「キタユメ」コンテンツなど、日丸屋秀和作品のキャラクターで
エロパロ妄想するスレです。小ネタ、SS、イラスト大歓迎!
あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!
【国と私の十の約束】
T.日丸屋秀和作品に登場する(予定含む)男女CPをメインに扱います。
(「ヘタリア」「きたこー」「バルヨナ」「ちびさんデイト」など)
U.女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)については
>>3を参照のうえ、
自己判断で投下します。
V.801もしくは百合に該当するCPを扱う場合は、専用板へ(
>>2参照)。
W.投下先に迷う場合(男女・男男・女女のCPを複合的に扱うネタなど)は、
Xの方法に準じます。
X.グロ・スカトロなど、シチュエーションが特殊で忌避要素があると
自己判断したネタの投下は、外部ろだを利用した上で、このスレで告知します。
その際は、注意書きとうp先URLの明記を忘れません。
Y.エロ無し可!萌え必須!
Z.萌えのスタイルは十人十色。苦手なシチュ・カプが出てもスルーします。
過去スレ、関連URLは
>>2
【女の子版ヘタリア(通称・にょたりあ)について】
「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です(≠ヘタリアキャラの女体化)。
女性として設定されているキャラの男の子版も、一部公開されています。
詳しくは↓
にょたりあ総合
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12227/1230656478/ 【当スレでの女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)についての扱い】
・にょたりあを含むCPには反対派がいることに常に留意して
投下時には、注意書きとあぼんできるワードをいれてください。
・長めにょたネタ感想(基本は投下と同じスレでおk)、語りなどは
にょたりあ総合スレへ!
・にょたネタを本スレに投下しづらい人は、暫定的ににょたりあ総合スレへ
投下してみるのもいいかもしれません。
・未登場にょた(キャラ絵/設定が公開されていないもの)は
女体化or男体化として扱ってください。
【当スレにおける投下基準】※投下先判断のめやすにどうぞ!
◎原作と全く同じ性別の男女CP(歴史上の人物を含むCPでも可)
○にょたorにょた編男子を含む男女CP
△女体化or男体化キャラを含む男女CP *1
×男子同士のCP(801板へ)
×女子同士のCP(百合板へ)
*1 について
外部ろだ利用+にょたりあ総合スレにURLと注意書きレス投下。
その際は一言本スレに「投下したのでにょた総合きてね」と
書き込んでくれると、同好の士が萌えを見逃さなくて助かります。
◆もし投下先に迷う場合は、投下前にしたらばで相談してみるといいかもです◆
1とテンプレ議論参加してくれた方々乙!
もうすぐバレンタインですね
今回も投下祭りをするならば
設定として、ベルギーさんやスイス兄様が誤って輸出してしまった
「何者かに媚薬を混入されたクーベルチュール(製菓用チョコ)」
の行き先と顛末をみんなで考えたりとかどうですか?
多分このまえの世界会議らへんでじーさんが兄様やベルギーさんに今年のバレンタインもよろしく
とお願いしてたのをそばで聞いてて、みなさん日本式バレンタインに興味お持ちになったことと存じます
>>1とみんな乙なんだぜ!
チョコレートプレイを楽しみに待つ!
>>1スレ立て乙!
テンプレまとめてくれた人たちも乙!
いいテンプレだと思います
>>4 いいねー
キッチンで(轟音を出しながら)溶かしてるうちに媚薬成分にやられてしまう墺さんが真っ先に浮かんだw
前スレ
>>999 イギセー萌えた!
セーシェルかわいいなぁ
イギリス裏山しすぎる
自分も前スレ
>>999のイギセーにGJ!
変態イギリスいいよーセーたん可愛いよーハァハァ
ふぉぉぉぉぉ前スレ999萌えた!
なんという変態。ナイス変態。
でもセーちゃんが可愛すぎるので、変態化するのもやむなし。
イギセーには言葉責めがよく似合うなあー。全力でGJです!
>>1乙です
スムーズなスレ建て。避難所があってよかった
「お前の喜びは
>>1乙か」
このスレ中にベル台越が公式登場しますように
べ、別に他の国が伏線なくいきなり出ても構わないんだから!
>>1ちゃん今日も乙あるー
>>4 世の中には素敵なことを考える人がいたもんだ
チョコ祭りできれば参加させてもらいます
>>1さん乙!
しかし前スレでリヒテンの活躍はすごかったなあ…。
これであとイタちゃんとにーにが相手になれば、リヒテンは連合と枢軸全員相手にしたことに…!
お、恐ろしい子!
兄様は世界の金融を、妹は世界の金TAMAを握ることになるのですね。今後に期待だ!
おや、こんな夜中なのに誰か来たようだ
ここで空気読まずにギリシャ×ベルギーの猫耳プレイを発案してみる
空気を読まずに妄想投下だが
リヒテンがつるぺたなのは成長期にちゃんとご飯食べてなかったからとか受信した
それでエロ大使が責任とってやる的な
リヒテンだいぶ英と仏にいろいろされてるのにまだネタになってないのが不思議だ
>>1さんお疲れ様です!!
>>4 チョコ祭り参加したいです!!
ベラルーシをホワイトチョコソースまみれにしてやりたい…!
あれなんか水道管とナイフがいっぺんに飛んできた
>>16 なんてけしからんエロ大使…責任取れ眉毛!!!きっちりかっちり取ってくれ!
>>17 かなりうろ覚えだが
オーストリアらへんが気にくわん英と仏が経済封鎖して
リヒテンは未曾有の食料危機
それを救ったのが同じくせっぱつまってたはずの孤高の兄様…
みたいな感じだ
詳しくはぐぐれ
にしてもおいしいよな…
the本2でも説明されてるリヒんとこの食糧危機の原因は
イギリスとフランスが輸送ルートを封鎖したからだっけか
タイムリーな話だと今リヒテンとドイツが脱税の事で喧嘩してるね
「これはドイツさんのいじめです!」とかなりポコポコしてる模様
新着妄想 1件
ルート1 イギセー スイリヒ前提
お茶してるイギ&セーとたまたまご一緒するリヒテン。
何かの拍子にセーの谷間が見え、谷間のできないリヒテン、
リヒ「外見は同じ年頃なのに、セーシェルさんのほうが女性らしくて羨ましいです」
/__.))ノヽ
.|ミ.l _ ._ i.)
(^'ミ/.´・ .〈・ リ
.しi r、_) | イギ「セーシェルの胸は俺が育てた」
| `ニニ' /
ノ `ー―i´
セー「(#¬Д¬)=⊃) `3゚);、;'.」
リヒ「Σ(゚Д゚;) ど、どうやって!?」
セー「本気にしちゃだめです!」
スイスとの仲に進展がないのは自分が子供だからとスイスが思っているせい、
でもさほど変わらない年頃のセーはイギとイイ感じなのでやはり胸が、と
思い詰めていたリヒテン、その後やっぱり豊胸方法が気になりイギのもとへ。
ガチで豊胸法を尋ねられて困るイギ。やっぱり栄養が、とごまかそうとしたところ
じゃあ私の胸が小さいのは成長期に英さん仏さんが経済封鎖なさったせいですとポコポコ。
流れでなんとなくダブル不倫な方向。
したらばに雑談にバレンタイン企画の告知きてるよー
>>22 ポコポコリヒたんが可愛いんですけど
にーにリヒはかなり厳しいが、イタリヒはアリだよな……!
おはなちゃんおはなちゃん。イタならリヒのパジャマのもっとふりふりなのも楽しく着るに違いない
リヒはイタリアのほのぼのっぷりについ油断してしまうんですね
そのままほのぼの終わりそうな気もしてしまうが
そこはエロパロ的に頑張ってもらわんと
>>26GJ!!!!
ふじこってるせーちゃんめんげえ!!!笑ったww
スーさん男前だーー。
ラスト切なかった…そこがまたよかった…
>>26 セーシェルやるなーw GJ!
眉毛が電話のあと、「マジでーっ!?」と
のたうちまわってる様を受信したw
>>26 乙!スーさん素敵&セーシェルかわゆいです!
>>26 GJ!GJ!
まさか本当にこのカプが見れるとは思わなかった!!
文字通り、国境を越えた愛か……
>>26 GJGJ!!!!
セーたんの可愛さにとてつもなく悶えました(*´Д`)ハァハァ
>>26乙!
セーシェルの水着とかまじやばい
セーシェルはやっぱいいなぁ!
スーセーktkr GJGJ!
わたわたしてるセーちゃんは可愛い。とてもかわいい。
気になるのはスーさんは眼鏡をしたままなのかどうかということだ。
流れぶった切ってすみません
前スレ
>>883です
小ネタ程度で書いたイギセーが意外にも好評で嬉しくなったので、本番書いてみました。
注意書き
・イギリス変態野郎
・セーシェルは裸ワイシャツに猫耳(ストパンのコスプレ)状態
・変態な割にはエロくない
NGワードは「変態紳士と猫耳少女」です
ぼすん、という音と共にセーシェルはベッドに押し倒されていた。
これから始まる行為が分かってしまった彼女の顔は、耳まで真っ赤にしながらイギリスを見上げている。
……凄く、凄く恥ずかしい………っ!
こんな格好を恋人にさせて喜び、しかもその状態でHしたいだなんて…イギリスさんはとんでもない変態ヤローだ!と思っていながらも、セーシェルは内心嬉しかった。
自分にしか見せない、イギリスの表情と態度。それはセーシェルの胸の奥を刺激するような…よく分からない気持ちになる。
「イギリスさん…」
トロンとした目でセーシェルはイギリスを見つめる。
裸ワイシャツと甘い目つき。それに耐えきれなくなったイギリスはセーシェルに勢いよく口付けをした。
「セーシェルっ……!」
「ふぁ、んンぅ…」
貪るように、そして呼吸をするのを許さないくらい濃厚な口付け。自分のか相手のか分からなくなるくらいの唾液と舌を絡めたら、イギリスから唇をそっと離した。
「ちょ、ちょっとイギリスさん!まともに呼吸くらいさせてくださいよぉ!」
林檎のような顔で、先程のキスについてセーシェルは訴えた。
「仕方ないだろ馬鹿ぁっ!おお前が、可愛すぎるのがいけないんだよ!」
「な、可愛いって…!?」
「…俺だって一応男なんだし……やっぱ好きなやつがそういう格好していると…興奮して自制心が……」
最後の方はよく聞こえなかったが、セーシェルは彼の言葉を聞いて困ったような嬉しいような、不思議な気分になる。
しかしそれも束の間、
「ひ、ふあぁんっ…!何やってんですかぁ……!」
背筋がぞくりとするような快感がしたセーシェルはイギリスの方を見る。彼はいつのまにか外したボタンとワイシャツの奥に潜む、セーシェルの胸を舐めていた。
「んぁあっ…い、イギリスさん……やめてください」
「嫌だ」
恋人の訴えを無視してイギリスは彼女の桃色の双丘を口に含み、音をたてながら吸った。
「本当は気持ちいいんだろ?乳首を少し弄るだけで喘ぐぐらいだし」
イギリスは指先で彼女の双丘をつついた。
「あぅうっ……!だって…エッチするたびに弄られているから……仕方な…あぁんっ!」
いちいち反応するセーシェルが可愛くて可愛くてたまらない。もっと彼女の喘ぎ声が聞きたくなり、今度は左手を下の方に移動させた。
「あっ、ちょ、そこはっ!」
「遅いな。セーシェルは」
秘部に指を当てて少しこすると、卑猥な水の音が2人の耳に届いた。
もうすでにそこはイギリスを受け入れるのに十分なくらい濡れてる。ニヤリとして、イギリスはセーシェルの耳に口を近づけた。
「なんだ、あれだけでこんなに濡れるなんて。セーシェルって結構淫乱なんだな」
それは、セーシェルの顔を真っ赤にさせるような卑猥な言葉責め。
「はぁ…っ、こ、こんな体にしたのはぁ……イギリスさんが会うたびにぃ…何回もヤっちゃうからですよぉ……!」
「…まぁ否定できないけど。でもさー、ここまで濡れたことなんかないよな?」
イギリスがとてつもなく爽やかな笑顔セーシェルで訊いてきた。あぁ…こんな顔するときは、大抵よくないことが起きるんだと彼女は分かった。
猫耳のついたセーシェルの頭をイギリスは柔らかく撫でた。
「本当はさ、こんな格好して、恥ずかしいからいつもより感じるんだろ」
「な、なにを言って……」
ビクンッ、と肩を上げた。
「……まぁ、そんなことはどうでもいい。今はこっちに集中しよう」
話題を変えると、セーシェルの脚を持ち上げてM字状態にさせた。艶めかしい蜜によって濡れている秘部がイギリスによく見える体勢である。
それが嫌でセーシェルは脚を閉じようとするが、イギリスが手で固定している。
「やだ、閉じさせてくださいっ!」
頭を左右に振りながら涙目でセーシェルは言うと、平手打ちをしようとイギリスの顔に手を当てようとする。
「うわ、あぶねーな!」
しかしその攻撃をイギリスはひょい、とかわしてしまった。そしてお返しとでも言うかのように、セーシェルの両手首を2つまとめで彼女のワイシャツのリボンでしっかりと結んで解けないようにした。これでもう自由に何か出来ることはないだろう。
「へ……変態ぃーー!!!裸ワイシャツに猫耳と首輪プレイじゃ足りなくて、今度は拘束かぁー!!」
「俺の思い通りになってこそセーシェルだからな」
さらりと大変なことを言ったイギリスに対して、「あとでボコボコにしてやろう」とセーシェルは思った。
「さてと」
イギリスが一息つくと、M字状態になって丸見えのセーシェルの秘部に口を近づけて蜜を舐めとる。
「あぁっ……ん…」
ここまでくると、もう身を任せるしかないとセーシェルは諦めた。じゅるりと音をたてて、突起を吸い上げる。
「ふあぁぁあんっ!」
セーシェルの弱いところ。それは秘部の上にある突起。
それを少しでも弄ると、先程のように大きな喘ぎ声がイギリスの耳に響く。
「はぁ……い、イギリスさぁん………」
もう我慢できない。そんなふうに目で訴えかけた。
しかし今日のイギリスはいつもとは違っていた。
「じゃあ、セーシェルおねだりしてみて」
興奮した顔で言うイギリスはただの変態にしか見えない。変態という名の紳士ではなく、ただの変態。
そんな彼の要望にセーシェルは限界のためか、トロリと甘い目と自分で膝を抑えてM字開脚にさせながら応えた。
「私のいやらしいアソコにぃ…イギリスさんのを……い、いれてくださぁい…!!」
耳まで真っ赤にさせて恥ずかしそうに言うセーシェルを見て、ファスナーを下げたイギリスは既に大きく膨らんだ自身を彼女の秘部にあてがい、勢いよくいれた。
セーシェルの膣はとろけるほど温かく、気持ちがよかった。
「セーシェルっ!お前の中、すげぇ気持ちいいよ…!」
「わ、私も…気持ちいいです……!!」
イギリスは亀頭が見えるギリギリまで彼女の膣から自身を抜き、そして奥まで打ちつける。その行為を暫く続けた。
「なぁ、セーシェル…っ、嬉しい、か?」
イギリスは打ちつけながらセーシェルに問う。
「はい…!イギリスのがぁ、熱くて…太くてぇ……それで掻き回されるのが…、私は好きです…!」
その言葉に嬉しくなったイギリスは、セーシェルに最初したような濃厚なキスをした。
そして、視界が白くなるような感覚と共に、2人で達したのだった。
「あ、イギリスさんのがぁ…私の中に………」
セーシェルは自分の膣から出てきたイギリスの精液を手にとり、生クリームを舐めるような感覚で口に含んだ。
「ん……ちゅぅ………」
その艶めかしい姿にイギリスはセーシェルを抱き上げる。
「ちょ、イギリスさんにもついちゃいますよぉ」
「いいよ別に。それよりも、またやるぞ」
その発言にセーシェルは顔を青くする。
「なに言ってるんですか!まだ5分もたってないじゃないですかぁ!!」
彼女の体力はイギリスほどない。そしてかなり体力を消耗してしまったせいか、足取りさえおぼつかないのだ。
「別に大丈夫だろ。それよりも…」
「それよりも?」
イギリスの言葉に首を傾げた。
「今度はまた別の服でやらない…ってすみません調子にのりましただからマグロはちゃんと置こうねセーシェr(ry」
ドカッバキッ
イギリスは死んだ(笑)
スコーン(笑)
以上です。
お粗末様でした!
ラストwwルッキーニちゃんなセーシェルかわいいなぁ
しかしスレ変わってからセーシェル大活躍で嬉しい
リヒもハンガリーもいいけど!
>>42 スコーン(笑)wwwwwwwwww
いや、超GJ
何このセーシェル祭り。職人さん大好きすぎる。
>>42 おk、GJ! Mセーちゃんイイ!
なんかこう、この二人はソフトSMっぽい感じがいいな。
スコーン(笑)GJ!
変態紳士がもう少し命令口調だったらもっと良かったかもです
48 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:32:20 ID:scgi5MJi
今更だけどスレ立乙です!
そしてセーちゃん祭り状態でハスハスハスハス
>>26のスーセー、超見てみたかった
最初から終わりまでの自然な流れ、物凄く萌えた!
本当にGJです 私も眉毛禿げた
>>42の英セーも悶えたーGJJJ
変態紳士も何だかんだでセーちゃんも
らぶらぶえっちで滅茶苦茶可愛かった!
スコーン(笑)
やばい。もうスコーン(笑)を日常でも使ってしまいそうだ
GJGJ!
マグロがスコーンと命中したかのような音ッ!
スコーン(笑)
>>20見て思い付いた元ネタあり、エロなし小ネタ。
リヒ「イギリスさん、(経済封鎖で)私の身長取りましたか?」
イギ「え…」
リヒ「取りましたね?」
リヒ「イギリスさん、私の身長返してください。」
イギ「え…いや…」
リヒ「かえしてー、かえしてくださーい。」
イギ「いや…その…」
リヒ「かえしてー、かえしてー…」
フランス「おお!イギリスが困っている。さすが子供だ。」
スイス「って、誰が子供か!」
忘れないうちに空気読まずに投下しておく。
胸は誰が取ったんですか
大変だ。今すごいこと思いついた
大英博物館って世界各国の、いわば宝ものを集めてるんだよね
ヘタリアに変換すれば、宝=下着の可能性も…この先は言わなくてもわかるな?
ルーブルやメトロポリタンはどうなる
故宮なんて台湾は中国の
っと、こんな早くから誰か来たっぽい
>>52 ハンガリーかウクライナだろうな。
ハンガリーがかえしてーされてもうまくかわしそうだけど、ウクライナがかえしてーされたら物凄くおどおどしそうだw
●ルーブル
フランス「さあ皆さんこれがイタリアだよ!
寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」
イタリア「兄ちゃんやめあwせdrftgyふじこ」
●メトロポリタン
アメリカ「古今東西のありとあらゆるものをコレクトしてみたよ!
金に物を言わせてね!」
ウクライナ「お金につられちゃったよぉひ〜ん!」(どい〜ん)
ベラルーシ「・・・・・・。」
(↑なぜかスラブ姉妹が出てきてしまった。)
●故宮
台湾「これが、あのやろーの・・・」
中国「こらーっ!!まじまじと見るのやめるあるよー!!」
台湾「駄目。永久に人目にさらし続けてやんだから!」
こんな感じですかね。
日本の美術品(絵巻やら漆器)は各国の美術館やらコレクターやらが集めて飾ってるよ
去年も源氏物語の新しい絵巻の断巻が発見されたしね
日本の絵巻は大抵切り離されて売られちゃうんだぜ……
つまりこのスレ的に解釈すると
日本「私の褌が大変な状態に……!」
58 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 10:55:44 ID:M7Zt9e8k
まあ一時は、仏の股間のバラ的なものや、ちびたりあのパンツ的なものを、
バブル期に買いあさってたからトントンだな
「ゴッホのひまわりたんモエスハァハァ」
その辺はどっちかというとゲイツゲイツな気がするでゲイツ
リヒたんのぱんつはどんなのだろうか
やっぱドロワーズ?白?ピンク?
>>61 気をつけろ、今そっちにスイスが向かったぞ!
マジレスするとドロワーズだと思うわなにをsr
え、ドロワーズって、おぱんちゅなの?
スパッツみたいな、下着が見えないように履くためのものだと思ってた
リヒたんは白かイチゴ柄それ以外は認めん
かぼちゃパンツもいいですね
本来ドロワーズは下着
20世紀初頭くらいまでは股部分はひだで隠されてるだけで
クロッチにあたる部分が無かったんだぜ(トイレ時に楽だから)
つまりデフォで履いたまま挿入できたという夢の装備
スイスに拾われる少し前のリヒテンはどっかの国に犯されてたという設定を受信した。
リヒには世界を股にかけるの頑張ってほしいw
それよりドロワーズ萌えw
ハンガリーさんとウクライナさんに挟まれる国いないかな…そりゃもう天にも登る思いだろう
流れを読まずに
アイスランド×ベラルーシ(+ロシア)投下。
以下のことを注意してください。
・アイスランドさんはやはりねつ造が入っています。(ねつ造は私の趣味かもしれない)
・金融危機後の話ですが、現実に突っ込みを入れてはいけません。
・愛のあるエロではありません・・・あったとしても歪んでいます。
以上が嫌だなと感じる人はNG設定なりスルーなりお願いします。
兄さんの視線は私を向かない。
それが姉さんだけなのならまだ許せた。
兄さんは欲張りで、バルト三国のバカ達やポーランド、中国やベトナムまで欲しておいて、
何故自分だけ見てくれないのか。
頼まれた客人に入れるための紅茶を淹れながら、ベラルーシは上の空だった。
何故、何故、何故・・・。
正常な思考など既にどこかに置いてきてしまった。
「ふー・・・」
とにかく広いロシアの屋敷の大広間に、アイスランドは一人だった。
ホストであるロシアは何か連絡が入ったらしく、一時的に席をはずしていた。
出された紅茶が冷えて行くのが見ているだけでわかる。冷める前に一気に飲み干した。
古くて高級そうな調度品と、カビが生えたり剥がれかけたりしている壁紙が対照的で、
とても“ロシアらしい”と思う。
『僕が何故君を招いたのか、疑問に思ってるのかもしれないけど・・・』
ロシアの声が頭に蘇る。
(疑問に思うだけ無駄・・・。)
ロシアは常に味方を増やそうとしている。EUやアメリカとは迎合しない形で。
その一環だろう、と思うことにして、今はあえてその話に乗ってやろうと思っていた。
(あの人の思惑なんてどうでもいい・・・大事なのは俺の思惑。)
がちゃん、と少し乱暴に扉が開いた。廊下ではなくキッチンのほうだ。
どうもこの屋敷は広くてどこがどうつながっているのかアイスランドにはまだ分からない。
「ロシアさん?」
振り向くと、そこにいたのは背のすらりと高い清楚そうな美人だった。
左手に銀製のポットを持っている。
「メイド・・・いや、違う・・・」
どこかで見たことがあるような気がしてアイスランドは本人の目の前で思考した。
「ベラルーシだ。」
外見に反して案外低くきつい声でベラルーシが回答した。
「ベラルーシ?・・・何故ロシアに?」
「いて何が悪い!私は兄さんの妹だ!」
いきなり声を荒げられてアイスランドは驚いた。最も、パッと見何の反応も示していないように見えるのだが。
「別に悪くはない・・・不躾な質問だった。」
一緒に住みたがる兄弟もいれば離れたがる兄弟もいるものだ、とアイスランドは一人で納得した。
「黙れ!!分かったように言うな!!」
その態度に腹の立ったベラルーシは、思わず手に持っていたポットをアイスランドに投げつけた。
染みひとつないシャツにもろに命中。中身の熱い紅茶がシャツを染め、その下の皮膚を熱した。
一拍遅れて、がらんがらん、と響く音をたててポットが床に落ちた。
「・・・っつ!!」
流石にアイスランドは顔をゆがめた。
「何のつもりだ・・・」
ベラルーシの視線は宙を泳いでいた。
「兄さん、兄さん、兄さん、兄さん・・・」
その先にロシアはいない。うわ言のようだ。
アイスランドは立ち上がり、ベラルーシの視界を遮った。
「ベラルーシ、俺はロシアさんに招かれてここに来てる。つまり俺は客・・・」
目の前の男の予想外の背の高さにベラルーシははっと我に帰った。
「あ・・・」
そして床に落ちたポットと紅茶で赤く染まったアイスランドのシャツを交互に見た。
と、思ったら床にぺたんと座りこんで何事かを唱え始めた。
「どうして。私は頑張って頑張って、何年も追いかけ続けて、ようやく少しだけ傍にいる権利を手に入れたのに、
なんでお前は・・・」
聞いちゃいない。
アイスランドはち、と舌打ちした。既に冷え始めてきたこのシャツをどうすればいいものだろうか。
「なんでお前が!!」
「え?」
自分など見ていないのだろうと思っていたベラルーシがきっと、アイスランドを睨み上げていた。
「・・・意味わかんない。」
眉間に皺を寄せると、とりあえずこのまま着ていても仕方のないシャツを脱いだ。
「何か着替え。」
半分以上は期待していない声。
「何?」
「何じゃない。あんたがこぼした紅茶のせい・・・このまま着ていたら風とか肺炎とかになる。
脱いでても凍傷になりそうだから急いでほしい。」
「な・・・」
感情的になりすぎて冷静な思考がついていかないらしい。
アイスランドは数秒間、ベラルーシを見下ろして無言。
「いい加減むかついてきた。着替えがないのなら良い。後でロシアさんに言いつけるから。」
中腰になると、ベラルーシの肩を容赦なく床に押し付けた。
ごん、と頭が床に着くきつい音がした。
これくらいでは精々目眩が起こるくらいだとアイスランドは分かっているので特に待ってやりもしないで
素早くスカートの中に手を入れると、すぐに太ももにナイフが隠されているとわかった。
「有りがち・・・」
アイスランドは呟いてナイフをすべて抜き取って、一本だけ右手に持って残りは全部投げ捨てた。
広い部屋なので、がしゃん、という金属音が嫌に響いた。
「っ・・・何をする気だ!!」
「別に。」
アイスランドは即答してナイフでベラルーシの衣服の首から胸にかけ手を切り裂いた。
やたらと飾りのごてごてした黒いブラジャーが現れる。
「やめろ!やめろ!これは兄さんからもらったドレスなんだ!」
「知らない。」
フロントホックなのにわざわざ切り裂いて外した。
豊満な胸が零下の空気に触れて硬くなった。
「あんた、ロシアさんに何してあげてる?」
アイスランドが問う。
「・・・何、って?」
「夜伽?・・・っていうか、それくらいしかできなそうだし。」
「なっ!」
「それとも・・・ロシアさんは興味無いか、自分を好いてる女なんて。」
ベラルーシは唇をかみしめた。
「違う?」
ベラルーシは震えながら腕をアイスランドの喉元に伸ばした。アイスランドは身体を反らして避けた。
「ごめんねー、思いのほか長電話になってさ・・・」
ロシアがいきなり入ってきた。ベラルーシに馬乗りになっているアイスランドを見てしばしぽかんとするロシア。
「うん?えっと、どういうこと?」
「・・・ベラルーシが俺に紅茶をこぼした。なのに謝罪の一つもない。」
アイスランドが至極簡潔に告げた。ロシアは数度瞬きして、うん、と頷いた。
「そうなんだ・・・。駄目だよ、ベラルーシ。」
「ごめんなさい・・・兄さん・・・」
ベラルーシがぼんやりと言った。
「え・・・それロシアさんに言うの?」
「気にしないで、アイスランド君。ベラルーシはこういう子だから。続けて。」
「え・・・?」
アイスランドは怪訝そうに眉根を寄せた。ロシアは手近な椅子に腰かけて笑った。
「続けて、アイスランド君。最後までね。」
「最後って・・・別に俺はそこまでは・・・」
少し脅かしてやろうと思っただけだったのに。
「最後まで。アイスランド君、人の妹を勝手に剥いたんだから命令の一つくらい聞かなきゃ。」
この状況でその命令はおかしいだろう、とアイスランドは心の中で突っ込みを入れた。
「おとなしくしてるんだよ、ベラルーシ。」
「は、い・・・」
なんて従順な。アイスランドは仕方もないので切り裂かれた衣服の中から覗く胸に手を伸ばした。
柔らかくて温かい。普通の身体と同じだ、と当たり前のことに驚いてアイスランドは苦笑した。
まだ破れていない衣服の中にてを差し込んで先端を探り当てる。
「んっ」
ベラルーシが小さく反応。軽く撫で回すと素直に硬くなった。
「少し笑える。」
ふっと、アイスランドの表情が緩んだ。
「もっと好きに扱っていいんだよ、アイスランド君。」
ロシアが声をかけた。
「好きにって・・・」
「うーん、分からないかな?ベラルーシ、アイスランド君にフェラチオしてあげて。」
「えっ」
アイスランドは流石に素直に驚きを表現した。ベラルーシが起き上がってアイスランドのズボンのベルトを外し始めたことにはさらに驚いた。
下着の下のそれは、童顔に似合わずなかなか立派だった。最も、北欧系なだけに体格は良いからおかしくはないが。
生ぬるい息が当たって、唇が先端に触れた。細い手は根元を掴んでいる。
「・・・うわ、」
それはほんの少しの間、ベラルーシはずる、と一気に口に咥えこんだ。
大きく舌を這わせると、嫌でもアイスランドは反応した。
(これ、・・・かなり上手・・・なんじゃ?)
フェラチオなんて初めてされた訳だが、正直すぐにでも達しそうになっていた。
舌を裏に這わせているのと同時に上に少しだけ歯をあててみたり、空いた手は根元や玉を弄っている。
(本当に、相手・・・させられてたんだな・・・)
伏し目でベラルーシの顔を見ると、目を閉じてひたすらことに集中しているようだ。
「う・・・、やば・・・」
ぎゅっ、っとベラルーシの長髪を掴んだ。
どくん。
「あ、あ・・・」
思わずもれた吐息とともに、ベラルーシの口の中にアイスランドは吐き出した。
「あ、の・・・ベラルーシ・・・」
困惑しているアイスランドの前でベラルーシがごくん、と一口でそれを飲み込んだ。
「嘘・・・。」
飲むものじゃないだろとか、飲んだとして一息にはあり得ないだろとかいろいろ思ったが口には出なかった。
(どれだけ調教されてるんだ・・・)
「ほらほら、続けて。」
ロシアが急かす。
(この人は、楽しいのかな・・・自分を慕う女性が他人に犯されるのが・・・。
ああ、そうじゃない。そういう女性じゃないと、好きになれないのか・・・。)
少し気を取りなしたアイスランドは座ったベラルーシの胸に口を寄せて、舌先で乳首を転がした。
色素の薄い乳首は、反応しても軽く色づくだけだった。それが詰らなくて、歯を立てた。
「ふあっ、」
意外にかわいい声がして、アイスランドは少し気を良くした。甘噛みを続けながら手を下に伸ばしていく。
臍の辺りに爪を立てると、ベラルーシは息を詰まらせて背を反らした。髪の毛が揺れて甘い匂いがした。
「痕を残した方がいいんですよね?」
続けながらロシアに確認する。ロシアは無言だが、頷く気配はあった。
「あとでドレスは弁償します。」
「気にしなくていいよ。新しいのを僕が買って彼女にあげるから。」
ナイフで切り込みの部分からスカートまで一気に引き裂いた。
もしかしたら肌に傷がついたかもしれないが、目立って血の出ているところはないのでまあ良い。
ショーツもブラと同じくごてごてしたデザインの黒。ガーターベルトもしている。
「ふーん・・・」
アイスランドは少し考えてから、ガーターベルトは残してショーツの一部だけを切り裂いた。
透明な蜜がじゅくじゅくと溢れ出しており、さながら熟れすぎた果実だった。
(もっとも・・・俺の愛撫で濡れたっていうよりロシアさんに見られてたからっていう方が大きいんだろうけど。)
指を沈めると、ずぶずぶと埋まった。熱くてねっとりと纏わりついてくる。
思わず喉が鳴った。
指を二本突っ込んで掻き回すとぐちゃぐちゃと音がした。
「ふうっ・・・あん・・・」
ベラルーシは夢を見るようなうっとりした表情をしている。
「意外に、かわいい・・・?」
アイスランドの下半身が再び熱を帯びてきた。
指を動かす速度を上げる。
「んっ、ああっ!・・・あ、ふっ・・」
ベラルーシは時折びくびくと強い反応を示した。
アイスランドは指を引き抜くと、そこに口を寄せてじゅるじゅるっ、と音をたてて吸い上げた。
「んああああっ!!」
「ベラルーシ・・・」
舌先を入口に伸ばすと、どくどくと中から蜜があふれてくる。また吸い上げると余計に流れ出る。
名残惜しいが顔を離した。口周りの蜜を手で掻き集めてもう一度飲みこんだ。
「じゃあ、もう入れるよ。」
アイスランドは一気に突っ込んだ。入口は十分すぎるくらいにふやけていたが、
奥は受け入れたとたんにぎゅ、と締め付けてきた。
「う、ん・・・兄さん・・・」
ベラルーシが呟く。
「気持ちいいかい、ベラルーシ?」
アイスランドは無視しようかと思ったが、会話を遮らないために止まった。
「はい・・・。」
「そう。じゃあ最後まで気持よくさせてもらえばいいよ、“ナターリャ”。」
愛称で呼ぶと、ベラルーシはうっとりと頷いた。
そこまで見届けてからアイスランドは腰を打ちつけ始めた。
少し苛立っていた。乱暴に抜き差しするが、ベラルーシは嬉しそうに反応する。
「んうっ、あん!あ、ああっ・・・」
「あっつ・・・」
気温が低いにもかかわらずアイスランドの額には汗が浮かんでいた。
ベラルーシは顔だけロシアを見ている。
「あんっ・・・兄さん!にいさ・・・」
「少し黙って・・・!」
「兄さん、兄さんんっ・・・」
アイスランドはベラルーシの顎を引きよせて唇をふさいだ。
「そっちを向くのは・・・まあいいよ。でも、・・・ロシアさんを呼ぶな。」
「・・・るさいっ・・・ひあっ!」
「一体誰の突っ込まれてると思ってるんだ!?」
ヴァイキング時代の口の悪さがうっかり出る。しかしどうもベラルーシには届いていない。
もういい。アイスランドはひたすら打ち込み続けた。
「あ、ああっ!いいぃ!ああんっ、い、あ・・」
「そ、う・・・」
「ああ、あああああああああっ!!」
喉が枯れそうなほどの大声とともに、ベラルーシは達した。
ぎりぎりと締まる圧力にアイスランドは抵抗した。
「は、あ・・・にい、さん・・・」
いくらか冷静さを取り戻したベラルーシにアイスランドは打ち込み続ける。
「やめろっ・・・」
ベラルーシはアイスランドを視界から追い出すように目を閉じた。
「目を開け・・こうするように言ったのは、その“兄さん”・・・なんだから!」
言いきってようやく満足した。びく、びくと定期的に痙攣するベラルーシの中でアイスランドは果てた。
狭い書斎に3人はいた。
と言ってもベラルーシはぐったりと眠り込んでいる。
暖炉の火は赤々と燃えていて暖かい。アイスランドは一応着替えをもらった。
手をかざしながら、しばらく二人とも無言だった。
「ロシアさん、・・・本当はベラルーシのことが好きなんでしょう。」
「今日は何だか饒舌だねえ。」
ロシアは笑った。アイスランドはそれ以上追及するのはやめておくことにした。
以上です。お粗末さまでした!
北国組良いなGJ!
アイスランド、本家でも再登場しないかね
GJ!萌えた!
やっぱヤンデレベラいいなあ
この倒錯っぷりが萌える。GJ!
鬼畜×ヤンデレGJです!
>>66 ポーランド、ルーマニア、スロバキア、モルドバあたりか。
あと両国おっぱい挟みを味わえそうなのは、モンゴル、トルコ、リトアニア、オーストリア、
そしてロシアとドイツ・プロイセン…いろいろいるなぁ
アイスランドの口調とかが原作のイメージ崩してない感じで良かったー
昨日は日本では節分だったわけだが
女性各国は太巻きと称された棒を食わされるプレイをしたんだろうか
棒に海苔を巻いてぱっくんちょさせるバカプレイを考えたら、祖国より変態紳士の方がやりそうだなぁと思った
タイさん、あんなにおっとりじゃエロパロ的には難しいキャラかな
地域的にベトナムあたりと組み合わせたいな
いいかも!
越南ちゃんは中国文化圏育ち、気が強い女の子?
タイさんはどちらかというとインド文化圏に近くて、
ときどきオカマと間違えられそうになるくらいおっとりしてるといいな。
でもムエタイ最強。
アジア圏は中国や日本同様、若く見えて年寄りが多いからなあ。
越南なんてスケベ心と打算で迫ってきた露と米を最終的には
手玉にとって泥沼にひきずりこんだ魔性だぞ。
かつては強国の泰国は、ニューハーフ率の異様な高さを思うと、
たおやかな美女に見えて実は男で腕っぷしも相当なもの。
てのはあるかもしれん。
小柄なイメージがあるが、ヘタのタイさんはそこそこタッパありそうだな
にょたOKならイギリスや日本を笑顔で手玉に取らせるという手はあるが
タイさんの話と聞いて。
おっとりしていて結構したたかっぽそうだけどね、歴史をみると。
二次大戦の話になんかなると本気でイギリスと日本の両方を味方につけつつ敵に回しつつ
ってやってたらしいがw飴と鞭作戦が得意と見た。
にょタイならタイの女子大学生風にノースリーブの白いシャツと黒いミニスカートですね、わかります。
あの恰好めっさエロい。
タイ→ニューハーフ美女→オカマ→オネエ言葉
というわけでタイさんがオネエ言葉だったらどうしようっていう先走りな心配
おねえ言葉の女たらし
あると思います!
オネエ言葉だと、人柄によっては女の子に警戒心を
抱かせないまま仲良くなれる気がする。
女たらしの上に男ごろしだったりしてなw
エロパロスレで無粋とは分かってても 越タイの組み合わせは…どうだろ?
良好な関係ではないんじゃなかったか。
現時点で、そんなにナーバスになるような悪さでもないんじゃないかな?
(国境地帯の治安の悪さは、東南アジアではよくあること)
仲が微妙といって思い浮かぶのは、カンボジアちゃんとベトナムちゃん。
ベトナムちゃんの芯の強さはよく知られているとおりだし、タイも近代のアジア大陸
において、唯一独立を守った国として(運もあるけど)その外交手腕が伺える。
あと、タイ人ってほんと国王大好きだよね。
いずれにせよ、本家登場が楽しみだ!どんな性格でどんな風にしゃべるんだろう
>>87 早速GJ。
タイ人の女装は大好物だがタイさんの女装は想像して吹いたw
んでもって受信した電波を置いてみる。
とある日、世界会議のために日本の所へ各国が集まっていた。
ついでに日本文化に触れて欲しい言う日本の案内で観光を行う一同。
仕上げにとメイド喫茶へと連れられる。
そこで日本の力説によって女性陣はメイド服を着ることになった。
「ちょっと恥ずかしいですね…。」
少しむっちりとした太股を晒してハンガリーは言う。
ミニスカートとハイソックスとの間の絶対領域が眩しい。
「えぇ…。」
困惑気味に答えるリヒテンシュタインはレースがたっぷりの膝丈スカート
と胸元に巨大なリボンを飾ったブラウス、ピンク色のヘッドドレス
を身につけ、人形のような可愛らしさをかもしている。
ベルラーシとウクライナは前が大きく開いたワンピース風のメイド服を姉妹揃いで渡された。
豊かな胸を惜しげもなく魅せるウクライナとは対象的に、
ベルラーシは露出の高さに顔を真っ赤にさせている姿がいじらしい。
「この格好でイギリスさんやフランスさんの前に出るの?」
紺色のエプロンドレス(丈は極短)に身を包み、
健康的な手足を伸び縮みさせてセーシェルは独りごちる。
狼の群に投げ込まれる羊のようだ。
二人の反応を想像し重くなった体を引きずりながらカーテンを開けた。
小ネタにしては長くなった。
こんなシチュでもなんでもいいからヘタ女性のメイド服(露出高め)が見たい。
おおお、小ネタGJ!男性陣の反応が楽しみだww
ヘタのおにゃのこはゴスロリも似合うと思うんだぜ
93 :
87:2009/02/05(木) 09:07:14 ID:PG5kgx1e
本家に出てほしいですよね、タイさん。
さりげなくイタリアもびっくりのヘタレっぷりに外交手腕だけは飴と鞭の使い分けwみたいな。
>>88 どうもですー。
>>89 越タイ関係は英仏(ほど戦争はしてないけど)みたいにお互いをジョークにして
からかい合うものくらいみたいですよ。
ex)「犬食い」(=ベトナム人)「白人崇拝野郎」(=タイ人)
現在進行形で何かが起こったとも聞いていないし。
>>90 今のアオザイのデザインはフランス考案だそうですね。これはおいしいネタだと思います。
>>91 猫っ毛、中性的っぽい顔・・・きっと女装も似合うはず!
ところで、みんなに着せるメイド服(および給仕服)はこんなでどうだろう
フレンチメイド⇒セーシェル、ベルギー
ヴィクトリアン⇒ウクライナ(シャツ弾け飛ぶよ)
ロシアン⇒ベラルーシ(これ以外思いつかない)
大正ロマン⇒ハンガリー(胸チラ)
ウサ耳ミニスカメイド⇒リヒテンシュタイン
ウサ耳でミニスカチャイナ⇒台湾
改造学生服⇒ベトナム
流れに水をさすようで悪いんだけど、本家でまったく
匂わされてもいないキャラを捏造して進行していいのかな?
ここじゃなくて各国擬人化スレのほうがふさわしいと思うんだけど。
タイとベトナム話は楽しまさせてもらったけれど、
その点がちょっと気になった。
最後にデレた越たんにテラ萌えた。幼なじみタイベトいいじゃないか
タイは本家ブログで設定出たから盛り上がってるんじゃないのか?まぁいきなり女装ネタだったのには驚いたがw
たまにはモルドバのことも思い出してやってください…
ベトナムはデザインが変わりそうなキャラ候補だしな…
もしかしたら初期の初期に出た男バージョンに戻るかもしれんし
アオザイ女の子好きなので我が侭だとは思うけどベトナムは双子の男女設定がいいなぁ
各国擬人化スレでベトナム双子設定出してた人いたしベトナムは一時期南北に分かれてたから
ありえない妄想ではないと思う
モルドバも「でてるけど出てない」キャラの一人だな
>>94 一応
>>1に
>あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
>なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!
とあるから、現時点では注意書きやろだなどの配慮あれば平気かと。
あと
>>1にでてないけど確かモブもOKだったはず。
どうしても気になるならしたらばにある方向性議論スレで問題提起してくれ。
あそこでならしっかり話し合いが行われて、結果はテンプレに反映されるから。
モルドバは経済漫画で見たかぎり男だと思ってたが、確定はしてないんだよな?
101 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 16:43:59 ID:xeNS6hM3
101
地図で見るとウクライナに抱きかかえられてるんだぞ>モルドバ
ポーウク投下します。
特に注意書きはないですが、
連合国時代にポーランドとウクライナが同居していたという歴史が前提になっています。
スルーしたい方は「スプートニク」をNGで。
スプートニク1号…1957年に打ち上げられたソ連が開発した世界初の人工衛星。
弾道ミサイル用に設計されたもので、その打ち上げの成功は、
激しさを増す東西対立の中において、アメリカを震撼させた。
スプートニクとは「旅の道連れ」(Спутник)という意味のロシア語。
+++
(何か、懐かしい夢を見たような気がする)
クレムリン宮殿の一室で、ウクライナは目を覚ました。
窓の外を見ると、モスクワには早めの雪が降っていた。
ウクライナがソビエト連合の一員としてロシアで働くようになってからずいぶん経つが、
未だにこの宮殿の一室には慣れない。
これはロシアから割り当てられた大きな部屋で、他のソ連構成国家と比べたら破格の待遇なのだが、
ウクライナはこの部屋があまり好きになれなかった。
部屋の広さは孤独を感じさせるし、この建築の持つ古さは過去を思い出させる。
(なんか、誰かと星を見てたような、夢、だった)
むくりと起き上がり少しの間ぼぅっとした。
曇り空からくる窓の光だけでは、朝といえど部屋は当然ながら薄暗い。
法令で電気が使える時間は決められていて、いくら暗くてもこの時間帯には点けられなかった。
(誰だっけ)
思いだそうとすればするほど記憶はぼやけていった。
諦めて着替えをしようとした矢先、
こんこん!
ノックの音が響いた。
ウクライナは驚き、霞がかかっていた頭が一瞬で目覚める。
慌てて布団から出ようとしたが、ウクライナの返事を待たずにドアは開けられた。
ふゅー、息を吐きながらと重そうなトランクを引きずるその人物に、
ウクライナは目を見張った。
「ポーランドちゃん」
唐突にドアから入ってきた不法侵入の少年は、ウクライナの方をみやると
トランクをどすっと降ろし、
「よ」
とまるで毎日会ってる友人に道端でするような、軽い挨拶をした。
ここは女性の寝室で、会うのは数百年ぶりだというのに。
「モスクワ寒すぎるしー!マジお前の弟オーボーだし!」
ポーランドはこちらの戸惑いを気にするそぶりもなく、マフラーを外し
黒いコートの肩に乗った雪の粉を払う。
いや、何もなかったかのような明るい声は、敢えてなのかもしれない。
「どうしたの」
「どうしたのってお前・・・。お前の弟に呼ばれたから来たんだし。
今日、衛星の打ち上げ式するんだろ?東側の晴れ舞台だから、来いっていわれたんよ」
ああ、とウクライナは思い出した。
今日は、弟とアメリカ君の宇宙競争の結晶・衛星スプートニク1号の打ち上げの日。
そういえば、記念式典には私も来いって言われてたっけ。
「ねーちゃんのお前が忘れてどうするよ」
そう言ってポーランドはくくっと笑い、コートを脱いでフックに掛けた。
着ているものは違えど、その笑顔は三百年前と全く変わっていなかった。
どう接するものか迷ってるうちに、自分が寝巻き姿であることに気付いた。
姿勢も、上体は起こしてはいるが体の下半分はまだ布団の中に入ったままだ。
「あっ、ごめんねこんなかっこで」
ようやく普通に言葉が言えた。
気にしないしー、とポーランドは笑ってウクライナのベッドにどすんと腰を降ろした。
ウクライナの方を向くと、いたずらっぽい視線を投げかけた。
「それに、ウクのそういう姿は俺、見慣れてるし?」
その言葉に、ウクライナは年甲斐もなく顔を赤くした。
「あ、あの頃はまだ子供だったでしょー・・・」
昔と変わらず語りかけてくるポーランドに、ウクライナの口もかつての調子を取り戻す。
「へー、あの頃からあんなことしまくってたけど、まだ子供だったん?」
「!」
ウクライナが動揺した隙に、ポーランドはウクライナのベッドの中に潜り込んだ。
「なっ・・・、ポーランド、ちゃん・・・?」
一人用のベッドなので、二人だとかなり狭い。ほとんど体が密着する形になった。
上半身は起しているウクライナに対し、ポーランドは全身をすっぽりと布団の中に入れた。
「おおー、ベッドん中、ウクの体温であったけぇー!」
子供のようにはしゃぐポーランド。つい今程まで外にいたその体はひやりと冷たく、
薄い寝間着越しにその温度がウクライナに伝わってきた。
「あ・・・当り前だよ。さっきまで寝てたんだもん」
ウクライナは照れながらそう答えたが、起こしていた上体を再び横にし、
ポーランドに寄り添う形に寝そべった。
「ね、懐かしいね。昔も良くこうやって一緒に寝てたよね」
寄り添ってみて気付いた変わらない彼のにおいに、ウクライナは昔を思い出していた。
「だしー」
声も、瞳も変わらない。少し背が伸びたが、ウクライナもその分成長したので、
身長差はほとんど過去のままだ。
ウクライナは愛しげにポーランドの髪を撫でた。
彼と同居してた時代は、ロシアから離れて暮らしていたせいか、この少年をもう一人の弟のように可愛がった。
しかし、いつのまにやら弟以上の関係になってしまったんだけども・・・。
そこまで思い出したところで、腹部へ突然謎の感触がウクライナを襲った。
「ひゃん!?」
「指がまだ寒いしー」
ポーランドがウクライナの寝巻きの中に手を突っ込み、腹を触っていた。
「つ、冷たいよぉっ」
抗議したが、ポーランドはいたずらっぽい笑みを浮かべたまま、ウクライナの腰のあたりをまさぐり続けている。
こういう愉快犯的なとこがあるのだ、この少年は。
呆れ、したいようにさせていたが、その手がウクライナの乳房にまで近づいてきた。
「きゃ、あぁっ!?」
不意をつかれたのと、依然として冷たいポーランドの手から来た敏感なところへの刺激に、
ウクライナは思わず大きな声をあげた。
「うるさいしー」
「だって、だって・・・」
「心臓のあたりが一番あったかいっていうの、知らんの?」
そう言ってウクライナの乳房を触り続けるポーランド。
その愛撫は、手の温度のせいで普通のそれより刺激が大きく、下がどんどん濡れていくのを感じる。
「ん・・・でもそっち右胸だから心臓ないよぉ・・・?」
ウクライナは上気しつつある頭を振り絞り、冷静な突っ込みをした。
あ、と間抜けた声を出すポーランド。
ばかだなー、と微笑むウクライナ。
しかしポーランドは手の動きをやめ、急に真面目な顔になった。
「え・・・ポーランドちゃん・・・?」
「ウク」
ポーランドは似合わない低い声を出す。そして一瞬の沈黙の後、口を開いた。
「・・・
・・・・・・
・・・・・・・・おっぱいおっきくなりすぎだし」
どどいーん。ポーランドの珍しく真剣な表情に身構えてたウクライナは、思わずずっこけた。
「しっ、しらないよぉっ!そんなの!
第一、私の胸がどんどんおっきくなったの、ポーランドちゃんといた頃からだよ?!」
本当だった。もとから少女のわりに発育の良かったその胸は、
ポーランドとの同居時代にみるみる大きくなった。
「まぁ身に覚えがなくもないし」
そういうことしてたかんなー、とけらけら笑うポーランド。
しかし急に声を止め、一瞬見つめあう。
薄く笑むと、ポーランドはごく自然な動作でウクライナの寝巻のボタンを外し始めた。
「きゃ」
ウクライナは反応したが、ポーランドがベッドに入ってきた時から
こういうことになるのは予想してたので、抵抗はしなかった。
ぷちぷちぷちと素早く手を動かすポーランド。あっという間にウクライナの前がはだけ、
豊満すぎる胸が露わになった。
ポーランドはその胸に、ぱふっと顔を埋める。
「ん・・・」
顔を左右に動かすポーランド。乳房の感触を目一杯味わう。
やがて啄ばむようなキスを始め、胸に埋めていた顔をゆっくりと動かし、乳房の中心へ連なるように舌を這わせていく。
「きゃん」
ポーランドの唇が乳首を噛んだとき、ウクライナは小さく叫んだ。
(変わらないな)
じゃれあうようにセックスしていたあの頃。
お互いまだ若く活力に溢れ、節度を知らずに毎晩のように行為を繰り返していた。
そのころからポーランドはウクライナの乳が好きだった。
前儀は入念な乳房への愛撫から始まるのがお約束だった。
子供っぽいポーランドなので、自分に母親を求めてるのかな、と勝手に思っていた。
「んふぅ・・・変わらないね、ポーちゃん」
ウクライナはすっかり火照った声で言う。
「ウクもだし。セックスになると、余裕なくなって俺のことポーちゃんって短く呼ぶの」
えっ、そうだったの!?今さら明かされた自分の恥ずかしい癖に、ウクライナの頬はますます赤くなった。
「あと、感じ方も」
そういってポーランドは指でウクライナの乳首を強くひねった。
「きゃ、やあん!」
たまらず大きな声を上げてしまった。ウクライナを見上げたポーランドの顔が意地悪そうに笑んでいる。
ウクライナは恥ずかしそうに顔をそむけた。
その可愛らしい姿に気を良くしたあと、ポーランドは愛撫を再開した。
「あっ、あっ」
片方の乳房は手で揉みつつもう片方には吸ったり噛んだりで刺激を与えてやる。
豊満なウクライナの乳房の中に、ポーランドの指はほとんど埋もれていた。
顔の方も、息苦しそうにときどきぷは、と息継ぎをしながっら行為を続ける。
十二分に長い時間愛撫し、ウクライナのその土地に降る雪のように白い肌の乳房を赤い線で
跡だらけにした後、ポーランドは赤子のようにウクライナの乳をちゅ、と吸った。
(あ、来るな)
ウクライナがそう思った瞬間、ポーランドは勢いよくウクライナの茂みに手をつっこんだ。
(やっぱり)
乳房への愛撫の最後は乳吸いなのもお決まりだったのだ。
ポーランドは遠慮なくウクライナの中に指を進めていく。
勝手知ったる我が家というように、良いところだけピンポイントに弄ってやる。
ウクライナの赤い蕾がたわみ蜜が溢れる。
「あああ、ああ!」
ウクライナは歓びの声をあげ上体を反らし激しくよがった。
しがみつくようにポーランドの背中に両手を回す。
「めっちゃ濡れてんよ」
手を引き抜き、指先にたっぷりついた愛液を見せつけた。
「だって・・・ポーちゃん、私の体、わかりすぎ・・・」
「ん。だって俺ウクと何千回やったと思ってんの?」
そうなのだ。お互い国という間柄、共有していた時間はそこらの人間よりはるかに長い。
しかも若さゆえに、かなり頻繁にしていた。
「う・・・そうだけどぉ・・・」
別れの時が来るとあっという間に感じられた同居生活。
しかしやはりその数百年という年月は、気の遠くなるほどの時間だったのだろう。
こうして、お互いの体で触ったことが無い部分はない、と言えるほど。
楽しそうにウクライナの秘所を攻め続けるポーランド。
その全ての動きがウクライナを至高の快楽へと誘い、
ひとつひとつの突きに応じてウクライナは「あ!あ!」と嬌声をあげた。
もはやウクライナの秘部はとろとろで、シーツには淫らな染みができていた。
激しい動きの後、最後の仕上げと言わんばかりに、ずず、と強めに指を動かされた。
「あぁあああぁあ」
ウクライナはもうほとんど達しそうで、力が抜けポーランドの首にしがみつけていた腕をゆるゆると解いた。
悦びで涙目になった顔でポーランドを見つめると、ポーランドもこちらを見ていた。
お互い汗ばみ息が荒い。
しばし見つめあっていたが、ポーランドは首を伸ばしてウクライナの唇を奪う。
激しく舌を絡め合った後ゆるりと唇を離したが、それが合図とばかりに一気に濡れた秘部へ挿入した。
「あああああああああ」
イイどころの話ではなかった。自分の肉壁の中を動くそれの全てが完璧で、ウクライナはすぐに意識が飛んだ。
ウクライナが達するのを見るとポーランドは一旦自身を引き抜き、ウクライナの意識が戻るまで待ってやる。
彼女の頭がしっかりしてきたのを見たら、仰向けになる。
ウクライナは無言でポーランドの求めることを察し、ポーランドに跨りそれを挿入し、腰を動かす。
「んん・・・」
「ぅ・・・」
ポーランドがウクライナの良いところを知っているように、
ウクライナもどうしたらポーランドが悦ぶか知っていた。
前へ、後ろへ。貫かれる快感に頭をぼやけさせながらも、ウクライナはかつての動きを思い出し
懸命に腰を振り、股を動かし締め付ける。
「くっ」
ポーランドが小さく呻くと、ウクライナの内部に放出した。
こういうことをしても国という特殊な体である自分たちには子供ができないというのは、過去の経験で知っている。
「ん・・・」
ウクライナはポーランドを悦ばせられて安心し、腰の力を抜く。
するとポーランドは繋がったままがばっと体を起こし、再びウクライナの口を吸いあげ、乳を揉む。
ウクライナはポーランドの腿の上に乗っかった形になる。
自分の体重はお世辞にも軽いとは言えないので、この体勢はかなりポーランドの負担になるのを知っているが、
ポーランドの意思を尊重してそのまま続けた。
ウクライナがポーランドに覆いかぶさるように抱きついた。
ウクライナの肩に顎を乗せ、ポーランドもウクライナの背中に腕を回す。
二人の体が隙間もないほどぴったりとくっついたが、さらなる結合を求めお互い腰を動かした。
(こうしてるとひとつの国みたいだよね、と言っていた頃があった、確か)
ウクライナはぼんやりとそんなことを思い出したが、迫りくる絶頂に思考が途切れた。
(子供だったな。甘かったな)
そう思った瞬間にお互い果てた。
++++++++
「朝っぱらから激しいのしちゃったね」
目覚めると胸を枕にしぼーっとていたポーランドに、ウクライナは呟きかける。
結局あの後、二人とも疲れ果てて眠ってしまった。
「ん、んなこと言ってももう夜だし」
ポーランドは手元にあった懐中時計を手元に引き寄せ、気だるそうに時間を見た。
え?とウクライナは一瞬呆けると、慌てて窓の外を見遣った。
外はすでにとっぷりと日が暮れ、夜空に星が瞬き始めていた。
「あ――――――ッ、打ち上げ記念式典が――――――っ!!!」
「別にいいんじゃね?俺らがいなくてもロケットは飛ぶし」
「でもそうだったら、あなたがなんでここに来たのかわからないじゃないのよぉー」
ウクに会えたから別にいいしー!とポーランドはあっけらかんと答え、けらけら笑った。
その表情には、セックス中の真剣な面持ちのかけらもない。
「うう、ごめんロシアちゃん・・・」
と窓を見ながら泣くウクライナ。その刹那。
一本のロケットが夜空に向かい、光の筋を残して消えていった。
「・・・飛んだ」
「・・・飛んだし」
「・・・ホントに飛んじゃったね」
「何、ウク、お前その言葉、ロシアの上司に聞かれてたら資本主義の回し者!って粛清されてたし」
きゃー怖いこと言わないでよぉ、とウクライナは本気で怯えた。
その姿がおかしくて、ポーランドは再び笑む。
「それにしても」
ポーランドは言う。
「時代の流れってすごいと思わん?昔、お前と一緒に見上げて、
神様がいるとか言ってた場所に、人の作ったもんがぶちこまれるんよ」
(あ、そうか)
夢の中で星を一緒に見てたのは、彼だった。
工場の排気ガスの無い綺麗な大空、満点の星の下で。
星座を数え、神々の物語を語り合った。
(なんで、忘れてたんだろう)
時代は移る。人は変わる。過去は残る。思いは重なる。
変わらないものはなく、時間という絶対的な力に、人は、歴史は、ただ動き続けることを強制される。
ポーランドとは、別れた後幾度となく傷つけあった。
その間お互い直接に顔を合わすことはなかったが、その過去は決して消えることはない。
今日のかつてのまま変わらないように見えるポーランドは、おそらく違う。
彼は昔のままなのではなく、昔のように振る舞ってくれたのだ。この再会のために。
意識したものではないかもしれない。今の彼と昔の彼に、それほど大きな違いはないのかもしれない。
しかし今日は、お互い過去を回顧し、なるべく昔どおりにセックスを行おうとしていたのは明白だった。
昔の輝いていた時間を、行為の最中だけでも取り戻したくて。
あの後二人は、もう二度と相容れぬ過去を作ってしまったのだから。
ウクライナは起こしていた上体をどすん、と横に倒しベッドに再び転がった。
ポーランドに背を向け、シーツを被り体を丸めた。
ぼんやり窓の外を見ていたポーランドがウクライナに視線をやると、
彼女の異変に気付いた。
「ウク」
ポーランドが呼びかける。
「何、泣いてるんだし」
++++
そのころ、「旅の道連れ」という意味をもつ衛星は、人類の業の結晶として、
名前とは反して孤独に宇宙空間を彷徨っていた。
終わりっす。
超蛇足ですがポーとの同居時代にウクのおっぱいがおっきくなったてのは、
この時代にウクライナのヨーロッパの穀倉地帯としての立場が確立したって説から。
ウクのおっぱいいっぱい揉んだんだなポー。(*´∀`)イイナー
おお、GJGJ!ずっと待ってたんだぜ!
ポーウクってボケとボケでツッコミおらんくね?って思ってたけどよかった。切ないな。こんな雰囲気好きだ
GJGJ!
エロなのにさわやかですな!
うおー、切なくもエロくて最高!GJ!
切なくてよかった。
こういう雰囲気のすきだ。
そして
クドリャクフカァァァァァ!!
117 :
小ネタ:2009/02/06(金) 00:38:21 ID:bYB1LmMS
オーストリア×ハンガリー(エロなし)
「ふふふ」
「どうしたのです?ハンガリー。いきなり笑い出して」
「いえ、今朝家を掃除したら、昔イタちゃんに着せた服が出てきて」
「はあ」
「懐かしいなあ、可愛かったなあ〜…って、ちょっと思い出し笑いを」
「そうですか」
「そう言えばオーストリアさんって、あの頃のイタちゃんのこと、女の子だと思ってましたよね?」
「!──そ、それはっ!!」
「まあ、仕方ないですよね。確かに間違う程、イタちゃん可愛かったし」
「──そんな昔のこと、お忘れなさいっ!」
「ふふふ。はあい」
「全く…」
「(くすくす)」
「────────あの時、(ポソ」
「はい?」
「男だと分かっていたら、あんなに一緒にはさせなかったのに……」
「……オーストリアさん?」
「ま、まあ、あの頃はまだ子供でしたしねっ!私もそんな本気で心ぱ───」
ちゅ
「……(ぽかん」
「大丈夫ですよ」
「……」
「わたしは昔も今も、ずっとオーストリアさん一筋ですからっ!」
「────!!!!////」
「えへへ////」
ある日のオーストリアさん家の午後のティータイムの一幕って感じで。この2人の関係が好き過ぎて思わず書いてしまった!お目汚し失礼!!
そしてポー×ウク乙です!
ポーウクGJGJGJ!!!!
そうかウクの巨乳はポーがいっぱい揉んだからなのか。ポーGJ!
ポーウクいいのぉ!!
ポーランドが胸もんでいたとは…ただ者じゃないな……ゴクリ
そしてオーハンもGJ!
ポーウク超GJ!!
実はこっそり待ってたんだぜ!
そうか!
実はポーが「ウクの乳は俺が育てた」(AA略 なんだな!
きっと彼はさわやかな汗を流しながら豊饒な大地を育てたにちがいない。うらやましすぎる・・・!
ポーウク萌えた!GJ!!!
そういえばこのスレで男優も大体出尽くしたか?
エストニア、キューバ、エジプト辺りってもう出てたっけ
エストニアはクリスマスに出たね
韓でたっけ?
韓は何度か名前は上がったがまだない
キャラ紹介にいるキャラではもうそれくらいかな?
と思ったらロマーノがいた
スウェーデンは出たかい?
アニメ結構オリジナルぽいから絡んで欲しいなー
>>126 このスレの最初のほうに素敵なスーセーが(外部ロダで)
しかしポーウク本当よかった
ポーランドも女装とかしてるだけのキャラじゃなかったんだな!
まだなのは
中国
韓国
チベット
キューバ
モルドバ
タイ
ブルガリア
デンマーク
ノルウェー
アイスランド
フィンランド
カナダ(エロはなし)
ってところか
韓の国はたかがエロパロ板のいちSSと分かっていても
書くにはどうしても自制心が働いちゃうんだよな
絡む女子もあまり思い付かないし
そつのないネタならおkと分かっていても書きづらいわ
しかしバレンタインネタというわけじゃないけどヨンスのとこのチョコはちょっと甘すぎるので
ベルギーさんに是非チョコ作りを教えてやって頂きたい
実は韓台が気になる自分
だれか書いてくれるの待ってる
どうでもいいけどスレ住人の「実は一押し」なマイナーカプが聞きたい
ポーウクもオーハンもGJ!!!!!!
そして
>>116!!その名前を出すんじゃない、本気で泣きたくなるから!!
つか、クドリャフカじゃなかったか?
>>132 アメリカ×ベラルーシが好き。
過去スレの米ベラ作品がツボだった。
KY男とクールそうに見えて実は超毒舌な美人の組合せは面白いと思う。
二人のエロはアクロバティックというか殺伐してそうだ。
現実ネタを言うのもあれだが米はベラのとこに経済封鎖してるんだっけか。
「悪の枢軸」の一国とか呼んだり(うぃきたんより)
ベラに米を「おしゃべりクソ野郎」と罵ってほしい^^
俺はリヒたんの世界征服推進派だから、おっぱいのプロフェッショナル韓と四千年の超絶技巧中国に豊胸マッサージをされるリヒ
を妄想してたが文才がなくて断念。誰か書いてくれないかな
ロマーノ×ハンガリーという電波を受信した
ただの金髪美女と思いナンパするロマーノと、ロマーノだと分かっていながらわざとナンパに応じるハンガリーw
ハンガリーの余裕ある姐さんっぷりが見れそうだ(´Д`*)ハァハァ
トルコと男装ハンガリー
おっさんトルコのじゃじゃ馬ならしを拝見したい
ハンガリーのあのおっぱいは、いつごろからああなったんだろうな
エストニア×ベルギーという影薄優秀カップルという電波を受信
でもエロには道のりは遠そうだ
あと独が伊の童貞解消のお膳立てで非処女っぽいベラに頼んだら
ベラの口の悪さが災いしてうっかりOKなぜか3P
そして実は処女、でも心は兄様のもの
とかいうカオスを思い付いた
フィンベラに一票
ベラが兄をも凌駕したフィンを、何でこいつがと思いつつも
戦場で視線に射抜かれてから、気になってしょうがなくなり……
一方、デスメタルの国だからどんなに口汚くても「とてもかわいくしゃべるんですよ」とにこにこ
切実に同志or本編の絡みが欲しい
ドSスイッチがフルスロットル入っちゃった独ウクとかどうだろう。
あと、世話焼きハンガリー姐さん×ぼんやりカナダさん受信した。
しかし一押しはヴァイキング若(子?)スーさん×びくぶるウクライナさん。
アメリカ×セーシェルを提案してみる。
どっちも精力ありそうですすんで変態なプレイはしなさそうなので
回数の多い元気なエチーになりそうだ。
ドイツ×ベラルーシが好きだな
まとめサイト見てハマった
本家でも絡みがあったらいいのにと思ってる
ベラ絡みのエロでひょっこり描写されることの多い露ウクが気になる今日この頃。
エロなしでもおいしくいただけるけどウク姉さんが
「昔は小さくて可愛かったのになあ・・・」
なんて言っちゃってるようなエロも見たいんだぜ!
25cmコ○ドームが小さすぎて使えない特大マショトーリカのことですね。わかります。
>>140 フィンベラいいな
確かデスクトップマスコットでベラがフィンの事「鬼神」呼ばわりしてたよな
フィンの鬼神モード…すごく…見てみたいです
147 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 23:23:51 ID:XtuutSze
>>141 ナカーマ!ところでウク子っていつ髪きったんだろね。夢がひろがりんぐ
忘れてる人やあっち見てない人におしらせ
バレンタイン企画の共通タイトルは結局
「バレンタイン中止のおしらせ(仮)」
のまま?
現在募集が掛かってるから普段ROMってる人もこういうとこで参加してこうぜ
あと主催さん申し訳ないけどできたら当日の2日前くらいにはプロローグの簡単なあらすじが欲しいです…
ハンガリー×イタリアはダメかなぁ…
脳内ほわほわ同士のイタリアとリヒなんてどーですか?
リヒが「この人なら平気」だと思っていたら我慢出来なくなったイタリアに襲われて、2人とも貞操が……って感じで
>>149 男装ハンガリー×女装イタちゃん
あると思います
(童貞うんぬんはイタちゃんが寝てる間に、しかもまだ少しちびの頃したのでサイズが合わず無自覚とか)
イタちゃんでどーしてもエロに持ち込めない場合は、
最悪愉快な悪の組織におてつだいをしてもらうという手もある。
相手次第(ベラとか)ではとんでもない展開になりそうだが。
もうすぐ媚薬アイテムが使えるバレンタインが来るじゃないか。
書き手さえその気になればイタリアも卒業できるだろう。
>>152 マフィンktkr
この板で言うのもアレだけど、二人で仲良く襲われてる光景しか浮かばんw
雑談中お邪魔します。バレンタイン企画発起人です
>>148 了解。なるたけ早めに投下します。
エロ成分がはいらないと思うので、このスレに落としていいのかちょっと迷ってます
あとこちらにも告知します(マルチごめんなさい
・企画共通題の募集をかけたいと思います。締め切りに訂正あります
12日0:00に締め切ります。特になければ仮題のままいきます
・開催中もしかするとですが、職人さんが規制された場合に代理投下できる方
を呼びかけるかもしれません。まだ先のことですが、その場合よろしくご協力下さい
企画人様乙! 今度も何か書けるといいな。
そんで
>>144-145を見て何か受信した露烏こねた
ロシアは風呂に入りながら困惑していた。
本来一人で入って鼻歌などを歌ったりネタ出しをするようないわばプライベートなはずだ。
しかし現在この空間は、ロシアと彼の姉であるウクライナの二人が居た。勿論タオルを巻いて。
通常の欧州スタイルのようにバスとトイレは一緒では無いものの狭いことに変わりない。
「あ、あの、姉さん?」
「どうしたのロシアちゃん。どこかかゆい所でもあった?」
「そういう訳じゃないけど……」
明らかに姉のペースに巻き込まれているロシアは苦笑しながら背中や髪を洗われている。
というかそもそも何故ウクライナが風呂に突然入ってきたのか全て理由は分からないままだ。
「じゃあシャワーかけるねぇ。熱かったら教えてね」
そう言いながらウクライナはシャワーを捻る。上からかけられるお湯は熱すぎずぬるすぎないものだった。
正直他人にシャンプーをされるのは気持ちいい。そう思いながらロシアは泡と共に状況に流されそうになっていた。
しかしその次に発されたウクライナの言葉に一気に引き戻される。
「それじゃあ前も洗うねー」
「えっ!?」
そう言いながらウクライナはボディーソープを片手にロシアの正面に回る。
あわててタオルでガードを行うロシアに対し、姉は余裕を持った笑みで言う。
「もしかして恥ずかしがってる? やだなぁ。ちっちゃい頃一緒にお風呂とか入ったじゃない」
「む、昔と今は違うよ姉さん!」
「違わないよ。ロシアちゃんは昔も今も私にとって大事な大事な弟だもん!」
ウクライナの笑みは昔と変わらず真っ直ぐなものであった。しかし体は確かに成熟した、大人の女性のものになっていた。
「それとも……やっぱりロシアちゃんは、お姉ちゃんのこと嫌いになっちゃったかなぁ?」
今度は少しだけ困った顔でウクライナはそう言う。
――ロシアは姉を嫌ってはいない。確かにお金を払わない、もとい払えないなど問題はあることは分かる。
しかし基本的に彼女を好いているし出来ればこれからも仲良くしたい。というよりも姉弟愛を越えそうな感情を持っている。
そう。関係がただでさえこじれているのにますます悪化させるのもどうよ? といった具合だったのだ。今までは。
「……そんな訳無いよ。僕は姉さんのこと大好きだもん」
「本当! 良かったぁ」
安堵した表情。そんな彼女を愛おしく思いながらロシアはそっと抱きしめる。
「ずっとずっと好きだったんだよ。でも、伝わってないならこれから態度で示していかなきゃね」
そのまま、ウクライナのタオルの合わせ目を取る。ウクライナの慌てた声をスルーし、彼女の手からボディーソープを奪う。
「お礼だよ、お姉ちゃん。今度は僕が隅々まで洗ってあげる。ロシアからのサービスだよ」
ロシアの風呂ってサウナじゃね? っていうの無しね。
ほ、ほわあああぁあ
したらばと同じトリップでるるって知らなかったよー
コピペして恥ずかしい
リヒテンのパンツを顔に被っておわびする
>>157 勝手に二人分のGJを飛ばします。GJ。
一緒にお風呂萌える。是非とも続きも受信してくれ。
ロシアが風呂でなんのネタだしをしているのか非常に気になるぞ。
>>157 これは良い泡王国…
誰かの明日を支えるステキなお仕事ですね!
ウクベラ一緒に指名することはできますか?
すごく……ぬるぬるです……
日に日にエスカレートする新旧エロ大使のセクハラに耐えかねたセーシェル。漫研にてグチるグチる。
「あーあ、変態じゃなくて誰にでも甘いセリフ言ったりしない彼氏が欲しいなぁ……」
しかしその場に居たのはイタリア(女の子大好き)・ドイツ(SM大好き)・日本(二次元素晴らしい)のみ。
「――では、プロイセンさんはどうですか?」
「くぁ?」
なんて始まるプロセー受信した。
プロセーとは新しいな!
学ヘタのプロイセンはハンガリーさんの着替えを覗くための指定席を持っている変態だが……
学ヘタのプロイセンは、単なる覗き趣味なのか、
それともハンガリーの着替えにしか興味ないのか、そこが問題だ
でもプロイセンってフリッツ親父の影響で微妙に女嫌いな傾向がありそうだなーと思う
いやガチな意味でなくて、七年戦争とかで女がトラウマになってそうだ
「女なんて同盟相手はコロコロ換えやがるし、やたらつるみたがるしわけわかんねー!」みたいな
>>155 乙です
始まりの部分ならエロ成分は必ずしも必須ではないと思います
144だが
>>157GJ!!!!
ほのぼのかつエロスで大変美味しくいただけました(*´J`)
自分がうっかり垂れ流した一言を形にしてもらえるなど、思いもよらなんだハァハァ!
>>163 女嫌いでも、「誰よりも男らしい(byひまさん)」ハンガリーの着替えを覗くのが趣味なんだよ、きっと。
リヒテンやスラブ姉妹の着替えには興味ないんだよ
・・・リヒテンの着替えを覗くなどという自殺行為におよべるキャラはいたっけ、のと様とフランス以外で。
監禁病みスイスを受信しました
今すぐ放出したまえ
いや、おっぱいは正義と叫びながらスラブ姉妹はガン見かもしれんよ。
スレチかもしれんけど、プーはフリッツ親父の婆様には割と大事にされてたっぽいから知的で女らしい女性には弱いかも(ヘタには今んとこいないけど)。
まぁ、夫婦で浪費されて借金まみれで風邪引き通しみたいだったけど。
とりあえず、好みのタイプじゃないのにハンガリーさんに惚れっぱなしだと萌ゆる。
トルコ×子ハンガリーとかトルコ×リヒとかが読みたい
別にロリコンとかそういう訳ではない、断じてない
アニメの鳩時計のフランスの顔がでてくるヤツの形と動きががなんかえらく卑猥に見える。
密かな輸出品だったらそれはまた楽しそうだ。
>>172 全然エロパロスレ向きじゃない感想で申し訳ないんだけど、
私はPEZのケース(ラムネのお菓子が入ってるやつ)に見えた。
ヘタキャラPEZが出たら絶対コンプリートする自信がある。
ヨーロッパと友達になるために体をはるウクライナとか見てみたい
もちろん性的な意味で
>>169 >知的で女らしい
リヒじゃね?
プロリヒとは新しい!
おっぱい星人のプロイセンがリヒのおっぱいを育てようと努力するのを受信した
おっとこんな時間に誰k(ry
>>177 揉んでるうちにちっぱいな頃のハンガリー思い出して和んでそうだ
俺、この試験が終わったらプロセーとプロリヒ書くんだ……
リヒって、本命のお兄様と最後までいってる作品あんまりないよな?
二人があまりにほのぼのしてるから書きづらいんだろうか?
うーん、というか本命じゃない相手に犯られてるリヒたんが
おいしすぎるから・・・
おやこんな時k(ry
リヒはスイスをお兄さまと慕っているがスイスにとってリヒは初恋の相手
だという妄想が止まらないハプスの部下でもあったとかフランスのハーレム(ライン同盟)に組み込まれたたとか脱走ソ連兵に好き勝手されたとか美味しい設定盛りだくさんすぎるだろリヒたん…
おはぁ改行ミスすまん
27mのブランコから落ちてくる
プロリヒうめえ
無理矢理もいいけど純愛もいいよ!
純粋無垢な少女と孤独な不良の恋は鉄板!
185 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:35:31 ID:NO2K8W7j
>>182 スイス→初恋相手リヒ良いなあ
27mブランコから落ちても受け止めるよ!
>>182 オレも落下受け止めてやるよ!
その妄想書き終えるまで死なせはせん!
>>184 プーは、生意気な女子には反発するけど、おとなしくておしとやかな子にはとことん弱そうな印象
そういう意味でプロリヒは充分アリかもね
そういやちびの頃のプーはスイスのことを
「めんどくさそーだから関わりたくねーなぁ」って思ってなかったっけ…
一人楽しすぎる普と、身内引きこもりの瑞は本質的に似てるかもしれんぞ
表出が違うてだけで
そしてリヒがそれに気付いて、宮崎アニメのヒロインのように微笑めば良いと思います
ハイジみたいにか?
腕一本でのし上がりホーエンツォレルン家の領土までたぐり寄せた元修道騎士と
莫大な富を持つリヒテンシュタイン家に購われた箱入り娘の対比は純粋に面白いなー
プロイセンはリヒテンの中に繊細で壊れやすい硝子細工のようなものを感じて
己が掌中で大切にしたい、でも毀したい!と葛藤に苛まれればいいよ
そういやスイスも傭兵上がりな
成り上がりと令嬢の物語か。
スイスの場合は一匹狼と令嬢になるのか?
オーストリアだと元君主と部下
リヒは夢が広がるキャラだ
「えっと…たまご一つ」
暖冬なのにまだおでんを売っているコンビニのレジ前、奈良大和はテンション低く呟いた。
深夜におなかが減って店まで来たのはいいが、そこで目に入るものといったら。
棚にはさまざまにラッピングされたチョコレート。
赤やピンクの飾りつけ。
昨今は、コンビニでさえバレンタイン色に染まっている。
意識しないよう、今年は一月から外を出歩かないでいたというのに……裏切られた気分だ。
平常より多いような男女二人組の客に、大和はいらいらしながら注文を続ける。
「あとたまごと、やっぱたまごと、うーん…たまごで」
「たまごばっかり頼むんじゃなかっぺ!」
「ご、ごめんなさいっ」
彼の後ろで、順番を待っていたカップル(恋人つなぎ)が小さく噴き出して笑った。
「ば、バレンタインの馬鹿野郎ー!」
帰り道、大和は泣いた。
「どうせ今年も母親の義理チョコだよー!上級生から靴にチョコだよー!男子校なめんなよー!」
コンビニ帰りの男一人で満天の星空を見上げても、ムードの無駄遣いだ。
「あーあ、さっきの後ろのカップルも今頃ちちくりあってちゅっちゅくちゅっちゅくやって……
く、悔しいー!うらやましいー!リア充は子供が出来て孫に看取られながら二人仲良く長生きして
死んじゃえー!」
テンションがあがってきた大和は、つい叫んでしまった。
「俺にもチョコをくれて、ついでにエロエロできる……彼女がほしいよー!」
「……うるさいな、近所迷惑考えろバカ大和!」
「こ、この声は…っ!」
大和は背後を振り向く。
そこには赤いスカートをなびかせ、つけ毛でポニーテールを作った金沢のとが居た。
「のと様!なんで……コンビニ店員服?」
「バレンタインに行く旅行の軍資金調達だよ。今日がバイト最終日、さっき終了。
別にお前追いかけるために早退したとかじゃないから」
「旅行!?海外?」
「色々だよ。それでまあ、前回W学園に行くときも誘ったし、お前も行きたいっていうなら
特別に一緒に連れてってやらないこともないけど」
「まじで!」
「今年は富山君の都合がつかなかったからね。義絶状を無視されたからお仕置きにいくとか
言って」
「よくわかんないけどやったー!」
コンビニの制服を脱ぎながら早口で喋るのとと、歓喜する大和。
「じゃー急いで準備しなよ。あ、あとカメラは持っていけよ」
「なんで?」
「バレンタインにいちゃいちゃしまくるファッキン連中泣かすような写真を隠し撮るに決まってるだろ…?」
「のと様腹黒いー」
恋人の居ない哀しい少年の叫びを、流れ星が聞いていたことは誰も知らない。
願い事だと思って叶えちゃったことも、
大和が行くさきざきで、なぜかチョコを食べると妙にいやらしい気分になる現象がおきることも、
まだ誰も知らない。
▼エロパロ板企画第2弾▼
◎共通設定・舞台内時間・キャラについて
・媚薬入りチョコを食べた男女の顛末
(チョコは製菓用・完成品問わず。媚薬効果は広範囲という設定で、
のと・大和のコンビは作中登場しなくても大丈夫です)
・作中では 2/14〜3/14 の間ということでお願いします
・ヘタリア・学ヘタ・放送部・ずろう・モブ、何でもありです
◎開催期間
2/14 0:00 〜 2/15 23:59
◎ルール
・カップリング表記とともに、企画ssとわかるよう共通題を名前欄に入れてください。
例:男×女『バレンタイン中止のお知らせ』(共通題は仮です、変更注意)
・特殊シチュなどは注意書きお願いします
◎あり
・キャラ・CPのかぶり
・絵での参加
・リレー方式
・リク
開催中は規制に巻き込まれて投下できない、と言う方がいましたら
外部ろだにあげたURLをしたらば雑談に書き込んでいただければ、
代理投下します
乙です!!盛り上がって来ましたね!
のと様の太腿にあてられました。当日が楽しみです。
乙です
のとさまのご出馬ですか!
wktkせざるを得ない
乙!
用意お疲れ様です。当日楽しみだ!
今プロイセン×ウクライナという電波がきたが、二人に接点って言うと、もとソ連領なとこ?
いじめっ子いじめられッ子みたいなかんじになりそうだ
あれだ、メソメソしてるウクライナにイライラしながらもおっぱいから目が放せないんだ。
逆に接点のなさげなカップルを極めてみるのはどうだろう。
台湾はヨーロッパの誰と組み合わせても接点なさそう。
フランス×台湾、スイス×台湾、イギリス×台湾、スペイン×台湾
なんか夢が広がってきたコレ
>>81遅レス
越南ちゃんが魔性の女ってのはいいな。
朝鮮戦争まで「ボクがヒーローだ!!」を地で言ってた米に初めて現実見せて戦意喪失させた国だからな。
KY野郎への最終兵器になるかもしれん。
本家への登場が楽しみだがそこまで時代が近くなると扱いが微妙でネタにされないかもしれないな。。
>>201 アセアン10が出るならその時代のこともちょびっとは触れるのでは?
アメに跨って搾り取る越さんとか見たいな〜キスは絶対させてくれないとか。
アメリカ住まいの人がベトナム戦争持ち出すのは
ちょっとまだ気を使うかもな。
戦傷が親戚にとか、親が死んでるとか、まだ普通に
ゴロゴロしてる時代だ。
フランスと台湾は接点あるな
中国大陸に進出するための拠点として、台湾を支配したいと考えていた。
フランスは、最終的には台湾の領有を日本と争うことを見送ったものの、
下関条約が発効して台湾の日本への割譲が決まってから11日後に、
フランスの軍艦が台湾沖にあらわれたってどっかのサイトに書いてあった
魔性の女越南もいいけど、聡明な女戦士なのもいいなー
ホーチミンシティの戦跡博物館に行ったとき、女性のベトコンも
苛酷な状況で戦ってたことを知って、ここまでされても思想のために
戦うもの?と思ったら鳥肌が立った。
だから、越南ちゃんは根が情熱的で芯が強くてしなやかで賢くて、
働き者で笑顔がかわいいイメージ。あと手先が器用。
ちなみに、ホーチミンシティがある南部は猫系のかわいらしい顔立ちが多く、
首都ハノイがある北部はクールビューティ系の美人が多いんだけど、
ベトナムちゃんはどっちかな。
アオザイ着用率は南部のほうが高かった気がする。
下校時刻くらいに高校(女子の制服が白いアオザイ)の前を通ったときは
「ここが天国か…!」って思った。
本家未登場だが台湾と接点のあるのはオランダじゃなかった?
17世紀頃台湾を支配していたのがたしかオランダだったはず。
ほんでもってオランダを追い返したのが日中ハーフで明人の鄭成功
ちなみにこの人台湾を明の亡命政権として清と戦うんだが江戸幕府に援軍要請して断られてたりする。
昔から台湾は大陸を追い出された政権が大陸に対抗する場所のようだ。
台湾→日本への想いが一方的なのも昔からみたい。
にーにvs台→菊
ネタで妄想が止まらねぇ。
独セーが浮かんだ
Uボート沈められて、浜に打ち上げられた独が、セーちゃんに助けられてと……
記憶喪失もセットでどうぞ
この遭難国×セーは色々できそう
これまた本家未登場だけど台湾に「フォルモサ」(美しい島)って名前つけたのポルトガルだよね。
欧州じゃ今だに台湾のことフォルモサって呼んだりもするらしいけど、
つまり台湾ちゃんは美人なんだな!?
ちなみに調べた限りでは中国は「美麗島」、日本では「大恵島」と呼んでいたらしい。
あとあのオランダ兄さんに目をつけられるということは、17世紀の台湾ちゃんはロリ娘ってことか。
素晴らしい。
>>207 独セーいいな! 記憶喪失萌ゆる。
独セーにしろ他の男にしろバカンスでセーシェルに来ましたもいける。
とか思ってたら既にスーセーがありましたか。
しかし台湾はヨーロッパではバチカンにしか国として認められてないそうだぞ…
香港の二の舞になりそうで怖ェ
イギリスとスペインも接点がある
スペインはオランダが支配する前ほんの少しだけど台湾を統治してた
イギリスはアヘン戦争の時台湾にまでアヘン持ち込んで薬漬け
ちなみに台湾をアヘン中毒から救ったのが日本
>>208 フォルモサ=美しい島、という意味ではないらしいけどね
でも台湾娘は美人多いよ、ついでに気も強い、男を平気で殴るし
大好きな日本さんに国として認められてないからなぁ、かわいそうな台湾ちゃん…
香港はそもそも国じゃないし
まあ、戦後はアメリカ追従するしかなかった訳だしね、日本は。
台湾の人はその辺分かってるっぽいけど。
そういや台湾さんは昔沖縄とセットで大琉球、小琉球とか呼ばれてたような……?
流れ豚切ってごめん。
>>179やけど、
>>190の言うことに萌え萌えしながらプロリヒ書いてたら、なんかエロ成分薄く且つなんかプーがプーの分際で微妙にかっこよくなってイラッとくるんやけど……
どうしよ、今晩あたり投下していい?
テストお疲れ
全裸マフラーで待ってる私に風邪ひいて欲しくなかったら投下すべきだ
今頃テスト終わるってことは国立かな
とりあえず全裸で正座してて足がしびれてきたので投下しておくれ
>>213 、,,,,,
(o・e・) <プーなんだからかっこいいに決まってる
≡,,,ノ
いくら18歳以上とはいえ
現時点で高校生がここにくるのはどうかと思うんだが
テスト合格して4月になってからでも遅くないから暫く自粛したら?
浪人生かもしれない
が、だったら余計にここに来てる場合じゃない
え、大学の後期試験のことだと思ってたが。
自分はいま時期だったで。
220 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:04:55 ID:oevCiCRd BE:572066227-2BP(0)
>>214-218 ありがとう! もしかすると明日になるかもやけどガンガルワ。
あと、自分公立の大学生なんで心配無用。ただ、二回目の留年がかかってるんで結果は皆からも祈っといてくれたら嬉しいわ……。
221 :
215:2009/02/10(火) 20:51:40 ID:TZRZCS/9
誤解を招く言い方ですまんかった
自分は公立大学生の試験期間だなと思って書いたんだ。
何はともあれ正座継続して待つからガンガレ
ちなみにこの板は18禁じゃなく21禁(21歳未満禁止20歳もアウト)です
>>222 それは違う。以下、板の看板から。
>【PINKちゃんねるは18歳未満立ち入り禁止】
>18歳未満の方は、エロ妄想を含まない範囲で2ちゃんねる掲示板をご利用ください。
一時、板が21歳未満禁止の海外鯖にあった都合上、
21禁になったことがあったが、いまでは18禁に戻った
>>223 えっ!そうだったのか、それは失礼した…
コルコルされて来る
>>224 あ、ロシアに行くのなら帰りにリヒの家で下着を盗んできてくれ
ところで最近日セーに目覚めたのだが
元気溢れる南国娘にちょっとついていけない爺様とかどうよ
じいちゃんはセーシェルの主要援助国三位なんだぜ!
ちなみに一位がダントツで仏兄ちゃん
面白いのが90年以前だとフランスと同列にイギリスがセーシェルの主要援助国だったけど
近年だとイギリスはランク外なんだよね、それと入れ替わりに入ってきたのが爺様
最近は中国もセーシェルへの援助を強めてるんだっけ
227 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:10:53 ID:oevCiCRd BE:653789928-2BP(0)
>>220やけど、投下は明日になりそうです。裸マフラーの人はぬくい格好で寝てください。
日セー……
「すいませんセーシェルさん。ちょっと漫画で書きたいポーズがあるんですが、モデルを頼んでもよろしいですか?」
「いいですよ。ドンと来いっすよ」
「では、このフランクフルトを嫌そうに苦しそうに恥ずかしそうにくわえていただけませんか」
みたいなのしか浮かばんわ……
まてよこの流れで枢軸×セーシェル4Pに(ry
じゃあプロリヒまでの繋ぎにバレンタインイタリヒ挫折した俺が小ネタ放出
各国のおっぱいについて、エロパロスレで絡みのあった男性国が語ってくれました
台湾「大きすぎず小さすぎず、綺麗なかたちあるよ。肌がすべすべでさわりごこちもいいある」
セーシェル「若いせいかハリがあって、仰向けにしてもツンと立ち上がっているのがたまんなかった」
ベルギー「ベルギーはなぁ、結構着やせするほうで脱ぐとボインなんやで〜」
ウクライナ「片手で掴んだ時にちょっと手からはみ出るのが好きだな。僕の手大きいから姉さん以外はすっぽり収まっちゃうんだよ」
ベラルーシ「大きさはもちろん、あの肌の白さと赤い先端は見ているだけでもう・・・たまりません!」
リヒテンシュタイン「ちっぱいは正義です!小さいけれど触るとやわやわふにゅふにゅで、マシュマロみたいなんですよ」
ベトナム「全体的に細くて胸もあんまり無いんだけど、その代わり感度がいいからね・・・ふふっ」
ハンガリー姐さんの分は貴族が照れて情報入手出来ませんでした
ちょっと反省している。後悔はしていない
プロリヒもバレンタインもすげえ楽しみだ
セーちゃんのターンが来た記念に便乗します。
(イギ×)セー←アメです。
目指したのはノンストップ・ザ・USA
そして読後感が「アメリカ……('д` )」て感じのネタです。
NG NAMEはGIANISMです。
プロリヒ待ちのお茶請けにどうぞ!
へー君がそうなんだ初めまして俺が世界のヒーロー、アメリカさ!
ああもちろん聞いてるよイギリスから。いかにも俺のオンナのこと
聞きたいかって顔して別に聞きたくないよって感じなのにさ!
あぁ話すよアイツ何でも!引くよね!鼻の下伸びまくりなんだ全く
以って実にキモイ、あれ3フィートは伸びてるよ、鼻の下。さしずめ
ハムスターのちょっとしたサーキットトレーニングコースってとこかな
HAHAHA!…ところで君ん家ってどこにあるんだっけ?ふーん……
へー……そんなことより君すごいんだってね!だからもっとこうバイ
ンバインのドドーンみたいな子を想像してたのにぜんぜん君そんな
風には見えないな!あ、でも着やせするタイプって言ってたっけ。
いや隠さなくてもいいじゃないか!ヒーローは君を困らせたりしない
から安心するんだぞ!ってこんなんで耳まで真っ赤になっちゃうんだ、
へぇ…イギリスがデレデレするのもわかるかな!あいつとするときも
こんな感じなのかい?最初はイヤイヤって言ってるのに激しくベロチュ
ーされるととろんとろんになっちゃうって聞いたんだぞ!よくわかんない
けどあいつやっぱ上手いの?あ、キスのことだけど、あっちも?だって
君、お願いされたらご褒美が欲しくって何でもしちゃうんだろ?アイツ、
君のclitはまるでボタンスイッチみたいだって言ってたよ!ちょっと押し
ただけでびしょびしょになるってさ!咥えさせられたまま自分で弄りながら
逝っちゃったりするんだって?騎乗位で腰振りまくるのなんて野生児
そのものだって。君を躾けるのも楽しいけど、そのまま乱れさせとくの
も最高だって。ああんもっと欲しいですいっぱいくださいぃぃぃとかって
そんなAVみたいなこと言う女の子なんているわけないじゃないかと思
ってたけど、確かに君にだったら言わせてみたいよね!うん、そそるよ!
あいつが「ファーストインパクト『顔にぶっかけてみたい』だった」って言っ
てたけどわかる。わかるよ!あ、いやごめんごめん、つまり何が言いたいかっていうとさ、
俺 に も 試 さ せ て く れ る よ ね ? ってことなんだ!
反対意見は認めないんだぞ!
---------
以上です。
イギセーを書いていたらあまりにもイギリスが変態で筆力が追いつかず、
うわぁぁぁぁぁってなった勢いでこっちを書きました。
もし首尾よくイギセーが完成したら、そのあかつきにはまたよろしくお願いします。
アニメ1話の勢いだw
>>231 そうそう、そんな感じでw
最後はウインクしながら星を飛ばしてるんだぞ☆
>>228 面白かったw
ベトナムの相手はタイさんだよな
なんか黒かったがw
>>230 イギリスは変態だからいいんだよセーたんウヘヘヘヘ(^p^)
イギリスが羨ましいから、ちょっとセーたんのパンツ盗んでくるノシ
セーたんから髪のリボンほどいて目隠し&猿轡させたい
なら自分はワンピース姿のセーちゃんに水をぶっかけたい
白いワンピースが体に張り付いて肌と下着がスケスケ&体のラインはっきりだぜ
ふとフランス×ウクライナが浮かんできたがどうだろう
エロ兄ちゃんがあのエロい身体を弄りまくるとかみてみたい
畑Hなのかそうなのか
根気よく耕し、要所要所に肥料をまき、しっかりと種付けして、きちんと水をまいていくわけですか。
>>228 面白かったwGJ。
>>228 発言者の味がそれぞれ出てるなー、GJ
貴族は確かにどんな頑張っても口割ってくれなさげw
>>230 おまえは口割りすぎだろ、イギリスw
さんざんアメリカにされちゃったあと、
宗主国をカジキマグロ(冷凍)でフルボッコしにいく
セーちゃんを受信しましたw
イギセーも楽しみに待ってるよ! 全裸で!
240 :
229:2009/02/11(水) 12:46:49 ID:8G5l8VpK
>>239 >宗主国をカジキマグロ(冷凍)でフルボッコしにいく
>セーちゃんを受信しましたw
ふぉぉぉぉぉなんだそれかわえええええ
もしお気が向いたらそのネタぜひ書いてほしいです。
ふと、イギリスがアメリカに話してることの何割かは
フカシなんじゃないかと思い始めた。元ヤンの習性で…
>>228 ハンガリーさん情報はプー経由で入手できないだろうか。
プーが言おうとした途端、貴族がものすごい勢いで牽制
2人とも口喧嘩になって、引かないことを知らない二人が意地張り合いの果てに
あんなことこんなこと、聞いてないこと暴露大会になって
後ろからフライパン
>>230おおぉ投下かぶっててスマソ!GJ!八秒差だし結婚しようか
アメリカ自重wつかこれだけ書けるのにイギセー書けないってことはイギリスどんだけ変態なんだ
ハンガリーについては
>>241の案採用で!多分トルコさんも知ってるけど過去の犯罪がばれるので自重したようです
>>239 フルボッコにしたあと反撃(性的な意味で)に遭って
ネチネチネチネチアメリカと何したのかその感想を告白させられて
泣いちゃうセーちゃんを受信しました。
日本の誕生日を台湾ちゃんがお祝いしてたら可愛いな
プレゼントは台湾さんがいいです
>>241 「もう!オーストリアさんったら!」
「私としたことが……、つい取り乱してしまいました」
「知りません!知りません!」
「申し訳ありません、ハンガリー。どうすれば許してくれますか?」
「オーストリアさん……」
後頭部を強打され倒れたプーを横に、イチャコラする展開が見えた
かわゆ
照れ照れニコニコしながらバースデーケーキを用意しすとんと着席してひとりでクラッカーをぱんっと鳴らして
シーン
としたとこで
(´・ω・`)ひとりでなにやってるの私としょぼんとしつつ
気を取り直してバレンタインにむけてシャキーンする今日の台湾さん
…だったらいいな
>>247 かわええのおおおおお
ユザワヤみたいな手芸店でリボンを選んだり、
ちょっとためらいつつも思い切って服を脱いだり、
バランスを全身鏡で確かめながら巻きつけていったり
出来上がったところをくるっと回って確かめて、ちょっとはにかんだり
想像してもうsdがshjfdsりkjsrgsthkふじこ
>>242 こちらこそ申し訳ないです。
張り切って重婚しよう!嫁はハンガリーさんで!
251 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:03:37 ID:IL+8xtXg BE:1961367168-2BP(0)
というわけでようやく出来ました、プロリヒです。
すいません、自分これが限界でした。エロならん……。
※注意書き
・無駄に長い。
・エロ成分希薄、かつ、寸止め通り越して尺止め。
・リヒちゃんの前身がファドゥーツ設定を勝手に使用。しかし一瞬のみ。
・リヒちゃんが国になりたての頃と、一応普墺戦争。戦闘シーン無し。
・リヒテンシュタインはイタリア方面にしか派兵してねぇよ! というツッコミは勘弁したってください……
以上、駄目な方はNGワード「感傷主義者の戦場」お願いします。
252 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:05:41 ID:IL+8xtXg BE:1144131247-2BP(0)
オーストリア宅の書庫の中、高い位置にある本を取ろうとしてリヒテンシュタインはうんと背伸びした。指先が目当ての本の背表紙を撫でるが、何度やっても取り出すまでは至らない。
(やはり脚立を持って来なければならないのでしょうか……)
憂鬱に溜め息を吐く。部屋の隅に置いてあるその脚立は壁一面に置かれたどんな高い位置の本にでも届き、安定性も十分あるが、かわりに重量も十分過ぎるのだ。少女の細腕には手に余る。
どうしたものか、と思い巡らせていると、荒々しい足音が近付いてきた。
「よぉ、ファドゥーツじゃねぇか。相変わらずチビだな」
「あらごきげんようございます、プロイセンさん。お久しぶりです」
スカートを小さく摘んで挨拶を返す。プロイセンの口の悪さなど今に始まったことではないので、気にもならないが、しかし今回は一つ言うべきことがあった。
「私、先日上司の名前を拝名いたしまして、今はリヒテンシュタインと名乗らせていただいております。以後、そのようにお呼びくださいませ」
「ああ、そういやそうだったか……忙しかったから聞いて速攻で忘れちまってたぜ」
253 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:06:50 ID:Ulo9esj7 BE:1634472285-2BP(0)
素で失礼な男だが、他意は無い。……こういう性格なのだ。実際今代の王に代替わりしてからプロイセンが色々と忙殺されていたのはリヒテンシュタインも聞き及んでいる。最近はようやく一段落ついたようだが。
「にしても随分ご大層な名前もらったじゃねぇか。光る石――宝石、だろ? 名前負けしてるよな。ハハ」
「おっしゃる通り、なにぶん未熟者ですので至らないことばかりです。
けれどいつかは上司の家名にふさわしい、立派な国になりたいと思っていますわ」
ふーん、とプロイセンは目を細めた。この程度の挑発――繰り返すが、プロイセンにその意図は無い。素で失礼なだけだ――にのるほどリヒテンシュタインの気性は激しくない。素直な性格だ。しかし、その受け答えにはどこか肝の据わったところが感じられる。
面白いガキ。と興味を注られてプロイセンは彼にしては破格の優しさを発揮した。
「何だ? 取りたい本でもあるのかよ」
「ええ、上から三段目の、赤い表紙のシリーズの、二冊めですわ」
「ハハハハハ、俺様は優しい男だからな! チビのお前が困ってるから取ってやるぜ!」
「ありがとうございます」
254 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:08:48 ID:Ulo9esj7 BE:245171232-2BP(0)
グイッとリヒテンシュタインの手の中に半ば押し込むようにして手渡す。タイトルを一瞥してプロイセンは一瞬考えた。その本は前に読んだことがある。
「ラテン語の勉強か? だったらこの本よりあっちの棚のがわかりやすいぜ。まぁ頭のいい俺にかかればどの本だろうとアッという間に読めちまうけどな!」
ほらよ、こいつだ。と頼まれもしないうちからプロイセンはまたズカズカと粗雑に足音を立てて向かいの棚から本を引っ張りだしてリヒテンシュタインに押し付けた。
「まぁ、本当にご親切にどうもありがとうございます。プロイセンさんはラテン語に明るいのですか?」
「ハハハハハ当たり前だろ。伊達に何世紀もドイツ騎士団はやってたわけじゃないぜ。平和な時は祈って写本して祈って聖書読んで祈って畑耕して祈って家畜の世話して祈ってビール作って祈って祈って祈っての毎日だったからな!」
「信仰深い日々をお送りでしたのですね」
その割にはなんかやたらと不遜になったものだが。
「まぁ勉強するのはいいと思うぜ。頭いい女は好みだからな! 俺んとこの前の王妃様くらいになってみろよ」
「才媛と名高い方でしたものね、あの方は」
255 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:09:40 ID:Ulo9esj7 BE:980684238-2BP(0)
「まぁな! 夫婦揃って金遣い荒いのだけは勘弁して欲しかったけどな」
おかげで年がら年中風邪っ引きだったぜ! 色々楽しかったけどな! と叫ぶプロイセンはどこか上機嫌だ。どうやら尊敬していた上司を褒められて嬉しかったらしい。
「なんだったら俺が勉強教えてやったっていいぜ。本当は忙しいんだ、感謝しろよ!」
「重ね重ねお世話になります」
自分で言うだけあってプロイセンは確かにラテン語によく通じていた。リヒテンシュタインの聡明さも手伝ってその日の勉強はとてもはかどった。
「じゃあ俺はもう帰るし、次いつ来られるのかなんかわかんねぇけど、ちゃんと勉強しろよ!」
「はい、精進いたしますわ」
「じゃあな!」
「ではごきげんよう」
来た時同様に慌ただしく去っていくプロイセンを見送って、リヒテンシュタインは一抹の寂しさを覚えていた。
256 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:11:29 ID:Ulo9esj7 BE:1144131247-2BP(0)
(――そう、笑いあった日々もございましたのにね)
上司の仕えるオーストリアの要請に応え、兵とともに戦場へと向かうその道中、リヒテンシュタインは夜の見回りに出ていた。今宵の月は新月からほんの数日しか経っていない、幼く心細いものであり、それも今にも西の空へと沈もうとしている。
広がる濃い闇にかきたてられる原始的な不安をなだめすかしていたリヒテンシュタインは、己のものでない足音に素早く槍を身構えた。
「そこにいらっしゃるのはどなたですの!」
少女の誰何の声に、足音はピタリと止まる。ややあってから訝かしげに己の名が呟かれるのをリヒテンシュタインは聞いた。
「――リヒテンシュタイン?」
(まさか)
その、男の声には、聞き覚えがあった。震える手に力を込めてリヒテンシュタインは槍を握り直した。キラリと穂先の刃だけが僅かな月明かりを反射して煌めく。
きっと間違いない。今回の戦争の敵国。
「プロイセンさん、ですか?」
「やっぱりお前か。なんでこんなとこに――」
言ってからプロイセンはああ、と自分で納得の声を上げる。どこか苦々しさを込めて。
「ああ、そうだよな。お前もオーストリアの部下だもんな」
257 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:13:25 ID:Ulo9esj7 BE:1838781195-2BP(0)
リヒテンシュタインは緊張して乾いた唇を湿らせ、通告する。精一杯の威厳を込めて。
「武器を捨てて、投降してくださいまし。そうしていただければこちらもそれなりの対応をいたします」
「……お前な」
はあぁ、と呆れを隠さずに吐かれた溜め息のすぐ後、声はリヒテンシュタインの予想外に近く聞こえた。
「そりゃ、俺のセリフだぜ」
「――!」
鼻先にまで近付かれていたことに半ば恐慌状態に陥りながらリヒテンシュタインは槍を振るおうとするが、しかし間合いの長すぎる槍では、既に十分近付いたプロイセンに対してその攻撃は無意味でしかない。
逆にプロイセンは柄の部分を捕え、強い力で捻りながら槍を自分の方へ引き寄せる。
奪われまい、と握る手に力を込めたリヒテンシュタインだが、そのまま槍もろともに引きずらる。
「キャ……!」
バランスを崩して倒れこみながらもかろうじて受け身をとる。
仰向けの状態から立ち上がろうとして、リヒテンシュタインは首に細長い何かが押し付けられているのに気付いた。
「あのな、お前と俺で俺が負けるわけないだろ。舐めてんのか?」
258 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:14:36 ID:Ulo9esj7 BE:735513236-2BP(0)
それが自分の武器であったと気付いた頃には、リヒテンシュタインは完全に地面に縫い付けられてしまっていた。
喉と槍の柄の間にどうにか手を滑り込ませて隙間を確保し、苦しみを堪えて毅然と声を上げる。
「離してくださいまし。わが軍はすぐそこにおりますわ。私が大声を上げればすぐに気付きます」
ハハッ、とプロイセンは小さく、いっそ哀れみさえ込めて笑い声を漏らした。
「奇遇だな。俺の軍もすぐそこにいるんだよ」
ザァッと、己の血の引く音をリヒテンシュタインは聞いた。大抵の国は戦場に立つときその主力軍と行動をともにする。
リヒテンシュタインもそのことはよく理解していたが、プロイセンの登場という想定外の事態にすっかり忘れてしまっていた。今の、今まで。
そうとも――彼がいる時点で予想して然るべきだったのだ。そもそもこの自己顕示欲の強い男は前線に立つことはしばしばあるが、それでも小規模の隊で行動することはまずないのだから。
「どっちが勝つか賭けるか? なんなら全財産賭けてやったっていいんだぜ。
――俺の、精鋭揃いのプロイセン軍本隊と、リヒテンシュタイン、お前の少人数の軍隊」
259 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:15:28 ID:Ulo9esj7 BE:1144130674-2BP(0)
どっちが勝つ? と問う意味は傲慢ではなく、事実としての圧倒的な戦力差が背景だ。
「離してくださいまし……」
「嫌だ」
「何がお望みなのですか?」
「――何が?」
オウム返しに呟いて、プロイセンはピタリと動きを止める。
空気が変わったのをリヒテンシュタインは感じたが、それが何故なのか彼女には理解出来ない。息を潜めて様子を伺っていると、プロイセンはクックッと喉の奥で笑った。
(プロイセンさんらしくありませんわ……)
盛大に高笑う記憶の中のプロイセンとの差にリヒテンシュタインが得体の知れない恐怖を感じていると、妙に平坦な声でプロイセンが囁く。
「なぁ、リヒテンシュタイン。知ってるか?
――戦場じゃあな、人間生存本能が最大限に発揮されるんだぜ」
意図が掴めず戸惑うリヒテンシュタインの耳に、ねっとりといやらしさを込めた声が届く。
「中でも、子孫を残そうって本能が、なぁ?」
その意味を理解したリヒテンシュタインが叫ぶよりもなお早く、プロイセンの手ががっちりとその口を押さえた。
260 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:16:26 ID:Ulo9esj7 BE:653789344-2BP(0)
「――んー! ……!!」
リヒテンシュタインは必死になって抵抗するが、華奢で非力なリヒテンシュタインと、体格に見合わない怪力を発揮するプロイセンでは全く勝負にならない。
プロイセンの手が無遠慮に軍服の裾から侵入し、内側からまくり上げてくる。リヒテンシュタインさ身をよじるが、それは悪あがきにすら至らない。
シャツの上から薄い腹を撫でていた手がそのまま乱暴にボタンを弾け飛ばしてリヒテンシュタインの素肌を露にした。
「!!!」
ひんやりとした夜気とザラリとした軍用手袋の感触にリヒテンシュタインは完全に硬直する。あまりの事態に脳が状況を理解することを拒み、活動を停止した。
抵抗が止んだことに気付いてプロイセンはリヒテンシュタインの腹をまさぐっていた手を止める。いつの間にかリヒテンシュタインの悲鳴を奪った右手の手袋の指先が湿り気を帯びている。泣いているのか、と判断してプロイセンはゆっくりと右手の力を抜いた。
「嫌か?」
解放された唇は大きく二度三度喘いだ後、震えながらか細く懇願を紡いだ。
「やめて、くださいまし……」
「そうか」
261 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:17:18 ID:Ulo9esj7 BE:490342043-2BP(0)
腹からプロイセンの手が離れたのと同時に肩口に重いものが載せられる。続く声の近さにリヒテンシュタインはその正体がプロイセンの頭であることを悟った。
「お前がどうしてこんなとこにいるんだ、リヒテンシュタイン」
プロイセンはギュウウと強く、骨の軋むまでリヒテンシュタインを抱き疎めた。言い聞かせるように――もしかするとそれはプロイセン自身に対して、かもしれない――苦しそうに、一方的に告げた。
「いいか、お前はもう二度とこんな場所にはくるな。――お前は女なんだ。お前は、ぬくぬくと笑ってのんきに幸せに生きてりゃいい。リヒテンシュタイン。
――名前の通りに、日の当たる、明るい場所で」
暗闇の中、きっとプロイセンは誰も知らない顔をしているに違いない。今、リヒテンシュタインの聞いたこともない声で囁くのと同じように。
「プロイセンさん」
何かを言わなければ、と焦りながら、結局何も言えずにただその名前だけを読んだリヒテンシュタインの頭を、ポン、と一回叩いてプロイセンは立ち上がった。
「次もしこんなとこにのこのこ来てみろよ。そん時ゃホントに犯っちまうからな」
262 :
感傷主義者の戦場:2009/02/12(木) 00:18:29 ID:Ulo9esj7 BE:572066227-2BP(0)
わざと荒く足音を立ててプロイセンはその場を去っていく。のろのろと体を起こしたリヒテンシュタインは服装を整える。プロイセンが荒々しく暴き立てた場所を。
幸い上着は無事なのでちゃんと裾を戻せば凌辱されかけたことなど傍目にはわからないだろう。実際どう見えるのかは明るい場所で確認する必要があるが。
「プロイセンさん……」
ポツリ、漏らして。一人残されたリヒテンシュタインが顔を覆った手の隙間からおえつと涙を溢していたことは、彼女以外の誰も知らない。
263 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:24:49 ID:Ulo9esj7 BE:1307577784-2BP(0)
以上です。お粗末様でした。
エロくもないのにぎょうさんレス消費してすいません。次からパソコンで投下します。
ごめんなさい、兄様に……あ、違う、この頃は兄様が保護者じゃない。
お貴族様にポコられてきます。
もうレスOKかな?
GJ!
なんとなく、プロイセンの日記書庫に保管されていそうだなコレ…
自分で書いたんか?プロイセン!
ちょ、なんだこれプーのくせに若干カッコいいじゃねーか…!
GJ!
GJ!昨日から裸マフラーで楽しみにしてたんだぜ!
プロリヒの組み合わせって萌えるじゃないか・・・がっつりエロで幸せな二人の次回作待っててもいいですか
でもプロイセンには尺止めがお似合いな気もする
プーが格好よく見えるなんてリヒたんはすごい女の子だ
俺様日記なので格好よく脚色されたんですねわかります
プロイセン乙!
おまいら、プロイセンに対するコメントがひどいぞw
可愛かった!全裸正座で待ってたかいがあったぜ乙!
ふぉおー!?プロイセンが格好良いけど小鳥のようではない!
まるで「冷たく、青白く光る、揺ぎ無い理性の国」みたいだw
GJ!
GJなれど『…と言う夢を見た』と最後の一文に書かれている日記のページを幻視してごめんなさい
槍で戦うリヒ萌え
このスレの住人のプロイセンのこと何だと思ってるんだww
確かにリヒはけなげでかわいい。
でもこのプーのかっこよさがいかにも
「俺かっこいいんだぜー」って感じなので、
思わず「プロイセン乙」っていってやりたくなるんだ。
ヘタの女の子はみんな気が強いからかなぁ、いろいろ弱いリヒたんとプロイセンが絡むとプロイセンがかっこよくみえるw
274 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:58:26 ID:Ulo9esj7 BE:1307578548-2BP(0)
プロリヒの中の人です。
なんか好評みたいなんでチョコプレイ祭り終了後に続き投下します。ガンガルo(^-^)o
みんなガッツリエロとプーいじりが好きみたいなんであえて焦らしプレイで。
リヒちゃん一人悶々妄想楽しすぎるものを。雰囲気だけはエロ。実際は……
物足りない人はリヒちゃんに「え、えっ、ちぃのは……よくありませんわ」と言われてください。
個人的にプーの代名詞の中なら「粗野な理性国家」が一番しっくりきそうだ。
今サイトさんでやってるのはお兄様の話なのにプーが出てるからリヒと絡みくるかなww
現在出ていないプレイを考えたが、俺が思いつく変態的なものは
たいてい英国紳士か二次元大使がやっていたのでした
さらに変態道を極めるけしからんイベントがあるスレはここですか?
わかめ酒や女体森がまだではないか
278 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:07:16 ID:Ulo9esj7 BE:1103268593-2BP(0)
スパンキングは?
電気あんま(機械の方)でウクライナさんを責めるのとかボンテージハンガリー姐さんを期待してる。
会議中に電動玩具いれられてああんみんながいるのにぃってまだ無かったっけか。
羞恥に耐えるベラルーシが見てみたい。
あとはリコーダーを吹いたあとに自分のに挿入するオナニーリヒテンがみたいです。
がっつりエロも素晴らしいが、
紳士諸君が萌える(燃える)シチュエーションは何だね?
>>278 スパンキングといえばスペイン…だが親分がそれを誰にやらせるかが悩むw
普通の書き込みのときはBeにログインしなくても
コテハン状態になってるよ
>>282 おおおスマソ。製造番号送ったら勝手にログイン状態になるんか。勉強になったわ。
>>280 板違いだけど、徹頭徹尾プラトニックなのも好き。
例としては、ちょっとパラレルっぽくなるけど、
中国さん家の箱入り娘台湾ちゃんに懸想する書生日本さんとか。
台湾ちゃんも「熱き血潮に触れもせで…」みたいな感じで日本さんに
片思いしてたりするといいと思う。
なんかもう、読んでいるこっちの胃がキリキリするような両片思いに萌えます。
あと、この作品ならではの年季が入った恋愛。
プーハンのボーイミーツガールなところから腐れ縁に至るまでの
成長過程とすれ違いとか、仏ジャンのような昔の恋を忘れない系にふぉぉぉってなる。
作者曰くリヒは大人しそうにみえて結構気が強いらしいから
(そうでなきゃ国なんてやってられないという意味だそう)
か弱い令嬢だと思って舐めてたらそのギャップに惚れるプーとかいいなと思う
もういっそハン←プロ←リヒで
いいんじゃないか
最中にて、友だちや身内や本命に見せ付けるとか、電話させるとかがすごくツボだ
このスレだと、墺洪+普や、連合×女独であったな
あとすまんが獣化や、孕ませ感
プロ←リヒ←スイスでもおいしいな。いろいろと
つまりオーストリア←ハン←プロ←リヒ←スイス ってことですか
プロ←リヒ←貴族←ハン←プロ←リヒ・・・
というカオスな中東欧を受信しました
>>291 どっかにウク←ロシア←ベラ←スイス入れられないか? そしたら完璧な夜明けのカオス。
入れてみた
プー←ウク←露←ベラ←スイス←リヒ←貴族←ハン←プー←ウク・・・
プー←ウクが無理矢理すぎたか?夜明けのカオス目指してリヒ←貴族ネタ書いてくる!
>>280 ベタなうえにかぶるけど、幼い頃に喧嘩別れした相手と戦場で再会…とかね
「泣き落としに負けてノコノコ出てくるなんざ、ずいぶんお人好しになったじゃねーかよ!」
「そーゆーことは、一度でも私に勝ってから言えってのよっ!!」
みたいな、拳と拳で語り合うガチンコのやりとりが燃える
いつ後ろから刺されてもおかしくない緊張感、これだよ
もうすぐバレンタインだwktk
スー←ウク←フィンで3P妄想が、今や自分の中では王道になりつつある件
え?おにゃにょこには前にも後ろにもお口があるんだから二人がかりで犯っちゃえばいいよ!
きっとウク姉はオパーイも上のお口も具合良いよね…という非常に単純な発想。
スー×ウク幼馴染み設定で、フィン×ウクはロシア時代の同僚繋がりな
>>298 おお、素早い返信サンクス
スーウク幼馴染みか…いいなそれ
スウェーデンの仏頂面でもその感情を読み取れるほわほわな姉さん
もしくはドジっ子巨乳の面倒をみまくるスウェーデン
…萌えてきた
スウェーデンとウクライナが「ウクっぺ!」「スーちゃん!」とかって
呼び合ってたら笑い萌え禿れる。
はなしかわって。祭まであと二時間弱かぁ。
どうかイタちゃんがこの祭りで真(まこと)の漢(をとこ)になれますように・・・!
もうすぐお祭りだね・・・
会忍を密かに楽しみにしてる
祭まであと一時間楽しみすぐる。
誰が何と言おうとヴァイキングスーさんに拐われてイケナイことされる奴隷ウクライナさんを主張する。
でも幼馴染みも禿萌。
スーさんのウクっぺってめっちゃ萌える・・・
そこへ自分の気持ちはいまいちよくわかってないけれども、
姉に近づく男がいるとなぜだか気分が悪いと感じる
おそロシア様に現れていただきたいと思うのは欲深いか?
メーデーメーデー
日丸屋作品総合エロパロスレのみなさんに
『バレンタイン中止のお知らせ』です
ただ今入ってきた情報によりますと、現在世界各地で
集団発作ともいうべき可解な現象がおきています。
WHO(世界変態機構)は、本日未明チョコレートを口にした男女が
異様な興奮状態におちいり性欲をもてあますという報告をうけました
警察は路上での性行為をとりしまるとともに、
何者かによる製菓用チョコレートへの異物混入の疑いもあるとして、現在原因調査中です
チョコレートやココア等、危険と思われる品目は口にしないようご注意ください
繰り返します、口にしないよう御注意ください
それではCMのあとは、本日のSM教室〜趣味色々〜は
『おでん卵でリアクションをとる方法と、
抜いて抜いてとお願いして逆にバイブをねじこまれるM奴隷の技』をお送りします。
プロローグは
>>192、概要は
>>193、共通題は変更なしです
48時間、よろしくお願いします。
バレンタイン祭、ただいまよりスタートです
『バレンタイン中止のお知らせ』
いちばんのりか?
・普×洪
・日付3/14 夜中
・パイ擦りまで
・アポロチョコは安全
苦手な人はIDでNG設定お願いします。
SS日付以前に何かあっても大丈夫な仕様。
同CP、同キャラ書いてる方こころおきなくどうぞ。
カップルイベントは滅びろッ! 恋愛イベントにおける独り者の憎悪を思い知れ!
プロイセンは手中のボウル内のチョコレートを憎々しげにゴムべらで潰した。
隣では鼻歌交じりにチョコレートをかじるハンガリーが手元を覗き込んでいる。時は深夜、3/14ホワイトデー
になったばかり。3/14は日本ではバレンタインに異性にもらったチョコレートのお返しをするカップルイベント
の日と聞く。そんな桃色空気の日に
「オレは、何が悲しゅうてオーストリアの為にケーキ焼かねばならんのだ……?」
ハンガリー宅のキッチンでチョコをかき混ぜながらごちる。
深夜にかかわらずどうしても来てほしいといわれ、駆けつけてみれば、ホワイトデーのケーキを焼くのを
手伝え、と来たもんだ。
「しょうがないじゃない。暇なのアンタだけだったのよ」
「だからってなぁ! これはもう虐待とか虐めの域だぞ。なぜかオレが一人で作り上げる流れになってるし!」
「手伝いだけでいいっていうのに、見てられないってボウルひったくったの誰よ?」
「あれ見せられたらお前が手を出すと危険物になるだろうが!」
指さしたごみばこには黒色の謎の物体が溢れている。近づけば焼け尽くした臭い。ハンガリーが一人で
練成したケーキの成れの果てだった。
「う、うるさい。フォンダンショコラが繊細な工程必要だなんて知らなかったのよ!」
「繊細ってほどじゃないだろ。材料をきちんと量ってオーブンの温度合わせないからだ。大雑把にもほどが
ある」
「ううっ」
むくれ顔で押し黙る。ハンガリーは料理が下手というわけではないが、分量を目方で入れる漢らしい性分だ。
細かい段取りが必要な菓子類に向かぬ自覚はあるのだろう。
「野郎へケーキ作るなんて気色悪い行為とっとと終わらせて帰る。帰って寝る。手ェ出すな。絶対触るなよ!」
口をへの字に曲げて言い放つと、
「うん……ありがと」
わりと素直な返事が返ってきた。が、その素直さはそのままオーストリアへの思いということに気づいて、
プロイセンは不快極まりなく顔を渋らせた。
「……不気味だ」
「てめぇ」
「しおらしく礼言うなんて調子狂――イテッ」
すこん! とお玉がデコにヒット。滲む涙をこらえると、ハンガリーは急に柳眉をハの字にして俯いた。
「でも……本当に助かった。本当に困ってたのよ。I○Fへの返済で今うちお金ないから」
豪華なものをあげたいけれど予算が割けなかったの、と力なく笑う。まあ、頼られて力になれるのは男として
悪い気はしない。が、独り楽しすぎる自分が作ったものをカップルのサカリイベントに使われるとなるとまた別。
「消えろ、滅びろ! 日本式バレンタインとホワイトデーッ!!」
漲る憎悪を八橋に包まずかき混ぜる姿にハンガリーは苦く笑い、
「ほんとごめんってば。チョコでも食べて機嫌直してよ。はい」
手の中のチョコレートを差し出す。今まさに齧っていた、食べかけのハート型チョコ。
え、ちょ、それ……と寸の間ハンガリーの顔とチョコを見比べる。が、着手中の作業がこの女の彼への菓子
製作と思い出し、妙な冷静さでかぶりついた。
甘くほろ苦い味が口に広がる。
「お、うまい。さすが日本の加工品」
「もとはベルギー産だって。日本はほんと食べ物にだけは異様な執着みせるわよね。別に貰ったチョコは半分
ピンクでかわいいし。……『アポロ』だって!」
「あー、確かに似てるな。あのロケットの、スキップ弾道の果てのやつに」
2/14に貰った大量のチョコ。それを食べつつ作業は進んだ……。
作業が進行するにつれてプロイセンは口数を減らし、いまや真剣な顔付きでゴムべらを動かしている。
ハンガリーはその様を横目で盗み見た。
気の向かぬことにはいい加減だが一旦決めたことには真摯、迅速に対応し、そこそこのクオリティで仕上げて
しまう。皆に話すと誰もが「嘘だ」と切り捨てて終わってしまう、知る人ぞ知る真面目な特性。
久々にそういう面を見て、変わってないなと実感する。そして何故だか妙に安堵した。
嫌い殴りたいと言いながらも幼馴染ということで、頼りにしてしまってるのかもしれないなぁ。
そんなことを考えていると、攪拌の音かぴたりと止まった。
「おっしゃガナッシュクリーム完成。オレ天才!」
真剣な眼差しが一変、ボウルを掲げて昔ながらの悪ガキの笑みが向く。瞬間、不意にどきりと心臓が弾んだ。
息が詰まらせて混乱気味に目を逸らす。
髪を掻きあげる振りをして顔の紅潮を隠し、自問自答。
ちょっと待て自分。このトキメキはおかしくない?
しかし鼓動の高鳴りは収まらず、体がじわじわと熱を帯びていく……。
得意になりながらプロイセンは次の工程を読んた。
「えーっと、『完成したガナッシュクリームを一晩冷凍庫に入れて凍らせます』」
「………………」
今日は既に十四日当日。なんともいえぬ静寂か室内を支配した。
「……無理じゃね?」
「そ、そうね。普通のチョコケーキに変更ね」
動揺した声。らしくない態度に眉をひそめる。
気にはなったものの、今は作業を終えて帰りたい気持ちの方が十億倍強かった。
プロイセンは不要なクリームのボウルを隅に押しのけて、ケーキ生地作りに着手する。
目も合わせず無作為に材料をぶち込もうとするハンガリーを制止しつつ、レシピ通りに作業は進んでいった。
熱中しすぎたせいか額に汗が滲んだ。腕をまくり重ね着のシャツを一枚脱いでも適温に戻らない。
「なんか暑くねーか?」
「うん。……暖房効きすぎかな」
ハンガリーも額の汗をぬぐいつつ暖房のリモコンを操作している。
「今日は変な気候だな。来るまでは寒かったのに」
しかし、一向に適温にはならず。
原因は部屋の温度というより、体の内から発される妙な熱の沸きあがりだろう。本能を浮かされるような
暑さ。
なんだろうこれは。懐疑しながら攪拌していると、
「もうメレンゲ入れて良いよね?」
突如ふわり、と清涼な香が鼻腔をくすぐった。
気が付けば目の前にハンガリーの髪とうなじがある。柑橘系のそれは甘ったるいチョコレートの香りの中で
際立ち、ひときわ魅力的だった。
ごくり、と生唾をのみこむ。体内の血が沸騰した。抱きよせて首筋に口付けたい衝動。伸ばしかけた手を、
馬鹿か俺はと突っ込み入れて引っ込める。
昔なじみで男女、過去に気の迷い的な間違いが無かったわけではないが、今はオーストリアへの貢物を
作っている最中。坊ちゃんに豪華なものをあげたい、と静やかな笑みを見せられたばかりだ。
萎えて当たり前の状態で何を興奮しているんだか。
ちらと横を見る。俯いて作業するハンガリーは、暑さのせいか頬がほんのり上気させ、かすかに汗ばんで……
湧き出る妄想を振り切るため頭を振った。
さっきから体が熱くて、自分の鼓動がうるさい。
目の前の幼馴染の腕に包まれたい、などという思考とともに下腹の奥がもどかしく疼いた。
ハンガリーも人の形をしているから性欲はある。だが女なので衝動性は強くない。相手が誰でもいい……と
いうことはない。絶対無い。今だって目の前にいるのが知らない男だったり嫌いな男だったらバスルームに
駆け込んで鍵閉めて、ひたすら冷水被り続けて難局を乗り切るはずだ。
殴りたい男なのに、どうして何度も触れられたいと思ってしまうのだろう。
この男を嫌うのは歴史の因縁だけではない。一緒にいるとペースに飲まれて品のある言葉遣いや立ち居
振る舞いがふっ飛んでしまうことだ。
だが、二人きりとなると齟齬が起きる。上塗りを剥がされた素の自分でいられることが楽しくなる。お前の
本質はそれだろう、と示されているようで嫌になるのだけれど、それを上回る気楽さで肩の力が抜けるという
か、心地よい。
本質的には嫌いじゃないのかもしれない。
そこまで考えがたどり着いたとき、
「ぁっ!」
下着の中、とろりと愛液が伝った。こそばゆさにぞく、と磁気のようなものが背筋を走って力が抜ける。
ハンガリーはぐらりと身を揺らして隣の男に寄りかかった。
「ふぁっ!」
体に腕が回る。感じた体温が気持ちよくて、もっと強く抱きしめて欲しいという不埒な欲が沸いた。
泣きたい気分だった。
腕の中のハンガリーは力を失くし、そのまま胸に寄りそった。ぴったりと密着し、柔らかいものが腕に
当たっている。
「だ、大丈夫、か?」
声が裏返っていた。腕にあたる感触を意識しないようにゆっくり引き離そうとすると、彼女の手が重なり、
引き止めた。
大気圏をも越えた超展開に身動き出来なくなる。
「あ、の……」
ハンガリーはしばしの逡巡を経て、言いにくそうに口を開けた。
「あの……ごめん、今、私おかしいみたい。体が熱くて、疼いて、その……」
密接する太ももをもじもじと擦り合わせている。無意識なのだろうが今のプロイセンには猛毒である。
一挙に下半身に血が巡った。
「ばっ、……んなこと言うと襲うぞ」
「いいよ」
服越しに熱い息。
おそらく照れ隠しであろう、胸に埋められた顔から、
「あんたじゃなかったら、こんなこと……」
易く理性を決壊させる声が。
気づけば強く抱きしめ、金色の髪に顔を埋めていた。
ああまた間違いが起こる、しばらく顔あわせづらいかもしれない、などという考えはもはや遥か彼方のこと。
「いい匂い」
柑橘の香をいっぱいに吸い込み、紅色に染まった耳を甘噛む。
「んっ」
ゆっくりと床に引きおろし、組み伏せた。
間近に迫ったことで、恥ずかしそうに逸らそうとする顎を押さえ、口内を蹂躙。はじめは一方的なもので
あったが、次第にハンガリーも調子を合わせて出す。最中、服の上から体への愛撫も忘れない。
「はっ……あっ……ぅんっ……」
室内の静寂、舌を絡む淫猥な水音が流れる。
顔が離れるとすぐさまハンガリーの服を威勢良く押し上げた。
晒されたのは下着に包まれた柔らかな胸。すかさずフロントホックを外せば、ぷるりと揺れて桃の先端が顕わに
なる。大きめだけどでかすぎないそれはプロイセンの理想のサイズだ。
「やっぱいい乳してんな」
「やっ、あぁっ!」
指が沈みこみ、力加減で形を変える様を楽しみつつ双丘に顔を埋める。乳好きの至福の一時。
「んー。おっぱいさいこー!」
「……おっぱい星人」
「お前の乳が良すぎるんだって」
マシュマロのような感触を堪能しつつ、芯を持ち始めた胸先を舌と指で軽く捏ねる。
「や…………あっ……ああっ」
ハンガリーは小さく鳴き声を上げた。首筋、胸、腹、腰、太もも……服を剥ぎながら弱いところを嬲り、
唇を落としてまわる。ハンガリーは時折びくりと身を強張らし、息を詰め、愛らしく鳴いた。自身も服を
脱ぎ捨ててつつ、互いに下着一枚残したところで、プロイセンは一度顔を上げた。
ハンガリーを俯瞰すれば、体のいたるところに桜花を撒いたが如く自分の印が散っている。
「壮観っ。どこもかしこもオレのものーッ!」
当分人前で服は脱げまい。独占欲を充たされてニラニラと見回す。
「……えっち」
ハンガリーは髪と呼吸を乱し、蕩けた声で呟く。くったりとし頬を上気させ、愛らしくもあり淫靡であった。
プロイセンはこみ上げる衝動をどうにか押さえ、ハンガリーの最後の布地を引き下ろす。透明な糸を引いたそれを
投げ捨てて茂みの奥に指を這わした。
「んっ」
「すげーぐちょぐちょ。準備万端だな」
「ば、かぁっ」
何度か体を重ねたことがあるので彼女の弱点は大まか分かる。
狙いを定めて恥骨の裏側、ぶつぶつの多い場所を撫でるとひときわ高い嬌声が上がった。
満足気に口の端を上げて、赤く腫れ上がった肉芽をいじったり指を増やしつつその場所を攻め立てた。
「はあっ! ああっ、あんっ!」
くちゃり……じゅぷっ……
あわ立つ愛液を吐きだしながら内壁はひくひくと動き、咥えた指先を締め付けて飲み込もうと蠕動する。
性器全体が溢れた蜜に濡れて艶かしく光っていた。
その光景にプロイセンは興奮し、みしみしと股間を痛くさせた。
「あぅ…んっ。やぁっ、そんな、指ぃ……!」
ハンガリーの腰が物欲しそうにうねる。
床を引っかいていた指がプロイセンを求めて宙を迷う。素直に抱きしめられてやると泣きながら、がむしゃら
にすがりついた。
「プロイ、セ……プロイセン!」
「ハハ、今日はやたらと感度いいな」
幼子をあやす様に髪を撫でると、指の動きを激しくして耳元で囁く。
「一回、先にイっとけ!」
「やああああぁッ!」
ばりばり、と背中が爪立てられ、弓なりに強張った体がくたりと床に落ちた。
堕ちたハンガリーの姿を満足気に眺めつつも、プロイセンは苦しげに荒い呼吸を繰り返す。しばらく挿れる
のは無理だろう。が、自分のものがずきずきと痛い。妙な熱のせいか、限界が近かった。
一回、手か何かで抜いてもらったほうがいいか、と考えていると、ことり、と頭上からゴムべらが落ちてきた。
見上げるテーブルの上、そこには使い道のないガナッシュクリームのボウルが……
体に、じいんとした痺れが残っている。
うっすらとものが考えられる頃になると、プロイセンはガナッシュクリームのボウルを抱え、腹に一物ある顔で
見下ろしていた。
「もったいないから使おうぜ」
指で掬ってハンガリーの唇に差し入れる。甘い。余韻でとろけたままのハンガリーは熱に浮かされたように
呟いた。
「おいしい……」
「当たり前だ。オレ様が作ったんだからな」
ハンガリーに胸を押し寄せさせるよう指示した。脇に流れる分も押し上げられ、くっきりと浮き上がった
谷間に生暖かいクリームを注がれる。
「今度はオレを良くしてくれよ」
プロイセンは下着を脱ぎ捨てハンガリーの体の上に跨ると、そそり立つものを谷間に挿しいれた。血管を
浮き立たすほどに硬いそれが、柔肉をぐにゃりと押し抜けてハンガリーの目の前に届く。潤滑剤代わりのチョコ
にまみれた先端を口に含むと、甘さの中に僅かな苦味が混じっていた。
うあ。プロイセンも気持ちよくなってるんだ。
ぞくり、と言いようの無い昂ぶりが湧き上がる。
「もっと……欲しい」
「よっしゃ!」
ゆっくりと動き出し、次第に加速していく。荒い呼吸のリズムに合わせて胸の間を何往復もしてハンガリーの
口にクリームを届ける。ハンガリーも手を動かして挟む圧力を変化させた。もっと動いてたくさん苦くなればいい。
乳好きに刺激が強かったのか元々限界が近かったのか。さして時間もかからずプロイセンの眉間の皺が深く
なっていく。
余韻の抜けたハンガリーは限界が近いのを見てとると、にぃ、と笑って
「一回イっちゃいなさい!」
口に入った途端強く吸った。
「ッく」
低い呻きと共に引きぬかれ、小さく震えて白濁液が二度、三度と腹上を打つ。肌を流れて落ちそうになるのを
掬い取り、クリームと混ぜる。恍惚の残る気だるそうなプロイセンに向かい
「これがほんとのミルクチョコレート」
「ふぁ!?」
白茶マーブルのそれを口に入れて見せた。
「ばっ、それ……!」
プロイセンは目を真ん丸くして言いかけたが、すぐにいつもの人を食った笑みに戻り、チョコクリーム
まみれの手を伸ばした。ハンガリーの乳輪をくるりと撫で、茶色の中に桃の先端だけ浮き出たそれを
もてあそびながら、一言。
「アポロチョコ」
「あはっ」
ばかばかしすぎて吹いた。他の人とは絶対にできないやり取りだ。
まだまだ元気な様子のプロイセンは、にひひ、と子供みたいに笑うと
「いただきます!」
「ぁんっ」
アポロチョコを頬張って再び攻撃を開始した。
二人は一晩、沸き起こる熱に身を任せて何度も抱き合った。時に軽口とアホなことが混じるのは気心
知れた仲だからだろう。
ベットに場所を移し夜明けまで何度も愛し合い、力尽きて眠りこけ、気がつけば昼だったわけで。
「いやー! オーストリアさんへのケーキできてない!」
「……あきらめろよ」
「バレンタインにいろいろもらっちゃってるし、何か返さないと!」
「チョコレート溶かしてテキトーに型取りゃいいんじゃね? それなら本日付けで送れる」
「もうそれしか方法ないわよね……」
といいつつ直火鍋にチョコをぶっこみはじめたのを見かね、やれやれと鍋をひったくる。
相変わらずカップルイベントは滅びよ! というスタンスは変わらない。だが与えられた僥倖、今年
くらいは悪意無しに参加してやろうとハンガリーを背中から抱きしめ、乳を揉みながら思うのだった。
END
以上です。
読んでくれた方ありがとうございました。
そしていきなりホワイトデーですまぬ。
GJGJ!
ハンガリーさんのおっぱいにチョコでパイズリとかプロイセンうらやましすぎる
プロイセンの前だと男っぽい素が出るのっていいなぁ
GJ!
チョコレートプレイはやっぱりエロいなぁと思いました!
むにゅむにゅしたハンガリーさんの胸で…ああ興奮してきた
バレンタインデーでもエロ妄想楽しすぎるぜー
>>285 どこ情報?
プー×ハンGJ!
それに気付いて悶々→ネチネチする貴族受診しちゃったよ…
一晩中見てたいけど明日仕事だから寝る(´A`)
普洪GJ!
恋人未満の幼なじみエロスいいなあ
遠慮なくバカノリできる仲良しぶりに和んだ
プロハンはなんか爽やか…というか変態ぽいけど変態臭くない感じw
とにかくGJGJGJ!!!!
GJ!いやいや3/14だろうが一番はじめとして幸先の良い良作だと思います
しかしアポロ吹いたw
もしベビーチョコもらってたら下の豆いじりだったんですね
分かります
>>307 やばい・・・このSS好きだ
アポロチョコとかその発想はなかったわ
>>322 上のハンガリーさんはチョコごと俺が頂いていく
・・・と思ったが下の見たらプロイセンも一緒についてきそうだなちくしょう
モモモモモ
幼馴染プーハン、どストライクでした。
こんなのこいつとしかできないし、っていう感覚が
まさにそうなんだよー!って言いたいです。
ゴチになりました!!
途中送信…落ち着こう
>>322 GJ!ハンガリーさんえろいよハンガリーさん
GJGJ!
せつなさとエロスのさじ加減がいいよ〜。
このスレになってからプロハーに目覚めてしまった。
ハンガリーさんえろいよハンガリーさん
力で押せるプーの方がエロ方面では有利に見えてくる。
押しの弱い貴族がんがれ、貴族ww
>>328 GJGJ
かあいいっす姉さん
ホワイトチョコがえろいよ!
>>328 GJ
ホワイトチョコ=こくまろミルクと想像してしまうw
ウク姉さんえろいよウク姉さん
>>328 GJ!
えろいよ姉さん!
一瞬、裸エプロンかとおもっちまったんだぜ……
332 :
328:2009/02/14(土) 13:49:29 ID:tRlmkpL0
みんなありがとー
迷ってたが投下してよかった
>>331 イヤ、ナチュラル裸エプロンですが 何 か ?
調理中という常識が働いて、自分のエロレーダーが勝手に裸にしたのかと思ってしまった
すまん
そして裸エプロンナイスGJGJGJ!
>>327 貴族にはドSという武器があるじゃまいか!!
ところで親分の家でチョコレートこぼしてしまってお仕置きされるベルギーたんはまだですか?
もちろんお仕置きはスパンキングですね
ベルギーネタは少ないから来るといいな
俺はベラルーシ大暴れの巻を期待
>>338 >>お貴族様は、ドSの皮を被ってるけど実はドMなんじゃないかと思うんだ
・・・誰にしばかれるんだ!?
ハンガリー?
ベラ????
マリア・テレジアはオーストリアに対してSだったでー
>>339 できればハンガリーさん希望
素が出たハンガリーさんならやってくれそうだけど、無理があるか…
ごめん、ハンガリーさんが好きすぎて、正直どうすればいいかわかんない
それこそ素敵な悪の組織にお任せするとか
アニメのベルギーに心うばわれたので(出番一瞬だったけど)
ベルギーさんに今回活躍してもらいたい…が言葉の壁が厚そうで無理かなぁ…
もし今日世界会議が行われてたらベルギーさんが日本式に乗ってベルギーチョコ配ってPRが一転、
大乱交になった予感
>>342 無人島でアマゾネスと遭遇、しか思いつかなかった。
そんで、アマゾネスが住んでたら無人島じゃないじゃんって気づいた。
チョコの国だからこそベルギーの話もみたいな
ふと思ったがスペベルもみたいがロマーノ×ベルギーとかも見てみたい
女の子大好きなロマーノだからベルギーには超デレデレだろうな
憧れのお姉さんと僕ですね。
わかります。
って、ロマーノとベルはどっちが年上だ?
ちびロマと一緒に描かれてるベルギーさんのイラストがあったと思う
多分ベルギー>ロマ
スペイン×ロマーノ(女)の話ができたんだけど、
この場合って外部ろだに投下すればいいんだよね?
>>348 多分外部ろだだと思うよ
やっぱ台湾ちゃんは日本さんのためにチョコレート作るのかなぁ
大きなケーキとか作って、味見しないでいたから媚薬入りなんて知らずに日本さんに食べさせたり…
>>339 戸惑うリヒに無理矢理ムチを持たせて叩かせてリヒ涙目。で、MとSの両方を満たす貴族を受信した。
正直、すまんかった。
スペイン×ロマーノ(女)щ(゚Д゚щ)
>>349の判断にまかせるけど、ロマーノは女の子版の設定が
竹林で公開されてるから、TSじゃなくてにょた扱いでおk。
>>3を見ながら好きな方法をチョイスしてください。待ってる。
352 :
351:2009/02/15(日) 05:52:33 ID:u5sMgxMZ
353 :
328:2009/02/15(日) 06:00:06 ID:/3wsBHvR
〉〉348です
外部ろだに投下しました。
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/195791 パスはheta
投下は初めてなので上手くいってなかったらすいません。
スペイン×ロマーノ(女)の話です。
ロマーノは男なのに自分より可愛い弟にちょいコンプレックスがあります。
そのせいか俺女なところがあるという設定です。
乳はCカップくらいのイメージで。
他はほぼ本編と一緒。
なんか長くなってしまったのでエロ本番は切ってしまいました。
とりあえずバレンタインで甘めなとこまでいきます。
ってああ〜、
>>354これにょた総合にはるべき内容だったのか。
>>1が理解できてなくてすまん。
>>355 にょたの場合、したらばかここかは、今のところ自由裁量ってことになってるからおk!
ワンクッション置いてくれてるし、今回は祭りの一部だし、ここでいいんじゃないかって
気もする。
ロマーニャではなくロマーノと呼ばれていて、くるんもあるから、どちらかというと
TSっぽいかもしれないね。
そんなロマーノ渾身のデレと、癒し系犯罪者な親分wお祭りらしくて和んだ!
>>356 そうなんだ。読んでくれてアリガトね。
チョコうつし書けたから満足だ。
>>354 GJ!
そうか、スペインとロマって見ようによっては義父子にもみえるな。
その手の設定好きな自分は萌えた!
>>355 外部ロダに落として正解だったとオモ。
一人称俺で、名前はロマーノのまま。
女性だってはっきりわかる表現一行しかないから、
正直、途中までは801かと思ったw
にょたにはないくるんがあるし
女の子だってのが生かされてるわかる続きを待ってるよ!
主催さん、そして職人のみなさん乙です!
満喫させていただいています。
そして良作・萌え絵続きで1日半悩んだのですが、
枯れ木も山の賑わいということで思い切りました。
あんまりエロくもなく変態でもないです。と思います。
中×台前提の、日×台です。
NG NAMEは個別題 (You Drive Me)Crazyで。
「そういった虚礼は、廃止の傾向にあります。……少なくとも私の上司たちの職場では」
ちょっとはにかんだように笑って、日本さんは言った。
そうばっさりと斬られると、本当に困るんですけど。向こうでイギリスやらフランスやらがニヨニヨしてるのもムカツク。
「虚礼は廃止の傾向って、でも日本さんのところのバレンタイン商戦ってすごいじゃないですか」
「それは商売的なものですので…どうぞ、台湾さんはお気遣いなく。お気持ちだけでも嬉しいですから」
そう言って、日本さんは彼らの元へ戻っていった。肘で小突き回されてる。お前ら小学生かってんだ。
これが、だいたい1ヶ月前、新年会のころの話。
* * *
申し訳程度の書き物机の前、小さな鏡を見遣って、ふう、とため息をつく。
体に気だるさが残るのは、変にスプリングが効きすぎたベッドのせいだろうか。
それとも、合わない枕のせい?
一晩中、すぐそばにある幹線道路の音が神経に障っていたせい?
申し訳ありません。手違いがあったらしくて、どうしてもここしか部屋が取れなくて。
ひたすら電話の向こうで謝り倒していた日本さんを思い出す。
いいですよぉ、日本さんだって突然の議長国指名でお忙しいでしょうし。
メイクヮンシ、どうか気にしないで。そうは言ったものの、実は軽くへこんでいた。
アジア各国諸地域が集まるこの会議において、私の立場はそれほど重要ではないのかも。
姿が見えない兄にはきっと、会議場である国賓御用達ホテルに部屋が用意されてるに違いない。
そんな卑屈な考えに落ち込みながらも、机の端に置いたパッケージをそっと指でなぞる。
(虚礼…じゃないもん、いいよね)
ベルギーさんに相談して、とっておきを輸入しておいた。一昨日の夜、徹夜で作った。
…途中、兄に見つかって、なんか、とんでもないことになったけど。
体に気だるさが残るもうひとつの理由に思い当たって、慌てて否定した。
あんなのは、事故だ。……どうしてあんなことになってしまったのかわからない。
溶かしたチョコレートの匂いだけでクラクラするような。まるで、酔ったような。
……これ、本当に、日本さんに差し上げてもいいものだろうか。
どうしよう。考え始めると、この小箱の中身が空恐ろしくなってきた。
その一方で、恐ろしさに似た、でも別の感情が頭を擡げる。もしかしたら、日本さんも、あの兄のように。
そう思ったとき、ぶぶぶ、と携帯電話が揺れた。
Subject:おはようございます
From:最愛的明星
(……日本さんだ!)
日本です。朝早くから申し訳ありません。
私の不手際で、会場から遠いところになってしまいましたお詫びに、お迎えに上がります。
9時に正面エントランスでお待ちください。
朝食はメインダイニングの中華風朝粥がお勧めです。
きゃあ!リアルに悲鳴のような声が出た。
胸の内に渦巻く白黒さまざまな感情が、完全にぶっ飛んでいった。
って、9時…9時!?
枕元のデジタル時計を見ると、あと30分しかない。もう一度画面を見ると、着信時刻は朝の6時になっている。
混蛋飯店くそホテルめ!仮にもビジネスホテルの看板を掲げるなら、常にバリ3キープさせろよ!!
「すみません、日本さんお忙しいのに」
「いえ、ご迷惑をおかけしたのはこちらですから。…体調はいかがですか?」
結局、朝食抜き、時間が押したせいでのパワーランチはろくすっぽ喉を通らず、
会議で出たお茶をがぶのみしていただけだから、なんだか体がふわふわする。
会議終了後、ふわん、ぽよん、と廊下の壁にぶつかりながら歩いていたら、心配した日本さんが声を掛けてくれた。
そして今、行きと同様、私は彼の助手席におさまっている。
「中国さんも、体調を崩されたとか。やはり、去年のお疲れが残っているのでしょうか」
「そう…かもしれませんねー」
一昨日は事後、あんなにツヤツヤしてたのに。……確かに尋常でない雰囲気ではあったけど、
だからこそ、今日も私の計画を阻止しようと這ってでも来るかと思っていたのに、彼は欠席だった。
ふぅ、とため息をつくと、日本さんが心配そうにこちらを覗き込んだ。
「あ、あの!大丈夫ですから!」
「無理させて申し訳ありません。しかもこんな渋滞で……せめて公用車でお送りすればよかったですね。
あちらのほうが格段に乗り心地がいいですから」
不要!不要!慌てて否定する。日本さんの運転姿が見れただけでもレアですから!
運転中の横顔が見放題なんて、これなんて天国?って思ってますから!
日本さんの手がギアにかかるたびに、このまま私の手まで握られたらどうしようって思ってますから!
「本当に大丈夫ですから。……あのッ!この車可愛くて好きですし!」
「ありがとうございます。……でも、本当に埒が明きませんね。次の信号で抜け道に入りましょう」
宵闇の車内でカッチカッチとウィンカーが瞬き始め、あとは沈黙。
日本さんに対して『好き』って言葉使うの、実はすごく、勇気が要ったんだけど、なー……
ぎゅるぎゅるぎゅる……
え、やだ。なんか異音。……私?
と思って右隣を見ると、日本さんがハンドルに突っ伏していた。よく見ると耳が赤い。
「…聞こえました?」
「聞こえました」
思わず正直に返事をすると、日本さんがうぁぁぁぁと呻いた。
「あ、そうですよね!日本さんもあまりお昼召し上がってなかったですもんね!」
いつも表情に乏しい日本さんが、感情MAXにさせてるこの図こそレアだ。
「あ、車、前、動いてます」
パァン、と後ろからクラクションを鳴らされて日本さんは慌ててギアを操作する。
ぎゅるる。もう一声、ぎゅるるる。
…これは辛いわ。何か。何か……!
ぎゅ、と膝の上のバッグを握り締める。
あれを、差し上げても、いいだろうか。
きゅるるるるる……
「あのッ!これッ!もしよかったら召し上がってください!」
丁寧なラッピングは日本さんの目に触れないまま引き裂かれる。
トリュフチョコレートをつまみ出し、日本さんの口に押し込んだ。
もがっむぐぅっ!?みたいな声を出す日本さんの口を、そのまま手の平で押さえる。
「きょ、虚礼じゃないですから!これッ…あの…非常食!!非常食ですからッ!!」
「むぐぐぐぐぐぅ〜…!」
事故にならなかったのは、奇跡だ。もしくは、日本さんの類まれなる安全第一の運転技術のおかげだ。
なんとか脇道に入ったのち、やっとのことで口の中のものを嚥下した日本さんが噎せた。
慌ててペットボトルのお茶を差し出す。
「…ありがとうございます」
「…スミマセンでした…」
戻ってきたボトルの栓を閉めながら、軽く落ち込む。いえ、と日本さんは短く答える。
「ちょっとびっくりしましたけど…」
ああ、どうしよう。食べさせてしまった。アレを。
「おいしかったですよ」
本当ですか?おかしなところはないですか?……体が熱くなってきてる、とか?
全くそんなことはないようで、車は順調に住宅街を走り抜けていく。
ちょっと拍子抜けした。でも気が軽くなる。口も軽くなる。
「実は、このチョコ」
「…はい」
「14日に差し上げたかったんです。一昨日」
「そうですか」
でも、会議は平日だから。ちょっと遅れてしまいましたけど。……義理じゃ、ないんです。
そう言おうとして、日本さんが厳しい顔をしているのに気づいた。
「台湾さん」
「ハイ」……背筋が伸びる。日本さんはまっすぐ前を向いたままだ。
「差し出がましいようですが…そのようなこと、軽々しく言うべきではないかと」
「…え?」
浮かれていた頭が、すう、と冷える。
「先日も、お断りしたはずです」
あ、あれ。八ツ橋だったんだ。胸が突然、差し込むように痛んだ。
じわり、と涙が浮かんだ目を見開いて、必死にこらえる。
「ただでさえ、私たちの関係はセンシティブですから。国、と言う存在は、一挙手一投足が
他の国から観察されているんですよ」
ふいに、新年会で他の国々にからかわれていた日本さんを思い出す。あれは、ただの冷やかしじゃなかった。
一地域である私は、あまり国際会議に出る機会がない。
百戦錬磨の国たちは、冗談や軽口の裏に極秘情報を忍ばせ、あるいは嗅ぎ取ろうとしてるんだ。
私は、日本さんの八ツ橋に気づかなかった。誰よりも空気を読むことを重んじる日本さんに対して、
とんでもない失態をしてしまった。何より……断られてしまった、告白する前に。
涙が零れそう。でも、きっと泣く女は嫌いだ。面倒くさいもの。だから必死に堪えた。
日本さんは前を向いたままだった。もう外は暗くなっていて、わずかな明かりがその横顔を冷たく照らしていた。
かわいそうなトリュフ・チョコレートを、ひとつ摘んでみる。ほろ苦くて、こんなにおいしいのに。
指先についたココアパウダーをぺろり、と舐めた。そうだ、どさくさ紛れに、私、日本さんの唇に触れてしまった。
そう思ったらたまらなくなって、思わずハンドルに飛びついていた。
「ちょ……!台湾さん!」
甲高い音を立てて、タイヤがきしんで止まる。どこかの民家で、犬が激しく吼え始めた。
「心中でもするつもりですか!」
やっと日本さんがこっちを見てくれた。ついに涙が零れた。たぶん、肩に食い込んだシートベルトが痛いから。
もう、我慢できなかった。日本さんに感情をぶつける。
「私、一昨日、兄に、中国さんに抱かれました。最初は嫌だって拒否しましたけど、でも、
昔はずっとそういう関係だったんだもの、流されました。日本さんのことだけが好きだと
思ってました。でも流されました。兄を、愛おしいとも思ってしまったかもしれません。
辛くて辛くて辛いのに、私個人の感情はすべてどこか私とは別のところで統制されるべきなんですか?」
一気にまくし立てると、日本さんは一瞬黙り込み、そして言った。
「そうでなくてはならないとは思いますが」
絞り出される掠れた声。少しの沈黙。
「……よくわかりません。私は、今まで、国に恋したことはありませんでしたから」
「私はずっと日本さんが好きでした」
日本さんは近代以来ずっと、私の良き先輩であり教師だった。我的最愛的明星。今でも私は日本さんがもたらす文化に夢中だ。
かちゃり。シートベルトが外れる音がした。
「それは、過去形ですか?」
私を照らす月影が、遮られた。『好きでした』不是。今、現在のこと。
「日本さんは、過去形ですか?」
『恋したことはありませんでしたから』
「はい」
唇を塞がれ、舌を絡め取られる。
ほろ苦いチョコレートの味とともに、一昨日と同じ酩酊感が襲ってきて、頭の芯が痺れる。
「あなたの言うとおりなのかもしれません。……誰にも渡したくないのは、あくまでも私個人の感情なのだと」
そういうことにしてもいいでしょうか。そう尋ねた日本さんの頬は、さっきよりずっと熱かった。
座席がすべるように動いて、シートベルトが外される。シートが倒されると、もう我慢できなかった。
誰が通りかかるともわからないのに、私は日本さんを抱き寄せる。
さらさらの黒髪に手を差し入れ、かみつくように口内を貪る。
足先を使ってパンプスを脱ぎ捨て、両脚で日本さんを閉じ込める。
場所が場所だからだろうか、日本さんの反応はまだ遠慮がちだ。
意気地なし。そっと呟くと、彼は困ったように笑った。ああん、もう。ついでに彼の靴もつま先で蹴って脱がしてやった。
器用ですね、足。そう言うから、きゅう、とふくらはぎを摘むようにして撫で上げた。
彼の喉の奥が、ぐう、と鳴る。欲情してるんだ、と思うと嬉しくなった。
手も器用なんです。サスペンダーの留め金を外して、彼のスラックスの中に手をしのばせる。
周りを気にしているくせに、そこはしっかりと勃ちあがっていた。
きつそうなそれを解放すべく前をくつろげると、もっともっと欲しくなった。
かわいい。分別くさい彼とは別の生き物みたい。まだまだ困り顔の日本さんを見上げる。早く流されちゃえばいいのに。
……してもいいですか?耳元に囁くと、彼はうなずいて、私を抱きしめるようにしながら慎重に体勢を入れ替えた。
今度は私が彼の上に乗り上げる。じれったいから、スラックスを下着ごと脱がせて運転席に放ってしまう。
脚の間に顔をうずめると、彼の匂いが濃く伝わってゾクゾクした。口いっぱいに頬張ると、膝がわずかに動く。
音を立てて舐りながらやわやわと陰嚢をまさぐると、頼りなげだったそれも、きゅうんと締まり始める。
「…台湾…さん…」
「?」
見上げると、日本さんがキツそうに眉を顰めていた。
そっと彼の上に乗り上げ、間近でその表情を伺う。手の中にあるそれは、良くなさそうでもないんだけどな。
じっと見ていると、薄目の彼と目が合う。漸く笑って、彼は答えた。
「いえ……少し、嫉妬しただけです」
誰に、と問う間もなく、彼の手がフレアスカートの中に入り込んできた。え、と声を上げる私の蜜壷に指が入り込む。
「ぐしょぐしょですね」
打って変わって低い声が耳を灼いたとたん、中に忍び込んだ指が激しく擦り上げ始めた。
「あっ…それ…あ、あ、あ、あ、」
痛い。痛いけど、それだけじゃない。脚の付け根から広がる震えが、内股を揺らし、膝の力を抜いていく。
「欲しいですか?」
がくがくと頷くと、彼の手が下着を引き下ろし、私がそれを引き継いだ。カラータイツが足元まで降りれば、
ここでも私の足の器用さが発揮される。
彼の腰に跨り、ゆっくりと迎え入れた。
充分な硬さで押し開いて入り込むそれに、頭のてっぺんまで痺れてうまく息ができない。
じっと見つめる視線を感じながらも、喉元を晒して喘がずにはいられない。
「ん……ッ」
ふいに、彼が腰を突き上げ始めた。ひどい。ひどい。止まっていてさえ、何かが弾け飛んでしまいそうなのに。
「あ…っ…やだ、コワイ、日本さん、不行、ダメ……ッ!!」
この人はいつもそうだ。ギリギリまで優柔不断で、温厚で、思慮深くて、それなのに。
「…………!!!」
容赦なく突き上げられ、押し上げられ、私は砕け散った。
* * *
「あまり年寄りに無理をさせないでください」
そう言って、くたり、とシートに沈む姿はいつもの日本さんだ。
ごめんなさい、と言うと、今度はもっと広いところでしましょう、と返ってきた。
今度は。その言葉が嬉しかったから、返事の代わりにシャツの胸元へ頬を寄せた。
街はまるで誰も住んでいないかのように、奇妙に静まり返っていた。
ぱち、と目が覚めた。
あれ…?ここ、どこだっけ。肌触りの良いシーツに、馴染む枕。
狭苦しい車の中じゃない。カーテンの隙間から差し込むのも朝日だ。
がば、と上半身を起こした。泊まっていたはずのビジネスホテルでもない。スプリングもちょうどいいセミダブル。
時計の表示は 2008.02.16 05:58。 ようやく現実に戻る。
(…そうか)
日本さんに、不手際なんてなかった。
会議場となっているホテルの部屋はとれなかったけれど、ここは数駅離れたターミナル駅にある一流ホテルだった。
(…夢、だったんだ)
体の中には気だるい疲れが残っているのに、あれは夢だった。
私と日本さんは、恋人同士になってない。現実では、ただの隣人のまま。
起きなくてはいけない時間だと思うのに、体が動かなかった。居心地のいいベッドのなかに、ずうんと沈み込んでいくよう。
サイドテーブルの携帯電話が、ぶぶぶ、と鳴り始めた。アラームだ。止めなきゃ…
電話に手を伸ばすと、すぐに振動が止まった。……アラームじゃない!慌てて画面を覗き込む。
Subject:おはようございます
From:最愛的明星
台湾さん
日本です。朝早くから申し訳ありません。
私の不手際で、会場から遠いところになってしまいましたお詫びに、
お迎えに上がります。
9時に正面エントランスでお待ちください。
朝食はメインダイニングの中華風朝粥がお勧めです。
(…え?)
何度も読み返した。この文面、既視感がある。でも、着信はまさに今、6:00。
サイドテーブルには、きれいにラッピングされたチョコレートが準備万端で乗っている。
これって、夢が巻き戻されただけ?それとも…?
頬が熱い。胸がドキドキする。もしかして。もしかしたら。
震える手で、キーを操作する。緊張して、何度も打ち間違える。早く、お返事しなきゃ。
Subject:Re:おはようございます
お待ちしています
ピッ、と送信ボタンを押した後、ぎゅうっと携帯電話を抱きしめ、そしておもむろに
チョコレートを取り上げた。
(今度は、広いところにしよう)
たとえば、こんな居心地のよいツインの部屋で。
以上です。
並行して書いていた中台編もまとまれば、枯れ木追加で投下するかもしれません。
台湾さんの足技が書き足りないので。
読んでくださった方、ありがとうございました!
うわあああGJGJ!!
めちゃくちゃ理想の日台でした!!
もしよろしければ中台もぜひ投下してください。
250のコメント見て思いついたネタ。そのままじゃないですけど。
シナティちゃんが台湾をねちねちいじめちゃいます☆冗談です。
シリアスなネタの後にごめんなさい。
タイトルはchinatyにしておくので見たくない方はNGにしておいてください。
ここはとある洋服店。
台湾は裸リボンで日本を驚かせてやろうと思っていた。
しかし、いくらなんでも本当に裸リボンは恥ずかしいので、最低限の下着を買おうと思ったのである。
そのうちの一つ、極めて紐っぽい下着にタグがついているのに台湾は気付いた。
(あ、これ見本品か・・・。試着OKなんだ。)
そう言う品がいくらかあり、なかなか頑丈な試着室がいくらかあった。
「うーん・・・」
周りを見回す。客は自分だけだった。それもそのはず、古くて客の少ない店をわざわざ選んできたのである。
店員もお婆さん一人だけだ。
「試着室、借りますよー。」
「あん?」
お婆さんは聞き返した。台湾はわざわざレジまで近づいて行ってお婆さんの耳元で言った。
「試着室、か、り、ま、す、よ!」
「しーちゃく、あーはいはい。いいよ。」
お婆さんはこくこくと頷いた。レジは古びた店の入口際にある。
彼女のその言葉を、ひそかに聞いていた奴がいた。
台湾はこそこそと荷物を抱えて試着室に入る。ぼろい店の割に立派な作りなものだ。
鍵は無い。代わりに使用中のプレートを下げておくものらしい。
服を脱ぐ。
「これ本当に下着なの・・・?」
紐にしか見えない下着を悪戦苦闘しながら着始める。
(早く着替えて出ていきたいわん!)
心の中でオヤジギャクを飛ばしながら、焦る。しかし焦れば焦るほどうまくいかない。
その時、木製の扉ががちゃりと開いた。
「ひぃっ・・・!?」
そこにいたのは、着ぐるみであった。キティちゃんに口の生えたような、いまいちかわいくねえ白猫。
身長は高い。ロシアと同じくらいありそうだ。しかし、着ぐるみなのは頭だけで、その下は
普通の、いや筋肉質のおじさんの身体であった。
「きゃーっ!!」
悲鳴を上げた口をこれまた大きな手のひらで塞がれた。
「あいやー、お嬢さん。随分派手な下着着けてるあるね、何であるか?」
と言いながら、空いているほうの手でブラ紐をぱちんと引っ張る。しっかり止まっていなかった留め金が
外れて紐はあえなくぱらりと落ちた。
「勝負下着?最近の若い娘はけしからんあるねー。」
「んーーっ!」
「あー。思い出した。」
着ぐるみはぽんと手を打った。
「お前、台湾あるなー?」
「んぎゅーーっ!?」(何で知ってんのよーっ!?)
「中国ん家の写真で見たある。あいつがよく、おっぱい揉みたいとかなんとかいってたあるねー。」
「んぎゃぅーーーっ!?」(はぁーーーーー!?)
思い返せば60年近く前、しこたま揉まれた気がするが、まだ懲りていなかったのだろうか。
「実物はかーわいいあるね。我に悪戯された、とか聞いたらあいつ怒るあるかねー?」
むかつく口調でしゃべりながら、着ぐるみはやたらでかい手で滑らかな曲線を描く双丘をぎゅむ、っと
力いっぱい掴んだ。
「んぎゃぐーーーーっ!」
痛いし、それ以上に屈辱だった。ああいやだ、この男臭すぎる、繊細さのかけらもない手つき!
「肌柔らかくてきめ細かいあるー。瑞々しいって感じあるね♪」
(気づけ店員ーーーっ!!)
無茶なことを願う。その間にもこの正体不明の着ぐるみは台湾の身体をまさぐっていく。
(やだやだやだやだやだやだやだやだ!!!)
頭をぶんぶん振っても、柔らかい黒髪が揺れるだけ。着ぐるみの手が下に降りてくるのを感じて、
いよいよ台湾は凍りついた。
(冗談じゃないっ!!)
緩んできていた着ぐるみの手。台湾は身体に回転を加えて肘を着ぐるみの脇腹に叩きこんだ。
「ふ、ぐ、お・・・っ!!」
着ぐるみが中途半端にかっこいい声を出して手を離した。今のうち、と台湾は服をひっつかんで扉を開けた。
「・・・・ナティちゃーん・・・どこ行ったあるー!?」
台湾はとっさに再び扉を閉めた。
心臓が早鐘を打つ。聞き間違えようがない、中国の声だった。遠くからだんだん近づいてくる。
「中国あるねー・・・。」
着ぐるみは脇腹を押えながら言う。台湾は唇をかみしめた。
「さっきの肘打ちはなかなか効いたあるよ・・・。」
「・・・シナティちゃーん!」
声が大きくなる。
「我を探してるある。」
シナティは座り込んだ台湾を見下ろした。台湾は一度深呼吸をする。
「・・・ふん、私をその辺の女の子と一緒にするんじゃないわ。」
立ち上がりざまにシナティちゃんの顎に蹴りをくらわせ、その後回転を加えて再び肘で脇腹に叩きこむ。
「ぶごぉ!?」
よろけた所、金的を狙ってもう一度蹴りこむ。
「げはぁっ!!」
流石にシナティちゃん、もとい可愛げも何もない中国人のおっさんは倒れた。
「ああ、やだやだ。早く服着てお勘定済ませよう。そのあとシャワー浴びなきゃ!」
服を慌てて着こむ。サンプルを陳列棚に戻し、買いたいものだけ買ってそそくさと店を出た。
店を出て数歩。どん、という軽い衝撃。
「不好意思!」
台湾は火照った顔を上げもせず、と言って早足に去っていこうとした。
しかし、そいつは台湾の腕を掴んで引き留めた。
「おい、台湾!」
「!!」
台湾は目を見開いて、腕を振りほどいた。じと目でその人物―中国を睨みつける。
「馬鹿。こんな街中で何かするほど我は常識知らずじゃねえあるよ。」
「どうだか。」
「信用ねーある・・・悲しい。」
中国はくしゃりと顔をゆがめた。よくもまあころころと表情の変わるものだ。
(日本さんとは、正反対だわ・・・。)
台湾はふん、と息をついた。中国はしれっと無表情に戻る。
「・・・まあ、いいある。ところでシナティちゃん見てねえあるか?背の高い着ぐるみあるが・・・」
「見てねえわよ!」
台湾は不機嫌そうに叫んでその場から走り去った。中国はしばしぽかんとしてその背中を見送った。
そして気づいた。
(しまった、ブラ着け忘れてきた!)
そう、普段着用の、さっきまで着けていたブラを店に置いてきてしまっていたのである。
(落ち着かない!うわ、どうしよう・・・。)
振り返ると、中国がさっき台湾が買い物をした洋服店に足を踏み入れるところだった。
今戻っても間に合わないだろう。それに何よりシナティちゃんが復活しているかもしれない。
台湾は忘れることにしてその場から全速力で逃げた。
*
我はシナティある。あの一件の後中国にしこたま殴られたり蹴られたり。
この間の朝、二台の牛車とともに中国が待ち構えていた時は本気で処刑されるかと思ったある。
けど今は大丈夫ある。北京のパクリ天国遊園地で働いてるある。16時間労働、もちろん残業代なんて
つかねえあるよ☆
「あーあ。やってらんねえある。」
ズボンのポケットから、柔らかい白いブラジャーを取り出した。
END
一番上トリつけるの忘れてました。ごめんなさい。
乙!
台湾ちゃんのブラとか羨ましい
つか日本うらやましいわ
374 :
sinri:2009/02/15(日) 18:20:40 ID:9pirDft7
セーイギを今さっき受信した。
初めてなんだぜ☆
すいません微妙なのですが宜しいですかね?
375 :
sinri:2009/02/15(日) 18:22:17 ID:9pirDft7
ぎゃあああ
上げてもた
連コメごめんなさいorz
何が微妙なんですか?
シチュエーションが特殊なら外部ロダ使った方がいいですけど、そんなにエロくないっていう意味なら普通に投下して大丈夫だと思いますよ。
何ならトリップつけるとか。
セーちゃん攻めとは珍しいですねwktk
377 :
sinri:2009/02/15(日) 18:59:46 ID:9pirDft7
じゃあ
今から書いてくるんだぜ☆
空気を読まずにヤンデレラトベラ投下してもいいだろうか?
先生はここで投下しない方が空気読んでないと思います!
じゃあ、投下します。
ってもほとんどエロないけども。
カモン!どうぞどうぞ!
ヤンデレラトベラ投稿します。
元ネタは、前スレ
>>712の
<ベララトベラで他の男(エストだけど)に手を出したベラを相手にヤンデレ覚醒のラトビアが ベラルーシに鈴蘭をぶっさしまくる。皮膚が腫れあがったのを見て 「これで僕以外に見せられない体になったね。」で終わるっていう。>
ってやつ。
以下注意
・SS投下は初めてなので、いろいろと見苦しいかもしれませんが、ご了承ください。
・ラトがヤンデレ。ベラほとんどしゃべんない。
・ほとんどのキャラの口調がおかしいかもしれない。みんないっしょに住んでるという設定。
・若干 血、手錠、監禁表現あり。
・ほとんどエロがない。
・変なとこで終わる。
苦手な人、駄目そうな人は「君は僕のもの」をNG設定してください。
読んで下さる人はラトに鈴蘭ぶっさされる覚悟を決めて次からどうぞ
薄暗い部屋のベットに、手錠でつながれたベラルーシが横たわっていた。服装や、髪は乱れ、魘されているのか手錠のせいかなのか、時折苦しそうな呻き声を上げている。
「っ!?此処は・・・。」
ベラルーシが目を覚ました。どうやら薬か何かで眠らされていたようで、頭がまだボーっとしている。ぐるりとあたりを見渡してみる。見覚えのある部屋だった。綺麗に本棚に詰められた本、落ち着いた上品な調度品、塵一つない部屋。ここは、誰の部屋だったか・・・。
「目が覚めた?」
ベットの傍らの椅子の上から、静かな声が降ってくる。まだ声変わりを迎えておらず、柔らかな少年の声だ。
「ラトビア・・・・っ!」
明らかな嫌悪を込め、ベラルーシが少年の名前を呼んだ。ラトビアは可愛らしい容姿とは裏腹な、わずかな嘲笑をうかべている。
「お前、何のつもりで・・っぐ!」
ベラルーシがラトビアに詰め寄ろうと身をよじったが、手錠が手に食い込み、鈍い苦痛が走った。眉根を寄せて、ベラルーシが顔をゆがめる。
「何のつもりって、それ本気で言ってるの?」
ゆっくりと、ラトビアは椅子から立ち上がると、ベラルーシの顔を覗き込んだ。
「はぐらっ、かすな・・・!」
「はぐらかす?隠し事をしてるのはそっちでしょう?ねぇ、ベラルーシ。」
鼻先が触れそうな距離で、ラトビアがささやく。ベラルーシはふい、と目をそらした。
「何のことかわからないの?じゃあ、教えてあげようか。」
ぐい、とベラルーシのメイド服を引き寄せると、ラトビアはびりびりと胸元の部分を引き裂いた。白くすべらかな肌があらわになる。それと同時に、白い肌に散った紅い鬱血あとが目に入る。
「ね、これ、なあに?」
可愛らしい声で、ラトビアがたずねる。が、目は一切笑っていなかった。
「・・・・・・・・・・・・。」
ベラルーシは、先ほどから目をそらしたままで、無反応だ。
「なあにって言ってるでしょ?」
ぐっと顎を掴むと、ラトビアはベラルーシを自分と向き合わせた。
「・・・ただの虫さされだ。」
吐き捨てるように、ベラルーシが答えた。
「ふーん。そっかぁ・・・、虫に刺されちゃったんだぁ・・・。ねぇ、僕もその虫知ってるよ?」
鬱血跡をなぞりながら、ラトビアが微笑んだ。
「地味な眼鏡のインテリ野郎でしょ?」
ぺろりと、鬱血跡に舌を這わせる。
「っぁ・・・、」
ぞわりとした感覚にベラルーシが震えた。
「これ、あいつにつけられたんだ・・・。嗚呼、違うね。つけさせたんでしょ?」
気付いてないとでも思った? と、続け、ラトビアはまた別の跡に舌を這わせた。
「んぅ・・・・っ!」
心なしか、ベラルーシの頬が上気している。息も少し荒い。
「他にはどこにつけられたの?・・・首の付け根でしょ、おへその上、右の足首でしょ、内腿に、肩甲骨の間。それと、左の二の腕、へぇーずいぶんといろんなとこについてるねぇ。」
呟きながら、徐々に服を脱がせ、跡のついているところをなぞっていく。
「ぅ、んぁ・・」
ベラルーシが、甘い声を上げる。
「あれ、どうしたのベラ?もしかして、感じちゃった?」
くすくすとラトビアが笑うとベラルーシはラトビアを睨み付けた。だが、潤んだ瞳に、赤く染まった頬のせいで、迫力は欠片もない。むしろ誘っているようにも見える。
「ベラ、なんでこんなことさせたの?僕がこうゆうの嫌いだって知ってるよね?あ、もしかして、僕にやきもちやいてほしかったのかなぁ。」
ベラルーシから手を離すと、ラトビアは立ち上がり、自分の机に向かった。ベラルーシに背を向けているため、何をしているのかはわからない。
「だったら、成功だね。僕はいますごくやきもちやいてる、っていうより、怒ってるなぁ・・・。かまってほしかったなら、そう言えばよかったのに。」
ベラルーシはもう何も言わない。ラトビアが何をしようとしているのかもみようとせず、ただ天井を見つめていた。
「ねぇ、ベラ。・・・・悪い娘には、おしおきしないといけないよね?」
ざくり、とラトビアは手に持ったものをベラルーシの首の付け根につきたてた。紅い鬱血跡がみえなくなり、もっと鮮やかで、赤い液体があふれてくる。
「あ゛ァァァァァァっ!」
ベラルーシの悲鳴が上がる。
「痛かった?ごめんね。これ、フィンランドさんの国花なんだ。あ、でも安心してね?あんまり深くは刺してないから、すぐ血は止まると思うよ。」
苦しげにうめくベラルーシを見下ろし、ラトビアはもういちど鈴蘭をにぎりなおした。
「これで、僕以外には見せられない体になるね・・・。まだ終わらないよ。我慢、できるよね?」
にっこりと微笑むと、ラトビアは別の鬱血跡に鈴蘭をつきたてた。
バタン、と音を立てて、ラトビアは部屋を出た。部屋の鍵はかけなかった。
ベラルーシの手錠の鍵は、はずしていない。まだ彼女はベットの上に横たわっている。
かちゃかちゃと、手のひらで手錠の鍵を弄びながらラトビアは廊下を歩いていく。
「あ、ラトビア!」
少し前のほうからリトアニアが小走りにやってくる。
「リトアニアさん。どうしたんですか?」
「さっきロシアさんが探してたよ。まだあっちにいると思うから、いってきなよ。」
「わかりました。あ、そうだ。リトアニアさん、ちょっと頼みごとしてもいいですか?」
「? いいよ。なにをすればいいの?」
「僕、部屋の鍵閉めてくるの忘れちゃって・・・。見られたくないものがあるので、鍵を閉めてきてもらっても良いですか?」
「わかった。ちょうどそっちのほう行くところだったし。」
「ありがとうございます。」
ラトビアは、ぺこりと頭を下げた。
「これ、鍵です。」
そういって、リトアニアに2つの鍵を渡した。一つは部屋の鍵、もう一つは手錠の鍵だ。
「大きいほうが、部屋の鍵です。じゃあ、おねがいしますね。」
そういうと、ラトビアはロシアがいるというほうへ向かった。途中、振り向くとリトアニアが急ぎ足で角を曲がっていくのが見えた。ラトビアはそれをみて、ひとりくすくすと笑った。
「ベラルーシのあんな姿見たら、リトアニアはどうするのかなぁ・・・。」
興奮するかな?軽蔑するかな?
あぁ、そろそろ彼は僕の部屋に着いた頃だろうか―
以上です。エロないうえに、グダグダですいませんorz
ベラがその後どうなったかはご想像にお任せします
間に合って良かった。今から投下します
・ロシア×ウクライナ
・設定2/14でチョコ使用中
・
>>306の文をちょっと引用・改変させていただきました。でもちょっと扱い酷いかも。ごめんな!
『クーベルチュールチョコレートの誘惑』
+++++
『今年は「日本式バレンタイン」にチャレンジだよ!』
――日本式バレンタイン
それは某デパートメントストアがはじめた忌まわしき女性から男性へとチョコを送る販売戦略。
昨今は「逆チョコ」なるおいおいそりゃ欧州スタイルじゃね? という流れもあるがまあ省いていこう。
『最近日本さんのお家のことを色々教えてもらってね。それでこっちとは違うバレンタインを教えてもらったの』
と、お誘いの手紙には書いてあってまあ、色々な感情を含めホイホイついてきてしまったのだが。
「ようは手作りとかチョコを男の人にあげて高いお返しをせしめる日なんだって!」
「姉さん腹黒いよ!」
本日面と向かってこういわれてしまい喜ぶべきか悲しむべきかもの凄く迷ってしまった。
……しかしながら『男の人』という単語に若干喜んでしまったのはチェーカーにも知られることの無い秘密だ。
そういえば、一昨日辺りから妹のベラルーシがものすごいチョコを買い込んでいたという情報を得ていた。
一体何に使うのだろう? と考えていたけどなるほど、姉のウクライナと同じ理由なのかもしれない。
曲解された表現ではあるが女性が男性にチョコレートを送る日、という口実で家のポストにはみっしりチョコがあるかもしれない。
そう考えるとロシア的にはため息をつかざるをえなかった。
ウクライナの家のリビング兼ダイニングにはレトロなラジオからの音楽と暖炉のパチパチという音が合唱していた。
机の上にはバナナ、イチゴ、マシュマロにクッキー、パンなど沢山の材料が並んでいる。
色とりどりのチョコレートの袋が雑多に置かれ、製菓用のビターチョコレートの袋が空になっていた。
おそらくはこれを使って作っているんだろうな、とにぎやかな机をソファーに腰掛けながら考えていた。
ウクライナはキッチンで楽しそうに刻んだチョコレートを生クリームに混ぜ合わせていた。
「二人だけなのにちょこっと張り切っちゃったかな? あ、いまのシャレじゃないよ!」
「……日本くんの家で何を勉強してるの? あきらかにオヤジギャグってヤツじゃないそれ?」
「ち、違うってばー。もう、ロシアちゃんの意地悪っ!」
白の生クリームは渦巻状に徐々に色を変えて、完全のチョコレート色に変化していく。
その香りと、ウクライナの鼻歌に寄せられて、ロシアはキッチンに入る。
キッチンの中は暖色系の色で纏め上げられており、使用する人の性格を伺わせていた。
「姉さん、もう出来たの?」
「まだだよ。あとこれにー、お好みで洋酒をちょっと……か。これで大丈夫かなぁ?」
ウクライナが琥珀色のビンを取り、丁寧にチョコレートに混ぜ込んでいく。その様子をロシアは後ろから眺める。
普段のチョコレートとはどこか違う香り。どこか誘うような、媚びるような艶。
思わず指を伸ばす。手袋を外した指先にチョコレートは人肌には少しだけ熱い温度であった。
火を止めて、ロシアの指先は舌に運ばれた。あまく、脳髄が痺れるような感覚。
どこか覚えがあるような、何かが焼き切れるような感覚。
ああ、そうか。これは理性が飛ぶ瞬間に似ているんだ。
「んもう! お行儀悪いわよ、ロシアちゃ……」
姉が、弟の表情の変化を見て表情を失う。彼女には何度か見た覚えのある表情。
穏やかな口元に対し、外の吹雪よりも低い温度に見える瞳。でも、どこかが違う。
「どう……したの?」
「ううん。それよりも、ちょっと指が汚れちゃったんだ」
中指と人差し指、ロシアの長い指にはぬちゃりとチョコレートが塗られている。
「ねえ、姉さん。綺麗にしてよ」
チョコレートのあまい香り。ウクライナの奥が熱くなっていく気がした。
そろりと、口元に運ばれた指に舌先を伸ばす。爪のつるりとした感覚がいやに冷たく感じる。
第二間接まで走らせると骨ばった男の指であると分かる。表面を根元まで舐めあげると、何かに捕らわれる感覚を覚える。
指の腹側まで舐めあげると、ウクライナの頬は紅潮し二人の視線は自然と近づいていた。
そのまま上を見上げると、ロシアがぞくりとするほど支配的な笑みを浮かべていることに気づかされる。
「ねえ、気づいてる?」
「ん……何が?」
「姉さん、すごくいやらしい顔をしてる」
そう良いながら、二人は唇を重ねた。舌を重ね裏側まで絡めあう。
チョコレートの味が、二人の何かを崩壊させていた。
『何者かによる製菓用チョコレートへの異物混入の疑いもあるとして、現在原因調査中です
チョコレートやココア等、危険と思われる品目は口にしないようご注意ください
繰り返します、口にしないよう御注……』
流れてくる無粋なラジオの電源を落とし、リビングのソファーの上に二人は倒れこんだ。
普段着のワイシャツをを羽織った姿で、上下の下着はロシアの手によって取り去られていた。
「あっ……つめた、」
先ほどまで扱ったチョコフォンデュのベースも、ウクライナの肌の上では冷たいものとなっていた。
普段白い分、まるで誰にも踏みあらされていない雪色の肌は快楽を帯びてうっすら紅色となる。
その上を荒らしまわるように、チョコを指先で伸ばしていく。
「はぅ……んんっ」
その動きすら、今のウクライナには快楽にしかならない。胸の頂から垂らされたチョコレートは、彼女の上半身に薄く広がる。
もぞもぞと内股になる動きをわざと無視しながら、ロシアは下乳の円やかなラインに舌を這わせる。
舌先を尖らせ、わざと突くように舐め挙げるとそのたびに高い声を上げる。
「ゃんっ! ろし、あちゃん……」
「どうかしたの? 姉さん」
「へん、なの。変になっちゃうよぉ……」
腕で真っ赤になった顔を隠しながらそう言う。うっすら滲んだ眦の雫を指で払いながらロシアは言う。
「大丈夫。僕も同じ気持ちだから」
「う、嘘! だってロシアちゃんぜんぜん、いつもと同じじゃない」
「ううん。すごくドキドキしてるよ」
それは本当だった。どうやら先ほど切ったラジオの内容からいって、製菓用チョコに何かあったに違い無い。
しかし、チョコに酔ったのかウクライナの上目遣いに酔ったのか。最早今のロシアにはどうでも良くなっていた。
「ほんと、だねー。そういえば、いつもよりほっぺ真っ赤、かも」
「姉さんのせいでも、あるんだよ」
つつ、と胸の頂にまで舌を滑らせるとまた口の中に甘い痺れが広がる。
何もかもを考えずただ目の前のしなやかな肢体を貪りたいと、そう思ってしまう。
「や……胸、ばっか」
「随分、早いんだね」
「だって……頭がボーッとして、ほしくて、たまらないの」
熱に浮かされたウクライナの瞳が、ロシアのズボンを捉える。そのままチャックを下ろし、そっと指を添える。
「ねえ、ロシアちゃん。お姉ちゃんにも、頂戴?」
サイドテーブルの上に置かれたチョコフォンデュソースを指につけ、そっと撫で始める。
ウクライナの指の動きと、ぬるりとしたチョコレートの感覚に背筋からぞくりとした快楽が走っていく。
薫り高きグランマニエ、むせ返るような甘いチョコレートの快楽。
ロシア自身に添えられたウクライナの舌の動きに目が離せなくなる。
裏筋に舌を這わせ、両脇は指を動かしながら、最後は先端に口付ける。
「ん、おっき……」
あまり大きいとは言えない桜色の唇で咥えようとする動きを、ロシアの指が止める。
「もう、大丈夫」
「でも……」
「限界、でしょう? それは僕も同じ」
ウクライナの秘所に指を這わせる。ぐじゅり、という水音にウクライナは頬をますます染める。
ロシアもイタズラっぽく笑みを浮かべながら指先でチョコレートをすくい上げる。
「ほらコレ」
ロシアはぬるりと光る、艶めいた指先を見せる。
「姉さんのとチョコ、一緒になっちゃった」
「や……言わないで」
「どっちのせいで、こんなにぬるぬるしてるんだろうね?」
その指先をウクライナに突きたてると一際高い声をあげる。そしてロシアの指に合わせて、声音が変化していく。
「ね、ロシアちゃ、一緒に……」
「うん、そうだね」
二人は見つめあい、もう一度口付けあう。その睦みあう様子はまるで恋人同士のようであった。
挿入した瞬間、互いに快楽が走った。突き上げられる快楽に絡みつく快楽。その双方にお互いは酔ってゆく。
「あんっ……凄っ……」
「ねえ、さんっ……」
油断をすればすぐにもっていかれると、そう互いに自覚をしているのか。確かめ合うように手を繋ぐ。
痛いくらいに握られた手すらも、今の二人には色欲を楽しむ道具にしかならない。
「い……いいっ。ロシアちゃん、もっと……」
激しく突き上げられながらも、ウクライナは途切れ途切れに強請る。その言葉に笑みを浮かべながら、ロシアも動きを早める。
「やっ……いっちゃ」
「……一緒に、だよ」
最後に打ち抜かれるような快楽と共にウクライナは意識を飛ばす。そして搾り取られるような感覚に、ロシアもソファーに倒れこんだ。
+++
『……本日未明チョコレートを口にした男女が 異様な興奮状態におちいり性欲をもてあますという報告をうけました 。警察は……』
再びスイッチを入れたラジオからはそんな言葉が聞こえてきた。
少しだけ早く目覚めたロシアはその放送内容を聞きボリュームを絞った。
未だ意識を飛ばした姉への配慮もある。だがそれ以上に今日の出来事を不可思議なチョコレートのせいにしたくなかったのだ。
この瞬間、たしかに同じ気持ちになったし手を繋いだままだと。そう思いたいのだ。
まずは互いのチョコレートを落とすためにシャワーを浴びよう。
そう思いながら無防備な寝顔のウクライナを抱え挙げてソファーから立ち上がった。
おそまつさまでした。
フルーツプレイを断念したのにぬるぬるプレイ、そしてギャグの足りなさがアレです。
ご観覧ありがとうございました。引き続き祭をお楽しみ下さい。
マルチレスたのしすぎてすみません
>>382 いや、えろかったです…うっ血確認シーンが特に。
やってるだけがエロではないです。
こういう、静けさの下にどろどろが渦巻いているのって、すごくツボです。
素晴らしい。好きです。なんかいろいろ目覚めた。
>>369 250です。私の要らん一言が素晴らしく魔改造されているw
超絶爆笑SS、GJです!
シナティちゃん(中の人付き)の生理的に受け付けない度は異常。
そして台湾ちゃんのオヤジギャグが地味にツボでした。
>>390 ふぉぉぉぉぉぉ!GJ!リアルタイムで更新ボタン連打しまくりました。
エロいのにピュアな姉弟…
昨日今日を通じて、改めてこのスレではエロが正義だということを
実感しました。
>>390 やっぱり露ウクはいいなぁ
浮かれてるお姉ちゃん可愛すぎる…
さてあと30分で15日終了か
投下予定だったのに仕事が忙しくて投下できなかったよ
あとでゆっくり書いてしたらばにでもひっそりとあげておこう…
>>388 GJGJ!
なんというエロス!すごい!
ロシアさん、帰宅したらベラルーシが待機してるに違いない。
ぎりぎりセーフ?
壁|ω・´) チラッ
遅ればせながら独ベラ書いてみました。
今から投下します。
急ピッチで書き始めたから色々おかしいかもしれません。
それでも読んでやんよって方はどうぞ。
>>306の文をちょっと引用・改変させていただきました。
やっとできた。
嘘です。エロが書けなかった。
申し訳ない。
私とイギリスさんは一応恋人です。
一応がつくのにはセックスするたびに滅茶苦茶酷くて変態だからです。
「あれは虐めの域だよ、くそぉ
耳噛んだり目縛ったり、、、
感じている私も悪いけど。」
だなんて言いながら
友達と喋ってて、
その時
「攻めれば?」
「ど、どうすれば?」
だなんて聞いたままやってみました。
ディープキスされて
感じそうになって止めた
「待ってきゅださい」
「なんで?感じてんじゃん」
うるさいいいいいい
だまれええええええええ
心で言ったが
聞いてないよね。うん。
イギリスさん。
うん。
起き上がって言った。
「今日は私が
攻めたいんですが」
言っちゃった。
「ふっぅぇ!!!!」
「ぎゃ、大丈夫ですか。」
「ごほっ、べっべつにいいけど。できんの」
「が、がんばります。」
自分でも判んないけどとりあえず。
自分からディープキスしてみた。
顔が赤くなった。
エロイ音が出ながら
顔を見たらトマトみたいに真っ赤だった。
私もイギリスさんも
うわめっちゃやばい!!!
って何故にスペインさんなんだろ?
私
焦りすぎでしょ。
限界を超えたセーシェルちゃんとイギリス君は
いきまくりました。
終わり。orzorz
今日はバレンタインデーだというのにもかかわらずとくに予定もなかったドイツはラジオから流れる音楽を聴きながら部屋でのんびりと読書をしていた。
集中して本を読みすすめていると呼び鈴が鳴る音が聞こえたのでページをめくる手を止める。
一体誰だ?本に栞を挟むと玄関に向かって歩きだした。
思い当たるのは…イタリア辺りだろうか、思わず前のバレンタインの出来事を思い出し足が遅くなる。
そんなドイツをせかすように呼び鈴の音が鳴り続けた。
「いやに急かすな、イタリアじゃない…のか?」
玄関の前に着くと同時にピタッと呼び鈴を押す音が止まる。
やっと音が止まった、まったく一体誰だ、ドアに手を伸ばす。
だがドイツがドアを開けるより先にバキッバキッと鈍い音を立てて扉が開いた。
「なんだ、いるならさっさと出ろ。来るのが遅い。」
ドイツの目の前に現れたのは意外な人物だった。
「ベラルーシ!?いや、確かに少し遅かったかもしれんがドアを破壊する必要はないだろう!」
「脆かったんだろ、勝手に壊れた。」
そう言うとドイツを押しのけて勝手に家に上がり込む。
「私は客だぞ、さっさと茶でもいれてこい。」
いきなり訪ねて来てこの横柄な態度を振る舞うベラルーシに文句の一つでも言おうとしたその時―。
「ん。」
目の前に紙袋を差し出された。
「な、なんだ?」
ベラルーシから渡されたものだ何が入っているかわからない、慎重に紙袋の中を確かめる。
中には白い箱が入っていた。
恐る恐る箱を開けるとそこには普通のチョコレートケーキが入っていた。
「ケーキ?」
「ハッ、それ以外の何に見えるんだ。」
ベラルーシが小馬鹿にしたような態度をとる。
まさかベラルーシが自分にチョコをよこすなんて思ってもみなかった。
なんだろうじわじわと胸の辺りから熱いものが込み上げてきた気がする。
「なんだ、黙り込んで。どうしかしたのか?」
「いや、お前からチョコを貰うなんて…その、う、嬉しいというかなんというか…まさかそこまで想われていたなんて…」
赤面しながらごにょごにょと喋るドイツにベラルーシが首を傾げる。
「チョコケーキぐらいでなにがそんなに嬉しいんだ?」
理解できないという顔でベラルーシが聞いてくる。
「なんでって、バレンタインだから俺にこれをくれたんじゃないのか?」
「バレンタイン?なんのことだ、それはただの手土産だぞ?」
「……えっ?」
照れているのかと思ったがどうやらベラルーシは本気で聞いているようだったので部屋に向かいながらバレンタインについて話した。
「そうか、今日はそんな日だったのか。どうりで店先でチョコばかり売っていると思った。すぐに食べたかったからここによったんだ。」
「……お前の国ではバレンタインはやらないのか。」
思わず舞い上がってしまった先程までの自分を恥じて頭を押さえながら聞く。
「バレンタインというのはまだあんまり聞かないな。でも似たような日なら2月の23日にある。」
もちろん兄さんとやるつもりだとかなんとかベラルーシは喜々として話している。
部屋の前に案内するとドイツはハァとため息をついて紙袋を持ち直した。
「…茶をいれてくる。」
「ああ、早く用意しろ。」
そう言ってベラルーシは部屋の中に入って行った。
バタンとドアが閉まる。
あまりにそっけないベラルーシの態度。
「…ハァ」
また、ため息をつきながらドイツはキッチンへ向かった。
この時、ドイツもベラルーシもこのチョコレートケーキにとんでもないものが混入していた事を知らなかった。
ガチャリ、ドイツがケーキと紅茶を乗せた盆を持って部屋に入るとベラルーシがさっきまでドイツが読んでいた本を読んでいた。
ラジオからはクラシックが流れ大人しく椅子に座り本を読む姿は可憐な美少女に見えないこともない…中身は別として。
テーブルにケーキと紅茶を置いて自分もベラルーシの前に座る。
「ん、やっと来たか。」
そう言って読んでいた本を後ろに放り投げた。
「あ、おい!人の本だぞ!」
抗議するがベラルーシは拾う気配がまったくないどころかもうケーキを口に運んでいる。
仕方ないので立ち上がりベラルーシの後ろに落ちた本を拾いに行く。
本はカバーが外れて折れ曲がった上に栞まで飛び出していた。
拾いあげてカバーを直す、これは流石に怒らなくてはと思っているとカシャンと食器が落ちる音がした。
「今度はなんだぁ…!」
振り向くとベラルーシが胸の辺りを押さえて苦しんでいた。
「なっ!ベラルーシどうした!」
慌ててベラルーシの元に駆け寄る。
「…ハァ、ハァ…わからない…急に…体が…ハァ…んっ熱い」
まさかケーキに毒でも入っていたんじゃ!!
どうする!まず、吐かせるべきか?
慌てるドイツの耳にラジオの音が届いた。
―ザザッ〜緊急ニュースをお伝えします。
ただ今入ってきた情報によりますと、現在世界各地で 集団発作ともいうべき不可解な現象がおきています。
WHOから、本日未明チョコレートを口にした男女が異様な興奮状態におちいり性欲をもてあますという報告をうけました。
何者かによる製菓用チョコレートへの異物混入の疑いもあるとして、現在原因調査中です。
チョコレート等、危険と思われる品目は口にしないようご注意ください。―ザザザァ…
また、ラジオが音楽番組に切り替わる。
「…………」
世界中でそんなことが起きているなんて…媚薬の類いか?
まさかこのケーキにも!!
ドイツがベラルーシを抱き抱えながら今の現状に困惑しているとベラルーシがドイツの頬に手をのばした。
「ベラルーシ、んッ―」
驚くドイツに構わず突然ベラルーシが唇を重ね合わせてくる。
そして熱っぽいとろんとした瞳でドイツを見つめた。
「ドイツ…体が疼いて苦しんだ…助けてくれ」
ベラルーシがこんなふうに俺を求めてくるなんて…いやいや流されるな俺、理性を働かせてなんとか踏み止まる。
これはあのケーキのせいでベラルーシが本心から言ってるわけじゃ…ここは病院なりなんなり適切な処置を受けさせるべき…。
「ドイツ…お前が欲しい…私じゃダメか?」
ベラルーシはそう言って顔を紅らめるとドイツの胸に擦り寄った。
その一言がドイツの理性を吹き飛ばす決定打となった。
ドイツは我慢出来なくなりベラルーシを抱き抱え寝室へ運びこみベッドに押し倒した。
そしてドイツは熱のこもった目でベラルーシを見る。
リヒテンシュタインは勝負の日を決めていた。
幸せも毎日続けば慣れてしまう。口に出して確認しあっても、すぐに聞き飽きてしまう。
誕生日は失敗した。プレゼントを渡しただけで終ってしまったのだ。
だが今日は違う。バレンタインデーは違う。
今日言う好きは、家族的な好きとは違う。
だからリヒテンシュタインにとって、今日は一世一代の大勝負のつもりでのぞんだ。
テレビもラジオも切って夕食後から厨房にこもり、甘さ控えめのチョコケーキ作りに専心した。
そして、今。
夜這いのような形で、リヒテンシュタインはスイスの体の上にのっていた。
ケーキの試作品をつまんでいるうちに、なぜかスイスの顔が見たくなったのだ。
眠っているかも、という心配は思い浮かばなかった。
とにかく会いたくなって、深夜に兄の部屋に滑り込んだ。
静かに寝ているスイスの顔を、そっとのぞきこむ。
ドレスが邪魔に感じて、ベッドサイドに脱いで置いておく。
着ているのは薄いシルクのワンピース型の下着と、コットンのパンツだけ。恥ずかしいという理性
は働かず、もっと近づこうと彼女は布団を持ち上げて兄の隣に入った。
スイスが身じろぎするのも構わず、その体に抱きつく。パジャマ越しに感じる体温に嬉しくなって
いると、急に自分を下にして兄が起き上がった。手首はつかまれ、頭の上で固定されている。
「……リヒテン?」
襲撃者と妹の違いに気付いて、それから急に声から余裕がなくなった。
「な、なんて格好をしているのである!はしたない!」
スイスが慌ててリヒテンシュタインの手を放した。彼女はさらさらした感触のシーツの上で首をかし
げる。
「お兄様は私が今どんな格好をしているか、電気をつけないでも見えるのですか?」
「兵士の夜目がきくのは当然である!」
「そうですか。……この格好はいけないのですね」
リヒテンは下着をつまみ、起き上がって一枚脱いだ。ベッドの上、スイスが呆気にとられる。
「これはどうですか?」
「いや、な、……えっ?」
「これもまだいけないようですね」
リヒテンはさらにパンツに手をかけた。スイスがその両手をつかみあげ、押しとどめる。
微妙に間に合わなくてちょっと脱げていたのだが、スイスはけしてその方向を見ないようにして
理性を守る。
「い、いけないといったのはそういう意味ではないのである」
「ではどういう意味ですか?」
「本当にいいんだな?」
ベラルーシはそれに答えるように自ら唇をドイツに押し当ててきた。
ドイツもその唇をたべるように舐めて、舌をねじり込ませる。
小さい歯をれろれろと舐めると、はぁはぁと吐息が漏れる。
その吐息がこぼれるのでさえもったいない。
ドイツは大きく口をあけて、ベラルーシの唇を何度も塞いだ。
ベラルーシの衣服を脱がすと、もう蜜はあふれだしている様子だった。
媚薬が効いていても恥ずかしいらしく目線を布団の端にうつしたまま、頬を紅く染めている。
可愛いな…本当にそう思う。
手を秘所へと近づかせ、軽く触れる。
「ふっ、はぁ…」
蜜は十分にあふれていて、侵入する前にドイツの指を湿らせた。
付近をゆっくりと撫でるたびにねちねちといやらしい音が響いて、行為を一層卑猥にさせる。
「ベラルーシ。すごく、濡れているな。気持ちいいか?いいんだろう?」
「ひゃっ、ん…、いぃ…、あっ、きもちい…んっ」
「そうか。じゃあ、これは?」
ドイツはそう言っってゴツゴツした人差し指をベラルーシの中に淹れた。
「ひゃあああ…、あっ、あっ…」
今までつぶっていたベラルーシの瞳が、ドイツを捉える。
うす紫色の瞳はそこと同じく潤んでいて、言葉以上にベラルーシが今、どれだけ気持ち良いのかを明確にしめしてくれた。
中で、指が軽く動くたびに、ベラルーシの体がいやいやとねじれる。
唇からは甘い声と、ため息だけが零れる。
ドイツは体をずらし、指をいれたまま、頭をベラルーシの足と足の間にねじ込んだ。
そのまま、プチュとなっている所に舌を沿わせる。
「ひゃあ!!!」
ベラルーシの声が一層甘みを帯びる。
れろれろと、上下左右にベラルーシを追い込むように舐めまわす。
「あっ、だめ、そこ、だめだぁ やぁ…、あん、あっ、ひゃあ…」
もう、そろそろだな…。
ドイツは、紅く充血している突起を唇ではさんで、そのまま舌でぎゅうと押した。
「!!!ひゃああああ!」
ベラルーシの体は大きくはねて、ビクンビクンと小刻みに動いた後、細く白い足をぶるぶると震えさせた。
はあはあ…と、紅くほてった体でベラルーシが呼吸を整えている。
ドイツはそんなベラルーシを見ながら、布団の上で座った。
ドイツの物は、大きく赤くそそりたっている。
ベラルーシは、それを見て、次に始まる行為を予測した。
リロードしてなかった!
ごめんなさい
「ベラルーシ。来い。」
両手を広げて、おいでのポーズをする。
ベラルーシはまだ快感に震える体を必死で動かして、ドイツに抱きつく。
「腰、落とすぞ。」
ベラルーシの細い腰を両手で支えながら、ベラルーシの腰をゆっくりと落としていく。
そして焦らすように蕾の方に何度も何度も欲しい物があてる。
ベラルーシが唇を震わせながら、目をぎゅうとつぶってこわごわと言った。
「あっ…、もう…れて、いれて…」
声の最後の方は羞恥のあまりに小さなか細い声だったが、それでも聞き取るには十分だった。
ドイツは細い腰を持って、一気に下へと打ち落とした。
「ひゃああああ、あっ、あっ、ひぃ、あっ!!!」
ベラルーシの声が体を更に熱くする。
もう、何も考えられなくなっていた。
「あっ、どいつ…、どいつ…」
腰を上下させながら、ベラルーシの乳房に吸い付き、唇を奪う。
ベラルーシの長いまつ毛から、涙がにじみ出ていてドイツの心をたまらなくさせた。
「ひゃっ、あっ、あっ、ひゃあ…」
ぎゅうと抱きしめる。
「気持ちいいか?」
そう聞くと、ベラルーシは目をぎゅっとつむったまま何度も何度もうんうんと首を縦に振った。
あの生意気なベラルーシが、今はこうして俺の物をくわえて、裸で、全身で快楽をむさぼっている。
そう考えるとより一層、背中にも熱がこもる。
ベラルーシの中に何度も何度も打ち付けるように動かす。
そのたび、ベラルーシの中は生き物のようにぐねぐねと動いて
どれだけ感じているのか、どれだけ熱くなっているのかを教えてくれる。
瞬間、限界に近づいたのを悟った。
今までよりも激しく上下に動く。
ベラルーシが何度目かの締め付けを行う。
「ひゃあああ!どいつ…、どいつぅ…」
ベラルーシの口を塞ぐように奪い、キスをした。
ドクドクドク…と、白濁した液体がベラルーシの中に放たれた。
「ひゃあ、あっ…」
そこでベラルーシの意識は途絶えた。
ベラルーシが目を覚ますとドイツがいきなり謝ってきた。
最初はなんのことかわからなかったがおぼろげに今までの出来事を思い出し顔が熱くなる。
「すまん、いくらあんな状態だったとはいえー」
「別に…気にしてない」
ベラルーシはドイツに背を向けて着替えている。
「意識がとぶ前にとぎれとぎれだけどニュースが聞こえた―あのケーキが悪いんだろ。」
冷静を装って気恥ずかしさを押さえ込もうとしているのにドイツがまだ謝ろうとする。
「いや、しかし―ごふッ!」
顔面におもいっきり枕を投げ付けてやった。
「だから気にしてないって言ってんだろうがこの馬鹿がっ!」
めずらしく赤面したベラルーシに怒鳴られた。
どうやら照れているらしい。
「十分気にしてるじゃないか…」
ヒュッ今度は軍用の黒塗りナイフを突き付けられる。
「黙れ、今日のことは忘れろ。いいな。」
「………」
こんなもの一体何処に隠してたんだ。
「…あとバレンタインというのは覚えた、来年はチョコぐらい贈ってやる。」
「えっとそれは…どういう」
「勘違いするな!一人寂しく恋愛小説なんか読み耽ってる男がかわいそうなだけだからな!このムッツリ!」
そういえば今日読んでいたのは恋愛小説だった。
「なっ!あの本はたまたま…」「帰る。じゃあ…またな。」
ベラルーシはそう言ってナイフをしまうと玄関に向かって歩きだした。
「ああ、また。」
また…か、またがあるのかとドイツは安堵する。
どうやら嫌われてはいないらしい。
でも、あいつは気まぐれだから忘れた頃にやって来るんだろうな。
「―そういえば、何処の誰がやったかわからんがチョコレートケーキにあんなモノを仕込んで何がしたかったんだ?」
ドイツは今回の出来事に陥った原因についての疑問を口に出して首を傾げた。
壁|ω・´) こんなところで終わりです。
上手く終われない上にまとまってなくてごめんなさい。
その上、途中で投下に手間取ったことを深くお詫びします。
妙な方向に話が転がりつつあることを、スイスはようやく理解した。リヒテンシュタインの目は据
わっているくせに熱っぽく潤んでいて、全裸といってもいい姿だ。うつむかないようにしていても
顔に近いおっぱいはどうしても目に入ってしまうし、なまじ平らなため「ここから先はおっぱい」
という回避のわかりやすさがなくて、油断していると下まで見てしまう。
「どういうというか、夜に、娘が男の部屋に入って服を脱ぐというのは、夫婦間ですべきであって
」
「ですがお兄様、私はその夫婦になりたいのです」
しどろもどろになる兄と正反対で、リヒテンシュタインはきっぱり言った。
「私はずっとそう考えていました。急ではありません。ずっとずっと前からです。言わなかったの
は、お兄様をびっくりさせて嫌われたくなかったから。でももう、私はこれ以上隠しておくのにたえ
られないのです」
カーテン越しの月光でも十分に妹の姿は見えた。その緑の目も肌も必要以上なほど綺麗に見えた
。
「お兄様。どうして恋人から家族になる方法はあるのに、家族から恋人になる方法をないといえ
るのですか」
最後の砦はそれで完璧に崩れ去ってしまった。
「我輩も同じことを考えて、ずっとその答えを探していたのである。……『ある』と言えるように
なればよかっただけだったのだな」
妹を引き寄せ、その体を強く抱きしめる。リヒテンシュタインの体からは甘い匂いがした。チョコレ
ートだろう。そういえば二月十四日が何の日だったか、彼はやっと思い出した。
だが今更別に構わない。長年自分だけの秘密と思っていたことが、やっと相手と共有できたのだ
。それが世界規模のイベントでだって構わない。
顎を持ち上げて口付ける。リヒテンシュタインは目をつぶり、絡みつく舌にぎこちない動きをあわせる。
手を動かして胸をなぶり、腰を密着させる。直前まで平らと侮っていたが、それは見たときだけの話だとわかった。触ればはっきりと肉の柔らかさを知る。
「んっ……ふっ、はぁ……ぁあっ」
固くなりかけた乳首をつまむと、くちゅくちゅと唾液の交わるキスを交わしていた唇が離れ、リヒテンシュタインが短く喘ぐ。
もっとのけぞらせて見たくなって、スイスは股の間まで手を滑らせた。指はあっさり割れ目を見つけ、しっかり濡れていることも暴いてしまった。
「もうこんなに濡らしているのか」
「そ、それはだって、お兄様ですから……ふぁ、んん!」
指が入ってきて、中の敏感なところをこすっていく。リヒテンシュタインはスイスにしがみつきながら、耳や首をけなげに舐めてくる。
性急な前戯だったが、ゆっくり時間もかけられない。スイスは慌しく寝着を脱ぎながら自分の余裕の無さを自覚していたが、今はただもう早く体を繋げたい。
両片想いでずっとずっと一緒に暮らしてきていた。もうこれ以上おあずけはできない。
リヒテンシュタインを仰向けに寝かせ、華奢な足を広げてからスイスは最後にもう一度だけ聞いた。
彼女は待ちきれないとでもいうように、両手をスイスに伸ばした。
「お兄様がいいのです。お兄様が一番、大好きです」
「うむ……我輩も、お前が一番である」
まだ傭兵だったころに貴族に交わしたような挨拶――差し出された片手にキスをして、スイスは
リヒテンシュタインと体を重ねた。
>
男のくせにチョコレートばくばく食いやがって、と喚くロマーノに一瞬気を取られた隙に、双子の弟が堂々と家の前を近道してドイツ国内にはいっていく。
その通り際、外に出ていたリヒテンシュタインにハグしようとしたのは狙撃で阻止したが、国境を越えてから
「今度一緒にジェラード食べようね!」
と誘っていくのを聞いて、迷わず頭を狙えばよかったとスイスは悔しがる。
しかもいつの間にかロマーノも姿を消している。見事なコンビプレイだった。
「11人以下のイタリアは最強、ということか……!」
「お兄様、眉間に皺がよっていますわ」
中に戻ってきたリヒテンシュタインがそう言ってなだめる。
彼女の手には買ってきたばかりのチョコレートがあって、ロマーノの言ったとおりスイスはその甘いお菓子が大好きだ。
だが。
「お兄様どうぞ」
リヒテンシュタインが口に咥えて、そっとスイスに差し出す。
スイスがチョコが好きな理由は、二人だけの秘密だ。
終わりです。投下割り込んですいません!
ごめんなさい12時過ぎたのにKYにも程が過ぎるけど投下させて頂きたい…!
以下注意
・イタリア×ベラルーシ
・イタリア童貞卒業話
・携帯からで見にくかったらごめんなさい
よかったら次からご覧下さい。
合い言葉は…『皮かぶり王子』
イタリアは女の子達から大層モテた。にもかかわらず彼は童貞だった。
良く言えば彼は優し過ぎたのだ。
初めて彼が女の子と付き合ったときのこと。
キスから始まり「そう」いう雰囲気になって、事は順調に進んでいた。
挿入の寸前になって悲劇は起きた。
彼が愛した恋人ニキータ(仮名)は小柄で受け入れる場所も小さかった。
金髪を振り乱し痛い痛いと泣き叫ぶ彼女にイタリアはパニックになった。
彼女のふとももに血がたらりと垂れたのを見てイタリアはとうとう気絶した。
それがトラウマになり、性交は女の子に痛みを与えるものと刷り込まれた。
だったらおしゃべりしたり一緒に買い物したりする方がずっと楽しい。
まあ人よりは長い人生だし、その内卒業できるよね〜と気楽に構えて今日まできた。
まさか今年のバレンタインに童貞卒業できるなんて思ってもいなかった。
イタリアはアハハハと笑みを浮かべ続けている。
でないと泣き出してしまいそうだから、必死で。
テーブルの向こうの相手にはイタリアの必死スマイルは全く通用しなかった。
無表情なのにごごごごごと威圧感が出ている。
友人のドイツも無愛想だったが種類が違う。
彼女の仏頂面の根底には敵意がある。
「あの…ベラルーシちゃん」
ぎろんっ!と睨まれてイタリアはひええと悲鳴を上げた。
ベラルーシの眉間のしわを訳せば「てめえがちゃんづけすんじゃねえ」だった。
空気の読めないイタリアだがベラルーシに嫌われていることは自覚していた。
だからこそ今日は彼女を自宅に招いたのだ。
白旗を手に敵陣に躍り出た時の勇気を奮ってイタリアは言った。
「あのね!俺はロシアとは仲良く…ないよ!だからナイフしまって!」
ロシアと会談して以来ベラルーシはイタリアに敵意をぶつけてきた。
嫉妬なのだろうとイタリアは思った。
彼女の兄への偏愛ぶりはヨーロッパでも有名だった。
イタリアはほとばしる殺気に怯えながら懸命に言葉を選んだ。
「…だけど、俺は君のお兄さんと仲良くなりたいって思ってる…ってだからナイフ投げないでええ!!
だからね、ロシアを君から取っちゃうとかじゃなくて、俺がロシアと友達になって、君とも友達になれたらみんなハッピーでしょ!
世界平和!ラブ&ピース!」
ベラルーシはナイフを構えたままピタリと動きを止めた。
「兄さんと私の愛、か…」
ふふふ…と怪しげな笑みを浮かべた。
とりあえずは攻撃する気はなくなったらしい。
イタリアは胸をなでおろした。
「で、でだね、親愛の印にチョコレートつくったんだ!一緒に食べようよ」
差し出したのはイタリア手製の生チョコレート。
「私に?」
ベラルーシは虚をつかれたように目を丸くする。
「うん。ベルギーさんのところのクーベルチュール使ったからおいしいよー」
味見はしていないが自信はあった。
にんまり笑うイタリアにベラルーシはまだ戸惑っている。
「あ、その」
「ん、なに?」
「…ありがとう」
ベラルーシの声は小さかった。
白い頬にわずかに朱が走っていた。
もしかしたら人の好意に慣れていないのかもしれない。
イタリアはベラルーシに対する印象が変わるのを感じた。
とっつきづらいけど、いい子かも。
ベラルーシとイタリアは共に生チョコをつまんだ。
居間にはほのぼのとした雰囲気が流れていた。
しかし生チョコを食べたベラルーシがぶるっと震えてコーヒーを落としたことでまた話は違う展開に進んだ。
「ベラルーシ大丈夫!?火傷してない!?」
幸いなことにコーヒーは冷めていたから火傷の心配は無かった。
しかし異変はベラルーシに表れていた。
白かった顔が赤くなり息を荒く吐いている。
はあっ、零した息はひどく熱っぽかった。
「ごめん。…なんか、体が、へんだ。あつい…」
とぎれとぎれ話す声は熱に浮されている。
濡れている唇がつやっぽくてどきりとした。
そのときイタリア自身も己の異変を自覚した。
腹のあたりにぐるぐる熱がこもっている。
ベラルーシは舌で自分の唇を舐めた。
それを見たイタリアはベラルーシにキスがしたくてたまらなくなった。
そう思った時にはもう彼女の顎を取り口づけていた。
口内はひどく熱かった。
彼女の後頭部に手をまわしキスし続ける。
舌と舌が絡んでぞくぞくした。
唇を離してからようやくイタリアは己のしでかしたことに気付いた。
「わあああっ!!いきなりごめんベラルーシ!」
あいさつじゃないキスだどうしよう!
ベラルーシの顔はぽあんとしている。
とろんっとした目を見てイタリアは怒っていないと安堵するよりも再びキスがしたい衝動にかられた。
どうしようどうしようと焦るイタリアにベラルーシは口を開いた。
「…きもちよかった…」
「へ?」
ベラルーシはイタリアの袖をくいっと引っ張った。
「もっとして」
ベラルーシの顔は相変わらず無表情で、けれど瞳に熱を孕んでいた。
それを見たらもう止まれなかった。
イタリアはベラルーシの手を取り寝室に向かった。
繋いだ手はお互いに汗をかいていた。
寝室への道のりが遠く感じられてもどかしかった。
ベッドにベラルーシをぼすんと押し倒した。
優しくする余裕はもう無かった。
イタリアはぎゅうとベラルーシを抱きしめた。
さらさらの髪に手を通す。
肌から香る甘い匂いに熱がいやがおうにも高まった。
チョコがついた口の端に舌を這わせた。
「あ!」
高い声にぞくっとした。
二人はおぼつかない手つきで互いの服を脱がせた。
体が熱くて仕方が無かった。
「イタリア、イタリア」
ベラルーシは縋るように何度もイタリアの名前を呼んだ。
はだけたシャツの首元に彼女は顔を寄せイタリアの鎖骨に噛み付いた。
びりりと走る痛みさえも今のイタリアには快感に変わった。
イタリアが顔をしかめるとベラルーシは途端に不安げな顔になった。
「痛かったか?ごめん。ごめんなさい」
必死で謝る彼女に大丈夫だよ、と言ってイタリアは頭を撫でた。
それだけで安心したようにベラルーシは目を閉じた。
熱が回っているせいで常になく感情の振れ幅が大きくなっているらしい。
ドキドキして感情がセーブ出来そうに無いのはイタリアも同じだった。
イタリアはベラルーシののどを舐めながらスカートの裾から膝頭を探り当てた。
びくびくとベラルーシの体が震える。
「ベラルーシの足、すごい綺麗だね」
はっ、はっ、と息を吐きながらイタリアは伝えた。
ベラルーシは顔を真っ赤にしながらイタリアを睨んだ。
「あっ、…そ、んな、いつも、目、閉じてる、だろ。…やぅ、あっ、…てきとうなこと、言うなぁっ…!」
「適当じゃないよ。ここも、すごい、綺麗」
「あうっ、あ!や、だめ!」
イタリアはベラルーシの下着を下ろしてから両足を開いた。
白い足の中心はピンクに色づいていて、イタリアはごくりと唾を飲んだ。
思わず直接そこに口づけた。
「あ、あう、あっ!あ、ああっ!」
反応はそれまでより更に激しくなった。
甘い泣き声にイタリアは脳が焼き切れそうに感じた。
「ベラルーシ…ベラルーシ…!」
イタリアはもう我慢できなかった。
熱くなった自身を彼女の腰に押し当てた。
ベラルーシは身をすくませた。
「…いい?」
イタリアの問いに、彼女は小さく頷いた。
「手、握って…」
ベラルーシの願いにイタリアは胸がきゅんとうずいた。
手を繋ぎ彼女にいれようとする。
「…そこ、ちがう…!」
「あれ!?あ、ごめん…!…ここ、かな」
「そ、そう…う、あ!」
吸い付く感触が信じられない快感でイタリアはぶるぶる震えた。
しかしぷつ、と何か破れた感触がしてイタリアは慌てて下を見た。
ベラルーシのそこから血が流れていた。
ベラルーシは歯を噛み締めてぽろぽろ涙を流している。
「ベラルーシ!痛い?痛いよね、ごめんね…!」
イタリアはベラルーシの頬を撫でて謝った。
「だいじょぶ、だから」
「ベラルーシ…」
声を出すのも辛そうにベラルーシは喋り、そこから先は言葉にならないのかイタリアに抱き付いた。
胸が締め付けられる思いでイタリアはベラルーシを抱き締め返した。
吸い込まれるようなめくるめく快感。
その波にさらわれてイタリアは夢中で腰を動かした。
イタリアが彼女の中で果てた瞬間、ベラルーシは微笑んだ。
「だからさ、家族になっちゃえば皆でいつまでも一緒だよ!」
「………」
「俺カトリックだから一生愛すよ!誓うよ!」
「………」
「世界平和!ラブ&ピース!!」
「………くっ」
「手、握って…」
ベラルーシの願いにイタリアは胸がきゅんとうずいた。
手を繋ぎ彼女に自身をいれようとする。
「…そこ、ちがう…!」
「あれ!?あ、ごめん…!…ここ、かな」
「そ、そう…う、あ!」
吸い付く感触が信じられない快感でイタリアはぶるぶる震えた。
しかしぷつ、と何か破れた感触がしてイタリアは慌てて下を見た。
ベラルーシのそこから血が流れていた。
ベラルーシは歯を噛み締めてぽろぽろ涙を流している。
「ベラルーシ!痛い?痛いよね、ごめんね…!」
イタリアはベラルーシの頬を撫でて謝った。
「だいじょぶ、だから」
「ベラルーシ…」
声を出すのも辛そうにベラルーシは喋り、そこから先は言葉にならないのかイタリアに抱き付いた。
胸が締め付けられる思いでイタリアはベラルーシを抱き締め返した。
吸い込まれるようなめくるめく快感。
その波にさらわれてイタリアは夢中で腰を動かした。
イタリアが彼女の中で果てた瞬間、ベラルーシは微笑んだ。
「だからさ、家族になっちゃえば皆でいつまでも一緒だよ!」
「………」
「俺カトリックだから一生愛すよ!誓うよ!」
「………」
「世界平和!ラブ&ピース!!」
「……くっ」
ようやくベラルーシはぷすりと吹き出した。
童貞喪失直後に一足飛びにプロポーズをかました男を可笑しそうに見る。
笑われてイタリアはしょげ返った。
一緒にくるんも垂れ下がる。
「…本当に、誓うか?」
その言葉を聞いてくるんがぴんと立った。
以上です。
>>420>>421が重複してますごめんなさい。
バレンタイン万歳!
遅漏すいませんでした…
露ウクも独ベラもスイリヒもエロGJ過ぎて
声にならないぐらいだが
最後に主人公の勇姿を拝めてなお幸せだった!
独ベラもスイリヒも伊ベラもGJ!
君達、夏休みの宿題は31日にまとめてやるタイプだな!
大和は日本に帰る飛行機の中で、ひたすら落ち込んでいた。
行く場所行く場所、カップルがいちゃいちゃしていた。
のとと世界各地を回る間、媚薬入りのチョコレートに注意をうながすニュースはやまほど聞いた。
それでも、巷ではチョコを渡す人は減らず、かえってよく売れたと言う話まであった。
「ハルマゲドンおこればいいのに……」
隣ののとがあくびをかみ殺している。
「まだ言ってるのか」
「うっうっ、バレンタインのばかやろおおぉおおぉおー!」
「機内で騒ぐなバカ大和! いいだろ、ハンガリーもウクライナもロシアもスペインも台湾もドイツもスイスもイタリアも、
あちこち観光できたんだから!」
「た、確かに充実してたけどさぁ…でも今年も童貞だったからやっぱだめええぇえ」
大和は旅行途中、世界の童貞仲間が失われていくと言って泣き濡れた。
のとは慣れきったように腕時計を見て、毛布をかぶりなおす。
寝る準備万端だ。
「諦めろって、チョコに媚薬入ってても今年も童貞だったんだろ。そういう呪がかかってるんじゃないの」
「のと様非道い! まだ媚薬入りのチョコが市場に残ってるかもしれないのに」
「きっともう回収されてるかみんな使い切ってるよ」
「お客様」
客室乗務員のお姉さんが、大和に声をかけた。
「本日は当旅客機を御利用いただきまして、誠にありがとうございます。こちら日ごろの感謝を込めまして、
みなさまにお配りしている粗品でございます」
ハートの模様がついた箱は、明らかにバレンタインデーを意識していたものだった。
「あ、でもバレンタインデーは中止のニュースがあったんじゃ……」
企業などは自重するように言われていたはずだった。隣ののとが眠そうな声で呟く。
「日付が変わったからだろ」
乗務員のお姉さんは一応うなずいたが、仕事用ではない温かい微笑を浮かべた。
「これは私達が出会えた全ての方への感謝の形です。
毎日が何気なく過ぎたとしても、気持ちがすさんだりしても、一日ぐらいはあったかい気持ちで終らせてもいい日があるはずです。
せっかく堂々と人に贈り物をしてもいい日なのですから、中止にするのは勿体無い。
そう考えて、御用意させていただきました。
これからあなたが幸せになれる出会いがありますように。
もしもそれをお贈りできるのが私達であるならば、その光栄さだけで私達は報われます」
彼女が他の席に去ってから、大和はちょっと隣ののとを見た。
「あの、のと様……俺、せっかく旅行につれてきてもらってたのにガツガツしちゃって」
「別に気にしないよ。ひなじも彼女作りやがったし、一ヶ月も僕の勝手に付き合えるのはお前ぐらいだ」
のとは寝返りを打って、ぱちりと目をあけて不敵に笑った。
「また来年のバレンタインもよろしくな」
「……いや、来年こそは彼女作って童貞卒業するよ俺!」
うっかり雰囲気に流されてうなずきかけ、大和は慌てて誓った。
飛行機の窓の外を、流れ星が通っていったのを、大和は知らない。
みなさんお疲れ様でした。
そして参加してくれた皆様、ありがとうございました。
これにて祭は終了ですが、職人さんと感想付けてくださった皆さんのおかげで
大変ボリュームある祭だったと思います
最後まで自分は単なる発起人に過ぎず反省ばっかりなのですが、
立つ鳥あとを濁さず、感想を書き連ねるよりもこのまま名無しにもどりたいと思います
最後に、ありがとうございました
>>427 発起人さん乙!すごく楽しかったです。
あと今更なんだが
『おでん卵でリアクションをとる方法と 抜いて抜いてとお願いして逆にバイブをねじこまれるM奴隷の技』
が気になるw
>>427 乙でした!
たくさん楽しませてもらったです。ありがとう!
>>427 お疲れ様でしたー!!!単純計算で121スレ消費!
楽しかったです。
まだ駆け足でしか読んでないけど、お気に入りをじっくり読み返します。
みなさん乙です!
深夜に投下されたものはまだ上から2つしか読んでないけど、
レスさせて頂きます!
>露ウク
露ウクキタ――――!
ところどころにロシアの片思いっぷりが見えていい!
理想の露ウクでした!
>独ベラ
マイナーだけどやっぱこの二人は合うなあw
独ウクだとベラがヤンデレからツンデレになる不思議
エロシーンもよかったです!
皆様お疲れ様でした!
ベラルーシがかわいいよ。
伊ベラ>
イタリアがんばった。
彼女ににらまれてたじたじになってるところとか、最後にプロポーズしてるところとか
ほほえましく楽しませてもらったよ。
職人さん方乙かれ様。どれも萌えた!
ところでリトがベラ以上のヤンデレで、嫌がらせの数々にも
「素直じゃないんだから!ちゃんと愛してるって言うまで帰さないよ?」
とベラを監禁調教するという妄想を受信したんだが…
んー
リトはあのさわやかMなところが魅力のような気がするけどなー
事実を自分の頭の中で化学変化させることはあっても、
現実そのものを変えなさそうなところがいい。
むしろ、ベラのあからさまな態度をどこまでポジティブ方面に
脳内変換出来るのか、その限界を見てみたい。
男口調の美少女好きとしてはどのベラも最高すぎた
そして可愛いなさすがリヒテンかわいい
GJにも程があります職人様方
>>433 何その素敵な電波
俺も受信したいわ!!
さわやかポジティブMのリトもいいけどヤンデレもいいね!
リトはなんかストーカーっぽそう
監禁調教というより素で親切のつもりで
でも結果としてはそうなるってイメージ
ところでマスコットで言ってたウナギゼリーは
失敗したからリトアニアに押し付けたの?
14日にウナギゼリーをリトに押し付けたら、
ウナギ→茶色い→今日はバレンタry→ひゃほおおいベラルーシちゃんからチョコもらっちゃよー!
となるに違いない。ベラのことになると頭の中お花畑になるリトは
バレンタイン商戦のために
ヨーロッパで高級チョコ買い漁るじいちゃんが
最後ベルギーにやってきて以下略な話をwktkしていたのになかった
なぜそれを期間前に書き込まなかったのです
投下します。
オーストリア×ハンガリー。元々はバレンタインに合わせて書いていたもの
だったけど、前・後に分かれるほど長くなってしまったうえに、
チョコレートもバレンタインもほとんど関係がなくなってしまったため
普通に投下することにしました……
・前半・後半に分かれています。エロが後半に偏ってしまい、前半は薄いです……
・貴族がやや鬼畜になる予定(でもハッピーエンド)
・ちびたりあと神聖ローマが登場し、会話しますが、こいつらどうしの
からみやら何やらはありません。
・後半は今週末ごろを予定。
NGワードは「夕食がパスタの訳」
よーし! 今夜はいっぱいパスタを茹でるぞー!
あ、でも、ハンガリーさんには軽いものだっけ?
なにがいいかなあ、ビスケットとハーブティーとか?
でもハーブティーって、体にはいいけどまずいんだよね……
まんま草の味がしたりするし……
あれ、神聖ローマ? どうしたの?
あ、そうか、そろそろオヤツの時間だから、僕のところにきたんだね。
待ってて、今お茶を淹れるから……え? 手伝ってくれるの?
わあ、嬉しいなあ。ハンガリーさんがお休みだから、僕ひとりじゃいろいろと大変で……
ん? そうだよー、ハンガリーさん、体調崩して今日はお休みなんだよ。
だから今夜は僕が食事当番なの。
仕事は増えちゃったけど、その代わり好きな料理を好きなだけ作っていいって言ってくれたから、
今日はパスタをいーっぱい茹でるんだ!
神聖ローマもなにか食べたいものがあるなら……え? 僕が作ったものはみんなおいしいから特にない?
えへへ、照れるなあ。
あれ? 神聖ローマも顔が赤いね、どうしたの?
うん? そんなことはいいから、ハンガリーさんの容態を聴かせてくれ?
それがね、僕にもよくわからないの……
すっごい体がだるくて、力が入らなくて、節々が痛くて……なにか大変な病気だったらどうしよう。
そういえば、少し前からハンガリーさん様子がおかしかったんだよ。
つい最近、ハンガリーさんの部屋に行った時なんだけど……
※ ※ ※
清潔なシーツを敷いたベッドの上、一糸まとわぬ女がひとり。
「……さん……オーストリア…さあ……ん…………!」
切ない声をあげながら、なまめかしく腰を動かす。
これで何度めだろう。想像の男に犯されながら自慰をするのは。
「ひゃっ! だ、だめ……だめですそんな……!」
己の指を焦がれた男の指に見たて、蜜のあふれる下の口へと突き入れる。
粘液の絡む音をたてながら、口は難なく指を受け入れた。
もう片方の手は乳房を揉みしだいている。
「あ、あ、あ…………いやぁっ!」
ひとり遊びをするための、妄想舞台はいくつもあった。
偶然二人きりになった部屋でどちらともなく。
勇気を出して告白をしたら、実は相手も同じ気持ちでやはりどちらともなく。
夜中にオーストリアが自分の部屋をたずねてそのまま……。あるいは逆に自分がオーストリアの部屋へと。
なにも知らない自分を誘い出し、部屋に閉じ込めて無理やりに。
主人の命令だと召使の立場である自分に圧力をかけて無理やりに。
想いが暴走して、己の手足を束縛して無理やりに。
薬で弱らせられたこの体を無理やりに。
怯える自分に迫って、抵抗する自分を押さえつけて、許しをこう自分を荒くつかみながら、
無理やりに、無理やりに、無理やりに。
他愛のない台本だった。稚拙すぎて滑稽だ。
総じてみると、オーストリアにむりやり犯される情景のなんと多いことか。
求めてほしいという願望が、相手にしてみれば失礼千万な醜い妄想を作り上げた。
オーストリアを勝手に強姦魔に仕立てあげておいて――――それでもこの口は、彼が好きだとほざくのだ。
「んぅっ! や、やめてくださ……ひゃあああん!!」
今日は新しい舞台がひとつ増えた。
今朝、いつものように朝風呂につかっていると、そこへ偶然オーストリアが浴室に入ってきた。
誰もいないと思っていたからか、ハンガリーの姿を見つけると、ひどくうろたえ、
詫びをいいながら、すぐにそそくさと出て行ってしまった。
あの時のオーストリアは今でも目に焼き付いている。
肝心な部分こそ、腰にまかれた布で隠れていたが、それ以外は素肌をさらけだしていた。
男にしては全体的に細く、肌もやや青白い。
しかし、一応『戦うための騎士』としての訓練はしていたためか、そこそこの筋肉はあった。
不自然に盛り上がった部分はなく、非常に調和のとれた肉体で、それは芸術的な大理石の像を思わせた。
あの容姿ならば、かなり価値のある像になるに違いない。
あの体にふれたい、四肢をからめたい、この身をまるごと預けたい。
不意にじんと体の芯が熱くなるのを感じた。記憶が鮮明なうちに、すぐにでも下肢に手を伸ばしたかった。
しかし、ここが皆も使う公の場であることを思い出すと、その場はなんとかやり過ごした。
――そして、時間が空いて部屋にひとりきりになった今、こうして事におよんでいる。
「ハンガリー」と、落ちついたあの声で囁きながら、
想像上のオーストリアはハンガリーの体を後ろから抱き、両手を使って肢体を直接洗う。
泡だらけの手で心ゆくまでハンガリーの体をまさぐり抜く。
よがって体をねじらせた部分は特に念入りに。時には、舌で舐めまわす。
たまらず、顔を赤らめながら悲鳴をあげるハンガリー。それをなおも攻めたてる。
「やめて」と目を涙でにじませながら懇願するハンガリーを、薄く笑いながら、
オーストリアはハンガリーの淫らな穴に指をさし入れた。――それが、今の状況だ。
「はぁんっ! あ、あ……い、嫌ぁっ! 声、響いて……恥ずかし……!!」
まるで本当に浴室にいるかのような嬌声。
ぐじゅぐじゅと二本の指で蜜壺を激しくかき回す。
指を根元までいれて、折り曲げる。ビクンと体を震わせながら、背を弓なりに反らした。
「あぅ……ぅん…いい……気持ち…いいですぅ…っ! オーストリアさんの指ぃ…!!」
想像のオーストリアの動きに合わせてピッチを速める。
指は止まらない。止める気もない。
「ふああっっ!? だめぇっ! イく、イッちゃうのおっっ!!!」
指を深く突き入れて、乳房を弄っていた手で包皮に包まれた花芯を摘む。ぶるりと痙攣。
瞬間、ビュクビュクと膣から熱が噴き出した――――
※ ※ ※
でね、ハンガリーさん、裸のままこんな風に腰をくねらせていてね……
ガシャーンがしゃーんガシャシャーン!!
わあっ!? 大丈夫、神聖ローマ怪我してない?
うん、平気だよ。
このカップ、もともと少しヒビがはいってたから、
そろそろ買いかえるってオーストリアさんが言ってたもん。
それよりハンガリーさんの行動、やっぱりちょっとおかしいよね。
変な病気だったら大変だし、僕、後で本読んで調べてみようかなあ。
……え? 調べる必要はない? どうしたのそんなに慌てて?
あ! もしかして神聖ローマ、なにか知ってるの!
ねえねぇ、教えて、教えてよー!
……病気じゃない?
遠い国に昔から伝わる、先祖の霊を降臨させて体に宿す儀式?
すごい! ハンガリーさんってシャーマンだったんだ!
じゃああの時ハンガリーさんは別の世界にいたんだね。
今度僕もやってみようかな。
え? 大人じゃないと危険だから絶対だめ?
神聖ローマはなんでも知ってるんだね。オーストリアさんみたい。
……そういえば、オーストリアさんも、様子がおかしかったな。
うん、あのね、ハンガリーさんがシャーマンした次の日ね、オーストリアさんハンガリーさんにキスしてたの。
つるっ……パシィ!
えへへ、僕ナイスキャッチ。
続きをきかせてくれ?
うーん、僕も最初からみたわけじゃないから詳しくは言えないんだけど、
いつもみたいにオーストリアさんのピアノをきこうとして部屋に行ったら……
※ ※ ※
この身に何が起きたのかを理解した瞬間、ハンガリーはオーストリアを突き飛ばした。
唇には熱。確かにふれた、この人の――――
「オ、オーストリアさん……」
怯えた目を向けながら、ハンガリーは後ろに下がり距離をとる。好きであるはずの人から離れていく。
しかし、ハンガリーのその反応は予想の範囲内であったのか、オーストリアはひるむことなく
ずかずかとハンガリーに近づくと、片手をつかんで強引に手繰り寄せた。
再び、唇。
角度を変え、ハンガリーの後頭部に手を添え手前に引く。深く、一方的に押し付ける。
「…………っぅ!?」
思わず、ハンガリーはオーストリアの胸を強く叩いた。二回、三回……意外にも、あっさりと体は解放された。
ただし肩をつかまれたままだ。
「オーストリアさん、どうして……」
「……愛しています」
「なに言って……っ!?」
「何度だって言います」
ぐっとハンガリーの瞳をまなざしで貫く。
「私は貴方を愛しています」
肩をつかまれていたのはかえって幸いだった。
もはや足の力だけで体を支えることができなくなっていたのだから。
声を無くしたハンガリーを前に、オーストリアはさらに言葉を続ける。
「貴方を支配下に置いておきながら、虫のいい話をしていることは百も承知です」
だけどと置きながら、オーストリアは顔を伏せる。
「ずっと貴方に憧れていました。私は貴方のような強さを持った騎士になりたかった」
「オーストリアさん……」
「『戦うために生まれた騎士』だなんて、名のれる資格があるものやら……
中途半端な戦の力と邪道な外交術――私が持っているものなど、こんなものです」
「そ、そんなことありません! オーストリアさんはこんなに大きなお屋敷を、皆を守っているじゃないですか!
それにオーストリアさんの音楽は、誰にも真似できないぐらい素晴らしいものです! 素敵なものです!」
「はい、貴方はいつもそうやって私を励ましてくれました、力をくれました。
貴方が傍にいてくれるだけで、どれだけ嬉しかったことか……」
きゅっとハンガリーの心が縮む。
傍にいるのは何も励ましたいだけだからじゃない。だって私は……
「答えをきかせて下さい」
肩に置いていた手を背中にまわし、抱き寄せる。
「私の気持ちを受け取ってもらえるのかどうか……」
囲む腕の力が強くなる。なんだか切なくなって、ハンガリーは痛みをやり過ごす時のように、
思い切り瞼を押し閉じた。嬉しかった。答えたかった。だけど……
「い、いけません! そんなの!」
かぶりを振りながら、再び突き飛ばす。
「駄目です! オーストリアさんが私にそんな……」
「ハンガリー!」
意味のわからないことを言いながら、逃げ出すハンガリーをオーストリアは慌てて追いかける。
ドアを抜け出すその前に、かろうじて片腕をつかむことができた。
「御待ちなさい! 別に強制するつもりはありません! 貴方の気持ちと答えを知りたいだけです!」
「駄目です! オーストリアさんほどの方ならもっと他の……」
「なに馬鹿なことを……!」
色々と埒があかない。とうとう痺れを切らしたオーストリアがハンガリーの後ろから抱きついた。
言い聞かせようとハンガリーの耳元に口を寄せる。
「少し落ち着いて下さい。どんな答えでも、私は甘んじて受けとめますし、
また、それによって貴方を不利に貶めようとは微塵も考えておりません。
ただ、私の気持ちが冗談などではなく、本心からのものだと理解していただければ……」
その時、腕の中の人物がひゅっと息を飲んだ。
何事かとオーストリアが顔を上げ、ハンガリーの視線の先を追う。
鏡があった。二人の姿が映っていた。
「え……あっ!」
もちろん、オーストリア戸惑った。思いもよらぬ方向からきた、その予想外の出来事に。
なにせ鏡は対象をまるごと映す。
こんな風に第三者として、客観的に自分の起こした行動をみると、あまりにも非常識に思えて気まずくなる。
程度で比べるのなら、一番最初の行動こそ非常識なのだけれども。
そのまま二人は黙りこんだ。両者とも頬を染めながら、落ち着かなさそうにあちこち視線をさ迷わせる。
天井、床、部屋の隅、ドア、テーブル、イス、鏡……
――刹那、目があった。鏡の中で。
オーストリアは鏡の中のハンガリーを見つめ、ハンガリーも鏡像のオーストリアを見つめている。
同じ視線、同じ顔、同じ赤い顔――
その時、何か直感めいたものが走った。
オーストリアの思考のある部分がスッと冷静になる。もしかして……
「ハンガリー」
もしかして
「……嫌ではないのですか?」
気持ちも、『同じ』なのではないのだろうか――
途端、ビクリとハンガリーの肩が震えた。まるで弾いた弦のように。
ハンガリーの頬の赤みが増す。目の色に困惑が混ざる。
間違いがないとは言いきれない。だけど、確かに何かに触れた。
「私が貴方にこんな風に触れること……嫌ではないのですね?」
「あ、あの……!」
「それとも『満更でもない』でしょうか? それでも構いません。
私を受け入れてくれる可能性があるだけでも充分です」
「私は……!」
「……ねぇハンガリー、もし嫌だというのなら、言葉なり態度なりで知らせてくれませんか?」
「あまりこらえ性が無いのですよ。元々ね」
問い返す間もなく、オーストリアの右手が動いた。
ぞくりとした悪寒がハンガリーの背中を駆け抜ける。
「――きゃあっ!?」
嫌悪感にも似た刺激に、ハンガリーの口から鋭い悲鳴があがった。
この体に、明らかに自分のものではない皮膚との接触。
わざわざ見なくてもわかった。襟首からオーストリアの手が差し入れられていることが。
「嫌っ! どうして……!」
「返答がなかったので、良いのだと解釈しました」
しゃあしゃあと言ってのけながら、オーストリアは胸をまさぐり始めた。
手のひらに当たる心地よい感触を押し潰し、指先で型を辿る。
服の布地が盛り上がって、男の手の輪郭を浮き上がらせていた。
「やめて下さい! やめて…!」
「ずいぶんと暴れますが……苦手ですか、ここは?」
するりと、ふくらみの頂きを指の腹でなでると、ハンガリーの口元がぎゅっと締まる。
図星だった。美しく流れる長い髪とともに自慢の豊胸が弱かった。
胸が大きいほうが感度が悪いとどこかで聞いていたのに、それでも自慰の際には決まって胸部の上に手があった。
なぶられると、体の芯が熱くなって、力も抜けていく。
その部分を、今オーストリアがまさぐっているのだ。
「――え?」
いつの間に腰ひもをほどかれていたのか、ぱさりとエプロンが落ちた。
さらにオーストリアは、ハンガリーの頭を覆っていた布を取り外した。
片方の手首に布の端を結びつけ、その手を一息に後ろにまわす。
「……きゃっ!?」
残った腕も同様、背中側に持っていく。
拘束。思い当たった時には、両手首はひとつの戒めで纏められていた。
「い、嫌…っ!」
赤らんでいたハンガリーの顔が、サッと青く変色する。
動きを封じられたことよりも、封じたその意味を悟って。
反対にオーストリアは、表情ひとつ変えずに淡々と作業を続けている。精密な時計のように。
そのまま、怯えるハンガリーの胸元の生地を乱暴に掴むと、まっすぐ縦に引き裂いた。
――派手な音とともに晒される白い肉。こぼれ落ちる二つの双球。
「――――嫌ぁぁああああっっっ!?」
広い部屋に、捕らわれた女の悲鳴が響き渡った。
恐怖と羞恥で歪むハンガリーの顔が、曇りのない鏡に映る。
ゴクリと、オーストリアの喉が鳴った。
口付けた時とは比べものにならないくらいの、圧倒的な高揚感がオーストリアの体内を勢いよく巡っていた。
ただ触れただけで理性が飛びかけることもあるのだ。この状態に耐えられるわけがない。
この腕の中にある体を、思う存分に楽しみたい――
そう意識した時には、オーストリアの手は二つの艶めかしい存在へと向かっていた。
たぷり、と両の乳房を根本からすくいあげる。
「ひゃっ!?」
重さを量るようにたぷたぷと故意に揺らし、大きさを確かめるように乳房の外周を優しくさする。
柔らかな円の真横に手を添え、きつく中へと寄せて深い谷間を作り上げる。
鏡を通して見せつけられる痴態に、ハンガリーは激しく身をよじった。
「嫌! 嫌です! こんなの嫌あっっ!!」
「いいえ」
「貴方は嫌がってなどいない」
言い切られて、ハンガリーはギクリと強ばる。
自分でも気がついていない本音を、言い当てられたような気がしたからだ。
反射的にに違うと否定したくて口を開く。
しかし、出てきた声は、およそ言葉とはいえない文字の羅列のようなものだった。
「――ひゃうぅっ!? あ、あ、んぅぅっ!」
ぐにゅりと乳房が大きく歪んだ。
男の手でも収まりきれないほどのそれを、オーストリアは揉みしだき始めた。
指先が見えなくなるほど深く埋め、指の間から白い肉がはみ出すほど強く揉む。
持ち上げたまま、指だけでぐにぐにと探り、手のひらで上から平たくなるように押し潰す。
まるで上質な菓子の生地のように、何度も何度も丹念に練り上げる。
大きな手がすぼむ度、長い指がなぞる度に、
ハンガリーの胸からはぞくぞくした波がせりあがってくる。
「ふぁ…ああ……ぁん……だめぇ…そんなにしちゃ……!」
拒絶も否定も、みなとろけるほどの甘い挑発へと変わってしまう。
そんなハンガリーの変化を、鏡は容赦なく暴いていた。
髪の生え際からうっすらと汗がにじみ、顔は上気して赤く、
乳房の突起は固く立ち上がりささやかな抵抗のように時折触れるオーストリアの手のひらを押し返す、
力をなくした足は今にも崩れそうなほど震え、内股を擦り合わせている様子がスカートごしでも見てとれる。
これだけはっきりと映っているのだ。オーストリアが気がつかないはずがない。
そう考えるだけで、ハンガリーは自分がますます敏感になっていくように思えた。
「――何か物足りなさそうですね」
不意に男の中指が、くるりと赤い円をなでた。目立つ固さをあえてはずすようにして。
ハンガリーは小さく息を止める。
「あ…!」
「何がお望みなのか、言ってもらえますか?」
二回、三回さらにオーストリアはなでまわす。やはり肝心な部分は避けている。
訊ねてはいるものの、実際は言えとハンガリーに命令しているのだ。
その声に余裕はない。
「ほら、早く……」
わかっているくせに、わざと急かしながら、オーストリアは乳頭のすぐ真下を擦り始めた。
届きそうで決して届かない場所を刺激しながら、揶揄するような目で鏡のハンガリーを見る。
鏡像のハンガリーは苦しそうに眉をひそめ、目に涙をためながら緩く首を振っていた。
(上を…すぐ上を触って……! いじめてぇ…っ!!)
懇願を口にしないのが、やっとだった。
胸の尖りはこんなにもオーストリアの指を求めているのに、わずかな理性がそれを許さない。
伝えてしまえば、その瞬間からこれは合意の上の行為へと変わる。
そうなってしまえば、後はもうなし崩しだ。
そもそも、日頃からオーストリアに犯される妄想をオカズにした自慰をさんざんしているのだ。
今のこの行為が本当に嫌であるはずがない。むしろ微かな喜びすら芽生えはじめている。
だから、きっと自分はなんの罪悪感もなくオーストリアを受け入れるだろう。
立場や関係すら忘れて……
(――立場?)
不意にきらりとしたものが、心を走った。
予感めいたもの。一時的にハンガリーの理性が回復する。
(そうだ、私は……オーストリアさんは……)
その時、オーストリアが大きく動いた。
何も言わないハンガリーを恥ずかしさのためと判断したからか、
あるいは単に我慢ができなくなったためか、「仕方ない」と呟きながら、ハンガリーの横から上半身を出す。
身を乗り出した側の乳房を持ち上げて、その先端に顔を近づけた。
薄く開いた口、下唇よりも前に飛び出している赤い舌――
「――だめぇっ!」
目的を知ったハンガリーが大きく体をのけ反らせた。
すがる思いで、縛られた両手首を解放しようともがく。
それが良かった。
一息で纏めてしまったがために雑になっていた結び目はその抵抗であっさりと抜け落ちたからだ。
自由になった両手でハンガリーはオーストリアの胸板を押す。
オーストリアがバランスを崩した隙に横から逃れる。
しかし、無理に飛び出したのと、足の力がまだ戻っていなかったのとで、
数歩歩いただけですぐに膝をついてしまう。それでも、むき出しになっていた胸は両腕で隠した。
「ハンガリー…!」
体勢を立て直したオーストリアがハンガリーを追う。
一度ついた火がそう簡単に消えるわけがない。
事を遂げようと、ハンガリーに手を伸ばし……
「――私、召使いです!」
きんとかん高い声が辺りを貫いた。オーストリアの動きが止まる。声も失う。
――彼女は何を言ったのだ?
「だめです……オーストリアさんは主人なのに、私とこんなこと……」
ハンガリーは訴えかけるような目オーストリアに向けた。
態度こそ弱々しいものの、その口調と瞳は何かしらの強さを秘めている。
「ハンガリー、私と貴方の立場など関係は……」
「関係ありますよ!」
何かを言いかけたオーストリアの言葉をピシャリと遮った。はねかえすように。
ようやく力の戻った足でゆっくりと立ち上がりながら、ハンガリーは先を続ける。
「私、オーストリアさんの味方でいたいんです……
だって優しくしてくれたの、オーストリアさんだけだったから……」
遠い昔を思い出すように、瞼をやや伏せる。
そのせいか、目を閉じているようにも見えた。
「オーストリアさんの気持ち、すごく嬉しかったです。
だけど主人であるオーストリアさんとそんな関係になれません……」
「ハンガリー、そこまで深刻に考える必要はありません。私は貴方を愛しく想い、そして焦がれています。
貴方がどんな立場であろうとも、私の気持ちは変わりません。
貴方がどんなに下にいようとも、あるいは逆に貴方が私を凌駕するほどの存在になったとしても……」
「――だったら余計に駄目です!」
遮断。前よりも鋭利な声でオーストリア言葉を切る。
なめらかな切り口の沈黙にオーストリアの口が塞がれる。
しかし、ハンガリーが次に続けた言葉は、声はおろか心まで裂くほどの鋭い刃だった。
「私たち、元々敵同士じゃないですか……!」
しん、と時が凍りついた。冬にはる氷のように。
「何を……」
オーストリアが口を開くも後が続かない。
舌も喉も動くのに、肝心の言葉のほうがないのだ。
「事情が変わればオーストリアさんの敵になるかもしれないんです!
オーストリアさんを攻撃する日がくるかもしれないんです!
イタちゃんよりもオーストリアさんを攻撃する理由を多く作れるんです!
……だって私は国だから……オーストリアさんの隣の……国だから……」
すっかり黙ってしまったオーストリアを前に、ハンガリーは淡々と告げる。
告げながら歩き、鏡の前に落ちていたエプロンを拾う。
晒された胸と破れた布地をできるだけ隠すように着けた。
「いつまでもこのままなんて考えてはいないけど……
でも、今だけはオーストリアさんの召使いでいさせて下さい……」
“守りたいんです。敵が私であっても”
最後のほうは、ほとんど聞き取れないほどの小声であったが、その表情で意味は伝わった。
これでいいと、ハンガリーは自分に言い聞かせる。
歪んだ妄想で自分を慰めるだけで充分だ。
そのままハンガリーはオーストリア背を向けて歩きだす。
「……っ!」
ほとんど衝動的にオーストリアは駆け出して、去りかけたハンガリーの腕をとった。
軸を回すようにハンガリーの体を正面に向ける。
「私は……!」
何かを伝えたくて、オーストリアは必死で声を絞り出す。だけどやっぱり言葉はない。
そんなオーストリアの苦悩に気づいたのか、ハンガリーは少しの間視線をそらすと、
やがて決意をしたようにオーストリアを見据えた。
「オーストリアさん、私、生娘じゃありません……」
この言葉は、半分は本当で半分は嘘だ。
要は男の形をした張り型でオーストリアを想いながら自ら貫いたのだ。
しかし、そんな事はもちろん知らないオーストリアは、
ハンガリーの言葉を間違った誤解として受け取った。
「だから、オーストリアさんにはふさわしくありません……手をはなして下さい……」
「――ご主人様」
すぅっとオーストリアの表情が消えた。
色の深い瞳からは、光が無くなった。
傷がついた。傷つけた。痛みはおろか、感覚がなくなるほど深く。
言い切ったハンガリーも苦しさで心があぶられた。目尻に涙がたまり、こぼれそうになる。
泣き顔を見られたくなくて、ハンガリーは自ら手を振りほどくと、部屋から逃げ出した。
今度はオーストリアは追いかけなかった。
※ ※ ※
……グスッ
あ、ごめんね。思い出したら悲しくなっちゃって。
なんで喧嘩したんだろう、とっても仲良かったのに……
ん? ……えっ! お茶淹れてくれたの? 嬉しいな、ありがとー!
うん、元気でたよ。あ、僕も神聖ローマにお茶淹れるね。
コポコポコポ……
はい、どーぞ。
……え? うん、そうだよ。神聖ローマが遠くへお出かけしてた時に喧嘩してたんだよ。
そっか、神聖ローマもオーストリアさんたちの様子がおかしいって、気づいてたんだね。
ごめんね、言わなくて。どうしたらいいのか、よくわからなかったから……
謝らなくてもいい? えへへ、神聖ローマは優しいね。
あ、そうだ、聞きたいことがあるんだけどちょっといい?
なんでオーストリアさんは突然ハンガリーさんの服を破っちゃったんだろ?
ぶふぉぉぉっっ!!
あれじゃハンガリーさん風邪ひいちゃ……わあぁっ!?
大丈夫、神聖ローマ! 気管支に入っちゃった?
はい、ハンカチ。
それでさ、神聖ローマはどう思……え? すぐには答えられそうもないから別の話が聞きたい?
うーん、そういえば、ちょっと前に不思議な光景をみたなあ……え? その話がすごく聞きたい?
う、うん、話すね(どうしてこんなに慌てるんだろ……?)
えっと、少し前、絵を描く道具を探して、ちょっと遠い倉庫に行ったんだけど、
入口の扉を開ける前に、中から女の人の悲鳴が聞こえてきたの。
それでね、僕、すっごい怖くなって逃げたくなったんだけど、
でもがんばって勇気を出して扉の隙間から中を覗いてみたんだ。
そしたらね…………裸の女の人が裸の男の人にまたがって体を振ってたの!
ぶ―――ぶふぉぉぉっっっっっっ!!!!!!
わああぁっっ!? すごい神聖ローマ! 吹き出したお茶で虹ができてる!
あ、テーブルは僕が拭くから平気だよ。
はい、ハンカ……あー、服もびしょびしょだからハンカチじゃちょっと難しいね……
それで、やっぱり神聖ローマも不思議だと思う?
今度、もう一度行ってあれがなんなのか確かめてみようかな?
――うわっ!? ど、どうしたの神聖ローマ?(すごい睨んでる、怖い……)
え? 絶対行っちゃダメ? どうして……
……
……
…………えええっっ!? 封印されし古代のモンスター召喚儀式!?
一歩間違えれば、召喚しようとした人物はもちろん、
その周りにいる人々までも逆に魔界連れ去られてしまうほど危険な禁忌の儀式!
じゃああの時、女の人が何度も何度も「イくぅっ!」って叫んでたのは、
連れていかれそうだったからなんだね!
こ、怖いよ〜! う、うんわかった。もうあそこには行かないね……
あれ? どこ行くの神聖ローマ?
着替えてくる?
じゃあ、その間に新しいお茶とお菓子を用意してるね。
……
……神聖ローマ、どうして前屈みになってるんだろ?
以上が前半です。
できるだけ、金曜日あたりに続きが投下できたらと考えています……
>>457 GJ!ハンガリーさん切ないよハンガリーさんと、
神聖ローマその言い訳は何だwwwが交互に来て
切ないやら笑えるやらもうね…。続きも待ってる!
>>458に全文同意
プラス、イタちゃんかわいいよイタちゃんw
後編も楽しみにしています!
見られてるよww
ああもうひとつだけ。坊っちゃんがんばれw
面白い書き方だなw
エロ楽しく読ませてもらった!
後半に期待ww
GJ!
切ないなぁ…。しかしイタちゃんwwww
電車の中でニヤニヤしちゃったじゃねーかww
GJGJエロ切ないのとギャグがよすぎる続き楽しみに裸にエプロンで待ってます
GJ!てか神聖ローマ何言ってんだw
ラトベラ書いた者だけど、その後のリトベラを書こうと思っているんだが、
リトがヤンデレでも良いだろうか?
どうぞどうぞ
GJ!
神聖ローマ〜〜〜〜〜〜〜っっっっっw
おめえはどこでその知識を手に入れたw
貴族S属性炸裂期待してます!
おおーすごく良かった!
神聖ローマとイタちゃんのやり取りがすごく笑えたw
もちろんエロの方もGJ!!
>>465 楽しみにしてます!
大作の合間に割り込むのは大変恐縮ですが、週末はラッシュになりそうなので、本日投下させていただきます。
・スペイン×上司(狂女王フアナ)
・やや湿っぽい雰囲気ですが恋愛要素は薄めです
・話の展開だけでなくスペイン語会話も無理ありまくりですが、ネイティブ関西人の皆様は大目に見てやってください。
・NGワードは「太陽の愛づる国」でお願いします。
補足
・本文中で言及される上司の両親はカトリック両王で、旦那フェリペはブルゴーニュ公・フランドル伯です。
・地名としてのスペインは、カスティーリャに置き換えて読んでいただいたほうが史実に近いと思います。
・旦那(と父親)存命中の話なのでフアナはまだ南イタリアの君主ではないはずですが、ロマーノもちょっとだけ出ます。
(欧州にもたらされていないはずのトマトも)
「フアナはん、話があるんやけど」
振り返った若い女は、心なしか青ざめた顔をしていた。
ここのところまともに食事らしい食事をとっていないそうだから、無理のないことではある。
だが、少しやつれたぐらいでは生来の美貌は損なわれることはなく、
その抑制された挙措の端々にも統治者としての威厳は保たれていた。
ここ数日来、議会どころかろくに人前にも現われない上司の身を案じてとうとう私室を訪ねることにしたスペインだが、
彼女が床に臥せってはいないことを知り、とりあえずは安堵をおぼえることができた。
だが広々とした部屋に二三歩進み入ったとき、今度は予期せざる困惑が彼を襲った。
振り返ったまましばらく立ち尽くしていた上司が我に返ったかと思うと、
裾をからげんばかりの勢いでこちらに駆け寄り、両腕を広げてきつく抱きついてきたからである。
「フ、フアナはん?」
「フェリペ、ああフェリペ、よう来てくれはりました」
「ちゃうちゃう、旦那はんちゃう。髪の色からしてちゃうやろ」
「ずっと待ってたんよ、フェリペ。同じ城にいてはるのに、二度と会いにきてくれへんのかと」
「いや、そやから、俺は旦那はんやないって……」
弱りきって言いかけたものの、スペインは結局そこで口をつぐんだ。
母方の祖母からの遺伝的要素が前々から囁かれていたとはいえ、
夫の度重なる浮気のために女王の精神状態が近年本格的に危うくなってきたことは、宮中の誰の目にも明らかな事実だった。
ましてスペインは国である以上、最高位の上司である彼女とはいわば運命をともにしている仲である。
平素は空気の読めないことで定評のある男だとはいえ、彼女の心の動きを日夜見守ってきただけに、
女王の唐突な抱擁の意味が彼には分かった。
そして今はもう、それを受け止めるしかないことも明らかだった。
「フェリペ、会いにきてくれはってうれしいわ。ほんまにうれしい。
最近はずっと、夜でもうちの寝所には戻ってきてくれへんのやもの」
「えろうすんませんでした……やなくて、ほんますまんかったな、フアナ」
「ええんよ。怒ったりしてへん。
ああ、フェリペ。うちの可愛い人、うちの天使……あんたはんがいてくれはれば他はどないなってもええの。
だからいつ何時でもそばにいはって。よその女なんか見んどいて」
「他はどないなってもいいなん言うたらあかん。フアナは俺の上司、やない、栄えあるスペインの女王やないか。
旦那はんの、やなくて俺の心配してくれるのはうれしいけど、一番に考えなあかんのは国土を守り民を食わせることやで。
海の向こうのインディアスも、お義母はんの忘れ形見思うて探索進めてかなあかんし、
欧州であたり見回してみても、フランスにはまだまだ気ぃ許せへんしな。こないだお義父はんがナポリ奪い返しはったとはいえ」
「あんたはん、フランスのことは憎からず思ってはるんやなかったの?」
「やめとくんなはれフアナはん、この俺がなんでまたあんな優男に
……あ、いや、うん、まあ、そらな、フアナ、俺かて半分はヴァロワの血筋やからフランス文化には愛着あるねんけど、
あいつ自身は洗練気取ってるわりにしつこいから、軍事の動向とりわけイタリア方面には重々注意せなあかんちゅうことやねん」
「軍事やら戦争やら、あんたはんにはそんな言葉似つかわしゅうおまへんわ。
もっと優しゅうてみやびなお話してくらはりませんか」
「そら、砂糖菓子みたいな甘い言葉かけてやりたいんは山々やけど、なあフアナ、
いまはそればっかり言うてられる時期とちゃうやろ。
おまえの王権とて磐石やない。こんなふうに、日夜俺のことにばっか案じとるようならなおさらや。
何度も言うようやけど、侵略から国土を守り民を飢えさせんためには、政局の安定が大前提やで。
そやからな、野心ある連中がおまえの統治能力に異議を唱えへんようしっかりと―――」
「あんたはんもスペインと同じこと言いはるんやね。
王位?国土?民?うちがいつそんなもん欲しいと言うたの?
うちが欲しかったのはあんたはんだけや。あんたはんに女にしてもろうてから、今までずっと」
「―――うん、そやけどな、フアナ、」
「思えばフェリペ、あんたはんが変わりだしたのは、うちの兄弟全部亡うなった上でお母はんがみまかられてもうて、
うちに王位継承権が転がり込んできてからのことやね。
その前から浮気者は浮気者やったけど、うちのことは妻として愛してくれてはった。
でも今のうちは、あんたはんがスペイン国王として承認されるためのただの駒なん?
スペイン女王の配偶者でなく、国王になれれば満足してくらはりますか?」
「いやフアナ、お義母はんの遺言状から言うたらそれはそもそも―――」
「遺言状も議会の承認ももう、どうでもええの。
どうなん?うちがスペイン女王から降りたら、前みたいに一人の女として可愛ごうてくれはる?
そんならうちは、スペインなんかいらへん。王位も国土も民も、全部あんたはんにゆずります。
今まではたしかに、あんたはんが自分とこの家臣にスペインの土地をばらまくのを見過ごしてはおれへんかったけど、
でももうええ、あんたはんの心さえ戻ってきてくれるなら、スペインがフランドルになってもうても―――」
全てを聞き届けぬうちに、スペインは女王の肩をつかみ、床の上に押し倒した。
言葉はなかった。ただ胸が突然、どうしようもなく苦しくなった。
スペインは無言のまま、自らも床に膝を突き、女王の美麗な装束を剥ぎ取るように脱がせ始めた。
彼女は嫁ぎ先のフランドルで買い上げた羊毛絨毯の上に仰向けになったまま、抵抗しようとはしなかった。
当初はやはり、何が起こったのか分からず呆然としているようであった。
だがやがて、スペインの手が自らの肌を求めていることに気がつくと、女王は微笑した。
少女のようにあどけない、無条件の、満面の笑みだった。
スペインは目を閉じ、微笑を浮かべたままの女王と唇を重ねた。
このやりきれなさを克服するには彼女の肉体に没頭するしかない、それだけは確かだった。
唇から離れると、首筋からその下へと接吻の範囲を徐々に広げていった。上司の柔らかい声が耳元でうつろに響いた。
「うれしい、フェリペ。うちの気持ちを分かってくれはったんね。
またあの頃みたいに、ぎょうさん可愛ごうてくれはるのね」
「そうや。覚悟しとき」
短く答えながら、スペインは豊かな乳房を両手でわしづかみにした。
綿のように柔らかい膨らみに十本の指はたやすく沈みこみ、たちまち赤い跡を残したが、スペインは愛撫をやめなかった。
「あぁっ、フェリペ、もっと優しゅう……お願い……」
「こういうのが好きなんやろ?
清純そうな顔した女に限って、激しゅうされるのが好きと相場は決まっとるもんなあ」
「そんなこと、嘘やわ……あぁ、そこは……」
左右の乳首をスペインの指先で刺激され始め、女王は深い息を吐いた。
切なそうに顰められた美しい眉を見て、スペインはまた、胸のどこか別の部分が痛むのを感じた。
「そこは……あかんの……あぁ、フェリペ……」
「あかんて何や。ちょっとこすっただけでもうこないに硬くなっとるやないか。フアナの乳首はやらしいなあ。
ひょっとして、俺がしばらく通わんうちによその男を寝所に呼んでたんと違うか?
前から後ろから、いろんなところを開発してもろたんやろ」
「フェリペ、そんな!うちにはあんたはんだけや。あんたはん以外の男に触れられるなんて想像もできへん。
あんたはん以外誰もいらへん。どうか、どうか信じてくんなはれ」
「そやな、信じるわ。―――俺のためなら国をゆずりわたしてもええ言うほどやからな」
スペインの手は乳房を離れ、女王の両膝をしっかりとつかんだ。
ふつうの女ならすでに受け入れる姿勢をとっていてもいい頃だが、
さすがに生まれながらの王族である彼女は、自分から脚を開くことはしなかった。
力を込めて両膝を割ると、白い太腿の付け根に桃色の花弁が恥じらいがちに現れた。
そして予想通り、そこはすでにぬらぬらと照り光っていた。
スペインはこれ見よがしに女王の脚の間に顔を近づけて言った。
「まだ触ってもおらんのになあ、もうこないに濡らしとるんか。大洪水やないか。
そないに俺のが欲しゅうてたまらへんかったか」
「恥ずかしいわあ……そ、そない近くで見んといて……そないなこと言わんといて……」
「ほんまのことは正確に教えてやらんとなあ。
蜜がとろとろに溢れとるだけやない、襞もひくひくしとるでえ。ほんまやらしいなあ。
この可愛いボタンみたいなんは何やろなあ。いっぺん剥いてまうか」
「あっ、ああぁっ!そこは、あかん……あかんのぉ……さわらんといてぇ……」
「さわらんといて言うけど、どんどん大きゅうなってきたで。うれしがっとるんやなあ」
「い、いや、いやぁ……!」
「こんだけ腰を浮かせといていやいや言うても意味ないわ。
もう下の絨毯までびしょびしょやないか。あとで召使らが染みを取るのに困るやろなあ。
理由を訊かれたらちゃんと答えてやらんとなあ」
「い、いや……誰にも言わんといて……」
「こんなど淫乱が一国の女王様なんやからなあ。家臣らも大変やで」
「ち、違う……」
「何が違うん?言うてみ」
「うちは女王やない。ただの、ひとりの女や。
フェリペ、あんたはんのためなら、王位でも国土でも何でも差し出せる言うたやろ。
あんたはんのためなら、うちはスペインを捨てられる。
大丈夫、捨てられるわ」
スペインは女王の顔を見た。
正気を失った者特有の、早朝の空気のように澄んだまっすぐな眼差しが彼を迎えた。
スペインはふたたび女王に口付けした。そして耳元で囁いた。
「俺のためなら何でもできる、そう言うたな」
「そうや」
「なら頼みがある。―――いや、命令やな」
「何でも言うてな、フェリペ」
「今はもう、俺の名を呼ぶな。ただ、おまえが継いだ国のことだけ想うんや。
俺に抱かれとるあいだじゅう、ずっとや」
「ええけど、どないしてそんな」
「逆らうな。分かったか」
「分かったわ。スペインのことだけ想えばいいんやね。
簡単やわ。あの子のことを想うのは、あんたはんを想うのと変わらんぐらい好きやもの。
嫁いでからしばらくフランドルに滞在してたときも、朝な夕なに思い出すのはあの子のことやったわ」
「なしてや」
「なしても何もないやないの。
日の光に満ちて温うて広々してて、いつでも情熱の赴くままに生きてて、
実力伴うてないこともあるけど勇敢で、どないな状況でも男らしゅうふるまうことを自分に課してて、
こないな国を可愛く思わん女はおらんわ」
「でも、捨てられるんやな」
「そうや。あんたはんのためなら」
スペインは女王の両膝をいっそう大きく開かせ、自らのベルトを外した。
取り出された彼自身はほぼ完全に硬直し大きくそりかえっていたが、彼の呼吸は不釣合いなほど静かに落ち着いていた。
「フアナ、挿れるで」
「あ……あぁっ、来て、来てぇな、……あぁ、あぁ、フェ……スペイン……」
「国に抱かれるっちゅうのは、どんな気分や」
「わ……分からへん。なんやおかしいけど、……犯されてるような気もするし、守られてるような気もする」
「俺のはええか?フアナ」
「ええわ、すごくええ」
「俺もええわ。おまえん中、えろう温うて想像よりずっと締め付ける。
赤んぼ何人も産んどるのになあ」
「あんたはんのが大きいからやわ……ほんま、前より大きいような……あぁ……っ」
「誉めてもらえて光栄やわ。でもその大きいんが、根元まで入ってもうたでえ?
入ってくたびになんややらしい音がたっとるし。聞こえるやろ?
旦那に抱かれとるんとちゃうのに、いけない身体やなあ」
「いやぁ……だって……しゃあない……」
「そろそろ前後に動かそか。フアナの中はきついから大変やけどなあ。ほら」
「あっ、だめ、まだ、……
……あ、あぁ!あん、はぁん!あかん、堪忍してぇっ」
「ほんま、フアナはすみずみまで敏感やなあ。
俺もすごい、ええわ……たまらん。
辛抱足らん男はへたれやけど、でも、おまえはつくづく男に辛抱させへん身体しとるなあ。
このあたりは、どや。そろそろ奥に届いたかもしれへんな」
じわじわと追い詰めるように語りかけながら、スペインは腰の動きをいっそう激しくした。
女王は今では大きな瞳に涙を浮かべ、高い天井まで届かんばかりの熱い息を吐きながら、
彼に深く貫かれ揺さぶられるままになっている。
高みに登りつめてゆく感覚にさらわれそうになりながら、スペインはかろうじて女王に囁いた。
「なあフアナ、ちゃんと、俺のこと想うてるか?」
「想うてるわ、フェ……スペイン」
「もしフランドルの連中に売り飛ばしても、俺のことは忘れへんか?」
「もちろんやわ」
「なあ、もし、
―――王位継承者とちごうて、村娘かなんかとして俺の家に生まれたんやったら、俺のこと、死ぬまで捨てへんかったか?」
「あたりまえやないの、スペイン」
「そか」
スペインは短い間瞠目した。
そして顔を上げると、快楽に潤んだ女王の瞳を覗き込みながら、最後の段階の突きに没入し、
白昼夢のような震動の中に身を投げた。
女王の私室を退いてからさほど歩かないうちに、廊下の隅から小さな影がちょこちょこと姿を現した。
見れば、布のかけられた籠を両手に捧げ持つロマーノだった。
「話長かったなちくしょうが」
「人の顔見るなりそれかいな。
まあええわ、おまえ珍しく働いてくれとるんやな。感心感心。
「あの人のところで何の無駄口叩いてやがったこのやろう」
「そらもちろん、百年先を見据えた世界戦略、インディアスに足がかりをこさえたこの俺様の輝かしき未来についてやがな。
おまえは内海育ちやからぴんと来んかもしれへんけど、
これからは地中海ばっかりやない、七つの海を制するもんが世界を制するんやでえ」
「目開けたまま夢でも見てろちくしょうが」
「俺が諸大陸に冠たる大帝国になった暁にはなあロマーノ、おまえのこともちゃんと取り立てて
―――どこ行くんや」
「給仕長から、この籠を女王様に届けるように言われたんだ。
おまえの話に付き合わされてあの人が昼飯の席に来なかったからだこのやろう」
「ああ、もう昼下がりか……
いまはやめとき。あとで俺が届けたる」
「そんなこと言って、おまえがあの人にほめられてキスしたってもらうつもりなんだろ。
届けさせるもんかちくしょうが」
「おまえまだあきらめてへんかったのか……まあええわ、ならそのへんの侍女にでも籠を預けとき。
とりあえず今は、あの方のお部屋を訪ねたらあかん」
「ふん」
ロマーノは不服そうな態度を隠そうともしなかったが、結局は「親分」の言うことに耳を傾けた。
そして通りがかった侍女に籠を渡して身軽になると、親分なんかとの立ち話のためにシェスタの時間が短くなるのが惜しい、
とでも言いたげにさっさと自分の部屋に戻ろうとしかけたが、ふと立ち止まってスペインの顔を見上げた。
「なんや。俺の顔になんかついてるか」
「救いようのない目鼻がな」
「おまえっちゅうやつは本当に……!」
今日こそほんまに子分としての立場を分からせてやらなかんな、とスペインが本気で腕をまくりかけたとき、
ロマーノはふところからトマトをひとつ取り出し、彼の目の前に突きつけた。
「なっ、……どういう意味やねん」
「なぐさめてやろうとしてるんだ。受け取れちくしょうが」
「なぐさめ?」
「お前何だか、悲しそうだからな。あほづらのくせに」
少し赤らんだ顔で言うだけ言い捨てると、ロマーノは踵を返してさっさと廊下を戻り始めた。
あとに残されたスペインはぼうっと立ち尽くしていたが、ふと手の中の真っ赤に熟れたトマトを見ると、
いまさっき別れを告げたばかりのやわらかい唇が、残像のように思い起こされ、やがて消えた。
(悲しそう、ねえ)
一口ずつトマトをかじりながら、スペインは午後の光の差し込む廊下を歩いていった。
曲がり角まで来て女王の部屋を振り返ると、ちょうど日陰になっている重々しい扉と、衛兵たちの姿だけがぼんやりと見えた。
角を曲がると、彼は二度とふりむくことはなかった。
いずれにしても、前に進まねばならぬ時代がそこに来ていた。
おわり
ふおおおおGJGJGJ!
兄ちゃん切ねえ!!
>>477 最後の一行が大河ドラマみたいだ…。すごくGJです
兄ちゃん切ないなぁ報われないなぁ…でもGJです
そしてちびロマーノかわえぇ〜
スペイン語ってエロいな…
切ないわぁ
>482
GJ!
あまり詳しく言うと読んでない人にネタバレになるからいえないけど、
素直な彼女がむちゃかわええ、と思ってしまった。
その日一日だけ燃え上がるものだったとしても・・・なんていうか・・・とにかく切ないや。
>482
フランス兄ちゃん素敵です。GJ!
太陽の〜めっちゃ萌えた!!
スペイン語ええなー上司との絡みが切ない
楽しませてもらったよ、ありがとー!
>>482 エロいんだけど、いい意味で気持ちがほっこりした。
んでおまけに笑った。GJ!
>>482 よかったよー。ベラ可愛い!
そして実はおまけもかなり待ってたw
>>482 GJ!
余裕な兄ちゃんといろいろ未開発のベラの対比がよかった!
二人のやりとりもセンスがあって素敵だった。
ところで、ロシアさんはどこに行ってたんだろうか・・・
洪さんが普を《個人的に殴りた》くなるに至った動機を妄想してたらいやな電波を受信しました。
素敵な墺洪待ちの間に申し訳ありませんが、(しかも道具的な意味で微妙にネタがかぶってて申し訳ないのですが)一夜の賑やかしとしてご笑納ください。
【注意書き】
・ちょっと前までドイツ騎士団だった頃の若プロイセン×竹林にあった、まだまだやんちゃなロリっ娘ハンガリー
・プは中2病でハンは無駄に漢思考
・つまり色々酷い
・でもプレイはノーマルなんだぞ
ちなみに終始普の一人称。
イラっときそうorたぶん無理という方は【恋する騎士団はせつなくて大変なものを盗んd(ry】をNGでお願いします!
あの女が、貴族野郎のものになる、と最初に聞いた時、俺は悪い冗談かと思った。
ハンガリーは手綱のない裸馬のような少女だ。どこまでも続く草原や高く明るい色の空や、そういうものが似合う女だ。
婚姻政策の繰り返しで成長したような不埒な優男にたぶらかされるなど。その時俺は、神聖ななにかへの冒涜のように感じたのだ。
夜明け前だった。気付いた時には俺はあの女の元へ馬を走らせていた。
「…!?プロイセン?なにしに…」
支度を整え今まさに出発しようとしていたハンガリーの前に立ちふさがり、彼女が大事に抱えた荷物を奪い取る。
「あ!てめ、コラなにしやがる返せ!」
粗野な口調は昔のまま、けれどあちら風の旅衣を身に付け、伸ばした髪を背にたらしたハンガリーの姿は人形のように愛らしかった。まるで知らない女のようで、それがやけに気に障った。
「うるせー腑抜け野郎!貴族にたぶらかされた負け犬の情けねえツラ拝みに来てやったんだよ!」
自分でも理解しがたい苛立ちにまかせて、奪った荷物をを地面にたたきつける。
衝撃で中身がばらばらと散らばった。
「…あ!!」
「――ひっ!??」
地べたにぶちまけられたのは――
手足への拘束具。妙にてろっと
【文字制限で切れてしまった為途中から】
地べたにぶちまけられたのは――
手足への拘束具。妙にてろっとした液体の瓶。そしてかなりリアルな形状の、黒光りする大小各種の張り型。等々。ありとあらゆる性的責め具。
凍りついた俺を見て、普段毅然とした少女は涙目になり、頬を真っ赤に染めてはわはわと弁解する。
「や、これはあの、マジャールが餞別にって。いや別にこれでオーストリアさんを、どうこうってわけじゃなくて!ただ、まあ、あの、一緒に住むわけだしいざというときの為に、ほら、な」
「い、いいいいざ…?」
目眩がした。いざという時にこんなもの出してくる女、怖すぎるだろう。しかもオーストリア《を》。《を》って。マジでか。そっちか。
ああ。確かにハンガリーは貴族野郎にたぶらかされている。ただし、なんか通常とはだいぶ違う意味で。
見ているだけで尻の辺りに寒気をもよおす迫力の器具の数々を目の当たりにして…俺は、貴族に、一瞬、同情した。
「オレさ、《女》なんだって…だから一生、生えてこねえんだって」
そんなこと数百年前から知っていたが、当の本人が事実を知ったのはどうやらごく最近のようだった。
「なあ…プロイセン」
壮絶な存在感をかもす道具類を両腕に抱え、天使のような美少女は、真剣な目で俺を見つめる。
「どうしたら怖がらせないでヤれると思う?」
「いや無理だから!!!どうやったって怖えから!諦めろ阿呆!」
「だって好きだもん。絶対オレ我慢できねえよ。判るだろ?お前も男なんだから!」
「………」
なんだこれ。
さっきから、この女の理論はなにかが決定的にずれている。
ひょっとしてこいつは…自分を男と思い込んで育ったこの女は、基本的な男女の営みについて、実はよくわかっていないのではないか。
ざわ、と黒い企みが胸に兆した。
「じゃあ一度ここで試してみたらどうだよ」
「え?お前で?無理。趣味じゃねえし」
俺だってそんな趣味はない。ついでに言うとオーストリアにもないとは思う。
「そうじゃねえ馬鹿、自分の身体でだ」
「…えぇえ!?なんでそうなるんだよ」
「だってお前、今のまま加減も知らずに襲ってみろ。まず確実に嫌われるぜ」
「それは…困る」
ハンガリーが青ざめてうつむく。
じわじわと黒い染みが胸に広がり始める。
そう、恋する者というものは、時に笑えるくらいに他愛ないのだ。俺は経験上、もう、嫌というほど、それを知っている。
「別に俺はお前なんか助けてやる義理ねえけどよ。まあ、腐れ縁も長かったことだし、最後に――」
最後に。口にした途端、胸の中の染みが黒く深い穴に変わった。最後。最後だ。今日この日を逃せばハンガリーは行ってしまう。
「…最後に。手伝ってやってもいいぜ」
真っ暗な穴を抱えたまま、俺は極上の笑顔を作る。
翠の瞳が戸惑うように揺れて。
そうして獲物は俺の手に落ちた。
連投規制?
ベッドの上に並んで腰掛け、唇を触れあわせる。
お前とキスとか変だってば、と笑って逃げようとするのを、雰囲気作りだと言いくるめた。
服の上から身体をなぞりながら夢中で舌を絡める。
呼吸を奪われたハンガリーが頬を上気させ荒い息をついた。眉をひそめた顔がひどく色っぽい。
手をとって堅く屹立した怒張に触れさせると、ひゃ、と変な感嘆の後で、いいなあお前、生えてて、と場違いな感想を洩らす。
いつも腹立たしかったその無知が、今は哀れに思えて、苦しいくらいに欲情した。
「ちゃんと触れよ。これが入るんだから」
「え、道具は?」
「要らねえだろ。俺はお前と違って生えてる」
「えええマジかよ!だっ、て…なんか」
「…なんだ怖いのか」
「怖くねえよ!!…や、その、なんていうか…お前は、…嫌じゃねえのか?」
「…気にすんな。昔馴染みの誼だ」
欲望に上擦る声をごまかして、わざとらしく恩を着せる。
でもなあ、と、まだ少し抵抗のありそうなハンガリーの身体を引き倒してベッドに押し付けた。
ふわん、と金の髪が舞って甘いような香りに包まれる。小さな肩。細い腰。組み敷いたハンガリーは感動するくらい華奢だった。胸に引き寄せれば片腕でだって抱けてしまう。
ああいつの間にか、こんなにも俺たちは男と女の身体になってしまったというのに。
馬鹿な女だ。何度も言ったろう。お前は簡単に人を信用しすぎる。こんなみえすいた策略に何故気付かない。お前ときたら素直で愚かで純粋で。
――たまに、酷く滅茶苦茶にしてやりたくなる。
もどかしくシャツのボタンを外すと形の良い乳房がふるん、と零れ出る。
乏しい月灯りの下輝くほど真っ白で夜目に眩しかった。
「お前、胸…でかく、なったよな」
思わず洩れた声には感嘆が滲んだかもしれない。
「ああ。戦のときは布でおさえてたけどな」
邪魔でしょうがねえよ、と無邪気に口を尖らせるハンガリー。
嘲笑いたくなった。愚かな女。自分の持つ力をしらないのだ。
すべらかに匂いたつ肌、丸みを帯びた美しいライン、男を狂わせる極上の質感。
剣より火より恐るべき力を、お前は持っているというのに。
無知とは罪だ。ハンガリー。無自覚のままどんどん美しくなるお前への、これは罰だ。
まるい膨らみを両手で包みこみ、ゆっくりと揉む。
昔触ったあの時よりさらにさらに柔らかくてため息が出た。
薄紅の頂きに唇を寄せる。見せつけるように舌を伸ばして舐める。くちゅう、と卑猥な音をたてて吸う。
その度にハンガリーの身体はぴくんと震えた。まるでいたいけな小動物だ。幼い頬を真っ赤に染め困ったように眉をひそめて必死に耐えている。無垢な肌をはい回る自分の舌がひどくけがわらしい蛇に思えた。
「な、なあ…やっぱなんか、変、…だよな?こんなの」
「なにが」
わかんないけど、変だ。泣きそうな目で唇を震わせるのを、口づけで黙らせた。待ってろすぐに挿れてやるよ、と囁いて、下半身に手を伸ばす。
「…っ」
薄い毛をかきわけ指を挿し入れるとすでに微かに濡れている。
身体までもが素直なんだな、と昏い喜びがこみあげ唇が緩んだ。
ゆっくりと指を出し入れすると絡みつくような感触と共にキツイ穴がじわじわほどけていく。
「…痛いか?」
「ううん…痛く、は……ぁあっ!?」
「…すげ。今、中ぎゅってなった…」
粘質の水音が次第に高くなりはじめた。浅ましい期待で頭に血がのぼり、我知らず呼吸が荒くなる。
昔。まだ俺が、国とも呼べない集団だった頃。
すでに大国だったこの女に俺は何度も叫んだ。今にお前を凌ぐ国になってやると。お前は笑った。おう!楽しみにしてるよ。確かにお前ならやるかもな。でも負けねえぜ。
きらきらと戦意にきらめく瞳であの日お前は高らかに笑った。陽に透ける髪が綺麗で胸が熱くなった。
そんなお前が、誇り高い美しいお前が、今、俺に舐めまわされ、指を突っ込まれ好き放題いじくられて、身体を震わせている。
なんという冒涜。こめかみのあたりが熱く燃えて、息が苦しい。苦しくて、さらなる罪を注ぎこむように、舌を絡める深い口づけを繰り返した。そうしながら慌ただしく下帯を解く。
「…いくぞ」
くちゅんと濡れた性器同士が触れる。道具より禍々しく猛り狂うものに照準を定められ、ハンガリーの瞳に怯えがよぎる。
「…ちょっと、待って…や、やだ、やっぱ変だ。お前、なんか怖」
逃げだそうとする腰を押さえつける。俺は微かに笑っていたかもしれない。
可哀想に哀れなハンガリー。
お前の花は散らされる。好きでもない男の――こんな、俺なんかの手で。こんな卑劣な、騙りのようなやり方で。
爆発的な黒い歓喜に包まれながら、固い蕾を一気に押し開いた。
「痛――…ぅう、あああっ」
めきめきと音をたて、引き裂かれた朱鷺色のそこから鮮血があふれた。流れ落ちてシーツを染める。
「や、だ…っやだ…!!!抜い…てっ」
「…我慢、しろ」
逃げる身体をきつく抱き潰しゆっくりと腰を動かす。
抜き挿しする俺の欲望にハンガリーの血と粘膜が絡み付いているのがよく見えた。
ゾクゾクと嗜虐的な快感が背筋を駆け巡る。
お前が悪いんだ。呆れるほど長い時間を共にしてきたのに。俺の卑劣さなど百も承知のくせに。こんな俺の言葉をあっさりと信用する底抜けの馬鹿め。己の愚かさを甘さを怨め。
繋がった部分から溶けてしまいそうな愉楽の中、ただ夢中で腰を動かす。
ひと突きごとに総毛立つほどの快美感が生じ、ひと突きごとにハンガリーは泣き声に似たかすかな悲鳴をもらす。
「痛…痛…ぇ、よプ、ロイセン…っ」
快楽に爛れた思考の隅で、涙で潤んだその目を美しいと思った。
ハンガリーの白い細い両腕が、すがるように俺の首にまわされる。
馬鹿な女め!騙されているというのに。何故だろう。苦しくて悲しくて酷く切なく胸が疼いた。けれど俺は腰を揺らし続ける。
俺の中にたぎる醜いどす黒い欲望を、この女の中に注ぎこみ決定的に汚すまで。
いつかハンガリーは、この夜の行為の意味を知るだろう。
奪われたものの大きさを知り、怒り嘆き、けして俺を許しはすまい。
けれどこんな唾棄すべき行為に俺を駆り立てた動機になどは、生涯気付きはしないだろう。
青い空が果てしない平野が草の香りが陽の光が似合う眩い女。
こんなやり方しかできない俺の卑劣など、きっと理解しない、できるはずがない。
永遠に届かない、遠い遠い俺の憧れ。俺はお前が。
ぼたぼた、と。
いつの間にか俺の両目から溢れた生ぬるい涙が、ハンガリーの白い腹にこぼれ落ちた。
俺は、お前が大嫌いだ。
以上です。
野郎のヤンツンてタチ悪いねごめん。
途中お見苦しいところがあったことをお詫びします。
ありがとうございました。
>>503 ぐっじょーぶ!途中ハラハラしながら読んでました
ヤンツンかー。でもそうなられても仕方ないよなぁ
無知は罪だ。そして幼ハンガリーさんハァハァ
GJ!
それが原因でハンガリーさんは今日も
プロイセンに、プロイセンに、プロイセンにごっすんごっすんg(ry
>>503 良かったよ〜。
最近プロイセンがらみの良作が多くて、
最初自分の好みはオーストリア>プロイセンだったのに
オーストリア<プロイセンになりつつある。
>>503 GJ!もうこれだけだ。
切な過ぎて言葉も出ない…
GJ!
胸締め付けられたぜ。
510 :
露理婚◇o/WaT//a:2009/02/20(金) 00:25:46 ID:zQYF47WB
こんばんは。
素敵プロイセン投下にニヨニヨしながら、プロハン失礼します。
不憫を幸せにしたくてやった。後悔はめちゃくちゃしてる。
NGは悲劇の崩壊でお願いします
オーストリアさんの言い分はあれです。嘘っぱちなので信じないように。
511 :
悲劇の崩壊1/6:2009/02/20(金) 00:28:36 ID:zQYF47WB
泣きわめくハンガリーの手を引いて部屋に連れ込んだのは20分前のことだ。
素晴らし過ギル俺の功績を後世に伝えてやる為、日々日課にしている日記を調度開いた時の事だ。
硝子の割れる音を耳にして俺は廊下に飛び出す。
転がっていたのは廊下の棚に飾ってあったスタンド、そして電気コードを掴んだハンガリーだった。
「なんで…アンタが、居るのよ…」
しゃくり上げた声で無理に強がるものだから痛々しさが増していた。
目からは大粒の涙がゆっくりと伝っていく。
剣を振り回して傷だらけになっても泣かなかった癖にコイツは傷一つ負う事なく号泣している。…誰に泣かされたかは明白だ。
「あの、坊ちゃんか?」
コイツを女にしたのは間違いなくあの坊ちゃんだ。…それは下世話な意味などではなく、正しく精神的なアレだ。上手く説明できねーけど。
「…う、煩い…わね、っ」
咄嗟にアイツが手を振り上げる。アイツが持っていたのはフライパンではなくスタンドのコードだったから引きずられて硝子のかけらがカチャカチャと小さく音を立てた。
こんな物に当たるなよ、お前らしくねえ。…今なら大人しく殴られてやってもいいな、なんてハンガリーを見つめれば振り上げ れた手がゆっくりと下ろされた。
髪に付いていた髪飾りを手に取り床に捨てる。花は枯れてしまっていた。
ハンガリーはぐすぐすと泣いていても背筋だけは真っ直ぐ伸びていて、それが何故だか俺には悲しかった。
あの坊ちゃんがぼやいていた事をうっすらと覚えている。
「ねえ、プロイセン…私には解らないのですよ。確かにあの子の事は愛おしく思っています。
でも、結婚というものは私にとって生き延びる手段であってそれ以外の何ものでもないのですよ。愛と全くそういうものが結び付かないのです。」
「お前の話はよく判らない。…もっと簡潔に話しやがれ。」
「つまり、彼女が他の男に抱かれていても私は何も思わない。寧ろ幸せそうな彼女を見て嬉しく感じるでしょう、その相手が例え貴公でもね。」
512 :
悲劇の崩壊2/6:2009/02/20(金) 00:29:23 ID:zQYF47WB
そう言って微笑んだオーストリアの表情は何処か優しい。…野郎に微笑まれた俺はわざとらしく軽く身震いをしてみせた。
あれはハンガリーにしてみればしてみれば恋の終わりを意味していたし、オーストリアにとってはあれが正直な気持ちなのだろう。
性欲と恋を混ぜ、勢いだけで乗り切れる程俺達は若い訳ではなかった。
相変わらず泣きじゃくるアイツを宥める上手い言葉を俺は持っていなかったから、仕方なく俺はハンガリーの頭を撫でた。
ふわりとウェーブを描く髪は細く艶めいていて俺の手に馴染んだ。…此処でアイツを抱きしめてやれなかった俺を笑うんじゃねえぞ。片思いの年数はきっと誰にも負けやしねえ。
どうしてだかコイツも俺も些か恋愛と云うものに紳士過ぎた。
「…そんなにアイツが好きか?」
「あ、アンタには…解らないわよ…」
「判るよ…」
「…。」
「判るさ」
「…どうしてよ」
半ば睨むように涙に塗れた鋭い視線が俺に突き刺さった。でも、それが俺には愛おしくて仕方がない。
「…聞くんじゃねえよ、馬鹿」
コイツを抱きしめる為にある腕はちっとも動く事をせず俺は困ったように中途半端な笑みを浮かべて相手に告げる事しか出来なかった。
俺の胸に柔らかいものが押し付けられて花の香りが舞う。ハンガリーが飛び付くように抱きしめて来た事に俺は漸く気付いた。
「ちょ…おま…」
いくら品性に富んだ俺様でも惚れた女が目を潤ませて抱き着いてきたら理性を持たす理由がない。
…離れろ、ハンガリー。俺の大事な場所はそんなに優秀じゃねえ。
「…どうして、アンタが…プロイセンなのよ」
そんな俺を放ってハンガリーが毒づいた。そんな事俺様に言われたって困るが…そうだな、とも思う。
俺とお前は多くの物を共有し過ぎた。戦士としての誇り、敵としての憎しみ。
もし、俺とお前が国なんてつまらない生き物ではなく唯の人間だったら…それは調子の良すぎる考えか。
ゆっくりと相手の体に手を回せば細いと思っていた体は思ったより良い意味で肉付きが良く温かな体温だけが俺に今が夢ではないのだと訴えていた。
513 :
悲劇の崩壊3/6:2009/02/20(金) 00:30:05 ID:zQYF47WB
「慰めてやろうか?」
「…何を馬鹿な」
「…嫌か?」
「嫌よ、惨めじゃない…そんな」
「慰めろよ」
「誰を?」
「俺を」
「馬鹿でしょ」
「俺に抱かれるの嫌だろ?お坊ちゃんにフラれた事なんかショックできっと忘れちまえるぜ。…お前はそんなこと忘れて俺だけを憎めばいい。」
引き受けようと思った。こいつの悲しみも、呪いのような憎悪すらも俺は愛せるだろう。
「…プロイセン」
アイツの俺を呼ぶ声が弱々しくなり俺はそれを了承だと受け取った。半ば乱暴に相手の手を取り部屋に連れ込む。力の入っていない指が握り返してきたことすら、勘違いの一因になりそうで情けなかった。
ベッドに座った相手を早々に押し倒す。スプリングの軋んだ音が俺の鼓膜を震わせた。
その上にのしかかれば無表情に近い相手の顔が映る。瞼に口付けを落とし目を閉じるよう促せば、相手の指に己の指を絡ませた。
>>503 GJGJGJ!!!
不憫すぎるプロイセン。
507に同じく、以前はさほど好きでもなかったプロイセンが
ここの良作のおかげでかなり好きになりつつある。
それにつけてもハンガリーさんハァハァ
515 :
悲劇の崩壊4/6:2009/02/20(金) 00:31:49 ID:zQYF47WB
「んっ…ぅう」
ぽてりとした柔らかな唇に己のものを合わせればガチッと歯が鳴る。昔はもう少し上手くやれた気がするが上手く思い出せない。
舌を差し込めば相手の体温は案外低く、唇と同じように口内は柔らかかった。歯茎をなぞり舌を吸い上げ絡ませて甘く噛めば手加減しながらも相手に噛み返される。
「っ…ん、…はっ…んー!」
「…っ!」
ハンガリーが酸素を求めて息継ぎをしようとするが俺はそれすら許したくなかった。
「…はぁ…ア、アンタねぇ!」
漸く解放して遣ればぽこぽこと胸を叩かれた。普段スナップを効かせて俺を殴る手首が案外細い事に気付く。
手首に小さく口付けて俺は自嘲気味に微笑んだ。
どうしたらこいつは満たされるのだろう。
「やさしくは出来ねえからな」
服の上から乱暴に胸をもんだ。大きなそれが形を変える。
暖かで柔らかな感触に気分をよくしたら、ハンガリーと目が合った。一瞬蕩けた様な目をしていることに気が付いてしまって思わず目をそむけそうになる。
笑うなよ、何世紀も股にかけた片思いなんだ。でも、それよりも先にあいつが顔を両手で覆った。
あいつにとっては残念ながら、俺にとってはラッキーなのだが、さんさんと降り注いだ太陽があいつの体をためらいなく照らす。
エプロンドレスをずらしてボタンを一つ一つ外していく。ハンガリーは顔を覆う手を外そうとはしない。
何かに耐えるようにぎゅっと顔を覆うその様は決して羞恥のみに耐えてるのだとは思えなかった。白いレースの下着に覆われた胸が露わになってもそれは同じだった。
「それ、外せ。」
いやだとばかりに首を振る。
「な。」
窘めるように手のひらに口付けを落としてやればゆっくり手のひらが外された。現れたのは涙でぐちょぐちょになった顔だった。みっともないその顔はとても幼くて俺はどうしたものかと頭を抱えたくなる。
「な、っ…」
「へ?」
「なんなのよー、アンタは」
「…ん…や、やめるか?」
「やよ」
516 :
悲劇の崩壊5/6:2009/02/20(金) 00:32:42 ID:zQYF47WB
改めて了解が出た所で俺はフロントホックを外した。開放されたそれがたぷんと揺れる。相変わらずハンガリーは泣きじゃくっているがこの際仕方ない。
俺が口を開いても何の慰めにもならないだろう。遠慮なく俺はその愛すべき果実を堪能することにした。
「ひっ、ふ…うぅ、ふ、ん・・っぁ、や」
ぐすぐすとすすり泣く声とあえぎ声が混ざって、それがとても嫌らしい。かすれたり高かったりするその声が俺の腰あたりを擽って、俺は鈍い重みを感じた。
「あっ・・んぅ、ふっ・・ひっ」
しゃくりあげ、喘ぐたびにどうにも自制が出来なくなったらしい。泣き慣れてないのが原因だろうが、ハンガリーはどうしようもないらしくシーツを握ってひたすらに耐える。
「あっ!・・や、あっ、や・・・あっ、ら、らめ、そこ、いやっ」
この隙にとばかりに俺はぷっくりと立ち上がったそこを指で弾いた。背中をそられて、泣くのも忘れてハンガリーは甘い叫び声を上げた。
ふくよかな胸を十分に堪能した頃にはハンガリーも泣き止んで、荒い息をただ漏らすだけだった。
「・・はぁ……プロイセン?」
息を整えながらハンガリーが上体を起こす。額を掻き分け口付けをひとつ落として、ベッドの頭に持たれるように促す。
「ん、大丈夫だから大人しくしてろ」
俺は普段の粗雑で乱暴な物言いを忘れて、まるで壊れ物を扱うようにハンガリーを扱った。ハンガリーもそれを受け入れた。
知っていたか、俺はお前が大切で大切で仕方がないんだ。
ふわりと広がったスカートを捲り上げる。慌てたようにそれを下ろそうとする手をやさしく叩けば不安そうな声で俺の名を呼んだ。
「プ、プロイセン……」
「そんな声で呼ぶな、馬鹿。」
胸を覆っていたそれと同じレースが縁取る真っ白いそれに手をやるとぎゅっとハンガリーが目を瞑った。
中心から臍に向けてゆっくりとなぞり上げればそこがぐっしょりと濡れていることが判る。
「へえ、お前」
「な、なによっ…」
にやりと笑みを浮かべてあいつの顔を見れば、顔を真っ赤にして俺を睨み付ける。
い、苛めたたおしたくなる衝動を抑えて(大切にしたいつったのはどいつだ)俺は乱暴にハンガリーの頭を乱暴に撫でた。
顔を下着に近づければ甘いような形容しがたい香りが俺の鼻をくすぐる。
「ひっ」
下着越しにそこを舐めれば太ももがびくりと震えた。
「なあ…」
純白のそれを直視しながら口を開く。
「な、何よ」
「大変言いにくいんだが…」
ずいっと上半身を起こし顔を近づけ真剣な声でつぶやいた。
517 :
悲劇の崩壊6/6:2009/02/20(金) 00:33:27 ID:zQYF47WB
「な、何…」
その雰囲気に呑まれたのかハンガリーがごくりと喉をならした。
「つっこんでいいか?」
「はぁ?」
肩を下ろしハンガリーがあきれたように顔をしかめた。まるで、しったこっちゃ無いと言わんばかりの辛らつな物言いに少し凹んだ。
「げ、限界なんだよ!」
「し、知らないわよ」
事実俺のそこは待ちきれないといった具合にズボンを押し上げていた。普段の調子に戻ったことに、軽い焦りを覚える。
仕方ないから下着越しに俺の高ぶるそこを押し当ててやった。
「や、ちょっ…」
そのまま数回体を揺すればすぐにハンガリーは黙って俺の体にしがみついた。若干のみっともなさを感じつつも俺はまたベッドにアイツを押し倒す。
サイドの紐を解けば簡単に外れて、透明な糸を引くそれをベッドの脇に放り投げた。
「腰、少し浮かせろ」
ぐちょぐちょに濡れた蜜壷に俺は自分のものを押し当てる。ぬぷっと擦れ合ったそこが卑猥な音を立てた。
「んっ…」
ゆっくり、ゆっくり傷を付けないようにそっと己のものを挿入していく。暖かな粘膜が俺に絡みつく。
「あ、や、プロイセンっ…も、もっと…は、はやく」
絡みついたのは相手の腕も同じだった。ためらわれること無く肌に爪が立てられる。
言葉に甘えて俺は腰を進み入れた。
「き、…きついな。」
「あ、やだっ…は、ぁア・・ん、あっ」
思うままに腰を振ればきつくせまいそこが絶頂を促す。びくびくと震えるハンガリーの体は上手く快感をすくい上げる。
みっともないくらい口をあけてひたすらにあえぐその姿は淫靡で切なく俺の胸を擽った。
「あ、あんっ・・あ、あっ、ぁ」
小刻みに紡ぐ喘ぎを追い立てるように腰の動きを早めた。ぐちゅぐちゅと響く水音と高い喘ぎ、そしてほんの少しの寂しさが満たしていた。
「もう、イっちゃ・・あァ!」
「いい、俺もイきそっ…!」
「あ、あ、イく、や、いっちゃ」
「っ、・・・くっ!」
「あ、…ああっ!」
腰を打ち込むように大きく動かせば一際高い声を立てハンガリーが果てた。少し遅れて俺のたぎった物を中にぶちまける。
「・・・んっ、あ」
熱さにハンガリーがぶるりと震えた。ゆっくりとアイツのそこから俺のものを抜く。吐き出したのがみっともない欲望だったらどんなに良かっただろう。
518 :
悲劇の崩壊7/6:2009/02/20(金) 00:34:10 ID:zQYF47WB
ぼんやりと窓を見つめるハンガリーを後ろから抱きしめた。ああ、どうしよう泣きそうだ。みっともねえな、本当馬鹿みたいだ。
「プロイセン」
凛とした声が俺を呼ぶ。喋べんなよ、泣きそうなんだ。
「ねえ、プロイセン、アンタはどうしてプロイセンなの?」
それでも、気高い声が俺を呼ぶ。ああ、どうして俺はこんな風に生まれたんだろうな。
美しい歌も、気の効いた言葉も、何も持っていないじゃねえか。在るのは薄汚れた手のひらと、過去の栄光ばかりが。
「アンタはどうしてプロイセンなの?アンタの名まえだけが私の敵なのに」
ただ一言、ただ一言でいい。俺の名前をよんでくれ。やさしく微笑んで、愛してると言ってくれ。そうすれば俺はプロイセンではなくなるのだから。
なあ、ハンガリー俺を救うのは一言だ。お前さえ居れば俺は全てを捨てれるんだ。わずらわしい過去など捨てて、君を愛する只の男になりましょう。そうだ、名前を呼んでくれ。
沈黙が俺を突き放した。
やはり俺たちは築き上げた過去を捨てれないまま生きていくのだろう。だから俺は馬鹿みたいに明るく言ってやる。
「しらねえよ、そんなこと。」
「そうね、やっぱりそんなこと、どうでもいいわ….そうでしょう?ギルベルト。」
悲劇の崩壊
519 :
露理婚◇o/WaT//a:2009/02/20(金) 00:34:57 ID:zQYF47WB
以上で投下終わりです
計算ミスごめんなさい
ここはプロハン天国か・・・・!!(ガスが漏れ出てそうな名前だけど)
503と510の方、GJです。
まつり?
お祭りなの?
522 :
露理婚 ◆FvYY08u0eY :2009/02/20(金) 00:39:23 ID:zQYF47WB
名前もミスりました
本当にすみません。
えーと、投下した作品を(サイトをつくれなかったので)ブログに乗っけています。
無断ではないので見つけたら生あたたかく見守ってやってください。
あと、質問になってしまいますがサイトをもったら此処への投下は控えるべきでしょうか?
此処にアドレスを置くことも考えたのですが女性向けも含んでいるので…
>>520 ガスが漏れ出てそうワロタw
むしろ私から色んなものが漏れ出るわ!GJGJ!!!
投下はして下さいよー
アドレスは書かぬが吉
プロハン祭りすばらすぃ!
どうしてこんなに普は切ないんだ
>>519 こちらもGJでした!ハンガリーさん…
それと、できたらsageてくれるとうれしい。E-mail欄に半角小文字でsageね
プロハン祭りサイコー
どっちもGJ!!おいしく楽しみました!
今宵はなんといい夜であることよ……
528 :
露理婚 :2009/02/20(金) 00:50:23 ID:5btjATyq
…携帯から失礼します
…全く気付かなかったorz
ちょっとコルコルされてくる
>>491-503です。
たくさんの温かいお言葉ありがとうございます。
そして
>>510GJ!
文学的!プが格好いいよプ。姐さん切ないよ姐さん。
こいつらあれですよね。なんか泣かしてやりたくなりますね。
一晩に何度も恐縮ですが、前回のDQN普の救済の意味で書いた、洪さん視点をひっそり追加投下致します。
男前オレっ娘の一人称なので、ロリ洪さんの絵を脳内補完しながら読んで頂けると。
駄目ぽい方は【蛇足】NGお願いします。
本気で蛇足なのでどうかあまり気にせんでください。
531 :
蛇足 1/7:2009/02/20(金) 01:49:18 ID:cxUz4ef/
あの綺麗なオーストリアさんとは違って、プロイセンなんか、ちっともそそらない。触りたいだとか、苛めて泣き顔を見てみたいなんて思わない。
けれどこうして裸になって抱き合ってみると、なんだか妙な心地よさを感じるのが不思議だった。
さらさらした互いの肌の感触を確かめあいながら何度も唇を合わせる。自分たちが、寒さに身を寄せあうちっぽけな獣になったような、不安と、逆に妙に安らいだ気分。
触れ合う度にじんわりと生まれる熱に身を委ねながら、これ、けっこういいかもな、と軽口をたたこうとして、オレは口をつぐんだ。
プロイセンはひどく真剣で、いっそ苦しげな目をしていた。
申し訳なくなった。自分大好き俺最高が口癖の阿呆ではあるが、昔からこいつは驚くほど根は真面目なんだった。本当なら、こんなふざけた練習に関わるような性格ではない。
532 :
蛇足 2/7:2009/02/20(金) 01:51:13 ID:cxUz4ef/
プロイセン、少し前までドイツ騎士団という名前だったこの幼なじみは、故郷を追われ、他人の領土を奪って生きてきた少年だ。
欲しいものを得る為ならどんな卑劣な手段も取る鉄の合理性で、最近とうとう一国にまでのしあがった。
その成功を支えたのは、悪知恵だけではなく、カトリック特有の、潔癖で、禁欲的な性格だったと思う。
基本的に血の気が多く快楽にも肯定的な騎馬の民であるオレは、何度となくこいつに馬鹿にされたものだ。歌や踊りが、美味い酒や美しいものが好きで、なにが悪い、と思うのだが。
今も、余裕ぶった意地悪そうな顔を作ってはいたが、プロイセンの動きは酷くぎこちない。オレの身体を撫でる手は微かに震えている。
男同士――ではないものの、実際最近まで男として付き合ってきたオレ相手に、まさか緊張もなにもないとは思うが、生真面目につきあってくれるのを感じて、ありがたいと思った。
533 :
蛇足 3/7:2009/02/20(金) 01:53:28 ID:cxUz4ef/
最近ますます膨らみはじめた胸の先を、プロイセンが舐め始める。濡れた舌の感触がくすぐったい。
へんな声が出そうになるのを必死にこらえながら、赤ん坊のように一心に吸い付いてくる頭を見下ろす。
そういえばこの頃背丈もどんどん抜かれて見下ろされる一方だった。固い短髪のつむじが見えて、なんか可愛いな、と思ったとたん、きつく吸われて身体がビクンと震えた。
「な…なあ」
思わずプロイセンの肩をつかむ。一瞬沸いた妙な気分を冗談に紛れさせたかった。
「やっぱなんか、変、だよな、こんなの」
なにが、と口を離して聞き返すプロイセンの目のふちはほんのり赤く妙に潤んでいる。
一生懸命やってくれてたのに邪魔して悪かったかな、と思って口ごもると、髪を撫でられ不器用なキスをされた。
「…待ってろ。すぐ、挿れてやるから」
そうか、挿れる練習をするんだった。もう少しこうしててもいいな、とも思っていたのだけど。
534 :
蛇足 4/7:2009/02/20(金) 01:56:32 ID:cxUz4ef/
プロイセンの指が、ゆっくり腹をたどって下肢にのびる。
「ひゃ」
自分でも触ったことがないような奥まで探られて、反射的に逃げたくなった。恥ずかしがる相手でもないのだが、いたたまれない。
「プ、ロイセン…」
こいつは、こんなとこ触って嫌じゃないんだろうか。
「…痛い、か?」
じわじわと指を抜き差ししながらプロイセンが上擦った声で聞いてくる。
痛くはない。そう伝えると、ほっとしたように目を和らげたあと、指に意識を集中させはじめるのがわかった。
肌にかかる息が熱い。夢中になっている男の無防備な睫毛を見下ろしていると何故か胸が疼く。
プロイセンがうぁ、と感動したように声をあげる。すげ、今、中が、きゅってなった…。
熱にうかされたような声でうっとり呟いた後、唇を重ねられる。
熱い息を注がれた唇からだらしなく力が抜けて、いつの間にか深く深く舌をからめあっていた。
535 :
蛇足 5/7:2009/02/20(金) 01:59:43 ID:cxUz4ef/
「…いくぞ」
「…ふぁ?」
余韻にぼんやりしていたのだろう。いつの間にか下帯を解いたプロイセンに至近距離で見下ろされ慌てた。
「…!…ちょっと待、や、やだ…やっぱ、」
いつもの調子で喚こうとして。プロイセンの目の奥を覗いた瞬間、ひゅ、と息が止まった。
余裕をなくした赤い瞳。殺しあいの時より必死の目の奥に、真っ暗な…なにか、絶望にも似た――
怖い。なにか遊びですまされない場所へ否応なしに引き摺り上げられそうな気がして、怖い。
逃げようとした腰を掴まれる。怯えて見上げたプロイセンが、一瞬、泣いている気がした。
「…やだ…っ痛――…ぅう、あああっ」
酷い圧迫とじわじわ引き裂かれる痛みにボロボロと涙が溢れた。押し潰してくる胸板を何度も叩く。
痛い。痛い。覚悟はしていたけどこれはない。
「や、だ…っやだ…!!!抜い…てっ」
「――我慢、しろっ」
プロイセンが呻いて、一旦ずるずると引き抜かれたそれは次の瞬間ますます深く突きいれられた。
「っあ――…ぁっ」
目の前が真っ赤に染まる。
536 :
蛇足 6/7:2009/02/20(金) 02:02:24 ID:cxUz4ef/
「…は、ぅ、ああ…」 圧倒的な熱量の塊が、ずっ、ずっ、と容赦なく行き来する。熱い。腹の中が灼ききれそうだ。
ぽた、となにかの雫が降ってきた。
やっぱり泣いているのか、とぼんやり見上げた顔は影になっていてよく見えず、ただその目が手負いの獣じみてギラギラ光っているのは判った。程好く筋肉のついた半身は汗でびっしょりと濡れている。
苦しそうだ――可哀想だ。ゆすぶられながらそんなことを思ってしまって、自分でも不思議になる。
おそるおそるプロイセンの首に腕を回すとぎゅうときつく抱きしめ返された。
痛みとは別のふわふわした感覚にさらわれ始めた耳に、ハンガリー、と熱い息が吹きこまれた。
ハンガリー、ハンガリー……俺は、
嗚咽のような声、初めて聞く色の声、ガクガクと揺さぶられ何度も引き裂かれてよく聞き取れない。
俺は――俺は、ずっと、
ごめん。ごめんプロイセン。そんな苦しい声を出さないで欲しい。どうしたらいい?オレは単純だから、なにがそんなに辛いのか、なににそんなに悲しんでるのか、教えてくれないとわからないんだ。
腹の中で熱いなにかが爆ぜて、一瞬何もかも理解した気がするのだけれど――ああ、もう何も考えられない。
537 :
蛇足 7/7:2009/02/20(金) 02:05:19 ID:cxUz4ef/
オレたちのふざけた練習は終わった。
だがオレはオーストリアさんに、同じことは出来ないだろう。道具なんかでは無理だ。まるきり意味が違ってしまう。
男はずるい。
こんなに全身で必死になられたら、なんだか許せてしまうじゃないか。痛いし重いし苦しいのに、まるで身を震わせ泣く子どもを前にした時のように、抱きしめてなんとかしてやりたくて堪らなくなる。
オレにぐったりと体重を預け、荒い息を吐いて震えている背中に手をまわす。
練習は意味をなくしてしまった。
けれどきっとこいつのことは。この夜のこの男の辛い瞳は、何故だろう。ずっと忘れられない気がして、オレは泣きたくなった。
男はずるい。
end
以上です。
お付き合いありがとうございました。
乙!
なんだこの祭りはw
すごくどーでもいいことなんだが、エロパロは60行までおkだから
1レスにもっと詰め込んでも大丈夫だ
>>537 …なんで自分泣いてるんだろう。この小説売ってたら買うわ。
祭りだ!本家も祭り開催中だけどここもすごいな!
俺、年度末シーズンを乗り切れたら、ここで1人楽しく読み返すんだ…
ところであっという間の315KB超ですが、次スレ立てに向けて、
もし、にょた関係とかTS関係などなどご意見お持ちの方は
今のうちにしたらばにて提議しておくとよいかもです。
以上業務連絡でした。
祭り会場にお返ししまーす
ちょ、本家でも久々の更新でプー出てきた!
祭のところ申し訳ないがこれだけ言わせてくれ…。
二重帝国の標語がすごくいやらしい…(´・ω・`)
そりゃハプスブルク家だから
プー祭開催中と聞いて飛んできました
みんな楽しすぎるぜー!
プーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
だめだ、本編含め不憫が可愛く思えてきた。
IDおめ
また変態的なネタを思い付いた
あまりにニッチすぎるので爺ちゃんの中の人らしく発言を慎もうと思います。
北米大陸×リヒっていいよね。
548 :
441:2009/02/20(金) 23:56:39 ID:CW+T95wf
オーストリア×ハンガリーを書いていたものです。
ちょっと困ったことになったために相談させて下さい。
ついさっき、仕事から帰って、さあ投下しようと息巻いていたら、
親父が間違えて、こっちのノートパソコンを出張に持っていってしまいました……
(今は、家族共同で使っているパソでネットに繋いでいる)
一応、外部にバックはとっていたものの、途中までしかありせん……
途中までしかないけれども、投下しても良いでしょうか?
ちなみに親父は月曜日に帰ってくるそうです。
>>548 途中でもいいので、うp希望です。
全裸に薔薇一丁で待ってます・・!
鬼畜貴族と洪姐さんテラモエスww
>>548 ある分だけでもよし、まとめてでもよし。
おまいさんの好きで大丈夫だよ。
約束っていっても自由な匿名掲示板でのこと。細かく考えなさんな。
なんにせよ続き楽しみにしてるわ。
>>548 どちらでもいいです
御自分のペースで、いいと思ったやり方でやってください
552 :
441:2009/02/21(土) 00:35:33 ID:AHJ04QAZ
>549、550、551
レスサンクス! あまりに突然だったから、少し動揺をしてた。スマン。
途中まで投下します。
・オーストリア×ハンガリー。
・貴族がややS傾向。
NGワードは「夕食がパスタの訳」
あ! 神聖ローマお帰りー!
今ねー、スペイン兄ちゃんから教えてもらったチュロスを揚げてたとこだよー。
お茶淹れるから、熱いうちに食べ……ん? このカップ?
ああ、これはオーストリアさんが飲んだ後だよ。
はい、どーぞ。お茶の葉も新しく変えたよー。
それでね、さっき神聖ローマが着替えをしていた間にオーストリアさんがお茶飲みたいって来たの。
部屋に持って行きましょうかって言ったんだけど、ここでいいって。
あと、今日はひとりで考えたいことがあるから、
問題がない限りあまり部屋には来るな、食事の時間だけ知らせてくれればいいって。
……オーストリアさん、暗い顔してたな。ずっと黙ってたし、元気もなかったし……
今日は機嫌がいいんじゃないかって思ってたんだけどなあ……
え? なんでかって?
あのね、実は昨日ね、オーストリアさんハンガリーさんと仲直りしたんだよ。
うん、本当だよ。だって僕見たもん。最初から話すね。
昨日、突然夜中に目が覚めてね、そしたらすごくお腹が減っててね、何か食べ物探そうと思って部屋を出たの。
それでね、昨日はお客さんがいっぱい来てたから、
ひょっとしたお茶菓子が落ちてるんじゃないかなあって、客間に行ってみたんだよ。
そしたらね、いろんな種類の小さなトルテの切り身がのった大きなお皿を見つけたの!
本当にいろんな種類があったんだよ。甘く煮た果物をのっけたやつとか、
生地にお酒を混ぜたやつとか、いい匂いのする香料で作ったソースをかけたやつとか……
え? う、うん……たぶんっていうか間違いなくオーストリアさんが作ったものだと思う……
「まさか」って……うん、食べちゃった……
だ、だって、すごくおいしそうだったんだもん!
オーストリアさんに怒られるのは怖いけど、お腹空いてたし、食べないほうが後悔しそうな気がしたし……
それから? えっと、お皿からトルテを五つ食べた時……た、食べ過ぎじゃないもん!
だって二口食べたたらなくなっちゃうくらい小さい切り身のトルテだったんだよ!
量じゃなくて、総数が減るほうが問題? ……そうだね、それで結局オーストリアさんにばれちゃったし……
えっと、それで僕がトルテを食べていた時にね、足音が聞こえてきたの。
うん、そうだよ。オーストリアさんとハンガリーさんだよ。話し声でわかったもん。
で、すぐに逃げなきゃって思ったんだけど、ドアから出ると、見つかっちゃうから戸棚の下に隠れたの。
最初は出入口の他にもう一個ドアがあってね、別の部屋に通じてるみたいだから、
そこに入ろうって思ったんだけど、鍵がかかって無理だったの。
ご自分の納得できる状態で投下すればよろしいですよとちょっと
貴族ぶってみる。
……戸棚に入っていた物はどうしたって?
あのね、戸棚の下の一番左は空っぽだったの。
大抵、大きな戸棚のドアから遠く離れた部分はわざと空っぽにしてることが多いから……
どういうことって? そっか、神聖ローマは知らないんだっけ? オーストリアさんには内緒にしてね。
あのね、あまり使われてない戸棚とか食器棚の中ってね、使用人たちの秘密の伝言板になってたりするんだよ。
扉の後ろに小さな紙をピンで刺して、“今夜、○○時、□□で待ってます”とか……
わっ! だ、大丈夫? 今日はよくむせるね。
後はチラシを隠したり……え? ううん、たぶんゴミじゃなくて隠してるんだと思う。
大きさと端そろえて束にしてあったり、丸や線を引いてチェックしてあったり……
えっと、この前見たのは
“ 女性は入会費無料 ”だとか、“ 安心顔見せシステム ”とか、
“ 初エッチはここ! 連れ込み宿特集! 【ようこそ、ここで遊ぼう『ホテル・パラダイス銀河』】
【女性に嬉しい小物がいっぱい『アンアン』】、【ワイルドな魅力で彼女を落とせ!『どうぶつの森』】、
【「た」のしく「ベ」ッドで「S」M調教!『TBSへようこそ』】…………
神聖ローマ? そっちは窓……
ガラララッ!!
ぶ――――――ぶふふぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおっっっっっっ!!!!!!!!
すごい! 霧状になったお茶がお日さまに当たってまるでダイヤモンドダストみたい!
……え? もう喉も肺も限界だから、できればオーストリアさんたち限定で話してくれ?
ええと、僕が戸棚に隠れたのと同時にね、お茶の道具を持ったオーストリアさんと
ハンガリーさんが入ってきてね、そのまま二人でお茶会してたの。
あのね、とっても楽しそうだったよ!
ハンガリーさんも笑ってたよ。ずうっと元気がなかったから、嬉しかったな。
それから?
……それがね、僕、眠っちゃって最後どうなったのかわからないの……
う、うん、途中まではちゃんと見てたんだけど急にすごく眠くなって……
それで二時間ぐらい眠って目を覚ましたら、二人ともいなくなってたの。
お茶もトルテも出しっぱなし、明かりもつけっぱなしで。
――おかしいな、オーストリアさんもハンガリーさんも、いつもちゃんと片付けてるのに……
※ ※ ※
ほんの指一本分の隙間から見た光景は、非常に心踊るものだった。
ハンガリーが笑っていた。オーストリアが「やれやれ」と相槌をうっていた。
久しぶり見た二人の姿。遠くからでも、その暖かさが伝わってくる。
「――まったく、イタリアにも困ったものです。こうも堂々とつまみ食いをするとは……」
「でも、これだけあれば充分ですよ?」
「数の問題ではありませんよ、御馬鹿さん」
オーストリアに非難されているにもかかわらず、イタリアは嬉しくてたまらない。
喧嘩をした(と、イタリアは思っている)日から今日までずっと、二人はお互いを避けていた。
それがイタリアにはとても悲しかった。友人と喧嘩をするのも辛いことだが、
大好きな人たちが喧嘩をしている姿を見るのも、同じくらい辛かったからだ。
二人の会話を聴いていると、どうやらオーストリアのほうから、ハンガリーに声をかけたらしい。
良かったとイタリアは素直に思う。
召使いのほうから主人に声をかけるなんて、かなり難しいことだからだ。
きっとハンガリーも喜んだはずだ。
その証拠に、ほら、あんなにも明るい顔を見せている。
元のように親しく話せる間柄に戻ったことが嬉しいのだろう。
(いいなあ……)
邪魔をしてはいけないと思いつつも、イタリアはあの中に入りたくて仕方がなかった。
オーストリアに怒られるとわかっていても、今なら進んで叱られてもいいとさえ思っていた。
――もちろん、思っただけで実行はしなかったが。
暗く窮屈で、居心地の悪い場所だったが、イタリアはこの場所で最後まで二人の様子を見届けようと思っていた。
そう、最後まで……
(……あれ?)
頭がぼんやりと痺れ始めた。瞼が重い、体がだるい、――――眠い。
いくらなんでも、この急激な眠気は不自然すぎる。
しかし、理由を考える間もなく、イタリアは目を閉じた。
戸棚の下の左奥から、ゴトリと音がなる。しかし、茶を楽しむ二人は気がつかない。
突然、夢の世界に連れて行かれたイタリアは考えもしないだろう。
乾いたその音こそ、幕を開けるベルの音であったことが。
※ ※ ※
あ、いけない! ハンガリーさんにお茶もっていかなきゃ!
朝ごはん食べてないから、きっとお腹空いてるよね。
え〜と、ビスケット、ビスケット、確かここに……あれ? 何だろうこの袋?
……あ! お薬だ! いっぱいある!
ねえ、神聖ローマ、これって……神聖ローマ? どうしたの、怖い顔して……
えっ!? う、うん、わかった、神聖ローマが戻ってくるまでここで待ってるね。
タタタタタタ……
調べたいことって何だろう……?
――見たことないな。初めて見るものばっかりだよ。えっと、この薬は……
※ ※ ※
彼は始終、イタリアがつまみ食いをしたことに、こだわっていた。
その様子がおかしくて、なぜと訊ねた。
そこから、また楽しい会話が続くのだと思っていた。
彼は答えた。“睡眠薬入りの分を全部平らげたからだ”
「――え?」
「ですから、私の作ったトルテのうちのいくつかには何も入れず、それ以外には、
全て睡眠薬と弛緩剤を、それぞれ半分の個数ずつ入れました。
もちろん、私が食べたのは何も入っていないほうです。
全てに薬を入れて私は食べないという選択もありましたが、
いくら何でもひとつも食べなかったら、貴方におかしく思われてしまいますものね。
……それにしても、まったく、一つたりとも重複せずに同じものだけを食べつくすだなんて、
イタリアはとんでもない確率をやってのけたものです」
ふと、気がつくと、ハンガリーの指先が痺れ始めていた。
冗談ですよねと、気休めを言いかけたその言葉が、行き所を失くして辺りをさ迷う。
ハンガリーは、微かに緊張しながら、そっとオーストリアの顔を盗み見る。
オーストリアは温かい笑顔を浮かべながら――――鋭い刃のような瞳をハンガリーに突き付けていた。
「まあ、睡眠薬は弛緩剤が効かなかった時のための、保険のようなものですからいいでしょう
ああ、ちなみに貴方が召し上がった五切れのうち、三切れが弛緩剤入りです。
イタリアには及びませんが、なかなかの確立ですね」
言いながら、オーストリアは椅子から降りる。
危険を感じ、ハンガリーも反射的に立ち上がりかけるが、――何てことだろう。
ほんの数センチ腰が浮いただけで、すぐに元の場所へと戻ってしまった。
ゆっくりとオーストリアが近づいてくる。
「や…っ!?」
同じ場所から動けない。拘束よりもたちの悪い状況にハンガリーは恐怖の声をあげた。
オーストリアが近づく。ハンガリーを座らせたまま、柔らかな頬に手を添える。
クッと顎を天井に向かせると、真上から押しつけるように唇で唇を塞いだ。
一瞬の放心。だがすぐにハンガリーは我に返った。
「――――っ!?」
口内にぬるりとした侵入。歯列を割り、ハンガリーの舌に触れる。
ビクリとハンガリーの肩が震えた。
「んぅっ!? ん、んむぅ…っ!?」
前回のような、ただ触れるだけの生やさしいキスじゃない。
暴力と言い換えてもいいくらいの、荒く乱暴な舌の強姦だった。
ぞろりと、ハンガリーの上顎をなぞりあげ、舌先で舌先を突く。
奥へと逃げた薄い舌を巧みに誘い出して、絡みとる。絡める。
舌の横、舌の裏側、頬の裏を舐めまわし、ぢゅっと舌先を吸う。
やがて、ハンガリーの顎をやや大きめに開かせると、喉奥まで舌を差し込んだ。
「んぅぅうう…………っ!!」
ハンガリーの肺が悲痛な悲鳴をあげる。
しかし、オーストリアの手によってがっちりと固定さえた顔は、向きはおろか、
唇の角度を変えることすらできない。
最後に一度、深く深く唇を押しつけて、オーストリアはようやくハンガリーを解放した。
がくんとハンガリーは前に倒れ、不本意ながらもオーストリアに体を預ける形をとってしまう。
ようやく得た、酸素を吸うのに夢中で、ハンガリーは口に端からあふれた唾液を、
拭い取ることさえ気づかなかった。
「苦しかったですか?」
もたれてきた体を優しく抱きしめながら、その苦しめた張本人はハンガリーの頭を撫でる。
「オーストリア……さん……」
いまだ戻らぬ呼吸に苦労しつつも、ハンガリーはオーストリアを見上げる。
怯えきった眼で、なぜと問いかける。
――気持ちをわかってくれたのではないのか。
――それを踏まえたうえでの、仲直りというお茶の時間ではなかったのか。
――自分たちは元の関係に戻ったのではないのか。
――主人と召使い、だけど気心のしれた間柄に戻れたのではないのか。
そんなハンガリーの視線の意味に気づいたのか、
オーストリアはにこりと口元をゆるめると、親しげな口調で答え始めた。
「最初はひどく落胆しました。断られたことはもちろん、
召使いのままでいさせてくれと、距離すら縮めることのできぬ現実に……」
物憂げな瞳で、ハンガリーを見つめ返す。
寂しげなその様子は、オーストリアの玲瓏な顔だちを一層引き立てている。
「しかし、同時にそのとおりだと納得もしました。
いくら親しく口をきく間柄とはいえ、本来の私たちの立場は上と下に分かれている。
必要以上の近づきは、何かしらの確執を生んでしまうでしょう。
ましてや、貴方のいうとおり、私たちは国なのですから」
「――オーストリアさん……!」
だったらなぜ、そう訴えかけるよにハンガリーはオーストリアの名を呼ぶ。
しかし、オーストリアの顔は崩れない。崩れないまま言い放った。
「ハンガリー、私の妾におなりなさい」
何かが、強く凍る気配がした。
ハンガリーの口から言葉が消える。信じられない台詞が確かに耳に届いた。
信じられない。信じたくない。
「実に簡単なことです。もっと早く気がつくべきでした。
恋人などという互いに同等の立場であろうとするから、おかしくなるのです。
だったら、最初から立場に合わせた関係であればいい。
主人と妾、実に良い組み合わせではないですか。貴方が召使いであっても何の問題もない」
「オ、オーストリアさん……!」
「ああ、私の評判でしたらお気になさらずに。上の立場にいながらあまりに潔癖でありすぎると、
かえって煙たがれるものです。むしろ一人ぐらいいたほうが都合がいいのです」
「やめて下さい……オーストリアさん……やめて……!」
「貴方は貴方自身を提供してさえくれればいい。私はできる限りの最高の優遇で、貴方を迎えましょう。
なにか欲しいものはありますか、ハンガリー? 服? 宝石?
――ああ、それとも素敵な男性を紹介しましょうか? 私だけが相手では飽きてしまうでしょうし」
「なっ……!」
カチンと、ハンガリーの自尊心に傷がつく。
「――――ふざけないでっ!」
怒号、ハンガリーは感情をむきだしにした瞳でオーストリアを睨みつけた。
普段のハンガリーなら、思いもつかぬ行為だろう。だけど相手がオーストリアとはいえ許せない。
ハンガリーの尊厳も道徳も、その何もかも一切を無視した言動を許せるはずがない。
体が自由に動けるのならば、横っ面をひっぱたいてさえいただろう。
ハンガリーは勢いよく、オーストリアにつっかかる。
「私は人形なんかじゃありません! 貴方の言うとおりになんか……―――っ!?」
しかし、最後まで言い切ることはできなかった。
オーストリアの手のひらが、ハンガリーの口を覆う。それも荒く掴み取るように。
オーストリアはハンガリーの視線に合わせて、瞳を止めた。
「――なにか勘違いをなさっておいでですね、ハンガリー」
光の届かない海の底の水のような、暗く冷えた声。
「私は妾に『なりませんか』と言ったのではありません。妾に『なりなさい』と言ったのです」
――心が乾いた。
あっけなく、息をひきとるように静かに。
口元を塞がれたまま、ハンガリーは呆然とオーストリアを見つめている。
言いようのない虚脱。
主人に、オーストリアに、大好きな人に、――――“物”扱いされたのだ。
「ああ、そういえばハンガリー……」
もう話は済んだとオーストリアは話題を切りかえる。その口調は不自然なほど明るい。
「貴方はあの時、こう言いましたね、私は……」
オーストリアはハンガリー口を覆っていた手を下に移動させた。
「……『生娘ではない』と」
言葉と同時に、手のひらで胸のふくらみをきゅっと絞る。
瞬間、ハンガリーははっと息をつめた。
「だいぶここが弱いようですね。誰かに教え込まれましたか?」
もう片方の手も加え、きゅっきゅっとリズムよく握ると、ハンガリーの体が微かに震え始める。
薄い夜間服ごしに、オーストリアの手の熱さが肌に伝わっていく。
声がもれないよう、ハンガリーは精一杯、吐息を殺した。
「貴方が初めてではないのは少し残念ですが、まあ、大した問題ではありません
すぐに変えてあげましょう。……私好みにね」
耳元で囁きながら、ハンガリーの夜間服の胸元のリボンを指でつまむ。
軽く引っ張るだけで、蝶結びはたやすくとけた。
「あっ…!」
ハンガリーの着ていた服の胸元は、首の下から胸のまでの間を、二本のリボンがバツ印になるよう、
互いに交差しあって布をとめていた。
その守りが、しゅるしゅると小気味のいい音をたてながらほどかれていく。
「だ、だめ……っ!」
抗議の声は届かない。指は止まらない。
最後のバツ印をとくと、パラリと胸元が大きく開いた。
再び、オーストリアの眼前で、白い乳肉がさらけだされる。
「この前は途中で終わってしまいましたからね……」
「ま、待って……!」
オーストリアは両手で乳房をすくいあげる。あの時と同じように。
思わず、ハンガリーはオーストリアの腕に手をかけるが、行動を制止させるには力が足りなすぎる。
軽くひと撫でしたあと、オーストリアは片方の乳房を上げた。
唇を薄くあけ、舌を出しながら、その先端に顔を近づける。
その瞬間、よみがえる記憶。ハンガリーは鏡の前の痴態を思い出す。
「――だめぇっ!」
同じ状況、同じ悲鳴。だけど今度は、逃げる術がない。
――舌に、心地よい朱色がふれる。
「――――っ! 嫌ぁああっっ…!?」
鋭い悪寒が、ハンガリーの背筋を一直線に走り抜けた。
口に含むと、朱色はその弱さを露呈するように、みるみる硬くなっていく。
その感触がたまらないのか、オーストリアはくわえたまま喉を鳴らして唾を飲み込むと、
舌に力をこめて責め始めた。
「ふあっ! あ、ああ……だめ……そこはだめ……だめなの、やめてぇ……っ!」
つぷつぷした表面が、赤いしこりを何度も往復する。
舌根を使って押しつぶし、乳頭の側面を舌先でちろりとなめ、甘く噛んで引っ張る。
前歯で軽く挟み、舌先でくりゅくりゅとポイントを絞って攻撃をすると、
ハンガリーは大きく喘ぎながら、身をくねらせた。
「ひゃうぅっ!? あ、あ、ああ……だめ………だめぇっ!」
舌から逃れようと身をよじらすも、すぐに後を追われて、なぶられる。
一通り舐めまわした後、反対側に吸いつき、今しがたしゃぶっていたところは指で摘む。
唾液にまみれた粒をひとさし指と親指で挟んで潰し、びしびしと弾いてから捏ねまわす。
執拗な責めに耐え切れず、ハンガリーの体はずるずると椅子から下がり始めた。
やがて完全に仰向けに倒れてしまうと、オーストリアは突起から口をはなし、
たわわな豊乳を大きく揉みしだく。揉みしだきながらも、先端をいじることは忘れない。
(こんな……こんなの………だめ……嫌ぁ、オーストリアさぁん……!)
あんな酷いことを言われたのに、こんな酷いことをしているのに、
相手がオーストリアというだけで、体はこんなにも反応し、火照り始めている。
犯さないで、犯してほしい。そんな二律背反がハンガリーを苦しめる。
オーストリアはぎゅっと一つにまとめるように、乳房を寄せた。赤い先端が隣同士に並ぶように。
そして顔を近づけ、二つ同時にくわえこむと、それを勢いよく吸い上げた。
「あ――!」と高く鳴きながら、ハンガリーはビクビクと体を痙攣させる。
ドクン、と膣から熱を吐き出した。
(そんな……私……!)
いくら弱い部分を責められたとはいえ、出した熱の量が多くはなかったとはいえ、
胸だけで達してしまった事実は、ハンガリーの矜持を揺らすのには充分だった。
自分が淫らであさましい女のように思えて、消えてしまいたくなる。
その時、頬に何かあたたかいものが触れた。オーストリアの手の甲だった。
慈しむように撫でながら、オーストリアは乱れたハンガリーの姿を見下ろしている。
「――可愛かったですよ、ハンガリー」
柔和な笑顔。しかし、その目にはぎらぎらした光が宿っていた。
獲物を捕らえた獣――――それも腹の空ききった、獰猛な獣の目だ。
「ひっ」とハンガリーが小さな悲鳴をあげる。
「さて、移動しましょうか。ここではいろいろと不便ですから」
これからが始まりだとでも言いたげな口調で、オーストリアはハンガリーの体を横に抱き上げる。
オーストリアの腕に抱かれながら、ハンガリーは絶望を感じていた。
――何もかも、自分を取り巻く全てに。
以上です。なんかもう色々とスマン。
>>554 ありがとう、オーストリアさん。
GJ!
続き全裸で待ってる…!
>>563 GJ!
お父上が書いたものを見つけないことを祈ってる
いや、むしろお父上が続きを加筆して
投下してくれるかもしれんぞ!?
>>566 ちょ、そんな目にあったら、俺、パソ叩き割って独立する
何はともあれGJ! 続きも待ってる!
うぉぉなんだこの投下祭りは!!プロハンもオーハンもGJ!!
子ハンガリーさんも大人ハンガリーさんもエロカワイイ!!
しかし切ないぜ…だがそこがいい…
自分もお父上に見つからない事を祈っとくww
GJ!
しかし、もし仮にお父上がフォルダを開けてしまわれたとき
中身が官能小説であること以上に
人称が国名であることに困惑されるような気がするんだがw
GJ!
他人の父上の帰りが待遠しいなんて始めてだ
>>566 なんだその理解のありすぎる父上はw
571 :
sss:2009/02/21(土) 17:07:34 ID:ZzVEfSEe
誰か湾ちゃん受け書いてくれ
日湾 韓湾 香湾 etc
リクエストもいいけどsageようよ
何かハンガリーばっかだから別スレ作ったらいいのにね
そんな淋しいこと言うなよ(´・ω・)
今ブームなんだよ、多分
たまたま連続してんだろ
もともと女キャラ少ないし
特定のキャラのが続くと、こういう風に言い出すのが出てくるんだよなどこも
そしてキャラ厨同士で煽りまくって挙句に過疎る
まぁまぁ今セーシェルの話書いてるからそれが車で落ち着け
1スレ目から書いてるから完成すんのまだまだだがな
奇遇だな自分も今セーシェル書いてる
今度は「セーシェルばっかw」とか言われたりしてなw
まあそんなもんだ
ところでこのスレの容量って大丈夫なのか?
>>573 露リヒで良かったら待っててくれると嬉しい
そしてセーシェル祭り超待ってる
>>577 今まで好きだった他ジャンルスレ、全部そのパターンで潰れた
しかし、プロイセン祭りの頃には誰も何も言わなかった罠
おまいらの女子のバリエーションにかける比重を見る思いだぜwww
583 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:22:20 ID:vXtC/3xf
自分も墺リヒと露ウク書いてるから待っててくれ
というかあれだ。住人がそれぞれ好きなおにゃのこで一本書けば、偏らないし作品増えるし一石二鳥
ベララッシュもいっときあったし、実はこのスレの連中で電波飛ばしあってるんじゃないのか?
>>583 墺リヒいい子にして待ってます
みんな仲いいなww
でもそんな雰囲気のこのスレが好きだ。
なれ合いだとか言われようと好きだ。
自分もプリヒ書き終わったらプーセーか独ウクかロマセーか洪普書くわー。
……プー大杉とか言わんといてなー。
あからさまな煽りというか釣りというか嵐種に
喧嘩腰で食いついていかないのがこのスレのいいところだな。
文句ばかりの人がいすわってギスギス→過疎より馴れ合いで賑やか和やかのが何百倍もいいわい
>>578 もしかして露セーですか
このスレのSSで仏ジャンに興味をもって
ウィキでジャンヌを調べてみた。
そんな……公衆の面前で性器を晒されたなんて……
ジャンヌさんは……悲惨な目に遭ってるんや……
観光産業の秘訣を教わるロマセーとかお見合い結婚的なお付き合いのカナリヒとか電波受信した。自分書けへんから誰か書かへん?
かといってあんまり馴れ合い過ぎても困るけどね
身内臭極まると新規追い出しにもなりかねないし
基本和やか、時に注意し合う厳しさをもたないと
さて姉弟設定前提で香がシスコン全開な香台でも考えてくるか
>>590 そうだね。馴れ合い過ぎても新規入りにくくなるし、ほどよい感じでいきまっしょい。
また何か書きたいが……電波こーい!
白さんでバレンタインに備えてチョコネタで書きためてたのに就活ですっかり忘れてたよ…
こ、こんなはずやなかったんやぁあー!
ホワイトデーに出直してくる…
台湾て本家ででてきたっけ?
the本のキャラ紹介のかわいさにノックアウトしたからネタに何か書きたいんだけどキャラがいまいちつかめない…
カップル選手権やったらどのカップルが勝つかなぁ
>>594 今はリンクないけど、
アジアーずのイラストページにちょこっと喋ってる絵があった。
ここらでいっぱつえげつないかんじの読みたいわぁ
切ないのはおかげさまでおなかいっぱいやねん
とりあえずスペイン語やめような
関係ないけどここあるの知らずに
「ヘタリアでエロパロ」でスレ立てした人がいるみたいだな
まあこういうスレタイにした時点で予測の範囲だけど
>>595カップル選手権てどんなのだったっけ
単純に仲睦まじさならオーハン
でかさなら露ウク
肉弾戦なら露ベラか土ハン
夫が妻を担いで障害物競争なら中台かスイリヒ
頭脳戦なら日リヒ
M‐1ならイギセー
ヘタのカポーは皆強そうだ
>>597誘導貼ってDAT落ち待ちでいいんでないか
えげつないのってカンキンリンカンみたいな?
鞭打ち系?
えげつない歴史がある国
ポーランドが初期設定のまま女なら……
ロシアにかまってもらえなくてプロイセンに八つ当たりなベラルーシ受信した。
ヤンデレ全開プレイって考えてたら、どうみてもひん剥かれてあへあへ言わされるのがプーになってしまう。
>>601 自分も考えられない
露ウクがヤってるのを隣の部屋で聞きながら一人楽しく抜いてたら突然ベラが入ってきて足コキされるプロイセンなら受信したことあるんだが
貧乏でも流石におそろしあ様の姉、最終兵器おっぱいウクライナに搾り取られるジャガイモ兄弟とか受信したけど欧州勢は尻派だから、おっぱい星人地球支部名誉会員日本と韓国にしたほうが自然かもしれん。
>>598 ちょwwM-1ww
確かテレビチャンピオンで大昔やってたのは
抱えて障害物競走か、抱えて男がスクワット、質問に同じ答えを出せるかどうかとか
最終バトルは耐久キスデスマッチで最後までキスしてたカップルが優勝だったような。
えげつないといえば、フランスって実はセーちゃんに光源氏してるよね。
>>594 中国のほっぺたつねって「てめーあに日本さんにタッチしてんだ。」って言ってたキャラ。
何かひまさんいわく「台湾の女の子は華やかな子が多いけど、地味な子が描きたい」とか言ってた。
あと本家ででてきたことって、何か動物撫でてる絵と手鏡持ってる絵と学ヘタのアジア組女子のブレザー来てる姿、
身長差の絵だけかな・・・。
>>599 えげつないといえば前ハンガリーの歴史についてwikiで調べてみたら
ロシアがハンガリーにひどいことをしてたのをみたことがあるな…
ウクライナねーちゃんも、ロシアからえげつないこと色々されてるよね
ドSなのかヤンデレか
ようやっと書けたので投下します。前スレ
>>41、待ってないかもですがお待たせ!
・フランス兄ちゃん×あの子
・3スレ目の「La Pucelle」の続きといえば続きだけど単体でも平気そう。
・全体的に報われない上に悲恋
・歴史知識のソースはウィキペディアで中途半端に史実を入れたり
・あの子の口調は割かし捏造
・それと割と季節感を無視
・NGな方は「5月29日」をNGにお願いします
その少女は、矢を肩に受けて泣くような普通の少女だった。
その少女は、勇ましく振るえぬ剣の変わりにその勇気を奮った。
その、少女は――
薄暗い石造りの牢には不釣合いな少女が薄布を纏い座っていた。
明り取り用の窓しかないその場所の中で、彼女の表情は見えない。
特別にここまで通されたとはやはり『自分』だからであろう。
彼女も、彼女と共に戦い抜いた騎士達も、おそらくは。
「……誰です? 話せることは、もうありません」
男のように切りそろえた髪。不釣合いな細い腕と足。自由に動けないように着けられた足枷。
彼女はこちらに顔を向けると、一瞬間を置いた後に大きく目を見開いた。
「フラ……ンス……?」
彼女が立ち上がり、俺に近づく。しかしその途中でかしゃり、と鎖の音が鳴る。
「あ、ごめんなさい。これ以上……貴方に近づけそうにないです」
申し訳なさそうに顔を伏せる彼女。そしてそのまま元の位置に戻ろうとする。
「……待ってくれ。すぐ、そっちに行くから」
あらかじめくすねておいた牢の鍵を開け、彼女の前に立つ。
久々に見る彼女の姿は驚くほど細かった。まるで、消えてしまいそうなほどに。
「少し、痩せたかな?」
「ごめんなさい、おもてなしをすることも……色気も、何も無くて」
「そんなことない。君は世界一綺麗だ」
使い古された愛の言葉を伝えると、彼女はクスクスと笑みを洩らす。
「そういった言葉は、もっと美しく着飾った人に言って下さい」
「おいおい。今俺の目の前に居る美しい人が、なーんでそんな野暮なことを言うのかな?」
「相変わらずお上手ね」
彼女の手を取って騎士のように口付ける。薄い皮の向こうから温かさが伝わる。
細く儚い彼女は、『生』の雰囲気が無くてどうしても、確かめたくなる。
「……もしかして、明日の話を聞いて来て下さったんですか?」
ジャンヌの瞳が俺を写す。何もかもお見通しの彼女に、視線だけおどけさせてみる。
「何もかもお見通しってワケか。流石聖女様だな」
「貴方まで茶化さないで下さい! ……もう」
ジャンヌはそう言いながら笑う。その笑顔は同世代の少女と変わらないものなのに。
そう、なのに。
――彼女は何故、過酷な運命に翻弄されなければならないのだろうか?
うっすらと浮き上がる頬骨に口付けを落とす。
彼女の細い手のひらを握ると、男のように潰れた肉刺と硬くなった皮膚を感じる。
隊での彼女の役割は旗持ちだった。気高き信念と共に高々と掲げ、味方の士気を上げていく。
それでも、人を殺したくないと願いながらも、剣を振ることを彼女は辞めなかった。
全ては祖国の為、主君のため、そして神のために。
左肩の傷痕に唇を寄せる。これは彼女が戦場で受けた最初のもの。
確か彼女はあの時泣いていた。それなのに今では、涙も見せずに刻々と運命を受け入れている。
同年代の少女よりも薄く未発達な胸。片方の飾りに舌を寄せると彼女の身体はびくんと揺れる。
「……胸、感じる?」
「ふぁっ……」
微かに膨らむ胸に手を這わせ、親指で頂を擦る。もう片方は先ほどと同じく丹念に舌で舐る。
腕で顔を覆う。そしてその細い身体をよじらせる度に足枷の鎖が鳴る。
「……変になりそうで?」
「そ……です。だから……」
睫毛同士が触れ合いそうなくらいに顔を近づける。
赤く染まる頬に手のひらを、羞恥のあまり溢れる涙を指で掬い、何かを言おうとする唇を塞ぐ。
「おかしくなっちゃえよ。俺と一緒に」
唇を離し、そう言うと彼女はいやいや、と首を横に振る。繋いだままの手は微かに震えている。この震えは、寒さなどでは無い。
「……怖いか?」
「……ええ、とても」
その言葉に、思わず手のひらにこめる力が強くなってしまった。
恐怖は、無いほうが可笑しいだろう。なのに、自分の胸が苦しい。
「その、勘違いなさらないで下さい」
彼女は繋いだ手の上にもう一つの手を乗せる。
「……私などが、あなたに愛されていいのか。そう思うと」
「……遠い、って言いたいのかな?」
彼女は微笑む。それは無言の肯定。胸が痛み酷く重い気分になる。
「それでも、この罪が赦されるなら」
「……赦されるさ。誰が赦さなくても、この俺が」
自分の中の感情がごちゃ混ぜになるようだった。ただ、今は彼女に口付けたいと思った。
彼女の白い肌はこの塔の中でますます青白くなり、明り取りの窓に照らされる。
それは、一枚の絵画のように美しく何にも変えがたいものだった。
彼女のすべらかな太腿に指を這わせる。彼女がそれに反応し、白い首筋が光に照らされる。
抱きしめたその身体はあまりに脆く儚く、まるで砂で作られた美しい像のようだった。
瞳の青はまるで彼女の故郷の空のように澄んでる。
俺の指に反応する彼女の声は美しく鳴く鳥に似ている。
彼女はこんなにも美しい。姿だけではない。魂も生き方も、全てが美しい。
それなのに、世界は彼女を否定しようとしている。
どうして自分はただの男ではなかったのだろう?
もしも人間ならば命を懸けて彼女と共に戦ったのに。
もしも人間ならば死する彼女を庇い共に死ねたのに。
ただの男であれば……この細い腕を取って逃げ出せるのに。
「――泣かないで」
彼女はその言葉と共に髪を撫でた。そして言葉を終えると額に口付けをくれる。
「あなたが何を考えているのか、分かるつもりです」
「……やっぱり、こんなのはおかしい」
「いいえ。おかしくなんかありません、わが祖国」
彼女の指が頬にかかる。彼女の艶やかな髪が俺の顔にかかり、距離が縮まっていることに気づいた。
「私は、神から神託を受けたからこそこうしてあなたと出会えた。それだけで十分なのです」
「違う。君はもっと幸せに暮らして……幸せに生きるべきだったんだ」
思わず声が震える。自分でも矛盾をしたことを言っているのは気づいている。
彼女が神の声を聞かなければ俺達は出会えなかった。
しかし、彼女が神の声を聞いてしまったから彼女は――
「私、幸せです」
彼女ははっきりとそう言った。そして熱を測るような動作で額同士を合わせ、彼女は瞳を閉じる。
「ただの娘ならあなたとこうすることも出来なかったでしょう?」
物語を読み聞かせる母親のように、穏やかで暖かい口調。
「それに、貴方が望むなら私はただの女にもなりましょう」
額にかけられた指は、気づけば俺の手のひらに触れていた。
細く長く白い、それでいて節くれた指。彼女の生きてきた証のように感触が刻み込まれる。
「赦されるのであれば、貴方だけに愛されるただの女に」
まっすぐに投げかけられた言葉はまさしく彼女の証。自分とは違う、気高き魂の乙女らしい言葉。
神に愛された彼女の言葉は、今の俺には、彼女の聖性を汚す言葉でしかなかった。
「……そんな風に言われちゃうと、止まらなくなるよ?」
ようやくいつものような口調で言えたのは、そんな冗談めかした言葉。そして彼女は答える代わりに、もう一度手を握った。
薄い茂みの奥はうっすらと潤ってはいた。しかし指で弄ると少しだけ眉をひそめる。
おそらく、辛いのであろう。それでも彼女はそれを悟らせまいと気丈に微笑んでいる。
彼女はいつだってそうだ。
たとえば孤立して無理な戦いを強いられた時も、審問の時も、異端者と疑われた時ですら。
それが愛しかった。しかし同時に悲しかった。
「……よくないなら、そう言っても良いんだからな」
「へ、いきです。私のことは、どうぞ……」
「お気になさらずにって? それは無理な話だよ」
眉をひそめ、それでも気丈に微笑む彼女。ああ、やっぱり俺だからガマンをさせている。
「そういうのは眉間の皺をもう少し減らしてから、な」
その眉間に口付けてから、肉芽をそっと擦る。少しだけ反応が変わったことを確認してから、また指を差し入れる。
さっきよりは幾分か緩んだその中で指をばらばらと動かしていく。
「ふっ……んんっ……フラ、んス……」
頬が薔薇色に染まる。瞳が潤み眦に涙が溜まる。先ほどから繋いだままの片手に力がこもる。
「……大丈夫?」
「ええ……だから、私に」
その先に、言葉はもう要らなかった。ゆっくりと近づき、ロマンスのワンシーンにように口づけを交わす。
そしてそのまま、彼女のナカへと沈めていく。瞬間、絡みつくひだに全てが持っていかれそうになる。
「あ、ぁぐっ……」
「やっぱ……無理、あったか?」
「そ、そんな、こと」
「ほら、また寄ってる」
今度はほろほろと零れる目尻に口付ける。そして空いている手でもう一度芽を擦る。
「ひゃ! あ……んっ……」
「待っててな。すぐによくするから」
彼女の内部を探りながら、腰を揺らす。そして一箇所、彼女の声音が変わる。
「だ、だめっ……」
嫌悪とは明らかに違う色。アリアを歌うような美しい声で、快楽をうたう。
「……大丈夫。駄目じゃないから」
不安そうな彼女に再び口付ける。二つの水音と鎖の音が背徳的な空気を作り上げる。
「ふぁ……」
「一緒に、イこうか?」
彼女の苦悶の表情は、求めるような腰の動きに上塗りされていくようだった。
腕の中に居る彼女は、足枷の鎖の音以外は普通の娘と変わらなかった。
ただ一人の「男」に、愛された「乙女」だった。
*******
最後まで見届けると決めた。
俺は彼女を見守るために審問の場に紛れる。
神に見放される形となっても、彼女は神を求めた。ただ祖国を救えとだけ言った存在を。
神に望むなら、いっそ俺に望んで欲しかった。救って欲しいと。ただ、生きたいと。
そして、最期を告げる煙が上がる。
その姿はまるで、神に彼女を永遠に奪われた瞬間のように思えた。
人垣の向こうの彼女と目があった気がした。口が動く。
その言葉を最後に彼女は瞳を閉じ、そのまま動くことは無かった。
『すべてを委ねます』
――火が強く燃え上がった。
今年もこの日が来たか。とフランスは思った。
ふらりと家を出るとパリの街中をゆっくりと歩く。凱旋門、エッフェル塔。
美しい街並みを堪能した後に、花束を買う。
そして最後に、セーヌ川のほとりで腰をかけた。
「……今年も相変わらず綺麗だった。嫌になる位にな」
そう言いながらフランスは買ったばかりの花束を川に投げる。
アイリス、ユリ。色とりどりのそれらははらはらと、川を彩っていく。
「だから、ありがとうな」
例えるならばそれは死花花のように、恐ろしく、美しく川底に沈んでいく。
彼女の最後の願い、守ろうとした場所は今日も変わりなく美しく輝いている。
そして彼女が「居る」この川も、今日も穏やかにある。
聖女様のご加護のお陰、などと言うと怒られそうだな。とフランスは心の中で苦笑する
「さてと、今日はロレーヌのワインでも飲むとするかな」
もう一度だけ心の中で彼女に別れを告げ、フランスは立ち上がりそう呟いた。
617 :
5月29日:2009/02/22(日) 21:19:32 ID:YBPLJC9I
おわりです。長いけどエロくなくてすみませんでした。
そんでもって分割数間違えたりフランス兄ちゃんに夢見すぎててすみませんでした
相変わらず切ないね〜。ほんと良かったよ。
フランスは普通にエロだから、このくらいの相手じゃなきゃ盛り上がらないよね。
GJ…!
普段3枚目な行動をしてるやつの本気の恋は、なんかすげえカッコいい……!
前スレ
>>41ではないけど、自分もずっと待ってた。
完成おめでとう。そして感動をありがとう。
ここは男女恋愛SS限定?
モブ集団相手の愛が無い物でも投下おk?
過去にも名無しモブのあった
注意書きすればいいと思う
ちょい亀レスすまないが、
>>602 露ウクがヤってるのを隣の部屋で聞きながら一人楽しく抜いているプー
…っていうのを想像したら、
「ちくしょー!!隣の部屋『ばいーんぼいーんべいーんばいーん』って音しか
聞こえてこねーよ!!」とやや半ギレになって自家発電するプーを受信した。
>>553の父上は何も気付かず帰って来れただろうか
自分も
>>553待ちなんだが、待ちついでにイギセーの人魚姫パロディを投下してみる
*書きかけ
*ギャグでエロ成分は微エロ程度
まあ内容が内容なんで、読み流す程度に軽く読んでいただけると幸いです
タイトル・NGは「マーメイドセーシェル(仮)」
むかーしむかし、あるところ、インド洋のアフリカ寄りの海らへんに、セーシェルという一人の人魚がいました。
「あーあ。今日も海底はつまらないですぅ。
あるものと言えば魚と海藻と貝とタコと、せいぜいウスグロハコヨコクビガメぐらい。
どっかもっと面白いところに行きたいなー・・・」
そう言うとセーシェルは横にいる親友のカジキマグロ君(♂・愛称カジちゃん)に視線をやった。
だが、彼は今日も今日とて魚眼白眼の無表情だった。
しかし、セーシェルは彼の顔に何を見出したのか、瞳を輝かせこう言った。
「そうですよね!自分で待ってるだけじゃ何も起こらないですよね!
よし、私旅に出るですよ!ついてきてくれますか?カジちゃん」
思い込みが激しく、行動的。
この愛すべきマーメイドは、新世界を求めて旅に出た。
***
「やっぱ、もっと都会のそばの海に行くべきですよ。
そしたら人間のヘンな道具とかいっぱい捨ててあるかもしれないし。
きっと退屈しないですよねー」
セーシェルは泳ぎながらにっこりカジちゃん(メディトレーニアン・マーリン種)に笑いかけた。
だが彼は相変わらずぼへーっと無表情にセーシェルの傍につき従ってるだけである。
なのにセーシェルは、
「そう!ヨーロッパの方に行こうと思ってるんです!
このへんで一番都会って言ったら、フランスとかスペインとかそのへんらしいですからねえ。
ドーバー海峡を目指せば間違いないですよ」
と答え、さらに泳ぎのスピードを速めた。
人魚の遊泳スピードなら、数日あればアフリカからドーバーにまで行ける。
「あ、カジちゃん、疲れたですか?休憩します?」
セーシェルは傍らの魚に話しかけたが、例によって答えは返ってこない。
しかしセーシェルは
「えっ、『まだまだ大丈夫』?よかった!じゃ、一気に行っちゃいますよぉ!」
と言って泳ぎ続けた。二人(半魚半人+一匹)の友情は、こんな感じで5年間も続いてるのだった。
***
数日してドーバー海峡についた二人(半魚はn以下略)だったが、
その海峡には、両脇に二つの陸地があることに気付いた。
もちろん片方はヨーロッパ大陸に連なるフランスの陸地、もう片方は島国イギリスの陸地である。
「えー・・・にぶんのいちですかー・・・
ヨーロッパの方に行きたいんですけどねえ・・・
カジちゃん、どっちだと思います?」
するとカジちゃん(6歳、独身)は、波の関係かふいっと片方の方向にその長い鼻先を向けた。
「そっちですね!わっかりましたあ!さすがカジちゃん!」
どういう過去があって「さすが」と言う言葉が出てくるのかわからないが、
とにもかくにもセーシェルは全速力で彼が示した方向に泳いでいった。
ざざーん・・・
長い旅路の果てにようやく着いた浜辺。
空は曇り殺風景で、特に人もいなそうだった。
「あれー?」
セーシェルはその浜辺に、一人の人間が倒れてるのを見つけた。
「おお!人間ですよ!」
生まれてこのかた人間というものを間近で見たことのないセーシェル、はしゃいで近づいた。
その倒れてる人間は男で、眉毛がごん太かった。
「うーん・・・もう少しイケメンを期待したのですが・・・
なんかこの眉毛らへんがビミョーですねえ。あとなんかプライド高くてエラそーな顔。
きっと自分の女には絶対服従を要求するタイプですよ。あと変態くさい。料理下手そう」
知らないうちに自分の短所をほぼ列挙された男は、その言葉にうなされたのかうぅ〜ん・・・、とうなった。
そう、この男こそ後のイギリスである。・・・じゃなくてイギリスである。
「でも仕方ないから助けてやりますよ。
・・・溺れたって事は人工呼吸ですかねえ・・・」
セーシェルはそう言うと、自分の唇にそっと手を触れた。
(・・・でも・・・いきなり会った人間にそんなことするの・・・恥ずかしいなあ・・・)
このへんの恥じらいの感覚は、人魚も人間も同じだった。
(でも・・・このままじゃ死んじゃうかもだし)
ずーずん。セーシェルが意を決し、イギリスの方に体を傾けかけたその瞬間、
ぐぅさっ!とカジちゃん(趣味はイソギンチャクの観察)がイギリスの大事なところめがけて、その鋭い鼻先を突き刺した。
「いぃでええええっ!?」
あまりのことにイギリスは飛び起きた。意識が戻ったようだ。
(はっ)
視線が合う二人。今セーシェルはイギリスに覆いかぶさるような体勢なので、魚の下半身は見えてない。
(こ・・・こんな変態そうなやつに捕まったら、変な風に調教されて挙句の果てに売り飛ばされてしまいますう)
「おい、お前」
イギリスが口を開いたその瞬間、
「くたばれ、眉毛野郎!」
べっちーん!とその尾びれでイギリスをひっぱたいた。
「う・・・うぐぁ」
イギリスはうめいて再び倒れた。セーシェルはピンポンダッシュの少年よろしくすさーっと海に逃げてった。
おい、お前はイギリスを助けにきたんじゃなかったのか、とつっこみができるものはここにはいなかった。
***
「んー・・・カジちゃん、これからどうしましょうねえ」
海の底でセーシェルはカジちゃん(出身はマリワナ海溝)に呟いた。
「・・・でも、人間見たら、自分も人間になりたくなったです。
あの男、海の底では見たことないような綺麗な格好してました。自分もああいう服着てみたいです」
漂ういけすかない感じはともかく、身なりだけはよかった、と思った。
「・・・もしかしたらどこかの国の王子かも」
確かに、それにふさわしい格好をイギリスはしていた。体中の金の飾り、上等の絹の服。
「・・・陸に上がれば、パトロンになってくれるかもしれない」
そう思い至ると、セーシェルに素晴らしい考えが浮かんだ。
陸からの文物を海で待つより、自分で陸に上がった方がいいに決まってる。
セーシェルは海溝の深いところ、魔法使いのいるところまで全速力で潜っていった。
***
「俺が北欧の王者に決まってっぺ!」
海溝の底の魔法使いの家、短髪の精悍な顔をした魔法使いはセーシェルに会うなりそう言った。
「意味分かんないんですけど・・・」
「気にするな。それより何の用だ。あまり俺に喋らせるな。このSSの書いてるやつは水戸弁なんてわからないっぺ」
ますます意味わかんないと思ったが、これ以上突っ込まないことにし、事情を話す。
「はーん・・・まあ、足を生やすくらいなら、ぜんぜんできるっぺよ。なんてったってウチは人魚姫伝説の地だからな」
「本当ですか!?お願いしますっ!」
セーシェルは顔を輝かせたが、デンマークは指を突き付けてこう言い放った。
「ただし、代金としてお前の声をもらう」
それを聞いた瞬間、セーシェルの笑顔はみるみる萎えた。
「えーやめてくださいよう。声が無かったらただでさえ不案内な陸上で困るだろうし、
この浜辺に咲くハイビスカスのように溌剌としてかわいらしい声、
けっこう気に入ってるんですから」
「うーん・・・、でも、女の子の声は高く売れるっちゃ」
「なんとかなんないんですかぁ」
「じゃあ、声の一部分だけで作ってやらないこともない」
「声の一部分?」
セーシェルは首をかしげた。
「あえぎ声」
***
(へ・・・変態ですぅ・・・)
セーシェルは浜辺にいた。
その下半身には、すらりとした二本の人間の足がついている。
『だってしょうがないっぺ?声の一部としては、それが一番高く売れるんだから』
(もー、世の中変態だらけです!)
だが、喘ぎ声と引き換えに足をやる、という申し出は、内容はともあれセーシェルにとって破格に思えた。
(喘ぎ声なんて、別になくて困るもんでもないし)
だが、この取引がこのあとわりとすぐに、セーシェルをおおいに困らせることになるのを、今は知る由もなかった。
ぺたぺたと浜辺を歩くセーシェル。だいぶ二足歩行にも慣れてきた。
「人間ってのは不思議な体してますねー。特に足の間。
なんか割れ目があって中がちょっとグロい感じですけど、何に使うんでしょう」
セーシェルはとりあえず昨日の眉毛男を探そうとした。
なんてったって命の恩人だし(最後は自分で気絶させてしまったが、そこは都合よく忘れてくれていることを祈る)
陸で頼れるよすがといえばあの男くらいしか思い浮かばない。
あの日からずいぶん時間も経ってるし、セーシェルが知らないだけで陸と言うのはとてつもなく広いのだが、
御都合主義の賜物でイギリスはまだ浜辺の近くにいた。
ただし一人ではなく、周囲に屈強そうな男たちが彼を取り巻いていて、何やら話し込んでるようだ。
近くには立派なガレー船が停泊している。
「いたいた!おーい、そこの眉毛野郎!!」
第三者が聞いたら失礼にもほどがある呼びかけなのだが、イギリスは(自覚があるのか)セーシェルの方を向くと、
げっという顔をして硬直した。
つられて周りの男たちもセーシェルを見るが、イギリスと同じリアクションをするか、
ヒューと口笛を鳴らし鼻の下を伸ばした。
そう、セーシェルは、裸だったのだ。
パイパン気味のまさに生まれたての姿で、たわわな乳房を揺らしこっちに走ってきているのだ。
「おまあああああああああああっっっ!!!!!
服着ろばかああぁぁああああっっっっ!!!!!!」
イギリスは周囲の空気が張り裂けんばかりに叫び、セーシェルの方に超スピードで向かい、
まわりの男たちのブーイングを無視して自分の服をかぶせ、そのまま船に連行したのだった。
***
「お前、何なんだよ。どうして服を着てなかった?」
イギリスの部屋と思われる船の一室に、セーシェルは連れてこられた。
今は男ものではあるが上下に簡単な服を着ている。
「え?服って絶対に必要なんですか?」
人間が服を着ているのは知っていたが、寒さに耐えるためだろうと思っていた。
性器も肛門もむき出しの海の世界で、恥部を隠すなんて概念はない。
「はー・・・わかった、お前、田舎者なんだな。
海の向こうには理解できない文化を持ったやつがいると聞く。
別にそれをどうこう言ったりはしないが、この国でそんな恰好してると襲われて犯られておかされるぞ」
最後の単語はいまいち理解できなかったが、とりあえず親切心で言っていることは気付いた。
「お前、どこから来たんだ」
イギリスの問いに、セーシェルは困った。
(えーと、インド洋アフリカ地域北東部セーシェル諸島7丁目の23めぞん・ど・ぐっぴー303・・・なんて
言ってもわからないですよね)
「遠くです」とりあえず答えた。
「まあそうだろうな。肌の色もずいぶん違うし・・・。で、この国に何しに来たんだ」
セーシェルは少し考え、嘘ではない答えを言った。
「新しい世界を、見に」
イギリスはふーん・・・と言い、セーシェルを値踏みするようにじろじろ見た。
(なんですかこの眉毛ぇー、あんま見るなですよ)
助けられた恩があるので口には出さなかったが、なんだか嫌な予感がしてセーシェルは不安になった。
けっこうな時間セーシェルを眺めまわした後、イギリスは表情を変え、言った。
「よし、決めた」
「?」
セーシェルはわけがわからなかったが、イギリスはセーシェルの方に近付くと、
いきなり彼女の上着の前をばっ!と開いた。張りのある乳房が露わになった。
「お前、今日から俺の女な」
***
こうして、人魚姫と王子は恋人同士になり、毎日ヤリまくりの幸せな日々を過ごしました。
めでたしめでたし。
・・・と、普通の人魚姫だったらここで話が終わるはずだが、このエロパロ人魚姫、そうは問屋が卸さない。
「おっかしーなー・・・、おいお前、なんで声出さねーんだよ」
寝室でイギリスは頭を掻き掻き言う。行為の最中であり、お互い服はまとっていない。
「だってー・・・」
セーシェルはごにょごにょと呟く。魔法で喘ぎ声だけ抜き取られたとは言ってはいけない。
それを告白したら魔法の効果が無くなる、と魔法使いに言われていた。
「俺の技じゃものたんねーっつーのか」
ぶんぶんと首を振るセーシェル。少なくともそんなことは無かった。
初めて会ったあの日、そのままベッドに連れてかれた。
セーシェルにとって、魚類の交尾行動は見たことがあっても(雌の産んだ卵に雄が精をかけるアレ)
人間の性交というものに関する知識は全くなかった。
そこで、初めて股の間の割れ目の意味を知った。
まさか雄とは体の構造が違っていて、あんなモノを入れるための割れ目だったなんて、とがく然としたものだ。
しかも、これも驚きだったのだが、人間の交尾行動というものは異様に気持ちいいのだ。
初めての日も、セーシェルの「割れ目」はなんなくイギリスを受け入れ、至高の快楽を味わった。
イギリスがやたら上手いのと、セーシェルにもともとそのような素地があったからだろう。
だが、快楽を感じるのだが、それが声に出ない。
声に出せないとなると、快楽という激しい感覚は体の中にこもり、次第に体を疲弊させる労苦となる。
行為の最後の方になると、いつもセーシェルはほとんど力尽きかけていた。
だが、場数に自信のあるイギリスは、自分の抱き方で女を啼かせられないのがたいそうご不満らしく、
あの手この手でセーシェルに声を出させようとする。
マニアックな体位や縛りプレイ、果ては東洋から取り寄せた媚薬とやらまで持ち出した。
そんな晩がほとんど毎日。次の日セーシェルは疲れ果てて眠るばかりになる。
イギリスはそのひ弱な体のどこから出てくるんだと言いたくなる体力で、
ほとんど寝ずに昼間も活動しているようだが。
「せっかく新しい世界に来たのに・・・。この船からほとんど出てないですぅ・・・」
船の甲板で、海にいるカジちゃん(好きな食べ物はゴカイ)にむかってセーシェルは言う。
「セックスは気持ちいいけど疲れるし、もうヤです。
だいたいあの野郎、『そんな恰好してたら襲われるぞ』とか言っといて、
自分で襲いまくってるじゃないですか!」
セーシェルはぷりぷり怒った。だんだんと人間の「そういう」言葉もわかってきた。
カジちゃんが微妙に口をぱくぱくさせた。
「え、じゃあ逃げればいいじゃないか、って?」
(確かに・・・でも・・・)
その時、
「おーい、セーシェル」
イギリスが帰ってきた。手には何か、袋のようなものを抱えている。
「何と話してんだよ。全くお前は不思議ちゃんだな」
「・・・妖精さんの見える奴に言われたかないですよ」
「うるせーな、見えないお前の心が汚れてんだよ・・・、と」
そういうとイギリスは袋の中をごそごそと探る。
「お前にやる」
ふわりと広げられたそれは、南欧風の女性の衣裳だった。
「わー、どしたんですか、これぇ」
「ん、まあちょっとしたいきさつで手に入ってな・・・。まあ今日はそれ着てヤろうぜ」
よく見ると、その服はところどころに切れ込みが走っている、けっこう露出度の高いものだった。
「ばか!変態!プレゼントしてくれたと思ったら!」
「うるせーな、いいからもう部屋行こうぜ」
そう言うと、セーシェルの肩を抱き半ば無理やり寝室に連れていったのだ。
(なんで、私は、こんな奴のもとから離れないんだろう)
セーシェルは知らなかった。
さっきイギリスを見た瞬間、自分が笑顔になっていたことを。
彼女は今、愛される幸せの中にいて、
なおかつ彼女も彼に愛情を感じ始めていることを。
***
なんか終わりっぽいけどとりまここまで。
オーハンの続きや皆様の素敵SSを待ちながら続き書くよ
ナイスイギセーGJ!!
どうしようなんどか読んでいると
カジちゃんwwwがww好wwwwwきwwにwなwwwwwっwwwてwwきwwwwたww
続き待ってるー!
GJ
カジちゃんうけたw
続き楽しみにしてる
ちなみに「ちゃ」は使わないぜ!
とネイティブ水戸弁が言ってみる
ヒロインよりカジちゃんのことに詳しくなっている件w
イイヨイイヨ 続きも待ってる!
声って売るために取ってたのかw
昨夜、親父が無事に帰り、ノートパソコンも無事でした。
被害はヘタのデスクトップを見られただけで済みました。
ssもだけど、おっぱいコレクションも見られなくて本当によかった……
投下します。今度こそ最後です。
・オーストリア×ハンガリー
・貴族がやや鬼畜。
・最後は和姦ですが、全体的にレイプ描写なので注意。ハンガリーさんがちと壊れます。
・原作の沿いの神聖ローマ→イタリアてきな部分がありますが、
こいつらの絡みや露骨な表現はないです。
・ぶっちゃっけ、ヤッてる描写が大半です。
NGワードは「夕食がパスタの訳」
※ ※ ※
うん、そうだよー。ちっちゃいほうの客間だよー。
って、やー! 待ってよ神聖ローマおいてかないでー!
はあ、はあ……ちゃ、ちゃっと待って息が切れちゃった……
え? う、うん、そう。ここだよ。このテーブルでオーストリアさんたちがお茶をして、
あそこの戸棚に僕が隠れたんだよ。
あれ? 神聖ローマ、そのドアはいつも鍵がかかってて開かな……
ガチャ
開いた!? 鍵もってたの神聖ローマ!
――わあっ! すごい! 広い! 声も響いてる!
ここで歌ったら、気持ちいいだろうなあ。
……でも、なんか寂しいね。端っこのほうにベッドがひとつと、テーブルと椅子がいっこずつと、
棚が三つだけ……もったいないなあ
あれ? なんでベッドのまわりだけ、壁の色が違うんだろ?
あ、待って神聖ローマ!
タタタタタタ……
あ! 壁の色が違うんじゃなくて、ぜんぶ鏡なんだ! 天井まではってある!
あと、近くで見るとこのベッドすごく大きいね。大人三人分ぐらい?
ねえ、神聖ローマ、ここってどういう部屋?
……わからない? そうなんだ……(なにか知ってそうな顔してるんだけどなあ……)
――ん? 神聖ローマ、なにか見つけたの?
あ! これハンガリーさんのだよ! う、うん。間違いないよ。
あのね、この前、一緒にお買いものに行った時におそろいの買ってね、
お互いの名前を刺しゅうしあってプレゼントしたの。ほら、これ僕が縫ったんだよ。
……なんで、ハンガリーさんのリボンがここにあるの?
※ ※ ※
「嫌あっ!? 嫌嫌嫌……嫌っ! 嫌、嫌ぁぁぁああああ――――っっ!?」
管楽器だってこれほど高い音をだすのは至難の業だろう。
叫ぶ女の悲鳴が天井に当たって砕け、はね返り、雨のように無数の音となって、
部屋全体に降りそそいでいる。
もともと、歌や音楽のための小さなコンサートホールとして作られたものだが、
帝国内のひとりの好色家が、勝手に色ごとの部屋に作りかえた。
力がなく、特に目立っていなかった昔、オーストリアはその話を聞いて非常に不愉快に思ったものだ。
しかし、現在、今まさに彼は多少は感謝するようになった。
だって、愛しい女性がこんなにも激しく乱れ喘いでいるのだから。
「嫌っ…! もう嫌! やめて! お願い許してえ……っ!」
涙に崩れるハンガリーの必死の懇願は聞き届けられない。
花のピン以外の全ての衣類は脱ぎとられ、後ろにまわされた手首はリボンで纏められている。
肌ざわりのいい細い縄で、拘束というよりかは、形を変化させる目的によって、
豊かな胸に痛々しくくいこむように巻きつけられ、おかげで柔らかな白い肉は、
ぐにゃりと奇妙な形に崩されたばかりではなく、乳首までもがとんでもない方向に向いている。
これだけでも、恥ずかしくてたまらないのに、さらにオーストリアはハンガリーの
すらりと伸びた両足を扇のように大きく開かせて、その丸見えになった花弁を正面の鏡に
つきつけていた。
ひくつく秘唇。しとどにあふれる雌の蜜。
まるで、熟れすぎてぐずぐずになった果実のようだ。
「ひゃううっ!? ひゃっ! あ、あ、ああああっ!?」
片方の乳首をくわえ、もう片方を指で摘まみ、ぷくりとふくれた肉芽を包皮ごと指で潰す。
三点ぜめ。単純ながらも効果の高い女体への責め。
すでにいろんな方法で何度かイかせているが、どうやらハンガリーにはこれが一番いいらしい。
時間をかけて、じっくりと嬲り、頃合いをみて、割れ目に指を突き入れる。
びゅるり。膣口から透明な液が噴き出した。
「――ふああああ……っっ!」
ハンガリーがしなやかに背を反らせ、顔を天井に向けて高く鳴く。
ぞくりとオーストリアの肌が粟立った。
この瞬間が、オーストリアをたまらなく幸せな気分にしてくれる。
吹き込む強い風のように、オーストリアの炎が煽られ、より一層燃え上がるのだ。
なお、ハンガリーとは逆に、彼自身は一枚たりとも着衣を乱していない。
「貴方は実に素晴らしい女性です、ハンガリー。私の妾として申し分ありません」
「ち、ちが……わたし、妾じゃ……!」
「頑固ですね、貴方も……」
やれやれと芝居がかった声で言いながら、オーストリアはベッドから降り、
一番近くにあった棚の引き出しを開けた。
さっとハンガリーの顔色が変わる。
胸に巻きついているこの忌々しい縄も、あの引き出しの中から出てきたのだ。
ろくでもない代物が出てくるに決まっている。
やがて、オーストリアが引出しから取り出したものは、スカーフのような二枚の布だった。
「――もっと、気持ちよくなりたくはないですか?」
冷たく笑いながら、オーストリアはハンガリーの体に手を伸ばす。
白い材木のようにベッドに転がっていたハンガリーの体を起こし、
その愛らしい口元に布をあてると、頭の後ろできつく結びつけた。
「――んっ!?」
即席の猿ぐつわにハンガリーの瞳孔は小さく縮む。
だが、その視覚も――――布で覆われた。
「――――っ!?」
突如、現れた闇の世界。あまりに早い変化の切り替えに、遅れをとった脳が混乱する。
ひやりと背中に冷たい感触。上半身を鏡に押し付けられたらしい。
それから……
直後、雷にうたれたようにハンガリーの体が跳ねた。
「ンっ、ン―――――ッッ!!」
オーストリアがハンガリーの股間に顔を埋め、ぴちゃりと秘部を舐める。
ビクン、ビクンと地面に叩きつけた毬のように、ハンガリーはその美しい肢体を
何度も何度も跳ね上げる。
「ン――ッ!? ンッ、ンッ、ンゥ――――ッッ!?」
ぴちゃ、ぴちゃ……ぢゅっぢゅるぅっ!!
熱くとけきった内部に舌を差し入れ、びらびらした部分をなぞり、愛汁をすすりあげる。
普通の状態であっても、耐えるのは難しいことだろう。
にも関わらず、閉ざされた視界によって身の鋭敏さが増し、
快楽を散らす最良の手段である声すらも封じられている。
高められた感度のまま、出口を塞がれた内部に、ぎゅうぎゅうづめになった熱がたまる。
ふと、オーストリアは顔をあげると、花弁の上を探った。
そこには赤く勃起した花芯。その芯の皮をそっと剥くと、でてきた核を指で挟み潰した。
束の間、ハンガリーの脳に時を止めたような空白が覆う。だが、それから……
「――――――――――――ッッッ!!!」
凄まじい痺れが、神経という神経に襲いかかった。
(嫌嫌嫌嫌嫌ぁぁぁあああ――――っっ!?)
奈落の底へ向かうような、圧倒的な墜落感。
異常ともいえるほどの痙攣を起こしている膣に、オーストリアは無慈悲にも指を突き入れた。
ぐちゃりと指に粘液がからむ。
「ンゥ―――ッ!! ンッ、ンゥ――――…………ッ!!?」
たまらず、ハンガリーはベッドに倒れこむ。
後ろ手に縛られた両手が腰にめり込んだが、そんな痛みなどものの数ではない。
逃れたい。この拷問から逃れたい。
いや、逃れられなくとも、せめて目を覆った布を取ってほしい。
大きな声が出せるように口の枷をはずしてほしい。
両手でシーツを握れるように、好きな方向によがれるように、手首と胸の戒めをほどいてほしい。
苦しめる異物から、この体を解放してほしい。お願い、ほどいてほどいてほどいて……
「いいえ、ほどいてあげません」
ハンガリーの心を見透かしたような言葉が上から降ってきた。
「普通にしたのでは、おもしろくありませんからね」
まるでハンガリーの苦痛よりも、自分の楽しみのほうが重要だとでも言いたげな口調。
オーストリアは楽しそうに笑い、笑いながらぐるりと指を大きく回す。
長い時間をかけて、オーストリアはシーツの上で苦しそうにのた打ち回るハンガリーを、
充分に堪能すると、二本の指を根元まで深くいれ、腹側を擦るように折り曲げて一気に引き抜いた。
同時に肉芽の核も潰す。
「ンゥゥゥ――――――――――――ッッッ!!!」
刹那、割れ目の水源から、淫水が噴き出した。
高く、きれいな弧を描きながら。
「――さすがに疲れましたか?」
ようやく全ての戒めから解放されたハンガリーは、シーツの上にその身を転がす。
目は見開き、口は死にかけの魚のようにパクパクと開閉し、力の入らない両手足は、
だらんと真っ直ぐに伸びている。
そんな無残な姿を天井にはめられた鏡面は容赦なく映していた。
―――見られた。あんな恥ずかしい姿を。オーストリアに全部。
悔しさよりも屈辱よりも、惨めさと情けなさで胸を締めつけられた。
「妾にふさわしい」と決めつけられたオーストリアの言葉を思い出す。
彼の使う妾の意味が、性を楽しむ人形としての意と同じだというのなら。
――ああ、まさに、そのとおりではないか。自分は立派に役目を果たしている。
「少しお休みなさい。私のほうで勝手に楽しませてもらいますから」
動かないハンガリーの横で、オーストリアは下の衣類を緩め始めた。
ごそりと、奥に息づいていたものを出す。
「あ……」
どきりとハンガリーの鼓動が鳴る。
小さい頃、大人になったら自分にも生えてくるものだと思っていたもの。
張り形という、偽の男でしかその感触を知らないもの。
初めて見るオーストリアのその昂りは、グロテスクで生々しく、
予想していたものよりも、ずっと大きい。
オーストリアは、やや先にちかいほうを握ると、ハンガリーの柔らかな頬に擦りつけた。
「やっ…!」
生理的にも似た嫌悪感に、ハンガリーは思わず顔をそむけるが、
オーストリアは構わず竿先を押しつける。ぐいぐいと大胆に上下に竿を滑らせる。
なめらかな柔肉に鬼頭が吸いつくようだ。
いつも明るく笑うハンガリーの美しい顔に、醜く汚らわしい肉の棒。
女神への冒涜のような行為に、オーストリアの興奮は否がおうでも高まる。
擦りつけながらも、自ら竿をしごき欲を煽る。
そして、射精。
「やぁっ……!」
ハンガリーの顔に降りかかる白い分泌物。
オーストリアは鬼頭を筆のように使って、ハンガリーの顔中に白色を塗りたくる。
ツンと雄のにおいが鼻についた。
一通り塗り終えると、今度はその先端をハンガリーの口元にもってくる。
「綺麗にしてもらえますか?」
言い終える前に唇にねじ込んだ。生まれて初めて味わう男の味に、
ハンガリーは眉をしかめるが、さっきまでの行為のせいで、抵抗する力はもう残っていない。
言われるまま、尿道口に残っていた精をちゅっとすする。
「ほら、もっと舌も使って……」
太い棒が押し進み小さな口の中を占領する。
竿肌には硬さを誇示するかのように、稲妻のようなビキビキとした筋がはっていた。
ハンガリーはたどたどしく舌を使う。
(私……オーストリアさんのおちんちん、くわえてるんだ……)
ぼんやりと、どこか他人事のように心で呟く。
ハンガリーは思う。きっと罰が当たったのだと。
今まで、数え切れないほどオーストリアに犯される妄想で自分を慰めてきた。
それだけでも充分、罪深いことなのに、あろうことか自分はオーストリアに
さんざん思わせぶりな態度をとっておきながら、最後にはオーストリアを拒絶したのだ。
立場や環境を、オーストリアが考えなかったはずはない。
自分が言ったことは全て、思い当っていたはずだ。
それにも関らず、オーストリアは気持ちを伝えてくれた。
時々、重なった視線や偶然ふれた身体、はっと高鳴る鼓動は確かにオーストリアに
伝わっていたし、オーストリアから向けられた鼓動もちゃんと受け取っていた。
それを知っていたから、何かしらの確信があったからオーストリアは伝えてくれたのだ。
それなのに……
(断っちゃったんだよね、私……)
オーストリアを守るとか言いながら、何のことはない、自分が怖かっただけだ。
何もかも違う自分たちが一緒になったら、どうなってしまうのか、
そんな未来が見えなくて怖かった。
自分とつき合ったことが、いつか彼の汚点になるかもしれないことが怖かった。
傷つくのが怖くて、傷つけた。“ご主人”さまと
その報いが今の状況なのだろう。
「さてと、そろそろ……」
モノが充分に舐めとられるのをみると、オーストリアはハンガリーの唇から引き抜いた。
そのまま、ハンガリーの両足首を掴むと、真ん中から深く折り曲げた。
足が顔の横につくぐらい深く。
「あぐぅ…っ!」
腹を圧迫するような苦しい姿勢に、思わずハンガリーは呻いた。
すぐ目の前には真っ赤に熟した赤い花弁。まだ表面は乾いておらず、
ぬらりと粘液が光り、誘うようにヒクヒクと動いている。
その中心にオーストリアは昂りを当てた。
「――ひっ!?」
束の間の間、沈静していた恐怖が再び湧きあがる。
いくら張り型で慣らしていたとはいえ、本物の男は初めてなのだ。怖くないはずがない。
オーストリアはそんなハンガリーを一瞥すると、ゆっくりと体を沈めた。
「ぅあ……! ああああ……っ!」
ずぷずぷと、肉の凶器が侵入していく。鬼頭、カリ首、竿肌……そして根元まで。
全てをい入れ終えると、膣内がぎゅっと収縮し肉棒を締めつけた。
ドクン、とハンガリーの心臓が、信じられないほどの鼓動を起こす。
まるで全身が変化すると思えるほどの強い躍動。
オーストリアは、叩きつけるように腰を打ちつけた。
「――――ああああぁぁぁぁっっ!!」
全ての神経回路を震わせるような衝撃が襲いかかった。
目の前で、剛直が割れ目を突き刺している。割れ目はじゅぶじゅぶといやらしい音を
たてながらのみこんでいる。犯されている。
「あああっ!? はあんっ! い、いや、いやああああっっ!!」
おそらくは、今日の中で一番高い嬌声。
あの時が最高だと思っていた自分の限界が、いかに甘かったかをその身で思い知らされる。
膣壁はハンガリーの声に合わせるように、往復する竿にからみついた。
雌の蜜が竿全体を包み込む。
「――はっ! 淫乱な召使いだ! 貴方を妾にした男がそんなにいいのですか?」
「ふああっ! ち、違……わ、わたし……いんらんじゃな……!」
「ならその顔は? ほら、天井にも映っているでしょう、気持ちのよさそうな顔が?
ああ、それよりも目の前にもっといい証拠がありますね」
言いながら、オーストリアはハンガリーの花弁を広げる。
カリ首が肉びらを捲りあげている様子や、お互いの分泌物が混ざり合っている状態を
まざまざと見せつける。
「いやあっ!?」と鋭い否定があがった。
「あああああっっ! だめえ、いやいやいやあああぁぁぁぁっっ!!」
律動は止まらない。脳を焦がすような快楽に、ハンガリーは狂い叫ぶ。
膣内はますます収縮し、肉棒はそれを押し広げる。
何度も何度も雌の部分を刺激され、ビクビクと肢体を震わせる。
オーストリアは大きくゆれる乳房に目をとめると、手を伸ばしめちゃくちゃに揉みしだいた。
快感が増長され、さらにハンガリーを追い詰める。
(おかしくなる……おかしくなっちゃうよお…………! 助けてぇ、オーストリアさあん……!)
もうおかしくなり始めていたのだろう。
今、まさに犯しているオーストリアに助けを求めているのだから。
鏡に映るあさましく乱れ狂う己の姿。じゅぶりぬちゅり、とかきまぜ合う粘液の音。
雌と雄のにおい。まだ口に残る男の味。全身で感じる衝撃。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚……全ての五感をとおしてハンガリーの存在が犯される。
――ぷつり、と奥のほうで何かが切れた。
何もかもから解放された音。終りのような音。
(……オーストリアさん………オーストリアさん…………)
オーストリアさんオーストリアさんオーストリアさんオーストリアさん
オーストリアさんオーストリアさんオーストリアさんオーストリアさん
オーストリアさんオーストリアさんオーストリアさん………
…………オーストリア様。
「……て」
ポツリと点を打ったような言葉。
「……て……して…………おかして…………」
一度口にしたら、後はもう止まらない。
もう妾でもいい。奴隷でもいい。人形でもいい。飽きたら捨ててくれても構わない。
だからだからだから
「……おかして……犯して…………――私を犯してえっオーストリアさまぁっっ!!」
もう何がどうなってもいい。狂いたい。元に戻らなくなるほど狂いたい。
だから犯してオーストリア様。
突然の変化に、オーストリアは一瞬瞠目する。
だがすぐに、にやりと口元を歪めると、ズンと大きく腰を打ちつけた。
恥骨と恥骨を合わせて、最奥をグリグリと擦る。
ハンガリーの喉から、高らかな歓喜の悲鳴があがった。
「はああああん! いい、いいのおっ…! もっと激しくしてえ……!!」
「はしたないですよ、ハンガリー」
たしなめながらも、律動の速度を速める。肉竿は膨張し、狭くきつい膣中をさらに広げる。
刺激を受ける面積が増え、ハンガリーはさらに喘ぐ。
「ひぐっ! ふあああっ!? 熱い……気持ちいいよお……オーストリアさまあ……っ!」
「具合はいかがですか、ハンガリー。言ってごらんなさい」
「ひあああん!! お、オーストリアさまのお……おちんちんが……中で動いてえ……
……感じてますぅ……気持ちいいんですう……!!」
「いい子ですね、ハンガリー、……ご褒美をあげましょう」
グンと体を引き寄せる。
何度か往復したあと、オーストリアは大きく腰を引いて根元まで刺した。
睾丸から送られた精子を、膣奥に向けて勢いよく注ぎ込む。
「――――あああああああぁぁぁぁぁっっ!!?」
迎えた体。自らも熱を出しながら、全てを受け止める。
子宮口に白濁した液が叩きつけられ、結合部から飲みきれなかった熱がごぼごぼとあふれだす。
絶叫が鳴り終えてもまだ止まぬほど、長い射精だった。
「あ、ああ……あ……」
全てを吐き出した後も、ハンガリーはビクビクと体を震わせていた。
目に焦点はなく、開きっぱなしの口からは唾液を垂れ流している。
明らかに普通の状態ではない。
だが
「――は、ひぃっ!?」
オーストリアはハンガリーの体を抱き起こすと、座位のまま揺すり始めた。
中のモノは少しも衰えていない。
「まだ終わりではありませんよ?」
耳元で囁きながら、再びハンガリーを追い詰める。
その目に理性の光はない、ああ、彼は彼で狂っているらしい。
「ひうぅっ! あ、ああ………ああああぁぁぁ……っっ!!」
まだ完全に鎮火の済んでいない身体に、火がつけられる。
強制的に、無理やりに。狂いきった体に、連続した行為は酷だ。
――しかし、問題はない。
「ふぅっ! あああああっ! ……オーストリアさまあ……ご主人さまあっ!!」
だって私は召使いなのだから。妾なのだから。
オーストリアが満足して喜んでくれることが、私の役目なのだから。
ハンガリーは恍惚に目を輝かせながら、負けじと揺すり返した。
獣になった男が欲しいままに女を襲い、女も進んでその餌食になる。
二度目の肉の饗宴。狂い喘ぐ女の喜ぶ声が部屋中にこだました。
――時がたつ。長針がなんども回り、短針は大きく傾く。
長い時間がたった。
狂気じみた精神も興奮も、時の布にこされて次第に沈静化していった。
二人の行為は獣の交わりから、恋人同士の甘い睦言のようなものへと変化していた。
くしゃくしゃになったシーツの上で、二人は言葉を交わしている。
「愛しています……ハンガリー……愛しています……………」
「……私も……好き…………オーストリアさんのこと……ずっと…………」
脳も心も精神も、全てが摩耗しているがゆえに出た本音。
一切の混じり気のない純粋な気持ち。
だがこの素直さも、濁った行為ゆえの結果なのだから皮肉な話だ。
オーストリアはハンガリーに負担がかからないよう、状態に合わせて速度を変え、
ハンガリーは助けるようにオーストリアの首に両腕をからめている。
あの激しい饗宴に比べれば、ずっと穏やかで優しい。
それにも関らず、今が一番深くつながっているような気がしてならなかった。
「誰にも渡したくありません……できるものなら、貴方が他の男に体を委ねた時まで遡って、奪い取りたい……」
「オーストリアさん……」
口づけ。お互い競うようにして舌を絡めあう。
どっちがどっちを求めているかなど、野暮だ。
「んっ……はあ……違うの、オーストリアさん……初めては自分でしたの…………」
「ハンガリー……?」
「…オーストリアさんのことを……考えながら自分で…………ぅん……
……私ずっと、オーストリアさんにこうされたかった…………」
「ああ……では私はずっと、貴方の想像された私に妬いていたのですね…………
………なんて、私は愚かなのだろう…………」
「あ、あ…………オーストリアさんお願い……私をオーストリアさんのものにしてえ……!
妾でも何でもいいからぁ……」
「御馬鹿さん……愛する人を妾呼ばわりする男など、選んではなりません…………
……ご安心なさい、今宵限りです。もう二度と貴方にこんなことはいたしません…………」
「そんな……嫌ぁ……!」
「ハンガリー、今の貴方はほだされているだけです……明日になればきっとわかるでしょう
……私はずっと……あのような醜い行動をしたいと願っていました…………
私のほうこそ貴方にふさわしくないのですよ」
そんなこと、だが言う前に絶頂がおとずれた。
おそらくは最後の交わり。ひとつも逃さないよう、何から何まで感じ取る。
終わらないでとハンガリーは強く願った。むろん、願いは叶わない。
一定の震え。波がひくようにおさまり、体に名残惜しい平穏がやってくる。
ガクンと意識が下がり、代わりに耐えがたいほどの眠気が襲った。
まだ眠りたくはない。やっと通じ合ったオーストリアともっと話がしたい、わかり合いたい。
だが、まどろみは容赦なく、瞼を閉じさせた。
「お願いオーストリアさん、目が覚めても傍にいて……私の傍にいて……お願い、お願い…………」
断絶。全てが闇に染まる。
数秒後、ハンガリーはすやすやと気持ち良さそうな寝息をたてていた。
――ゆっくりと、意識が覚醒する。
目を開けると、そこは自分の部屋だった。
いつの間にか、夜間着もちゃんとつけていた。
一瞬、昨夜の出来事は夢かと思いかけたが、体のきしみがすぐに打ち消した。
喉がひりついて痛い。
しかし、水よりも先に求めたものは……
「オーストリアさん……」
いない。
目が覚めても傍にいてくれとあんなに頼んだのに。
ああ、そういえば頼んだ時、彼は頷いてくれただろうか。
黙って頭を撫でられただけのような気がする。
もう次はない、何かに区切りをつけたようなそんな寂しい顔で。
勝手すぎると思ったが、それは自分も同じだと考え直した。
だって、望んだとおり、今まで通りの距離をおいた関係に戻ったのに、それがたまらなく悲しい。
「オーストリアさぁん……」
会いたかった。伝えたかった。だけど、いなかった。
※ ※ ※
あ、神聖ローマ……
あのね、今、ハンガリーさんの部屋に行ったらね、ハンガリーさんが泣いてたの……
それでね、オーストリアさんに会いたいって言ってたから、オーストリアさんを呼んだらね
オーストリアさん、部屋から出てきてくれないの……忙しいって追い出されたの……
どうしよう、僕……
オーストリアさんとハンガリーさんは仲直りをしたんじゃないの……?
また、喧嘩しちゃったの……?
やだよお……! そんなのやだよお……! 僕、知ってるもん、
二人ともお互いのことが大好きだって知ってるもん……!
やだよお、こんなのやだよお……どうしよう、神聖ローマ……
「――神聖ローマ?」
突然、涙を拭われてイタリアはきょとんと顔をあげた。
神聖ローマはハンカチを押しつける。
「俺がオーストリアを連れてくる。お前はハンガリーのところへ行け」
まだ泣きやまないイタリアにそれだけを言うと、神聖ローマは踵をかえす。
慌てて、イタリアは追いかける。
「ま、待って神聖ローマ……!」
「こういうのはできるだけ時間が早いほうがいいんだ。
じゃなきゃ、誤解がどんどん増えて、ますます悪くなっていくんだぞ」
「そ、そんなのダメだよ!」
「ああ、だから……」
大きく、神聖ローマが振り返る。
「『仲直り』させるぞ、イタリア」
力づけるような頼もしい言葉。一瞬でイタリアの涙が引っ込む。
やがて、大きく頷くと、神聖ローマとは反対の方向へ走りだした。
いきなり、ドアが開いた。
軽く狼狽したが相手の姿を認めると、オーストリアはまた元の暗い顔に戻った。
「神聖ローマ、部屋に入る前にノックを……」
「来い。ハンガリーがお前に会いたがってる」
ずかずかと躊躇なく部屋に入りながら、強気で言い放つ。
神聖ローマがかなり強引な性格であることは、知っているものの、今日はそれがやけに目立った。
ハンガリーという名前も相成って、オーストリアはやや苛々した口調で言葉を返す。
「今、そのような暇はありません。何か言付けがあるのなら、イタリアを通して……」
「お前がやったことはみんな知ってる。客間の部屋も調べた」
その不意打ちにオーストリアが固まった。瞠目した瞳は訴えている。
いつ、どこで、何故それを――
「……でしたら、余計に私が行けないこともわかるでしょう。子供が口を出すことではありません」
「俺は子供だが、お前よりも先輩だ。たった一度、女にふられたぐらいでウジウジするな。
だから変な行動に走るんだ」
容赦のないたたみ掛け。しかも妙な説得力がある。
ぐっとオーストリアは言葉を詰まらせた。この点にかけてはイタリアよりも扱いずらい。
「いいから来い。酷いことしたのに、会いたいって言ってくれるなんて、
お前はすごく運がいいんだぞ」
神聖ローマはオーストリアの手をつかむと、さっさと歩きだした。
「御待ちなさい」という声を無視してぐいぐい引っ張る。
神聖ローマは前を向いたまま、最後に一言つけくわえた。
「男なら、惚れた女を泣かしても裏切るな」
子供相手にオーストリアは完全に説得された。
もっとも、子供の言う台詞ではない。
「――――ばかぁっ!」
姿を見るや否や、ハンガリーはいきなりオーストリアに飛びついた。
消耗しきっていたはずの体にしては、意外なほどの行動力だ。
突然の衝撃に、オーストリアはハンガリーを抱きしめたまま尻もちをつく。
「何でいなくなっちゃったんですか! 何で傍にいてくれないんですか!
不安だったんですよ! 怖かったんですよ私!あんなことしておきながら、逃げないで下さいよ!
ずるいです! オーストリアさんはずるいです!」
オーストリアの胸ぐらをつかみながら、ハンガリーは一気に捲し立てる。
オーストリアはその勢いにただただ圧倒されるばかりだ。
「もう! 怒ってるんですからね! 昨日のアレは真剣な告白ですか!
それともオーストリアさんにとっては一夜の遊びですか!
だいたいオーストリアさんは本当に私のこと――――」
「愛しています」
オーストリアは、ハンガリーの口元にそっと手を押し当てると、その後をついだ。
沸騰していた声が急激に沈静する。
「貴方がここまで強い人だとは思いませんでした。
――私のほうは、完全に貴方にふられたのだと思っていましたから」
「か、勝手に決めないで下さいよ……」
「来てもいない今後をあれこれ考えるのは今は止めましょう。
……ハンガリー、私は貴方を愛しています。ですから、貴方を諦めることなどできません。
申し訳ございませんが、ご覚悟を」
「オーストリアさん……」
そっと抱きしめると、ハンガリーの体が微かに震えた。
二人の間に凍りついていた何かが、ゆっくりと溶けだす。
ぽろりと涙が一粒。二粒、三粒……やがて耐え切れなくなって、
ハンガリーはオーストリアの胸に顔を埋める。
不意にオーストリアが神聖ローマに目くばせをする。
神聖ローマはすぐにその意味を理解すると、イタリアの手を引いて、部屋を出た。
「オーストリアさん、私も貴方が……」
小さな二人はその言葉を最後まできくことなく、ドアを閉めた。
「――ねえ、今度は本当に仲直りしたの?」
「ああ、そうだ。だからもう、お前は泣かなくていいんだぞ」
「ヴェー! うれしー! 神聖ローマありがとう!」
泣き顔にいきなり笑顔の花が咲いて、神聖ローマは顔を赤らめる。
どうしたのと無邪気に聞くイタリアに慌て、話題をかえて誤魔化した。
「そ、それよりお前はパスタを作るんじゃないのか? 俺も手伝ってやる!」
「え! いいの! あ、じゃあね、神聖ローマの好きなもの作ってあげるね」
パタパタと嬉しそうに小さな足が廊下をかけぬける。
遅れてもうひとつの足もかけていった。
今夜の夕食はイタリアのパスタ。普段はまず出ない夕飯の献立。
その訳を言い当てられるものは、当事者以外、誰もいない。
長いパスタが、実はキューピッドの矢のようなものだと知ったら、きっと誰もが仰天しただろう。
以上です。
長々と居座って本当にスマン。そして支援とレスをくれた方々、本当にありがとう。
これで消えます。
>>625 助けてwwポンポンが痛いww
>>656 GJ。今にも涙が溢れてきそうだ
オーストリアもハンガリーもちび二人もツボすぎる。エロと感動が同盟結んだ
いや本当GJ
あとおっぱいコレクションうpしてくださいお願いします
>>656 GJ!最後ハッピーエンドで良かった良かった
貴族の切れっぷりが素晴らしいな
ハンガリーさんがエロエロでこちらも素晴らしい!マーヴェラス!
父ちゃんに色々みつからなくて良かったね(お互いの為にw)
本当にgj!ハッピーエンドでよかった…!感動しました!
おっぱいコレクションとは一体何で(ry
ハードプレイとラブラブは両立することが証明されました
よかった、ハンガリーさんよかった……!ハッピーエンドでよかった!
本当にその男でよかったのかとか思うけどとりあえずよかっ、た……?
GJ!
あ…れ…?画面がぼやけて見えない……
>>625 GJ!
カジちゃんとセーシェル可愛いのぉ
>>639 長編GJ
二人ともハッピーエンドになって良かったです・・・!
神聖ローマの漢っぷりヤバい
いつの間にやらイギセーとオーハンの続きが来てた…
GJ!!!!!
そして自分はもう寝るんだぜ!
>>625 GJ!!仕事早出なのにテンションうなぎ登りで眠れなくなったwww
カジちゃん可愛いよカジちゃんwww
>>656 GJ!!そして長編乙でした!!
墺洪好きで色々読んできたけど、今までで一番読み応えがありました!
神聖ローマ格好良すぎるwww
あ、あとお父上もお帰りなさい!
666 :
625:2009/02/25(水) 06:30:39 ID:ZaEiBajk
途中投下なのにレスくれた人ありがとう
なんか思っていた以上にカジちゃんに反応があって吹いた
奴はあれだ、ディ●ニーのリト●マーメイドにおけるあの黄色い魚的なポジション
あと実は途中投下による水戸弁の方言指導ちょっと期待してたのでうれしい
サンクス
>>636 そしてオーハン・・・
大変おいしゅう読ませて頂いた
ずっとイタリア視点で描かれていた神聖ローマが最後に喋ったのがよかった
そしてあのハードなプレイを経てのオーハン二人の絆は本物ですね
エロ感動した!ありがとう
>>625 全裸のセーちゃんに絶叫して駆け寄るイギリスに全力でニヨニヨしてしまったw
そして読み返せば読み返すほどカジちゃんが大好きになってしまうww
変態紳士最高だー!続き全裸でお待ちしてます!
>>625 オーハンの、鬼畜プレイしかし純愛!な長編に頭が禿げ上がったよ…
ハンガリーさんの半狂乱がエロくてたまらんです
そしてメインではないはずの神聖ローマとイタリアのやりとりも
それだけで白米3合はいけると思って夜中に飯を炊いてしまった
ありがとう萌えをありがとう…!
そして素敵過ぎる長編2つの後に非常に投下しづらいんですが
フランス×セーシェルの小ネタ思いついたので朝っぱらから失礼します
セーちゃんに最初色々なことを教えたのはフランス兄ちゃんだった、というとこから発生したエロ妄想です
・フランス兄ちゃん若干意地悪
・色々アレなので脳内変換&補完してください
「あっあっ、あのっ、フランスさんっ!この体勢は一体どういう……!!」
膝に乗せて向かい合わせになったセーシェルが、真っ赤になってわめく姿は非常に可愛らしい。
「どうって、お前が国際社会で浮かないようにするための教育だよ、教育」
最近見初めた可愛い娘は、まだ誰にも触れられたことのない島々に手を伸ばされると必死に抵抗した。
しばらく陸続きで擦れた女性しか相手にしていなかったフランスにとって、セーシェルの反応は新鮮で面白かった。
どこぞのライバルに目を付けられないよう、国際社会にデビューさせるのはもう少し先の方がいいかもしれないと思うほどに。
「なっなんで教育するのに、こっこっこっんな、近っ…ってギャー!!アルダブラ環礁さわるなーっ!!このスケベー!!」
慌てたセーシェルが力任せに押し返そうとする手首を取ってキスしながら、フランスはこともなげに言った。
「そんなこというけどな、世界にはオレみたいなスケベな国がいっぱいなんだぞ。今はオレだからいいけど、お前いきなり襲われたときにどうやって対処するんだ?」
フランスの言葉にセーシェルがびくっと震える。
世間知らずは自覚しているらしく、目に涙をためながらも素直に首を傾げた。
「そ、そうなんですか……? でも、どうすれば……」
「だからそれを教えてやるんだって」
「でも、でもぉ……」
「……受け入れて懐柔しといた方がいいこともあるから、練習しとこうな」
「フランスさん、それって……っひゃあ!」
腰を引き寄せて抱きしめると、色気のない声が上がった。
首筋に息を吹きかけながら太ももを探ると、セーシェルは、でもそんな、とか、どうしよう、とぶつぶつ呟きながらも身を固くして耐えていた。
顔が赤くなったり青くなったりして、見ている分には飽きなくて面白いのだが。
「力抜けって。痛いことはしないから」
「ふ、フランスさぁん……あ、あッ」
短いスカートに手をつっこみ、張りのある太ももをさする。自然の中を走り回っているせいかほどよく肉がついてフランス好みだった。
指をもう少しだけ奥に進めて下着のラインをなぞると、その太ももがびくびくと震えるのがたまらない。
「エロいなぁ、セーシェル」
「ちょ、なに言って……あっ、フランスさ…!だ、めです……!」
最後までするつもりはなかったが、反応の良いセーシェルを見て、それもこのままじゃわからないなとフランスは苦笑いを浮かべる。
途切れ途切れの言葉の合間にこぼれる吐息。それを絡め取るようにキスをすると困ったようにセーシェルが名前を呼んだ。
「フランス、さぁん……」
多分本当に困っていて、今すぐにでもこの行為を止めて欲しいのだろうけど。
鼻にかかった甘い声はどうしても自分を誘っているようにしか聞こえなくて、フランスは往生際の悪いセーシェルの腕をそっと片手で束ねた。
気づかれないように。自分の方に引き寄せて、更に悪戯をしやすいよう少しだけ前かがみの姿勢をとらせる。
太ももの付け根をなぞっていた指を僅かに移動させ、割れ目の部分を布の上から押すと、そこは僅かに湿っていた。
「気持ちよくなってきた?」
「そんな、ち、違います……!」
「じゃあオレももうちょっと頑張らないとなあ」
セーシェルが恥ずかしがって首を振ったのをわざと意地悪くとらえ、薄い布の上から何度も割れ目をなぞる。
慣れていないからなのか敏感だからなのか、セーシェルの秘所からはすぐにいやらしい液が溢れてきた。
次第に膨らんできた突起を集中的に攻めると、セーシェルがいやいやと首を振る。
「ひっ、あ、いやっ……フランスさん、いっ、いやです、そこ……!」
「ん、ここ?どこだって?」
わかっているくせに、フランスはとぼけながら一番敏感に反応していたクリトリスの周りをぐりぐりと強く擦った。
痛みを感じるほど強く擦られ、セーシェルは涙を流しながら離れようとするがフランスの腕がそれを許さない。
「きゃああっ、やだあっ……!」
仰け反って悲鳴をあげるセーシェルを押さえ込み、何度も指を往復させる。
「いた、フランスさん、やだ、痛いよぉ……!」
痛いことはしないと言ったものの、強情に拒み続けるセーシェルに対してついお仕置きをしたくなってしまった。
それに、セーシェルの泣き顔は予想外な程に自分をそそる。
セーシェルはずっと妹のように可愛がってきて、向こうも何だかんだ言いながら慕ってくれていた。
それにフランス自身、女の子に対してここまでサディスティックに攻めるのは趣味ではないと思っていた。
なのに、何故か腕の中で泣きじゃくるセーシェルを追い詰めたくなって仕方がない。
「……気持ちいいって言ってくれないとわかんねえなあ……なあセーシェル、どうしてほしい?」
ずらした下着の隙間から指をいれると、セーシェルが青くなって固まった。
「や、や……あ……」
秘裂はすでにぬるぬるしていて、少し力加減を間違えれば指が中に入り込んでしまいそうだった。
そろそろ自分の対応の仕方でフランスに何をされるのかわかってきたらしいセーシェルは、直に急所を触られて今度こそ息を呑む。
「嫌がってばっかじゃ、興が削がれるからさ。セーシェルちゃんの口からおねだりしてほしいなぁ」
くちゅくちゅと入り口の部分を浅く弄り、優しい口調で追い詰める。
柔らかだが普段のおどけた雰囲気とはまるで違う、有無を言わせないようなフランスの雰囲気に、セーシェルは観念して項垂れた。
フランスの胸に頭を預けるようにして、ぼそぼそと呟く。
「あの…そこ、……やさしくされると……気持ちいいの、っで……どうか痛くしないで、下さい」
想像していたよりも遠まわしな言い方にフランスはいささか落胆しながら、その初々しい様子に満足もしていた。
何もかもが始めての生娘に、これ以上は酷というものだろうか。
やっぱりオレは可愛い女の子に甘いなと苦笑しながら、少しずつ指先に力を込めて陰核を転がすように愛撫する。
「……あぅ……っ」
「このぐらいなら平気?痛くないか?」
「は、はい……んぅうッ、きもち、い……です」
セーシェルが真っ赤になりながら答えると、フランスは良く出来た子供を褒めるようにおでこに口付けた。
腰を抱え込んで下着を脱がせても、セーシェルは抵抗せずにフランスにしがみついていた。
「ん、んあ……っ、や…気持ちいい……ああ、あ……っそこ、です…!」
短いワンピースの裾に隠されている姿は変わらないものの、その中では更に無防備になった陰部がフランスの手でこね回されている。
すでに愛液でとろとろに溶けた中に指を入れても、セーシェルは痛がる様子は見せなかった。
むしろフランスに言われたことを律儀に守ろうと拙い口調で何度も愛撫をねだる姿は、まるでわざと初心なふりで誘っているのではないかと訝るほどに妖艶だった。
突き入れた2本の指が出し入れされるたび、セーシェルの嬌声が途切れ途切れに響く。
「ふ、フランス、さ……ッ、あっ、あ、あ、あ……」
「……ん、なんだセーシェル……?」
こうして弄り始めてから久しぶりに名前を呼ばれた気がして、フランスが顔を上げる。
「あの、もっと、…あ、……強く、しても、大丈夫です……からっ……ん!」
それまでは与えられる行為に対しての反応しか示していなかったセーシェルの突然の希求にフランスは思わず目を見開いた。
飲み込みきれない唾液が口から溢れて、セーシェルの小ぶりな顎を淫蕩に濡らしている。
「強くって、……激しくってことか?」
「やっ、その…、あの……!」
あまりの不意打ちにうっかり素で返してしまったフランスに、セーシェルはしまったと言わんばかりに顔を赤くして俯いた。
どうやら指だけのゆるい刺激のせいで、単純に奥が疼いてしまったらしい。
確かに軽い痙攣は何度か起きているものの、完全な絶頂に達するようにはしていなかったようだが。
「んじゃ、まあこういうこととか?」
それまでゆるゆると膣を撫でていた中指と人差し指を折り曲げ、鉤状にした指で内壁を強く抉る。
もう十分慣らされているだろうから、少しくらい強い衝撃を与えても大丈夫だろうとフランスは思っていた。
しかしその期待は全く予想外の方向で裏切られる。
「……いやっ、いや、あああああああッ!!」
「なっ、ちょ、大丈夫か?」
セーシェルのほとんど悲鳴のような声に慌てたフランスが指の動きを止めると、まるで続きをねだるるようにセーシェルの腰が揺らめいた。
フランスの手に押し付け、その胸に縋りついたセーシェルはほとんど無意識のうちなのだろう。
「いやっ、んっ、……うん…ッ!」
中で熱い秘肉が誘うように蠢くのを感じたフランスは、ようやく状況を理解してセーシェルを押さえつける。
「ああっ、あ、ひぃッ! きもち、きもちいよぅう……!いやあ!やだあ!」
襲いくる快感の波から逃れようとするセーシェルを抱きしめ、ありったけの力で壁を擦ってやる。
優しく宥めるような理性は残っていなかった。
濡れた肉がぐちゅりと指に絡みつき、この中を自分のもので占領してやったらどんなにかとも思った。
「あ、ひぅッ…ふ、フランス、さ……あぁあっ!!」
けれどもフランスは耳をつんざくような嬌声に神経を焦がされながら、決して衣類を寛げようとはしなかった。
経験の乏しいセーシェルを絆して手の内におさめてしまうことは簡単で、魅力的だ。
けれども美しい海だとか素朴な人柄だとか、そういうものを思うと、だからこそ無理やり自分のものにしてしまうのは惜しい気もする。
この娘がいつか笑顔で向かってきてくれたら。
セーシェルの意思で、自分を選んでくれたら。
……だから今はまだ。
ほんの少しの抜けがけは、まあ許してもらうことにして。
セーシェルが何度も自分を呼ぶ声を聞きながら、フランスはいつか来る日を思い浮かべて満足げに目を閉じた。
****************
と思っていたらうっかり最大のライバル(ドスケベジョニー)に奪われたので、嫌だっつっても力ずくで取り戻すことにしました。
BYフランス兄ちゃん
以上です
お粗末さまでした
>>656 グッジョーブ!
bravo!
貴族もハンガリーも壊れっぷりSっぷり堪能させて頂きました〜
お父さん見つからずなすんで本当によかったね。
朝通勤中に見たから今日は一日ニヨニヨしっぱなしだよw
>>667 実はリアタイ遭遇したんだぞ
おかげで最後のドスケベジョニーに吹いてブラウザがアメリカンコーヒーまみれじゃないか
どうしてくれるんだい
嘘です(リアタイ遭遇はほんとだけど)
初々しいのにエロいセー、エロいのに純情な恋心の兄ちゃんに禿げた
超GJ!
GJ!
セーちゃん祭りだな!
フランスにーちゃん好きになった
イギセーさんへ
「ここがいいんだっぺ?よくないなんてごちゃっぺいうな。けつめどまで濡れてっぺ。ああ、そんなに暴れたらあおなじみができっちまうぞ」
「ここがいいんだろ?よくないなんて出鱈目いうなよ。肛門まで濡れてるだろうが。ああ、そんなに暴れたら青あざができちゃうだろ」
黄門様と肛門を間違えないためケツメドと言う…のかは知らんがこんな感じ。
さあ、水戸弁をマスターして後半も頑張ってくれ!納豆食べながら待機してる!!
人魚姫がフランス側に行ってたらどうなったんだろうとふと思った
>>671 GJ!
フランスがそうやって大切にしてたのを
ドスケベジョニーはさっさと喰っちゃってる気がして目頭が熱くなった。
セーちゃんが頑張ってるといいんだが。
>>674 一瞬デンマー君がエロパロ参戦かと思っちゃったじゃないか!
罰として674はデンマーク×セーシェルを書いてもらおうか
宣言された
露リヒ、墺リヒ、普リヒ、露ベラも慎ましさを重んじて待ってる
ベルギーも忘れないでください><
684 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 01:43:48 ID:FraUBbhH
投下予告されてると待つ楽しみがあるな。焦らしプレイというか
ベルギーはスペインでもいいがオランダとの絡みが見たい。喧嘩しつつもイチャコラ兄妹だったら萌え
>>668 GJエロくて面白かった
フランス兄ちゃん変態だけど紳士だよ
セーシェルもエロ可愛くて良かった
パソコンに珈琲零したら見事に壊れました。
露リヒは暫く投下出来ません、ごめんなさいorz
>>674 人魚イギセーの者だけど、水戸弁アドバイスありがとう!
超参考になった
けつめどって単語使うかはわからんがw
それにしても、スペイン語もそうだけど
方言でエロい文書くと普段と違った味わい出るな
>>686 露リヒの人、御愁傷様です…。
修理終わるまでお待ちしています。
>667
うおおお仏セー萌え禿げた!
超ありがとう!GJ!GJ!
聞き慣れているから書けるかもと思った方言が実は聴き取れるだけで書けないことに気付いた時
絶望しておかま道を踊りたくなったが「最強!」を復唱してくれる人が居ないのでやめた。
そういうわけなので国VS国野球拳大会の開催を希望します。
じゃ俺はドキッ!国だらけの水泳大会(ポロリもあるよ)キボン。
国旗柄の水着でな!
では同じく国だらけの水上騎馬戦をキボンヌ。
勿論、最近の流行に乗ってローションで。ヌッルヌル!
>>690 ウクライナさんVSリヒテンとかセーちゃんVSハンガリーとかの楽園を想像する前に
トルコVSキューバを想像しちまったじゃねえかばかぁ!
>>691 >国旗柄の水着
日本の水着がやべぇことに。後ろから見たら何かのいじめっぽい
あとセーシェルが泣くww
F:ウクライナ>ハンガリー>ベルギー>台湾>ベラルーシ>セーシェル>リヒテンシュタイン:AA
異議は認める
台湾とベラルーシは逆希望
身長とかアンダーによるけど、Fはあそこまで大きくないとおも
逆と言うより台湾はセーちゃんの次だな
そして台湾は普通のサイズがいい
あと台湾とリヒたんの間にベトナムも入れてほしい
うむ、ウク姉さんはHはあるのではなかろうかと思っていた
チャイナドレスはスラッとしたシルエットに
ほんのり膨らんでるくらいがそそるので台湾は小さめでいい
む し ろ 小 さ め が い い 。
>>694 真ん中に何か書いてある系の国旗はもれなくやばいなww
スイスとかカナダ、プロイセンなんかも・・・!
>>693 トルコさんが野球拳大会に出る場合、仮面を最後に残すんですねわかります。
>>701 プロイセンすげー可哀相だなwww
なんというか雄々しいwww
友人にFいるけど、彼女を見るとウクさんはG〜Hかなと思う
>>699 マジレスするとI以上ありだぞ。
巨乳友達の赤裸々な話を聞くと、日本人レベルであってさえ
気がついてないだけでI以上は意外と身近にいる。
Iカップか・・・
なんか富永一郎の漫画に出てきそうだ。
I:ウクライナ>ハンガリー>ベルギー>ベラルーシ>台湾>ベトナム>セーシェル>リヒテンシュタイン:AA
↑Bぐらいか?
台湾の魅力は乳よりチャイナドレスから覗く綺麗な足だな
勿論反対意見は認めないぞ
>>706 セーシェルはもう少し大きいほうじゃないか?
ベトナムより大きいと思う
ベトナムってどうにかするとリヒより小さいかも
魅惑の乳談義をぶった切って悪いんだけど
ちょっと質問
いま投下するネタ書いてんだけど
濡れ場に関係しないチョイ役でもやっぱり
韓国出すのはまずいかな?
自分はむしろ主演でも韓国は別にヤバくないと思うが・・・
このスレで変なネトウヨわいてんの見たことないし
おっぱい、ぶっちゃけむっちり系のIカップは下手すりゃブラから胸がはみ出て2段になる。
ウクはGかH位かなと思ってる。
ハンは美乳でFかな。
うん
極端に貶めてるとかじゃなきゃ大丈夫だろ
>>714 こんな夜中に声出して笑ったじゃねーかw
>>710 >>712 >>713 よかった
じゃ、推敲終わったら投下するわ
売り言葉に買い言葉でヤっちゃうツンデレ×ツンデレな中台兄妹です
ところで自分はセーちゃんDくらいあっても構わない
セーちゃんの貝殻ビキニ姿が見たい
>>716 ドライアイになりながら待ってる。
セーちゃんの胸は一見なさげ、いざ脱がすと
「えっ、こんなにあるの!?」なサプライズ的喜びを与えてくれるかんじ。
セーちゃんはビキニがいい感じに引き立つくらいの大きさがいい
普段はゆったりとしたワンピ着てるから
>>717の言う通り目立たないが
脱ぐとすごいんです的な
ああドスケベジョニーになりたくなってきた
無駄に長いせいで推敲してたらすっかり深夜になってたんだぜ!
というわけでツンデレ×ツンデレ中台兄妹を投下する
・特別なプレイとかしてないのに異常に長い
・にーにがとにかくフラグを折りまくる
・近親相姦臭強め
苦手な方は「巫山之夢」NGワードでスルーしてください。
720 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:04:10 ID:hjc0uO7K
「たまにはうちで飲みませんか」
思えば、全ては日本によるこの一言から始まった。
日本からこのような提案があることは珍しい。
その申し出を受けたとき、中国は一も二もなく賛成した。
いろいろあったが、それはもはや過去の話。中国にとって日本はいつまでも可愛い弟のままである。その日本
からの誘いを断ろうはずがない。
今回は兄弟水入らずで酌み交わしたいというのが日本の希望であったから、メンバーも気の置けない面子が集
まった。
主催の日本。長兄の中国。それから韓国に、香港、そして紅一点の台湾。
月の大きな、良い夜だった。
まずは日本ご自慢の露天風呂で汗を流し、それぞれに用意された浴衣を着て、宴会は開始された。
持ち寄った食材をぶち込んだ鍋を囲み、日本の用意した清酒などをちびりちびりとやりながら腹を満たす。兄
弟の会話は互いの近況からバカ話まで尽きることはない。
ところで。
日本の家の食卓は、畳の上に直接座って行うスタイルをとる。
それがどういうことかというと――極めて乱れやすい。
ことに酒が入るとマッハである。
場がカオスに突入し出したのは、韓国が鍋の中に大量のキムチを投げ込んだ辺りからだった。
「阿呆あるかお前はーッ! 鍋真っ赤ある! 地獄のようある!」
「辛い方が美味いんだぜ! もっと入れたっていいんだぜ!」
「ま、まあ確かに美味しいですよね、キムチ鍋……ってちょw それ以上はwww」
「なんというカラー……ベリーレッドだな」
「このバ韓国! もうっ、せっかく日本さんが作ってくれたのが台無しじゃない!」
あ…ありのまま 今 起こったことを話すぜ!『おれは水炊きを食っていたと思ったらいつのまにかキムチ鍋に
なっていた』な…なにを言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった 頭がどうにか
なりそうだった… 超スピードとか催眠術だとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの
片鱗を味わったぜ…
721 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:04:48 ID:hjc0uO7K
――というような事態に陥って、これはもう酔わねばやってられんと全員が覚悟を決め、めいめいに秘蔵の酒瓶
を出した時点で既に兄弟が旧交を温め合う場はただのドンチャン騒ぎへと転がっていった。
「マッコリ(度数6〜8%)なんだぜ! 冷やして飲むのが美味いんだぜ!」
「桂花陳酒(度数17〜18%)よ! いい香りでしょ?」
「加飯酒(度数18〜19%)。あ、シュガーはノーで」
「泡盛(度数30%)です。10年ものの古酒ですよ」
「茅台酒(度数65%)ある! 我の酒が飲めねーとは言わせねぇあるよ!」
そこからはもう、後で何があったか思い出そうとしてもよく思い出せないくらいのカオスっぷりだった。
中国がふと気付いたとき、日本宅の茶の間には数十本の空き瓶が転がっていた。室内には凄まじいアルコール臭
が立ち籠め、中国と日本以外の三人が畳の上に倒れ伏している。
韓国が中国の持参した白乾児の空き瓶を抱きしめ、口の端から滝のように盛大によだれを垂れ流しつつ、既に夢
の中だった。
「ホルホルホル……兄貴の兄貴は俺なんだぜー……だからおっぱい揉ませるんだぜー……うりならまんちぇー……」
実に幸せそうな面である。
香港は縁側に頭をはみ出させた格好で、両手両足を棒のように綺麗に揃えて倒れていた。
両目はガン開きだったが、近づいてみると、微かではあるが寝息が聞こえる。
めちゃくちゃ怖い。
今のうちにその太い眉毛を剃り落としてやろうかと考えたが、なんだか呪われそうなのでやめておいた。
台湾はというと、ちゃっかり日本の膝を占領し、ネコのように丸くなって眠っている。ご満悦な寝顔だった。
そして、その日本が一番カオスだ。
何故か頭にネクタイを巻き、全開にした前身頃からは不細工な顔を落書きされた腹部が覗いている。そんな有様
でありながら、昭和の頑固親父風にどっかと胡座をかき、真顔で酒杯を傾けているのだから、ものすごく不気味だ
った。
かく言う中国もいつの間にやらツインテールになっている。
何だこれ。何がどうなってこんな惨状に?
酒って怖い。
722 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:05:29 ID:hjc0uO7K
「酒は飲んでも飲まれるな……とはよく言ったものですね」
「おまえ、それそんな格好で言っても全然説得力ねえあるからな」
「中国さん。ツインテール、よくお似合いです」
「小指の甘皮ほども嬉しくねえある」
「ツンデレですか。さすが、基本を押さえていますね」
「デレてねーある。人の話聞けある」
「ツインテ×ツンデレ×チャイナっ子=萌え∞」
「いやそんな公式出されても」
「しかもその童顔。こんな可愛い子が女の子なわけないですよね。わかります。更に4000歳とかいうブッ飛ん
だ年齢設定で倍率ドン。はら○いらさんに3000点ですよ。やりますね。これはもうオタプロ(プロ級のオタク
の意)の私としても中国たんギザ萌エス! と言わざるを得ません」
「言うなある。萌えんなある。おまえもしかしてもの凄く酔っぱらってるあるね?」
「まさか。日本男児たるもの、ポリゴンに酔っても酒ごときに酔うなどあり得ませんよ」
「いーや、おまえは酔ってるある! しかもかなり質の悪ぃ酔い方ある! こらっ、その酒こっち寄越すよろし!」
「嫌ぁ〜でぇ〜す」
「あああその言い方ムカつくあるぅぅぅ!」
中国はツインテを力任せに解きながら酒杯を取り上げようと掴みかかるが、ぐにゃぐにゃと軟体生物のように動
く日本を捕らえられない。
「フフフ……酔えば酔うほどに強くなる……」
「それ我んとこのある!」
「ああもうッ! うるッさあーい!」
二人のアホな鬼ごっこを止めたのは、突如起き上がった台湾の雷鳴のごとき怒声だった。
「バカ兄!」
「な……なんあるか」
「あんたねぇ」
中国をねめつける台湾の目は据わっている。
というか、ヤバい感じで酒が回っている。
要するに、こいつも酔っぱらっていた。
「さっきから聞いてれば! 日本さんの言うことにイチイチイチイチイチイチイチイチ……反論してんじゃねーわ
よバカ兄のくせに!」
ものすごく暴言だった。
723 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:05:49 ID:hjc0uO7K
「日本さんの言うことは全〜部真実なの! 正義なの! あんたは黙ってうんうん頷いてりゃいいのよこのクソジ
ジイ!」
「クソ――!? だだ誰がジジイあるか小娘! このラブリー☆ベイビィフェイスが目に入んねぇあるかああ!」
「いや、さすがに4000歳はジジイでしょう」
「お前なにいきなり正気に戻ってるある日本んん!」
「いえ、あまりと言えばあまりな事実誤認が聞こえましたもので」
衝撃のあまり、八つ橋を忘れる日本。
そんな日本に中国が矛先を向けている隙を突いて、台湾が飛びかかった。
「あだだだだッ!」
中国のおさげを鷲掴み、手加減なしで引っ張る。
「痛ぇ! 痛ぇあるマジでマジで! ハゲちまうあるーっ!」
「むしろハゲろ」
「非道ある!」
「だいたいアンタ、こんなズルズル髪伸ばしてるから連合の紅一点とか言われちゃうのよ! 切れ! むしろ抜け
ろ!」
「あいやぁーッ!」
で、この変でさすがに日本の制止が入った。
「台湾さん、長髪は中国さんのトレードマークなんで、抜くのは勘弁してあげてください。それないとキャラが立
たないので」
「はーい☆ 日本さんが言うならやめまーす☆」
「なんあるかその対応の違いは……。っていうか日本も何気に酷いこと言ってる気がするある……」
「(無視して)――と、韓国さんも香港さんもとっくにダウンなさっているようなので、今夜はもうお開きにしま
すか」
「えー!? 嫌です嫌ですもっと飲みたいですぅー!」
「台湾さんの布団は奥の間に用意してますから。中国さん、お願いしますね」
「ゲ! わ、我がこいつ運ぶあるかぁ!?」
「あなたお兄ちゃんでしょうが。上手くなだめて寝かしつけてくださいよ。……さて、こっちのお二人は……あー
なんかもう運ぶの大変そうですし、ここでいいですか。いいですね。毛布をかけてあげれば平気でしょう」
勝手に一人でそう纏めて、日本は毛布を取りに部屋を出る。
724 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:06:10 ID:hjc0uO7K
残された中国は文句のやり場もなくし、溜息ひとつであきらめると、まだ騒いでいる台湾を引き摺って奥の間を
目指した。
酒気で火照った頬に、夜風が心地よかった。
――奥の間。
六畳ほどの広さの室内には、日本が台湾のために用意した布団が一組だけ敷かれている。
「はぁーなぁーせぇーあるー!」
「嫌! 嫌! 誰がアンタの言うことなんか聞いてやるもんかぁー!」
黒髪の兄妹は、ここでもドタバタ騒ぎを繰り広げていた。
四つんばいになりながらも部屋から這い出ようとする中国の腰に台湾がしがみつき、その退出を阻止している。
そうやって転がりながら暴れているものだから、せっかく日本が整えてくれていた布団はぐちゃぐちゃに乱れて
いた。
「どうせ戻ったら日本さんと二人で飲み直すつもりでしょ! そーはさせないわよ!」
「飲まねぇある。あとはもう寝るだけあるよ……勘弁するよろし。我はなんかもう疲れたある……」
「寝る……日本さんと……同衾ですって!?」
「言ってねぇある!」
酔っぱらい絶賛続行中の台湾は先ほどから終始この調子で全く会話が成立しない。
中国は閉口して突っ伏した。
「こいつがこんな酒癖悪ぃなんて初めて知ったある……。いったい誰に似たあるか」
「あぁんですってぇぇ?」
「酒臭ぇある! あーもうおまえ、二度と酒なんか飲むんじゃねぇあるよ。まったく……いつまで経ってもガキあ
るな」
最後の単語に、台湾はあからさまに反応した。
「ガキって言うな! バカ兄!」
吠えて、中国の耳に噛みつく。
「いってぇぇぇ! 何するあるかっ! そういうところがガキだと言ってるある!」
「ガキじゃない! ガーキーじゃーなーいー!」
台湾は駄々っ子のように喚きつつ、中国の体を強引にひっくり返した。
そしてその上にのしかかる。
マウントポジションである。
「私はもう子供じゃないッ!」
乱暴に右腕を掴まれて、中国は反射的に目を瞑った。
暗闇の中で、飛んでくるはずの妹の拳を予測した。
――が。
725 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:06:32 ID:hjc0uO7K
ぺちょーん
……という柔ら温かい感触が右掌にあるだけで、一向に衝撃は襲ってこない。
恐る恐る目を開けてみると、
「な、な、な、な――」
そこには、掴み取った中国の右手に自らの胸を押しつけている台湾の姿があった。
「なにやってるあるかおまえはあああ!!」
「どーよこの膨らみ。これで私が立派なオトナだってわかったでしょ?」
「阿呆あるかおまえはッ! そういうことを軽々しくやるところがガキそのものある!」
「ま、またガキって言ったあ! なによ、触っただけじゃわかんないってんなら見せてやろーじゃねーのよホラ
ぁ!」
ぽろーん
ガバリと広げた浴衣からまろび出る、白い双球。
「〜〜ッ! っっとに阿呆の極みあるなおまえは! 大人の女だったら男の前でンな真似しねぇあるよ!」
「男じゃないもーん。バカ兄だもーん」
「兄だろうが弟だろうが男は男ある! ああもう仕舞え! 早く仕舞うよろし!」
「……ははーん」
広げた前身頃から裸体の上半身を露出させたまま、台湾は意地悪げに笑った。
「あんた、興奮してんのね?」
「……はぁア!?」
突然の台湾の台詞は、中国にとってまさに青天の霹靂だった。思わず間抜けな声が出てしまうほどに。
そんな中国の様子をどう受け取ったものやら、台湾は一人で納得している。
「そっかぁ。妹の胸見て欲情しちゃったんだぁ。さっすがバカ兄、ド・変・態」
によによ笑いながら、完全見下しモードの台湾。
中国は、肺腑の中身を全て絞り出すように、長い長い溜息を吐いた。
「……あのな、台湾」
「なによ」
「兄は心底呆れているある」
「な……っ、なんでよ!?」
726 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:07:01 ID:hjc0uO7K
中国は押さえつけられていた上体を腹筋の力で起こすと、台湾の目を真っ直ぐに見据えた。
「ウクライナを特盛、ハンガリーを大盛と定義するなら、おまえはまあ、身内のよしみで大負けに負けても茶碗
に軽く一杯ってなもんある。んな貧相な乳で欲情すんのは日本みてぇなマニアくらいのもんあるから、自惚れん
のは大概にするよろし」
とっても冷ややかな声音だった。
その声は巨大な氷柱となって台湾の胸に突き刺さる。乙女のプライドは粉々である。
「じゃ、我は行くある。おまえもとっとと寝て、酔いを醒ますよろしよ」
そう言って、中国は力をなくした台湾の下から這い出ようとした。
それを、
「――待ちなさいよ」
台湾の剣呑な声が引き留める。
細い肩とふたつの膨らみを丸出しにした、あられもないその姿。暴れすぎて乱れた黒髪が一筋頬に貼りつき、
白い太腿も悩ましげに露出している。
そんな扇情的な格好の女を目の当たりにしてなお、動じていないどころか冷え冷えとした視線さえ向ける兄――
いや、男――に、台湾は呪詛のような言葉を吐いた。
「あんた、本当は童貞なんじゃないのぅ?」
ピシリ。
と、いう音がした。幻聴かもしれないが、中国は確かに聴いた。己の頭の中から。
「……なん……あるって?」
思わず重低音が出る。
なんか、いま、とんでもなく失礼なことを言われたような――
「童貞なんでしょ、って言ったのよ。ああら、なに、図星ぃ?」
中国の目の奥で、火花が散った。
台湾は気付かず呪詛を吐き続ける。
「私に欲情できないんじゃなくて、怖いんでしょ、この童貞野郎っ。あーあ、4000年も生きててドーテーって
マジキモイ。てゆーか未経験のまま枯れてるんじゃないのぅ? ヤダヤダ、童貞な上にインポとか、ほんと救いよ
うがないわねー」
中国の影が、ゆらり、と台湾に迫る。
それでも彼女の舌は止まらない。
「だいたいアンタってば女みたいな顔してるしぃ。もしかしてタマついてないんじゃないのー? 童貞、インポ、
タマなし。あっは、すっごい! 三冠王じゃ――」
727 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:08:22 ID:hjc0uO7K
凄い力で剥き出しの肩を掴まれて、台湾は語句を呑んだ。
物騒な色に染まった中国の顔が、目の前およそ数センチの位置まで迫っていた。
「……おまえ、この我を、中華を、女も知らぬ性的不能者と呼んだあるか?」
口調こそ変わっていなかったが、語調は明らかに物々しくなっていた。
台湾は、こんな中国を知らないわけではない。いや、むしろ昔はいつも「こう」だった。永く大陸を支配し、ア
ジアの文化を牽引し続けてきた、世界の中心の華やかなる王者の顔だ。
蛇のように冷酷で、虎のように残忍な、獅子のごとき偉容。
「……なによ」
けれども台湾は、その絶対的な威圧感に向かい、健気に牙を剥いて見せた。
「違うっていうなら、私を襲ってみなさいよ! できるものならね!」
「――言ったあるな」
低い響きの直後、中国のしなやかな右手が台湾の乳房を無造作に鷲掴んだ。
「いいある。お望み通りにしてやるあるから、偉大な兄の手でヨガリ狂うよろし」
中国の性技は恐ろしいほどに巧みだった。
女体の扱い方はひどくぞんざいだし、心持ち面倒くさそうにも思えるのに、その掌の動きも指の使い方も全てが
的確に快感を高めてくる。
「……ン……あ、は……やぁ……」
台湾は、既に声を抑えきれなくなっていた。
中国の膝の間に座らされ、後ろから抱え込むようにして両の乳房を弄ばれていた。
浴衣はもはや用を果たしておらず、ほっそりとした腹も、滑らかな脚も、純白の下着まであらゆるところが晒さ
れていたが、それを隠す余力も台湾にはなかった。
控えめながら張りのある柔らかさを持った乳房を揉まれ、こねられ、愛らしく色付いた乳首をくりくりと弄られ
て、台湾は思わず可愛らしい悲鳴を上げた。
「ちょ……っ、ぅあっ、あっ、も……いた、痛いって……!」
「こんなに乳首ビンビンに尖らせといてなに言ってるある。おまえがちょっと痛いくらいのが感じるマゾ娘だっつー
ことくらい、こっちにゃとっくにバレてるんあるよ。――ほら、こんくらいがイイあるな?」
「あぁンッ!」
「好! いい声が出たあるな。よしよし」
「あっ……も……っ、擦っちゃ……だめぇ……っ」
728 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:08:44 ID:hjc0uO7K
意地悪く強めに抓られるのも、優しい声音と共にすりすりと擦られるのも、どっちも気持ちよくて仕方がない。
中国は、その少女めいた外見からは想像もできないほど女の性を刺激する術に長けていた。本人すら知らなかっ
た性感帯を次々に暴かれ、台湾は快楽の海で溺れるように困惑する。
自身がとてつもない淫乱女になってしまったかのような錯覚。
未だ幼げな乳房は中国が掌を動かすたびにくにゃくにゃと形を変え、穢れを知らぬピンク色だった乳首も赤く充
血して、信じられないくらい固く尖ってしまっている。
そして何よりも。そうやって胸を弄られているだけでどうしようもなく疼いてしまう下腹部の変化に、台湾は涙
を滲ませた。
「――ここが」
不意に、中国が台湾の腹に手を添えた。
「疼いているあるな?」
耳の穴に吐息が吹きかけられる。
腹に置かれた掌が奇妙なほど熱く感じられて、台湾の背にぞくぞくと何かが走った。
「ち、ちが……っ、そ……んなこと……ッ、ないッ」
「そうあるかぁ? 我には、おまえのここが疼いて疼いて仕方ねえように見えるあるよ?」
「バッ……カじゃ、ない、の……っ! そんな……こと、あるわけ……あッ、はぁ……うんっ……」
中国は、ただ腹に手を乗せているだけだった。
撫でてはいない。動かしてもいない。ただ乗せているだけ。
それだけなのに、台湾のそこは耐え難いほどの快感を示している。
「……や……っ、ちが、違う……ッ」
「何が違うあるか。おかしな娘あるね」
「あ、んた……なんか……へ、変な術とか……ぁっ、かけた、でしょ……っ」
「失礼あるな。おまえみたいな小娘にそんな小細工する必要ねぇあるよ」
「嘘……っ、うそ、嘘よ……っ。じゃ、なんで……こんな……は、あ……っ、嘘ぉ……っ、違うっ、ちが……気持
ち良くなんか……ぁッ、は、あ……っ」
気が付けば、台湾はむずがるように肢体をくねらせ、腹に置かれた中国の掌に自らをぐりぐりと押しつけていた。
そんな自分の姿は、中国の目にどれだけ浅ましく映るだろう。
やめなければと思うのだが、やめられない。体が独りでに動く。腹の奥がぞくぞくと疼く。
「よしよし、大丈夫あるよ」
「やっ! は……あッ! いきな……撫でないでよォ……っ!」
中国が、ただ添えているだけだった掌を、円を描くように動かし始めた。
729 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:09:40 ID:hjc0uO7K
「変な声出してんじゃねぇある。我はただ腹を撫でてやってるだけあるよ」
「やあ……っ、だって、だってぇ……!」
「昔はよく腹痛起こしたおまえをこうやってあやしたもんある。覚えてるあるか?」
「そ、んなの……っ、覚えて、な……ッ」
「はーあ……兄の心妹知らず……あるな。我もどうせならスイスんとこみてぇな可愛い妹が欲しかったあるよ」
わざとらしく肩を落とす、中国。
その言葉が、台湾の胸にチクリと小さな痛みをもたらした。
「ど、どうせ私は……可愛くないわよ……ッ」
「――おまえ、もしかして拗ねてるあるか?」
撫で回していた手をピタリと止めて、中国は台湾の顔を覗き込んだ。
急いで目を逸らそうとするが、一瞬遅れる。紅潮しきった頬や潤んだ瞳は隠しようもなかった。
「真可愛!!」
「きゃ……っ!?」
急に抱き締められ、頬ずりまでされて、台湾は短い悲鳴を上げた。
「前言撤回ある! やっぱりうちの子が一等可愛いあるよ〜!」
「な……っ、ちょ……! あ、あんたもしかして酔ってんの!?」
「んー? あはは、そうあるなぁ。久しぶりに酔ってんのかもしんねぇあるなぁ。そうでなきゃ――」
「ぁひッ!? ひぁあン!!」
中国はいきなり台湾のショーツに手をかけると、それを勢いよく引き上げた。
急激に引っ張られたシルクが陰裂に食い込み、その鋭い快感に台湾は高い声で鳴く。
「――そうでなきゃ、妹相手にこーんなことはできねぇある。……っておまえ、ビショビショじゃねぇあるか」
「ぁ……っ、……ん……、っひ……ぁ」
じっとりと濡れた下着を指摘されるが、先程の余韻に震える台湾には答えることができない。
下肢は次々と溢れ出る淫水に濡れ、白い下着からは紅く色付いて雄を誘う石榴のような割れ目が透けて見えてし
まっていた。
「イきてぇあるか?」
不意に、静かな声音がうち震える少女に問いかけた。
見上げると、少女の兄は穏やかな美しい微笑を湛えていた。
「イかせてほしいなら、我がその気になれるよう、ちゃんと頼むよろし。そしたら見たこともねぇ高みに連れて行
ってやるあるよ」
730 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:10:06 ID:hjc0uO7K
それは、かつて彼が偉大な兄で、彼女がいとけない妹であった頃、巫山の頂から臨む長江の流れを見せてくれた
ときのような、そんな優しい提案だった。
同時にひどく淫らな悪魔の誘惑であることを理解しながら、台湾は即座に、まるで無邪気に頷いてしまいそうに
なる。
そしてそれ以上に、体がその高みを欲していた。
子宮が疼く。
膣壁がわななく。
想像するだけでまた新たな愛液が零れる。
台湾は哀願するように潤みきった目を向け、カラカラに乾いている口を小さく開いた。
「……っ、誰が……っ」
薄く水の張った赤い目を、いま精一杯の虚勢で鋭くする。
「誰がアンタなんかにイかされるもんか……っ! バッカじゃないの! やれるもんならやってみなさいよ!!」
「――は、哈哈哈哈哈ッ!!」
その答えは、一言一句違わず予測されていたのだろう。中国は実に愉快だと言わんばかりに大口を開けて笑う。
「好! それでこそ台湾ある! そんじゃ、そのバカの手でイかされねぇよう、せいぜいしっかりと耐えるよろし
よ!」
言って、中国は情緒もへったくれもなく乱暴にショーツをはぎ取った。
「……っ」
ぐしょぐしょに濡れた下着が脚から引き抜かれる感触に、台湾は目を固く瞑ることで耐えた。
正直なところを言うと、台湾は既にいろいろと限界だった。
上半身への愛撫だけですっかり出来上がってしまった秘部が外気に触れる。
女にとって一番大切なところ。
本来であれば、特別な相手にしか許されないところ。
ぐずぐずに溶けてはっきりと発情してしまっているそこを、今まで反発し続けてきた兄に見られている――それ
を考えるだけでまた新たな快感を覚えてしまう自分を、台湾はただただ恥じた。
中国の方はというと、別段なんの感慨も抱かぬような目で、餃子の蒸し具合でも確かめるときのように不躾に覗
き込んでいた。
無遠慮な指をそこに宛がい、なんの躊躇もムードもなく、くぱっ、と開く。
「やっ! ちょ、あにすんのよ!」
「うーん……あんまり使い込んでねぇあるなぁ。新鮮なのが喜ばれるのは初回だけある。もっともっと使い込んで
技を磨くよろし。そうすりゃ飽きられずに済むあるよ」
731 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:10:30 ID:hjc0uO7K
「よ、余計なお世話……ッ、んんッ、あぃ……や……っ!」
「哈哈。感度だけは、ま、合格点あるな」
四本の指の腹で包み込むように恥丘を揉まれ、台湾は憎まれ口を閉ざされた。
中国は敏感な内襞にも陰核にもほとんど触れず、マッサージをするように股間全体を覆う手をやわやわと動かし
た。
その緩やかな刺激が固くなっていた台湾には心地良い快感となり、熱い吐息を漏らさせる。
「……っ、は……、な、んで……ぁっ、あっ」
「おまえら若造とは生きた年数も違えば抱いた女の数だって違ぇあるよ。おまえみてぇな気の強い女だって初めて
じゃねぇある。――ああ、気が強いと言えば」
中国は懐かしげに笑った。
「思い出すあるな。……1300年くらい前に、女の上司がいたあるよ。残酷で嫉妬深く、なによりかなりの好き
者だった。我を啼かせたのはあの女が最初で最後だったあるなぁ。ま、おまえにあれほどまでになられたら困るあ
るが」
「……っ、ほ……か、の……っ」
「ん?」
「他の……ッ、んっ、女の話……するなん、て……ぁっ、マナー違反、よ……!」
「あいやー。おまえ、いっしょまえに妬いてるあるか?」
「な……誰が……ッ!」
「対不起。そうあるな。今はおまえに集中してやるある」
「は、あッ! んんッ! ひああっ!」
左の乳首を再び責められ、台湾は大きく仰け反った。
弓なりになった白い首筋にそっと唇を落とされ、それが思いの外柔らかかったので、また新しい嬌声を上げる羽
目になる。
耳の裏側から、背骨にかけて。なぞるように下っていく唇の感触は決して吸い付くなどの強い刺激は与えてこな
い。そのもどかしさが切なくて、台湾は吐息を零した。乱暴に吸って、痕をつけて欲しいとさえ思った。
「あ……う、ぁ、んふッ、く……ぅう……っ」
ちゅぶ……。
中国の細い中指が、ゆっくりと膣口へ潜り込む。
けれど、中に挿入だけはしなかった。
入り口付近でにゅくにゅくと浅く抽送するだけだ。とろとろの愛液をまぶすように、くちゅくちゅ、つぷつぷ、
浅い部分で指が踊る。
732 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:10:54 ID:hjc0uO7K
それだけで、台湾は頭が狂うかと思うほど気持ち良かった。これ以上深く挿れられたらどうなるだろうと、浅ま
しい期待に浮き立つ腰を抑えることで必死だった。
「んふぅ……っ、ぅあっ、や、あ……っ、んッ、んんッ!」
本格的な抽送を求めて、膣内が勝手にひくつく。僅かだけ潜った中国の中指をどうにか捕まえようと、襞のひと
つひとつがまるで吸盤のように蠢く。
それでも中国は、それ以上の挿入を拒んだ。
翻弄されるだけの自分が悔しかった。
認めたくはないが、中国は相当上手い。かなり手慣れている。場数が違うと嘯く彼の言葉も、決して冗談などで
はないだろう。
昔、中国が胡弓を弾く様をよく見ていた。
いま、その胡弓は自分だ。台湾は思う。
乳首を弾かれては啼き、膣口を擦られては高い声を上げる。
彼は極上の奏者で、彼女は楽器。
そして、曲はクライマックスを迎えつつあった。
「――もうそろそろ、あるか?」
「ぁ……あッ、んッ、まだ……っ、まだよ……ッ!」
「んなこと言ってもおまえ、もう限界っぽいあるよ?」
「そ、なことッ……な……っ! あ、あン! ぁはあッ!」
中国の手は、台湾の愛液で余すところなくねっとりと汚れていた。
紅く色付いて花びらのように開いた台湾の性器はぬらぬらと妖しく艶めきながら、爪先だけ挿れられた中国の中
指にきゅうきゅうと吸い付いている。
吐く息は悩ましく、熱い。
どこからどう見ても限界だった。
「おまえは本っっっ当〜に意地っ張りあるなあ」
中国は苦笑した。
口調こそ呆れたと言わんばかりのものだったが、目は悪戯を仕掛ける子供のように笑っていた。
彼にはまだまだ披露していない性技が山ほどあって、台湾をここまで導いたものなどほんの序の口でしかない。
中国にとってすれば経験の少ない小娘一人をイかせることなど5秒もあれば事足りた。それをここまで時間をかけ
てやったのは、必死になって快楽に抗う台湾の健気さが微笑ましかったからに他ならない。
でも、意地悪はそろそろ終わりにして、最後の場所までちゃんと送り届けてやろう。
733 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:11:15 ID:hjc0uO7K
中国は、男としての欲望からではなく、兄としての慈愛でそう思った。
濡れそぼった台湾の襞の上部に、一度も触れられていないはずの肉芽が、押されることを待つスイッチのように
固く勃ち上がっていた。
「台湾」
赤く染まって熱を持った耳朶に唇を寄せる。
それだけの刺激でさえ、限界の近い今の台湾には耐え難いほどの快感を伴う。
「おまえはきっと、いい女になる。この兄が保証してやるあるよ」
その言葉に、台湾は伏せていた瞳を上げた。
雌の欲望に支配されていたはずの瞳は、その一瞬だけ、兄に褒められて無邪気に喜ぶ幼い妹のように輝いた。
きゅ。
軽く、中国の親指が肉芽を押し込む。
台湾は、跳ねた。
「ッああ! あああああーーーーッ!!」
高く高く嘶くように啼いて、台湾は果てを視た。
ぷちゅっ、と淫液を噴き、ビク、ビク、と規則的に痙攣する。
第一関節までしか挿入っていなかった中国の指を搾るように食い締め、絶頂の余韻に声にならない声を漏らしな
がら、台湾の体はやがてぐったりと弛緩した。
「……っは、……あー……あー……っ」
桜桃の唇から、途切れ途切れに荒い息が吐き出される。
その眦に浮かぶ涙の玉を見つめながら、中国は――
――モーレツに後悔していた。
(わ、我は……っ、酔っていたとはいえ我はなんてことをしちまったあるかぁーッ!!)
頭を掻きむしりながら転がり回りたい気分だった。
が、くたりと力をなくして身を預けてくる台湾が腕の中にいる限り、それも叶わない。
734 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:11:39 ID:hjc0uO7K
長い永い時の流れを渡ってきた中国だから、酔った勢いで女と関係を持ったことも一度や二度ではなかった。そ
れでも、その相手が妹となれば話は別だ。全然別だ。
音速で押し寄せる後悔の波に頭の中身を浚われそうになりながら、中国はやがてひとつの結論に至る。
(――そう。これは兄妹のコミュニケーションある!)
かなりの無茶ぶりであった。
(欧米では家族で挨拶代わりにキスしたりするある! ちょーっと触ってイかせてやるくらい、全然スキンシップ
の範疇あるよ! ギリギリでOKのはずあるよー!)
OKのわけがない。
(無問題……無問題……っ)
念仏のようにつぶやいて無理やり自分を納得させると、中国はそっと台湾から体を離した。
薄紅色に上気して玉の汗を浮かべる台湾の肌が、白い敷き布団の上に横たえられる。
浴衣は腰の部分にギリギリ帯で引っかかっているだけという有様で、まろび出た形の良い乳房では紅い乳頭が完
全に勃起していたし、だらしなく開いた足の間は小便でも粗相したかのようにぐしょ濡れだった。
眉根をキュッと寄せ、収まらない余韻にふるふると震える睫毛がいじらしくも悩ましい。
こんな姿を目の前にすれば、どんな男だって獣欲を駆り立てられるに違いなかった。
けれど、中国は、「男」である前に「兄」だった。
無防備に艶姿を晒す台湾をどれだけ愛しいと思っても、それは女としてではない。妹としてだ。
だから彼は、乱れた浴衣を着せ直してやっても、その魅力的な肢体を布団の中に隠してしまっても、全く惜しい
とは思わなかった。
むしろ、この娘をそんな目で見る奴は残らず滅びてしまえばいいとすら思った。――自分がやったことはとりあ
えず棚上げにして。
台湾は薄目を開けた。ぼんやりとした視界の中に、バツ悪げに頬を掻く中国の姿を捉える。
「あー……あのな」
少し考えて、中国は口を開いた。
「もう、おまえ、酒飲むのやめるよろし」
「……」
台湾は答えない。虚ろな目で中国を見上げている。
中国は構わず続けた。
「他の男の前であんな挑発したら、こんなもんじゃ済まねぇあるよ。今回のことは……あれだ、教訓とでも思って、
肝に銘じとくよろし。わかったあるな? わかったなら、我はもう行くあるよ」
一方的に捲し立てるように言い終えると、中国は腰を上げた。
735 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:14:09 ID:hjc0uO7K
唐突に日本のことが思い出された。
そう、ここは日本の家なのだ。寝かしつけるだけにしては遅すぎると奇妙に思われて様子見に来られでもしたら
どうする。こんな場面を見られたら。
――最悪だ。言い逃れもできない。近親相姦野郎のレッテルを貼られたって言い訳不可能だ。
中国は、すっかり酒気の抜けた頭でおおいに焦った。
とにかく一秒でも早くこの部屋を出なければならない。
立ち上がる。
障子戸に向かう。
その脚に、台湾が思いっきり全体重をかけて飛びついた。
ズベシャアッ!!
――というオノマトペが室内に響いた。中国が顔面から畳にコンニチワした音だった。
いきなり両足を封じられたら、誰だってこうなる。
この場に日本がいたなら、彼は厳粛な面持ちで片手を挙げ、こう宣言しただろう。
諸手刈り、一本。
「……お……っ、おまっ……おまえは〜……」
鼻っ柱で畳とキスしたまま、中国は小刻みに震えた。
「おまえは何さらすあるかッ! このアンポン娘!!」
「……ずるい。アンタだけ、ずるい」
「な、なにがあるか……。いいから放すよろし。動けねぇある」
「駄目。放したらアンタ逃げるもん」
「う……それは、まあ……ていうか何がずるいあるか。ハッキリ言うよろし」
そしてとにかく放せ――と続けようとした中国だが、その言葉は封じられることになる。
台湾の手が、むんずと遠慮なく中国の股間を掴んだ。
「!?☆@■△¥&$Σ( ゚ Д゚)ああああいやぁーーーッ!!?」
中国は叫んだ。
臆面もなく叫んだ。
しかし台湾は動じた様子もなく、むしろ大声を出されたことこそが不愉快だとでも言いたげに少しだけ眉根を
寄せ、兄の股間をさわさわとまさぐり続けている。
736 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:16:28 ID:hjc0uO7K
「あいやーッ! あいやぁあ〜っ!!」
「もう、うるさいな。なんなのよ」
「なんなのよって、おまえがなんなのよある! 何してるあるかぁーッ!」
「見りゃわかるでしょ。チ○コ触ってんのよ」
「ああいやぁあーッ! 嫁入り前の娘がンな言葉使っちゃ駄目ある!」
「うるさいなぁ……だいたい、アンタはずるいのよ。ヒトのイクとこ見たんだから、アンタがイクのも見せなさい
よ」
「なに無駄に対抗心燃やしてるある!? 正気に戻るよろし!」
中国の叫びはもはや悲鳴に近かったが、台湾はまるでお構いなしだった。暴れる中国の下半身を腰からガッチリ
と押さえ込み、浴衣を剥ぎにかかる。
普段の服装であったなら、中国の抵抗も意味を持っただろう。しかしいま着用しているものは日本の民族衣装、
浴衣だった。前開きの布を帯で留めているだけのものなので、簡単にひん剥かれてしまう。むしろ暴れれば暴れる
ほどに乱れる。
「なにコレ。パンダ柄のトランクス? ダッサ」
「わ、我のパンダちゃんを悪く言うことは許さな――ってほぎゃああああああ!! それ脱がしちゃ駄目あるそれ
は最後の防衛戦ある堪忍して救命呀ああああああ!!」
「だが断る」
「あいやあああああああッ!!」
パンダ戦線、突破。
局部が冷たい空気に晒される感覚に、中国は悲鳴を呑んだ。
兄として、男として、大事なナニカを破壊された気がする。なんかもういろいろと。
真っ白な灰と化している兄を無視して裸の股間を覗き込んだ台湾は、柳眉を吊り上げた。
「あ”ーん?」
ヤのつく自由業の人みたいな声だった。
「なんで勃ってねーのよ!?」
「なんでと言われても……」
「ヒトのこと散々弄くっといて、挙句イクとこまでバッチリ目撃しといて、チ○コのひとつもおっ勃てないたぁど
ーゆーこと!?」
そりゃあもう、女としては面白くなかろう。
「あんたもしかして、本当にインポ……」
「違うある! 断じて、中華の名にかけて、それだけは違うある!」
737 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:19:15 ID:hjc0uO7K
「じゃあどうしてよ! 普通こんなときはビンビンに勃起させとくのが男の礼儀ってもんでしょーが!」
「なんあるかそれは……」
中国は、仙人である。
当然、房中術は習得済みだった。いや、むしろ房術こそが神仙の神髄とさえ言ってもいい。
房術は性交によって体内に流れる気を操作する技術である。
中国ほどの達人ともなると、勃起ひとつも自在にコントロールすることが可能だった。
というかぶっちゃけた話、そんな無節操におっ勃てていられるほど彼はいいかげん若くない。
だから、挿入時以外は勃起しないのが中国の常であった。
けれどこれを言ってしまえばまた台湾が妙な対抗心を燃やしてしまうのではないか……そう危惧した中国は、
こう言い訳することにした。
「我は妹を相手に欲情できるような変態じゃねぇある」
至極もっともである。
もっともではあるが、今の台湾は当然を当然と納得できるほどに冷静ではなかった。
「てめー、じゃあ何か! 兄貴相手に濡らした私はとんだ変態淫乱女だって言いてぇわけかーッ!!」
「言ってねぇあるぅぅぅ!!」
ガッシ!
台湾の柔らかく細い右手が男根を掴む。
そりゃあもう全然遠慮なく。
「あいやぁ! そこはデリケートなとこあるよー! もっと丁寧に扱うよろし! いやむしろ扱うな! 放すよろ
しよーッ!」
「昔の人は言いました。“勃たぬなら 勃たせてみしょう ホトトギス”」
「言ってねぇしホトトギス関係ねぇしああもうどっからツッコめばいいあるか!?」
「ツッコまなくていいから素直にエヤクラチオンすりゃあいいのよ。んっ、しょ……、えいっ、このっ」
台湾は掴んだ右手を上下に動かし始める。
その刺激で一応は勃起するものの、ただの条件反射なので、快楽を感じたわけではない。
なにより台湾はただヤケクソのように上下に擦っているだけで、そこに技術と呼べるものは少しもなかった。
「……おめー、へったくそあるなぁ」
思わず素に戻って本音をポロリしてしまう中国。
「あんだとテメー! ヒトが一生懸命やってんのに!」
「下手クソだから下手クソだと言ったあるよ。なんあるかソレ。手コキのつもりあるか。新入りの宮女だってもう
ちっとはマシある」
738 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:19:41 ID:hjc0uO7K
「う、うるさいわねー! えいっ、えいっ、このぉ……っ、早くっ、イキなさいよっ」
技術も何もない稚拙きわまる手淫が再開され、中国は思わず天井に向かって溜息を吐いた。この調子ではいつま
で経っても解放されそうにないな……とちょっと遠い目になる。
「くそっ、このっ、なんでよぉ! 日本さんちのエッチな漫画ではすぐに射精してたのに!」
「なんつーもんを輸入してるあるか……ああもう、いいかげん諦めるよろし。おまえじゃどんだけやっても我を満
足させることはできねぇあるよ」
「くっ……! む、ムカつくぅ……!」
ズバリ言われた一言に歯を剥いた台湾は、中国の陰茎を握ったまま、自分の腰を浮かせた。
何をするつもりかと見ていると、そのまま腰を前に突き出し、握ったモノを己の脚の間へと――
「ぎ、ぎ、ぎゃああああああッ!! 何するある何してるあるソレはソレだけはやめるよろしーーーッ!!」
「うるさい! 暴れんな! ――んっ、ぐ……ッ、く……う!」
一番敏感な部分に、熱が触れた。
かと思った次の瞬間には、熱は先端部を呑み込んでいた。
先程までの愛撫によってすっかり出来上がっていた台湾の女陰は、むしろ嬉しそうに与えられたモノを包んでいく。
――それでも、狭かった。
異常を感じるくらい狭かった。
蕩けきって涎を垂らしているくせに侵入者を拒む狭さを持ったそこは、それでも台湾自身の体重で肉の棒を咥え
込み、少しずつではあるが結合を深めていく。
中程まで行って、中国はふと違和感を覚えた。
「……ち、ちょっと待つよろし。おまえ、まさか――」
「うる……さい……っ、黙ってろぉ……ッ!」
中国の抵抗を封じるように、台湾は更に体重をかけた。
ブチッ。ブチブチッ。
実際にそういう音が出たわけではないが、擬音にすればそうとしか表現できない感触が、陰茎を通して中国に伝
わった。
中国の顔面から血の気が一斉に引いた。
ドン引きだった。
「……ッ、ぃ……たぁ……っ、うう……っ」
根本まで全てを収めることに成功した台湾は、唇を噛んで小さな肩を震わせている。
そりゃあ痛いだろう。痛いに決まっている。
何故なら、彼女は――
739 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:20:04 ID:hjc0uO7K
「……おまえ……処女だったあるか……?」
中国のモノを咥え込んだ台湾のそこからは、鮮血が一筋の朱となって伝っていた。
「バッ……! おま……っ、何を考えてるあるかあああああ!!」
「いぅう……ッ! 大声、出さないでぇ……響いて痛いのぉ……っ」
「う……と、対不起。……じゃなくて! おまえマジで処女だったあるか!? う、嘘だと言うよろし!!」
「ほんとに、痛いのぉ……ッ! 大きな声出さないでぇ!」
涙を滲ませたようなその声に、中国は二の句を失った。
事実、台湾は泣いていた。
大きな黒目がちの瞳からほろほろと真珠の涙を零し、破瓜の痛みに耐えていた。
中国だって、泣きたい気分だった。
「……痛ぇならもう抜くよろし」
「い……やぁっ。最後まで……っ、するぅ……!」
「最後までって、おま――だってメチャクチャ痛そうあるよ? 無理ある。早く抜くよろし」
「嫌ぁっ。最後まで、できるもん……っ。痛くないもんっ。私……っ、子供じゃないもん……!」
「なに意地になってるあるか……嗚呼もう」
中国は虚空を仰いだ。これが夢なら早く醒めればいい。
けれど陰茎をきゅうきゅうと切なげに締めるこの柔肉の感触はどう足掻いてもリアルだ。現実だ。絶望した。
――大切だった。
大事にしてきたつもりだった。
日々美しく成長していく彼女を守っていくのが己の義務だと思っていた。
その妹の純潔を散らしてしまったのが兄である自分なんて、そんな絶望、ない。
台湾だって、正気に戻ればきっと軽率なことをしたと後悔するに決まっていた。いやもしかしたら現在進行形で
している真っ最中かもしれない。だって、彼女には想う男が他にいる。
そこで中国は、日本のことを考えた。
そうある、日本ある。あいつめ、統治時代にとっくに喰ってるものと思い込んでいたのに、まだだったあるか。
普段は「妹属性テラ萌エス!」とか言ってるくせに使えない奴ある。据え膳喰わぬは武士の恥じゃなかったあるか。
なんのためにオタクやってるある。あいつめ、あいつめ、あいつめ――
日本への罵詈雑言を並べることで現実逃避していた中国の意識を、台湾の腰の動きが引き戻した。
「ぐ……っ、うあッ! ぎ……ぃっ」
台湾は歯を食いしばりながら、痛みを押し殺して前後運動らしきものをおっ始めようとしていた。
740 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:20:25 ID:hjc0uO7K
「あ、あいやややっ、何してるあるかっ」
「だ……って、こうやって……、動く……ぐぅっ……んでしょ……っ」
「痛ぇなら無理するもんじゃねぇあるよ!」
「動か、なきゃ……っ、せっくす、に、ならないじゃない……っ」
セックス。中国は頭を槌で殴られた思いだった。ああ、セックスだ。妹と性交している。
打ちのめされて、正直死にたいくらいだったが、中国はなんとか思い留まった。
とにかく今は、泣いているくせに強がって、必死で苦痛を抑え込もうとしているこの娘をなんとかしてやりたい。
純粋にそう思う。
震える台湾の白い腰にそっと手を添えると、細い体が僅かに反応を返した。
「――じゃあ、少しずつ動くある。いきなりじゃ痛ぇのは当たり前あるから、少しずつ、円を描くように動くある
よ。それなら我慢できるあるか?」
できるだけの優しい声音でそう問うと、台湾はコクコクと一生懸命に頷いた。
――その仕草に、中国はスイッチを切り替える。
いま抱いているこの娘を妹だと思うのはやめた。
妹ではない、ひとりの女。
そう思い込むことにして、行為を開始する。
「……ぁ……っ、……ん……」
ゆっくりと、優しく。“の”の字を描くように腰を動かす。
それは「動く」というより「揺らす」と表現した方が正確なくらいの緩やかな動作に過ぎなかったが、たった
いま処女を失ったばかりの台湾にはそちらの方が良いようだった。食いしばっていた唇から、微かな声が漏れる。
中国は処女を抱くのはこれが初めてではなかったが、さすがに処女といきなり騎乗位で交わるのはこれが初体験
だった。苦痛を薄めるため、丹田に集中させた気を送ってやる。それが効いたのか、少しずつ動きを大きくしてみ
ても痛みはなさそうだったので、ちょっとだけホッとする。
汗ばんだ頬にくっついていた黒い髪を払ってやるついでに顔を引き寄せ、唇を掠め取った。
嫌がられるかと思ったが、台湾はむしろ強請るように口づけを深めてきた。
「んっ、ん……ちゅ……っ、んぷ……ちゅぶ、ちゅう……っ」
741 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:20:48 ID:hjc0uO7K
唇で探り合うだけだったものは、段々と深く、貪るようなものへと変わる。
台湾は、キスの方も下手クソだった。
めちゃくちゃに突っ込まれるだけの舌を中国は自らのそれで絡め取り、感じる動かし方を教えてやる。
試しに唾液を吸わせてやると、台湾は従順にそれを嚥下した。
「こく……こくん……ちゅ、……ん、ぷ……んん……ふぁッ!?」
キスに夢中になっているようだったので、円を描いているだけだった動きを少しだけ突くようなものに変えて
やると、台湾は甘く蕩けるような悲鳴を上げた。
真っ白な尻たぶを掴み、連続して上下に揺すってみても、愛らしい声で鳴くだけで苦痛の色はもう見えない。
「あっ、あっ、んっ、あっ」
「痛くねぇあるか? もう少し動いても平気あるか?」
「んっ……うんっ、だい、じょうぶ……っ。動いて……っ、あっ、あっ、いいっ、よぉ……っ、ぅああアンッ!!」
返事代わりに大きく突き上げると、台湾は大きく嘶きながら中国の首にしがみついた。
「あっ! あっ! あんッ! すっ……ごぉッ! あ、たまッ、トンじゃうぅ……っ!」
台湾の膣内が更に締まる。
膝で中国の腰を強く挟み込み、胸と胸と密着させ、嬌声を上げながら尻を揺する彼女の姿はとてつもなく淫ら
だった。
ぽろぽろと生理的な涙を零す大きな瞳は艶めかしく濡れて焦点を失い、言語にならない喘ぎを漏らし続ける口は
半開きで涎を垂らしている。
「ああッ! あっ、おくぅッ! 奥までぇ……っ! あひっ、ぃひやぁッ! ああンッ! ふぁああっ!」
「ん……ここあるな?」
ぐずぐずに溶けきった淫穴を突きながら弱点を探していた中国は、さほど時間もかけずその場所を探り当ててみ
せた。
「ここ……ちょっと右寄りの、つぶつぶんとこ……ここが弱ぇあるな? 丸わかりある。ほれっ」
「あひッ!? ひぁああッ! やっ、そこッ! だめっ、だめぇッ……、おしっこ出ちゃう! 出ちゃうからぁ
……ッ!!」
「馬鹿。おしっこじゃねぇあるよ。いいから感じとくよろし」
「やぁ! やぁあっ! そこだめッ! ダメぇ……ッ! おかひく、なるぅ……っ!!」
駄目と口では言いながら、台湾の女陰は淫水を噴きながら悦んでいる。
その部分を亀頭で抉るように突いてやると、中国も気持ちが良かった。
体の相性がすこぶる良いのだ。
742 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:21:09 ID:hjc0uO7K
台湾の膣は中国のモノを収めるのにピッタリのサイズで、腰を押し込むと子宮口にゴリゴリとぶつかった。熱さ
も締まりも申し分ない。本当言うと胸のサイズだってかなり好みだ。大きすぎる胸は好きではないから。
台湾の肌は肌理が細やかでしっとりと柔らかく、程良い弾力は触れているだけで心地いい。
まるで、中国のためにあつらえられたかのような肉体だった。
「ああッ! いいよっ! イイのぉ……――哥哥……ッ!!」
不覚にも、その一言に反応した。
「ぁあんっ、哥哥ぉ……っ! 哥哥っ! 哥哥……ッ!」
――妹だと考えるのはやめにしたはずだったのに、その言葉に頭を殴られる。
グラグラした。
クラクラした。
もはやヤケクソになって、叩きつけるように子宮を突きまくった。
「哥哥っ! 哥哥ぉっ! やっ、激し……っ! あっ! 飛んじゃう! 飛んじゃうっ、私ぃっ!」
「ああ……っ、早くっ、イっちまうよろし!」
「ゃあっ! こわ……怖いよぉ……っ! 哥哥ぉ! 私おかしくなるっ! 怖いのぉ……ッ!」
「怖くっ、ねぇあるよ……っ、哥哥がこうやって……っ抱いててやるあるっ」
「うんっ! うんっ! いっしょお……っ! 哥哥も一緒にぃ……!」
あられもなく大声で啼く台湾に、理性が灼かれた。
もう何が何だかわからないし、何がどうでもいいじゃないかと思い始める。
後悔は終わったあとにすればいい。
たぶん物凄く後悔することになるだろうけど、でも、終わったあとに考えればいい。
中国は、子宮を突き上げることに集中することにした。
「台湾……っ! 気持ちイイあるかっ」
「ぃひあッ、あッ、ああン! イイっ! イイよぉッ! 哥哥のがぁ……っ、奥っ、私の一番奥ぅ……っ、コン
コンってぇ……っ! ぅああッ! 気持ちイイ……! 一番奥まで……っ、哥哥でいっぱい……! 気持ちイイ
のぉ! おなかきゅんきゅんするのぉ! 哥哥っ……哥哥ぉ……っ!」
次々と溢れる愛液のせいで、跳ねるたびに結合部からはグチュグチュといやらしい水音が止まらない。
その水音と台湾の嬌声に耳朶を犯され、立ち籠める淫臭に鼻腔を犯され、肉棒に絡みつく襞の群れに感覚を犯さ
れて、中国は自らの立場を忘れた。
今はただ一匹の雄となって、この淫らな肉の穴を味わっていたかった。
「あっ! 哥哥ぉ! わたし……っ、わたしぃ……ッ!!」
台湾が齧りつくようにしがみついてくる。
743 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:21:31 ID:hjc0uO7K
不規則にキュンキュンと締めつけてくる膣内の動きから、彼女の果てが近いことが知れた。
「わたしっ、イクぅ! イっちゃうよぉ……っ! 哥哥っ、ギュッってしてぇ! もっと強く……っ、抱き締め
てぇ……! 哥哥ぉっ! 哥哥ぉ……ッ!!」
未知の感覚に対する彼女の不安を拭うように、強く強く抱いてやる。
その一瞬、台湾は、ほんの一瞬だけ嬉しそうに笑った。
子供のような顔だった。
(……ぁ……またこの顔ある)
先ほど手でイかせてやったときも、最後の一瞬、彼女はこんな風に無邪気な笑顔を見せていた。
抱きつき、腿を張り、腹を張り、尻を動かし、足を絡みつけ、股を窄め、腰を左右に振り、体を浮かし、体を伸
ばし、盛大に濡らし――房術でいう「十動」の全てを表しながら、本当に無邪気な笑顔。
「台……湾っっ!!」
穿つように、最奥を突いた。
「ぁいッ……やあああああああああああッ!!!」
壊れたバネ仕掛けの人形のように、中国の腹の上で台湾は跳ねる。
絶頂を知らせる膣内の収縮に合わせて、中国もまた台湾の胎内へと精を解き放った。
「ぅああ……っ、ああ……っ、ぁ……」
熱い精液が子宮の壁を叩く衝撃に、ビクビクと痙攣しながら台湾は呻く。
大きく仰け反って弓なりになった台湾の膣襞は、最後の一滴まで余さず搾り取らんと中国のモノを喰い締めていた。
その部分に、不意に別の熱いものを感じる。
愛液でも精液でもないそれは、台湾が初めて体験した性交によるオーガズムに耐えきれず漏らしてしまった小水
だった。
「あー……あーあ……おまえ、もらしちまったあるか。……って、ちょ、台湾!?」
ぐらり。
台湾の上体が大きく傾く。
次の瞬間、台湾は中国の体に覆い被さるように倒れていた。
「お、重ぇあるぅ……!」
気を失ってしまった台湾の体の下からなんとか這い出る。
744 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:22:13 ID:hjc0uO7K
まだ名残惜しくきゅうきゅうと締めてくる膣内から萎えた一物を引き抜くと、精液と愛液と破瓜血の混合物が
ゴポリと音を立てて零れた。
すごいことになっていた。
日本が綺麗に敷いていてくれた布団はとっくにグチャグチャだし、浴衣はもはや着ていないも同然だ。二人とも
体はいろんな汁でべとべとに汚れており、なにより部屋中に充満する生々しい匂いが凄い。
中国は半ば呆れたようにその光景を見渡し、そして予定通り、怒濤のモーレツ後悔タイムに突入した。
ひとしきり転がり回って悔恨と懺悔を繰り返したあと、中国は後処理に追われた。
失神したまま眠った台湾の膣から、思わず中出ししてしまった精液を掻き出す。全身を拭き清めてやってから、
浴衣をきちんと着せ直した。
少し寒いが障子戸を開け、籠もった匂いを追い出す。
しかし、精液とか愛液とか血とか小便とかが盛大にブチまけられた布団だけは、どうしようもなかった。
とりあえず新しい布団を押し入れから引っ張り出して、台湾を寝かせてやる。
汚れた布団を抱えて部屋から出たところに、日本が立っていた。
血の気が引いた。
月明かりだけが仄暗く照らす寒々しい片廊下に、闇に紛れるようにして彼はいた。表情はよくわからない。
「随分とお楽しみでしたね」
含み笑いのような、揶揄を忍ばせた語調だった。
「あいや……も、もしかして……聞こえてたあるか……?」
「それはもう」
にっこり。
その笑顔がべらぼう怖い。
「あれだけ派手に騒がれたら、嫌でも聞こえてしまいますよ。ああ、でもご心配なく。韓国さんと香港さんは本気でダウンなさってますから気付いてません。たぶん」
最後に不穏な不確定要素を付け足しつつ、によによ笑いの日本。
中国はガックリと項垂れる。
「……どうかこの件は内密に頼む……ある」
「貸し、ということにしておきましょう。ところでそれ、洗うんですよね? お手伝いしましょうか」
「いや、自分でするある。風呂場だけ貸してもらうあるよ」
生臭くなってしまった布団を抱え直し、日本の横を通り過ぎる。
途中で振り返った。
745 :
巫山之夢:2009/02/27(金) 03:31:16 ID:hjc0uO7K
「……日本。このことは、台湾にも言うな」
「それは――『なかったことにしろ』と……そうおっしゃってるんですか」
日本は空気を読む術に長けている。このときも、中国の言外の意図を正確に汲み取った。
中国は気まずさからか、目線を逸らす。けれど、ハッキリと言った。
「そうある」
「そんな、それでは台湾さんが――」
「あの子は酒に酔っていて、今は気を失って眠っているあるよ。我は朝までに何も残らないよう始末しておく
ある。だから、あの子が目覚めたとき――あれはおかしな夢だったのだと――そう思わせるように仕向けるよろし。
……わかるあるな?」
日本は何かを言いかけ、そしてその口を噤んだ。言いたいことは山ほどあったが、何ひとつ言葉にはならなかった。
ただひとつ。一言だけ、全ての思いを集約させて、放つ。
「あなたはひどい人ですね」
中国は薄く笑った。
どこか現実感のない、霞の中の仙人のような笑みだった。
了
おしまい。
長々とスレ占領してすまんかった。
エロってむずかしいね。
台湾ちゃんにはツンデレ妹属性を夢見てる。
>>746 マーヴェラス!
によによによによによによによした
経験豊富な中国とツンデレ湾ちゃん堪能致しました。
マーヴェマーヴェ
にーにー可愛いよにーにー
自分も妄想を書いて見てはいるが難しいな。
中国四千年の底力を見た
酒の度が上がっていくとこワロタ
中台GJ!
濡れ場もよかったけど、それ以外の宴会の描写とかで
キャラへの愛が伝わってきた
中台良かった!
すごいによによしたよ
でも最後に、ネクタイ頭に巻いたままシリアスな事言ってる
日っさま想像して吹いたw
日本がいいキャラすぎて腹筋崩壊した
GJすぎる
まさか二回戦があるとは
GJ!!マジでGJ!!
亜細亜可愛いよ亜細亜www
ところでカナダさんのエロ書いてる人っているのかなぁ
>>575 おまおれ
何年経っても手を出さないカナダに仏英瑞が一計を案じるとか考えた。
待ってえな、プリヒとプーセーが先なんや。
カナダさん人気だな・・・
前のクリスマスの時も主演のSSにけっこう反応あったような
>>757(上)
ロシアさんがスラブ姉妹を弄って倒れるなんて馬鹿なこ…
あれ?後ろから寒気G…ビクビク
何か今ふと急に
トルコ×ハンガリーが読みたくなりました
トルコさんのエロって何かねちっこそうだよね!
そんな
>>764は保管庫に行くと幸せになれるかもしれない。
トルコ×ちびハンガリーさんの続きを全力で待ってるんだぜ!!
ところで、481kbに達したんだけど、今したらばにあるテンプレ使って
次スレ立ててもいいかな?先走りすぎ?
先走りながら、峰不二子的な仏子を妄想中。
でも「ふ〜つこちゃぁ〜ん〜」て言いながら
ルパン脱ぎしてくれそうなのもフランスというカオス。
ベラ相手にならリトはルパン脱ぎしてくれるだろうか。
過去に誰かが言ってた
ベットの上でふざけ合ってたら本気になっちゃった仏セーマダー?
>>766 むしろベラがロシア相手にルパン脱ぎを(ry
しかしなんだかウクラトの電波を受信しそうなんだが…
>>765 いいんじゃないかな?
次スレ立ってた方が、安心してここで語れるし
>>768 ラトがおっぱいにすっぽりおさまりそうですね
770 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 08:54:40 ID:PtFhrVFE
>>765 もうすこし待ってもいいような気がしてたけど、
確かに2〜3投下がくればスレ埋まりそうですかね
天麩羅も見てきた!乙です
前回キッチリやってくれたおかげで、今回はそれほど変えなくてよいと思う
ルパン脱ぎワロッシュw
誰が一番似合うかテストしながら世界一周してみた
マフラーだけ残したロシア最強
>>768 純愛小説読んでワロスワロスなラトを目覚めさせるんですね
おっぱいビンタで
やはりウクの基本は古式ゆかしくぱふぱふで。
ギリウクを書いている
「こんなのみっともないよ」ってでかい乳を恥ずかしがって手で隠すライナに、「そんなことない。とても素敵」とマイペースに乳を揉むギリシャ、な感じ。
だけどギリシャの喋り方がなんかしっくりこない。あのゆるゆるな感じを表現するのが難しい。
ウクライナがどどーん!な自分の胸にコンプレックス持っていたら可愛いと思うんだ。
>>772 すげえ萌えた
ムサカムサカして待ってる
774 :
765:2009/03/01(日) 17:53:14 ID:Ori7cPKC
ギリウク投下が晴れて叶う日を願いつつ
新スレ立ててきます!
775 :
765:2009/03/01(日) 18:08:34 ID:Ori7cPKC
乙です!
スレたて乙で候!
そしてギリウクいいね!
二人の絡みを想像したら、黒髪色黒+色白巨乳なんで絵になる。
ギリウク盲点だわ
見た目も映えるし性格的にも相性よさそうだしいいねえ
今板トップのスレが「Hの時だけデレデレになる女の子2」だった。
ベラルーシとセーシェルがちょうどそんなイメージだ。
普洪のハンガリーさんもそんな芋毛。
芋毛w
まーよくよく考えたらくるんもマリアツェルも芋毛の一種だな。
芋毛もとい癖毛といえば台湾のあの長い癖毛が性的な何かだったらそれを引っ張って喘がせたい
そして怒られて蹴られたい
イタリア兄弟二人並べて……と考えたが、やってくれる女の子がいなかったorz
酔っ払ったセーシェルちゃんあたりに期待。
昨日、本スレで学ヘタの台本が公開されていることを知って読んでみたら
フランス兄ちゃんのバッドエンドにべっくらこいた
なんという極悪・・・フランス様って呼べっておいおい
別のホラー乙女ゲの女主人公がAV出演させられそうになって
ちんちんもぎとるぞーっと暴れまくって逃げたバットEDがあったがガチだよなアレは。
いやエロパロ的には非常においしいけど大歓迎だけど
>>784 数ヶ月前の自分がいる
あれがバッドエンドなら
ハッピーエンドはイギリスと円満にベッドインなのだろうか
>>784 仏セー好きの自分としてはニヨニヨしてしまった
セーちゃんには悪いがw
あのエンドは仏兄うらやましすぎると思った
小さいころから育ててた幼女を食っちゃうとかなんという外道
あのあとの明るいアホエロ小説を読んでみたい気もする
>>787 さあ、続きを書くんだ
wktkしながら正座して待ってるぜ
学ヘタのシナリオのバッドエンドで枢軸に仲間入りするセーシェルにあの3人があへあへ言わされるのは・・・
ちょっと無理があるか・・・
三人がいわされるのか
怒りに任せてセーシェル大暴れを受信したんだわ。
ちょっと考えてくる。
大暴れのせーちゃんに三人が悶絶して
「ヴェー!!」
「nein!nein!」
「遺憾の意」
と言っている姿を想像して噴いた。
ところでみんなどんな下着を着用してるんだろうか。
男も女も。
埋めがてら、最近脳内占領している電波を埋めていく
キワネタで、にょた、とか、なんたいか、とかだから飛ばしてくれ
熟女トルコに押し倒される、ショタハンガリー
頼むから脳内から出ていってくれ
いやぁ、トルコじゃアッーが主流なんだぜ?
つまりショタと思ってたちびハンガリーを押し倒したが、下を脱がすとアレがついてなかったので
まぁこっちでもいいやとry
トルコさんというかオスマンさんは懐が深いから何でもありだもの。
歴代スルタンの性的嗜好に応じてハーレムは作られてたから
女性オンリーのスルタンもいれば、どっちも嗜むスルタンもいらっしゃって
枠やら枷やらないもんな。
最盛期のオスマンさんはハンガリーやギリシャ、エジプトどころか
ウクライナの一部やモロッコ近くの北アフリカ、今の中近東といわれる
一帯までハーレムにはべらせていた覇者なんだぜ。
そこのところは知ってるんだが
何でか婀娜っぽいトルコ姐さんが芸者言葉で出てくるだボスケテ
>>793 マジレスすると、ドイツはトランクス穿いてたな。オーストリアに縫われたやつ。
>>794 わぁぁぁぁぁん
そんな事言われたら、
自分の脳内にも江戸っ子熟女トルコさんに犯られるギリシャを受信してしもた…
早く外部ロダにうpしてにょたスレにアドレス貼ってここに知らせるんだ
>>796 ハンガリーとウクライナのおっぱいに挟まれたトルコを想像した
802 :
1/2:2009/03/03(火) 02:12:35 ID:rlLhbK+r
埋めイギセー小ネタ。下品につき注意。
イーギーリースー、死ねッ!
と、セーシェルは思っていた。
会議中である。
荘厳にして偉大なる国たちが集まる世界会議中である。
会議の中心近くでは静かに話し合いが続いている。
こんなに真面目に会議が進んでいるのは比較的珍しく、いつもはアメリカが仕切りながら
無茶を言う→略→大騒ぎ→ドイツが仕切り出すという順番を経てからでないとこうは
ならないのだが、現在の議題は「食」。大体この会議でメインに喋るのはG8を初めとする
ヨーロッパ組で、その中には食べ物にだけは殊更びんかん≠ネ日本が中心にいるため、
周りの国家はこの問題に関しては努めて空気を読む。食の安全を叫ぶ日本に対してうっかり
「そのくらい……」なんて口をすべらした日には、日本の必殺外交技『日銀砲』の餌食となりかねない。
そんな静かな会議中、セーシェルはアフリカ地域並びの椅子の一つに座って、わずかに早い
息づかいで、頬を上気させていた。別に発情しているわけでもなければ、腹痛を我慢している
わけでもない。有り体に言えば
垂れてきそう
なのを必死で我慢しているのである。会議開始からしばらくたって遅刻してきた彼女は、
その前にちょっとばかり彼氏と仲良くしていた。そこまではよかったのだが(本当はよくないが)、
彼女の最大の不幸は彼氏が少し……けっこう……いや、かなりの変態であったということだろう。
食事のための長い休憩中、つまりついさっき、事前のそれで満足しきらなかったらしい彼氏に
用具室に連れ込まれていた。
もちろんそのまま一戦いたしたわけだが。
(あのッ……バカ変態! おサイフにはいつもいれとけって言ってるのに……!)
生でされて中で出された。
「そういうの」に応じたセーシェルにも責任はあるのだろうが、拒否しようとするのをうまく
丸め込んでやっちゃう手練で変態にかなうはずもない。生で挿れられても、外で出してくれれば
まだ被害は小さくて済んだのだが、その「外で出して」のお願いは喘ぐ声と一緒に口を塞がれて
封じられていた。
合掌。
男は出してスッキリで済むだろうが、女の中には出されたらものが残る。残ったものは、
いずれ出てくる。
で、今出てきそうになっている。
スカートだし下着にシートはしてないしこれこのまま出ちゃったら最悪最悪最悪とセーシェルは
犯人(涼しい顔で話を聞いている)を必死で呪っていた。
今更出した当人を呪っても、出ちゃってるものがどうにかなるわけもなく。
803 :
2/2:2009/03/03(火) 02:14:48 ID:rlLhbK+r
(うう……トイレ行きたい……)
さっきからそうしようかどうしようかずいぶん迷っていた。まだ会議は再開されたばかりで、
トイレに立とうにもこのタイミングだと絶対周囲が「ああ、腹痛か」みたいな雰囲気に包まれる。
セーシェルも女性なので、極力そういうイメージがつきまとうのは勘弁願いたいのだが、
「後始末ですから」とは言えないし言ったところで余計に悪い。
会議がガチャガチャしてしまえば、途中で抜け出すのはいくらでもいるし、そういうときに
誰が抜け出そうとも気にする者などいないのでとっとと行ってしまえるのだが、間が悪いことに
会議はまじめに進んでいる。こんなときに限って。
(ばかばかばかばかばかイギリスのばか変態エロ痴漢!)
電波を放っていると、イギリスが彼女に気付いた。すかさずべーっとやると、イギリスは気分を
害したように口を尖らせる。
マナーモードにしておいた携帯が震えた。
『なんだよ?』
反省のカケラもないメールである。
怒りを込めながら手早く返信する。
『出てきちゃいそうなんですよ! バカッ!!!』
送信すると、机の下にイギリスが目を落とす。慌てて顔を赤くして、気まずそうに肩を竦めた。
『出てきそうって、あの、あれか? その……悪い(._.;)』
『アホエロ眉毛は百万本脱毛して反省して下さい。あと死ね。百回死ね。顔文字ホントキモい』
『そこまでいうことないだろ!』
『ありますよ! どんだけ我慢してるとおもってんですか! わかりますか! 精液が股から
垂れてくる気持ち悪さがイギリスさんにわかりますか!』
『……悪かった。今度から気を付ける』
『反省してるならバーバリーのスカートで可愛いのがあったのでそれと、ティファニー新作の指輪
プレゼントして下さい』
『バーバリーは買ってやるけどなんでティファニーなんだよ!』
まあ、元が恋人なので、喧嘩もやりとりを重ねているうちにどんどん脱線していき、
脱線しまくって一周回ってやっと元の位置らへんに戻ってきた時、ちょうど仕切っていたドイツが
イギリスを指差して低い声で怒鳴った。
「そこ! さっきからこそこそとメールをしてるんじゃない! 立て! 今来たメールを読み上げてみろ!」
その時、セーシェルが送っていたメールはこうだった。
『出来ちゃったら認知して下さいね(^ー^)』
イギリスは「で……できない!」と叫んで携帯をしまおうとしたが、フランスがそれを阻止しようと
によによ笑いながらとりあげ、焦ったイギリスがマジ蹴りを放ってフランスを吹っ飛ばし、吹っ飛んだ
先にいてフランスに押しつぶされたロシアが静かにコルコル言い始めたのを境にいつもどおり
騒がしい会議になったので、セーシェルはトイレに行った。
804 :
スイリヒ:2009/03/03(火) 05:20:33 ID:rlLhbK+r
埋めスイリヒ。エロ要素一切なし。
リヒテンシュタインは永世中立国であり、国家独自の軍隊を持たない。ただし、隣国
スイスとの連帯感が強く、リヒテンシュタインの防衛は実質的にスイスが担当している。
歴史的にもこの二国の結びつきは強く、国*{人達の仲も良好で特にリヒテンシュタインは
スイスを「お兄様」と呼び慕う。
しかし、昨今のリヒテンシュタインはこの「お兄様」の呼称で彼を呼び親しんでしまった
ことを、若干後悔していた。
「いいかリヒテン! お前のように小さな国はいつ何時暴漢に襲われるかわからないのである!
無論出来うる限り我が輩が護ってやるが、お前自身も自分の身を守れるよう心得ておくに
越したことはないのである!」
「はい、兄さま」
リヒテンシュタインはスイスを尊敬していた。困窮していたのにも関わらず、自らの食事を
彼女に分け与えてくれたその優しさを尊敬していた。だからこそ、兄と、敬愛を込めて
呼んだし、彼の真似をして、自分を彼に似せて、周囲にも本当の兄妹のように思われたかった。
でも、この頃思うのだ。この気持ちは尊敬とは違うのではないだろうか。
「挙動不審な者、怪しい者がいたら近くに寄ってはいけないのである。たとえその方向を
通らなければならない用があったとしても迂回するのだ……聞いているか、リヒテン?
ここからが重要になってくるからよく聞くがいい。この絵は後でちゃんと紙に描くのである」
「はい」
ボードにガリガリと書く背中を見ながら、自分の胸に触れてみる。
そして、悩む。
(私は、きっと兄さまが好きなのです)
昔窮地にあった自分を救ってくれて、今も様々なことを助けてくれている。優しい人。
尊敬する人。でも、それだけじゃない。
尊敬しているだけなら、こんなに一緒にいたいとは思わない。
傍にいて、隣にいて、できれば手を繋ぎたいなんて、思わないだろう。
「では、実践訓練に入るのである! いいか、このように暴漢が手を出してきたら、
こう掴んで……ひねる! やってみるがいい。……そんな力の入れ方では抜け出されて
しまうぞ! もっとしっかり掴むのだ」
「ごめんなさい兄さま」
訓練中のスイスは真剣である。心から、リヒテンシュタインに身を守る術を身につけて
欲しいと願っているに違いない。
それは、どうしてだろう?
スイスは、リヒテンシュタインをどう思っているのだろう?
兄という、その呼称をスイスは認めてくれている。そのことが、リヒテンシュタインには
計りかねていた。彼はリヒテンシュタインを妹としてしか見ていないだろうか? 一人の
女性として見てくれてたとしても、自分が兄と呼ぶから、それを受け入れてくれているだけ
なのだろうか?
だが今更「スイスさん」などとはとても呼べない。そんなよそよそしい振る舞いをすれば、
意図しない誤解を招いてしまうことだってありうる。
想いを打ち明けることは簡単だ。でも打ち明けたとして、もしも、スイスが妹としか
見てくれていなかったときにはどうすればいい? こちらが兄とだけ慕っているのではない
と知ったスイスが、今まで通り接してくれるだろうか? 恋をして結婚などという安易な
最終的ゴールがない国≠ナある自分たちには、この距離が最善の距離ではないだろうか?
リヒテンシュタインは迷う。
「次! 今度は後ろから襲われた場合である! 後ろからホールドされたときの基本は……」
また再びスイスが暴漢役になって、リヒテンシュタインを後ろから捕まえた。
「……どうした? リヒテン。早く攻撃をせねば身が危うくなるのである」
リヒテンシュタインは小さく言った。
「あの……この暴漢さんはそんなに危険ではないと思うので……攻撃するのはあと十秒ほど後でも
よろしいでしょうか」
「む……、……構わないのである」
あれ、もう満杯でしょうか?
イギセー、バカップルぶりにニヨニヨしました。
スイリヒ、続きを新スレにてお持ちしております。
というわけで、次スレへGO!
ume
まだいけるかな?
アニメ見て改めて疑問に思ったんだが
ちびたりあはオーストリアによく踏んづけられてるけれど
何度か独立しようとしては、その度鎮圧され続けた歴史があるハンガリーは
秘密ノート大公開の刑
だがそれだと、オーストリアの精神的ダメージが大きいかと
>>807 エロパロ板的には
鎮圧という名のお仕置き→元の淡白なお貴族→欲求不満のハンガリーさん大暴れ→エンドレス
性欲を持て余すハンガリーさんなんて、腎虚になりそうだ
イギセーもスイリヒもGJ!
>>810 貴族に反抗的なハンガリーさんで見てみたい
新スレでも幸せに萌え萌えできますよーに。
ああもうホントによによが止まらん。
セーちゃんバーバリーブルーレーベルよく似合うと思うんだ。
イギリスはなんだかんだいって色々買ってやってる(貢いでる)年上彼氏のイマゲ
スイスはリヒに訓練施してるけど、
リヒが本格的に鍛え始めてちょっとムキッとしてくると
「我が輩が守るのでそんなに鍛えなくても大丈夫なのである」と
言い出すに違いない。
ほっそりしてちいちゃなリヒたんのゴスロリ姿を妄想しながら埋め。