あなた」
小波を見送り、再びリビングへ戻る桜空。その時、電話なった
「はーい。今出ますよ〜」
ナオが良く電話に出る際の真似をして桜空は電話に出た
電話の相手は…
「もしもし、小波ですが」
「おー、桜空?元気にしてるか?小波君に色々されてないか?」
「あ、お姉ちゃん。うん大丈夫だよ、特に何もされて無いよ」
電話の相手は姉のナオだった。
「…でね、お姉ちゃん。今日、夫がね久しぶりにやりたいってきたんだ。
それでね……」
今日起こる予定の事をナオに話す。するとナオは
「じゃあ、お姉ちゃん桜空達の情事を見に行っちゃおうかな〜」
「えっ?お、お姉ちゃんそれはちょっと…」
戸惑う桜空。しかし、ナオはその声を聞いて
「嘘だよ、嘘。それじゃあ今夜は楽しんでくださいですよ。
…でも桜空、赤ちゃんを授かっているんだから中に出されるのだけは
ダメッて言っておくのよ。中に出されて赤ちゃんに何かあったら
お姉ちゃん、小波君を間違いなく殺しに行くよ」
「うん、わかった。ヤる前にそう言っておく」
「そうそう、素直でよろしい。それじゃあね、桜空」
「はい、じゃあね。お姉ちゃん」
電話を切り桜空は
「そうだよね、私は中に出されると何とも言えない幸福感があって
好きなんだけれども、この子が居るから欲に溺れちゃダメだよね」
と、ぼやきながら下腹部を撫でた。
一方、買い物に行った小波は
「えーとこれとこれか、それにしてもまる生って品揃えいいよな
…うん?何だあの物騒なもの持ってる夫婦は」
小波はその夫婦の方へ耳を傾ける。
「だから、何で乾パンなんて買うんだよ!芙喜子。
もう、CCRの時代は終わったんだぞ?」
「そう?でも乾パンは非常食としては非常に優秀よ
3年は持つからね。それより二人目の名前どうする?」
「そうだなぁ、ってどこ行った?おーい芙喜子?」
…小波は変な夫婦だなぁと思いながら買い物を済ませ、
桜空の待つ、家へと急いだ。
111 :
通達者:2009/02/22(日) 23:54:11 ID:yU/r1/z/
そして夜、行為に入る夜ではなく晩御飯時の夜だが
「ふー美味しかった、ご馳走様でした」
「はい、お粗末さまです、それで、これが最後のお仕事です」
「え!まだ有るの」
「ありますよ、それはお皿洗いです。あと……これは私の仕事でもあるのですが
その、えっと夜のお楽しみです」
「後者を先にしちゃ駄目?」
何となく小波はお願いする。しかし、桜空は
「だめです。後者を先にやるなら 私は眠ます。一人で自慰でもしていて下さい」
「はーい…」
と一刀両断した。
そして、運命の時は来た。
「さて皿洗い終わり、あっ一枚洗い忘れた」
「あなた、全部洗い終えなきゃ駄目ですよ」
しかし、小波は桜空の方へ近づいてくる。おかしいと思い桜空は質問する。
「後一枚ってもしかして皿と私の名前の桜空を掛けたんですか?」
「正解。じゃあ後一枚を洗いますか」
そして小波は桜空の唇を奪った、それも本当に皿を洗うように
桜空の中に舌を入れた
「んむっ…んっ…ぷはぁ、はぁ…はぁ」
長く深いキスを終え、酸素を求める桜空、しかし、小波はもう一度キスをする。
そして二人はそのキスの中、服を脱がしあう。
「相変わらず、何時見てもいい体ですね、あなたは」
「ありがとうな…はむっ」
小波は右胸の乳首を口に含み、左は手で快楽を桜空に与えていく
「うぁ…そんなに…強く…しても何も…出ませんよ、ふぁぁぁぁあ」
桜空は軽く絶頂へ達したが小波は胸を攻め続ける。
「ん?なんか口の中に甘い液体が…これって母乳かな?」
「…はぁ…はぁ、出たんですか私から母乳が?」
「ああ、嘘だと思うなら、はい」
小波は口に桜空の母乳を含んだままキスをして桜空の口の中に母乳を
流し込んだ。
「ん…」
「どう?桜空、自分の母乳の味は?」
小波は桜空に質問するが口に母乳を含んでいたため若干返事が遅れた。
「とっても甘いです。あと、何か安心します」
「そうだろ?じゃあもう一杯いただきます」
「うぁ…もう…出ま…せんよ」
そういったが小波はそれを無視した
「うーん…今日はもう出ないのかな?」
「当たり前です。まだ子供が産まれてないのですからそんなに出ません」
「そうか…じゃあお礼に桜空は何が欲しい?」
「…えっと、そのあなたのそれが欲しいです。もう体が疼いちゃって仕方ないんです」
そう言って小波の逸物を指差した。
「よく言えました。じゃあ行くよ」
「あっ、あの今日は中に出すのは止めて下さいね」
子供のことを考えての一言、ナオに電話で警告されたのもあったが。
「はは…桜空は優しいなこんな二人とも興奮してるのに子供のことは
ちゃんと忘れないんだな」
そんな事を言いながら小波は桜空の中に自分の分身を挿れた。
112 :
通達者:2009/02/22(日) 23:54:35 ID:yU/r1/z/
「ふぁぁ…あなたのが入ってる。あなたの大きいのが私の中に」
そういって桜空は腰を一心不乱に振った。もちろん小波にも快楽は襲う
「うっ…桜…空っ」
「気持ち…いい…気持ちいいです!あなた」
普段の桜空からは想像も出来ない姿。その姿を見て小波の理性は吹き飛んだ。
「うわ…あなた激…しい」
そんな言葉は無視された、本能と本能でぶつかり合う二人。この二人には
もうここが何処で自分達がどんな事をやっているのかもわからず。ただただ貪り合う。
しかし、それでも終わりは来る。
「ダメです。あなた、私…またイってしまいます」
「俺もだ。出る…出るぞ桜空」
少し理性が戻り桜空は懇願する。
「ダメです中はダメです」
しかし既に時遅し小波は欲望を桜空の中に吐き出していた。
「あなた…この子に何かあったらどうするんですか!」
「はい、すみません。」
「罰として、この子が産まれるまで禁止です。口でもしてあげません」
「じゃあ胸では?」
ひねくれて小波は質問したがその言葉に対し桜空は激怒した。
「あなた…無い物でどうやってやれと言うんですか?」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
「ダメです。許しません」
「そんな…」
こうして久ぶりの行為は終わる。そして今日この夫婦の上下関係も
決まった日となった。
113 :
通達者:2009/02/22(日) 23:59:30 ID:yU/r1/z/
以上です。
久しぶりだったので完全に駄文となってしまいました。
あと、題名は桜空と一緒にです。
次は玲奈かこの話の少し前を書くと思います。
病み上がりの所お疲れさまです
体には気をつけてくださいね
そしてGJ
GJ。
あまり無理をなさらないように…
>>あなた…無い物でどうやってやれと言うんですか?
何故だか悲しくなった。
明日からまた大学とは大変ですね
GJでした!そして、退院おめでとうございます。
無理なさらないでくださいね。
GJ!良作だった
そしてどうかあわよくば次は玲奈を書いて下せえ・・!!
さらのお話GJです。玲奈の話を楽しみにしています。
それとちょうど前から書いていたので1主×明日香の話を今から投下します。
時期は甲子園決勝戦前後です。
またお話の都合上、ゲームでは先攻ですが試合は後攻です。
122 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:46:28 ID:SQ2Dd9PD
「小波君が甲子園で優勝することだけが私の願いなの。
だから…、今は甲子園に集中して。私、応援してるから」
「……わかった。俺は絶対に甲子園で優勝してみせるよ。
だから、絶対に見てくれよな!」
高校野球地区予選大会で優勝し甲子園へ出場することが決定した時に、私は倒れる。
そんな私を心配する野球部キャプテンであり私の愛する人と交わした約束だった。
『幸せの始まり』
彼がこの極亜久高校へ転向してからもうすぐ二年になる。
小学生の時に幼馴染だった私は彼が転向してきた時は病気で学校を休んでいて、
一週間後に彼との再会を果たした。
彼は小学生の頃から大の野球好きでよく同級生と一緒にキャッチボールをしてたのを
私は彼の側で見ていたことがある。
彼には弟が生まれる予定だったけど、
彼のお母さんの様子が悪くなってそれは叶わなかった。
そんなお母さんと生まれるはずだった弟の分まで彼は野球に打ち込み、
その姿は私をうっとりさせた。
その時から彼のことが好きだった。その気持ちは高校に入学してからも変わらない。
だから彼がここに転向してきたのは私にとっては嬉しい上に、
すぐに野球部に入っていった。
彼は壊滅した野球部を部員から集めて一から立て直して、昨年には甲子園には行けなかったけど、地区大会優勝を果たした。
それでも私の病気を心配してくれていて気にかけてくれていて、
彼から告白を受けたときは、体中が熱くなって興奮した。
私が小さな頃から思ってた想いが叶ったことを喜びを隠せなかったから。
彼にタコ入りの弁当やプレゼントを渡すことが何より楽しい高校生活。
私は病気に侵されながらも幸せな高校生活ができていたと思う。
だからこそ、私もこの病気を乗り越えなくちゃと思った。
123 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:47:40 ID:SQ2Dd9PD
(小波選手、ここにきて試合を決めるツーランホームラン!
これは決勝打になるのではないでしょうか)
(三鷹選手、先発の平山選手に次いで見事抑えました。
極亜久高校、これで聖皇学園に次いで甲子園決勝のキップを手に入れました!)
「やったっ!小波君、おめでとう!」
病院のベッドの上で一人飛び上がって喜んでいる私がいる。
甲子園にて試合をしている彼は順調に勝ちあがってきていた。
テレビでは野球マスクとかいう人の試合で持ちきりだけど私は
彼の活躍をテレビの前で見守っていた。
「もう今からじゃ決勝戦には行けないかしら。
最後だけ応援に行きたかったな……」
ずっと野球が好きだった彼。
甲子園決勝は念願の夢だったのだろう。
だからこそ、彼は必死に野球部を立て直して私も彼の応援をしていたかった。
彼に勝ってほしい。勝って最高の笑顔で私を迎えにきてほしい。
体に異変が起きたのはその時だった。
「…うっ!ああああっ!!」
突然胸の中から強い衝撃が起きて、呻く。
その瞬間に胸の中の心臓を強く握り締められるような感触に襲われてしまい、
あまりの痛みに声を上げてしまう。
「きゃああっ!誰か……」
病気が遂に私の体の中心を蝕み始めたのだろう。
胸から全身に伝わる痛みと心の苦しみから必死に耐えながらも、
少しずつ意識がぼやけていく。
私はもう助からないのかしら……。
「こ…小波……君…」
彼の名前を呟きながら意識が消えていった……。
124 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:48:51 ID:SQ2Dd9PD
ぼやけた意識の中に私は体を浮かべていた。
まるで水の中で自由に動き回れるような感触。
目の前に映り始めるのは彼と共に過ごした高校生活。
(あら、小波君?今から帰る所なの?)
(ああ、明日香。君も今帰るとこなんだ。一緒に帰らないか?)
(ええ、いいわよ)
(そうだ、亀田君も一緒に帰ろう!)
(わーい、嬉しいでやんすっ!一緒に帰るでやんす!)
(小波君。わざわざ来てくれてありがとう)
(大丈夫か、明日香?)
(うん、小波君が着てくれたおかげで元気がでたわ。
明日からはちゃんと学校に行けるから、ありがとう、本当に嬉しかった…)
また目の前がぼやけ始めて再び新しい景色が見え始める。
(これは…甲子園?それにバッターボックスに立ってるのは…小波君!?)
ピッチャーマウンドにいるのは緑の仮面を来た男…野球マスク。
(じゃあこれは今起きている決勝戦、私は夢の中で現実を見ているの?)
その時に野球マスクが投げた球が彼のバッドを避けキャッチャーミットに入る。
(9回裏のツーアウト一塁…二対一の聖皇学園のリード、打者は小波君。
小波君が打てば逆転サヨナラ…駄目だったら……)
再び野球マスクが球を投げる。
「ストライクツーっ!」
追い込まれてしまう。もしこれが夢の中だとしても私は祈るしかなかった。
あと一つですべてが決まる。彼の運命が…。
そしてそれは私自身の運命も決めるんじゃないかという想いもあった。
「タイムっ!」
主審が声を上げた後、場は静まり返って彼は歩き始めた。
偶然にもそこに意識を残している私の方へ向かって…。
125 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:50:01 ID:SQ2Dd9PD
「明日香…」
「小波君……?」
私の声はきっと彼には届いていないのだろう。彼の独り言だ。
それでも私にとっては彼が私に交わしている言葉を最後まで聞く。
「俺には二つの選択があったんだ。
君が危篤だと知ってからすぐに君の所へいくか、このまま決勝戦に出るか、
俺は決勝戦に出ることを決めたんだ。
君だって俺が途中で投げ出したら嫌だろう?だから君の願いどおりに試合に出た。
俺は最後まで諦めない。かならず優勝してやる。だから力を貸してくれ…明日香…!」
再びバッターボックスに戻る彼。プレイと言う主審の声が聞こえる。
力を貸してくれと言われても私には祈ることしかない…と思っていた。
それだけじゃなかった。私にはもう一つできることがあった。
私の心の声を、願いを届けることが……。
再び野球マスクが振りかぶって…投げる。
(お願い…小波君…打って……夢を叶えて!)
金属の音が激しく響いた時、ボールは空高く飛び上がっていった。
そしてそのまま球場を飛び越え空へと消えていく…。
球場が一斉に静まりかえる。
「か、勝ったのか…?」
「勝てたみたいでやんす……」
「……やったあーっ!!」
チームメイトの皆が一斉にグランドに飛び上がり喜びの声を上げる。
その瞬間球場全体に歓声が響き渡り、喜び、悲しみの声が響いた。
チームメイトに抱きつかれながら喜びの表情を見せる彼。
とても幸せそうな満足に満たされた顔……。
それを見るだけでそこにいた私も飛び上がりそうな喜びを隠せなかった。
(よかった…よかった…おめでとう…小波君)
「はっ、こうしている場合じゃない!明日香の所へ向かうぞっ!」
そう彼が言った途端、私の意識は再び消えた……。
喜びと満足の心と一緒に……。
126 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:54:24 ID:SQ2Dd9PD
「明日香っ!明日香っ!」
血相を変えて彼が飛び込んできたのはその次の日。
奇跡的に私は助かり命を取り留めた。
「お帰りなさい、小波君…」
「ああっ!ただいま。明日香。体はもう大丈夫なの!?」
「ええ、こうしてね」
病気の大きな所は治り、退院できる日のそう遠くはないと。
そしてこの病気が完治する日も近いと聞かれた。
それを話すと、彼は感激の表情を見せて私を抱きしめる。
「明日香っ!よかった、よかった…!」
「ありがとう、嬉しい……。私との夢をちゃんと守ってくれたから」
「どうしてそれを?」
彼がきょとんとした表情を見せて私は微笑みながら答えた。
「私ね、夢の中だったけど、決勝戦の試合の中で私、見てたんだよ。
あなたがサヨナラホームランを打った時のことも、
最後の打球の前に私に言ってくれてた言葉も……」
「そうだったのか……」
「あなたがホームランを打ってからチームのみんながあなたに飛び込んできて、
あなたはとても嬉しそうな顔をしてたよね。
あの顔を見て、勇気が湧いたのかしら。私も生きてあなたを待たなきゃって思ったわ。
あの後私の所へ行ったのも」
「はは、なんか君から言われると恥ずかしいよ」
「小波君……」
「何……?」
「甲子園優勝おめでとう。夢叶ったよね、おめでとう」
「明日香…」
再び抱きしめてくる。彼の逞しく暖かい腕で…。
「明日香…ありがとう…大好きだ…明日香…」
「ええ…私も…小波君…大好きよ…」
抱きしめあいながら彼の温もりを感じていた。
127 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:55:06 ID:SQ2Dd9PD
「明日香…」
「何…?ん…」
呼ばれて返事をしようとしたら唇を唇で塞がれた。
「んあ…んんっ…」
少し息苦しくなるけど不思議と気持ちのいい感じにとらわれる。
こうして初めてする彼とのキスはこれほど心地よいものだった。
しばらくした後彼は唇から唇を放す。少しもっとしたいという想いが残る。
「ごめん、いきなりだったから…驚いた?」
「ええ、でも…嬉しかったな…」
「そう…じゃあ…」
「きゃっ!」
彼がベッドの上に乗りあがり私を覆うようになる。私は押し倒される。
またまたいきなりの行為で驚いたものの不思議と嫌な感じはしない。
むしろ心の中でどくんどくんという胸の高まりと共に喜びを感じてた。
「ごめんな、明日香。君が可愛くて大好きだ。
明日香…俺は…今から君を抱いてもいいかな?」
当然くるだろうと思った言葉、また不思議と迷いなく言った。
「ええ、いいわ…私もあなたに抱いてほしい…」
「体は大丈夫なの?無茶してしまうと……」
「私は大丈夫…だからあなたの好きにして…」
「わかった……じゃあ、いくよ…」
彼がそういった直後再び唇を押し当ててくる。
「んんんんっ。んあっ!」
唇から彼が舌を出してきて私の舌に絡め始める。
当然、私はこういうのは初めてで彼も初めてのはず。
しかし最初からこうなる宿命だったのか不思議とすぐに慣れ始め、
これから一線を越えるというのに怯えはなかった。
「じゃあ、服を脱がしてもいいかな?」
「うん…」
彼は私の肩に手を当ててそっと衣に手をかける。
128 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:55:53 ID:SQ2Dd9PD
体つきに自身があるわけではなかった。
もともと体が弱い私は女性の中ではまだまだ子供みたいなものだ。
そんな私は生まれたままの姿を見せられ頬を赤らめてしまう。
「明日香……可愛いよ」
「そうかしら…恥ずかしい…」
恥らっている私を微笑みながら見下ろす彼は手のひらを胸のふくらみに当て始めた。
「うんっ!」
一際変な声を上げてしまい恥じらいがより心の中で強くなる。
それでも彼はそれを止めずにふくらみを撫で続け果てには唇で先端を掴む。
「ひゃああんっ!!」
強く艶やかな声を上げ、恥ずかしさでいっぱいになる。
体中のあらゆるところを撫でられ続け嬌声をあげながら、
彼の思うがまま、小鳥のような鳴き声をあげたり仕草をしてしまう。
それでも恥じらいと一緒に心地よい感じが常に体を動かしていた。
それが強くなったのは彼の手が私のそこに当たった時。
「はああんっ!」
「明日香…?」
すべてがまだ知らない初めての行為だけど体の中の気持ちがそれを導いているのか、
声を上げた場所を指で彼は撫で始める。
「ひゃっ!あっああっ!あんっあんっ!」
「明日香…気持ちいいのか?」
「ち、ちが…ひゃああんっ!」
彼が指でなぞるように撫でていくと共にくちゃくちゃというような
水がぶつかるような音がそこから聞こえ始め、より恥じらいが強まる。
それ以上に彼ももっとそんな私の声を聞きたいのかより強く撫でる。
「あああんっ!」
限界に近づいてきた私ははっきりしない意識を必死に集めながら答えた。
「私…もう駄目…お願い……」
129 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:56:39 ID:SQ2Dd9PD
その言葉の意味を彼は気づいたのか、彼も服を脱ぎ始める。
外から見てでも逞しいと思ったその体はやっぱり逞しくて、綺麗だった。
「明日香…大丈夫?」
「ええ…私は大丈夫よ…お願い…」
再び覆うように身を寄せ彼のそれが私のそこに押し当てられる。
「それじゃあ、いくよ」
「来て…」
体の中にとても熱いそれが入り始める。
体の中を引き裂くような痛みが始まり苦痛で顔を歪める。
「明日香…一気にいくよ…」
彼の腰がそっと引いたような感触がした後、彼は一気に腰を突きつけた。
私は彼に貫かれ……そして結ばれた。
「ああああああっ!!」
体の中心にそれは踊るように入り始め同時に全身が引き裂かれる痛みに襲われる。
「明日香っ!大丈夫かっ!?」
「ううう…いた…い…うあああ」
顔を歪めて歯を食いしばり必死に痛みから耐えようとする。
痛みで頭がぼやけ意識が消えようとしている。そんな中彼はキスをしてくれた。
キスを受けたことで少し痛みが和らいだのか体が軽くなる。
「小波君…私…慣れてきたみたい…だから…いいよ」
それを聞いたか彼は腰を動かし始める最初はゆっくりと、そしてどんどん激しく…。
「んっ。はあっ!あっ!あっ、ああんっ!」
痛みが少しずつなくなっていくごとに快楽が私を襲い始める。
恥じらいなど感じる暇もなく艶やかな声を上げ続ける。
彼と繋がった所からはものすごい量の血と共に、彼と繋がりを表す水の音も聞こえる。
「小波君っ!あんっ!あんっ!私っ。あんっ!あんっ!小波君。あああんっ!!」
彼の名前を呼び続けながら快楽に溺れはじめて…限界は近づく。
「明日香っ!」
「もうだめえ小波君。小波君…大好き、大好きぃぃ…んんんああああああああっ!!!」
彼に抱きしめられながら、彼から流れる熱い想いで私は天に昇る声をあげた。
130 :
幸せの始まり:2009/02/23(月) 18:57:31 ID:SQ2Dd9PD
ベッドがものすごいことになっていたので二人で片付けて、
その後は二人で寄り添い合っていた。
物凄く疲れてしまい眠気がやってくるけどそれに耐えながら微笑む。
「明日香、ちょっと無理しすぎたんじゃないの」
「ううん、私は嬉しかったよ。あなたと一緒になれたもの」
こうしている私は幸せ者だと思った。
彼は夢を叶えてくれて今こうして私の側にいてくれる。
私は命が助かって好きな彼と一緒にこうして一緒にいられる。
「なあ、明日香…」
「なあに?」
「これはまだ先のことなんだけど…、
退院して、高校を卒業したら、一緒に暮らさないか?」
「えっ!?」
「今までずっと君がいてくれたおかげで俺は夢を叶えられたんだ。
俺はプロになってずっと活躍して見せるよ。
そして明日香、二人で幸せになろう…」
「………」
「嫌かい?」
「ううん、嬉しいわ。うん、一緒に暮らしましょう。
そして二人で幸せになりましょう」
彼は喜びの表情を見せてそして微笑んでくれた。
そう、この幸せはまだ序章にすぎない。
近いうちに私の病気も完全になくなるだろう。それで始まるのだ。
私達の幸せはこれから始まろうとしている。
そしてこれは私達二人の最初の幸せだった。
以上で終わりです。
明日香はパワポケで初めて攻略したので思い入れはあります。
最後の選択で試合を選んでよかったというのはいい思い出。
次は貴子か友子にしようかな。
久々の1ktkr。どうか貴子を…
明日香いいよ明日香
134 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:56:56 ID:nx94+htp
でも正史はのりかなんだよね。パワポケ1
精子精子言ってたら彼女候補なんて一人しかいらないからな
二次創作読んだり妄想の道具にしろ
>>134 正史ゆがませ行為はここの住人の得意技
大体そうしないとやりきれない(特に1)
GJです!やっぱり元祖ポケヒロインは明日香(と智美)ですよね!
むしろ正史を歪ませないと、このスレ成り立てないねw
139 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:07:29 ID:Tu0pLedl
でもここの作品は歪みねぇな
そうさきっと、君だって
なれる サイボーグに
歴代正史ヒロイン
1、荒井紀香 100% (悲しいけどこれって100%なのよね)
2、小角弓子 50% (11での消去法、ただ誰とも付き合っていない可能性が)
3、唐沢ヒナコ 100% (公式でこうなっているのでしょうがない)
4、天本玲泉 99% (ほとんど100%だが、主人公とは言っていない)
5、星野 めぐみ 50% (可能性が最も高いが、めぐみが死亡した後に他の女の子と付き合ったかも?)
6、不明
7、芹沢真央 80% (生きているが正史とは限らない。主人公との関係は一言も語っていない)
8、雪白冬子 30% (9で城田のイベントでそれらしいことを言っているが、主人公かどうか不明? しかもお菓子を一緒に食べていた位では判断できない)
ダッシュ、南雲瑠璃花 80% (しあわせ島に行っていないので可能性は高い、またヒロイン候補の半分は最後にリタイヤする)
9、不明
10、大江和那 99% (天本玲泉同様、主人公とは言っていない)
11、12が出ないことには…… たぶん浜野朱里で間違いないと思うけど?
確かに正史のことを気にしていたら1,3,4,10は書けない
7、ダッシュは書きづらい・2,5,8はやや書きづらい・6,9しか書けない
2は霞の可能性もあるような。愛ちゃんと幸恵さんとのりかはないだろうけど
めぐみは50%もないかな、主人公が関わらなくても事件が起きた可能性は高い
8の冬子は11で過剰に兄が心配してることからして可能性は低い、
友達が8主しかいないわけでもないだろうし
145 :
今は早稲田生:2009/02/24(火) 00:31:46 ID:vum2lvOG
田園調布のスレッドなんてあったのかー
とりあえずデンコーは自由を履き違えてるやつが多いよね。
やんちゃするのは良いけど反省文なんて書かされないようにな。
そういえば、もう入試か……後輩達へ余計なお世話的な受験のアドバイス。
三年になるまで友達絡みでたくさん遊べ。死ぬほど遊べ。
趣味を作ったり特技なんかを身に付けたりするのもいい。本当に芸は身を助けるぞ。
勉強に関しては全範囲の基礎だけは絶対に終わらせろ。特に理系。
そして内職をしまくれ。授業態度が悪いと思われるぐらいに露骨に行え。
(二十回ぐらい参考書を取り上げられた経験あり)
必要ない教科はどんどん省いていけばいいと思う。
普通に誤爆しちゃったみたいです。ごめんなさい;
こんな早稲田生ありえね〜!
早稲田生もパワポケをやるんだな
ちなみに早稲田生からするとパワポケで一番面白いのはどれ?
m9(^Д^)プギャー
>>145 やっちまったな。
正史についてだが8は白瀬と共にCCR脱退が可能性としては、高いと思うぞ。
もし、彼女じゃなかったら灰原の後を継いでCCR隊長になってると思うしな。
152 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 09:57:47 ID:wo1Ia9/q
正史歪ませねぇ・・・自分もしょっちゅうやってます。
ちなみに1の正史は明日香で。
ふふふ〜ん
>>143 神奈川県 の keiさん 16〜18歳 の質問
Q.真央をまた彼女候補として登場させられませんか?
A.ポケ7の主人公一筋なので無理です。
>>154 真央が正史?知らん。俺の心の中では玲奈が正史だ。
だって中学の頃から7主の事を想い続けていたんだぞ、
それをたかが三年しか会っていない小娘に取られるなんてそんなの余りにも
玲奈が可愛そうすぎる。だから俺は宣言した通り玲奈のSSを書く。
でも、今の台詞、全国の真央好きを敵に回したね。
まおハッピーエンドと友子ハッピーエンドが使い回しみたいで嫌だ。
湯田カワイソス。
>>155 俺は味方だぜ?
俺も玲奈が正史だと思い続けて今日まで生きてきた・・!!
だから、そのSS期待しちゃっていーい?
玲奈は胸もふともももムチムチしてて
歴代の彼女の中でエロさはトップクラス
>>155の方、いつ頃投下する?
自分も書こうと思ってるんだけど。かぶっちゃうと悪いから…
俺の中では春香が正史なんだよ
たとえ公式でお友達宣言されようがそんな事実は無かった事にするんだよ
161 :
155:2009/02/24(火) 20:27:01 ID:K6qan0gb
大学から帰ってきて、ランダムで2時間ぐらい制作に時間を
振りますので2、3週間、遅ければ1ヶ月といったところだと思います。
162 :
155:2009/02/24(火) 20:31:09 ID:K6qan0gb
連投スマン、これだけは言いたい。
>>160 その熱意をSS制作にぶつけるんだよぉぉぉ。
今日夢でさ
白瀬が台所で割烹着を着て大根の煮付け作ってたんだ
これは何を意味してるんだろうか…
7主と春香がセフレっていうシチュエーションは実に好みなんだ
でも正妻が居ts場合、7主は死ぬべきだと思っている
さっき公式Q&Aをみたら、
武美は第二世代サイボーグで小野さんも同じ第二世代サイボーグって
答えがあったが、8のプロフィールで小野さんの設定って
第三世代サイボーグで人間と区別がつかないのが特徴じゃなかったのか
と公式に突っ込んでみる。
おいおい、それを言い出したらこれどうなるんだ?
Q、真央は誰のお嫁さんですかって
A、そりゃあ、あの人しかいないでしょう。
つまり、真央は戦う人妻だったんだよ!
投げ技が得意な人妻とはマニアックだな
ベッドの上じゃ受け身ですね
わかります
>>167 妻が居るのにセフレも居る男って死ぬべきじゃね?
浮気は文化
>>165 「第3世代アンドロイドは、彼女のコンセプトの延長線上に開発された。」
もっとよく読みなさい。
172 :
水道局:2009/02/25(水) 01:26:16 ID:6hJpC50T
事前の投下宣言はしてませんが、ちゃちゃっと書けたので投下します。
さらのバレンタインもの。エロなしですが…
いつもよりも冷え込んだ今年の冬。
それも終わりかけた2月も半ば、けれども街の空気はまだまだ冷たい。
それでもこの時期――つまりは、『その日』が近づいてくると街はとても賑やかになる。
主に、女の子たちが――
「お姉ちゃんは、今年はどうするの?」
「え〜と義理と、義理と、義理と……全部義理だよっ!」
「そ、そうなんだ……」
聞いちゃだめだったかも……
『気になるチョコレート』
St. Valentine's Day.
一般的に、女の子が想いを寄せる異性にチョコレートを渡す日。
今では友チョコや逆チョコ、なんてものもある。
そんな日を前に、街のお菓子屋さんは女の子たちで大混雑。
私も、そんな彼女たちの内の一人。今はお姉ちゃんと一緒に買い物中。
「う〜ん、この『お得!義理にピッタリ100個入り!』で決定っ!」
「そ、そんなのでいいの?」
あまりに適当なその選択はどうかと思うけど……
「いいの。はぁ〜さらはいいよね……本命がいて♪」
「え、えっと……」
しまった、と思うと同時に、ぼっ!と自分の顔が紅くなるのが分かる。
小波君。
私をまた笑えるようにしてくれた人で、今はその、私の、かっ、かか彼――
「さら、顔真っ赤」
「うぅ……」
「こ〜んな高級な材料買っちゃって、手作りチョコ。愛されてるなぁ……いや愛してる、かな?」
その一言で、ぷしゅー、とオーバーヒートした。
「ちょ、ちょっと、さら?」
「……お姉ちゃんのいじわる」
「ごめんごめん、あんまりにも二人がラヴラヴなもので♪」
そう言うお姉ちゃんは全然悪びれたそぶりなんてなくて、安く買えた、なんて嬉しそう。
本当にお姉ちゃんらしいなぁと思うけど……。
お返しに、今度はお姉ちゃんに聞いてみる。
「お姉ちゃんも、好きな人にあげたらいいじゃないですか」
「好きな人ね……」
妹の私から見ても、お姉ちゃんは私と違って社交的で、学校では人気者。
そんなお姉ちゃんが今まで誰とも付き合わないなんて不思議に思う。
「さらに取られちゃったから」
「………え?」
「ホントはあたしも、小波君のことが――」
「ええっ!?そ、そんな……!!」
お姉ちゃんも小波君のことが好きで、私も小波君のことがす、すす好きなのに、そんな――
「――な〜んて、嘘」
「…………」
「びっくりした?大丈夫、二人の恋路は邪魔しな……ってさら?」
「……きゅぅ」
本日2回目のオーバーヒート。
私は呆然としたまま、お姉ちゃんに引っ張られてなんとか無事に家まで帰れた……らしい。
本当に私は打たれ弱いなぁ……。
「えっと、バターを加えて……」
気を取り直して、早速キッチンでチョコ作りに取り掛かる。
「確か去年は甘めだったから、今回はビターを効かせたものにしようかな……」
あの時は、まだ小波君とはそういう仲ではなくて、でもあんなに喜んでくれて嬉しかったのを覚えている。
今年は――
『さら、ありがとう。さらからもらえるなんてすごく嬉しいよ』
『いえ、小波君に喜んでもらえて私のほうこそ嬉しいです』
『さら、これって本命だよな』
『勿論です。私は小波君のことが、す、好きですから』
『え?』
『あ、私ったら何を言ってるんでしょうか……』
『いや、嬉しいよ。俺も、さらのことが大好きだから……』
『こ、こ小波君っ……わ、私も貴方のことが大好きで――』
「さら、手が止まってる」
ガチャーン!と空のボールが落ちて大きな音を立てた。
「おおお姉ちゃん!?どうしているの!?」
「その反応はヒドいですよ。ただ、さらがどんな愛情チョコ作るのかな〜と思いまして」
「び、びっくりした……」
思わず落としてしまったボールを拾い上げる。
「ま、頑張って。大好きな人にあげるんでしょ?」
「う、うん……」
やっぱり、お姉ちゃんも何だかんだで応援してくれるんだ……。
それなのに、さっきは……
「ごめんなさい……」
「いいよ。そうそう、それとさっきのさらのにやけ顔、バッチリ確保したから」
「!?」
そう言うお姉ちゃんの手には愛用のカメラ。
「お、お姉ちゃん!」
「にゃはは、こりゃあ明日の一面ですよっ!どんな妄想してたの?」
「〜〜〜〜〜〜っ!」
しばらく、こんな調子でからかわれ続けた。
「妬けるなぁ」と呟きながらお姉ちゃんが帰った後、気を取り直して再びキッチンへ向かう。
「さてと」
ボールに生クリーム、ハチミツを加えゴムべらでよく混ぜて、お鍋に入れて火にかける。
焦がさないように注意しながらゆっくりと溶かした後、ハート型の容器に入れて冷蔵庫へ。
そうして冷やして固めた後、ココアパウダーを全体にまぶしていく。
「よし……」
ここまで出来ればほとんど終わり。
ほぼ完成したそれを改めて見ると――
「は、恥ずかしい……」
どーんと、目の前にあるのは大きなハート型のチョコレート。
作っている途中はそこまででもなかったけど、そ、その、主張が強いというか……
これでもか、というぐらい今の私の気持ちをストレートに表していると思う。
見ているだけで、とってもこそばゆい。
これを見た小波君はどう思うでしょうか……
『えっと、これは……またすごいね』
『す、すみません……私ったら……』
『いや、さらの気持ちが伝わってきて、とても嬉しいよ』
『ホ、ホントですか?』
『ああ、本当に嬉しいよ。今すぐお返しをしたいけど、俺に出来るのはこれくらい……』
『え!?こ、小波君、こんなところで……』
『さら……』
『あ、小波君……』
「おや、いい匂いがするなあ」
ガターン!と今度は泡だて器が激しく落下した。
「おおお父さん!?」
「お、チョコレートかい?今年も頑張るなあ。小波君だっけ?」
「え、えっとその……」
「無理をせずに、早めに寝なさい。おやすみ」
「お、おやすみなさい」
どうも私の心の中が皆に見透かされているのは気のせいでしょうか……
「――あ、ラッピングを」
再び気を取り直して包装へ。
綺麗に丁寧に、そして悪戦苦闘すること小一時間。
「……出来た!」
ついに完成。見た目も味も、その、愛情も、去年のものより上だと思う。
「良かった……」
完成した安心感と疲れからか、急に眠気に包まれる。
「喜んでくれるかな……」
来る明日に胸を躍らせて、私はそのままキッチンにて眠ってしまった――そんなバレンタインのお話。
(しばらく後)
「おや、寝ちゃったのか」
「すーすー……」
「毛布を……。おや、このチョコは……ははは、小波君が羨ましい。ところで……私の分は?」
177 :
水道局:2009/02/25(水) 01:34:21 ID:6hJpC50T
以上です。さらのイベントはかなりニヤニヤもの…
あと後日、自分も便乗して玲奈を投下します。
誤字脱字あったらすみません。
GJ!
さらいいよさら
紫杏の小説が浮かんだのに、定期テストが近いから書けないぜ…
「紫杏の小説が浮かんだのに」
…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、このスレの職人はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には
もうすでに文章を打ち込む作業に入っちまってるからだ!
「定期テスト前なのに、なにやってるんだ俺」なら、使ってもいいッ!
GJ。玲奈の流れが来るのか。
ムチムチ好きとしては嬉しい限りだぜ
GJです!さらかわいいよさら
玲奈のSSも楽しみにしています。
私もまたあの人のSSを書こうかな…
GJです。
自分から始まったさら&玲奈祭り皆様が乗っていただき非常に嬉しいです。
>>179 その通り、考えてるうちいつの間にかPCの前に立ちメモ帳を開き、書いているんだ。
あたし男だけどGJ過ぎるからチョコあげるね!!
ホント玲奈はいくつあっても足りないから楽しみだ・・!!
他人に自分の髪を洗われるっていうのはシチュエーションとしてはどうなの?
相手は夏菜なんだけど…
気軽に洗わせてくれるかな?
ポケ7の女の子はみんな人気高いよな
真央、リコ、怜奈、春香は僅差だよな
真央、春香が11のヒロイン候補を喰っちゃた間あるし
あえていうなら小春が有田のものという(空気)があるのが残念
あれ?7ってヒロイン候補五人だっけ?
空気忘れるたァいい度胸じゃねえか、おう
おうおう、玲奈の玲を間違えるたぁいい度胸じゃぁねえか。
・・・スマン、ノリでやった。でもある意味、玲奈が
一番漢字を間違えやすい気がする。奈は菜になってる作品もあるし。
小晴だっつってんだろ
ようこ先生と10主人公
玲奈のむちむちしたふとももで頭を挟まれたい
11裏やってて、ネタが浮かんで書き始めたけど、自分の文章力の無さに泣きたくなる
最後まで書けるかどうか、不安…。
>>186 個人的なイメージだが、嫌がりそうな気がする。
>>193 不安だと?何を言っている、誰だって晒すのは不安だ。
だか、そんな事言っていたら何もできないんだよ
だから、恥をかくつもりで書き、投下するんだよ。俺たちはプロじゃないんだ。
玲奈のSSで場が盛り上がってるだと・・・?
こうしてはおれん。以前朱里のSSでお茶を濁した程度の俺だが
真央のSSでも書いて、全国96万人の真央ファンの心を奮い立たせてやらねば!!
がんばって!
>>195 攻撃力↑
すばやさ↑
防御力↑
まだ1つも上がってないのにそれはないぜ
>>195 パワポケってそんなに売れてたっけ?
まあその96万人の1人ではあるが
8主のことが好きだったが友子に取られる。
↓
失意の白瀬が整形。
12で整形後出ないかな?
ユニフォーム姿のようこ先生のおっぱいモミモミしたい
>>199 あの顔、性格、体型、全て揃った芙喜子の何処を整形するんだ?
春田 蘭ならリアルにありそうだが
島岡は元があれだったからな。
フッキーは整形なんかすると劣化しちゃいそうで怖い。
俺は今ここにいるフッキーが好きなんだ!
よく考えれば11裏のサクセスのフッキーより
表のフッキーの方が年下なんだよな
みゆき先生でなんかネタ書いてみるか・・・
>>205 セーラー服着てはしゃいでる所に8主人公が現れるんだな。
白瀬「いや〜、あたしって案外女子高生、いや女子中学生でも行けそうじゃない?」
8主「その発言の時点で、もうダメだろ…。」
そういうことは後ろの隊長に言ってあげればいいんじゃないの?
11裏に同級生として存在している隊長を想像した
隊長は旗がよく似合いそうだ
いつものパンツスーツなフッキーもいいけど
セーラーでミニスカなフッキーもいいなぁ。
ちょこんと膝の上に乗っかってきて勃起して冷ややかな目で見られたい
白瀬×黒駒
ねーよw
襲われるならありか
黒駒のほうが?
>>208 足音がする・・・ フェイクじゃない・・・
振り返っても振り返らなくても殺られるとかw
10主と紫杏が結婚しだが、お供の二人の監視から逃れながらHするネタが浮かんだ。
あぁ、明後日テストなのに何やってんだ俺…
こんな時期にテストがあるなんて大変な18才以上の学生ですね
たぶん留年くらったんだと思う
そもそもテストアピールいらないです
その点はスルーしてやれ
ははは、上手くエロが書けない
ははは、うまくSSも書けない
ははは、何か訳わからない物ができた
投下
タイトル『紫杏が今だに主人公に未練タラタラだったら』
上守 甲斐(以下カイ)「社長、この度のホッパーズとのトレードですが、この様な内容で本当によろしいのですか?」
神条 紫杏(以下シアン)「何か問題でもあるか?」
カイ「いえ、ただ疑問が少々」
シアン「何だ、言ってみろ」
カイ「はい、先ずは官取選手と倉刈選手の件ですが、明らかにこちらが損をしているように思うのですが?」
シアン「それは、官取が私と同じ高校だからだ。それだけでルッカに狙われる可能性がある」
カイ「なるほど、あえて大神にいる方が向こうも狙いにくいということですね」
シアン「ルッカは私を標的にしている以上、今は大神に手を出さないだろう」
カイ「では、源地選手と小角選手はどちらもベテランで、トレードの意味はないように思うのですが?」
シアン「源地は、不吉なことを吹聴して他の選手の士気を下げると報告を受けている」
カイ「小角選手は多少マイナス思考気味ですが、それよりマシということですか」
シアン「そうだ、今年は何が何でも前半戦だけでも勝ってもらわなければ困るのでな」
カイ「そうなると柿元兄弟の場合はどうなります?」
シアン「確かに弟の方が伸び代はあるが、今の時点では兄を立ち直らせる方が戦力的には上だ」
カイ「後、引退した羽車コーチの代わりに金銭で獲得する天道投手ですが、ホッパーズでは良い噂を聞きませんが」
シアン「練習のしすぎでシーズン後半まで持たないことだろ、だがシーズン前半だけで良いんだ」
カイ「確かに、後半で彼がどう崩れようと、その頃にはジャッジメント内の決着が決しているわけですね」
シアン「そういうことだ」
カイ「ただ、狩村投手の穴を埋める選手がいませんので、戦力的にイマイチのように思うのですが」
シアン「そのことだが、既に代りの選手の目星は付けてある」
カイ「本当ですか? しかし、これ以上ホッパーズから選手を取ればルッカに怪しまれる恐れが・・・」
シアン「いや、ホッパーズ以外の選手だ、しかも球団側とは既に話は付いている。後は本人次第だ」
カイ「社長は、今からその人物と会いに行かれるのでしょうか?」
シアン「そうだ、私自ら会いに行かねばなるまい」
カイ「そうですか、ところでその方は社長とどのような御関係で?」
シアン「ん? なぜそんな話になる」
カイ「それは、社長がさっきから私に買いに行かせた御化粧セットとずっとにらめっこしながら話してるからです」
シアン「・・・いや、人と会うのだからオシャレは当然だろう・・・」
カイ「いつも、どんな政財界の大物と会うときでもスッピンだったのにですか?」
シアン「きょ、今日から始めようと思ってな・・・」
カイ「そうですか、しかし急がなくては時間に間に合わないのではないのですか」
シアン「それが・・・ 種類が多くて何からしていいのか・・・」
カイ「ふっー、しょうが在りませんね。私がやって差し上げます」
シアン「いや、これ位はは自分で・・・」
カイ「黙って、貸・し・な・さ・い!」
シアン「・・・は、はい」
ミルキー通り、某喫茶店・・・の前の路地の車の中
部下「上守様、言われましたように社長が来る前に喫茶店の中の店員、客全員を私の部下と入れ替えて置きましたが」
カイ「御苦労」
部下「しかし、初めて見ました社長が緊張しているところ」
カイ「私もです。いつもならこの様な状況、社長なら直ぐに気づく筈なのですが」
部下「客全員黒服、サングラスなのにまるで気づいていない!」
カイ「ところで、例の物は全員に持たせましたか」
部下「はっ! ただ・・・」
カイ「ただ、何です?」
部下「全員に隠しカメラは何の為に?」
カイ「店の中に妖しい人物が入ってこないかと、外部から各隊員に素早く支持を出す為です」
部下「では、盗聴器は?」
カイ「・・・ロマンです」
部下「絶対違うだろっ!」
カイ「おや? 誰か入ってきました」
部下「おっ、あれは甲子園で優勝し、昨年の新人賞投手の小波選手! まさか社長がこの様な隠し玉を持っているとは」
カイ「くっ、社長何ということを!」
部下(はっ、そういえば社長と小波投手は同じ親切高校出身、まさか二人は只ならぬ関係なのか・・・
ならば、社長にとって大きな足枷になってしまう。上守様はそのことを・・・)
カイ「比奈鳥青空に賭けてたのに・・・」
部下「ちょっと待て! 何賭けなんてしてるんだよ。確かに社長はファンだけど比奈鳥選手は女子でソフトボール選手だろうが!」
カイ「うぅぅ、今月の生活費が、あ〜あっまたアイツに借りなきゃ」(・・・んっ? アイツって誰?)
某球団、某練習場
8主「へっくしょん!」
監督「何だ、風邪か?」
8主「いえ、悪寒が」
監督「?」
少し時を戻してミルキー通り、某喫茶店内
シアン「え〜と、官取には出て行ってもらったし、お化粧もしたし、契約書も持って来たし、ノックも受けたし
何で野球が九回まであるか教えて貰ったし、よし今の私に死角は無い」(・・・と思う)
―――カランコロンカラン・・・
10主「おーい、シアン久しぶり」
シアン「遅い! 何時間待ったと思っているんだ!」
10主「えっ? まだ約束の時間の十分前だけど・・・」
シアン(しまった! 私が三時間前から待ってたの忘れてた)
10主「でも良かったよ」
シアン「んっ、何がだ」
10主「高校の時あんな別れ方したから、二度と会えないと思ったから」
シアン「過ぎたことだ。今更そのようなこと気にするな」(私が後でどれだけ後悔したと思ってるんだ!)
10主「・・・」
シアン「どうした。私の顔に何か付いているか?」
10主「いや、高校の時より綺麗になったなと思って」
シアン「煽てても、契約金は増えんぞ」(ナイスだカイ)
10主「それにしても、シアンも大変だよね」
シアン「まあな」
10主「だってエリートでジャッジメントに入ったのに、ナマーズのスカウトなんて・・・あれ? 何でシアンこけてるの?」
シアン「・・・いや、君は最近新聞は読んだか?」
10主「漢字が難しくて読めないんだ」
シアン「テレビでニュースとか見ないのか?」
10主「荷田君が貸してくれるビデオが溜まってて見る暇がないんだ」
シアン「そ、そうか・・・」(何でこんな馬鹿好きになっちゃたんだろう・・・)
10主「ねえ、それより資料と契約書見せてよ」
シアン「ああ、それにしても以外だな、君なら何も考えずにサインすると思ってたんだが」
10主「いや、その所為で去年の年俸がプロ野球最低年俸に・・・」
シアン「何だと、世の中にはそんなに酷い球団があるのか!」(あれ? 今私の中の大神が笑ったような)
10主「へ〜、この契約書読みやすいね。漢字には平仮名が振ってあるし、難しい単語には横に意味が書いてある」
シアン「感謝しろ、君の為に特別に作ったんだ」(徹夜の甲斐があった)
10主「えっ、年俸一億円!」
シアン「当然だ! 君にはそれだけの価値がある」(生涯の伴侶が最低年俸では困るのでな)
10主「あれ? このナマーズ寮だけど・・・」
シアン「何、不満か? もしそれなら私の部屋に・・・」
10主「今よりずっと広いや〜」
シアン「そ、そうか・・・」
10主「それにしても良いのかな? 年俸といい、寮の件といい」
シアン「それが今の君に対する評価だ。気にするな」
(まあ、年俸を五千万円にしろとか言っているふざけた奴には、出て行ってもらうことにしよう)
そのころナマーズ寮
ジン「呪いが・・・、呪いが発動しそうだマジン!」
11主「何だって!」
再びミルキー通り、某喫茶店内
「さて、どうしよう?」
10主:Aサインしない(このまま読んでいってね!)
Bサインする(今回受けたら考えよう。ただし11主人公が死亡するので・・・BAD確定?)
C今回は保留する(今回受けたら考えよう・・・上がBADってことは?)
シアン「さあ、問題が無いのなら早くサインをしてほしいのだが」
10主「いや、一様最後まで読んでから」
シアン「・・・」(ドキドキするから早くしてくれ)
10主「・・・」
シアン「・・・」(頼むから早くしてくれ!)
10主「・・・、あれ?」
シアン「んっ、どうした?」
10主「ごめん、シアンこの話は無かったことに・・・」
シアン「えっ? なんで・・・」
再びナマーズ寮
ジン「呪いの発動が治まったマジン」
11主「誤作動か、脅かすなよ」
ジン(おかしいマジンね?)
・・・帰りの車の中
シアン「うっ、うっ、何が悪かったんだろう」
カイ「あの社長・・・ この『護衛五十人を常時配備する』じゃないですか?」
シアン「何を言っている! あの女から彼を守るためにはこれでも少ないぐらいだ」
カイ「社長、逆です。こんなことをしたら、ルッカに狙ってくれと言ってるようなものです」
シアン「そっちの女じゃない」
カイ「?」
・・・某ヒーローのアジト・・・
和那「ハックション!!」
完!?
ははは、やっちまったかも
予防線張るぐらいなら1から添削すればいいんじゃねーの思った
・・・感想が書けない、厳しいかもしれんがな。
あえて言うならキャラのネームは入れる必要はないと自分は思う。
口調に自信がないのなら、注意書きぐらいした方がいい。
ごめん
正直な感想を言ったら荒れるだろうから黙っておくよ
SSのテーマ自体は良いと思ったから、頑張ってもらいたい
出来る限り台本形式にならないように。小ネタ的な物なら台本形式でも全然OKだけども
本当にごめん
謝るくらいならやらない、やるなら堂々としたほうがいいと思うぞ
生意気な10主にシめられやるッ!
10主が見守る中、制裁は行われた。
既に紫杏の口には上守のペニバンがねじ込まれている。
「カズ、突っ込んでやれ」
10主がそういうと、カズはの自分の一物を取り出した。
ゆうに8寸はあろうかという巨大な業物に、紫杏は思わず身体を振るわせた。
しかし、その恐怖とは裏腹に…いや、紫杏にとってはその恐怖こそが
色欲を沸き立たせるものだったのかもしれない
紫杏の乳首とクリトリスは手ごたえが感じるほど固くなっていた。
そのクリトリスの皮を朱理が唇でちゅるんと器用に剥く。
朱理の口中にアンモニアと愛液の味が広がる。
そして、カズの竿が紫杏の菊門にねじり込まれていく…
5人総体重200kgを越えるド迫力の5Pファック。
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…
タイトル?
「マゾ犬社長の淫乱日記」…ですかね?
何と言うかまた、8の終盤みたいに荒れる予感がビンビンするぞ。
ちょっと、バンザイ発動して玲奈の作品を通常の3倍ぐらい本気で書いて道を戻せるよう頑張るわ。
今書いてたBパート、Cパートは削除して
心機一転して
次こそ謝らなくてもすむ物を書いてやる。
>>235 ツッコミどころが分からなかったからとりあえず紫杏に突っ込んでくるわ、性的な意味で
じゃあ俺は武美に突っ込んでくるわ、性的な意味で
じゃあ俺は鬼鮫に突っ込まれてくるわ、性的な意味で
じゃあ俺は和那に突っ込まれてくるわ、ボケ的な意味で
じゃあ俺はジャスティスに突っ込んでくるわ
テロ的な意味で
じゃあ、俺は芙喜子と突っ込んでくるわ、軍隊的な意味で
じゃあ、自分は武美と一緒に突っ込んでくるよ。
二人の未来の意味で
とりあえずJJvApYl3はカキコを最小限にしろ
なんか投下しにくいが1レスだけ使わせてくれ。
朱里アナザーの話。
投下。
「始めてあった気がしなかったな俺たち。」
「ええ。…なんでかしら。」
プロ野球選手であるコナミとツナミ系列の会社のアルバイトである浜野朱里は
クリスマスのときに初めてお互いに出会ったのだと認識している。
…本当は2年近くの月日を危険と隣りあわせですごしたのだが、今それを知るのは
本当にごくごく一部の者たちで、本人たちすらも知らないのだ。実は浜野朱里はサイ
ボーグであるが(ただ今は見た目でも医学的にも、人間とは区別がつかない。)、それすら
自覚が無い。先ほどの一部の事情を知るものが2人の記憶を消して、そのように仕向けたの
だった。
というわけで、出会ったばかりなのだが(と本人たちは思っている)とんとん拍子に関係は
進展し、2人はいまラブホの部屋の中にいる。
「…俺さっきから我慢できなかったんだよ。何でさっきの所はダメだったんだ?」
「あそこ私がバイトしてるところ…あっ。」
「ここもツナミのところじゃないか朱里。」
「そういういみじゃなくてぇ…。」
お互い顔にもう我慢できませんと書いてあるようだ。そしてそれを覗く影が2つ。
「ホントずるいなぁ朱里は。ていうかアンタもきたんか」
水色の髪のやけに背の高い女性だ。彼らを知る一人。
「名誉にかけて2人を護ると約束しました。常に何かしらの監視はつけております。」
こちらは灰色の髪の女性で、記憶を消した本人である。
「(うわぁ…)」
「あ、はいったようです。」
「!」
2人はもちろん出歯亀などに気づくはずも無い。こっちの方も相性が良いようだ。
「あかり、あかりっ!」
「はぁ、こなみぃ、や、め」
「…う…(パワポケ…)」
「恋人がいたそうですね。何か思い出すことでもありましたか?」
「あ」
灰色の髪の女性がもう一人に近づき、その下半身をまさぐる。すでに濡れていた。
「恋人とはどういうセックスをしましたか?はげしく?ねっとり?ああ。どれほど
よくて、恋焦がれているかはよくわかります。…こんなにね。」
じゅぽっ…と音がして指が引き抜かれる。
「うう…。」
「(そういえば社長ともしばらくシてなかったなぁ)おや、こんなところに太さはちょうど
良さそうなものが。」
「ア、アンタそれはウチの槍やん!」
「…私でいいの?」
「朱里じゃなきゃだめだ。」
外のことなど、覗かれていることなど知らない2人は余韻に浸っているのだった。
・・・250年後
そこには元気に走り回るカズの姿が!
誰かさんのしゃれこうべを抱いて歩いているんですね、わかり
・・・ませんよ!
縁起でもない
nice lance
やっぱりムシャだったんですね
中に誰もいませんよ?
小ネタ
初めて(初体験)はどんな感じだった?
武美「初体験?性感チェックとしてやらされたよ、あんまり良いものじゃないね」
真央「………まだ、初めてはしてない」
和那「初めてか?ええっと…どうやったかな?あんまり覚えてへんわ」
朱理「初めて?そんな物あるわけ無いじゃない」
智美「初めて?あんまり良いものじゃなかったわね、レイプだし」
甲斐「初めて?ああ、性行為の初体験という意味ですか…そうですね、初めは痛かったですけど徐々に気持ちよくなりました」
明日香「初体験?えっと、痛みよりもこれで彼と一緒にいられるっていう幸福感の方が大きかったわ」
めぐみ「初体験ですか?店長に…いえ、何でもありません…」
ヘルガ「初体験?あまり良いものではなかったな、前戯もへったくれも無しに突っ込まれたからな」
ほるひす「前戯もするけど、本番もするよ」
ほるひすにも・・・穴はあるんだよな・・・・ゴクリ・・・・・
ゆうま「むふふん♪1分も持たなかったんだなん☆」
だんだんとカオスになってきてる
レッドローズ「初めて?そうだね、あれは月の美しい夜だった…」
(マスクOFF)「なななな、なあんてこと聞いちゃったりするんですか!
そりゃあ、あたしだって好きな人とですねえ…」
委員長「は、初体験?!(声が裏返っている)
ちょ、ちょっと待ってくれ、
今からその回答に最適な人格をチョイスするからな!」
中田「彼に『スカスカだ』って 言われました」
クソワロタw
小ネタ(パクッてごめんなさい)
一番最初の筆下ろしは?
1・3主「高校卒業後ノリカに無理やり」
2主「プロに入って食堂の厨房の中で愛ちゃんと」
4主「高校三年の冬にお金を払って秋生と」
5主「小杉の時はモテまくってたから憶えてないな〜、今の体自体は恵理ちゃんかな?」
6主「未来の方にいる今の嫁とタイムパトロールに入ったときに」
7主「真央ちゃんが未だに手しか握ってくれないから、遊びにきた春香ちゃんと」
8主「CCRの訓練性のときに、女の口を割らす訓練があってだな、そのときに相手だった白瀬と」
9主「えっ? 女の子って食べ物をくれる人じゃないの?」
10主「高校の卒業後にナオとサラと3Pだったからな〜 どっちだっけ?」
11主「プロ1年目の中頃に食堂の裏で槌田さんと」
走主「大学合格の記念に義父さんの愛人の人と、義父さんのベッド上で」
2主と11主と走主が穴兄弟だと
ここでも1・3の主人公は不幸なのか…
あと9主…
愛ちゃん(大)で書いてみるか…
略して大ちゃん
8主人公の初体験がエロマンガみたいだな
白瀬「かかってこい!この童貞捜査官!」
>>241を見て突発的に小ネタを書き上げた
242に間に合ったと思ったらアクセス規制
既に機を逸してるけど、くやしいから投下
エロなし 板違い気味だしWikiには入れんほうがいいかな
せめて燃料になれば
今日はカズと会う約束だ。放課後、いつもの広場で…俺は急いで向かう。
「あ、来た来た。」
「遅れてごめん。」
いつもの挨拶を交わす。いつもと変わらない光景だ…ったんだが。
しばらく談笑した後、ふとカズが言う。
「なあ小波、ツッコミってどう思う?」
この問いによって、俺は足りない脳みそをフル活用する羽目になった。
「ツ…ツッコミ?」
「ウチはツッコミこそ(笑いの)本質やと思うんよ。
これは技術が問われる役や。その技術で、その後も(司会として)長続きしてるのが多いしな。」
真面目な顔で笑いを語ってる…のだが。小波には全く違うように聞こえていた。
その原因として、小波が馬鹿であること、多感なエロガキであること、同類の友人がいたことが挙げられる。
今日ここに来る前、つまり校舎で授業を受け、友人たちと談笑していたときのことだ。
「小波君、知ってるでやんすか?」
今知った知識を披露したくてしょうがないといった様子のメガネ。
「なんだい?荷田君。」
メガネは周りを見渡し、誰も聞いていないのを確認してから、秘密めかしてこう囁いた。
「警察の隠語で、強姦のことをツッコミって言うんでやんすよ…。むしろやらしい表現でやんすぅ〜!」
…当然その時は、だから何だとさらりと流した。荷田君はエロい言葉を片っ端から調べては、
使うかどうかも分からない知識を増やしているようだ。それを今日みたいに誇らしげに教えてくれることがある。
俺も最初の方は興味深く耳を傾けていたんだけど…やっぱりほぼ毎日続けられるとどうでもよくなる。
それだけの話。…そう、ただ友人がエロい言葉を教えてくれただけだったんだ。
小波はその話をほとんど忘れていた。
しかし、カズの口からツッコミという言葉が出たとき、頭の辞書が引いてきたその言葉の意味は強姦の隠語というものだった。
つまり、カズの言葉を
「ウチは強姦こそ(エロの)本質やと思うんよ。
これは技術が問われる役や。その技術で、その後も(セフレとして)長続きしてるのが多いしな。」
と変換していたのだ。
普通の人は少し考えればおかしいと分かることだが、いかんせん小波は馬鹿だ。
最初に出てきた意味を捨て切れない。どうしてカズが真面目な顔してこんな話を?
…俺、誘われてんのかな?
危ない思考にシフトしていく。いや、そんなわけない、これはきっと冗談だ!
一人で妄想と否定を繰り返していると、カズは訝しげにこちらを覗き込んだ。
どうやら、俺が考え込んでいる間も話は続いていたらしい。
「なあ、ちゃんと聞いてんの?」
その言葉で思考のループから抜け出すことができた。
「あ、ああ聞いてるよ。で、ツ、ツツツッコミがどうしたんだ?」
どう見ても慌てている小波の姿に、一瞬不思議そうな顔をしたが、すぐに話を戻す。
「でな、さっきも言うた通り、やっぱり実際にやって慣れていくしかないと思うねん。」
は?
「…え?何を?」
「いや、だからツッコミやって。」
…えええ!?どうなってるんだ!?ついこの前、キスしただけですごく赤くなってたカズのセリフとは思えない。
しかも、俺たちの初めては強姦(というシチュエーション)限定ですか!?
「ん?小波、さっきから変やで?」
とんでもない勘違いをしたまま、会話は進んでいく。
「まあ、そういうわけでな。小波、ウチにツッコミ入れてくれん?」
「…い、いいのか?」
据え膳食わぬは男の恥、だったか。小波にしては異常な速さで、現在の状況を表す言葉が出てくる。
都合の良い言葉だ。これは本能の働きによるものかもしれない。
何しろ強姦してくれ、と言われているのだ。正常な判断力が鈍ったって誰も小波を責めることはできないだろう。
「思いっきりやったらあかんで?一応ウチかて、か弱い女やねんからな。」
って言われても、思いっきりやっちゃいそうです。
この時の小波は、理性から本能へと、思考の主導権を完全に引き渡していた。
だが、それによって逆に冷静さを得た。…どこから攻めようか?
もうこうなっては彼を止めるものは何もない。
「じゃあ、いくぞ…?」
「うん、じゃあ…。」
カズは目を閉じて息を吸う。狙ったわけではないが、その瞬間、小波の手がスカートに伸ばされる。
「…え?ひゃあ、何!?」
想定してなかったところをいきなり触られた。カズの足の力が抜ける。
「カズ…」
小波は夢中で服を…脱がせる前に鳩尾にカズの拳が入った。
「ごはっ!!へぶっ……。」
全力のイバラキ流が炸裂する。漫画みたいに転がって動かなくなった。
殴った本人も体が勝手に反応したようなもので、慌てて小波の元へ駆け寄る。
「ちょ、小波大丈夫か!?死んだらアカン!」
内蔵破壊を目的とした拳法なので、割と洒落にならない。
「げほっ…勝手に殺すな……。」
うらめしそうにカズを見る。どうやら足の踏ん張りが悪かった為、それほど大きなダメージにはならなかったようだ。
「ツッコミをやれって言ったじゃないか…。」
「そんなん言うたって、いきなりあんなとこ触られたらびっくりするわ!」
…へ?
一度殴られて、急速に小波の頭が冷えていく。
今度は理性によって冷静になった。何かがおかしい。
「え〜っと………」
「ボケとツッコミはセットやって何回も言うとったやろ?
ウチがボケるから、小波のセンスで突っ込んでみてって。
で、ネタに入ろうとした瞬間…いきなり…。」
カズが顔を赤らめる。すごく可愛いけど、今はそれどころじゃない。
「ボケ?…え?」
まだ小波は理解できていなかった。
「えっと……強姦的な意味じゃなく?」
「ご、強姦!?どっからそんな話がでてきたんよ!」
「…ツッコミって強姦の隠語じゃ…」
言いながら、ようやく頭が落ち着いてきた。しかし、もう全ての原因を口走ってしまったのだ。
カズを見ると…ある程度理解したようだ。つまり、小波の解釈では自分はずっと彼を挑発していることになっていた、ということに気付いてしまった。
小波は、ゆっくりと、漫才の話をしていたことを理解した。諦観とともに、悟ったような顔でカズを見つめる。
カズは恥ずかしさと怒りで……って目が怖いよ。
よく考えたら、俺はずっとボケてたんだなぁ。
きっとすごいツッコミが見られるだろう、ボケ的な意味で。
以上
言いたいことはあると思うけど、突っ込まんといてな
ところで、前に自分が投下してWikiに載ったものは修正してもいいのかな
ほとんど書き直しになるからここで投下して上書きとか…あり?
272 :
241:2009/03/04(水) 01:40:01 ID:WMYpbsJV
まさかあのレスから文章が生成されるとは思わなんだ
カズのパンチなんて受けたら死んじまう…
ラブパワー的な力のお陰で無事でした
むしろエロパワーか
ようこ先生とみゆき先生もよいもの
1主は明日香だろjk
倒れた明日香を家まで運んでそのまま(ry
>>271 Wikiの「コメントはここで」のとこで聞いてみたらいいんじゃね?
小ネタ
一番最初の筆下ろしは? 相方編(メガネ)
亀田「余計な、お世話でやんす!」
凡田「おいらには、凡田博物館があるでやんす」
山田・落田「仕事が忙しくて、女どころでないでやんす」
湯田「プロに入れば女の子にもてると思ったでやんすけどね」
カンタ「昨日の習字の授業のことでやんすか?」
三田「女なんか、ただの煩悩でやんす」
荷田・具田「まだまだ、これからでやんす!」
無田「昨日、さくらちゃんと」
結論・主人公の妹を彼女にした無田は4主を超える最強の勝ち組
この流れつまんね
流れがつまらないと感じたら自分で流れを変えるべきだってばっちゃが言ってた
走主の相手が愛とは幸せ者だな
なんかムラムラする
るりかの相手は水木がいい。中2くらいがベスト
前スレにもあった"るりか×みずき"のNTRトーク
オレも参加させてもらうぞ
何でだろう・・・
明日香と由紀を父親に寝取られる1主なんてのを想像してしまった・・・
>>286 つまりこういうことか?
ポチャン!
1主「あっ! ノリカが湖の中に!」
ほわわわ〜ん
1主父「そこの野球少年」
1主「はい」
1主父「今君が湖に捨て…… じゃなかった。落としたのは、この進藤明日香かな、それともこの石田由紀かな」
1主「いえ、僕の落としたのは、その汚い荒井紀香です」
1主父「おお! 何と正直な少年だ! そんな君には……」
1主(これでノリカともおさらばだ!)
1主父「この獨田マリコをあげよう」
1主「いらん!」
みゆき先生のネタで書いてるんだけど詰まった
4の主人公に野球仙人が取り付いて甲子園を目指す
甲子園を優勝したおかげでみゆき先生が幽霊にならない
そしてそのまま…っていう展開なんだけどあり?
気にせず突っ走ってくれ
何を遠慮することがあろーかっ
OK、じゃあ書くよ
4主がアルバムをちゃんと埋めてますように
先生と生徒ってシチュ好きだわ。
ようこ先生と1主の愛も見てみたいのう
うむ、見たい
電話できるのに攻略できないってバグどころか悪意を感じる
そういえば昔攻略できると思って電話しまくった俺が通りますね
カズって真央の事どう呼んでるんだっけ?カズもの書いてるんだけど気になって……
確かリーダーと呼んでいたハズ
サンクス!頑張りまーす
301 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 19:11:40 ID:115v6c+R
>>294 ポケ10の裏ルートでもそういえるのか・・・ [森の]
リーダーとは言っても心の中ではどう思っていたのかは知らんが
カズがお笑い好きだったらちょっと話は変わってくるな。
カズ・朱里「リーダー!」
真央「待たせたな〜!」
このギャグわかる人いるかな?
>>304 違和感って
カズ=青
朱里=赤
真央=黒……
そういうことか
椿・ロボ「「リーダー!」」
9主「またせたな〜!」
何か違うな?
カズ「カズでーす!」
朱里「朱里でーす!」
真央「……三波春夫…」
カズ&朱里、ハリセンで真央をスパーン!
その後、そこには変身した真央にフルボッコされるカズと朱里の姿が…
309 :
元175:2009/03/08(日) 23:47:13 ID:I+rs8SRB
最近紫杏ネタがどんどん暗くなっていく
明るいネタってない?
小ネタ「カズがもし関西成分100%だったら」
とりあえず数年後、悪い奴らが倒されました。
「なあ、小波本当にウチでええの?」
「当り前じゃないか、君をもう5年も待ったんだよ」
「嬉しい!」
「僕もだよ」
「ねぇ、この数年間何してたん」
「うん、卒業後○人に入団して1年目から新人賞を取ったんだ。さらに今年から年俸も一憶とっぱしたしもうカズには苦労はさせないよ」
「!? ……今何て言った」
「えっ? 年俸がどうかしたの?」
「いや、その前」
「巨○に入ったんだけど」
「見損なったで〜! 小波」
「えっ?」
「あそこいる選手は全員悪い人なんやで」
「そんなこと無いと思うけど」
「お金で弱い球団から選手を次々と引き抜いて、相手の弱体化をさせる卑怯者の集団や」
「あの〜、カズナさん?」
「ある球団何て○人にエースと四番取られて、最下位になってもうたんや」
「まあ、そういうこともあったっかも」
「小波がそんな大神、ジャッジメントに並ぶ悪の組織に所属してたなんて最悪や!」
「幾らなんでもそんなことは無いと思うけど」
「本来なら、小波は倒さなあかん敵やのに…… ウチにはそれが出来へん」
「ちょっとまて!」
「うっ、うぅぅぅうわ〜ん、これでお別れや」
「まて!行くなぁぁぁぁ!」
さらに数年後、小波はFAの権利を行使したのち阪○に移籍したのち、目出度く小波とカズはゴールインした。
それに猛烈に反対したWオーナーが190pを超える槍を持ったロン毛の大男(?)に襲われる事件が起きたらしいが……
「ふわぁぁぁ〜 カズおはよう」
「あなた、これ読み終わるまでちょっと朝ごはん待ってね」
「あれ、何読んでるの」
「ウチの朝はコボちゃんとともに始まるんや」
「…… そうですか」
オマケ
「ということがあったらしのよ」
「へ〜、カズさんの家面白そうだね」
「まあ、ただのバカだと思うけど」
「そうだ朱里、俺も来年FAの権利取得したら○神に行こうか」
「ダメよ」
「あれ? カズさんとあんなに仲良いのに」
「阪○というところは毎年広○という球団から……
完
パワポケって野球ゲームであってたよね
そうだったっけ?
>>310 プロ野球全く見てない俺はついていけませんねー
>>310 子供に六甲おろし聴かせる母親になりそうだな
>>310 2行目軽すぎて吹いた。そこの紆余曲折が重要なんだろうに。
・・・でも話はよかった。
玲奈祭とはなんだったのか
カズは怪力を活かしたレイープを得意とする
新作が投下されないから小ネタで時間稼ぎ
親切高校卒業式
「これより第○回、親切高校卒業式を開会します」
少し肌寒い風と心地よい日差しが講堂内を包んでいた
「一同、起立!礼!」
司会の教師の言葉で小波十蔵、高校最後の日が始まろうとしていた
卒業式が始まる前夜
小波と荷田は最後の整理をしていた
大きな荷物は既に無く後は制服と何も入っていないカバンだけだ
「……これで良しっと…」
「こっちもOKでやんす!」
小波は空になった机や棚を見て少し物思いに耽った
「荷田君、明日はもう俺たちはここにはいないんだな…」
「そうでやんすね」
机を磨きながら荷田は答える
「色んなことがあったな…」
小波と荷田は昔を振り返る
「先輩の洗濯、校庭の整備、練習の後片付け」
「色々苦労したよな…」
「でもそのおかげで甲子園へいけたでやんす!」
「そうだよな、でもそのせいで俺は天道にライバル視されたんだよなぁ…」
「あははでやんす!」
「あはは…」
「あっ、先輩!」
二人が思い出話に花を咲かせていると同じ部屋の真薄がやってきた
「おっ、真薄じゃないか」
「疋田や野球部はどうでやんすか?」
「疋田先輩は結構厳しいですね、でもその分レベルは落ちてないですよ」
真薄は優しく答えた
「へえ、そうなのか…」
疋田が来た当時はかなりの問題児だったが色々あってかなり落ち着いた性格になった
それが小波にとって嬉しかった
「そういえば先輩たちが出て行った後、この寮を立て直すって聞きました」
「なにぃ!?」
「それは卑怯でやんす!」
寮の建て直しの話に怒る二人を見ながら真薄は思わず笑みがこぼれ
る
真薄が時計を見て言った
「先輩、そろそろ寝たらどうですか?」
「そうだな、そろそろ寝るか」
「寝るでやんす!」
二人は最後になると思いベットの中にもぐりこんだ
昔の事を一つずつ思い出しながら
卒業式当日、小波は教室へ入る
一番と思いきや教室の中には元生徒会長で小波の恋人である神条紫杏がいた
「紫杏!久しぶりだな」
「むっ、小波か…」
小波は紫杏を見つけると声をかけた
紫杏は法学部へ進学し政治学を学んでいた
「どうだ、書けたか?卒業生の答辞」
「当たり前じゃない!私を誰だと思ってるのよ」
「あはは、ごめんごめん…」
小波は眉間に皺を寄せていた
「どうしたの?」
「いや、カズや朱理は卒業式に出たかっただろうなと思ってな」
大江和那と浜野朱理、彼女達はここ1月から姿が見えない
ジャジメントから脱走したという話が出ており小波はとても心配している
「心配なの?」
「ああ、友達だからな」
紫杏はそんな小波を優しく諭す
「大丈夫…きっと会えるわよ…」
「そうだな、また会えるさ」
二人の世界に入る寸前で荷田たちが登校してきた
「おはようでやんす!」
「おはようございますですよ!」
「おはよう!荷田くん」
「おはよう、諸君!」
そして、卒業式が始まった
「卒業証書、授与」
教頭の声が講堂内に響く
生徒一人一人呼ばれていく
「……小波十蔵!」
「はい!」
小波の名前が呼ばれ席を立つ
「おめでとう、プロへ行っても"親切"を忘れないでくれ」
「はい!」
両手で証書を貰う、小波
それと同時に記者たちが一斉にフラッシュをたいて小波を取る
そして小波は教師や生徒達、父兄に挨拶をしてステージから降りていった
小波は近くの絶壁へやってきた
「五十鈴…」
「…やっぱり来てくれたのね…」
五十鈴は海を眺めている
「ああ、ここは五十鈴のお気に入りの場所だからな」
「…もうここに来ることはないのね…」
「そうだな…」
二人はしばらく間海を眺めていた
「小波君…手、いい?」
「?ああ、良いけど…」
五十鈴の突然の要望に小波は戸惑ったがすぐに手を差し出した
その手を五十鈴は優しく握った
掌から小波の暖かさを感じた
「……暖かい…」
「……五十鈴…」
五十鈴は手を放し立ち上がり校舎のほうへ足を向けた
「ありがとう…私、あなたのことが好きだった…」
五十鈴は聞こえないように小さく呟いた
「え?」
「じゃあね」
五十鈴が立ち去ろうとする
「五十鈴!!」
小波が大声で五十鈴に呼びかける
「?」
五十鈴が振り向く
小波は笑顔でこういった
「また会おうな!」
「ええ…!また…」
五十鈴も笑顔で答えた
「校歌、斉唱」
親切高校校歌が歌われる
小波は野球部の事、様々な出会いの事、そして紫杏とキスをしたこと
まるでつい昨日の事のように思い出される
歌っている最中に涙声が混じる
この別れが悲しくないというのは嘘だが
また会えるという事を心のどこかで信じていた
小波は屋上へやってきた
「あっ、小波君」
「さら…」
「いい天気ですね」
「ああ、そうだな…」
なぜかさらは顔を伏せて小波のほうを向かない
「さら、こんないい天気に暗い顔をしている方が馬鹿だって言ったぞ」
「……すみません、私、小波君に泣いた顔を見られるのが恥ずかしいので…」
「あはは、さららしいや」
小波はさらの反応見て思わず笑ってしまった
「小波君…」
「何だ?」
さらは意を決したように顔を上げてまっすぐ小波を見る
「私、小波君には感謝しています、教えられました…人を信じるという事を」
「それが出来たのは俺の力じゃない、真薄や奈桜のおかげだろ?」
数ヶ月前、さらは人を、世界を信じられなくて自殺しそうだった
しかし、それを救ったのは小波と同じような経験を持つ真薄や姉の菜桜だった
「でも一番頑張ってくれたのは小波君です、こんな私のために…」
「自分を卑下にするな、さら」
「すみません、でも…」
「……わかった、だからって昔の自分を責めるなよ」
「はい…すみま…」
「ここはすみませんじゃなくてわかりましたにしろよ」
小波は優しくさらに言う
「はい、分かりました」
さらは笑顔で答える
「よろしい!」
小波はにこやかな顔でさらの肩を叩く
「おーい、さら!」
屋上に奈桜がやってきた
「あっ、すみませんが…そろそろ行こうと思います。姉が待ってるので…」
「そうだな、じゃあ…」
「さようなら、小波君」
「ああ、またどこかで会おうな」
「はい!では…」
さらは屋上を去って行った
小波はしばらく屋上で春の風を感じていた
そして校舎の中を気ままに散策していると教室に妙子がいることに気が付いた
「おや、誰かと思ったら妙子か…」
「あれ、小波君まだ帰らないの」
「まあな、これで最後だと思うと急に名残惜しくなってな」
小波は辺りを見渡す
居眠りばかりしていた自分の席
全く答えが書けなかった黒板
イモやおにぎりを焼いたストーブなど
数え切れない思い出が詰まった教室
もうこれないと思うと寂しさを感じた
「そっか…ねえ、小波君」
「何だ?」
「写真撮らない?小波君とは別のクラスだったから小波君との思い出の写真が一つもないから」
妙子と小波の出会いは至ってシンプルな物だった
妙子の友達である春日蘭がきっかけだった
だが小波は春日蘭にフラれて…というより一方的な理想が敗れただけなのだが…
それ以降蘭は別の男にアタックを始め小波は見向きをされなくなった
そしてしばらくして妙子と出会うようになった
妙子は小波の勉強を見てくれるようになり
小波は越後よりは一ミリくらいましな馬鹿にランクアップした
「いいぞ、カメラはあるか?」
「うん、あそこの窓で…」
二人は肩を並べて立つ
妙子はカメラのタイマーを起動させる
そしてすぐさま走って小波の隣に付く
カメラのフラッシュと共に笑顔になる二人
カシャッ、という音とともに思い出が刻まれた
小波はそろそろ帰ろうと思い昇降口へやってきた
そこには紫杏がいた
「紫杏、待ってくれたのか?」
「ああ、そうだ」
「ん?何でそんな口調なんだ?」
「知ってくるんじゃないか?」
おそらく紫杏は小波をずっと待っててくれたのだろう
その証拠に地面には様々な靴の跡がある
「……スマン」
小波は紫杏に謝った
「全く、今度はもう少し早く来てよ」
「ああ、分かってる」
二人は校門に向ってゆっくり歩き出した
紫杏は瞳を閉じて昔の事を思い出す
「…ねえ、覚えてる?」
「何をだ?」
「私達が初めて出会った場所」
「ああ、覚えているぞ。女子校舎の前だった…あの時はたどり着けて感動したぞ」
「でもあたしに見つかって先生に怒られたのよね」
「ああ、その時の紫杏の台詞は忘れてないぞ」
「なんて言ったんだっけ?」
「お前は俺にお茶はどうだと言ったんだ、そしてその後わざわざ先生の前に連れて行って指導室で存分に飲めって言ったんだ」
「そんなことまで覚えてるの・・・」
「当たり前だ、で、二度目は…」
色々な話をしているうちに二人は校門の前に来た
「……この門を出たら親切高校の生徒じゃなくなるんだな…」
「そして、それぞれの道へ行く…」
「不安か?」
「ううん、そんなことないわよ」
小波は紫杏にある提案をした
「なあ、せぇので校門をジャンプしてくぐらないか?」
「え?まあ良いけど…」
「じゃあ行くぞ…せぇの!!」
「ええい!」
小波と紫杏は大きくジャンプして門を出て行った
着地と同時に桜吹雪が盛大に待った
まるで2人をの巣立ちを祝福してくれるように…
「さて、行くとするか…」
「どこへいくのよ?」
「決まってるだろ?未来へだ!」
紫杏の手を握って小波は走り出した
「きゃぁ!ちょっと待ってよ!もう!」
手の暖かさを感じながら紫杏も一緒に走り出した
いつか時が過ぎ去った時二人はこう思うだろう
「ここが二人の始まりだった」と…
パワプロクンポケット10 完
326 :
319:2009/03/09(月) 21:47:11 ID:hq+IGGg7
俺的正史を入れた事を深く反省します
あと他の野球部員の話しも書こうと思ったが思いつかなかったのでカット
今度は頑張ってエロを書きたい
GJ!良かったよ!
ハーレムっぽい展開が好きな俺にはご馳走だったぜ、GJ
こういうのが正史だといいなぁ
330 :
無題:2009/03/10(火) 03:04:48 ID:ihebraXk
維織は六度目の絶頂を迎えた。
大きな声をあげながら、彼女の腰に添えていた俺の両手首を強くつかんだ。
彼女自身は小さな肩でスレンダー体型なのだが、決してそうとは思えないほどの力強さだった。
手首に鈍い痛みが走った。具合を確認するとつかまれたところが赤くなっていた。
維織は失った酸素を取り込もうとして、肩を大きく動かしながら呼吸していた。
俺は彼女の胎内からペニスを引き抜こうとした。すると彼女はとっさに手を伸ばしてそれを制した。
ふと彼女を見た。彼女は首を振った。
「疲れただろう」と俺は言った。
「つかれて、ない」と彼女は言った。
「だったらせめて休憩でも……」
「ひつよう、ない、から」
彼女はふたたび胎内へ戻そうと細い指を器用に動かしはじめた。
こうなるといつものパターンだった。彼女の性的欲求が満たされないかぎり俺は逃れられないのだ。
俺は素直にあきらめた。彼女のわがままに付き合うほかはなかった。
そう、彼女はわがままなのだ――。
331 :
無題:2009/03/10(火) 03:05:18 ID:ihebraXk
維織は生まれながらにして大企業の会社の跡取りだった。
そのため幼い頃から経済学や経営学、心理学といった専門的な知識を徹底的に叩き込まれた。
一般的な家庭で育つ子供にとっては挫折するのはたやすいことだろう。
しかし苦に思ったことはないと彼女は言った。それが彼女にとって当然であったからだ。
彼女はあらゆる物事に関して異常なまでに飲み込みが速かった。
わずか十歳足らずで数々の分厚い哲学書を手に取り、つぎつぎと読破した。
ハイスクールに入学してすぐに彼女の才能が頭角をあらわしはじめた。
まず彼女はさまざまなジャンルの博士号を取得した。
そのあとにさまざまなジャンルの論文を多く書きあげた。
奇抜的で意外性のある着眼点に科学者は高く評価した。
さらに学問だけにかぎらず、彼女はピアノの国際コンクールで最優秀賞を受賞した。
たまたまコンクールに来訪していた有名な楽団の代表者のオファーを受けたと彼女は語った。
そしてカレッジを卒業する頃には彼女の名はすでにあらゆる方面で世界に広がっていた。
そんな彼女にも欠点はあった。
それは俺が彼女と同棲してから分かったのが、(先程にも述べたとおり)彼女はとんでもなくわがままだった。
頭の中で決定したことは一切に曲げようとはしないのだ。
たとえ天地がひっくり返ってもくつがえらない。まったく手に負えない。
決定事項が客観的に間違っていることを指摘されても彼女は考えをあらためようとしない。
毎回におよんで俺はため息をつかされた。
332 :
無題:2009/03/10(火) 03:06:00 ID:ihebraXk
俺は彼女に成されるがまま胎内にうずめた。彼女の中はあたたかく湿っていた。
しばらくその感覚を味わいながら彼女の唇に触れた。
ピンクのルージュで染められた唇を端から端までそっとなぞった。
彼女は舌をのぞかせた。そして俺の指を舐めはじめた。
淫らな舌使いで、最後に第一関節に小さな歯形をつけた。
来て、と彼女は言った。
俺は両手を彼女の腰に添えてゆっくりと挿入した。
結合具合を三回ほど確かめた。どうやら大丈夫みたいだ。
俺は彼女の身体を一気に揺さぶりはじめた。
「――ん」
彼女は下唇をかみしめ、シーツを強くにぎりしめ、なんとか嬌声を殺そうとしていた。
しかし感情の高ぶりを抑えきれなくなったのか声をもらしはじめた。
その声はだんだんと大きくなった。
やがて快楽の竜巻に思考は吹き飛ばされ、次々とおしよせる感覚に身を委ねざるをえなくなった。
「イカせて――」
維織が頑な姿勢を俺にしか見せないのは知っていた。
それは彼女の甘えることのできる初めて対象が俺だったからだ。
これまで彼女は自分の人生を他人の勝手にされ続けてきた。
彼女の意思はどこかに忘れ去られていた。
彼女の思いは打ち明けられなかった。
人間を構成する上で必要な部品が欠けていたのだ。
だけど彼女は変わった。俺と出会ってから明らかに。自分自身の殻を突き破った。
「あなたのおかげ」と彼女は感謝した。
何もしていないよと俺は答えた。学歴も金もない一般以下のしがない男だ。しかし彼女は否定した。
「私にはわかる。あなたには才能が備わっている。
それがなにかは具体的に言い表せない。でも私には分かる。
少なくとも私を変えることができたのだから」
333 :
無題:2009/03/10(火) 03:06:46 ID:ihebraXk
彼女は揺さぶられる快感にひたりながら何度も首を振った。
緑の挑発が白い枕とシーツの上で珊瑚のように散った。
俺は彼女の顔を見た。口許から顎のラインに沿って唾液が光っていた。
瞳はここではないどこか遠くを映し、奥には濃密な闇が広がっていた。
俺の内側でなにかが弾けとんだ。
同時に背中がじりじりと熱が生まれはじめた。
その熱は首の裏を通過し、頭の中に広がってきた。
徐々に意識をかき消されつつある。
辛うじてわかるのは本能的に限界が迫っているという一つの事実だけだ。
汗がシーツに染みを作った。維織はいきなり悲鳴のような金切り声をあげた。
そして中にいる俺をいっそう強くしめつけた。
すでに彼女は限界を迎えていた。急ごう、と俺は思った。
彼女の腰をつかんでいた手に力を加え、さらに揺さぶりを速くした。限界が迫っている。
もっとも奥に達したところで力を抜き、俺は身体を震わせながら溜まった熱を吐き出した。
維織の中から解放された途端、四肢が重力を感じた。
俺はふたたび彼女を見た。全身に汗をにじませていた。
目は閉ざされ、しずかに寝息を立てている。ひどく疲れたのだろう。
先程の激しさとは対照的に穏やかで規則的な呼吸だった。今までの行為は偽りだったのではないかと疑うほどに。
俺は彼女の胎内からこぼれた精液をナプキンに染み込ませ、身体の上にシーツをかけた。
喉がからからに渇いていたので冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出した。
そしてふたを開けてグラスに注ぎ一口で飲んだ。
空になったグラスにピンク色のものが付着していた。
人差し指を見ると彼女の唇に塗られていたルージュがまだ消えずに残っていた。
「君は俺を必要とした。望まれたから俺はふたたび生まれたんだ。でも」
永久に、願わくば彼女とともに――俺は強く願った。
334 :
後書き:2009/03/10(火) 03:08:14 ID:ihebraXk
とっさに思いつきましたので投下してみました。
どうも維織っぽくないよね。難しいです。
GJです!
維織さんかわいいよ維織さん
>>319-326 なおさら姉妹と真薄・・・その発想はなかったわ。GJ!
維織さんもGJ!
GJ
GJ!
維織さんいいよ!
お絵かき・創作板に突撃してエロパロの挿絵を描いて貰おう!
と思ったけど向こうの人にもこっちの人にも迷惑だろうからやめた
ようこ先生が生徒と肉体関係持ってたって記述、どっかで見たな
ようこ先生のスカートに頭突っ込んでペロペロする1主を想像した
カネオ、ギンジ、パルオが凶器を手に1主を取り囲んだようです。
ようこ先生はジャージ。これは譲れない
御二方ともGJ!
維織さん好きだぁぁああ!!
まとめwikiに通達者氏の霧島玲菜の作品、「玲奈と二人で」が投下されました。
規制で書き込めないそうなので、代理で報告します。
やっと祭りの第一波が来たか。GJ
GJ!!
やはり幸せエンドはいいですね。
自分もPCが復旧したら・・
レッドローズちゃんを押し倒して子作りしたいよう
小ネタ「体重計」
どこかにあるヒーローのアジト
真央「・・・集合」
カズ「なんです? リーダーその体重計?」
朱里「また、つまらないことで呼び出したんじゃないでしょうね!」
真央「・・・今日は体重測定をします・・・」
朱里「はぁ?」
カズ「別に、あたしらそんなに太ってませんけど?」
真央「・・・これを見てほしい、今から二十年くらい前にヒロイン候補をした女性の写真・・・」
カズ「ほぉ、えらくロリ系のオネエチャンやな〜」
真央「・・・これが現在・・・」
カズ「あちゃ〜、こりゃ酷いな〜」
朱里「確かに、男の子達に夢と希望を与えるヒロイン候補がこうなっちゃお終いね」
カズ「なるほど、その為には日頃の体重管理が重要ってことやな」
朱里「そういうことなら、先ず私から乗るわね」
・ ・ ・ ・ ・ ・
カズ「おい、朱里おまえ八十kgもあるやん。幾らなんでも……」
朱里「あのね〜 私の体内には色々と装備が内臓されてるのよ。それ位あるに決まってるじゃない」
カズ「それやったら、それ外せばいいやん」
朱里「残念でした。専門家でもないとそんなに簡単には外せないの。わかる?」
真央「・・・そう言うと思って連れて来た」
黒野「何じゃ、ワシは忙しいんじゃ」
朱里「えっ! 博士」
・ ・ ・ ・ ・ ・
朱里「うそよ・・・ サイボーグなのに太るなんて・・・」
カズ「新しい最新式ボディが裏目にでたようやな。それじゃ次ウチが乗りますわ」
・ ・ ・ ・ ・ ・
朱里「この体重酷いんじゃない」
カズ「これは異なこと言うな朱里君、ウチはタッパ(身長)もあれば、毎日鍛えてんねん。筋肉って重いんやで」
朱里「うっ、正論だわ・・・」
真央「・・・これを見てもそれが言えるかしら・・・」
カズ「これは『プロ野球選手名鑑』、そういえばアイツの今年の成績どうやってんやろ?」
・ ・ ・ ・ ・ ・
カズ「うっ、うそや・・・ ウチがダーリンより重いやなんて・・・」
朱里「あんたアイツのこと、ダーリンって呼んでたの!」
真央「・・・じゃあ、今日はここまで・・・」
朱里「ちょっと待ちなさいよ!」
カズ「そや! まだリーダーが終わってへん」
真央「・・・変身(チェンジ)・・・」
カズ「まさか、透明になって逃げる気かいな」
朱里「そうは往かないわ。こんなこともあろうと、あの人を呼んどいたわ」
ピンク「やっほ〜 ブラックどこに・行・く・き」
真央「・・・えっ、ピンク・・・・ その手を放して欲しいんだけど」
ピンク「えっ、何で〜」
真央「・・・だって、私達仲間じゃない」
ピンク「さぁ〜、爆弾で吹き飛ばされた記憶しかないわね〜」
真央「・・・ いや、やめて・・・」
・ ・ ・ ・ ・ ・
真央「・・・うそ、もうあの人に顔向け出来ない・・・」
カズ「うわ〜、リーダーいつも言うてる体重より5Kgも重いやん!」
朱里「ねぇ、バナナダイエットにする。それより断食ダイエット?」
真央「・・・」
カズ「うわ〜、完全ブルーや、ブラックやのに」
朱里「うまい、ザブトン1枚」
ピンク(変身したらスーツの重量分5Kg重くなるんだけど、面白いから黙っとこう)
完
即席なのでちょっと雑ですがあまり気にしないでね。
紫杏とルッカも混ぜようかとも、思ったけどさすがにおかしいのでやめた
熟女には熟女の良さがあるのだっ
小野さんにバキュームフェラしてもらった後ごっくんさせて
深雪先生に騎乗位させて神速ピストンしつつおしりを揉んで
ようこ先生を神速ピストンでイカせつつ受精アクメさせたい
>>351だけ見ると深雪先生とようこ先生攻略したら神速くれそう
>>353 ようこ先生は知らんが深雪先生は絶倫をくれるぞ
さすが年上ぞなもし
>>348 >カズ「うわ〜、完全ブルーや、ブラックやのに」
ワロタwwwwwwwwww
久々に10やったらしあんが可愛くてつい書いてしまった。
10主×しあん投下
玲奈祭りに第二波は来なかった
さら物読んでくるか…
「むぅ………」
生徒会も引退し、やっと小波と過ごす時間が出来るようになり、内心物凄く嬉しかった紫杏なのだが今日は落ち着いてなどいられなかった。
たまにでる小波の唐突な提案により紫杏の家で休日を過ごすことになったのだ。
やはりいざ小波が家に来るとなると、既に恋人関係となっている今では以前とは比にならない程緊張と不安が襲ってくる。
そしてその時間は刻々と迫っている。
「…落ち着け、落ち着け」
と自分に言い聞かせる紫杏。流石の元生徒会長も、色恋沙汰となるとこのようなありさまである。
そして…
ピンポーン
「ビクッ!」
思わずインターホンに驚いてしまう紫杏。こんなところ小波に見られたらなんて言われるだろう。
あぁ、情けない…
「お邪魔しま〜す」
玄関から小波の声が響いてくる。
硬直してしまう体を無理に動かし小波の元へと向かう。
「早かったな」
本当は今すぐにでも抱き着きたい紫杏だがキャラ崩壊してしまうので実はいつもその衝動を抑えている。
「ごめん紫杏。あまりにも寒かったから勝手に上がらせてもらった」
小波は鼻を赤くさせていて、外の寒さを容易に想像させた。
「あぁ、構わない。暖まるものでも用意するから…」
と、言いかけて思考が停止した。
「………」
紫杏は一瞬体を強張らせたが、次第に力を抜き、耳まで顔を赤くさせた。
小波に、抱かれてる…?
「ごめん。いきなり」
普段は全くと言っていいほど奥手な小波だが、それは学校にいるときだけであり、やはり男は獣である。
「ば、馬鹿…こんな、急に」
キスすら数える程しかしておらず慣れてないのもあるが、元々紫杏は恋愛に関して疎い。高鳴る鼓動は人並み以上だろう。
そこへこのコンボである。
「紫杏が可愛すぎるからだよ」
紫杏は顔を俯かせ、一人、幸せの余韻に浸っている。
「もぅ…バカ」
紫杏のいい香りが小波の鼻腔を擽る。
これ以上抱いていると理性がきかなくなりそうだったので、小波は渋々紫杏を引きはがす。
「あ…」
紫杏は少し名残惜しそうな表情を浮かべたがすぐに顔を真っ赤にさせ、あたふたしながら、
「あ、え…そ、そうだ飲み物!」
少しショート気味のまま、キッチンの方へ向かって行った。
「あれ?」
小波は以前紫杏の部屋に入ったときと雰囲気が全然変わっていることに驚いた。
随分女の子っぽい部屋になっていた。
「前はもっと殺風景だったよな」
と独り言を漏らしながら、辺りを見渡す小波。
「ふふふ、なんだその間抜け面は」
ぽーっとしてて気付かなかったが、すっかり調子を戻した紫杏が笑顔で迫っていた。
コタツの上に、紫杏は二つマグカップを置いた。
「ココアでよかったかな」
紫杏はコタツに足をいれ、ベッドに寄り掛かる俺の隣に座り尋ねてきた。
「うん、ありがとう」
お、うまい。
「というかだな、小波。」
「ん〜?」
「何故コタツも暖房も付けないんだ?」
「ああ、ちょっとぼーっとしてたから」
「しょうがないな…」
と言って紫杏は、コタツのスイッチをつけるため体を倒し、手を伸ばした。
いちいち立つのが億劫なのだろうが…
丸くて柔らかそうな紫杏のお尻が、突き付けられた銃口の如く俺に向けられていて、しかも腰上の隙間からは水色のパンツがチラチラと誘惑している。
健全な男子高校生である小波の欲求は急上昇。
物凄い速さで沸き上がる衝動。
突然発汗作用を起こしだした身体。
そして授業中の倍は働きだした脳は、一つの命令を下した。
「ねぇ紫杏。やっぱりコタツ付けなくていいよ」
「…それは私が寒がりだとわかって言ってるのか?」
紫杏はアヒルのように口を尖らせ、ジトっとした目でこちらを見ている。
「俺が暖めてあげる」
「んなっ…」
紫杏は瞬間的に変なことでも想像したのだろうか、顔を真っ赤にさせ、困惑している。
「暖める…って?」
紫杏はおろおろしながら小波に問う。
「…俺が紫杏を抱きしめたり、一緒に寝たり…」
「ね、寝たり!?」
紫杏は笑える程に過剰な反応を示した。恐らく紫杏の脳内では、
寝る=えっち
みたいな方程式ができ上がっているのだろう。
「…どうしたの?」
反応見たさに聞く俺は、変態ではないはずだ。
「えっ、あ…いや、べつに!」
普段はクールな感じなのに何故こういう話になると、こんなにも取り乱してしまうのだろう。
まぁ、そんなとこも可愛くて大好きなんだけど。
「俺紫杏のこと大好きだから、たまにはそういうのもしてみたいんだ。…紫杏は嫌かな?」
「あ…私も……小波のこと…大好きだし……全然嫌なわけ…ない…」
俯いて凄く恥ずかしそうにそんなことを呟く紫杏を見て、俺は我慢の限界を向かえてしまったようだ。
「んっ…」
次の瞬間には紫杏を押し倒しキスをしていた。
「んっ…んふ…う……ん…」
紫杏との初めてのディープキスは、口内がとろけてしまいそうな程気持ちが良かった。
そしてなんといっても紫杏のエロい息遣いに、小波の興奮は跳ね上がった。
ちゅぱちゅぱと舌と舌で唾液を絡み合わせ、水音を響かす。
初めてとは思えない程激しく舌を動かす紫杏。
きっと、紫杏も溜まっていたのだろう。
「んっ…んっ……ちゅぱ……」
逃げても逃げても追い掛けてくる紫杏の舌。もうどっちがどっちの唾液かわからなくなっている。
唇を離すと、唾液はいやらしく糸を引き、蒸気した紫杏を更にエロくさせる。
「紫杏、やらしいキスが好きなの?」
「………」
恍惚の表情を浮かべ、心ここにあらずの紫杏。
…すっかりのめり込んでしまっている。
「しあーん…」
目の前に手を翳してみる小波。
「………はっ!」
どうやら元の世界にに戻ってきたらしい。
「気持ち良かった?」
紫杏は目を泳がせながら、
「………ぅん」
と、小さく答えた。
小波は紫杏を抱き抱え、ベッドに寝かし毛布を掛けると、自分もその中に入った。
「…ぅ」
小波が紫杏の髪を撫でると小さく声をあげ、恥ずかしいのか、小波と目を合わせようとはしない。
しかし、嫌ではないみたいだ。
しばらくして、小波はそこから手を頬に移動させた。
紫杏のほっぺたはぷにぷにと柔らかい感触で、ずっと触ってても飽きなそうだ。
ぷにぷにぷにぷにぷに…
「い、いつまで…」
羞恥に堪え切れず、困り顔になる紫杏。
「可愛いなぁ…」
と同時に、頭をなでなで。
次第に赤く染まる紫杏の整った顔は満更でもなさそうである。
「えぇっ!?……んむ」
そして小波は突然紫杏の唇をなめ回し始めた。
「…こ…なみ……?」
唇の上を滑るように周回し、たまに自分の唇で、紫杏の唇を吸い上げては「ちゅぽっ」と音を立て離す。
「〜〜〜〜っ…」
今までにないこの小波のいやらしい行動故に、物凄い興奮を覚える紫杏。
「ちゅぽっ…ちゅぽっ…」
小波は紫杏の頭を両手で押さえ、吸い上げては離すの繰り返し。
紫杏は息を荒げ、されるがままである。
「まだ寒い?」
何食わぬ顔で紫杏に問い掛ける小波。
もちろん「まだ足りない?」という意味である。
「ん…」
紫杏は、こくりと頷いた。
「…わかった」
小波はぎらりと目の奥を光らした。
「…ちゅ…ちゅぽっ……ちゅぱっ…」
再び紫杏の口内を犯し始める小波。
「ん゛〜〜…」
紫杏は経験したことのない快楽に身を委ね、激しく小波の舌を求めている。
紫杏の拙い舌遣いに、小波の興奮も頂点まで達す勢いである。
「こ…なみ…ぃ…」
切なそうな声を漏らす紫杏。それに応えるかのように勢いを増す小波の舌遣い。愛しくてたまらない。
―5分…
いや、10分は経ったであろうか。
ようやくこの濃厚なキスを終えたのだが、当然、若い小波はまだ全然足りない。既に準備万端で、これでもかと言わんばかりに下の方で自己主張しまくっている。
一方紫杏はそんな余裕はないらしく、余韻に浸っているのか放心状態である。
「当然、まだ暖まってないよね」
もう我慢できないといった感じで問い掛ける小波。
しかし、小波は紫杏の一言によって衝撃を受ける。
「んぅ…もういぃ……充分」
紫杏はトロンと半開きだった目を閉じ、そのまま眠ってしまった。
「えっ…おい紫杏!?」
いたずらがばれた子供のように焦りだす小波。
「Zzz…」
しかし無情にも既に紫杏は夢の中である。
どこの漫画の主人公だといったところであるが。
「嘘だろ…」
虚しくいきり立つ己の分身を見て、何故か悲しさが込み上げてくる小波であった。
「次は程々にしとこう…」
一人の男は心に誓った。
エロ書くの苦手なんでこうなってしまいましたすみません。
ちなみにタイトルは「誓い」です。
イイ!(・∀・)
奥手な紫杏が凄く可愛いw
グッジョブっす!
ブレインに触手で犯されたり、吸魂で快感を感じさせられる委員長の話が浮かんだ。
10の女の子はみんな奥手でいいな〜
11の女の子は…… まあ可愛い朱里が見れてよかったということで
ホワイトデーだから精液で身体をドロドロにしてやる!
維織「暖かい…でもあまり無理をしないで」
武美「酷いなぁ…出すなら中に出してよ、それなら汚れないし」
冬子「きゃぁ!こ、これがあなたの精液なのですね…」
和那「まさか出すだけで終わり…ってわけやないやろ?夜は長いでぇ!」
薫「知ってますか?人間の精液って10mg以上出すと死ぬんですよ…嘘ですけど」
綾華「ふう、髪にかけるのは少し感心しないわね、洗うのが大変なんだから…」
いやぁ、本当に凄く良い!!!GJ!!
グッジョーーブ!!
紫杏、かわいいよ紫杏
そいえば今日はホワイトデーかじゃあ小ネタ「ある3匹のの物語」
ホッパーズやナマーズとは常に逆のリーグにあり、なぜか両チームとは絶対試合が組まれない謎の球団コ○ミックスターズがあった。
十蔵「はぁ〜」
七太「おい、どうした十蔵溜息なんて、馬鹿なのがお前の取り柄なのに」
十蔵「余計なお世話です。数年前におくさんに逃げられた七太先輩」
七太「うるさい! 逃げられたんじゃない。朝起きたら枕もとに『探さないで下さい』と書置きがしてあっただけだ。それよりどうした?」
十蔵「いや、先月のバレンタインデーのときにカズからチョコレートが送られて着たんだけど、相変わらず住所が書いて無くって……」
七太「おっ、そういえば今日はホワイトデーか。それでお返しができなくて悩んでるのか」
十蔵「それもそうですけど、アイツ見てくださいよ」
七太「うん? あれはナマーズからトレードでうちに来た揉一君じゃないか。ははぁ〜んそういう事か」
十蔵「練習場にプレゼント何て持ってきて何考えてるんでしょうね」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
揉一「お〜い、こっちこっち!」
??「もう、こんな所まで呼び出して何考えてるのよ」
揉一「まあ、そう言うなって、はいバレンタインのお返しだよ」
??「まぁ、しょうがないから貰ってあげるけど、あ、ありがとう」
十蔵「すいませんが、部外者が勝手に入ってきてもらっては困るんですが…… って浜野こんなところで何してるんだ」
朱里「げぇ、十蔵アンタこそこんな所で何してるのよ」
十蔵「あのな〜、俺はこの球団の選手なの。質問をしてるのはこっちなんだけど」
朱里「そんなの簡単よ。恋人に会いに来ちゃいけないわけ?」
十蔵「えっ…… だってオマエ男嫌いじゃ」
朱里「いつの話をしてるのよ。解ったわよ。練習の邪魔って言うんだったら帰ってあげるわよ。そのかわり私の揉一虐めたら殺すわよ。じゃあ揉一練習頑張ってね」
揉一「うん、じゃ〜ね」
十蔵「……なぁ、オマエあんなのと付き合ってるか?」
揉一「何を言ってるんだい。ムチュクチャ可愛いじゃないか」
十蔵「はぁ〜、オマエの周りには余程可愛い子が居なかったんだな。俺のカズの方が何十倍も可愛いのに見せてやれないのが本当に残念だよ」
揉一「はぁ? デカくてガサツでガハハねえちゃんのどこが可愛い訳?」
十蔵「それを、言うなら生意気で、暴力的で、メガネのどこが良い…… って何でオマエがカズのこと知ってるんだよ?」
揉一「それは、朱里のところによく遊びに来てたし、それに…… って苦しい〜」
十蔵「カズは、カズは何処にいるんだ! 早く話せ」
七太「おっ、おい十蔵、揉一の首を絞めて何やってるんだ」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
七太「まったく、何を考えてるんだ二人とも」
十蔵・揉一「すいません」
七太「とりあえず、十蔵はカズさんの居場所が知りたいんだろ」
十蔵「はい」
揉一「それならそうと、早く言ってくれればいいのにカズならブラックさんの所に居るよ」
七太「ブラックって、ひょっとして黒打ブラック君のことか」
揉一「いや、誰ですかそれは、僕の言ってるのは黒髪で、黒服で、妙に猫っぽい…… って痛い! 関節はやめて!」
七太「真央ちゃんは何処に居るんだ!!」
十蔵「わぁぁぁ、先輩関節技はヤバいですよ」
五木「こら! オマエ達そんなところで何をやってるんだ」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
五木「まったく、もういい大人なんだから、いつまでも子供では困るのだがね」
七太・十蔵・揉一「すいません。五木コーチ」
五木「好きな女の子のことが気になるのは分かるが、元気でやってるのが分かっただけでも良いじゃないか」
七太・十蔵「はぁ〜」
五木「ところで揉一君、この二人の為にも君が最後にその彼女達に会ったのは何処なのか教えてくれないか」
揉一「はい、確か二人を最後に見たのは占い師の所で占いを受けていましたね」
五木「う、占い師?」
揉一「え〜と、確か水木コーチが言うには昔モグラーズのコーチをして…… すいませんコーチ何でノート何か取り出したんですか?」
五木「来年一軍でスタートしたかったら今すぐ、タマちゃんの居場所を吐いて貰おうか」
揉一「あの〜 コーチ目は怖いんですけど…… え〜と、ホッパーズとナマーズの間にあるミルキー通りですけど……」
五木「本当だな、よし練習どころじゃない! オマエ達行くぞ」
七太・十蔵「おぉぉぉぉ!」
ダダダダダダダダダッ!!!!!
揉一「……野球しろ!」
完
一様
五木…五主
七太…七主
十蔵…十主
揉一…十一主
ですね。ホワイトデーネタだし女子少なめだけどいいよね
ってホワイトデー終わってるやん!
>>371 GJ!
言われてみれば、たしかに11主は姿をくらました連中全員と会ってるわけか
規制が解除されたかテスト
解除確認。
とりあえず、規制で言えなかったすべての作品の作者にGJ。
あと、「玲奈と一緒に」と言う駄文を読んでいただき有り難うございます。
まとめサイトの管理人さんも代理報告有り難うございます。
次の投下作品はたぶん美空or茜になると思います。
美空のひんぬー1つ下さい
美空・・・胸△
茜・・・胸◎
という話ですな!
エロどころか色気もないけど初投下行きます。
あとカズ好きな人はちょっと注意かも
380 :
足元の蠍:2009/03/16(月) 00:59:31 ID:pgOYjwZ+
真夜中、とある廃ビル。そこは半年ほど前にジャジメントと激闘を繰り広げた場所だ。
そして今、ここに相対する二つの人影がある。
一人は真っ黒な服に身を包み、もう一人は2メートルはあろうかという高身長。どちらも女性である。
「カズ、こんなところに呼び出して何のつもり?」
黒い服の女性・・・通称ブラックが先に口を開いた。二人の間の空気は非常に重い。
「最近な、ヒマやねん」
「ヒマ?」
「黒野博士の救出作戦以降、激しい戦闘があらへんやろ?」
「それは良い事。それに戦うことだけが私たちの仕事じゃない」
「そやな、そうかも知れん。けどこのままやと腕が鈍ってまうやん?『ツナミ』は多分もっと強いサイ
ボーグをどんどん造って来るやろうしな。そうなってからでは遅い」
淡々と喋るカズ。その表情は一見とても穏やかなものであるが、ブラックは警戒を解かない。
数ヶ月前の決戦後、カズの狂気の笑いをブラックは忘れていない。
「それで?」
「つまり、ウチが言いたいんは・・・!」
カズの目の色が変わった。
「ッ!!」
一瞬の出来事。カズの巨体がブラックに一気に肉迫し、更に右方から拳が顔面目掛け飛んできた。
それがカズの拳だったのだと分かったのは、寸でのところでバックステップでかわすことが出来たからだ。
「流石ウチ等のリーダーや」
口元を吊り上げ、カズは笑う。あの時と同じ嫌な笑い。
「どういうつもり?」
「手合わせや。ウチと互角にやりあえるんはリーダーくらいやからなぁ」
「今の攻撃、下手したら私でも死んでたかもしれない。・・・そんなのは手合わせとは言わない」
「嫌やなあ、避けると思ってたで?実際避けたやんか。心配せんでも朱里とかにはやらへんよ」
カズは戦闘態勢に構える。もう聞く耳もないようだ。
「ほな行くで、リーダー!!」
言うが早いか体勢を低くし突っ込んでくる。いや、『落下』してきている。
重力を自在に操るカズの得意技だ。
(能力までも平気で解禁してくる。こちらも本気を出さないと・・・殺られる)
マシンガンのような無数のパンチがブラックに容赦なく浴びせられる。スピードはブラックにとっても
十八番だが、速さだけでなく重さもあるカズのアタックは、ギリギリのところで打ち払うのが精一杯だ。
「リーダー、もろたで!」
(下から・・・ハイキック!?)
直後、風を切る音が鼓膜を振るわせる。チャンス。大振りの攻撃をかわし、隙ができた。
それをつけば勝てる。・・・ハズだった。普通の人間が相手だったなら。
懐に飛び込もうというまさにその時、先ほどキックを放った際に軸となっていた脚がブラックを襲った。
「くぅ・・・!」
ほとんど不意打ちに近い一撃だったものの、ガードは間に合った。
通常ではありえない動きである。これもカズの超能力が可能にした攻撃だろう。
それに対応できたのはブラックの超人ならではの反射能力のおかげであるが、攻撃をまともに受け止めた
両腕の感覚は少しおかしくなってしまったらしく、言うことを聞かなくなっている。
それを知ってか、カズの攻撃は更に苛烈なものになっていった。
「なあ、楽しいよなあリーダー?毎日誰かに姿見られんようにこそこそやってるよりも、こうやってガン
ガンやりあってる時が一番楽しいわ」
「不満だったの?正義の味方としての活動が」
「そうやあらへんよ?くくっ・・・ただ、たまには激しく体動かさんと・・・クッ、ケケ・・・頭がおかし
くなりそうでなあ」
(くっ、強い!)
出会った頃は確かに自分の方が強かった。朱里と同じくらいの強さだったはず。それがたったの3年でここ
まで強くなるのか。・・・いや、その力以上にカズの性格のほうが危険だ。『闘い』を楽しんでるだけの今
ならまだ良い。だがそのうち・・・
381 :
足元の蠍:2009/03/16(月) 01:00:48 ID:pgOYjwZ+
「分かるでリーダー、要らん事考えてるやろ!」
(ッ!?しまっ・・・!)
それに気づいた時には既にカズの左ストレートがブラックの小柄なボディに食い込んでいた。
痛みがゆっくりと、それでいて鋭くブラックの体内を貫く。
「がっ・・・!く・・・」
朦朧とする意識を踏みこらえ、カズの左腕を両腕でロックする。うまくすれば反撃の糸口にできるが、
カズはまるで平気な顔をしている。
「終わりや・・・」
カズの特殊能力によって、ブラックの体が軽々と持ち上げられる。その程度の事、カズなら重力操作の力に
頼る事なく、腕一本でできる芸当だろう。だが、地面が遥か下に見えるという事が、カズの超能力による物
である事を裏付けている。
「い、一体何を?」
「隙をついた本気の一撃でも仕留めれんかったんや。リーダーをダウンさせるには・・・」
カズが、笑った。青白い月光に照らされた不気味な笑顔。
「全身を、強く叩きつける!!」
カズが超能力を解いた。地面が物凄いスピードで迫ってくる。
「カ、カズ!――――」
まさに隕石の落下のようであった。爆弾が爆発したような轟音が夜の廃墟に響き、砂埃が辺りをすっかり
包み込んでいく。
ついさっきまでまっさらな平地だったその場所には巨大なクレーターが出来上がっている。ボロボロになっ
たブラックがそこに倒れており、その様子をカズが側で見下ろしている。
「っう・・・!」
「ク、ククク・・・ウチの勝ちやな、リーダー?」
「その笑い、気持ち悪い」
「ん、負け惜しみか?らしゅうないなぁ」
「・・・これで満足した?」
服に着いた土を払いつつ、ブラックはよろけながらゆっくりと立ち上がった。
力でねじ伏せられて敗北を突きつけられることよりも、お気に入りの服を汚されたことの方がブラックには
おもしろくない。だがカズは違うようだ。決め手の一撃でブラックが意外にあっさり立ち上がった事が気に
入らなかったらしい。・・・それと同時に、闘いを止めないで済むという期待感も見受けられる。
「凄いなあ、まだ立てるとは正直思てへんかったよ」
またカズが構えなおした。・・・その時だ。
(・・・!?誰かいる)
第三者の気配をカズも感じているようだ。しかし敵ではないのは二人ともすぐに分かった。
その気配の正体は二人にとって、特にブラックにとってはよく知る人物だったからだ。
「あんた達、何してんの?」
「ピンク・・・」
「ボロボロじゃないのあんた。・・・あーあ、派手にぶっ壊しちゃって。喧嘩するにしても手加減しなさい
っての」
かつてのブラックの仲間、ピンク。冗談のような格好をしているが、れっきとした正義のヒーローである。
382 :
足元の蠍:2009/03/16(月) 01:02:05 ID:pgOYjwZ+
「喧嘩、とはちゃいます。日々これ鍛錬ってヤツですわ!」
「鍛錬、ねぇ・・・?」
ピンクはピンピンしたカズとボロボロのブラックとを均等に見た。そういうことか、とため息をもらす。
「で、それをまだ続ける気?」
「そら、ブラックはまだ大丈夫そうやし、ウチは全然喰らってへんしなぁ」
「やめといたほうが身のためよ」
「ん?」
「あんた、左腕動かないんじゃない?」
「・・・!」
図星だったのか、カズの顔から余裕の色が消えうせた。先ほどのロックが利いてきたようだ。
そんなカズをピンクは威嚇するように睨み付け鋭い言葉を突きつける。
「どうしてもって言うなら、私が相手になってもいいわよ。・・・言っとくけど私はあんたのリーダーを
一方的にボコした事があるんだからね?腕一本使えないあんたなんて、一瞬で再起不能にできるけど」
「・・・・・・」
「どうする?」
「・・・ククッ、参ったなあ。さすがリーダーや。さっき腕掴まれた時何されたんかちっともわからん。
・・・今日はこれくらいにしとくわ。再起不能は、嫌やからな」
カズは平静を保とうとしているようだが、正確な表情は読み取れない。そのままカズは踵を返し、振り返る
事無く去ってく。それを見届けた後、ピンクはブラックに肩をかした。
「大丈夫、一人でも歩ける」
「うるさい。立ってるのがやっとの癖に」
そんなやり取りをしながら二人もまたその場から離れていく。人気のない場所であるが、この間の件も
ある。その時よりずっと小規模とはいえ、今回は事実を揉み消すものがいない。
今後はここには来ない方が良いだろう。
「カズの事、どう思う?」
「とりあえず嫌な感じはするわね。始めてあった時はもっとおとなしかったと思うけど」
「ピンク・・・私は、あの子とどう接したらいい?」
「はあ?」
カズは、もう自分の手の届かないとこに達しつつある。それならそれで問題ないけれど、今のままのカズは
危険だ。そのうち『闘い』ではなく『殺し合い』を楽しむようにでもなってしまったら、彼女一人によって
世界が滅ぼされかねない。ツナミだのサイボーグだのの話どころではなくなるのだ。
「あの人なら・・・こういう時、どうするんだろう」
「レッドのこと?」
「うん・・・」
「さあねえ。・・・どうしてるのかしらね。他の連中のように消えちゃってるのか、私みたいに元の姿の
まんまなのか、あるいはあんたと同じように人間の姿を手に入れてるのか。・・・なんにせよ居ない人を
頼ってもしょうがないんじゃないの?」
「分かってるけど・・・もし次に同じことがあったら、彼女を止められる自身がない・・・。今回も左腕を
封じれたのはたまたまだし、あなたがいなかったらそれでも危なかった」
「そうね。さっき退けれたのも殆んどハッタリだものね。・・・ま、私にできる範囲なら協力しないことも
ないわよ。・・・今はあんたがあの子達のリーダーなんでしょ。しゃんとなさいな」
「・・・ん。ありがと」
ピンクの言う通り、カズと朱里は自分をリーダーと慕い、付いて来てくれていた。あの二人と出会ってから
私は変わった。守るべきものが増えた。私はあの二人が好きだ。・・・朱里の事は残念であるが、今では彼
のもとで平穏に暮らしているだろう。だがカズは・・・愛する人と引き離され、親友を二人も失っている。
結果、闘いの場を自分の拠り所としているのだろう。
(私にとってそうだったように・・・私がカズの心の拠り所になれれば、それが一番いい。もし・・・)
もしもそれができなかったとしても、彼女の暴走は許してはいけない。私の命に代えてもだ。
そんな考えをピンクは見透かしたのだろうか。厳しい口調でブラックを咎める。
「あんた、馬鹿なこと考えてないでしょうね。・・・私が手に入れられなかった人間の姿を得ていながら、
それをあっさり捨てるような真似は・・・」
「覚悟を決めたまで。私も死ぬつもりはない。私にもカズにも、会うべき人が居るから」
よく晴れた月夜の下、二人の背中を風が優しく吹き付けていた。まるで彼女らを元気付けるかのように。
383 :
379:2009/03/16(月) 01:05:37 ID:pgOYjwZ+
おしまい。失礼しました
…次はエロ持って来たいと思います
GJ まさかの格闘もの
次回作本当にこうなりそうで怖いな。
GJでやんす
なんか10主と再会してもプチッとしそうな気がしてきたぜ
GJ
8主や9主はカズやブラック達とどれ位戦えるんだろうか
やっぱり一方的にボコボコにされるだけなんかな
なあに、ボコボコにされるかもしれんがベッドの上でなら一方的さ
8主なら結構渡り合えるんじゃないか?
多分、爆発物を当てる技量があるなら勝てる
1、3主もそれなりに強いかと思う
もっとも最初期だからちょっとな
カズに対人ミサイル撃っても・・・
392 :
水道局:2009/03/16(月) 16:32:10 ID:nyE649td
自宅のPCの規制が未だ解けず・・一体いつになるのやら。
遅ればせながら玲奈です。
393 :
水道局:2009/03/16(月) 16:33:02 ID:nyE649td
「玲奈……」
「んんっ……あぁ……」
漆黒の闇が支配する夜に、柔らかな月の光のみが僅かに明かりを灯す、薄暗い部屋。
その中で、一組の若い男女が互いを求めあっている。
「はっ……あぁっ……ん」
行為は激しいというよりも、優しく。
甘美な嬌声と、厭らしい水音とが混じり合って、二人の世界を揺らす。
あらゆるものをシャットアウトする、互いしか認識できない世界。
「あっ、ふぁぁ、私、もう……」
「はぁっ……こっちも……」
一心に、ただただ相手を求めるように、男女は交じわう。
そして瞬間、互いの波長はぴったり合わさった。
「ふぁああっ……!!」
一際大きな嬌声とともに、女は快楽に震えるように体を反り返させる。
そして、ベッドに倒れこむと、男の逞しい腕の中に彼女は包まれた。
「はぁ……んん……」
「ふぅ……疲れた」
「ふふっ……このくらいで疲れるなんて、体力落ちちゃったんじゃない?」
「む……そんなことないって」
「ホント?じゃあ……確かめさせて?」
「この……」
「どうかな〜♪」
2回戦へ――そう思って彼女を持ち上げるために、うっかり手が彼女の脇腹に触れた。
その感触は、
ぷに………
「ひゃあっ!?」
「あ、ごめん、これは偶然――ぐはぁっ!?」
衝撃と共に、目の前を夜空のごとく星が瞬いた――気がした。
『秘密のダイエット』
「……大丈夫?」
「………何とか」
フェードアウト寸前でなんとか意識を保てたが、額には薄くアザが残る。
「いやあ、その、気にしてるところだから……ね?」
「ああ……」
殴られた原因はあの感触。
どうも以前より彼女は自分の体形を気にしている様。
こちらからすれば、全然そんなことはない、と断言できるが、本人はそうは思っていないらしい。
いつも「お腹が……」「ふとももが……」など言っている。
確かに肉付きは良い方だと思うが、太ってはいないし、あれの時には理想的なスタイルでないか。
胸もおそらくEはあるし、それにあのむっちりとしたふとももは――寝心地も最高だ。
……本人はそのふとももを気にして、滅多にミニスカートを穿いてくれないけど。
もったいない。本当にもったいない。
「はぁ……やっぱり、ダイエットする」
「え?そんな必要ないと思うけど……」
痩せてしまったら、そのモチモチが!
「この前ね、こっそり高校の時の水着を着てみたの。そしたら……キツくて」
そんなことしてたのか。
スクール水着に包まれた、むっちりとしたその肢体……あれ、なんだこの感覚……
「……じゃなくて、そりゃあ、あの時より成長してるだろうし」
「あのね、もうこれは成長じゃないの。退化よ退化。……うん、決めた。夏までに痩せる」
「は、はあ」
えらい急なダイエット宣言。
あのむっちりとしたふとももが失われるのは残念だけど、彼女がその気なら仕方ないか。
「……なんで残念そうなの?」
「え?いや……」
「よし、じゃあ一緒に頑張ろうね!」
「え、一緒に?俺もするの?ダイエット……」
こうして彼女らの戦いは始まった。
…………
「よいしょ、っと」
「………」
彼女の持ってきたダイエット関係の本がドン、とテーブルに置かれる。
「どこから持ってきたの?」「多くない?」という疑問はあったが、とりあえず手元の本をパラパラとめくる。
「へー、今はいろんな方法があるんだな……」
豆腐ダイエット、気功、ヨガ、暗示……etc。
どれも説明や体験談をみると、いかにも効果がありそうだ。
「私も、前から結構試してみたんだよ。ほら、このスイカカレーとか」
「えーと、何々……」
スイカカレーダイエット
:スイカの利尿作用によって代謝が良くなることに加え、カレーの辛さで発汗作用も期待できます……
「これは……」
「全然ダメ。おいしくないし、効果なかったよ。他のも試したけど、あんまり」
というか、これどこかで聞いたことあるような……
「じゃあ、やっぱり運動じゃない?一般的なジョギングとか」
「一人だと、全然続かなくて。小波君は練習があるから、朝起こすのは悪いし……」
「でも、基本的にダイエットってひとりで根気よくじゃ……」
「なにか二人で、楽しくできる方法ってないかなぁ……」
聞いてないし。
一緒にできる、楽しいダイエット?
そんなのはないでしょ……と思いながらページをめくっていくと。
「ん?」
とある項目が目に入った。
「ふむふむ……」
「どうしたの?」
「……あった。一緒に、楽しくできる方法」
「え、本当に!?どんなの?」
是非教えてほしい、と身を乗り出す彼女にページを向ける。
そこに書かれていたのは――
「……セックスダイエット?」
「うん」
そこに書かれていたのは、ズバリ『セックスダイエット』。
「『30分の情熱的な営みは200〜800kcalの熱量を消費し、これは一般の女性が
一日に摂取する熱量の半分に相当します』だって。ちなみに30分の水泳と同じ」
「……えっと」
「しかも、一人じゃないから寂しくない。問題ないよ?」
「……はぁ」
なんと画期的な案ではないか。
「今までは、週に2〜3回だったけど、ほとんど毎日すれば必ず効果が……」
「……本気?」
「ああ。それに……玲奈ちゃんのことが好きだから」
「えっ……ま、待って……んっ」
照れくさかったがそう言って、反論しようとする彼女の唇をふさぐ。
「ん……」
そっと唇を離すと、真っ赤になった彼女の顔がある。
「ず、ずるいなぁ」
「何が?」
「い、いきなり言うなんて……えぇっ!?」
まだ何かを言おうとする彼女を軽く抱きかかえ、さらに赤くなった様子に苦笑いしながらベッドまで運ぶ。
そして、とんでもなく恥ずかしそうな顔を見つめる。
「えっと、いきなり?」
今さら何を――そう思ったけど、この初々しさがたまらない。
「うん。……善は急げ、さ」
「ん……」
抱き合いながら、先程と同じような啄ばむ程度のキス。
「んんっ!……ふぁ……」
そして舌を伸ばすと、ぬるっとした感触とともに互いの舌が重なる。
口腔の入ってきたものの、控え目に絡めてくる舌を、押し上げるように刺激する。
「ふぁっ……あぁ……んん……はぁ」
吐息を漏らして止まってしまいそうな彼女の舌に、こんどはこちらが動きをあわせる。
「ふぁあぁ……」
行為を続けていくと、苦しそうな切なそうな瞳でこちらを見上げる。
完全にされるがままになってしまった彼女の舌は、すっかり柔らかくなっていたが、
こちらを抱きしめる腕の力は変わらない。
「はぁ……ん」
キスを終わらせると、彼女はため息のような息を吐き出した。
表情はすっかりとろけていて、紅潮した頬がなんとも色っぽい。
「いつもより激しい……」
「『情熱的な』ことが大事じゃなかった?」
そっと彼女の胸へ触れる。
「んっ……!」
ブラウス越しでも、その柔らかく温かい感触が伝わってくる。
トクトクと感じる、心臓の鼓動。そのリズミカルな震動が心地よい。
「脱がすよ」
「うん……」
ブラウスを脱がし、ブラジャーをはずすと豊かに実った双房が現れる。
「ひゃぁ……っ」
少し強めに、乳房を下から掬うように撫であげる。
「あっ……ん、ふぁ……」
撫で上げる度に、形の良い乳房がぷるるん、と震える。
指ですっかり硬くなった乳首を摘むように触れると、小さく声が上がる。
その可愛い声が、欲望をさらに加速させる。
397 :
ひ:2009/03/16(月) 16:37:46 ID:nyE649td
「ん、はぁ……っ」
揉みほぐしていくと、直に感じる、その掌の感触は暖かく心地良い。
乳首は胸の中で凝縮して硬い手応えがあり、それを指にしているとひたすらにいじりたくなる。
「ん……あぁんっ……あぁっ!」
突起を口に含み、舌でころころと転がすと、体を震わせて反応する。
こちらを抱き寄せる腕にもより力が入り、前かがみになってしまう。
胸への愛撫を続けながら、今度はゆっくりと手を這わせていく。
お腹へ触れた際、先日の殴られた記憶が頭を過ったが、今は胸への刺激でそれどころではない様。
そのまま手を下げて、むっちりとしたふとももへ。
「んん……ひぁ、くすぐったい……」
すべすべとしたその感触は、胸やお尻のそれとは全く異なるもの。
触れているだけで気持ちがいいとは、なんと素晴らしいふとももだろう。
しばらくふとももを堪能した後、手を這わせてその付け根へと伸ばす。
「ん……あぁっ!」
愛撫によりすっかり準備を整えた秘所に、ショーツの上から割れ目に合わせて指を這わす。
そこはぐしょぐしょになっており、上からでも亀裂がはっきりと視認できた。
「すごい……こんなに濡れてる」
「ふぁぁ……」
なぞる度に、湿り気が増してくるのが分かる。
「少し、腰浮かして」
「は、恥ずかしい……」
それでも素直に従ってくれ、下着を一気にずり下ろす。
「うぅ……」
「…………」
改めて見てみると、そこは大湿原だった。
こんなに濡れているのは初めてではないだろうか。
そう思う程、そこは潤っていた。
そして優しく今度は直接、秘部に触れる。
「ひゃぁんっ………!」
溢れていた愛液が指に付着する。
触れる度に、奥からはどんどん透明な液体が流れ出てくる。
「気持ちいい?」
「そ、そんなこと聞かないでよ……あぁっ!!」
返事を聞くが先に、中へと指を割れ目へ潜り込ませる。
優しさに満ちた、温かい空間。
「はっ、あぁっ!ふぁあ……!」
小さな水音を立てて、指を上下に動かす。
そして親指で突起を叩いた。
「ああぁっ!!」
びくっと体を震わせる。
その反応が可愛らしく、指の腹の部分で突起をこすってみた。
「ああんっ!ひゃあぁっ!」
かき混ぜ、指を秘部から抜くと、そこから溢れた液を小さな芽へこすりつけてやる。
「や、やあぁっ……!」
軽く指ではさんでこすると、甘い声をだして小さく暴れる。
何度も指を往復させていると、惚けた表情で彼女が口を開く。
「や、やぁ……切ないの……お願い……」
甘い囁きに、背中がゾクゾクする。
手を秘所から離し、仰向けに横になる。
「えっ……」
「玲奈、上に」
「わ、私が上?」
「そう」
「う、うん……」
初めての騎上位に戸惑いがあっただろうか、言われたとおりにこちらに跨る。
天を仰ぐ亀頭の延長線上には、彼女の秘所がある。
「こ、こうかな……」
こちらをしっかりと握りながら、恥ずかしそうにそう呟き、自らの中へ導いていく。
「くぁ」
「んっ……熱い……っ」
ぐちゃぐちゃになった中が絡みついてくる快感におもわず声を上げる。
そして、すでにたっぷりと湿ったそこを、一気に奥まで貫いた。
「ああぁっ!!」
散々焦らされたことと、最奥まで届いた快感に喘ぎ、あっけなく絶頂を迎える。
同時に強烈な締め上げがこちらに襲いかかる。
「っ……」
なんとか耐えたが、危ないところだった。
やはり、こちらからアタックするか。
「あぁ……」
繋がったまま、絶頂に浸っている彼女にそっと耳打ちをする。
「じゃあ、始めようか」
「え……っ」
「玲奈」
名前を呼びながら腰を引き、下からぐっと突き上げた。
「ふぁあっ!!」
「ダイエットなら、激しくしないと」
「ああぁっ!そ、そんないきなり……ひゃあっ!!」
容赦なく、壊してしまいそうな勢いで何度も腰を打ちつける。
「ああっ、んんぁあっ!はぁっ、はぁあんっ!!」
何回も絶頂を迎え、機敏になっているだろうそこは、ぎゅうぎゅうとこちらを縛り上げる。
「ふあぁああっ!や、やさし、はぁんっ!!優しく……ああっ!!」
激しく出し入れしながら、目の前でぷるぷる震える乳房をこねくり回す。
手に吸いつくような肌の感触と、胸の柔らかさがこちらのモノをさらに大きく、硬くする。
最高に膨張したモノはコントールが利かなくなっている。
「ふぁっ、ああぁあっ!!」
「玲奈……っ!!」
「はぁっ!う、うんっ!このまま、一緒にっ……ふぁあぁああぁ!!」
嬌声と共に、とんでもない強さで締め付けられた。
「玲奈っ!!」
彼女の中で、欲望が弾ける。
「ん〜〜っ!!」
「あぁ……」
玲奈がぱたりとこちらに覆いかぶさる。その重さと温かみが心地よかった。
「はぁ……痩せるというか……やつれちゃうよ……」
「でも、効果あるんじゃない?というか、痩せる必要全くないんだけどな……」
「う〜ん、そう……かな?」
「うん。このむっちりとしたふとももがエッチでたまらな……あ」
しまった。心の中の声が出てしまった。
「…………」
「あ、そうじゃなくて、その、気持ちいいというか……」
「……『毎日』協力してくれるよね?」
「…………」
『えー本日、小波選手が登録抹消されました。原因は腰痛とのことですが、それ以外についてはノーコメントであり……』
400 :
水道局:2009/03/16(月) 16:42:16 ID:nyE649td
以上です。こんな娘がマネージャーだったら・・
誤字脱字があったらすみません。
GJ
来てくれた同士による第二波目
あと、明日又は今夜中に美空を投下しようと思います。
グッジョーブ博士!!
さすがのクオリティや!
美空にも超期待。
GJ!
俺もしあーんを今書いてるんだぜ
完成したら投稿するぜ!
美空のが完成しました。
推敲して良かったら投下しようと思います。
だから、もう少し待っていて下さい。
注意以下のが苦手な人はスルー推奨
・あんたの作品って必ずはらむ(なぜか変換されない)よなぁ
・ペッタンコに興味はない。
いっきに盛り上がってまいりました。
孕ませ万歳
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ひんぬー!ひんぬー!
⊂彡
409 :
379:2009/03/17(火) 02:37:38 ID:tRKuJFPF
投下しよう・・・と思ったら先客がいらっしゃるようだ。
神木ユイのSSが読みたいなぁ…
そうだ…自分で作ればいいんだ…
皆で書こう!
まだ時間かかるようだしいいんじゃないの?
んー・・・じゃあ投下させてもらいます
湯田とまゆみです。エロは・・・また無いです。orz
413 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:07:33 ID:tRKuJFPF
放たれたボールが風を切り、ミットに吸い込まれる。
急速自体はそれほど速くないが、なかなかキレのあるスライダーだ。
「ふぅ・・・これくらいでいいでやんすかね」
ボールを放ったピッチャー、湯田浩一は被った帽子を整えた。やや冷たい風が彼の汗を拭う。
「湯田ー!今日はもう終わるかー!?」
球を受けていた東洋が立ち上がり大声で訪ねてきた。湯田も大声で答える。
「付き合ってくれてありがとうでやんす!またよろしくでやんすー!」
小波がこのホッパーズを去り、1ヶ月余りが過ぎようとしていた。来たるべき親友との対決に備え、湯田は変化球練習を重ねていた。
はじめ小波が他球団とトレードされると聞いた時は勿論寂しかったが、直接戦うことが出来るのだと考えるとうれしさもあった。
かつて甲子園に出場し、晴れてプロ入りが決まった後でもマニアなグッズを集めることに尽力していた湯田にとって、それは新鮮な感覚である。
「小波くんは反射神経が抜群でやんすからねえ・・・速球で抑えるより変化球を中心に・・・」
ぶつぶつと親友を討ち取るための策略を練る。が、イメージの中でも小波は強敵である。どう投げても最終的に打ち込まれてしまう自分が容易に想像できる。
思わず弱気のバッドステータスが付きそうになってしまう。
「・・・おや?なんだか騒がしいでやんすね」
練習球場を後にしようとしたとき、湯田は出入り口に人だかりを見た。何事なのか気になったりもしたが、元々帰るにはそこを通るしかない。
遠目に人だかりの中心を覗いてみると、ひときわ背の低い人が囲まれているのが見えた。あれが騒動の元だろうか。
「んー、誰でやんすかね?背の高さからして女の子みたいでやんす。赤毛のショートヘア・・・見たことない・・・いや、ある・・・?それも身近な・・・」
――――!!
30メートルほど近いてその女の子の正体に気づくと湯田は弾かれるように人だかりへと走り寄った。
そしてその女の子もまた湯田を見つけたようで、驚きと喜びの入り混じった目で湯田の事を呼んだ。
「お兄さあーん!」
出来れば正体は気のせいであって欲しかった。しかしこれが現実。
彼女は湯田の義理の妹、まゆみだった。
「ま、まゆみ・・・なんで、というかどうやってここに来たでやんすか?」
「えっと、バスで来たんです。お兄さんにお祝いの言葉を言いたくって・・・その・・・」
「お祝いってなんでやんす?」
「日本一おめでとうございます!」
がっくりと肩が落ちる。一体いつのことを言っているのやら。そもそもそんなことでわざわざ来ずに電話で話せばよいのだが、湯田はあえて何も突っ込まなかった。周囲からの視線が痛かったのも理由の一つである。
「と、とりあえずここは関係者以外入っちゃいけないんでやんす!送ってくから早く帰るでやんす!」
「え、でも・・・」
「すぐに支度するからまゆみは外で待ってるでやんす!」
戸惑うまゆみの背中を押して練習場から追い出そうとする。まゆみは少し寂しそうに、それでいてどこか嬉しそうに、湯田に従った。
湯田もまたその場にいたコーチやチームメイトに対して軽く謝罪をし、練習場を後にした。
414 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:08:46 ID:tRKuJFPF
そして今、湯田はバスの中で振動に揺れている。隣ではまゆみが笑顔で湯田の腕をしっかり掴んでいる。
「・・・まゆみ、ひっつぎすぎでやんす」
「だって、お兄さんと二人きりなんて久しぶりですから」
何度か離れるように言ったのだが、そんな気は全く見受けられない。
まゆみの表情はそれはもう本当に本当に幸せそうであった。それとは対照的に湯田の心は決して明るくない。この笑顔が『本来の』まゆみのものでないことを知っているからだ。
「まだ何も思い出せないんでやんすか?」
その一言を聞いたまゆみは、それまでの表情を一変させ、申し訳なさそうに顔を伏せる。
「・・・ごめんなさい」
4年前に起きたあの悲劇はまゆみから一切の記憶を奪った。家族のことや恋人のこと。そして好きだった料理の仕方や文字の読み書きすらも。
今日、まゆみは立ち入り禁止の練習球場に入ってきた。だがまゆみに悪気があったわけではないだろう。読めなかっただけなのだ。『立ち入り禁止』の文字が。
だから今もこうしてわざわざ直接家に送って行っている。こんな状態のまゆみを夜遅くに一人で帰すわけにはいかない。
あせる事はない――失われた記憶はゆっくりと思い出していけばいい――かつてはそう言い、まゆみの事を元気付けていた。
何より湯田自身もそう思っていた。だが今は何も言葉が浮かばないでいる。
(もう、この子の記憶は戻らないんでやんすかね・・・?)
顔を伏せたままのまゆみの頭をそっと撫でてやる。掴まれた腕が少し痛い。
しばしの静寂の中、先に口を開いたのはまゆみの方だ。
「お兄さん・・・あの・・・たまには家に帰ってきてくれませんか?」
そう言えば去年の年末は家に帰ってなかったことを思い出した。もしかして今日わざわざ来たのは直接会いたかったからなのだろうか。
「悪かったでやんす。でも今年はもうシーズンが始まってしまうでやんす。今年はちゃんと帰るでやんすよ。」
「今年の・・・年末・・・」
歯切れの悪い言葉。なんとなく言いたいことは伝わってくる。確かにやや気の長い話になるがどうしようもできない。
「・・・絶対ですよ」
「絶対でやんす!」
まゆみの願いににハッキリと答える。彼女の不満と不安を払ってやるためだ。
「だからまゆみは家でオイラのことを応援しておいて欲しいでやんす」
そう言ってやるとまゆみは笑顔を取り戻し、今日の騒動はめでたく終わりとなる・・・湯田の中ではそうなる予定だった。
実際はと言えばまゆみはまるで物をねだる子供のような目で湯田を見つめてくる。
「な、なんでやんす?」
「・・・言っておきたい事があります」
いつにない妙な空気が二人の間に流れ、湯田は背筋が急に寒くなる感覚に襲われた。まゆみが頬を赤らめていることとは関係ないと思いたい。願わくば。
「あの、その、久しぶりに会ったことですし・・・いや、そうじゃなくて・・・えっと、えっと、だから、その・・・私・・・お兄さんの事、が・・・す・・・」
『間もなく〜○○に止まります。お降りの方はお忘れ物にご注意下さい。』
まゆみのしどろもどろで今にも消えそうだった声を簡単に遮った運転手の声。湯田はこれをチャンスと捉えた。
「着いたでやんすね。まゆみ、降りるでやんすよ!」
「ええ!?ちょ、ちょっと待って・・・!」
まゆみの手を強引に引っ張って席を立ち、バスを降りる。その手が汗で熱く湿っているのが分かると、やはりさっきの言葉を遮ってくれて助かったと思う。
あの言葉の続きをまゆみに言わせてはいけない。そしてそれを聞いてはいけない。
415 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:09:45 ID:tRKuJFPF
バス亭から実家までの距離は徒歩15分というところでさほど遠くはない。それでもさっきの言葉の続きを言うだけなら時間は有り余る。
そうされたらどうしようもないのだが、どうやらまゆみは完全に気が抜けてしまったのだろう。顔は赤いままでも視線はどこか遠い。
程なくして湯田にとっては懐かしき家の前まで二人は帰ってきた。未だポケーっとしているまゆみの肩を軽く叩いてやる。
「ほらまゆみ、着いたでやんすよ。・・・明日も練習があるからオイラはもう帰るでやんす」
踵を返し、来た道を戻ろうとする。と、まゆみが湯田の背中に言葉を投げかけてきた。
「頑張ってくださいね」
飾り気のない言葉。一瞬緊張したが、徒労だったようだ。
背に目線をうけたまま、湯田は答える。
「・・・まかせるでやんす!」
今日、『この』まゆみを見た他の選手やコーチたちはどう思うだろうか。ちょっと無茶だけど兄思いの良い妹だとでも思うのだろうか。
・・・母親が再婚し、まゆみは父方の連れ子だった。かつては顔をあわせる度に喧嘩をしていたものだ。
出会ったばかりの頃はお互いを警戒しあい、会話も全くなく、時には殴り合いの喧嘩をしたこともある。(その時は確か負けた。)
そしてまゆみが事故で記憶を失い、彼女との繋がりが喧嘩の事ばかりだったことに後悔を感じた自分が、まゆみの看病を精力的にするようになってからまるで別人のように自分にべったりとくっつくようになってしまった。
・・・だからこそ、まゆみには自分に恋心なんて抱いて欲しくない。
「オイラにも彼女がいれば違ったかもしれないでやんすけどね・・・」
ふと、毎年クリスマスは彼女と過ごしていた元同僚の笑顔が頭をよぎった。それに加え、いつも一人で寂しいクリスマスを過ごしていた自分の事も。
「・・・あぁ、もう!ぜーんぶ小波くんが悪いんでやんす!絶対ボッコボコにしてやるでやんすー!」
湯田はとりあえずは目の前の事に集中し、思考を切り替えることにした。
・・・小波にとっては非常に理不尽なことだが。
416 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:10:33 ID:tRKuJFPF
月日が経つのは早いもの。気がついてみればペナントは終了。昨年は栄光の日本一だったが、今年はリーグ優勝にも届かなかった。
まあAグループ入りしただけでもよしとするところか。
また湯田の個人的な目的であった対小波戦であるが、こちらはものの見事に惨敗であった。何度スタンドに球を運ばれたか知れない。
「やっぱり球速も鍛えておくべきだったでやんす」
そしてもう一つ、湯田にとって億劫なことがある。帰省である。
今、湯田は実家の目の前で途方にくれている。何故自分の家に入るのにこうまで躊躇わないといかんのだろうか。
「いやまあしかし・・・大丈夫でやんす!多分!」
何が大丈夫か、湯田自身も分からないがとりあえず踏み込んでみることにした。このまま外にいるだけでは風邪を引いてしまう。
「ただいまー!でやんす」
静まり返る玄関。出かけているのだろうか。少々複雑な気持ちにもなったがとりあえずはホッとした。・・・その時である。
ガタッ!ガタン!!
何かが倒れたような派手な音が響いた。何が起こったのか、そう考える間もなく今度は廊下を騒々しく走ってくる音がした。
「お、お帰りなさい、お兄さん」
先ほどのは壮大にこけた音だったのだろうか、ボロボロになった状態のまゆみが湯田の帰りを迎えた。
417 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:11:23 ID:tRKuJFPF
「はい、お茶ですよ」
「ありがとうでやんす」
ソファに腰を掛け、麦茶が注がれたガラスのコップをまゆみから受け取る。その表情は相も変わらず笑顔だが、それなら尚の事警戒せねばなるまい。
まだ自分に想いを寄せてきてるのならハッキリ『付き合えない』と言わなければならないのだから。
(・・・我ながら自意識過剰でやんす。あの日のことはきっと一時の気の迷いに違いないでやんす。)
ちょっと自分のことが嫌になりながら湯田はコップを口につけた。
「私、お兄さんが好きです」
ブゥーーーーーーーッッ!!!
飛び散る水しぶき・・・いや、茶しぶき。また、気管にいくらか入ったらしく軽くむせてしまう。
スローボールを投げてくると思って完全に不意を付かれた。まさか160キロの剛速球を放ってくるとは。
「お口に合わなかったですか・・・?」
そのボケはワザとなのかと怒鳴りたくなるがグッとこらえ、話を返す。
「・・・いきなり何を言うでやんす!」
少々強い口調になってしまったが以外にもまゆみはひるまない。いや、むしろ瞳には固い、強力な意志が見て取れる。
「・・・実は、前に会ったときも私、告白しようとしてたんです。その時はなかなか勇気が出なくて・・・でも今ならハッキリ言えます。
私が入院した時、学校を休んででも私にずっとついててくれた、優しいお兄さんの事が、私・・・大好きです!」
まゆみの告白に湯田は全く反応が出来なかったのは、予想以上にまゆみの剣幕に迫力があったからである。
加えて、その時のまゆみの目つきはまゆみが記憶を失う以前のそれによく似ていたためでもある。
(剛球+重い球でやんす・・・)
恐らくあの日から時間を置いたことによって、まゆみに長い長い心の準備期間を与えてしまったのだろう。
ひるむ湯田にまゆみはさらなる追い討ちをかけてくる。
「お兄さんは私のこと、好きですか?」
「なっ・・・?」
湯田の隣に腰掛けて正面からジッと見つめてくる。さり気に手を握って逃がさないようにすることも忘れてない。
「まゆみ・・・それは」
「好きなのかそうでないのか、二択で答えてください!」
ぴしゃりと言い切る。ダメだ、目線を逸らしたり下手に誤魔化すとやられる。湯田自身の本能がそれを教えている。
(好きか・・・嫌いか・・・)
確かにかつては毎日が喧嘩の日々だった。でも嫌いではなかった。過去はああでも、なんだかんだでまゆみの事を気にしていたと断言できる。
でなければ、まゆみが事故に遭ったあの日、好きなアニメの予約録画を忘れてまで病院に駆け込んだりしなかった。
「好き、でやんす・・・」
嘘では、ない。・・・が、この台詞をこの場面で言うべきではなかったと後悔したときには、もう遅かった。
「ほ、本当に・・・?」
まゆみの真剣な表情は、信じられない。といった驚きの色に変わり、更に喜びの色も添えられていく。
「た、ただそれはきょうだ――――ッ!?」
兄妹として好きという事。惜しくもその言葉を言い切ることは出来なかった。やさしく暖かい感触が湯田の唇に重ねられていたのだ。
418 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:12:10 ID:tRKuJFPF
目前には視界いっぱいに目を閉じたまゆみの顔。
唇とはまた別に、柔らかい物体が体を心地よく圧迫してくる。見た目は控えめに思っていたが結構サイズはあるらしい。そんな事を一瞬でも思い浮かぶ自分を憎らしく思う。
(・・・や、やばいでやんす・・・!)
いつ理性が飛んでもおかしくないこの状況。一歩間違えればピッチャーにして弾道が上がってしまいかねない。
寸でのところで理性を保ち、まゆみの体を強く、それでいてゆっくりと引き剥がす。
まゆみは明らかに不満げな顔をしていた。
「あの・・・お兄さん?」
「オイラはまゆみの事、好きでやんす。・・・でも、こういうのは受け入れられないでやんす」
「兄妹だから、ですか?」
まゆみは顔を伏せ、湯田から目線を逸らした。声のトーンも明らかに下がっていく。
「・・・そうでやんす」
「血は繋がってないんですよ?」
「そういう問題じゃ・・・」
「・・・どうして」
「・・・どうしてもでやんす」
「どうしてよ・・・」
「まゆみ・・・」
「答えてよッ!!」
部屋中、いや、家中にまゆみの声が響いた。先ほどまで逐一敬語を使っていたのが嘘のような大きな声にさすがに湯田は戸惑う。
「元はと言えばあんたが悪いんでしょうが!あんたが、入院してる私に付っきりで優しくするから!どうして優しくしたの!?事故に遭う前はずっと冷たくしてきたくせに!そんなのずるい!」
「まゆみ・・・?お、思い出したんでやんすか!?」
「やんすって言うな!・・・・・・全部思い出したわけじゃない。最近夢に見るの・・・最初は一ヶ月に一回くらいの悪夢だったのに、今はもうほとんど毎晩。
大好きなお兄さんと大喧嘩する夢・・・馬鹿とか、消えろとか、死んじゃえとか、平気で言い合っちゃって・・・おまけに私は兄さんじゃない、知らない男の人と付き合ってるし・・・」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら溜まっていたものを吐露し続けるまゆみ。いたたまれず、まゆみの涙を拭こうと手を差し伸べる。が、今度はまゆみの方からその手を払い、また言葉を続けた。
「やっぱりあれ、私の記憶なんだ・・・知らないほうが良かったよ。私、お兄さんのこと・・・本当に好きだったもん・・・兄妹だから結ばれることはないって分かってた。
で、でも・・・あんな夢・・・毎晩見てたら、気がおかしくなりそうで・・・記憶が戻ったら、また、あんな風に大喧嘩するんだ・・・って思・・・」
言葉が途切れ、嗚咽だけが残った。湯田は今度は払われないよう、強引にまゆみの体を抱き寄せた。震える肩を力ずくで抑える。
「い、痛い・・・放せよぉ・・・」
「まゆみの事が好きと言ったのは本当でやんす。オイラが悪かったのは、まゆみが事故に遭った後でそれに気づいたということでやんす・・・
まゆみの記憶が戻ったら、最初に謝って、思ってたことを全てを話すつもりだったでやんす。・・・まゆみ・・・ごめんでやんす」
「記憶なんて・・・いらないよ・・・全部思い出したりしたら・・・もうお兄さんと、今までどおりに顔あわせる自信が・・・ない・・・よ」
「例えそうなっても、まゆみの事はオイラが守ってやるでやんす!・・・それが、兄としてのオイラの義務で、責任なんでやんす」
「・・・馬鹿兄貴・・・」
そのまま、まゆみは湯田の腕の中で泣き続けた。湯田もまゆみのことをずっと抱きしめていた。
419 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:12:51 ID:tRKuJFPF
どのくらいの時間が経っただろうか。まゆみはすっかり落ち着きを取り戻しているのだが、湯田に引っ付いたまま一向に離れようとしない。
だが湯田自身も今はこのままでいたいと、そう思っていた。
二人は抱き合ったまま今までのことを振り返っていた。
「まゆみ、夢を見始めたのは去年からでやんすか?」
「ううん、もっと前から。その頃は一週間に一回は見てた。その後シーズンが始まってテレビでお兄さんを見るようになってからは、どんどん間隔が短くなっていって・・・」
「・・・辛かったでやんすね」
「そんな夢から逃げたかったから、お兄さんに愛の告白しようって思ったのかもしれない。」
「・・・それって結局気の迷いだったって事でやんすか?」
「失礼だな。愛してたのは本当だよ!」
「あはは・・・いや、悪かったでやんす・・・でもさっきの質問は酷いでやんす。好きか嫌いかの2択で嫌いだなんて言えないでやんすよ」
「私は好きか『そうでないか』で答えてって言った筈だけど?」
「・・・あれ?」
この時のやり取りは湯田にとってとても楽しかった。こうやって心から笑ってまゆみと話をするなんて初めてのことだったからだ。こんな日が来ることをきっとずっと前から望んでいたに違いない。
「ねえお兄さん、一つ聞きたいんだけど」
「ん?」
「私の前いた彼氏ってどんなだったの?」
「んー・・・同じチームメイトだったでやんすよ。まゆみの事故の後で分かったんでやんすけどね」
「今どこにいるか分かる?」
「・・・さあ?どこかで普通に暮らしてるんじゃないでやんすか?会ってないから分からないでやんす」
「・・・・・・」
まゆみは神妙な面持ちで湯田の顔を覗き見た。
「お兄さんはその人の事、嫌いなの?」
「へ?何故でやんす?」
「顔に書いてあるもの」
しょっちゅう顔を会わせているわけでもないのに本当に兄のことをよく見ている。これには流石に参った。
「嫌い、というのはちょっと違うでやんすね。むしろ甲子園に出場できたのは彼のおかげ、という所もあるし尊敬もしてるんでやんす。ただ・・・」
「ただ?」
「・・・大喧嘩しちゃったんでやんすよ。まゆみが事故に遭った後、いろんな人に話を聞いて彼がまゆみと付き合ってたことが分かったんでやんす。
それで、オイラは彼にまゆみと会うように頼んだんでやんす。彼と会えば、まゆみは直ぐに記憶を取り戻すだろうって考えたんでやんす。
・・・でもあいつはまゆみに全然会ってくれなかった。高校を卒業した後も何回も何回も頼んだのに決して首を縦に振らなかったんでやんす。
理由を聞いても『約束を守れなかったから』とか『会わせる顔がない』だとかの一点張り。・・・それでオイラはとうとう我慢できなくなってこう言ってやったんでやんす。
『ならもう二度と、アンタをまゆみと会わせたりしない。例え記憶が戻ったとしても、絶対に』・・・って」
「・・・・・・あ、あの・・・ごめんなさい」
湯田を抱くまゆみの力が少し強くなった気がした。
「謝らなくても・・・まゆみが願うなら別に会ってもいいんでやんすよ」
「・・・ううん。いい・・・だって私、お兄さんのほうが好きだもの」
「まゆみ・・・」
「そんな顔しないでよ。分かってる。・・・でも今はいいでしょう?しばらくこのまま・・・」
それっきり二人の会話は終わった。その後はただひたすらにお互いの体を抱き合い、今日という日を幸せに感じていた。
・・・まあその日はそれ以上のことは無かった。と付け加えておこう。
420 :
望んだ絆:2009/03/17(火) 03:19:56 ID:tRKuJFPF
ホッパーズが消滅した。いや正確には名前が変わったのだ。名はナマーズ。そうなってもまだ湯田はそこに所属していた。
古澤新監督の指揮の下、今日も湯田はマウンドに上がる。そんな彼に対し、様々な言葉が投げかけられた。
「頑張れ具田ー!」
「え?あれって凡田じゃないの?」
「ばっか凡田はとっくの昔に引退したろ?あれは荷田だよ」
「いや、荷田はプロ行ってねえよ」
「亀田ぁぁぁーーーー!!!」
全部違う。なんなんだあいつらは。一体この世界にはどれだけ自分のそっくりさんがいるのだろうか。もうドッペルゲンガーも怖くない。・・・というかウグイス嬢は何をしている。
そんな中、迷い無く彼のことを呼ぶ者が居た。自分にとって、大切な大切な家族。愛しき妹の声。
「浩一ー!負けるなぁー!!」
もう彼女はほとんどの記憶を取り戻し、後遺症の心配も無いようだ。
彼女はかつて記憶が蘇るのを拒んだが、最後には全てを受け入れた。その上で自分に好意を寄せてくれている。
そしてその言葉は湯田に大きな力を与えてくれるのだ。
(相変わらず彼女は出来ないでやんすけど、まゆみの言葉が何よりも励みになる・・・今日の試合は、勝てるでやんす!)
「ストライィィィィク!!!」
景気の良い審判の声が球場に響いた。
おしまい。失礼します
422 :
通達者:2009/03/17(火) 04:17:53 ID:ADbr9X4e
GJ
推敲に6時間・・・じゃなくて、見事に寝てました。
それじゃあ、投下します。
「はあ…どうしよっかなぁ」
彼女、紺野美空は非常に困っていた。この悩み事の原因は
美空の彼氏である小波の一言だった。
――レッドローズの衣装を着た美空としたい――
すべての原因はこの一言である。何故かは分からないが、
いつもは頭の回転も速く、勘の鋭い格好の良い人なのだが
稀にこう言う子供みたいな発言をするところが玉に瑕なのだ。
「小波さん、何か私より今ずっと子供っぽく見えたんですけど」
「そうか?結構、真面目なんだけど」
「はぁ…」
美空から溜息が出る。無理のない、暗示を掛けられてたから
恥ずかしくなかったものも、今じゃあ野球マスクよろしくなぐらい恥ずかしい。
「え〜頼むよ。お願いだから着てくれないか」
「分かりましたよぉ。でも、直ぐに脱ぎますからね」
「やっぱり、恥ずかしい。小波さん普通に裸同士やり合いません
これじゃあ気持ち良いものも気持ちよくなりません」
「そうかなぁ、見てるこっちはとっても楽しいんだけど」
「イヤです。やっぱり脱ぎます」
そう言って美空はせっせと衣装を脱ぎ始め生まれたままの姿になった
「ごめん美空。全然こっちの方が良い」
「えっ」
そして小波は美空を押し倒した。
「う…ふぅ…ふぁ」
「こんなに小さくてペッタンコなのに美空の胸は相変わらず感度良いね。」
「はぁ、ひぃ、ち、ちい…さいとか言わ…ないで下さい…ひゃああああ」
小波の攻めに美空は反抗しながらも絶頂を迎えた。
「はぁ…はぁ、小波さん、気持ちよかった」
「そうか、それじゃあ次ぎ行くぞ」
小波は胸を攻めていた指を美空の秘所へ向かわせ
愛液を垂れ流しているそこに指を挿れて掻き混ぜる。
「ひゃあ…ダメです、まだ、さっきイッたばっかり…あぁ」
「こっちも凄い感度、やっぱり美空は淫乱だな、うん、とっても淫乱だ」
「勝手に…決め、つけ、ないで、下さい…」
「ふ〜ん。でも、説得力ないなぁ攻める前からあんなに液を垂れ流していたのに」
すると小波は更に激しく美空の中を掻き回す。勿論、それによって、
美空にはとてつもなく大きな快楽が襲う。
「はぁああ…ダメです。またあれが来ちゃいます。小波さぁぁぁん」
大きな――悲鳴にも似た――声を上げて、美空は
小波の名前を呼びながら再び絶頂を迎えた。
「はぁ、はぁ、嫌だって言ってたのに小波さんのイジワル」
美空は口の中に空気を含み頬を膨らませる。やっぱり子供だなと
思いながら小波は
「ごめん、ごめん。あまりにも美空が可愛いから、つい、
いじめたくなっちゃって」
そんな、よくある言葉を掛けながら小波は美空の頭を撫でる。
すると、美空は気持ちよさそうに目を細めた。
間隔を開けて少し休んで美空は
「小波さん」
「ん?うわ…」
小波が返事をしてこちらを振り向いた瞬間、美空は小波の逸物を口に咥えた。
「どぉ?きもひいいでふぅふぁ」
「ああ、とっても上手くなって気持ちいいよ」
「えふぇふぇ、よふぁっふぁ」
その言葉を聴いて美空は喉まで使って刺激を与えていった。
「うっ、美空っ、で、出るぞ」
刺激し続けること5分ぐらいで小波は限界を迎える合図をした
それを聞くと美空は喉の奥まで使い欲望を吐き出すように
激しく刺激をしていった。
「ダメだ、もう…」
限界だと言い小波は美空の頭を押さえつけ、口の中に欲望を吐き出した。
「うっ、うむぅぅ」
小波は吐き出すことで快楽を得ていて美空の顔を見ていなかったが
そのときの美空は少し驚いていた。
「ごめん、美空。ティッシュ使うか?」
吐き出すか?と聞き小波はティッシュ持ってきたが美空は首を横に振り
ティッシュを拒んだ。――どうやら飲み込むらしい。
「ぷはぁ…やっぱりいつ飲んでも美味しくないです。喉に残るし
別に甘いわけでもないですし。」
「それはそうだろう。逆に甘いやつがあったらびっくりだ」
美空の感想に小波は正論で答える。すると、美空は言葉を付け加えた
「でも、小波さんのだと思うととっても美味しく思えちゃうから
不思議な液体です。…あと私は小波さん以外のやつなんか甘くても飲むのは
嫌です、小波さんのだから飲む事が出来るんですよ」
「そうか、じゃあこれからも口の中に出したら飲んでくれるのか?」
その意見を聞き小波は質問する。
「勿論です。また、口の中に吐き出してくれたら
幾らでもとは言いませんけど3回位なら飲めますよ」
「でも、たぶん3回も出さないと思うぞ」
「何でですか?もしかして…口の中に出すのが嫌なんですか?」
「いや、そうじゃなくて、3回も出す前にその3回全部たぶん下の口に
出すと思うから」
「そうですか。じゃあ、お休みもここまでにしてそろそろ小波さんのを下さい
もう体が疼いちゃって仕方ないんですよ」
「わかった。いいのか」
「はい、来てください、小波さんので私の下の開いた口を埋めてください」
小波を美空が誘う。その言葉を聴き小波は美空の下の口を埋める。
「はぁぁぁ。小…波さ…ん有…難うござ…います。
私の…寂しい…とこ…ろを、埋めてくれて」
言い終わると美空は離れたくないと言わんばかりに小波の逸物を締め付ける
その締め付けに小波の顔が歪んだが負けじと動き続ける。
「は…ひぃ…ふぅぁ…気持ち…いい、気持ちいいですよ
小波さん。もっと、もっと、激しくお願いします」
「いいのか、いいのか美空」
「は…い、お願いです。もっと、もっとぉぉぉ」
懇願しながら美空は二度目の絶頂を迎えた。体が小さく締め付けも強い
美空の膣は更にきつく小波を締め付ける。
「くっ、出るっ、出るぞ、美空」
「中に、中に下さい小波さんのを沢山出して下さい。
私の膣を真っ白にして下さい」
そんな言葉を聴き小波は美空に腰を叩き付け
本能で美空の中に自分の子を孕ませるように欲望を吐き出した。
「あぁ…小波さんのが入ってる。沢山…こんなに出されたら
子供が出来てしまいます…だけど、小波さんの子供なら
授かっても全然いい」
「ごめん。美空」
「ふぇ、何で謝るんですか」
言ってから思う。未だ自分の中に小波の逸物が刺さっていることに。
「それじゃあ、動くぞ」
「イヤ、まだ、動かないで下さい」
「だめ。それは出来ない」
小波は美空の中を再び荒らし始めた。
「イヤ、ダメ、壊れちゃいます。私自身が壊れちゃいます。あぁ…」
「そんな事いって、全然こっちは締め付けて来るじゃないか
ダメだ、もう、喋ってられない」
小波は一度入った精液が愛液と混じって泡となり飛び散るぐらい
ひたすら出し入れを繰り返した。
「美空っ、また出るぞ受け止めてくれ」
「あぁぁぁぁっ。ひっ…ひゃ…ふぁ…また、さっきあんなに入ったのに、
またいっぱい小波さんのが入ってくる…もう入りきらないです」
小波は精を吐き出すことで疲れ果て、美空はその小さい体に負荷を掛けすぎて
疲れてしまい二人揃って力尽きた。
「小波さん、一体どれ位中に出したんですか。体が揺れるたび
お腹の下がタプタプ言ってるんですけど…」
「いや、そんなに出してないぞ。出したのは口の中に一発と
子宮にねじ込む様に吐き出したとっても濃いヤツを二発ぐらいだけど…」
吐き出した数を淡々と述べる小波。それを聞いて美空は
「あの…今日は危険日なんですよ。あんなに濃いの出されたら
妊娠しちゃいます…あっ、でも、小波さんの子供だし…いいかも」
「…そういう問題か?」
「そういう問題です。あと、子供が産まれればこの今後に期待の
この胸も少しは大きくなりますし」
美空の怒っているんだか、喜んでいるんだか分からない言葉を聴き
小波は溜息をつく。
「それじゃあ、小波さん、お母さんとお父さんの所へ行って
私を貰うと言う話をしに行きましょう」
「えっ、ちょっと流れが速すぎないか?」
「善は急げです。さあ、行きましょう」
さっさと美空は服を着て、小波を急かし、実家へ連れて行った。
結果は勿論OK。寧ろ美空の父親に「こんなペッタンコで低身長、
童顔の子でいいのか」と言われる始末だった。
「あなた、誰に手紙を書いているんですか?」
「秘密だ」
「え〜見せてくださいよっ」
「駄目ったら駄目…そんな事より今日の晩御飯は?」
「今日の晩御飯は…って話を逸らさないで下さいよ」
『結婚しました。来月、第一子が産まれます』
銀髪の女性はその写真と手紙を受け取り、ぼやいた。
「あいつも平和ボケし始めたのね
こっちはいまだに戦ってるのに…最強の人間が聞いて呆れるわ」
そんな事をぼやいた。
427 :
通達者:2009/03/17(火) 04:26:59 ID:ADbr9X4e
以上です。
もうね…眠くて、いろいろへタレになっています。
次の投下は自分のお気に入りの白瀬か茜又は白瀬の子供という
IF設定の甲斐です。
二人ともGJ!
湯田がテライケメンな所が(ry
義理の妹なら空気から萌えキャラに
不思議!
>>421 GJ!まさかの湯田にワロタが東洋って名前を見て某阿部様のSSを思い出してしまったw
>>427 GJ!次は白瀬で頼む!
白瀬と甲斐の関係が気になる今日この頃
せっかくだから俺は同一人物説を推すぜ
じゃあ僕は白瀬と甲斐は幼い頃に死んだ大神会長の双子の娘のコピーだという超展開説を推すよ!
>>421 GJ なんというイケメンな湯田! 湯田×まゆみってありなんですね。
>>427 GJ 次回作も面白そうだね!
>>434 じゃあ、俺は 武美と白瀬は、智美の記憶が使用されてるんだよな! そこで甲斐=智美の変装説を押すぜ!
・・・さすがに年齢的に無理だろうけど・・・
12で白瀬は6の島岡姉みたいに選手作成人数で白瀬=カイか白瀬≠カイか変わるっていう展開を期待するぜ!
「こんなペッタンコで低身長、童顔の子でいいのか」
「むしろ大歓迎だ!」
ぶっちゃけ白瀬VSカイが見てみたい
二人ともGJ
湯田かっこよすぎwww
白瀬=カイ、鳴滝=シャオ、利根川=黒崎(BB1軍)
とは限らない。
いまだにのりか、ミユ、蘭がないあたり皆の優しさが伺える
>>442 書く本人もそんなもん想像しながらキーボードカタカタしたくないだろうよ
何かの呪いなんだろうな、絶対やってはいけないような気がする。
ほぼ100%負け試合だもんな
大人な人なら別にのりか以外にも沢山いるしな
以下の書き手募集!
蘭・・・ムーミン好きな人いませんか!
ミュ・・・ハム太郎好きな人いませんか!
のりか・・・陣内いませんか…… ってわかれたやん!
ババヤガンなら・・・あ、いやスンマセン
ババヤガンは作戦中は厳しいけど、2人きりのときはカワイイんだぜ?
女「あっ…うん…イイ…」
男「なあ、お前、大神社長の暗殺に失敗したんだって?」
女「んもう……こんなときに任務の話はしないでよ。
なんかさ、姿消してるヒーローがいてさ、ずるいよね。
あん……そこ…」
男「しっかし、お前はまじめすぎるぞ。
デスマスさんみたいに適当にやってればいいんじゃないの?」
女「うん…でも、私まじめだけが取り柄だから…くぁ。
あ、あーっ!」
男「どうしたんだ?」
女「いけないもうこんな時間!
そろそろ港に行かないと。
ワームホールがいなくなってから、移動が大変なのよ。」
男「またか?
まったく、ルッカ局長は人使いがあらいよな。」
女「でも、こんなあたしを使ってくれるんだから…あたしもがんばらないと。」
男「おい、気をつけて行けよ。」
女「大丈夫よ。今回の作戦は局長のキモ入りで
4倍以上の戦力でヒーローたちをやっつけるんだから。
……続きは帰ってからねw」
それが、彼女を見た最後だった。
ババヤガンって女なの?
公式のしつもんコーナーで確定したやん
あのレンズの下にある瞳を見てみたかった
メガネ外すと美人ってか?
・・・・・・ヤバい ババヤガンが可愛く見えてきた
いや、ババァーや眼って言う位だから期待しない方が・・・
>>456 バーバヤガーで検索推奨
ロシア語で魔女のことだから、ロシア人なのかもしれん
流れを断ち切るようで悪いが、
何か保管庫にとてもGJ出来ない作品が投下されているんだが・・・
誰が書いたんだ・・・
あと、武美の陰謀の続きを鬱物にして書いているんだが自分が鬱にならない方法はないか?
書くのを止めればいい
自分でさえ書いてて楽しくないものを人に見せようとするつもり?
お前の情好なんか知るかよ…
少なくともその作品>>>>
>>458なのは確か
とりあえず保管庫見てきたが
「何年」も変換出来ないのか・・・?
462 :
458:2009/03/21(土) 18:19:30 ID:IxxamkJW
何か俺が書いた事になってるが俺だったらちゃんと
作者のところが通達者となっているはずだ。
しかも、投下したと言うコメントを俺は残すぞ。
464 :
461:2009/03/21(土) 18:45:42 ID:GgAoyJJT
ああ、すまん
俺の書き方が悪かったな
あんたがあの作品書いたようになってた、すまん
465 :
458:2009/03/21(土) 18:51:18 ID:IxxamkJW
いや、こちらこそ少し熱くなりすぎてた。
伝えたかったのはなんか妙な作品が直接投下されたって
言いたかっただけなんだ。巻き込んだ人すまない。
でも、あの作品出来が非常に粗いと思うんだ。
勝手な解釈で勝手に納得しないでくれ…
どんなに稚拙やら設定崩壊してようが、荒らしなどではなく作品になっていればwikiに載せる権利があるしここで非難するのは空気を悪くするだけ
少なくともID:IxxamkJWがSS書いてない立場でその態度はおかしい
最後の文は自己嫌悪ならチラ裏なのでよそで書いててくださいな
いや、元々は俺の書き方が悪かったんで・・・
あの作品、よくわからん
ギャグなんだろうけど、台詞がメチャクチャだし
誤字も非常に多いし
・・・とても未成年臭がするんだよなぁ
うわいリロ忘れしてた
色々とスマソ
あのSSの出来はさておき、通達者如きが人のSSを批判するなよ
470 :
458:2009/03/21(土) 19:38:22 ID:IxxamkJW
>>466 ああ、スマン。
あまりにも妙だったからな。・・・ムード×だな俺。
18歳未満は立ち入り禁止だよ
ここって時々沸騰しては皆落ち着くな
とりあえず。みんな落ち着こう!
GJじゅない作品はスルーすればいいだし
できればここに先に投下してもらいたいのは確かだが
474 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 02:52:47 ID:J/EpPqr/
なんか荒れてるから投下しようとしたらOCN規制されてかけないでやんの
ワロス
茜ヤンデレもの
みんな紳士だな。
変態紳士だな。
昭和編とかバトルディッカー編あたりにはきっと娼館とかがあって、そこで瑠璃花とかちよちゃんとか友子とかが働いてそう。エースは誰かな?
霊華さん
そういや霊華さんのはないな
11裏主×霊華
あえてダッシュ親父×霊華
11裏主のモテモテぶりは見てられない
凶器じみた夏の日差しも終わりが見えつつも、野球場ではビールがもっとも売れる季節。
ビール売りの体力消耗の元凶である太陽も頂点から沈み始めた夏の午後。
茜は夏休みの課題。
「家族との思い出について」というA4四枚の感想文に取り組んでいた。
いつものタンポポのような笑顔を浮かべながら、
小波とリンお姉さんとの暮らしを思い出している。
「家族がいるって幸せです!今日はリンお姉さんも速く帰ってきてくれるのです!
小波さんの先発試合を一緒に見ながらご飯です!」
一人ごとをつぶやきながら筆を走らせる茜。
しかしだんだんと、寂しげな表情を浮かべる。
まるで茎からもぎ取られ路上にさらされたタンポポのように、しおれている。
思い出すのは。
秋の海での小波の言葉。
春の遊園地での小波の言葉。
夏の街での小波の言葉。
冬の神社での小波の言葉。
アカネは思う。
あの人にとって茜は妹なのだということを。
はじめはそれでよかったけれども。
妹として愛されるのは心地よかったけれど。
それでもよかったんだけれども。
その心地よさだけではもう耐えられないことに。
けれども、姉になってくれたリンお姉さんの気持ちに気づいてしまった。
アカネを妹にしてくれる前からきっとリンお姉さんは、小波さんのことが好きだった。
そんなリンお姉さんを差し置いて。
我侭を。大好きなリンお姉さんに迷惑を。かけてしまう。
それに小波さんはアカネを女として見てくれていない。
はじめ出会った時、アカネが妹でありたいと望んだから。
この幸せな関係を壊してはいけない。
だからアカネは妹のままでいよう。
小波さんと、リンお姉さんと。
アカネとで3人兄妹でずっとずっと暮らしていこう。
小波さんとリンお姉さんが付き合っても、アカネは妹でいられる。
二人のそばで暮らせる。
そう考えることで、茜は心の平衡をぎりぎりのところで保っていた。
(そうです。幸せを望みすぎてはいけないのです。これでアカネには十分の幸せなのです。)
茜はゆっくりと鉛筆を置き、リンが帰ってくるまでにいつもどおりおいしい料理を作ろうとキッチンへ向かう。
「あわわ、いけません。もうこんな時間です。5時になってしまいました。今からではリンお姉さんが帰ってくる
までに料理ができるかわかりません。おなかを減らせたリンお姉さんにかわいいアカネは食べられてしまいます。」
さすが体育以外は学年トップの成績の知能と、アカネハウスで見せた手先の器用さで料理の腕は、ですぞな人には
及ばないものの、後何年か修行すれば追いつくほどになっていた。
愛する人に食べてもらうための料理ということが茜の料理の腕を飛躍的に伸ばしたのだ。
「きょーうのごはーんはおーむらーいす!まーるくてかーわいいおーむらいす!」
自作の歌を歌いながら、タンポポのような笑顔で料理を手早く作る。
先ほどの翳りを見せた笑顔ではなく、幸せそうな笑顔で。
「リンお姉さん遅いです・・・」
丸くてかわいい青い狸を模したケチャップアートが描かれたオムライスが乗せられた皿が二組。
茜の前に置かれている。
つけっぱなしのテレビから夜のニュース番組のスポーツコーナーで、小波の完投勝利がアナウンスされていた。
小波さんの活躍を一緒においしいご飯を食べながら見たかったな・・・
せっかくかわいくできたのに・・・どうして今日は遅いのかな。
怪我でもしたのかな。どうしたのかな。
・・・ひょっとしてリンお姉さんアカネの汚い心に気づいて・・・
フルフル
「きっとお仕事が忙しいのです!連絡できないくらい忙しいのです!!」
茜はアホ毛を左右に揺らめかせ、両手を振り上げそう宣言した。
「いつもは早くて7時遅くても12時には寝てますが、リンお姉さんと一緒にご飯を食べるのです・・・がんばっておきるのです・・・」
しおれたアホ毛と眠たげな半眼でテーブルに突っ伏しながら、弱々しげにつぶやく茜。
「リンお姉さん遅い・・・もうだめです・・zzzzz」
たれたアホ毛と閉じたまなこ。幼い茜は睡魔には勝てず眠ってしまった。
茜が眠りについた数分後。
ドアが開く音。
眠っている人を起こさないように細心の注意を払い、開けられたことがわかる程度の音。
細く艶のある金髪を後ろでまとめ、夜明け前の闇に溶け込む色のコートに身を包んだ、茜の姉のリン。
静かに靴を脱ぎ、静かに荷物を降ろす。
(まだ起きているのかしらアカネ・・・)
ゆっくりと音を立てず、玄関から廊下へ。廊下から、ダイニングへ。
・・・・
テーブルに突っ伏したまま眠る茜に、言葉を失うリン。
見つめるその眼はとても優しく、妹を思いやる気持ちで溢れていた。
ごめんねアカネ。ありがとう。
そう胸の中で呟くと、リンは小さな茜の体を抱えて、ベッドルームへ運び込む。
茜は小さいがなかなかどうしてトランジスタグラマーなので、ちょっと重かった。
いつも二人で眠るダブルベッドの端っこから、茜を転がす。
ころころ転がり、逆はしにつんであった羽毛布団にぶつかり止る茜。
羽毛布団に抱きつく茜。
「ニヒヒ」
顔をだらしなくゆがませて顔を羽毛布団に擦りつける。
そんな茜を見て、リンの笑顔が更に輝きを増す。
もっと小動物を眺めていたい。
リンはそう思いつつも、重い後ろ髪を引かれつつ、シャワーを浴びにバスルームに。
広いバスルーム。4畳半のスペースの半分が浴槽という贅沢な作り。
熱いシャワーを浴びながら、リンは呟く。
「小波君と・・・幸せになるのよ。アカネ。きっと彼なら幸せにしてくれるわ・・・」
3分ほどのシャワータイムを終え、バスローブを纏い、茜の待つベッドルームへ急ぐリン。
ベッドルームに入ると、羽毛布団に抱きつきながらコロコロと転がる茜。
リンは苦笑いと、微笑ましさと、アホかわいさが混じった複雑な笑顔を浮かべ。
茜の回転を止めるために、羽毛布団の転がる方向に腰掛ける。
ポスン
柔らかな音を立てて茜は止まる。
穏やかな寝息を立てて、幼い少女は薄い瞼を閉じている。
それを見て、リンは呟く。
シャワールームで呟いた言葉を。
更に続けて。
「私がいなくても、小波君はあなたの傍にずっといてくれる。女として愛してくれる。きっと幸せになれる。
なくならない幸せを彼はくれる。だから幸せになって。アカネ。」
そう呟き終えると同時に。
髪の毛から垂れた一粒の滴。
瞼を伝い、ほほを伝い、形のいい細い顎を伝い。
音も立てずに、バスローブに染み込んだ。
リンは、水滴に気を取られ、茜の寝息が止まっていたことに気がつかなかった。
枕元の電気スイッチを消し、リンは茜を抱きしめて。優しく、壊れやすいガラス細工を抱きしめて。
最後のふれあいはほんのわずかな時間。
リンは、茜を起こさないように体を離し、茜との思い出の詰まったベッドからも離れ。
ダイニングで書置きを清書しているとき。
茜の声帯が引き裂けんばかりの絶叫がリンの家に響いた。
はじめはただの母音だけの叫び声。それが声が小さくなるにつれて次第に意味のある言葉に。
「もうつらいのはいやなんです!!何も感じたくないです!!何も思いたくないです!!こんな世界
壊れてしまえばいいです!!・・・」
リンは何が起きているのかわからないまま、声の聞こえるほうに走った。
「アカネ!どうしたの!?」
普段のリンの声音を知る人間からは想像もつかないほど、切迫した声で茜の安否を気遣う。
暗闇の中ベッドに駆け寄り、茜を抱きしめた・・・
そう思った瞬間。リンの意識は後ろからの衝撃に刈り取られた。
閑話休題
ホッパーズ寮。
小波の部屋。
(プルルルルルルル)
アカネ?
(ピッ!)
もう夜中だというのに。
眠そうな顔で電話をとる小波。
「どうしたんだアカネ?」
けれども電話の声はそんなそぶりも見せないいい兄。
「小波さん!リンお姉さんがいなくなりました!」
「いなくなった?仕事じゃないのか?」
「違います。出て行ったんです。机の上に書置きがあって・・・・・アカネのせいですか?
アカネの事が嫌いになったからですか?私が迷惑をかけたからですか?」
「落ち着くんだアカネ!!お前は何もしていないだろ!迷惑なんてかけちゃいない!」
「じゃあ、なぜですか!?私は・・・私は・・・妹で・・・」
茜の声が途切れる。
「アカネ?アカネ?そこを動くな!絶対に部屋にいろよ!電源も切るなよ!」
寮を抜け出し、必死に走る小波。
日本シリーズ。第7戦 9回裏 1アウト 3塁で同点のランナー。タッチアップぎりぎりの浅いフライ。
その時の3累ランナー以上の速度と切迫感で走る小波。
(やっぱりリンの奴、いなくなったか。そんな事だろうと思ってたけど。)
予期していたことではあったが。
(でも!突然すぎるぞ!!)
通話中の携帯電話に向かって
「アカネ!待ってろ!いまもうつくからな!」
夜の大通りに叫び声ひとつ。
「はいです・・・」
か細い声が聞こえる。
その声が聞こえることだけが茜の正気を、無事を証明すると信じて、全速力で走りながら、しきりに
茜に語りかける小波。
速く速く速く着きたい!しかし衝撃が小波を襲った。
通行人にぶつかり携帯を手から落としてしまう。
集中力がすべて電話にとられてしまい前に人がいることに気付かなかった。
携帯は地面を跳ねて転がりそのままどぶの中に。
突き当たったのはいつかの関西弁の親父。
悪いとは思うが茜が最優先なので何か言っているが無視してマンションにダッシュ。携帯も無視だ。茜には代えられない。
さすがに歴代最強主人公(スタミナ255)でも、話しながら全速力+プレッシャーにはスタミナ切れで、
息も絶え絶えながらも15分ほどで、リンの部屋に到着。
鍵が開いていたので、そのまま入ると玄関に敷いてあるモグラマークの足ふきマットに座り込む茜を発見し
安堵のため息を漏らす小波。
「良かった・・・アカネ」
「あ・・・来てくれた・・・良かった・・・」
下を向きながらもいつも通りの声音で話す茜。
一安心して、一拍置いてリンについて話そうとした小波に割り込むように。
「お兄ちゃん・・・お姉ちゃんはどこに行くのでしょう?」
息を呑む小波。
「ア、アカ・・ネ。お兄ちゃんと呼ぶなと・・それにリンはお姉ちゃんじゃ・・・」
茜の言葉を聞き、顔を上げた茜の目を見た時、小波は息をすることを忘れた。
「変なお兄ちゃんです。昔からお兄ちゃんはお兄ちゃんです。一緒のお布団で寝てましたですよ?
早く一緒に寝よう?」
後ずさる小波。
刹那
(ダメだ!俺がアカネの世界を守らなければ!!リンに申し訳が立たない!!)
「・・・・くん・・・小波くん・・逃げて・・」
「え?今のはリンの声?」
呆けた声を上げて、玄関からダイニングへと駆け抜けた小波を。
リンと同じ衝撃が・・・
分岐
1.打球反応○なし
2.打球反応○あり
続きは今度。
次からエロパートです
GJ! 続きが死ぬほど気になるぜ!
しかし、脱臼反応とは驚きだぜ!
(間違えた訳じゃないぞアイコン表示だからな)
GJ
初めてリアルタイムで見れたぜ
492 :
茜続き:2009/03/23(月) 22:16:13 ID:F3je0t/D
1.
打球反応○なし
小波を襲い、ダイニングに倒れこむ。
茜は色のない瞳で小波を見つめ、抱き起こし、ダイニングの椅子に座らせ、ヒモで体と腕と足を縛る。
「ずっと家族3人で暮らすんです」
呟く声音は低く、切なく。
呟きの後、玄関から出て行く茜。
「小波君?大丈夫!?」
部屋に響くリンの声に返事はなく。
「アカネ・・・」
呟くリンの声は茜のそれより更に切なく低く。
それから数時間後、ドアが開く音。
茜は両手に荷物を持って帰ってきた。
「ただいまです!お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
493 :
茜続き:2009/03/23(月) 22:17:46 ID:F3je0t/D
ダイニングに入るなり、茜は椅子に縛られた小波を覗き込む。
「むーまだねてますね。お兄ちゃんはおねむなのです。疲れが取れるお薬を注射するです」
そういうと縛られた小波の腕から血管を見つけ出し、買ってきた荷物から注射器を取り出し、血中に薬剤を投与した。
「元気になるお薬です!これですぐに目が覚めます!」
そういい残し、パタパタという音と共に茜はリンの待つベッドルームへ。
494 :
茜続き:2009/03/23(月) 22:18:42 ID:F3je0t/D
ベッドルームにはベッドの柱に括りつけられたヒモに四肢の自由を奪われたリンがいた。
はだけたバスローブだけを纏っているので、柔らかいけれども仰向けに寝ても型崩れしない大きな胸と
腰のくびれが見え隠れしている。
男ならこの姿のリンを見たら解かずにかならず自分のものにする姿だ。
「アカネ?どうしてこんな・・・それに小波君まで?」
リンの動揺した声にアカネは
「だってお姉ちゃん出て行くって・・・アカネとおにいちゃんをおいてでていくっていうからですよ」
「あなた・・・あの時聞こえてたの・・・?」
「3人で暮らしている幸せな部屋から出て行くなんて・・・ひどいです。お姉ちゃん。
ずっと3人だから幸せなのに。いなくなっちゃったらしあわせじゃないです」
リンは自分の犯した間違いに気づいた。
あの時口に出さずそのまま抱きしめただけなら。
自分の思いを吐き出さなかったら。
私が出て行った後、小波君がきっとアカネを救ってくれたに違いない。
そしてきっと二人の子供と会えた未来もあったかもしれない。
けれど、それはもう過ぎ去ってしまった。
絶対に戻ってこない。それは確信できた。
茜の目の色を見たから。
あの目はもう取り返しのつかない目の色。自分も世界も何もかも壊れた人間の目の色。
リンの頬を涙が伝う。
心に溜まった茜への思いが今までにない量の涙を流させた。
「お姉ちゃんどうしてないてるですか?そんな顔似合わないです。しあわせになるお薬をたくさんもらってきました。
笑ってください!」
いつもの笑顔なのに、目の奥の暗さが今まで出会ってきた夜の住人の誰よりも深い。
そんな最愛の妹の目を見て笑えるわけがない。
「アカネ・・・やめて・・・ずっと一緒にいるから・・・元にもどって」
無駄だとわかりつつも口をつく言葉。
「だめです。お姉ちゃんはきっとどこかに行っちゃいます・・・だからこのお薬でアカネとお兄ちゃんから
離れられないようにします。」
拘束された二の腕をヒモで更に縛り血管に注射する。
「ああ・・・」
力なくうなだれるリン。
「このお薬を注射されると、してあげた人のいうことを何でも聞いちゃうそうですよ!
アカネはわがまま言いませんけど、傍にはいてほしいので仕方ないのです。お姉ちゃんには我慢してもらうです!」
495 :
茜続き:2009/03/23(月) 22:19:28 ID:F3je0t/D
茜の見せた笑顔を見たリン。
その笑顔でリンはあきらめた。
自分がいなくても小波だけでアカネの心は守れるそう信じていたことが間違いだったことを心から悟ってしまった。
茜がしあわせにひたることができるならばと、自分の未来をあきらめた。
タンポポのような笑顔ではなく、紅色の彼岸花のような笑顔を見せて、リンの体をまさぐる茜。
「お姉ちゃんのおっぱいやわらかくておおきいです。きっとおにいちゃんも喜ぶです。3人でずっとこの部屋で暮らしましょう!」
リンの胸は茜の小さな手にはおさまらないボリューム。
小さな手で力いっぱい揉みしだけば指の隙間から胸の肉が零れ落ちる。
「あったかくて気持ちいいです。アカネもいつかお姉ちゃんみたいに大きな胸になりたいです」
リンの頬が赤く染まる。注射されたのは即効性の催淫剤。催奇性はないものの精神に重大な影響を与える。
今までに感じたことのない愉悦をリンの体は感じている。
妹の手で舐られる状況。抵抗することもできずただリンは快楽に耐えていた。
茜の気のすむようにしようと決めても、体を嬲られることには抵抗がある。それも妹にだ。
せめて声だけは上げないように快楽に流されないようにと決める。
「お姉ちゃん気持ちよくないですか?こんなに乳首が硬くなってるのに・・・腫れてるから舐めてあげます!」
そう言うと、子供が母親の乳房を吸うように乳首にしゃぶりつく。
大きな胸の割りに小さな乳首に集中的に舌を重ね、回りを唇で責める。
小さな口で赤子のように吸う茜の、稚拙な前戯だが、薬の効果の前にリンの体は反応してしまう。
震える体、太ももを摺り寄あわせてしまう。
それでも声だけは出さないように歯を食いしばって耐えるリン。
しかし耐える時間はそれほど長くはなかった。
リンの胸から口を話す茜。
「む〜気持ちよくないみたいです。」
ほっと胸をなでおろす。本当は乳首や胸の触られたところ吸われた所から今まで感じたことのない快感が
リンを襲っていたのだ。股の付け根からは液体が垂れ、尻にまで伝っていた。
496 :
茜続き:2009/03/23(月) 22:20:18 ID:F3je0t/D
「やっぱりお兄ちゃんにも参加してもらいましょう!そろそろ起きる頃ですし!」
トテトテトテ
リンを置いてダイニングに。
置き去りにされたリン。
とりあえず、茜の前で絶頂を晒すことだけは避けられたと一息つこうとしたその時。
リンの体に異変が起きる。
声が出ないほどの絶頂。さっき触られていたところから体全体に走り、そして女の入り口を貫いた。
体が痙攣してとまらない。リンの意識が沈んでいく。
目から涙に、鼻水、涎を垂らし、快楽に歪んだリンの顔。
凛とした立ち姿で見せていた顔。
それからは想像つかないほどに、みだらな顔。
白目を剥きだらしなく開かれた口。
愛液が垂れ流された秘所に感じるすさまじい空白感。
その空白感が埋められないことに快楽と苦痛が呼び起こされる。
「た・・す・けて・・・くるっちゃう・・・」
自由になる手の指先でシーツをかきむしりながら、リンは喘ぐ。
「アカネ・・・小波君・・・たすけて・・・からだ・・へん・・・・」
続きは今度
やはりエロ苦手ー
497 :
茜ヤンデレ:2009/03/23(月) 23:00:28 ID:F3je0t/D
下げわすれでした
携帯なのですいません
レスありがとうございました。
ちょっとは楽しみにしていただけたらやる気でます。
続きはお待ちください
gj
こっちも明日には投下したいものがあるけど…大丈夫かな?
なんか俺の中でしんみり子が流れて来た
茜怖いよ〜。
しかし主人公が野手だったら・・・初球○か?
昨日から楽しみすぎて、またお預けは酷なんだぜ
一気に読みたいなGJGJGJ
レスありがとうございました
携帯からはレスきついですね
規制解けたらきちんとレスしますね
えちいシーンは苦手なので一気にかけないのです
お待ちください
鬱モノ作っちまったんだが(もちろんエロなし)
投下していいのだろうか・・・・
ダメなわけがないw
色んな作品があってこそ、面白い
誰の鬱話だろうか?
かかってこいっ
レスありがとです
じゃあ投下します
今日も天気は穏やかだ。
でも、この日何が起こるのか。
まだ、ここの人間は気がつかなかった。
こんな殆どの人が見たくないストーリーが。
「大変だ!!!!!!!!!!」
誰かがの声がグランドに響き渡る。
ここは某球団の練習グランド。
そこにいた球団の若き主砲小波はその言葉を聞いて驚く。
「どうしたんですか???」
小波は慌てて近くに逃げ込んできた球団職員の人に訪ねる。
「へ、変な機械がいきなりここを襲撃してきて・・・・・」
そのあまりに非現実的な言葉に首を傾げる小波。
しかし、それは彼に事実として現れる。
「うわぁ!!!!」
遠くで大きな物体にやられているのを小波は目にする。
それはゆっくりと小波に近づく。
「な、なんだこれは!」
見たこともない機械兵器が自分に攻撃しようとしたのだ。
やられる!!!!!!!
諦めたように目を閉じた。
しかし、次の瞬間小波は何者かによって助け出された。
「・・・・・・・・・大丈夫?」
目の前にいたのは化け物のような巨大兵器と戦闘するにはあまりにも不釣合いな華奢な体格の女性。
「あなたは・・・・・・」
「・・・・・それは後。避難するからついてきて」
小波は言われるがままについて行く。
安全な場所に着き、彼女はホッと一息をついた。
「あの・・・・・・」
小波は先程の質問をする。
「・・・・・・・私は正義の味方」
彼女は一言で自分の素性を語る。
「正義の味方???」
「今はツナミグループがあなたの球団の親会社が政策に反対したのを不満に思ってあんなことをしてる。
私たちはそれを知って救助と計画の破壊を目的としてここまできた。」
つまりこれはツナミグループの仕業ということだ。
ツナミは表向きにはオオガミとジャジメントという2大の経済会社の合併によりできた企業。
こんな非人的な振る舞いをすることを信じられないと思う人が大半だろう。
だが、小波にはそれが全く躊躇なく受け入れられた。
そう、ジャジメントを小波はよく知っている。
最愛の人を不幸の道に陥れた奴らのことを。
非人的なことを行うのも当然よく理解している。
「・・・・・・・・私はリーダーをしていて」
「リーダー!!!!」
彼女が話を続けている途中、彼女の部下らしきものが名を呼んだ。
「・・・・・・・・何??」
「あ、あのツナミの奴らと戦ってたらカズがおかしくなって・・・・」
「・・・・・・カズ??」
小波に衝撃的な言葉が耳に入る。
・・・・・・・・・・・・カズがここに???
「・・・・・・・分かった。すぐ行く。君はここを離れないで・・・・」
彼女はそれだけ告げると部下とともにその場を離れた。
「いるのか、ここに、カズが・・・・・」
もう何年も会ってなかった最愛の人。
さっきの忠告など小波の耳に入らなかった。
導かれるままに立ち上がり、その人を捜し求めた。
「クッククク、、、、悪いなぁ。ウチらかて死ぬわけにはいかないんや」
長身の少女は不気味な笑みを浮かべて倒れた人に言葉を向けた。
「それにしてもまだ10人も倒してへん。命令違反してもっと奥までいって敵探したろか??」
彼女の名は大江和那。
彼女は高校時代超能力者として能力をジャジメントに目をつけられ組織に引き入れられそうなところから逃れて今は正義の味方として活動をしている。
かつては戦いに怯え、涙を流すこともあった彼女。
しかし、今は戦いに甘美を感じ求め続けるようになっていった。
「しっかし、紫杏がいのうなってからアンタらもえげつなくなったなぁ、ククク、ますます楽しくなってきそうや」
和那そうひとり呟くと、倒れた一人の男から「うっ」と言ううめき声を聞く。
「なんや、まだ戦えるんか、先に言ってくれな・・・・」
そう言って槍を握ると男に近づいて行く。
「カズ!!!!!!!!」
後ろから自分を呼ぶ声が聞こえた。
振り向くとそこにはよく知る男が立っていた。
見たくないものを見てしまったような気がした。
そこには喜びながら敵を攻撃する、愛する人の姿がいたのだ。
初めて会ったときに自分オドオドしたり、「ご褒美」の言葉に全力でがんばって、失敗すると大袈裟に泣いたり、キスしたときに顔を真っ赤に染めていた何からか何まで可愛かった彼女。
・・・・・・・・・・・・その面影は全くなかった。
「小波???」
和那は自分に気がつくとスタスタと自分に近づいてくる。
ま、まさか・・・・・
小波は戦慄が走り動けない。
彼女が目の前まで近づく。
しかし、和那がとった行動は彼の予想と大きく違ったものだった。
「会いたかった〜」
和那は満面の笑顔を浮かべると小波を強く抱きしめた。
「ずっと野球で活躍してるの見てたよ。ウチずっと会いたかったんや。
エヘヘ、運命ってホンマにあるんやね」
さっきまでの悪魔の表情が昔見せた天使の表情に様変わりした。
「か、カズ・・・・。どうしてこんなことを」
しかし、小波は彼女のさっきまでの行動を問う。
「こいつら??ウチを散々狙ってたジャジメントの奴らや。
初めはアカン思ったけどこんな奴らに慈悲なんかやる必要ないやん。
だからうちも正義の味方ゆうて優しくやってんやけど面倒になってな
こんな奴ら容赦しないでやってやろうと思ったんや。」
悪びれることなく和那はさっきまでの行為を振り返る。
どうしてだ???
カズはこんな子なんかじゃない!!
小波は気が動転して頭をグルグルさせていた。
まさか、あの変な薬が・・・・・・
憶測のため結局分からないが、小波はどうしていいか分からない。
でも、今は彼女を正気に戻したいと思った。
「えーと、その・・・。ウチとにかく頑張ったんよ。せやからあの時みたいに、キスしてくれへん?」
そう言って、小波の肩を掴み少し顔近づけゆっくりと目を閉じる和那。
だが、小波は話を遮る。
「違う・・・・・・・。」
「え??」
和那は驚いて目を見開く。
「違うよ、カズ。カズはこんなことはずっと怖がってたじゃないか!!!
今のカズは何かに囚われてる!!
思い出してくれよ、こんなこと好きじゃない、あの時の優しかった自分を!!!」
小波は必死に和那に訴えた。
しかし、和那はその声に表情を一変させた。
「なるほどなぁ、そうゆうことか・・・・」
そう呟くと小波の首を掴む。
「んぐっ!!」
そのまま首を絞められた小波は苦しそうに声を上げる。
「あんた等もつくづくひどい奴らやな。小波の『偽者』なんてつくるなんてな」
もう彼女には自分が本人であるかの判断すらできないようだ。
でも、小波は諦めようとは全く思わないかった。
和那のために・・・・、それが小波の意志を削がせなかった。
「そん、なんじゃ、ない・・・・。俺は・・・」
「小波はなぁ、ウチが頑張ったら、褒めてくれて、ウチが辛い思いしたら慰めてくれる優しい奴や。
アンタやない!!!!」
和那は小波の叫びを全く聞こうとせず小波を壁に投げつける。
「ぐぁ・・・・。ゲホゲホ・・・・」
小波は打ち付けられた痛みに悶える。
「こんな奴がおるってことは小波はジャジメントに囚われたってことやろな
ククッ、ますますあいつ等を倒す理由ができたなぁ。リーダーもそろそろ本気で動くやろ。
ククククククッ、ククク・・・・・」
またもや、不気味に笑む和那。
最早自分より、敵を倒すことに魅入られてしまっている彼女を小波は歯がゆい思いで見つめる。
「カズ・・・・・・」
「そろそろアンタの顔ももう見たくないわ。
どうせ小波をコピーしたサイボーグかアンドロイドかなんかやろ??
修理できへんようにしたるわ」
和那はそう言って槍を小波に向ける。
たとえ、もう手遅れでも助けたい・・・・・
大好きな君だけは・・・・・
そう思った小波は大声で叫ぶ。
「和那!!!!!!!」
いきなり自分本当の名で呼ばれ目を見開く和那。
しかし、彼女の持つ槍は小波を貫いていた。
「う・・・・・」
痛みに顔を歪める小波。
「ど、どうして・・・・。」
教えたこともない自分の名前で呼ばれた和那は動揺の声を上げる。
--------------同時に急に自分の意識がハッキリしたことを自覚した。
ここは小波が所属する球団のグランドで彼に会う可能性もある。
そもそも、クローンニングのサイボーグなら数年は造るまでに時間がかかる。
生前の紫杏がもし、小波のコピーを造ったりしたのなら連絡も一つよこすはず。
なにより目の前の彼は人間の証である血を流している。------------------
冷静に物事を悟った和那が自分が何をしてしまったのか気づくにはあまりにも簡単だった。
「う・・・うそや・・・・ろ・・・・
う、ウチが、、、、ウチが、小波を・・・・・
い、いやあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
和那の大声が辺りをこだまする。
「小波!!!!小波!!!!!」
大粒の涙を流し、血を流し苦しむ小波を和那は抱き寄せる。
「おいおい・・・・・。
俺をどれだけバカだと思ってんだよ・・・・・・・
いくら、分数の掛け算・・・・ゲホ、できないから、て・・・・惚れた女の名前も分からないようなやつじゃないつもりだったけどな。」
そう言って笑いながら小波は和那を咎める。
「そ、そないなことはええ!!!
ウチが・・・・ウチのせいで・・・・
早く、病院に・・・・・」
和那は動転して話す。
しかし、そんな彼女を小波は制止する。
「いいんだよ・・・・・・。これは、俺が、あの時・・・・・・・」
「あの時?」
「あの時・・・・・和那、を、浜野と、一緒、に、行かせ、ちまって・・・・。
死ぬ気で、止めれば、こんなこと、に・・・・・。
俺、が甲子、園あきらめて、一緒に、逃げれば・・・・」
恐らくそれはないだろう。
彼と一緒にいようがいまいがジャジメントが自分を逃がすことはないのだから。
「俺、もう、忘れようと思った。
自分の幸せのために、お前を手放した、俺がお前を好きになる資格なんか・・・・・」
「小波!!!
ウチはっ・・・・」
彼の言葉に叫ぶ和那。
「でも、無理だったよ・・・・
おれ・・・・・お前のこと好きだし。」
「あ、アホ!!!!そんなこと・・・そんなこと・・・・」
昔あったようなやりとりと逆のような会話を交わした二人。
それを見た小波は、苦しみながら笑んだ。
「やっと、昔みたいに戻って、くれ・・・・・
んんっ!!!!ゲホゲホ!!!」
苦し紛れに言葉を紡ぐ小波だったが、痛みが強くなったのか血をを吐いてしまった。
「小波!!!」
顔を寄せ合うように和那は小波を抱き寄せる。
「ウチこそ、小波のことを・・・・
好きやのに・・・・大好きやのに!!!!!」
和那の涙は一向に止まらない。
そうか、俺のことを、と思った小波は手を優しく和那の頬に伸ばし、
「さっきまでのお前は和那じゃないから・・・・。
それに、なにがあっても、俺はお前が大好きだ・・・・・・・・・」
と優しく彼女を諭した。
「小波・・・・・・」
「そういや、『ご褒美』・・・・・まだだったな。
こんな、もの、しかやれないけど・・・・・」
そう言ってもう一つの手で頬を包み、よろけながら体を起こした小波は和那に顔を近づけて唇を・・・・・・・。
そのすんでのところで小波は目を閉じて、和那にもたれる様に倒れた。
「小波・・・・・?」
和那ハッとして小波の顔を見る。
「小波?どうしたんや!!!
小波!!!」
体を揺さぶる。
しかし、彼が目を開けることもなければ口を開くことさえもなかった。
和那は慌てて、槍を抜き血を抑えようとするが止まるはずもない。
「・・・・・・あ・・・・・あ・・・」
うめき声しか出すことができなかった。
目の前の事実を受け入れることができなかった。
涙すら流れない。
どうして・・・・・・・こんなことに
「いやぁ最近どエライボケを覚えてきたなぁ小波!!
でも、ちょっとキツくあらへん???
こうゆうのは一応、嘘が前提なんやで??
悲しませたりとか、泣かしたりとかはダメや。
こ、こんなボケされてもツッコミなんてできへんで?
だから、もうこんなのやめよ?
いっつもみたいにありえんバカみたいなことにはいくらでもツッコミしたるし。」
側から見ればただの独り言でしかない。
だが、和那は気にせず続ける。
「ホラ、ウチって大きいからみんな怖がるんよ。
だから、ウチと一緒にいてくる男って小波しかおらへんし。
あの朱里かて男ができたんや!!
しかも小波と同じ野球選手かて。
なんか、朱里ばっか幸せになって、まぁ僻みじゃないけどなんか悔しいやん?
もうこれで終わりなんて、嫌や・・・・・
だから起きて?な?
起きてよ、こなみぃ・・・・
・・・・・・・・・・・ぅ。」
また涙が流れ始めた。
このまま自分が生きている意味があるのか?
今の和那にはそんな思いがよぎり始めた。
愛する人はもういない。
それに自分はこのまま生きてもただ敵を倒すことしかできないあの兵器と変わらない。
「もう、ウチ無理やわ・・・・・・」
和那はさっきまで小波に刺さっていた槍を見つめていた。
カズの声がする・・・・・・!!
ブラックは和那を探している途中にまさに彼女の悲鳴を耳にした。
ジャジメントから逃れるように自分たちに身を寄せた彼女。
だが、彼女は段々と戦いを心底楽しむようになっていった。
このままじゃ・・・・・・・
ずっとそれを危惧していたブラックだったが、どうやらその不安は的中してしまった。
「・・・・・・・・・早くしなきゃ」
このままじゃ本当に和那は壊れてしまう。
ブラックは必死に彼女を探す。
「・・・・ここかな??」
奥の方まで来て調べてみるブラック。
すると、そこにはたくさんの倒れた人。
「・・・・・・・・・・・うそ」
まさかカズが・・・・・。
信じられないが、おかしくなってしまった和那にはその可能性は十分だった。
「・・・・・・・え??」
しかし、ブラックを驚かせたのはそれだけじゃなかった。
「カズ!!!」
そこに倒れていた人の中に和那がいた。
---------------------体には自ら愛用している槍を突き刺して。
生きることにあそこまで執着していた和那がこんな行動をとるなんてブラックには信じられなかった。
「カズ!!しっかりして」
ブラックは和那に呼びかける。
「・・・・ん?あ、リーダー」
和那は弱々しく反応した。
「ホラ、この男・・・・。
見てみぃ・・・・・」
言われるがままにブラックは和那が抱き寄せていた男を見る。
「・・・・・・・・!!!」
そこにはさっき自分が助けたプロ野球選手の男が血を流して目を閉じている。
「カズ・・・・・・これ・・・・・」
ブラックが問いかけると和那は笑みを浮かべる。
「小波って言うんよ。
分数もろくにできへんバカやけど、一生懸命で、野球も上手い。
それにウチのこといっつも気にかけてくれて大事に思ってくれる男なんや。
どや?
メチャクチャカッコええやろ???」
自慢げにブラックに話しかける和那。
そうか、この人がカズの・・・・・。
ブラックはそう理解した。
でも、もう彼に息は無い。
聞きたくないことをブラックは口にした。
「カズ・・・・・この人のことあなたは・・・・」
「そうや。
ウチは大好きな人のことこんなにしてもうたんや!!
せやから・・・・」
「・・・・・ダメ!!!
生きるために皆頑張ってる!!
朱里だって、私だって、カズだって皆同じなのに!!」
「どうせ、ウチが生きてたってろくなこと無いってホントはわかっとるんやろ??
ウチかて、もう小波がいない世界なんて・・・・・」
和那は自ら槍を深く突き刺しているため、どんどん力も無くなっていく。
何をやっているんだ自分は・・・・・。
こんな時に仲間を守るのがリーダーとしての務めじゃないのか??
しかし、ブラックには何をすればいいのか全く浮かんでこない。
ただ、和那に叫び続けることしかできない。
「カズ!!!もう喋っちゃダメ!!」
「そうや、ウチしっとるよ?
リーダーも好きな人おるんやろ??
・・・・・・ウチのようにならんようにな。
幸せに・・・・ならん・・・・と」
そう言ってゆっくりと目を閉じていく和那。
「な、何言ってるの?カズ!!」
ブラックがまたも必死に叫ぶ。
しかし、和那は聞かずに男をゆっくりと抱きしめる。
「そういや、甲子園優勝したんやな・・・・・。
見たかったわぁ、カッコ良かったんやろなぁ」
「・・・・・・カズ?」
「あのバカ犬から逃げてきてわざわざウチに会いに来てくれてホンマにうれしかった・・・・」
「・・・・・」
もう完全に意識が混濁している。
ブラックはそれに絶句して固まってしまった。
「そういや・・・ウチからしたこと無かったわ・・・・・
大好き・・・・こ・・・なみ・・・・」
和那はそう言って彼の唇に自らの唇を重ねると、動かなくなってしまった。
「・・・・・・・・・カズ?・・・・カズ!!!!!」
ブラックは涙まじりに訴えた。
・・・・・・・・でもそれは虚空に響くだけだった。
一通り泣き止んだ後、ブラックは二人の血を拭い、寄り添わせて寝かしてあげた。
「・・・・・・・カズ、ごめん。
私はこのまま幸せにはなれない。」
そう言うと、彼女は携帯の連絡器を耳にあてる。
「・・・・・・・・任務は成功した。
私たちの犠牲者は・・・・・っ。
大江・・・・和那・・・・・」
少し自分の声が震えているような気がした。
「・・・・・・・もうツナミは放置できない。
裏で先導している人たちも含めてもう徹底的にやる。」
だが、彼女はぶれない。
もうこんな思いを二度としたくないから。
「・・・・・・・うん、すぐ戻るから・・・・」
報告を終えると、ブラックは前を向いた。
「・・・・・ごめん。
まだあなたには・・・・・・・・。
でも、私は生きて絶対に会いに行く。
・・・・・・愛してるから」
独り言のように呟くと、ブラックは歩き始めた。
全く、お前はびっくりするようなことばっかりするなぁ
でも、もうやっと一緒におれるからええやん?
なぁカズ?
それもうやめよ
は?
折角ウチの名前知ってるんなら和那ってよんで欲しいよ
でもカズが慣れてるし・・・・
う・・・・
こんなことで泣かないでくれよ・・・。ちゃんと呼んでやるから
ホンマに??
あぁ。・・・・・なぁ和那
どうしたん?あ・な・た?
あなたぁ!?
エヘヘ、新婚気分を満喫中〜♪
なんかなぁ・・・・。まぁいっか
FIN
GJ
初のリアルタイムがカズだという俺はなんて幸運な男
これで終わりです
なんか申し訳ない感じですけど・・・・
スタッフのあのフラグをかき消して彼女が幸せになることを祈るばかりです
切ないのお切ないのお
(´・ω・`)
カズには幸せになってほしいのお
悲しいのう…だがGJ
12では幸せフラグが成立することを祈るわ
521 :
498:2009/03/25(水) 21:31:00 ID:aUHzwbLM
昨日、投下しないで申し訳ありません
一体いつからこんなことになったのだろう
私は自問自答しながら目の前の"ご主人様"に奉仕をしようとする
舌がご主人様のペニスに触れる
「うっ…」
ご主人様の喘ぎ声を聞いて少し上機嫌になる
私はそのまま舌でご主人様のペニスの先っぽを舐め始めた
最初は唇で軽いキス、次は舌の先でチロチロチロと早く舐めあげる
そして先っぽから出てきたカウパー液を舌全体ですくい上げる
カウパー液がペニス全体に湿ってくると今度は口の中に…
今度は先端だけでなくペニス全体を舐め上げる
その際舌でご主人様の玉袋を丁寧に揉み頭全体を使ってジュルジュルをいう音を立てて吸う
イきそうなのかペニスが痙攣をしてきた
私は最高のフィニッシュを与える為に思い切り強く吸う
しかしご主人様は射精せずに私の頭を突き放す
「ハァ…ハァ…」
これ以上無い位勃起したご主人様のペニス
それを見て、私のオマ×コは完全に濡れていてご主人様のモノを完全に所望していた
ご主人様はベットの上で"あたし"を呼ぶ
私は唾を飲み込みご主人様の近くに行く
ご主人様は私のいやらしいオマ×コを見てこう仰いました
「ふん、いやらしい淫乱メイドめ…何もしてないのにグチャグチャとはな」
口ではそう言いながらご主人様は優しく私の花びらをいじり始めた
最初は入り口を指でなぞり徐々に私の中に指を入れていく
やだ、エッチなお汁がご主人様の指に付いちゃってる
エッチなお汁にまみれたご主人様の指が私のおマ×コの中を出たり入ったりしてくる
「あっ、あっ…」
あっ、私…ご主人様の指で感じちゃってる…
そんな私を見ながらご主人様は指をもう一本増やして奥へ突っ込もうとしてくる
スゴイ…二本の指が中でグニグニと動いてる…
そして指をどんどん速く動かして奥へ奥へと入ってくる
も、もう駄目ぇ…
「や、やぁぁぁぁぁ…」
私はご主人様のお顔目掛けていやらしい汁を噴射した
ご主人様の指でイっちゃった…
私はそのままベットに倒れこんだ
肩で息をしている私を見ながらご主人様は自分の指をペロペロと舐めている
「あーあ、指がベタベタだな…」
そしてあらかた舐め終えると今度は私のオマ×コに顔を向けた
今度は直接味わいたいらしく唇が軽く触れる
「ご、ご主人さまぁ…そこは…」
私はヘロヘロになりながらご主人様がしやすいように顔に近づける
オマ×コがご主人様のお顔に近付くとご主人様はまるで犬のように私のオマ×コを舐め始める
……気持ち良い…
ご主人様は汁まみれのオマ×コを優しく舐める
時に真っ赤になったオマ×コの周りをそっと触れるように
時にお汁を吸うようにジュルジュルと音を立てて私のオマ×コを舐める
指のような激しいのも良いけどこういうのもいいなぁ…
だけど…やっぱり…
「ご主人様、もう我慢が出来ません」
私は甘えた声を出す
「なんだ?何が我慢が出来ないんだ」
「そ、それは…」
ご主人様は意地悪な笑みを浮かべている
分かってるの、私の口からいやらしい言葉を聞きたいんだって事
でも我慢してたら頭がおかしくなっちゃう…
私は自分のオマ×コを指そっと広げてご主人様におねだりの言葉を漏らした
「わ、私のいやらしい淫乱おマ×コにご主人様の大きくて硬いオチ×ポをぶ…ぶち込んでください!」
522 :
498:2009/03/25(水) 21:31:42 ID:aUHzwbLM
言っちゃった…何度も言ってるけどやっぱり慣れない
恥ずかしさのあまり私はご主人様から目を背けていた
そんな私を見ながらご主人様は耳元で甘く囁く
「よく出来ました…」と
そしてご主人様は私のおマ×コの入り口に大きなオチ×ポをくっ付ける
私は思わず唾を飲み込んだ
何回も交わったとはいえやっぱり挿入の時が一番緊張する
そしてご主人様のオチ×ポがズプッっていう音と共に私のオマ×コに入ってきた
「んあああああああ…」
は、入ってきた・・・ご主人様のオチンポが私の中に…
身体の中に入ってきたオチ×ポを自分の意思で締め付けてみる
私、ご主人様が「うっ…」って小さくうめくのを見て少し感動しちゃった
だって私の身体でいっぱい感じてくれる、私を優しく愛してくれてる
そう思うとご主人様に仕えてて良かったなぁって思うの
そしてご主人様のオチ×ポが私の一番奥に到達するとご主人様は大きく息を吐き出した
「それじゃ、行くぞ…」
「はい、ご主人様…」
ご主人様の腰が動き始める
私のオマ×コをゆっくり味わいたいらしくずるずるとオチ×ポを動かす
動くたびに私は声を出すのをこらえる
無駄な事だって分かっているのに…
そんな私を見ながらご主人様はオチ×ポの先っぽで私の奥をぐりぐりとこすりつける
「んんん〜!」
そして今度はコンコンと私の子宮をノックしてくる
子供が出来る準備、しちゃったみたい…
おそらく私の子宮は既に開いてご主人様の子種を所望している
ゆっくり味わっているご主人様にキスをする
このキスは…思いっきり突いての合図
合図と同時にご主人様の腰の動きがどんどん速くなっていく
ご主人様のオチ×ポが動くたびにいやらしい汁が飛び出しベットやご主人様の太ももを汚す
そして私ももっと貪欲になっていく
軽いキスからご主人様の舌を、唾液を徹底的に吸い尽くすように
ご主人様が私に体重をかけてくる、これは精液が出る合図だ
あ、たしも…
私はご主人様に足を絡ませて逃げられないように固定をする
「んんんんん〜〜〜〜!!!」
ご主人様の先っぽから熱くてドロドロした液が私の中にどぴゅどぴゅと飛び出る
それと同時に私も足を痙攣されて…イった
私達二人はそのままベットに倒れこんだ
「大丈夫か?紫杏」
彼が私に声をかけてくる
「大丈夫よ、そんなにやわじゃないし…」
嘘つき、本当は膝がガクガクしてるじゃない
「そうか?じゃあシャワー浴びてくるか」
「行ってらっしゃい」
あたしが彼を見送ろうとすると彼はあたしをお姫様ダッコをしてこう言った
「紫杏も一緒なの!」
嬉しいけど、ちょっと辛いな…
あたしは心の中でそう思いつつ彼のたくましい腕に身体を預けていた
「さて、今回はどうだった?」
シャワーを浴びながら彼はあたしに聞いてくる
「78点、もう少し声をかけてくれると嬉しいわ」
「声ねぇ…」
彼は困った顔をして足りない脳みそで考える
そんな彼を見て私は思わず噴き出してしまう
「こら、人が真剣に考えているのに…」
彼が私の胸に触れる
「きゃぁ!もうエッチなんだから!」
私の才能、他人が望む自分をいつまでも演じることが出来る
もしこの力で君を笑顔に出来るならいつまでも演じよう
君の為に尻尾振ってやってきて顔を舐める愛犬のように…
End
前フリってやっぱり必要だね
あるのとないのとでは入れ込み具合が違うよ、やっぱり
>>516 GJ 面白かったよ! 本当に12でこうなりそうで怖いな
そういえば質問コーナーで
10の時はこの後幸せになるような感じのことが書いてあったけど
11で一気に怪しくなったな〜
>>524 よく考えると温水 ちよ より紫杏の方が演劇上手そうだよな〜
努力します。ケケケ。
>>525 11裏で自分は俳優とかには向かないって言ってなかったっけ
GJ!
刺さってる槍抜いたら血を抑えるどころか大量出血するような……まあいいか。
紫杏は「役」を演じるじゃなく「人格」を演じるからな。
カズといい、紫杏といい、
10祭じゃあ〜〜〜
今夜あたり茜続き投下予定です
533 :
茜続き:2009/03/26(木) 22:19:08 ID:30Q46zjQ
「む〜まだおねむのようです。早く起きないとお姉ちゃんが大変なのですよ」
ダイニングの椅子に縛り付けられたままの小波。
まだ意識は戻っていないらしく、俯いたまま目を閉じている。
息は一定のリズムを刻んでいるので体には問題ないのが、見て取れる。。
「そろそろお薬も効いて元気になってもおかしくないのですけれど」
アホ毛をピコピコ動かしながら小波の周りを子犬のようにぐるぐる回る。
「う・・・あかね・・・」
小波は首を振りながら呟いた。
「起きたです!お兄ちゃんおはようです!おねえちゃんが大変なのです!」
「アカネ・・・さっきはどうして・・・」
自由にならない手足の感覚も後回しに、茜の豹変について質問する。
茜は。
初めて出会った時のニパッ!とした笑顔で。
「仕方なかったのです。お兄ちゃんにお姉ちゃんとセックスしてもらいたかったのです。だって、二人で幸せになってほしいのです!茜は妹だからお兄ちゃんとの子供はできないですけど」
口が歪む。目が歪む。
かわいらしい目鼻立ち。幼い笑顔。
季節の素晴らしい風景、情景をちりばめた様な笑顔を見せてくれていた茜の笑顔が。
「おにいちゃんとおねえちゃんとのこどもとならあかね、けっこんできますよね」
笑顔が歪んでいく。
「お兄ちゃんもお姉ちゃんもお互いそっくりで、お互いのことが大好きで。アカネのことを知る前から好きだったのおねえちゃんからおにいちゃんをうばえないけど。」
「だいすきなふたりのこどもならきっとあかねはだいすきになれます」
小波は、壊れてしまった目の前の茜を見ながら、あの夜、公園で交わしたリンとの会話を思い出していた。
「あなたに迷惑がかかると思って・・・」
リンの言葉は間違ってはいない。
が、完全な正解ではなかった。
リンにも迷惑がかかるということをアカネは考えていた。
そこに思い至らなかったリンと小波の過ち。
もはや取り返すことができないことを、リンと同じく小波も悟った。
「お兄ちゃん?どうしたんです?アカネの話聞こえてないですか?む〜困ったお兄ちゃんです。」
534 :
茜続き:2009/03/26(木) 22:20:00 ID:30Q46zjQ
また荷物から新品の注射針とアンプルを取り出す。
「しかたないです。お姉ちゃんと同じお薬を打ってあげますね!」
「薬!?」
「はい。さっきは元気になる薬です!今度のはなんでも言うことを聞いちゃうお薬なんです!」
さっきと同じ要領で小波の腕に針を刺す茜。
「やめ・・・」
やめろ。目を覚ましてくれ!
そう言おうと小波は思った。
それに茜が縛った縄も、肩と手首の関節外せばなんとか抜けられないことはない。
注射を避けることはできる。
だが、もうどうしようもないほど壊れてしまった茜の瞳を見た小波に抵抗する気力はなかった。
もしここで抵抗して注射を拒んだら。
茜はきっと一人の世界に閉じこもり、出てこない。
その世界にはリンも、小波も立ち入れない。
それならばいっそ、壊れた世界の人形として茜の世界の一員として暮らそう。
偽りの幸せ、その先には不幸が待っているのだろうが、家族を一人にするよりはましだ。
小波もまたリンと同じく、あきらめた。
今までの歴史も、これからの未来も。
アカネをしあわせにするためにあきらめた。
「お兄ちゃん。どうですか?」
小波が思考の泥濘に沈んでいる間に注射は終わっていた。
「むー。変です。そろそろ元気になってるはずです」
「とりあえず縄解きますね!」
茜はテキパキと縄を解き小波の体を椅子から解き放った。
しかし手はいまだ縛られたまま。
「お兄ちゃんお姉ちゃんがベッドで待ってます!!一緒に行きましょう!」
小波の背中を押して、リンの待つベッドルームへ。
535 :
続き:2009/03/26(木) 23:43:17 ID:30Q46zjQ
>
そこには獅子に劣らぬ力を持つ四肢を拘束されたリンの姿。
リンの体は対面した敵を瞬時に制圧する力を持っている。
しかし今のリンの体は男に制圧されることを望んでいた。
かすかに動かせる体を必死に動かし、そこから得られる快感を堪能する。
しかし、シーツに柔らかく大きな尻をこすりつけ、太ももをこすり得られる快感は薬の力を借りても、満足させるほどには決して至らない。むしろ体のなかの疼きと熱を増す効果しか生まない。炎は強風によって消えるが、弱い風ではかえって炎の勢いを強めてしまう。
今のリンの状況はそれに似ていた。茜の放置プレイによって生み出された体の疼き。
まったく満たされない体の疼きがリンの強固な理性を更に破壊していく。
「早く・・・アカネ・・私の胸を触って・・むちゃくちゃに弄って、乳首が痛いの・・」
リンの大きく形の良い胸。桃色の突起は硬く尖っていた。いつもコートに隠されながらも常に存在を主張する胸は、リンを見た男なら必ず触りたい、揉みたいと思わせる。
しかしリンの殺気と威圧感がその思いを瞬間に消し去る。
「お願いアカネ・・・早く戻ってきて、おっぱいをさっきみたいにもっとしごいて・・」
呆けた顔でおねだりするリン。
「そして・・・オ」
リンが自分の欲情を声で発散していたその時、ドアの開く音と共にアカネと小波が部屋に入ってきた。
「お姉ちゃん!お待たせしました!お兄ちゃんも帰ってきました!」
アカネの元気な声。
「リン・・・」
小波の声は対照的に絞り出すような声。野草を煮詰めた汁のような苦味とそれとは何か違うものが混じった声音。
小波の声に、水に溶けた結晶のように分散し薄まった理性がかき集められリンの瞳に力が戻る。弱弱しいながらも、確かな光。
必死に体を捻る。縛られた時のアカネの言葉からわかってはいた。きっと小波に見られてしまうことは。
小波君・・・ごめんなさい。アカネ・・・ごめんなさい。
アカネは、リンの心の中の懺悔に気づくこともなく。
小波の背中を押しベッドに座らせた。
「お兄ちゃん好きです・・・」
小波の虚ろな、それでいて欲情に囚われた目を見ながら、茜は接吻する。
茜の桃色の唇から誘うように這い出した舌が、小波の唇の隙間に潜り込んでいく。
536 :
続き:2009/03/26(木) 23:43:54 ID:30Q46zjQ
アカネの人形になってやろう。アカネが幸せしか見えない人形になったのなら、俺はアカネを幸せにする人形になろう。そう決めた小波はもう迷わなかった。
小波も舌を伸ばしお互いに絡ませあう。
キスを交わしながら、小波の腕を縛る縄を解く。
自由になった腕で、小波は茜の普段着のパーカーの下から手を差し伸べ、胸を触ろうとする。
「だめです。今のお兄ちゃんとはキスまでです。これから先はお姉ちゃんとです!」
そう言うと茜は、小波の手をとりリンの胸へと導く。
「や・・・こな・・、あぁぁああああああああっ!」
胸に小波の手が触れただけで、今までにない声をあげるリン。
「お姉ちゃんはやっぱりお兄ちゃんのことがすきなんです。アカネががんばってもあんな声をあげなかったです。お兄ちゃんはお姉ちゃんのことが大好きって言ってましたよ」
胸をぐにゅぐにゅともみしだき、両手でこねくり回す小波。
柔らかさや暖かさ、大きさ張りどれも、今まで経験した女とは段違いだった。
手のひらをいっぱいに広げても、胸全ては覆いきれない。
吸い付く肌の柔らかさ。触るだけで気持ちよい。
指先で乳首を押しつぶすようにしながら、乳首を吊り上げる。
「あああぁぁ!」
悲鳴の中に官能の響きが混じる。
痛みの中に絶頂感を味わい、リンは自分の体がおかしくなったことを改めて感じた。
もっと痛くして、感じさせて、なにも考えない快楽だけの人形になりたい。
「小波君・・・もっと痛くして・・・あたしをこわして・・・」
小波は無言でキスをする。
537 :
続き:2009/03/26(木) 23:44:36 ID:30Q46zjQ
抗議の声は小波の唾液とともに口の中に押し戻される。
リンの大人の唇をこじ開け舌をねじいれ、口の中をなめ、美女の舌を蹂躙する。
思う存分舌でリンの性感帯を堪能した後、小波は口を部屋に入って初めて開いた。
「三人で壊れよう。壊れた世界で幸せになろう」
そう言って、もう一度キスを交わす。
小波はジッパーをおろし、ズボンに締め付けられていた巨大な逸物に自由を与えてやる。
リンの開かれた足の付け根。
足を伝って流れる大量の愛液。
キスの快感に頭が靄がかり、理性は再度消え去ってしまっていた。
そんな靄は小波が不意に突き入れたペニスによってかき消され。
熱い肉の快楽に全ての思考はかき消された。
小波の鍛えられた体で打ち付ける亀頭は、リンの濡れきった肉壺を突きまくり、こすりあげる。
「あひぃ、あっ、あ、あ、あ、あ」
「気持ちいいか?ほら?」
返事の代わりにガクガクと壊れた人形のように前後に揺れるリンの頭。
巨乳がたぷんたぷんとワンテンポおくれて激しく揺れる。
舌を唇からだらしなく伸ばしてキスをねだる。
男の本能を直撃する顔と、嬌声に小波の欲望は膨らみ続ける。
女の欲望を満たす快楽に浸りきるリンとの間、二人の愛欲は等比数級に高まっていった。
そんな二人の肉の交わりを心底嬉しそうに、楽しそうに、羨ましそうに、暖かい目で見守る茜。
その内心はいかなるものなのか。
その笑顔を崩さないまま、部屋を立ち去る。
「お兄ちゃん。お姉ちゃん。早く孕んでくださいね」
その言葉を残してドアが閉まり。
二つの人形が部屋には残された。
538 :
続き:2009/03/26(木) 23:47:15 ID:30Q46zjQ
10祭りの最中流れもよまずに茜続き投下でした。
えちいシーンは苦手。
がんばって書いたが拙いのですいません。
とりあえず今日はここまで。あとはエピローグになります。
分岐はまあぼちぼち。ベストエンドはあるのか?
玲奈祭りとはなんだったのか
>>538 えっ? これベストエンドじゃないの?
それにしても茜は注射器や怪しい薬をどこで手に入れてるんだ?
まあ、聞くのは野暮ってもんだけどね。
>>539 みんなの心の中にあるお祭りだよ
打球反応ありパターンはあるのかな?
なにはともあれ乙
やっと解除された!
あーヤンデレもの一気に書き上げる!
>>490 とりあえずBADルートは残すところエピローグです。
打球反応はまあそういうフラグがあってもいいかと思いまして。
斬新と感じていただけたなら嬉しいです。
>>491 ありがとうございます。
夜中投下ばかりですが・・・
>>501 そうですねー
打者では反応のよさを表すのがないので走力と守備力たした合計値ですかね
>>502 一気に書きたかったのですが、規制で投下が大変になるので・・・
これで書きながら投下とかもできます
>>540 BADです
多少強引ながらもエピローグで入手元は出ます。
グッドまでには後ひとつ分岐を乗り越えてもらわないといけないのです。
>>542 打球反応○のGOODが書きたくてはじめたのでありますよー
玲奈祭りも結局2つだけか
これを文章にしろって?
そんな事言ったら前フリだけで3ヶ月かかるぞ
紫杏「おい、小波」
妙子「これは一体」
和那「どういうことなん?」
小波「どうって言われてもこういうことっていうしか…」
和那「アホォ!あたしは…あたしは小波とずっと一緒に居られると思うてここへ来たんやで!」
妙子「私も…」
菜桜「それなのになんで紫杏ちゃんやカズちゃんがいるですか?」
小波「そりゃあ…俺が許可したに決まってるだろ?だってここは俺の家だし」
和那「せやけど!」
五十鈴「……五月蝿いわ…」
紫杏「五十鈴、お前は不満はないのか?」
五十鈴「私は小波と一緒に居られるならどうでも良いわ、それにそんな事でことで小波君を嫌いになったりしないもの」
紫杏・カズ・妙子「うっ…」
さら「私、小波君が一緒に住んでも良いっていうからここへ来たんです。だから小波君のいうことには従います」
五十鈴「芳棚さん…他の皆は?」
和那「…ふう、五十鈴の一人勝ちやな…まあええわ、あたしも小波には従うで」
妙子「そうね、意地を張って小波君の機嫌を損ねちゃ追い出されるかもしれないわね」
紫杏「そうだな、他に行く当てがあるわけでもないし…」
小波「話は付いたか?」
菜桜「はい、みんなこの家に住むことにしましたよ」
小波「そうか…じゃあ歓迎会でもするか」
一同「さんせーい」
小波「あっ、お前は悪魔!」
悪魔「お久しぶりですね」
小波「…これで彼女達は幸せなのか?」
悪魔「いえ、これから幸せになるんですよ、あなたの手でね」
小波「へ?」
悪魔「あなたの願いは「みんなを幸せにしてくれ」ですから…いやぁ、苦労しましたよ彼女達を集めるのを…」
小波「……ありがとうな」
悪魔「おや、こんなこと望んでなかったなんていうと思ったのに…」
小波「俺の知らない所で不幸になるより、頑張ればどうにかなる環境を作ってくれたんだろ?」
悪魔「……」
小波「俺、頑張るよ!じゃあな、悪魔…」
悪魔「まさかありがとうだなんて…いえ、彼は本当に彼女達の幸せを願った、ただそれだけだったのでしょう
今時あんな人間が居るだなんて…仕方ありませんね、別の獲物を探すとしましょう」
とりあえず桜姉妹の名前のミスはワザとなのかどうか……
ごめんなさい、少し酔ってた
本当すみませんでした
ホントに二股できてしまうから困る
まぁラストに痛い目見るけど
>>549 気のせいかもしれないけど、蘭と、いつきと、若菜と、ミーナがいないんだが
蘭は気のせいだ
>>551 その3人は彼女にはならないからだろ
ちょっといつきの左の方の漢字一文字が見えないんだが
>>553 二文字だぜ。朱里って書いてあるんだ。
そしてルッカを忘れるな
>>554 残念ながら
朱里は11の嫁で
ルッカは12の嫁だからそれはありえない
>>555 アレを攻略するのか・・・あと555ゲットおめ
桜といえば才葉さくらもいつか嫁にできるのだろうか。
仮に兄貴と一緒にアメリカに渡ってたらパワメジャクンポケットになっちまうな。
白瀬がデレたらとんでもない破壊力がありそうだ
>>548 さらの苗字と奈桜の名前の間違いって結構あるんだな
特にさらは棚じゃなくて槻っていう字なんだけど
攻略ウィキとかでは棚になってるから勘違いしちゃったかもね
>>547 じゃあ前フリはいいからエロ描写をするんだ
折角のハーレムなんだから
>>547 各キャラの口調が気になるな。特に五十鈴とか五十鈴とか五十鈴とか
修正が完了すれば問題はない
ハーレムに期待せざるを得ない
小野さんと11裏主
五十鈴は女言葉を使わないで男言葉をベースに凛々しくした方がいいな
五十鈴「私は小波と一緒に居られるならどうでも良い、それにそんな事でことで小波君を嫌いになったりしないぞ」
イメージとしてはパワプロの聖をイメージしてもらえれば良いと思う
とりあえず3分くらいでいいから一回彼女攻略の動画を見たほうがいいと思う
それもなんか語尾に違和感が
五十鈴「私は小波と一緒に居られるならどうでも良い、それにそんな事で小波を嫌いになったりはしない。」
俺的にはこれが一番しっくりくる
>>558 白瀬はデレるより素直にこっ恥ずかしい事を堂々としそうな気もする
こうか?
瑠璃花(誤爆)「かっ、かんちがいしないで下さい。私はべつに小波といっしょに居られるならどうでも良いってわけじゃありませんからね! それにそんなことで小波をきらいになったりはしません!」
>>565 それもアリだが白瀬もたまには甘えたくなるんだよ。
8主人公にデレデレで甘える白瀬
いいね
白瀬「……あの、さ」
8主「ん?何だよ?」
白瀬「その、あたしらって結構言葉で言い表せない関係じゃん?」
8主「そうだな、CCRの時からの関係で、大神に反発して命狙われてる物同士だし、それに何度も一緒に寝てるしな。まぁ、俺は芙喜子の事は特別な存在だと、ずっと思いたいな。」
白瀬「……バカ。けど、あたしもそう思ってる。」
8主「ありがとう。」
白瀬「はぁ…、でさ、そういう関係だからね、あの…」
8主「もたれ掛かってもいいぞ?」
白瀬「……あっそ、じゃ、あんたのワガママ聞いてやるわよ。」
8主「嫌なら別にいいが?」
白瀬「たまにはこういうのもいいかなって思っただけ。…………髪、下ろっか?」
8主「髪は関係ないだろ…。」
白瀬「そうね。」
白瀬デレがこんなのしか思いつかなかった、はい駄文
「よお、白瀬。久しぶり」
「・・・あんたねぇ。久々に恋人に会って初めての言葉がそれってどうなのよ?
ちょっとは心配してた素振りぐらい見せなさいよね」
「え?いや、この前連絡した時は無事だったし
それに白瀬なら大丈夫だと思ってるからな」
「・・・・・・・・・」
「それよりこれからどうする?
何か食べにでも行くか?」
「あー・・・その前にちょっと頼みがあるんだけど」
「・・・どんな頼みだよ?」
「ちょっとでいいからさ、・・・・・抱きしめてくれない?」
「へ?」
「いや、だからさ。
こう、ぎゅーっと」
「あ、うん。わかった」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ん、ありがと」
「よくわからんが、どういたしまして。
で、今の何だったんだ?」
「まあ、久しぶりだからね
今は、これで満足。続きは後でね」
「・・・続きってなんだよ」
心配されたかった白瀬さん
全然デレてない気がしまくりんぐ
携帯からの駄文すまソ
GJ
霧生夏菜と白瀬の髪下ろした姿ってすんごい似てるよな!
長さが足りない
既に出ているかもしれないけど
上守甲斐と白瀬の髪下ろした姿ってすんごい似てるよな!
>>564 三点リーダー使えば完璧だな
五十鈴「…・・・私は小波と一緒なら。
それに…そんな事で小波を嫌いになったりはしない」
なんてどうだろう?五十鈴には強い拘りがあるから妥協できない
>>573 お約束だけどすげえぜ越後!
髪を下ろした白瀬を見たことないからなぁ。
今頃白瀬は寺岡に魔改造されてるって信じてる
深雪先生が表に出れないのは幽霊故か…
チクショウ
>>576 裏でその御姿を拝見できただけよしとしようぜ
ソッコーでハタ刺されてるがな
仲間になってほしかったぜコンチクショー
そしてそのまま主人公を襲うと
「先生、俺もう駄目です。お願いです。出させてください」
「ふふふっ、それじゃ諦めてハタをたてさせなさい」
「そ、それは……」
「じゃあ、あなたの大事な物を脚で踏み潰してもいいのね?」
「ちょっと先生!」
ぶち!
「うわぁぁぁぁ!」
「あら? 意外とあっけないわね。でも大丈夫よ。まだもう一つあるからね」
って俺は何を書いてるんだ。
ナニを破かいしてるんだ
「先生!タマやない、棒を踏むんや!」
「えー、痛そうな棒なら持ってるわよ?」
「その棒やなくて、サオ、サオやがな!」
「ええ、よく見るとけっこうイケてるでしょう?」
「そりゃサオやなくてカオやーーっ!」
ハッ!俺は何を書いているんだ
ナニを掻いてるんだ
さすがエロパロ…
紳士が揃ってるぜ…
ようこ先生と深雪先生のダブルフェラは至高
隣のクラスの担任がようこ先生か
茜ヤンデレ続き短いですけど、明日の晩あたりになげます。
打球反応○ルートでし
ヤンデレなようこ先生にレイプされてしまった1主人公
というのはありかね?
1でも殴ったりしてたから十分にありでござろう
そして足で腰をロックされて我慢できずに中出しして
孕んじゃって強引に結婚に持ち込むようこ先生とか最高。
というかようこ先生の話は少ないから何でもOK
1主「せ、先生こんなこと許されるはずが・・・」
先生「何、言ってるの・・・ 私が顧問引き受けなかったら野球部無くなっちゃうんでしょう?」
1主「うっ、確かにそうですけど・・・ こんな事が許される筈が・・・」
先生「良いのよ〜 学校に話しても、まあ野球部どころか貴方は退学でしょうね」
1主「うっ!」
先生「頭の良い貴方なら、解ってるわよね?」
1主「お、俺は、せ、先生の性奴隷です」
先生「ハイ、良くできました」
1主「先生の為に奉仕させて頂きます」
先生「先生うれしいわ〜 ふふふ、ねえ貴方の立派なイチモツで先生を早く満足させて〜」
何か違うwwwww
>>588 期待しています。頑張ってください
>>593 はやくそのプロットをSSにする作業に戻るんだ
野球部の顧問になることをエサにして
1主を先生なしじゃ生きていけない体に仕立てる痴女ようこ先生
なんだこのようこ先生祭り
ここまでパワポケスタッフ
GBAでリメイクされても彼女候補にならなかったからな…
スタッフが独り占めしたかったんだよ
でも10で人妻になってたじゃないか。
まぁそっちの趣味がある人は関係ないだろうけど
この前カズ書いたものですが、悲しいもの書いて自分でも滅入ったので
ノーマル投下します
「・・・・・・・・・・・・おい芙喜子」
「何よ???」
「お前、『新婚祝いに手料理作ってあげる』って言ったよな?」
「うん」
「何だこれは!!カップ麺じゃねーか」
「だから、アンタのことを一生懸命に想って、愛をこめてお湯を沸かしたのよ」
「・・・・・・・・・・」
こんなのもいれば、
「相変わらず、形は崩れるんだよな」
「でも、しょうがないじゃ〜ん」
「・・・・・・・・テンション高いな」
「なんだかんだで全部食べてくれるダーリンに感謝してるのですよ」
「実際おいしいから苦労しているわけじゃないぞ」
「でもさ、これが愛って奴ジャン!!うんうん」
「そうだな。おかわりあるか??」
「うん、いっぱい食べてね♪」
こんなのもいて、
「料理?そんなもんできるわけないじゃない」
「ごめんごめん。いや、なんか朱里に料理作ってもらったら嬉しいなぁって思ってさ」
「全く、私が普通の女の子だとしても、もう女の子が料理作る時代じゃないから」
「じゃあさ、一緒に作ろうよ」
「え??」
「初めて会ったときから俺たちは力を合わせてやってきたんだ。
だから料理だってそうすれば最高のものが作れるはずだよ!!」
「そ・・・うかな?」
「あぁ!!だから一緒に作ろうよ、朱里」
「うん・・・・一緒に・・・・つくろ・・・」
はたまたこんな感じもあり、
「うぅ、ゴメンなぁ・・・・」
「そんなことないよカズ。
いままでのお前の苦労を考えればこれくらいはさ」
「いや、でもやっぱり愛する人に手料理もつくれんウチは・・・・」
「バーカ、今日みたいにファミレスでいいじゃん。
ずっとお前と話をしてなんか失った時間が取り戻していけそうだよ」
「・・・・・・・・・・・・やっぱり、アンタはウチの最高の旦那様や!!!」
「おいおい、こんなとこで抱きつくなって・・・・あれ?」
「どうしたん?」
「カズ・・・・・今の会計2400円だよな」
「うん」
「今1万円札持ってるんだっけどさ、もしかして足りないか?」
「・・・・・・・・・」
「おいおい、どうしたよ?」
「ねぇ、帰ったら算数しよ?ウチが教えたるから」
「ええ!!何でだよ??」
「できたら、ご褒美に裸のウチを好きにして・・・・ええよ?」
「ま、マジ?」
「できなかったら、お仕置きでそっちを脱がせてウチが好きしたる!!」
「え・・・・それってどっちも天国なんじゃいの?」
「スケベなことには察しええなぁ・・・・・。
でも今日はウチも・・・・・欲しい、から」
「そっか、カズ愛してる」
「ウチも」
こんなものもある。
とまぁ手料理のエピソード。本題はここからです。
「・・・・・・・・・・ぅう」
マンションの一室。
一人の女性は言葉を失っていた。
「ただいま〜。
真央ちゃ・・・・・なんじゃこりゃ!!!!」
男が部屋に入ってくる。
彼の名は小波。この家の主である。
「・・・・・・・・・・・・・失敗した」
こう呟くのは芹沢(旧姓)真央。
小波の妻である。
プロ野球選手の彼に手料理を振舞おうとした真央は彼が試合から帰ってくる前に調理をしたのだが、未経験の貫禄といっては変だが見事に失敗して、家中を煙だらけにしてしまったのだ。
「どうしたよ、これは・・・・・」
呆れたように小波は呟いた。
「・・・・・・・・・・・・」
状況に絶句した真央は何も喋らず口をパクパクさせていた。
「しょうがないな」
小波は、せっせと後始末を開始した。
程なくして、終わると、小波はテーブル前の椅子に腰掛け真央に事情を聞く。
「・・・・・・・・・手料理」
「え?」
「・・・・・・・・・小波に食べさせてあげたかった」
そう言ってしょんぼりする真央。
「そっか」
それを聞いた小波は笑みを浮かべた。
「?・・・・・・・・・・・怒らないの?」
「俺のためにやってくれたんだろ?
嬉しいよ、すごく。
そうゆう気持ちがすっごく心に響くんだよ。」
「・・・・・・・・クス」
「最近よく笑うね」
「!
・・・・・・・・・・・・気のせい」
自分の部下をおちょくるときは笑顔を認めるくせに、小波関係になるとなかなか認めることができない。
真央は恥ずかしさを押し隠して答える。
大好きな人に褒めてもらうことは彼女にとって最高の至福のときであるのだ。
「嘘だ、笑ってるだろ」
そう言って小波は隣に座る真央を抱きしめた。
真央も答えるように抱きつく。
二人にとって幸せの時間のワンフレーズだった。
「でもさぁ、一体何を作ろうとしたんだよ真央ちゃん??」
小波は、気になったレシピを聞いてみる。
「・・・・・・・・・・・・・・カレー」
「カレーか。
俺の好きな物の一つだ。」
「・・・・・・・・・・うん。
でも」
失敗を思い出してまたも下を向く真央。
「大丈夫だよ、いきなりでできる人なんていないよ」
あんな煙だらけはやりすぎだけどね、と付け加えるのはやめといた。
「そうだ、真央ちゃん。
材料はまだ残ってるよね??」
何を言い出すのかと思えば小波はそんなことを聞いてきた。
「・・・・・・・・あるけど?」
「こっちきなよ」
小波は真央をキッチンに誘い込む。
「・・・・・・・・・・・・・え?」
そこには手際よく調理を進めていく小波の姿があった。
「じゃがいもはこれくらいの大きさでいいかな?
やべ、玉ねぎしみる〜」
呟きながら野菜を切っていく小波を真央はあっけにとられて見入っていた。
「よし、そろそろカレー粉を」
鼻歌交じりに料理を楽しむ小波。
・・・・・・・・・・・・・・・自分は超真面目にやって黒こげだったのに。
「完成!!
ほら真央ちゃん食べなよ」
そんな流れで料理を完成させると、小波は真央にカレー差し出した。
真央はスプーンでそれをすくい、口に運んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・おいしい」
それはとても美味だったのだ。
「そっか、良かった。」
小波は満面の笑みを浮かべる。
「・・・・・・・・どうして?」
こんなに料理が上手いの?
そう聞かれてるのだろうと悟った小波は説明を始める。
「実は、プロになって寮に入ったころ健康管理もしなきゃって自炊を始めたんだよね。
真央と一緒になるまでずっと寮生活してたからなれっこなんだ」
得意げに言ってのけた。
妻としての勤めを取られた気もするけど、彼を一緒に笑い合えるならいいやと真央は納得する。
しかし、真央には別の疑問が浮かんだ。
「・・・・・・小波はいいの?」
実は小波はカレーを真央が食べるほどしか作らなかった。
彼も何も食べていないから夕食は無しということになる。
「俺はあとから食べるから大丈夫だよ」
さらりと言ってのける小波。
これから別のものを作るのだろうか?
と真央は考えた。
「今日は一番の大好物を食べたい気分だから」
なるほど、それを作るんだ。
真央は納得した。
「さてと、俺はさきにお風呂はいってくるよ。
真央ちゃんも食べ終わったら入ってきなよ。」
そういって小波は浴室に向かっていった。
真央は首を傾げながらカレーを食していた。
カレーを食べ終わり入浴を済ませた真央は髪を拭きながら、ダブルベットのある寝室へ向かう。
小波はそこのベットに寝そべっていた。
「ん?あがったんだ」
真央を見つけた小波は笑みを浮かべていった。
「・・・・・・・・・・・ホントにいいの?」
「なにが?」
「・・・・・・・・・・・何も食べてない」
真央はベットに座って聞いてみる。
後で食べると言ったのに彼は何も作っていない。
一番の大好物を作るのでは無かったのだろうか。
「言ったじゃん。
後で食べるってさ」
小波は先ほどと同じ返答をした。
「・・・・・・・・でも、おなか減っちゃう」
真央は彼が心配で仕方ない。
だから、ちょっと真剣に聞いてみた。
「『味付け』」
「・・・・・・・・・『味付け』?」
「カレーに福神漬けを入れる人と同じように料理には味付けが必要だからさ
『味付け』を待ってたんだよ。」
真央には彼の言ってることが全く理解できなかった。
「じゃあ、食べるとするか『味付け』も終わったし」
「・・・・・・・・・・え?」
真央が聞き返すと小波は真央の肩を掴んで押し倒した。
「・・・・・・・・小波!!
・・・・・・・・・・んっ」
いきなりの行動に驚いた真央にさらにキスが降り注ぐ。
「ん・・・・・・ぁ・・・・・ん・・・・・ぷは」
舌を入れながらのキスを終えて小波は不敵に自分の唇を舐める。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・なんで?」
いきなりのキスに頭がボーっとした真央が尋ねる。
「言ったじゃん後で食べるって。
だから真央ちゃんがシャワー浴びていつも綺麗な体も髪もさらに綺麗に『味付け』するのを待ってたんだよ。
ちゃんと『味付け』できたから今日のメインディッシュ-----------
俺の一番の大好物『芹沢真央』を食べちゃいます。」
さんざん意味深なことを言っていた真意はこれだったのか・・・・・・。
してやられた真央は怪訝な表情を見せるが、今はキスで火照った体を小波に沈めてほしくていっぱいだった。
一応ここまでです
つづきは後ほど投下します
すごくGJ! だけどまとめて投下したほうがいいかも。
文才のない俺は悔しいから10のおためし選手のフグリを俺ペナでセ・リーグの最優秀中継ぎ(2勝 24HP 9S)に育て上げたぜ。
さすがに一億超えはできなかったが、何ともアホい光景だった。
ベタになりそうな題材なのに、おもしろいです!
GJです
ktkr
茜は明日にするぜ
7はかわいいヒロインが多すぎて困る
>>604の二人目が誰なのかわからない
だれかおせーて
>>613 thx
そういえば武美にそんなイベントあったな
615 :
茜ヤンデレ:2009/04/03(金) 01:35:34 ID:hObUP1cw
明日になったから投下するです。
打球反応有りルート。
打球反応○有り
襲うかに見えた刹那。
風の音と空気の動きは小波の意識ではなく本能に警告を与え、肉体は意識ではなく本能に従い動いた。
まさにピッチャーが、強襲ライナーを受け止めるように。
その結果、小波は身をかがめハリネズミのように丸まり前転した。
後ろから鋭い風が吹き抜ける。
崩れた体勢を立て直し振り返る小波の眼に映ったのは。
光の消えた眼の茜。
冷たい眼のまま、張り付いた笑顔を変えず茜は口を開く。
「よけちゃだめです」
笑顔から発せられる言葉。
「お兄ちゃんも、お姉ちゃんみたいにアカネから逃げるですか?」
茜の笑顔の中にある違和感が更に膨れ上がる。
半瞬前の眼とは異なる目。
今見せている茜の眼の冷たさ。感情という炎が消え去り、極点の永久氷壁のように凍りついた眼の色。
小波が茜を妹にする契機となった、あの父親との出来事。
感情の消えた人形のような眼。
痛む心から逃避するため感情を心から切り離そうとした結果の眼。
だがそれはまだ、しようとした段階。
それはあくまで人形の ような 眼。
人間の眼であった。
だが、今の茜の眼は。
凍りつく冬の路傍にうち捨てられた人形に嵌め込まれたガラスの眼。
自ら感情を表すことも、他者から感情を読み取られることもない人形の眼。
自ら感情を発するだけでは人たる条件には足りず。
他者から感情を読み取られ理解されなければならない。
今の茜はそれを捨て去っていた。
ガラスの眼のまま、茜は再度小波に撃ちかかる。
だが、リン仕込とは言え茜の運動神経では、
CCRでの修羅場、プロ野球選手としての場数を踏んだ小波には、
先ほどのように不意をつかなければ当たらない。
小波は回避しながら考える。
どうすれば茜を救える?
いったいどうすれば、ここまで心を閉ざした妹を幸せにしてあげられる。
リンとの約束を果たせる。
そもそもアカネをリンに会わせたことが間違いだったのか。
妹にしたことが間違いだったのか。
今までのアカネとリンとの出会いが脳裏をよぎる。
現在から過去へと、思い出が再生されていく。
あの時、公園に行かなければ良かったのか!?
今までの出会いを否定する心の動きに、動揺した小波は、一瞬意識が回避から逸れてしまった。
その一瞬が、家族の運命を変えた。
フローリングと靴下と何かが奏でる間抜けな高い音が、ダイニングに響く。
小波は、転倒した。
足元に転がっていたリンの万年筆に足を取られたのだ。
バナナの皮を踏んだ漫画キャラクターのようにすってーんと音を立てて転んだ。
そして、仰向けになり、無防備な姿を茜に晒す。
千載一遇の好機。体力、運動能力、戦闘知識全てにおいて勝る小波が見せた一瞬の隙。
体勢を崩した小波に向けて。
万全の体勢での、茜の振りかぶった渾身の一撃は。
外れた。
好機も、実力差を埋めるには足らず。
茜が打ちかかろうと、踏み込んだ足を小波は無造作に払う。
体勢を崩す茜だが、勢いはそのまま。
通常であれば、安全のために手を前に投げ出し地面に手をつこうとする。
しかし今の茜は身を守ろうともしない。
それでもなお倒れこむ勢いで小波に一撃を入れようとする。
だがそれでも小波は遠い。
攻撃のため振りかぶった手だが、優しく絡めとられ。
投げ出した体も小波の鍛えられた体に、優しく受け止められ。
壊れかけた人形は小波の腕の中に抱え込まれた。
もしも。もしもこの茜の一撃が当たり、小波の意識を刈り取れていれば。
別の終わり方があったのだろうが。
もうその未来はなくなった。
「離してください!」
「だめだ」
茜の解放を要求する様々な言葉に耳を貸さない小波。
茜を抱えたまま、リンの待つベッドルームへと向かう。
茜を抱えベッドルームに入る小波。
入って眼に飛び込んできた情景に、魂消る小波。
ダブルベッドの柱に括りつけられたヒモに四肢の自由を奪われたリン。
纏っているのはバスローブだけで、それもはだけているので、体を隠す用を為していない。
白いバスローブと金髪の髪が白磁の肌にかかっている姿は、全裸よりも扇情的で、淫靡だった。
仰向けに寝ても型崩れしない大きな胸と腰のくびれも見え隠れし小波の興奮をそそる。
状況も忘れて、役得だなあと感じたのは小波だけの秘密。
若干よだれも垂れたかもしれない。
5主人公のタマちゃんに水着をせがむ時の様ににやけた顔になっている。
多少危機感を持ってください。
そんな一瞬の夢は、一声で破られる。
「小波君!?」
そんな小波の心中も知らずに、リンは声をあげた。
もしいつもどおり、目を見て、顔を見ていればリンの背後にオーラが出ていただろうが、縛られたリンの視線はベッド上空45度に固定されていたので、小波の不埒な心は読まれずにすんだ。
幸い幸い。
命拾いした小波が口を開く。
「なんとかアカネを捕まえたよ」
「よかった・・・・」
安堵の声。
「良くないです!」
怒りの声。
「どうしてですか!どうして!どうして!どうして!」
傷ついたCDのように同じ言葉を紡ぐ茜。
俯く兄と姉。
心もCDも同じように。
傷つけば、歪んだ反応を見せてしまう。
今まで小波とリンはたくさんのそう言った人間を見てきた。
二人の妹は優しく、素直で、健気で。元気で。笑顔を見せてくれていた。
だから壊れやすくて。傷みやすくて。
わかっていたのに。
「アカネ・・・私はあなたを捨てるつもりなんて・・・」
リンはこれ以上、傷つかないよう、声を、かける。
「わかってます・・・」
「アカネ・・・?」
「お姉ちゃんは、お兄ちゃんを私に譲ってくれたんですよね!それくらいわかります!」
小さな体から出せる最大の声でアカネは叫ぶ。
搾り出すように声を出す。それで何かが壊れるように、壊したいように。叫ぶ。
「だけど、そんな私がいやです!優しさや楽しさやぬくもりや幸せをくれたお姉ちゃんを押しのけて幸せになるなんていやです!お兄ちゃんとお姉ちゃんが一緒じゃないといやです!」
「だから私は妹でいいって決めたのに、どうしてお姉ちゃんはお兄ちゃんと幸せになってくれないんですか?!」
アカネの顔は人形のそれではなく、泣いている人間の顔だった。
だが涙は流れない。流れないが泣いている。
「どうして!?どうして!?」
リンは自分の行動の結果を知った。
口が渇き、唇は震え、音を出すことができない。
リンは思った。
私のせいだ。
だけどもう私では取り返しがつかないほどアカネは壊れてしまった。
見えないけれど、声でわかる。
アカネは泣いている。涙を流さずに泣いていることが。
このまま泣かせてしまえば、外見はアカネでも、内面は砕け散ったガラスの詰まった人形になってしまう。
それを防ぐために。
やっとの思いで搾り出した声は。
「小波・・・くん・・」
その二言だった。
分岐
1.ムード○なし
2.ムード○あり
以上です。
流石にこんな夜中に人はいないと思いますが、投下しました。
一応この分岐でラストです。
どちらから書くか決めてませんので、もしよければ、もし希望があればリクエストのあるほうから書きます。
タイトル何か考えようかなー
>>624 人は一応いるんだぜ
明日って仰ってたから22時くらいまで待たないかんなとか思ってたから
投下されてて驚いた
希望はBADからHAPPYの方が後味いいです
あ、GJです(
>>592みたくwork takerしときます)
>>624 gj
俺的には両方完成させてからいっぺんに投稿して頂くのが一番ありがたいですね
547を文章化してみた
「おい、小波」
紫杏が小波のほうに顔を向ける。
「これは一体」
今度は妙子が後ろから囁く。
「どういうことなん?」
最後に和那が小波の顔に近づけた。
「どうって言われてもこういうことっていうしか…」
しどろもどろになりながら小波は答えた。
無理もないだろう今、小波の家には6人の女性がリビングにいり、しかも小波を除いた全員がこう思っていた
(折角小波と一緒に暮らせると思ったのに!)
しかし現状は詐欺のごとく違っており自分の他にも女がいるとは誰も思わなかった。
それが許せない和那は不満をさらに小波にぶつける。
「アホォ!あたしは…あたしは小波とずっと一緒に居られると思うてここへ来たんやで!」
苦しかったジャジメントとの戦い、リーダーからの解雇宣言
苦労が報われたと思いきや好きな人には他の女が…正に踏んだり蹴ったりである。
「私も…」
妙子にも不満があった。
和那や紫杏とは違い後ろ暗い物は無いものの小波との付き合いを自治会に尽く邪魔をされていた。
そしてようやく高校卒業という監獄を脱出したと思いきや小波はさっさと所属する球団へ行ってしまった
おまけに小波とは違うクラスなので小波との思い出が何一つない、そのため他の子に劣等感を抱いていた
「それなのになんで他の人がいるですか?」
奈桜も奈桜で不満があった。
奈桜は我慢をしていた、妹であるさらに…いや、小波に対してだろう
小波のおかげでさらとの確執が若干薄まり話をする機会が増えた
しかし、仲を修復するまでとはいかなかったため奈桜はある誓いを立てた
さらと仲直りするまで小波君には会わない…と
そしてついにさらとの仲を普通、いや、それ以上に回復して見せた。
だがまさかさらまで小波が好きだとは奈桜は先日まで気が付かなかった。
「そりゃあ…俺が許可したに決まってるだろ?だってここは俺の家だし」
小波が飄々とした顔で和那に言う「せやけど!」
小波の返答が気に入らない和那はさらに食って掛かろうとした時五十鈴が静かに口を開いた
「……五月蝿い…」
お茶をすすりながら怒っている和那たちをちらりと見る
「五十鈴、お前は不満はないのか?こんな事になってしまって」
紫杏は五十鈴に意見を求めるが五十鈴も小波と同じように涼しい顔をして
「…・・・私は小波と一緒なら。それに…そんな事で小波を嫌いになったりはしない」
「うっ…」
五十鈴の言葉に一同は反論できない
いままで黙っていたさらも口を開いた
「私、小波君が一緒に住んでも良いっていうからここへ来たんです。だから小波君のいうことには従います」
さらの言葉の裏には小波への信頼と愛情が思いっきり積もっていた。
そしてこんなことに怒鳴り散らしている和那たちへの皮肉も若干混じっていた
「芳槻、いいのか?」
意外な味方に五十鈴はすこし戸惑った。
「はい」
さらにとって小波は愛する人、その人が近くにいてくれといってくれた
たったそれだけだがさらは嬉しかった
「…ふう、五十鈴の一人勝ちやな…まあええわ、あたしも小波には従うで」
五十鈴とさらの言葉に観念した和那
「そうね、意地を張って小波君の機嫌を損ねちゃ追い出されるかもしれないわね」
妙子も仕方無しに同意する
「そうだな、他に行く当てがあるわけでもないし…」
紫杏も同意した
「話は付いたか?」
問題の張本人が皆に聞く
「はい、みんなこの家に住むことにしましたよ」
最後の一人である奈桜が意見をまとめた
「そうか…じゃあ歓迎会でもするか」
「さんせーい」
小波の提案に一同が賛同する
こうして6人は小波の家に住むこととなった
「ふう…」
小波は歓迎会の後片付けをしていた
「まさか、みんな酒癖が悪いとは思わなかったぞ…」
まず和那、泣き上戸でキス魔に変身してしまった
次に紫杏、脱ぎ魔の上笑い上戸だった
そして妙子、絡み酒の上説教が長い
さらに奈桜、酒のせいでいつもの性格がオーバーブースト
おまけにさら、アップダウンが激しい差を披露して辺りに迷惑をかける
最後に五十鈴、無言のまま酒を飲み干す、倒れる
「ご苦労様です」
どこからともなく声が聞こえる
そして、小波の目の前に何者かが現れる
「あっ、お前は悪魔!」
「お久しぶりですね」
小波と悪魔は昔契約を交わした
だが、今の今まで小波はその存在をすっかり忘れていた
「ご希望通り、みんなを幸せにしてくれを叶えさせていただきました」
「……これで彼女達は幸せなのか?」
疑問に思っていた事を口に出す小波
「いえ、これから幸せになるんですよ、あなたの手でね」
「へ?」
悪魔の言葉にあっけに取られる小波
「あなたの願いは「みんなを幸せにしてくれ」ですから…いやぁ、苦労しましたよ彼女達を集めるのを…」
小波は悪魔の考えをようやく理解した
「……ありがとうな」
そして理解したことを言葉にして悪魔に伝えた
「おや、こんなこと望んでなかったなんていうと思ったのに…」
小波の答えに少し驚く悪魔
「俺の知らない所で不幸になるより、頑張ればどうにかなる環境を作ってくれたんだろ?」
「……まあ、そうとも取れますね」
そう、あの未来を変えることができるという事実が小波を突き動かしていた
「俺、頑張るよ!じゃあな、悪魔」
小波が手を振ると悪魔は去って行った
月が美しい夜空で悪魔はこう思った
「まさかありがとうだなんて…いえ、彼は本当に彼女達の幸せを願った、ただそれだけだったのでしょう
今時あんな人間が居るだなんて…仕方ありませんね、別の獲物を探すとしましょう」
そして悪魔はもっと欲が深い人間を探す為に夜の闇へと消えて行った
続く
荷田「みんな、元気でやんすか!?荷田でやんす
皆で小波君の家に住むことになったでやんすけどどうもギクシャクしてるでやんす
そこで交流を深める為に皆でお風呂にはいることに!次回!裸のお付き合いは打撃音にレッツガンダー!」
五十鈴の台詞は気を使ったつもりだけどやっぱり少しおかしい部分があるかも…
荷田ww
乙ww
次回予告テラワロスwww
どうも。横浜の敗戦記念にエロSS投稿するよ。かなりオリジナル要素強い上にレイプのヤンデレ(男)ですぜ。
あとダッシュのパンジーズっていうチームが舞台だから、知らない人はスルーでお願いします。
初SS投稿なんで横浜の大矢を見守るような目で見てくださると被弾します。
ちなみに
めだがね→芽田金 もやしだ→萌田
もんしろ→紋白 のみやま→能美山
あくた→阿久田 ちりた→知里田
うすば→有珠羽 はとやま→鳩山
ありかわ→有川 ごみ→芥
と当て字をさしていただきます。
あと少しポジションも替えております。性格とかもオリジナルなんで・・・。
では投下してみます。
「合宿、行ってみよー!!」
・・・へ?
比奈鳥さんがどっかのアニメ口調で俺達にそう言った。
いつものビックマウスには慣れている。だってウチにはそれ以上のビックマウスがいるんだから。
・・・有川、お前はまずストライクを投げてくれ。制球力は平山とどっこいどっこいじゃないか。
「それよりも、合宿場のアテはあるんですか?」
監督は忙しそうだし、俺らに才葉のようなチームスポンサーがあるわけでもない。
ようはウチは資金難なんだ。・・・小学生の使う言葉じゃないが。
聞けば紋白の実家は旅館を経営しているらしく、紋白と比奈鳥さんが頼み込んでくれたらしい。
合宿費はかなり安くついたし、近くにちょうどいいグラウンドもあるということで、合宿の計画を立てたということだ。
以前の俺達なら反対していただろうけど、バラバラだったチームをまとめてくれたのが比奈鳥さん。
コールド連発(もちろん負け)のチームを何とか戦えるチームにしてくれた。
未だにどっかのメガネにマモレンジャーとか馬鹿にされてるけど、以前よりはかなり上手くなった。
比奈鳥さんの言うことに間違いはないし(ただし野球方面のみ)、そこに行けばもっと上を目指せるかもしれない。
何より一番尊敬してる人に合宿行こうって言われたら行くしかないじゃんか。
幸いなことに予定が無かったので、親からも合宿OKのサインが出た。
お金も用意できたし、後は明日からの合宿に備えてベットで休むだけ・・・。
と、いきなり携帯の着うたが流れ出した。
鳩山「あ、有珠羽?俺だけどさー、明日急に予定入ったからあのアホ毛にうまく言っといてwwww」
死ね。氏ねじゃなくて死ね。どうせ理由なんてないんだろ。
とりあえず集合場所に一番乗り。駅で待ち合わせなので、早めに来ておいた。
しばらくすると紋白が来て、比奈鳥さんが来て、有川や知里田や能美山や阿久田が来て・・・・。
いない。二人足りない。もう一人芥(ごみ)のことはこの際気にしないことにする。
芽田金と、萌田だ。待ち合わせ場所がわからないんだろうか?
芽田金「なんかかみさまのかみにかっこいいきごうみたいなばしょについたぞ?」
・・・神戸の事だろうか。あいつはどうやって間違えたらそんな都会に行けるんだ。
聞けば萌田は電車から降りる際に段差で怪我したんだとか。
遅れてごめんねーと言う彼の姿には痛々しいキブスが・・・。
とりあえず今居る8人で旅館へ向かうことに。実質一人は怪我人だが。
旅館に着いた途端、即猛練習。何故か知里田が外野に回され、俺が捕手をすることに。
理由は、単純に俺の能力不足。足の速い地里田に外野を守らして守備を固めてしまえということだ。
でも俺がキャッチャーになったらそれこそ戦力ダウンじゃないか。比奈鳥さんの速球はじめ変化球をきちんと受けれる訳が無い。
それを比奈鳥さんに言ったら
「今はそうかもしれないが心配するな。私が鍛えてやるから、この合宿時間は覚悟しておけ!」
・・・やばい。ひょっとして俺めちゃくちゃ扱かれる?
それからというもの、地獄のような練習が始まった。ボールを怖がる俺にビュンビュンボールを投げてくる。
痛くて痛くて仕方が無い。ボールがミットに収まる気配がない。
とにかくずっとマンツーマンの指導。俺がきちんとキャッチャーとして守れる日は来るんだろうか・・・。
ようやく捕球出来るようになってきた時、比奈鳥さんが俺のことを褒めてくれた。
なんかその時、今までの辛さが嘘のように無くなって、物凄く嬉しくなった。
あぁ、俺、このビックマウスでちょっとずれてるけど憧れの先輩に褒められたんだって・・・。
んで、部屋割りなんだけど・・・。
なんで比奈鳥さん俺と同室やねん。惚れちゃうぞ。
「ん?お前、私に手を出すってか?そんな事したら後でどうなるかわかってるだろ?ん?」
・・・はい、大人しく押入れで寝ます。
猛暑の中、ずっとキャッチングの練習。投げる方も辛いだろうに、俺にずっと付き合ってくれた。
そこまでしてもらってるんだ。俺も必死で上手くなるよう努力した。
休憩時間中に、色々比奈鳥さんと話す機会が多くなった。
チームメイトの悪口、良い所、他愛のない話。話すだけでも何だかやる気が出てくるし、嬉しくなってくる。
今までムードが悪くなるとか大事な時にエラーかますとか散々言われてきた。
けれど、比奈鳥さんはお構い無しに俺に話しかけてくれる。俺と一緒の立場で話してくれる。
それがとても嬉しかったし、やる気の動力源になった。
合宿が終わりに近づいてきた頃、ふと能美山と一緒になった。
すると能美山が開口一番、
「お前、あの人に恋してるだろ」
・・・言葉の意味を整理するのにかなり時間がかかった。
でも嘘ついても仕方がない。だって比奈鳥さんは可愛いのに頼りがいがあって素敵だもん。
素直に話しかけてくれるだけでとても嬉しくなってくるみたいな事を伝えた。
最終日になると、ほぼ完璧に比奈鳥さんの球を受けれるようになった。
絶対無理だと思っていたのに、これも比奈鳥さんのおかげだろう。
「やったな有珠羽!やれば出来るじゃないか!」
この一言だけで苦労が報われた気がした。
比奈鳥さんのおかげですって言ったら、少し照れて
「いやいや、正直ここまで上手くなるとは思わなかったぞ。お前の努力の結果だ。自分に自信を持て!」
と言ってくれた。憧れの人に認められたと思った俺は涙が出るほど嬉しくなった。
でも泣いていたら比奈鳥さんにあやされて、ちょっとかっこ悪い気がした・・・。
地獄のような特訓だったが、今思い出してみると全て比奈鳥さんに振り回されっぱなしのような・・・。
でも俺以外のやつはそんなに練習してなかった気がする。
というか有川に至ってはこの合宿期間中にグラウンドで姿を確認できかった。
夕食を食べてたら隣に能美山が座ってきた。
するとまた、「お前、ホント比奈鳥のこと好きだな」
と爆弾発言。誰にも聞かれなくてよかったよ。
「お前、比奈鳥と話すだけで嬉しいって言ってたよな。」
ああ、そういやそんなことを話したような。
でも、なんでいきなりそんな話をするのさね。
「今夜お前の部屋に行ってトランプしようぜ。比奈鳥もお前も含めて、さ。そうしたらあいつとももっと仲良くなれるだろ?」
・・・遅い。いつまでたっても能美山が来ない。
部屋に行ってみるともう寝ていた。何で寝ちゃうんだよ!!
比奈鳥さんも寝ちゃったよ。何が仲良くなれるだ馬鹿。
仕方なく俺も寝ようとしたけど、何故か目が冴えて眠れなかった。
誰一人として、起きている奴はいない。
不気味なまでに静かだった。
こっそりと押し入れから抜け出す。いざ出てみると、辺りがよく見えない。
能美山が寝ちゃった地点でアウトなのに、起きないかなぁ、なんて思いつつ、側に寄る。
気付いていないのか、ピクリともしない。寝顔をじっと見つめる。
俺以外、起きている奴はいない。
不気味なまでの静けさはもうない。
今聞こえてくるのは比奈鳥さんの規則正しい寝息だけだ。
(やっぱり、可愛い・・・よな)
いつもは男勝りな性格な彼女も、寝顔はかわいらしい。
俺より少し大きい身長。クラスの女子より少し大きい胸。
なによりパジャマ姿が余計に可愛らしく見えた。
思わず息を飲む。今にも、理性が崩壊しそうになってきた。
(触るくらいなら・・・別に大丈夫・・・かな・・・?)
そっと髪に触れてみる。髪から、シャンプーのいい香りがする。さらさらとした感触が心地良い。
指を入れると、流れるように抜けていく。
ふと、手が顔に触れる。
これだけやったのに、比奈鳥さんは起きない。
(別にどうなっても、今ならどうでもいいか。)
ここまでやってしまった俺は、理性が崩壊していた。
頬をばれないように突いた。
(すっげ、柔らけぇ・・)
思っていたより、ずっと柔らかく弾力がある。
子供のように、夢中で触っていた。
(ん・・・ぅん・・・?)
(・・・誰かに、触られている?)
比奈鳥さんが起きたことに気付かないで、今度は唇に手を伸ばす。
(・・・うん!?)
肌とは違い、さらに弾力があった。
両手で頬と唇をこねくりまわす。
しばらくのあいだ、夢中になっていた。
「ん・・・ふぁ・・・」
ふと、指に生暖かい吐息がかかる。
その瞬間、自分でも固まったのがわかった。
直ぐさまに手を離す。
このまま逃げることも考えたが、何故かそこから一歩も動けなかった。
目を覚ましたはいいが、比奈鳥さんも固まっていた。
相手は誰かもわからず、しかも就寝時間に、誰かがすぐそこにいる。
「・・・う、有珠羽・・・?」
名前を呼ばれた気がしたが、気にしないことにした。
しばらくすると、髪に手を入れられる。
体が強張る。何も出来なかった。
開き直った。ここまで来てばれても、別にどうでもいい。
また夢中になって顔中を触る。
ふと、視線を下におく。
比奈鳥さんが涙目になってこっちを見ていた。
比奈鳥さん、声出さないで・・・。
首を立てに振らせた。
いつの間にか、お近づきになろう。とか、色々話せたらいいな。とかそんな子供じみた考えは消えていた。
罪悪感を感じることもない。ただ、本能のままに動いていた。
手を下の方に伸ばす。
若干抵抗されたが、名前を呼ぶと大人しくなった。
柔らかそうな二つの胸にそっと手を添える。
「あっ」
比奈鳥さんがピクリと反応する。
そういう経験は全くない俺は、喋ったことに驚いて、手を放してしまう。
あんまり、声を出さないで・・・。口を手で塞げ、声が漏れないようにする。
よく見たら、比奈鳥さんは泣いていた。でもここでやめる訳にもいかない。
それどころか、何故か涙目になっている比奈鳥さんが可愛くなってきて、さらに泣かしてみたくなってきた。
少し力を入れて揉みほぐす。
自分今凄いことやってるな・・・。
なんて思いつつ、パジャマの上から柔らかい感触を楽しむ。
たまに声をあげる比奈鳥さんが可愛くって、また夢中になって触る。
開けたパジャマの中に手を突っ込む。
「ん・・・あぁ・・・」
肌に直接触れて、いよいよ止まらなくなる。
そっとパジャマのボタンを外す。
弱々しく比奈鳥さんが抵抗した。
耳元でそっと囁く。
(あんまり騒ぐと、みんなにばれちゃいますよ?
それとも、みんなに見に来て欲しいんですか?)
(そっ、そんなわけ・・・でも・・・)
(でも、じゃないでしょ。生憎、僕は誰にも見られたくないんでね。)
俺ってこんな性格だったっけ・・・。
なんだか、言葉と手で比奈鳥さんをいじめるのが楽しくなってきた。
顔を近付けて、首筋を撫でる。
「あっ・・・・」
必死に堪えている比奈鳥さんをよそに、行動はどんどんエスカレートしていく。
「うあぁ!?」
首を舐めただけでこんなに反応するとは。
首筋からそのまま下へと移動する。
つぅっと舌を這うようにしたままで、胸に手を出す。
さっきの約束を覚えているのか、比奈鳥さんはなんとか声を押し殺してくれている。
そんな比奈鳥さんを乱したくなって、二つの突起に舌を這わせ、同時に指も使って乱暴に扱う。
声を出さないよう耐えてる比奈鳥さんが余計に可愛く思えた。
止まらなくなった俺は、下の秘部にもそっと手をやる。
指を、熱を帯びた秘所の中へ入れた。
「ひぁあっ!?そ、そこはぁ・・・。」
既に出来あがっていて、受け入れるには十分に濡れていた。
「比奈鳥さん、痛いかもしれないけど、我慢して・・・」
もう何も考えられない。今はただ、この欲望に身を任せるだけ。
「ひ・・・!!うぁ・・・!!?」
(きっつ・・・!でもすげぇ・・・気持ち良い・・・)
もちろん両方とも初めての体験。こんなに気持ちがいいものなんだ・・・。
耐え切れなくなり腰を動かす。その度に比奈鳥さんが泣きそうな声で喘いだ。
「比奈鳥さん・・・大丈夫ですか・・・」
「大丈夫なぁ!わけが・・・ああ!!」
答えを聞いたところでやめるつもりは全く無い。
小さな胸に手を添えて、先端をこね回す。
こうすると比奈鳥さんは可愛い声で喘いでくれる。
「ふぁぁっやぁ、やみぇてぇ・・・んああ!!」
(やばい・・・出る・・・!!)
ことを終えた俺は、どうしたらいいか分からず、その場を離れられなかった。
謝るべきだろうか?それとも、このことがばれないように口止めするべきだろうか?
ただ、ばれたら絶対このチームにいられない。
俺のやってた事は犯罪まがいのことなんだし、下手しなくても捕まる。
比奈鳥さんに服を着せて、ことがなかったように後片付け。
後は本人に口止めするだけだけど、どう言えばいいんだ・・・。
「・・・でも、なんで有珠羽が?」
その一言で心臓を持って行かれそうになる。
弁解しようにもどうすりゃいいかわからない。
腹をくくって、これまでのことを話した。
「・・・って事です。とにかく、僕は比奈鳥さんに何をされても何も言えませんから。」
警察に突き出されようがネタにしていじめられようが何も言える立場じゃない。
責任を寝ていた能美山になすりつける事も考えたが、言い逃れは出来る訳がない。
しばらくの間、比奈鳥さんは考え込んでいた。
今は目を合わせられないから、自分はずっと俯いていた。
先ほどまでの行為を後悔しながら。
ふと目を開けると、比奈鳥さんの顔がすぐ近くにあった。
(・・・!?ち、近すぎ・・・!)
すっと唇が触れるだけのキス。頭が真っ白になってくる。
唇が離れたあと、比奈鳥さんはこう言った。
「誰にも言わないからな。また明日からいつも通りにしような・・・。」
夢だかなんだかわからなかったけど、そのあとずっと比奈鳥さんは言わなかった。
だから俺もいつも通りにすることが出来た。
あの時間は、誰にも言うつもりないし、本人にも言うつもりもない。
その後、パンジーズが地区大会決勝までいったのは別のお話。
そしてちょっとムードが悪いキャッチャーが頑張ってたのも別のお話。
以上です。お目汚し失礼しましたー。
GJ!
ダッシュやったことないけど
純粋に楽しめた
GJ!!!
ダッシュは少ないから良かった!!
俺もヤクルト敗北記念(ではないが)
に続きを投下するぜ!!!
「ふぅ……ふぁ、あんっ」
小波にさっさと剥かれてしまった真央はそのままなすがままに責められる。
「真央ちゃんも結構ノリノリじゃん」
小波はおちょくるように声をかける。
「はぁはぁ・・・・・・・・・・・スケベ」
「それ・・・・・褒め言葉だよ」
言い返してみた真央ではあったもののまたもや小波の攻勢にやられる。
戦えば多分真央のほうが全然強いのだが、ベットの中では一度も勝った試しがない。
もっとも、こうなることも真央の幸せのひとつなのだからいいとは思うが。
「や・・・・・・むね、は」
露になった胸を揉みしだく小波を真央は制止する。
「そんなこと言ってるからいつまでも小さいままなんだよ」
「・・・・・う。
そんなこと・・・・」
コンプレックスを指摘され少し真央はムキになる。
「俺より真央ちゃんが気にしてることじゃん。
毎日、毎日ため息ついてるの知ってるんだかね」
ばれていたのか。
真央は焦りを隠すように言い返す。
「・・・・・・・ほかの人だって私と同じくらい」
「何言ってるの。
カズちゃんと朱里ちゃんは服越しでもAじゃないくらい分かるよ」
「!
・・・・・・・・・イジワル」
「ゴメンゴメン。
とにかく、そんな意地はってないでさ」
そういって小波は攻めを再開する。
「は・・・はっぅっ・・ああっ・・んん!」
今度は乳首を弄ったり、形を変えたりしてみる小波。
真央は続けざまの快楽に声を抑えることができない。
「はぅ・・うっ・・くぁ・・はぁ・・・ん、・・・・ん!」
「真央・・・・・・・・・」
いきなり呼び捨てにしたこと思ったら、またもや小波はキスを浴びせる。
「くん・・っ、んふっ・・!んむっ・・」
「そろそろ、下のほうも欲しいじゃないの??」
「・・・・・・・・・ん・・・・」
小波の問いかけに真央は首を振る。
しかし、小波がその答えに応じるわけもなかった。
「嘘はよくないよ真央」
秘所に指を小波は入れ込む。
「うん・・・あっ・・・・ああ・・・あん!」
今日初めての攻勢に喘ぎ声を上げる真央。
「おいおい、ここ攻めたらどうなるかな?」
小波はクリトリスを攻め始めた。
「・・・いや・・・・そこは・・うん・・ひゃっ!」
案の定彼女は喘ぎをさらに上げていく。
「まだ、やめてやんないよ〜」
「ああっ!!ああっ!!!!!もう!!」
こうなるとノリノリの小波はさらにクリトリスへの攻めを強める。
真央はもはや限界まで一直線という感じになってきた。
「真央、イキたいなら無理しなくていいよ」
小波はなんとか耐えようとする真央を諭した。
「・・・やああっ!!イクっ、あっ!!!ああああああああああ!!!!!!」
その言葉が理由かは定かではないが真央は大きな声を上げて絶頂を迎えた。
「はぁ・・・・・・・・・・はぁ」
息遣いを荒くして悶えてる真央。
「・・・・・ね・・・・小波」
「ん?」
「・・・・・・・キス」
こんな状態でおねだりしてくる真央。
それがとても可愛く映った小波は要求に答えて唇を重ねる。
「・・・・・・・・・・ん・・・ぁ」
深く長いキスを終えると小波は思いがけない行動に出られる。
「真央?うわっ!!!」
今度は逆に押し倒されてしまった。
「・・・・・・・今度は私の番」
真央はそう言うと小波のモノを口に含んだ。
「真央!?」
今までこんなことされてなかった小波は驚きの声を上げる。
「・・・・・・カズと朱里はやってるから」
こうゆう対抗心をみせるのもかわいいなぁと小波は微笑んだ。
「ちゅ・・・つ・・ちゅく・・ちゅ・・・」
「うっ!!!」
それは予想以上の快感だった。
真央の攻めに逆に攻勢を受ける小波。
だ、ダメだ俺が勝てるのは夜のベットだけだってのに!!!
その変な意地が小波をなんとか踏みとどめた。
「んんっんふ・・・んんん!・・んむ」
一方真央は少し滅入っていた。
やり始めたのはいいが小波はなにも反応を見せずに自分は下手のだろうかと思い始めていた。
先ほどの通り小波は下らない雑念でなんとかポーカーフェイスを貫いているだけではあるのだがそんなこと真央が気づくはずなくどんどん不安に陥っていた。
どうしよう・・・・・・・・
カズと朱里はすごく喜ばれたと言うのに自分だけ彼を満足させられないなんて・・・・
真央は必死に手も使いさらに動きを早める。
ジュポッ・・ジュプッチュポッ・・・
「・・・・・・・・・ぐ」
そんな真央の感情とは裏腹に小波は昇天寸前と言ったところであった。
「ま、真央もうやめ・・・・」
「!!!」
このままじゃマズイ・・・・・
小波はそう思って真央を制止する。
しかし、真央は自分の奉仕を嫌がってそんなことを言ったのだと思って軽く涙目になっていた。
真央はいったん口を離す。
「・・・・・ちゃんとやるから」
と懇願してまた奉仕を再開した。
さっきよりなんとかしようと積極的に攻め立てる。
「だ、だからさ〜」
小波はもはや耐えられる状態ではなくなってしまった。
「ダメだ・・・・・出る」
「!!!
うううううううっっ!!」
真央は彼のモノから発せられる精液をを舌で感じた。
このまま出したら小波喜ばせられないと思って必死に飲み込んでいく。
「ま、真央・・・・」
その行動にまたもや驚く。
「・・・・・・ん」
なんとか全てを飲み込んだ真央。
「・・・・・・・・・・苦い」
小波の予想したとおり苦悶の表情を浮かべている。
「そりゃそうだろ。」
小波は申し訳なさそうな声色で返した。
「・・・・・気持ちよかった?」
真央はいきなりこんなことを聞いてきた。
「我慢するの大変だったよ・・・・・。
死ぬほど気持ちよかった」
小波は正直な感想を述べた。
「・・・良かった」
真央は満面の笑みを浮かべると小波に抱きついてきた。
小波を満足させられた・・・・・・・・・
その心が真央を幸せで満たしていく。
「さってと、じゃあ最後までいただいちゃいますか」
小波は一息つくと真央を寝かせる。
「・・・・・・・小波」
「どうしたの??」
「大好き」
「そんなこと知ってるよ。
優しくするかね」
初めてのときから小波はその言葉を忘れない。
今日の料理といい、勝てるわけもない敵に自分のために襲い掛かったり、道に迷った自分をフォローしてくれたり、
自分を信頼してくれたレッドの勇ましさではない。
小波の見せてきた優しさが真央の描いてきた『黒猫』リーダー像であった。
小波はすっかり元気なったものを真央の秘所にあてがって中に突き入れた。
「あ・・ぅ!」
「ぐ・・・・・・・・何回入れてもキツイ・・・・。」
入れはじめの段階で二人は耐え難い快楽との戦闘を強いられた。
「動くよ、真央」
真央が黙って頷くのを確認すると小波はストロークを開始した。
「ひぁっ、・・・くぁ、・・・ぐぁっ・・はっ・・はぁっ・・ん!」
その動きにより二人はどんどん快楽への階段を上り詰める。
「真央、真央!!!」
「ぁあんっ、はぁっ・・はぁう・・・・ぁっ・・あっ・・・あぁ・・・」
真央も積極的に腰を振ってヨガっている。
お互いがお互いを苛めている状態であった。
「どうだ、真央気持ちいい??」
「・・はっ・・はぁっ・・ん!気持ち・・・・いいっ!!」
「俺も・・・・・」
会話をしながらも動きは決してやめない二人。
終わりを迎えるのは時間の問題だった。
「真央・・・・・俺・・・・・」
「ぁあんっ、はぁっ・・はぁう・・・!!な・・・・か・・・」
「え!?」
限界直前の小波は中出しを容認する真央の言葉に目を見開く。
「・・・・・・・家族が・・・・・・増える」
そう言って笑みを浮かべる真央。
それに魅入られた小波は覚悟を決めた。
「わかった!!!」
「う・・・・ぅん。
はぁう!!!!私もぅ・・・・・イク・・・・・ぁん!!!!」
「真央出すぞ」
そういって全てを解き放つ小波。
「あはぁ、あぁあ!あああああんっ・・!!」
中でそれを迎える真央も今日2回目の絶頂を果たしていた。
「・・・・・・う・・・こ・・・・なみ・・」
倒れこむ小波に真央はよろけながら唇を重ねた。
「・・・・・・・・・・・・ごちそうさまでした」
またもや満面の笑みの真央に小波も笑みを返す。
「うん、最高のごちそうだった。
真央ありがと・・・・」
抱きついたまま二人は眠りについた。
情事が終わり深夜。
小波はおもむろに目を覚ます。
「腹減った・・・・・・・・」
性欲のお腹は一杯だが、それに気を取られすぎて食欲は全く満たされていなかった。
「・・・・・・・・・・ん」
「真央ちゃん!!」
彼の声に反応して真央まで起きてしまう。
小波は起こしてしまったことに罪悪感を感じた。
「・・・・・・・・どうしたの?」
「いやぁ、お腹すいちゃってさ」
真央ちゃんと一緒に食べればよかったよと小波は呟く。
「・・・・・・・じゃあ私が」
作るつもりなのだろうか??
さすがにそれはと思った小波は
「いや、自分で夜食でも・・・・んん!!!」
と言うが真央は間髪入れずに唇を重ねてきた。
「真央ちゃん???」
「・・・・・・・・実は私もちょっと足りなかった。
まだ入ったまま」
真央は笑みを浮かべるとまだ挿入していた場所を動かし始める。
とは言ってもそっちのお腹は破裂寸前の小波はなんとか止めようとする。
「真央ちゃん!!!
そっちはいいんだよ。
今はマジでご飯のことで・・・・・・」
しかし、寝ぼけ気味の真央にはそんな話は通用しない。
「小波・・・・・・・・おかわり、召し上がれ」
「ちょっと真央ちゃん・・・・真央ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
限界を超えた小波と2ラウンド目にウキウキの真央。
小波は、これからはふざけて食事と情事をかぶせたイタズラはやめようと誓うのであった。
FIN
これで終わりです
次はおれもダッシュ書いてみようかな???
すっげーよ! 昨日の晩から投下ラッシュ!
しかも名作ばっかだよ!
これがプロ野球開幕の力なのか!
明日から入院するので、アカネ続きはだいぶ先になりますー
>>649 二つとも敗戦記念というなんとも後ろ向きな影響与えてて悲しくなってきた
両方ともG乙J
真央カワイイなぁ
今日か明日に投下させて頂くことを声を小さくして申上げておきます
>>654 早漏乙
真央カワユス
>>629 全く気にならなかったぞ
最後10主らしかったし、凄く良かった
それでは投下させて頂きます
656 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:09:46 ID:gPyi8hsT
「はぁ……なんで俺がこんなこと……」
「何言ってるのよ。こういうのはあんたに向いてるでしょ。」
キャンプが終わり、久々に華音と二人きりで会うことになった小波だったが、
華音の家に着いて早々、渡されたのは荷造り用のビニールヒモだった。
「まったく、なんでこんなに雑誌やら新聞やら溜め込んでるんだよ。」
「そんなの使えそうなところを写すのに使ったからに決まってるじゃない。
それで、流石に置き場所がなくなってきたから、少し捨てようかと思って。
とりあえずそこに積んであるのは全部捨てるやつだから。
ああ、あとついでに部屋の片付けもお願いね。」
「へーい……。」
せっせと雑誌類を縛り、運び出す小波を尻目に華音はテレビを見ながらくつろいでいる。
確かにこれだけの量を片付けるのは華音には難しいのかもしれないが、
それにしたって当の本人が全く動かないのはどうなのだろう、と小波は不満に思いつつ、
作業を進めていく。そのとき、華音が立ち上がった。
「あ、そうだ。今日はクリーニングができあがる日だった。
ちょっと行ってくるから、サボらないでよ。」
「ああ、はいはい。……はぁ。」
一瞬、手伝ってくれることを期待した小波はため息をついて、華音の背中を見送った。
「よし、これでようやく終わりか。華音はまだ帰ってこないのかな。」
一通り作業を終え、少しの疲労感を感じつつ、小波はソファに座った。
ふとテーブルに目をやると最近華音が読んでいたであろう週刊誌が乗っていた。
気を紛らわすためにその時たまたまやっていたバラエティ番組にチャンネルを変え、
適当にパラパラとページをめくると、(その前に最初に目を通したのはグラビアのページだが)
あるページで小波のめくる手が止まった。
「(あ、これは……)」
目を輝かせ、読み進めていく。
ちょうど小波がそのページを読み終えた少し後に、玄関の方から音がした。
「おっと、ようやく帰ってきたか。」
週刊誌を元の場所に置き、華音のところへ向かう。
「ただいま。ちゃんとやっててくれたんでしょうね?」
「当たり前だろ。ほら、見てみろよ。」
「はい、ありがと。まあ、あんたにしてはできるじゃない。ほら、ケーキ買ってきたわよ。」
小波によって片付けられた部屋を見て、上機嫌で華音は手に持った箱を見せた。
「おお、ありがとう!じゃ、さっそくいただきまーす!」
657 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:10:40 ID:gPyi8hsT
小腹の空いていた小波は用意ができてすぐにがっついてケーキを食べた。
「ちょっと。もう少し落ち着いて食べなさいよ。」
「ああ、悪い悪い。これ、すごくうまいからさぁ。
(……どうしよう、今から思い切ってやっちゃおうか……)」
さっさとケーキを平らげた小波は、まだ食べ終えていない華音の方をチラチラ見て、
一人ほくそ笑む。しばらくして華音もそれに気が付いた。
「……何よ?さっきからニヤけちゃって。」
「うん?あー……えっと……」
小波は華音が帰ってきたらすぐに言おうと思っていたのだが、
いざ切り出すとなると流石に躊躇われ、視線を逸らす。
「ああ、もう、気持ち悪いわね。言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよ。」
要領を得ない小波の反応に華音は苛立ちを見せる。
「わかった……ええっと、ちょっと、やってみたいことがあってさ。」
そう言いながら華音の隣に座り、肩に手をまわす。
「ちょっ……な、なに昼間っからサカってんのよ……んん……」
そして顔を近づけ口付けを交わす。突然のことに華音は少し驚いたが、
すぐに舌を差し出し、小波の舌に絡ませる。唾液が交じり合うと、
小波の口の中に先ほどまで味わっていた甘味が再び広がった。
華音の口内を味わった後、小波は唇を離し、華音の耳元で囁く。
「いつもは華音にリードされっぱなしだけど……今日は俺が攻めでもいいかな?」
「え、今から?……まあ、付き合ってあげないこともないけど。ちゃんとできるんでしょうね?」
「あ、ああ。任せとけ。とりあえず、先に行っててくれる?」
「どうしてよ?」
「いいからいいから。」
「……あんまり待たせないでよ。」
そして二人は寝室へと場所を移した。
華音が後悔することになったのはそれからすぐのことだった。
658 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:12:01 ID:gPyi8hsT
「ちょ、ちょっと!?何よこれ!話が違うじゃない!」
「ええ?そうか?」
ベッドの上で、華音は腕をビニールヒモで後ろ手に縛られ、小波に押さえつけられている。
小波の予想外の行動に、華音はただただ戸惑い、声を荒げる。
そんな華音に対し、小波はこともなげに答える。
「うーん、多少、強引だったかもしれないのは謝るよ。
でも……実を言うと、前からこういうことをやってみたいとは思っていたんだ。」
「な、何ですって!?なに考えてるのよ!この変態!」
華音の罵倒を無視し、小波は続ける。
「……それに、前に華音が言ってたよな?
『平然と悪いことが出来るようにならないと、人生楽しめない』って。
だから俺も少し、華音のことを見習おうかな、なんて思ってさ。」
「!? だ、だからってこんなこと!……ふざけんじゃないわよ!」
以前、何気なく言い放った自分の言葉を復唱されて、華音は動揺をあらわにする。
小波を睨み、口では強がってはいるものの、目には既に涙が浮かんでいた。
「まあ、そういう顔すんなって。」
「あっ!?」
更に小波はタオルを華音の頭に巻き、後ろでしっかりと縛り、華音の視界も奪う。
急に目の前が真っ暗になったことで、華音の不安は更に高まった。
そんな華音に小波は先ほどよりも少し口調を優しくして言った。
「ええっと、今こんなこと言ってもあんまり説得力ないと思うけど……
『悪いこと』って言ったって、そんなひどいことはしないからさ。な?」
「……もし嘘だったら、後で承知しないんだから……」
その言葉を聞いて安心したのか、あるいは観念したのか、華音は呟いた。
そのまま小波は華音の頭をぐっと引き寄せ、再び口内に舌を入れる。
絡ませた舌の感触から、華音が少し怯えているのが分かった。
十分に味わってから舌を抜き、顔を離して改めて華音をまじまじと見つめる。
少し前まで自分をこき使っていた華音。
その彼女が今、無防備な姿で目の前に横たわっている。
心の奥底から征服感と、そして更なる嗜虐への欲求が湧いてくるのを小波はひしひしと感じ取り、
その欲望の赴くままに華音の身体を執拗に責め始める。
まず首筋に舌を這わせ、その味を確かめる。
「やぁっ……あっ!……」
拘束され自由に動かせない身体を弄ばれ、華音は堪らず声を漏らし、身をよじらせた。
首筋から舌を離すと、次に小波は顔を華音の脇の下に近づけ、鼻を押し当てる。
「ひゃっ!?そ、そんなところ、嗅がないでよ……」
羞恥心から顔が火照るのを華音は感じた。
当然華音の要求は聞き入れられず、小波は普段華音から漂っている香水の香りとはまた違った、
より本能を刺激する匂いをじっくりと堪能しながら、腋に舌を差し入れて丹念に舐めた。
首のときよりもしょっぱい味が広がり、それもまた小波の脳を揺さぶった。
反対の腋も同じように唾液でベトベトにした後、今度は華音の柔らかな胸の先端をしゃぶりながら、
片方の手で抱きつつ、もう片方の手を華音の股間へと伸ばした。
「んん!……ああぁっ!」
より敏感な部分を責められ、更に華音は身悶える。
小波は乳首を口に含んだまましばらくそのまま秘所を指でまさぐり続けた。
「ひああ!!あぁ!……はあぁっ!……えっ?」
華音がイきそうになったまさにその時、急に指を抜いて、華音から身体を離した。
突然責められるのを止められ、華音は呆気にとられる。
659 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:12:58 ID:gPyi8hsT
「……な……なんで止めるのよ!?」
「なんでって?続けてほしいの?……じゃあ、これ、舐めてくれる?」
「きゃあ!」
急に頬に熱いものを押し付けられ、華音は驚いて声を上げた。
なすりつけられた液体──先走り汁からすぐにそれが小波の逸物であることがわかった。
思わず首を捻り、顔を反らそうとすると、小波はとんでもないことを言い出した。
「あれ?どうしたの?……舐めてくれないんじゃ、このまま帰っちゃおうかな?」
わざとらしい口調で華音を煽る。
「!?……バ、バカなこと言わないでよ!
わ、わかった、わかったから!……んむ……」
腕は縛られ動かすことは叶わず、視界を遮るタオルを取ることもできない。
この束縛を解放してくれるのは張本人の小波をおいて他にいない。華音に選択の余地はなかった。
肌の感触を頼りに小波の逸物を口へと運び、おずおずと舐め始める。
「うぅ……(何よ、これ……)」
口の中に苦味が広がり、思わず顔をしかめる。
咥えてからすぐに小波に頭を抱えられたので苦しくても口を離すことができない。
こうして無理矢理舐めさせられていると、まるで自分が小波の性欲を満たすための道具に成り果ててしまったような──
そんな錯覚に華音は陥りかけたが、勿論そんな華音にとって屈辱的なことを受け入れられるはずもなく、
すぐに我に返り、ただ早くこの息苦しさから解放されることを願った。
「う……か、華音……そろそろ、イきそう……」
5分だろうか、10分だろうか。いずれにしろ華音にはとても長く感じられたが、
俄かに華音の頭を押さえていた手に更に力がこもり、そして無理に頭を揺さぶられる。
「んん!んむ!んんん!(そ、そんな!?……このまま……!)」
そう思った瞬間、華音の頭をつかむ手にグッと力が入り、動きが止まった。
そしてビクッと小波の逸物が跳ね、華音の口内にザーメンが吐き出された。
「ああ……ハァ……ハァ……そ、そのまま、飲んで……」
「んん……んぐぅ……」
射精が終わった後も小波は手はそのままだった。
そのひどい味に拒絶感を覚えつつ飲み下したところでようやく華音の口から小波の逸物が引き抜かれると、
飲みきれなかった小波の精液と華音の唾液の混じりあった液体が糸を引いてこぼれた。
660 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:13:58 ID:gPyi8hsT
休む間もなく、華音はうつ伏せの状態にさせられた後、
小波に腰の辺りを持ち上げられ、小波に向けて尻を突き出した、
まるで尺取虫のような格好にさせられた。
「ああ、華音のアソコ、もうすっごいドロドロになってるよ。」
「イ、イヤぁ……そんなに見ないで……」
丸見えになった華音の秘所を見つめ、指で開きながら小波は呟いた。
小波とはこれまで何度か肌を重ねてきたが、こんなにまじまじと秘所を見つめられたことはなく、
華音は恥ずかしさのあまり全身が燃え上がるのを感じた。
「よし、そろそろ入れてもいいかな」
そう言うと、小波は華音の秘所に自分の逸物をあてがい、挿入──
することはなく、ただ入り口でそれを擦り合わせ始めた。
小波が腰を動かす度に、グチャッ、グチョッ、と卑猥な水音が聞こえた。
「な……何やってんのよ……は、早く……」
「なあ、今思ったんだけど、」
小波は擦り付けていた逸物を離した。そして、
「ひィッ!?」
「こっちって、まだ使ったことないよね?」
華音は悲鳴を上げた。小波の指が華音の秘所の後ろの穴を指で触れたからである。
「ちょっ、ちょっと待って!」
「まあ、いきなり入れるのはマズいだろうから……」
そう言うと小波は華音の秘所から溢れている蜜を一指し指ですくい、
塗りこむようにして後ろの穴の周りからほぐしていった。
円を描くようにして指を動かし、少しずつ穴の中心に向かって半径を小さくしていき、
ゆっくりと指をもぐりこませていく。
「っは……あぁっ!……はぁ、お、お願い、ぬ、抜いてぇ……!」
「だーめっ」
ズニュッ!
「ふぁああああ!!」
661 :
華音いぢめ:2009/04/05(日) 00:14:59 ID:gPyi8hsT
第一関節あたりまで飲み込まれていた指を第二関節まで潜り込ませると、
今度はさっきとは逆に、徐々に円の半径を大きくしていく。一回転する毎に華音は呻いた。
最初は侵入を拒むように固かった穴は、今はもう小波が塗りつけた華音の愛液と分泌された腸液でグズグズになっていた。
指を動かすのをやめ、引き抜くと窄まりは指を入れる前より一回り大きくなっていた。
「ああ……華音のお尻の穴、ヒクヒクしててすごくイヤラシイよ……」
もうこれ以上我慢はできない。小波は華音の臀部に手を乗せて、
逸物の先っぽを肛門にキスさせると、そのまま一気に貫いた。
「あぁぁ!!……っ……い……い、いやああああ!!」
先ほどよりも更に太く、逞しいものを突き入れられ、華音はこれまでになく大きな声で叫んだ。
「うぅ……っすごい……!」
小波の逸物は根元から締め付けられ、中の粘膜が亀頭に吸い付いていく。
すぐにでも射精してしまいそうだった。
「あああっ!!ひぎィッ!!」
小波が腰を打ち付ける度に、お尻の穴から伝わる焼け付くような痛みと快楽が華音を襲う。
目からはとめどなく涙が溢れ、巻きつけられたタオルを濡らし、
口からは涎が零れ、ベッドを汚していった。
「っ……ヤ、ヤバい、そろそろ……!」
小波は手を華音の乳房へと移し鷲掴みにすると、そのまま身体を持ち上げて、
華音を前のめりの膝立ちの状態にさせた。
そして絶頂へ向けて、更に激しく自分の腰を華音のお尻にぶつける。
小波の動きに合わせて、体液の混ざり合う淫らな水音と肉と肉がぶつかり合う乾いた音が部屋に響く。
「あああ!ひいぃ!!……ら、らめえぇ!……こ、こわれるうううぅ!!!」
「っっく、うぅっ……!!」
小波が呻くと、華音の尻穴の中に大量の精液が注がれた。
「あひいいぃ!!あ、あついい!!……あついのが、なかに!!ああっ!!あああああ!!!!」
華音は頭の中が真っ白になっていくのを感じ、折れんばかりの勢いで背中を反らし、絶頂に達して叫んだ。
小波が華音をゆっくりと下ろし、尻穴から逸物を引き抜くと、だらしなく開いた肛門から白濁がドロリとこぼれた。
しばらくの間余韻に浸り、後始末を終えた二人はリビングに戻った。
お互い口を聞くことはなく、気まずい空気が流れる。
先に沈黙を破ったのは小波だった。
「ええっと、……その、ごめん。途中から、夢中になっちゃって……おさまりがつかなくなっちゃって、つい……」
「はぁ……もう、怒る気力すら無くなっちゃった。今日はもうとにかく疲れたから、帰ってくれる?
ああ、まだ何かお尻が変な感じがするわ……」
お尻をさすりながら華音は疲れ切った表情で答えた。
「あ、ああ、わかった……じゃあ、また今度埋め合わせするから。」
小波は立ち上がり、玄関に向かって歩き出したが、ふと足を止めてつぶやいた。
「でも……あの時の華音、かなりエロかったな。いつもはあんな声出してなかったし。
それに、すっごい気持ちよかったよ。」
「う……うるさい!早く帰れって言ってるでしょ!」
小波に好き放題されていた時の自分の痴態が思い出されて、
いたたまれなくなった華音は小波の背中をグイグイ押して外へと追いやった。
以上です。前回に続いてまた華音で書いてしまいました。
なんだかんだ言ってあの性格だからこそ華音が好きだったり。
たまらんな。
たまらんな。
年上たまらーんっ
華音GJ!
あの性格だからいぢめたくなるんですよね、よく分かります
俺の嫁は他にいるけど、華音の人の作品を読んでいると気持ちが傾きそうになるから困る
抜いた
by会社員(38)
667 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 16:57:20 ID:mmlJ1sK1
瑠璃花のエロ無しを思いついたが
俺は初めての作品だから間違いなく駄文だ
だからどんどん厳しく指摘してくれていい
というわけで出す
そういうのは最初に言うべきではないと思うんだ
書き終わった後に聞くべきなんだ
670 :
婚約 :2009/04/06(月) 17:50:53 ID:mmlJ1sK1
これは小波と瑠璃花が小四の時の話である‥‥
ある雨の日の日の昼休み
教室では男子がドッジボールをしていた
すると一人の女子にボールがぶつかった
「貴方達 危ないでしょう!!!」
そこには青い髪の健康そうな少女 南雲瑠璃花が立っていた
「なんでやんす、南雲でやんすか。」
腰に手を当て、
「教室でボール遊びしてはいけないって先生がいってたでしょう。」
「いいでやんす。」
「ダメったらダメなんです!!!」
「わかったでやんす。くそーでやんす 絶対に南雲みたいな五月蠅い女は将来売れ残るでやんす。ねえ小波くん。」
「そうかもね」
冗談だったかも知れないが、好きな人に将来結婚できないと言われた その事実により
瑠璃花はガーンと言う音が聞こえるほど落ち込んだ
そして
瑠璃花の瞳から輝く液体が落ちるのも時間の問題だった
「う…う…う…ぐす小波の馬鹿ーーーーーーーー」
そう言って瑠璃花はどこかへ走り去っていった
そして残されたのは
「………へ…………?」
「何やってるでやんすか!早く追いかけるでやんすよ。」
「え……なんで俺が?」
そう言った瞬間
「うわ 小波くん最低」
「お前がそんなヤツとは思わなかったよ」
「ほーむらんもうつけどひっともうつよ」
等の非難の声が集まってきた
「う…………わかったよ。行けばいいんだろ、 行けば」
「…………多分瑠璃花は屋上にいるから…………」
「うん、ありがとう天月さん。」
671 :
婚約 :2009/04/06(月) 17:51:31 ID:mmlJ1sK1
そして小波は学校で一番速いと言われている足で屋上にすぐ到達した、するとそこには
「うう………小波の馬鹿ぁ」
と言いながら水分が足りなくなるんじゃないかと言うぐらい涙を流した瑠璃花がいた
そして小波を見つけると「ふん!!」と言って顔を背けた
「えっと、その、ごめん 瑠璃花、 えっとあれは冗談のつもりだったんだけど」
「いいですよ、べつに私みたいな五月蠅い女は将来売れ残るんですよ。どうせ誰も結婚してもらえませんよ。」
(やばいな これは本当に怒ってるな でも怒った顔も可愛いな 学校じゃなかったら抱きしめてるんだけどな)
そうして小波が考えているとある言葉が口から滑り落ちた
「えっと…………じゃあ…もし将来瑠璃花が結婚できなかったら俺が瑠璃花をもらうよ。」
それを聞いた瞬間泣いていた瑠璃花の顔が一瞬で満開の向日葵のように明るくなった
「わかった、じゃあ私絶対に将来結婚しません、絶対しませんから」
(やった〜〜〜〜 小波が私をお嫁さんにしてくれるって言った)
一方小波は
「わかった、じゃあ私絶対に将来結婚しません、絶対しませんから」
(えっ、瑠璃花って結婚したいんじゃないの?どうなってるんだろう。…………………ま!さ!か!)
急にニヤニヤし始めた小波に自分が何を言ったかやっと理解した瑠璃花、急に真っ赤になったと思うと
「べ、別に勘違いしないで下さいね、別にそんな小波と結婚したいとか、小波と結婚するなら出来るだけ早い方がいいなぁとか思ってませんからね。」
「た ただ結婚できるのが嬉しいだけなんですからね」
そんな瑠璃花を見て小波は
(やばいな 瑠璃花が可愛すぎてほっぺたが下がらない)
片やトマトのように真っ赤な顔をした少女
片や放っておけば地球の滅亡までニヤニヤしていそうな少年
このふたりが元に戻るのは昼休みが終わる直前クラスメイト達が見つけるまで続くのでした
「あれ…………瑠璃花何かいいことでもあったの?」
「え 何で?」
「なんかさっきからずっとニヤニヤしてるから」
「お母さん」
「なあに」
「私ね 婚約してもらったの」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
そしてそのあと小波は水木に連れられて瑠璃花の家へ挨拶に向かいましたとさ
完
後書き
会話ばかりの駄文でスマン
悪いところがあればアドバイスして欲しい
このスレって不人気キャラには冷たいよね
673 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 21:47:56 ID:7C6STw7c
まずはsageから覚えよう
地の文も会話文も棒読みっぽい
>その事実により
瑠璃花はガーンと言う音が聞こえるほど落ち込んだ
>そして小波は学校で一番速いと言われている足で屋上にすぐ到達した、
ここだけじゃないけど、突っ込みどころが多いです
678 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 19:30:18 ID:y+8XYpq5
さらと奈桜といつきとの4Pがみたい
どうも真央書いたものです
規制あけたら瑠璃花投下します
>>679 他人にかかった規制をこれほど恨めしく思ったのは初めてだぜ
とにかくwktk
同じく規制されてたんだぜ…
期待しておりますぜ
682 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 14:23:43 ID:7moVYcRr
すまん
多分俺は二度とssは書かんだろう
本当に済まなかった
>>682 言ってることとやってることが違うあたり、反省の色が見えないんだが……
もう一回謝る
本当にすまなかった
どうも、規制開けたので投下します
「よし!!!!」
7回をシャットアウトした小波はマウンド上でガッツポーズを見せた。
「水木ナイスピッチングだ」
キャッチャーの先輩が駆け寄ってくる。
「さすが、プロの息子!!」
「いや、だから俺はただの養子で・・・・」
「まぁとにかくすげーじゃねーか」
ナインにもみくちゃにされる小波は遠くを見た。
・・・・・・・・・・瑠璃花もう来てくれないのか。
「はぁ・・・・・」
家に帰った小波は喪失感に襲われた。
「瑠璃花・・・・・・・・・・・。
瑠璃花・・・・・・・・・・」
中学生になって瑠璃花の裸を想像して自分を慰めているのは何回目だろうか。
「はぁ・・・・・・・。
小学生の時からあいつのことは好きだったけど、最近あいつのことしか考えられねぇ」
小学生時代小波は同級生の南雲瑠璃花と出会った。
隣に引っ越してきた瑠璃花に半ば一目ぼれ的な感覚で惹かれた小波。
気がつけば、完全に好きな人になっていた。
借金取りから命懸けの約束をして全国優勝を成し遂げるなんてこともあったが、それは彼女を愛する気持ちがさせたと言っても過言ではない。
そして水木の養子となった小波に瑠璃花も引越しと言う事情が重なったこともありあろうことかついてきてくれたのだ。
「私が今度は小波を支えます」
その言葉を聞いた時小波は俺だけじゃない、瑠璃花も俺のことが好きなんだ!!と確信した。
というのに中学に入ってだんだん瑠璃花は口を利かなくなった。
毎朝彼女の家でご飯を食べるがその時も交流なんてない。
全国大会で捕手と抑え投手を兼任した小波はエース無田等の活躍もあり、ライバルであり実の弟才葉零人を率いるチームを撃破して優勝した。
それが、瑠璃花を助けるための借金取りとの約束でもあり、父親は救えなかったが、彼女を救えて一安心だった。
勿論瑠璃花に見返りを求めてはいない。
好きだから守りたかった。
大切だから守りたかった。
でも、どうして話してもくれないのか。
折角、入部した野球部で1年生エースになったてのに試合を観にきてすらくれない。
「もうずっと一緒に遊んだりしたことは無かったことなのかよ・・・・・・」
小波はひとりでにボールを握り締める。
「才葉・・・・・・・じゃなくて零人、お前が今の俺を見たらなんて言う?」
弟はアメリカで頑張っているというのに兄の自分は好きな女の子のことで頭がいっぱいで野球にあまり身が入らない。
そんな自分がもどかしくて仕方なかった。
「ねぇねぇ、水木君昨日また完封したって!!」
「甘いわね、私は昨日試合観にいったもーん!!
水木君カッコよかった〜」
「ちょっと!!!何抜け駆けしてるのよ!!!!」
クラスメイトの女子の声を聞いて瑠璃花の不機嫌指数はどんどん増していった。
「ねぇ、南雲さん?」
いきなりクラスメイトの女子3人組が声を掛けてきた。
「なんですか?」
「南雲さんって水木君と同じ小学校だったんでしょ?」
やっぱり小波のことだ。
瑠璃花は冷静に努めて答える。
「ええ、まぁ」
「じゃあさ、水木君の趣味とか教えてよ」
またか、と瑠璃花は思う。
彼女にとって小波は誰よりも大切な存在だった。
借金取りから逃れるために引っ越した場所で彼と出会った瑠璃花は次第に彼に惹かれていった。
彼は自分を守るために全国優勝への賭けをしてくれたり、自分のためにこれ以上ないくらい守ってくれた。
だから今度は自分が・・・・・・・・。
瑠璃花は小波の家と引越し時期が重なることもあり母に懇願して彼の隣に越してきたのだ。
彼には一度自分のことが好きだと想いを告げられている。
勿論瑠璃花も小波のことが好きではあるが、元来の素直には程遠い性格のため伝えるには至っていない。
しかし、こんな事態が起きたのだ。
野球の実力に優れる小波は中学の野球部で1年エースになり既にチームを引っ張っている。
そんな彼は次第に女子等にチヤホヤされていったのだ。
それ以来瑠璃花は不機嫌になっていった。
自分はずっと小波だけを見てきたのに。
「いや、私は・・・・・・・・」
瑠璃花はどうにかかわそうとする。
しかし、女子の一人が心得たようにうなずいた。
「ふーん。
やっぱあの噂はホントだったんだ」
「噂?」
瑠璃花は首を傾げる。
「南雲さんってやっぱり、水木君のことわざわざ追いかけてここまで来たんでしょ??」
「なっ!!!」
瑠璃花は言葉を失った。
「なんか、チョー引くよね。
ストーカーじゃんそれ。
なんか『私のダーリンに手を出さないでメスネコ!!』とか言ってそう」
「水木君も迷惑してそうだよね〜」
「わ、私は・・・・・・・・」
瑠璃花はどうにか反論するが3対1の状況に弱気にってしまう。
「一つ言っとくけどここでストーカー行為はやめてよね!!
水木君が精神的にやられて結果残せなかったら大変だし」
「!!!」
散々言われた瑠璃花は教室を飛び出しトイレへと駆け込んだ。
こんなことを思われていたなんて。
こればかりは小波に助けを求めることはできない。
自分はどうすればいいのか。
瑠璃花はあの時の悪夢のような心境に陥り涙を流し始めた。
「・・・・・・・・・・・ひぅ・・・・・・・こ・・・・なみ
ひっく・・・・・・・・・」
大好きな人の名を呼んでも答えてくれるはずもなく・・・・・・・・・・・・。
「水木、大会近いんだからもうちょっと気合入れろよ」
「そういわれてもな〜」
部活が終わった帰り道に小波は同級生に練習態度を指摘される。
「おいおい、俺たちは羨ましいんだよ!!
確かに実力だからしょうがないけど雑用ばっかの尻目で同学年のお前が既に中心選手なんだから。
ベンチにすら入れてもらえないやつの気持ちを考えてくれよ」
「・・・・・・・・悪い」
小波はバツが悪そうに答えた。
だからと言って瑠璃花のことを考えるななんて無理だ。
小波の頭の中はスパイラルと化していた。
「あ!!そういや、水木。
お前に大事話がるんだよ」
「え?」
急にチームメイトは話を変える。
「実はクラスの今日のホームルーム前にさ、南雲さんが学校着てたのに突然教室抜け出して早退したんだ」
「瑠璃花が!?
なんでそんなこと!!!」
いきなり好きな人の名前を出され小波は驚きの声を上げる。
「なんか、クラスの女子たちにお前のことでストーカー呼ばわりされてさ。
それでなくても最近陰口叩かれてたみたいで・・・・・・・」
小波は絶句した。
どうして俺に話してくれないんだ?
俺はそんな頼りないのか?
思い上がりかもしれないが、自分は瑠璃花を守る存在だと感じていた小波には瑠璃花が自分にそれを話してくれないことに憤った。
同時に辛い思いを知って、彼女をほっとけないとも思った。
「確かに南雲さんとお前は同じ引越し組だけど、ストーカーなんてあり得ないだろ?
水木のためにあんな可愛い子がついてくるなんて」
「当たり前だ!!!!!
瑠璃花をストーカーだなんて・・・・・
俺は許せない」
「おい、お前なんかこえーぞ・・・・・・」
「瑠璃花がいてから俺はここまでこれたんだ。
瑠璃花が笑ってくれたり、応援してくれたり、いろんなことを手伝ってくれたりして俺を支えてくれるから・・・」
「水木・・・・・・・」
「悪い、瑠璃花が心配だ。
先に帰らせてもらうぜ」
「・・・・・・・あぁ」
小波はチームメイトに別れを告げると猛ダッシュで家へ向かった。
「あら、小波君おかえりなさい」
瑠璃花の家のインターホンを押すと瑠璃花の母が出てきた。
「いきなりですいません。
瑠璃花いませんか?」
「あの子ならいきなり朝帰ってきて部屋に閉じこもりっぱなしなのよ」
母は困り果てた表情で答える。
「お願いします。
会わせてください。」
小波は気丈な目で言った。
「小波君がそこまで言うなら」
母が了承すると小波は瑠璃花の部屋に向かった。
小波は瑠璃花の部屋にたどり着くとドアをあけて中に入る。
「!!!!
小波!!人の部屋に勝手に入ってこないで下さい!!!」
そこには目を涙でいっぱいにした瑠璃花がいた。
彼女は彼を追い返そうとする。
「ふざけるな!!!」
そんな瑠璃花を小波は怒鳴りつける。
「お前が、瑠璃花がこんな状況でこんな状態でそんなことで四の五言ってられるかよ!!」
「小波・・・・・・・」
「クラスの女子にいろいろ言われてるんだろ、俺のせいで」
「違う!!!
小波のせいではありません!!
私がっ」
瑠璃花はなんとか気丈に振舞っている気がした。
小波は、そんな彼女を諌める。
「ごめん、ちょっと興奮してた。
お互いとりあえず落ち着こうよ」
そんな小波に瑠璃花も同意する。
「はい、じゃあ話の続きはお母さんに聞かれると嫌だから、小波の家で話していいですか?」
小波は瑠璃花のお願いは聞いてあげた。
二人は場所を隣の家の小波の部屋に移した。
「ひどいじゃないか!!
どうして言ってくれなかったんだよ!!」
瑠璃花の事情説明に小波は声をあげる。
「でも、これくらい一人で」
「なぁ、俺はそんなに頼りないか。
まだ俺はガキなのか。
だから・・・・・・」
下を向く小波に瑠璃花は
「違います!!!
私ずっと小波に守ってもらってばっかりで、今度は私が支えてあげようと思ったのにまた守ってもらうなんて」
「そんなことかよ」
「え??」
「俺は、お前を守ることが自分のやりたいことの一つだ。
苦しんでるお前を見過ごせない」
「小波・・・・・・」
瑠璃花の目に再び涙が溜まる。
「それに瑠璃花が傍にいることだけで俺のこれ以上の支えなんて存在しないよ。
だから俺はお前を守る。
全然お前が守られてるなんて事はない。」
「どうして・・・・・」
ここまでしてくれるの?
瑠璃花の質問に小波はあっさりと答えた。
「お前のことが好きだからに決まってるじゃないか。
小学生のころから変わらないよ。
瑠璃花のことが好きだ。
だから守りたい。」
またも、自分の想いを告げる小波に瑠璃花は大粒の涙を流し、
「小波!!!!」
と勢いよく抱きついた。
「私も・・・・・・・・好きです、小波」
「瑠璃花・・・・」
「いや、好きなんかじゃない、大好きです。
もう小波無しなんて考えられない、そのくらい」
二人は暫く抱き合い続けていた。
そして、数分後、泣きつかれた瑠璃花に小波は
「俺のベッド使っていいから少しねてな」
と勧めた。
瑠璃花は同意したが、ちょっと不安そうに小波を見た。
「小波・・・・・・あの・・・・」
「どうした?」
「その・・・・・・・・一緒に寝てくれません?」
「え!?」
予想もしてない一言で小波は目を見開く。
「抱きしめてて欲しいんです。
・・・・・・・・駄目ですか?」
上目遣いで頼む彼女を断る理由なんて無かった。
「いいよ」
そう言って一緒のベッドの中に入って瑠璃花を抱き締める。
「暖かい・・・・・・・・・」
瑠璃花はこう呟く。
その表情は世界の誰よりも可愛く小波に写った。
「瑠璃花・・・・・・・・・」
二人はどちらともなく唇を重ねると、眠りについていった。
とりあえずここまで
後ほど続き投下します
GJGJ!
続き楽しみにしています
GJ!!
素晴らしい!!
>>692 GJ パワポケが後何作か続くと瑠璃花の苗字が水木になる日も近いな
>>684 別に謝る必要はないと思うよ。
そう思うならもっと良いSS書けば良いんじゃないか?
ヤクルト勝った!!!イェイ!!
テンションあげて続き投下しやす
「・・・・・・・ん」
小波は瑠璃花より先に目を覚ました。
瑠璃花は変わらぬ寝息を立てている。
「やっぱ可愛いな。
あいつ、俺が注目されてるとか言ってるけど、俺だって野球部のやつにお前のことよく聞かれるんだからな」
まぁ教えるわけ無いけど、と小波は呟く。
「瑠璃花・・・・・・・」
小波は背中に回した腕を瑠璃花の胸に移動させようとする。
「ダメだ!!!
瑠璃花は俺にこんなことして欲しくて抱きしめてなんて言ったわけじゃないんだ」
小波はなんとか欲望を堪えて自重する。
「・・・・・・ん」
瑠璃花も目を覚ました。
「・・・・・・小波」
彼女は小波を見ると安心したような表情で抱きつく。
「おい、瑠璃花・・・・・。
俺・・・・・」
小波はこれ以上されたら我慢できなくなると思い、瑠璃花を制止させる。
「またキスして下さい」
瑠璃花のおねだりは続く。
「でも・・・・・・」
キスまでして俺は瑠璃花に紳士でいれるだろうか?
そう思った小波は躊躇いを口にする。
「折角、素直になったのに」
そう言って不機嫌な瑠璃花。
確かに本音をはっきり言わない彼女がそう言ってくれるというのは自分に対する最大の愛情表現かもしれない。
「分かったよ」
小波は顔を近づけて唇を重ねた。
「・・・・ん・・・ふ・・ぁ」
自然と深い感じのものになっていき、二人は互いの唇の感覚に酔いしれていく。
「んん・・・こ・・な・・・・み」
もっとこの心地よさを味わいたいと思った瑠璃花だったが、小波は突然唇を離した。
「瑠璃花、ごめん。
俺これ以上したらお前を我慢できる保証が無い」
小波は正直に瑠璃花に告げた。
「それなら」
瑠璃花はあろうことか自分から小波に唇を重ねてきたのだ。
「・・・・ん・・・んんっ」
不意打ちのキスに成すすべない小波。
そして、
「きゃ!!」
小波は気がつけば瑠璃花を組み伏せたような体勢をとった。
「だから言ったろ。
こんなこと言うのあれだけど俺ずっとお前の裸見たいって思ったり、お前のおっぱい触りたい思ったり、お前と・・・・・・・エッチしたいって思ってたから。
そんなにキスされて我慢できるわけ無いよ
さっき瑠璃花が寝てたときだって・・・・・・・・」
小波は自分の行動の真意を申し訳なさそうに話す。
しかし、瑠璃花は笑みを浮かべた。
「だから、それは私の覚悟です」
「覚悟?」
「キスしたら我慢できないって小波が言いましたから、私がキスするってことは大体こうなるって予想がつきました。
だからこれは・・・・・・・・私の初めてをあなたにあげるっていう覚悟です」
瑠璃花の言葉に小波は
「ホントかよ・・・・・・」
とあっけにとられる。
「冗談じゃいえません。
あなただから、大好きな小波だからあげたい。
それだけですよ」
そう言って微笑む瑠璃花。
彼女の覚悟に小波は答えないわけにはいかなかった。
「・・・・ん・・・・」
またもや、唇を交える二人。
「じゃあ脱がすよ」
「はい・・・・・・・・・」
瑠璃花と小波はお互いの服を脱がしあった。
夢にまで見た彼女の裸。
それは、妄想したものよりも何倍も眩しいものだった。
「恥ずかしい・・・・・・・・・」
瑠璃花は小波から目を背ける。
「触っていいかな?」
小波の問いかけに瑠璃花は小さく頷く。
小波は瑠璃花の綺麗な乳房をもみしだく。
「ん・・・は・・あぁ・・」
瑠璃花は初めて他人に触られる胸の感覚に声をあげる。
「柔らかい・・・・・。
ずっと触ってたい」
一方の小波も彼女の胸の感触に心を躍らせていた。
「ん・・ぁ・・はぁ・・ん・・」
ある程度もみしだくと、彼は手を下のほうに移していく。
「・・・・・・・・・・瑠璃花?」
瑠璃花は秘所を手で抑えた。
「あの・・・・・・・・・」
恥ずかしいのだろう。
でも小波も一歩も引かない。
「瑠璃花・・・・・・・見せて欲しい」
彼の言葉に観念した瑠璃花は恐る恐る手をどかす。
小波は指をしこませていった
「!!っ・・ぁ・・・」
瑠璃花の喘ぎ声がより一層大きくなっていく。
「んんっ・・・・・・ふっ・・・く、・・うぅ・こ・・・・なみ」
そろそろいいかもしれない・・・・・・。
そう思った小波はポケットからコンドームを取り出した。
「どうして・・?」
「男の見栄だよ。
とりあえず持っときたいものなんだ」
小波は説明した。
装着した小波はいきりたつモノを彼女の中にあてがった。
「・・・・・・・・う」
不安そうな目をする瑠璃花に小波は唇を重ねる。
「大丈夫」
そう言って小波は瑠璃花を安心させる。
そして、中に突き入れた。
「ひ!!!!!!!!!!!!!」
瑠璃花は声にならない悲鳴をあげた。
もはや、痛みに喋ることすらさせてもらえない。
「瑠璃花!!」
小波は動きを止める。
強い締め付けに深い快感を感じているもののエゴで彼女を苦しめたくは無かった。
「・・・・・大丈夫・・・・・」
「そんな感じじゃない。
待ってろ、すぐ抜いてやるから」
そう言って引き抜こうとする小波の体を瑠璃花は掴んだ。
「おい!!」
「だめです・・・・・私は・・・・・あなたを支えるから。
こんな痛みなんて」
これ以上抵抗しても意地の張り合いなってキリが無い。
そう思った小波は瑠璃花の優しさにすがることにした。
「分かった。
キツかったら遠慮なく言え」
「はい」
瑠璃花は今日初めて会った時同様涙を浮かべていた。
しかし、同時にとびきりの笑顔も見せている。
・・・・・・・ホントに強い女の子だ。
どんな時でも彼女は負けない。
だからこそたまに見せる弱さにはしっかり手を差し伸べたいと小波は思った。
「ぁ・・・・・・あ・・・・ぁあ・・」
ゆっくり動かす小波。
瑠璃花は苦悶の声を上げ続ける。
「気持ちいい・・・・・。
もうヤバイかも」
小波はどんどんと沸き上がる快感酔いしれていった。
「ぁあっ・・はぁ・・・あ!・・くはぁ!ぁあっ!
私も・・・だんだん・・・気持ちよく」
「瑠璃花?そうなのか」
「ひぁっ、・・・くぁ、・・・ぐぁっ・・はっ・・はぁっ・・ん!
はい、痛いだけだったのに・・・もっと早く・・・
ぁあっ・・はぁ・」
ようやく、瑠璃花も快感を感じ始めてきたようだ。
「じゃあもっと早く」
小波は徐々にスピードを上げていった。
倍以上の快感を二人を襲う。
「ヤバイ・・・・・・もう・・・・・・」
「んぁっ・・・はぁっ・・・・・・きも・・ちいい、!」
小波のほうは限界に達しようとしていた。
「瑠璃花、出すぞ」
「あはぁ、あぁあ!あああああんっ・・!!」
そのまま小波は果てると倒れこむ。
「はぁはぁ・・・・・・・・・・」
お互いが息を荒くしている。
二人はまた唇を重ねるとそのまま抱き合い続けていた。
初めてのセックスを終えて、二人は服を着てまた抱き合いながら寝そべっていた。
「頑張るよ」
「え?」
「借金の約束はチャラとはいえ、まだお前とのプロ野球選手になる約束はしてないからな」
「小波・・・・・・・・」
「あの時・・・結婚するつもりで言ったんだぜ」
小波の言葉に瑠璃花は驚く。
「それって、ホント?」
「当然だろ、大人になって誰が無関係の人間なんかの金を返すか」
いきなりのプロポーズに瑠璃花は顔を赤らめる。
「プロになるまで挫折するかもしれないけど、俺たち二人なら壁なんて無いに等しいと思うから大丈夫だよきっと」
「小波・・・・・・・・・」
「だからさ、約束守るから。
これからもずっと支えてくれよな」
「はい!!!」
まるで夫婦のような二人の1ページが刻まれた。
明くる日、瑠璃花はいつも通り登校した。
「あれ〜。
ストーカーちゃん今日も来たんだ」
意地の悪いクラスメイトがまたもや突っかかってくる。
しかし、瑠璃花は一歩も引く気は無かった。
「私はストーカーではありません!!
確かにあなた方の察しのとおり私は彼が好きです。
でも、彼を支えたいと思うからでそんなことで彼に付いてきたわけじゃありません!!」
「何よ、調子に乗ってさ」
「ホントだよ」
女子が言い返そうとすると横槍が入る。
「水木・・・・・・君」
「瑠璃花がいるから、俺がいるんだよ。
それにむしろ好きなのは俺のほうだよ。
どちらかって言うと俺が瑠璃花のストーカーかな」
小波は照れくさそうに話す。
「そんな・・・・・・・・」
食い下がる女子たちに小波は目を尖らせる。
「だからさ、今度瑠璃花にストーカーだなんて言ったら、本気で怒るよ・・・・・・」
小波の鋭い一言に女子たちは引いていった。
「小波、来なくてもよかったのに・・・・・・・」
「俺が言いたかったの!!!」
そんな二人に瑠璃花のクラス野球部員が駆け寄る。
「お、おい水木。
お前まさか南雲さんと・・・・・・」
「まぁな」
「ちくしょー!
レギュラーになったり、可愛い彼女ができたり、なんでお前ばっかり!」
部員たちの呻きに近い嘆きが聞こえる。
「え・・・・?」
予想だにしない状況に驚く瑠璃花。
「お前、結構人気あるんだぜ。
お前は俺が俺がって言うけど、俺は俺でお前取られないか心配だったんだぜ」
「そうなんですか?そんなことしなくていいのに」
「なんでだよ??」
小波は瑠璃花に問う。
「だって、私は小波の近い将来の妻ですよ。
あなたしか見えてません」
そんなストレートな言葉に小波は顔を赤らめた。
それに追い討ちのように瑠璃花は満面の笑みで言った。
「大好きですよ、小波」
FIN
これで終わりです
何作かより、カズを次で10主と結婚させてやってくれよ・・・・・・・
俺の顔まで赤くなってしまった
何はともあれGJ
GJ
このマセガキ共め!
GJ
るりか一番好きだからうれしいぜ
そういやダッ主って名前の決まってる唯一の主人公なんだよな・・・
再登場を期待してもいいのか?
あっ、でもあの鬼畜スタッフになにされるか・・・
瑠璃花は神級に可愛い
13あたりに主人公のチームメイトの母親みたいな感じでで出て欲しい
ダッシュで今後が一番気になるのは、さくらだな。
だれか紫杏ものか奈桜ものを書いてくれーーーーーーーー
涼子のSSがいまだに無いところを見ると
やっぱり人気がないのか・・・
スタイルはいいんだが、いかんせんあの性格じゃ主人公が食われて・・・
まったく関係ないけど今googleで検索すると、おかしくなるのおれだけかな
なんか候補が出たぞw
714 :
重い女:2009/04/09(木) 22:38:15 ID:Xqh2yWcy
「どうしよう……」
真島涼子は自宅に帰りつくなり、溜息をついた。
「会わないって言ったのに……私が言ったのに……」
カバンと買い物袋を玄関に放り投げ、ゴミ袋に囲まれたベッドに身を投げ出す。
「会いたい……小波選手に会いたい……」
顔を伏せたまま、涼子はシーツを敗れそうなくらい握り締めた。
事の発端は10月の終わり。
彼女が恋人のホッパーズ選手、小波と交わした『約束』である。
『涼子は奇妙な体質――食べ過ぎるとすぐに太り、食べないとすぐに痩せる極端な体質を改善し、小波は日本シリーズで優勝する』
何故そんな約束を交わしたのか、涼子は忘れてしまっていた。
多分、自分の体質を『気にしない』と言ってくれた小波に対する想いのベクトルが変な方向へ向かった結果であろう。
当然というかなんというか、彼女は自分の奇怪な体質の改善に努めた。
しかし、カウンセラーの治療を受けたりせず、単に断食を続ける彼女の努力は、単に彼女自身を傷つけるだけとなった。
体質が変わる気配は一向になく、逆に、約束してから三ヵ月経とうとしている現在に至るまで、彼女は太って痩せてのサイクルを6回は繰り返していた。
716 :
重い女:2009/04/09(木) 22:39:35 ID:Xqh2yWcy
そして、彼女を襲うのは断食の苦しみだけではなかった。
『打ったー! 大きい、大きい……入ったーっ! 満塁サヨナラホームラン!』
テレビに映っていたのは、件の小波だった。
「小波……選手……って、どうしてテレビが点いて……っ!」
無論、彼女自身で点けたのだが、無意識によるものだった。
満面の笑顔で塁を回る小波の姿がアップで映り、急いでテレビを消そうとするが、今度は体が言う事を聞かない。
「やだ……やだぁ……まだ治ってないのにぃ」
ベッドの上でリモコンを動かすだけで、彼女の右手の指がボタンを押すことはなかった。
――そう、彼女を苦しめているのは誰であろう、小波だった。
いや、正しくは彼を欲する彼女自身なのかもしれない。
涼子の体質を知り、太った彼女と痩せた彼女で、それぞれ別の人間と偽られていた事を知り、ストーカーされていた事を知り、二人の間の年の差の事を知り……その上でしっかりと涼子を受け止めた小波は、今や彼女にとってなくてはならない存在だった。
だが、自分の体質改善が一向に上手く行かない涼子は、無理やり小波を自分から遠ざけようとした。
小波を自分に対する人質としたのである。
小波が出る試合をチェックする事や彼の記事のスクラップをやめた。
彼女がストーカー時代(?)に勝手に持ってきた彼の衣類はすべて捨てた。
こうして断食と並行して断小波をしていたが、とうとう我慢に限界が来たようで、涼子は涙を浮かべながらテレビに釘付けになっていた。
リモコンを手にしたまま腕をおろし、それとは逆の手を彼女の豊かな胸へと伸ばす。
「小波選手……小波せんしゅぅ……」
涼子は息を荒げながら、まるで覚えたてのような拙いオナニーを始めていた。
瞳をとろんとさせ、でも、テレビに映る小波の姿を必死に追いかける。
「会いたい……会いたいよぉ……小波選手……!」
いつのまにか、彼女はロングスカートの中にテレビのリモコンを潜り込ませ、下着越しに自分の秘所に押し当てていた。
「好き……好きぃ! 愛しています、小波、選手…………!」
愛しい人の名前を、涼子は泣きながら呼び続けた。
体を小さく丸めて、ひたすらに自分を慰める。
「ひぃっ、ひゃぅっ!」
上着が肩から滑り落ち、白い肌があらわになる。
そしてさらけ出された彼女のブラジャーを下にずらして、直接胸を執拗に攻め始めた。
「う、っく! ひゃあ……!」
今や、彼女の顔は涙と涎と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。
束ねられた長い髪を振り乱し、ただ、欲望のままに快感を求め続ける。
「こな……み……ふあっ、あああぁぁぁ!」
背中を弓のように反らせ、涼子は思い切り絶頂に達した。
718 :
重い女:2009/04/09(木) 22:41:42 ID:Xqh2yWcy
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
涼子は乱れたままの姿でベッドに倒れこんだ。
『……今日のヒーローはもちろんこの人! 最終回サヨナラホームランでナマーズを日本一に導いた小波選手です!』
テレビではお立ち台に上った小波選手にレポーターがマイクを突き出しているところだった。
「あっ、小波選手だぁ……………………え?」
子猫のようだった涼子は多少のラグをはさみつつ、レポーターの台詞に反応した。
『小波選手、今のお気持ちは?』
『いやぁ、やりましたよ! やっちまったよ! ……みたいな感じですね!』
陽気に笑う小波の右上、テロップの部分には『ナマーズ、三年目にして優勝!』と出ていた。
彼の後ろの客席からは風船やら紙吹雪やらなんやらが舞い、マスコットのナマピーがいつもよりも激しくくねくねしていた。
「嘘っ!」
唖然とする涼子の事なんて知らない小波は次々と寄せられる質問に笑いながら――ときどきチームメイトに小突かれながら答えていた。
そして『それでは小波選手。今日の出来事を一番分かち合いたいのは?』と、レポーターが質問した。
『そうですね……ちょっと名前は出せないんですが、知り合いの女の子ですね』
臆面なく、小波は答えた。
あっけにとられるレポーターを無視して、小波はカメラに向かって手を振った。
『涼子ちゃん、見てる? 俺、やったよ』
とても嬉しそうに微笑む小波を見て、涼子は静かに立ち上がり、テレビの電源を消した。
「……多分、祝賀会やらなんやらでちゃんと寮に帰ってくるのは夜遅く。もしかしたら明日かもしれないけど、明日は明日でちゃんとした祝賀会があるか……」
ブツブツと呟きながら、涼子はシャワールームに向かった。
「もう我慢出来ない。めいいっぱいおめかしして、めいいっぱい甘えよう……ちゃんと謝れば分かってもらえる。彼はそういう人だもの」
さっきまでのぐちゃぐちゃな顔をシャワーで洗い流すと、その下には狂気にかなり似ている、形容し難い表情が浮かんでいた。
「心から……心から愛しています、小波選手」
エロパロなんてはじめて書いたよ……つーか三点リーダー多すぎだ○| ̄|_
11をやったのが大分前だから、呼び方とか口調とかかなり怪しい。
そもそも、日本一決定のときのヒーローインタビューってやるものなのか?
GJ
割り込みスマソ
本当にGJと思ったなら感想の一つくらいは書いてやれよ
おつー
畜生…
何故かどうしても太った方の姿で妄想してしまう…
涼子って彼女になった後は君付けじゃなかったっけ?@主人公の呼び方
ダッ主は水木の養子になったんだぜ だから姓は水木
ダッ主は愛ちゃんと仲良くやってるよ
准のend作ってみた
ちょっと口調が違うかも
それで良ければどうぞ
街を出ようとする小波
そこに来る准(顔グラ泣き)
「待って下さい…小波さん」
「あの…その…行かないで、ずっとこの町にいてください」
准が彼女 残る 彼女じゃない 旅に出る
残るend
「わかった。」
「…え……?」
「元々迷ってたんだ、この町を出ることは、この町はいい人ばかりだし、
ここにいるとおもしろいし、……何より君がいるからね。そこに……君の涙だ、
ここで残らないと男が廃るじゃないか」
「アハハハハハハハハハハハ」
「格好付けすぎですね 小波さん、でも 格好いいですよ♥」
ギュムッッッッ
絶倫が身に付いた
アルバム
いまだに俺は毎日喫茶店に通っている
目的は当然准に会うためだ
「いらっしゃいませ ご主人様♥♥」
「ああ」
「はい コーヒーです」
ああ 俺は幸せだ
「ぬお!何だこのコーヒー またお前が入れたのか! 不味いにも程があるぞ」
「何よ!前は何も言わないで飲んでくれたのに!!」
たぶん
…………そういや最近電子を見ないな……
そういえば新世界の神と名乗るハッカーが
捕まったというニュースがあったが……そ…そんな訳ないよな
お わ り
准といいようこ先生といい陸手先生といいパワポケは良キャラの宝庫だぜぇ
准いいな。
乙。
20歳前後でいいのかな?
金髪バグ三人衆
准って二十歳で天皇誕生日の日に誕生日イベントあったな
実は准は皇室の者でした…
街を出た編追加します
ちょっとナイスガイすぎるかも知れません
街を出ようとする小波
そこに来る准(顔グラ泣き)
「待って下さい…小波さん」
「あの…その…行かないで、ずっとこの町にいてください」
准が彼女 残る 彼女じゃない 旅に出る
旅に出るend
「……ごめんな… 准… でも俺は元々旅から旅の旅ガラスなんだ。
だから…この町には元々一年しか残らない気で居たんだ。……だから、わかって欲しい」
「…うっ……ぐすっ…………………でも「准、………だから笑って欲しい」……え………?」
「お前との最後の思い出を涙で飾りたくないんだ、
だから……准には笑顔で見送って欲しい」
「ううっ……ぐすっ……」
「…………………」
「………わかりました。 でも 絶対いつかここに戻って下さい 約束です。」(顔グラ笑)
「わかった。絶対いつか戻ってくるよ。
……じゃあこっちも一つ約束をして欲しい。」
「……何ですか?」
「戻ってきたときには、絶対幸せになっていること それだけは守ってくれ。」
「はいっっっっ」
主 准 顔グラ笑
アルバム
結局俺は街を出た
彼女は泣きそうだったが必死で涙をこらえてくれた
そうだ それでいいんだ
君との思い出と 君の笑顔の記憶さえあれば、
きっとこれからも旅は続けられる
「さあっ 次はどこへ行こうか」
きっと
お わ り
ちょっとくさすぎたかもしれん
でも 俺の中での准のENDはこんな感じだ
別に文句を言ってくれてもかまわない
萌えスレでやれ
>>737 そんな物が在るとは知らなかった
今度からはそっちに出す
早速でワロタ
740 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 17:36:20 ID:+yw4zrWC
ああ・・・だんだん保管庫が野崎維織ではなく夏目准になっていく・・・
そしてたまに夏目唯になっている…
次の主はダッ主だったりしないの?
ありうるな
>>743 ありうることはありうるが、それは瑠璃花が捨てられるということでは?
できればパワポケ12の主人公というよりダッシュ2で出てほしい。
流れとしては
小学生編→中学生編→高校編→大学編→3A&WBC編→メジャー編
と続いていきます。
どこかで聞いたような?
>>743 >>727が言ってるみたく名字が水木になっちまったから
主人公はムリだろうな
1人のキャラとしてはでるかもしれんが
スレ違いなんだなぁ〜
>>748 前の瑠璃花書いた俺でよければ書こうか?
でも、今は贔屓のプロ野球チームが負けてて気分悪いから書く気になれんが
>>748 あなた自身が書くのが一番いいと思うけど
___
,r' `ヽ、
,i" ゙;
!.(●) (●),!
ゝ_ _,r''
/ ;;;;;; ・・ ;;;;) <
>>749それは報告しなくてもいいです。
/ (_
| f\ トェェェイノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─-- 、_ )
. | | / /
| | ,' /
/ ノ | ,'
/ / | /
_ノ / ,ノ 〈
( 〈 ヽ.__ \
ヽ._> \__)
wktk
皆サンクス
2点差に広げられた〜
でも、皆がwktkしてくれるみたいなので
書くぜ!!
とりあえず、こんなストーリーしたって感じ投下する
「ち ょ っ と 待 て」
小波は大声で言った。
「そもそも、ウチの浴槽に5人+俺が入れるとでも思ってるのかよ!!!」
「そんなこと言っても不公平は良くない」
紫杏が反論する。
「いや、でもさ」
まだバツの悪そうな小波。
すると、
「私はいい・・・」
五十鈴は小波に同意した。
「五十鈴はできた子やなぁ。
ウチは絶対小波とはいる!!」
「まぁまぁ、カズ。
少しは五十鈴を見習ってさ・・・・・」
「そんな!!
小波、やっぱウチやのーて五十鈴が良かったんか??」
諌めようとした小波だったが、和那はあろうことか涙目になってしまう。
「言ってないっしょそんなこと」
と言う小波だが和那は聞く耳持たない。
「うわーん!!!
小波のアホ!!浮気!!変態!!
実家に帰らせて頂きます!!」
カズはそう言って走り去ってしまった。
「お、おいカズ!!!」
「小波君、さすがにこれは追いかけたほうがいいんじゃ??」
さらが言う。
「そうね、さすがにこれは・・・・」
妙子も同意した。
「私たちのことは気にしないで・・・・」
「そうだな、小波言ってやれ」
五十鈴と紫杏も加わる。
「分かった!!!
皆ごめんな」
皆の意見を聞いた小波は走って和那を追いかけた。
約一名が不機嫌になってることを除いて・・・・・・・・。
どっかに行ってしまったと思っていた和那だったが、家の押入れにいた。
「カズ・・・・・・・・・・・・・・・」
「ふぇ・・・・こなみぃ・・・」
小波の姿を見つけるといきなり抱きついてきた。
「こんなこと自分勝手に言うのはどうかと思って黙ってたけど、やっぱウチは小波と二人っきりでここにいたい!!」
和那は涙ながらに懇願した。
「でも、皆悩みを持ってるんだ・・・
ほっとくことは・・・・・・・」
小波は和那に同意することはできなかった。
「ぐすっ」
「カズ〜」
このままじゃ言っても聞かない。
小波はジレンマを抜け出すべく、こんなことを言ってしまう。
「分かった、分かった。
今日秘密でお前と二人でお風呂入ってやるから・・・・・・・」
しかし、その言葉で和那は一変した。
「ホンマに??
小波大好き〜」
「抱きつくなって・・・・・・・。」
まぁでも、結局皆も結構夜更かしするしそんな時間がとれずに大丈夫だろうと小波は楽観していた。
そして夕刻。
夕食を食べ終わり小波がくつろいでいると、
「小波君、私もう眠いのでお先に眠らせてください」
とさらが言ってきた。
「じゃあ、私もさらと一緒に寝ようかなぁ・・・
たまには姉妹水入らずもいいしね」
ナオも加わり、二人は寝室に行ってしまった。
「あれ?まだ9時だぞ??
ちょっと早いような・・・・・」
小波は首を傾げる。
「私も眠くなってきちゃった。
いいかな??」
「ああいいよ?」
妙子も同様に・・・・。
「すまない、ずっと今日は小波と話していたかったけど限界だ」
「そうか、無理しなくていいよ」
五十鈴も同様に・・・・。
「ってこれおかしいぞ!!!!
こんなに早く皆ねるかっつーの!!!!」
結局、4人は全員寝室に残ったのは・・・・
「カズ・・・・お前なんかしたな・・・」
「エヘヘ、こんな時もあろうかと遠前町の漢方薬店から『これさえ、飲めば1分以内に超安眠!!武美印の漢方睡眠薬』をかっといたんや!!!」
「ソレカンポウヤクジャナーイ!」
小波はカズの行動力に驚く。
「じゃあ、皆寝たことやしね?」
「仕方ないか・・・・・・・」
結局、小波は誘われるがままに浴室に向かった。
とりあえずここまで
関係ないが負けた
横浜に負け越す球団があるらしいorz
乙
続きに期待してます
やべー超大事な誤字が・・・・・
「私たちのことは気にしないで・・・・」
「そうだな、小波言ってやれ」
五十鈴と紫杏も加わる。
じゃなくて
「私たちのことは気にしないで・・・・」
「そうだよ、小波君行ってあげて」
五十鈴とナオも加わる
でした
押し入れワロタwwwww
乙
犬ルトwwwwwwww
>>758 去年交流戦で唯一横浜に負け越したチームはアジア1だから気にするなw
10主は人気者だな
765 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:36:38 ID:hoVt2STj
そういえば歴代彼女候補たちの中でいちばん難しいのってなんだ?
!!は35%って公式で見たこと歩けど
26歳みゆきセンセじゃね
彩としか思えない
のりか
彩だろ
ファミレス子だろ
ようk・・・ゲフンゲフン
いや、何でもない
そういやようこ先生って1のときは何歳だっけ
>>745 「MAJOR」と答えるのは若いやつ
「球道くん」と答えるのは年寄り
「ダメジャー」と答えるのは俺
え〜と、たぶん主人公より年上じゃないか?
10の三年目で四十代だったからな
二十代であることは確かだろう
7裏の芸者仕様もなかなか
ようこ先生なら10でどっかの男に既に攻略されてたけどな
彩だろ
エンディングどころかメガネ外した姿のイベント見れたのニ回しかねーよ
ああぁぁ…
初めまして。このスレに触発されて「よし!俺もなんか描いてみるかな」と思ってるのですが、ネタがない…
何より自分は9と10しかプレイしていないので。すいません、9か10のキャラでネタを下さい<(_ _)>
じゃあ書かなくていい
自分が書きたいと思ったものでなければ困る
じゃあ考えてきます
とりあえずもう一回誰か攻略してみては?
(あとあまりオススメじゃないけどプレイ動画を見るという手もある)
あと面倒くさいけど台詞をメモしながらプレイするのも個人的にはオススメ
口調とか一人称とか他のキャラへの呼び方とかが書いてて迷ったときにすぐに確認できて便利だし、
何気ないイベントでもメモを読み返しているうちにネタが思い浮かんでくることもあるし
長々とすいません
9裏でブラックが触手に弱いのは、やっぱシルバーにいろいろされたからだろうか。
攻略本見る限り雷が弱点なだけで触手が弱点じゃないような
シルバーだけにギンギンってかw
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
苦痛のあまり、凶暴化しそうになるたびにブラックの献身的な行動で
鎮められるわけですね
しかし、触手でも和カンはどうもなぁ…
確かにそれだけはわかんない。
>>781 9or10か〜
そいえば、まとめでまだ、蘭うまってなかったな〜
って言われても書きたくないだろう?
【審議中】
<⌒/ヽ-、___
<⌒/ヽ-、___/
<⌒/ヽ-、___/
<⌒/ヽ-、___/
<⌒/ヽ-、___/
<⌒/ヽ-、___/
/<_/____/
寝るな!! 冗談だ!!
らんいらん
相手は別に主人公でなくてもいいんだよね
かまわないっしょ。
面白ければ!
じゃあ貴田で書いてみる
女×女があるくらいだし
>>777 ようこ先生はスタッフがおいしく頂きました
ようこ先生なら今電車で痴漢されてるよ
まだSSが無い深雪先生涙目
SSが一個も無いまま40レス消費…
おまえら本当に女教師好きだな
ネタは思いつくけど、どうも他の人の作品と矛盾が生じてしまう…
胸のサイズとか時間の設定とか…etc
口調と性格はしっかりしておけ
時間設定とか胸のサイズとかはそれからで良い
こまけえことは(ry
いいんだよ!
ようこ先生の濃厚エロSSはまだかアパム
四十歳とは熟女好きだな
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 細けぇ事はいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
関係ないけどみゆき先生のSSが完成しそう
明日投下予定
全裸で待つ
待ってるぜよー
関係ありまくりじゃないかw
4スキーなんで期待大。
ようこ先生、深雪先生、小野さん、なっちゃん大好きです><
ババア最高や!
幸恵さんや瞳さんも大好きだ!!
お待たせ、正史を捻じ曲げてごめんね
甲子園大会決勝の前夜
誰もいない旅館の裏で一人の少年がバットを振っている
彼の名前は小波四郎、日の出高校の選手だ
彼は日の出岬の碑石を倒してしまった為呪いを受けることとなった
しかし苦難を重ねついに甲子園の決勝まで上り詰めた
後は優勝するだけである
「そろそろ止めたどうじゃ?」
小波の周りを小さな老人が飛び回っている
老人の名前は野球仙人といい
野球で結果を出せばどんなことでも願いを叶えてくれるという不思議な存在なのだ
その仙人が小波に止めるように諭す
「いや、またあの苦い思いをしたくない」
小波はバットを振り続ける
苦い思い
それは小波がまだ中学生だったころだ…
小波の母親が病気になってしまい難易度の高い手術を受けることとなった
心配する小波の目の前に野球仙人が現れ「中学の大会で優勝すれば母親は治る」と言ったのだ
しかし結果は惨敗、母親は死ぬこととなった
小波が素振りを続けて15分くらい経った時一人の女性が小波の前に現れた
「みゆき先生!」
みゆき先生は呆れた顔で小波に言った
「小波君、もうそれくらいにしてもう寝たらどう?」
「…そうだね、やめておくよ」
そういって素振りを止める小波
「……ねえ、先生」
素振りを止めた小波がみゆきに声をかける
「何?」
みゆきは小波の方を見る
「お願いがあるんだ」
「お願い?」
小波は勇気を振り絞ってみゆきにいう
「うん、あのさ…先生とキスしたい…」
「えっ…」
「分かってるんだ、甲子園優勝までのお預けだって事は」
小波とみゆきは恋人同士である
といっても友達以上恋人未満だが…
甲子園の優勝すれば恋人になるという約束を二人でしたのだ
しかし、今の小波は若い劣情を制御できずにいた
「小波君…駄目よ…」
「我慢が出来ないんだ、先生」
否定の言葉を口にするみゆきに小波は自分の唇をみゆきの唇に近づけた
一方のみゆきも強く拒否するわけではなくそのまま小波の唇を受け入れた
「んん…」
数秒の沈黙が流れた
「ぷはぁ…」
「せ、先生!」
小波はみゆきを抱きしめる
しかし…
「だ、駄目、これ以上は駄目よ!」
みゆきはここまでと言わんばかりに小波を拒否する
「で、でも…我慢できないよ!」
布越しに勃起したペニスをみゆきの身体に押し付ける
このまま誰かに見られたら危険だと思いみゆきはある提案を話した
「手、手でならしてあげる」
「ほ、本当なの!?」
小波は欲望と切なさが入り混じったひとみでみゆきを見る
「ええ、でも皆には内緒よ」
「わ、分かった」
小波はズボンのファスナーを下げて自分のペニスを取り出す
ペニスはビクンビクンと波打って折り痛いほど怒張していた
(これが…小波君の…)
みゆきがそっと触れると小波はうっと声を出す
そして優しく握るとシュッシュッとこすり始めた
「うぁぁぁ…」
快感に思わず声が出てくる
そんな小波をいとおしく思えるみゆき
どんどん手の速度を速めているもののなかなか出さない
逆にみゆきの方が興奮しているのが分かる
そして先端をグニグニと指でいじりながら逆の手で小波の手を握り自分の秘所に当てる
指から暖かい液体を感じる
そう、彼女も濡れていた
「!?先生…」
「こ、小波君…先生も…貴方としたいの」
みゆきが耳元で囁く
指が動くたびにいやらしい水音が辺りに響く
指先でクリトリスをコリコリといじってみる
「ひぃぁ!」
この人は俺の指で感じている…
些細なことだが小波は嬉しくなった
みゆきの手がどんどん早くなる
そして負けずに小波の指も深くそして早くなっていく
「こ、小波君、イク…イッちゃう!」
「お、俺もでる、うううう…」
フィニッシュとばかりに小波は指を奥に、みゆきは手を先端に
そして二人は同時に達した
HaHaHa!正史なんて関係なくても良いんだよ!グリンーだよー!
「ふぅ…」
みゆきが去ってしばらくして小波が一息を付くと後ろから仙人がにゅっと出てきた
「ほほう、結構過激じゃのぅ」
「うわ!いたのか!?」
突然の出現に驚く小波
「…小波、お前あの女性が好きなようじゃな」
「そうだけど…」
「やめておけ、あの女性はこの世の人間ではない」
「?何をいってるんだ?」
「これを見るのじゃ…」
仙人が持ってきた新聞に目を通す小波
「!?これは…」
「そうじゃ、お前さんが好きだと言った女性は既に殺されてるのじゃ」
新聞に書かれていた記事の中に見た名前を見つけた
みゆき先生が殺されていたこと、そして犯人はまだ捕まっていないこと
驚愕の事実に小波は愕然とした
「そんな…」
「落胆するでない、ワシが何とかしてやろう」
「本当か!?」
野球仙人の言葉にすがる小波
頼れるのは人智を超えた存在である彼だけなのだ
「ああ、本当じゃ…じゃが分かっておるな?前回みたいに優勝できなければ…」
「みゆき先生は死ぬ、いやみゆき先生の存在自体がなかったことになる…」
「頑張るのじゃぞ、小波…」
「当たり前だ!俺はみゆき先生を必ず助けて見せる!」
そして…
「甲子園優勝おめでとう!」
「ありがとうございます!」
日の出高校は夏の甲子園で優勝した
その凱旋帰還の船の中でみんなワイワイ話を聞いている
「いやぁ、あの時のダブルプレーにはひやひやしたでやんす!」
山田が試合の終盤を語りだしている
「ああ、でもまさか最後にキャプテンが逆転サヨナラホームランを打つだなんて予想もしてなったよ」
大神は頼りになったキャプテンを見る
しかし、小波はまだ眉間に皺を寄せていた
一体何を考えているのだろうか?
「どうしたでやんすか?」
山田が声を小波にかける
「……あっ、どうした?」
小波ははっとした顔で山田のほうを向く
「なんだか元気ないでやんすよ?」
「すまない、少し考え事をしていた」
小波は固い笑顔で答える
「ふーん、なんかあったらいつでも相談に乗るでやんすよ、おいらは小波君の親友でやんすから!」
山田はそう言って去った
「おい、野球仙人…」
小波は野球仙人を呼び出した
「なんじゃ?」
目の前に仙人がやってくる
「甲子園で優勝したらみゆき先生は…」
「ああ、そうじゃ、生きておるぞ」
「でもみんなみゆき先生なんて知らないって言ってるぞ!?」
そう、甲子園に優勝したのにみゆき先生の存在はみんなに忘れ去られてしまった
「安心せい、あの慰霊碑に行けば分かる」
「でも!」
小波の心に不安が走る
「小波、わしを信じろ!そして彼女を!」
「分かった…」
野球仙人の言葉に小波はただうなずくしかなった
「貴方の望みは叶ったでしょ、さあ行くべき所へ…」
みゆきは河島の霊を慰める
「ああ、ありがとう…」
河島の魂が天に昇っていく
「せんせぇー!!」
小波がみゆきのほうへ思いっきり走っていく
さんざん探したらしく小波は汗だくだった
「小波君…」
「みゆき先生…」
「ごめんね…実は先生…もう生きていないの…」
「……」
小波は泣きそうな顔をしている
「そんな顔をしないで、元々いなかった物がなくなるだけなんだから…」
「でも!俺は先生の事が…」
「…嬉しかったわ、小波君の気持ち…さよなら…」
「だが逝く前に一つだけ聞きたいんじゃが…」
消え行くみゆきの前に野球仙人が現れる
「あなたは?もしかして神様かしら?」
「ほう、神様か。なかなかいい言葉じゃ」
「おい!いい気になってる場合じゃ無いだろ?」
機を浴した選任を小波がたしなめる
「ああ、そうじゃったな。みゆき先生と言ったかな?小波の事は好きか?」
「ええ」
「愛しているか?」
「…はい」
「ずっとこいつに付いて行けるか?」
「それは出来ないわ、私はもう…」
「死んでる死んでないは抜きにして考えてくれんか」
「……はい、私、田中みゆきは小波君の事を世界で一番愛しています」
「なら問題はないな、ほれ!」
みゆきは仙人の発した光に包まれた
「どうじゃ?」
「き、消えない…私、消えてない!!」
みゆきは自分の顔や身体に触る
「……みゆきぃ!」
「四郎!!」
小波とみゆきは抱き合った
「もう放さない!俺は先生を、いやみゆきと一緒にいる!」
「ええ、私も!」
二人の目から涙がこぼれる
「ほっほっほっ、では、お邪魔虫は去るとしよう、さらばじゃ!」
仙人はどこかへ飛んでいってしまった
「なんだよ、もう行っちゃったのか?」
「いいじゃない、またどこかで会えるわ」
「そうだな」
二人は沈む夕陽を見ながら語った
そして日が沈むと二人はみゆきの家へに向った
「…先生、いいの?」
「ええ、だって…」
薄暗い部屋の中を月の光が優しく照らす
シャワーを浴びてきたみゆきの身体は色っぽかった
小波は緊張した面持ちでみゆきにキスをする
「ンン…」
「ン…」
今までは唇が触れるだけの軽いキス、でも今はお互いをむさぼるような激しいキス
もっと知りたい、もっと触れたい…
小波の手がみゆきの胸に触れる
「あっ…」
唇から思わず声が漏れる
そのまま優しく擦るようにみゆきの胸に触れた
「先生のおっぱいって柔らかいね」
耳元でそっと呟く
その言葉を聞いてますます赤くなるみゆき
今度優しくベットに押し倒す
そして乳首をそっと口に含み舌で愛撫し始めた
「あっ、あああ…」
徐々に硬くなっていく乳首
ある程度愛撫するとそのまま舌をみゆきの秘所へ持っていく
茂みに手を添え秘所の入り口を舌でいじめ始める
「や、やぁぁ…こ、小波君…」
舌に愛液がまとわり付く
もっと良くしようと今度は口をつけて吸った
「あひぃぃぁぁぁ!」
軽くイッたのかみゆきは身体をガクガクと震えさせている
「せ、先生…そろそろ…」
小波のペニスは完全にそそり立っていた
「うん…来て…」
この言葉を聴いた小波はみゆきの秘所にゆっくりと差し込んだ
「うんん…」
「うっ…」
思わず声が出てしまう二人
「じゃ、じゃあゆっくり行くね」
小波はゆっくりと腰を動かし始める
「んっ、んっ、んっ…」
腰を動かすたびにみゆきの口から声が漏れ出す
小波もゆっくりを意識しているが徐々に速度が上がっていく
「せ、せんせぇ…」
腰の動きが完全に力任せになっていく
「だ、駄目よ小波君…もう少しゆっくり…」
しかし…小波は必死で速度を抑えようとするが腰の動きは全く止まらなかった
逆にみゆきの奥を突こうとどんどん深く差し込んでくる
そして子宮をノックするたびに膣の締め付けが良くなっていく
正に悪循環であった
「せ、先生、俺出るよ…」
「こ、小波君、私も…」
ラストスパートをかける小波
ガンガンと子宮を乱暴に突く
「四郎!!!!」
「み、みゆきぃぃぃぃぃ!!」
みゆきの子宮奥深くに小波の精液が大量に出される
小波とみゆきは肩で息をしながらそのまま眠った
3年後
「結婚おめでとうでやんす!」
「ありがとう、みんな」
「でも、どこで見つけてきたの?あんな綺麗なお嫁さん」
「それはヒ・ミ・ツ」
「えーなんで?教えてよ!」
「ダーメ…さて、そろそろ行くか…みゆき・・・」
「はい、あなた…」
End
826 :
813:2009/04/18(土) 22:16:12 ID:03fGWiYD
もう少し描写を細かくしたかった
この気持ちを次に生かすことにしよう
ゲーム内では禁断の愛は許されなかったからな…
新鮮だぜ
ババア分は弾が少なすぎるからいくらでもほしいところだ
正史なんてあってないようなものだと思うお
あと34KBしかないことに気づいた
その位あれば作品の一つでも投下できそうだな
832 :
小ネタ:2009/04/19(日) 13:11:48 ID:1e5EiKqy
俺はその日、道端で奇妙な人形を見つけた。
「なんだこれ?」
それは赤い目をしたイタチの人形だった。
「いらないや」
(ポイッ)
「ヨクモ、ステタナ…」
「えっ?」
一瞬声が聞こえたような気がしたが、気のせいだろう。練習に疲れていた俺は急いで家に向かった。
深夜。俺は寝苦しさに目を覚ました。
すると枕元にあの人形があるではないか!
「ヨクモ…ヨクモ…」
ただのガラスだった目はまるで生きているかのようにらんらんと輝き、裂けんばかりに開いた口からは掠れた恐ろしい声が滲み出ている。
恐怖で身動き一つ出来ない俺に、人形から立ち上る黒い霧が襲い掛かった!
「そこまででごさる!」
そこへ突如、現れたのは寺生まれで霊感の強いOくんだった。
「物の怪の類いか…後ろに下がってるでごさる!」
そう言うとOくんは片手を前に突きだし印を結び始めた。
「オンバサラバラバラソワカ…キェ破ぁー!!」
Oくんの手から放たれた青白い光弾が黒い霧をかき消すと、人形のあったはずの場所にイタチコスの瑠璃花がいた。
「なによ!あなたのためにこんなかっこうしてる訳じゃないんですからね!!」
寺生まれってスゴイ。俺は改めてそう思った。
おいィやめろ馬鹿
早くも俺の腹筋は終了ですね
擬人化イタチ人形×主人公マダー?
あれだな、カオスフル外伝だな。
「なぁイヅナ…何をしようとしてるんだ?」
「いや〜ご主人様いつもお疲れだろうと思ってご奉仕を…」
「待て待て!お前は人形だろ?!端から見たら変態じゃないか」
「大丈夫大丈夫〜因みに動けないように金縛りさせてもらえますね!」
「ちょ!待!だ…」
簡単に作った
誰か後任せた
9主に呪いが効かなかったって嘆いてたイヅナたんかわいい
しかしイヅナと聞く度におっぱい忍者を思い出すから困る
俺は自衛官のお姉さんを
俺はにイヅナを思い出したぜ
聖皇学園→BB1軍の井綱が思い出される。
そんな事よりPカードをしようぜ
和那「ええけど支払う物はやっぱり…」
紫杏「…衣服…だな…」
五十鈴「衣服を全部取られたら当然…」
妙子「…その…するんだよね?」
奈桜「みんなの目の前でオナニー」
さら「参加しないっていうのは…」
10主「無しだ」
全員「そ、それは酷い!」
10主「何言ってるんだよ、勝てばいいだけだろ?」
和那「せやけど…」
妙子「やはり人前っていうのは…」
奈桜「ほ、他のはないんですか?」
10主「一応あるけど…」
さら「じゃあそっちにします」
10主「んじゃ、負けたらこれを着てくれ」
紫杏「……何だそれは?」
10主「先輩からもらったコスプレセット、Sから4Lまである」
五十鈴「これは…負けられない…」
10主「それじゃ、始めるか…」
入院から帰ってきたのであさってあたりに茜ヤンデレの続きうpします、
とりあえず、ムード○から
ここってタブー(投下しちゃいけないジャンルとか?)ある?
基本は特にない
でもスカとかグロとか非エロとかは注意書きをしておいた方がいい
あとレズも人によって好き嫌いがあるから注意しておいて
書きたければのりか物もOK…
いややっばタブーだ
投下するです。
誰も見てない時間帯が好み。
2.ムード○あり
リンの消え入りそうな声。
崩れそうな茜の心を目の当たりにし、リンの心もまた崩れそうになる。
リンが茜を救う最後のチャンスを託すために必死に搾り出した声。
その声に含まれるリンの本当の思いを小波は受け止める。
腕の中の茜。
小さく脆い茜。
できることならば、フラジャイルと張り紙をしたいほどに脆く壊れやすい心。
小さな体に、たくさんの痛みを抱えた妹。
茜の腕を放す小波。
「痛かったか?」
「痛くないです」
淡々とした声で茜は答える。
「良かった」
小波はそう答え、リビングとつながるドアを閉じる。
いつものユニフォームの上着を脱ぎ、リンの体にかかるように投げる。
そして、アカネからは注意を話さないままリンの拘束具を解く。
「ありがとう・・・」
締め付けられていた体からため息と共に漏れる感謝の声。
先ほどまで豊満な体を申し訳程度にしか隠さなかったバスローブを体に纏い、
ユニフォームを小波に投げ返すリン。
リンは静かに小波を見つめる。
茜を見ることはできない。
もう何もリンには茜に対してできることがないから、ただ小波を見つめる。
きっと何とかしてくれると信じて。
小波はその瞳から目を逸らさず受け止める。
しっかりと受け止める。
その瞳を見たリンは、ベッドから立ち上がり、ゆっくりとリビングへと歩く。
もう自分にできることはないと知っているから、この場にはいないほうがいい。
ドアの傍の茜がリンを凍てついたガラスの瞳で見つめる。
壊してしまったものの大きさに胸を押しつぶされそうになりながらも、精一杯の気力を振り絞り、
氷を溶かす春の日差しのような思いをこめて、リンは茜を見返し、部屋を立ち去る。
ドアが閉まる音を残しリンは出て行った。
そしてドアの傍に立ち尽くす茜にゆっくりと近づき、正面から抱きしめ、胸の中に茜をしまう。
そしてそのまま優しく持ち上げて、顔の高さを同じにして、ベッドに運ぶ。
驚いた顔の茜に、笑顔を見せる小波。
兄としての優しい顔。
ほんのわずか茜の頬と目が緩んだように小波には見えた。
ベッドの右隅に茜を座らせ、その隣に小波は腰掛ける。
体を伸ばしベッド傍のテーブルライトの明かりをつける。
仄かな明かりが部屋を満たす。
時計の針の音が煩悩の数の3乗ほど部屋に響くだけの時間が、茜の息を落ち着かせた。
息の落ち着きは心の落ち着きにつながることを経験と理論から小波は知っていたので、それを待っていた。
そして小波は茜に語りかける。
リンの考えを。小波の出した答えを。
蘭までなら許す
更新してから書き込むもんですねやっぱ
「なあ、アカネ。」
いつもの優しい兄の声。
「はいです」
いつもと違う機械仕掛けの声。
それを気にしない振りをしたまま小波は続ける。
「さっき、リンを押しのけて幸せになれないって言ったよな」
「当たり前です!」
敵に向かう獣のように激しく吠える茜。
「だけど、リンはそんな押しのけられるなんてつもりはまったくなかったんだよ」
優しく、暖かい声と笑顔で敵意を和らげる。
いやそもそも敵ではなくて家族なのだ。
そんな事を思いながら。
「アカネの知らない過去のリンをアカネに重ねてたんだよ。リンは」
「過去のお姉ちゃん・・・?」
「誰かに助けてもらいたいけれど助けてもらえず、絶望しながら、それでも諦めきれず。
もがいて、のた打ち回って、這いずり回って。
未来があるかもわからないけれど、ただ必死に今より先の一瞬生き延びる。」
そういった経験は俺にもあった。
硝煙と鉄の匂いと血の色の世界に踏み込む前の事でもあるし。
その世界に踏み込んでからでもある。
きっとリンにもあったのだろう。
俺もリンもそれを乗り越えた。誰にも助けてもらえずに。自分ひとりの力で。
だから、何かが乾いてしまった。心のどこかにある何かが。
乾いたおかげでリンと小波は世界に一人になったとしても生きていける。
少なくとも小波はそうだと感じている。
確かにどこかで家族のような暖かいものに憧れている。
しかし。
生死の狭間、人の善意、裏切り、嘘、誠実さ。
そういったものが日常世界よりも遥かに多く存在する
命のやり取り、貨幣のやり取り、情報のやり取り。
人よりも多くそういった現場に立ち会った二人。
視点が一般の人間より乾いてしまっているところがある。
その乾いた部分を理性というのか、悟りというのか。
湿った部分を感情というのかもしれない。
「そんな世界もあるんだ。家族も何も暖かいものなんてない世界も」
辛そうな顔で俯く茜。
「だけどアカネは違う。俺やリンみたいに乾ききっていない。雨がしばらく降らなかっただけだ。
まだ水を保つ力を失っていない。もっともっと幸せになれる。満開の花を咲かせることができる。
その花を咲かせる事が、リンにとって最大の幸せだから、アカネを俺に任せようとした。
俺もその花が見たかった。絶対に乾かないで欲しかった。
そのまま気持ちをまっすぐ育てて欲しかった。」
「それは俺たちにはできなかったことだから」
父親のような。兄のような。
優しい笑顔で笑う小波。
その笑顔を茜はとても嬉しそうに見つめ。
ほんのわずか表情を強張らせ、そのまま俯いた。
「ごめんな。こんな話しして。けどリンの気持ちを伝えたかったから」
そういって、またさっきのように笑う。
「ありがとうございます・・・」
そう呟く茜。
「そして、前にきちんと答えられなかった、アカネを女として愛せるかっていうことだけど・・」
「・・・・もういいです・・・」
小波の声を遮る冬の日に吐き出される白い水蒸気のような儚い声。
「アカネ・・・?」
当惑する小波。
「やっぱりお兄ちゃんはお兄ちゃんだってさっきの笑顔でわかりました。やっぱり家族として妹としてしか見てくれないです。」
「そんなことは・・・」
「あります!」
アカネの声が破裂した。
「だって私のことをお兄ちゃんもお姉ちゃんも子供にしか見てないです!
守られるだけの子供にしか!」
「私は本当はお兄ちゃんと結婚したいです。愛されたいです。でも、それよりも3人で一緒に!お姉ちゃんとお兄ちゃんと一緒がいいです!どうしてわかってくれないんですか!?」
小波の服の裾を掴み、俯きながら言葉を吐き出す。
「アカネ・・・」
「幸せにしてくれたのは本当に嬉しいです。本当の家にいた時とは比べ物にならないくらいの幸せをくれました。本当に嬉しい最高の日々でした」
「けど・・私は幸せにしてもらうだけじゃ嫌なんです!私だって私の力でお兄ちゃんとお姉ちゃんに幸せになって欲しいです!」
「幸せにしたいだけなら私じゃなくてアカネの人形でいいじゃないですか!?」
茜は俯かずまっすぐに小波の目を見つめて、問い詰める。
「そうだ。人形になればいいんだ!幸せになるだけの!お兄ちゃんとお姉ちゃんのための!」
小波は茜を抱き寄せ、必死に語りかける。
「アカネ!俺たちはお前にそんなことを望んでなんかいない!俺たちの玩具なんかじゃない!家族じゃないか!家族の幸せを願ってるだけだ!」
「もうなにもわからない!知りたくない!聞きたくない!」
「逃げるな!アカネ!目を逸らさないでくれ!思い出してくれ!俺たち三人で過ごした過去を!」
「あ・・・ああああ・・・・いやああああああああああああああああああああ!!」
あの出来事からちょうど3年。
3年前と同じ、凶器じみた夏の日差しも終わりが見えつつも、野球場ではビールがもっとも売れる季節。
ビール売りの体力消耗の元凶である太陽も頂点から沈み始めた夏の午後。
茜は夏休みの課題に手をつける。
3年前と同じ「家族との思い出について」というA4四枚の感想文。
いつものタンポポのような笑顔を浮かべながら、
家族三人での暮らしを思い出している。
「家族がいるって幸せです!今日はお姉ちゃんも速く帰ってきてくれるのです!
お兄ちゃんの先発試合を一緒に見ながらご飯です!」
一人ごとをつぶやきながら筆を走らせる茜。
幸せそうな笑顔。とてもとても幸せそうな笑顔。
楽しそうに筆を走らせる。
ふと顔を上げ時計に目をやる。
「あわわ、いけません。もうこんな時間です。5時になってしまいました。今からではお姉ちゃんが帰ってくる
までに料理ができるかわかりません。おなかを減らせたお姉ちゃんにかわいいアカネは食べられてしまいます。」
笑顔のままキッチンへ。
「きょーうのごはーんはおーむらーいす!まーるくてかーわいいおーむらいす!」
自作の歌を歌いながら、タンポポのような笑顔で料理を手早く作る。
張り付いたようにきれいな。
幸せそうな笑顔で。
茜は笑う。
6時までに料理は全て出来上がり、テーブルの上にきれいに並べる。
去年と同じ料理を今日も作り上げる。
3年前と違うのは、6時にリンが帰ってきたこと。
そして一緒に小波の完投勝利を応援したこと。
しかし3年前の今日放映された小波の試合の完投勝利ビデオ。
結論から言うと茜は、元に戻らなかった。
一番幸せだった1年間を再生し続ける人形になってしまった。
幸せをくれた二人の兄姉に幸せである自分を見せるだけの人形。
幸せ人形・・・
小波とリンは茜を養女にするため結婚した。
その意味では茜の願いはかなった。
ただ、そこにしあわせはないのかもしれない。
幸せにしてあげたいと思ったことが傲慢だったのか。
何が悪かったのか。
悔やみながら、小波とリンは茜を愛し続ける。
お互いに相手を責めず自分を責めながら、お互いを気遣いながら。
きっと3人はずっとずっと一緒にいるだろう。
幸せという鎖。優しさという檻。愛という呪い。
3人は3種類の枷に繋ぎ止められて暮らす。
BAD END
eeeeeeeeee
まさかのムード○でBAD!
パワポケスタッフよろしくの鬼畜分岐じゃねぇっすか
>>861 ムード○でバッドは決めてました。
ただすごく難産でした。
ムード○でGOODだと思い描いてるエンドにならないので・・・
もちろんフェイント好きっていうのもあります。昔よく叙述トリック使ったSS書いてました。
切ねえええええええええええええええ
もう茜という存在だけで胸が苦しくなるw
勝手に早とちりして今回はGOODエンドからかとか言ってた俺のまぁ恥ずかしいこと
スレ建て乙やで
>>863 切なくなっていただければ幸いです。
ムード×あり版は幸せな三人が出るので、悪い夢だったと思えると思いますw
>>867 はわわ。ご主人様
え〜と? 埋め無いの?
870 :
埋めネタ:2009/04/25(土) 05:57:36 ID:qCgulGj1
「ああっ……すごいっ……イクうううう!!」
叫びとともにしのぶは絶頂を迎えた。
「はあ……すごい気持ちよかったです、ナマピー先輩」
「なあ……エッチの時くらいこれ脱いでも……」
「だ〜め。わたしナマピーに入ってる時のあなたに挿れてもらうのが一番好きなの」
この盗撮ビデオを見て一人つぶやく男がいた。
「…俺、ナマズに負けたんだよな」
寝取られの興奮度は異常
/)
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/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 早く埋めろってんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
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,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
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ズレたお・・・・・
死にたいお
権田×奈津姫さんルートを書きたいんだけどもぜんぜん上手くいかんなぁ…諦めよ
>>874 .|
∧
∪
∧∧
( ・∀・)ワク | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∪ ∪ ワク| みかん |
と_)_) |_____|
埋め小ネタ
『悪夢』
カズ「くっくくくククククッ、朱里どうやらここまでの様やな」
朱里「うっ、まだよ! まだ負けた訳じゃないわ!」
カズ「何を言ってるんや〜? どう考えてもオマエの負けやろ? はよ降参し」
朱里「だって! 野球は9回の裏2アウトからだって」
実況『ザー、さあ、9回の裏2アウト1塁、ホームランならサヨナラのチャンス、
しかしバッター波野、2ストライクと追い込まれてしまいました』
朱里「あー!」
カズ「これが、運命や! はよ諦め」
実況『ザー 2ストライクノーボール、ピッチャー小波、第3球を投げました。・・・
波野選手打ったぁぁぁぁ! ボールは高々と舞い上がったぁぁぁ!』
カズ「えっ?」
朱里「嘘・・・」
実況『ザー センターの頭を越えて、入った!! バックスクリーンに飛び込む第33号
サヨナラホームラン!』
カズ「あぁぁぁっ、嘘や〜」
朱里「やった〜! これで賞味期限の切れていないお菓子は、私のものね」
カズ「あの〜 朱里、やっぱりそれ、2人で分けよう、なっ!」
朱里「だ〜め、そっちが言い出した賭けでしょうが」
カズ「うぅぅぅ、何でや」
朱里「どうしたの?」
カズ「何で、アイツ最近勝てへんのやろ?」
朱里「あんたが、厄病神なんじゃない」
カズ「何を言ってんねん。ウチのおかげで、小波は甲子園で優勝したんや!」
朱里「あんた、最後まで居なかったじゃない」
カズ「シーズン中おらへん間に、日本一なられたサゲマンに言われとうない」
朱里「・・・」
実況『ザー 小波選手、未だにマウンドの上でうずくまっています』
カズ「うぅぅぅ、可哀そうな小波、今すぐ飛んで行って抱きしめてあげたい」
朱里「本当にやっちゃダメよ」
実況『ザー 小波選手、今日はスタンドに彼女が応援に来ているのに、最後に良いところを見せられませんでしたね』
カズ「あれ〜、朱里くん、今何かおかしなこと言ってへんか?」
朱里「私達・・・ 今アジトに居るわよね・・・?」
実況『最近付き合い始めた。高校時代の同級生だそうですが、恐らくスタンドで残念がってることでしょう』
カズ「うわ〜ん! 小波の裏切りもん!」
朱里「しょうがないわよ。理由はどうあれ三年間ほったらかしにしただし」
カズ「ちゃう! きっとそいつが、厄病神のサゲマンなんや!」
朱里「えぇぇぇ! それはさすがにムチャクチャよ」
カズ「こうなったら、その女の正体を意地でも突き止めたる!」
朱里「あれ? ちょっとまって?」
実況『ただいま、その彼女からコメントが取れました。「9回まで我慢したが、持たなかった許せ」
とのことですが、どういうことでしょうか? まったく意味が解りません』
朱里「え〜と、まさか・・・」
カズ「五十鈴・・・」
ひゅ〜
真央「バリバリバリ、このお菓子おいしい」
完
本当は実況のところ堀江アナにしたかったんだけど、
堀江アナの生実況あんまりきたことないのでできなかった
やっと10主の続きできた
スレの最終作品になるかな?
「カズの奴・・・・・・・。
辛かったんだろうな」
浴槽に先に入っていた小波はため息をつく。
「でも、平和になって・・・・・カズと・・・紫杏が・・・普通に生きられるようになってよかった」
『あの』浜野朱里も小波と同じ職業の恋人ができて幸せにくらしているとか。
高校時代からはとてもじゃないが考えられない。
「でも、俺は少なくともナオやさら、五十鈴に妙子・・・。
皆をほっとけない。
カズには申し訳ないけど一人だけなんてことは・・・・・」
小波は独り言を続けていた。
そんな中、和那が入ってきた。
「エヘヘ、なんか恥ずかしいなぁ・・・・・・・」
ちょっとばかり照れながら入ってくる和那。
「!!!!!!!!」
小波は何も纏わぬ和那の姿に驚愕の表情を見せた。
「どうしたん?」
和那は、浴槽に浸かり小波に向き合う。
しかし、小波は目を見開いて黙ったままだ。
「ねぇ、こなみ・・・・・・ん!!」
バツが悪くなった和那は小波に話しかけるがいきなり小波は唇を重ねてきた。
「ちょっと!!いきなっ・・・んん!!」
キスを終えると小波は和那を強く抱きしめた。
「・・・・・う・・・・・う」
「小波??」
よく見ると小波は涙を浮かべていた。
「まだ、消えてない・・・・・・・」
「え?何が??」
「傷・・・・・。
カズ、こんなにお前が苦しんでるのに俺は・・・・・・・・」
和那は小波がここまで自分を心配してくれることに驚きとさらなる愛しさがこみ上げてきた。
彼女も小波を抱きしめ返す。
「ウチ・・・・大丈夫。
ずっと小波にあえるって・・・・・
会えるって・・・・・思って・・・・
だから辛いなんて思ってへんよ。
だって今ここに小波は・・・・・ウチの前におるから」
和那もつられるように涙を流していた。
またキスを交わしていく二人。
「んっ・・ふむっ・・ちゅ・・つ・・んっ・・小波・・・」
「どうした?」
「ウチ・・・・小波と・・・・」
小波は和那の意思を悟った。
「俺・・・・カズが好きだ」
「え!?」
「だから、抱きたい・・・・」
小波はそう告げた。
「そんなに改まらんでもええよ。
ウチらその・・・・2回目やし」
「ああ」
小波は和那と五十鈴は高校時代1度だけ抱いていた。
小波自身は和那が初めてであった。
あの時はなだめる様な感じで成り行きなシチュであったが今は違う。
今は彼女を誰よりも愛しく思っていた。
「は・・っああっんん・」
一度知ってる和那を攻めて行く。
「はっうう・・、ん・・・・ん・・。
覚えてる・・・ウチこの感じ・・・・・」
攻められながら嬉しそうに悶えていく和那。
「もう我慢できない、いいか???」
「うん・・・・」
小波は浴槽に入っている和那を後ろに向かせお尻を突き出させる。
「カズ・・・・いくよ」
小波は迷うことなく和那に自身のモノを突き入れた。
「・・・!!あぁっ・・」
小波は初めから激しく動かしていく。
後ろからの強い感覚に和那は声を制御できない。
「!!・・ふぅっ・・あ・・くぁ!
き、きもちええよ・・・・・」
「俺もだカズ・・・・・・・」
結局、二人は同時に果ててしまう。
「出すぞ、カズ」
「ひぅっくぁ!あひっ・・んぁあっああんっ!
な、中でだいじょうぶやか、ら・・・・・・・」
「く、・・・・・・」
「あああああああああああ!!!」
全てを出し尽くした小波だったが、倒れこみそうな和那をなんとか捕まえる。
「はぁはぁ・・・・小波・・・・」
「ん?」
「だいす、き・・・・・・」
「俺も」
二人はまた浴槽に浸かると唇を重ねあった。
「つ、つかれた〜」
激しい情事を終えて和那はぐったりしていた。
「悪いな、がっつきすぎた」
「ええよ、ウチだってしたかったし」
小波は決心していた。
「カズ、今日は俺の部屋にきな」
「ほ、ホンマ?」
「皆とは一緒にやっていく。
でも、俺はカズだけを好きだと思うから・・・・。」
「小波!!!!!」
抱きつく和那。
そのまま小波は彼女を自室に連れて行く。
そして和那を一緒にベッドに寝かせる。
「カズ、タオル巻いてるだけじゃ風邪引くぞ」
「ええよ、今日は小波を直に抱きしめたい・・・・・」
「カズ・・・・・・・・」
胸がいっぱいなりそうだ。
そうさ、皆にはしっかり誠意を持って言えばいい。
カズが好きと。
ナオ、妙子、さら、五十鈴。
もう寝ているであろう4人にしっかりと・・・・
「4人???」
「どうしたん小波?」
「そういや、紫杏はどうしたんだ?
アイツ夕方からずっと見てないぞ?」
「そういや、どうしたんやろ?」
小波はハッとした。
和那を押入れで宥めてからずっと紫杏を見ていないことに気づいた。
「まさか紫杏、小波をウチから奪おうと画策してるんじゃ・・・・」
「おいおい、いくらなんでもアイツはそんなやつじゃ」
カズが不安を口にした矢先だった。
「ご名答〜♪」
と部屋のドアを開けて一人の女性が入ってくる。
「紫杏!?」
それはずっと姿をくらましていた紫杏だった。
「お前ずっと何してたんだ?」
小波は半ば焦り気味に問う。
「小波がカズを必死になってさがしてたからあたしもそうしてくれると思ってずっと二階で待ってたのに・・・・」
紫杏はしょんぼりして答える。
それ以前に小波は違和感を感じていた。
「紫杏なんだよその口調・・・
いつもと雰囲気が違う」
いつもの尊大な気配が全く感じられない紫杏に違和感を感じていたのだ。
「それはさ、小波のためだよ」
「え?」
「あたしが何度も何度も考えて、この性格が一番小波が好きだって気づいたの。
だから、小波のためにあたしはこの人間になりきる。
だって小波が大好きだもん」
紫杏は少し照れながら答える。
「で、でもそんなんで自分を捨てるなんて・・・・」
小波は少し戸惑って返す。
「もともと普段の物も演じたものだから気にしてないよ。
一番気に入った物になれればそれでよかったから」
「でも俺のためだけにそんなのって」
「でも、小波と独り占めしたいからって睡眠薬を飲ませるそこの卑怯者よりはマシだと思うけど」
「な、なんやて?」
紫杏は今度は和那に言及した。
「だいたい小波は高校の時からカズカズ言い過ぎよ。
私の方がずっと可愛いのにこんな図体が大きくてガサツで人殺しの最低女にさ」
「紫杏!!!!」
遠慮の無い紫杏の物言いに小波は憤りの声を上げる。
「ウチは殺しまではしてへん!!
それに・・・・紫杏がいつまでもジャジメントをウチを襲わせんようにせんから・・・・」
「なんでそんなことしなきゃいけないのよ。
あたしはずっとあなたのことはジャジメントとオオガミ共倒れのために利用する駒としか考えてなかったし」
「こ、このアマ・・・・」
和那は目の色を変えて紫杏を睨み付ける。
「あなたみたいなのが女の子としての恋愛、しかも小波に愛してもらうなんて随分と図々しいのよ。
小波、あなたは今はカズが好きだって思ってるかもしれないけどそれは一瞬の気の迷い。
冷静になればほかの女の子、引いてはあたしが一番だって気づくはず」
「そんなことは・・・・」
「ある!」
言い返そうとした小波だったが、紫杏の自信に満ち溢れた口調に押し黙る。
「もう、我慢できへん。
紫杏、ジブンとはもう絶好や!!
そんで、ウチの小波を奪おうってなら容赦せえへん!!!」
和那はついに怒りを爆発させて詰め寄る。
「勝負したいっていうなら、遠慮なく受けるけど?」
「上等や!!!」
何を言ってるんだ二人は・・・・。
折角平和になった時に親友同士で殺しあいなんて・・・・。
小波は何とか止めようと割って入る。
「二人とも、思い出せ!!!!
仲良く遊んでいた高校時代を!!!」
だが、
「カズ・・・・・・・・・」
「紫杏・・・・・・・・・」
二人のにらみ合いは続く一方だ。
「おい!!!!」
小波は声を荒げる。
しかし、事は思わぬ展開に進展していた。
「いまから、小波を誘惑して上手く抱き込んだほうの勝ちや!!」
「臨むところ!」
「だから誘惑だなんてやめ・・・・・・・・・へ?」
意外な勝負の無いように小波は言葉を失った。
「エヘヘ、小波はもうウチの体以外はダメだよね?」
純愛を象徴するかのように笑顔で自分に語りかける和那。
「フフ、甲斐に教わったテクニック、小波におしえてア・ゲ・ル♪」
片や、略奪愛を象徴するように舌をだして不敵に笑む紫杏。
「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
二人の死闘?が始まろうとしていた。
一方同時刻。
「武美、お前また変な薬売ったろ」
「だって、ぅん!!!
なんか、秘密の愛って、ああん!!!ロマンじゃん・・・」
「でも、感心しないな。
おしおきだ」
「ああぁっ・・いいよぉ・・ぁあああ・・・もっとしてぇ・・・あぅん!!!」
亀田「どんなもんじゃーい!!!
亀田でやんす!
遂に始まったカズと紫杏の争い。
カズを愛すると決めた小波も紫杏の仕込まれた誘惑にどんどん堕ちていくでやんす
そして他の女子も遂に行動開始。
ますます駆け引きが複雑になるでやんす!!
次回は魔王の懐柔で貞操オーバーフロート!?
智美、今ならもう一回付き合ってやってもいいでやんすよ(泣)」
次は書く予定当面無いけどこんな感じなった
どうしたものか
>>885 予想外というかなんというか……とりあえずGJ!俺も続き書こうと思ってたけど、紫杏を上手く生かせなかったから辞めてたわ。
しかしどうしたものかこの超展開
>>885 つまり次回10主を一人ずつ6人審査する訳ですね。
10主の体は持つのか!
誰か11主ハーレム作ってくれねーかな?
華音「何これ、賞味期限過ぎてるじゃない。さっさと捨てなさいよ」
朱里「ちょっと、それ私のおやつ勝手に捨てないでよ」
11主「二人とも喧嘩は・・・」
シズヤ「・・・」
涼子:ジー・・・
11主「涼子、それ勝手に持って行っちゃダメ」
ズーコ:ニョロ、ニョロ
11主「いや、しのちゃん部屋で着ぐるみは」
日出子「あっ! 午後から診察の時間があるので、病院に戻ります」
11主「あっ、行ってらっしゃい」
マジン「1年以内に6人幸せにしないと死ぬマジンよ」
11主「出来るか!!!!」
御免無理っぽい。
少なくとも華音と朱里は一緒に生活出来ないと思う
シズヤがいるさ シズヤがいるさ シズヤがいるさ〜♪
埋め立て
うめ
たて
パライソタウン
うめ
かゆ埋め
梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
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梅木寮長梅木寮長梅木寮長梅木寮長
うまった?
/' ! ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、 ┃ ━━━━━━━━
ァ /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 ) ┃ ┃┃┃
' Y ー==j 〈,,二,゙ ! ) 。 ┛
ゝ. {、 - ,. ヾ "^ } } ゚ 。
) ,. ‘-,,' ≦ 三
ゞ, ∧ヾ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧ 三 ==-
/ |ヽ \-ァ, ≧=- 。
! \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
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〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
アッー
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〉、 \ 入
〉 \ ヽノ 廴_
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