ぬらりひょんの孫でエロパロ 3鬼目

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
※ここは『ぬらりひょんの孫』のエロパロスレです。

・18禁ですので、18歳未満と見て取れる書き込みはヤメて下さい。荒れる原因になります。

・業者や荒らしを無駄に呼び込まない為にも、なるべくsage進行でお願いします(メール欄に sage と入れて貰えば上がりません)。

・SSは、基本なんでもオーケー。ただし特殊なシチュが入る場合(ふたなり、ショタ、スカトロ等)や、エロ無しの場合は、注意書きしてくれると有り難いです。

・特定のキャラやカプを叩くのはヤメましょう。苦手なSSが投下されても、NG設定してスルーしてください。間違っても、○○×△△イラネとかの書き込みはしないように。

・荒らしは、畏れ多い妖怪ぬらりひょんです。一般人の我々には書き込みを見る事ができません。反応するのはヤメましょう。


ぬらりひょんの孫SS保管庫
http://wiki.livedoor.jp/nuraparo/d/%a5%c8%a5%c3%a5%d7%a5%da%a1%bc%a5%b8

2名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:20:36 ID:S5dEMMdb
>>1乙!
3名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:22:44 ID:jkPG49jG
>>1乙姫
4名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:26:37 ID:Uw9MRE0e
>>1乙!!

しかし、青黒とか首無とかは基本的に種族名(?)みたいなもんだろうし、各々の固有の名前ってないんだろうか?
5名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:01:19 ID:jkPG49jG
即死回避!
6名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:06:44 ID:bpXb8j4N
一応過去ログ

ぬらりひょんの孫でエロパロ 2鬼目
http://same.ula.cc/test/r.so/yomi.bbspink.com/eroparo/1214567191/1-?guid=ON
7名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:15:36 ID:cG3dJA1f
あ、なんか足りないと思ってたら過去ログ忘れてたのか
乙です
8名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:22:10 ID:ZMpMJGka
>>1
スレ立て乙、とうとう3スレ目か
この間、ぬらりのエロ同人が売ってた、結局買わなかったけど
9名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:23:48 ID:ZMpMJGka
すまん、sage忘れた
10名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 06:39:48 ID:vc9BORg+
>>1の改行うぜぇ と思ったこともありました
>>1
11名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 11:28:01 ID:bpXb8j4N
前スレの埋め完了。
12名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 18:41:47 ID:Xfkdy/eq
>>8
どんな?
13名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 21:13:45 ID:QmhUBKlo
リクつらのりょな的なSS投下してもいいでしょうか?
14名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 21:19:56 ID:bpXb8j4N
遠慮無くカマン!! 
ただ投下の際は、名前覧にタイトルか酉を付けてくれると嬉しいです。
15名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 21:21:55 ID:QmhUBKlo
トリのつけ方分からないのでタイトルにします!
しばらくお待ちください!!
新参者ですがよろしくお願いします
16名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 21:58:29 ID:LG1B/APm
>>15
トリは#の後に好きな文字(ひらがなでも英数でも)
を入れればおk
17名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 22:16:15 ID:Fhw3BeQn
ぬらりひょんの孫でエロパロ 2鬼目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214567191/

ぬらりひょんの孫でエロパロ 1鬼目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205467859/
18 ◆c1z5AVmpHM :2008/11/29(土) 22:17:31 ID:bpXb8j4N
ちなみに、
#ぬらりくお
と名覧に書くと↑になって
19 ◆TV7bdV6JPA :2008/11/29(土) 22:19:50 ID:bpXb8j4N
#ゆきおんな
と書くと↑になる

>>17
20名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:29:53 ID:TsuPOjyg
前スレの埋め投下した人



ちゃんと許可取ったのか?
あそこまでそっくりだと、不安になるぜ






ちゃんと作者に許可取ったよね?
21 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/30(日) 00:17:17 ID:j1xdqziq
>>20スマン。
どうせ埋めネタで見る人なんか居ないと思って、別な所で書いたのを、ぬらり用に改変したんだ。
>>20が見たのってこの酉だよな? マジでスマン。
22名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:46:05 ID:xoFBK0ip
作者本人なら問題なしさ




後、謝らなくていい。作者が書いた作品は作者の自由だから。
23【大人味】前書き:2008/11/30(日) 16:43:49 ID:DLda2qjx
新スレ>>1乙です。
前スレに落とした3ヒロインキスエロシチュ妄想、今回は【大人味】でお届けいたします。
よろしかったらご覧ください。
24【大人味】つらら:2008/11/30(日) 16:46:04 ID:DLda2qjx

闇の中、白刃の閃き

絶命した男の躯は、床に崩れ落ちる前に夜風にさらわれて、散った。
罪深き裏切り者といえども、元は同じ釜の飯を食った仲だ、一撃で斃したのはせめてもの情け。
虚ろな目は、断末魔の瞬間に何を思ったのか。

「冥土の土産にゃあ…おあつらえむきかもな…」

高きから地上を眺めてひとりごちる。
ここの眺めははまた、見事だ。闇夜に輝く無数の輝きを、一手に支配した気さえする。
あの男が、愚かな野望(ゆめ)にとり憑かれたのもわかる。

ずっと後ろに控えていた影から、静かに声がかかる。

「あなたの、ものです。
この光も、闇も、全てあなたのものです。若…」

たとえ、朝になればすべて消えてしまうとしても


地上には無数の光
一つ一つが人の営みを照らす

天上には、満天星を抱いた はてなしの闇
月のない冴えた夜空には 至上の珠玉も及ぶまい

流れる夜風の滑らかさは、極上の絹


けれど

「今は、お前の方がいい」

闇色の滝のような髪に指をからめ、そっと引き寄せる。

「ん…」

ひやりと己を包み込む唇は、絹よりもなお滑らか
潤んだ瞳は、いかなる玉より妖しく輝く

「ふ、ぁん …リ、クオ様…!」

耳触りのいい鳴き声は どんな美酒より芳く酔えそうだ


(玉も錦も 君ありてこそ)



巻頭カラーでリクオの膝になついているつららからイメージ
…なぜか高級HOTELの最上階スイートルームが舞台 100万ドルの夜景を見つつ
25【大人味】カナ:2008/11/30(日) 16:48:55 ID:DLda2qjx


私は、彼の手を取れなかった
彼もまた、最後の最後で手放した

それでも




私がお風呂に入って部屋に戻ってきた途端。
灯りをつける間もなく、背後から羽交い絞めされて心臓が飛び上がった。
上げようとした悲鳴は、乱暴に塞がれたまま彼の喉の奥に奪われる。

…まったく、もはや10年の大台に乗る付き合いのくされ縁でなかったら、
喜んで犯罪者呼ばわりして叩き出しているところだ…できるかどうかは不明だけど。


彼の、平素おだやかな黒い瞳が、闇の中でだけ金に輝くのだと知ったのはいつのことだったか。
その頃から、こうして時折夜中にふらりと姿を見せるようになった。

たあいのない話をして そのままふらりと立ち去る時もあれば、
今夜のように、深く強く触れてくることもある。

今日はまた、いつになく激しいな…

そして包み込まれた硬く弾力のある胸に意識を奪われる。
引き締まったその身体は意外に筋肉質でしなやかで、私のような女とは違う。



何があったのか なんてきかない

今日はかたくなに向けようとしない背中も
近くにいれば、かすかに鼻腔をかすめる鉄錆のにおいも
とざされた瞳が、今どんな感情を浮かべているのかも

何も きかないし きけない



顎まで滴った唾液をご丁寧に舌でぬぐい、ようやく目を合わせた。
どうやら今夜はこのまま帰るらしい。


ねえ
(次はいつあえる)

口元まで出かかった台詞を、のどの奥に押し込んだ。


この逢瀬を、あと何度交わせるのだろう。

(私はあなたと共には生きられない あなたなしでは生きていけない)



大人セフレ関係?な二人
26【大人味】ゆら:2008/11/30(日) 16:49:46 ID:DLda2qjx


目覚めれば見知らぬ部屋
なじみのない寝具の感触
かたわらには見覚えのない女が全裸で寝息を立てている――

…男にとってはたいていの怪談などより、よほど背筋を涼しくさせてくれる話だというが。

それが見知らぬどころか、日は浅くとも毎日顔を合わせている相手の場合、どうしたらいいんだろう。


「やっぱここは、男として責任取らなきゃなんだよね」

今度ばかりは夜の自分とやらを殴り飛ばしてしまいたかったが

「う、ん…」

こちらが身じろぎして寒かったのか、そのまますり寄ってくる小動物のような彼女の
見たこともなかった安らかな寝顔を見ているうちに

何だかもう、どうでもよくなった


寝乱れた髪を梳き、羽のようなキスを落とす。

(さあ 目覚めた君に なんて声をかけようか)




朝チュン…


絶対こいつら皆場面外ではできあがってますが、今回は「キスエロ」です。
27【大人味?】1:2008/11/30(日) 16:51:47 ID:DLda2qjx

前回おまけでご好評いただけた様子の「黒田坊×鳥居ちゃん」verもお届けします。





「だから違うと言っておるだろうが!」
「言い訳はけっこうです!ほんとに信じらんない!」
「信じられんのはこっちの方だ!少しはこちらの話も聞け!」


若の護衛として、学校の裏門について見張りをしていた。
ここは生徒たちがほとんど通らないと聞いていたのに、よりによってこの少女と出くわしてしまった。
こちらを認めた瞬間のこわばった表情に、つい声を掛けてしまったが、返った返事はけんもほろろだ。

「大体学校関係者でもないのに、なんでここにいるの?」
「それは、若…身内の者がここに通っているからだ。たまたまだたまたま」
でなくて誰が、人間の領域にわざわざ入るものか。

「へぇー?若いのに女の人にもてなくて、寂しくなってフラフラ入り込んだのかと思ったわ」
「…何だと?」

さすがにカチンときた。
若のご友人、無力な人間の少女と思い、穏便に済まそうと思っていたが、そろそろ我慢も限界だ。


己は暗殺破戒僧の異名をとる妖怪、僧の身なれど堕ちて久しい

酒戒も、殺戒も疾うの昔に破り捨てた


いわんや女犯(にょぼん)の戒なぞは



「―――言うてくれるな、小娘」

こちらの低い声に宿る響きに気付いたと見え、顔を引きつらせる。
もう遅い。

 
28【大人味?】2:2008/11/30(日) 16:52:38 ID:DLda2qjx


慌てて体を反転させ、逃げようとした少女の顔の脇に、どんと音をさせて片手をついた。
驚きに硬直した瞬間に、もう片方の手で少女の体を捕まえる。細いな、片腕で腰まで回るぞ。

「や、やっぱり変態なんじゃない!この犯罪者!離してよ!!」
「いちいち無礼なことを言う口だな…また塞いでやろうか?」

こちらを見上げる目に、また涙が盛り上がってきた。怖いのだろう。
夕方のせいか周囲には人影も見当たらず、大声を上げても聞こえるか分からない。

「……やだ…!」
ゆっくり顔を寄せると、嫌だというように顔を振るので、頭の後ろに手をやり押えた。
動かせない顔に、今度こそこちらの顔を寄せ…



「あ、裏門前で生殖行動発見」(屋上)



そっと唇で涙をぬぐってやった。
何をされるものかと震えていた少女が、ぱちくりと目を瞬かせる。
その耳元に吐息とともに吹き込んでやった。

「あまり大人を舐めるでないわ」
言い置いて、そこを立ち去った。


どさ、という軽い音を聞きながら、なぜだか勝利感に似た高揚を感じていた。

(こうしてだんだんドツボに嵌っていく、とはまだ気付かない頃)



この後河童に「見ーたーよー、黒田坊ー?」と言われるか、
直でリクオに報告されてしまい「どういうことかな、黒田坊?」と言われるか。

大人って、子供が思っているほど大人じゃないよね、という。


駄文ばかりですが、ここまで読んで下さりありがとうございます。
29名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:05:26 ID:MgJiY5CR
>>23
乙、たまにはこういうのもいいね

>>12
あらすじ絵を見た限りじゃヒルオとつららのラブラブHみたい
30名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:37:56 ID:XWvWg0Ee
>>23
新作キテタ、乙乙ー
端々の言い回しがかっこよくていいですなー
31名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:10:23 ID:7C90Mdot
新スレ一本目キテルーーー!!
Gj!やっぱりカナがすきだw
32名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 19:43:14 ID:AiIbgK/w
うおお!!新作ktkr!!
職人さんGJ!
33名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 18:38:44 ID:KYSzf/WE
ぬらエロスレ名物であるところのオナホールが作中に出てきてしまいましたね
その、オナホールみたいな口の妖怪が
34名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:18:45 ID:Dtz5k10A
りっきゅんにげてー!



しかし、そんな願いも虚しく、りっきゅんのおにゅんにゅんは妖怪の吸引口へと咥え込まれるのだった。
35名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:46:41 ID:yZDPaNxV
その妖怪はオナホールの憑喪神だったのだ!
りっきゅんのショタチンコにしゃぶりついたまま激しく吸引するオナホ妖怪。

「い・・・嫌だ!離してよ!!うっ・・ああっ!!」


そして、その様子を見ながらオナニーをするつらら。
クチュクチュといやらしい音を立てながら秘部を弄る。
「わ、若ぁ・・あんっ・・んっ・・」
36名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:32:12 ID:Dtz5k10A
助けに行けよw
37名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:33:27 ID:KYSzf/WE
ごめん、ガンギ小僧のことだったんだ…
38名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 13:21:11 ID:zlVlT5P+
>>37
>>34-35は、間違いなくわかってて書いてるwww
39名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 17:17:52 ID:t+gpPbhf
オナホ妖怪ってガンギの事だったのか!
らめえぇっ!!ギザギザの回転鋸でおちんぽ切断
しちゃううぅ!!どぴゅどぴゅっ!!!!

ゆらはアナルバイブが好きそうだな
40名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:19:17 ID:zlVlT5P+
ゆらは式神を呼び出して、タンロウ?(狼)とか鹿とかとANAるガッチュンだよ!獣姦だよww
41名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 19:20:41 ID:hBSrEUon
現代の医学ですら敗北しそうなスレだwwww
42名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:05:59 ID:t+gpPbhf
>>40
アナルファックの前に金魚を召喚してウォッシュレットで
アナルを綺麗にしとかないとなw
43名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:08:10 ID:U8JI4l3n
>>42
勢い強すぎてゆらの口からゆらMAXしそうだな
44名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 09:04:27 ID:e98046TJ
ゆらのアナルに自転車の空気を入れるポンプで空気
を入れてからお腹を押して強制放屁させたり、生チ
ンポ入れてズボズボしてみたいな!

あと玉章に小便を掛けたい
45名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 17:05:09 ID:jNa2M05r
さすがぬらりwwww
ほかのエロパロ板とは変態度が違うなwww
46名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 21:51:50 ID:NoKO+X//
過去ログ読むと、徐々にスレの変態度が増してってるのがわかるなw
47名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 23:01:18 ID:hrTwDUMz
ほのぼのも好きですがね
48名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 00:10:05 ID:LY5rLQ+5
黒鳥が変態度なくほのぼので良かった。
イイヨイイヨー
職人様GJ!
49奴良家妄想1:2008/12/05(金) 00:46:49 ID:xhBdwce5

前スレ>>187-188(若菜さん×リクオ)から大変長らく経ってからでアレなのですが、
その後の妄想がなぜか今頃ポンと浮かんでしまったので投下します。
(ちなみにリクパパ=二代目です)






その時の中出しが見事ヒットしてしまい、やがて妊娠が発覚した二代目総大将の妻である若菜さんは、
現総大将であり、奴良家の家長でもあるぬらりひょんとの対話に臨むこととなった。


「して、本当に孕んでおるのじゃな?」
「はい」
「そうか…。いや、お前さんも若い盛りにウチの馬鹿息子が置いて逝っちまって、ちと気がかりだったんでな。
お前さんがいいならそれでいいが…、ひとつ野暮なことを聞こう。
胎の子の父親は誰か、聞かせてくれんかね?」

口調は問いかけだったが、現在この本家内でこの言葉に逆らえる者はいない。
若菜さんも普段のおっとりした顔をすっと真顔に正して向き合っている。

「…いや、無理にとは言わんがね」

若頭、そして実の息子としてこの場に同席していたリクオは、すでに顔面蒼白である。
本当にこんなことになるとは思いもしなかったのだから。

どうしよう、どうしよう、どうしよう…

だがしかし、やってしまったことはやってしまったことである。
ここで母であり、自分を男にしてくれた女(ひと)を一人矢面に立たせておくなどできる訳もない。

若菜さんが口を開く前に、気力を振り絞って声を上げた。

「…ボクです…!」

しん、と静まりかえる空気。

その場にいる面々(といっても内々の事なので数人だが)の視線を一身に浴びながら、
リクオは蒸発しそうな意識を死にもの狂いで繋ぎ止めつつ、どうにかしゃべった。

「ボクです。ボクが、かあさんを、…抱いたんだ」

話した後も気が遠くなりそうな緊張感は変わらず、今すぐに失神しそうなところを何とかこらえ、
珍しく驚きに目を見張った祖父の言葉を待った。が…、
50奴良家妄想2:2008/12/05(金) 00:48:04 ID:xhBdwce5
>>49 続き


「ほ。なんじゃ、リクオだったのか」

途端、ぽんと音を立てそうな程ゆるんだ空気に、一瞬ついていけなかったリクオである。

「一応聞いとくが。あやつはああ言っとるが、本当か?」
「はい。その通りです、お義父様」

すっかりなじみ深いいつもの調子に戻った二人の会話に、呆気にとられていたが。

「なんじゃいなんじゃい。せっかく親子三代じゃというに、お主らだけしっぽり仲良くしおって。
どうじゃ、お前さんさえ良かったら、その子の次にこのワシとも子作りしてみんか?」

ゴン、と見えない金槌に頭を叩かれたような衝撃を感じ、さらに真っ白になってしまったリクオである。

「まあ、私でよろしいのですか?」
「こっちの台詞じゃ。まあのう、ワシもばーさんとは大恋愛で、その後は操立てとはいわんが、ちとご無沙汰だったんでな。
しかしあの馬鹿息子がお前さんを連れてきたときには驚いたよ。
ワシの好み、すとらいくぞーんど真ん中でな」
「ま…、お義父様ったら…」(ぽっ、と頬を染めて)


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「リクオ様…」

目の前で繰り広げられるやり取りに、もはや茫然自失の態のリクオに重々しい声が掛かる。
のろりと首だけを向ければ、終始瞑目していた木魚達磨であった。


「何もおっしゃいますな。これが奴良組です」






「何も言うな。これが奴良組だ」
のセリフを言いたかっただけという。


このままいけば、中学卒業前に異父兄弟の兄兼
一児の父と叔父or叔母の甥になってしまうリクオの運命やいかに。



折角の>>187-188レスにあほ妄想くっつけてすいません。
51名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 04:46:16 ID:fBZdC7Nu
いよっ、まってました!

で、今度は若菜がNTRれてリクオが悔しがるのも書いてくれるんだよな?
52名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 08:04:36 ID:WmUwT2+u
ワラタw 修羅場かとおもいきやw
53名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 09:34:17 ID:9qCpmpyH
総大将と若菜さんに子供ができれば2分の1なのでリクオ(4分の1)よりも有利に!?
しかし複雑な関係だなー
54名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 23:14:01 ID:xhBdwce5
>>51 ゴメン無理っぽい。
つーか全盛期好色の限りを尽くしてておかしくない総大将と比べられたらリクオ哀れすぎで…。
5554:2008/12/06(土) 00:11:18 ID:NcTAHP/y
なれなれし過ぎた…。
すいません>>51。普段こんな喋り口調なもんで、いまだにここでの話し方が掴めない。
他のSSならいくつか案も浮かんでるんですけど。
56名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 00:15:54 ID:4fV7N1Yz
>>50さんは前スレの若菜さんSS書いた人ですか?
57名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 07:52:15 ID:iorHCeYQ
>>55気にしなくてオーケーよ。
58名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 01:20:47 ID:s3Kmp3mk
>>56 違います。あのレスで貰った妄想が今頃開花したんです。

>>57 ありがとうです。
59名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 09:04:36 ID:SjKFecak
最後の見開きに夜雀がいなくて良かったぜ……
60名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 10:37:21 ID:TfFhm7WX
>>59
夜雀は空気が読める子なので避難していますww


玉章の刀が都合よく服だけ切れる刀とかなら面白いのにwww
61名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 16:11:28 ID:SjKFecak
服は切れなくて良いから、下着だけ切れて欲しいw
62名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 19:29:37 ID:IybwOFTH
牛頭丸×メス丸でお願いしますッ
63名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:51:30 ID:nGFigh0J
>>60
その(都合の良い)刀で苔姫様を剥いてほしいと思った
64名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 18:57:42 ID:xXDzNgb+
馬頭丸と苔姫と玉章に俺が糞ひり出してるところを見て貰いたいのだが、
ちゃんと見ていてくれるだろうか・・・心配だな
65名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:29:34 ID:HQRDZvBw
顔は美少女でおにんにんは馬並だなんて…ゴクリ
66名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 09:41:36 ID:OU4XKEyE
>>65そんで、こんな展開希望↓


 そんな女装子カワイイ馬頭丸に興奮する牛頭丸。
 ついに我慢できなくなり、シャロローンと女装した時に馬頭丸を押し倒す。
「ちょっとぉ! なにするんだよバカ牛頭!?」
 牛頭丸は関係なく後ろ向きで馬乗りになり、女装子の袴をビリビリと破いていく。
「なにすんのじゃねーだろ? 女の格好してチンコをでっかくするなんて変態じゃねーか! これは牛鬼様に報告だな」
 牛頭丸の顔は性的な笑みで歪み、馬頭丸の顔は血の気が引いて涙を伝わせる。
「いやぁっ! 何でもするからっ、言わないでよぉっ!」
 僥倖。全ては牛頭丸の思い通り。牛頭丸は口元を吊り上げながら立ち、自らも袴を脱いで勃起したペニスを晒す。
 そしてそれを、天を向く馬並以上の勃起ペニスに押し付ける。
 先端と先端が、鈴口と鈴口が、人並と馬並がキスしている状態。
「なに……するの牛頭?」
 まさか。と言う感覚が、馬頭丸の身体を震わせて金縛る。
「お前をイカせて、チンコを元に戻してやろうって言うんだよ。力抜け馬頭丸……ふんっ!!」

「ふぎいぃぃぃっ!!?」
 悲鳴を上げる間も無く、馬頭丸のペニスに牛頭丸のペニスが挿入された。ズブズブと突き刺さり、尿道の中を暴れ回る。
 激しい痛みと快楽に挟まれ、馬頭丸は……




みたいなのを誰か!
67名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 10:11:13 ID:YoujPGLM
随分と奇抜だね・・
68名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 13:05:45 ID:21Qv8jxM
>>66
究極の尿道プレイだな・・・ゴキュリ
69名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 22:40:39 ID:g0WDKCUR
>>66さんレベル高いッす!!!
7011年ぐらい前1/5 ◆i3gUwK3FiI :2008/12/11(木) 23:46:37 ID:WwkC39YW
流れは馬頭丸らしいな
だが断る。俺は俺のジャスティスを逝くぜ!


〜11年ぐらい前〜

ぬら家の風呂は広い。
そして誰でも使える。
でも今日は4人だけだった。
「うふふ…リクオ、綺麗になりまちたね〜」
若菜がまだ1歳の息子、リクオの体を洗ってやっていた。
湯船でそれをのんびり見守る毛倡妓に、若菜が声をかける
「毛倡妓さん、リクオをお願いできます?」
「ええ、はい」
「すいません… じゃ、次はつららちゃんでちゅよ〜」
柔らかいスポンジで赤ちゃんつららの肌を優しく擦っていく。

「ふうう…」
実は若菜達が来る前から一人で長湯をしていた毛倡妓。
湯船に髪をつくぬよう髪の毛をアップに結び、うなじを見せるような感じ。
毛倡妓の胸の間に抱かれてきゃいきゃい騒ぐリクオ。
「だうー…あうー あ?」
毛倡妓の乳首の先から白い筋のようなものが伸びてきていた。
お湯に浸かりすぎて乳穴が緩んで母乳が染み出してしまっている。
「だうっだうっだうっ」
ぱしゃぱしゃぱしゃ
「あらあらどうしたの若…ひやん!」
白い筋の出口を探してリクオの手がむんずと毛倡妓の左の乳首を掴む
「だ、駄目よ若…そんな…あっ…あひっ」
そのまま乳房を抱え込むような体勢になり毛倡妓の乳首をくわえ込んでしまう。
まだ歯の生え揃っていない口がやむやむと毛倡妓の乳首を噛みあげ
「んんっ…、ひあっ…駄目え」
駄目といいつつもリクオの顔を自らに押し付けてしまう。
湯で火照った体がなお紅潮し、うなじからスウウッと赤みが差していく。
リクオが何度も吸っている間に乳穴が開いて本格的に母乳が噴出してくる
「んん〜…んまんま…んま」
「若っ、ああん、若ったらもう…っ」
リクオが咥えていない側の乳首からも同時に射乳し、湯船が部分的に白くなっていく。
淫蕩極めりといった顔の毛倡妓は口をだらしなく開けながら零れる涎を止めもしない。
「こ…こっち…ね…こっちで…」
リクオに乳を飲ませながら左手で抱え込み、右手は自分の右乳首を弄り始める。
毛倡妓の指が乳首を執拗にこね回し、根元をコリコリと扱きあげながら
指が乳穴の中に入り、そこを拡張していく。
二本の指が入るようになり、ぐっと指を広げると、まるで別な生き物のように乳穴が開いていき
中からどぽっどぽっと白い液体が零れ落ち、ぬらぬらと乳の穴の肉をてらつかせる。
7111年ぐらい前2/5 ◆i3gUwK3FiI :2008/12/11(木) 23:47:34 ID:WwkC39YW
「はあ…い…若…んっ…ここに、ね…ここに」
発情して収まらない毛倡妓は少し先で若菜が背を向けてつららを洗っているというのに
意に介する様子も無く未来の若頭のペニスを頂こうとしている。
それも女陰でなく、乳穴でだ。
毛倡妓は浴槽の外で横になり、リクオからすれば左乳が上、右乳が下になっている。
毛倡妓は母乳の出てくる穴に相変わらず夢中でしがみついて吸い上げるリクオを見て笑い
手をリクオの幼いペニスに添えてそっと引き寄せる。
幼ペニスの向かう先は乳汁垂れ流す右の乳首。
「あむあむ…だーっ、だーだーっ!!」
「だ、だめよ、おっぱいもっと吸ってぇ」
突然チンポを包んだ感触に驚いたリクオが声を上げるがそれを強引に乳に押し付け
仕方なくリクオも思い切り乳首を吸い上げていく。
リクオからは乳房が障害になって見えない所では、ペニスが毛倡妓の乳穴の中に埋没している。
「だうーだうーっ!!」
本能に従い腰が動き出す。小さなペニスが小さいなりに勃起して乳穴を抉り
乳で濡れそぼった穴の中をじゅっぽじゅっぽとかき回しながら奥を突っ込み、突き上げていく。
腰を動かす度に粘ついた乳液が絡みつき、その感触が溜まらず動きが緩む事が無い。
「あっ あっ あっ…赤ん坊なのになんて立派な…ひぎぃ♪」
空いた手を股間に伸ばして尻穴も女陰も指でかき乱しながら悶えまわる毛倡妓。
しかし…
「毛倡妓さん…人の息子に何なさってるんですか」
「ひんっ、ひんっ、若のオチンポ凄いいいっ」
「毛倡妓さんってば」
ぬぽっ
「あっ、若、おっぱい吸って吸ってぇ…」
リクオの口を乳房から引き離し、代わりに若菜の指が突っ込まれる
「あぐ…ひぎっ!?あ、あ、若菜様……」
「リクオの初めてはお母さんが貰う予定だったのに…もう」
乳の奥まで指が突っ込まれ、爪が中の肉を軽くひっかいていく。
敏感で脆い乳腺内がその刺激に悲鳴を上げるようにひくつき
奥からとめどなく白い乳を吐き出してくる。
「ご、ごめんなさいっ、若菜様あっ…ゆる…ゆるしへぇ…」
「だーめ♪赤ちゃんのオチンチンを犯しちゃう淫乱おっぱいはお仕置きよ♪」
若菜が毛倡妓の上に馬乗りになり、床に押し倒す。
暴れるうちに髪の毛は解けて、毛倡妓の波打つような髪が濡れて拡がる。
リクオのチンポもとうに抜け、本人は既にどこかへ行ってしまった。
「はあっ、はあっ…あ…あひ…うぎいいぃぃぃっ!!乳…ちち乳首穴がああっ」
そして若菜の指が2本…3本と毛倡妓の乳穴に突き刺さる。
その指も激しく前後左右に動いて乳穴の中を荒らし回るように犯し
淫らな母乳が指との隙間からぷちゅっぷちゅっと吹き零れる。
「いだあああいっ!おっぱい穴が広がっちゃうのおおっ!!戻らなくなっちゃうううう!!!」
「痛くなきゃお仕置きになら無いでしょう?うふふふふ」
毛倡妓の苦しんでいるような声と裏腹に下半身は洪水のように愛液を吹流し
既に幾度と無く絶頂を迎えているようで、秘肉が充血しきっている。
7211年ぐらい前3/5 ◆i3gUwK3FiI :2008/12/11(木) 23:49:46 ID:WwkC39YW
「だーだーだー」
「あうあうー」
チビリクオとチビつらら。
裸んぼうでぺちぺちしあう。
チビオのおちんちんはびっくびく
チビつら思わず飛びついた
「だうーあむあむ」
「あーあーあー」
チビ二人が上になったり下になったり
チビオがオチンチンをこすり付けると
チビつらはおまたをチビオに擦り付ける。
「あうーあうー」
「うーうーっ」
オチンチンが割れ目を叩く、擦る
体勢を変えながら色んな角度から擦っていると
チビつらがワンワンスタイルになって
チビオが後ろからえいえい腰を突き出すと
なんとかオチンチン割れ目に挟まった。
「うーうーうーうーー」
「だうだうーっ!」



「あひっ、うふんっ、うふうっ、フウッ」
お仕置きと称して乳穴にバイブを突っ込まれ、バイブを伝って乳汁が零れ落ちてくる。
「若菜様ぁっ、お、オマンコも…何でもいいから突っ込んでえぇぇっ」
「あらもう、お仕置きだっていうのに悦んじゃ駄目じゃないの」
膣穴を拡げて悶える毛倡妓に、尻穴の方へ双頭ディルドーの片方を突き刺し入れる
「ひぐぎぃ!?き、キモチイイッ、でも、違う、違ううううっ!!」
双頭ディルドーのもう片方は若菜の尻穴に収まっており
二人の腸内をゴリッゴリュッと突き上げて穿り返し続ける
「あ、暴れちゃお尻が壊れちゃうわよお♪んっんはあっ」
二人の女が尻穴でつながりながら、切なそうに自らのマンコを指で穿り返し
入れるものは無いかと目をめぐらせると、1歳の子供達の性交が目に入る
「だうーだううーっ」
「あうあうあうーっ」
「まあ…リクオったら…。うふふ、こっちいらっしゃい」
バックからチビつらを犯す程に性的に成長した我が子を見て
驚いたような喜んだ様な顔で目を細め、こっちへ来るように呼び寄せる。
「だうー…ままー…」
「あむっ…あーあーあーっ!」
あっさりチビつらのマンコから離れて母親によちよちと飛びつき
毛倡妓より幾分もボリュームが落ちる乳房に顔を摺り寄せ
すっかり性に目覚めたチビつらがチビオを追って這いずり寄る。
「次はママのここにも…ね?」
「まーまぁ、まーまぁ」
7311年ぐらい前4/5 ◆i3gUwK3FiI :2008/12/11(木) 23:52:08 ID:WwkC39YW
チビオをひょいと抱き上げると自分の股間の上に下ろす。
若菜の膣穴はこれでもかというくらい濡れてぱっくりと開き
位置を調整するまでもなくチビオのチンポをぬるっと咥えこむ
「あは…ちっちゃいのに硬ぁい」
「ままーっだうーだうーだーっ」
手足をばたつかせて母親のお腹にすがりつくチビオ
動く度に膣の中でペニスが揺れて若菜の穴の中を刺激する。
「あむー!あうーっ!!」
チビつら怒る。チビオのオチンチンは自分のものだといわんばかりに怒る。
「あらあら、ごめんなさいねつららちゃん。」
そっとチビつらを抱き上げる。
1歳ながら女として開花した秘所を見ながらくすっと笑い、指を突っ込んだ
「あうーー!!??」
「これで我慢してね?」
「あ"っあ"っあ"あ"−あー」
ぷしゃあっぷしゃあっ
若菜の細い指が、チビつらの細い膣穴を行き来する。
何のテクニックもなく前後させているだけでチビつらは快感に仰け反って何度も放尿を繰り返す。
「若菜様ぁ…もう…もう駄目…あ…あ…これ、これでもいいっ」
毛倡妓が狂う一歩手前で見つけたもの。
それは若菜と交合するチビオの後姿。そのチンポではなく、チビオの足。
母親を懸命に犯す赤子の右足をとるとそれを自らの女穴の中に沈めようとする。
「だうっ、だうっ!?」
右足が誰かに掴まれてびっくりして逃げようとしてももう遅い。
つま先からねちょっとした肉穴に突っ込まれ、まるで化け物の口に飲まれているようにも見える。
「だーだうーだうーっ!!」
「ひぐっ、太過ぎるっ…あああっ、裂ける壊れる破れるううっ♪」
抜こうとして暴れるチビオの足は毛倡妓の子宮を力一杯蹴りつけ
それが毛倡妓にこの上ない快感を与えて一気に絶頂に押しやってしまう。
「ああああああああああっ!ひぎゅうううううう!!!♪死ぬううう♪死ぬうううううう♪」
「だうううう!!!」
ぎりぎりぎりっとチビオの足を締め上げながら、乳穴も締まり、
乳穴を塞いでいたバイブが圧力でポポンッ!と吹っ飛ばされ
バイブが抜けた後から母乳が間欠泉のように噴出して4人の上に降り注ぐ。
「だうっ…ままー…しっこー…」
そんなカオスな中、尿意を告げる大物。足を抜こうともがきながらも母親の膣からペニスを抜こうとしない
「はああっ…いいわよ、このまましちゃいなさい♪」
「だうー…だーだー…」
じょろろろろろ…
「あんっ…母親を便器にしちゃうなんて悪い子ね♪」
お腹にじんわりと拡がる温かみを感じながら、ヤリたりないという風情で腰を振り続ける…
7411年ぐらい前5/5 ◆i3gUwK3FiI :2008/12/11(木) 23:53:29 ID:WwkC39YW
「だうーだうーっ!!」
「リクオッ、リクオオオッ!!!」
「あ"うーあ"うぅぅ♪」
「おっぱい寂しいのぉ♪誰か…誰か突っ込んでぇ♪」
若い母親が双頭ディルドーで妖艶な美女と繋がりながら赤ん坊の息子に犯されながら小便を出され
母親が預かっている赤ん坊のマンコに指を入れて赤ん坊は小便をぶっかけながら
美女は赤ん坊の足でマンコを犯されながら乳から母乳を噴出して辺りを真っ白に染めつつ
こんな光景は誰もが見た瞬間回れ右して何もなかった事にしたがるだろう。
75名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:23:07 ID:0iUt77dW
ぐっじょ!

リクオ1歳って出て来た段階で、ニヤニヤが止まらなかったw
76名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:31:01 ID:3/ngilH1
GJ!!!!!
やべぇ、新しい世界に足を踏み入れそう
77名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 01:37:19 ID:pK9ILd9T
原作はシリアスな展開なのに、お前らときたら……
78名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 07:05:19 ID:VAoVqhCy
若菜様19歳…?変態だー
79名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 07:39:45 ID:QTBMTWaz
GJでっす
リクオとつららに普通に萌えてしまったのは異端なのだろうか……
80名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:16:09 ID:PMJnE/De
つららと毛の姐さんと若菜様にチンポがついてたら奴良組は楽しい事になるに違いない


つらら「あんっ・・若のお尻締め付けが凄くて気持ちいいですぅ・・っ!」ズッポズッポ!
リクオ「ひぁっ・・・つららっ!ダメだよぉ・・・っ!くっ!ああっ!」
あと、狸娘にもチンポがついてたら多分キンタマもでかいだろう。
そのでかいタマとタマの間に相手のチンポ挟んでパイズリならぬタマズリとか・・・

なんか今日の俺は病んでるな・・・
81名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:26:45 ID:oZxJgGNs
雪女とくっついたジャンプ主人公って昔いましたねー
82名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 22:09:48 ID:1exIFbp5
最終的にゆらは、式紙全部と合体して……

ゆら「式紙合体ッ! ユラッ! ガイッ! ガーッ!!」

鳥居&巻「ユラMAX、承認っ!!」

ゆら「覚悟せえ、ぬらりひょん!! ゲルギルガンゴオグフォ……ユラ、マーックス!!」

ってなる。間違いない。
83名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 11:27:21 ID:OTGNzjUc
ゆらが最終兵器として式神と合体させられたあげく世界滅亡→ヒルオと一緒に最後の人類として生きていくのかなるほど
84名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:23:03 ID:jxXo4Erg
ぬらりには触手が足りない!!
つまり、こう言う展開が足りない↓


 まるで生物の体内。ピンク色の肉壁に覆われた部屋で、一匹の妖怪が穴と言う穴を犯されていた。
 手足を触手に拘束され、空中に大の字で吊り上げられている。
「ふんん……ぢゅちゅっ、ちゅぷぷっ、んぢゅぅっ、ちゅるぢゅる……んんっ!!?」
 咥内に野太い触手を押し込まれ、食道までズリ穴にされ、胃袋も容赦無く通過。
 尻の穴からも入り込み、直腸結腸を突破して、大腸の中で口から入って来た触手と絡まり合う。
「んむぅぅぅっ!? しむぅぅぅっ!! しむうぅぅぅぅぅっ!!!」
 グネグネと螺旋を描き、媚薬の体液を擦り付けながら腸内を暴れ回る。
 そして前。細長い触手は先端に小さく丸い穴を開けると、その狭い肉穴でリクオのペニスを飲み込むのだった。



みたいなのを誰か!!
85名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:31:56 ID:WoOnhAjm
 ∧,,∧
(´・ω・)
(∪ つ「や、そこまで書いたんなら>>84が書けばいいじゃん」
  u-u 
86名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:54:57 ID:jxXo4Erg
自分で書いたら、話しを読む楽しさが無くなるんだ。
 何個かのスレで触手にチンコ犯されるのは有るけど、書いたの殆ど自分だしw
 良い意味で変態が集まってるこのスレなら、ネタさえ振れば誰か書いてくれるんじゃないかなーと。
87触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 18:57:30 ID:2Z+r21pR
触手…触手か。ではちょっと思いついたお遊びをやってみます。
--------------------------
じゅるっ じゅるりっ
イソギンチャクのごとき姿をした触手の妖怪。
影から影へと以外に俊敏に動き回りながら獲物を探して徘徊する
<さて…大人を狙うか子供を狙うか…悩むものだな>
声無き声でそう独り言を呟く妖怪。

(発言時間の下一桁を採用
1=リクオとし、2以降がそれぞれ雪女(和服)、つらら(制服)、カナ、ゆら
毛倡妓、若菜、鳥居さん、夜雀、針女とします。
巻さんがいないのは仕様です。…同名の家族がいるので抵抗が…w)
88名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 19:02:18 ID:PDPp6blY
まさかの針女…
89名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 19:11:07 ID:ZTRrpsyg
えええええええええっ!!!
90触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 19:28:50 ID:2Z+r21pR
触手はうどん屋のほど近くを這いずる―
そして妖気を感じて興味を示してそちらへ向かってみる。

「まったく…うちの大将にも困ったもんだわ」
両手にどっさりと袋を提げた針女が歩く。
人間の振りをしてはいるが(化ける必要がある程人からかけ離れた姿ではないが)
触手の持つセンサーにはわざわざ人の振りをしてしこたまうどんを買い込む妖怪が
ひどく興味を引かれて…彼女をターゲットとした。

「…ん?」
何かのぬめったような視線を感じて振り向く針女。
しかし、特に変わった異変は見つけられず…それよりもうどんを早く持っていかねば
あの冷酷で残忍な男の雷がどう落ちるか分からない。
さあ、急ごう―― 針女の急ぐ足を柔らかいものが捕まえた
「きゃっ!!」
ドザザザッ
袋の中身を思い切りぶちまけてしまい、顔が青ざめる。
だが、買いなおせば済む話と取り直し、足に絡みついたモノを睨みつける
―いや、その間もなくそれは針女の体を引きずり始めていく
「だっ…誰だ!私を四国の幹部と知って…」
<シ…シコク…四国? 田舎臭い妖怪だと思っていたが随分遠い所から来ているのだな>
「…ムッ…」
触手の声無き声でも馬鹿にされたのは感じるのか眉が飛び跳ねる針女。
だが、その飛び跳ねた眉もすぐに片付ける羽目になる。
妖怪基準の美意識からしても醜悪としか呼び様の無い物体が針女の視界に入って来たからだ。
触手は、ここに異空間を作り上げていた。
引きずられ始めた針女を傍から見ていたものがいれば
彼女が電柱と壁の間に飲み込まれたように見えるだろう。
だがもちろん、その狭い空間に押し込められているわけではない。
先日の雲外鏡が作り上げた鏡の異空間を思い浮かべて頂きたい。
電柱と壁の間をゲートとして、現実世界とよく似たもう一つの世界が拡がっている。
「な、ななな、名を名乗れ…ひあっ!!」
気丈に針女が振舞うが、それを踏みにじるがごとく触手の暴虐が始まる。
触手が針女の足に絡みつき、蛇のようにのたうちながら這い上がっていく。
<田舎妖怪とは少し残念だったが…まあたまには珍味もよかろう>
「貴様、また馬鹿に…うわああっうぎいいい!!!」
足に巻きついた触手が彼女の足を遠慮なく広げる。いや、引き裂こうとする。
180度近く拡げられ、それに伴って着物も腰まで引き上げられている。
股間を隠そうとしていた手も途中で止まり、下着を妖怪の前に晒しっぱなしで
足が引き裂かれそうな痛みに悶え苦しむ
「あが…が…」
<力加減…間違えたかな?そうだ、こいつらは俺ほど体が柔らかくないのだったな>
危うく玩具を壊しかけた事を反省しながら力をふっと緩める
「は…はひ……」
苦しみから解放され、緊張が解け、気も緩んだのだろう。
針女の目からかすかに涙が零れ、下からも小便を零してしまう。
じわ…チョロチョロ…
しばらく自分がお漏らししている事すらも気付かずに
下着に黄色い染みが広がる様すら陵辱者の前に晒してしまう。
「はあ…はあ…あ…あ!きゃああああっ!!!」
上半身を跳ね上げて両手で股間を覆う。
「見るな!見るな!!見るなああっ!!!」
<いやもうしっかりと見せていただきましたとも、ええ>
妖怪はうねうねと触手を揺らしながら、楽しそうに針女の顔を見上げる。
顔があればとびきり意地悪でいやらしい笑顔を浮かべていただろう。

↓まだ続きます
91触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 19:58:39 ID:2Z+r21pR
さして趣向を凝らさずとも、針女の心身をかなり追い込めたと実感し
妖怪は本格的に陵辱行為を始めようとする。

「なっ、なっ、なっ…んぐうううっ!!!」
大口を開けた針女の口に触手が素早く突っ込まれる。
<うどんが相当お気に入りのようだが、こういうのも好きか?>
じゅぼぼぼっ じゅぶぶぶぶぶっ
一気に針女の食道まで触手が行き、また素早く戻ってくる。
あまりの苦しさに触手を掴んで留めようとするが
ぬるぬるとぬめった触手は針女の指から上手に逃れ
更に調子に乗ってのどの中でくいっくいっと先端を折り曲げて刺激する。
「…ーーーー!」
針女が涙を流し、食道がうねって嘔吐しようとする。
胃の中の物が逆流して触手ごと押し出そうとするがまったく力は適わない。
吐きたくても吐けない。息も吐けない、吸えない。
失神寸前まで追い込まれた針女を下からの刺激だった。
<田舎妖怪のマンコの味、しかと味わわせてもらおうか>
拡げっぱなしだった針女の股間に触手の先端がごりごりと押し付けられる。
何が起きようとしているのかとっさに理解した針女は抵抗の手を伸ばすが
そんなものが届くより早く触手が下着を破り、小便塗れの穴へと侵入を果たす。
「……〜〜〜(ふぎいいい!!!!)」
喉をふさがれて悲鳴も上げられない。
無残にも針女の穴は貫かれ、肉色の柱が膣穴をしっかりとふさいでしまう。
足はしっかりと固定されてばたつく事ができない。
唯一自由になる手も触手をいくら掴もうとしてもぬるぬると滑ってしまい
なお一層無力感を実感させる役にしか立たなかった。
<田舎の妖怪でもマンコの中の色は同じみたいだな。ハハハッ>
「ーっ!!!(黙れぇええ!!)」
密着しているとよりはっきりと妖怪の言わんとしている事が伝わるようで
触手妖怪の辱めに怒りと羞恥で顔を真っ赤にしながら触手を抜こうと無駄な抵抗をする。
<へえ、もっと奥に突っ込んで欲しいってか?>
にゅるるる じゅぶぷぷぷぷぷぷっ
触手はより深く奥底めがけてうねりながら侵入し
針女の膣の穴をこれでもかと言わんばかりに突き上げる。
「…ぶもっ…もっ……」
もう既に手は口とマンコを犯す触手に力なく添えられているだけになる。
というか呼吸ができていないのだ。妖怪に酸欠というのがあるのか分からないが。
とにかく針女は白目をむいて口の端から泡を吐き…びくびくと全身を震わせた後、ぐったりと脱力する。
<ん?死んではいねえみてえだが…あ、これか。いかんいかん、久しぶりなんで感覚が…>
急いで触手を口から引き抜き、針女の腹の辺りを叩く
「…うげっ!うげほっ!げほっ!!!」
胃の中身をぶちまけながら覚醒する。
「ゆ…め?やな夢…」
<勝手に人を夢の住人にすんじゃねえよ>
「ひぎっ!!?う…ヒィィ!!!」
自分の秘穴を押し広げる感覚に気付き、悲鳴を上げながら後ずさろうとする。
<逃げんなよ。せっかく起きたんだし、もうちょっと付き合えって>
「いやっ、ちょっと待ちな…」
<後ろの穴も寂しそうだよなあ?>
「あ…あ…ぎ…きぃあああああああああっ!!!」
メリメリッ ぶちぶちっ
細めの触手とはいえ何かを受け入れるようには出来ていない穴に突っ込まれ
肛門を裂き、腸を傷つけながら触手はどんどん突き進む。
「駄目ぇぇ、抜いて、抜け、抜いて、助けてええっ!!!」
股間の二穴を引き裂くような勢いで触手が暴れ回り
針女には一片の快楽すらも与えず、蹂躙し続けていく

↓次で終りたいです
92触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 20:34:30 ID:2Z+r21pR
「ひい…ひいい…ひぎいいい…」
針女は地面を掴み―アスファルトの地面を掴む手は血で滲み
肘を突いて身を引っ張り―着物の袖はズタズタになり
触手妖怪から逃げ出そうと力を振り絞るが何の役にも立たない。
触手は更に本数を増やして針女の穴に押し込まれている。
前に三本、後ろに二本、針女の穴を拡張する勢いで抉り、穿り返す
<少しは気持ちよくなってきたか?>
「ひっ、ひっ、ヒィィ!!!」
首を振って否定する。本当は二度ほど軽くイッているのだが
それを凌駕する苦痛と辱めとプライドが針女に全力の否定を強いた。
<太ければ太いほど良いではなかったか?…もう一本だけ増やして試してみよう>
4本目の触手が股間に伸びてきたとき、血相を変えて針女が叫ぶ
「ち、違います!ちょっと気持ちよかった!気持ちいいのっ!!!このままがいい!!!」
膣穴の限界も近いことを感じ取っていた針女は、たまらず触手の前に屈した。
<……三本ぐらいが丁度いいのか?>
「そ、そう!そう!!だから増やさないで!あっあっ、気持ちいい気持ちいい!!」
一生懸命気持ちよがる演技をしながら腰を振る。
開き直ってしまえば本当に気持ちよい気がしてくる。
「あっ…あっ……」
声にも微かに鼻にかかるような艶がかった響きが加わり
さっきに比べたら、膣穴の蜜も分泌されてきたようでもある。
三本の触手はより合わさって一本の肉棒のようになり
針女の腹をごんごんと突き上げ、その度に針女は気持ち良さそうな声を上げ
<そうか…じゃあ実験はこれくらいにしとくか>
「はっ…はんっ…本当…に?」
<次は俺が気持ちよくなる番だ>
「……………え?…うぶぶ!!」
再び喉に突っ込まれる触手。
三穴を激しく蹂躙し、腸や膣壁がめくれあがりそうな勢いで触手が前後して
ただとにかく針女の穴を使って自分が気持ちよくなろうと弄ぶ。
「ん…んんんっ!!んんー!!!!」
びゅるるるっ!!どくっどくっどぷっ!!!!
3穴6本の触手から一斉に白濁液がぶちまかれる。
食道を突き抜けて胃まで届いていた触手は、針女の胃袋に直接射精し
膣と肛門も、横から零れる隙間がないほどぎっちりと食い込んでおり
吐き出された精液はそのまま針女の腹を膨らます体積となり
「んぁぁ…(は…破裂…するっ)」
あまりの圧迫感と呼吸困難に、自分の腹が破裂するような幻を見ながら
ここでぷっつりと針女の意識はトンだ。


「ままー、あのオバサン変ー」
「変なんてあっちゃんそんな事…きっ!きゃっ!!!」
針女は生きてはいた。
二つの穴が広がりきり、ぱっくりと開いたまま奥からとめどなく白濁液を垂れ流し
気を失ったまま口から涎のように白濁液を垂れ流しながら
時折、げふっげふっと咳をするように腹の底から精液が逆流し、着物を汚す。
「たま…ずさ……」
うわ言のように、自分を助けてくる訳が無い主の名を呟きながら
当局によって保護され、病院へと搬送される。

その玉章はというと
「腹が減ったな…」
「ひひ…ひもじい…ぜよ」
「……(ぐうううぎゅるるるるるる!!)」
「クケー!!!」
「飯はまだかオルァ!!」
「腹が減って力が…」
「幼女の袖ウマー」
幹部ともども餓死寸前だった(一人除く)<<終>>
93名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 20:51:29 ID:ZTRrpsyg
ぐっじょ!
俺の股間のテロリストが暴れている!!
94触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 21:10:22 ID:2Z+r21pR
(もう一度やってみます)
針女を弄んだ触手は、再び獲物を探して動き出した。
<次はもう少し手加減して遊ぶかな…>
影に潜みながらするすると滑るように移動する触手妖怪
次に狙うはさて…?

(発言時間の下一桁を採用
1=リクオとし、2以降がそれぞれ雪女(和服)、つらら(制服)、カナ、ゆら
毛倡妓、若菜、鳥居さん、夜雀、ふたなりゆらとします。)
95触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 21:34:33 ID:2Z+r21pR
「はー、若ったら…どこに行っちゃったのかしら」
とほ〜、と途方にくれる音を出しながら、和服少女が一人。
<ここは…どこぞの家か>
うろうろする内に奴良家へと入り込んだ妖怪。
誰かを探しているのかマフラー姿で歩き回る少女に狙いを定める。
「…ハッ!誰!?」
<!>
ヒュッと飛び退ると、さっきまで妖怪が潜んでいた場所が氷漬けになる。
「侵入者!」
<むう…>
「出てきなさい!そこにいるのは分かっているのよ!」
殺気をみなぎらせて庭石の裏に向かって叫ぶ雪女。
――触手妖怪は雪女の後ろに隠れる事も無く立っていた。
<全然…違ーう!>
「え?キャッ!!!」
背後からの奇襲!なすすべも無く両手両足を掴みあげられ
「おい、どうした雪女!?」
<おっと、やべえなこりゃ>
「きゃあああっ!!!」
四肢を掴まれて人形のようにサーッと運ばれていってしまう雪女
「くそっ、待ちやがれ!何者だぁ!…い、いねえ…」
青田坊が触手と雪女を追いかけて角を曲がった時、二人は影も形も消えていた。

「や…やめなさい!私を誰と…あうう」
べちゃ、べちゃ、と服の上を這いずる触手の動きに顔をゆがめる。
さっきまで妖怪達の気配で満たされていた屋敷からは
まるで数年間放ったからしにされていたボロ屋のような気配しか感じない。
「異空間に引きずりこまれた…?助けは望めないわね」
<そうさ、いくら喚こうか叫ぼうが無駄だ>
「自力で抜け出すって意味よ!」
雪女の右手に冷気が集まっていく。
<へええ…体を弄られてるのによくそんな集中力が出るもんだ>
「んんんっ!!」
<ならこれでどうだ?>
「ひ?ひあ!あっあっ!!!」
服の上を這いずり回っていただけの触手が中に入り込む。
マフラーの中から胸元へ2本
足元から裾の中へも2本
べちょべちょとした粘液に塗れた触手が雪女の肢体を舐めまわすように蠢く
「な、何これ気持ち悪い!」
右手に集まっていた冷気は消え去り、懸命に身を捩って逃げ出そうとする。
しかしそんな動きは握った手の中で小虫が動くほどの抵抗すらない。
雪女は和服を正しく、つまり下着をつけずに着ていた為に
触手は既に雪女の胸も秘所も触れる状態にあった。
「ひ…こ、こらっ!駄目っ、そこは若にしか…」
足の付け根を這い回る触手に危機感を覚えたのか
上ずった声を出して拒絶し始める。
<若って誰だよしらねーよ>
粘液でねとねとした触手が這いずる感触はまるで舌のようであり
雪女の割れ目を撫でるというよりも舐め上げてしまう
「ひっ、きゃああっ!!!!」
まだピッチリと閉じたその割れ目を嬲られて羞恥に顔を真っ赤にし
雪女はもはや冷気を集めるどころではなく反射的に手足を動かしてもがくばかりだった。

↓続く
96触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 22:05:02 ID:2Z+r21pR
じゅるじゅるじゅるじゅる
「いやっ!いやっ!離せ!離せーっ!!!」
粘液をなすりつけるように触手が幾度と無く割れ目を擦り
微かに甘い感覚が生まれつつあるのを必死で否定して頭を振る雪女。
<なかなか面白い反応をする…>
次は胸を狙って触手が伸びる。
まだ幼く、膨らみ始めたばかりの乳房の上を触手が這いずり
その微妙な段差を味わい、楽しむように飽きる事無く擦り続ける。
「やっ、やっ、あはっ、あははははっ、くすぐったっくすぐっ」
触手の力を入れすぎない加減でのタッチが雪女にはくすぐったく感じられ
妖怪に掴まれた手足をひくひくとわななかせて笑い始める。
<…しかし笑わせてばかりってのもな>
しばらく雪女の乳房の感触を楽しんでいたが
今度は唐突に乳房の頂点、つまり乳首を弄び始める。
薄い色素の桜色した乳首は明かりの無い服の中であっても
触手の超感覚には感じ取られ、愛でるようにゆっくり擦っていく
「ひ?ひ!ちょっとそれは…あ…あふっ」
くすぐったいような気持ちいいようなもやもやした感覚を抱えて困惑する雪女。
舌で舐められているような感じに戸惑いながらもしっかりと体は反応し
乳首は微妙に大きさを増し、硬くなり始める。
「あふ…ひぐっ!!」
硬くなった乳首を更に押し込むように触手が擦り潰し
さっきとは打って変わった激しい愛撫にたまらず大きな声が出てしまう
「ややややめて…やめ…あふっ」
眼をうるつかせながら内股を擦り合せてしまう。
気がつけばいつのまにか股間を嬲っていた触手は消えていた。
「あ…あれ?ちょ、ちょっと…」
<なんだ、こいつが欲しいのか?>
触手が雪女の股間の上、下腹部の下のあたりをつつくと
雪女は無意識に足を開いて触手を股間に捉えようとする、が
慌てて我に返って足を閉じる。
「あ…危ない…まったくもう、油断も隙もありゃしないわ」
何よりも自分の行動にびっくりした雪女。
戸惑い、驚き、冷や汗を流しながら自分の体を見下ろす。
服を着たまま触手が中を蹂躙しているので
外から見ればいつも通りの自分の姿なのがなんだか不可思議な気持ちにさせる。
「もう一度…呪いのふぶ…」
ぢゅるんっ
「ひあああっ!!!!!」
雪女の硬く閉じた股間に無理矢理触手が押し入った。
勢い、雪女の小さな秘豆に触手がぶつかった為に一際はしたない声を上げてしまう。
「ひっ、ひゃっ、ひぁっ…」
ずりずりずりずり…
触手が雪女の股間を行き来するたびに悲鳴にも似た声が漏れてしまう。
雪女にも触手にも、雪女の秘豆が既に硬く勃起しているのが分かる。
「こんなの…私…いやああ……」
びく、びく、と小さな絶頂を繰り返し、乳首をより硬く、閉じた股間からは蜜を零し
それでも負けるものかと服の中の触手を射殺すつもりで睨みつける。
「お前は絶対私の手で…」
にゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅる
雪女を蹂躙する触手はどんどん増えていく。
「ひああ!ななな、何よこれ…何これ何これナニコレ…」
足の膝もその裏も太腿も、お尻も足の付け根もヘソも
ぬめった触手が何十も雪女の体を這いずり回り
それが目に見えないために舌に舐められているかのように錯覚してしまう。
「だ…駄目よ…らめ…らめだってばあ…」
股間から零れる愛液の量が増えるに従い、閉じられた足が微かに緩んでいく

↓続く
97触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 22:32:58 ID:2Z+r21pR
一旦力が緩んでしまうと、穴の開いたダムの如く。
わっと押し寄せる触手の群れの圧力にあっさりを足を大きく広げさせられ
下半身全てを撫でまわされ…いや、舐め回されていく。
「やっ、やああっ、いやああっ!!!」
理性では拒絶しても、脳の命令が足に行く前に快楽を求める本能がシャットアウトしてしまう。
愛液をしとどに垂れ流す割れ目に我先にと触手が押し寄せ
服の上から見ればその部分にスイカでも抱え込んでいそうな程膨らんでしまう。
「や…いや…入れるのだけは駄目…それだけは…ああ…」
今の状態で膣に何かを挿入されたらどうなるか…
雪女はそれを想像してはいけなかった。
何かが瓦解したかのように表情が緩み、目じりがとろんと蕩けて足を自ら開いていく。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
雪女は何かを考えようとしてもまとまらず、股間から立ち昇る感覚だけを貪り続ける。
しかし、一向に触手たちは雪女の秘穴へと侵入する気配は見せない。
せいぜいクリトリスを数本がかりで押し潰したり挟んだり引っ張ったりするだけだ。
「はふ……」
首を横に振るが、何をして欲しいという言葉はついぞ出てこなかった。
<何だ?何をして欲しいかいわないとわからんだろう>
「はあ、はあ、はひ…」
<なんだあ、言葉を忘れたのか?>
触手が一本、雪女の額をつんっと突く。
それを見た雪女は舌を出し、それをくわえ込もうと首を伸ばす。
<言葉じゃなく態度で、ってか?>
雪女の求めるままに触手を口に押し付けると
雪女は嬉々としてしゃぶり、吸い上げながら足をもっと開いていく。
<もう十分弄んだし、いいか>
触手の一本が雪女の膣穴の入り口に押し当てられる。
ついさっきまではぴったりと閉じて皮膚の割れ目みたいだったそこは
生き物の口のように開いて鮮やかな紅い肉を垣間見せる。
ず…ず…
「ん…ん……」
ずにゅううぅぅ
「んふぅぅぅぅ!!!」
入った瞬間、ガクガクと全身を震わせながらまた絶頂してしまう。
しかし、そんなものはお構い無しに触手は奥へと突き進み、
その動きにまた絶頂し、触手が奥へたどり着くだけで3度もイッてしまう。
「んく…んく…んちゅ……」
上の口でも触手をしっかりくわえ込み、舌技というには程遠い動きではあるが
一生懸命舌で触手を楽しませようと激しく蠢いていく。
<ハハハ、そらっ>
「んん?んぶぅぅー!!!!」
一足先に上の触手が精を放出し、雪女の喉奥めがけてぶちまけていく。
最初は勢いに負けてごぼごぼっと精液が口からあふれ出すが
すぐに慣れてごくっ、ごくっ、と喉を鳴らして精液を飲み干していく。
雪女の口の中にたっぷりと精液を吐き出した触手はすぐに引き抜かれる。
「はあ、はあ、はあ…精液いっぱい…はあ、はあ、はあ…」
断続的にびくびくっと腰を振るわせると
その度に膣肉がぎゅうっと触手を締め上げて、精を搾り取ろうとする。
<なかなか名器だな…んん?>
ジュボジュボジュボジュボ!!
触手が一気に激しく前後運動を始め、雪女の膣の中をぐちゃぐちゃにかき回す。
「あああっ!ああああああっ!!!あああああああああっ!!!」
喉をそらして雄叫びのように腹の底から嬌声を上げてのたうち震え
連続的に絶頂を迎えて服を自らの愛液で濡らして汚していってしまう。
「はあ、はあ…もっと…まだ…まだ…足りない…」
扇情的に尻を振りながら、更なる姦淫を求めて頬を緩ませる

↓次で最後
98触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 23:00:44 ID:2Z+r21pR
幾分解れた膣穴に2本目の触手が入り込む。
「ふ…ふああ、ふにいい!!!」
服の下半分は愛液でべとべとだが
上半身も汗でべっとりと色が変わるほど濡れて
触手が何か動きを見せるたびにぐるぐるお目目がせわしなく動く。
<おらよっと!ほら、2本目も奥まで入ったぞ>
「んひいいいい!!!!!」
涎を垂らして歓喜に打ち震えながら声を上げる。
誰かに見られたらという考えはとうの昔に吹き飛んでいた。
2本の触手は互いにバラバラな動きを見せて
片方が激しく前後にかき回したかと思うと
もう片方はゆったりと動いて膣壁を優しく嬲り上げていく。
「おぅ、うふぁ、はあっ、ああっ!!」
獣のような声を上げて触手の動きに合わせてのた打ち回る。
何度も味わう絶頂に頭の中は真っ白になって何も考える事ができず
ただひたすら腰を揺らして触手を奥に迎え入れる事しか考えられない。
<もうそろそろ中に出すからな、いいよな?>
「あひい…出して…出してえへ…」
口を開けて言葉を発すれば涎を抑える事もできず、だらだらと零しまくり
言葉の意味も分からずにただ鸚鵡返しに頷くばかり。
ビュッ ビュビュッ びゅるるるるっっっ!!
「ひあ、なんか、ん…出てる、熱いよ…出てる、出てるのおぉ!!!」
雪女の最奥へと2本の触手から精液が溢れんばかりに噴出していく。
「ああああ、零れちゃう、何か知らないけど零れちゃうううっ!!!」
入りきらなかった精液が溢れ、腿を伝って零れ落ちるのを感じ
必死で足を動かして止めようとするが、動けば動くほどとめどなく溢れ続けてしまう。
<ふう…>
触手は一息つくと、雪女の手足を離し……池の中へ落としてしまう。
バッシャーンッ
「へふっ?…きやあああっ!!!」
水の冷たさにびっくりして叫び声を上げ、我に返って立ち上がる雪女。
目はしっかりと焦点を結び、完全に正気に戻っていた。
「は…わ、私…私……」
自分の身に起きたことを反芻し、我が身を両手で抱きしめながら震える。
汗と愛液で濡れてしまった服も池の水で分からなくなってしまっていた。
「な…なんて事…私があんな…あんな淫らな…ああ…っ…」
自分の中に燻っていた淫乱な一面を見せ付けられ、打ちのめされている。
そんな雪女に突如浴びせかけられた声。
「ゆ、雪女!?ど、どっから出てきたんだよ!」
池の中にいた河童が目を白黒させて叫ぶ。
「…え?あ、あら?」
気がつけば、そこはもう異空間ではなく元の奴良組本家の庭だった。
「若ーっ、雪女がいましたぜー!!」
「つららっ、つららっ!どうしたの、何があったの!?」
びくっ…―言えない―
「い、いえません……若…に…軽蔑される…」
「何?何があったか分からないけど…僕がつららを軽蔑する訳無いだろ!」
「―ホントウニ?―」
「本当だよ…で、何があったの?大丈夫?」
「……じゃあ若…その前に私を…力一杯犯してくれますか?」
「………………は?」
「コワレルくらい…うふふ…」

池の水面に浮くなんか白く粘ついたものが
雪女の方から流れてきているのを河童だけが見ていた。<<終>>
99触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/15(月) 23:02:39 ID:2Z+r21pR
疲れたけど楽しかったー。今日はこの辺で。またやる気が出たらやりたいです。
お疲れ様でしたー。
100名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 23:06:06 ID:PDPp6blY
GJでっす
やったぜ雪女!
101名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 23:07:27 ID:dVrjuBSi
続きを今か今かと待っていた
GJ!!!!!!
素晴らしすぎる・・・・
気が向いた時でいいので是非、この触手妖怪の続編を頼む
102名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 00:37:49 ID:9ecGSbK9
「若!! そんなことじゃ四代目は継げませんよ!!」

昔からそういわれて育ってきた。
だから、四代目を継ぐものだと思っていたし、今でもそうは思ってはいる。

でも、ひいじいちゃんも健在で組のことにしょっちゅう口出し手はお父さんと喧嘩してるし、お父さんはお父さんでたまに、

「お前のほうが妖怪の血は濃いんだよな……」なんて恨めしそうな目で見てくる。幽霊じゃなくて妖怪なのに。

でも、確かにお父さんはおじいちゃんの血を四分の一ついでるだけだから僕のほうが妖怪に近いのは間違いない。


何しろ、お父さんのぬらりひょんの血を八分の一と、








納豆小僧の血が半分、流れているのだから。
103名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 00:40:08 ID:EcI+1vpx
リクオ×馬頭(♀)ってないのかな・・・
104名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 10:50:06 ID:NoszvDxX
>>102
納豆小僧かよ!!!
105名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 11:34:20 ID:s3hdL7+d
かなが戦線離脱してから順位下がったな…
106名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 13:52:59 ID:+g4Y7Sjo
カナは戦線復帰して来るよ!
 リクオがピンチになった時、↓みたいな回想の後にきっと復帰。




 掌が良い。と拳の先人達は言う。

 掌底、平拳、正拳、抜手、指拳。
 拳の握りは数有れど、掌底こそが相手を選ばず確実にダメージを与える術(すべ)だと。拳の先人達は言う。
 その気になれば、女子供でも使いこなせる拳。
 筋力では無く遠心力。強靭さでは無く柔軟さ。
 外からでは無く、内から壊す掌の拳。気を纏えば浸透勁へと変わる臨機応変な八卦掌。
 そこまでにメリットが有り、目立つデメリットは何も無い。なれば拳の先人達は言うだろう。「掌こそが最強の拳だ」と。

 しかし、はたしてそうか?

 異議を唱えるのは若き拳人。
 掌が良いのならば何故、他の拳が存在するのか?
 平手、正拳、抜手、指拳。それらが掌と同等に必要だから存在するのではないか?
 本来は使い手の修練差だけで、五拳に差は無いのではないか?
 そこで若き拳人は、「なればこそ」と思う。
 掌と対極の拳、指拳を極める事こそが、新たな拳の開拓に繋がるのではないのかと。
 母指(ぼし)、示指(しし)、中指(ちゅうし)、薬指(やくし)、小指(しょうし)。その中で使うのは一本。母指のみ。

 「だがしかし」、
 それを見た拳の先人達は嘲笑う。
 相手の身体が鋼の様に固ければどうするのか?
 鍛え上げられた肉体に指一本の指拳は有効なのか?
 そう問われ、若き拳人は嗚呼(ああ)と哭く。
 拳が衰退していった過程に心から嘆いた。
 そんな考えだから拳は衰退するのだと。
 だから頼らねばならない、氣に。
 だから武の最強の座を渡さねばならない、魔法(ペテン)に。
 だから証明せねばならない、最強の武を。
 生涯の殆どを鍛練に費し、拳人は拳神と成る。
 そして現代、その拳と意志を受け継ぐは一人の少女。
 受け継ぐは指拳。完成された拳の集大成。
 受け継ぐは証明。引き起こす武の下克上。
「この世に仇成す邪悪を穿つは……」
 伝えられし積年の願いが、代弁者を代えてここに成就する。

「拳神四分家が一つ、家長家現当主、家長 カナッ!!」

 さぁ、現代の拳神よ……

「推して参るッ!!」

 最強を証明せよ。


そのまま玉章をフルぼっこ。掲載順位もうなぎ登りw
107名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 14:04:14 ID:L8OpbGCD
エロパロスレでまで掲載順の話すんなよw
鯖スレ帰れ
108【花も嵐も…】プロローグ:2008/12/16(火) 14:37:16 ID:Btv0fJOu
まあまあ。
カナちゃんは自分も好きだし、正ヒロインだと思ってるんで。

えー、いつの間にやらシリーズ化してた3ヒロイン+@キスエロSS、最終話をお送りしたいと思います。
書き終わってみれば 副題「幸せ家族計画」とでもいうべき作品に仕上がってしまいました。
なぜだ。最初は「3ヒロイン+@ごとに 同じテーマでちょっぴりエロス」で考えたのに。全然エロくない、エロパロに落としていいのかすらわからない。
むしろ「LOVE&PEASE」。砂吐く用の桶用意した方が良い位ですが、これで完結です。
109【花も嵐も…】つらら:2008/12/16(火) 14:38:15 ID:Btv0fJOu


夜半過ぎ。いつものように部屋でいくつかの懸案を片付けていたリクオの耳に、遠慮がちな誰何の声が掛かる。

「…リクオ様、起きておられますか…?」

側近として己に仕えて久しい彼女の声に「起きているよ」と何の気なしに応えた。

「…あの、お部屋に入ってもよろしいでしょうか…?」

? いつになく遠慮がちな声に訝りを覚えたが「いいよ」と応えた。今夜はもう遅いし、そろそろ寝るつもりであったのだ。
こんな時間にわざわざ訪ねるとは、何かあったのだろうか?

扉の外の気配には色濃い逡巡が漂っていたが、ややあって「失礼します」と言って入ってきた。

「どうしたのさ、つらら。こんな時間に」

訪問者である雪女の名を呼び招き入れる。時間にふさわしく夜着一枚の姿だ。
白い単衣にしどけなくかかる黒髪がえもいえぬ色香を漂わせ、覚えず胸が波立った。
その感慨にあえて目をそらしつつ、雪女の言葉を待った。


「……リクオ様、私の一世一代のお願いがあってまいりました。
――――どうか、このつららにお情けをくださいませ」


一度は目をそらした感慨が、抗いがたい衝動となって全身を襲った。


「つらら…それは…」

「――お慕い申し上げております、リクオ様」


気付かなかったといえば嘘になる。
ずっと、己を見つめる彼女の視線が、静かに燃えていたことに。
それを今はっきりと告げられ、眼差し一つで追い詰められていた。

気づいていたからこそ、彼女に迂闊に触れることを戒めていた。
触れてしまえば、手放すことなど出来なくなってしまうから。
脳裏で揺れる逡巡に、一瞬瞑目する。目を見開いた時には覚悟を決めていた。





「私では…だめですか…?若、リクオ様…
私では若の女になれ…(そっと口を塞がれる)」

「それ以上、言わなくていい。
つらら、今夜お前を抱く。ボクの…いや、オレの女になれ」

「……はい…」
110【花も嵐も…】つらら2:2008/12/16(火) 14:38:58 ID:Btv0fJOu


口元から頬、首、胸元と、少しずつ唇で辿っていく。
闇に浮かぶ肌の白さはまぶしいほどで、まさに降り積もったばかりの新雪のよう。
雪のように柔らかい肌は、けれど確かな弾力をもってこちらに返ってくる。むしろ甘いマシュマロのような感触だ。
傷つけぬようそっと、しかし熱心に辿り着いた形良い胸をねぶる。

「ひゃ、ぁん …は、あぁっ!」

とたん耳触りのいい嬌声が上がる。

「わ、か…!ああ、若ぁっ!」

思わずといった風に上げられた呼称に、少しばかり苦笑を返す。

「お前な、いくら慣れないからといって、そろそろ『若』はよせ」

からかい交じりにそう言うと。

「あ…。失礼、致しました。三代目」

恥じ入る様で目礼した。

こんな時だというのに、妙に折り目正しい姿にも苦笑が漏れ、唇を塞いだ。
そのまま舌を絡みつかせてやると、びくりと震えたものの、やがてうっとりとした様子でゆるんだ腕を首の後ろに回してやった。


声ならぬ声で呟く。
おまえ、おかしい。こんなに、どこもかしこも甘いなんて、あるわけないのに。
息が少しずつ荒くなっていく。心臓が熱い。目が眩む。
このまま熱く重なり合って、二人とも溶けてしまえとばかりに白い体をかき抱いた。









「…リクオ様…」
「なに?」
「もう、どこにも行きませんよね」
「何言って…ボクがどこに行くって言うんだ?」
「そう…ですね。でも、不安で…。
リクオ様はちゃんとここにいらっしゃるのに、お心はいつも遠くて、私にはわからないことばかりで、ずっと…。
私にリクオ様の全てを教えていただくなど出来ないことは、わかっています。
ですが、どうか離れていかないでください。ずっとお側に置いてください。
私にはそれが、一番の望みなんです」

隣に身を横たえて。
涙を湛えた濡れた瞳のまま、そう切ないほど一途に訴えるつららに胸が痛んだ。

「うん。ボクにとってもつららは必要で、大切な人なんだ。失いたくないし、置いて行ったりなんかしないよ」

そう言って抱きしめると、胸のあたりに顔を寄せたつららの涙で胸が濡れた。
ひんやりした水気を確かめながら、自分の心の中もひたひたと水のようなものに浸されていく感覚を感じていた。
111【花も嵐も…】カナ:2008/12/16(火) 14:39:57 ID:Btv0fJOu


月のきれいな夜だった。

「こんばんは。カナちゃん」

窓辺に座ったその人は、ふわりと笑ってそう言った。

月光に照らされたその人を見ながら、この人にはやはり夜が似合うな、と思った。
頭の隅に、今夜だけは少しまずかったかもしれない、という思いをちらつかせながら。



「…こんばんわ」

いつもなら、やれやれと言わんばかりの様子で、それでも迎え入れてくれる彼女の笑顔が少しぎこちなく感じた。
おまけに、こちらが近づこうとするとさりげなさを装って離れ、目を合わせようとしない。
ふと、階下の気配に気づいて問うと。

「今夜は、両親が泊まりがけでいないの」

なんともいえぬ沈黙の中、背を向けた彼女の姿を凝視していた。



「…なんてねっ。あ、今日はうちにもいいお酒があるんだよ。好きなんでしょ?お父さんがこないだ出張先から買ってきたんだ。
未成年だしあんまり良くないんだろうけど、まあちょっとくらいはいいよね?熱燗にする?それともお冷?」

不自然なほど明るく振る舞う彼女にひそりと笑みが零れた。
だがそれは、いつも彼女に向ける微笑みとは違う。

「あの…?」

わかっている。彼女が言わんとしていることは。
このまま彼女の提案に乗れば、いつも通りの朝を迎えられる。変わらない二人でいられる。
それでも伸ばした腕は止まらなかった。


背後から彼女の体をすっぽりと抱き込んだ。そのまま彼女の肩に顔を埋める。

「あ、あの…。ちょっと、これじゃ、動けないんだけど…」

まだ、彼女はこちらに話しかけている。きっと怖いだろうに、いつもの調子で。
でも触れた個所から、彼女の体が震えているのがよくわかった。

するり、と肩をはだけ、肩にゆるく歯を立てた。痛みはないだろうが、ビクンと跳ねた。

「や、…ちょ、まってっ …リクオ君…!」

この姿で彼女に会ってからずいぶんたつような気がするのに、初めてこの姿で彼女に名前を呼ばれた気がした。

「…怖い?」

「え…」

「オレのこと、怖い?」

卑怯だ。自分は。
でもこれが最後のラインだ。彼女に嫌われたら、自分はもう、ここには来れない。
112【花も嵐も…】カナ2:2008/12/16(火) 14:40:46 ID:Btv0fJOu


「怖く、ないよ。
そりゃ、妖怪の事はホントは怖いし、よくわかんない。けど、あなたのことは怖くない。最初に会ったときから、ずっと…」

それはたぶん、初めて変化した夜のこと。
思えばその時すでに、彼女は自分にとって失うなど考えられないほど大切だったのだ。
人を捨てても、日の光のもとにいられなくなっても、仲間を巻き込んでも、エゴだと分かっていても失くしたくなかった。

「…でも、怖い。
あなたじゃなくて、私が怖い。怖いよ…」

見上げる目には涙が滲んでいる。
怖い、というのはどういう意味だろう。

未知の行いにか、変わってしまう関係にか、訪れる未来にか。



ずっと昔。幼い頃は、互いの毛色が違うことにも気づかずにころころころころ
小犬みたいに転げまわって、そんな日が続いていくと当たり前のように信じていた。

あの日、互いの住む世界が違ったのだと知るまでは。

夢の終わりは とてもあっけなかった。







目覚めてすぐはいつもの夢だと思った。…そうだと思いたかった。
もう見慣れてしまった部屋のレイアウト。彼女の部屋の中で目覚めたのは初めてだった。


夜(アレ)は自分だ。間違いなく自分なのだ。
日頃自分を律する理性というものに縛られない、故に心のあるがままに望むところをなす自分だ。
だからこそ。


不意に部屋が明るくなる。夜が明けたのだ。
窓辺から差し込む光が、彼女の裸の肩に届き、赤い痕の散る肌を照らした。
その様が寒そうに見えて、肩に触れようとして、やめた。

日の光の中で安らかに眠る彼女。
日影の中で独りうずくまる自分。

それは丁度、今の自分たちそのものではないか。


彼女に触れようと手を伸ばすことは、彼女をも影さしてしまうことだと思い知った。


そっと掛布を掛けてやり、部屋を後にした。
日の光の中では、闇の中のようには動けない。
家に着くまでに、頭を冷やす時間だけはたっぷりあるはずだった。
113【花も嵐も…】ゆら:2008/12/16(火) 14:41:31 ID:Btv0fJOu


「…で、結局両方に手を出してしまい、どうしたものか悩んでいる、と?」

目の前で深く項垂れる男の額で、白いお札がひらりとひるがえる。
場面にそぐわぬシュールな光景だ。


相手の正体を知り、勝負を挑んで、そして敗れて。
生涯秘めておくつもりでいた想いまでも見抜かれて、若気のなんとやらで肌を交わすまでとなった。

戯れに生かしておく気かと、事あるごとに仕掛けてもことごとくかわされ、もはや意地となっていたところに、昨夜不意にありえない隙を見せた。
初白星に喜ぶよりも怪訝に思い、理由を尋ねたところ、返ってきたのが件の話。


「とりあえず、一言言わせてもらってええか?」
「一言ですむの?」
「言おうと思ったら一晩中でも言えるんやけどな、今一番言いたいんはこれだけや。
―――この、ど阿呆」
まんまとドツボに嵌りよってからに。

この内なる声まで聞こえたのか、更にへこんだ顔でがっくり首を垂れる。
だから…いいかげん額の札は取れや。素手で触っても平気なくせに。


その身に流れる4分の3の人の血ゆえか、この男には退魔の術が効きづらい。物理攻撃ならば話は別なのだろうが。
とはいえ、まったく効果のないわけでもないようで、札を貼ったとたん、ポンと変化が解けてしまっていた。
まあ、自分ではがせばすむことだろうが、そんなことには頭が回らないほど、今はいっぱいいっぱいらしい。

そういえば、この男は普段は明るく前向きなくせ、一度落ち込むとかなりひきずる性質らしい。
それも傍から見てもわかるほどどんより落ち込むので見ていられないのだとか。
10年来の付き合いの幼馴染の台詞だ、本人以上によくわかっている。
もっとも、この男をここまで落ち込ませるほどふりまわせる者こそ、その幼馴染の少女に他ならないのだが。


実のところ、この男の立場と責任を考えれば、どちらを選ぶべきかなどわかりきっている。
一度はそう結論を出したからこそ、自分の側近たる彼女に手を出したのだろう。
それでも結局、その幼馴染の少女とも関係を持ったのは、自分でもどうにもならない情ゆえか。


まあ、気持ちはわからないでもない。
家長カナ、という少女は、なぜかさりげなくそこにいる。
けっして派手な存在感で周囲に知らしめるということはない。けれど、ふと目を引かれて見入ってしまうやさしい風情を持っている。

例えるなら、野辺に咲いた一輪の白い花。
花屋の花のようにそれ単体で個性を放つということはない、どちらかといえば地味な花だ。
それでも、ぽかぽかとした日の光のもと、心地よいそよ風の中で見つけた野の花には、何年たっても忘れられない感慨をもたらされるものだ。
自分が知るだけでも結構な数の男たちに告白されているようだが、彼らが惹かれたのも容姿だけではないだろう。

そして目の前のこの男もまた、そんな彼女に魅せられた一人だったわけだ。
まるで掌(たなごころ)に日の光を受けて慈しむように、彼女を大切にしていたのはよく知っている。
立場は違えど、同じ闇の世界に生きるものとして、その気持ちはよくわかるのだ。
この世界は暗くて、とても寒いところだから。
114【花も嵐も…】ゆら2:2008/12/16(火) 14:42:06 ID:Btv0fJOu

さて、どちらも手放せないとなればどうすればいいものか。
妖怪である雪女を正妻とし、家長カナをいわゆる愛人という立場として扱うか。
これならば、普通の人間である彼女は矢面には立たなくてすむ。妖怪の正妻を娶れば、組のものもさほど反発はしないだろう。
だがこれには致命的な問題がある。
雪女こと及川つららと家長カナはなぜか昔から異様に仲が悪いのだ。
そのようなことをすれば、正妻の立場を得た雪女が黙っていまい。


では逆に、反発を覚悟で家長カナを正妻とするか。
無謀である。3代続けて人間を娶るなど、組のものとて黙っていないだろう。
まして何の力もない人間となれば、くみし易しと見て群がる有象無象とて多かろう。
その重圧に耐えられるとは限らない。むしろ潰される可能性大である。
そも今の奴良組には弱体化の兆しありとして、色気を出す輩が引きも切らぬのだ。
組内部とて造反の危険を常に抱えている。内も外も非常に危うい状態だ。
そんな中に愛しいものを置いておくなどできるわけがない。己の明日も保障できぬというのに。


いっそものわかりよく、どこからも文句のでない正妻を迎え、二人共を愛人にでもした方がよさそうな気もするが…
そんな女をどこから調達するかである。
傘下の者から迎えても、外部からでも、今の均衡を崩すことになりかねない。


なぜこんな内部事情を知っているかといえば、枕語りに聞いていたからである。
無論機密に関わることなど言わないが、これまで近くにいて何かと関わることも多く、結果的に助勢したこともある。その返礼らしい。


肌を合わせる仲とは言っても、狎れ合っているわけではない。いざという時は躊躇わず必殺の術を繰り出す覚悟だ。
恐らくそれは向こうも同じだろう。
どんなに人間に好意を抱いても、この男は妖怪の主である。いずれ退魔の者との衝突は避けられまい。
その時に相対するのは己でありたいのだ。他の者の手で斃されるなど考えたくもない。この手で息の根を止め、そうして後を追いたい。
これだけは他の女子には譲れない、己の女としての矜持だ。
もっともいまだ未熟者の身である、目下修行中だ。



つらつらとそんなことを考えていた内に、ふとある案が浮かんだ。
それはどの案よりも猛反発を食らいそうな代物だが、うまくいけば問題解決につながるかも知れない。


いいかげん目に余る札を取ってやるついでに、そっと頭を引き寄せ、口付けてやった。
ようやく顔を上げた彼の口を割り舌を差し込む、ねっとりと互いの舌を絡ませ、唾液をすすり、淫靡な音を立てて飲み込んでやった。
互いの間で糸を引くほど近くに顔を寄せたまま、耳元でささやいた。



「なあ、ひとつ思いついたんやけど…」









数日後、奴良組と花開院家に激震が走った。

奴良リクオと花開院ゆらが、突然婚約を発表したからだ。
115【花も嵐も…】ゆら3:2008/12/16(火) 14:42:48 ID:Btv0fJOu


「やっと終わったか…まったく長かったわ…」

婚約の事実を知った周囲の反発は凄まじかった。
奴良組内では連日の緊急総会。無論満場一致で猛反対である。
中には「リクオを殺して俺も死ぬーー!!!!」とダンビラ引き抜いた者もいたらしいが、興奮しすぎて吐血し、担ぎ出されたそうだ。
特に自分が姿を見せた時は、一斉に射殺しそうな形相で睨みつけてきた。
…やれやれ、予想の範疇とはいえ、例え10分の1程度の反発であっても、こんな中に彼女など連れてこなくて正解である。

もっとも、先の総大将であり、奴良組の創始者であるぬらりひょんの発言によって事態は収束した。
こちらを見るなり「なんじゃ、あんときのおじょうさんかい。いやいや、あんたがリクオの嫁になってくれるとはありがたい。リクオともども今度ともよろしくな」
という鶴の一声で一応その場は治まった。

ちなみに花開院家からは事態を知った後、即日勘当された。なので今は身一つである。
今にして思えば、自分がこの町に寄越されたのも、自分を常に煙たがっていた兄弟子たちの思惑があったためかも知れないが、
今となってはどうでもいいことだ。


どうせどこからも反発を食らわないですむ方法などないのだから、いっそどんなことが起きても対処できるようにしておいた方が良い。
その観点から考えた上での結論である。
火事場泥棒のようなやり方と言われても反論できないし、自分の中の女心とやらが疼かなかったかと言われれば嘘になる。
いずれ彼が滅ぼされる時が来たならばせめてこの手で、とまで思っていたが、その時には諸共に滅びるも悪くない。

リクオは人間社会へも長らく在籍しており、縁のある人間も多い。
彼らの存在はリクオにとって弱点となりかねないが、そも妖怪の組である以上、リクオ個人による人間への肩入れは難しい。
だからこそ、自分が代わりに守るのだ。
幸いといってはなんだが、リクオと自分が友と思う人間は同じ者たちだ。自分が転校してきて以来、ずっと仲間として付き合ってきた相手である。
守るに何の疑問があろう。

甘いと言われようが、自分だって大切な者を失いたくなどないのだ。
先の総大将たるぬらりひょんも言っていたことである。「生きることを楽しめ」と。
自分たちにとっての「楽しい」生き方とは、大切な者とともに生きる平和な暮らしそのものだ。
守るために、失わないために、今はこうしたいのだ。皆にもいずれわかってほしいものだ。



ひとまず組の中は落ち着いたが、他にも色々と話を通しておかなければならない相手が何人かいた。

まず、今回の話の発端となった家長カナである。
聡い割に、妙に思い込みやすく先走るところのある彼女は、案の定。
「ええ!?そうだったの二人とも!?私…ごめんなさいぃぃっ!!!」と言うなり脱兎の勢いで逃げを打ち、
二人がかりでなだめて事情を納得してもらうのは骨が折れた。ここで肝心要の彼女に逃げられてはとんだ茶番である。

さらに、今は今とて別の問題もある。
とりあえず、昼食の時間だということで目の前にはお膳が置かれているが、明らかに湯気ではなく冷気によって白い煙が上がっている。
これは冷えるどころか、口に入れたら舌ごと凍りつきそうである。

とはいえ、見くびってもらっても困る。
さっと空中に「温」の字を書き印を結べば、たちまちお膳からはほかほかとした湯気が立つ。

式神は勘当された際、実家にすべて置いてきており、
婚約に際し「今後一切、奴良組の者に対して退魔の法を使わぬこと」という念書を書くことで奴良組本家での寝起きを許された。
破れば即死の誓言である。

だが、生来の霊力そのものには変わりはないし、物心つく前から鍛えた術にも衰えはない。
ちなみに、「温(オン)」は「怨(オン)」にも通じる。
他者を呪うものは、畢竟(ひっきょう)自身も呪われるのだ。
遠くでガシャーンという何かを取り落として壊す音が聞こえた。ま、せいぜい人肌程度だ。ささやかな意趣返しである。
116【花も嵐も…】ゆら4:2008/12/16(火) 14:43:30 ID:Btv0fJOu

「ごめんね。遅くなって」

会議からようやく解放されたリクオが顔を出した。

「謝らんでええけどな。疲れたろ?はよ座りや」

けれどリクオは座布団には座らず、なぜかウチの後ろに座り、ぽすんと肩に頭をつけた。
寄りかかったままの体勢でつぶやく。

「今さらだけど…ここで「ごめん」とかいったら、やっぱり怒るんだよね」
「あたりまえや」
「ここで言うのもなんだし、こうなるまで実は言わないでおこうと思ってたんだけどね」
「なんや」

「ボクは好きだと思った人でなかったら手なんて出さないからね」


それは…




振り向いた先にある、いずれ夫となる男(ひと)の手をにぎりしめながら思った。

たとえ、人の身で終生悪鬼羅刹の道を歩くことになろうとも、
この手を取ったことは決して後悔しないだろうと。
117【花も嵐も…】最終話:2008/12/16(火) 14:44:57 ID:Btv0fJOu

「…とまあ、このような経緯があってな」
「へえー、そうだったんだ。あの二人がねえ…」

うららかな小春日和の昼下がり。
いつものように人間に変化したまま、ゆったりしたワンピース姿の彼女との逢瀬を楽しんでいた。


先だって持ち上がった婚約話によって、奴良組に起こった上を下への大騒ぎもようやく治まった。
皆ぎこちないながらも徐々に普段通りの生活に戻りつつあるが、いくつかの波紋を残したのは致し方ない。
まず雪女が最近非常に不機嫌である。迂闊に近寄ると氷漬けにされそうなので皆距離を置いている。
悶着の結果リクオ様の婚約者として本家内に納まった元陰陽少女は、
しかし前総大将と、台所及び奴良組の影の権力者である若菜様には大変受けがいい。なので誰も文句など言えない。

本来このような内部事情を外部の者に明かすなど以ての外だが、彼女もまた、近く関係者となるのだ。
また彼女からも、リクオ様に関わる少女たちの学校での人間模様などを教えてもらっている。
これまで興味もなかったが、子供の集まりとばかり思っていた学校でも様々な思惑が交わされているものだ。

そういえばリクオ様の婚約話が持ち上がった日、酒には大変弱い筈の首無がなぜか一晩飲み明かしたらしい。
どうやら本家内にも己の知らぬ間に様々な思惑事情があったようだ。
心配した毛倡妓が明け方まで付き合ってやったということである。あ奴もいい女だ。


「ところで上着も着ないで寒くはないか?体の調子はどうなのだ?」
「大丈夫、最近前より体調いいくらいなんだから。
あ!そうだ。最近お腹の中で蹴るのがわかるようになったんだよ!」
「そうなのか!?」
驚きに目を見張り、そっと彼女のいまだなだらかな腹に手を当てる。

まあ、つまりはそういうことである。

リクオ様のお側にいるうちに彼女とも関わりを重ね、いつしか二人で逢うようになった。
初めて己の正体を明かした時は、あまり驚かれなかった。薄々勘づいていたのかもしれない。
やがて彼女に子ができた事を打ち明けられた時、自分でも不思議なほど「守らねば」と強く思ったのだ。
たとえこれが不始末とされて本家を追い出されても、指を詰めて特攻隊長の地位を追われても、彼女と子を手放すことなどできないと。

幸い、といってはリクオ様に対して失礼なのだが、このことを本家で報告しようとした矢先の婚約話であり、
それが受け入れられた結果、こちらの事など今更とばかりに誰も取り合わなかった。
せいぜい青田坊が「お主いつの間に!若い娘とよろしくやりおって!!」と僻んだくらいだ。お主なんぞ人間の小僧にもてまくっとるくせに。


すでに身重となった彼女に余計な負担を掛けずにすんだのは良かったが、問題はまだあった。
まず、この身が妖怪である以上、人間の戸籍などない。
しかし人間の親にとっては、娘の相手がそのようないかがわしい者であることは殊の外問題との事。
その為に人間社会でも通用する身分と戸籍をわざわざ用意しなければ、彼女との婚姻は許されないらしい。
正直面倒だが、彼女につらい思いをさせる訳にもいかない。

奴良組は通貨を得る必要性から、人間相手に商売等をして収入を得ているため、社会的には法人扱いとなっている。
とりあえず自分はそのような所に勤めるサラリーマンという設定になるらしい。


また大きな問題として、彼女の友人がいる。
彼女との交際、更には妊娠の事実を知った時は怒涛の勢いで詰め寄られた。
彼女からなだめられてどうにか落ち着いたが「もしも夏実を泣かせやがったら、貴様、殺す!!!」と燃え滾る眼で睨まれた時は、
不覚ながら冷や汗を覚えた。ただの人間の娘のはずだというのに。
しかしながら、それだけ彼女を大切にしているということだ。
だからこちらも精一杯の誠意として応えた。「自分にできることであれば、どんなことがあっても守る」と。
118【花も嵐も…】最終話:2008/12/16(火) 14:47:25 ID:Btv0fJOu
>>117続き。最後です


そっと彼女の負担にならぬよう抱きよせ、口付けを求めた。
それは彼女への愛しさの表れでもあるが、同時に己の子を宿した彼女の負担を少しでも除くよう、生気を彼女に分けるためでもある。
…だが、さらに口には出さぬ思惑もある。

こうして己の妖気をも少しずつ与えることで、彼女をも妖怪にしてしまえないだろうか、と。
牛鬼様の例もある、人間が妖怪へと化生することはありうるのだ。
彼女が人間である以上、いずれ100年もしないうちに別れることとなってしまう。
無論、人間同士であっても妖怪同士であっても、いつまでも共にいられる保障などないものだが、少しでも愛しい者と長く共にありたいという強い願いは、
妄執に近く、この胸を焦がす。
この密かな思惑を知ってか知らずか、彼女は口付けに嬉しげに応えてくれた。


ふいに
ぽこん、という震動が手の平から伝わってきた。
「もしや…今のか?」
ふるえる声で問えば、はたして誇らしげに輝く笑み。


「ね、この子の名前。考えてくれた?」
「ああ、もちろん。そなたと同じく夏に生まれるのだから、“夏緒”と」
「わあ、いい名前ね」



男でも、女でも、

初めて出会ったあの夏の日に結んだ絆をはぐくんで生まれる玉の緒だ。



Fin


大変長い駄文を投下して申し訳ありませんでした。
読んでくださった皆さん。砂吐く準備はOKですか?

リクつら派の人すいません。このCPは鉄壁すぎて余人を絡ませられないです。
首ゆら派の人もすいません。毛倡妓姐さんが慰めてくれます。

ゆらが男前です。むしろ漢です。そしてリクオはへたれです。
特にカナちゃんに対してはダンナが二人いるかのような溺愛っぷりです。

ちなみに時系列は2年後、リクオたちは中学3年生の設定です。夏実ちゃんは16歳になると同時に出産する予定。
超長駄文ですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。お疲れ様です。
…次はもっとエロエロなものが書きたい…
119名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 19:35:49 ID:sAVu5cNn
乙です。
リクゆら派なのでこうして二人がくっつくまでのゴタゴタまで通した話を読む事が出来て嬉しいです。

そして黒田wさりげなくよろしくやりおってからにw
120名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 21:07:13 ID:RZWKvrrO
【花も嵐も…】を見て収支ニヤニヤしっ放しです♪
リクゆらでもあり黒田坊×鳥居さんと私の二大好物CPがあるだけでもう…!
たまにはこのスレでもこういったほのぼの系のSSがあってもいいと思います。
とても楽しませていただきました。黒田坊×鳥居さんサイドのお話の方も見たくなりましたよー。

ところで黒田坊×鳥居さんのCPの上手い略し方ってあります?
121名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 22:59:23 ID:+g4Y7Sjo
おっつー!
愛人たくさん浦山水!
122名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:06:13 ID:+g4Y7Sjo
それと圧縮近いから、たぶん大丈夫だと思うが圧縮回避age
123名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:08:02 ID:jM/HOuCc
またまた新作キテター
GJっす!!!!!
124触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 19:58:21 ID:mrXtohKS
花も嵐もの人GJですー
ではこちらも続きをいってみます。
----------------------
触手が陵辱した雪女が池に放された後の話…
リクオにしなだれかかり、甘い声で誘惑する雪女
「リクオ様ぁ…私…を…」
「ゆ…雪女?」
しかし、陵辱の疲労がたたってかすぐに気を失ってしまっていた。
雪女はその場で若に抱えられ本家へ運び込まれる事となった。

「曲者だー!皆の者であえであえー!!」
<やれやれ…>
縁の下に潜り込んでふうと息をつく妖怪。
青田坊や黒田坊が辺りを走り回る音が響いてくる。
<さてどうするか。すぐにはここを抜け出せそうもないな…>

(発言時間の下一桁を採用
1から順番にリクオ、リクオ(ふたなり)、カナ、ゆら、ゆら(ふたなり)
毛倡妓、若菜、鳥居さん、夜雀、狸娘として次ターゲットを決定します。)
125触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 20:24:01 ID:mrXtohKS
屋敷に運び込む最中、雪女の体をざっと見回しても
これといって外傷も無い様子に少し安心するリクオ。
「どうしたんだろう…つらら」
「若、雪女は私めが…」
「リクオ、つららちゃん見つかったの!?」
「毛倡妓…母さん…つららをお願い」
毛倡妓、若菜といった女衆につららの身を任せ、自身はきびすを返す。
「許さない…僕の…俺の下僕を……」

平静を気取りながらリクオは前が見えていなかった。
まだ昼も最中の時間帯に一人で妖怪と対峙するだけの力があるのかどうか。
仲間を傷つけられた思いがリクオを突き動かし、そして罠の中へと突き落とす。

<どうやらお前がここの大将らしいな>
「……誰!?」
聞きなれぬ声、いや声ではない。だが、何者かがいる。
このふすまの向こう側に――
ほぼ反射的にふすまを開けようとして直前で手を止める。
見え見えの罠にかかるところだったと、熱くなっていた自分に気付く。
「…誰だか知らないけど…ッ!」
だが、伸ばした手を引っ込めるのが遅かった。
ふすまの隙間から細い触手がしゅるりと伸びてリクオの手首を掴む。
「わ…わああっ!!」
引きずられふすまを突き破った向こう側は妖怪のテリトリーであった。


――随分もの長時間もがき続けたのだろう。
触手が何本かちりぢりに千切れて畳の上に禍々しい血の紋様を印し
リクオの服もはだけて白い胸板がはだけて見えてしまっている。
「はー、はー、はー……ウゥゥゥ」
唸っている。両手を上に上げさせられ縛り上げられて
体力が尽きかけてもなお、目の前の妖怪を睨み、瞳に力を篭め続ける。
<こいつ…観念するよりも死ぬ方が早そうだな>
触手でぺちんぺちんとリクオの顔を叩きながら呆れた様子で呟く。
「ぐっ…お前を絶対に許さない…!」
ヒビの入った眼鏡の奥からどんなに燃えるような視線をたたきつけても
触手妖怪はそよ風とも思わず、ただまったりとしている。
<こいつぁ念入りにぐちゃぐちゃにしてやらねえとなあ>
頬を叩いていた触手がリクオの口に突っ込まれる。
「むっ?むぐっ…うぐぃぃ!!!」
歯を食いしばって噛み千切ろうとしても弾力のあるそれはまるで切れる様子がない。
そして、あまり無理に噛み付いていると触手の動きに持っていかれて歯が折れかける。
「うぎっ…いつつ…」
<無理するなよ、もうお前は俺の玩具にしかなれないんだからよ>
「おご…おぼおおおお!!!」
触手がずるりずるりとリクオの喉の奥へ入っていく。
「!!!?!!!!」
当然息をする事も出来なくなる、が…針女の件で触手も学習していた。
喉を犯す触手に穴が―元々精液を吐き出す穴からリクオの肺へ空気を送り込む。
「ッ!!ヒューッ…ヒューゥ…」
窒息地獄から呼び戻されて安堵してしまうが、しかしすぐに顔が青くなる。
<そうさ、まだ地獄は始まったばかりだぜ…ハハハッ>
↓続く
126触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 20:48:53 ID:mrXtohKS
「んんんっ!!!んんんんっ!!!」
じゅぶっじゅぶっじゅぶっ!!
リクオが窒息する心配も無くガンガン犯しまくる触手。
リクオが歯を立てる隙もないくらいに休み無く口の中の触手が前後し
食道の奥までリクオの喉の奥を犯して楽しんでいた。
<妖怪どもをまとめあげてるから大妖怪かと思ったが、ただの人間のガキだな!>
「ん?んんー!!んあーっ!!!」
反抗するように口を閉じようとするがアゴに力が入らず
喉の筋肉をびくびくと動かして徒に触手を喜ばせてしまうだけになってしまう。
<喉マンコは認めてやるよ…これだけいいズリ穴はそうはねえぞ>
「んー!んんー!!!」
動かぬ手を動かそうとし、ぶらんと垂れ下がった足を振り回す。
何の抵抗にもなっていない。
そろそろ触手の絶頂が近づくと、触手の先端をぴたっと閉じる
「…?ッ!!んんー!!!」
空気が無くなり、途端に呼吸が封じられてしまう。
そんな窒息しかけのリクオの喉を更に触手ペニスは遠慮なく犯し続け
じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ、と音を立てて喉中を荒らしていく。
<苦しいか?息を吸いたいか?…よおし、じゃあ許してやろう>
「!!!!」
妖怪の思念に一瞬喜んでしまう。しかし相手が敵である事を思い出し…
それでも窒息の苦しみに耐えかねて息を吸わせて欲しい、と心から叫んでしまう。
ふつっ ぶぶぶっびゅるるる、びゅるるるるっ!!
「〜◆▽☆○%#Ω〜〜!!!」
思い切り吸い込んでしまったがもう遅い。
飛び出してきたのは空気ではなく精液。
空気だと思って思い切り吸い込んでしまい、気管にザーメンが流れ込みかける。
吐き出そうと咳き込むがそこは触手が喉を塞いでいた。
「−!!!Y!H!"T☆ё!!!」
びゅるるるー!!ビュルルルルーッ!!!!
喉を通って精液が胃の中に放出され、未知の感覚に脳が焼け
手足が滅茶苦茶に振り回される。
首吊りは失禁や射精をしてしまうというが、リクオもまた窒息から小便を漏らし
小水に混じってどくっどくっと精液を放出してしまう。
<おおっと、生きてるかー?からかいすぎたか、ハハハッ>
にゅるりっ、と触手を引き抜いてリクオの喉を自由にする。
「ひ…ひゅーっ…ガハッ!おげっ!!おおおおおえおええええっ!!!」
ビチャッビチャッ、ビシャビシャッ!!!
思い切り息を吸うが、すぐにたまらず嘔吐し、喉と胃に流し込まれたそれを逆流させる。
「がはっがはっ、げほっげほっ、ぐっ、ぐぼぼっ…オエッ、オエッ、オエエッ!!!」
リクオの口から鼻から精液があふれ出す。
その醜悪な匂いに強烈な悪心を抱き、今度は胃液を吐き出してしまう。
「はあっ、はあっ…う…ううっ…ゲッ…ゲッェェエ…ッ」
びちゃちゃちゃっ…ぴちゃっ
こんな臭い物を口の中に注がれた事を思うとリクオは泣きそうだった。
<なんだよ、せっかく注ぎ込んだの全部だしちまったのか?あの女は飲んだのに>
「……つ、つららの事か?」
<ああ、そういえばそんな名前だったな>
消えかけていたリクオの炎が再び立ち上がる。
「こんな事をつららにしたのか…」
<違うよ。お前には無理矢理飲ませたけどあいつは自分から喜んで>
「言うなああああっ!!!」
<…ぷくくっ おしっことザーメン零しまくりで凄まれてもな>
「えっ…なっ…うあああっ…」
指摘されて始めて自分の下半身の惨めな状況に気がつく。
<じゃあ、そろそろメインディッシュといくかぁ?>
戸惑い、脅え、しかし怒りを手放さないリクオに向かって
大小数本の触手がにじりよっていく
↓続く
127触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 21:23:03 ID:mrXtohKS
触手が袴の脱げたリクオの足にまとわりついていき
「お前…何…を…ひゃあっ!?」
リクオの尻ににゅるりと触手がもぐりこむ。
反射的に力を込めて抵抗するが全く意に介さず
ずるり、ずるり、と直腸を登っていく。
「うあああっ!!お尻…お尻がああっ!!!」
針女は裂いてしまったが、今回の触手は一回り細いものにし
それに加えて粘液を絶えず吐き出しながら抵抗をなくし
ずるずるずるずる奥へ奥へ突き進む。
「こ…こんな…ひぐ…ひぎっ」
ぬるぬるとした異物が尻の穴を犯す感覚に戸惑った声をあげ
意図せずリクオのペニスがびくびく、ガチガチと立ち上がっていく。
<こっちもそろそろいいか>
「な…や、やめっ、やめろ、やめ、やめて、やめてくれええっ!!!」
毛の先のように細い触手がリクオの尿道につぷり…と入っていく。
触手からも粘液を吐き出しているが、リクオの尿道には精液が残っており
さほど抵抗なく侵入を果たす。
「ひぐうう!痛い、痛い、痛い、オチンチン痛いいい!!!」
本来何かを受け入れるように出来ていない尿道に極細とはいえ触手を入れられ
年端の行かない子供のように泣き叫んでしまう。
<このくらいでギブアップか?情けねえなあ>
極細触手は麻酔や媚薬などの効果を持つ特殊な液をじわじわと浸透させながら
ゆっくり、ゆっくり、尿道の中を押し進んでいく。
「はあ…あ、え?…痛くなくなった…ひぐっ!!はわわわあああっ!!!」
尿道姦の間は静かにしていたアナルの触手が再び動き始める。
ぐりぐりごりごりと激しくアナルの中をかき回し腸の最深部を突き上げて遡っていこうとする。
「おひりだめえ…おひんひんもいやああ…」
何度か白目を剥きかけて、だらしなく口を開いて涎を垂れっぱなしにするリクオ。
「女」を知る前に尻穴を開発されるばかりか尿道まで穿り返され
今後真っ当な性生活が送れそうになくなってしまう。
そうこうしている内にどんどん極細触手の動きが激しくなり
ペニスの根元まで触手が届いて前後に激しくかき回す。
「ひぎいいいいい!!これ、これ、これ凄いいいいい!!!」
ぴんっと背筋を伸ばしてペニスをほじられる快楽に身を委ねる。
ペニスは完全に硬く雄々しく勃起しきっており、微かに先走り汁もあふれ出す。
<ケツとチンポとどっちが気持ちいい?ん?>
「あああ、両方、両方いい!両方両方両方両方両方両方…」
<へえ…そうかい>
触手がびくびくとはねると、尻と尿道を犯す触手が一回り太くなる
「ひぎっ!?お…大きくなったぁ…大きいよお、壊れちゃうよおおっ!!!」
尻穴もあと少しで裂けそうなほど触手が太くずっぽりとはまっており
尿道は常人なら激痛で気を失ってもおかしくない程拡張されている。
―極細触手から吐き出された液によって痛覚は麻痺させられ
快感が鋭敏にされ、筋肉も柔らかく質を変えられていた。
「おちんちん穴広がってるよおおっ!凄い凄いいい!!!」
自分の体が異様に作り変えられているというのに
それが全て快楽に繋がると直感で知ると
むしろ全てを肯定的に受け入れ、喜びの声を高く上げてしまう。
<とはいえ…これ以上は拡張できないみたいだな。数分じゃなあ>
指が入るほど拡がった尿道を極細…今は普通の細い触手が前後して犯し
種付け「される」穴へと変貌したその中の肉を激しく突きあげる。
「うひゃあっ!!ひぐううっ!!!お…おひんひん…だけじゃいやあ…お尻…おひりぃ」
ひくひくと肛門が切なそうに嘶きながら尻を振ると
アナルを犯す触手を尻の筋肉がぎゅっと締め上げて、精を搾り取ろうとするかのように蠢く
<ハハハハ、ケツとチンポを弄ってやったらあっと言う間に落ちやがったなあ、おい>
リクオのリクエストに応えて、アナルの触手が再び動き始める。
↓続く
128名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 21:25:10 ID:fDcuVU/j
(*´д`)はぁはぁはぁっ! 早くオナヌさせてぇー!!
129名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 21:30:36 ID:dVzCDdh9
またしてもキター(^O^)
今度の獲物はリクオか
130触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 21:46:25 ID:mrXtohKS
「んひゅっ!!んひゅううっ!!あひいい!!また登ってきたああっ!!」
触手は直腸から大腸、小腸とどんどん上へ上へと駆け上り
リクオの内臓を下側から犯しつくしていく。
「分かる…お腹の此処に触手チンポがあるの分かるよお…」
<ははは、もうちょっと下あたりだぞ?>
「こ…ここお?」
右手だけを解放されて自分の腹の辺りをまさぐるリクオ。
来ていた服は既に全て引き剥がされ、全裸の状態で弄ばれ続ける。
「は…はふう…」
そして、気を抜くとその右手は股間に差し伸べられる。
「触手さあん…おひんひんむずむずしてきたよお…」
<ああ、はいはい>
ペニスの中の触手を激しく前後させていくと
リクオ自身も自分のペニスを掴んでシュッシュッと扱き始めていく
「あああ!あおおああっ!ひぎっ、ひぎいいい!!!」
内から外からリクオのペニス…というか肉筒のようなそれは刺激を受け
それに合わせてリクオの腹の中を犯す触手も動きを増していく。
「はぎゃああぅ!?お、おひり動かないで…ひきょうだよおおお!!!」
はあ、はあ、と息を切らして肌を紅潮させ、全身から汗が噴出してくる。
言葉は非難めいてはいても、明らかに悦んだ声と表情では説得力が無い。
2本の触手が本来、排泄や消化にしか使われない穴の中を蹂躙し
ここまで「性欲処理の穴」に加工するのに1時間も経っていなかった。
「出る、出るよおお!!ふあああっ!!!」
びくっびくっ!!
しかし、ペニスは触手によって犯され、塞がれており
先走り汁が滲む程度はあっても精を放出する事はできない。
その上更に
<ハッハッハ、負けねえぞ!>
ビュルルルルッ!!!!
尿道を犯す触手もリクオの尿道に向けて精液を放つ
「はぎ、はぎいいい!!!!!」
狭い肉筒の中で一人と一匹の精液がせめぎあい、押し出そうとするが
その勢いは一方的だった。
触手の吐き出す精液の勢いと量はリクオを凌駕し
肉筒を風船のように膨らましていこうとする。
「あ…あぎっ、あひいい!!おひんひんいたい、いだいいい!!!」
これにはたまらずリクオも悲鳴をあげ、暴れようとするが
ペニスを扱き続ける右手はもはやリクオの支配を逃れて
精液で破裂しそうなそこをなお扱き続けていく。
「ひああっ…痛いよお…壊れちゃう…なのに止まらないよおおっ!!!」
目の焦点があっていない。雪女よりも深く堕とされた顔は虚ろに笑い
自分の肉体が壊されつつあることすら快感の一つとしか感じられていなかった。
<じゃあ零した分は自分で綺麗にするか?それなら抜いてやってもいいぞ>
「す…する…僕掃除大好き…」
じゅるんっ、ぬぽっ
「ああああああっ!!!!」
突然触手を引き抜かれ、それが尿道の中を擦る感覚に一際快楽の声をあげ
同時に
びゅぷぷぷ!ぶぴゅっ!!ぶっしゃあああ!!!
リクオと触手の分の精液がリクオのペニスから噴出し
畳の間に酷い匂いを放つ白濁液をぶちまけていく。
「はあ、はあっ、はあっ…出た…出ちゃったああ…ザーメン凄いい…」
自分のペニスから噴出するザーメンを眺めながらえへえへと壊れた笑いを浮かべ
射精が止まっても右手がペニスを扱く動きはやむ事はなかった。
↓次で最後
131触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 22:20:52 ID:mrXtohKS
部屋一面精液の水溜りと化したそこをしばらく眺めていると
左手を拘束していた触手も解かれ、両手を前に突くような形で倒れ
「はっ…はひ…んっ」
水溜りに躊躇いもなく顔を突っ込み、顔中を白く汚しながらぺちゃぺちゃと精液を舐め取る
「ううっ、んぶうっ、ザーメン美味しいよお…はふっ…はふっ」
じゅるじゅるっとすすり、一口ごとに飲み干していく。
餌を食べる犬のような格好で尻を振りながらザーメンを飲んでいくリクオの後ろで
妖怪はリクオの尻穴にもう一本触手を入れようとする。
ギチッ ギチッ
「ひあっ!?お、お尻裂けちゃう…裂けちゃうよ…入れてええっ!!」
自ら尻肉を掴んで引っ張り拡げ、左右にふりふりと揺らしながら請うリクオ
<誰がザーメン飲むのやめていいって言った?>
「あっ、あ、ごめんなさいっ!!!」
尻を開いたまま、お尻を高く突き上げた姿勢で精液を再び啜り始めるが
後ろが気になって集中できない様子のリクオ
<ったく…入れるぞ、それ!>
めりっ、めりめりっ、めぎょっ
「んんあああ!!きっ、キタアア!!おひり熱いいいい!!痛いよ気持ちいいよもっともっとおお!」
顔が精液でべっとりと汚れ、誰だかもどんな表情かも分からない顔で叫び
思い出したように精液の水溜りに顔をつっぷして掃除を再開する。
「ん、んはああっ♪お尻もオチンチンもザーメンもいっぱあい…」
舌先でぺちゃぺちゃ精液を舐め味わいながら自分のペニスを弄り始め
指を尿道に突っ込みながら期待した視線を後ろに送る。
「……だ、出して…僕のお尻の中にもザーメン出して…いいでしょ?ね?」
<お前は素直におねだりできるんだな。>
笑うというより嘲るような感じで言葉を送ると、2本の触手がアナルの中で大きくうねる
「あひいいっ!くるっ、くるっううう!!狂っちゃうううう!!!」
<もう十分狂ってるだろ?おらあっ!!>
ゴッ!!
ビクッビクッビュルルルルッ!!!
「ひ…ひあああああああああああああっっっっっ!!!!!!」
直腸の中と、胃の中に直接ぶちまけられていく精液。
先に刺さっていた方はそこまで進んでいたのだ…
「お、おなか、お尻とお腹…お、おぼっ?うぶっぶああああ!!!」
胃に注がれた精液は胃袋に収まりきらず、こともあろうにリクオの口から逆流する。
一度目に吐いたときはただ苦しさと屈辱に顔をゆがめていたが
今度は常軌を逸するような陵辱に歓喜し、また、精液を零して勿体無いという
そんな肉便器のような感情しか顔に浮かんでこなかった。
「んぼおおっ、ごぽっぐぽっ…おおおヴぉお…」
びゅるるるっびゅるるるっ
リクオのペニスからも精液が溢れ、リクオの指を押しのけて噴出する。
快感の声をあげようにも喉は精液がとめどなく溢れて声を発する事ができず
尻穴はきつく触手を締め上げて更なる射精を促しながら
ザーメン浣腸によって腹が醜く歪み、膨らんでいくのを自覚しつつ
次はザーメンに生まれ変わりたいなあ、などと訳の解らない事をリクオは考えていた。


リクオを最初に見つけたのは若菜さんだった。
若菜さんの自室に唐突に「全裸で」「精液まみれ」のリクオが転がっていたのだ。
「リクオ…リクオオオ!!いやあああ!な、何これっ…リクオ、リクオ!」
「若菜様、リクオ様…うわっ!?くせぇ!!」
彼女は自分の服が精液まみれになるのもかまわずリクオを抱き上げ
すがりつくように抱きしめると、リクオはうっすらと目を明けて呟く
「…おちんちん…お尻きもちいいのぉ」
「ああっ、リクオ、何を言ってるの?しっかりしてっ」
「ザーメン…ふふふふふふふふふふふあははははは」
「リクオ…いやっ、リクオおおおおっ!!!!イヤアアアアアアアアアア!!!」
132触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/17(水) 22:25:08 ID:mrXtohKS
今日はリクオだけで。お疲れ様でしたー
自分なりに尿道ファック書いてみました。
ではこの辺でお暇します。お粗末様でした〜
133名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:42:02 ID:fDcuVU/j
ぐっじょ!!
おそまつさまでした。
134名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 00:32:38 ID:VzwUzn5R
GJ!
135名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 00:36:35 ID:F+HclC2P
マジGJ
壊れりっきゅんかわいいよりっきゅん
136名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 16:02:23 ID:mdRKHnKx
『触手…触手か…』の方もお見事です。
こんな鬼畜エロスをいつか書きたい…

黒×鳥 閑話
『幸せ家族計画 前夜』



「ホラよ。頼まれてた品だ」

「ありがとうございます。鴆様」

「なあに。これでも薬師一派の頭領なんでね。
痛みを和らげる鎮痛作用に、落ち着かせるための鎮静作用。
それと相反するようだが、軽い興奮作用もあって、摂ればやや酩酊に近い状態になる。
摂取方法は経口は勿論だが、やはり粘膜吸収が一番効くだろうな。
無論副作用はナシ。っと、こんなモンで良かったか?」

「はい。さすがですね…では、拙僧も」

ジャララララ… シャラン、リン、チリリ…

「なんだこりゃ?紐…に、いくつも丸い金属の玉がついてやがるな?
へえ、いい音もしやがる。こりゃなんだ、鈴かい?」

「ええ。継ぎ目のない金属球の中で音を出す仕掛けです。
一つ一つ違う音色で、和音が女性に好まれるよう配慮しました」

「こりゃ喜びそうだな。…使う場所考えなきゃな…
ん?ところどころゴムみてえな玉もついてるが、これは?」

「はい、それは(得たり、とばかりの笑み)…このように印を結びますと…」

ムクムクッ…ポコ、ボコボコォッ…

「へえ!中でむくむく動くようになってんのかい。こいつぁいいや。
確か、この印でよかったよな」

「はい。いかがでしょうか?」

「いやいや。さすが本家の誇る暗器使いだ。見事なもんだよ」

「恐れ入ります」

「しかしナンだな。お互い女のことでは気苦労が絶えんな」

「はあ。しかしそれでも、別れなど考えられぬのですから。ま、苦労も楽しみのうちと…」

「かー、言ってくれるねえ。ウチの奴なんざ『体力ないんだから一人で寝てろ。こっちは勝手に楽しんでるから』
ときやがった。全くあの野郎は…」

「はは、それは…。お体をお気遣いになっておられるのでは?」

「さあな」
137名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 16:03:42 ID:mdRKHnKx
>>136続き


「ところで随分気を遣ってるんだな。野暮なことだが、まだ若いのか?」

「そうですね。リクオ様と同じ年のはずですから」

「てーと、13か、14か…かー、やるもんだなアンタも」

「年もそうですが、まだ経験が無いようなのですよ。
ですからできるだけいたわってやりたいのです」

「おあついこって」





「さすがに、最初から飛ばして警戒されては、ね。
…後々の楽しみもありますから」

「はは、アンタも悪(ワル)だねぇ」

「妖怪だけに、ね」



若い会話のバカ二人。
鴆の相手は適当です。以上お目汚し失礼。
138名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 18:53:44 ID:bP0qHt7W
ほのぼのした。GJ。まったくこの二人はムッツリスケベだなあw
139名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:58:58 ID:kgxd5E3c
黒鳥がいっぱい投下されてるー!
職人様たちに感謝(*´Д`*)ロリ田坊イイヨイイヨー
140【氷の華】プロローグ:2008/12/19(金) 00:56:40 ID:MK5p6Tyl
牛頭つら妄想
つららはリクオと同年代だと思ってる人すいません。このSSは年上設定(…)です。
以前ネタに出されていた『雪女×牛頭丸』の強 ピー!SS書きました。
…のはずが、長い、エロ短い、ギャグ多いと、エロパロでいいのかという仕上がりになっていますが、
よろしかったらご覧ください。




【氷の華】


浮世絵中学には毎年恒例のスキー旅行がある。
しかも泊まりがけ、宿泊先には温泉もあるということで、生徒たちには毎年楽しみにされているイベントとのこと。
当然、我らが奴良組若頭 リクオ様もご参加なさるということだったが。

「すいやせん、若…」
「いいって。本家の指示なんだからそっちに集中してて。ボクの事は気にしないでいいから」
「そうおっしゃられましても…」

私と同じく若の護衛を務める青田坊は、今回急な任務が入り別行動。
泊まりがけということで、いつも以上に生徒同士が固まって行動するため、どう見ても若と同年代には見えない毛倡妓と黒田坊は潜入しにくい。
首無は…言うまでもない、見た目だけですぐに妖怪とばれる。
河童は、残念ながら季節柄行動が制限されてしまう。アイツは水の性なので池が凍りつくほどでは動きが鈍くなるのだ。
私にとっては願ってもないことだが、いかんせん性別の問題がある。入浴時や就寝時までは一緒にいられない。
とはいえ…

「なぜ、よりによってあんたが護衛につくのよ…牛頭丸」
「ちっ、こっちだって願い下げだぜ。てめえらのお守なんざ」

そう、若と同年代に見えて腕の立つ男といったら、なぜかこいつが充てられたのだ。

「ぼくもいるよー。ぼくたちは今は本家の妖怪なんだから役に立てってー」
「…仕方がないから護衛はしてやる。牛鬼様のお顔に泥を塗るような真似はできないからな。
いいか、くれぐれもあん時みたいな情けない真似晒すなよ、雪んこ」

だあぁれが、雪んこですってぇ〜〜!!?


多大なる不和の芽を抱えつつ、生徒一行を乗せたバスは一路スキー場へと向かった。

141【氷の華】1:2008/12/19(金) 00:57:22 ID:MK5p6Tyl


「うわーー!!きれー!まさにパウダースノーってカンジー」
「昨日まで降ってた雪が、今朝になって止んだんだって!楽しみー」

ふっ、そりゃあそうでしょうとも。
リクオ様にお楽しみいただくために、この雪女、頑張ったんですからね!

なぜかこの山だけ異様に真っ白な光景に、いささか違和感を覚えるが、
生徒たちはそんなことは全くかまわず滑り出していった。


「ねー、ぼくも一緒に遊びたいよー」
「だめだ。おまえは目立つんだからな。おとなしく隅にいて、不審なやつがいないか監視してろ」
「そんなこと言って、牛頭丸だって滑るんでしょ、その「すきー」で」
「あのなあ、俺たちは遊びに来たんじゃないんだぞ」
「まあまあ、馬頭丸だけ滑れないのはかわいそうだよ。今からでも予備の道具は借りられる筈だし、
その頭の被り物さえ取れば、生徒に混ざっててもばれないんじゃ「だめー!!これは取っちゃいけないの!」…そうですか」

まあリクオ様、なんておやさしい。


1日中ゲレンデで滑り続け(リクオは転んだり迷ったりした生徒を救助したりもしていたが)、夕方になったことで宿泊先の温泉宿に移動した。

「うわーい、温泉よー!!」
「すっげー豪華な晩飯ー!」
「こらあ、静かにしないかお前たち!」
まだまだ遊びたい盛りの中学生たちは、宿中を大はしゃぎで闊歩していた。
おかげさまで…


「ねー、お腹すいたよー」
「ほら、晩飯の残りだ」
「冷めてるー。ねー、寒いよー、中に入ってあったまりたいよー」
「だめだ。今入ったら人間に見つかる」
「そんなぁ〜。牛〜頭〜丸ぅ〜」

明らかに普通でない格好をした馬頭丸をかくまう場所がなく。仕方なく一人で外にいる羽目になっている馬頭丸の我慢も限界らしい。
今夜も吹雪くと天気予報士が告げていた。

「さすがに少々気の毒になってきました…」
「うん。顔色も悪いし…。つらら?どうしたの、君もかなり顔色悪いみたいだけど?」
「え…?そうですか」

そういえば少し目の前がふらふらするような…疲れが出たのかしら?

「つららも体調悪いの?なら、無理しないで寝てた方が…」
「大丈夫です!」

この間ちょっと力を使いすぎたからかもしれないが。大丈夫、今度こそきちんと護衛の任を全うしてみせる。
リクオ様はなおも私を心配そうに見てくださっていたが、私が折れないと分かると諦めたように苦笑された。

「わかったよ。でもつらら、くれぐれも無理はしないで、辛かったらちゃんと休んでね」


そんな二人の姿を、牛頭丸が不審そうに眺めていた。
142【氷の華】2:2008/12/19(金) 00:58:12 ID:MK5p6Tyl


「やっぱり吹雪いてきたわね…」

窓から眺める雪景色にふと目をやった。視界は暗く、無数の雪片だけが浮かび上がっている。
…冬は、好きだ。私の季節なのだから当たり前だ。
でも、いつからか、私の中に溶けない氷のように凝っているものがある。


かつて、冬の到来とともに畏怖を轟かせ、雪原を席巻した恐るべき妖。
生けるものを思うさまに蹂躙し、奪い、覆いつくした。
狂ったように乱れ散る六花の輝きを統べる、白い魔物。
そは―――


「何してんだ?」

かけられた声にハッと息をのんだ。いけない、何に気を取られていたのか。
振り向けば、やはりいけすかない男の顔がある。

「何の用?」
「ふん、確かにな…ひどい顔色してやがる。休めって言われてたんだろうが、こんなとこに突っ立って何してんだよ」
「それをわざわざ言いにきたの?おあいにく様、私はこれくらいでどうにかなったりしないわよ」
「弱っちい雪んこの癖にいきがってんじゃねえよ。そんなザマで何ができるってんだ」
「うるさいわね。用もないならどっかにいきなさい」

本当に、目障りな男。
なのにこいつと来たら、こちらの気分もまるで考えずにずかずかと近づき。

「足手まといにうろちょろされたら迷惑なんだよ。てめえまで世話かけさせてんじゃねえぞ」

触れるほど近くでそんな寝言をのたまった。ああ、『うるさい』

『いっそ凍りつかせてその口を黙らせてやろうか』
『いやそれもいささかもったいないか』

今は若とおなじ服装に身を包んだコイツの身体の線を知っている。程よく筋肉の付いた、なかなか引き締まった体つきだった。
何のことはない、コイツは夏の間、暑いからと鍛錬の間中上着を脱ぐような男なのだから。

『ならば糧にはちょうど良いかもしれないな』


どくり、背筋に異様な悪寒が走る。
いやこれは、かつて慣れ親しんだ感覚だった。
人間の娘であれば顔面が紅潮するところなのだろうが、私の場合さらに血の気が引いたようにしか見えないだろう。
もう、間に合わない。このままじゃ…っ。

「おいっ!?」

一目散に外へと飛び出した。後など振り返れない、必死に走った。

あの建物には人が多い。若が大切にしている人間たちもだ。
若を悲しませることだけはならない…!
143【氷の華】3:2008/12/19(金) 00:58:51 ID:MK5p6Tyl


はあっ、はあっ、はあっ…、ドッ

どこまで走ったか、何かに足を取られ転んでしまった。
頭上を見上げれば、無音の闇の中から降り注ぐ無数の雪。頬をなでる凍てつく風も、何もかもが懐かしい。
この世に生まれたことを私が理解して、真っ先に目にした光景だ。
だからか、ずっと抑え込んできていたモノが「私」を超えて歓喜しているのは。
だというのに…

「お前、いい加減にしろよ…。勝手なマネしやがって」

『おや、ついてきていたのかい』
「こないでよ…、どうなったって知らないから…」
「ああ…?お前にか?どうにかされるか馬鹿」
『ほう、言ってくれるじゃあないか』
「馬鹿に、して…」

ああ、もうその肩にも頭にも数知れない白い欠片が。お前、それがどんな意味をもつか知らないのかい?
それがかつてお前の同胞を何体も葬ってやったというのに。

知らぬというなら教えてやろう。忘れたというなら思い出させてやる。





視界を覆うほどの吹雪の中、雪女の体が反転した。
人間の変化を解き、妖怪本来の姿となって、…否。

ゆらりとこちらを見据えた瞳に、かつてない戦慄が走った。


「この間はよくもやっておくれだねえ、坊や…?」

その声、その表情、その眼に浮かぶ光、
姿かたちさえ違えた『女』がそこにいた。



己とて妖怪として永の歳月を過ごしてきた。そこらのモノなど相手にもならない。
だのに、何の冗談か。

白い繊手が伸ばされる。その動きから目が離せない。
闇に浮かぶ白い顔、ひときわ輝く瞳から目が動かない。
ゆっくりとこちらに近づく歩みから逃れられないのだ。


「おまえは…なん、だ…?」

かろうじて口は動いた。動きすぎた後のように口が渇く。冷えた空気が喉に入り込む。

はたして女は嫣然たる笑みを浮かべて応えた。

「私は雪女。かつて奴良組総大将ぬらりひょん様に頭を垂れた女よ」

頭を垂れた、と言いながら、女はどこまでも気高く傲岸だった。

144【氷の華】4:2008/12/19(金) 01:01:25 ID:MK5p6Tyl


「は…、いつもの引け腰はどこいったよ?これくらい気が強い方がまだ見られるな」
「奇遇だねえ。私もお前のような男は好きだよ?後悔しなくてすむからね」

つ、と伸ばされた手に軽く肩を突かれた。それだけで受け身すらとれず、雪の上に倒れこんだ。

「てめえ…、オレに何をしやがった?」
「雪も氷も私がつかさどるもの。故に触れたものを私の思うままにできる。動きを奪うなど造作もない。
覚えてはいなかったのかい?あの日、これで何匹もの牛鬼(うしおに)を葬ってやったのに」
「―――!?…お前、あの時の…牛鬼組を襲った時にいた雪女なのか…?」


あの日のことを忘れたことなどない。
あの日、突然現れた「奴良組」とぬかす集団に、牛鬼組はかつてない苦戦を強いられた。
3日続いた抗争はこちらの敗北で幕を下ろし、以来牛鬼組は奴良組の傘下となったのだ。

あの拭いようのない屈辱感と敗北感。
あまつさえ、我らが主たる牛鬼様は、刃を交えた奴良組総大将ぬらりひょんに心酔し、以来熱心な下僕(しもべ)となっている。
そのぬらりひょんの傍らに、確かにいた。
翠の黒髪をたなびかせた、一切の感情も窺えぬ、玲瓏たる女が。


「あれが、…お前だったってのか…?」
あの時自分は若輩ながら戦陣に参加していた。及ばずながら力を尽くして戦った。
だがそんな気概も何も吹き飛ばすが如く、圧倒的な力を奮っていた女。
…それがこの、あんなちっぽけな存在感しか持たなかった娘だと?



「ふん、やっと思い出したのかい?
なら、雪女にまつわるもう一つの逸話も思い出すんだね」

「だが、お前…なぜこんなにも弱くなっている?て…、
ちょっと待て!お前、何をする気だ!?」

するりと上着の留め具を解かれ、素肌が冷気に晒される。
凍えてますます力が入らなくなっていく心地がするが、それどころではない。

「わからないのかい?やだねえ、無粋な男は」


雪女…
雪山に入った人間の男を誘惑し、精気を奪う…女妖。

………………


「正気か!? ば、ばかやろう、離せ!!」



PS.
ここから、いわゆる「裏仕様」になりますので、ここで一旦切ります。
投下は明日…今日の夜になります。
145名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 02:41:27 ID:S5rnFGU9
苔姫様と黒田坊のほのぼのストーリーはまだかね?
146名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 08:22:29 ID:qUXnOwkr
すんどめかYOー!!
続き待ってます。イメージは読み切りの時の雪女で有ってるよな?
147名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:41:09 ID:9iW5/LnE
ワクワクテカテカ…つららが襲うという発想はなかったw
148【氷の華】中書き:2008/12/19(金) 22:36:52 ID:MK5p6Tyl
いやー、今までにない試みなもので(特につららの年齢設定…)、とりあえず皆さんの反応見ようか
と思って切ってみましたが、どんなモンでしょうね。
今度こそ最後まで投下しますが、ダメだと思った方はスクロールプリーズ。
149【氷の華】5:2008/12/19(金) 22:38:19 ID:MK5p6Tyl

事態をやっと理解してじたばたと暴れだしたが、遅い。
冷たい指が乳首をつまみ、こりこりと弄り、摘み上げる。

「うっ」

そのような所を弄られた覚えなどついぞなく。よって己が困惑している間に冷たい手の平が徐々に下へ降りてきた。
急いで出てきたため、上着は一枚しか着ていない軽装である。

「こいつ…!」

牛頭陰魔爪!!

己の武装の一つでもある攻撃術を繰り出そうとする。しかし、

「ああ、この雪の中では妖術は使えないよ。私が妖力を吸い上げるからね」

つまり、術を使おうとしても、こいつに妖力を奪われるだけということか!
体もうまく動かず、なすすべなく声を上げるしかなかった。

「て、てめえ…っ、離せ、よ…」
無言。
「離せっつってんだよ!聞こえっ!」
「うるさい」
返された瞬間、喉の奥に灼けるような痛みが走る。いやこれは、冷気、だ…!

「まったくやかましいこと。これだから腕にしか覚えのない男はいやだね。風情がなくて。
しばらく口をつぐんでおいで」

ヒュー…と、かすかなうめきに似た声しか出せない。のどに直接冷気を吹き込んで声を潰したのか。



凍えた身体からは、徐々に感覚がなくなっていく。意識もだんだん薄くなっていく。
うつ伏せにされたことには気づいたが、もう何をされるかもわからない。
「ここが、…若に斬られた箇所なのだね…」
つぅ、と冷たい指が背を這うのはわかった。捩眼山でリクオと対峙した時、斬られた痕だ。

一閃。奴の体が脇を通り抜けるのがわかった瞬間。前を袈裟がけに、背を十文字に斬られた。
刀ごと斬られた前は傷も浅く済んだが、背は爪を全て斬りおとされてしまい、回復に時間がかかった。今も傷痕が盛り上がったままだ。
その傷痕の上で指に力が入れられる。

「ぎ、いっ!」
歯を噛みしめて、傷をふたたび抉られる激痛に耐えた。この、女…っ!
痛みに目を上げれば、感情のない目で凝視されていることに気づく。今のこの女には、オレの表情などどうでもいいのだ。

「ふぅん。お前の血も赤いし、温かいのだね…」

当り前だろうが。そう毒づいてやりたかったが、いやに真摯な目で傷口を凝視され言葉を飲み込んだ。なんだこいつは。

「う!?」
不意に開いた傷に濡れた冷たい感触が触れて背がしなった。びりりと傷に染みる冷気に血さえ凍りつきそうで、背筋が震える。
ぴちゃり
水音からして、まさか…傷を舐めているのか?

「ふ、雪の上に血が滴るのは好きだけどね。よく映える。お前の血でも花のようだよ?」

ざらざらとした感触に、冷気とは違うぞくりとした悪寒が走る。
悪寒は徐々に体を追い上げ、覚えのある衝動を喚起させられた。
150【氷の華】6:2008/12/19(金) 22:39:41 ID:MK5p6Tyl

「ぁ…、な、せ…。も…」
このままでは自分がどうなってしまうのか、気づかされた事実に戦慄した。冗談じゃない、こいつの前でそれだけは嫌だ…!
「ん?」
雪女の体を押しのけてやりたくても、手が凍えてうまく動かない。
指先の感覚すら定かでないのに、ちぎれそうな痛みだけはある。真っ赤な指は腫れて今にも血が出そうだ。
放っておいては手遅れになる。そう思って咄嗟に意識の優先順位を切り替えた。これだけは、何があっても失くす訳にいかない…!

ぎこちない手で自らズボンの前あわせをいじる。
「なんだい?おかしいねえ、まだそんなに…?ああ、へえ…」
かちゃかちゃと上手く動かない指を操り、なんとか己のモノを出す。女の視線から逃れるように体をできるだけ丸め、両手で己を包み、放った。

じょろじょろじょろ…

一部始終を見られていると分かっていても放尿の勢いは止められず、両手を温かく濡らした。間違っても手を凍傷になどさせられないからだ。

「はあ、はあ、はあ、はあ…」

ばしゃり

やっと少しばかり温まった手に大量の水が掛かる。
「汚いねえ。それできれいになったろう?」
びしょぬれになった手に冷たい風が吹き付け、再びちぎれそうなほど痛んだ。もうこれ以上は耐えられない…!

「…て、が…」
「手?…ああ、刀を使うのだものね。そうか、凍ってしまったら腐って落ちてしまうか。
それなら…」

不意に手にかかった水がみるみるうちに凍りつき、両手を上げた格好で固めてしまった。

「な、にを…」
「安心おし。氷の中なら案外物は凍らないものだよ。晒しておくよりましさ」

…表情を見る限り、今のは悪意なくこいつなりの気遣いのつもりらしい。

よく、わかった。こいつに常識は通じねえ…!
妖怪のみならず、人間相手であってさえ通じる当然のことが理解も認識もできていないのだ。
それはつまり、こいつ一人だけが誰も知らない世界を生きているということ。
熱のない、生き物の息吹の一つとしてない、激しく威を振るいながらも音さえ吸い込まれて届かない。
胡乱な頭にふと、見た覚えもない遠い雪景色が浮かんだ。


「やれやれ、さすがに汚れたままじゃ私も触る気はしないね。どれ」
まさか腹にも水をかける気かと、気付いて慌てて身をよじった。冗談じゃない。こっちは生身だ、そんなことをされたら死ぬ。
手を拘束されては衣服も直せない。情けない格好だが、極力足を曲げ見えないように尻でずり下がった。
だがやはり、逃がす気はさらさらなかったようだ。
どすん、と音を立てて背が何かに当たる。辺りに木などなかったはずなのに。
振り向けば、ばかでかい氷の柱。
「な、ん…?」
驚く間に、手の氷が柱の氷とつながり、背中、腰、両足までも氷漬けにされた。
凍ると同時に氷柱がさらに上に伸び、腕を上にあげたまま椅子に座ったような体勢になる。
無論前もすべてはだけたまま、見動きすらできなくなった。

「く、そ、…ひぁぁっ!」
上からぼとぼとと氷交じりの水が垂れてくる。落ちる先はやはり下腹部。体の中で最も柔らかく温かく保たれなければならないはずの部分に
冷え切った重量がかかり、一気に全身の体温が奪われた。
「ひぃっ、や、め…」
151【氷の華】7:2008/12/19(金) 22:40:38 ID:MK5p6Tyl

みぞれ交じりの水が下腹部を伝い、己のモノまでも包んでいく。その過程で擦られる刺激が脳にまでびりびりと届く。
だが凍えた体では熱が生まれるなり奪われ続けていて、肝心の先端にまでは届かず縮こまったままだ。

「なんだい、若いくせにちっとも大きくならないねえ。なら…こうしたらどうだい?」
水が下衣の中にまで入ってくる。水に混じった細氷が下履きの中にまで届くなり溜まり続け、素肌を直接覆う。
冷えた水が萎んだ尻の孔に届いて沁みるような感覚が…じゃねえ!
「や、ぁあっ、ば、何しや…っ!」
入り込んだのは小さな氷。水が孔に届くなり凍りつき、それがだんだん大きくなっている。
耐えがたい冷気と圧迫感に身をよじっても身動きは叶わず、逃げようもない刺激に悶えるしかない。
「ぐ…は、う、ぅっ…!」
氷は少しずつ長く大きく成長していく。まさか…このまま腹でも突き破る気か…!?
「さて…この辺りとは思うがね…」
「…くぁう!?」
びくん!と全身に痙攣が走るような衝撃があった。なんだ今のは!?
「知らなかったかい?男はここに、我慢の出来なくなる弱点があるんだよ」
知るかああああぁっ!!

己の体にまだこれだけ熱源があったかと思うような灼熱が生まれる。奪われるだけ強く熱を呼び起され、今度こそ先端にまで届いて持ち上がった。
「まったく、これだけ手間をかけさせけられたのは久しぶりだよ。その分楽しませておくれ」
つ、と細い指が先端を弾き、下の筋までも滑らせる。もう冷たいとも感じない指の動きだけで、一度達してしまった。
「――っあぅ!」
「…本当、勢いだけはいいようだ」
その様をじっくりと眺めた女が淫蕩な笑みを見せる。
達した後も硬直したままのモノへ軽く刺激を与えつつ、すっと身をかがめて裾を捌く。
そのままこちらに乗りかかってくるような体勢だが、…おい?

固い先端がこれまでになくひやりとした、だが柔らかいナニカに触れる。
着物の裾に隠れて見えないが、それが何かに思い当った瞬間、かつてないほどの衝撃に思考が吹き飛んだ。
「ふふ、興奮してるんだね…さっきよりさらに大きくなったよ?」

つぷ、と先端が押しあてられる。
ぐ、ぐ、と少しずつ押し込まれていく。

―――――――!

細く、悲鳴のような吐息をもらしたのは同時だった。

痛い。絞り上げ、締めあげる刺激に顔がゆがむ。その感触が全てを覆い、逃れようのない衝撃に息が荒くなる。
「…ふ、く…なかなかいいね…。だが少し、もの足りないねえ…」

雪を固めたような滑らかな内壁が急激に波打ち、たわんだかと思えばぎりりと絞り、背骨から電撃のような苦痛が走る。
動けない己の上を、女がゆるりと蠢き、そのたびにありえない刺激に戦慄いた。
というか、腹の中に氷が入ったままだ…!
女が動くたび己のモノのみならず腹の内からも刺激が走り、声も出ないほどの責め付けに意識までぐちゃぐちゃにかき回される。
もう、めちゃくちゃ、だ…!
それが快楽であることすら、今の自分には気付けなかった。

「ぁ…う、くぉ、ひぃ…ぁぁっ!―――――っぁ!!!」




触れるほど近くにある女の顔が哂う。
「おや、泣いているのかい」
「る、せ…」
「可愛いねえ。やっと少しばかりお前のことが可愛らしく思えたよ」
こっちは極悪非道としか思えないがな!この白い悪魔が。
152【氷の華】8:2008/12/19(金) 22:41:28 ID:MK5p6Tyl

すい、と髪を梳かれ目尻を拭われる。触れるだけの柔らかい感触を口元に感じ、
ふいに、目の前が弾けた。
「坊や?」

降り積る雪は白く。
目の前の女は白く。
己の意識もまた、脳裏の白い闇に呑まれていった。








「…丸、牛頭丸」
…遠くでオレを呼ぶ声がする。

「起きなさいったら!いつまで寝てるのよ」
「ん、あ…?」

ズボッ

いきなり口の中に雪の塊を押し込まれて一気に覚醒した。

「ぶっ、ゲホッ、…いきなり何しやがる!」
「やっと起きたわね。本当に死んだかと思ったけど、意外と丈夫ね」

そう言う雪女は既に人間へ変化し直し、身支度も整えている。
その顔色も格段に良くなっているようだ。
…こいつ、オレの妖気を根こそぎ奪って回復しやがったな。こっちは指を動かすことすら億劫なほどだってのに。
こちらも一応、戒めは解かれ見られる格好にはしてくれていたらしい。

だが顔色に反して、表情は冴えない。

「おい。雪女」
雪女、の呼称に振り向かずつららは応えた。
「何よ」
「お前、本当はこれだけ力があるくせに、なんでわざわざ力を抑えているんだ?
自分を抑え続ければ、本当に弱るってわかってるくせに」

問われたつららはしばらく無言だった。答えるつもりがないのかと思い始めたころ。

「だって、力を抑えないでいたら…若が凍えてしまうじゃない」

「はあ?」

振り向いたつららの顔は、見たこともないほど穏やかで、静かな、柔らかい笑みをたたえていた。
例えるなら、月明かりに照らされた、心に沁みいるほど美しい雪原のような。

「若が、リクオ様がお生まれになったとき…」
153【氷の華】9:2008/12/19(金) 22:42:10 ID:MK5p6Tyl

その日、リクオ誕生後に初めて本家の皆へ若君がお披露目されたのだ。
いとけない若君の健やかな姿に、皆が誉めたたえ、一人一人抱かせていただいた。
しかし、雪女の腕に渡されたとき、

「それまで、ずっとお休みになっておられたのに、急に泣きだしたのよ」

雪女の冷気にあてられたか、火がついたように泣きだした。
呆然とする間に、今度は不自然に泣き声が小さくなっていく。
落ち着いたのではなく、冷気に凍えて声が出せなくなりつつあったのだと悟った周囲の者が、慌てて取り上げた。
その一部始終、自分は動くこともできなかった。

これまで、ずっと。
生きとし生けるものの熱を奪い、息吹を奪い、精気を奪って生きてきた。
その屍(かばね)を真白の褥(しとね)に横たえ、春になるまで返しはしなかった。
そのことを後悔などしたことはなかった。
私は雪女。四季の巡りの「死季」を象徴する、冬の畏れだ。

私の腕は
…生けるものを、大切だと思う者さえ抱くことはできないのだと、初めてわかった。だから。

「だから、自分を、力ごと抑え込んで生きることにしたのよ」
二度と、大切なものを傷つけないように。


「…馬鹿じゃねえか…?」
振り向いたときのつららの顔に宿っていたものが「哀しみ」であったとようやく気付いた。

「馬鹿とは何よ」
「それで弱っちくなってたら本末転倒だろうが。ああ?おまけに結局抑えきれずに暴走してりゃ世話ねえな。
しかもそんなことのために、10年以上も男日照りでいたのかよ。淫乱女の癖に」
さぞや激しい怒りを見せるかと思いきや。

「へえ、言ってくれるじゃない。童貞の癖に」

冷やかに一瞥を向けられ、しかめっ面で黙り込んだところを見れば、どうやら図星の様子。

「そりゃあそうよね。あんたみたいな性格してたら、見てくれがどんなに良くたって女にもてるわけないもの。
素直な馬頭丸の方が、まだしも相手にされそうだわ」

ますます顔をしかめたところを見ると、またも図星をついた様子。


はた、と気づいたが。


「ところで、あんたがここにいるってことは、
今リクオ様のそばには馬頭丸しかいないってことよね…大丈夫かしら」
「大丈夫だ。あいつだって牛鬼組の一員なんだからな、護衛の任くらい一人でもこなせる…筈だ、多分」
「……………………………そう、とっても安心ね」

154【氷の華】10-最終話:2008/12/19(金) 22:43:16 ID:MK5p6Tyl


「いた!?アイツ」
「こっちにはいないみたいよ!!あっちも探して!!」
「見つけてもあんたらだけでは絶対手ぇだすなや!うちが着くまで待つんや!!」
「え?ちょっと何の騒ぎ?」
「妖怪よ!前に捩眼山で女湯襲ってきた奴がいたの!ここに!!」
「えええええええええっ!?」
「しかもまた女湯に堂々と現れて…!なんなのあの変態妖怪!」
「どこに隠れたんや…?ふふふ、ここで会ったが百年目や…。あんときの借り、倍にして返したるわ、フフフフフ…」



ガラッ
「こっちか!?」
ガラッ
「ここか!? あ、ここ奴良君おったんか。
なあ、ここら辺で妖怪見んかったか?頭に牛の骨被った奴や!」
「け、花開院さん??どうしたの?妖怪って?」
「ここに妖怪が出たんや!しかも女湯に! 奴良君も怪しい奴おったら気ぃつけや!」
「う、うん」
「ほな、失礼しました!」
バタバタバタ…




「行ったみたい、だよ。…それにしても大騒ぎになってるなあ…」
「…うん…。ありがとー、こわかったよー」(もぞもぞと布団から這い出てくる馬頭丸)
「だからせめて被り物くらい取ったらって言ったのに…」
「だって、これは大事なんだよ〜」
「大体、なんで女湯に行ったりしたのさ?」
「違うよ〜。寒かったから風呂であったまろうと思って、人のいない時に入ったんだよ。そうしたらいきなりあいつらとはち合わせて…」
「あのね。説明書き見てなかった?ここ12時過ぎたら男湯と女湯が入れ替わるんだよ。
彼女たちそれを見計らって入りに行ったんだと思う」
「こわいよー。あの陰陽師、いきなり式神出して攻撃してくるしー」

まあ目の前に敵として(しかも入浴中に)遭ったことのある妖怪がいたら、普通陰陽師は攻撃するのかもしれない。

「ねー、お願い助けてー。ぼくをかくまっててよー」

そりゃあ目の前で涙ながらに助けを請われては、奴良組若頭としても見捨てるわけにはいかないが。
この喧噪の中を全く気付かず安らかに眠りを堪能する清継と島を見つつ、せめて君たちだけは騒ぎに加わらないでくれとささやかに願う、
三代目総大将への道の険しさをしみじみと感じるリクオなのであった。


ちゃんちゃん



【氷の華】後書き

リクオが蚊帳の外とは、これまであまりなかったSSになりました。

いやまあ、冷酷ドSの女王様な雪女は考えただけで乙なんですが、
主筋のリクオ相手にはできないよなあ、ということで牛頭丸相手に存分に発揮してもらいました。

実はこのSSで、まずオチが先に書きあがったあたり、自分はつくづくギャグ脳の持ち主だと思います。
相変わらずの超長下手SSですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
155名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:15:39 ID:tkbjpneh
ドSGJ
Sなつららひさしぶりでご馳走様でしたw
しんみりするいい話でした。

ちなみに雪女がリクオより年上なのは気にならないのですが
青田坊より年上な事に思い至ってフイタw
(爺ちゃん全盛期に横にいたのは白田坊なので多分父親?)
156名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:16:02 ID:j3jNwAuQ
夜雀は俺の嫁!
157名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 07:03:05 ID:eUJcdDva
つららに氷柱(つらら)で肛門をヒンヤリしてほしい!と思うぐらい肛門が熱いゲリら
158名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 07:57:27 ID:+H2VUiFn
ぐっじょ!
馬頭丸萌えたw
俺の中では最後のを読んだ後、鬼畜なリクオに馬頭丸が……
159触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 21:04:06 ID:zRja8/JV
逆レイプつらら楽しく読ませていただきましたーGJです。
では今日もまた触手の続き描かせていただきますー

1〜5がカナ、ゆら、ゆら(ふた)、若菜、毛倡妓
6〜0が鳥居さん、夜雀、狸娘、苔姫、猫娘
160触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 21:33:30 ID:zRja8/JV
奴良組の若頭であるリクオがやられたとなれば
「殺せ殺せぶちころせぇーえええ!!」
「屋根裏も縁の下も全部だ!厠の穴の中も調べろ!」
「いたぞぉ!!」

<クソッ クソッ チクショウッ…!>
此処で最も強いと思われる男を下した事ですっかり気が抜けていた。
青田坊を鈍そうな大男と思って、手の届かない所からからかっていた妖怪は
岩を投げつけられ
岩を投げつけられ
岩を投げつけられ
ついでに岩を投げつけられ
硬く重い質量に半ば磨り潰されるような状況になりつつ
イソギンチャクのような体の至る所から紫色の血を流しながら逃亡を試みる。
「そっちだ、そっちに逃げたぞ!」
<生憎だが逃げさせてもらう!!>
塀に飛びつき、軽やかに飛び越えて、奴良家の外へと逃げ出していく。
「奴は南の方角に逃げたぞ!逃がすんじゃない!馬鹿息子ども!!」
空から鴉天狗が激を飛ばす。
とにかく街中に入ればそうそう見つけられないだろう…と
そして、体力の温存を図り街の影の中へと身を潜める……

「これなんか可愛いんじゃない?」
そこは女の子受けする小物やアクセサリーを売るファンシーショップ。
鳥巻コンビこと鳥居さん&巻さんが楽しそうに商品を物色していた。
「えーでも高くなーい?」
「いいじゃんこれくらい。すいませーん、これくださーい」
………
「えっへへへ」
新しく買った紫のブローチを眺めながらご満悦の巻さん
「欲しいと思ったら結構お金に糸目つけないよね巻って」
「そーお?普通よー」
「ね、それちょっと見せて」
鳥居さんがブローチを見せてもらおうと手を伸ばすと
カツッとブローチが手から零れ落ち、ころころころと転がっていく。
「あー、もー何してんのー」
「ごっめーん、取ってくる」
ブローチを追って何がいるともしれない狭い路地裏へと入り込む。
「うっ、うっ、うー狭いー、早く見つけて帰らないと…あった」
紫色の何かテカテカと光を跳ね返すものがあった。
「これで…ふぇっ!?なにこれ、ちょ、ちょっと、え、え、え」
鳥居さんが抓んだものが指に絡みつき
光っていたと思ったのはソレの体液で
驚愕に目を見開いた彼女の前で、妖怪がのっそりと身を持ち上げる。
「ひっ…よ、よ、妖怪…なんで…」
妖怪のグロテスクな姿に腰を抜かしてヘタリこむ。
妖怪はゆっくりと鳥居さんの顔に触手を伸ばして
憐れな犠牲者の顔を確かめるように撫でまわす。
<身を潜めていただけだったが…なかなかの上玉が飛び込んできたぞ、ハハハ>
「ひ、ひ!しゃ、しゃべ…った?の?」
鼓膜ではなく意識に直接響いてくる妖怪の声に恐れおののき
逃げようとする意思すら湧いてこなかった…
↓続く
161触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 22:00:26 ID:zRja8/JV
「おっそいなあ、夏実」
ただ転がっていったブローチを探すだけでなぜそんな時間がかかるのだろう。
そう思い、暗くて怖い道であったが勇気を出して中に入ってみる。
「鳥居ぃ、どうしたの?見つかった?そんな奥まで転がるわけ…あるじゃん」
ゴミに埋もれてブローチは裏側を向けて落ちていた。
特徴的な紫色の輝きはこれでは見えない。
それを目当てにしていた鳥居夏実はドツボに嵌るように奥へと探しに行ってしまったのだ…

「ひぃ、ひぃ、ひぃぃ…やだ…やめて…やめてよおおお」
手はしっかりと握られて捕まえられており
逃げる事もできぬまま全身を触手で撫でまわされる。
<そういえば人間を狙うのはこれが一人目か…>
先に襲った三人は自分を醜悪な陵辱者としての目を向けてはいたが
この娘のように未知なる異形の存在に向けるような目はしていなかった。
知らない事に対する「おそれ」強いものに対する「おそれ」不気味なものに対する「おそれ」
様々な「おそれ」の念がこもった視線を浴びるのはそれを糧とする妖怪にとって心地よい。
<もっともっとオレを「恐れ」ろ「畏れ」ろオソれろ…ハハハハハ!>
触手が鳥居のスカートの中に入り込む。ふとももを軽くなぶってやっただけだが
「いやああっ!助けて!やめてぇぇええ!!!」
たったこれだけで泣き叫ぶ娘の姿が心地よく面白い。
<だがしかし…お遊戯もそろそろ終わりだ。>
ちょっと遊んだだけでこれほどならば本格的に陵辱するとどうなるのか。
うずうずした触手は鳥居の制服の要所要所を器用に掴む。
「や…やだ、嘘でしょ」
ビッ びちぶちっ
鳥居の衣服が張力に耐えかねて悲鳴を上げ始める。
目の前で分解されるように引きちぎられる制服。
袖が、胸元が、あっけなくただの糸と布の寄せ集めに変えられていく。
「い…い………」
ビリビリィ ぶちぶちぃ
衣服が完全に引きちぎられ破かれ、下着だけの姿にされる。
恐怖から既に失禁をしてしまい、股間からほかほかと湯気が立ち昇っていた。
<何も痛い事してもねえのにお漏らしか?だらしねえなあ>
「い…痛い事!?」
そのフレーズに身を縮こまらせて、涙は最初から枯れ果てる事無く垂れ流しだ。
「夏実?その声、夏実なの?」
「ま…巻っ…」
一瞬、顔がぱあっと明るくなった鳥居だがすぐにそれが曇る。
親友が来てもただ被害が広がるだけだと察したのだ。
「巻、来ちゃ駄目、逃げ…んぶっ!!」
ぐぶっと鳥居の口に触手が突き込まれ、ぐりぐりと口内を押し上げる。
「ちょ、何が…何があった……ふぎゃああああああ!!」
乙女の出すような声ではない悲鳴を上げて巻が妖怪を見上げる。

さて、普通ならカモネギと飛びつくところの妖怪だが
青田坊に受けたダメージのせいで二人纏めて犯る程の力が無い。
かと言ってこの娘を逃がしては…警察を呼んでも意味が無いにしても
街中を探し回っている奴良組の妖怪に伝わる可能性は無くもない。
<……よし、おい娘…あっちの娘にこう伝えろ>
「ひっひい…な、な、なんです…か?」

巻は「襲われる!」と覚悟していたが、いつまで経っても何も飛んでこなかった。
妖怪は自分に気がついていないのだろうか。
もしかしたら鳥居を助けるチャンスがあるかも…
花開院ゆらを呼ぶという手もある…そんな風に考えをめぐらせていると
「ま…巻」
「!……な、何?」
ガクガクと涙を零し、歯の根のかみ合わないほど震えながら鳥居が言葉を紡ぐ
「こ、この妖怪が言ってるの…巻が逃げたら…私を殺すって……」
↓続く
162名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 22:36:17 ID:p4Bahisg
それはねぇwwwグロいの無理じゃ
それのリクオ×つららが見たい
163触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 22:37:03 ID:zRja8/JV
しかし、それは嘘っぱちだ。
元々鳥居を適当に弄べば命まではとらない…死より辛い体験云々は置いておくとして。
そして…
<もう一つの条件、分かっているな?お前が抵抗したり、オレのいう事に逆らえば…あいつを殺す>
これは更に大嘘だ。巻のいるところまで触手が伸ばせないほど弱っている。
やろうとしてもできない。
「な…夏実……」
<さあ、お友達にこう言ってやれ…ごにょごにょ>
「は…はい… 巻、わ、私が犯されるところ、見て欲しいの」
足を開き、尿ですっかり汚れてしまった下着を見せつけ
羞恥に顔を赤く染め、あまりの非現実的な状況に夢と思い込みそうにすらなっている。
<ま、そういうことだ…クハハハ>
下着を掴んでビッと三方向に引っ張ると
軽快な音を響かせてただの布切れへと変貌し、地面にはらりと落ちていく。
いや、はらりではない。びちゃり、だ。何せ失禁によってびしょ濡れだったからだ。
「な…夏実……」
逃げなくても変な事をすれば鳥居がどうなってしまうか分からない。
巻は地面にへたり込み、ただ呆然と親友の陵辱を眺めるしかなくなってしまう。
「ひっく…や、やっぱりや…なんでもないです、お、犯してください…」
言葉での拒絶すら許されず、まだ何者にも侵された事の無い肉穴を拡げる。
<もっと大きく指で拡げないと入らないだろ?>
「は…はい……」
眼を瞑り、親友の視線を極力意識せず膣穴を拡げる。
巻の視線がどんなに膣穴に突き刺さっても無視し続ける。
小水で濡れたピンク色の肉ヒダが光を照り返し
薄暗い路地裏の中にあってそこだけが別世界の入り口のように開いていた。
<お友達に目を背けないように言ってやれ>
「ひっ……ま…巻、お願い…わ、私の…お、おまんこ…見て…入る所見て…」
「……夏実………」
尊厳を完膚なきまでに叩き壊され、目の焦点もヤヴァくて狂う一歩手前のようだ。
巻の見守る中、特別に男性器そっくりに成形した触手で鳥居を犯す。
「……!!」
「い…いぎ…ぎいいいいいイイいいいいぃぃぃっぃィィイいいい!!!!!!」
めきっ みぢっ みぢっ
そこは小水で濡れ、触手から微かに粘液を出して滑りをよくしているとはいえ
基本的に膣内は緊張でカラカラに枯れ、恐怖で筋肉は硬く縮こまっている。
「ぎゃあああああああああ!!やめヤメややや ぎゃあああああああ!!!」
捕えられている手足をガクガクと振り回して抵抗をし始める。
触手は約束を持ち出してみようかとも思ったが、暴れるのも面白いとそのままにさせる
「ああっあ"っあ"っ がっ ぐっ…」
鳥居の口の端からぶくぶくと泡が吹き出してくる。
更に触手を伝って鮮血が一筋、鳥居の秘所から零れ落ちてきた。
それでも関係なく触手は奥まで突き進み、思い切り子宮を突き上げる。
ズンッ!!
「がはっ…!!!」
ジョロロロロ…二度目の失禁。
「鳥居…鳥居いいいい!!!!!」
歯が折れそうなほど歯を強く食いしばりながら巻が叫ぶ。
「あ…あたしが代わりになるから…鳥居を離せえええ!!」
だが触手は物いわず(というか触れてない相手に声を伝えられないだけ)
見せ付けるように巻の前で鳥居の体を揺さぶっている。
「ふ……」
その鳥居の口から声が漏れる。
「ふふふふ…駄目よ巻ぃ…このおちんちんは私のなんだからあ」
激痛の中、処女を散らされた少女は何かが吹っ切れたように精一杯の虚勢を張る。
まだ、狂ってはいない…だが、こうでも言わなければ本当に親友が身代わりになるだろう、と…
「よ、妖怪さん、私のおまんこ…もっと…もっとおかし…て…」
極力巻から目を逸らしながら、拙い腰の動きで懸命に妖怪を誘惑しようとする。
↓続く
164名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:04:05 ID:aVyJS3rN
(*´д`)はやく
(*´д`)おれを
(*´д`)らくにしてくれ
165触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 23:11:34 ID:zRja8/JV
<なんだなんだ、もう狂ったか?>
「そ、そう、狂ったの…妖怪さんのオチンチン気持ちよすぎるからぁ」
引きつった笑顔と止まる事の無い涙。無理をしているのがモロバレだが
触手も細かい事は言わない。概ね察した。
<人間って面白ぇなあ>
ずるずると触手を抜き始め
「ひぎ…ひぎい…いだあい!!いだっ、いだっ…あぐっ…ふあ…」
抜き終わった後、鳥居の体はがくりと脱力して妖怪にもたれかかる。
破瓜の血に塗れた肉棒がごとき触手が巻の目の前に。
「……」
今にも噛み千切ってやらんという獰猛な視線をそれにぶつける。
<くくく…いい視線だ。約束だから手を出せないのが惜しいな…>
「は…あ……」
約束を律儀に守ろうとする妖怪の言葉にうっすらと安堵する鳥居。
<ほら、お前の楽しめる場所はマンコだけじゃねえだろ?>
触手が今度はブラジャーに絡みつき、一気にびりっ、と引きちぎる。
巻ほどではないが、年の割りには豊かな乳房が露わになってしまう。
「ふ…ふあ…はい…私のおっぱいも使ってくださ…い」
そのささやかに実った乳房を、胸をそらしながら強調し、妖怪に差し出す。
緊張からうっすらと汗をかき、色素の濃いめの乳首や乳輪が
風に晒される度に寒そうに鳥肌を立てるのが巻の目にも映る。
そうこうしている内に2本の触手が鳥居の胸に押し付けられ
乳房をぐにゃあっと押し潰し、こねまわし、弄びまくる。
「はっ…はっ…ふひぃ…ふにゃあっ…」
普段自宅で行っているオナニーと同様の刺激につい声を漏らす。
触手の先端が白い乳房に穴を開けて犯そうとするかのごとく力強く押し当てられ
そのまま乳首の上を走るように触手が這い回り、苛め抜く
「はぁっ…んっ…んはっ……」
「夏実…大丈夫?痛くないの?」
声の調子が変わった鳥居に、巻が少し脅えながら声をかける。
「はんっ…だ、大丈夫…だって…気持ちよくて気持ちよくて…ふあ、はああっ!!」
言葉にするとますます体が敏感になり、演技も交えてどんどん甘い声が高く大きくなる。
「はぁん♪あんっ…おっぱい…ああっ…ふああああっ!!!」
この反応の半分くらいは演技だが、半分は本当に快感を感じており
その内に演技と本気の境目が本人にもつかなくなってくる。
「私の…こと…もっともっと…滅茶苦茶にしてぇ…んっ…んはああん♪」
「あ…あううう……」
巻は、鳥居のコレは演技なのだと自分に言い聞かせる。
そうでなければ…グロテクスな妖怪に嬲られて淫乱に貶められるなど親友が惨め過ぎる…
そうであっても…自分を人質として淫乱な振る舞いを強いられる親友に申し訳が無いが…まだマシ…
<もう一度、今度はもっと近くで見てもらおうか>
鳥居ごとずしん、と巻に何歩か近づき、鳥居の股間が巻の息のかかる距離まで近寄る
「ひっ!ひいっ…」
「に…逃げないで…私のオマンコもっと見てぇ…」
「うっ…」
『逃げ』のフレーズに妖怪の約束を思い出して取り直し、親友の姿を見上げる。
鳥居の股間がちょうど巻の顔の高さになるように鳥居の体は持ち上げられ
さらにゆらゆらと破瓜の血に塗れた触手が再びやってくる。
「妖怪さんがちゃんと見てなさいって…私のおまんこ…おおおおっ!!!」
まだ、喋っている途中だというにいきなり触手がつき込まれて上ずった悲鳴を上げる。
乳嬲りで若干濡れていた膣穴から飛沫が飛び、巻の顔にピチャッと当たる。
「う…うああああ…」
目の前で親友の膣穴がいやらしく広がりきり、太い肉棒…もとい触手が出入りする様を見せ付けられる。
血の匂いや雌の匂い、雄の匂いを間近で嗅がされて巻は気持ち悪くなりそうだった。
それでも逃げず、ただとにかくまっすぐに見据え続ける。
「ひぃっ、奥まで来てるぅ!キツいよお…あはっ…きもちいいいい!!!」
若干苦しさに顔を歪めても、演技をするだけの余裕はあり、精一杯淫らに腰を振り触手を咥え込んでいく。
<おお、よしよし、それでいいそれで…さて、今度はちゃんと中出ししてやるからな>
「ひっ…な、なか……?」
↓次で終り
166触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 23:32:28 ID:zRja8/JV
『膣内射精』…その言葉が頭に浮かんだ瞬間、一気に鳥居の頭が冷える。
……だが、迷ったのは一瞬
「出して…私のオマンコに沢山精液出してえええっ!!!」
その時流れた涙はどういう意味の涙だったのかは誰にも分からない。
鳥居夏実は、異形の魔物に堕とされた憐れな少女の役を果たそうとしていた。
<おらおらっ…人間と妖怪でも子供ぐらいできるんだからな?>
「は、はいいいっ、孕ませてください…おねがいしますううう!!!」
どんっ、どんっ、と触手の先端が膣の奥を叩き、子宮口を突き上げ
外から見ても触手が蠢いているのが鳥居の腹ごしに分かるほど激しく乱暴に犯す。
「うあ…夏実ぃ、お腹がやばいって…も、もういいでしょ?もういいでしょ?もうやめてあげてええっ!!」
<どうだ、気持ちいいか?声に出してみろ!>
「気持ちいいですうう!!私、オマンコを触手に犯されてよがってますうう!!」
叫びながらぎゅぐっ、と膣肉に力を込めて
一刻も早く触手から精液を搾り出そうと触手を締め上げていき
射精を待ち望むように、全身が嘶くように、ガクガクと震え始める。
<食らえっ…!!!!!>
ビュルルルルッ!!ドクッドクッドクッ!!!!!
「ふあああああぁあああああきたあああああああぁああああああああぁあぁあ!!!」
ぼごっ、ぼごっ、ぼごっ
鳥居さんの腹が歪に膨れ上がり、膣の容量ギリギリまで精液が流し込まれていく。
「夏実ぃぃぃぃぃいいいいいぃぃぃいぃいいぃぃぃ!!!」
巻も喉が涸れんばかりに声を上げて夏実の名を呼ぶ。
入りきらなかった精液がぼたっぼたっと結合部から零れ落ち
地面の上にゆっくりと水溜りを作り上げていく。
「あふ…ふ…ふぐ…ふ……」
全身を痙攣させ、絶頂したのかただの気絶か…とにかく鳥居は気を失い、ふっと全身から力が抜ける。
<あーあー、ここまでだな…よっと>
鳥居の体を乱暴に下ろし、ずるるっと触手を引き抜く。
抜いた瞬間、穴からごばばっとザーメンが溢れ落ちて、さっきの水溜りと交じり合い、更に大きな精液溜まりになっていく。
「夏実、しっかりしてよお!夏実ぃ!」
全裸の鳥居を抱き上げて声を張り上げながら鳥居の肩を揺さぶる。
<ふー…こんなものでいいか。>
鳥居と巻の二人から「畏れ」を集めた妖怪は、青田から受けた傷はほとんど塞がっていた。
しかしあまり同じ場所に長居するのもまずいと判断し…そっと影から影へと逃げ去っていく。

いつの間にか触手の妖怪は姿を消し、二人だけになっていた。
「…は………巻?」
「き、気がついた?ねえ、気がついた?」
「はう…わ、私……あっ…あっ!!!」
「もういない!妖怪はもういないから大丈夫!!」
「…巻…巻は何もされなかった?」
「されてないよ!夏実こそ、さっき…」
「う……うわあああ!うわあああん!怖かった…怖かったよおおお!!!」
巻の胸にしがみつき、大声で泣きじゃくる。
少女が全裸である事と、膣から止まる事無く精液が垂れ続ける事が
事情の知らぬ者が見ても分かる程、彼女が陵辱されたという事実を如実に顕していた。
167触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/22(月) 23:34:06 ID:zRja8/JV
お疲れ様でした。今晩はこれで失礼致します。
それでは…おやすみなさいませー ノシ
168名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:50:57 ID:86COQ6GH

鳥居さんかわいそうです(´;ω;`)ブワッ
169名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 07:30:18 ID:qiig6wuI
青田坊すげぇw
170名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 08:14:56 ID:y/SQ4d0d
ぐぢょぐぢょぐっぢょぶ!(あえて、ぢ)
よかったわー。また気が向いたら書いてくれー
171名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 12:44:06 ID:f1IMwz30
触手の鬼畜っぷりがたまらんGJ!

そんな感じで夜雀と玉章にもお仕置きしてほしいもんだぜ
172名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 22:39:41 ID:C0PSCju3
またまた触手サマキター(´∀`)
この調子でガンバってください
そして、次は是非とも苔姫をその触手の餌食に
173【佳人薄命?】1:2008/12/23(火) 23:10:14 ID:mhuQzmkF
『触手…触手か』の方新作GJです。
鳥居ちゃんと巻ちゃんの友情にうるっときました。泣いていいですか?

コチラは前スレに落とした毛倡妓×リクオの続編。リクオNTR??なSSです。
皆様それでもよろしかったらご覧ください。


【佳人薄命?】


ふと、夜中に目が覚めた。

何かに誘われるようにむくりと起き上がり、そのまま上着を羽織って部屋を出た。
外に出たとたん、冷えた夜気が衣のようにまといつく。

この屋敷では夜でもそこかしこにうごめく気配がする。妖怪屋敷なのだから当たり前だ。
それでも昼間に活動しているボクの部屋のある一棟は、基本的に静かだ。

頭は冴えているのに妙にふわふわとした、現実感のない夜。
もう一度眠れる気がせず、足はこんな時に思い出してしまった人の元へと向かっていた。


おねーさんこと毛倡妓と、閨の修練という理由で夜を過ごすようになってしばらくたつ。
最近やっと少し要領がつかめるようになってきたが、まだまだ振り回されっぱなしだ。

今夜はその予定の日ではないのだが、なんだかぬくもりが恋しかった。



毛倡妓の部屋の前に立つ。ふと、

「………っ…」

中から物音がしてきた。まだ起きているのだろうか。

「ちょ、っっな、にしっ、てるの…こ、な時に…っ」

ぎく。一瞬こちらのことを咎められたのかと思ってひやりとした、けど。


「え?だってこっちも可愛がっておきたいからね」
「あ、あんたねぇっ う、くっ」
「ほらほら、姐さんだってココ、いつもいい感じに悦くなるんでしょ?」
「ばっ… ちょ、コイツッ 最悪」
「やだなあ、ボクとしては姐さんに最高に気持ち悦くなってほしいと思っているんだよ」


こ、の声、って…。

まさかまさかという力ない否定は、次の瞬間紙きれの如くひっぺがされた。


「いいかげんにしなさいよっ …まったく、こーゆーときだけやったら性質悪い男だね、首無…!」
「ひどいなあ、毛倡妓姐さん」


普段聞きなれた、自分の世話係の声である。
174【佳人薄命?】2:2008/12/23(火) 23:10:59 ID:mhuQzmkF


「や、ちょっ!う、後ろからも、ってひきょ、よっ」
「うーん。やっぱりこれはボクだけの特権だしね。ほら、ここも」
「ふっ、ゃんっ!」
「ここも、…ここまで届く。ねえ姐さん、せっかくだからこのまま、さ…?」
「こぉんのおぉ〜!そっちがそんな気だっていうならねえ…!」

ざわわ、ざわ、ざわ…

「わっ!?ちょっと姐さんっ、髪っ、髪は勘弁して!うわ、くすぐったいって!」
「そーいってられんのも今のうちだけよ…!」
「え?…うわわっ、わかったよ。も〜、姐さん冷たいよ」
「おだまり」
「しょーがないな…。でも姐さん、こっちはいいよ、ね…?」
「…わかったわよ。でも、下手だったら承知しないわよ?」
「やだなあ。それこそ誰に言ってるの?」

ばさり

「ふっ、あぁん…」
「ねえ、姐さんのココ、びくびくしてるよ」
「あんたもね」
「っ!ホントに、姐さんは…」

ずちゃっ、ぐちゅ、ぶちゅっじゅっ!

「ひゃ、あ、ああ、ん、ぁああっ」
「はっ、はっ、ねえさ、…毛倡妓!」

「や、ああっ、ああああああああーーーっ!!!!」


―――――――――


いつ毛倡妓の部屋の前から去ったのか覚えていない。
気づけば自分の部屋で呆然と座り込んでいた。
そのまままんじりともせず夜を明かしてしまったらしい。

あんな、身も世もないといった風の嬌声など、聞いた覚えはない。
そんなにも悦かった、ということだ。
自分がまだまだ及びもつかぬほど未熟であることは承知していたつもりでいたが、実際違いを見せつけられて心が波立たないわけはない。

いつの間にやら、下着の前が汚れていた。
なので朝一番にしたことといえば、家人に見つからぬよう自分の下着を洗うことなのだった。



その日一日、まるでうわの空で過ごした。
カナちゃんやクラスメートは何事かと心配して様子を聞いてくれたり、いっそ早退したほうがいいんじゃと言ってくれたけど、
正直帰ったところで悩みの種が消える訳ではない。
さすがに「普段おねーさんと呼んでる人と、お兄さんのように思ってた人が同衾する仲なのを知ってショック受けてます」なんて言えないよ…。
175【佳人薄命?】3:2008/12/23(火) 23:12:15 ID:mhuQzmkF

帰宅後、廊下でばったり首無と出会ってしまった。
「リクオ様、お帰りなさい」
いつものように、見慣れた柔らかい笑みで話しかける首無に、ボクは内心ひどくうろたえてしまった。
いつもと何ら変わらない、優しげな風貌、少し小柄な身体。
この腕で昨夜、毛倡妓を抱き、あんなにも追い詰め悶えさせていたなどとは信じられない。

「リクオ様、どうなさいました?私の顔に何かついていますか?」
はっと我に返った。どうやらずっと首無の顔を見つめていたらしい。
「ううん、何でもない」慌てて首を振った。
「そうですか?失礼ですが、お顔の色が優れていらっしゃいません。お体の具合でも悪いのですか?」
再度首を振った。なおも心配げに見つめる首無だが、正直こればかりは、…あ!

ふと、閃いたことがあった。

「首無。実は体の方は何ともないんだけど。ちょっと悩んでることがあるんだ。
今夜、仕事が終わったらボクの部屋まで来てくれる?」
「リクオ様のお悩み事、ですか…?はい、私でご相談に乗れることでしたら何なりと」


その夜

「あ、んんっ!こ…う?」
「はい、そして…んっ、ぁ…ふふっリクオ様、どうなさいました?」
「ちぇー…。ここじゃないんだ」
「?何がですか」
「毛倡妓のさ、弱いトコ、って。なかなかわかんないんだよね」
「そうですか?」
「うん。…でもさ、どうやったら見つけられたのかな?やっぱり経験の差?」
「リクオ様?」
「なんだろうね。ボクも不思議なんだけど、別に嫌だった、とかじゃなくて、ただ、悔しかったんだよね。
ボクがどうしてもわかんなかったのに、君が知ってるって言うのがさ…ねえ、首無」

ぎょっとしたように毛倡妓が背後のふすまを振り返るのと、そっと離れつつあったかすかな気配が揺らぐのは同時だった。

ややあって、
「…気づいて、おいでだったんですね…リクオ様…」

観念したように、首無がふすまを開けた。

「気づいた、っていうか知ったのは昨日の夜だよ。それまで全然知らなかった。
言っておくけど、別にだからって君たちの事を邪魔しようとか、そんな事は全然思ってないからね」
「ですが…示しがつかないのではありませんか」
さすがにばつが悪そうにしている二人の姿に妙に困ってしまった。毛倡妓も神妙な顔で離れ、座り直している。

「だから違うって。別に悪いことしてるわけじゃないんだし、君らの好きで…付き合ってるわけなんだから何もしないよ。
ただ、ホントに首無に聞きたいことがあっただけだよ」
「聞きたい、こと、ですか…?」
訝しげに首を傾げる。首がつながってないから好きな方向へ向けられるのは便利だよね。

「だからね。毛倡妓の弱いトコ」

はい?とばかりに二人揃って目を見張った。

「さっきも言ったけど、ボクは毛倡妓の弱いトコが全然分かんないんだ。いっつも余裕って感じで、ひょっとしてボクが下手すぎて感じられないのかなって。
昨夜も首無が言ってたでしょ?毛倡妓に最高に気持ち悦くなってほしいって」

そんなとこまで聞かれてましたか、と顔を赤らめる二人だが。
176【佳人薄命?】4:2008/12/23(火) 23:13:03 ID:mhuQzmkF

「ボクもそう思ったんだ。情けないけど、それで首無に教えてほしいんだ。他にも色々教えてもらいたいこともあるし…ダメかな?」

他にも色々ってナンですか?と思わず脳内ツッコミしてしまったものの、言われていることはわかった。
しかし受け取り方は対極であった。

「なる、ほど…。そのようなご相談でしたら、不肖首無、及ばすながらお力添えいたします」
「うん、ありがとう。やっぱり首無は頼れるお兄さんだね」
「そのような。リクオ様、過分なお言葉痛み入ります」


男二人で意気投合する中、毛倡妓はだんだん雲行きが怪しくなってきたことを感じ、だらだらと冷や汗を流していた。

いや、ちょっと、おねがい、まって…

情けないかな、今のいつわらざる心境だ。
リクオ様は最近閨での腕をめきめき上げてこられ、年上としての矜持から余裕を見せてはいたものの、実際はかなり追い詰められていたのだ。
首無に関してはもはや言うまでもない。
この二人がかりで責められるなど、正直どうなってしまうかわからない。
というかシヌ、イかされる。
間違いなく明日の日の目は拝めないというかつてない危機に直面し、どうしたらこの二人をなだめて逃げに転じられるかとない頭を絞ろうとしたものの。


「ひゃ、ん…!」

「あ、本当にココ弱いんだ」
「でしょう?」

いつの間に間合いを詰めたものやら、すでに臨戦態勢に入った二人に取り囲まれ、万事休す…!

「ちょ、冗談でしょ…、っく、や、はんっ」

「ボクはこんなことで冗談なんか言わないよ」
「私もそうですよ。ね、リクオ様」

すっかり共犯者の笑みを浮かべた肉食獣二人(もはやそうとしか見えない)に、首元へ噛り付かれた鹿のようにあおのいた。

あ、シンだわ妾(わたし)。








翌朝、お肌つやつやうるるんな者が二人と、精魂尽きはて真っ白になった者が一人いたとかいないとか。




End


毛倡妓姐さん、すみません。
【佳人薄命】てシリアスそうな題ですが、つまりはそういうこと。
もてることが罪なんですね。
177名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:23:37 ID:y/SQ4d0d
ぐっじょ!

最初にリクオNTRって書いてたから、リクオが雪女に寝取られるのかと思ったw
しかし首無しは便利だな。
178名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:25:04 ID:7PVKkFWy
リクオ×つららこそ神だろ
だだ甘な作品が見たいな
179名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:56:45 ID:42VOj/sj
ゲゲゲか
180触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 20:33:21 ID:JYl3HIum
寝取られなのに上手に平和的に着地したのが面白かったですw
自分じゃこういうの書いても修羅場にしかなりそうになくて…

今晩もしばらく触手ネタを書く為にスレをお借りします。
1〜5:カナ、ゆら、ゆら(ふた)、若菜、毛倡妓
6〜0:夜雀、狸娘、苔姫、猫娘、眼鏡天狗(♀説主張)
181触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 21:12:30 ID:JYl3HIum
※書いててさすがに鬼畜過ぎるかなと思ったので鬼畜耐性無い人はご注意―


ハァッ―ハァッ―ハァッ――
家長カナは生涯でこれ程走ったのは始めてだった。
夜の王を探して変な所まで迷い込んだのが失敗だった―
いくら後悔してももう遅い。繁華街の光の届かぬ裏で追跡者はついにカナに追いつく。
カナの手が―不意に力強く握り締められる。
「キャアアアッ!!いやああっ、助けてええっ!!」
「うるせえガキだっ!」
「やっちまえ!!」
数人の不良、最近の不良は一目で分かるような連中ではない。そこらにいそうな学生風だった。
「むっ…むぐううっ」
男たちに囲まれてしまい、腕を足を取られて、逃げる隙も無く
口にはハンカチのようなものを押し込められて助けを呼ぶ声すら塞がれる。

<――ん?>
ドゴッ ドゴッ ドゴッ
男達は陵辱の前に暴行を加える。
カナの腹を膝で、頭はナイフの尻で加減をしながら
顔もなるべくその美貌を崩さないように拳で―
「ふひぅ…ふひぅ…」
実時間にしては僅かな時間だったが、カナにとっては永遠にも近い時間が過ぎた。
泣きはらし、少し腫れあがった赤い顔で男達を見上げながら
ハンカチの突っ込まれた口で不明瞭な発音で必死に許しを請う。
暴力にすっかり心が折れてしまい逆らう気力を失っていた。
「ごへんははい…ふ、ふひはへへは…」
「わかりゃあいいんだよ…へへへっ」
「ほら、脱げよ。帰る時服が無くっちゃ困るだろ?」
「へ…え……」
一瞬身構えて逃げようとするカナ。その瞬間、男のナイフが煌く
ビリィッ!!!
胸元から一筋に制服を切り裂かれ、間から年に似合わぬ立派な下着が垣間見える。
「服が無くなるってなこういうことだよ!とっとと脱げよ!」
「おいおいこいつガキの癖にこんなブラジャーしてやがるぜ!」
「ひいい…ひぎいい……」
ガクガクと頭を上下に揺らしながら手際よく服を脱ぎ捨てる。
もう痛いのは嫌だとただそれだけを頭に浮かべて―
―そしてさっきの暴行の比ではない痛みと永遠がカナに覆い被さる―

妖怪はそれをずっと眺めていた。
人間が人間に行う強姦というものにささやかな興味を示したのだ。
「たすけて…たすけてぇぇ」
5本の指に入ると称された美少女の顔は恐怖と痛みに歪んで面影を無くしてもただ眺めていた。
「ガキの癖にいいマンコ持ってるじゃねえか!」
「ああああああああ!!があああああああああ!!!!」
正常位で押し倒され、背中をアスファルトに擦られ赤くしながら
見知らぬ男に処女を散らされても、ただ眺めていた。
「全員イッパツしたか?じゃあ二週目からは中出し解禁な!」
「や、やだやだっ、何、中だけは…ひいっ!!」
「おおっ、おふっ、出る出る…出た出た出たあああ!!っくはあっ!!」
少女の膣の奥を邪な白濁が染め上げて、少女が妊娠に恐怖した涙もただ眺めていた。
「後ろの穴だって使えるんだろお?」
「いやああ!!裂ける裂ける裂けるううう!!!」
少女を人間と思わぬ陵辱、ただの穴として弄び始めた時も
口封じや金稼ぎの種として写真、ビデオを撮り始めた時も
気を失ったカナに煙草を押し付けて起こした時も
カナの目の前で服が切り裂かれ泥水に浸された時も
妖怪はただただじーっとそれを眺めていた。
↓続く
182触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 21:41:08 ID:JYl3HIum
開きっぱなしになった二つの穴からどぷどぷと精液を零し続けるカナ
陵辱が一時中断し、虚ろな頭のままほっと安堵していた。
しかし、カナの腕を掴んで持ち上げながら男達が囁き合う
「こいつ連れて行ってしばらく監禁しね?」
「いいねえ、結構こいつ気に入ったし」
「…や…あ……」
やっと解放されると思ったカナの目の前が再び真っ暗になった。
歯の震えが止まらない。冷や汗が止まらない。涙はもう枯れ果てた。
<移動する気か?…それは困るな>
「あん?今誰か何…」
ザン
「ぐべ」
ゴキ
「かぺらっ」
ゴッ
「あばば」
少女の人生を奪った男達は、妖怪に命を奪われた。
男達が去った後でこの少女を弄ぼうと思っていたのに当てが外れそうになり
つい慌てて手が出てしまった。
<あ、よく考えたら殺す事もなかったな>
触手はくるりとカナの方を振り返る。
目の焦点を合わせずただガタガタ歯を震わせていた。
「な…何…ど…どうしたの…助かったの私…?」
助かっているとは到底言えない風体だが
“人外の誰か”が男どもを蹴散らしてくれたのはなんとなく察している模様。
「あ…あの…夜の主様ですか…?」
きょろきょろと周囲を見渡すカナ。
自分の目の前に変な色の肉の塊みたいなそれは目に入っていない。
どうも恐ろしすぎる姿の妖怪は無意識に見えなくなる程の怖がりのようだ。
<さあな…俺は自分でそう名乗った事も呼ばれた事もねえよ>
カナの手を触手で掴んで立ち上がらせる。
「あ…そうですか…あの…お名前は?」
<好きに呼べばいい。触手の化け物でもなんでもな>
「しょく…しゅ?」
目の前の醜悪な姿のイソギンチャクもどきに焦点が合う。
ようやくそれが声の主だと理解するにつれ、ガクガクと足が震え出す。
膣と尻穴からブビビッと精液がお漏らしするように勢いよく噴出す。
もちろん失禁のオマケも忘れない。ジョロロロロっとな。
<人間流の陵辱に興味があってしばらく見せてもらったぞ。妖怪の俺よりエグい奴等だな>
「あ……あ…………あ……」
立て続けに起きる信じられない出来事にカナの頭はオーバーフロー寸前。
今日の事は一から十まで夢だったと思いたい。
<まったく随分派手にヤられたもんだなあ>
カナの膣は赤く腫れ上がり、痛々しい程開ききってしまい
どれほどの精液を注がれたのかどぼっどぼっと精液が固まりとなって落ちてくる。
そこへ触手が一本入り込む
「いやああっ!もう、もう止めて…お願いします、なんでもするからもう…限界なの…」
カナの懇願も無視して触手は奥へ突き進む。
触手は螺旋状に巻きながらカナの膣内の精液をかき出していく。
「ひぃ、ひぐう!!!」
突然腹の中をかき回されて悲鳴を上げながら喉をのけぞる。
<人間の割りに随分頑張って注いだもんだなあ>
「あっ…けはっ…ゲパ…」
度重なるレイプで性器は傷み、膣壁に触れられるだけでもカナに痛みが走る。
触手はそれでも奥を目指し、子宮口すらなんなくこじ開けて中に侵入する。
「ぐ!!?ぷ!?!!?」
逃れようと妖怪を両手で押しのけようとするが、触手がますます巻きつくだけ。
陵辱されてさらに化け物に食べられ(カナ視点)そうになり
カナはもういい加減人生を諦め始めていた…
↓続く
183触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 22:15:52 ID:JYl3HIum
子宮の中を犯されるという苦痛の中で涙を流すカナだが
次の触手の言葉に冷水をかけられたようにはっと眼を覚ます。
<妊娠してるなあ>
「え!?」
触手の先端がカナの子宮壁についた受精卵を緩く突く。
「…もー駄目…私の人生終りよ…あは…アハハハッ……」
<ほー?人間は子孫が出来るのを喜ぶものじゃないのか?>
「…喜ぶ訳ないでしょ!こんな…強姦で出来た赤ん坊なんて…ひっ…ぐっ…」
…妖怪は面白そうにカナを見る。そういえば人間観察などした事がなかったなあ、と
<じゃあこいつは、この赤ん坊は潰したほうがお前は嬉しいのか?>
「………」
カナの目の色がぐるぐるめまぐるしく変化するが、一瞬の事ですぐに結論が出る。
「潰して」
<うい>
カナの求めに応じてプチッと受精卵を潰す。
<潰したぞ>
「……よ…妖怪さん…実はいい人?」
カナが陵辱されてる間傍観していたという事は聞いてなかった様子。
<さあなー…おい、汚された尻と前の穴も綺麗にしてやろうか?>
「お…お願いします!」
とことんどん底に落とされた後はちょっと優しくされただけでころっと騙されるのだろうか。
一旦カナは地面に下ろされると四つん這いになってお尻を向ける。
「お尻も…オマンコも…綺麗にしてください」
今自分がどういう格好になっているか分かっていないのだろう。
尻を高く上げて、ニ穴から精液を垂れ流し、誘うように尻を振るなど淫乱以外の何者でも無い。
<ほらよ、尻にも突っ込むぜ>
「くっ…うっ…ううん♪」
陵辱の為ではなく、自らを清めてくれる為に入ってくる異物に時ならず官能的な声を漏らしてしまい
そんな自分に気がついてハッと顔を染めて俯いてしまう。
ぐぷっぐぷっぐぷっ
「はっ、はんっ、はふっ」
ニ穴を犯す触手がリズミカルに前後する度にカナの口から切なげな声が溢れ出し
それと同時に穴の中に注がれた精液がびちゃびちゃと音を立てて零れ落ちてくる。
「はあんっ…出てる…出てる…気持ちいいいっ!」
最初は体の中から汚物がかき出され、綺麗になっていくのが気持ちよかったのだが
いつの間にか精液が排出される感覚に快楽を覚え、ひくひくとニ穴をいやらしくひくつかせる。
「もっともっとかき出して…溢れさせてえぇぇっ!!」
<へーへー、じゃ水で洗い流すぞ>
触手の先端から水…本当にただの水を噴出し、膣や腸の奥へと注ぎ込む
「あへえっ♪ちゅめたいいっ!お、おまんこもお尻も奥まで綺麗綺麗しちゃううううっ!!」
水圧に押されて精液がこれまでの比でない勢いで零れ始める。
カナの足元にはどうやってこれだけの量が…と思える精液の山ができあがっており
気がつけば…カナ自身、自分のクリトリスを指で弄りながら何度も絶頂を迎えていた。
「お水射精気持ちいいのっ!もっともっとしてぇぇっ!!」
ちょっと前まで処女で、輪姦されて絶望の淵にいた少女と同一人物とは思えない顔。
流し込まれているのがただの水でも立派な精液便所の風体を為していた。
「はひいいい…まだ?まだ?まだ精液出てきゅるのお?」
<あ…いやいや、もう十分綺麗になった>
膣穴からも尻穴からも溢れ出てくる水はすっかり透明になっていたが
カナの求める声に応じてついついずっと流し込み続けていてしまった。
「はあ…あ、ありがとう…」
<なあに、あんまり汚い穴もあまり使う気しないからな。>
「……へ?」
<望まない妊娠は嫌ってことは…相手が妖怪だったらどれほど嫌なもんかねえ>
「……ひ…嘘……あなた、良い妖怪さんでしょ?」
<今日だけでもう4〜5人レイプしてきた妖怪が善の妖怪なわけあるか>
「………ィャ…いやああ!!馬鹿!離せ!抜けええええっ!!!!」
<ハッハッ、こうでねえと面白くねえな>
↓続く
184触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 22:46:30 ID:JYl3HIum
必死で触手を殴りつけるカナだが、四つん這いで自分のお尻から生えてるそれを叩くなど
無理な体勢過ぎてまったく力が入らずぽむぽむと軽く叩くようにしかならず
「ぬけ…抜いて…く…くはあっ!?」
勢いをつけて奥にどすんっと叩き付けられる触手に嬌声を上げる。
その一撃で盛大に達し、潮を吹きながら上半身が崩れ落ちるように地面に突っ伏す。
「はあ、はあ、ひい、はあ………」
頭ではこの触手に犯されることで快感を感じている事を必死に否定する。
しかし力を込めても下半身はいうことをきかず
気を抜くと尻を振って妖怪に擦り寄ってしまう。
「わ…私に何かした?その……媚薬、とか?」
<するかよそんな事。これは正真正銘お前自身がやってんだよ!>
ぎゅるるるっ…と激しく触手が回転し、カナの膣壁を削るように擦りあげる。
「ひぎっ…ぎひ!!?」
酷使されて本来なら傷みしか感じないはずが何故か心地よい。
全身がもっともっとと触手を、肉棒を求めて啼き始めるのを止める術がない。
「あはあ…いやっ…いやああ…オマンコ…気持ちよくなんかないのお…いやっ…」
首をブンブンと引っこ抜けそうなほど激しく振り回しながら否定し
再び触手を何とかしようと手を伸ばして掴む。
「ほ…ほら、抜かないっていうなら力ずくでも…」
カナが力を込めて抜くと、以外に簡単にぬるるっと抜けていく
「あ…あれ?」
<どうした、嫌なんだろ?抜きたいんだろ?>
「え、ええそうよ…妖怪のチンポなんて………妊娠なんてさせられて」
妊娠への恐怖を思い出して手に力が篭もる。
ぐっ…ぐいっ…
<お、おお?>
「んんっ…ほうら、抜けた!!」
得意満面に触手を投げつけ、次は尻穴を犯す触手に取り掛かる。
「こっちも…んんんっ!!!」
ぬるぬるとした感触が腸を突き抜けるのについ声を漏らし
それでもなんとか性欲に打ち勝って触手を完全に引き抜く。
「はあっ、はあっ………」
抜いたならすぐに逃げればいいものを何故か体がそうしない。
自分では恐怖に竦んでいると思っているが…
「…な、何よ…どうしたの?」
体の疼きに耐えながら…妖怪に尻を向けたまま睨みつける。
<いやなに、あのまま続けていてもなんか喜ぶだけっぽいからさ>
「喜ぶわけが………ヒィッ!!」
触手数本がより合わさり、人間の腕より太い触手が出来上がる。
体の疼き…性欲よりも生命の危機感が勝利し、体が自然と走り出す。
だがどうにも遅い。
「ひ…ひあああっ!!!」
駆け出した姿勢のまま全身を触手に捕えられ
同時に膣の中へ触手が思い切り突き込まれる。
めりめりっ…ぼこお
腹が浮き上がる程太い触手が1ミリ…1センチと進むに連れて
カナの喉から空気が押し出されるように吐き出される。
「げ…けはっ…けはっ…」
そんなギリギリの生命の狭間にあってなお、膣は潤んで潮を噴出してしまう。
<これでも気持ちいいもんは気持ちいいらしいな?ドヘンタイめ>
「ひぇ…ひぇんらいちらう…ひ」
ごりゅっごりゅっごりゅっ
ちょっと妖怪が身を捩っただけで快感と苦痛がマーブル模様のように入り混じって襲い
全身が一瞬で何百回も達したかのように小刻みに震え出す。
「ひいいいいい……ひぃぃぃ…もう…もう駄目……死ぬ…死ぬううぅ…」
<なんだ、もうかよ。じゃあこっちも出すぞ。妊娠しろよ、ハハハ>
「…や…や…やだ…やめ……」
↓続く
185触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 23:13:33 ID:JYl3HIum
カナの手が宙を舞い、何かを必死で掻くように暴れる
だがそれすらもすぐに触手が絡めとり、動きを奪ってしまう。
「やだ…助けて…リクオ君…助け…てぇ」
束になった触手の一部が解けて細い一本がカナの子宮に侵入する。
妊娠させるなどと言っても人間と妖怪でそうそう妊娠はしない。
もとよりこの妖怪はそういう種族ではない。
分身を子宮に植えつけるのだ。
「あぎいい!!!また…また子宮に何か入ったあああ!!」
<しっかり着床させる為にゃ直接出した方が確実だからな!>
「やあああああああああああ!!!!」
ジタバタしても時は遅く、触手が射精を始めた後だった。
ビュルルルルルルルッ!!!!
「ひ!!!あ…あへぇっ……あんっ」
カナにも信じられない事に、その時出たのは悲鳴よりも嬌声だった。
何度も死ぬ死ぬと騒ぎながらも体はしっかりと感じていた事を認識させられ
膣肉が勝手に触手を締め上げて精液を搾り取ろうとしているのを感じる。
「ひああっ、違う違うううう!!駄目、私のオマンコ止まれええ!!ひぎいっ!!あぎいい!!!」
全身を触手につかまれてて満足に暴れられない体を懸命に動かして
なんとか自分は嫌がってるアピールを繰り返すも、繰り返す程に本当は快感を感じている事を自覚させられる。
びゅるるう…どくっどくっ…
膣の中に熱い精液があふれ出すのを感じる。
腹部が触手のみならず精液でも膨れ出すのを感じるのに絶望感を感じて歯を食いしばる。
<よし、じゃあ次は子宮に受精させるぞ>
「え…やめて!本当にそれだけは止めて!な、なんでもするからお願い!本当に!!」
子宮の中に入った細い触手が動き始めるのを感じる。
カナは懸命に抵抗(しているつもりだが実際は体を揺らす程度の事しかできていない)し
取り返しのつかない目に遭わされる前に…と祈るがどうにもならない。
ぷちゅっ…びちゃっ
「……!!!」
びくんびくん…びくんっ
<ほら、終わったぜ>
子宮に種子を植えつけると、しつこく犯しまくっていたのが嘘かのようにあっさりとカナを解放し
薄汚れた路地裏にべしゃっと投げ落とす。
「…ひ…ひあ…あ…赤ちゃん…?」
お腹に手を当てると何かがびくびくと動いているのが分かる。
受精直後に動いているほど大きいなんてまともな赤ん坊ではないが
今のカナにはそこまで思考が回らない。
「妖怪の…妖怪の赤ちゃん…赤ちゃん妊娠しちゃった…あは…あはは…」
ゆっくりと身を引き起こすカナ。
膣から精液が溢れ、内腿を白く汚していく。
「アハハ…アハッアハッ…あはは」
<…元気な子を産めよ>
「いやあああ!産みたくない!潰してよ!!これも潰してよおおお!!!」
カナが喉を張り裂けんばかりに叫ぶも、もう既に妖怪は影から影へといなくなっていた。
「…ふ…ふふふ…こんなの…ありえないわよ…人間の方がまだマシじゃないの…」
焦点の合ってない目でぶつぶつぶつぶつ呟きながら
自分の服―切り刻まれて泥水塗れになったのを掴みあげる。
「妖怪の子持ちなんて…誰が相手にしてくれるってのよ…」
自分でも何をやってるか手当たり次第に落ちてるものを拾う。
そういえば男達の死体がないことには気付いていない。
「あははっ…あはハハハはハHAハハハ歯派刃羽葉波!!!!」
狂気と涙に顔を彩りながら高笑いを繰り返し携帯を握り締め
無意識の内にリクオに電話をかけていた―
「…もしもし…カナちゃん?何?」
「アハハハ聞いてよリクオ君私触手の赤ちゃん妊娠しちゃったのおっかしいでしょ!あはははは!!ハアハ!!」
「……触手…カカカカナちゃん!詳しく聞かせてぇぇ!触手…触手ううう!!」
それはまた…別のお話
<終>
186触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/24(水) 23:19:32 ID:JYl3HIum
鬼畜過ぎて我ながらヒく所もあったので微妙にマイルドにしていたり…
また機会があればカナ(触手付き)×リクオで番外編を書いてみたいなあと

それでは今日はここでお暇します。スレをお返しします。ありがとうございました〜
187名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:31:35 ID:bf4enQAl
またまた触手様キター
この調子で是非とも苔姫もその触手の餌食に・・・・・
188名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:42:26 ID:PETX0lQu
ぐっじょ!
最後こえーよw
それと綺麗綺麗でワラタw
189名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 23:30:59 ID:EhrwZs0y
ギャオス!なんという鬼畜…!
カナちゃんこわいよこわれちゃったよ…
さらにリクオがこわいよ…
と思いながらも読み終わるまで止まらなかった。GJです。
無意識の内にリクオに電話をかける辺りがカナちゃんらしい。

何だろう…この後親触手がぶち殺されたあと、カナちゃんから生まれた子触手は
風通しの良い窓辺にチランジアみたく飾られて、使う時は水に漬けて戻して使うなんて妄想がふとよぎった。
リクオ、最後のアレは触手に復讐したいんじゃなく触手が欲しかったんだろうか。
190名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 20:07:18 ID:5JiVdQxj
俺は、あまり触手ものは好きじゃないっす!
普通にリク*カナで見たいっす!
そうしないとお仕置きよ!!
191名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:39:52 ID:5F4HXuG+
>>190
お ま え が か け
192名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:19:00 ID:mai+OBuv
>>191
お前が書け
193名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:28:56 ID:CBFh6bUz
おおう…触手怖いよ触手
だがGJ
194名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 09:01:41 ID:4Sw5n7gm
触手様GJ。妖怪の子持ちでもリクオなら無問題。お次はリクつら全年齢対象ほのぼのSSをお送りします。

『くらべこし ふりわけ髪も肩すぎぬ 君ならずして誰かあぐべき』


「ん、しょっ、っと…?あ、あら…ん、よっ、…あっ、もうっ」

洗面台の方から何やら愉快な声が聞こえてくる。いや愉快と言ったら悪いだろう。本人は真剣なんだから。
興味を覚えて覗いてみると。そこに居たのは案の定、雪女ことつららだった。

「よ、っと。…ああ、また…。もう、時間がないのにっ」

髪を二つに分けて、どうやら三つ編みにしようとしているらしいけど、なかなかうまく結えないみたいだ。

「良かったら結ってあげようか?」
「あ、リクオ様!?…とんでもない、髪を結うのに若のお手を煩わせるなんて」
「別に、いまボクは時間もあるし。それに、つららの髪って真っ黒でつやつやしてて綺麗だし。触ってみたかったんだよ」
「ふえ?ええリクオ様あぁぁ!?」
「さ、貸して」

そのまま返事も待たずにつららの後ろに回り、分けた片方から結い始めた。
やっぱり、つららの髪はさらさらで、すごく手触りがいい。

「わわ、わかぁ〜!」
「ん?なんかいい匂いがするね。つらら、香水でもつけてるの?」
「え?いえつけてませんが…。あの、リクオ様…後は私が自分で…」

そっか香水じゃないんだ。てことは、これはつらら自身の香りなのかな。
気分良く片方を編み終え、もう片方に取り掛かる。学校で色んな手伝いをして、手先の器用さには自信がある。
いつの間にかつららも静かになっていて、ふと目を落とすと。

「…………………」

桜色に染まったうなじが見えて、思わず手が止まった。
貝殻みたいな耳もやっぱり同じ色で、今さらながらに女の子の髪をいじっているということを意識してしまった。

「…………………」

そのままこっちも無言を通し、お下げは完成。

「…どう、かな…?」

終わったからには何か言わないと変だろうと、小声で問いかけてみると。
くるり、と振り返ったつららの頬は上気し目はしっとり潤んでいて。うわあ反則。

「リクオ様…」
「…な、なに…?」
「私、ずっとこの髪梳きませんからーーー!!」

くるっと身をひるがえしてとたたたたーー!と駆けていってしまった。あーもう。なんなんだろ。

「リクオ様…」

いきなり真後ろから話しかけられてビクッ、と振り返ったら、そこにいたのは微苦笑を浮かべた毛倡妓。

「おねーさん。おどかさないでよ…いつからいたの」
「さっきからずっとですよ。…リクオ様、ご存知ですか?男性が女性の髪をいじるのは…」

同じく微苦笑を含んだ声で語られた話に、思わず茹蛸になるのはこの3秒後。
195名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 09:02:40 ID:4Sw5n7gm
>>194 後書き

冒頭の句は本来「(成人の証として)髪を結い上げるのが 貴方以外の誰のためであるでしょうか」とかいう意味になるらしいのですが。
異性の髪をいじるのは、その二人の関係が既に…ということだそうで。ま、たまにはこんなほのぼのもどうぞ。
むしろこーゆーのの方が恥ずかしく感じるなあ…。これ書くために学生時代の古文教科書ひっくり返しましたよ。
196名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 10:44:10 ID:3rSMQ5wL
>>195
要するにおにゃのこの髪の毛いじってる野郎がいたら、その二人はラヴいってことですね、わかります。
197名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 17:51:52 ID:mCxMsHRF
>>195
ああ、いい。ああいい。GJでっす!
198名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:51:58 ID:o7KyVZua
>>195
GJ。髪の毛を弄っているのがエロじゃないのにエロい雰囲気w
199名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:27:34 ID:Kvx/Gkwh
登校途中の電車の中で痴漢に遭う夏美ちゃん。しかも集団でチームワーク抜群の。
そんな痴漢集団に体のあちこちを触られ、心とは裏腹に感じてしまう未熟な肢体。
痴漢共にすっかり解きほぐされた夏美ちゃんの肢体。車中にも関わらずいざ本番という所に邪魔が入る。
リクオの護衛のために電車に乗り合わせていた黒田坊。有無を言わさずに痴漢共のアナ○に武器を刺して掘る。
これで万事解決……とはいかず、助けてもらったお礼と火照った肢体を鎮めてもらう為に抱いてもらうように頼む夏美ちゃん。
黒田坊は困りながらも、目の前にいる夏美ちゃんの上気した表情に心奪われかけの状態で夏美ちゃんの頼みを受け入れる。だってロリだから。
で、駅の女子トイレの個室でヤッてしまい、それが原因となって二人が付き合いだす。

こんな黒田坊×鳥居さんがあってもいいと思う。
200名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:41:59 ID:xOOr6R9S
そこまで詳細に書けるんなら、SSも書けるんじゃね?
201名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 15:25:19 ID:r/h15TCI
そこに苔姫があらわれて。
202名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 17:20:38 ID:Qh01UVQV
妖怪の生殖孔はそれこそ魔性。人間とは比べ物にならない。
黒は夏美と交際を続けながらも、苔姫との愛欲に溺れて行く。
次第に身体だけでなく心まで寝取られる黒。しかし……
203名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:00:18 ID:dxUWt0lM
そこに夜雀があらわれて
204触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 20:58:47 ID:9yu8+igK
雪女純愛ご馳走様でした。
鳥居さんも痴漢にあったり地味に不幸な体質が似合うかもw
黒田坊を中心とした三角関係も…とか言ってるとまた黒が別の幼女を助ける話がありそう。
鬼畜ものを書く時が一番楽しいのですが純愛モノも書いてみたいですね

では今日もしばしスレをお借りします。ゆらまでいったらゲームオーバーも視野に入れようかなとか思ってます。
秒数の一桁が
1〜5:ゆら ゆら(ふたなり) 若菜 毛倡妓 番外カナ
6〜0:夜雀 狸娘 苔姫 猫娘 眼鏡天狗(♀説主張)
205名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:05:57 ID:dxUWt0lM
タヌキ娘来た!!



ところで猫娘はツインテールの方だよな?
黒髪じゃなくて
206触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 21:31:16 ID:SedCm9wf
総大将ぬらりひょんと隠神刑部狸が旧知の仲であり
また、隠神刑部狸の息子が東京でなにやら悪さをしているとして
遠く四国の地から離れてこの東京へ隠神刑部狸のお供で来た娘。
だが、人ごみに押し流されあっというまにはぐれてしまった。
「ああ…なんということでしょう」
右を見ても左を見ても人人人人人…
「あの…」
すたすたすた
「すいませ」
てくてくてくてく
「東京の人はせわしいなあ…」
道を尋ねようにもみな足早に通り過ぎて捕まえる事ができない。
それでもなんとか誰かに道を聞こうとして瞳をめぐらせると
所在なさげにぼんやりと立ち尽くす男の姿が見える。
あれなら捕まえきれずに逃げられる事はないだろうと近づいていく。
「あの…すいません」
「………」
「あの!」
「う…ああ…なに?」
血の気の悪い顔で男が狸娘を見た。一瞬底知れぬ不気味さを感じるが
田舎育ちの純朴な少女はそれを心の底に押しとどめて言葉を続ける。
「道に迷ってしまって… 奴良さんというお宅、ご存知ありませんか?」
「ぬら…ああ、さっきの」
「あ、知ってるんですね?」
ぐわっと食いつく勢いで攻め寄る狸娘。
「……だけどなあ」
「お願いします、慣れない土地で迷ってしまって、どこをどう行けばいいやら…」
「………わかったよ、来い」
男は血の気のない表情のまま、ぎくしゃくと歩き出した。
「あ、待ってください」

男について歩いている内に娘の胸中にどんどん疑惑がわき上がってくる。
さっきは失礼だと思って強引に押し込めたが
どう見てもこの男まともではない。血の気のない表情に人形のような不自然な歩き方。
そして、よおく神経を研ぎ澄ますと微かに妖気を感じる。
「あなた、もしかして」
警戒を強めて初めて自分が敵妖怪の作った異空間に引きずりこまれているのに気づく。
「もうそろそろ潮時か…マダあやつるのにナレテナイカラナア」
ザッ ザザッ と娘を取り囲むように数人の男たちが現れる。
最初の男も含めて全員、背中から触手が一本飛び出ていて
それが物陰へと伸び、消えている。
「ニンゲンヲウマクアヤツレバモットオモシロイコトがデキルとオモッタがムズカシイな」
彼らは先ほど触手が殺した男たち。死体の体内に触手を埋め込んで操り人形としていたのだ。
「これでも隠神刑部狸様の側近なのよ…舐めないで!」
「シラネーヨ」
しかし触手妖怪本体ならともかく、未熟な技術で操る人間の死体など弱い。
「ハッ!」
ビュッバサバサバサッ
桜吹雪のように飛び舞う木の葉が男たちの体にまとわりつく。
「ぐ…グウウ…」
完全に動きを封じられた形になった男の一人にとどめの一撃をお見舞いする
「でぇ…やあ!」
ぼぐっ
「ごPY」
娘の蹴りがクリーンヒット!
男の首は出来の悪い人形のように吹っ飛び、空を舞った。
207触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 22:08:33 ID:SedCm9wf
「は?」
しかしそれに一番驚いたのは他ならぬ娘自身。
けっして武闘派でない自分の力で首をちぎるほどの所業が適うとは思っていなかった。
実はこの男(の死体)は首をちぎられて殺されていた。
それを体内から触手で繋ぎとめていただけであり、蹴っただけで飛んでしまったのだ。
つまり今の状況は…首なし男の首の断面から触手がうねうねとしている状態だ。
「な、何これ…きゃ…きゃあ!」
我に返るとその触手に自分の足首が絡め取られている事に気づく。
ハイキックの体勢で大きく足を上げていたためバランスも悪く見た目もはしたない。
「ちょ、ちょっと離し…ひ!?」
迂闊にも術の集中まで解けてしまい、他の男(の死体)も復活してにじり寄ってくる。
「や、やめて…変な事しないで…」
強ぶってうまく幻術を使えばこのくらいの相手…と思っていたが
足をじゅるじゅると嘗め回すように這いずる触手の感触に冷静さを失い
「足、足が…きゃああっ!!」
ついにバランスを崩して倒れてしまい、右足をつかまれ逆さづりの格好にされてしまう。
<ハハハ、ざまあないな>
「!?だ、誰?」
<人間の口を使うのは疲れるんでこっちで喋らせてもらう>
「な、何のことよ!?」
彼女の誰何の声にも満足な返答をせず男たちの包囲網は狭まる。
<さてと、こいつらはあの時どうやっていたっけな>
「ひっ…」
男たちは狸娘を地面に押し付け、大の字の形にする。
そして手空きの男が一人娘の股間の前に陣取って服に手をかける。
<あれは命令して脱がしていたが面倒だし破るか>
<ん?殴って大人しくさせていたっけ?>
男はナイフを使って手際よく娘の服を引き裂いてゆき
少女の股間が、下着に包まれたまま露になる。
「や…やめて…それだけは本当にやめて…」
<痛い目の方がいいか?>
もう一人の男が娘への暴行役となり、娘の顔を蹴り飛ばす
「え?…はぐっ!!」
次に男の蹴りは腹部を襲い、カカトが娘の腹にめりこむ。
「あがっ…ぐうう…ううっ…」
<このまま痛い目にあうのとどっちがマシだ?>
「…このくらい屁でもないわよ」
頬が少し赤くはれた顔を、どちらに向けるべきか分からないが敵?を睨みつけてみる。
<力が足りなかったか?人間操ってじゃ力が入らないしな…>
「……?」
強がって言ってみたものの、敵妖怪の言葉に不安なものを感じて視線が泳ぐ。
<ここからが本番だ>
男たちの体から触手が抜け、代わりに娘の手足を触手が押さえ込む。
「ひっ…ひいいいっ!!!」
改めて姿を現した妖怪を見て引きつった悲鳴を上げる。
だが触手はそんな事にもお構いなしにさっきの事を続けようとする。
<さっきは悪かったな、今度こそ本当の力で殴ってやる>
「ち…ちが、本当は痛かったの、だから」
娘の言葉が終わらぬ内に触手が鞭のようにうなり、狸娘の顔を打つ
「!?!!!」
柔らかいもので殴られた為、裂傷や骨折といった事は起こらないが
その分衝撃がダイレクトに狸娘の頭部を襲い、脳みそが激しく揺さぶられる。
「ひっ…ひぎ…」
間髪入れず次は腹部。拳を真似て丸められた触手が激しく叩きつけられ
狸娘の内臓が一瞬押し潰される。
「ぅ!!…ごっ…ごふっ……」
<まだ痛い方がいいか?>
「ひ…い…いや…痛いのも変な事もいや…」
たった二発で生命の危機を感じた狸娘は早くも完全屈服が見えてきた。
↓続く
208触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 22:36:12 ID:9yu8+igK
<痛いのも嫌…>
拳のように丸めた触手を振りかざす。狸娘は「ヒッ」と短く悲鳴を上げて目を瞑り
<恥かしいのも嫌…>
拳?を解いて触手の先端で狸娘の股間を撫でる
「ひぃ!い、いや、いやです…」
どっちも嫌ではまかり通らない事は分かっていてもそう応えざるを得ない。
<こっちなら別に命までとる訳じゃねえんだ、なら答えは一つだろ?>
「……!!」
涙を零しながら首を左右に激しく振る娘。
<もう一発やれば聞き分けるか。>
「また…殴るの?」
カタカタと震えながら身構えていると、視界の外から何かがやってくる。
ブロックを一つ抱えた男がそこに来ていた。
「ま…まさか…」
<どっちがマシかまだ分かってねえようだからな>
娘の目の前で男がブロックを振り上げる。
その下にあるのは――娘の頭。
「や、やだやだ、やめて止めさせて…本当にシャレにならな…」
<止めさせて欲しいなら、言う台詞が違うだろ?>
「そ、そんな……」
会話の途中で男が思い切りブロックを下に叩きつける!
―――!!!
「――――」
小水を漏らす娘のわずか3センチ上でブロックが触手に受け止められていた。
「ひ…ひ…ひい…変な事…エッチなことしてください…だから…助けて…」
<まったく手間のかかる奴だ>
ブロックを事も無げに投げ捨てながら触手は嘲るように呟く。

娘は目の前の触手の群れを見ながら自分の判断が正しかったかどうかを自問していた。
<…ブロック>
「ひ!やりますやります!」
しかし目の前に恐怖をちらつかせられる度に思考停止し、命じられるまま動く。
「ふっ…う…んんっ…」
全身を触手に触られ、嬲られ続けながら、自ら奉仕する事も命じられる。
屈辱に泣き崩れたいがそれも適わず懸命に触手をしゃぶる。
「うっ…(じゅる…ちゅば)」
肉棒にするように両手で一本ずつ上下に扱きあげながら
もう一本を口の中に入れて唾液をまぶしながら吸い上げていく。
<さっきの奴(カナ)に比べて手馴れてるようだな…>
「…!」
一瞬戸惑ったように手が止まるがすぐに再開する。
一方、娘の全身も触手によって蹂躙されている。
服の内外を問わず大小の触手が這いずり回り、粘液を娘の体に擦り付けていく。
奉仕の最中にも関わらず手首まで触手が這いずり回り、邪魔に感じるが
一度それを告げた時は激しく頬をはたかれてしまい
以後、どんなに奉仕の邪魔になろうとも文句一つ言わずに玩具に徹した。
「ふ…うぅっ」
それでも敏感な部分…例えば乳首などに触手が触れた場合は
一瞬奉仕の手が止まってしまい、頬や尻を叩かれる事も少なくない。
<また手が止まっているぞ>
触手が鞭のようにしなり、バシィンと娘のお尻を勢いよく叩く。
「ふうっ!!す、すいません!!」
そういう時は胸の感覚を振り切るように一層激しく奉仕をし
喉の奥に当たるほど深く触手をくわえ込んでいく。
<そんなに触手をしゃぶるのが好きか?ははっ>
触手の先端がくるくるっと蠢いて喉奥を擦ると
思わず吐き出しそうになるが、その後の処罰を考えると意地でもくわえ込む。
その様子が更に淫乱だのスキモノだのと罵られる要因になるのだが
もはや自分が助かるためにはなりふり構っていられないと覚悟を決めていた
↓続く
209触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 23:04:13 ID:SedCm9wf
「ふっ…んっ…んっ…」
長く奉仕が、陵辱が続くうちに娘の目が怪しくなる。
肌はほんのり赤く上気し、しきりにふとももを摺り寄せる。
「……んっ…」
カリッ
<何度、歯を立てるなと言えば分かるんだ>
パンッ!
「ひぅっ!ごめんなさいっ!!」
尻を打たれると娘は嬉しそうに謝りながら小さく体が痙攣する。
狸娘の下半身も触手によって蹂躙され
太ももやお尻の上を細かな触手が踊るようにくすぐるように嬲り続けていたが
肝心の秘所にはまだ毛の先ほども触れてはいない。
だが、先ほどから溢れる蜜ですっかり下着が濡れそぼっており
白い下着の上から赤い肉の割れ目と黒い茂みがうっすらと窺い知れるほどになっている。
<…お前、わざとやってないか?叩かれるのが好きなんじゃないのか?>
「ち、違います…痛いのは嫌なんですってば…」
自分のマゾ性を指摘され、鼻息を荒く興奮させながら否定する娘。
誰の目にも明らかだった。
<じゃあ次からは粗相をしても叩かないでおいてやるよ>
「え!?そ、そんな…」
<痛いのは嫌なんだろう?>
「………」
なんともいえない表情を浮かべて奉仕に戻る。
その奉仕も若干心がこもってないような微妙な手つきとなり
明らかに落胆の様子が見て取れた。
<おい、誰が手をぬいていいと言った>
「ふえ?手なんて抜いてません…」
<…>
ずざざざっ
「!あ、あの…え、えっと…」
そのようにうつろに返事をした娘の体から、触手が一斉に離れた。
<本当はこれが欲しいんじゃないのか?>
ぱぁんっ!
「んひぃ!?」
触手が一本、娘の背中を打ち付ける。
それに続いて何本もの触手が連続で娘を打ち付けていく。
パァン!バシィン!パンッ!!!
「んひっ!うひっ!あひい!!」
背中を尻を太ももを、何百という触手が襲い掛かり激しく打ち付ける。
<真面目に奉仕をしろ!>
「あんっ、ひぎっ、ごめんなさい、真面目にやりますう!!だからもっと…もっと叩いてえ!!」
叩かれながら尻を突き上げるような姿勢をとり、手が股間に伸ばされる。
「うひぃぃ…死んじゃう…殺されちゃう…叩き殺されちゃうぅ…ひんっ!!」
娘の指が秘穴の中にもぐりこむと同時に達してしまい
ぷしゃあああ…と小水を漏らしながらぐったりと体を投げ出す。
<痛みでいう事聞かせようとしたら、マゾだったとはなあ>
従順な奴隷みたいなものでも作ろうと思っていたらマゾ性を開花させてしまい
当てが外れながらも触手はこの状況を楽しんでいた。
<まあそれならそれで楽しみようはあるさ>
イッたばかりで脱力している狸娘から服を全て剥ぎ取りながら
不適に笑いながら次のことを考え始める
↓続く
210触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/30(火) 23:41:18 ID:9yu8+igK
パシィン!パンッ!!
突然乳首に襲い掛かる痛みで狸娘は我に返った。
「ひぎいい!!!」
度重なる苦痛と快楽ですっかり勃起してした乳首を
職種が何度も絶え間なく叩きつけている。
「いたっ、痛いっ、乳首が取れちゃう…ふあっ…ふあああっ!!!」
乳房に幾筋も赤い蚯蚓腫れが走り、乳首は更に赤くはれ上がっているかのようにそそり立つ。
<嫌がってる割にはこっちはこんなだが?>
触手が狸娘の股間に触手を伸ばすと、どろどろに濡れて汁を垂れ流す穴があった。
「そ…それは…ひぐ!?」
意識を下半身に集中すると今度は尻が打ち付けられる。
「あひい!!お尻もおおっ!!!」
ぷしゅぷしゅっと汁を股間から噴出して足をピンと張り詰める。
「はああ…気持ちいいの…痛いの……嫌ですう……」
頭の中が困惑しながら、無意識の内に娘の足が軽く開かれ、
既に何度もイキながら一度も肉棒をくわえ込んでいない穴は物欲しそうにひくひくと肉棒を誘う。
<ふうん…>
ひゅんっ、と触手が空を切り秘穴を打ち付ける
「ひぃんっ!?」
ダイレクトにそこが叩かれて汁が巻き散らかされ、娘の全身が震える。
「あ…あー…あー……」
その一撃で秘穴は完全に開ききり、愛液だか小便だか分からない液体がぼたぼたと垂れ落ち
娘の内股は完全にびしょ濡れになって光をてらてらと照り返すまでになる。
<叩かれるだけでこんなになりやがって…>
触手の先端で娘の秘所を撫で回し、浅く膣内に挿入してみる。
「ひぐうう!!ああっ、あひっ…」
膣が押し広げられる感覚に嬉しそうに声を上げながら、自ら大きく股を開き
潤んだ瞳で肉棒を見つめ続ける。
<どうした、入れて欲しいのか?>
「うんうんうんうん!入れて!入れて!私のオマンコ苛めてくださいぃ!!」
<痛い事とどっちがいい?>
「両方…両方してほしい!!おまんこぐちゃぐちゃにしながらお尻もおっぱいもパンパンしてぇ!」
混濁した意識の中で叫びながら、腰を動かして触手を迎え入れようと蠢く。
<さっきは痛い事は嫌だって言ったが?>
「違う、パンパンは気持ちいいの、痛くないの、だからして!して!してええっ!!!」
娘が腰を押し付けるにあわせて触手を引いてしまうのでいつまで経っても触手が挿入できず
極限まで焦らされた娘はたまらず大声で叫びだす。
「我慢できないの!おまんこどろどろで早く入れて!何すればいいの何言えばいいのなんでも…」
ずぷうっ!!
「ひ…」
ピシィ!!パンッ!!パンッ!!!
「…ひにゃあああっ!!!」
挿入と同時に尻を叩かれて思い切り潮を吹く。
顔は普段からは想像付かないほど醜く淫欲に歪んだアヘ顔となり
幸せそうに腹を撫でながらビクビクッと絶頂の痙攣を繰り返す。
「あひいい!!叩いて叩いて叩いてっ!!お尻ぃ…あ、ふっ、おまんこもとろどろにいい!!!」
膣内に入った触手が少し前後するだけで膣内から汁が溢れ零れ
赤くはれ上がった尻を振りながら、更なる刺激を求めて乳房を持ち上げる。
「おっぱいも…乳首ももっと…ひゃんっ!ひぎっ!!!あああはぐううう!!!」
娘がオナニーする時のように乳房を揉んで、それを指ごと触手が打ち付ける。
乳首が叩かれてヒリヒリと痛むところを更に自ら爪で押し潰し
「ひぎいいいっ!!!痛いいい!!!だめっ、やめてえええっ!!!」
自ら痛めつけながらやめてもないものだが、目の焦点も合わず口から泡を吹きながら喘ぎ捲くる。
もはや全身赤く染まり叩かれてないところはないくらいに苛め抜かれ
<おらっ…イッちまえ!!!>
「あ…あぎいいい!!!!!」
びゅるるっ!!どくっどくどくっ!!と狸娘の膣内に精液がぶちまけられていき
何度目になるか分からない絶頂を迎えながら狸娘はまた気を失う
↓次で最後
211触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/31(水) 00:03:31 ID:9yu8+igK
「ああ…ひいい…ひいい……」
満足げな顔で尻を突き出した格好の狸娘。
<さて、こいつにばっか構ってられないからなあ>
例によって適当に放置して帰ろうと思った触手だが
少しばかりのイタズラを思いつき、実行に移す。
<お前だって、もっともっと叩かれたいだろう?>



公園を通りがかったA氏の証言
「ええびっくりしましたよ。何せ女の子が埋まっていたんですからね」
事の始まりはこうだ…
公園で遊んでいた少年達が藪の中にヘンなものを見つけた。
木の札に「←叩いて」と書かれて立てられている先に
なんだか丸いもの二つがくっついたようなものが地面から生えていた。
立て札の通りにそれをパンパンと叩いてみると、生き物のように震え
最初はびっくりして距離をとっていたが、そこは怖いもの知らずの子供。
木の棒で叩いたり、蹴ったり、石をぶつけて遊ぶ。
強く叩けば叩くほど反応も大きく、時折、丸いものの間から汁が噴出してくる。
それだと分かっていて見たならば人間のお尻であるのは分かるだろうが
地面から生えているのではなかなか気づけないだろう。
ましてや少年達の見知らぬマンコがついていたので余計にだった。
潮の噴出口としてしか少年達の目には映らず、そこもイタズラと好奇心の対象となり
中を覗き込まれたり物を突っ込まれたりし、粗雑に扱われる程に「それ」は歓喜して潮を噴出した。
救出時には尻肉には落書きされ放題、膣にはガチャガチャのハズレフィギュアが数個突っ込まれ
掘り出された少女の第一声は「もっと…苛めて」だったそうな事件が
清継君の運営サイト「妖怪脳」に妖怪の仕業ではないか?として投稿されたが
清十字清継は被害者の少女に配慮してこの投稿をサイトに掲載する事も詳しい調査も見送ったという。
212触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2008/12/31(水) 00:06:44 ID:+pQELb16
マンネリを防ごうと変わった事をしてみたら触手が関係なくなってきた事に悩む…
しかし、深くは気にせず次から気をつけようと思ってます。

>>205
> ところで猫娘はツインテールの方だよな?
> 黒髪じゃなくて
両方いっぺんに、のつもりです。

それでは今日はこれにて失礼します〜
213名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:36:28 ID:CE7G1DdC
元旦ともなると苔姫様大忙し?
214名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 10:08:16 ID:dYviyEkr
スパンキング…。触手様、相変わらずいい仕事してられますね、GJ。
215名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 23:32:07 ID:4EwJ0WdW
例年よりも暖かいと言っても流石は大晦日。薄着で外の冷風に晒されると震えが止まらない
家永カナは今年、清十字清継の提案により彼の家で新年を迎えようとしている
勿論二人きりではなく十字団全員が揃っている……そもそも二人きりなら最初から断っているところだ
暖かい部屋に戻ってきたカナは直ぐに炬燵に目掛けて歩みを進める。
「ふぅ、外はすんごい寒かった。何であんなに遠くにあるのかしら?」
「ん、トイレの事かい? ちょっと離れてた方が妖怪が出そうで面白いだろ? だから改築したんだ。因みに普通のトイレはこの部屋を出て廊下の突き当たりにあるよ」
無神経な清継の発言に呆れながらも自分に集まる視線に頬を薄く染めながら口を開く
「普通のトイレがあるなら最初から言ってよ。 何でワザワザ寒い思いしてまで遠くのトイレに行かなきゃならないの? て言うか何で私がトイレに言ったってバラすの 恥ずかしいし」
確かに年頃の女の子に対してはちょっと配慮が足りなかったみたいだが、清継はそんな事を気にするような人物ではない
清継への不満を愚痴りながらカナは炬燵へと足を侵入させる。皆が足を伸ばしてるせいで炬燵の中は凄い事になっている
座席位置はリクオから時計回りに島、氷麗、鳥居、巻、カナ、ゆら、清継と並んぶ
氷麗の横に座れてご機嫌な島くんとリクオの横に座れずにご機嫌斜めの氷麗は非常に対称的だ
216名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 23:34:33 ID:4EwJ0WdW
カナにとってはリクオの隣に座れなかったのは不満ではあるが氷麗をリクオから引き離す事が出来て不安の種が一つ減ったようだ

(リ……リクオ君の足はどこ? ん、これカナ)
「痛ッ 誰っすか僕の足を蹴ったのは?」
(何だ島くんか。じゃあリリース……この足カナ?)
一瞬リクオが反応した事でカナはこの足はリクオであると確信した
ピトッと互いの足をくっ付けると炬燵の熱も相まって汗がじんわりと滲んでくるが不快感等は微塵も無い。
むしろリクオは少し戸惑いつつも幼馴染みの足は満更でもない様子である。カナの心情は言わずもがなだ
足の位置を直すフリをしながら踵、脹ら脛、膝、太股と足を伸ばしていく。リクオの顔には焦りの表情が浮かんできた
(あれ、もしかして行けるんじゃあない!)
乙女の直感は当たっていた。リクオは両足の間を通って既に太股の内側まで伸びてきた足を振り払う訳にもいかずカナの成すがままになっている
(い、行けるよ! もしかして私の時代が来たかもしれない!)
「ぼ、僕トイレに行ってくるよ」
不意にリクオが炬燵から出てそのままスタコラと部屋から消えてしまった
(……ふぅ〜ん、逃げちゃうんだ)
「私ちょっとトイレに忘れ物したから取ってくるね」
席を立ち上がり小走りにリクオを追いかける
(私の戦いはこれからだ)

エロ入れたら今日中に終わらないからカットしました
217『ゆく年くる年』1:2008/12/31(水) 23:58:26 ID:dYviyEkr
カットしちゃったんですか?見たい…
今年も残すところあとわずか。
年が明けてから落としたら時機を外すかと思って急いだので、誤字脱字は暖かくスルーしていただけると助かります。
今年最後のSSです。微妙に他SSとも被ってる設定がありますが、それも楽しんでいただけたら幸いです。


『ゆく年くる年』


趣あると言えば聞こえはいいものの、都心であれば猫の額ほどの土地に人間どもがひしめき合う東京都内は浮世絵町に鎮座まします、
住む(棲む?)モノ全てが「地価?なにそれおいしいの?」と聞きかねないほどだだっ広い敷地を有する奴良組本家では、
毎年恒例の年忘れ大宴会が催されていた。
特に今年は総大将の孫たるリクオが晴れて若頭を襲名し、初めて出席したのであるから、ただでさえ酒飲み揃いの連中が騒がないわけはなく
宵の口から呑めや歌えのどんちゃん騒ぎを繰り広げていた。

上座に座ったリクオも最初は愛想よく応じていたが、ひっきりなしに酒を注がれ酔っ払いどもに次々絡まれてはいい加減辛抱たまらず、
どうにか逃げ出す手段はないかと算段を講じていた。
ちなみに総大将はとっくに逃げた後である。ここでまたもわざわざ自分一人を置いていくのは、もはや人生経験の建前を借りた
たちの悪い嫌がらせではないかと疑りたくなってくる。

今日は本家内での宴会であり、幹部は明日以降に挨拶にくる。なので今日は傘下の者は主に本家近郊に居を構えるものか、
日頃から本家と親交が厚い主だったもののみが任意で来る。

「若、どうぞご一献」
「良太猫…あ、うん、…少なくしてね」
「ははあ。だいぶまいっておられるようですなあ」
良太猫は浮世絵町一番街で店を営む化け猫組組長、リクオの今の状態は一目でわかった。
「若もお若いですからね。こういった席は不慣れでござんしょう。まあ、こんなのも慣れですよ。慣れ」
「慣れといってもね…ハア」
「そうですねぇ…。酔ったふりをして逃げるとか、まあ皆もこんなピッチで呑んでればすぐに潰れますよ…なんなら、お手伝いいたしましょうか?」
「お手伝いって?」
「ですから、酔っ払う手伝いですよ。わざと強い酒を勧めるとか、ねむり薬を仕込んで飲ませるとか…」
「ええっ?…良太猫、まさかそんなこと…」
「もちろんそんなものは店になんかお出ししませんよ。うちの店でお出しするのは、信用のおける所から仕入れたいい物ばかりですから安心して下さいや。
でもまあ、酒の席での裏ワザとして覚えておかれるのもよろしいかと。総大将もね…酒が入ると結構いろんな悪戯を仕掛けておられましたからねえ…」
いやあの人のはいつものことだし…そう思いつつも、良太猫の提案は正直ありがたかった。
「そうだね。…じゃ、頼める?」
「まかせて下さいや。お〜い、お前たち」
「はいは〜い。何ですか、組長〜」
「ちょっとな…(ごにょごにょ)…頼んだぞ」
「まっかしてください、にゃvvv」
218『ゆく年くる年』2:2008/12/31(水) 23:59:15 ID:dYviyEkr


「ごろにゃ〜〜んvvv。おにいさぁ〜んvvv どうぞご一献〜」
「おー、ねえちゃん悪いねえ…(ツインテールじゅるり)」
「ささ、こちらの旦那様も…」
「いやあ、きれいな姐ちゃんに注いでもらった酒は進むねえ…しかも妖銘酒かい。(横乳ごくん)」

こんな調子で強い酒を用意してもらい、次々と主だったものに勧めていく猫娘たち…。
中には飲むなりあっという間に寝転んで高いびきをかき始める者もいる。…何を仕込んだんだろう?

「さて、リクオ様も…」
「うん。そろそろ寝た振りしようかな…」

「若ーー!遅くなりましたあっ」

突如、パアン、と扉を開けて入ってきたつららは、まっすぐボクに向かってきた。
「やっとお料理も作り終わって、手が空いたので来たんですよ!リクオ様、私からもご一献どうぞ」
「あー…、うん。ありがとう…」
相変わらず星を浮かべてキラキラと輝く瞳に請われては断れない。でも…もうそろそろ限界なんだけど…あ、そうだ!
「つらら、ボクからも一杯注ぎたいんだけど、ダメ?」
「はわわわわ、りりリクオ様からですかーー!?そ、それは…もちろんいただきますともっ!!」
手元に空いた盃がなかったので、つららは近くに取りに行った。その隙に、酒瓶の中にさっき黒田坊からもらっておいた薬をそっと入れた。
先程近くに来た時に、酔い潰すのに使える薬がないか聞いたところ、これなどどうかとくれたのだ。

その薬入り妖銘酒を、つららの盃にそっと注いだ。
つう、と杯を干すつららの喉をじっと見ていた、すると。

「…あ、れ…わかぁ…なんかふらふらしますう…ヒック」
とろん、とした眼でこちらを見上げるつらら…。効いてきた…?
「わ…かあ…」
くたり、としなだれかかられ、上気した頬を擦り寄せられてはこちらの理性もだんだん怪しい。いけない、とりあえずつららを連れて部屋を出よう。
そっとつららの背中と腰に手を入れて、抱き抱えて出ようとした。
「わかぁ…?どこへいくんですう…?」
「酔ったみたいだからね。ちょっと部屋を出よう」
「ふふふ…ふたりっきりになれりゅところにですかあ…?わたしぃ、わかといっしょならどこででもいいんですよお…」
???…なんか様子がおかしいような…?これって、酔ったというより…?
「り・く・お・さ・まvvv」
ぐいっ、と顔をつららに向けさせられて、そのままじいっっと見られている。なに?
「リクオ様、そういえばリクオ様に私からのお酒、呑んでいただいてません…」
そして酒瓶を取って直接口をつけた。「ちょ、つらら何して…!?」驚く間につららはボクの顔に手を添え、そして

「!?っっ!!」

ぐちゅ、ちゅうっ、とかいう音と一緒に口に入り込んだ酒を、つららの唾液ごと飲み込んだ。

「はあ、はあ、あ…?な、なにこれ…??っっ!」

熱いモノが喉から腹の中に滑り落ちたと思った瞬間。ドクン、という震動とともに体が揺れた。
視界が回る。体が熱い。熱くてたまらない。
ただただ、目の前の白いものにむしゃぶりついた。


「…おやー?若…?うーん、こいつは…。まあ、他の者もたいがい潰れてるし、皆の気をそらすようにしてますよ」
なんだか盛り上がっているらしい若頭の姿が隠れるよう、広間の真ん中にどっかと腰をすえる良太猫。もちろんただ座ってるだけなんてあり得ない話で。
「そこのあんた。どうですひと勝負?」
219『ゆく年くる年』3:2009/01/01(木) 00:00:37 ID:5YOarxn6



「まったくよおぉ〜。なんだってオレらがこんな、料理なんかを運ばないといけないんだよっ!」
「う〜ん。今日は宴会で手が足りないって言ってたからさあ。それにこれ運んだらご飯食べて休んでいいって。ねえこの料理、すっごくおいしそうだよね〜」
「おめ〜はよおぉ〜。まったく、食い気につられやがって。これはあの、リクオの母親とかいう人間の女が作ったんだぞ」
「いいじゃない。早く運んで食べようよ〜。ボクお腹すいた〜」
「…ちっ。しょうがねえなあ…。(ガラッ)おい、つまみと酒の追加持って……(絶句)……」

見た瞬間、見たことを後悔してしまう光景になど、なかなかお目にかかれるものではないが。
しかし今目の前に広がる光景こそはまさにそれだった。

「あっ、あぁんリクオさまぁ〜。(ちゅばっ、ちゅくっ)わたしぃ〜、とけちゃいますう〜」
「ははっ、いいよつらら、どろっどろに溶けちゃって…。とけたつららも、全部なめてあげるから…(じゅぶっ、じゅるじゅるじゅうぅぅっ)」
上座で脇目も振らず口を吸いあうバカ頭(で充分だあいつはっ!)と雪んこ…はもう全力で無視するとして。


「くびなしい〜。あんた最近ちっとも来てくんないじゃない〜」
「あら〜。あんたまだいたの?もうとっくにお見限りかと思ったじゃないの〜」
「あぁ〜ら?誰かと思ったら毛倡妓じゃないの〜?少し見ない間にまたケバくなったんじゃない?もうそろそろ若造りはきついんでしょう〜?」
「へえぇ〜?そっちは随分とごつい感じになったのねえ。ま、昔っから男を力ずくで縛り上げるしか能がなかったんだし?腕力は必須よねえ〜」
「ふ、ふふふふふふふふふふふ…。言ってくれるわねえ〜、最近お天道様に当たりっぱなしでシミとかシワも凄いんじゃない?」
「ほほほほほほほほほほほほ…。最近籠りっ放しで全然日の目を見ないんだものね。もうあんたの顔分かんない奴もいるんじゃない?
いいわねえ〜、妖怪っぽくって」
「「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふh………」」

うすら寒い会話の女二人に囲まれた首無男は今しも彼岸へ飛び立とうとせんばかりだが、大丈夫か。


「アウトォ、セーフゥ、よよいのよい!」
他にも部屋のど真ん中で脱衣賭博に興じる化け猫組組長とその部下の女ども。他にも多くのモノどもが参加している。
「いよっしゃあああああっ、脱ぐぞ脱ぐぞォッ!!!」
「親父やめれえぇぇっ!!もういい歳なんだからよしてくれええぇぇぇっ!!!!」
烏天狗(父)にとりすがって泣き伏す三羽の烏天狗(息子たち)…あいつら、日頃変なストレス溜めてるんじゃないだろうか。


「10番青田坊、一気行きます!!」
「やれ〜!!樽酒一気〜!!イッキ、イッキ、イッキ、イッキ、うおぁあああ…!」
あの辺が一番まともそうだ。

頭をひとつ振って気を取り直した。さっさと酒と料理を配ってこんな所からは出ていこう。
出来るだけ目立たぬよう隅の方へ運んできた料理と酒を置いておく。後は好きにしろ。
「あれ〜〜?牛頭丸じゃないか。君らも来たのいりゃっしゃ〜い」
とっくに雪んこと出来上がってたはずのリクオがこんな時に限ってこっちに気づいてくれやがった。おまえらはそこでよろしくやってろ!
「…すぐに戻るから話しかけんな」
「つれないなあ〜。…そういやさ、聞いたんだけど前につららに世話になったんだって?いや違うか、つららが世話んなったんだっけ?」
…いきなり何を言い出しやがるかこのバカ頭!?
「…きゃ〜〜!!?りりりきゅおさまあぁ〜〜それはいわないおやくそくだったでしょう〜〜!!?」
「あはははははははははそうだったねえ〜〜。でもさあ、つららが世話になったっていうなら何も言わないってわけにはやっぱいかないでしょう?
若頭だし、それにさぁ…男にしてもらったんだって?」
ドタマに持ってた盆を振り下ろす衝動をよくも堪えられたものである。あの時のことはもはや己の中では過去の汚点として葬っていたというのに…!
「…てめえ、いっぺん痛い目見せられたいらしいな…!」
「やだなあ、いっぺん痛い目見たのは君の方でしょう?…でもそうだね。君がそんなに気にしてるなら再チャレンジの機会あげるよ?」
「はあ?」
「だからね、つららにあんあん言わされて悔しかったっていうなら、今度はつららを鳴かせられる機会をあげてもいいよ、ってこと。
つららも…彼相手ならどう?」

「な、「なにいってんだてめえ…!!」なにいってるんですかリクオさま…!」
「わあ、相性もばっちり?」
「「違う!」違います!」
220『ゆく年くる年』4:2009/01/01(木) 00:01:28 ID:5YOarxn6


「…おや、そこにいたのは…ああ、馬頭丸、だったかな…?」
「あ…(びくっ)…烏天狗…?(眼鏡の)」
酒を取りに来たのだろう、いささか因縁のある相手とひょっこり二人きりはちと気づまりである。
とはいえ、敵でなければ意外と面倒見のいい相手であることは知っているし、助けてもらったこともあるが。
「…ここで会ったのも何かの縁だ。一杯飲み交わさないか」
「え…?うん」
「では一献」
とぽとぽとぽ…
「…しかし何だな、本家暮らしはもう慣れたのか?」
「うん。結構面白いし…牛頭丸も一緒だし…」
「そうか…いつも一緒にいるのだな…。風呂も共寝も慣れたものか」
「そりゃあそうだよ。昔からずっと…あ、あれ…?熱い?」
「ふふ私もだ…。どうだ、このまま無粋な覆い物なども取って、私とも熱い一夜を…」
「ふええぇっ!!?いや違っ、一緒ってそういう意味じゃないし…!助けて牛頭丸、牛鬼さまぁ〜!!」

【引っ張り込まれる牛頭馬頭 解説】
最初薬入り酒はリクオのとこにしかなかったが、実は空の器を取りに来た際、若菜さんが気を利かせて薬入りの酒瓶(妖銘酒)をいったん台所に下げて、
それでせんぶ熱燗にしてしまったのだ。事態はここから雪崩の如く転がり落ちる。


【鴆 本家到着】
「あの薬をリクオにやったあぁっ!?」
「い、いけなかったのでしょうか?」
「やばいに決まってる!ありゃあな、酒と一緒に摂ると効果が倍増すんだよ!まわりも早い!
酩酊どころか泥酔するぞ!しかも催淫効果も半端なくなっちまう!」
「そ、それでは…!」
「一刻も早くリクオのとこから取り上げんぞ!でないとアイツ、酔っ払った挙句に何しでかすかわからん!」
「解毒薬はないのですか!?」
「ねえよんなモン!ヤれば吹っ飛ぶからな!!」


「リクオオォッ!」

バタバタバタ…ガラッ

「……遅かった、か……」

座敷はもはや、酒池肉林の饗宴と化していた。


「ふ、あむう…(ぺちゃぴちゃ、じゅりゅっ、ずずっ)ん…ふう…」
「…ぅく、ふ…あ、ん…っつう、…はっ…く、そぉ…」
「あはは…体は正直だねっていうのは普通女の子に向かって言う言葉なんだけど、もうびんびんじゃない?
これでもまだ認めないの?強情だなあ」
「て、めえにだけは言われたくね、だよおっ!〜ぁふうっ!」
「(ちゅぶ、じゅじゅっ)あ…りくおさまあ…もう、動いてくださいぃ〜〜。わたしもう、がまん、できないい〜〜」
「あー、うん。そうしたいのは山々なんだけど。牛頭丸をイかせたらって言ったじゃない?
だからつららをイかせるのは我慢。大丈夫だよ、これならあともうちょっとすれば。…ボクもいい加減、つららに入れっぱなしで動かないのってキツイんだけどねぇ…」
「は、いい気味…うっくああ、あって、てめ、いきなり早くっ、ふ、ぁああああっ!」


「あら〜〜ん。三羽烏の坊やたちったら、全然お酒進んでないじゃないの〜〜」
「い、いえオレらはっ」
「まったく、普段口うるさい分酒癖悪い父親ねえ…。坊やたちなら大丈夫vvv。お姐さん達がしっかり面倒みてあげるから、ね?」
「けけけ結構ですっ」
「遠慮することなんてないのよ?手取り足取り教えてあげるからvvv」
「そ、そんな…――――――アッ」
221『ゆく年くる年』5:2009/01/01(木) 00:03:15 ID:5YOarxn6


「やめてえ〜。頭のこれだけは取らないで〜」
「では他の所は存分に見せて貰うよ…?さあ…」
「ううっ、牛鬼さまあ…」

ガバアッ!!

「な、何です!?青田坊…!?ちょ、やめ、放しなさいっ!!」
「ふ、ふん。いつもやられっ放しでいるわけじゃないもんね〜!」 カラカラと繰糸を操る

「今のうちに…!(ドンッ)…あいたたた、もう何〜?」
「にゃ〜〜ん?おやあ?牛鬼さんとこの…?」
「そ、そうだけど(ハッ こうしてる場合じゃない)それじゃ!」
「まあまあ、そうおっしゃらず。ちょっと遊んで行かれませんか?」
「え、遊ぶ…?うーんと。…ちょっとだけなら…」
「もっちろん負けたら身ぐるみはいでもらいますからにゃあ〜〜!!もう生まれたままの姿まで!!」
「ひええーー!!たーすーけーてーぇ」


なんなんだこれは。思わず後退りした足に、ゴロンとした感触を感じ、目を落とすと。
「く、首無ぃ…!?」
返事はない。ただの屍のようだ。
事実血の気を失い、口から一筋血の混じった雫の垂れた態で転がるさまは、まさに胴から切り離された生首である。
「お前でこの有様か…」
改めて事態の深刻さを感じて身震いした。これはどう収めればいいと言うのか。
「…逃げよう」
0.5秒で即決した。いくらなんでもこれは己の手には負えない。

「うにゃーーんvvv 新手のお兄ちゃんつーかまえたーーvvv」
遅かった。化け猫組の娘の一人が背後からごろにゃんとしなだれかかってきた。
通常であればこちらも健康な若い男、うれしいとも思えるが、きゃつらがこの惨状を作り出した原因の一端であることがわかるだけに冷や汗しか感じない。
すりすりと頭を動かされるたびに、左右に分けた明るい髪が揺れて何ともいえず可愛らし…いやいやだから。
「あぁら、まあ〜vvv 鴆様もいらしたんですねv も〜最近私どもの店には足が遠のかれていて、寂しかったですわ〜」
黒髪の猫娘もやってきて、こちらは鴆殿にすり寄っている。…鴆殿、鳥なんだから猫は苦手なのでは?

「…ぜぜぜ鴆殿…!こういった時に使える薬などはお持ちでないのですか…!?」
「んな都合いいモンあるか!」
「ど、毒はお持ちでしょうが…!」
「ありゃあ強すぎるわ!第一なあ、こんな時にゃ効かねえよ…効いたら女孕まして跡目作れねえだろうが!!」
そりゃそーだわな。

「せえのぉ…。2名様ご案内〜〜〜!!!!」
「「ぅおわああーーーー!!!!」」


パタン


222『ゆく年くる年』6:2009/01/01(木) 00:10:51 ID:5YOarxn6
【牛鬼】

「随分と遅くなってしまったな…」
奴良組の西の守りの要を致す牛鬼組組長 牛鬼、年の瀬も迫った頃だというに年中無休に急がしかったが、どうにか時間に都合をつけてまかり越した。
「総大将とリクオ様のご様子はいかがか…。牛頭丸と馬頭丸は元気にしておるかな…」
日頃から常に気にかけていた面々の顔を思い浮かべ、会って何を話そうかと思いめぐらしていた、が。

ガラッ

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

扉を開けたら、そこは遠い昔に絵姿で見た阿鼻叫喚の地獄絵図。あまりの惨状に見た瞬間かちりと停止した。

「はっ、情けねえのな…もうドロドロだぜ…やっぱお前は雪んこで充分じゃねえか…よぉっ」
「言うよねえ…さっきまですっごい腰引けてたくせに…。つららどう?どっちの方が感じる?」
「あ、あぁん、いいっ、イイっ、イクッイクううッ…ああああああああっ!!!!!」
つららを前と後ろでサンドイッチしながらこの台詞。やっぱ鬼畜入ってるわコイツ。
ちなみにビキナーズラックでリクオが後ろ、牛頭丸が前。
「ところでてめえ、そろそろキツイんじゃねえのかよ、あ?(こいつ、やっぱ口だけはあるか。揺れるたんびにこっちまで脳みそ揺すぶられそうな感じだぜ)」
「冗談。君こそやばいんじゃないの?一回イッてるんだし、ここでボクより先にイったら早漏だよ?(ふうん、外見若造りなくせにボクより長くて硬いなんて反則)」

((絶対負けてたまるか!!!))

「いやぁあああああぁんんっ!!」


「も、もう勘弁して下さ、い…(ガクウ)」
足元にはすでに原型を晒して転がる翠色の鳥一羽。…なんか細かく痙攣してて、人間態だったらきっと土気色してるんだろう。
いやホント儚いなこの鳥。


「うう〜〜。おねがい、まって、これだけはぁ〜」
「しょーがありませんねえ…。んじゃ、他のとこを余すところなく魅せてくださいにゃ〜〜vvv」
「いやむしろ…いっただっきまぁ〜すぅvvvv」
「うわわわわああぁん!!…あ、あぁんっ、きもちいいよおおっ」
「あんあんっ、やだ、顔は幼いのに硬くて太くて長いなんてぇ〜〜反則ですう〜vvvv」


223『ゆく年くる年』7 最後です:2009/01/01(木) 00:11:52 ID:5YOarxn6

パタン

何も言わずに戸を閉めた。
いやとりあえず、元気そうなので良しとしよう。
浮世に生まれて早千幾年、人間であればそろそろ壮年にさしかかろうかという頃合いの風貌を保ってはいるが、実際は妖怪の中でも古株の方ではあるのだ。
あの中に入っていくような気力はとっくに枯れている。いやもともとこういったことには不得手なのもあるが。
ここに総大将がいなくて幸いだった。己が唯一尊崇と敬愛を捧げる主は、しかしこういったことに関しては若い頃から悪戯っ気を存分に発揮し、
しかもなぜか自分を巻き込むのが大好きだった。そう思い忍び足で立ち去ろうとした。
「おう牛鬼来とったんかい。なんじゃ来たとたんに踵を返して行かんでもよかろうに」
総大将ぉーーー!!?いつからそこにいたんですか!?
真後ろから気配なく話しかけられて、声なき声で疑問を乱立させているうちに。
「おうおう。なんじゃ皆して楽しんどるのう」
ひょいと覗き込んだその横顔は、不満気な表情とは裏腹に目が少年のようにきらきらと輝いている。マズイ!!!

「やれやれ、最近の若いもんはえねるぎいはあっても粋に欠けていかんのう。よし牛鬼、わし等が一つ粋の何たるかを教えてやろうかの」
「い、いえ私は…っ!」
「固いこと言うでないわ。お主とて久々であろう。存分に楽しんでいくがいい」
「そっそのような…………アッ」


パタン


はてさて、宴もたけなわ、年忘れ大宴会はますますの盛り上がりを見せたまま年を越し
明日も明日とて傘下の者が挨拶にやってくる予定なのだが大丈夫でしょうかねえ。
皆様も酒の席にはお気をつけて、一年間お疲れ様でした。また来年も良い年を迎えられますよう。
224名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:47:29 ID:TYjzhdGP
駆け込み乙w
リクオのカナの襲ってくのが楽しみが一方
酒池肉林にたまらずフイタ。雪んこ逆レイプの続きでしたかw
225『ゆく年くる年』後書き:2009/01/01(木) 21:16:47 ID:5YOarxn6
あー。何か1日たってみたらすっげーバカ晒した希ガスR。
とりあえず最後「来年」でなく「今年」と訂正させてください。
来年のこと言うと鬼が笑うって…百鬼夜行だったか、笑っててくれやもう。
SSの設定は以前から投下してた作品と微妙にリンクしてるんです。
もっとイロイロ考えてたのに書ききれなかった…orz。入れられなかった妄想エピソードはまた後日。

エロパロに投下しながら年越した奴なんてあんまいないだろうなー。でも一応紅白もゆく年くる年も見てた。
家族と一緒に「A HAPPY NEW YEAR!!」とか言いながら投下作業してたサHAHAHA!TVとPCは別方向だから気づいてない…と思いたい…。
ちなみに毛倡妓と会話してたのは絡新婦(じょろうぐも)。出てこないなあ、首無と怪しい女の一人なのに。
ではお目汚し失礼。よい初夢を。
226名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 23:19:20 ID:f1W0Kcdd
216の続き

(トイレは確か廊下の突き当たりにあるって言ってたな。あんな外の薄気味悪い所なんてワザワザ行く筈ないし!)
アドレナリンがビンビン状態のカナは廊下を駆けていく。今しがたリクオが通ったで在ろう廊下を…
(わ、私って中学生なのにまだ処女なんだよ! 雑誌とかでもみんな中学生で済ませてるって書いてあったし…あの二人は清継君で済ませてるだろうし)
興奮しているせいかおかしな妄想は留まる事を知らない。
(ゆらちゃんはオナニーで処女無くしてそうだからいいとして問題は…及川さんだ! リクオ君だってまだ若いのよ。何かの弾みであの女に童貞を捧げてたり)
ーー断じてノゥだ!ーー
カナにとっての初めてはリクオで、リクオにとってもカナが初めてでなければならない。もちろんこれは彼女が勝手に作ったシナリオである
「とうちゃ〜く」
ふふふと笑みが口の隙間から滲み出てくるがその顔…特に目は『今のリクオなら無理矢理犯っても他言しない』と確信しているせいか血走っていた
ドアノブの握りゆっくりと回しドアを引いていく。鍵は掛かっていなかった。念のためと一度後ろを振り替えってみるが誰も居ない
リクオ君の居るトイレに一緒に入ってしまえば後は鍵を掛けて犯してしまえばいい。よしんば人が来たとしても構うもんか
既成事実さえ作れば卑猥な噂の一つや二つ流されたって……
「いただきまぁす!」
勢い良く扉を開けるとそこにはリクオの姿が……ない
しかもリクオの居ると思っていた場所には人らしからぬ者が寝転がっているではないか。そう、妖怪だ
その姿は人面犬に似ていた。ただし体は馬のようなモノ(蹄もあるので多分間違いない!)で顔は山伏っぽい女の子?、第一印象はキモい
妖怪嫌いのカナが怖がらなかったのはその妖怪に敵意や悪意の類いが一切感じられなかったからだろう
突然勢い良く開いたドアの音に寝ていた妖怪は眼をゆっくり開き今しがた自分に対して「いただきます」と叫んだカナを眺めて重い口を開いた
「おお、こわいこわい」
続く

(´・ω・)ネタ的にはアウトかもしれないけど許してくれ。遅筆なので完結まで何日かかるやら
227名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 06:28:26 ID:Ck7YgIgm
続きwktk
228名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:31:17 ID:K1Qx9DFf
やっぱ他の作品の妖怪出すのって不味かったかな?
不味いならこの先自重するけど
229名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 00:28:32 ID:aRwfpupI
個人的には、ぼっけさんの主人公(ショタ)なら気にしないが、あまり良いものじゃないと思うな。
でも、良いエロになりそうなら、注意書きして投下すればオケーじゃね?
230633k ◆NlHk4LIgrQ :2009/01/04(日) 01:17:36 ID:ujERDE0e
あけましておめでとうございます。
ヒルオ×つららで軽い一編を投じます。
231:2009/01/04(日) 01:18:33 ID:ujERDE0e

朱塗りの盃を捧げもったまま、つららは動きを停止させていた。
盃の中に満々と湛えられているのは、白濁した生臭い液体。
「どうしたの?つらら。まさか、妖怪の僕の盃を受けられても、人間の僕の盃は受けられないなんて言わないよね?」
どこか怒りのこもった声にハッとして盃をもちなおす。
若は余程あのときのことが腹にすえかねているらしい。
立場上つららが抵抗できないのをいいことにちょっとエッチな無理難題を命じてくることは
これまでもあったが、今回のは度を超していた。

嫉妬してくれているのだ……なんか、不毛だけど。
そう思って、ままよと盃をあおいだ。

ねっとりとした流れが咥内を侵食し、いっぱいに臭気が広がる。
雪女は涙目になりながら、何とか嚥下した。
しかし、盃の中にはまだ液体が残っている。それをみて彼女は仕返しを思いついた。

「次はリクオ様の番ですよ」
そういって盃を突き返す。
「え゛?」
盃とつららの顔を交互に見返してくる。そして、その視線は彼女の口元に固定された。

「……わかったよ。ただし、飲むのはこっちから」
「きゃっ!」
つららが押し倒されたときに盃の中身がうなじから胸元までに降りかかる。
それにも構わずリクオは口付け、彼女を啜った。
啜るだけにみせかけて唾液を浸透させ、端々にまで盃の中身を塗り込めた。
雪女はあまりの攻勢に頭が朦朧としてくる。
232:2009/01/04(日) 01:19:13 ID:ujERDE0e

(ああ、私がリクオ様の盃なんだ……)
そんな了解に達してしまう。
やっと唇が離されるのが、なごり惜しくてつららは思わず
「若、“新しい盃”でもう一献いかがですか?」と、口にしてしまった。
恥ずかしさにもめげずに胸元をわずかに裏返す。
リクオはごくりと喉を鳴らした。
「……それじゃ、お言葉に甘えて」
「どうぞ……」
少年のたどたどしい手が襲い掛かり、あやかしの着物を乱していく。
その舌は垂らされた白濁液の痕跡をたどって這った。
「はぁっ」
ついで熱いはずが冷たく艶っぽい吐息をもらす雪女の股を荒々しく割ると、
露わになった割れ目に興奮と緊張に震える手で取り出した肉棒を押しつける。
「ぁんっ!――入れるんですか?」
前戯の足らない行為を咎めるような声にリクオはかぶりを振った。左手で頬をかく。
「いや……初めてはもっとロマンチックにしたいかな」
「……女の子ですか、若は」
思わず漏れたツッコミをあえて無視して、彼は言葉を続ける。
「だから、入れる代わりに押しつけたまま……つららの盃に注いであげる」
今からなすことを告げられた“盃”の背にぞくぞくっと震えが走る。
「でも、そんなことしたら、赤ちゃんが……」
彼女がなかば悲鳴をあげているのは妊娠そのものではなく処女のままというほう。
だが、若はこともなげに
「かもね。それを想像すると、とても興奮するよ」
「ううっ、若の変態!!」
「それなら、変態の精液をすすって、変態にされるがままになっているつららは……?」
返答に窮して耳まで赤くなる美貌を最大のオカズに、リクオは激しくしごき達した。
233:2009/01/04(日) 01:19:34 ID:ujERDE0e

内部に踊り込んでくる熱い液体の感触に自然と悲鳴が漏れる。
「あ!あぁぅ……若のがたくさん中に」
少し涙をにじませる雪女を、賢者モードに入った若は優しく抱きよせた。
「とても気持ち良かったよ」
上と下から少年の体液を流しこまれてしまった少女だが、その言葉だけで胸のつかえが雲散霧消してしまう。
要は根が単純なのだ。彼女の望みはリクオの幸せただ一つ。
「その、リクオ様がお望みでしたら、また……いいですよ」
赤くなりながらうつむき加減でやっと言う彼女に、彼は一瞬目をみはって、微笑んだ。
「そうだね。次はワインでも飲み交わしてみようか」
つららはちょっと考えて、尋ねてみた。即答を受ける。
「ロマンチックに?」
「ロマンチックに」
234633k ◆NlHk4LIgrQ :2009/01/04(日) 01:21:18 ID:ujERDE0e
以上ですノシ
235名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 16:20:54 ID:9GHfwyCE
GJ
賢者モードっておいw
236名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 17:54:15 ID:Dhpo7pWz
大人になっても男のほうがロマンチックなものらしいけど
らぶらぶでGJ
237『災害は 忘れた頃にやってくる』1:2009/01/05(月) 22:28:24 ID:o6Ivfjzr
リクオ嫉妬乙。
何でだろう、今まで自分の中ではなぜかリクオってあんまり嫉妬するってイメージが沸かなかったなあ。
そう思って書いてみました。


『災害は 忘れた頃にやってくる』


「今日は色々話し聞かせてもろて、ありがとな」
「ううんいいよ。また今度聞きたいことあったらいつでも聞いて。
でもこれから帰るの?もう暗いし、泊まっていったら?」
「ええよ。このくらいやったら大したことあらへん。ウチかて身を守るくらい訳ないんやから」
「そう?じゃ気をつけて帰ってね。また明日」


「さて、お風呂に入ろうかな…?(カサリ) なにこれ?葉っぱ??何でこんなトコに?
まあいいや」

ひらり

―――その夜―――

カサ、カサカサッ…ムクムク ごそごそ…


チュンチュン、ピチチ…

「ふあ〜あ。よく寝た…(もぞもぞ) ん…?な、なにこれーーー!!?」



最近、カナちゃんの様子が変だ。
といっても体調が悪そうにしている訳ではない。ただ、なんというか…

朝会っても、妙に後ろを見てそわそわしていたり
休み時間になるたびに図書館に行って、何か調べ物をしていたり
帰りも清十字団の集まりにも参加しないで、急いで帰ったり
今日なんて朝遅刻しそうな時間に慌ててやって来た。あの時間にきっちりとしたカナちゃんが?

「あのさ、カナちゃん最近どうかしたの?」
いくらなんでもこれは変だろうと思って聞いてみた。
「え?…ううん、別に何にもないよ。リクオ君」
案の定、正直には言ってくれなかった。
こっちも最近、四国の奴らのことでいろいろあってあまり会話も出来なかったけど、なにか悩んでることでもあるのかもしれない。


次の授業中

「あ…!」

と言うなりカナちゃんが立ち上がって、「すみません先生。…具合悪いので保健室行かせてください」
と言って教室を出ていってしまった。さっきまでなんでもない顔で窓を見てたじゃないか。あやしい。
「すみませんボクも!」
こっちも慌てて後を追って出た。後ろから皆の囃す声がしたけど気にしない。

廊下に出てもカナちゃんの姿はやっぱりなかった。そんなに急いで何処に行ったんだろう?
さっきまで窓の外を見てて、急に顔色変えたんだから…中庭に行ってみよう。

正直、女の子の悩み事なんて相談されてもわかんないかもしれないし、立ち入っちゃいけないのかもしれない…。でも、気になる。
238『災害は 忘れた頃にやってくる』2:2009/01/05(月) 22:33:27 ID:o6Ivfjzr

中庭に近づくとカナちゃんの声がした。やっぱりここでよかったみたいだ。
でもなんだろ、なんか微かだけど他の気配もするような…これ、まさか…妖気!?

「キャッ、やだちょっと!やめてっ!」

ハッとして駆け出した。「カナちゃん!!」
バッ、と中庭に飛びこんだ瞬間。


「きゃっ!も、もう、やめてってたら…くすぐったいって…!―――リクオ君!?なんでここに!?」

―――――――――………それ、こっちのセリフ…。

見た瞬間こっちの頭を真っ白にしてくれた光景とは、カナちゃんが白い小犬を一匹抱えて、犬に顔を舐められているといったもの。
街角であれば微笑ましく見られる光景だろうし、学校内であっても少々問題はあるが、動物が迷い込むなどないことではない。
しかしボクがじっと見れば別の光景も見えてくる。

あろうことか、高校生くらいの男子がカナちゃんをすっぽり抱きかかえ、顔を舐めている。
しかもその顔にはごく最近、非常によろしくない状況で見覚えがある。

「い…犬神…?」
だとか言ってたような…うろ覚えだったけど。こないだ学校に潜入してきて、自分の頭に討たれてた奴じゃないか!?
「なんで…ここに…?」
呆然としたまま呟けば、自分への質問と思ったのかカナちゃんが話し出した。

「えっと、こないだね、…なんでかしらないけどいきなり私の部屋にいたんだ、このコ…。そのまま懐いてくれちゃって、お父さん達も飼っていいって
言ってくれたから、こないだから世話してたんだけど…。このコどういう訳か、いつも私の後についてくるのよ…」

それでこないだから様子がおかしかったのか…。最初の疑問は解けたけど、また大きな疑問が出てくる。

「あの…リクオ君、怒ってる?なんかすごく恐い顔してるけど…」
「…別に」
今までカナちゃん相手に出したこともないくらい低い声が出てたと思う。でも怒ってるとしたらカナちゃんにじゃなくて自分にだ。
あいつらとの事はあれで解決したとばかり思ってたけど。まさか、こんなことになってたなんて。

「カナちゃん、そいつに…何かされなかった?」
「え?…うーんと、別に…?いつも顔舐めてくるんだけど、小犬ってこういうものじゃなかった?」

じゃあ、何も悪さなんてしてないんだろうか?…ホントに、ただ犬としているだけ?

「そうだなあ…一緒にお風呂入るとき、いつも暴れるから毛を洗うのはちょっと大変かなー?でもね、噛み付いたりはしないんだよ。
トイレの時までついてくるのはさすがに困ったけどねー。まあ廊下の隅で待ってるし。
私が寝るときもいつも布団に入ってくるんだよね…温かいから別にいいんだけど」

…何ですと?

「ん?なに?クーちゃん」
こっちばかり相手しているのが気に入らなかったのか、犬神…らしき犬がカナちゃんにぺったり擦り寄ってきた。
「くー、ちゃん…?」
「このコの名前。いつもクンクン鳴いてるから」
ひょいっと犬を抱きかかえて言うカナちゃん。こっちビジョンではでかい男に懐かれてるように見えるんだけどねっ!!

すん、と鼻を鳴らしてカナちゃんに飛びつく犬。

「っ!!!!!!??」

カナちゃんの柔らかそうな唇にぎゅーっと自分の口を押し付けてご満悦、な表情を見せてやがった。…あ、あの野郎…っ!!
あの時ちょっと気の毒かも、なんて思うんじゃなかった!!
239『災害は 忘れた頃にやってくる』3:2009/01/05(月) 22:36:31 ID:o6Ivfjzr

「こ、こら!いきなり何するのよ!?…あれ、リクオ君?」



一目散に屋敷に帰り、そのまま奥へとひた走る。目的は一番奥の座敷牢。

「やあリクオ君、今度はな…ひでぶっっ!!?…な、いきなり何をするんだ君は!?」

とりあえずスカシ面を一発ぶちかましてもまだ収まらない。ええい、心を何に例えよう!!

「…一つ教えてもらおうか…?犬神の完っっ全な消し方って奴を…!!」
「は…?犬神?アイツがどうかした…あべばっ!!」
「あーリクオ様、ほどほどにして下さいね。まだ尋問が終わってませんから」

まったく、コイツが中途半端な殺(ヤ)り方したせいでこんな羽目に…!

ボクだってなあ、まだそんなことしたことないんだよっ!!!



―――その夜―――

「どうしたんだろうね?今日のリクオ君…」

犬相手では答える声もなく、そのまま寝付いた。


もそもそもそ


ハア、ハア…

肌に直接熱い息が掛かる
反対に、肩には寒い空気と硬い感触を感じて目を覚ました。

「…ん…?」

目を開ければ、闇にぎらぎらと輝く二つの目

「ひっ!?」

ぬらぬらとした感触を胸元に感じる。肌に掛かる、はあ、という息に獣独特の饐えた臭いを感じて身震いした。
布を通して硬く鋭い牙の感触を感じてガタガタと震えだした。…嫌!食べられる!?

ガフゥ びりびりぃっ!

恐怖に声も出せず、指一本動かせない身体から、衣服がいともたやすく剥ぎ取られていく。
布地に擦られた以外、痛みもないが、下手に動けばどうされるかわからない。

ざらり、と舌が肌を舐めあげる感触。ばさばさとした体毛の感触。

不意に、秘所に濡れた、熱く硬い凶暴な感触。


「い、や…!いやあああああああああああああぁっっ!!!!」
240『災害は 忘れた頃にやってくる』4:2009/01/05(月) 22:37:56 ID:o6Ivfjzr




なんてことも考えないではなかったのだが。
少なくとも、今現在そんなことはできない。


あの日、玉章によって幾枚もの木の葉に散らされた身体は、ただ一枚のみが己の魂を乗せて生き残った。
その葉から、幸運にも再生が叶ったのだ。

この地はさすが奴良組が長年居を構えてきただけあるのか、霊気も妖気も濃い。
その気を少しずつ摂り入れて、何とか一匹の白い小犬に化生した。

とはいえ、ここでこれ以上の変化はできそうもない。
たまたまオレを乗せた葉を受け止めてくれたのは、どうもリクオの友人の少女だったらしい。
気のいい少女で、そのままオレをこまめに面倒見てくれた。
これでは「犬神」特有の『恨みで強くなる』特性は生かせそうもない。恨みようがないではないか。

玉章に捨てられ、このまま惨めに散るだけかと思ったオレだが、人生どう転ぶかわからない。
何ができるわけでもないが、取り合えず今はこの温もりが心地いい。













「…へえー…。あの、犬神がね…」
「当然、何とかする方法くらいあるんだろうな?」
「まあね。…ボクを差し置いてそんな暮らしを満喫してるとは、いい度胸…
七転八倒して悶え苦しみぬいた果てに、殺してくださいと懇願するような死に様を与えてあげようか…」


日ざさぬ闇の最奥に「クックックックックッ」という声が響く。…お前ら、ドSぶりでも似た者同士かよ。
せっかく楽しい思いしてるのに犬神哀れ。懲りずにまた逝って来いよ?


ひとまずEND
241名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:58:02 ID:TUMvMZv/
犬神何幸せに浸ってやがんだww
乙ww
242触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 20:17:27 ID:FJWPZznE
あけましておめでとうございます。
年末年始のSSラッシュごちそうさまですw
では今年一発目の触手ネタにしばしスレを拝借いたします。

秒数の一桁が
1〜5:ゆら ゆら(ふたなり) 若菜 毛倡妓 夜雀
6〜9:苔姫 猫娘と3P 眼鏡天狗(♀) 番外カナ
0:1〜5内で振りなおし
243触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 20:49:41 ID:FJWPZznE
「にゃんにゃんにゃん、にゃーん?」
ここは良太猫が商う居酒屋化け猫屋。
普段通りに商売を続けているが、ちょっとだけ雰囲気が違う。
奴良組本家住まいの妖怪が一人、険しい表情で訪れているのだ。
「そうか…ではくれぐれも気をつけて」
その妖怪、黒田坊は細目を更にぎゅっときつく締めながら頭を下げ足早に過ぎ去っていく。
「どうしたの?何かあったの?良太猫ー」
ツインテールの化け猫少女が、店主に対するとは思えない口調で喋りかける。
「いや…なんでもねえ。お前らは普段通りにしてりゃいい」
「奴良組に不届き者が入ったからあたし達も気をつけなさい、だってさ」
「うわわわっ!?」
黒髪の化け猫少女―少女と呼ぶにはいささか…げふげふ失礼。
黒髪の猫少女(自称)が良太猫の後ろからのっそりと姿を見せる。
「盗み聞きはやめろ」
「あたしが寝てた横でいきなりお喋りし出すほーが悪い」
自信満々に指を突きつけ、これもまた、店主に対するものとは思えない態度だ。
「大体お前、どこにいたんだ。仕事ほったからして消えやがって…」
「不届き者って何ー?」
「よく分からないけど力持ちで速くて精力逞しい触手の妖怪なんだって」
「無視かい!給料さっぴくぞ!」
対する良太猫も雇い主としては少々横暴な物言い。
だがそれが許し、許されるアットホームなお店、それが化け猫屋。
「わーわー、横暴だー、横暴店主から逃げろー♪」
きゃいきゃい騒ぎながら黒髪がツインテを押してそこから逃げ出す
「オージンジー♪オージンジー♪」
「ったく……忙しくない時間だからいいものの」
ふう…とため息を吐いてふと良太猫、一人残されて呟く
「ん?黒田坊殿は触手の妖怪などとは言ってなかったぞ…?」

化け猫界の鳥巻コンビと呼ばれる(嘘)黒髪とツインテは仲良しこよし
いつでも一緒。ふざけあうのも泣くのも笑うのも給料貰って一喜一憂するまで一緒。
「あ…あれー?ここどこ?」
「どこかしらねー」
「ちょちょちょっと押さないで、止めてよ止まってよー」
気がつくと店を出てしまい、どことも知れぬビルの間の路地裏を走っていた。
「まずいって、店を出ちゃあ。もー」
相方のいつもの悪ふざけと信じて怒り半分笑い半分に顔をむくませるツインテ
「ね〜、今日はもう仕事なんてサボッちゃおうよ〜」
「え、ええ〜?」
見た目はだらだらとしているが締めるところはキチッと締める相方は
良太猫をからかいはしても決定的に仕事をサボるような事は決して無かったのだが…
「仕事なんて…もうどうでもよくなるんだから…」
「へ?へ?あの?へ?わ、私はノンケ…ノンケェェェ!!!」
黒髪がツインテにしなだれかかり、予想外の展開にたちまち固まってしまう。
和装の従業員服の胸元からするっと何かが入り込み、黒髪の指と思って
とっさに振り払おうとするが、相方の両手は自分の肩をしっかりと掴んでいた。
「はれ?これ、誰の手…手…ててててて…ぎにゃああああああ!!」
自分の掴んだものがぬめっとしていて驚き
その先が巨大な醜い妖怪に繋がっている事にまた驚く。
<ほう、まあまあ上玉じゃないか。誉めてやろう>
「あ、ありがとうございましゅうぅ…お、お言葉よりも…ご褒美をぉ」
<こうか?>
黒髪の下着をつけてない着物がまくられ、二本の触手が無造作に突き入る。
「を…ヲおぉをおおおしりぃあおあまんこおおおあああっ♪」
「あ…あ……」
黒髪はツインテに力一杯しがみつきながら、快楽に堕ちきった笑顔を晒し
友人がほんの5センチもない至近距離から見ている事も頭から消去され、絶頂に達する。
↓続く
244触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 21:22:40 ID:FJWPZznE
時間はちょっとだけ遡る―
細かい話は抜きにして営業時間に触手に捕まってしまった黒髪猫娘。
「あふぅ…あひぃぃ」
最初こそ抵抗していたものの、元がかなり淫乱な彼女はすぐに篭絡される。
「太い…太いぃ…太いチンポがこんなによかったなんてええええ」
膣が人より大きく生まれついた彼女の膣を、今まで何十の男と寝ても得られなかった
膣内を一杯にされるという感覚に完全に心を奪われてしまう。
<フッ…淫乱娘め>
触手をじゅるりと引き抜いて、そそくさと去ろうとする触手。
だが、それを猫娘が体ごとぶつかって引き止める
「ま、待ってぇ…あ、あたしをもっと…もっと犯してぇ…あんたのチンポじゃないとイケないのお」
<………>
本当は用事が済み次第とっとと退散するのが吉なのだが、懸命な表情を見てもう少しだけ構ってやろうと決める。
<それじゃあ…もう一人どこかからいい女を連れて来い。二人纏めて犯してやるよ>

「あんっ…あんっ♪はひぃぃ♪」
ツインテの顔に涎が飛ぶ。
始めてみる友人の痴態に戦く一方で、ごくりと喉を鳴らす。
「なんて…気持ち良さそうなの…」
だがすぐにその甘い幻惑を振り払い、黒猫娘の肩をつかんで揺さぶる。
「ちょっと!しっかり!しっかりしてよ!…うわっ!」
黒猫娘を体から引き離すと腹部が視界に入り、思わず声が出た。
着物の上からでも極太の何かが彼女の体内を蠢く様子が見て取れた。
その段になってようやく自分の服の下にも触手が這い回っている事に気付く。
「いやっ…やめ、やめてっ!!」
シュビンッ と鋭いキャットクローを出して触手に切りかかる
「にゃん!いたーい!」
爪の方が折れそうになった。非戦闘種族の精一杯の抵抗であった。
着物の下で触手が猫少女の乳房を撫でまわしまくる。
にゅるにゅるとした粘液の感触に顔を歪めながら身を捩り逃げ出そうとすると
「駄目ぇ…あんたが逃げたらあたしがオチンチンもらえないのお」
がばぁっ!と首にしがみつき離すまいと捕えてしまう。
「ちょっと!眼を覚まして!やめっ、やめにゃあああ!!」
黒猫娘がそのまま猫少女の唇を奪い、舌を差し込む。
「ふうううっ…むちゅ……」
「んっんっ…はあァァァァ…」
猫少女にとって始めてのキスだったがそんな事関係なく
酸素も精気も根こそぎ吸い取るようなキスを浴びて、くらくらとする猫少女。
「だ…め…気持ち…悪い……」
触手は乳首をコリコリと押し潰し、少しずつ勃起していく様子を楽しみながら
黒猫娘の方もしっかりと犯し続ける。
「にゃんっ♪にゃごおおおっ♪」
どすどすどすどす
前よりも大きくなってしまったオマンコを極太触手が2本束になって一番奥をたたきつける。
尻の方にも極太が一本突き刺さり、回転を加えながら腸内をかき回す。
既に何度も精液を流し込まれた尻穴からは汚物は一つも零れず白濁した汁しか溢れない。
<いつもあんな風に女同士でキスしてるのか?>
「ニャアァ、違うっのぉっ…貴方の為に…逃がしちゃいけないと思ってぇええええ♪」
トレードマークの横乳は完全に横から乳房が零れ落ちてしまっており自ら乳首を弄りながら喘ぎ声を上げる。
「はやくぅ…この子にもおちんちんあげてぇ…二人一緒に犯してぇ…」
<分かった分かった…>
そう言うと猫少女の着物の中の触手を思い切り引っ張ると服はいとも簡単に引き裂かれ
乳房の周りだけが破けて胸をはだけた格好になる。形のいい乳房がぷるんと零れ
その頂点は微かに赤みがかりながら上を向いている。
「はあ…はあ…はふぅ……」
腰が抜けて、ストーンと尻餅をつき、意識せず足を開いたポーズになる。
頭の中では繰り返すように逃げなきゃ逃げなきゃと響くが
色んな意味で腰が抜け切ってしまい、尻を浮かす事すらできないでいた
↓続く
245触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 21:57:22 ID:FJWPZznE
「怖くない…怖くない…気持ちいいのよ…あんたも一緒にね?」
下腹部から太い触手を尻尾のように3本生やしながら艶かしく笑みを浮かべる娘が
猫少女から見てまるでそれこそが自分を襲わんとする触手の本体に見えた。
確か、スキュレーだったっけ…下半身が触手の女の西洋妖怪の名前―
そんなどうでもいい事を考えていたのは現実逃避かそれとも他の何かか…
乳房が風に撫でられる―寒い…暖かくなった…ぬるりぬるり…
生暖かい触手が猫少女の胸で踊り、熱した鉄板の上に落とされたミミズのようなおぞましい動きをする。
「ひ……」
ガチガチガチと歯を鳴らして怖気走る少女の顔に気を良くしたのか顔の上でも同じように踊る。
失神しそうな恐怖の中、しっかりと瞳に力を燃やしながらなんとかしなきゃ…と心が焦る。
「にゃああん…私も同じ事してえ」
猫少女を羨ましげに見ていた黒猫娘が一気に自らの衣服を脱ぎ去る。
乳房を下から支え持つようにしながら突き出し、誘うような視線で触手を見る。
するする…と同様に触手が黒猫娘の胸と顔の上に躍り出て、おぞましい動きを始める。
「ああん…ゾクゾクするぅ…♪」
猫少女と違って完全にギンギンに勃起した乳首が触手が触れる度に嬌声が搾り出される。
対して猫少女の方は乳首に触れられるたびに高まっていく性感に恐怖しているようだ。
「こんなの気持ちよくなんか…」
「サイコオォ♪あはっ、んっ、ちゅば…ちゅっ」
顔の上で踊る触手に食らいつき、じゅるじゅるとしゃぶり始める黒猫娘。
鼻の穴にまで入られても嫌がる素振り一つせずに全ての姦淫を受け入れる。
「やだやだ…入れにゃ…入れないで…にあっ!?」
強引に3本の触手が一度に猫少女の口の中に入る。
遠慮なく犯しつくすつもりで口内を暴れ周り、舌を掴んではぐきを擦り、隅々まで蹂躙する。
「にゃはーっ、3本もぉ…あたしには5本突っ込んでぇ…んっ んぼおおおっ!」
口を大きく開いて5本の触手を飲み込み、酸欠になりながらも幸せそうに触手をしゃぶる。
「も…もォだぁめぇ…」
マンコからぶぴゅっぶぴゅっと愛液を噴出しながら足がガクガクと崩れ落ち跪く。
そのまま猫少女の下へと這いずり寄り、怪しげな笑みを浮かべながら少女を足を掴む。
「まらおまんこ…犯ひてもらってにゃいのおお?」
まだ触手が一本口の中に残ったまま喋り、するすると猫少女の裾をまくりあげる。
猫少女の膝が、ふとももが露わになっていき大事な場所を隠す布がちらりと見えてくる。
「……ーっ…っ」
猫少女は涙をぼろぼろ零しながら満足に呼吸もできず
いつの間にか黒猫娘の手には猫少女の下着がしっかりと握られ
されるがままに大事な所を晒すハメとなってしまう。
「おまんこっ いっぱいにっ…絶対気持ちいいから!絶対!!」
ハァハァと獣じみた息を吐いて猫少女の足を開いていき指でその割れ目を乱暴に開く。
「いたっ…や、やだ…ふぐっ…!」
慌てて足を閉じようとするが、すぐに触手が足を掴んで広げたままにしてしまい
口の触手も喉奥に深く突っ込んで抗議の声を封じる。
<一度抜くぞ。二人同時に貫いてやるからな>
「あはっ!待ってましたああっ!!」
じゅるりりと触手が膣とアナルから抜かれ、穴は寂しそうにヒクヒクと蠢き
黒猫娘は期待で目を潤ませながら猫少女の上に乗っかる。
上に黒猫娘のガバマン、下に猫少女の処女マンが並ぶ。
あらゆる意味で対照的な二つの穴をしばらくじっくりと観察する。
「やあん、焦らさないでよぉ…ここよ、ここ、ここだってばあ」
自分と猫少女二人のマンコに指を当ててくぱぁと開き、扇情的に誘い始める。
何度も射精を受けて、愛液と精液でどろどろに染まった赤黒い肉穴
一度も挿入すら受けていない、みずみずしい薄桃色の肉穴。
極太触手と細めの触手がそれぞれの穴に宛がわれ、ぐいっと力を篭める
「「に゛ゃあああ あああぁあああアああぁああああぁああああぁあああ!!!!!」
異口同音の悲鳴と嬌声。もちろんどっちがどっちかは言うまでもなく。
「に゛ゃあああ!!!もっともっと深く入れてええええ!!」
「に゛ゃあああ!!!痛い痛い!早く抜いてええええ!!」
赤く染まる猫少女のマンコ。そこを出入りする触手も赤く染まっていくが
その上から黒猫娘の淫汁がぼたぼたと零れ落ち、破瓜の血を洗い流していくかのようだった。
↓続く
246触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 22:31:40 ID:FJWPZznE
猫少女の恐怖を和らげようとぎゅっと抱き寄せる黒猫娘
「えぐっ…えぐっ…痛いよお…痛いよお…」
「大丈夫よー、すぐに気持ちよくなるから…おぼおおっ♪」
二本目の極太触手が黒猫娘の穴に入った。
更に今度は二人の顔にもまた触手が迫り、口の中を犯そうとする。
「ひいいいい!!!」「あああん♪」
今度は太目の触手が一本ずつ二人の口に押し込まれ、喉の奥を突いていく。
唾液をたっぷり塗して心底おいしそうにしゃぶりまくる黒猫娘の反対では
舌で触手を押し出そうとしてむしろ舌が快感を与えている事に気付かない猫少女。
びゅっびゅっぶびゅううううっ
その瞬間、両者の口の中に精液が吐き出され、喉の奥めがけてぶちまけられていく。
「んんんっ!!」「はんっ♪」
飲まなければ呼吸できず、無理矢理にでも飲み下す猫少女。
始めて味わうザーメンの味に吐き気を催しながらもきちんと胃に収める。
「ん〜…美味しかったでしょ?」
「……(ぶんぶん)」
「そんなに美味しかったのぉ」
涙目で首を振って否定するも友人は聞き入れてくれない。
「下の口でもいっぱい飲んでねぇ…うふふ」
「や…やああっ!!ひいいいい!!」
どこにそんな力が残っていたのか渾身の力で黒猫娘を引き剥がし逃げ出そうとする。
「はっ…はあっ…逃…にゃああああ!!!!」
だが、すぐに触手がごりっと膣内で押し曲がっただけで激痛が走り、へたり込んでしまう。
「もう…このヒトの機嫌損ねちゃったらあ…ザーメン飲ませてくれなくなるじゃない」
猫少女を抱きしめて優しい声で宥め始める。その目は完全に狂気に囚われていた。
「あふっ…ぃひっ……」
ぼろぼろとしゃくりあげるように泣きながらその瞳を見て、諦めの境地へ達した。
その瞬間、触手がごぎゅうっと蠢いて猫少女の奥底を突き上げる!
「はぎゃっ…にゃああああ!!!」
「あはあ…キタの?イッちゃった?」
ぶびゅるぅ、ぶびゅるぅ、更に精液が猫少女の中に注ぎ込まれる音が腹の中から響き渡り、お腹が膨らむ。
無論黒猫娘にも同時に精液が注ぎこまれている。その腹の拡張度合いは猫少女の比ではなく妊婦のようだが。
自分と友人のお腹を黒猫娘がゆっくりと撫でながら微笑みかける。
「おめでとう…これであなたもあたしと一緒…仲間…うふふふ」
未だに射精のとまらぬ触手を愛おしそうに眺めながら、猫少女の頬にキスをし
射精のたびに膨らむ自分の腹を撫で、射精のたびに結合部から入りきらない精液が零れる友人の股を撫で
うふふ、うふふふと壊れたような笑みを繰り返し続ける。

「はにゃあ…お腹が熱いよお…」
始めての性交、始めての膣内射精に頭がオーバーヒート気味になりながら虚ろな頭で考える。
友人は狂ってる→触手に犯されて狂った→自分も触手に犯された→じゃあ自分も狂うしかないのか?
「ちょ、にゃああっ、狂いたくないっ!!お…おは…いぎ…」
突如膣の中で触手が高速回転をし始める。太さと本数が違えど黒猫娘の中でも同様。
「ひにゃああっ、キタキタキタァ♪これしゅっごいのぉ♪気に入るから、あんたも気に入るから絶対!!」
「ああっ!!あああ!!にゃあああ!!!!」
猫少女の目の前がスパークする。人間のロボットアニメが脳裏に浮かんだ。
穴倉の底から月を目指して道理を蹴っ飛ばす義兄弟のドリルが土を掘り進むように自分の膣を抉るような
そンなアホな幻覚と夢うつつの狭間で唾液を垂れ流しながら、猫少女は喉が張り裂けんばかりに叫んだ。
「き゛も゛ち゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!!」
全身をガクガクと揺らしながら絶頂の更にその上まで突き破る勢いで感じまくり
やっぱり狂うしかない、と結論づけて全ての快楽と感覚を素直に受け止める準備ができる。
「気持ちいいでしょ気持ちいいでしょ気持ちいいでしょ気持ちいいでしょ気持ちいいでしょ!!!?!?!!!」
「うん!気持ちいいよ気持ちいいよ気持ちいいよ気持ちいいよ気持ちいいよ気持ちいいよ!!!!!」
焦点の合わない瞳でとろんと蕩けた表情を浮かべながら小さく恨み言を呟く
「こんな気持ちいいのもっと早く教えてよおおお!!ずるいいいいい!!!」
その目は完全に黒猫娘と同じ狂気色に染まっていた。
↓次でラスト
247触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 23:07:30 ID:FJWPZznE
ドリルのように膣をほじられるのが予想以上によかったらしく
他の様々な責めをしてみてもこれをねだった。
「おまんこグルグルしてぇ、ドリルドリルでぐるぐるぐちゃぐちゃあがいいの♪」
ほんの少し前までは処女だった穴はすっかり解きほぐされてびろんと穴が広がり
自ら手で開いておねだりするまでになっていた。
「もう…あんたはそれが好きねぇ…」
全身をザーメン漬けにされてドロドロの風体で微笑む黒猫娘。
「うん、ドリル大好きなのにゃー♪」
「あたしも欲しくなっちゃったぁ…お願い、ぐるぐるしてぇん♪」
猫少女の横で黒猫娘が大きく足を開いて誘う。
<これで何度目だよ、盛りのついた雌猫どもがっ!>
ずんっ、ぐぎゅるぐるぐりゅるぎゅるっぎゅるるっ!!!
二本入るまでになった猫少女の膣内で触手が文字通りドリルのような螺旋を描いて奥へ突き進む。
黒猫娘は更に太い触手を2本突っ込まれ、猫少女の動きに合わせてドリルが前後する。
ぎゅるぎゅるぎゅる
「にゃああっ!!!」「あひいいいい!!」
じゅるるるるっ
「くううううう!!!」「にゃうううう!!!」
ごりごりごりごりごりごりごりごりっ
「―きやあああ!!!」「ひぎいいいいい!!!」
子宮がひしゃげるほど思い切り奥をぶっ叩くと同時に射精し、二人の腹を蛙のように膨らませる。
本当なら苦しいはずだがそれも二人一緒だと楽しそうに笑いながら互いを弄りあう
「にゃー…私より大っきー…」
「そうよお、だって経験豊富だからあ」
「ずるーい…私ももっともっと犯されたいぃ〜」
「触手様に頼んでみれば?」
「頼むぅ…ああああっ…あっ………」
「…あらん?」
生まれて始めての慣れないセックスでとことん犯された猫少女は
黒猫娘よりも遥かに速く限界を向かえ、突然ぷっつりと緊張の糸が切れたように気を失う。
<……潮時だな。>
「あ…あんっ♪」
穴から触手を引き抜かれ、甘い声を漏らすが、触手が去ろうとするのを見て再び捕まえようとする。
だが、二度目は無い。触手は冷たくその手を打ち払い、すすす…と影の中へと姿を消していく。
「待って…待ってぇ!あたしも連れてってぇ!奴隷にして!毎日犯して!いやっ!いかないでええっ!!!」
触手の消え去った後の何も無い影を叩き、力んだあまりに膣穴からザーメンをぶぴゅぶぴゅと音を立てて噴出しながら
泣きそうな顔で何度も何度も触手を呼び続ける。
<………そういえば俺、今日ほとんど喋ってなくね?>

良太猫はイラついていた。看板娘と呼べる従業員二人がサボタージュしたのだ。
「なんであの二人は…もう」
「りょryろろっりょろっろろるようたねこ!!!」
「落ち着け三郎猫ぉ!どうしたぃ!?」
「おおうぉうぉ落ち着いてられれれれあの二人りりりりががががが」

凄まじい光景が広がっていた。件の二人が、全裸で、イカ臭い白い粘液に全身を包まれた姿で
太くて長いものを手当たり次第に―拾ったり、通行人から奪ったりして―自分達の穴に差し込んでいた。
「こ、これでどう?どう!?」
「あにゃあああっ!!違うぅ!全然違うううう!!」
猫少女が黒猫娘に杖をオマンコに突っ込まれると、白い粘液を穴から噴出しながら首を横に振る。
「次はっ、次は交代よ…こ、これなんて…(ごくり)」
「うん…入れるよ……」
唐傘がずぶりゅ…と黒猫娘の穴に入れると、その傘がいきなり暴れだす。居眠り中の唐傘オバケだった。
「なななな、ナンデェナンデェ!!?臭いし狭いし暗いしぃ!!!」
「ひぎいいっ!ひぐにゃあああっ!!?!!違う…触手と違うけどこれはこれでぇぇぇええ♪」
「ああっ、交代にゃああっ!!!♪私も私もおおお!!」
「あんたには大きすぎよ…あぐっ!!奥ぅぅ!!キタアアアッ!!!?!!ああががががががが!!!!!」
「………」
とりあえずは新しいバイトを雇おうかなと建設的な現実逃避を始める良太猫であった。
248触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/06(火) 23:11:40 ID:FJWPZznE
スレを使用させていただきありがとうございました。
今晩はこの辺で筆を置かせていただきます。
それではどうもお疲れ様です。落ちます〜
249名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:18:18 ID:PkWni1Kl
なんとまあwwwww これで触手様に堕とされたの何人目でしたか。
なんか人間より妖怪の方(クウォーター含む)が堕とされ方が激しいような…
一応人間相手は脆いから手加減してるのか、妖怪の方が粘液の誘淫作用が強く効くのか。
250名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 16:38:10 ID:vwjEA9Pt
すげぇwぐっじょぶ!

これはスカルファックだな? 傘お化けが可哀相だぜ。
251名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 13:13:42 ID:XANuzN3d
からかさおばけってさ、トレンチコートの変態さんと同類な気がするんだ。
いきなりバサッと開いて見せ付ける迷惑な連中だしな。
252名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 20:37:52 ID:KlNSnoZF
保守します。
253名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 10:06:12 ID:NtxHqxZ5
どうぞ
254名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 13:13:22 ID:tiKV3fBe
1
 メラメラと燃え上がる気温に、ギラギラと照り付ける太陽。メラとギラの使い過ぎでMPがすっかり空になった真夏日。そんな朝。
 奴良リクオが目覚めると、華奢な身体はよりショタショタして幼児に。ペニスだけは成長して巨大に。全くのアンバランスに生まれ変わっていた。
 実年齢は13。しかし今は5〜6歳の園児にしか見えない。ペニスだけがズル剥けて大人。
「ううっ、あの夢……本当だったんだ」
 リクオは一人で部屋の中。壁掛け鏡に向かい合って自らの身体を覗き、降り懸かった災難に溜め息を吐く。
 遡るのは夢。そこでの話し。リクオは夢に現れた妖怪を退治したが、最後の詰めを過った。敵に隙を晒してしまったのだ。
 結果として敵は倒したが、代償としてこの身体へ移る。未完成ながらも許した呪で、小学生未満の園児の身体へ。
「でも、今日さえ我慢すれば……」
 身体はショタショタしたお姉さんキラーになっても、明日になれば解ける呪い。
 今日、十回の射精をしなければ、明日には元の身体に戻るのだ。
 死に際の敵からそう言われ、リクオは余裕だったが……朝起きてみれば一転。
 僅かな刺激でも射精してしまいそうな、感度を何倍にも増したペニスに驚き戸惑う。
 これで今日一日を乗り切らねばならないのだ。
 若菜、雪女、毛倡妓、カナ、ゆら、鳥居に巻。誘惑に堪えて明日を迎える。



 と、こんな出だし考えたんだが、誰か書いてくれんかなー。
255名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 12:46:30 ID:lDkmz3zy
>>254さんにそのまま書いて欲しいよ…
マジで待ってるんだからっ
256名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 17:11:24 ID:JLoPZ3dt
 日照る朝。中学校への登校経路。平凡な家並みを歩むのは、あまりにも非凡な二人。
「ううっ、ううぅぅっ……」
 一人は子供。前屈みになり、Tシャツの裾を膝まで引っ張り伸ばして、切なそうに唸り声を上げる奴良リクオ。
 身の丈に合う制服が無い為に、Tシャツと半ズボンで中学校への道程を歩く。
 百センチを越えたばかりの身長で、二十センチを越えてガチガチに勃起するペニスを隠して歩く。
「情けないなー。ほらっ、おぶったげるからコッチ来てよ」
 もう一人は部下。牛鬼に仕え、リクオの間接的な下僕で有る牛頭丸(めずまる)。
 黒髪を両サイドで束ねたツインテに、女性用の制服を着て人目を忍ぶ。
 今朝の緊急会議で、リクオを刺激しない為に男の側近を付ける事が決められ、適任役として登校時は牛頭丸が選ばれた。
 怪しまれぬように女装をして、顔を赤らめるリクオの隣に立ち、リクオの鞄を持って歩速を揃える。
「ふぇっ? い、いいよー、ヤメてぇぇっ!!」
 しかし、それも限界。このままのペースでは確実に遅刻する。そして遅刻して怒られるのは牛頭丸なのだ。
 命さえ賭けて尊敬する牛鬼に叱られるのは、リクオではなく牛頭丸。
 牛頭丸はそれが分かっているから、有無を言わさずリクオを正面から抱き上げ、ショートカットをする為に誰も居ない公園の中へと入り込む。
「暴れないでよー。公園を通って、浦山を越えたらすぐだからさ」
 これで牛鬼に叱られなくて良い。牛頭丸の脳内は、そんな安心でいっぱい。
 だったが、ブランコを過ぎ、砂場を過ぎ、中央トイレを過ぎて、急激な異変が起こる。
「ふぅっ、ふぅっ、ううぅっ……」
 リクオが半ズボン越しの勃起したペニスを、牛頭丸のヘソに擦り付け始めたのだ。
「あっつ!? ちょっとぉ、ボクは男だぞ? なに発情してるんだよ!」
 実際は男でも、外見は綺麗な美少女。そんな身体で密着され、リクオは無意識に腰を振り出す。
「ゴメン、ごめんなさい! でもっ……でもぉっ!!」
 決意はすっかり萎んでいた。九回の射精がオーケーなら、一回くらいならココで出しても大丈夫。それまでにリクオのペニスは切羽詰まっていたのだ。
「ったくもう。しょうがな……ふんんっ、ないなぁっ♪」
 漏れ出たカウパーは下着に、半ズボンに染み込み、温度で気化して牛頭丸の鼻孔に届く。
 その匂いは媚薬。奥底からメスの部分を強制的に引きずり出す、中毒性バツグンな極上の媚薬。
 ピリピリと甘く全身を駆け抜け、とめどないエクスタシーで包んでくれる。
 涙を浮かべ、耳まで頬を紅潮させ、ゴメンナサイと謝罪を繰り返しながら擦り付けるリクオを、最高に愛おしい人物だと幻覚させる。
 ペニスを楽にさせたい。射精させたい。気持ち良くイカせてあげたい。牛頭丸の思考回路を占領するのはコレだけ。
 自然と息は荒くなり、瞳は濡れて潤み、この人のペニスを迎え入れたくなり、牛頭丸はメス丸へと変わる。
「ごめんなさ、ごめんな……わきゃっ!?」
 そうなっては止まらない。公園隅の草むらにリクオを押し倒し、一瞬も置かずに半ズボンをパンツごと膝下までズリおろす。
 牛頭丸は人間の女に変化できる妖怪。だが、今のメス丸には、その時間も惜しい。
 身体は細身で色白く、余分な肉も無く柔らかで、ペニスが有る以外は女と同じ。
 蕩ける様な汗を掻き、ジュクジュクとネバっちく音を立てて湿らせる、腸液に満たされた穴は同じなのだ。
「おまえが、悪いんだからな……こんなの、こんな凄いの見せ付けるからっ!!」
 真っ直ぐに空へと先端を向けるリクオのペニス。血管が浮き出て、次々とカウパーを溢れさせ、妊娠させる気満々の非合法なモノ。
257名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 17:13:47 ID:JLoPZ3dt
>>254の続き。
あまり他の職人さんに負担をかけない為に、自分で書く事にしました。
次からは、溜めてから投下します。
258 ◆uC4PiS7dQ6 :2009/01/14(水) 00:48:49 ID:zc4SiWHT
幼児にした意味が無くなったけど、一旦切りの良い所まで投下。
※ショタ注意の女装子注意(今回だけ)。
NGできるように酉いれときます。
259『血塗られた若』 ◆uC4PiS7dQ6 :2009/01/14(水) 00:50:04 ID:zc4SiWHT
3
 牛頭丸は舌を出して自らの唇を舐め、怪しく微笑むだけ。
 『おツユ』で前面に染みを作り、女物のショーツを脱ぎ捨て、リクオの身体を跨いで見下す。
「ボクを、どうするの?」
 熱い吐息と共に紡がれる戸惑いの声。されどそれは、多分の期待と好奇心に脚色され、オネダリしているとしか思えない。
 ペニスばかりが大人の小柄な園児は、被害者を装いつつも心は全くの真逆。自分の身体を跨ぎ立つ可憐な少女に、少女に見える妖怪に、早く挿れたくて堪らないのだ。
「いまからイタズラするよ? ふふっ……レイプしちゃう♪」
 故に、犯されると宣言されても身動きもせず、ピコピコとショタチンコを揺らすばかり。
 少女にペニスが生えているなんて些細な事。興奮する要素にはなっても、萎える要素にはならない。
 むしろペニスが生えている程度なら、禁忌性を高めて欲情を煽るスパイスになる。
「そんなぁっ……ダメ、だよぉ。ボク、はじめてっ、なのにぃっ」
 すぐにでもペニスを扱きたいのに、地面の草をグッと握り締めて堪える言葉だけの反抗。
 そしてその言葉と行動は、牛頭丸の耳と尻穴のシワをヒク付かせ、より一層に身体を熱くさせる。
 この場から逃げないのは、ペニスを牛頭丸に挿れたいと言う証だから。アドレナリンを垂れ流しにさせるには十分過ぎる誘惑だ。
「なら、初めてを……交換しようよ♪」
 いつ牛鬼から求められても良い様に毎日洗浄し、綺麗なピンクを保っている腸内。
 その初めてを捧げるのは、二周りも身体が小さな子供。
 初めてを奪う喜びと、初めてを捧げる喜びで、牛頭丸の直腸はドロドロのシチューになっていた。
 粘着質で透明な腸液に、弾力的にシコるヒダ肉が絡み付く。
 こんなスケベな穴にペニスを迎え入れたなら、この子供はどんな声で喘ぐだろうと、想像するだけで絶頂に近付けた。
「どーせ九回までは良いんだろ? だったら、はぁぁっ……ココで一回出して楽になっとけよ。学校で勃たないようにさ♪ ふっ……はむっ」
 気温は高い。輝く真夏の太陽は、目立たない木陰に居る二人の体温も、容赦無く挑発して煽る。
 牛頭丸は左右のツインテールを頬に張り付かせ、制服を汗で濡らし、捲くり上げたスカートの裾を口に含み、目を三日月にして笑う。
「ダメだよ、ダメっ、だめっ……」
 膝を曲げて腰をゆっくりと落とし、すっかり弛筋しきった穴に両手を添えて左右に拡張する。
「はぁっ、はぁぁっ、挿れるよ? 初めて……オシリで貰っちゃうからねっ♪」
 自らの膨らんだペニスも晒し、照準を定めて腰を下ろして行き、
 ちゅぷっ……
 野太いペニスの先端を、コリコリに固くなってヌメる、入り口のヘリで咥え込む。
「んきゅっ!? あっ……だめ、だめ、ダメ、ダメ、ダメッ……」
 そのまま膝立ちになり、上体を前傾させて両手をリクオの顔横へ挟む様に着き、譫言(うわごと)をリピートする少年に最後の追い込みを掛ける。

260『血塗られた若』 ◆uC4PiS7dQ6 :2009/01/14(水) 00:51:10 ID:zc4SiWHT
4
 今はこの少年が、少年のペニスが、何よりも愛おしい。
 そしてその少年の堕ちる様が、この身体に溺れる様が、何よりも見たい。
「言ってよ。オトコノコのオシリに挿れたいって……ほらっ、はっ、やっ、くぅ♪♪」
 牛頭丸は先端部分だけを咥え込んだまま腰をグラインドさせ、焦(じ)れったく弱い刺激をペニスに送り続ける。
「そん、なぁっ……んんっ!? あうっ、ううぅぅっ……」
 対するリクオは、たまったものではない。僅かに足りない刺激でイカせて貰えず、初めて挿入する未知の体験もさせて貰えない。
 ぐちゅぐちゅと溶けそうな程に熱い入り口で、ギリギリイケない快楽を与え続けられるのだ。
「ふーん、言えないの? なら……ヤメよっか?」
 もう堕ちる。チェックメイト。牛頭丸は可憐な顔をリクオの顔に寄せると、駄目押しの一手を放つ。
「えっ? ちゅっ、うむっ……んんっ、ちゅぷっ」
 目を細めて妖艶な笑みを作り、ふっくらとした赤い唇を重ねて理性を飛ばす。
 卑猥な水音を響かせて舌を差し入れ、唾液を流し、啜り、舌を絡ませる。
 尻も微かに落としてカリ首までを包み、後はリクオが腰を突き上げるだけと言う状況を作り出す。
「んっ、ちゅぱっ、はあぁぁっ……どうするの? するっ? それとも、ヤメ……あっ!? ふふっ、そうこなくっちゃ♪」
 こんな肉欲的で魅惑的なトラップ、誰だろうと避けれない。
 だから小さな手は、たどたどしく、けれどしっかりと、牛頭丸の柔らかな尻肉を掴んだ。
「いれ、たいよぉっ……いいよね? ねっ? いれていいでしょ? このままじゃ、ひっく、ひくっ……おちんちんオカシクなっちゃう! ボクをっ、たすけてよぉっ!!」
 涙までポロポロと流して泣き、同性と知っていながら挿入を懇願してる。
 そんな愛おしい人物にMっ気オーラ全開で泣かれたら、サディズムを擽(くすぐ)られたら、イジメたくて仕方ない。
 いきなり根元まで咥え込み、キツク締め上げたなら、どんな反応を示すだろうと、想像するだけで全身を甘く痺れさせた。
「ほんと、うちの総大将は世話が焼けるんだか……らっ!!」

 ぢゅぶぶぶぶぶぶぶぶっ……

 そして実行する。一気に腰を打ち落とし、鈴口と結腸が擦れ合うまでに、奥深くまで。

261『血塗られた若』 ◆uC4PiS7dQ6 :2009/01/14(水) 00:52:16 ID:zc4SiWHT
5
 その中は、まるで精液を搾り取る機械と思わせる、グネグネと蠢く妖怪孔。
 熱を持ったヌルヌルの蜜液で溢れ返り、腸壁は狭くきゅうきゅうと締め上げ、ヒダは触手の様に絡み付き、根元まで優しく呑み込んでしまう。
 そんな人外のペニス容れ。
「あ、あっ、あっ……うわあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁっ!!! おちんちん、おちんちんがぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 びゅるびゅるびゅるびゅるぅぅぅっ!! びゅくんびゅくん! びゅくびゅく、どくんどくんどくん……

「くうぅっ!? あつ、いぃっ……出し過ぎだろっ!? はぁぁっ……ばちゃばちゃ、泡立ってるよぉっ♪♪」
 そんな反則のキチガイじみた穴に咥えられては、ありったけの精液を腸内に射精するしかない。
 ましてや初体験でこの刺激。尿道はバカになって管を拡げ、作られた出来立ての精液を次々と噴き上げさせる。
「ぁあぁっ、きもちいいっ……きもちいいよぉっ!! とまらないよぉっ!!」
 リクオは、たった一度のピストンで絶頂を迎えたのだ。
 逆流するまで大量の精液を牛頭丸の中に注ぎ、腹を妊婦のように膨らませても長い射精は止まらない。
 それを上回る早さで子種が精製され、呪いの効果で無尽蔵に作られて行く。
「あーあ、孕ませれちゃったよ♪ 粋の良い精子をビュクビュク叩き付けられちゃってるし……赤ちゃんできてもっ、はぁぁっ、イクッ! ああっ……文句言わせないからなっ♪♪」
 牛頭丸は中出しされてイキ、リクオのアクメ顔を見下ろしながら、時折幸せそうに胸元へ射精する。
 男のままで着床する筈も無いが、リクオが望むなら一生を女に化けて過ごし、赤子を身篭ろうかと真剣に考えていた。
 挿れてるだけで何度もオーガズムに達する、こんなエラばって強暴なペニスに本気で小突き倒されたら、ハメ回されたら、どんなに気持ち良いだろうと、そんな未来を妄想しながらイク。
 イキながらイク。媚薬の原液ザーメンを身体中に染み込ませて、連続で迫るアクメに堪え切れず、グルンと白目を向いて痙攣する。
「うわぁぁぁぁっ!! 牛頭丸っ、めずまるぅぅっ!!」

 ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん!
 ごぽっ、ごぽっ、ごぽっ、ごぽっ、ごぽっ……

 リクオは貪るようにペニスを最奥へとネジ込み、引き抜く時に入り切らない精液を溢れさせる。
「はっ、あははっ! イク、イクッ、いきゅうぅぅぅっ♪ あははははははははっ♪♪」
 打ち付ける度に牛頭丸のペニスから射精されて顔に掛かっても、
 舌をダラリと垂らしてアヘ顔を覗かせ、胃から昇り切ったザーメンを口から漏れ出させても、
 笑顔で喘ぐ牛頭丸を見てると、どうでも良くなった。




 その行為が収まったのは、二回目の射精が終わった後。
 スッキリして落ち着いたリクオは、流石にこれには反省するのだった。

※射精回数 残り八回。

262名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:53:35 ID:zc4SiWHT
今回はここまで。
後は普通の絡みです。
263名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 13:30:38 ID:qBIch27C
待ってた甲斐があった! GJでっす
女装子×ショタとは新しすぎる
けど、馬頭丸(めずまる)が全部、牛頭丸(ごずまる)になってるんだ…
264名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 20:13:47 ID:zc4SiWHT
素で間違えた……
めずまるは馬頭丸だよね
265名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 21:22:04 ID:F7pKc+lf
あ、どーりで。なんかアレ?とか思ってた。
この二人の会話は原作でもないから新鮮だった。
266名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 20:49:21 ID:BY31CLX/
ほっ ほしゅ――っ!!
カナちゃんほしゅ――――っ!!!
267名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 16:57:18 ID:meRC1eNM
さすがに600まで下がってると不安だから、ageとこう。

今週、玉章が急に小物になっててビックリしたw
268名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 17:24:25 ID:qz59nfJr
むう
夜雀姐さんのリクオ目隠しプレイ逆レイプものが読みたいぜ
269名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 15:44:06 ID:Bwxsdx8U
あげてねーじゃん!
270『闇鍋』未完:2009/01/20(火) 16:01:40 ID:zrWE0QgA
惜しい。逆なら考えてたんだけど
夜雀好きの人に差し上げます。…こぶ付きしり切れですが。


その昔、鎌倉幕府に敗北した氏族に版額御前という弓の名手の女丈夫がおり、
捕えられた彼女の美貌に、女好きと言われた時の将軍も食指を動かしたものの、囚人には手を出しかねるうち、
御家人の一人が「かの女性を娶り強き子を生し、今後より一層幕府にお仕えしたく存じます」とかなんとか言いだし、
まんまと御前を手に入れたんだとか。

ダカラナンダトイウワケデハナイガ


『闇鍋』


目覚めれば、もはや見慣れた暗闇にため息が出た。
この部屋に寝起きするようになってずいぶん経つ。部屋の中であれば自由にしていいとは言われているし、なんら身体は拘束されていない。
自由といっても、正直一日中何をしているわけでもない。
日に3度の食事のほか、身の周りに必要なものは定期的に差し入れられている。
部屋は暖かく快適に保たれ、寝具も纏う衣類も上質のもの、部屋の隅には衝立のついたトイレがある。
虜の身としては不自然なまでの待遇だ。
あれから何日経ったのかわからない。玉章や他の四国の者たちがどうなったのかも知らされない。
ただ、己がこのような待遇を受ける理由らしきものはわかっている。
そっと、己の胎に手をあてた。
徐々に膨らみつつあるこの胎が、唯一時間の経過を知らせていた。
恐らく、そう遠くないうちに己は母となるのだ。その事実に暗澹たる思いしか湧かないが。

そっと、溜息を吐いた。

何もせず一日中過ごしていれば、詮ないことと知っても考えずにはいられない。

思い出すたび暗鬱な、あの時の事を思い返す。
あの時、奴良組の者と全面対決となり、膠着した戦況を打開せんと上空に上がった。奇襲をかけるつもりであったのだ。
だが読まれていたらしく、待ち構えていた三羽の烏天狗に迎撃され、撃ち落とされた。
…その後のことは思い出したくない。


果たして、この胎の子は誰の子か。

百鬼を率いて迎え撃った 奴良組の若頭か
その傍にいて糸を操り命ごと絡め奪っていた首のない男か
もしくは黒い法衣の暗器使いの僧か
手洗い鬼と互角の剛力を見せた巨躯の男か
父が仇と叫んで切り込んできた長身痩躯の若者か
水を繰る少年か 己を撃ち落とした烏天狗どもか
あるいは殿を務めた壮年の剣客か
その傍にいた、密偵として潜り込んできた童子どもか

…わからぬ。この子が生まれて後、己がどうなるかさえ。
暗い部屋の隅で、今も一人静かに慄き続けていた―――





271『闇鍋』未完:2009/01/20(火) 16:03:28 ID:zrWE0QgA

目覚めたとき、視界は一切の闇だった。
数多いモノの気配に覚醒したものの、なぜかまるで夜目が利かず輪郭すら掴めない。
身じろぎしようにも、腕は頭の上にひとまとめに、足は片足ずつ折り曲げた形で拘束され、見動きはできなかった。
気配を探る。知った者の気配はない。どうやらあのまま捕えられたようだ。
ではここは敵の手の内か、そう息をのんだ瞬間。

  (起きた?)

不意に、声がした。まだ若い、少年の声だ。
声の主が何者か考え、またこれからどのような心づもりか聞くために神経を集中した。

  (起きたんだね。良かった。これで君にも説明できる。
   もうわかっただろうと思うけど、ここは奴良組。これからゲームをするからね)

何だ、何をするつもりだ?

  (ルールは簡単。君がこれから食べたものを当てたら君の勝ち。ゲームは終了する。
   わかるまで食べてもらうけど、君は名前がわからないと思うから、どんな時に見たか当ててくれるだけでいいよ)

寛容を装った、裡に酷薄さを滲ませた声。玉章もよく、こんな物言いをしていたものだ。

  (あれ、何か失礼なこと考えなかった?
   まあいいや、行くよ。はい一回目)

ガシイ、と腕が何者かに掴まれた。さきの少年のものとは明らかに違う、成人した男の手だ。
知らぬ手が上衣にかかり、びりびりと引き裂く。…これは、まさか!

  (そうそう。下のお口でね。よーく味わってね)

「っ!?」

しゃべるなと言われているのか、荒い息遣い以外何も聞こえない。
だれか当てろと言われても、見当などつかない。誰だ。
冷静になろうと努めても、未知のことに体が震える。今までだれかと閨を共にしたことはないのだ。

ひたり 足の間に熱を持った塊を感じて戦慄した。…嫌だ、待ってくれ!!

ズグリ、と音がして熱塊が侵略を開始した。
あまりの激痛に声にならない声を上げて首を激しく振ったが、動きは止まらず、
腰を掴まれ一気に引きずり込まれた。

「………っぁぁっ!!!!」

かふっ、と声がかすれた。
メリメリ、と生木を裂くような振動が脳裏に直接伝わってくる。激痛に体はこわばり、息を吐くのも絶え絶えだ。

力づくで押し込まれた箇所が熱い。激痛とともにぬめる感触と濃い血の臭いがしてくる。
押し込まれた直後は動かなかった塊が、ぬめりを得てか急激に動き出した。
「!…ぁ、く、はっ、ぅぁ、ぁあ、んんっ…あ!」
痛い。ああ。頭が割れる。痛い。背骨が折れる。痛い。いたい。イタイィ!
ずっびぎっずちゃ、ずんっ、ぐちゃ、ズブッズブッズブッ、ぐちゃっじゅぶっ!
がくがくと揺さぶられる感覚に、早く終わってくれ、とそればかりを考える。
ズンッ!!
「―っあ――っ!!」
今までで最も深く抉り込まれて顎を仰け反らせる。急に動きを止めた塊から



実は年明け前からコレ書いてましたが、どーしてもココまでしか書けませんでした。続きは皆さんの脳内でよろ。スマソ
272名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 17:03:35 ID:PN1eR7X6
嘘だッ!!

なんでだよ!? 書いてくれよっ!!

俺のフラストレーションをどうする気だよサドやろうっ!!!
273『闇鍋』未完 陳謝:2009/01/21(水) 00:13:10 ID:GNPZQBCt
すいませんほんとに。なぜかここで書けなくなっちゃんたんで。
リクオが手をつけた後、首無の緊縛プレイ、黒田坊の暗器拡張プレイ、青田坊の巨根と続いて、
猩影くんの「遊んでそうな外見だけど実は初めてなんです」を経て、河童の浣腸プレイ
三羽烏の空中プレイ、牛鬼様の「実はテクニシャン」なプレイのあと、牛頭馬頭の二輪挿しで〆、までプロット浮かんでたんですよ。
…実際の筆が追いつかなかった。いやー、あんま無理しちゃダメみたいですね。脳みそがショートしてしまって表現が浮かばない。
なので良かったら、誰かエロい方書いてくれませんか?できたらでいいので。
274名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 01:19:48 ID:bq5cDk6R
君がっ!書くまでっ!泣くのをっ!やめないっ!
275名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 01:35:19 ID:HANXLZ+q
ぐぬぬ 予定表を見てるだけでワクワクしてくるのに…
猩影くんと河童だけでも是非見せて頂きたいぜ
276『たけくらべ』:2009/01/23(金) 11:51:25 ID:UREeXZgE
りょーじょくもいいけどこんなのも↓。今後リクオ&島のプロフィール出たら直さないといけないですが。

『筒井筒 井筒にかけし まろがたけ 生(お)ひにけらしな 妹(いも)見ざる間に』


「リクオくーん、今日の身体測定どうだったー?」
「カナちゃん。うん、前より伸びてたよ」
「へー、見せて見せて。…あ(私より体重1kg軽い)」
「カナちゃんは?」
「へ?あ、べ、別にぃ〜」
「ちょっと。ボクのは見たじゃん」
「う…。で、でもダメ、ぜっっったいダメ!!」
「なんでさ。見せてよ」
「や、ヤダ恥ずかしいもん!」
む〜。そう言われると余計見たい。それに、そっちにプリント向けるとさあ…。

ひょい 「あ、家長さんオレより身長1cm高い」

「っっ!!?きゃぁあああっ!?返してよ島くん!」
「え?島くんより?(…じゃあ、ボクとも身長1cm高いんだ…)」←リクオと島は同じくらいの背丈に見えたので。

「かーえーしーてーぇー!」
「島くん、そろそろ返してあげようよ」 
島くんに追いつき、さっとプリントを取り上げ、返した。
「ひ、ひどいよ〜」
「もー、最初から素直に見せてくれてれば良かったのに」
「だって、恥ずかしいじゃない。私…の方が、その…重いから」
「なんだ。そんなの気にしてたんだ」
「そんなのじゃない!でもリクオくん、ホント足早いわよね」
ふふ、まあね。でもさっき見比べたけど、数値高かったのは足だけじゃなかったんだよ?

おもむろにカナちゃんの右手首を掴む。いきなりのことに訳がわからず、なすがままのカナちゃんを見つめて左手首も掴み、肩よりも上にあげた。
「足だけじゃないよ。ホラ、こうやって、…こうされちゃったらカナちゃんにはもう振りほどけない」
間近に顔を寄せて笑うと、向き合ったままの顔からだんだん余裕がなくなっていく。真顔になって見開いた眼はこちらを見据えたまま、やがて首元から朱が昇ってきた。
顔を真っ赤に染めて、緊張のためかかすかに体を震わせるカナちゃんを「やっぱり可愛いなあ」なんて、呑気に思いながら飽かず眺めていた。


少し、からかおうと思っただけなのに。


「カナちゃんが家に呼んでくれなくなった」
「ふうん」
「話してても時々赤くなって眼を逸らされることあるし、「奴良くん」なんて呼ぶようになって前よりよそよそしいし」
「あらあら」
「ねー、どうしたらいいのかな?母さん」
「でもそれって、カナちゃんがリクオのこと『男の子』として見てくれるようになったってことでしょう?いい傾向なんじゃない?」
「そうかもしれないけどさあ、ハア…」

己の些細な出来心が招いた事態に思いを馳せ、しみじみとため息を吐いた。

「寂しいなあ」


冒頭の句の訳
(昔あなたと遊んだ頃、井戸の高さと比べた私の背丈も、あなたとお会いしないうちに、ずいぶん大きくなりました)

本編中では全然二人は離れてませんが。ずっと同じクラスだし。…夜リクオならあっという間に大きくなりますが。
『筒井筒』は幼馴染の男女が想いを通わせ結ばれるお話。…ちなみに「くらべこし〜」も『筒井筒』の句です。
277名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 15:01:48 ID:86VSIW2F
両手をロックして、あまつさえ体を震わせるカナを可愛いと思うリクオ…なんてサディスティックな。
278名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 17:17:37 ID:kH2bXcAp
>>276
最近気分がカリカリしてたが癒された
ありがとうありがとう
279『たけくらべ』後書き:2009/01/23(金) 21:54:25 ID:UREeXZgE
サディスティック…確かに。リクオって何かそんなイメージを受けてしまう。天然サド。
保管庫管理してる方がこれを御覧になったら、『くらべこし…』のSSのタイトル、『髪を結う』にしてくれないでしょうか。
なんかまたシリーズ化しそうなんですけど、はてさて次はどんなカプになるやら。
読んでて「うおおお!!!」なんて衝撃のあるSSもいいですが、個人的には読み終わった後に「ニヤリ」と口の端がつり上がるようなSSを目指しています。
280名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 15:06:42 ID:KK17X05u
口裂け女の話か・・
281名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 18:38:47 ID:wW08Fr2H
あーあ、早く蜘蛛女とか蛇女とか出て来ないかなー。
282名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 22:48:09 ID:ADUEGqBI
絡新婦(じょろうぐも)出てこないかなー
283名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 23:53:15 ID:JFvAEjvq
ただのくらやみ状態だとわかっていても
黒目つららが可愛すぎる
これはいい逆レ要員
284名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 14:19:07 ID:4P3IdwJX
どうみてもヤンデレです。本当にありがとうございました。
285名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 19:13:30 ID:jq9rhJ7I
今回のつららw
なんかお母さんというかお姉さんというかw
なんかそういう雰囲気だったね〜
リクオのおねーさんかw
286触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 22:20:22 ID:J+6qFJc9
間が空いてしまいましたが久々に触手ネタを投下させて頂きますので
しばしスレをご拝借…
夜雀とか若菜さんとか外しました。別のネタを思いついたのでまたいつか…

秒数下一桁が
123ゆら 456毛 789苔 0番外リクカナ
287触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 22:45:04 ID:J+6qFJc9
「は!なんやこの気配は!!」
スーパーの安売り3個で2個の値段セールにつられて買ってしまい
よく考えたら元が割高なジュースをゴクゴクプギュルと飲んでいた花開院ゆらさん
街に潜む邪で邪悪で(以下略)な気配にビンビンと髪の毛を立たせて(比喩表現)
感じたその気配の元へと向かう。
戦え美少女陰陽師ゆら!!

暗がりで高校生と思われる一人の少女が触手に襲われていた。
「きゃあああっ!!!」
友情出演宇佐美ゆらが服を破かれブラチラしながら悲鳴を上げる。
<この前襲った女とよく似てるが姉妹か?まあいい>
触手が鎌首をもたげてゆらりと一歩近づく…
「そこまでや!妖怪め!!」
<むむ!何やつ!!?>
ちゅどんちゅどんちゅどん!!!
爆炎が立ち上がる!!
どんっ!!
「きゃ!!」
大きな影が宇佐美ゆらを抱えてその場を離脱していく!
「禄存!そのままその人を遠くにやっといて!!」
<ぶむうう…貴様、陰陽師だな?>
「何者か知らんけど…私の目の黒い内は好き勝手させんで!!」
だがここまでに思う存分好き勝手してきた触手であった。
<ならば正面から戦うのみ!!!うおおおお!!!>
触手が鞭のようにしなり、ゆらの体を打つ!!
ビシビシッバシッバシッ!!!
「ああっ!!」
血が出ないまでも服は破け、制服がぼろぼろに穴開きになってゆく。
「(しまった…下着買うお金が無いからノーパンなのを知られたら…!)」
スカートの際どい所に穴が開き、そこを反射的に隠してしまう。
<ははは、そんな格好で戦えるのかな?>
触手が大きく振りかぶられ、痛恨の一撃を背中にお見舞いする!
ズバァァ!!
「ひぎっぃぃ!?」
大きく背中に裂け目が走り、打たれて真っ赤になった背中と滲む血が晒される。
<どうした陰陽師!何もせんまま終わりか!?>
無数の鞭がゆらの体を小刻みに打ちまくる!
カマイタチに切られたかのように縦横無尽に制服が切られ
一生懸命手で切れ端を押さえている姿になってしまう。
「く…くそっ…両手が使えたらこんな奴…」
半裸となったゆらの体中に蚯蚓腫れが走り、痛々しい姿を見せる。
だが触手は攻撃の手を緩めず、なおも甚振るように叩き続ける。
<ハハハ、さあてどう料理してやろうか?>
「…覚悟を決めたで!!」
ぎらりっ、と目を見開いて手を離す。
最後までゆらの胸を抑えていた切れ端が落ち、スカートもギリギリ前を隠すのみ。
全ての羞恥を打ち払い、花開院ゆら、露出狂に覚醒する!
「覚醒しとらんわ!!」
<誰に向かって言っている!!>
「ええい、もう私に怖いもんはないで!開き直った女は強いんや!!」
ババッ シュバッ 両手に多くの札を構えて妖怪に向き直る!
<ここからが本番というわけか。よかろう、こちらも本気で攻めるとしよう!!>
「さあ、今度はこっちから行くで!!」
288触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 23:11:43 ID:J+6qFJc9
ゆらの爆撃符が飛ぶ!!触手は途中で撃墜されるも
ちぎれた先端が生きているかのようにゆらに襲い掛かる!
「やっ…たわっ!!?」
ちぎれた触手はゆらの首にひっかかり、そのまま巻きついて
先端が口の中に突っ込まれる
「んんっ…んー!!ぶぅーーー!!!」
じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ…強制フェラで羞恥で心が支配されそうになるが
次なる攻撃に備えて、フェラしながらまた札を構える
<ふふん、フェラしながら戦うなんて前代未聞だな!?>
ビュッと触手が地面を這って襲い掛かる!
「!!」
タタッ タンッタン
<くっ、何!?>
兎歩、だ。魔を払うといわれる拍子のステップに惑わされゆらの足を掴めそうで掴めない!
「ひふへぇ、ほほはは(いくでぇ、このまま…)はふ!(爆!)」
気合の声と共に爆撃符を放った!つもりだったが、札はひらひらと力なく宙を舞う。
「…はっ(しまった、喋れないと式神が発動せぇへん!!)」
その心の動揺が足にも伝わったのか、がくんっと足をつまずかせる!
<今だ!この女ぁ!!>
ゆらが体勢を立て直すより早く触手が奔り、ゆらのアナルを一突きにする!
「ふぐっ!!?あああああっ!!!」
めぢめぢと肛門を押し広げて入っていく触手。
それでもゆらはなお戦意を喪失せずに気丈にも抵抗を続ける。
「ぶううっ…あっ!!」
触手の本体部分めがけて手刀で攻撃を試みる。
<残念、体術でどうにかなると思ったか?>
相応の訓練は積んでいるであろうが、中学生女子の体力など
妖怪にしてみれば痒い痒い。軽く手を受け止めて触手が巻きつく。
「ぶおお!?ううっ、うう!!」
こうなってしまうとゆらに選択の余地はない。
快楽を受け入れて壊されるまで弄ばれるだけだ。
ずにゅる、ずにゅる
「ふうううう!!!」
腸内を上る触手に悲鳴らしい悲鳴をあげることも適わず腰を振って嫌がるが
まるで誘っているかのような動作に触手がひるむ様子は欠片もない。
<もうこんなぼろきれいらんだろう>
最後まで腰にまとわりついていたスカートをひきちぎり、ゆらを完全に裸にしてしまう。
唯一ゆらにとっていい事といえば、乱戦の中、最初からパンツをはいていなかったとは気づかれなかったぐらいの事。
<ほらほら、後ろばっかり気にしてると前をやられるぞ?>
「ぶむぅ!むうう!!」
慌てて足を閉じるがもう遅い。
触手がずぶりとゆらの膣穴にもぐりこみ、初めての穴を押し広げ、拡張していく
「があああああああああああ!!!!!!!」
ツーッ…触手を伝って一筋の血が垂れ落ちる。ゆらの処女が奪われた瞬間だ。
<陰陽師ってのは鍛えてるんだろう?こんなんじゃ全然なんてことないよなあ>
「ううっ…うううう!!!」
これ以上酷いことをされると直感的に感じて首を横に振る。
しかしそれにも関わらず触手はめりめりっと奥へ入り込み
子宮口へとあっという間にたどり着く。
「!!!!」
自分自身の奥底に触れられた感触に戦慄し、冷や汗を垂らす。
<ハハッ…言いたい事があれば言ってみたらどうだ?>
じゅるっ にゅぽんっ
口の触手を外してやると、余裕の笑いを浮かべながらゆらの言葉に耳を傾ける。
「……ペッ!!いい気になんなや、ミミズの大将ごときが」
<…そーかい>
今にも泣きそうな顔をしながら折れない少女を面白そうに眺めながら触手は軽く笑った。
289触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 23:42:28 ID:J+6qFJc9
ずじゅるずじゅるずじゅる…
何本もの触手が列を成してゆらの前に並べられる。
ゆらの体はくの字に折り曲げられ、自分の穴がよく見えるような体勢にさせられている。
頭が下で股間が上になるようにだ。
「あが…ぎ…」
若干無理なほどの角度で背中が悲鳴を上げているが無問題。
それよりももっと残酷な事が行われている。
<そら、今度は2本が捩れて螺旋っぽくなった奴だぞ>
「う…うるさい、黙ってやればええやろ!!」
ゆらの目の前で自分の穴が犯される様を見せ付けようという趣向だ。
ゆらはゆらで妖怪がこれで自分の心を折ろうとしているのを察してからは
目をそらす事もせずにはっきりと自分の膣穴の無残な姿を目に焼き付ける。
<ん、怖いのか?許しを請えばやめてやるぞ>
「誰が!妖か(ずぎゅる)がああ!!ふ、不意打ちは…くはっ」
肉ビラは赤くはれ上がり、触手が入るごとにめくれあがるように広がり
既に何発となく注がれた精液が端っこからあふれ出す。
<もっとやさしくゆっくりとして欲しかったか?>
「!!お、驚いただけや!こんなん蚊が刺した程にも…あぎいい!!ぎっ!!」
螺旋触手がドリルのように回転を始めると苦しげな声が漏れそうになるが
それを一生懸命押し殺して視線で触手を射殺そうとする。
「な、なんやのこの粗チンは!ショボいわホント…ああああ!!」
ドリルの先端が子宮口をこじ開けて中へと入らんとする。
子宮口が限界まで押し広げられ、その中へ少しずつ触手が入っていっても
ゆらは口だけは気丈に振る舞い、なおも触手に喧嘩を売り続ける。
「ド 変態 や なっ!  こんな女子供を 縛っ て 好き勝手 するなんて 臆病な卑怯モンめ!」
口の端から泡を吹き、激痛と屈辱に塗れながら、妖怪への敵意のみを支えとして
気を失う事も屈服する事も無く、少なくとも精神的には対等に立ち続ける。
<口の減らん奴だなあ、ここまでくると呆れるぜ>
「お褒めに預かり 光栄 や!!ほら、早漏!早く出してまえ!!」
そしてぎゅっと腹に力を込める。膣肉がそれに応じて締まり、触手を締め上げる。
「ギイイ!!!!!」
だが触手以上にゆら自身へ跳ね返る痛みの感触がハンパない。
傍から見ると自滅だが、そこまでして反抗の意思を見せる事がゆらの陰陽師としてのプライドだ。
<早くザーメンぶちこんで欲しいってか?へーへー、淫乱陰陽師のお望み通りにしてやるぜ>
「早漏がいきがるんちゃうわ!出したくないなら無理せんでもええんやで!!」
ぐぷっ、びゅるるるるっ!!
子宮にダイレクトに精液が放出される。
といっても既に何度も精液の注がれたそこはさながら精子タンクのよう。
ぷくうっとゆらの腹が若干大きくなりながら吐き出された精液を全て受け入れた。
「うっ…ぷ…うぐ…げ…」
<吐きたいんなら無理しなくていいぜ?>
更に追い討ちで尻の中の触手が暴れ始める。
腸壁越しにゴッゴッと子宮と膣を押し上げて突き上げて
しかもまだ螺旋触手が入ったままで逃げ場の無い精液が
行き場を求めて胎内で暴れまわる。
「おおおげっ!!!げぇぇっ!!」
失神しそうになっても気合でふんばり、この攻めが去るのをひたすら待つ。
<まったく、よくやるよホント>
ぬぷっ  ばしゃっ、どぱっ
触手が抜かれると、膣穴から白濁液が滝のように零れ
それがゆらの顔にと降り注ぎ、ねばあっと髪と顔にへばりついていく。
「うぶっ…ぷはっ ぷわっ!!!んぐ!!」
口に入った汁を吐き出す力もなく、ごくんと飲み込んでしまう。
すっかり精液で白くなった顔だが瞳だけは怒りと敵意に輝いている。
<頑張るなあお前。いい加減に屈服しろよ。>
「私は…私は花開院ゆら!お前たち妖怪を全て滅する者の名や!覚えとけ!!」
その目は正気を失っているかもしれないほどギラギラとしていた。
290触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 23:53:12 ID:J+6qFJc9
街中を一人の全裸女子中学生がよろよろと歩いていた。
「ふ…ふんっ…ざまあみろ…」
ゆらの記憶の途中からは途切れ途切れになっていた。
だが、ここにこうして生きているということは
どうにか妖怪を出し抜いて逃げ切ったという事だろう。
ビシャッ…ビシャッ…
歩く度に股間の2つの穴からおびただしい量の精液が落ちる。
顔は精液で白く化粧され、出来の悪いバラエティー番組のようだ。
「けれど…けれどな…次は殺す…殺したるで」
通行人が『どうみても精液です。本当にありがとうございました』な目で
ゆらを遠巻きに見守る中、ゆらはその視線を気にする事もなく
高らかに拳を振り上げて叫ぶ。
「次に会ったら絶対に滅死てやるで!覚悟しときぃ!!」
その言葉を最後にぶっ倒れ、次に目を覚ました時は
三日後の最寄の病院のベッドの上であったという。


<……あれが人間の陰陽師か。大したものだ>
結果として触手はゆらを解放した。
あのままだと屈服させる前に死んでしまうかもしれない。
屈服させる事が出来ず、殺してしまうなど主義に反する。
初黒星を胸に抱いて触手はまた影の中へと隠れ潜む

291触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/01/27(火) 23:55:58 ID:J+6qFJc9
ようやくゆらまでいったので次回でラストにしたいなあと思います。
毛姉さんか苔姫かどちらかをやった後に成敗エピソードを加えるという形で。
では今晩はこれにて。スレをお返しします。おやすみなさいませ〜
292名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 12:09:34 ID:AJ/QR5YM
おおう、エロいぜ……ぐっじょぶ!
293名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:46:56 ID:8ndV94vN
GJでっす
やっぱなんだかんだで全裸が最高ですよねー
294名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 17:34:32 ID:mndSVggX
ゆらならチンコをハムハムギュコリしてくれるはず・・・!!!
295名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 16:01:53 ID:6fX64kg/
ガブリッ!! はむはむギュコリ!!! ごっくん……


いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
296名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 22:44:40 ID:K0jOsrk8
ゆらサン…あんたァ、漢や!・゚・(つД`)・゚・
GJ!!
297名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 19:18:58 ID:GADwy/t5
苔姫から手紙もらった黒が羨ましいわ…ってことで飛んできた電波

苔姫の社で夏実ちゃんと苔姫にフェラされる黒。拙い舌使いな二人だけど一生懸命な二人のご奉仕にバカ正直に反応する黒のチン○ン。
射精寸前の所ですかさず夏実ちゃんが黒のチン○ンにぺニ○バンドを装着して射精を止める。苔姫は黒の両腕を後ろ手で手錠で拘束。
射精したくても出来ない黒を更にいじり倒す夏実ちゃんと苔姫。黒の必死そうな顔に萌えてテンションアップ。
そして黒のチン○ンが限界ギリギリになったところでぺニ○バンドを外して黒がものすごい射精。二人はそれを見てうっとり。
数日後、夏実ちゃんと苔姫はそのお返しとして黒に足腰立たなくなるまでやられてしまう。しかし二人は非常に満足。
理由はこれが三人のHのサイクルだから、というオチ。

あくまで電波なので文章にする力は無いのです、すみません。
298名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 13:55:14 ID:aY3HcPkv
>>297
GJ
299名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 15:05:35 ID:prpFkN4l
>>297
ペニスリングか?
ペニスバンドだと、大変な事になるぜ?www
300名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 17:25:59 ID:3cd8owkr
今まで半信半疑だったけど、今週でやっぱり首無しと毛姐さんは大人な関係だったんだなあとわかったよ
昔は付き合ってましたみたいな。今は別れてるけど仲悪いわけじゃないですみたいな。
たまにそんな雰囲気になると今でもセクロスはしてますみたいなさ。ハァハァ
301名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 19:14:16 ID:Hl8rsCQI
実は、苔姫のお礼の手紙には、こっそり黒を呼び出す符牒がしこんであるんだよ

じっと黒をまつ苔姫。そのとき黒は、幹部としてのつとめをとって四国勢と戦っていた・・・
302『紅を 引く』:2009/02/05(木) 00:52:38 ID:3Ik5Fo1c
いいですねそのネタ。…今のところ話が思いつかないけど。
久々SS行きます。

『寒紅梅 夕暮 艶となりにけり』

あと見落としたところはないか校内を見回っていた時、それを見つけたのは偶然だった。
西日射す廊下の一角。茜色に染まった鏡の前で、少女が一人向き合っていた。
「上手くいかへんなあ…」
手元には古式ゆかしい貝入りの紅と刷毛。…どうやら、唇に紅を引こうとしているらしい。
本来近づくべき相手ではないが、ふと気になって近づいてみた。
「どうしたの?」


何だか聞き覚えのある声に振り向けば、小柄で少し跳ねた髪の少年がいた。
「奴良くんか?」
咄嗟に浮かんだクラスメートの名を呼べば、逆光で表情の見えない顔がかすかに頷いたようだった。
「どうしたんだい?それ」
「…これか?…奴良くんの、おじいさんに貰ったんよ…。世話になったお礼やて、それに…もちっと女の子らしゅう装ってみたらどうやて…」


また知らぬ間に、今度は何をしたものやらと呆れを禁じえないのが正直なところだったが、そうと聞けば何やら自分も関わってみたくなるのが同じ穴のなんとやら。
「良かったらボクが塗ってあげる。目を閉じて、口を少し開いてみて」
そう言うと、いささか戸惑ったような顔をしたが、やがて言うとおりにしてくれた。
「…少し、荒れてるね。安いものでいいから、こまめにリップクリームをつけるといいよ」
「なんや詳しいなあ…、あの色っぽいおねーさんにでも聞いたんか?」
「あはは…」
刷毛で唇の輪郭を辿り、ひと筆ひと筆丁寧に紅を塗っていく。
少し上を向いた顔に、開きかけた口元。整然と並んだ白く小さい歯がのぞき、かすかな吐息さえ肌を撫でる。
あと少しでも近付けば触れられる距離にあって、少女は目を瞑ったまま微動だにしない。…いいのかな、そんなに無防備で。

「…できたよ」
「…ありがと。な、変やない?」

素朴な、幼さの残る顔立ちが紅一つで一変する。
華奢な、すらりとした立ち姿。控え目な風情の中で、紅い唇がきらりと艶めく。

「鏡を見てごらんよ。…きれいだ、すごく」
「え?」

振り返ったとき、彼の姿はすでになかった。

「今のは…」 
彼の名を呼ぼうとして、呼び掛ける名がなぜか出てこないことに気づく。
そういえば、彼には糺(ただ)したいこともあったのに。
幻惑された心地で、しばらくそこに佇んでいた。


…この格好なら校内にいても不審を買わなくてすむと思っていたが、どうやら無事に騙しおおせたようだ。
黄昏は、逢う魔が刻。こちらとあちらの境が曖昧になる時。
聞けばよかったのだ。「お前は誰か」と。
しゅるりと解いたマフラーから、首のない頭がぷかりと浮いた。



「後書き」
ェオッホン!!!///// あー恥ずかしい(なら書くな)
これで『花も嵐も…』に繋がっていたら首無、マジすまん。…今気付いたけど 黒×鳥でも使えるSSだった。でも首ゆら。
作中の季節は今夏だから梅は合わないんですが、ゆらには寒紅梅のような、小さくて『和』の趣ある花が似合う気がするので。
俳句はネット巡りして見つけたものを拝借。
作者:俳人 草間時彦氏(一九二〇—二〇〇三年) 『地畔』より引用させていただきました。
303名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 00:55:13 ID:vi5i1hAy
>>302
うおっ。
文章だけで色鮮やかな紅に惚れそう。
祖父孫揃って色男だな……って、最後はそう来たか!
304名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 01:22:47 ID:w1/+nhCm
なるほど、犬神戦の伏線を上手く使いましたな。
305『月天心』1:2009/02/07(土) 00:02:45 ID:gy4B4XoR
前に漫画で男が女に口紅塗ってやるシーンを見た事あるけど、下手なキスシーンよりエロっぽかった。
前スレで  >331 ふと カナちゃんと夜若様が何度も逢瀬を重ねる中で
      夜若様にあの手この手の変態プレイを強要され、カナちゃんもカナちゃんで夜若への想いから断りきれず
      次第に順応していくという鬼畜純愛モノを夢想した……夢想、したんだ……

という書き込みを見ましたが、なんか今頃になってさわりだけ考えつきました。ぬるめ表現ですが、良かったらどうぞ。

『月天心』

「ふう」
お父さんが商店街の集まりとかで忘れ物をしたのを届け、帰り道。
近所とはいえ、夜に出歩くのは危険だって知っている。でも、今夜は急いで帰るのがちょっと惜しいと思えるほどの。
「きれいなお月さまー…」
夜空にはまん丸の満月。月のまわりに細い雲がたなびいているのがうっすら見えて、とても綺麗。
こんな綺麗な月を見ていると、ふと「あの人」のことが浮かんでしまう。いや、人じゃないんだけどね。
「本当になあ。いい月夜だ」
ふいに聞こえた声に気を奪われた。
今まさに思い出していた人の声がした気がしたけれど、辺りに人影はない。幻聴だろうか?
「こっちだよ」
笑いを含んだ声に頭上を見上げると、逆さになった綺麗な顔が間近に浮かんでいた。
そのままふわりと一回転して着地した姿も、幻のように綺麗で、ぼうっとしてしまう。
「いけねえなあ。こんな夜中に出歩いてるなんて、タチの良くないのに引っ掛かっても知らないぜ?」
見とれていたことに気づいてはっとした。
「別に…、ここ家の近所だもん」
「知ってる」

幼い頃から何度も訪れている。お互い大きくなってからは足が遠のいていたが、今夜に限ってなぜか足が向いてしまったのはただの気まぐれ。
それとも虫の知らせだろうか。今夜であれば彼女に会えると。

「あなたこそ、どうしてここに?」
「さあなあ。オレが出歩いてちゃいけないかい?」
「い、いえそんなことは…、ありませんが…」
いきなりこんなふうに会ってしまうと、どうしていいかわからない。今までも、なんでかいきなりやってくる人だったし。やっぱり、よくわかんない人。
どきどきしてるこっちの気も知らず、この人は空を見上げている。
「まあ、こんな夜なら月に魅入られるのも無理はないか」
オレも同じクチだしな、という言葉にああと思った。そっか、この人もなのか。
「これも縁かもな。なんなら一緒に月見と洒落込むかい?」
誘いをかけられているのだとわかって首を縦に振った。もっと一緒にいたい。近くで見ていたい。
「そうか。ならしっかりつかまってな」
いつかのように抱きあげられて、そのままふわりと浮かび上がった。
「う、わーー…!」
浮遊感に目を見張れば、トン、と軽い音がして屋根の上に着地した。
「近場だけどここでいいか。帰るにも早いしな」
なんか気を遣われてしまってる。でも、遮るもののない夜空に浮かぶ月は本当にきれいで、他になにもいらないかも。
「座りなよ」
言って自分の羽織っていた上着を下に敷いてくれた。…まさか、その上に座るの?
ほら、と促されてそおっと座った。わーどうしよう。
あの人も側に座っている。そのまま何も言わずに二人並んで月を見上げていたけれど。
ふいにごそごそとあの人が懐に手を入れて何か取り出した。って、それ…。
「ああ、なんだ?飲むかい?」
「お、お酒ーー!?」
取り出したるは徳利と漆塗りっぽい盃。…どうやって入れてたのこの人!?
未成年だという気持ちはあったけど、この人に誘われては嫌なんて言いたくない。それに、…お酒ってものにも興味がある。
こっくり頷くと、「じゃあ」といってもう一つ盃を取り出した。…やっぱり、どうやって持ってきたのかとか、聞かない方がいいのかな?
注いでもらったお酒にそっと口をつける。うっ…、辛っ。
「はは、そいつは辛口なんだ。初めてじゃちょっと呑みづらいかもな」
なんとなく思ってたけど、この人、実は結構意地悪なんじゃ…?
じとりと横にいる人を見上げる。月光に照らされて、盃を口に運ぶ仕草も綺麗で、悔しいけれど見惚れずにはいられない。
あ、でも。
306『月天心』2:2009/02/07(土) 00:09:18 ID:A03WWcvF
「…おつまみ」
「ん?」
「あの、お腹すいてるときにお酒飲むと良くないっていうから、おつまみ、持ってきますね」
「別にいいが、カナちゃん?」
屋根から梯子を伝って下りて家の中に入る。台所や下の店を探しておつまみになりそうなものを見つくろって引き返した。
早く戻らないと、あの人がいなくなっちゃってたらどうしよう。

「あ、あのー…、おいしいですか?」
自分で勧めといてなんなんだけど、早くも後悔していた。
何の躊躇いもなく柿ピーなんかをぽりぽり食べる夜の主。…本人はまったく気にしていない様子だけど、すっっごい違和感。
おつまみと考えてそんなのしか思いつかなかったさっきの自分を思い出して自己嫌悪中。うう、家にはこんなのしかなかったのよ…!
「ごめんなさい、そんなおつまみしかなくて…」
これからはもっといいもの揃えよう、と思ってしょんぼりしていると「別に?いけるぜこれ」とのこと。あー、でも優しい人だなあ。
「自分で持ってきたんだ。カナちゃんも食べりゃいのに」
言われてそっと柿ピーを差し出される。手で受け取ろうとすると、そっと口元に向けられた。え…?このまま食べるの!?
おずおずと口を開くとそっと柿ピーを差し込まれる。口を閉じようとすると指がより深くまで差し込まれ、軽く噛んでしまった。
「っっ!!!」
「痛いよ。カナちゃん」
言葉とは裏腹に表情は笑っている。指は口に差し入れられたまま、ゆっくりと歯をなぞり、舌を辿っている。
どくんどくんどくんどくん…
心臓が早鐘を打つ。いきなりこんなことをされると、どうしたらいいかわからない。
「カナちゃんにもお返ししてやろうか?ホラ」
断るなんて考えも浮かばず。言われるがまま、うっすらと開けられた口にそっと指を差し入れた。
こんなにも綺麗な人にそんなことをするなんて、ものすごくイケナイことだと思う。でも、止まらない。
ぬる、という生暖かい感触。人ではないはずなのに、温もりを感じる。
「つっ!」
指を噛まれた。実際はそんなに痛かったわけじゃないけど、歯が当てられている箇所がびりびりと痺れる。
「あ、う…っ、ぁ…」
差し込んだ指があの人の舌に絡め込まれ、ざらりとした感触が徐々に指先から手のひらまで伝えられていく。
私の口に差し込まれたあの人の指も緩やかにうごめき、2本、3本と数を増やして差し入れられる。
わななく口の端からつう、と雫が垂れた。その垂れる感触がとてもはしたなく思えてぬぐいたい。
「ぬぐってやろうか?」
不意にあの人がこちらの気持ちを見透かしたように問いかけてくる。
問いかけに合わせて口が動くたび、あの人の口に入れたままの指に感触が伝わる。
こんな体験は、今まで他の誰ともしたことがない。
「え…?」
もう一方の手が顎に当てられて、ついと雫をぬぐった。どうしようぬぐわせてしまったと焦りを感じていると、指を自分の口元に運び、
「あっ!!」
私の指ごと舌を這わせ、雫を舐めとってしまった。うそ、嘘。どうしよう。
そのまま私の指に手を添え、更に口の奥まで誘われる。ぢゅう、という音がして指が吸われた。
「っっ!!!!」
ぱくぱくと声にならない衝撃に口が意味もなく開閉する。完全には閉められない口からふたたび糸を引いて雫が垂れる。
「やれやれ。また、ぬぐってやろうか?」
首を振る。指を入れられたままなので、あまり激しくは動かせない。それに頭を動かすと指が歯に当たって、それだけで目の前がくらくらする。
顔にさっきより深い笑みを浮かべたこの人に「じゃ、こんどは自分でぬぐってみる?」と問われて、考える間もなく頷いていた。
307『月天心』3:2009/02/07(土) 00:11:07 ID:A03WWcvF

「ふ、ぅん…。ちゅう、ぁ、ちゅるっ…」
左手で自分の顎をぬぐって口元に運び、舐める。
普段であれば自分の指を舐めるくらい気にしないけど、この人に見られていると思うだけで背筋がゾクゾクする。
更に、自分の唾液に濡れたこの人の指に、そっと舌を這わせた。
かああ、と顔が赤くなるのが自分でわかる。なんてことしてるんだろう。
私の指よりも硬くて、長い指。でも意外と細くて、爪の形も綺麗。その指先から少しずつ、自分の唾液を啜りとっていく。
最後にこの人の手のひらに辿りついたとき、ふとこの人の顔が見たくなって眼を上げた。
一見したところ、表情は何も変わっていないように見える。
「あの、…変じゃないですか?」
「いや?可愛いぜ」
平然たるもの。何だか悔しくなって、手のひらの真ん中に辿り着いたとき、ちゅうっと音を立てて思い切り吸い上げた。
「っ!?」
流石に驚いてくれたらしい。初めて声を上げて動いた表情に、思わず嬉しくなってしまった。
「…やってくれたな」
…どうも調子に乗りすぎてしまったかも知れない。表情は元に戻ったものの、目の色がちょっと真剣みを増したように思えるのはきっと気のせいじゃない。

ゆっくりと顔がこちらに近づけられていく。どうしよう、と思ったとたん、ふとこみ上げる感覚に気づいて慌てて顔をそらした。
「くしゅん!」
なんでこーゆー時に限ってくしゃみなんかするの。ああ、私の馬鹿。ムード台無し。
またも自己嫌悪に陥る中、あの人も苦笑いを浮かべて「そういやだいぶ冷えてるな」と言った。そういえばこの人、ずっと上着を脱いでいて着物1枚なんだっけ。
むしろこの人のが寒かったんじゃないだろうか。そう思って腕に触ってみる。…やっぱり、すごく冷たい。
「帰ろうか」
この問いかけにも素直に頷いた。でもこの時間は名残惜しくて、つい顔を見上げた。
「あ」
月はそろそろ西に傾いている。
もう少しだけ、二人で月を眺めていた。






「夢じゃ、なかったんだよね」
夢だ、と言われればそうと思えるほど現実感のない夜だった。
こうして自分の部屋でいつも通り起きてみると改めて思う。そろそろ学校に行く支度をしなければいけない時間だ。
自分の手を、昨夜他者の温かい粘膜に包まれたはずの指先を見つめる。
いつもとなんら変わりのない指。本当にこれが人の口の中に入っていたのだろうか。

そっと、指先を口に含んだ。
とたん覚えのある温もりと感触を感じ、ああ、やっぱり昨夜のことは夢じゃなかったんだと再確認した。
「ん…」
胸を焦がす、この衝動の行き先はまだ知らない。


【後書き】

「やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」
山本五十六の言葉です。せっかくの名言になんつー文章妄想したのやら。
                                             (変態紳士&淑女に堕っこちていきゃ)
これからこの二人は徐々にエスカレートする模様。…や、なんとなく同い年なんだし、二人して 大 人 の 階 段 登 っ て き ゃ いいんじゃないかと。
……書いててつくづく思ったこと、指ちゅぱって変態行為になるんだろうか?

柿ピーネタは赤丸から。ゆら、立派に性少年だったのな。
308『月天心』言い訳:2009/02/07(土) 00:16:27 ID:A03WWcvF
ずれた…orz
「大人の階段登ってきゃ」の上に(変態紳士&淑女に堕っこちていきゃ)を乗っけるつもりだったのに。
お目汚しスマソ。
309名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 22:35:15 ID:Ui4V4WhQ
ふおおおおおん GJ!!
前スレで夢想してた者です 超ありがとうございます
そうだよ、俺はカナちゃんと夜リクオのこういうかけあいが見たかったんだ……
310『月天心』言い訳2:2009/02/08(日) 23:17:30 ID:UHju7EXB
あ、良かった見てくれたんですね。
今回はぬるめだったけどこんなんで良かったでしょうか?
次回作…はネタの神のみぞ知るところです。いいネタがあれば書けるんですが。
311名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 20:57:12 ID:rQir+6s2
今週、蟲毒見てグロエロ考えた人ってどれくらいいるんだろう?

私は無理ですけど…
312名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:12:34 ID:eNEbdBr+
そんな事よりも、掲載順が危うい。
四国編で、第一部完になったりしねーよな?
313名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:34:49 ID:GofNRwND
今週まだ読んでいないけど
アスクが終わったそうだから、あと二つ位かな…
ぬらり、Toぶ、マイスタ、ネウロのどれかかも?

ぬらりとネウロはまだ終わってほしくないなぁ



話は変わるが、今回の四国編で四国勢が負け
同盟を結ぶ、或いはリクオの杯を受けると云う意味で
あの狸のおねーさんと婚姻関係を結ぼうとする展開にならないかなぁ…
314名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 22:37:34 ID:EzF5plmS
やはりネタがあるとレスの進みが早い早い。
確かにゆら嬢の口に蟲(←一発変換で出てきたぜウチのPC)はエロい。
しかしあえて「たんろどこ…?」のゆら嬢を押す。
315名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 22:53:21 ID:WY/d+kkz
うむ、あまりのショッキングな出来事に「たんろどこ…?」と心がふわっふわになっちゃったゆらさんに
「たんろーたんはここだよ〜。返してほしかったら脱ぎ脱ぎしまちょうね〜」と

やめろォ!!
316名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 22:55:27 ID:2VFM3oBb
俺のゆらが触手フェラと聞いて
317名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 22:56:33 ID:0uIcPZmq
無理矢理加えさせるのはフェラチオではなくイマラチオですよと
本スレで言おうとしたが自粛した。
318名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 01:26:59 ID:Y700YlpS
おまいら・・考えることおなじかよ

319名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 11:46:14 ID:2zun2dOZ
だって…ねぇ?
320名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:16:10 ID:B96l41rM
 ※もし、ゆらが玉章の蟲に犯されたら。



 ゆらは手首と足首をそれぞれ触手で絞められ、空中に大の字で吊られていた。
 そして強引に飲ませられた触手の液体は、ゆらの体内を急速に別なモノへと変化させてしまう。
「うぅっ……なんやの? から、だが、あつっ……い゙い゙ぃぃぃぃぃぃっ!!?」
 汗が大量に吹き出して全身を濡らす。瞳孔は拡大し、頬は耳まで赤く染まり、口は開きっ放しで涎を垂れ流している。
 蟲触手の液体は、体内をクリトリスと同じにしてしまうのだ。
 正確には器官の一つ一つ、ヒダの一つ一つを、クリトリスよりも数倍高めた快感神経に、変換接続してしまう。
 舌。歯茎。扁桃腺。食道から、胃や小腸、大腸に至るまで全て。
 ゆらは身体を膣に、蟲触手専用のオナホールに、ゆらホールに変えられてしまったのだ。
「ダメ、や……いま、いれられたらっ、こわりぇてまぅよぉっ」
 黒く太く、表面に凹凸のビッシリ付いた触手は、ビクビクと痙攣するゆらの目前。
 何とか口を閉じようとするが、すっかり柔らかく弛筋してしまい、ベトベトの唾液を溢れさせて、触手を迎え入れ易く開くだけ。
 それぞれの器官が、細胞が、何倍も敏感で快感を与えるクリトリス。
 そんな体内を、こんな歪つな触手で擦り回されたらどうなってしまうのか?
 更に長さも有していて、確実にアナルから先端が顔を出し、貫通型ゆらホールとして激しくハメ倒すだろう。
 ゆらは神様、神様、と繰り返し、救いをねだるばかり。
 しかし、そんな神は存在しなかった。
「ひっ、やぁ……ぁあぁっ」
 ヌメる体液で全身を纏わせた触手は、上下に波打ちながら唇の間に入り込むと、




 まで、妄想した。
321名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:32:44 ID:sciGyaKl
わっふるわっふる
322名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 07:38:57 ID:9xNRni6j
ロリゆら
323触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 19:50:47 ID:CVv+syaF
こんばんは。今回でラストにしようと思います。
では最後の犠牲者を―
※秒数が偶数…毛倡妓、奇数…苔姫
324名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 20:12:40 ID:b8o+dzgx
苔姫Ktkr
325触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 20:14:59 ID:CVv+syaF
「まったく。黒田坊様ったらつれないんだから」
社の中で退屈そうにごろごろと転がる苔姫。
先ほど、黒田坊が現われたのだ。

回想
「まあ!黒田坊様!!!」
突然の訪問者に目を丸くし、それがすぐに笑顔に変わる。
「お越しになるならお茶を用意して待っておりましたのに」
社の中に黒田坊の手を引いて連れ込むが、黒田坊はうかない顔。
「苔姫殿、今日はあまりのんびりできないのですよ」
「はい?」
黒田坊は手短に用件を話す。
四国とは違う、恐ろしい妖怪が徘徊している事。
雪女など奴良組にも被害が出ている事(リクオまでやられた件は混乱を招くので伏せられている)
その為、社にこもっていかなる侵入者も入らないようにして欲しい事。
それだけを伝えると黒田坊は「他にも忠告して回らねばならないので」とそそくさと出て行ってしまった。
回想終り

「危険だったら黒田坊様がお守りして下さればよいのに…」
黒田坊の手土産のぬらりひょん饅頭(ぬら爺の顔が描かれた漉し餡饅頭)を頬張りながら
去っていった黒田坊の面影を想っていた。想い続けていた。
もしかしたら、黒田坊がひょっこり戻ってくるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いていると、社を叩く音がする。
「…は、はい!」
黒田坊が戻ってきたのだと都合の良い妄想を頭に浮かべ
苔姫は陵辱の始まりを告げる扉を開いてしまう―

<なんだ、ここにいるのはガキ一人か>
社の中は今は触手で壁も床も天井も、一部を残して埋め尽くされている。
その一部とは、今苔姫がへたりこんでいる一角だ。
「ひ…ひ…ひ……」
虚勢を張ろうにも言葉が出てこない。喉の空気がただ震えるだけ。
<あんまりガキ過ぎるのは好みじゃないんだが、せいぜい壊させてもらおうか。>
じわじわ…と触手が包囲を狭める。
「ワ…ワ…ワラワに近づくな…ここを…ここを…ここは…」
<うるっせぇよ!!>
ぱぁんっ、と鋭い音と共に苔姫の頬がはたかれ、そこが赤くはれ上がる。
「あ…ああ…」
ぽたぽたぽた…と涙が止まらない。怖くて痛くて涙が止まらない。
袖もぎ様の時よりも、もっともっと怖い。
「く…黒田坊…様……」
ずるるるっ…
「はああっ!?あんぐ!!」
触手が苔姫の口の中に突っ込まれ、喉の奥まで侵入し、犯す。
そして、もう一本の触手が更に突っ込まれて口を大きく開けさせる。
「ふあ…ふぁあああ…」
開ききった口の奥で、触手が喉を犯す様子がよく見え
顔は涙も鼻水も垂らしながら大口を開けさせられて惨めに醜い顔になっている。
「!!!」
すると、触手の先端から白濁液が迸り、苔姫の喉へ直接流し込んでいく。
抗う事もできずに流し込まれる白濁液をごく、ごく、と飲むしかない苔姫。
口から吐き出すこともできなければ、そのままでは窒息してしまう。
第一弾の射精を苔姫の口に注ぎ込んだ妖怪は一度口の中から触手を引き抜くと
<挨拶はこんなものだな。こっからが本番だ、いいな?>
「ひぃ…いやあああ!!」
苔姫に絶望的な一言を伝えて次の動きに出る。
326触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 20:39:41 ID:CVv+syaF
<へええ、いい着物着てるじゃねえか。詳しくねえけどよ>
苔姫の着物をつかみながら感心した風を見せて
ビリビリ…ビリビリ…と裾や袖からゆっくり引き裂いていく。
袖もぎ様に破られた事を思い出させるような破き方に
苔姫はなんども振り返っては黒田坊が来てくれる事を祈るが
反対方向は触手の一部がびっしりと壁を覆っているだけだった。

<逃げようったってそうはいかねえぞ、ほうらほら!>
むき出しになった両手足に触手がきつく食い込む
「いやああ!!痛い、痛いいい!!腕が…骨が折れる、折れるううう!!」
<折れねえよ、加減してやってんだから。くくく…>
そうやって手足を触手に締め上げられていると、苔姫の感覚に変化が訪れる。
「へ…?ん…んあっ…はぁん…」
触手が先端から分泌する媚薬が肌を通して塗りこめられ
本来気持ち悪いとしか思えない肌の上を躍る触手がなんだか気持ちよくなってくる。
「わ…ワラワの体が…はうっ?いたっ、痛…あ…くない…」
手や足の肌を犯されながら頬を赤らめてポーッとしはじめる。
だが、ふと視線をやれば自分の肌の上にいるのは世にもおぞましい触手
「ひいい!!!!き、気持ち悪い!は、離せ!離せ離せ離せ!!」
力一杯手足を振り回すが、もともとの膂力がか弱い上に
本人も知らず知らずの内にこの快感を受け入れていて抵抗が鈍くなっている。
「こんなおぞましい触手に…肌を撫でられるだけで感じるなんて…いやっ!いやあっ!!」
そう言いながら後退するも、壁は全て触手のもの。
少し下がったところでそれに気付いて逃げるのを止める。
<ふむ、薬の効き目は上々だな…>
熱っぽく潤んだ苔姫の目を見ながら満足そうに笑い、全身の肌を紅潮させた苔姫にじわりと近寄る。
「こ、来ないで!!ワラワは、ワラワは苔姫なるぞ…ひっ!?」
ずぱぁん!と大きな音を立てて触手鞭が床を打つ。
苔姫がそれに目を瞑った瞬間、その次の一撃は苔姫の帯を狙う。
ばぁんっ!ザグッ!!!
「ひい!!」
大型のナイフで切られたかのように帯がざっくりと裂け、着物を止める力を失って零れ落ちる。
「こ…こんな事って…」
慌てて着物を抑える苔姫の腕を触手鞭が襲う。
ぱぁんっ!!
「ひあああ!!!」
媚薬の浸透した肌への衝撃は痛みとも快感ともつかず、混乱した悲鳴を上げる。
「何…今の…は?なんか、ヘン…」
ぼうっと突っ立っていると、妖怪は今度は着物を脱がしにかかる。
「…へ?ひっ、あっ、やめっ」
我に返った瞬間、なんとか抵抗を試みるがもう遅い。
かの豪華な着物はすべて剥ぎ取られ、残った衣服と言えば
頭に残ったリボンと足の足袋だけという有様。
両手で胸を隠しながらキッと触手を睨みつける。
「ワラワにこんな仕打ち…絶対に許さぬ!今に見ておれ!」
<ああ、全身くまなく見せてもらうぜ>
触手がズゾゾゾッと押し寄せると、苔姫の手足を這いずり回り、
更に背中や胸までもくすぐるように弄ぶ。
「ひ、ひあっ!?止めて止めて!いやあっ!!助けてぇぇえ!!」
虚勢があっというまに剥がれて恥も外聞も無く泣き喚く。
性器にはまだ一欠けらも触れていない内からこの嫌がりように
触手はつい意地悪な笑みを零しそうになる。顔が無いので何の変化も無いが。
「このっ、駄目っ、駄目っ、駄目ええ!!」
四肢を拘束するほどでもなく全身をうぞうぞと這い回る触手。
苔姫はそれを一生懸命捕まえようとするが、掴んでもぬるりと手をすり抜けられ
ただただ一方的に弄ばれ続けるだけになる。
327触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 21:06:36 ID:CVv+syaF
「やっ!やっ!!やだっ!!んんっ!!」
まるでストリップ嬢のように社の真ん中で身を捩り、触手から逃れようとする苔姫。
全身を触手が這いずり回るたびに粘液が、媚薬が体にすりこまれていき
体の上を蠢く触手の刺激だけで性的快感を覚えていくようになる。
「はあ…はあっ…あっ…」
自慰もしらない幼い肉体はこの刺激の意味が分からず混乱していく。
「なんで気持ちいいの?こんな気持ち悪い触手なのになんで?なんで?」
がくっ
「きゃ!」
疲労と快感に足がもつれてバランスを崩して床に尻餅をついて倒れる。
しょわわわわわ…
その衝撃で膀胱が緩んだか、股間から黄色い染みが広がっていく
「やだ、やだやだっ!こんなお漏らしなんて…子供みたいなの…黒田坊様に嫌われる!」
とっさに股間を隠そうと手を伸ばすがそれよりも先に触手が苔姫の股間に伸びる。
「ひい!や、やめ、何をするの!?」
<なあに、小便が恥ずかしいなら栓をしてやるよ>
ぐりゅ…
「ああああがああ!!!!?!」
尿道に触手の先端が入り、尿の出口を塞いでしまう。
「ちょ…ああ…あ…」
逃げようと腰を引いても触手はぴったりとついてきてまったく外れない。
そして、極細の触手の更にその先端の極小の穴から
苔姫の出す小水を吸い上げていき、膀胱の中を空っぽにしていく
「はあ、はあ…ふひいい…」
溜まっていた小便が抜けていくにつれて体が弛緩していく。
そして、小水が残らず出し切った後、今度は触手の先から粘液が噴出し
苔姫の尿道に媚薬を注いで快感を感じる体に作り変えていく。
「え?おしっこ…じゃない、なに、ふあっ、はああああ!!」
小便を出し切った穴からカーッと熱くなってくる感覚。
そして、尿道口から注げる範囲に染み渡ったら今度は触手が中に入り込む。
めり、めり、めり…
「ひい!!お、おしっこ穴あ!駄目ぇ!ワラワのオシッコ穴に入るなあああ!!」
何を言おうと何をしようととめられない。
処女よりも先に散らされる尿道処女。
本来激しい激痛を伴うそれも、媚薬で感覚を狂わされ、粘液で滑りをよくされて
苔姫の体には適度な刺激として受容され、ずぷりずぷりと遠慮なく挿入されていく。
「いぎぎ!あぎっ…気持ちいい!いいい!いいいいいい!!!」
まったく苦痛が無いわけではない。だがそれも、一緒に流れ込む快感と折り重なり
痛みから逃れるようにして、より深く快感に脳が集中する
「ああああ!気持ち悪いのが気持ちいいの!痛いけど、おしっこの穴ほじほじされるのイイイイ!!」
口から泡を吹き散らして叫ぶ。
大きく開かれた足の中心、幼い秘穴、むしろただの割れ目からは
目に見えてはっきりと愛液が溢れ出し、トロトロと床に落ちていく。
<尿道ファックが気に入ったか?マニアックな娘だ>
「にょーどーふぁっく?にょーどーふぁっくいい!!ふぁっくして!にょーどーふぁっくしてええ!」
痛みから逃れ、ごまかし、尿道ファックが気持ちいいものと自分に言い聞かせる。
言い聞かせる内に、痛みすら気持ちいいものと誤認し、痛むたびに全身が喜びに打ち震える。
<子供は素直と言うか快感に弱いというか…>
膀胱の中まで触手が到達し、身を捩るように触手が動いて尿道を刺激する。
「あぎっ、あぎっ、うぎいいい!!!」
痛みと快感の中、手足をばたつかせて暴れ、股間から汁を撒き散らしながら
「いぐうううううううううううううううぅぅぅぅううううううううううううう!!!」
生涯で始めての絶頂を味わい、全身をくたっと脱力させる。
<やれやれ、これでオマンコ犯したらどうなる事やら>
などと言うものの内心楽しそうな妖怪は
力の入らない苔姫の体を持ち上げて社の外へ向かう―
328触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 21:32:14 ID:CVv+syaF
パン、パン
賽銭箱にお金を入れて拍手を打つ少年
「兄ちゃんの手術が成功しますように」
長寿のご利益があるという苔姫神社。ここにはたまにこういう願いの人間が来る。
願いを終えた少年が帰ろうとした瞬間、目の前の社の扉が開いた。
「…へ?」
アゴがかくんと落ちそうになる少年。無理も無い。
自分よりも小さいぐらいの少女が、全裸で、変な触手に掴まれているのだ。
<丁度いい、こいつにお前のロストバージンを見届けてもらおう>
「はひ…はひい…」
少女の股間から伸びる細い糸のようなものが揺れるたびに
少女の体はその何倍も大きく揺れる。その糸が尿道を犯す触手だとは少年の理解の遥か外
「駄目…ワラワを見ないで…裸…恥ずかしい…」
しかし、隠そうとする手は触手に掴まれ封じられ
だらしなく足を開いた様を見せ付けることしかできない。
少年の目の前には今、少女の幼い割れ目がある。
未成熟ながら汁を分泌するそれは完全に成熟した女と同じ臭い。
その割れ目の上を触手がごりごりと擦っていく。
「ひぎいい!!あひいいい!!!!」
苔姫が獣のような声を上げて体を震わせる。
触手は割れ目にもしっかりと媚薬を塗りこめて馴染ませていくつもりのようだ。
何度も割れ目を上下して擦るうちに、ただの線だった割れ目から
徐々に肉ビラが覗き始める。そうなると発せられる雌臭も段違いになり
社の前はむわっとした熱気に包まれる。
<ここに突っ込むと尿道ファックより気持ちいいぜ?>
「だめぇ…これ以上気持ちいいとわらわが死んじゃううう…」
びくびくっと足の先を突っ張らせて悶え、微かな抵抗を示すが
その声も終わらぬ内に触手が苔姫の処女を散らさんと侵入する。
「ぎひっ!?!ぎびいいい!!!」
媚薬を使っても完全には痛みはなくならない。だが、苔姫の脳は
既に痛みを快感として誤認する脳へと作り変えられつつあった。
「か…はっ…あんっ!!あああん!!!いやあああん!!♪!」
痛みに悶えるような声だが、確かに艶っぽい響きが含まれている。
「こ、こ、こ、これ何、気持ち痛いいいい!!お腹が裏返るうう!!広がるうう!!変になるうう!!」
自分の体が今どうなっているか恐ろしくて見ることができずに顔を背けながら
送り込まれてくる感覚には正直によがり狂い、喉が張り裂けんばかりに叫ぶ。
<まだ処女膜ぶちぬいてないっつーのに…お、きたきた、ほら今だ!!>
ぶちぶちぶちぶち
「―― ―カハ ああ!!壊れ、あぎゃっ!!わらわらのわらわのわらわのあああっ!!」
<もしかしてここをどう呼ぶのか知らねえのか?マンコっつーんだよ。>
「あああっ!ワラワのまんこおお!!まんこお壊れ裂けて…ああっ ああああ!!」
<それが気持ちいいんだろ?>
「うん!うんっ!!まんこ壊されて気持ちいいいい!!!」
触手がめりめりと秘穴を押しのけて入り、鮮血を撒き散らしながらねじ込まれ
一方少女自身は痛がりながらも快感に突き落とされたかのように悦び悶える。
「あはぁ…はあああぁはぐ!!」
そして、子宮にごつんっ、と触手がぶつかった瞬間、何かが切れたように苔姫の体から力が抜ける
<んん?おい、おーい…>
「うんっ…うんっ…あひぃ♪もっと動かしてぇ…」
呼びながら触手を前後に動かすと、気絶はしてないようで嬉しそうな声を上げる。
痛みで覚醒させようときつく子宮を突き上げ、尿道の中の触手を曲げて中を抉ったりしてみるが
「いい…いぎっ…いぐうっ♪あぐううっ♪」
愉悦の声を零しながら全身をぷるぷると振るわせるだけだった。
<壊れたか、脆いなあ>
痛覚をまるごと快感に変えて受け止めるマゾロリ少女が一人出来上がった。
触手はそれに興味を失ったように解放し、全裸の苔姫を放り投げると
目の前で腰を抜かしていた少年がうまい事受け止める。
<おーし、じゃあ次はどこに行こうか>
そう呟いて妖怪が踵を返す。
329触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 21:52:01 ID:CVv+syaF
――終幕――

次なる獲物を探して徘徊する触手妖怪。
じっくりと獲物を物色し始める。
丁度よくそこらを3人の女が歩いていた。
―バカっぽそうなヤンキー風の女
―アホっぽそうなツインテールの女
―ゆっくり歩む妖艶な雰囲気漂う眼鏡秘書風美女
<迷わずその3だろう、これは>
しかも都合よく人気の無い狭い道へ入っていく。
その後を追う妖怪。 その後ろから、先の二人がついてきてるとも知らず。
<ヘヘ…あれ、どこ行った?>
きょろきょろと見回すがさっきの美女の姿が見当たらない。
この狭い道で隠れるような場所などないというのに。
「―誰を探しておいでか」
声が、した。いつのまにか目の前にいた。
<うわ!なんでいつのまに!?>
「けっ!好き勝手暴れてくれやがってこいつめ!」
「許さないんだからね!」
<!??>
さっきスルーした二人が真後ろにいた。そして、後ろから小さな破裂音
かしゃん、と眼鏡が落ちて砕けた音。それと同時に三人の変装も解ける。
牛頭丸、馬頭丸、そして牛鬼。女に化けて人を惑わすが得意の牛鬼組の罠に
触手妖怪はまんまとひっかかってしまう。
<罠を張っていやがったのか、くそ!だが3人ぐらいなんとか逃げ>
もう一つの牛鬼組の得意といえば、幻覚。
狭い道?否、浮世絵町のここに狭い道などない。
壁だと見せかけられていたそこは
「今度こそ逃がさねえぞゴルァ!」
「あの時苔姫神社に留まっていれば…くっ」
「水辺が近くに無いんだけど」
「まさかこの触手がメスってことはないですよね」
「・3・」
壁ではなく人垣。血気盛んな奴良組組員(念の為、女妖怪は除外されてる)
びっしりと逃げ場をふさいで触手には何もする術は残っていなかった。
<………えーと>

――今、貴方がインスタントコーヒーを淹れてくるとしよう。
その間に触手妖怪は一片の染みすら残さず消えたと考えて欲しい――
330触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 22:14:21 ID:CVv+syaF
ちゅちゅちゅん…
―リクオの独白―

「ん…んん〜〜!!!」
起き上がり、思い切り伸びをするリクオ。
あれから少し経ち、騒動も治まった。
しかし、触手妖怪に壊された人々や妖怪は戻らない。

鳥居さんと花開院さんは今、千羽病院に通院している。
社会生活に支障がある程ではないが、心の傷は簡単には癒えないだろう。
針女はどうなってるか誰も知らない。玉章の事だ、多分捨てたんだろう。
狸の人と猫の人は妖怪病院に入院中。完全には直らないと診断された。
時折、妖怪病院の周辺で若い男、精力強い妖怪が搾られる事件があるとかないとか。
苔姫は今は黒田坊が引き取って世話をしている。あまり人前には出ないが悪い状態ではないらしい。

で、カナちゃんとつららは…
「あひぃ!んひゅうっ!!」
「はああ…家長さん…もっと…んんっ」
今、僕の部屋で二人は絡み合っている。

カナちゃんのお腹には触手の子供が産み付けられていた。
妖怪病院でも除去できず、カナちゃんは半妖怪触手女(仮)として生きて行く事を余儀なくされた。
カナちゃんのおまんこから伸びる触手が、つららのおまんこを貫き
カナちゃん自身のお尻の穴も犯している。
「ふあっ…ふあっ…ふあああっ」
触手がびくびくと蠕動するたびに二人の体も打ち震える。
仲の悪い二人がこの事件をきっかけにこういう風に仲良くなったのはいい事なのかどうか…
僕が寝ている間もほとんど休まずヤっていたのだろう
二人の裸体は汗がびっしょりでむわっとした熱気が部屋に漂う。
「及川さんんん…あふ…ん…冷たくて気持ちいい…」
「ねえ、触手もっとちょうだい、触手ちょうだいいいっ!」
つららの求めに応じて更に一本触手がつららのマンコに押し入る
「ひあああっ!!!!」
「及川さんったら…エッチな顔…触手いいの?触手大好きなの?」
「うん、うん!触手大好き!お腹の中ぐりぐりってごりごりって…ひあああっ!!」
カナちゃんの両親にはなんとか理由付けて―ちょっぴり記憶操作の妖怪の力も借りて
カナちゃんは僕の家に居候するという形でひきとった。
こんな姿のカナちゃんを他所には見せられないからね。
そして、僕も二人の輪に加わる。
「カナちゃん…細いの一本頂戴」
「リクオ君…リクオ君きたああっ!!いいわよ!触手でオチンチンくりくりしてあげるから…
あとでリクオ君のオチンチンでオマンコ突き突きしてね?」
にゅるっ…
細い触手が、だらしなく拡張された僕のチンポマンコに挿入されていく
「ふああっ♪いぐうう!!!チンポの中ぐちゃぐちゃごりごりぃぃ♪あふああああっ♪♪♪!!!」




――多分、奴良組はこの代で終りだろう…と誰かが呟いた――
331触手…触手か ◆8eXLwLyl0Q :2009/02/11(水) 22:15:52 ID:CVv+syaF
年が明けてから妙にペースが落ちてしまいましたが
これにてなんとか終焉です。お疲れ様でした。
それではこれにて落ちさせてもらいます。
ありがとうございました〜〜
332名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:31:42 ID:AVx+lLu6
ぐぐぐぐぐっじょ!!
おおおおおっつぅ!!

また何か思い付いたら、お願いしますん!
333名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:37:12 ID:xOuwnHqS
GJ!触手様ありがとうございます。お疲れ様でした。
奴良組終わりなんてことはないですよ。むしろ勧誘しまくりですよ。仲良きことは美しきカナ〜。
カナちゃん…確か下半身に触手の生えた西洋妖怪(サキュバスっぽいの)がいるそうですが、そんな感じになったのかな?
334名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 10:21:19 ID:ThMMgN9y
苔姫様・・・♪
335名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:31:19 ID:7Iej5A4M
うーん
ゆらぼーのアナルに中指をヌグ――ッと入れたいなあ
もしくは何かマドラーみたいな、長くてあまり太くない物を
336名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 22:01:59 ID:7Iej5A4M
あ、指圧棒みたいな物を
337『月籠り』1:2009/02/14(土) 00:41:03 ID:muCppuL9
【触手…触手か】の職人さんありがとうございました。牛鬼組三人の姿を思い浮かべてニヤニヤしてしまいました。
こちらは『月』シリーズ2作目。我ながら実にマニアックなところを突いた気がするSSです。とりあえず本番はナシのSSですが、前作よりはハードです。カナちゃんが。

『月籠り』

蒸し暑い夏場、朝から校長先生のアリガタイオハナシはいい加減拷問に思える。
月曜日の全校集会はそんな訳で、しょっちゅう貧血で倒れる生徒が後を絶たなかったりする。

だから朝見た時に顔色の決して良くはなかった彼女が、途中で血の気が失せて倒れ込んだ時もすぐに近寄って支えた。
やっぱり、こんなことになるんじゃないかと思った。
そのまま、人混みからそっと彼女の身体を支えて離れた。

彼女の頭を支える肩の辺りに浅い息が忙しなくかかる。息を吐くたびにかすかに動いていた肩が、不意に大きく動いた。
「…リ、クオ、くん…?…」
「あ、気付いた?カナちゃん大丈夫?」
「わたし、…たおれ、た、の…?」
「うん。このまま保健室行こう。しばらく休んだ方がいいよ」
「う、ん…。ゴメン、ね。ありが…」
そのまま目を閉じた。ぐったりと体重をかけてくる彼女には、今身体を支える力はまるでないみたいだ。
意識のない人の体は起きている時よりずっと重く感じられるというけれど、彼女の身体を抱えるくらいは今の僕でも何とかできると思う。
肩に彼女の頭を預けて、背中を僕の胸にもたせかけて、力なく垂らされたままの腕はせめて僕の肩に回した。少しでも安定して抱えられるように。
彼女の腰と足の下に両腕を差し入れて、そっと立ち上がった。
正直、護衛として付いてくれている皆の力を借りれば良かったのかも知れない。少なくとも青田坊ならボクよりよっぽど腕力もあるし、軽々担げるはずなのに。
けど彼女はボクの幼馴染でクラスメートで、大事な友達。…せめて彼女を保健室に連れていくくらい、ボクだけの力でしたかった。

慎重に、揺らさないようゆっくり歩く。そもそもあまり身長差のない彼女の身体は、思った以上に僕の腕には余ってしまう。
腕に力を込め、彼女の身体をぎゅっと強く抱き寄せる。
『あの時』はあんなに、軽々と抱き上げることができていたのに。こんなところでも今の自分との違いを感じてしまう。
ふぁさ、と彼女の髪がボクの頬に掛かる。いけない、こんな時に何を考えているんだ。
明るい色の髪。くたりともたれかかる、猫のように柔らかい身体。
女の子の体に触ることが今までなかった訳じゃない。
むしろ屋敷では毎日つららや毛倡妓と接しているし、学校でも何かの拍子に女の子に触れる機会なんていくらでもある。
まして彼女とは幼馴染で、なのに今はなんでか、体の温もりや髪から漂う家とは違うシャンプーらしい香りに気を取られてしまう。

ガクッ

廊下の中程に差しかかった辺りで、足が何かに躓いてバランスを崩しそうになった。マズイ!!
咄嗟に壁に寄り掛かる。ダン、という音を立てて壁に背中を押し付け、足を踏ん張って何とか体勢を立て直した。ああ、良かった。

ふと、気付いた。
饐えた匂いがする。鉄錆のような、生臭い匂いが辺りに強く漂っている。
どこからするのかと思って何気なく下に目を落とす、と。
「か、カナちゃん!?血…!?どうしたの、どこか怪我でもした!?」
慌てて彼女の耳元で大きな声を出してしまった。あ、と思った時には彼女ものろりと顔を巡らし、首を傾げている。
「え…?別に、怪我なんてどこも…?」
「だって、足…!」
制服のスカートから、足を伝って幾筋かの血が流れてきている。こんなに血が出てるなんて、まさか、さっきふらついた時にどこかぶつけていた!?
どうしよう、ごめん!!
「あ、し…?…、ぁ…!」
バッ、と手が慌ててスカートを引っ張る。
さっきまで虚ろだった目がみるみるうちに光を取り戻し、耳まで真っ赤に染まった顔は俯けられたままこちらを見ようともしない。
「ど、どうしたの!?痛い?ごめん、やっぱりさっきぶつけてた!?」
「だ、大丈夫、大丈夫だからっ!!いい、リクオ君は気にしないで、ここまででいいよ!あとは自分でするから!」
「ええ!?そんなこといったって!血が出てるじゃないか…!」
「いいから…!だ、誰か女の先生呼んできて、はやくっ」
「は?女の…?」
何のことかわからず困惑していると、彼女は観念したかのように下を向いたまま「これ、怪我じゃないの…」と言った。
怪我、じゃない…?
338『月籠り』2:2009/02/14(土) 00:44:42 ID:muCppuL9
…あ…。
やっと保健体育の授業で習ったことを思い出して、答えにたどり着いた。
で、でも、やっぱり保健室には行った方がいいだろうし、でも、どうしたらいいのかなんて全然分かんないし、うええ!?
「ぼ、ボク、そーゆーのどうしたらいいか知らな…「 あったりまえでしょ!バカーー!!」」
バカといわれた…。
ちょーっと意識を飛ばして心に汗をかいている間に、ボクの服にもジワリジワリと染みていく生暖かい感触。…そっかー、これがそうなんだ…。

血の匂いに、何とも言えない饐えた匂い。汗をたくさんかいた時のように、決していい匂いとは言えない、人の体臭。
なのになんでだろう、ずっと嗅いでいるとなんだか、気分がくらくらする。
慣れてきたのか、別に嗅いでいても鼻をつまみたくなるというより、もっと嗅いでいたくなる。
熟れて腐りかけた果実のような、人の意識を誘う匂い。
ああ、そうか、だってこの匂いは。
「オンナの、匂い」
オトナになった女の人であれば、誰もが持っている匂い。…オトコを誘い、受け入れられるようになったことを示す匂い。
そっか、カナちゃんはもう、こんな匂いを纏わせる『女』になったんだ。誕生日なんてほんのこの間のはずだったのに、でも。

「あの、さ、だからホントに、ね。大丈夫だから、降ろしてくれる?」
おずおずと、言いにくそうに言われて、ボクもそうしようかと思ってしまった。だってこればっかりは、男のボクの手には負えない。
「でも、カナちゃん大丈夫?気分治ったの?」
でもやっぱり、先生を呼ぶまでカナちゃんを一人にしておくのは気が引ける。
「うん、いいから、だいじょうぶっ、だいじょうぶよ!!」
…長年の経験上、カナちゃんがこーゆー強引な物言いをする時って、大抵大丈夫じゃない時だったりするんだよね。
「やっぱりダメ。せめて保健室までは連れていくから、そこで保健の先生に頼もう?」

「ダメぇっ、〜〜〜〜だ、だから、………トイレ、行きたいのよ/////」

……………はい……?

さっきより更に赤くなった耳と首筋。…っていうか、今何て言ったの!?てことはちょっと、まって、それじゃ…
「え、と。着替えるため、じゃ、ないんだよね?」
一応確認。…ど、どうしよう。
えーと、一応すぐ近くに女子トイレはある。でも僕の知る限りじゃ、この学校のトイレに「便座付き」は無い。
もちろん女子トイレの中なんて確認したことはないけど。今の状態で、一人でなんてできるの?
周りに人気はまっったくない。……せめて女の子でも通りかかってくれれば…!
やっぱりつららに付いてきてもらってれば良かったなあと、さっき来なくていいと言ってしまった事を後悔していた。
「あの、人呼ぶまで我慢できる?」
俯いたまま、ぎゅっとこぶしを握り締めて肩を震わせているのが答え。…仕方ない、こうなったら。
「じゃ、悪いけどボクが中まで付いていくよ」
「―――――――――!!!!?」
ガバッと起き上がった顔はやっぱりゆで蛸のように真っ赤に染まっていて、目にも涙が滲んでいる。
何か言おうとして、またぐったりと力を失って崩れた。
「ほらやっぱり。一人じゃ無理だよ」
こんな状態で一人でなんてできる訳がない。このまま付いていることにした。
すっごく恥ずかしいだろうけど、それはお互いさまなんだし、ねえ。

初めて女子トイレなるところに入ってみたけど、案の定、座るタイプのトイレはない。
とりあえず最寄りの個室に入る。そしてかがんだ彼女の腰と胸に後ろから腕を回して身体が崩れ落ちないように支えた。
…考えない。これが傍から見たらどんな凄い構図かなんて。更に足で水を流して音が聞こえないようにした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
数瞬の沈黙ののち、覚悟を決めたようにそっとスカートに手をかける彼女の姿を見ないよう目も瞑った。
まあ、窓のないトイレの個室って思った以上に暗いんだけど。
ジャーーー…と流しっぱなしの水音だけが耳に届く。でもこの音の中に…いや考えない、考えるなっ!!
339『月籠り』3:2009/02/14(土) 00:45:49 ID:muCppuL9

互いに無言。
視界に何も入れず、聴覚にも極力意識を向けないようにしようと思ったら、必然的に全身で感じる彼女の身体の感触が意識に上ってくる。
ふたたび、あの何ともいえない匂いも強く感じるようになった。そりゃ、そうだよね…。
全身で感じる彼女の確かな温もり、その熱に燻られたように立ち上ってくる匂い。
腕にかかる彼女の重み、服越しにどくどくと伝わる早い脈動。…その脈動に合わせるように、ボクの脈動も熱く激しくなっていく。
服に染みた彼女の血が、ボクの肌をも染めていく。…なんて濃い、血の匂い。
(刃を交えずとも、女は毎月血を流すのか…)


不意に、泡沫のようにボクの中から湧きあがってくる思い。

あ、と思った瞬間。全ての感覚が遠ざかった。なんで、だってまだ…!?
くらいクライ暗い空ろの中、すれ違う人影に問いかけた。
(血に呼ばれたかな…)
嘯(うそぶ)く影を最後に、くるりと全てが入れ替わった。

時間にしては一瞬。彼女も背後の変化にはまだ気付いていない様子。
「あ、…リクオ、くん。…終わったよ…?」
そう振り向こうとした彼女の目にさっと自分の手を当て、見えないようにした。「…リクオくん?」当然困惑した声を上げる彼女。

ガチャ
「だからさー、そういうときってあるよねー」
「うん、あるあるー。あれ、先に人が入ってるや」
「ほんとだー」

「っ!?」
小さく声を上げて体を硬くする彼女。どうやら休み時間になったらしく、他の生徒が入ってきた。
この状態が知れたら、流石にありとあらゆる意味で大変な話題になりかねない。彼女も必死で息を殺し、生徒達が去るのを待つ様子だ。

「ま、いいか。でさー」

とりあえずこちらにさしたる関心を寄せる様子はない。が、話を続けながらなかなか出ていく気配もない。
カクカクと足にまで震えを走らせる彼女に、もしかして立っているのも辛くなったのかと思い、後ろの自分にもたせかけるように引き寄せた。
「!?」
軽いなあ。すっぽりと腕の中に収まる彼女の身体を見降ろしてつくづく思う。さっきまで抱えることさえ相当の力が要ったのに比べて、
腕にかかる負担などまるで感じない。
身体を固くし、ぎゅっと足を閉じると臀部がオレの前にしっかりはまり込む体勢になる。当然この状況、健全な若い男であれば…
途端臀部に感じた硬い感触に驚いたか、大きく身じろぎし、離れようとした。この体勢では隙間など微々たるものでしかないが。
…気づいたか。まあ、これで隠し通せるとは思わなかった。しかしこちらの姿には気づいてないのは流石に迂闊すぎるだろうに。
身体に走る震えも、先ほどとは違う意味を持っているのだろう。殺していたはずの息が少しずつ荒くなっていき、身体の熱が一段と高くなってきた。
ぽたり、ぽたり、と水音がする。彼女からだ。
水を流さなくなった便器の水に赤い色が滲んでいくのが見て取れた。おや?下着をあげていなかったのか?

不意に、悪戯心が湧いた。
近くにあったトイレットペーパーを取る。適当な大きさに紙を取ると、そろりと彼女のスカートの中に差し入れた。
「!!!」
足をまたギュッと閉じて手の侵入を防ごうとするが、そんな抵抗などさして邪魔にならない。
秘所にたどり着いた。そっと前から後へなぞるように紙を動かす。
「……っ」
押し殺した息が漏れる。片手をこれ以上声を出さないためか口に当て、もう片手はオレの手を押えた。そんな力じゃ止められないよ。
紙はすぐに血に濡れてよれよれになってしまった。指に、手のひらに直に血が垂れて濡らしていく。
「っ、……ぅふ…っ!」
紙を捨て、秘部に直接触れてみた。すべ、とした皮膚の感触に、じっとりとした濡れた感触。カサリとした感触は、毛?でもそんなにないな。
340『月籠り』4:2009/02/14(土) 00:46:39 ID:muCppuL9

「ん…っ、ぃ…」
片手で力を込めてもオレの手を外せないと悟ったか、両手でオレの手を掴んで引き離そうとする。残念、それくらいでも外せない。
彼女自身の手を巻き添えに更に奥まで手を進めた。ふっくりと肉の盛り上がった恥骨部分に手のひらを当てて包み込む。
手のひらの真ん中あたりに一際じとりと濡れた個所があり、そこからトロリとした液が漏れてくる。そうか、ここか。
嫌々、というように彼女が激しく首を振った。けれど人指し指の第一関節辺りまで差し入れ、ねっとりとした感触を感じながら後ろにゆっくり動かすと、
びくんっ、と全身を跳ねさせた後に硬直した。そのまま浅い息をついて動こうとしない。オレの手を掴んでいた両手も離した。
「…ぁ、っ…!」
自分からギュッと目を強くつぶって、唇を噛み、さらに両手を今度は口に当てて必死に声を殺している。

「あ、そのマスカラいーじゃん?」
「でしょー?今のお気に入りー」

個室の外にはまださっきの生徒達がいる。化粧直しでもしてるのか。これが気になって声を出したくないらしい。
悪いが好都合、とさらに彼女の秘所をかき混ぜる。ジェルというにはさらりとした、シロップよりもねばついた体液が手をしとどに濡らしていく。
指を動かしていくと、ふくらんだ二つの肉丘の間から柔らかい餅の切れ端のようなものが生えているのがわかった。それを指で摘まんで弄ってみた。
「っ…!ぁ、ゃ…」


むに、むに、と弄ると、さっきより更に体液が滲んで秘所が潤んでいくのがわかる。
更に指で肉丘の間を弄ると、ぷっくりとした丸いものを見つけた。なんだこれ。
ちょっと指で強く押してみる。
「―――――っ!!!」
途端身体を固くしていた彼女がまたびくっ!と跳ねた。なるほど、感じやすいところなのかここは。
ぐにぐにとその部分を押し、擦り、摘まんでみた。そのたびに小さな声を上げて身体を悶えさせる彼女。
…だんだん、外のことも意識から飛んできたのかもしれない。

「あー、もうすぐ次の授業じゃん」
「もどろっか。でも個室の人、全然出てこなかったねー」

やっと生徒達が出て行った。ほっと、わずかに息をついて力を抜いた彼女の様子を見計らって、更に指を奥に押し込んでみた。

「つっ!!!?やっ、め、ぁ…っ!!」

やっぱり他の生徒に知られたくなくて我慢してたらしい。さっきより大きな声で抗議し、力を込めて振りほどこうと暴れだした。
さらに強く彼女の頭をこちらの胸に押しつける。腕が長くなっている分、目を覆ったままでも腕を彼女の胸までもまわし、それだけで上半身の動きは封じられた。
あとはそう、差し込んだままの指を折り曲げ、さっき触った丸い部分も同時に刺激してみた。
「―――――――ぁあっ!!」
指を飲み込んだ箇所は狭くて痛いほど締め付けてくるけれど、奥がどこまで続いているかはわからない。じゃあ、ここが膣ってところか。
セックスで、オトコを受け入れる部分。

暴れるのも止めて、はっ、はっ、と喘ぐ彼女。のろり、と手が秘所に入れたオレの手の甲に伸びる。
ぎりいっ、と音がしそうなほど強くつねり上げてきた。痛っ、相当本気で怒っているなこれは。わかった、悪かった。
ずるり、と指を抜いた。正直名残惜しいが、これ以上彼女の機嫌を損ねるのも憚られた。
彼女に頭から嫌われ軽蔑されても平気とは、流石に言えないから。
「ふ、ぅん…」
抜かれる時に艶めかしい喘ぎ声を上げる彼女。その声を耳にして、下半身にえもいえぬ熱が集まっていく。
というか、さっきから彼女の痴態にすでにオレ自身は十二分に煽られていたのだが、どうしたものか。
もじもじ、と腰を不自然に揺らす彼女。オレのモノが触れるたび、びくりとして止まるものの、不自然な動きは続いている。
…もしかしなくても、コレが気になってるんだな。
「気になる?」
「…べ、別に…/////」
ふぅん?素直じゃないなあ、興味津々な癖に。
着物の前あわせを割り、わざと自分のモノを出してみた。さあ、彼女はどうするのかな?
足に当たる熱い肉を感じたのだろう。そろ、とゆっくりした動作で小さい手が触れてくるのがわかった。
触れたとたん、びく、と手を止めたものの、またこわごわと触れてくる。
ふ、どうする?
こんなところを他者に無防備に触れさせるなど今まで考えられなかったが、彼女の秘所を弄り倒しておいて自分は何もなしというのもフェアじゃない気が
するし、正直、何をしてくるかオレ自身も興味があった。
341『月籠り』5:2009/02/14(土) 00:47:34 ID:muCppuL9

最初、指先だけで触れてきたが、こちらが動かないと見てとるや、徐々に手のひら全てを使って包み込んでくる。
なでなで、としか表現できない実にもどかしい触れ方だが、こちらに快楽を与えるためというより、初めて触る未知のモノに対する興味から
撫でまわしているだけなのだろう。
先端を手のひらに包み、ゆっくりと握り込む。痛みはない。丁寧な触り方だ。
片手で先端を包んだまま、もう一方の手で付け根まで辿る。そこで柔らかい袋があることに気付いたのだろう、こちらも手のひら全体を使って包み込んできた。
たぷたぷ、という触り方は、何というか実に微笑ましいがもどかしい。もう少し力を入れて扱いてくれてもいいのに、それともやり方なんて知らないか。
そっと彼女の手に自分の手を重ねる。びくりと身体を硬直させたが、気にせず彼女の手の上から自身を握り込んで下から上へ擦り上げた。
しゅっ、しゅっと音がするほど強めに擦りあげると、彼女は最初いいのか?という風に手を合わせていたが、やがてオレ自身が反応を返すようになると
自分から手に力を入れて動かすようになった。要領がつかめてきたのかもしれない。
びくびく、と熱が集積し脈動が感じられるようになると、先端から液が滲むようになる。これも未知のことだったのだろう、驚いて先端を包む手を放そうとした。
今度はその手に自分の手を合わせた。先端の尿道口を親指の腹で擦り、人差し指で亀頭の部分を擦る。
教えてやるとこれも自分から手を動かすようになる。彼女の手つきはいかにも拙いが、自分でする時よりもずっと興奮してしまう。
「すごい…」
思わずと言った風に漏らした声に苦笑が浮かぶ。自分が手を動かすとオレが反応を返すので面白いのかもしれない。
「あの、…これからどうしたらいい…?」
…忘れてるのだろうか、これが本来、何のために使うものか。いささか呑気すぎる声にどうしようかと思う。


ふぅっ、と耳に熱い息を吹き込んでやった。ぎょっとしたように動きを止めた手を添え、ふたたび彼女の秘所に手を伸ばす。
今度はオレ自身のモノも秘所に直に触れている。ここでやっとこれからどうなるのかわかったようだ。
「や、やめて、それだけは…!お願い!」
涙をこぼして、オレの腕にすがりついて訴える彼女に少しだけ頭が冷える。
でも体に籠った熱は今もオレを駆り立てていて、吐き出さないことには止まれそうにない。
それならばと、先端を例の丸い箇所に当てて押しつける。びく、と震えた彼女の耳に、そっと吐息とともに吹き込んだ。
「大丈夫、入れないから」
「ぅえ…?」
意味がわからないのだろう。あやふやな声を上げる彼女の、最も敏感に感じた個所を先端でそっとつついた。
「や、あ…っ」
ぎゅっ、と両足を力いっぱい閉じてきた。オレがこれ以上先に入り込まないよう防ごうとしてるのだろうが、これからすることに対してはむしろお誂え向き。
ずるり、と挟まれたモノを抜き出し、また抜き切らぬうちにふたたび彼女の秘所に向けて進める。膣(ナカ)には入れない。さっきも言ったとおり。
擬似的な方法だが、これでも彼女にとっては十分に衝撃的なことだったらしい。
「あぁっ!あ、ゃ、んぁっ、はぁっ!!」
結構大きな嬌声が上がっている。がくがくと笑う膝は、オレが支えていなければすぐにでも床に崩れてしまいそうだ。
敏感な秘所の一点を突かれるたびにビクンビクンと跳ねる身体。身体を支えようとしてか、それとも感じる身体を持て余してか、
オレの腕に両手でしがみついてくる。
足だけはぎゅっと硬直したように閉じられたまま、おかげでモノに感じる締め付けも結構なものだ。
これでここまで感じるなら、挿入れるのはやめにして正解だったかもしれない。彼女を壊したくなどないのだから。
「はう!!」
ガクン、ととうとう彼女の全身の力が抜けた。もう体力も限界なのだろう。自分も限界が近い。
ペーパーをまた取ると、自分の先端に当てた。腕につかまっていた彼女の片手を導き、また握り込ませた。
なぜこうしたのかは、何となくだ。挿入れられなかった分、彼女に自分の出す瞬間を感じ取って欲しかったのかもしれない。

びゅくびゅく、と熱く激しい勢いで噴出される体液に、彼女の手がぶるぶる震えた。
それが終わって、緊張の糸が切れたのだろう。彼女の身体がゆっくり弛緩していく。
意識を失う寸前、うわ言のように呟く声が聞こえた。
「ね、り、くお、くん…。リクオくん、だよねぇ…」
「ああ、そうだよ」
そう、オレ(ボク)がリクオだ。ただ、君が知らなかっただけで。
342『月籠り』6:2009/02/14(土) 00:48:45 ID:muCppuL9

人気がなくなった頃を見計らってトイレから出ると変化も解けた。そこでようやく彼女の目を塞いでいた手をどけた。
気を失った彼女は手をどけられても目を開けない。涙の痕の残る憔悴した顔に罪悪感が湧いたけど、軽く涙をぬぐってそのまま保健室に向かった。
保健の先生に(一部割愛して)事情を話すと後を引き受けてくれた。
先生に「そこの蛇口お湯も出るから」と言われ、すっかり体液が染みて生臭くなった制服を洗うことにした。
ジャー…とぬるま湯で制服を洗う。水流に赤い筋が混じって流れていく。この匂いの中に血とは違う体液の匂いがあるとは、誰も気付かなかっただろうけど。
汚れた衣類はビニール袋に入れ、貸してもらったジャージに着替えた。その後教室に行って自分と彼女の荷物を取ってきておく。
そのまま彼女が起きるまで付き添った。
保健室のベッドで眠る彼女の表情は安らか。…無理をさせたせいか、起きる気配はない。
気付かれた、だろうか。あれだけ接触してわからない方が変かも知れないけど、彼女にはできるなら、最後まで知って欲しくはなかった。
同じくらい強く、知って欲しいという気持ちもある。
「…ごめんね」
届くことはないと知った上で、卑怯な謝罪を繰り返した。

一度休んで気分は回復したものの、体調が相変わらず思わしくない彼女は起きると早退した。ボクも心配なので、一緒に帰ることにした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いつもとは違う時間の帰り道。互いの顔を見るのさえなぜかひどく躊躇われて、目を合わせずに並んで歩いた。
彼女の家まで送る。「じゃ、体に気をつけて。ゆっくり休んでね」気の利いたことも言えず、踵を返した。
グイッ、と服の裾を引かれて立ち止まる。
「…あの、さ…。今日は、その………ありがと…」
「……………うん……」
彼女が言い終わるまでの数秒がこんなにも長く感じられたことはないけれど、彼女は結局、御礼の言葉だけを口にした。
そして自分もまた、何事もなかったように家に向かった。







「うわぁああああぁぁもうーーーー!!最近何てことやってんのーーっっ!!?
ヘンタイだよね、これって絶対ヘンタイだよねぇっ!!?」

同時刻、帰宅するなり自室にて、頭から布団を被って謎の問言(奇声)とともにジタバタ暴れる中学生の姿があった。
そして、それを見守る家人の姿も。

「…何かあったのかな?」
「さあねえ。思春期のお悩み事、かしら?」



【後書き】
                        
今度は流石に「変態」のカテゴリーに入るものと自負。…してどうすんだよ阿呆。

題は昔、「月の忌み」「月の籠り」など月経時の女性は「忌み籠り」といって部屋に籠って人との接触を絶っていたことから。
特に男性との関わりは禁じられていたそうですが…まあいいやリクオだし。
なんか「変態行為を強要」というより「夜若様によるカナちゃん性教育実習」のようだ。やっぱりあんま変態っぽくなってはない気がする。
343名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 01:08:14 ID:ZCl5GUc4
うおおおお GJでっす
今まで血には興味なかったはずなのに
またこのスレに新しい属性を目覚めさせられたぜ…カナちゃんカナちゃん
344名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 08:37:38 ID:M/LQ2558
ぐっじょ!
これでハァハァした自分は変態だなw
345名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:01:41 ID:Jut3ZHjn
俺も変態さ
346名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 03:08:05 ID:Ekr79L6p
ゆらの発狂が読みたいなぁ。職人さんお願いします。
347名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 07:44:15 ID:ao5jEl/H
猩影は受けだと思う。
強気ながらも徹底的に女性キャラに責められるのが似合ってる。
348名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 08:24:40 ID:G45yRBtY
受けというかゴリゴリの童貞気質だなあ
憧れのつらら姐さんがズボンの上から指で亀頭を弾くだけで射精しそうだ
349名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 09:39:05 ID:31Ha30FT
んだな。
射精はさせて貰えるが手まで。
もしくは、リクオと雪女の濃厚中出しセックスを目の前で見せ付けられる。
350名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 15:36:20 ID:aMs7GNtJ
公園で一人遊んでいる幼玉章に「お兄さんと一緒に楽しい事しようよ」
と言って、個室便所に連れ込んでいたずらしたい
351名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 17:50:39 ID:31Ha30FT
アナルにローションをたっぷり注いで、
よくほぐしてから、ぎゃっぽぎゅっぽですよ。

もしくは保育士になって、保育園のお昼寝中に、寝てる幼玉章の布団に入り込んで悪戯したい。
352『ひやしあめ ひえてます』:2009/02/18(水) 23:59:07 ID:3mJHaIri
もしもーし。リクつらSS書きましたが、良かったらご覧ください。

『ひやしあめ ひえてます』


じりじりと地面を灼く日射し。陽気も極まった真夏の昼下がりの、気だるい午後。
指で押し開けられた華奢な注ぎ口に直接唇をつけ、溢れる甘露を味わう。

「じゅうぅッ、ゴクッ、ゴクッ …ふう… つらら、ありがとう。いつもおいしいね、つららのは」
「あ…。ヤダ、リクオ様ったら、やめてください、こんな…」

……ミシ…

「甘くて、ひんやりしてて、ちょっととろっとしてて、のどごしがすごくいいんだ。何度飲んでも飽きないよ」
「もう、リクオ様ったら。おねだりですか?」

……ミシ…ミシ…

「うん。やっぱりこれを飲まないと夏って気がしないもの。…つららの味、だものね」

……ミシミシッ…ピキッ…

「ふふっ、リクオ様ったらいやしんぼさんなんですから。ほら雫が付いて…頬がべとべとになっちゃいますよ?」
「あ、飛沫が付いてた?ごめんね、拭わせて」

…バキャッ

「…いいかげんにしろ、てめえら…!」

相手にするのもバカバカしく無視し続けていたが、流石にこれ以上は我慢できない。
地を這うような声で怒鳴った牛頭丸に、二人は縁側で並んだままきょとんとした。

「なによ、あんた『こんな子供臭いもの』って言ってたくせに。言っとくけどもうないわよ?」
「あれ、竹筒壊れてるよ?せっかく休憩用につららが作ってくれたひやしあめなのに」

「たかがひやしあめ飲むごときで、いちいちくっついてんじゃねえ!」
「だってこの時期つららにそばにいて貰うと、すごく涼しいんだよ」

ごく最近、外部勢力の侵攻を許してしまった奴良組。戦力の強化を図り、また組内の親睦を深めるためにもと、夏休みを利用して本家で剣の鍛錬をするようになった。
参加しているのは主に刀を得物とする者だが、稽古場となった中庭には他にも多くの妖怪がいた。
しかしながら、先のような遣り取りは最早奴良組では年中行事。
たくさんの洗濯物を抱えて廊下を歩く毛倡妓も、同じく中庭に面した縁側でひやしあめを飲む納豆小僧も、日頃口煩い烏天狗も、今さら気にした様子はない。


唯一本家に出入りするようになって日の浅い猩影が、つららの隣に座ったまま両膝を立て、顔をうつ伏せている。見たところ小刻みに震えており耳も赤い。

これが意図的にしていることならば、牛頭丸とて呆れて放置に徹したかもしれないが。
しかし大胆不敵なようでいて天然ボケという共通項を持つこの二人。演技でなく素でやっている可能性もある。だからこそ、余計に喰えないのだ。

リクオの隣に座った馬頭丸はまったく気にした様子もなく、つららにひやしあめのおかわりを作って欲しいとねだっている。

「裏切り者…」


【後書き】
これ、前スレで書いた「つららデザート編」のつもり、です。唐突にこういうギャグが書きたくなる。
353名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 09:50:58 ID:J3+XbCQg
馬頭丸…
354名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 11:25:36 ID:YgFQMLp4
うん、たまにはほのぼのもいいな。光景が頭に浮かんだよ。
ぐっじょ。
355名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 04:03:10 ID:fYYEwSBq
また保管庫更新させていただきました
何かミスとかこうした方がいい事とかあったらご指摘くだい
356名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 08:47:20 ID:Ynslpwki
乙CURRY
357名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 22:19:52 ID:aQjAytXO
>>355
乙!
358名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 20:15:47 ID:4y5CHQBO
おお、今週の読者投稿で面白そうなのやってるじゃねーか!
って事で俺も一つ。

【エンコー】
お金を払う事で快楽を与えてくれる、京都出身の女妖怪。
好物は卵掛けご飯。
359名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 20:36:42 ID:JnAHogN8
なんかその書き方だと一瞬某雑談スレに来たのかと勘違いした
360名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 20:53:33 ID:wDPwHpGN
>>358 「うちは妖怪やないわ!!」 某陰陽少女、のことではないですよね?

以前見かけて不祥にも腹抱えて笑った哀愁エロ話に

>2人折り重なり、先に女の方が男の愛撫を受けてイッた後、さていよいよ男が本番という時に
>さっと女が「あースッキリした」と身を翻して立ち去る。

>残された男はうかつには動けないほど熱く滾ったモノを持て余したまま

>「…も、弄ばれたっ」


なんていうのがあったんですが、これを使ったエロパロの場合登場人物は誰がいいと思いますか?
361名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:02:37 ID:B7vm9XAm
女の方は毛の姐さん、もしくは巻さん。
男の方は…イメージに合わないリクオ以外なら誰でもいい。
362名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:22:08 ID:wDPwHpGN
なるほど。女は確かにそんな感じ。魔性の女。
男は島君、猩影、牛頭丸、黒田坊、青田坊、鴆、…あと誰だろう?
363名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:30:20 ID:FBa318qq
男はスケコマシになる前の若い頃の首無なんてどうだろう。

でもそうなると毛姐さんの年齢が…
364名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:08:07 ID:4y5CHQBO
人が居そうな今の内に、エロパロの圧縮に着いて軽く説明しときます。
ここは、総スレ数が800になると700に圧縮されます。
基準は『最終更新の古い』スレから100スレ消えます。
なので、総スレ数が790を越えたら、気付いた人は一日一保守を目安にお願い。
過疎ってる所はいっぱい有るから大丈夫だと思うけど、念の為ね。
ちなみに今は全部で747スレ。後数ヶ月はだいじょぶじょぶ。
365名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:59:40 ID:zBPeW2mP
総スレが800にならないと圧縮されないのか
366名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 05:26:10 ID:xTfQ6axU
>>364
心得ました
790に気づくのが難しそうだけど

さて、リクオと牛頭丸がいい感じに二人並んで療養してたので
深夜、牛頭が目を覚ますとリクオの溜まったモノを抜いてあげてるつららを目撃するが
童貞牛頭くんはびびって声を上げる事もできず二人の情事を見ながら己の股間に手を伸ばすしかないというお話をですね
当然リクつらはそれに気づいていて、牛頭に見せ付けるようにプレイするというお話をですね
367名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 15:05:45 ID:EqgW+N/m
それでムラムラが収まらない牛頭丸は、馬頭丸を見付けて女に変身させたのちレイプ。
馬頭丸「ナカに出すなよバカ牛頭!! からだはちっちゃくても、妊娠……しちゃうんだからなっ!!」
てのをですね
368名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 20:43:48 ID:T7ggwYyA
馬頭丸を女に変身させる…ふたなりじゃダメなの?
369名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 22:10:50 ID:EqgW+N/m
370名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 22:37:01 ID:xTfQ6axU
三段変形可能なわけですね わかります
371『文を 交わす』:2009/02/27(金) 00:15:26 ID:iQh0Y8o7
超ノーマル健全黒×鳥ギャグ話です。我ながら早く進展して欲しい。

『画蛇添足』


「へえ、中坊の癖にイイカラダしてんじゃん?」
「っっ!!…ゃ、ん――っ!!!」
「おらよ。ココびくびくしてんぜ?感じてんじゃん」
「早くヤレよ、こっちも見張り飽きたぜ」
「あせんなよ」
頭上で交わされる会話。熱い息遣い。揉みしだかれる躯。
どんなに力を込めてもびくともしない手足。腕を掴まれ、太腿まで足がつかないほど持ち上げられては暴れても無意味。

(助けて……!)






「ふむ。けい、ゆー、で『く』。あある、おー、で『ろ』 …難しいものだな。ケータイ、とは」
「そうそう、それで文章が良かったら、ここのボタンで、送信…っと。できた〜」
「それでいいのか?」
「そう『♪〜♪♪♪〜♪♪〜♪〜〜』…届いたよ、ホラ」

最近なんだかんだで知り合いになったおにーさんは、学校に身内がいるとかで、時々裏門前で出待ち?している姿を見るようになった。
ケータイ片手に悪戦苦闘している姿が年上の筈なのに妙に哀れを誘い、つい声をかけてケータイの使い方をレクチャーすることにした。

「でもおにーさんサラリーマンでしょ?ケータイの使い方くらいわからなかったら仕事にならなかったんじゃない?」
「そうはいってもな…今まで使ったこともなかったのに、そうだ…長の意向で急に使うようになったものでな。おまけにカラスの奴めがハマりおって…」
?? おにーさんの話って時々わからないけど。…なんか大人って大変なんだな〜。
「でもケータイって便利だよ?こんな風にすぐに連絡取れるし、居場所とかもすぐに教えられるし」
「その利便性はわかるが、どうにも慣れん。…面倒な。大体このようなモノに頼らずとも居場所くらい…」

「鳥居ー。どこー?」
「あ、巻が来た。じゃあ、私もそろそろ帰るね。おにーさんは?」
「ああ、こちらもそろそろ帰る筈だ。ではな、助かった」
「うん」
巻は友達だけど、おにーさんに対して受けが悪い。鉢合わせしないうちにと急いで巻の所へ行った。



「痴漢―――!?」
「そう。出るんだって、最近駅の方で痴漢が。もう何人も女の子がヤラレたってさー」
「えー、ヤダー。どうしよう」
「まだ警察も捕まえられないでいるっていうからヤバイよね」

帰り道。巷で話題になっていた会話を何とはなしに聞いた。
「ねー巻聞いた?痴漢出るって」
「聞いたよー。もうサイアクだねそいつら。鳥居、アンタ気をつけてよ」
「巻こそ」
話を聞いても実感が湧かないのはTVのニュースと同じ。
「あ、ごめん。…ちょっとトイレ」
「そう?わかった。出口で待ってるからね」
巻が出てくるまではとトイレの入り口で待っていた。人通りも多い駅の構内で、まさか何があるはずもないと。
数人の男が連れだって男子トイレに入ってきた時も、だから何も思わなかった。
突然口を塞がれ、驚く間もなく持ち上げられて男子トイレに連れ込まれた。あっという間の出来事だった。
372『文を 交わす』2:2009/02/27(金) 00:16:45 ID:iQh0Y8o7

「…ごめんねー待たせてー。鳥居?あれ鳥居?どこー?」
何も知らない巻の声がした。私がすぐ隣の男子トイレにいるとは気付けない。
(巻…!巻!!)
「案外、気付かないもんなんだよなあ」
「おっと、声は出すなよ?…わかってるよな?」
首元にはただのカッターナイフ。どこにでもあるものでも、首に押し当てられては逆らうことはできない。
「おお、素直じゃねーか」

「鳥居ー?ちょっとー?鳥居ー…?」
声がだんだんと離れていく。
「…行ったぜ」
入口にいた見張りの男がそうつぶやいた。
「オーケー。んじゃヤルか」
背後から羽交い絞めにしていた男が言うと、制服の中に手を入れてきた。
(やっ…!痛い、離してよ)
太股を掴んでいた腕も動き、スカートの中に手を入れ、一番触って欲しくない所に指を押し付けてきた。
(いやあっ、やめて、はなして!!)
「ふむっ、むぐぅぅっ!!」
「おいおい、騒ぐなって。さっきも言ったろ?」
ぴたぴたと頬にナイフを当てられて躯を固くした。
「そうそう。大人しくしてりゃお前も楽しめるからよ。こいつら全員相手してくれや?」
(やだーーーーっ!!)
ぐにぐにと布地越しに弄り回される指には嫌悪しか感じないのに、意思に反して布にジワリと濡れた感触が滲み、目にも涙が浮かんできた。
「濡れてきたじゃん?じゃ、まず俺からで」
布を押しのけて、指が直接肉襞に触れてくる。くぱりと指で押し広げられた襞に、スカート越しに硬い感触を感じて震えが止まらなくなる。
(たすけて、だれか…!巻!…だれか!!)


バキッ

背後で大きな音とともにのしかかる重みが吹き飛んだ。
「な、なんだあ!?ぐぎゃっ」
どかっばぐっ、ガッ!
ぞっとするような音とともに、躯を掴み撫でまわしていた男たちが次々に倒れていく。
呆然として振り返ると、そこにいたのは。
(おにーさん…?)
見覚えのある若い男の人が、見たこともないくらいの怖い顔でそこにいた。

「てめえ!!」
「きゃあっ!!」
ナイフを取り出した男がおにーさんに斬りかかった。危ない!
ぱしっ
どうやったものか、軽い音を立てておにーさんは男の手首を掴む。そのままぎりぎりとねじりあげた。
「…貴様如き下郎に刃は抜かん。得物が錆びるわ」
そのまま更にひねり上げるとゴキイという鈍い音が響いた。そして男の身体を振り捨てる。
「フン。少しばかり痛い目を見て懲りるがいい。…大丈夫か?」
「あ、…あぁ…」
最後の言葉は私に向けてくれたものらしい。答えたいのに、声が出ない。
「どうした。その…痛むのか?」
複雑そうな顔に、こちらを気遣う色が見て取れて、そのままへなへなと床に崩れ落ちてしまった。
「どうした!?怪我でもしたのか?」
慌てて私を支えてくれたおにーさんの服に顔をつけたまま、フルフルと首を振った。怪我はない、何ともない。ただ…

「…か、た…。怖かった、怖かったよおぉっ」

そのまま、おにーさんの服に顔をつけてわんわん泣きだしてしまった。
おにーさんの服からは、なんだかおばあちゃんの家と同じお線香の匂いがした。
373『文を 交わす』3:2009/02/27(金) 00:22:41 ID:iQh0Y8o7

泣くだけ泣いて、落ち着くまで待っていてくれたおにーさんに、ずっと気になっていたことを聞いた。
「あの、どうして助けてくれたんですか?それに、どうやってここがわかったんですか?」
「お主の友人が血相を変えて探しておったのでな。場所はなに、仕込みの基本だ。まさかという場所にあってこそ意表を突く。
それに…言っただろう。あのような『ケータイ』なんぞに頼らずとも、居場所くらいはわかる、と」
「は?」
そういえばそんなこと言ってたけど…。でも仕込みって、おにーさん何してる人なの?
疑問が浮かんだけど、妙に自信ありげな態度に、まあいいか、と思ってしまった。
「それより、…本当に怪我はないのか?」
「あ、はい、なんとも。ただ足に力が入らなくて…」
「やれやれ、そうか、腰が抜けただけか。」
ひょいと私の身体を抱えてスタスタと歩きだしてしまうおにーさん。わ、ちょっと!?
「だ、大丈夫です。怪我もないし、何ともないし、あ歩けますからっ」
「腰が抜けている癖に何を言う。いいから外まで大人しくしておれ」


横抱きにされてトイレから出てきた鳥居を見るや、今まで血涙流さん勢いで探し続けていた巻が猛ダッシュで駆けつけてきた。
「とぉぉりぃぃいぃぃぃっ!!いたああああぁぁぁっ!!!」
「あ、鳥居さーん。見つかったんだ。あれ、黒田坊…?」
後ろから駆けてきたのはリクオ他護衛たち。鳥居がいないと知るや血相を変えて探し始めた巻を見かね、リクオも一緒に探していたのだ。

「あー!あの時の!?まさかあんたが痴漢!?」
「え?痴漢!?…まさか、黒田…?」
「違っ!!違います!!」
「ち、違うの!この人が私を痴漢から助けてくれたの!(そっと床に降ろしてもらい) あの…どうもありがとうございました」
「ふう。なに礼には及ばん。だがこれだけは伝えておくぞ」(驚くほど真剣な表情で)
「え…?」(ドキン)

「よいか、拙僧には「痴漢」などといういかがわしい趣味はない!
ましてや、お主のような子供に色欲を向けるほど、落ちぶれてはおらん!」

一同  「――――――………」

女性陣はもとより、(この手の)経験豊富?な首無はすぐに気づいた。
いや、うつむき、わなわな震える鳥居を見れば、誰もが気づくだろう。
黒田坊は今、言ってはいけないことを言ってしまったのだと。

「り、リクオ様〜。そろそろ帰りましょう〜」(つら)
「そうだね…。2人とも、帰り道も気をつけてね」(リク)
「煮るなり焼くなり好きにしちゃっていいからね〜」(毛)
「さっすがお姐さまv 話わかるぅ〜」(巻)
「まあ、自業自得かな」(首)
(……すまん)(青)
「どうでもいいけどさ。警察沙汰って査定にはならないの?」(河童)

「ん?」(黒)

鳥居&巻 黒田坊の前にゆらりと立つ。

     ○ノノ                   ○ノノ
      /                      /
    />   「ウ・ホ☆」(UFO調)   />
    

うぎゃあああああああああああああぁぁぁ……


「…大丈夫かな、アレ」
「ま、死にはせんだろ。多分」
374『文を 交わす』4:2009/02/27(金) 00:23:49 ID:iQh0Y8o7


かくして、浮世絵町の人心を騒がせた輩は成敗され、町はふたたび平穏を取り戻した。
一つの波紋を残して…



〜数日後〜

「リクオく〜ん、お昼にしましょう」
「そうだねつらら…って鳥居さん!? 何その牛乳!?そんなにたくさん飲むの!?」
「(机にズラッと並べられた牛乳パックを見て)そうよ。 あ!奴良君!!」(ガシッとリクオの手をつかんで)
「な、何…?」
「奴良君、すごくスタイルのいいお姉さんいたわよね!? お願い紹介して!!」
「え、ええ〜!?(何か前にもこんなやり取りが…) な、なんで会いたいの?おねーさんに」
「そりゃ、どうやったらあんな(バスト)スタイルになれるのかとか…。と、とにかくお願い!!」
「奴良…悪いけど、今は何も言わずに鳥居の言うこと聞いてやって…?
鳥居〜、これも飲む〜?」
「もらう!」

ペリ、プスッ  じゅるるるるるるるるるー!

「…あの男ぉ〜、今度会ったら覚えてなさいよ! 目にもの見せてやるんだからっ!!!」

「「「………(_ _ ;)」」」


浮世絵町は今日も平和だった。



【後書き】

正しい手順を踏めば「禹歩(ウホ)」って実際、障悪を調伏し、福徳を招き、鬼神さえ従える凄いステップと伝えられているものらしいですね。
冒頭の言葉は『頑張ったのに、最後の詰めが甘くて台無しになること』 

ちなみに黒田坊が鳥居ちゃんの居場所がわかったのは、ズバリ「匂い」です。
375名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 03:03:08 ID:wged6JEX
おおおおGJ!!!
376名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 09:32:17 ID:vsJgnuKD
最初は黒×鳥ってあったから黒田坊×カラス天狗かと思ったんだ

GJ。
377名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 10:27:06 ID:g6A8OX7d
このCP好きとしてはGJを贈らざるを得ない。超GJ!!
黒のあまりの愚鈍っぷりがツボで大爆笑しましたwwwwww

それにしてもこのスレで非エロで健全なSSって珍しい、というか書いていいんですね。
378名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 11:30:33 ID:ReWu0RPL
Gj!! 痴漢を応援してたのは、自分だけじゃないはず。

>>377
最終的にエロ行為まで行かなくても良いけど、
せめてエロい要素なりシーンなり、色っぽさなりは入れて欲しい。

エロ無しでも良いけど、全くエロ要素も無いと、
ぶっちゃけ、書こうと思えば誰だって書けるんだ。
そうすると、投下は増えるけど非エロばっか。
そんで、非エロばっか書いてると、エロにチャレンジなんてしなくなるよ。楽だからね。
保管庫の人だって大変になるし。
エロ要素入れたり、エロシーン書くのは、凄く大変なんだ。

だから個人的には、せめてエロい台詞の一行で良いから入れて欲しい。
一回投下しちゃえば、恥ずかしくなくなるし、どんどんエロいの書けるようになるしね。
379名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 19:35:46 ID:j4eyuWNQ
UFO!w
380名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 15:18:47 ID:qpdvwlND
>>378
なるほど
職人さんではないけどなんか勉強になりました
漫画もそうだけど、文章もエロって非エロより難易度高いのね
381『画蛇添足』です:2009/03/02(月) 13:42:25 ID:d4hc5LEb
>>378
ありがとうございます。頑張ります。
382名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 14:47:30 ID:GKnYgrK6
品子タソの眼鏡に……
383名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 17:04:57 ID:GKnYgrK6
チソチソのさきっちょをグリグリしたい
384名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 19:56:59 ID:mJdzEfWZ
うん、やっぱり新シリーズがはじまると気分がさっぱりするね
女性陣の寝室に忍び込んだ島くんをひっとらえてパンツズリ下ろして
島くんのおにんにんにカナちゃんが唾を垂らして
取り巻きがハードなW足コキ
品子さんがメガネの弦で尿道をグリグリして
最後に憧れの及川さんが凍える吐息でちんこを凍らせるプレイを期待してしまうね
385名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 10:02:47 ID:OhF1HPHy
品子さんのような眼鏡っ子に顔○は正義?
386名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 12:12:40 ID:LjFfxjT7
そろも良いが、
一生懸命に飲み込もうとする姿も、また良い。
387名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 22:41:03 ID:94WJi+vW
カナちゃんのヒラミニスパッツはもはや凶器
この足の細さがエロすぎる
388名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 23:45:32 ID:LjFfxjT7
あれでまだ小学校卒業したばっかなんだからなー。
ぬらりを読んで、ロリやショタに目覚める自分みたいなのが多い筈だよw
389名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:38:49 ID:WihEt+ny
今週は巻の胸にダイブ&揉みをした島がある意味で漢らしかった。
目の前の中学生にあるまじき胸を前にしても、つららの寝顔を見たい必死さにちょっと感動。

あと清継は万死に値するね、夏実ちゃんに覆いかぶさったから(他意は無くても)www
390名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 01:25:31 ID:XyAk+/sl
清継うらやましす
391名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 02:48:32 ID:hkASOyvk
このてんやわんやの大騒ぎの中
実はつららさんは、若様が男らしくなってきてから癖になっている睡眠オナニーをしていたのでした
392名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 05:10:47 ID:7Y63LW70
そろそろ巻さんのエロパロネタ投下してほしい…ある意味逸材だし、巻さんは。
393名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:25:07 ID:0canbFrK
保守
394名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 14:47:58 ID:dTpRWyz5
読みきり版ぬらりのエロスの星、バンダイン先生が姿を変えて帰ってきてくれた
きっと清十字一行が町に来なかったら清めるためとか言って品子さんを全裸にしてエロい儀式とかやっていたに違いない
395名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:09:48 ID:t2gygXf+
読み切りではカナのを剥いでたんだよなw
396名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:44:04 ID:B0A8XeSc
今週、品子さんが893にやられる展開しか頭に浮かばなかった・・・

もーう夜のリクオ様は、大胆なんだから・・と和姦妄想で中和してみる
397名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 19:12:07 ID:kWay1YQV
仮に清十字団が来なかったら邪魅にいつか皆殺しにされてるだろ、神主と893。
398名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 01:14:17 ID:GrS6i5YW
それでも俺は
先生が邪魅払いの儀式と称して嫌がりながらも従ってしまう品子さんを全裸にして台に乗せ
秘伝の薬とかなんとか言ってなんかぬるぬるした薬を肌に塗りこんだり
乳首に低温ローソクを垂らしたりするシチュエロSSを期待したいのです
399名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 23:32:52 ID:gLEPIfFO
リクオ「つららたんのちっくびっはどっこかな〜」

つんっ♪

カナ「あんっ♪」
400名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 09:15:42 ID:TdGiICbU

つらら「おのれ家長〜ッ!!」

401名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 02:14:35 ID:ASX5xqyF
それでもつららなら…
つららなら耳腔射精でもアクメに達してくれるって信じてる!
402名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 11:13:16 ID:3VJmFpSi
ぬらりひょんの能力で見えないまま犯される恐怖
403名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 12:33:27 ID:ZpNRKSeL
その前に犯されたことに気付かない
404名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 12:50:37 ID:2cb8eJUR
すげーな総大将www
405名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 14:25:37 ID:NlFiVWY8
知らず知らずの内に妊娠。
しかし、子供もぬらりひょんの血を引いている為に、妊娠してると分からない。
トイレでウ○コする時に産んで、そのまま流されてしまう。
406名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 22:08:36 ID:FTEAM6i1
雪女「そういう危険がありますから、ここはやはり妖怪の私にジャーブジャブ中だししてくださいね、若っ♪」
407名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 22:44:23 ID:jI9aJlpx
>>405
それがリクオ父誕生秘話だったらイヤ過ぎる。
408名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 11:13:05 ID:CatuUE6j
>>407
それだと誕生した瞬間に死んでしまうではないか。
トイレに流れるわけだし。
409名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 16:50:41 ID:94aVCrmd
ラッキーマン
410名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 19:22:11 ID:MeN2jn1L
ゆら兄がエロパロ的な妄想を抜きにしても
今までゆらに性的なおしおきをしていたみたいな口ぶり
なんだこいつ
411名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 19:25:23 ID:qrI442tX
>>410
鬼畜シスコンだな、ありゃ
412名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 20:00:52 ID:fEDWdrdp
おしおきのつもりがゆらにとっては、ほうびでした
413名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 21:56:55 ID:OF6AGLJ/
なるほど、ふたゆらですか。
414名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 22:16:38 ID:2u8vmQjl
しかし兄は寝取られマゾなので、ゆらが他の男とセックスするのを見ないと、興奮しないのでした。

ちなみに、兄二人じゃなくて、兄と姉だよな?
415名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 22:21:54 ID:MeN2jn1L
マミルのほうはゆらの兄弟姉妹なのかもわからんけど
でも男なんじゃね?
416名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 22:45:55 ID:fEDWdrdp
今回でてない姉がいるんだよ
417名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 02:42:52 ID:2hxgbmbw
若様使用済みのパンツどころか、本人が触れたわけでもないおそろいの羽織だけでもおかずに出来てしまうつららさんだ
418名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 12:21:39 ID:4Fc+18VS
近親ソウカンなんて大好きです
鬼畜シスコンに期待
419名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:40:37 ID:3dt3lHyL
お仕置き期待あげ
420名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 07:21:54 ID:IkVx4pLc
次のレスできそうだな

もうやめてください
といいながらとろーんとした目で全身に蟲がはいまわっておるのです

「式神はー式神は、いやあああ」とかいいながら式にぶちこまれるとか

kti kti
421名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 09:33:38 ID:3dt3lHyL
お仕置き!お仕置き!
422名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 14:45:46 ID:Chu6T96z
>>408
〜どんぶらこっこ どんぶらこっこ〜

幼若菜 「ままー、かわにあかちゃんがながれてきたの〜」
若菜ママ「ええ本当?まあ男の子。可愛いわねえ。ねえアナタ、この子ウチで引き取らない?」
幼若菜 「わぁい」ペカー

〜月日は流れ〜

弟?  「姉さん…、ボクはずっと前から、姉さんのことが…」
若菜  「あ、あぅんっ…むにゃむにゃ…」


若菜15歳「最近なんか太ったみたいなのよね〜。お腹が張ってきちゃって。どうしようかしら?」
弟?13歳「さ、さあ…(//////)」
ぬらり 「この辺りと聞いたんじゃがの…。(ガララ)邪魔するぞい。…おーおー、こりゃまた…」
姉弟  「おじさん、誰?」

>>405見た瞬間に思いついたネタ。反省しつつも後悔はしてない。
423名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 14:50:46 ID:jG1Fuu2n
そろそろだれか巻×人間男(リクオは厳しい?)頼む。
424名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 17:09:32 ID:K4aKTRas
青の巨大なイチモツでアヘアヘですね
425名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:37:58 ID:bPocT8m7
>>
426名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 01:39:17 ID:bPocT8m7
やべえ、>>423のせいでマジで巻×リクオ(昼)読みたくなったわwwww
でもシチューが浮かばないんでだれかたのむ
427名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 15:34:04 ID:Us67c+Gc
リクオが夜→昼になるのを、巻に見付かってしまう(携帯でムービー撮られる)。
「巻さん、何でも言う事を聞くから、このことは内緒にしてっ!!」
 そして翌日から、リクオは巻の側にピッタリくっついて、パシリにさせられる。
 だが徐々に巻はリクオを好きなって行き、性的な悪戯までするようになる。パシリの関係のままだが、リクオも巻を好きになって行く。
 しかし帰り道、妖怪に襲われ、リクオは咄嗟に巻を庇って傷付いてしまう。
 ケガは直ったが、自分と要るとまた危険な目に合わせてしまうと思い、最近の記憶を失った嘘を付く。
 巻はその嘘を見抜いていたが、私が側に居るとリクオにまたケガをさせてしまうと思い、
 リクオにジュースを買ってこさせる→リクオも無意識で買いに行ってしまう。
 そしてジュースを受け取り、リクオに携帯を見せて、ムービーを削除する瞬間を見せて、「ありがとう」って言ってクラスメイトに戻る。



と、ここまで妄想した。これをエロく頼む。
428名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 19:28:15 ID:5NGBjhCI
もうヒロインじゃんw
429名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:00:40 ID:3EpdUqUx
巻きさんて実は材料が何もないからなあ
鳥居さんはエロパロ相手がよりどりみどりになってるけど
430名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 07:37:00 ID:NLzsbl4d
鳥居さんを相手にしたらいいじゃない
431名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 13:48:05 ID:3+08xQ1X
>>429
>>427の×リクオなんてまさかのダークホースじゃないか!?
だからオレからも是非誰かに書いていただきたい。

>>430
こ れ は ひ ど い
432名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:30:58 ID:TPUxxG9n
島×巻
433名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 20:27:35 ID:5LyVVXkA
>>430巻×鳥居ですねわかります
434名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:40:36 ID:QYozYzST
つららがリクオに延々玉舐め御奉仕するお話か
リクオがつららに延々アナル舐め意地悪するお話が見たくて見たくてどうしよう
435名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 17:39:20 ID:NPTUxqKX
…書けばいいんじゃないでしょうか?
436名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 19:57:17 ID:+Alj37uW
文才が壊滅的に無いんじゃね?
437名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 20:12:15 ID:hvrjrAMC
天井が有る無いの話し秋田
どーせ有ったって自分で打ってなきゃわからねーし、天井行くような台なら低設定の糞台だよ。
438名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 20:12:59 ID:hvrjrAMC
ごばーく。マジスジマン……
439名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 19:58:38 ID:xZfxDKrd
しかし…なんともタッチしづらいな
あの犬娘たちは
440名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:26:36 ID:nEs9d5Wb
>>437-438
絶対に許さないよと誤爆に追撃してみるネタ

「毛倡妓、つらら、天井って何?打つって?」
リクオが尋ねるも「若が賭け事にハマってしまっては大変!」となんとかごまかすことで一致団結する二人!
「天井というのはカズノコ天井の事ですわ」
「そうそ…って何言ってんの毛倡妓ー!!」
「合わせて合わせて!」
「カズノコ天井?」
「そうです、若、お手を拝借…」
リクオの手を引っ張って自分の股間に押し付けると毛倡妓の割れ目からどろどろとした愛液が溢れ出す。
「うわっ、濡れてきたよ?」
「あんっ…わ、若、そのまま手を入れて…そう…んっ…んんんああはああっ♥」
にゅぶぶ…とリクオの手が膣内に挿入されると同時に甲高い声をあげながら軽くイッてしまう。
「カズノコ天井ってどれ?」
「んはあ…♪も、もっと奥ですわ…奥まで突っ込…み…みみみっ!!入ってるぅ!若のお手手がオマンコに…くふっ、ふあああん♥」
「あ、なんかカズノコみたいにぶつぶつしてる!これがカズノコ天井?」
「そ、そうですわ…あふっ…ひぃ!コリコリしちゃらめえええっ♪」
「で、打つとか天井行くってのは?」
「わ、若!打つというのは腰を打ち付けるという事でございます!」
こちらもすっかり着物を脱いで全裸待機していたつららが四つん這いでお尻を向けとります。
「雪女ずるいっ!若のオチンチンは…はっ!はぅ!!動かしちゃ気持ちよすぎだめらのぉ!!♥」
「毛倡妓のじゃ深すぎて若のオチンチンが天井に届きませんことよ?うふふ」
「んっと、僕のチンポをここに入れるの?」
つららの丁寧な指導のもと、つららの割れ目の中に若のチンポがゆっくり沈んでいく
「んっ、そうです、若、あああ!若ぁっ♪若若若!!♥もっと奥まで♥」
「うん、う…あ、先っぽが当たった!ザラザラする!オチンチンの先っぽがザラザラして気持ちいい!」
思い切り腰を前後に動かし、ぱんっぱんっ!ぱんっぱんっ!とつららの中を犯し、
天井を亀頭が擦り上げるたびにつららが切なそうな声を上げる。
「つららっ!これが打つって事なんだね!!つららのカズノコ天井気持ちいいよ!!」
「わかぁん♥はああっ!リクオ様のオチンチンきもちよしゅぎよおいっちゃううう!!!」
「え、イク?…カズノコ天井擦られていっちゃうのが天井行くって事?」
「訳わかんないけどそうでしゅう!!もっともっとオマンコこしゅってぇぇ♥!」
「うん、う、うわあああ!!!中が急にキュッキュッて!!?」
「ああああ!!りくおしゃまのちんぽぉ!♥つららいっちゃうううう!!!ひぐっ!ひぃっ!ひ♥(びくびくびくっ)」
「はあ…はあ…で、でも、天井行くのは「糞台」って駄目なんじゃなかったの?」
「そうですわ。リクオ様より先に果ててしまうなんてまさに「糞」です。この毛倡妓が若を最後まで満足させて差し上げますわ」
とっととリクオのペニスをつららの中から引き抜いた毛倡妓がそれをパクリとくわえ込んだ。
「わわっ!毛倡妓の口の中、とろんとして凄い熱い!」
「んふふ♥じゅるるっ…気持ちよかったら言ってください♥」
「はうっ!出る!出る!精液が、はっ、ぐっ」
「若、駄目!待って!出すときはオマンコに…」
リクオのチンポの根元を押さえながら口を離し、慌ててマンコに先端を埋め込む
「ふああっ、毛倡妓の穴の中にオチンチン入っちゃったよ!!」
「若ぁ…はぐぅ!♪出してぇ♥若の精液でもおしっこでも何でも出してくださいぃ♥」
「ううっ、うん!うん!!!出す!出すよおお!!!うあああっ!!」
びゅるるっ!!どくどくどくぅ!!じょぼじょぼじょろろろっ
「ひあああっ♪本当におしっこ出されちゃったああ♪ひぎっ、ひぐぅ♥若のザーメンもオシッコも熱くて気持ちいいですわああ♪」
「あああ…緩んで…おしっこも出ちゃったぁ…ごめん…」
「はあん♥いいんですよお♪私をりくおしゃまのおべんじょにしてくしゃいぃ…ん♥」
441名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 23:57:08 ID:+ONlyJoF
>>440
凄い名器だぜw
442名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 00:41:59 ID:RKuoGKbt
>>427>>440
巻は意外にパイパンっぽそう。
初潮も済んで、スタイルも立派なのに、陰毛はまだみたいな
443銀砂 前書き:2009/03/31(火) 03:47:25 ID:AZp8xtFg
投下。

昼リクオ×雪女
めちゃくちゃ長い上にラスト死ネタです。
宜しければドゾ。
444銀砂 1:2009/03/31(火) 03:48:37 ID:AZp8xtFg
ふと気付けば、義務教育だなんて終わっていた。
妖怪達をまとめ上げながら極寒の中、必死に受験勉強をしていた主の願いも叶った。
それを傍で見守りつつ、同じように机に向かった、雪女のそれも。
そして高校へ、今までと同じように上がった。
桜がひらひらと舞う校門の下、リクオと雪女が並んで写った入学式の写真。
毎日毎日、朝と帰宅時と夜に必ず眺めていた。

正直に言えば、雪女にリクオと同じほどの頭脳はなかった。
それでも側近として、リクオを慕う一人の女として、リクオの目指す学校に入学したかった。
故に必死に勉学に励んだ。
それはそれは、気が狂ってしまいそうなほど勉強した。
実際雪女は途中で脱落しかけた。
けれども彼女が脱落しなかったのは、紛れもなく彼女の主人のお陰であった。
受験勉強も本格的になる中学三年生の夏休み、切り出したのはリクオの方だった。

「若っ」

夕飯の準備が出来ましたよと、嬉しそうに襖を開けて入ってくる。
見えるのは、彼が勉学へと身を注ぐ後ろ姿。
だがいつもはすぐに返事をする彼が、今は一向に返事をしようとしない。
それどころか、よく見れば身動き一つしていない。
その上時折頭が落ちる。
不思議に思った雪女は、そっと部屋に入り、その頭の前面を覗き込む。
そこにあった表情は彼女の期待を裏切らず、疲れ果てたように眠っていた。
淡い色の唇が少し開いた先、ひょっこり顔を見せる白い歯が可愛らしい。
微笑まずにはいられなかった雪女は、その表情をずっと眺めていたかった。
けれども自身の果たすべき仕事を思い出すと、若、若と何度も名を呼んだ。
それでも起きない、控えめに肩をとんとんと叩く。

「起きて下さい、若」
「・・・・・・うーん」
「・・・お夕飯の準備が出来ましたよ、あなた」
「ん、・・・あぁ、つらら」
「おはよう御座います、あなた。ご飯にする、お風呂にする、それとも」

彼女の用件を答えた。

「まるで新婚夫婦じゃないか」
「まぁ。私はいずれ、そうさせて頂くつもりですよ」
「よく言ってくれるよ、つららは」

嫌なのかと尋ねればすぐに、否定の答えが返ってくる。
金色の眼球を輝かせる彼女は本当に可愛らしい。
眠い目をこすりつつ、リクオは愛しい唇に口付けた。
小さく触れるだけ、唇を離しても彼女の笑顔は相変わらず。
そろそろ、と夕食の席を促されると、軽快に返事をして立ち上がった。

現在、高校一年生の夏。
丁度一年前、リクオは雪女に、付き合って欲しいと願い出た。



445銀砂 2:2009/03/31(火) 03:49:25 ID:AZp8xtFg
告白を受けたとき、リクオも雪女も飛び跳ねそうだった。
リクオは、あまりの緊張に。
雪女は、あまりの嬉しさに。
雪女はすぐに、是非、そう答えたかった。
けれども彼女の脳裏に一瞬、ある事項がよぎった。
それはひたり、ひたりと彼女にあることをもたらす足音。
雪女が本当に雪になる日の訪れを、感じずにはいられなかった。
それでも、彼を主人として以上に慕っていたのは確かだ。
承諾は、リクオのためにも自身のためにも充実した日々をもたらしてくれる。
彼女は少々考えた後、作られた笑顔の上にはいと答えた。



「暑い・・・」
「大丈夫ですか、リクオ様」
「・・・ごめんつらら、ちょっと頼んでいいかな」
「了解しました」

空が漆黒に飲み込まれても、寝苦しい夜。
枕を並べ、隣から聞こえるうなり声。
心配になって頭を上げれば、汗だくになる未来の夫。
彼の目は開けられなかったが、その望みは叶えよう。
ふぅっと、優しく息を吹きかける。
適度に冷えた吐息が頬をかすめる。
くすぐったいのより気持ちよさの方が強くて、うっとりと口元が緩んだ。
たまらなく愛おしそうにその顔を眺めながら、雪女は彼の露出した額に手を置いた。
彼が熱で倒れたときは、冷えた膝枕の氷枕をし、冷えた手の熱冷ましシートをした。
そのくらい、ただ冷えているだけではなく心地のいい温度なのだ。

汗を放置すればまた、風邪を引いてしまうだろう。
そっと手をはずし、寝室を出た。
そしてすぐ戻る。
持ってきた柔らかな手ぬぐいで、汗を丁寧に拭き取った。
少し寝間着の前を割り、胸まで落ちた汗も。
薄い布団から腕を取り出し、その指先まで。
丁寧な動作であったがなおかつ素早い動作で、全ての汗を拭い終えればすぐに布団に戻る。
また吐息を吹きかける。
先程まで苦しそうな表情だったのが、今は随分楽そうに見える。
それが嬉しくて、そんな感情を全面的に表情に出した。

「つらら」

名を呼ばれ、急に腕を引かれた。
そのまま布団の上で一度転がされ、そうすれば目の前には大好きな顔。
抱きしめられたのに気付くのに、そう時間はかかっていない。
伝わってくる体温、響いてくる心臓の音。
大切そうに頭を撫でられたので、何かそれに答えたかった。
だが成長したくましくなった腕に抱き留められれば、そう簡単に身動きも出来ない。
そこで彼女は、透き通る白い指を彼の胸板にそっと当てた。
本当に随分成長したようだ。
筋肉を感じさせる身体が魅力的で。
雪女の小さな答えを感じ取るとリクオは、ますますその腕に力が入った。
こうしているのが心底気持ちよくて、心底嬉しくて、心底幸せなのだろう。
引き込まれていくように、眠りに落ちていった。



この年齢にもなれば、健全な少年の興味の先は分かっていた。
特に、もう将来を誓い合ったも同然な関係であれば、いつになるかは分からない。
妖怪であってもなくても、彼女が彼女である限り。
446銀砂 3:2009/03/31(火) 03:50:06 ID:AZp8xtFg
「つらら」
「はい、若」

ゆらりと揺れる、ほのかな蝋燭の光。
白い布団が、反射で妙に眩しく見える。
蝋燭の近くに置かれていたのは、主人の眼鏡。
敷き布団の上に向き合って座っていた二人、どちらから喋るわけでもなく作られた沈黙を、先に破ったのはリクオだった。
言いたいことは、何となく分かる。
だがそれは雪女にとって初めてのことになるだろう。
望んでいたことでもあったが同時に、拒んでいたことでもあった。
特にこのような暑さの夜では。

「・・・・・・あの、その」
「・・・若、私はあなたの女であると同時に、側近で御座います」

ですから何でもおっしゃってと、精一杯笑って伝えた。
しばらくリクオの視線は泳ぐ。
きちんと正座し、前で畳まれた雪女の、指先のあたりでずっとうろうろと。
彼に見られている緊張からか、雪女の手にはじっとりと汗が浮かんでいたが、見られていると分かっているならそう簡単に組み替えることも出来ない。
それからもしばらく彼の視線は放浪を続けたが、やがて一つ、伝えようと決めたらしく顔を上げた。

「あの、つらら」
「はい」
「つららを、・・・だ、抱かせてほしい」

彼が幼少期の時からずっと見ていた身としては、何とも複雑な発言だった。
ずっと、無垢な姿しか知らなかった。
その彼が今、本当の意味で主従関係を突き破るべく拳を構えている。
純粋から不純に落ちると同時に理性から本能へ羽ばたく、ほんの数秒前。
ただ、複雑な発言だとも思ったが、嬉しかったのも事実、また恐ろしかったのも事実で。
主従関係をかなぐり捨て、愛し合う男女になろうと提案する彼の意に刃向かえるわけもなくて。
既に猛暑で汗を、うっすらとかいていた雪女。
握りしめられたリクオの手に、そっと触れた。
睫毛は下ろしたまま、うずまきの瞳を覆う。
微かに頬が紅潮しているように見える。
雪女、その名を裏切らぬ白い肌。
弱い光源が淡く淡く照らし出す色のコントラストに造形の凹凸が美しかった。
体制を変え、リクオの隣に座りもたれかかるように体重を預けた。
ふっきれた笑顔であった。
けれどもリクオには、その感情の奥の奥までは読み取れなかった。

「つらら」
「はい」
「・・・いいの?」
「何を躊躇してらっしゃるのです」

少し強い口調だった。
声を聞いて少し安心したのか、ぐっと肩を抱き寄せた。
少し硬い手、適度に焼けた肌の上に玉のような汗が滲んでいるのは、暑さと緊張のためだろう。
腹を括ったように、リクオが行動を起こす。
肩に乗せていた手を、ゆっくりと黒髪の中に埋める。
丸い頭を撫で、柔らかい髪に口付ける。
可愛がられる、そんな気分だった。
それも案外悪くないなと思いつつ、次はどうしてくれるのかと続きを待つ。
するとゆっくりと頬を撫でられ、顔の凹凸全てをなぞるように中指を這わせてくる。
447銀砂 4:2009/03/31(火) 03:50:43 ID:AZp8xtFg
「つららはさ、全身冷たいのに、凄く柔らかい肌だよね」
「雪女ですから」

啄む口付けを、今度は雪女から。
互いに見つめ合うその視線が、一向にぶれもしない。
長年一緒に生きてきた、相手の考えることなどほとんど分かっているも同じ。
ほぼ同時に瞼を下ろし、可愛らしい声を上げて唇を触れ合わせる。
今度は、きちんと青い唇を割って。
リクオの舌が進入してきたのを感じると、それを舌で雪女も出迎える。
最初はおっかなびっくり、舌が触れ合うたびに逃げてしまっていたが、このままではらちが開かない。
意を決したようにリクオが舌を絡ませると、素直に雪女も応じた。
すするように唾液を持って行かれたと思えば、舌先を使って歯をなぞられる。
空気もろくに吸えないが、お互いがお互いを唇で愛し合っているのだと、その意識だけで十分だった。

唇を離す、また見つめ合い微笑み合う。
そうする時間が、一番好きかも知れない。
リクオは小さく音を立ててもう一度口付け、離してから目の前の少女を抱きしめた。
すぐに腕を背に回してくれるのは、彼女も自身を愛おしく思ってくれる証拠であろう。
ひんやりとした肌が気持ちよくて、ほのかに香る雪の香りが心地よい。
そうしている間に、リクオは彼女の帯に手をかけた。
意外にも簡単に帯は解け、雪女の、首元から胸にかけてのなめらかな曲線が目に入った。
着物を崩したことで、彼女の肌から発せられる冷気が一段と強くなった気がする。
どうせならと思い、彼女のお気に入りのマフラーも回収させてもらった。

「恥ずかしいです」
「何を今更」

そんな会話を繰り広げながら、雪女もリクオの着物を崩す。
硬い肉体、それは自分の柔らかい肉体とは明らかに違っていた。
少し焼けた肌に指を這わせば、対比がより一層強く見える。
雪女がじっくりとリクオの身体を眺めていたのと同じで、リクオもじっくりと雪女の身体を眺めていた。
けれどもそんなことをずっと続けていては夜が明ける。
このままずっと眺め合っているのもそれはそれで幸せだったが、リクオはその先に進みたかった。
そしてそれを雪女も望んでいるだろうと、思っていた。

「あっ」

胸の膨らみが始まるあたりを、服越しに触る。
自身の身体にはない、彼女だけが持つその感触をじっくりと味わいながら。
こんなところを、他人に触られたことなどないだろう。
びくりと反応する肩が本当に愛おしい、可愛くてならない。
白い肩から着物を落とし、上半身を露出させる。
雪景色に放り込んでも分からないくらい、その名に恥じぬくらいに白かった。
もしかしたら、周りには隠している病気でもあるのかと思ってしまうくらいに。
だが胸の頂は枝垂れ桜を連想させる、淡いピンク色。
ふと顔を見れば、頬も同じ色に染まっていた。
冬が終わり春が始まる、その瀬戸際。
決して大きくはないが、張りがあって、美しい形だ。
はじめは、胸の感触を全体的に味わう。
すべすべとしていて、きめの細かい美しい肌。
少しごつごつした手が行き来する。
プリンを握り潰してしまいそうだと思った。
焦れったいくらいに微弱な刺激にさえ、細い嬌声を上げてくれる彼女を、やはり愛しているのだと再確認する。

「ん、ふぁ・・・」
448銀砂 5:2009/03/31(火) 03:51:35 ID:AZp8xtFg
指を、桜の花びらの上に乗せた。
既に硬くなった先端を、円を描くように少しいじってみる。
すると段々ますます堅さを増していくのだから面白い。
人差し指と中指で、突起を挟む。
少し引っ張ってみたり、時には親指で押し込んでみたり。
若干赤さが増しただろうか、淡い少女の唇の色。
もう一方の胸を口に含み、唾液をたっぷりと塗りつける。
先程指でしたことを、出来る限り舌で再現する。
歯で軽く噛んだり、唇で噛んだり、少し引っ張る、少し押す。
段々と夢中になって胸をいじるリクオの頭に、いつもより生ぬるい息がかかる。
やはり、感じてくれているのだろうか、興奮してくれているのだろうか。
熱っぽくなった吐息と潤み始めた瞳。
鎖骨付近を強く吸い上げ、映える花弁をまた落とす。

「こんな細い身体で、いつも戦ってるんだね」

下半身を隠すように、脱がされた着物はそこで止まっていた。
片手では胸をいじりながら、それを追い越すようにもう片方の手で腰をさすった。
ぴくんと反応する肩、想像以上に敏感なのだろう。
着物の上からでは分からないが、少なくとも彼の想像より細い身体だったのだろう。
この身体で敵と戦い、何度も勝利を収めているというのだから驚いてしまう。
腰のあたりを思い切り攻撃されたら、折れてしまうのではないか。
そう思うとどうしても、これ以上無理をさせたくなくなった。
私生活でも、火事でも、戦闘でも。
そしてこれからが本番の、男女の営みでも。

「つらら、本当にいいの?」
「若のお望みのことですから」
「そうじゃなくて」

髪の先が、汗で重い。
ぺったりと肌に張り付き始める。

「つららはつららの意志で、僕とセックスしようとしてる?」

今更な質問だった。
ここまで来て、引き返すことなど出来るものか。
それでも、雪女がここで否定の言葉を出せば、リクオは迷わずに引き返すのだろう。
彼女が自信を守ると言ってくれるのと同じように、リクオも彼女を守りたくて仕方がない。
苦しい思いは、出来るだけさせたくない。
そう思う、彼の強い精神力が何よりも彼女の意志を優先させるのだ。

「愚問で御座います、リクオ様。私は側近としてではなく一人の女として、あなたを心の底から愛しております」

こうして、交わることを泣いて喜びたいのだ。
けれどもここで泣くことを、雪女は躊躇した。
その代わりに、泣き始めたのはリクオの方で。
こういった泣き顔は、幼い頃から全然変わらない。
幼少期を彷彿とさせる表情を見てしまうと、雪女の母性本能がくすぐられる。
そっとリクオの頭部に手を回し、決して大きくはない胸に抱く。
お互いの心臓の音が大きく早くなっていくのが、何となく分かる。

「ありがとう、つらら」
449銀砂 6:2009/03/31(火) 03:52:10 ID:AZp8xtFg
白い布団に、白い肢体を寝かせた。
艶のある黒い髪が、シーツの上を流れていく。
着物も彼の手に取り除かれて、もう隠すものなど何もない。
その上に覆い被さることに少々ためらうリクオに、雪女は手を伸ばした。
誘われるように、彼女の顔の横に手をつき肘をつき。
相手の吐く息が現実味を帯びて感じられる距離。
子供同士のするような口付けをして、再びリクオは彼女の腰に手を当てた。
腰から下腹部へ、大きく円を描くようにさする。
下へ下へと移動していけば、足の付け根にまで到達する。
弾力のある太ももをゆっくりと撫で、彼女のへそのあたりに口付けを落とす。
くすぐったそうに、ぴっちりと足を閉じ身を捩る彼女が愛おしい。
恥ずかしいのか、身体が熱を帯びてきた。
それと同時に、ほのかにピンク色に色づいてくる。
先程リクオの手が移動してきた道筋を、今度は唇で追っていく。
足の付け根あたりで、強く痕を残して。
その間に手は閉じられた足を割り、膝まで到達していた。

「きゃっ」

大きく足を開かせる。
他人に見せたことのないところを、大きく足を開いて最愛の人に見せつける形。
未だ正常に働く脳で考えると、まさに顔から火を噴くくらい恥ずかしい格好だ。
そこをまじまじと見つめ顔を近づけてくる彼の様子に、それだけで濡れてしまう。
もう出来ればこれ以上見られたくなくて、足を閉じようと懸命になる。
雪女が手でそこを隠すことは想定していたが、まさか足を閉じるとは思わなかった。
強く頭を挟まれ、リクオはその体勢のまま固定されてしまう。

「つらら、そんなに見てほしいの?」
「え、いやっ、違いますっ」
「もう濡れてる。見てるだけだよ?」

ちょっと強い口調、このくらいの方がかえって気が楽だ。
先程までのように、この身を抱くことを戸惑い過剰なまでに気遣われると、どうしても行為じたいに戸惑いを感じてしまうのだ。
優しくされるのは本当に嬉しいことだが、優しすぎるのは逆に雪女を傷つける。
出来れば本能のままに愛してほしい、そんな無駄な理性などいらない。
この世に生を受けたときから、リクオに全力で使え命を捧げると誓っているのだ。
どんなことでも、リクオが望むのならばそれに応える。
だから、だからどうか迷わずに一心に私を見て。
私をそんなに気遣わないで、私の今の願いはただあなたに抱かれることだけだから。

そんな感情が、表情に出ていたのだろうか。
リクオはにっこりと笑って、短くうんと答えた。

脚の緊張を解かせてから、太ももの内側に、唇を寄せ強く吸う。
今までよりもより強く、より綺麗に。
つけられた痕は、つららとリクオ以外誰も知らない。
所有のしるしを、もう一つつけた。
二つの痕が並んで、白い太ももの上に舞い降りた。
寄り添うその様は、まるでおしどりのよう。
この部屋の光源は相変わらず、淡い光を放つ蝋燭だけ。
それも段々と短くなっている。
明かりに照らされる彼女の秘部が、きらきらと光るのは、今までの行為に少なからず感じてくれているからだろう。
450銀砂 7:2009/03/31(火) 03:52:41 ID:AZp8xtFg
指で触ると、爪でひっかいて傷をつけてしまうかも知れない。
それが怖くて、リクオは指の代わりに舌を使った。
そんなことは想定外で、つららは先に指が来るとばかり思っていた。
予想もしていなかった、柔らかくて熱い舌の感覚に思わず目をつむってしまった。
入り口をねっとりと舐め上げ、そのまま上の、小さく主張する突起をかすめる。
するとずっと上の方から、控えめな、けれど色のある声が聞こえる。
また奥の方から液体が流れ追い出されてきた。
一滴も残すまいと、ぴったり唇を当てて舐め上げる。
舌が入り口を何度もなぞり、彼の上唇が、彼女の蕾に当たる。
あまり声を出したくないのか、雪女は自身の人差し指を噛んでいるらしい。
彼女も自分のことでいっぱいいっぱいで、その様子をリクオがちらりと見たことにすら気付かない。
声を我慢しようとして指を噛むだなんて、彼女は馬鹿だ、愚かだ。
歯形が残ってしまったらどうするのだ、この美しい肢体に。
ずっと下半身ばかりいじってきたその意識を上半身へ向け、リクオは彼女の胸の頂をきゅっとつまんだ。
そうすれば思った通りの反応が返ってきて、すぐに声を上げ噛んでいた指が口から離れた。
そのときを見計らい、手首を取った。
秘部から顔を離し、しっかりと一直線に雪女を見つめる。
少ししてから、どうやらリクオの言いたいことが分かったようだ。
しゅんとしたような表情になったので、彼は彼女の指に残った歯形をそっと舐めた。

「もっと声、上げて」
「・・・恥ずかしいのです」
「僕はその可愛い声、聞きたいな」

ああ、あなたは知っていてそうするのだ。
この身があなたに決して逆らえぬと知っていて。

深い口付けをされる。
彼の舌が彼女の舌に絡むと、知らない味がする。
恐らく、彼女の秘部から出てくる、彼女の女の味。
自分でその味を知るのが何となく不快ではあったが、愛のあるリクオの口付けに、脳が溶かされていく方が断然強かった。

「ひぁっ、ん、ぁあっ」
「どんどん出てくるね」

実況中継をされるのが何よりも恥ずかしい。
全てを見られているのだと、どうしても認めさせられてしまう。
もっともこの男にならば全てをさらけ出せるのだが、やはり残る理性が彼女の頬を赤くする。
とろとろと、粘度のある液体をどんどんすすっていく。
段々そういった行為にも慣れてきたのか、今度は指を使って。
溢れ出す液体を、茂みに隠れる蕾に塗りつける。
親指の腹で、少し圧力をかけてやる。
くぐもった声。
今度は、人差し指と中指で少し強くつまむ。
腰を反らして、快楽に耐える。
彼女の秘部から零れる液がどろどろしてきた。
そして量がどんどん増えていく。
ここからどうするものか、と悩んでしまった。

彼だって、妖怪の長とはいえ、それ以前に一人の人間で、健全な少年だ。
部屋の中に、性欲を煽る本もビデオもあるし、それを見て欲を自己処理したりもする。
そしてそれを見て、どのように女性と寝ればいいかを、彼なりにシュミレーションしてきたつもりだ。
だがそんなものが意外と役には立たなくて。
本もビデオも、二次元のもので、三次元のリアルな感覚など得られるわけもない。
胸もどのくらいの強さで触っていいか分からない、これからどのくらいの強さで秘部をいじっていいかも分からない。
特に目の前にいるのが大切で大事でたまらない少女であるのだから、大胆なことも出来ない。
色々なことを強く進めてしまえば、辛い思いをさせる。
痛い思いを必要以上にさせてしまう。
それが怖くて、どうすれば雪女を苦しめずに快楽に導けるか、酷く悩んだ。
451銀砂 8:2009/03/31(火) 04:02:36 ID:AZp8xtFg
「若、若っ」
「・・・何?」
「あの、・・・そのっ」

息も切れ切れで、目が潤んだ雪女が彼を呼ぶ。
すぐに返事をし、顔を覗き込む。
すると彼女は今までにないくらい顔を真っ赤にして、耳を貸してほしいと囁いた。
二人きりなのだから、そんな隠すように会話しなくてもいいのだが、雪女はどうしてもそれをお望みのようだ。
そっと耳を、彼女の唇に寄せれば、もっと近くにと言われた。
小さな息遣いまで感じる距離に近づけ、彼女は何かを言った。

「・・・を、・・・・・・」
「・・・・・・え、何・・・?」
「もうっ、聞き返さないで下さいっ」

これだけ耳を近づけても、聞こえないくらい小さな声で囁く。
聞き取れないのだから仕方がない。
聞き返すと、聞こえないくらいに小さく囁くむこうが悪いのに、何故かこちらが怒られた。
本当に恥ずかしいらしく、しばらくもじもじとしていた。
いつもは元気ではきはきとしている彼女の、淑女の部分。
控えめな顔も可愛らしくて、昼間もこうしてくれればいいのにと少し思った。

「・・・指を」
「うん」
「指を、・・・入れて下さいっ」

耳に当たる熱い息、吹きかけられるおねだり。
ぞくぞくっと、全身に興奮と快楽が駆け抜けた。
今までリクオを繋ぎ止めていたストッパーが迷いもなく弾き飛ばされた。
遠くに飛んでいき、軽い音を立てて落ちる。
耳まで赤くして両手で顔を覆う雪女。
手首をそっと掴んで顔からはずさせ、真っ直ぐに見つめる。
可愛い。
純粋にそう思った。
軽く音を立てて唇を押し当て、指を絡ませねっとりと視線を絡ませる。

リクオはさっぱり気付いていなかったが、これは精一杯の少女の努力だった。
与えられる快楽に、もっとと思いその言葉を発したのも事実だった。
だがそれ以上に、行為に踏み込むことを戸惑う主の背を押すことが目的だった。
実際彼の理性を引き留めるものを壊せたようで、あれだけ恥ずかしい言葉を言った努力は報われたのだと安堵する。

「本当に、つららはいけない子だ」
「・・・あ、あぁ、ん」
「ぬるぬるしてる、いやらしいよ」
452銀砂 9:2009/03/31(火) 04:06:31 ID:AZp8xtFg
ほどかれた指先の喪失感。
先程まで絡めていた彼の指が、ぬぷ、と音を立てて秘部に触れる。
リクオは高鳴り今にも飛び出しそうな心臓を必死に押さえた。
目の前にいるつららどころか、下手をすれば屋敷中に響いてしまいそうな、大きな心臓の音。
つららもつららで緊張しているのか、彼女の左胸が一定速度で、早く上下する。
指を一本、入れるだけだが痛いかも知れない。
痛みから逃れる術がないならせめて、少しでも和らげて。
そう思い、指先を蜜壺に当てると同時に彼女の胸にも手を当てた。
そしてやわやわと揉み、硬い先端をこね回すと同時に、指を入れた。

驚いたのは、中に入れても思った以上にあたたかくはないことだった。
彼の部屋にある、そういった常時を題材とした漫画やら小説やらには、あたたかいを通り越して熱いという表現さえあった。
それはやはりフィクションであるし、男の欲を駆り立てるために作られた作品であるから、表現がオーバーであることも重々承知だ。
けれどもやはり、驚いてしまう。
彼女の秘部以外、例えば指先や太ももなどの冷たさと比べれば、一応あたたかいのだが。
彼女はやはり人間ではなくて、妖怪で、雪女であるのだとこの場で再認識した。

「痛くない?」
「はぁっ、だ、大丈夫です・・・」
「もっと入れても大丈夫?」

少しだけ頭が、縦に揺れた気がする。
それを了承と取り、差し入れた人差し指を前へ進める。
処女なのだろうか、狭くてきつかった。
ずっとぎゅうぎゅうと締め上げてきて、拒まれているような気分だ。
だが溢れ出す液が進入を少しだけ助けてくれる。
スムーズに入らなくなり、途中でつっかえた。
一度指を引っ張って、途中まで抜いた。
名残惜しそうに絡みついてくる液。
答えるようにもう一度指を入れた。
先程より、少し深く入っただろうか。
そのまま慣らすため、何度か抜き差しを繰り返す。
上からは、胸や舌では絶対に聞けなかったであろう、今までにない嬌声が降り注いでくる。
音はじゅぷじゅぷといやらしく、秘部と耳の両方で犯される。
途中で何度か、リクオは彼女の顔をちらりと見た。
最初は痛そうであったが、指を入れろと勧めたのは彼女。
そして、この程度で痛がってやめてしまったら、これ以上のことなど到底出来ない。
出来れば苦しませたくなかった、だがやるしかないのだと心を鬼にして、リクオは彼女を指で犯し続けた。
この程度で心を鬼にする、など、若干過剰な表現かも知れない。
けれども彼にとっては初めての行為で、彼女を気遣う心が過剰だった。
それを振り解き、雪女に痛みを与えるのは、リクオにとって大きな決断だった。

「・・・どう?気持ちよくなってきた・・・・・・?」
「あ、ぁあっ、若、・・・ん、気持ち、いいです・・・・・・」

その言葉は本音か、それとも無理をして言ったのか、区別は付かなかった。
だがそう言ってもらえるのが本当に嬉しかった。
リクオに、肉体的な快楽はまだない。
それでも彼女がいいと言ってくれる。
精神的な快楽は大きくて、心だけは既に絶頂に向かいそうだ。
指を一旦引き抜くと、雪女の名残惜しそうな声が小さく聞こえた。
粘度のある液が指と彼女の穴を繋ぐ。
舌でそっと、糸を断ち切ると、その指を雪女の前まで持っていく。
思った以上に濡れていたのか、微弱な蝋燭の光で輝く指先に羞恥を隠しきれない。
453銀砂 10:2009/03/31(火) 04:08:01 ID:AZp8xtFg
「こんなにぬるぬるしてて、いやらしく光ってる」
「やぁっ、そんなこと・・・」
「ちょっと舐めて」
「や、若・・・んっ」
「どう?つららの味」

半ば強引に、彼女の口へ指を入れた。
先程の口付けで受けた自身の味より、もっと濃厚で。
リクオの指先を舐めさせられているという受動態に、思わず秘部からどろりと液が零れる。
少々太くて、しっかりした指。
口の外にある手の平を両手で包み込み、精一杯舐め上げた。
恐ろしくて、未だリクオのものを見ることすら出来ない。
まして舐めたり、口で奉仕するなど、恐らく出来るはずもないだろう。
ならばせめて、彼の指を彼のものだと思って一生懸命に舐めたい。
こちらからは何も快楽を与えられないのならば、他の方法で少しでも、いいと思ってもらいたい。
うっとりと目を閉じ、彼女の蜜を彼女自身で舐め上げる様は非常に官能的だった。
額にかかる前髪を掻き上げ、そこに口付ける。
すると雪女は、リクオの指を口から離す。

「今度はつららの唾液で、いやらしく光ってるね」

お疲れさまと声をかけながら、また下半身の刺激へと戻る。
先程よりも濡れているのは、少なからず指先を舐めて感じてしまったのだろう。
そんなことを、雪女は知られたくなかった。
だが肉体の正直なことこの上なくて、リクオにはすぐに見破られてしまう。
満足そうに口角をつり上げ、じゅるりとわざと音を立てて吸い上げた。
このような行為にも、段々慣れてきた。
雪女の冷たい唾液の絡む指を、もう一度差し入れる。
何度も何度も出し入れをし、最初の方の緊張はほぐれてきた。
ゆっくりと円を描いて、中をかき混ぜる。
聞こえてくるのはやはり、卑猥な濡れた音。
そして細かい息遣いの雪女の声と、色のある声。
暗くてよく見えないが、今、リクオは確かに一人の女の秘部をいじっている。
その事実が彼の興奮を駆り立て、既に突き入れたいほどだった。
だがそんなことをすれば苦しませる、それだけは絶対に嫌だ。
理性の最後の砦は自身で破壊するのだと決めて、リクオは指の動きを止めずに彼女の蕾を吸った。

「ひああっ、あんっ」

随分と指も飲み込まれた。
人間の女がどうなのかは知らないが、やはり人間と妖怪では勝手が違うのだろうか。
痛がって見せたのも締め付けがきついのも最初だけで、随分と今はほぐれている。
指先を曲げて内部を、また違う刺激で攻める。
思った通りで、違った声を上げてくる。
ぬちゃぬちゃと欲をそそる音が酷く耳につく。
二本目の指を入れてやると、背中を反らせて耐えていた。

「んぁっ、若っ、若ぁっ」

熱っぽい声で、何度も呼ばれる。
ぐちゃぐちゃと、本当に卑猥な音だ。
徐々に慣らしていけば、彼女が感じているのを理解するのは簡単だった。
段々と自ら腰を揺らしてくるようになり、目が潤いとろんとしている。
耳元に唇を寄せ、少し動けば触れてしまいそうな距離で、熱く息を吹きかけるように囁けば、面白いほどびくんと反応する。
454銀砂 11:2009/03/31(火) 04:08:31 ID:AZp8xtFg
「淫乱」
「あぁ、あ」

唾液を舌に絡ませ、耳を大きく舐める。
複雑な凹凸をなぞり、耳朶を唇で挟み、また歯でやんわりと噛み、中に舌を差し入れてみる。
普段人に触られることなどない部分だから、余計に感じてしまう。
その上、舌で、愛おしくて仕方ない人の舌で、執拗にねっとりと。
背筋を一直線に、ぞくぞくした感覚が駆け抜ける。
下に入ったままの指を、ぎゅっと締め付けてしまう。
初めてなのに、こんなに反応してしまうと思わなかった。
恐らく肉体的な快楽は、そこまで大きくない。
ここはやはり精神的な快楽なのだ。
リクオが感じているのと、全く同じの。
大好きで守りたくて愛している男に、ひたすら見られている。
彼の目に自分の姿しか映らないのが酷く心地よくて、それが性的な快感に置き換わり彼女の身を襲うのだ。

「あぁん、若・・・」
「・・・そんなに気持ちいいの?」
「・・・・・・若、こちらへ・・・」

頬を両手で挟まれ、リクオは雪女と視線を合わせる。
愛おしそうに頬に触れる指先が、少しあたたかい。
激しく汗をかく彼女の懸命さが、手に取るように分かる。
しばらくすると見つめることをやめ、彼女は彼の帯へ手を伸ばした。

「ちょっと、つららっ」
「・・・若、私だけ脱がされてるだなんて、ずるいですよ」

けれども、身ぐるみ全てを剥くだけの度胸はなくて。
帯をほどき、着物の前を全開にするところで彼女の手は止まる。
幸い暗い影となり、彼の本能は見えなかった。
とても安心した。
ここで、恐らくその立派なものを見てしまったら、たちまち恐怖に腰が抜けてしまうだろう。
辛うじて見える、しっかりした胸板に手を這わせる。
控えめに、けれどもちゃんと存在する胸の飾りを、試しに指で押し潰す。
この程度なら、恐れずに出来る。
幼少の彼の、風呂の世話だってしたことがある。
よくよく考えれば、そのときから彼の肉体は観察していた。
だが、当時とは全く違う体つき。
幼い頃から見てきたと言っても、目の前にあるのは男の身体、やはりこうして胸を触る行為にも羞恥がこみ上げる。
だが決めたのだ、彼と今夜交わると。
戸惑ってはいられない。
指先に唾液を乗せ、彼の胸の飾りに塗り込んでいく。
悔しそうに笑うリクオの顔が、ちゃんと赤に染まっていて。
嬉しくなった。
少しでも、気持ちよくさせてあげられただろうか。

「あんっ」
455銀砂 12:2009/03/31(火) 04:09:15 ID:AZp8xtFg
やられっぱなしではいられない。
リクオも彼女の胸に手を這わせ、揉んでいく。
柔らかくて、とくんとくんと鼓動を感じる。
硬い先端を押し込み、引っ張り、ころころと転がす。
ちゅぅと吸い上げるとまた反応。
彼女の、男の胸をいじる手が完全に止まったとき、また秘部へと手を伸ばす。
胸をいじるのと同じように、蕾に刺激を与えていく。
ぷっくりと赤くなり、もっとと言われているような気にさえなる。

「やぁ、ふぁ、ああっ」
「嫌じゃないでしょ」
「・・・んぁ、ぁあんっ」
「・・・言ってよ、つらら。気持ちいい?」

これだけ声を上げていて、よくないとは言わせない。
だが口に出して言うことが、どれだけ恥ずかしいか。
分かっていて言わせる、それが楽しい。

「ね、どう?」
「そんなこと、・・・・・・ぁ、言えませ・・・んんっ」

言えないと拒絶する彼女の秘部に、指を再び与える。
ぐいぐいと飲み込まれるようだ。
もう指を歓迎してくれるようになった。
適当に指を折り曲げていくと、いいところにでも当たったのか、肩が一段と大きく跳ねた。

「ひぁあっ」
「僕はさ、つららがどうなのか知りたいよ」

主のおねだりに勝てるわけがない。
そんな瞳で見るな。
長い睫毛の奥にある、まんまるの眼球。
色っぽい表情で尋ねられれば、もう答えるしか選択肢がない。
こういうところが嫌いだ、唯一と言ってもいいほど嫌いだ。

「・・・ふ、んっ、・・・気持ちいいです、リクオ、様っ・・・・・・」

ああ、これ以上は無理だ。
これ以上一方的に攻め続けるだなんて、到底。
くったりしてしまった雪女の腕を引き、上半身を起こさせる。
最初のように、二人で座って向き合う。
だが衣服は酷く乱れていて、息も上がり、汗もかいていた。
こうするくらいだ、改めてリクオは何か言いたいのだろう。
そのくらい分かっているから、大人しく、静かに雪女はリクオを待つ。
言いたくなるそのときまで、ちゃんと待っている。
彼女は彼に尽くす忠犬である故に。

「これ、僕の・・・」
「・・・・・・」
「これから、・・・怖い思いも痛い思いもさせてしまうかも知れない」
456銀砂 13:2009/03/31(火) 04:10:18 ID:AZp8xtFg
ぽつりぽつりと紡がれる言葉。
これはいいことだとは思えなかった。
ようやく吹っ切れ、積極的に雪女に快楽を与えていた精神のベクトルが、また正反対を向こうとしている。
ここであのような、なかなか雪女を攻められない精神状態に戻ってしまったら、もう二度と、雪女を満足させるような行為には及べないだろう。
だが抗えない、ぐいぐいと消極に引っ張られていく。

「でも、僕は、つららを愛してる。だから・・・」
「もう十分で御座います。リクオ様」

蝋燭に照らされ、リクオの羽織る着物の隙間から見えてしまった彼のもの。
はち切れんばかりに膨れ上がり、上を向いていた。
これだけの欲を今まで我慢してきたのは、辛かっただろう。
自分なんかより、よほどリクオの方が辛かっただろう、苦しかっただろう。
解放して差し上げたい、その一心で雪女は、リクオのものにそっと手を触れた。
怖かったが、躊躇はしなかった。
既に先走りの漏れる先端を、優しく手の平で包み込む。
ぬる、と、手の平に液がつく。
ゆっくり円を描いて刺激する。
もう片方の手で根本から包み込み、少し扱いた。

「ちょっとつらら、まだ話の途中!」
「・・・あ、はい。申し訳御座いません」
「・・・うん、それでね、だから・・・・・・」

彼の言葉を遮ってしまったのを、少し後悔した。
その分、今度はちゃんと、最後まで聞き取りたかった。
まともに聞ける、主の最後の声になるかも知れなかったから。

「だから、・・・つららも僕を、愛してほしい」
「・・・ふふふ」

くすくすと笑い始めた彼女に、彼は目を丸くした。

「何です、そんなことですか」

私はいつでも、常にあなたのことを愛しております。
そう伝えると、照れたように彼は視線をはずし、小さな笑い声を上げた。
不安だったのだろうか、彼は。

「私も処女ですから、若を満足させられるか分かりません。
ですが私なりに精一杯頑張ります。ですからリクオ様も、そんなに心配なさらないで下さい」

中に出してもいいのですよと、先に断っておこう。
この後自分のことでいっぱいいっぱいになり、ろくに喋れなくなることも分かっている。
言いたいことは、先に。
そうしなければきっと後悔する。

「むしろ私は、リクオ様との子供が欲しいです」
「・・・その、本当に中で出しても・・・・・・」
「はい」

リクオもきっと、いざ身体を重ねれば余裕もなくなり、彼女に問うことも出来なくなるだろう。
彼も雪女と同じように、先に伝えたいことを伝えた。
中で出す気はなかったが、本当に外で出せるかと言ったら疑問だ。
457銀砂 14:2009/03/31(火) 04:11:14 ID:AZp8xtFg
「ごめんね」
「何を謝られます」
「・・・いくよ」

綺麗な笑顔だ。
羽織っていた着物を脱がされた。
全身汗まみれの身体をもう一度押し倒す。
そして、白い脚を開かせる。
官能的な輝きを放つ奥に、これから入っていく。
入れられる雪女も勿論怖かったが、入れるリクオも怖かった。
だが先程、弱体化しそうだった精神を奮い上がらせたのは彼女だ。
愛しい女に言われた言葉を信じないわけがない。
一度、一本だけ指を入れる。
かなり奥まで、ずぷずぷと入っていった。
きちんと濡れてもいる、大丈夫だろう。
意を決し、彼女の脚を最大限に開き、自身のものを片手で持つ。
こういうときに、ちょっといたずらしたくなる。
先走りが覆う先端を、洪水の彼女の蜜壺に触れさせる。
ゆっくりと割れ目をなぞり、ぬるぬるした感覚を楽しむ。
それだけでも随分な刺激だ。
一層硬さを増し、立ち上がる。
焦れったそうに彼女が自ら腰を揺らしてきたので、いたずらもこの辺にしようと思った。
だがこれは、ただのいたずらではない。
入れる前の緊張した彼女の気分を、少しでも和らげるために。

「ひぁっ」

しっかりと腰を掴み、腰を進めた。
想像はしていたがやはり、先端のくびれが入りきる前につっかえてしまった。
あまり進入してきていないことは、雪女にも分かるのだろう。
息を大きく乱し、心配そうな表情でこちらを見てくる。
その頭に大きな手を乗せて、撫でる。
心配するなと言っているのだろう。
同じように、白い手を彼の頬に当てて、撫でた。
あなたこそ心配なさらないでと、視線だけで会話が出来る。
二人同時に微笑んで、リクオの手が雪女の頭から離れる。
それがどういうことか分かったのだろう、雪女の手もリクオの頬から離れた。
リクオの手は、雪女の腰に。
雪女の手は、リクオの首に。
しっかりとお互いを支えて、雄の腰は動きを再開する。

「ぃっ、ぅあっ・・・」
「・・・痛い?」

否定はしてこない。
相当辛いということだ。
辛い、程度であれば彼女は首を振る。
だが返事をしてこないのは相当辛い証拠。
胸を締め付けられたように苦しくなった。
だが、首に巻き付けられた彼女の腕に、入る力が強くなるのだ。
構うなと言っている、言いたがっている。
ぎゅっと目をつむり、大粒の汗をかいている。
一生懸命な彼女に応えよう。
自分ばかり尽くされるのはやめにしよう。
今度は自分も彼女に尽くして、一生一緒に生きていこう。
458銀砂 15:2009/03/31(火) 04:12:08 ID:AZp8xtFg
「頑張ろう、一緒に」

うっすらと金色の瞳が見え、焦点がこちらに合った。
崩れそうな笑顔で見てくる。
本当に一生懸命で、けなげな子だ。
多少意地の悪いところはあるが、真っ直ぐで、誠実で、優しい子。
彼女のいいところも悪いところも愛せるだろう、それを全部まとめて彼女はつららだ。

ぐっと腰に力を入れる。
強引に、ぬるぬるした道を割ってくる。
まるで冒険家の気分だ。
激しく締め付ける彼女の中に、拒絶されているのか。
時折押し戻されてしまう。
そこで大人しく引き下がるほど、冒険家は臆病ではない。
頭を使って、前に進む術を見つける。
柔らかな胸に、再度刺激を与える。
予想外の刺激に、少し締め付けが緩んだ。
その瞬間を逃すことなくリクオは進む。
一方の雪女は、この時点で壊れてしまいそうだった。
指とは比較にならない圧迫感に、内臓が口から飛び出しそうだ。
満足に呼吸も出来ない、段々吐き気がしてきた。
酸素を求めて何度も大きく息を吸おうとするが、苦しさのあまり上手くいかない。
それを悟ったのか、リクオがゆっくりと、深く口付けてきた。
ますます酸素を奪われ苦しくなり、彼の意図が分からなくなった。
だが唇を離されて、分かった。
乱れた呼吸のテンポを取り戻すために彼は、こうしてくれたのだ。
その優しさが全身に染みる、彼の色に染まっていく。

「ひぁんっ!」

蕾をきゅっとつままれ、そして彼が入ってくる。
中で細かなひだがきっと、彼のものを包み込んでいるのだろう。
それが気持ちいいのかよくないのかは、雪女に分からない。
だが懸命に腰を進めてくるのは、無数のひだに、少なからずプラスの感情と感触を抱いているからなのだろう。

彼が深く息を吐いた。
またゆっくりと撫でてくれる。
顎を持たれ、下を向かされる。
少し腰を持ち上げられ、そこに見えるのは、自身の黒と彼の褐色が密接に触れ合っている様。
全て入りきったのだろう。
ずっと続いてきた圧迫感と吐き気が、引いていくのを感じる。
雪女の指と自身の指を交互に重ね合わせ、ぎゅっと握った。
応えてくれる、彼女の白い指も折り畳まれた。
ぎゅうぎゅうと締め付けられて、自身も痛い。
圧迫されて、中が苦しい。
それでも見つめ合い手を繋ぎ時間を共有しているだけで全て忘れられそうだ。
瞳を閉じて唇を当て、口内に入りどちらからでもなく求め合う。
口内から感じる幸せ、少し雪女の中が緩む。
同時にどろりとまた液が溢れてきて、彼の動きを歓迎しているようだ。

「辛かったら、やめるよ」
「ここまでしておいて、何をおっしゃいます」
「・・・そうだね、ごめんね、つらら」

ここまで受け入れてくれた雪女に、今更、少しでも引き下がるようなことを言うなど。
取り消せなくなってから、言葉を取り戻したくなった。
自身が少しでも恐怖を感じていると、彼女に自ら言ってしまった。
そのことにこみ上げる罪悪感を、今度は意図的に言葉に出して言った。
459銀砂 16:2009/03/31(火) 04:12:46 ID:AZp8xtFg
唇を離す。
視線をはずす。
指をほどく。
そしてリクオの手は再び彼女の腰に。
雪女の手は再びリクオの首に。
リクオの手で、彼女の膝を肩に乗せる。
腰を浮かせるように持ち上げ、ゆっくりと動き出す。
彼自身がゆっくりとまた、空気に触れていく。
全て抜いてしまえば恐らく、二度と戻すことは出来ないから、ぎりぎりのところで止める。
そしてまた腰を進める。
先程よりはいささか楽に進んでいくが、やはりきついものはきつい。
酷い圧迫感を覚えながら、胸を刺激し、蕾を刺激し、口付けながら進める。
時には、結合部分の周りをゆっくりとなぞってみたりもする。
そうして雪女の意識が他に逸れたときに、また入っていく。
ゆっくりと何度も何度も出し入れをする。
ぬちゃ、ぐちゃ、と音がする。
耳まで犯されていく。
中の液が、少しずつ、出し入れと同時に零れ落ちてきた。
少し濁った彼女の液と、自身の液に混じって、赤。
彼女の初めてを奪った証拠。
どんなに小さな傷でも、血が出るということは痛いことだ。
その痛みにも耐えなければならない彼女は、本当に魅力的だった。

「まだ辛い?」
「・・・いえ、随分楽に」
「よかった」

少し腰の速度を速める。
結合部から漏れる、水の音が大きくなる。
肌と肌の触れ合う乾いた音の頻度が高くなる。
肉体的な痛みと精神的な快楽、どちらが勝ってくれるだろう。
両者の争いの中に、肉体的な快楽が割り込んでせめぎ合い、激しい戦争となっていく。
断続的に流れる、卑猥な液体と血液。
やや、彼女の表情が緩んだように見える。
本当に彼女は正直だ。
身体の状態も気分も、全部その顔に表れる。
作り笑顔だとしてもすぐに見破れる。
好きだ、好きだ、好きで好きでたまらない。
思わず我を忘れそうになり、腰を強く打ち付けてしまった。
まだ彼女は、やはり辛そうなのに代わりはない。
それが完全な快楽となるのはいつになるだろうか。

「ふぁ、やっ、あんっ」

嬌声は、もっともっとと言っているようにすら聞こえる。
彼女に溺れすぎだと、思わず嘲笑した。
溺れたまま足を取られ手を取られ、頭を完全に支配される。
そして彼女に殺されるのだろう。
こんなに自分を魅了して、まったく彼女は本当にいけない子だ。
ちょっと悔しくなったので、今度は痛みをごまかすためではなく快楽を与え悶えさせるという目的で、割れ目をなぞり蕾を軽くひっかいた。
ぴくんぴくんと跳ねる身体、揺れた腰。
汗に覆われた髪の毛が、微弱な光を丁寧に反射していた。
彼女の顔にはりつく水滴が、もう汗なのか涙なのかも分からない。
ただ泣き始めると少なからず声を上げる彼女だ。
まだ泣いてはいないのだろう。
だがこれが全て汗だとすると、それはそれで尋常ではない。
寝苦しい、蒸し暑い夜であったが、彼女は実は風邪でも引いているのではないかと思ってしまう。
460銀砂 17:2009/03/31(火) 04:14:29 ID:AZp8xtFg
「私は、大丈夫で御座います・・・」
「・・・・・・つらら」
「・・・もっと、動いて・・・・・・」

この夜、自分が主導権を握ったことがあっただろうか。
ふと考え、リクオは苦笑しながらもないと思った。
だがこの場でそんなことを考えるのもつまらないことだ。
今は彼女のおねだり通り、もっと動こう。
彼の本能も限界だ、どんどん腰を進めていきたい。
その願いを叶えるべく、徐々に腰の動きを早めていった。
雪女の喘ぎ声もますます色っぽさを増していき、息は熱っぽい。
今更ながら気付いたことだが、彼女の中は、奥に行けば行くほど熱い。
入り口付近の温度は低く、一時は不安だった。
だがそんな不安はものの見事に吹き飛ばされ、火傷しそうなほどに熱い奥がねっとりと液を分泌する。
元々人間の形をした妖怪だ、どうやら基本的に構造は同じのようだ。
雪女と言えど、奥は熱かった。
そう、何か文献にでも残したかった。

「あっ、あっ、んんっ」
「つらら、つららっ」

襲ってくる津波は快楽と書いてあった。
息を切らせて、本能のままに腰を打ち付ける。
締まりのいい彼女の中で、好きなだけ暴れるようになっていた。
一方の雪女の声も、随分と甘くなっていた。
分泌される液の量も増え、きついが動きを何とかなめらかにしてくれる。
内部の数多のひだが彼を逃がすまいと絡みつき、堪らない快感を寄越してくる。
動きに合わせて、彼女の口から漏れる声。
そして動きに合わせて揺れる、可愛らしい胸。
だが突然、彼女が必死に呼ぶ声が聞こえた。

「若、若・・・」
「・・・な、に?」
「一つだけ、お願いが御座います・・・」

必死に彼の首もとに絡めていた手を引っ込めた。
そして、彼に上体を起こすように促す。
手首を差し出して、強く引いてもらった。
二人が向き合って座っている、けれども今度は結合したまま。
入ったままの彼が、より一層深く突き刺さる感覚に、雪女は声を我慢出来なかった。
だが密接に愛し合い、相手の身体がすぐ目の前にある。
雪女のあまりにも恥ずかしい部分も、少しは隠すことが出来ただろうか。
主人の脇の下から背に手を伸ばし、優しく抱きしめた。

「こうして、抱き合ったままで・・・」
「・・・うん。それがいい」
461銀砂 18:2009/03/31(火) 04:15:32 ID:AZp8xtFg
乙女だ。
抱き合ったまま絶頂を迎えたかったのだろう。
全身をぴったりと重ね合わせたい。
何もかも共有させてほしい。
それが何よりの幸せだ。
そして今度は、私が。
焦らされ、いい加減に辛くなってきた。
そしてこの人もまた、辛いのは同じだろう。
快楽を与え最後まで上り詰めるために、雪女は自ら腰を揺さぶった。
重たい髪が振り解かれるように跳ねる。
目の前で揺れる胸、間近で見る雪女の顔。
遂に苦しさも辛さも痛みも快楽に負けた。
快楽だけを追い求めて動こう。
汗が飛び散ってしまうのも気にしない。
ただ、ただ二人で。
リクオの右手で体重を支え、左手が背中に触れた。
抱きしめてくれる、愛してくれる。
じわじわと襲ってくる気持ちよさに、もう引き返すことなんて出来なくて。

「リクオ様がっ、奥を、私の奥を・・・っ」
「あっ、いい、いいよつららっ」
「ひゃんっ。ぁあ、ああん、若ぁ」

胸を啄んで、舌先で転がす。
全て味わいたかった。
誰も知り得ない雪女を、自分だけが知っている。
こんなにも乱れて表情を崩し本能に溺れる、雪女を。
彼女の腰の動きに合わせて、こちらも下から突き上げる。
出来る限り思い切り、全力をこめて。
顔から余裕が完全に失われる。
雪女の口から唾液が零れた。
迫り来る快楽の波に合わせて、この上なく艶めいた喘ぎ声が響く。
リクオも随分と限界が近いようで、眉間に深くしわを寄せていた。

「若っ、若っ私もう・・・っ」
「・・・いいよ、つらら。一緒に・・・・・・」
「あっ、あっ、あんっ、っは、・・・っ!」

ぎゅぅっと、強く強く抱きしめ合った。
中が思いっきり締め上げられた。
びくびくと全身が痙攣し、彼に抱きつくほかなかった。
その感覚に対抗する術もなく、リクオは欲を容赦なく打ち込んだ。
自分の中で、彼が脈打ち血管を浮き上がらせ、白濁を吐き出しているのが分かる。
どろどろとした感触に染め上げられていく。
リクオの肩の上に頭を乗せ、雪女は最後に声を上げることも出来なかった。
未だに注がれる、彼の液。
目をうっとりと閉じ、行為の余韻をひたすらに味わう。
リクオも同じように、両手で彼女を抱き目を閉じ、心地よい余韻に溺れる。
ようやく雪女の目から、涙が出た。
うっすらと瞳を開き、もう一度閉じる。
そうすれば彼女の柔らかい頬を伝って流れ落ちていく。
ただ一筋、汗を吸収しながら涙は流れた。
幸せで堪らない、やっと、彼とひとつになれた。
中に吐き出された、熱い彼の液を、一滴たりとも零したくない。
彼女の中が自身を締め上げた感覚と、今の彼女のあたたかさを忘れたくない。
ずっとずっと強く抱きしめ合い、瞳を閉じてお互いの体温をむさぼる。
そのまま眠りに落ちてしまいそうになる。
462銀砂 19:2009/03/31(火) 04:16:21 ID:AZp8xtFg
リクオの腕に、何かが降ってきた。
同時に、脚にも、肩にも同じような感覚が降り注ぐ。

蝋燭の火が、消えたらしい。
うっすらと瞳を開け、そこにあった状況にリクオは絶句した。

「・・・つら、ら・・・つらら・・・・・・?」

何も見えない、闇の中でも分かった。
全て白くなっていた。
彼女の美しい顔も、綺麗な身体も、光る蜜も。
何にもなくなっていて、彼の身体に降ってきたのは雪であると認識するのに随分時間がかかった。
崩れてしまったのだ、彼女は。
尋常ではなかったあの汗は、全て、彼女が溶けだしていたせいだったのか。
腕に、肩に、脚に布団に残った雪が、体温で、気温でどんどん溶けていく。
この夜の気温、心をくすぶらせる愛撫、そして何より熱いリクオの液が、彼女を溶かして。

死へと、追いつめた。

少し考えれば、分かることではなかったか。
彼女は雪女だ。
この屋敷に、雪女がいるにも関わらず冷凍庫が存在する理由。
それは彼女が夏の猛暑に負け、時折溶けだしてしまうからだった。
溶けて消えられては冗談にもならないため、雪女がそういう状況に陥ったときには冷凍庫に彼女を引きこもらせた。

彼女はまだ、未熟な妖怪だ。
もう少し成長し強くなれば、人間との情事ごときで、雪となってしまうことなどなかっただろう。
どうしてもっと早くに気付けなかった。
どうしてこんなに早く行為に走った。
どうして彼女は消えた。
ああどうしてどうしてどうして。

残された雪の山が、見る見るうちに消えていき、布団にしみを作っていく。
そうやって最後のつららが消えていくのが耐えられなくて。
リクオは涙を流しながらも何も言えなくて何も叫べなくて、そのまま雪の中に突っ伏した。
一週間何も食べていなかった子供のように、残された彼女をひたすらに食べた。
口いっぱいに頬張った雪が、さらさらと零れ落ちていく。

今、何が起きているのだろう。
さっぱり分からない。
誰か、教えてくれ。
今起きている状況を。
この脳が確実に分かるように。
463銀砂 20(最終):2009/03/31(火) 04:17:20 ID:AZp8xtFg
彼女は死んだのだ。
形に残らない、本来の姿に戻るような、そんな死に方。
リクオの口から遂に、悲鳴にも似た叫び声が上がった。
ずっとずっと、何度も彼女の名を呼びながら。
彼女のぬくもりを探し求める。
けれどもどこにもない。
これが雪女の宿命か。
自身がこの家に生まれたことを、久々に悔いた。
愛したものを失った。
ここに生まれてこなければ、雪女をつららを、愛することもなかった、出会うこともなかっただろう。
そうして彼女は幸せに一生を生き、笑って、幸せに死ねただろうに。

朝日が昇る頃には、完全に雪は溶けきってしまった。
涙を流しながら、布団に全身を預け、リクオは眠ってしまった。
その下に広がる水の跡が彼の涙のようだ。
彼の肢体に被せられた黒い羽織は、一体誰がかけたものだったのだろう。





464銀砂 後書き:2009/03/31(火) 04:18:44 ID:AZp8xtFg
以上です。
長ったらしくなって申し訳ないです。
投下した後の今でも緊張で指が震えてます。
素敵な場を有難う御座いました。
465名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 06:23:25 ID:1fI4GxO5
うほっひょーい
でも>>448火事で無理させちゃらめぇぇぇぇぇ
466名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 07:35:41 ID:Oizu0ZFf
ぐっじょ!!
オナヌせずに正座して読みましたw
切ないってか、やるせないなぁ……
467名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 08:54:19 ID:7WqYfDxy
巻さんの小説お願いします。
468名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:28:16 ID:pnWnOWiY
うあああああ!GJ!GJ!>>464
姉であり、教育係であり、部下であり、子分となった彼女の
過去と葛藤を全部盛り込んでここまでやってくれるとは!
ラストが悲しすぎるが、それもまた妖怪ものとして一興!
いやさかくあるべし!
そして俺も正座。
469中学教師:2009/04/01(水) 11:35:41 ID:8lHicyvv
巻さんみたいな生徒って今多いんですよ。 うちのクラスにも巻って生徒がいるし
そう思うと、不思議な感じがしますね。
470名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 07:36:25 ID:Meygq/4H
>>469
中学教師か……




盗撮うp
471中学教師:2009/04/02(木) 08:07:47 ID:PQUlmgpn
ちゃんとした公務員で、今春休みだからこういうの読んでるだけです。
普通の小説として読んでます。 あと、生徒は大切なので
盗撮はしません。 絶対
蛇足ですが、私の妻が巻さんに似ている気がします。
今30です。私は32です。
472福岡 大学生:2009/04/02(木) 08:11:50 ID:PQUlmgpn
どもー こういうの初めてです。
エロパロなんて読むのも初めてなので、緊張してます。
僕は巻さんが好きなキャラなので、ぜひエロパロお願いします。
473名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 08:12:46 ID:PQUlmgpn
マキさんの小説お願い
474名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 10:03:46 ID:NmDm7QmA
そうかそうか、半年ROMってれば?
475名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 10:28:32 ID:/5ZRJXxn
恐らく、ROMれとかsageろって言っても、それってどう言う意味ですか?
とか返ってくから、春休み終わるまでほっとけ。
476名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 11:01:05 ID:Meygq/4H
>>471
容姿が似てるの? それとも性格が?
どっちにしても裏山


蛇足だが俺の女友達が一つ目に似てる
477中学教師:2009/04/02(木) 14:40:20 ID:PQUlmgpn
性格と髪形が似ています。 
なんか、不相応な発言をしてしまったそうですね。 すいません
ぬらりひょんの1読者として読んでいきます。
できれば教えていただきたいのですが、なんですかROMって
ちなみにこれが最後の書き込みになると思います。
このサイトを見ている中で我が校の生徒がいるみたいです
478中学教師:2009/04/02(木) 14:55:44 ID:PQUlmgpn
思い当たる人アクセスしないように では、
479中学教師:2009/04/02(木) 14:56:49 ID:PQUlmgpn
思い当たる人アクセスしないように では、
480名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 17:37:34 ID:Meygq/4H
半年ROMってろってのは簡単に言うと「初心者は書き込まないで最初の半年間はスレを見てマナーや空気を読む事を覚えなさい」みたいなもん
あと極端な敬語や上から目線の書き込みは止めといた方が無難





(´・ω・)この前中学生にナンパされたんだが最近の中学生って凄いな
481名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 17:44:59 ID:beRzTGgT
保管庫のふたゆら日記おもしろかった。カナがかわいそうすぎるけど。
482名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 17:57:59 ID:NmDm7QmA
あとメール欄にsageを入れることで板でのスレの位置をキープ。
むやみに無記入やage記入をしてスレッドをトップにすることは、
荒らしを呼び込む恐れがあったりするので、ある程度安定したスレの住民には煙たがられるので注意。
つまり半年ROMれsageろというレスは、
書き手でもないくせに連投したりする空気読めてない福岡大学生中学教師さんに出されたぶぶ漬けということです。
483名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 19:58:22 ID:PoHIcTv4
>>482
荒らしに触るものも荒らしだよ
484名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 00:18:24 ID:VSwtnIn2
誰かカナちゃんのエロいの書いてぇ〜
485名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:24:29 ID:blmpjkGi
ぬら孫4巻、何だかんだで苔姫フィーバーだったから大満足♪
表紙を飾っただけでなく、カバー裏に描き下ろし漫画…ここまでやるとは予想外だったな。

袖モギ学園で苔姫は陵辱されたに違いない、きっとそうだ。
486名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:49:36 ID:wG+UosQV
今更ながらに今週号読んだ

ネタが浮かんだのに書く時間がない……orz
487名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:28:17 ID:o3b680gT
今日1巻読んでSS探してたらここに辿り着きました
……SS書くとしたら最新刊まで読破しとくべき?
488名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:44:07 ID:pWBoMSkR
>>487
そういう事は無いけど、清継の取り巻きやってる女の子二人のフルネームは
3〜4巻でやっと明らかになるので問題あるとすればそこぐらいかな。
黒髪の子=鳥居 夏実、 金髪の子=巻 沙織、です。
489名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 21:17:14 ID:PfFtARjE
5巻予告のゆらが最高
490名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 21:30:09 ID:o3b680gT
>>488
おおありがとう。気をつけるぜ。
491名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 23:44:18 ID:hoduZbLV
>>487
今週というと…犬娘?
じょうきゅうしゃむけだぜ……ゴクリ
492名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 23:45:18 ID:hoduZbLV
>>486でした
493名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 15:43:33 ID:bwKGKZC1
まっきーが痴漢集団に襲われて輪姦されるようなやつか
494名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 21:39:53 ID:0ZRaLiXJ
ふと気になってちょっとした計算をしてみた。

リクオ(妖怪の血25%)=【若菜さん(妖怪の血0%)+二代目(妖怪の血50%)】÷2
二代目(妖怪の血50%)=【人間の女性(妖怪の血0%)+総大将(妖怪の血100%)】÷2

つまりぬらりひょんの血を引いている者は人間の女性に惚れやすいもしくは孕ませたいって思ってるんだよ!
そう考えるとリクオの孕ませ候補はカナとゆらになるんだけど、ヨルオはカナでヒルオはゆらだと平和的に解決できるな。
495名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 23:23:00 ID:QBhd8q59
>>491
いやそんなんじゃなくてゆらとリクオの悲恋モノ
矢印とかで書くと

ゆら→←リクオ×つらら

ってな感じで。
496名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 01:13:42 ID:P41g4d39
>>495
カナちゃん「くそおぉぉ!」
497名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 01:34:02 ID:v9EfpDfz
>>494
しかし4分の1のさらに半分じゃ頭領としての威厳が裏付けられない
ここは純度100の妖怪との間に子をなさないと
498名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 02:04:52 ID:/xWVNGTQ
そして二人の子供、リクコとつらおは当然のように禁断の関係へ……
499名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 12:11:13 ID:1SQ3B5K2
【リクオ(妖怪の血25%)+ゆら(陰陽師の血100%)】÷2=ハイブリッドな4代目
500名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:55:05 ID:FI5hj8Xn
混ぜるな!危険!

……だが、それがいい!!
501名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 02:37:03 ID:xODwPAvH
リクゆらがかなりまともにラブコメってた
アニキ達が来るまでの時間経過の間に手コキくらいやってたかもしれない
502名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 06:19:49 ID:u8Gl55EG
兄貴らとリクオが協力してゆらと4P
503名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 11:18:25 ID:tLOg9KtC
リクオが前で、
マミルが後ろで、
長男が金魚の口。
504名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 12:32:35 ID:i3BGK1xB
「ん…ぁ…んっ!」
一昔前……バブルの頃に建設されたボウリング場。建設当時はカラオケやらゲームセンター等の様々な施設もありそれなりに賑わいを見せていたがバブルが弾けてからはご覧の有り様だ
幽霊が出るボウリング場等と事実無根の噂が流れ人を寄せ付けなくなり、人里から離れた場所にあった為に暴走族ですら近付かなくなって今では立派な廃墟となっている
クチャクチャと湿り気のある音が静かな廃墟に響き渡り、その音に混じって少し苦しそうな息継ぎの音と喘ぎ声が響く
「奴良君、今日はありがとな……んっ」
互いに唇を合わせ、舌を絡ませながらリクオとゆらは会話を続けた
「え、チョコレートの事? そのくらい気にしないでも」
「そんな事ちゃうわ……んあぁっ、さっき奴良君と話してて元気とか自信だとか色々ともろたから……ひゃん、コラぁ人が良い話をしてるのに耳を噛むなやぁ!」
「そっか、元気が出たなら良かったよ。何かあったらいつでも相談に乗るからね」
ゆらは頬をほんのりと染めながらコクンと頷き再び唇を重ねた。先程よりも強く深く長く
「あ、あんな奴良君。キスも良いけど他にもやって欲しいことがあるねん……えっとあのぉ笑わんといてね。頭ナデナデしてもらいたいんやけど……駄目?」
真っ赤になっておねだりするゆらを見てリクオは嬉しそうに頷き左手をゆらの背中に回して力強く抱き寄せ、右手で優しく撫でた
気持ち良さそうに眼を細めて飼い主に愛情を求める愛犬の様にリクオの胸に頭をグリグリと頭を擦り付けてくる

「やっと見つけたぜぇゆらぁ…」
「お兄ちゃん?…空気読めや」
505名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 12:42:57 ID:i3BGK1xB
(´・ω・)ごめん
506名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 16:11:13 ID:xODwPAvH
GJでっす
エロしあわせなきぶんになりました
507名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 18:54:00 ID:gNqDlvqJ
……何て初々しいリクゆらSS! 感動したっ!
508名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 12:27:25 ID:LIOJNCIG
カナちゃん、つらら、ゆら毛、苔姫、馬頭(男でもいいや)、若菜、夜雀、鳥居、巻、針女

ヒャッハー
どいつで書こうか悩むぜ
509名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 00:08:09 ID:X3MCufZ8
ゆら毛??はえてるのかな?
510名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 00:56:01 ID:I1tTDi6N
片手☆SIZEの中で一番発育不良なのにそこだけはジャングルなのを気にしてるなんて萌えるじゃないか
511名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:31:49 ID:G8gi7UuQ
お兄ちゃんの剃毛プレイで今はつるつるです
512名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 15:01:38 ID:J1SEN4c7
「どうなんだ、ゆら?」
「お兄ちゃん……結構生えてきたんよ。これで自分も大人の女や!」
現在より遡ること数ヶ月前、雪がチラつく冬の夜…花開院本家の一室での出来事。竜二からの問いに胸を張って答える妹『花開院ゆら』
彼女は幼少より力を信望が強く常々早く大人になりたいと口にしていた。そんな彼女に告げられた兄からの言葉は残酷であった
「そっか、生えてきたか……じゃあ剃るか」
最初ゆらは兄の言葉を理解出来ずに思わずへ?っとすっとんきょうな声を挙げてしまった
「いやいや、お兄ちゃんおかしいて。せっかく自分大人への第一歩を踏み出したのに」
困惑するゆらの頭をカジッと掴みそのまま力ずくで抱き寄せて耳元で呟く
「なぁゆらぁ、お兄ちゃんはお前の何なんだ? 言ってみろ」
その言葉を聞いた途端にゆらの顔から血の気がさっと引いていき青くなる。僅かに肩を震わせ目元を潤ませ今にも泣きそうな顔で竜二からの問いに答えた
「め……雌犬です。お兄ちゃんの言うことは何でも聞く従順な雌犬です」
その言葉を耳にした竜二は満足そうにニタリと笑うと、ゆらに背を向け机の引き出しをゴソゴソと物色して目的の品を探し当てた
一つは少し大きめの箱で綺麗なラッピングが施されておりゆらはその箱に目を奪われたが、兄の右手に剃刀が在るのが見えた瞬間に
昂ったテンションは一気にクールダウンした。
(中略)
竜二は手際よく、そして容赦無くゆらの大人の女への第一歩を全て剃り落とし満足気な笑みを浮かべる
対してゆらはすっかり意気消沈して俯いてた。そんな妹を見て竜二は先程の大きめの箱を取り出してゆらに突き出し無理矢理受け取らせる
「ゆら、お前は俺の忠実な雌犬であって奴隷じゃないからな……たまにはご褒美をやらないとな。ほら開けてみろ」
ゆらは涙を拭き顔をあげて竜二から渡された箱の包装を解いた
「もうすぐ小学校を卒業だろ。他所に修行に出かけるなら暫くは会えなくなるからな……ゆら、ちゃんと連絡しろよ」



「てなことがあってその時にお兄ちゃんから貰ったんや」
敷布団の中で裸で寄り添うリクオとゆらは互いの息吹を感じとりながら、強烈に体を重ねあった疲労感を癒していた
「花開院さんの家ってみんな変わってるんだね」
「べ、別に普通や。あと何度も言ったけど名前呼び捨てでええよ」
「あのさ、じゃあせっかくだからゆらのを僕が剃っていいかな。また結構生えてるみたいだし」
その声にゆらは戸惑いを見せてリクオに問い返した
「どうしても剃らなあかん? 奴良くんがどうしてもって言うなら……今は奴良くんがご主人様な訳やし」
「ゆ、ゆら。冗談だよ御免ね恐がらせちゃって……怒った?」
ゆらはフルフルと首を振ってゆっくりとリクオの唇に近づき自らの唇と重ね合わせた
「我慢出来んくなってもうた。そろそろ第5ラウンド始めよ」
そう言うとゆらは枕元にある竜二からのプレゼントに手を伸ばし中から高そうなバイブを取り出した
「今度はこのバイブにしよか?」
うぃんうぃんうぃん
513名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 15:14:09 ID:J1SEN4c7
(´・ω・)キャラクターが薄くなったので反省
514名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:31:43 ID:IQR0X9Rg
ふと思ったんだけど、ゆらって生えてることが前提になってるけどパイパンって線はあると思うんですよ。
そもそも初潮が来てるのかどうかも怪しいといえば怪しいし。
515名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 21:49:53 ID:eMP6o7y6
栄養状態悪そうだしな
そんな娘にひどいことするから萌えるという・・・
516名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:19:28 ID:sdl0i6zy
>>512乙!妹にバイブプレゼントする兄貴w

このスレってテンプレに何も書いてないけどネタバレはおk?以下バレ









いろんな穴から体液だしちゃうとか少年誌でやっていいのかwこのスレ的には嬉しいが
兄貴は重度のシスコン鬼畜系ですね。もっとやれ
517名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 00:31:10 ID:gneDChQJ
バレ











ゆらを苛めていいのは俺だけ
=ゆらの体を性的な意味で苛めていいのは俺だけ

ゆらの体は上からしたまで兄貴に苛められたことがある
でFA?兄ゆらSS期待
518名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:38:58 ID:g0mVrBs/
バレはNGにしようぜ
バレ見ない派の人は水曜日からこのスレに来れない事になる
519名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 09:14:02 ID:2rYB92TO
>>518
同感だな。こんなところでネタバレしても、喜ぶ奴は少ないだろ。
エロパロには、次はどうなるだろうっていうイマジネーションが必要なんだ。
事前のバレは興ざめする。
520名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 09:36:46 ID:JTakwetv
>>514
生えてきたって単語からゆらふたなり化?と思った
521名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 10:26:23 ID:gneDChQJ
スマソ、早売りがあまりにアレでちょっと暴走した。来週からは自重する
522名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 12:05:59 ID:bhWtCYVL
細かいことだが

>>「なぁゆらぁ、お兄ちゃん【は】お前【の】何なんだ? 言ってみろ」
     (中略)
「め……雌犬です。」

これだとお兄ちゃんの方が雌犬の様な気が…
523名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 12:33:09 ID:Fbt1Nfpq
それはそれで萌えるがなw
ボンテージスーツ着たゆら……
524名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 13:48:25 ID:SatnbTrQ
「お兄ちゃん、お座りや!」

「お兄ちゃん、伏せや!」

「兄ちゃん、おチンチンやぁ…」
525名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 17:58:34 ID:Fbt1Nfpq
ワラタwww
526名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:46:56 ID:vbbd4tSg
ゆらりひょんの孫が始まったようです。

ところで、たぬきだって何人もいたんだからぬらりひょんの孫も何人か妻がいてもいいよな。
527名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:57:12 ID:NGOoviw6
そのためにこうしてフラグの種をまいているんじゃないですか
つららはもちろんカナちゃんも夜リクオに言われたら即ベッドインできるだろうし、ゆらもそろそろですね
528名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 20:52:41 ID:mPX6pBav
今週のゆらはこのスレにぴったりだ
529名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 21:07:43 ID:0GOXeEtF
つららはリバーシブル、カナは夜リクオ、ゆらは昼リクオ。

私の中じゃあこうですね、何故か。

そんでもってゆらは昼リクオとHしててフィニッシュ時に夜リクオが出てきたら式神で攻撃します。
ゆらが膣出しを許可してるのもして欲しいのも昼リクオなので。
530名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 22:51:32 ID:jqja2tor
>>528
今週は全身の液体にハァハァ。
いくらでも応用が利きそうであります兄上。
531名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:40:26 ID:6kpLxv/d
あれスカートのあたり大量に液出てたよね?
お兄ちゃんはスカトロ大好きなんですね、わかります
532名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:41:15 ID:pj5WC+75
「”言言”、走れ」
花開院竜二は冷たい口調で唱えた。いつも妖怪相手にするように、
自分の妹めがけて、平然と。
次の瞬間、ゆらの目、口、鼻、耳、毛穴、全身の穴という穴から
水が吹き出た。その膨張圧で、セーラー服も、陰陽衣も、下着も、
靴までもが、千切れ飛んだ。
「ガハァァア!!」
一糸纏わぬ姿になったゆらは悶絶した。まだ膨らみきっていない
乳房からも母乳のように水が放出される。下半身の三つの穴からも、
滝のように水が流れ出た。
「水の式神”言言”は、体中の体液を自在に暴れさせることができる。」
竜二が言うと同時に、ゆらはばったり倒れた。
「花開院さん!」駆け寄ろうとするリクオの前に、竜二が立ち塞がった。
「妖怪をかばうような、馬鹿な妹には当然のお仕置きだ。」
「あぐうっ!」
ゆらの全身が大きく痙攣する。小さな尻が持ち上がり、茂みの生えていない
つるりとした秘部がむき出しになった。そこから愛液がぴゅっと飛んだ。
さらに尿口からも、小水が勢いよく流れる。
「いやああ……奴良くん……み……見ないでえ……。」
水責めの苦痛と、リクオに見られた恥ずかしさで、ゆらは気が遠くなる。
そして気を失う寸前、ゆらはリクオではない誰かを見た気がした。
「てめえ…例え兄だろうが、仲間にてを出す奴ぁ、許しちゃおけねえ!!」
「あれは…百鬼夜行の主…?」
ゆらはそれがとても心強い味方のように思えた。そして意識は暗闇に落ちた…。



こんな感じですか、わかりません><
533名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:49:16 ID:NGOoviw6
GJでっす
この後色んな体液ですんごい臭いになってるゆららんを
花開院さんは汚くないよと優しくセクロスする愛情派展開もありだと思うんだ
534名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:58:11 ID:9xUfXW92
>>532
違和感ねぇなこれwwwwwwwwwwww
535名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:02:14 ID:IpHq1H3g
>>532
ゆらから溢れた液体で貴殿と杯を交わしたいと思料致す。
すなわちGJ。
536名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 06:36:35 ID:gIGGfNTW
7分3分の杯を所望する殿!
537名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:42:35 ID:Dwcrw3lS
リクオは竜二に斬りかかった。その間に魔魅流が割って入る。
「滅!」 魔魅流の手の護符から放たれた、強烈な雷撃がリクオを襲った。
吹っ飛ばされるリクオを尻目に、竜二はゆらに近づく。
ようやく水の放出の止まったゆらは、ぴくぴくと痙攣している。まだ失神中だ。
「おい、起きろ!」竜二はゆらの尻を乱暴に叩いた。二度、三度と叩く。
真っ白な尻に赤く手形が浮かび上がり、ようやくゆらは意識を取り戻す。
「お、お兄ちゃん…。」竜二を見上げる目は、明らかに怯えていた。
「オレは悲しいぞ、ゆら。それだけの才能に恵まれながら、妖怪の味方をしやがって。
昔と同じように教育し直してやる。おら、ケツ出せぇ!」
「は、はい…。」竜二の怒声に、ゆらは抗う術がなかった。全身が震える。
よろめきながら四つん這いになり、竜二に尻を向けた。ピンク色の花弁が丸見えになる。
竜二は冷笑を浮かべながら、着物の前をまくった。
既にいきりたって脈打つものを、ゆらの幼い花弁に押し当て、一気に貫く。
「ああっ!い、痛い、やめて、お兄ちゃん!」
「ようし、俺のもの以外は受け入れていないようだな、久々だから気持ちよかろう。」
「あっ!うぐぅ…やっ、ああっ!!」
兄の男根が出入りする度に、ゆらは悲鳴を上げた。苦痛と快感。悦楽と恐怖。
「ようし、いい子だ。お前はオレの何だ?言ってみろ!」
「わ…私は、お兄ちゃんの妹……ううっ!…そして……雌犬です……ああっ!」
「聞こえねえぞ、もっと大きな声で!!」
「く、ああっ!…私は…雌犬……卑しい雌犬ですぅ!!」
「よし、よく言った!」竜二は満足し、ゆらの中に思い切り放出した。
ゆらの背中が反り返る。わずかに涙を浮かべ、ゆらは崩れ落ちた。
男根を引き抜いた竜二は立ち上がって唱えた。「”言言”、走れ。」
ゆらの股間から流れ出ていた白濁液が、意思でもあるかのようにゆらの体内に逆流してゆく。
「もうオレに逆らうんじゃねえぞ。さあ、妖怪を倒せ!」
ゆらは操り人形のように立ち上がった。既に”言言”はゆらの体を中から支配していた。
まだびしょ濡れの裸身を隠そうともせず、ゆらはリクオに向かい、ゆっくり歩いてゆく…。



ここまで書いたがイマジネーションが尽きた(´・ω・`)
「雌犬」のフレーズはパクらせてもらった。>>512よ、すまん。
538名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:00:12 ID:r4poGpAm
ちょwGJすぐるww

あの兄ちゃんは絶対ヤンデレシスコンだと思ってたんだ
539512:2009/04/15(水) 00:52:46 ID:MLocKdLm
>>537
GJ

間違って兄ちゃんが雌犬になった俺の作品だったら気にしないで自由に使って下さい
540名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:03:51 ID:cQvoSs8a
GJ!
スルスルと中に入っていく精液いいなww
541名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:01:16 ID:M3TwrUV/
ぐっじょ!!

そして圧縮回避。
もう、いつ圧縮来てもおかしくないんで、気付いたら回避レスよろしく。
sageでオーケーです。
542名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 21:41:02 ID:mw54ln4y
こ、苔姫ものを書いていた訳だが手違いが起こったんだ……消えた







(´;ω;`)ガフィ!
543名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 22:09:40 ID:9m5VQ4dh
明鏡止水が発動したんです
544名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:20:28 ID:Xbv5w7Ij
>>542
「ガフィ!」
「ガプ…ゴペ…」
「ガッ!ガハァアアア!」
今回は変な悲鳴ばかりだが、そこが萌える。
545名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:39:46 ID:43QXNHfh
「ガフィ!」
「で、出てるよ!花開院さんの口の中に」
「ガプ…ゴペ…」
「このまま全部喉の奥に流し込んであげるよ」
「ガッ!ガハァアアア!」


勢いでやった。今は反省している
546名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:49:56 ID:UrzIl1R2
>>545
ちょwwwwwwwwwww
547名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 21:11:41 ID:8PAQcCnn
黒×鳥の話書きたい。
黒のオナヌーに興奮する鳥居とか。
548黒×鳥@:2009/04/19(日) 01:10:52 ID:bzKS/cob
黒田坊×鳥居です。互いの呼び方は「夏実」、「黒」です。
イメージ的には
・初セクロスの時、夏実が痛がって挿入出来ない。
・一旦諦めて黒が自分で抜こうとしてオナヌーし出す。
・黒のオナヌーと男根にドッキドキ!な夏実。
本番はなしです。
スクロール後、始まります。





「い、やぁっ、そんなおっきいの入らないよぉ…!」
「そ、そうか…?」
それもそのはず、未開発の身体に入るわけもなく。

やっと情事の機会がきた。黒田坊が大事にしてきた少女も随分艶が出てきた。
そして今夜、彼女の了解も経て初めて行為に移り、自分も出来るだけ優しく愛撫を施してきたつもりだが…。
「だめ…、怖い…。」
「…わかった。」 
十分解れて蜜も厭らしく溢れているが、偶然触れた黒田坊の男根に恐怖を感じたらしい。
経験豊富な妖怪と未だ処女の人間。
大きな瞳からぽろぽろと涙を流し、青く震える様に黒田坊が宥めようとする。
「大丈夫だ、少し怖かっただけだろう?」
「うん…。」
「…今日は止めにしておこう。何、大切な女に無理強いするほど拙僧も出来た男じゃない。」
「ありがとう…。あ、あのねっ。」
「ん?」
「貴方のこと、嫌いになったんじゃないから! っただ、もうちょっと…。」
「…言ったろう?大丈夫だ、夏実。」
力無いが、笑顔を向けてくれる。
初対面の時からに比べたら凄い進歩で、今もなお情事寸前だったのだ。
次にまた好機を伺えばよい。
だが…。
「でもソレ…、大丈夫?」
「ん? …ああ、コレのことか…。」
いくら経験を積んだ男とは言え、愛しい女子の身体には全身で反応する。
恥じらいを含んだ嬌声や仕種も堪らない。 
だからこそ… 己の身体も正直で。

膨張しきった自身。
血管が浮かび上がり赤黒い。
汁も出てきている。

そんないつもと違う様子の自身を、目を逸らしながらも指し示す。
真っ赤な顔で。
「大丈夫に見えるのかお前には。」
「そん、な訳じゃない、けど…っ」
どうにか出来るモノじゃなきゃ、対処がつかないのだが。
549黒×鳥A:2009/04/19(日) 01:14:21 ID:bzKS/cob

「そなたに興奮して反応したしなぁ…。
なんなら、触ってみるか?」
「っバカ!!」
さっきの弱気な態度と違って反応が面白い。
この一面も可愛らしくて仕方ないのだが。
「照れるな照れるな。
拙僧ばかりそなたの身体に触っていたのだから、そなたも触って構わん。
尤も、触れてほしいのが山々だが。」
「………。」
「ああ、誤解するなよ?ココにだけ触れなどは言っておらん。
夏実の触れたいところに触ればよい。拙僧も心地いいしのう。」
「…前からだけど、言葉が足りないよ。おにーさん。」
「黒と呼ばぬか、ただでさえ年が離れておるのに。」
「小娘呼ばわりするくせに。」
お互いしかめっ面で見つめあいながら、そのくせ数秒で笑ってしまう。
この関係が何より温かい。

しかし、時間を置いたとて裸で抱き合っていては鎮まるはずのモノに変化がない。

「…離れてくれ、な?」
「あ…。ごめんなさい。」
しょげてしまう。こんな顔をさせたい訳じゃないのだが、離れたら泣きそうな顔で上目づかいで見つめてくる。
…たまらん。
厠で出そうとしたがやむを得ん、ここで出すことにした。
後ろを向けばよかろう。すると、
「何するの?」
座って後ろを振り向いたところで、夏実が横になりながら腰にしな垂れかかってくる。
「処理をするのだ。…わかるか?」
「っ、うん…。」
恥ずかしそうに目を伏せる彼女。だが離れようとはしない。
さて、こちらもそろそろ限界だ。
自分で扱きだす。
「…っ、……夏実っ!」
自分も昔の女に自慰をさせたことがあるが、いささか恥ずかしい。
必至な様子を見られて、興奮しないわけでもないが。



「…ふぅ。」
出し終えたところで彼女の脈拍に気付く。
幾分先ほどより速い。
振り返ると、生唾を飲み込んで恍惚な表情でこちらを見ていた。
これは…。
「…発情しているのか?」
「っ!」
罰が悪そうに赤い顔を背ける。
自然と出てくる笑いは、止まりそうにない。
「ほぅ…。よかった、拙僧だけが突っ走ってるわけではないのだな。」
いたずらに耳元で囁いてやる。
「そう、だよ…。」
消え入りそうな声が届く。
「もう1回…、してくれないかな?」
熱っぽい視線で見上げられては、止まることができない。



即興で作りました。稚拙な文章ですよねー…orz
精進します。
550名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 02:01:42 ID:FU+Oi6QB
GJ!GJ!!
夏実呼び萌ゆるw
ニヤニヤが止まらないよ、夏実かわいいよ夏実。
551名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 09:59:40 ID:0FW8cPPO
そこに苔姫乱入して3Pかな
552名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:28:56 ID:bzKS/cob
どうも、547から549まで書いた者です。

因みに他の案としては黒×鳥居
>>548から挿入
・鳥居自慰ネタ
・生理セクロス
>>548から苔姫乱入

があります。
需要がありましたら書きますが如何でしょう?

>>550さん
ありがとうございます。
処女作だったため不安だったのですが喜んでいただけて何よりです。
553名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 06:59:28 ID:ajCDeil6
挿入!挿入!
554名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 19:44:31 ID:a7kRUr9E
黒×鳥は超大好きなCPなのでそこに至る経緯も書いて欲しいです。
特に黒を妖怪だと鳥が知ってるのかどうか、奴良組のことも知ってるのかどうかとか。

あとは挿入でも自慰でも苔姫乱入3Pでも孕ませでも大歓迎です。
555名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:59:01 ID:5k7ePjov
>>552です。
前の話より、鳥居は黒田坊が妖怪とか全部わかってるイメージで書きました。
そして現在挿入話などを制作してる途中なんですが、小話がたくさん出来るのでちょこちょこ投下したいと思います。

それとも小話を10個くらい作ってから一気に投下のほうがいいんでしょうかね…?

とりあえず後ほど小話をうpしたいと思いますー。
556黒×鳥@:2009/04/22(水) 00:39:50 ID:SFwL73Xz
黒鳥で切甘で裏なしです。そして黒の正体ばらしです。

私のベッドの上に眠る彼を、ずっと見つめる。
さっきまでの情事なんか嘘みたいに、穏やかな時間は過ぎて。
膝を抱え込んで座る私、可愛い顔して眠る黒が憎たらしくって。

こんな関係になっても私は貴方のこと何も知らない、わからない、教えてくれない。
でも、なんとなくわかる。
この人、普通のヒトじゃないと思う。
貴方には、不思議が多すぎる。
知らないことを知りたいを思う、それが好きな人なら尚更。
だから、私のことも知ってほしいの。

おにーさんだけじゃない、奴良くんや及川さんも。
清十字怪奇探偵団に関ってるからって妖怪だなんて思う私も私だけど。


ふと、涙が零れる。
こんなに好きになって、一生懸命になって馬鹿みたい。

恋人同士だけど、不透明な存在。
勘でしかないけど、とても人間と思えない彼を。


涙でぐしゃぐしゃになってるんだろうな、顔。
そんなことを思いながら考える。

黒が妖怪だって私は構わない。
だけど、嘘は作らないで。
不安でいっぱいな私を、重いと嫌わないで。

こんなに、すきになってるだなんて思わなかった。
こんなに、無条件に相手をすきになれるだなんて思わなかった。                         
557黒×鳥A:2009/04/22(水) 00:40:48 ID:SFwL73Xz


「…ふぇっ」 

声に出してしまいそうだった泣き声。
起こしてしまわなかったと彼のほうを向いたとき、

「…大丈夫か?」

彼は起きていた。

「…いつ、から、起きて…たの?」
「夏実が座り込んだときから…か?」

…つまり変な顔して悩んだり泣いたりしている私をずっと見ていたわけで。

「っ馬鹿ぁ! そういうときは見ない振りしなさいよぉ…。」

語尾から力が抜けてしまう。

すると、私の横に座った彼は

「拙僧は、愛しい女の泣いてる様子を見て見ぬ振りは出来ぬ。」

足の間に私を抱き寄せる。そして、

「いつ声をかけようか迷っていたんだが…。何があった?」

笑顔で聞いてくる。
…言ってしまっていいんだろうか、こんな黒い部分。

「拙僧には言えぬことか?」

寂しそうに聞いてくる。
それは貴方のことだと思う。

「黒こそ…、私に言えないことあるんじゃないの?

…どうして、秘密なんて作るの? 妖怪なんでしょう、貴方は…。」




(´・ω・`){シフトチェンジ!次は黒田坊のターン!!
558黒×鳥B:2009/04/22(水) 00:42:25 ID:SFwL73Xz


「黒こそ…、私に言えないことあるんじゃないの?

…どうして、秘密なんて作るの? 妖怪なんでしょう、貴方は…。」

「…っ!?」

先刻まで不安に涙を流していた彼女の姿はなく、強気な瞳で真実を求めようとする彼女がいた。

拙僧は自ら正体を晒すようなヘマはしていないはず。
なら、なぜ…?

「ねぇ…、どうして何も言ってくれないの…?」

自問自答していると、夏実のほうから声をかけてきた。
このまま黙っていると、正体がばれかねない。

「何を言うと思ったら、何故妖怪だなんぞ…。」

そう、拙僧は妖怪。
だが愛しいと思ってしまったこの人間の少女を手放したくない。
このような関係でも、夏実と接することが出来るのなら嘘をつくことは容易い事。

「…そう。

なんにも言ってくれないんだ…。」

こちらを見ながら涙を流し続ける夏実。
なんだかんだ言いつつも、不安になっているらしい。
女の勘が恐ろしいとはこのことか。

「あ…、その…。」

上手い台詞が出てこなくて、口籠っていると

「大体ね、いっつも余計なことするくせに肝心なこと話さないなんて卑怯なのよ!!
私が黒のことが妖怪だからって嫌いになると思ってるの!?
こっちはすきすぎて不安になるくらいなのよ!! 隠し事なんかしないでって…、言ってるのよ!!」

早口で捲し立てられた。
何か腹が立つようなことを言われた気がするか、熱烈に愛の告白を受けた気もする。

…参ったな、拙僧の降参だ。

とりあえず、泣きじゃくっている夏実をどうにか落ち着かせよう。
559黒×鳥C:2009/04/22(水) 00:44:30 ID:SFwL73Xz
「まぁ、泣き止め夏実。そなたの言いたいことは大方合っているから。」

全身を震わせている夏実の頭を撫でつつ話を進める。

「そなたの予想通り拙僧は妖怪だ。暗殺破戒僧、黒田坊。
まぁ、黒が愛称なのは嘘ではない。」

大分落ち着いた夏実の顔を見る。理解してくれているらしい。

「こっちに来ているのは拙僧の主人の護衛の為でな…「その主人って奴良くん?」
「ああ、リクオ様だ…って何故!?」
「気付かないほうがおかしいよ。及川さんもそうなんでしょう?」

隠してきた拙僧はなんだったのか…。

「拙僧ただの間抜けではないか…。」
「自分のこと隠し通せてるって思ってる時点で駄目だと思うよ?」

すっかり泣き止んだ彼女は追い打ちをかけてくる。

「ぴーぴー泣いておったくせに…。」
「だって、本当のことが知りたかったの。
…ごめんなさい?」

上目遣いをしてくる夏実に絆されつつ、会話を続ける。

「隠し事をしておった拙僧が悪い。
だが、激しい告白ももらったしな? 妖怪ごときで、嫌いになんぞならぬと。」
「あ、や、それは…!! いや、そうなんだけどね、うん…。」

真っ赤になって可愛らしい。

「不安にさせて本当に悪かった。だがな、拙僧も不安だったのだ。所詮化け物。嫌われたら一発で終わりであろう?」
「…私、そんなに信用ないのね。」
「いや、そんなこと…!!」
「うーそー。ふふっ」

本音を話す。
もう隠すことは何もないが、これだけは言っておこう。

「拙僧は夏実を離す気なんかさらさらない。
そなたの焼きもち、拙僧に比べたら可愛いものだ。

…拙僧は、夏実と生きていこうと思っている。
それじゃ駄目か…?」

ますます潤んだ瞳で抱きついてきた夏実。
肯定と取って良いのだろう、今はこの幸せを噛みしめる。






「なんで拙僧が妖怪だとわかった?やはり勘か?」
「私と一緒にいる時、たまに頭に角出てたよ…」
560名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 13:52:29 ID:Bx8I4dyk
下半身のツノがボキボキとな
561名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 15:18:06 ID:SFwL73Xz
>>560
誰がうまいこと言えとww
562名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:14:32 ID:Vdd2of70
黒×鳥の切甘SS、GJ以外の言葉が見つからない…つまりGJ!
見てて攻守(?)のバランスが取れてて、とてもいい感じがしました。
そしてこのSSのお陰で黒に角が生えてることを始めて知ることが出来ました、ありがとう!

で、角を見てて思ったんですけど鳥が黒の角を舐めたら絵になるかもって思っちゃいました。
角フェラだと鳥のキャラに合わなさそうなので、言うなれば角チュパってやつですね。
563名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:18:20 ID:9rQamSRB
巻と島に活躍の場が欲しいぜ…と思う昨今
そうなればエロパロにも参加しやすくなるかもなーと思う昨今
でもやっぱりどうでもいいや、と思う昨今
564名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:35:39 ID:6E+UuSFW
カナちゃんはスパッツだけ、スカートだけ等の下残しが似合うなと思う昨今
つららは逆に制服の上だけみたいな上残しがエロいと感じる昨今
565名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 01:40:24 ID:INP738pD
すっと保守
566名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 22:13:11 ID:DXQyXuch
ゆらは、くつしただけ
567名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 07:24:18 ID:V9AVZqMY
ゆらは白の綿100%ぱんちゅだけでいいよ
そして失禁プレイ
568名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:21:47 ID:FEgyFUc9
ゆらは普通に服着ててもなんかエロい
569名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:05:48 ID:EO0GCWQw
虚弱ボディは逆にエロい。
570名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 02:48:47 ID:X+26kyJg
鳥居さんに紙オムツ
巻さんには褌を
571名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:15:00 ID:0un88Gh2
集合シーンの毛倡妓は良い身体してんなー
572名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:34:24 ID:X+26kyJg
あんな、胸元をガッと開いた服装じゃなかったんだけどな毛姐さん
ぬらりヒロイン争いはそこまでしなければいけないほど厳しいという事か
573名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 01:35:35 ID:tgWfaamU
>>567

深夜1時。
花開院竜二は、式神についての古文書を閉じ、寝ようとしていた。
「お兄ちゃん…。」
障子が開いて、泣きそうな顔のゆらが顔を出した。
「どうした、またか?」
「う、うん……また、してもうた……。」
ゆらのパジャマの下腹部が、ぐっしょりと濡れている。
「どうしよう…小学6年にもなっておねしょするなんて……
 こんなんじゃ、うち、陰陽師の修行で東京になんて行かれへん……。」
「気にするな、その内治るさ。」
「うん…お兄ちゃん、また注射してくれる?」
「ああ、いいぞ。注射するとしばらくは治まるんだがなあ。」
「ありがと……お兄ちゃんに迷惑かけてごめん。」
「いいって。さあ、いつも通り横になりな。」
ゆらは障子を閉め、パジャマのズボンを気持ち悪そうに脱いだ。
その下の木綿のパンツも、もちろんぐっしょりだ。
竜二の目に暗い光が宿るのにも気づかず、ゆらはパンツも脱ぎ、
下半身だけ裸になると、竜二の布団に横たわり、大きく足を広げた。
竜二はゆらのまだ幼い花弁に顔を近づけると、ペロリと舐める。
「ひゃっ!……やだ、お兄ちゃん。」
「すまんすまん。さあ、注射するぞ。」
竜二は寝巻きの前をはだけた。既に肉刀は隆々とそびえ立っている。
ゆらの花弁に当て、ずぶりと挿入した。ゆらの体がビクンと硬直した。
「あっ! お、お兄ちゃんの注射……はうっ!…気持ち…いい…!」
「しばらく我慢しろよ。今度こそ、おねしょを治してやるからな。」

腰を激しく振りながら、竜二はどす黒い笑みを浮かべていた。
ゆらは、この行為をおねしょの治療の注射と信じて疑っていない。
ましてや、そのおねしょ自体が竜二の仕組んだものとは、知る由もなかった。
水の式神”言言”の存在は、竜二はゆらにすら明かしていなかったからだ。
「はっ!…はううっ!……お兄ちゃん……っ!」
次第に紅潮していくゆらの顔を眺めながら、竜二は心の中で呟く。
(ゆら、お前は俺だけのものだ。お兄ちゃんは絶対お前を放さないぞ…!)
574名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 10:15:27 ID:DkvRmoCt
すばらしい!!
575名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 07:10:16 ID:YTvxPzfd
魔魅流に妹との関係で脅されて魔魅力が本家にはいったわけですね
そしてその夜
ゆら「魔魅流くん・・?」
576名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 07:31:05 ID:P2Byzlw+
魔魅流「チンコが収まらねぇずら」
577名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 13:02:23 ID:pW6neXRi
>>575

「ゆらちゃん、入ってもいいかな。」
「あ、どうぞ…。」
魔魅流が部屋に入ってきた。ゆらはぎこちない笑顔を浮かべて、彼を迎える。
「竜二に聞いたよ。俺も君を治療してあげたいんだ。秘密は守る。」
「あ、ありがとう、魔魅流くん…。」
昔からよく遊んでくれた相手だけに、6年生にもなっておねしょをするという、
成長した今の自分の恥ずかしい秘密を明かすのは勇気の要ることだった。
しかし兄の指示とあらば、逆らえない。
「じゃあ、ちょっと検査するから、服を全部脱いでくれないか。」
「はい……。」

ゆらはもじもじしながらパジャマを脱ぎ始めた。Aカップのブラをはずし、
パンツに手をかけた時は、魔魅流の視線が気になったが、思い切って脱いだ。
一糸纏わぬ姿になって、魔魅流の前に立つ。
「よし、検査するよ。」
魔魅流はゆらの全身をさすり回した。腹部のあちこちを指で押し、
膨らみかけた乳房をぎゅっと掴み、乳首をコリコリとつまむ。
「あっ……ん……。」
ゆらが小さな声を漏らす。魔魅流は下腹部に移動し、まだ毛の生えていない
幼い花弁を左右に押し広げた。淡いピンク色の秘肉が曝け出される。
「ふ…あっ……。」
兄の竜二には何度となく見せているが、他人に見られるのは初めてだ。
恥ずかしさで秘部がきゅっと収縮する。
「特に変わったところはないな。じゃあ、最後に薬を出しておこう。
膝立ちになってくれ。」
「はい…。」

言われるがままに膝立ちになったゆらの前に魔魅流は立つと、着物の前を広げた。
屹立した男根が現れる。魔魅流はそれをゆらの目前に突きつけた。
「さ、これを咥えて。薬が出るまでしっかりしゃぶるんだよ。」
「は、はい……んっ……ちゅ…はふ……ん…。」
ゆらは一心不乱に魔魅流の男根を舐め始めた。幼い頃から陰陽師の修行一筋に
生きてきた彼女には、性の知識は悲しいほど欠乏していた。
その顔を見下ろしながら、魔魅流は邪悪な笑みを浮かべていた。
(この無知な小娘を操り、いつか花開院家を乗っ取ってやる…!)
やがて絶頂に達した魔魅流は、ゆらの口の中に勢いよく放った。
「んっ!……くっ…んむぅ……!」
「こぼしちゃ駄目だぞ。一滴残さず飲み干すんだ。ちょっと苦いが我慢してくれ。」
「は……い…こく……んっ…!」
ゆらは息苦しさをこらえ、魔魅流の精液を全て飲み干した。
「あ、ありがとう、魔魅流くん。これでおねしょ治るかな…?」
「さあ、それはゆらちゃん次第だ。もし駄目でも心配するな。俺はいつでも
薬を出してあげる。ああ、いつでもね…。」
578名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 01:58:51 ID:E/ojTY4u
土下座して頼む。
誰か邪魅×品子を書いてください。
579名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 02:22:09 ID:A9vcDHTf
オレからも頼む
巻 or 鳥居 ×リクオ(昼に限る)
土下座するのでお願いします
580名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 19:27:31 ID:Yun11VUx
主君に手をあげるなどとんでもない
貧乳子ちがった品子さんに懇願されるパターンで
581名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 03:15:10 ID:QQpcztMl
もしゃ、ろぐ……
582名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 04:10:01 ID:vSOY8Ymv
ゆらネタ最高すぎる
やはり近親相○は燃えるな
583名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 13:05:56 ID:zcgZXYYl
>>581
あぁ言言のおかげだ
584灼熱氷土 前書き:2009/05/01(金) 20:03:15 ID:4vloSoxS
>>578です。自家発電してみました。
初めて書いたので文章が滅茶苦茶です。読む時は頑張って下さい。
本番ありません。呻き声と擬音を書くのが恥ずかしかったです。
未完です。続きを書く気はありません。すみません。
ドキドキしながら投下します。
では始まります。邪魅逆レイプです。
585灼熱氷土 1:2009/05/01(金) 20:04:41 ID:4vloSoxS
「明日リクオ様とこの地を発ちます。」
「そう…。長い間我が家を守ってくれて本当にありがとう、邪魅。」

騒動の後、品子達は品子の自宅へ戻って来ていた。
リクオは夜の姿に変身してしまった為、清継や島のいる部屋には行けず、品子に別室を用意してもらい
そこで夜明かしする事になった。
今頃は持って来た酒でも飲んでいるのだろう。
自分が清十字団の奴良リクオのもう一つの姿である事は、品子には口止め済みだ。

さて、品子と邪魅はと言うと、これまた別室で膝を突き合わせていた。
品子が世話になった邪魅に酒でも振舞おうと思い立ち、邪魅を誘ったのだ。
しかし邪魅は、品子が飲めないのに自分だけ飲む訳にはいかないと言ってそれを断った。
最初は遠慮するなと言った品子だったが、邪魅が頑として首を縦に振らないので茶を出す事にした。
夏なので冷蔵庫にあった冷たい麦茶だ。氷も入れた。
邪魅は額から垂れ下がっている札を手で器用によけ、口元だけを晒して音もたてずに茶を一口飲み、言った。
「斯様に冷えた茶を飲むのは初めてです。」
それに品子が答える。
「昔は冷蔵庫なんてなかったもんね。それに氷も。」
「はい、あの頃は夏の氷は大変に貴重な贅沢品でした。このぎやまんの器…ぐらすと言うのでしたか。これも。」
「ふふっ。美味しい?」
「美味しゅうございます。死んでから物を口にするのは今宵が初めてですので殊更。」
「ええっ、死んでから初めて!?」
「はい、私は物を食しません。体も汚れませんので湯浴みの必要もございません。」
「どうして?」
「さ、それは…。もしかしたら妖怪化したとは言ってもまだ幽霊の部分が多いのかもしれません。」
「そっか…。」
586灼熱氷土 2:2009/05/01(金) 20:05:48 ID:4vloSoxS
品子は邪魅の長い髪を見る。確かに汚れてはいない。それどころかしっとりと艶を放っており、女の目から見ても美しい。
邪魅の考察はきっと当たっているのだろうなと思いながら、品子は自分も茶を飲んだ。
そして想像する。邪魅が物を食べ、体も汚れるのだとしたら…。

夜な夜な家人が寝静まったのを見計らい、台所の鍋や冷蔵庫の残り物を漁って食べる邪魅。
ぬるくなり、垢の浮いた残り湯に浸かる邪魅。

「み、見たくない…!」
「は…?」
「あ、ううん!何でもないわ!そ、それより…えっと、そうだわ、昔の話してくれる?私のご先祖様ってどんな人だった?」

品子の問いかけに邪魅は応じ、定盛がいかに立派でその治世がいかに素晴らしかったかを語って聞かせた。
次第に品子は邪魅が人間だった頃の暮らしにも興味を持ち、あれこれと訊ねては色々な話を聞き出した。
邪魅が字を書けるようになった時、おもちゃの太鼓に「たいこ」と書いたら母に物凄く叱られた事。
家の障子を破いて遊んでいたら父に川へ連れて行かれ、橋の上から逆さ吊りにされて大泣きした事。
邪魅がこっそり野良犬に餌をやっていた事に怒った祖父が、犬を山に捨てに行ったが犬が先に帰って来た事。
家に泊めた客人が物を盗もうとしているのを父が見つけて番屋に引き摺って行く時に使用人が塩を捲いたと思ったら実は片栗粉だった事。
定盛の屋敷に仕えるようになったばかりの頃、新人いびりで真冬の氷の張った池に落とされた事。
池から這い上がったは良いが、びしょ濡れになった姿を別の先輩に心配され「水垢離です。」と苦しい言い訳をしてすぐバレた事。
祖父の葬式で祖母が嘘泣きしていた事。
ボケ始めた曽祖父がどうしても花見に行きたいと言うので付き添って道を歩いていた所、女が町人達から石を投げられている所に行きかい
どうして石を投げるのか町人の一人に訊くと「その女は罪人だからだ」という答えが返って来て、それを聞いた曽祖父が
「ならば続けなさい。ただし一度も罪を犯した事のない正しい者だけがそうしなさい。」と言うと町人達は戸惑い、一人また一人とその場を離れ
やがて石を投げているのは曽祖父だけになった事。

久しぶりに人と話す邪魅は見かけによらず饒舌だった。彼自身、高揚感を覚えていた。
自分の昔話に表情豊かに反応する品子が可愛いと思った。
生まれた時から陰ながら守ってきた大切な少女。
自分のせいで恐怖に脅え、土地の者達からも悪く言われて暗い影を落としていた彼女が明るさを取り戻せて本当に良かった。
587灼熱氷土 3:2009/05/01(金) 20:06:51 ID:4vloSoxS
話している内にいつの間にかとっぷりと夜が更けた。邪魅は話をやめて品子に就寝を勧めた。
「品子様、お休みのお時間です。」
「えー、まだ寝たくないわ。もっとお話しよ!」
「もうお休みにならないと明日に障ります。」
「じゃあ続きは明日…あ、明日はもういないんだっけ。だったら尚更、今日の内に…。」
「なりません。体調をお崩しになったら如何なさるのですか。さ、お休み下さいませ。」

先程酒を断った時といい、どうやら邪魅は頑固なようだ。
この様子ではこれ以上せがんでももう何も話してはくれないだろう。
それを悟って品子は渋々寝る事を了承した。
「グラスは明日片付けるわ。じゃあ…自分の部屋に戻るね。」

後ろ髪を引かれながらもそう言って腰を浮かせた品子だったが、ふとその心に一つの疑問が浮かんだ。
(邪魅ってどんな顔なんだろう…。)
彼は最初に見た時から札の貼られた姿だったので、品子は札も彼の顔の一部の様に感じて「これが邪魅なんだ」と認識していた。
しかし改めて思うとそんな訳がない。札の下には素顔があるに決まっている。

「ねえ、邪魅。寝る前に…あなたの顔を見せてくれない?」
「顔ですか…?私の顔は品子様がお気にかけるような物ではございませんが…。」
「恩人の顔を知っておきたいの。」
「…承知いたしました。」

邪魅が札を捲る。
品子は息を飲んだ。

想像していたのは、ある程度整った顔だった。
過去に衆道を疑われた位なら、不細工やいかにも侍然とした厳つく男臭い顔立ちではないだろうと。
しかし想像以上だった。現れた若い美貌を前にして言葉を失う品子に邪魅がはにかんで見せた。
「何やら…照れ臭うございます。」
その微笑みに品子は身動きまで封じられた。優しそうで少しあどけなさを残していて。
利発には見えるがとても厳しい封建社会で出世した侍とは思えない。役者をしていたと言われた方が納得がいく。
歳は二十五くらいか。定盛の片腕とまで呼ばれた程なのだから、もっと年配なのだと思っていた。
伝説では邪魅は剣の腕も立ったという。確かに神主から騙されて貰った札から出てきた化け物共を彼が切り伏せた所を品子は見ている。
彼は式神の符も一瞬で切り払って見せた。伝説に間違いはなかった。それはわかる。わかるが…。
588灼熱氷土 4:2009/05/01(金) 20:08:30 ID:4vloSoxS
どくどくと心臓が早鐘を打つ。顔が火照っているのを感じる。きっと自分の顔は真っ赤になっている事だろう。
品子が恥じらいを覚えてやっととれた行動は、うつむくという事だけだった。
「品子様…?」
様子がおかしい品子に邪魅が声をかける。品子は答えない。答えたくとも声が出ないのだ。
そんな事には気づく由もない邪魅は、自分は何かこの方のお気に障る事をしただろうかと考えた。
…何も思い当たらない。自分はただ言われるままに顔を見せただけだ。
一方、品子は邪魅が自分の名を呼んだ事に動悸をさらに早めていた。
先程から何度も呼ばれていたが、自分の名なのだからと気にも留めていなかった。だと言うのに。

リクオから邪魅がずっと自分を…菅沼家を守っていてくれた事を知らされた時には有難さと誤解をしていた申し訳なさが溢れた。
それでもやはり彼が自分達人間とは異なる妖怪という存在である事を考えると近づき難さを拭い去れなかった。
だが帰って来て邪魅と話をしている内に、品子はあれだけ恐れていた彼にすっかり親しみを持つようになっていた。
のみならず、心にはこの人ともっと一緒にいたい、話したいという渇望のような欲求が湧いていた。
それは家族や友達に寄せるものとは違う初めての思いだった。
その事に品子は気づいていたが、明日には別れてしまうのだから惜別の念が現れたのだと思っていた。
本当にそうなのかもしれない。しかし…そうじゃないかもしれない。
祖先に無実の罪で投獄された事が元で人としての命を失ったにも関わらず、何百年もその子孫を守り続けた一途さはどうか。
穏やかで優しげで耳当たりが良く、その持つ髪のように艶やかな声と言ったら。
顔を見てしまう前から、自分は目の前の男に魅かれていたのかもしれない…。

品子は恋に落ちていた。
589灼熱氷土 5:2009/05/01(金) 20:09:46 ID:4vloSoxS
嫌でも自覚できた。今までにも恋をした事はある。だがそれとは比にならぬ遥かに別格の激しい恋情が、この夜品子を支配した。
灼熱。そんな言葉が脳裏をよぎる。体が震え、知らず涙が零れる。
「品子様…何故お泣きになるのですか…?呼吸も荒くていらっしゃいます。どこかお加減がお悪くなられたのでしょうか…?」
心配して問う邪魅に、品子は逆に問いかけた。
「邪魅は…人間だった頃…結婚していたの…?」
「は…?いいえ、私は独り身のまま死にましたが…。」
「女の人と付き合った事は…?」
「ございません。」
「じゃあ…男の人とは…?」
「お、男!?」
「邪魅が人間だった頃は…衆道っていうのが流行っていたんでしょ…?私のご先祖様とはそういう仲だったかもしれないって伝説が…。」
「そのような伝説は今すぐゴミ捨て場に叩き込んで下さい!ご先祖様と申されますのは定盛様の事でいらっしゃいますか!?
あの方はそのような方ではございませんでした!無論私もです!確かにあの時代にはそうした風習があり、私も何人もの男から恋文を送られたり
宿直の折に夜這いをされた事がございます。しかし全て断りました!無理矢理手篭めにされかけた時にはこれ以上ない程焦りましたが、
渾身の力で抵抗し切り抜けました!」

定盛との衆道を疑われた邪魅は激しく狼狽し、語気も荒く言わなくて良い事まで告白した。その衝撃の過去に品子が冷や汗を垂らす。
「も、もてたのね…。」
「嬉しゅうございません!戸惑うばかりでした!」
「恋文は…全部で何回もらったの…?」
「七回目からは数えるのをやめました。」
「夜這いは…?」
「四…いえ、五回です。」
「どうしてそんな事になったんだと思う…?」
「そういう…時代だったからなのでしょう。そうとしか…。」

彼は自分が女のように見目麗しい男である事を自覚していないようだ。誰からも指摘されなかったのだろうか。
例え指摘されずとも、それだけ他の男達を引き付けていたのなら普通は自ずと気づくものではないのか。
(鈍感なんだわ…。)
可笑しくなって品子はくすりと笑った。そして涙を拭う。
邪魅が男色を全力で回避する真っ当な男であった事に安堵しながら、もう一度質問を投げかける。
「女の人に興味は…?」
「興味…と申しますか…私は長男で家を継ぐ子を儲けなくてはなりませんでしたので、いずれ見合いをするつもりではおりました。」
590灼熱氷土 6:2009/05/01(金) 20:12:14 ID:4vloSoxS
子を儲ける。

邪魅は何気なく言ったが、その言葉の意味する所は…。
品子の中で、邪魅が大人の男性である事実が急に浮き彫りになった。
「邪魅は…子供の作り方を知っているのね…。」
「そ、それは存じております。私は子供ではございません。品子様も大人におなり遊ばせば知識が身につきますので、
今この場で私にその説明をお求めになるのはお止め下さいませ。例えお訊ねされましてもお教えいたしかねます。」
「どうして…?」
「それは…。」
「私がまだ子供だから…?」
「…はい…恐れながら…。」
思春期の少女を子供呼ばわりする事は気が引けた。この年頃になれば子の作り方を知っても良い頃だ。
自分もこの位の頃に教わった。初めは信じられなかった。既に精通を迎えていたから男の仕組みについては体で理解していたが、
それでもいやらしい、汚いと思った。しばらくは両親の顔がまともに見られなかった。そんな事を、どうして異性に教授できよう。
相手が同じ男であったとしても言葉に詰まるだろう。頼むから訊かないでくれ。それが邪魅の本音だった。
しかし品子は彼の願いを粉砕した。

「私、子供じゃないわ…。」

その呟きを耳にした瞬間、血の気が引くのが分かった。これはまずい。最悪の展開だ。
次に来るであろう恐るべき質問を何と言ってかわそう。逃げたい。
邪魅はいっそ姿を消してしまおうかとも考えたが、品子が突然震えたり泣いたりしていたのを思い出し、踏み止まった。
とっくに下げられた札の向こうでその目は完全に泳いでいる。
彼は気づいていない。先程品子と「夜這い」という単語を使った会話をした事に。
品子がもう繁殖の奥義を知っている事に。

私から見ればまだ子供でいらっしゃいます。さ、もうお休み下さいませ。私はこれで失礼いたします。ご馳走になりました。
…と言って、返事を待たずにすかさず退場。これだ。幽霊交じりだからか何なのか、自分は消える事ができる。
邪魅が高速で頭の中に台本をしたため、台詞を声に出そうとした時だった。
卓を挟んだ向かい側に座っていた品子が立ち上がり、彼の元へ歩み寄って来た。
そして邪魅の傍らに腰を下ろし、言った。
「邪魅…キスして…。」
591灼熱氷土 7:2009/05/01(金) 20:13:09 ID:4vloSoxS
お休みくださいませ。私はこれで失礼いたします。ご馳走になりました。…と言って、返事を待たずにすかさず退場。
…していれば良かったのだと、後になって思う。だが、昔人の彼は品子の発した言葉の意味がわからず、つい訊いてしまった。
「きす…とは?」
「口付けの事よ…。」
「ああ、口付けですか。承知いたし…ええっ!?」
膝の上に乗せていた手に、品子のそれが重なった。
「し、品子様…!」
今度は邪魅が固まる番だった。
「邪魅…。好きよ。私…あなたが好き…。」

女から言い寄られるのは初めてではない。人間だった頃に幾度かあった。
恋文は男からだけではなく、女からも送られた。直接思いを打ち明けられる事もあった。どちらも嬉しかった。
しかしそれ以上に気恥ずかしかった。
だから彼は、こんなのはふしだらなのだと、男女は然るべき人の紹介で出会うべきなのだと思うようにし、応える事はなかった。
自分から恋をし、誰かに相談して仲介人を立ててもらおうと真剣に考えた時期もあったが、厳格な家で育った影響か結局行動は起こさず終いだった。
早い話が奥手だったのだ。

「あの…私達が口をきくのは今日が初めてですが…。」
体だけではなく口まで硬直しそうだったが、必死に言葉を紡いだ。
「そんなの…関係ないわ…。」
「わ、私は妖怪…しかも恐らく半分は幽霊です…。」
「関係…ない…。」
「品子様にはいずれ良き御仁が…。」
「あなたがいいの!」
伏せていた目を見開いて、顔ごと邪魅を見上げながら品子は強く言い放った。
熱を孕んだその双眸には、また涙が浮かんでいた。

一体何がどうなってこうなってしまったのか。どうすれば良いのか。
落ち着け、落ち着け私…。この状況を打開する策を練るのだ。そ…そうだ、実は男にしか興味がないというのはどうだ?
いや、それはさっき自分で思いっきり否定した。今さらそのような事を申し上げてもすぐ嘘だと見抜かれるだろう。
よしんば成功したとしても、惚れた相手が同性専門だったという傷は一生残る。大切なこの方にそのような人生を歩ませたくはない…。
どうすれば…どうすれば…。ああ、リクオ様はまだ起きていらっしゃるだろうか。直ちにこの場に現れて話を中断させていただけないものか。
と言うか一生のお願いですから是非ともいらして下さい。滂沱の涙を流し、諸手を上げて歓迎いたします。
592灼熱氷土 8:2009/05/01(金) 20:14:48 ID:4vloSoxS
「し、品子様は…その…そう!私を誤解なさっておいでです!」
「誤解って?」
「私は…私は…。」
駄目だ、続かない。
「私は何?」
口を突いて出たのは先程没にした筈の案だった。
「リクオ様と深い仲なのです。」
申し訳ございません、リクオ様。
「嘘!そんな暇どこにあったって言うの?信じる訳ないじゃない!」
当然だ。阿呆か私は。せめて定盛様と申し上げていれば…いや、嘘でも言った時点で奥方が怨霊と化し私を攻め滅ぼしに参られるだろう。
「実は私はもう手篭めにされているのです。穢れた身で品子様に触れる訳には…。」
どうしても男関係の嘘しか思い浮かばない。私の頭はどうなっている。
「それも嘘!邪魅強いもの!」
「それは物凄い荒武者に襲撃されまして。いきなり刀を突きつけられ、体を差し出さねば殺すと脅され…。」
「嘘!嘘!嘘!もうやめて!」

やめて欲しいのはこちらですと言いかけてしまった…。こうなれば卑怯に徹して逃げるか。
だがそれでは空前絶後の後味の悪さを残す事になる。品子様のその後も気にかかる。

邪魅が卓の木目を見つめながら途方に暮れていると、突然ガシャンと音がした。それが聞こえて来た場所に視線を向ける。
麦茶の入っていたグラスが割れていた。独りでに割れる訳がない。品子が卓の角を使って割ったのだ。
品子はグラスの破片の中から一番持ちやすく鋭い物を瞬時に選び取り、その細く白い首筋に当てた。
「何を…!?」
「切るわ!キスしてくれないなら切って死ぬ!」
「死!?」
「本気よ!」
破片を皮膚に押し当てる。首筋を赤い血が伝った。
「お止め下さい!ご家族が悲しまれます!ご友人も!」
「家族?友達?それが何だって言うの?あなたは悲しまないの!?」
「勿論私も悲しみます!いいえ!悲しいどころではございません!品子様は私の大切なお方!
あなたがお亡くなりになれば私も生きてはおりません!」
「だったら…だったら私の言う事をきいて!」
「…承知…いたしました…。傷口のお手当てを…。」
「そんなのいいから!」
「ですが…!」
「邪魅!」
「……。終りましたらすぐ様お手当てを…。」
「ええ。」
593灼熱氷土 9:2009/05/01(金) 20:16:16 ID:4vloSoxS
邪魅が札を捲る。口元が露わになった。
「顔も見せて!」
「は…。」
「私の背中に空いてる方の腕を回して。」
「こう…ですか…?」
「そうよ。じゃあ…して頂戴…。」
「は…ですがその前に…。」
「何?」
「そのぎやまんの破片をお渡し下さい。」
「嫌よ!渡したらそのまま消えちゃうんでしょう!」
「滅相もない!」
「邪魅は嘘つきだもの。信じないわ。キスしてくれたら渡すから…早く…。」

品子がグラスの破片を持っていない方の手を邪魅の広い胸に当て、目を閉じる。
「では…失礼…いたします…。」
自分が望んだ事ではないのに一言断ってから、背の高い邪魅は上半身を丸め、品子に触れるか触れないかの口付けを与えた。
途端、品子が目を見開き怒声を上げる。
「駄目よこんなの!ちゃんとして!」
「も、申し訳…」
「謝らなくていいから!」
「で、ではもう一度…。」

今度は確かに触れた。これなら口付けと呼べるだろう。しかし品子はまた怒った。
「もっと長く!舌も入れるのよ!」
「し、舌!?そ、そんなものを入れるのですか!?」
「そうよ、大人のくせに知らないの?」
「私は…勉学と武芸と仕事に明け暮れ…男女の睦み合う作法などついぞ知る機会がございませんでしたので…。」
「じゃあ私が教えてあげるわ。して…。」
「は…。」

口付ける。邪魅はしばらく戸惑っていたが、やがて意を決して舌の先をおずおずと品子の唇の間に差し入れた。
入れただけで動かさない。動かすなどという知識は彼にない。増して互いの舌を絡ませ合うなど。
品子の舌が邪魅の舌に触れ、ちろちろと動いた。
「んっ…!」
何事が起きたのかと驚いた邪魅が、呻いて品子から顔を離す。品子は今度は怒らなかった。
唇と舌が触れ合った事で気を良くしたのか、優しく諭すように言った。目つきも柔らかくなっている。
「舐め合うのよ、邪魅。舌は唇に挟むんじゃなくて口の中まで入れるの。そうしながら唇も吸って。
さあ、もう一度…長く…ね?」
「は…い…。」
また口付ける。言われた通り舌を口内まで侵入させてみると、品子の舌が絡み付いてきた。
(う…気色…悪い…!)
ただでさえ初めての事。加えて望まぬ口付けと来た日には快楽は一切伴わない。自然と眉根が寄った。
もうやめたいと彼は思った。だが品子の気が済むまで好きにさせてやらなくては、彼女はあの破片で本当に首を切るだろう。
594灼熱氷土 10:2009/05/01(金) 20:17:39 ID:4vloSoxS
品子に唇を吸われる。吸いながらも彼女の舌は依然動いたままだ。
(そうか…吸うのだったな…。こ、こうか…?)
吸ってみる。ちゅうと音が鳴る。舌を動かす。吸う。それを繰り返す。品子のように二つを同時にはできない。
品子の所作と合わさり、淫猥な音が耳に入るようになった。
ぴちゃ。くちゅ。

荒い息づかいで深く口付けて来る品子の腕は、いつの間にか邪魅の首に回されていた。
グラスの破片ももう持っていない。両腕が彼に絡まっている。掌が、指が、男の長く美しい髪を撫で、時に掴む。
(な…長い…まだ終らんのか…。)
口付けというものは、唇を一時重ねて終わりなのではないのか?
その後見詰め合い、照れ笑いなどをするのが普通なのだと思っていたが。
自分はこの行為が終った後に笑える自信は皆無だ。笑おうとする気力すらない。
もしかすると今させられているのはこの方が独自に考え出した新しい口付けなのかもしれない。

「んっ…ん…。」
「うぅん…。」
くちゃ。ちゅぷ。
呻きながら、音を立てながら思ってしまう。思ってはいけないのはわかりきっている。だが思ってしまうのだ。
私はまるで犯されているようだ。

いつ終えるとも知れなかった長い時から、おもむろに開放された。
閉じていた瞼を持ち上げる。重さなどほとんどない筈なのに、半分も開かない。眉根も寄ったまま、動かない。笑えない。
あれが終った証としてのように、また自分を防御するかのように札を下ろす。
いつの間についた札なのかは記憶にないが、これがあって良かったように思う。こんなものは何の役にも立たないとも思う。
息を整えよう。いや、それより傷の手当を…居間に行けば救急箱がある。あれには消毒液と、がーぜという物が入っている。
女である品子にはあまりそういう事はなかったが、品子の父は子供の頃やんちゃをしてはよく怪我をしていた。
大きな怪我は知られぬようにできる限り防いできたが、ふとした拍子に転んだり、何かに肌をひっかけてしまった時の傷を
大人達が手当てする様子はいつも心配して見ていたので、簡単な事位ならわかる。
「居間へ行き救急箱を取って参ります。しばしお待ちを。」
品子は邪魅の首に腕を回したまま、離れない。
「品子様…終ったのならお離し下さい。」
言って、はっとなった。
595灼熱氷土 11:2009/05/01(金) 20:19:03 ID:4vloSoxS
自分は何を。今、何という物の言い方を。
謝らなくては。謝罪の言葉を…。お詫び申し上げますと一言。

…出て来ない。何故だ。
「邪魅。」
笑っているような放心しているような、如何とも形容し難い表情の品子が、声だけは普段通りに囁いた。
「しましょう。」
「また…ですか…?」
「キスじゃないわ。セックスよ。あなたにわかるように言うなら、共寝。」
「と…も…ね…。」
意味はわかる。だが…だが…。
「そう、契るの。言ったでしょ?私、子供じゃないわ。」
「なりません!」

高く裏返った声で叫ぶと同時に、ここは何処だと不可解な疑問を抱いた。
長く見知った菅沼邸である事は知っている。だが、ならば何故斯様に凍えるのか。
これは寒気などというものではない。前にてれびで見た遠い北の果て、永久氷土とやらを思い起こさせる凍気だ。
「大声出さないで。みんなが起きちゃう。」
起きてくれ。
「どっちから脱ぐ?脱がせっこしましょうか。ふふっ。」
逃げなくては。
「あなたの子を産むわ。」
一刻も早くここから逃げなくては!
「お目を…覚まされませ…。」
定盛様!
「くすくす。さっきは寝ろって言ったのに。もう、何なの?邪魅面白い。」
リクオ様!

「私はあなたを抱けません。」
「どうして?」
「あなたは私の妻ではございません。」
御名で呼べなくなっている。
「気にしないわ。」
「私が気にいたします。」
「今はそんな時代じゃないのよ。あなたこれからも生きるなら時代に適応しなくちゃ。」
「そのような適応、できずとも構いません。」
「やっぱり頑固ね。そこが好きよ。」
「私もあなたをお慕い申し上げております。」
「それも嘘なのね。」

犯されているようだったのではない。犯されていたのだ。
凍えるのは血が凍ったからだ。

<灼熱氷土・未完>
596灼熱氷土 後書き:2009/05/01(金) 20:20:38 ID:4vloSoxS
訳わからん。しかもキモい。
でもせっかく書いたし、こういうの好きな人ももしかしたらいるんじゃないかと思って投下しました。

邪魅涙目。脅えすぎ。どんだけ潔癖なんだ。他力本願だし。
誰か続き書いてください。というかラブラブで幸せな邪魅×品子を書いてください。
エロなくてもいいから。

最後に恐ろしくて逃げたくて仕方ないのに、でもやっぱり品子が大切で、狂わせてしまった事に罪悪感もあって
本格的に犯され(フェラと騎乗位)リクオに明鏡止水"桜"的な意味で「寒うございます。私を燃やして下さいませ。」と言って
「俺に男色の趣味はねえ。」と一蹴されて、凍えたままこだまに無賃乗車で上京。(←本スレネタ)
「女って怖いんだな。びーえるに走ろう…。」というオチを用意していました。このオチは板違いなんで書かなくて正解ですね。

最初考えてた案ではセクロスする事で両想いになって、でももう決めた事だからと明日邪魅がリクオに従って上京しちゃう事を受け入れた品子が
邪魅の人間だった頃の名前を訊いて邪魅がそれに答えて終わり、だったんですが、どこでこうなっちゃったのか。
彼のオナニストな少年時代も盛り込む予定だったのにな。

邪魅の家族の話は、犬、片栗粉、投石が2chのコピペ改変です。それにしても曽祖父ヒドス。邪魅止めろよ。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
597名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 22:13:21 ID:f8Dx0S9L
>>596
乙でした。初めてなのに大作ご苦労様。
せっかくだから最後まで書けばよかったのに。
「未完です。続きを書く気はありません。」って最初に言っちゃうのは
あまりよくないと思うよ。
598名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 22:58:46 ID:3CYzAs3e
>>596
GJ!
続きが見たいです。
599名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:26:20 ID:vodXvs95
>>596
卑下するなあああああああ!!
これだけの神作品を書いた者にそんな書き方されたら
俺みたいな三流はどうすればいいんだああああ!

何がいいたいかというとようは神GJ。続きカモーン。
600名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 18:02:45 ID:XU0Bsa4J
>>586
曽祖父ひでぇw
601名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 17:18:37 ID:T1xB/kd0
天下のリクオ様の目玉をとろうなんて恐れ多いことを
罰として三つ目たんは、夫の見てる前で性的におしおきされるべき
602名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 20:32:48 ID:+3TgKQPP
灼熱氷土作者です。

>>597
ねぎらいありがとうございます。読んでもらえて嬉しいです。
邪魅×品子なんて読み手がいないと思っていたので。好きなカプなんですけどね。
あと忠告もありがとうございました。今度から気をつけます。

>>598
2chでGJと言われるのはこれが初めてです。書いて良かったです。
読んでくれた事とお褒めの言葉をありがとうございました。
11話を書いた時点ではどうしても続きが思い浮かばなかったのですが、ご期待にお応えしようと頑張ってみました。
さっき書き上がったので、前書きと後書きを書き終えたら投下しますね。

>>599
神って言う人が神なんです。
読んで下さった上、そんな風に絶賛して下さって本当にありがとうございます。
>>599さんも職人さんなんですね。そちらこそ卑下されずにまた作品を投下して下さい。
楽しみにしています。

>>600
そのツッコミを今か今かと待っていましたw
これは一番お気に入りのコピペの改変です。笑っていただけたなら幸いです。
読んで下さってありがとうございました。
603灼熱氷土 前書き2:2009/05/04(月) 23:36:17 ID:+3TgKQPP
灼熱氷土の続きが書き上がりました。前回読んで下さった方々、ありがとうございました。
最初どうしても続きが思い浮かばなかったのですが、書こうと思えば書けるものですね。皆さんのお陰です。
書いてる途中でPCがフリーズしてしまう災難にも見舞われましたが、頑張って仕上げました。
邪魅のオナニストな過去が今、暴かれる。…どうでもいいですけど「ふんどし」という言葉がどうしても書けませんでした。
人に小説を晒すのはこの作品が本当に初めてで、物凄くドキドキしています。
また想像以上に長くなりましたが、読んでみようという気になった方、よろしくおつきあい下さい。
よくわからん言葉が出てくるかも知れませんが、後書きに説明をつけておきました。

それでは始まります。邪魅逆レイプ、今回は拙いながらも本番ありです。
604灼熱氷土 12
妻に会いたい。私に妻はいない。だが会いたい。
照れ臭いから一緒に外を歩く時は少し離れて歩いてくれ。周りに人がいなければ手を繋ごう。
私は甘いものは好まぬが、時々流行りの菓子など食べに連れて行ってやる。
そのかわり晩酌の時には酌をしろ。恥ずかしいが口移しで飲ませる悪戯をするのも悪くない。
飲んだ後は褥で優しくしてやろう。終われば頬を撫で、可愛いと言ってやるから。
子はどちらか一方ではなく、二人ともに似ているのが良い。共に歳をとろう。

「明日お父さんにお揃いの指輪を買ってもらいましょう。」
「指輪…を…?」
「ええ。私達結婚するのよ。知ってる?結婚指輪は薬指に嵌めるの。」
品子が邪魅の手をとる。
「指、長いのね。綺麗…。」
うっとりと撫で、頬ずりをし、唇を当てる。
痺れるような不快感。
「結婚するって言ったら、お父さんもお母さんもきっとまだ早いと言って反対するわ。結婚は女は十六歳からだもの。
でもさせてくれなきゃ自殺するって言うの。そうすれば許してくれる。それでもお父さんはあなたを殴ろうとするでしょうね。
でも大丈夫。こうしていてあげるから。」
そう言って邪魅を抱き締める。
「私は明日にはリクオ様と…。」
「そんなの許さないわ。…結婚式に着るのは絶対ウェディングドレスだと思っていたけど、白無垢もいいわね。
あなたはタキシードも似合うでしょうけど、やっぱり着物が一番だわ。高砂やを聞きながら三々九度をするの。」
「結婚…など…致しません…。」
「するのよ。」
「そんな気は…毛頭ございません…。」
「照れているのね。可愛いわ。」
何を言っても通じない。

「さあ、しましょう。初めてだから優しくね。」
「致しません…。」
「そう。じゃあ…さようなら。」
また首を切られた。先程よりも深く。流れ出る鮮血に目を奪われ、反応が遅れた。
「お止め下さい!」
首に食い込むグラスの破片を持った品子の腕を掴む。品子は抵抗したが、男の力には叶わない。
奪った破片と卓の上や床に散らばっていた破片を集めて羽織の裾にくるむ。最初からこうしていれば良かった。
「これで失礼いたします…。お休みなさいませ…。」
「刃物なんていくらでもあるわ。台所には包丁が。私の部屋には鋏もカッターもある。窓を割るという手だって。
それをあなたが全部始末しても、買って来ればいいだけよ。」