>>1乙
>今日はこれでおしまい。
>次回で最後ですが、スレ容量が足りないと思います。
>次スレ又は、投下にふさわしいスレを探して投下いたします。
日付も変わったし、次スレになったから続きを投下してもいいんじゃないかな?
夜まで待てない。
なんて壮大な物語だ!!
スレ立てありがとうございます。
投下させていただきます。
Epilogue
その地方には、伝説がある。闇夜で風が強い日には、魔物の宴があると。
魔物達はその夜に犠牲者を求めてさまよい歩き、老若男女区別せず、不用心なものをさらっていくという。
さらわれたものは宴の材料。犠牲者の悲鳴は妙なる音楽。刈り取った生首は花のように飾られる。
生白い死体は食卓の中央で食い散らかされ、髑髏が転がされてゲームが行われ、指の骨は賭けチップ。
勝てば世にも不気味な哄笑が、負ければ心が凍えるような咆哮が風に乗って聞こえてくるという。
だから、大人は子供に固く言い聞かせる。風の強い闇夜には、家に籠もって布団をかぶって隠れなさいと。
その日は、新年が近づいた寒い風が強い新月の日。
ヴェスティエ侯爵の邸宅は、賑わっていた。宴が催されていたのだ。
楽の音が優雅に鳴り響き、着飾った人々が笑い、食べ、飲み、踊る。
大広間は美しい造花と豪奢な飾り布で飾り付けられ、金の蝋燭台に刺さった色とりどりの蝋燭に火が点けられている。
天井ではふんわりと光の玉が行き交い、宴席を柔らかな光で満たしていた。
「皆のもの、乾杯を」
「王国の希望、ユージェフ様に乾杯!」
杯が打ち鳴らされ、一本で農夫の一月分の稼ぎになる酒が、飲み干されていく。
「それにしてもルスティナ様、ようやく、神が正義をなしましたな」
融通の利かなさそうな地味で陰険で太った中年女が、派手に飾り立てた三十代半ばの女に媚びを売った。
ルスティナと呼ばれた女は、かなり美しいと言えた。所作は優雅で気品もあり、顔立ちは見事に整っている。
皺もほとんど無く、声も艶やかで美しかった。目に時折走る癇癖の色がなければ絵になる美女といえただろう。
「ミラーダ殿、そなたもこれでようやく騎士団長を心おきなく譲れますね」
美女が優越感と寛容をたたえた目でミラーダと呼んだ中年女に笑いかけた
「それもこれもルスティナ様のご支援があったればこそ」
「ふふ、考えたのはエディークですのよ。エディーク! ミラーダ殿にご挨拶を」
暗い目をしていた少年とキスをしていた中年男が、口を離し、ミラーダの元に寄った。
その歩き方、動作はすべて芝居がかってキザであった。
しかし中年ながら見事に整った顔と引き締まった体のため、その所作は滑稽の一歩手前で女を引きつける魅力となっている。
「エディークと申します。ミラーダ様の御武威、御人徳はかねがね耳にしております」
そういうとエディークはミラーダの側に膝を突き、ミラーダの片手に優雅なキスをする。
ミラーダが思わず顔を赤らめ、目を泳がした。そのミラーダに向かって、エディークは最上級の微笑みをみせ、小声でささやいた。
「ミラーダ様は、男と女、どちらがよろしいですかな? 本日は選りすぐりを連れて参っております」
「わ、私は……」
「ほほほ。ミラーダ殿、ここでは遠慮なさらなくて良いのです。副官殿は先ほど美少年を二人も連れて部屋にはいっていきましたよ?」
口ごもるミラーダにルスティナがコロコロと笑いながら言った。
「本日は宴。建前など捨てて構いません。しかし処女竜騎士団には見目麗しい女は多くても、女より美しい男はおりますまい?
この際、女も男も両方連れて行き、前も後ろもお好きに嬲るのがよろしいでしょう」
その言葉に、ミラーダは返事を返さず、ただごくりと唾を飲み、宴席に侍る少年少女達に視線を走らせた。
「しかし、素晴らしい宴ですが、大切なものを二つばかりご用意できなかったのは、心残りでございます」
エディークは髭を揺らしながら、残念そうな顔をした。
その言葉に、ルスティナは笑いを浮かべ、ミラーダは真顔に戻る。
「良いのです。ベナンの首など飾っては、せっかくの酒がまずくなりましょう。迷宮の底で朽ちるのが、あの卑しい女の子供には似合っています。
ふふ、ミルドレッダ卿の首ならば、まだ花にもなりましょうけど」
「とはいえ、誰も帰ってこず、死体を確認できないのは、どうも……」
ミラーダは居心地悪げに、酒を飲んだ。
「迷宮で全滅は、珍しくありません。見張りのものも誰も出てこなかったと報告しておりますから、死んでるのは間違いないかと。
もっとも生ける死者や吸血鬼の僕にされているかもしれませんが」
エディークはその顔に沈痛そうな表情を浮かべた。もちろん全て表面だけである。
「ほほほほほほ、命を失い腐れながらも、なおも迷宮の底をはいずり回っているかも知れないとは、これまた愉快。ほほ、ほほほほほほ。
これ、誰か、酒の代わりを。哀れな男に弔いの杯をささげようではありませんか」
満面の笑みを浮かべ、手を鳴らして給仕を呼んだルスティナに執事の一人が近寄り、何かをささやいた。
みるみるうちにルスティナの顔が怒りに歪む。
「捕まえなさい! 捕まえて、部屋に閉じこめなさい。……女は、始末しなさい。卑しい泥棒猫風情を生かす必要はありません」
「ユージェフ坊ちゃまですね」
耳打ちの内容を察したエディークが気を利かせて給仕を呼び、ルスティナに酒を渡す。執事に対しては目で早くやれと追い払った。
「召使いの娘に誑かされて、全く馬鹿な子。下賤なものなど、雑草と同じで、勝手にいくらでも生えてくるものだというに」
「ルスティナ様、婚姻の話をもう少し進めさせましょう。それとミラーダ様?」
かしこまった顔でエディークは堂々と侯爵家の婚姻に口を出した。ルスティナはそれをしかりもしない。
そこまで許す二人の関係に内心で顔をしかめていたミラーダは、突然名を呼ばれてかろうじて驚きを抑えた。
「なんでしょうか?」
「騎士団の身分が良い綺麗どころを一人二人、お貸し願い無いでしょうか? 護衛兼愛人として」
「よろしいでしょう」
ミラーダはエディークの提案になんのためらいもなく了承した。貸しを作るのは悪くないと判断したのだ。
そこに派遣する部下の純潔や騎士としての誇りはいささかも考えられていなかった。
純潔と正義をうたう騎士団のこれが内実であった。
「純潔などといいながら女同士の愛に耽溺したセルディアもいないことですし、容易いことです」
それを聞いたルスティアが愁眉を開いた。
「まこと、ミラーダ殿はものがわかっておいでですね。女が真面目に剣をふってなんになるというのでしょう。
ましてや迷宮に行き、闇討ちの仕事までするとは。ミルドレッダ卿はお顔はよろしかったようですが、頭の方はもう一つですね。
そのようなものが人望を理由に、副団長に推されるとは……。ミラーダ殿のご心痛、本当によくわかります」
一人で肯きながら語るルスティアに、ミラーダはほくそ笑む表情を押し隠しながらも、同意の相づちをうつ。
それを見ながら、エディークは満足げな笑いを浮かべ、美しい少年と少女を呼び寄せていた。
「坊ちゃま、お待ち下さい!」
「待たれよ!」
四〜五人の屈強な男達が、逃げる少年とメイドを追いかけていた。
少年とメイドは邸宅の長い廊下を走り抜け、無数の部屋をデタラメに出入りしては、引き返す。
二人の追っ手をまく努力は、しかし成功しなかった。
「母上に言え! ユージェフは愛想が尽きたと! 闇討ちと謀殺で得るような王座に興味はないと!」
少年が走りながら叫んだが、それで追っ手の速度が緩まるはずもない。
ついにメイドが転倒し、二人は追いつかれ、捉えられた。
「坊ちゃまは閉じこめよとのことだ」
「こいつは?」
メイドを捉えた仲間の問いに、男は目だけで答えた。
「やめろぉぉぉ。彼女に手をだすなぁぁぁぁ」
「ユージェフ様ぁぁぁぁぁぁ」
男達が問答無用に二人を引きはがして連れて行こうとしたとき、ふと、冷たい風が吹いた。
一人の男があたりを眺める。開いた窓が一つ。
「どうして窓が開いている?」
いぶかしんで窓を閉めようとしたとき、後ろから声が掛かった。
「ヴェスティエ侯爵様の宴に、余興を楽しんで頂きたく、まかり越しました」
男達とユージェフ、メイドの目が後ろを向いた。
暗い廊下の向こう、立っていたのは、一人の魔術師。フードを深くかぶり、顔は見えない。声は若い男の声だったが。
「何者だ! 誰に呼ばれたのか! 招待状をみせろ!」
喚きながらも男達は冷や汗をかいて男に向き直る。
別に巨漢なわけでも無く、やせっぽちの吹けば飛ぶような魔術師だった。
なのに、放たれる鬼気が男達を怯えさせていた。
「呼んだのは魔界の王にして全ての魔を統べる魔王。……招待状は皆様の悪夢でございます」
「貴様ぁぁぁ」
おののきながら抜剣できたのは、むしろ男達にとって奇跡だった。だがそれが男達に出来た全てだった。
「まずは楽しき夢を」
魔術師が、フードを取って顔を見せた瞬間、男達もユージェフもメイドも皆意識を失った。
「起きなさい」
魔術師に頬をはたかれてユージェフは目を覚ます。先に目を覚ましていたらしいメイドが彼を助け起こした。
「……いったい、何が?」
あたりを見回すと追っ手達の姿は消えていた。呆然とするユージェフを魔術師の声が現実に引き落とす。
「ただの眠りの魔法です」
「そんな、この館は魔術封じが仕込んであるのに!」
「子供だましのね」
魔術師の隣でオレンジ色の髪の少女が、魔術封じのアミュレットを手でもてあそんでいた。
ユージェフはさすがに驚いて体を起こす。
「なぜ僕たちを助けてくれたんです?」
「言っておくべきことがあるからです」
魔術師は手短に語った。
「ユージェフ殿、私達は今宵、あなたの母上に復讐をいたします。
あなたは、どうされますか? 私を阻みたいというなら、全力をもってお相手いたします」
魔術師の深く黒い目には、冷たく固い決意があった。
ユージェフはその目を見つめ返し、そして逸らした。その動作は怖じ気づいたゆえではない。
「……いずれ、そんな時が来るだろうと……思っていました」
ユージェフの顔に浮かんだのは悲しい諦念と苦い絶望だった。
「母上はあまりにも卑怯な方法で人を殺しすぎました。恨みを買いすぎました」
ぽつりとつぶやいた言葉には、言い切れぬ悲しみがあった。
「本来なら、止められなかった私もその責めを負うべきなのでしょう」
「無力さを罪に問うなら、私も同罪です。あなたにそれを負わそうとは思いません。
ですがその罪を感じるなら、あなたに出来ることをやりなさい」
ユージェフの悔悟は魔術師の簡潔な言葉に断ち切られる。だがそれは不快なものではない。
全てを飲み込んでそれでも生きあがくしかないという諦念が魔術師の言葉に感じられたからだ。
「……もしや、ベナン殿?」
「これでお別れです。もう二度と会うことはないでしょう」
それだけを言うと、魔術師は視線を切って立ち上がった。
同時に魔術師の目が、赤い魔の光に染まり始める
「……兄上!」
鼻筋と口元が似た年下の男は、背を向けた魔術師に向かって、ただ一言、そう呼んだ。
「その者は迷宮の底で死にました。ここにいるのは姿を借りた淫魔です」
言葉だけを残して、魔術師は歩み去る。
オレンジ色の髪の盗賊が背中を守るように続き、闇からわき出たように、黒髪の女騎士、銀髪の
女戦士、金髪の女僧侶、そしてたおやかな黒髪のサッキュバスが続く。
一行が闇に消えるまで、ユージェフとメイドは、ただ彼らの背中を見続けた。
「ユージェフ様、あの方は……」
「……私に身分の差以上のものがあることを教えてくれた人だ」
それだけを言うとユージェフはメイドの腰を抱いた。
冬の寒風だけが廊下を吹き渡っていく。
そして魔の宴は幕を開けた。
大広間の扉が荒々しく開かれると、宴にいた全てのものが入ってきた魔術師を見る。
「ルスティナ様、お久しぶりでございます」
フードを脱ぎ、素顔をさらした魔術師に、ルスティナ達は息を呑んだ。
「まずは贈りものでございます。どうかお納め下さい」
言葉と共に投げ出された丸いものを、一同は見つめる。
「ひぃぃぃぃ、ユ、ユージェフっ!」
息子の顔をした生首を見て、ルスティナが腰を抜かして座り込み、悲鳴があがった。
「こ、この者を捉えよ! いや、殺せ! 斬り殺せ!」
エディークがキザな顔に怒りを滲ませ吠えると、館の各所から剣士や兵が集まり、宴席に参加していたものも剣を抜いた。
「ダンスの時間と参りましょう」
うやうやしく頭を下げた魔術師が、杖を振ると、何もないところからわき出るように人影が現れる。
それは黒髪の女騎士、銀髪の女戦士、金髪の女僧侶に、オレンジの髪のスカウト。そして明らかに場違いに見えるたおやかな黒髪の町娘。
その姿をみて、ミラーダの顔が恐怖に彩られた。
「ベナン様の騎士、セルディアが参る」
にやりと戦意に満ちた笑いと共に女騎士達が駆け出し、ときの声と共に女侯爵の兵達が迎え撃った。
護衛の戦士は、銀と黒の戦士と騎士によって、バターのごとく切り裂かれて倒れ伏す。
傭兵達が振り回した剣は、全てセルディア達の鎧に跳ね返された。確かに素肌に当たっているのに切り傷一つ生まれない。
弓兵に、音もなく飛来したナイフが目に突き立ち、顔を被って悲鳴をあげた。
怒り狂って生き残りが矢を乱射しても、矢はことごとく盗賊から外れ、弓兵達は絶望の内に殺されていく。
短剣を構えた直衛達が、金髪の僧侶の振り回したメイスで頭を割られて、死んでいく。
反撃しようとして、僧侶が唱えた真空呪文の中に飛び込む羽目になって、絶叫しながら血をまき散らす。
なぜこんなに自らの動作が遅いといぶかしがりながら、彼らは血まみれになったところを頭を割られていった。
大金槌をもった巨漢の戦士は、変哲のない町娘と相対して笑う、
だが背中から黒々と伸びた羽根と白く細い腕に抱きすくめられると、命を根こそぎ吸われ干涸らびて死んだ。
自慢の鎧が紙よりも役に立たなかったことに、筋肉だらけの脳みそでは気づけない。
たった数人に考えられない犠牲を出して、戦うもの全てがようやく悟る。中央に立つ魔術師が放つ魔術の輝きに。
「あいつだ! あの魔術師をねら……ぐわぁぁぁぁぁぁ」
魔術師に狙いを定めたものが見たものは、無数に舞う指の先ほどの光。
幻想的な光が蛍のごとく人に触れると、人がたいまつのごとく燃え上がる。
なすすべなく倒れていく仲間が増え、ついに兵達を恐怖が蝕み始めた
腰を抜かし、後ろを向き、泣き出し、母の名を呼び、誰も彼も息途絶えていく。
「助けだ! 助けが来たぞ!」
声と共に大盾と槍を構えた衛兵達がこれまで以上の数でなだれ込む。
兵達の萎えかけた士気が勢いを取り戻し、盾の壁と槍ぶすまで、魔術師達を取り囲んだ。
「ユージェフの命を奪った痴れ者どもが! 串刺しにしてくれようぞ!」
髪を振り乱し怒りで鬼の形相になったルスティナが、衛兵達の向こうでわめく。
だが魔術師達は、取り乱さなかった。
誰もが薄い笑いを浮かべ、魔術師がまたもやうやうやしい礼をした。
「メインディッシュが揃ったようです。ラミィ様、どうぞお上がりください」
言葉と共に数十の羽ばたきがわき起こった。
魔術師達を除く誰もが、天井を仰ぎ見て、顔を青ざめさせる。
「待ちかねたぞ。おお、生きの良い男どもが揃っておる。……者ども、好きに貪るがいい」
天井でサッキュバスクイーンが邪悪に笑い、数十匹のサッキュバス達の恐ろしい笑いが宴席を満たした。
そして誰かの悲鳴と共に、一方的な狩りが始まる。
槍を振り回す衛兵に飛び回るサッキュバスが組み付き、いつの間にか紙のごとく柔らかくなった鎧を爪で引き裂かれた。
傭兵達は、革の鎧を易々と引き裂かれて、サッキュバスにのしかかれて、死に至る快楽に囚われる。
女達はナメクジを入れられ、涎を流して永遠にもだえ続けた。
背中を見せて逃げ出す兵が何人ものサッキュバスに抱きつかれ、瞬く間に吸われて果てる。
陰茎から血を吹き出し果てるもの、サッキュバスの股間で泣きながら死んでいくもの。
絶叫しながら股間に入り込んだナメクジを掻き出そうとする女。
絶望的な状況でも果敢に逆襲をたくらんだ者達は、セルディアの剣に首をはねられ、ディーナの剣に袈裟斬りにされ、フィリアに頭を割られていった。
淡々と術を紡ぐ魔術師の背後に、スカウトの男がそっと近寄る。
「デザートが逃げた。リオンを借りるぞ。後で追いかけてくるがいい」
「ありがとうございます、ルース様」
わずかなやりとりでスカウトは姿を消す。術を振るうベナンの目にほんの少しだけ怒りの色があった。
やがて大広間で立つものが、二人の女と魔術師達だけになる。
剣戟の音は止み、聞こえるのは快楽の呻き、恐怖でへたり込んだ使用人や少年少女達の神に祈る声、そしてサッキュバス達の甘い声、それだけ。
騎士団長は、震えながら剣をとった。少年を抱いて頑張っていたため、裸で。
かつては鍛えられていた体も、今では筋肉は落ち、皮膚は皺だらけで、胸はしなびて垂れ、下腹は肥満で突き出ている。
その前に女騎士が、黒い翼で舞い降りる。
美しく覇気に満ちた顔、大きく垂れずに張りつめた胸、くびれた腰に丸く躍動する尻。
全てが夢幻のごとき違いをみせ、怯えきった観客すら息を忘れて固唾をのんだ。
「セルディア、おまえは分かっていない。何も分かっていない」
ミラーダは、眼前の部下に呪詛を吐いた。
「騎士団には金がかかる。糧食も、鎧具足も、馬も、従者への給金も、ただではないぞ!
その金がどこから出ているのか知っているか!」
狂おしげに吠えた団長は、一転笑い出す。
「何が純潔よ。歴代の団長はな、体で援助を受けていたのだ! 貴族に、大商人に、王族に抱かれてな!
おまえ達の騎士ゴッコの代償がそれだ! ケケケケケケケケ!」
「ならば、我らは命を懸けた!」
もの苦しい笑いを、清冽な声が裁ちきった。
「十を越えた部下は、今や二名を残すだけ。されど、岡で平原で海辺で川縁で氷原で、我らは剣を振るった」
「痛みに泣きわめくともがらを抱きしめ、必ず帰ろうと誓いました」
フィリアがメイスを握りしめた。
「慈悲の一撃を乞う戦友に、この手を何度も下した」
ディーナが亡き友を悼むかのように頭を垂れる。
「純潔と正義は、己の心にこそあるものだった。あなたもそして我らも愚かにもそれを忘れた。
だがそれを呪うなら、剣で呪うがいい。私は大儀に殉じた友のために、それを汚すあなたを討つ。
天意を、この剣で、問おうではないか!」
「くっ! こざかしい小娘が!」
ミラーダの言葉に黒い翼の女騎士は、改めて剣を構え、ミラーダもまた構えをとった。
大広間から、音が絶える。サッキュバス達も動きをとめ、誰もが息を潜める。
倒れた酒瓶から、滴が垂れる。規則的な音はやがて感覚が空き、遅くなって……止まる。
剣を打ち合う音はただ一度きり。
騎士団長は胸を貫かれて前のめりに倒れ、赤黒い色で絨毯を染めていった。
「おのれぇ! 裏切り者めがぁ」
立ちつくすセルディアの背後から、剣を持つ若い女が飛びかかる。
振り向いたセルディアが何も出来ずに立ちつくす。
女の剣がセルディアの肩を割ろうとしたとき、その剣は澄んだ音とともに止まった。
王者の黒には銀と金が寄り添っている。女の剣はディーナの剣によって止められていた。
「副官殿、その忠義、見事です」
フィリアがメイスを振るう。受けようとした副官は剣をはじき飛ばされ、後に下がって短剣を抜いた。
「ミラーダ殿と共に黄泉路をゆくがいい!」
ディーナの振るった剣は、受けようとした短剣をはじき飛ばして、首に食い込む。
口から血潮を吐いて、副官は床に沈んだ。
そうして、全てのものの目が、ただ一人残った女侯爵に向けられる。
女侯爵は金切り声で中年男に助けを乞うた。
だが男はすでに姿を消し、女はあたりを見回すばかりだった。
「エディーク! 皆の者! 出会え! 出会うのよ! どうしたの! 誰か! なぜ返事をしないの!」
半狂乱でわめく女の前に魔術師が進み出た。
「ルスティナ・ヴァン・ヴェスティエ侯爵閣下。長きに渡る我らの縁もこれで全ておしまいでございます」
優雅に下げられる頭に女侯爵は逆上し、素手で魔術師に躍りかかる。
そこには何の謀略も策略も無かった。ただわき上がる憤怒に駆られて拳を振り上げて駆け寄った。
「この下賤な女の子供がぁぁぁぁぁ」、
気がつけば女侯爵の喉を、優しげな顔をした黒髪のサッキュバスから伸びた赤い爪が貫いている。
女侯爵が感じたのは熱さと苦しさだけだった。
苦しくてうめこうと思った時、眼前に掲げられた魔術師の手から光が爆発的にあふれ出て女侯爵の意識はとぎれた。
光が消えたとき、そこに女侯爵の顔も腕も胸も腹も存在していなかった。
ただ綺麗なドレスと綺麗な靴に被われた下半身だけが崩れるように座り込んで、横倒しになり、切断面から赤黒い血を吐き出しただけである。
ユージェフの首だったものが、魔術のきらめきと共にその姿をゆっくりと変えていく。
高貴な少年の面影が似つかない男の首に変わった。それはユージェフを追っていた男の首であった。
中年男は、普段のキザな振る舞いを忘れて走っていた。
「どこにいくのさ? せっかくあたしが戻ってきたのに、つれないなぁ」
「リオン、おまえ、リオンなのか!」
「そうだよ、あんたのリオンだよ。さんざんあたしを抱いたのにもう忘れた?」
走りながらあたりを見回すエディークに、女の姿は見えなかった。
「リオン、悪かった! この通りだ。俺を助けてくれたら、一生をかけて真剣におまえを愛する」
「……本当に?」
聞き返す声にエディークは内心でほくそ笑む。
「本当だ。この命を賭けていい」
その言葉と共に、前方に人影が湧く。オレンジ色の髪、スカウトの装備、リオンだった。
「本当に命を賭けて、一生をかけて、あたしを愛してくれる?」
「ああ、こんな状況で嘘は言えない」
エディークの言葉で不安げだったリオンの顔が、花の咲いたように笑った。
こんな笑い方をする女だっただろうか、エディークはふと違和感を感じたが、すぐに無視した。些細なことだったのだ。
「うれしいなぁ。あたし、てっきりどうでもいい捨て駒だと思っていた」
「馬鹿を言うな。今回の仕事におまえを出すとき、戻ってくるように本気で祈ったんだぞ」
それは本当だった。ただし愛のためではなく、ベナンが死んだのを確かめるためだが。
だがエディークはそんな本音を巧妙に隠し、自慢の演技でリオンを本当に案じているふりをした。
女侯爵まで堕としたこの演技に、エディークは自信を持っていた。
「ね、エディーク。あたしを抱きしめて」
リオンの反応は計算のうちに収まった。
これで何とか生き残れそうだと内心で安堵のため息をつきながら、エディークはリオンを優しく、女が喜ぶつぼを押さえて抱きしめる。
その内心では、抱きしめていれば、仲間が来ても、人質にできるという計算が続いていたりする。
突然、エディークは下半身に這い回る手を感じた。
「な、何をしてるんだ!」
「エディークのたくましいのが欲しいんだよ」
突き放す間もなく、ズボンに入り込んだ手が陰茎を外にひっぱりだした。
この反応はエディークにとって少し想定外だった。
「もうエディークったら、こんなことで小さくして」
こいつはこんなに積極的だっただろうか、次に湧いた疑問点はそれ。
体まで堕とした淫乱女ならばそういうこともあるが、リオンはまだ全然未開発だった。
交わってもあまり快感を感じている様子が無かったからこそ、失っても惜しくないと思って暗殺に出したのだ。
だが陰茎をこすられ始めると、異様な快感が流れ込んで、エディークは疑問を忘れた。
体が震えるような快感に翻弄され、陰茎はたちまちはちきって屹立し、あっという間に射精に至った。
「うぁっ……。リ、リオン、やけにうまいじゃないか」
いつものキザな動作も忘れて、エディークは快感に翻弄されて、腰をふらつかせた。
そのリオンはすでにエディークの正面から背後に移っていた。
陰茎を擦る手はいつの間にか二本に増えている。
「そう? 別に普通だよ?」
だがその言葉とは裏腹に、萎えかかった陰茎がわき出した快感で再びみなぎりはじめる。
さらに少し擦られただけで、陰茎は完全にみなぎり、腰が砕けるような快感と共に、またもやあっけなく射精に至った。
「ちょ、ちょっと待て。そんなに早くされたら立たなくなっちまう。な?」
むしろ擦られたくらいで間をおかず連続二発ってのは久しぶりだと思いながら、エディークはリオンをとめた。
「なにいってるの。ちゃんと立つから大丈夫」
その言葉と共に数度陰茎が擦られると、陰茎は嘘のようにはちきった。
「そんなぁ、嘘だろ?」
だが、驚きもつかの間、今度はほんのひとこすりで、またもエディークは放ってしまう。
「リ、リオン?」
「エディークはまだ若いんだからがんばれるよ」
その言葉で尿道口がくじられ、エディークの意志と無関係に陰茎がそそり立つ。
「や、やめてくれ」
「でも、いちいち萎えたのを立たせるのって、めんどくさいね」
「あ? な、なに?」
答は陰茎をこする手だった。
エディークはまたもや放った。放ったが、今度は射精が止まらなくなった。
「あああ! と、止めてくれっ! 頼む! 頼むから!」
自分の器官に起こった怪異に、キザな演技も忘れて、エディークは哀願する。
「ふふ、ベナン様はもっともっと出しても、平気に私の中で固いまま動いてるよ?」
「え?」
不吉な予感に捉えられて、エディークは首をひねって後ろをみた。
いたのは黒いこうもりのごとき羽根が生やし、邪悪に笑うリオン。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「どうしたの? 一生かけて、命賭けて愛してくれるんでしょ?」
淫猥に嗜虐的に笑いながらリオンが陰茎をこする。
押し寄せる快楽がエディークにリオンをふりほどく力をたちまち奪う。
「いやだぁぁぁぁ、とめてくれぇぇぇぇ」
「あらららら、大変ね。出し方が足りないのかしら?」
「あっちは、終わった? エイダ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、そ、そんなにでなぃぃぃぃぃぃ」
現れたのは優しげな黒髪のサッキュバス。
エディークの横に立つと、手を股間に伸ばして、一つ残った陰嚢を握った。
パニックに陥ったエディークは、陰嚢から吹き出る快感にもだえ、ほとばしるように出始めた精液をみてさらに強いパニックに陥った。
「終わりましたわ。後はこの人だけ」
反対側に金髪のサッキュバスが降り立つ。
「でもこんなに苦しそうならば、吸い方が足りないのかも」
憂いの表情をした金髪のサッキュバスがはちきった陰茎に手を添えると、エディークは脱力が激しくなって悲鳴をあげられなくなった。
びちゃびちゃと小便が出るような勢いで、精液が吹き出て行き、エディークは快感に悶絶する。
「セルディア様、団長がお世話になった方がいらっしゃいました」
「うむ。少年と少女を相手にされ、団長もたいへん喜んでおられた。礼をしておかねばな」
さらに、銀髪のサッキュバスと騎士の姿をしたサッキュバスが現れる。
「ディーナ、その方は男もいける方だそうだ。わかっておるな?」
「承知いたしました。それでは後ろの方を」
騎士が片目を魅力的にウィンクすると、銀髪の戦士はまじめくさって応えた。
ディーナはリオンの右隣に入ると、尻に手を伸ばし、肛門に指を突き入れる。
悲鳴こそ上がらなかったが、エディークは白目を剥き、体を震わせた。
「ふむ、ディーナ、やはり指一本ではたくましさがなくてもの足りぬご様子だ。私も手伝おう」
そういうとセルディアもリオンの左隣に入り、やはり肛門に指を突き入れてくじる。
エディークは泡を吹いて、体をのけぞらせた。
精液が徐々に赤く染まり、皮膚が乾いて生気を失い、髪が白くなって、頬がこけ始め、剥いた白目から血の涙が滴り始める。
「エディーク叔父上」
そして、魔術師がエディークの前に立った。
「もう話を聞ける状態ではないですね。ですが手向け話です。すぐに済みます。
……小さかった頃、あなたのしてくれた探索の話、好きでした。あなたの話で、私は探索者になったようなものです。
いろいろとはありますが、あなたがいなければ、彼女達と会えなかったのも事実です。
だから、最上の快楽の中で、逝ってください。さようなら、叔父上」
その言葉と共に精液は鮮血と変わり、筋肉はしぼみ、脂肪はへこみ、皮膚は黄ばんだ汚いものに変わる。
血の滴る白目は、白黄色ににごりはじめ、唇はくすんだ紫色と化し乾いて縮小していく。
洒落で伊達でキザな中年男は、干涸らびた死体となって、廊下に崩れ落ち、それも途中からもろい土人形のようにいくつにも割れていく。
倒れたときの音は干し草程度の音しか起こさず、それもさらさらと砂の音をたてて崩れていった。
やがて、生き残った召使い達が、死体ともいえない砂の山を見つけたとき、魔術師達は影も残さず消え失せていた。
ユージェフがヴェスティエの家を継いだのは、一年ほど経ってからである。
王国を再建することは無かったが、領民を愛し、領民に慕われる領主であったと伝えられる。
ヴェスティエの紋章は、ユージェフの代で大きく変化する。
魔術の印とコウモリの羽根を生やした女性の半身が取り入れられたのである。
誓いと名付けられた意匠を、その後の当主が改変することは無かった。
そして歴代当主が風の強い新月の夜に宴を設けることもまた無かった。
魔の宴と言われるこの凄惨な事件を伝える絵は、今も侯爵家の地下室に眠っていると伝えられている。
Fin
これにて全ておしまいでございます。
お付き合いいただいた方、GJをくださった方
ありがとうございました。
毎回期待を上回る面白さで、堪能しました。ありがとう。
お疲れ様です
前作と比べるとエロが少ない気がするけどその分キャラ描写が濃いですね
女騎士達もこういった背景を描くことでただの記号レズではなく生きてる魅力がありました
ある意味メイン全員被害者達がサキュバスになることによって救われる話は新たなジャンルとして定着してほしくなるほどよかったです
GJ!
面白かったです
ベナン達のその後が興味アリだなぁ
淫魔になっても学術や魔術の探求は続けそう
>>20 愛しさのあまり吸い殺しかけるとか、堕とされたいと懇願するところとか
エロだけじゃなく話にどっぷり引き込まれた
大変に素晴らしい連載でした
GJ! 話としてもエロとしても良かった
しかし外道な年増愛好家としては、侯爵夫人があっさり消されたのは惜しいと思ってしまった
>>26 変換ツール使って携帯でも読めるなら是非。
貧乏な俺含む携帯厨は見れないなんて爪弾きはもう嫌っス(; ;)
>>28 一応ぐるっぽで読めますけど…文を<pre>タグで囲ってるせいか変換したら改行とか無くなってます。DoCoMo以外はどうなのかは知らないですし、あまり携帯で読むのはお勧めできない感じです。
DoCoMoならW2CH039オススメ
Janeみたいにログを保存するタイプの携帯用専ブラ
次スレ候補検索も出来るし、抽出も出来る。
>>20 お疲れ様でしたGJです
シリーズ化しないかなー
キャラ多すぎると大変だと思うけど
次回作待ってます
32 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 14:56:05 ID:+C7MupSl
俺もSS作ったので投下します。
魔術師〜の方と比べるとかなりショボイと思いますが……
*冒頭に少しグロい表現があるので、そこは注意して読んでください。
33 :
復讐少女(1/5):2009/01/09(金) 15:00:58 ID:+C7MupSl
トッ トッ トッ トッ…
床の音が聞こえ、その音が徐々に大きくなっていく。
ギィ…
木製のドアが軋む。その音の方に目を遣ると、男がビニール袋を持って私に近づいてくるのが見えた。
「ホラ、餌の時間だそ。」
そう言って男は薄笑いを浮かべながら、ビニール袋の中にあるキャットフードを取り出した。
そして、床に落ちていたスプーンでそれを掬うと私の口の中へ強引にねじ込んだ。
「んっ……。ウッ!!…ゲホッ、ゲホッ。」
一度食道に入ったキャットフードが唾液と共に床に落ちる。その瞬間、男が顔を歪ませながら私の前髪を鷲掴みにした。
「おい…テメェ飼い主の餌が食えねぇのかぁ?」
食べたくないから吐いたわけではない。胃が衰弱しきって、食べれないのだ。
「しょーがねぇなぁ…。じゃぁ、胃に餌が入りやすいようにミルクを飲ませてやる。」
男はスボンのチャックを開け、汚いモノを取り出すと、私の口に咥えさせる。
「ちゃんと大きくしてくれよ?でないとオマエの大好きなミルクがでないからなぁ。クックックッ…」
私は舌を激しく動かし男に従う。そうしないと、殴られるから。
「オオッ……、いいぞ!もっとだ!!」
そういうと男は自ら腰を激しく動かす。
「いくぞ!!ウッ……!!」
私の口の中に白く濁ったものが出されるが、やはり胃の中には入らない。
「オマエふざけてんのかぁ?」
そういうと男は私の痣だらけのお腹に蹴りをくわえる。
「今日もたっぷり躾けてやるからなぁ!」
こんな日々が何週間いや、何ヶ月続いているのだろうか……。
いつここからでられるのだろうか?ここで私は死んでしまうのだろうか……
私は……。
男の暴行を受けていくうちに、意識が遠のき痛みさえも感じなくなっていった。
34 :
復讐少女(2/5):2009/01/09(金) 15:02:23 ID:+C7MupSl
……ここはどこだろう?
しばらくすると、何も見えない、何も聞こえない場所にいる。
「そっか……。私死んだんだ。たぶん。」
天国のような幸せな場所でもなく、地獄のような絶望しかない場所でもない。
死後の世界は何も無い、静寂が無限に広がる場所。
何もすることがない、いやできない私は、自分の友人、両親のことを考えていた。
「かずみたち元気にしてるかなぁ……。部活の都大会どうなったんだろう?」
「おかあさん。おとうさん。夜遅くに出歩いちゃダメだって。口酸っぱくいってたのに。私言うこと聞かなかったよね。」
男に連れ去られる当日、近くのコンビニに行くために親に黙って家を出ていた。
「ほんと親不孝だなぁ…自分は。……うっ…。」
自分の頬から涙が伝わってくるのが感じた。あの時…外出さえしていなければ。
泣き疲れていつの間にか眠ってしまっていた私は、強烈な光を感じて目が覚めた。
この暗闇に目が慣れてしまった私はしばらく目を開けることができなかった。
そして、その光をよく見てみると人の姿がみえる。いや……羽のようなものが見えるので人ではないのか?
「おまえ……奴が憎くないか?」
奴?……あの男か。しかし、死んでしまった以上その男に復讐どころか、指一本触れることができない。
「奴に復讐したくないのか?」
復讐できるものならしてやりたい。私の…すべてを奪ったあの男に。
「聞いているのか?」
「うん……。」
「もう一度言うぞ。復讐したいのか?したくないのか?」
私は、迷うことなく答えた。
「したいよ。あいつから何もかも奪ってやりたい。…でもどうやって?」
「フフッ…。目には目を。歯には歯を。性には性を、だよ。」
すると、私の体が光りだす。
「いまからお前は、男の性を喰いつくすサキュバスとなるのだ!」
力が溢れてくのが分かる。そして、私の体から放たれた光が静寂を破った。
35 :
復讐少女(3/5):2009/01/09(金) 15:03:26 ID:+C7MupSl
気がつくと、私は何かに体が押さえつけられているのを感じた。
「ここは……水の中!!」
急に息苦しさを感じた私は、体を押さえつけている物を力で引きちぎり、一気に水上に飛び出した。
空は暗く、星が輝いていた。
水上に出てからしばらくすると、ある異変に気づく。
「私……浮いている!?」
自分の背中を見てみると黒い羽が生えているのが分かる。体つきも変わったような気がする。
「お前は、サキュバスとなったのだ。」
「それ、さっきも聞いた……。そういえば貴方誰?」
あたりを見回すが先ほどの人(のようなもの?)が見えない。
「私は、お前の頭の中に直接語りかけているのだ。」
「ぇ……。じゃあ私の考えれることも筒抜けってこと??」
「…いや……そういうわけではないのだが。それよりも名前は自分から名乗るものが礼儀だろう?」
なんか古典的なセリフだ。しかし、反発するもの意味がないので素直に自分の名前を名乗った。
「……私の名前は、城本 ゆかりだよ。」
「そうか、私の名前は………だ。」
急に名前の部分だけ弱い口調で話した。
「ん?よく聞こえなかったんだけど?」
「…この際名前などどうでもよかろう。それより例の男に復讐するのではないのか?」
…はぐらかされた。そんなに言いにくい名前なのか?それはまた後で聞くとして、とりあえず話をあわせることにした。
「どうやって復讐するの?私、背後から襲われて、気がついたら男の部屋にいたから家の位置わかんないよ。」
「それは、サキュバスの『透視』の能力を使えば簡単に見つけられる。あとは性には性を、だ。」
「それもさっき聞いた…。どういうこと?」
「お前が奴を犯し返すのだよ。同じように性と命を奪うんだ。」
一瞬体中に寒気が走るのを感じた。そんなのできるわけ無い。もう一度男のモノを見てしまったら
恐怖で体がうごかなくなるかもしれない。
「怖いのか?」
「…怖いよ。だって一度襲われてるんだもん。」
「そうか…。でも、奴はまた別の女を襲って監禁するかもしれないんだぞ。それにお前はサキュバス。
男を食い物にする魔物が男を怖がってどうするんだ。」
そうだ……怖がってはいけない。他の被害者が出ないためにも。
「私…やるよ。この力で男に復讐をする。」
「それでこそサキュバスだ。ではいこうかゆかりちゃん。」
「……あなたにちゃん付けされるのはちょっと気持ち悪いよ……」
「……。」
そして、ゆかりは黒い羽で空に舞い上がった。
36 :
復讐少女(4/5):2009/01/09(金) 15:06:33 ID:+C7MupSl
男の家はすぐに見つかった。それにしても『透視』の能力はかなり便利だ。目を凝らすだけで家の内部だけでなく人が考えていることまで
読み取れてしまう。男は家の中で、インターネットに夢中になっている。
「私を殺しておいて…。なんであんなに平然としていられるの?」
ゆかりは男に対する憎しみと怒りが収まらなかった。
「もう、正面から襲っちゃっていいよね。……許せない!!」
「かまわないさ。お前の恐怖、見せ付けてやれ。」
「うん。」
そうするとゆかりは一瞬で男の住む部屋の前に移動しドアホンを何度も鳴らした。
男はそれに反応し、鎖で固定されているドアと壁の隙間から
ダルそうな顔をこちらに向けた。しかし男は彼女の顔を見たとたん
表情をこわばらせた。
「………うそだろ!?」
男はドアを閉めようとしたが、
ゆかりはすばやく鎖を引きちぎり、ドアを強引に引いた後、反動で体が前のめりになっている男を
強引に押し倒しす。
「ぉ……おまえ。」
「フフッ……。」
そして、ゆかりは自分の唇で男の唇を塞ぎ、唾液を男の体内に注ぎこんだ。
「んっ……んっ……。」
すると男は、ゆかりから抵抗するのをやめ、ぐったりとした表情になった。
「躾けなきゃね……あなたを。」
そういうと、ゆかりは男の衣服を剥いで、裸の状態にした。男はほとんど運動をしていないせいか
体に締りがなく、顔も脂ぎっていた。
ゆかりは男に床に落ちていた首輪をつけた。…これはゆかりが以前、男につけさせられていたものだ。
それから、ゆかりは冷蔵庫のなかを調べ、消費期限が2ヶ月も前の、ガビだらけのおにぎりを取り出し
男のそばに投げた。
「餌の時間よ。フフッ……」
男は床にころがっているおにぎりに鼻を近づけたが、酷いカビの匂いで思わず顔を引き、手で鼻を押さえた。
「どうしたの?飼い主の餌が食べられないの?」
男がゆかりの方に目を遣ると、ゆかりは瞳を紅く輝かせて、男の目を見た。
瞳の妖艶な輝きに吸い込まれた男は、徐々にゆかりへの抵抗心を失っていく……。この女には逆らえない。
「はい……。食べ…ます。ご主人…様。」
そう言うと、男は犬のように口で直接おにぎりを頬張る。
「おい…しい…です。」
「クスッ……。いい子ね。そんな素直な子に私がごほうびをあげる。」
そういうとゆかりは男のモノをつかみゆっくりと手を上下させる。
「……!!」
男はその快感に思わず身を捩らせた。
「ちょっとさわってだけでこんなに大きくしちゃってぇ……。」
「うっ…!!」
するとゆかりは男を仰向けにし、強力な力で押さえ付け、自分の陰部を男のモノへと近づける。
「ふふっ……。もっと気持ちよくしてあげるね。」
ゆかりは男のモノを挿れるのになんの抵抗も感じなかった。処女ならとっくにこの男に奪われている。
「うあぁ………あっ………」
ゆかりの中に自分のモノを挿れられた男は情けない声をあげた。
「イ……クッ!」
挿れられて数秒もたたない内に、男はゆかりの膣に射精した。
「あんっ……すごいでてる。」
「ああっ……んっ…力が……溢れ出てくる。ねぇ……もっとちょうだい。」
そういうとゆかりは自分の腰を激しく上下させて、男の射精に拍車をかける。
ゆかりは思った…自分でも信じられないことをしている。これがサキュバスの本能なのか。
37 :
復讐少女(5/5):2009/01/09(金) 15:08:57 ID:+C7MupSl
男の射精がとまらない。もう、何分……いや何十分経っただろうか?
「ぅ……。きもち……いい。とま……ら…な…い。」
男は弱弱しい声を出しながら、不安そうな表情を浮かべる。
「おれは……しぬ…のか?」
「そうね、死ぬんじゃない?」
ゆかりが冷たく言い放つ
「い……やだ……。まだ……しに……たくない。」
ゆかりは男の発言に怒りを覚えた。
「なんて勝手な男なの…。私を殺しておいて!!」
ゆかりは腰を激しくくねらせ、男の精を最後まで絞りだす。
「や…め…ろ…。ぁ………ぁっ………………。」
次第に男の体がやつれていき、ピクリとも動かなくなった。
「永遠に反省するのよ。なにもない。暗い場所で。」
ゆかりはそういい残し、男の部屋を去った。
「これからどうしようかなぁ……。」
ゆかりは、夜空を見上げて、考え事をしている。
「とりあえず。家に帰ればいいのではないか?黒い羽をしまえば只の人間と姿は変わらない。」
「でも……ずいぶん家から離れてたし。怒られるよ。たぶん。」
「いや、たぶん泣いて出迎えてくれるとおもうぞ?どんなに仲が悪くなろうが、可愛い娘なんだから。」
「そうかなぁ……でも、他に帰るところもないし。じゃあ、いこうか、サタン。」
「……誰だその名前は?」
「君の名前。ちっとも教えてくれないから、私が勝手につけたよ。」
「……まぁ……それでもよかろう。では行こうか、ゆかり。」
「うん。」
そうして。ゆかりとゆかりの頭のなかの人、サタンは、ゆかりの家へと向かった。
38 :
復讐少女:2009/01/09(金) 15:14:35 ID:+C7MupSl
以上です。
やっぱりショボイ……まだまだ精進が必要です。
多分ないと思いますが希望する人がいれば、続編を作ろうかと思います。
気に障ったらすまん・・・
読んでて
なんかコンクリート事件おもいだした
>9
プロローグとエピローグを取り違えてるよw
>>38 GJ
男はなんて幸せな…ゲフン
悲惨な死に方をしたんだ
>>40 いろんな意味で新参乙
つまり前スレから今までの流れが>9先生の壮大な物語のプロローグで(ry
>>26 「魂堕とし」、並びに「魔術師とサッキュバスと復讐と」の作者ですが、保管庫収載どうぞ構いません。
もし目についた誤字誤植がありましたら、修正していただけると幸いですが、
ご面倒だったり不可能でしたら、時間を一週間弱頂けば、出来る限り直したものを
さし上げることができます。
なんか急ににぎやかになってきたなw 開設時から見守ってきた俺には嬉しいわ
>>38 GJだぜ。ショボイことなどない、すべてはサキュバスへの愛だ!これからもがんばってくれ。
>>26 神降臨!ぜひお願いしたいです。やはり保存庫ができてからこそ、スレが続いたという実感がある。
携帯について、俺的には可哀そうだが、やはりそういう縛り前提で保存庫がやらせるのは良くないと思うぞ。
他スレにそんな高性能管理者がいるかもしれないが、そもそもボランティアでやってるわけだからな。
だから余力あるなら別にいいけど、なければ無理せずに普通の保存庫でいいと思います。
最近の超安売りノーパソが流行ってるから、携帯厨はがんばって金稼いで来い!
>>45 同感。まず保管庫があることが重要、どう考えても無いよりある方が良いに決まっている。
ということで保管庫管理者様、お手数かけますがよしなにお願いいたします。
どうにかご賛同いただけたようですので、このスレの保管役を務めさせていただきます。
さて、携帯からの閲覧の場合についてですが、もしかするとそのうちモバイル版を作るかもしれませんが、
今のところはぐるっぽのブラウザ変換かjigブラウザなどで我慢下さい。ibisはリンクタグをなぜか認識しないようです。
それから、これまで3つのスレを収容/保管してきたのですが、以外と作品のタイトルを記載されて無い場合が多く見受けられます。
そうした場合、収容時に管理人が勝手に仮題をつけているのですが、もしよろしければサイトに収容される前に作品のタイトルをお告げください。もちろん収容後でも結構です。
基本的に保管対象スレには常駐しておりますのでスレにその旨を書き込む、もしくはサイトのcontactのメールフォームからどうぞ。
作品数がなかなか多いため保管作業に時間がかかるかと思いますが、作業が済み次第その旨、このスレにてお伝えします。
それでは皆様、これから末永くよろしくおつきあい下さいませ。
gdgdな長レス失礼しました。
>>38 上手い文をそう簡単に書けたら、作家涙目だぜ。
GJ。書けない俺よか無量大数倍位ましだし、もっと宜しくとか言ってみる。
>>47 携帯からでも、見れない事はないから大丈夫。
保管庫があるだけで十分だ。
投下nice!
保管乙
>>47 保管をやってくれるのは非常にありがたいことなんだが
4つも掛け持ちして大丈夫なのか?
>>51 とりあえずここ以外のスレは投下される頻度が少ないところですので。。。
魔術師のイメージがどうしてもロードス島のスレインになる
このスレにいると、悪堕ちといえどハッピーエンドなので
日本人でよかったと心から思える。
一神教の人には理解できまい。
>>54 日本なら、サキュバスもカミ扱いじゃね?
ご利益は回春や色町の守護とか男女の結びとか
咲蓮比女とかの名称で神社に祀られてても不思議じゃない
つーか、怨霊や悪霊もカミ扱いできる国だ
何の問題も無いw
56 :
復讐少女:2009/01/10(土) 18:04:15 ID:cddbRujv
続編ができたのでSS投下します。
前回の話よりも少し明るめになりましたが、
相変わらず冒頭の部分の表現がきついです。
エロい部分だけ読みたい人は(7/9)から読んだ方がいいと思います。
「くっ〜〜〜〜!!たまんねぇ〜〜〜!!」
そういいながら、制服姿の少年は同じ学校の制服を着た少女の子宮に向かって激しくモノを突き動かす。
その少女は動けない。他の4人の少年に肢体を押さえ付けられ、口も紐で固定され、言葉もしゃべれない。
「んっ〜〜〜んっ〜〜〜んっ〜〜〜。」
少女は涙を流しながら、必死に少年達に懇願するが、まるで聞く耳をもたない。
「やめねぇよ……。いいところまで来ているんだからよぉ。。。」
「くっ……ハァ……ハァ…。そろそろイクぜ。なぁ……このまま中に出してもいいよなぁ?」
「ん〜〜〜〜〜!!」
少女は首を左右に振り、今出せる全力の力で少年達の束縛から逃れようとした。
「逃がさねぇよ!!」
押さえ付けている少年達の力がより一層強まる。
「ハァ……ハァ……。出るぞ…出るぞ……。ウッ!!」
少年のモノから大量の精が少女の膣に注ぎ込まれる。
「ふぅ………。なかなか締まってて気持ちよかったぜ。……次はこいつを気持ちよくさせてくれよ。」
そういうと、少年いやらしい笑みを浮かべながらは左足を押さえ付けている少年と位置を入れ替えた。
これが………これが、私の初体験……。
少女は抵抗する気力を失い、ただ強引に突き動かされる少年達のモノを受け止めていた。
ゆかりが自宅に戻ってから2週間が過ぎた。
自宅に帰った当初は、母親と姉が泣きつきしばらく離してくれなかった。
そしてゆかりがいない間のことについていろいろ話してくれた。食べ物が喉を通らなかったこと。姉と一緒に毎日近所の
神社でお参りをしいたこと…。
確かに、姉と母…特に母は以前よりもだいぶ痩せた気がする。
しかし、今はそれも大分落ち着き、前と変わらない日常に戻っていた。
「ニュース速報をお伝えいたします。昨夜11時過ぎ、東京都八分寺市の木造アパートの一室で
男が倒れているとの通報があり、警察が現場に駆けつけたところ、男が裸で床に仰向けに倒れているのが発見されました。
警察の調べによりますと男は、このアパートの住人で、死後2週間程が経過している状態であると発表されました。
警察は、暴行の形跡が見当たらないことから、事故死の方向で……」
ゆかりはいつものトーストを頬張りながらそのニュースを見ている。
あの男だ……。ゆかりはあの部屋で約2ヶ月もの間監禁されていたのだ。
「ゆかり〜。早く学校に行かないと遅刻しちゃうわよ〜。」
母の声が聞こえる。時計の針は、もう8時前を指している。
「うん。食べ終わったらすぐいく〜。」
「……部活が終わったら、まっすぐ家に帰るのよ。」
母が心配そうな顔でゆかりを見つめる。
「わかってるって。じゃあ、いってきま〜す。」
そう言うとゆかりは、茶色の靴を履き家から元気よく飛び出した。
ゆかりの通う高校は、最寄りの駅から2駅行ったところのそばにある。
その高校は、生徒の約半分が難関私立大学および国公立大学に進学する名門校で、部活もそれなりに強い。
ゆかりの所属しているバドミントン部は、常に都大会でベスト4に入る実力だ。ゆかりは、その部活でダブルスの
スターティングメンバーだったが、都大会には出れず、チームも今年はベスト8止まりとなってしまった。
「ふぅ〜〜間に合ったぁ。ギリギリセーフ。」
「おまえはもうちょっと、早め早めに行動できないのか?」
頭の中の人、サタンが語りかける。
「うるさいなぁ。間に合えばいいのよ、間に合えば。」
すると後ろから自転車のベルが何度も聞こえる。
「ゆかり〜〜ん。おはよ〜〜〜〜。」
友達の真希だ。相変わらずテンションが高い。
「そうえいば、また男に告白されたんだって?モテモテだねぇ〜〜。」
「ぇ……。何で知ってるの?」
「そういう噂はすぐに広まっちゃうからねぇ〜。まぁ〜男も獣だからねぇ。
その悩ましいカラダ付きが男を誘惑してるんだよ。きっと」
そういって真希は自転車を所定の置き場所にしまうと、いやらしい目つきでゆかりを見た。
「あぁ〜〜〜そのサラサラの黒いロングヘアー、大きな瞳、出るところは出てて締まっているところは締まっている
そのカ・ラ・ダ。あぁ〜〜ん!!女の私でも惚れちゃいそ〜〜〜!!」
そういうと真希は背後から抱きつき、ゆかりの胸をもみだした。
「ちょ…ちょっと!!やめてよぉ!!」
ゆかりは真希を振り解こうとしたが、思いのほか力が入ってしまい、真希は数メートル先まで飛んでいってしまった。
「その……たく…ま…し…さ…も。な…や…ましい。」
真希は右手で親指を立てるしぐさをし、その場に倒れた。
「ぁ……。やっちゃったぁ…。」
「すこしは手加減するんだな。ゆかり。」
サタンが諭すように言う。
「わかったよ……。」
ゆかりは、倒れている真希の後ろ襟をつかみ下駄箱まで運んでいった。
お昼休みにはいり、真希とゆかりは学校の中庭にある噴水の前で食事をしている。
「そういえば、ゆかりんが学校に戻ってきたときから急にスタイルがよくなったよねぇ。家出していた間なにしてたの?
魅力的な女になる修行?いい加減わたしに教えなさいよぉ〜〜〜。」
「またその話?前にも話したとおりだよ。」
ゆかりは2ヶ月間家出して一人旅に出ていたということにしている。男に監禁されていたとはとても言えれない
からだ。
「嘘はよくないよ〜〜。ぁ!!わかったぁ〜!!入るだけで急にスタイルが良くなる伝説の秘湯を探していたんでしょ!!
ね?そうなんでしょ??」
そんな秘湯があったら、その温泉がある旅館は10年くらい先まで予約がいっぱいになるだろう。
ゆかりは真希の話を軽く受け流し、校舎の屋上の上にみえる空を眺めた。
たしかに、以前よりもスタイルは良くなっている。家にあるBカップのブラジャーがきつくなるどころかはまらなくなり、
先週の週末にEカップのブラジャーを大量に購入した。
「ちょっと、ゆかりん!!空なんか見てないでわたしの話を聞きなさいよぉ〜〜!!……ん?あれ、誰だろう?」
真希もゆかりと同じ方向をみると、なにやら女の子らしき人影がみえる。
「あの子。なにしているんだろ?…ってちょっと!!」
「塀をよじ登って……まさか飛び降りる気なの??」
真希は急に表情をこわばらせた。すると予想したとおり、彼女は塀の上から飛び降り、そのまま真っ逆さまに
急降下した。
「助けなきゃ!!」
するとゆかりは食べかけの弁当を置くと
プロの短距離選手でも出せないような猛スピードで、校舎の下までたどり着き、彼女を両腕で受け止めた。
「ちょっと!!ゆかりんまってよぉ〜〜〜!!」
真希が後ろからついてくる。
「あれ…この子って。かずみじゃない!!」
「ぁ……ゆかりん。何で……わたしを助けたの?なんで?……うっうっ。」
和美はゆかりたちのクラスメートだ。今週に入ってからゆかり達の付き合いが悪くなっていたので気にはなっていたのだが
まさか自殺とは……。
「かずみ!!どうして自殺なんかしようとしたの?」
ゆかりは和美は精神が相当混乱しており、まるで聞く耳を持たない。
「よし……!!」
ゆかりはそう呟くと、かずみの脳に意識を集中させ、『透視』を始めた。
目の前に5人の男が見える……その男たちは薄ら笑みを浮かべながら和美を押さえ付け犯している。
和美は……そいつらに、レイプされていたのだ。
ゆかりは5人の男たちの首謀者の顔をよく覚えている。伊藤 拓海。サッカー部のエースストライカーで
女子にもかなり人気がある。
「ゆかりん、ちょっとどこいくの?」
「かずみのことお願いね。わたしは行くところがある。」
ゆかりは怒りが湧き上がり、和美を真希に託してその場をはなれた。
ゆかりは、拓海のいる教室に向かっていた。
「ちょっとまつんだ。ゆかり。」
サタンがゆかりに冷静になるように促す。
「待てない。」
「何をする気だ?」
「奴らをぼこぼこにする。」
「まて!!」
サタンが強く言うと、ゆかりは激しい頭痛を感じた。
「うっ…なに……するのよ。」
「気持ちを落ち着けろ、ゆかり。奴らを潰すのではなくて、逆に利用するのだ。」
「利用?でもどうやって?」
「サキュバスは男の精液を吸収していきる魔物だということは、知っているよな?」
「それは…サタンから聞いたよ。」
「サキュバスは…男の精液をある程度吸収し続けないと…死ぬ。」
「ぇ…。ちょっと!!なんでいままで教えてくれなかったの?」
「ゆかりがいなくなったショックで、周りが混乱していたからな。あまりいいたくなかったのだ。
それにあの男からかなりの精液を吸収していたから2,3ヶ月はもつと思っていたのだが……今日の段階でお前は能力を使いすぎている、
その調子で能力を使っていたらあと数週間ももつかどうか分からない。」
「じゃあ利用するってことは…」
「奴らを定期的な精液の供給源とするのだ。どうするかは…わかるよな?」
「うん。……調教、だね。」
ゆかりはクスッと笑みを浮かべた後、改めて拓海の教室へと向かった。
拓海の教室に入るとクラス中の男子の視線がゆかりに集中した。
(おい……あれ2年の城本じゃねーか?)
(うおぉ……すげーいいスタイルしてんなぁ。)
ゆかりは、サキュバスになる以前も男子からそこそこ人気があったが、その後の方がより一層上がっている。
そんな男達の視線をよそに真っ先に拓海の席の前に立った。
「あの……伊藤……さん。ちょっと……お話が……あるんですけど。」
今度は女子たちの視線が集中する。そして、クラス全体の視線が2人に向けられた。
「ここじゃ、目立ちすぎる。屋上で話を聞こう。」
拓海は、教室の左右を見渡すと、さゆりの右耳にささやくように言った。
「……他の連中はついてくるなよ?」
教室にいた全員は残念そうな表情で2人を見送った。
屋上に到着するとゆかりは早速拓海に話しかけた。
「伊藤さん……。ちょっと、渡したいものがあるんですけど…」
「なんだい?」
「でも、今日は渡せれなくて…。今週の金曜日の夜に時間が合えば、渡したいんですけれど。」
「今週の金曜日は…。」
拓海は制服のポケットにあるスケジュール帳をとりだし、その日の予定を調べた。
「…大丈夫、空いている。じゃ〜夜八時に、正門にある時計の前で待ち合わせしようか。」
拓海はやさしい笑みを浮かべた。ゆかりは、拓海の目をじっと見つめている。
「君みたいなかわいい子に、プレゼントを貰えるなんて…。金曜日が楽しみだよ。」
拓海は、ゆかりの頭を軽く撫でながらそう言うと、屋上を後にした。
「大丈夫なのか?」
サタンは、ゆかりに問いかける。
「奴の頭を『透視』して分かったよ。5人掛かりで私を襲うつもりだよ。かずみの時のように。」
ゆかりは、拓海の背中を睨み付けていった。
待ち合わせの時間になった。ゆかりは、母親には気づかれないようにこっそりと家を出た。
ゆかりが正門の時計のあたりに到着すると、『透視』の通り、拓海は4人の仲間と一緒にいた。
「一人で……待ってたのでは無かったんですか?」
すると拓海は、ニヤついた表情でこちらを見た。屋上の時と明らかに様子が違う。
「残念でした…。残念でしたぁ〜!!ククク……」
「プレゼントはいらねぇよ…。代わりにもっとお前の大事なものを貰うからよぉ……。」
すると、拓海はゆっくりとゆかりの方へと歩み寄った。
「俺の初めてできた彼女はなぁ、別れ際に何て言ったと思う?」
「『がっかりした』だとよ。」
「……胸糞わるいよなぁ。憧れてただの、ときめいただのって近づいてきて、そんな振り方するんだよなぁ
。俺はそんな女共にがっかりだよ!!」
すると拓海はゆかりの目の前に立った。
「だから俺はそんな女共の『憧れ』を打ち砕いて、調教するんだよ。ククク…」
すると時計の真下で居座っていた4人も近づいてくる。
「頼むから、あんまり抵抗しないでくれよ?その可愛い顔が傷ついてしまうからなぁ。」
「フフッ……。バカね。」
ゆかりが拓海に薄ら笑いを浮かべながら言う。
「あぁ?なんだと?」
「調教されるのはあなたたちの方よ。」
そう言うとゆかりの目が紅く光だし、拓海たちは気を失った。
拓海が気がつくと、自分が拘束されて動けないことに気がついた。足と手が、教室の椅子に固定されてるのに気づく。
「ん〜〜ん〜〜〜。」
言葉がしゃべれない。口もタオルで縛られている。
左を見ると拓海の仲間が2人、自分と同じ裸の状態で白目を向き、ぐったりしていた。
右を見ると一人は左の仲間と同じ状態になっておりもう一人は情けない声をあげながら身をくねらせている。
仲間の下半身に目を遣ると、一人の裸の女が仲間のモノを夢中でしゃぶりついている。
「んっ……んっ………クチュ……チュッ……パァ。フフッ……気持ちいい?」
女が上目遣いで仲間を見つめる。仲間は必死に首を上下させている。
「クスッ……。そんな必死になっちゃって…。情けない男。記念に写真を撮ってあげるわ。」
すると女は、机の上にあるデジタルカメラを取り出し、写真を撮った。
「今度は胸でしてあげる。」
女は、そう言うとギンギンに反り返っている仲間のモノを胸の谷間で挟み、激しく上下にこすり付けた。
「んっ……んっ……すごい。もう12回もイッってるのに…まだ出せそうだね。」
女はより一層こすり付けるスピードをあげる。仲間も身をより一層くねらせている。
「ん〜〜〜〜〜!!!」
ついになかまは耐え切れずに、女の胸や顔に精をぶちまけ、そのままぐったりとなった。
女は体についた精液を綺麗に舐めとる。
「13回か…今の4人の中では一番持ったほうだね。ん?やっと目が覚めた?タ・ク・ミ君」
その女は…ゆかりだった。ゆかりは舌なめずりをしながら満面の笑みで拓海に近づいてくる。
「たくみ君が全然おきないから……他の4人は先に食べちゃったよ。」
ゆかりは拓海の拘束されている前で正座をし、拓海のモノをまじまじと見ていた。
「もちろんたくみ君は他の4人よりも楽しませてくれるんだよね?なんたってエースストライカーだもんね」
そういうとゆかりは拓海のモノをつかみ上下に手を動かした。
「んっ〜〜〜んっ〜〜!」
あまりの気持ちよさに拓海は、身を捩らせた。それと同時にたくみのモノも一気に固くなった。
「じゃ…いただきま〜す。」
そういうとゆかりは唾液を絡ませながら、拓海のものにしゃぶりついた。
「んっ……チュッ……。…んっ!!」
「ん〜〜〜んっ〜〜〜〜!!」
拓海は今まで感じたことのないような快感をおぼえ数秒もたたないうちに果ててしまった。
ゆかりはその精液を飲み干すと、不満そうな顔でこちらをみた。
「ちょっとたくみ君早漏すぎ……。『がっかり』。」
拓海はその言葉に怒りを覚えたゆかりを睨み付けたが、ゆかりはそんな視線をまったく気にしていない。
「そんなたくみ君には調教してあげなきゃね…。」
そういうとゆかりは立ち上がり拓海のおでこに人差し指を当てた。
「クスッ……今たくみ君の脳に命令をおくったよ。イキたくてもイケないようにした。」
「それじゃー、たっぷり楽しもうね…。フフッ…。」
そういうとゆかりは巧みのモノを自分の中へと沈めた。
「ん〜〜〜〜!!」
拓海は先ほど以上の快感を感じてまた果てそうになったが、それができなかった。ゆかりの言っていたことは
本当のようだ。ゆかりは腰を上下させる度に、拓海は自分のモノが腫れ上がっていくのを感じた。
それから数分後、拓海はゆかりがもたらす快感が苦痛へと変わっていくのを感じた。
「んっ………んっ……。」
拓海はゆかりに苦悶の表情でそれを訴える。
「んっ…ハァ……ハァ……なに?苦しいの?」
「やめないわよ…。せっかくこんなに固くて大きくなってるのに。もったいないじゃない。」
ゆかりは更に腰の動きを早める。
「んっ……ハァハァ。ちょっと……ホントにこれいい!!イッちゃいそう…。」
拓海は痛みに悶え、必死に首を左右に振る。
「アアッ…………いくぅぅ!!」
ゆかりは全身を痙攣させ、絶頂の快感を感じていた。拓海はそれと同時に口から泡を吹きそのまま失神した。
ゆかりは自分の中に沈めていた拓海のモノを抜き、他の仲間と同じようにその哀れな姿を写真に収めた。
「かずみの苦しみはこんなものではなかったはず。そこで反省していなさい。」
ゆかりはそういい去り、教室を後にした。
その翌週の月曜日。ゆかりは真希と和美と一緒にいつもの噴水で昼食を取っていた。
和美はあの日から数日間は鬱に似た状態だったか、真希の介抱もあってかそれからは落ち着きを取り戻している。
「ゆかりん、夏休みどうしようか?どこか旅行でもいく?」
和美はゆかりに聞いた。
ゆかりはもうそんな時期か…と思った。監禁された2ヶ月間はゆかりにとっては何もしなかったのと同じだからだ。
「はいはいは〜〜い!!わたしはユニバース・スタジオ・ジャパン略してUSJに行きたいです!!」
真希が聞いてもいないのに答える。
「なんで……大阪まで。近くにあるディスニーランドでいいじゃん。」
「だってあそこ何度も行ったからあきたしぃ〜〜。エルモンにもあいたいしぃ〜。
あの赤いフワフワ感……たまんないのよねぇ〜!!」
そんなやり取りをしていると、中腰姿勢の男が近づいてきた…拓海だ。
「おぃ……。てめぇ……。」
拓海がゆかりに近づいて来た。ゆかりは何事もなかったかのようにきょとんとした顔をしている。
「こいつを……なんとかしろよ。」
そういうと拓海は下のモノを差した。
「何の話でしょうか?わたしにはわからないのですが…」
さゆりはそういうと、さらに拓海の耳元で囁いた。
「早くかずみに土下座してあやまりなさいよ…。あと置手紙に書いてあったと通りにちゃんと毎週の金曜日の夜8時に
時計台の下に5人でくるのよ。でないと命令は解除しないし、写真もばらまくわよ。」
「グッ……。」
拓海は嫌な顔をしたが、しぶしぶゆかりの言うとおりにした。
「心に傷をつけてごめん。どんな仕打ちでも受けるから許してくれ。」
拓海がそういって上を向くと、和美は拓海の顔面に向けておもいっきり蹴りを一発食らわせた。
その衝撃で拓海は数メートル先までぶっ飛び、仰向けに倒れた。
「おぉ〜ナイスシュート!!」
真希がそういって和美を煽てる。ゆかりは、拓海のそばまで行き人差し指で拓海のおでこをおさえた。
「約束守ったから、命令は解除してあげるわよ。タ・ク・ミ君。」
ゆかりが薄ら笑みを浮かべながらそういうと拓海のズボンが一気に濡れ始めた。
「うそだろ?やべぇよこれ!!」
あわてて拓海は股間を押さえながらトイレの方へ一目散に行った。
「あ〜スッキリした!!」
「ゆかり……お前サキュバスが板についてきたな……。鬼畜すぎる。」
サタンが言った。
「なに言ってるのよ。あいつらにはあのくらいやっておかないとダメなんだよ。」
ゆかりたちは、昼食の続きを取ることにした。
66 :
復讐少女第2話:2009/01/10(土) 18:22:33 ID:cddbRujv
以上です。
文中に八分寺市とかユニバース・スタジオ・ジャパンとかエルモンとか
でてきますがわざとですので、誤字ではないです。
ちなみにエロモノはこのシリーズが初めてで…
なかなか表現が難しいです。。。
必殺エロ仕置き人w
元人間のサキュバスらしくてなかなかいい
GJです
>>66 これは面白い。文体にまだ稚拙さを感じるが、ストーリーの組み立てや、
エロシーンもよくできてる。素晴らしい!!
サタンの正体も気になる。もっとやれ
偉そうな言い方でごめんちゃい(>=<;)
>>66 GJ
褒めてるから誤解しないでくれ
良い意味で 後味の悪さがイイ、
ハッピーエンドなんだが 心にドロドロが残る
モヤモヤとした後味の悪さが魅力的
確かに、元人間サキュバスの良さが出てるな
GJ
サキュバスって、生息している場所の環境に合わせて
体の仕組みを変化(進化?)させる事ができるのかな
例えば、寒い地域に生息しているサキュバスの羽がコウモリ風から
烏みたいな羽毛つきのやつに変化するみたいな
(もしくは、体毛が濃くなって獣人っぽくなるとか)
変化や進化はあっていいんじゃない?
ただ体毛が濃くなると、人間には美女と認識されなくなるから、
サッキュバスとしては不利じゃないかな?
むしろ標的の嗜好に合わせて、ロリから熟女まで形態変化って感じじゃないかな。
ロリサキュバスに逝かされるのなら、本望だわ
>>77 おねぃすゎんでムチパツサキュバスだろjk
異論は認めん。
ロリサキュバスに無邪気に残酷に迫られて逃げていたところを
熟女サキュバスにつかまり抱擁感でおとされ気づいたらロリサキュバス
と二人で絞られてるとか最高
ロリでもおねーさんでもない高校生サキュバスも捨てがたい
素クールサキュバスこそ至高
素クールと冷酷って別物だよな
だとすると素クールサキュバスってなかなか新鮮だ
個人的には幻覚や眩惑で好きな姿を見せるから本当の姿は誰も知らないって設定がストライク
おねいすぁんでムチパツ系が好きだけど、ムチエロボディだけど
清楚で…っていうアンバランス系も捨てがたいな。
獲物の男が最も欲情する姿に変身して迫るサキュバスストーリーを書いて
頂ける方がいると嬉しいですねぇ。
魔界のなんたら王を現代に復活させるのに必要な7人の男の精を集めるために
地上に遣わされた密使で、シチュエーションと獲物の嗜好に合った姿に変身
して迫るとかなんとかで。
先の話のラミィも素クールに入るのかな?
>>81 素直クールでサキュバス…だと?
一目惚れした男を夜な夜な…吸い殺したいが愛ゆえに殺せない…
素晴らしいシチュだ
>>86 昼にありとあらゆる手段で栄養を付けさせ、夜になると吸うのですか。
男から「…俺は君の食器なのか?」と言われそうですね。
>>83 魔女っ娘の設定でよくあるなw
まぁどっちも悪魔の力持ってるから似たようなもんか
なぜ
魔力が少なくなると幼女化
が出てこないのか
素クールサキュで色々妄想してみたが、文才無い事思い出して
そっと胸の奥にしまっておいた…。
>>85 っぽいね
愛してるけど素っ気ない様子辺りが
月姫のレンみたいなロリっ娘夢魔が好きな俺はどうすればいいだろう。
まあ最近は全然サキュバスっぽくなくなってるけどなアレ。
>94
淫魔と夢魔の差が微妙だから仕方ない
無口すぎるのが残念なんだよなー
某格ゲーの白いのもちょっと困るが
97 :
復讐少女:2009/01/13(火) 11:03:45 ID:ykQCJZI4
2話でのたくさんのGJありがとうございます。
よくみたら誤字脱字だらけで…すみませんでした。
SS作成したので投下します。
前回の内容よりもカオス成分が10倍くらいに増えてます\(^o^)/
前回と同じくエロだけ読みたい人は(7/9)から。
ではいきます。
「君には試して貰いたい事があるんだよ……ククク……」
男は眠っている少女にそういうと、棚のなかに入っている、お気に入りの衣装を取り出した。
「あぁ……、何度妄想したことか…。この衣装と、この生身の等身大フィギュアがあれば……」
「僕の夢が現実になる…」
男はそういうと衣装をベットの上に置き、少女の制服に手をかける。
開襟シャツ…スカート…ブラジャー…下着…男にとって邪魔な服を剥ぎ取ると、そこからは
まだ誰にも汚されていない、ピンク色の陰部と小ぶりの胸が出てきた。
「ゴクッ……。綺麗だ、初々しいよ。衣装を着せる前にちょっとだけ…」
男は生唾を飲み、少女の陰部に手を掛ける。
「う……うぅん……」
少女は顔を歪ませ男の手に反応するが、眠っているままだ。
「クク…たまらんよ…。でも、ここは我慢だ。まず先に衣装を着せてから…」
男はそう言うと、ベットに置いてある衣装を手に取った。
1学期の終了式が終わり、7月も最後の週に入っていた。
ゆかりの所属している部活は、土日とお盆以外は午後練習があり、2年生から午前補習もあるので夏休みは
あってないようなものだった。拓海たちは写真で脅されておるせいか、毎週決まった時間に時計台の下に
来てくれている。おかげでしばらくは、サキュバスが生きていくための供給源には困らなさそうだ。
「ゆかりん。今日はどこでお昼ご飯たべようか?」
和美がゆかりに尋ねる。
「ん〜わたしは別にどこでもいいけど?涼しいところであれば。」
ゆかりがそう答えると、和美がため息をついた。
「あのねぇ〜、あんたはもうちょっと欲を持って生きなさいよ、欲を。他人に流されてばっかりだと
美味しいところ人にもってかれるよ」
「そういうかずみは欲を出しすぎなんだよ。この前だってケーキバイキングでお皿にてんこ盛りにしたものを
5皿も食べてお腹壊してたし」
ゆかりがそういうと和美は顔を少し赤らめた。
「…う、うるさいわねぇ。でもこの世の中は欲を出したものが勝ちなのよ!!そうでしょ、まき?」
「………うん」
「どうしたの、まき?」
「………うん」
「今の2回言ってごらん?」
「……うんうん」
「ダメだこりゃ」
和美がかぶりを振った。いつもテンションの高い真希の様子がどうもおかしい。
「まき……どうしちゃったの?もしかして夏バテ?」
「……うん」
真希は頷くだけで反応しない。
「ゆかりん…これは違うとおもう。小学生からの付き合いだからわかるわ。ずばり恋の悩みでしょ?」
「……yes」
「ほら!!やっぱり。じゃあわたしとゆかりが相談役になってあげるからちゃんと話しなさいよ」
「……oui」
「あんたいい加減にしなさいよ!!人が心配しているというのに!!」
真希のトンチンカンな反応に和美は痺れを切らし、真希の胸倉をつかんだ。
「…ぅ…ぅ…うぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!」
真希は堰を切ったように泣き出し、和美は真希の意外な反応に思わず手を離した。
「まき……どうしちゃったのよ…」
ドドドドドドドドド………
すると数人…いや、十数人くらいの足音が教室に近づいてくる。
「坂下嬢をいじめる奴はだれだ!!」
黒縁メガネの男が教室のドアを開けて叫んだ。
「げっ……またあいつら。しかも何で泣き声で分かるの?」
「貴様だな?」
黒縁メガネの男が和美の方を指差す。
「だったらなんなのよ…。あんた達には関係ないじゃない!!」
和美は黒縁メガネの男を睨み付けた。
「な・ん・だとぉ?」
「まぁまぁ……みんな落ち着こうよ。和美も久田君も…」
その黒縁メガネを掛けた久田という男は、本人も公認している『坂下 真希ファンクラブ』
のリーダー格である。真希はその童顔と小柄な体型、そして誰とでも分け隔てなく接する性格で
ロリコン趣味の男たちにかなりの人気がある。去年の学園祭では、そんな男たちに頼まれてやったと思うが、
魔法少女のコスプレをして歌を歌っていた。
「とりあえずまきが悩んでるみたいで、どうすればいいのか………ぁ」
「『透視』の能力をつかえばよかろう。なぜさっき使わなかったのだ?」
サタンがゆかりに話しかける。
「そうそう、そういえば忘れていた」
「ゆかりん、誰と話しているの?」
和美が不思議そうにゆかりを見つめる。
「ううん。独り言だから気にしないで。」
そういうとゆかりは、真希の脳に意識を集中させ『透視』をはじめた。
「…まき、携帯電話の着信履歴をみんなにみせて」
ゆかりはそう言って真希の鞄に手を掛けようとしたが、真希は嗚咽を出しながら、両腕で鞄を固定した。
「ゆかりん、なんで携帯電話なの?女の第六感ってやつ?」
「うん、そんなようなもの。」
「…まぁいいわ。なんか当たってそうだし。ほら、まき!!なにやってんのよ〜。さっさと出す!!」
和美は真希の両腕から強引に鞄を取り出し、携帯電話を取り出した。
真希の携帯は派手なラメの装飾が施されており、エルモンの人形と、ミッキーマウスの手のストラップが付いている。
「えっと着信履歴はどのボタンを押せば見れるんだろ?……ん〜とこれか」
そういって和美は着信履歴を表示させる。その履歴を見たとき和美の表情がこわばった。
「うっそ……なにコレ……」
真希の携帯電話の着信履歴は100件まで履歴が残るが、そのほとんどが非通知からの着信になっていた。
「メッセージが残ってる」
そういうと真希は携帯電話を耳にあてそのメッセージを聞いた。
「こちらは坂下 真希です。今は電話に出ることができないので、着信音の後に、
君のアツ〜〜イメッセージをお願いします!!……ピーッ」
真希の元気な声が聞こえると、そのあとに野太い男性の声が聞こえた。
「……このかちゃん。……僕のこのかちゃん。……もうすぐ1つになれるから、待っててね…。」
「ピーッ」
「なにコレ、気持ち悪い…。ストーカーじゃない」
和美は顔を歪ませ真希の携帯電話を見つめる。
「我々にも聞かせてもらおうか」
久田は和美に右手を差し出し、携帯を渡すように催促した。
「だから貴方達には関係ないって…」
「かずみ」
ゆかりが和美の発言を遮るように言う。
「べつにメッセージくらい聞かせてあげてもいいんじゃない?この人たちだってまきのこと心配してるんだし」
ゆかりが和美を説得すると、和美は一息つき気持ちを落ち着かせた。
「……そうね。メッセージくらいなら。しかも久田なら泣き声で人が識別できるくらいだから、この声の主もわかるかも」
和美がそういうと久田に携帯電話を渡した。久田はその携帯電話を取ると早速そのメッセージを聞いた。
「……むっ、この声は………」
久田がそう言うと、すこし考えこむ。ゆかりと和美は久田に視線を集中させる。
「………………分からん」
ゆかりと和美は期待を裏切られ、首をガクッと下げた。
「なんでまきの泣き声は分かって、この男の声が分からないのよ!!」
「まぁまぁ……久田君も知らない人かもしないし……」
「絶対わかるはずよ!!このメッセージの奴も、あんたらと同じ匂いがするし!!」
「なんだとぉ……」
和美と久田が互いににらみ合う。
「いい加減にしなさいっ!!かずみっ!!」
ゆかりは声を荒げた。
「まきが悩んでるのに何やってるのよ…。もういいよ。まきの事はわたし一人で解決するから」
ゆかりがそういうと、和美が申し訳なさそうな顔をした。
「ごめん……」
「……はぁ〜。それにしても、この『このか』って誰だろう?まきのあだ名でもなさそうだし」
ゆかり気持ちを落ち着かせ考えるしぐさをした。
「それは、去年放映されていたTGS系TVアニメ『突撃!!魔法少女このか』の主人公『桜崎このか』かもしれないな。
我々のファンクラブの間では、坂下嬢の声がその主人公の声優をやっている『矢野 はるか』に似ていると評判で……」
「ホラ!!やっぱりあんた達の……」
「か〜ず〜み〜ちゃ〜〜ん」
和美は笑顔ながらも繭が釣り上がっているゆかりの表情を見て、その発言をやめた。
「…決して久田君を疑うわけじゃないんだけど、犯人探しに協力してくれないかな?
多分そのアニメに詳しくて、まきの携帯番号を知ってる人の可能性が高いし…」
「……うむ。その依頼お引き受けしよう。城本嬢。」
そういうと久田はゆかりに敬礼をした。
「あはは……。わたしに嬢はつけて欲しくないなぁ…。」
真希は誰にでも携帯番号を教えるせいか、電話帳の番号の登録件数が約900件もあり、有効な特定材料にはなかった。
久田たちも犯人を必死で探すが、なかなか見つからない。和美は真希に、頻繁に連絡をとりあう人だけに絞って
携帯電話の番号を変えるように薦めたが、今まで出会った人との縁を切りたくないと言い張り、変えようとはしなかった。
そうしていくうちに1週間が過ぎた…。犯人の行動はさらにエスカレートし、真希の靴箱に大量の手紙がはいっていたり、
自宅の宅配で『桜崎 このか』の好物であるアップルパイが大量に届いたりした。
ゆかりは今日は珍しく1本早い電車に乗り、余裕を持って学校に登校していた。
「サタン〜。『透視』の能力ってもっと便利にならないかなぁ…」
「無理なことはいうな。『透視』は人間が表面上で考えていることしか読み取れない。」
サタンの言う通り、『透視』は人の持っている記憶をすべて読み取れるというものではない。しかも、物に対して
使うよりもサキュバスの持っている力…妖力を大量に使うため、一日4〜5回くらいが限度である。
ゆかりはここ2〜3日の間、真希と関わりのある男性教員に対して『透視』を行っている。真希に対するストーカー行為から
学校外の人間とお金の無い学生が実行する可能性は低いと見ているからだ。しかし成果が一向に現れない。
「先生の中には犯人はいないのかなぁ…」
「……う〜ん、そういえば職員室って、夏休みに入るとちょっと淋しい感じがするなぁ。……ってそうか!」
ゆかりは、突然なにかに閃いたような顔をする。それと同時に携帯電話のバイブレーションが鳴った。
和美からだ。
「ゆかりん!!大変なの!!」
和美が声を荒げて言う。
「どうしたの?かずみ。そんなに慌てちゃって」
「まきが……いなくなっちゃったの!!」
和美のその発言にゆかりの表情が固くなった。
「ぇ……どういうことなの?」
「自転車とかばんを置いて……どっかいっちゃったのよ!!…もうっ!!あれから毎日一緒に登下校しようって決めたのに…」
おそらく真希の家を経由すると遠回りになってしまう和美に負担を掛けさせたくなかったのだろう。
その行動が、犯人にチャンスを与えてしまったみたいだ。
「……ねぇ、かずみ。まきの鞄のなかに携帯入ってるよね?」
ゆかりは声の調子を低くして言う。
「待ってて……え〜と……うん、あった。でもまきの携帯で一体なにするの?」
「ちょっと調べて欲しい事があるんだけど…」
ゆかりは、職員室へ行き、事務をしている女性に職員名簿を見せて欲しいと頼んだ。
「今年度の職員名簿なら私が管理しているけど……一体何に使うの?例のストーカーの犯人探し?」
「まぁそんな感じです」
「私も暇な時にいろいろ調べてるんだけど…多分職員には犯人はいないと思うわよ。まぁ念のため調べて見てもいいんじゃない?」
女性はそう言うと、自分の引き出しから職員名簿を取り出しゆかりに渡した。
ゆかりは早速かずみに電話をする。
「かずみ、今から言う名前の人達がまきの電話帳に入ってないか調べて」
「うん、いいけど誰の名前?」
「非常勤講師の人達の名前」
「ぇ……それ無いんじゃない?いくらあのまきだって非常勤の人とは関わりないと思うけど……」
ゆかりの高校の非常勤講師は、夏休みの間出勤する必要が無い。しかも非常勤の講師は、休みで無くとも週2〜3日しか出勤しないので
生徒との関りは非常に薄いのだ。
「でも可能性はないわけじゃないでしょ?」
「ん〜そう言われると……じゃ〜一応調べてみますか」
和美はそういうと、真希の携帯電話の電話帳を開いた。
「最初は……ん?誰だろ、これ」
「どうしたの?」
「……上野 均っていう人調べてみて」
「うん、あ……い……う…あった!!…ってまきはどんだけ交友関係が広いのよ…」
上野 均。3年の化学を担当してる非常勤講師だ。ゆかりの学年である2年生の理科の授業の担当はしていないので
2年生はほとんど彼の名前を知らない。
「でも、非常勤講師はその人だけじゃないでしょ?」
「……でも、男性はその人だけみたい。可能性は高いよね。」
「ねぇ、いっその事真希の携帯から直接電話して驚かしてみちゃう?」
和美が悪戯っぽく笑いながらいう。
「あのねかずみ、そんなことしたら……」
「分かってるわよ〜冗談だって。私は警察に連絡するから、ゆかりんは補習受けなさいよ。もう始まっちゃってるでしょ?」
「うん。分かった。」
ゆかりは和美にそういって電話を切り、人気のない体育館倉庫前まで向かう。
「さてと……」
「ゆかり、もし上野という奴ではなかったならどうするのだ?」
「…まきが攫われてからあんまり時間がたってないし、もし上野って人が犯人じゃなくても何とかなるかも。
それより時間がないよ、サタン、早く!!」
「……わかった」
するとゆかりの背中から黒い羽が現れ、その男の自宅まで猛スピードで飛んでいった。
その男の住んでいる場所は、真希の家から歩いて10分くらい……学校からは30分くらいの場所にある。
ゆかりは5分程で男のいるアパートにたどり着き『透視』をした。…そこには男と裸の姿で横になっている真希の姿が見えた。
「まきを散々怖がらせて、あんな姿にさせて……許せないっ!!」
ゆかりは怒りに満ちた表情で男を見つめる。
ゆかりは男の住む部屋の前に行くと、思いっきりドアを叩いた。
「ちょっと叩きすぎではないのですか……はいはい、今出ますよ」
男はそうボヤキながらドアを少しだけ開け、不機嫌そうにゆかりの顔を見つめる。
「あの〜そちらの部屋に坂下 真希さんという女の子はいませんでしょうか?」
「!!」
男はその名前に精神を掻き乱し、しどろもどろに答える。
「し、し、しらないですねぇ……ほかをあたってく、くれませんか?」
男がそういってドアを閉めようとすると、ゆかりは強引にドアノブを引いた。
思わぬ力に、男はドアノブから手を滑らせそのままドアが全開に開いた。
「もう一度いいますよ?そちらの部屋に坂下 真希さんという女の子はいませんでしょうか?」
ゆかりは満面の笑みで男に言うと、部屋の奥の方を見つめた。そこには裸にされた真希の姿があった。
「いるじゃないですか……。嘘つき。」
ゆかりはそう言うと急に顔をしかめた。
「……ククク……」
男の表情が引き締まったものからいやらしいものへと代わる。
「……まきはね。貴重な未反応の『素材』なのだよ!!」
「貴様みたいな、清楚なふりして、男といっぱいヤッてそうな反応しきった『素材』じゃないんだよ!!」
「……今からね、まきにこのかちゃんの衣装を着せてたっぷり反応させてやるんだ…僕のモノでね」
「きっと素晴らしい『反応』がおこるぞ……ククク」
そういうと男はゆかりの目をじっと見つめる。
「貴様には眠ってもらおう……反応しきった『素材』には用は無い」
男はポケットから湿った布を取り出したが、ゆかりはすばやく男の手首を掴み力をこめた。
すると男はその力に屈し、手から布を離した。
「眠ってもらうのはあなたの方よ」
ゆかりはそういうと紅い目を男の方に向け、男は気を失った。
男が目覚めると、自分の手と足が縛られて、横になっているのに気づいた。
見上げると裸の女がしゃがんでこちらを見ている…ゆかりだ。
「ん?目が覚めた?セ・ン・セ・イ」
「貴様ぁ!!なにを!!」
男は自分の状況に憤り声を荒げる。
「まぁそうカッカせずに…フフフ…実はせんせいに、わたしの化学の実験を手伝って貰いたいんですよ〜」
ゆかりはそういうと床においてある袋を男の目の前に持ってきた。
「…!!それは、『バイバイアグラ』!!…貴様どうやってそれを」
「……ナ・イ・ショ。クスクス……」
ゆかりは拓海たちの精力を増加させようと、頼んで入手させたものを鞄の中に今日まで入れっぱなしにしていたのだ。
拓海たちがどうやって入手したのかはゆかりにも分からないのだが。
「実験の前に、ちょっとせんせいのアソコを味見させてもらいますね…」
そういうとゆかりは男のモノを掴み、亀頭の先にキスをした。
「ウッ……!!」
あまりの気持ちよさに男のモノは一瞬で熱く、固くなった。
「あれ?反応しきった素材でも感じちゃってますよ?フフッ…」
「うるさい!!淫乱女が!!そうやって男を……ウッ!!」
男の発言をさえぎるようにゆかりは亀頭にキスをした。
「チュッ……チュッ……じゃあ…今度は舌で……ペチャッ、ペチャッ…」
ゆかりは何度も亀頭にキスをした後、今度は舌でカリの裏筋の部分を丁寧に舐める。
「グッ……ハッ……」
男はその快感に体をくねらせる。
「クスクス……面白い反応をするなぁ…じゃあイかせてあげるね」
そういうとゆかりは口に唾液を含ませながら、男のモノを咥え舌を激しく動かす。
「んっ……クチュ……クチュ………。…んっ!!」
「く…そ……イクッ……!!」
そういうと男はゆかりの口のなかで果てた。
「ンッ…ゴクッ…ゴクッ……。ハァ…。クス……じゃあ、化学の実験を始めましょうか。セ・ン・セ・イ」
ゆかりは舌なめずりをし、薬の入っている袋を改めて取り出した。
「この『バイバイアグラ』って、三種類あるんだよね。…赤いのと黄色いのと青いの。信号機みたい。クスクス…」
「じゃあ、初めにこの赤いのから。え〜いっ。」
「おいっ、やめ…ウッ!!」
ゆかりは男に薬を口のなかに無理やり押し込むと、今度は自分の唾液を口から直接男に注いだ。
「んっ……。さーて、どんな反応がでるかなぁ…おおっ!!」
すると男のモノが先ほどの倍くらいの大きさで固くなった。
「ハァ……ハァ……」
男は薬とゆかりの唾液のせいか、興奮しすぎて意識がもうろうとしている。
「……す、すごいっ……。せっかくだからココで……」
そういうとゆかりは自分の陰部を男の亀頭に寄せる。
「……ウッ!!」
ゆかりの陰部と男の亀頭が触れた瞬間、射精してしまい、男のモノはあっという間に萎えてしまった。
「え〜〜っ!!中に入れようかと思ったのに…。使えない『素材』だなぁ……」
「き……さ……まぁ……」
男の声が弱弱しく聞こえる…。しかしゆかりはお構いなしに続ける。
「じゃあ次は黄色いのだね。それっ」
男が弱っているせいか次の薬は比較的容易に入った。
「あれ……。全然おおきくならないなぁ……。しょうがない『素材』だなぁ。クスッ…口で大きくしてあげる」
そういうとゆかりは男のモノを咥え口を上下させる。
「んっ………んっ……クチュ…。ハァ…ハァ…。あれ?なかなか大きくならないなぁ…」
「ウッ……ウッ……」
男が唸ると同時に下半身が上下する。
「ん?どうしたの?」
「ガハッ……!!」
男は身を大きくそらせ、大量の精液をぶちまけた。
「……すごいっ!!こんなに濃いのがいっぱいでてるっ!!んっ……ゴクッ…ゴクッ……」
男の射精は1分間くらい続き、その間ゆかりはその男の精をすべて飲み干した。
「……ふ〜っ。じゃ〜最後はこれ!!」
男は薬と入れられると、全身に血を昇らせ、じたばたした。
「ウ〜〜ッ!!ウ〜〜ッッ!!」
まるでその唸り声は野生の獣のようだ。
「ん?出たいの?な〜んか面白そうだから、紐、解いてあげるね。クスクス……」
ゆかりが紐を解くと、男はゆかりに一気に襲い掛かり、ゆかりの乳房を舐め尽くす
「ぇえっ……ちょっと!!……んっ…んっ……」
「クチュ……ペチャ…ペチャ……フッ〜〜、フッ〜〜!!ペチャ……」
猛獣と化した男はその勢いで自分の怒張したモノをゆかりの膣に入れ、激しく突いてきた。
「んっ……んっ……ハァ……ハァ…ちょっと!!これ、すごくイイっ!!」
男は、ゆかりの膣に入れて数秒もたたない内に射精してしまったが、男は射精し続けながらもその行為をやめなかった。
「ハァ……ハァ……すごいよっ!!そんなに激しくされると、いっちゃいそう…」
その行為が続いてから5,6分経つだろうか、ゆかりは絶頂に近づく。
「ハァ……ハァ………あっ、あっ、あっ、あああああああっっっ!!」
「ウウッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ゆかりが絶頂を迎えると同時に男はゆかりの中から離れ、ぐったりとした。
「ハァ…ハァ…フフッ……。なかなか楽しい実験だったね。……ん〜。でも最後になんか忘れているような。」
「……ぁ、そうだ!!3つ同時に飲むとどうなるか実験するの忘れてた!!」
「!!」
すると男はなにかに怯えるような表情でゆかりを見つめた。
「ん?怖いの?…クスッ大丈夫だって〜死にはしないと思うよ。多分。」
ゆかりは悪戯っぽく笑うと…3種類の薬を同時に手で掴むと、男の口に近づけた。
「や………め…………ろ………」
男は、最後の力を振り絞って声を出したが、もはや何も言っていないのと同じだった。
「ん?なんかいった?じゃ〜本当に最後のお薬いくよ、はいっ!!」
「!!!!!!!!」
薬を飲むと男は、一瞬瞳孔が開きそのまま意識を失った。
「あらら〜〜。実験失敗しちゃった」
「怖かったでしょ?でもまきはもっと怖かったんだから…。ここで反省してなさい」
ゆかりは自分の服を着て、真希の服も着せると、そのまま真希をおんぶして、部屋から去った。
ゆかりが部屋から出ると同時にサイレンの音が聞こえてきた。警察が来たのだ。
「まき……まき〜〜〜っ!!」
真希の母親が駆け足でこちらに来た。ゆかりは背中に背負っている真希を母親に渡した。
「……ぁ、ゆかりじゃない!!なんでここにいるの!!」
「やっぱり心配だったから……つい」
「も〜どうせ警察が来てくれたんだから、大丈夫だったのに…」
警察に任せていたら、確実に真希は男に犯されていただろう。
「上野という男はどこにいる?」
警官の一人が、ゆかりに尋ねた。
「部屋にいますよ。でもわたしが来た時には、仰向けに倒れてて意識がありませんでした。なにか薬の
ような物が転がっていたので、もしかしたらそれが原因かもしれません。早く救急車を呼んだ方が…」
「わかった」
そういうと警官は無線から仲間に救急者を呼ぶように指示していた。
……それから2週間が過ぎた。真希の希望通り3人でユニバース・スタジオ・ジャパンに遊びに行っている。
「ぉ〜すごい!!人がいっぱいいる〜〜!!」
真希は興奮しっぱなしである。…上野が意識を取り戻し、警察に捕まった後、ストーカー行為は一切なくなり
真希も精神状態が安定し元の元気な状態に戻っている。
「はぁぁ……なんでお盆の真っ最中に計画立てるのよ…人が多すぎてアトラクションとか全然乗れないじゃない。。」
和美がため息をつく。
「アトラクションとかは、べつにいいんだよ〜〜。エルモンに会えればさぁ〜。……ぁ!!いたぁ!!」
真希が見つめる先にエルモンが楽しそうに子供と戯れているのが見える。
「お〜〜〜い!!エルモ〜〜〜〜ン!!」
真希は真っ先にエルモンがいる方向に走り出し、その勢いを保ったままエルモンに抱きついた。
その反動でエルモンは倒れ、頭の被り物も脱げてしまった。
「ちょっとまってよ真希!!」
ゆかり達は真希とエルモンの場所に向かった。
「・・・・・・・」
真希はなにか夢に打ち砕かれたような表情をして、固まったまま動かない。エルモンの頭をみると、
黒縁メガネの男が汗だくでこちらを見ていた。
「あ、あんたは……久田!!なんでこんなところにいるのよ!!」
「あの日以来坂下嬢が心配なので怪しいものがいないか監視をしているのだ…今日はエルモンの『中の人』になり監視していた」
「………そう……なんだ。それより、まきの様子がさっきから変なんだけど」
ゆかりは一番怪しいのは久田だと思ったが、その思いは胸にしまっておいた。
「…ぅ…ぅ…うぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!」
真希が沈黙を破って泣き出す。
「……さ、坂下嬢をいじめる奴はだれだ!!」
「あんたでしょっ!!!!!!」
以上です。
〜勝手に自己反省会〜
・タメが長すぎ、エロ短すぎ
・下手にミステリー調にしたので、突っ込みどころ満載
・久田の存在価値ってなんなの?
・語幹なさすぎ…表現が単調
・自分で書いてて「ゆかり自重しろ」と思った
・どうみても変態紳士です、ありがとうございました\(^o^)/
調子こいて大変申し訳ないです。。。次からは(というか次を希望してくれるひとがいれば)
もっとちゃんとしたものを書きます。。。
GJです
正義の味方いいね
GJでした!! サキュバスで仕置人ってのは新鮮です。エロ能力で仕置きハァハァ。
久田はコメディリリーフとして良い存在だと思います。
これからもちょくちょく出してあげてください。ゆかりの正体を目撃しちゃうけど、
見ていた自分もイッてしまって忘れちゃうとか。
なんか必殺仕事人とか、三匹が切るだとかそういうのの女版みたいなかんじがする。
テーマソングとか流れてそう
俺はだいすきだぜ、GJ。
GJ!
次回も期待してますね。
GJ
ゆかり以上にまきが自重するべきだと思ってしまったw
留守電メッセージ自作する人ってリアルで見たことないなぁ…
115 :
復讐少女:2009/01/15(木) 19:32:52 ID:jcYItYVC
いつもたくさんのGJを頂きありがとうございます。
第4話を書きたいのですが、そろそろ卒業論文がやばいので
終わらせてからにします。(2月半ば頃くらい)
>>26さん
スレの保管お疲れ様です。僕の作品は誤字脱字が酷いので、もし保管する
際は気をつけて下さい。依頼があれば、直したものを提供致します。
>>115 毎度GJです。
収録の方はあと僅かで全て終わります。
読みながら作業すると色々と精力が削られてしまい集中が持たないため、ざざ読みで収録、スピード重視でしております故、収録時にはあまり誤字脱字を修正出来ておりません。
…115さまもお忙しいご様子ですし、此方も暫くPCに触れられなれないかもしれないので、次回投下される折りに一緒にそのデータをうpして下さるとありがたいです。
すいません、メル欄に名前入れてしまいました。
>>115 卒論よりこっちを優先すりような人じゃなくて良かった
ハラハラしたぜww
>>116 >>読みながら作業すると色々と精力が削られてしまい
ククク、このスレにお似合いな、サッキュバスにとりつかれた保管人のようね(w
また搾り取ってあげるから、このスレのいろんなサッキュバス達をたっぷりじっくりと読んでおくのよ。
今し方、このスレのSSを全て収録し終えました。誤字脱字、リンクミスなどを発見なさいましたらどうぞお知らせ下さい。
028は悪堕ちではなく魂堕とし よろしくです。
保管人さんおつです
いいかい!みんな、絶対に枕もとに牛乳を置いといちゃだめだよ!
たまに、牛乳飲もうと部屋に持ってきたはいいが他の事に夢中で忘れてそのまま寝ちゃうことはある
風呂上がりにのぼせ頭で牛乳飲もうとしてこぼすことならたまにあるなぁ
サキュバスに牛乳飲まないように操られたと考えるべきなのだろうか
>>124 それを飲めばサキュバスと間接キスが出来るのでは?
>>123 枕元にミルクを置けば
サキュバスと出来るのか…
やってみるか!
>>127 落ち着け、逆だ。
おいとくとサキュバスはミルク飲んで帰ってしまうという魔除けだぞ。
じゃあザーメン置けばいいの?
>>129の枕元で「こういう時、どうしたらいいの?」と
途方に暮れる淫魔の図が…
>>129 枕もとに自分のものなんぞ置いて寝たくないな・・・
皿に入ったミルクを通りすがりのでぶ猫と一緒にぺるぺるする淫魔を想像した
>>132 そして彼女は…猫に化ける術を極め、ミルクに不自由することはなくなった。
頭の隅で(私、何かが間違ってる…)と思いつつ。
前に寝るたびに夢精する変な期間があったなあ
サキュバスの巣ってところ行けば?
素敵な彼女ができますように…
素敵な彼女ができますように…
素敵な彼女ができますように…
一万年と二千年前から
あーいーしーてーるー♪
あそこは、ちょっと違うんだよなぁ。
最初の頃は良く見てたんだけど、サキュバスの方向性の違いで決別した。
どっちかと言うと抽象的な意味のサキュバスが多いよね
普通の人間なんだけど性格が妖女とか悪女とかそんな感じで
妖女回廊のサキュバスっつーか淫魔は物凄くいいと思う
ただ、もうすでに一年更新がないんだよねぇ…
>>144 最終更新は10月だけどあれ一昨年のことだもんなぁ・・俺は半ば諦めてる
今はモンスター娘百覧の妖魔の城の更新を心待ちにしてる次第です
まあ巣、回廊、ないとめあ→BF→今ココって流れ
サキュバスなら、テキスポに短編がかなりあったな
あと、個人的にはMooLichの探索の書あたりのサキュバス4姉妹が好き
巣>回廊>その後はいろいろだなー
SKYいったときもあったし蛸壺いったときもあったし魔物図鑑いったときもあったし
巣で新参のころルリーに怒られたのもいい思い出
ルリーに何したんだw
俺は巣→回廊→Mo→後色々だな
>>147 >MooLichの探索の書
おまいは俺かw
てか早く更新してくれええええええええええ
俺は回廊→巣→ないとめあかな
今は百覧とみんなでBFを見てる
巣だと女王(ryが一番好き
>>148 『禁断のハーレム』に対して「これ実話?」とか言ったんじゃないだろうなw
若さゆえの過ちでサキュバスと勇者の挿絵をせがんだりとかそんな感じ
小説と挿絵の作者が別々だとわかってなかった。。。
>>152 ルリーに責められて勃っちゃったんですね分かります
ハプニカ様は至高
だかスレち
ここは、
>>148の恥ずかしいカキコを餌置き場から掘り出すスレになりました
ツリー式の時代だからないよw
そこでまさかのウェブアーカイブ
一番最初に読んだ淫魔ものは巨乳教室だったな
サキュバスならやっぱ強制連射がほしいよなあ、吸い殺しまでとはいわずとも
餌扱いでもいいし、愛入りで甘えてながらせがまれてイカされるのもいい
足して2で割ってみた。
「あんたの精液は全部あたしのモノなんだから、あんたは気持ち良く射精することだけ考えてればいいの」
「その代わり…あたしがお腹いっぱいになるまで何回でも気持ち良くイかせてあげるから…ね?」
んー、なんか違うか。
百覧は基本ハードだが
サキュバスに関しては甘さも同居してるのが多くて最高
吸い殺しを否定するわけじゃないぞ
婬魔と夢魔とサキュバスって何が違うんだ?
淫魔とサキュバスは同義語で
夢魔は夢の中に出る悪魔の事
だと思ってる。
淫魔は雄とか触手も入る気がする
淫魔:えろいことを主な活動内容とする悪魔全般。
夢魔:夢の中でえろいことをする悪魔。インキュバス&サキュバスが代表。
だから概念の範囲としては
淫魔⊃夢魔⊃サキュバスだと思う。
夢魔はエロに限らんと思う
淫夢の化身なサキュバス、インキュバスの他に悪夢(恐怖)の
化身ナイトメアとかの夢魔もいるんでしたっけ。
……エロい夢を見せたい人と怖い夢を見せたい人が、ある男の夢の中で
大激突。翌朝その男は「エロいは怖い」という妙な刷り込みを
されていましたとさ。どっとはらい。
数日後、好きな女性(もちろんサキュバス)と心霊スポットに向かう男の姿が!
サキュバスは折角の夢魔なんだから夢中プレイをするべきなんだけど、生えっちがないと勿体ない
両方一気に楽しめない残念なサキュバス
夢魔というのは本来実体が無いので、夢の中でのみ活動するとも聞く。
173 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 00:35:44 ID:jH7lyLMd
つまり、夢で散々絞られて、無事に目覚めて胸を撫で下ろしたところで隣にスタンバッてる夢魔が居れば皆ハッピーなんだな?
中学生の頃にサキュバスのお姉さんの太股舐めてる夢を見た、夢精はしてなかったが起きたら下半身が全裸になってギンギンの息子がピクピクしてたな。我ながら寝相悪いな…
某ネトゲからナイトメアは漆黒の馬なイメージが
8本足のもあったっけか
何そのピザ食べそうなナイトメア。
ナイトメアの「メア」に「雌馬」って意味もあるので、ゲームなんかでは
魔界の(不気味な)馬でイメージされたモンスターが時々出てくるな。
(ナイトメアの語源そのものに馬が関わっているのか、語呂合わせ的な
発想で後付なのかは、不勉強なのでわからない…orz)
8本脚で有名なのは北欧神話のスレイプニルの方だが、
悪夢の化身だからどんな姿にもなれる(そこでまんじゅう怖いですよ)とか
両手両足の他に4本別の足が付いてるとかでも全然OKな気がする。
ぼうや・・私を見るのは初めて?そう、でもすぐには絞り尽くさないから安心しなさい・・ぼうや・・
この可愛いオチンチンとタマタマから少しづつ、少しづつ貴方の白いオシッコを絞り出して飲んであげるわね・・・
(少年の玉袋からペニスの先端にかけて指でなぞる)
ウフフ、怯えないでぼうや・・貴方は、私の獲物・・たっぷりゆっくり食べてあげる・・ほら、ぼうや私の乳房を味わいなさい・・
・・・あらら、もうオチンチンがこんなになったの?私の乳房で?良い子ねぇ・・素敵よ・・可愛いわ・・(少年のペニスを握り締め)いいわあ、出しなさい沢山の白いオシッコを・・
ほらほら、我慢しなくて良いのよ・・?タマタマも揉んであげるから・・
早く新鮮な貴方の白いオシッコを頂戴な・・・
サキュバスは、捕らえた少年を二度と精液が出なくなるまで、痛ぶり続けた・・・・
短編 完
やっと念願の彼女ができた。
切れ長の目とサラサラストレートな髪がステキで、一言で言えば一目惚れ。
告白してOKをもらってから1ヶ月、今日は彼女が僕の部屋へ泊まりに来てくれた。
2人で酒を飲みつつ話していると、彼女がすりよってきたなと思ったらキスをしてきた。
「キスは初めて?こんな女は嫌い?」うつむきながら上目遣いでそんなことを言う彼女、言いようもない愛しさと、
初めてじゃないんだというやり場のない嫉妬が渦巻いて、首を振ることしかできなかった。
「そう、ここはこんなになっているものね。」スラックスから股間を刺激してくる。
酒が入るとエッチになるのかな?なんてどこか人ごとのように考えているうちに押し倒されてしまった。
「気持ちいい?」するりと怒張を引っ張り出し上下にしごき、頭の方を手のひらでぐにぐにとこねる。
自分の手とは違う快感に翻弄されるだけで精一杯だ。
「も、もう出ちゃうよ!」焦りながら言う僕に、「もったいない、ちゃんとここに飲ませて?」
するりと彼女がショーツをおろして覆い被さってきた。
「うふふ。いただきま〜す」もうとろとろに蕩けている彼女の肉壷に僕の怒張は簡単に飲み込まれてしまった。
にゅるりとした感じとつぶつぶの感じ、優しく締め付ける気持ちよさで彼女の腰が何回も上下しないうちに限界がきてしまった。
「だめ、だめ!出ちゃう!」キスも手コキもセックスもすべて初めてだった僕なんて簡単に追いつめられ
びゅっびゅるるるるっ!
彼女にしがみつくようにして彼女の奥に放つ。
「あ、ああ・・・」初めてのセックスはこうして終わったのだった。
「童貞卒業おめでとう。どう?気持ちよかったでしょ?でも初めての精液は飲みたかったかも・・・」入れたままキスをしたあと
唇を舐めてからて彼女は言った。
脱力したまま彼女を見ているとまた・・・って、全然萎えてない!
いつも自分でしてるときは1回出しちゃえばすぐ萎えるのに!
「ふふ、もっとちょうだい」再び彼女が動きだした。
経験不足の悲しさか、また何回動かないうちに出してしまう。
「まだよ、もっとちょうだい」彼女の動きが止まらない。
また放つ僕、射精する間隔がだんだん短くなってくる。
もうほとんど彼女の動きに合わせて射精しているような感じだ。
「もう、もうやめて・・・」のどがカラカラになりながら彼女に懇願する。
「まさか、最後までもらうに決まってるじゃない」相変わらず余裕の表情で言う彼女。
もうだめだ、このままでは死ぬ。彼女をふりほどくことすら思い浮かばず、全てをあきらめた瞬間、
「破ぁ!!」
聞いたことのある声が聞こえた。寺生まれで霊感の強いTさんだ。
両手を彼女に突き出すと彼女は吹っ飛んだ。
「くそ、あと少しだったのに!」
そう彼女は言って、分が悪いと思ったのか窓から飛び降りて逃げた。ここは5階なのに!
あっと思って窓から外を見るとコウモリのような黒い羽の生えた彼女が飛んでいくところが見えた。
「彼女はサキュバスといってな、西洋の妖怪なんだ。」
寺生まれって外国の妖怪には跡形もなくすほどの威力はないのかなと思った。
これ実話?
Tさんはオカ板で流行ってるよ
これはサキュバスに改造してあるね
流行るというか何年前のコピペだ、と思ったが
どんどん他のコピペに混ざりだして止まらなくなってるからけっこう見たことないのも出てくるよな
「Tさん」「破ぁ」でググればいっぱい出てくるぞ。
でもサキュバスの彼女って普通にいいな
吸いつくされたいです><
186 :
179:2009/01/30(金) 19:07:16 ID:ZQdnMeM+
シチュと、「破ぁ!!」のくだりはコピペを元にしました。
なんとなくサキュバスとTさんネタを絡ませたかったので書きました。
あまり反省していない。
>>161 「別にあんたが好きで何度も相手してやってるんじゃないんだからね!
あんたの精液が美味しいから一回で吸い尽くさないでおいてあげてるだけなんだから!
勘違いしないでよね!///」
こうですねわかります
それはちがうとおもいます
むぅ、新ジャンル“ツンデレサキュバス”誕生の予感……
やろうと思えば結構作れるよなサキュバスの複合ジャンル
俺もメイドサキュバスとか野暮なのよく考えるわ
戦隊もので敵が毎回一般人を○○サキュバスに改造するとかどうよ
敵の女幹部のサキュバスが、結構な割合でヒーローの誰かの事考えてオナってんのな。
で、ヒーローの目の前に来ると
「オホホ、お前如きの粗末なモノで、この私を満足させられると思っているのか?
貴様の相手はコヤツで十分、淫魔化光線照射!」
とか言ってるの。
で、「悔しい、あんなエセサキュバスがあの人のモノを…」
とかハンカチ噛んでる感じで
「ミツアシレッド!」
「ダイコンブルー!」
「パールイエロー!」
「ワーハクダクホワイト!」
「フタナリピンク!」
「五人揃って!魔姦戦隊・ゼツリンジャー!」(爆発音
「メアナイツのサキュバス共め、天に代わって、俺達が犯す!」
やろう戦隊かw
セラムン的なのを想定していたわw
>194
いやいや、ピンクが女性というのは定番でしょう?
そう、一人だけ女性……
おっと、これ以上語るは野暮ってもんですな。ハハハ……
まとめサイトなんか重い・・・
>>196 おたくはミラーサイトがあるのをご存知ないのかね?
>>192 下手するとラスボスより強い女幹部が、
片っ端から男を襲いまくって戦隊壊滅。
でも、大好きなダイコンブルーにキスされて挿入された瞬間イッちゃうの
女幹部スキーな俺としては期待せざるを得ない流れだ
>>198 ブルーと女幹部カップルに脊髄反射した俺参上
それなんて某スレの〇〇レンジャー?
む。保管庫が404
ミラーのURLはどこだっけ?
サキュバス避けには、
枕元に一杯の牛乳を置いておくと、
精液と間違えて持っていくって。
なんかループしてね?
サキュバス無限ループの罠だな
もう逃れることはできない…いや、待てよ。これではサキュバスは永遠に牛乳で
我慢しろというおあずけ状態に…
サキュバスメイド「えっちなことはいけないと思います!」
巨乳の美人サキュバスとねっとりとした超濃厚なSEXを一晩中ヤりたい、その後死んでも良い
>>209 これはイイ
唯一悪い点をあげるとすれば
それは俺がさっき抜いたばかりだということだ・・・
牛乳からこんな電波を受信したが、まだまだ妄想力が足りない気がする。
「く、クマが、クマが!」
クマにのしかかられる夢にうなされ、たまらなくなって目を開けると暗闇にぼんやり光る顔があった。
「うわあ!」僕はびっくりして起きあがりたいのに起きあがれない。
これが金縛りか!冷静に思うが、なんのことはない女の子らしい人が僕に乗っかっている。
どうも変な夢を見たのはこれのせいか。
だんだん頭が起きてきて冷静に観察すると、なかなかかわいい。
金色の長い髪、彫りの深い顔。幼い感じなのに目鼻立ちがはっきりしている。
それに暗闇でぼんやり光っているところからロシアの潜水艦乗りだったに違いない。
「これはチェレンコフ光じゃないわよ。それにロシア人じゃないし。」
他人のモノローグに答えてくれてありがとう。
「君は誰?どうしてここにいるの?」とりあえずその他のありきたりなことを聞いてみよう。
「ごめん、びっくりさせちゃったね。かわいい寝顔だったから横で見てるだけじゃ我慢できなくって。」
「私は淫魔。サキュバスって言えばいいかな。さ、ここまで言えばいいでしょ。しようしよう」
そういうことになった。
サキュバスと言っている彼女は、うきうきして布団を剥ぐ。
「うわ寒っ!」まだ寒い時期に布団を剥ぐのはやめていただきたい。
「あらら、こんなに縮んでる。」
「寒いもん」
「大丈夫。こうしてればすぐに大きくなるでしょ。」
添い寝するように僕の横に寝そべり、足を絡める。もちろんパジャマの上からまだ小さい肉棒をもむように刺激するのを忘れない。
「ほら、こうしてれば暖かいし」もみゅもみゅ
「あは、大きくなってきた」もむような動きからしごく動きに変わった。
「ね、ね。そろそろいいよね?」
彼女は足の上に乗るとズボンをおろした。
「うわあ、こうなってるんだ・・・」うわあとか言うな。
「いただきま〜す」ぱく。
寒い空気の中、ペニスの先が温かい口の中に含まれる。はっきり言って気持ちいい。
「んっんっ」唇でしごき、舌で先を舐めくびれのところを強く締めてしごく。
ぬちゅじゅぱっ。根本まで含んだかと思うと、喉で締め付け、ぬぬぬっと姿を現す。
「どう?気持ちいいでしょ?」
肉棒を口から放すと手でしごきながら彼女は聞いてくる。
「うん、気持ちいい・・・」
その時にはもう気持ちよくて脱力しながら答えた。
再びくわえ、舐め、唇でしごき、甘く噛む。
「もう出ちゃうよ」
「いいよ、このまま出して」
どくっ!どびゅ!びゅびゅっ!
お言葉に甘え口の中で放出する。
全てが出されるのを彼女は全て受け止め、こくこくっと嚥下する。
「はあ、おいしかった」
唇を舐める仕草がなまめかしい。
「それじゃあそろそろ・・・」
ペニスの上に移動すると手で支えながら位置を調整。
「このへん・・かな?よいしょっ」
少し考えるそぶりを見せた後、ペニスが上から押しつぶされるような感覚のあと、ぬるんと吸い込まれた。
途中抵抗があったが、彼女の体重で押し切られ、とうとう最奥まで到達した。
「・・・もしかして初めて?」
「誰だって初めての時はあるよう。」
いや、そうじゃない、そうじゃないぞ。
「いや、そうじゃなくてさ」
「うるさいな、だまってされてればいいの!」
ちょっと上目遣いで強がっているものの、目尻に涙が見える。やっぱり痛いらしい。
それでも健気に腰を動かしてくる。
でもまだちょっと痛いのか、動きが小さめだ。
「痛いなら無理するなよ」
「いいの!あっ・・・だんだん、気持ち、よく、なっ」
先ほどよりも動きが大きくなってきた。
彼女のすべすべな尻に手を回し、動きをサポートする。
しまりがよく、つぶつぶでペニス全体を刺激してくる。さすが初物。
だけど背の違いかここから胸を吸うことはできない。残念。
「ごめんね、胸が小さくて」
「別にそんなことないよ」そんな気分にさせたお詫びに、尻に回した手で彼女のいいところを探すように刺激する。
膀胱の裏あたりをするといい反応を示す。このへんかな?
「そこ、そこだめっ気持ちいい!」
きゅーっと体も中も抱きしめてきた。
反応が楽しくて一番奥もコツコツしてあげると
「そこもっそこもだめっ」ここもだめらしい。
「あっあっなんか来る、来ちゃう!」僕もそろそろ限界だ。
「中に、中にちょうだい!」
そんな彼女の声に答えてあげる。
びゅっ!びゅるびゅる!びゅくっ!
彼女の最奥に放つ。
「―――――――――!!」
彼女が僕の上で反り返り、びくびくと痙攣した。
「はあ、気持ちよかった」
入れたまま彼女が覆い被さると、心地よい重みを感じたまま意識がとぎれた。
「おはよー」
朝目が覚めると、女の子の顔があった。どうも昨夜のは夢じゃなかったらしい。
「寝顔がかわいかったから起きるのを待ってたの」
「普通、終わったらどこか行っちゃうもんじゃないの?」
寝ぼけ眼で聞いてみると、彼女はにこやかに答えた。
「牛乳よりもおいしかったし、気持ちよかったから。しばらくここにいるね」
牛乳がわりですか、そうですか。まあ一人暮らしだから別にかまわないけどね。
「拗ねないでよー」
僕の鼻をつつきながら彼女は笑った。
「そういえばまだ名前を聞いてなかったね。」
あまりにも今更だ。
「そういえばそうね。私の名前は――」
彼女とは長くなりそうだ、枯れなければ。
以上です。お目汚し失礼。
>>209 表情がエロいなー。凄い。
棒立ちの男が並んでる画像シュールwww
>>215 もしかして今まで牛乳で満足してたから初めてだったのだろうか。
217 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 03:55:23 ID:UwpySzUX
「はやくしましょう」
先生は股を広げ教卓の上で僕を誘っていた
だが、その背中からは黒い蝙蝠のような翼が生え、黒板よりも黒い尻尾が鞭のようにしなっていた
そして、先生の頭からは年老いた山羊が生やす、クロワッサンのように渦を巻いた角が二本天井を向いて生えていた。
「先生、なんのコスプレしてんですか?」
「先生ねえ…サキュバスなの♪ひゃああん…どう?エッチな格好でしょ?」
「何言ってんすか。サキュバスってファンタジーの悪魔でしょ
早くその足閉じて下さいよ。」
だが先生は閉じるどころかその太ももに手を這わせながら指でレオタードをずらす
そこから見える秘部はとろけるような汁がだらだらと蓄え滴り落ちんとす、嫌らしい先生の秘部があった
「早くヤリましょう。結城くん。
初めて入学式で見た時からヤリたくて仕方なかったの。
先生の魔力で結城くんはすぐに瞳孔開いた瞳をばたばたさせて、よだれだらだら垂らしながらイク
そんな霰もない男の子に変わっちゃうの
楽しみでしょ?早くそうなりたいでしょ?
想像しただけで達してしまいそうでしょいいのよ
さ
ダメだ出直す
(´・ω・`)
おつw
サキュバスははやくしたくても作者様はゆっくりしていってね!
サキュバス好きな人は同時にお姉さん好きとオッパイ星人の気がある!って友人が高らかに主張してた
お姉さんは好きだがオッパイは普通でいい
>>222の友人のとこにおれ好みの美尻くびれサキュバスが行って干物にしますように(-人-)
あ、その後うちに来てください
覚悟できてますんで
サキュバスを撃退しようという気概のある奴はおらんのかwwww
撃退なんてもったいない。あんなことやこんなことをしたあげく、泣くまで…いや
泣いても使役しまくるのが理想でしょう。
むしろサキュ娘になりたい
練習用スレにサキュバスっぽいのがいくつかあるが
続きは書く予定無いのだろうか
>>226 よう、俺
まぁ某スレでネカマやってるけどな
>>226 俺もだぜ
夢の中で自分がサキュバスになっているのに気付いたときにはどれだけ喜んだことか
その後起きて絶望したんだけどな!
男性で襲われたい、襲いたいじゃなくて…
サキュバスになりたいって
あれを入れるんだぜ 咥えるんだぜ
美味いとかいいながら飲むんだぜ
だめだ インキュバスなら 判らんでもないがサキュバスは耐えれん
>>230 つまり、レズビアンのサキュバスならOKだな。
ところで、ノーマルの男をサキュバスにするとレズに走りそうな気がするのは俺だけか?
>>230 じゃあ俺がサキュバスになったらいっぱい奉仕してやるよ
>>231 それで栄養が取れるのかが心配だ…そして牛乳に戻る?
おまいら、サキュバスは普通のご飯も食べるぞ。
っていう俺の妄想。
サキュバス化したら、ものっそい美女になれて、不老で、搾精能力が身につくんだよな?
ということは、インキュバス化したら、ものっそい美男になれて、不老で、超絶倫になれるってことじゃね?
そっちのほうが美味しくね?
みんなちんちんよりおまんこのオナニーがしたいんだよ。
サキュバスなら更にきもちいいだろうし。
女の子に突っ込むなんてできそうにないわ…と童貞が言ってみる
>>230 ドラキュラと同じでなっちまったら人間だと拒否反応示すものでも
うまいものはうまいんじゃねーか?
人間男→サキュバスは、TS系の話だと割合頻出するネタだな。
なぜか精液が美味しそうに見える自分に驚きつつも、欲求に耐えかねて…ってのは
ある意味定番シーンかも。
家に不法侵入してきたサキュバスを捕まえて奴隷にしたい。
じゃあ俺はふたなりサキュバスかサキュインキュ相互転生型淫魔がいいな
ふたなりじゃなくたってちんこ並に敏感なしっぽがあるじゃない?
>>239 初めての獲物は親友ってのも定番だな
>>241 一説によればインキュバスとサキュバスは本来同一の存在であり、サキュバスとして
精を集め、インキュバスとして集めた精を女に注ぐという。
>>235 男性の立場から考えれば
淫魔になるならインキュバスの方が美味しいよな……
喉まで男のちんこ突っ込む
恥垢が溜まって異臭の漂う浮浪者みたいな奴でも
それをマンコや喉といった自分の身体の中に入れる
悦んで…・・・
ありえねぇ
それを喜ぶようになるってのは、もともとそういう趣味でないなら内面まで変わり
果てるってことか。異形化スレの守備範囲かもしれんが。
子供の頃ビールまずくて飲めなかったけど大人になったらウメーって感じ?
確かに、ビールも苦いだけだもんな。
苦いだけの精液も美味くなるのか……?
体が欲するものはおいしいと感じる。健康人が飲むと死ぬほどまずい煎じ薬が
その薬を必要とする病人には、妙においしく感じることがある。
インキュバスになってサキュバスと戦ってみたい。
このうえなく非生産的だが。
サキュバスじゃなくていいから
悪魔っ娘になりたいんだ…。
サキュバスと吸血鬼がお互いを貪りあう感じの電波を受信した
それなんてヴァンパイアハンター
ヴァンパイアハンターってそういう話なのか。知らなかった
サキュバスvsガチホモ
勝つのはどっちだッ!
255 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:47:08 ID:HgPRx7Mh
ルイズみたいな子に異世界召喚されたい
そこはサキュバスに支配された世界で英雄召喚したらあんた出てきた
姫にお供つけるからサキュバスが開いた門いってサキュバス女王倒してこい
お供は召喚した魔法使いの女の子
ガチムチおっさん近衛騎士
美少女近衛騎士
傭兵の少女
でも途中で宿屋がサキュバス化けてておっさんやられたり
女騎士やられたりしてサキュバス女王に捕虜として捕らえられる
世界の半分をお前にやるから肉奴隷なりなさぁ〜いって言われて
>>251 それなんてロッテのおもちゃ?
サキュバスだが吸血もするっていう娘が欲しい。
>>254 昔特殊な性癖な男性がいてサキュバスの誘惑が効果無いってのを書いたことがある
サキュバスが相手の性癖の理想の夢を見せながら、現実には腟で絞り出すってオチにしたけど
射精の欲求が有る限り、男はサキュバスには精を搾られるしかない…ってのがいいと思うんだ
サキュバスとインキュバスはおなじもので、
人間の理想の姿で夢に出る。
だから、レズにはサキュバスの姿で出るんじゃないか?
ということはフタナリ好きにはフタキュバスの姿で出て
カレー好きにはカレーの姿で出るのか
「なんで世の中は変態ばかりなのよぉ!!」
と変えた姿を鏡で見るたびに叫び出したくなる、妙にモラリストの淫魔さん…
サキュバスは 理想の手法で、ってところがすごく上手い仕掛けだよな
本人の理想って、曖昧なんだけど条件としては絶対で矛盾を生みにくい
加えて基本的なサキュバススキー達はその「理想で迫られる」ってシチュが好きだから
ある意味「理想のシチュを武器にサキュバスに迫られる事」が理想シチュであるわけだし
ゴチャゴチャした文になったけど
理想と設定が上手くマッチしているよね、って意味
↑とサキュバス感が違う人はゴメン
スク水脱糞級の変態だとさすがのサキュバスもかなわないんじゃないか?
通常なら、
「そこまでして変態の精を吸いたくないわよ。変態がうつる」
で済ませばよい。だが、彼女は飢えていた。そして不幸なことに、半径200kmにいる
人間はこの変態だけなのだ。
放置プレイされることが理想ならサキュバスに勝てる!
淫魔が放置プレイで射精させるぐらいスゴかったらもうお手上げ
乙です
>>265 さっきゅんは、脳内時間を操ることだって多分可能なんだぜ。
十分焦らして吸いとってしまえるではないか。
さっきゅんといちゃいちゃしたい〜
つまりネコ耳はぁはぁ な俺の前に
ネコ耳で現れる訳だ…
語尾は必ず「○○にゃ〜」を付けてな
ヤベぇよ
でも誰かに見られていたら ふふ〜ん何?この娘、頭おかしいんじゃない
って言ってしまいそうな俺ガイル
サキュバスvs思春期ど真ん中で毎日オナりまくりのムッツリスケベ中学生!
勝つのはどっちだ!(結果わかってるけど)
>>270 そこはもちろん、ネコ耳付いてて当たり前っていう幻覚見せられるんだろうな
サキュバス自体には変化が無くて、俺らが只幻覚を見て喜んでるって感じじゃないか?
サキュバス側から見たら普通にSEXしてるけど俺らから見ると好きなプレイをしてると言う
だから俺らが放置プレイ好きだろうとどれ程きついスカトロだろうと無視して絞れる
SEX中に喋る言葉に対して適当に反応すれば良いなんてサキュバスは本当に楽だぜフゥハッハー
「夜のオフィスで獲物狩り〜♪と
「これで完璧」と可愛いスケスケブラウス+ミニスカな制服の美巨乳美女に
変身して夜のオフィスに出現。
狙いを付けた居残りの男の精を吸うべく「ご苦労様。コーヒーを入れたの」
と甘い声で近付きエロく密着。わざとらしくミニスカの裾をたくし上げ男の手を
誘い込んだたまでは良かったが、実は魔力不足で引っ込ませ切れていなかった
禍々しい悪魔の尻尾の先が獲物に丸見えに。エロい気分が一転、驚き固まる男を
よそに、本人はまったく気付かずに男に迫る…。
といううっかり痴女サキュバスはぁはぁな私の前にそのままの姿で現れる訳か。
これはたまらん。
さっきゅん「こんな厨臭い細かいAV設定やってられないわ!」
うわ、校正終わらないうちにEnterキー早漏して書き込んじゃったよ。
冒頭は
「夜のオフィスで獲物狩り〜♪」と思い付き、「これで完璧」と可愛い
スケスケブラウス+ミニスカな制服の美巨乳美女に変身してオフィスに出現。
とするつもりだったです。大して変わんないかwww
夢は夢だと自覚すれば操れるらしい。
つまり、夢に入ってきたサキュバスを滅茶苦茶にすることだって。
あれ?起きたらさっさと精液持ってかれておしまいな気がする。
魂堕としシリーズで、「魔術師とサッキュバスと復讐と」で
インキュバスに中出しされるとサキュバスになるんだよな
んじゃ1話でルースに犯された王妃・王女・侍女・乳母・女官達は
サキュバス化してるんだろうなぁ。
彼女らの話はあるんだろうか?
つかルースを淫魔化させたラミィ以外のサキュも可愛いやら美しいやら…
もっぺん出てくるんだろうか?
279 :
復讐少女:2009/02/09(月) 05:44:15 ID:R+5xJsGs
お久しぶりです。。。
朝っぱらから申し訳ないです。
無事卒業論文を提出しSSを書き、先ほど完成しました。
無駄に長くなってしまいました。。。
一応読み直しましたが、長い分、
カオス成分と突っ込みどころが満載かもしれません。
エロだけ読みたい人は(10/15)から。
ではいきます。
……一人の少年が女子の部室の前に立ち、何度も顔を左右に振り、周りに人がいないかどうか確認をする。
少年は緊張しているのか、こわばった顔つきで部室の鍵をあける。
鍵を開け、部室の中に入ると、ツンとした匂いと柔らかな花の匂いを感じた…
汗の匂いと、それを消すためのデオドラントスプレーの匂いだ。
少年は、部室内を見渡し、「城本」の名札が付いているロッカーを見つけ、扉を開ける…
ロッカーの中にあるバッグのファスナーを開け、
その中身を探ると黒色で派手な柄の付いている布切れを見つけた。
バックの持ち主の下着だ。
「……これが、ゆかりさんの……」
女性の下着を手に取りそう呟いた。
「ゆかりさん……ごめん…こうしないと……」
少年の鼓動が高まる。女性の下着を手に取った興奮と見つかるかもしれないという恐怖からだ。
女性の下着を盗む行為……その行為は、少年にとって自分の本意ではなかった。
しかし、しばらくその下着を見ていると、急に下着に顔をうずくめたいという衝動に駆られた。
「…すごい……いい匂いがする……ずっと…嗅いでいたい……」
少年はその本能に従い、その下着に顔を近づけようとした。
しかし、理性の方がわずかに上回ったのか、顔を小刻みに左右に振り払て本能を抑え、
手に持っている下着を自分の持っている鞄にしまった。
「なにをやっているんだ僕は……くそっ!!」
少年は顔を悔しそうな表情をして、別のロッカーにも手を伸ばしバッグを探り始めた…
「ゆかりっ!!ナイス〜〜!!」
汗の匂いが立ち込める体育館の中で、ゆかりは、茶髪のショートヘアで長身の少女とハイタッチを交わす。
「せりなこそナイスだよ!!せりながバンバン強いスマッシュをしてくれるから私にチャンスがまわって来るんだって」
「でもゆかりがそーゆーチャンスを確実に決めてくれるから、私たちレギュラーになれてるんじゃない!!」
瀬里奈は、バドミントン部でゆかりと入部して間もない頃から組んでいるダブルスの相手だ。
瀬里奈は170cm以上ある長身と長い手足を生かし、高い地点から角度のあるスマッシュを打つため
他校のチームだけでなく、同じ部員からも恐れられている。瀬里奈はシングルスでも十分に強いのだが、
スマッシュしか取り柄がないために長期戦になると負けることが多く勝率が不安定なため、
シングルスのレギュラーにはなれなかった。
逆に、ゆかりはこれといって特徴がないのだが、凡ミスをほとんどしないために長期戦に強い。
この2人がダブルスのレギュラーになっているのは、互いに弱点を補填しあっているのであろう。
「ハァ…ハァ…ぇ…もうマッチポイント?うっそ…10点ハンデで試合始めたのに…
城本先輩と横井先輩、強すぎるよ……」
試合相手の後輩の2人のうちの一人が顔に疲れを浮かべながら言った。
ゆかりたちは、次のポイントも簡単決め、試合を終わらせると、体育館の壁にもたれかける。
「ふぅ〜しっかし、1年弱くない?あれが1年で最強のダブルスとか…
私たちがいなくなっちゃったらどうするんだよ…」
瀬里奈がはき捨てるようにゆかりに言う。
「でも、1年生はシングルスになると強いし、大丈夫なんじゃない?」
「だめよ!!チーム戦は5試合中2試合がダブルスなんだから、ちゃんとやらないと!!」
部活に対して熱心は瀬里奈は、ゆかりの楽観的な発言に対してついつい強い口調になる
…確かにダブルスはもうちょっと強くないと、この先まずいかもしれない。来月の10月には新人戦もある。
ゆかりが考えるしぐさをし、男子のバトミントン部員のいる場所に目を遣る。
男子部員の数名が、ゆかりにいやらしい目線を送っている。
「……またあいつら!!だから男子は弱いのよっ!!」
瀬里奈は肉食獣のような獰猛な目つきで男子部員を睨み付けた。
男子部員は瀬里奈の目つきに驚き、思わず目を逸らす。
「まぁまぁ……別に減るもんじゃないし」
ゆかりは瀬里奈とは逆に、男子部員に対してニッコリと微笑み、手を軽く振るしぐさをした。
男子部員の視線が元に戻る。
「はぁ……ゆかりさぁ〜、入れ乳をして男子を引き付けたい気持ちは分かるけど、
少しは嫌がるしぐさぐらいはしたら?……あと、ユニフォームだけど一回り大きいのを買って。
下着が汗で透けて見えてるじゃない!!」
バドミントン部の中では、ゆかりの空白の2ヶ月間を豊胸手術をしていたと考えられている。
ゆかりは戻ってきた当初は否定していたが、それも面倒になり、豊胸手術説を黙認している。
「ん〜買うの面倒なんだよねぇ…」
「はぁ…なんで、面倒臭がり屋でお気楽思考のあんたが、バドミントンになるとあんなに丁寧になるのよ……
入部からの付き合いだけど、掴めないっていうかさ……
謎めいたところがあるのよ、ゆかりって。その入れ乳もさ」
瀬里奈はそういうと、ゆかりの胸を数回指で突き自分のラケットをケースの中にしまった。
「じゃ〜先に部室で待ってるから。コートの片付けは負けた1年に任せればいいでしょ」
瀬里奈はラケットを持ちタオルを首にかけると体育館を後にした。
「……ふふっ。女性は謎が多いほうが魅力的でしょ?サタン」
ゆかりが笑みを浮かべながらサタンに話しかける。
「まぁそうだな……私もゆかりのことが時々掴めなくなるからな」
「…クスクス」
ゆかりは帰り際に先ほどと同じように男子部員に微笑みかけ、男子部員を釘付けにして体育館を後にした。
ゆかりが部室に戻ると、先に部室に戻っていた瀬里奈や他の部員達が怒りに満ちた表情を浮かべていた。
「みんな……どうしたの?部活終わったのになんでそんなに機嫌が悪いの?」
「部員の下着が全部なくなっちゃってるのよ!!」
「ぇ……」
ゆかりは瀬里奈の発言に驚き、自分のバックをチェックした。
「ほんとだ……下着が、なくなってる」
「も〜〜っ!!シャワー浴びて帰ろうかと思ったのに、替えの下着がないと気持ち悪いじゃない!!
ぁあああ〜下着盗んだ奴、絶対にボコボコにしてやる!!原型がなくなるくらいに!!」
瀬里奈はロッカーの扉に向かって思いっきりこぶしをぶつける。
「でも、どうやって部室に入ったんだろう……鍵、かかってるし」
「そんなの、窓から侵入とかできるんじゃないの!?」
「でも窓はちゃんと鍵をかけたはずだよ……やっぱりドアから入るしか…」
「……ぁ、だったら奴しかいないわ」
瀬里奈の口調が落ち着いたものになる。
「奴って?」
「荻原よ、荻原!!あの変態生活指導教員!!あいつが部室のスペアキー管理してんのよ!!
いつも使っている鍵は部活中私たちが管理しているから……間違いないわ!!」
すると瀬里奈は他の部員の方に視線を変えた。
「…みんな!!いくよ!!問い詰めてやる!!」
そういうと瀬里奈は他の部員達と一緒に部室の外へ出て行った。
そんなに単純に解決するのか?ゆかりは疑問に思ったが、他に犯人が思い浮かばないので瀬里奈達に
ついていくことにした。
瀬里奈と部員達は職員室に着くと真っ先に荻原のいる席へと向かった。
途中体育館寄って一年生にも呼びかけたせいか、大人数が荻原の席を取り囲み、荻原を睨みつけた。
荻原は驚きを隠せれずにいた。
「な、な何だよ君たち…わ、私になにかも文句でも…」
「何だよ…じゃないわよ!!この下着ドロボー!!」
「えっ?下着ドロボー?…ちょっと待ってくれよ…他の誰かと勘違いしているんじゃないか?」
荻原は本当に何も知らないような素振りを見せ、今度は荻原が瀬里奈を睨みつける。
「…2年生の横井さんだっけ?君は部活も熱心な上に、クラスの学級委員も務めている。。
けど、その派手な茶髪は何度注意しても直さないよね。。。」
そういうと荻原は、瀬里奈の髪を触ろうとする。荻原の癖だ。
本人は故意でやっているわけではないが、男女関係無く制服や髪に触わろうとする。
この癖のせいで女子からは「変態」や「セクハラ」と陰口を叩かれてしまうのだ。
「ちょっと、触らないでよ!!この変態教師!!」
「へ、変態とは何だ!失礼だぞ!!」
荻原はその言葉が癪に障ったのか、声を荒げる。
「……せりな。まだ、荻原先生が犯人って決まったわけじゃないよ。」
ゆかりが荻原と瀬里奈の間に割り込むように言った。
「でも、スペアキーを持っている時点で他に誰がやれるのよ!!」
「スペアキー?」
荻原が瀬里奈の言葉に反応するように言った。
「それなら…夏休みが終わってから、1年の体育を担当している矢田先生に管理が変わったんだ。
教頭先生からの指示でね。でも、矢田先生は管理が雑でさ…
メインの鍵を無くした生徒に他の鍵ごと簡単に貸してしまうんだ。
私は何度も注意するんだけど、聞いてくれないんだよ」
「うそ……そんな……」
スペアキーは荻原が管理していない…瀬里奈は荻原の発言にしばらく体が固まってしまった。
「鍵なら彼の机一番上の引き出しにあるはずだ」
ゆかりは早速矢田の机に向かい引き出しを開けた。
荻原の言うとおり鉄製の大きな輪にスペアキーの穴が連なっている。
「ぇっと……私たちの部室の鍵は…」
「『女バド』って名札が付いているはずだよ」
荻原が答える。
「………ない。無くなってる!!」
「……これで私に対する誤解は解けたかい?横井さん」
「うっ……。……誤解をしてしまい、申し訳ありませんでした!!」
瀬里奈は荻原に深々と頭を下げた。
「……近いうちに髪も黒に戻します」
瀬里奈はもう一度荻原に頭を下げ、職員室を後にすると、他の部員もそれに続いた。
「…しかし災難だったね。。下着泥棒だっけ?…矢田先生には更に厳しく言っておくよ……
まぁ、でも今回の事件で彼も反省するだろうけど」
一人の残ったゆかりに対して荻原は話しかける。
「こちらこそすみませんでした。横井さんって、一旦頭に血が昇ると誰にでも暴言吐いちゃうタイプで…」
「大丈夫だよ…わたしの癖で、そう思われても仕方がない」
「その癖直らないんですか?」
「直せれるのなら…とっくに直しているよ」
「そうですか……ふふっ……じぁー私が直してあげますよ…えいっ!!」
そういうとゆかりは荻原の額に向かって人差し指をぶつけた。荻原はゆかりの突然の行動が理解できないのか、
きょとんとした目でゆかりを見つめる。
「これで直りましたよ。クスクス……そういう『命令』をかけておきましたから」
ゆかりは薄ら笑みを浮かべながら職員室を後にした。
下着泥棒の事件から、1週間が過ぎ、9月も半ばに差し掛かっていた。
荻原はゆかりの『命令』のおかげか、生徒の服や髪に触らなくなり
地に落ちていた評判も少しずつではあるが良くなっていた。
ゆかりはいつもの噴水で真希と和美と一緒に昼食をとっている。
「ゆかりん、そういえば例の下着ドロの犯人ってまだわからないの?」
和美がゆかりに話しかける。自分達が一度性犯罪の被害にあっているせいか、
二人共この事件に積極的に協力してくれている。
「う〜ん……あれ以来なにも起こってないからなぁ。。手がかりとか何も残さなかったし」
「…でもなんか下着ドロボーって卑怯だよねぇ〜〜正々堂々と取りに来なさい!!って言いたくなるよ」
「まき……正々堂々と取りに来られたらまずいでしょ。。。」
和美と真希が話していると、一人の少年がゆかりのそばに近づいて来る。
「ぁ!!朝倉君、こっち、こっち!!」
真希が、少年を手招きする。
「坂下さん、頼まれてた楽譜、転調して調整したものを作成したんですけどこれでいいですか?」
「う〜んどれどれぇ……見た感じきちんとできてそうだねぇ〜細かいアレンジも効いてそうだし」
「アレンジした部分は演奏して確かめてみてください。もしかしたらしっくり来ないかもしれないので……」
少年の名前は朝倉 優太といい、真希と同じ吹奏楽部し所属している。優太は男性にしては小柄で、
背が160cmを少し超える程度…ゆかりとほとんど変わらない。
優太は真希にそういうと視線をゆかりの方に向けた。ゆかりは少年をやさしく見つめている。
「こんにちは。ゆうくん」
「ぁ……ゆかりさん。お久しぶりです」
ゆかりと優太が親しげなやりとりをしているのを見て、和美はいやらしい目線で2人の間に割り込む。
「ふ〜ん。ゆかりんと名前で呼び合う関係なんだ…こんな少年が、学校No.1の美女であるゆかり様にねぇ……」
「ちょっとかずみ!!No.1ってだれが決めたのよ。。。」
「男子がよく話してるし。ゆかりんのスタイルとか。スタイルとか。スタイルとか。
ほんっと男子って変態よね〜」
「(クスクス……それはそれでいいんだけどね)」
ゆかりが笑みを浮かべて小声で言う。
「ん?ゆかりんなんかいった?」
「あ、別になんにも…それよりゆうくんはね、中学の時にちょっとお世話になったの」
「お世話になっただなんてとんでもないです!!僕がいなくてもゆかりさんはちゃんと仕事してたと思いますよ」
「またまた謙虚になっちゃって…わたしが中学3年の時の話なんだけどわたしね、半年間だけ生徒会長やってたの」
「ぇっ!?めんどくさがりのゆかりんが生徒かいちょお?」
和美は驚いた顔をして言う。高校からの付き合いであるゆかりから見て想像がつかないからだ。
「ああっ!!ゆかりん!!かずみ!!そろそろお昼休憩終わっちゃうよ!!」
「ぁ!!ホントだ!まずいじゃん!!」
ゆかりは自分の身に着けている時計を確認してあわてて弁当を片付ける。
「ゆかりさん!!じゃあ僕はここで!」
「うん。またね〜」
「ちょっと!!この話はあとでじっくり聞かせてもらうよ!!ゆかりん!!」
ゆかりたちは急いで教室に戻った。
「罠を仕掛ける?どうやって?」
「それを今から考えるのよ…」
放課後、女子バドミントンの部員達が、月1回のミーティングで集まっている。
今回は新人戦のメンバー決めについて話合いをすることになっていたのだが、いつの間にか
下着泥棒撃退作戦に変わってしまっている。
「なにかドアのあたりに仕掛ければいいんじゃないですか?」
一人の後輩部員が瀬里奈に話しかける
「どんなものを?」
「…ドアを開けると警報とかなるようなものがいいかも!!」
今度はゆかりと同期の部員が提案した。
「でもそれだと、警報が鳴った時に犯人が逃げちゃうよ……」
「そうだよね。多分今度起こる時もわたしたちは部活中なんだから
わたしたちだけ気づくようにしなきゃね…」
「でも、そんな警報どこで手に入れるの?」
「ん〜ホームセンターとかに売ってるんじゃないの?」
部員の2人がそのようなやりとりをしていると、ゆかりが考えるしぐさをする。
「ホームセンターとかには売ってないんじゃない?
だって、警報とか本来は犯人が侵入するのを防ぐものなんだからそんな変わったもの……」
「変わったもの……か」
ゆかりはその言葉を反芻し、目線を別の校舎の方に移す。
「ゆかり、なんか心当たりでもあるの?」
「うん……ちょっと、ね」
ゆかりはミーティングが終わると早速別校舎に向かった。コンピュータ室の方だ。
「おじゃましま〜す」
ゆかりがドアを開けると、黒縁メガネの男がパソコンに向かって何か作業をしているのが見えた…久田だ。
「ん?…あなたは坂下嬢の友達の……」
「城本だよ」
一人の男がゆかり姿を見てなにやら慌てて作業をしている。ゆかりはその慌てぶりが気になったのか男の方に近づく
「ああっ〜!!見ちゃダメだっ!!」
半ば強引にゆかりが男のパソコン画面を見ると、そこには裸の女性の画像の顔の部分が、
ゆかりの顔にされている画像が見えた…アイコラ画像だ。完成度がかなり高く、本当にゆかりが裸になっているように見えた。
「クスクス……それっ!!」
するとゆかりは男の背後から抱きつき手を首にかけ、自分の大きな胸を、男の背中に押し当てる。
男はゆかりの感触に興奮しているのか、顔がかなり赤くなっている。
「ふふっ……いつもこんな事して遊んでいるの?いけない子ね……」
ゆかりは男の左耳にそう囁くと、優しく息を吐きかけた。
「ああっ!!たまりません…ゆかり……さ…ま…」
男の興奮が頂点に達したのか、そのまま失神してしまった。
「…あのー……今日はどのようなご用件で?」
部屋にいる一人が気まずそうにゆかりに尋ねた。
「ちょっと相談事があってね。…先週ね、バド部の部室に下着ドロボーが侵入したんだよ。
部室のスペアキーも盗まれたままだし、また犯人がやってくる可能性があるから、ドアを開けると警報が作動するようなものが欲しくて…」
「それだったら、ホームセンターとかに売っているマグネット式の警報装置をつければよいのでは?
わざわざここまで来て相談するほどの事ではないと思うのだが…」
久田が腕を組みながらゆかりに話す。
「…でもそういうのってブザーとかが中に入ってるでしょ?わたしたちが欲しいのはね、犯人が部室に
入ってきた時に、犯人に警報の存在が気づかれないようにして部員だけがわかるようなものが欲しいの。
そうしないと犯人が逃げちゃって、二度と捕まらなくなる可能性があるでしょ?」
「そういうことなら……おい!!貴様、いつまで寝ているんだ!!」
そう言うと久田は、先ほど失神した男の頭を目掛けて、机の上に置いてあるフロッピーディスクをぶつける。
「いてっ!!」
その衝撃に男は思わず頭を起こした。
「くっそーせっかく幸せな気分に浸っていたのに……」
男は無駄に表情を引き締めゆかりの方を向く。
自己紹介がまだだったな。。俺は木下 聡。このコンピュータ部の部長だ。
先ほどの話はすべて聞いていたよ」
「聞いてたんだ……」
ゆかりは呆れた口調で言う。
「警報装置だよね。そういう類のものは、あるにはあるんだけど…」
木下は、そういいながら引き出しの一番下の部分を開け、携帯電話と小さなマグネットのようなものを取り出す。
「このマグネットをドアの境目の上と下につけるんだ。警報のスイッチの操作は、この携帯でできるようになっている。
スイッチが入っている状態で、このマグネット同士が離れると……携帯が鳴り出す。」
「へぇ〜すごい仕掛けだね。それ」
ゆかりに感心された木下は気をよくしてさらにしゃべり続ける。
「フフ……そうだろう?しかもこれは半径1kmの区域まで使用可能だ。だからこの学校のどこにいても侵入者がわかるはずだ」
「へぇ〜そこまで私に説明してくれるんだから、貸してくれるんだよね?それ」
ゆかりが期待するような目線を木下に向けたが、木下はうつむき腕を組んだ。
「…この装置は、今度ちょっとした用事で使うんだ。いくらゆかり様のお願いとはいえ、今すぐ貸すわけには…」
「えぃっ!!」
ゆかりは木下の話を遮る様に、再び背中に抱きついた。今度はさっきよりも強く自分の胸を木下に押し当てる
「ふふっ……今すぐ貸してくれたら、わたしの本物のハダカを見せてあ・げ・る………クスクス」
ゆかりは木下の左耳に囁き、先ほどと同じように息を吐きかける。
「ああっ!!どうぞお持ち下さい…ゆかり…さ…ま」
木下は、失神してしまった。本当に。
「クスクス……いい子ね」
他の部員達は、哀れむような目つきで木下を見つめる。
「……な、なんか、坂下嬢といる時と雰囲気がちがうぞ……」
久田が顔を引きつりながら言う。
「なんか男の子の中にいると、血が騒いちゃうんだよね〜」
「なんの血だ?」
「な・い・しょ。クスクス……」
ゆかりは久田に悪戯っぽく笑い、部屋を後にした。
ゆかりは、コンピュータ室を出ると早速部室に行き、木下から貰った警報装置を取り付けた。
その警報装置は使い勝手が良いのだが、一つ欠点かあるとすれば、着信音が男の叫び声に
なっており、変更が一切できないということだ。
警報装置をつけてから1週間が過ぎたが、装置が作動することはなかった。
「本当に犯人はまた侵入してくるのかなぁ…」
「多分くるわよ。スペアキーも持ってるし、性犯罪は再犯する場合が多いらしいから」
部活の休憩時間ゆかりと瀬里奈が話していたその時、
「お〜〜〜い!!スタッッフ〜〜〜〜〜!!!!スタッッフゥ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
ゆかりのラケットカバーのそばにおいてある携帯電話から、例の叫び声が聞こえてきた。
…警報装置が作動したのだ。
「これって……!!」
「ついに来たわね!!絶対に逃さないわよ!!!」
「うん!!」
ゆかり達は駆け足で部室の前まで行くと、案の定ドアの鍵が開いていた。
瀬里奈は中にいる犯人を挑発するように、部室のドアを勢いよく開けた。、
瀬里奈が部室の中を見てみると、一人の少年が怯えた目でこちらを見ている。
「あんたが犯人ね!!ふふっ……これからどーなるか、わかっているわよねぇ……」
瀬里奈は薄ら笑みを浮かべながら少年に近づく。。。
ゆかりも瀬里奈の後から付いていき、少年の顔を確認した瞬間…表情が一気にこわばった。
「ぇ……うそ………ゆうくん……なんでこんな事を……」
「ゆかり……さん。ごめん…なさい。ごめん…なさい。ごめん……」
優太は今にも泣きそうな表情で、ゆかりを見つめる。
「ゆうくんが、下着を盗むなんて……ありえないよ……」
「ん?こいつってゆかりの知り合い?」
ゆかりは無言で頷く。
「あんた……ゆかりとどういう関係か知らないけど……ゆかりの心に傷をつけた事は、大きいよ!!
覚悟なさい!!」
「まって!!」
瀬里奈が更に優太との距離を縮めようとしたときゆかりがその間に割り込んだ。
「ちょっと、ゆかり!!」
「ゆうくん……何かの間違いだよね……」
優太は黙ったままだ。
「よし……」
ゆかりは優太の肩に手を置いて目を見つめ、『透視』を始めた。
「……やっぱり、ゆうくんは好きでこんなことはやってなかったんだ…」
「え?ゆかり、どういうこと?」
「本当の犯人は……ゆうくんじゃないよ……」
「なにいってるのゆかり、だって部屋のなかにこいつが……」
「わたしが本当の犯人を見つける……だから、ゆうくんを見逃してあげて……お願い。。。」
ゆかりは懇願するような目で瀬里奈を見つめる。
「ゆかりさん……そんな人いませんよ……ちゃんと仕打ちは受けます……」
「ゆうくん……うそついちゃだめだよ……」
ゆかりは、悲しそうな目で優太を見つめる。
「……なんだかよく分からないけど、一応ゆかりを信じるわ。その『真犯人』っていうのが
特定できたらわたしに教えてよ。ボコボコにしてやるんだから」
「……あと、優太っていったっけ?今は見逃してあげるけど、疑いが晴れたわけじゃないんだから。
やっぱりあんたが主犯だったら…その時は覚悟するのね。あと、スペアキー返しなさい」
瀬里奈が諭すように優太に言った。
「わかりました……」
優太はそう言うと、持っていたスペアキーを瀬里奈に渡し、2人のそばから離れていった。
ゆかりは体育館に戻ると、男子のバドミントン部員が練習しているところに行った。
男子部員の視線がゆかりに一気に集中する。ゆかりは、壁にもたれかけている男子2人に話し掛けた。
「原田君と野村君だっけ?ちょっとお願いがあるんだけど…」
「なんですか?城本先輩?」
原田が爽やかな声でゆかりに話す。
「えっとね……そろそろ新人戦だから君達と試合がしたいの。……君達かなり強いでしょ?
いい練習相手になると思って。」
ゆかりはふたりの耳元に近づき、周りに聞こえないように小声でしゃべる。
「でも練習は3人だけで……しよ。今週の土曜日の夜に……ね」
2人はお互いに顔を見合わせ、しばらく考えた後、ゆかりに視線を戻す
「いいですよ!!城本先輩の頼みなら、なんでも聞いちゃいますよ!!
…それと、メアド教えてもらえませんか?連絡とりたいんで」
「いいわよ……」
ゆかりは2人の携帯番号のメールアドレスを交換し、女子部員の方にもどった。
土曜日の夜になった。
ゆかりは、原田と野村と待ち合わせを約束した市民体育館に来ている。
原田と野村は時間通りに正門でゆかりを待っていた。
「ちゃんと、来てくれたのね。お疲れ様」
2人は、なにかすっきりしないような表情でゆかりを見つめる
「城本先輩……夜にやるっていったってもう体育館締まっちゃってますよ。
一体どこで練習するんですか?」
「クスクス……今日はね。貴方達と練習をしに来たわけじゃないの…」
ゆかりが2人に対して微笑を浮かべる。
「ゆうくん…朝倉 優太君に下着ドロボーをさせたの、貴方達でしょ?」
ゆかりの意外な発言に2人とも驚いた表情を見せる。
「な、ななに言ってるんですか!!な、なぁ、そんなのしらないよなぁ?野村」
「ぁ、ぁ、当たり前だろ?し、し、城本先輩…そ、それはないですよ…」
「怪しい……」
ゆかりは2人を睨み付けた。
「いやだなぁ……城本先輩。証拠なんてないじゃないですか……」
「証拠ならあるんじゃない?原田君の部屋に。わたしの下着がベッドの上においてあるんでしょ?
いまから一緒に行けば分かるわよね……」
「!!!」
原田は更に驚いた表情を見せる。
「そ、そ、そんなこと………し、下着なんかあるはずが……」
「おい……もうやめようぜ、原田」
野村が諭すように原田にいった。
「そうだよ……俺達があいつにやらせたんですよ……」
野村が堰を切ったようにしゃべりだす。
「あいつさぁ…俺らがいじめている奴をがばおうとしたんだよ。弱いくせにさ。
でもあまりにも必死だったから、いじめてた奴は解放する代わりに、あいつに
『度胸だめし』で下着ドロボーさせたんですよ」
「俺ら下着は興味なかったんだけど、あいつホントに取ってきたから貰ってやったんですよ。そしたら、
城本先輩の下着、とくにパンツとかすごくいい匂いがするんですよねぇ……俺ら癖になっちゃってさぁ」
原田はいつもの爽やかな声ではなくいやらしい声で話す。
「そうそう。たまんないんですよ。アレ。でも最近匂いがあんまりしなくなって
もう一度あいつに盗ませようとしたんですよ。。
バレてるってことは、ヘマしたんですね、あいつ」
「……でも、いいですよ。。実物がここにいるからさぁ……ククク」
「今日は俺達もバドの練習はいいですよ……その代わり別の練習をしますから」
「覚悟してくださいね……城本センパイ……俺達、あいつと違って強いですから……」
原田と野村は、ゆかりとの距離を詰める。
「………ふふっ」
「あなた達が私に勝てるわけないじゃない……」
ゆかりがそういうと目が紅く光り、それを見た2人は気を失った。
2人が目覚めると、周りには、マットやボールなどが整理されて置いてあるのが見えた。…どうやら体育館の倉庫の中らしい。
「目が覚めた?……クスクス」
見上げると、一人の女性が下着姿で見下ろしているのが見える……ゆかりだ。
「あれ……俺、服着てないんだけど…」
「まじかよ!!なんで裸なんだよ!!」
原田と野村は自分達が裸になっているのに気づき、慌てふためく。
「おい……俺達の服、どこに隠したんだよ……」
野村はゆかりを睨みつける。もはやゆかりに対して敬語も使いたくないといった心境になっている。
「さぁねぇ〜……それよりこれから君達にやってほしいことがあるんだけど……クスクス」
「てめぇ……ふざけやがって!!」
野村がゆかりに襲い掛かった。しかし、ゆかりはすばやく野村の顔を鷲掴みにし、そのまま地面に叩き付ける。
「ガハッ………!!」
「反抗的だなぁ……ちょっとおとなしくしてもらおうかな……ふふっ」
ゆかりはそういうと、野村のモノに足を近づけ、裏筋の部分を軸にしながら上下にこすりつけた。
「ウッ……ああっ……!!」
野村はゆかりの足がもたらす快感に思わず声がででしまう。
「クスクス……気持ちイイ?じゃあもっと激しくしてあげる……」
ゆかりはこすりつけるスピードを速める。。野村のモノも固くなり、熱を帯びていく。
「……ハァ……ハァ…もう、イキそう……」
ゆかりはその言葉を聞いた瞬間、野村のモノから足を離した。
「ぇ……そんな……」
「クスクス……だめだよ。野村君は反抗的だからイカせてあげない…」
「うっ……。城本先輩……なんでも言うこと聞きますから……イカせてください…」
ゆかりはその発言に納得いかない様子だ。
「う〜〜ん。。。なんかねぇ〜そんな言い方だと、心にグッっとくるっていうか……
感じるものがなにもないんだよねぇ……。クスクス…ねぇ、もっといやらしく、丁寧にお願いしてみてよ……」
野村は、困惑した表情になったが、ゆかりに従い、重々しく口を開く。
「し、城本先輩の綺麗な足で……僕の…汚い…お…おちん…ちんを…しごいてイカせてくだ……さい」
「ふふっ……そんないやらく懇願されちゃったから、少し興奮しちゃった…足じゃ精液がもったいないから
口の中でイカせてあげる」
ゆかりはそういうと口の中に唾液を含ませ、野村のモノを咥えた。
「クチュ……チュッ……」
「アッ……うっ!!!」
野村は突き抜けるような快感を感じて、ゆかりの口の中で一気に果てた。
「ゴクッ……ゴクッ……。ふ〜〜っ、ごちそうさまぁ……」
ゆかりは野村のモノから吐き出された精をすべて飲み干し、今度は、原田の方に近づく。原田は先ほどのやり取りを見ていて、勃起をしてしまっていた。
「クスクス……いまのを見てて勃っちゃったの?原田くんってホントはドMなのかなぁ?」
「ぇ……そんなことは……」
「ふふっ……隠さなくてもいいんだよ。わたしドMな子大好きだから。。。」
ゆかりは原田のモノをまじまじと見つめる。
「ふふっ……原田くんも気持ちよくしてあげようか?アソコ以外だったら、あなたの好きなところでイカせてあげる…」
「は……はい」
「でも好きなところでしてあげるんだから野村くん以上にいやらしくお願いしないとだめよ。わたしにどうして欲しいかをね……」
「わかりました……」
原田はそこまで嫌そうな顔をしていない。…本当にマゾの性格があるようだ。
「城本先輩……いや、ゆかり様…ゆかり様の綺麗で柔らかい胸で、僕の醜くて汚れたおちんちんから汚い白いザーメンを吐き出させてください。お願いします……ゆかり様…」
「ふふっ…しょうがないなぁ……」
するとゆかりは、着ているブラジャーをゆっくりと外す。ゆかりの胸は大きくて綺麗なおわん型であり、ピンク色の乳房も形が整っている。
「じゃあ……気持ちよくしてあげるね…」
ゆかりはそういうと、自分の胸の谷間で原田のモノを挟み込み上下にこすり上げる。
「あっ……ハァ…ハァ…」
元々勃起をしていた原田のモノが更に固く大きくなる。
「んっ……んっ…。ふふっ、あなたの醜くて汚いのがわたしの胸のなかで、ヒクヒクしているよ……」
ゆかりはこする速度を速める。
「うっ……ハァ……ハァ…ゆかり様……もう…イキそう…です………うっ!!」
原田は大きく身を反らしゆかりの顔と胸に精をぶちまけた。
「ふふっ……たくさん出たね……」
ゆかりは自分の体についている精液を舐め取ると、ブラジャーを付けて立ち上がった。
「じゃあそろそろやってもらおうかな……」
ゆかりが不敵に笑みを浮かべる。
「クスクス……今から2人には『度胸だめし』をしてもらおっかな……」
2人は不安そうな表情でゆかりを見つめる。
「ふふっ……べつにそんな難しいことじゃないって…この体育館の外を1周走ってもらうだけだよ」
「ぇ……服は…?」
原田が顔を歪ませながらしゃべった。
「クスクス……もちろん裸に決まってるじゃない。そうじゃなきゃ『度胸だめし』にならないでしょ?」
「……でも、誰かに気づかれたら……」
「だぶん大丈夫でしょ。警察に補導されるくらいで済むんじゃない?」
ゆかりはそういって倉庫の扉を開ける。
「じゃあ早速いってもらおっかな。。それと、絶対ズルしちゃだめだよ。もししたら、
あとでお仕置きだからね……クスクス」
2人は仕方なく、倉庫から出た。体育館は橙色の電気がわずかについているだけであり、
外の暗さとさして変わらない程度だ。
「あの女、絶対いかれてるぜ。。」
野村は体育館の出入り口まで行きそこで立ち止まった。
「でも気持ちよかったなぁ。。。あのパイズリ……」
原田も野村と平行して歩き、さっきの感触を思い浮かべながらにやついている。
「ん?野村どうしたの?いかねぇの?」
「あのなぁ……あの女の言うことを聞くより、
今のうちにここの警備の人に連絡して、助けて貰ったほうが賢いだろ……」
「でも、ちゃんと言うこと聞いたら、なんかご褒美もらえるかもしれないから、俺はいくよ。えへへへ……」
原田はだらしのない顔つきになり、体育館の外へ出て行った。
体育館の外は住宅地はあるものの、人通りは全くなく、誰にも見つからずに走ることができた。
原田が体育館を一周して玄関に戻ると、野村が困惑した表情で原田に近づいてくる……
「原田……大変なんだ……守衛室にいったんだけど……警備の人がいねぇんだよ!!
鍵もかかっていて入れないし……くそっ!!」
「もう、俺達は逃げられないんじゃないかなぁ……野村もおとなしく外周したほうが…」
「だれがするかよ!!だいたいあの女は、倉庫にいて外の様子なんてまったくわかんないのに
走ったか走ってないかなんて確認のしようがねーじゃねぇか!!」
「クスクス……」
「確認のしようがない……かぁ。」
2人がその声に反応して振り返ると、女が薄ら笑みを浮かべながらこちらを見つめていた……ゆかりだ。
「ふふっ……野村くん、だめじゃない…ちゃんと外周してこなきゃ。。倉庫でお仕置きだね。
それと、野村くんが必死に探していた、守衛さんは女子トイレで眠っているわよ……クスクス」
「原田くんの言う通り、あなたたちはわたしから逃げられないのよ……
わかったら、おとなしくわたしの言うことを聞いていればいいの……『弱い』んだから……ふふっ」
「くそっ……!!」
野村はしぶしぶ倉庫の方へと戻り原田もその後についていった。
倉庫に戻ると、ゆかりは野村の額に人差し指を当てた。
「じゃぁ……走らなかった罰として、わたしの前でオナニーしてもらおうかな」
すると野村の左手が自分の意思と反して、股間にあるモノへと近づく。
「ぇ……うそだろ!!なんで手が動くんだよ!!」
「うふふ……ちゃんとするのよ……カメラでとってあげるから」
野村の左手がモノを掴み、激しく上下に動く。野村のモノが一気に固くなった。
左手は止まるどことが更に速度が増していった。
「あっ……あっ……なんで止まらないんだよ。……くっ!!!」
野村が身を捩らせると、固くなったモノから大量の精が吐き出された。
「……くそっ……」
「ふふっ……じゃあ原田くんはちゃんと走ったからちょっとごほうびあげようかな」
「は……はぃっ!!」
原田は目を輝かせて返事をした。
「んっ……クチュ……クチュ……」
ゆかりは、原田の口の中に舌を入れ絡めあわせる。すると、原田のモノが一気に熱く固くなった。
「クチュ……ハァ…。ふふっ……キスでもうこんなに固くしちゃって…じゃあ中にいれるね…」
ゆかりはそう言うと自分のパンツの位置をずらし、原田のモノと自分の陰部をあてがい、一気に根元まで腰を沈めた。
「ウッ……!!」
原田は今まで味わったことない快感が体中を駆け巡り、ゆかりの中で一気に果ててしまった。
「ああっ……原田くんの熱いのが……入っていく……」
ゆかりは腰をくねらせ、原田の射精を更に促す。
「あっ……あっ……!!」
原田は涎をたらしながら快感に浸っている。
「ハァ……ハァ……ふふっ。ちょっと名残惜しいけど。ここでおしまいにしておこうかな……」
そういうと、ゆかりは原田のモノから離れた。原田は淋しそうな顔をゆかりに向ける。
「ふふっ…そんな顔しないでよ……次の言うことも聞いてくれたらまた気持ちよくしてあげるから…」
「はい…ゆかり様」
原田はすっかりゆかりの虜になってしまっている。
「じゃあ次の『度胸試し』は……」
ゆかりは人差し指で自分の唇を軽く叩き考えるしぐさをする
「……また、体育館の外を外周してもらおうかな…だけど今度は…」
「今度は?」
野村が反芻する。
「今度は後にここについた方が、お仕置きにしよっかな……」
「!!!」
野村はその言葉に反応しすぐに倉庫から飛び出した。
「ぇ………」
原田は野村の行動にぼうせんとしている。
「原田くん…どうしたの?野村くんよりも先に着かなきゃ、お仕置きだよ……クスクス」
原田も急いで、野村の後をついていった。
「ハァ……ハァ……コレでお仕置きはなしだぜ……へへへ」
ゆかりの条件にすぐさま反応した野村が、先に倉庫に戻ってくる。
「ハァ……ハァ……ち……ちくしょう…」
原田は出遅れたせいか、野村よりも後に倉庫に入ってきた。
「ふふっ……じゃぁ、今度は原田くんがお仕置きだね」
ゆかりはそういうと近くにおいてある紙コップを原田に持たせ、野村の時と同じように人差し指を額にあてる
「原田くんは……自分の精液を飲んでもらおうかな……もちろん、ちゃんとカメラで録ってあげるわよ……クスクス」
ゆかりがそういうと、原田の左手が自分のモノを握り、紙コップを持っている右手が精液を受け止めれる位置まで近づいた。
「ぇ……うそだろ……」
原田の左手が自分のモノを激しく擦り上げ、吐き出された精が紙コップの中に入る。
射精が終わった後、紙コップを持つ右手が原田の口元に近づく。
「い……いやだ……やめてくれぇ!!」
原田は恐怖に満ちた顔で勝手に動く右手を見つめる…そして紙コップの先端が口のなかに入って右手が上がり、自分の精が口の中に入った。
「ん……ゴクッ…ゴクッ……」
原田の意思とは反して、喉が勝手に動き、口の中に入っている精が胃の中に流れ込んだ。
精液を飲み終えると原田の口元から紙コップが離れた。原田は両手を地面につき、舌を出して胃の中の精液を戻すしぐさをする。
「オエェ……ぺッ…ペッ……」
「ん?口に合わなかったのかなぁ……私は大好きだから勧めてみたのに……クスクス」
「じゃあ野村くんにはごほうびをあげなくちゃね……」
ゆかりは野村の方に視線を向ける。野村は顔を歪ませながらゆかりを見つめる。
「も、もうやめてくれ……ごほうびはいらないから、俺をここから解放してくれよ!!」
野村はすっかり原田を見捨てている。ゆかりはその言葉を聞いて不満そうな顔をする。
「ぇ〜せっかくごほうびをあげるって言ってるのに……ホントに反抗的な子だなぁ……」
するとゆかりは近くにおいてあるバックを探り、小型の栄養ドリンクと同じサイズくらいの瓶をとりだす。
「これはね、市販されてる精力剤を100倍に濃縮したものらしいの……この前試しに使ってみたんだけど、
コレを飲んだ子が本性丸出しでわたしに襲い掛かってきて……あれは凄かったなぁ…クスクス」
ゆかりはその小瓶を見つめながらニヤニヤしている。。
「くそっ!!」
野村はゆかりが目線を自分からそらしている隙を見て、倉庫から逃げ出そうとした。
しかし、ゆかりはすぐさま反応し、野村の左腕を掴み、そのままバスケットボールの入っている箱まで投げ飛ばした。
「ガハッ……!!」
「だから逃げれないっていったでしょ?クスクス……ホントはわたしとしたくてたまらないくせに……素直になりなさいよ…」
そういってゆかりは小瓶の蓋を開け、中の液体を野村の口の中に流し込んだ。
野村は先ほどの衝撃のせいか、あまり抵抗しなかった。
液体が完全に野村の体内に入ってしばらくすると、野村の野生の動物のように目つきが鋭くなった。
「……俺は……この女を……犯したい……」
「クスクスやっと素直になったね……じゃあどうそご自由に…ふふっ」
そういうとゆかりはブラジャーとパンツを脱ぎ、全裸で野村を迎え入れる。
野村はゆかりをそのまま押し倒し、すでにギンギンに反り返った自分のモノをゆかりの中にいれた。
野村はゆかりの中に入った瞬間射精してしまったが、お構いなしに激しく突き動かす。
「ハァ……ハァ……すごい……前試した時よりも激しいよ……」
「ウッ………ウッ……キス…したい……」
「ふふっ……来て……」
ゆかりは野村のいやらしい舌を受け入れ、自分の舌と激しく絡めあう。
「今度は……おっぱいを……舐めたい……」
「クスクス……やさしくしてよ……って無理な話だよね……ふふっ」
野村はキスをやめると、今度はゆかりの乳房を激しく舐めまわした。
そのあまりの激しさにゆかりも感じてしまう。
「あっ、ああっ!!!……ふふっ……赤ちゃんみたい」
野村はひとしきり乳房を舐めまわすと、腰の振りを限界まで速める。
「俺は……この…女を……イカせたい……」
「ハァ……ハァ……ホントに凄いよ……あなたの望んでる通り……イッちゃう…かもね……」
野村は射精しながらも、自分の欲望を満たすために数分間に渡り腰を振り続ける。
「あっ…あっ……いっ…いくぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
ゆかりは絶頂に達して全身を痙攣させた。
「ハァ……ハァ…ホントにいっちゃった……」
野村はゆかりが絶頂に達したのを確認すると、ゆかりの膣から離れ、そのまま仰向けに倒れた。
「ふふっ…じゃあ最後の『度胸だめし』をはじめようかな…」
野村が起き上るのを確認して、ゆかりが話した。
「もう……勘弁して…下さい……」
「……俺も、同じ意見です……」
野村と原田は死んだような目つきでゆかりにお願いをする。
「しょうがないなぁ……じゃあ、チャンスをあげる」
ゆかりはそういうとカバンからタオルを取り出し2人の目を隠した。
「これから、貴方達の大好きな、わたしの下着の素材を当てるクイズをします……クスクス」
「どうやって……やるんですか……」
「シルクか綿のどちらかのパンツを貴方達の口の中に入れるからそれを当てたら解放してあげる…」
そういうと、ゆかりはカバンからパンツをとりだし2人の口の中に入れた。
「ん〜〜!!」
2人はその感触を確かめる……自分達が身に着けている下着の感触に近い…2人とも綿に間違いないと思った。
ゆかりはしばらくすると2人の口からパンツを取り出した。
「じゃあ答えて……」
「綿のパンツだと…思います」
「僕も……」
「わたしの綿のパンツでいんだよね?」
2人は頷く。
「じゃあ目隠しを外してみて……クスクス」
2人は目隠しを外し、ゆかりの両手にぶら下げてもっているパンツをみて愕然とした。
「正解は……『あなたたちの汚いパンツ』でした。
……クスッ……あはははッ!!!おっかしぃ〜〜〜」
ゆかりはその光景がよほど面白いのか、思わず笑いが込み上げた。
「うっ……卑怯…だ…」
「ふふっ……下着ドロボーをさせていた貴方達に、そんなこという資格があるのかしら?」
2人はゆかりを睨みつける気力もなかった。ゆかりは再びバックの中を探り始め、なにやら太い棒を取り出した。
「『ウルトラソニックアナルバイブ』かぁ……コレ初めて使うんだよね……」
先ほどの精力剤もこのバイブも、バイバイアグラの時と同じよに拓海達に調達させたものだ。
どうやって入手したのかは、相変わらずゆかりにも分からない。
「ウルトラソニックって……なんですか……」
原田がおそるおそる聞く。
「ん〜とね……わたしも気になって調べたんだけど『超音波』って意味らしいよ。
最近は洗濯機とか食器洗い機の洗浄機能として使う例もあるらしいんだけど……
まぁ、つかってみれば、効果がわかるかしら……クスクス」
「……使うって、まさか……」
野村が怯えた目でこちらを見る。
「もちろん、あなた達のアナルに。洗浄に使われるくらいなんだからあなた達の体も綺麗になるかもね…クスクス……」
そういうとゆかりはバイブのスイッチをつける。
キィン!!という張り詰めた音が、部屋全体に響き渡った。
「じゃあ原田くんから…」
「ぇ……い、いやだ……」
原田は今にも泣きそうな目でゆかりを見つめる
「クスクス……だめだよ。ちゃんと受け入れなきゃ……えいっ!!!!」
「ぎぃあああああああああああああああああ!!!!!」
バイブあ原田のアナルに入れられた瞬間、原田の悲鳴が部屋全体に響く。
「ぁ……ぁっ……」
しばらくすると、原田は白目になり、そのまま気を失ってしまった。
「じゃあ今度は野村くんだね……クスクス」
「や……やめてくれ…ださい!!下着ドロボーの件はちゃんと言いますから…お願いします!!」
野村はゆかりに必死に懇願する。
「……いやだ。……クスクス」
ゆかりは野村の懇願を無視して、バイブをアナルに一気に差し込んだ。
「ぎぃあああああああああああああああああ!!!!!」
野村も原田と同じように悲鳴をあげ、そのまま気を失ってしまった。
「クスクス……どっちみち言わせるわよ。こっちには貴方達の恥ずかしいオナニーの動画があるから、何言っても無駄よ…うふふっ」
ゆかりは立ち上がり、倒れている2人を見下した。
「あなた達よりゆうくんの方がずっと強いわよ……ここで自分の弱さに反省していなさい」
ゆかりはバックのなかから自分の私服を取り出すと、それを着て体育館をあとにした。
それから2週間が過ぎ、いよいよ新人戦の地方大会の日がやって来た。
原田と野村は、女子部員に自分達が優太に下着ドロボーをやらせたことを白状し、
下着も女子部員にすべて返した。
2人共、あれ以来体調不良で部活に来られない日々が続いていた…
理由はゆかりに脅されているためか、適当な嘘をついてごまかすしかなかった。
ゆかりたちは、ダブルスの個人戦の決勝まで勝ち上がり、遂にマッチポイント
までたどりついていた
「ゆかり!!ついにマッチポイントだね!!」
瀬里奈がゆかりに言った。瀬里奈の髪の色は、黒色に戻っている。
「うん…いくよ!!」
ゆかりが背後にいる瀬里奈にサインを送ると
絶妙な高さとスピードでサーブを打った。
思わぬ弾道に相手はバランスを崩し、甘い返球が帰ってきた。
「せりな!!チャンス!!」
「フンッ!!」
瀬里奈は思いっきり、シャトルを叩きつけ相手に返す。
あまりのスピードに相手は返球できずにそのまま試合が決まった。
「やったね!!瀬里奈!!!!」
ゆかりはそういうと、瀬里奈とハイタッチを交わした。
以上です
〜勝手に自己反省会その2〜
・今回は締めが分かりやすいようにエピローグを付けてみました
…べ、べつに区切りを数え間違えたわけじゃないんだからねっ!!
・荻原先生…その癖はありえないです
・ゆかりと優太のエピソードが中途半端過ぎる
・フロッピーディスクは大切に
・木下はアレを何に使おうとしたのだろうか……
・ゆかり小道具使いすぎ…ドラえもんじゃないんだから
・どう見ても長すぎです、本当にありがとうございました\(^o^)/
なんか話がサキュバスじゃなくてただの拷問好きの女の話になってるような…
次回からはもうちょっとサキュバスっぽい話にします。
…あと、スレの管理人さん本当に申し訳ないです。
1〜3話の校正をしていません。次回までには直します。
GJでした! そして卒論完成おめでと〜!
ゆかりの仕置き人ぶり+痴女っぽいしぐさに惚れ惚れ。
でも確かにサキュバスな成分も欲しいですね。上の方で話題になっていた、
相手の男の理想の姿で現れて誘惑して成敗するとかどうでしょう。
警報装置は何に使う予定だったんでしょうねw
十分能力使ってると思うがw
こんなコス趣味じゃないけど仕方ないわね…とお仕置きするゆかり萌え。
スタッフ着信ふいたwww
相手の理想を透視してお仕置きに活用、とかだとシチュ膨らんだかも
でも命令とか赤目とか囁きとかかなりエロいです、GJ!
USBメモリの昨今、フロッピーは大切にする必要ないと思うなw
>>296 ゆかりエロすぎGJ
ゆかりがゆうくんを優しく手ほどきしてたら
さらに鼻血(゚Д゚)ドバーだった
サキュバスってどこから生まれるのだろう?と考えていたら、
変な文が出来上がってしまった。自重せず投下。
暗い話だと思うので、注意。
昔、一人の青年がいた。
下賤の生まれではあったが、彼は幼い頃から絵を描くことが好きだった。
また、その素養もあった。彼の描く絵画は美しく、生きているような迫力だった。
その彼が、恋をした。
相手は男爵の息女。身分違いと知りつつも彼女を想い、募る想いを彼は絵に籠めた。
彼が一月の間、心血を注ぎ寝食を忘れ描いたその絵は、恐ろしいまでの美しさであった。
しかし。
その男爵は、彼の目の前でその絵を引き裂かせた。
彼が下賤の生まれであったから。その一点が、男爵を激怒させた。
従者や母が止めなければ、彼を斬殺していただろう。
彼は住処を追われ、森に逃げた。
幸運にも古い小屋を見つけ、彼はそこで更に絵を描きはじめた。
男爵にあれだけの仕打ちを受けても、彼の女性への想いはなお募り続け、
彼に出来ることは絵を描くことしかなかったのだ。
描きはじめて二月。
体もやつれ、命の灯火も尽きようとしているとき、彼の最期の絵が、描きあがった。
見るものを畏怖させるほどに、妖艶と表現して何ら憚らない程に、美しかった。
彼は失いかけた意識の中、絵の中の女性と抱き合う夢を見ていた。
愛しい女性から初めて名を呼ばれた。
頬を撫でられ、美しく描いてくれてありがとうと口づけされた。
彼はそれだけで、生きる意味を得た。満足していた。
女性は彼の衣服を脱がせ、痩せ細った体を隅々まで、口付けていく。
自慰すらしたことのない彼は、それだけで射精しかけていた。
愛しい女性に己の体の総てを慈しまれている。
何日も満足に食事を摂っていなかったのに、口付けられた箇所に力が湧いてくる。
皮膚が赤子のように張りを帯びてくる。
そして彼の下腹が、激しく屹立した。
彼女が、愛おしく彼の屹立を撫でる。
今までに感じたことの無い、電撃のような刺激が彼を襲う。
しかし、彼女の白くしなやかな手が根元を押さえた途端、
駆け上ってきた精液が塞き止められてしまう。
行き場を無くした衝動が、彼を狂わせて行く。
彼は女性を押し倒し、荒々しく衣服を剥ぎ、美しい乳房に、鎖骨に、臀部に、下腹に。
貪る様に口付け、揉み、愛撫する。
その度に漏れる嬌声が、彼の獣欲を一層高めていく。
昂ぶり尽くした二人は。
屹立を、潤み尽くした秘所へと、自然に繋げた。
襞を掻き分け最奥まで入り込んだ屹立が、温かさと射精を促す襞の動きに抗えずに
白い情欲を吐き出した。
吐き出すたび、互いの口から快楽に喘ぐ吐息が漏れる。
愛しい異性と総てが繋ぎあったかのような至福。
女性の子宮に注ぎ込んでなお、彼の屹立は固く勃起していた。
襞は更に、彼の屹立を蕩かすように甘く律動を促す。
女性の両足が、彼の腰に巻きつく。
もっと、もっと貴方の精をください、と。
強く抱きしめてください、と。彼女が囁く。
その吐息のような声が彼の脳を更に狂わせて行く。
そして女性もまた、彼の注ぐ精の味に酔いしれ、満たされるのを感じていた。
何度も突き上げ、激しく動いても、女性の裸身は乱れるどころか、ますます妖艶になっていく。
固く尖った乳首が彼の肌に触れると、その箇所に射精したような快楽が走る。
女性の秘所は、彼の屹立をときにきつく絞め、ときに甘く撫でて。
亀頭と陰茎のくびれにぴたりと張り付き射精を促し、
奥まで入り込んだ屹立を入り口で絞め、射精させまいとする。
注ぐたびに、愛しさが増していく。
互いに与え合う快楽が、至極の愛情に感じるのだ。
だんだんと体が衰弱するも、女体に溺れた彼は気付かずに何度も精を吐き出して。
女性が気が付いたとき、彼は、こときれていた。
女性は、彼がもう二度と動かないことを悟った。そして、泣きながら口付けた。
口付け、抱きしめるうち。女性は自分の中に彼の存在を感じるようになっていった。
そして。彼の中の男爵への憎しみが、自分の憎しみのように感じるようになっていった。
***
数日後、男爵が怪死した。
日頃から恨みを買っていた為、毒殺の類で疑われた。
森の中の古い小屋には、今もなお、真っ白なキャンバスが埃一つ被ることなく、
佇んでいるという…
投下終了。
こういう風に生まれる淫魔とかどうだろうと思って書いたが
抜けない話になってしまって少し後悔している。
では仕事に戻ります。
GJ!
新鮮だった。
怨念みたいなものが性欲と結びついたら……そりゃ強いよなあ
>>307 これは、本来の化け物としてのサキュバスだったな、GJ!
「デビルエクスタシー」と言う漫画があってだな、サキュバスが「ザーム」と唱えると肉棒から、精液と精力や体力全てを奪うんだが、奪われた男は三日以内に死にサキュバスは、その男の精エネルギーで、新たなサキュバスを産むのだが、
彼女達には性器が無くて、肉棒から吹き出す物を口で飲むだけなんだ、色々シチュエーションはエロいんだが、絵が好みじゃ無いのでイマイチ抜けない。
昔連載当時によく話し出てたけど作者はわかってねーなでFA
モモを殺してしまった時点で、作者は相当分かってないどころか
抜かせまいとしてるんじゃねーかと思った。作者の悪意を感じたよ。
ああ、やっぱり同じ感想か、エロいんだがどこか汚ならしい表現だし、ヒロインの扱いが酷過ぎたし、ボスのサキュバスが坊主頭ってw
萎えまくる要素もありまくりだし、黒歴史かやっぱw
うまそうな採れたてイチゴに泥かけて踏み潰して、「はいどうぞ♪」と
渡された感じだった。読ませたいと思ってるのか、すごく疑問。そもそ
も設定自体、サキュバス好きしかついてこれない内容なのに、そいつら
を萎えさせる展開って。
絵が下手だとか、そういう問題じゃないね。絵自体はそれなりだと思う。
表現と展開が大いに萎えたです、と怒ったバカが一人。
>>240 遅レスだが、俺はその後実質上逆奴隷になるシチュがいいな
奴隷にしたサキュバスに奉仕を要求するんだけど、あまりにも気持ちよくて骨抜きにされちゃう
最後には「ご主人様今日も御奉仕の時間ですよ♪」って感じで毎日吸われてずっと寝たきり生活になるとか
317 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:10:57 ID:2QeGvy+j
保管庫に前スレの作品入ってなくね?
中1の時に同級生に言われた一言「お前の姉ちゃん(当時19)ってサキュバスみたいなルックスだよなw」スタイルが良いって意味なんだろうが他に例え無かったのかよ…
>>319 当時、メガテンなどいろんなゲームに出ているであろうサキュバスを指したものだと思うが、
どのゲームのサキュバスのことなのか判断するからとりあえずうpしなさい。
サキュバスみたいなルックスって、そいつ絶対おまえの姉ちゃんオカズにしてただろ間違いなくwww
頼む・・姉さんの画像をうpしてくれ・・
このままでは死んでしまう・・頼むよ・・
319の姉の人気に嫉妬。
ついでにそんな姉ちゃんをもってる319にも嫉妬。
みんな待て、これは
>>319の姉の罠だ。
>>319に書き込みをさせ、餌を集めようとしているのだ。
このままではみんな
>>319の姉に吸い尽くされてしまうぞ。
それもいいか。
望むところよ
どうも
>>319です、皆残念だけどうpは出来ない(当時の写真が無い)。因みに高2の時に同じ同級生に『名前忘れたけど先週出た神羅万象ってシールの青い女悪魔、お前の姉に似てるな』って言われた事もある。どうもマトモに褒めれないらしい
絶対オカズに使われてるってww
ってかその同級生、オタっぽい形容しか知らんのではあるまいか
淫魔に似てるな=抜いてます
でFA
むしろ同級生の夢に姉が出現したのでは。
つかよく見たら、中1と高2で同じ友達に言われたって
その友達かなりしつこいなww
絶対なにかしら狙ってるか目付けてたんだと思うぞw
>>319よ!
当時の写真じゃなくてもいい
いつの写真でもいいから!生後5ヶ月とかでもいいから!
とにかく姉の写真をうpしてくれぇええええ!
いや、今で良い、今で。
より成熟した写真をうpだ!
ドキドキ・・・
338 :
319:2009/02/15(日) 23:47:42 ID:h21tsX0G
皆本当に悪いけどさすがに写真うpは出来ない、許してくれ。
いや、普通なら言い逃げするところをここまで相手にしてるお前は偉いよw
その同級生なかなかいやらしいな。
俺達と同じ臭いがする
>>319 おkおk。おかげで楽しめたよ。thanks
>>340 確かにここにいるような気がしないでも無いな。
自分の姉ちゃんが少なくとも5年間(中1から高2)イヤらしい目で見られてたってどういう心境よw
なんでサキュバススレがスーパーお姉ちゃんタイムに突入してんだよw
サキュバスが理想の姿=お姉ちゃんに変身して現れたんだよw
※このスレは319の同級生に監視されています
ま、まあ、落ち着いてくれ、みんな!
よくよく考えて欲しい、彼が高2の時に神羅万象があったって事から逆算すると、
第一弾が発売されたのが05/03/14なので、約5年前の事。
んで、更に4、5年前の中1の時、お姉様の年齢は19歳。
それら全てを事実と仮定すると、現在のお姉様は…………、そう、28,29歳。
現役のサキュバスじゃないッスか!ふおおおおお!
347 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:11:24 ID:ZEBeMIfN
主人公領主の息子
ヒロイン村娘
身分違いの恋だがお互い告白してなくて肉体関係なし
深夜に村の干し草置き場みたいなとこで密会して寄り添って星みて語らいしてたらサキュバス登場
淫力で二人の体を制御不能にして無造作に主人公を彼女の正面に見せつけるように持ってくる
ボンテージチャックからヌラヌラしたおまんまん出してみせてまたがると、騎乗挿入する寸前のまま愛液ダラダラ垂らす
主人公はやめてくれえひいああみたいな叫び声だしつつ欲情してる悲惨な状況
サキュバスは村娘に
「愛の告白でもしてやれば?あと10数える間だけ待ってあげるから」
「10…9…8…7…ヒャア、我慢できねえ、0だ!」
ズホボオ的な展開SSを希望する
>>329 どっかのスレでその話聞いたな
実際にシールの画像うpもあったような
この伸びは確実にSSと思ったのに
お前の妹耳つけたらホロだなって言われた
さぁ早く姉はサキュバスの生まれ変わりを書くんだ
>>351 ある日姉の仲間のサキュバスが現れて
眠っている弟に手を出そうとする。
「なぜ止めるの。若くて美味しそうじゃない。
ひょっとして まさか貴方、情が移ったりしてないよね」
「ちっ違うの、あれは そう、ううんと 非常食よ」
このスレの伸び様…
>>319の姉は間違いなく
本物のサキュバスの生まれ変わりだ、ところで
青い女悪魔ってどんなの?
アシュタロットだかアスタロットってやつ
ちょっと書いてみたので投下する。6レスくらい。
タイトルは…「夢精への誘いは淫魔の罠」とでも。
〜夢精の快楽を知っているだろうか?
ペニスに直接刺激を与えることなく、想像だけで性的絶頂に達し、
その快楽は自慰やセックスと比べ物にならない、らしい。
一般には、急激に製造される精子を放出するためとか様々言われているが。
もし、意図的に夢精を体験できるとしたら…?
…このような煽り文句で、いつの頃からか都市伝説のように広まる「夢精をする方法」。
もうすぐ中三のユウも、ネットにまことしやかに噂される「夢精の快楽」には興味があった。
勿論大半は出鱈目、釣りなのだが。
今日もまた、ユウは新たに見つけた「方法」を試していた。
今回のはかなりオカルトじみていた。
血を使って魔法陣を描き、それを枕元に置いておくという。
彼は指先を少しだけ切り、指を紙に擦り付けて方陣を描いた。
綺麗に描けたと思う。
…と、急にユウは眠気に襲われ、よろよろとベッドに伏した。
***
ユウが目をあけると、部屋が紫色の光に包まれていた。
机の上の魔法陣が妖しく輝き、その傍には半裸の女性が立っている。
ユウは頭の中のどこかで、あぁ、これは夢だと思っていた。
長い黒髪、黒い瞳、血のように赤い唇。ほとんど透けて素肌が見えるような布の下は
豊満な乳房、折れそうなくらい細い腰に下腹は黒い茂み。足もモデルのように細い。
妖艶に微笑むと、女性はユウに近づいておもむろに唇を奪ってきた。
鼻から、甘く脳を蕩かすような香りがする。女性の体臭だろうか。
胸に当たる女性の乳房の感触にも興奮する。
女性の舌がユウの口内に潜入し、舌を絡めとる。
それだけで、ユウのペニスははち切れそうなくらいに怒張する。
舌のザラザラが刺激しあって何ともいえぬ快感になる。
女性の右手がユウの下腹に伸び、陰嚢から陰茎、亀頭の先までゆっくりと撫で上げる。
それだけで達しかけるが、女性の指が根元を軽く握ると、陰茎が震えるだけで
射精できなかった。快楽が亀頭にじわじわと溜まっていき、出したくて
たまらなくなる。
女性がユウの耳元で囁いた。
「出したいでしょう?」
息を荒くしながら頷くユウ。
「出すのは私の中に…その前に、私の肢体をたくさん味わって」
仰向けになり、薄布を自ら剥ぐ。
白く染み一つない裸体。乳房は仰向けになっても型崩れせず、
先端の乳首が桃色にいやらしく尖り愛撫を誘う。
貴方も脱いで、との囁きにユウは慌てて服を脱ぎ、誘われるように乳房に手を伸ばした。
あふぅ、と女性が喘ぐ。
張りのある肌。手に吸い付くような肌で、揉んでいるだけでユウも気持ちよくなってくる。
顔をうずめてみた。柔らかく温かく、顔が融けてしまいそうだ。
そのまま、乳房を揉みながら顔に何度も押し付ける。
女性が喘ぐたび、肌から芳しい匂いが立ち込めるのだ。
吸っても吸っても匂いはさらに増し、その匂いが強い乳首にむしゃぶりついた。
甲高い女性の卑猥な声が耳から脳を犯す。
乳首が甘い。舐めると女性の喉が快楽を表す声を発し、更に乳首が硬くしこる。
乳輪の微かな凸凹もアクセントになる。愛撫しているのは自分の方なのに、
舌が亀頭になってしまったような、熱い快楽を感じるのだ。
女性が太ももをユウのペニスに当てる。
先端はぐしょぐしょに濡れ、射精寸前の状態で亀頭が赤く腫れ上がっている。
それを、容赦なく太ももで擦る。
ユウは声にならない叫びを上げる。
一擦りだけで、射精に匹敵する快楽。それを何度も。
しかも、何故だか射精できない。
先ほど女性がユウのペニスの根元をつまんだとき、光る輪のようなものをつけたのだが
それがユウにわかるはずもない。
そのまま、女性は太ももの間にペニスを導き、素股を仕掛けた。
女性の秘所の入り口もしとどに濡れそぼっており、そこにユウの亀頭を擦り付けさせる。
いつもの数倍は太くなった陰茎も、太ももが吸い付くように優しく締めている。
何度も何度もユウは射精を求めこすりつける。
女性の秘所の上の辺りに突起があり、そこを擦ると女性がはしたない声を上げるので
それに酔ったユウはそこに…陰核に、意図的に亀頭を擦り付ける。
感極まった女性がぎゅうっとユウを抱きしめてくる。
豊満な乳房に顔を再び押し付けられる。
「もぅダメ…挿れて…」
女性が足を開く。
初めて見る女性の秘所。誘うようにひくついている。
奥からどんどん、露がこぼれていく。
ユウは怒張しきったペニスを、一気に挿し入れた。
女性の膣の感触を味わう前に、その熱さと締まりに、ユウは射精していた。
うわ言のように出る、出る、と言いながら。
二度、三度、四度。
今まで味わったことのない快楽。放出するごとに、ユウはこの女性が愛しくてたまらなくなる。
ペニスのわななきが収まると、ユウは名を聞いた。
「サキ…サキって呼んで。愛しいユウ」
その言葉が麻薬のように、ユウの脳を、心を蕩かす。
「次はどこで出したい? どこでも、あなたの好きなところで擦って、出して」
ユウは乳房で挟んで欲しいと言った。
顔でもあれだけの気持ちよさだったから。
いやらしい笑みを浮かべながら、サキは形良く膨らんだ乳房でユウの下腹をうずめた。
途端、休んでいた陰茎がドク、ドクと音を立てて勃ち上がる。
太もも以上にペニスに吸い付く乳房。
サキが両手で乳房を左右から押し上げ、絶妙な圧力がかかる。
柔らかく温かく、乳房の海に溺れてしまいそうなペニス。
押し上げるたびに形のいい乳房は歪み、その卑猥さにユウが更に興奮する。
「こういうの、好き?」
サキは乳房で陰嚢を優しく包んだ。
何ともいえない、男性の急所を包み込むように愛撫する快楽。
「いっぱい出してほしいから」と微笑む。
ユウは心の奥底からサキが愛おしくなり、乳房の中で腰を振る。
サキの体にかけたくてたまらなくなる。
「ユウのおちんちん、とっても硬くて熱いの」
自分の分身を褒められ、背中がゾクゾクする。
「私のおっぱい、気持ちいい?」
融けてしまいそうなくらい気持ちいい。快感が強すぎ、やはり声にならない。
ペニスが乳房に余すところなく包まれ、柔らかくしごかれている。
吸い付く肌に擦り付けるだけでおかしいくらいに陰茎が大きくなる。
やがて限界が来たペニスは陰茎の中央がわななき、サキは放出の予感に気づく。
「私のおっぱいに、いっぱい、いっぱい熱いの出して」
そのサキの声に最後の一線を突破し、何度も乳房に包まれながらユウは射精した。
快楽が収まりユウが目を開けると、勢いあまった放精はサキの顔を白く汚していた。
美しい顔を自分の欲望の塊が汚している。
背徳のような昏い欲望がふつふつと湧き上がる。
二度も出したのに、陰茎にまた血が巡って来て、あっという間に勃起していた。
ユウはサキに、もう一度挿れたいと言った。
この体は貴方のモノです、とサキは返す。
その言葉に頭が沸騰し、気がつけばサキの秘所にペニスを挿し入れていた。
さっきのように入れた瞬間に暴発することはなかった。
ユウはゆっくりと抽送し、サキの膣内を愉しんだ。
濡れそぼる秘所と絡み合い、粘液のいやらしい音がする。
襞の一枚一枚がカリ首に絡み付いて至極の快楽をもたらす。
膣全体がひくついて、亀頭を奥へ奥へと誘う。
なのに陰茎は膣口に強く締め上げられ、この締まりをずっと味わっていたくて
動く気力を失せさせるのだ。たまらない。
サキもまた、動くたびに嬌声をあげている。
「ユウのおちんちん、おいしいの…」
この穴はペニスを咀嚼し溶かす、サキの下の口だ。
サキにペニスを味わわれている。
だから、こんなにも複雑に、ペニスに絡みつくのだ。
…ふと、ユウは陰核に指を当てて撫でてみた。
サキは背中を反り返らせ、今までで一番の喘ぎをみせた。
同時に、膣内がうねってペニスを舐るのだ。
ユウは抽送しながら陰核を撫でてみた。
女性の足がバタバタと跳ね、ユウの腰に絡みつく。
「あ、ああ、同時はダメ、ダメなの」
サキはこれがいいのか。ユウはサキにも絶頂を迎えて欲しくて、
放出をこらえながら何度も亀頭を膣の襞にこすりつけ、
更に陰核を責める。
膣のうねりが激しくなり、ペニスが膣に食べられてしまうかのような刺激に変わる。
「あ、あ、あ、ダメ、ダメ、あ、イク、イク、イっちゃう…!」
搾り取るような膣の動き。
ユウは腰の奥が痺れ、三度目の放出にペニスが大きく膨れ上がる。
「いっぱい、出してぇっ!」
叫ぶような嬌声と共に、膣がペニスを奥へと吸い込むように蠢く。
頭の中が、ペニスから湧き出る快楽で真っ白になる。
ユウはサキにしがみつき、顔を乳房にうずめて。
サキの奥へ、全身を震わせる快楽と共に、何度も吐精した…
***
朝日の眩しさにユウは目を覚ました。
妙に体が重い。特に腰の辺りが。
いつの間に寝ていたんだろう。
昨日、何かしたような気がするが、どうしても思い出せない。
昨夜机の上にあったはずの魔法陣は、机の上から姿を消し、
彼が見ていたPCのサイトも404 not found と表示されていた…
夢精の快楽はサキュバスの仕業。
男の性欲を刺激し煽るのはサキュバスの罠。
それに乗るかどうかは貴方次第。
もっとも、乗る乗らない以前に、そこに辿り着くのが大変なのですが…
おわり
いかん、投下のタイトルに「へ」が抜けてた…
夢精がサキュバスの仕業とどっかで聞いたことがあって、
ならサキュバスが噂を流して餌の方から寄ってこさせるってのもアリかな、と。
>>362 GJ!
やはり淫魔との和姦は良い、心が洗われる。
ところで
>>329と全く同じ話を姉スレで見た気がしたんだが、ひょっとして同一人物?w
でも年齢的に違う人っぽくね?
366 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 03:16:06 ID:B/D/LX8k
コテコテのファンタジーもの
実は学校の中にサキュバスがいて的な仮想現実もの
どっち好き?
>>366 どっちも。
放課後は淫魔
という漫画があってな……
蛇とかワニじゃなくてサキュバスが出るパニックムービーが見たいもんだ
サキュバス1人いれば人類滅亡でしょ
>>368 サキュバスにとって人は餌と考えると、飼い殺しにするかも
滅亡とどっちがマシかはわからんがwww
人間なんて放っておいてもゴキブリみたいに増えるんだから
このくらいやっちゃっても大した問題じゃないわ
むしろたまに間引くくらいがちょうどいいんじゃない?
と、どこかで聞いたような台詞
その周囲は死屍累々(搾死体)
サキュバスの中にも節度を持って資源保護派と食欲優先乱獲派がいて
互いに囲い込んで守ったり戦ったりやっぱり食われちゃったりとか
>>371 とりあえず保管庫に行って「サキュバス・カンパニー 精液牧場」だ
保管庫って、どこにあるんだ?
他んトコ なんつって!
サンクスコ
377 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 04:06:33 ID:I1p6rZoU
無邪気なサキュバスに犯されたい
確信犯的なサキュバスじゃないの
あれぇ?なんかこの子動かなくなっちゃったあ
せーえきびゅっびゅっって出して気持ちいいの上がってきたら動かなくなっちゃったあ
なんでえ?おめめ真っ白だよお?あれえ?
的な自覚無いの
>>377 あれか、幼女だが変質者にレイプされて本能に目覚めるパターンか、思春期により目覚めたばかりの少女が性的欲求に耐え切れず露出しながら初めての男狩りを初めてしまうとか?
天然キャラ・・・
キツネは体
キジは幼さとそれに似合わぬ技や仕草
琵琶は矯声
を駆使して皇帝をおとした。
と原作の封神演義に書いてあった。
>>380 王貴人にエロシーンあったっけ?
だっきしかおぼえてない
保守バス
保守age
しかし人がいないな……
まさかッ!サキュb
さあ、坊や貴方の熱いエキスを頂戴な。
私の身体の保守の為に…。アハッ!
ビクンビクンしてて可愛いわ…。
じゃあ頂くわね。
ん…んぐ、んぐ、はッ、はうんッ!
んんーッ!
ゴキュ、ゴキュ、ゴクン、ゴクリ。
はああ〜ん!
美味しかったわあ、死なない程度に食べてあげたから、明日の朝も食べられるわね。
ゆっくりおやすみ。
次は、貴方ね、うふふ…。
サキュバスは、競り上がってた玉を揉み上げて降ろしてやり、萎えて行く肉棒を轢く付かせながら倒れる少年にキスをして優しく寝かせ、身体の保守の為に他の怒張させた肉棒を並べる少年達を満足そうに眺めながら微笑んだ。
唯一のインキュバスになって淫魔界の帝王になりたい。
サキュバスが誘拐してきた娘を抱いてサキュバスに変えるのが仕事です。
相手がインポだとサキュバスはどうするんだろう
>>389 インポ程度なら治してしまいます。
男性器が無いとかはどうしようもないのだろうけどね。
サキュバスを従える魔王になって、サキュバスを使って要人を落として
痴情制服するのもいいな。って凄い変換だな。地上征服ね。
あ、でもそんな感じで、サキュバスに「こいつを制服美女に化けて落としてこい。
さらにその姿で俺を欲情させてみろ」と命令し、エロシーンを見ながらハァハァ
しつつ地上を征服しようとする変な趣味の魔王ということで。
絶対あとで寝首かかれるだろw
>>390 無ければ生やせばいいのだ
少し前、ふたスレで書いたが
そういえば女性しか居なかった場合に獲物の女性をふたなりにしてしまうエロ漫画があったなあ。
自分が生やす、というのもあるね
>>391 傾世の美女っていうと史上にもちらほら
クリをペニスサイズに魔改造というのも見たことあるな
クリなので射精しないのが残念だったが
ヤバい、全部知ってるはずなのにタイトルすら思い出せない
>>395 傾城の美女かぁ。
俺も何かの間違いで一国一城の主になれば、淫魔が俺を堕落させようと
理想の萌えエロ姿や至高のテクニックで迫って来てくれるのか。
そりゃ楽しくてたまらないだろうなぁ。
ああ、一度で良いから迫られてみたいもんだぜ。
サキュバスのお姉さん(巨乳)×思春期の少年
このシチュが一番興奮する
・母性愛に目覚めたサキュバス
・落ちこぼれサキュバスと同棲してみよう
・なぜかツンデレなサキュバスに愛を叫んで結婚してみた
サキュバスを犯したい。
落ちこぼれのサキュバスを自分の精液を餌に飼いならしてみたい
>>401-402 それ、第三者から見れば食われていないか?
……もしや、君たちは淫魔を食傷させてぶち壊すほどの強者で…
淫魔「
>>402以外とはもうセックスできないんです><」
みたいなかたちで、精神的に依存させることができたら、飼っているといって差し支えないと思う。
逆に、こっちが精神的に依存してるなら、精奴隷として飼われているってことだろう。
両方が精神的に依存しあってるなら……それは恋人ってやつだろうね。
やっぱり
>>404みたいな人多いのかなー
サキュバスモノのエロマンガってだいたいそんな感じなんだよなぁ
俺としちゃ淫魔はセックスでは無敵であって欲しいんだけど
>>405 猛獣使いと同じ発想だろう
全身にバター塗って猛獣に舐めさせる芸人級の腕が必要
調教に失敗したら 当然死ぬ
普通は死ぬ
肉体的には無敵で男を服従させつつも
精神的に普通じゃない依存心を発揮しているとか好みだ
>>404みたいに甘えて実質飼われてる関係なんだけど、エッチはちゃっかり上位で毎日激しいセックスを迫るさっきゅん
「さっきゅん」て呼び方なんか良いな
ハマったw
自在に従属させるには、自我が確立する幼女時代から手懐けて俺色に染め上げるか、魔術的にギアス「制約魔法」をかけて精神や感情をコントロールするしかない。
俺は、前者の幼女調教の方を選びたいが、問題はその幼女さっきゅんをどうやって入手するかだ。
413 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 04:13:49 ID:skRgjd/h
踊り子の小屋行って見てたら踊り子のお姉さんに股の間からメモもらって
公演終わって裏手いったらM字でカモヒア
飛び込んだら脚で腰挟まれて翼角顕現!
褐色銀髪赤目のサキュバス姉さんでしたー
わあ吸い取られるー的な妄想ばかりしてる
>>413 良い所で
ウロコ肌に角の生えたデーモンさんが物陰から登場
俺の女に何しとんじゃ!って出てくるわけね
416 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 18:54:11 ID:Q6fcmhjI
人外がわざわざ美人局をする必要があるのかw
サキュバスを「おれの女」にしても涸れ果てないデーモンさんを尊敬しちゃう。
淫魔に精を絞られ、デーモンに魂を脅しとられて、精も魂も尽き果てるのか。
リリムとサキュバスを召喚して性奴隷にした後
リリスを召喚してはりつけにして目の前で散々リリムたちとやりまくって
リリスを屈服させる妄想が日課です
421 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:43:35 ID:WZnIOFEX
淫魔ものを書いたが、「女が男の体にされて淫魔にヤられる」
という特殊嗜好の話になってしまったので、苦手な方はスルー願う。
世界観はファンタジーもの。
タイトルは「淫魔とリザ」で
422 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:44:30 ID:WZnIOFEX
小さな村に淫魔が棲みついた。
その淫魔の色香は枯れた老人から精通もまだの子供まで、男ならばみな虜になってしまうほどに
妖艶な魅力を振り撒いていた。そしてそれは男のみならず、徐々に女までも及びつつあった。
色香にあてられて、夜になると女性器がじくじくと疼いてしまうのだ。
危機を覚えたのは、この村に数年前から住むリザという少女だった。
彼女はかつて、都の魔法使いに師事していた見習い魔法使いで、小さな村で一人、独学で魔法を学んでいた。
師より餞別に貰った分厚い書物を毎日紐解き、様々な魔法の品を作っては都で売って生計を立てる日々を送っているのだった。
そんな彼女が村に戻ると、爛れたような、妖しい空気が村中を漂っていて愕然とした。
調べるまでもなく、淫魔は堂々と村の中を歩いては、男を誘惑して自分の小屋に連れて行くのを目の当たりにした。
元来勝気な彼女は、覚えたばかりの氷弾を放つ魔法で攻撃する…だが、氷弾は、淫魔に触れる寸前で音もなく蒸発した。
くすり、と嘲るような笑みに、リザは力の絶対的な差を思い知らされたのだった。
平和な村が悪魔に支配されている。何とかしたい、けれど悪魔退治には高額の報酬が常。
とてもこの村に払えるとは思えなかった。
彼女の師は遠い地に旅に出ているから頼るべきツテもない。それに、いたとしても師は男の身だ。
いかに師が偉大な魔法使いとしても、淫魔は男を蕩けさせる事が存在意義のような悪魔だ。
尊敬する師が、村の男達のようにだらしなく、欲望に蕩けた顔で淫魔に屈するなど、リザは想像したくもなかった。
423 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:44:56 ID:WZnIOFEX
しかし、このまま何もしないわけにはいかない。この村の空気を吸うだけで、なにやら淫らな気持ちがじわじわと湧いてきて、
気がつくと下腹部に手が伸びてしまっているのだ。魔法の修行を積んでいる彼女でさえこうなら、村の人たちなどひとたまりも
ないだろう。
村を見捨てて逃げるなど、正義感の強い彼女にとっては論外。
この村を救えるのはあたししかいない。自分に力があれば、と歯噛みするリザはふと、師から譲り受けた書物に
悪魔退治の項があったのを思い出した。
書物を読み漁り、対策を必死に探した。悪魔は弱点がつきもので、それさえわかれば力の差など簡単にひっくり返る、
といわれている。寝る間も惜しみ、体を蝕みつつある性欲やほてりにも耐えて。遂にリザは、淫魔を追い出す方法を
ひもといたのだった。
幾つかの薬草を特殊な製法で調合。この香で淫魔の色香、匂いを中和する。
そして、淫魔の棲む小屋の周辺に、しきたりに則った法陣を引く。これで、淫魔を元いた世界に追い返すのだ。
秘策があるとも知らず、淫魔は小屋の窓からくすくすと笑って眺めている。
力の差が大きすぎるからだろう、完全に油断している様子。
━━その余裕ぶった顔、ほえ面かかせてやるわ!
心に闘志を燃やし、リザは入念に法陣を地面に描いていく。
淫魔が小屋の中にいるのを確認し、リザは法陣を完成させた。
法陣は魔力を帯びて光を放ち、淫魔を包む。
リザは勝利を確信し、淫魔に指を突きつける…が。
淫魔はくすり、と笑みを浮かべ、おもむろに右手をリザに向ける。
…魔力が発動しない。それどころか、淫魔の右手に光が集まって…?!
まさか、失敗?とリザが焦りを覚えた瞬間。法陣の光、魔力は淫魔からリザに標的を変えた。
全身が焼け付くような魔力に包まれ、リザは意識を手放した。
424 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:45:21 ID:WZnIOFEX
***
リザは月明かりが差し込むベッドに寝かされていた。
一糸纏わぬ姿…だが、リザは月に照らされた己の身体を見て、驚愕した。
決して大きくはなかったが目下成長中だった、形の良さがささやかな自慢だった乳房がまっ平らな胸板に、
そして下腹部に何かぶら下がっている感触があるのだ。
悪魔を追い返す法陣は絶大な効果を持つが、失敗すれば己が身にその力が及ぶ。
意識を手放す前に、法陣の光が自分を包むのをおぼろげに思い出す。
この体の変調はそのせいなのだろうか。
「あら、お目覚めね」
ドアが開き、淫魔が部屋に入ってきた。
途端、部屋の空気がピンク色に変わるのを肌で感じる。
睨みつけ、抵抗の意志を示そうとして淫魔の顔を見たリザは、思わず見蕩れてしまった。
赤い瞳、艶めく唇、微かに紅潮する頬。今までは何とも思っていなかった淫魔の顔が、
何故だか侵しがたい神聖な、女神のように見えるのだ。
赤い瞳と目が合うと、初恋の時のようにどぎまぎして、顔から目をそらす。
だが、その時何気なく目に入った淫魔の肢体に、リザの目が釘付けになってしまう。
豊かな乳房は複雑な刺繍をあしらった布にくるまれ、見るだけで柔らかな感触を想像できてしまう。
肌も白く、腰は驚くほど細いのに尻もまた豊かな曲線を描いている。
淫魔の肢体を見ていると、だんだんとリザはおかしな気分になってきた。
いやらしい乳房を揉みしだきたい、顔をうずめてしまいたい、と。
肌を合わせて貪りたい、と。
下腹部が、ずくん、ずくんと熱くなって、ぶら下がっていた棒のようなものが熱をもって腰からせりあがってきたのだ。
体の変調に、リザは悲鳴を上げた。…男のような、低い声で。
「あら、男になったのは見た目だけじゃないのね。ちゃんと勃つんだ」
男。リザは己の体の変化に、納得してしまった。
乳房が消えたのも、股間に何か生えたのも。確かに男の体だ。
425 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:46:05 ID:WZnIOFEX
…リザは納得すると同時に、戦慄した。
今まで淫魔と相対できていたのは、女だったから。
しかし、今は男。淫魔は息を吸うように男を虜にするのだ。
心はれっきとした女だが、男になってしまった体に触れられなどしたらどうなるかわかったものではない。
焦ったリザは逃げようと立ち上がった…が。
「あふぅ…ん」
淫魔の淫らな声に、足が止まり。意志に反して淫魔を見てしまう。
いやらしく体をくねらせ、自ら胸を揉む。形を自在に変える乳房に目が釘付けになってしまう。
「ふふふ、心は女なのに、体はしっかり男なのね。私から目が離せないでしょう?」
「そんなこと、ない…!」
「本当?こうしても?」
淫魔は見せ付けるように、乳房を包む布をゆっくりとはだけさせる。
想像した以上の乳房が露わになっていく。
いつしかリザは、息を荒くして見入ってしまっていた。
淫魔はその様子を見て、嘲るように笑った。
「どうしたの?元々女なんだから、おっぱいなんて珍しくも何ともないんでしょう?」
「そう…だよ。そんなの何とも…!」
「そうよね、あなたは女なんだものね」
淫魔は乳首をリザに晒した。
桃色の乳輪、意味ありげに勃起している先端。
たゆん、と揺れた乳房に反応して、リザの股間のペニスが痛いほど勃起してしまう。
既に先端は、自ら分泌した液でぐちょぐちょに濡れている。
リザは男の生理には殆ど無知であったが、この状態は何となくわかった。
━━どうしよう。おちんちんが、女の体に反応してる…私、女なのに…
精神は女のままだというのに、リザの体は狂おしいくらいに、淫魔の魅力に、乳房に劣情を抱いてしまっているのだった。
426 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:46:31 ID:WZnIOFEX
そして淫魔は、腰の布をさっと自ら剥ぎ取った。
薄い陰毛の下に覗く女性器。
リザは自覚なしに、唾を飲み込んでしまっていた。
淫魔が動くと、女性器を目で追ってしまう。自分の性器すらまじまじと見たことがなかったリザは、
何故だかその部分が見たくてたまらなくなっていた。
見てはいけない、はしたない女の秘所が、ちらちらと見え隠れする。
誘うような淫魔の腰の動きに、リザは一歩ずつ近づいていた。
「ストップ」
淫魔の声に全身がビクッと震え上がってしまった。
「どこを見ていたの?」
強く問い詰めるような声が飛ぶ。
リザは、自分が男のように劣情丸出しで女の秘所に見入ってしまった事に気付き、どうしようもなく情けなく、恥ずかしくなってしまう。
それでも、強気に言い返す。
「どこだっていいじゃない、そのきったない体で何人の男を誘惑したんだかって見てたのよ!」
だが、淫魔はその言葉に大きく笑った。
「あははは、すごーい。まだそんな口利けるんだ」
そして舌なめずりをして、にい、と笑った。
「どこまで耐えられるか、楽しみになってきたわ」
淫魔は長い髪をかきあげる。
その何気ない仕草さえも、今のリザには誘惑になってしまう。
首筋から鎖骨のラインが綺麗でドキドキしてしまうのだ。
427 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:47:16 ID:WZnIOFEX
「ふふ、どうやって誘惑しようかな…」
呟くと、淫魔はくるりと後ろを向いて、近くにあったテーブルに上半身をうつぶせた。
尻を突き出す格好になって、リザに見せ付けるのだ。
丸みを帯びた尻、不浄の穴、そして淫魔の女性器が、丸見えだった。
女性器はひくひくとひくついて、入り口が濡れて妖しく光っている。
そのまま、尻を左右に振る。ただ振るだけの無造作な動き。
ただそれだけの動きなのだが、リザの頭を劣情で染めるのには十分すぎた。
勃起したペニスがはちきれそうに律動し、先走りの涙を流している。
だがリザは、男の生理に無知な為、慰め方もわからずただただペニスからの欲求に翻弄されてしまっていた。
公衆の浴場などで見慣れているはずの女の体に、おかしいくらいに触れたくて仕方がないのだ。
そんな胸の内を知ってか知らずか、淫魔はその体勢のまま、はしたなく女性器を指で広げてみせた。
月明かりの部屋なのに、鮮やかな桃色の襞が目に飛び込んでくる。
自身の秘所すら恥ずかしくて見たことのないリザにとって、それはあまりに刺激的すぎた。
開いた秘所の奥から、つぅ、と太ももを雫が伝い、蜜は次から次へと溢れてくる。
リザは全身もペニスも棒立ちになって、食い入るように見ていた。
床に零れた雫から芳香が漂い、それを吸うと頭に桃色のもやがかかってくるのだ。
魅了の香りだ…と頭の片隅では理解した。だが、どうしたことか抵抗しようという気持ちが湧いてこない。
下腹部のコレをあの潤みきった襞にこすりつけたらどれだけ気持ちよくなれるのか、という男の劣情に、
リザの頭の中はほとんど支配されていたのだ。
だから、首だけ後ろに向けた淫魔が泣きそうな表情で「挿れて…」と喘ぐような声を聞いて、
リザの理性はあっさりと、切れた。
428 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:47:46 ID:WZnIOFEX
誘われるままに、リザは弾ける寸前までに高められたペニスをあてがった。
淫魔は器用に腰を動かし、近づいてきたペニスを飲み込んだ。
粘膜の触れ合う、ぐちゅ、という音が聞こえた瞬間、リザのペニスをめちゃくちゃな刺激が襲った。
━━なにこれ、うわ、わ、わ、でる、でちゃう、すごい、あ、あ、あぁぁぁぁぁっ
リザのペニスから精が迸った。二度、三度、四度…
腰を震わせ、膣の奥に突き立てて、男の絶頂の証を注ぎ込んでいく。
注いでいくたびに、目の前の女を侵していく征服感のような高揚に、心が満たされていくのだった。
***
やがてペニスの律動は治まり、リザは何とも言えぬ虚無感に襲われた。
体がだるくて、重い。感覚も鈍くなっている。頭の中は相変わらず、もやがかかったようになって混濁。
リザは射精に疲れた体をそのまま、目の前の淫魔に預けた。肌が触れ合うだけで、気持ちいい…
突然、ぱん、と淫魔が手を叩いた。
その音で頭のもやが一気に晴れる。
━━あれ…今、あたし、何を…?
誘惑に屈し、体に溺れ、快楽を貪って…淫魔に屈してしまった。
女なのに、男の劣情に身を任せてしまった。
429 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:48:17 ID:WZnIOFEX
くすくすと淫魔は、嘲るように笑っている。
「あんなに強がってたのに、大したことなかったのね」
リザはどうしようもない敗北感を覚え、うなだれた。
悔しくて涙が滲む。師との修行がどんなに辛い時でも泣かなかったリザだが、
悪魔に屈してしまった事で心が折れてしまったのだ。
と、淫魔が体勢を入れ替え、泣き顔を優しく胸に抱いた。
頭を撫でられ、豊かな乳房に顔を埋めると、不思議な気持ちになってくる。
淫魔は憎い敵なのに、そういう感情が少しも湧いてこない。
むしろ、母のような姉のような、母性で包み込まれる幸福感が湧いてきた。
「無理しなくていいの、素直に、泣いていいのよ」
その言葉に張り詰めていたものが切れたリザは、母親に縋る子供のようにわんわんと泣きだしてしまった。
***
「私のペットにならない?」
「好きにすればいいよ。あたしじゃ何したって敵わないんだし」
泣き止んだリザに対し淫魔の出した提案。リザは諦めたように答える。
悪魔に屈した以上、命を取られようが何をされようが、どうしようもないのだ。
「ペットになってくれたら、あなたの精が尽きるまでは人間を襲わないって約束するわ」
「…本当に?」
「何なら契約する?」
悪魔は息をするように嘘を吐く。だが、「契約」は別だ。
契約は、人にも悪魔にも強制力となって働く。決して破ることはできないのだ。
だから、契約という言葉に、リザは反応した。
自分一人で他の人間が一時的にでも救われるなら。
430 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:48:55 ID:WZnIOFEX
「でも、なんであたしなんかペットにするの?」
「男の体で女の言葉って似合わないからやめて」
「うっさいわね。仕方ないじゃない。とにかく、何で?」
「だってあなた、私の色香に抵抗したじゃない」
「それは、私が女だから」
「でも体は男でしょう? 私、淫魔の中でも特別強いフェロモン持ってて、男だけじゃなくて女も誘惑できちゃうみたいなの。
だけど、みんなちょっと体をくねらせるだけで欲情しちゃって、つまんないの」
すごい言い分だ。だが村の様子を思い出すと、そうかもしれない。
「だからね、抵抗しながら最後には色香に屈して喘いだあなたが気に入ったの」
先ほどの醜態と快楽を思い出し、顔が赤くなってしまう。
「それに、あなたは女の体に戻りたいでしょう?」
「方法、あるの?」
「多分だけど。あなたの中の過剰な魔力を放出すれば、戻るんじゃないかしら」
淫魔はそう言うとくすっと笑い、ベッドの上に乗った。
そして足を大きく開く。秘所が見えるよう、指で広げて。
「だからね、ここに、あなたのおちんちん、挿れて欲しいの」
「それとこれと何の関係があるのよ!」
だがリザの声は上擦っている。ずくん、とペニスが反応して意志とは無関係に勃起し始めるのだ。
「あら、知らないの? 魔法を扱う男の放つ精には魔力が帯びているのよ?」
「そんなの聞いたこともないわ!」
「だけど事実よ。だから男の魔法使いは、魔力の放出を恐れて女と交わらないのが多いのよ」
だから食べごたえあるんだけどね、と淫魔は笑いながら、乳房を揺らしてリザを誘惑し続ける。
桃色のもやがまた頭の中にかかってくる。
柔らかい乳房に、さっきみたいに顔を埋めたい。乳首を吸いたい。
そして、気が狂いそうなくらいに気持ちよかった淫魔の秘所に、このおちんちんを埋めてしまいたい。
下腹部からの刺激を求める劣情がだんだんと頭を支配し、性欲のままに都合のいい論理を構築していく。
431 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:49:18 ID:WZnIOFEX
そうだ、抵抗してもしなくても、結局は淫魔に貪られてしまうんだ。
だったらこのまま、あの中で放出してもいいじゃない。
それに淫魔の言葉が本当なら、精を放てば女に戻れるって言うし。
リザはふらふらと、吸い寄せられるように淫魔に近づいていき、抱きついた。
そして、前戯も何も無く、欲望のままにペニスを突き立てた。
顔が向かい合ったまま、更なる快楽を求めて腰を振るリザ。
さっきのような、一気に射精してしまうような快楽ではなく、じわじわとペニスが融かされるような悦楽。
淫魔が膣をコントロールして、すぐに射精できないようにしているからだが、リザにはわかるはずもない。
射精したいのにできない、もどかしい絶妙な快楽。
リザは強い快楽を求め、膣の襞に角度を変えてこすりつける。
と、ある場所に擦りつけたとき、膣がぎゅう、と閉まり、淫魔がかん高い喘ぎ声を上げた。
「やっ、ダメ、そこ弱いの!擦っちゃダメぇ!」
急に膣の圧力が高まり射精しそうになるリザ、だが必死にこらえて何度もその部分にペニスを擦り付ける。
「イヤ、あ、ダメ、ダメ、イク、いっちゃう!」
淫魔が腕を伸ばすと、リザの体をすごい力で引き寄せた。
秘所が何度もひくついて甘く射精を促す。
堪えきれず、リザもまた大声をあげて精を迸らせた。
「おいしいよぉ…」
精を受けた淫魔は恍惚の表情を浮かべ、貪るようにリザの唇を奪う。
激しく舌を絡みつかせ合いながら、リザは意識を失うまで、精を注ぎ込んでいた…
432 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:49:43 ID:WZnIOFEX
***
朝日の眩しさにリザは目を覚ました。
横では淫魔が気持ちよさそうに眠っていて、あの痴態が夢じゃなかった事を思い知らされる。
━━あれ、胸がある。下腹部も、おちんちんがついてない…女の体に戻ったんだ。
だが。
腰…いや、尻のあたりに何か変な感触が。
━━なにこれ。黒い…尻尾…?
…
……
………いやああああああああああああ!!
小屋の中でリザの悲鳴が響き渡る。
「何よぅ、朝はもっとゆっくり寝かせてよ」
「な・ん・で!! あたしに尻尾なんか生えてるのよ?!」
「んー? あ、それ契約した証」
「いつ契約なんか…」
「あれだけヤっといて、それは無いんじゃない?」
「へっ?」
「淫魔との契約なんて、セックス以外何があると思う?」
絶望した。尻尾が生えている女。こんなじゃ、師に会わせる顔などない。
「それとも、額に文字彫られる方が良かった?」
「そんなのどっちも嫌に決まっているじゃない。大体こんな尻尾、何の役に立つのよ!」
「あら、そんな地雷踏んじゃうんだ」
━━地雷?
433 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:50:24 ID:WZnIOFEX
淫魔が尻尾を無造作に握って、きゅっと先端を擦る。
ただそれだけで、リザは絶頂に達した。
しばらく真っ白な快楽の淵に追いやられたリザは、やっとのことで意識を取り戻すと、問うた。
「何、これ」
「尻尾でしょ?」
「そうじゃなくて」
「冗談よ。この尻尾、私以外が触ってもなんともないの。他の淫魔でもダメね」
そして、先ほどとは違い、慈しむように優しく擦る。
全身が甘く蕩けるような快楽に包まれ、恍惚としてしまう。
「おちんちんなくなっちゃったから、代わりにコレで、私を慰めて欲しいの」
だってあなた、私のペットでしょ?と言われ、淫魔が尻尾を指でつーっとなで上げる。
それだけで、尻尾は私の意志とは無関係に、淫魔の秘所に入りたがってしまう。
同時にリザの秘所も、先ほどからの刺激に潤みきっていて、もう片方の手で淫魔に愛撫されてしまう。
両方からの快楽に堪えきれなくなったリザは、快楽のあまり淫魔にしがみ付いて、聞いた。
「名前、教えてよ。あんたの名前」
「そうねぇ、私をまたイカせてくれたら、教えてあげる」
そんなの絶対無理と思いながら、リザは圧倒的な快楽の波に飲み込まれていくのだった…
おしまい
434 :
淫魔とリザ:2009/03/06(金) 15:54:24 ID:WZnIOFEX
投下、以上。
淫魔って同性の人間を貪ったりするのかなぁ…
乙!!!!!!!!
たった!!!
おれのクララがたった!!!!!!!!!
うおぉぉぉGJ!!!
あるあるgj
>>434 GJ!
エロ過ぎるぞおぉ!
悪魔なのにどこかほのぼのしてて最高!
ご馳走さまでした。
>>434 すごい! GJ過ぎる! どうもありがとう!!!
さっきゅんの媚態の描写が丁寧で雰囲気抜群。いやマジおっきしちゃったよ。
自分は
>>274だけど、あんな感じで、サキュバスが獲物の萌えツボを突いた
エロい姿に化けて現れるけど、変身ミスで尻尾とか角とかを隠し損ねて
正体バレしちゃってるのが好きで。獲物の男も魔物だと気付くけど、
その魅力と性技に抵抗できず吸われちゃう…っていう。
で、ファンタジー風だとどんなのが良いかなぁと、よくあるシチュ妄想して
いた所に
>>434氏のSS。エロいしこの発想は凄いわ。
自分のへっぽこ妄想なんてすっ飛んじゃった。
442 :
復讐少女:2009/03/08(日) 23:46:41 ID:pzTaTtCb
>>434さん。細かい描写と性転換、尻尾の発想が素晴らしいです。
僕にはまねできないですね…
SSが完成したので投下します。
今回は相手の理想(?)の姿に変化するというシチュエーションを用いました。
エロだけ読みたい人は(8/13)からお願いします。では行きます。
*sageつけるの忘れました、本当にごめんなさい。
「あなた〜晩御飯の準備ができたわよ〜」
明るい女性の声が聞こえる。俺の妻の声だ。
「おっ!!この匂いは…!」
「ふふっ。今日はあなたの大好きなとんかつにしたのよ」
妻はそういって微笑んで、少し茶色味を帯びた髪に触れる。
俺の妻は……本当は2ヶ月前に交通事故で、亡くなっている。でも、俺はそのことが信じられなかった。
もしかしたら、玄関から『ただいま!!』って元気よく帰ってくるのではないかと考えたりして、妻が
この世からいない事実を必死にごまかしていた。
しかし、3日前にその叶うことの無いはずの夢が……現実になった。
初めは疑ったが、姿、声、しぐさ…まちがいなく俺の妻のものだ。
しかも帰ってきてからは、本当に俺の為に尽くしてくれている。俺が何をして欲しいのか、何をしたいのか…
すべて自分の思った通りに動いてくれる…まるで、心を読まれているようだ。
夕食を食べた後、2人であとかたずけをしていると、妻が口を開いた。
「あの……あとかたずけ終わったら…そ、その……えっち……しよ」
顔を赤らめ、目線を反らしながら恥ずかしそうに俺に話しかける。そのしぐさがかわいくて堪らない。
今にも襲い掛かろうかという衝動に駆られたが、俺は寸前でその気持ちを抑えた。
「わかった。じゃあかたづけ終わったら、ベットにいこうか」
俺がそういって優しく微笑むと、妻は嬉しそうにゆっくりと頷いた。
あとかたづけが終わり、寝室に行くと妻がいきなり俺の唇を奪い、自分の舌を俺の口のなかに入れ、激しく絡め合わせる。
「んっ……んっ…ハァ…ハァ…。ごめん…。私が戻ってきてから、あなた…忙しくてなかなか時間がなかったでしょ?
だから…大好きなあなたと…できると思ったら…がまん…できなくて」
その甘い言葉と激しい接吻に俺の気持ちは一気に昂り、妻をベッドに押し倒した。
そして今度は妻の口のなかに俺の舌を入れ、絡め合わせながら、妻のズボンに手を掛ける。
「ハァ……ハァ…。俺もがまんできねぇよ。俺もおまえの事が好きだから……よ!!」
俺は話終わると同時に妻のズボンを下着ごと脱がし、下半身を裸の状態にした。
妻の脚は、相変わらず綺麗な曲線を描いている……俺が妻を好きになった要因のひとつだ。
俺がその美脚をしばらく眺めていると、妻は微笑みながら自分の脚を垂直に突き上げた。
「あなたって本当に私の脚が好きだよね……ふふっ。いつもの……しよっか」
俺は満面の笑みで頷き、自分のズボンと下着を脱ぎ捨てた。俺のモノは既に固く、熱くなっていた…
こんなに甘く激しく求められて、勃たないわけがない。
「よし…いれるぞ…」
そういうと、俺は妻の足を軽く肩に掛け、自分の亀頭と妻の陰部をあてがい、ゆっくりと挿入した…
「ウッ……!!」
自分のモノを根元まで入れた瞬間、得もいわぬ快感が体中を駆け巡り俺は妻の中で果ててしまった。
「アッ……、ハァ…ハァ…。久しぶりなのかな……いれた瞬間に……いっちゃったよ…ごめん…」
「ううん、いいの。私の方こそごめん…すごく淋しい思いをさせちゃって……。
でも、もう絶対にあなたから離れないからね…ぜったいに」
妻がそういって優しい笑みを浮かべた。
その言葉に俺の気持ちの昂りが頂点に達し、腰を振り、自分のモノで妻の中を突いた。
何故か射精が止まらない…。しかし、そんなことはどうでもよかった。
妻と一緒に居られて、一緒に繋がっていられるのなら…
「ハァ……ハァ…。俺だって、離れ…ないよ…
ゼッタイニ……ハナ……レナイ……ウッ!!…ハァ…ハァ…」
「うん、わたしも絶対に離れないよ。あなたの愛をすべて貰うまでは……クスッ…」
11月も半ばに入り、寒さも一段と厳しくなってきている。
バドミントンの新人戦は、ゆかりたちのダブルスチームが地方大会で優勝したものの
実力差のある都大会ではベスト8止まりとなってしまい、全国大会へ駒を進めることはできなかった。
放課後の練習はこの頃から、日が短くなるせいか、練習時間が2時間程しかなく、ゆかりの帰宅も早くなっていった。
「今日の午後、東京都目黒区内にあるマンションの一室で男が倒れているとの通報があり、救急隊員が駆けつけたところ
既に死亡していることが確認されました。警察は、先週にも似たような事件が起きていることから、関連性を調べており…」
またこのニュースだ。11月に入ってからこれで4件目となる。
「また男性の怪死事件?なんか物騒な世の中になったわよねぇ……ねぇゆかり?」
ゆかりの母の聡子だ。ゆかりは聡子と一緒にソファーに座り、テレビに映っているそのニュースを見ている。
「うん。そうだねぇ〜」
ゆかりは聡子に目線を合わすことなく答える。
「……あんたって子は相変わらずねぇ〜。さ〜てと、そろそろ晩御飯の準備をしないと」
ゆかりのその返答に聡子は、ため息をつき夕食の準備をしにキッチンに向かった。
「ねぇサタン?この事件ってもしかしたら…」
「そうだな。サキュバスが犯人の可能性が高い。証拠が全く残らないのも」
「でも殺すのは納得いかないかな……」
ゆかりは繭を吊り上げ険しい表情になる。
「そういえば、ゆかりはあれ以来人を殺していないな。。」
「だってサタンが言ってたでしょ?性には性をって。たしかに女の子に酷いことをする男は許せないよ。。。
でも、命まで取ることはないんじゃないのかなぁ…私を殺した男はまだしも、他の男達は殺そうとは考えてないんだからさ」
「まぁ次々と男を殺すとこの世界で生きづらくなるからな。。それにゆかりはあの能力が上手く使えない」
「あの能力?」
ゆかりがサタンの言葉に反応する。
「『幻惑』の能力だよ。ゆかりの性格からして、上手く使えないのは納得できるのだが」
「どういうこと?それ?」
ゆかりは表情を曇らせ、少し怒った口調で言う。
「…では、男から精を搾り出すために、その男の理想の姿になってその役を演じ、男の欲望を満たすことができるのか?」
「やだ。めんどくさい」
ゆかりが即答する。
「そんなことするよりも、『催眠』で目を赤く光らせて相手を眠らせるか、精力剤飲ませた方が早いから」
「だろう?『幻惑』を使いこなすには、相手の欲望に答えるマゾの精神が必要なのだ」
「マゾの精神ねぇ……」
『幻惑』は人間の五感を狂わせる能力だ。ゆかりはサタンにその能力の存在を教えてもらったが、
姿を変えるどころか、空を飛んでいる時に人から身を隠す程度しかできない。
「う〜ん……使いこなすことができたらもっと面白い調教ができるんだけどなぁ……」
「……調教に使うことを考えてる時点でゆかりには無理だ」
サタンはゆかりに諭すように言った。
「あの女の、あの女のせいで……」
一人の男が校舎の廊下を歩きながらぼやいている。拓海だ。
拓海はゆかりと定期的に性交をし始めてから、徐々に他の女性に対する性欲が削がれていき、最近ではサッカーや勉強に対するやる気、
情熱までもが無くなりなじめている。ゆかりがもたらす強い刺激に慣れてしまったせいで、麻薬などの中毒に似た症状を引き起こしているからだ。
受験を目の前に控えている拓海にとって、この症状はかなりの痛手だ。勉強の成績もサッカーと同じく優秀だったが、秋頃になって急激に落ち始め
今では学校の平均値を下回っている。親や先生に注意されるものの、ゆかりの感触が常に頭をよぎり、勉強に全く手がつかないからだ。
「ぁ……おはようございます。伊藤先輩!!」
拓海がその声に反応し目線をその方角に向けると、ゆかりが満面の笑みでこちらを見ている。
「今日は金曜日ですね……。ふふっ……今夜も一緒に楽しもうね……タ・ク・ミ君」
ゆかりは拓海のそばに近づき、耳元で囁く。拓海はその言葉に顔を歪ませ、左手でゆかりの肩を押し軽く突き放す。
「クソッ!!」
拓海はそう言い捨てると、ゆかりの方を振り返らずにそのまま教室に向かった。
学校の授業が終わり、拓海は家の近くの商店街をぶらついていた。脳裏に焼きついているゆかりの感触を振り払うかのように視点を様々な方角へ動かす。
今夜も校舎へ行きゆかりとセックスをすることになっている。行ってはいけない……ゆかりのせいで自分がおかしくなっていることは十分に理解している。
しかし、ゆかりの体を求める本能がそれを軽く上回り、気がつくと毎週時間通りに校舎に向かってしまっている。
「あの女とこれ以上は……でも、あの女と触れていたい、エッチしたい……」
校舎の廊下を歩いていた時と同じように俯き、ぼやく。
「ぁ〜〜っ、久しぶり〜!!」
髪を派手な茶髪に染めた少女が大きな声で拓海に声をかける。
拓海は顔を上げると一気に表情を曇らせ、少女を無視し、そのまま通り過ぎようとした。
「ち…ちょっとまってよ!!」
少女は通り過ぎようする拓海の腕を掴む。
「離せよ!!今更俺になんの用だよ!!」
拓海が怒るもの無理は無い…この少女、遠藤 真理奈は拓海が初めて付き合った女性であり、拓海が女性に対して歪んだ感情を持たせてしまった原因でもあるからだ。
拓海は真理奈の手を振り解こうとした。しかし、真理奈は両手で懸命に拓海の腕にしがみつく。
「いたっ!!」
拓海が強引に真理奈を突き放すと、真理奈の体が地面に叩きつけられる。その2人の激しいやりとりに周りにいる人達の目線が一気に拓海達に集中する。
拓海は、地面に叩きつけた真理奈の姿と、たくさんの人の視線に罪悪感を感じたのか、顔を曇らせながらも倒れている真理奈に手を差し伸べる。
「チッ…待っててやるから、早く立てよ」
真理奈は嬉しそうにその手をとり立ち上がると、制服のスカートを整える。
「もぉ〜乱暴なのは変わってないのね…そうだ!!せっかくあったんだし〜近くのサ店でいろいろ話そうよ!!」
真理奈のその軽い言動も中学生の頃と変わっていない…拓海はそう思った。真理奈の一言で自分はどれだけ傷ついたかも知らずに……
拓海は真理奈の誘いの言葉に全く反応せず、ただ真理奈を睨みつける。
「ちょっと聞いてるの?ねぇ……たくみ?」
真理奈はその拓海の表情に同調するかのように顔をこわばらせる。
「たくみ…そんな睨んでばっかじゃ、何が言いたいのかわからないよ…」
拓海はそんな真理奈の表情が見たくないのか、睨むのをやめ目を逸らす。
「話してよ…いろいろさ。そうすれば…」
「うるせぇよ!!!」
拓海は真理奈の話をさえきるように声を荒げ、その場から走り去っていった。
午後8時を回った。ゆかりはいつも通りに、家をこっそり出て時計台の下に到着した。
「あれ……たくみ君は?」
ゆかりは時計台の下を再度確認したがやはり拓海以外の4人しかいない。
ゆかりは拓海の携帯電話に電話をしてみたが、繋がらない。
「おかしいなぁ…」
ゆかりが不思議がるもの無理はない…会う約束をして以来、拓海たちは一度も来なかったどころか、約束の時間を破ったこともない。
「ゆかりさん…あんなやつ放っておいて俺達4人で楽しみましょうよ…」
仲間の1人がゆかりに話しかける。その仲間はうつろな目をしている…拓海と同様、ゆかりに毒されているのだ。
「だめだよ。5人揃わなきゃ、しないって約束だったでしょ?」
「でも…」
「でもじゃないの。わがまま言うと、お仕置きだよ…クスクス」
ゆかりのその言葉に、仲間の一人は黙り込む。
「う〜ん……たくみ君がいなきゃしょうがないなぁ……今日はもう解散ね。また来週〜」
拓海の仲間達は、残念そうな顔をしながらも、ゆかりの指示に従い、校舎から離れていった。
「これは…なにか嫌な予感がするな…」
サタンがゆかりに話しかける。
「なんで?ただの風邪とかじゃないの?」
「ゆかりはまだサキュバスの中毒性がいかに強力か分かっていないな…どんなに自分が辛い状況でも、
毒された男達はサキュバスを求めて来るのだ…風邪や病気くらいでは来ない理由にはならないな」
「じゃあなんで来なかったの?」
「おそらく、ゆかりの刺激よりも強いものに触れたのだろう…もしかしたら例の事件のサキュバスかもしれない」
「いくらなんでも、それは考えすぎじゃない?」
「でも、可能性はゼロじゃないはずだ。それにゆかりも他のサキュバスがどんな奴か興味が沸かないか?」
「クスクス…それもそうだね。どんな風に男の子を堕としているのか、気になるかも」
サタンの問いかけにゆかりは笑みを浮かべる。
「でもたくみ君、どこにいるんだろ…携帯つながらないし、わかんないよ」
「学校から家までの帰り道に居る可能性が高いのでは?」
「そうだね、面倒だけど調べてみますか!」
そう言うとゆかりは、黒い羽を広げ、空を飛んだ。
ちょうどその頃、拓海は家の裏側にある公園のブランコに腰掛けていた。
「まりな……」
拓海の脳裏には、ゆかりの感触よりも今は真理奈との思い出でいっぱいになっていた。
中学3年生の時だった。初めは部員とマネージャーの関係…そして真理奈の告白。
交際期間は半年だった。初めてのキスもセックスも真理奈から貰った。そしてあの言葉も。
『なんでたくみはいつもそーなのよ!!これでもあたし、たくみのこと尊敬してたのに…がっかりしたわ!!』
付き合い始めてからは、度々ケンカはしていた。しかし、真理奈のその一言が拓海の心に深い傷をつけた。
その日から拓海は真理奈に対して一方的に連絡を断ち切るようになり、高校生になってからは、別々の学校だったこともあり、真理奈との関係は完全に無くなった。
高校生になり拓海は、サッカーにのめり込むようになった。部活が終わっても1人で夜遅くまで走りこみやドリブルの練習をしていた。
その甲斐があってか、2年生からフォワードのポジションでレギュラーとなり、地方大会では得点王に輝き、チームを優勝まで導いた。
それから、拓海はサッカー部のエースストライカーとして学校で有名となり女子からの人気が集まった。
デートの誘い、誕生日プレゼント、バレンタインデーのチョコレート…学校の女子から様々ものを受けたり、貰う度にあの女の思い出が蘇る…
こいつらは真理奈と同じだ……いや、それ以下だ。どうせ、俺の表面しか見ていないのだろう。こいつらを調教しなければ……
拓海に女性に対する憎悪が芽生えた始めた時、一人の女性が俺に告白してきた……ゆかりの親友である鈴木 和美だ。
和美はサッカー部のマネージャーで、サバサバした性格と器量の良さから男子部員には人気があった。
ただ、拓海は表面上は好意的に装っていても内心は和美のことを嫌っていた。男子部員に好かれるマネージャーの姿が、真理奈と被るからだ。
和美はそんな拓海の感情も理解することなく、拓海に思いを寄せ、積極的にアプローチを仕掛け、告白をした。
拓海はその時、この女を『調教』することを決めた。告白を受け入れた後、拓海は夜の校舎に和美を呼び出し、サッカー部以外の仲間とレイプをした。
『調教』が終わりぼろぼろと涙を流し、陰部から精液をドロドロと垂れ流している和美の姿を見て、拓海は得もいわぬ快感を感じた。
『堪らない…この調子で女どもを次々と…』
拓海はその後、ゆかりも『調教』しようとしたが、逆に調教されてしまった。
「クソッ……!!」
拓海はゆかりに調教されたことを思い出してしまい思わず声が出る。
「何が『クソッ…』なのよ。なにか嫌な事でも思い出したの?」
傍から声が聞こえる。拓海がその方を向くとそこには真理奈の姿があった。
「やっぱりここにいた…たくみは悩んでる時、いつもこのブランコで考え事してるもんね」
「……」
拓海は、そのまま黙り込んだ。考え事をしすぎたせいで脳が疲れ切ってしまい、真理奈を突き放す言葉も出なかった。
「ねぇ…悩み事があるんならあたしに言ってよ…」
「なんでだよ……」
拓海が重々しく口を開く
「さっき俺を必死で引き止めたり、話そうと誘ったり…もう、俺達は終わった仲だろ?」
「そんなの決まってるじゃない……」
真理奈が恥ずかしそうに目を逸らして言う。
「たくみの事がずっと忘れられなかったのよ……」
たくみはその言葉に一瞬はっとした表情になる。
「あたしね、高校に入ってからいろんな男と付き合ってきたの…もちろん、たくみの事を忘れるために。
でもね、男と付き合ってる時にいつもたくみの事、思い出しちゃって比較するんだよ…やっぱりたくみよりダメだなぁ〜って」
「確かにたくみは乱暴だったり、思いやりがなかったりするところ、あるよ。でもさ、ひた向きにサッカーやってる姿みると
なんか許せちゃうのよ…そ〜いうマジメなところは、他の男には絶対にないし」
すると真理奈は拓海の目の前に立つ。
「さっき思い出したんだけどさ…最後にケンカした時あたし酷いこと言っちゃったよね……ごめんなさい」
「あたしにとってたくみは最高の人だよ…」
真理奈はそう言って拓海に軽くキスをした。
拓海は真理奈のキスを受けた後、何か熱いものがこみ上げてくるのを感じた。ゆかりによって封印されていた感情が解けたのだ。
興奮した拓海は真理奈の口のなかに舌を入れ、激しく絡め合う。
「んっ……んっ……。たくみ、そんな焦らないで。続きはあそこで……しよ」
真理奈は悪戯っぽく笑うと、たくみを例の場所へ誘った。
拓海と真理奈は公園の真ん中にあるドーム状の遊具の中に入ると2人は熱いキスを交わした。
ここは拓海たちが初めてセックスをした場所でもある。
拓海はキスの後、真理奈の上着に手を掛ける。。上着を脱がすと、紺色のブレサーの制服が見える。
「寒くないか?」
拓海はそういい、改めて真理奈の顔をみる。描かれた眉毛、派手な茶髪以外は昔の真理奈のままだ。奥二重の瞳、小さな鼻と細い口元。
拓海がしばらく真理奈の顔を見ていると、真理奈がニッコリと微笑む。
「大丈夫だよ、だって、たくみが暖めてくれるでしょ?」
拓海はその言葉に更に興奮し、一気に真理奈の制服と下着を脱がし、上半身を裸の状態にする。
「じゃあ、望み通り、暖めてやるよ…」
拓海はそういうと真理奈の首筋にキスをすると、乳房を激しく舐め回す。
「んっ……ああっ!!ハァ……ハァ…気持ちいい…」
「ペチャ……まりな、お前少し胸がでかくなったか?」
「うん…でも、たくみって胸がでかい方がいいんでしょ?」
真理奈の言葉に拓海はゆっくりと頷き、固くなった乳首を手でやさしく触る
「んっ…んんっ!!ハァ……ハァ……ねぇ…そこばっかりじゃなくて、下の方も……」
「分かった…」
拓海はそういうと真理奈のスカートと下着の中に手を入れる。その手が陰部まで辿り着くと、そこがかなり濡れているのが分かる。
そしてそこを激しくかき回すと、いやらしい音がドームの中に響き渡る。
「ああっっ!!ハァ…ハァ……」
真理奈は拓海に抱きつくような形で体を密着させる。拓海も真理奈と同様に息遣いが荒くなる。
「ハァ……ハァ……。ふふっ、たくみの、興奮して大きくなってる…」
真理奈はそういうと右手で拓海のズボンのチャックを外すと、拓海のモノを取り出した。
「!!」
拓海は、自分のモノが固くなっていることに驚いた表情をした。最近では、自慰行為でも勃起しなくなったからだ。
拓海はこの時確信をする。真理奈を好きでいることが、ゆかりの性の呪縛から解放する唯一の道だと。
「ハァ…ハァ…まりな………好きだ」
「あたしも……大好き……」
2人は互いの気持ちを確認しあうと、もう一度熱いキスを交わし服を脱ぎ、真裸の状態になった。
「ペチャ……ペチャ…チュッ……気持ちいい?」
仰向けの状態の拓海の上から真理奈がうつ伏せになり、
寒さから守るように体を密着させ、舌を使って拓海のモノを亀頭の先から裏筋の部分まで丁寧になめる。
その舌使いに拓海のモノは更に固くなる。
「ペチャ……ハァ…ハァ…ねぇ…あたしのも気持ちよくしてよ……」
すると真理奈は自分の尻を突き出し、手を使って自分の陰部を拓海に見せ付ける。
真理奈の陰部は既にびしょ濡れで、ドームの穴から差し込んでくる月明かりに反射し、うっすらと光っている。
拓海はその陰部が放つ不思議な香りに吸い寄せられるように顔を近づけ、真理奈の陰部に舌を入れ激しく動かす。
「あっ…ああっ!!いいよ…ハァ…ハァ…すごく気持ちいい。たくみのも…もっと気持ちよくしてあげる…」
すると真理奈は拓海のモノを咥え込み、激しく上下させる
「んっ……んっ…クチュ……」
「うっ……!!イクッ……!!」
あまりの激しさに、拓海は一気に絶頂に達した。
「んっ…んんんんっ!!…ゴクッ……ゴクッ……んっ…パァ…。ハァ…ハァ…たくみのせいえき…全部飲んじゃった…ふふっ」
真理奈はそう言うと、拓海の方を向き、ニッコリと微笑んだ。拓海は精液が付いている真理奈の顔をみて更に気持ちが昂り、背中に面している土の冷たい感触を
忘れるぐらい体が熱くなっていくのを感じた。
「今度はおまえのいやらしい液を全部飲み干してやるよ…」
拓海はそういうと再び真理奈の陰部へと顔を近づけ今度は、吸い付くように口を動かした。
「ズズッ…チュッ…チュッ……」
「ああっ!!!そんなにされると…ハァ…ハァ…いっちゃうよ……あっ…あっ、あっ、ああああああああっ!!!!」
真理奈は絶頂に達し、涎をたらしながら全身を痙攣させ、そのまま拓海の体の上に倒れ込んだ。
「ハァ……ハァ……」
真理奈の体が寒いのにも関らず火照っているのが分かる。
「まりな…俺……」
拓海モノは真理奈の愛液で興奮し、ギンギンに反り返っている。
「うん……来て……」
真理奈はそういうと仰向けに倒れ、股を開き、拓海のモノを受け入れる体勢を取る。
「よし…いくぞ……」
拓海はそう言うと、真理奈の陰部に自分のモノを近づけ、いやらしい音を立てながらゆっくりと差し込んでいく。
真理奈の陰部が濡れていることもあり、まるで吸い込まれていくかのように拓海のモノを飲み込む。
差し込んでいる間、拓海は激しい快楽の波に襲われ、拓海のモノは今にも射精しそうなほど赤く腫れ上がっていく。
「ハァ…ハァ…動くぞ……うっ!!!」
拓海が腰を動かそうとした瞬間、拓海は真理奈の中で果ててしまった。真理奈の膣にドロドロと精液が流れ出しているのがわかる…
「中で出しちまった……まりな…どうしよ……」
「ふふっ……今日は大丈夫な日だから全然心配しなくていいよ。好きなだけ、出して…」
真理奈の言葉に、拓海は頷き真理奈と体を密着させながら腰を動かした。
腰を動かす度に自分のモノから精が吐き出される。
そう言えば、前にも似たような感覚を経験した事が……拓海は不安を感じ、腰を動かすのを止める。
「ハァ…ハァ…ん?どうしたの?」
「いや……ちょっと、ね……」
すると真理奈は拓海にキスをし、自分の唾液を拓海の口の中に流し込んだ。
「んっ……ハァ。止めちゃだめだよ…もう一度あたしをイカせて?」
真理奈のキスと唾液のおかげでその不安が消し飛んだ。
「わかったよ。お前がイクまで、俺は腰を止めないからな…」
「ふふっ……大好き」
拓海は真理奈の言葉に再び気持ちが昂り、再び腰を動かし始めた。
それから、十数分が過ぎたのだろうか…拓海は狂ったように腰を振り続ける。
「マリナ……マ…リナ……」
拓海は弱々しい声で、真理奈の名前を呼び続ける。
「ハァ……ハァ……ふふふっ…あと持って2、3分ってところかな」
真理奈は拓海がもたらす快感を受け止めながら、薄ら笑みを浮かべる…
「伊藤 拓海さんって言いましたっけ……クスッ…ごめんなさいね…わたし、2つくらい嘘付いてたんです」
真理奈は拓海に話しかけるが、反応が何も無くただ腰を振り続ける。
「1つは…わたしの本名は『遠藤 真理奈』じゃなくて『浅野 美穂』って言う名前」
「もうひとつは…さっきあなたがクンニした時、わたしイっちゃてましたよね…でも、あれは演技だったんです」
「ハァ…ハァ…でも、もうそろそろイッちゃいそう…あなたが天国に逝っちゃうのと同じくらいに…クスッ」
そういうと真理奈…いや、真理奈の姿をした美穂が拓海のモノから一旦離れると、拓海を仰向けにした。
衰弱しきった拓海は、なんの抵抗もなくそのまま倒れこむ。
「マリ……ナ……」
拓海は真理奈を呼ぶ声をやめない。
「ふふふっ。あなたのクンニ、なかなか気持ちよかったですよ…」
美穂はそう言うと、真理奈の姿から自分本来の姿に戻る。
「くっ……やっぱり、醜い……」
美穂は自分本来の姿に戻ると、自分の体を見て顔をしかめ、嫌悪感を示す。そして、目線を拓海の方に向けると、傍まで近づき
自分の陰部を拓海のものに近づける。
「たくさんの愛をありがとう。そして、さようなら…」
美穂がうっすらと笑みを浮かべ、拓海のモノを自分の中に入れようとした瞬間、
「お取り込み中しつれいしま〜〜〜す!!!!」
ドームの外から大きな声が聞こえる。声のする方を見ると一人の女が笑みを浮かべ、
ドームの穴からこちらを覗いているのが見えた。。。ゆかりだ。
「そんな寒いところでやってたら、風邪ひいちゃうよ〜」
「ぇ……わたしたちが見えるの?」
美穂は、自分の姿がゆかりに見えることに驚いた表情を見せる。
「そんなの…ありえない…わたし、ちゃんと『幻惑』の能力で他人から姿と声が分からないようにしたのに…」
美穂は目を凝らし、月明かりに照らされているゆかりの姿を注意深くみる。
「あなたは…城本 ゆかりさん…ですね。ずっと…この人の、脳裏に焼きついていた女性」
美穂は拓海の方に視線を落とす。
「ちょっと待ってくださいね。すぐに気持ちよく、逝かせてあげますから…」
そう言うと、美穂は拓海の額に軽くキスをし、ドームの外に出た。
ゆかりは美穂の姿を改めて見る。真希と同じくらいの小柄な女の子だ。腰の位置まである長い灰色の髪、くっきりとした二重まぶた、
整った鼻と口元…まるで生きた人形のようだ。真っ暗な空に輝く満月が放つ明かりが、より彼女のミステリアスな雰囲気を演出している…
「あなた…サキュバスですね?」
美穂がゆかりに問いかける。
「そうだけど、あなたもね…クスクス」
ゆかりは薄ら笑みを浮かべながら、美穂の問いかけに答える。
「用件は、何でしょうか?」
「たくみ君を殺すのやめてくれないかなぁ〜あと、わたしのペットになってよ…」
「すいぶんとわがままな用件ですね…残念ですけど、2つとも従うことはできません。
帰ってください…と言っても無理でしょうけど」
美穂の目つきが鋭くなり、殺気を放つ。
「困った子だなぁ…あんまり乗り気にならないけど、あれをやるしかないかな…クスクス」
ゆかりは美穂との距離を一気に縮め、両手を美穂の背中に回してがっしりと固定し、美穂の動きを制した。
「ぇ……」
美穂はゆかりの素早い動きに対応することができなかった。美穂は力を振り絞って、ゆかりから離れようとするが脱出できない。
「クスクス…じゃあ、わたしの目をじっくり見て…」
そういうとゆかりは肌が触れ合うくらいに自分の顔を美穂の顔に近づけると、いつもよりも強く、目を赤く光らせる。
「うっ………」
ゆかりの目を見てしまった美穂は、意識が遠のき、全身に力が抜けていくのを感じた。
ゆかりが両手を離すと、美穂はふら付き、その場に座り込む。
「至近距離でやっても気を失うまではいかないか…やっぱりサキュバス同士だと、効き目悪いなぁ…」
ゆかりはそう言うと、美穂の額に人差し指をつける。
「クスクス…じゃぁ、始めようか…」
そういうと、ゆかりはうな垂れるように座り込んでいる美穂の腕を掴み、立ち上がらせようとする。
「あっ……ああっ!!」
美穂はゆかりにつかまれるだけで、甘い声を出した。
「どうしちゃったの?腕を掴んだだけで感じちゃって…いやらしい子ね…クスクス」
ゆかりは薄ら笑みを浮かべ、美穂を立たせると、美穂の陰部を手で触る。
「くっ…んっ…んっ…ハァ…ハァ…」
美穂はゆかりの愛撫に抵抗するかのように、顔を歪ませ、必死に歯を食い縛る。
「ふふっ…抵抗してるの?可愛いわねぇ〜」
「うっ……かわいくなんか…ない…ハァ…ハァ…」
「クスクス…そんなことないわよ…もっと激しくしてあげるから、さっきみたいに可愛い声で喘いでよ…」
そういうとゆかりは美穂の陰部に人差し指を入れ、激しくかき回す。
「んっ……ああっ!!!あっ、あっ…」
その激しさに、美穂は思わず声を出してしまう。
「ホントに可愛い声で喘ぐなぁ…」
「なんで…ハァ…ハァ…なんでこんなに感じる…の?」
「ふふっ…PSASって病気、しってる?」
「ぇ…なに…それ?…あ、ああっ!!」
「…イっちゃうのが止まらなくなる病気で、あなたをそれに近い状態にしたの…
わたしの『命令』の能力で…クスクス」
ゆかりは中指も美穂の陰部に入れ、ほじくるように美穂の中をかき回す。
「あっ、あっ、ああああっ!!!!」
美穂はゆかりのもたらす快感に屈し、涎を垂らしながら絶頂に達すると、全身を痙攣させた。
「あははっ!!いっちゃう顔も可愛い……クスクス」
「ハァ…ハァ…だから…かわいくなんか…ないって…」
「クスクス…そんなに否定されちゃうと、余計に『可愛い』って言いたくなるじゃない…」
ゆかりは満面の笑みで、美穂を見つめる。
「さてと……さっきの条件をのまないと『命令』を解除しないけど、どうする?このままだと、イキっぱなしで
まともに生活できなくなっちゃうよ……クスクス」
美穂はゆかりに従う以外に方法が思いつかなかった。
「うっ……。はい…したがい…ます…」
美穂は、絶頂の余韻のせいか、おぼつかない口調で答える。
「ふふっ…いい子ね…」
ゆかりはそういうと、人差し指を美穂の額にあて『命令』を解除した。
その後、ゆかりは救急車を呼び、拓海はすぐに病院に運ばれた。
拓海は衰弱しきっていたが、命には別状はなく、1週間で退院できる程のものであった。
「伊藤さん。お見舞いに来ましたよ…」
点滴を受けながら病院のベッドで眠っている拓海の元に、ゆかりともう一人の女性がやってきた…和美だ。
「……」
和美は怒るわけでも、哀れむわけでもなく、だた黙ったまま拓海を見つめる。
「そういえば…病院に運ばれた時ずっと『マリナ』って言ってたんですけど、誰ですか?一体?」
ゆかり自身は、真理奈の事については既に知っているのだが、敢えて和美の前で質問をしてみることにした。
「…まりな」
拓海はゆかりと和美の方を向くことなく、天井を見つめながら話し始める。真理奈との出会い、思い出、ケンカしたときに言われた言葉、
そして女性に対する憎悪…
和美は拓海の話を一通り聞き終わると、拳を握り…全身を震えさせる。
「ばっかじゃないの……」
和美は小声で呟く
「ばっかじゃないの!!!!」
今度は大声で同じ言葉を繰り返し、その声が病室中に響き渡る。
「あんた、ただ自分のプライドを守りたくてカッコつけてるだけじゃない!!その真理奈って女に未練があるんなら
必死に電話なりメールしたりして仲直りしなさいよ!!!」
「しかもね、わたしがあんたを好きになったのはあんたがエースって理由じゃなかったのよ…」
和美の目から涙が溢れ出てくる…
「べつにあんたが試合で100得点入れようが、0点でも関係なかった…あんたがいつも何か思い悩むかのように一人で練習してるから
力になろうと思って、あんたの事考えてるようになって、そしたら好きになっていって……」
「…なのにあんたは…あんたは!!」
和美の涙が目から滴り落ち、拓海のベットの布に染み込んでいく…
「もう顔も見たくない……さようなら、伊藤先輩」
和美はそう言うと、後ろを振り返って走りながら病室を去っていった。
ゆかりは去っていく和美を見たあと、視線を戻し、拓海の顔を一瞥する。
「ホントに哀れな男ね」
ゆかりは吐き捨てるように言い、拓海の額に人差し指を当てる。
「しょうがないわね……和美の言う通り、真理奈って言う人ときちんと連絡を取るつもりがあるなら、
あなたの脳にこびり付いているわたしのエッチな記憶を消してあげるわよ…それに定期的に会う約束も無しにしてあげる」
「でも約束破ったら…死ぬまでわたしの奴隷にさせるからね」
ゆかりは強い口調で言う。
「ああ、分かった……絶対に連絡する」
条件をのんだのを確認すると、ゆかりは拓海の額から人差し指を離し、後ろを向く。
「もうレイプなんてバカな真似はしないことね…そこで反省していなさい」
ゆかりは病室を後にした。
ゆかりが家に帰ると聡子が驚いた表情をする。
「ちょ、ちょっとあんた!!その歩いている黒い猫…どこで拾ってきたの!!」
「違うよ…友達から貰ったものだよ」
「はぁ〜貰ってきたのはいいけど、あんた飼えるの?しかも、爪研ぎとかいって家の壁を引っ掻いたりしないんでしょうね?」
「大丈夫だよ。この子はとっても賢いもん」
「賢いって…ちょっと、ゆかり!!待ちなさいよ!!」
ゆかりは母の制止を無視し、そのまま自分の部屋の中に入った。
「みほちゃん…もう大丈夫だよ」
ゆかりがそう言うと、黒い猫は黒いセーラー服を来た少女の姿に変わった。
「猫の姿になるよりも、完全に姿が見えないようにした方が、いいような気がしますけど…」
美穂は納得いかない顔をする。
「猫でいいんだよ…その方がわたしたち家族の一員になれるし、淋しくないでしょ?」
ゆかりは美穂に微笑みかける。
「そうですね……」
その返答に、今度はゆかりが納得いかない顔をする。
「も〜〜みほちゃん。敬語なんか使わなくていいんだよ。同じサキュバス同士、仲良くしよ。
あっ、そうだ!!今度の週末、一緒に買い物に行こうよ!!みほちゃんに似合った、可愛い服、選んであげる」
「うん…ありがと、ゆかりおねえちゃん」
美穂は幸せそうな笑みを浮かべ、ゆかりの家族の一員となることを決意した。
リアルタイム遭遇!
おつでした。
相変わらずおもしろいです。
457 :
復讐少女:2009/03/09(月) 00:17:54 ID:yCwkjmU8
以上です。
…今回は、ageの罪悪感から自己反省会を自重します。
男性の理想の異性というものを考えていくうちに
いろいろと心理描写を描いていたら、できの悪い携帯小説みたいになってまった…
ゆかりのエロも無く、全体的にキレが悪い…
次回からはストーリー構成などを元のスタイルに戻したいと思います。
もちろん、美穂を活用して。
@良かったよー
>>457さん
GJでした!!
しっかりとした構成でグイグイと引き込まれました!
理想の異性の姿=今も忘れられない女性、というのは納得です。
可愛い子分も加わってますます楽しみです。
>>457 新作キター!
GJ!
今後もますますワクワクワッショイ!
461 :
復讐少女:2009/03/09(月) 01:22:40 ID:yCwkjmU8
グッジョブ!エロくて良かったよ!
脳内エロゲーサキュバス・コンクエスタ
異世界ゾリティエイア。
突如世界中に現れた魔界の扉から湧き出た魔族に陥れられた異世界。
人間・エルフ・獣人は、ある者は剣を持ち抗い、ある者は従属し、ちりぢりばらばらになりながら魔界の虜になりつつあった。
ムービー
選択
→聖ハルシア王国
┗西の平原地帯を統治している人間の国。
敬虔な民と白き騎士達の国で、王都ハルシオンは巨大な白の三塔がそびえるハルシア国教の聖都でもある。
ダイヤガルド帝国
クロヴァキア連合王国
ソルダイン魔帝国
ホワアアアアン
ト画面ホワイトアウト→クラシカルなBGM
聖ハルシア王国の王都ハルシオン。
そびえる※1三塔、剣の塔の広間に俺は立っていた。
周りには白と蒼の甲冑に身を固めたハルシアの正規兵と、その中にはそれぞれ違った出で立ち得物を携えた、俺と同じ傭兵の姿も見えた。
父王エクトルW世が※2レオナードの戦いで戦死した後、臣下に急かされるように即位したにも関わらず、
若き賢王エリックU世の凛々しい蒼の瞳白はしっかりとこの広間に集まった俺達を見据えていた。
エリック「ハルシアの求めに応じてくれた勇士よ!」
エリック王は金色の髪を揺らし俺達を見回す。
後ろには二人の王族、エリオットの妹エレイン姫と、弟、まだ幼き第二王子エリオットが控えている。
皆金髪、黄金の獅子の生まれ変わりと言われるハルシア王族である。
エリック「今回集まってもらった諸君の勇気に感謝をしたい。では、リリアンナ卿。」
そこまで言ったところで近衛騎士団をまとめる壮麗な蒼髪の女騎士リリアンナが王の下に跪き立ち上がる。
リリアンナ「では私から作戦概要を説明させて頂きます。」
王が玉座に座ったところでリリアンナが作戦の説明を始めた。
ト画面暗転→木がまばらな森の中
作戦の概要はこうだ。
※3北の魔帝国に隣接したアイダの村から連絡が途絶えた。
魔帝国ソルダインは今や魔族の根城、呪われた地である。
アイダが敵である魔族に占領されていたならばこれを駆逐、村を奪還せよ、ということだ。
そこで俺達傭兵が先遣隊として村周辺域から偵察をしているという訳だ。
レナ「見て!」
自ら先頭を買って出た女傭兵が森の中にある家々を指差した。
人の気配はない。
アイダの村のようだ。
クラック「どうする?分隊長?」
恰幅のいい男傭兵クラックが俺に訪ねた。
俺は―。
1:俺達傭兵部隊総出で村に向かう
2:俺とクラックで様子を伺ってみる
3:身軽なレナに偵察させてみる
※1王都ハルシオンにそびえる三つの塔。
エリック王による王宮に直結し政務を兼ね備えた王の塔、
ハルシア国教を支える教皇を兼任するエレイン姫の塔である聖塔、
そしてエリオットを補佐するリリアンナ以下近衛騎士団の総本部である剣の塔で、主人公を始めとする調査隊はこの塔に召集された。
※2レオナードの戦い
この世界に魔族が現れて間もなくして北の雪原で行われた、ソルダインとハルシア連合軍と魔族の戦い。
結果ハルシア王エクトルW世は戦死し、ソルダインは魔族に屈した。
※3北の魔帝国
帝政ソルダインの成れの果て。
魔族に屈した女帝は自らサキュバスと化し、この世界初めての魔族による国となった。
以上!
選択結果は全てに置いて最短を優先する!
サキュバスはまだ出てないけどこんな感じでもおk?
ダメ
わかった
>>461 とりあえず斜め上からのアプローチに衝撃をうけた。
相変わらず面白かったです。GJ。
>>466 2がいいなー、とか思う。
長くなりそうだから、期待してみる。
>>466 それは執筆予告と受け取っていいんだな?
一回でイイから巨乳の淫乱サキュバスとネットリ濃厚SEXをしたい。その後で死んでも良いから
>>457 GJ、ゆかり強すぎてわろたww
このままじゃ可哀想なのでみほ主役のエピソードや過去話にも期待
>>465 寝返りスキーな俺は3に一票
台本調の記述はなんとか文章に組み込んでほしいなぁと思ったり
>>466 3番がいいかな。もちろんレナは陥落してサキュバスと化して(ry
続き書いてみるわ
最短にあった2で書いてみるわ
(と思ったけど、この人のはクオリティ低そうだから別にいいか)
さんじゅういち択ですねわかります
>>461 乙&dクスです。
いずれも保管庫に収録させていただきました。
479 :
復讐少女:2009/03/10(火) 22:25:19 ID:WCsQSwbX
スレ保管人さん
保管庫の
サキュバススレ→復讐少女→第5話
のところが第4話の内容になってしまっています
訂正お願い致します。
調子こいて
>>434の続き書いたので、自重せず投下。
「女が男の体になって淫魔とヤる」「女性一人称」という特殊嗜好の趣味全壊なので
苦手な方はスルー願う。
タイトルは「淫魔とリザ なまえをよばせて」8レス投下。
あたしはリザ。
都から歩きで10日ほどかかる小さな村で、見習い魔法使いの修行をしている。
村の人たちはみんな良い人ばかりで、畑で取れた野菜、ヤギの乳やニワトリの卵、などなど
たくさんおすそ分けしてくれるんだ。
あたしもお返しに、雨が降っても全身が濡れない帽子とか、蜂避けの匂いを発する手ぬぐいとか、
油がなくても明かりが燈るランタンとか。そういう便利な魔法具を作ってあげてる。
そういうのを作って都で売るのが、あたしの生業だから。
だけど。そんなささやかで平凡な幸せの日々は、一匹の淫魔によって激変した。
***
「おいしーい! リザ、あなた料理の天才じゃない?」
「ちょっと、食べながらしゃべんないでよ」
さっきまでこの淫魔に散々弄ばれて、よく考えたら昨日の昼から何も食べてなかった。
空腹が限界で、遅い朝食に。
そしたら、「私も食べたい」とかこいつが言い出して…
淫魔って人間の精だけで生きてると思ってたけど、違ったみたい。
男の子みたいに勢いよく、あたしの作った朝食を食べてる。
作ったって言っても、野菜切っただけのサラダに残り物のシチュー、それに近くの家のおばさんの焼きたてクロワッサンだけど。
まぁ、こんなにおいしそうに食べてくれて悪い気はしない。いつも一人だった食事が賑やかになった。
ああもうシチューこぼしてるし。ちゃんと自分で拭いてよ?
「ごちそーさまでした」
「おそまつさまでした」
普通のやり取りなんだけど、少しだけ懐かしい気分になる。
ペットっていうんだから、こいつとしばらくは一緒に暮らすことになるのかな。
村の人には姉弟子とでも紹介しようか。
焚いた香のお陰か、村の人たちもいつもの皆に戻ってるし、このまま住んでも多分問題ないんだろう。
…って、あれ、なんであたし、こいつを受け入れちゃってるんだ?!
そんな事を考えながら皿を洗ってたら。
尻尾から、あたしの脳を蕩かすような快感が湧き上がった。
「やだ、やめてよ!」
「んふふ、やーよ」
「ダメだって!今皿洗ってるんだから」
尻尾から手が離れた。
…普通の女の子だったはずのあたしは、淫魔のペットになってしまい、
その証としてこんなのが生えてしまった。
あたしとこいつ以外には見えない、らしいけどそういう問題じゃない。
しかもこの尻尾、こいつに触れられると、…その、すごいエッチな気持ちに強制的にされてしまうんだ。
さっきあれだけされたのに。
「じゃ、皿洗いの後ならいいのね?」
「…うー…」
否定できない自分にすっごい腹立つ。
だって。ほんの少し触れられただけで、あたしの下腹部の奥が疼きだして、止められそうにないんだ。
「あんなにおいしいご飯食べさせてもらったのに、私たち淫魔って、こうするくらいしかお返しする方法を知らないから」
突然寂しそうな顔で呟かれて。うつむいて。やだ、そんな急に落ち込まないでよ。
皿洗いの手を止めて、近づいたんだけど。
寂しそうだったはずの顔がにやっと笑い、騙されたと思う間も無くあたしはベッドに連れ込まれた…
あたしの抗議は無理矢理奪われた唇の中に消え、尻尾を撫でられて頭の中からも霧散してしまった。
***
意識飛ばされるまで、あたしは責められた。
壊れ物に触れるように優しく触れられた感触を思い出すだけで、ちょっと顔が赤くなってしまう。
「ペットには優しくしないと嫌われちゃうじゃない?」
というよくわからない理屈で、あたしのカラダは隅から隅まで愛撫され尽くした。
正直あんなに気持ちよくなれるなんて思わなかった。
女の淫魔なんだから男の蕩かし方は凄いんだろうけど、なんで女の体まであんなに的確に快楽を引き出せるのだろう。
胸なんて自分で触れるよりもずっと…あれ?
胸が、胸板に変わっていた。
股の間にも「何か」ある。
尻尾が無くなってるのは不幸中の幸いなのだろうか?
っていうか何で?
何で、また男の体になってるの?!
ふと横を見ると、穏やかな微笑みを浮かべた淫魔があたしを眺めてる。
つやつやと妖しく艶めいてる唇がおいしそう。
誘われるままにキスをしようと…はっ!!
誘惑されそうになっているのにギリギリ気付いてバッと離れる。
残念そうな顔をされるが気にしない。気になるけど気にしちゃダメ!
「あーあ。せっかくあなたからキスしてもらえると思ったのにぃ」
「うるさい! それに何で男の体になってるのよ!」
「知りたい?」
くすっと笑い、シーツで胸から下を隠しながら起き上がる。
ヤバい。すっごいエッチぃ。
シーツで隠しても、胸の部分が盛り上がっていやらしく存在を主張して。
見えない分だけ余計に変な想像してしまって、剥ぎ取って押し倒したくなっちゃう。
「さっき、愛撫しながら私の魔力を注いだの。また男の体になるかなぁって」
「なんでそんなことしたのさ。人に尻尾まで生やさせたくせに」
「いや、そのね…」
バツが悪そうに目を逸らす。
そんな仕草すら可愛く思ってしまうのが恨めしい。
「尻尾だけじゃ物足りなくなっちゃって、精も注いで欲しいなーって…えへへ」
「えへへじゃないっ! そんなぶりっこ、女に向かってしないでよ!」
「だって、今のあなたは男だし、効果あるかなーって」
くすくすってからかうように笑う。
ちょっとだけドキッとしてしまったのは絶対に秘密。
ったく、何で男の思考回路ってこんなに単純なのよ!
「それにあなたの精、すっごくおいしかったの。きっと食べてるものがおいしいから」
「絶対関係ない」
「そうかなぁ」
「いいから早く戻して…あっ」
あたしははっとした。
戻す方法は魔力の放出…その方法って…その…
ちら、と横を見る。
白いシーツで体を隠した淫魔が、少し頬を染め、目を逸らしてうつむいてる。
隠し切れず盛り上がる乳房を手で隠そうとして。だけど、指の隙間から。
隠そうとしてる分だけエッチさが増してる。
あからさま過ぎる誘惑。だけど、あたしのおちんちんは、これ以上ないくらい、興奮しちゃってた。
心臓の鼓動と同じリズムで、大きくぴく、ぴくと律動してる。
明るいところでまじまじと見るのは初めてだけど、エッチな色香にバカ正直なこのおちんちん、何故だか憎めない。
「あのね、リザ」
「なによ」
「今度は、入れるだけじゃなくて、その、私の体を隅々まで、して欲しいの」
心底恥ずかしそうに、か細い声で懇願するしおらしい姿に、あたしの脳は抵抗を諦めた。
絶対演技なのに。なのに。男の体はそれを真に受けて、欲情しきっていたから。
***
全身にくまなく口づけする。その度にいやらしい声をあげるのが愉しい。
自分の愛撫で感じさせてるっていうのを実感して、興奮してぞくぞくするのだ。
それに、女の体の時は羨ましく思うくらいだった肢体が、今はどこを見ても、
おかしいくらいにエッチな気分になってしまう。
もちろん、淫魔だからあたしが特別エッチな気分にさせられてるのかもしれないけど。
胸に顔を埋めたり、揉んだり、乳輪に舌を這わせたり、乳首を甘噛みしたり。
全部さっきあたしが受けた愛撫。どうすれば効果的に感じさせられるか、体が覚えてるみたいだった。
それに不思議だけど、愛撫すればするほど、おちんちんも気持ちよくなるんだ。
この淫魔はお尻が敏感らしい。うつぶせにして舌で舐めると腰を震わせてはしたない声をあげるのだ。
秘所が露で溢れ、ひくついて刺激を待ちわびているのが丸見えで、その光景に、何とも言えぬ満足感を覚える。
目の前の女を、自分の愛撫でいやらしくよがらせてるのがただ嬉しい。
これが男の自尊心ってやつだろうか。快楽に溺れる女が愛しい。ただこの肢体に体を預けてしまいたい。
淫魔が後ろ手で、おちんちんの下の、袋の部分を揉んできた。腰の奥が火傷したみたいに熱くなる。
ただやわやわと揉まれているだけなのに、精を迸らせる寸前の、昂ぶり尽くした快楽がおちんちんの先で爆発しそうになる。
「挿れて…お願い、もぅ我慢できないの…」
いつの間にか仰向けになった淫魔が、太ももをこすり合わせて懇願している。
挿れてほしいはずの秘所を恥じらって手で隠すも露は太ももに伝い、淡い陰毛も見え隠れして。
くらっとした。
頭の中が真っ白になって、気がついたらのしかかって唇を貪っていた。
舌が絡みあって融け合うような感覚。蜂蜜よりも甘い。
全身がその甘さに満たされて蕩けそうになって。
だけど、おちんちんだけは、快楽を求めて熱い鉄の棒みたいにガッチガチになってるんだ。
秘所に挿れたくて足を開こうとしても、太ももに凄い力がかかっててびくともしない。
挿れて、と自分で言ったくせに恥ずかしい、と蚊の泣くようなか細い声で抵抗。
今はそんな矛盾さえも興奮を煽る役目しか果たさない。
手を太ももの間にこじ入れて、女の急所を優しく撫でる。
どう触ればいいかなんてよく知ってる。
焦らすように芽の周りをじわじわと撫でると、だんだんと足の力が弱くなって。
腰が浮いてきたのを見計らって、割れ目から溢れる露を指で掬って、陰核を指の腹でこねるように。
一際大きな、嬌声。
全身を震わせて、腰からの快楽に溺れている。…かわいい。
力の入らなくなったらしい足を広げ、待ちきれず涙を流していたおちんちんを、
納めるべき秘所に挿し入れた。
おちんちんがあったかい熱に包み込まれて、気持ちよすぎて体に力が入らない。
目の前の肢体に抱きついた。頭を、腰を撫でられて陶酔してしまう。
「リザ、おちんちん、気持ちいい?」
「うん、すっごいあったかくて、とけちゃうみたい」
精を今にも放ちそうなくらいに昂ぶってるのに、腰を撫でられていると、出したいっていう強い欲求が静まって、
その代わりに、膣の中でいっぱいこすりあって、快楽をもっともっと貪りたくなるんだ。
ふと、朝の会話を思い出した。
「ねぇ、イったら名前、教えてくれるんだよね?」
息を大きく吸って、弱いっていってた襞に、ゆっくりとこすりつけた。
「あぅ、そこダメだって言ってるのにぃ」
中で襞がおちんちんに絡み付いてくる。ぎゅっと根元も締め付けられて。
「名前、呼びたいの」
「あ、ふぅ、ああん、どうして?」
「あんたが、愛しくてたまんないから!」
恥ずかしかった。
ずっと言いたかったこと。こうして男の体で肌を合わせていると、強く抱きしめて名前を呼びたくてたまらくなるんだ。
でも名前がわかんなくて、ずっともどかしかった。
気持ちいいって感情を、名前に込めて叫びたかった。
精を放って、この女が自分のモノだって叫びたかった。
淫魔はびっくりしてた。演技じゃない、たぶん本当の顔で、呆けていて。
それから、すごい嬉しそうな顔になって、痛いくらいに抱きしめられた。
「淫魔を本気にさせないでよ」
「…やっぱ今までのって演技だったんだ」
「演出って言ってほしいな。ああいう恥じらいがあった方が男は嬉しいでしょ?」
「いやあたし女だし」
「でもそこらの男以上に、男らしくて素敵だったわ」
何か腹たって、無造作に突き上げてやる。
呼応するように締められる。
「やっ、ダメ、本当にそこ、弱いの、ダメなの」
「ダメって言ったあたしを散々弄んだじゃない」
「…怒ってる?」
「別に」
無言で抽送を繰り返す。
…ヤバい。さっきまでの比じゃない。
襞がこすれあうたびに、おちんちんの先が奥に吸われてる。出したいって欲求で頭がいっぱいになる。
淫魔が両腕を背中に回して、柔らかい乳房を押し付けてくる。胸板が蕩けそう。
乳房の圧力が目の前の淫魔の「女」を主張して、これでもかと男の体の官能を刺激するんだ。
何度目か、包み込むように締め付けてる襞を掻き分けて突いた時、淫魔が全身を震わせた。
「なんで、なんで人間のおちんちんがこんなに気持ちいいのぉっ」
自分の「男」で「女」を満足させてる征服欲に心のすべてが満たされる。
精が放たれる感覚が、絶頂寸前の狂おしい快楽が腰からせりあがってきて。
「もぅ抑えられない、はやく、はやくだしてぇっ」
限界だった。
精を迸らせる寸前、叫んでた。
名前、呼ばせてって。
そしたら。
応えてくれた。
レナ。
何度も名前を呼んでた。
レナ、レナ、って。
名前を呼ぶたびに、ぎゅっ、ぎゅっとおちんちんが締め付けられて。
レナはおいしい、気持ちいい、って、そしてリザって、名前を呼び返してくれて。
名前呼ばれて嬉しくて、折れるんじゃないかってくらい強く抱きしめてしまう。
頭のてっぺんからつま先まで、レナと一つになってる幸福感に包まれながら、意識を手放した。
***
「悪魔にとっての名前ってどんな意味か、リザは知らないんでしょう」
「どういうこと?」
いつの間にか女に戻ってたあたしは、裸体のまま、だらしなくベッドに横になりながらレナとだらだら話してた。
さっきまではあんなに淫らにみえたレナの体が、今は見てもなんとも無い。
本当に不思議。愛おしいとかそういう感情も、精や魔力と一緒に流れ出てしまったみたいだった。
だから、さっきの事を思い出すとめちゃくちゃ恥ずかしい。
「悪魔の名前を知った人間は、その悪魔を使役できるの」
…へ?
「だけど淫魔にとって使役は強制じゃない。その人間が好きだから、喜んで仕えるの」
え、ちょっと、なんでそこで顔を赤らめるの?!
やだ、そんな擦り寄ってこないでよ、今のあたしは正真正銘の女だから!そういう趣味ないから!
「好きとか愛しいとか、言われたの初めて。今までたくさんの男から精を吸ってきたけど、
皆快楽にただ溺れてて、あんな風に言われたことなんて無かった。
それに、今までの人間や男の淫魔なんて比べ物にならないくらい、力強くて素敵だった…」
ヤバい。目が本気だ。うっとりとした表情は今にも告白してくるんじゃないかってくらい。
なんで淫魔のくせにそんな乙女な思考してるんだ、キャラ変わりすぎだよ!
…なんか、尻尾が見える。あたしじゃなくて、レナのお尻のあたりに。
さっきまでは絶対に無かった。これが使役の証なのだろうか?
気がつけばあたしの尻からは尻尾消えてるし。…契約どうなったんだろう。
好奇心のままに、黒くぴこぴこ動くそれに手を伸ばして触れてみる。
「ふあぁっっ」
ビクンって大きくレナが震えた。びっくりして手を離した。
って、何でそんなに嬉しそうなんだ。
「もっと、触ってくれないの?」
犬みたいに尻尾振って、瞳潤ませて下から上目遣いしてくるレナ。
男ならこれで一発KOなんだろうという凶悪なそれから顔を逸らしながら、
あたしはこの先の生活の波乱を想像してげんなりするしかできなかった。
━━尊敬すべき師へ。不肖の弟子は見習いの身だというのに、淫魔に懐かれてしまいました。
これも、修行なのでしょうか…?
おしまい。
以上、投下終了。
>>434にたくさんGJ頂いて本当に感謝。
淫魔の依存、他倒錯趣味全壊でしたが、もしお気に召していただけたら幸いです。
>>489 GJ、エロくて最高だよ!願わくば続きを是非お願いします。
レナ可愛いよ、レナ
ナイスシチュ。ご飯三杯いけるぜ?
GJ。このスレにありそでなかったものだ。
これはいい甘々シチュですね
GJ
もっと倒錯こいこい
ふぅ、よかった
ちょっと思いつきで書いてみたよー
NGワードはトリップで
蝶よ花よと育てられ
地獄三大貴族の一つ
その次期当主として親族の期待を一身に受けた御令嬢ですが
やはり年頃になれば 反抗期を迎えるのでしょうか……
つい先頃、現当主のパーティの席で
首から銀のロザリオを下げ、清純な尼僧姿で現れたのです。
クリスチャン=ファッションと呼ばれる
最近流行の風紀の乱れた姿だけなら良かったのですが
大勢の客人の前で とんでもない言葉を叫んだのです。
「エイメン」
御令嬢の奇行に頭を痛めた当主は
娘を由緒ある学園に半ば強引に入学させました。
これまで 数々の高名な悪魔や魔女を排出した教育システム
厳格なサタンの教えの基づいた道徳教育
ここに入学すれば大丈夫だ。
何せ 御令嬢はサッキュバスの身でありながら まだ処女なのです。
由々しき問題です。
しかし そんな当主の心配を他所に
件の御令嬢は学園内に秘密のサークルを作ったのです。
『ガブリニスト=サークル』
地獄の学園内に天使を呼び出そうなんて正気の沙汰ではありません。
さてはて どうなることやら
続く?
<フロから出たから続き>
変わり者は どこにでもいます。
由緒正しい地獄のエリート学園も例外ではありません。
御令嬢以外に ちゃんとおりました。
魔女のミゥ ハーピーのラコー バンシーのルネ
そして御令嬢 サキュバスのリリム
「ねーねー この前、失敗ってさー
やっぱ あんたのイボカエルの干物のせいじゃない
あれ古いし ショボイから帰っちゃったんだよ」
「そうだよ だいたい天使がイボガエルって変だよ
だからミゥは 怪魚の脳髄にすればって あの時言ったんだよ」
ミゥはお気に入りの不気味なホルマリン漬けを掲げてみせる。
「もうッ それのどこが怪魚の脳髄?食堂の生ごみじゃない
そんなんだから あんた魔女なのに標本学がFなんだよ」
リリムは深いため息をついて首を左右に振った。
彼女達の会議のテンションが高いのには理由があります。
数え切れない失敗を繰り返した天使降臨だったのですが
なんと前回の儀式で 少しだけ成功したのです。
片手だけですが……
天井に光輪が浮かび
不思議な匂いが漂います。
4人が固唾を飲んで見ていると 光輪から片手がヌッと現れたのです。
「やったー」
「えっ ウソ?!マジ」
「あっ ミゥ まだ天使にお願い事考えてなーい」
それは 何かを探るような仕草をすると
グー・チョキ・パーと指を動かし
そのまま引っ込んでしまいました。
彼女達は偉業の第一歩を踏み出したのです。
4人は抱き合って喜びを分かち会いました。
そりゃ 悪魔や魔女は呼ばれて使役される事はあっても
呼んで使役する事はありませんから
画期的だったといえましょう。
ところが それから何度 同じ召還を繰り返しても
全く成功しないのです。
光輪と匂いは漂うのですが 何も出てきません。
サークルの数式 儀式の小道具 干物を骨に 血を猛毒に変えたり
彼女達は しつこく実験を続けるのでありました。
一方こっちは人間の世界
素質はあるのですが やる気まったく無しの見習い僧侶 クレリ君
代々悪魔祓いの儀式を執り行う家系の出です。
今日も修行を抜け出して遊びに出かけます。
まあ 師匠も クレリ君の行動はお見通しで
あっさり見つけて懲罰部屋に閉じ込めるのでありました。
懲罰部屋に閉じ込められたクレリ君
何気なく下を向くと 自分の足元に渦を巻く真っ黒な穴が見えます。
自分の真下に穴があると言うのに 落っこちる気配はありません。
なんだこりゃ?と 右手を入れてみました。
何も無い空間のようです。
グー・チョキ・パーと指を動かしてみました。
やっぱり何も起こりません。
思ったより つまらなかったので手を抜いてみました。
すると穴は消えてしまいます。
それっきりなら 話はおしまいなんですが
その黒い穴は 何度も しつこく クレリ君の足元に現れるのです。
しかも 穴は どうやら彼にしか見えないらしく
彼は これを使って修行を抜け出そうなんて ろくでも無い事を考えるのでした。
「みんなお願い。
私 もう時間が無いの。
今度の天使降臨は絶対成功させて」
今回のリリムは必死です。
「うーん……今まで召喚で出てきた物から考えてもねぇ」
ルネは難しい顔で机の上のガラクタを眺めます。
「石ころ 木の棒、なんだか分らない道具……
あっ でも すっごい戦利品があったね」
『Bible』
その名を口にするのもはばかれる恐るべき書物。
この学園の図書館にも厳重に鍵を掛けて保管してあり
弱い者は見ただけで絶命すると言われる幻の禁書。
ちなみに「ガブリニスト」垂涎のアイテムだったりする。
「禁書なんてどうでもいいッ!私は天使を呼びたいの
どうしてもッ
天使にお願いしなきゃいけない事があるんだから
もう時間が無いんだって」
感極まって、わぁーと泣き出しました。
リリムが 焦っている理由
それは 少し前のことです。
リリムの御父君が娘の評判を聞きに学園を訪問したのです。
成績は芳しくありませんでしたが、
御父君にとって そんな事はどーでもいいのです。
御父君が激怒したのは
そもそも 学園の女王の座は 代々サキュバスのトップ争いになります。
娘は三大貴族の後継ぎ令嬢 女王争いに負ける理由がありません。
ところが どっこい
娘は女王どころか 鉄壁なガードで処女を守り通していたのです。
さすがに堪忍袋の緒が切れた御父君は
娘を ダンジョンに派遣すると言い出したのです。
「勇者100人吸って来い」
リリムは思いました。
ダンジョンだけは絶対イヤ!
だって狭いし
ダサイし
マヌケなダンジョン=マスターの言う事聞かなきゃいけないし
決まった階層から動いちゃダメだし
退屈で死にそうな場所なんだもん。
御父君は ダンジョンのパンフレットをリリムの前にずらりと並べて
どこが良いか選べと迫りました。
「ここなんてどうだ?トレボーは父さんも良く知ってる……」
娘の気も知らず呑気な事を言っています。
冗談じゃありません。
「全部イヤーッ」
まあ 学園を揺るがす 父と娘の激しい喧嘩がありまして
結果
御父君が勝手に選ばれたダンジョンから
お迎えが来るまで リリムには残された時間が殆ど無いのです。
一方こっちは人間の世界
クレリ君 修行のやる気は全く無いのですが
サボる事に関しては 結構マメであります。
足元の穴は危険かどうか、
石を落としたり 木の棒で深さを確かめたり
果ては御師匠様から命の次に大切にしろと言われた『Bible』まで放り込んで
穴の中を確かめました。
一応 用心深く確認した所 安全と結論が出たのであります。
計画は いたってシンプル
御師匠様が来たら はしごを使って穴の中に隠れる。
これだけです。
学園の自習室
4人はシスター姿でクリスチャン式のお祈りを捧げています。
「神様お願いっ、早く来てぇ」
リリムなんかは サキュバスなのに 両手で銀のロザリオを握り締め
十字を切ってます。
カタン
天井の光輪から簡易縄梯子が降りて来ました。
その時のリリムの失望は計り知れない物でした。
だって またガラクタを召喚してしまったのですから……
「もう バカバカッ なんで また失敗するのよ」
「リリムちゃん大丈夫だよぉ
きっと天使さんはぁ はしごを使って降りて来るんだよぉ」
「ミゥ あんたって…… どこの世界に梯子使って降りてくる天使がいるわけ?」
「召喚された時は第一印象が重要 派手な炎や煙 演出は必須
あんた授業聞いてた?」
「エクッ エゥッ だって ミゥだってリリムの事心配して言ってるんだもん」
御師匠様をやりすごす為 初めて穴の中に入ったクレリ君
穴の中は どこかの部屋だった という事実に驚きました。
それどころか 自分しか見えない穴に
自分以外の誰かがいる事に気が付きました。
どうやら4人のシスター達が 言い争う現場に踏み込んでしまったようです。
透明なガラスが目の前にあるのでしょうか…
見えない壁がクレリ君をぐるりと囲んでいます。
結界に顔面をぶつけて ひっくり返るクレリ君の姿に
1人のシスターが気が付きました。
シスター達が駆け寄ります。
どこか変な気がしますが……
彼女達は外国人でしょうか?
いや それ以前に人間なんでしょうか……
「ねー 本当に天使なの?」
「でも一応 それっぽい服着てるよ」
「ほら!ミゥの言った通り!天使さんは梯子を使って降りてきたでしょ」
「きっと天使の中でも身分低いんじゃないかな」
「召喚出来ただけでも めっけもんだよ」
「ねーねー ミゥ天使さんで実験したい 実験していい?」
手にしているのは
サタン礼拝堂の邪水、産湯や洗礼に使ったりする
彼女達からすれば手洗い用の水ですが、
こんなもん 普通の人間にかけたら一滴で死ねます。
「ちょっと やめなさいミゥ こんな天使でも帰ったら困るでしょ」
「もう 他の天使を呼んでる暇なんてないの
貴方でいいから、私を御父様の手の届かない所に連れてって」
「えーリリム、いきなり契約すんの?」
「値札も見ないで契約するなんて さっすが貴族の御令嬢ね」
「いいのッ!いざとなったら御父様に払って貰うんだから
何ボケーっとしてるの?
天使でしょ
私もう時間が無いの、
とりあえず貴方の来た所でいいから隠れさせて」
リリムは結界の中に飛び込むと
クレリ君を押し退けて縄梯子を昇り始めます。
突然の出来事に クレリ君は見ている事しか出来ませんでした。
「あっ あーーーーっ閉じちゃう
まだダメ 天使さんこっちにいるってば」
リリムが光輪の向こう側に到達すると同時に
召喚サークルが閉じはじめました。
「えっ?えっ何 いまの何?なんなの ここどこ」
光輪が消えて、呆然とするクレリ君の頭の上に縄梯子がパサッと落ちてきました。
……数年後
スカートのスリットから覗く 黒いストッキングの太股が悩ましく。
腰のコルセットが見事なマーメイドラインを形成し
谷間を強調するようにカットされた胸元から
しゃぶりつきたくなる程の淫らしい色艶の美乳を僅かに覗かせています。
大変不謹慎ですが 一応シスター服のようです。
首から銀のロザリオを下げたシスターが不適な笑みを浮かべて
悪霊の前に立ちはだかりました。
『Bible』を片手に、もう一方の手を悪霊に向け、凛とした声で叫びます。
「地獄の悪霊よ闇に帰れ」
折伏は全く効果を見せません。
悪霊は 相変わらず元気に部屋の中を跳ね回っていました。
「あのぉ御師匠様 やっぱり私 この方法ダメなんです
いつもの方法でやっちゃっていいですか?」
「好きにせい わしゃ知らん」
部屋を出て行く師匠を見届けると
頭巾を投げ捨て、指先で軽く長い髪をかきあげ、
紅い唇を濡れた舌でそっと湿らせると
片手でスカートをたくし上げ始めました。
瞳が赤く染まります。
彼女を中心に空気が変わってゆきます。
「貴方たち 大人しく折伏されていれば良かったのに……
……さぁいい事しましょ」
513 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 22:47:55 ID:ZOjCM969
(´・ω・`)
後先考えずに書いてたら
ラブコメになりそうだったの
あわてて軌道修正したら 今度は
少年誌のノリになってきちゃったー
隊長 エロく出来なくて困ってます ボスケテェ
怖い人たちが来る前に、何を書きたかったのかもう一度練り直して来るといい
1、スレ違い。(魔法学園都市スレ行こうか。)
2、肝心のサキュバスは?
3、文章が短いし、話が支離滅裂
4、魔法とか用語や構成を練り直そう。
感想を箇条書きするとこんな感じ。
なんか、ネタはいいんだけどうまく繋がんないイメージ。
多分軌道修正したからな様な気もしなくはない。
よし、次だ。文才のない漏れに取っては書けるだけすごいと思う。
明日に備えて寝るぞ!
を思い出した
>>515 >2、肝心のサキュバスは?
えぇっ!?
シスターになったんじゃ・・・
うむ、全く意味がわからぬ
サキュバスが元々シスターみたいだし
展開が急すぎるけど意味がわからないとまではいかない気が。
>>515 >1、スレ違い。(魔法学園都市スレ行こうか。)
サキュバスの話ならばMCでも触手でもありじゃないか?
やたら厳格に細分化しすぎるのもどうかと。
(´▽`A) スレ汚しすまんですー
>>514 うん 過去に戻って自分を叱りたい。小一時間正座させたいです。
>>515 ありがとーっ 確かにその通りです。
ホント反省してます。とりあえずキャラの立ってるサキュバスを動かせば
勝手にエロい方向に向かうだろうなんて
甘い考えで見切り発進させたら、このありさまです。
>>516 ありがとーっ
>>518 そうそう 悪魔っぽいモノに憧れる女の子の 逆パターンをサキュバスで狙って 見事玉砕しました;;
>>519 最初はただの憧れで コスプレだったんです;; やっぱ意味不明よね;;
スレ的には511-512の間が一番重要だったのではないかと。
>>521 まあ、良く読んで見たら主人公がサキュバスだったな。
それから、全レス返さなくて良いからとにかく次回も頑張れ。
とりあえず、だ
な ぜ
>>512 で 止 め た
全レスと見せかけてレスもらえていない俺涙目wwwwwwwwwwww
これ以上レスし続けたら叩かれるんじゃない
風呂だなんだと間をあけるより、全部かいてから内容見直して、その後一気に投下 とかのがいいかもね
中途半端に間があいたら他の人が投下できないし
死にかけている。もしくは、死ぬ予定の男の精を搾り尽くして死なせる死神の様なサキュバスとか良いよね。
凄くクールで、淡々としてるけど、哀愁がある様なサキュバスがね。
個人的には回廊とか歯車序盤みたいなサキュバスが好きだ
男は性欲のゾンビに女は眷属に変えるようなB級映画っぽいのが好き
男子校の寮にサキュバス派遣させたい
一寮に一体か
なんというか・・・合理的だな
不純異性交友はないが、衰弱する生徒が多そうだ…いや、数十人の若い性欲を
一身に浴びて、世にも珍しいメタボな淫魔が…
一見、男達の一方的な凌辱的レイプと見せかけて、その実支配しているのは一人のサキュバスか、何と言う淫美なる逆ハーレム…
寮母さんが、サキュバスならいいんじゃね?
普段は瓶底メガネ、三角巾、割烹着でカモフラージュしてるけど、
脱いだら凄いんです…そんなサッキュバスな寮母さん。
>>533 何も知らない男が止めに入って「助けてくれたお礼に…」から虜にされたりとか
逆ハーレムかー
穴兄弟なら長男になりたいです
三男とか末っ子なんて それが愛液なのか 上のおにいちゃんのか
わかんなくて 入れたり ましてや舐めたりなんて出来ません
>>532 むしろ、あんまりヤると学業に支障がでるから
セクロスの回数制限とか成績の悪かったやつには本番ナシとかありそう
つまり担任がサキュバスか
不登校児を吸引調教
不良男子を性的お仕置き
赤点取得者に快感補習
男子校にて、性欲処理係りとして保健の先生として着任したサキュバス先生。
学力上位者にはご褒美に人外の快楽
それ以下には寸止め
お前らいい加減にしろwww
>>543 「お腹減ったよぉ…でもみんな成績悪い…」
飢えた先生に襲い掛かられる不良生徒。
精を吸い尽くされて枯れ果て、見事に更正。
「サボってばかりのあなた達にはこれでおしまい。イかなくても十分だよね。
もうオナニーじゃ気持ちよくなれない…でも勉強頑張ったら私もその分頑張ってあげる♪」
って、寸止め→悶々→成績ダウン→
>>545-546→成績アップ→サボりの循環が見えるwww
学年平均がやたら激しく変動しそうな高校ですね
むしろ生活指導の担当がサキュバスで。
エロボディを見せつけながら「風紀の乱れはいけません!」とかw
何か貞操帯の着用とか義務付けられそうだが…。
成績が悪いときは男性教師を餌にして飢えをしのぐんだ。
そしてサキュバス先生がどうにかして進学校に配置されるように
教育委員会の担当者にあの手この手を使って懐柔するんだな・・・
慣れない人間社会 最初は ひらがなの勉強から
最後は 大して魅力も無い教育委員の爺さん懐柔し
やっとの思いで手に入れた学校保険医の資格
若い精を喰いまくるぞーっと
腕まくり 無制限食べ放題に飛び込んだつもりが
なぜかそこは女子高校
美味しく百合のつぼみをいただくんじゃないの?
むしろ精気を吸収しつつ仲間を増やすのが俺のジャスティス。
なんかすごい妄想垂れ流ししてたから、ちょっとその電波参考に書いてみた。
タイトルは、淫魔のいる学校、とでも
ここは関東近郊のとある私立高。
数年前までは不良の巣窟と言われ、月に何度も警察沙汰を起こすような高校だった。
だが、今は県内でも有数の進学校に変わり、入試の倍率も跳ね上がっていた。
それと言うのも、新たに赴任したある理事の采配なのだが、それを知る者は少ない。
「うぅ、もう、勘弁してくれ…」
「だらしないなぁ…もぅダメなの?」
校内の一室で、並み居る不良どもを、たった一人の白衣の女性が犯され、いや、犯していた。
正常位でガタイのいい男が腰を振っているが、その実は快楽が凄すぎて勝手に腰が動いてしまう。
それもそのはず、白衣の女性はサキュバスだったから。
「ほらぁ、若いんだからもっと出るんでしょ?」
「う、あ、あ…」
女性がきゅっと膣を締める。途端に腰が震え、何度目かわからない精を放った。
白濁した精液が膣から溢れて床に流れ出る。
この少年も、そこらに転がっている仲間と同じく、精を限界まで搾り取られ気絶した。
サキュバスはこの少年をそこらに転がして、次の獲物を目で探すが。
「次は…あら、もぅ男はいないのね、ざんねん」
その教室の奥では、少女たちの嬌声と悲鳴が聞こえている。
端正な顔をした若い男が、ペニスで、舌で、両手で少女たちを官能の海に沈めていた。
「もぅ…あ、あぁっ…」
この男はインキュバス。二人とも、先週赴任したばかりの教員だ。
こちらも全員を気絶させ、ふぅ、と一息ついていた。
「これで少しは大人しくなるかな」
「まだまだじゃない? この年頃の子なんて性欲の塊じゃない」
「じゃあ明日もだな」
「うん。次のグループの目星はついてるの」
こうして、そこらのチンピラと変わらぬ不良少年少女たちの精を、二人は根こそぎ搾り取っていった。
抜け殻のような彼らに授業を真面目に聞かせるのは、雑作もないことだった。
元々溢れるエネルギーのやり場がなくて暴れていた連中。
その力が勉強に向けられて、気がつけば彼らのうちの何人かが大学に進学した。
教員たちの中にも、生徒が怖くてまともな授業ができず歯がゆい思いをしているものはいた。
理事はそんな彼らに、希望者への補習授業をお願いした。
彼らは喜び、数年来の鬱憤を晴らすかのように、補習に熱心になった。
反対に、真面目に授業をしなければならず面倒くさがる教員が大半だったので、
理事はテツとサキに彼らを徹底的に搾り取らせた。
荒淫で体調を崩すものが続出し、教員の入れ替えにも成功した。
中でも資金を私用で使い放題にしていた理事長と校長は、入院するまで追い込まれ、
ベッドの上でも揺れる乳房にうなされているのだった。
そうして今、進学校に変わったこの高校で、理事は更なる策を打った。
「どんな劣等生も変えてみせる」をモットーに、完全全寮制に変えた。
勉学だけでなくスポーツ等も奨励した。
中でも特筆なのは、寮内、校内に設けられた生活指導室。
そこでは毎日のように、生徒たちのケアが行われていた。
「成績が全然あがらないんです…」
小柄で度の強いメガネを書けた少年が、真剣な表情で悩みを打ち明けた。
白衣の指導教員の女性は彼から成績表を受け取る。確かに、芳しくない。
彼女は少年に、幾つか質問をした。
部活や趣味、寮内の生活など、日常的なこと。
好きな子がいるか?の問いに、微かに戸惑いながら否定したのを彼女は見逃さなかった。
くすっと笑うと、女性は白衣を脱ぎ、奥の看護用のベッドに誘った。
「こっちにいらっしゃい」
「せ、せ、せんせい、なにをっ」
無言で服を脱いでいく。
少年が顔を赤らめながらチラ、チラとこちらを見ているのを確認して、聞いた。
「今日の私の下着、何色だと思う?」
「え、あ、あの」
「当てたら、素敵なことをしてあげる」
素敵なことって何だ。少年は頭の中で彼の限界までピンクの妄想を繰り広げ、女性を見た。
ブラウスからかすかに透けて見える。
白衣に隠れて気付かなかったが、かなり大きい乳房。
ゴクリと生唾を飲み込んで、言った。
「ピンク、だと思います」
「ふふ、どうかな。じゃ、キミが捲って確かめて。ホラ、早くぅ」
少年は女性の色気に圧倒され、ベッドに近づいてブラウスを脱がす。
緊張して手が震えている。可愛い、と女性は微笑んだ。
服を脱がせて現れたのは、どこに隠していたんだという、豊かな乳房。
それを、桃色の下着が覆っている。
「ふふ、正解ね」
女性は少年の衣服に手をかける。
「脱がせてあげる」
されるがままに衣服を脱がされ、ベッドにあおむけに寝かされた。
女性は自分でスカートもショーツも脱いで、少年に覆いかぶさった。
仮性包茎のそれを優しく指で剥いて、太股と秘所で勃起を挟む。
「おっぱい、触ってもいいのよ」
言われ、おずおずと手を伸ばす。
「柔らかい…」
初めての女性の胸の感触。少年は何かに取り付かれたかのように、弄んだ。
揉むたびに、自分の下腹部がずくんと疼く。
人間が淫魔に快楽を与えると、それに倍する快楽が跳ね返ってくるのだ。
少年は腰を震わせて射精の予兆を感じる。
「いいよ、出したいんでしょう?」
女性はペニスを素股したまま、乳房で少年の顔を挟み込んだ。
「うわぁっっ、気持ちいいっ!!」
顔がペニスになったような快楽。同時に太股を少し動かして射精を促す。
「でる、でる、わ、うっ…うわぁ」
ドク、ドクとペニスから勢いよく精液が迸り、それが膣に吸われていく。
━━あぁん、やっぱり童貞の坊やのはおいしい…
精を吸いながら、女性は軽い絶頂を迎えて恍惚に浸っていた。
すっきりした少年に、女性は言った。
「どうしても好きなら、好きって言っちゃえばいいのに」
だが少年は、首を振る。
「その子、僕の親友と付き合っているんです。そんな事絶対できません」
寝取っちゃえと言い掛けて慌てて口を塞ぐ。
ちょっと気を抜けばこうして淫魔の感覚で発言しそうになる。
そんな事をすれば放逐されてしまう。この天国のような生活を放棄など考えられなかった。
「じゃ、諦めるの?」
「この想いを抱いて、でも惑わされずに目標に向かいます」
さっきまでのおどおどした様子もなく、少年は答えた。
田舎の親の病院を継ぐという目標が、彼の中に蘇る。
それというのも、想いを寄せる女性への性欲を根こそぎ吐き出したからなのだが。
その表情に、女性は少しだけときめいてしまった。
━━やっぱり、この年頃の子の、こういうまっすぐな目って、そそられるわぁ…
こらえ切れず、女性は少年に口付ける。
「もし想いで悶々としたら、またいらっしゃい」
「…はい!」
顔を輝かせて少年は部屋を出て行った。
女性は一息ついて、内線をかけた。
次は百合の傾向のある少女の悩みだ。コーヒーを飲んで、女性は少女の入室を待っていた。
おわり
投下終了
何故かいい話になってしまった
こんな学校あったら入りたい。どっかにないだろうか…
上手いなあ。
>>560 YOU作っちゃいなよ
GJが止まらないぜ
アメと鞭は使いような訳ですね。
こういうのストライクゾーンど真ん中かもしんない。
GJなんだぜー
なんだろう…ニヤニヤがとまらねぇ
まあ短編としてはいいと思う
俺もアイデアはあるがいかんせん単なる誘惑モノになってしまう
自分で書くときはいつもエッチに入るまでのシチュで満足してしまうよな
生徒も淫魔先生たちも、誰一人として不幸にならない理想郷のような学園だなw
……こんな学園だったらオレも脱童貞できて……げふんげふん!
人間童貞ってヤツか
>━━あぁん、やっぱり童貞の坊やのはおいしい…
一生童貞のまま素股で調教されるな
はい、本望ですとも
泊まり込みでサキュバスの餌になるバイトがあれば学生時代も楽しかったろうなぁ…
バイトといっても金をもらうのは不可能だな。
下手をすると払わされる。まあそれだけのテクニックやスタミナがあれば別だが。
て、とこまで書いたら
初回は無料。満足度しだいで別途報酬あり。
二回目以降は初回の結果に応じて。
1万円支払わされる場合もあれば、3万円くれる場合もある。
つー妄想が浮かんだ。が、SSにする能力は俺にはない……
献血ネタは昔からあるけどねぇ。
ええと、あれだ。食堂の挑戦メニュー見たいに娼館に
「サキュバスと過ごす一夜コース。生きて帰れば無料」
とかが…
客はむしろ料理される側じゃまいか。
ていうか、淫魔の娼館って精液が御代でいいんじゃね?
客はすっきり、淫魔はごちそうさまで、ウィンウィン関係。
ここは一つ、経済学的にこの問題を考えてみよう。
どちらが金を支払うかは、競争経済のもとだと、淫魔と人間の数によって決定される。
まず、淫魔も人間もレイプ行動を行わず、精液の取引は娼館で行うものとし、
娼館の内部では完全市場が実現されているものと仮定しよう。
さらに、淫魔は人間の娼婦と異なり、性交によって負の効用は発生せず、
逆に、客から受ける精液によって正の効用を得る。
一方、人間は淫魔の娼婦と交わることによって、普通の場合と同じく、正の効用を得る。
この仮定のもとでは、人間と淫魔はセックスをし続けることによって、
無限に効用を増やすことができる。これは現実と符合しないので、仮定に誤りがある。
仮定をさらに増やそう。人間が性交から得られる効用は、一定度をすぎると、負に転じる。
一般的な財・サービスは効用の単純増加が仮定されているが、この財は効用が逓減した後、
負効用を生み出し始める。
淫魔の性交も、ある一定を過ぎれば、精液から得られる効用よりも、疲労による負効用が上回る。
仮に費用がゼロであるとすると、人間と淫魔のどちらも、効用と負効用が等しくなる点まで、
互いに性交サービスを求めるだろう。
そこで、精液から得られる淫魔側の効用がゼロになる点を、精液需要d、
人間側が精液を放出することによる効用がゼロになる点を、精液供給sと仮定しよう。
そして、淫魔の数をa、人間の数をbとすると、ad>bsのとき、淫魔側が人間に支払いを行い、
ad<bsの場合は、人間が淫魔側に支払いを行い、ad=bsの場合は、双方の支払いはゼロとなる。
(問題を単純化するため、すべての淫魔および人間の効用関数は同じ形を描いているものと仮定した)
支払いの金額cは、価格=限界効用という経済学の基礎的な原理によって、求められる。
ad>bsの場合、c/aは淫魔が一単位追加的に精液を得る効用と等しい効用を生む貨幣の量であり、
c/bは人間が一単位精液を放出する際に失われる効用と等価の貨幣の量である。
このモデルの結論は言うまでもなく、淫魔が貪欲なればなるほど、また数が増えれば増えるほど、
cは高額になっていき、人間は市場を通してより多くの精液を提供することになるということだ。
ad<bsの場合も、こうした支払い関係が反転するだけで、議論は同じである。
さて、今までは静学的均衡を考えてきたが、ここに時間の概念を導入しよう。
淫魔娼館モデルにおける、動学的最適化の問題を考える。
まず、モデルがad>bsから出発した場合をみてみよう。
淫魔の満足値dに足りない分は、cだけの貨幣を支払うことによって、
人間が負の効用を補填し、多くの精液を出している状態にある。
この場合、経済は均衡状態にない。なぜなら、人間の側に人口変動が起こるからである。
人間は、多くの精液を吐き出して枯れ果てた人間は、子作りの機会を失うため、
より人口が減少していくと考えられるからである。
そして、bが低下した場合、前の期よりも、さらに差が広がり、ad>>bsの状態になる。
そうすると、この不均衡はますます広がるので、bがゼロになるまで、淫魔は人間から精液を搾り取り続けるであろう。
次に、ad<bsである場合を考えよう。
これは、淫魔がへとへとになるほど人間が貪欲になるか、または数が多い場合で、
淫魔は疲労による負の効用を補填するために、人間から貨幣cを受け取っている。
この場合もやはり、経済は均衡状態ではありえない。
今度は、淫魔の側の人口が増大するからだ。
精液をあふれるほど得た淫魔は、その力によって仲間を増やし始めるだろう。
やがて最終的にはaの増加によってad>bsとなり、今度は人間の人口減少がはじまって、上と同じく、人間は滅亡する。
したがって、いかなるエンダウメント(初期量)の下でも、人類は滅亡するまで淫魔に精液を提供し続けることになる。
これは市場の失敗である。人間が滅亡した瞬間、淫魔も滅んでしまうからだ。
ポイントは、支払い額cの増加によって、金の魅力にとりつかれた人間は、淫魔娼館に足を運ばざるをえないということ、
さらに、人間は精液の放出によって人口を減じるが、淫魔は逆に人口を増やすという、非対称な構造である(淫魔の非対称原理)。
淫魔娼館モデルの示唆するところによれば、単に淫魔と人間の戦いのみならず、
市場をとおした協調関係によっても、人類は淫魔によって搾りつくされてしまう。
そのような未来を避けるためには、政府は市場に適宜介入し、淫魔との性交に課税を行うか、
もしくは、適当な法令によって競争に一定の制限を加えることが求められる。
長文わざわざ乙…正直よーわからん。でも、淫魔が凄いってコトだけはわかった。
なんで最終的に自分の展開した論を無駄にしちまうんだよw
その言い方だと結局は「淫魔は死なないが人間は死ぬので人間はいつか滅ぶ」ってだけの話だろ
その話でせっかく料金cが出てきてるんだからさ
淫魔>>人間になるとどんどんcが高くなって金のない淫魔は死ぬ
とか設定すれば均等が保てるだろうに
偶然にも遠い先祖の妖魔の力に目覚め、絶倫になってしまった男
何をやっても精力は尽きる事無く、悶々とした日々を送る
この有り余る精力をなにかに使えないかと考えた男は、サキュバスに精液を手頃な値段で売ってみることにした
エロパロでサキュバスをネタにして経済学的試算が行われるとは思わなかった
ワロタよ
>>576-580 どっかのサイトで読んだけど
寂れたダンジョンのサキュバスの話を思い出した。
人間は食料扱いで粗末にしていたのは
大勢の冒険者が訪れ、ダンジョンが賑やかだった過去の話。
今は 忘れ去られ、寂れてしったダンジョンに訪れる人間はいない
ダンジョンのサキュバスは空腹のあまり人間様と呼んで 崇拝の対象に変わってしまった奴w
姉妹の奴かw
あれはなごむ
冒険の章か。あれはいいものだ。
俺はずっと続きを待ってる。
違った探索の書だった吊ってくる。
あれ読んでるとダークエルフも淫魔扱いで良さそうだ
>>586 エロリッチの逆襲だっけ?確か。探してごらん
588 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 04:04:06 ID:8dmAdXKs
いろんなサイトみてるが〇〇と〇〇〇〇以外はどうも勃たない
てか途中で飽きる
変にラノベ臭い余計なやりとり前置きやキャラ設定はいいんだよ
キャラ薄い男がテンプレにハマったような淫らでエロいサキュバスに有無を言わさない流れで貪りとられるような
ダークファンタジーぽくて殺伐とした流れでガンガンエロいやつのが抜ける
ラノベみたいな変な和み→エロは多いが前置き長いんだよ
そうか。
何いってんの?
自分の家にサキュバスを住ませられるなら幾ら払う?
すべての金融から上限一杯まで借りる
どうせ死ぬんだから保険にも入るぜ、それで帳消し
とりあえずキングサイズのベッド買って、好みの服買って、残り全部払う
>>592 でも「サキュバスと住む」は自殺と同義だ、と言われたら保険金は下りないかも知れん
>>594 そのためには保険会社はサキュバスの存在を証明しなくてはならない。
その過程で調査員に新たな惨劇が…
サキュバスって世渡り上手なイメージあるな。
催眠術なり何なりで戸籍も資格も思いのまま。
でもそういうのが不得意な落ち零れも悪くない。
599 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:35:25 ID:OqrTohtc
現代に蘇った数人のサキュバス達は幼馴染の仲良しさん
自分達の知っていた時代 環境も社会も言葉も全然違う
戸惑いながらも 風俗に潜り込み定期的な食事を確保できた娘
どういう手段を使ったのか男子校の女医さんに収まった娘
一人 また一人生活の基盤を築いていく
でも 要領の悪い どんくさい娘だけが どうしても上手く溶け込めなくて
風俗やってる娘にお情けを恵んで貰ったりするけれど
正体晒す失態で風俗の仲間からも邪険にされる
空腹のあまり真昼間 道端で軽い若い男性を誘惑しようとしたけれど
逆に警戒されて逃げられるとうサキュバスとして能力を疑われる状況に
打ちのめされて路地の片隅で泣いてる。
そんな彼女を持ち帰りたい
お邪魔しまーす!
だっだれだ…(サキュバスの催眠ピカァ!)あ、姉貴!
何で来たんだよ!
良いじゃない、たまにはさ…
的にちゃっかり居場所を確保しちゃう奴や。
あの〜すみません…
なんだ?
えと…私を数日泊めて頂けますか?
的な駄目サキュバスとか
後者のようなサキュバスをメイドとして迎え入れたいです><
ダンジョンに乗り込んでってサキュバス捕獲して連れ帰って専属のメイドにして可愛がりたい
飯が旨くて掃除洗濯が上手なサキュバス…
良妻賢母そのものじゃないか
母としては、娘に変なことを教えそうな気もするが……w
飯が旨くて掃除洗濯が上手だけど、床下手でも構わん。
>>600 むしろ後者のサキュバスに魅了されそうなんだが
>>607 泊めていただいているんですからお手伝いします!!とか張り切るも
皿を割ったり水をこぼしたりで何もしなくていいですから…となり
なんとなく気まずくて魅了も夜這いも出来ずに毛布に包まって一夜を明かす駄目サキュバス
エロにならんな…
普通のサキュバスの魅了が単なる催眠術なら
これは真の魅了ですぜ
そっちが夜這いする気がなくとも
こっちから夜這いします
そこで軽く抵抗されたり
気弱な態度を取られたりしたら
もう萌え死ぬ
サキュバスでハーレム作りたい
>>608 そういうのも萌えるな
むしろエロ無しで見たい
612 :
586:2009/03/24(火) 01:03:31 ID:YlSHVoMY
>>606 床下手…それは泳ぎの下手な魚みたいな物では。
…仕事場の池にいる、泳ぎの下手な鯉が可愛くて仕方ないような物か…
そもそもサキュバスはどこでテクニックを手に入れるんだ?本能が知ってるのか?
仮説1 :実はテクニックなど存在しない。フェロモンだか魔力が全て
仮説2 :魚が泳げるのが当たり前のように、本能的にもっている
仮説3 :実は血のにじむような修行のたまもの
仮説4 :ふたなり状態のお姉さま達にみっちり叩き込まれる
むしろ母親に仕込まされるのがいい
「ママダメぇ…もうこれ以上はイケないよお」
みたいな
近親相姦はちょっとNGかな?
魔物に人類の道徳を押し付けるなど無粋だが…またしても「どうやって生まれるのか」
問題が立ちふさがるな。
>>615 2メインで+1が理想だなあ
捕食者と餌の絶対的な差はあってほしい
無邪気な子供のサキュバスに抵抗できず食べられるとか最高だしそういうの
ただし、まれに”泳げない魚”がいるかもしれない。いると面白い。いや、いる。
ちなみに、サキュバスとインキュバスは同一〜とも言われてるとかなんとか
>>617 食事の仕方を教えるのは子育ての基本ですな
「ふふふ、貴方の精、吸い尽くしてあげる…覚悟なさい」
「う、うわぁぁぁ!」
「ん…ちゅぱ…じゅぷ……
ふふふ、我慢しないでイっちゃいなさい」
「無理だな。下手すぎる」
「……!ま、負け惜しみでしょ!?
その証拠にビンビンじゃない!」
「拙いながら一生懸命なところに萌えてるだけだ。
痛っ!歯ぁ立てんな!」
「ハァ…ハァ…これだけやっても射精しないなんて…
貴方、なかなかやるじゃない」
「いや、微妙にツボ外してるからイけないんだって」
「う…煩い!じゃあアソコで思い切り吸い尽くしてやる!」
「くぁ……気持ちいい……これが淫魔の…!
ヤバい、本当に吸い尽くされるかもしれん…!
」
「ダメェ!イっちゃうぅぅ!入れただけでイっちゃうのぉぉ!!」
「……おい」
「気持ちいいよぉ…またイっちゃいそうだよぉ…」
「俺まだイってないんだけど」
「うるさぁい…早くイけぇ…」
「……」
「ひあぁぁ!動かないで、そんなに突き上げないでぇ!!
やだ、イっちゃう!イっちゃうぅぅぅ!!」
こうですか?>床下手
ある意味上手だろそれは。
一人上手って感じだがw
サキュバス「ほぼイキかけました」
十分に吸精する前に逝ってしまうので栄養が足りない
↓
発育が悪く、色気が足りない
↓
獲物が思うように獲れない
↓
さらに栄養が足りない(以下悪循環)
発育不足のロリサキュになれば獲物を探さなくとも向こうから来てくれます
ロリサキュから逃れてもお巡りさんに捕まります。
いくら、あなたが合意のもとにって言っても容赦してくれません。
「俺は嵌められたんだ!ハメて嵌められたんだぁ!」
お巡りさんも巻き込んで3PにすればOK
>>623 自慰し過ぎて単にチンチンの感度が無くなり、自分の手以外では射精不可なんですね?
解ります。
ベテランサキュバスなら、魔力で無問題なのだが。
>>630 よう俺!
右手以外で俺のエクスカリバーを逝かせる女がいたとしたら
それはサキュバスだと思うんだ
マジで
サキュバスになって真面目そうな思春期の男の子に極上のSEX教えてあげて猿状態にさせたい。
サキュバスに「ひぎぃ」とか「らめぇ」とか言わせてみたい
634 :
復讐少女:2009/03/27(金) 05:38:04 ID:GBzyxA6D
またまたこんな時間に失礼します。
6話目が就職前になんとか終わったので、投下します。
今回は内容がかなりシュールです。一部受け付けない人がいるかもしれません。
エロいのだけ読みたい人は(10/14)から(今回は短いです)
ではいきます
…病院の地下の一室で、一人の看護婦がナース服のまま、部屋の中心にある鉄製のベッドに縛られている。
その光景を、部屋に居る男が薄ら笑みを浮かべながら眺めており、一方看護婦は怯えた目で男を見ている。
「では、『オペ』を始めようか…ククク」
男は傍にある医療用のハサミを取り出すと、その鋭利な刃先を看護婦の首元にあてがう。ハサミに視線を向けている
看護婦の目から涙が滲みでてくる。
「いいねぇ…クク…そんな顔されると、『オペ』にもやりがいがでてくるよ…」
ハサミをなぞるようにして首元から制服の部分まで持っていくと、そのまま制服を裁断し始める。
布が切れる音が、部屋に響く。
制服の上着を裁断し終わると、看護婦の下着があらわになる。男はその姿に生唾を飲み、更に下の制服も裁断し始める。
「ん〜〜〜!!」
看護婦は体をじたばたさせ、抵抗するが、その行為は男の欲情を助長させるにすぎない。
完全に制服を真っ二つに裁断し終わると、さらにブラジャーの中心部分にもハサミを入れる。
「んっ……」
看護婦の目から涙が溢れでてくる…男はその表情に興奮を覚え、引きちぎるようにして、ブラジャーを裂いた。
「クク…誰も僕には逆らえない…逆らえないんだよ。。」
男は満面の笑みで看護婦の胸に手を掛けた。。。
12月に入り、美穂がゆかりの家に猫として住み始めて3週間が経過した。
初めは、ゆかりが猫を飼うことに家族全員が抵抗感を示していたが、猫とは思えない賢さに家族の不安が一気に消え
今ではすっかり家族の一員として定着していた。
「みぃちゃん〜こっちにおいで〜」
姉のめぐみがしゃがんだ体勢で猫を手招きする。めぐみは目尻がほんの少しつり上がってあること、髪型がセミロングであることを除けば
ゆかりにそっくりである。
猫はめぐみの居る方向に一直線に走り、そのままめぐみの胸に飛び込む。
めぐみは猫を抱いて首の部分をさすると、気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らすのを見て、笑みを浮かべる。
「ほんっとこの子は賢いし、素直よね〜。ペットは飼い主に似るっていうけど、あれ嘘だよねぇ〜」
めぐみは猫を抱きながら、ソファーに座ってテレビを見ているゆかりに視線を送る。
「そうだよねぇ〜おねぇちゃんにも似てないし」
ゆかりはめぐみに目もあわせずに、嫌味をそっくりそのまま返す。
その言葉にめぐみは顔を曇らせる。
「むっ……そういえば、あんた勉強大丈夫なの?部活もやってるんだし、3年生から受験勉強やってたら間に合わないわよ」
「大丈夫だよ。この前の模試で第一志望がA判定だったし…それに、おねぇちゃんだって全然してなかったじゃん、受験勉強」
「わ、わたしはいいのよ!!看護婦になるっていう夢があったし、今はその夢を叶えているんだから」
めぐみは八分寺市にある大学病院の看護婦になって2年目となり、ゆかりとは歳が5つ離れている。
この病院の看護婦の勤務時間は不定期であり、特にめぐみは夜勤が多いため、こうしてゆかりと会話ができるのは
一週間に一度くらいしかない。
「ブルルルル、ブルルルル」
居間のテーブルに置いてあるゆかりの携帯電話のバイブレーションが作動する。
「ん?…かずみからだ」
ゆかりは携帯電話の表示部分を見て、相手を確認すると受話ボタンを押す。
「もしもし〜」
「ゆかりん!!大変なの!!まきが……」
「…どうしたの?そんなに慌てちゃって」
「まきが車に撥ねられたらしいの!!」
ゆかりの表情が一気にこわばる。
「…いま、病院で手当を受けているみたいなんだけど…」
「かずみ、どこの病院か分かる?」
「さっきまきのお母さんと電話してたんだけど、近くの大学病院に運ばれたみたい。今そこに向かっている途中だけど、ゆかりも行くよね?」
「うん。病院の入り口で待ってて。今から急いで行くから」
「わかった」
ゆかりが深刻な表情をして電話を切るのと同時に、めぐみがゆかりに話しかける。
「ねぇゆかり、電話で『病院』って言ってたけど何かあったの?」
「友達が事故で病院に運ばれたらしくて…」
めぐみは驚いた表情をする。
「ちょっと!!それは大変じゃない!!それでどこの病院に運ばれたの?」
「おねぇちゃんの働いてるところ…とにかく急がなきゃ」
ゆかりが慌ててドアに向かう。めぐみはゆかりの行動を抑えるかのように腕を掴む。
「ちょっとおねぇちゃん!!何するの!!」
「まぁまぁ慌てないで。あんたまで事故したら大変でしょ。あたしが病院まで送っていってあげる。道は慣れてるしそっちの方が早いでしょ?」
めぐみは優しい目つきでゆかりを見る。
「うん…ありがと」
「じゃあ、あたしは車出すから、その間に上着を取りに行きなさいよ」
めぐみはキッチンのテーブルにおいている車の鍵を手に取り、家の車庫へと向かった。
「ゆかりのおねぇちゃん。優しいね」
猫の姿をした美穂がゆかりに話し掛ける。
「うん…ちょっと嫌味なところはあるけど」
「ねぇ、ゆかりおねぇちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど…」
「ん?なに?」
「わたしも、一緒に病院行ってもいい?」
「姿さえかくせば大丈夫だけど、どうして?」
「ゆかりおねぇちゃんの友達、どんな人達なのか興味があって…」
「べつにいいけど…でも紹介どころか話すこともできないし、退屈すると思うよ」
「大丈夫…見てるだけでいいから」
美穂はそう言うと、猫の姿から人の姿に戻り、自分の気配を隠した。
ゆかりはそれを確認すると自分の部屋に行って、上着を取り、美穂と一緒にめぐみの待つ車へと乗り込んだ。
ゆかりたちは病院に着いて和美と合流した後、すぐに真希の居る病室へと向かった。
和美の話によると、ちょっとした用事で真希に電話を掛けた時、母親が電話に出て事情を知ったらしい。
病室にたどり着くと、真希が左足を固定され、うつろな目をしてベットに寝ているのが見えた。それを見た和美は、
足早に真希のいるベッドに向かい、心配そうな目で真希を見つめる。
「まき…大丈夫なの?」
「だいじょうぶ…だよ」
真希は心配している和美の気持ちを少しでもやわらげるかのように、笑顔をつくる。
「あれ…まきのお母さんはどこにいったの?」
ゆかりが病室のあたりを見回す。
「お母さんは……わたしを見捨てたの……」
「!!」
真希のその言葉にゆかりたちの表情がこわばる。
「まき…それって…どういうこと?」
ゆかりたちの表情をみて、真希は悪戯っぽく笑う。
「へへ…冗談だよ…お母さんは塾にいってるひろゆきを迎えにいったみたい…また、ひろゆきと一緒に戻ってくるって」
浩之は真希の弟で、歳は2つ離れている。浩之はゆかり達と同じ高校を志望しており、受験勉強に追われている。
「はぁ〜。。。あんたねぇ、そんな状態で言われると、本気に聞こえちゃうじゃない」
和美はため息をつき、呆れた表情で真希を見つめる。
「…お友達の方ですか?」
後ろから声がしたので、振り返ると赤色のフレームの眼鏡を掛けた看護婦がカルテを持ってこちらへ向かってくる。
「ぁ…久保田さん、お疲れ様です」
めぐみは看護婦に軽く会釈をする。この看護婦…久保田 直美は、めぐみの直属の上司で大学病院に勤めて7年目になる。
直美は、患者に対して丁寧でしっかりとした対応をするので、患者はもちろんのこと
めぐみをはじめ看護婦や医師にも信頼されている。しかも、整った顔つき、スレンダーな体型、母性本能を感じさせる性格から
退院間際の若い男性患者から告白されることもしばしばある。
「こんばんは、城本さん。そちらは妹さん?」
「はい…初めまして。城本ゆかりと言います。姉がいつもお世話になっております」
ゆかりはあたりさわりのない笑顔で直美に軽く会釈をする。
「こちらこそ初めまして。ふふっ…おねぇちゃんに似て美人ね」
「いえいえそんな…久保田さんの方がもっとお綺麗ですよ」
「まぁ、お上手な子ね」
本当に表面を取り作るのは上手いな…めぐみたちはゆかりと直美のやり取りを横目で見て思った。
「…神崎さん。坂下さんの容態はどうでしょうか?」
めぐみは、そのやり取りに割り込むように言う。
「左太ももの靭帯が完全に断裂してるから、完治するには4、5ヶ月ぐらいはかかりそうね。でも鞭打ちとかの症状はないから
数週間入院して、その後しっかりとリハビリすれば、後遺症は残らないわよ」
ゆかりたちはそれを聞いて、安堵の表情を浮かべる。その後、真希と直美によって事故の詳細が語られた。
真希が自転車で横断歩道を渡っていた途中で右折した車にぶつかったらしいのだが、幸い車があまりスピードを出していなかった為、
大事には至らなかったようだ。
「坂下さん。左足が痛むようだったら我慢しないで、わたしに言って下さいね」
直美は、真希の苦痛を癒すかのような優しい笑みを浮かべながらで言う。
「…ありがとうございます。久保田さん。」
真希もその笑みに答えるかのように笑顔をつくる。
「じゃあわたしは別の患者さんを観てくるからこれで…」
そう言って、直美が振り返ろうとした瞬間、病室のドアから白衣を身に纏った小太りの男性が現れた。
直美はその男を見た途端、表情が固まった。
「…久保田君。ここにいたのかね。探したよ…」
「はい…大沢先生、どのようなご用件でしょうか?」
「用件って…あれの相談に決まってるじゃないか」
大沢は薄ら笑みを浮かべる。
「あれ…ですね。分かりました」
直美は表情を固めたまま、大沢の居るドアの近くまで来る。
「じゃあ、いこうか…」
大沢は直美の腰に手を回し、一緒に病室を出た。
「なにあれ、気持ち悪い」
和美がドアを閉じる音を確認して、顔を歪めて言う。
「大沢先生はここの病院を管轄してる石松大学の学長の息子なの。よく若い女性患者や看護婦にセクハラまがいのことするから
評判よくないんだけどね」
めぐみは、大沢が通ったドアを睨みつけた。
真希が入院してから1週間が過ぎた。
「坂下嬢!!!大丈夫ですか!!」
久田を初め複数の男達がベッドを取り囲んでいる。
「あはは…大丈夫だよ」
さすがの真希も、男達の威圧に圧倒され、苦笑いをする。
「今日も足の痛みと必死に戦ってる坂下嬢にプレゼントを…」
「こらこら〜君達。まきちゃんを取り囲むのやめなさいってば。困ってるじゃない」
めぐみが久田達に注意をしながら、真希のいるベッドに近づく。
「おお…流石ゆかり様のおねぇ様。ナース姿がお美しい…」
久田のとなりにいる木下の目が輝く。めぐみはそんな木下を見てため息をつく。
「…それにプレゼントって、またエルモンの人形?これで3体目じゃない!!」
「これは俺達の魂の一部なのだ…3体でも足りぬ!!」
久田が真剣なまなざしでエルモンの人形を見つめる。
「まきちゃん、別に無理して貰わなくてもいいんだからね。。。」
「あはは…でも、せっかく買ってもらったし、枕元においておくよ。ありがと…久田君」
真希のその言葉に久田は満面の笑みで敬礼をする。
「有難きお言葉!!それでは皆の衆、撤収だ!!」
久田の一声により、男達は足早に病室を去っていった。めぐみはそんな男達の行動を呆れた表情で見ていた。
「…まきちゃん。友達を作るのはいいけど、選ぶこともした方がいいんじゃない?」
「…でも、久田君と一緒にいると楽しいですよ。違う世界にいるみたいで」
真希は久田から貰ったエルモンの人形を見つめながら、微笑む。
ゆかりはこんなにいい友達に恵まれている…なのになぜ、2ヶ月の間家出をしたのだろうか…
友達にもいえない悩みを抱えていたから?
今は大丈夫みたいだけど、また家出をするかもしれない…
めぐみはゆかりが家出をしていた間のことを思い出し、表情を曇らせる。
「そういえば、久保田さんってどうされたんですか?3日前ぐらいからまったく姿を見ていなんですけど…」
今度は真希の言葉に表情が凍りつく。直美は、ここ3日間病院を無断欠勤している。
勤務態度が優秀な看護婦なだけに、めぐみを初め、病院のスタッフ全員が直美の欠勤に驚き、困惑している。
「…久保田さんはね、今長期休暇をとっているの。どんなに仕事ができる人だって、休みは必要でしょ?」
めぐみはその場しのぎの言い訳をし、真希に真実を隠す。
「そうなんですか…じゃ〜しょうがないですね。うん、しょうがない!」
真希は自分は何も気にしていないとアピールするかのようにめぐみに笑みを見せる。めぐみは真希の気持ちを察したのかのように
無理に笑みを浮かべた。
「コンコンコン」
2人のやりとりに割り込むかのように、ドアのノック音が聞こえる。
「はーい。どうぞ〜」
「失礼します」
ドアから一人の少年が入ってきた…優太だ。
「ぁ、朝倉君だ〜」
「なかなかお見舞いにいけなくてすみません」
「いいんだよ〜コンクール近いんでしょ?そういえば、わたしの代役は誰がやるか決まった感じ?」
「それがですね…」
この朝倉という少年、見覚えがある…めぐみは優太の姿をじっと見ながら自分の記憶を掘り返した。
「あ!!思い出したわよ。君って、ゆかりと付き合ってた子でしょ?」
「え〜〜っ!!そうなの?朝倉君?」
真希は驚いた表情をする。
「えっ…そ、それは、ご、誤解ですって!!ゆかりさんの部屋に入っただけで、付き合ってるって……」
優太は、慌てふためき、顔を赤らめながらしどろもどろに弁解をする。
めぐみたちは、優太のそんな姿を見て、悪戯な笑みを浮かべる。
「部屋に入っただけねぇ…わたしは、男女2人でマイルームに入ってやることと言えば、あんなことやこんなことしか
思い浮かばないんだけどなぁ〜。ねぇ『ゆうくん』?」
「フフフ…確信犯ですなぁ〜あ・さ・く・ら君」
「えっ…ちょ……う……」
優太は返す言葉出ず、そのまま俯いてしまった。
「あはははは!冗談だよ。あんたみたいなマジメそうな男の子が、いきなりゆかりを襲うなんて考えられないよ。
むしろ逆に襲われちゃうんじゃない?ゆかりってちょっとSっ気があるから」
「うっ…………」
優太の顔を赤らめながら表情が固まる。
「ん?もしかして図星?」
「い、いやっ、そんなことは……そ、それより、足の治癒に励んでいる坂下さんに渡したいものがあるんです。
喜んでくれるかどうかは、わからないんですけど…」
「まさかエルモンの人形じゃないでしょうね?」
「………」
めぐみの一言にゆうたが黙り込んでしまった。
「……まさか。。。」
「……すいません。後日出直してきます。坂下さんの看病よろしくお願いします」
優太はそういうと、手提げ袋を持ったまま、足早に病室を去ってしまった。
「べつに貰ってもよかったのになぁ〜4体目」
真希は、残念そうに優太の通った後のドアを見つめていた。
真希の容態を確認した後、めぐみは階段を上り、用意した点滴を載せたキャリアーを運びながら別の病室へ向かった。
その病室には痩せこけ、呼吸の補助の為に鼻からホースを注入されている老婆が横たわっている。
「山中さん〜気分はどうですか?」
めぐみは、自分の元気を分け与えるかのように老婆に話しかける。老婆は穏やかな表情でゆっくりと頷く。
「では点滴の交換を致しますね〜」
めぐみは慣れた手つきで老婆の点滴を交換する。すでに老婆の手首は点滴の跡で穴だらけになっている。
この老婆の担当になってから3ヶ月になるが、誰も見舞いに来ない。兄弟は既にこの世からいない上に、
結婚もしておらず、子供がいないためだ。めぐみは、この孤独な老婆に対して笑顔を絶やさないように心がけている。
自分には温かい家族がいる。その温かみをせめて『笑顔』という形で分けてあげたい…その思いからだ。
点滴の作業が終わるとめぐみは、空の点滴を回収し、その病室を後にした。
…それから1時間後、めぐみは事務室で書類の整理をしていると、同僚の看護婦が血相を変えてこちらへ向かって来た。
「城本さん!!」
「はい…なんでしょうか?」
「506号室の山中さんの容態が…急に悪化して…」
「ぇ………」
めぐみの表情が凍りつく。
「とにかく急いで山中さんのところへ!!」
「は…はい!!」
めぐみと看護婦は医師を呼び、老婆を集中治療室へと運んだ。
…しかし、懸命の処置もむなしく老婆の命はそのまま消えてしまった。。。
よる7時を回り、ゆかりと聡子はめぐみの帰りを待ちつつ、晩御飯の準備をしていた。
「めぐみ遅いわねぇ〜もう帰って来てもいいころなのに…」
「ちょっと寄り道しているんじゃない?」
「そうであればいいんだけどねぇ…ちょっと電話してみようかしら?」
聡子が携帯電話に電話しようとした時
ガチャ…
ドアの開く音がした。めぐみが帰ってきたのだ。
「ぁ、おねぇちゃんおかえり」
「………」
居間へと入ってきためぐみはゆかりの声にも反応せず、俯いたまま自分の部屋へと繋がるドアに向かう。
「…ちょっと!!おねぇちゃん、どうしたの?」
「…晩御飯、いらないから…」
めぐみはそういい残すとそのまま居間を出てしまった。
「めぐみどうしのかしら…」
聡子が心配そうにドアを見つめる
「ちょっと様子みてくるね。みぃちゃんも付いてきて」
ゆかりがそういうと、猫と一緒にめぐみの部屋へと向かった。
めぐみの部屋にたどりつくと、猫になっている美穂は元の少女の姿に戻った。
美穂の服装は、今まで身に付けていたセーラー服ではなく、ゆかりに買ってもらったリボンの付いた黒のワンピースを着ている。
「たぶんおねぇちゃんは、わたしに悩みは打ち明けないと思うから、みほちゃんおねがいね」
「うん…」
美穂は頷くと、部屋の『透視』をした後、めぐみがベッドに横たわっているのを確認すると
今度はめぐみの頭の中の『透視』し始める。美穂の『透視』はゆかりのよりもより深い思考を読み取ることができ、使用する妖力も
少ないため、頭の透視でも一日に100回くらいは使うことができる。
『透視』が終わると、美穂は真剣な顔つきでゆかりを見つめた。
「…で、どうだった?」
ゆかりも美穂につられるかのように、真剣な顔つきになる。
「ゆかりおねぇちゃん、携帯貸して」
「うん、いいけど…どこかに電話するの?」
「ううん…ちょっと、携帯の画面を使うだけ」
「わかった」
携帯電話を渡すと、美穂は人差し指と中指を携帯電話のディスプレイの上端に当てるとそのままなぞるように指を下ろす…
すると、なぞった部分から映像が浮かびあがる。ゆかりが携帯電話の画面を見ると、そこには男の姿が映っていた。
この男には見覚えがある…直美と一緒に真希の病室を出た、大沢だ。
「山中さんが亡くなった原因は…わかっているな」
大沢がこちらを向いて話しているのが見える。
「はい…用意した点滴の種類が間違っていたから…です」
(でもどうして…点滴は取り替える直前まできちんと確認したのに…)
大沢とめぐみのやり取りとは別に、少しエコーのかかった声が聞こえる。
「この声って…」
「めぐみおねぇちゃんの心の声だよ」
ゆかりは美穂に確認をとると、再び携帯電話の画面に注目する。
「そうだ。それでこれが明るみにでたらどうなる?看護婦である君への信用が無くなって、どこの病院も雇ってくれないだろうなぁ…」
(そうだ…これがバレたら、私はもう看護婦なんかやってられなくなるし、普通の会社に入れるかどうかも怪しい…)
「…でも、それはこの病院も同じこと。最近はマスコミが医療ミスになるとうるさいからねぇ…だから山中さんは衰弱による心不全ということで、無かったことにしよう」
「でも、それは…」
「ん、なんだね?君は看護婦を辞めたいのかね?」
(くっ…こんなこと、許されるわけが無い…でも、この男に従うしかない…)
「はい…わかりました…」
「でもその代わり、取引をしないか?」
「ぇ…取引って、なにをですか?」
「このミスと…君の体をだよ」
「それは…どういうことですか?」
「このミスを無かったことにする代わりに、週に1回君の体を僕に捧げるのだよ…簡単なことだろう?」
(!!…なにをいいだすのこの男!!そんなことできるわけないじゃない!!)
「……」
「どうした?できないのか?できないから、君の妹でもいいんだがねぇ…この前見たが、君に似てなかなかの美人だ」
「それはだめです!!ゆかりには…ゆかりには手をださないで!!」
「じゃあどうする?このまま辞めるか?」
(…なんて卑劣な男なの!!いやだけど…わたしに選択肢はない…)
「うっ……はい……わかりました」
「ククク…素直でいい子だ。じゃあ早速今夜の11時に、病院の裏口で、待ち合わせをしようか…」
(いやだ…いやだ…こんな男と…だれか……助けて……)
…ここで画面の中の映像が終わった。
ゆかりはその映像を見終わるとすぐに、めぐみの部屋へと入っていく。
「おねぇちゃん…」
「…ノックぐらい、しなさいよ…」
めぐみはそっぽを向いたまま話す。
「おねぇちゃん、わたしに話してたよね…なんで看護婦になりたいかって…」
「私が小学生…おねぇちゃんが中学の時だったっけ、死んだおばあちゃんが入っていた病院の看護婦さんの態度がそっけなくておねぇちゃん怒ってたよね、
『おばあちゃんが苦しんでいるのに、なんでそんなに冷たい態度がとれるのよ!!』って」
「おばあちゃんが死んじゃった後も言ってた、『わたしがなるんだ…どんなに辛くても、いつも親切で笑顔でいられる看護婦になるんだ!!』って」
「だからね、そんなに強い思いを持ってなった看護婦の仕事、辞めなくていいよ。あの男のところにも行かなくてもいい」
「!!」
それを聞いためぐみは驚いてベットから起き上がり、ゆかりのところまで近づく。
「なんであんたがそれを知っているのよ…どこで聞いたの?」
「おやすみ、おねぇちゃん…」
ゆかりはめぐみの質問を無視し、目を紅く光らせめぐみを眠らせた。
「ゆかり…めぐみの記憶を消すのを、忘れずにな」
サタンがゆかりに注意を促す。
「わかってるって」
ゆかりは、めぐみの額に人差し指をあて紅い目の記憶を消すと、そのままベッドに寝かせ、布団をかけた。
夜の11時を過ぎ、大沢は病院の裏口に向かった。冬に入ったせいか、寒さが一段と厳しくなり、吐く息も白くなっている。
病院の裏口に向かうと、大沢は驚いた表情をした。めぐみだけではなく、妹のゆかりもそこにいたからだ。
「ククク…2人とも来てくれたのかね」
「大沢先生、初めまして…っといっても以前お会いしましたよね?ちょっと先生に質問があるんですけど…いいですか?」
「…なんだね?」
「大沢先生って別の看護婦にもこういうことやってらっしゃるんですか?」
「つまらないことを聞くんだな」
「ちょっと興味がありまして…」
ゆかりがそういうと大沢の表情がいやらしいものへと変化する。
「ククク…君は、僕がこのポジションに着くまでにどれほど苦労したのか、知っているのかね?」
「さぁ…分からないですね」
「ククク…そうだろうな。僕の親父はね『一流大学の医学部に入らないと、おまえを見捨てる』って言われたから必死に勉強したんだ。
それで2浪してやっとはいったのはいいけれど、また6年間、地獄のような勉強をしたよ。大学を卒業した後、やっと親父に認められてこの病院の医者になることができたんだ。
だけど周りの連中は『父親の七光りがあるからなぁ』とか『楽して昇進できていい』とかぬかしやがるんだ…ろくに努力もしてないくせに!!」
「だからよぉ…院長になった今、そういうやつらに分からせてやるんだよ…僕の『オペ』でね」
「そういえば質問に答えていなかったなぁ…前は久保田という女の『オペ』をしたんだが、すごく楽しかったよ…僕の長年描いてきた『夢』が叶った瞬間だったからね」
「…おまえらみたいなろくな努力をしていない連中の体を支配し尽くす、それが僕の『夢』なんだ…」
「くだらない夢ね」
ゆかりの一言に大沢の表情が一変する。
「…なんだとぉ?」
「『オペ』を受けるのはあなたの方よ」
ゆかりはそう言うと目を紅く光らせ、大沢は気を失った。
大沢が目を覚ますと、すぐに自分が全裸で鉄製のベッドに縛られていることに気づいた。
この部屋は…自分自身がよく知っている。病院の地下にある、拷問用に自分が作った部屋だ。
「ぁ、大沢先生おめざめですか?…クスクス」
声のする方に目を遣ると、ナース服を着た二人の少女が薄ら笑みを浮かべながら、こちらを見ている…ゆかりと美穂だ。
「クスッ…サキュバス病院へようこそ、大沢八郎さん」
サキュバス?それとゆかりじゃないもう一人の少女は誰だ?…縛られているせいもあってか、大沢の頭は混乱している。
「では…診察を始めますね…みほちゃん、『患者』の頭の診察をお願い、わたしは…」
「ここの診察をしようかな…クスクス」
ゆかりはそういうと大沢のモノを掴み、親指で裏筋の部分を絶妙な力加減でグイグイとこすりあげる。
「うっ………」
ゆかりの神の手…いや、悪魔の手つきによって大沢のモノは一気に固くなる。
「クスクス…手で摩っただけでこんなにしちゃって、じゃあ玉袋の方も…」
「んっ……くちゅ…んっ……」
ゆかりは大沢の玉袋をそのまま口の中に頬張ると中の舌でかき回す。
「ぁ……うっ……」
その感覚に大沢の体中に快感が駆け巡る。大沢のモノは赤く腫れ上がり、射精の瞬間を待ちきれない様子だ。
「クスクス…もういっちゃいそうだね…」
ゆかりは、大沢のモノに自分の唾液を数的落とすと、それをローションを扱うかのように沢村のモノにまんべん無くのばす。
そして、激しくこすり上げ、大沢のモノにとどめを刺す。
「がはっ……!!」
ゆかりの愛撫に耐え切れなくなった大沢は、体を反らしゆかりの顔やナース服に大量の精子をぶちまけた。
「あはっ!!すごい出てるっ!!…ふふっ」
ゆかりは満面の笑みを浮かべながら、ナース服についた精子を人指し指で掬うと、いやらしく舌で舐めとる。
「これじゃあ白衣の天使じゃなくて白濁の天使だね…クスクス」
「ふふっ…こんないやらしいおちんちんは、手術しないといけないね…ねぇみほちゃん、頭の方はどう?」
「頭の中も手術したいとダメみたい…クスッ…だって、さっきからいやらしいことばっかり考えてるから…」
「それは…おまえらが…」
「患者さん、うるさいですよ〜」
ゆかりは口を尖らせながら、大沢の額に人差し指を当てた。
「……!!」
すると大沢の口からは荒い息遣いしか聞こえなくなり、声が一切出なくなってしまった。
「じゃあ『オペ』を始めようかな…クスクス」
ゆかりはテーブルの上にあるゴムホースをとる。
「ぇーと、これをこうして…」
ゴムホースを大沢の腕に巻き付け、ピンで止めて固定をする。
「ぁ!!しまった!!」
「どうしたの?ゆかりおねぇちゃん?」
「アルコール用意するの忘れてた」
「大丈夫だよ…あれは拭いてもあんまり意味ないらしいから…」
「ぁ、そうなんだ。じゃあ注射の方を…」
こいつら、医療の『い』の字も分からないと思ったが、意外と知識はある。大沢はほんの少しだけ安堵感を覚えた。
しかし、その安堵もゆかりの発言で一気にかき消されることになる。
「血管が3つ浮き出ているんだけど、どこに打てばいいんだろ…」
「ごめん…わたしも分からない」
「まぁ〜適当でいいか!!」
ふざけるな!!大沢はそう叫びたいのだか、ゆかりの『命令』のせいで声を出すことができない。
大沢はゆかりを鬼のような形相で睨みつけ、その思いをアピールする。
「クスクス…そんなに睨まないでよ…大丈夫、そんなに危ない薬じゃないから、死にはしないでしょ」
ゆかりは薬品の入った注射器を手にとると、軽く押して空気抜きをする。
「う〜ん…この血管が一番太くて打ちやすそうだから、これでいいかな」
静脈を選んでくれた…。大沢は先ほどと同じような安堵を感じたが、また表情を固くした。
…この薬品が何であるのかわからないのと、全く知識のない素人の注射であるからだ。
「じゃあいくよ!!えいっ!!」
大沢が予想した通りだった、注射された部分に痛みが走る。ゆかりは薬液をすべて血管に注入した。
大沢は痛みに耐えていると、急に体全体が熱くなるのを感じた。
「おおっ!!すごいっ!!」
大沢のモノが、なにか別の生き物のように直立し、血管が浮き出ている。ゆかりはそれを楽しげに見つめている。
「これはね、最近でまわってるバイバイアグラの液状タイプのものなの。普通は口から入れるんだけど
血管から入れたほうが、もっと効果があると思って…クスクス」
「じゃあこのいやらしい注射針を、みほちゃんの中に…」
「うん…わかった」
美穂はナース服を着たままパンツとストッキング脱ぐと、笑みを浮かべながら大沢のベッドに跨り、自分の陰部と大沢のモノとこすり付ける。
大沢は美穂の陰部がもたらす快感に身を捩らせる。美穂はその反応が楽しいのか、しばらくこすり付ける行為をやめない。
「クスッ…気持ちいいですか?じゃあそろそろ入れますから、いっぱい出して下さいね…」
美穂はそういうと、大沢のモノを手で掴んで固定しながら、ゆっくりと自分の膣に挿入する…
「あっ…熱い!!すごいよ…これ…」
自分の膣に入ってくる、大沢のモノを感じながら根元まで挿入する。
大沢は、あまりの快楽に顔全体の筋肉が緩み、だらしなく美穂のなかに射精する。
「んっ…いっぱい…入ってきてますよ…」
美穂はだらしの無い顔をしている大沢の頬をやさしく撫でる。
「すっごく気持ちよさそう…じゃあ、動きますね…」
美穂はゆっくりと腰を動かし、大沢の射精をさらに促す。
「クスッ…ハァ…ハァ…乳首がたってますよ…」
隆起している大沢の乳首を舌で丁寧になめる。
大沢はそれに気をよくしたのか、わずかに動く腰を使い美穂の中を突きあげる。
「ああっ!!…ハァ…ハァ…気持ち…いい…」
美穂は子供のように、人差し指を咥えながらその衝動を受け止める。
「もっと…いっぱい…突いて…出して……」
「ちょっと…なにやってんの、ストップ!!」
そばで見ていたゆかりが言ったが、美穂たちは聞く耳を持たず快楽をむさぼり続ける。
「こら!!やめなさい!!」
ゆかりは大沢を睨みつけ、『命令』で腰を動かなくした。ピクリとも動かなくなった大沢をみて、美穂は残念そうな顔をする。
「せっかく気持ちよかったのに…」
「みほちゃん、あのね、これじゃあどっちが『オペ』やってるか分かんないじゃない…それに今の勢いだと、最後まで絞り尽くすつもりだったでしょ。
ほんとに独占欲が強いんだから…誰に似たんだろうね…クスクス」
「ペットは飼い主によく似るからじゃない?ゆかりおねぇちゃん?…クスッ」
こいつらの会話は狂気に満ちている…美穂の中から離れ、気を取り戻した大沢は少し恐怖感を覚えた。
「さてと…こんどはわたしの番なんだけど…」
「ちょっとしぼんじゃってるからまた注射しようかな…クスクス」
こいつは何を考えているんだ…ゆかりの一言に大沢は更に恐怖感を覚えた。
ゆかりが再び注射を打つと、再び大沢のモノが隆起した。
「クスクス…わたしはみほちゃんみたいに、甘くないわよ…」
ゆかりはナース服のスカートを脱ぐと、パンツとストッキングも脱ぎ、下半身が裸の状態になる。
そして、美穂と同じくベットの上に跨り自分の陰部と大沢のモノをあてがう。
「じゃあ…始めるわよ…」
ゆかりは一気に大沢のモノを入れると、人間離れしたスピードで腰を振る。
大沢のモノは次々に押し寄せる快楽の波をただただ感じながら、大量の精を出し続ける。
脳みそが沸騰してしまそうだ…大沢は、徐々に何も考えられてなくなっていく。
「ふふっ……気持ちよすぎて、意識飛んじゃいそうでしょ?」
「ハァ…ハァ…でもこんなに速く腰振っちゃうと、わたしもすぐにイッちゃうかも…ハァ…ハァ…あっ、ああっ!!」
「ハァ…ハァ…やだ…もう、いっちゃう……あっ、あああああっ!!!」
腰を続けて1分もしないうちにゆかりは絶頂に達し、全身を痙攣させながら、大沢の体にもたれた…
「ハァ…ハァ…どう?ちょっとは悪いところ、治ったかしら?…クスクス」
大沢は、あまりの激しさに意識が飛んでしまった。
「すごい…ゆかりおねぇちゃん…速すぎる」
美穂はその光景をただ呆然と見ているしかなかった。
大沢が意識を取り戻すと、そこにはゆかりと美穂の姿が無く、代わりに一人の女性が立っていた。
その女性は、冷たい表情でこちらを見ている。
「君は…久保田君かね」
相変わらず全裸でベッドに縛られているが、声はでるし、腰も動かすことができる。
…あの悪魔のような女共はいなくなったのだ。これで外にでることができる…!!
「いやぁ〜酷い目にあったよ。。すまんが、この拘束を解いてくれないかね?」
「…いやです」
直美の思わぬ返答に、大沢は顔を歪める。
「なにをいっているんだ?君はあのミスを…」
「だって、まだ『オペ』は終了していませんから…クスッ」
そういうと直美は、薄ら笑みを浮かべながら1本の注射器を手に取る。
「君は…そんなことをして、許されると思っているのかね!!」
大沢は声を荒げるも、直美はまったく聞く耳をもたない。
「…この注射器に入っている薬剤は、睾丸をほぼ永久的に機能不全にする効力をもっているんです」
「まさか…それを…!!」
「そう、あなたのあそこに直接注射します…二度と…二度とあんなふざけたまねをしないようにね!!」
直美は血相を変えて大沢のところに近づく。
「やめろ…そんなことしたら、僕は…僕は…」
「さようなら…」
「うああああああああああああああああああ!!!」
直美が大沢のモノに向かって薬剤を注射すると、そのまま意識を失ってしまった。。
「みほちゃん、ナイス!!」
ゆかりが姿を現す。
「ん〜もうちょっと、欲しかったかな…大沢さんの精液」
直美…の姿をした美穂は、『幻惑』の術を解き、元の姿にもどると残念そうな表情でぐったりしている大沢を見つめる。
「べつにいいじゃない…もっといいモノをもってる男なんて山程いるんだから…クスクス」
「そうだね…」
「その話は置いといてさ…この男の後処理はどうしようかな…」
「確かにこのままだとまずいかも…」
「とりあえず『命令』で記憶だけ消しちゃえば、なんとかなるでしょ!!」
ゆかりはそういうと『命令』で大沢の今日1日分の記憶をすべて消した。
「…おねぇちゃんの『夢』はね、あなたみたいな人間が簡単に奪えるものじゃないのよ。そこで自分の醜さに反省していなさい」
ゆかりはそう言い残し、病室を後にした。
病院の前にあるベンチで、一人の男がため息をついている…大沢だ。
大沢は記憶がなくなっているあの日から、1週間の間自分の性器が勃起しなくなっていることに悩んでいた。
EDに似た症状かもしれないと思い、思い切って仲間の医師に相談したが、見に覚えのない薬剤投与によるものだと言われ
疲れやストレスが原因でないことからますます困惑する一方だった。
大沢がうつろな目で病院の外を見ていると、なにやらパトカーが数台止まっているのが見えた。
そのパトカーから警官が何人か降りてきて、足早にこちらに向かってきている…まさか!!
「大沢八郎さんですね?」
刑事の一人が大沢に確認を取る
「はい…」
「あなたを、殺人と強姦の容疑で逮捕します」
「ぇ……」
大沢は驚き、開いた口が塞がらなくなる。
「あなたは、同じ病院の看護婦を脅迫する材料として、貧しい患者に金を渡して、
点滴などをすり替えさせて擬似的に医療ミスを起した。あなたにお金を渡された患者が自首して丁寧に説明してくれましたよ…
しかも、強姦の証拠も持ってきてくれたので、いくら優秀な弁護士をつけても、無罪にはならないと思います」
「うそだろ…」
大沢は突然ベンチから立ち上がる。
「ありえない…これは…だれかが仕組んだ罠なんだ!!」
「自分のアレが勃たないのも、警察に逮捕されるのも…だれかの陰謀だ!!」
大沢が叫び、暴れだすも警察は、彼の動きを抑え、手錠をかけた。
「クスクス…仕組んだ罠だとか、陰謀だとかどこかの政治家みたいなこといわないでよ…」
「クスッ…淫棒の間違いじゃないんですか…」
警察と大沢のやり取りを、ゆかりと美穂の2人は、病院の外からほくそ笑みながら眺めていた。
以上です。
〜勝手に自己反省会その3〜
・大沢八郎→某政党の党首
石松病院→○松建築 これらは作者の陰謀です。国民の性活が第一!!
・久保田 直美さんは大沢先生のこうせつ秘書ならぬ、わいせつ秘書になっちゃったんですね、わかります。
・4、5は正直いらなかったような気がする。
・薬物注射では半永久的に去勢できないだろ…
・どう見てもエロシーンが手抜き過ぎです、本当にありがとうございました \(^o^)/
今回は病院モノのSSを書いてみました。
看護婦の資格や、志望理由注射の仕方とか…無駄にいろいろ調べたような気がする。
来月からは社会人になるので書くペースが落ちるとおもいますが、これからもよろしくお願い致します。
…サキュバス病院とか入院したら、一生退院できないような気がする。。。
>>649 リアル話や時事ネタはともかく病院物は最高だよね。
GJ!
めぐみさん素敵だよ、可愛いねゆかりさん。
やっぱいいなあ
ナース姿の美穂ちゃんに医療ミスされたい
一ヶ所沢村ってのがあったけどGJ!
美穂かわいいよ美穂
相変わらずで安心した。
美穂つぇぇ…
乙彼さんでした
個人的には、どっかで忠告・警告系の話があるといいなあ。
合意でのプレイを勘違いして成敗しちゃったとか、
被害者に見えるけど実は脅してるのは女性のほうとか。
先輩サキュバスの忠告昔話見たいのでもいいですから〜。
と無理気味リクしておきます。
>>649 GJでした!!!!
やっぱナースものはいいですね。
ナース姿のゆかりと美穂に毎晩交替で逆セクハラされたい。
というか絞られたい。
サキュバスナースGJ!
オーソドックスな誘惑吸精お仕置き話もあると嬉しいなぁ。
可愛く迫って男をその気にさせて、男が「ヘッヘッヘッ…」と押し
倒すけど、それは罠で男は彼女に搾られまくり…とか。
美穂ちゃんが得意そう。「コイツが犯人ね」と思った男を単独行動で
誘惑したけど、実は真犯人ではなくて手下だったとか(^^;
で、ゆかりちゃんに怒られるけど、美味しく頂いちゃったもんね♪と。
勝手なリクエストすみません。
美穂ちゃんに搾られたい。
迷子の 迷子の サキュバスさん、あなたのお家はどこですか
>>657 単独ミスは性格面から考えてゆかりの特許だろw
>>660 そしてサタンに怒られるんですね、わかります。
657です。
幻惑術なら美穂で…と思ったんですが、確かに性格的にはゆかりの方ですねww
「そんなの面倒!」って言っていたゆかりが、犯人と睨んだ男を誘き出すために
やむなく幻惑術に初挑戦。出て来た男に本人的には歯が浮きまくりなレベルで
可愛く迫って仕留めたけど、彼は真犯人とは無関係なタダの模倣犯だった。
「もうっ、あんだけ慣れないことしたのにっ!! でも美味しかったからいっか♪」
と暢気に構えていてサタンに怒られる、と。
ここって投稿したい人なら好きに投稿してもいいんですか?
ちょっと今頑張って書いてるんですが……。
スレに沿ってた内容なら大丈夫かと
特殊な趣向が入ってたら最初に言えばいいと思うよ?
初投稿です。
けどまだ途中と言うかなんと言うか、とりあえずストーリーだけ見ていただけたらと言う感じです。
「……何で今さらそんな事を言うんだ?」
誰もいない公園に冷たく響くのは、一人の男性の声。
彼の名はリョウ、肩にワッペンのある学生服を着ている高校生だ。
そしてその前に顔を伏せている女の子はサキ、制服姿で肩にリョウと同じワッペンがあるところを見ると、同じ高校と見て良い。
今二人が公園で言い争っているのは言うまでもなく、サキの一言が始まりだった。
「実は私、サキュバスなの……」
「だから、そんな事を言われて信じるやつなんかいるわけないだろうが!」
多少気の短いリョウは怒声をあげるが、案外身に覚えがないわけではない。
二人はまだHはしてはいないが、キスをするときのサキの異常なまでの上手さには、初めての時から何度か意識を持っていかれそうになっている。
また悪ふざけで抱き締めたりした際には、「女の子だから」では説明のつかない程に肉が柔らかい、それこそ人間離れした心地よい柔らかさを感じたりもした。
その人間離れしたキスや体を人間でないとするなら、やはりサキの言う通りサキュバスが一番しっくり来るのも、あながちリョウは否定できるわけではない。
しかし二人はもう高校の始めから付き合い始め、二年目に突入しようと言うところ。
ならばリョウが不思議に思うのはひとつだった。
「……なぁ、サキ。もしお前が言う通り、サキュバスとか言うのだったとする。
でも俺達今まで一年間付き合ってきただろうが、何で今さらそんな事を言わなきゃならねぇんだよ?」
「私、リョウの事が好きだから……でもリョウの愛がどこを向いてるのか分からない。
当然リョウは私の事を人として見てきたんだろうけど、本当の私はサキュバス。
魔物であり、男の精をエサにするただの淫乱女。
そんな私を、何でリョウが好きでいるなんて思い込めるの?」
「サキなんか嫌いだ……そう言って欲しいわけ?」
急にリョウの声に冷たさが増し、サキは一瞬恐怖を覚える。
しかしリョウが言葉を紡ぐ前に、サキはリョウに抱き締められていた。
「リョウ……?」
「バッカやろう、そんなに不安だったんなら何で今まで言わなかったんだよ。
俺も悔しいじゃねぇか、サキがそんな不安に駈られてたのに何も出来なくってよ。
今度からそう言うのはしっかり言いやがれ、俺は……サキが好きなんだから」
「リョウ……ありがとう、私もリョウが好き。
それで難なんだけどね、リョウ……私、そろそろ精力が足りないの。
今までなら誰のでも吸ってきた、でも今はリョウだけのものが欲しいよ」
「ヘッ、本性現しやがったな」
リョウはそう言っていたずらっぽい笑顔を浮かべて手を差し出し、サキは心底嬉しそうな笑顔を浮かべて、リョウの手を強く握った。
二人がついたのはサキの家、リョウは初めてのサキの家に戸惑いを隠せないが、聞かなければいけないのは一つだ。
「サキ、お前の親は……?」
「お母さんは少し遠出して襲ってくるって」
「はは……さすがサキュバス……」
苦笑いするリョウ、そのままサキに連れられる形でサキの部屋に入り、準備をして来るというサキを待つべくベッドに腰かける。
リョウは本能的に思った、サキはサキュバスとして男の精力を吸ってきたと言っていたが、それ=他の男としてしまったのではないかと。
そう思うと少し歯がゆかった。
そうしていると、部屋のドアが開いてサキが姿を現した。
「お待たせ、リョウ」
「おぉ、サキ……ってうぉわ!」
「何よ、そんなに驚かなくても良いじゃないの」
「そりゃ驚くぜ、サキ」
リョウが目の当たりにしたのは、サキュバスとしての姿を完全にさらけ出したサキの姿だった。
纏っていた制服はすべて脱ぎ捨てられ、上も下も純白のレースの下着のみ
そして背中には人一人包み込めそうな漆黒の羽が生えており、頭には飾りか実用性があるのか、角のようなものが二本真上にのびている。
「何だか私、変?」
リョウの見る視線が気になったのか、サキは少し気恥ずかしそうに頬を赤らめてリョウを見る。
「いや……気にするな、サキ。すげぇきれいだから」
「ありがとう、リョウ」
サキはそう言って、ベッドに座るリョウの右隣に腰を下ろし、リョウの右手をギュッと握る。
するとリョウは思い切って口を開いた。
「な、なぁサキ。変なこと聞くけど、本当に変なこと聞くけど……サキって経験あるのか?」
「サキュバスだからって? 私は初めてだよ、今まではお母さんについていって分けてもらってたからね。サキュバスでも、初めては好きな人にあげたいのは人間と一緒だよ」
「サキ……」
「リョウ……」
二人はどちらともなく肩を抱き合い、唇を重ねた。
ぴちゃ、くちゅ、にちゅ……二人の舌がくぐもった水音を立てて絡み合う。
そしていつしか二人の息が艶を帯びていき、サキを下にして二人はベッドに寝転がった。
「怖いか? サキ」
「サキュバスだから。凄くワクワクする、興奮するよ。
私これから、初めて自分の好きな人とするんだなって。
初めて好きな人の精力もらえるんだなって思う」
「一つ聞くけど、サキュバスに精力吸い取られたら死ぬってのは本当か?」
「調節するよ」
「了解」
リョウはそう言ってサキのブラを外した。
サキは少々恥ずかしがって胸を隠すが、リョウはそれを許さず、両腕を広げた状態で固定する。
サキの胸はきれいで、小振りながらも張りがあり、下に垂れずにきれいに球形を保っている。
また白く光を反射していて、突起部分は男の劣情を煽るには十分すぎるほどに淡く、輝くようなピンク色を放っている。
こんな感じでしょうか……。
ちょっとHシーンは書くかはまだ未定です、描写するのが苦手なので。
ではまた。
無理して苦手なものに挑戦しなくてもいいのでは。
頑張ってかいてツマンネとか言われたら立ち直れないだろうし。
ネリスの尿道尻尾責めはやばい…もの凄くイイ
674 :
673:2009/03/31(火) 05:27:18 ID:14lx1H24
誤爆に見えないかもしれないけど誤爆
サキュバスと一緒にお風呂入りたい。
ミルク風呂になりそうだな。
絞り尽くして乾涸らびた男を、お風呂の水分で戻して
ハイもう1ラウンドですか。
つまり総合すると
淫魔化した母と妹に干からびるまで搾り取られて
出がらしをミルク風呂に漬けたら
息子が姉サキュバスになって
帰宅したお父さんを母・姉・妹で搾り取っちゃうわけですね
増えるワカメじゃないんだからww
一瞬ワカメちゃんがサキュバス化かと思ったw
萎えるからやめれ。
もう四月か・・・・
桜でも眺めながらワカメのわかめ酒で一杯
>>681 糸色 文寸 に 言午 さ な い
く/ ノフ __l__ .__|_ / -─ -┼─``
ム |工| 、/ 、.| | / -─
小 |_, /ヽ _| ヽ/ー- / ヽ_.
やめろと言ったら嬉々として嫌がるレスをするって、サキュバス的な悪魔だな。
サキュバスと小4位の男の子を同居させてみたい。
悟りを開いた聖者にインタビューした。
記者「一体どのような修業をして悟りを開かれたのですか?」
聖者「うむ。まずは知人の魔術師に淫魔を呼び出してもらい、そいつにわざと取り憑かれた」
記者「ええっ?では仏陀やイエスのように、文字通り悪魔の誘惑を日々はねのけて
魂を鍛えられたのですか」
聖者「うんにゃ。ありったけの欲望を淫魔に食い尽くしてもらったのじゃ。普通なら
欲望より先に命が尽きるそうじゃが、私はことのほか丈夫だったのが幸いした」
記者「はぁ…で、欲望を食い尽くしてくれた淫魔というのは今どちらに?」
聖者「可哀想に、体調を崩してしまったので魔界に帰した。なんでもメタボ…なんとか
いう病気だとか」
淫魔の前で、チンポ出して「ほら、チュッパチャプスだよー」って言ってやりたい
変態ッ!
>>275 もうひとつのコミュニティがあるからそっちへ移動するといいと思う
そっち盛り上げようぜ
ってか269だと新参を増やすにはこれが一番いいっていっときながら
273では新参はおまけだとか言ってるのはホント?
だとしたら糞すぎるんだが
その場その場で都合のいいこと言ってるだけじゃねーか
>>283 新参のこと考えてるなら何回か3連勝した後で適当なデッキ使って勝ち譲るでしょ
だって葛西の会場ってレア4を裸で使ってるような奴とかほとんどスターターそのままな奴とか
プレイングが覚束ない奴とかかなり多かったぜ?
そんな奴らにラオ極使って何になるんだよ
そこらへんにマルチポストしまくるくらいラオ極は大問題だと思ってるんだろ?
意図的に初心者つぶそうとしてるのは間違いないだろ
ラオ極自体はなんか対処したほうがいいんじゃないかと俺もなんとなく思ってる
でも2弾もレイアレイア言われてたけど、実際他のデッキもかなり勝ってたんだよな・・・
そう考えるとまだわからないのか?
ってか2弾の時、レイアレイア騒いでたのももしかして某管理人なんじゃねーの?
悪い、めちゃくちゃな誤爆の仕方したwww
ワロタ
サキュバスのお嫁さんもらって毎日子作りに励みたい
で、精が全部ご飯になって結局子どもができないから、わざとその不満を嫁サキュバスに愚痴って困らせたい
で、本当に悩んで泣きそうな嫁サキュバスを「ごめんね?嘘だからね?」って慰めてそのまま仲直りえっちしたい
結局すべてえっちじゃないかw
それがサキュバススレ
サキュバスレ
シルブプレ〜
サキュ
バスケ
ご飯、お味噌汁、あかまぁむぅしぃ〜
おかず、お茶、なぁまぁたぁまぁごぉ〜
体外人工授精なら何とかなるかな?
やっとこ妊娠が進んでからサキュ妻いわく
「……やっぱり女の子らしくて……出して貰った精液、どうもお腹の中で目減りしてる感じなの」
……娘は産まれる前からパパの精液をいただいているようだ
独占欲が強すぎて子作りを拒否する嫁サキュバスとか可愛いな
娘にさえ夫の精液をあげたくないみたいな
>淫魔と子作り
嫁と娘に搾り取られて早死にか
独占欲出した嫁に「娘には一滴も上げないわ」と絞られすぎて早死にか……
どっちにしても死亡フラグじゃねーかw
子どもができたとして、やっぱ産まれるのは女の子なんだろうな
やっぱ母方の生態が強く遺伝しそうだし
生まれるのが男なら人間、女なら淫魔になるという手もありか。
>>701 加減を知らない娘に本能のままに搾りつくされて死亡もあるぜ
男に生まれても女としての欲求が強すぎて性同一性障害になりそう
それで女に性転換してみたらお約束のように超美人になっちゃった、とか
…アッーな方向行きそうで何かやだな
そこは転換作業を魔術系列のものにすれば避けられるんじゃないか?
だがうまくやらんとTSスレ行きになってしまうが。
人間とサキュバスのハーフで男の子。人間の血が濃いようだと普通に人間として
育てていたらある日重大な事故に遭う。この時の負傷で「人間」の部分が大半死んでしまい
「魔性」の部分が表面に出てサキュバス化。しかし、当然精神面は普通の人間、しかも男の子と…
それほどカッコいいというわけでもないのにやたらもてたり
付き合いだした女の子が皆過剰な色気を発散するようになったりするのか。>ハーフ
>>709 サキュバスの色気を持った男の子だと、家を一歩出たら「やらないか」の嵐という悪寒。
TSネタに走る方が無難か…
普段は男の子でも、何かの拍子でエッチな衝動に駆られたて、サキュバスの血が覚醒して女の子に変身したりして?
もしくは、胸のロザリオが外れるとサキュバスの人格が出て来て身体や性格が変わるとか。
または、サキュバスがうっかり男の子を殺してしまい、身体を提供し彼として生活するが…
吸精衝動に耐えかねて人を襲ってしまうことに悩んでいるのかと思ったら
男を襲う自分は実はアーッな人なのではないかと悩んでいるのですね。
半分淫魔といえば静流さん
淫魔穴から吸ってるのに淫魔棒から出ちゃうんですよね
わかります
>>712 まあインキュバスというのもあるわけで。
>>711 変身と聞いて仮面ライダーのような変身ヒーローを思い浮かべてしまった。
人を淫魔に改造しての世界征服を企む悪の秘密結社と戦う淫魔ヒーローあるいはヒロイン
死神博士は触手怪人、戦闘員はやたら感じやすくて「いい!!いい!!」と(ry
>>715 最後の戦闘員こそが本命であることと、君にとっての仮面ライダーが
昭和のシリーズであることは痛いほど理解した。
>>716 厳しい試練を潜り抜け
自ら淫魔となるべく争う人間たちがいてもいいじゃない
ヒロイン(ヒーローの恋人)が事件に気付くも、死神博士に捕まり触手で
淫魔化される。ヒーローが彼女を救出に来るが、時すでに遅く立派な悪の淫魔と
化していたヒロインは、ヒーローを彼の性癖ツボを突いたエロい罠に嵌めて
吸精し下僕化。
これで死神博士の天下かと思ったら、一人の美しき淫魔が組織を裏切り云々…。
とか適当に妄想ってみた。
719 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 17:06:37 ID:cAGgIyO3
サキュバスが幼稚園バスをバスジャックしている姿が想像できない
>>719 まずは運転手を吸い尽くし、すくみ上がる園児たちに向かって
「あら、いくら何でも若すぎる果実ね。もう少し熟してからいただきましょう」
と誘拐を決意した所で…バスの運転が出来ないことに気付くのですね。
そこでおもむろに運転手のシフトレバーをだな
サキュバスって人間を養殖させたりしないのかな
サキュバスが経営する孤児院か
>>723 エロいマットのジャングルに死を呼ぶ吸精が吹き荒れる世界を妄想した
どうやって淫魔好みのメンズを教育するか見ものだな
孤児院って、教会とかの付属施設のこと多いだろ?
つまり、昼は清楚なシスターが夜は精を搾る淫魔になるんだよ!
・・・実際、サキュバスって聖職者が自慰した言い訳から生まれた、って説もあるし。
昼はぽっちゃりメガネ美人のシスター
夜は凛とした顔のサキュ
シスターが実は淫魔っていうのはかなりいいw
清楚な淑女とおもいきやとっくに堕落してました的な
具体的に言えばアルカナのクラリーチェはかなりいい
731 :
>>724:2009/04/04(土) 22:32:53 ID:t7WP0LFA
人間牧場で品種改良しすぎた結果、牧場の男とのセックスが気持ちよすぎて虜になる淫魔が続出とか?
そんなギャグはいりません><><><
孤児院の善良な院長や職員が実はド外道で夜な夜な少年少女を慰み者にしている、という類の話は胸糞悪いが、
孤児院の院長達が実は淫魔で夜な夜な少年達の精を啜って…という話だと興奮する
少年のうちからエロいお姉さん達とSEX三昧とはなんと羨ましい
幼少の頃から人外の誘惑にどっぷり浸る日常を送った彼は
人間の娘になど心を動かさなくなってしまいそうだ。
淫魔におにゃのこ差し出して百合百合してもらえばいいじゃない
>>725 に触発されて
復讐少女のOP思いついた
白いシーツのジャングルに 今日も精子が吹き荒れる
ルール無用の悪党に正義の○○コをぶちかませ
黒いマ○コのジャングルに 今日も虱が吹き荒れる
>>734-735 やだなぁ、精通or成人するまでは夜の顔を見せず、貞淑に育てるに決まってるだろ。
んで、記念すべき「初めての夜」に正体を晒して、混乱して嫌がる少年からネットリタップリ搾り取るのが最高なんだよ。
つづきを! つづきをおおおぉぉ……
最近、このスレを見つけたのだけど、
ここの変態紳士たちの素敵レスっぷりに激しく感動して、
普段エロとか書いたことないのに、悶絶しつつ拙いSSを書いてみた。
ちょっと暗い感じの話なのだけど、
こういうサキュバスもいるかもなーと思って暇つぶしになれれば、幸いです。
夜空に月が浮かんでいた。この街の匂いは、夜になると消えるどころか、ますます酷くなる。それが嫌いだった。
何よりも、その匂いに包まれて生きるしか無い自分とこの街を、心底呪っていた。
昼間、群れるようにして人が歩いていく一角も、この時間では人気が消える。いっそこのまま、朝が来なければいいのにと思う。
「無理だよね。絶対、絶対、無理だよね。あさはくるー、きちゃうのよー!」
朝日が昇り、明日が来るのが恐ろしかった。さっきまで雨が降っていたらしく、道のあちこちには水溜りが出来ていた。
部屋で『ご馳走』を食べるのに夢中だったから、全然気がつかなかった。
素足でわざと水溜りを踏みつけて、飛び跳ねるように進んでいく。私の全身がドロで汚れていく。気持ちがいい。
「……わーぁ」
私はふと、大きな水溜りの前で足を止めていた。その水面には、紛い物の夜空の中に、やはり紛い物の月と星が浮かぶ。
そこに映る自分の顔もまた、紛い物だ。見慣れたはずの私の顔、
私自身にとって一番印象的なのは、希望も夢も無い、まっくら闇の、ドブ底のような瞳の色だ。
それが今、血のように綺麗な赤い色に染まっている。
「あーか、あーか……あーかーいーいーろー………」
膝をついて、両手を水の中に突っ込んで、ぐぅっと顔を寄せて見た。確かに、間違えようの無い、赤い瞳の色だった。
その瞳は、確かに私自身だ。それを強く思うと、首筋に浮かぶ唇の痣が、不意に疼いた。
どうしても拭えないその印。戯れにつけられたのは、二度と消えない傷痕。
赤の瞳は、魔に属する者である証。
唇の痣は、魔に属する者と交わった証。
あの女の言葉が蘇る。貴方は私と交わったことで、力を得たのよ。得意げにそう言った。あの淫売女。
「――おい、お前、なにやってんだ?」
「じっと水溜りを覗きこみやがって、気でも触れてんのか」
振りかえると、そこには赤ら顔をした、酒瓶を持った中年の男が二人いた。
どちらもヒキガエルのようなツラをして、腹はでっぷりと膨れ上がっている。
げらげらと嘲る声もまた、繁殖期のカエルを思わせた。
「ガキ、神様にでもお祈りしてたのか?」
「そりゃあいい、何を祈ってたんだ。金か、富か、名声か?」
酒臭い息を零しながら、男達は近付いてくる。
私を見下すように立ちはだかった二人の視線には、分かりやすい程の色情が浮かんでいた。
「どうした、逃げ無いのか。少しぐらいは楽しませて欲しいもんだがな。良く見りゃ、随分と綺麗な顔をしてるじゃねぇか」
「腰が抜けて立て無ぇか。まぁ、そりゃこれからのお楽しみか」
「ちげぇねぇ」
何が楽しいのか、二人は揃って、またカエルのような鳴き声で笑った。
「おら、立てよ」
腕を掴まれて持ち上げられた。臭い安酒の匂いが間近に漂ってきて、ウンザリする。
「ふん、上物じゃねーか。いつもの場所で楽しんだ後は、貴族のクソ共にでも売り払ってやるよ」
「そうしとけ。てめぇはいつもやりすぎて壊しちまうからな。せいぜい酒代ぐらいは元を取らねぇとな」
男達は、好き勝手に言葉を交わし合う。私はそれに何も言い返せない。
何故ならば、目の前に、まるまると肥えた道化が二人もいると思うと、ひどく滑稽だったからだ。どうしようもなく笑えてくる。
「なんだこのガキ、笑ってやがるのか。随分な余裕だな。それとも本当にイカレてんのか?」
「ちっ、物怖じしねぇのはつまらんな。よっぽどの淫売か、それともまだ、神様に祈ってる最中か?」
「あはははあは、かみさまー? そんなものは、いないよー?」
愉快だった。とても愉快だった。とてもとても愉快だった。
最悪に塗りつぶされた世界の中で、笑いが込み上げてくる。本当に感謝してるわ、淫売女。
貴方のおかげで、弄ばされる玩具の気持ちが、とてもよく分かったもの。
「あは、あははははっ、えへへへへへ……!」
「気でも狂ったか。まだ始まってすらいねーぞ」
「かみさまはねー、確かにいると思うよ。その証拠に、お金持ちはみーんな、かみさまのおこぼれをもらえるの。
だけど奴隷にはね、そんなおこぼれすら、与えてもらえないの。でもね、あくまはいるんだよ……」
「悪魔だと?」
赤ら顔をした男のすぐ側で、私は大きく瞳を見開いた。その視線に力を込めて、相手をただ見つめて、心を射抜く。
私が契約したのは、淫魔サキュバス。男共を魅了して、隷属させる力。
人間の欲望こそが、今の私の糧だ。世界中の男は、私の餌に過ぎない。
「別にー、ここでもいいんだけどおー……………」
ゆっくりと、私の中に眠る、もう一人の私が目を覚ます。
「…………どうせなら、人目につかない方が、たぁくさん……楽しめるわよ……?」
私を掴んでいた、男の腕の力が抜け落ちる。安酒を閉じ込めた酒瓶が、地面に落ちて転がった。
「おい、どうした―――」
残る一人の男にも、視線をくれてやる。同じように酒瓶を落として、その場で酔いが回ったかのように、ふらふらと揺れている。
そうして少し目を離した間に、最初の一人が呻き声をあげて襲ってきた。ボロ布と変わらない私の衣服が、軽く剥ぎとられる。
「エサの分際で何をしているの。やめなさい」
男の手が止まる。しかしその臭い息と、ぎらりと充血した瞳の色は戻らない。
「聞き分けのない犬は、嫌いよ。駄犬なら駄犬らしく、主人の言うことをお聞きなさい」
私の言葉は、盛んな雄犬の耳にも聞き届けられたらしい。
理性と性欲のギリギリの境界線で踏みとどまって、本物の獣のように涎を垂らしながら、男はどうにか私に背を向けた。
今すぐに私を押し倒せないのが、忌々しいというように、吠えるように吐き捨てながら。
「こっちだ、ついてこい!」
残る男も同じように背を向けて、闇の中を歩いていく。
盛んな雄犬二匹は、光を阻むようにして、路地裏の隙間へと身を隠していった。
左へ右へと折れ曲がり、突き当りとなるところに、扉があった。鍵はかかっておらず、寂れた音がして、押し開かれる。
辿り着いた先は、一軒の廃墟とも思えるような、あばら家だった。入らずともに匂う、カビ臭い匂い。
そして、男と女が混じった強い匂いが鼻をつく。冷たい夜の空気ですら、その部屋の中では腐っていた。
匂いの中心となっている場所には、粗末なベッドがある。側面からは、剥き出しになったバネが飛び出していた。
「素敵な一品物ね?」
皮肉を言葉にした時だった。後ろ手で捕まえられて、ベッドの上に押しつけられた。
「随分、待たせてくれたなぁ……」
苛立ちと期待に満ちた声を響かせる男たちは、既にそそり立つモノを剥き出しになって、私を挟むように立っていた。
「言うことも聞けない駄犬は、嫌いだと言わなかったかしら?」
「ここまで来て強がったところで、おせぇんだよ!」
愛撫も無く、そそり立つそれを押し付けられた。準備を迎えていなかった膣が、痛みに悲鳴を上げる。
しかし悲鳴の逃げ場は既に無い。もう一人の男が、喉元にモノを押し込んでいて、辛うじてくぐもった声が出る程度だ。
それでも淫魔の身体のおかげか、すぐに前と後ろに咥え込んだモノに馴染んでいく。
愛液を噴出させ、舌を踊り、男共の根から養分を吸い取るように、絡み取っていく。痛みが、快楽へと変わっていく。
「……んぅぅ!……む……はむ……んうっ、ふぅ……っ!」
「どうした、威勢が良かった割に、随分とよがってるみたいだな」
「こうして抑え込んだら、所詮ただの雌犬か。大人を甘く見た罰だな。クソガキが」
安っぽい、薄っぺらな男の虚栄心が膨れ上がるのを、肌で感じていく。
気分が一気に腐ったが、それでも極上の快楽には逆らいきれず、胸の内側で罵倒を並べて、行為を続けていく。
「んむ、ふむ、はむぅ……」
「いいぞ、貴族に売ろうと思っていたが、気が変わった。壊れるまで大事にしてやるから、覚悟しろ。ガキ」
「……ん……んんんんっ!!」
ギシッ、ギシッ、と壊れかけのベッドが、一際大きな音を立てて軋み始めた。
酒の興奮の籠った吐息が、顔と背中に降り注ぐ。男たちは弾かれるように、繰り返し、腰を振る。
今にも崩れ落ちそうな家だからか、家全体が揺れているような錯覚を覚えた。
「はっ……想像以上にイイ身体だなぁ」
「こっちもだ、随分……手慣れてやがる」
男達の勢いが増す。頭の中がとろけていく。何も考えられず、世界が、白という汚らしい一色に染まりあがっていく。
ドロと埃を湛えながらも、美しい夜空と星を映していた世界は、ここには無い。
吐き気を催す程に劣悪な、溜まりに溜まった欲望の吹き溜まりだ。玉の汗が、ベッドのシーツをさらに汚していく。
「……おら、そろそろだぞ……!」
「んむぅ……っ!」
咥え込んでいた先から、どろりとした液体が現れ始める。それを吸いつくし、しゃぶりつくすように、前と後ろで咥え続けた。
部屋の匂いが、一層濃くなっていく。今なら同姓に触れられても感じてしまう程に、身体が熱くて仕方が無い。
息がままならない程に苦しいが、しかしその苦しささえも、どうしようも無く心地良かった。
淫魔の心か、それとも女としての性なのか。心の底から、性を貪る行為に没頭していた。夢中になって『餌』を求め続けていた。
「飲め、出すぞっ!」
溜まりに溜まった、限界を抑えきれない咆哮。薄汚い獣が喚き、吠えたてた。
一際強く、一番深いところまで突き立てて、性液が大量に注がれ溢れる。
その僅かな後、口で奉仕していたモノからも勢いよく、粘りつく液体が溢れ出た。
「んんんんんんんんんんぅぅうっ!」
「……これで、終わりだと思ってるんじゃねぇぞ……?」
息を着く暇など無かった。男共は限界を迎えるごとに体制を変えて、その腰を振るい続けた。
「―――ねぇ、ほら、どうしたのー。腰が立たなくなるぐらい、してくれるんじゃなかったのー?」
私は男に馬乗りとなって、腰を振っていた。
さっきまでは、二人同時を相手にしていたのに、一人は既にボロクズのようになって、床に仰向けになって倒れている。
私の下で腰を振る残る一人も、あれだけ荒々しく装っていたくせに、今は既に、息も絶え絶えといった感じだった。
視線もどこか虚ろになっていて、まともに私の顔を見ていない。
「おじさんたち、もう駄目になっちゃったのー? もう一人の私、つまんないって言って、戻っちゃったよ?」
「こ、の……ガキッ……」
「――あ、大きくなってきたっ、いいよっ! おじさんっ! とっても気持ちイイよっ!……って、あれー?」
少しばかり、気分が昂ってきたと思った矢先だった。残りカスのような性を放って、あっさりとそれは萎えていった。
「もっと頑張ってよー。もっともぉっと、気持ちイイことしたいのにー」
腰を離して、くたびれたそれを両手と舌を使って、舐めつくす。
そうすると少しは固くなるのだが、私を満足させてくれるような大きさには、到底足りない。
「私、まだまだ大丈夫だよ。もっと遊ぼうよ」
「……も、もう、やめ……ろ……」
残る男の一人も、降参とばかりに両手足を広げて、泡をふき出した。
これはダメね、もう使えないわ。行きましょう、私。……どうしたの?
「ねぇ、おじさん……やめろって、本気で言ってるの? あはは、あははっ、あはははははっっ!!
それって、私達の、奴隷の台詞だよねぇ! 初めてで、怖くて、辛くって、泣き叫んだ時の顔っ! とってもイイんでしょおっ!?
おじさんも、今、とってもいい顔してるよ。ほら、もっと、頑張ってよ。ほら、ほらぁっ!」
「………………」
まだまだ、月は随分と高いところにあるというのに、男二人は、自分達の底の程度を見せつけるように、がくりと気を失っていた。
私の瞳は、二度と光を宿さない。淀んだドブの底、真っ暗な眼差しから、血のような綺麗な赤に変わっても、変わらない。
「つまんなぁい。もういこーっと。ばいばーい」
男達との行為を終えた私は、再び宵闇の街中を歩いていた。再び水溜りを見つけては、その前に屈みこんで、自分を映した。
何度見ても、私の瞳は血のように赤い。首筋には淫猥な唇の跡が残っている。
「……えへへへへ」
壊れた人形のように笑う私を、もう一人の私が、深い闇の中で見ていた。
淫売女が気まぐれを起こさなければ、私は今も、成金の馬小屋で寝食を続けていただろう。
そして夜は、ブタのような主人の腹の下、他の奴隷たちと一緒に、男根をしゃぶり続けていたのだろう。
その行きつく先は、一つしかない。
そう思えば、この力を得て、男共に復讐ともいえる行為を繰り返すことが出来たのは幸運、だったのだろうか。
「んー……?」
あの男共から授業料と称して、奪ってきた僅かな小銭。しかしそれは、淫魔となった私にとって、何をもたらすのだろうか。
温かい食べ物も、服も、寝床も、男の顔を覗き込みさえすれば、何でも手に入る。
淫魔にとって、最大の快楽行為と、生命を維持する行為は同等だ。
「……なぁんだ、じゃあいらないやー」
硬貨の入った小さな袋を、投げ捨てた。ボロ布と変わらない切れ端さえも、脱ぎ捨てた。
生まれたままの姿で、私は街を歩いていく。再び雨が降ってきた。
冷たい感触を全身に感じ取って、少しでも男の匂いが拭えればいいのに、そう願った。
「……生きていける……生きていけるんだ……あははははっ!」
魔族として生きていくことになった。それでも明日はどうしようと考えている、浅ましい奴隷の私がいる。
それがとても愉快だと思うことで、心の底から這い上がってくる感情を、懸命に抑え込んだ。
「んー、んー、んー♪」
可笑しい、何もかもが可笑しい。大きな声で歌を謡いたい程に。だけど私は歌を知らない。
だからせめてものはなむけに、この汚い世界へと、笑い続けてやった。
魔族の赤い瞳は、闇をよく照らす。それは激しい雨音の中にあっても、変わらない。
それから淫魔は鼻が利く。餌の選り好みを見分けるために、魔力を持つ人間の匂いを嗅ぎ取ることが出来るのだ。
そしてある日、私は見つけた。少し離れたところから歩いてくる、飛びきりの魔力を内包した、一人の男の姿を。
「……あぁ……すごい……おいしそう……」
まだ感じたことの無い、極上の匂い。それだけで、果ててしまいそうになる。
食べたい、食べたい、食べたい、食べたい、食べたい、今すぐに……貴方を、食べたい。
ここへ来て、私を見つけて。明けない夜を、二人で一緒に過ごしましょう?
以上になります。お目汚し失礼しました(・ω・)ノ
すんばらしい
ナニ朝一から欲望を持て余す作品を投稿しやがるGJ!
素晴らしい
GJでした!
退廃的な雰囲気が良かったです。
ちょっと病んでるサキュバスがこんなに妖艶だなんて…!
758 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 12:54:23 ID:dkEh19AR
復讐少女まだかなぁ・・・・・・・
スレ内を「保管庫」で検索されたし。
そうすりゃわかる。
既出かも知れないけどeraSQのサキュバスが素晴らしかった
>>761 サキュバスクエスト→eraSQ→このスレと渡り歩いて来た俺に隙はなかった。
変態紳士の皆様、こんばんは。
>>747__
>>751の話を書いた者です。
レスを頂いて褒められたので、調子に乗って続きを書きました。
エロはあまり期待出来ない代物になってますが、
紳士の皆様に、少しでもハァハァしてもらえれば、書いた甲斐があります。
※もし、自分の稚拙も保管庫に入れて頂ければ、とても嬉しいです。(保管庫の存在を後から知ったorz)
作品のタイトルも無かったので、今更なのですが「いん」でお願いします。
衣ずれの音がして、女が目を覚ました。まだ意識のはっきりしていない頭を揺り動かして、ベッドから上体を起こす。
弱々しい部屋の灯りの下、先ほどまでベッドを共有していた青年が、上着を羽織るのが見てとれた。
「もう帰っちゃうの?」
「悪い、起こした?」
「それよりも、朝起きたら男がいなくなってた女の気持ち、考えた事無いの?」
女が怒ったように、しかしどこか愉快そうな口調でそう言った。
ベッドから抜けることはせず、しなだれるような仕草で、部屋の窓にかかったカーテンを引っ張った。
夜の町に浮かぶのは、まだ明け方には遠い月明かりだった。
「……ねぇ、もう少し遊んで帰らない?」
幾人もの男を食べてきた女だけが作れる、妖艶な声だった。
青年の動作が一瞬止まり、無意識のうちに、月明かりに照らされた女の裸体を見つめてしまう。
気を落ち着かせるように両肩を上下させて、青年は応えた。
「明日も士官学校の訓練があるから帰るよ。少しでも仮眠をとっておきたいんだ。ここに残ると、朝まで絞り取られそうだからね」
そう言って、青年は端正な顔を緩めて笑った。
「若いのに真面目なのねぇ。キミ、今年でいくつになるの?」
「今年の春、十八になったよ」
「ふぅん。でもその年だと、見習いか、せいぜい"三等騎士"でしょう。
一日ぐらいサボっても困らないんじゃないの。なんなら君の士官学校から来られるオジサマ達に、お言葉添えをしてあげようか?」
「……女は怖いね、後でどんな請求が来ることか」
「それ、私のような女には褒め言葉よ」
女は小首を傾げて、青年を誘うように笑ってみせた。
艶めかしい両足を惜しげもなくシーツの中から現わして、ベッドの端に腰掛ける。 淫毛の生えた秘部からは、先ほどまで混じっていた
証の液体が、一滴だけ垂れ落ちた。
部屋の両側からも、一夜の間、互いの身体を売買した男女の声が、ベッドの軋む音と共に聞こえてくる。
気がつけば、青年の下半身が再び熱くなっていた。しかしそれでも、頭はまだ随分と冷静だ。
女から目を背けて、月の浮かぶ夜空を見て、苦笑する余裕が残っている。
「悪いけど、遠慮しておくよ。俺はこれでも隊長なんだ。数人規模の小隊長とはいえ、いなければ困ることもあるらしい」
「へぇ、その若さで隊長を任せられるなんて、たいしたものね。腰を振るしか出来ない脳無しのお坊ちゃんとは、どこか違うみたい。
女の扱いも上手だし、私と相性もいいし、ちょっと、好きになっちゃいそう。……このキモチ、確かめさせてもらえない?」
「ありがとう。次に来た時も、君を選ばせてもらうよ」
「貴方って賢いけど、可愛くないわ」
愉快そうに囁く声で、会話は打ち切られた。
部屋を出る間際、この辺りは物騒だし、夜道にはせいぜい気を付けてね。と、どこかうすら寒い言葉を聞き留め、扉を閉じた。
一人、青年は人気の無い夜道を歩いていく。青年の名前を、ルーク・ハーネストといった。
その腰には一振りの長剣が携えられており、歩くたびに微かな金属音を立てていた。
後にルークが、この十八の時を思い出すと、あの頃は馬鹿で、自惚れていて、未熟なガキだったと評価する。
しかしルークはその当時から、確かな実力を兼ね備えた若者だった。
成人となる年齢を迎えると同時に、士官学校の上級騎士から直々に、隊長を命じられた。
その年に、十八歳で隊長になることを命じられたのは、彼だけだった。
女を抱いた後の余韻が残っていても、物取り程度の悪漢ならば、鞘を抜かずしての一刀で終わらせる。そこまでの自信があった。
薄暗い路地道を抜けて、大通りに出る。
後は道を一つ横切れば、その先には貴族たちが競って家を並べる、華美に装飾された壁面の群れが見えてくる。
しかしルークの足は、自然と立ち止まる。見えない暗がりの先、何かの気配が、自分に向けられていた。
「…………」
気配は正体の見えない触手のように、ひたり……とまとわりついてきた。
頬をなであげるように、こちらを誘ってくるその感触、つい先程まで混じり合っていた、女の裸身を思い起こさせた。
自らへと問いかける。回り道をして帰るか、それともこのまま突き進むか。
僅かな思考の後に選択したのは、勿論後者だった。剣の柄に片手を添えて、再び一歩を踏み出した。
そして、その姿を見た時、ルークの中に様々な感情が渦巻いた。
「……俺に、何か用かな?」
闇夜の中、一糸纏わぬ少女が、楽しそうに笑っていた。その体は痩せ細っていて、月明かりの下、不健康に輝く。
それでも滲みでる気配は、先ほど交っていた女の比では無い。ひどく妖艶だった。
「こんばんはー、おにーちゃん。食べさせてください」
「他を当たってくれ。悪いけど、君を抱くような趣味は無いよ」
「ダメ。お兄ちゃんは、私のこと、もっともっと、好きにならなきゃ、ダメ」
そう告げられて、目が離せなくなった。意識が混濁とし始めて、自分がまともに息をしているのかどうかさえ、危うく思えた。
少女の赤い瞳が、こちらを見据えていると感じるだけで、激しい喜びと情欲が沸く。
そのことに激しい違和感と戸惑いを覚えるが、抗いきれない。
「くそ、何だ……これ……!」
「えへへへへ。お兄ちゃん、とってもおいしそうだねっ――――貴方みたいな人、初めて……あぁ……我慢なんてしなくても……。
でも……下拵えをしておかないと……逃げられちゃう……」
少女の声色が変わった。それと共に、裸体から漂う気配が一層甘くなる。
「動かないで、何も考えないで、そこにいて、私を待ってて」
放たれるすべての言葉が、呪縛のようにからみついてくる。
裸身の少女が一歩、また一歩と近づいてくるというのに、何も出来なかった。
頭の中から、足の指先まで、じりじりと痺れていく。考えることを放棄しろ、目の前から『御馳走』がやってくる。
静かに待って、許しが出たら、残さず貪り食え。
自分の意識なのか危うい言葉が、胸の内から溢れ出た。股間に閉ざされたモノが熱く、固くなっていく。
「ねぇ……何処かいい場所を知らない? 貴方、とっても素敵で、おいしそう。誰にも邪魔されず、二人きりで、ずっと味わっていたいわ」
「―――ッ! それ以上、近寄るなッ!」
少女が剣の間合いに入った瞬間、ルークは辛うじて我に返った。
血が出る程に自分の唇を噛み切って、容赦なく感情を剥き出しにする。
激情に任せるように剣の柄に手を添えたが、しかし抜き取ることには至らない。
妖艶な少女の気配がそうさせたのと、その気配が自分に対して『危害を加える』という意志は無いと思えたからだ。
だが、目の前の少女は、ただの少女で無いことも分かっていた。
「君には悪いが、それ以上近づいたら、剣を抜かせてもらう!」
「まだ自分の意志が持てるのね。やっぱり魔力が高い人間は、耐性も優れているのね」
「魔力……?」
「そう、魔力。感情によって生み出され、感情を左右することの出来る力。
だけどそれは水のように味気の無い者もいれば、数十年寝かせた極上のワインのように、豊潤な者もいる。
望めば人は、その味を自らの意志で変えることが出来るわ。
だけど、他者の味を変化させることが出来るのは――――私のような、魔族だけ」
「……魔族……」
正常な意識の残骸が、ルークの中にある知識を集わせる。魔族。人と良く似た姿をしていながら、けっして人ではない存在。
魔族の多くは人を毛嫌いし、人と介することが無いという。しかし常に例外はいる。
吟遊詩人の歌に出てくるような、甘い恋をした魔族もいれば、
「私はサキュバス。人の最も強い感情を食らって生きる存在よ。だから私はね、人間の雄犬が、とっても大好きなの」
人を餌とみなして、捕食する者もいる。ルークを見据える、赤い瞳の力が増していく。
自分の劣情を増幅しているのが、その赤い瞳なのだと気がついた時には、もう遅かった。
「さぁ、その危ない物から、手を放しなさい。貴方は今から、私を満たすことに、至福の喜びを感じる存在となるのよ」
「…………あぁ…………」
まだ微かに、正常な意志は残っていた。しかし、少女の瞳に抗うだけの力は残っていなかった。
ルークはその場に棒立ちになって、少女が自分の傍らまで近づいてくるのを、ただ待っていた。
青年の胸元にすら届かぬ、小さな魔族の少女。妖艶に微笑むその姿に、抵抗する意識は既に無い。
夜の闇を孕んだかのように深い、赤い瞳に射抜かれるだけだ。今すぐにでも、一糸纏わぬその姿を、押し倒してしまいたかった。
「キスをして」
「……」
差し出された掌の前に、ルークは跪いた。頭を垂れて、愛しの姫君の手を頂戴するように、優しく口付けた。
その仕草に、少女は感極まったかのような、恍惚とした溜息を零す。
「貴方、とても素敵だわ。そこらにいる野良犬や、自分を立派だと勘違いしている駄犬とは全然違う。顔をお上げなさい」
「……はい」
「忠実な犬である貴方の名を、主人である私に告げなさい」
「……ルーク・ハーネスト……」
じっと、視線が交差する。魔族の少女が、嬉しそうにルークの額に、優しいキスをした。
「素敵な名前ね、ルーク。私を見てください。この身体を隅々まで見てください、すべてを見てください。
そしてもう一度、私の目を見つめなさい」
ぼんやりと、何かが頭の片隅で残っていた。しかしそれはもう、形に出来ない。
少女の荒れた髪。乾いた唇、僅かに膨らんだ乳房、あばらの浮いた下腹、その先にある、一毛すら無い秘部。
キスをした手は、力を込めれば簡単に折れてしまいそうで、地を踏みつけている両足は、まるで幽霊のようだった。
それでもルークは、この少女を綺麗だと思った。
それは、サキュバスの魔力によって歪められた意志かもしれない、しかしそれを考えることは出来なかった。
少女の言う通り、跪いたまま、すべてを瞳に焼き付けていく。そして最後に、再び赤い瞳を覗きこんだ。
膝を折れば少し高いところにある、自分を見降ろしているその顔。とても淫らで美しく、そして愉快そうだった。
その表情が自分に向けられていると思うと、背筋に震えが走って止まらない。
つい先ほどまで、女を抱いていたことを忘れてしまう程、閉じ込めていた下半身のモノが、存在を主張している。
それすらも見通して、少女は笑っているのだろうと思った。
「キスをして、ルーク。貴方が一番望むところへ、貴方が一番求めるところへ、キスを」
「はい……」
もう既に、心は捕らわれていた。純心な騎士の意志よりも、強い欲望の方が遥かに勝った。
言葉が生み出される唇よりも、少女の最も大事なところへ、口付けたい。そうすれば自分は、もう逃げられない。
それが分かっていながら、視線が再び落とされていく。
「…………?」
視線を首筋まで落とした時だった。そこに、女のキスマークのような、唇の痣が浮かんでいるのが、見てとれた。
その時、何かを思いついた訳では無い。ただ、そこから発せられる力にそそられた。
自分を縛りつけているのが、少女の赤い視線ならば、その視線に力を与えているのは―――
「ルーク、どうしたの?」
蕩ける蜜を求めるように、痣へと触れた。
「―――ッ!?」
「ああああああぁぁぁっっ!?」
悲鳴が同時に闇を裂く。
「あ……ぐぅっ!?」
触れた指先から、何かが吸い取られていく。身体を、激しい疲労感が襲っていた。
しかしそれと同時に、支配していた少女の力が消えていく。
情欲さえもまた、指先から、首筋に浮かんでいた痣へ吸い取られていった。ルークの意識が戻ってくる。
「(なんだ、これ、魔力ってのが、吸われてるのか……!?)」
ひどく身体がだるい。息があがるというよりも、女を抱いてベッドから起き上がれないような、あの倦怠感。
それでも懸命に自分を取り戻すため、再び唇を噛みちぎった。油断は消えた。戸惑いも消えた。
「……あぁ、すごいのぉ……すごく、すごく、おいしいよぉ………でも、ダメよ、ルーク。私がまだ何も言ってないのに――――」
「それ以上、喋るな!」
赤い瞳さえ、見なければ!
片手を翳して、少女の瞳を覆う。瞬間、少女の動揺が腕を通して伝わってきた。
先ほどの妖艶さが嘘のように、少女もまた必死になって自分の両腕を伸ばし、ルークの手から逃れようとする。
「いや! やめなさい! ルーク! この手をどけて!」
その言葉にも、色香は強く残っていた。しかし動揺しているせいか、動きを止める程では無い。
力を必死に込めているのは伝わってくるが、騎士の位を持ち、日々剣椀を磨いている男に、力で叶うはずも無い。
割れた爪で必死に足掻いてくるが、それもまた無意味な抵抗だった。
ルークは残る片手を使って、上着から男物のハンカチを取り出した。
それを素早く少女の瞳の上に巻きつけて、頭の後ろできつく縛った。最後に空いた両手を使って、暴れる少女の腕を絡め取る。
「ひぅっ!?」
少女の全身が震えた。妖艶な雰囲気が消え失せていく。
ふぅ……と大きく息を零して、昂った感情を落ち着かせた。
「まったく、手こずらせてくれる……?」
立場的に優位になったからか、色々と余裕のある考えが思い浮かんだ。
なんだこの状況、大人の男が、裸身の少女に目隠しをして、腕を掴んで、見ようによっては、羽交い締めをしている。
しかも少女はうって変わって、小動物のように怯えていて、目元から涙が零れ落ちている。
「あ、いや、これは……違っ」
言葉は誰に届くことも無く、消えていく。掴んだ腕を放してしまえば、そのまま逃げられるかもしれない。
しかし少女は、ルークの意志とは裏腹に、不自然なほどおとなしかった。
「…………さま…………い…………なさい…………………」
「うん、なんだ?」
何か言葉を発した、というのは分かった。しかしそれは酷く震えていて、耳を傾けなければ聞こえない。
「御主人様……ごめんなさい……許してください……なんでもしますから………殴らないで、殴らないで、殴らないで…………!」
眼隠しをしたその下から、涙が幾筋も溢れてくる。震えは止まらなくて、とても演技には見えなかった。
「……」
力を込めていた両手がするりと抜けた。それでも、少女は逃げない。目隠しを解こうともしない。
ただ頭を下げて、ひたすらに謝り続けていた。その様子が酷く心に突き刺さった。
「大丈夫だ、怒らないよ。俺は君を殴ったりはしない。さっきは怒鳴って悪かった。とにかくこれを着て」
ルークは来ていた上着を脱いで、少女に被せた。それから頭を撫で続けた。壊れた人形のように謝り続けるその声が、治まるまで。
嗚咽は残るが、少女の謝罪がようやく止まった時、ルークは問いかけた。君は本当に魔族なのかと。そして答えは返ってきた。
「いいえ、私は奴隷です」
奴隷、それは遠い昔に禁止された事柄の一つだ。今では国の法によって、奴隷を求める人間こそ、真の奴隷だと言われている。
そんな言葉を閉じ込めて、法を宣言したのは昔の王だ。そしてそれを制約として作りあげたのは、国王に忠誠を誓う貴族たちだ。
さらに言うなれば、奴隷の多くを使役してきた者達もまた、貴族だ。
「……私のご主人様は、聖騎士です。王様の次に身分が高く、尊く、賢く、高貴な血が流れるお方です……」
感情の籠らない、静かな声。刷り込まれた意識をただ語る、雛鳥のようだった。
「……君は……」
ルークは将来を有望された騎士だった。騎士になるべき者の条件として、貴族であるというのが、絶対の条件として存在する。
しかしルークは、騎士という位に、盲目的になっている青年では無かった。理想を持ち、努力を重ねてきた。
その過程で様々な光景を見てきた。正しい世界も、正しくない世界も。
そしてなによりも、権力を持つ者が行使する悪こそが、時に最悪となる瞬間を、彼は実際間の当たりにしていた。
「……君の名前は、何て言うんだい?」
「ありません。奴隷に名前は不要です。奴隷は、奴隷なのですから」
「それなら、名前をつけよう。君が言っていた――サキュバス、だったかな。
頭の二文字をとって……サキでどうだろう。この国の名前としては、珍しく思われるかもしれないけど」
「分かりました。私の名前は、今からサキです」
「気に入らなかったら、そう言ってくれ。今、思いついただけだから」
「いいえ、ご主人様から授けられた物に、間違いなどあるはずがありません」
「……そんなことは無い、貴族だって間違いを犯すことがある。
中には間違いだと知っていて、もしくは間違いだということすら分からずに、過ちを犯す愚か者もいる。
恐らく君の主人も、その愚か者の一人だった」
「……いいえ、間違いは………ありま……せん」
「それならば、君は今ここで、その主人のことを敬愛していたと言えるだろうか」
「………わ、わたし、は………」
俯いて、必死に教えられた言葉を口にしようとする様子に、言った側から、自分が過ちを犯したのだと気がついた。
「サキ、悪かった。今のは心無い質問だった。許してくれ」
「えっ…………い、いいえ、そんなことはありません……本当です……」
頬を染めて俯く少女を、ルークは微笑んで頭を撫でた。小さな両手の掌が、与えられた上着をきつく握りしめていた。
「目は開けないで」
そう言って、瞳を閉ざしていたハンカチを解いて、自分の両手の中に戻した。サキは素直に目を閉じていた。
「サキ、君に伝えたいことがある」
「はい」
「俺の屋敷で、メイドとして働かないか」
「…………え?」
見上げられた視線が、少しだけ見開かれた。慌てて視線を強く閉ざして、ごめんなさいと謝る。
ほんのついさっきまで、この少女に骨抜きにされていたというのに。その差がとても可笑しかった。
「俺のことを、少しでも信頼出来ると思えたら、聞いて欲しい。でも、耳を閉ざして行ってしまっても、俺は怒らないから、安心して」
そう告げてしばらく待っていた。サキは戸惑うように震えていたが、それでも両足は一歩も動かなかった。
「ありがとう、サキ」
「……はい」
もう一度頭を撫でて、それからルークは自分の考えを、少女へ語りかけた。
「俺の両親は、昔から人を雇うことに、抵抗を持っているんだ。
自分たちで出来ることは、自分たちでやらないと、気が済まない人達でもある。
だから今はメイドが一人、馬番が一人いるだけだ。屋敷自体も他の貴族の家と比べると、小さなもんだ。
それでも、人の手が行き届かなくて、困ってる」
「……それで、私を……?」
「そうだね。ただし、一つ条件がある」
「条件、ですか?」
「あぁ。サキが俺の提案を受けるなら、悪いけどその眼を閉ざしてもらいたい。
気を悪くしないでほしいけど、サキの赤い瞳は、誰かを映している限り、きっとその誰かを不幸にすると思う。
もちろん、一人でいる時は自由にしていいよ」
じっと、時間が過ぎて行った。ルークは静かに待っていた。もう一度、その小さな口が開かれるまで。
「……どうして、私にそこまで、してくださるのですか?」
「疑ってる?」
「……はい」
ルークは静かに笑った。その少女の疑惑の言葉こそ、本心だと感じたからだ。だからルークもまた、自分の本心を素直に告げた。
「俺は自分のことを、まだまだ半人前だと思ってる。
それでも今の俺なら、この場で君に手を差し伸べることは、間違いじゃないと思えたんだ。
でも、サキが俺のことを信用出来ないなら、それはサキにとって、正しいことだよ。
俺が自惚れてる、ただのガキだったっていう、それだけのことだ」
「…………そんなことをおっしゃる貴族の方は、初めてです」
「そうかもしれない、だけど慣れてるよ。ハーネスト家の連中は変わり者だって、よく言われるから」
「……ふふっ」
サキの口元に、淡い笑みが浮かんだ。ルークもつられて微笑んだ。そして怖々と、ゆっくりと、手を伸ばしてきた。
支えを失って落ちかけた上着を、ルークが片手で支える。そしてサキの手は、ルークの手に残っていた、ハンカチを手に取った。
「……ごめんなさい、ご主人様。結んで頂けますか……?」
「ご主人様って言うのも、やめてくれないかな。ルークって、呼び捨てで構わないから」
「ルーク……様……」
どうしても、そこだけは譲れないらしい。まぁ、仕方がないかと苦笑する。そして再び、少女の両目を覆った。
「出来たよ。それにしても、今晩は冷えるな。あ、いや、上着は返さなくていいから。袖も通して構わないよ。遠慮しないで」
完全に立場が逆転しているなと思い、また可笑しくなった。
さっきまでは、この少女の前で跪いて、手の甲から、どこへやら、口付をするよう、言われていたはずなのだけど。
「それじゃあ帰ろうか。歩けるかい?」
「……はい、大丈夫です」
上着の袖ごと掴むようにして、か細い掌を優しく掴んだ。
闇の中を、二人はゆっくり歩いていく。そういえばと、ルークは今更ながら思い出した。
自分は朝になれば、士官学校へ赴かなければいけない。
もうじき上り始めるだろう朝日のことを考えて、今日はもう眠れそうにないなと、一人思ったのだった。
前半部終了です。
お腹が空いたので(性的な意味では無く)夕飯後、もう一度手直しをしてから、
残りを投稿させて頂きます。お目汚し失礼しました。m(__)m
前回のサキュバス=今回のサキュバスなのかな?
それとも冒頭の娼婦?どっちにしてもwktk
前回をもう一回読んで前回のサキュバス=今回のサキュバスと確信した
ようするにwktk
今北
とりあえず続きにwktk
>>771の続きです。お腹一杯になって、寝てました(性的な意味では無い)
サキが、ルークの家でメイドとして働くことになって、六年が過ぎた。
赤い瞳をした彼女は、あの時、本当にルークを誘惑していたのか。
そもそも、あの日から閉ざされた瞼の下には、本当に赤い瞳が見えたのだろうか。
ルーク自身ですら、もう定かには思い出せない。ただ、ルークにとってはあの日から、サキは大切な家族になった。
しかしその関係は、季節が一巡りする度に、危うくなっていた。
夜が明けて、太陽が昇り、再び夜が来る。それを幾夜も繰り返し、サキは美しい娘へと成長を遂げていく。
そのことをルークだけでは無く、両親や使用人たちも喜んでいた。
ハーネストという家は、夫婦揃って貴族の称号を得ているにも関わらず、同じ屋根の下で生活するならば、
誰もが血の通った家族だという考えを持っていた。
そんな両親の意志を、ルークは引き継いでいた。
だから、サキが綺麗になって、変わらず自分に接してくれるのは、嬉しいと思うと同時に、とても複雑であったのだ。
夜の帳が訪れ始めるその時間、自室にて書類の整理をしていたルークの元に、扉をノックする音が届けられた。
「ルーク様、失礼してもよろしいでしょうか」
「どうぞ」
扉が開かれる。内心、高まった胸の鼓動を抑えて、ルークはサキを迎え入れた。
その瞼には、常に布が覆われているものの、この家に来て既に六年が経っているサキにとって、
家の中を歩き回ることは、造作も無いことだった。
まっすぐにルークの座っている執務机に近づいて、適切な距離をとってから、恭しく頭を下げてみせる。
「……今、お時間は大丈夫でしょうか」
「構わないよ」
返事を返して、ルークもまた席から立ち上がる。屋敷の者はルーク以外、彼女が魔族であることを知らない。
念のため、そのことだけは伏せておいた。彼女は、目が見えない訳では無い。ただ、事情があってこうしている。
そんな風に、曖昧に言葉を濁しておいた。そのことを、誰も詮索しようとはしない。
ルーク・ハーネストという男が、理由も無くそういったことを口にはしないと、屋敷の誰もが信頼していたからだ。
しかしそれ故に、サキを連れてきた日から毎夜、こうして二人きりで会っていることも、知らないフリをされている。
「(ただ、最近は明らかに楽しんでるよな……俺の気も知らないで……)」
最近『変化があるとすれば、そろそろだな』という視線を、暗に向けられている気がする。
ルーク自身もまた、サキを守るべき家族から、一人の女性として見ていることを自覚していた。
しかしその気持ちを、素直に伝えることは出来なかった。
「……あの、では、お願いします……」
サキは振り返って、その華奢な背中をルークに向けた。
初めて出会った時と変わらず、その身体は、触れると壊れてしまいそうな儚さがあった。
襟元に手を添えて、布が僅かにずれる音が耳につく。少し傾げたうなじに、目が惹かれてしまう。
魔族の力では無い、サキという女性の色香に、ルークの心は締めつけられていた。
「(――――いい加減、そろそろ限界なんだよな……)」
夜、寝具に着替えてから、サキはこの部屋を訪れていた。痣に手を添え、魔力を供給するためだ。
まだ屋敷に来たばかりの頃は、お互いに正面から向き合ったままで、二人で雑談を楽しむ余裕があった。
しかし今はサキにも恥じらいがあり、お互いの立場を意識している節がある。
いつだったか、初めて背を向けられた時は、一抹の寂しさを覚えたものだった。そして恐らくその時に、サキのことを初めて意識した。
「(落ち着け、俺。サキは大切な家族なんだから……)」
いつも、その背に欲望が沸いた。それは日が経つにつれて大きくなり、今では抑えつけるのが難しくなっている。
後ろから、首筋にある痣に手を伸ばそうとすると、どうしても余計なところが気にかかる。
細くて、さらりとした髪は、指ですけば心地良いのだろうなと思ってしまうし、耳たぶの先が、少し赤いところも目に付いてしまう。
なにより、顔を近づけ過ぎてしまうと、服の隙間から、胸の谷間が見えることも――――
「(……平常心、平常心……)」
ルークにとってトドメになるのは、魔力には『味』があるということだ。サキ曰く、ルークの魔力はそれだけで美味しいという。
しかしその時の感情よって、魔力の微妙な『味付け』は変わってくるらしい。
欲情を覚えたまま痣に触れれば、それが彼女に伝わってしまうはずだった。
「(――――よし)」
意を決して、ルークがサキの首筋へ、痣のあるところへ手を添える。
「……ぁ」
小さく聞こえたその声を、ルークは必死になって聞こえなかった振りをした。
ただ、指先に与えられるぬくもりと、自分の中から失われていく魔力という力の喪失感、それに耽るように目を閉じた。
何も見えない。だけどすぐ傍らに、彼女がいる。
「(俺は、満足だから。君を大切な家族として守れている。それで、充分だから――――だから)」
痣に添えられたルークの掌。そこへ折り重なるようにして、サキの掌が重なった。
「……温かいです……」
「…………」
魔力は、ルークが彼女の痣に触れただけで、ゆっくりと吸い取られていく。
その他の手段としては、始めて出会った時のことを思い出せば、容易に想像が出来た。
きっと自分は、あの夜に、いつか花開く一輪の蕾を、見つけてしまった。
「サキ……」
空いていた手が、愛しい人を抱き寄せた。驚き、息を飲む彼女を無視して、唇を奪おうかと思ったその時だった。
痣に触れている手の甲に、鋭い痛みが走る。サキが、両手の爪を突き立てていた。
「……ルーク様、お願いがあります」
手が離れていく。サキがルークの腕から逃れて、振り返った。見えない赤の瞳が、ルークをまっすぐに見据えていた。
瞳に宿る感情は、怒りでは無い。戸惑うように揺れている。六年前の夜、初めて彼女と出会った時のように。
「私の過去を聞いてください」
「君の、過去?」
「はい。すべてを包み隠さず、お話します。奴隷になる前のこと、奴隷であった時のこと、淫魔であること、このお屋敷に来てからのこと
」
その突然の告白に、しばらくルークは何も言い返せなかった。ただ、手の甲に立てられた爪の痛みが、ひどく傷んだ。
ここで選択を間違えれば、二度と彼女と会えないような、そんな想いが沸き上がる。ルークはまっすぐに、静かにサキを見つめ返した。
彼女の言葉の真意を考えていた。
「――――分かった、君の過去を聞こう」
「……はい」
顔を俯かせて、辛そうに言葉を絞り出そうとするサキ。それを制するように、ルークは「待って、サキ」と囁いた。
「ただし、一つ条件がある」
「条件、ですか?」
サキはそう言ってから、思いだしていた。六年前、初めて手を差し伸べられた、あのやりとりを。
ルークは静かに頷いた。大切なものを愛おしむように。
「君の過去をすべて聞いた時、俺は君を愛していると言うだろう。その時は、サキのすべてを見せて欲しい。
赤い瞳も合わせて、包み隠さず、君を愛したい。……だから、過去を語った後で、そのまま何処かへ消えたりするのは、許さない」
「―――っ!」
目の前の男に、彼女は強く抱きついた。嗚咽を零して、あの時の夜のように、何度も、何度も、ごめんなさいと謝り続けた。
優しく頭を撫でられながら、涙が止まらない。彼女は問いかけた。あの夜を思い出すようにして。
「……どうして、私にそこまで、してくださるのですか?」
「さっきも言ったよ。君を愛しているってね。それより、サキこそどうなんだい?」
言葉が喉までせり上がる。それを、躊躇いが押し留めた。しかし魔族である彼女は笑う。生まれて初めて、心の底から優しく微笑んだ。
「……私は、ルーク・ハーネスト様を、愛してます……私は、貴方が……欲しいです……」
その言葉は、サキにとって、全存在をかけるに値する言葉だった。
夜の帳が深く、深く、落ちていく。月明かりを遮る部屋の中、六年の歳月を経て、淫魔は蘇る。
キスをした。お互いの舌を感じ合う、お互いを深く絡み合わせる、長い、長い、キスをした。
その間に、二人の着ていた服は床に落ちていく。
彼女の姿が、生まれた時のものになった時、肌を寄せ合うように寄り添って、ベッドを軋ませた。
昼間、メイドである彼女の手によって変えられたばかりシーツに、じわりと汗が染み込んでいく。
「……ルーク様」
六年ぶりに誰かを宿した赤い瞳には、涙が浮かんでいた。目の前には、鍛練を欠かさずに行っていた、逞しい身体が浮かんでいる。
それがゆっくりと、降りてくる。
「……ぁぁ!」
身体の一部が微かに触れる。頬に手を添えられて、そして耳元で囁きかけるように、問われた――――怖い?
「いいえ、こんな気持ちは……初めてです」
両腕を回して、愛しい男を抱きしめた。精一杯、力を込めて。
「ルーク様、一つ、我儘を言ってもいいですか……?」
「勿論。俺に出来る事ならね」
「……私を、大事にしてください」
「今までも、大事にしていたつもりだけどね?」
そう言って、少し楽しそうに笑われた。からかわれているのだと分かって、回していた背中に、爪を立ててみる。
すると、仕返しにとばかり、耳たぶを甘く噛まれてしまう。
「ふぁ……っ!」
「初めて聞いた。そんな可愛い声」
また、愉快そうに笑われてしまう。その優しい声を聞いて、嬉しくて、悔しくて、ただ、ただ、背を回した両腕に力を込めた。
「……知りませんよっ……魔族を怒らせたら……っ!」
「怒らせたら、どうなるんだい?」
「怒らせたら、こうです――――――!」
首筋の痣が、赤い瞳に力を与えていく。そこから見えざる触手が溢れ出て、二人を包み込む。
「ぐ……うっ!?」
意識が遠ざかっていく。身体の束縛が無くなったように、心が軽くなった。自分の中へ、深い闇の底へと堕ちていく。
そこに、幾重にも鎖が巻きついた、重厚な扉が現れた。しかしその扉は今、ギシ……! と鈍い音を立てて隙間を覗かせている。
扉の中から、野生という名の黒い獣が、ここから出せ、と吠えたてる。
「可愛い子……さぁ、扉を壊し、轡を解いて……理性の鎖を立ち切りなさい……」
「あ……」
蕩けるような蜜の声に、下半身のモノが、限界まで勃起する。ぬちゃりと、先端が、露を満たし始めたその先に触れる。
細くしなやかな女の指が、男の背と首を、つぅ……と撫で上げた。頭の中が、白い光で満たされていく。
理性が音を立てて、砕かれていく。
「――――サキッ!」
最後の理性を振り絞り、男は愛しい人の名を吠えるように叫ぶ。
ベッドのシーツを限界まで握りしめ、歯を食いしばり、最後の鎖が粉々に砕けるのを、どうにか耐えた。
「君が好きだ! 愛してる! 君が過去のことを悔んでいるのなら、それも含めて! なにもかも! すべて! 君という存在を奪う!
人である君も! 魔族である君もだ! だから――――――泣かないで」
再び背に両腕が回された。
「貴方が好きです、愛してますっ! ルーク様! ルーク様! ルーク様! ルーク様ぁぁぁっ!」
自分を繰り返し叫ぶ声。もう限界だった。束縛が音を立てて、解かれた。
「………んうううううううっっっ!!!」
舌をねじこむように、口付けた。優しく、愛を囁くような余裕はもう欠片も無い。
荒々しく乳房を掴み取り、その柔らかな感触を掌の中に閉じ込める。
両足を押し広げて、反り立つモノを、愛液で満ち始めたそこへ、押し込んだ。
「…………!!!」
か細い腰が大きく跳ねた。しかしそれを男の筋力で抑えつけ、腰を激しく振り、彼女の肉襞に齧りつく。
入れ込んだ肉棒に、彼女もまた、激しく食らい付いていく。
「(あぁ、ルーク様の魔力が伝わってくるっ! もっと、もっと! 私の中にきてっ! 食べさせてっ!)」
お互いの口腔を行き気している吐息が、たまらなく熱い。抑えきれない欲情が吹き荒れるごとに苦しい。
心臓が悲鳴をあげている。激しくリズムを打つその音に、彼女の秘所を打ちつける音が響いた。背に回してた十指に、力を込める。
ごめんなさいと謝りつつ、爪を立ててひっかいた。ガクガクと腰を震えさせる度に、意識が消し飛んでいく。
感情の高なりが、抑えきれない程に高まってくる。
「(ダメぇ……! 私、このままじゃ……っ!)」
苦しい、苦しい、苦しい。淫らに、甘く、愛しい色に包まれて、身も心も耐えきれない程に、苦しい。
全身を上りつめた想いが、溢れてくる。魔力を閉じ込める器は、既に彼女の心を制御出来なかった。
「(死んじゃうっ! 死んじゃいますっ! イかせてください、ルーク様っ!)」
しかし最奥にて膣を打ちつけるモノの動きが、止まった。
閉ざされていた唇が離されて、ねっとりと混じり合った二人分の液体が垂れ落ちていく。
冷たい空気を求めると共に、舌が無意識にそれを求めようとした時だ。
「君の、声を聞かせて」
「―――!!」
再び挿入は開始される。打ちつける勢いは、先ほどの比では無かった。あまりにも激しくて、全身が熱い。
男の下にあって、思うように動かない四肢が、行き場の無い力を求める先は、男の身体しか無い。
「あああっ! ああああっ! ダメえええっ、ズルいですっ!!」
淫らな声をあげて、男を喜ばせるのは、淫魔にとって、最も得意とすることだった。
しかしその声を聞かれるのが、今はたまらなく恥ずかしい。
愛している人に全てを知って欲しいのに、それは耐えようも無い程に恥ずかしい。
対極にある二つの感情がもどかしくて、狂ってしまいそうだった。せめて声だけは聞かないで、
そう思ってキスを迫っても、寸でのところでかわされてしまう。
「い、意地悪……! 大事にしてくれるってっ! あ、あぁっ! 言ったのにっっ―――そこ、ダメええええぇぇっ!」
もうどこが熱いのか、分からなかった。
もっとして欲しい。もっと感じて欲しい。もっと注いで欲しい。
貴方が望むなら、望むだけ、私は淫らに踊ってみせるから。だから、私のことを、もっと―――――!
「サキ……ッ! 愛してるッ……!」
その言葉に、心が喜ぶように悲鳴をあげた。
最も大切な場所で暴れている熱の塊が膨張するのを感じて、心臓が大きく飛び跳ねた。
苦しげな男の表情が、それでも淫らに口を開けて求めている自分を、見つめているのが分かった。
耐えがたい快感と、恥辱が、ぐちゃぐちゃに混ざりあう。意識が爆ぜて、消し飛んだ。
『ぁぁぁああああああああああああああっっっ!』
声は重なり、一つとなる。互いの内側に溜まったものは、一気に吐き出され、混じり合った。
魔力を大量に含んだ白い液体は、器から溢れだして、泡を立ててシーツの上へと零り落ちていく。
甘い触手が繭と化して、幾重にも、二人を包み込んでいるのが心地良かった。
何も考えられない程気持ち良くて、何も考えられない程、幸福だった。
「……こんな、に、すごいの……初めてです……え……あ、また……っ!?」
ゆっくりと戻ってきた意識が、再び白く溶けていく。様々な感情を膣内に吐き出されても、男の動きは止まらなかった。
膣内に収まりきらない精液が、雨のように、ベッドの上に滴り落ちていく。
「やんっ……あ、だめっ! またきちゃうっ! だめですっ! ルーク様、これ以上、んっ! されたら! お身体が、ああああぁぁっ!?」
「分かってる……けど……っ!」
止まらなかった。魔力という未知の力が、彼女に吸い尽くされていた。
幸福で、意識が半ば朦朧としていても、それでもまだまだ彼女を求めていた。
自分という存在は全て性となって溶けて、彼女に吸い尽くされるのかもしれない。
そう思った時、一際甘く淫靡な香りが、男の視線をとある場所へと吸い寄せた。
『もう一度誓いなさい。この子を守り、幸せにして、生涯を共に歩んでいくと。貴方の存在全てを以て、ここへ誓いなさい』
首筋の痣、女のキスマークを模した、淫魔と契約した証。その言葉は、放たれる濃い色香が生み出した、幻聴だったのかもしれない。
それでも男は微笑んで応えた。強く、強く、心の中で。
『誓うよ。俺は自分の存在全てを以て、サキのすべてを、守っていく』
『それならば、ルーク。私に口付けすることを許しましょう。主人に忠実な犬では無く、私に並び、歩く者として』
『素敵なプロポーズだね。嬉しくて、涙が出るよ』
『あら、下等な人間に、魔族の私がここまで言っているのよ。ご不満?』
闇の中に、妖艶な笑みが浮かんで見えた。だけどそれは、不思議と優しい笑みでもあった。
『――ありがとう、サキュバス。君もまた、彼女を見守っていたんだな』
『勘違いもいいところね。私はただ、おいしい餌が食べたかっただけよ』
『素直じゃないね』
ふん、と拗ねたようなサキュバスの声を聞いたような気がした。
そしてゆっくりと、彼女の首筋に浮かぶ痣へと、顔を近づけていく。唇で触れた、その時だった。
「……えっ!? ダメ! ルーク様! ダメですっ!」
彼女の味と共に返ってきたのは、淫魔が最も好む、魔力の味。それは魂が求めているような、甘い砂糖水のようだった。
例えるならば、一滴すら潤いの無い砂漠の中、全身が干からびた時に見付けた、オアシスだ。
身体が歓喜に震えて、水を、貪るように求めていく。
「あああああっ!? ダメです、ダメ、ダメっ! そこ、吸っちゃだめえええぇぇ!!」
その彼女の悲鳴とは裏腹に、ぐつぐつと、身体が火照るような力強さが戻っていく。再び感情が高まって、耐えられなくなる。
痣に口付けたまま、軽く甘噛みをして、挿入した自分のモノを、加速させていく。
『なぁ、サキュバス。これで俺も契約をして、魔族になるのか?』
『バカなことを言わないで。貴方、自分が言ったことを覚えていないのかしら。
彼女を守ると言ったのは、その脆弱で、愚かなヒトの身体でしょう。
貴方はこれから、ヒトとして、魔族である彼女を守りなさい。……せいぜい、頑張ることね』
そして、幻聴は何処かへと消えていった。
ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃりと、淫靡な音が一層、激しくなって聞こえてくる。
「あああっ!? ル、ルーク様っ! お願いですっ! 待って! 少しでいいからぁっ!!
このままだと、私、溶けちゃう、溶けちゃうよおぉっ……!」
「――――そんな君も少し見てみたいな」
「……ッ! ルーク様の、馬鹿ぁ……あ……そこ、らめええええええぇぇっ!!!」
言葉は続けられなかった。頭の中が真っ白になって、再び全身が男の魔力を貪っていく。
感情を司る力、魔力。それは二人の間を、絶え間なく巡り続けた。
いつしか陽は昇るだろう。明けない夜は無いのだから。けれど、二人の夜はまだまだ続くのだった。
**(おしまい)
以上です。読んでくれた方、レスくれた方々ありがとうございました。
人と魔族(サキュバス)の甘い話を書いてみたかった。
けっして、深夜にイケメンが幼女に誘惑されて、上手く丸め込んで家にお持ち帰りして、メイド服を着させて、
自分好みの女性になるよう大切に育てあげて、我慢できくなくなったところで味見をして、
今後は、自分がいないと生きていけないようにしてしまう話。そんなのが書きかった訳では―――――あります。
>>783 ぐっじょぶでした!
寝ずに待ってた甲斐があったです
明日仕事だけど気にしない!
やっべ属性全部入りだ
よかったー
光源氏モノは時代を超えて愛されるロマンですな
GJ!
さて自分も妄想を頑張って形にしてみよう。
>>783 GJ! なんだが、後日談を読んでみたい。
一夜明けたら抜け殻になったルークがいそうで怖いな。
りりむキッスって漫画あったよな
>>783 GJ
パソゲーの図書館のは良かった。
爺さんが若返るとか、
ツンツン石竜とか、
デレデレ火竜とか、
好きな設定ばっかだった。
サキュバスをイかせたら、奴隷に出来たりしないかなぁ。
サキュバスクエストか
ツクール版のヤツやったときに、興奮しすぎてカレー吐いた覚えがある
今じゃそうでもないんだろうが・・・
>>789 サキュバスも悪魔の一種なら、そういう契約はできないかな?
先に逝った方が101年と1日の間絶対服従するという条件で
ベッド上でご主人様決定戦。楽勝を疑わなかったサキュバスの前に
現れたのはとんでもない逸物であった…とか。
パソゲーという表現を久々に見た気がする
>>791 このスレの住人なら既読だと思うが、
鏡裕之のネット小説『巨乳教室』がまさにそういう設定だった。
淫魔をイカせたら奴隷契約を結ぶことができるけど、
普通の人間なら、イカせるどころか前戯だけで腹上死確実。
そんな淫魔をイカせられる能力の持ち主が「淫魔使い」で、
主人公はペニスを回転させられるとか、ホースのように射精できるという異能によって、
次々と淫魔を奴隷にしていく……という話。
>『巨乳教室』
読んでないけど学校ごと淫魔界に飛ばされる話ですね、わかります
>>793 もみぃ!もみぃ!!
いくつあるの?
のやつか。どうせなら完結させてほしかったな
>>795 今作者は商業作品でリメイクしてるな
『ブラバスター』って題名で。
…聖天使4人に逆レイプされるシーンは、
むしろオマエラがサキュバスなんじゃないかと小一時間(ry
性天使もある意味淫魔的な存在だよな。
>>796 そうなの?
ちょっと見てみたい気も‥‥。
チェックしてみる。
情報トン!
ブラバスターは良作。二次元ドリームはダメなの多いが、あれはイケた。
ネットで買えないかな
二次元ドリームはノベルズも文庫もサキュバス率が悪いしな
文庫のハーレム物でヒロイン全員サキュバスとか、有りそうで無いし
小説もエロゲも陵辱系のおまけでたまにガチな吸い殺しや逆レイプ入ってたりする確率多いけど
逆にさきゅばすとか平仮名で書かれてるタイトルのはただ角生えたロリで和姦多い法則
サキュバスハーレムと言えば、デビルエクスタシーに期待してたが、見事に期待外れで解ってなさすぎる作者に怒り心頭だった…
いつの話だ
巨乳教室は鬱話ばっかなのに、レイプが無くて落ち込んだ。
誰かサキュバスの嫁ネタでなんか書いてくれー
サキュバスに寸止めプレイされたい。ってサキュバスは精液が欲しいからしないか…
濃いのが好きなグルメサキュバスなら寸止め攻撃をしてくるかも
孤独のサキュバス
うおォン私はまるで精液専用便所だ
精液って男の子の味だよな。
何でも言うこと聞いてくれるサキュバスと同棲して甘えたい
そして搾られたい
>>811や前にもこのスレで話してたけど
サキュバスに立場的とか精神的には優位(飼ったり養ってる側)だけど
肉体的にはもう完璧に依存してるとか好き
コスプレ・シチュエーションプレイ・フェチプレイその他諸々の色んなプレイを
全部快く引き受けてくれるさっきゅん、いいなぁ。
そうした方がさっきゅんも美味しい精を搾れる訳だし。
そうか、夢の中ならどんなシチュでも自由自在…夢魔にとっては
たやすいことか。
そんな餌に釣られるかムマー!
「私の力を持ってすれば、どんな夢でも望みのままよ。さあ、どんな夢が見たい?」
「う〜ん…遊園地乗り放題!」
ショタな夢魔さんの道のりはまだ遠いようです。
>>802 全くその通りでフイタw
しかもひらがなの方はどっちか言うと立場が逆になっている
悪いわけじゃないんだけどさあただイカされてるだけじゃただの淫乱悪魔だもんなあ
819 :
無題:2009/04/20(月) 02:15:18 ID:39WlLUHQ
その女は、腕が無かった。
と言うよりも、末端から徐々に崩れてゆくようだった。
「ゲシュタルト崩壊症候群」
女は底の澄んだ綺麗なハスキーボイスを滑らせた。
「ゲシュタルト崩壊症候群──形を失ってしまうの」
女はふらふらとソファに腰掛ける。
しかしそれは腰掛けたのではなく、身体を支える脚の先が崩れ始めたからであった。
女は脚を組む。
素箆かな太腿の深淵に、雄性を幻了する淫惑の付け根が見え隠れした。
その爪先はぼろぼろと崩れ、落下して大理石のマーブルに当たる度、
コーン、と甲高い音を立てて弾んだのち、床に落ち着いた頃になって、
思い出したように砂のような粒子になった。
それが煤茶けた唯の砂ならば、悍ましさにつき動かされて、あるいは逃げ出す事も出来たかもしれない。
だがその粒子ときたら、まるでルビーを砕いた様な、何処までも澄み渡った透明な深紅だった。
──舐めてみたい。
まず、男はそう思った。
女はソファに座ったまま、どんどん崩れてゆく。
女の前に跪き、男は身を屈めて、女だった粒子を舐めた。
無味。
だがその粒子は、口の中で徐々に融け、ふっ、と一握の香りを男にもたらした。
えも言われぬ、深く、噎せ返る様な、血の香り。
だがその血の香りは不快では無く、むしろ男を強く昂奮させた。
床じゅうを這いずり、男は女のかけらを舐める。
じゃりじゃりとした食感は唾液に融け、混じり、男を満たして行った。
だがあるいは、それは男を喝えさせて居たのかもしれない。
男は女を見上げた。
もう女には、肩から先と、太腿から先が無かった。
残った太腿を、女が開く。
男は導かれる様に、女の陰部に舌を這わせた。
腕も太腿も崩れてしまったのに、女のそこだけは妙に艶めいていて、爛々とその魅力を凝らしていた。
男はついに辛抱の限界に達したと見えて、腕も足も無い達磨のような女に覆い被さった。
重なった身体が揺れる度、二人の身体はより深く繋がった。
男は何度も高まったが、それは幾度目かを数える隙もなく続いた。
やがて男は、自らの身体も末端から崩れ始めたことに気付いた。
だが、それは頭や腕、足などの末端からであり、いつまでも男の身体は動き、快感を渇え続けた。
女は何故か、男が達する度に、失っていた手足を取り戻していった。
やがて男の身体は皆崩れてしまい、女の中で尖端だけが蠢いていた。
女は取り戻した手で男の最後の部分を摘み出し、床に放った。
コーン、と大理石にぶつかり、砕け散る。
「ありがとう、貴方、なかなか美味しかったわ」
女は黒い霧になり、床に染み込む様に姿を消してしまった。
ウィークリーマンションの一室。
『IT企業社長の男性が失踪しました。
自宅として利用していた六本木ヒルズに帰宅した直後から一切の足跡が消えています』
女はテレビから流れる朝のニュースを聞き流しながら、昨夜の“食事”を想起していた。
──ふーん、社長だったんだ。
ほぼ、興味はない。
食べてしまった食事の材料など、今更知って何になろう。
女は立上がり、つるつると全部の服を脱いでしまう。
タオルを持って、浴室へ。
シャワーのレバーを回して、
「んにゃーーー!」
叫んだ。
完全に水だった。
給湯機のスイッチを忘れたのかと思い、確認。
スイッチは入っていた。
「な、なんでお湯出ないの?!」
女は半ギレで管理人室に電話を掛けた。
「もしもし、管理人さん!私のとこのシャワー、水しか出ないんですけ、ど……あ!」
捲し立ててしまってから気がついた。
電話機の近くに重ねてあった、クレジットカードの明細。
確認してみると、クレジットの引き落としで残高が不足し、ガス代が払えていなかった。
「あは、ははは!な、なんでもないです!朝からごめんなさいね!」
ガチャリ。
受話器を置いて、女は自分の迂闊さを呪った。
GJだがなぜオチを持ってきたwwwww
822 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 14:25:38 ID:BOo/T2Wz
復讐少女の更新まだかなぁ・・・・
>>820 食事以外は人間っぽいサキュバスってありだなあ
なんかこういうの可愛い
「うう〜寒いぃ。くそ〜」
女は適当に身体を拭いた。
パジャマ代わりのキャミとジャージパンツを着て肩にバスタオルを引っ掛け、携帯を持って玄関へ。
サンダルをつっかける。
何処かへ出掛けるのかと思いきや、すぐ隣りの部屋の前で携帯をかけた。
「もしもし、私、メリーさん。今玄関の前にいるの」
『間に合ってます』
ブチリ。つーつー。
通話終了。
女はおもむろに扉を蹴り始めた。
どん!どん!
喧嘩キック、もしくは長渕キックと呼ばれる、非常にガラの悪いキックだ。
女が三度目のキックをかまえた時、
ガチャリ
扉が開いた。
「ああーもう!朝から五月蠅いです!」
中から現れたのは、黒い髪が美しい妙齢の女性だった。
ただし、おかしな事に、その女性には耳が四つあった。
普通の耳の他に、頭の左右に、滑らかな墨色の髪を掻き分けて猫の様な耳が、ぴん、と生えていた。
実は、彼女は猫又なのだった。
女は猫又に謝る。
「ごめんね。ちょっとガス止められちゃってさ、シャワー貸してくんない?」
「リアルでガス止められる人、もといサキュバスって初めて見た……
ってか、頼み事しにいく家にイタ電とかドア蹴るとか無くないですか?」
「あ、シャンプー忘れた。借りるね」
「聞けよ」
女──サキュバスは全然悪びれず、勝手知ったる状態(同じマンションだから当たり前だが)で猫又の部屋に上がり込んだ。
「チーッス、姐さん。おはよっす」
と、サキュバスに声を掛けながら部屋の奥から出て来たのは、金髪碧眼で犬歯の鋭い、色素の薄い優男だった。
猫又のヒモである、ノスフェラトゥのヘルマンだ。
「おはようヘルマン、シャワー借りるね。それと姐さんて呼ぶな。搾り尽くすぞ」
「うひゃーこえぇ」
適当にあしらってシャワーへ。
ちなみに、猫又は夢魔の一種であり、やはりサキュバス同様に精髄を啜って活力を得る。
猫又とノスフェラトゥの性交はなんとも奇異で、猫又がノスフェラトゥの活力を下で啜りながら、
ノスフェラトゥが猫又の首筋から血を啜る。
性と食が真に一体となっているのだ。
シャワーを浴びながら、サキュバスは少し羨ましくなった。
繋がれば相手を殺してしまう夢魔にとって、永遠のパートナーなんて望んでも不可能である。
猫又はソープ嬢をやって精髄や金を稼ぎ、ヘルマンに貢いでいるが、
それはサキュバスにとって涎が出るほど羨ましい関係である。
(いつか私も……もし、ヘルマンが靡いてくれるなら、それでもいい……)
なまじ終わりの無い生を過ごしていると、その寂しさは時に堪え難いものになるらしかった。
皆さんこんにちは。人間牧場ネタ+αで今試験的な物を一本書いています。
それと皆さんのSSを見ていてふと思ったのですが、投下量はワード10枚くらいで良いでしょうか?
それとも一話ごとの展開をさくさく進めるために1.5倍くらいにした方が良いでしょうか?
>>825 ワードで何枚というより、行数で考えることをお勧めします。
この板は1レス最大60行です。一回の投下は5〜10レス程度が
一般的のようですから(区切りが悪ければもう少し長くても
大丈夫と思いますが)、一回の投下は600行以下というのが
一つの目安になるでしょう。
ワードで書くなんて律儀だな
828 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 19:44:29 ID:4lpmTerd
ワード10枚の奴はまだ投下しねーの?
男に心底惚れて、食べたいけど吸い殺しを恐れて葛藤する(いっそ病むくらいナーバスなってもいい)純情サキュバスをだれか書いてくれ
>>829 「恋人」と「餌」は別物と割り切って他の男を吸い尽くしてから
惚れた男に甘えに行きなさい。というか、他の落ちを思いつかない。
…いや、思いつくが悲しいことになるかご都合主義になるかしてしまう。
「あなたの全部欲しいよ…でも…ヒック」って泣いちゃうくらいのが欲しいです
どなたか文才ある方プリーズ
>>830 まあ確かにそこからラブいちゃハッピーエンドは都合良すぎるけどさあ
和姦じゃ温いっていうのはたまに思いはするよ
「さきゅばす」になっちゃうよなぁ
吸い過ぎないように加減や自制心を身につけていく過程があるといいかも
Hしたいところをキスで我慢したり
いい男を面前にして「お預け」とかの調きょ…もとい、特訓を受けるわけですね。
>>826 有難う御座います。
>>827 すみません。推敲作業をやっている内に時間がかかってしまいました。容量も省く所を省いたら8ページ分くらいに……
>>828 それが自分のスタイルでして……w
あと今のところ自分の書いている夢魔の性格としてはある意味
>>829に近いのですが、何とも間の悪い事に、考えている展開としては最終的に
>>830>>832にかなり近くなっていました。
なので、これから10分後に専ブラ使って投下はしますが、「和姦」とか「温い展開」が嫌な方はNGにして下さって結構です。
それから今回出る設定には、人によっては「サキュバスの王道」から外れていると感じる可能性もあるので、そんな方もNGにして下さって結構です。
草木も眠る丑三つ時。一つの影が高度1000m辺りの所を飛んでいる。
それは人かと訊かれれば大体の容姿は似ているが、大きく違うポイントがいくつもあった。
まずその影の頭の部分には、山羊の様に大きく湾曲した一対の角があった。
それに臀部の辺りからは長く鞭を連想させるかのような尻尾も生えている。
そして最大の特徴とも呼べるのが、自分の身をすっぽりと覆うくらいに大きな背中の翼だった。
そのどれもが魔の眷属に位置する者の形をしている。
影は周囲を見回したが、月明かりが分厚い雲に隠れて完全に消えている中では、それは無駄な試行でもあった。
「ん〜。ここで一番強い退魔師ってどこにいるって言ってたかなぁ?」
年の頃十二、三歳を想起させるような、割とキーの高い可愛らしい声がその辺りに響く。
少女は母親から与えられたある命令の下、長く住み慣れた世界から離れ、人間たちの住まう世界にやってきたのである。
しかしその命令がまた珍妙な物であった。彼女の住む世界の事情を知らない者からしてみれば怪訝な表情をされそうなものである。
「ママ……どうしてあんな事を私に……?」
いくらぼやいても命令は命令だし背く事は出来ない。少女は溜め息一つ吐いてもう一度周囲をよく探し回る。
「えーと……確かこの近くの山にある霊石寺っていう大きなお寺にいるはずなんだけど……あっ!あそこかな?」
目的の場所を見つけられたのか、少女の声を持つ影は漆黒の翼をはためかせ、ゆっくりとその寺があると思しき場所へ降下していった。
ざわめきを残す色鮮やかな繁華街を背にするようにその山は聳え立っている。
そして山の頂上にある大きな寺、霊石寺の一室で、目鼻立ちの整った綺麗な白衣姿の青年が燈台の明かりを元に写経をやっていた。
が、綴られている字は自身の姿とは正反対に極めて汚い。一応隷書体で書いているようだが、本人でなければ判別不可能なほどだ。
ただそんな風に書いているので、山と積まれていた写経用の巻物はサクサク減っていく。
その合間に彼は懐からタバコを一箱取り出し、その内の一本口に咥えると何の躊躇も無くそれに火を付ける。
それから机の端に吸殻入れを置き、自身は紫煙を燻らせたまま汚い字の写経に戻った。
汚いのはそれだけではない。机の周りには度数がゆうに40%は越えている酒の入っていたであろう一升瓶がゴロゴロあったし、高価そうな花札や賽、手垢のびっしりと付いたスロット関連の雑誌が乱雑に置いてあった。
それらは青年が真面目に自分の職務をやっているとは到底思えないと回りに印象付けるのに十分過ぎるほどだった。
……ここ霊石寺は日本中に退魔師を送る、言わば退魔師の総本山のような所である。
何百人もいる退魔師の卵を育てるその場所で、青年は文武において特別抜きん出た才能を発揮していた。
十二歳の頃にこの寺の門を叩いて以来、今現在弱冠二十二にして退治した魔物の数は大小強弱を含めおよそ万を越えている。
また解決した魔物関係のトラブルは、今は亡き前退魔師総帥が同い年の頃解決した数に至っていた。
故に次期総帥を継ぐのは彼しかいないという状況になっているのだが、周囲の者達はそれに関してかなり渋い顔をする。
というのも彼は、日常の言動からして聖なる職務に帰依するつもりなどさらさら無く、飲酒上等、喫煙上等、博打上等に女犯上等という破戒ぶりを周囲に見せ付けていたからであった。
普通ならば破門されるべき立場なのだが、希代の実力を持っている故に、幹部の者達はどうしても彼を手放す事が出来ないのであった
……十分ほど経ったろうか。青年はタバコの灰を吸殻入れにトントンと叩いて入れ、再び口に咥えた後で写経に戻る。
その瞬間、青年の筆の動きが止まった。完全に密閉された部屋の空気が極幽かに揺らめくのを感じたからだ。
霊石寺全体にはいかなる魔族も寄せ付けない符術が二重、三重に施されている。
加えて青年を中心点とするこの部屋には、青年が自らの力で編み出した独自の強力結界がそれ以上に厚く張り巡らされていた。
それが揺らめくという事は……
青年は腿の横から、退魔の術式が施された弾を装備したIMIデザートイーグル.50AEを静かに、しかし目にも止まらぬスピードで取り出す。
そして振り向くことも無く、間髪入れずに後ろに向かって片手で十発は撃った。
すると、何とも情けない「ひぃやぁぁっっ!!」という声が起きる。
やっぱり……ここがどんな場所かも知らない超ド級におバカな魔族が迷い込んで来たか。
そう確信した青年は右手に50AEを、左手に同じ様な退魔処置の施されたワルサーPPK/Sを持ち、大きく穴の開いた障子を蹴破って素早く外に出る。
外は月明かりも何も無い闇が広がっており、相手を探すのは無理なように思えた。しかし、青年は周囲の空気の律動から容易く相手を見つけ出す。
ものの三秒と経たない内に、彼はある方向に向かってワルサーの銃口を向け、今度は三発放ってみる。
すると銃弾は確実に何かを捕らえたらしく、バスッという音と共に「きゃあっ!!」という声、そして木の葉が何かに擦れる軽い音に次いで、ドサッという重い音が辺りに響いた。
青年は小さく舌打ちをする。不意を着かれたとはいえ、ここまで来るのに弾丸を十三発も無駄にしてしまった。
しかも相手はまだ消滅したわけではないので油断は出来ない。
どこに逃げ込んだのか、札を燃やして起こす霊灯を使って探そうとすると、後方から騒ぎを聞きつけた年下の退魔師達がどやどやと駆けつけてきた。
「優人様!如何なされたのですか?!」
「なんでもねぇ。取るに足らねえクソ野郎が一匹来ただけだ。」
「そ、それなら我々にお任せを!」
松明を掲げた退魔師の一人がそう言うと、青年……優人は一度落ち着くためにタバコを一本懐から取り出してライターで火を付ける。
「テメエらは戻って写経の続きやってろ……クソ野郎の相手なんざ俺一人で十分だ。」
「しかし……卵達に経験を積ませるのも上の役目……」
「聞こえなかったのか。俺は戻れっつったんだ。」
190近くの長身から出される気迫に声をかけた退魔師は半歩後ずさる。それから直ぐに集まっていた退魔師達は自室に戻っていった。
全員がいなくなったのを確認した後、優人は改めて狙撃した相手を探すために近くの森に入る。
そうして暫く探していると掲げている霊灯が暗闇の中に何かを映し出した。
それは外見から推察されるであろう年齢に反して、かなりグラマラスな曲線美をしたサキュバスだった。
大きな特長とも言える白く湾曲した一対の角。優人の放った弾丸によって傷ついてはいるが、黒く大きな翼もある。それに御丁寧に先がハート型をした尻尾まであった。
優人はその場にしゃがみこみ、今度は顔や体付きの全体像を調べていく。
髪は良く出来たミルクティーのような色。綺麗な細い眉に、大きく幼ささえ感じられるような垂れ気味の目。
要素が要素だけに引き付けられるが、深紅のルージュが引かれている唇の下から見える尖った一対の牙、そしてピアスの開けられた笹の葉を連想させる程長く尖った耳で意識は元の世界に戻ってくる。
そして体型はというと……確実に西瓜くらいはある形の整った二つの胸に、大手出版社の漫画単行本一回りくらいの細いウェスト。そして子供の一人や二人は楽に出て来れそうな安産型の尻。
腕や腿といった枝葉に当たる部分も、細すぎず太すぎずなかなかに良いバランスを保っている。
それらを全て、白シルクで統一された布面積の小さいかなり扇情的な衣装と、妖しい文様の入った肘辺りまである手袋が申し訳無さそうに覆っていた。
そして……アクセントのつもりかどうかは分からないが、首元に鈴の付いたチョーカーがあった。
これだけ据え膳がなされているのである。性的に見境の無い奴なら、相手がサキュバスだろうと何だろうとこの場でヤッていることだろう。
だが優人はやれやれと言わんばかりに溜め息を吐き、そのサキュバスの身を軽々と持ち上げた。
いつもなら問答無用で消し去っている筈のサキュバス。だが優人は何となく気が咎めた。
何故かは分からない。だが簡単に殺してしまっては惜しい。そう思ったのだ。
それから一時間ほど経ったろうか。件のサキュバスは十二畳ほどありそうな優人の部屋の中で目を覚ました。
はっきりした意識下で自身の翼をゆっくり動かしてみると、驚いた事に銃によって開けられた風穴が何事も無かったかのようにぴったりと閉じられている。
だが、目覚める前に撃たれた人間によって体の自由がある程度利かないよう、強固な術式による処置が施されていた。
しかし、口もきけないという状況ではなかったために何とか話す事ぐらいは出来そうである。
「気がついたか。」
ふと、自分を気遣う、それでいてぶっきらぼう極まりない声が聞こえてくる。
誰だろうと思って横を見ると、筆や硯といった古風な筆記用具を片付けている一人の美青年がいた。
室内は明かりがあったが何分暗い。だが彼以外に誰も彼女に声をかける者がいなかったために、サキュバス少女は恐る恐る声をかけた。
「えと……見逃してくださいまして有り難う御座います。私はフィーナと申します。あのぅ、すみませんがお名前を教えて貰えませんか?」
「断る。」
いっちょまえのサキュバスとは思えないフィーナの丁寧な頼みを、立膝をついている優人は咥えていたタバコに火をつけようとしながら冷たい声で無碍に断った。
「あうぅ……名前が無いんじゃ困りますよう……」
「魔族相手に名乗る名前はねえ。」
元から無口で、話す時も常時気怠げに一文、二文と割合必要最小限の事しか言わない優人。これでは取り付く島も無い。
どうやって話を進めていけばいいのかフィーナがおろおろとしていると優人の方から端的に質問がなされた。
「何用だ?」
「えっ?!あ、はい!あの……実は私、ママからある事を言いつけられたんです。それで、それを実行するためにどうしても強い退魔師としての力を持っているあなたが必要になったので……」
そこまで聞いた時に優人はタバコを口から外し、白煙を正面にいるフィーナに向かって思いっきり吹きかける。
タバコの臭いに慣れていなかったのか、煙を思いっきり吸ってしまったフィーナは目に涙を浮かべてむせかえる。
優人は、地獄の悪魔も風邪を引きそうなほどに冷たく刺す様な目でその様子を見つめながら言う。
「アホか、テメエは。もっと上等な嘘を吐きやがれ。」
「う、嘘じゃないですぅ。ホントに頼まれたんですよぅ。」
フィーナは冴えたマロン色をした目を輝かせながらどこまでも真剣な表情で言ったが、優人は顔に出さないまでも完全にそれを馬鹿にした調子で聞いていた。
しかし、幼い外見とはいえ相手はサキュバスなのだ。週に一度、常に自身の心にかけている‘精神の封印の術’を解いた上で女遊びのために街へ行く優人がぐっと来ない訳が無い。
やがて優人は小さく溜め息を吐き、タバコを口から離した後、‘精神の封印の術’をほんの少し緩め、頬杖をついた状態でフィーナに話しかける。
「写経後の気晴らしだ。身の上話でもしろ。」
それを聞いたフィーナはやっとほっとした顔を見せる。
「あ、有り難う御座います。私はご覧の通り魔界から来たサキュバスです。男性の精気を糧に生きる生き物です。」
「んなこたぁ見りゃ分かる。本題を話せ。」
「は、はい!……私達は昔から男性方の精気を吸い取って暮らしていたのですが、人間達が高度な文明を持ち出した頃から人間達を飼う事にしたんです。
私達の性欲はもう物凄い物ですから、限定された人数の人間を衰弱死するほどに搾り尽くすより、もっとより沢山の人々から少しずつ搾り取っていった方が、効率も良いし人間達とのバランスも崩れないことに気付いたんです。」
「牛乳を男のそれと間違うようなアホ共が考えたとは思えないな……」
「ううっ!……と、とにかく、齢五百年の我らが女王、アーシャ様がそう決められたのです。でも……それに従おうとしない者達が現れまして……」
「要ははみ出し者ってことだろ。」
「じ、自分だってそうじゃないですかぁ……」
そうフィーナが言うと、優人は問答無用で.50AEをフィーナの頭に向かって突きつける。
ぎょっとしたフィーナは床に手を着いて平謝りする。
「す、すみません!すみません!……それで、私達サキュバスは一人前になるタイミングを個人の任意で決められるんです。
その一人前になる時、試練として一度に百人くらいの男性を相手にするのですが、アーシャ様の意に背く者達は一気にその5倍とも10倍ともいえる男性を相手にするんです。
そうなると、人間で言う満腹中枢みたいなものが機能を失ってしまい、完全に理性的な判断が出来ないようになってしまうんです。
私達の様な普通のサキュバスは一日に一回五人程の男性を相手にすれば体の渇きは落ち着くんですが、彼女達……『フォールン・サキュバス』は一日の内に昼夜問わず、常に合計約50人の男達を相手にするんです。
中には実際に死んだりした男性、死ぬまではいかなくても長期に渡って昏睡状態に陥ったっていう男性もいるんです。
最初は絶対的な数が少なかったので、みんなある程度楽観視はされていたのですが、事態を重く見たアーシャ様が終に『フォールン・サキュバス』の討伐を宣言なされたんです。
でもそこに来てある重大な問題が出て来ました……」
「サキュバスはサキュバスに対してのブチのめし方を知らない……か?」
「はい。ですので、ある者は素性を隠しながら、またある者は今回の私の様に正直に事情を話しながら退魔師の方々に協力を仰いだんです。
でも、当然の事ながら協力を貰えるどころか問答無用で殺されたり、稀に協力してもらっても『フォールン・サキュバス』によって快楽の虜になった後で殺されたり……なかなか事態は進展しませんでした。
その時、最高の実力を持つ退魔師としてあなたに、そしてその折衝役として私に白羽の矢が立ったんです。
だからお願いです!日常生活……よ、夜の生活は絶対に損はさせませんから、私に協力して下さい!!」
一通りの話を聞いた優人は何も言わず、近くにあったコップに酒をなみなみと注いでいき、それを一気に飲み干す。
やっぱり駄目なのかな……?そう思ったフィーナは思わぬ言葉を耳にした。
「つまりはその『フォールン・サキュバス』って奴らを片っ端からブチのめしゃあいいのか?」
「あのぅ、処置に関してはなるべく浄化って手段を取ってもらえませんか?私達の間でも殺すというのはあくまで最終手段なので……」
「殺るモンは殺る。その為なら俺は手段を選ばんし、手加減もしない。」
流石に幾つもの魔族を討伐してきた優人なのか、かなりさらっとした調子で答えた。
しかしそれでも一応手応えはあったということだ。フィーナははにかむ様に笑って続ける。
「そう……ですか。あの……一応協力有難う御座います。あと……その……名前で呼んで頂けませんか?」
「やなこった。テメエなんて‘テメエ’で十分だ、エロ山羊。」
「エロ山羊?あのぉ、それって何なんですか?」
「サキュバスはエロいんだろ……それとその山羊っぽい角でエロ山羊。そう呼ばせてもらうぞ。」
「あううぅ……ちゃんと名前で呼んで下さいぃ……」
「やかましい。終いにゃ下僕にするぞ。」
フィーナは下を向いてしょぼくれる。
それを見ながら優人は立ち上がり、自身にかけた‘精神の封印’を解いていく。
魔力的な物を感知したフィーナが上を向くと、優人が自分に歩み寄って来ていた。
「あの……どうしました?」
「ふう。前にこの術式を解除したのは三週間前だったな。やっと暴れられるな。
今日に限らずここ二週間半は散々な日が続いたし……マジで疲れたよ。」
「へ?」
フィーナが間の抜けた返事をすると、優人はしゃがみ込んで彼女の顎をぐいと持ち上げる。
その目は先程まで感情無き目をしていたが今は違う。これから女性を引っ掛ける誘うような目をしていた。
口ぶりもクールさは残っているが、さっきよりかは何と無く優しくなっているし、割と饒舌な方になっている。
「あんた、サキュバスなんだろ?なら、この状況で男と一緒にやる事はたった一つに決まってるだろ?
それにあんたは力を発揮してちゃんと『フォールン・サキュバス』を見つけなきゃいけねえんだ。ま、早い話がエネルギー充填だよ。」
その言葉にサキュバスの本能を目覚めさせたのか、フィーナの顔がぱあっと明るくなる。
それに釣られる形で優人はフッと小さく笑った。
「安心しろ。俺は体力回復の符くらいたんまり持ってる。例えあんたが一時間とかからずにこの場で俺を10回イかそうが、
十秒とかからずに直ぐに元に戻る事は出来る。さあ、‘めくるめく快楽の世界’とやらをおっ始めようか?」
投下終わります。何かコンピューターの調子がおかしいらしく長いこと投下時間に間を空ける事になりました。
寸止め……の形にはなってしまいましたが、続きは必ず載せたいと考えております。
実はエロシーン省いて『創作発表』板のふさわしいスレに載せようかな?と何度も迷いましたが、結局こっちにしました。
次の回辺りに今回出てきた二人の簡単な紹介も載せようかと思います。
因みに……自分は脳内で勝手に、サキュバスの声を『某未来人』、破戒僧の声を同じ『某破戒僧』にしたりして楽しんでたり。
ではなるべく近い内にまた投下します。NGならはっきり言って下さって構いません。どんな言葉もお受けします。
wktk
フィーナはSEXの時受けか攻めか、そこが問題だ
次回の更新wktk
これは楽しみ
M気質でレイプ主体で食べるサキュバスが好き
「たくさん苛めてくれてありがとう…♪」と言うサキュバスの上では腹上死してる男的なやつ
ちょいと6レスばかし投下させてもらいます。
スレの趣向に沿っていれば幸いです。
氷を投げ入れると、ウォッカは蜂蜜色の渦を巻いた。
俺はそのウォッカを一息に飲み干す。
喉が焼けつくように痛み、肺は熱気に膨らむ。
――あと 何発できるだろう?
蕩けそうな倦怠感に包まれながら、ぼんやりとそう考えた。
※
事の始まりは14年前、俺がまだ大学生で一人暮らしをしていた頃だ。
その蒸し暑い夜、コンパで誰も連れ帰ることが出来なかった俺は、目当ての女の子を想いながら悶々としていた。
その枕元へ突如、若い女の姿が浮かび上がったのだ。
始めは金縛りかと思った。だが女がベッドへと覆いかぶさってきたとき、俺は違うと気付いた。
それは幽霊と呼ぶにはあまりに肉感的で、芳しく、そしてあまりに美しすぎたからだ。
女は一糸纏わぬ丸裸で、肌は西洋人のようにうす白かった。
胸は掌から余るほどに大きく、腿は細く引き締まっているが腰は丸みを帯びている。
いい女だ。陳腐な表現だがそうとしか言いようがない。
女神像がそのまま具現化したような、男に本能的に抱きたいと思わせるカラダだ。
淫魔。
脳裏にそんな言葉がよぎる。
その瞬間、やつは俺の心を読んだかのようにうすく微笑んだ。
『こんばんわ。新鮮な精をたっぷり溜めこんでいるのは、あなた?』
女は俺の上へ覆い被さったまま手を触れてきた。
豊かな胸が震え、青白く光るような腕が俺の体に伸び、その表皮の全てからは
石鹸のようなえもいわれぬ安らぎの香りが立ち上っている。
俺の頭は緩慢にその情報を捉えていた。
女が触れると、俺の着ていたシャツの繊維は手品のようにはらりと解ける。
『…わぁ……』
脇にシャツがめくられた後、女はどこかあどけなさを感じさせる瞳でそう言った。
俺は高校時代には陸上でそれなりに鍛えていた。
女はその俺の胸や腹筋を撫ぜながら、じっと俺の目を覗き込んでくるのだ。
人に見つめられるということがどれほど緊張するか、この時俺は思い知った。
「はッ……、あ……は、ぁ…………っ!!」
胸を撫ぜられる、それだけで俺は疾走したように息を切らしていた。
女はそんな俺を母親のように優しく見つめ、今度は手を腹筋より下に差し入れてきた。
また服の繊維がほどけ、隠すべき部分が外気に晒される。
むうっと男の匂いが立ち上るのが俺自身にも解り、ひどく恥ずかしかった。
だが女は匂いに動じるそぶりもなく、ゆったりとした動作で逸物の根元をつまんだ。
奴がしなびたそこを扱きあげた瞬間、
「うっ!」
俺は物の中にひどい痛みを覚え、声を上げてしまった。
『お若いですね』
女がそう囁き、さらに扱く。俺の逸物にはその動きに合わせて熱い血が通い、
たちまちにそそり立ってしまう。
『ふふ、脈打ってる』
女の嗤いのあと、逸物はその白い手にくるみ込まれた。
『力は抜いておいて下さい。今、“通じさせて”あげますから』
女はそう言った。その不可解な言葉の意味を、俺はすぐに思い知る。
「ああっ!!い、いぃいイクッッ!!!」
数分後、俺は女のような声を上げてベッドでのたうち回っていた。
女の、人間であれば手コキと呼ぶべき責めは絶妙だった。
女の手の中はどんな女性器とも比較にならないほど心地いい。
逸物の真ん中にある硬い芯をすり潰され、その周りの海綿体をふやかされるような、
そんな感覚が脊髄を巡り続ける。
背中は汗にまみれ、足は力をなくして投げ出しながら、腰だけが深くベッドを沈ませた。
『すごい、まだ出てくるんだ』
やわらかく握られた逸物からは、コップに注げるほどの精が溢れ出ている事だろう。
女はその精の全てを桜色の唇で受け止めているようだった。
その飲み干す顔の、なんと幸せそうな事だろう。
やはり彼女は淫魔だ、とその時俺は確信した。
何時間が経ったのか、ひょっとしたら数十分しか経っていないのか、
女はようやくに俺の逸物から手を離した。
『お疲れさまでした。ちょっと、搾り過ぎたかしら』
女が俺の前髪をかき上げる。視界が汗で滲んでいる。
『うっとりしちゃって…おいしそう』
女はそう言って俺の上に跨りなおし、そっと秘部を覗かせた。
俺は思わず息を呑む。
滲んだ視界に映る、鮮やかな桜色をした薔薇の花。
極上の霜降り肉でもこんなに美味しそうに見えたためしはない。
『いただきます。』
女は俺の逸物に手を添え、目を閉じて味わうようにゆっくりと腰を落とす。
女の胎内は至高の世界だった。
熱いか冷たいかさえ感じられず、ただただポンプのように精液を吸い上げられた。
いくら若いとはいえ、一度果てればそれまでと思っていた射精が何度でも訪れるのは、
全く未知の体験だった。
『ああっ、凄っ、凄い!もっと、もっと奥へ、もっと沢山下さいっ!!』
女の方も良いのだろうか、髪を振り乱して笑みを見せた。
――俺は、この娘に犯されている。
蕩ける思考の中、その考えだけが浮かぶ。
この淫魔を前にして、俺は今、生物学上オスとされた乙女でしかない…と。
そしてそれが心地いい。
その夜以来、彼女は毎日俺の夢枕に立つようになった。
彼女はリリスと名乗った。
だがそれは『日本人』というようなレベルでの種別であり、彼女固有の名は無いらしい。
ともかくも、俺とリリスは毎晩のように身体を重ねた。
俺は数年間女に飢えていたし、リリスは俺の精が気に入ったと言う。
お互い性にまつわる利害が一致したわけだ。
だが、俺とリリスの性欲はまるで桁が違った。
俺が若さにまかせて抜かずの4・5発をしても、リリスには前戯にすらならない。
枯れ果てて限界が来るのは俺ばかり。
そうなれば、自然と2人の時間は俺からリリスへの奉仕が多くなる。
たとえばベッドで脚を開いた彼女を後ろから抱きかかえ、首筋に舌を這わせながら秘部をくじる。
そうやって気分を高めながら回復を待つのだ。
『ああそこ、凄くいい…』
リリスは脚を開いてうっとりとした声で言う。
淫魔の性感許容量はやはり人間とは違うらしく、彼女はいくらGスポットを責めても、淫核を撫で回しても涼しい顔をしていた。
……始めのうちは。
人間は、暫く食事を減らしていると胃が小さくなる。
それと同じなのかは解らないが、彼女も次第に俺の愛撫に反応を示すようになっていった。
『あらあら、今日は頑張るんですね』
出会って一年になる頃、クンニを続ける俺にリリスがかけた言葉だ。
俺はこの言葉に違和感を覚え、それは彼女の汗を見て深まった。
リリスには淫魔としての矜持がある、性に関して生半可なことでは動じない。
その彼女が俺のいつもの愛撫に対して、明らかな昂ぶりを見せているのだ。
「感じてるのか?」
『そんな、まさか…あ、……………ぃッ……!!』
返す言葉の最後、彼女はイく、という言葉を飲み込んだように見えた。
それにその事実に関わらず、彼女の恥じらいの場所は滴るほどに潤みきっている。
まるで人間の娘のように。
思えばリリスはこの時、俺という人間と親しくしすぎたのかもしれない。
精を貪るという本能を二の次に、人じみた愛撫に興じた。それが一年だ。
そうすれば淫魔も人間に近づくのではないか。
俺がその結論に至ったのは、リリスが身篭っていると知らされた後だった。
『淫魔に子供は、いらないの』
リリスは困ったような顔で腹を撫でた。
『仲間内からも色々と非難が出ていて……もう、ここには通っちゃいけないみたいです』
「そう、か……」
答えようがなかった。子種を生みつけたのも俺なら、彼女を人間に近づけたのも俺だ。
こういう場合は、男の責任の方がきっと重い。
『ごめんね』
今にも全てを背負い込んで消えそうな彼女に、俺は一つの提案をした。
「産んだ子供を預からせてくれないか。きっと幸せにしてみせる」と。
それから幾月か後。
朝日の差し込む部屋の隅に、毛布に包まれた泣き声が飛び込んできた。
俺は彼女を亜理紗と名づけた。
亜理紗は母親に似て見目良く、歳の割に発育も良くすくすくと育った。
性格にも素行にも全くの問題が見られず、淫魔の娘ということで気負いしていた俺が肩透かしを食らうほどだった。
…彼女が初経を迎えるまでは。
『ねぇもっとよ、もっと出るんでしょう?』
亜理紗に赤飯を炊いてやった日の翌日、俺は仕事帰りの路地で偶然に彼女を目にした。
彼女は路地裏で一人の少年を壁に押し付けていた。
相手はいつも仲良く遊んでいる同級生だ、喧嘩でもしているのだろうか。
そう思ってよく見ると、それは喧嘩などではなかった。
亜理紗は少年のズボンをずり下げ、手と口でもって精を搾り出していたのだ。
少年は泡を噴いて立ち尽くしている。幼い男根は痛々しいほどに屹立し、冗談の様な量の精液を足に垂らしていた。
亜理紗はその彼からなおも精を搾り出し、手にした昆虫採集用の瓶に白濁を溜めていた。
よく見れば犠牲者は少年一人ではない。地面にはさらに3人が下半身を露出させ、ぴくりとも動かずにいる。
俺は即座に踵を返し、その現場を後にした。そして公園で顔を洗い、頬をはたいた。
寝ぼけているのだ、そうに違いない、と思う為に。
現実は変わらない。
帰宅して亜理紗の部屋を覗くと、彼女は服を全て脱ぎ捨て、椅子に座りながら何かに耽っていた。
覗けばその左手には昼間の精液を溜めた瓶があり、右手は股座に差し込まれている。
もう随分長いこと自慰に耽っていたのだろう、椅子の座部は濡れて変色し、淫核は固くしこり立っている。
「亜理紗、何してるんだ!!」
俺は夢中でその右手を取った。指の先から飛沫が跳ね、メスの強烈な香りが部屋に漂う。
「あ、おとうさん…。おとうさん、おと……おと、こ。おとーさんの、みせてぇ……!」
俺は思わず右手を離していた。心の底からぞっとする目をしていた。
『淫魔に子供は、いらないの』
そうか、…そういうことか。
「れぇ。 お とうさん…?」
亜理紗は椅子から崩れ落ち、這うようにして俺の元へ近づいてくる。
西洋人形を思わせるぱっちりとした瞳、うすく朱の線を引く唇、齢13にして既にただ事ではない青い色香を纏わせたカラダ。
俺が作ったのだ。俺が、造ってしまったのだ。
このまま俺が逃げても、彼女はどこぞの男どもを喰らい続けるだけだ。
自分がなぜそんな事をするのかもわからないままに。
なら……俺が、せめて犯される理由のある俺が、彼女の相手をするしかない。
※
ようやくウォッカが効いてきた。精力剤と喧嘩をして最悪な気分だが、身体は十分に熱い。
俺は意を決してリビングの扉を開けた。
そこには胡坐縛りに縛められ、二穴に轟音でうねるバイブレーターを捻じ込まれた愛娘がいる。
「おとぉうひゃん、ひんぽ、おひんぽ…くらひゃい……」
アイマスクと猿轡を外せば、途端に彼女は潤んだ瞳で懇願してくる。
まだ13の小娘ながら反則的なほど男心をくすぐる哀願。
俺は彼女の秘部から剛直を引きずり出し、代わりに痛いほどいきり立った逸物をその愛らしい割れ目に突き入れる。
熱くうねる胎内にたちまち射精感を覚えながら、俺はまた歯を喰いしばる。
――あと 何発できるだろう?
THE END
ごちそうさまでした。
ちょっぴりホラーな話でGJでした。
これで安眠できる…
その娘は俺がとめてやる
大人になったらサキュバスなんだろうか。
不思議な感じがする。
大変おもしろかったです
人間の自我が混ざるとサキュバスになりきれないのか…かわいそうに
でも面白かった
むしろ恥じらいがあるサキュバスとかが生まれてとても可愛いかも
餌とわかっていても相手に見られるのが恥ずかしいので、夜這い主体になっちゃう
人間の勇者を愛してしまい、その男が亡くなったがためにシスターとなったサキュバスと、
彼女の愛した男に瓜二つの戦いしか知らない戦士の少年のラブロマンスが書きたい。
抑圧されていた淫らな本能を抑えきれずに誘惑してしまうシスターサキュバス萌え的なヤツ。
人間を好きになりその人がいなくなったからシスターになったサキュバス…。
まんまmabinogiのクリステルさんだなw
マビノギにはそれ単品で物語作れそうな濃いエピソードあるNPC多いしな
マビノギ意外と有名だな
俺もエピソード2まではやってたぜ
いまでもときどき衝動的にやりたくなる
クリステルと魔術師(名前思い出せない)の関係は素敵だよな
たしかなんかの神話がもとになってるんだっけ
>>860 恥ずかしい
↓
相手が覚えてなければOK
↓
吸い殺しちゃえ♪
というのを受信した。
プロットともよべない筋書きまで書いて力尽きることが多い奴、俺以外にもいる?
これもしかしてコレ、『書キュバス』に書く気を吸われてるんじゃなね?って思うわ。
てか、みんなうまい上に根気があってうらやましい。精進せねば><
すみません、初投稿致します。
みなさんは中々独創的で凝った設定のサキュバスをお書きのようですが、
私は心情・情景描写とか語彙の豊富さにどうも難があるので、
とりあえずシチュ頼みの簡素な作品に仕立ててみました。漫画用のプロットを更に雑にしたようなVIPのSS程度のものです。
内容はよくある中世ファンタジーモノで、 ショタ勇者×スタンダード(?)サキュバス となっております。
7カキコ分ぐらいですが、よろしければ、お目通しをお願いいたします。
塔の頂上から降りた先のようやく見つけた隠し部屋で少年を待ちうけていたのは、
クリスタルの鎖に吊るされた裸同然の女の姿だった。
天女の衣に闇の念が宿った様な汚れた紫の薄布を身体に巻き、
緑の宝石をあしらった、乳房の頂や股間だけが隠れる紐の様な
黒光るハイレグアーマーに身を包んだその女の身体には、見慣れぬものが据えられていた。
腰まで届くか否かというほどのなだらかにうねったワインレッドの髪の間からのぞく獣の双角。
虫の膜翅のように白く透き通った色をした、ワイバーンの様な鈎爪つきの大きな六枚の翼は、
その背に小さくたたまれている。それは明らかに魔の眷属の証しと見て取れる代物であった。
艶かしい肢体を繋がれたその女は、リリオが彼女に語りかける前に口を開いた。
「やはりきたのね。彼らを倒し、たった一人でここまで登ってくるなんて、流石は天聖の血を受けし勇者。できるわね」
幼き勇者は仔犬の様なブラウンの瞳を微動だにせず、まっすぐに彼女の貌を見つめながら訊く。
「月の石の剣は、ここにあるんでしょう?」
「あるわ」
女はリリオに髪色と同じ色の瞳をあわせたまま、彼の姿を見返した。
麻織りな布で作られた羊飼いの服に、鋼板を織り込んで造られた簡素な鎧に身を包み、
身の丈に似合わぬ一間半もあろうかというハルバードを手にした奇異ないでたち。
その仔犬のような一見眠たげにも見える涼しげな瞳と、空色の短く細やかな髪。
愛らしくも凛とした顔立ちは、勇者というよりは、どこかの国の王子かと見違えそうなものであった。
女はうっすらと笑みを浮かべた。リリオの頬が、すこし赤らんだ。
「しかし当たり前のことだけど、私を倒すことができなければ、あなたのものにはならないわ。
我が名はエイレーネ。さあ、まずは私を解き放ちなさい」
「そうはいかないよ。それは罠だ」
僅かに震えを感じながら、リリオは身構えた。
「……フフフ、さすがに賢いわね。褒めてあげるわ」
エイレーネは長い睫毛の美しい瞼をとじてそう言った。
「月の石の剣をわたしてくれれば、傷つけたりはしないよ」
「あら、強くて賢いだけじゃなくて優しいのね。おねえさん、そうゆう子、好きよ」
「!?」
エイレーネの双眸が再び開く。
「特に……賢すぎないところがね」
パリィィィィン!!!!
彼女を繋いでいたクリスタルの鎖が、突然砕け散った。
エイレーネは笑みを浮かべながら、リリオに向けて左手をかざした。
「!? うわぁぁぁぁっ!!」
砕け散った鎖の欠片が舞い散りリリオの身体を襲う。
素早く吹き付けるように飛来するクリスタルの破片は、麻布の鎧は一瞬にしてズタズタに傷つけた。
「ぐぁっ! ……どうして? 精霊鋼の力が、なんで湧き出てこないんだ……!」
エイレーネの理力は凄まじく、リリオは軽々と吹き飛ばされ、そのまま仰向けに壁を背にするように倒されてしまった。
透き通った六枚の翼が小さく拡がり、彼女は鎖の欠片を纏うようにして床を離れる。
「残念だけど、あなたはもう罠にかかっていたのよ。この塔に足を踏み入れた、その時にね。
この塔は霊気を封じる力の場。この塔で放たれた力は私へと流れてくる。そうゆう罠よ」
翼を畳みながらを彼女はリリオの前へ降り立った。
「でも安心なさい。私もあなたを傷つけるつもりはないわ」
「く、くるな!」
エイレーネの左手が再び彼に向けてかざされる。
「くるな! くるなぁっっ!!」
リリオの身体が中に浮かべられ、大の字の格好で壁へと押し付けられた。
ヒュヒュン!! ヒュゥン! ヒュヒュン!!
鎖の欠片がリリオの両腕へと飛来してゆく。リリオは身体を揺すって激しく抵抗するが、
エイレーネの強大な理力の前にはなすすべもない。
ハルバードは、虚しく床に転がっていた。
キッ!キッ!と音を立てながら、クリスタルは彼の両腕を取り込んで鎖の形を取り戻してゆく。
「うれしいわ。あなたのような珍しいオカズにめぐり合えるなんて……」
「お、おかず……?」
「さあ、あなたの身体を見せてもらうわよ」
エイレーネの慣れた手つきが、ズタズタになった麻布の鎧を解いていった。
「やめるんだ! なにをするんだよ!」
上半身を裸にむかれたリリオが叫んだ。
「ふふ。それはね、とってもきもちいいことよ……。ああ、なかなか逞しいじゃない。
このぶんなら、相当いやらしいおちんちんが期待できそうね」
「えっ……」
エイレーネは身体を屈ませると、その慣れた手つきを、リリオのズボンへと差し向けた。
「やめて! そんなところ見られたらボク、はずかしい……」
生えかけの恥毛に守られ、まだ鞘に納まったリリオの幼い性器は、あっさりと彼女の目の前へ晒されてしまった。
「ふふふ、思った通り。かわいいおちんちん」
「だ、ダメっ!! 見ないで!」
「まだ小さいのに、こんなにパンパンになってる……」
その意に反していきり立ってしまっているリリオの幼い性器を、エイレーネは左手で下手から手に取ってそう呟いた。
「うっ……、放して……」
「いいわ、放してあげる」
「えっ?」
「月の石の剣もあげるわ。ただし……おねえさんを最高にエッチな気持ちにさせてくれたら……ね」
「イヤだっ! ボクはそんなことをするために、この塔へ来たんじゃない!」
「そんなこと、私には関係ないわ」
エイレーネは少しリリオから後ずさると、その胸の前に両手を重ねるように組みあわせた術位をとり、
六枚の翼を大きく広げた。
「私は、この塔に入り込んできたエサを頂くだけよ」
エイレーネの左手の中指がハイレグアーマーの上から、
陰唇の中心から陰核に沿って、ゆっくりとなぞるように愛撫を始めた。
「……ぁっ あぁん……。ねぇ、おねえさんのオナニー見て……」
エイレーネがうっとりとし始めた。上目遣いのいやらしい目つきでリリオを見つめながら、
右手はアーマーの下の左乳首を直に、左手は上から股間をなぞりながら、淫らな息を立てている。
(!! み、見ちゃだめだ……!)
リリオは強く目を閉じた。
「あぁ……。だめ……おねえさんの身体、見て……」
「イヤだ! そんなことしないっ!」
「んっ…… そんなこと言って…… おちんちんは、こんなに……
ぁあん…! 坊やのおちんちんかわいい…… あぁん おちんちん… あぁぁん!」
内股に腰を下ろしながら、エイレーネは激しく身悶えた。指の動きが少しずつ早くなってゆく……。
「ねぇ、坊やもエッチになって……。おねえさんの匂い、嗅いで……。ぁぁ……」
エイレーネの六枚の翼が桃色に輝き始めた。
(なに……このにおい……? 甘くて…… ううっ…!)
リリオは必死に目を閉じて抵抗していたが、流石にその息まで止めることはできなかった。
翼から放たれた淫気は、すぐにリリオを侵食していく。
(あれ……。なんだか……きもちいいや……)
「あっ あっ あっ あっ あぁぁぁ……! おちんちん… 私のオカズ… あぁん!」
リリオは尚も目を閉じて抵抗していた、しかし、エイレーネの淫気は確実に彼を蝕んでいた。
(あっ……おねえさんの姿が見える……? どうして……?
目を閉じてるのに、おねえさんの……ハダカよりエッチなカラダが…… えへへ……)
「見えるでしょう… おねえさんの… 身体……。イきそうなの……。
ねぇ見て……。おねえさんがイくところ、見て……」
リリオの思考力が、意志が、エイレーネの中に堕ちてゆく……。
(えへ… えへへ…。ダメだよぉ……おねえさんのカラダ、エッチなんだもん……
でも、目を閉じてもおねえさんのカラダが見えちゃうなら……。
えへへ… 見ちゃおう。おねえさんのカラダ…… おねえさんの ぁあ… ぁぁっ…!)
リリオの瞼がゆっくりと開かれる。
彼の目の前では、彼の脳裏に浮かんでいたものと同じ光景が繰り広げられていた。
翼を広げて淫気を放ちながら、自分をネタに自慰に浸る淫らな女……。
その指が、その目が、彼女のすべてが彼を欲しがっているように、リリオには見えた。
「ふふ… やっと……見てくれたね」
「お、おねえさん……」
「ぁっ……。これでもっと気持ちよくなれるわ。さぁ……たっぷり私を視姦して」
リリオはとろりとした目つきでエイレーネの身体を見つめた。
(おねえさん、なんてエッチなカラダつきなんだろう……。
腰がとってもくびれてて、ハイレグがお股に食い込んでて、おっぱいが見えちゃいそう……。
えへへ…… なんだかボクまできもちいいや。おねえさん…… えへへ……)
恍惚の笑みを浮かべながらエイレーネは激しく身体を弄り、少年に見つめられる快楽に喘いでいる。
「あふぅっ…! もっといやらしい目で見て……。デレデレしながらおちんちんの先を濡らしなさい。あぁあぁん!」
「ぅぅ……。おねえさん……エイレーネおねえさん……!
ボク、おかしくなっちゃったよぉ。敵のおねえさんを見て、すごくエッチな気持ちになってる……!」
「いいのよ。……それでいいの あぁあん!」
リリオの表情に苦悶のような色が漂い始める……
「ハァ… ハァ…! だ、ダメ……ボク、おかしくなっちゃった。
おちんちんがヘンなの……。はぁっ、おちんちんがすごく……ああっ! で、でるぅっ!」
ぶぴゅっぴゅぅぅぅぅ…っ!!!
リリオは、吐き出してしまった。白濁した彼の液が、床にぴちゃぴちゃと飛び散った。
彼の身体は完全にエイレーネの翼から放たれた淫気に冒されいた。
身体を触れずにさせられてしまった始めての奇妙な射精の快感に、リリオは打ち震えた。
「あ……どうして……。ボク、イっちゃったの……?」
全身の力が抜けてゆくのを、リリオは感じた。
「ああん。いけない坊や。私より先にイっちゃうなんて……」
少し残念そうな顔をして、エイレーネは自慰にひたる手の動きを遅めた。
「お、おねえさんのチカラなんだね……。すごい……すごくきもちぃ……ああっ、また!」
ずぴゅぅぅ…っ!!!
焦点んの定まらない目をエイレーネより少し上に向けたまま、リリオは精液を、ふたたび床に飛び散らせた。
「うふふ。でも、すごくイイわ。美味しそうな匂いが漂ってくる……。
あぁっ、だめ我慢できない」
ぺろっ… ちゅるちゅる…
エイレーネは思わず床に飛び散った精液をなめとり始めた。
じゅるじゅると音をたて、右腕を床について這うようにしながら、左手は陰核を愛撫したまま……。
「んっ……んはぁっ。おいしぃ、勇者様の精液。クォーターエルフで半天聖の人間の汁って、こんな味がするのね……」
愛おしそうに、リリオの顔を見つめると、エイレーネは再び床の精液をなめだした。
「ああっ、ダメだよおねえさん。そんなの、汚いよ……」
2度の射精でしぼみかけたリリオの陰茎が、這い蹲るエイレーネの姿に反応し、
ふたたびムクムクとふくらみ、そそり立ち始める。
「おねえさん……ボクのせーえき、そんなにおいしいの?」
「んっ。えろん……。おいしいわ。床まで食べてしまいたいくらいよ……」
「じゃあ、もっと出してあげる。……だから、お尻……見せて」
激しく顔を紅潮させながら、リリオはそう言った。
「あら? 坊や、お尻が好きなの?」
「うん。おねえさんのおっきなお尻、太ももも、大好き……」
「それなら、おねえさんにお願いしたら、後、向いてあげる。
『おねえさんのお尻見せてください。お願いします』っていうのよ」
「ええっ? や、やだよ……恥ずかしい」
「それじゃあ、お尻は見せてあげないわ」
「そんなぁ……。ううっ、おねえさんのいじわる。ボク、すごく恥ずかしいんだよ」
「だめよ。人にはちゃんとお願いするものよ。
それに… こんなに精液を出すところを見られて… まだそんなこと… 言うの?」
エイレーネは、陰部を弄り回す左手の動きを止めない。
「おねえさんは人じゃないじゃないか。人間の女のひとよりエッチなカラダで……
ぁっ…… おねえさんのカラダ好きぃぃ!」
リリオには、もうまともな思考力は残されていなかった。
「んっ…! おねだり… しなさい……。私のお尻… 見たいんでしょう…?」
「ううっ。『おねえさんのお尻、見せてください』」
「『お願いします』……は?」
「『おねえさんのお尻でボクのちんちんはさんでぐりぐりしてください……。お願い……お願いします』」
「とっても… 正直なのね。いいわ、先にご褒美をあげる」
エイレーネはゆっくりと立ち上がりながら、翼をたたんだ。左手は、止めない。
彼女は振り向くと、ハイレグアーマーのTバック状になった部分にのみ隠された
大降りで丸みをおびた形のよいヒップが、リリオの陰部の前にやってきた。
「えへへ……。おねえさんのお尻…… おしり…… おしり……///」
殆ど丸出しの臀部に、大きく開かれた背中に、太ももに、
妖しげな分泌物にぬらめく細長い尻尾に、リリオ彼女の背部すべてに見とれていた。
スルスルッ…
エイレーネの尻尾が、蔦のようにリリオの陰茎を絡めとった。
「知ってる? 淫魔の尻尾はね、こうすると、すごく感じるの……」
「あっ……。おねえさんの尻尾、ねとねとする。くすぐったいよ……でも」
「気持ちいいでしょう」
「うん」
「これ……、口から飲んでも…… あぁっ。おいしいのよ」
自慰に浸りながら尻尾を少年の陰茎に巻きつける魔性の雌の姿に、リリオはうっとりとしていた。
「エイレーネおねえさん、しっぽで、最高に気持ちよくなれるの?」
「なれるわ。あなたがイくところはこの目で見られないけど、
目を閉じれば、坊やの姿が見えるから……。あんっ///」
「ああ……。ボク、もうイきそうだよ。まだ、お尻におちんちんがあたってないのに……」
「ふふっ。すぐにイかせてあげる。一緒に……イきましょう」
ぬぷっ…… ぐにぐにぐにっ……
尻をリリオの下半身に押し付けながら、エイレーネはゆっくりと腰をくねらせた。
柔らかな雌の感触が、陰茎をとおしてリリオの全身へと伝わってゆく……。
「うわぁっ… おねえさんのお尻が……! おしりのおにくが柔らかくて……」
ぐにっ… ずりっ…
「あっ、 あぁん…ああぁん。……どぉ…? 私のお尻の味は……!」
ずりっ… ずりっ…
「はぁっ はぁっ……。おちんちんが、また、ヘンになっちゃう!
きもちぃ。気持ちよすぎるっ……!」
リリオ思わずあまりの快感に、目をとじた。
エイレーネの尻の感触が、彼女の体温が、リリオをますますおかしくしていった。
「ああん! だめ… 私を見て。私のお尻で最高に欲情するのよ!
勇者様のおちんちん… 硬い… ああん イイっ… いいわぁ……」
エイレーネも目を閉じたまま、幻惑の中のリリオが自分の体で感じすぎるほどに感じていることに欲情した。
「あぁ… お尻…… おねえさんのお尻、見た目も感触もエッチすぎるよぉ…!
……でちゃう! おねえさんのお尻にせーえき出しちゃうっ!」
どぷぅぅっ…! ずびゅ…びゅるびゅりゅっ!!
激しい勢いで飛び出した精液は、エイレーネの翼まで届いた。
桃色みがかった半透明の白い翼は、ごくごく薄い黄色みを帯びた濁った白に汚された。
「あぁ…! あはぁぁっっ! 坊やのおちんちんが…… おちんちんが! ああぁぁあん!!」
エイレーネが絡めた尻尾の絞める力が一瞬強まると、彼女は激しく身もだえ、声を漏らした。
「んぁぁ…… えいれーね…… おねえさん……」
エイレーネがゆっくりと振り向き、少し屈みながら、リリオに顔を近づけた。
「坊や……よくできたわね。凄く、いやらしい気持ちになれたわ。力がみなぎってくる……」
鎖に繋がれたリリオの放心しきった姿は、もはや天聖の血をひく凛々しき勇者のそれではなかった。
「えへ… えへ… おねえさんのおしり きもちぃ…… えへ…… えへへ……///」
エイレーネは彼の頭をなでてやった。
「でも、あなたまた先にイったわね。やっぱりいけない子……」
精液を出し切ったリリオの性器を手にしながら、エイレーネは呟く。
「罰としていただいてあげる。坊やの全てを。ねぇ、勇者様……?」
リリオのハルバードは虚しく床に転がっていたままだった……。
リリオ 「さて、帰るか」
エイレーネ「ええーっ!?」
リリオ 「なにか問題でも?」
エイレーネ「いや、私まだ一本グソの話してないし」
リリオ 「なんだそれwwww」
エイレーネ「おととい明らかに60cmはある一本グソが出ましてですね」
リリオ 「いい。いらないそうゆうの」
エイレーネ「じゃあ、なんで帰るんスか?」
リリオ 「あー、あんま長いSS俺苦手なんで」
エイレーネ「分けて書けば?」
リリオ 「いやボクに言われても……」
エイレーネ「じゃあ、一本グソの」
リリオ 「あー!あー!あー!! 続く!! 後日に続く!! 続くかも!! とりあえず終了」
このつたなすぎる駄文を少しでもよんでくれた皆様、誠にありがとうございました。
需要があり、また、私が後日書キュバスに勝ちましたら、後編(交尾&吸精編)に続くかもです。
そんではスレ汚し、失礼致しました ノシ
乙〜。
容量リミット寸前なので立ててくるー。
やべー、ダイナシガストのせいでSS分がどっかいっちゃったじゃねぇかw
後編とかwktkしてる