【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】
1 :
教官:
>>1乙ファンゴ
ところでコンガ娘はスカ●ロア●ルプレイで楽しめるのでしょうか
アリだな
>>1乙ビスカス
お腹を空かせたババコンガ娘に
痺れ生肉やら腐った肉とか食わせて…ハァハァ
>>7>>8 ババコンガ娘「お、お願いひますぅっ……! 出させてくらひゃいっ!」
尻尾で掴んでるキノコで栓ですね、分かります
いやいやそこは俺のキノコでだな
こっそり、字書き参上〜…。
えと、とりあえずなんか書いてみたんだが…。
途中投下はダメ…ってか例えばプロローグは出来たよー!続きの第一話は待っててね!って形式はアウトですか?
長さによる
>>12 プロローグ自体それなりに長い気もする。
とりあえず話全部作るまで自重しとくよ。スレ汚しになるといけないし。
wktkして待ってるぜ
頑張ってくれ
いゃん
くっく
くえー
クック萌え
前スレで誰かが言ってたキリンのリンさん数えてみた
保管庫に五人くらいいたよ
キリン人気者だな
先生の可愛さは音爆のときのモーションだと思うんだ。
ナニアレw
『相棒と金火竜』
擬人化路線、キーワードは『大剣』と『金火竜』であります。
一発目、ちょっと投下してみます。反応を見ないと何とも。
ちなみに今回は女の子は出てきません、あしからずorz
俺はディア=ノーティス。ギルド所属…主に砂漠戦が専門の、ハンターだ。今回、とある依頼書を受注してこの古塔にいる。
「ん〜………!」
この瞬間にかけるために、今、全神経を総動員させている。
巨大な体躯でこの古塔の頂上を異常な速度を保ちながら走ってくる、奴。
口から漏れる火煙も猛々しく、しかしそれに勝りまず目に止まるのは黄金石の塊にすら見紛う、輝く金の体だ。
『グアアァァァァ!!』
恐ろしい砲孔とこの突進されている状況でなければ間違いなく見とれてしまうに違いない。
輝く宝石すら連想させる、この飛竜…。
黄金の火竜にして陸地の女王。リオレイア希少種である。
「スゥーー………」
俺の祖父…俺は「じっちゃ」と呼んでいたが、彼から教わった「渾身の呼吸」をして身構える。両手に握りしめ、優に俺の身長を越えるこの大剣には名前がない。何の素材でどこで作られたかすら分からない。
だがちゃんと名称はある。もちろん、先代の使い手であるじっちゃがつけた名前だ。
名を…『滅龍牙』という。
「ハァァァ………アアア!!!!」
ジャストタイミングを見計らって俺は一気に滅龍牙を振り下ろす!
『グゥゥッッッ!!』
空気の抵抗すら引き裂く一撃は突っ込んできたリオレイアの頭部に見事直撃した。当たった瞬間に赤黒い稲妻を辺りに迸らせながら、滅龍牙は刀身を重力に従ってさらにめり込ませていく。
『ギィッッ……グォ……!!』
実に…苦しそうに鳴く。
正直なところ、この「渾身の呼吸」で繰り出した一撃は何体もの飛竜を葬ってきた「必殺」だ。どの飛竜もこの後、刀身をどけると絶命する。
俺はこの瞬間が好きではなかった。刀身をどければ絶命する飛竜…。罪悪感が、あった。
カタカタカタ………
滅龍牙が震えだす。さあ、私をどけろ、と。奴の全てを飲みきってやったのだと。
ハンターを始めた頃からの相棒だからこそ、わかる。
この武器は、間違いなく生きているのだ。
「吸血鬼に似てるよ…お前。」『………』
もちろん大剣は何も言わない。しかし。
ピリッ!
「いっっつ……!?分かったよ!冗談だっつの!」
赤黒い稲妻を申し訳程度に流された。まったく、とんでもない武器だ。
そんな吸血鬼もどきのような大剣を、いよいよ俺はどかした。意外以上に軽いのだ、この武器は。
そして。
『グォ…………。』
飛竜とは思えない弱々しさで鳴いた。……終わった、な。
また1つ、命を殺したんだ。
それはハンターになる上で覚悟を決めていた事。
じっちゃから託されたコイツを相棒にしたその時からの覚悟のはずなのに、未だこうして迷っている。
「さて、帰るか。」
『…カタ』
滅龍牙は震えて答えた。世界広しといえども、人に反応する大剣はこいつくらいだろうな。
若干苦笑しながら、相棒を背中に戻して帰ろうとしたその時。
『グル………』
背中に冷や汗をかいたのは久しぶりだった。
確かに後ろから聞こえた寝起きのような飛竜の声。
まさか相棒が鳴いたわけではあるまい。
恐る恐る後ろを振り返ってみる。相棒ですら、共に焦っているように思えた。いつもとは違う、震え。怒りや驚愕にも似た、絶望の震えだ。
『グルルル………』
のっそりと奴は起き上がった。まるで爆弾採掘させた後のアイルーのようにゆっくりと、だが、確実に。
ここで相棒を抜刀して切りかかれば…!
だが必殺を受けてなお、起き上がった相手に対して畏怖を感じずにいられるだろうか?
相棒も震えすらしなくなった。
『グゥゥアアアオオォォ!!!!』
リオレイアの『バインド・ボイス』…!!
俺の体は完全に硬直してしまった。今まで、こんなに感情を含んだ雄叫びは聞いたことがなかったからだ。
そして奴は俺が怯んでるスキに2、3歩下がった。
その前動作から来る奴の『必殺』を俺は身に染みて知っている。
『満月斬り』。俺の生まれ育った地方ではそう呼ばれている。ハンターズギルドでは誰が命名したのか『サマーソルト』とも呼ばれている、尾毒を生かしたまさに『必殺』だ。
しかし。次の瞬間。
ゴッッッ!!!!
「うっ…」
俺は、後頭部に打撃を受けた。尾毒と打撃の二重痛覚の中、気付いたのはある事実。
奴は一度サマーソルトを打った後に、今度は前転の要領で逆サマーソルトしたのだ。
薄れゆく意識の中で、もう助からないかもしれない俺は最後の望みをかけて倒れたまま、腰のバッグから、緑色の奇妙な形をした玉を取り出した。
ギルドが開発した、ベースキャンプまで一瞬にして戻れる『モドリ玉』というやつだ。
せめて倒れたままの死体を食われないようにと、俺はモドリ玉を投げた…というより転がした。
微弱な衝撃だったにも関わらず、それは破裂し、中から真緑の煙がモクモクとあがり始める。
俺の視界はそこで途切れた。
最後に聞いたのは、けたたましいがどこか苦しげな、リオレイアの雄叫びだけ、だった…。
GJ
早く続きが読みたい
>>27と
>>28の間何故か抜けてるorz これいれてください。
飛竜王リオレウスと違い、リオレイアは空を飛ぶことが少ない。故に『陸地の女王』なのだが…そこで甘く見てしまったハンターがどれほどこの『必殺』で命を落としたか…。
もちろん喰らえば俺だって例外じゃない。ましてや目の前のコイツは…金色のリオレイア!!
ビュウッッ!!!!!!
大気を切り裂く音と同時に、奴が鉄棒でいう、逆上がりの要領で尻尾を一回転させる。
ガキンッッ!!!!
かろうじで背中の相棒を抜刀して同時に防御した。
生きようとする本能が、恐怖に勝ったのだ。
「ばっかやろ…伊達にハンターやってねーんだよっ!!」
ババコンガが座り込んで何か食べてるシーンあるじゃん
ババコンガなおにゃのこをあんな風に膝に乗っけたい
やべえうっかり変なの書き込んだ
ごめん
いや、アリだ
リオレイアの雄叫びってのに違和感があるのは俺だけじゃないはず
雌叫びと書かれても、なんのことだかわからんがなw
>>31 乙。1レス1レスがスッカスカなのが気になる。
1レスは4KB近く、60行まで書けるよ。もう少しつめた方が良いんじゃないかな。
それと、投下終了ならそうと明記した方がいい。その方が読み手も安心してレス付けられるよ。
>>37 色々ありがとうです。やっぱちょっとスカスカだったか…。
1人でも期待してくれてる人がいるみたいなんで1話1話、ちょこちょこ落としてきたい。
雄叫び関連、ツッコミ等々ありがと。何でも感想くれるとありがたい。では!
>>31乙
意志を持つ剣が出て来る漫画を思い出した
ありゃ持ち主が小娘だったけど
グランローヴァじゃなくてタイトル忘れた
擬人、モドリ玉……次の展開が想像出来過ぎる><
ので、
>>31なりのオリジナリティに期待したい
擬人姦、龍姦除いてここからオリジナリティもクソもあるのか?
王道やお約束は嫌いじゃない俺は少数派
♀の選択肢は
・集会所ツンデレ
・受付嬢各種
・集会所長
・商店のオバチャン
・噂話の女
・村長
・武器屋の女将
・被害妄想アイルー
・ハンター
辺りか。多いのか少ないのか、それよりモンハンたる必然性が疑問だ。
ところで聞いてくれ、人生初のモノブロス狩りの時、こちらは2落ち奴は角尻尾破壊で時間切れになったんだが、
奴とはいずれ再び決着をつける必要があると思うんだ。奴を見つけて決着をつけるにはどうすればいい?
43 :
『相金』の人:2008/11/29(土) 18:16:18 ID:RWjcblHY
みんな色々ありがとう。ストーリー的に王道かもしんないが、暖かい目で見て下さい。
では、『相棒と金火竜』第2話投下します。
相棒、ついに人へ…。
44 :
『相金の人』:2008/11/29(土) 18:18:09 ID:RWjcblHY
目が覚めたらそこは古塔のベースキャンプだった。
起き上がろうとして後頭部に激痛が走る。
「いって…ぇな…」
軽く手を触れてみると、傷は塞がりつつある。毒も何故か抜けているみたいだ。
…一体、誰が?
と、ベースキャンプの外から声が聞こえた。
「あ!コラ!まだ起きるな!」少し焦り気味の女の声。
…バカな。女性ハンターは連れてきてないはずだが。
まだ霞む目で、その女の姿を確認しようと目を細める。
まず、すらっとした足が見えた。自然になんとなーく目線は上に上がっていく。
引き締まった腰が見え、豊かな胸が目に入った。かなり恥ずかしくなったが肝心の顔を見るためにさらに視線を上げていく。
「―――……っ。」
完成されたとも言っていい、美貌があった。
くりっとして落ち着いた真紅色の瞳に、程よい大きさの鼻。どこまでも紅く、瑞々しい唇。肌はそれに対し、白銀のように白い。それがまた一層瞳や唇の紅を強調しているようにも思える。
45 :
『相金の人』:2008/11/29(土) 18:20:03 ID:RWjcblHY
「ちょっと?アンタ、どーしたのよ?大丈夫?」
呼び掛けられて俺は我にかえった。魔性の美しさか…。もしくは俺の直球ストライクのせいか?
「あ、ああ…大丈夫だ。」
そう言うと女は少し微笑んだ。髪は肩より少し長くどちらかと言うと灰色に近いが、決してくすんではいない。輝いているようにも見える。後ろのほうはぴょこぴょこ跳ねているがいいアクセントだ。
が、身にまとっているのはその容貌とは正反対だ。
黒を貴重とし、赤いラインがいくつも引いてある…スーツのような服だ。しかも背中には見たこともない赤黒い太刀を背負っている。
「さすがにアンタが倒れた時は私も焦ったな〜…。」
指で頬をポリポリ掻きながらはにかむ彼女だが、俺は混乱の渦にいた。ぶっちゃけ紳士気取ってる場合じゃない。
「え、いや、誰?何故?どーやって?」
我ながらバカな質問だ。しかし何となく、目の前の女にはこれでも伝わる気がしたんだ。
「私?やだ…まさか分かんないの?」
「全く分からない。」
俺にバッサリ即答されたのが心に刺さったのか、少し落ち込む彼女。
「はぁ…ったく。アンタの相棒よ!もうっ!」
「相…棒?」
俺が相棒と呼ぶハンターは正直いない。何故なら俺の相棒は常に背中にいるあの……
46 :
『相金の人』:2008/11/29(土) 18:22:15 ID:RWjcblHY
「あ。」
「気付きなさいよー…。」
まさか。
…このウルトラ美貌娘は…!!
「おまっ!!『滅龍牙』か!!」
「遅いわよ、気付くの!」
いや、無理だろ。
とりあえず俺は頭に浮かんだ疑問を片っ端から並べる。コイツが相棒だと確信したからにゃ容赦しないぞ。
「何故人間に?っつーか背中の武器なに?俺の武器はー!?」
「さっきから質問ばっかうっさい!!」
バチィッ!
「おうっ!」
と、怒った彼女の前髪辺りから見覚えある赤黒い閃光が放たれた。
…間違いない。相棒だ。
その稲妻は俺の胸のあたりに直撃した。
「うぐっ…。」
「ごっ、ごめん。大丈夫?」
「で、何で人間に?」
「復活早いよっ!?」
彼女の話によると、あの後、俺は倒れる前にモドリ玉を使ったが失敗してしまった。しかし気が付いたら自分は人間になっていて、とりあえず俺をベースキャンプまで運搬…介抱してくれたらしい。
「何でか分かんないんだけど、さ。」
「そっか…ごめんな。俺がふがいないばっかりにお前をこんな姿に…。」
「そんな、謝んなくていいわよ!それに…その…話せたの…嬉しい…し。」
後半は何やら俯き加減になっていったのでよく聞き取れなかった。
47 :
『相金』の人:2008/11/29(土) 18:24:21 ID:RWjcblHY
心なしか顔が赤いような?
「今、最後なんつった?」
「なっ…何でもないわよっ!!」ええい、煮え切らない奴だ。
「気になるだろー。」
「いーのよ!!バカっ!!」
バチッ、とまた稲妻を俺に直撃させるこの女。
「いてぇ!反則だ!」
「う、うるさいわね。」
「くっ…相棒がまさかこんなに凶暴だったとは。」
「アンタがいけないんでしょアンタがー!?」
実に話していて安心する奴だ。やっぱり相棒で間違いないんだなって、確信した。
同時に何らかの原因で変わってしまった彼女を救ってやりたい。…しばらくは、コイツのために何とか頑張ろう。
そう心に誓った。
と、また1つ疑問が沸いてくる。
「なあ、あのリオレイア…どうなったんだ?」
彼女は首を振った。
「分からないの。私はアンタを運ぶのに必死だったし…。」
「そうか…ありがとう。」
「べ…別にアンタのためじゃ…ロアが悲しむと…ゴニョゴニョ…。」
ちなみにロアってのは俺の祖父…じっちゃの名前だ。
じっちゃの名前も知ってる辺り、再度コイツが相棒であると確認した。
「なあ、見にいかないか?」
俺の提案に彼女は頷いた。
「当然ね。このままじゃ成功か失敗かも分からないし。」
そう言って彼女は手を伸ばしてきた。白くて細い指だ。
俺はまだ痛む後頭部を抑え、その手を取った。
48 :
『相金』の人:2008/11/29(土) 18:25:58 ID:RWjcblHY
「私の名前、知ってる?」
「名前……滅龍牙じゃないのか?」
さも当然のように答えたつもりだが、彼女はムッとしたようだった。
「…サーリア。サーリア=レイスよ。」
「じっちゃがつけてくれたのか?」
「そうよ。…ちゃんと名前で呼んでよね。」
グイッと、手を引かれてベッドから起きあがる。
サーリアはニッコリ微笑んで俺に言った。
「さ、行きましょ?」
―――To be continued...
○余談○
「ところで、俺の武器は?」
「私。」
「ちげーよ!?いや、合ってる!?」
「素手で戦いなさいよー。」
「何のほほんとして死亡フラグ立ててやがる!!」
さてさてリオレイアは生きてるのか…?
49 :
『相金』の人:2008/11/29(土) 18:28:34 ID:RWjcblHY
2話、投下終了になります。
大剣娘登場の巻でした。
3話、只今執筆中…。
乙。
大剣娘なのに得物は太刀……?
まあいいや続きが気になるワッフル
その太刀が擬人化すると、今度は背中の得物が双剣になる訳だ
以降片手→ハンマー→狩猟笛→……
分身させんなwww
というかその過程だとハンマーが小槌レベルに…
>>51 なんだそのキリが無いストーリーww
マトリョーシカじゃねーんだぞwww
乙だが
>>51の武器娘マトリョーシカに全部持ってかれたwww
取説の目コピだが、太刀は
「大剣をさらに研ぎ澄まして軽量化、振りの速さと流れるような連続攻撃を手に入れた派生武器」
とあるし、大剣娘に太刀はむしろ正しいかと。
でも、ランス娘がガンランス担ぐのは色々と許し難い。
>>55 大剣を削ったのが太刀
ランスに追加したのがガンランス
ならガンス娘がランス担ぐのは構わないのかと言われればそれも違和感。
57 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:43:46 ID:TiNpaMgX
『相棒と金火竜』第三話、投下します。
今回は金火竜娘、登場。ちょっぴり主人公が暴走します。
58 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:44:57 ID:TiNpaMgX
古塔の頂上まで俺達は一言も話さなかった。
もし、あの全力の一撃を叩き込んで生きていたら……。
そんな『今までにない』不安を俺達二人は言葉なんて交わさなくても共有していたんだと思う。
そして、頂上へついた。
崩れかけたアーチをくぐり抜け、闘技場を思い起こす円形の場所へ出る。
「………いない?」
「まさか逃げたの?」
顔を見合わせる俺達だったが、サーリアはふと何かに気付いたようだ。
「あそこ…誰か倒れてるわ。」見ると確かに奥の方の崩れかかった屋根の下辺りで誰かが倒れている。
「なんでここに人が…?」
リオレイアはいない、人は倒れている…予測できない事態に混乱する俺を、サーリアの手が引っ張った。
「ちょっと行ってみましょうよ。なんか、嫌な予感する…。」
近くへ歩いて行くにつれて、サーリアがピタリと歩を止めた。何やら焦っている感じだ。
「ネット。」
「は?」
「いいから!ネット出しなさいよ!」
確かに俺は今回ネットを持っている。が、何故ネット…。
しぶしぶネットを出すと、サーリアはひったくるようにしてそれを取り、倒れている人の方へと駆けていく。
59 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:46:11 ID:TiNpaMgX
「あー…えっと、サーリアさん?」
事態が飲み込めずに様子を見ていると何やら、倒れている人に巻き付けている。
これはただ事ではない、と俺も近くへ寄った。
「いい?あんまジロジロ見るんじゃないわよ…?」
なるほど、サーリアがそう言った理由も分かった。
倒れていたのは女だった。長さは3メートルはあろうかという黄金の髪に、まるでどこかから連れてきた妃のような顔立ち。だがどこかあどけなさ残る感じがする。
そんな彼女の状態は今、体に巻いたネットの隙間から見え隠れする肌色から判断すると…。
「何にも着てないってワケか…。」
「無理に見たらアンタ死刑よ、し・け・い!」
分かってるっつの。
さて、どうしたもんかな…。
このまま放っておくわけにはいかないし。
いや、そもそもだな…。
「誰なんだ?この子は。」
サーリアは意味深に鼻をクンクンさせてから眉をひそめた。
「この子から、モンスターの匂いがする。強い強い、龍の匂い…。」
何?俺の相棒は何を言ってるんだ?
「それにこの髪の色…。消えたリオレイア…。」
「オーケー。お前の言いたい事は分かった。だけどそれは有り得ない。」
60 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:49:09 ID:TiNpaMgX
サーリアが口に出そうとしている事は普通の事ではない。
この世界の摂理から外れる事だ。まさか、よりにもよって。
「金火竜が人間になったなんてのはな。」
ムッとむくれる彼女。口を尖らせながら反論する。
「私の鼻に間違いはないわよ。確かにこの子からは匂いがする。」
「そんなバカな事があるかってー…。」
「じゃあ何よ、私はどうして人間の姿になったワケ!?」
む、考えてみればもっともだ。武器が人間になるとはおとぎ話もいいところなんだが。
今時、黒龍伝説レベルだな。
「サーリアは、じっちゃの特別な武器だし何か秘密があってもおかしくないだろ?」
何反論してんだ、俺。
「そういう問題?…もう!いいわ、この子連れて帰りましょ。」
「…で、本人に聞こうってか?」
「ここで私達が口喧嘩したって変わらないじゃない。」
俺は言う言葉もなく黙ってしまった。もしかしたら俺なんかよりサーリアはよっぽど大人なのかな…。
かくして俺達はこの倒れている娘(ネット巻き)を連れて帰ることにした。
古塔を元来た道を辿っていく。娘を抱えているのはサーリアだ。
「俺、かつごうか?」
サーリアが疲れてたら可哀想だな…ってつもりで言ったんだが彼女はよく分からない表情で叫んだ。
「こっ…このスケベが!気を失ってるからって何しようとしてんのー!?」
「え!?濡れ衣じゃんそれ!?」
「じゃあどんな理由があるのよ!」
61 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:51:28 ID:TiNpaMgX
だーかーらー…
「サーリアが疲れてないか心配なんだよ。」
彼女の白い肌に少し赤みが差した気がする。何かまたマズい事いったか…?
「え、あ…うん…。だ、大丈夫だから。ありがと。」
そう言って話さなくなってしまった。さすが俺の相棒。よく分からんなー。
古塔から家に帰った時はすでに夕飯時を軽く超えていた。
まずは金色の娘をベッドに寝かせる。
「よいしょ…っと。」
自分も疲れているはずなのに、サーリアはとても丁寧に彼女をベッドに横にした。
「お疲れ、サーリア。」
「あは、大丈夫だよ。私だもん。」
一瞬、その笑顔に釘付けになった。胸がドキドキしてるし…。真紅色の瞳に吸い込まれるような錯覚すら覚える。
改めて真正面から魔性の美貌を見てしまったからかフラフラと足が勝手に動いていく。
62 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:56:42 ID:TiNpaMgX
「な、なぁサーリア…。」
「どーしたのよ?やだ、顔赤いわよ?」
キョトンとしていた相棒だが、俺のオーラに気付いたのだろうか。戸惑い始めた。
「ち、ちょっと?ディア?」
電流が走った。名前、初めて呼ばれたな…。
戸惑うサーリアなど気にもとめず俺はその体を抱きしめた。
「わ、わ。え?…ねえ、ディアってば。」
「もっと。」
「え?」
「もっと名前、呼んでよ。」
ギューッ…とさらに抱き締める。暖かくていい匂いだ…。
「あ……ん。」
その力加減にサーリアは小さく息を漏らした。苦しいわけではないらしい。
なんとなく、分かる。
だって相棒だから。
首筋に顔をうずめるようにさらに強く、抱く。
ピクン、と彼女の体が跳ねた。
「やぁ…くすぐったい…よ。ディア…。」
ああ、なんかゾクゾクする。もっと呼んで欲しい。
サーリアが欲し……え?
ふと、思考が止まった。
いや、むしろ我にかえった。
「おわあぁぁっ!?」
ズザザザッと後ろに後退するまでわずか0.5秒。
ドドブランゴもビックリのバックステップだったはずだ。
「ご、ごめん!俺は何を…!?」
サーリアの顔は紅潮しているが俯き加減なので表情は分からない。怒ってる…?
63 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 22:58:00 ID:TiNpaMgX
「………エッチ。」
ズダンッ!!と土下座する時間、0.3秒。ラージャンの腹プレスも真っ青だ。
「違うんだ!いや違わないけどなんかサーリアに見とれてしまったというか自我がなかったというか意識が毒状態にー!?」
ワケわからん言い訳ばっかの私、ディア=ノーティス。
ふと顔を上げて彼女の顔を見たが、怒ってはいない様子。
「サーリア、さん?」
「…あ、相棒なんだからあれくらいのスキンシップはあっていーけど!!」
ああ、きっと俺を傷つけないように話をしてくれてるな。うう、いい奴だサーリア。
「だ、抱き締めるならちゃんとそう言い…なさいよ。」
「え?それってどういう…」
お互いに気まずい雰囲気が流れはじめた…。
「あの…。」
と、不意に聞こえた第三者の声。俺達はピタリと動きを止めてその声の方を見る。
もちろんのごとくベッドの方だ。
「ここは…どこですか?」
金髪の娘が明るい灰色の瞳をこっちに向けてパチパチまばたきしている。
そこには若干以上のおびえの色も見て取れる。
先に口を開いたのはサーリアだ。
64 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 23:00:01 ID:TiNpaMgX
「目、覚めた?どこか痛む?」「あ…頭が少し…。」
「そう。じゃあ自分が『何なのか』分かる?」
唐突過ぎる質問だった。会話の脈も完全にスルーした、一方的にすら思う言葉。
しかも正体について強調して尋ねているようにも聞こえた。
いや、まさかそんな事が…。
「私は、竜です…。」
おいおい。冗談だろ?
しかしサーリアは確信が事実に繋がったのを聞いてさらに追求し始める。
「人の言葉で金火竜リオレイアと呼ばれている…間違いはない?」
彼女は弱々しく首を振った。
「それは分かりません…しかし体が金色の竜は私に間違い、ありません。」
「決まりね。」
チラリと視線を俺に向ける相棒。質問タイムは俺に回ってきたってか?
「えと、俺を覚えてる?」
「私を…斬り伏せた人…。」
瞳にはあからさまなおびえの色があり、また警戒心もよく出ている。
そりゃそうだよな…。
「どうして、私は人に…。」
「多分俺のせいだ。…ごめん。」
深々と頭を下げた俺にキョトンとする金髪少女。
「戻る方法は、探すしかないわね。それまでは…。」
「この子に俺の家にいてもらうしかないか。サーリアも戻れなきゃ困るだろうし。…まあ元々お前は俺の持ち物だけどなー。」
65 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 23:02:10 ID:TiNpaMgX
サーリアは顔を赤くしてぷいと向こうを向いてしまった。…なんかマズい事言ったか?
とりあえず俺は金髪少女の前に屈んで目線を合わせた。
「俺のせいでゴメン。怖がらなくていいから。…もう何もしない。戻れる方法が見つかるまで俺が面倒見るよ。な?」
「あ…。」
そう言って頭を少し撫でた。振り払われるかなーって思ったけど意外にそうでもない。
「お世話に、なります…。」
まだ警戒心は抜けないみたいだけど、少し微笑んでくれた。
とりあえずは話はまとまったかな…?
「俺はディア=ノーティス。よろしくな。」
「私はサーリア=レイス。この人の相棒よ。…よろしく。」
なんかサーリアは少し機嫌が悪い気がするんだが…む…やっぱさっきの暴走がいけなかったか…。
「私は…えっと…。」
彼女は名乗ろうとしてくれてるのだろうが、どうも言い淀んでいる。
もしかして記憶喪失…?と一瞬焦ったのだが、さっき俺を覚えていた発言をしていたのでそれはないだろう。
と、サーリアが。
「あなた…名前ないんでしょ。」
「……。」
さらに困ったように目を伏せる彼女。
「金火竜に名前があったらそれはそれでスゴいもんね。」
なーんかトゲのある言い方するなぁ…サーリア。
それを不思議に思いながらも、俺はある事を思いついた。
66 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 23:08:24 ID:TiNpaMgX
「名前、俺がつけていい?」
「は?」
真っ先に反応したのはサーリア。少女はキョトンとしている。「名前ないと寂しいだろ?」
「…はい。」
コクンと彼女は頷いた。よし、それなら…。
「シャル。どう?」
じっちゃが昔恋した女ハンターの名前だ。じっちゃが彼女に告白する前に、覇竜と呼ばれるギルドでも謎のモンスターに殺されてしまったらしい。
…この名前をチョイスしたのは不謹慎だったかもしれないけど。この子の外見的にもピッタリだと思ったから。
「シャル…分かりました。」
「その名前…。」
サーリアはじっちゃの武器だった事もあり、反応を示した。知っているんだろう。
「よし、決まりだな。よろしく、シャル。」
「はい…よろしくお願いします。ディア、さん。」
「…私もいるんだけどー?」
「サーリアさんも。」
「なっ…なんか取ってつけたような感じなんだけど!」
こうして、我が家に新たに2人もの同居人が現れた。
近所の目とか色々先が思いやられるな…。
―――To be continued...
「……とりあえず、服を、だなあ。」
「アンタ、顔がにやけてるわよ。」
「ちがっ、にやけてなんか!!」
「こんの…ヘンタイ!!」
バチバチバチッッ!!
「いてええっ!?!?」
「……クス。」
シャルの漏らし笑いでなんとかこの場は収まったのだった…。
67 :
『相金』の人:2008/12/01(月) 23:10:39 ID:TiNpaMgX
第三話、投下終了です。
王道…で流れに乗ってるけど、個人キャラとして可愛く見せられてれば幸いです。
第四話、まったり執筆中〜。
乙
ディアめ、あと少しなのにどうして止まる…
次回まで全裸待機だ
>>68 全裸とか馬鹿だなお前
風邪引くだろJK
下半身出して待機してますね
風呂に携帯持ち込んで全裸待機してる俺に死角は無かった
>>71 茹ツカミになるに一票。
全裸にマフラー、手袋、靴下完備で待機してますね。
俺も全裸にPSP持って素材集めしながら待ってるぜ
サーリアとシャルに翻弄されるディアが見える…羨ましいぜ
GJ!!wktkしながら待ってるぜ!!
全裸待機の方々のためにコーヒー淹れてきますた
ミルクと砂糖も置いておきますね
>>72 ああ、IDがPSPですものね、わかります
なんという奇跡w
そういや、モドリ玉→擬人化って誰が考えた設定なんだ?
擬人化のSSはモドリ玉関係多いし気になってたんだが
77 :
sage:2008/12/04(木) 09:12:42 ID:ds4s0vFl
そういや誰だろう?
クィーンの人あたりからじゃなかったか?
>>77 あーあ、スマン
まちがえた。ハズカシィヨ…
白モノブロスの人だろ
情報あり〜
にしても、公式でもないのに、かなり浸透した設定だなw
擬人化があるならその逆も然り
擬人化っていうのは、人というわかりやすいものへの引き寄せだからな
逆に、人が竜とか獣になるっていうのは、わかりにくいものへの遠ざけっていうか
アリにはアリだが、らしく表現するのが容易くはないと思う
ミラボレアスを討伐したものの、その戦いで長年の相棒を、多くの仲間を死なせてしまった男ハンター
栄光を手にしたものの、自責の念に苛まれ、更なる力を求めるようになる彼
ぽっかり空いた心の穴を突いて黒龍装備に次第に取り込まれ、その果てに本能のままに暴れ出す
人の心が徐々に喰い尽されていき、まさに人の姿をした龍へと堕ちかけた彼の前に一人の少女
少女は彼が駆け出しのハンターだった頃から彼に片思いをしていた、亡き相棒の一人娘
自分の娘のように可愛がっていた彼女も、今の彼には一匹のメスとしか認識できない
「犯せ、殺せ、貪り尽くせ」と命じる本能に従い彼女に襲いかかる男ハンター
彼女はそんな彼に懸命に語りかける
「貴方は悪くない、貴方が誰よりも頑張ってきたのは私が知ってる、だって貴方をずっと見てたから」
犯され蹂躙されながらなお、呼びかけ続ける彼女の温もりがいつしか彼を包み込み――
晴れて呪いは解けるものの、おさまりのつかない性衝動を堪えようと必死になる男ハンター
自我を取り戻した彼に少女はそっと口づけ、一つになれることが嬉しい、ずっと好きだったから、だからこのまま最後までしてと囁く
男はその言葉を紡いだ唇を己の唇で塞ぐことで、彼女の告白に答えを返すのだった
人から龍へと聞いてこんなのが思い浮かんだ
きっと人の心を取り戻した瞬間、ドラゴン→ルーツに装備が変化するんだぜ
良いなそういうの
SSにできたらもっと良いが
>>82 ハセヲ&セシルが頭を過ぎったのは俺だけじゃないはず
>>82 お前それで書け
と言うか書いてくださいおながいします
88 :
L:2008/12/09(火) 22:44:21 ID:FZh9SEcF
どうもー、大分ご無沙汰してました。『15匹目』から結構経っているので忘れられてるかもしれませんね・・・。
忙しい時期が続く中、隙あらば携帯で書いた小説、前回の「狂い始めた野獣の弦」からちょっと外れた特別編です。
シュチュエーションは男ハンター×(ミラボレアス×3)?
タイトルは『互いの想いと罪』前編になります、ではどうぞ。
89 :
L:2008/12/09(火) 22:46:39 ID:FZh9SEcF
――病院内、イリスとナナが寝てる部屋
「大体リレア姉さんおっぱい大きすぎですよぉっ!私なんてまだまだなのにぃ・・・・うらやましいでありますっ!」
「あのね・・・全然関係ないでしょ・・・。それにあんたはまだ発展途上なんだから・・・って、そう言うことが言いたいんじゃ無くって。
あんたは余計なこと言いすぎよ。私たちの正体がバレる所だったじゃない!」
「だってかっこいいから言いたくなるに決まってるじゃないですかぁ!」
「決まってないっ!少しは自覚しなさいっ!」
「リレア姉さんこそ!声もおっぱいも大きいでありますっ!」
「だからっ!関係ないと言って―――――」
「病院内では静かにぃっ!」
「あ、はい―――。」
「ご、ごめんなさいであります・・・・。」
・・・
・・・・
・・・・・
夢を見た――――夢を見たんだと思う。
私はいない、私はいないのに私は私の夢を見ていると思っている。
その夢に私は存在しない。
その夢は誰かの記憶かもしれない。
その夢に私の声は届かない。
その夢は、今まで見たことも無く―――どうしてこんな夢を見ているのかも分からない。
その夢に私の思いは通じない。
その夢は知らない誰かを映し出す。
その夢に私はイナイ―――誰かの記憶を読み返すように映る―――
その夢を覚えていてはならない。
その夢は、「ハンター」と「モンスター」の領域を侵すほどの過ち。
――――けれどとても綺麗だった―――――
90 :
L:2008/12/09(火) 22:48:24 ID:FZh9SEcF
―――Present place uncertainty!
・・・
・・・・
・・・・・
「・・・・・・。」
塔の中を黙々と歩く。ここはとても静か―――それは今ここには俺しかいないからであろう。
「・・・・・・・・・。」
上に上がれば上がるほど、空気が薄くなる。肌寒くなる。なに、これくらい気にするほどのものでもない。むしろ好都合だ。
「よっ・・・と。」
段差のある場所をよじ登る。これから真っ直ぐ歩けば、終点だ。
「・・・・・・。」
ゆっくりと、ゆっくりと歩く。徐々に終点が近づく。そう、俺の――――ハンターとしての―――
「・・・・はは、会いたかったぜ。」
塔の最上部に出る。より天空へと近い高さのあるこの塔の上空は、暗雲立ち込め、到る所で稲妻が走っている。そして俺の眼の前には――――
「さあ、俺を殺せっ!ミラボレアスっ!」
自らの体を発光させ、凶悪―――されど美しい存在、黒龍ミラボレアスの白、祖なる龍・ミラルーツが眼の前に佇んでおり、自分の領域に侵入した俺を
見下ろす。俺は両手を広げながら―――ミラルーツに近づきながらもう一度叫んだ。
「殺せっ!俺を殺すんだっ!」
だが、何故かルーツは何もしない。ただ、俺を見下ろすだけ―――
「どうした―――っ!俺はお前ら――――ドラゴンを狩りまくった天敵だぞっ!なぜすぐに殺そうと掛かって来ないっ!」
いつしか俺の叫びは―――
「頼むっ!殺せっ!俺を――――殺してくれぇっ!」
願う形になっていた。死にたいのなら別に自分でどうにか出来るだろう。だが、俺は―――『ミラボレアスに命を奪われたかった』
俺の手にも、背にも、腰にも、武器は無い。『持ってきていない』のだ。だから警戒なんて必要ない――――。
「・・・・・・。」
と、気が付くとゆっくりとルーツの手が俺の頭上に来ていた。
「・・・・そうだっ!そのまま――――」
そして、その手から小さな雷撃が迸ったかと思うと―――
「ぐあぁっ――――!」
何故か痛くは無かった。しかし眼の前は真っ暗になった。ああ、これで俺は解放される―――などと、分かるはずも無いがせめて心の中では―――と、
ルーツに感謝していた。
「・・・・・・。」
違和感を感じた。おかしい、俺は――――死んだんだよな?死ぬのって、ずっと真っ暗な状態が続くものなのか?
「・・・・さぁ、死んだことないから。」
誰かが俺の疑問に答えているようだ―――え、誰だ?天使か?
「天使?なぁにそれ?」
何だ――――知らないのか、頭には輪っかが浮いていて、背中には羽が生えていて、そしてとても綺麗な存在なんだよ。
「ふぅーん、私は頭の上には輪っかは無いけど、背中に一応翼はあるよ。」
ほー、そりゃあ驚いた。そんな天使が居るとはな。
「だから、天使じゃないってば。貴方こそいい加減に目を覚ましたら?」
覚ます?何でだ?俺は死んだんじゃ―――
「死んでないわよ。」
え――――?
「死んでないのっ、起きろぉ〜!」
「おごぉあっ!」
頭に何かをぶつけられ、痛みと共に意識が回復した。
「イッテテテテテ・・・・なにしやが――――」
背後からする気配に振り向いて文句の1つをぶつけてやろうとして――――止まった。
「なっ・・・・・。」
白い――――とにかく白い女の子が居た。透き通りそうなほどの白さを持つ髪は体に不釣合いでとても長い。そして肌―――まるで幽霊のように儚なさ
を漂わせるほどの色白―――だが眼は力強く輝き、見ているこちらは金縛りにでもなったかのように―――いや、金縛りよりもひどい。息が出来ないほど
――――見ていて胸が苦しくなる。
「って、いうか――――」
どうも肌の露出が多いなぁっと思ったら――――少女は全裸のまま俺を見下ろしていた。
91 :
L:2008/12/09(火) 22:49:40 ID:FZh9SEcF
「何で何も着ていないんだー!」
取り乱した俺はすぐさま眼を伏せて後ろを向いた。女の子が背後からこう答えた。
「着る必要なんか無いし、着るものも無いわ。この姿は一時的になっているだけよ。あなたと話す為にね。」
「な、何を言っているんだ・・・?」
「貴方こそ、何で私に『殺してくれ』なんて言ったの?」
はぁ?何でこの子がそんなことを知って――――
「むぅ?まだ気が付かないの?貴方、私に言ったじゃない、殺してくれって。」
「い、いや、あれはミラボレアスに・・・・。」
「だーかーらー、それが私だってば。」
「・・・・すまん、ちゃんと説明してくれないか?」
言ってみた後で聞きたいことが山ほどあるのに気が付く。まず場所。さっき居た塔とは違ってここは―――なんだ?あたり一面が靄で―――
「場所の説明からしてもらいたいの?この場所は『私達』がいつも遊ぶ場所だよ。」
遊ぶ場所―――っつっても分からん。さっき俺がいた場所からどれくらい離れているんだ?大体『私達』って?
「ああ、そう言えば分かりやすいのか。えーと、さっき貴方と私が居た場所から普通に上がっただけだよ。」
「上がった?あそこが塔の最上部な筈だが?」
もうあそこから上に上がるなど不可能なはず。もっと上―――というなら確かにルーツが全体落雷を仕掛ける際に降り立つ場所があるが・・・。
「ちーがーうー。もっと上なの〜。」
「単純に『雲の上』だって言えば分かるって、ルティア。」
何処からか第3者の声が聞こえた。いや、それよか何?ここが雲の―――上?
「あ、バルだー。」
ルティアと呼ばれる子は俺の背後を見ながら言った。それに習って俺も振り返る。
「うおっ!?またかよっ!」
姿を視認してすぐに顔を伏せる。今度は紅く長い髪をなびかせている子が居たが、どうなっていやがる・・・なんでまた現れた子が全裸なんだよっ!
「なにがまたなのかは知らないが・・・」
「ねぇ?何で人間がここにいるのよぉ?」
第4者―――しかも今度は距離が近い、耳元から聞こえた。
「・・・・・。」
おそるおそる隣からした声の方を見ると、今度は黒髪・・・しかしやはり全裸。
「―――ッ!」
訳分からん、誰かどうにかしてくれ―――。
「実はね、さっき下に居た時に現れてさ、いきなり「殺してくれー」なーんて言い出すんだもの。」
「なーんだぁ、そういうことか。なら今すぐにでも―――」
「まーまー。待ってよミティ。私はこいつと遊ぼうと思ってさ。」
え?俺が?この子達と?―――――遊ぶの?
「私は賛成しかねる、こんな得体の知れぬ人間と戯れるなど・・・・。」
「本来ココに人間なんか来れる訳無いもんね。ルティアも甘いわね〜。死ぬことを望んでいるんだからさっさと殺しちゃえばいいのに。」
幼い外見的ながらも言動がやけに残酷だな。そもそもこの子達は何者なんだ?
「紹介が遅れた・・・」
紅の髪の子は俺に見られることもお構い無しに佇んで
「私の名は「ミラボレアス・バルトリア」位名は『ティアトリウス』だ。」
紅の髪が血の様に更に濃くなった気がした。なんだ位名って?というか、眼のやり場に困るからあまり見せないでもらいたいのだが・・・。
「位名とは私たちの中で使われるそのモノの階級みたいなものを表すものよ。私は「ミラボレアス・ミティ」位名は『ミッド・ラスティア』。」
「位名」自体の意味は分かったがそれぞれ違うからには――――何か階級が違ったりするのか?
「そーだよ。『ティアトリウス』は「暗灼の王女」、『ミッド・ラスティア』は「黒曜冥の華」っていう階級なんだ。」
何だか聞くだけならかなり偉い階級じゃないか。
「まあね、ちなみに私は「ミラボレアス・ルティア」、位名は『ティエナ・アイリー』。「光天の姫君」って言うんだってさ。」
「だってさ」っておいおい。何だかもの凄いことを聞いたような・・・。
「ちなみに貴方は?」
「あ?ああ、俺の名は「リアン・アーク」。ハンターだった時は「減龍士」とも呼ばれていた。」
「減龍・・・士だと?」
紅い眼を濃くしてバルが俺を睨んだ。やはり、言ってしまえばそうなるよなぁ。
92 :
L:2008/12/09(火) 22:51:28 ID:FZh9SEcF
「ねぇねぇ?『ハンターだった』って、今はハンターじゃないの?」
対照的に純粋なる赤の眼をしたルティアは興味深そうに俺の側に寄ってきた。その、位置的にどうしても見えてしまう小振りな胸と小さな乳首に目が行ってしまうが、
すぐに見ないように眼を背け
「ついさっきやめたんだよ・・・・。ハンターなんてもう、やってられなくてな。」
と答えた。するとこちらを見もしないミラスは興味なさそうに
「ふーん、ハンターやめて死のうなんて思ったんだ?そんなによわっちぃんだアンタ。」
「いや、それは違うよミティ。」
俺自身も否定しようとしたが、先にバルが言った。
「『減龍士』というのは母上から聞いたことがある・・・。我々の様な存在を徹底的に葬る非情なる者だとか・・・」
が、どうも間違って知っているみたいなので一応補足しておく。
「そちらの価値観はさておき、俺は人に危害を加える危険な龍を狩っただけさ。別に、感情も無しに龍を殺している訳でも無い。現にそれが理由でハンターも
「減龍士」も捨てたしな。」
「なぁにそれ?」
ルティアは今度は俺の腕に自身の腕を絡ませて顔の距離を縮めてきた。俺はそれを拒むように顔を離そうとするが、腕に当たる胸の感触でどうも調子が狂う。
「ねぇねぇ、何で何で?教えてよ〜。教えてくれないと教えてくれるまでバルちゃんに焼いてもらうんだから〜」
さりげなく恐ろしいことを言うな。
「分かったからとりあえず腕を離してくれ、落ち着いて話せん。」
「分かった〜。」
素直に腕が離れると、ルティアはチョコンと俺の横に座り込み―――まるで寝るときに御伽噺をせがむ子供の様な顔で俺を見上げた。
「確かに、俺は沢山龍を殺してきた。勿論人の為―――だ。けれどな、段々分からなくなってきたんだよ。」
「ふんふん。」
俺の語りを真剣に聞いているようなルティアは今だ俺をジッと見続けている。
「分からなくなってきたとはどういうことか?」
後ろでバルが聞いてくる。一応この子も興味はあるみたいだな。
「龍を・・・殺すことが出来なくなった。」
「ふーん。」
曖昧な声を出すミティ。構わず俺は続けた。
「己の手にした武器で龍を斬る。しかし、その内自分がとんでもない事をしているのではないかと思ったのさ。力尽きる龍、それに群がる人々。
原型を留めず、骨までも貪られる龍の亡骸を見て、俺は途方も無い自己嫌悪と利用されている自覚を持ち始めたんだ。」
今度は誰も口を開こうとはしなかった、その方がいい。独り言のように続けられる。
「・・・・・。」
ずっと立っていたバルが座り込む気配がした。ミティもうつ伏せに寝ていたのを変え、胡坐をかくように座った。
「それに―――気が付いたら俺は、龍が尊い存在だとも思い始めた。何でだろうな、龍を滅ぼす者が、龍を大事に思うなんて―――ある依頼では「子育てを始めようと
しているリオレイアを討伐してほしい、もし卵が孵っていたのなら、雛も始末してほしい」と―――けど現場に行って、生まれたばかりの子とレイアを見ていたら、
なんだか気が引けてな。そのまま俺は放って置いたんだよ。」
その後、その依頼を俺が断ったせいで、別のハンターが派遣されたが、子育てで気性が激しいレイアに返り討ちにされ、命を落とした者も居たそうだ。そしてその
原因が、討伐しなかった俺に飛び、その街のハンターやら住民から「人殺し」だの「臆病者」など散々言われた。
93 :
L:2008/12/09(火) 22:52:16 ID:FZh9SEcF
「けどな、俺はやっぱり孵化した雛も、母親となった飛竜は狩れない。恥ずかしいけど、そんなことをしたら「可哀想」だと思った。それにハンターは本来、
自然とそして自分の目標である「モンスター」に感謝しなければならないんだ。そうでなきゃハンターは存在しない。だから「命を奪う」という業を常に意識して
狩らなければならない、それが今じゃ――――ただ単に自分達の安全や、金儲け、そして地位を得る為に狩る者が多すぎるっ。いや、中にはちゃんと意識している者も
居るだろう、けどそれもほんの一握りだ。そう思うとな、周りが醜く見えてしょうがないんだよ。」
そう俺は―――こんな現実の為に「減龍士」と謳われたんじゃない。ずっと、人の為だと思い続けて危害を加える龍を狩ってきた―――
それに対象を龍に絞っていたのは、龍を狩る技術を教えられたのと―――龍と対峙した時の興奮―――そして初めて感じるその龍の命と
自分の命の価値を認識したなんとも言えない感情だ。俺が力尽きれば龍は俺を食らい、自身のエネルギーとして蓄え、龍が力尽きれば肉体は自然へと帰り、育む。
しかし周りは―――否定する者ばかりだった。
「ある所では「飛竜保護団体」なんていうのもあった。「飛竜は守るべき存在」と言っているが、それは間違っている。俺たちが飛竜を守る権利など何処にも無いのだから。
だから――――」
「そこまでにしておいてもらえない?アンタの話ってさぁ、結構むちゃくちゃなところがあるのよねぇ。」
話の途中でまたうつ伏せに寝ているミティが口を挟む。それに同意してバルも
「人間とは業を持って生きているのだろう?それは我々龍とて同じ」
俺の予想も出来ない発言をした。
「なんだと?」
驚いて振り向き、バルを見据える俺を特に本人は気にせずに続けた。
「お前たち人間には私達龍にはそこまでの知能が無いと思われているようだが・・・実際にはそうではない。龍もまた業を持って生きているのだよ。」
龍が―――業を持っているだと?
「そうだ、お前の言った「人間に危害を加える龍」というのも―――その龍も業を持ってこそ人間に危害を加えているのだ。自分の領域を増やすか―――
将又自らの領域を侵されんと、自衛の為にな。それは人間とて同じではないか?」
「うっ―――」
ゲリョスのムチのような尻尾を食らったかのようだった。確かに言われれば、行動自体人とあまり変わらない。
「それにさぁ」
うつ伏せのままミティが今度は言い始めた
「アンタは深いところまで考えすぎ。人間も、私達龍も、皆今日生きるか死ぬかの瀬戸際を毎日――無意識ながらも感じてその日を過ごしているんだからさぁ、
気にしすぎだよ。」
「ううっ―――」
またしても何か―――誰かのランスでの突進を食らったかのように俺の体が吹っ飛ぶ感じがした。
「じゃ、じゃあ―――俺の今までの考えは―――」
「間違ってもいますし、間違ってもいないと思います。」
と、それまで静かに聴いていたルティアが―――先程とは違って優しげに答えた。
「そこまで自身の行いを悔やみ、私達龍を尊重し、自然の理を深く感じている人を、私は笑ったりしませんよ。―――行き過ぎた考えは改めた方がいいと思いますけどね。」
「・・・・・・なあ、今まで聞かなかったが、君達はあの黒龍「ミラボレアス」なんだよな?」
「はい、そうですよ。それが何か?」
事も無げに言うが、俺は気にせず、知っておきたいことを問う。
「じゃあ、何で人の姿をしているんだ?」
「ああ―――」
と、軽く笑って答えた
「この姿はここに居る時だけですよ。さっき言ったとおり、ここは私達が遊ぶ場所。遊ぶのに必要だからこうして人型になっているだけです。」
「ミラボレアスにそんな・・・変化出来る能力があったなんて・・・・。」
「いや、これは極少数。」
と、今度はバルが説明する。
94 :
L:2008/12/09(火) 22:53:01 ID:FZh9SEcF
「私達は「ミラボレアス」の名を冠する中でも特に高貴な存在。時にこの様に姿を変える能力も備わるということだ。」
「し、知らなかった・・・・。」
「当然よ。」
順に答えるように、今度はミティがしゃべる。
「下とか行って人間を相手にする時は元の姿に戻らなきゃならないけど、ここなら人間に見られないしねぇ。人間に知られてはなりませんよって
お母さんからも言われているし。」
何だか一気にミラボレアスの生態に近づいた―――はずなのだが、ミティの話では絶対に人間が知ってはならない事情じゃないか。
じゃあ今ここに居る―――人間である俺はどうなる?
「貴方は特別。私が気に入ったから許すわ。」
ルティアが―――ルティアは笑っていた。
「私のモノになれば命までは奪われないわよ?」
「いや、しかしそれは―――」
どうすればいいのか分からん。ハンターもやめ、後戻り出来ない状況だが―――かと言ってこの先自分の未来が分からぬ未知の領域に
踏み入れるのもどうかと―――
「ふふ、まあいいわ。それよりも―――ねぇ、ついでだから私達とあそぼー。」
っと、また腕にしがみついてくるルティア。先程の儚い少女の印象が消え、最初に見た無邪気な子に戻っている。
「あ、遊ぶってなにして――――」
そういえばこの子たちはここで一体何をして遊ぶと言うのか?
「ねぇー、いいよね?この人間も一緒にさ。」
「ま、いいでしょう。」
「私は別に構わないわぁ。」
バルとミティは「仕方なく」と言った感じで了承しているが・・・
「おい、遊ぶって―――何をするんだ?」
「今日誰からいくー?」
聞いちゃいねえ。
「・・・私だ。」
っと、何故か頬を赤く染めながらモジモジとバルが言った。風は吹いていないのに、足まで伸びた紅髪がサラリと靡いた。
「そっか、バルが受け身なら気合いれてやらないとねぇ。」
受身?気合?組み手でも行うのか?―――と、思っていると
「そいじゃ早速―――はむぅっ」
「―――あっ!」
と、バルに近づいたミティは姿勢を頭1つ分低くし、バルの―――幼い外見に反して少し膨よかな乳房を口に収めた。
ちょっと待て――――なにやっているんだこの子達は?
「むちゅっ―――ぴちゃっ・・・むぐむぐっ・・・」
「あぁっ―――っつぅ!ミ・・・ティっ!噛む・・・な―――っ!はぁっ!」
言葉とは裏腹にどう聞いても感じているようにしか思えない。片方の乳房の先端を口に含みながらミティは片方の手でバルの股間をまさぐった。
「あっ―――はぁっ!い・・・い、んんぅっ!あぁんっ!」
今までの堅苦しい声は消え、今ではすっかり―――ミティに成すがままに弄られ、少女らしく可愛らしい喘ぎ声を出している。
いや、見とれている場合じゃない。何でか自分でも分からないが止めないと――――
「お、おい・・・ちょっとま―――びゃっ!?」
95 :
L:2008/12/09(火) 22:53:40 ID:FZh9SEcF
自分でも間抜けと思うほど、変な声が出た。だが仕方ないのだ、何せ突然全身にビリビリと感電したように痺れた―――その理由は
「邪魔しちゃだ〜めぇ。そこで見てて〜。」
無邪気に笑いながら指先をパリパリと―――小さな火花を散らせているルティアだ。くそぅ、最初に下で俺に食らわせたのもコレか。
だが今度のは視覚がしっかりとしている。ただ体の自由を奪うために加減したらしい。おかげで無様にもうつ伏せの状態になった俺は、身体が痺れて動かないせいで
バルとミティの様子を嫌でも見てしまう形になった。
「ヴォ、ヴぉぃ・・・・・」
舌までもが痺れているせいでロクな口が聞けなかった。構わず俺は言った。
「ヴぁにじでびぃるんばぁお?」
「何しているんだよ?」っと言ったつもりなのだがやはり言えていない。
「何って・・・遊んでいるんだよ?」
驚いたことにルティアは俺の言っていることが分かっているらしい――――ので、このまま続けて俺は言った。
「あべがあぼぉびばぼぉ?(あれが遊びだと?)」
「うん。知っているわよ、この姿であんなことをすると不思議な感覚が身体から起こるんでしょ?人間って―――」
人間の姿をしている―――ルティアはバルの身体を弄り回しているミティ、2人を見ながら言った。
「あ、あぼぉびっべおばべぇ・・・(あ、遊びってお前・・・)」
「最初は何で人間がこんなことやっているのか分からなくってね、すごく苦しそうな顔しているのにずっとやめないんだよ?」
普通、そうやって人が性交するなら自分の部屋か相手の部屋だ。それはつまり街や村で行われるから、この子がヤッている所を見ていたとしたらパニックになっている
筈だ。下に行く時は本来の―――「ミラボレアス」の姿にならなければならないとミラスが言っていた。
「それでね、気になってこの姿になってから―――」
では目撃したのは屋外ということになる。だがそれでも街や村の周辺では見つかる、つまりどこぞのハンターが狩場で密かにヤッているのをこの子が見たってことか。
―――ていうか、なに自分で弄り始めてるんだよっ!
「人間が良く触っていたココとか触るとね、急に身体の奥から知らないピリピリとした感じがしたんだ〜」
「ココ」っと自ら弄っている乳首や未熟な恥丘を撫でながら――――俺に見せるように色のある声を出しながらルティアは続けた。
「私の電撃とは―――んぅっ、違って、痛くも無いし―――はぁっ、嫌でも無いんだ。すごく、すご―――くぅっ、良くって―――あっ」
薄く桃の様な乳首は既に突起しており、より丹念に指の腹で撫で回していたワレメからは光に反射してテカテカとする水のようなものが太腿に伝っていた。
「バルと・・・ミティも試してみたら・・・・ぁんっ、私と同じだって―――はあぁっ!」
次第にルティアは手の動きを早めている。すでに自身のでビショビショになった股間を気にすることなく―――むしろ潤滑油の様に手を濡らしながら今度は擦り始めた。
「だか・・・らぁ、秘密のこの場所・・・で―――んうぅっ、私達だけ・・・の、秘密の遊びを、はぁっ―――ここでよくしているの―――んあぁっ・・・!」
バルとミティの様子を見る。ミティは胸を弄るのをやめており、今度は立ったままのバルのワレメを口に含んで弄んでいた。
「んじゅるっ・・・ぴちゅっ、くちゅくちゅっ、ちゅぱっ」
「はあぁっ!イイっ!ミティ―――もっとぉっ!」
それはどう見ても人の性交の前戯として行われるクンニリングスだった。声が上がる度、バルの足がガクガクと震えている。立たずに座れば良いものを―――。
「でびぃぅが、ばんばごぼぉばべぇ、びべぇびぃびゅぼぉが(ていうか、あんな事まで、しているのか)」
「ああ〜、あれも知らなかったんだけど。ずっと変な感じが続くと、ここからおいしい蜜が出るんだね〜。」
愛液を「おいしい蜜」などと言うのに俺は無意識にも少し興奮した。表現としては中々だと思うが、味は確か無いはず―――と、考えていたら。
「ぶぅおっ!?(うおっ!?)」
突然仰向けにされたかと思うと、眼の前が真っ暗に―――いや、間近にルーツの股間が―――濡れ濡れになったワレメが迫ったからだ。ちょっと待て、まさか・・・・
「特別に貴方にも私の蜜をあげるね〜。」
やはりか、しかしどうしたものか。おいしい状況ではあるのに違いないが、こんなこと人としてどうかと・・・
「ねぇ〜、舐めて・・・?」
まさしく蜜の如く―――甘い誘惑が俺の脳に伝わる。どうする俺――――どうする?
96 :
L:2008/12/09(火) 22:54:22 ID:FZh9SEcF
「むぅ〜、舐めてくれないとまたビリビリさせるよ〜?」
っと、可愛らしくまた指の先をパリパリと火花を散らして俺を見下ろすルティア。拷問みたいなもんだ―――まだやさしい方だが、それでもまた痺れるのは冗談じゃない。
「ヴぁ、ヴぁがっば、ヴぁがっばっ!(わ、わかった、わかったっ!)」
「んふぅ・・・、ねぇ、はやくぅ♪」
まだ痺れの残る舌をゆっくりと伸ばす。ルーツの秘部に触れた瞬間、「ピチャッ」と言ういやらしい音と共に、ウソの様に痺れが消えてきた。
「あんっ♪もっと舐めてよぉ〜♪」
理由は分からない、しかし現にこうして身体が動くようになってきた。それでも起き上がることは許さないかの様に俺の身体を手で押さえて顔面騎乗位を維持するつもり
らしい。仕方なく俺はそのままの状態で―――自由に動かせる舌を這わせた。
「ピチャッ・・・・ヌチュッ、ビチュッビチュッ」
「はぁぁっ!凄い・・・上手ぅっ―――んぅあぁっ!」
「ジュルジュルジュルジュルジュルッ、グチュッ――――ジュルルゥゥッ」
「ひゃはぁっ!―――あぁぁイぃっ!もっと吸ってぇっ!」
気が付けば俺は、知らぬ間に眼の前の女性器に夢中になっていた。別に童貞な訳ではない。回数は少ないにせよ、前戯のテクニックは人並み持っている。が、今は違う。
眼の前から止め処なく、永遠とも勘違いしてしまうほどに溢れ続ける蜜が―――俺の口の中に広がる度、力の漲りと快感が駆け巡る。
気が付けば俺は、知らぬ間に彼女にむしゃぶりついていた。幻覚かもしれないが、彼女のココは本当の蜜の様にいい匂いがして―――
堪らなくなるほどもっと感じたかった。
貪りたかった――――
舐めたかった――――
奪いたかった――――
その、穢れなき存在を、俺の手で、汚したかった――――
「ジュルルルルルルルルルゥッ!ジュジュッ!ズチュウウウウウウウウウッ!」
「あああああああああっ!すごひぃっ!出ちゃううぅぅぅぅぅっ!」
弓なりに反る彼女の腰が僅かに浮く。逃がさない――――っと、俺はガシッと腰を掴んで自分の口へと寄せる。降りてくる入り口を待ち侘びていた舌がニュルンッと
侵入し――――
「んああああああああああああああああああああああっ!」
侵入させた舌を締め付けながら、嬌声が上がった。プシャアアアァァッと、胸元にまで何かが飛び散っている。
「うあぁぁっ!はあぁぁぁぁああああっ!」
別の方からも嬌声が上がった。どうやらミティに弄られ続けたバルがイったらしい。
「あっ・・・・・はぁっ、はぁぁ・・・・すごぉいっ・・・。」
ウットリとした声を漏らすルティアは力が抜け、全体重を俺の顔に預けている。―――重い。トントンっと太腿を軽く叩くと―――
「あ、ごめんなさい。」
と、本当にすまなさそうに言って、腰を上げた。同時に舌も引っ込める。俺の顔はルティアの潮吹きでビショビショに濡れていた
「はぁ〜、あんなに激しいの初めてぇ〜。気持ちよかったぁ〜♪」
隣に座り込んだルティアは余韻を感じつつ、空を見上げながら言った。
「へぇ、そんなにイイんだ?こいつ。」
と、俺の顔をミティが覗きこむ。「間抜け顔」とでも言いたげに俺を見下ろす。バルはどうしたのだろうか?
「すっごぉ〜く気持ちよかったよぉ〜♪ミティも体験してみればぁ〜?」
「ふ〜ん、あなたが言うなら試して・・・・あれ?なんだこいつ?」
と、ミティの視線の先が俺の顔から下半身の方へと移る。
「足の間が膨らんでる。なんなんだこれ?」
ミティが手を伸ばして何か触る動作をする。俺は手の先を追ってはいないのでミティの目の先にあるものが何かは――――俺の獲物に触れる感触が伝わったので分かる、
痛くなるほどギチギチにズボンを膨らませているのは俺のペニスだ――――。
97 :
L:2008/12/09(火) 22:55:40 ID:FZh9SEcF
「うっはぁ、硬いなぁ。あれ?でもこんなものさっき見たときはなかったぞ?」
それまで自制していた俺の本能を―――最初に彼女達の裸体を見ても抑えていた自分の理性には自分でも褒めてやりたかった。だが眼の前に神秘なる領域と、
それを穢す感覚で理性はぶっ飛んでしまったらしい。今まで本性を見せていなかった俺の下半身で眠れるエスピナスが目を覚ましたのだ(ちょっと過剰表現だったか?)
「なぁ、ルティア。これなんだか分かるか?」
「うぅ〜ん、分かんない。私が人間を見ていたときにはどっちともこんな場所膨らませてなかったけど・・・・。」
おいおい、今の言い分だとルティアが屋外で見たヤッてる最中のハンターって女同士ってことか?なんつーこった。
「ねぇ、これなぁに?どうなってるのか見せてよ。」
「あ、ああ。」
逆らえばまた電撃を食らう、仕方ないのでズボンのチャックを下ろし、彼女達に見せた。ブルンっと天上に伸びるソレを見た彼女達はしばらく声を失っていた。
「・・・・・・。」
なんだろう、この微妙な空気。出しているこっちがものすごく恥ずかしくなって来るんだが・・・。
「・・・なにこれ?人間にこんなもの生えて―――でも私たちにはないけどなぁ・・・。」
当然さ、これは俺みたいな「男」が生まれたときからずっと一緒にいる「相棒」だからな(「棒」の部分を強調しておく)。
「何でこんなのアンタは生やしているの?」
「いや、別に俺は・・・男だし。」
「ああー、男かぁ。人間にもそんな風に居るのかぁ」
どーも知らないことばかりのようだな。いや、無理もないか。彼女達は今は人の姿をしていると言えど、モンスターだ。知らなくて当然。ならばここで正しい知識を
教えてあげるのが先人の務めであろう。といっても、彼女達の幼い姿で単に俺の方が年上だと勝手に思い込んでいるだけだがな。
「俺達人間―――男にはこう言ったペニスと呼ばれる肉棒が生えている。これは主に気持ちよくなる為に使われる部位なんだよ。」
「ふ〜ん。」
興味深そうに俺の話を聞くルティアと
「・・・・・・はぁ・・・」
さっきから俺のをジーッと見ていて聞いているんだかどうか分からないミティ。俺は状態を起こして胡坐をかき、二人に話す体勢をとった。
ちなみにミティの後ろにはバルが横たわっていた。イった反動で気絶してしまったのだろうか?
「ちなみに、これの使い所は君達「女の子」に備わっている―――さっき俺がルティアのを、ミティはバルのを舐めてただろ?あの場所に用いるんだ。」
「どーやって?」
っと、自分の股間を見ながらルティアが聞いてきた。その表情は想像も付かないと言いたげだ。ミティはまだ俺のを見ている。
「何、簡単さ。二人とも股間のどこかに指が入りそうな穴があるの知ってる?」
「穴?んーと、ここのこと?」
そういいながらルティアは自分のワレメを拡げながら俺に見せた。ヒクヒクと小さな入り口が見えるが、先程俺の舌が侵入したとは思えないほど収縮してしまっている。
しかし正解には間違いない。俺は「そう、そこだ。」と言って
「その穴にこの棒を入れるんだ。」
「えーっ!?凄くソレ大きいじゃんっ!入るわけないよぉっ!」
一番に驚くミティは「むりむりむりぃっ!」っと、ホントの子供の様に何度も同じことを言った。
「まあ確かに、このままじゃ無理だな。ミティ、さっきからジーっと見ていたよな?興味があるんだったら触ってみるか?」
「えっ?触るって・・・それをぉっ!?」
そんなに驚くことでもないが・・・風呂にはちゃんと入っているし。
「別に無理してとは言わないさ、聞いてみただけだよ。」
「ミティが触らないなら私が触ってみる〜♪」
98 :
L:2008/12/09(火) 22:56:13 ID:FZh9SEcF
っと、ルティアが乗り出してくる。途中、ミティから「あっ・・・」と言う声が聞こえたが、やわらかい手の感触が亀頭から感じるので流した。
「うわぁ、かったぁい・・・。それにビクビクして熱いねぇ・・・・。」
軽く竿を握りこむルティアは本当に物珍しそうに言った。と、横から別の手が伸び
「や、やっぱり私も触るっ!」
ミティだった。ルティアが触り始めたのに乗ったからか、あるいは無害なのを安堵したからか、とにかくやわらかい感触が1つ増える。
「ほ、ほんとだ・・・直で触っても固いまま・・・。」
「この状態じゃあまだ気持ちよくならない。二人どちらかでもいいから・・・舐めてみないか?」
「えぇっ!?舐めるって・・・・これをっ!?」
触る前と同じ反応をミティはするが
「はーい♪じゃあ私舐めてみる〜♪」
っと、何の警戒心もなく、無邪気な顔で答えるルティア―――と、顔が近づき、髪が亀頭をくすぐったが、すぐさま熱くビリビリと―――
痛くはない、快感が俺を駆け巡った。
「う・・・っ」
一回、ペロっと舐められただけでもの凄い快感だった。それを見ていたミティはゴクリと生唾を飲み込んで―――
「ねぇ、やっぱり私も・・・いい?」
今度は自分からではなく一旦聞いてきた。多分俺ではないだろうなと思っていたら、やっぱりルティアが返事した。
「うん、いいよ。なんか不思議・・・おいしい様な味と何だかアソコがムズムズする・・・。」
モジモジと腰を揺するルティアはそのまままた竿に―――今度はミラスも加わって、2つ熱くヌレヌレとしたモノが亀頭から伝わった。
「んっ・・・ぴちゃ・・・」
「うぉ・・・」
2つ―――熱い快感が下半身から脊髄を通ってビリビリと伝ってくる。腰が抜ける程もの凄い感覚だった。
「う・・・ぐぅっ!」
いや、明らかにおかしい。軽い電撃だが、こんなの人とやっても起こるだろうか――――って
「んふぅ・・・・んちゅっ、ちゅちゅ〜っ」
「ふはぁ―――ホントだ、よく分からないね。」
まさかこの子達がやってるからか?何だ何だ?龍にやられるとこんな感覚が起きるのか?
「んふぅ〜んっ!んんぅっ、ちゅっちゅ、ちゅうぅぅぅっ!」
「うおぉっ!」
亀頭だけを口に含んだルティアが急激に吸い上げてきた。やばい、本当に腰が砕けるくらい気持ち良すぎる。
「ん〜?コレもどんな味するんだろ?」
こ、今度は玉に刺激が・・・・イカン、我慢出来ん。
「ぐぅっ!出る!!」
腰が跳ね、竿から射出する感覚が伝わる。
「きゃぁっ!?」
「わっ!?何っ!?」
予想していなかったのだろう、突然飛び散る白濁液に驚く二人。見ると、髪の毛や顔、胸や足などにベットリ付いてしまってる。俺はと言うと
「ぜぇ、ぜぇっ・・・・ふぅ〜」
溜まっていたモノが一気に解放されて悦になっていた。
99 :
L:2008/12/09(火) 22:56:56 ID:FZh9SEcF
「・・・・・何、これぇ?」
「うわぁ、ベトベトしてる・・・。こんなの聞いてないよ・・・。」
すぐに状態を起こして二人を確認する。ルティアは些か放心状態、ミティは初めて目の当たりにする精液にやや険悪気味みたいだ。
「す、すまん。大丈夫か?」
「あ、うん。別になんとも無いけど・・・・。」
「大アリだよぉ!なんなのさコレっ!なんかベトベトしてすごく嫌な感じ!!」
まあ、確かに髪に付いたら大変だもんな。
「説明してよ!何なのこのベトベトしたもの!!まさか毒とかじゃないよね!?」
「お、落ち着け、毒じゃねえって。」
毒ねえ、人間の精液はモンスターにとって毒に成りえるのだろうか?知らないから解らんが。
「その白い液は男・・・オスが性器から排出する「精液」というヤツだ。生命の材料の一つだ。」
少々言い方を変えてみた。多分こういう風に言ったほうが解りやすいと思ったからだが・・・、我ながら「人としてどうよ?」と言いたくなる内容だ。
「生命の材料ですか・・・ん〜、なんか匂いますね。」
すっかり大人しくなったルティアは胸に付いた精液を人差し指で掬って匂いを嗅ぐ。最後にヤったのは何時だったかな?よく見ると微妙に黄色身が出てて、改めて
彼女たちに申し訳ないことをしたという気分になった。
が、何だ?ルティアはジーっと精液の付いた自身の指を見ていたかと思うと―――
「はむ、ちゅるっ」
「「なっ!」」
俺とミティは驚いた声を上げた。ミティはどう思って声を上げたのかは知らんが、とりあえず俺の心中を言わせてもらうと
「何考えてんだ!?行為としては正しくないとは決して言えんが、初めて見ていきなり口に含むもんじゃないだろ!」
「ちょっと!そんなもの飲んで大丈夫なの!?」
仮にも自分が出した精液を「そんなもの」と言われると落ち込みもするが、いやそれよりもルティアは――――
「ん、ちょっと苦いかなぁ・・・・あ、あれ?」
「ほらぁっ!やっぱりまずかったんだよ、大丈夫!?」
「まずかった」に2つ意味が混じってるな、平仮名にしているのはその為か?
「ううん、大丈夫。それどころか・・・なんだろ、あ・・・・ねぇ!すごいよこれ!!」
「「は?」」
またしてもハモった。が、ルティアはいきなり飛び跳ねて言った。
「なんかさぁ!凄い力が湧いてくるの!体も軽いし!ねぇねぇ!ミティも飲んでみなよっ!」
「ええーっ?嘘だ〜、こんなの・・・・・・・・・ううー・・・」
あまりルティアの言うことを信用していないようだ。それもそうだろう、得体の知れない液体を口に含むって・・・・結果が今のルティアにせよ、躊躇うのも無理は無い。
「・・・・・・。」
いかんな、今頃興奮して来た。
「ねぇねぇ、今のもっと出せないの?もっとほしいよ〜♪」
強請られて断る理由も無い。が、ここはもう――――
「あー・・・・なあ、直に注いだ方がもっと良いと思わないか?」
「直に?どういうこと?」
そりゃあ勿論
「ナカに出すと言うことだ。」
「ナカって?」
「あー・・・・さっき言った、口じゃなくて下の――――」
「ルティア、ミティ、時間だ。」
100 :
L:2008/12/09(火) 22:57:55 ID:FZh9SEcF
と、今までどうしていたのか、復活したバルが2人に言った。もしかして、見てたのか?
「えー?もう〜?」
「なんだ?時間って。」
「もうここには居られないってこと。私たち帰らなきゃ。」
なるほど、惜しいけどここまでか。まぁ、これ以上関わるとこっちの立場も危うくなるだろうし(理性も危なかったし)、潮時か。
「んじゃ、お先に〜。とりあえずあんたは二度とここに近寄らないことね。」
間違ってはいないし否定する必要も無いが、なんか微妙にグサっと来るなぁ・・・。
「私もこれで失礼する。」
って、待て。俺はどうやって帰ればいいんだよ?
「なんだ?元より死ぬつもりであったのだろう?何故帰る必要がある?」
「あ・・・・。」
そういえば俺はここで死ぬつもりだったんだと、今思い出した。
「まぁ、死のうが死ぬまいがどちらでもいいが、帰りたければルティアに頼むのだな。」
そう言って霞の中へ消えたミティとバル。と同時に、黒と赤の龍が飛んでいくのが見えた。
この場には俺とルティアしかいない。
「ねぇ、またここに来てくれる?」
突然切なそうな声がした。
「また・・・・って、え?」
「約束してくれないと帰さないよ。」
そんな無茶な、第一どうして?
「・・・・・・・。」
ダメだ、泣きそうな目をしてる。どうしてかは分からんが。
「分かった分かった、また来るって約束してやるよ。」
「本当!?」
断ってたら一生ここから出られんからな、自然と餓え死にだが、俺が望む死とは違う。
「じゃあ、約束の証として、なんか頂戴♪」
またしても何なんだ。だがこれも嫌だとは言えない。
「じゃあ、これでいいか?」
仕方なく俺は首から提げていたものを外す。昔、減龍士だった親父が付けていた首飾りだ。何かの龍の鱗で作られたと思うが、詳しい素材は分からない。
俺はそれをルティアに渡した。
「じゃあ私からはコレ。」
代わりに何処から出したのかは分からんが今度はルティアが俺に何か渡した。渡されたそれは白く発光する欠片だった。爪かと思ったが、やけに小さい。
「それ私の角なの、前に物にぶつけて一本折れちゃってね、それは角の欠片。」
おいおい、なんかもの凄く痛そうな事を聞いたが大丈夫なのか?
「平気だよ、ちゃんと再生したから♪」
なるほど、と納得する俺。
101 :
L:2008/12/09(火) 22:58:27 ID:FZh9SEcF
「じゃあ下に送ってあげる。約束、守ってよ?」
「ああ、気が向いたらまたここに来るよ。」
「あんまり長い間来なかったら唯じゃおかないからね〜♪」
たぶん、ダイレクトに落雷するんだろうな。イカン、本当に唯じゃない。
「じゃ、また遊ぼうね、バイバ〜イ♪」
その瞬間、最初にルティアから受けた電撃の感覚が襲い、俺の目の前は真っ暗になった。
そして気がつけば、塔の最上部だった。「ミラボレアス・ルーツの電撃で気を失い、今まで見ていたのは夢だった。」と思いたかったが。生憎と、
手の中で白く発光する欠片を見て全て現実だと認識せざるを得なかった。
「はぁ・・・・、まいったなぁ。」
今更ながら後悔した。俺はとんでもない所に踏み込んだと思ったからだ。
「うぉ、眩しっ」
突然、雲の隙間から日差しが現れた。
「ん?」
その背後で、白い龍が空を飛んでいる・・・かと思うと、雲の中へ隠れてしまった。
「はぁ・・・・。」
おかしな話だ、自分が狩っていた龍に死を阻止されるなんて。
「しょーがねぇなぁ。しばらくは付き合ってやるよ。」
空に呟き、ルティアの角の欠片を握りしめ、俺は塔を後にした。
to be continue
102 :
L:2008/12/09(火) 23:01:00 ID:FZh9SEcF
特別章前編終了です、かなり中途半端でしかも所々おかしい所があるかもしれません。
お粗末でした。
はいktkr
とりあえず乙
乙ってあれだから、甲乙丙丁の乙って意味だから。勘違いしないでよねっ
104 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 00:45:51 ID:2Q+Hjm67
乙〜
先が気になるw
>>101 お持ち帰りならぬ「お持ち込み」?やはり基本は全裸なのか。
>>81-82 「龍属性=放射能仮説」を考えているのだが。
集会所ギルドマスターの助言に従って撃竜槍【阿】を作ったハンター。
使うようになってからしばらくして、すぐ風邪をひいたり、抜け毛、歯茎からの出血などの身体症状が出始める。
併せて、夢の中では赤目黒髪の女に誘惑されるようになり、普通の食べ物を受け付けなくなって石ころをかじりだす。
ある夜、またも淫夢にうなされて目を覚ますと額に激痛を感じ、頭を冷やそうと井戸で水を汲むと、バケツの水面に映る顔はバサルモスのモノに。
なんてな。
そして彼はバサル仮面となってギルドと戦うんですねわか(ry
そういやギルドがハンターにとってマイナス要素じゃない話って記憶にないな
ギルドはハンターのための組織なのか
民衆のための組織なのか
ギルドのハンターさんの話を誰か書け、いや書いてください
あ、マイナス要素じゃないなのか
ギルドが毒にも薬にもならん話なら、ゴロゴロしてる気もするが。
勤め先に対する愚痴なんて出がちなもんだし、ハンター主人公なら、
多少ギルドを悪く言っておいた方が「らしい」話になりそうだ。
ところで、そろそろあの話やあの話の続きは来ませんか…
111 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:48:52 ID:wZ8DRUyT
蟹の人まだかな〜
明日大型アップデートかぁ
早く課金してハンターランク2から上げないと
wikiのことなんだが、収録作品は18禁だって明記した方がいいんでなかろうか…
コメント付けてる年齢層がまずい気がするんだ
そもそもMHプレイする年齢層が(ry
こういうゲームのパロにはありがちなこと。
ありがちかどうかはともかく、建前は大事だろ。
低年齢プレイヤーが多いゲームだからこそ、TOPに注意書きの一つくらい有るべきなんじゃ?
以前チラチラと投下していたものです
一応エロありですが、直前で止まっています
完成させたいのですが、仕事でしばらくPCと無縁になりそうなので
未完成ながら投下させて頂きます、ご容赦ください
文章力も拙いので、ただの痛いヤツと思ってくださっても結構です
森丘――――
様々な生物が生息する、自然が支配する高大な緑の土地。
草木を食す草食獣、それらを獲物とする小型の肉食獣。
それらの上に君臨する食物連鎖の頂点、飛竜。
立派に完成された生態系がここには存在している。
そして、そこでの掟はただ1つ、『弱肉強食』。
その単純にして明快で絶対の掟の中、悠然たる自然と、そこに君臨する王者に挑む者が今日もいる。
その誇り高き者達を、ヒトは『ハンター』と呼んだ。
『グオォオオオォォォオオオ・・・』
洞窟内、空気が異常に振動し、王者の咆哮がコダマする。
赤き鱗と翼を持つ、その飛竜の名はリオレウス。
食物連鎖の頂点にして、その風貌から飛竜の王の異名を持つ。
王は、己の寝床に踏み込んできた無礼な客に対して、明らかな敵意を向けた。
相対する『客』は、リオレウスに比べ、1回りも2回りも小さい。
だが、強固な鎧で身を固め、その身の丈と同等程度の武器を担いだその『客』は、リオレウスにも負けぬ、ただならない威圧感を持っていた。
「・・・み〜っけ。」
『客』がボソリと呟いた瞬間。
『ギャオォォォオオオォォ!!!』
リオレウスが先手を打つ。
獰猛な唸り声を上げつつ、『客』に向かって突進する。
あわや直撃、だがその手前で『客』は、なんと真横に前転し攻撃をかわしたのだ。
意表をつかれたのか、リオレウスは前のめりに転んだしまう。
『客』は武器を構え、転んだリオレウスに肉薄する。
立ち上がったリオレウスが『客』向き直った瞬間。
『客』が――ハンターが渾身の力で振り下ろしたハンマーがリオレウスの脳天を捕えた。
『ゴォ・・・!?』
リオレウスが一瞬怯む。
「さぁ、さぁ、さぁ!楽しみましょうよ王様ぁ!!」
リオレウスとは違う、甲高い声が洞窟内に響き渡る。
ハンターは、いや『彼女』は、喜々とした表情を浮かべた。
戦闘が始まってどれほどたったか。
ハンターである『彼女』はほとんど疲弊したような様子はみられない。
かたや、王者たるリオレウスは両の翼爪を砕かれ、頭部の一際堅い外殻も叩き割られている。
『ギアアアァァ!・・・ァァァアァ』
カウンターで返す咆哮もどこか力強さがない。
しかし苦心の咆哮も
「無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁ!!」
『彼女』には効果が無いようである。
どうやら耳栓を付けているらしい。
足を叩かれ、リオレウスがその場に転倒する。
これを逃すまいと『彼女』はこれでもかとハンマーを振るう。
「オラオラオラオラァ!くたばれコラァ!!」
・・・前述したとおりならば、ハンターは誇り高き者なのだが
「ハーッハッハッハ!ウヒャハハハハハハハ!」
『彼女』は例外と思おう。いや、例外だと思っていただきたい。
辛うじてリオレウスは起き上がるが、既に瀕死なのか足を引きずっている。
その場から逃げようとするが、『彼女』がそれを許すはずもない。
「待ってよぉ〜王様ぁ、まだト・ド・メ、終わってないゾ☆」
物騒な事を言いつつ、『彼女』がリオレウスに迫る。
恐怖心か苦し紛れに効果が無い咆哮かける。
『グオアアアア「シャァァァラップッッッ!!!」
ドゴォン
良い音がした。
やはり『彼女』に咆哮は効果無く、逆に即頭部に重い一撃を見舞われた。
さらに運が悪いことに、今の攻撃でリオレウスは気絶し、再び転倒してしまう。
「かぁん念したかな?じゃあサヨナラしよっかぁ〜!?」
ググッ、と戦闘の開始時に見せた構えを取る。
だがあの時のような振り下ろしではなく、グルグルと回転しだす。
凄まじい力に遠心力が加わり、凶悪な攻撃力を生み出す。
回転した状態でリオレウスの頭部を何度も何度も殴打する。一回、2回、3回・・・。
「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」
リオレウスはもはや悲鳴も上げることが出来ない。
そして、無数の乱打の後、前方にグンと踏み込む。
「フィニィィィィィィィィッシュゥッ!!!!」
今までの全ての回転の力を利用し、真上へカチ上げる。
ゴシャウ
何かがへし折れるような音。
一瞬宙に浮いたリオレウスの首は、そのまま力無く地に伏した。
『・・・ギョァッ・・・・』
威厳ある唸りはどこへやら、奇妙な声を上げ、リオレウスは、食物連鎖の王者は息絶えた。
「んお?殺っちゃったか〜。クエストクリア〜っと。」
頬に飛んだ血をグシグシ拭いつつ、『彼女』はリオレウスの亡骸に腰を降ろした。
「まぁ〜ちょっと物足りなかったけど、そこそこテンション上がったよ、あんがとね」
戦闘時とは一転して、優しげな表情でリオレウスの表皮を撫でる。
「さすが王様、火竜の名は伊達じゃないね、まだあったかい」
すると、『彼女』なにやらキョロキョロと辺りを見渡した。
戦闘の時とは違う、若干挙動不審な行動には女性らしい可愛いらしさを感じる。
近くに驚異となりそうなモンスターの存在がいないことを確認すると
「ネコタク来るまで時間もあるしねぇ・・・王様、もうちょい楽しませてもらうよ〜ぉ」
そう言うと、彼女は鎧の留め具を外し始めた。
以上です
続きは仕事を終わらせてから投下します
見たくないなら構いませんが・・・
お目汚し、失礼しました
屍姦だとッ…!
続きが気になるぜw
竜の生命力なら途中で少しくらい復活してもおかしくないかもしれない
グロ注意くらい書かなきゃ
>>120 次回投下時は、苦手なモノをスルーしたい人のために、タイトルかコテかを付けてくれると嬉しいな
126 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:46:25 ID:ub+diGWO
「転んだしまう」
、、、気のせいだねw
sageろよ、しかも、
人の揚げ足し取ってんじゃねぇよ
人の揚げ足とる暇があったらネタでも考えてろ
しかしなぁ……
未完成ってのは判るが投下が早すぎたような気がしなくもない
モンスターハンターにハンターギルドが存在するのは有名だが、モンスターにもモンスターギルドが存在するとしたら?
下位モンスターと上位モンスターで所持(?)品から性能から違う理由を考えてたら何故かそんな仮説が。
そんなことより、早くナルガにゃんに会いに行ける強いハンターになりたいです。
そういうのは仮説じゃなくて妄想って言うんだよ。
P2G安くなったし、ヤマさんに会うために買おうかね。
131 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:31:32 ID:ZkbnkQ/8
sageろよ
まとめwikiを見てたら、ディアブロス亜種のハーフって設定の作品が。
たまらん
・・・そんな一言で許されると思ってるのか?
今までよっぽど他人との係わり合いがなかったんだな
>>134-135 まあまあ、マターリと一緒に妄想しようぜ。
ディアブロスおかんに押し倒されてウッカリ種付けヤらされた哀れな素人ハンターとか。
このスレで初めて黒ディアは牝だと知った
ドスランも牡だと知った(前科者の懺悔)
大全欲しいけど高くて買えないw
でもドスランはオスだよって頭でわかってても、いつだったか大昔に投下された
雌のドスラン(非擬人)が横暴ハンターに竜姦される小品SSがいまだにけっこう好きな自分
クック先生の耳が弾け飛び姦はどこ探してもないぜ… 流石にマイナー過ぎるか
忘れられているだろうが、久しぶりに書く時間が出来たので
投下を再開してみる
ずいぶん前になるので、頭から落とさせてくれ
擬人化×ぬるエロ×続き物 無理ならタイトルでスルーして
141 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:21:43 ID:4KpW8qpm
Prologue
『アキ シボウ レンラクコウ ジャンボムラ ソンチョウダイリ』
怪文書のようなネコ伝(メラルー伝報)が届いたのは、温暖期に入ってすぐ
じっとりと汗ばむ昼下がりだった
アキという人物には少々心当たりがある
オレの母親は3人兄弟の一番上で、ハルカ、アキ、ナツミとなる
春夏秋冬と順番に名づけない所が母方の家系だなと思う
おそらく、その長男アキにあたる人物であろう
オレがまだ神童と呼ばれていた頃、一度だけ会ったことがあった
『アキ、いいかげんにしなさいよ!』
『姉さん、聞いてくれよ。俺はもう決めたんだ』
『ハンターなんて職業、私はみとめないわよ』
戸口にまで響くけたたましい母親の声にびくつきながら、ドアの隙間を覗き込んだ
ヒステリックな母の向かいにゆったりと座る男
立派な体躯に精悍な顔つき
これからハンターになるんだろうか?見た目だけはすでに立派なハンターに見えた
男は低い位置からの視線に気付き、手で母の小言を制すると歩み寄り目の前にしゃがんだ
142 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:23:04 ID:4KpW8qpm
『お前がフユキだな?はじめまして』
軽々とオレを持ち上げるその顔は、無精ひげを剃れば結構、若いんじゃないかと思った
『ちょっと、フユキに触んないでよ!あんたの反抗菌がうつったらどうするのよ』
『‥‥‥菌って』
だいたいあんたは昔から、おじい様を裏切るのよね、一番素質があったくせに
母の小言は止まらず、その都度オレの方に『まいったよ』とウィンクをよこす
そして、母の神経を逆なでするのだ
うちの家系は代々医者や学者が多く、母も漏れずギルドの観測室に勤めている
オレも小さい頃からそれらになるだろうと思っていたし、幼いながらも努力してきた
母のキンキン声に鼓膜が疲れ、部屋に帰っていつもの通り明日の授業に備え勉強を始める
しばらくすると、ノックもなしにアキが耳を抑えながら入ってきた
『いやー、久しぶりに姉さんのお説教聞いたなぁ‥‥』
疲れた声とは別に表情はこころなし楽しそうに見えるのはなぜだろう
『お前、毎日こんなの聞いてるのか?』
『いえ、僕は怒られるようなことはありませんから』
同情するような声に、淡々と返す
そっかと笑いながら、どかりとオレの脇に腰を下ろした
『なぁ、フユキは何になりたいんだ?』
『おじい様は母とナツミ叔母さんが観測の方にいってしまったので
僕には医療に進むようにと言っています』
今考えればとんちんかんなオレの答えに、すこし悲しそうに微笑むと小さな窓に目を向けた
『オレはハンターになるんだ』
143 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:24:10 ID:4KpW8qpm
危険な地へ赴き、依頼のために様々なモンスターをハントする……のだったかな?
そりゃ、ハンターがいなければ観測も研究も医療も商売あがったりにはなるのだが
自分に一番遠い職種と思っていたし、正直あんまり興味が無い
教科書に目を落としながら、ふーんと相槌を打つと目の前にごろりと何かが転がった
オレの顔ほどもあるそれは、赤茶けた岩のようにも見えるが、持ち上げてみるとそれほど重くは無い
かといって流木ではないようだし……
不思議そうにライトに掲げていると後ろから楽しげな笑い声と一緒に答えが与えられた
『それは老山龍のウロコだよ』
オレを見下ろし今度は満面の笑顔で語りだした
『ラオってなー、本当にでけーの。すっごいよ!視界に入りきらないくらい
そうだなー、姉さんの1000倍くらいあるのかな。ま、破壊力はとんとんくらいかな』
母さんと比べるのはやめてほしい…
アキの話によると、たまたまハンターをしている友人が面子が揃わないということで無理やり連れて行かれたらしい
ハンター登録もしていなかったが、襲撃のドサクサに紛れこっそりついていったそうだ
お古の装備を纏い、先に向かった友人達にまろびつ追いつくとそこに運命の出会いがあったのだと
『もうね、なんていうか、泣けてくるんだよ
いや、勝てなくてつらいとかじゃなくて
あまりの生命力っていうのかな?圧倒されるパワーに無我夢中で剣をふりまくったんだ
結局、撤退しかさせられなかったんだけど、充実した時間だった
自分の無力さがなぜか心地よかったんだ
でも、次こそは倒してやる!って思って、オレその足でギルドのジジイの家に怒鳴り込んだよ!』
少年のようにつばを飛ばして話すその顔は、やはり童顔だった
その後すぐアキは母にしかられ部屋から出てしまうのだが、置いていった赤茶色の塊はオレの宝物となった
144 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:26:07 ID:4KpW8qpm
そんな微かな交流から7年の月日が流れ
オレはすっかり神童の枠から転がり落ち、そして叔父はなくなった
こんなことならもっと話をしておけば良かった……
今まで思い出しもしなかったくせに、感傷に浸るなんてと自分にさらに嫌気がさした
どうせ学校辞めてきたし、暇だけは腐るほどある
足取り重く実家へ戻ってきたが、玄関先で翻り叔父の住んでいた村へと行き先変更を決めた
ポクポクとのんびり進むネコ馬車に揺られること2日、アホみたいに揺れる船でもう1日
なんとか目的のジャンボ村に到着だ
座りっぱなしでギシギシ固まってしまった関節をほぐしながら、町のゲートへ進む
狩りの中心がメゼポルタへ移行してしまってから、早2年が過ぎていた
停留所の高台からすっかり寂れた様子の町並みを見渡すと、
町の面積の1/4を占めるほどの大きな住まいが目に付いた
ひとまず永遠と続きそうな住居の塀を進むと、ようやく玄関らしき隙間があった
大層な塀からは想像も出来ない蓆を巻いた質素な入り口に、なにやら手作りの表札が括り付けれている
荒いナイフ傷で豪胆に誇示していた文字
145 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:27:40 ID:4KpW8qpm
『伝説のハンター AKI☆』
………もしかして
叔父さん、自分で書いたのか……?
はずかしい!恥ずかしすぎるよ!叔父さん!!
自ら伝説とつける厚顔な血が自分にも流れているかと思うと、
迷うことなく目的場所へたどり着けた激運すら、うらめしくなってくる
クラクラする頭は何も表札の破壊力だけではない
移動すること3日、いままで勉強ばかりしていたデリケートな体はすでに限界を超えようとしていた
ひんやりする壁に背中を預け、ズルズルと腰をおろす
村長代理とやらに会わなくちゃ……と思いつつも
揺れる木の葉の影を眺めているうちに、次第に視界が狭まってくる
「……ちゃん、だれか玄関でねてるわ」
「これは寝てるんじゃないの!行き倒れてるっていうのよ!」
「ちょっと、アンタだれ?
人んちの玄関でなにしてるの!」
すっかり睡眠モードに入ってしまったオレは頭上のソプラノを無視して
そのまま狸寝入りを続けることにした
だいたい用事があるのは、こんな小娘達ではない
亡くなってしまった叔父と連絡をくれたジジィ(村長代理)だけだ
めんどくせ、寝てよ
「…びっくりした…アキが帰ってきたのかと思った……」
「ちょーーっと!いい加減起きなさいよ!死んでないんでしょ!匂いで分かるんだから!」
叔父の名前が出てきたことと、思いっきり耳を抓ね揚げられ
覚醒を余儀なくされた
「いってーな!何すんだよっ」
わずかな体力を振り絞り立ち上がって睨みつけてやると、それまでけたたましくわめいていた
二人がとたんに沈黙してしまった
呆けたように立ち尽くす
フワフワとカールした茶髪を耳の上で縛っている方が、さっき耳を抓ったヤツ
腰くらいまで伸ばした銀髪ストレートは、カールの後ろで半身を隠しながら目を見開いている
オレを凝視する4つの目玉が次第に潤んでいく
「アキーーーーっ!心配したんだからね〜!」
胸にドスンと衝撃を受け、飛び込んできたカールの体を受け止めきれず
そのまま聳え立った壁にめり込んだ
ぷにょんとやわらかく潰れた二つの感触を残し、オレの意識は途切れた
146 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:29:07 ID:4KpW8qpm
辺りは夜の帳が降り始め、幾分か過ごし易い風が吹いている
ひんやりとした感触に目を覚ます
ゆっくりと開けた視界に、大きな紺碧の瞳が揺れていた
雪を思わせる白銀の髪がさらりと揺れる。重なり合ったところに
落ちた淡いコバルトブルーの影に吸い込まれ、一時温暖期を忘れた
「あ…目が覚めた?」
寝覚めの耳に心地よいアルトの声で、ゆっくりと体を起こすと額に乗せられたタオルがずるりと落ちた
「あの、ここはどこで、あなたは誰ですか?」
記憶障害のような抜けた質問に、くすりと笑みをもらすと落ちたタオルを拾い
脇に置いた桶の水に浸した
「まだ、寝ていた方がいいわ……今ババちゃんがご飯作ってるから」
そういえば、小さく開いた戸口の隙間からなにやらいいにおいが漂ってくる
「ここは、アキと私達の家よ……あなたは?」
「オ、オレはフユキといいます。
えっと、アキの姉のハルカの息子で……」
「なーんだ、ハルブロスの子供かぁ〜」
言いかけたところに、いい匂いのするお盆を掲げドアを蹴り開けたカールが立っていて……
てか、なに?ハルブロスって
「アキが言ってたのよ、姉のハルカの説教はディアブロスに劣らない咆哮だって
それからはハルブロスって呼んでたわ」
理解出来ずにポカンとしたオレの表情を読むように、粗雑にお盆を脇に置きながら
しどろもどろの自己紹介を遮った
147 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:30:42 ID:4KpW8qpm
「……そう、アキの甥っ子なのね…どうりでよく似ているわ……」
「似てないわよ!ぜんっぜん!!アキはこんなになまっちろくないよ!」
寝起きに聞かされた中傷にムッと眉を寄せる、本当のことだから怒りも倍増だ
カールのほうも少々バツが悪そうに睨み下ろしている
ちくしょう、下から見上げるのは分が悪ぃ
立ち上がろうとすると、それまで大人しかったストレートの方が楽しげな笑い声を上げた
「ほら、そんな風にケンカするのよく似てる…
ババちゃんたら構って欲しくていっつもアキに食って掛かって……」
とたんに顔を赤らめ、ぷいっと横をむいてしまったので、立ち上がるのをやめてやった
「ごめんなさい口の悪い子で……
でも本当、出会った頃のアキを見ているよう…ババちゃんが抱きつきたくなっちゃうの分かる……ね」
とたん怪しげに蕩けた視線を向けてくる
何?と問う暇もなく、ひんやりとする指先がオレの手の甲の血管をつつとなぞってきた
「ちょっちょっと!ドドちゃん、余計なこと言わないでよ!」
それに、まだ早いよ。と小さく耳打ちすると、しな垂れかけたストレートを引き戻す
頬に赤みを残したままカールはどでかい木製の匙を投げつける
「アンタ!起きたんならしっかり食べなさいよ!そんな細っこい体してるから倒れたりすんのよ!
元気になったら、してもらわなきゃいけない事いっぱいあるんだからねっっ!!」
勢いよく言い切り、トロンとしているストレートの首根っこをひっつかんでズルズルと扉の向こうに消えた
な、なんなんだ、こいつら……
148 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:31:56 ID:4KpW8qpm
『アキと私達の家』って言ってたよな
叔父さん、若い女2人と同居ってどうよ?
いやいや実は本当の娘達とか、身寄りの無い子供を引き取って慈善事業してたとか……
………うーん、どう考えても如何わしい想像しか出てこない
漂う微妙な空気を振り払い、手元に置かれた皿に手を伸ばし大きな匙で啜る
うまっ!!
くそまずい寮の食事と疲れてささくれた胃に、ホコホコと染みる
一気に流し込むと、ようやく一心地ついて辺りを見渡した
あたり一面所狭しと置かれている、武器防具達
収納BOXは片側の蝶番が外れていてアイテム山盛り
ランスなんかは傘立てよろしく巨大な壷に乱雑に突っ込まれているし
使用済みかも分からない薬莢がゴロゴロと散らばっている
どうやらこの壮絶な部屋はアキの装備部屋らしい
かなり高位なハンターらしく見たことも無いようなものばかりだが
学校に通っていた頃、工房専門の友人の先輩がデザインしたという唯一見慣れたハイメタヘルムUが
入り口にぽつんと埋もれているのを見つけた
彼の出世作となったそれには、こ汚い小さな布切れが掛けられていて
目鼻用の穴には黒いテープが張られている、どうやら本当にバケツとして使用されているようだった
オレの寝かされていたベッドというか、ベンチというか…
巨大丸太をそのままぶった切ったような物に、一応タオルやら毛布やらが敷かれているだけのものだ
どうりで、まだ体が痛いわけだ
149 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:32:39 ID:4KpW8qpm
空になった食器を抱え、ドアノブに手を掛けると
細く開いた戸口から神妙な2人の会話が聞こえてきた
「だめだよ、ドドちゃん。まだアイツ弱ってるんだから」
「……だって、アキと似た匂いがしたから……いつまでも寝室占領してるの悪いし……」
「いいんだよ、私のほうが小さいし、ここでも寝れるから」
「あせって逃がしたら、元も子もないじゃない!ここはじっくりいかないと
それに、アイツそんなに役たたないかもしれないよ?
いくら顔が似てるからって、あっちも期待できるとは限らないし」
「……ごめん…ね、迷惑かけて……」
何の話をしているんだ?
なにやら寝室のことでストレートがカールに謝罪してるようだが
二人の体格はさほど変わりない
どちらかといえば、華奢なストレートよりは出るとこでてるカールの方が容量とりそうに見えるけど
「ともかく、アイツに見られたら不味いかもしれないから、今日は私が頑張るから!」
「いつも…私ばかりじゃない……今日はババちゃんも……」
「だって、ドドちゃん下手なんだもん。イクとすぐ寝ちゃうし」
「一生懸命やるから…アキが残していった道具とかも…あるから」
150 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:34:29 ID:4KpW8qpm
いったい何の話だ!
まったく読めない上になにやらドキドキする話を立ち聞いていたが
汗をかいた手から、大きな匙が滑り落ちカタンと音を響かせた
びくんと肩を震わせ、二人が同時に振り向いた
「…あの、オレ、ここにいたらマズいわけ?」
出来るだけ落ち着いて言ったつもりだが、変わらず二人の顔は強張っていた
「べ、べつに、まずくはないわよ!アキの親戚なんでしょ」
「すっかり人へっちゃったし…宿屋なんかも…もうないから」
なんだか邪険にされているが、確かに他に行く所はなさそうだ
まだ宵の口にもかかわらず、窓から見える明かりは少ない
「じゃ、モロモロは明日話し合うとして、とりあえず他の部屋使わせてくれない?」
あんなに散らかってちゃ、寝返り打つのも怖いからと続けると
二人は顔を見合わせ、またも沈黙した
「……ないわよ。部屋はここと、そこと、寝室だけだもん」
ボソボソとつぶやくカールにこめかみが震える
「んなわけねーだろうが!こんだけバカでかい家が2DKって、ふざけるなっ!」
「怒鳴らないでよ!本当なんだから仕方ないでしょ!」
「くだらねぇ嫌がらせしてんじゃねーぞっ」
「意地悪で言ってるわけじゃないわよ!なによっ行き倒れの癖にっ!!」
「客って言えっっ!!」
151 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:35:21 ID:4KpW8qpm
「…見てもらった方が、早いかも」
またギリギリとにらみ合うオレ達の間にストレートが割り込んだ
「それもそうだね。じゃ、いこう!」
気を取り直したようにカールはオレの手を取るとダイニングを抜け、裏口の方へ進んだ
女の子の手を握ったのは何年ぶりだろうか……
なぜか一度外へ出て、寝室?までの暗闇を進む
小さく柔らかい手に引きずられながら、それは初めてだったことを思い出した
「ここはなんだ!?闘技場か?体育館か?」
「寝室よっ!!」
広大な敷地の7割を占めた別館はとてもじゃないけど寝室とは思えない
しかしながら床一面にマットレスが敷かれ、小さなライトが端にこじんまりと置かれていた
部分的に見れば寝室ともいえなくも無いが、なんでこんなにバカ広いんだ……
「まぁ、なんだ。ここなら3人楽々眠れるじゃないか
いや、お前らがここでオレはキッチンでもいいし……」
カールの目がキラリと尖ったので、あわてて言い直した
「ここはドドちゃんが一人で使うの!」
「何でだよ!こんなに広いんだから、二人ぐらい平気だろ?」
「無理、まだ死にたくないもん」
はぁ?何言ってんだコイツ
「じゃあ、お前が倉庫で寝ろよ!オレキッチン使うから!」
「それも駄目!あんな狭い所入れない」
いや、狭いけどオレそこに寝かされてたじゃないか……
まったくもって意味が分からない
コイツらの中でオレのサイズはどうなってるんだ……と、その前に
「……あのさ、さっきからドドとかババとか言ってるけど、それ名前なの?」
152 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:36:24 ID:4KpW8qpm
起きてからずっと気になっていた事を思わず口にすると、めずらしくストレートの方まで赤くなった
「ほらぁ…やっぱり、変なんだよ。この名前…」
「呼ぶたびに村の人が振り返るから、おかしいとは思ってたけどさぁ〜」
「アキがね…私たちをそう呼んでたの……」
「私、ババコンガじゃないって言ったのに、アキが『それくらい大きくなれ!』ってさぁ……
名前負けもいいところだよ〜」
察するところ、ドドブランゴとババコンガから来ているのだろうか
まあ、白銀の髪と青い目、金がかっている茶髪と薄桃色の目のイメージなんだろうけど……
叔父さん…女の子につける名前じゃないよ!センス無さすぎだよ!!
別にフェミニストってわけではないが、女の子に向かってそれは呼びにくい
それにムカつくところもあるが、外見だけは二人ともなかなか可愛い
「フユキ君だったら…なんて呼んでくれる?」
ストレートがオレより若干低い位置から、キラキラと見上げてくる
やべ、マジど真ん中ー
「じゃあさ、カールとストレートは?」
「…………」
「……髪型変えたらどうすんのよ」
「ソプラノとアルト」
「……微妙」
「………」
153 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:37:19 ID:4KpW8qpm
ち、意外とめんどくせぇなコイツら
しばらく頭を悩ませてから「モモとユキ?」とつぶやいた
「・・・はい」「・・・・・・まあまあね」
どうやらOKが出たらしい。結局ドドブラとババコンガからの連想だなんて言えないけど
後ろめたさに頭を掻くオレを無視しながら、二人でユキちゃん、モモちゃんと小声で呼び合って笑ってる
そうやって笑ってりゃ可愛いのにな……
「うわ、もうこんな時間!じゃ、さくっとはじめますか」
入り口に掛けられていた古めかしい時計を見ながらモモが口を開いた
おいでと声をかけると、さっきまでオレの手を握っていた手でユキの顔をそっと撫でた
そのまま静かに引き寄せ、自分の唇と合わせると一度見つめ合い
小さな口から舌を出して、再度ユキの唇を迎える
ちゅくちゅくと僅かに水音を洩らしながら、片方の手は頬を離れ下へ向かう
かなりなだらかな丘の胸をゆっくりと手のひらを上下させる
時折強く力をいれ、ユキの反応を確かめながら桜色の爪で双丘の先端を弾く
「あっ……」
堪えていた声が思わず洩れてしまう
上目遣いでそれを確かめると、モモは布の上から軽く噛んだ
154 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:38:32 ID:4KpW8qpm
「………(ゴクッ)…ってか何してんの!!!お前らっっ」
突如始まった秘め事に思わず見入ってしまったが、なにコレ?
「てか、お前ら姉妹とかじゃねーの?違うにしても女同士じゃん!!
そういう趣味なの?さらに人に見せると興奮するとか、そういうヤツなのっ?」
混乱してわめき散らすオレに、深い口付けの唾液を片手で拭いつつモモが返した
「うっさいっ!安全な寝床が欲しかったら黙っててよ
アンタ、参加してもいいけど、邪魔したら追い出すわよっ」
参加してもいい……ちょっと心が傾いたけど、悲しき経験不足なオレは指一本動かせない
途中ハラりと捲れたユキの衣服に思わず目をつぶってしまったが、虫の声に混じって響く
不規則な水音と次第に音量を増す二人の声、衣擦れの音はかえって妄想を掻きたてるだけだった
細く白い指先が、すっかり蕩けたユキの陰部に蠢く
そのたびに薄い腹が上下に動き、吐く息が細かく分断され唾液と共に零れる
「あっあっ……んっ…も、だめぇ、あっふぁ…ね、おねがぁ…んぁん」
親指は赤く充血した芽を押さえ、人差し指と中指で不規則に出し入れしながら
モモがオレを振り返った
「ね、そのへんにある黒いやつ取って…」
「えっ、あ、はい……」
思わず敬語になり、マットレスに埋もれていた箱を開ける
使い込まれたその箱は収納BOXと同様乱雑に詰め込まれていた
色とりどりの液体が揺れている弓に使うビンを掻き分け、底に沈んでいた黒いモノを引っ張り揚げる
それは、なんと形容したらいいんだろう
キノコを模しているのだろうが、傘の部分は開ききっておらず、柄も微妙に長い
石づきの所には持ち手らしいくぼみが見て取れた
155 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:39:34 ID:4KpW8qpm
正直、黒光りするソレはアレを連想するしかないのだが
ソレを片手に呆然とするオレから舌打ちしたモモが、ひったくる
「ああっーーーーっんっん」
鬼気迫る甲高い嬌声に我に返った時にはすでに、想像通りユキの陰部に埋め込まれていた
ちっ、肝心なとこ見逃した……
反り返る背中を支えながら、容赦なく出し入れを繰り返す
指でしていたときとは違う、グチグチと粘膜がねばっこい音を出した
すでに声は掠れて、力んだ腹は息さえ止めてしまいそうだった
「この感じだと朝まではもたないかもしれないわね」
後片付けをしながらモモが口を開いた
時計を見るとすでに1時間は経ってしまったようだ
あれだけの盛り上がりをみせた広い部屋は静まり返り、変わらずの虫の声と
すうすうと規則的な寝息だけが響いていた
しかしオレの下半身は一向に治まる気配を見せず、布地を押し上げ主張を続けている
ここですぐにトイレに行くのも憚られるし、てきぱきと道具をしまうモモに迫るのも無理だ
静かにうろたえるオレを無視して、キッチンへ向かったモモは
手を洗い、ダイニングの脇に寝床をしつらえ始めていた
すごすごと、もと居た装備小屋へ戻どり、粗末なベンチに腰をかけ、小さくため息をついた
一体なんだったんだ...
初対面のオレがいる前で、いきなりあんなことをしたりして
しかも、女同士だよ?
いや、人の性癖にケチをつけるつもりは無いが、数刻前に繰り広げられた痴態は
童貞の眠気を払うには十分な衝撃映像となった
156 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:40:48 ID:4KpW8qpm
いまだ主張を続ける下半身をそっと見下ろす
節々のだるさは残っているのに、どうしてここだけ元気なんだ...
脇のライトを消すと張れた布地の上から軽く握ってみる
とたんに硬さを増し、手のひらを熱く押し返してくる
おもむろに腰で結んでいた紐をひっぱり、冷えた部屋に露出させた
じかに握るともう歯止めが効かなかった
ただひたすらに手を上下させる
先ほどのユキの掠れた声がまだ耳に残っていた、材料には事欠かないし
零れ出そうになる声をきつく我慢しながら、手は速度を増してゆく
「ねー、明日はアンタどうすんの?」
絶頂まであと一息のところで、ギィと重い音が暗い部屋に響いた
いきなりノックもなしにモモが扉を開けやがった
あわてて背を向け、ズボンをたくし上げるが後の祭りだ
「べ、べつに、村長代理とやらに会いに行こうと、思ってるけど...」
「……ふーん」
「………」
黙殺はやめてくれ…これなら、罵倒された方がマシだっ!
あまりの恥ずかしさと、情けなさに背中を向けたままボソボソと答えていると
肩にふにゃりと暖かいものが乗せられた
157 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:41:45 ID:4KpW8qpm
「そりゃ、そうだよね。あんなのみたらねぇー。
私も中途半端だったし、ちょっと仕事してみる?」
オレの肩に手を乗せたまま、モモがにやりと見下ろした
え?なに?仕事って…
混乱するオレを無視して、膝をつくとまだ仕舞いきれていないモノをそっとオレの手から救い出した
とたんに暖かいものに包まれ、思わず声を洩らした
先端を舌先でチロチロと刺激し、包み込んだ片手はゆっくりと上下する
ジュクジュクと音を立てながら、ゆっくりと頬張りオレを見上げた
窓の無い暗い部屋 隙間から洩れる細い明かりに照らされて、テラテラと唾液に塗れたモノを
口に含む横顔は、とても卑猥でなんだか美しかった
「んっんふ、味はアキと似てる…」
口の端から垂れた唾液を指に纏い、サオの裏側をぬるりと刺激する
痺れるような快感に下半身は占領され、いつの間にかモモの白い肩を握り締めていた
「…ね、アタシにも…んっ」
口から開放すると共に10本の指がにゅるりと先端を掠め
オレの頭は真っ白となってしまった
158 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:42:28 ID:4KpW8qpm
「………っちょっとっ!しんっじらんないっ!!
なにそれ!早すぎない!」
もう、弁解の余地すら有りません
予想以上に勢い良く飛び出したソレは、顎から胸にかけて白く汚した
けたたましく音を立てて締められたドアを見つめながら、ため息をつく
どういうつもりでオレに声をかけてきたのか……
この家は一体なんなのか……
二人の挙動不審さとか……
男としてのプライドとか…反省とか…
考えることは山ほどあったが、出した後の倦怠感と回復していない旅の疲れとで
硬いベンチに横になり、はだけた毛布を直すことも無く眠りに落ちた
………が、すぐさま異常な物音で目を覚ますことになる
159 :
MH探偵F:2008/12/25(木) 19:45:43 ID:4KpW8qpm
ひとまずここまで。
相変わらずの遅筆で申し訳ないが、続きは現在執筆中
意味不明な部分は脳内でたのむ
うぅ、久々の投下は緊張するぜーーー!
呼んでくれた方、ありがとうございました
主人公一族の名前がケロロ軍曹の日向家みたいだな。
内容面白そうなんだけど、なんか読みづらい。
ト書きが終わってない状況で脳内補完は無理。
つまり続きplz
なぜかデシャヴ
年内にもう一作くらい投下来るかな?
圧縮前保守
まだ落ちちゃらめぇ保守
年の暮れにそっと投下に馳せ参じ。
投下自体に8レスほど拝借。
傾向は
・8割ネタ。半ばファンタジー
・エロ薄。竜と和姦。ハンター×ガレオス?
・舞台はMHP2
・設定捏造気味。公式と食い違ってたり間違ってたりしたらすまん
以上許せる方はご覧あれ。
NGワードはタイトル→【桃色したひらひらの…】でどうぞ
青空がキレイ、なんてものじゃない快晴のお陰で、陽炎揺らめく真昼の砂の海。
そんな所にホイホイ繰り出すのも何度目だろう。
砂竜とゲネポッポの群れが住み着くこの地帯をいちいち通ること。
それを商隊のおっさんたちが諦めないのは、ドMだからでFAなのか。
出来るだけ、そういうのが少なそうなルート変えりゃいいんじゃねとか思わんでもないが。
僕にとっちゃ目的にそった依頼を、わざわざ潰す気もない。
この灼熱の太陽の下、見た目にも暑苦しいガブラスーツを着込んだ身では尚の事クーラードリンクが手離せず、その費用は嵩みつつある。
頭部防具は視界性能のいい装備を何かって線も考えたんだが、頭皮が大事だから仕方なしに蛇頭被る事にしている。
砂漠の日焼けはシャレになんないぞ。
一皮剥けたイイオトコになるどころか、火傷で水ぶくれとかそんなレベルだ。頭皮にもダメージダイレクト。
ああ、今はそんな話じゃなかった。
デデ砂漠って呼ばれるあっちが懐かしい。
だいたい、セクメーア南東部だったか、この辺のガレオスはけしからんのだよ。巡回ルートよくわからない上に、ショボい。
なんで奴らには桃色のヒレが生えてないんだ。
ドスガレにすら生えてる奴がほとんどいないっていう、由々しき事態に全僕が驚愕した。
震撼したとか言ってもいい。
僕のハイガノボマーDEウマー計画台無しにしてくれやがって、この落とし前どう付けてくれるんだってものだ。
出ない桃ヒレにシビレを切らし、デカブツ揃いで知られる魚竜相手に近接攻撃仕掛ける馬鹿らしさに気付き。
僕が弓なんて物に手を出して、扱いに慣れて来たってくらい時間が経過しちまった。
今や僕の相棒は雪獅子素材の冷たい弓、ニクスファーボウ。通称肉棒。
我々の肉棒だ。いやらしい。
近頃は鬱屈を持て余した狩人の戯れで、空ビンに眠魚押し込めてみたり、ペイントの実詰めてみたりに凝り始めた。
でも、相変わらず出ない桃ヒレ。思わず桃色ってどんな色だっけとか考えそうだ。
ドスガレ討伐数が三桁超えたような気がしたが、さすがにそんな事はなかったぜ。
しょっちゅう全身黒ずくめで砂漠に繰り出してりゃ、クーラードリンク飲んでても脳ミソ茹だっておかしくもなるか。
桃ヒレの何が厄介って、ご存知の通り、ガレオスは砂まみれ。
で、だ。ブチ殺して砂を払ってみないと色がイマイチよくわからんときた。
デカブツを苦労して仕留めて、期待に胸弾ませながら砂を払い、晴れた青空よろしく鮮やかな水色が表れたのを見て。
何度コレジャナイと呟いたか、数えきれやしない。
気分転換に桃色した猿でも狩りに行こうかとか同僚に誘われたが、あいつらの素材は片手剣や弓のとしては美味くないから丁寧に断ったね。
強撃ビン付けらんない弓なんざ、ぼかぁイラネ。
ガブラスーツ着て密林とか沼地とか行くと、蒸れそうだっつーのも気になる。
というのは建前。
誘ってくれたヤローは虫の類が死ぬほど嫌いだから、桃毛の猿が棲んでるようなところに行くと、虫の群れに発狂する。
んなもん気分転換にならねえぜ。
そんな心労もあって、僕のオツムは沸ききっていた。
今日の相手もドスガレオ。ガレ男だ。
なんだか、今回のは気のせいかやたらにデカイ。
通常、背ビレだけ出して砂中を泳ぐ砂竜どもだが、こいつは首とか背中とか全然埋まってない。
もしかしたら金冠ものって奴じゃないか。
物は試しと、出会い頭の挨拶代わりに音爆弾を投げ付けてやった。
響く快音、飛び出す魚竜、巻き起こる砂埃。
どったんばったん跳ねもがく奴を尻目に、僕は砂上を凝視し、すぐに目当ての物を見付けた。
陽光を受けて輝くのは、でかい鱗だ。
砂にまみれて黒っぽく見える鱗の縁を指で擦ると、ちょっと鮮やかさが顔を出す。紫色。
こいつぁ、本当にもしかするともしかするかもしれねえぜ。
力なく垂れ気味の背ビレが、砂に深く沈みながら遠ざかる。
すっかり見慣れた、ドスガレが尻尾巻いて逃げる時の様子だった。
デカさの割りに、案外タフでもなかったドスガレはいつものようで、いつもと違う。僕は確かに見た。
奴の背ビレの縁が桃色に輝いたのを。
なんで砂が落ちたんだかは知らないが、大方矢がぶっ刺さった時の血飛沫でもかかったんだ。
あとはとどめ刺すか捕獲するだけで、あの魅惑色のヒレが僕の物になるかと思えば、頭がフットーしそうだよぉ。
すでに沸いてたんだがな。
弓を背負い直し、追い詰めるべく急ぐことにした。
道中、否が応にも高まる期待に、普段なら寒いくらいに涼しい洞窟内の気温すら感じなかった。
うつむき、器用にも立ったまま寝こけるドスガレの足元に素敵な寝床としてシビレ罠をプレゼント。
安眠妨害の詫びに麻酔玉を二発も進呈してやったら、ドスガレは再び鼻づまりっぽい寝息を聞かせてくれた。
寝床を気に入ってくれたみたいで、僕も頑張ってこさえた価値があったってもんだ。
ちゅりちゅりと音を立てる罠の上で横たわるドスガレによじ登り、僕はその真っピンクの背ビレに手をかけた。
交戦中にそのキレイなヒレを吹っ飛ばしてやるぜ、とかってやっても良かったんだが。
万が一にもおかしな傷付け方して、ヒレが使い物にならなかったら、泣くに泣けない。
まあ、麻酔玉の効いてる今ならキレイにぶった切れるって寸法だ。
僕の手に、濡れた感触が伝わる。そして鼻をつく独特の匂い。
そいつが何なのか、わかっちゃいるのに、理解したくなかった。
僕は、じっと手を観る。
手袋にこびりついた桃色。もう無意識になっちまうくらい嗅ぎ馴れた、こいつは。
ペイントボールの着色かよ。
手袋についた桃色を、ドスガレの背中の砂に擦り付け、僕はポーチから水筒を取り出した。
蓋を開けたそれを逆さにし、水をドスガレの背ビレにぶっかけた。
流れ落ちる砂とピンクの塗料。洗われ現れた色は、そりゃあキレイな水色だった。
どっかで、ブチっと音がした。
どのくらいの間か。ギルドにクエスト達成の連絡することも忘れて、僕は暫く呆然と水色のヒレをただただ見てた。
止まった思考が、軋みながらゆっくりと動き出す。
ドスガレには、普通の色したヒレと桃ヒレと、両方生えてる事もあるのかもしれない。
水竜に比べりゃ、目立ったヒレの少ない砂竜だ。全部のヒレを調べたって、そう時間はかからない。
僕は自分にそう言い聞かせ、水筒を手にドスガレの首を駆け降りた。
ドスガレの寝床ってものはオアシスが近いから、水源には困らない。
だけど、ドスガレのヒレから砂を洗い落とすには、水筒の容量じゃ全然物足りない。焼け石に水も良いとこだった。
そのうち、オアシスの畔でホーミング生肉の物らしき、でかい卵の殻を見付け、それを桶代わりに水を汲んだ。
捕獲用の麻酔はよく効いてるみたいだが、ドスガレが目を覚ましては困る。
予備に持っていた麻酔薬のビンを傾け、やじりに垂らす。
それをドスガレのケツにぶっ刺してみた。効きすぎで死んだらそれはそれまでのことだ。
汚い。さすが砂竜きたないとか口走りながら。僕はドスガレを洗うのに忙しい。
単純作業は僕の思考をすっかり麻痺させていた。
真っ昼間からいびきを響かせ寝こけるドスガレに、水をかけてもかけても鱗の表面は渇いていく。
それもそのはず、熱の吸収良さそうだ。
砂を落としても、紫色の鱗が被うのはドスガレの証の黒い皮膚。黒光りしてやがる。
なんたるご立派よ、思わず拝みたくなっちまうぜ。
砂の色を落とし、紫がかった黒を露にしていくのは、うっかり熱中してしまうほどの魅力を持っていた。
感覚的には、地味臭い女を脱がしてみりゃイイ体してやがる、みたいな具合か。
肝心のヒレは丹念に洗ってみたところで、水色のまんまだった。
熱中した分、心が折れる音が特大で聞こえたような気がした。
僕が砂の上にへたりこんで、また暫くたった頃、やっと気が付いた。
シビレ罠のちゅりちゅり音が聞こえない。
結構時間が経ったみたいだし、効果時間切れちまったのかね。
もう水色のヒレなんかどうでもいい気もするんだが、目当てじゃない素材だって、売れば良い金になる。
桃ヒレ無きゃ僕が死ぬ訳じゃなし、生きてくには金がいる。
大金が転がってんだと思えば、体を動かす気力もまだ出てきた。
僕は水色のヒレをぶった切るため、背に上ろうとドスガレの平たい頭へ一歩踏み出した。
なんつーか、フガッて変な音が足下から聞こえたような。
構わずもう数歩ドスガレの首を登ると、グッとかゴッとか、やっぱり音がする。
辺りを見回そうと僕が体を捻った時、視界が揺れた。いや、揺れたのは足元だ。
立っていられずしゃがみこんだ瞬間、斜め前方両側、水色のものがバサリと立った。
まずい。
間髪入れず、足元、というより、ドスガレの首が起きて頭は天を向く。そしてぎぉーぅ、と一声鳴いた。
起きやがった。よりによって、僕が乗ってる時に。
眠気覚ましのつもりか、ドスガレが首を振る。
ちょうど首に乗っかってたこっちはたまったもんじゃない。
しがみつくにも首回りは大き過ぎる。
生えてる鱗を逆剥きかけつつ指をひっかけ、辛うじて落ちずに済んだ。
丸腰でこのデカブツの顔の前に落ちたら、人生終了のアナウンスすらなく終わりだ。
咄嗟に剥ぎ取りナイフを抜き放ち、ドスガレの首に突き立てた。
鱗の隙間に入った切っ先は、ヤローの分厚い皮膚に少しめり込んだものの、そこまでだった。
ドスガレの腕にあたるヒレが地面を叩き、ヤツは高々と跳ね上がった。
僕は敢えなく放り出された。
ドスガレは腹で着地すると同時、凄まじい勢いで這い擦り前進する。
放り出され身を強かに打ち付けられた僕は、そのくねる後ろ姿を見送った。
せっかくキレイに洗ったのに、また砂ぼこり被ってんじゃねーよクソ魚。
水際に鼻先を突っ込みかけたところで、ドスガレは軽く跳ね、常のように二本の脚で地に降り立った。
そして、奴の真正面を向いたまま振り向きもせず、動きを止めた。
砂に飛び込むでもなく、向き直って僕に砂を吐きかけるでもなく、水辺に佇むドスガレは何かに思いを馳せてる、とかじゃないだろう。
体は地面と水平に保たれてるし、尾ビレは左右にゆっくり揺れてるし、寝てたり意識を失ったりでもなさそうだ。
何だかわからないが、僕が丸腰を脱するチャンスであるには変わらん。
各所が痛む体の様子を見るが、やや痺れる所もあるが問題はたぶんない。
弓はと見れば、数歩先辺りに落ちてた。早速這いずって行って、それを回収する。
相棒・肉棒を手にしたものの、矢を取ろうと後ろ腰に手を回し、矢筒がない事に気付いた。
そういや、ドスガレ洗ってた時に、邪魔だからって外したような気が、しなくもないっつーか。
あまりにも洗竜が楽しかったんだ。つい、な。
矢筒はどこか、目を上げた。そして、首だけ振り向いてた遠くのドスガレと目があった。
焦ったなんてもんじゃない。向き直る時、その平べったい足で自分の足踏んづけて転けちまえって祈ったくらいだ。
転けてヨチヨチもがけクソ。
急いで立ち上がろうとして、僕は何故か顔面から、正確にはガブラスフェイクの蛇面から、砂面にダイブした。
踏み出した左脚に、ちっとも力が入らないでやんの。体重を支えきれずに前に倒れたってわけか。
嘘だろって言いたいが、言ったって仕方ない。痺れてるだけなら良いんだがな。
舌打ち一つ漏らしながら、上体を起こす。
砂竜洗ってた後に、自分が砂まみれって僕が丸っきり馬鹿みたいじゃねーかよ。
矢筒は正面右手、普通に言えば十歩ほどの所にあった。
問題は正面、まだ距離があるといえ、ドスガレが無事に向き直って、こっちに歩いて来てるって事だ。
砂吐かれたら避けきれず当たるかもしれないし、飛び込み腹滑りなんぞされたら、もう二呼吸もないうちに衝突される。
迷う間もない。右足で踏み出し、前に倒れるような勢いで、僕は跳ねた。
装備軽いからどうにかなるが、逆に言えば装甲薄いから落とされただけでこのダメージなんだよな。
振り子の要領っていうんだかなんだか、片足でけんけんとドスガレとの距離を詰める。
矢筒を目指してるだけだ、誤解すんじゃねえ。
ヤローの背ビレはくったり垂れたままだから、あっちだって大して回復しちゃいないはずだ。
ドスガレは麻酔が抜けきってないのか、のたくらと歩いてこっちに向かってる。
向かってるんだが、いまいち近付いて来てる感じがしない。
とか思った瞬間、何かに爪先引っ掛けて、またつんのめった。
目線を遠くにやり過ぎたせいか、畜生。
二度も僕の顔面を救ったガブラスフェイクの蛇面部分を、今日ほど有難いと思った事はないな。
何につまずいたのかとチラ見したら、デカい卵の殻だった。誰だよ、こんなとこに転がしやがって。
だが丁度矢筒に手が届く。掴んで引き寄せ、急いで腰にくくり着けた。
ドスガレは、まだ小さく見える。
あいつ、お得意のその場で足踏みでもしてんじゃないのか。
だが、あの平たい足が砂を踏む音は確かに近付いて来ている。
何かがおかしいと感じるが、今出来るのは弓矢を構えて奴を睨む事くらいだ。
立ち上がろうとしてるんだが、どうにもまだ左脚が思うようにならん。
ゆっくりと迫り来る足音の主は、砂埃を被って少し白っぽくなったが、紫がかった黒光りの流線形ボディがやたらにふつくしい。
同じ魚竜でもトトスとガレオスは、格差とも言えるくらいキレイさが段違いだと思ってたが、そうでもないかもしれん。
デカさも強さもキレイさも、珍味としての名高さすらも負けて、ガレオス涙目ってのが通説なのにな。
また一つ、妙な事に気付いた。
足音は近付いて来てるのに、小さくなってる気がする。
こう、背景とドスガレの比がおかしいような気もしてきたんだが。
目を擦りたくなった。
事態を把握して、僕は嘘だろって呟いてた。
ドスガレは足を止める。僕の前でだ。奴の体と僕が片膝ついてる位置とは、三歩も離れてない。
ヤローは背を起こし、首をもたげる。それを僕は、口を開けて見上げてた。
何で、こんなに近付かれるまでわからなかったのか。
何故かって、ドスガレは縮んでたんだよ。ゲネポッポより小さいくらいにな。
視界いっぱいに、ドスガレの下顎っつーのか、喉っつーのか、そんな部分が見える。
ふいに伸びてきたヤローの鼻っ面は、ガブラスフェイクの蛇面部分にぶつかった。
ついでのように、ブツッと音がする。こりゃガブラスフェイク噛まれたな。
有難う、さようなら、ガブラスフェイクの蛇面。お前の勇姿は忘れない。
殉職したガブラスフェイクへ、僕が哀悼の意を表してる間に、ドスガレは首を引っ込めた。
ずるっと僕のガブラスフェイクが脱がされる。
風を髪に感じ、ちょっと爽やかな気分にならんでもない。
おそらく僕が立ち上がったのより、少し高い位置にあるヤローの顔は、見事に無表情だった。
当然だ。魚竜には目蓋もないし、眼球もほとんど動かない。
いや、よく見たら、ドスガレの目の上、ちょっと窪んでるとこがある。
そこが陰になってて、ちょうど垂れ眉みたいに見えるじゃねーか。
平べったい頭に、ただでさえ目が離れてて間抜けっぽいのに、垂れ眉ときたか。こやつめ。
そんな間抜け面のドスガレは、ガブラスフェイクをくわえたまま首を傾げて、んくぐっ、と鳴いた。
まだ弓矢を構えてた僕は、動けなかった。
ドスガレは首を傾げたまま、顔をちょっと前に突き出す。
起こした背とバランスを取るためか、地面すれすれまで下ろされた水色尾ビレの先が、ヒラヒラとそよいでいる。
僕は激しく動揺していた。自分で、脳ミソ沸いてるとしか思えない。
惚れた。
間抜け面が小首傾げて、んくぐっと鳴いた瞬間、僕はこのドスガレに惚れた。
迫り来る間抜け面に、弓を向け続ける事ができず、僕は腕を降ろした。
すまない、ガブラスフェイク。お前の敵はとれそうにない。
いよいよ眼前まで迫ったドスガレの面。
砂埃を被りつつも、紫だちたる黒光りボディの輝きたる様はいとうつくしう。
何かに見惚れながら死ぬのも、そりゃそれでいいかもなーと思えた。
だがどうしたわけか、ドスガレは僕と鼻を付き合わせたまんま、また動きを止めた。
砂竜特有の、喉に何か引っ掛かってるような音が、ごふっと鳴っている。
僕はドスガレの顎下に手を伸ばし、触れてみた。
つるつるしている鱗と、その下の皮膚の微かな柔らかさ、温かさ。手袋越しにそれらを感じられる。
相手が大人しくしてるのに少し安心し、そのまま鱗の流れに逆らわずドスガレの顎下を撫でる。
嫌がられてはいないみたいだが、さすがに口付近を触るのは無理だ。
小さくなっても十分大きな口が、破壊力抜群なのはさっきのガブラスフェイク即死の一撃で、わかってる。
手とか噛まれて痛い思いするのは、ちょっと、嫌だ。
いきなり、ドスガレの首が僕の手の上から退いて、腕を巻き込むように動いた。
手の甲はドスガレの鼻っ面の上に乗せられて、ヤローはその手をさらに押し上げるみたいに首を動かす。
何がしたいんだか、さっぱり。
僕の目の前で、何度か首を上下させてたドスガレは、その動きを止めると同時、ぐるしゃしゃしゃと鳴いた。
あの、地中から噛み付きにくる時の声に似ている。ヤローの口からガブラスフェイクが落ちる。
奴の頭の一振りで僕の手は打ち上げられ、返す刀のように、奴の下顎で叩き落とされた。
人の手で遊んでるだけなんじゃないだろな。
僕はなんとなく傷付きながら、手を引っ込める。どうやら左脚は動くようなんだが、逃げる気はすっかり失せていた。
ドスガレは起こしていた背を戻し、尾ビレを地面からかなり高い位置で揺らしている。
黒い頭が左方向へ振られた。と、思ったら、奴の頭が僕の左肩に押し付けられた。
結構な勢いをなんとか耐えたのに、さらに頭のでっぱりの裏辺りを押し付けられて、下手すりゃ倒されそうだった。
僕が直立した状態で奴の股下にすっぽり納まったであろう時に比べりゃ小さいが、今だって奴の全長は僕よりデカイ。
その力の程は言わなくても解るな。
でもキレイな色した垂れ眉竜が、向こうから僕に触れてきている。これは事実だ。
僕は浮かれた気分で、ドスガレの首に手を伸ばす。
そこは触れると顎下より硬く感じたが、鱗の滑らかさと艶はこちらの方が上だ。
砂に磨かれて、陶器のような光沢を得ているのかもしれない。
撫でていくうちに、ドスガレは僕の手に首を押し付けてくるのが解った。
もっと、とでも言わんばかりだ。
首筋やうなじを掌だけで撫でるのももどかしく、ヤローの首に下から抱き付いた。
可愛くない音を立て、ドスガレが溜め息っぽいものを吐く。
さっきこの辺りを踏んでたり、ぶら下がったりしたんだよな。不思議な心持ちで、ドスガレの首に頬を擦り付けた。
太陽熱のせいか、鱗の表面は温かい。僕も黒ずくめだが、こいつも大概だからな。
うなじの一部分、妙に黒色の濃い箇所がある。つついてみると、また一段上の硬さを持っている。
鱗でなく、その下の皮膚が厚い感触だろうと思いながら、硬さを確認するように何度か押してみた。
その度、ドスガレがぎゅぎぇっと変な声で鳴いた。面白え。
調子に乗った僕は、口をいっぱいに開き、そこに歯を立てる。
ドスガレがビクリと震えるのは、僕を興奮させた。
不意にドスガレが首をぶるると振るわせた。
こっちはビックリするやら抱き付いてられないやらで、あっさり地面に落ちる。
顔を起こすと、ドスガレの平べったい足が踵を返してるのが見えた。
嫌な予感がして、身を伏せたまま待つこと暫し。
左側から僕の頭上を、ヤローの尾っぽがゆったりと横薙ぎにしてった。あぶねーじゃねーか。
何のつもりか、僕にケツ向けてるドスガレの水色尾ビレが目の前でヒラヒラしてる。
キレイだが、岩も切り裂くとか言われてる凶器が目の前で揺れてんのは、心地良いもんでない。
僕はドスガレのケツを見詰めたまま、そっと後ずさった。
ヤローの脚が曲げられて、体全体がぐっと沈む。砂に飛び込む前動作か。
僕は焦った。それは取り逃がしそうだっていうより、もう二度と会えないんじゃないかという思いで。
せめてドスガレの尾っぽを掴もうと、上体起こして左足を踏み出しかけた。
その目の前で、低く屈んだドスガレの体が左を下に、横倒しになった。
砂埃が少し舞い上がる。それが落ちたくらいに、ぱたと尾っぽが横に振られて、根本から少し離れた位置に孔があるのが見える。
右側へと揃えて投げ出された、両脚のラインが艶かしい。
いよいよ僕の頭は沸いてきたようだ。
なんていうか、その、勃起した。
垂れ眉竜は首を起こして、こっち見た。そんで奴はまた、んくぐって鳴いた。
もうどうにでもなーれ。
僕は膝立ちでドスガレの足元まで行き、腰をおろした。
手袋を外し、ドスガレの尾っぽを撫でる。奴は首を下ろして顎を地面に引っ付け、溜め息を吐いた。
尾っぽにある孔の縁をなぞり、そっと指を差し込むと水っぽい音を立てて、指は難なく入った。
つくりは大きいけど熱くて柔らかくて、結構人と似たような感じだ。
ちゃんとやれそう。確信して僕は嬉しくなる。
指を抜き、代わりに引っ張り出したモノを押し当てた。
腰を進めれば指同様にあまり抵抗もなく、熱い泥に沈むようだった。
そう、そのまま飲み込んで。僕のニクスファーボウ。ていうか肉棒。
突っ込んだのは当然弓じゃなくて、ガッチガチになった男性器だ。
柔らかく包み込むドスガレの熱い肉に、早くも射精感が込み上げる。
尾っぽにしがみつくように、僕は体を伏せた。こいつは中も内も酷く熱い。
脳ミソだけじゃなく、身体中が沸いて溶け出しそうにすら思う。
激しく腰を打ち付けても、痛むような素振りも見せず、奴は小さくうめくような声を出すだけだ。
受け入れられている。抵抗されないのがその証拠だと、僕は狂喜に打ち震えた。
肉のぶつかる音はあんまりしないけど、粘膜のぬちゃぬちゃ擦れ合う音は大きく響く。
魚竜は全身で音を聞くという。僕がこいつを犯す音が、こいつの全身を犯す。
溶けた脳ミソでそんな風に考えながら、僕は一際深く突き込み射精した。
久しぶりなのもあって、ドスガレの内に沢山ぶちまけた後、僕の元にアレが来た。
それは後悔と言う別名を持つ、賢者タイム。
当たり前だが、僕は所謂ドラゴンファッカーじゃない。ついさっきのが初犯だ。
こんな鱗まみれの奴らにおっ立てるほど変態じゃない、はずなのに。
砂漠の暑さが、ここまで思考に深刻なダメージを与えるとは、全く馬鹿にならんな。
現実逃避を計ってる思考を置き去りに、体ってものは実に正直だった。
視界の端で、もじもじと足掻くような動きを見せるドスガレの太股を、優しくさすってやっているのは僕の手だ。
ドスガレの内でまた硬化を始めたのは、僕の相棒、じゃなくて所謂息子な方の肉棒だ。
ドスファンゴとどう違うんだよって感じの、ドスガレのふごふごした息遣いを堪らなく可愛いと感じるのは、他ならぬ僕の心だ。
再度言う。もうどうにでもなーれ。
激情に呑まれるままにもう一戦の後。
想いに任せてしてしまったつもりなのに、ドスガレは不快げな素振り一つ見せない。
身繕いを終えた僕は、砂の上で体を丸めたドスガレの顔の側へと移動した。
身を屈め、長い首を優しく撫で、いじらしさに胸を熱くする。
垂れ眉のせいで、なんだか健気さ三割増しに見えるドスガレが愛しくて仕方ない。
思い付いて、首を撫でる手を徐々に頭の方へと滑らせていった。
ぐっ、ぐっと短く鳴きながら、ドスガレはされるがままになってくれている。
首から続く平たい額、だろうか。そんな位置を過ぎ、小さな目の間、鼻先すら触れる事を許された。
僕はドスガレの額に自分の額を押し付ける。熱い。
その熱さに、これからしようとする事がちょっとためらわれたが、それでもしたい欲に負けて僕は覚悟を決めた。
僕はドスガレとくっつけた額を離して、その鼻先にキスをする。
目蓋を臥せ、僕は思った。こんなに硬くて熱い口付けは初めてだった。比喩抜きで。
不意に、熱が消え去った。それを不審に思うよりも先に、頭を絡め取られて引き倒される。
柔らかく温かいものに触れて、僕は反射的に目を開いた。
間近にある笑う砂色の目。むき出しの黒褐色の肌。抱き寄せられている。
驚いて言葉もない僕に、錆びたような囁き声が聞こえた。
「まのぬけたつらをしおって」
僕を引き倒して抱き締めている相手が出したそれは、かなり低くざらついた声質だが、女のものらしい。
可笑しそうに、囁きは続く。
「わらわをうちたおし、このくびにきばをつきたててくれたのは、そなたであろうに」
耳馴れない言葉遣いに理解が遅れ気味だ。
物騒な、かつ人聞きの悪い事を言われている気がする。身に覚えもない。
「くびをはむは、すなはみのよばいよ。しらぬのか」
首を横に振っているのに、相手はいよいよ可笑しげに僕を抱き締める。
手が触れる位置どこもが素肌なのは気のせいか。ついでに、この女、相当デカイんじゃないか。
「ちいさななりをして。わらわにこだねをそそがんとは、たいしたきがいよ。などと、かったというのにのう」
いや、僕は小さくない。一応並の背丈はある。
そんなことより大変だ。生おっぱい押し付けられてる事に気付いちゃったぜ。
これはいいおっぱい。
いいや、残念だったな。俺は乳よりも尻よりも太股派だ。
でもいいおっぱいに気もそぞろです。
「しらぬままに、こうて、おうじ、まぐわうたのだな。うつけが。なれど、ういやつめ」
むぎゅっとおっぱいに抱き締められた。
なんという乳責め。いいぞもっとやれ。
抱き締める腕の力を弱められ、僕は淡い褐色の胸から顔を上げた。女と目が合う。
少し離れ気味の砂色した大きな目がうっとりと細められ、女は「のう」と呼び掛けた。
「わらわのいろにおなり」
否の選択肢がないかのように、僕は勝手に頷き、また勢い良く抱き締められる。
頭の中のおっぱい唱和に、うっかりふともも派を裏切りそうになる頃、僕はふと正気に戻った。
訊かなきゃいけない事がある。
弾力溢るる胸から顔を引き剥がし、僕は再度顔を上げた。
黒い肌に、白髪なのかってくらい色の薄い髪。つぶらな目の上に、へにゃりと乗った下がり眉。
低めの小さい鼻、大きな口。それらを備えた顔の持ち主はぎりぎり十代くらいに見えた。声や言葉遣いの割に若そう。
とりあえず、記憶の中にある誰の顔とも一致しないのは確かだ。
女の砂色の目を見つめ、僕は尋ねた。
「なあ。あんた、どちらさんだ」
ぱちぱちと瞬きして、女の首が傾いた。
「いうたであろ。すなはみよ」
僕は訳分からんという思いを包み隠さず顔に出す。女は「くぅん」と小さく鼻を鳴らした。
眉尻垂れたその顔は、いかにも困ったと言わんばかり。
「つうじねばらちがあかぬわ。ちこうよれ。わらわにことかしや」
大きな熱い手が僕の顎にかけられる。黒い顔が間近に迫り、額同士がこつんとぶつかる。
何のつもりか、女は熱い唇を僕の唇にくっ付けた。
唇を離された後、舌でも突っ込んでやりゃ良かったと思い付く。
初なガキじゃあんめーし、何、されるがままになってるんだ。
女は僕を抱いたまま、目を閉じて喉から妙な音を立てている。
「ガレオス」
やおら女が弾んだ調子の声をあげた。
なんのこっちゃ。そういや僕のドスガレ、どこ行ったんだ。
女の腕から逃れようと、もぞもぞ身動ぎしてみるが、そうすれば彼女の柔らかな体に身を擦り付ける事になる。
くすぐったそうに笑いながら、女はまた囁く。
「私はね、あんたといちゃついてたガレオス。でも元々はガレオスじゃないの」
奇遇じゃねえか。こんなところで頭沸かしてる奴が、僕以外にもいるなんて。
言葉遣いの急激な変化に戸惑い「はぁ」なんて間の抜けた声を出してしまった。
女は腕を解いて身を起こして横座りになる。全裸で。
見上げれば、そびえ立つがごとき良い乳。ちっとは隠せよ。
「あら、嘘じゃないのよ。ちゃんと証拠はあるんだから」
生返事をどう取ったか、女が僕を引き起こし、向かいに座らせる。
向かいあって見れば、乳だけでなく細い腰やら肉付きのいい太股やら、なかなか。
見とれるうちに「ほら」なんて手を取られ、その揃えた太股の間へ連行された。
堪らぬむちむちであった。
僕の中のふともも党が大喝采を叫ぶ間、女の手は僕の指を彼女の股間へと導いていた。
熱く柔らかくぬるぬるとした感触は、つい先程たんと味わった憶えがある。
襞とかこんな絡まなかったし、こう狭くもなかったけど。
女からは、ぐぅと妙な声が漏れてるが、それすらも聞き覚えあるものだ。
ほう、と。熱のこもった溜め息を吐き、女は僕の手を引き上げる。
指にまとわりついたのは、女の愛液と白い液。どうみても精子です。本当に有難うございます。
「ね。あんたがいっぱい出したやつ」
女の目は潤んでいた。僕の指に唇を寄せ、舐める舌も熱いんだと知った。
彼女が僕の指をすっかりキレイにし、舐め取ったものを飲み込むのを見守る。
女の濡れた口元を拭うと、ヤローはくすくす笑いながら、手に頬を押し当ててくる。
その様子は確かに、さっきのドスガレっぽい。
「あのね、ガレオスになってたのは呪いだったの」
ざらざら声が囁くのは、砂の流れに似ている。
女は背を丸めて僕の胸に頭を預けてきた。毛先が好き勝手あちこちに跳ねる短い髪から、砂埃の匂いがした。
「ガレオスの白子があんまり美味しくって、そればっかりたくさん食べちゃったらね。いつの間にか」
うふふ、じゃねーぞこのヤロー。
身の屈め具合、傾ぎっぷりからすると、この女無茶苦茶背が高い。
ちょっと重いが、いいふとももに免じて許してやるか。
「でもやっぱり、変身の呪いを解く手段は王道よね」
ちゅっちゅと唇を鳴らし女は笑う。十人並みの顔だが、愛嬌を感じんでもない。
少し動揺しながら奴の顔を盗み見ていると、その視線に気付いたか、意味深な目で見上げられた。
僕は思わず息を飲む。
「あんた、私を遠くへ連れてって。砂を食むのも、腑抜けのガレオスどもにも、もううんざりなの」
何このビッチっぽい言い種。
今更言えない。
「あんたのためにガレオス狩りまくって来てやるから、もう一度呪われろよ」
とかね。
「やぁよ、つれない人だわね」
人の胸に思いっきり体重をかけてきやがる女が、拗ねた声を出す。
て、あれ。口が滑ってた。
でも今更だ。垂れ眉竜がデカイ垂れ眉女に変わっても、好みじゃないのに、気になって仕方ねえ。ふともも的な意味で。
胸の中の女が「ねーぇ」とか甘えた声を出すのに根負けし、僕は諦めた。
今度は僕が呪われたんじゃないのか。
三度言おう。もうどうにでもなーれ。
―ver.B 終―
投下終了。この話も終了。
ガレオス可愛いのに、取り扱いが少ないと思う。
↓↓行数の問題で収まらなかったおまけ。
―追記―
同僚にセクメーア南東部棲息のガレオスについて愚痴った。
そしたら、「お前さん、セクメーア南東部でのG級クエストって開放されてたっけ」だと。
ああ、そういやまだ開放されてません。
ショボいとか、いわれなき中傷をぬかしてすまんな、ガレオスども。
P2は桃ヒレ出ない出にく。ドスガレ亜種欲しいくらいという思い出。
ガノトットとあんまり差別化出来てない描写だけど、声がかわいくない所がガレオスのチャームポイントだと思う。
ドスガレ(仮)の言う「よばい」は夜這いでなくて、婚い。プロポーズ的なものだけど、求愛行動と思って。
ともあれ、皆様よいお年を。
新年まで後30分だってのになんちゅうものを見せてくれたんだ
ぐっじょぶ!
クエスト潰しにドスガレぶんなぐってた俺、少し申し訳なく。
ガレオスな時もそうでないときもかわいいな。リアル遭遇で悶えた。GJ.
MHP2じゃ面倒な割に桃ヒレでないの思い出した。
寝てるガレオスたんは妙にかーいいのも思い出した。
かーいいガレオスたんとネタまみれのSSにGJ。
一粒で二度美味しいSSをありがとう
あけましておめでとうございます。
以前、竜姦変態ハンターの話を書かせていただいた者です。
さて、新年早々ですが投下させていただきます。
今作も一話完結の形にはなっておりますが、時系列的には前作の後の話しになります。
続物と言えば続物になりますので、重複する設定的な部分に関しては、説明を若干端折って
おります。
勝手を申し上げるようですが、前作(保管庫内「ダス・フェアローレネ・パラディース」)を
併せてお読みいただけますと、細かい設定の部分はお分かり頂けるかと思います。
内容ですが、
竜姦(男ハンター × ディアブロ雌)+(女ハンター × ディアブロ雄)
人同士(女ハンター × 男ハンター)の濡れ場があります。
例によってモンスター愛護精神に富む方には不快な内容かも知れませんので、ご注意下さい。
「ダス・フェアローレネ・パラディースU ― オルガ・チェイン ―」
というタイトルで投下させていただきます。よろしければご笑納下さい。
ダス・フェアローレネ・パラディースU ― オルガ・チェイン ―
ある日の晩。
ジェイは店主のバズに呼ばれ「糜爛亭」を訪れた。
糜爛亭はモンスターを「性具」として扱う店であり、特殊な性癖を持つ変態達の憩いの場となっている。
ジェイはこの店に出入りするハンターであり、主に飛竜の雌に「躾」を施し、「商品」として卸している。
世の中、金と変態的な性癖を併せ持つ人間というのは結構いて、「躾」られた飛竜は、常識では考えら
れないような金額で取引される。
ジェイの「躾」た飛竜は変態どもの間で人気が高く、どの「商品」も異常な高値がつく。そのお陰で、すでに
居食いして残りの人生を過ごすことが可能なくらいに金はあるが、彼は飛竜の躾を止めることはない。
それは何故か。
それは、ジェイ自身が飛竜に欲情する変態だからである。辞めたくても――もっとも彼は辞めようとなど
一度も思ったことはないが――ただ単に、辞められないだけなのである。
ジェイが店内に入ると、店主のバズが雌ケルビを犯している最中だった。ケルビは床に設置された足枷に、
四本の脚を固定されている。背後に立ったバズが、ケルビの臀部を両手で押さえながら腰を動かしていた。
バズがパンパンと腰を打ち付ける度、ピイピイという哀れを誘う鳴声が、仄暗い店内に響き渡る。
「よっ、ジェイ」
汗まみれで腰を動かしつつ、バズが言う。
「……お前、変態行為を俺に見せるのが趣味なのか?」
「そんな訳ないだろ。商品のお手入れ中。あれだ、武器屋のおやじが売り物の剣を磨くのと同じ」
パンパン――ピイピイ。
「まったく違う気がするが。で、獲物は?」
ぶっきらぼうにジェイは尋ねた。
「おうっ。ちょっと待っててくれ。もう終わるから」
そう言うとバズは、腰を打ち付ける速度を上げた。速度が増したため、音が「パンパン」から「パパパパパパン」と
聞こえるようになった。それに合わせてケルビの鳴声も「ピピピピピピイー」に変化した。
「おおぅケルビ……締まる締まる……。女なんか目じゃねえ」
天井を仰ぎつつ、バズが歓喜の声を上げる。やれやれ、とジェイは頭を振った。
「ううっ……果てる」
バズが呻くように言い、腰の動きを止めた。どうやら射精したらしい。ケルビの脚が、がくがくと震える。バズが腰を
離すと、ケルビはピュウゥゥゥとか細く鳴き、その場にくずおれた。
「ふう……」
顔を上気させ、満足げにバズは息をつく。
ケルビの陰部からバズの精液が漏れ出てくる。特殊な性癖を持ち合わせない人間が見たら、目を背けたくなるような光景に違いない。
「待たせたな……まあ、俺は早漏気味だから、大した時間でもなかったろうが」
男性自身を濡れたてぬぐいで拭きながら、バズがニヤリとする。
「終わってから呼べ――で、獲物は?」
「ディアブロスを番いで納品。しかも「オルガ・チェイン」で繋いで、だってさ」
「……随分と条件が厳しいな」
ジェイは眉根を寄せた。
ディアブロスを性具として納品するという事だけでも難儀する内容であるのに、
それを雄と雌の番いで、おまけに「オルガ・チェイン」を繋ぐとなると更に厳しくなる。
「どう使うつもりなんだ」
「野暮なことを聞くもんじゃないぜ、ジェイ」
バズが、ちっちっちっと右手の人差し指を左右に振る。
「商品をどう使うのかなんてのは、お客様の勝手。詮索をしないのがうちのルールだ。
お前だって、飛竜をオカズに皮つるみしてます、なんて他人に言いたかないだろ?」
「……やかましい」
ジェイがそっぽを向く。
「歪んだ性癖は、背徳感を抱きながらこっそりと満たすのが粋ってもんだ」
「……お説はごもっともだが、お前が言うな。俺の前で堂々と歪んだ性癖を晒しているくせに」
「人聞きが悪いなぁ。タイミングが悪いだけだ。俺がお楽しみの所に、お前が折り悪くやってくるだけだろう」
実に心外そうな顔でバズが抗議する。
「くだらんことを――それより、一人でチェインを繋ぐのは物理的に無理だ」
「そんなことは分かってる。だから今回は助っ人を呼んである」
「助っ人……? 珍しいな」
ジェイがそう言うのも尤もで、基本的に糜爛亭の仕事は単独で行う。別にジェイが孤高のハンターを
気取っているからではなく、バズの店はギルドからつま弾きにされているため、ハンターを集めように
も中々集まらないのである。
そもそもハンターとしてそれなりの腕前で、おまけに飛竜の調教まで請け負う変態など、火竜の天燐なみに稀少なのであるが。
「だろ? しかも女だ」
バズの意外な言葉に、ジェイは少なからず驚いた。以前にも数える程だが、他のハンターと協同で「原料」を
卸したことはある。だが、その時のハンターはいずれも男だった。
「狩猟笛使いのパメラちゃんだ。雄の調教にかけちゃあ、この辺で右に出るヤツはいないだろうな。
まあ、雄の調教をするヤツがどれだけいるかは知らんが。それはともかく、ハンターとしても、かなりいい腕だぜ――少々変わり者だがな」
「変わり者? この店に絡んでくるのだから、変わり者なのは当たり前だろうが」
ジェイがやや呆れたように言う。
「まあ、そりゃそうなんだが、な。まあ、とにかく気をつけてくれ」
何故かバズは、曖昧に笑うだけだった。そんなバズの様子に少しだけ釈然としないまま、ジェイは店を後にした。
翌日、ジェイはガレオスSシリーズに身を包み、砂漠に赴いた。
背負っている武器は、D・V・P――ダス・フェアローレネ・パラディース。
数々の雌飛竜を服従させてきたこの淫靡なガンランスは、ガンチャリオットをベースに不埒な
改造を施したジェイのオリジナル品だ。
番いのディアブロスが縄張りにしている場所はバズから聞いてあったが、ジェイはすぐにそこへ
は向かわず、途中にあるオアシスに立ち寄った。今回、共に狩りをするパメラという名の女ハンター
と落ち合うためである。
オアシスに着いたジェイは辺りを見回してみたが、それらしい人影は見当たらない。
突っ立っていても仕方がないので、手近な岩に腰を下ろして待つことにした。砂漠特有の強烈な日差しが、
じりじりとジェイの体を焦がすが、身に着けているアーマーのスキルの恩恵でほとんど苦にならない。
約束の時刻をやや過ぎた頃、オアシスに向かってくる一つの人影が見えた。まだ距離があるので明確には
分からないが、おそらくパメラであろう。
やがて顔が見えるくらいの所まで、距離が詰まると、
「お前さん、糜爛亭のジェイかい?」
と先方が声を掛けてくる。ハスキーな声だった。
「確かに俺がジェイだが、糜爛亭の、は余計だ。パメラか?」
立ち上がりつつ、ぶっきらぼうな口調でジェイは応じた。
「ああ。あたしがパメラだ」
歩みを止めつつ、パメラが返す。ガブラスーツに身を包み、背中にはフルフルホルンを背負っている。
ジェイよりも頭半分ほど背が高い。
ウエストからヒップの辺りのラインと、スーツの胸元を押し上げる二つの巨大な膨らみが女であることを主張してはいるものの、
腕と脚は男のそれで、ラージャン似の体付きをしていた。
とは言え、顔の造作がまずいかと言えば、そんなこともなかった。髪型と髪の色はヘルムを被っているせいで分からないが、
綺麗に生え揃った茶色の眉に琥珀色の瞳、通った鼻筋にやや厚めの唇をしており、若干エラが張り気味ではあるものの、綺麗な部類に入る顔をしている。
「今回はよろしく頼む」
ジェイは右手を差し出した。
「ああ、こちらこそ」
パメラがジェイの手を握った。途端、ジェイの手は物凄い締め付けを覚える。男でもなかなかお目にかかれない程の握力の持ち主だが、当のパメラは涼しい顔をしている。
別に張り合う訳でもないのだが、ジェイも無表情のまま右手に力を込めた。みしり、と二の腕から音が聞こえてきそうなほどに筋肉が膨張する。
不意に、パメラが軽く笑みを浮かべながら手の力を抜いた。それに合わせてジェイも力を抜く。
「あんたのことが気に入ったよ、ジェイ」
楽しそうにパメラが言う。
「大抵の男が、痛みで顔をしかめる。あたしと握手をして顔色一つ変えなかった男は、あんたが初めてさ」
「……本気の握手が出来る女に出会ったのは、俺も初めてだ」
「それ、誉めてるのかい?」
パメラがむくれたような顔をする。
「勿論。それはそうと、君に一つ聞きたい。飛竜に「オルガ・チェイン」を繋いだことはあるか?」
「いや、初めてだよ。あんたは?」
「前に二回程ある。仕切りは俺に任せてもらえるか?」
「ああ。頼むよ」
「分かった。では、早速行こうか」
ジェイはそう言って歩き出した。パメラも続く。
二人は「躾」のプランを練りながら、ディアブロ夫婦の縄張りへと向かった。
ディアブロスが身をよじりながら砂の中に体をねじ込み、あっという間に地上から姿を消す。
「パメラ!」
「分かってる!」
ジェイの声に応じて、パメラがフルフルホルンの柄に取り付けられた唄口を咥える。そして間を置かず、
手の平で柄に空けられた音孔を半分だけ塞ぎつつ、鋭く息を吹き込んだ。次の瞬間、周辺の空気が少し
だけぶれて、キンッという、金属で金属を弾いたような音が響く。
音が響いた直後、二人の十歩ほど先の砂が盛り上がり、ディアブロスの上半身が躍り出る。
高周波――狩猟笛特有の機能で、音爆弾と同様の効果がある。人の耳には何も影響を及ぼさないが、
砂の中にいるディアブロスには効果覿面である。強烈に聴覚を蹂躙されたディアブロスは、下半身を砂に
埋没させつつ苦鳴を上げて上半身を左右に振り回す。
自由を奪われてもがくディアブロスに、ジェイはD・V・Pの切っ先を叩き込む。
切っ先が顔面に当たると同時に、グリップを捻って砲撃を喰らわせる。
1発、2発、3発、4発、5発――弾倉が空になるまで砲撃を撃ち込むと、アオーン、とディアブロスが高く鳴いてぐったりとくずおれた。
「終わったー」
パメラが気の抜けたような声を出す。すでに雌のディアブロスは昏倒させ、強力な麻痺剤を連続投与して自由を奪い続けてある。
今倒し終えたのは、番いの雄の方だった。
「まだ、これからだぞ」
ジェイはそう言いながら、ポーチから飛竜用の注射器を取り出した。中には特性の麻痺剤が入れられている。
ディアブロスの足の付け根辺りにナイフを入れて、太い血管を露にし、手早く麻痺剤の投与を行う。
投与後、さほど待たずに雄ディアブロスの身体が、ビクビクと波打ち始めた。
ジェイはその様子を見遣ると、パメラに向かって、
「狼煙を上げてくれ」
と言った。
「あいよ」
パメラが火を起して、赤みを帯びた玉をくべる。程なくして赤色の煙が空へと昇ってゆく。
しばらくすると、砂煙を上げながら猛スピードでジェイ達の方へ向かってくる何かが見える――3匹のアイルーが引く荷車であった。
アイルー達は、ジェイ達の前で荷車を横滑りさせて停止させた。荷台にはジェイとパメラの「躾」用の道具が満載されている。
「毎度ニャ!」
3匹のアイルーが声を揃えて言い、ぺこりとお辞儀をする。
「すぐに降ろしてくれ」
そうジェイが告げると、3匹はすぐに作業に入る。人間など及びも付かない素早さと、外見からは想像出来ない腕っぷしの強さで
瞬く間に全ての道具が降ろされた。そして謝礼を受け取ると、来た時よりも速い速度で帰ってゆく。
「せわしないねぇ」
パメラが苦笑する。
「やつらは忙しいんだ――俺達ものんびりしてる時間はないぞ。早いところ「躾」を始めよう」
オニロク――対飛竜用緊縛荒縄――を取り出しながら言うジェイの口元には、サディズム漂う笑みが浮かんでいた。
それにつられて、パメラも嗜虐性を感じさせる笑みを浮かべるのだった。
『クウゥゥゥ……キュウゥゥゥ……』
ディアブロ妻が、くぐもった声を漏らす。
――あなた……後生だから見ないで下さい……。
人間の人妻ならば、おそらくそんなことを言っているに違いない。
捕らえられたディアブロ妻は、全身をオニロクで縛り上げられている。顎を地に着け、両脚を広げて膝を折り、
臀部を掲げる恥辱の姿勢。尾は蠍の尻尾のように背の方へ反らされている。そのせいで、秘所が露になっていた。
口元もしっかりオニロクで固定されているので、バインドボイスも上げられない。
少し離れた所では、ディアブロ夫がやはりオニロクで縛り上げられ、横臥の姿勢で放置されていた。顔は妻の方へ
向けるよう、オニロクの縛りで強制されている。その上、パメラによって目の周辺に特殊な円形の器具が取り付けられ、
目を閉じることが出来ないようにされていた。
ジェイは、ディアブロ妻の秘所に「竜堕としの雫」を丹念に塗りこむ――飛竜達の性衝動を無理矢理に喚起させる性悪な媚薬である。
程なくしてディアブロ妻の秘所に変化が訪れた――じんわりと透明な液体が、中心部から滾々と湧き出てくる。ジェイは両手で秘唇を
押し広げた。すると、ぐぷっという音がして中からぼたぼたと大量の竜愛液が零れ、両手を濡らした。
『クゥウ……ク、クキュウ……!』
ジェイの所業に、ディアブロ妻が慎ましやかな声を出す。
――いやあ……ひ、広げないで下さい……!
「夫が見ているというのに、こんなに濡れそぼってしまうとは……いけない奥方だ」
ジェイが薄く笑いながら、そんな言葉でディアブロ妻を責める――もっとも、飛竜に人語で言葉責めなどしてもまったく無意味なのだが、
あえてそれをやって悦に入るあたりは、さすがに飛竜フェチの異常性癖者である。その自己完結ぶりは半端ではない。
「ジェイ。旦那さんの方も、興奮なさってるみたいだよ」
パメラがにやにやしながら言う。ジェイがディアブロ夫の方へ視線を向けると、ペニスが隆々とそそり立っているのが見えた。
太さはジェイの大腿部程もあり、所々節くれていて鍾乳石のような風体である。
「角が三本になっちゃったねぇ」
酔いどれオヤジが口にしそうな冗談を飛ばしながら、パメラはペニスを平手で軽く打った――ディアブロ夫が軽く身を捩り、
アオーンと喉の奥でどこか甘い響きを持つ声を上げる。当然のことながら、夫の口元もオニロクで固定してあるので、バインドボイスを上げることは叶わない。
その間にも、ディアブロ妻の秘部からは竜愛液が絶え間なく溢れ続ける。滴り落ちた淫靡な液が、砂地を湿らせる程だった。
「濡らしすぎにも程があるぞ、奥方」
ジェイはジェイで、飽きもせずに不毛極まりない――但しジェイ的には有意義な――言葉責めを続けながら、ディアブロ妻の大腿部を平手でパシパシと小気味よく打つ。
「あれあれぇ? 旦那さん、何か先っちょから出てるよ」
意地の悪い口調でパメラは言い、ディアブロ夫自身の先端に指を這わせる。鈴口の辺りで円を描くように指を動かすと、糸を引いた。
「はは……竜我慢汁」
「まだ果てさせるなよ、パメラ」
ジェイはそう言いながら、D・V・Pの先端を「器頭」へと換装する。黒く染め上げられ、乳棒を思わせるフォルムは言うまでもなくペニスを模したものである。
「おぼこ」な雌飛竜には、口径の小さい器頭から使用するのがセオリーだが、今回の雌ディアブロスは夫のいる奥方であるので、
こなれているだろうとジェイは考えて、遠慮なく最初から最大口径の器頭を選んだ。
「オルガ・チェインを仕込むぞ」
「武具」から「性具」へと変貌を遂げた愛銃槍を構え、ジェイはディアブロ妻の背後に立った。
やや見上げる位置に、しとどに濡れた竜花弁がある。
器頭を花弁の中心部に押し当てる。すぐには挿入させず、入り口の周辺でゆっくりと回す。
『クウウ……』
――いやあ……。
あたかも焦らすかのようなその動きに、ディアブロ妻は甘い声を上げる。
やがてジェイは、ゆっくりと器頭を侵入させた。ディアブロ妻の秘所は、それをほぼ抵抗なく飲み込んでゆく。すでにジェイの男性自身も、
インナーの中で激しく猛っている。
『ウキュウ……クウウウウゥゥゥー! クウウウ、キュウゥゥゥー! グウ……クキュウウ……!』
――あなた……見ないでぇぇぇー! 入れられるところ、見ないでぇぇぇー! いや、大きいっ…… 許してあなたぁぁぁー!
人間の人妻であれば、そう言っているに違いない、とジェイは胸中で決め付ける。
「ねえジェイ、旦那が泣いているよ」
パメラのその言葉を聞き、ジェイは視線をディアブロ夫の方へ向けた。器具によって無理矢理開けさせられたディアブロ夫の目から、
大粒の涙がぽろぽろとこぼれていた――異種族の変態に陵辱される妻を目の当たりにし、無念至極といったところか。
夫の涙は空気に触れるとすぐさま結晶化し、砂の上に落ちた。
「竜の大粒のナミダか。いい小遣いだね」
パメラはそう言いながら、砂上の結晶を拾う。帰ってから売り払うつもりなのだろう。
「そろそろ奥方を昇らせる。タイミングを合わせて射精させてくれ」
「わかったよ」
パメラはいやらしく笑うと、ディアブロ夫のペニスに右腕を回した。脇の下と腕でカリを締め上げると、アオッと夫が鳴き、身を戦慄かせる。
パメラは左手の掌を夫の亀頭部分に乗せると、ゆっくりと円を描くように動かし始める。幼子の頭を撫でるかのような柔らかい手つきに、
ディアブロ夫は体を細かく震わせ、オウッ、オウッ、オウッと、砂漠の王の威厳など微塵もない声で喘ぎ始めた。
その内にパメラは、カリに回した腕も動かし始める。二の腕と腋の下で扱くその動きに、ディアブロ夫の鈴口から大量の先走り汁が湧き出してきた。
「どうだい、あたしの腋コキは?」
そう得意気にパメラは言うと、掌に付いた竜我慢汁を舐める。
「ああ……美味しい……」
『ギュ……クウ……』
――駄目……いく……。
ディアブロ妻が身体を激しく痙攣させる。すでに達しかけている。ジェイはD・V・Pの動きを速めた。
「パメラ、今だ!」
ジェイの呼びかけに応じ、パメラは扱きを速めた。ディアブロ夫のペニスが更に膨張する。
そして、次の刹那。
『キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウー!』
――いくううウウウウウウウウウウウー!
まず、妻がアクメを得た。
『グオオオオオオオオオオオオーン!』
次いで、ほぼ間を置かずに夫も達する。ぶるっと身を震わせ、喉の奥で鳴きながらディアブロ夫は射精した。
凄まじい量の精液が鈴口を押し広げて発射され、宙を舞い砂地に落ちた。
「あはは。沢山出たねぇ。ちょっと顔に掛かっちゃったよ」
ぐったりとするディアブロ夫を見遣りながら、恍惚とした表情でパメラは言うと、顔についた白い飛沫を指で拭い、そのまま口へ運んでじっくりと味わう。
「ああ……たまらない」
パメラは笑顔を浮かべる――竜の精液を口にし、まるでケーキを食べ終えた少女のような顔をするパメラも、やはり糜爛亭に絡むだけあり、一角の異常性癖者であった。
「小休止を挟んでから、続けるぞ」
ジェイがパメラに声を掛ける。
「チェイン繋ぎは、やっぱり三日間がリミットかい?」
「ああ」
ジェイはぐったりとする番いのディアブロスに目を向けながら、そう答えた。
三日間がタイムリミットというのは、飛竜を「躾」る者達にとっては共通の認識である。
詳しい理由は不明だが、飛竜達に対する性的調教は三日以内に完遂させないと失敗するケースがほとんどである。
「やっぱり三日以内か。ただ躾るだけならともかく、こりゃ難儀だわ」
パメラが苦笑する。
一頭目の飛竜の絶頂をきっかけとして、それを目の当たりにした二頭目の飛竜が、物理的且つ性的な刺激を与えずとも
連鎖的に絶頂を迎えるように仕込む――それがオルガ・チェインである。
これを仕込むには、卓越した「躾」技術と結構な根気、それから運が必要となる。
二頭を三日以内で「躾」るというだけでもかなり難度が高いが、一頭目の絶頂を受けて二頭目が絶頂を迎えるという連鎖を
織り込むのが「オルガ・チェイン」を施す際に一番の難所となる。
一頭だけ「躾」に成功しても意味はなく、二頭の「躾」に成功してもチェインが繋がらなくてはやはり失敗となってしまう。
また「躾」やすい個体と貞操観念の強い――もっとも飛竜に貞操観念があるかは定かではないが――「躾」難い個体という
別け隔てがあるのも「オルガ・チェイン」の難易度を上げる要因になっているが、そこはもう運の領域である。
かなりの労力を使うが、オルガ・チェインを仕込んだ飛竜は希少価値が高いため、財力のある変態達の間で、
信じられないような高値で取引が成される。
噂によると、五匹の飛竜をオルガ・チェインで繋いだ性具があるらしいが、その価格は、レアメタルが今後百年は採掘出来るであろう、
とのお墨付きが与えられた鉱山と同等だという。
二人はしばらくすると「躾」を再開した。
ジェイがディアブロ妻を絶頂へ導き、パメラが追うようにしてディアブロ夫に射精をさせる――この作業を幾度となく繰り返してゆく。
但し、パメラが与える刺激は徐々に弱くしてゆき、最終的には触れることさえしないようにする。
妻が絶頂を迎えるのを見るだけで、夫が射精するように仕込まなくてはならないのだ。
「躾」を始めてから三日目が過ぎようとしていた。
ディアブロ妻が、アクメを得始める――もう幾度目なのか定かではない。
それを目にし、勃起したディアブロ夫のペニスが更に膨張する。パメラは少し離れた所で胡座をかいて座っている。
すでに夫のペニスには指一本触れていない。
「ジェイ。旦那がイキそうだよ」
青筋を浮かべながらいきり立つ夫のペニスを見ながら、パメラはニヤリと笑った。
『クウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥーー!』
――ああああああああああああーー!
ディアブロ妻が盛大に達する。
『ウオオオオオオオーン!』
一瞬の間を置き、ディアブロ夫も達する。鈴口から、あたかも噴水のように精子が射出された。
「しかし、底なしだねぇ」
都合何度目になるのか見当もつかない射精を目の当たりにし、やや呆れ気味でパメラが言う。
「人間の男なら出し過ぎで、とっくに逝っちゃてるだろうね。さすがは飛竜」
「きっちりとチェインが繋がったようだな」
ジェイがそう言いながら、ディアブロ妻の秘所からD・V・Pを引き抜くと、アーオ、と妻が喉の奥で喘ぐ。そして、すぐさま臀部をもぞもぞとさせる。
『キュウ……キュウウン……クウウン』
――欲しい……来て……もっと頂戴……。
艶っぽい、媚びるかのような声をディアブロ妻が漏らす。明らかに欲情していた。
「奥方の方も堕ちたな」
ジェイはそう言って、すでに中天を通り過ぎた太陽を眩しげに見上げながら、額の汗を拭った。
「オルガ・チェイン、成功かい?」
「ああ」
パメラの問いにジェイが頷く。ほぼ丸三日間、時間的に四日目に入るか入らないかの所で「躾」が終わった。
「パメラ、狼煙を上げてくれ」
「あいよ」
パメラは立ち上がって火を起こし、ポーチから紫がかった玉を取り出してくべる。程なくして煙が出始め、空に向かって昇ってゆく。
しばらくすれば運び屋達が「商品」を引き取りにくるだろう。
「後は受け渡しだけだな」
大きく息をついて、ジェイは手近な岩に腰を下ろした。
「この番い、一体どういう風に使われるのかね……」
パメラが、相変わらず尻を振り続けるディアブロ妻を見遣りながら言う。
これから目の前にいるディアブロス夫婦は「性具」として富裕な変態のもとへ納品される。
妻の絶頂が、夫の絶頂へと繋がる絶頂連鎖――オルガ・チェイン。
不可視の鎖で繋がれた番いは、変態購入者のタガの外れた性欲をどのように満たすのか――。
「少し……この番いが羨ましかったりするかな」
不意にパメラが口を開く。
「……どういう意味だ?」
「うーん。何て言うのかな……歪ではあるけど、これって「絆」じゃん? 打算とか利害とか抜きに、このディアブロス達は繋がってる」
「……精神的なものとは言い難い。それに、俺達が「商品」としての価値付けをするために無理矢理繋いだものだぞ?」
「分かってる。それは分かってるよ。でもさ、そもそも絆って、当事者達が作ろうと思って作れるものじゃないだろ?
形はどうあれ、こいつらには絆がある。そこが羨ましかったりするのさ。あたしには――」
そこまで言うと、バツが悪そうにパメラは言葉を切った。
「何でもない。まったく、あたしも何を言ってるんだか」
苦笑いをしつつ番いを見つめるパメラの視線は、少しだけ優しげだった。
「終わったね」
「そうだな……」
アプトノスが引く荷車が、ジェイとパメラを残して去ってゆく。荷車は二台で、夫婦別々に乗せられている。
自分達の行く末が分かっているのか、二頭ともポロポロと涙をこぼしている。涙はすぐさま結晶化し、荷台に落ちた。
それを、運び屋達が喜色満面で懐に仕舞い込む。売り払って、一杯引っかけるための資金にでもするつもりなのだろう。
ディアブロ夫婦を乗せた荷車が段々と小さくなって行き、やがて見えなくなった。
「さて、ジェイ。仕事も済んだことだし」
パメラがジェイの方に向き直る。そして、さらっと、実にさらっと言った。
「あたしと、やんない?」
「……何をだ?」
ジェイは何を言われたのか、真剣に分からなかった。
「この朴念仁。あたしらも繋がろうって言ってるのさ」
パメラがジェイに近寄る。
「雌ディアブロスをガンランスで突き上げるあんたを見て、ずっと身体の奥がうずいてた。いや、最初に握手をした時からかな。
すごい力で握り返されて……実はあの時、少しアソコが湿っちまったんだよ」
まくし立てるように言いながら更に近付いてくるパメラに対し、ジェイは思わず半歩程退いていた。
「……他所を当たれ」
「いいや。あたしは」
パメラはジェイの両肩に手を置いた。
「あんたと、したい」
「お前は……糜爛亭に出入りしてる人間だろう?」
バズの店に絡む者は、モンスターで己の性欲を満たす変態ばかりで、基本的にノーマルな性癖の人間はいない。
「……あたしは、強い雄で濡れる。強ければ、鳥竜でも魚竜でも飛竜でも構わない……勿論、人間の雄でも。「博愛主義」なのさ、あたしは」
――少々変わり者だがな。
ジェイはバズの言葉を思い出した。変わり者とは「糜爛亭」における変わり者――すなわち、人間の雄も欲情の対象に含まれる、という意味だったのだ。
「俺はしたくない。お前では立たん」
一般社会の中で女に言ったら、それこそ鬼畜呼ばわりされそうな台詞だが、パメラは蛙の面に水、といった表情で、
「そんなことは、言われ慣れてる」
と言い放つ。
「とにかく、俺はしたくない」
ジェイは、肩に置かれたパメラの手を振り払う。邪険極まりない動作だった。
「どうしてもかい?」
「くどい。寄るな――俺はもう帰る」
そう言い捨てると、ジェイはパメラに背を向けた。そしてネコタクを呼ぶために、狼煙を上げる準備をする。
「あたしとは、どうしても駄目かい?」
ジェイの背中にパメラが言う。
沈んだような声音だった。
だが、ジェイは何も答えない。
パメラが軽く息をつく。
「……そうか。やっぱり、今回もあたしが跨る羽目になるのか」
意味不明の台詞が気になり、ジェイは振り返った。
パメラがフルフルホルンの唄口を咥えている――次の瞬間、吐き気を催すような音がフルフルホルンから発せられ、ジェイの耳をいたぶって気を失わせた。
意識が遠のく瞬間にジェイの目に映ったのは、少しだけ寂しそうに笑うパメラの顔だった。
下腹部を這い回る生暖かい感触に、ジェイは目を開けた。何故だか身体を動かすことが出来ない。
かろうじて首を動かすことだけは出来たので、顎を引いて視線を腹の方へ向けた。
そして、自分の今の有様を確認して愕然とする。
全身の装備を外され、全裸にされている。更にオニロクで縛り上げられ、両手両足とも動かせないようにされて砂の上に転がされていた。
下腹部に、パメラが顔を埋めている。ジェイのペニスを、熱心に唇と舌で弄っていた。
ちなみにパメラは、ガブラスーツ一式を纏ったままである。
不意にパメラが顔を上げる。
二人の目が合った。
「あはっ……目が覚めたかい?」
ほんの少しだけ照れくさそうな顔で、パメラが言った。
「馬鹿な真似はよして、今すぐに縄を解け」
ジェイはそう言ってもがいたが、「老山龍が暴れても解けない」が売り文句のオニロクはビクともしない。
「縄は解くよ。終わったら、ね」
「終わるも何もない……そもそも始まらない。俺がどんな性癖の持ち主なのか、お前だって分かってるだろう」
「飛竜にしか欲情せず、飛竜でしか果てない変態」
パメラはそう言って立ち上がると、傍らに置いてあったフルフルホルンを手に取った。
「でも、きっちりあんたの×××の面倒をみてやるよ。あたしの手にかかれば、ゆり篭から墓場まで、どんな雄の×××でも必ずエレクトするのさ」
「こんな事をして楽しいのか……?」
「……ジェイ。あんたに「躾」られた飛竜達も、きっと同じ事を言いたかったと思うよ」
「……」
ジェイは思わず口をつぐんでしまう。
「なーんてね。
別にあたしは説教するつもりなんぞ、まったくないんだけど。
まあ、楽しいかと聞かれれば、あんま楽しくないよ。たまには正常位で男の背中に手を回して、爪を立てたりとかしてみたいやね。
マウントするばっかじゃ傷つくじゃんか。ほら、あたしだってラージャン体型だけど一応女なわけだし」
パメラは苦笑する。
「でも、今は身体に火がついちまったから、贅沢は言ってられない。「いつも通り」の騎乗位で我慢する。じゃ、始めようか?」
そう言って、パメラはフルフルホルンの唄口に唇を寄せる。
奇妙な旋律が周囲に漂い始め、ジェイの耳を支配する。
しばらくすると、ジェイのペニスが隆々とそそり立った。赤黒い亀頭が大きく膨れ、血管が幾本も浮き出す。
スキル「威龍」――パメラの持つ特殊なスキルである。
この「威龍」の旋律を耳にした雄は、どんな状況だろうと勃起してしまうという冗談のようなスキルだ。
ジェイが十分にいきり立ったのを見計らい、パメラは唄口から唇を離した。
「はは。すごいすごい」
そう言いながらパメラは、ガブラスーツフットの股部分に取り付けられたファスナーを下ろす。
少々変わったファスナーで、エレメントがヒップの方まで伸びている。
パメラはファスナーを開け切ると、ジェイの身体を跨いで腰を落とした。
すると、布の開いた部分が更に広がり、秘所が露になる。意外なことに、陰毛は綺麗に剃り上げていた。
「ほんじゃ、まあ」
パメラは、ジェイの亀頭に自身の秘所を押し当てた。
「やめろ……」
ジェイの顔に脂汗が浮く。
「ここまで来て、そんな殺生な真似は出来ないさ……いただくよ」
すでに十分潤っていたので、パメラは一気に根元まで入れ込んだ。じゅるり、というような音がして、二人の下腹部が一体となる。
「ああ……いいねぇ……すごく久しぶり……この感…触」
パメラが感に堪えないような声を出した。
「ぐ……」
一方のジェイは、顔面蒼白で苦鳴を漏らしていた。
胃の中の物が、逆流してきそうな感覚に見舞われている。
結合部が見える――ぐちゃぐちゃと粘着質な音を立て、自分のモノが出入りしている。
否、させられているのが見える。
腕や脚は男のように隆々としているが、ジェイの陰茎を嬉々として飲み込むパメラは、紛れもなく女である。
女。
先日の桜火竜の時のように、一人の女の顔が浮かぶ――。
過去の心の傷が激しく疼いて、ジェイの頭の中を蹂躙する。精神の均衡を保てなくなりそうな癖に、パメラに出入りする
陰茎は憎らしい程の硬度を保っている。その事実が、ジェイを更に苦しめる。
「オウッ……ジェイ! いいよ! すごいよ! 最高、あんたっ、最高!」
膝を立てたまま足を開脚し、もの凄い勢いで腰を上下させてパメラは快楽を貪る。
「くうう……カリが……カリが、あたしの中をけずるよぉ……」
パメラが、ジェイの身体の上に覆いかぶさり、食らいつくようにして唇を重ねる。ジェイは、精一杯顔を背けて逃れようとしたが、
それは叶わなかった――じぅ、と音を立てて、派手に吸われる。
「唇だけは許して……ってかい? まるで遊女みたいで可愛いねぇ、ジェイ」
唇を離し、嗜虐的な顔でパメラが言った。
男を思わせる腕と足なのにあそこは女で女の声なのに女を強姦する男のような台詞で俺を責めるな……。
もう、精神が崩れてしまいそうだった。
パメラを見上げるジェイの目は、死人のそれのようだった。
だが次の瞬間、ジェイの目が「それ」を捉えて、ほんの少しだけ生気を取り戻す――「それ」に気が付いたのは、もしかすると生存本能のなせる業かもしれなかった。
ガブラスが目の前にいる――「飛竜種」のガブラスが。
当然、それは本物のガブラスではない。パメラの被っている「ガブラスフェイク」だ。だが、精神が崩壊しようかという一大事に、生存本能はそれを無視する。
そしてこの窮地を脱するために、生存本能がジェイに与えた解決策は――。
ガブラスとの直接交合という、ハードな変態妄想だった。
俺はガブラスとしている……飛竜としている……。
女の顔のように見える部分は、ガブラスの模様だ……。
しかし、このガブラスはよく鳴くな。
しかも、人語に聞こえたりする。いく、とか、出して、とか変なヤツだな。おやおや、身体がブルブル震えているぞ。もう果てそうなのか。ああ、俺も果てそうだ……。
「おおおおおおォォォォ……」
パメラが雄々しさすら感じさせる声を上げて仰け反り、豪快にオルガを得る。
「ぐうう……」
ジェイのペニスの中心を熱い塊が駆け上り、鈴口を押し開いてパメラの中に吐き出された。
そして、ほんの刹那の後。
激しい脱力感が一気に襲い掛かり、抗う暇もないままジェイの意識は闇に吸い込まれた。
目を開けると、陽が西に沈みかかっていた。
ジェイは身を起こした。すでにオニロクは解かれ、身体の上には野営に使うための毛布が掛けてあった。
辺りを見回してみたが、すでにパメラの姿はなかった。
パメラに何をされたのかは、残念ながらしっかりと覚えていた。お情けのように身体の上に掛けられていた毛布が、ジェイには恨めしかった。
ジェイは大きくため息をついて、そのまま後へ倒れこんだ。
――こんな事をして楽しいのか……?
――ジェイ。あんたに「躾」られた飛竜達も、きっと同じ事を言いたかったと思うよ
パメラとのやり取りが想起された。
パメラの言ったことはなるほど、正論過ぎるほど正論だった。
仮にモンスター達に人と同じだけの感受性があったとしたら、どう思うのだろうか。
俺に「躾」られた飛竜達も、今の自分と似たような心境になったりするのだろうか。
再び、ジェイは大きくため息をついた。
数日後の夜――ジェイはバズと馴染みの酒場にいた。
バズの左目の周辺には、青タンが出来ていた。
「まあ、確かにパメラが「博愛主義」なのは言わなかったけどよ……」
バズがむくれる。
「何も殴るこたぁねえだろうが。大体だな、竜ならしのジェイともあろう者が女に無理チンされるなんざ、いい名折れってもんだ」
「黙れ」
「口惜しかったらヤり返して来い」
「……立たん。それに、あいつが喜ぶだけだ」
ジェイは不快そうに顔をしかめて、エール酒を呷った。
「はは……違いねえ。だがな、ジェイ」
バズが軽く笑い、つまみとして出されたケルビの子袋を口に入れた。
「今回のことは大目に見てやってくれよ。あいつはあれで可哀想なヤツだと俺は思うんだ」
ジェイは新種のモンスターを見るような目でバズを見た。
「考えてもみてくれ。一緒に仕事した仲間を縛り上げて無理チンするってことが、どういうことなのか」
「……」
「それってよっぽどのことだと思うぜ。単に出し入れがしたかった、てな感じじゃねえな」
「……随分好意的に解釈するんだな。それならお前が相手をしてやれ」
「腹の肉がつっかえて届かねえから無理」
笑いながら頭を掻き、バズはエール酒を呷った。
「あいつ、寂しかったのかもな。ハンターってのは基本的に孤独な人種だろ?
しかもウチの店に絡んでくるヤツらは特殊な性癖のせいで、更に孤独感が強いと思うんだ」
「……それは否定しない」
ジェイは軽く頷いた。
「その孤独を、ほんの一時でも打ち消したかったのかも知れんな。えらく即物的で、しかも不器用なやり方だが。
……とか言って、ほんとはただヤりたかっただけかも知れんが。まあ、本当のことはパメラにしか分からん」
「そうだな……」
「しかし、俺とお前の変態二人が女の話しで盛り上がるとはな。まあ、ラージャン調の女だから、俺らに相応しいと言えば相応しいか」
がはは、とバズは豪快に笑った。
「……確かに」
バズの言い草に、ジェイは苦笑しながらエール酒を呷るのだった。
― 了 ―
以上で投下終了でございます。
そう言えば、消費予定レスの数を書くのをうっかり忘れてました。ゴメンね。
あ、それから前作同様抜けないのは仕様なので、あしからず。
では、機会があればまた投下させていただきます。
読んでくれた方、ありがとうございました。
羽子板のデザイン 判ってらっしゃるw
ディアブロスのペニスが人間の腿ぐらいってあまりにも小さすぎないか
よっぽど密着できる体位をとれるイキモノならともかく
ディアブロスくらいだとそこそこの長さがないと挿入もままならないだろうしな
>>195 太さは人の腿くらいってなってるみたいだけど、長さまで腿と同じくらいとは書いてない。
>>197 馬のとかは細長いからそれはそれでありかもしれない
NTR属性はないからちょっとなー…
モチベーションが復活してきた
今書いてるのが終ったら再び始める
よろしく
このド変態め。もっとやれ。
保管庫のキャラ別を見てて思ったんだが、エロパロにおけるイーオスの不遇っぷりはもっと顧みられてもいいんじゃないか?
ヴォルガノとかヒプノとか、ああいう新参とは一味違う悲哀を感じる。
毒持ちな体だから、難易度高いのか?
あと保管庫には無いけど、ゲリョは書きかけた人いた事あったんだっけ。
イーオスとゲリョスはトサカ〜顔の造作が不細工だから。
あと、ドストカゲはオスって設定になっちゃったし、兄貴は兄貴だしなぁ。
ゲリョは確かに不細工だけど、死体に擦りつけオナ話が有ったよ
イーオスは鱗に毒があるけど、革は毒を通さないという
つまり、イーオスーツ着たまんまなら、イーオスとやれるんじゃないのか
ちょっと人相悪いけど、良い尻してるし…
砂漠でげねぽっぽに誘拐された話の続きを
ひたすら全裸で待ち続けてる俺みたいなのもいる
鶏冠頭は髪型以外にカチューシャ、飾りリボンと脳内変換すれば範囲が広がるぞ
狩人皆がお世話になるクックタンの襟巻はフレアのメイドカチューシャ
異論は認める
襟巻きは、カチューシャやヘッドドレスでなくて、断然エリザベスカラーだろ
いろんなモンスターに無理矢理着けて、思いっきり嫌がられたい
ところで、ポポやガウシカ、アプケロスにこのスレでの需要って意味で打つ手はあるのか?
風の谷のガウシカは巨乳でノーパン
>いろんなモンスターに無理矢理着けて、思いっきり嫌がられたい
うわ、すげえ萌えるw
想像しただけで和む
ホーミング生肉には流石に……
ハニーザホルンをひたすら待ち続けている俺
草食獣はなんていうかおとなしい女の子を犯すみたいでちょっとなぁ…
ポポは目隠れっこ。軽いパーマの超ロングヘアで寡黙な感じ?
アプケロスは…帽子被った筋肉質の女の子。短気ですぐに手が出る。んで、何事にもしつこいwww
そんなイメージ
アプケロスって亀だよな?
亀ってちんこでかいんだぜ?
そういや、2ndGからはナルガの擬人擬竜が何作かあるだけでボルガノ
ヒプノ、追加亜種の話はないな
ボルはあった事ないからわからんけど、ヒプのバッキューン、って鳴き声とか、
もう生き物って感じしゃないからなぁ
草食獣は・・・ポッケ牧場のポポとか監禁調教系の感じがして妄想をそそられるぜ
ありゃウンコ製造機だろ
スカトロか
ハンターがクエストに行くたび、浣腸されてウンコをひりだしてるんだよ
いつも寝てるのは激しいプレイで疲れてるからだ
うわ萌えたw
ちょっと農場行ってくる
そういやさ、剣士用装備でボウガンとか弓とか装備しようとすると装備パージされてインナーだけになるけど
羞恥系か露出系のネタに使えんかね、コレ
ハニーフラッシュを思い出した自分は年寄り
ドラクエ3で転職した途端にすっぱだか(全装備解除)になる状況を彷佛とさせるな、あれ
頭にフルフェイス系のごつい兜をつけてた場合、それ残して裸になるので
なまじ全身無装備より変態的になるあたりがなにげにけっこう好きだ
武具屋の兄ちゃんは両刀か
いや、武具屋は男専門、女見て喜ぶのは隣で寝てるすけべ猫
何と言うウホ
俺の中ではゲリョは光り物大好きな毒舌お嬢様
男にしても女にしてもキリンは間違いなく美形
>>228 ゲリョりょんはガニ股でドタドタ走る上に手癖が悪いぞ。
光る・盗む・毒吐く・死に真似。ゲリョりょんは2〜3モンスター分の特技を持ってるな。
・・・資格マニア?
ゴムゴムな体も持ってるし、かなり特異だよな、ゲリョぽん。
とりあえずさ、トサカ壊したらライトクリスタルとか出るし、
あれをたまにある『額に宝石生えたキャラ』と変換すれば、結構キレイめな印象にならね?
カレー好きなんですねわかります
なにそれ?どこのイエロー?
いやすまん
カーバンクル
ぷよぷよの
むしろ成金で宝石つきのティアラとかいろんなものつけてるけど育ちが育ちだけにどうにもあってない感が出てる、とか
宝石付と言えばなんだっけあの蠍。
アクラ・ヴァシム(アクラ・ジェビア)だってさ
Fやってないから全然知らん
額に宝石といえば男塾に出てくるファラオの人
尻尾の代わりに耳が便利
擬人化してさえ、外見向上の難しいゲリョたん…
鉢被りゲリョス
これならなんとかなるか?
いっそのこと、あの顔自体が被り物とか
歯さえなけりゃもっとマシなのにね
あの顔の良さが分からないんならゲリョスを題材にするな。
難しいけど好きだから話題に出すんだよ
けど、マシだとかいう言い方は不味かったな。すまん
以前に序盤だけ投下された擬人版男ゲリョ×女ハンターの作があったけど
あれ「元の『らしさ』を生かしたままゲリョスをどう擬人化するか」
って点では、自分の主観的にはだいぶ上手い線いってると思った
別の点でやや落ち度があって、叩かれて
そのままいなくなってしまったのがいまだに少し残念
あの頃ちょうどスレが荒れ気味だったせいと、微妙にキャラ借りしたのと、小さな設定ミスとが相乗効果を起こしたのかね、あれは
あの叩かれっぷりは異常だった
バサルモスの仕草だけでゴハンが進む変態はオレだけでいい。
ゲリョたん♀、歯は八重歯ってことにすりゃおkじゃね? ちょっぴり出っ歯ぽくても俺はイケる口だが
頭のはピアスに変換とか
履いてる靴がでかいからがに股ぎみの歩き方になるとかドタバタ歩いて人にぶつかるついでにスるとかそこまで妄想した
>>246 突進の後の尻尾ふりふりのかわいさは異常
>>246 薙ぎビーム不発でぷるぷる震えながら首振ってるのとかもうたまらんち
グラビが転がるのが俺的には最強攻撃
あのいかにも「もふぅ」って言ってる感じが可愛くてたまらん
ゴロゴロならバサルの方がかわいいだろ!
親子丼でゴロゴロが最強ですねわかります
ゴロゴロゴロ ボフーン
[力尽きました]
結構痛いんだよなあのゴロゴロ
しかしあの岩鎧親子の甲殻はいい
身体を揺すった時にブルンブルンしてるのが、ちゃんと中は
柔らかい肉ですよ、って感じの動きに見えるんだよな
柔らかいお肉がブルンブルンとな?
メタルボディなイメージが、いっぺんにメタボなイメージに…orz
ぽっちゃりとな
258 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:07:48 ID:5eQlt3kl
グラビの顔を体の内側から見ると面白い顔してるよねw
sage忘れスマソ
バサルの顔なら俺のガンナーの腕の部分にあるぜ
>>258 どの獲物にしろ、あのガランドウな内側は萎えるよな。
断面描写なのに、断面描写なのに…
ヴォルさんを内側から見ると尻尾の方に断面があるんだが、尻尾切れないのに何故なんだぜ?
ヤマツの触手にも断面なかったっけ?
まぁあれだろ。
中スケスケなの、見ちゃらめぇぇぇ!(><)
ってことじゃね?
あれはきぐるみで、実は中に女の子が入って動かしてるんだから空洞はしょうがない
大昔、らおらおろんには、おにゃのこが三人くらい乗って操縦してるって小ネタがあったような…
小ネタや未完作品はあんまり保管庫に入ってないよね
保管の手間が大変だから、仕方ないんだろうけど
こないだ漫画読んでゲームしてたらなんか思いついたから書いてみたよ。
この板は物凄く初期に顔出して以来だから空気読解とか色々アレかもしれない。
キリン×女の子、無理矢理で残酷描写を含みます。
強姦や痛いのが苦手な方はタイトル「キングテスカはドラゴンころしっぽいよね」をNGか、或いはスルーでお願いします。
では次より投下します。四レスよどいただきます。
少女は握った大剣を振り下ろした。細い手足にアンバランスなキングテスカブレイドは、滑稽なほどゆっくりと空を裂く。
刃の軌跡の延長線上には一匹のキリンが居る。動かず、ただ冷たい薄水色の瞳で少女を見ていた。
狩りを、ある者は生活と言い、ある者はスポーツだと言い、またある者はゲームだと言った。
少女の目には、ただ憎しみと憎悪が踊っている。可愛らしい顔を怒りに歪め、その獣を殺そうと凶器に力を込めた。
「っあぁああっ!」
大地を揺らす鼓動のような響き。土に半身を埋めた刃は、何も斬らずに地に堕ちた。
揺れる、というか滑るような動きでその刃を躱したキリンは、変わらぬ冷たい瞳で少女を見ていた。
「……っぐぅ、ううっ!」
ぎり、と奥歯を噛んで剣を引き抜く。少女の身に余るその重さでは、振ることすら容易ではない。
「あああぁっ!」
横薙ぎ。根元で振る速度はそれほどではないが、先端部では十分に速い。低い風切り音を引きながら、凶悪な刃はキリンに迫る。
「……無駄だよ」
低い声を、少女は聞いた。薄水色の瞳はまだ少女を見ている。今度は、口の動きも目に入った。獣らしい顎を動かして、キリンは少女に語る。
「無駄だって」
構わない、と少女はなお一層その得物に力を込める。キリンは僅かに頭を下げて、美しく尖った角でその刃を受け止めた。
甲高く澄んだ音を反響させながら、キングテスカブレイドの刃はやすやすと角に防がれる。
「な……ッ!」
少女が驚きの声を挙げている最中、キリンはぐるん、と首を回した。武術における合気の要領で、大剣は少女の手を離れ弾かれ飛ばされる。
4、5メートルほども宙を舞い、地面に突き刺さる刃をただ眺める少女。
「あぁ……っ!?」
頭を押し付けて、まるで懐いている子豚のようにキリンは少女に寄り添った。少女が唖然と見つめる中で、その角が眩いきらめきを放つ。
「だから言ったのに」
やれやれだぜ、と溜息をつきながら獣は器用に少女を真上に放り投げる。受身を取ることすら出来ない少女に向かって、青白い迸りが幾筋も刻まれていく。
轟音と共に鼻を突くオゾン臭が辺りに満ちた。ぶすぶすと煙を上げて少女は地に叩きつけられる。
「お帰り。君じゃあ僕を殺すことなんて出来ないよ」
優しげな声でキリンは勧告する。その声を聞きながら、力尽きた少女は猫が押すリヤカーで運ばれていくはずだった。
「黙れ……ッ!」
悔しげに、少女は呻く。助けを待つでも、恐怖を感じるでもなくキリンを睨みつけた。
「どうした? 無様に猫に曳かれて帰るがいい。分かったろう? 今の君じゃあ――」
ふと言葉を切ってキリンは思案するように宙を眺めた。
「君は――なぜ僕の『言葉』を聞いて驚かないんだ?」
ヒトじゃないモノがヒトじゃないコトバを話したら、普通の人間なら死ぬほど驚く。
賢い知能と物言う口、それは彼が生まれて間もない頃から有していたものだが、例外なく初めての人間なら驚いていたのだ。
「……一度聞いた」
少女は倒れ伏したまま顔だけをキリンへ向ける。
「お前のその声は、一度聞いた」
不可解そうに瞳を細め、キリンは少女の顔を覗き込む。少女の瞳には強い憎しみと憎悪。
「……そうか、ギルドでハンティングを請け負ってきたわけじゃないのか」
不意に口を歪めて笑顔のようなものを見せるキリン。気持ちが悪い、と少女は思った。
「ということはアレだな、お前。この間の村の」
へらへらと笑いながらキリンは話す。笑いながら言うことか、と少女は歯軋りする。
「あの暇潰しに皆殺しにしてやった山奥のド田舎の村の生き残りか!」
合点がいった、とキリンは言って、ふふ、と嗤った。
「いやあ、惜しいな。口惜しいよ。全員、ちゃんと皆殺しに出来たと思ったのに」
起き上がろうと、少女は全身に力を込めた。ぴく、と僅かに反応するだけだった身体も、その頃には上半身を持ち上げられる位には回復していた。
「……ころしてやる……」
強すぎる怒りは、少女に叫ぶという選択肢を選ばせなかった。口の中でだけ、感情を確認するように少女は呟き、左手にこっそり拾った尖った石を握り締める。
「どうした? まだ戦えるのかい?」
キリンは愉快そうに笑い、少女から一瞬視線を逸らした。その瞬間を見計らい、左手の石を振りかぶる。
「遅いよ」
振り下ろす前に、その二の腕には角が突き刺さっていた。
「あ……っ!」
鋭い痛みが頭を掻き乱す。ふかぶかと貫通した角は血に濡れてなお美しい。少女にそう認識する余裕はなかったが。
「まったく、それにしても浅はかだ。そんなレベルで、僕を殺せると思ったのかい?」
少女の全てを嘲笑い、キリンは再び放電する。轟音と共に血飛沫が噴出し、細く白い腕がその二の腕から分断された。
「きゃぁあああっ!?」
完全に炭化した腕はすぐに出血を止め、焼ききれた神経は痛みの伝達すら怠った。痛みと混乱から解放された後には、左腕を失ったというショックと絶望だけが残った。
「……うそっ」
呆然と短くなった腕を抱える彼女の前で、キリンはその手から零れ落ちた石を拾う。
「こんなモノでねぇ……」
銜えたそれを吐き出すと、勢い良く飛んだ石は吸い込まれるように少女の右目に突き刺さる。
「あっ……やぁあああああっ!」
視界の右半分が闇で覆われ、左半分は赤く染まった。
「あっ、あああぁあ……」
サディスティックな笑みを浮かべて、キリンは痛がる少女を見下ろす。やがて頭を少女に寄せて、頬を伝う血を嘗め上げた。
「いっ……やあっ!」
ざらざらとした長い舌の感触に戸惑い、痛む目を押さえて後退さる。キリンは威嚇にと軽く電撃を喰らわす。
「ひぃっ!」
僅かな痛みにさえ怯え、頭を抱える少女の様子に、獣は大きく舌をなめずる。
「良いね、中々ソソられるよ」
左目からぼろぼろと涙を零し、がたがたと震えながら少女はキリンを見上げる。
(コイツが父さんを、母さんをっ! ……私の腕を……目をっ)
憎しみと恐怖がない交ぜになって混乱していた。だから、その獣が何をしようとしているのか、最初はまるで分からなかった。
キリンは、びり、と小さく音を立てて、少女の衣服を引き千切っていた。
「え……?」
白日と、獣の薄水色の目の前に晒される、少女の薄い胸。ある程度成長してからは、父を含めてどんな男にだって見せてはいない。
それを、父を殺し母を殺した忌まわしい獣が、嘗めるように見ていた。
「や、えっ? ちょっ、や、やあぁっ!」
躊躇せず、実に自然な動きでキリンはそのなだらかな丘を嘗め上げた。
「やだ、何してっ……んあっ!?」
舌が丘の頂に達し、悲鳴を漏らす少女。勿論感じたなどということはない。ざらついた舌で強く摩擦されて痛かっただけだ。
「ふむ、中々良い塩加減だ」
したり顔で感想を述べるキリン。人間らしい表情はこの獣には似合わないから、かなり不気味だ。
「うるさい、だまれ変態っ!」
短い左手で必死に胸を隠す。右手でキリンの顔を殴ろうとするも力は入らずあっさりと懐に潜り込まれる。
「うるさい娘だ……」
言うとキリンは少女の顔に舌を伸ばす。唇を嘗め回し、鼻の頭を撫ぜ、血の滴り落ちる眼窩に舌を触れさせる。
「あ、う……?」
ファーストキスは今のべろかしら、などと少女の頭は空回りしていたが、傷に触れられた痛みで再び熱暴走する。
「や、やああっ!」
何とか逃げ出そうと暴れる少女を押さえつけ、キリンはそっと眼窩を嘗めた。長い舌先が、傷に押し当てられる。
「ひっ……!?」
ばちっ、という電気ノイズの音がして、その音を境に目は痛くなくなった。
「あ……れ……?」
少女が疑問の声を挙げると、キリンは偉そうに胸を張った。
「凄いだろう、器用だろう。君の目の周りの視神経を殺したんだ」
それがなんだと言うのだ。そう少女は叫ぼうとした。痛みをとって貰う必要なんかない、殺すなら早く殺せ、と。
だが、それより早く、獣は二の句を告げた。
「ただ痛がってる娘を抱いても楽しくないからね」
今度こそ、少女は何を言われたのか分からなくなった。
「だ――く?」
コトバの意味は知っている。母親から幾度も聞かされた。初めては、大切な人と、大好きなヒトと――そう、聞いていたのに。
「――うそっ!」
それをこんな奴に? 大事でも好きでもない、ましてやその母親を殺したヒトですらないモノに?
「やだっ! いやだ! 放して!」
手を振り回しても足を踏ん張ってもキリンは動かない。青ざめた少女の見ている前で、もう一度胸に口付けた。
「やだ――ひゃあっ!?」
びくっ、と少女の身体が跳ね上がる。嘗められた左胸を中心に甘い痺れが体中に広がる。
「や、あっ、な……に、これっ」
激しく音をたてながら、キリンは少女の小さな胸を吸い、頂の蕾をしごき、甘噛みする。
「面白いだろう? 出力次第で、こんなことも出来るんだ」
自分で触ったこともない、開発されていない性感帯に直接電気的刺激を与えられる。経験のなさゆえに、少女は対応しきれず快感の渦に呑まれていく。
頬は上気し、瞳を潤ませ愛撫に耐える姿は、欲情しきった牝でしかない。
「やあ、やめてよう……きゅ、んっ、こんな、嫌なのに……」
ふと視線を上げたキリンと見詰め合う。少女は泣きそうな顔でにらみつけた。
「……ぜったい、ころしてやるから」
嬌声交じりの呪詛の言葉に、苦笑いするキリン。
「出来たらね」
そうして、キリンは乱暴に少女をひっくり返した。
うつ伏せにされた少女は、いよいよ下着すら剥ぎ取られ、秘所にキリンの肉棒を宛がわれる。
「やっ……だ、やめてぇ……」
先ほどの愛撫で多少濡れてはいるが、処女である上に相手が仇では十分に濡れる筈もない。
「痛そうだなァ……」
楽しそうにキリンは言うと、人のものより二回りは大きそうなソレを少女の中にねじ込んだ。
「やだ、やだやだやだ、いっ……やぁあああっ!」
先端部を埋めただけでぎちぎちに締め付けてくるその秘裂の感触に満足しつつ、キリンは四つん這いで器用に彼女の中に押し入って行く。
「いやあっ! やだ、抜いてぇ! 入って来ないでっ!」
とどめだと言わんばかりに腰を強く押し出すキリン。ぶつん、という感触が双方に響く。
「ひっ、がぁああっ!! い、いたい! いたいいたいぃっ!」
じわ、と少女の中から血が零れる。見えているわけではないが、感覚として感じることが出来る。
「気分はどうだい?」
気楽そうに尋ねるキリンは腰の抜き差しを始めている。
「やああ! だめ、いたいの! やめて、ぬいてぇ!」
少女は取り乱し、キリンの首に抱きつきながら必死に懇願している。
「……しょうがないなあ」
キリンはふと目を瞑った。その瞬間。
「きゃあっ!? あ、ひあっ! なっ……あんっ!?」
少女は全ての痛みから解放され、変わりに恐ろしいほどの快感に囚われた。
「えっ……や、だめっ! こんな……こんなのぉっ!」
血を押し流して愛液が溢れ出す。潤滑液を得たことで腰の動きはリズミカルになり、水音も激しく響き渡った。
「ふふ、どんな気分だい?」
「こんな、嘘っ! いや、いやあっ!」
答えられそうもない少女の様子を興味深げに眺めていたキリンは、不意に少女の首筋を嘗めた。
「くふぅっ! や、やだ、はっ、んぅっ、だめ、だめぇっ!」
挿抜を速めると、少女は最早抵抗することも出来ずに嬌声を挙げるだけ。飽きてきたキリンはスパートをかけることにする。
「あっ、ああ、ううっ、ん、ん、んああっ、だめ、もうだめだったらぁっ!」
暫しの挿抜の後に、最後の楽しみにと少女の耳元に頭を寄せるキリン。四つん這いでただ耐えているだけの彼女に追い討ちをかけるように声を掛ける。
「……出るぞっ」
声に、少女はがばっ、と振り返った。その目に飛び込んできたのは銀色の獣の大きな身体と、それに繋がれた自分の身体。
「やだ、やだっ、なか…にはっ! ださないでっ!」
その声を聞きながら聞き流し、キリンは少女の再奥へ腰を打ち付ける。
「やあ、やぁぁあああっ!」
少女は絶頂し、狭い膣内がぎゅう、と強く締まる。グルルルル、と最後だけは獣らしい声を挙げてキリンは少女に性を放った。
「うぐッ……うぅ……」
圧迫感すら感じるキリンの射精にびくびくと身体を震わせる。やがて膣に収まらなかった精液がごぽっ、と派手な音を立てて零れ落ちた。
「う、うぅ……」
柔らかくなった肉棒を少女から引き抜くと、キリンはやはりどこか楽しげに声を掛けた。
「ふう、中々だったね。さ、どうする? 僕を殺す?」
「う……うぅ、うあぁぁ」
塞がっていない少女の左目から涙が溢れた。限界だったのだろう、少女は壊れた玩具のように泣き続けた。
「やだなあ、ココで壊れられたら面白くないじゃないか。ちゃんと復讐とか、敵討ちとかしてくれないと」
言葉に混じるのは特別な者として生まれた故の哀愁か、キリンは感情の映らない目で少女を見下ろしていた。
やがて子供のように泣きじゃくる少女に一瞥すると、キリンは鬱蒼と茂る森の中へ消えていった。
残された少女は運良くハンターに発見されるまで、いつまでも泣き続けた。幾度も幾度も、呪詛の言葉を呟きながら。
以上でしたー。
乱文失礼しました。
また許されるならばこの子の怪物なぎ倒すアクションモノとか書いてみたいです。
では、読んでくれた方、お目汚しを失礼、本当にありがとうございました。
乙。
漫画ってまさかオラー(ryなのか?
ニヤニヤするキリンを想像すると、かなり不細工w
モンハンでベルセルクがやりたいのはよくわかった。グロ的な意味で18禁路線になりそうだ。
憎しみと憎悪の違いは何か、赤目のハズのキリンの目の色が違うのに意味はあるのか、
本来弱点であるはずのキリンの角が大剣を弾けたのは何故か。
ろくに大剣を扱えないような娘子がキンテス持ってるのは何故か。
狩猟場にハンターではなさそうな一般人が入り込んで、ギルドは何やってんだか。
そんなことが気になって仕方ない。
空気誤解かも、と言っているのだから、気軽に
「股間がエレクト!」
「続きwktk」
「イイヨーイイヨー」
がつくスレじゃなくなってると判ってるとした上で苦言
上記の謎に対して全く興味が持てなかった
説明がほとんどないところから、空白は読者に丸投げ?と邪推
人物背景をもう少し掘り下げるといいかも
後、キリンさんがこのスレ的に何人目かわからないキリンのリンちゃんじゃないのは好感
トリフエズキリンのごふぶとちんぽには興味ある
一度で良いから見てみたい
ディア亜種×ハンター逆レイプ
歌麿です
>>273 キリンのリンちゃんは前回ので多分五人目
スレの皆の「キリンさんが好きです」っぷりはガチ
イーオスやアプケロがハンカチ噛んで悔しがる勢いでガチ
>>275 角でアッーな展開ですか
それとも豊満な巨体にプチッとされるんですか
キリン好き→馬好き
クック萌え→仲間
リオレイアは俺の嫁
金冠小サイズのレウスたんを飼っていちゃいちゃしたいです
黒ディアさんの秘密の花園から、人魚のようにハンターの上半身が生えてるんですね…
テラシュール
>>275 書いてみたいが自分の文章力のなさに絶望する
体格差大きいと夢が広がるよね!
最近 繁殖期のモンスター狩ると
一緒に子供も狩ってるという罪悪感が………
無かったぜ!繁殖期最高!
ほとんどが卵生だし、妊娠中は襲ってこないだろうからそれはない。
それより卵盗むのがな…
美食家からの依頼だったら食べられてしまう訳だが、食卓に届く頃には孵りかけ…
そうでない依頼だったら幼竜は…
マザー2のうみたてたまご思い出した
無印Pで初めて卵盗みに行ったとき
とりあえず卵をさっさとパクって巣を出たらこっちのもんだ!!
…と思いきやエリア4→エリア3→エリア2まで
しつこく追いかけられてかなりビビったw
豚切りスマソ
なんかこうお題的なもの募集したら
住民諸氏はくれるのかね
レウスたんのお話
こう、レウスさんの特農Gがハンターにぶっかけられて、みたいな
特農ってw畑に入れるとよさそうな感じだな
ゲリョたんの魅力を知らしめるようなお話が見たい
オレは当然、黒ディアさんがハンターの持つ角槍に発情、地中に引きずり込んでアーオアーオ
引きずり込まれたときはどうしようかと思ったもんだ。
エリアチェンジしたら戻れたが。
初っ端から難易度高いのkt、、、
レウスたんの特別農林水産技術を使って育てたマタタビを食べたゲリョたんが酔って黒ディアに砂中に引き込まれる官能小説っすか……
トサカがしっかり残っててくしゃみをするとつい閃光しちゃうゲリョ子萌え
時代はガレオスです
ちょっと砂漠行って
>>291の投げたモドリ玉の煙を吸った黒ディアたんを
>>294の放ったガレオスから保護してくるノシ
ベルキュロス 羽のビラビラ姦!
混ぜて、かつエロにしろとは難易度高過ぎるってもんだろうw
個人的には、面白ければエロ無し話でも読みたいな
自分、ナルガが大好きなのだが過去作品見ると少ないから人気ないのかな?
ナルガと♀ハンターの話を書こうと思ってるのだが…
You、とりあえず書いちゃいなYO
>>299 人気がないと言えば2G以降のモンスはなんか少ないね。期待して待つ。
ナルガは人気ある方だろう
同期のウカムが拗ねるくらい
ちょっと先輩のヒプノとヴォルガノが嫉妬するくらい
結構先輩のポポやガウシカ、シェンガオが落ち込むくらい
大御所となった亀やイーオスが悔しさのあまり血涙流すくらい
アカムのことも、思い出してあげてください…
>>303 アカムの「今からお前をぶち殺すぞおうらああぁぁぁぁ」って気迫を感じる見た目は非常に好きなんだけどね。
>>304 ウカムの「どうした、まだ尻尾も切れてないじゃないか?」って余裕すら感じる見た目は非常に好きなんだけどね。
>>302 ポポあたりだったら、ティガレックスに夫と子供を食われた未亡人。
もしくは、ハンターとティガの戦いに、一家揃って巻き込まれモドリ玉とか。
どこかズレてる元ポポ一家とハンターのドタバタ劇。
両親の濃厚Hを覗いてしまった娘が、ハンターに
「からだがポカポカするの」
とか相談に行って、ハンターが我慢出来ずに鬼人化、なんてな。
夫と子供を食われた目隠れ未亡人、雪山出身、ちょっと体格良い
そんな主人公いたな…
>>305 つーか、アカムウカムはモドリ玉ネタとの相性はいい気はするんだよな
ヒプノ無印装備のあふるるロマン度がなぜこんなに認知されてないのか、
全身全霊で不思議を感じる。
イベクエ専用装備だからなのかも知れないが…
と同時に、あんな感じのカーニバルっぽい派手な格好の踊り子ねえちゃんと思えば
ヒプノ擬人なんてかなりイケるくちだと思う。
まあ奴は原形でも、どうしてやろうかコイツってくらい可愛いけどな!
ヒプノいいよね
あの鳥全開な顔がなんともキュート
カーニバルなむちぷりおねーちゃんっていうと、微妙にチチビンタリカを思い出すわ
311 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 22:26:58 ID:M793bDk1
>>311は特にブラクラとかじゃ無かった
でもsageような
>>310 ヒプノ装備がサンバ風味だったら楽しかったのに。
モンスターでちちびんたリカが出たら泣く。沼地とか旧密林とか、フルフルやギザミが逆立ちする洞窟いっぱいの巨体で。
種族?当然、甲殻種(クラブ的な意味で)
つまり、シェンガオレン≠ちちびんたリカということでOK?
>>314 A=B:AとBは等しい
A≠B:AとBは等しくない
A≒B:AとBは近似である
とりあえず、窓を開けて「シェンガオレンジャー!」と大声で叫んで貰うか。
気高い雄叫びあげてきたハズカシス
指摘ありがと
ヒプノは希少種だろw
可愛いぜ あいつ
両脚で力強く蹴ってくるし
足がジ〜ンとして悶えたり
人の周りクルクル回った挙げ句、突っ込んできたりとか
青白だね
フルフルベビーをゲット。
↓
噛まれないうちにベビーの歯を引っこ抜き
↓
おっきしたちんちんをベビーの口にイン!
↓
そのままベビーごと扱く。↓
生きたオナホ完成!
俺ちゃん超アタマ良くね?ね?
消化されて終了
そういやフルベビの時は電気袋って発達してるのだろか
発達してたら電撃食らってムスコが一生使い物にならなくなりそうだが
いやいや、電気で無理矢理イかさせれるとかあるぜ
リアルに虎とかの猛獣の精液とるときはそうしてる
>>321の言うように、フルフルの酸の存在は無視できないだろ
フルベビは地中の大食漢(クエスト名より)らしいから、胃酸とかきつそう
>>320 それは2スレ前のSS内で製品化されてたような気がする
話変わるが
ディアブロ亜種をペットにするとずーと亜種のまんまってエロいよね
ずっと発情期的な意味でか
黒ずんでしまったんだな
ところで
ディア亜種の話を望んでるレスが何スレにもわたって見られるんだが
ずっと同じ人か?
同じように1スレ1回はドスガレorガレオスの魅力を語り出す人もいるよな
いいんでないか
擬人化やキリン装備の話ばかりを望まれるマンネリよりは
嫌とかダメとかウザイとか、そういうのじゃないんだ
それだけ好きなら書かないか?
好きってパワーは、何かしらの良さを文に現しそうだと思う
擬人化も好きだが、確かに「化けました、ヤりました」だけじゃちょっとなー
って言いたいのはわかる
言い方が身も蓋もないw
旨い飯食べたいなって思っても、自作するには料理が上手くないとなかなか。
自給自足もいいけど、そこには意外性とか新鮮味というものがあんまり感じられない。
自作の物でも「一味足りない」と思う事なんてざらにある。
素材の良さをアピールしてみるとか、面白い調味料を並べておくとかしてみれば、誰かが調理する気になるかも。
などという考えのもと、敢えて読み手の立場から出ない場合もある。
「〇〇が読みたい」だけよりも、その〇〇の魅力を語るのが良いと思う。
擬人化は、ただの素材の調理法の一つ。
カニをそのまま食べるか、姿蒸ししてみるか、カニクリームコロッケにしちゃうか、カニの入ってないカニかまを出してみるか。
そんな感じ。
これだけじゃなんだから。
ゲリョス閃光時の変質者のようなおっぴろげ具合って、可愛いな。
でも何故か、魅せられてとか思い浮かんでしまう。
俺はゲリョスを愛してる
まで読んだ
俺が愛してるのは蟹さんたちだ
俺はレウスたんだ
>>334 お前のところに胴体だけ裸のゲリョス一式装備のガンナーが走って行ったぞ
>>337 あのゲリョス性愛者はソロ狩りのときは一式全部着てなかったっけか?
ゲリョ☆
ココの住人はフロンティアはやってないのかねぇ
>>338 何も人間を狩る時までつけてるかっていうと別だろう
しかしあの人のゲリョス語りが生々しすぎる官能でワロタ
…絶対してやがる
>>339 ヒプノ希少種の話とか出るくらいだから、やってる人がいないわけじゃないんだろうな
それでも僕はやってない
オンゲでアクションは、ちょっと敷居が高いぜ(´・ω・)
同じく、パーティー組んだ相手に迷惑かけまくりそうだからオンラインはやらない出来ない。
ヒプノ稀少種とか見てみたいけどなあ。かわいいだろうに。
一筆したためたので投稿しようと思っているんだが、
いい歳こいて、2ちゃんに不慣れなんだ。
文字数制限とかってあるのかな?
それとも『初心者が安心して質問できるスレ』あたりで
調べてきたほうが良いのかね?
>>344 まったくもって初心者向けのスレで聞くべき話題だが、せっかくなので教えでける。
1レスにつき4096バイト=全角文字数なら半分の2048文字、加えて行数60行までが制限。
ちなみに、その辺のデータは専用ブラウザを使うと表示してくれるからオススメ。
この板の中の、「SS書きの控え室」ってスレを1から読むといい感じ。
1レスの文字数制限というか、容量制限は4096バイト。60行。
1行にも何文字までってあった気がするけど、忘れた。256字くらい?
347 :
344:2009/02/01(日) 01:16:37 ID:KM2y12ok
おう、全裸で待ってるぜ
お前だけに待たせる訳にはいかないな
俺も待つぜ
お茶持ってきた、飲むか?
つ旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~
お前ら足防具を忘れるなよ。紳士の嗜みだろ
どんなに防具を整えても足だけは装備しちゃいけないんだ!
フルフルシリーズでも足だけは装備しちゃ駄目なんだ!俺男だけど!
『足だけ』だからいいんじゃあないか…
ガレオスUが良いよね
しましまソックス!
ゲリョスSを装備しないなんてとんでもない!
俺…、気付いたんだ。
男子キリン装備を女子に着せてもイイんジャマイカ?
内股ハァハァします(*´∀`)
巨乳なら胸部分も素晴らしいことになるんじゃないか
しっかり着込んでる方がいいなあ
ブランゴ剣士用の脇とかもいいけど
シリーズでみると、着込んでるように見せ掛けて…という金剛【具足】のエロさもいい
>>357 ヒプノS女性装備の胸ってちょうどそんな感じじゃね?
あの格好で前転回避だとかドタバタ激しく動きまくってたら
リアルだったらぜったい乳首チラリどころの騒ぎじゃないと思う
ザザミXの女性装備は好きだったな
男はギザミマンだろ?ソレ以外になにか?
ギザミ装備のせいで男なのに女みたいなシルエットになった装備がマイセットにあるの思い出した
以前、2ちゃんのお約束をスレ違いにも聞いたものです。
改めて投下しに参りました。
ニーズに合うか判らないので、未完ですが、キリの良いとこまで投下します。
皆さんの反応を見て、続きがんばります。
以下、作品説明
・武器萌え、太刀擬人化
・エロ、まだ無し
・SSじゃないかも…
・6スレほど頂きます
・『SS苦手』というコテハンです。NGワードっていうんですか?
・娘さんの声は『ゆかな』で脳内再生希望
363 :
SS苦手:2009/02/02(月) 20:47:24 ID:4ofR90eb
秋水嬢子
1
抜けるような青空は蒼穹と呼ぶに相応しく、その下にそびえ立つ銀嶺は峻厳という言葉を思い起こさせる。
厳しくも美しい峰々のその足元では、はるかな山嶺から続いてきた裾野が丘へと姿を変え、その間を平原と森林とが入り組んでずっと先まで広がっている。
平原では草食竜が青草を食み、森の木々から野鳥の声がかすかに聞こえる。
非の打ち所の無い、大自然。
人の存在を忘れたかのような光景は、しかしその丘の一隅で、すべてを否定される。
佇立する人影。いや、それが人であるのか。
隆々たる筋肉に鎧われた上半身は力襷を掛けたのみ、下半身には僅かな腰布と脚絆。その面は形象化された憤怒の相。実に見事な金剛力士の木像であった。
不思議なことに金剛力士像は悪鬼を威嚇する力んだ形(なり)でなく、優美な曲線を描いた長大な一振りの太刀を両手で握り、体の脇に構えていた。
降魔の利剣か、護法の御剣か。
鍔元から切っ先まで、ぶれずに一本線を描いたような直刃の刃紋が浮いた刀身は、足元の青草を映しこむほどに磨きこまれていた。
そして、刀身には眼前に立つ赤い影も映りこんでいた。
翼と一体となった両の腕を広げれば、下手な小屋程の大きさになる翼手竜。
森丘が未だ人類の領域で無い理由のひとつ。
人は様々にその名を呼ぶ、空の王者、火竜、リオレウス。
ただし、その名を口にするときに、人の心によぎる感情はひとつ。
畏怖である。
が、今、この瞬間、その火竜を見た者がいたのなら、なんと思ったことか。
翼から伸びた鋭い爪は尽く折り砕かれ、毒をしたたらす器官をそなえた棘だらけの尻尾は中程から綺麗に切断されている。
凶悪な顔面には一筋の傷が縦に走り、裂けた鱗 の合間に白い頭骨の存在を見て取れた。
王者にあるまじき無様な姿。されど口元から炎の舌を覗かせ、青草ごと土を蹴立てて威嚇の唸りを上げるのは、最期の最期まで王者たらんとする意思でもあるものか。
もはや疑うべくもなく、火竜と金剛力士像は戦っていた。それも、追い詰められているのは体格に勝り、空を飛び、灼熱の吐息を放つ筈の火竜のほうである。
そしていま、火竜は自らを脅かす木像に向け、全身の体重を掛けての体当たりに出た。巨大な質量が風を巻き、鉄鎧にも勝る鱗に覆われた肉の壁が迫る。
と、金剛力士は前に出していた右足を下げ、左足を前にした脇構えに体を入れ替えた。それで体一つ分を後退すると、火竜は紙一重で目の前を走りぬけてゆく。
刹那、金剛力士が太刀を横に薙いだ。
364 :
SS苦手:2009/02/02(月) 20:51:19 ID:4ofR90eb
臍下丹田より出でて全身に満たされた剣気とでも言うべきものが切っ先にまで乗り、横一文字に振りぬいた瞬間に手の内を締めれば、全ての衝力は斬撃力と転化し、長大な太刀行きの中のただ一点で集約した。
調度、行き違う火竜の膝の裏。既に火竜の足には幾度となく太刀が打ち込まれ、鱗も所々が剥離していた。
あやまたず、獣の絶叫と派手な地響きが同時にあがる。
金剛力士が振り返れば、火竜は地に伏していた。その足は膝の裏が半ば程まで裂け、それでもかの飛竜は恐るべき生命力で再び立ち上がらんと足掻き、もがいている。
もはやその足では自重を支えるべくもないだろうが、まさに野生の執念だった。
金剛力士は憤怒の形相のまま太刀を振りかぶり、火竜の首筋へと止めをいれた。
ゴロリと火竜の首が落ちるや、切断面から葡萄酒の樽を割ったように鮮血が溢れ出す。
王の絶命とともに森丘に静寂が訪れる、かと思えば、そうでもなかった。
「こぉの、どたわけぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」
火竜の咆哮の変わりに森丘に木霊したのは、女性の怒声であった。
「止めを刺して何とする!紅玉が見付からんでは無いかッ!?」
少々時代がかった物言いだが、声質はまだ可憐と評してよい。では何処に雅言葉を使う淑女がいるのかと見渡せば、そこには件の金剛力士しかいない。
いや、もって回った言い方はやめよう。金剛力士は古木から削りだした『夜叉』と呼ばれる鎧に身を包んだハンターに他ならない。
ハンターは些かうんざりした様に首を横に二、三回ふるうと、『夜叉』の兜を脱ぎ捨てた。
下から出てきたのは、兜の面宛てに彫られた憤怒の相とは違うが、こちらも面じみたムッツリ顔の壮年であった。
火竜を独力で屠ることからも解る通り、ハンターとしても男としても油がのった、いわゆる苦みばしったチョイと好い男、である。
が、男はいかにも大儀そうに、かつ年寄りめいた溜息をつきながら、青草の上に腰を下ろす。それから姿無き声に向かって、いかにも張のある低音の声で言い放った。
「火竜の紅玉を欲しがってるのはお前だろう、だったら自分で探せ」
「ぐぬぬぬぬ、えぇい、短刀を貸せ!」
売り言葉に買い言葉で激昂する姿無き声に、男は腰裏の短刀を左手で抜いて中空に差し出す。
すると不可思議なことが起こった。男が右手に持っていた太刀の像がぼやけたかと思うや、瞬きする間こそあれ、身の丈ほどもあるはずの太刀の姿が消えてしまった。
そして代わりに、腰に手を当てて如何にも立腹と言いたげな形で、妙齢の乙女が男を見下ろしているではないか。
美しい娘だった。背中の中ほどまであろう濡れたように艶めく黒髪は、炎妃龍のたてがみの様にさらさらと真直ぐに伸びていた。
濃い墨を上等の筆で綺麗に掃いたように形の整った眉の下には、その墨を満たしたように深く黒い瞳。
鼻梁は高くは無いが整い、ふっくらとした頬も桜色の唇も、いかにもはっと息を呑むたおやめ振りである。
365 :
SS苦手:2009/02/02(月) 20:53:08 ID:4ofR90eb
もっとも、先ほどからの声の主と考えれば『黙っていれば』との但し書きを加えねばならぬが。
年のころは二十は数えないだろう。貌は大人びたものを感じるが、いかんせん表情が幼い。
今のぷうと頬を膨らませている様も、愛らしさすら感じる。
その身を包むのは老山龍の鱗から削りだした『凜』の上下だが、鎧具足は着けていないので殆どただの異国の服である。剣士垂涎の一品である筈だのに、なんとも勿体無いこと極まりない。
しかも男の差し出す短刀を引っつかみ、火竜の腹を掻っ捌こうと「えい」だの「やぁ」だの勇ましい声を上げてはいても、切れ味が足らない訳でもないだろうに、いっかな傷の一つも付かない様など、武芸の心得を感じさせない。
どう見ても、ハンターではなかった。
「やれやれ…」
意地になっているとしか思えない行動に、男はそろそろ止めてやるかと腰を浮かしかけ、そこで火竜の生首の付け根に綺羅と光るものを発見し、娘に声をかける。
「おい」
火竜の首に足をかけ、ごろりと転がすと、まさに紅玉と呼ぶに相応しい拳ほどの物体が、食道と思しき辺りから転び出た。
「おお!?」娘は嘆息をつき、紅玉と呼ばれる内分泌物質の結石を取り上げる。「なんという深い赤じゃ。だのに、なんと鮮やかな。まるでブレスワインのような…」
希少な玉にうっとりと甘い声を上げる娘の姿はいかにも年頃のそれであるが、その足元には鉄臭い火竜の血溜りである。
むしろ、血に酔った物の怪の類と評した方が相応しいか。
男は娘の機嫌が現金な理由で宜しいことに苦い微笑を浮かべつつ、唐突に彼女が火竜の紅玉が欲しいと言い出したその訳を問うた。
「で、それで欲しい鎧具足でもあるのか?」
「まさか。見て、愛でるのよ」
「おまえ、それ一つで地団駄踏む同業者がいること、解ってるか?」
「主(あるじ)こそ、解っておるのか?」
すっと眼を細めた娘の表情は、艶然と評するのが正しい。
「わが目で見、わが手で触れ得る事の、なんと甘露な。まして主とともに一指しの舞を終えた後なら、それもひとしお。なに悪いことがあろ?」
「血なまぐさいやつ」
「妾には誉め言葉じゃ。さては主、妾のあまりの美しさに、妾が何者であったか忘れたか?」
娘はいかにも挑発的な笑みを浮かべ、頭一つ高い男の顔を見上げる。
誉め言葉か労いの一つでも欲しいのだろう、解り易い娘の媚に、ところが男は娘を指差すや、
366 :
SS苦手:2009/02/02(月) 20:56:02 ID:4ofR90eb
「鬼神斬破刀」
それが先程まで男が振り回していた長大な人斬り包丁の通名であるのは、ハンターであるなら武器屋のカタログで大体心得ている。
が、そいつが工房脅威の新技術で娘の姿をとるというなら、世の独身ハンターが黙ってはいないだろう。
勿論、工房にそのような注文をつけに行こうものなら、世迷い事は14歳のうちに済ませておけと渋面を作られるのは必定。
では、彼女は何なのか。今しも図星を指され、再びぷうと頬を膨らます、ころころと表情を変えるこの娘は。
が、両者の遣り取りから何かしらの事実が判明するより早く、甲高い獣の咆声が森丘に戻ったはずの静寂を引き裂いた。
男は手早く足元に転がる兜を拾うと、怪訝そうに呟く。
「雌火竜もいるのか?」
すなわち女王と呼ばれる火竜種の雌、リオレイアである。
そこで男は思い出す。今回の狩猟を請け負ったのは、この娘であることを。
「おい、まさかこの狩り、一対の巨影とか呼ばれてるやつか?」
「ん?妾はこの国の文字はまだまだ不慣れじゃ、勉強中じゃ。が、リオなんちゃら、までは読めた。リオなんちゃらは二つあったぞ。妾の勤勉を誉めよ」
「『どたわけ』はお前だっ」
男は言い放つや娘の両のこめかみに握った拳の中指の節を宛て、ぐぅりぐりと所謂ウメボシを捻り込んだ。
「おおおおおおおおっ、な、何をするのじゃ!?」
頭蓋を軋ます痛みに、娘は何の咎かも解らず非難の声を上げる。
「そ、そのように右から左からぐりぐり挟まれたら、ハニワ幻人も全滅じゃ!あいたたたッ!?」
「お前のような『あほの子』には折檻だ」
「でぃーぶい反対、はんたーい!いたたたたっ!?」
「いいか、今、この狩り場にいるのは、火竜と雌火竜の番(つがい)だ。そして俺は、お前の話を鵜呑みに、火竜一匹分の物資しか持ち込んでいない。ギルドからの補給物資もいつ到着するか判らない。残り少ない薬と糧食で、俺は雌火竜を相手にせねばならん」
「うむ、後家を相手取るには、かくも覚悟が必要なのじゃな」
減らず口を続ける娘に、男は無言でウメボシのえぐり込む加減を増してやる。
「わ、悪かった、妾が悪かった!!」
陥落は早かった。絵に書いたような子供への折檻を解いてやると、娘はこめかみを擦りながら涙を浮かべた瞳で見上げてくる。
「顔に痕が残ったらどうしてくれるっ!」
「それよりお前の頭の出来の方が心配だ」
「くぅぅぅぅ、妾を見初めたときの主の喜びようが懐かしい。あれほど擦り切れるまで妾を使い込んでおきながら…」
「知らぬ者が聞いたら誤解を招くような言い方は止せ。それに、お前は油をひいて刀箪笥に仕舞い込まれている方が好みか?」
「はぁ…そうじゃな、そうじゃ。所詮、妾に出来ることなど斬ってナンボの極道家業」
「俺が出来るのもそれだけだ」
「血なまぐさいやつばらめ」
「俺がいい男過ぎて、何者であるかも忘れたか?」
何やら先般の遣り取りのようになってきて、それで男はにやりと不適に微笑んでみせる。
娘も何とも不適な、そして何とも魅力に溢れた笑みを返し、幾度も交わされたであろう宣誓を、そのバラ色の小さな唇でもってつむいだ。 「主じゃ。名をオサフネ。遥か外つ国より流れてきた、妾をもっとも上手く扱う小憎い男じゃ」
「ではカグラ、お前の主たる俺は、舞の一指しを所望するぞ」
「よしなに、な」
カグラと呼ばれた娘が右の手を差し出すと、男は右の手の平でそっと受け止める。
その姿が霞とぼやけ、男の手には一振りの太刀が握られる。
身の丈ほどの刀身の、竜すら薙ぎ払う降魔の利剣。不思議なことに、そのなかごにはいつまでも鉄刀の銘であった『神楽』との文字が切えないでいる。
云わば、鬼神斬破刀『神楽』であった。
367 :
SS苦手:2009/02/02(月) 20:59:57 ID:4ofR90eb
彼女の口元から熱い吐息が漏れ、幾度も突き込まれた足腰は微かに痙攣すらしている。
「あぁっ、も、もう、堪忍してたも」
オサフネの耳にカグラの哀願が聞こえてくるが、彼は知ったことかと深く突き込み、捻りを入れる。
「あふぁっ!?」
カグラの驚いたような声は、自身の中に入ったオサフネの昂ぶりが、再び限界にまで満ちたことを伝えてくる。
「はあぁぁ、主、限界じゃ…もう、堪忍っ、ひぅっ!?」
最後の苦鳴じみたのは、オサフネがまたぞろカグラの哀願を無視し、縦横に動いたからだ。
「ああっ!はっ、あぁぁ…駄目じゃ、駄目ぇ…」
オサフネの動きは一層激しくカグラを翻弄し、ここを先途と一気に責める。斜めに抉り込み、浅く突いたかと思うと、また斜めに責め、上の壁をたたき、最後に叩き付けるように力強く上から。
一杯になったオサフネの思いの丈が爆ぜ、カグラの中を駆け抜けてゆく。
「はぁっ、やぁっ、もう…りゃめぇえっぇえええぇ!?」
「やかましい!!砥石の数が足らんのだから錬気で補うより無いだろうが!」
そこは森丘。雌火竜の足の下。オサフネは気刃斬りを交えた怒涛の連撃を雌火竜の上の壁―腹部―に叩き込み、青草の上を横転しながら離脱する。
遠ざかろうとするオサフネに雌火竜は『口から漏れる熱い吐息』を吐きかける。が、それは読んでいた。
彼は雌火竜の習性の一つとして、鼻先でちらつくものに攻撃を仕掛けることを熟知していたので、すぐさま反転、大口を開ける彼女の横面に突き、斬り上げ、斬り下がりの速攻を叩き込む。
そうするとまたカグラの中でオサフネの錬気の昂ぶりが万杯になる。
「ひゃぁっ、またぁ、溢れりゅうぅうぅぅっ」
「だから戦いに集中させろと!」
オサフネは最後まで文句を言えなかった。
カグラに注意を向けてしまったため、雌火竜が身を翻したのを見逃した。丸太のような尻尾が唸りをあげて飛来するのを、彼は黙って見ているしかなかった。
胸に大きな圧迫感が押し寄せ、それから重力の頚木から解き放たれた浮遊感。
オサフネは続く甘美な気絶への誘惑を必死で振り払い、結果として下草に背中から打ち付けられた。尻尾の直撃からくる呼吸困難と合わせて、生きている事の証たる地獄の苦しみにあえぐ。
息が詰まるのと衝撃で、頭の中に狩猟笛のような高周波が鳴っていた。
誰かが自分のことを呼んでいた。誰だか解らない。
あの声を最初に聞いたのは、いつだったろうか。
続く
投稿しながら、ただのコピーじゃ読みづらいことを理解しました orz
次があったら、読みやすい編集に注意します。
乙ー
しかし「男」が唐突に「オサフネ」になるのはあまり頂けないな
「カグラと呼ばれた〜」のところでオサフネに変えてしまって良いかと
しかしカグラ萌え
キレアジ「ベースキャンプで待ってるのにッ(;;)」
刀の別称は人斬り包丁なのは確かだけど、モンハン世界の太刀じゃ違和感あるなぁ
乙
錬気ってそんなもんだったっけwwww
それにしてもカグラ萌え
ゆかなボイスでしか再生されなくなった
紅玉出ない俺涙目
続きwktk
>>362乙
こんな女の子になるんだったら鬼神斬破刀売らなかったのに…
GJ!続き楽しみに待ってまーす!
クシャ装備は必ず斬破刀引っ提げてるなぁとか思った
クシャに雷は効くし、斬破刀は造りやすいし、クシャ装備+太刀は見栄えするしな。
ランスガンスは蟹が正装です!
orz
今でも思い出すことがある。
その時まで確かに手のひらに感じたぬくもりを。
そのぬくもりが手のひらを離れた瞬間に感じた絶望を。
>>379 俺達は子供の時、憧れていた大人になれたのだろうか・・・
ここ初めて来たんだけど保管庫あるんだな
どの話がオススメかきいてもいい?
好みはモンスターの魅力が描写されてるようなやつで
>>379 ラーメンのつゆを飲んでたら手が滑って落としたんだな
>>381 擬人化多いけど、そういうのもいけるクチ?
そうなら先入観無しに始めっから読んでみてもいいんじゃないかと
オススメきいてるのに読み漁れって…
了解、それなりのチョイスするから次の質問に回答plz
1 好きなモンスターは?(複数回答)
2 擬人化と獣姦、好きなのはどっち?
3 強姦と和姦はどっち派?
4 シリーズ物をじっくり読む?それとも単品作品をササッと読む?
1.ゲリョス ラージャン(男擬人化) ヴォルガノス ナルガ
2.どちかと言うと擬人化
3.和姦派
4.どっちでも読むよ!派
あ、良く読んだら
>>381宛なのねorz
スルーしてくれい
言わなけれはわからんのに…律儀だな
1 リオレウス ラージャン ヴォルガノス ガノトトス ドスファンゴ
2 ジューカン
3 どっちかといえばゴーカンだけど、ワーカンも好き
4 どっちも読むよ!
♂竜×♀ハンターは素敵だと思う
いや、雄竜×♂ハンターでも ♀竜×♂ハンターも好きだけど
あと竜同士も良いと思う
♂♂でも♂♀でも♀♀でも
ロリババアラオたんが嫁に来る話は最後まで読んでスッキリした
後半の、ミラボの咆哮がバーサーカーのそれだったり「理解したか、お前の天敵を」っていう型月風のいい意味で厨二な展開も好きだ
バサ子とかガノ子が仲間になるとこが抜けてて良く解らなかったり、上から読んでも話が前後しててよく解らなかったりは残念だけど
ラオババアは嫁オンリーのヒトと仲間が増えるヒトの二人が書いてたからな
黎明期だったからシェアワールド的に扱ってもさほど問題なかった
ロロパエ村だなんだとやり始めたあたりから内輪臭が強くなって荒れだした
そういや、獣姦で強姦シチュって数はそんなに多くないよな
そんなシチュが好きな変態は俺だけでいい
393 :
381:2009/02/06(金) 12:20:07 ID:bNTZF1X1
とりあえずは全部オススメ、老山龍なロリババア、か。
答えてくれてありがとう。
>>385 1 ドスランポス・クック・魚竜の皆さん
2 どっちも好き。外見より内面的なそのものらしさが欲しい
3 和姦派
4 シリーズ物があるならそっち
お願いします。
個人的には魚竜好きなら珍味の人のトトス擬人化シリーズがおすすめかなあ
>>394 珍味の人とロリババァがこのスレの目玉というか神だな。個人的な感想だが
ちっこいレウスが女ハンターを飼う話が好きだった。だがエロが取って付けたようなのが難点。
珍味の人は神。
あと金属製の男の続きを見たい。
wikiの魚竜ページの見応えは異常
蟹の人の話が好きだ。
擬人化というより半人半竜な感じの飛竜の主人は独特だった。
牙獣分が足りない
甲虫好きの俺にとってクイーンランゴは最高でした
ドドブランゴと女ハンターの話も個人的にはお勧め。
wiki見て思ったけど結構な投下があるし、質も結構いい話が多いよな
珍味の人のは話もだが何より文章が読みやすくて好き。
癖がない文章というか、手触りのいい文章というか、あんまり無駄がなくて読みやすいよな。ヤマツカミのも好きだ。
>>392 お前ひとりだけにいいカッコさせないぜ!
>>400 あれ自分も好き
クック先生とかラージャン娘×貴族ぼっちゃんの人は、たまに作者の人の言動に
「ちょwwwwおまwwww」ってとこがあるけど(そこ含めて嫌いじゃないが)
作品はガチで好きだ
405 :
381:2009/02/07(土) 15:58:17 ID:uApZaFzE
沢山オススメしてくれたおかげで、いい週末がすごせそうだ。皆ありがとう。
ロリババアは、ロリ属性無いんでちょっとキツかったが、終盤の燃えに打ち抜かれた。
珍味の人はまだ一番古い話しか読めてないけど、おとぎ話とか昔話の匂いのする話だな。
確かに読みやすいしガノス男に萌える。ふしぎ!
いつまでも感想とか書いてたらウザいだろうしそろそろROMになる。
重ね重ね、皆ありがとう。
蟹の人まだかなぁ
擬人化以外の話が読みたいぜ
擬人化すると細かな設定以外結局人×人になっちゃうからなぁ
それはさすがに極論だろ
久々に初代スレみたら、降りてこないリオレイアだっけ、あれ擬人化だって書いてた
そうだよな…胸に乳房があるとか、子宮がどうだとかそんな描写あったもんな
卵生のレイアの描写としてはおかしいと思ってた…
409 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:07:50 ID:jUhHxnf0
過去の名作の流れに、溜め3かまします。
太刀擬人化の続きを投下します。
未だ完結にはいたりません故、またキリの良いところまで。
前回忘れてました。
私はP2Gのプレイヤーで、大全は所有してません。
些細で済む世界観の違いでしたら、ご容赦ください。
以下、注意書き
・武器萌え、太刀擬人化
・エロなし
・消費レス、5
・相変わらず文字の羅列です
WARNING!! A HUGE LETTER IS APPROACHING FAST
>>381さんの有意義な週末に間に合うかどうか…
410 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:12:20 ID:jUhHxnf0
秋水嬢子
2
オサフネと名乗る流れ者が街にふらりと現れたとき、その背にはもう飛竜用の鉄刀が背負われていた。
ハンターとしては、まだまだ。手直しを頼まれた加工屋の親父は、娘にそう漏らした。
どうして?
長い黒髪の美しい娘は、父に問うた。なにしろ流れ者の身にまとう荒みは、街の娘には縁が無い。さぞかし強いのだろうと、根拠もなしに思うだけだ。
男手一つで大事に無菌培養したせいか、娘はいささか世間知らずだった。加工屋の親父は放浪者などに興味を持つ娘に小さくため息をつきながら、飛竜用たる鉄刀の扱いでないことを指摘する。
こいつは目標まで最短を最速で振るっている。それじゃ飛竜の鱗は断てない。擦り減りから見て、いつも切っ先三寸を当てる腕前はたいしたものだから、それなりの国に仕えた騎士だろう。
騎士。世間知らずな娘の興味を引くには十分な言葉だった。
流れ者は刀の打ち上がる期日きっかりに現れると、店先で仕上がりを確かめ、加工屋を絶賛した。
「男の仕事だ。これだけの大太刀をして、歪みなく、研ぎも均一。よく気も乗る。噂に違わぬ腕前、また使わせていただこう」
物陰から見ていた娘は流れ者の童子のような喜びように、我知らず顔をほころばせていた。
加工屋の親父も密かに気をかけている仕事振りを誉められれば気も良くする。
また来てくだせぇ、と常はしない愛想を振りまいていたものだ。
そして娘は何とはなしの好意を抱き、放浪者が再び訪れるのを心待ちにする。
その日は案外早く来た。燕雀石がまとめて手に入ったとかで、放浪者は昼の娘のいないうちに太刀を置いて行き、その晩には加工屋は蹈鞴の前に立った。明日には神楽と銘を切った太刀が打ちあがり、それを受け取りに彼も現れる。
どんな国の騎士だったのだろう、ぜひ聞いてみよう。娘は寝台に入りながら、とりとめもないことを考えつつ、眠りに落ちようとしていた。
だが、彼女が眠ることは無かった。非常事態を告げる街の晩鐘がけたたましく鳴り響き、夜のしじまを破り裂いたからである。
何が起こったのか。娘は理解できぬままに、反射的に寝台から飛び起き、ともかく階下の工房にいるだろう父の元に走った。
窓からは大通りの常夜灯の明かりと、それに騎士団が付けたのだろう、巨大な照空灯の白い光の柱がしきりに漆黒の夜空を走り回るのが見えた。それに硬質の弦をかき鳴らすような、甲高い音。
何が起こっているのか。ともすれば不安で足がすくみそうになるのを堪え、ようやく階段に達する。直ぐ下は工房。
ほっと息をつく娘の頭上で、何かが限界を超え、崩れ落ちる恐ろしい音がした。
娘の目は幸運にも家の屋根を砕き、落ち来る影を捉えることは無かった。その前に、眠る寸前と同じ安らかさで、意識の全てが消失したのだから。
夜陰をついて襲来した風翔龍は、なにが不満だったのか街を無差別に破壊してまわっていた。
幾条もの照空灯の明かりが夜空に乱舞し、時折鋭い風きり音をさせて弩が巨大な矢を放つが、それも古龍を撃退するにいたらず、どこからともなく空気の塊が飛来しては、町家を打ち砕いてゆく。
オサフネは逃げる人の列を逆に書き分け、加工屋に走っていた。
おそらくハンターギルドも非常呼集を掛けているだろうが、得物の無い自分ではモノの役に立つまい。もちろん負傷者の移動や、避難民の誘導など、非常時には暴力装置の仕事などいくらでもある。が、今は自分のすべきことは加工屋に走る事だと、彼の中の何かが囁いていた。
加工屋が近づくにつれ、風翔龍の耳障りな咆声のなかに、かすかに鉄を打つ槌音が混じっているのが耳に届く。
まさか、まだ?
感嘆とも怒りともつかない感情に、オサフネの足は否が応にも早まる。大通りを渡り、辻を曲がり、加工屋がある路地へ。
「な…」
オサフネは絶句した。
彼の前に広がっていたのは、無残に倒壊した家屋だった。
「馬鹿な、先程までの槌音は…」
耳を疑うべきか、眼を疑うべきか。そして呆けるオサフネの眼に、瓦礫の中に突き立つ太刀が見えたのは、どうしてか。
手に取れば、拵えも何もかも、彼が指定した鉄刀だった。一点のみ、不思議なことに、塚糸に混じり長い黒髪が巻き付いている。そういえば、あの親父には娘がいたとか。
既に親父も娘も逃げたのやも知れない。
そう思う一方で、この太刀こそ、あの刀工が無念の中、肉体無き魂で打ち上げたのやもと納得する自分がいた。
と、背後で風が巻き、何か大きな物体が降りてくる気配がある。
振り返らずとも解る、その今にも飛び掛らんとする息遣い。オサフネの口元が得体の知れない何かにゆがむ。
「よく来た、今宵の俺は阿修羅の化身だ!」
411 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:13:41 ID:jUhHxnf0
石火の反転。鞘走りの邪魔にならぬよう体は一本の線に乗り、長大な刃が縦にすっぱ抜かれる。自分の体から大太刀を引き抜くような抜刀の離れ業をみせたオサフネは、そのまま前のめりに地を這うほどの低さで疾駆し、真っ向に斬り下ろす。
頭上には黒光りする鱗に覆われた古龍。
いや。
「主っ!!」
聞き慣れ腐ったカグラの声に、オサフネの意識は現実に立ち返る。
なんという僥倖。彼の体は無意識に記憶の中と同じに動き、あの時と同じく、自分を押しつぶさんとする巨影の懐に飛び込んでいた。
しかも、かつては飛び掛ってきた風翔龍の足を中空で薙ぎ、追い払った一撃は、今は大地を駆け走る雌火竜の顔面に届いた。
刃は下顎から喉までを斬割し、噴出す鮮血は刀身の雷気に触れるや、瞬時に沸騰する。
吹きこぼれる血流に雌火竜の絶叫はくぐもり、うがいのような間抜けな音となって、やがてそれも尽きた。
雌火竜は鼻腔から黒い気体を吹き、白目を剥いてオサフネの背後に前のめりに崩れた。
間、一髪。
オサフネは脳内麻薬の味のする重い息を吐いた。
あたりを見渡せばそこは森丘であり、二年前に立ち寄った街であるわけは無い。何故、あのときの幻を見たのか。
結局、加工屋の瓦礫の下から見つかったのは親父の遺体だけであり、近所の者とも捜した娘は、ついぞ見つからなかった。
「なぁ、カグラ…もしかして、お前は…」
問うたが、彼女は答えなかった。それどころか、雌火竜を屠ってしまったのに、文句の一つもない。
「カグラ?」
もう一度名を呼ぶと、オサフネの右腕に別の重みがかかる。
驚き見れば、彼女が太刀の姿を解き、ぐったりとその腕にしなだれている。
オサフネが何度名を呼ぼうと、あのこまっしゃくれた口を利くこともない。
カグラの意識は混濁していた。たゆたう水面のように、あるいは寝入る寸前のように。
誰かが名を呼んでいる。
ああ、自分は何と呼ばれていたか。
彼女が明確に自我を得たのは何時だったか。
雪に反射する日光の強さに眼を開くと、山間のひどい田舎の村にいるのだと解った。どうして田舎だと感じたのかは、理解できなかった。
そして自分を覗き込み、童子のように喜ぶ男の顔。彼女はその瞳に吸い込まれた。
なんと無垢な喜びよう。
何を喜んでいるのか問いただしたかったが、どうした訳か声が出ない。彼女の意識はそこで、また切れる。
次に気がつくと、そこは真っ暗な空間だった。そこにあの男がいて、自分がいた。
男は驚いていた。
「ここはどこだ?お前が呼んだのか?」
「妾が?」
妾。自分が口にした奇妙な言葉に、彼女は可笑しみを覚えた。ころころと、まさに零れるような笑みを漏らすと、男は怪訝そうに片方の眉をひそめる。
「人を得体の知れない場所に呼びつけ、一人で笑っているとは、さては物の怪か?」
「無礼なやつじゃな。妾は…」
はたと彼女は気づく。
自分の中がまるっきり空っぽであることに。
名前が無ければ、父の顔も母の顔も無い。思い出も無ければ、嘱望も無い。
「妾は…誰じゃ?」
「狐狸の類が殊勝なことを、一丁前に」
「違う!…ああ、違わん…何も、覚えておらんのじゃ」
「人を巻き込んでおいて、何も知らんとは不逞い物の怪だな」
「巻き込んで、とは、どういうことであろ?」
「俺はポッケ村の借家の寝台に入ったところまでは覚えている、ってことだ」
「では、ここはお主の夢の中かの?」
「お前の夢の中という可能性もある」
「胡蝶の夢は止めよ、ややこしくなる。それに、ここで内藤ルンナと言って誰が食いつく?」
「色々知ってるじゃないか」
412 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:15:00 ID:jUhHxnf0
「今のは全知覚者の戯れ!」
「では百歩譲り、ここは俺の夢として、お前は何だ?脳内嫁か?だとしたら、俺もやきが廻ったものだ、脳内嫁がよりによって一回りは違いそうな小娘か」
男はやれやれと首を横に振るうが、さして困った風には見えない。
大人の余裕というやつか。が、彼女は男との益体無い会話こそが、自分が記憶の無いことに恐慌を起こす暇を与えられない理由であると気づいた。
「もしや、お主…先程から埒も飽かぬ話を続けるのは…」
「知らん」
にべもなく、しかし、彼女の言いたいことは解っているような口ぶり。つまり、
「つんでれ?」
「つんでれ、つんでれ。って、阿呆」
「ふふふっ」
彼女は微笑した。男の余裕が伝染してか、艶然、という言葉がいかにも似合う華のような笑みだ。ついと人差し指で男を指し、
「うむ、覚えていること、ひとつあった。お主の顔じゃ」
「俺の?」
「妾を覗き込んで、童子のように喜んでおった。ほんに、澄んだ目でな。あのように穴の開くほど見つめられるとは、女子として嬉しい様な、こそばゆいような」
彼女の頬はわずかに紅を差し、たしかに恥じらいの表情を見せる。男であれば気恥ずかしさが伝播し目をそらすか、逆に魅入るかの選択を強いられるところだが、ところがこの男は狼狽した。
「…どこの話だ。ポッケ村にそんな露骨な見世はないぞ」
「そんな白粉くさい所ではない!…屋外だったかの。そうそう、お主の後ろに煙をあげる湯殿が見えた。田舎臭い山村じゃったな」
「なん…だと?」
男の狼狽はその方向性だけを変えた。言うまでもなく彼女が指摘するのはポッケ村であり、温泉を正面に捉えるのは加工屋であろう。
現に今日も加工屋に用事があって行ったが、それが意味する所を信じられない。だが、はっきりさせねばならない。なにしろ明日も早朝から狩だった。
「斬破刀…いや、『神楽』か?」
「カグラ!それが妾の名かや!?妾のことを知っておるのかっ!?」
彼女は男にぐっと身を寄せ、すがりつかん勢いで問うた。
男は気圧される様に、自分でも信じられないその事実を口にしていた。
「お前は、俺が使っている太刀だ」
鋳鉄の暖炉の中で牧が爆ぜた。
その音に眠りを微かに妨げられたのか、カグラが簡易寝台の上で寝返りをうつ。
すっかりと夜の帳が下りた森丘の、ハンター用の狩猟拠点。気を失ったカグラが、実に規則良い寝息を立て始めたことに安心したオサフネは、そこで一晩を明かす事を決めていた。
何のことは無い。彼の相棒は精根尽きて昏倒したのだ。
しかしそれも無理からんことで、カグラはこれが肉体を得て初めての連戦だった。そもそも、彼女が実体を持つようになってから狩猟に出たのも、片手で数え足りる。
湯あたりならぬ、錬気あたりか。
我ながら無理をさせ過ぎたものだとオサフネは苦笑し、背嚢から夕食用の非常食を取り出す。街で売っている摂取熱量だけに気を配った『皆が捨てるメシ』との異名をとる保存食だ。
なに、戦場で荷駄用の芋づるを味噌でしめたもので汁を作るよりましだ。
ああ、くそ、フラヒヤビールが無い。せっかく家で冷やしてあったのに。
オサフネはやけに独り言が多くなっていることに気づくと、もう一度、淡く苦い笑みを浮かべた。
どうにも、カグラとの遣り取りが日常になっていたことに、今更ながら気づいた。
三十路男が素性の解らん小娘に振り回されることに慣れ親しんでいる。
これはお笑いだ。
いや、カグラの素性は、何とはなしに解ってはいるのだ。
東方、といっても彼のいた島国でなく、大陸と呼ばれる国にあった伝承。刀工である夫のために、炉に飛び込んだ妻の話。
あの伝説から生じた幾多の逸話の、その可能性のひとつが、今、自分の前にある。いや、寝こけている。
「んふふー、主ぃ、そこは別の穴ぁ…」
もはやお約束の寝言。どうせ目釘を挿す穴に違いない。
「阿呆」
オサフネは呟き、携帯糧食の袋を開きながら、やけに濃密だったここ2年のことに思いを巡らせた。
413 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:18:32 ID:jUhHxnf0
斬破刀、鬼斬破、そして一月ほど前にようやく鍛えなおせた、鬼神斬破刀。すべからく中子には神楽の銘がいつの間にやら切られ、いくら変えても柄糸には女の黒髪が混じった。
考えようによっては怪奇現象だ。
その原因たるカグラは、最初は太刀だと指摘されて取り乱し、彼を拒絶して夢の中から消えた。が、狩りから帰ったその日の晩には、今度は上機嫌で現れた。
「あの気刃斬りというのは良いな、お主を感じる。ほかほかと、安心に包まれる。あの瞬間、自分が太刀であると理解できる」
「…本当に太刀だったのか」
「なんじゃと?」
「ああ、いや…」
オサフネは矛先を変えるため、昨夜から気になっている彼女の口ぶりの事を尋ねた。
「ところで、その公家言葉は何だ?」
「さて?何しろ記憶が無いのでな…存外、どこぞの『おひいさま』だったのやも。騎士が額づくな」
「お姫様志望の痛い娘の間違いだな」
「そうかもしれん…」
そういって彼女は自嘲気味に薄い笑みを浮かべる。
「何しろ記憶が無いので、か?」オサフネは先んじて口を開いた。「悩むのは若いうちの特権だが、太刀としての仕事はサボらんでくれよ?俺はお前以外を買い揃える気など(金銭的に)無いんだ」
それがこの男流の慰めなのだろう。彼女の中の聡明な部分は正しくそう理解したが、そこで乙女な部分は男の言葉に頬が火照るのを覚えた。
「そ、それは…妾の独占宣言かや?」
頭一つ以上高いところにあるオサフネの顔を見上げ、へどもどしながら問い質してしまう。
「そうきたか」
オサフネは苦笑。
「ま、それでも良いか。では頼むぞ、カグラ」
「おぬ・・・あ、主がそう言うなら」
「主?仰々しいな、もっと、こう…」
「いや、主と呼ばせてくりゃれ?」
そう控えめに宣言したカグラの顔は、太刀である事を受け入れたせいだろう、晴れ晴れとしていた。オサフネは不覚にも魅入ってしまい、押し切られた。
それにしたって、本当に脳内嫁なら、おれはトンでもない変態だ。そんな台詞をわざわざ喋らすなんて。
カグラの脳内嫁疑惑は晴れることなく、しかも鬼斬破に鍛えるや、彼女は白昼でも彼の隣に立つようになった。
夢に出ることはなくなったが、かわりに益体の無い会話が二人の日常になった。
ただ、この意思を持ったと思しき太刀に関し、ギルドの女主人だけは『あらあら、まぁまぁ』と意味深な笑みを浮かべてこちらを見ていたので、
あながち精神の失陥という訳でも無いのだろうと踏ん切りがついた。
それに、たまに観察眼やら心眼やらのスキルを発動させた同業者が、びっくりして彼を見ることがあったので、確かに何かがいるのだろうとは信じられた。
オサフネの実生活が一変したのは、ハンターとしての腕を認められ人跡未踏の樹海への立ち入りが許された辺りであった。
貴重な輝竜石と霊鶴石、それに帯電飛竜の発電器官と肉片。
そも、一体どのようにしてそれらが太刀に集約するのかは、まさに工房脅威のメカニズムであるが、ついに鬼神斬破刀が打ちあがり、部屋に持ち帰った所で、その異変は起きた。
日頃、煩く話しかけてくるカグラは、加工屋から受領してから一言も口をきかず、奇妙な沈黙を保っていた。が、部屋に入るや、
「もう我慢できん!」
カグラの声がしたかと思うと、オサフネの手から太刀の重さが消え、たん、と小気味良く床板を鳴らして華奢な影が彼の前に立った。
それから影はオサフネが事実を認識するより早く彼の懐に飛び込むと、その柔らかな肢体を彼の胸板に沈め、しなやかな腕でもって彼の背をかき抱いた。
「おまえ…」オサフネは怪訝そうに眉をひそめ、自分の胸に顔をうずめ、むー、と唸っている存在に問うた。「物の怪の類か?」
「たわけ、このように美しい化け物がいて堪るか」
顔を離して抗議に頬を膨らますのは、たしかに脳内嫁疑惑のカグラであった。しかし、
「物の怪の類は妖しい魅力で人をたぶらかすものだ」
とオサフネは驚きもせず、にべもない。
414 :
SS苦手:2009/02/08(日) 15:20:23 ID:jUhHxnf0
ところがところが、カグラもにんまりと顔を綻ばし、
「その魅力があることは認めるのだな?」
「すくなくとも、つつましい人間の娘はそんな格好はしない」
そういってオサフネはカグラから体を離すと、羽織っていたマフモフの上着を彼女の肩にかける。
彼女は全裸であった。
「…意外に紳士じゃな」
「飛竜を狩るのに、自分も飛竜なみになっては、な」
「深遠をのぞくとき、か?」
「それに、俺は雰囲気を気にする性質だ」
「主の気にする雰囲気は白粉のにおいであろ」
街で宿に置いたまま遊郭に行った日のことだろう。オサフネは顔をしかめた。
カグラは主を閉口させたことに満足すると、もう一度オサフネの胸板に顔をうずめる。
「うぅむ、これが主のにおいか」
「…それで先刻から引っ付いてきたのか」
「それに感触もじゃ。居ても立ってもいれなくなり飛びつきはしたが、こうして肉の体を得られたこと、フルフルの霜降りに感謝せねば」
「つまりお前の体はフルフル製なんだな」
こんどはカグラが閉口した。
結局のところ、カグラが肉体を得た理由も不明だった。古龍や帯電飛竜の電力器官と肉片とが、人知れず錬金の秘奥を極めたものか。
ともかく、二人の捻じれて腐れた遣り取りは、もはや実生活の一端となった。
「よし、主よ、妾は決めたぞ」
「何をだ」
「主が雰囲気を気にするのなら、ドスビスカス敷きの寝所で一緒になろう」
「おまえが馬鹿なのは、よくよく解った」
「照れるな。待っておるぞ、両手いっぱいのドスビスカス」
「それよりこのカタログを見てくれ、こいつをどう思う」
「すごく、エクディシスです…って、もう浮気か!主ッ!?」
「やかましいっ!せめて無属性の太刀を一振り作らせろ!!何が悲しくてフルフルやキリンに同じ属性で斬り掛からねばならんっ!?」
「うう、妾は不幸じゃ。幾星霜経て、せっかくこうやって会いに来たというに、すでに別の剣に浮気の算段…鬼畜三十路め」
「属性固定縛りの俺のほうが不幸だ!!」
互いが必要であると、声に出さずとも認識できる。
これは幸せというものなのだろう。
続く
以下、多少の解説
解る方には解ると思いますが、嫁が炉に身を投げるとの逸話は、中国の春秋戦国時代、干将と莫耶の伝説です。
これに、女神転生シリーズの武器であった似たような逸話の武器、化粧応神の『女の髪が云々』を付け加えています。
もちろん干将も莫耶も、娘さんには化生しません。
次回こそは濡れ場に到達できればなぁ、と…
もう少々お待ちください。
乙です
エクディシスワロタww
エロ無しでも満足出来るSSって、そうそう出会えないのが現実
本当に幸せなのは、こんな素晴らしいSS読ませてもらえるこちらだ
ありがとう
GJ!
しかし「今宵の俺は阿修羅の化身だ!」で思わず吹いたw
たぶん某機動戦士のあれだよなw
GJ!
取りあえず、炉への身投げ話で『うしおととら』が浮かんだのは俺だけってことでFA
乙。『蹈鞴』が読めなくてムズムズしているのは俺だけでいい(´・ω・)
>>418 おまいを一人にはさせないッ!
乙。属性太刀作るたびに嫁が一人増えるんだな…
>>419 俺も居るぜ
蹈鞴(たたら)とか書いてあると、全俺がスッキリするんだぜ(´・ω・)
ごめんね、かーさん無知でごめんね。PCの変換機能スゴス…
まじめなネタとバカネタの配合バランスが凄いな。
つーか内藤ルンナとか懐かしすぐるwwww
アルビノの霜降りで武器が人化転生するならオレのフルジェネレートだって!
アッー
わかった、無属性の場合は長門のような無感情になるんだな
424
無表情・無感情な彼女を腰のハンマーで鍛えて多彩な色を出すんですねわかります
片手剣とランスガンスは盾子と武器子の2人組だな
なら双剣は双子ですね
ヴォルトトスの事かー!
ヴィルマフレア人化転生
↓
持ち主そっちのけでイチャラブ
↓
orz
それ自分も思ったw
ゲキリュウやコウリュウノツガイも怪しい
ばかだなぁ
そこは双子で姉妹丼だろ姉弟丼になるかもしれんが
俺はクックツインズと戯れまくりたい。
人化よりミニサイズクック化して欲しい。
アイルーサイズでさ。一緒に布団で寝たりとか膝の上に抱いたりとかさ…
アイルーサイズの竜ならなんでもいいと思える。
そのサイズなら入れるのも入れられるのも容易だしな!
もともと一匹狼を気取ってた独龍剣【蒼鬼】が、武器屋で双龍剣【天地】に改造されちゃって
「誰かと組むなんて御免だ!右手の奴など相棒とは認めない!」と最初は考えてるものの
修羅場を共にくぐるうちに右手の方のバルカン素材の剣の奴にほだされてきて、
二人組ってのも悪くないかもなと思い始めた頃にまたハンターの気まぐれで独龍剣に改造されてしまう、
そんな電波をこの流れで受信した
そして一度目の改造の時に放置されてる独龍剣の盾涙目。
二度目の改造で、またラオ剣と一緒になれると思ったら
そいつはいなくなったバルカン剣の事ばかり考えててさらに涙目。
つまり盾→ラオ素材剣×バルカン素材剣ってことでひとつ
でもマジな話、蒼鬼から天地に改造した場合のバルカン素材剣の方ってどこ行くんだろ
武器屋丸儲けなのだろうか。
436 :
434:2009/02/13(金) 03:07:28 ID:t3kaW+Sh
間違った。下一行は「天地から蒼鬼に改造した場合の」な。
>>429 書いてみたいが氷と火はどっちが男でどっちが女なんだろ
>>437 素直ヒートと素直クールのゆりんゆりんでどうか一つ
>>438 ここって百合おkなの?
取り敢えず休日中に書いてみる
投下前に「※百合注意」って入れておけばまず大丈夫だろう
持ち主涙目なSSになりそうだな
祭囃子・晴嵐ノ調も忘れないで
なんてこったい
デカい口叩いておきながら俺は百合が書けないと今気付いた
のんけでいくべ
そうしたら弓やボウガンはどうなるんだ?
愛液か排泄物かな?
まんぐりがえしにして足と手をひとまとめにして持ってる感じで
流石の俺もそれは引くわ
弾や矢を強いて擬人化するならば……小型の弓子やガン子の群れになるのではあるまいか
その辺の石とか拾って投げてる
いつぞやの狩Pホラーもどきか、足手まといのハンターに愛想を尽かして
見捨てる戦闘妖精雪風みたいのしか想像できんのだが<弓、ガン擬人
弓擬人化なら保管庫にあったな
その続編らしき物も冒頭だけ投下されて、それっきりだったっけ
ところで蟹の人はまだでしょうか…
俺と一緒に待とうぜ
お前らだけにいい格好はさせないぜ!
何かお忙しいのかもしれないし、気長に待ちます
前スレ投下分でも見返して…と思ったら未収録だったのぜ
完結しないと収録されないかな
おいおい、俺もまぜてくれよ!
>>455 確か保管庫管理人さんはそんな方針で収録してたよ。
蟹の人のSSは不思議と燃えるから楽しみだ。
ナルガのボウガン見てて思ったが目から弾が出るって事はDIO・・・!
>>458 DIOっ娘を想像して具合悪くなったんだぜ
初めての相手は人間ではなく、このあたしよォーッ!
>>458 待てよ
意外なところで目から怪光線の出る、ピッコロさんかもしれないぞ!
梟で、目から発射…アウルさんだな
まぁ、無理に擬人化に結びつけなくてもいいんじゃないか?
笛とかハンマーとかの擬人化の際、全身打撲だらけの人間が出てきたら嫌だろ?
もう、ありえないぐらいたんこぶとかできてて、
「お前…もう少し使い方考えろ」
とか、真顔で言われたらすいませんって言うしかねぇじゃねぇか。
さて、そろそろ防具の擬人化に取りかかるか
動く鎧とか何番煎じのホラーだよ
悪のギルドに改造され、
火竜の紅玉が付いたベルト装着して、リオレウス鎧に変身。
新番組マスクド・レイダー リオレウス!
ごめん、ここエロパロスレだった…
シェンガーですね
>>463>>465 あんたらのせいで防具一式の擬人娘が
頭!腕!とか5部位そろって!とか名乗りあげてるのを幻視した。
書き進まん
息抜きに誰かが投下するのをひたすら待ちかまえるとするか
バサルモスの季節で10人のバサルたんに逆レイプされたい
ロリによる逆レイプは非常に良いものだが
集団となると無垢ゆえの残虐性が伴う可能性も低くないから気をつけたまえよ
ザ○ドよろしく防具が己を御しきれないハンターを飲み込む姿しか
思い付かないオレには擬人の概念がないようだ
>>463 ブルートフルートなら全身血塗れのマミーですね、分かります
ハンマーはキツイが笛は出来る。そう信じてる
おい風邪引いたぞ双剣はまだkヘクチッ
>>470 なんか着ぐるみプレイとかそういう風な姿が幻視できる
>>473 ごめんね、カーチャン遅筆でごめんね
設定決めるためにモンハンやってたら夢中になっててごめんね
めどいからエロ部分だけに省略しようと思う
エロパロスレだし
保管庫、また変なのが来てるな
いつもの荒らしじゃないけど
もんはんのえろほんがあってもんはんのえろげーが無いのはどうして何故?
と思ったから作ろうと思ったんだけど文才が無かったので死にたくなった
このスレの人たちは擬人化のほうがお好きなのかしら
そうでもないと思うが
少なくとも俺は擬人化も人外も大好きだぜ
自分も両方好きだー
擬人化じゃないのを文章でエロにするのは、ガチで難しいんだろな
人外のほうが大好きだけど
まぁ好き嫌いはしないぜ
たぶんみんな人外を絵に書き起こすのが大変なんだよ!
人間同士の方が書きやすいし抜けるんだよ!
動物同士の交尾なんかゴールデンタイムのお茶の間でも無修正で見られるが、
人同士のだとそうはいかんだろ。
世間的なエロとしての認識はまあそういうことで。
同人誌として売るならニッチな性癖でない方が、一般受けするし。
このスレに求められているのはエロもだけど、何よりモンハンらしさだろう。
視覚的にはエロい衣装のムチムチねーちゃんを人が凌辱してたところで、
文章の中ではしつこく衣装を描写しなきゃ、普通の凌辱じゃね?ってなるし…。
このスレでは何よりモンハンらしさが求められている、ってのは大いに同意する。
人間同士の絡みにしろ、怪物同士のからみにしろ、モンハン的要素がなかったら
このスレを利用する意味がないわけだしね。
キリン装備やナルガ装備の女ハンターの姿がエロいといっても、
文面でそれを感じさせるのって難しいだろうしな。それでいてモンハンらしさを、
ってことになったら、書き手が擬人化とか怪物同士とかの方面に走りたがる理由もわかる。
武器・防具の擬人化か…
ということは、狩猟笛が擬人化すると…
戦闘前に互いの唇を重ねて自分強化、体位を変え、塞ぐ穴を変えていろんな音色(エロい意味で)を奏でるんですね、わかります。
ついでに周りの仲間がソレ見てテンション(ステータス)上がるワケだw
盲目なフルフル少女の需要はあるかね?
今までのフルフル作品に目の見えないのっていなかったよなぁとか思ったら書いてみたくなったわけだが
フルフルはあいつ雌雄が無いらしいからな
けど逆にふたなりがやりやすい…か?
最近はモンハンらしさに溢れていればエロがなくても構わない……と思うオレ
>>488 スレ初期にあったと思う。原型も擬人化も。
>>490 このスレはむしろエロなしの方が受けてるし、需要も高いと思う
おもしろければエロ無しでも良い
おもしろくてエロ有りならばもっと良い
>>491 あれだけ読む気を削がれる前書きってのも珍しい…
自サイトでやりゃいいのにな、あんなウザいノリ
なんか転載とか言ってるんだが日本語の不自由な子なのか
それともホントに他所からの転載なのか
なーんか以前よくいた「結末考えずにとりあえず見切り発車」臭がプンプンするな
転載っていうのは、第二話をハンドルで新規ページとして投下してしまったから、
改めて新しいページにコピペした旨だと思う。
いつか管理人さんが言ってたけど、ページ名は変えられんらしいね。
あそこで書いて連載してるのは確かだろう。どこかに完成版があったりはしないはず。
第三話に「もう一作品、連日で転載させていただきます」って書いてあるんだが
投稿とかそういうニュアンスの単語と間違えてんじゃないのかしらん
ああもう読めば読むほどウザい 投稿時刻なんぞ更新履歴見れば誰だって分かるわ
前書きの誤字なんぞ誰も気にしないんだからしれっと編集しちまえと
つうか章を分ける意味がねぇ そもそもあんな細切れは章とは呼ばねぇ
せめてひとつの話が綺麗に終わるとこまでまとめて投稿しろ むしろブログでやれ
ココに投下してたらこんな風にボロカスに叩かれてたんだろうなアレ
そこは読んでなかった…<もう一作品転載
適当に答えてすまん
wikiにはコメント付けられるけど、わざわざ何か言ってやるのもな
本人にそのつもりがなくてもやってることはただの荒らしだろこれ
投稿するための場所ではないことを本人にちゃんと伝えるべきじゃね
>>488 フルフル亜種擬人化ならwikiのsage忘れさんトコに
エロありもナシもウケはいいようだが擬人ありなしはどうなのか気になる
wikiには直接投稿の枠があるし、クソつまんないだけで荒らしとは違うんじゃないか
直接投稿してるのって前書きの欝陶しさから察するに、名前は違うけど全部同一人物だよな?
擬人化有り無しはどっちも人気だろ
供給は擬人化有りの方が多めかな
保管庫ももう少し作品傾向で一覧とか出たら、見たいもの探すの楽なんだろうけど
いや贅沢言ったらダメだな
>>503 各作品のページに適当な属性タグつければ
メニューの「タグ一覧」から該当する属性の作品が探せるようになる はず
だけどどういう分類(擬人化や陵辱、グロの有無など)が必要かって問題もあるし
そもそも作品自体が結構な数あるから誰もやらないってのが真相かと
ちょっとずつでいいなら、タグ付けやろうか?
どういうタグが必要かってあげてくれたら、頑張ってみる
>>505 すごく、助かります…
しかし個人的には今のままでも十分だと思うんだが。
あと、wiki見てたら「黒狼鳥の恋人」のところに「半」擬人化ってあって吹いたww
>>506 顔がガルルガ状態の奴だっけ。
タグ付けるにしても擬人化原型エロ非エロぐらいで良いんじゃないかと。種族別もあればいいんだろうけど既に種族別索引があるから用は足りてると思う。
ここの保管庫は正直すごくありがたい。
更新もこまめだし、見やすいし、管理人さんたちありがとう。
NHKで鉱石が好きな女性達というまさにグラバサ擬人な特集やってるわ
510 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:05:31 ID:4RbV8W67
まとめサイトな流れに抜刀かまします。
鬼神斬破刀の続きでございます。
以下、注意書き。
・武器萌え、太刀擬人化
・この先は反吐の出る激甘空間です。酸欠注意。
・モンハンの必然性が希薄
・消費スレ:5スレ
・ぶつ切り、ご容赦ください。
許容できるようでしたら、お付き合いください。
511 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:06:54 ID:4RbV8W67
秋水嬢子
3
時系列は戻る。
暖炉の火に直接かけている鍋の湯が沸騰し、沸き立つ気泡が爆ぜている。
鍋の湯には飛竜種の翼膜に綴じ込まれた調理済みの保存食品が二袋。
それに火の中には裏の水場で釣ったサシミ魚を、ポポの熟酥(じゅくそ)と香草を練ったものと一緒に、鋼龍の鱗を薄く剥離させたものに包んで放り込んである。
ついでに砥石代わりになるキレアジも釣れて愕然となったが、カグラは寝入っているので黙殺し、見つかる前に―見つかって文句を言われる前に―放流してやった。
すっかり温度が上がり保存食の肉の脂が溶けた頃合を見計らって、飛竜が乗っても壊れないが売り文句の鉄皿に両方の中身を空ける。
ガウシカ肉と野菜の煮込みと、大雪米を出汁で弛めに炊いた粥だった。
同じところに盛ると、歓楽街の明方の石畳によく似たものが付着しているのを思い出す。
いかにもこってりとした肉脂の馥郁たる香りが、湯気に乗って皿からのぼる。
もそり、簡易寝台の上の毛布を被った塊が動いた。
毛布の下から腕が伸び、白魚のような指をうぞめかして、オサフネの背後に捨て置かれた保存糧食の袋をひったくる。
袋の中には食後の甘味である、フラヒヤ麦の挽粉をふっくらしっとりと仕上げた焼き菓子が入っている筈だった。
「布団の中で飯を食うな、はしたない」
オサフネは何もかも判った様子で、振り向きもしない。
毛布が跳ね上がるや、上体を起こしたカグラの口には、はや、拳ほどもある焼き菓子が頬張られていた。
もくもくと口を動かし、嚥下すると、いかにも幸せと相好が崩れる。
「しっとりと甘みが染みつつ、ほろほろと崩れる絶妙の食感!干果の一味(ひとあじ)がまた小憎らしい。やはりギルド謹製狩猟糧食の甘味は、頭一つ抜き出るの」
「食後の楽しみだろう、先に食うな」
「『狩の友』には何が起こるかわからない狩猟場では、主菜に火を通す間に甘味を食するが練達者と書いてあったぞ?さては主…やらんぞ?」
言うや、カグラは焼き菓子をあっという間こそあれ、全て食べてしまった。どころか、指先についた焼き菓子の粒までぺろりと舐め、オサフネを仰天させる。
「年頃の娘が、あまりにさもしい…」
「その年頃の娘を酷使した鬼畜は、誰ぞ?」
カグラはにー、と口を横一文字に、人の悪そうな笑みを浮かべる。簡易寝台の端まで尻で擦って来て、そのあげく口を雛鳥の様に開いた。
オサフネは意図するところは理解したが、すんなり従う気も無い。
「何の真似だ?」
「仲睦まじい夫婦の真似」
「俺はてっきり火竜の子の真似でもしてるのかと」
「ええぃ、つべこべ言わず、鬼畜三十男は責務を果たせ!」
「まったく、おひいさまは我侭な事で」
おとっつぁんは熱いおでんが好きだってねぇ。
オサフネは思わず口元まで上ってきた台詞を飲み込み、匙に器用に粥と肉を乗っけてやる。
簡易寝台の縁に腰掛けた年頃の娘が、何かを期待した顔で口を開けて待っているという絵面は、なんだかひどく淫猥だった。
オサフネは妙な考えが浮かび掛けたことを気取られぬ様に無表情をつくろい、匙をその桜色の唇に触れぬように気を使って口腔に肉の塊を放り込む。
ギルド謹製の糧食とやらは肉体を酷使するハンター用だけあり味は濃い目で、発汗の分を補うために塩気も多い。
抗菌石の粉末とやらのお陰で日持ちもすこぶる良いらしいが、独特の匂いがついて来る。
要は現地調達のこんがり肉と、穀物や乾燥果実を固めた携帯行動糧食に飽きた者が、狩場で文明の味に憧れて食するものだ。
「…これならカブラスでもはたき倒して齧った方が美味かの」
胃の腑に飲み下すや、カグラは満足できなかったのか、とんでもないことを言い出す。
さすがにオサフネも同意はできない。吐瀉物じみた糧食をもそもそ噛みながら、
「今のお前は、何でも珍しく感じているだけだ。狩場で味が付いてるものを食えることを幸せに思え」
「ま、何でも拾って丸かじりして『もっと食わせろ』だの『最高だ』だのは勘弁したいものじゃな」
「…貸し本屋の三文小説の見過ぎだ」
「『鉄の歯車』を馬鹿にするものでないぞ。特に三巻の『蛇食らい』は極限の密林潜入で、狩猟採集生活にもお役立ちじゃ」
「飛竜どもは物陰に隠れていても、大抵こちらを見つけてくるがな」
512 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:08:25 ID:4RbV8W67
「視点が高いからの。じゃが、それをもって二足歩行の巨体の優位性を語るには、ちと早計じゃ。被弾面積を考慮していない。
現在の工房の技術なら、火力は前面装甲肉質を容易く貫通する。前面投影面積の肥大は死に直結じゃ」
「…ここは理不尽を無理やり解釈する場所か」
オサフネはいい加減に空腹を満たしたい気分が勝ってきて、はしゃぐカグラの口に匙ごと料理を突っ込むことで黙らせた。
それから皿の中の殆どを掻っ込み、咀嚼しながら腰を上げる。
「サシミ魚の包み焼きはお前が食え。俺は飛竜の素材を洗ってくる」
「妾が倒れたというに、しっかり剥ぐ物は剥いで来たのじゃな…薄情な主じゃ」
「お前の主は経済観念に疎いほうが良かったか?」
天幕の入り口を塞ぐ垂れ幕をめくり、オサフネは振り返る。
「さて?」カグラは外面の良い微笑とともに、小首を傾げて見せた。「しっかり飯の種を稼いでくりゃれ、主」
無言のオサフネは後ろ手に手を振って天幕から出て行った。
垂れ幕の向こうにちらりと飛竜の翼の一部だの、尻尾だのが見えた。
一応、大雑把に獲ってこれるものに限定したらしい。つまりは天幕の簡易寝台で寝かされていた事も含め、自分は十分に気にかけられていた訳だ。
「つんでれ、つんでれ」
カグラは彼の目が無くなった所で、変な呪文を唱えながら簡易寝台の上でごろごろと身悶えた。
夜も更けると森丘の天幕でやる事も無くなる。
日帰り出張のはずが一晩泊まる羽目になると、やることが無いのによく似ている。
天井に吊っていた油壺の明かりも手燭に移し、天幕の中は僅かな薄橙色の明度に落ち込んでいた。
カグラの占拠する簡易寝台の二つ隣の寝台にオサフネは潜り込むと、彼女に背を向けてそれきり動かなくなった。
二人の間には簡易寝台が一つ分空いている。
丁度、二人の関係を表すに相応しい距離だった。互いが手を伸ばせた届くが、一方だけでは決して触れ得ない。
勿論、二人は未だに男と女の関係ではない。
かれこれ二年も一緒にいるし、気心は解っている。だが、自分が肉体を持ってからの日数で数えるなら、普通の男女なら恋愛関係にも発展しない。
結局、何もかもがちぐはぐだった。そして、おそらく、
「妾は、はしゃいでおったのだな…」
カグラは天幕の天井を見上げて呟いた。オサフネは眠っているのか、何も答えない。
「体を得て、匂いを感じ、肌触りを感じ、味を感じ、人が妾に話しかけてくれることに喜び、そしてこの様…主を無謀な戦いに巻き込み…ほんに、妾は」
目頭が熱くなり、鼻もつんとした。
「人で無いのに、人であるかと思い違いをした…許してたも」
誰が責めているわけでもないのだが、森丘の静けさがカグラに圧し掛かってくる。
夜行性の生物もいるだろうが、ああいった手合いは音を忍ばせ、声を殺す。
なにより狩猟拠点はそういった物騒な生き物がいる森深い場所では置かない。
故に天幕の中に下りた夜の静寂は、全ての生物が死滅したような虚無感をはらんで、神楽の胸に刺さった罪悪感の傷口をじわりと広げてくる。
ようやく得られた皆が存在を確証してくれる自分に舞い上がり、依頼内容を間違えて主を危険に曝して、自らの責務を全うしたとは言い難い結果になり、そして今だ。
「まったく、あさましい刀の化生よな…」
最後のほうは涙声になってしまった。
それが独白であったといえば嘘になるだろう。彼女は無意識のうちに、そうすれば主はどこかで聞いている事を識っている。
甘えであり、依存であったが、それもむべなるかな。彼女は自我が確立してから僅かに二年。
彼女にとってのオサフネとは主というよりは、父であり、男性の全ての象徴であり、自らの尻尾を飲み込み輪を描く蛇の男性版であった。
そういったモノを一つ一つ寄り合わせて行けば、なるほど、主という言葉にはなるだろうが、カグラはその過程にすら到達していない。
誰かが見ていてやらねばならないだろう。
オサフネはそう理解し、実践していた。あの加工屋の悲劇に関わった生き証人として。それもまた執着であり、依存であった。
で、あるならば、だ。俺がすべきことは。
「おい」
声をかけられ、カグラは驚いて彼のほうを向く。角度が変わって、目尻から少し涙がこぼれた。
オサフネはいつの間にやら振り返り、カグラを凝視していた。
「自らを省みることが出来るのが、人間だそうだ」
彼の物言いに、カグラは呆として理解できない様子だった。
「今のお前は失態を悔い、許しを乞うたのではないか?」
513 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:09:23 ID:4RbV8W67
「…自省が出来るなら妾も人間か?」カグラは涙交じりに微笑する。「それは詭弁というのだ、主」
「うるさい、甘やかしているんだ。素直に甘えろ」
「…それで甘えろとは虫が良いぞ。女子は繊細で、主より雰囲気を気にするものじゃ」
答える代わりにオサフネは無言で手を差し出す。
二人の間を挟む寝台の、ちょうど真ん中に。
カグラは逡巡し、やはり手を伸ばす。
やはり、真ん中まで。
誰もいない寝台で手と手がつながった。と、思うや、カグラの手が強い力で引かれ、
「ひゃ…」
かわいらしい悲鳴が上がるころには、彼女の華奢な体はオサフネの胸の中に引き込まれていた。
「あ、あるじ?」
「あまり悲しいことを言うな」
耳元で囁かれるオサフネの低音が心地良い。カグラも彼の背に手を回し、少し強めに抱きついた。
自分が依存していることを嫌がおうにも感じ、同時に庇護される喜びも胸の中にゆるゆると広がってくる。
そのような状態を、世の女性は至極簡単に言い表す言葉を持っているのだが、彼女にはそれがない。
だからカグラはそのとき、無性に、庇護される証がほしいと感じた。
「主?」
「ん…!」
オサフネはカグラの眼を見てぎょっとなる。
彼女の墨を満たしたような黒い瞳に、手燭の灯とは違う熱が宿っていた。涙とは別種の潤みで、オサフネを見つめていた。
「妾は、主の相棒足りえるか?」
「何を唐突に…」
「相棒足りえなんだら、それは悲しい」カグラは熱に浮かされるままに主の言葉を遮る。「もし相棒と思うてくれるなら、妾は証しが欲しい」
「証とは?」
「証は…証じゃ」
そう言ってカグラはひとえの袷(あわせ)の前をはだけ、肩を露にする。
すらりとした肩の稜線から、薄布に包まれた豊かな胸の谷間までが、薄明かりの中に浮かびあがった。
それはそれは魅惑的な絵面であるが、オサフネは年長者としての矜持を総動員し、反射的にむしゃぶりつくのを堪えた。
「…それはつまりだ、俺の公私共に、相棒になるという意味か?」
「駄目か?」
カグラの長いまつげが不安げに震えている。
「妾にあるのは主との僅かな歳月だけ。振り返っても主しかおらん、考えられん…いっそ太刀のみであったなら、どれほど楽であったか!」
簡易寝台が、ひときわ、きしむ音。
感極まり、カグラは声を激しくすると、体を入れかえてオサフネを組み敷いていた。
「じゃが、今はどうしたことか!…主に触れることが出来る。主が触れてくれる。丁子油を注すその手で髪をすかれたら!…砥石をかける手で撫でられたら…あさましき執着に浸る自分があるのじゃ」
カグラはオサフネの目をひたと見つめ、思いのたけを吐いていた。
「もっと触れて欲しいと、丹念に手入れをするように触れられたら、どれほどの愉悦かと…笑ってしまうであろ?」
「…ま、なんだ」
オサフネは彼女の意外に深い情にうたれる思いだった。
というより、刀に意思があるのなら、刀を愛でるとはそのような受け取られ方をさせるのだなと、変に納得できた。
「お前が淫蕩(いんとう)な娘だとは、よくわかった」
「いっ!?」
ひょいと出た軽口にカグラはひどくうろたえる。
「淫蕩とは何じゃ!ひとがっ、ひとが、どれだけ…」
尻窄みになるカグラにオサフネは微笑みかけ、
「そちらの方がお前らしい」
「ひゃっ!?」
カグラがまた可愛らしい声を出したのは、彼が上体を起こして向かい合わせになったからだ。
胡坐をかいたオサフネの上に、カグラがまたがっている状態。そしてカグラの足の付根の秘丘には、
514 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:10:24 ID:4RbV8W67
「な、なっ…なにか、硬いものがっ…あ、主っ!?」
「誘ったなら狼狽えるなよ…」オサフネは苦笑。「先に言っとくがな、俺はお前がもう少し一般常識を学んだら、お前の冗談に付き合ってドスビスカスを買って、それからに『しよう』と思ってたんだぞ」
「『しよう』って、ちょ、主っ、これはドスビスカス敷きの寝台というより…」
「むしろドスビスカスがぽとりと落ちる方だな」
「『アーーーー』って方か!?」
「調子が戻ってきたな」
「さっきまで愁嘆場のはずじゃろ!?」
「そんなの抱いても嬉しくない」
そう言うとオサフネはカグラの綺麗な顎筋に右手を沿えて上を向かせ、唇を合わせた。
例えようが無いやわらかさが、カグラの脳髄を蕩けさせた。くたりと全身の強張りを抜くと、いやがうえにも自らの秘部をオサフネの屹立に押し付けられてしまった。
柔らかな肉の丘が圧迫され、甘い電流がゆるりと下半身に広がった。
「ふぁっ」
オサフネの口腔内に彼女の戸惑ったような吐息が流れ込んでくる。
顎筋に添えていた右手をするすると下ろし、背に這わせると、カグラの体が微かに震える。
「ん…」
それが不快気でない事を確かめ、背筋のくびれに指先を這わせ、大きな手のひらで撫でてやる。
「んっ…ん、ふぁっ…」
いつしかカグラは控えめなあえぎをオサフネの口中に流し込みながら、自ら腰を震わせて秘丘への刺激を貪っていた。
「あっ…あはぁっ!?」
たまに良いところがあるのか、あえぎが大きくなると唇が離れるが、すぐにまた唇を押し付けてくる。
それも少しづつ角度をずらしていて、互いのやわらかさを確かめているようだった。
と、そろそろ刺激を変えてやろうと、オサフネの舌が彼女の唇を割り、中に進入してきた。
「んんっ!?」
驚きの声もくぐもり、すぐに水音に塗りつぶされた。
口付けと違い、直接に舌から脳髄へと刺激が駆け上るようだった。
「んっ…ひゅ、あっ…あっ」
有り得ない場所が蹂躙され、進入してきたオサフネの舌から直接、唾液が嚥下させられる。喉がこくこくと鳴り、生暖かい唾液がかけくだる。
普通であれば飲み下すわけが無いものなのに、それが主の体か出たものと思うだけでひどく興奮した。
「ぷぁっ!?…はぁぁぁっ…あ、主、今のは…?」
「ん?」
「その、ふつう、こんなに…」
カグラは今しがた多量の唾液が下っていた喉に指で触れ、濡れた唇にも気づかず、熱く潤んだ瞳をオサフネに向ける。
「…たくさん、飲ませるものなのか?」
「統計を取ったら少数派だろうな」
カグラは何も言わず視線を下げた。主の性癖に文句を言おうかとも思ったが、それをひどく気にっている自分がいた。
ならば、なおさら淫蕩という言葉が現実味を増してくるではないか。
もじもじしていると、今度はぐっと主の顔が迫り、耳朶をはまれた。
「うやぁっ!?」
くすぐったいのと、ぞわぞわと全身に広がる小さな快感とがない交ぜになり、妙な声が上がる。
オサフネは彼女の形のよい耳を唇で食んだり、舌先で突いたりしながら、カグラのはだけた袷を脱がせ始める。
「あ…くす、ぐったいっ!…んくっ!?」
身をよじるうちには胸を覆う薄布も取り払われ、豊かな乳房が露にされた。
服の上からでも万人の目を引く程ではないが、こうして一人で楽しむには十分な量感だった。
オサフネの大きな手なら収まってしまうが、きっと指先にまで柔肉は吸い付いてくる。
と、流石にカグラは両腕を胸の前で合わせて、最後の抵抗をこころみた。
もちろん彼的にはどうという事もない、今度は袴の帯に指を掛け、履いているものをするりと脱がしてしまうだけ。
もはや彼女の体を覆う人工物は、薄い白の腰布一つ。彼女自身が人工物である可能性は、この際黙殺する。
最初に人の姿をとったときは惜しげもなく裸身のままだったものだが、人としての体がそうさせるのか、今の彼女は羞恥に顔から火でも噴きそうな勢いだった。
515 :
SS苦手:2009/02/20(金) 19:11:32 ID:4RbV8W67
むっちりと張った太股もぴたりと閉じ、オサフネに顔そむけて視線も合わせない。
さすがにこれでは彼としても、やり辛い事この上ない。
「とって食うわけでもないんだがな…」
「嘘をつけ!とって食う気満々じゃろうに!」
「合意の上だったよな、これ」
「恥ずかしいのとは別物じゃ!」
「我侭(わがまま)め」
「そ、それに主も…ど、どうして妾だけ裸にならねばならんっ!?」
はいはい。オサフネは振り返ると、さっさと衣服を脱ぎ始める。
絶えず戦いを行う男の体躯は針金を寄り合わせたように引き締まり、手燭の明かりに全身に散らばる大小の痕(きずあと)が白く浮かび上がる。
不規則に走るそれは、まるで未開部族の戦化粧のようだ。
赤く盛り上がっている痕は真新しいもの。それが何を意味するか気づき、カグラは息を飲んだ。
長船が下帯を外し全裸になったところで、あたたかく、狂おしいほどに柔らかい何かが、背中に押し付けられるのを感じた。
「どうした?恥ずかしがったり、情熱的になったり、忙しいな」
「すまぬ…」
「だから、どうしたと」
「痕…妾の細い刃では、飛竜の爪は防げぬ」
「お前の所為と言う訳でもない」
「じゃが!」
「強いて言うなら、俺とお前の行動の結果だ」
責めもせず、軽口もない。共に在るという事実を、淡々と肯定する。
それだけなのにカグラの胸はいっぱいになり、感極まってオサフネの広い背に頬を摺り寄せた。
その背も良く覚えている。いつもはそこに自分が背負われている。言うなれば最も安心できる場所。
「謝らねばならんのは…」
背中越しにオサフネの申し訳なさそうな声。
「ん?」
「謝らねばならんのはな、俺のほうだ」
「何じゃ?主が悪いことなど何も…」
「『そういうこと』をされるとだ、俺のほうも」
「…ま、まさか」
「限界なんだな、これが」
転瞬、密林の迅竜もかくやという速さでオサフネの体が翻り、カグラの視界は空転して天幕の天井を捉える。
「そ、それとこれとはっ!?」
文句の言葉も途中まで。オサフネの唇と舌とが言葉を奪い、下帯に包まれた柔らかな肉丘を掌が優しく押しつぶした。
慣れていない肉芽への刺激は電流となって全身に駆け巡り、背筋を駆け上って、舌と舌とが咬合する刺激と混ぜあい、カグラの意識に火花を散らせる。
「ん、ぷぁ…あっ!、ふぁっ…んふっ、ふぁぁあぁぁっ!?」
頭の中で光が明滅し、彼女は快感の中、羞恥と抵抗の意識を一緒に奪われた。
続く
切れ切れ投下だと、エロパロの本題に入った途端に只のエロ文ですな…
こういう時、異種姦だとエロだけでもモンハンらしくなるんだと痛感。
私は異種姦は書けないけど、異種モノの奥深さが解った気が…
次こそ本番とエピローグです。紳士は下半身裸で待たないように。
おつー
ウマスギル!
5スレ…だと…
5スレわろた
519 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 20:32:23 ID:wKkf2ZLP
5スレ分も見られるなんて嬉しいや
おまいら…
過去には25MBの投下を宣言したつわものもいたんだぜ、このスレ
GJ
タイプミスじゃなく覚え違いだとしたら、5スレ=5000レスであると教えておこう
>>520 ハチミツの人だっけ?
あの人どこにいったんだろうか…?
ハチミツの人って誰だと思ってwikiみたけど、ハニーザホルンの人?
>>522 いや、誰とはいわないけど。たぶん25KBの宣言間違い
ハニーの人は一度に100KBくらい投下したっけ?
525 :
SS苦手:2009/02/20(金) 22:51:26 ID:4RbV8W67
いぎゃぁあああああああっ!!
確かめに来たらえらい事にぃっ!?
ええ、もう、ほんと、5レスの間違いです。
触れないでやってください。スレ汚し、すまん orz
526 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 00:54:06 ID:As7JGAtF
ハニーの人、面白かったのに失踪してしまい残念
GJ普通に良SSジャマイカ
それにしてもやっぱり生のままとって食うのは異端だよな・・・・せめて焼けよ蛇。
528 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:19:28 ID:HsigyCBn
GJ!!!
かぐら=ホロと思って読んでたのは俺だけですよねすいません。
あっ、sage忘れてましたサマソ
>>529の着地に浪漫砲しますね
ブロス類の襟飾りの裏から首筋は性感帯だと思う。
あれ、さがんない、なぜだあぁぁ
お前2chは初めてか?力抜けよ
sageは下げるのではなく上がらなくするものなのだよ。
>>532 すいません。
2ちゃんは一年経ってないんでまだ機能とかいまいちなんです。
レスありがとうございました。
>>533 そうだったんですか。頭に入れておきます。
ぶっちゃけると、俺はお前に萌えた
誰かネタくれ。なんでもいい
538 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:30:29 ID:iRxBt+Bd
ちょいと投下させてもらいますよ。
男ハンター(デスギアS)×女ハンター(バサルガンナー)で和姦。
ぬるいエロなので物足りないかも。
大連続狩猟で返り討ち
540 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:31:11 ID:iRxBt+Bd
一人のガンナーが雪山を走る。
バサルモス装備にはヒビが入り、兜の青い飾り羽も千切れている。
彼女は、ヤナは何も考えず、ただひたすらに逃げた。
ブランゴ狩りのついでに雪山草でも集めようと欲を出したのがいけなかった。
ポポやガウシカの群が少ないことにもっと気をかけるべきだった。
あの貪欲な轟竜が来ているなんて、ハンターなら十分予測できたというのに!
彼女は雪山の斜面から、みっともなく転げ落ちるように下へ逃げる。
ちらりと後ろを振り返れば、あの黄色いトカゲが大口あけて追ってきていた。
走って、逃げる。それが彼女にとっての最善の方法。途中でポポでも見つけたらそっちに気を取られるかもしれない。
そんなわずかな期待を胸に、彼女は必死に走りぬけた。
冷たい空気が満ちる洞窟に入ったときだった。
この洞窟を抜ければ、あと少しで高原に出られるというのに…
「しまった…」
忘れていた。この道は岩でふさがれていた。慌てて岩を破壊しようとするが間に合わない。
耳をつんざくような雄叫びが洞窟内に響いた時、ヤナは轟竜の前足で薙ぎ払われた。
まるで丸太で殴られたような衝撃が、ヤナの体で踊る。
もともと、そう丈夫ではないガンナー装備とはいえバサルモスの装甲がいとも簡単に破壊された。
冷たい壁に体を叩きつけられ、息ができなくなる。口腔に広がるのは鉄錆の味。
彼女が見たのは大口を開けている轟竜と、湯気をあげる自分の股間
そして、死神だった。
「ケヒャッハハハハハハハハ!!!」
聞くに堪えない醜い笑い声が轟竜に負けず劣らず、洞窟内で大きく響いた。
「なぁなぁ!どんな気持ち!?自分よりちっちぇ相手にしっぽ斬られるのはよぉ!!」
死神は…そう笑うと轟竜の顔面に大鎌を引っ掛け、そのまま引き裂いた。
轟竜の黄色い顔に描かれる赤い文様は怒りのためのものか、それともただの刀傷か。
突然現れた黒い影の男に、ヤナは茫然とする。
轟竜の咆哮も構わず、大鎌で斬る、斬る、斬る。瞬く間に轟竜の爪が割れ、皮が裂け、血が飛び散る。
それでも、流石は飛竜種か。威嚇するように大きく吠え、後ろに飛び退くと洞窟の外に出て、どこかに飛び立つ。
覚えていろ、必ず殺しに行くからな
そう言っているように、ヤナは思えた。
「あ〜、くっそ、逃げられた…ペイント忘れてた…」
めんどくせー、と男が呟いてぼりぼりと頭をかき、そのままくるりと、ヤナのほうを向く。
全身デスギアS装備のその男は何事もなかったように、血だまりを踏み、ヤナに近づいた。
死神の足音に、ヤナは身をこわばらせる。
「大丈夫か?」
気が抜けるほど、優しい声だった。先ほどまで狂乱して飛竜を切り裂いた人物とは思えぬほどの豹変。
「立て…ねぇみたいだな。あ、骨は折れてねぇよな?」
動けないヤナの防具を手際よく外して、男は遠慮なく体を触る。
「腕一本で済んだか、運が良かったな」
先ほどの轟竜の一撃で右腕を痛めていた。骨は折れてはいないだろうが、どうもうまく動かない。
「矢を借りるぞ」
これまた手際よく、男はヤナの矢を添え木代わりにし、また彼女に防具をつける。
「気休めにはなるだろ、アームは外したままにしとくぞ。おい、聞いてるか?」
ぶんぶんとヤナは頭を縦に振る。それならいいと、死神は笑い、ヤナを軽々とおぶった。
「ここに放置しても達人どくろができるだけだからな」
嫌な冗談を言って死神は笑う。
「…すまない」
やっと声がでたヤナに、死神は機嫌良く笑った
541 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:31:47 ID:iRxBt+Bd
女とはいえ、ヤナはハンターだ。そこらの女よりは重いし、なにより装備も重い。
そんなヤナを軽々とおぶって、死神はあっさりキャンプ近くの川辺についた。
もう少しでキャンプというところで死神はヤナを下ろし、また防具を外していく。
「何をっ…!」
「…血だらけだからな、水でも浴びたいだろ?」
まだ体が動かないヤナの言葉を無視して男はどんどん防具を外す。
バサルコートを外され、レギンスもあっさり脱がされる。
男の手が止まる。ヤナは言葉も出せず、顔を真赤にしてこの恥辱に耐える。
先ほど轟竜と遭遇したとき、ヤナは失禁していたのだ。
「インナーは脱がなくていいな。そのまま水浴びすればいい。俺は見張るから。」
男はそれに触れることはせず、ヤナを川辺にまで連れて行き、背を向けた。
ヤナは何も言わず、インナーを着たまま、川に入る。
恥ずかしくてその身すら燃えそうなヤナにとって、川の水の冷たさはちょうどいいくらいだった。
「あとで…」
消え入るようなヤナの言葉に、男は振り返らない。
「あとで、あんたの装備、洗わせてくれ…」
「あ〜…気にしなくていいぞ。」
「気にする」
「…そうか、じゃあ村に帰ったら頼む」
何せ失禁したヤナを背負ったのだ、匂いがついていてもおかしくはない。
「お前、仕事は終わってんの?」
「ブランゴ狩り。あと数匹」
「そっか、じゃああとで俺が代わりに狩る。」
「あんたの仕事は?」
「俺?俺は今回無断侵入だから」
なんでも、非ハンターの友人の頼みで雪山草を採りに来たらしい。
なるべくギルドを通して狩り場にはくるものなのだが、たまにこのような無断侵入者もいる。
「ギルドでツアー頼んだら雪山草没収されるだろ?」
ケラケラと男は笑った。よく笑う男だとヤナは思って、つられて笑う。
「笑えるなら大丈夫だ。ゆっくり体洗って体力回復しとけ。」
「あぁ、ありがとう。」
男は大鎌を砥石で砥ぎはじめる。
「さてと、あの腐れトカゲを殺したら帰るか」
え、と思ったヤナが聞き返す前に、巨大な飛竜が降り立った。
脳天まで揺れるような咆哮に、ヤナは気を失いかける。
先ほど、雪山で追い返したはずの轟竜が、二人を殺しにわざわざ降りてきたのだ。
未だ傷も塞がっていないであろう、しかしそれでも轟竜は勇ましく吠える。
男はそれを嘲い、閃光玉を投げた。まばゆい光にたじろぐ轟竜が聞いたのは、あの醜い笑い声。
今まで闘ってきた竜たちより気に障るその笑い声に轟竜は怒りを露わにして、前足で虚空を薙ぐ。
痛みで頭が揺れる。そんな頭に、あの笑い声が響く。
その笑い声をかき消すかのように、轟竜はその名に恥じぬ咆哮を放った、。
それすらも、死神は嘲う。
542 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:32:33 ID:iRxBt+Bd
―――…
最後に、轟竜が吠えてどれくらいたっただろうか。
ようやく静かになった雪山の下で、男は何度も息絶えた轟竜の屍を辱めるように鎌で切り裂いていた。
先ほどまで笑い声をあげていた口からは呪詛の言葉しか出てこない。
「…おい、大丈夫か?」
後ろから震える声が聞こえ、男はようやく我に返る。
全身水に濡れたインナー姿の女が、こちらを不安気に見ていた。
「…俺さぁ、竜に故郷を潰されたんだよ」
どんな竜かも、わからない。覚えているのは、ただ恐怖だけ。
「よくある話だろ?生き残りがハンターなんて」
その怒りと憎しみが尋常ではないのは確かだった。
男は大きく息を吸い、ゆっくりと吐く。興奮をおさめているのだろう。
「…先にキャンプに戻っとけ」
男は背を向けたまま、そう言った。向かないのではない、向けないのだ。
いつからだろうか、殺した竜を切り刻むたびに勃起するようになったのは。
初めは己の醜態に笑った。
しかし、それがこの楽しい出来事のあとにしかならないと気づけば話は別だ。
娼館でも使えない、使えるのは、その殺し合いのあとだけ。
呪いにしては馬鹿らしい、己の歪んだ性癖ができたと知ったとき。
男はそれはそれは醜い自嘲の笑い声をあげた。
それからオトモアイルーも連れず、ただ、一人で狩って、殺して、自慰をした。
「…あんたはどうするんだ?」
ヤナの言葉に、男は適当な言葉を探す。その適当な言葉が見つかる前に、ヤナが言葉を続ける。
「あんたには、二度も助けてもらったな。礼をしたい」
ぱちゃり、と、水に湿った重い音がした。
「こっちを見ろ」
ヤナの言葉に男は首だけ振り返る。水を含んだインナーは脱ぎ棄てられ、全裸の女がそこにいた。
「痴女か?」
「ちがう。礼だ。いらんか?」
「いや…いらんとか、お前…」
「そういいつつ、勃起してるだろ」
男は口ごもる。夢中で轟竜を切り裂いていたため、勃起したのを見られていてもおかしくはない。
「これは…だな…」
「私の裸でだ」
男のいいわけを消すようにヤナは言い切る。
「そんな黄色いトカゲに発情するものか、私の裸だ」
男はどう説明すればいいかと、言葉を探しているとき、ヤナの足が震えているのに気づいた。
口では気丈にふるまっているが、やはり恥ずかしいのだろう。
「…ばれた?」
男の言葉を、ヤナは無視する。
どうも、ヤナはなんとなくこの男の特殊な性癖を察してしまったようであった。
そりゃ勃起しつつ竜の死体を切り裂くような男だ。一体何を口走ったかも覚えていないから、男は頭を抱える。
「あんたは、私の裸で興奮している。極めて正常だ」
暗に、竜の死体で興奮する変態じゃないと慰めてくれているのだろう。
実際、ヤナの裸体は綺麗だった。
右腕は痛々しく腫れあがっているものの、程よく筋肉のついた体は引き締まっていて
大きくも小さくもない胸があり、水に濡れているせいだろう、妙に艶めかしい姿だった。
あぁ、よかった、俺は正常だ。
竜の死体じゃなくて、ちゃんと裸の女に興奮している。
「…こっちにこい」
熱を持つ死神の言葉に、裸の乙女は大人しく従った。
543 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:33:19 ID:iRxBt+Bd
――轟竜の死体の上で、デスギアS装備の男が座り、その男に向かい合うよう全裸の女が跨っている。
…女の胸は、こんなに柔らかいものだったのだろうか。
長い間、男はヤナの乳房を揉み、先をつまむんで弄んでいた。
そのたびに漏れる甘い声は轟竜の咆哮よりも男の脳を揺らした。
「いつまで…胸を…んっ…」
じれったいといいたげにヤナの眼が男に懇願する。
すでに外気に晒されている男のソレに、ヤナは秘所を擦りつける。
「まぁ焦るな」
男はそう言うと乳房の先を口に咥え、赤子のように吸う。
誰もいないのだから声をあげてもいいのだが、ヤナは声を必死に抑えていた。
声は抑えても、体が予想上に勝手に動き、花芯を男のソレに擦りつけるように腰を浮かした。
濡れているのは水浴びのせいだけではないだろう。
「もういい…?」
必死に腰を浮かせて挿入に持ち込もうとするヤナに、男は無言で尻を掴んでやる。
そこじゃない!と言いたげに、ヤナは男の頭を左手でべちべち叩く。
言葉を出せないのは、今、口から出るのは嬌声だけのため、必死に耐えているのだ。
頭を叩かれても、男は乳首から口を離さず、人差し指で悪戯するように女の菊をなぞる。
背筋に走る奇妙な感覚にひぃっ!と悲鳴をあがる。
「お前っ…このっ…」
「わかった、わかった、そんじゃいただきますよっと」
腰を浮かせるヤナを補助しつつ、男は秘所への侵入を試みる。
ここしばらく右手か、竜の死骸程度しか味わってなかった男の息子は大喜びで、大きな水音を立てて中に入っていく。
熱い、キツイ、でも気持ちいい。
ヤナが腰を振ろうとするが、気持ちよすぎて上手く動けないらしい。
すすり泣くような声をあげ、左手で男にしがみつきながら腰を動かす。
デスギア装備を愛液で汚し、足先に轟竜の死骸を感じながら、水音を響かせる。
先ほどの戦いで大声で笑っていたとは思えないぐらい、男は無言だった。
聞こえるのが、水音と自分の押し殺せない嬌声だけでヤナは顔を赤くする。
声がでるくらい気持ちよくしてやりたいと思ってヤナが腰を振り続ける。
その水音が激しくなるたび、ヤナの声は大きくなり、男も息が荒くなりだした。
「あぁっ」
そう小さな悲鳴をあげて、ヤナはその身を震わせる。先に絶頂が来たのだろう。
体から一本芯が抜けたようにぐにゃりとヤナは男にその身を預ける。
「すまん…体位を変えてくれ、もう動けない」
ヤナのマグロ宣言に男は嫌な顔をせず、ゆっくりと抜いてやる。
「向きあう形でいいか?」
「それでいい」
轟竜の死体をベッド代わりにするなんて、贅沢だな
なんて、ヤナはぼうっとした頭で考えて黄色と青の死骸の上に寝転がる。
硬いし、ごつごつしてるし、なんか血が出てぬめっとしてるし、正直ベッドには向いていない。
一度イったせいか、先ほどより男の侵入は容易だった。さて、再開しようかと男が大きく腰を動かす。
「なぁ、ちょっと、いいか?」
息も絶え絶えに、ヤナは突かれたまま男に声をかける。
「なんだ?」
「私の名は、ヤナ。あんたの名前は?」
お互いが、会って一日も立っていないことに気づき、二人は苦笑した。
544 :
死神さんと:2009/02/22(日) 02:34:59 ID:iRxBt+Bd
雪山から降りてしばらく――――…
ヤナの右腕が動くのと、勘を取り戻すのに、合計一ヶ月近くかかった。
その間、彼女の家にはたびたび、不吉なデスギアS装備の男が現れていた。
初めは御主人にお迎えが来た(生死的な意味で)と勘違いしたアイルーにより、キッチンアイルー総出でふるぬっこにされた事もある。
何度あの肉球で叩かれ、体当たりされ、生魚を投げられたことか。
それでもめげず、デスギアSを脱がず、ヤナの家にくるこの男。
けっしてふるぬっこが楽しかったわけではないと、後に語るが…
とにかく、最近ようやく御主人の狩り仲間だと認識されたらしい。
「にゃー、御主人、またセケルが来たにゃー」
すっかりまたたびで買収されたアイルーは、それだけ言うと気を利かせて奥へと引っ込む。
相も変わらず不吉な男が、蜂蜜やらカジキマグロやらを持ってくる。
「右腕はどうだ?」
「そろそろ狩りに行けると思う」
「そうか」
そこでまたひょっこりとアイルーが顔を出す。
「御主人、今度の狩りは念のためセケルといくにゃ!」
後ろではそうにゃ!そうにゃ!何かあったら大変にゃ!と他のアイルーが騒いでいる。
こんな装備の男でもマタタビのおかげでかなり信用されてます。わーい。
アイルーはそれだけいうとまた奥に引っ込む。きっとキッチンではマタタビ祭り開催中なのだろう。
マッタタビ!そッれ!マッタタビ!とわけのわからない声も聞こえてくる。
「…というわけで、今度の狩りに同行してくれるか?上位ハンターさん」
ヤナの言葉にニヤリとセケルが笑った。
「そうだな、もちろんヤらせてもらおうか?」
その言葉に、ヤナは返事代わりに、黒いフードの死神に慣れぬ口づけしてやるのだった。
終
以上です。ありがとうございます。
轟竜が洞窟の中まで入るのはムービーであったので許して欲しい。
バサルモス装備の女ガンナーはイイ。何がイイってレギンスとかレジストとかがイイ。
肌を見せないエロスを感じてしまって書いた。気がついたら全裸だった。
泣きたい。声をあげて泣きたい。
中二病を患ったので今回はデスギアS。そんな自分はガルルガ頭の人。
フェイク装備っていいよね!
GJ!
ただ、男のデスギア頭部装備は顔見えないんじゃないか?
GJGJ!萌えたよ!
ご主人のために死神ふるぬっこするアイルーカワユスw
ガンナー装備の見せないエロス、確かに受け取った。
隠れてるからこそ見えたときにエロさが増すものだ!
ガルルガフェイクの人か、あれも好きだったよ!
あなたの書く男前な女性が大好きだ。
GJ!
長引きそうな題材を程よい量でまとめる辺りに手腕を感じます。
べちべち叩く、で萌えました。
クールは大好物です GJ
とってもGJ^^
>>550の人です
前回はここに来るのが初めてでしたのでお許しを^^;
これからもよろしくお願いします。
モノディアの性感帯はフリルの裏。
ティガナルガの性感帯は脇腹。
バサルグラビの性感帯は胸。
クックガルルガの性感帯は耳。
ヴォルトトスの性感帯は頭のヒレ。
全てなんとなく。
全部あってるよ
ソースは俺
エスピナスは腹
ベルキュロスはヒラヒラだと信じて止まない
エスピナスなSS読みたい……
wikiに直接投稿してるやつを見るたび、自分の黒歴史がフラッシュバックする。
誰か…あのテンションを止めてあげて…!
過去の自分に言い聞かすつもりでコメント書いて来いよ
あんなのつつきたくねぇよ…
>>538 久々に人間同士で萌えた。 GJです。
所で、ここってハンターな女性じゃなくても大丈夫なんでしょうか?
モンスター×街娘 的なシチュを考えてるんだが
>>554 Fをやっていない俺涙目
>>557 かつて受付嬢や竜人の歌姫、第一王女まで股を開いたスレで何を今更
第三だった希ガス
>>555 今見てきたが、本当にあの前書きはなんなんだろうな
アイツには触れるなと俺のゴーストが囁くんで俺はパス
あああああ俺の黒歴史がフラッシュバックするうううううう
コメントに勇者ktkr!
ゴメン誤爆した。
565 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:12:50 ID:yKwmCPp6
563=564です。申し訳ない。
ネコートさんにねこパンチくらってくる
目を盗まれた!
豚が人に見えるぞ!
ヒプッぽい服とヴォルっぽい服はかわゆす
>>557抵抗する術を持たない市井の住人が怪物に蹂躙される……最高じゃないですか
>>559姉様は妹君より先に御開帳してる
第一王女はゲリョスにこすりつけ止まりじゃなかったっけ?
村の看板の下にいるアイルーと世界中を旅して伝承を書き纏めながらにゃんにゃんしたい
プーギーのお尻をひっぱたいてMに覚醒させたい
農場のアイルーたちにハチミツ塗りたくってドキノキノコや魚や黒い塊を尻に突っ込んで開発したい
トレニャーさんの仕事中に性的なちょっかいだして仕事を台無しにしたい
キッチンアイルーたちにマタタビで発情させてハチミツでぬるぬる乱交させたい
オトモアイルーをクエスト中に犯してなつき度うpさせたい
武具屋のアイルーに骨を突っ込んで喘がせたい
集会所前のアイルーはどうでもいい
ネコートさんにバイブとか仕込んでそしらぬ顔でクエスト受けに行ってネコートさんが悶えながらクエスト選ばせるのを眺めたい
集会所のアイルーを強姦して背徳的な快感を仕込みたい
無理だろ
>>集会所前のアイルーはどうでもいい
表に出ろ。
>ドキノキノコ
土器の茸的な物を想像したどんなものか詳しく
今読み返して来た
ごめん記憶違いだった、実際やってた相手は青服さんだわ
そういや、この人の書く受付嬢って、少し前に話題にあがった、
“ハンターにとってマイナス要素じゃないギルド”の稀有な例なんだな
あんなクソ可愛くねー猫はいらん
>>572 読み返した
なんだそりゃwww
きっと硬くて大きいんだよ!
…ドキドキノコっす…すまん…
19:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/19(月) 22:23:23 X2kMs352
何故キッチンアイルーは、幻獣チーズなるものを毎回食卓に出せるのですか?
名前からしておそらく幻獣の乳から作られていると思うのですが。
もしかして我々ハンターの預かり知らぬ所で
メスキリンとかの乳用家畜化が成功しているのでしょうか。
そして日々搾乳が行われているのでしょうか。
理不尽です。
24:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/19(月) 23:04:08 m5++llfU
>>19 >メスキリンからの乳用家畜化
あなたがそんな事言うから、キリン娘から搾乳しているシーンを想像してしまい、私の最大金冠フルフルがいきり立ってしまいました。
どうしてくれるのですか。理不尽です
理不尽スレって時々レベル高いよな。いろんな意味で。
おまいらがキリンさんおよびキリン娘が好きです、なのはよーくわかった
キリンとかいいから
誰か「キッチンアイルーの三日間クッキング」とか言って
三日かけて女ハンターを調教するの書いてよ
根棒ネギとかそういう食材突っ込むの
好き嫌いすんなら自分で書けよ
>>579 キリン&キリン娘は供給が多すぎるからもういいよってことだ
書けるならとっくに書いてる
好き嫌い言うと雄同士の濃い奴しかなくなって泣く事になるから何でも食べなさい
そりゃこわいな、なきそうだw
お腹いっぱいなら無理に食べなくてもいいけど、お残しは黙ってしてくれや
もういいとか余計
そんなことより、黒ずんだディアブロたんによる逆レイプはまだですか
だからエスピナスを……
なんであんなツンデレを放置するんだ……
何時もはハンターに無関心なのに 怒るとティガより早いタックルで襲ってくるとか息子がいきり立つね!
繁殖期のゲリョ子…狂走エキス…先の丸いしっぽ…ぷりちーなお尻…ゴクリ。
村人(武具屋やアイテム屋の店主とか道端で話す男女とか)のパロってあったっけ?
♀ナズチがステルス機能を使ってショタハンターを逆レイプするという電波を受信した
誰か頼む!
>>586 どこからともなく舌がにゅっと伸びてアレを盗んでいくのですね、グロいです
水浴みしてる最中ににゅるっ
シンプルな発想だが逃げ場も無ければ隠す物も無い 慌てたり追いつめられていくのが上手く書ければすっごくエロいシチュエーションだと思うんだ
俺は書かないけど
俺は女性ハンターのモンスターに遭遇したときに、あまりにも恐怖に…
失禁するところを…
やっぱダメだろうな…
俺もネタ書きたいけど、相変わらず下手くそだからなぁ…。
ぜひこういうネタを書いてみたいが…。
キリンやアスールなどの露出が高い装備以外
特にルーツやバルカン、レウスXとか…
もちろん叩かれ覚悟でお願いします!!
失禁ネタを読みたいのか、それとも自分で書きたいのか…
ちょっと言いにくいんだが、その…
無駄な空行と『…』でばっかり終わる文末と、日本語でおkな文章なんとかしないと…
>>590 いや自分の思いつきです^^;
とりあえずこのネタは無しにしとこ^^;
いくらエロパロであれども、理論上難しい感じがする。
自分で書けるかも問題だからとりあえずこのネタはお預けだな^^;
すまない。
ハンターとモンスが戦ってる最中、頭突き食って互いの意識が入れ代わるSFとか
オトモハンターにするために戦闘中のハンターを掠うホラーとか
新しいフィールドを探して未開の地を探検中、未知のモンスに襲われ、(言葉通りの意味で)
既存モンスと共存する村人に助けられたギルド調査員の苦悩なんてのが読んでみたい
背景掘り下げたり調理法を変えればまだまだ新鮮さは尽きないと思うんだよ
あ?だったら自分で書け?
住人をストーリーにぐいぐい引き込める魅力的なキャラが量産出来るならとっくに書いてるよ
失礼します。
空白あけすぎた俺だけど、いいネタが浮かばない感じがするが、俺の思いつきネタの失禁ネタは悪い感じがする^^;
>>592のネタでもいいけど、なんだか楽しそうなネタあるかな?
俺は楽しみにしているが
あと言葉下手くそで申し訳ない。
ここ依頼スレじゃないからな?
>>594 すみません^^;
依頼ばっかりとかで申し訳ない!(>_<)
俺のミスだなコレ
はっきり言ってスマソ!(>_<)
少しは俺も文章を見直そうかな・・・
悪魔絵師と同じ名前だし
誤爆った
ナルガにゃんがとふとふ駆け寄ってお手するのめんこい
唐突に駄文投下します。注意事項としては以下の通り。
一、擬人化要素アリ
二、連作の予定
三、最初はエロ無し
四、主人公がなんか厨っぽいかも
五、後半は展開が無理矢理な感じ
六、作者はリアルに太刀厨
では、投下開始します。携帯だからペース遅いかもです。
――俺は、常に一人だった。
新米だった頃、片手剣の火力不足に悩んでいた時。
皆が大剣やランスなどを選ぶ中、俺一人だけは太刀を選んだ。
すると皆、俺をバカにしてわざと遠ざけるようになった。
「実力のない奴」
「自爆常習犯」
「初心者にありがちの楽な選択」
どれもいわれのない事で、とにかく悔しかった。
だから実力をつけるために太刀を携えて、片っ端から狩り、どんなクエストでも一人で行った。
気がつけば、太刀があれば大低のモンスターを狩れるようになっていた。
すると、皆は俺を恐れるようになった。
「化け物」
「人間ワザじゃない」
「一緒に行ったら絶対斬られる」
その頃には、そんな事に興味がなくなっていた。
だから、前以上に厳しくなったクエストでも、やはり一人で行った。
同時討伐、大連続、古龍、その他。
こなす度、他のハンターの恐れは強くなった。
逆に俺の技量は上がり、強くなっていった。
いつしか、俺は「殲滅皇帝」と呼ばれるようになり、「レン」という名前すらまともに呼ばれなくなっていた。
でも、どうでもよかった。
ここまで来ると連れはオトモよりも邪魔で、ろくに役に立てないくせに報酬は等分にもらっていくこそ泥同然の存在。
だから俺は一人、ギルドから優先的に回されてくる難しいクエストをこなしていた。
そう、俺は常に一人。
同僚もいない。
師もいない。
後輩もいない。
多分、これからもそうだろう。
だが構わない。
俺は「殲滅皇帝」。
つまり孤高なのだから――
旧火山、洞窟内。
俺は先程まで対峙していた討伐対象を探し、灼熱のマグマの近くを歩いていた。
討伐対象は「激昂するラージャン」。なんでも、ほとんどのハンターが恐れるラージャンが更に凶暴になったものだとか。
確かに、戦ってみた感想としては、普通のラージャンをはるかに凌駕していた。
あらゆる一撃の重さ。
移動の速さ。
そして更なる怒り――激昂状態の、気迫。
だが、やはりラージャンはラージャン。どこを狙っても相当なダメージになるのは変わらない。右方向への攻撃に隙があるのもそのまま。激昂状態は一撃の重さが段違いだが、そのせいで速度はむしろ落ちている。
激昂するラージャン、という呼ばれ方からどんなものか、と考えていたが、拍子抜けだった。充分勝てるじゃないか。
「……ふっ」
そう思うと、歪んだ笑みを浮かべてしまう。理由は大体わかる。
俺は今、「充分勝てる」と思った。ほとんどのハンターが恐れる、激昂するラージャンに対して。
これでは、立派な化け物だ。自分自身、人間離れしていると思う。
だが仕方ない。「一人で戦う」時点で、俺の感覚は大分麻痺しているのだ。別に今更モンスターを恐がってみる必要はないし、そうでなくとも、ハンターになってからまともな目で見られた記憶がない。連中みたいに振る舞っても、何も変わらないのだ。
だったら化け物でいい。何が相手でも生き残れるのだから。
そう思っていると。
グォォォオッ!!
反響する咆哮。冷静に耳をすまし、音の出所を探ると、その先には先程対峙したものと同じ姿。
激昂するラージャン。
金色に逆立つ体毛に電流を纏わせた、更に凶暴化した獅子。奴は俺を見つけ、両腕を振り上げる。それを見て、俺は笑った。
「なんだ、まだ元気なのか」
返事は気光ブレス。余裕をもって回避すれば、今度は飛び上がってローリングアタック。紙一重でかわしきった。
「全く、手荒い挨拶だ……な!」
直後、ラージャンが着地した瞬間を狙って、鋼氷の刃ダオラ=レイドで後脚に斬りかかった。しかし、後もう少しで当たる所でラージャンが前に出た。刃は空を切る。
もっとも、予想していた俺は即座に前転で距離を詰め、今度は突きかかる。その一撃は見事ラージャンの後脚の付け根に命中。更に続けた斬り下ろしで、血しぶきが上がる。
これは痛かったらしく、ラージャンは悲鳴じみた声で鳴いた。その間に、俺は近付きつつ後脚をメッタ斬りにしていく。
次々に噴き出す鮮血。だが残念な事に、致命傷には遠いらしい。頃合いを見て、俺は距離をとった。するとその瞬間から、ラージャンの猛攻。
回転攻撃。
剛腕での薙ぎ払い。
軽快なステップから繋がるバックジャンプ。
生憎だがどれも熟知している。回避などたやすい。俺はぎりぎりの所でしのぎつつ、反撃のチャンスをうかがう。
そして攻撃の切れ目。俺を視界に捉えるために方向転換しようとした所へ、ここぞとばかりに連続攻撃。怯んだ隙に懐をくぐり抜けて反対側に回り込めば、振り向きざまの回転攻撃。落ち着いて斬り下がりで回避しつつ一撃を加え、回転が止まった瞬間に気刃斬りと突きを叩きこむ。
方向転換に合わせ、横っ飛びで視線を大きく反らさせた上で、再び懐へ。ラージャンが俺を見失った瞬間、腹めがけてダオラ=レイドを振り上げた。刃先が突き刺さり、鮮血が髪と頬を紅く染める。
――と。
グオァァァァッ!!
悲鳴じみた怒りの咆哮。衝撃に似た叫びを浴び、俺の体が宙に投げ出される。
「しまった!」
回避と攻撃に集中し過ぎて忘れていた。ラージャンの咆哮は耳をつんざくけたたましいものではないが、それ自体が近付く者を跳ね退けるものだという事を。
地面に打ち付けられ、転げ回ってしまった。途中で手をつき、制動をかけつつ勢いを利用して立ち上がる。それは時間にすれば一瞬の事だが、この戦いではかなりの隙となった。
次の瞬間、唸りを上げて剛腕が襲い掛かる。動きが止まっていた俺は回避などできるはずもなく、もろにくらって吹き飛ばされた。
様々な防具を組み合わせた鎧が軋むが打ち所が良かったのか、幸いにも大したダメージにはなっていない。だが、今度は受け身もろくに取れない無樣な転がりよう。加えてなんとか制動をかけた所へ、ラージャンが飛び掛かってきた。結果、奴に押し倒されたかのような格好になる。
「く……っ」
顔が近い。心なしか、凄惨な喜びをたたえているように思える。
実際そうだろう。この状態なら、ラージャンの方はほぼ確実に俺を殺せる。一方の俺は仰向けだからろくに動けない。このままでは好きなように嬲られて終わってしまう。
――いや。
まだ抵抗はできる。
俺は仰向けのままダオラ=レイドを振るった。
幸運な事に、ダオラ=レイドを握った腕はラージャンの下敷きにはならず、頭の上の方にあった。そして、俺の目の前には奴の顔。突かれるとどんな生き物でも怯む急所、目を狙う絶好のチャンスだ。
はたしてラージャンの攻撃が止まるかはわからない。
だが、やるしかない。
俺はまだ生きている。生きている限り、負けではないのだから。
ラージャンが俺目掛けて拳を振り下ろすよりも速く、俺がラージャンの目に向かって刃を振るった。奴の目が、大きく見開かれる。血のような眸に鋼氷の刃が写り、吸い込まれ――
金属音。
ダオラ=レイドが、止まった。
真紅に突き刺さるよりも先に、大きな棍棒に行く手を遮られていた。
「危ない危ない、本当に顔に傷がつく所だったよ」
そして響く、女の声。棍棒が視界の上に移動し、女の顔が現れる。
日に焼けた、といった具合の浅黒い肌。肩口まで伸びた金髪には黒いメッシュ。瞳は先程狙っていたものと寸分違わぬ真紅。
「全く、女は顔が命だよ?キズモノにしないでおくれ」
すっと目が細められた。かと思うと、視界を覆いつくしていた彼女の顔がぱっと消える。その後にはごつごつとした岩の天井。ラージャンではない。
「っ!」
まさか白昼夢か、と思って飛び起き、辺りに素早く視線を巡らせる。するとすぐに人影を見つけた。
顔は先程見た女のものだ。肩に担いでいるのは、鬼金棒【温羅】。ダオラ=レイドを遮った棍棒はおそらくこれだろう。服装は金色・真シリーズ。見れば、袴を中心に所々破けている。
だが、そんな事に興味はない。俺は更に視線を移し、辺りを見回す。ところが、目標――ラージャンは、どこにもいない。影も形もない。
「……」
狐につままれたような気になった。
「どういう事だ……」
信じられないと思いながら、俺は最初に見つけた女の方に視線を戻す。
まさかとは思うが――
「……ラージャンが、人に化けた?」
頭に浮かんだ突拍子もない答えを呟いてみた。すると女は、にやりと笑う。
「理解が早くて助かるねぇ。確かにアタシは人に化けたよ?」
どうやら本当のようだ。だが信じられない。先程まで戦っていた奴が、まさか人間に化けてしまったとは。
俺の頭が真っ白になる。一方、女は鬼金棒【温羅】を背負いながら、俺を見上げた。笑みを浮かべたまま、続けて口を開く。
「アンタの実力、身をもって思い知ったよ、レン。見立て通りで安心したよ」
「……」
「おや、チャチャブーがこやし玉くらったような顔してるねぇ。ラージャンが人に化けたのがそんなにショックだったかい?」
はっと我に返った。
「……どういうつもりだ、ラージャン」
飛び退いて女と距離を取り、ダオラ=レイドを握り直して対峙する。
対する女は一瞬だけぎょっとしたが、すぐに笑みを取り戻す。そしてため息を一つこぼし、やれやれと肩をすくめた。
「説明が必要かい?面倒だねぇ……おとなしくついて来てくれるとありがたいんだけど」
どうやら俺をどこかに連れていきたいらしい。しかし俺はついていくつもりなどない。
「断る」
「随分と大仰な断り方だねぇ。まぁ、すんなり行くとは思ってないさね」
「……そもそも、ラージャン相手に話す事などない」
「アタシにはあるのさ。頼むからしのごの言わずについて来ておくれ」
「断ると言ったはずだ。理由も言わずについていく馬鹿がどこにいる」
「……らちがあかないねぇ。アンタはいちいち説明しないとわかってくれないのかい?」
確かにらちがあかない。だが、人間に化けるような奴についていくのはどう考えても自殺行為だ。こいつはそれがわからないのだろうか。
「……でもこの場で説明するのはやっぱり面倒だね」
いや、それを考えるのが面倒なのだろう。女は頭を掻きむしって面倒そうに呟いた。
「やっとの機会で待ちくたびれてるし……使うかねぇ、強引な手ってやつ」
笑みに黒いものが加わる。
来るか。
俺は改めて身構える。女の方も姿勢を低くして構えを取るが、ふと思いついたかのように口を開く。
「まあ、何が目的かぐらいは言っておかないとねぇ」
「……なら言え。それくらいは聞いてやる」
「そいつは助かる。だったらよぉく聞いておきな」
次の瞬間。
「アタシ『達』は、アンタをずっと待ってたのさ」
彼女の顔が、目の前にあった。それをまともに理解するのと同時に、吹き飛ばされた。ダオラ=レイドが手からすっぽ抜け、体が壁に叩きつけられ、情けなく倒れ込む。
かなり痛い。しかも打ち所が悪かったらしく、体に力が入らない。頭もぼんやりとしてくる。
――まずい。
このままだと、気を失う。
俺は遠のく意識を必死で手繰り寄せ、立ち上がろうと力を振り絞る。だが視界は次第に霞み、体も重くなるばかり。
抗えない。
意識が、遠くなる。
「安心しな……別に殺すわけじゃないからね」
微かに聞こえた声。
それを最後に、視界が暗転した。
以上で終了。続きはこれから書く所なので、期待する人は気長に待ってほしい。エロに突入はするけど、全裸待機は止めておくべし。
どうでもいいけど太刀いいよね。
ガードできないけど。
モドリ玉無しのハンター連れ込まれか、ちょっと違うパターンだな?
太刀使いの結末に期待
しかしラージャン女、vo.和久井映見@仕事人おきくさん、で脳内再生されるw
順当に考えたらラージャンなアマゾネス村でパライソ、だろうが…
エロに期待するなというからには、あえて外して来るんだろうな。
いっそ笑える展開を希望。
ただでさえ生き物離れしたモンス共の中でも一際生き物離れしたラージャンだし自力で化けられてもおかしくないよね。wktkwktk
風邪気味で花粉症がひどいけど全裸で正座して待ってる
モドリ玉なしというだけで評価に値するとか思っちゃう俺きめぇ
モドリ玉の緑の煙にはいい加減飽き飽きしてたなんて口が裂けても言えない
擬人化が(ry
>一緒に行ったら絶対斬られる
お願いだから転ばさないで
片手剣が火力不足って事はないわ
猫や狐が化ける昔話は幾らでもあるから
それを考えるとモンスターが化けても変ではないな
何処ぞでは「“自称・人斬りの名人”の太刀厨」を名乗る太刀使いの目撃情報が寄せられてたな。
目撃者はガンサーで、滅多切りされたのにスパアマ動作に合わせるからコカされたのは1、2回だったとか。
太刀でPT行くならそういう種類のプレイヤースキルが必要になるんだろうな。
まあ、例え人斬り名人でもランサーに合わせるのは大変だろうw
やっぱり弓、ガンナー系が他に合わせやすいよな
PT戦だと結局強壮鬼人双剣になっちまうな
弓ってPT向きなの?
片手剣は飛ばされる側だけど、PT戦向きじゃね?
サポートとかしやすいって思ってたんだが
>>615 〜
>>618 おいおい、どうした?
ここは清く正しい変態紳士の集まりだろ。
真面目な話をする前に妄想の一つも解き放てよ。
書けるならそうしたい
つーかやっぱアレだよな、きちんと文章を起承転結まとめあげるって凄いよな
むしろこれをネタに「『“自称・人斬りの名人”の太刀厨』をギルドハンターがお仕置き」とかどうかね?
ギルドのハンター様の股間の太刀にですね、こう、なんか…ねえ?
待て待て、人斬り名人はPT火力を落とさずに太刀自身も鬼刃斬りや切り下がりの火力を引き出す高等技術だぞ?
PTにランサーがいる場合には人斬りすると必ずコカすから無理だけど、それ以外の武器なら普通に共存できる。
つまりガンスのつもりで正式採用機械槍を担いだランサーを人斬りして、クエスト後にランサーに突き上げられる自称・人斬り名人だな。
まぁPTに太刀が居たら
まぁ仕方ないね フルクシャだね
ミタイナ感じ
624 :
太刀厨:2009/03/01(日) 23:24:57 ID:yPghEIgI
「猛き獣達の番い」の作者です。とりあえず太刀厨と名乗らせてもらいます。続きが一応できたので投下しますが、注意事項が幾つか。
一、話があまり進まない
ニ、ぬるめのエロすら次回に持ち越し
三、大事な話も次回に持ち越し
四、字数的に表現不足
五、作者はミラよりウカムが苦手
以上の事を踏まえた上でどうぞ。
――変だ。
ぼんやりした思考で、俺は異変を感じた。
腕の方ではやや湿り気を帯びたものがひっついて、擦れている。
下の方では、ぬめりのある何かざらざらしたものがくっついては離れているような感じがする。
更に所々で、撫でられているような、さすられているような、くすぐったい感覚。
――何だ?
その正体を探るため、俺はゆっくりと目を開けた。
「な……っ!」
途端に、言葉を失う。
「あ、起きた」
「あぁん♪ココがぴくん、ってなった」
「ふふ……意識が戻り体も更に反応するか」
「やっと反応が楽しめるのね、うふっ」
俺は丸裸。そして全裸の女が何人も、俺に絡み付いていた。しかも、その絡み方も予想の範疇を超えている。
豊かな胸で腕を抱く者。
俺の指で勝手に自慰を始める者。
本能的に硬くなっていた俺のイチモツに舌を這わせ、ほお擦りする者。
腹の上に頭を寝かせ、うっとりした表情で胸板を撫でさする者。
どの女も、まるで発情しているかのような、なまめかしい行動をとっている。それを理解した瞬間、女達がもたらすあらゆる刺激が、えもいわれぬ心地よさにすり変わる。
「くっ」
そして声を上げれば、女達は皆一様に笑みをこぼし、ますます密着。こうなると心地よさはいよいよ快感へと高まっていくが、同時に困惑も生まれてくる。
――おかしい。
俺は確か、ラージャン討伐のために旧火山に来ていたはずだ。それなのに今、何人もの女に囲まれて弄ばれている。
何故こんな事になっている。繋がりがわからない。なんとかわかる事と言えば、戦いの途中で気を失って――
「っ!そうだ、俺は!」
重要な事を思い出し、俺は跳ね起きた。くっついていた女達はなおも離れないが、この際関係ない。
俺は、人間の女に化けたラージャンに襲われて、気を失った。多分、その間に彼女がどこかに俺を連れていったのだろう。
だとすれば、この状況にも奴が一枚かんでいるはず。そう結論づけ、近くに奴はいないかと辺りを見回した。だが、それらしき人影はない。
代わりに、幾つか気がついた事があった。
まず、周りの風景。
やや黒ずんだ岩壁。流れるマグマは見つからない。空の様子からして火山付近である事は間違いなさそうだ。だがこんな所は見た事がない。旧火山には何度も足を運んでいるにも関わらず、だ。
そして、辺りに散乱する武器・防具。
共に多分俺にくっついている女達の物だろう。防具の意匠がなんとなく男物と異なっている。しかし、見るべきはそこではなく、その種類だ。
クシャナX。
トヨタマ・真。
ナナ・ソレイユ。
ゴールドルナZ。
ミラザーゲスパノン。
夜叉・真。
召雷剣【麒麟帝】。
どれも、確かな実力のある者しか手に入れる事のできない素材で作られた物ばかり。それが無造作に脱ぎ散らかされている。
これが全て女達の物だとするならば、明らかに異常だ。
俺の活動拠点は、男のハンターばかりだった。女っ気などせいぜい受付嬢くらい。そもそも、俺は常に一人。連れを伴った事はない。つまり、今いる女達とは誰一人として面識がない。なのに女達は俺に発情し、裸で密着している。
何かの悪い病気か。
それともただの夢か。
まさか俺は天に召されたか。
などと思っていると。
「あーあぁ、アタシ抜きでおっぱじめてたのかい。ずるい奴らだよ、全く」
不意に、聞き覚えのある声が響いた。
後ろだと思って振り向くと、やはりそこには俺と戦ったラージャン女。彼女は肩に何かを担ぎ、舌打ちしながら歩いてきた。近付くにつれ、それがダオラ=レイドだという事がわかってくる。
だが、彼女が使っていた武器は鬼金棒【温羅】のはず。つまり――
「……俺のか」
「ご名答。わざわざ持ってきてやったのさね」
彼女はダオラ=レイドを地面に突き立てると、その場に腰を下ろした。高見の見物、とでもいうつもりだろうか。
いや違う。彼女の目が明らかに据わっている。見物するつもりはないのだろうが、何か言いたい事があるように見える。
実際、それは当たっていた。ラージャン女は俺、というよりくっついてる女達を睨みつけ、機嫌が悪そうに口を曲げた。
「……アンタらさぁ、アタシを何だと思ってるんだい?アタシはアンタらが頼み込んできたから、わざわざレンと戦って、連れて来たんだよ?」
舌打ちが間に挟まれた。
「なのにアンタらはうまい汁だけ持ってこう、って魂胆かい?ふざけんじゃないよ」
そこまで言って、彼女は地面に拳を叩きつけた。地面が派手に割れる。対する女達は、ほとんどが怯えるようにたじろいだ。
「ふざけるな?『武器を取り忘れた』と申して勝手に消えたのは貴様であろう」
しかし一名、挑発的な言葉で反撃した奴がいた。俺の指で自慰をしていた紫の髪の女だ。
彼女は立ち上がると、髪を後ろに流しつつラージャン女に近寄り、せせら笑う。
「それに、我等と貴様では格が違うのだ。わきまえよ、この猿め」
「……言ったね、ミズチ」
ラージャン女の目つきが変わった。彼女も立ち上がる。
「アタシゃ自分の腕だけでここまで強くなってんだ。アンタみたいにこそ泥じみた事や隠れる事にしか能がない奴とは違うんだよ、この蜥蜴女」
「っ!我を蜥蜴と言うか!しかもあたかも小技で生き延びてきたとでも言わんばかりの口ぶり!万死に値する!恥を知れ!」
「知るかってんだ。そんなに言うんなら今ここでケリつけるかい?アンタに力の違いを教えてやるよ」
「その挑発敢えて受けようではないか!ならば武器を取れ、ラウナ!短絡思考の猿になど負けはせん!」
「……言い忘れてたけどねぇ」
ラウナと呼ばれたラージャン女が、背中の鬼金棒【温羅】に手をかける。
「アタシは、猿じゃなくて獅子だっ!」
そして抜刀。ミズチと呼ばれた女がさっきまでいた場所に、溜め3を思わせる勢いで武器が突き刺さる。
「ならば先に蜥蜴女という呼び名を正せ!我は古来より生き続ける格式高い龍ぞ!」
攻撃を避け、散乱する武器・防具の中からミズチが取ったのは、マジンノランプ。いつの間にか、体にはトヨタマ・真が身に着けられている。
そして始まる、大剣とライトボウガンの戦い。突然の展開に置いていかれた俺は、ただ呆気に取られるしかない。
――と。
「仕方ないですね……ヤマネ、観測所の気球もない事ですし、あの二人を押さえつけてしまいましょう」
「わかった」
不意に、二人の女が俺から離れた。
片方は銀のロングヘア。
もう片方は翠のショートカット。
二人は裸のまま、戦場へと赴く。かと思えば、意味ありげに腕を払う。
すると、周囲で何かが動いた。それが、クシャナXと夜叉・真のパーツであるとわかった瞬間、それらは物凄い速さで二人に向かい、あるべき部位にはまっていく。
そして、全てのパーツがぴたりと合致した時。
ラウナは竜巻に吹き飛ばされ。
ミズチは地面に叩きつけられた。
「な……」
絶句する俺。目の前に広がる光景は、それだけの衝撃を与えるものだった。
空を覆う浮岳龍・ヤマツカミ。
大地に立つ風翔龍・クシャルダオラ。
二人の人間がいたはずの場所に、悠久の時を生きる古龍が二体。
それが見えたのは僅かな間。ラウナとミズチが痛そうに身を起こす頃、その姿は掻き消え、クシャナXと夜叉・真を装備した二人の女が再び立っている。
「二人とも止めてください、せっかくレン様とお会いできたというのに。それでは目的など、ろくに果たせませんよ?」
「喧嘩、みっともない」
「……悪かったよ、全く」
「し、しかし我はあのような物言いには……」
平然と会話する、諌めた二人と諌められた二人。それを見て、俺は頭を殴られたような衝撃を覚える。
俺の目は節穴ではない。だから、さっき見たのは幻覚でもなんでもない。
あの二人は古龍に化けた。いや、古龍が人間に化けていた、と言うべきなのか。
とにかく、その事にラージャンであるラウナは勿論、他の女達も特に驚いた様子がない。という事は、女達にとってこれは不思議でもなんでもないのだ。
では、何故疑問を抱かないのか。答えは至極簡単だ。
――こいつらは皆、古龍。
はっと我に返り、ダオラ=レイドに向かって手を伸ばしそうになった。だが、そうしたい衝動をなんとか堪える。
こいつら全員が本当に古龍なら、完全武装しても一人では相打ちすら難しい。だから、迂闊に敵意を向けてはいけない。まずは相手の出方、そして目的を探るべきだ。
そう自分に言い聞かせ、なんとか自制心を保った。
その間に四人は話が終わったようで、俺の近くに戻ってくる。
「……説明しろ」
ちょうどいい。そう思って、彼女らが来るなり問いかけた。ラウナを除く三人は驚いたような表情を見せるが、知った事ではない。
「お前達古龍が、ただの人間でしかない俺に何の用がある」
はっきりと疑問をぶつける。それに対し、三人は戸惑うように顔を見合わせ、続いて冷ややかな目で一斉にラウナを睨んだ。
「……ラウナ。説明しなかったのですか?」
「あの時はまともに話を聞いてくれそうになかったからねぇ。それに、本音を言えばアンタら全員、レンが待ち遠しかっただろう?」
「それは、そうだけど」
「弁解は無用ぞ。面倒であっただけだろうに」
「ドン引きするくらい発情する奴を多少は気遣ったんだよ。有り難く思いな、ミズチ」
「なっ!貴様!」
気付けば再び、展開に置いていかれそうになっている。
思わず舌打ち。すると四人の動きがぴたりと止まる。
「……俺の質問は無視か」
その隙を見て、俺ははっきりと言ってやった。本当はもっと言ってやりたいが、抑えなくてはいけない。
もっとも、さっきの言葉だけで充分だったらしく、女達は申し訳なさそうに膝をつき、また俺にひっついてくる。その中で銀髪の女が口を開く。
「失礼しましたわ、レン様。質問にお答えするのが先、でしたわね」
「……わかればいい」
「はい。では、私達の目的についてお話させていただきます。少々お付き合いくださいませ」
「あぁ」
俺は頷く。と、銀髪の女の顔が、ラウナのものにすりかわった。なんて事はない。ラウナが女を押しのけて視界に入っただけだ。
彼女は舌なめずりをして、妖しい目で俺を見下ろす。
「ならその間、アタシ達はアンタに『奉仕』ってやつをさせてもらうよ。生殺しは勘弁だからねぇ」
「ラ、ラウナ!それではレン様が話を聞けないではないですか!」
再び視界に入る銀髪の女。ラウナに対し抗議するが、俺からすれば――
「構うか。さっさと始めろ」
――どうでもいい。
とりあえず、早くこいつらの目的を知りたかった。
630 :
太刀厨:2009/03/01(日) 23:35:22 ID:yPghEIgI
今回はここまで。
喧嘩とか書いてたら理由やエロを書くスペースがなくなっていた……自分の計画性の無さが悔やまれる今日この頃。とりあえず、次は本当に重要な所とエロを書くので、今回は勘弁してほしいです。風邪引くから待機する時はせめて上を着ておくべし。
どうでもいいけど太刀いいよね。
高度な回避スキルが必要だけど。
なんという寸止めっ!
リアルタイムGJでした
寸止めとか…
くハーレムでウハウハ的な展開を期待して全裸待機した俺に謝るふりをしろ
>>630 wktk
「高度な回避技術を要求される」のは、リーチの点で太刀より不利な双剣ハンマーじゃね?
ついでに「高度な回避技術を発揮できる」のはランスの3連ステップ。
とりあえず白猿薙【ゴゴゴ】は用意したからラージャン姦らせろ
>>633 バカだなぁ 太刀に回避技術なんていらないよ
必要なのは周りを気にしないで切り払いをする太刀をどう避けるか
自分は切り払いせずに横回避する派
ラージャンの雄に犯されたい俺男
太刀厨に斬られるのが嫌なら、スーパーアーマー行動で踏ん張れば良いじゃない。突進とか突進とか突進とか。
大陸広しと言えども、太刀とランスのコンビはほとんど見ないだろうな。双方にやたら高度な見切りスキルが要る。
ドSの太刀娘がショタいランサーを従者にして、狩りの最中でもビジバシと・・・
640 :
太刀厨:2009/03/04(水) 00:18:33 ID:uVQ/btME
>>638 「なぁに尻なんか突き出してるんだ?いかにも掘ってください、って言ってるようなもんだよ、このドスケベ!」
「はぅんっ!(斬り払いを避けられなかっただけなのに、どうしてこんな目にあうの、ボク……)」
「ん?なんだ、さっきので興奮したのか?お前は本当に変態だな」
「ひゃう!(だ、だっていきなり……)」
↑
……って感じでいいのか?
すまん、イマイチ想像できない。
まぁ、そんな事はともかく、「猛き獣達の番い」の続き、投下します。注意事項は以下の通り。
一、メインエロはラージャンか?それともクシャルか?
ニ、そもそもエロがぬるめ
三、かなり説明くさい、かも
四、やっぱり後半の展開が急かも
五、作者の相方はランサー
以上です。では、投下します。
旧火山。
どうやら俺がいるのは、秘境と呼ばれる特殊なエリアらしい。そこでは、男が羨むような桃源郷が再現されていた。
「んぅ、あ……はぅん」
「あぁん……んっ、ひぁっ」
指や脛に股を擦りつけ、体を震わせる女達。
「んちゅ……あ、お汁が出てきたよ?感じてるんだ……はむっ、ちゅる……」
「さっきからひくひくしているな。出そうなのか?だったら出してしまえ……ぴちゃ、れろっ」
そそり立つ一物を舐めしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべる女達。
「あぁ……乳首が、擦れてぇ……」
「んっ、こういうのも、悪くないかねぇ」
顔や背中に自分の胸を押しつける女達。
どこを見ても女、女、女。まるでハーレムだ。
俺はそんな事を思いながら、俺の目の前で胸を揺らす銀髪の女、シャーリーを見上げた。クシャナXを脱いだ彼女は息を荒げ、自分の尻を俺の一物に擦りつけるのに夢中になっている。とてもじゃないが話をできる状態ではない。
いや、瑞々しい尻肉が擦れるのは結構な快感をもたらすし、なかなか卑猥な眺めだから、ここは良しとすべきだろうか。
などと思っていたが、ふと考える。
――そういえば、どこまで話を聞いた?
ほんの少し前の事なのに、記憶があやふやになっている。快感というノイズが意外に強かったせいだ。
これは、選択を間違えたか。そう思っていると、後ろから抱きついていたラウナがひょいと首を突き出してきた。
「シャーリー、話がおろそかになっているじゃないか。奉仕に抗議してたはずだろう?」
彼女はにやにやと笑いながら、シャーリーに皮肉めいた事を言う。すると、シャーリーはふるふると体を震わせ、自らの体を抱きしめる。
「し、仕方ないのです……私も男は久しいですし、さっきからお尻に先っぽやガマン汁が当たって……」
そこまで言ってから、彼女の目は俺に向いた。腰をもぞもぞと揺り動かし、耐えられない、とでも言いたそうに首を振る。
「も、申し訳、ありませんわ……少々、お待ちくださいませ……」
続くのは喘ぎ声。完全に快感を貪る態勢に入ったようだ。それを見たラウナは、横目で俺を見ながらため息をもらした。
「あーあぁ、結局これだよ……」
「そうなる原因をつくったのはお前だろう」
「まぁ、そうだけどね。代わりに話すから許しておくれよ……それで、どこまでイッたかねぇ?」
「知るか。というより微妙にニュアンスが違う」
「わざとだよ、わざと。確か、アタシ達の目的がアンタの精子、ってトコまでは話してたね」
言われた瞬間、記憶が鮮明に蘇る。確かにそんな事を言われていたはずだ。
俺が黙って頷くと、ラウナは「じゃあその理由からだね」と口を開いた。
「雑把に言うと生殖本能、ってやつかね」
「子孫を残すって話か。それだったら同族とすればいいだろう。答えにならん」
「そう単純な話じゃないのさ。アタシ達モンスターは本能にゃかなり忠実でねぇ。ただ子孫を残すんじゃ意味がないのさ」
「……つまり?」
俺は話を促す。するとラウナは、どういうわけか俺の唇を舌でなぞってから、たっぷりと間を空けて答える。
「必要なのは『強い子孫』。そのために、『強い雄』が必要なんだよ」
そう言うと、彼女が唇を重ね合わせてきた。口をこじ開けられ、舌と舌、唾液と唾液がねちっこく絡み合う、熱烈なベーゼ。
俺は、それだけで興奮に意識を掻き回されそうになるというのに。
「あ……だ、だめ……」
「キちゃう、キちゃうぅ!」
「んちゅ……あぁ、早く挿れたいよぉ」
「ひゃぅ!あ、これ、イィ!」
「はぅん、お、お尻が、アソコが熱ぅい!」
周りは喘ぎ声で満たされ、全身には言いようのない性的興奮。つい、真面目な話を放り出して惰眠を貪りたくなる。だがそうはいかない。
長いハンター生活における戦闘経験を活かし、欠いていた冷静さを取り戻す。そしてラウナから強引に唇を離し、息を荒げながら問いかけた。
「なら余計にわけがわからん。どうして同族ではなく人間、しかも俺なんだ」
対するラウナは残念そうに唇を指でなぞっていたが、仕方なさそうに答える。
「……問題があるのさ」
「問題?」
「ああ。『元々強い奴は、見合う相手を見つけづらい』って問題がね」
――と。
「あ、あぁっ、あぁぁぁあっ!」
突如、シャーリーが甲高く鳴いた。びくびくと体を痙攣させ、俺に向かって倒れ込む。
「おっと、ようやく一息ついたかい」
それを支えるように、ラウナが俺の背中に密着する。彼女の言葉にシャーリーは、息を整えようと大きく深呼吸してから、ゆっくりと顔を上げた。
「……ラウナ、場所を替わってくれませんか?これではまた……」
「あいよ。それじゃあ移らせてもらうよ……」
やれやれと肩をすくめながらその場で立ち上がるラウナ。彼女は同じように立ち上がったシャーリーと入れ代わり、膝立ちになると、淫靡な笑みで俺を見下ろす。
「それじゃあ、少し楽しませてもらうとするかい」
どことなく勝ち誇っているように見える気がするが、多分周りの古龍女に対してだろう。
「ふぅ、確かに尻に当たるねぇ。しかもギンギンに硬くて熱い……シャーリーが夢中になるわけだよ」
どうやらそのようだ。俺はそれを無視して、背中に寄り添ったシャーリーを振り返る。
「それで、さっきラウナが言っていた問題とは、どういう事なんだ」
「『見合う相手』の事、ですね?」
「ああ」
「……何と言いますか」
シャーリーは言い淀む。思案げな顔で少し唸った彼女だが、それほど経たないうちに再び口を開く。
「ここにいる者達は皆、いわゆる強者なのです」
「強者?強い、という事か」
「はい。それも、幾度となくやって来たG級ハンター達をことごとく打ち破り、生き延びてきた程の」
俺は目を見張った。
飛竜より数段上の力を持つ古龍だが、その力は絶対ではない。それに、ハンターは古龍討伐になると執拗だ。それを振り払うためには、なんとしても退けなければならないが。
「……本当か、それは」
信じられない。下位や上位はともかく、G級の実力者を何度も退けられるものだろうか。
そう思い、真偽を問う。対するシャーリーの答えは、自信に満ちたものだった。
「五体満足で生きている事が、何よりの証明です」
どうやら本当らしい。俺はそれ以上確かめるのを止め、話を先に進める。
「それで?お前達が強いというのがどう関係している」
「簡単な話です……
『強者は、決して多くはない』
ただでさえ数の少ない古龍ではそれが何を指すのか、わかりませんか?」
「……性別問わず、とにかく数が少ないって事か」
「そうです。それに、強くないにしても近い力を持つ雄は、力をつける前にハンター達に殺されています。ですから同族で強い雄は、まず見つからないのです」
「だから人間を代わりに使おうと?」
「だって人間は黒龍すら殺せますよ?強者を探すのは容易です。それに、私達くらいまで力を蓄えると、ハンターの目を欺くため、人間の姿すらとれるようになりますから」
なるほど、人間の姿をとるのは生き残るための手段か。その点については納得がいった。
だが一方で、まだ解せない所がある。それは――
「だが人間はランポス並に群れる生き物だ。一人が飛び抜けて強いわけではない。お前達の望みはそうそう叶えられないぞ」
ハンターを退けたというからには、彼女達はチームを相手にした事もあるはず。なら一人だとそれほど強くないと知っているはず。
なのに強者の代替を人間に求めるとは、どういう事だ。俺にはまるでわからない。
そう思ったが故の指摘に、シャーリーは微笑する。
「ええ。ですから、私達は妥協する事にしたのです」
「……妥協?」
「ああ、そうさね」
不意にラウナが会話に参加する。シャーリーがしたのと同じような事をしているが、彼女はけろりとした顔だ。
「まず、情報の共有。人間は数が多いからねぇ。強者同士で協力して、一人でハンターやってる奴を探したのさ」
「……ラウナ、よく平気でいられますね」
「挿れないで擦るだけだからねぇ。ただ、結構ギリギリだよ?」
「そうですか」
ため息をつくシャーリー。先程の自分が情けないのだろう。しかしすぐに気を取り直し、ラウナの後を引き継ぐ。
「……次に、見つけた強者を取り合わない事。本当は独占したい所ですが、それでは身を滅ぼしかねません。ですから、一人見つけたらその一人を全員で共有する事にしたのです」
「まるで物扱いだな」
「まぁ、そうかもね」
再び割り込むラウナ。
「それと、忘れちゃいけないのがアタシと組んだ事さね」
「どういう理由だ」
「激昂ラージャンって言えば、半端なハンターは怖がるもんさ。で、チームを一組二組殺しときゃ、連中は更に寄り付かない。後は物好きな強者が来るのを待つだけ、って寸法さね」
「……それで来たのが俺、ってわけか」
「狙い通りの男だったから助かったよ。『殲滅皇帝』ならアタシらと釣り合うからねぇ……っと」
急に彼女は立ち上がった。びしょびしょになった彼女のアソコが目の前に現れ、俺はつい目を背ける。
と、周りの様子が目に入った。気付けば女達はほとんどが『奉仕』だけで絶頂に達していたようで、陶酔した表情で時折震えている。
「さて、話はこれでおしまいさ。まだ何か聞きたい事はあるかい」
俺を見下ろすような格好で顔を近づけ、ラウナが問いかけてきた。するとアソコのみならず、形の良い乳房が今にも落ちそうな勢いで突きつけられる。
むしゃぶりたい。そんな衝動にかられるが、それでも俺は冷静さを保つ。
まだ、聞きたい事があった。
「……最初の疑問は解決した。だが別にもう一つ疑問がある」
「へぇ、そいつはなんだい?」
俺から離れ、女達を跨ぎ、一歩引いた所にラウナは腰を下ろす。頬杖をつくと、意味ありげに笑った。
まるで、この先に続く俺の問いかけに何か期待しているかのようだ。俺は何故か言うのを躊躇いかけたが、すぐに彼女を見据える。
「子孫を残したいなら、どうして俺を犯さない。俺をここに連れてきた時点で、それは達成できたはずだ」
そしてはっきりと疑問を口にした。対するラウナは一瞬、驚いたように目を見開いたが、満足そうに目を細める。
「もっともな疑問だねぇ。まぁ、答えてやるとするかね……おい、いつまで寝てるんだい。そろそろ真面目な話だよ」
彼女は俺から視線を外すと、女達に声をかける。半ば放心状態にあった彼女達はその声に反応して、一人、また一人とけだるそうに身を起こし始める。
そこには多少の違いはあったが、皆揃って俺から離れ、ラウナの近くに行ったのは同じだ。そして、最後にシャーリーが俺の近くに荷物のような物を置くと、ラウナが再び口を開いた。
「一回で全員が孕むなんて、天鱗ゲットよるも稀だよ?だから何日も中出ししてもらわなきゃならないわけだけどねぇ」
一旦言葉が切れる。
「レン、アタシらを孕ませる気はあるかい?」
そして続いたのは質問だった。それだけだったが、俺は女達が決して襲ってこなかった理由に大体の見当をつけられた。
「選ばせるつもりだったのか。異種族を孕ませるか、それとも拒絶か」
「理解力があって助かるよ。強者に対する礼儀だと思っておくれ」
「……」
「承諾なら今すぐアタシ達を犯しておくれ。嫌ならアンタの武器を取りな。なんならアタシの首をはねたって構わないさね」
首をはねる。その言葉に、女達の間で動揺が走った。
「この猿!我等は殺せなどと言った覚えなどないぞ!」
ミズチが真っ先に抗議。だがラウナは彼女を睨みつけ、拳を地面に叩きつけて反論を封じる。
「誰が全員っつった。はねていいのはアタシの首だけだよ」
「……どちらにせよ聞いていませんわ。どういうおつもりですか、ラウナ」
代わりに出たのは、シャーリーの静かな問いかけ。静かだが微かに怒りを含んだそれに対しては、俺に視線を戻しながら答える。
「『殲滅皇帝』レンが本当に強いのか見るために、アタシは戦った。それでわかったのさ。アタシの番いはレンしか有り得ないって。だからレンが拒むなら、討伐目標として狩られても構わない」
そして目だけでシャーリーを見上げた。
「アンタらと違って、本当は子を残す事にあんまり興味はないのさ」
「ラウナ……」
シャーリーが何か言いたそうな表情をする。しかし、ラウナはそれを無視するかのように再び俺に問いかけた。
「さ、選びな。犯すか、殺すか。簡単な話だろう?」
たやすく言ってくれたな。
俺は微かに舌打ちした。
犯すか、殺すか。どちらも損得がある。
犯すなら、この女達は皆俺のものになる。だが彼女についていったとして、俺は人間。獣のような生き方などそうそうできない。
殺すなら、俺は更に強い存在とされる。しかし、それだけ。以前よりも更に強いモンスターを狩る日々が待っているだけだ。
そもそもこいつらは古龍。狩るべき存在で、俺はハンター。ギルドからの依頼でこいつらを狩る者だ。
なのに、ハンターであるはずの俺が古龍を孕ませる?
それがばれればギルドが黙っているはずがない。最悪、生息数管理上の不確定要素として廃除されて――
――と、そこまで考えた時。
俺はある事に気付く。その瞬間、ごちゃごちゃになりそうだった俺の頭は急にすっきりとする。そして後に残ったのは、たった一つの結論。
――なんだ。
本当は、こんなに単純だったじゃないか。
あまりにも唐突で、あまりにもあっさりした思考。俺はその展開が面白くて、つい笑ってしまった。すると、そんな俺に声をかける奴がいる。
「……?どうしたんだい、急に笑い出すなんて」
ラウナだ。
――ああ、忘れていた。
こいつに答えを言わなければ。
俺は、静かに立ち上がった。
647 :
太刀厨:2009/03/04(水) 00:30:13 ID:uVQ/btME
今回はここまで。次でやっと終わりにできる……
とりあえず、どうなるかについては伏せておくので、あまり触れないでほしい。できる限り期待を裏切らない出来にするので。
どうでもいいけど太刀いいよね。
ガノスとの相性くそ悪いけど(前回の回避技術うんぬんはこれが理由。意地で太刀使い続けてたんだ、愚かにも)
腹切れるんだから相性良いじゃないか。片手やハンマーよりずっと。
ねーまた良いところで止めるってどーゆーことー?ねーねー
続き楽しみにしてる、乙
また寸止めですか、続き待ってるよ、乙かれ
保守ガノス
バサルたんの部位破壊した胸と腹に秘薬を塗ってあげたい
性的な手つきで塗りたくりたい
保守
Wikiのアレは消されないけどいいのかな
ていうか、最近このスレ雰囲気少し変わった感じがするけど、
ちょっと前までは読み手の好みが結構偏ってて、続きイラネ的な雰囲気醸し出した結果、
中断してるSSがありすぎ。
その上で昔の職人の名前出して続き来い来い言ってるし。
WIKIのあの人もブログノリの自分語りとか長文前書きとかやめて
普通にこのスレに一気に落とせばいいと思うよ
そういう板なんだから。
他の職人もさんも読み手の好みに流されないで、完結を基本にして欲しい。
読み手は嫌ならスルー、つまらないとか飽きたとか余計な感想はいらない
感想付ける人間より、ROMってる人の方が多いんだからな
>>654 その通りだと思うけど
やっぱ書いたモンにレスが幾つつくかってのは書き手のモチベーションに直結するんだよなあ
ROMで楽しんでくれてる人も居るかもだけど
所詮無償で趣味書きのもんだから、やる気維持できるかどうかは読み手の反応がデカい
>>655 しかし少なくとも読みにくくてツマンネとか擬人化飽きたとか、
何人目のリンさんだよとかはいらないと思うわ
やられそうになってモドリ玉→相手が擬人化→なんやかんやでエロ
は相当魅せる書き方しないとつまんないのは事実
>>656 うん、それは論外w
荒らしと同じようなもんだと思うわ
>>657 例えつまんないと思ったとしても、スポンサーとか客じゃないんだから文句言わんでも…とは思うな
つまんないと思ったんで俺が書いた
とかいうならまた違うけどさ
659 :
ドスくん:2009/03/08(日) 00:50:03 ID:LBfSIXQY
擬人化しちゃうんですか?
660 :
ドスくん:2009/03/08(日) 00:57:19 ID:LBfSIXQY
擬人化プレイ
「鎧竜を娶る」
火山でリオレウスの鎧を着た太刀使いが火山の支配者
グラビモスと死闘していた
男は、火山に来る前にギルドの大長老が薬と
水を貰った。
飛龍が弱ったら使えと言われて・・・
男は何のためらいも無かった。
そう、彼は両親を殺したモンスターが憎かった。
661 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:04:06 ID:LBfSIXQY
「グォォォォォン」
グラビは弱りながらも男に立ち向かった
男が飛竜の予測をしていたの様に
以前っと落とし罠を設置していた。
「グォォォン、グォォォン!」
その瞬間男は、大長老から言われた薬と水を使った。
グラビは、鳴くのが弱まり徐々に大人しくなった。
男は、捕獲したのと思い近くに来ると
グラビの身体が光り出した。
書きながら投下の悪寒…
>>1読めない人は半年読むだけに徹してね
663 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:11:53 ID:LBfSIXQY
不思議な事にグラビを身体はどんどん
小さくなり男の身長より少し小さめの大きさになった
男は、そればかり驚いたのでは無く形も変化し始めた
まるで人間の女の形に酷似であった。
男は、恐る恐る見るとロングヘアーの灰色髪
の顔の整ったスタイルの良い女に変身した。
664 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:20:16 ID:LBfSIXQY
「ん?」
女は目を覚ました。
すると彼の方を見て突進したが所詮女の力に
等しかった
彼は、彼女を
赤子の手を捻る様に捕まえた。
「テメェーは、何なんだ!?オレは女を泣かすマネ
は趣味じゃねんだ」
彼女が反論してきた
「何だですてっー!それはこっちの台詞だ!
私のテリトリーに来て荒らしたんでしょー!」
男は、彼女の言っている意味が解らなかった
665 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:30:23 ID:LBfSIXQY
男は、彼女の身体を見ると普通の女性よりも
岩が付いていて額には、岩の角があった。
「さっきのグラビか!?」
「そうだ!私は、この火山の長グラビモスだ!」
すると男は、彼女の手を離し背中をドンッ!
と叩き地面に叩き付けた。
女は、此方に向きを返って彼を見上げた。
「ぁんで・・・何でオレの親をお前らは
奪ったんだぁぁぁぁぁぁ!!」
男は、自分の持っている太刀を抜いて
彼女の顔すれすれに地面に刺した
666 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:36:45 ID:LBfSIXQY
彼の威嚇は、彼女を怯えさせた。
彼のリオレウスの兜から涙が溢れるばかりに
彼女の顔に入った
その悲しき目で彼女は何も言えなくなった
目を逸らしたが彼の手が彼女の頭を固定させていてできない
何分もこの姿勢が続き先に動いたのが男だった
667 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:44:28 ID:LBfSIXQY
男は、彼女の岩状のパンツに手を伸ばした
「い!嫌!嫌!」
彼女は抵抗したが男の方が力がありあっさりっと
脱がされた。
男も腰と脚部の鎧を脱ぎその雄雄しき物
に彼女は顔を赤く染めた。
「どうしたんだ?モンスターのくせに人間様の
逸物を見るのが始めてなのか?あぁ!?」
彼は、彼女の顔を持ち無理やり口を開けさせた
668 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:52:12 ID:LBfSIXQY
そして情け容赦無く彼女の口に入れた。
「ふぅー!ふぅーっ!!」
反対の手に地面に刺した太刀を持ち彼女の首に近づける
「噛んだらその首切るからな良いな!!」
彼女は、強姦と生命の危機に恐れて従った
男は、腰を前後に振った。
彼女の尻目から涙が溢れた
そして・・
ドクン!ドクン!
彼女は、生まれて初めてのスペルマの
生臭い苦味に吐きたくなったが・・
「飲め!一滴も残さず!!」
一応連投規制支援しとこ…
しかし、書きながら投下は嫌がられます。
次回からは余程糞長い時以外は、全部書き切ってからコピペするようにして下さい
あとメール欄妙なんだけど、一体何?
それと絶対来そうだから、あえて言っとく
自分語りとか感想への全レスはいりません
叩かれやすいので気をつけてください
ついでに攻め×受け表記・注意書きもした方が無難です
670 :
ドスくん:2009/03/08(日) 01:57:55 ID:LBfSIXQY
彼女は必死の思いで全て飲み干した。
男は、彼女の股間に頭を移動させクリトリスを
弄りまくった。
「きゃ!」
彼女は、初めて味わう未知の感覚であった
クリトリスを舌で嘗め回すと彼女の声がこぼれた
その舌使いがまるで違う生き物の様に彼女のエクタシー
を追い詰める
671 :
ドスくん:2009/03/08(日) 02:09:50 ID:LBfSIXQY
彼女の意識が目が白い世界がやって来てしまった
クリトリスから潮を吹いた
彼女はゼィゼィ言いながらボーっとした気分になった
男は再び逸物を彼女の股間に向けた
「何をするんだ?」
「これから男と女の営みを始めるんだよ!」
すると彼女が・・
「だ、駄目!駄目!私初めてなんだから!いや!いや!」
「そうか、そうか、なら初めてが俺でよかったな!!」
ズブ!
何の合間も無く一気に逸物を股間に入れた
彼女は、処女膜を破られた事で鮮血を流していた
口をまるで魚がエラ呼吸するかの様にパクパク動いている
だけだった。
あまり私を笑わせない方がいい
な ん ぞ こ れ。
ズブ!とか斬新過ぎてワロスw
674 :
ドスくん:2009/03/08(日) 02:28:03 ID:LBfSIXQY
「さあ行くぞ!」
男は、口でした腰の動きよりも激しいので彼女を責めた
動くたびに彼女の尻目から涙が溢れた
男は、上下だけじゃなく左右や斜めにしたり色々な動き
をした
彼女が虫の息みたいな声で繰り返し繰り返し同じ言葉を
言い返した
「殺して・・・殺して・・お願い・・・」
彼女は、もはや生きる苦しみの方が感じていた。
男は笑った
「何言っているんだ?もうお前は、人間の下僕・・・
つまり生産奴隷なんだよ!!さてそろそろ膣に出すか。」
すると彼女の目の色が変わり
「駄目!だめぇぇぇ!膣に出されたら・・・・あ、
赤ちゃんが・・赤ちゃんが!!!」
「はっはっはっはっ!!孕め!孕め!!男の子なら俺の後継者だ!!」
彼女は必死で逃げようとするが余計に膣が締まる
「抜いてぇ!抜いてぇ!!」
彼女の願いも虚しく男の腰はドンドン速くなっていく
「さあ!生まれて初めての膣内射精だ!受け取れ!!」
ドクンッ!ドクンッ!
675 :
ドスくん:2009/03/08(日) 02:38:11 ID:LBfSIXQY
「ああ・・・・・・・・」
彼女の中から熱いマグマが入ってきた
彼女は絶頂して動けなくなり人形のように反応も無かった
男は、脱いでいた腰と脚部の鎧を取り着替えた
そして、人間の様になった彼女に長く広い布で包みこの場を去った
あとから大長老に聞いたのだが最近女の人口が男よりも1/7らしい
それでギルドは極秘にモンスターを永久的に半人間化させる薬と
固定させる特殊な水を作ったらしい
エクタシーとな?
少し前の流れからすると言っちゃいけないんだろうけど
こ れ は ひ ど い w
やはり最近空気が確実に変わった。読み手も含めて。
まあ前と違ってキツい感想減った上、数も付くようになってたから良い事だとは思ってた
板的に推奨されてるマナーに準し、スイーツ系のノリに走らなければスレは荒れずに賑わうはずだ
とにかく作者さん、乙!擬人化は数あれど、書き手が変われば雰囲気も随分違うね
>>678 皮肉だよな?な?
ちょっとこれはいかがなもんかと
ナズチとナルガと女ハンター
どれが需要あるかな?
ぜ ん ぶ だ !
>>681 コピー
とりあえず、ナズチから書いてみる
強いて言えばナルガ
そう、ナルガ
ヴォル兄貴の出番を俺は楽しみにしております
エスピナス待ち!
今書いてるけど、文章がオナニー臭いかも、すまん
戦闘シーン短いのに遅筆すぎて終わんね
ID:LBfSIXQYの今読んだ
取り敢えず乙、でもちょっと…うん
内容はツッコんでいいんだろうか、「なら読むな」とか言われそうだからとりあえず置いておくが、
誤字脱字が気になるので投下前に推敲してくれると読みやすいかなーと
作文だな
需要確認もシチュリクも現状報告もいらない。
そういうの誘い受け・馴れ合いって言われて叩かれる要因になるから気を付けてくれ
このスレ的に禁止されていない内容なら、
好きなものを書いて、投下してくれればそれでいいんです。
このスレは雑談も普通にあるんだし、
読み手がこういうの読みたいって言うのはしょっちゅう書き込まれてるんだから
ネタの参考にしたいのならそういう所から充分吸い取れるだろ?
690 :
ドスくん:2009/03/08(日) 18:06:46 ID:T4rZifD/
ギルドの暗い横道に歩く男がいた。
それは彼の家の道でありそしていつもの日課が待っていた
道を通り過ぎると一軒の古い家があった
そこから女の唸り声が聞こえる
扉を開けるといつもの様に首輪を付け目が虚ろになってる女がいる
それは2,3年前に己の物にしたあの擬人化したグラビモスである
外見はお腹が膨らみ後4ヶ月で出産しそうな様だ
「お、おかえりなさい。ご、ご主人様・・」
彼女の尻には大きな男の逸物をかたどったのを刺していた
「何も無かったか?」
するとニッコリと笑いすがりついた
「はい!今日もオイシャサンって所に行ったら順調って言われました」
男は自分の鎧を脱ぎ始めた
「さあ!いつもの様にご奉仕しろ・・・」
「はい!」
彼女は、男の息子を愛しい風に口でしゃぶりだした
「ちゅ・・ちゅっつ!んぐ、んんん!・・・
ぴちゃ!ちゅう〜〜!」
「随分とまあ上手くなったなこのメス竜・・」
「ありがと・・ちゅ!うんんん・・ございます・・・ごしゅ
・・・じんさま・・・れろ、ちゅ・・ちゅ・・・」
男とこの町に来てから色々火山では見られない物に慣れずに戸惑っていた
しかし、今ではその心配は無さそうだった
「さあ、受け取れ!!」
ドピュ!ドピュ!!
熱い物が勢い良く出た
「んんんん!・・・うぐっ、うぐっ・・ごく・・ごく・・・」
出したばかりなのにまだ逸物は硬直していた
「尻をこっちに向けろ」
彼女の尻からいやらしい液で溢れた
彼女は、喜び男の言われるままに従った
そして挿入するとこっちが濡らしてから入れるのに簡単に入った
ずっと・・・ずっと俺を孤独にするなよ・・
男は、無意識の内に彼女に対する愛情がいつの間にか生まれていた
今日もこの若い男女の夜は長く始まるのであった
TO CONTINUE・・・・・・
でも質問したことによってその作者の何かが変わるかもしれないじゃないか
批判うんぬんより自分の性欲に忠実になった方がいいと思うぜ
692 :
ドスくん:2009/03/08(日) 18:08:11 ID:T4rZifD/
ナナクルガを擬人化します
693 :
ドスくん:2009/03/08(日) 18:10:34 ID:T4rZifD/
例えばどう言う様にすればいいですか?
まずメール欄にsageと入力します
695 :
ドスくん:2009/03/08(日) 18:24:21 ID:T4rZifD/
こう考えると解るんですけど
1キリン
2オオナズチ
3クシャ
4ナナ・テスカトル
5ショウグンギザミ(亜種)
があります(アイディア)
「クリトリスから潮を吹いた」
これはイカンだろ、これは。
>>695 一応ここ18歳未満は来ちゃ行けないからとっとと帰れ
クリトリスから潮なんか噴いたら怖いんですけど…。
エロの前に日本語ヤバすぎる…
まずメ欄にsageをだな…
おまいら暇だな
こんばんは。
唐突ですが思いついたままに書いた駄作を一つ。
1、ハンター×ハンター(笑)
2、連作予定
3、最初エロクナイ
4、超オリジナリティー
5、作者の高校時代の国語はオールレッド
こんなです。
携帯からなんでペースはアレですが……
では、どうぞ。
ーー樹海。
その名の表す通り、様々な植物に埋め尽くされた広大な海のような世界。
その恩恵を与る為に更に多くの生物が集まり、まさに生命の集合体とも呼べる程にそこは命に溢れていた。
そんな中、閑散と静まり返っていた木々の隙間を駆け抜ける轟音が響く。
ーーオオォォォォン!!!!!
大気を震わせながら自らの存在を強烈に主張する、ソレの発生源。
異変に気づいた小さな命達は大慌てで散り散りになる。
そして次の瞬間に響いたのは、一人の人間の甲高い絶叫。
「しぃぃしょぉぉぉ!!!
ヘルプ!ヘルプです!
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!」
何やら必死な形相で走る少女が、どうやら叫びの主らしい。
少女はその姿からして、ハンターのようだった。
頭には何の兜も付けず、真っ赤なナナストレートから覗く耳元には小さなピアスが淡く輝いている。
胴体から下を覆っているのは、ハンターにしては随分とラフな……というか、防御力という面においてはさほど効果を発揮しそうにないイーオスーツシリーズ。
そして腰に巻かれたベルトと、同じく腰に装備された一振りの剣。
その剣がまたイーオスのような片手剣『デットリィポイズン』だという事も相まって、彼女は頭から足先に致るまで全身が真紅に包まれていた。
そんな紅の塊が深緑で覆われた森の中を駆け抜ける姿は、否応なしに目立ちまくっている。
「師匠ーー!!どこですかーー!?
早く助けて下さいよぉ!!
死んじゃいますってばぁ!!」
先程から彼女は『師匠』なる人物を探しているのだが、一向にその者が現れる気配はない。
むしろ、彼女の背後から並々ならぬ存在感を持つ者が木々をなぎ倒して近づいて来ているのだが、彼女は必死に逃げるあまり気づいていない。
そして案の定、彼女の探し人よりも先にその者は姿を表した。
ようやく感づいた少女は振り返り、その姿を見て軽く頬をひきつらせる。
「ひぃっ!イ、イャンクック!!」
彼女が口にした通り、そこにいたのは怪鳥ーーイャンクック。
全身に淡い桜色の甲殻と鱗を纏い、その頭部には巨大な嘴と耳を持った飛竜種だ。
飛竜の中では残念ながら最弱の部類で、新米ハンター達にとっては最初のハードルとも呼べる存在である。
「うぅ……もぉヤダよぉ……」
そんな怪鳥と対峙し、彼女は武器を抜き構えた。
「か、かかってきなさい!アンタなんか、こ、恐くもなんとも……」
瞬間、怪鳥は彼女めがけて火球を放つ。
一般人にしてみれば驚異だが、飛竜の中では比較的に威力も弱く、それ程大した攻撃でもない。
ただ直線的で防ぎやすいその火球を、彼女はその右手にかざした盾で防ぐべく身構え……
「ひぃ!ヤッパリ無理!!」
直前で腰を抜かしながら慌てて回避した。
体勢の崩れた少女を見て、怪鳥は好機と思ったのかその身を震わせ駆け出す。
大地を抉りながら迫る怪鳥に、
「い、いやぁぁぁ!!
来ないでよぉぉ!!」
と半分涙目になりながら彼女はソレを投げた。
ヒュンヒュンと音を立てながら回転して飛ぶソレは、先程まで彼女の左手に握られていた愛剣。
デットリィポイズンはキレイに宙を舞いながら怪鳥に向けて飛ぶ。
しかし、それは僅かに怪鳥の耳付近を掠めただけに終わった。
そして当然の事ながら、その程度で怪鳥の突進が止まる事は無く……
「死んだら呪ってやるぅ〜!!
師匠のばかぁぁぁ!!」
諦めた彼女は泣きながら叫んだ。
そんな死を覚悟した彼女まで怪鳥は到達せず、僅か数メートル程の位置まできてその場に身を横たえた。
「………え?」
急に再びの静寂に包まれたその場で、少女は拍子抜けした声を漏らす。
しばらく呆然とした後慌てて我に帰ると、自らの足元で地に伏す怪鳥に恐る恐る近づき、その生死を確かめた。
「あれ?死ん……でる?」
「あれ?じゃねぇよこのバカ!」
「ひゃぁぁ!?」
突然背後から聞こえた怒声に驚き、とっさに盾を構える少女。
しかし声の発生源である男を確認すると、安心しきった顔で盾を下ろした。
「なぁんだ〜師匠じゃないですかぁ〜
もぅ、ビックリさせないで下さ」
「ビックリしたのはコッチだバカ!お前、イャンクック相手になんっつー無様な戦い方してんだ!?
大体、お前ハンターランク2のくせにイャンクック恐いってなんだよ!?」
たたみかけるような責める言葉に、さすがの少女もカチンと来たのか反論する。
「ダメなんですか!ランク2でイャンクック苦手って!誰にだってあるでしょう!?
そりゃ、カニさん系とかお猿さん系とかお魚さん系だったら戦えますよ?
けど鳥さん系だけはどうしてもキライなんだから仕方ないじゃないですか!」
互いに一歩も譲る気はない。
こうしてイャンクックの亡骸を横目に、二人は小一時間口論する事となる。
ーー数分後ーー
言いたい事を言い切った二人の喧嘩はいつの間にか終わったが(最終的に少女が折れた形で)、クエスト完了後も終始気まずい空気のままだった。
迎えの馬車が来るまでベースキャンプで待機しているつもりだったが、少女にはこの雰囲気に耐えきれる余裕は無かった。
テント内のベッドに横たわる男と距離を置き、一人壮大な樹海の大自然を眺める。
(師匠のバカ!頭でっかち!そりゃ、クック相手にビビってる私が悪いかもしれないけど……)
それにしても、と少女は内心苛立ちを感じていた。
(もうちょっと早く助けてくれてもいいじゃない!コッチは死ぬ程怖かったんだから!)
つい数分前まで自らが怪鳥と演じていた命のやり取りを思い出す。
途端に恐怖が蘇り、彼女は座りこんで身震いしてしまう。
だが彼女は決して臆病な訳ではない。
むしろハンターを始めてから僅か1ヶ月でハンターランク2に上がったという実績を持つ、驚異的な成長率を誇る期待の新人でもある。
事実、彼女の持つ防具イーオスーツを作る為には、訓練所でダイミョウザザミを倒す事で手に入るコインが数枚必要だ。
更にランク2という事は数体の大型モンスターを倒した証でもある。
だがその実力に関わらず、彼女には苦手とするものが存在した。
まず、炎。
幼少期に起きたとある事件により、彼女は炎が怖かった。
また、その事件が原因で彼女は鳥竜種に対しても体が竦んでしまうのだ。
更に加えて彼女はガードする、という行為が大の苦手だった。
迫り来る攻撃を見ると、どうしても体は防御よりも回避しようと働いてしまう。
そんな彼女の性分を理解した『師匠』は、防御力よりも素早さを追求したイーオスーツを彼女に勧め、更に護りのピアスで咄嗟のガードを体に覚えさせようとした。
この先も彼女が片手剣使いとしてハンターを続けて行けるように、今の内に矯正しようと考えていたのだ。
今回のイヤンクック狩猟の依頼にしても、特に怪鳥の素材が必要な訳でも無く単純に彼女の為に受注した。
だが、そんな師の気持ちは弟子である少女には伝わるハズもなく……
「師匠はイジワルなんです!ワザと私が嫌がるような依頼受けたりして!しかも一人で倒せとか無茶振りして!
とにかく、ヒドいです!」
少女は集会所に付属された酒場で麦酒をかっくらいながらグチった。
二人は樹海から街に帰るなり少女は酒場、師匠は帰宅という何とも言えない別れ方をしていた。
酔った勢いで不満を撒き散らす少女に、一人の女ハンターが宥めるように声をかけた。
全身をキリンZという、Gクラス装備で覆ったその女ハンターはどうやら少女の知り合いらしい。
「そんな事言わないの。ホラ、アイツだって別にリリアちゃんの事嫌いな訳じゃないんだしさ!」
「いいえ!師匠は私の事絶対にキライです!じゃなきゃ、こんな扱いはされないですもん!
ユーナさんは何も分かってないです!」
(ありゃあ……こりゃ何言ってもムダかなぁ……)
ユーナは慰めに失敗したと判断し、少女ーーリリアを優しい眼差しで見つめながら隣に座った。
そして考えこんだ。
この娘は理解しているのだろうか?
自らの恵まれた師がいかなる人物なのかを。
(私もアイツとは付き合い長いけど……弟子なんかアナタが初めてよ?)
それの意味する所を考えれば、彼がいかに少女を大切にしているのか自ずと分かる。
(分かってないのはアナタの方よ?
全く、嫉妬するくらい大事にされちゃって……)
こうまですれ違う師弟も珍しいモノだ、とユーナは微笑んだ。
彼女もまた、リリアを見守る人間の一人なのだ。
多くの人に守られた少女は、ただその身に麦酒を流し込んでいた。
以上です。
続きはいろいろ様子見てから書くか否か決めたいと思います。
お目汚し失礼致しました。
では。
乙
だがしかし、キリンはXであってZは無いぞw
乙だぜ
>>711 確かに、Xですよね。
初投稿でテンパりました。
スイマセンw
おまけ情報です。
リリア/♀/16才/片手剣使い
武:デットリィポイズン
頭:護りのピアス
胴:イーオスーツ
腕:イーオスーツ
腰:ハイドベルト
脚:イーオスーツ
スキル:
幸運
高速剥ぎ取り&採取
火耐性+10
オートガード
全て『師匠』の考えた組み合わせ。
火の怖い彼女の為に火耐性を上げ、ガードを習得させる為にオートガード。
動きがトロい彼女の為に高速採取を、更におまけに幸運を、という彼女の為だけを思って考えた防具セット。
鎧よりも軽装が好きなリリアの趣味とも合致し、なかなか好評なようだ。
以上。
続きはそのうち。では。
16才・・・ゴクリ・・・
>>713 武器の名前くらいちゃんと覚えといてやれww
ここに投稿している人たちはある程度書きなれてるんだと
思うけど 初心者同然かつ素人のオレが あのゲリョぽんの
お話を執筆しても良いと思いますか・・・・
>>717 どのゲリョだよ
初心者同然かつ素人のオレが
ごめんまちがえた
>>717 どのゲリョだよ
>初心者同然かつ素人のオレ
俺もド素人だが書かせてもらったよ
初心者だか素人だかが書いちゃまずいと勝手に思うならおとなしくROMってろ
落ち着け、初めての投稿はビクビクするもんだ。
とりあえず、完結してる作品ならいいと思う。書きながらはやめとけ。
投稿の基本も分からなくて不安なら、SS書きの板を探してみればいい。
うん 良いと思うよ
擬人化しないならモアベター
>>717 この板にいる大半の書き手は素人だろ
この板内を『書き』でスレタイ検索かけてみ
控え室スレと練習用殴り書きスレと書き方スレが、おまいの役に立つ
…かもしれない
>>720 SS書きの『板』なんてあるのか?
724 :
太刀厨:2009/03/09(月) 20:37:54 ID:r/DUja/N
なんか急にSS増えたな、と思いつつ、「猛獣達の番い」のラストを投下します。注意事項は以下の通り。
一、エロは最初からクライマックスだぜ(展開的な意味で)
二、とりあえずどうなったか、は説明できると思う
三、やっぱりメインはラージャンだった
四、レンの性格変わってね?
五、作者のギルカ称号は現在「金色☆ハート」
というわけで、投下開始します。
「あぁんっ!んっ、はぁぁんっ!」
すっかり蕩けきった喘ぎ声をBGMに、俺は激しく腰を振る。子宮まで届きそうな勢いで一物が膣内と擦れ合う度、俺に向かって尻を高く上げたラウナは全身を震わせる。
「ま、待っておくれ!んぁっ、な、なんでそんなに、ぁふっ!げ、元気なのさ、ぁんっ!」
同時に、喘ぎの中に抗議じみた言葉を絡めてくる。だが、今はそれに付き合うつもりなどない。俺は思いきり深く一物を突き刺した。
「んぁっ!あぁぁぁあっ!だ、だめ!そんな、深いっ!」
「今は文句を言う時間か?そんな暇があるならもっと締めつけろ。欲しいんだろ?」
「欲しい、欲しいけどぉっ!」
「だったら構わないだろう?……ほら、そろそろイクぞっ」
「イ、イク?ア、アタシも!アタシもイッちまう!だから、早く!」
「急かすな。どのみち、たっぷりと注ぎ込んでやるのは決まってるんだ。だから……お前からイッちまえ」
そして、とどめとばかりに強く腰を打ちつけた。
「あ、あっ、あぁっ!だめ、イク!イクゥゥゥッ!」
ラウナの体が反り返る。官能的刺激の限界を迎えた彼女の膣内は、俺のをきつく締めつけ、そこから子種を搾り出そうとする。俺はそれに抗わず、存分に白い欲望を吐き出した。
「あ……あは……♪アタシの奥で、レンがびくびくしてるよ……♪」
前のめりに倒れ込んだラウナはうっとりと目を閉じ、精子を放ち続ける一物の脈動に合わせて腰を震わせる。なかなかそそる眺めだ。
しかし、実は既に十回以上も達している俺はさすがに欲情しきれない。萎びた肉棒を余韻たっぷりに引き抜くと、息をつきながら腰を下ろした。
「ふぅ、これでやっと全員か。思いの外、大変だった」
「……まさか、本当に全員、犯しちまうなんて、思わなかったよ……」
息も絶え絶えなラウナの皮肉じみた呟きに、俺は辺りを見回す。
――そこは、俺の家の寝室。
俺とラウナがいるのはベッドの上で、その周りにはあられもない姿で身を投げ出す、数々の女達。全員陶酔した表情で、女の部分からは白い液体をもれなく垂らしている。
俺が犯した結果だ。奥底からじわじわと沸き上がってくる征服感に、俺は思わず口元を歪ませてしまった。
そこへ、ラウナが呟く。
「やっぱり、アンタを選んで、よかったと思うよ……」
視線を戻すと、彼女は体を動かして寝転がるような姿勢になっていた。俺を見つめる眼差しには、純粋な嬉しさが見える。
それはそのままに、ラウナはふと問いかけてきた。
「でも、どうしてアタシ達を家に連れ込む事に、したんだい?」
――そう。
俺は、旧火山で会った女達を、自分の家に連れ込んだのだ。
「……俺の鎧を着けろ」
立ち上がって最初に言った事は、それだった。ラウナはにやりと笑うと、後ろに目を向ける。
「だってさ。着けてやりな」
その言葉に一歩進み出たのはヤマネ。先程シャーリーが置いた荷物に駆け寄ると、そこから俺の装備と、アンダーを取り出す。
「すぐに終わる」
そう言って、アンダーを突き出してきた。俺がそれを着ている間に、彼女は各装備を一部だけ分解する。そして俺がアンダー姿になると、手際良く装備を取り付けていった。
「これで終わり」
あっという間に、俺はここに来た時の格好になった。俺は「感謝する」とヤマネに言うと、今度はラウナに背を向ける。
そこにあるのはダオラ=レイド。ラージャンと戦うために携えた太刀だ。
躊躇わず引き抜き、再びラウナを見る。彼女は裸で胡座をかいたまま、動く気配がない。その目は「やっぱり」とでもいいたげな様子だ。
そのまま、沈黙が続く。
動かない。
話さない。
すると焦れてきたのか、ラウナが口を開く。
「殺すなら早くしな。でないと……その気になるまで殴るよ」
その言葉を、俺は鼻で笑ってやった。
そしてダオラ=レイドを収め、彼女達に再び背を向ける。
「なんだ、帰「お前達が本当に俺を求めるんだったら」
彼女を遮るようにして、声を張り上げる。肩越しに振り返ると、女達は皆一様に目を見開き、驚いているように見えた。そんな彼女達に、俺は笑いながら言う。
「俺の家に来い。そしたらお前達の望み通り孕ませてやるよ」
きっと笑いは、とてつもなく歪んでいただろう。
女達は息を呑み、へなへなと腰を落とす。既に座っていたラウナはふるふると全身を震わせ、自らの体をかき抱いた。
「……い……今の、濡れたよ」
そう言って俺を見つめるラウナの目は、完全に情欲をたたえている。他の女達も同様だ。
俺はそれを見てますます笑みを強める。そして再び前を向くと、こう言ってその場を立ち去った。
「一時間待ってやる。その間にベースキャンプまで来い」
――そして、今に到る。
「アタシは、アンタが拒むだろうと、思ってたんだよ」
問いかけに続いた独白。俺は「何故だ」と聞き返した。すると彼女はゆっくりと体を起こし、言葉を続ける。
「ハンターは、脅威であるアタシ達は殺すのが当たり前。いくらハーレムでも、脅威を受け入れるはずがない」
「なるほどな」
「それだけじゃ、ないよ。人間は、アタシらモンスターの数を管理してると、思ってる。で、余計な事をすれば、管理に邪魔な者として殺される。そうだろ?」
確かにそうだ。俺もそれは考えていた。
ギルドはモンスターを狩らせる事で、その生息数を管理している。ハンターはその生息数管理のために存在しているようなものだ。そこからの逸脱は、後の死を意味する。
「だからアタシは、『首をはねても構わない』って言ったんだ。アタシは子供を産むのに興味はなかったし、アンタ以上に相応しい相手がいるとも思わなかった」
ラウナが擦り寄ってきた。胸板に頬を当て、目を閉じる。
「拒まれたら、どのみち死ぬつもりだったのさ。……教えておくれ、レン。どうしてアタシ達を受け入れたんだい」
俺は黙って、彼女の背中に腕を回す。抱き寄せると、ラウナは「んっ」と艶っぽい声を上げた。それを聞きながら、俺は口を開く。
「……気付いた事があった」
「なんだい、それは」
「俺がギルドにとってどういう立ち位置にいるか、だ」
「……話が読めないね」
「黙って聞け。お前の言う通り、ギルドにはモンスターを狩り過ぎるハンターを消しているという話がある。おそらく事実だろう」
「……」
「そして、俺は間違いなくそのハンターに該当する。ギルドから優先して回されるクエストで、大低三、四匹は狩っているからな」
「それを一人でやってのけたのかい。全く、凄いねぇ……で?」
「つまり、あそこでお前達を受け入れようが受け入れまいが、そのうち死ぬのは決まっていたのさ」
「だからアタシ達を受け入れた?……足りないね」
ラウナが身じろきした。解放してやると、彼女は俺の体をはい上がるようにして、妖しい笑みを近づける。
「それじゃあアタシ達を家に連れ込むには至らない。別の理由が必要になる。……あるんだろ?」
どうせそう来るだろうと踏んでいた俺は、ため息をつく。「わざわざ言わせる気か」とでも言いたげに、だ。それがわかったのか、ラウナは更に密着してくる。
「聞かせておくれ、その理由をさ」
そして、声に出して問われてしまった。これは答えないわけにはいかない。
「……お前達の望みを叶えてやったのさ」
「望み?アンタと共にいる事なら「違うな」
「……なら、どういう事だい?」
「お前達は、自分が強いとわかった上で、更に上を行く奴を求めていた。それは強い子孫を残すため?
違うな。
お前達は、自分よりも強い『雄』に服従したかったんだ」
ラウナが目を見開く。
「ほとんど直感に近かった。だがお前の行動を良く考えてみると、お前については確信があった。『こいつは俺に支配されたがっている』ってな」
顎を持ち上げ、俺は彼女の顔を引き寄せた。後数ミリの所まで唇が接近する。
「なんでそんな風に思うんだい」
「『拒まれたら死ぬ。』言い換えれば、お前は俺に命を捧げるつもりでいた。それは自殺願望か?いや、お前みたいな強者の場合は被支配願望だ」
「……そうなのかもしれないね。少なくともアタシはアンタに会うまで、死ぬつもりなんざちっともなかった」
ラウナの頬が急に赤く染まる。
「で、その『支配されたい』っていう根っこの願いに気付いたから、アタシ達を家に連れ込んだのかい?」
「あぁ。『きっと孕ませるだけじゃ足りない。身も心も支配されたいんだ』と感じた。ハーレム、ってやつにも興味があったしな」
「……実は最後が本音じゃないのかい?」
頬を赤らめたまま、皮肉をぶつけられた。多少可愛いげはあるが口の減らない奴だ。とてもじゃないが、これが並み居る実力者達を下してきた『激昂するラージャン』とは思えない。
俺はこれみよがしにため息をつき、ラウナに冷ややかな視線を送った。
「……ま、いきなり真面目くさった話をしても、お前はあまり聞かないだろうと思っていたがな」
「そんな事はないさ。ただ、最後のが一番、理由としてわかりやすくてねぇ」
「つまり、俺はそんな短絡思考に見えると」
「いや、直感で動いているように見えるね。アタシの目を狙ったのも、咄嗟の行動だったんだろう?」
「……」
――なんだか無性に頭に来た。生意気だ。
鼻を鳴らし、俺はラウナを突き倒す。「あんっ」と可愛く悲鳴を上げる彼女に跨がり、そして笑みを浮かべた。
旧火山で女達に見せたのと同じ笑みを。
「まあ、モンスターだって事を除けば、お前達は相当の美人だ。そんな奴らに『孕ませてくれ』なんて言われたら、断るのも損だ」
「レ、レン……目が、こわいよ」
「しかも、揃いも揃って心の底では支配されたいっていうのばかり。男、いや雄なら、そんな据え膳を食わない方がおかしい」
「ちょ、ちょっと待っておくれ、まだ余韻が、ぁんっ!」
「だからお前達を連れ込んだ……これなら満足か」
「わかった、わかったっ!減らず口叩いた、ひぅっ!のはあやまるからぁんっ!ゆる、はぅんっ!ゆるしておくれっ!」
「……だがその話で行くと、雄は雌の言う事なんか聞かないぞ?なにせ、雄は自分の欲求を満たす事しか考えない生き物だからな?」
「そんなっ!ご、後生だからそれ以上乳首を引っ張らないで、ぅん!あっ!」
「まあ、なんにせよ夜は長い。だから少し付き合え、ラウナ。異論は認めない」
「ぁふっ!もう……勝手にしておくれ……ひぅっ!か、代わりに、アタシを狂わせる位激しくしてほしいね……んっ!あっ、あぁぁあっ!」
結局その夜は俺の家から、ラウナを始めとする女達の悦びに近い悲鳴が絶える事はなかった。
そしてその日から、俺は誇り高く強い獣達が認める『番い』として生きる事になったのだ――
730 :
太刀厨:2009/03/09(月) 20:51:18 ID:r/DUja/N
やっとこ終了。過去にあった数少ないラージャン話に比べて、なんだか妙な感じになった気がする。
ちなみにこの話を書いたのは、「モンハン=野生味」ってイメージと「雌は強い雄と番いになる事が多い」ってのが繋がったため。それだけだったりする。
では、自分はしばらくこのネタで突き進もうかと思うので、その時はまた。
どうでもいいけど太刀いいよね。
太刀厨率めっさ多くて太刀使い率めっさ低いけど。
いいじゃん、本能のままに番う人の姿をした獣達
好きだよこーゆーの
乙。
つまり、雄モンス×雌モンスズって構図だったわけだね。
>>730 GJだぜ。
ハーレムは、厳密には「番い」ではない希ガス
鬼刃斬りを華麗にかわし、切り払いにはガード突き。ヘイト稼いで尻尾を譲り、武器を納めりゃワザと斬られる。
そういうランサーにオレはなりたい。
乙
他の古龍空気でワロタ
乙でしたー。
このネタで突き進むってことはシリーズ化かな?
期待して待ってます。
サルの母親が子どもにしつけするのをニュースみて妄想した、ラージャン親子で
親子丼もよくね?
親子丼ならバサルたんとグラビたんをだな・・・
はっきり繁殖期のメスと言われてるディアの出産をだな
いやいや、アプトノスだろ。ほらいるじゃないか、子連れのやつ。
ウカム×アカムとか
ごめんなさいやっぱり無理です
むしろ親が子をしつけるとか(性的な意味で)
ハンター親子
モンス親子
おうふ途中送信orz
武具屋親子や道具屋親子他各種取り揃え御座いまする
武具屋親子って・・・
ばっちゃがあふん、とかやっても
ギャグでは?
744 :
珍味のひと:2009/03/12(木) 20:56:52 ID:5qkkXAvx
親の方が『食べられない』って明記してあったフルフルは、親子丼出来ないっぽいな。
さておき。
前後の内、前編投下する。投下自体に9レスほど拝借。
*前提*
・
>>167-174の男女が逆転してる話。
・
>>168の27行目までの展開はほぼ共通だから、そこまで略
*傾向*
・ドスガレ擬人化×ハンター。今回エロ無し
・舞台はMHP2砂漠
・捏造設定多数かつ脈絡のないネタ混じり
以上許せる方はご覧あれ。
NGワード→『桃色したひらひらの…』
桃ヒレ求めてドスガレ乱獲を繰り返す女ハンター。
そのドロップの渋さに苛つきを募らせていた。
ある日、彼女は追い詰めたドスガレの背ビレの縁に桃色の輝きを見る。
だがドスガレを捕獲したハンターは知った。その背ビレの桃色はペイントボールに染まっただけのものだったと。
ハンターさんは、うっすらそばかすの浮いた鼻にシワを寄せ、荒々しい鼻息を吐きました。
女性としての取り柄は見た目だけと言われているのに、それすらぶち壊す、憤怒の形相です。大半はガブラスフェイクに隠れてますが。
ハンターさんは舌打ちと共に、ぐーすかねんねのドスガレちゃんの背中を蹴りつけます。
「クソめ! この役立たずのどす黒包茎がっ!!」
その場で地団駄を踏むように、何度も、何度もドスガレちゃんの背中に蹴りを入れる様子は、まさにアクション【悔しがる】。
お聞きのとおり、このハンターさんは下品で毒舌でありました。
鼻筋整った彫りの深いお顔はキレイと言えるもので、ほどよくお肉が付きつつ締まったスタイルは女性らしく魅力的です。
が、とってもモテません。
余談はさておき。
暑さで苛ついていた事もあって、ハンターさんのヒス……いやいや、怒りはいや増すばかり。
暫くの間、ハンターさんは顔の横に垂らした二房の髪を振り乱し、キックの鬼と化しておりました。
蹴っても蹴っても、硬い背中のドスガレちゃんには、ちっとも痛痒を感じさせていないばかりか、
自分の足がちょっぴり痛くなってきたり、ダルくなってきたり。
ハンターさんは自分の頬っぺたに汗がしたたっているのに気付き、ふと我に返りました。
ここは丁度岩影でしたが、ただでさえ暑い砂漠で、ガブラスーツを着込んでるお陰で不快指数はかなりお高くなっております。
ハンターさんは肩で息をしながら、落ち着こうと自分に言い聞かせます。
落ち着こうとしているのですが、ハンターさんはドスガレちゃんを捕獲してクエスト達成してる事を、すっかり忘れていたのです。
ですので、ギルドの人へ回収してねというお知らせを出すこともキレイさっぱり頭にありません。
ご覧のとおり、ハンターさんは血の巡りがよろしくございません。
今ハンターさんの頭をいっぱいにしているのは、ドスガレちゃんに、どうやって自分の悔しい思いをぶつけるか。
ハンターさんとっては、桃ヒレ生やしてなかったドスガレちゃんが悪いんです。
悪いドスガレちゃんには何をしてもいいんだと、ハンターさんは思っていました。
「全身のヒレ全部切っちゃって、鱗一枚も残さずを剥がしちゃって、カンカンに焼けた砂の上に転がしてやろーかしらね」
お腹空いてきた事もあって、ハンターさんの不機嫌さはマッハで加速中です。
「お腹を開いて、ゲネポッポの巣に放り込んじゃうとか……」
そのゲネポッポの群れのボスの生首をさっきゲットしたとか、ハンターさんには忘却の彼方でした。
ともかく、生まれて来たことが嫌になるくらい、痛くて惨めな思いをさせたいなー、なんて、ハンターさんは考えたのです。
ぼむと小さな破裂音がしたので、ハンターさんは頭の中での拷問百選の閲覧を止めました。
おかしなところだけは記憶力が働くのは、ヘンな人に有りがちなことです。
音の出所をハンターさんが見ると、シビレ罠がやり遂げた漢の顔をして、その儚い命に幕を降ろしていたのです。
そんなことはお構い無しに、ドスガレちゃんはぐーすかぎゅーと、口を開きっぱなしに眠り続けていました。
何もドスガレちゃんが暢気な訳じゃなく、それもハンターさん達が使うお薬のせいなのです。
しかしながら、ドスガレちゃんの一聞能天気な寝息は、ハンターさんのヒス……いやいや怒る心に火を点けます。
お察しのとおり、ハンターさんはとってもキレやすい人でした。
ハンターさんはドスガレちゃんから離れ、このエリアに入った時に投げた自分の荷物を拾いに行きました。
フットワークが命の弓使いでしたので、捕獲だけといえ、ドスゲネポッポの頭とか抱えて戦ったりはしないのです。
ハンターさんは拾い上げた荷物から砂を払って、ごちゃごちゃした中を覗き込みます。
手慰みに調合してみた、LV2睡眠ビンこと眠魚入りビンは熱気で臭くなってきたので捨てました。
ペイントの実入りビンは、ドスゲネポッポの尻尾をピンクに染めるのに一役買いました。
二度焼きしてある保存食、ピカピカする小石、何かの大きな種、日除け兼砂塵除け外套、半端に溶けかけてるスイーツ(笑)。
素材玉なんか、隙間から入った砂を纏って泥団子みたいになってます。
「んもう、役に立ちそうにないものばっかりじゃないの……っ!」
それすらもドスガレちゃんのせいだと言わんばかりに、ハンターさんは吐き捨てたのでした。
色々と痛め付ける手段は考えてみたものの、考え疲れてちょっぴりどうでもよくなってきたハンターさん。
そんな彼女が、荷物の底から一つのビンを見つけ出したのです。
それはハンターさん命名するところの劇毒ビンといいました。
怖い怖いキノコを磨り潰した物が詰められています。
食べたら一発でお腹が壊れて苦痛に身を捩らせるその威力は、うっかり食べちゃった事のあるハンターさんお墨付きです。
暫くして。
ドスガレちゃんのお顔の前に立つハンターさんは、ビン片手に笑うのでした。
もうじき、ドスガレちゃんを眠らせている麻酔薬も切れてしまう頃でしょう。
体の大きな魚竜種には、通常量の麻酔薬では効果時間が少し短いのです。
そんなことも、今のハンターさんには好都合でした。
矢でもってドスガレちゃんの体に毒を撃ち込み、麻酔が切れて痛みに喚き、のたうちまわる無様な姿を見てやろうと、ハンターさんは企むのです。
ビンの蓋を開けてやじりを浸し、その矢を、ハンターさんはドスガレちゃんの首に突き立て、引き抜きました。
まだ麻酔が切れていないせいか、ドスガレちゃんの寝息は一瞬止まっただけで、すぐ安らかに再開されました。
ちょっぴりおかしな力の入れ方したせいで、抜いた矢は折れてしまいました。
けれど、ハンターさんはそんなこと気にしてられません。
輝く笑顔で見守るハンターさんの目の前、ドスガレちゃんのにぎやかな寝息に変化は一向に現れません。
ハンターさんは「あれ?」とばかりに劇毒ビンとドスガレちゃんを交互に見ました。
「きっと体がおっきいから、毒回るの遅いのよ、そーよね」
考えるのも面倒くさいハンターさんは、そう決めつけたのです。
ハンターさんはぷっくりしたおしりの上に乗っかるような矢筒に手を伸ばし、矢を一本抜き取りました。
そしてそのやじりを劇毒ビンに浸したまま、ちょこちょこと移動するではありませんか。
ハンターさんはドスガレちゃんのおしりの辺りに屈み込み、悪いお顔をし始めました。
ドスガレちゃんが目を覚ました時、ハンターさんがお顔の近くにいたら、その大きなお口で丸かじりにしてしまうかもしれません。
おしりの近くなら、次の一刺しで起きても、ドスガレちゃんがまともに動けるまでに充分な距離をとれると、ハンターさんは考えたのです。
ドスガレちゃんのお腹側は少し白っぽく、脚とヒレっぽい何かが生えています。
それ以外はほとんどつるりとなだらかで、カエルにちょっと似てなくもありません。
お腹からおしりの境がよくわからないながらに、ハンターさんは、ドスガレちゃんのおしりに矢を突き刺しました。
ドスガレちゃんの寝息が途切れます。
けれどもまたそれは、ほんのまばたき一つの間。
すぐに再開されたイビキ調の寝息にハンターさんの怒りは静かに再燃を始めます。
矢を引き抜きながら、ハンターさんは考えました。
いっそビンの中身を、直接ドスガレちゃんのお口に、ぶちまけてやれば良いんじゃないかと。
しかしながら、ドスガレちゃんの顔はお口をぱっくり開けたままに横倒しになっています。
これでは上手く半液状の毒を飲ませられるか怪しいものです。
ふと、飛竜に対する毒生肉みたいに、何かに含ませて飲み込ませる事を思いついたハンターさんは、手にした矢を弓弦につがえました。
そのまま踵を返して小走りに駆けて行った先は、オアシスの水辺です。
ハンターさんは足を止め、すいすい泳ぐお魚さん達を少しの間、ガブラスフェイクの奥から目を細めて眺めます。
「てや」
気のない掛け声と共に弓から放たれた矢は、ハンターさんの狙い通りに鋭く水面を突き破りました。
魚達が逃げた水際へとハンターさんは踏み込みます。
矢は浅い水底に突き立ち、頭の砕けたサシミウオがぷかりと浮かんで来ました。
「やーね、もう。頭、取れちゃったじゃない」
弓を背負い、残念そうにハンターさんは呟きました。
大きくもない魚に対竜用の矢を使えばどうなるか、言わずと知れた事です。
これこのように、ハンターさんはつくづく考え無しでした。
仕留めたサシミウオの口から劇毒ビンの中身を流し込んみ、毒生魚に仕立てよう。
そう考えていたハンターさんですが、魚の頭がふき飛んでしまっては簡単に行きそうにありません。
食道は残っているのでしょうが、うじゃけた傷口をまさぐるのはちょっぴり面倒臭そうです。
うるさいドスガレちゃんの寝息を耳にしながら、ハンターさんは劇毒ビンの原料、ドキドキノコの威力に思いを馳せました。
さてお腹に劇毒ビンの中身を仕込み終えたサシミウオ片手に。
ハンターさんはドスガレちゃんの寝顔をとっくりと眺めました。
「その間抜け面さらしてられるのも今のうちよー……ぅふふふふぁははははは!」
含み笑いを高笑いに変えながら、ハンターさんはドスガレちゃんの喉奥めがけて頭のないサシミウオを放り投げました。
大きくほの暗いお口の奥に、べちりと毒生魚はぶつかります。
ドスガレちゃんの寝息は止まり、ぐぎゅ、と寝言のような声が出されました。
ハンターさんは、足元に転がる枯れた板状の植物を拾い上げまして。
それをドスガレちゃんの鼻面に叩き付けます。
途端、ギザギザの牙達の埋まった歯茎がせり出して、バクリと宙を噛みました。
ドスガレちゃんの閉じたお口と動いた喉を見、ハンターさんは再び悪ぅい顔で笑うのでした。
ドスガレちゃんはブゴッとモスみたいな声を上げ、ちょっぴり首をもたげます。
うぇいくあっぷ・ざ・どすがれおす、です。
じりじりと距離を取りつつも、ハンターさんは決してドスガレちゃんから目を離しません。
いつ苦しみ出すかと、楽しみで仕方ないからです。
先程までの寝こけっぷりからは信じられないような身軽さで、ドスガレちゃんはひらりと身を起こし、その二本の脚で立ちました。
両腕(ヒレ?)をお空へ向かって伸ばし、ドスガレちゃんは元気一杯、ぎぉーうと鳴きました。
おかしさを感じ、ハンターさんは眉をひそめます。
穴でも開けそうな凝視に気付いているのかいないのか、ドスガレちゃんは長い首をもたげ、我が身をしげしげと眺めているようです。
一度目蓋を閉じた後、ハンターさんはくわりと眼を剥きました。
そして違和感の正体に気付いたのです。
さっきまでしんなりと垂れていたはずの背ビレが、雄々しく天を衝いているではありませんか。
そればかりか、砂埃にまみれた鱗の一枚一枚が艶を増したようにすら見えるのです。
元気百倍とか吹き出しの付きそうなお肌っゃっゃ具合は、ハンターさんを歯噛みさせました。
ハンターさんの脳裏を一つの記憶が掠めます。
近頃同僚がどっぷりとハマっている、馴染みの飯屋の裏メニュー。定価2ゼニーぽっちの怪しい緑色スープ。
一杯食べれば力みなぎる素敵なスープだというそれの主な材料は、ドキドキノコだと聞きました。
彼の言うことは満更嘘ではなかったのです。
ドキドキノコの効果はどっきりびっくり気まぐれデタラメ。
お腹を壊す事もあれば、嘘みたいに疲れがとれてしまう事もあるのでした。
「何よ、なによなによ! クソ砂ムシの分際で……ッ」
ハンターさんは、握り拳と肩と声をわなわな震わせました。
ドスガレちゃんがその小さく円らな目を向けているのも、お構いなしです。
「ああぁあもうっ! このがっかり砂ムシ!」
ちょっぴり垂れ眉テイストの効いたドスガレちゃんの顔めがけて右手人差し指をびしと突き付け、ハンターさんは叫びます。
「ナガムシのクセに全快なんて生意気だわよ!!」
どこぞのいじめっこのような言葉も突き付けられたドスガレちゃんは、げ、と小さめに鳴きました。
甲高いハンターさんの声が耳障りだと感じたのか、ドスガレちゃんの顔はふいと他所を向きます。
桃ヒレ生やしてないし、苦労して毒盛っても苦しまないうえに元気満々になっちゃうし、文句聞く耳も持たないし。
ハンターさんの怒りの内圧は高まるばかりでした。
彼女の心の狭さは猫の額といい勝負です。勝るだろうし劣りません。
両の拳を握りしめ、それらを体の両脇へと振り下ろし、再度ハンターさんは叫びます。
「無視してないでこっち見なさいよね! そこで正座してあたしの話聴きなさいよ!!」
ハンターさんは、軽く無茶を言いました。
風にそよぐ草花のように、ドスガレちゃんの尾ビレが揺れるのを見て、ハンターさんは苛立ちを露わに一度砂を踏み鳴らします。
おかげで、ドスガレちゃんの頭が小さく縦に振られたのを、見逃していたのです。
ざぁ……
雨に似た音がした、とハンターさんは感じました。
それと同時に砂臭い風が吹きつけて、視界は白っぽく霞んでしまいます。
降って湧いたような砂埃に、ハンターさんは目を開けていられませんでした。
息をするにも口に鼻に、砂埃が入ってしまうので、堪らずハンターさんは後退りました。
踵で砂の上を探る様に下がっていけば、息苦しくない程度の位置まで来た頃です。
「言いっぱなしで放置とは感心しないぞ」
ハンターさんの正面の方から、男の人の声が聞こえたのです。
とっさに弓に手をかけ、声の方へ目を凝らし、ハンターさんは誰何の声を上げるつもりで、
むせました。
砂埃をもろに吸いこみ、ハンターさんは咳込んでしまったのです。
いわゆる生理的な涙というものを黒い革手袋に覆われた掌の底で拭い、ハンターさんは真正面、声のした方を睨みます。
相変わらず砂埃が舞っていましたが、その向こうにうっすらと黒い人影が透けていました。
「だれよ、あんた」
自分以外の人が居るとは思っていなかったハンターさんの声は、露骨な警戒心に彩られたものです。
あんなことこんなことしていたのが全部見られていたんじゃないかと、ハンターさんの掌はじっとりと汗ばみました。
「誰でもいい。今は反省しろ」
少しがさついた低い声に淡々と命令口調で言われて、早速かちんと来たハンターさんの頬がぷくっと膨れました。
ハンターさんは背負った弓から手を離してその手を腰に当てます。
砂埃の中の人影を睨んだまま、言われた通りに己を省みるべくちょっと記憶を巻き戻しました。
三つ歩けば忘れるという程ではありませんが、このハンターさんの記憶力は頼りないものなのです。
その記憶を呼び起こす助けなのでしょうか、落ち着いてきた砂埃の中の人が言いました。
「ここに座して話を聴けと言ったのは、おまえだろう。さて、いつ話し出すのだ」
そうだっけ、とハンターさんは首を傾げました。
砂埃が鎮まった頃、ハンターさんから少し離れた正面には、黒い肌の人が砂の上に正座していました。
全裸で。
半裸辺りまでなら見慣れていたハンターさんも、まさかの全裸に硬直してしまいます。
引き攣った喉からは、小さく悲鳴が漏れました。
男の人は、おにいさんと呼ぶにはちょっと苦しく、おっさんと呼ぶには可哀想なくらいの年頃です。
ここは間をとって、おにっさんとしておきましょう。
「どうした。話す事があったのではないのか」
顔色を変えて固まってしまったハンターさんの様子を気にした風もなく、おにっさんは尋ねました。
全部のパーツが線で構成されたような顔のおにっさんは、薄い色の短い髪や黒い肌から、大きな手で砂を払い落しています。
座っていても大きなおにっさんを見詰めていたハンターさんは、ふと我に返りました。
そして、この状況に考えが追い付かず、キレました。
「何なの? だからあんた誰ッ! いつから、どうしてそこに居て、何で裸なのよっ!?」
言葉の切れ目でビシビシとおにっさんを指しながら、真っ赤な顔のハンターさんは矢継ぎ早の質問を投げ付けます。
おにっさんは迷惑そうに眉根を寄せたのですが、元々下がり眉と糸目の持ち主でしたので、とっても困った顔のように見えてしまいます。
ハンターさんはといえば、鼻息を荒げたついでに砂埃でムズムズしたのを思い出して、小鼻をむにむにとこすっていました。
鼻をこすりながら睨みつけるのは、ちょっぴり間抜けでした。
ふん、と鼻を鳴らして、おにっさんはその大きな口を開きます。
「誰かと訊かれても困るが、おまえの言葉によれば砂ムシか。
我らは我らを砂食みという。先程休息をとろうとここへ出て、鱗が無いのは、なんとなくだ」
さり気無く、いい加減な返答もありました。
ハンターさんは鼻をこするのをやめて、首を捻ります。
「すなはみ……、すなむし?」
ハンターさんは下唇を軽く噛んで考えます。自分がクソ砂ムシ、がっかり砂ムシと言った相手はドスガレちゃんでした。
そう言えばドスガレちゃんは砂煙と共に消え去ってしまっています。
そして目の前には自称砂ムシの、色黒ででっかいおにっさんが律儀に正座を続けています。全裸で。
「話はまだなのか。そろそろ脚がしびれてきたぞ」
あまり抑揚のない声で、おにっさんはハンターさんに話を促しました。
考えても状況がよく解らなかったハンターさんは、考える事を打ち切りました。
溜息ひとつ、おにっさんに目を向けて、すぐに逸らします。
「ちょっとそこで待ってなさいよ」
言うや否や、ハンターさんはおにっさんに背を向け、駆け出しました。
その場に残されたおにっさんは、遠ざかるハンターさんのガブラスーツフットに包まれたおしりを見つめ、小さく呟くのでした。
「二つに割れてるな」
そして、自分の背中からおしりにかけてを撫でてみて、おにっさんはその糸目を心持ち見開きました。
青空の下、おにっさんがまた呟きます。全裸で。
「二つに、割れた」
荷物を抱えて戻ってきたハンターさんは、おにっさんの前で足を止め、荷袋の中へ手を突っ込みます。
黒い革手袋に覆われた手が引っぱり出したのは、日除けの外套でした。
ハンターさんはおにっさんに外套を投げ寄越して言います。
「それくれてやるから、その、粗末なもの隠しときなさい。有難く思いなさいよね」
実際はハンターさんから何かが見えたわけでもないのですが。
全裸の人を直視したくないハンターさんはちょっぴり悪態を吐きました。
「礼は言わん。隠すべきものなぞ有りはしないがな」
おにっさんはハンターさんの物言いに、気を悪くした様子もなく尊大に返します。
あまり肌触りも良くない布製の外套を、ごっつい指先でつまんで広げ、観察し始めました。
とりあえず視界から男の人の肌が隠れたことにハンターさんは安心して、おにっさんの前に腰を下ろしました。
ドスガレちゃんを始め竜達の姿も見えないので、荷袋や弓や矢筒も脇に置いてしまいます。
「それと、よ。足崩しゃいいじゃない。あたし、なにもあんたに正座しろなんて言ってないもの」
外套の手触りを確かめていたおにっさんは、顔をハンターさんへ向けました。
糸目からのまじまじとした視線を受け、ハンターさんは落ち着きません。
「ぬかした言を端から忘れるのは、そういう作りなのか。おまえは」
ハンターさんは、かさついた低い声から呆れを感じ取り、鼻から深く息を吸い込んで、ぐっと胸をそらしました。
口をへの字にして怒ると、背が伸びるのは、人の本能的な威嚇行動なのかもしれません。
「なによう、素っ裸の変態のクセに! あんた失礼なヤツね。なんで恵んでやった相手に、馬鹿にされなきゃなんないのよ!!」
間近からのハンターさんの大声に、おにっさんは少し眉をひそめます。
「馬鹿になどしてはいない。ただ純粋な疑問から尋ねたまでだ。違うなら違うと一言で済むだろう」
「黙んなさいよ変態白髪色黒デカブツ!! 十秒で描けそうなうっすい顔の分際で、あたしに上からモノ言うなんて十年早いわ!」
甲高い声が、暴力的な音量でおにっさんの聴覚を襲うのです。
まだまだがなり立てそうなハンターさんの様子に、おにっさんはほんの少し、頬を引き攣らせました。
それは唐突でした。
「とう」
おにっさんは気のない声と共に、ハンターさんを頭からすっぽりと外套で覆ってみたのです。
いきなり世界が暗く閉ざされたハンターさんは呆気にとられてしまい、外套の下でまばたきをしました。
やがて、その鼻の先に触れる感触が、とっても憶えのある外套のモノだとわかると、また鼻から深く息を吸ったのです。
ハンターさんが怒りの声を上げようとしたその時です。
大きな手が布ごと、ハンターさんの口を押さえてしまいました。
「おまえが話すというから聴いてやろうと待っているのに、少しも話が進まないではないか」
視界が効かない中、聞こえるおにっさんの淡々とした声に、ハンターさんは叫ぶのも暴れるのも止しておこうと思いました。
自分より遥かに体格のいい男の人が、視界を奪って何をしようというのか。
ハンターさんは命の危機を感じ、あんまり深く考えたくもなくなりました。
大人しくしているハンターさんから、おにっさんの大きな手が離れます。
ハンターさんは声もなく、頭から被せられた布を取り払う事すら思い付かず、後退ろうとしても腰が上がりませんでした。
砂を踏みしめる音がして、おにっさんが立ち上がろうとしているのがハンターさんにも解りました。
「あ」
かすれた声が上がったワケをハンターさんがきき返す間もありません。
ハンターさんは、立ち上がろうとした瞬間に脚の痺れでこけたおにっさんの、下敷きにされたのです。
「ぅ重っ!!」
砂面に背中をぶつけて痛かったのに、ハンターさんの口から出た言葉はそれでした。
後ろ頭はガブラスフェイクのおかげで案外大丈夫です。
「すまんな。ここまで脚の感覚が無くなっているとは思わなんだ」
おにっさんは、ハンターさんを下敷きにしたおかげか、裸なのに全く無事でした。
それどころか押し倒したハンターさんの胸に顔を受け止められ、見事なラッキースケベ状態です。
「ちょ、どこにどうして……」
背中は痛いわ体の上に人が乗ってて苦しいわで、ろくに声も出ないハンターさん。
その言葉を止めたのは、おにっさんの呟きでした。
「黒い肌をしているからには、どれほど硬いのかと思えば。随分と柔いのだな、人は」
軽く頭を打ったせいか、なんなのか。
さっき途中で打ち切った考えとおにっさんの呟きの内容とが、一つの事をハンターさんに理解させました。
おにっさんのごっつい手が、遠慮なんてなく興味津津でガブラススーツボディに包まれたハンターさんの体を撫でていきます。
一つ理解してしまえば、芋づる式にあれこれそれと「わかった!」が広がっている最中のハンターさん。
珍しくも考えに夢中になっていました。
ハンターさんが、思い出したように自分の頭に被さった外套をめくりました。
ガブラスフェイクの奥、眩しげに薄茶色の眼を細めるハンターさんを、おにっさんの糸目がちらりと見上げます。
「ねえ、すなはみって、ヒレと鱗が生えてて、砂の中泳いで、ギザギザキバのでかい口から砂吐く、アレ?」
らしくもなく穏やかな声で、ハンターさんが訊きました。
おにっさんが手を止め、ふむとうなりました。
「それが、砂中を裂き進む平たく尖った頭、長い首と尾、二本の脚を備えた者なら、確かに砂食みの事だ」
すぐ近くにあるおにっさんの砂まみれの髪が、ほとんど白に近い紫色をしているのにハンターさんは気付きました。
奇妙な色なのですが、それもハンターさんを納得させるものとなったのです。
ようやくおにっさんがハンターさんの体の上から退きました。
「そんでね、あんたはあたしが追っ掛け回して、矢を撃ち込みまくったあの、すなはみなのよね」
然り、とおにっさんは答えました。そして、凶悪な感じの爪の生えた指でハンターさんを差します。
「そうだ。理解しろ。冷静にな」
ドスガレちゃんは、紫鱗に黒い皮膚、大きな体をしていました。
おにっさんにはそういう要素が確かにあるのです。
おにっさんののっぺりした顔も、言われてみればドスガレちゃんテイストに見えなくもありません。
ハンターさんの横で、おにっさんは居住いを正しました。
「話を聴けとおまえは言ったろう。何を聴かせるつもりだかしらんが、そろそろ語り始めてもいい頃ではないのか」
わざわざ全裸に正座で待機してくれるおにっさんが、ナチュラルボーン変態なのか、律儀なのか、ハンターさんには解りません。
体を起こしたハンターさんは、おにっさんの見えそで見えない何かを隠すため、外套をおにっさんの腰に被せました。
しかしながら、さっきのようにおかしな使われ方をしては困ると考え付いたハンターさんは、そのままおにっさんの胴に腕を回します。
おにっさんの腰回りに外套を一周させ、端を結んでおきました。
これでずり落ちたり、被せられたりしないはず、とハンターさんは自分の仕事の出来に会心の笑みをこぼします。
「話は聴いてやるが、無駄に大声を張るのは止せ。聴く気が失せる」
おにっさんはハンターさんのやる事を気にしてないらしく、変わらず淡々と言うのでした。
再度おにっさんの正面に腰を下ろしたハンターさんは、胡坐を掻きました。
自分の膝に片肘突きながら、ハンターさんはおにっさんを指します。
「正座はもういいから」
そうか、とおにっさんも胡坐を掻きました。
隠れて欲しい何かが隠れていても、男の生脚は本当に目に嬉しくないモノだと、ハンターさんは思ったのでした。
何か忘れているような気がしながら、ハンターさんはガブラスフェイクを脱ぎます。
頬に風が当るのを感じ、ハンターさんは爽快感に微笑みました。
すっぽ抜けた蛇頭におにっさんが目を丸くし、糸目が開くことにハンターさんがびっくりしました。
ハンターさんはドスガレちゃんことおにっさんに、ハイガノボマーDEウマー計画と、その道程を語り出したのです。
出来るだけ安全に飯のタネを稼ぎたい事、そのためには砂の竜の桃色ヒレが必要な事。
ガレオスを狩れども狩れども桃色のヒレが生えている個体が見当たらない事。
桃ヒレ生やしてないドスガレに八つ当たりしたのに、ほとんど効かなかった事。
砂漠の暑さに心底うんざりしている事。肌荒れに留まらず、日焼けとそばかすが増えちゃった事。
虫嫌いな同僚が変なスープにハマって怖い事。
近くに住んでる別の同僚が最近ケルビを飼い始めて、なんだかうるさい事。
同じく近所に住んでるこれまた別の同僚が、部屋に女を連れ込み始めて妬ましい事。
男共はどいつもこいつも女扱いしてくれないっていう失礼千万な事。
そのくせ下ネタ振る時は喜々として馬鹿じゃねーのクソな事。ノリノリに乗ってやんよオラな事。
むしろドン引きさせてくれるわ畜生共めな事。
ハンターさんによる取り留めのないこと限り無しな話を、おにっさんは相槌を打ったり頷いたりしながら、聴いていました。
話し疲れて、お水を飲んで一休みしているハンターさんに向かって、おにっさんは言いました。
「だいたいわかった」
多くを語ったハンターさんと同じくらいの疲労感を漂わせ、おにっさんの言葉は続きます。
「だがな、我らに関わる話題は、多分に譲歩してもその日に焼けて云々辺りまでだろう。その他の話題を、砂食みに話してどうするつもりだ」
言葉のお外からは「知らんがな」という意味が匂わされていますが、我らがハンターさんは空気を読みません。
「だって、あれこれ言いたい事が溜まってたんだもの。ついでよついで」
後ろ頭をバリバリ掻きながらも晴れやかな表情で言われ、おにっさんも言葉を重ねようとはしませんでした。
片膝立ててお水を呷っていたハンターさんが、ぽんと膝を叩きました。
おにっさんの視線が自分に向いたのを感じて、ハンターさんはそのお顔をずいとおにっさんに近付けます。
上目遣いでおにっさんの顔を眺め、ハンターさんは言いました。
「ね、あんた、なんで人になってんの?」
それは生まれ出でて当然の疑問です。しかし生まれるのが遅すぎるのではないでしょうか。
ハンターさんの問いに、おにっさんは少しの間、だんまりになってしまいました。
答えてくれないおにっさんは、勿体ぶっているのか、はたまた目が細いから解らないけど、実は寝ちゃってるのか。
ハンターさんはそう考えて、おにっさんの糸目をしげしげと見詰めました。
糸目ながらまばたきもするし、目玉も動いているのを確認し、ハンターさんはなんだか感心します。
「なんでよ、ねー」
大人しくお話を聞いてくれたおにっさんに対して、ハンターさんは馴れ馴れしくしていい人と判断しました。
フレンドリーなのではありません。このハンターさんの態度を別名、格下扱いともいいます。
距離無しなハンターさんの態度に動じた様子もなく、流石の元ドスガレちゃんのおにっさんは大物っぽく頷きました。
「話せば長くなる」
「あたしの話よりも?」
またも頷いたおにっさんに対し、ハンターさんはパサついた食物を頬張りながら返します。
「聴いたげるから、コンセツテイネイに、解りやすーく説明しなさいよ」
長い話を聴くのは嫌いな事を忘れて、ハンターさんはそう言ったのでした。
「我らは砂食みといえど、砂のみで生きていける訳ではない事は知っているな。
食らう肉と砂が揃わなくては生きてはいけない。逆に砂と肉の食らえる所ならば、砂食みのいずれかが辿りつくこともあるだろう。
だが、この一帯に棲む我らは、他の地域の砂食みとは違う。
違ってしまったというべきか」
ちょっぴり仰々しいおにっさんの語りに、ハンターさんは早くもうんざり気味です。
己の言葉に責任なんか持たないのがこのハンターさんでした。
けれど、荷物の中からかなり溶けた氷結イチゴを見付けて、口に含むと同時、ハンターさんの視線はおにっさんへと戻ります。
腐っても女の子なハンターさんは、お話の供にお菓子があれば何とか話に集中できるのです。
「そうだな、例えば。おまえが桃色のヒレがないだのとぬかしていたが、当然の事だ。
あれはほとんど女にしか生えない。そしてこの一帯に砂食みの女はいない」
「ふぇ!?」
せっかく集中したばっかりだったのに、ハンターさんは驚きのあまり変な声を出しました。
桃色だから女の子専用だなんて安直な、とか突っ込む事すら思い付きません。
間抜けな顔になっちゃってるハンターさんを放っておいて、おにっさんは続けました。
「知らぬわけでもなかろうよ。おまえの同族にも、わざわざ我らの腹を裂いて、子種の詰まった袋だけを取っていく輩がいたぞ」
おにっさんの疑わしげな目で見られ、いやいや知らないからと否定するハンターさん。
ハンターさんはトレハンなんて小洒落た事をしたことがありません。
なので、この辺りのガレオスちゃん達の7割が白子(しらこ)持ちだなんて知らないのです。
(参照:大丈夫?な本)
「子種を蓄えた袋を持つ女なぞいない。桃色ヒレは砂食みの女にしか現れない。解るな」
背筋を綺麗に伸ばしたおにっさんの前。ハンターさんはへどもどしています。
予想もしていなかった話に、なかなか思考を戻せないのです。
「じゃ、じゃあ、さ。あたしが今までドスガレ追っ掛け回してたのって、すっごく無駄なの!?」
ハンターさんはおにっさんに詰め寄り。
かけて、大きな手に顔を掴まれ阻まれてしまいました。
おにっさんの掴む力が強いのは勿論、危険な感じの爪が、今にもハンターさんの肌を破らんばかりに食い込んでいます。
「痛っ危なっ! 放してよっ! 乙女のやわ肌何だと思ってんのよ!」
状態が状態なだけにハンターさんは暴れる事も叶わず、罵る声も少し気弱なものでした。
おにっさんの手を剥がそうとするのですが、少し震えた指の力など、何の役にも立たなかったのです。
おにっさんは、自分の手にかかった二回りほど小さなハンターさんの手を、蛇顔飛竜の赤黒い革手袋に包まれたそれを、見詰めました。
「色が黒いのは好みだが、おまえの色ではないようだな」
おにっさんは掴んでいる顔の肌色に目を移し、ふむとうなります。
「手袋好きならあげるから、放してよぉ……」
痛いわ怖いわで涙目になってきたハンターさんのか細い声に、やっとおにっさんは手を放しました。
ハンターさんは何度もしゃくりあげ、涙をぽとぽと零しながら手袋を取って、おにっさんのごつい手に押しつけました。
べそかきハンターさんにどう対応したものか、おにっさんはほんの少し困ったようでした。
一方のハンターさんは、始めの内こそマジ泣きでしたが、今やほとんど嘘泣きです。
内心では「困れ困れ」と笑っているくらいです。
そんなハンターさんの性根は、腐れ縁の同僚からは「あいつ、泣きゃ済むと思ってやがる」と非常に不評でした。
おにっさんが溜め息を一つ吐きました。そしてハンターさんの顔を覗き込むように、身を屈めます。
しめしめと思ったハンターさんは、その表情を隠すべく、殊更両手で涙を拭う仕草をしてみせました。
ハンターさんの涙に濡れた片手を、おにっさんが取りました。
「話を続けるぞ。この一帯の砂は石と化した古い龍や、得体の知れん金物の混じりだ。
それを食む我らも知らず知らずのうちに変えられていく。我らは、己で言うのもなんだが、砂食みとしては無駄に小賢しく成り果てた」
女の人の手を取っておきながら、平然と話を再開したおにっさんに、ハンターさんは思わず涙の止まっている顔をあげました。
しまったと思った頃には、おにっさんの糸目とハンターさんの潤んだ目はばっちりと合っていたのです。
「なんだ」
おにっさんは、笑いました。
大きなお口の端が更にキリキリと吊り上がり、のこぎりみたいなギザギザの歯が並んでいるのが見えます。
驚きと怖さに、動きを止めてしまったハンターさんの耳に、おにっさんのざらついた呟きが届きました。
「どうせまた泣かされるのだから、泣き止むのも無駄な手間だろうに」
正しく取って食いそうな笑顔のおにっさんから逃れようにも、ハンターさんは既に手を取られていました。
ハンターさんの素手におにっさんの黒い手が音もなく滑り、捲り上げる様に袖の内へと入り込んでしまいます。
肘の内側に鋭く爪を立てられて、小さな悲鳴をあげたハンターさんは、おにっさんの手を振り解こうとしました。
けれどそれは、かないませんでした。
成す術もなく崩れおちるハンターさんの体を、笑顔を引っ込めたおにっさんが受け止めました。
ハンターさんは自分の状態を把握したのです。
意識ははっきりしているのに、全く体に力が入らない。これはいわゆる麻痺状態というものだと。
「なに、すうの……よ」
言葉も少し怪しくなってしまっています。
ハンターさんはすっかり忘れていましたが、ドスガレちゃんのヒレには麻痺毒を持ったトゲがあるのです。
トゲから爪へと姿を変えても、毒性は変わらずに備わっていました。
おにっさんは、ハンターさんをそっと抱き締めて囁きます。
「先程言ったろう。この一帯に砂食みの女はいない」
「らから、なんら、の。はあしなはいぉ」
砂っぽいおにっさんの胸に頬っぺたがくっつき、ハンターさんはますます喋りにくく感じました。
おにっさんはハンターさんの髪に触れてみながら、もごもごとくぐもる声を聞いています。
ハンターさんの要求を呑む事もない代わりか、おにっさんが噛んで含めるように囁きました。
「季節柄、繁殖行動をとりたくて堪らない。この際異種族でも全く構わん。体はおまえ合わせてやっている。有難く思え」
「かまえ。あらしは、やらから」
呂律が回らないのに、ハンターさんは懸命に言葉で拒絶しています。
けれども、さっきみたいな大声も出ないようで、そんな言葉もおにっさんは涼しい顔で受け流してしまうのでした。
「合意がなければ強引に、が我らの身上だ。言うなれば穴があったら入りたい」
言ってはなんですが、おにっさんは言い回しがおっさんでした。
下ネタを振られるわ、ガブラスーツの上から撫でまわされるわ。
流石に物分かりの悪いハンターさんにも、はっきりと話の方向が読めてまいりました。
ガブラスーツ越しに伝わるおにっさんの体温に、感触に、これまで危機感を持たなかったのもどうかという話ですが。
ハンターさんは暴れて喚いてどうにか逃げ出したいのですが、体はちっとも動かないのです。
体の線を確かめるように辿る手のくすぐったさに、ハンターさんは落ち着かないどころの騒ぎではありません。
現時点で『青空の下でおさかなをキャッチ!』が『前略おさかながキャッチ!』に移り。
このままでは『前略おさかなとエッチ』になるかもしれません。
「やらせない! やらせないからね!! よりによって初めてが砂ムシとだなんて、絶対やだーっ!!」
気合のままにハンターさんは叫んでみました。発音は明瞭になったものの、音量はいまひとつでした。
754 :
珍味のひと:2009/03/12(木) 21:31:13 ID:5qkkXAvx
投下終了。
前回と同じタイトルでver.A(あたし)、ver.B(僕)って適当な呼び分けができる。
砂漠で携帯食料ってパッサパサで食べにくそうだと思う。
続きはまた近い内に。
GJ
GJだ!
GJだよ!
>>754 ( ・x・)・x・) パッサパサ!パッサパサ!乙!
2ndGの引退したハンターはティガレックスにバキバキに犯されたと思っているのは自分だけだろうか
ティガの性別はどっちでも可
ティガは♂がいい
>>754 乙。これってハンターより地の文のが毒舌なんじゃね?
前半ドスガレが可愛い感じの描写だったのに、擬人化したらおっさんって…
この気持ちは、着ぐるみの中の人を見てしまった気分に似ている
そこはホラ、どこぞの夢の国のように「中の人などいない」ってことでw
おっさんじゃねーよ、おにっさんだよ
CV:若本よりはましだよ…
農場の奥のでっかい剣で擬人化妄想したけど、♂だろーが♀だろーがナニがでっかくなるのか想像つかないのでやめた
古龍骨のピッケルでれいぷとかまでは考えたけど
古龍骨バイブだと・・・
>>762 ブヨブヨの皮と竜骨系を調合ですね?分かりますん
雷光ゼリーでピリッとそしてヌルっとさせてグヘヘ
wikiに直接投下が来てるな
あっちに投下するなら、ついでにTOPも直してってくれりゃいいのに…
そういや ゲネポッポとか呼ぶのってどこか発祥あるのかな?
私の周りでもって言うんだよね ゲネポッポ
自分の初見はここのwikiの鳥竜種の欄
他には攻略板の方でも見た事ある
そんなにローカルな愛称でもないのかも
ランポッポにゲネポッポとかかわいいけど、イーオスの場合はなんて言ったらいいんだろ
いーおっお?
( ^ω^)いーおっお
一応投下物あるんだけとかなりグロくなってしもうた
エロとグロの比率が1:9ぐらいになってるけど
変態女ハンターがリオ家族を惨殺したり逆レイプしたりする話。擬人化なし
無難にtxt投下とかした方がいいだろか?
( ゚皿゚)いー
( ^ω^)おっお
>>769が肯定にも見えるし
じゃあ投下するわーグロ無理な人は目欄をNGに設定してくださいな
肯定してないしてない
カシャン、カシャン、鎧の揺れる小気味良い音を立てながら、ハンターがキッチンを後にして居間へと向かう。
G級のナルガクルガ素材を使用した防具や、龍属性を付加した強力な太刀が、ハンターとしての実力を表していた。
ヘルムの下に見える顔は、女性のものであり、額から左目を横断する傷跡と、浅黒い肌が印象に残る。
彼女はポーチの中を探って、今一度持ち物を確認すると、部屋の掃除を続けるキッチンアイルーに手を振りながら、家を出る。
その間際、オトモのうちの1匹が、「今日は連れて行ってくれないのかニャ?」と彼女に尋ねるが、ハンターは黙って首を横に振った。
今回のクエストは、一人で行わなければ意味が無い。家を後にしながら、「また今度な」と投げかけ、ギルドへと向かった。
受注するのは、下位のリオレイアとリオレウス同時討伐クエスト。G級の装備で身を固める彼女にすれば、何の苦労も無いクエストだ。
苦労も無いが、今さら大した利益も無い。わざわざ受ける意味もないクエストなのだろうが、それでも彼女は、狩場での行為に思いを馳せて、口の端を歪めた。
これから行うのは、仕事ではなく娯楽なのだ。狩りを趣味とする者などいくらでもいる。その対象が、弱いケルビやモスか、飛竜かの違いだ。
ギルドへ向かう彼女の足取りは、自然と早足になって行き、ゆっくりと歩いて向かっていたはずが、いつの間にか走り出していた。
かくして彼女は、胸を躍らせながら狩場へと向かう。
緑の豊かな森丘を歩きながら、彼女はクスクスと笑っていた。彼女の通り過ぎた後には、数体のランポスの死体が転がっている。
そのどれもが、四肢を切断され、腹を切り裂かれて臓物を撒き散らし、頭部を破壊されて脳漿を撒き散らしている。
彼女の持つ太刀なら一撃で倒せるような相手だが、あえてそんな真似はしない。ダルマにして腹を引き裂き、死ぬ間際に頭部を破壊する。
普段ガンナーをしている彼女にとっては、久々の太刀に身体を慣らすための、丁度良いウォーミングアップだった。
幸いな事に古竜観測号の飛んでいない。これならば、いくら残虐なハンティングを行おうと、誰にも咎められる事は無い。
以前同じ依頼を同じ目的で受けたときは、運悪く古竜観測号が狩場を監視しており、今日のような借りが出来ず、フラストレーションが溜まったものだ。
「さて、これくらいで充分か……」
血の臭いが立ち上る周囲を見回しながら、彼女は満足気に背伸びをした。
今回のクエストは、リオレイアとリオレウスの2体を狩る事。今は火竜の繁殖期であり、つがいとなった火竜が、仔竜の餌を求めて徘徊する、危険な時期だ。
だが、そんな時期故に、火竜の思考がある程度単純化する。数匹の仔竜の餌を稼ぐために、積極的に狩りを行い、血の臭いに惹きつけられる。
これだけの下準備をしたのだから、臭いを嗅ぎつけた火竜がここにやってくるのも近い筈だ。
火竜がここまでやって来た時に備えて、彼女は太刀を一振りしてランポスの血糊を払い、砥石を使って切れ味を整える。まだそう鈍っている訳ではないが、最初の一匹に時間をかけるつもりは無い。
時間をかけて楽しむ相手は、巣穴で仔竜たちを護るリオレウスの方だ。
繁殖期の火竜の巣穴に入るような生物は、ハンター以外に有り得ない。あそこなら雑魚のちょっかいを気にせずに、満足するまで楽しめる。
刃を砥ぎ終えた彼女は、火竜の到着を待ち侘びるように空を眺めながら、ポーチに手を伸ばして千里眼の薬を取り出す。
薬を飲み干すだけで、感覚が研ぎ澄まされるのだから便利な物だ。目をつぶって意識を集中させると、こちらへと飛んでくる火竜の気配が感じられる。
彼女は目を開き、気配の方向を見ると、端正な顔立ちに挑戦的な笑みを浮かべ、背中の太刀に手をかける。
最初に何処を切ろうか。翼を裂いて逃げる事を出来なくするか、足を潰して歩けなくするか、それとも目を潰すか。
火竜の肉を裂く感触に思いを馳せながら、下半身に滾る物を感じ、フォールドの下のインナーに、粘液が染み込んでいく。
自分でも、倒錯的にも程がある性癖だとは思っているが、直しようの無い事実だった。
竜に対してしか性的な魅力を感じず、しかもその命を弄んだ挙句に絶命させる瞬間、その興奮が絶頂に達するだなどと、自分でも嫌悪感を感じる。
「だけど、仕方が無い」
そう呟きながら、自分の真上を通過した、大きな影を見上げ、その軌道を目で追う。顎の先の棘、攻撃的な形状をした尻尾、深緑の鱗、やはり雌火竜リオレイアだ。
血の臭いの中央に立っている人間に、気付いてはいるのだろうが、大して気にもならないようで、死骸の上へと真っ直ぐに降下し始める。
ランポスの死体を獲物として狙う所を見ても、どうやら仔竜はあまり成長していないらしい。
仔竜がある程度成長すると、狩りの練習をさせるために生きた獲物を求め、死んだ獲物にはあまり見向きをしなくなる。
リオレイアに向かって走りながら、“それは好都合だ”と考える。仔竜が生後間もない内は、リオレウスの方は絶対に巣穴を離れられない。
やたらと逃げるリオレウスを追い回す必要は無さそうだ。そう安心しながら、リオレイアとの距離を一気に詰め、初撃を繰り出す。
降下中のため、無防備になっている足を薙ぎ払うように、横薙ぎに一閃を入れる。
瞬間、龍属性武器特有の、黒い稲妻のようなエフェクトと共に、4本の鍵爪が千切れ飛んで、鮮血が飛び散った。
特に気にもかけていなかった、小さな獲物が、突如として牙を剥いた事に驚いたのか、リオレイアは『グォオオオオッ!』と咆哮を上げながら、体勢を崩し、地面に倒れこむ。
飛竜には天敵と言えるものがおらず、その行動は大胆になりやすい。下位クエストの標的に選ばれるような、若い個体なら、なおの事その傾向が顕著に現れる。
ある程度齢を重ね、経験を得た飛竜ならば、最も警戒しなければならない相手は、ハンターだと知っているので、視界に人間の姿が入った時点で、警戒心を露にするものだ。
慣れない近接武器なのに、こうも簡単に事が運んでしまうのだから、おかしくて笑みが止まらなかった。
その笑みを崩さぬまま、先ほどの斬撃の勢いを使って、次の一撃を翼の付け根に振り下ろす。
『ギ、ギャッ、グォオオッ』
ザシュッ――盛大に血飛沫を上げながら、リオレイアの屈強な翼に太刀がめり込む。だが、完全に両断する事は出来ず、骨に食い込んだところで刃が止まった。
彼女は「ちっ」と舌打ちする。やはり、人の腕力で飛竜の骨を一撃のもとに両断するなど、そうそう出来る事ではない。尻尾だって何回も切り付けなければ、切断出来ないのだ。
G級素材の竜属性武器でならとも思ったが、やはり無理なようだった。彼女はすぐさま目標を変える。
775 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:01:05 ID:wSSOKafg
リオレイアの骨を削りながら太刀を引くと、「やぁっ!」と声を張り上げながら、翼の根元、間接の部分に先端を突き立てる。
剣の先端が上手く間接を貫くかどうか、ある意味賭けだ。リオレイアは既に体勢を立て直しかけているし、次に狙うとすれば、また転倒させなければならない。
しかし、懸念をよそに賭けは上手く行った。耳をつんざくようなリオレイアの咆哮と共に、傷口から血飛沫が吹き上がり、太刀がその肩を貫いて地面へと突き刺さる。
そのまま捻るぐらいしてやりたかったが、彼女はすぐさま剣をリオレイアの肩から抜き、後ろへ飛びながらリオレイアの皮膜を薙いだ。
毒液を滴らせた尻尾が、さっきまで彼女のいた場所を薙ぎ払ったのは、その一瞬後の事だ。
尻尾の空振りで出来た隙に、さらに太刀の攻撃を叩き込む事が出来たが、彼女はあえてリオレイアが体勢を整えるのを静観した。
動かない片翼を引き摺り、指の千切れた足のせいで何度も転びながら、それでもこのエリアから逃げ出そうと頑張る姿は、本当に健気でサディスティックな欲望をくすぐる。
その姿を見ながら、彼女は再度自分の中で燃え上がる劣情を認識する。あれでは足りない。もっと傷つけてやらないと。
彼女は太刀を抜き放ち、ゆっくりとした足取りでリオレイアに近づいていく。
初めて出会った天敵に、リオレイアの恐怖も最高潮に達したらしい。その瞳から竜のナミダを落としながら、片足で地面を蹴って飛び立とうとする。
だが、所詮は無駄な行動だ。太刀を構えたハンターの前で、腹部を晒して転倒するという、最悪の事態にしかならなかった。
「わざわざおなかを見せてくれるなんて、気が利くじゃないか」
硬い鱗に包まれた飛竜の身体の中で、腹は最も柔らかい部分だ。内臓へのダメージが届きやすい場所なのだから、当然急所でもある。
このままリオレイアの腹に太刀を突き立てれば、それで勝負は決まる。しかし、それでは満足など出来ない。彼女はより自分の性癖を満足させるために、リオレイアの下腹部へ視線を移す。
多少分かりにくいが、すぐに横に割れたスリットを見つけ出す事が出来た。リオレイアの総排泄孔だ。
産卵と排泄を行うための器官。彼女は太刀を振り上げると、雄の生殖器がそこを貫くように、太刀を突き立てた。
『ギャァァアアアアッ!!』
またあの咆哮だ。今度は余程痛かったらしく、リオレイアの尻尾が狂ったようにのた打ち回っていた。
ピストン運動のように抜き差しを繰り返すと、挿入のたびに血が飛び散り、彼女の太刀と防具もリオレイアの血で汚れていく。
だが、そんな事は気にならなかった。彼女が太刀で一突きする度に、リオレイアは苦痛の悲鳴をあげ、刀身を通して肉の動きが伝わってくる。
激痛から逃れようと、リオレイアが身体を捩る様子が、また彼女を興奮させる。今すぐにでもインナーに手を入れて自慰を始めたい気分だった。
だが、身体を護る防具のせいで、手を突っ込むなんて出来ない。湧き上がってくる欲求不満をぶつけるように、彼女は剣を握る手に、上下に動かす腕に力を込めた。
『ガッ、グガガッ……』
その運動を繰り返すうちに、リオレイアの咆哮は頼りなく変わっていき、辺りには血とも違う異臭が漂い始める。
太刀の刃を見ると、リオレイアの血液の他に、茶色い塊が付着している。どうやら乱暴に動かしすぎたせいで、直腸を切り裂いてしまったらしい。
これは確実に致命傷だ。死んでしまうのも時間の問題だろう。もう少しぐらい楽しむ予定だったのだがと、彼女は舌打ちした。
776 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:01:42 ID:wSSOKafg
飛竜と言っても、そこまで現実離れした力は持ち合わせていない。ミラボレアスに同じ事を出来れば、楽しいだろうか。いつかそんな事が出来るようになりたいものだ。
「じゃ、今イかせてやるよ……っ!」
ビクビクと狂ったように痙攣し始めるリオレイアを見下ろしながら、彼女の昂りも、もはや我慢の利かないレベルまで達する。
サディスティックな欲望が、止めようも無いほどに暴走し、快感に震えた声で叫ぶ。
一気に太刀を引き抜き、頭上にまで持ち上げると、切り広げられた横割れへと振り下ろした。
今度は割れ目の向きに合わせてやるような、優しい真似はしない。割れ目が十字になるように、深く切り込む。
もはや悲鳴を上げる余力も無いらしく、太刀で身体を貫かれていると言うのに、『ギッ、ギャ……』と威厳の欠片も無い呻き声を上げるだけだ。
リオレイアの下半身を深く貫いた剣先は、腰骨とぶつかって鈍い音を立てる。
そのままガリガリと骨を削ってやると、何処か神経を圧迫したらしく、もうほとんど動かなくなっていたリオレイアの体が、ビクンと跳ねた。
やはり、下位の雑魚飛竜と言っても、その生命力は人間とは桁が違う。人ならとっくにショックと出血多量で死んでいるところだ。
「気持ち良いか? 腹が熱くて気ぃ失いそうだろ?」
そう尋ねかけながら、突き刺し刀身で、体内をやたらめったらにかき混ぜる。
最早リオレイアの下半身では、あらゆる臓器が切り刻まれ、揉みくちゃにされ、身体の中でシェイクされていた。
彼女の言葉どおり、それはもう痛みを超越し、快感にさえ感じられるほど壮絶な熱さだった。
リオレイアが熱に浮かれたようにだらしなく口を開き、その口から血を噴出す様子を見ながら、彼女は最後の仕上げに取り掛かる。
「今、楽にしてやるよ……!」
下腹部に突き刺した太刀を身体全体で押して、胸元まで切り開いていく。抵抗といえるものは、もう何も無かった。
鱗の下の強靭な筋肉は、力を失って弛緩し、まったく剣の障害にはならない。リオレイアはもう諦めている。
自分の死が避けられない事を悟って、抵抗すらしない。本能に生きる生物は、人間とは違って、変なところで合理的だ。
そんな合理的な生き物でも、死ぬ間際には何か考え事をするのだろうかと、リオレイアの胸をぐちゃぐちゃに掻き回しながら考える。
巣の中で帰りを待つ仔竜たちの事だろうか。それとも巣を護る夫だろうか。彼女はそれを尋ねるように、リオレイアの瞳を覗き込んでみた。
もう目も見えなくなったようで、リオレイアは虚ろに宙を見上げるだけで、何の反応も示しはしない。
何だか無視されたようで、彼女は少し不快になったらしく、金色の両目を潰そうと手を伸ばした。
しかし、右目に指を突っ込んだところで思い留まり、左目だけは無傷で残しておいた。
何も見えなくしてしまうより、見せたくないものを無理矢理見せるほうが、彼女の性に合っている。
「そうだな。こんな所に放置しちゃ、ちと可哀想だ。
ちゃんと巣穴に連れ帰って、夫と子供の最後に立ち会わせてやるよ」
さっきまでとは打って変わった優しい声色で、そう話し掛けながら、リオレイアの内臓をぐちゃぐちゃに掻き回していた太刀を引き抜く。
紅く染まった刀身からは、血糊がぽたぽたと垂れ続けていた。
彼女はその太刀を構えた状態で力を溜めると、リオレイアの首へと振り下ろす。
777 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:02:27 ID:wSSOKafg
いつの間にか絶命していたらしく、もう何の抵抗も無い。弛緩した筋肉を切り裂き、骨を砕き、鱗を引き裂いて、頭と体を切り離した。
一仕事終えて満足気な表情を浮かべながら太刀を背中の鞘に戻すと、地面に転がる頭を抱きかかえる。
ゴツゴツしたリオレイアの頭を、血溜まりの中で抱き締めながら、愛しそうに頬擦りを一つして、彼女はリオレウスと仔竜が待つ巣穴へと向かった。
そこには、首を失い切り開かれた体からぐちゃぐちゃになった内蔵を溢れさせ、血溜まりの中に沈む死体が残される。
討伐対象を引き取りに来たギルドの人間が見れば、彼女の人格を疑うような有様だが、心配する必要は無い。
圧倒的な強さで仲間を惨殺した天敵がいなくなると、血臭に引き寄せられたランポス達が、次々に顔を出し始める。
本来なら、彼らの牙で飛竜の鱗を貫く事は不可能だが、全身を切り刻まれてしまった今は違う。
シェイクされた内蔵を啜るように喰らい、切断された首から肉を噛み千切り、群れ全体で巨大な獲物を平らげていく。
彼らは群れで狩りをする狡猾なハンターであると同時に、自然界での掃除屋だ。
普段なら、飛竜にありつけたとしても、老死した上に鱗の組織が弱くなるまで放置された、腐りかけの獲物だけだ。
だが、今は狩ったばかりのケルビのように新鮮な肉が、わざわざ食べやすいように切り刻まれて放置されている。彼らにしてみれば、まさに天恵だった。
その死体がバラバラに引き裂かれ、骨にこびりついた肉片まで貪られ、原形をとどめなくなるまで、そう時間は掛からなかった。
火竜の巣穴へと続く崖を、一人のハンターがよじ登っていた。ナルガクルガの素材を使用した防具は、そのハンターとしての力量を伺わせ、背中の太刀も、大きな威圧感を放つ業物だった。
時には崖に生えたツタを利用し、時には崖から崖へとジャンプして、岩の出っ張りを掴み、着実に上へと登っていく。
そのハンターの背中には、太刀の他にもう一つ、リオレイアの顎が紐でくくりつけられていた。
本当ならば顎ではなく、頭を丸ごと持ってきたかったが、頭だけでも彼女と同程度の大きさがある。持って歩くだけならまだ大丈夫だったが、さすがに背負ったまま崖を登るのは無理だった。
キャンプに持ち帰る訳でもなく、何故そんなものを持ち歩くのか、持ち主以外には分からないだろう。
その持ち主である彼女自身、こんな物を持っていかなくては気がすまない、自分の倒錯的過ぎる性癖に辟易していた。
防具を着込んで太刀を背負うだけでも、随分な重量になると言うのに、リオレイアの顎まで背負ってロッククライミングなどしていたら、また余計に筋肉質な身体になってしまう。
彼女はその事を考えて、ヘルムの下の、端正な女性の顔立ちをしかめた。
人間の身体に興味は無いし、人間の異性にモテても嬉しくないが、ムキムキのマッチョな女なんて、あんまり魅力的ではないだろう。
彼女としては、適度に筋肉質で、余分な肉の無いすらっとした体形でいたい。
しかし――と崖の淵に手をかけ、二本の腕の力だけで身体を持ち上げながら彼女は思う。
778 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:03:03 ID:wSSOKafg
このハンターライフが、それを許してくれない。日常が既に、自分を鍛え上げるように出来てしまっている。
彼女が溜息混じりに崖の上に登り終えると、目の前には大きな横穴があった。見つけた。飛竜の巣だ。
周囲はヒューヒューと風が渦巻く音が聞こえ、洞窟の置くから冷たく湿った空気が運ばれてくる。
この洞窟は相当深い。風の通りから考えて、出口はいくつかありそうだ。飛竜が出入りできそうな、大きな出入り口も。ここで間違いはないだろう。
背負ったリオレイアの首を片手で持つと、彼女はその洞窟へと足を踏み入れる。
さすが飛竜の巣だ。洞窟の奥へと進んでいくのだが、ケルビもランポスも全く出てこない。
飛竜の繁殖期であるこの時期、レイアとレウスが最も凶暴化する。そんな中、わざわざ餌になりに行くような真似をするのは、ハンターぐらいしかいないということだ。
さらに奥へと進んでいくにつれて、仔竜たちの鳴き声や、ドス、ドス、とリオレウスの足音までもが聞こえてくる。
心なしか、その足音には荒々しさが感じられた。狩りの途中、飛竜が怒り狂ったときの荒々しさに、似ているような気もする。
餌を獲りに言った妻が、いつまでも帰らないことに苛立っているのだろうか。それならば心配は要らないというのに。
なぜなら、今彼女が片手にかかえって持ってきてやってるではないか。もうすぐ家族との再会だ。
「さて、どうしてやったものか」
いよいよ竜の巣の間近へと達し、物影に身を隠してリオレウスと仔竜の姿を確認しながら、彼女は小さく呟く。
リオレウスとは言え下位だ。G級の装備で身を固めた彼女なら、そう苦労する相手でもない。問題は、どう痛めつけるかだ。
手に持っているリオレイアを狩った時よりも、もっと楽しめるような、そんな狩りをしたい。
彼女はハンターとして実力をつけ、下位の飛竜なら楽しみながら息の根を止められるようになることで、倒錯的な性欲というのに、終わりがないということに気づいた。
このリオレイアの胴体に太刀を突き刺し、中身を掻き回してやってから、そう時間も経っていないのに、もう次の獲物のことで頭がいっぱいだ。
リオレウスへの虐待を夢想するほど、背筋にゾクゾクとした感覚が走り、下半身が熱を持って粘液を滲ませる。
「我ながら気が早いな。楽しみはこれからなのに」
苦笑交じりに呟きながら、彼女はポーチに手を突っ込み、閃光玉を取り出す。
あれこれ考えるのは抜きにして、さっさと本番へ行ってしまおう。もう我慢も聞かない。
彼女は岩陰から姿を現すと、リオレウスの方へ向かって、抱えていた顎を蹴り飛ばす。
「おい。奥さんのお帰りだぞ。喜べ」
洞窟の中に、ドサッ、と言う音が響く。リオレイアの顎は一回だけバウンドした後、地面を滑り、埃まみれになって止まった。
一瞬だけ、巣の中が静寂に包まれる。リオレウスはきょとんとした様子で、地面に投げ出された妻の痕跡を見ていた。
それが何か理解することに、少々の時間を要したらしい。だが、それが自分の妻だと認識した瞬間、周囲を包む空気が変わった。
『――グォオオオオオオッ!!』
周囲の空気を振るわせる、巨大な咆哮。まだ一撃も食らわせていないのに、口からは燃え盛る吐息が漏れていた。
どうやら相当の怒りを買ったらしく、リオレウスは彼女に狙いを定め、怒りに任せて突進しようとする。
779 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:03:41 ID:wSSOKafg
期待通りの反応に胸をときめかせながら、彼女は閃光玉を放り投げる。それが強烈な光を放ちながら破裂すると同時に、リオレウスは動きを止める。
よろよろとふら付き、生まれてから初めて目にした目が潰れるほどの光に、戸惑い恐怖していた。
彼女はここぞとばかりに走り出すと、リオレウスを素通りして、その後ろの、仔竜たちの眠る揺り籠へと向かう。
獲物の骨と皮を寄せ集めて出来た揺り籠は、見様によっては随分と皮肉な姿だ。
そこにいたのは、本当に生まれたばかりの、アイルー程度の大きさしかない火竜の幼生だ。
両親と兄弟以外の生きた生物を見るのは初めてのようで、『キーキー』と親からは想像もつかない、可愛らしい声で威嚇してくる。
全部で四匹もいる。彼女はまず最初に、両翼を広げ、もっとも激しく威嚇してきた一匹を踏み潰す。
所詮は幼生だ。鱗も骨も未発達で柔らかく、背中を足で踏みつけると、簡単に肛門や口から内臓が溢れ出した。たった一つの動作で、声を上げる暇もなく、一匹が絶命したのだ。
続けて頭を踏み付けると、頭蓋が砕け、脳みそが眼球を押し出しながら溢れ出す。その感触に彼女は感極まった様子で微かに震えた。
興奮も冷め遣らぬうちに、残った幼生のうち、一匹の尻尾をつかんで持ち上げる。やはり根が凶暴らしい。兄弟が死んだというのに、彼女の腕に噛み付こうとすることに夢中だ。
幼生とは言え、鋭い歯が並び、顎の力だって冗談で済むレベルではない。せっかくだ。顎を斬り落とされた火竜は、どんな反応をするのか見ておくのも悪くない。
彼女が尻尾を握る手を離すと、ボトっと音を立てて仔竜が地面に落ちる。ふら付きながら体制を立て直そうとするが、間髪入れずに太刀がその口元を一閃した。
『ギヒッ、ギ……っ!』
仔竜の顎が宙を舞った。斬り落とされた顎から血が溢れ出す。どうやら上手く切れたようだ。仔竜の反応に満足しながら、彼女は残った2匹の顎も斬り落とす。
3匹目の顎を切ったときには、すでに最初の一匹は出血多量でぐったりしていた。また尻尾をつかんでそれを持ち上げると、ようやく視界を取り戻したリオレウスへと向き直る。
彼からすれば、ハプニングの連続だろうなと想像し、堪らず笑みを浮かべてしまう。
妻の体の一部を投げてよこされたかと思うと、強烈な光に襲われて視界を塞がれ、それが治ると、今度は我が子たちが蹂躙され、命を落としかけている。
彼が今まで生きてきた中で、最悪の日ではなかろうか。自分を囲む家族たちが次々に惨殺されているのだから。
だが、そろそろ本人に苦しんでもらおうと、彼女はリオレウスの殺し方を頭の中でシミュレートさせた。
そうしている間にも、リオレウスは仔竜たちの命が長くない事を悟ったのか、それとも単に怒り狂って何も考えられないからか、まとめて吹き飛ばそうと、彼女へ向けて火球を放とうと口を開く。
まだ何も飛ばしていないのに、ビリビリとした威圧感が襲ってくる。彼女は微かに笑うと、手に持った仔竜をリオレウスに向かって投げつけた。
その瞬間、リオレウスの口からも火球が放たれ、その二つは空中でぶつかった。轟音と共に、仔竜の脆い体は原型をとどめる事無く爆散する。
肉片のひとつが彼女の足元に落ちた。焼け焦げて、何処の部分かも分からない。
それを踏み潰すと、言いようもない高揚感が体を包み込み、頬がほころぶ。
この感覚をもう少し楽しみたかったが、そうも言っていられない。
ポーチに手を入れて、再度閃光玉を取り出し、それを投げる。またあの光だとリオレウスが認識した時には、もう遅かった。
さあ、そろそろ本番だ。彼女は地面を蹴って、何も見えずにまたふら付き始めるリオレウスへと駆けていった。
780 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:04:26 ID:wSSOKafg
「そうだな。まずはダルマにする所からだっ!」
そう叫びながら、無防備な尻尾へと太刀を振り下ろす。黒い稲妻が走り、リオレウスは悲鳴を上げた。
一回では斬り落とす事など出来ない。何度も何度も斬り付け、尻尾を振り回して反撃してくれば、前転でその下を掻い潜って、また斬り付ける。
太刀を振り下ろすたびに傷口が深くなり、そして数度目の斬撃を浴びせたとき、すぱりと刀身が尻尾を通過する。
『ギャッ、グガァアアッ!!』
尻尾が宙を舞い、リオレウスはバランスを崩して前のめりに倒れる。その隙を逃さず、彼女はリオレウスの片翼へと気刃斬りを放った。
普通に斬るときとは違う、太刀の力を100%引き出した一撃が、皮膜を切り裂き、骨へと達し、鈍い音を立てた。
そのままのこぎりの様に刀身を上下させてやると、リオレウスが金切り声を上げ、太刀は骨までも切り裂いて、レウスの片翼を両断した。
「次は脚をもらうぞ!」
尻尾と片翼を失い、リオレウスの抵抗も力を失う。それなりの重さを持った部位を2箇所も失っては、バランスがとれずに歩く事もままならない筈だ。
その証拠に、リオレウスは前のめりに倒れたまま、起き上がろうとしても上手くいっていない。
起き上がれそうになっても、左右のバランスを欠いた体では、体が片方に傾いて、すぐにこけてしまう。
傷口から血を垂れ流し、そうやって四苦八苦する姿は、見ていて和む光景だ。
思わず朗らかな笑みを浮かべながら、彼女はリオレウスの右脚へ太刀を振り下ろす。翼に比べて太い上、尻尾に比べてもかなり筋肉質で、刃を通しにくい。
あんまり時間をかけても出血多量で死んでしまう恐れがあるし、考えどころだ。
だが、抵抗が少なくなったおかげで狙いは定めやすくなっている。同じ場所に何度も刀身を振り下ろし、その度に『ギャッ、グギャッ』と悲鳴があがる。
懸念とは裏腹に、随分あっさりとリオレウスの脚を切り落とす事が出来た。だが、翼や尻尾に比べて出血の量が激しい。
彼女は慌ててポーチに手を突っ込むと、爆薬と火炎草を取り出す。爆薬を傷口に摺りこみ、その傷口に火炎草を千切って投げる。
――ボンッ
鈍い爆発音が響いた。辺りには火薬と肉の焼ける臭いが漂うが、切断面の肉が焼け爛れて出血も止まった。
さあ、次はもう片方の足だと、太刀を振り上げたところで、さっきリオレウスが悲鳴を上げなかった事に気がつく。
もしやと思い、リオレウスの口元に刀身を近づけてみると、火竜の口から漏れる、灼熱の息に、刀身を滴る血がチリチリと焼け、蒸発した。
どうやら気絶しただけらしい。彼女は胸を撫で下ろし、リオレウスをダルマにする作業を再開する。
今回は調子がいい。初めて命を奪わずにダルマに出来るかもしれない。嬉々として太刀を振り下ろす彼女のフォールドからは、愛液が滴っていた。
リオレウスが意識を覚醒させたとき、ある事に気づいた。目が見えない。意識の混濁していた彼は、また閃光玉を食らったと勘違いし、とにかく反撃しようと、体を動かす。
そこで、自分に脚も尻尾も翼もない事に気づいた。そして、覚醒した頭が全身の痛みに気づき始め、思わず叫びそうになったところで、牙と舌がなくなっている事に気づいた。
彼はひたすら混乱した。奇妙な姿の人間に襲われ、窮地に陥った後の記憶が曖昧だ。ただ必死に逃げ出そうとした事しか思い出せない。
781 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:05:03 ID:wSSOKafg
だから彼は、今になっても逃げ出そうと、ダルマになった体をくねらせ、じたばたし始める。
刳り貫いたリオレウスの眼球を弄んでいたハンターは、彼の暴れる音に、意識が戻った事に気づいた。
暇つぶしに遊んでいたのだろう。足元にはミンチと化したリオレウスの右翼が転がっていた。
いや、正確に言えば地面にへばりついていると言う感じだ。骨は粉々に砕かれ、肉と皮はすり潰されてしまっている。
彼女はゆっくりと顔を上げ、芋虫のように地面を這うリオレウスを見て失笑すると、彼へと歩み寄っていく。
ガシャン、ガシャン、と言う鎧の揺れる音に、リオレウスも気づいた。あいつが再び近寄ってきていると、恐怖に体が凍りつく。
「やっと起きたか。やはり下位だ。体力がない」
近づきながら、彼女はリオレウスが震えていることに気づく。飛竜だというのに、情けない姿だ。
だが、これならもう抵抗する事もないだろう。もっとも、今のダルマになったリオレウスでは、抵抗されたところでランポスほどの脅威もないのだが。
彼女はリオレウスから見て、足元だったところまで来ると、鎧を脱ぎ始める。
鎧なしでも脅威のない程に弱らせたリオレウスが目の前にいて、彼女は飛竜を相手にしなくては性的な魅力を感じられない、異常性癖の持ち主だ。
せっかく手に入れた機会だ。書物を読んでリオレウスの体の構造も把握している。何処を刺激すれば、体が反応するか、暗記してきた筈だ。
「いくらなんでも怖がりすぎだろう。少し落ち着け」
インナーまでも脱いで裸になると、彼女の引き締まった体が露になる。
体のいたる所に傷跡が残り、筋肉で引き締まった体には、胸と尻以外に余分な脂肪をつけている部分はなかった。
浅黒い肌は、暑苦しい鎧から開放されて、汗を滴らせている。
興奮で火照る手を、リオレウスの下腹部に伸ばし、すっと指でなぞった。
そうしていると、横に割れたリオレウスの総排泄孔が見つかる。その割れ目を両手で開くと。その中でさらに、排泄に使う肛門と、萎えた状態のペニスに分かれていた。
本で読んだとおりだ。一般的な爬虫類と同様の構造をしている。彼女はそのペニスをつかんで、割れ目から取り出すと、肛門に指を入れながら扱き上げる。
まだ勃起してもいないというのに、子供の腕ほどもある。これで勃起したらどうなってしまうのか。
軽く爪を立てながら上下に動かすと、すぐに大きさを増し、硬くなっていく。根元は彼女の太ももよりも大きい。
こんな状況でよくも勃起できると、笑ってしまいそうになるが、死の淵にあるからこそ、生存本能が暴走してこうなるのだ。
狩りの途中に腹を裂かれた男の下半身が、精液で濡れていたなんて話は、聞いた事のある人もいる筈だ。
早くも先走りを溢れさせ、ビクビクと震えているペニスを見ていると、無性に切り落としたい衝動に駆られるが、まだ早いと思いとどまる。
その前に、色々と試したい事もがあった。今までやろうと思いはしても、機会を得られなかった事が出来そうなのだ。
ただ体を破壊するだけなら、後で満足するまで出来る。
リオレウスの下腹部に飛び乗ると、ここまでの行為ですでに濡れ始め、粘液を滲ませる、自らの恥部へ手を伸ばす。
人間相手に欲情できないから、滅多につかうこともなく、そのせいかあまり拡がらない。リオレウスのペニスの大きさと比べると、先端が何とか入る程度だろうか。
782 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:06:28 ID:wSSOKafg
「なんだ。つまらん。終わったらまずここをぶっ壊そう」
予想はしていたが、少し残念だなと言う気持ちを拭えず、彼女はそう呟きながら腰を落としていく。
「……っ」
先端は思ったよりもすんなり入る。痛みも思っていたよりない。問題は、さっきからリオレウスが体を震えさせていることだ。
うっかり抜けてしまわないように四苦八苦しながら、ペニスの向きを強引に変えて、大きな腹の上で四つんばいになる。
脚だけで踏ん張る必要もなくなったお陰か、さっきよりも楽だし、ペニスもより深くまで入ってきた。
リオレウスも、なんだかんだで気持ちいいのだろうか。体の震えに合わせてペニスまで動き、結合部ではくちゅくちゅと音が鳴った。
期待していたより気持ちよくはないが、それほど苦しくもない。
微かに息を荒くしながら、リオレウスの顔を見ると、眼球を失った目から涙を流し、首を激しく振りながら、鼻水と涎を撒き散らしている。
まるでレイプされて泣き叫んでいる娘のようだなと思ったところで、まさしく今がそんな状況だと気づき、彼女は思わず笑ってしまった。
気を利かせて、右足の爪でペニスの根元をがりがりと引っ掻いてやると、リオレウスが「……ッ、…ッッ!」と、なんと形容していいか分からない悲鳴を上げ始めた。
舌も牙もなくて、声がまともに出せなくなってしまったらしい。飛竜にそんなものがあるか知らないが、精神崩壊でも起こしていそうだった。
まあ、妻と子を惨殺された上に、こうして自分までダルマにされてレイプされているのだから、心が壊れてしまう状況としたら、十分かもしれない。
リオレウスの顔は、涙と鼻水と涎に塗れ、牙のない口を開け、いよいよ威厳の欠片もない、情けない顔になってきた。
膣内へも、先走りだろう生暖かい液体が、少しずつ溢れてきている。
限界が近いのだろうか。先端しか入れられないのに、随分淫乱だ。何か、何かお仕置きをしなくては。
血を見たいと言う彼女の願望も、そろそろ我慢できないところまで来ていた。目の前にこんなに美しい姿になった飛竜がいるのだ。解体せずに何をしろと言う。
しかし、飛竜の射精と言うのを体験してみたいと言う思いも、依然として残っている。
彼女は片手を自分の恥部に伸ばし、そこに入れられた肉棒に、思い切り爪を立てた。
今はまだ、血の出ない程度に我慢しなければいけないと、何とか自制心を働かせながら、がりがりとペニスを引っ掻き回す。
リオレウスの動きが激しくなったかと思うと、ペニスがビクンと震えた。やっと来るのかと、彼女が期待感に喉を鳴らした瞬間、沸騰しているかと思えるほど熱い、精液の塊が流し込まれてきた。
「あ……ッ、すごっ」
ペニスでは通れない、狭い膣の奥にある、子宮口までも通過して、体の奥まで叩きつけられたような感覚だ。
ちっとも気持ちよくはない。むしろ苦しいと思えるような感覚だったが、彼女の心はこれまでにないほど高揚していた。
ペニスを抜くと、膣内に溜まった精液がどぼどぼと流れ落ちてきて、なんだかもったいない気持ちになってしまう。
恥部に力を込めて、その流れを止めようとするが、さっきので拡がってしまったらしく、無理そうだ。
彼女は胸を揺らしながら、高潮した顔を上げると、腹の上から降りる。地面に立つと、精液が太ももを伝って垂れていった。
783 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:07:26 ID:wSSOKafg
「もう長くはないんだ。顎の一つぐらい惜しむなよっ!」
そう言いながら一旦腕の力を緩めた後に、今度は体全体をバネにして、一気に引く。弱った皮下組織が悲鳴を上げながらブチブチ音を立てて弾けた。
あんまりにあっさりと千切れてしまったものだから、彼女も咄嗟の事に反応が出来ず、リオレウスの下顎を抱えて尻餅をついてしまった。
尻をさすりながら「いてて……」と呟いて立ち上がり、下顎の抜けたリオレウスの顔を見る。
「中々どうして、結構可愛らしい顔になったじゃないか」
綺麗な赤い色をした口腔が、血と唾液でてらてらと光っているのがよく見える。下顎を失ったお陰で、あふれ出る血がボタボタと地面に落ちていく。改めてまじまじ見つめると、結構な出血量だ。
下顎と一緒に口元の鱗も大きく剥がれ、長い首の中ほどまでが指の逆剥けのようになり、筋肉が露出して、その脈動まで観察する事が出来る。
それを見ていると、居ても立ってもいられなくなる。彼女はその首に抱きつくと、露出した筋肉を、硬い篭手で思い切り引っ掻いた。
腕の中の首は、その刺激にビクビクと震え、感じている事が伺える。次はその手を顔の方に伸ばして、眼球を失った目を掻き回してやる。
どろりと淀んだ血の塊が零れ落ちると同時に、びゅくびゅくと音を立てながら、千切れたペニスが血と精液の混ざったものを噴出す。
「本格的に壊れてきたな。こんな事されて気持ちがいいのか」
リオレウスの口から漏れる「ヘッ、ヘッ」と言う息遣いも、まるで笑っているかのように聞こえた。
だが、そうなってしまうと彼女の楽しみも半減だ。彼女は苦しみに悲鳴を上げる飛竜が好きなのだ。喜ばれても萎えるだけだ。
ここらで一つ、少しだけ回復してもらい、正常な感覚を取り戻して貰わなければ。彼女はポーチに手を突っ込むと、持てるだけ持ってきた“いにしえの秘薬”を取り出し、リオレウスの喉の奥へと押し込む。
顎が無くなっているので、噛まれる心配もなく、硬い篭手で喉の内部を傷つけながら押し込んでいく。届くところまで腕を突っ込み、そこに薬を置き去りにした後、その部分を外側から殴りつけてやると、リオレウスは咳き込みながらそれを飲み込む。
効き目はすぐに現れる。クエストの途中に使うたびに思うが、都合のいい薬だ。
衰弱して薄れていた痛みが全身を襲いだしたようで、リオレウスは喉の奥から呻くような息を放ち、首を振り回す。
そんな惨めな体で頑張って、見ているだけで笑みがこぼれるような、微笑ましい光景だ。
「さあ、もうすぐお前に止めを刺してやるから、それまで元気でいろよ」
彼女は笑顔で抜刀すると、リオレイアの表皮を裂くように太刀を振り下ろした。鱗と皮下の筋肉だけを裂くのは、結構難しい。戦闘中に行うのは不可能だ。
だが、今のリオレウスはろくに動けない。目標がこんな状態なら、十分に手加減も可能だ。
リオレウスの表皮をズタズタに裂く作業を終えると、彼女は少し離れたところにある岩に腰掛け、耳を澄ます。
聞こえてくるのは、狂ったように荒いリオレウスの息遣いだけではない。遠くから、細かな足音が聞こえてくる。
リオレウスが気を失っている間、この巣の入り口から、磨り潰した血肉をばら撒いたが、ようやくそれを嗅ぎ付けてきたらしい。
思っていたより少し早いが、まあ待ち時間がなくなって丁度いい。のた打ち回るリオレウスを楽しそうに観察しながら、足音が大きくなるのを待った。
784 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:11:21 ID:wSSOKafg
すまん順序間違えた
>>783の前にここが来る。
興奮も冷め遣らぬまま、未だ萎えないペニスに手を伸ばすと、さっきよりも強引に曲げて、先端を自分へと向けさせる。
射精の余韻で大人しくなっていたリオレウスは、再度暴れだした。彼女はいったんその手を離し、地面に置いてある太刀を拾い上げる。
飛竜の射精を体験したことに、ある程度の満足感を得たが、まだ完全に満足したわけではない。やはり、苦しんでいる姿を見ないと燃え上がらない。
彼女は再度ペニスを掴み、先端を自分に向けると、太刀を鞘から引き抜き、刃を鈴口へあてがう。これを作った職人さんにバレれば、土下座では済まない使用法だ。
だが、試したいと言う欲望には逆らえない。研ぎ澄まされた刃を、尿道へと挿入していく。
『ギャァアアッ、ガッ、ガッ――ッ!!』
その瞬間、リオレウスが咆哮を上げる。声はもう出せないと思っていたが、あまりの痛みに不可能が可能になったのだろうか?
どちらにせよ、そんな悲鳴では彼女が手を緩める事などなかった。ピストンをするように刀身を上下に振ると、鈴口から射精をするように血が飛び散る。
その間にも、リオレウスの口からは絶え間なく絶叫があがり、巣の中に響いた。そんなに苦しいのだろうか。なら、そろそろ仕上げだ。
尿道から刀身を抜くと、今度は変わりに自分の手を当てる。とても入るような大きさではないが、問題はない。入れるのだから。
刀身を抜く瞬間に、少し切り付けて入り口を拡げておいたので、握りこぶしを押し込むと、鈴口がミチミチと裂けながら、腕を飲み込んでいく。
「後は、中から壊すだけだな」
リオレウスが狂ったように体を跳ねさせるため、少し苦労するが、肘まで突っ込んだところで、握りこぶしを解き、中から爪を立て、思いっきり引っ掻く。
『ガガッ、……ッ! ッッッ!!』
咆哮は再び掠れたものとなり、腕には精液や血液が絡みついているのが分かる。腕にぐいぐいと力を込め、これでもかと一部分に爪を立て続けると、外側からでも、そこが盛り上がっているのが見えた。
太刀を使って、その盛り上がった部分に刃を立てると、血飛沫が上がり、中から彼女の指が飛び出す。
両手を使ってその穴を広げていくと、肉の裂ける心地いい感触が体へ伝わり、リオレウスの精液が溜まった胎内が、熱く滾る気がした。
千切れたペニスからは、溜まっていた血潮があたりに飛び散り、今もまだ血を垂れ流していた。
ぼたぼたと地面に落ちる鮮血だけで、小さな水溜りが出来ている。出血は少しずつ減っているが、もうリオレウスは時折ビクビク震えるだけで、抵抗と言えるものは無くなってしまった。
少しのんびり甚振り過ぎたかもしれない。そう思いながらも、彼女はゆっくりインナーと鎧を着直し、太刀を拾い上げる。
リオレウスの下顎を踏み付けて地面に押し付け、顎の付け根へと太刀を突き立て、強引に顎を外してやると、リオレウスは掠れた悲鳴を上げた。
もうハンターの動きを止める、バインドボイスのような咆哮はあげられないようだ。まさに虫の息と言ったところだ。
顎を外し終えると、次はその周りの鱗をと顎の筋肉を裂く。そうなると、後は脆いものだ。彼女は両手でその顎を持つと、「ふんっ……!」と声を出しながら思いっきり引っ張る。
上顎を足で踏み付け、力を込めると、あの肉の引き千切られるミチミチと言う音と感触が、腕を伝わって全身を巡る。
そのまま力を込め続けると、徐々に下顎が上顎と距離をとっていき、リオレウスが目に見えて粋を荒くし、あまり動かなくなった体を精一杯震わせた。
785 :
グロ中尉:2009/03/14(土) 14:12:21 ID:wSSOKafg
やがて、いくつもの細かな足音が洞窟内に響き始め、リオレウスが不安そうに首を動かし、周囲を見回すような仕草を見せる。
もう何も見えないし、自分の血の匂いで鼻も利かないのに、意味のないことをご苦労なものだ。
不安なのだろうか。リオレウスが今、恐怖に全身を震わせているかと思うと、彼女の興奮は強まるばかりだった。
早く来い。早く来て、リオレウスの惨めな最後を見せてくれと、念じるように思い浮かべれば、それに応えるように『ケェーッ!!』と甲高い鳴き声が洞窟の中に響いた。
リオレウスが顔をあげ、鳴き声の方を見つめるが、宙高くジャンプしたランポスが、その頭に飛び掛り、地面に叩き付ける。
『……ッ!! ッ!?』
その衝撃の中、リオレウスの口から漏れたのは、なんと形容していいかも分からない、声とも呼べない音だった。
下顎を失った口では発声すらままならず、奇妙な音を出す事しか出来ないらしい。
だが、そんな彼の体に、次から次へとランポスが飛び掛り、太刀によって引き裂かれた表皮の傷口に嘴を突っ込み、中の肉を啄ばみ始める。
彼女は、ハンターを無視して瀕死の飛竜に対して攻撃を始めるランポスの習性が大好きだ。
こうやって飛竜を動けない体にして、生きたまま食われていく姿をのんびりと眺めるていると、小さい頃を思い出す。
あの頃は虫の羽と脚をもぎ取ってアリの巣穴に落とし、解体されていく様子を観察する程度だったが、大人になってもやってる事が変わらないと言うのは、それはそれで考えさせられる。
まあ、スケールが大きくなっているだけ、成長している証拠だろうが。
『ッ! ッ!』
少し考えている間に、一匹のランポスが、リオレウスの節穴となった目に嘴を突っ込んで脳を啄ばみ、リオレウスの体が狂ったように大きく跳ねていた。
それと同時に、千切れたペニスから精液が溢れ出して、今まさにペニスに喰らいつこうとしていたランポスにかかり、まるで顔射したようになっている。
その様子がおかしくて、くすりと笑いながら、嘴を突っ込む瞬間を見たかったなと、彼女は微かに残念そうな素振りを見せ、次は見逃さないぞとリオレウスを見つめた。
四肢を切り落とした後、焼いて塞いだ傷口は、爪と牙によって掻き毟られ、鮮血を垂らしている。
喉の方も複数のランポスが牙を立て、血を噴出す肉の隙間から、白い骨が垣間見えている。
こんな状態でまだ死んでいないのだから、飛竜の並外れた生命力も呆れたものだ。早く死ねた方が楽だろうに。
そんな彼女の視線を知ってか知らずか、リオレウスの脳を啄ばんでいたランポスが、嘴を目から引き抜く。その嘴には、綺麗な色をした脳髄の切れ端が挟まっていた。
その脳髄を飲み込むと、もう片方に比べて、随分広げられた目の穴に、再度嘴を突っ込む。今度はもう、その動きにリオレウスが反応する事はなかったが、それでも巨体がビクビクと震えていた。
体の痙攣は止まらないが、どうやら死んだらしい。最後は思ったよりもあっけないものだ。
「さて、今度はどんな言い訳を考えるかな」
食い荒らされていくリオレウスの死体を眺めながら、彼女がぼそりと呟く。まさか狩猟対象を両方とも紛失してしまっただなんて、なんて説明すれば納得してもらえるだろうか。
“G級で慣らしているため、下位相手では弱すぎて加減が効かず、ついズタズタにして、ランポスの餌になってしまう”
この言い訳はよく使っていたが、そろそろ通用しなくなっている。一応ギルドでは、誠実で不正の一つもした事のない、良心的なハンターで通っているのだ。
この異常な性癖は、まだ誰にもばれていない。出来る事なら、誰にも知られたくはない。
彼女が満足いく言い訳を思いつき、その場を離れる頃には、リオレウスの体は骨だけになっていた。
その骨を見ながら、胎内に残留していた精液だけが、リオレウスの生きた部分だと思うと、なんだか面白い気がして、彼女は数日間の間、その心地いい残留感を楽しんだ。
体の異変に気づいたのは数ヵ月後の事だが、その時も彼女はさして驚かなかった。試す者が自分以外いなかっただけで、可能性としては十分有り得ると、嬉しそうに思っただけだ。
表向きはどうであれ、内面では彼女は正しく狂人だった。「子守りは別料金だニャ」などと軽口を叩くキッチンアイルーたちに笑って返しながら、生まれ出る姿を想像しては悦に浸る。
この先どうなるかなどとは、考えもしなかった。どうとでもなるからだ。
終
txtで投下しようとも思ったが、他にやってる人居ないし普通に投下した
グロ駄目な人は目欄の『グロ中尉』をNG設定でよろしく
鬼じゃ、鬼がおる…
この女ハンターは畏敬の年を込めて姐さんと呼ばせてもらおう
マルチか転載か
書いたご本人なら、10月には書き上がってるものを
今更グロく「なった」とは言わないと思うぞ
ガチグロリョナ物なのに注意書きを後にする辺り、ただの荒らしなのかもしれない
>>789-790 イマイチ話が見えんが、解説して貰えるか?
まぁ、注意書きについてはウッカリさんの書き手だと忘れる場合もあるから、ソレだけで荒らし扱いは酷い。
転載ならSATSUGAIしていい。
>>791 半年ほど前に読んだことある作品なんだが…
転載にせよマルチにせよSATSUGAIせよSATSUGAIせよ
wikiにまた投稿あるけど、これって先の作品と同一作者だよな?
いーおっおっ( ^ω^)
これで何か書けないものか…
直にちまちま貼られるのって結構イラっとくるな
正直MH保管庫私物化^^か、フルボッコ回避にしか見えん
ここに投下したら間違いなく叩かれるだろ
あの脚本もどき
「起源にして底辺」ランポス。
ウザさと麻痺牙で人気?のゲネポス。
名前ネタで必ず弄られるイーオス。
必ず忘れ去られるギアノス。
ギア…?え…?あー、れ?白ランポス…
ギアノス「2Gだと訓練所の顔なのにな」
ドスギアノス「流石だな弟者」
ゲネポッポは2chAAの
(*'ω' *) ちんぽっぽ
( )
v v
ぼいんっ
川
( ( ) )
が元ネタだ
いーおっおは擬人化したら文字通りに毒を吐くキャラになるのではないかと思うのだがどうか
そしたらげねぽっぽはいつも痺れるセリフを言ってくれるんだな。
思わず、こう、ズギャァァァンとして男女かまわず抱いてほしくなるような。
そしてギアノスはクール系か。もしくはKY発言で空気を冷たくするか?
ちなみにギアノッノは
フロンティアだと雪だるまにして来やがります
しかも攻撃が液体ぶっかけのみときた
全てのランポッポ種を凌駕してウザい
保管庫直投下へのヘイトが凄まじいな
目立つ意見では、wikiへの直投下自体がNGみたいに言われてるが、
例えば、先のSATSUGAIモノな話くらいドぎつい傾向のあるものなら、
保管庫直投下もアリだと思うんだ
スレの残り容量も少なくなってきたところだし、その辺話し合ってみないか?
>>803 〇ドギツイ作品の投稿
・スレ投下(注意書きあり)→普通に作品にGJ
・スレ投下(注意書きなし)→荒れる
・Wiki直接投下→誰かがチクりに来る→やっぱり荒れる
つーか、あくまでスレが本体でwikiは保管庫なんだから、wiki直接投下って行動そのものが間違ってる。
>>803 その辺話し合ってみないか?
そう言える事が何よりのここの存在意義かと。
保管庫で話し合いは出来ないしね。
あと私的質問なんですが、20KB程の投稿は、もう次のスレ待ち?
直接投稿だろーがしったことではないが、まず前に書いた話を完結させてほしい
後から後から新しいの書かないでさ
>>805 もうすぐ480kbいくし、次スレの方がよくね?
直投下を擁護したい訳じゃない。
ただあそこに「直接投下するな」とは書かれてなくて、直接投稿の枠も設けてある。
これじゃ、投下OKだと勘違いする人も出るって。
明記されてなくても、wikiの名前見たら普通わかるんだろうけど、事実わかってない人がいる。
検索に引っ掛かるwikiだから、表の注意書きがもう少し丁寧でもいいんじゃないか…?
>>805 いま477KBなんだ。次スレの即死避けに回しては?
>>807 つまり、保管庫のトップページ文面の改訂に関する相談だな?
とりあえず、
・2ch pinkbbsの保管庫と明記(実施済み)
・内容が18禁であることを明記(現状では不明確)
・直接投下の扱いについて明記(現状では扱い自体が未定)
で、直接投下どうすんの、という話にナルガ、オレは基本禁止に投票する。
つーか、せっかくだから「はじめに」の部分もスレテンプレみたく教官風にした方が面白いかもなw
809 :
805:2009/03/15(日) 13:35:24 ID:BSu3hgx7
誰かー! 誰か次スレ立ててー!
休日の全裸正座は堪えるのだよっ!
>>808 >保管庫のトップページ文面の改訂に関する相談
まさにそれ。
その箇条書き解りやすいな。
自分は
・直接投稿は禁止と明記。
・18禁取り扱いの旨も明記。
の方向が良いと思う。
>>809 一番槍頑張れ。
てか、もう次スレ立ててみてもいいかもしれんね
スレに投下するにはSATSUGAI色強すぎ読み手を選ぶような内容で、
かつ完結している物に限る、とか条件はつけて、保管庫はブツ切り未完を
次々落とす場所じゃないことをまず明記したほうがいいんでない?
それでも続けるなら今までに直接投下された未完モノ全削除するくらいして
禁止はそれからでもいいと思う
>>813 最初にSATSUGAIという単語を使った身としては、グロ系を指してSATSUGAIと呼ばれるのは不本意なり。
冗談はともかく、「保管庫」としての本来機能を考えるなら直接投下そのものが基本的にNGだろ。
許される例外はスレへの投稿実績のある書き手さんが補完・外伝的な作品を投稿したい場合とか、その点を明記すべき。
いっそのこと、現状でスレ投下経験の無い書き手さんの直接投下は全部削除してしまった方が、トラブルの解決には有効かもな。
wikiトップページ「はじめに」改訂案ver.ギルドマスター風w
あらー、いらっしゃい。ハンター志望さんかしら?それとも依頼?
・このWikiは2chのエロパロ板に建てられた「モンスターハンターでエロパロ」のまとめWikiよー。
・だからー扱う作品は18禁ばかりで18歳未満の坊やの閲覧は禁止されてるのーごめんなさいねー。
・作品の新規投稿も可能だけどー、新入りさんならやっぱり本スレを経験してからの方がいいと思うわー。
・このページはまだまだ黎明期なのー。気になることはどんどん更新・修正していってねー。
・そうそう、アドレスが書き換えられている可能性があるのー困るわねー。
みんな移動前にアドレスの確認をしっかりねー。
上のメニューの「履歴」から過去のレイアウトソースが見られるからー、
荒れる以前のページをコピー&編集でペーストでどなたでも復旧が出来るわぁ。
誰でも編集が出来る特性上仕方ないけどー、リンクの変更などによる荒らしがありますので気が付いた方は修正をお願いねー。
つっ疲れるわギルドマスター風!
「直接投稿は完結しているものに限る」っていうのは良いかも。
連載である事も叩かれてる一因っぽいし。
そもそもは保管庫に投下してるから、なんだけど。
保管庫のページの削除はただの扉ID持ちじゃ出来ないし、
そういう方向でいくなら、管理人さんにやって貰わないとだな…
>>815ワロタ、上手いなw
そして、すまない<不本意なり
最終的には直接投下禁止、スレに投下された物だけを補完って形が望ましいって事に今気が付いた
3が出たら更に年齢層下がるよね?
ここエロなしも多いけど、18歳未満立ち入り禁止は明らかな板なわけだし、
保管庫にも「18歳未満立ち入り禁止」とはっきりと明記しといた方がいいと思う
グロすぎる、人を選びすぎると職人氏が判断するなら、ロダ投下推奨
保管庫は職人氏本人の加筆・修正のみ可
て感じがいいと思う
こっちのスレは落とすに任すのかな?
wikiに16匹目スレ投下作品の、完結しているものを保管しました。
詳細は次スレ
>>42をご覧ください。
>>819 まだ18KBあるから、もう少しもつかと
>>820 保管乙&GJ
あのエクタシーwを追い詰めるやつと、転載くさいのは保管しなかったのな
こういう場こそ部外に絡む議論をすべきだろjk
つー事で
>>815に御意見plz
wiki弄ったこと無いし、トップページを弄れるかすら知らんので自力での投稿を自粛するが、許されるならアレをベースに保管庫をアップグレードしたい。
>>822 概ね
>>815をそのまま使って良さそうだなと思う。
とりあえずはじめにに『18禁明記』を加えるのは確定として。
『直接投稿禁止』
はどのレベルでいこうか
出てる意見では、
・ダメ、絶対
・既に投下されたものの未完分削除したら?
・スレ投下経験者であれば補完、外伝とかならOK
こんなもんか?
見返せばこういう話題は、このスレだけでもチラチラ出てたんだな…
見逃してて無反応だったわ
三つ目の項目だけど、成り済ましが未完作品の続きやスピンオフを
勝手に書いて直貼りする危険性がないか?
それも、十分ありえるな。
未完でもこっちに書けばいいし、修正、補完以外の直接投稿は不可でいいんじゃないかな。
あと、未完分処分は直接投稿だけだよな?
未完は未完ページにまとめて置いとくとかダメなのか?
1年2年空いてても完結させたい人もいるかもわからんし
今の話し合いは、あくまで保管庫で連載している事態及び直接投稿未完作品の
処遇についてだから、スレで連載された未完作品を処分しようという話ではないよ
いつか書き手さんが戻って来て完結させてくれる希望は捨てられないし捨てたくない
成り済ましか。考えてなかったけど、有り得る話で怖いな。
書き手さんの本人証明は難しい。
書き手さんにスレでの投下時に、livedoorのIDを告知してもらえば、なんとかなるだろうけど…
未完削除云々は、直接投稿に関してだけの話ね。
>>813と
>>814でそういう意見が出てたから、抜き出したんだ。
書き手が全員扉ID持ってる前提で語られても困る。いや持ってるならそれに越したことはないが。
ID無い書き手さんなら修正や補完はこのスレで宣言してもらえれば俺含めた保管作業人が何かしら対処するよ。
誤字脱字や投稿順のミスとかは投下直後のあとがきとかでよく書き手本人の修正レス入ってたりするし
何よりスレ住人の目が光ってる上に書き手本人も見ているであろうこのスレでなら
修正・補完要望が成りすましかどうかの判断も何とかなるだろう。
長期規制とかでどうしてもスレに書き込めない場合なら直接投稿もやむなしかと。
とはいえ現状のぶつ切り投下で投げっぱなしな直接投稿作品群はさすがに閉口するが。
前提にしてないって。皆が皆、ID持ちなわけないと思ってるよ。
wikiに直接投稿(特に連載)は基本的にダメって方向になりそうだな。
細かい例外を作るなら、一つページを設けて「はじめに」ではなく、そっちに書き出すのもありかもしれない。
じゃあ、「wikiに直接投稿(特に連載)は基本的にダメ」
「直接投稿は長期規制とかでどうしてもスレに書き込めない場合のみ」
ってことでかまわないだろうか?
基本ダメ。だと都合いい曲解した奴が屁理屈こねて連載始めないとも限らないから、
完結作品のみ、に限定したほうが安全かも
それもそうだな。ごめん。
でも「完結作品のみ」って書いちゃうと短編書いて、その続きを書いて〜みたいな
一話完結の連載物を書きそうな奴が出てきそう。
個人的にはもう「wikiに直接投稿はダメ」でいいと思う。
いやこちらこそすまない
完結作品の連作で強制連載という手段もあるんだよな
3発売後は年齢層が下がって今よりもっと酷い状況になる懸念があるから
なるべく早く直接投稿欄は無くしたいところ
そう思いつつ長期規制に巻き込まれた変態紳士な書き手さんの逃げ道として残しておきたいし
……ぶっちゃけエロ書くより難しい問題だわ
だったら直接投稿原則禁止にして規制やグロ物用に避難所を別に作れば良いんじゃないか
そうだな。wikiはあくまで保管庫って名目で作られたんだから、そのスタンスを守った方が安定がいい。
じゃあ避難所を作るにして、どんなのがいいんだろう?
避難所は別に先回りして用意する程のモノでもなくね?要隔離作品用に何ヶ所かオススメろだを例示すれば十分かと。
それより、前スレリンクはあっても現スレリンクが無いのは改善すべき。
スレ自体なら多少は荒れても耐えるし、意見交換しやすいから厨書き手を鍛え直す可能性も期待できる。
ついでにリクエストも出るから作品のネタ拾いにも有効だし。
ディアブロスとかディアブロス亜種とかディアブロス亜種の貴重な産卵シーンとか見たいな。
ろだ例示いいね。
でも携帯からの書き手さんの場合は…?
滅多に規制されないっぽいし、その時はその時で考えるか。
現スレへのリンクは自分は要らないと思ってた。
コメントにリア厨っぽいのが多かったし、そんなの流入されたらウザそうだ。
スレ名も書いてあるし、自力でスレ見つけられないヤツは来なくていいよと。
不親切かね、それは。
ディアブロス好き過ぎなのはよくわかったw
>>838 同意。
検索避けがあってもいい位だし、この板から飛ぶ事が前提であって
一般検索で入ってこられるのはちょっと抵抗あるな
WIKI自体も荒れやすい代物だから、本当は特定管理人氏の何人かだけが
いじれるシステムにして欲しい位だ
管理人さんの負担が大きくなるのが難点だけど、
書き手としては推敲をより気合入れてやるようになるし、ブツ切り投下や未完投下は避けるようになる
>>839 それだったら、Wikiじゃなくて固定のHTMLのページで十分な気がするが。
>>840 確かにそれもいえるな。
しばらく見ない内に保管庫がwikiになってたよな
いつからだ?
いつからって、一年以上前から。
管理人に負担の大きくなりがちなHTMLのは、現に一つ凍って長い。
今更wiki形式から変えようって猛者がいるかは怪しいもんだ。
あのwikiには管理人が承認した人だけが編集出来るようにするって機能もあるらしいが、
それやると有志で作っていくというより、内輪臭くなるよな。
話がズレて来たんだが、直接投稿は一切合切厳禁って表示にするって事で、いいのか?
現スレへのリンクは有り無しどっちにすっかね。
自分は無しを一押ししておく。
どんな(エロい)夢も叶うというユートピアは、自分でたどり着いてこそ価値があるってもんだ。
どうしたら行けるのだろう、教えて欲しいって奴もいそうだが
まあGoogle先生がいるか
取り敢えず直接投稿は無しで良くない?
保管庫なんだし
they say it was in Eroparo
って、一応はじめにに書いてある。
直接投稿は全て消してしまえ
wikiは日記帳じゃねえんだ あっちいけ!
おぉ、ゲリョスが毒を吐いておるわ。
ページの削除はたぶん管理人さんしか出来ないし、
既に投下された直接投稿に対して普通に出来ることは、リンクを外す事くらいか?
あるいは、投下済み分の上部に『直投下すんな』って旨を赤字で挿入するとか?
>>847 管理人って定期的来てるのか?
Wikiである以上凍結とかしてないのであれば
@Wikiに要請出せば管理権の移譲だってできるゲリョ
スマソ
@Wikiとか調子乗りましたごめんなさいゲリョス
wikiをあのIDで開設した人は来てるのかどうか、わからない。
管理人ですって名乗った事自体ほとんどなかったくらいだ。
保管庫を保管庫たらしめてくれた人(沢山保管作業してくれた人)も、最近見かけてないな…。
このスレの保管庫wikiはlivedoorのだから、atwikiに言ったところでどうにもならん事ない?
ショタっ子ボーン剣士くんのTバックを捲ってお尻をイジってあげたいニャー。
「あっ、あっ、ソコ汚い…やっ!」
「おちんちん…が、おちんちんアツいよォ…!」
ってウチのダンナさんが言ってたニャー。
今まで謎のID凍結くらってた開設した「だけ」の人です
直接投稿に関しては、wikiはあくまで「保管庫」であり作品投稿の場ではないので直接投稿作品及び直接投稿ページはすべて削除。
前に保管した作品の削除及び加筆修正したいという人がいるので(おもに自分)小説の加筆修正、スレに落とすまでもない後日談やフレイバーテキストは許可という立場をとらせていただきます。
所用があるので実際の作業は買い物から帰ってきたらということで勘弁してください
住人の一人として
>>852に下駄を預けます
よろしくお願いします
>>852 了解、では
>>815改訂版を起案する。
あらー、いらっしゃい。ハンター志望さんかしら?それともクエストの依頼?
・このWikiは2chのエロパロ板に建てられた「モンスターハンターでエロパロ」の保管庫Wikiよー。
・だからー扱う作品は18禁ばかりで18歳未満の坊やの閲覧は禁止されてるのーごめんなさいねー。
・保管庫だからー悪いけど作品の直接投稿はお断りなのー作品は本スレにお願いねー。
・本スレに投稿した作品の加筆修正とかー、ちょっとした後日談の投稿とかならOKよー。
良い作品をたーくさん作って貰えるとー、私も嬉しいわぁ。
・このページはまだまだ黎明期なのー。気になることはどんどん更新・修正していってねー。
・そうそう、アドレスが書き換えられている可能性があるのー困るわねー。
みんな移動前にアドレスの確認をしっかりねー。
上のメニューの「履歴」から過去のレイアウトソースが見られるからー、
荒れる以前のページをコピー&編集でペーストでどなたでも復旧が出来るわぁ。
誰でも編集が出来る特性上仕方ないけどー、リンクの変更などによる荒らしがありますので気が付いた方は修正をお願いねー。
これはいい鶴の一声。
ところでフレーバーテキストって何?
ぐーぐる先生はカードゲームがナントカって事しか教えてくれなかったんだ…
>>852 GJ&お疲れ様です。
何気に書き手さんなんですか?
フレーバーテキストっつうとデュエマス思い出すぜ…
フレーバー(香り)テキスト(文章)だから
物語をより豊かにする小文章とか小ネタっていう解釈だと思ってるけど
>>854 まんまやってきた
>>856 だいたいそんな感じ
俺はMTG出身者なのでついそんな言葉を使っちまっただけなんだ。
ってかわかりやすいようにリンクつけておいたんだが……
フレイバーテキストに関して俺の解釈だけを書くなら例えば
・過去に事件に巻き込まれた設定ならその事件の切り抜き記事
・大成した主人公へ「狩りに生きる」記者団がインタビュー
・劇中劇として用いられた作品(モンハン要素あるなし関わらず)
・作中で用いた精神疾患、自然現象、飛竜の論文(架空でも現実でも)
・作中のキャラクターが読んでいた、又は勧められた本の内容
くらいなら程度問題にもよるが許可しようとは思っている
>>857 採用多謝&更新乙!
引っ張り棒が半角変換されるwikiにはギルドマスター口調が向いてないことに今更気付いた(´・ω・`)
>>857 更新乙です!
フレーバーテキストは、あのリンクでもニュアンスが解らなかったんです
カードゲーム未プレイなもので、無知をお許しくださいorz
>>858 何故半角カナって気になってたんだけど、携帯から見てたりしないかい?
wikiも普通に全角長音記号に見えるよ
粘着直接投稿厨ざまあwww
厨様こっちにきちゃったみたいだぞ
出自・経由地が何処であれ、厨が乱入することなどよくあること。厨のまま去るか、訓練されたねらーになるかは本人次第。
それはわかってる、でもコスプレJKがモンス悩殺は流石にないわ
そりゃないわ
つーか、厨であるかも怪しいなソイツ
どっちかっつったら改行位置のおかしさからして、いつかのクリストスから潮噴く話の作者じゃね?
きっと本人もこれを黒歴史として思い出すたびウボァーってなるんだよ。
こういう黒歴史誕生の瞬間は割と好きだwww
ぶっちゃけコスプレだけで悩殺は、ないな。
それができたら女ハンターの露出がすごくなるだけだろ。
キリン装備とか最終兵器並じゃねぇか。
確かにwww
キリン装備は俺も好きだwww
モンスター代表「毛の無いサルは大人しく厚着してろ」
露出=エロイ、ではないと思うな
だが、金剛シリーズの中にあっての【具足】はエロい
このスレに居たら忘れがちだが、多種族の雌がエロ衣装着ててもムラムラするわけねー
例えばヤドカリがヤドカリ的にモテカワスリムの愛され殻背負ってても、人間は何にも感じねえだろ
つか、コスプレJKにハァハァするモンスターなんて、中におっさんかキモヲタでも入ってんじゃねえのか
そういや思ったけど、ナルガの作品ってあんまねぇよな?
何でだ?
俺は駄目だけど、このスレの人間の中に竜姦がイケるモノは珍しくないんだよな
うん、何せ変態紳士淑女が集まる板だからね。
>>869 そしてギザミに「今日は貝なんだね、きれいだな。すぐ脱がしてあげるからね」
と呟きながらハンマーでガッツンガッツン殻破壊する変態ハンターが脳裏に浮かんだ。
どうでもいいけどギルドスーツもパンターにとっちゃコスプレみたいなもんなんだろうか?
誇り高き竜姦とメアリー臭プンプンの腐れ妄想を一緒にすんない
874 :
872:2009/03/23(月) 23:51:18 ID:hO1KH1gL
あれ、俺、もう駄目かもしんない…
パンターはハンターね。うん、わかってるよね。
パンツハンター略してパンターとか思っちゃったりした人は俺だけでいいよ。
パンターSSまで一瞬考えたのも俺だけでいいよ。
パンツハンターほど「剥ぎ取り」の似合う者はいないだろう
メアリー臭ってwww
だよなー、竜姦だもんな
そしたらパンターはギルドナイトスーツが制服だな。
オトモはメラルー。
878 :
869:2009/03/23(月) 23:58:37 ID:3WcXhaWJ
多種族って…他種族ね
>>872 きれいなのに叩き壊すとか、マジ鬼畜
ギザミ「殻ダだげが目当てだったのね!」
脚だけはキリンですねわかります
あ、パンターって「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」的な女ハンターの事か。
おっちゃん、てっきり「女ハンターのパンツを虎視眈々と狙う男ハンター」の事だと思ってたよ。
何でもおいしくいただけます
竜姦だろうと擬人化だろうと死姦だろうと交尾だろうと
いや、おっちゃんも「女ハンターのパンツを虎視眈々と狙う男ハンター」のことを思ってた。
キリンとかガルルガとかのパンツはもちろん、ホットパンツも収集するハンターを考えてた。