【りぼん】HIGH SCOREでエロパロ4【4コマ】

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1名無しさん@ピンキー
集英社「りぼん」で連載中のギャグ4コマ「HIGH SCORE」のエロパロスレです
また落ちてしまったので立てました

前スレ
【りぼん】HIGH SCOREでエロパロ3【4コマ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1216483695/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:27:11 ID:jW+7ZM4w
りぼんはぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 05:51:11 ID:I8ybNKRW
ガッ
4名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 06:26:17 ID:1EAaI9TO
泉水×香織が好きだ
5名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 11:37:12 ID:oPlviiAy
嵐士×めぐみが好きだ
6名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 19:55:43 ID:QiTGHeoQ
>>4
私もです!かわいいですよね★
書いて欲しいですw
7名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 18:07:34 ID:45qRompL
保守
8名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 21:41:22 ID:Fpe3rQMK
まだやってんのか
9名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 00:13:17 ID:3P5QyM7/
おお、立ってたのか。
1乙!


わづめぐお願いします。
10名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 22:58:16 ID:PVa+/JTO
>>1乙!

いずかお、あらめぐ期待
11名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:30:14 ID:wZbZst+9
いずかお、お願いします!
12名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 21:37:52 ID:oe6Vlxkp
京介×ポチ読んでみたい
増刊でかいがいしく京介の世話をするポチで目覚めた…
ポチかわいいよポチ
13名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:13:15 ID:/tJPso8O
ポチ可愛いよな
佼介×ポチもいいw
14名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 07:14:55 ID:9hO7E0Ic
あげ
15名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 08:15:26 ID:9W6CJLbX
クレクレだらけだなw
読み手の側ももうちょっと妄想を吐き散らかしてみたら職人さんの琴線に触れてSSくるかもしれんよ
16名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 09:38:08 ID:CLPW9NvS
需要はあるんだよな、需要は
問題は供給だ…(´・ω・`)
17名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 01:29:30 ID:/hJKvz5R
泉水×香織 お願いします!
 ネタとしては
・6巻の風邪
・バレンタイン
・登下校(『別の国の王子様』とか…)
 とかでしょうか…
18名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 11:55:30 ID:R57qA5/s
王子さまは前書かれてるし時期的にバレンタインがみたいな
泉なら香織の失敗作も笑顔で受け取るであろう
19名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 01:20:24 ID:El9V/Rzl
保守
20名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 22:16:21 ID:Xh9aYij4
最近になってまたハイスコア買い始めた
嵐士×めぐみが良すぎる
21名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 23:21:49 ID:00GU4Mx3
>>18
バレンタインも確か前にあった

私は2人で羽柴家でしていて終わった後まだ帰って来ていないはずの嵐士の部屋から物音がしたって話の
続きが読みたい
22名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 22:28:07 ID:CEOuzSnc
ときわづ×かおり が読みたいです…

あげ
23名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 23:40:08 ID:41Q/VwyX
一回載ったヤツでもいいから見たいー!!
24名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:54:07 ID:IlxLjJvQ
保管庫行け
25名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:55:42 ID:0efY4TVr
ハイスコアは好きだけどこのスレ精神年齢低い奴が多すぎる、クレクレばっかりだし
アホみたいにアゲまくるし
投下されないわけだよ
26名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 02:36:43 ID:btobn4t1
巡回
27名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 10:19:16 ID:RkRRhaTt
保守
28名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:01:23 ID:QoLoHYld
8巻発売まで待てない
29名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 02:16:36 ID:3d29AdTB
だいぶ先だね
30名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 23:07:58 ID:MXxFFxcW
嵐士の風邪話が一番好きだ
なんだかんだいってベットに入れちゃうところがいい
31名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 15:02:50 ID:VhP6lHwF
別の国の王子様は神
32名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 03:37:02 ID:XGWlWmgz
33名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 16:00:08 ID:LDpJnwqV
かおりと泉水のやつだろ?
嵐士も王子様だけど泉水ちゃんは別の国の王子様になればいいじゃんってやつ
34名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 22:50:04 ID:IFeQLSUa
政宗×さよのエロい絡み見てみたい。

本命レイジのさよが、めぐみあたりに「パパは処女なんか絶対相手にしねーよ」とか言われて
適当に政宗おにいちゃんにやってもらおーっとと政宗に迫るさよ。

突然部屋に入ってきて服を脱ぎ始めるさよに何事かと驚くも据膳食わないわけはない政宗。

最初は人形みたいに反応薄かったのが、進んでいくうちに肌を紅くしてあんあんよがるさよ。

初めての性交に涙目で痛がるさよとか、普通の女の子っぽくていいと思う。
35名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 00:30:02 ID:Lk32jcdj
そして幼なじみの悲鳴にすわ、何事かとドアを蹴破るえみか
36名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:23:54 ID:tUWA3jcu
普通の女子なら、友人にその兄とのセックス現場見られたら
びっくりして膣痙攣→結合したまま政宗イタタタタ…とかなりそうだけど、
沙夜なら平然と「うるさかった?ごめんね…」とか言いそうだw
そして平然と腰を振り続ける政宗

もう3人で仲良くやればいい
37名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 00:02:55 ID:3zCDTLuz
尚弥涙目wどころじゃないwww
38ミッキー×めぐみ:2009/02/11(水) 01:13:58 ID:lS8nQci5
はじめまして
6巻の二人がなんかよかったので短いけど投下します




「ミッキーはウブすぎるんだよー」
骨張った手は、ベッドに横たわる華奢で柔らかな手に掴まれたまま。
「でも、でも、藤原」
「まんがかくんでしょー?えっちぃの」
「ろ、露骨な!!そ、そんなの…資料とか見ればいいわけじゃん、それに、そこまで細かく表現する気ない…」
「(ていうかあんなキモいマンガにそんなシーンいらないだろうけど)でもねミッキー」
しどろもどろにへたれ少女漫画家は言う。
「実践がいちばんなんだよ!」
「どわっ…!!」
正面の美少女―藤原愛美は、でっかい瞳を更にかっ開き楽しげに喜多川を見て、掴んだままの彼の腕を自分の胸にぎゅうっと押しつけた。

「藤原!これダメだってば!マズいって!」
「うっさいなあミッキーは!校内一の美女がしがない漫画家の為に協力してあげよーってゆってるのにさ…」
「うっ…そんな顔しないでよ…」
まんまるの瞳が喜多川を捉える。
そして、

「…ちょっとだけだからな」
「ミッキーえらい!漫画家の鏡!」

しがない漫画家は負けた。



そして十数分後、



「んっ!?ッあ!!ちょ、ミッキーそこ違う!!」
「うえっ?!ご、ごめん藤原…っ!」
「あーもー!ミッキーのへたくそ!センパイに教われ!!モコ死ね!」
「モコは関係ないだろおおお!」
「ちょ、あっ、動くなこのミッキーのくせに生意気な!!」
「な!天下のマドモアゼルゆみこに向かって(ry


結局あれやこれやで締め切りに間に合わず、来月の「オヤ女」は休載となったそうな。








あれ?エロくない。 ごめん

嵐めぐ待ってます
39名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 01:16:19 ID:lS8nQci5
なんか色々おかしいとこが…
ちゃんと推敲すりゃよかった
そこはまあスルーでお願いします…自分の馬鹿orz
40名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 05:49:33 ID:fLSC2S3L
GJ!
ミキめぐいいよ!ミキめぐ

技術向上に熱心なミッキーだから、そのうちスーパーテクニシャンになって
めぐみの方がメロメロになっちゃうに100000モコラブ
41名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:36:23 ID:1Ny9EN3u
GJ☆!

可愛かったです!!

ありがとうございました!!

42名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 09:15:01 ID:gUdzDA06
おつ〜!
43名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:07:45 ID:YM64UK8f
ミキめぐの者です
拙作に皆ありがとー
じゃあスーパーテクニシャンになったミッキー×めぐみを誰か…

すみません

佼介×ポチって需要あんのかな
44名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 11:35:42 ID:9HlZMjPK
佼ポチ見たいよ!
ポチ可愛すぎる。
45名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:23:42 ID:qOf0D0k9
46名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:14:48 ID:0963CisN
47名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:14:23 ID:INzX5pfr
48名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 21:08:16 ID:IW4BRqAR
49名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 00:49:21 ID:CuaW3yXu
50名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 14:41:15 ID:0SAroyeu
えみかちゃんのおっぱい
51名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 21:06:48 ID:uptxBcTC
おっぱい!
おっぱい!
52名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 07:21:45 ID:TLnr9xKg
>>43
読みたいです
53名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 12:56:05 ID:uZ+Ay0c8
私も
54名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 10:40:20 ID:9ZbygIO9
自分も
55名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 14:37:34 ID:YmNC7fO+
めぐみ×えみか
泉×リカ


ラブラブ
56名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 11:06:52 ID:mt8GXkEm
>>55

めぐみ×えみか
→ローションまみれでおっぱいすりあわせーの足絡ませーのグチョグチョプレイ

泉水×リカ
→ヌードモデルを頼んでひっぱたかれる泉水



こういう図しか浮かんできません。
57名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:10:01 ID:t+n/8eNK
いいじゃないですか
58名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 09:54:33 ID:ZM3DuKAL
圧縮回避
59あらめぐ1/5:2009/04/24(金) 23:11:10 ID:9MLCbTbw
「あらしー。電話。」
「は?家電に?誰?」
「知らん。女。」
「・・・・・・」

心当たりはあるらしい。
泉水から素直に子機を受け取ると、嵐士は自室へと消えた。

ベッドに腰かけ、保留になったままの子機を見つめる。

見当はつく。

『別れよう』と。
自分の気持ちだけを伝えて通話を切った、元彼女。
そのまま携帯の電源をオフにしたのだ。

それが昨日の話。

いつまでも保留の音楽を相手に聞かせておくわけにもいかず、嵐士は重い指先で保留ボタンを押した。

「・・・もしもし?」
『あらしくん!?どういうつもり!?ちょっと一方的過ぎない!?』

予想通り。
むしろそれ以上のテンションで、浮かべていた声が聞こえてきた。
ぎゃんぎゃんと喚く声が、もはや言葉ではなくただの音にしか聞こえない。

ああ、自分最悪。

と、電話の向こうの女性を無視して。
うわの空で自分を見つめていること自体が最悪であることに、嵐士は気付けていない。

『聞いてるの!?あらしくんてば!』

「うっせー女だな」
「!?」


後方から声。
ドアを振り向けばめぐみ。
突然の登場に呆気にとられる嵐士を無視し、スタスタと近寄ってくる。
そのまま当然のように、嵐士の手から子機を奪った。

「え、ちょ、めぐ――」

60あらめぐ2/5:2009/04/24(金) 23:12:01 ID:9MLCbTbw
「もしもし誰チャン?声すっごいよ。電話から離れててもガンガン。」
『ちょっと、誰よアンタ。』
「妹でっす☆とか言っときゃ満足?」
『・・・・・ふざけないでくれる?アタシはあらしくんに話があんのよ。』

もはやそうではないのが真実だろう。
電話の向こうの彼女の怒りのジャンルは、先ほどとは既に変化しているはずだ。

急に告げられた別れの言葉への怒りから。
急に現れた、『女』への怒り。

傷つけられる対象も、心ではなくプライドに変わった。

「あらしはもう話すことないって言ってんじゃないの?だから着拒されてんでしょ?」
「してない、してないぞそこまでは。」
「は、してないの?なんだぬるいな。拒否るならもっときっちり拒否れよ。」
『だからどうでも良いから代わりなさいよ本人に!!』
「あーもうあんたはあんたでウルサイな。そんなだから捨てられんだろ。」

熱くなる相手への最大の攻撃。
それはこちらが冷静にな態度を示すこと。

めぐみはそれを知っていて、あえて冷めた口調で相手を攻める。

「だいたい『本人に代われ』?」

皮肉めいためぐみの口調に、相手の女性は更に苛立つ。

『・・・それが何よ』
「残念だけど、アンタあたしの代わりなわけサ。」
『どういう意味よ!!』
「そういう意味ヨ。・・・そんな逆上するってことは自覚あったんじゃないの?オネーサン。」
『ッ!!アンタなに――』

カナギリ声をあげ始めた相手を置いて、めぐみは早々に通話を切った。
ぽいとベッドに放り投げた子機は、もう騒ぐことはない。

嵐士は『やれやれ』という書き文字がぴったりとくるため息を溢す。
61あらめぐ3/5:2009/04/24(金) 23:14:08 ID:9MLCbTbw
「・・・めぐみ。」
「何さ。」
「勝手なコトするなって言っても聞かないだろうから、せめてもう少し穏便に。」
「バカじゃん。すっきりフッてやった方が相手のためでしょ。」
「フるかフラないかはお前の関知するところじゃないよ。だいたい今日は何。何の用?ああ、また荷物持ち?」

ベッドに腰を降ろしたまま。
めぐみを視界に入れないように、嵐士が問う。

「・・・」
「めぐみ?」

何の反応もないめぐみを不審に思い、少々俯き加減のめぐみを下から覗きこむ。

「・・・なんかあった、の?」
「何もねーよ。おせっかいめ。」
「あそ。」

仕方ない。

何かはあったのだろう。多分。
しかし、めぐみは滅多のことでは素直にならない。
よく言えば、弱音を吐かない。

こういう場合、常に嵐士は一歩引いてめぐみを甘やかしてやる。

「おいで。」

ぽんと、自分の腰かける隣りを叩く。
更に角度を深くしていくめぐみの首。

もう一つため息を吐いてから、嵐士はめぐみの手首を握り、軽く引き寄せた。

引かれるままに、逆らうことなく嵐士の横に座りこむ。
本当に素直でない。

一度嵐士が離した手を、ひとまわり以上ちいさなめぐみの手が追う。

そのまま手の甲から指を絡め、めぐみは額を嵐士の鎖骨の辺りに寄せる。

「あらしはあたしのでしょ。」
「はいはい。」
「だからあらしの女はあたしの女でしょ。」
「・・・その理論はおかしいだろ。」
「だからあたしが切っちゃっても問題ないだろ!!」
「・・・はいはい。問題ないよ。」

諦めたようにめぐみの頭を撫でてやる。
そうすると、更に強く嵐士に擦り寄る。

昔から変わらない、この慰め方。

変わったのは。

「・・・ちょっとコラ。めぐみ。」
「いいじゃん、カマトトぶんなよ。」
「バカじゃないの。投げ飛ばすよ。」
62あらめぐ4/5:2009/04/24(金) 23:14:45 ID:9MLCbTbw
するりと嵐士のシャツの下に滑り込むめぐみの手。
それを服の上から制止する嵐士の手。

「慰め役はあらしでしょ。」
「・・・それは政宗先輩にお譲りしました。」
「勝手に譲んな。」

確かにめぐみが政宗と付き合うようになってからも、数えきれる程度ではあるが嵐士とめぐみは肌を重ねた。
それはめぐみが異様にヘコんでいた時であったり。
嵐士が酒に呑まれた時であったり。

つまり、甘い雰囲気のもとでいたした、というパターンはない。

それはめぐみと政宗が付き合い出す前から言えることだ。

「あらしだって溜まってんでしょ、」
「お前抱くほど切羽詰っちゃイマセン。」
「コノヤロ。てかさっき彼女と別れたんならこの先溜まる一方だろ、ヤらせろ!」
「だからお前に手ぇ出すほど飢える予定はない!」
「しつれーだな!!」

どちらも必死の攻防戦。
ゼェハァと、均衡状態を保ったままお互い様子見の段階に突入。

しばし睨み合った後、めぐみがふぅと目をそらした。

「分かった。ちゅーでいいや。」
「・・・どんな妥協案だ。」
「良いじゃんそれくらいなら。ケチケチせんと。」

今度は嵐士が目をそらす番。

ああ、と、諦めたような呟きを残してめぐみに向き直る。

「キスだけね。」
「イタダキマス。」
「・・・はい、どーぞ。」

肩に手をかけ、体重を預ける。
それを受け止めるでもなく拒否するわけでもなく、嵐士はやんわりとめぐみの腰を抱く。

静かに始まった口づけは、しばらくその静けさを保った。

「・・・」
「・・・」

そのままゆっくりとめぐみが離れる。
63あらめぐ5/5:2009/04/24(金) 23:16:52 ID:9MLCbTbw
「あー、あらしとちゅーすんの久々。」
「そーデスネ。」
「あらしのくちびるってさ、ふにふにしててキモチーよね。女の子にも引けを取らないやわらかさだよ。」
「・・・そりゃどーも。」
「もっかいイイ?」
「もうついでだから。」

ご自由にどうぞ状態の嵐士に調子付き、めぐみはその方膝の上に跨る。
首に腕を絡め、再び唇を重ねた。
啄ばむようにしながら、徐々に深くしてゆく。

あー、このまま喰われそう。

頭の隅でそんなことを思ったが、それでもまぁいいかと思ったことも事実だった。

どんなに抵抗しても、最終的にめぐみを甘やかす自分を自覚している。

「コノ。」
「痛て。」

ペチっと額を叩かれる。
何事かと、かなり至近距離にあるめぐみを迷惑そうに見据えた。

「今度は何。」
「なんか考えてたでしょ今。」
「は?」
「このあたしがこんだけ誘ってんのに。ノれよ。」

そんな横柄な誘いっぷりじゃ誰もノらないだろ。

そう突っ込みたかったが、めぐみにおいては成立してしまうのが苛立たしい。
微妙に反応する体。
悔しいが、やっぱりめぐみは可愛いと思う。

「・・・あのさぁ。もっとさぁ。お前の本性知らない優しーいオトコノコ誑かして、ベタベタに甘やかして貰ったら?」
64あらめぐ6/5:2009/04/24(金) 23:17:25 ID:9MLCbTbw
それは本心だ。
紛うことなき本音だった。

いつまでもいつまでも。

こんな世話の焼けるイトコのお守りはまっぴらごめんだ。

「それじゃ意味ないでしょ。わかってるクセに、あらしイジワルだ。」

自覚はある。

めぐみは自分に甘えたいのだと。
猫なで声でしなを作りすり寄れば、大抵の男はめぐみを甘やかすだろう。

しかしそういった計算でなく、ただ単純に甘えたいとき。

めぐみは必ず嵐士を選ぶ。


そこに暗い欲望が満たされることを自覚していて、嵐士は今日何度目かのため息をつく。

「・・・まいったなぁ。」

耳元を擽るめぐみの艶めいた浅い吐息を、面倒だなと思う。
しかし同時に胸を締め付けるワケの分からない感情があるのも事実だ。

「あらし」
「んー」
「あらしが今のパパと同い年になっても結婚してなかったらめぐみがお婿にもらってあげるからね」
「・・・は」

柔い肉にうずまりながら、とりあえず30まではひとりでいてみようかと思った自分に吐き気がした。

「それじゃめぐみ幸せになれないよ、きっと。」
「あ、ん、だ から結婚し・・・ないでね、あらし・・・」

すでに嵐士の声が届かないでいる不特定多数の誰かのモノであるめぐみは、誰のものにもなるな、と嵐士の腰に脚を絡めた。
65名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 23:19:50 ID:9MLCbTbw
保守がわりにおいておかせていただきます。
めぐみの全裸に慌てるあらしを本誌で読んだあの日から、変わらずあらめぐを押し続け・・・
最近のコミックスのあらめぐぶりにおろおろと嬉しい動揺を感じてます。
66名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:04:27 ID:HyfN4O+Z
>65
ありがとう!ありがとう!
素晴らしいあらめぐだ!!

具体的エロシーンなくても、やりとりにハゲ萌えた(;▽;)
あらしを拠り所にしてるめぐみ可愛いよGJ
めぐみを突き放せないあらし萌えるよGJ
67名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 09:57:23 ID:lP5yOVis
>>65
GJ!!あらめぐ萌え
あらしに体で慰めてもらわないと回復できないめぐたまらんww
元気なときはガッツリ焼肉(政宗)食って
弱ってるときは胃に優しいおかゆ(嵐士)を求める贅沢なめぐ萌えー



自分も書きかけのSS完成させて休み中に投下したい
65のおかげでテンションあがった!
68名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:31:24 ID:be0J+4+h
>>65
GJ!!!
萌えました


>>67
投下待ってます!
69名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 18:17:45 ID:jz+GPSHi
>>65
GJ
2人に結婚してほしいな
70名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 18:58:58 ID:uboIuHOm
なんか数年後的な番外やったら、あらめぐは普通に子供とかいそう
しかもやっぱ双子で、嵐士にとってはめぐみ含め子供三人いる感じ
京介とえみかも結婚してそうだけど子供はいないだろうな
で、かおいずが両思いなのにくっつけずにいて、リカと政宗が付き合ってたりしないかなー
71名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 00:16:42 ID:zDJtcHM/
保守
72名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 11:56:39 ID:EXLwTVtT
8巻7月15日発売アゲ

あらめぐ期待!
73名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 20:18:12 ID:hJwfaCjm
保守
74名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 17:08:25 ID:axphYM9W
保守

新刊のわづめぐネタが楽しみだ
75名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 09:28:14 ID:fZ+6opwD
保守
76名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 19:30:53 ID:ro6opbZI
ほしゅ
77名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:16:21 ID:MdQgX0W+
8巻の京介妄想だが。
増田家に総出で攻められるえみかが見たい

書きたい。
が、
書けないOrz
78名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 23:34:56 ID:Up/KBj56
増田一家×えみかならともかく、
使用人達も入れたら大変ハードなことになるw>総出

8巻は香織とポチが可愛かった
79名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 18:14:56 ID:/jzzSit2
政宗の思う沙夜の恋心だと
前にあった沙夜の猟奇的な話があり得て恐いな
8077:2009/07/18(土) 22:55:05 ID:OHHgPw0A
>>78
今更自分でも気がついた。
魚とかまで入る可能性あるからなw

増田一家×えみかでした;
兄貴達がどうしても動かしにくいOrz
父親は動いてくれるんだが。
81名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 01:16:54 ID:Yu7iIHEH
>>80
自分のイメージでは、

佼えみ→京介の女はどんなかんじか味見してやろう

凌えみ→人肌に直に触れたくないので色んな器具を使います

父えみ→女子高生かわいいよ女子高生


増田一家×えみか読みたいです
>>80頑張ってくれ!
82京介×ポチ1/8:2009/07/19(日) 18:36:01 ID:YlbKlLlp
祝8巻発売
限りなく需要がないであろう京介×ポチ投下します

京介が色々とひどい





京介は、自分の下から真っすぐに見つめてくる、ガラス玉に映る自分を見ながら呟いた。
「なにやってんだ俺…」

ソファに身を沈める京介の両足の間には、
吐き出されたばかりの精液に顔を汚された、藤原めぐみ…を模して作られた人形が跪いていた。

人形の正式名称は「メグミ-LOVE2004」。
増田家での通称は、「ポチ」。
藤原めぐみに叶わぬ片思いをしている生物教師、柴田アキラが作った、等身大のめぐみ型人形だ。

「京介、気持ち善かったですか?」
ポチは、何の感情も持たない目で静かにきいてくる。

「おまえ、誰にこんなこと教わった!?」
京介は、ポチに下ろされたジーンズを元通り腰で履き直しながら、ポチを睨み付けた。

自室のソファにもたれて読書をしていたら、ポチが静かに入ってきて、
いきなり足元に跪き、下半身に愛撫を始めたのだ。

あっという間にくわえられて、生身の女と変わらない湿度と温度を持った
高性能で柔らかい人工の舌に舐め回され、やめろよと言ってる間に、最後までイカされてしまった。

不本意ながら、彼女の兄貴の恋人である「めぐみ」にされてるような錯覚が、いつもよりも大分早い絶頂を迎えさせたのだろう。
83京介×ポチ2/8:2009/07/19(日) 18:38:13 ID:YlbKlLlp
「佼介様に教えていただきました。」
予想通りの答えである。

「口内の機能を、より人間に近く再現できているかの実験です。京介にも試すよう命じられました。」
ポチは、白濁をのせたままの舌をちらつかせ、精液にまみれた髪や顔を拭いもせず、平然と答える。

しようがないので、ポチにサイドテーブルからティッシュを持ってこさせ、京介が拭ってやる。

「こちらの方も、試してみますか?」

ポチが足首まであるスカートの裾をめくりあげ、派手なレースの黒い下着を披露する。
肌の色は、本物のめぐみよりも無機質に白い。

「挿入してみますか?先日、より人間らしい内性器に作り変えていただきました。」

無表情なままで身も蓋もないことを言う。
さすがロボット、情緒が無い というか、…そんなんじゃ全然そそられない。

「いいよ。俺、女の子に不自由してないから。」

「…………。」

晒していた下半身をしまわせ、細い腰を引き寄せ膝に座らせる。

「おまえの機能がどんだけ人間に近いか知らないけどさー、しょせんは作りモンだろ?
生身の女の子の柔らかさとか体温とか匂いとかってかなり重要だよ。
挿入できればいいってもんじゃねーの、男は。」
84京介×ポチ3/8:2009/07/19(日) 18:39:58 ID:YlbKlLlp
「…………。」

ポチは黙って聞いている。
なにかっていうとギャーギャー反論してくる実物めぐみと違って、実におとなしく従順。

首をかしげ無言で見つめてくるポチの顔を見てると、本物より可愛いんじゃね?
『挿入』試してみるのもいいんじゃね?という気分になってくる。

(いやいやいや、外見めぐみだし!ロボだし!生身の女がいくらでも抱けるんだし!)

頭をぶんぶん振って、湧きかけた「試してみる」選択肢をかき消す。

(…いやでも、あの生意気なめぐみを脱がして好きなようにいただくとか、めちゃくちゃ楽しそう…。
どうせ今ヒマだし………試して…みるか?)

グラつく京介に、ポチが一声、追い討ちをかけた。

「…私では、京介を喜ばせられませんか?」

―いやいやいや、めぐみの顔でそんなけなげなこと言うの、反則だから!
普段自分には悪態しかつかないめぐみの口から、そんな言葉をきいてしまっては、

「ポチ!気が変わった。試させて。」

ポチの白い手をひいてベッドまで連れて行って、押し倒す。
そうだ、ロボだから避妊も気にしなくていい。
めぐみに中出しする気分が味わえるなんて、超楽しそう!
85京介×ポチ4/8:2009/07/19(日) 18:41:18 ID:YlbKlLlp
「京介、楽しそうですね。」

「うん、楽しい!」

メイド服を脱がせると、ポチの可愛らしい顔にはいささか不釣合いなアダルトな黒い下着が出てきた。
(うわ、エッロ!佼兄の趣味ってケバいよな…)

全部脱がすと、乳房には桃色の乳首がついていて
下腹部には髪の色を少し濃くしたような色の陰毛が薄く植えてあった。

「ナカはどうなってんの?」
寝そべったポチに己が両足を抱えさせ、陰部を覗き込む。
ふにゅっと薄い陰唇を指で押し開くと、きっちり左右対称のナカミがちゃんとあった。
「リアリティのないキレイさだな…ちょっとは黒ずんでたり肉厚だったり
ビラビラはみ出てたり剛毛気味だったりのがエロくて俺は好きなんだけど…。
…でもオナホ並かと思ったら、ちゃんと穴だけじゃなくてクリもあるし…細かいな!」
お抱え研究者達の技術に感心しつつあちこちいじってると、指先が湿ってきた。

「すげぇー!!ちゃんと濡れんの、お前!科学者すげぇな!」
膣口にあたる裂け目に指を挿し込むと、またじわっと水分が分泌された。
「えー、おもしろ!」
指を、人差し指と中指の2本に増やし、ちゅくちゅくと出し入れする。
性感反応をもたせることはまだ不可能なのか、
ポチがいつもと変わらぬ無表情のままなのが気に入らないが、
出し入れを繰り返しているうちに、その分泌液がじゅぷじゅぷと音を立てるまでに溢れ出した。
86京介×ポチ5/8:2009/07/19(日) 18:42:46 ID:YlbKlLlp
「京介、そろそろ挿入しますか?」
他人事のようなポチの言いようにまた少し気がそがれるが、体の方は準備万端だ。
「んー、そうね、挿れてみようかな。どんな感じか気になるし。」
「では、どうぞ。」
ポチが美しい脚を大きく開き、白く細い指で逆さにVの字を作り
己の女性として作られた部分を大きく開かせた。

「お、いいねえー、その格好。撮っとこうかな。」
めぐみと同じ顔であられもないポーズをとるポチに、
何かを思いついたようにニヤけた京介が、
ベッドの端に放りだしておいた携帯電話を拾い上げ、モバイルカメラに切り替える。

「ポチ、笑ってー。」
パシャリ。
「笑顔で自分のおまんこぱっくり開いて見せる『めぐみ』の写真ゲットー♪色々使い道ありそーだなぁ。」
主に、例の情けない生物教師の顔を思い浮かべつつ、
画像を保存し用済みの携帯電話を閉じ、元の場所へ放り投げた。

「そんじゃ、試させてね。」
M字に脚を開き京介を待っているポチの正面ににじり寄り、
20分ほど前に閉じたファスナーを再びおろし、性器を取り出す。

『俺のベッドで丸裸でおまんこ剥いて、俺に犯されるのを待ってるめぐみ』というシチュに、
京介の体もノリよく反応していた。
「男ってしょうがないよなー。俺、めぐみに恋愛感情なんてまるで無いのに。」
自嘲気味に口の端を上げて笑うと、固く膨張した自身を握り、
ポチの『増田家に来て付けられた部分』にそれを挿し入れた。
87京介×ポチ6/8:2009/07/19(日) 18:44:54 ID:YlbKlLlp
「お、おぉ、すごい…。本物っぽい…!」
想像以上に、生身の女と変わらない感触、温もり、そして湿度。

「科学者すげぇな!」

奇妙な感動に一瞬ざわっと肌が粟立った。
あいかわらず無機質な表情のままの、可愛くも憎たらしい顔をみながら腰を振る。
「おぉ…吸い付く吸い付く。締め付けもちょうどいい。」
だんだんピストンのペースをあげて、奥までペニスを叩き込む。
「よく出来てんなぁ…。」
「ありがとうございます。」
ポチが眉ひとつ動かさず、自分を試用する京介の賛辞に対する礼をのべる。
「…………。」

「…ちょっとは反応欲しいけどなあ…。」
律動のペースを保ちつつ、桃色の乳首に舌を這わせ、京介がポチの顔を見上げると、
「性感反応機能はまだ開発中なのです。」
少しも乱れない機械的な口調でポチの返事が返ってきた。
「…………。」

「…こういうの言えない?」
律動を一時中断し、放り投げた携帯電話を再び引き寄せ
いわゆる『浮気相手の女の子』と、いわゆる『ハメ撮り』をしたときの動画を選択し、
ポチの大きな瞳の前で再生させる。

『あっ、あっ、あっ、んっ…京ちゃんっ、あっ、やっ、イイっ…!』
バックから京介を受け入れている女の顔は見えない。
白い尻と背中、たぷたぷと揺れる乳房、うなじ、茶色い髪をピンク色のシュシュで括った後頭部…
それらがブレながら次々と映る画面に、女の声がブレと同じリズムで響く。
88京介×ポチ7/8:2009/07/19(日) 18:45:56 ID:YlbKlLlp
「…………。」
携帯電話のメインディスプレイを覗き込み、じっと学習するように視線をそそぐポチ。
「ポチ、できる?あえぎ声。」
「音声プログラムを改良してもらう必要があると思います。」
「あっそ、できないんだ…。」
セックスにおいて、聴覚的刺激ってのは思ったより大事だ。
視覚と感触だけでは、いまいちノれない。
京介は、半乾きの萎えた自身をティッシュで拭って、再びジーンズに仕舞った。

「じゃあ、続きはポチがあえぎ声出せるようになってからしようね。」
ポチの髪を撫で、白い体をぎゅっと抱き寄せる。
めぐみに特に愛情はないけど、ポチには愛着が湧いてきている。
何の感情も知らない瞳が、開発をかさねれば、
生身の女のように欲情を映して濡れたりするのだろうか。

「京介、私にがっかりしましたか…?」
京介によって元通りに服を着せられたポチが、かすかに肩を落とし眉を八の字にゆがめ、
人間でいうところの「悲しい」サインを出し、京介を見上げる。

「んなことねぇよ!ポチは気持ちいいよ!」
この、めぐみの顔して健気なことを言うギャップが、正直たまらない。
さっき萎えたところが、また反応してしまいそうだ。
89京介×ポチ8/8:2009/07/19(日) 18:47:32 ID:YlbKlLlp
「あ、ねぇ、ちなみに佼兄は、『試して』みたの?」
クラスメイト(似のポチ)と実兄がセックスしてる姿なんて想像したくもないが、興味本位で思わず訊いてしまった。

「佼介様は、1時間37分ほど前に1回、1時間12分ほど前に1回、私の中で射精なさいました。
射精量は、1回目が4.2ml、2回目が3.8mlです。
京介のさっきフェラチオによる射精量は……「だぁぁぁぁーーーーーーーー!!!言わなくていい!!!」」

なめらかに喋るポチの口元を押さえて絶叫する。
情緒が無いどころか、常識が無い。
いくら可愛くても、そんなもん計量する女は嫌だ!

「やっぱり俺は生身の女がいいよ…。」

不思議そうな顔で首をかしげるポチを部屋から追い出し、
完全に萎えた気持ちを慰めるために、携帯を開いてリダイヤルボタンを押した。

呼び出し音を聞きながら、
「声だけでも俺を勃たせられるのはえみかだけだよ…」なんていう、
本人が聞いたら殴りとばされそうなセリフを頭の中で呟いてみた。


終わり
90名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 02:48:56 ID:19A6ASrI
政宗+わづ×えみか が読みたい。

軽く凌辱されて欲しい
おびえて全く抵抗できないまま気持ちでは嫌なのに体が反応しちゃって極限まで屈辱を味わうえみかが見たいー
つい京介って呼んじゃって「誰も助けてなんてくれないよ」ってわづが絶望の囁きをするといい
91名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:58:51 ID:1QQ1jqPT
浮上
92名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 02:05:48 ID:2yMlPxMp
過疎
93名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:42:15 ID:UaTly609
いづかおって需要あり?
94名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:58:33 ID:uG1Czgt2
>93
普通に需要ありまくり
95名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 18:20:26 ID:6F7Sypeu
エロがないような日常話でも需要ある?
96名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 19:30:34 ID:WLQq2YEU
萌えられればおk
97名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:09:38 ID:iyS/ZiSv
過疎ってるしな…
98名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 22:39:29 ID:++3EzB9R
>>95
ある
99名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 15:46:40 ID:BTyV/0Ww
新刊購入した
ひげつき猫耳めぐみかわいいな

>>95
日常でも萌えられれば問題ない
100名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:09:51 ID:TrGjClLv
過疎っているので支援。
96ではないが、以下いずかお日常エロなし。
101いずかお1:2009/08/24(月) 21:11:05 ID:TrGjClLv
「うゎ……っち」

冷房の効いた車内から一歩出ると、むわっとした空気がまとわりつく。
冬ならばもう日の暮れようとする時間だが、残暑厳しいこの頃、昼間よりは幾分やわらかになったとはいえ、太陽はまだまだとばかりにオレンジの光を投げかけている。
暑さには比較的慣れているとはいえ、疲れている体には荷物が重い。

それでも。

タクシーを使うなどという選択肢は高校生にとっては罪悪に等しい。小遣いに余裕もない事だし、歩きださなければ家にはたどり着けない。

「よっ…せっ……と」

泉水はバッグを肩に引っ掛けると、覚悟を決めて日向の道を歩き始めた。
もとい、歩き出そうとした。
とたん。

RRRRRR RRRRR

初期設定そのままの、そっけない着信音が鳴った。泉水の携帯だ。
「はい」
着信画面を見もせずに携帯に出るのもいつものことだ。

『あ、泉水ちゃん。私、かおりかおり』
「よ、よお、どうした?なんか用か?」

相手は女子の中では仲の良いといえるかおりだった。そう認識したとたん、心臓が一つだけ大きく鳴った。そっけない言い草になってしまったが、彼女のほうもそんな泉水には慣れたもの。早速話題に入る。

『今何処? もう駅に着いた?』
「おお、今着いた」

肩の荷物を背負い直しながら泉水は応えた。嬉しそうな声で「そっか」とかおりが呟く。

『私、今公園にいるんだけど、ちょっと寄ってかない?』
「はぁ?公園?」

この暑いのに公園などに出てきているとは、かおりも物好きな、と思ったもののどこかで彼女と話したいと思っていたこともあったので、泉水は不承不承という態度をとりながらも受諾した。

「…しゃぁねぇな。冷たいモンでも奢れよ」

とにかくカッコつけたい年頃なのだ。

『OK。ジュースでいいよね?』
「ん。今から行くから、ちょっと待ってろよ」

通話終了ボタンを押したあとの足取りは、その前よりかなり軽くなっていたことに泉水はいまだ気付かないでいる。
102いずかお1:2009/08/24(月) 21:11:38 ID:TrGjClLv
「うゎ……っち」

冷房の効いた車内から一歩出ると、むわっとした空気がまとわりつく。
冬ならばもう日の暮れようとする時間だが、残暑厳しいこの頃、昼間よりは幾分やわらかになったとはいえ、太陽はまだまだとばかりにオレンジの光を投げかけている。
暑さには比較的慣れているとはいえ、疲れている体には荷物が重い。

それでも。

タクシーを使うなどという選択肢は高校生にとっては罪悪に等しい。小遣いに余裕もない事だし、歩きださなければ家にはたどり着けない。

「よっ…せっ……と」

泉水はバッグを肩に引っ掛けると、覚悟を決めて日向の道を歩き始めた。
もとい、歩き出そうとした。
とたん。

RRRRRR RRRRR

初期設定そのままの、そっけない着信音が鳴った。泉水の携帯だ。
「はい」
着信画面を見もせずに携帯に出るのもいつものことだ。

『あ、泉水ちゃん。私、かおりかおり』
「よ、よお、どうした?なんか用か?」

相手は女子の中では仲の良いといえるかおりだった。そう認識したとたん、心臓が一つだけ大きく鳴った。そっけない言い草になってしまったが、彼女のほうもそんな泉水には慣れたもの。早速話題に入る。

『今何処? もう駅に着いた?』
「おお、今着いた」

肩の荷物を背負い直しながら泉水は応えた。嬉しそうな声で「そっか」とかおりが呟く。

『私、今公園にいるんだけど、ちょっと寄ってかない?』
「はぁ?公園?」

この暑いのに公園などに出てきているとは、かおりも物好きな、と思ったもののどこかで彼女と話したいと思っていたこともあったので、泉水は不承不承という態度をとりながらも受諾した。

「…しゃぁねぇな。冷たいモンでも奢れよ」

とにかくカッコつけたい年頃なのだ。

『OK。ジュースでいいよね?』
「ん。今から行くから、ちょっと待ってろよ」

通話終了ボタンを押したあとの足取りは、その前よりかなり軽くなっていたことに泉水はいまだ気付かないでいる。
103いずかお2:2009/08/24(月) 21:13:17 ID:TrGjClLv
※※※※※

「あ、泉水ちゃん!お勤めご苦労様でした!」
「お勤めって…おまえなぁ、俺がどこに行ってたと思ってんだ?」

かおりが待っているという公園について彼女と目が合ったとたん、スポーツドリンクの缶が泉水に渡された。それを片手で受け取りながら、あきれたようにつぶやく。

「どこって……厳寒の網走刑務所」
「…オイ」
「だってめぐみが、泉水ちゃんは下着を盗んだ罪で掴まって、網走行きになったって言ってたから…」
「バッ、だ、誰が下着なんか盗むかよ!んなわけねぇだろ!」

瞬間的にアタマに血が上る。こういう反応をするからめぐみが面白がって泉水をからかうのだが、本人はそこまで思い至らないようだ。

「だから、ムショ帰りの泉水ちゃんに、久々のシャバの楽しみを、って思って」
「だから、だれがムショ帰りだ…って……あ? 花火?」

かおりが差し出したのは小さな袋に入った花火セット。聞けば、商店街の福引で貰ったものらしい。

「ね、一緒にやろうよ」

そう言って見つめてくるかおりの笑顔に目を逸らしながら「おう」と短く返すのが泉水の精一杯だった。

※※※※※

パチパチと花火の爆ぜる音。火薬の匂いと煙。
いい具合に暮れてきた公園にたちまち光の輪が出来た。

「大きな打ち上げ花火も綺麗だけど、こういうのもキレイだよね」

かおりが楽しそうに歓声を上げる。

「それで、どうだった?今年の合宿」

花火を見つめたままそう聞いたかおりのセリフに、泉水はうん、と頷いた。

「まぁ、キツかったけど……楽しかった、かな」

いつものようにそっけない表情。そんな泉水を嬉しそうに笑いながら見た後、かおりは新しい花火に火をつけて、すっと泉水から少し離れた。
104いずかお3:2009/08/24(月) 21:14:57 ID:TrGjClLv
「見てて!泉水ちゃん!」

そう言うと花火を大きく動かし始める。

「なんだ?……『お』?」
「当たり! じゃ、次は?」

どうやらかおりは花火で文字を書きたいらしい。一筆書きのようになって分かりづらいが、それでもなんとか読めた。

「『か』?」
「うん。これは?分かる?」

かおりはそのあと2つの字を空中に書いた。


『お』『か』『え』『り』


急に泉水はくすぐったい感覚に襲われた。自分がどこに行ってもなにをしても、帰ってくればいつでもかおりが『お帰りなさい』と言ってくれるような気がしたのだ。
かおりがいるところが自分の帰る場所なのかもしれないと思った。

「…ただいま」

まだまだ漠然とした思いだったので、相手に聞こえるかどうかの小さな声でそういうのも照れくさいくらいだったけれども。

「あ、あと残ってるのは線香花火だね。どっちが長く落とさないでいられるか、競争しよう!」

かおりも照れたようにいきなり話題を変えた。

「おう、負けた方がアイス奢りな」

泉水には、赤くなった顔を隠しながら線香花火を袋から取り出すことがやっとだった。

※※※※※

「おまっ…人を笑わすなんて卑怯だぞ!」
「泉水ちゃんのほうが先に揺らしたんじゃない!」
「うわっ、落ちちまった!もう1回だ!」
「何度やっても無駄だと思うけど」
「なにをっ!次は勝つ!」

次から次へと点火していったので、線香花火はあっという間に無くなってしまった。

楽しかった今年の夏も、線香花火とともに終わりを告げようとしている。
105いずかお4:2009/08/24(月) 21:15:35 ID:TrGjClLv
※※※※※

「泉水ちゃん、見ててね!」

かおりが最後に残った1本の吹出花火に点火すると、また文字を書き始めた。

「『い』?」
「そう!…これは?」
「す?…いや『ず』」
「正解!じゃ…」
「『み』『ち』『ゃ』『ん』?…俺がどうしたって?」

『バカ』などと書いたらどうしてやろうか、そんなことを考えながら次の文字を待つ。描かれた文字は……『ス』


いずみちゃんス―――光の文字はそこで度切れた。


「あ〜、終わっちゃった」

かおりは残念そうに呟くと、消えた花火を水の張ったバケツに浸した。
ジュっと小さな音をたてて、残り火が消える。
それにしても―――それをぼんやりと見ながら、泉水は考えた。

「……『いずみちゃんス』ってなんだよ」
「んー? さあ?」
「さあ?っておまえなぁ……」
「気になる?」
「…あたりまえだろ。途中でいいかけたこと止められたみてぇで、気持ちワリィ」

いや、気持ち悪いどころの話じゃない。そのあとどんな言葉が続くかで、もしかしたら泉水の生活が一変することになるかもしれないのだ。気になって仕方ない。

「ん〜、でも花火終わっちゃったし」

実際、その夜泉水は眠れなくなった。ニッコリと笑って言ったかおりのこの一言で。


「続きはまた来年。ね」



楽しかった今年の夏は、線香花火とともに終わりを告げた。

願わくば、どうか来年の夏も。

笑顔の君と一緒に。

<END>
106名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 21:16:23 ID:TrGjClLv
1を連投してしまった…。
皆様すみません…orz
107名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 23:42:35 ID:figZrZ4J
>>106乙!萌えた!!

いずかお甘酸っぱい
可愛いすぎるwww
108名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 05:07:28 ID:rLjajboA
萌えました!
いずかおのエロも是非読みたいー!
109名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 14:41:22 ID:t+7+auR0
GJ!甘酸っぱーい!!
いずかお熱は漫画よりこっちで上がったわ
投下ありがとー!
110名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 19:29:40 ID:Uu+N4MJk
いずかおかわいい!青春すぎるw
エロなしでもいいから、ここの作品が増えるといいな
111名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 11:23:40 ID:wolBARKa
先日いずかおを書いた者です。
今回は最初で最後のいずかおエロありに挑戦します。

【目標】
1、優しくてかっこいい泉水
2、けなげで可愛い香織
3、甘く、切なく、初々しく

長文なので、本日はとりあえず途中まで。

いずかおが苦手な方はスルーで。

香織視点です。
112『月と太陽』泉水×香織 1−1:2009/09/01(火) 11:25:25 ID:wolBARKa
屋上。
青空。
少し困ったようなあなたの笑顔。

「…ごめんね」

今日、私は大切な人を失った。



廊下から、沢山の話し声が聞こえる。
今から部活をする人、友達と遊ぶ人、家に帰る人、デートに向かう人。
生徒たちの楽しそうな笑い声が、放課後の校内にはあふれていた。
なんだか、ドア一枚分の世界がやけに遠く感じる。
私は誰もいない演劇部の部室で膝を抱えていた。

「…こんな所にいたのか、香織」

急に声をかけられて、弾かれたように顔を上げる。

「泉水ちゃん…」

テニスラケットのケースを肩にかけた泉水ちゃんは、いつものように不機嫌そうな顔で私を見下ろしていた。

「どうしたんだよ。今日、部活休みだろ?」
「うん…」

私は顔を伏せて、頷く。
泉水ちゃんが、私の隣に座って胡座をかいた。
二人して床に座って、衣装を納めたロッカーに寄りかかる。
言葉の無いまま時間が流れ、廊下が少し静かになったころ、泉水ちゃんが口を開いた。

「嵐士から聞いた」
「…そっか」

それだけ言うと、泉水ちゃんはまた黙り込む。
私は、自分の靴下を弄くりながら、昼休みの出来事を思い出していた。



今日は私にとってのXデーだった。
『3月27日生まれのあなたは、自分の気持ちに対して正直になろう!片思い中の人は両思いになっちゃうかも!?』
『9月23日生まれのあなたは、ラブ運最高!告白するなら迷わず今日!大好きなあの人に想いが伝わる予感!!』
愛読している占い雑誌には、今日の日付けと共にこんなアドバイス。
3月27日と9月23日。
私と嵐士の誕生日。
今までずーっとこの雑誌を読んできたが、こんなことは初めてだった。
昨日の夜に思いつく限りのおまじないをし、朝からは精一杯のおめかしをし、戦場に赴くぐらいの勢いで嵐士を屋上に呼び出した。
昼休みの屋上は閑散としていたが、今から告白をしようとする私にとっては最高の舞台だと思った。
生暖かい風が、私の背中を押す。
113『月と太陽』泉水×香織 1−2:2009/09/01(火) 11:26:09 ID:wolBARKa
「私、嵐士のことが好き…」

嵐士は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに真顔に戻って、私の身長に合わせるように膝を曲げた。

「ありがとう、香織。俺も香織のことが好きだよ。……でも、俺は香織の事、友達として好きなんだ。だから、香織と付き合うことはできない」

嵐士は少し困ったような笑顔を浮かべ、まるで小さな子供に語りかけるように柔らかな口調でこう言った。

「…ごめんね」



泉水ちゃんが、胡座の上についていた肘を、逆の肘に変えた。

「で、こんな所でボーっとしててどうするつもりだよ」
「……分かんない」
「家、帰らねぇの?」
「…泉水ちゃんこそ、部活行かなくていいの?」
「あんま良くない」
「じゃあ…」
「…あのさ、香織」

私の言葉を遮って、泉水ちゃんがこちらを向く。

「俺、恋愛関係疎いんだけど……失恋して落ち込んでる女の子がいる時、男はどうやって慰めればいい?」

驚いて首を向けると、真剣な顔の泉水ちゃんと目が合う。
まさかこんな事聞かれると思わなかった。
珍しく真面目な顔している泉水ちゃんに、なんだか逆にイタズラ心が芽生えてきた。
よし、困らせてやろ。
慌てふためく泉ちゃんの姿を想像したら、ちょっとだけ失恋の痛みがやわらいだ。

「えっとね、抱き締めて、頭なでなでしながら、甘い声で…」

頑張ったな、って…と言い掛けたところで腕をつかまれて。
気が付くと、細くて華奢な腕に拘束されていた。
頭を胸板に押しつけられるような体勢。
私は、泉水ちゃんから抱き締められてるということに、一瞬遅れて気が付いた。

「え、ちょっ、泉水ちゃん、何して…」
「頑張ったな」
「!!」

いつもより低めの甘い声に脳が痺れそうになる。
泉水ちゃんのこんな声、始めて聞いた。
女の子のように細い身体は、思ったよりも力強く私を包み込む。
私より少し大きな手に優しく頭を撫でられる心地よさと反比例して、胸の鼓動はどんどん速くなっていく。
114『月と太陽』泉水×香織 1−3:2009/09/01(火) 11:27:03 ID:wolBARKa
「頑張ったよ、お前は」
「…頑張って…ないよ…」

私は頑張ってなんか無い。
占いやおまじないに頼って、結局駄目で。
嵐士にあんな悲しい笑顔を作らせて。
今はこうやって、泉水ちゃんにまで迷惑かけて。

「嵐士の前で泣かなかったんだろ?振られても、『大丈夫』って笑ったんだろ?」
「…………」
「教室でも無理して笑顔作って…みんなの前でも明るく振る舞ってたろ?」

気付いてたんだ。
めぐみも笑華も京介も、他の誰も気付かなかったのに…。

「お前はよくやったよ」

…やめて、泣きたくなるから。
今まで抑えていたものが、込み上げてくるのを感じる。

「泣けよ。…俺、見ないからさ」

私を抱きしめる泉水ちゃんの腕に、力が込められる。
涙がじわりと滲んだと思ったら、堰を切ったように次々と溢れてきた。
私は泣いた。
自分でも恥ずかしくなるくらいに。
私の涙を吸った部分の泉水ちゃんの制服が、冷たくなって行くのを感じる。
私が泣きやむまでの間、泉水ちゃんはずっと私の頭を撫で続けてくれていた。



「落ち着いたか?」
「う、うん…」

しばらくして漸く泣きやんだ私は、隣に座る泉水ちゃんと視線を合わせられずにいた。
だって、なんだか気恥ずかしい…。
二人を包む雰囲気がいつもと違いすぎる。
ふいに泉水ちゃんが私の方に手を伸ばし、その綺麗な指が目元付近を撫でた。
心臓が跳ねる。

「…だいぶ泣いたな」
「ひ、ひどい顔してる?」
「ああ」

フォローなし。
……良かった、いつもの泉ちゃんだ。
少し残念な気がするのは、きっと気のせい。

「でも俺は、そんな顔も可愛いと思う」

…は?

「え…、それって…」

どういう意味?と聞こうとしたら、また抱き寄せられて。
115『月と太陽』泉水×香織 1−4:2009/09/01(火) 11:28:04 ID:wolBARKa
「…香織」
「な、なに?」
「…俺、お前のことが…好きだ」

泉水ちゃんの声が頭の中に響く。

「ずっと、お前だけを見てた」

胸がドキドキする。

「俺じゃ、駄目か…?」

身体が熱くなる。
失恋したとはいえ、私は嵐士が好きなはずなのに。
何で、こんなにドキドキするんだろう。
何で、こんなに身体が熱いんだろう。

「嵐士じゃなくて、俺にしろよ…」

泉水ちゃんの声が擦れる。
私と同じぐらい早い鼓動が聞こえる。
私を抱きしめる腕が微かに震えている。
私は何も言うことができずに、ただ泉水ちゃんの腕の中で、自分と泉水ちゃんの鼓動を感じていた。



今日は私にとってのXデーだった。
だから嵐士に告白した。
だって、占い雑誌にそう書いてあったから。
『3月27日生まれのあなたは、自分の気持ちに対して正直になろう!片思い中の人は両思いになっちゃうかも!?』
『9月23日生まれのあなたは、ラブ運最高!告白するなら迷わず今日!大好きなあの人に想いが伝わる予感!!』
3月27日と9月23日。
これが私と泉水ちゃんの誕生日でもあったということを、この時の私は気付きもしない。

『自分の気持ちに対して正直に…』

私は、いったい誰が好きなんだろう…?
ただ一つ確かなことは、自分の心の中が泉水ちゃんで一杯になっていくという感覚だった。

(つづく)
116名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 19:37:41 ID:dMeSQE0R
いずかお告白キタァァァァ!!!!
続きwktk待ってます
117名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 01:34:32 ID:d0F45gb+
これは良作!C〜!
118『月と太陽』泉水×香織 2−1:2009/09/03(木) 07:44:25 ID:qYtomWUy
香織が学校に来ない。
あいつが嵐士に告白してから3日。
つまり、俺があいつに告白してから3日。
間に土日を挟んで迎えた週明けの月曜日に、香織は学校を休んだ。
担任は「立花は風邪だと連絡があった」と言いながら、出席簿にペンを走らせる。

あの日、香織は俺の告白に対して頷くことも、首を振ることもしなかった。
いったい俺は、何分間彼女を抱きしめていただろうか。
香織が赤くなった目を伏せながら「ごめん、もう帰るね」と弱々しく笑って、俺の腕の中から離れるまでの時間は、1分のようにも1時間のようにも感じられた。
部室の前で「ありがとう」と言った香織の後ろに見えた、窓から差し込む夕焼けがやけに寂しげに見えた。

退屈な授業が進んでいく。
ふと香織の席を見ると、隣のクラスの男子が座っていた。
5時間目の授業は保体だから、2クラス合同で、男女別となる。
テストも近いということで、今日の保体は教室で保健の授業なのだ。
授業の内容なんて、頭に入ってこない。
脳裏には、香織の顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えしていた。
ぼーっと空を眺めていると、前の席から何かがまわってきた。
俺は、それを受け取ってギョッと目を開く。
全然授業を聞いていなかった俺が悪いのだが、今日の授業はそんな単元を学習していたのか。
思春期の男子たちは、配られたそれを物珍しそうに眺めたり、こんなの持ってるからいらねーよ、などと笑い合っている。
俺は誰かに絡まれる前に、それを鞄の中に放り込んだ。



「どうすっか…」

その日の放課後。
香織の家の前で、俺は立ちすくんでいた。
結局、俺の頭の中は、一日中香織に占領されていた。
どうにかして香織に逢いたい。
昨日の答えを聞きたいわけじゃない。
ただ、あいつの顔が見たい。
その一心で、今日配られた香織に渡す分のプリントをめぐみから奪い取ったのだが……香織の家の前まで来て、あいつの父親のことを思い出した。
香織は、もし家に男子を連れてきたら父親は卒倒するだろうと言っていた。
俺が今、普通の男子学生の服装でプリントを届けに行っても香織に逢わせてはくれないだろう。
一度家に帰って、めぐみに服を借りるか…?
そんな風に様々思考を巡らせている途中で、立花家の玄関が開いた。

「泉水ちゃん…?」

そこには、パジャマ姿の香織が立っていた。
119『月と太陽』泉水×香織 2−1:2009/09/03(木) 07:44:55 ID:qYtomWUy


「びっくりしたよー。泉水ちゃんが家の前でウロウロしてるんだもん」

香織の部屋に通された俺は、促されて星柄のソファに腰掛けた。
続いて、香織もその隣に座る。
俺たち二人が座っても、二人かけ用のソファはまだまだ十分にスペースが残っていた。

「お前んチ、男には厳しいって聞いたから…」
「あ、今日は大丈夫だよ。二人揃って出かけちゃって、夜まで帰ってこないから」
「……お前、風邪なのに?」

俺が眉をひそめると、香織は気まずそうな顔をした。

「ごめん、泉水ちゃん。私、仮病なんだ…」
「仮病?」
「…うん」
「……そっか」

香織は風邪をひいていない。
内心ホッとした。
一つ溜息をついてから香織の方を向くと、そこには目に涙を一杯溜めた横顔があった。

「ちょ、おま、なに泣いて…」
「あのね、泉水ちゃん。聞いて欲しいの」

淀みの無い、凛とした声だった。

「私、嵐士のことが好きだった。ほとんど一目惚れで、嵐士の事ばっかり見てた」
「…ああ」

知ってるよ。
俺はその事でずいぶん悩んだんだから。
嵐士の事を好きな女なんか、恋愛対象として論外だと心に決めていた。
でも。
例えば、一緒にいるだけで癒される、その可愛くて人懐っこい表情とか。
周りとの調和を大切にする、その気立ての良さだとか。
何かに一生懸命取り組んでいるときの、その真っ直ぐな瞳とか。
誰に対しても優しく接する事ができる、その綺麗な心とか。
俺に笑いかける時の、太陽のように明るく温かい笑顔とか。
一緒に過ごす時間が増えるたびに、俺から香織に対しての好きの気持ちも増えていく事を感じた。
でも。
香織は嵐士が好き。
その事実が、俺を苦しめ続けていた。

「だから、告白した。でもね…私、気付いたの。…私の嵐士に対する好きは、憧れだったんじゃないかな…って」

香織は俺の頬にそっと片手を当てて、微笑む。

「ねぇ、泉水ちゃん。私ね、好きな人ができたの」

自分の鼓動が早くなっていくのを感じる。
120『月と太陽』泉水×香織 2−3:2009/09/03(木) 07:45:56 ID:qYtomWUy
「その人はいつも側にいてくれて、ぶっきら棒だけど優しくて、私のわがままにも付き合ってくれる、私だけの王子様なんだよ」

そう言った香織の目から、一筋の涙が静かに流れ落ちた。

「私、泉水ちゃんのことが好きみたい」

その言葉が合図となって、俺は何かに突き動かされるように香織を抱きしめた。
壊れないように、そっと優しく。
だけど、逃がさないように、ぎゅっと強く。
しばらくすると、香織がおずおずと俺の背中に腕を回して、控えめに抱きしめ返した。
不思議な安心感と愛おしさが胸を支配する。
俺は、あの日と同じように香織の頭をゆっくりと撫でた。
胸板付近に押し付けられた香織の顔の温度が、少し上がったように感じられた。



「今日、学校休んじゃって…しかも心配させちゃって…ごめんね。でも、考えがまとまりきらなくて、嵐士にも泉水ちゃんにも合わす顔がなくて……とにかく、二人に逢う勇気がなかったから…」
「学校、サボったのか」
「うん…ごめん…」

香織の涙が収まるのを待ってから腕を解き、俺たちはソファに並んで身を寄せ合っっていた。

「ちげーよ。責めてるわけじゃねぇって。ただ…」
「……?」
「……香織に逢えなくて、すっげー寂しかった」

香織の頬がまた赤くなる。
それにつられて、俺の頬も熱くなる。
いったい俺は、いつの間にこんなキザなセリフを言う男になってしまったんだろう。
2人して顔を真っ赤にしながら、ソファの真ん中に小ぢんまりと収まって。
かすかに甘い匂いのする香織の髪を、右手で撫でる。

「い、泉水ちゃん…!」

香織のパジャマのズボンの上に置かれた右手を、俺の左手でそっと包むと、その小さな身体がビクッと跳ねた。
121『月と太陽』泉水×香織 2−4:2009/09/03(木) 07:46:28 ID:qYtomWUy
「香織……キス、していい?」
「う、うん」

俺は香織の頬を両手で挟み、ゆっくりとその唇に俺のそれを重ねた。
かすかに震える唇は驚くほど柔らかく、俺を夢中にさせる。
ただ重ねるだけのキスを、角度を変えながら、何度も何度も施した。
ふと、香織はどんな顔をしているだろうかとゆっくり目を開けると、真ん丸に目を見開いたまま固まっている香織と至近距離で目が合った。

「おま、な、なんで目開けてるんだよ!」
「だ、だって、いつ閉じて良いのか分からなくて…」
「いつって……」
「だって、こんな事するの、はじめてだし、でもなんか気持ち良いし、嬉しいし、あとそれから、泉水ちゃんのまつ毛長いし…!」

香織はしどろもどろになりながら何とか言葉を発するが、もはや文法を成していない。
桜色の肌と、真っ赤に色づいた頬。
ころころ変わる、可愛らしい表情。
肩口で揺れる水色の髪。
髪を結っていない香織を見るのは初めてではなかったが、俺の腕の中で上目遣いにこちらを向く香織からは、いつもの幼い印象だけではなく、色気まで感じられる。
どうしようもなく、切なくて、愛しくて。
心臓の音ばかりが耳の中に木霊して。
…頭がおかしくなりそうだ。

「…香織」
「な、何?」
「ごめん、俺、我慢できないかも…」
「え、ちょ、泉水ちゃん!?」

俺は、香織の華奢な身体を抱きかかえて、ソファの手前にあるベッドへと静かに降ろす。
こちらを不安そうに見上げる香織の耳に口を寄せて、俺はそっと囁いた。

「…なぁ、お前の事、抱いていい?」
122名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 01:55:00 ID:JqZ0cX51
(*´д`*)ハァハァ神様が降臨していらっしゃる
つ…続きが待ち遠しいであります(*´д`*)
123名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 22:46:38 ID:XEk/4l4t
かわいいよおおお
なんという寸止め
124名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 12:58:30 ID:x8xwFqu+
いずかお可愛いいい
お互い初体験萌えるww
125名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 13:01:05 ID:x8xwFqu+
あ、亀だけど京介ポチも萌えたよ!
京介エロいwwwポチ可愛い
126名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 23:54:31 ID:TUNwGs5A
続き気になって眠れない
127名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 01:20:11 ID:KToXMNM/
えーなぜ寸止めー!
寝れねー!
128『月と太陽』泉水×香織 3−1:2009/09/12(土) 09:38:04 ID:qLWWRcjJ
耳の中に響く鼓動が、泉水ちゃんの声にかき消される。
女の子みたいだと思っていたその身体は、私を軽々と持ち上げるほどの力を秘めていて。
私を組み敷いて切なげに眉をよせた泉水ちゃんの顔は、可愛いだけのいつもの彼とは違って、素直にかっこいいと感じた。
泉水ちゃんが、私の頭を撫でる。

「香織、嫌なら嫌って言ってくれ」
「………」

優しい泉水ちゃん。

「お前の事、傷つけたくない。ずっと大切にしたいから…」
「………いよ」

大好きな泉水ちゃん。

「え?」
「だから、私の事……抱いていいよ」

私は、あなたに愛されたい。



「い、泉水ちゃん!」
「ん?」
「あの、私、おっぱい小さいから、あの…」

何度かキスを繰り返した後、泉水ちゃんが私のパジャマの上着についたボタンを外し出した。
青と白のチェック柄のブラが見えたとき、急激な羞恥が頭を駆け上がる。
一生懸命おまじないをしても、ストレッチをしても、牛乳を飲んでも大きくならなかった胸。
私の周りの女の子は、みんな美人で、胸も大きくて。
それに比べて、私は…。

「ばーか」

顔を上げると、唇に軽くキスの感触。

「大きかろうが、小さかろうが、えぐれてろうが…香織は香織だろ?大丈夫、気にしねぇよ」
「…い、泉水ちゃん」

自分のコンプレックスを、優しい言葉でかき消してくれる泉水ちゃん。
その優しさに泣きそうになる。
ボタンを外し終わると、泉水ちゃんは青と白のチェックのブラを試行錯誤しながら外した。
私の胸が、泉水ちゃんの前に晒される。

「…ッ」

泉水ちゃんが息を呑んだのが分かった。

「ごめん、やっぱり小さいのなんて嫌だよね」

元々、泉水ちゃんは巨乳が好きだって公言していたし。
分かりきっていたことだけど、なんだか悲しくなってくる。

「香織」

声をかけられて、顔を上げると、優しい瞳をした泉水ちゃんと目が合った。
129名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 09:39:31 ID:qLWWRcjJ
引き続き寸止めでスミマセン…orz
たぶん次が本番エロになる。はず。
130名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 11:59:55 ID:EXUF2+Ef
ちょwwwなんという寸止めwwww

香織が可愛くてニヤニヤしてしまった
131名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:09:44 ID:hbiofTBw
wktk
132名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:21:01 ID:VW3bjyYe
wktk
133名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 02:02:04 ID:GnzWvj1t
無理してエロくしなくてもいいからね〜
134:『月と太陽』泉水×香織 4−1:2009/09/26(土) 20:51:14 ID:CPTE261b
香織が自分の胸にコンプレックスを抱いていることは知っていた。
確かに、お世辞でも巨乳とは言えないし、ベッドに寝ている状態では、その突起付近が微かに膨らんでいるほどの小ぶりな大きさだった。
だが、白く透き通った微かな膨らみには桃色の突起が熟れたように光り、その光景が俺を誘惑する。
誘われるままにそこに吸い付き、舌と唇を使って丁寧に胸の側面を舐めた。

「…ん…っ」
「大丈夫、香織は十分可愛いし、綺麗だから…」
「ちょっ…、泉水ちゃ…あっ!」

小さな膨らみに手を添え、優しく揉みほぐすと、香織の口から可愛らしい喘ぎ声が洩れた。

「どうだ?」
「あ…なんか、くすぐったいような…」

笑いながら答える香織。
まだまだ発展途上のその身体には、胸への愛撫もくすぐったさが気持ち良さを上回る程度のものらしい。

「そっか。でも…」

揉んでいる手に、何かが当たっている。
手の下では、ピンク色の可愛い乳首がピンっと張っていた。

「うう…恥ずかしいよ、泉水ちゃん…」

手で顔を覆う香織。
自分の身体の変化が恥ずかしいようだ。

「顔見せて。香織の顔、ちゃんと見たい…」
「あ、ご、ごめんね」

慌てて退けた手の下には、朱色に染まった香織の顔があった。

「……触るぞ」
「あっ…ん…!」

揉んでいた手を止め、乳首に指をかけると、香織の表情が少しだけ快楽に歪む。

「痛くないか?」
「う、うん。大丈夫……あっ」

右手はそのままに、左手を離し乳首に吸い付くと、香織が声を荒げる。

「…ん、ちゅ…」
「あっ…ああっ…ダメ、泉水ちゃ…ひゃん!」

舌でカチカチに固まった乳首を転がす度、香織から洩れる声が色っぽくなっていく。

「んちゅ…ぷはぁ…」

その後もしばらく胸を責め続け、俺が満足した頃には香織の小さな胸は俺の唾液でベトベトだった。
135:『月と太陽』泉水×香織 4−2:2009/09/26(土) 20:51:51 ID:CPTE261b
「は…あぁ…」

悩ましげな息を吐きながら、半ば虚ろな目をしている香織に軽く口付け、俺は香織の下半身に跨り、下肢の間に自分の右足を差し入れて膝を閉じられないようにしてから、出来るだけ優しく、そっとパジャマごしにその中心を中指でなぞった。

「ああんっ、や、そこは…」

恥ずかしそうな声をあげる香織。

「………」

早く見たい。
そして直に触れたい。

「いや、泉水ちゃん!!」

俺は、香織のパジャマのズボンに手をかけ、下着と一緒に一気に太ももまで下げた。
俺の視線に晒されるのは余程恥ずかしいのだろう。
香織は真っ赤な顔を背けて俺から目を背けた。
恐らく初めて男の目に晒されたであろう、秘部。
淡い茂みが覆う恥丘はふっくらと柔らかそうで、俺は思わず生唾を飲み込んだ。

「そ、そんなにジロジロ見ないで…」

俺の視線に耐え切れなくなったのか、香織の目に涙が溜まる。

「ごめん、香織…」
「あっ…!」

まだ男を知らない秘所の割れ目を、蜜を拭き取るかのように下から上へとなぞると、香織は途端に甘い息を洩らした。

「香織、可愛い…」
「あっ…ひゃっ…ぁあ…んあぁ…」

初めて触る、男のそれとは違う女性の性器。
なぞる度に蜜が溢れ出て、香織が可愛らしく喘ぐ。

「やぁん…ひぃ!」

初めはなぞるだけだった指を、少しづつ中へと侵入させていく。
香織の中は想像以上に狭く、そして熱い。
そのまま、空いている方の手で秘所の上、ちょこんと顔を出した突起を摘む。

「んあぁぁぁっ!」

突然の強い刺激に、香織が悲鳴に近い声を上げた。

「ダメ!そこは、そこは…あぅっ!」

香織は拒絶の言葉と共に俺の肩を押したが、まるで力が入っていない。
秘所から溢れ出る蜜の量も、先程より増えていた。

「ちゅっ…」
「いやぁっ!ダメなの、そこ、汚いから!泉水ちゃ…あふぅっ…!」
136:『月と太陽』泉水×香織 4−3:2009/09/26(土) 20:53:22 ID:CPTE261b
指だけでは我慢出来なくなり、気付けば舌を這わせていた。
香織は首を振りながら、喘ぎ声を大きくする。
止まる事を知らないかのように溢れる蜜。
真っ赤に充血した、可愛らしい突起。

「可愛いよ、香織。大好きだ…」
「ああっ!ひっ!ふぁっ…あんっ!泉水ちゃ…あっ…私、変…んあぁぁあぁっ!」

香織は俺の頭を抱えながら、小さな身体を痙攣させて絶頂を迎えた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

必死に息を整えている香織の頭を撫でながら、手を伸ばしてベッドの横にあるカーテンを閉めた。
カーテンが開いていることにすら気付かなかった、自分の余裕の無さが恥ずかしい。
窓の外はすでに日が沈みかけ、夕方と夜の間に、ぼんやりと月が浮かんでいるのが見えた。
ふと思い出し、今度はベッドの下に手を伸ばす。
自分の鞄を引き寄せて、中を探ると、お目当てのものが手に当たった。
今日の保体の授業で配られたもの――――そう、コンドームだ。
俺はそれを手のひらに納め、香織の身体の上へと姿勢を戻した。

「大丈夫か?続き、できるか?」

香織の呼吸がだいぶ治まったのを確認し、声をかける。

「う、うん」

声に反応して、香織がおずおずと俺の顔を見る。
俺は香織の額にキスをしてから、自分の着ているものを全て脱いだ。
ふと視線を感じて香織の方を向くと、香織は口を開けたまま真っ赤な顔をして、俺の下半身に視線を浴びせている。

「な、なんだよ」
「え、いや、そんな風になるんだ、って、あの…」

香織がわたわたと両手を彷徨わせて、それから下を向いてしまった。
そんな反応されると、なんだか俺まで恥ずかしい。

「まぁ、初めて見るんだから仕方ねーよな…」
「あ、でも、男の人のを見るのは初めてじゃないよ」
「え!?」

心底驚いて、香織の肩を掴んでしまった。

「あ!違うの!小さいころ、パパと一緒にお風呂に入ったりしてたから」
「ああ、そういうことか」

…びっくりした。

「でも………泉水ちゃんのとは、形が全然違うような気がするよ」

そりゃそうだろ。
父親が娘相手にコレを勃たせてどうする。

「えーっと…、あのな、香織。男は興奮すると、なんだ、その、こういう形になったりするというか、なんと言うか…」
「じゃあ、泉水ちゃんも興奮してるの?」
「あ、あたりめーだろ!」

照れのせいで少し乱暴になった俺の言葉を聞いて、香織は嬉しそうに笑った。
137:『月と太陽』泉水×香織 4−4:2009/09/26(土) 20:53:55 ID:CPTE261b


「じゃあ…入れるぞ?」
「う、うん…」

香織の顔に不安の色が浮かぶ。
初めて男に抱かれるんだ。
怖いに決まってる。

「大丈夫、ゆっくり入れるから…」

そんな不安を少しでも減らそうと、優しく香織に言い聞かせる。

「本当?」
「ああ、俺を信じろ」
「うん…」

俺は香織の身体の上に、静かに重なった。

「痛かったら言えよ」
「うん。…泉水ちゃん、きて…」

香織の両腕が俺の背中にまわって、そっと引き寄せられる。

「じゃあ、いくぞ…」

まだ汚れを知らない香織の秘所にコンドームを装着した自身を当て、挿入を試みる。
…が。

「くそっ…」

入り口付近のぬるぬるした蜜に阻まれ、中々入っていかない。

「ひゃん!」

その度に自身が香織の割れ目を擦り、声が上がる。

「あの、泉水ちゃん…大丈夫?」

仕舞いには香織に心配される始末。
これは、男として情けない…。

「だ、大丈夫。俺に任せろ…」

それでもめげずに何度も挑戦し、失敗したお陰で、ようやくどうすれば挿入出来るかわかってきた。
138:『月と太陽』泉水×香織 4−5:2009/09/26(土) 20:54:45 ID:CPTE261b
「よし、いく…ぞ」

少しずつ腰を前に突き出す。

「ひぎいっ…!」

メリッと嫌な音がして、香織の表情が苦痛に歪んだ。

「い、痛いか、香織?」
「はっ…ん、だ、だいじょおぶ…」
「嘘付け!お前、こんなに…」

涙を浮かべた目をきつく閉じ、眉をしかめる香織の表情は、どこからどう見ても大丈夫とは思えない。

「だって、痛いって言ったら、泉水ちゃん、やめるでしょ?」
「え…」
「やめちゃ、やだ、よぉ」
「で、でも…」
「…わ、私は、ひっく、大丈夫だから、ぐすっ、続けて、お願い、泉水ちゃん、お願い…!」

とうとう、香織の目から涙が溢れ出した。
俺が香織を抱きしめると、ギュッと背中に腕がまわされた。
小さな身体で俺を受け入れようとする香織。
その声。
その表情。
その身体。
そして、その気持ち。
全てが嬉しくて、全てが愛しくて、俺は香織をもう一度強く抱きしめる。

「好きだ…」

俺は温かい香織の中に迎えられながら、ゆっくりと自身を進めていった。
139:『月と太陽』泉水×香織 4−6:2009/09/26(土) 20:55:22 ID:CPTE261b


「…まだ痛いか?」
俺の全部が香織の中に入ってから、二人して息を整えること数分。
香織の痛みもだいぶ引いたようで、苦痛の表情は浮かべなくなった。

「……んっ、大丈夫、もう動いていいよ…」

香織がふわりと微笑む。
少女から女へと変わったばかりの香織が見せる、可愛さと色気の入り混じったその表情が、俺の心を一気にかき乱した。

「じゃあ、動くからな…」

香織が頷くのを確認して、少しづつ腰を動かし始める。

「ひゃっ…あぐ…あっ…」

動き始めると香織の顔はまた苦痛に歪んだが、先程ほどではない。

「…ん……かお、り」
「い、泉水…ちゃん!あっ…あひぃっ!」
「かおり…かおりっ!」

胸の突起を口に含んで舌で転がしながら、右手を下半身へと伸ばし、ゆっくりと撫でる。
高い位置でゆらゆらと揺れる腰を引き寄せて俺の膝の上に抱え、そのまま動く速度を上げていった。
抱え上げられた下半身の、結合している部分が見える。
先ほどまで男を知らなかったそこからは、俺自身が出入りするたびに、白く泡立った蜜と、香織の処女喪失の証である赤い雫が零れてきた。

「ああっ…いやっ…なんか変…なんか変だよぉ!泉水ちゃん!」

背中にまわされた香織の指が、俺の肌に爪を立てる。

「香織、俺も、もう…!」

俺の下半身は既に限界に達していた。
香織の身体が、びくりと跳ねる。
背筋を駆け上がる激情に背中を反らせて甘く鳴いた。

「あっ!泉水ちゃん…泉水ちゃん、私、私ぃ…あああん!」
「大丈夫、俺が側にいるから…だから…!」

そう言いながら深く腰を突き出す。
それが最後の一突きとなった。

「泉水ちゃ…い、いずみちゃ…あっ!ああっ…ああぁぁぁぁぁーっ!!」

悲鳴に近い声を上げながら思い切り体をのけ反らせ、香織が絶頂を迎える。

「……っ!」

その瞬間、香織の中が俺自身を喰い千切ろうとするかのような勢いで締め付け、俺は下半身に滞っていた精を、薄いゴム越しの香織の中に一気に放出した。

「はぁ…はぁ…い…ずみ…ちゃん…」
「香織…?」
「……だいすき」

香織は力のない、だけども眩暈がするほど綺麗な笑顔を作り、そのまま俺を引き寄せて、まだ息の整いきらない唇にキスを落とした。
140:『月と太陽』泉水×香織 4−7:2009/09/26(土) 20:56:08 ID:CPTE261b


「ねぇ、泉水ちゃん?」

乱れたシーツにくるまって、俺の胸に頭を預けていた香織がふと顔を上げた。
俺は香織の髪を撫でながら、どうした?と聞き返す。

「何か、泉水ちゃんってお月様に似てるよね」
「はぁ?」

突然、突拍子のない事を言い出した香織の顔を覗きこむ。

「今ね、カーテンの隙間から月の光が見えたの」

首を曲げて窓の方を見ると、ピンクのカーテンの隙間から、微かな月明かりが漏れている。

「泉水ちゃんは、ちょっと冷たく見える時もあるけど、」

香織は照れたように、

「気付くといつも側にいてくれて、」

俺の瞳を覗き込んで、

「そっと優しく、私を包んでくれる」

ニッコリと笑った。



小さなベッド。
月明かり。
温かい君の笑顔。

「ね。まるで、お月様みたいでしょ?」

今日、俺は大切な人を手に入れた。

「俺が月なら……香織は太陽だな」

少し背伸びした俺の言葉を聞いて、香織はその可愛らしい頬を夕焼けのような色に染めた。

<END>
141名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 20:59:18 ID:CPTE261b
…ということで終了です。
普段ギャグしか書いてないので、色々アレな感じでスミマセン。
いずかおがもっと世界に広まりますように!
などと願いつつ、ロム専に戻ります。
ご愛読ありがとうございました。
142名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 22:24:12 ID:TuKk9xfa
乙!乙!
香織可愛くて良かったーGJ!
143名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 02:10:12 ID:cFM67sEV
GJ!!神様お疲れ様です!
最初の嵐リアルで泣ける!まさかのちなみさんですか!?
いずリカも好きだけどやっぱり王道だなー
また来るの待ってます!
144名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 20:41:30 ID:B8OQx5+O
>>141

2人とも可愛い
145名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 01:14:18 ID:48a+KcIC
ありがとうございました!!
感動モノです〜('ω`)

146名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 21:31:04 ID:LG9Pn2os
落ち防止
147名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 21:26:53 ID:0e+O0moy
防止
148名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 20:03:38 ID:19Iu8Ihh
政めぐ読みたい
校内でいちゃつく二人好きだ
149名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 00:49:30 ID:SYw3gF1d
昔単行本で好きなカップルをアンケート調査したときは京えみが1位だったよね
今同じことしたらどうなるかな?(実際はカップルじゃないのも含め)
カプぼううざとか言われるかもだけど過疎ってるし雑談ありよね?
150名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 00:52:49 ID:0zkpfSIq
カプぼう…?
頭悪そうな文だな
151名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 23:58:44 ID:azocPOZ+
あらめぐを待ち焦がれています
152名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 02:38:56 ID:nILE8VmG
自分もあらめぐ好き
正規カプじゃないせいか、なんかエロい
和姦でも無理矢理でも萌える
153名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 19:51:15 ID:Llkd8WmU
京介×えみかがすきー
なんだかんだ始めから付き合ってるし
あらめぐだったら和姦がいいな
154名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 22:40:49 ID:thnK1bvW
あらめぐの場合、無理矢理といっても
めぐみ→あらしで始まるパターンが多い気がするw

あらしはちょっかいださなければ性的には安全な男
155名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 22:44:33 ID:RL/Vhxg6
ほしゅ
156名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 20:58:20 ID:TZhvHp7+
保守
157名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 15:40:21 ID:dEAFXfMO
ほしゅ
158名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 22:03:47 ID:OqdPn3kB
いずめぐ見てみたい
159名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 17:26:50 ID:+jdocHky
その2人和むよね
160名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 00:15:38 ID:2XjY6EDe
保守のついでに

レイジ→上手そう
政宗→上手そう(荒っぽそう)
京介→上手そう(ねちっこそう)
泉水→たどたどしいけど頑張りそう
嵐士→スイッチ入らない限りは優しそう
アキラ→ヘタレそう
Mr.ダマ→紳士そう
ボス→漢らしそう


テクのイメージ
161名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 21:16:32 ID:eN3Udzz5
当たってる
162名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 22:48:29 ID:YRsvqL9S
常磐津も上手そう
163名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 17:28:15 ID:s8HE/lVP
正解
164名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 19:31:56 ID:KK/nSOSi
>>163=メグ
165名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 22:06:18 ID:CzQt3JiO
常磐津は変態ぷれいしそう
166名無しさん@ピンキー
保守