薬師寺涼子の怪奇事件簿でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
SS投下大歓迎
2名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 00:06:40 ID:jjdfyPDh
お涼さまと聞いて
3名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 00:32:03 ID:9huis98w
待ってた
4名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 00:44:54 ID:cwB3tvth
待ちくたびれたぞ
5名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 07:41:04 ID:b4SONz6f
待ちすぎて思わず昨日みたいに脱糞しちゃったぞ
6名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 18:18:28 ID:sjmF07RO
>>1
乙GJ待ってた
7名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 21:20:58 ID:lJuwT095
>>1
おせーよ
罰としてお涼に踏まれてこい
8名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 17:22:09 ID:m5+DEeQB
みんなってやっぱり泉田×涼子が好き?

考えてみると色々カプ出来るよね。
9名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 18:40:16 ID:H7sjVugy
お涼×泉田でハァハァしてるけど、ベッドの上だと普段と立場が逆転していそうだ
10名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:28:32 ID:p0qGNr9r
>>1
室町も…
11名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:09:09 ID:boB8mMXj
>>1
>>10
同志よ。
由紀子警視!
12名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:11:42 ID:BjuOZ/3n
田中芳樹総合スレの保管庫にもSS幾つかあるから投下までの繋ぎに。
ttp://yellow.ribbon.to/~geier/SS/index.html

>8
アニメ版では泉田ハーレム状態なのに、いざカップリング妄想してみると
泉田って意外とお涼以外のキャラとは絡ませにくかったりする。
13名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 01:28:10 ID:h12ZFYKv
クローンちゃんはどう?
14名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 16:40:27 ID:/V8w3ZoB
>>12
保管庫あったのか!ありがとう。

泉田はよくあるが岸本のカプってみたことないなあ
岸本×貝塚とかありそうだが…

>>13
もなみ可愛いよもなみ
15名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 20:13:02 ID:I09ZXmUj
ガイエ総合も落ちたのに単作品で保てるのか?
16名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:17:36 ID:Hilq3AqY
泉田くん×もなみのSSとか書いたら、その作者はお涼に消されるな。
17名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:00:42 ID:jXrjXLnz
.        ,',:′      ハ /ハ               `、
.         ,'/        ハミV彡幺                、
       ,'/       l l       ',ヽヽ             丶
        ,′          l l         lト、 ヽ               ヽ\
     /           ハl        l l lヽヽ  \          ヽ
   _,. イ ./        _L.L__      l l l ヽ-ヽ― 、        }  ヽ
     l l           /    `丶  l l l'´  ヽ、ヽ \      ノ}   l
     l ハ     / x彳示トミ    /  リ  ィf示てヾ_、 `ー-― ン .} }
     l l l --‐'/ィイ 上n:::::ュ           上n::::ュ   7厂「 ̄ イ /l/
    .从乂ヽく  ム                    ハ ノ ./リ l/
         ヽ ヽ. ハ           l          /  } /       
            )ハ__、         j          ハ_/ハ{
            )ハ:'、               /  {      このスレはお涼さまに監視されています
                 ヽ ト、     ー::::::::‐     .イ ハ从 
              /`丶}ノ\     :::       /|八{
            / , ‐┴― ッ‐ 、       . ´  | ̄ ̄ ̄ヽ
             { /   ,.xァ'    \ _. ィ´    |      ヽ
     _ ____ ___∨   l/   ∠ニヽ l          |   /   `
  /          .′/  /     \         |   /    .|
/            {       _.. イこヽ ヽ        廴/       |
             /\           \\_)        /      | ̄ ̄ ¨¬ 、
18名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 10:04:17 ID:hYbatDiY
>15
総合が落ちたのは投下が無かったからじゃなくて粘着荒らしが湧いたのが原因。

つか自分も総合に投下し損ねたSSはあるのにこんな時に限って長期規制食らってるorz
19名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 01:25:18 ID:YQst9cC1
>>16
涼子×泉田くん×もなみだったらどうだろう
20名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 05:01:14 ID:/kJkre7Q
セックルまぁだぁ?
21名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:35:33 ID:B0GACuvk
>>19
お涼が「アンタ犯ったら泉田クン犯罪者になるから絶対ダメ!!」とか言って
もなみを牽制しようとしたら
「泉田からヤるのがダメならこっちから犯ればおk」とか
斜め45度の解釈したもなみが泉田ふん縛って乗っかってるとこに
お涼が踏み込んでブチ切れ。

そしてもなみを叱り飛ばすより先に
「子供相手に勃ててるんじゃないわよこの変態!」とか
泉田に矛先が向いて「罰を受けなさい(ry」とか何とか理由つけて
お涼も乗っかってウマー
22名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 23:23:04 ID:KF8/fk6u
>>21
いいシチュだな、ちょっと借りるぞ
2321:2008/12/02(火) 00:09:53 ID:V+4IF2JR
>22
どうぞどうぞ
wktkして待ってるw
24名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 01:45:13 ID:3PocEEI9
まて、「返す」とは言ってないぞw
25名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:02:31 ID:FcUN5OmE
保守
26名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:41:36 ID:WLAGhzIK
さとみ×マリちゃんを書いてみたいけど、二人の互いへの口調や呼び方がわからない…
後輩相手ならマリちゃんもくだけた口調なんだろうか
おしえて、エロい人!
27名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:56:37 ID:f2jdeJBq
>26
漫画小説既読だけど、言われてみればさとみとマリちゃんは
二人っきりでの会話自体が原作にほとんど無いような気がする。


確か「クレオパトラの葬送」小説版で、その二人+泉田の会話で
「仮に参事官室が無くなっても、お涼が泉田を手離す事はありえないと思う」みたいな事を
泉田に言ったさとみに対して
「おいおい、めったな事言うなよ」とたしなめるシーンはあったので
さとみ相手にはくだけた口調で話してるっぽいが。
28名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 08:07:24 ID:qz7WD4Sg
ここ、百合っていいのかな?
29ぬらりひょん:2008/12/05(金) 16:16:44 ID:FnJlSC1v
さすがお涼様どんな怪事件も解決するなんて、二本にもこんな女子警官がいればなあ
30名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 14:15:12 ID:Z7EiGu+N
>28
メイド二人はガチ百合だと思う自分的には大歓迎
31名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 15:02:28 ID:nxRvQUj1
モナミって性器あるのか?
お涼よりも俺はメイドの金髪の方が好み
32名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:48:49 ID:QnEdzEZm
>>28
百合好きです

>>31
リュシエンヌ
33ぬらりひょん:2008/12/08(月) 16:09:48 ID:mMr2829h
泉田君も好きだけどお涼様、マリアンヌ、リシェンヌ、室町警視も好き
34名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:16:30 ID:At8sYkU3
室町警視可愛いよ室町警視
35名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 10:53:22 ID:sigikGgV
>>32>>33
リシェンヌ?リュシエンヌ?
36名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 23:38:35 ID:V0lRdh5h
胸はお涼が一番デカいのかな、やっぱり。
お由紀やさとみはどうなんだろ
37名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:36:54 ID:rQuC8Wbs
お涼様って処女クサい。
27歳にしては泉田氏へのアプローチが余りにブサイク過ぎる。
何だかんだ言って金持ちのお嬢だけに身持ちが固かったのか、
それとも余りの性格の悪さに並の男共が寄り付かなかったのか、
どちらにせよ、あり得なくはなさそうだ。
38名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 14:55:33 ID:umSJ955D
マンガの5巻(巴里・妖都変後編)で
お涼×お由紀っぽいシーンにかなり萌えたんだが。
(お涼→お由紀か)
39名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:17:22 ID:+1Sz7MT2
>37
お涼がビッチだったら速攻で泉田押し倒して食っちゃうだろうから、
あの微妙な距離感の関係が成立しないと思う。


お涼処女疑惑は原作スレとかアニメスレでも結構話題出てたが、
原作では敵の女に「可愛いげがないからセレブな男が寄ってこないのよ」とかpgrされてたり、
泉田へのアプローチの不器用さとか、ジャッキーや絹姉の証言から察するにガチで処女と思われ。

泉田とめでたく事に及んだ後に
「このあたしにこんなに痛い思いさせたんだから罰として(ry」とか口走ってたら萌えるw
40名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:35:51 ID:b98DIvlH
>>39
そのネタ貰ってもいい?
4139:2008/12/15(月) 07:34:17 ID:4a9kQr3a
>40
どうぞどうぞwww
42名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:33:13 ID:jHqBA3ij
田中芳樹のエロパロのとき、
泉田と由紀子が何故かお見合いすることになって、それを
涼子が止めにいくって話が結構あったよね。

あと酔った泉田が由紀子と…とか。
43名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:46:18 ID:nopoG5b6
お涼の足コキSSが読めるすれスレがあると聞いて
44ぬらりひょん:2008/12/19(金) 16:31:06 ID:wM4BaW1M
お由紀がお涼様に変装したらどうなるかな?
45名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:15:59 ID:Vyqn3QAs
>>44
お涼に無理矢理
超ミニスカートはかされて、そっぽ向きながら頬を紅潮させて照れてる、
という電波をキャッチした。

ハジっこで岸本にキャーキャー言ってて、泉田は見とれててほしい。
46名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:25:18 ID:Sm+nm9BA
むしろお涼にメイド服を
47名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:05:32 ID:Pisn21Sy
メイドなのに女王様とはこれ如何に
48名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 15:34:58 ID:y6jU/WKb
潜入捜査か何かでメイド喫茶で仕事するお涼たち。

お涼→女王様(ツンデレ)キャラメイドで大人気
お由紀→何故か巻き込まれ、照れながらも仕事を完璧にこなし、
クーデレメガネっ娘として大人気
マリアンヌ・リュシエンヌ→外国人メイドさん
49名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:21:00 ID:g/br9nz5
クリスマス
岸本にミニスカサンタコスさせられる
お涼サマ&お由紀サン

涼「プレゼント?用意してる訳ないじゃない!
強いて言えば、あたしがプレゼントよ!」
お言葉に甘える?、それとも

由「岸本警部補!なんて服を…こんな…はしたない…」
頬を染めて、上目遣いの困惑した彼女に
理性を壊す?
50名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:36:16 ID:RgOEz3ZP
>>49
お涼様は泉田だから。
室町警視いただく
51ぬらりひょん:2008/12/26(金) 16:44:39 ID:EtfQAm77
泉田警部補は口が軽い
52名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 00:22:00 ID:X0YE8i4v
>48
貝塚さとみはドジっ娘メイドっぽい気がする。

あと、泉田は執事カフェで執事役で潜入捜査したら腐女子から大人気で
お涼がヤキモチ焼いてぶんむくれるという電波を受信したw
53名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:17:10 ID:r2QjRGaH
>>48>>52
岸本は常連客w
54名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 23:54:23 ID:oSf9BYRX
やっぱり
泉田×涼子が人気だね。
他のカプは何が人気だろう。
やっぱり由紀子かな。

垣之内さんの書いたSP
「マリちゃんとお由紀で美女と野獣」ってのには
かなり笑ったけどw
55名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 09:55:22 ID:laUC9tiT
お涼が「なんで私が美女じゃないのよ」と文句を言いそうなタイトルだなw
56名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 17:40:54 ID:Ld/KHmTB
お由紀さん×ジャッキーという可能性は如何か?
お涼様に毒された(?)ジャッキーをお由紀さんが更生(?)させようと
奮闘するうちに次第にジャッキーへの気持ちが高まってしまい、
一方のジャッキーも自分の趣味を隠蔽するための偽装結婚とはいえ、
「由紀子ちゃんなら悪くないかも♪」とその気になったりして...

一応、二人とも東大卒の高級官僚だし、何も知らない周囲の親族は
大喜びで祝福するだろうなw
57名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:12:43 ID:2drOPHDq
お正月どうするんだろう。
警視庁隠し芸大会とかやるのかな。
お涼が泉田で二人羽織で密着とか
警備部が岸本の要望で仕方なくコスプレとか?
58名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 04:11:23 ID:esPgLgZd
俺の頭では
泉田とお涼だと
お涼が主導権握ってるけど
泉田とお由紀さんだと
どうしても泉田がサドになってしまうw
59名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 00:20:53 ID:MUKPut0g
>>58
泉田×涼子ver.(涼子×泉田?)
涼子「ちょっと!上はあたしなの!ほら、特別に入れさせてアゲル。感謝しなさい」
泉田「……おおせの通りに、女王様」

泉田×由紀子ver.
由紀子「い、泉田警部補、そこは…ぁっ、だめぇ…」
泉田「何が駄目なんでしょうか、室町警視。あなたも喜んでいるのでは?」

こうかな。


60名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 04:29:55 ID:RG91IQmp
>>59
かなり萌えたw
弱々しいお由紀さん可愛いw

泉田がww
61名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 19:34:48 ID:q/UMOYkf
>>58-59
お涼は泉田くん以外とヤってほしくないし、
泉田くんはお涼以外とはヤってほしくない。
なので、その2つのシチュは泉田くん×お涼がいいな。


お由紀はレオコンとヤってってくれ(投げやり)
62名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 02:55:16 ID:f3UkEomC
>58-59
わかるわかるwww


お涼と絡んだ時は、挿れるまでは59みたいな感じで、
いざ挿入に及んだら

「なっ!なにこれ…お、奥に、あたって…」
「こんな体位選ぶからですよ」
「や、ちょっと…ああっ!…動くな泉田っ!」
「気持ち良さそうじゃないですか」
「べ、別に、気持ち良くなんてっ…あんっ!どこ触って…っは…あ…やだ…そこ、だめぇ…」
「喘ぎながら言われても説得力ないですね」

みたいな感じで泉田がサディスティックになるのも萌えるw
63名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 07:59:28 ID:8iJYrlhp
>>61
自分が好かないカップリング話は嫌とか言わずにスルーしれ
64名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 01:20:59 ID:diWuhXRv
あえて
涼子×由紀子

と唱えてみる。
65名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:27:58 ID:T+jqcbFS
お涼の太股舐めてええええええええええええええええええええええええ
66名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 21:58:12 ID:j3jp2k32
>>56
軽井沢舞台の話でお由紀にジャッキーの女装バレたりしてたから、
微妙にフラグ立ってる気がする。ジャッキーが「室町さん」じゃなく
「由紀子ちゃん」と呼んでるあたり、前からそれなりに親しかったみたいだし。

「ひた隠しにしてた秘密を知られた事から始まる恋」って定番ネタだしなw
67名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 00:05:31 ID:Aldpp8Ng
>64
漫画版はたまにそれっぽい描写があるから萌えるw
68名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 00:30:35 ID:XQAFdqxd
>64>67
漫画では、
巴里での「あたしを信じてくれればいいの」
のところとか
クレオパトラの盗聴器仕掛けるところとか萌えた

あとクレオパトラで、貝塚さとみが由紀子に付きっきりで看病してるところとか
さとみ×由紀子だと…

いや、
涼子→由紀子でさとみ→由紀子か?
69名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 20:48:35 ID:he8OexME
>>62
もーえた。続かないの?w


とりあえず漫画買ってくる
70名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 23:51:27 ID:ZcIPBPS7
>68
漫画版のお涼&お由紀は仲悪いようでさりげに仲良しだよなw

カップリングとか百合とは違うが
漫画版はジャッキー(女装ver)とお涼が何かとキャッキャウフフしてるのが
女子中学生同士っぽくてカワユスww
ジャッキーにはある意味デレるというか、泉田の鈍感さとか愚痴ってそうw
71名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 22:10:11 ID:udaeLwie
>>68
黒蜘蛛島の後編(たしか9巻)の目次ページのカラー絵が
涼子×由紀子っぽくて萌えるw

あとうろ覚えだけど
「いくらアンタとアタシの仲でもね、由紀子ちゃん」
ってお涼のセリフがw
72名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 01:37:04 ID:O9TMB8xu
涼子×由紀子は
涼子はさりげなくセクハラとかしそう。
由紀子をとにかく困らせそう
73名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 11:50:58 ID:RRnRSXRv
「東京ナイトメア」でお由紀にラインダンサーの服着させるシーンとかも
充分にセクハラだったな

いいぞもっとやれ
74ぬらりひょん:2009/01/17(土) 16:24:32 ID:yyCRpEnL
田中芳樹作品で「薬師寺涼子の事件簿」が好き
なかでも「黒蜘蛛島」
75名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 17:53:23 ID:QvFi5SMd
ガイエ総合スレってもうないの?
76名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 18:51:56 ID:O9TMB8xu
「東京ナイトメア」のドラマCDで
お由紀「きゃああぁぁッ!」
お涼「なに可愛らしい悲鳴あげてんのよ!」
お由紀「へ、へび…へびぃ…」(涙声)

かなりGJなことに。
涼子が「可愛らしい」と言う日が来るとは…
77名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 22:21:25 ID:RjsItGen
>>75
避難所があるんだが、書き込めないorz
ここはお涼ネタのみ?
78名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 00:40:00 ID:0ogizZfY
>77
(´∀`| ゚Д゚)つ|)<初期はスパム投稿対策で一部プロバに規制かけてた<避難所
(´∀`| ゚Д゚)つ|)<ついでに串通した書き込みも禁止してた
(´∀`| ゚Д゚)つ|)<今は書き込み規制緩めに設定してるのでたぶんいけるはず          
           では健闘を祈る

(´∀`||)三 ピシャ!
79名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 03:01:41 ID:gEjm4bEG
>>78
ありがとう、専ブラ経由だと書き込めないってだけだったのねorz
80名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 03:04:25 ID:gEjm4bEG
あれ、専ブラからも書き込めたorz
81名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 23:47:54 ID:FFEpLFJm
>73だけ読んだら
由「……これを…着るの?」
涼「そうよ。なんなら着替えさせてあげようか。」(ニンマリ)
由「結構です!」
涼「遠慮しないでいいのよ」
由「遠慮なんてしてな…あ、ちょっ…!
何ボタン取って…!や、どさくさに紛れてドコ触ってるの!
や、やめ…っ…」

……暗転。
とか考えてしまったじゃないかww
82名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 23:47:52 ID:Ks3LOwao
>81見て思い出したけどアニメの最終話にそんな感じのシーンがあったな






まあ脱がされてたのが泉田なんだがw
83ぬらりひょん:2009/01/22(木) 15:42:58 ID:zEfWvb0L
お涼様とエリカ様の対決が見たいな
84名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 22:57:03 ID:7nBkMXDZ
マンガで涼子が由紀子によく抱き付くあれもセクハラだな。
いいぞもっと!
85ぬらりひょん:2009/01/24(土) 16:26:00 ID:fo9spsSG
アニメも良いけど小説もね、
86名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 23:06:54 ID:FIapmrlE
お涼様の首筋に顔を埋めてくんかくんかしたい
87名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 19:49:56 ID:mS6v60TX
お涼の足や太股や腋を舐めたい!!
お涼のおかげで俺は変態だと自覚出来ました、ありがとうございます!!
88名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 20:42:23 ID:jjVCQx2m
男が変態で何が悪い!! 男は須らく変態だ!!
それを認めるか否かで、男の器は天と地の差を持つのだ!!
89名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 21:06:07 ID:4LbN2zOs
>87-88
         , .:': : : : : : :      /   ハ .ハ    ヽ      ヽ
       /: : : :/: : :             ハV∨/l           `、
    -=ニィ : : :,:': :       :/      .ハ∨V/l : : .          ヽ
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      ',从: :/ 小  ヶ―‐ミ゛ . :       ""      ' o/: : :/ノ
       v 乂ハヽ ハ          :}              んノ :/:从
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           j:ノ jノ:、      `          .ィ: : : /
                 、、丶      ー:::::‐      /{: : ハ:{,,,.    <認めたゴホウビに踏んであげる.
              ,,、ミ゛': : :`: 、     ::     . ´  | : {:从  """゛゛''''.彡ィ
            ,.ミ''゛゛ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.〕 、      イ    .|:从.:.:.: : : . . . . .    ゛゛"''ミ
    彡''""゛゛: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:!   - ´      ∨:.:.:.:.: : : : : : : : : . . . .   ゛"ミ
  ミ゛゛ : : :  . : : :  . : : : :.:.:.:.:.:.:.:,           ,゛: .  . . : : : : : : : . . .      ""''、
ミ゛  . . . .  . : : : . . : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:,          ;:゛: :   . : : : :  : .   . . : : : . : : . . 彡
90名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 09:32:17 ID:8/dtconU
>>89
お涼はそんなに優しくないと思うがw
91ぬらりひょん:2009/01/26(月) 16:43:35 ID:r3GdhEBJ
確かに、地球征服を考えてるのだから
92ぬらりひょん:2009/01/29(木) 16:30:50 ID:oGwyYi1/
相棒以外はどんな相手でも悪人と見るお涼様
93名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:30:03 ID:WBH1nuE/
>>92
お涼は悪人なんてどうでもいいんだよ。
お涼は“やりたかったらやる”それだけ。

……マリちゃん×さとみの人、待ってます。
94名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:43:32 ID:DcrrWDC0
「犯りたかったら犯る」と読んでしまったwww

そろそろ痺れ切らしたお涼が泉田を押し倒す展開が来てもいいと思うんだが
「ベッドシーン書けない」と豪語する作者だから期待薄いよなorz
95ぬらりひょん:2009/01/31(土) 15:23:58 ID:tyLXLoiU
やりたいからやるは巴里・妖都変のセ・ラ・ゲールの中にに出てくるよ。
96名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 17:53:43 ID:jbfjHom2
そろそろ誰かSS投下を…
97名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:21:37 ID:lcrtnzJL
今年は小説の方も新刊が出る予定らしい。
前作でもうチュー済ませちゃったんだからそろそろ次期待してもいいよな!?
98名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:59:09 ID:3Rm8J6YV
また黒歴史が増えそうな悪寒
99名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:57:46 ID:DQFr5ro+
>>97
チューしてたっけ?
100名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 00:03:08 ID:rm8e/nKf
100ゲトしたら涼子×由紀子の百合が投下される
ドS→微Mだと良い
101名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 00:17:12 ID:Scz1kacU
>99
チューしたって自覚あるのはお涼だけ。
泉田は「何かよく分からないけど柔らかいもんが当たった」程度の認識。

お涼の黒歴史っていうと
・新人研修の担当になったちょっと気になる先輩にトルコ料理を作ってみたら大失敗で先輩涙目orz
・ちょっと気に(ryを部下にしてみたら、断りも無しにちょっとどころじゃなく気になる存在にクラスチェンジされた
・元カノの話振ってみたら本気で凹まれた
・膝に乗ってみたけど微妙にスルーされたヽ(`Д´)ノ
・惚れてる事をさりげなーくアピってみたけど反応ゼロヽ(`Д´)ノ
・お風呂に呼びつけて半裸までは見せてみたけど赤面されただけヽ(`Д´)ノ
・子供産んでもいいと思ってる事をさりげなーく(ryけどノーリアクションヽ(`Д´)ノ
・浴衣とかバニーガールとかコスプレ頑張ったのに自分からは何も言ってくれないヽ(`Д´)ノ
・怪我した時には「あーん」とか看病イベントこなしたのに何の感慨も無い様子ヽ(`Д´)ノ
・ゴホウビ代わりにチューしてみたけど暗闇だから気づかれず。一応ファーストキスだったのにorz
…etc.

今時少女漫画でもここまで粘る片思いヒロインそういないっていうか
書いててお涼が気の毒になって来たwww
102名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 08:33:04 ID:HTX5cTXG
>>101
年表dクス。
小説、まだ読破してないんだけど、基本的にどういう順番で読んでったらいい?
それとついでで申し訳けないけど、その年表って何編?

>>98の黒歴史って、作者の政治批判かと思ったよ。
確かにお涼サマにとっても黒歴史だわなw
103名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:21:06 ID:texZHjbR
>>101
なんかテンプレにしたいぐらいだw
「ヽ(`Д´)ノ」に腹がよじれた
104101:2009/02/04(水) 23:20:59 ID:Scz1kacU
>102
順番は
★魔天楼→★東京ナイトメア→○巴里・妖都変→★クレオパトラの葬送
○黒蜘蛛島→◆夜光曲→★霧の訪問者→◆水妖日にご用心

(★:講談社ノベルス  ○:光文社カッパノベルス  ◆:祥伝社ノン・ノベル )
文庫版(現在「夜光曲」まで刊行)は全て講談社文庫で揃う。


あと、お涼様黒歴史年表は何編っていうか今まで出た分全部から抜粋w
「元カノの話ヽ(`Д´)ノ」までが「魔天楼」と、本編開始以前のエピソード
まあ二つ目は「クラスチェンジしたから部下にした」かも知れないがw

「膝に乗ってみたのにヽ(`Д´)ノ」が東京ナイトメア
「惚れてるってアピしたのにヽ(`Д´)ノ」が巴里
「風呂で半裸ご開帳したのにヽ(`Д´)ノ」がクレオパトラ
「子供産んでもいいって思ってるのにヽ(`Д´)ノ」が黒蜘蛛
「せっかく浴衣とバニーガールになったのにヽ(`Д´)ノ」が夜光曲
「看病したのにヽ(`Д´)ノ」が霧の訪問者
「ドサクサでチュー決めたのにヽ(`Д´)ノ」が水妖日

ついでに言うと、黒歴史エピソードはこれが全てじゃないってのがもうねwww
アニメオリジナルのエピとかも数に入れたらものすごい連戦連敗っぷり。
お涼にとって最大最強の敵って、怪物でもなく敵対する人間でもなく、実は泉田なんじゃないかとすら思うw
105名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 12:18:07 ID:/4ooCHT8
アニメ連敗歴も羅列希望。
106ぬらりひょん:2009/02/05(木) 16:29:33 ID:V7P/eLaW
104さん、それを言うなら室町由紀子と岸本より真面目な泉田警部補が天敵
と言うべきだな
107名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:38:02 ID:EW8GZeuT
>>106
一番まじめなのは室町警視じゃ?

アニメは「桜田門事変」がやばかったな、黒歴史
108名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 18:40:15 ID:vszZCZPJ
お涼様が健気すぎて泣けてきた
109名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 19:31:08 ID:x2sp9zf3
一話でいいからお涼様の泉田君撃沈大作戦とかやって欲しかったな

結果はもちろん失敗で新たな黒歴史に
110名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:16:54 ID:C5dHx63A
やめて!お涼さまのライフはもう0よ

各キャラ一行AAで表したら自分の中ではこんな感じになったw

ヽ(`Д´)ノ:お涼   ┐(´-`)┌ :泉田
  _, ._
( ゚ Д゚):お由紀  (´∀`):岸本  (・∀・):さとみ

(´C_` ):マリちゃん
  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~:丸岡さん
111名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:58:56 ID:hQ+k8ctR
丸岡自重しろwww
112名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:03:54 ID:+4aynPZU
マリちゃんと丸岡さんはどう見てもネタ扱いだろwwwwwww
113名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 00:43:33 ID:cxsLRWSz
>110
更に追加するなら
川*゚ー゚):マリアンヌ   ξ*゚ー゚)ξ:リュシエンヌ

114名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:09:22 ID:7AXy5FEL
小説の夜光曲はさらさら〜っと読んだだけで読み直してないんだけど、
ここは小説だと「抱きかかえて」だけなんだよね。
で、漫画だとこういうシーンになる。


ttp://imepita.jp/20090210/790040
ttp://imepita.jp/20090210/791890

誰かエロパロ書いてー。

(画像ダメなら削除します)
115名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 23:04:06 ID:2thuoR2A
>114
小説でも「あたしを荷物みたいに抱えてミミズのど真ん中を駆け抜けた」とか言ってたから
実際のとこは↓みたいな感じだったのではと思うw

しかし漫画でそこだけ抜き出すと何かベッドシーンみたいだw



   〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < 荷物みたいに担がれたなんてヤダヤダ!
       `ヽ_つ ⊂ノ       

      _, ,_
     (`Д´ ∩ < よりにもよってお由紀と同列に扱われたなんてヤダヤダ! 
     ⊂   (       
       ヽ∩ つ  ジタバタ
         〃〃


       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) < どうせ抱えられるならお姫様抱っこして欲しかったのに…
       `ヽ_つ ⊂ノ                   
116ぬらりひょん:2009/02/11(水) 16:40:44 ID:NXWMZr3D
岸本警部補曰く「アイスクリーム女] 
117ぬらりひょん:2009/02/12(木) 15:40:17 ID:RjYbfjLh
確かに由起子も真面目だがでも泉田は天敵と言ってもいいほど真面目
118名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 18:28:58 ID:8RyRyQ6Q
>>117
×由起子
○由紀子
119ぬらりひょん:2009/02/13(金) 15:50:42 ID:QGk1u9dc
貝塚さとみの心の本名(呂芳春)
120ぬらりひょん:2009/02/13(金) 15:51:14 ID:QGk1u9dc
貝塚さとみの心の本名(呂芳春)
121名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:30:57 ID:qE0YH5Pp
過ぎちゃったけど小ネタ。
お涼やお由紀はバレンタインのチョコどうしただろう。
お由紀はあげてないか、それか警備部に位あげたかな。
お涼は…手作りして泉田ピンチ?w
122名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:01:41 ID:nYGXbePT
メイド二人に協力されながら徹夜でチョコを完成させるお涼様
しかし泉田君はチョコレートが手作りとは気付かない
どんなに歪な形だろうが不味かろうが、高級チョコはこういう物だと勝手に解釈する
123名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:18:14 ID:1B8b0uRU
>>122
それ以前に泉田は「お涼サマの作った食べ物」に対して、
本能的に危険を察知するんじゃなかろうかw
124名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:33:22 ID:ANsDqDY7
>123
「作った」以前の問題で「お涼サマから貰った食い物」に対して
手作りだろうが既製品だろうが危険を察知しそうじゃねw?




「今年のバレンタインは『逆チョコ』が流行りなのよねー」
「何ですかソレ」
「バレンタインに男性からも女性にチョコレートをあげるのが流行りなんだってさ。
逆チョコ用にデザインが反転した限定パッケージとかも出てるのよ」
「へえー。お菓子業界の陰謀もそこまで来てるんですね」
「今年のバレンタインは逆チョコが流行りなのよね!!」

ってな感じで泉田が逆チョコ買いに走らされそうな気もするがw


125名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:23:33 ID:HVnxNa7Q
何の計算もなくお由紀や貝塚巡査の分も用意してお涼様がムキーとおなり遊ばす訳ですね
126名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:46:52 ID:9oWkIGac
誰にも言われないうちから逆チョコ準備してたら、
感心されるかな
127名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:12:10 ID:WLu1b9DC
>>126
逆に誰に入れ知恵されたか不審がられたりして
128名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 00:49:44 ID:SCXXDmF9
>126
お涼サマって基本泉田からの不意打ちに弱そうなので

予告も無しに泉田からいきなり渡されたら
内心でΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)アワアワして
でも表にはそれが出ないように必死こいて取り繕った結果、
傍目には微妙に挙動不審になっちゃって
泉田が( ・ω・)ナンデ?って首ひねってるような気がするw

で、その後に取り乱しちゃった反動で
ヽ(`Д´)ノ<君にそんな入れ知恵したのはどこの誰よー!まさかお由紀ー!?
って盛大にキレそうなイメージwww
129名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 02:24:35 ID:n+Q1bAeb
微笑ましいなw
130名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 09:55:58 ID:zTMRXSHR
そんなやりとりが、エイプリルフールにあったりしてね。

落ちは「なんちゃってー(はーと)」って、でこちゅーとか。


……絶対無さそう。
131名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 01:11:12 ID:vlngIydR
「ワタアメ売ってる」とかアニメ3話の「この後どうする?」とか
お涼って泉田に何かして欲しい・買って欲しい時って大概
「大事な事なので二度言いました」状態になるのなw
132名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:31:24 ID:RtXYCKqd
>130
エイプリルフールっていうかホワイトデーにやりそうなw

暗い部屋とか唇触ったの一瞬だけとかで
泉田の方は何があったのかイマイチ理解してない状況で
ドサクサに紛れてさっとデコチューして
「逆チョコのお返しはもう渡してあるわよ(*゚Д゚)」
「(゚Д゚)ハァ?」
みたいなイメージwww
133名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:01:11 ID:/UCov93F
漫画版のアフタヌーン移籍でサービスシーンが増えればいいんだが

夜光曲で泉田がお涼に迫るフリするシーンはエロかったw
134名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 01:20:17 ID:Xp6VF2GV
>>133
あのシーン、いいよね。
泉田クンの言ってることが蘊蓄っぽいから、原作(小説)にもあるかと思ったら
漫画だけのオリジナルなんやね。
(原作者に知恵を拝借してたりしてね)

あの場面で実際ちゅーしちゃって、お涼が「ん…あふ」なんて声出したら、
「声、我慢してくださいね。マリアンヌとリュシエンヌに聞こえますよ」
って耳元で囁いて、お涼恥ずかしくなって顔真っ赤……


なんてシチュにはならなかったな。
135名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 14:32:03 ID:6DxIKbzm
あのシーン、泉田クンはやはり敗北とか言ってたが
実は完全勝利だよなw
136名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:17:02 ID:s1TIIygY
>>134
おっきがとまらねええええええええええええええええええええええええ
137名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 07:38:24 ID:iDK6GjA+
>134
逆にお涼の方からチューして
「なななな何をっ!!??」とパニクる泉田に
「騒いだらマリとリューに聞こえちゃうわよー?」
って余裕かますお涼なんてのもいいw


なのに自らフラグへし折りに走るもんなーwwww
138名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 00:26:54 ID:saG+A20/
「霧の訪問者」編で、泉田拉致事件絡みで知恵付けたお涼の事だから

そのうち泉田を車で軽く轢いて自宅に軟禁して実力行使に持ち込む展開が……
ないかwwwwwwwwww
139名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 23:14:18 ID:SFPrDdB5
お涼の自慢の脚で素股してもらいたいけど、その役目は泉田くんに譲ってやる
140名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 07:07:36 ID:vi8hCQyy
>>139
お涼の参事室(だっけ?警視庁内の自分の部屋)で、お涼を窓ガラスに両手をつかせて
それを後ろから泉田が素股。いや、実際入れちゃっててもいいけど。


もし入れちゃってたら、「声出すと、隣のみんなに聞こえますよ」とか、お涼のブラウスから胸を出して
乳首触りながら「向かいのビルから見られてるかもしれませんね」って言葉攻め。



ここまでくると、泉田の性格が変わりすぎかなw
141名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 15:38:06 ID:evX19m2V
>>140
ドS泉田萌えw

しかしこの本は
泉田×涼子しかCPになりそうなのがないな
(´・ω・`)
お由紀とか好きなんだが…
142名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 00:06:17 ID:evX19m2V
>>141
俺も思った。
確かに泉田×お涼が王道だし好きなんだけど
室町警視や貝塚さとみも好きだ。
でも
お涼→泉田←由紀子 は典型的だから
お涼→泉田→由紀子 を押すw

むしろ
お涼→由紀子
143名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 00:31:00 ID:asEY7E+o
>>141 >>142
自演乙w
この過疎で久々ワロタw


まぁ、言いたいことはわかるけど
144名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 03:20:02 ID:X3AZBaw7
こんな過疎なエロパロスレで自演とかなんか悲しいな…
まあ笑ったけどw
145名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 08:36:38 ID:1KfhKhzt
前日ギリギリにアクセス→下書き完成→よっしゃ翌日!書き込みボタンぽちっとな→ID変わらず自爆

勉強になりましたw
146名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 17:17:38 ID:plaAMzqb
自演乙と言おうとしたけど
涼子→由紀子発言に萌えたのは秘密
147名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 18:07:16 ID:0vXoqACF
>139
ハイヒール常用だから
脚だけでなくアソコも間違いなくご自慢の逸品だ
素股なんて勿体ないwwwwつか泉田死ねwwww
148名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 23:21:46 ID:2y7Ft2NU
>>147
ここはエロパロだ。
お涼萌えスレ逝け
149名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 14:08:07 ID:DQDBJmHm
アフタヌーンはいつ発売なんだ…?
150名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 20:16:52 ID:QX2OmfiB
25日あたりだった気がする
とにかく月の終わりの方だったと思う
151名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 20:38:52 ID:Iu0mfY6W
>148
「お涼はいっつもハイヒールだからきっとアソコの締まりもいいよなwww」
なんて事全年齢板で書けてるわけないだろJK
152名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:15:58 ID:G2Do5UVh
お涼は何カップぐらいだろう
Dぐらいかな
153名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 01:53:52 ID:99EXRO0z
C65ぐらいがいいなーとは思う。あんまりでかすぎるとスーツ姿が不細工だし、
巨乳じゃなく、美乳系のような気がする。
154名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 09:40:49 ID:Cqy25PhB
デカい、デカすぎってのより「美乳」ってのがいいね。


怪奇事件簿だから、触手系もアリだよね。
もちろん、お涼がうにゃうにゃされちゃうってことで。
泉田はみみーの話で十分だ。
155名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 10:11:38 ID:Cqy25PhB
連投スマソ。

泉田、みみー大群に取り囲まれ身動きとれず。
そこでお涼が助けに、みみーの大群の中に。
みみーは女好きwで、突然意志を持ったかのようにお涼に群がり服を破って、体中うにょうにょうにょ。
身悶えしてるけど、泉田は目の前だし、歯を食いしばりながら「見るなっ!」って強気で耐えようとするも、
段々弱々しく「み…見ないで…やだ…」快楽に負けてしまいそうなところで、泉田が渾身の力を振り絞って
お涼救出ーと。


あー、ボキャブラリーが貧困な上に、ちゃんと文章に出来ず、しかもオチ無しで重ね重ねスマソ。
156名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:30:05 ID:tjYthLIq
>>155GJ

泉田「すいません警視…俺…じつはメイド萌えなんです!だから、マリとリューを俺に下さい!!」

なんて夢を見たお涼様なんてどうだろう?
157名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 23:50:21 ID:K0BUFyS4
>156
お涼がメイドの格好して泉田ん家に押しかけるわけですね

「泉田クンがメイド萌えと聞いて飛んできますた(*゚Д゚)」
「一体誰がそんな事を メダマドコー( Д)    ゚ ゚」
158名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 00:49:57 ID:By2ZaK6Q
>>156-157
「眼鏡萌えなんです!だから室町警視を」
だったら眼鏡かけたお涼が泉田家突入だろうけど
「クーデレ萌えなんです!だから室町警視を」
とか夢で見た日にゃどうするんだろうw
159名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 11:33:28 ID:4PBpJUWF
>>158
それ言うならロリ萌えで貝塚だろ。

眼鏡お涼も見てみたいけど
160名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 13:28:56 ID:x0DSSOIK
>>159
つ 漫画7巻
161名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 01:35:30 ID:iQjtuKTT
クーデレお涼とロリお涼www
162名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 03:57:49 ID:ySrNehlQ
今日はホワイトデーだからとワクワクしてるお涼様
163名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 17:25:22 ID:0X4x+Lqn
ホワイトデーなのに何にもしてくれない泉田君にイライラするも、日付が変わる直前にお返しを贈られテンパりまくるお涼様
164名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 01:31:31 ID:8XUwTrJJ
お涼萌えスレに誤爆したドジっ子SS書きはこっちにカモーンщ(゚Д゚щ)wwww
165名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 02:19:44 ID:ChXjuNAQ
ほしゅ
166名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 01:00:31 ID:O4xRP1Mh
>162-163
泉田から「ありきたりなお菓子+地底魔獣テラドトロンのソフビ人形@怪奇・十二日の木曜日」みたいな
ホワイトデーらしからぬ組み合わせのお返し貰って
表面上は「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」みたいな態度取ってるんだけど

ホワイトデー当日まで、まんだらけとか中古フィギュア屋とか巡って
苦労して探して来たのを察してこっそり(*´Д`)キュンキュンしてたりしたら萌えるwww
167名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:50:20 ID:blTcIRSZ
この前誤爆したSS投下

アニメ13話
泉田の夢の続きから

喪南美とマリ、リューによってたかって水着姿にされた。
私はここに来てから何度ため息をついただろう。諦めて海に入った。
悪徳公務員と言われても仕方ない。仕事だと騙されて来たとは言え、年末年始に南国で3人の美少女と波間に戯れる30男は傍からみれば役得である。
ふとビーチパラソルに目をやると我が上司がいない。
気まぐれな女王様は録音(おといれ)か?
それともそばを離れたためにご機嫌を悪くしてホテルに戻ったのだろうか?
気になって辺りを見渡した。
その視線に気づいたのかマリとリューが私の後方を指し示した。
「ミレディ」
振り向くと白く伸びやかな体が波を切って進んでいく。水しぶきが陽光を反射し煌めいている。
あまりの美しさに一瞬目を奪われた。
「ムッシュ?」
行ってください、とマリとリューが促す。目を落として表情が見えなかった喪南美の様子が少し気になったが、ご機嫌を損ねた上司を放っておくわけにもいかない。
私は涼子の後を追った。

涼子が目指していたのは500mくらい沖に見える岩礁のようだ。
泳ぎ出してしばらくしてから私は気づいた。傷口はふさがったがケガはまだ完治していない。涼子に追いつくのは無理だった。
岩礁に泳ぎついたが上司の姿が見えない。
Uターンして戻ったのか、さらに沖を目指したのか。
肩で息をしながら岩に手をかけ登ろうとしたが手頃な足場がない。
「こっちよ、泉田クン」
空から声が聞こえた。
見上げれば麗しい我が上司が太陽を背にして岩場の上に立っている。
私はシルエットが指差す岩場の右側から登った。
腰かけられる程度のスペースを見つけると座って息を整える。
傷痕にそっと手が触れた。
「まだ痛い?」
いつの間にか涼子が降りて来ていた。
《続く》
168名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:52:52 ID:blTcIRSZ
>167の続き

「いえ、もう大丈夫です」
まだ少し呼吸が整わない。無理をしたことを気づかれただろう。
影が日差しを遮った瞬間、足に柔らかい感触と重みを感じた。
「また椅子ですか?」
「そうよ、私をここに座らすつもり?」
「いえ女王陛下の椅子も私のカタガキの一つですから」
「よろしい!」
南国の太陽も恥いって隠れそうな笑顔を私に向けた。
良かった。機嫌を損ねていなかったようだ。
「ところで泉田クン」
「はい」
「リストアップの締め切りは5日ね。わたしを抹殺しようとしたヤツらを海溝より深く後悔させてやるんだから!」
気の毒である。瑠璃子に荷担しなければ一生涼子に頭が上がらなくても平和な人生があっただろうに。
「ダイタイ、イズミダクンニマデ、ジュウショウヲオワセルナンテ…」
何かブツブツと小声で呟いているようだが波の音で良く聞こえない。

風は穏やかでエメラルドグリーンの海はどこまでも広く、地平線を遮るものは船一隻ない。

涼子の肌は海水を弾き玉のように輝いている。潮風の匂いと涼子の甘い香りが鼻をくすぐる。
乾きかけた髪が風になびいて私の肩や首筋に触れる。

この世の楽園で絶世の美女とふたりきり…
しかし私の膝でくつろいでいるのは薬師寺涼子なのだ。忘れてはいけない。自衛隊相手に1日独りで闘い勝利した女なのだ。
「そうよ。わたしが戦争しようって時にキミは鎌倉山で眠ってたのよね」
また、思考を読まれたのだろうか?
「すみません」
不可抗力だよな。大怪我してたんだし。
「わたしの背中を任せてるんだからそばにいなきゃダメでしょ」
そうして大輪の花が咲くような笑顔を私に向けると
「罰を受けなさい」
両手で私の頬を挟んで唇を寄せた。

《続く》
169名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:55:41 ID:blTcIRSZ
>168 続き
どこまでも柔らかく溶けてしまいそうな感覚が好ましくしばらく動けなかった。
温もりが離れ、潮風が私の唇をなでていく。
女王様の笑顔がそこに…

「え、えーっ!?」
私はその時全てを理解した。
なんで私だけ、と理不尽に思っていた全ての出来事が一つに繋がっていった。
しかし理解することとそれを信じることは同義ではない。
「やっと気づいた。捜査の時の洞察力がなんで他のことに活かされないのかなあキミは」
私の両頬を人質に取ったまま女王陛下はご下問になった。
いや、洞察力を働かす以前に恋愛対象となる女性として見ていなかったのだ。
非常識で協調性のかけらもなく、キャリアで社長令嬢。この世のものならぬ怪物や自衛隊相手に立ち向かい、知恵と勇気と決して揺るがない自信と悪魔に守られてるかのような運で勝利を得る戦いの女神。
まぶしいほどの生気に満ち溢れた美貌。
私とはあまりに釣り合わない。
「あなたに必要なのは恋人でなく下僕では…」
「まだわかってないのね」
信じられない。
目の前の破壊神が私に恋愛感情を抱いているとは。
「いつも最初から壊そうなんて思ってないわよ。悪いヤツを始末しようとしてるだけなのに」
戸惑う私に女王様はふたたび口づける。

動きが止まった。

私は気づいた。これは尋ねても良いだろうか?

ご機嫌を損ねないようそっと女王様の肩に手を置き軽く力を入れると顔をはなした。

不思議そうに私を見つめる眼が愛らしい。

「キス、初めてですか?」
「!?」

私はその日女王様の中に初々しい少女を見つけた。
170名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:59:08 ID:blTcIRSZ
>169続き ここから誤爆してない新作

「なによっ!言い寄ってくる男に興味もてなかっただけなんだから!!」
真っ赤になって怒る仕草が可愛いと思える。私はどうかしている。
「わかってますよ」
「ファーストキスなんだからありがたく思いなさい!」
「はいはい」
私を見上げる瞳が期待に満ち溢れた。
心のどこかにまだ引き返そうとする理性が強く残っていたが、まぶしい太陽と輝く海と潮風の匂いが私の野生を甦らせ、膝の上の柔らかな温もりが最後の砦を崩していた。

さっきは引き離すために肩に置いた両手に力を込めて引き寄せた。
そっと触れた唇の間から舌で形の良い歯をなぞる。
少し戸惑った様子だったがやがて私の侵入を許した。
舌に触れると一瞬逃げ身体がこわばった。根気よく舌を絡めるうちに応じるようになった。
しなやかな手が私の首に回り、ふくよかな胸の膨らみが私の胸にあたる。
腰が上がって不安定になった上半身を支えるように涼子の背に手を回した。
この華奢な身体でよく戦えるものである。一体どこにそんなパワーが秘められているのか。

やがて涼子の手が背中に下がり私の傷痕を探り当てた。涼子を庇って重傷を負ったそこを愛おしむように撫で続ける。

私も涼子を愛していた。従うことに反発し「上司命令」だからと大義名分で理論武装しなければ理性が保てなかった。自分でも気づかないほど心の深いところで涼子への恋慕をつのらせていた。

あまりに長く同じ態勢で接吻を続けていたので涼子の背を支える手にジリジリと陽に焼ける感覚を覚えた。
絡めた舌をほどき、少し離れてからふたたび軽く口づけをした。
「背中、日焼けします。水着の跡が残りますよ」
まだ余韻に浸っているのか潤んだ眼で私を見つめている。
しばらくぼんやりしていたその眼に光が宿った。
「じゃあ取る」
「な…なにを!?」
「だって跡つくのイヤだ。ここ日陰もないし」
「待ってください。屋外です。我々は警察官です!!」
「あ、そうだった」
忘れてたのか、このひとは。

「プライベートビーチトホテルカシキリ二シタノニ、ダメカ…ソレナラ…」

「戻る」
立ち上がり海に飛び込む気だ。用事は済んだと言わんばかりである。
こっちはまだまだゆっくり気持ちの整理をつけたいのだが。
「まさか、このためにここへ?」
計算通りよ、と言いたげな笑顔を残して涼子はほとんど飛沫もたてずに波間に消えていった。《続く》
171名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 01:04:39 ID:blTcIRSZ
>170 続き

ビーチに戻ると3人の姿が見えない。
「自由時間よ。泉田クンもね」
「警視は?」
「少し休むわ」
ついて来いと言わない時が難しい。
泳いでいる間に気持ちの整理はついた。すでに歩き出した涼子の後ろ姿には精一杯の我慢がうかがえる。
素直じゃないな。
普段振り回されてるが6歳も年下なのだ。恋愛経験も少ないなら今までの度を超したワガママも可愛いものに思えてくる。
立ち止まりパーカーを羽織ろうとしている涼子に急いで追いついた。
「お供します」
やや間があって振り向く瞬間、見せたことのないもの憂げな表情が笑顔に変わったのがわかった。
私は常日頃超人的な自信に溢れるこの女性をこんなにも不安にさせていたのか。
「よろしい!」
腕を絡めてくる涼子のぬくもりにもう戸惑うことはない。

涼子の部屋に入るとどちらからともなく唇を寄せた。
ついばむような優しいキスがやがて今までの距離を必死に埋めようとするかのようにお互いを貪る激しいキスになった。
呼吸が浅くなり意識が飛びそうになる。涼子の瑞々しい唇も甘い匂いも抱きしめたしなやかな身体も私を酔わせた。
名残惜しそうにゆっくり離れた涼子は視線が絡むとはにかむように私の胸に顔をうずめた。

立ったまま涼子を抱きしめていた。こうしているとたおやかな女性だ。

海を臨む大きな窓から陽光が注ぎ込み、窓を飾るレースが風で揺れている。

「泉田クン」
顔をうずめたまま涼子は続けた。
「ここまで?」
「あの、私には充分急展開なのですが…」
あなたには計算通りでも、という言葉は飲み込んだ。
涼子に対する私の行動が彼女の計算通りになったのはきっと今日が初めてなのだろう。
静かに私から離れると涼子はパーカーを脱ぎ捨てた。
その立ち姿に私は息を飲んだ。軽く足を開き右手を腰にあてている。水着姿は見慣れているが強い決意が溢れて輝いている。
言葉もなく見惚れていると、ふっと挑戦的な笑みを浮かべて涼子はチューブトップをはずした。
「警視!」
日差しを受けた豊かな双丘が眩しい。
どれくらいの時間動けずにいただろうか。
一陣の風が吹き日が陰った。涼子の立つ場所が暗くなりふたたび風が通り過ぎると涼子の身体が光を浴びた。
それを待っていたかのように涼子は私を見つめたままビキニの紐を解いた。
パサッと小さい音を立てて水着は床に落ちた。
一糸纏わぬ姿になった涼子はあまりにも美しかった。

《続く》
172名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 07:59:13 ID:b4JlceRg
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
wktkが止まらない
173名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 10:37:01 ID:EGjbk4e7
わっふるわっふる
174名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 12:11:23 ID:blTcIRSZ
>171 続き
携帯で書いてるから改行ミスはご勘弁

バランスのとれた肢体。瑞々しい肌は眩しいほどだ。呼吸に合わせて軽く揺れる胸、しまったウエストから見事なカーブを描く腰、そして脚線美は普段見慣れていてもため息がこぼれる。
「本当にお美しい」
口が乾きうまく声にならない。
しかし涼子は嬉しそうに笑う。「もっと良く見なさい」ということだろう。
官能的な眺めだが決して妖婦のそれではなく初々しさを思わせる。
この身体を私の手で汚してしまうことが躊躇われた。
だが他の男にこの大役を譲る気もない。
私は涼子に近づくと手で顎を上げ軽く口づけた。
「私でいいんですね?」
「泉田クンがいいの!」
腕が私の首に回ると私は涼子を抱き上げた。
「お姫様抱っこね」
無邪気に喜ぶ。
「お気に召しましたか?」
それには答えず首に回した腕を深く交差させ身を寄せてきた。
遮る物のない胸の膨らみが肌に触れ欲望を掻き立てる。
涼子をベッドに横たえて私もパーカーと水着を脱いだ。
すでに天井を向いて力強くそそり立つモノをすぐにも涼子に打ち込みたいほどだ。
「すごいわ」
上半身を起こしてそっと手を伸ばし涼子がそれに触れる。
「待ってください。これではもちません」
素直に手をさげた涼子の横に座る。
どこから触れたものか…
涼子は私を見つめたままだ。
その眼が潤んで瞳の奥に映る私の姿が揺らいだ。
たまらず唇を求め舌を絡めとって激しく胸を揉みしだいた。
肌が紅潮して熱を帯びてくる。潮の匂いが残る顎から喉、首、肩までくまなく口づけ胸の高みで色づく突起を捕らえた。
手は胸から背中へ、膝立ちになった腰へと滑らかな肌触りに夢中になった。
程よい弾力を帯びた尻を撫でながら、ここに触れて涼子の怒りを買ったフランス人のことが頭をよぎったが喘ぎ声を出して身体を震わす様が愛おしく遠慮なく愛撫の手に力を込めた。
右胸にむしゃぶりつき左胸を揉むと背中を緩やかにカーブさせる。感じやすい身体だ。
手を下腹部に下ろしてゆき、すでに蜜の溢れた熱い場所へと進んでいく。
花弁をゆっくりとなぞりながら人差し指をそっと潜り込ませる。
小さな叫び声が聞こえたが構わず指を進める。
優しく内側を刺激しながら中指もゆっくり挿入する。
「やあ、い、ず、み、だ、く…ん」
甘い吐息を漏らす唇を塞いでさらに指を進めた。私の指を濡らしてよがる涼子はうぶで可愛い。
涼子は喘ぎながら私の肩にしがみついてきた。

《まだまだ続く》
175名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 12:34:21 ID:blTcIRSZ
>174 続き
誤爆して校正したら長くなった。


膝が震えだし、太ももを伝わって流れるほど溢れている。膝立ちしているのも苦しそうだ。
横たえて桜色の爪を持つ美しい脚の指を口に含んだ。一つ一つ丁寧に愛撫する。
涼子は少し驚いているようだが構わない。私はずっとこうしたかったのだ。
アキレス腱とふくらはぎをゆっくりと撫でご自慢の足にキスの雨を降らせた。愛撫の手を太腿へ、それからまだ男を知らない初々しい花に口づけした。
溢れる蜜を舐めて小刻みに震える花びらをなぞり舌を差し入れて舐った。
「泉田クン、もう…」
身体も顔も火照らせて涼子は身悶えしている。
両膝を曲げて開かせた。
腰を寄せて花芯にいきり立ったモノの先端を触れたままこの花を本当に散らしてもいいのかと決心が揺らいだ。
「泉田クン?」
不安げな面もちがたまらず唇を吸い視線を合わせる。
「止めないで。キミがほしいの」
「私もあなたが」
腰を掴むと瞳が輝いた。見つめながら優しく膝を進める。
「はあっ…ん」
表情が歪む。破瓜の痛みを感じさせないように徐々に進入すると迎え入れるかのようにヤワヤワと包み込まれた。
狭い道を少しずつ拓いていく。身体を震わせ蠱惑的な唇が甘い声を上げた。瞳に切なさが溢れてくる。
不安になった。涼子の性格ならもっと性急な結合を求めていたのではないかと。
思考が乱れ確信が持てないまま欲望を抑え時間をかけて根元まで深く交わった。
「終わったの?」
息が上がっている。
「ええ。痛くありませんか?」
「少し、でも大丈夫。泉田クンの…熱くて、硬くて、ずっと感じてたい」
お気に召したようだ。
「動きます」
「うん」
私を見つめる瞳が潤んでいる。
痛いのだろう。私はそっと挿入を繰り返す。
しばらくすると涼子の声が艶を帯びてきた。
「痛みはありませんか?」
「もう、ない。ね、続けて」
承諾を得て勢いよく引き抜くと力強く何度も打ち込んだ。
「はぁんっ、すごいっ、こんな、いやあっ」
嬌声を発して身悶え、蠢く襞で私を捉える。
もう限界だった。察した涼子が膝で私を強く締めつける。
「だめ」
「ですが」
「全部知りたいの」
真剣な眼差しに負けて放った。初めて迸りを受けとめた涼子は高く艶やかな喘ぎ声を上げると恍惚とした表情を浮かべた。

窓から潮風が吹き込み汗ばんだ身体に心地よい。
日差しを受けて輝く艶めかしい肢体が肩で息をするのをぼんやり見つめていた。
涼子がゆっくり起き上がる。


《もっと続く》
176名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 13:56:07 ID:qFi6Bcsn
支援
177名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 19:17:54 ID:blTcIRSZ
>175 続き
>176 感謝

「何見てるの?」
「すみません。綺麗で、目が離せなくて」
瞳に光が宿り生気に溢れる。
「やっと見てくれた」
「えっ?」
「いつもすぐ目をそらしてたでしょ。誘惑してるのに気づかないんだもの」
思い当たる節が多すぎる。さぞ無粋な男だと思われていただろう。
「ずっとこうしたかったのに」
「ずっと?」
「最初はキミに彼女がいたでしょ」
涼子は立ち上って窓辺に向かう。
午後の日差しに煌めく海の景色に艶やかな姿が溶ける。
一幅の絵のようだ。
「綺麗ね」
「あなたも美しい」
「とても、が抜けてる」
逆光で表情は見えないが声は弾んでいる。
ベッドを離れ涼子と並んで海を眺める。
肩を抱き寄せると意外そうに私を見上げたがそっと寄り添った。
手折ったばかりの花だ。世界一危険な美女でも愛おしくてたまらない。

肌の温もりを感じてまた欲しくなる。
後ろから強く抱きしめる。
「待たせたお詫びを」
耳元に囁いて豊かな膨らみを両手で包み込んだ。
首筋や肩や耳を甘噛みすると涼子が身をよじる。
私の分身はとうに首をもたげ涼子の腰に押しつけられている。
「泉田クン、熱くなってる」
「あなたも」
「キミがあんなに…ずるいわ」
「お気に召しませんでしたか?」
「ううん」
片手を潤う茂みに移して愛撫を続けると涼子の喘ぎ声が波の音に溶け込んでいく。
腰をおとして後ろから涼子と繋がる。
「もっと、強く抱いても、いいのよ…」
窓枠に両手をかけたまま涼子は顔をこちらに向けてキスをねだる。強く吸うと激しく舌を絡めてきた。
胸を揉みしだき腰を動かした。涼子も腰をくねらせて私をさらに感じるところに導いていく。
探し当てたのか、唇を離すと小さく叫び窓枠に置いた手に重心を移した。身体は執拗に同じ動きを繰り返す。
柔らかな腰と滑らかな背中に手を添えて肌の感触を楽しみながら涼子の動きに合わせて強く杭を打ち込んだ。
「いず、み、だ、くん…あ、熱い、いやぁ、あ、準一郎、準一郎」
開け放たれた窓はビーチから丸見えだ。
喘ぎ声が高くなってビーチにまで聞こえないかと心配になったが、傾城の美女を思うまま犯していることに酔いしれ、誰に見られてもかまうもんかと気が大きくなってくる。
「じゅんいちろぉ」
甘い声で私の名を呼び続ける。
「涼子!」
応えるとキュッと引き締まりひときわキツく私を捉えて離さない。


《まだ続く》
次は、お涼の願望まとめて叶える! つもりで書いてる
178名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 19:47:15 ID:qFi6Bcsn
お涼は幸せになるべき
179名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 20:01:19 ID:b4JlceRg
携帯からでこれだけ書けるってマジで尊敬する。
お涼が幸せそうかつ可愛くってイイヨーイイヨー                         
180名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 00:55:10 ID:5kaSRI3g
>177 続き
(多分)お涼の願望叶えます!
ノベルス、マンガ、アニメを総括するとこんな感じ?
ただしちょっとエロ過ぎ
そこはサービス
若干ネタバレ



哺乳類離れした運動能力の持ち主だ。ヒールで全力疾走する疲れを知らないしなやかな身体は私を夢中にさせた。

汗を流そうとひとりでバスルームに行こうとすると「一緒に入る」と言ってきかない涼子に押し切られた。
スイート仕様のバスルームは勝手が違って困った。
しかし早くも泡の中で寛ぐ涼子に手招きされ豪華なバスタブに入る。私に泡を飛ばして喜ぶ涼子を見て「これにも早く慣れよう」と観念した。
バスタブの縁に大きく手を広げ足を伸ばして寛いだ。ちょうど左腕で涼子を囲む形になったが、気に入ったらしい。
しばらく大人しく泡で遊んでいたが急に泡だらけのまましがみついてきた。

バスルームで一戦交えた後、ルームサービスを取ることにした。
この日のための特別な服だと言う涼子の艶やかなワンピース姿を食事を運んできたボーイがプロ意識も忘れて見とれていった。
涼子はバスローブを着た私の膝に当然のように腰掛ける。
右手を私の首に回し生ハムやオードブルを左手で摘むと私に食べさせる。
涼子は私の手からサンドイッチやチキンを食べ、お祝いだと言ってシャンパンを飲んだ。
無邪気な涼子を真似て私も状況を楽しむことにした。じゃれ合いながらフライやデザートをたいらげる。
涼子は旺盛な食欲が満たされると次に私を欲しがった。
「下着だけ脱がせて」と耳元で囁いて"特別な服"のまま愛撫をねだった。
拗ねる顔が可愛かったので私はたっぷり焦らしながら"お願い"を叶えた。

私はかつて女性にこれほど求められたことはなかった。
夕陽を受けて私の腕の中で乱れる涼子が愛おしく、もう一時も離れていられない。サキュバスに魅入られたようだ。
私はとんでもない魔女を目覚めさせてしまったのかもしれない。

陽が落ちてテラスに篝火が焚かれても私たちは交わり続けた。
呼吸も鼓動もどちらが自分のものかさえわからなくなった。

「アタシがこんなになるなんて…」
炎に照らされたカウチで向かい合って私の奔流を受けたまま腕の中で涼子がつぶやく。
「あ、流れてくる」
自ら楔を抜いて笑う。何度も私を直に受け入れて涼子の中は溢れていた。涼子の太腿を伝って私の足を濡らす。
涼子は立ちのぼった香りを嗅ぎ小さく鼻を鳴らして微笑んだ。
「どうしました?」
「準一郎の匂いがする」
「すみません」
「どうして謝るの?とても素敵だったのに」
ベッドに連れて行ってと繊手で命じられ涼子を抱き上げた。

《続く》
後2つ
残りは相当ネタバレなんで推敲中
181名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 02:26:03 ID:5kaSRI3g
>180 続き
ノベルス、アニメ、漫画 ネタバレ注意
お涼の願望叶えます!とアニメのエンディングへの補完

アニメ最終回、泉田の夢からエンディングの間を想定したSS。

それでは



「今夜はもう休みましょう。私も部屋に戻ります」
「だめ、ここにいなさい」
「ですが、」
「いや、ずーっと繋がってたいの!」
「ずーっと、は多分無理です」
「なんで?」
説明が必要か?
苦笑しつつ「仕方がないな」とつぶやいて拗ねる涼子に口づけ、ふたりの分泌物でまだ潤ったままの涼子にもう一度高ぶるものを埋めた。
ぎゅっと私を抱きしめて深く繋がろうとする。刺激を受けて涼子の中で私が大きくなると「じゅんいちろぉ」と微笑んで眼を閉じた。
「涼子?」
そのまま眠るつもりらしい。「抱き枕」の称号も与えられたようだ。
今朝まで生娘だった涼子がこれほど私を求めてくるのに驚いたが、もう手放すことはできない。
「一生、苦労させてやるから」と言われた記憶が蘇る。彼女と一緒なら多少の危機もなんとかなるだろう。こんな人生も悪くない。

朝までもつかな?
起こさないよう涼子に軽く口づけて私も深い眠りに落ちた。

次の日、自由時間を終えて戻った喪南美も、マリアンヌやリュシエンヌさえ困惑するほど甘い休暇になった。

無事に繋がったまま目覚めた私は昨夜の仕返しのつもりで、まだ眠っている涼子をいたずらに抱いてしまった。
覚醒前に官能を呼び覚まされた涼子は1日中私から離れられず、ふたりのメイドは敬愛するミレディの世話が出来なかったのだ。

東京に戻るといままで通り公私の別なく引っ張り回される従僕の毎日が続いた。
あえて涼子との新たな関係を周囲に知らせなかったが丸岡警部がお涼は何か変わった、と言っていた。
叩き上げの刑事の眼は騙し通せない。尋問されたら黙秘を続ける自信はない。
けれどもうしばらくワガママな上司と気の毒な部下のままでいい。


今日も哀れな部下は銀座に買い物のお供だ。
涼子はヒールで颯爽と歩いていく。
漲る自信と生命力はさらに威力を増したようだ。
今の彼女なら音波虫にも勝てるだろう。もう不安に思うことなどないはずだ。
妖艶な美しさに磨きがかかり街中の感嘆と羨望の眼差しを一身に集めている。
ミニスカートも胸元もヒールも「準一郎に見せるため」と言う。「他の男も見てるじゃないですか」とは言えない。
いまさら誘惑されなくても充分彼女に魅せられているがまだ不満らしい。こっちは四六時中挑発されて衝動をこらえるのが精一杯だ。

《続く》
あとひとつ
SSの中だけでもお涼を幸せにします!
182名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 03:01:10 ID:5kaSRI3g
>181 続き

ネタバレ注意

持ちきれないほどの紙袋の中は全て涼子を飾るアイテムだから始末が悪い。
着飾った女王陛下をエスコートするのも抱きしめる栄誉を得るのも私だけだ。
涼子の法律では「キミのためなんだからキミが持つのが当然!」だ。
それでもこの荷物をマンションまで運んだ後はゴホウビを下さるだろう。
彼女自身がそれを欲してやまないのだ。「いままで気づいてくれなかった分」も利子をつけて取り戻すようだ。
涼子の商魂は常人の3倍だ。
もう一回浴衣やバニーやレオタードやチャイナドレスを着るなんて言い出さなきゃいいが…いや浴衣はいいか…バニーなんかで誘われたら、今はもう耳や尻尾の魅力に抗える自信はない。
それに利子はどう払えばいいのだろう?

勤務中や外出先では女王然としていても、ふたりきりになると「泉田クン」から「準一郎」に昇格されいつでもどこでもかまわず抱きついてくる。
一々応じてしまう私もいけないが魔女の魅力にはかなわない。
それに許されるならいつでもずっと涼子を腕に抱いていたい。

このままではいつ身ごもってもおかしくない。もう覚悟は出来できている。しかし子どもをタマゴで産むのだけは諦めてもらおう。私は後悔したくない。

大量の紙袋のバランスが崩れて立ち止まった時、通り過ぎる車の後部座席に瑠璃子の姿を見た。
少し先を歩いていた涼子も気づいたようだ。
私が歩み寄るとネクタイを引っ張った。
「アタシのそばにいなきゃだめでしょ」
「はい、お供します」
「うん、よろしい!」
踵を返して歩き出した愛しいひとの後を追いかける。

いつかまた瑠璃子と戦う時も私は必ずあなたのそばにいよう。

私は泉田準一郎、33歳。
あの薬師寺涼子の、
《完》


【おまけ】
「泉田クン、最後のとこなんて言おうとしてたの」
「警視!あの下僕とか、臣下とか参謀長かな?」
「準一郎?」
「急に変わらないでください!」
「ね、なんて言おうとしたの?」
「…」
「アタシは恋人とか婚約者でもいいけど」
「婚約してないでしょう!」
「じゃあ恋人ならいいんだ!」「…」
「なんで黙るの?」
「涼子」
「あ、ごまかそうとしてる。あ、やだ、ずるい、こんな時に…あん、じゅんいちろぉ」

《終わり》

最後までおつきあい感謝
(^.^)/~~~
183名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 04:53:27 ID:erDnAwtS
何というGJ。
この一言に尽きる。
184名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 10:45:33 ID:0XeSztIm
すごい!GJ ムラムラよりドキドキが上回った。拍手!
185名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 11:51:45 ID:m6BR36je
GJ
ちょっとやり過ぎな気もするけど、それでこそお涼さまw
よかったね、やっと叶ってよかったね
186名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 12:53:38 ID:X+hjr9pV
GJ!
ヤリまくりな筈なのにビッチじゃなくて一途で可愛いなお涼w

お涼の精力にちゃんとついて来て、満足までさせてる泉田もさりげにすごいwwww
187名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 02:14:58 ID:y7GwokE8
原作者はエロ書けないって自認しててるから
原作じゃ絶対見れない展開だもんなw
よかったねーお涼様
188名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 11:51:39 ID:O+F2Eu5+
エロ書けない作家ってプロとしてどうよ?
189名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:30:58 ID:2RvTAENh
んーやっぱりちょっとやりすぎだった…
実はバスルームとルームサービスのシーンは別のSSだったのを無理やりダイジェストにして放り込んだ。
泉田は33歳だった…
忘れてた。
190名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:41:47 ID:CGxT08LK
まあ泉田だって彼女と別れて一年近く溜まってただろうし
絶世の美女相手だったんだからそこは別にいいかとwwww

童顔っていうわけじゃないんだろうけどぱっと見33歳には見えないよなw
191名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 07:55:18 ID:Yxiak2Rr
ガイエ作品には、泉田より十歳若いとは思えないような老けた…
もといw えーと老成した兄ちゃん達も何人かいるけどなw
192名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 08:08:09 ID:3NXafMu9
ガイエ作品の適齢期の兄ちゃんおっちゃん達は
ヤリチンと朴念仁の二極化する傾向があるからなw
193名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 00:24:50 ID:NxR5gYB6
来月は漫画で「ベッドで『あーん』」のシーンが見れるかと思うとwktkだwww
194名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 03:17:10 ID:f+nMJMTM
来月はまだそこまで行かないと思うよ
色々いざこざがあるし
多分原作の2章までかそれプラス3章をちょっとくらいかな
そのシーンは再来月だな
195名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 23:06:23 ID:HMpW4DTz
「薬師寺涼子 二次」でぐぐって何番目かを見るると幸せになれる件
196名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 19:56:01 ID:l0LAWq6a
April foolにお涼の究極の願望叶えます。
泉田許せ


ランチのお供を仰せつかり食後警視庁に戻る道すがら
我が麗しの上司は鴨のナントカ風と咲きほころびかけた桜並木に満足したらしく至極ご機嫌である。
私の腕を取って散歩を楽しんでいる。
道行く人の視線が痛い。
大半は羨望と嫉妬の眼だ。
もちろん羨望は涼子、嫉妬は私に向けられたものだ。やれやれ。
「涼子」
後ろから落ち着いた声が上司の名を呼ぶ。私の腕から温もりが消えた。
「うわっ。離せ、天下の公道でなにする…」
「最近ご無沙汰じゃないか。寂しかったよ」
驚いた。あの涼子が羽交い締めにされ、あろうことか頬ずりされている。
「こんなに別嬪に育って…」
「やめ、離せぇ」
「私から逃れられるものか」
「くっ」
武芸全般に秀でる涼子が為されるがままだ。
誰だ。この男は。40後半、いや50代か?
背は180を超えて私より少し低いくらいか。
鍛えているのだろう、がっしりとした筋肉質。
キリッと整えられた眉毛、鼻筋が通った顔。
危害を加える危険はないようだが、上司をこのままにはできない。
涼子を捕らえる両腕を掴み捻るように開いた。
その隙に涼子が身をかわして私の胸に飛び込んでくる。受け止めて私の背後にまわし私は男と対峙する。
いかにも高級そうな三揃えのスーツを着こなして強い眼力で私たちを見るその男が次に発した言葉は
「親子の対面に水をさすとは無粋な奴だ」
親子?
「薬師寺弘毅…」
「おいおい私を呼び捨てか?」
「失礼しました。あまり驚いて」
「いや、構わんよ。名乗ってなかったからな。恋人を突然襲った男は呼び捨てられて当然だ」
「え?あの、いえ、警視をお守りするのが私の任務ですから」
「はっ、はっ、はっ、はっ。私も舐められたものだな。可愛い娘と君の関係に私が気づかないとでも?」
「…」
「毎日可愛がってるんだろう?我が娘ながらイイ女だ。ベッドではさぞかし良い声で鳴くんだろう?」
「この変態クソオヤジ!」
「ふしだらな娘が!嫁入り前に男をくわえ込みおって」
「あたしの勝手だ!オヤジに関係ない!」
「はははっ。簡単に白状したな」
「あ…」
涼子をやりこめられる相手は姉の絹子さんとこの父親だけだろう。
しかしここは援護が必要だ。
「申し訳ありません。ご挨拶が遅くなりました。大切なお嬢様とお付き合い…」
「謝ることないっ!」
「いえ。いけません警視、しかもここは人の往来も多い公道です」
「話のできそうな男だ。いまから話をつけたいところだが勤務中だろう。また会おう、必ず」
そう言って薬師寺弘毅は警視庁の方向へ去って行った。
「最高の気分が台無し!あのエロオヤジ」
先ほどまで機嫌の良かった涼子が豹変した。
法事や実家を極端に避けるがいったいこの親子に何があったというのか?

《続いてもいい?》
197名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 20:26:13 ID:JYoM6dPE
+   +
  ∧_∧  +
  (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
  (0゚∪ ∪ +
  と__)__)   +
198名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 21:14:35 ID:l0LAWq6a
>>196続き

どちらにせよ午後の業務に差し障りがある。
参事官室に戻ると私は涼子を抱きしめて「今晩は何を食べに行きましょうか?」と涼子をディナーに誘った。
「か…考えとく」
すっかり機嫌を直した涼子の仕事の速さは超人的で午後の参事官室は久しぶりに忙しい悲鳴を上げた。

デミグラスソースの旨いオムライスと手長エビのパスタを楽しみ、日本の老舗洋食屋の文化を語り、ほぼ一方的に論破されたが、食後のコーヒーを飲んでいた時に雄弁だった涼子が押し黙った。
こんな時はそっと見守るに限る。
問いたださず、気づかないふりをし、けれど涼子の次の行動には確実に反応する。
愛しい女の気持ちの揺らぎは気配で分かるようになった。
「オヤジにはお見通しね」
コーヒーが冷たくなった頃、涼子がようやく口を開いた。
「どんな災厄がくるか…」
怯えているのか?
「何か起こりそうですか?」
「分からないから…」
「怖い…と?」
涼子が頷く。
「…もし会えなくなったら、」
「それがあなたの恐れてることなんですか?」
私は思わず苦笑した。
「準一郎?」
涼子の悩みがあまりに単純過ぎて安心した。
「帰りましょう。送ります」

部屋まで送り別れのキスをした後も涼子は私の腕を離さない。
「どうしたんですか?」
「明日が怖いの。会えなくな…」
「なりませんよ。必ずあなたを守ります。もしお父上の逆鱗に触れて全てを失うことになっても。宜しいですか?」
涼子に笑顔が戻った。
「売り払う株ならいくらでもある。準一郎が懲戒免職になっても生きていける!」
「私を無職にしないでください!」
「あら、その時はアタシも無職よ」
「なぜですか?」
「だってアタシが参事官である限り泉田準一郎の懲戒免職はないからよ!」
正論だ。
「もうどこで監視されてても構わないわ」
身を寄せてくる涼子を諭した。
「婚前交渉には違いありません。あなたは成人ですがお父上の心情も…」
「今夜はどうしても抱かれたいの。だめ?」
「困ったひとだ。私があなたのお願いを断れるとお思いですか?」

終電までの約束で寝室に入った。
シャワーを終えて羽織ったばかりのバスローブをカーテンを開け放し灯りをつけたまま涼子は脱ぎかけた。
「外から見えます」
「東京タワーからしか見えないわ」
「そこに監視カメラがあったら…」
「ありえるわね」
涼子が言葉を途切る時、常人以上の思考が展開している。出した答えは常識離れしているが間違いはない。
時に想像以上の破壊が行われることを除いて。
「じゃあ見せつけちゃえ!」
「ええっ?」
涼子はニヤリと笑った。
「また火に油を注ぐようなマネを。わかりました、今回は共犯になります」
199名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 21:24:16 ID:l0LAWq6a
>>198 続き



愛撫しながらバスローブの胸をはだける
「寒くありませんか?」
「大丈夫。準一郎があったかい」
白磁のような肌は撫でていて飽きることがない。背中も腰も尻も下腹部も滑らかで程よい弾力がある。
脚をマッサージするように爪先から口と手で愛撫して太ももと腰をさすりながら蕾にキスをする。
「頂戴」
涼子は自ら脚を開いた。
私は花びらを口に含み指を入れて壁をさする。
「あ、いや、もう」
執拗に責めて続けているとヒクヒクと軽く痙攣してきた。
大きくいきり立つ頼もしい息子の先端部だけを花芯に軽くピストンする。
「や、あ、どうして?」
「まだです」
「いや、ああん、いやあ、なに、これ、準一郎、独りにしないで、お願い…」
ひとつになりたい切なさに身をよじっている。
頃良しと見て深く繋がった。
「やん、あ、あ、あ、ああん」
抜こうとするときゅっと締めつける。何度もその感覚を楽しみたくて繰り返した。
涼子は両手で枕を掴み胸を開いて反り返る。
豊かな胸が私の動きに合わせて誘うように揺れている。
手を伸ばし揉みしだくと、ますます私を締めつける。
唇を合わせて舌を絡め取った。
涼子の脚は私の背中で組まれ密着したまま律動を速めた。
「準一郎、ああん、や、あ」
もっと深くもっと強く。
「涼子、涼子」
「あ、やん、じゅんいちろぉ〜」
枕を掴んでいた手を繋ぐと強く握りしめられる。
ほっそりした首筋から鎖骨、胸を強く吸ってキスマークを散らす。
涼子は私だけの女だ。
唇を塞ぎ激しく突いた。
繋がったところが泡立ち淫らな音を立てている。溢れる愛液がシーツを濡らす。
弾力のある豊かな胸は最近ますます艶めいている。
しかしなんと言っても変わったのは締まったウエストから腰のラインだ。人形のような美しさから成熟した女の形になってきた。
腕の中で喘ぐ涼子は挿入の度に私をキツく締めつける。ベルベットを逆なでするような襞の感触がたまらない。
交わりに馴れても飽きることがない。
「なんて躰だ…」
「あ、準一郎が…こんなにした、のよ。じゃなきゃ…あ、準一郎…だけなの」
「涼子」
「もう、」
「一緒に」
「うん、来て、ああああっ!」
涼子はヒクヒクしたまま私の分身を捕らえている。


《続いちゃうよ》
200名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:11:22 ID:l0LAWq6a
>>199 続き

「いつも充分気持ちいいのだけど…今夜は格別だったわ。準一郎は上手なのね。いつ練習したの?元婚約者?それとも…」
「妬いてるんですか?あなたらしくない。私の技量ではありません。あなたが、」
抱きしめてキスをする。
「素晴らしい躰なんです」
「そうなの?」
甘える涼子を離したくない。
終電の時間が迫っていた。

玄関まで私を送りにきた涼子が離れない。
「乗り遅れます」
「や、帰らないで」
「いけません。明日も仕事です」
「だって…眠れない」
「今夜は我慢してください。次の非番には泊まりますから」
「ほんとう?約束よ」
涼子は今夜最後のキスをねだる。
いつも別れの抱擁は辛い。
離したくないが節度は守らねばならない。
涼子の温もりの余韻を感じながら官舎に戻る。
角を曲がれば住み慣れた我が家という時、殺気もなく後方からいきなり拳が飛んできた。
間一髪でかわし姿勢を下げ敵の足を狙う。手応えがあった。
しかしまた空気が動いた。
複数か?
右に2人、左も2人、後方は今倒した他にもう1人、前方に3人。
暗い街灯の下で人数を確認する。
これだけ気配を消されては気づけない。
右からの攻撃を防ぎ、左の足を払い駆け出した。
路地に追い込み1対1にしなければ勝ち目はない。
間違いなく訓練されたプロだ。
ひとつめの曲がり角でフェイントをかけ投げ飛ばしひとりを気絶させ、段差を利用して次の2人を跳び蹴り、地面に降り立ち右の拳で正面を一撃、かわされたが臆することなく左を蹴る、手応えあって、
あと4人。
続いた左の攻撃は低くかわして鳩尾に一発。
そのまま後ろを蹴り飛ばし、後2人。
いい加減にしてくれ何が狙いだ。
こっちは涼子を抱いた後で心地よく疲れてるんだ。
訓練された刺客だが、さっきから私の急所を狙ってこない。殺す気はないと言うことか。
それならば、
「もう茶番はやめてください!」
そう怒鳴ると、カツカツと足音とともに10人めが現れた。
「薬師寺家の執事でございます。JACESの警護部の長も兼ねておりますが」
40代後半ぐらいの穏やかな紳士だ。
「執事がなぜ暴漢まがいのことを…」
「当主の命を執事長から受けましたゆえ、お許しください」
「薬師寺弘毅氏の?」
「はい、お連れするようにと」
「抵抗するつもりはありません。行きましょう」
数分後、私はリムジンで表参道まで送られた。

《続いてみる?》
201名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:25:40 ID:l0LAWq6a
>>200 の続き

「いや、手荒なことをして悪かった。精鋭を7人、2分とかからなかったそうだね」
「どういうおつもりですか?」
「君が愛娘をいざという時守れるかどうか心配なのさ」
ソファを勧めながら弘毅氏は続けた。
「涼子がフランスから戻る時に君を指名したと聞いてね」
「え?」
「SPの素養もある優秀な刑事だと聞いていたので反対はしなかったが」
「それはどういう意味でしょうか?」
「参事官室に居て気づかないかな?警視庁でも稀な人材が揃っているだろう?事務官も含めて」
「確かに」
「偶然丸岡を選んだと聞いた時には驚いたが」
「丸岡警部をご存知なんですか?」
「いや直接は知らないが彼のかつての上司とは古い知り合いでね」
「まさか丸岡警部は警視のお目付役を?」
「それも考えてたが今のところそうしていない。人脈というのは知られないよう張り巡らし、必要になった時に初めて生かされるものだ」
「まるで警視庁の人事を掌握されているようですね」
「はははっ!いるよう、ではなく警視庁の人事は私に頭が上がらないのは知ってるだろう」
そうだった弘毅氏は警視庁最大の天下り先のオーナー社長だ。
「涼子が男に興味を示したのは初めてでね」
急に話が変わった。
「見合い話も御曹司たちからのプロポーズも歯牙にもかけず困っていたんだ」
すでに目の前にいるのは娘を案じる父親だった。
「涼子が気に入った男なら反対はするまいと思ってたんだが、少し痛めつけたくなってね」
とテーブルの上のノートパソコンを私の方に開いた。
「これは!」
涼子のベッドルームの映像が再生される。
かなり遠距離から撮られている。さほど鮮明ではない。
「我が社には探偵部門もあってね。涼子も気づいていたんだろう?」
「今夜は確かに…」
「君を殴り倒したいぐらいだ」
「はい。覚悟はできています」
「あんなじゃじゃ馬だが頼んだよ」
「はい。一生お守りします」
弘毅氏はがっちりと私の手を握った。
軽く飲まないかと誘われブランデーを一杯だけご馳走になった。
「涼子は私を嫌っていてね」
「そのようですね」
「あれの母親が亡くなってからはますます私を避ける」
「はい」
「私なりに妻を愛していたのだが…」
「愛人がいらっしゃると、」
「妻の生前には独りの愛人もいなかった。まだ現役の警察官僚だったからな」
「意外です。辛辣な父親評を聞いていたので」
「仕方ないな、それでは決定的に嫌われてみるかな?」
「え?」
確かにこの人と涼子は親子だ。
いったい何をしようとしている?
私も明日が怖くなった。

《続く》
次回、オヤジの陰謀
202名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:33:03 ID:l0LAWq6a
>>201 から続く

夕方までは何事もなく過ぎた。
事件もなく参事官室は平和だった。
5時になり携帯にメールが届いた。弘毅氏だ。用があるから涼子に知られず密かに差し向ける車に乗れという。
参事官室に退室の挨拶をした。
涼子も今夜はJACESがらみのはずせない用事ができたと言っていた。
私から離すための弘毅氏の策略だろう。
裏口から庁舎を出ると昨夜の執事が待っていた。
「携帯電話の電源をお切りください」
と言うと行き先も告げず車は走り出した。

《続く》
次回、お涼に危険が、
203名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:39:59 ID:l0LAWq6a
>>202 から続いてみた

(涼子サイド)
「離せ!話が違う」
「涼子、お前の幸せのためだ」
「見合いなんかしないっ!」
「見合いじゃない。結納だ」
「勝手に決めるな!」
「結婚式は再来週の日曜だからな」
「冗談じゃないわ!」
鎌倉山の薬師寺家に悲鳴にも似た声が響く。
「あらあら涼子ちゃん、お父さまが決めてくださったお婿さんよ。仲人さんもいらしてるし今さら断れるわけないでしょう」
「おキヌが嫁げばいいじゃない!」
「あらだって先方は涼子ちゃんがお気に召したのよ」
「嫌だ!アタシには泉田くんが、あっ」
涼子がくたっと体を半分に折った。
「お父さま?」
「振り袖に着替えさせろ、座らせておけばいい。暴れるようなら一服盛ってもいい」
「わかりました」


1時間後、体の自由を奪われた涼子は結納の席にいた。
なんで見ず知らずの男なんかに…準一郎、守ってくれる約束忘れてないわよね…きっと結婚式までここから出してもらえない。
オヤジ、いつか必ず倒す!
一生許さない!
口もきけない涼子の眼から涙がこぼれ落ちる。

「では略式でございますのであちらで花婿家とお食事を」

涼子は使用人に支えられて広間に移動させられる。
急な支度でも充分なご馳走が並べられている。
「あらご到着」
絹子の声に涼子はこんな形で自分の夫になる男の顔を見た。

《続く》
妹に薬飲ましちゃう姉…絹子さんごめん
次回、準一郎見参!
204名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:03:54 ID:l0LAWq6a
>>203 続き
オヤジの陰謀が明らかに

(準一郎サイド)
すでに弘毅氏から事情を聞き快諾した両親を迎えに行った。
途中テレビ電話で弘毅氏からこの計画を打ち明けられて「まだ早すぎる」と答えたが、両親はすでに懐柔され、準備も整い、外堀どころか内堀も埋まっていた。
わずか半日で恐るべき行動力だ。
「キミを逃したら涼子の幸せはない、と思ってね。急がせてもらった。涼子?大丈夫さ、明日が結婚式だと言っても喜ぶだろう」
なんだか気になる言い方だったが両親まで動き始めていては止めようがない。

鎌倉山ではすでに結納が終わっており、ちょうど食事会の時間に間に合った。
立派すぎる屋敷に驚く両親を伴って案内された。
幾分照れながら広間に入る。
「じゅん、い、ち、ろう?」
鮮やかな振り袖を着た涼子がふらふらと立ち上がる。
「あらっ、お薬の効き目きれたのね」
「絹子、さすがだな」
「お父さまの御命令ですから」
薬?なんの話だ?
「準…一…郎」
おぼつかない足取りで私のところにくると大粒の涙を流しながら胸に飛び込んでくる。
「あらまあ」
驚いたのは私の両親だ。
「おキヌに、薬飲まされた。相手も知らされずに結納の席に座らされて…」
決定的に嫌われる、そういうことか。
弘毅氏を見ると「してやったり」という顔をしている。
「事情はだいたいわかりました。それで泣いてたんですね」
「ん」
「大丈夫ですか?」
「まだちょっと痺れてるけど大丈夫」
「では私の両親を紹介させてください」
涙を拭ってやると嬉しそうに両親の前に手をつき非礼を詫び作法に則った美しい挨拶をした。
私の両親が涼子びいきになった瞬間だった。


「いやん、涼子ちゃん、これもいいわぁ」
勤務を終えて涼子のマンションに寄るとジャッキーの黄色い声が聞こえた。
今日は有給を取ってデザイナーとドレスの打合せをすると言っていた。
リビングには所狭しとラフなスケッチやカタログが散らばっている。
「準一郎はどれが好き?」
残念ながら私にファッションセンスはない。
「どれでもきっと似合います。あなたが着たいものを選んでください」
「準ちゃん、乙女心が分かってない。涼子ちゃんは準ちゃんが選んだドレスを着たいのに〜」
「ジャッキー、もういいのよ。こういう奴だって知ってたわ」
「でもお」
「ありがと、ジャッキー。今日中に決めないとオーダーメイドは間に合わないし…どうしようかな?」
「一着だけなの?涼子ちゃん綺麗だからたくさん着てほしいわ」
「ジャッキーったら」
スケッチに目を落とし生地見本と見比べている。
そのスケッチの中のひとつに目を引かれた。
「その薔薇のふわふわした感じの可愛いですね」
途端に涼子が耳まで真っ赤になった。
「やだあ!それ涼子ちゃんがデザイナーと打合せしてた時に準ちゃんが好きそう、て言ってたドレスよぉ。んーもう、あてられちゃう」

ジャッキーはしばらくカタログや見本を見て楽しんでいたが「お邪魔虫は消えるわ」と若林に戻って帰っていった。


《続く》
次回、お涼大願成就!
205名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:14:08 ID:3mviTQ1Z
GJ!
リアルタイムでwktkさせてもらってます(;´Д`)


そしてジャッキーwwwww
206名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:31:20 ID:l0LAWq6a
>>204 から続く

澄み切った青空、新緑が陽光をやわらかく反射している。
約束の日曜日。

淡いピンク色のドレスを着た涼子が弘毅氏の腕を取ってヴァージンロードを進んでくる。
参列者はごく親しい者と身内と参事官室のメンバーだけ。
ブライダルメイドはマリアンヌとリュシエンヌ。
ジャッキーは男の姿で参列してくれている。
涼子の手が弘毅氏から私に託された。
「可愛がってやってくれ」
「はい」
「オヤジが言うとイヤラしく聞こえるわね」
「涼子」
たしなめるとゴメンと笑った。
悪魔と契約したような強運の持ち主と教会で永遠を誓い合うのも不思議な気がする。
ちらりと隣を見る。
髪に淡い色の薔薇の生花を飾り、ベールで顔を覆っている。ウエストを締めそこから裾が広がるドレスを着た涼子は本当に美しい。
今日から名実ともに妻になる。
私は幸せなのか、それとも不幸な選択をしたのか。
また人外の変なものと戦わなきゃ行けないんだろうな。
喜んで行くからな、そういう常識外に危険なところに。
神様、願わくば涼子を護りきれますように。
それにしても胸と背中が広く開きすぎだ。脚が隠れてるから妙にそそられる…神聖な式の最中に余分なことを考えている自分も相当罰当たりだ。
ドレスと一緒に大急ぎで作らせた指輪を交換し、ベールをあげてキスをする。
「!?」
舌を入れてくる花嫁がどこにいる!!
もういい。
涼子の舌を押し戻しこちらからあらためて舌を絡めた。
甘い吐息が切なく強く抱きしめた。
「ん…」
「えー、コホン」
神父のわざとらしい咳払いで私たちは式の最中だったことを思い出した。
場内からほーっとため息が聞こえる。

全て終えて、私たちは2人で教会に戻ってきた。
今日は式だけ。披露宴は「親戚一同に会うのは覚悟がいるから」と延期された。
床に座り込み
「ちょっと疲れたわね」
と笑った。
私も蝶ネクタイを緩めてシャツの襟元をあけた。
「忙しかったですからね」
結婚式の準備をしながら事件をひとつ片づけるハメになったためだ。
「ね、さっきの続き」
涼子の唇を強く吸い舌を絡めて応じる。
涼子を抱きしめると薔薇の香りが強くなる。
「今日のあなたはとても美しい」
「私と結婚できて嬉しい?」
「ええ、これからはずっとそばにいられます」
「よろしい!戻ろう、連れて行って」
涼子を抱き上げてホテルに向かう。

《続く》
次回、最終回
207名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:43:35 ID:l0LAWq6a
>>206 から続く

「ほら、ガータベルトになってるから簡単でしょ?」
私は涼子が持ち上げたドレスの下に潜り下着を脚から抜き取った。
「ドレスはまだ取っちゃダメ」
「はいはい奥さま」
裾を捲って式の途中からなだめすかしていたモノを涼子に打ち込んだ。
「あん」
もう腰をなまめかしく動かしている。
「どうしたんです。まだ…」
「だって10日も…」
捜査で眠る時間もろくになかったのに涼子は仮眠時間も使ってブライダルエステやネイルサロンに寸暇を惜しんで行っていたのだ。抱いてやる暇はなかった。
「準一郎のために頑張ったのよ」
言葉の代わりにキスを返した。
ウエディングドレスの花嫁が腕の中で乱れる姿はなんとも退廃的だ。
涼子を10日も抱かなかったのは初めてのことだ。私も欲しくてたまらなかった。
絶世の美女が私のために磨きをかけた極上の躰が見たい。
「ドレスもういいですか?」
「あ、うん、いい」
ファスナーを下ろして胸をはだけた。
涼子を横たえる。
ドレスがベッドいっぱいに広がった。
ようやく姿を見せた胸の膨らみにしゃぶりつく。
「や、あん」
「今夜は寝かせません」
「やだ、そんなに?まだお昼過ぎよ」
「いけませんか?」
「ううん、いいわ。ハネムーンだもの」
「涼子」
首筋を甘噛みする。
「あん、ねぇ約束して」
「なんですか?」
「浮気したら許さない!」
「はい」
涼子の腕が私の背中にまわされるのを合図に繋がった。
時間はたっぷりある。

世界一危険な花嫁、
けれど私には世界一可愛い新妻を強く抱きしめた。

《完》
これでお涼の願望コンプリート!
思い残すことはない。
あー世界征服が残ってたか
エロパロ外でやってくだされ。
イラスト集の60ページからインスピ
お涼のドレス姿があんまり可愛くてSS作ってしまった。
では、また。
新作のノベルスが出たらまた書こうかな
208名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:16:06 ID:VcSKzCco
また携帯から書いてくれてんのかな。すごいよ。

もー!結婚しちゃったよ!GJだよ!オヤジさんの登場も策略もいいよ!もー、全てがよかったよ。
こんな話、原作では読めそうにないもんな。ありがとうありがとう!

小説でも漫画でもアニメでもイラスト集でも、また何かお涼×泉田でかわいい
脳内補完が出来たら、また書き込んでください。

でもこれって、新スレ出来ると消えちゃうんだよね。
この前のアニメ終了後の話も一緒に、保管庫で保存してくれないかな。
209名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:40:38 ID:Ki77gsVm
神再臨ktkr!
画集のあのドレス姿いいよねw

投下日が投下日だったから、いつ


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったとサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        =完 =


みたいな夢オチになるのかとある意味ドキドキしてたので本当に良かった!!
オヤジ様もイメージ通りだw


>208
新スレ立てなきゃいけない条件(レス数が1000越えorスレ容量が500KB越え)には
まだ余裕があるから大丈夫だけど長い間書き込みが無くて、
圧縮に引っかかって落ちる方が心配かも。
神のSSで餅上がったので自分も頑張って書くよ(`・ω・´) !
210名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 22:28:56 ID:ruUIZX0y
>>197>>205>>208>>209

いやー自己満足なんですね全部。
ノベルスでも漫画でもアニメでもいいからふたりをくっつけてくれーという心の叫び。
ガイエが書いてくれれば二次創作はいらない!

携帯のテキスト機能を使ってソファやベッドでゴロゴロしながら書いてる。
自己満足のついでに涼子×泉田ファンにヨロコビを提供できたら一石二鳥。
保管庫については良くわからないからテキトーにどうぞ。

>>209
読みたし

読んでもらって感謝
それでは(^^)/~~~
211名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:53:48 ID:VcSKzCco
>>210さん
お返事、ありがとうございます。

自分はアニメ終了後の「キス、初めてですか?」って聞く泉田と、
結婚式前日抱かれた後に、泉田の元カノに嫉妬するお涼がツボでした。

普段超ツンデレなだけに、顔が真っ赤になって否定してそうなのがかわいいんだよなー。


ヤってる時、強気(Sっ気、言葉攻め)な泉田が好きなので、就業中に参事官室での情事とか読んでみたいな。
(あくまでも自分の希望です)

209さん、210さん、次回作も期待してます。
212名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 00:29:08 ID:XrpkG6ji
>210
乙でした!
このジャンルはエロの有無問わず、二次創作自体が貴重なので
自己満足でも何でもものすごくありがたいです。

お涼は普段が超ツンなだけにデレデレっぷりに禿萌えたし、泉田もカコイイ。
ものすごい鈍いから愛情を自覚する(させる)までが大変だけど
一度自覚したら凄そうなタイプだと思ってたのでまさにツボでした。

あと、絹子さんがお涼に一服盛るくだりは「飲ませる」じゃなくて
「お涼を吹き矢麻酔銃で射る絹子さん」っていう絵面を想像してしまったwwww
213名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 15:33:17 ID:XReA8UVM
・・・・・・ふぅ
214名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 11:15:20 ID:Fb7jfB1M
DVD4巻見てたら、また泉田×涼子を妄想した。
ゴールデンウイークの話に仕上がったけど、
すぐ投下 or GW前にする?
215名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 13:15:05 ID:YiT0mrKg
>>214

すぐにでも読みたいに1票。
そしてGW中にニラニラする。
216名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:21:54 ID:vmN+O2SM
薬師寺涼子を筆頭に
世界征服の男幹部は岸本明、泉田準一郎、女幹部は室町由起子がいいな
217名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 19:06:55 ID:YPDZ1qIw
>214
季節先取りですぐにでも(ryに一票

そしてGW中は夏のバカンスを妄想してnrnrする
218名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 19:41:38 ID:Fb7jfB1M
推敲してる間に2票入ったから投下決定!

>>167からの アニメ最終話の補完「お涼の願望叶えます編」

>> 197からの 「お涼の願望コンプリート編」
の続編

「お涼のトラウマ解消編」
超大型連休記念、超甘甘。

GWまでニラニラが持つ保障はなし!
世界征服もなしw
書いてて泉田に惚れた。

では投下開始!
219ハネムーンサラダ1:2009/04/09(木) 19:49:05 ID:Fb7jfB1M
「ん…」
パンの焼ける香ばしい匂いで目覚めた。
マリアンヌとリュシエンヌが来てるのか?
しばらくフランスに戻っていると言っていたが。
2人のパンは絶品だ。朝食ならそろそろ涼子を起こそう。
今日から2人一緒に連休だ。

昨夜は結婚後初めて演奏会にお供した。
美しく着飾った涼子をエスコートするのにも慣れてきた。
そんな私を見て「アタシに同行する男はこうでなくっちゃ」と終始ご機嫌だった。
帰宅するなり「今夜の準一郎はかっこよすぎる。他の女に盗られそう」と言って甘えた。
ドレスを脱がせると下にクロッチレスのボディストッキングをつけていて、扇情的な眺めに耐えられず空が白むまで抱き続けてしまった。

油断した。コスプレ好きを忘れていた。
しかしあれはいい。
バニーやレオタードよりスマートでエロチックだ。
それにしても少しやりすぎたか。
けだるさが心地よい。

さすがに空腹だ。涼子を起こして朝食にしよう。
「涼子?」
抱きしめておはようのキスをしようと伸ばした右腕が空を掴んだ。
もう起きてたのか。
シャワーを浴びガウンを羽織ってダイニングに向かった。
扉を開けて部屋の様子を認識した途端、本能的に後ずさった。
涼子が独りエプロン姿で食卓を整えている!
トルコ宮廷料理の記憶が舌に蘇ってくる。
しかし、
私に許された選択肢はひとつしかない。
覚悟を決め極めて平静を装い涼子に近づく。
「おはよう」
肩を抱き口づける。
「おはよ」
くすぐったそうに涼子が答える。
甘い香りと温もりと愛しさで、この後に控える苦痛を乗り越える勇気が湧いた。
恐る恐るテーブルを見ると、
良く焼けたトースト、エッグスタンドにはゆで卵、コーヒー、ジュース、果物とサラダ。
意外に普通だ。
「あなたが支度を?」
「そうよ。早起きして準備したんだから」
「ありがとうございます」
「心して食べるように」
「はい、女王陛下」
「ふふふっ」
椅子を引き涼子を座らせ、私も向かい側に座った。
コーヒーを一口。
大丈夫、普通の味だ。
気怠い朝に苦さも丁度いい。
ゆで卵もほどよく半熟。
サラダは、と見ると不揃いに千切られたレタスだけ。
「ハネムーンサラダ、て言うのよ」
「ハネムーンサラダですか?」
「そうレタスだけ…Let us alone」
朝日の中で柔らかく微笑む涼子が紡ぐ甘美な言葉。
わたしたちだけにして。
それで自らキッチンに立ったのか。
220ハネムーンサラダ2:2009/04/09(木) 19:56:33 ID:Fb7jfB1M
>>219 続き

微笑み返して私はソースポットからドレッシングをすくってかけ一口食べた。
オリーブオイルと酸味のバランスが新鮮なレタスにちょうどいい。
「ドレッシングはお手製なの」
驚いた。
「美味しいです」
「当然よ。このアタシが悔しいけど本に書いてある指示に一句一句従ったのよ!!」
よほど不本意だったのだろう。
下唇を軽く噛み横を向いた。
視線の先に『新妻のための失敗しない料理テク100』が置いてあった。
「あなたならすぐに本はいらなくなりますよ、きっと」
「そう思う?」
「ええ、あなたの飲み込みの速さは驚くほどです」
「え?」
「私は最近身をもって知りました」
「あ…」
真っ赤になって俯いてトーストをかじっている。
涼子は初めて男に抱かれたその日のうちに愛される術を覚え私を虜にした。
もともと人並みはずれて聡明だ。
経験がないだけで料理も基本をマスターすればあっという間だろう。
「今度は和食を食べてみたいですね」
「き…気が向いたらね。毎日は無理よ。忙しいんだから」
「楽しみにしています」

食事を終えて2人で後片付けをした。
女王さまはどこへやら、ここにいるのは初々しい新妻だ。
夜明け近くまで私に抱かれ、ほとんど寝ずに朝食を作っていた涼子を思うと愛しくてたまらない。
食器を拭いてる涼子を抱きしめた。
「危ないじゃない。落としたらどうするの?」
器を取り上げて唇を奪った。舌を絡め深く口づける。ためらいながら応じる様も愛らしい。
「片づかないでしょ」
長い接吻の後、私を見上げて微笑む。
壊してしまいたいほど涼子が欲しい。
エプロンの下のブラウスをはだけ乱暴に胸を愛撫し、パンティを剥ぎ取った。
「一晩中してたのに、もう?」
「あなたがいけないんです」
「え?」
「可愛い」
「あ…触っちゃだめ」
秘所に触れるとキスだけでもう充分潤っている。
はやる気持ちを抑えられない。
「準一郎?あああっ!」
立ったまま片足を上げて貫いた。
「やだ、こんなところで?ああん……準一郎!」
「涼子」
「…すごく強いのね…いつも」
「いけませんか?」
「ううん。とても素敵よ。昨日から抱かれてばかりでおかしくなりそう」
「ボディストッキングの後にエプロンですからね。計算してやってるなら反則です。私はもうとっくにあなたに狂わされてますよ」
「計算なんてしてないっ。準一郎に見てほしいだけ。や、ああっ」

《続く》
221ハネムーンサラダ3:2009/04/09(木) 20:00:51 ID:Fb7jfB1M
>>220 続き

大理石の調理台に手をつかせ後ろから打ち込む。
「私とならいくら乱れてもいいんですよ」
「こんなこと準一郎にしか許してないわ。あ…ああっ!」
エプロンの下で揺れる胸を揉みしだく。
「涼子、そんなに締めつけたら」
「体が勝手に、いやあ」
「怖がらないで、もっと感じてください。大丈夫、私はここにいます」
「離さないで…強く抱いていて。じゅんいちろぉ」
私はかつて淡白な方だった。
しかし涼子を抱くようになってからは日をおかずこの行為に溺れている。
涼子は最高の媚薬だ。

躰を返して調理台の上に寝かせたが、このまま続けては涼子の背中が冷える。
「あ、やめないで」
抱き上げて
「続きはベッドで」
と伝えた。
「早く、お願い…」
途絶えた繋がりを求めて切なく全身を震わせる涼子を抱きかかえて足早に寝室に入る。
ベッドに座らせるといきり立った私のものを自ら手で導いて納める。
「くっ…いつからこんな淫らになったんですか?」
「ひどいっ!準一郎が初めから全部…あん、あ、あ、あ」
「そうでしたね」
涼子は私しか知らない。
天性と私との経験だけでこれほど妖艶な躰になった。
その躰から乱れた着衣を脱がしていく。
「あ、やだ」
「どうしました?」
「パンティ、キッチンに」
「後で拾いに行きます」
「恥ずかしい」
「ふたりだけですから平気です」
「そう…ね。あ…」
改めて座った私の膝を跨がせて向き合って繋がると少し恥じらい潤んだ瞳で私を見つめる。
「可愛いひとだ」
その瞳をいっそう輝かせて抱きついてくる涼子を受けとめる。
「あなたの心もこの躰も私だけのもの」
「少し違うわ。準一郎がアタシの一部なの。だから一生そばにいなきゃダメよ」
「ええ」
腰を引き寄せて深く、深く繋がった。
「あん…やだっ、その意味じゃないってば」
「ではどんな意味なんです?」
軽く下から突いた。
「やあ、んっ、んっ」
「涼子?もう私も我慢できません。いきますよ」
「ずるい。準一郎、いや…」
もの足りなくなりそのまま涼子をベッドに横たえる。
涼子は長い脚を開いて私をさらに奥へと誘う。
口と手で双丘を弄びながら、深く強く素早く律動を繰り返す。
「そんなに激しくしたらこわれちゃう…あ、ひゃん、すごい」
リズミカルに締めつけられて欲棒に熱が集中し涼子のナカで反り返る。
「あ、大きく…固いわ、もっと…じゅんいちろぉ…熱いっ!あああっ」

《続く》
222ハネムーンサラダ4:2009/04/09(木) 20:12:02 ID:Fb7jfB1M
>>221 続き

長く果てないでいられるのは何故だろう。
夜やりすぎた所為か、それとも涼子の為せるワザか…ほんとに悪魔と契約でもしてるのだろうか。
まあいい。可愛い妻を満足させられるなら。神でも悪魔でもかまうものか。
自慢の脚を抱きかかえて撫で回す。
「あ、きもちいい。もっと…して」
窓から差し込む陽光に照らされて乱れる姿が眩しい。日に日により美しくなっていくのは気のせいか。
「とても綺麗です」
「やん、こんな時に誉めないで。でも…もっと見て。準一郎に見てもらいたいの」
「ええ、ちゃんと見てます。可愛いですよ。もっと感じて乱れるあなたを見せてください」
「うん…」
涼子は私の挿入を受けて喘ぎながら全身を見せつけるように両腕を頭の上で交差させ胸を反らし腰を軽くひねり挑むように私を見つめる。
なんて淫靡な眺めだろう。

今日から超大型連休だ。
涼子と私は休暇を取った。
ハネムーンサラダか、
それが涼子の望みならずっとここで睦み合ってもいい。
『十二日の木曜日』一挙視聴でも銀座でもオペラでも海外でもお望みのまま寄り添っていよう。
大きな事件が起こって休暇が取り消しになっても涼子のそばに控えているのが私の任務だ。
涼子と一緒にいることに違いはない。
「準一郎?」
起き上がって私の肩に手をかけて訝しむ。
何か考えているのを察したのだろう。
手をひいて私を跨がせて対面し2、3度軽く突き上げた。
「初めての日からこれが一番好き。準一郎がすごくそばにいる形」
『初めての日』まで私は長い間涼子の気持ちに気づいてやれなかった。
彼女にとってはようやく成就した恋だった。
完全無欠の絶世の美女にこうもストレートに愛情を吐露されると目眩がしそうだ。
過去に戻って鈍感な私に落胆していたはずの涼子をいちいち抱きしめてやりたいほど愛しい。
私は涼子の動きに合わせて激しく突き上げながら少しふざけて彼女の気持ちに応える。
このくらいの照れ隠しは許してほしい。
「愛しています、涼子。私の愛しい女王陛下」
「嬉しい。あたしも。ああっ!離さないで抱いていて。じゅんいちろおぉぉ! ん…ふぁ、ん…ん」
腕の中で狂おしく乱れる極上の躰を強く抱きしめて美しく愛しい妻と熱いキスを交わした。


Let us alone.


《完》
223名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 21:18:00 ID:/imF8RnA
超GJ
224名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:42:33 ID:YiT0mrKg
GJです。ごちそうさまでした。

後ずさりする泉田(準一郎と書きたいところだけど、これはお涼だけの特権だ)と、お涼にホレて
突きまくる泉田、しかも新婚でキッチン、おいしいシチュエーションでございました。
でも後ずさり泉田には、リアルでワロタ。

ブラウスで料理したお涼、ある意味、裸エプロンより色っぽかった。

泉田の手で「アナタ色に染まっていく」お涼、また期待してます。


今度は参事官室かなw
225名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:54:18 ID:YPDZ1qIw
GJ!!GJ!

ボディストッキングぐぐってみた。
・・・・・・お涼さまってば何てエロい衣装をお召しに!!

そして後ずさり泉田には自分も吹いたwwトルコ料理がどんだけトラウマだったのかとw
ある意味泉田のトラウマ解消編でもあるような気がするw
俯いて赤面しながらトーストかじるお涼もカワユス
ほとんど寝てなくって慣れない作業なのに頑張ったとか、もう泉田じゃなくても萌え殺されるだろJK

大変おいしく頂きました!!
226名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 16:12:15 ID:FIyEhJy+
これはGJすぎる。
ああぁ、俺ニヤニヤしてる
227名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:58:11 ID:DNy5W1b6
GJ
ラブラブなところもいい!
新作できるの楽しみにしてますw
228名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 00:09:08 ID:xxwMKg3K
>>223-227

読んでくれて感謝。
概ね好評みたいなので、かなり実験的に書いたものを投下します。
女目線でエロは難しい。
どうかな?
229涼子の独り言:2009/04/11(土) 00:17:17 ID:xxwMKg3K
んーどうしようか。
ウォークインクローゼットの中であたしは悩んでた。
今日はどれにしようか。
演奏会用のドレスに合わせたいけど…
結婚前にランジェリー手当たり次第に買いすぎて、まだ衣装部屋に整理できてないのがあったわね。
衣装部屋に行ってみよう。
だいたいオヤジが勝手に式の日取り決めちゃったから、準備が間に合わなかったのよ。
毎日同じベッドに寝るのにランジェリーくらい全部新しくしたいじゃない?
準一郎ったらお願いすればいつだって抱いてくれるんだもの。
準備万端にしときたいじゃない。
あれ?お願いしない時ってどうだった?
初めて抱かれた次の日の朝と…あら、あの日だけ?
くすくす
やだ思い出しちゃった。
目が覚めたら準一郎が始めてて、ものすごく気持ち良くて…あの日1日もう準一郎とつながってないと疼いて歩くことも出来なかったんだった。
準一郎って案外そっちも強かったのよね。
あたしの背中任せられる唯一の男だと思ってたけど。
こんなに素敵だとは思わなかったな。
さてと、衣装部屋も整理しなきゃね。
とりあえず今日のを探そう。
確か輸入代理店から箱で届いてたはず。
これだわ!
夜光曲事件の時はバニー姿にもほとんど反応なかった準一郎だけどこれならいけるわ!
ドレスを着ればただのストッキングに見える。
えーっと、合わせられるパンティあるかな…

*****************************************
準一郎、タキシード似合いすぎ。
最近エスコートも様になってきたし、今日も他の女の視線がたくさん来てた。
他の女に盗られそうだって言ったら困った顔してる。
「そんな視線には気づきませんでした」
知ってる。でも今日は本当に準一郎がかっこよすぎた。
「妬いてるんですか?」
あ、準一郎のキス優しい。
ドレスのファスナー下げてる。
驚くかな?
ドレスが床に落ちた。
「え?」
見てくれてるわ!そうよ似合うでしょう?
胸から足先までの薔薇の模様のボディストッキング。
「なんというか。綺麗です。こんなに私を誘惑してどうするんですか」
胸、くすぐったい。
準一郎に触れられると躰中熱くなる。
ストッキングごしの愛撫、いつもと違って新鮮な感じ。
やだ、声出ちゃう。
指がもう気持ちいいところを触ってる。
パンティ脱がすだけでいいって分かったかな?
脚の触り方もいつもと違う。
滑らすように触れられてる。

《行数オーバーで分割》
230名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 00:29:44 ID:xxwMKg3K
>>229続き

パンティ脱がしてる。クロッチレスだって気づいたみたいね。
もうすぐ準一郎の舌が敏感なところを愛撫するわ。
あ、きた。恥ずかしいけど気持ちいい。
気持ち良すぎて準一郎の頭を押さえてしまう。
ああ、舌が入ってくる。
いつもは優しいのに今日は少し乱暴だわ。
でも、乱暴なのもいい。感じるわ。
準一郎の顔が近づいてくる。
キス、好きよ。
準一郎の舌、絡められるだけで夢見心地になる。
やだ、お腹に準一郎の当たってる。
今日も大きくて逞しい。
準一郎の指がちゃんと濡れてるか確認してる。
それだけで潤ってくるのがわかる。
ああっ!入ってくる。
つながると空だったところが満たされる気がする。
熱い…やだ腰が動いちゃう。
いつもより力強い。
胸、そんなに揉んだら…
ああ、すごいっ!
そんな奥まで。
あたしの上にいる準一郎が逞しくて素敵。
どうにかなりそう。
準一郎の背中に抱きついてないと我慢できない。
もう、一緒に
「涼子!」
頭が真っ白になる。
ああ、お腹の中が熱い。
準一郎に抜かれた後、流れてくるのが分かる。
一つくらいは留まって赤ちゃんにならないかな?

「こんな格好で…似合いすぎます」
良かった、気に入ったのね。
えっ?胸触ってる?
もう一回かしら?
「脱がさないで出来るなんて知りませんでした。どこで手に入れたんですか?」
秘密よ。
気に入ったんならもっと良く見せてあげる。
立ち上がって月明かりの下へ。
どう?
準一郎が獣みたいに躰中触ってくる。
成功ね。こうゆうのが好きだったんだわ。
輸入代理店、JACESで買収しようかしら?
あ、もう?
準一郎は精力旺盛ね。
熱くて、大きくて固くて、いいわ。
終電も気にしなくていいからオヤジには感謝してる。
だってオヤジが出て来なかったら準一郎はしばらくプロポーズしてくれそうもなかったから。
あ、気持ちいい。
準一郎とつながってると幸せで、もう何にも考えられない。

前言撤回。赤ちゃんまだ待ってて。
あたしもう少し準一郎に抱かれていたいの。

《終わり》

お目汚し失礼
退散(;_;)/~~~
231名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 03:04:41 ID:k7Tjky68
>>230
GJ
幸せそうでいい。
ニヤニヤしながら読みました
232名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 18:49:12 ID:gid13vSj
同じく「ボディストッキング」、楽天で検索してみた。

こりゃこりゃまたエロチック。こんなのがあるなんて、初めて知ったわ。さすがお涼さまだ。


ハネムーンサラダの時のお涼さまって、エプロンしててブラウス脱がされてパンツ脱がされて
ーってことは、コミック8巻のこの状態でエプロンかな。
ttp://imepita.jp/20090411/666320


本編とかが泉田目線だから、お涼さま目線は新鮮。
確かに泉田くんのタキシードは、本当にかっこいいと思う。他の女の人のお誘い視線もすごいだろうね。
逆にお涼さまに対しての男性陣の視線もすごかっただろうけど、これに対して泉田くんは
何とも思わない…わけないよね。


「かつて私は淡白だった」ってのが、ミョーにリアリティがありそうで納得しちゃった。
それを思うと、オーストラリアに行っちゃった元カノ、なんか可哀想だけど、
まぁ若気のいたりって感じかなぁw
233名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:31:10 ID:oCvhxFe/
保守
234名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 01:25:08 ID:gw15Ib5D
>230
やばいお涼かわええええ
赤ちゃんと、泉田とのエチーのどっち取るかって問題は
常に悩ましいとこだろうなw
ごちそうさまでした


>232
泉田クンの場合は、自分に向けられた
「野郎どもからの嫉妬の視線」の方を気にしそうだw
そして女性からのお誘い視線にはとんと気づかないw
お涼以外の女に関しては、涼子とくっつく前と同じく超鈍感なままっていうイメージw

(;´Д`)<…涼子と一緒だと男性からはいつも殺されそうな目で睨まれます
     …まあもう慣れましたけどね

お涼は、同性に対しては、(・∀・)<うちの旦那さま素敵でしょ〜ニヤニヤ
男性からの熱い視線には
( ゚Д゚)<あたしの事ガン見していいのは準一郎だけだこっち見んなゴルァ !!
とか内心ぶち切れそうになってるイマゲw
235名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:02:00 ID:XpElKPQL
アニメの桜田門事変を初めて見た。

いろいろ妄想してしまった///
236名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 02:12:33 ID:fSVPPEoY
>>235
妄想は共有すべし
書いてくだされ
237名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 19:57:51 ID:zCNYmYxy
保守
238名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 00:17:38 ID:t0U6l3uu
>236
235じゃないがよーしパパ妄想しちゃうぞー
「桜田門事変」ラストでヘリの邪魔が入らなかったら

お姫様抱っこでベッドに運んだ後、お涼が何だかんだと理由を付けて泉田を引きとめた挙句
ベッドに上げてやたらじゃれついてくる
→最初は(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしながら止めてもらおうと泉田必死
→それでもしつこく絡んでくるお涼に泉田遂にブチ切れ、
「男の怖さ見せたろか( ゚Д゚)ゴルァ !」と、お涼押し倒すフリしてみる

→「そこまで言うならヤッてみろや( ゚Д゚)ゴルァ! こんなとこで寸止めとかありえないし( ゚Д゚)ゴルァ !」と
お涼も負けじと応戦、お互い売り言葉に買い言葉で引っ込みつかなくなってそのまま勢いで一線越え

→翌朝泉田は右往左往(゚Д゚;≡;゚д゚)&(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル&平謝り
お涼はやたら上機嫌で「もう一回したら赦したげるv」みたいな感じで仲良く休暇申請


休暇申請に参事官室では 「あの二人何かあったのかねえ」と( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
後日事情を知ったジャッキーは 「あら本当に結ばれちゃったのね」(´ー`)と悦に入る
パパラッチは「警視庁キャリア官僚が部下にお泊り強要」的なゴシップネタは取れたものの
心霊写真まみれ&データあぼーんでgkbr
そんな感じでw
239名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:29:27 ID:04pLVBko
お涼は天下無敵
240名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:45:40 ID:2PAnxsFi
保守
241名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 22:42:18 ID:qRF8zZxV
ノベルス読み直してて、また妄想した。
結婚より現実的な涼子の願い。
叶えちゃっていいかなぁ
242名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 23:40:17 ID:ALW1MwRc
>>241 よろ。
243名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 23:54:17 ID:ar0z0jXm
結婚より現実的っていうと
タマゴか?タマゴなのか?

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 うp!うp!
  (  ⊂彡
   |   |
   し ⌒J
244名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 17:57:22 ID:BjUyecty
できた。

「ハネムーンサラダ」の続編にした。

ゴールデンウィークのお共に

>>167 「お涼の願望叶えます編」
>>197 「お涼の願望コンプリート編」
>>219 お涼のトラウマ解消編「ハネムーンサラダ」
>>229 「ハネムーンサラダ」番外編「涼子の独り言」

そして続編「休日」投下開始
245休日:2009/04/22(水) 18:03:43 ID:BjUyecty
朝か…涼子の温もりを感じながら微睡んでいた。
躰の奥底から欲情が湧き上がって抑えが効かない。
まったくいい歳をして女を覚えてたての若造でもあるまいし…
左手に触れている涼子のやわらかな髪を指先で弄んだ。
無防備に私に躰を預けて寝息を立てている。
涼子はこの4ヶ月、不器用なほど一心に恋をしていた。
男冥利の一言に尽きるが愛しさの余り甘やかしすぎた。
身じろぎした拍子に背中でキャミソールとパンティを踏んでしまった。
風呂から上がったら眠るつもりだったが…おねだりに負けて剥ぎ取ったものだ。
昨日はキッチンで抱いた私が悪い。
その後もベッドや屋上庭園で愛し合っては微睡んで、を繰り返した。
苦笑しながらそっと取り上げて枕元に置く。
私のパジャマもどこかにあるはずだ。
まあいい。今さら着ることもない。
涼子に目線を送ると私を見て微笑んでいる。
「起きてたんですか?」
「準一郎の百面相が面白くて見てたの。おはよ」
私の首に腕を回して身を寄せてくる。
うわっ、待て。まずい…
察した涼子がくすっと笑った。
「これは生理現象で、けして…」
「いいの、あたしも…あ、髭伸びてる」
頬をスリ寄せてくる。
2日剃ってない。
こんなことも涼子には新鮮なのだ。
女王陛下ぶりとのギャップが激しすぎだ。
私にしか見せない姿。
思わず抱きしめてコトに及びそうになる…いや今日こそは「お願い」を受け入れてはならない。
「いい天気です。どこかに出かけませんか?」
「今すぐ?だって準一郎こんなに…」
ああ「おねだり」の眼で誘わないでほしい。
「いけません。また1日こうして過ごす気ですか?大人なんですから節度というものを…」
「一日中したいなんて言ってないわ。人を分別のない子どもみたいに」
しまった。
私は肝心な時に女性に対する言葉を選び損ねる。
不用意な一言で前の彼女を失ったように。
涼子は上半身を勢いよく起こし、惜しげもなく美しい裸体を私に曝したまま高らかに宣言した。
「子どもで結構!どうせ準一郎は大人よ。あたしは子どもだからワガママ言うの!」
「え?」
「今すぐ抱いてくれなかったら今日は一歩もここから動かないんだからっ!」
ああ、涼子は大丈夫だ。
もう二度と愛しい人を失うことはない。
私も起き上がり涼子の瞳をしっかりと見つめた。
「いけません。淫蕩な生活をし過ぎました。今日はちゃんとしましょう」
「嫌!」

《続く》
246休日:2009/04/22(水) 18:12:37 ID:BjUyecty
>>245

ただをこねる涼子をあやすように抱きしめた。
「聞き分けのない子は嫌いです。それに今日は、と言ったんですよ」
「あ…」
「支度してデートに行きましょう。どこがいいですか?」
涼子は少し考えてから
「まず朝ごはん。オープンエアのカフェで食べたい。それから…」
美術館や公園、都内の名所をいくつも提案する。
「わかりました。朝食を摂りながら候補を絞りましょう」
「明日になるまで健全なデート?」
「ええ」
「一秒でも明日になったら襲っていいのね?」
妻が夫を襲うって?アベコベだ。
「仕方ないですね」
「そうだ!ボディストッキング着ていこう。準一郎、好きでしょう?」
「止めてください。他の男も見るじゃないですか!!」
「もちろん上からワンピース着るけどだめ?」
「だめです。あなたが通りすがりの男に視姦されるのは耐えられない!」
まずい。ついムキになった。
涼子は勝利を確信して笑みを浮かべる。
仕方ない。これだけは言うまいと思っていたが、
「私だって今すぐあなたが欲しい。いつまでも抱いていたい。けれど2人になるとセックスしてばかりです…これではあまりに節操がなさすぎます」
「そんな悲しい顔しないで、ずるい。準一郎が好き、大好き、愛してるの。ずっと抱かれていたいと思うのはそんなにいけないこと?」
涼子の唇が触れる。
思わず応じてしまった。
「今までの分もあたしもっと準一郎に抱かれたい」
「今まで?」
「出会ってから、あの日まで…」
寂しい思いをさせた。
聡明な涼子でもようやく知った女の喜びに分別をなくすほど溺れるのも仕方がない。
「準一郎は他の女をたくさん抱いてきたんでしょ?」
「なぜたくさんなんです?」
「最初から手慣れてた…経験豊富なんだと思った」
「たくさんと言うほどの女性と深い関係になってません。現場の刑事が忙しいのはご存知でしょう?私の過去に嫉妬しても仕方ないことではありませんか?」
「一番最初が良かったの。準一郎の初めてになりたかった!」
勝ち気な瞳が潤んでいる。
叶えてやれぬ願いだ。
「一番じゃなきゃ嫌」
涼子が哀れで愛しく、強く抱きしめた。
全身の血が熱くたぎってくる。
「今、私の一番はあなたです」
「これからずっと一番?」
「ええ」
「もう、離さない。一生ここにいなさい」
深く口づけ胸を揉みしだく。
柔らかく身を任せる涼子の腰を抱き寄せて鎖骨に唇を這わせた
《続くはず》
247休日:2009/04/22(水) 18:19:14 ID:BjUyecty
>>246

馴染んだ躰が愛撫に紅潮していく。
ふと我にかえった。
なぜこんな展開に?
これは罠か?
涼子の言葉に嘘はない。しかしそれを巧みに用いた罠だ。
抑えがたい欲望と衝動を振り切った。
小さく喘ぎだした涼子の躰を離す。
「さあ、出かけますよ」
涼子は目を丸くして呟いた。
「最近、ほんとに察しがよくなったわ…でもここで止めるなんてひどい」
そして私の首に抱きついた。
「負けた。今日は言うとおりにする、ダーリン!」
「涼子!?」
また新しい呼び名が増えた。
「でも明日になったら…」
「あなたが眠りに落ちるまでお望みのまま。約束です」
「じゃあ他の女性に試したことないやり方で抱いて」
「まだ、こだわってるんですか? 昔のことをわざわざ思い出せと?」
「う…ん、そうね。じゃあ忘れて、昔の女の人のことは全部」
「あなたが言い出さなければ忘れてました」
「ほんと?」
私の頬に口づけて涼子はベッドを離れる。
「すぐ支度するわ!」

それから私たちは連れ立って新緑で輝く街をあちこちそぞろ歩いた。
涼子は私の腕をとり歩きにくいほど躰を預けてきた。
「何よそ見してるの?」
「あなたが目のやり場に困るような服を着るからです」
「準一郎に見せるために着てるのに」
拗ねて絡めた腕に力をこめる。
ワンピースの胸元からこぼれそうなふくらみがまぶしい。
「準一郎に抱かれるようになってからまた大きくなったみたい」
「どんなに誘惑しても今日はダメですよ」
「わかってる。キスもだめ?」
涼子の唇にそっとキスを落とした。
「このくらいなら"健全"じゃないですか?」
「ふふふっ、泉田クンはお堅いのね」
「地味で真面目な地方公務員ですから」
「そうかな?気づいてないだけだと思うけど?」
「何にですか?」
「教えてあげない。あ、アイスクリーム!半分ずつするから二種類買って」
「はいはい」
甘えてくる涼子が愛しい。
私たちは街中の嫉妬と羨望の視線を受けながらデートを楽しんだ。

陽が落ちて最初に目に留まったレストランで食事をし初めてのバーで軽くお酒を飲んだ。

もうすぐ今日が終わる頃、帰宅してすっかり準備を整えると何も身につけずベッドに入った。
時計の秒針を見つめ肌を寄せ合い待ちきれない思いで明日へカウントダウンする。
「…5、4、3、2、1、」
カウント0は万感の思いをこめて繋がったふたりの熱い吐息に溶け込んでいった。

《まだ続く》
248名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 18:24:19 ID:BjUyecty
>>247

お互いを貪るように激しく愛し合った後、まだ火照っている涼子の躰を左腕で抱き寄せた。
「準一郎」
私を見上げて問いかける。
返事の代わりに汗ばんだ額にキスをした。
「準一郎のこどもが欲しい」
「涼子!?」
左腕に力を込めて抱きしめた。
完全無欠の絶世の美女、しかも誰より愛している女に自分の子を望まれる喜びは言葉にし難い。
しかし何かが引っかかる。
それを思い出して尋ねた。
「まさかタマゴで産まないですよね?」
涼子がなぜか満面の笑みを浮かべる。
「覚えててくれたの?」
「ええ、まあ。カナダに行った頃から私のこどもを産むつもりだったんですか?」
「あたしは最初からその気よ。いつ抱かれてもいいと思ってたの」
「ですが…」
黒蜘蛛島事件の時はまだ上司といやいや従う部下だった。
「あたしが本気で望んで叶わないことなどないもの」
「そうでしたね」
私の胸に顔をうずめて何やら呟いている。
「アタシノオモイドオリニナラナイノハ、ジュンイチロウグライダワ」
「なんですか?」
顔を上げて私を見つめる。
「なんでもないわ。安心して、ちゃんと十月十日お腹で育ててから産むわ」
「そうしてください。今までも避妊はしてませんが、何か特別に…」
「意志の確認をしただけ。授かりものだから自然でいいのよ」
そういうと身を寄せて眼を閉じた。
眠いのだろう。昨日も一昨日も寝不足気味だ。
私も目を閉じた。

微睡んで目覚めると涼子の顔が目の前にあった。
「眠い?」
「ええ、少し」
涼子は私に躰を預け、さわさわと私の身体を撫でている。
何度抱いても欲望が尽きず、飽くことのない躰が密着している。
我慢できない。
起き上がって涼子を組み敷いた。
「子づくりしますか?」
「今日はダメよ」
「え?」
断られるのは初めてだ。
「一昨日までなら可能性あったけど今夜はもう安全日だもの」
「そういう意味でしたか、すみません。こういうことに疎くて」
涼子は私の首に腕をまわす。
「わかってる。内緒だけど準一郎の男女の機微に疎いとこ好きよ」
「本人に言ったら内緒になってません」
「あら、そうね」
微笑みかけて首に回した腕に力を込めて私を引き寄せる。
「もっと内緒だけど…」
耳元で囁く。
「ワイルドでエッチが上手な準一郎は大好きなの」
「あなたといると野性が目覚めるようです」
「ふふふ。多分赤ちゃん出来ないけど、もう一度抱いて」

《まだまだ続く》
249休日:2009/04/22(水) 18:38:45 ID:BjUyecty
>>248

両頬に手を添えて口づけ舌を絡め合いながら愛撫の手を胸に下ろす。
さっき放ったものと涼子の愛液で溢れる秘所に指を差し入れて刺激した。
手と口で両の乳房にしつこく愛撫を続けた。
溢れる蜜で手がびしょ濡れだ。
「あ、あっ、や、そんなに」
愛撫を止めると悩ましげに私を見つめる。
「止めないで、すごく気持ちいい」
「もう欲しいんじゃないですか?」
「来て、お願い。ああっ」
繋がって素早く律動を繰り返す。
首筋へのキス、誘うように揺れる乳房への愛撫も怠らない。

抱き上げて膝に乗せ対面する。
涼子はしなだれかかり自分から腰を振る。それに合わせて突き上げた。
「気持ちいい。抱きしめて」
腰を引き寄せて密着する。
「準一郎」
切なそうに私の名を呼ぶ。
口づけると強く締めつけてくる。
限界だ。
そっと横たえ脚を開かせ腰を寄せて攻め立てた。
「準一郎、準一郎、準…あ、いや、いい、あ、あ、あ、あっ」
大きく開かれていた脚を両手で引き寄せさせて、深く深く侵入する。
先端が固いモノに当たっている。
「やだ、こんなの初めて!準一郎、や、なに?あっあっあっあっ………」
狂ったように躰をくねらせてよがる涼子の様子がおかしい。
侵入すると柔襞に迎えられ、退くと締めつけられる。
あまりの心地よさに動きを止めることができない。
「あ、あん、あん、準一郎、準一郎、やああっ」
涼子の腰を掴んでいっそう深く打ち込んだ。
翻弄されて枕とシーツを掴み息も絶え絶えに私を受け入れる涼子が愛しい。
身ごもったらしばらく激しいのはおあずけだ。
それまでは存分に可愛がろう。
「準一郎、準一郎」
私の背中に腕を回してしがみついてくる。
「じゅんいちろぉ、あ、いやーーーーっ」
涼子の叫びと共に放つ。
私の下で涼子がくったりしていた。

《続く》
250休日:2009/04/22(水) 18:53:56 ID:BjUyecty
>>249

「涼子!」
気を失っているのか?
髪を撫で唇や額や鼻に軽いキスを散らしながら気づくのを待った。
ふーっと、長い息をして涼子の双眸に輝きが戻った。
「大丈夫ですか?」
まだぼんやりしているようだ。
「う…ん、何が起こったの?」
深呼吸して四肢を伸ばしている。
乱れた髪、色づいた肌、伸びやかな腕と脚。
閉じられた瞳。
どこも美しい。
優しく髪を撫で続けた。
ゆっくりと眼を開けて私を見る。
「どこかに飛ばされたみたい」
私の手を握って力なく呟いた。
「どうして?」
「気を失われたのは初めてで私にも…」
みるみる瞳に力が宿る。
「準一郎の初めて?」
「ええ」
柔らかく抱きついてきた。
「とても良かったの」
私を見上げて瞳を輝かせている。
人には忘れろと言っておいて私の過去を忘れられなかったのは涼子自身だ。
「準一郎」
私の手を握りしめ、そのまま夢の世界に旅立った。
人並み以上に健康な涼子なら奇怪な事件や大捕り物で忙しくならなければすぐに身ごもるだろう。
来年には父親かもな。
腕でしっかりと涼子を包み込み私も深い眠りに落ちた。


《もうひとつ》
251名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 19:05:02 ID:CD0UgViO
あああ投稿規制に引っかかってしまったのか?!
読むことに没頭してて4円忘れてましたすまん神よ。
252休日:2009/04/22(水) 19:06:01 ID:BjUyecty
>>250




東京が梅雨入りした日、涼子の妊娠を知った。
ヒールとミニスカートは相変わらずだ。
「ダサくないマタニティドレスやヒールを注文した」そうだ。
激しく愛し合うことはタブーだが3日と離れていられないので医者の指示に従って時々抱いている。
今夜も挿入したまま動かさずに涼子を膝にのせて優しく愛撫している。
「気持ちいい」
「あなたは動かないでください」
「うん。準一郎はこれでいいの?」
「ええ。充分です」
「ほんと?浮気しない?」
「しません」
「こんな風に抱かれても大丈夫なら何人産んでもいいわ」
「何度も産休を取ったら女性初の警視総監の座が危ういのでは?」
「お由紀ね。警視総監なんて熨斗つけてくれてやるわ。私には世界征服があるし」
「本気ですか?」
「もちろんよ。それに」
微かに膨らんだお腹をいとおしむように撫でる。
「警視総監より準一郎とあたしのこどもが大切」
あまりの可愛らしさにいってしまった。
引き抜いて後始末をしながら涼子を下ろす。
「さあ、冷やさないように」
寝間着を着せて寝かせる。
「おやすみ」
キスをして涼子を抱え込む。
丸くなって眠る姿はまるでタマゴを温めているようだ。
護るべきものが増えていく。
涼子とまだ見ぬ我が子を腕に抱いて眠りについた。

《終わり》

シリーズもこれで完結。
お涼は幸せだろうか?
253名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 20:39:54 ID:CD0UgViO
戻ってきたら完結してたーありがとうございます神よ。

あれだけ活動するんだから筋肉柔軟だろし安産そうだなあ(立会いはしない気がする)。
母乳派なんだろうか。男児だとおっぱい独り占めされた泉田が悶々と…頭では理解していても。
女児だとパパ争奪戦が成長するにすれ激化することだろうしwどっちにしても泉田キノドクスwwwww
254名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 00:00:02 ID:4vsaZu7G
かわいいよ、お涼。

泉田の過去、特に「最初」に嫉妬するのはかわいすぎる。
「最初」ってのは、その時じゃないとなれないんだよな。
そんな私も、ダンナの過去(同じく元カノ)に嫉妬して、ダンナの前で大泣きしたことがあるw

あとデートの描写とか、怪物を相手に闘ってる二人からすると、普通に平和でほのぼのしててよかったな。


このシリーズ、もう終わっちゃうの?
まだまだ色々な話が読みたかったから、子供の話はあまりうれしくないな。
でも作者さんが終わりなら、終わりなのかな。残念。


お涼、幸せそうでよかったよ。
255名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 01:18:09 ID:rOw9IqK/
>252
GJ!!
お涼かわいいよお涼w
アニメでも 「ヽ(`Д´)ノ<入るのも出るのもあたしが一番なの!!」
とか言ってたもんなw
そりゃ「一番」「初めて」には並々ならぬこだわりがあるだろうなw
「内緒だけど(ry」のくだりも萌えたw
もうお涼デレデレだなwwww


>253
立会いはしないっていうかお涼がさせないような気がするw
出産間近の野生動物並みに気が立ってて
ヽ(`Д´)ノ<こんなみっともないとこ見せられるかー!!誰も入ってクンナ!!
みたいな感じで医療スタッフ以外締め出しそう。

で、比較的安産なんだけど悲鳴(むしろ怒声)が分娩室の外まで響いて
泉田は「こういう時男はホント頼りにならんよなorz」と(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
そして「あらあら涼子ちゃんたら騒々しいんだから」とか、案外平気な女性陣みたいな感じでw
256あとがき:2009/04/23(木) 14:13:58 ID:yXrZYsH6
>>251>>253>>254>>255
支援と感想(^人^)アリガトウ

お涼と泉田の第1子は多分男の子、のつもりで書いた。
詳しいことは「男女産み分け」でググって。
涼子の悪運は安全日の神話も通じない。
欲しいと思えば手に入る。

子沢山で賑やかになるといい。
階級は下でも一家の主、涼子の夫に相応しい貫禄がついた準一郎に一番愛されお涼が幸せであるように願ってこのシリーズはこれで完結。

原作なんかを見直す度に脳内補完と妄想が溢れてくるので、また来ます。
ふたりを他人に戻して1から出直し…なんて事ができるのが二次創作、パラレルワールドの良いところ。
原作者には出来ない楽しみw

それでは(^^)/~~~
257名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 22:45:53 ID:ZaoZ18NB
>>256


保守
258名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 16:44:59 ID:rBsENN/p
世界征服してこそ魔女王お涼の幸せ
259名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 20:02:49 ID:ssTqkXdd
保守
260名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 00:25:39 ID:08acegXQ
>256
子沢山になっても兄弟間の力関係は両親と同じく女の子>男の子になりそうなので、
長男は大きくなったらカーチャンと妹達に日々ぶん回されて
「ほんとウチの妹達ときたらorz」みたいに父ちゃん共々ボヤいてそうだw

お涼の怪奇引き寄せ体質は遺伝するっぽいから、子どもにも同じ体質出たら
別の意味でも賑やかになりそうww
261名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 18:42:30 ID:KfFWeLgk
>>238
そのネタもらっていい?
262238:2009/05/01(金) 00:08:56 ID:dEIRl9j2
>261
煮るなり焼くなり好きにして下され(・∀・)ノシ
263261:2009/05/01(金) 00:42:56 ID:aJvJAUgv
>>262

やった\(^^)/
貰った。

で、お返し
こんなんできました
264桜田門事変番外編:2009/05/01(金) 00:45:26 ID:aJvJAUgv
眠かった。
酔いも手伝って「12日の木曜日」を見ている時から眠かったのだ。
屋上庭園で「このままベッドに連れて行け」と言った涼子を抱き上げてしまったのも、
目を閉じた涼子に口づけてしまったのも、
眠くて正しい判断ができなくなっていたからだ。
シャンパンの香りが残る吐息に我を忘れた。
涼子は頬を染めて私を見上げ
「連れて行って」
ともう一度命じた。

ベッドに横たえた。
これ以上ここにいてはいけない。
「私はこれで失礼します」
「なんで?泊めてあげるって言ったでしょ」
「もう始発が動きます。それにあなたは少し酔っておられます」
「ふん。意気地のない男ね」
涼子はガウンを脱いでキャミソール姿になる。
「ダメよ。キミはここで寝るの」
ぐいっと引っ張ったネクタイをほどきワイシャツのボタンをはずし出す。
「何をなさるんですか?」
「このまま寝る気?寛げないでしょ」
「やめてください。ここで眠るわけにはいきません」
「なんでさ。アタシが許可してるのに」
「警視!」
すでにワイシャツを床に放り投げた涼子はズボンのベルトに取りかかっていた。
6歳も年下の女の上司にここまでされる理由はなんだ。
俺は涼子のおもちゃじゃない。
腹が立ってきた。
涼子はファスナーを下ろし、ズボンを引き下げる。
重量に逆らえずズボンは私の足元に落ちていった。
「さ、いいわよ。いらっしゃい」
上掛けを持ち上げて微笑んでいる。
美しい肢体が誘っているように見えた。
欲望と苛立ちが理性に勝った。
男の怖さを知ればいい。
飛びかかるように涼子を押し倒してフレアパンティを乱暴に引き抜いた。
「え、泉田クン?」
豹変した私に驚いているようだ。
しかし生気に溢れた瞳で私を見つめると
「いいわ。来なさい」
と言って躰を開いた。
愛撫もせずにいきり立つ欲棒を突き立てた。
いや正しくは貫いた、だった。
きつい膣は一瞬侵入を拒んだが、勢いが止められず私は一気に根元まで納めてしまった。
「くっ」
涼子の顔が歪む。
「まさか…なんで言わないんですか!」
「うるさいわね!言ったらお人好しの泉田クンはどうした?」
答えは明らかだ。
「ここでやめる気?」
「しかし」
「続けなさい!」
仕方なくゆっくりと挿入を繰り返す。
無数の襞に包まれて背筋にしびれがくる。
「なにモタモタしてるの?」
顔を上気させた涼子が私を見つめている。

《次へ》
265桜田門事変番外編:2009/05/01(金) 00:47:02 ID:aJvJAUgv
>>264
「あの、痛いのでは?」
「そんなこと気にしなくていい!」
人が気を使ってるのに、なんて言いぐさだ。
こうなったら徹底的に犯してやる。
涼子を四つん這いにして打ち込んだ。
「ああっ!」
上司を、キャリア官僚をこんな格好にさせて気分が良かった。
しかも相手は薬師寺涼子、絶世の美女だ。
躰も極上だということに気づいた。
征服欲を満足させられ気が大きくなる。
「あ、いや熱い」
私は一度めの迸りを躊躇せずナカに放った。
そのまま横たわり背後から胸を揉みしだき右脚を高く上げて突く。
涼子の喘ぎ声が一際高くなる。
次々と体位を変えて陵辱し続けた。
2度めを放った後、肩で息をする涼子を起こした。
「まだだ。さあ、これを」
「え?」
すっかり大人しくなった涼子が元気のなくなった私の分身を手で愛撫している。
「口でしてごらん」
なんてことだ。
誰にひれ伏すことのない女が素直に跪いて私に奉仕している。
稚拙だが一生懸命やっている姿にほだされ、すぐに回復した。
「もういい。離しなさい」
「あ」
従順になった涼子を組み敷いて心ゆくまで抱き続けた。
《まだまだ》
266桜田門事変番外編:2009/05/01(金) 00:49:01 ID:aJvJAUgv
>>265
「泉田クン、起きなさい」
いつの間に眠ったのだろう。
涼子を下敷きにしたままだ。
「重いわ。どきなさい」
「うわっ!すみません」
脱ぎ散らかされた服、乱れたベッド、
何カ所かうっすらと赤く染まったシーツが全て事実だったと証言している。
「まったく、一緒に眠るだけのつもりだったのに。マアイイワ、イイシャシンモトレタダロウシ」
最後の呟きは良く聞き取れなかった。
「あの、なんとお詫びしたらよいか」
「謝る必要ないわ」
「しかし…はじめ、うっ」
涼子に唇を奪われた。
「それ以上言ったら許さない」
「すみません」
「どのみち泉田クンにあげるつもりだったのよ」
「どういうことですか?」
「信じられない。そんなことアタシに言わせる気?少しは自分で考えなさい」
すっかり女王に戻っている。
「わからないから聞いてるんです」
「うるさいわね、ごちゃごちゃ言わない。罰よ、もう一度抱きなさい!」
「ええ?しかし出勤時間が」
「呂芳春に連絡なさい。上司命令、今日は有給よ」
「理由は?」
「そのくらい考えなさい。そうね、まだ公に出来ない極秘捜査になさい」
「極秘捜査?」
「あら、泉田クンはアタシに聞きたいことがあるんでしょう?トクベツに事情聴取しなきゃ黙秘続けるわよ」
出勤前の貝塚巡査に連絡し、誘われるまま涼子を抱いた。
酔いも眠気も覚めていた。
なぜか抱くと従順になる涼子に私はいつの間にか「年上の男」として接していた。
事情聴取は成功した。
ずっと私に恋をしていたと素直に白状した。
私には恋愛感情がないことを正直に告げると「それでもいいから今日は抱いていて」と涼子は懇願した。
体だけの関係など背徳的で受け入れられそうになかったが、道徳心に背いて涼子の躰にのめり込んでいった。
《もうちょい》
267桜田門事変番外編:2009/05/01(金) 00:51:54 ID:aJvJAUgv
>>266
「有給だって?」
丸岡警部がお茶をすすりながら尋ねる。
「はいー。まだ公に出来ない極秘捜査だそうですぅ。泉田警部補から連絡ありましたぁ」
「泉田警部補から?警視でなく?」
「珍しいですよね。警視の休暇も泉田警部補が申請するなんて、電話をしてる時ご一緒だったようですが」
「何時だ?」
「はい?」
「電話が来たの」
「えーと着歴が6時…」
「ああ、いい。わかったよ」
丸岡警部は含み笑いをしてお茶をすすった。
貝塚巡査と阿部巡査も事情を察したが平和な1日に波風立てる必要もなく口を噤んだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「大スクープだ!」
「警視庁キャリア、部下にお泊まり強要!でどう?」
「おい、写真は?」
羽原が益子に確認する。
「決定的瞬間が何枚も撮れてるわ!最上階に住んでるから不用心なのよ。あれ?なにこれ?」
変な光や影が写りこんでまともな写真が一枚もない。
そして突然全てのデータがエラーになった。
「いやーっ」
早朝の公園に悲鳴が響いた。
「関わるのはよそう。忘れるんだ!」
ふたりは一目散に逃げ出した。
《もう一丁》
268桜田門事変番外編:2009/05/01(金) 00:56:18 ID:aJvJAUgv
>>267

数日後、涼子は独りで白水仙にいた。
「ええっ!ほんとに?準ちゃんと結ばれちゃったのぉ。きゃー涼子ちゃんたらっ」
ジャッキーが身悶えしながら祝福する。
「どうだった?準ちゃん優しくしてくれた?」
「それが…」
事の顛末を聞くとジャッキーは自分のことのように悲しんだ。
「記事にもならない、外堀も埋まらない、失恋したし、アタシらしくない」
「涼子ちゃん…アタシも外の顔と本当の姿は違うわ。薬師寺警視と恋する涼子ちゃんは違ってていいのよ」
「そうね、でもあの日だけの関係で終わりかも。あれ以来夕食にも誘えやしない」
塞ぎ込んでテーブルに肘をつき水割りの氷を弄ぶ涼子に付き合ってジャッキーも沈黙を守った。

落ち着いた靴音がドアの前で止まった。視線を送ったジャッキーは背の高い見慣れたシルエットを確認した。
「涼子ちゃん、ほんとに失恋したの?」
「え?」
ジャッキーが扉を示す。
振り向くと穏やかな微笑をたたえて泉田が入ってくるところだった。
「何しに来たの?」
「お迎えに上がりました」
「何?急用なの」
「いいえ、大切な上司を何日もこんな状態で放っておくわけにはいかないでしょう」
「大切な上司…聞いた?ジャッキー」
自棄になりながら涼子が水割りをあおった。
「おかわり頂戴」
「いけないわ、涼子ちゃん。準ちゃんと帰らなきゃ」
「さあ、警視」
涼子の腕を優しく取る。
冷めた目を向ける涼子の耳元に泉田は囁いた。
「お迎えは口実です。私は惚れたと言われてヤリ逃げなんてできません」
ジャッキーに目配せして泉田は涼子を連れ出した。
「寒くありませんか?」
泉田はコートの中に涼子を包み込んだ。
「泉田クン?」
「あなたの躰が忘れられない。愛してもいないのに卑怯ですか?」
「そうね」
「あなたはそれでもいいとおっしゃった」
「言ったわ」
「明日は非番です。今夜は泊めてください」
「な…ひどい男ね。いいわ、泊めてあげる。存分に抱きなさい」
「ありがとうございます」
「一晩で絶対惚れさせてみせるわ!」
宣戦布告。
涼子の瞳が輝いた。
負けるケンカはしない人だ。
「キスはしてくれないの?」
「かなわないな」
泉田は、今はまだ愛とか恋にはほど遠いが涼子に溺れそうな予感がした。

《終わり》

ネタありがとうm(_ _)m
269名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 12:31:29 ID:2Pz7Yvav
お、ワイルドな泉田くんだ。GJです。

バックや、なめさせて征服感を満たされる泉田くんは、やっぱり男だよな。

でもワイルドに無理やりヤってんのに、「痛いんじゃないですか?」とな「大丈夫ですか?」って気遣うあたりが、
やっぱり泉田くんなんだよな。完全な悪人にはなれない人だよね。
まぁそれに応えるお涼の返答もまんまな感じwもっと弱気なオンナノコになっちゃいなよ、お涼w
ああ、でもジャッキーのお店では「恋するか弱いオンナノコ」になってたね。あわいいよ、お涼。

もっとワイルドな強引な泉田くんも見たい気がする。

最後にジャッキーも登場、いい仕事してますな。


>>261のレス間違えてたから、>>260の子供ネタでエロパロかと思ってた。どう?w
270262=238:2009/05/01(金) 22:29:57 ID:dEIRl9j2
>268
GJ!こちらこそありがとう!
my妄想をこんな萌えるSSにお色直しして返してくれてホント嬉しいw


アニメでも「身を挺してお涼を庇う行為は、彼が無意識下ではお涼を愛している証し」
と看破されてるけど
恋愛感情が無いんじゃなくて、自覚ないだけだろと泉田を小一時間問い詰めたいw
お涼にとっては「一線越えたら却って距離が遠くなった」って事で
事の後数日間のお涼の心情考えたらセツナス
泉田絡むと普通の女の子になっちゃうあたり、お涼かわいいよお涼
271名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:24:00 ID:kk9d5AAl
ここまで涼子とゆきこなし
272名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 13:37:12 ID:mpCAqGBb
273名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 00:20:36 ID:VtYirD1p
>>269
ワイルドな泉田クン…
次に妄想するときは頑張ってみる
今のところ妄想ネタはDVD4巻の「薬師寺喪南美危機一髪」しか残ってない(ノ_・。)
早く新作〜
ところが原作者は今、中国ものを書いているそうな
お涼さまはまだ待ちかなσ(^_^;)?
274名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 22:51:56 ID:hrv6My/a
>>273
それをはやく投下してくれ
275273です:2009/05/07(木) 18:00:30 ID:XkzdEJa5
>>274

プロットはできてる。
文章もあとちょっと。
最近続けて投下したので他のSS作家さんの作品がこないかな?と思って待ってる。
作風変わらないと飽きるっしょ
276名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 20:35:04 ID:ZVP0RfFT
>275
ノシ
お涼が泉田押し倒すとこまでは書けたが
現在規制中orz
投下は早くて週明けかなorz
277名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:38:24 ID:hN1AuJzE
>>275-276
期待してズボン脱いで待ってます
278275だけど:2009/05/12(火) 21:56:53 ID:cS0bIPlz
>>277

風邪ひくからまだ履いてて
泉田クンをワイルドできない…
あんまりワイルドな経験ないからかなぁ
それとも泉田クンのキャラが悪になりきれないのか?
本職の作家さんは凄いね
自分を超えるものは書けないよ
279276:2009/05/12(火) 22:45:43 ID:irb6TBrf
>277
まだPC規制中orz
週末まで長引く予感なのでまだ履いててw


>278
わかる気がするw
お涼をヤッてる最中はワイルドかつ容赦なしでも、
どこかで「完全な悪にはなりきれてない」描写を入れないと
何か泉田らしくならない。
280名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:38:34 ID:tgt7uWLg
ワイルドな泉田くん、悪になるっていうか、ソフトSな泉田くんが見たいな。


お涼の腕をネクタイでしばったり、目隠ししてヤっちゃったり、
就業中に、参事官室の椅子に泉田くんが座ってお涼になめさせるとか、
お涼に窓ガラスに手つかせてバックで攻めるとか、ディープキスしてるんだけど、
漏れる声に「みんな隣にいますよ」とか、言われてお涼が恥ずかしくて赤くなるのとかも読みたいな。

ごめん、自分の欲望ばっか。


でもここの職人さんたち、原作のイメージ壊さずにしてキャラが動いてるから、十分すごいと思います。
だって原作者さん、こんな濡れ場なんて絶対書いてくれそうにないし。
いつもありがたく読ませてもらってます。ごちそうさまです。
281278だけど:2009/05/13(水) 16:59:32 ID:OtGXr1L1
>>280

そのアイデア頂戴。
次のネタに使っていい?

とりあえず「薬師寺もなみ危機一髪」後日談できた。

>>279さんの規制解除&投下待ち
282280だけど:2009/05/13(水) 17:12:09 ID:B4q1vv0l
>>281さん、どうぞどうぞもらってください。熨斗もリボンも付けます。

ぐへへへへ、みなさんの投下待ってます。
283281だけど:2009/05/15(金) 22:42:18 ID:00xOKXEU
保守兼ねて非エロ投下
>>245のその後
書かないと言いながら有言不実行

【休日 外伝】
甘くていい匂いだ。
お日様の匂い。
規則正しい心音が直に伝わってくる。可愛い私の…
「準一郎」
瑞々しい唇が朝のキスをくれる。
目を開けると麗しい妻が私の顔を覗きこんでいた。
「おはよ」
「おはよう」
あらためてキスをした。
私の両脇には長女、次女がパジャマを掴んだまま寝ていた。
「まったく、この娘たちは。準一郎はあたしのものだってちゃんと教えなきゃ」
「まあいいじゃないですか。ところであなたはどこで寝たんですか?」
「可愛い騎士たちと客間で。もういっぱしの男気取りであたしと赤ちゃんを守るなんて、可愛いったら」
三男二女に恵まれて、涼子のお腹には六人目が宿っている。
後10日もすれば産まれてくる。
娘2人は鬼退治や魔法使いをやっつける童話が大好きだ。
昨日もせがまれて読んでいる間にパジャマを掴んで眠られて身動きとれなくなった。
それを見た涼子が嫉妬して息子たちを連れて客間に行ったという次第だ。
ほぼ年子で5人。
涼子は産前産後休暇もほとんど取らずに長男、次男、長女、次女、三男と毎年のように産んでいる。
三男が産まれ、まもなく6人目ができた時、私は「警視庁一の種馬」と言われた。
5人産んでも美しい涼子はやはり哺乳類ばなれしている。
いまだに3日と離れていられないのでその名は甘んじて頂戴した。
しかし可愛い妻と元気な子どもたちとの生活になんの不満もない。
お祖父様(弘毅氏)も孫かわいさに度々訪ねて来て、もっと作れと言う。
「ほら起きなさい。準一郎が遅刻するじゃない!」
薬師寺家から派遣された専任の育児係もいるが家にいる時は涼子は育児の手を抜かない。
「お母さま、マリがパン焼けたって」
しっかり者で真面目な長男が呼びに来た。
涼子にそっくりな次男が廊下を走っていく。
三男はまだ一才。
私は娘たちを両手に抱き上げた。
「さあ一緒に歯磨きしよう」
「あ〜ずるい」
大きなお腹を抱えた涼子が拗ねている。
「あなたも一緒に行きますか?」
「いじわる」
涼子の耳元で囁いた。
「今夜は子どもたちを早く寝かせましょう」
「そうね」
嬉しそうだ。
「パパ、ママとないしょばなし、いや」
やれやれ。涼子が3人いるみたいだ。

その後まもなく三女が産まれ、半年後に7人めを身ごもった時「世界征服には充分かしらね」と涼子が呟いた。
「五大陸に一人ずつとどこですか?」
と聞くと
「冗談よ」
と笑った。
《完》
284名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 23:43:46 ID:OU3leCop
>>283
GJ!いい栄養補給になりますた。乙
285名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 16:39:19 ID:r5fPjFB7
警視庁の種馬、ワロタ。

でもそれを読んで、新宿の種馬を懐かしく思い出したのは、自分だけだろうか。

毎年妊娠出産はキツいだろうな。でもマリとリューが面倒みてくれるだろうから、
そのへんは心配しなくていいかな。

心配なのは、男の子が生まれても、女の子が生まれても、両親の愛情と共に異性としての嫉妬心も芽生えると。
かわいいなぁ。


でも泉田くん、年子ならまだしも、同じ年度の年子は(4月生まれと翌年3月生まれ)ってのは、
親も子供もかわいそうだから、 適度に節度を守ってくれw
286名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:44:44 ID:2J0KsDsB
GJ!
五大陸+地底+冥王星で丁度7人かなw

確かお由紀が8人姉妹の末っ子って設定だったから
「あと二人産んだら室町家の記録を抜けるヽ(`Д´)ノ」みたいな感じで
お涼とお祖父さまが気合い入っててもうちょい頑張りそうだがw


>285
>でもそれを読んで、新宿の種馬を懐かしく思い出したのは、自分だけだろうか。
ノシ
「新宿ならぬ桜田門の種馬か」とか思ったw
まあ哺乳類離れしてるし本気出したらタマゴで産めるらしいから
毎年妊娠出産でも多分大丈夫なんだろうなw
287名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:40:24 ID:AjGHyLWl
>>285
長女「あたしパパと結婚する!」
次女「ダメ!パパのお嫁さんはあたし!」
三女「ばぶぅ」
涼子「何言ってんのさ。準一郎はあたしのものだって何回教えればわかるの!!」
長女・次女「パパ、誰を一番愛してるの?」
三女 ぺとぺと(抱っこされて泉田の頬に触る音)
泉田「・・・」(何て言やいいんだ)
長男・次男・三男「お母さまは僕たちが守るよ」
涼子「いい子ね。準一郎よりカッコイイ男になるのよ」
準一郎「涼子?」
涼子「バカね。キミはあたしの一部なんだから心配しなくていいの」
本気でいちゃつくふたり。
子どもたち(この夫婦は…)

ですね。
わかります。
288名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 09:19:02 ID:ngNYx6wR
>>287 GJ

それはそれで萌えた、かわいいぞ。
泉田の困った顔、前のネタにあった「トルコ料理を思い出して後ずさりする」場面同様、容易に想像出来たw
289名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:19:33 ID:Yv6bSM7A
>288
( ̄− ̄;)
こんな感じかw<泉田の困り顔


まあ子供も物心付いた年頃の子は
( ̄− ̄;)。oO(どこまでバカップルなんだうちの両親…)
とか同じ顔してそうだがw
290名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:44:29 ID:iRKUQMMg
>>289
泉田クンは本来SPにもなれるほど容姿端麗のイケメンなのだが
漫画でも輪郭歪んだ顔で目が点や線になることが多い。キノドクス

>>279さん来ないね
涼子が泉田を押し倒すの早く読みたいな。
o(^o^)o
291名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 01:15:46 ID:z7H3J1y0
漫画版は今月のアフタヌーンでの「あーん」のシーンが
萌え死モノだったらしいのでwktkだw
292名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 17:30:48 ID:MCvUjafZ
規制解除まだ?
293名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:58:03 ID:avo7xoXn
>>279
規制長いね

仕事休みだから明日の夜
「薬師寺もなみ危機一髪」の脳内補完の最初のブロック落とそうか?
頂いた妄想ネタも入れたら5話くらいになった
294名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 18:21:59 ID:K/KUnYix
>>293 よろ。
295逢瀬1:2009/05/26(火) 22:43:50 ID:LLO/Ec6/
浜町にあるJACES所有の音響スタジオで今回の事件の捏造映像の監修(だったのだろうか?)を終えた後、
「泉田クン、今夜空いてる?」
と涼子に誘われた。
特に予定もないのでお供する事にした。
連れて行かれたのは、いつぞやの料亭。
先に案内されて座っていると着物に着替えた涼子がやってきた。
どんな席でも相応しい衣装を着こなすし、立ち居振る舞いも完璧だな。
これでもう少しおしとやかなら。
「お待たせ、始めましょ」
「今度は何ですか?」
「え?」
すでに先附に箸をつけていた涼子の手が止まる。
「隣の座敷、今日は誰が来るんですか?」
「なんで?」
「以前は防衛庁と国土交通省の、」
「泉田クン」
「はい」
涼子が呆れ顔だ。
「両隣は空室よ。いつも事件がらみとは限らないわ」
「はあ」
「アタシだってたまには捜査抜きで食事に誘うわよ」
差し出された猪口に酒を注ぐと優雅に飲み干した。
「美味しい。さ、泉田クンも召し上がれ。後始末も済んだしご褒美よ」
と銚子が差し出される。
「いただきます」
注がれた酒を呑む。
旨い。
勝てば官軍か。これは戦いの女神から与えられた勝利の美酒だ。
美味い肴に旨い酒、差しつ差されつ杯が進んだ。
「以前ここに連れてきていただいた事件の時のオオサンショウウオはどうしてますかね?」
相変わらず旺盛な食欲で箸を進めていた涼子に尋ねた。
「地下水脈の水に満たされたリゾートの廃墟で元気にしてるわよ、きっと」
「あいつは警視が助けてくれると分かってたんですね。ずっとあなたを追いかけていた」
「まさか」
視線を逸らして焼き魚をほぐしている。
美しい。姿形だけでなく動作のひとつひとつに無駄がなく流れるようだ。
酒が入って口が滑らかになっていた。
「あなたは優しい」
「何よ、突然」
「今日の映像はもなみちゃんのためだけではなく、丸岡警部や貝塚巡査、阿部巡査をJACES幹部に紹介するためのものでしょう?」
「…何の話?」
「これから先もあなたの部下でいればまた組織に敵対する可能性もある。勝てばいいが負ければ…」
「アタシは勝てない戦はしないわ」
「ええ。でもあなたは無鉄砲に見えて堅実に事を運ぶ方です」
「そうだとして…ひとり忘れてるわ」
「え?」
「キミも出てたでしょ」
「ああ、そうでしたね。ありがとうございます」
「キミは自分のことは後回しなんだから」
微笑んで立ち上がり私の隣に座る。
「警視?」
「さ、つまんない話はおしまい。呑んで」
「はい、いただきます」

《続く》
296名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:53:10 ID:LLO/Ec6/
>>295

少し酔ってきた。
涼子が注ぐ酒にすっかり気持ちがほぐれていく。
「けっこうイケるのね」
銚子に伸びかけた涼子の手を無意識に握りしめた。
「泉田クン?」
少し頬を赤らめて私を見上げている。
美しい。
涼子が目を閉じた。
私はそうするのが当然のように肩を引き寄せて唇を奪った。
抵抗もせず受け入れられる。
柔らかな舌を絡め取る。
「ん…ふ」
たおやかで優雅だ。
戦車に乗って攻撃を指揮する姿とはあまりにも違う。
欲しい。
初めてだった。
いつもそばに控えていてもそんな感情を持ったことはない。
私は参事官の忠実な下僕なのだ。
主人に懸想するなど許されない。
しかし今、涼子は私に唇を許している。
待て…さっきの映像、
意識不明だった私に涼子がキスをしかけたあの映像は本当にCGなのか?
JACESの社員に見せるためのビデオにあのシーンはなぜ必要だったんだ?
「警視」
「なあに?」
顔を紅潮させたまま私を見つめる涼子に問う。
「鎌倉山の映像、本当にCGですか?わざわざ作らなくても」
興醒めした顔で私を睨む。
「野暮な男ね。今その話?まあいいわ、娯楽作品にはラブロマンス要素が必要でしょ」
「理由はそれだけではありませんね?」
「なによ」
「証拠はありませんが…」
もう一度キスをして胸に触れた。
大胆に行動したのは確信があったからだ。
「あ」
「あなたは拒まない。これでもCGだったと言い張りますか?」
「現実だったら?」
「まるで警視が私に好意を持っているような印象を…」
「そうよ!文句あるの?」
真っ直ぐに私を見つめる瞳が一瞬陰った。
「ありませんが…プライベートまであちこち引っ張り回された理由が分かりました。酷いですね公私混同、職権乱用です」
合わせから手を入れて直に乳房を弄った。
「ん…やあ」
恥ずかしそうに俯いている涼子の顎に手を添えてこちらを向かせる。
「これからは公私の別ははっきりしてください」
「…命令じゃなくてもそばにいる?」
「考えておきます」
着物をはだけて胸を露わにした。
ツンと上を向いた張りのある双丘がキツい戒めを解かれて飛び出してくる。
余裕もなくむしゃぶりついた。
「あ…泉田クン」
肌触りも弾力も申し分ない。
さしたる抵抗もしないので正座している膝を崩させて裾からも手を進めた。

《続く》
297逢瀬1:2009/05/26(火) 23:07:47 ID:LLO/Ec6/
>>296
「あ、いや」
しっとりしている秘所が直に触れた。
「下着をつけてないのですか?」
「着物の時はつけないわ」
「そういうものなんですか」
指を差し入れる。
「や、あ、あ、あ…」
みるみるうちに蜜が溢れて手を濡らす。
「感じやすいんですね」
「やだ。そんなこと言わないで。いや、ああんっ」
速度を上げて愛撫を続ける。
恋人と別れて1年以上禁欲生活を余儀なくされた私の分身はもう涼子を欲しがっている。
着物の裾を捲り上げ天井を向いた欲棒を取り出し涼子の腰を支えて下ろした。
「もう?そんないきなり…ああっ!」
根元まで一気に繋がって軽く突き上げてやると私の肩にしがみつく。
「こんなところで、いやあ。人が来たら」
「呼ばなければ来ないはずですよね」
「だけどここじゃ…隣の部屋に、お願い」
「隣?空室だとさっき」
「次の間に床の用意が。だから、お願い…はうんっ」
「なぜ?」
「お誘いスルーされてもいいから用意はしてたの…いつも」
「誘う?いつも?」
潤んだ瞳で私を見つめている。
少し躊躇ってから瑞々しい唇が動いた。
「好きなの。ずっと抱かれたかった」
人一倍行動力のある涼子がなぜ今まで強硬手段に出なかった?
黙って私にスルーされてたとは信じがたいが考える余裕はもうない。
「すみません。もう隣まで行ってられません」
畳に寝かせ律動を速めた。
「え?や、ああっ。泉田クン、あたし」
「何ですか?」
涼子が腕を伸ばす。
上体を傾けて覆い被さると強く抱きしめられた。
「ううん、いいの」
「警視?」
「やだ、階級で呼ばないで。敬語もやめて」
「…涼子」
瞳が涙で溢れそうだ。
「そんなに私を?」
唇で拭ってやる。
「いけない?」
「いや」
絶世の美女に泣くほど好かれて困る男はいないだろう。
その本性が例え稀代の魔女でも。
涼子の躰はかなりキツく久しぶりの行為に私の限界も近かった。
「くっ、もう」
「このまま」
「いいのか?…わかった」
深く頷く涼子の腰を持ってラストスパートをかけた。
「いやん、あん、はうん、んっんっんっ」
為されるがまま着崩れた着物姿で乱れている。
料亭でいきなり上司を抱くなんて乱暴な事ができると思わなかった。
33年気づかなかった自分の大胆な一面を知って奮い立った。
「涼子!」
「あっ」
迸りは長く続いた。
涼子は私にしがみついたまま喜びに震えていた。
《続く》
298逢瀬1:2009/05/26(火) 23:15:37 ID:LLO/Ec6/
>>297
閉じた瞳から涙がひと粒こぼれた。
「可愛い。いつもとこんなに違うのはずるいな。どちらが本当のあなたなんだ?」
「どっちもアタシ」
甘えるように寄り添ってくる。
舌を絡めてキスをした。
できることなら愛してやりたい。
どんな宝石よりも輝くこの女性を私は愛せるだろうか。
包容から解放するとしおらしく身支度を整えている。
だが帰したくない。
涼子の腕を取った。
「もう一度。せっかく布団があるんだ」
「でも、あの」
かまわず続きの間の襖を開けて涼子の手を引いた。
「泉田クン、待って」
「待てない」
帯を解くのに手こずった。
確かに引っ張ってくるくる回したくなる。
私は町娘を襲う悪代官か。
肌触りの良い絹を取り払うと見事な肢体が露わになった。
座り込んでしまった涼子を早く抱いてやりたい。
急いで服を脱ぎ捨てる。
「おいで」
手を広げて呼びかけると胸に飛び込んで来た。
遮る物は何もない。
抱きしめて全身で柔らかい涼子の肌の温もりを感じる。
横たわらせて髪、顔、耳、首筋にくまなく口づけた。
涼子の手が私を求めて伸びてくる。
指を絡めて手をつないだ。
首筋や胸を強く吸って紅い印を幾つもつけていく。
その度に手を握りしめてくる。
上半身にキスを降らし終えて、繋いだ手の甲に口づけた。
「背中を」
手を引いて起きあがらせると素直に背中を向けた。
しっとりした肌を撫でながらうつ伏せに寝かせた。
肩から滑らかな背中を愛撫する。
魅惑的なカーブを描くヒップにもキスマークをつけた。
そこから美しい脚へ、触れてないところがないようにゆっくりと撫でてキスを散らした。
もう一度仰向けに寝かせ足袋をはずして桜色の爪先を舐めた後、愛撫が太腿まで進むと膝を曲げ脚を大きく開いた。
花心に程近い柔らかなところを強く吸う。
「あ、何を」
私の頭を押さえて訝しむ。
ここにもマーキングするのだと答えると「やだ」と小さく笑った。
紅い印が薄くついたが物足りずもう一度強く吸って色濃く私の痕跡を残す。
「泉田クンに抱かれた印ね」
他の男がこれを見つけるだろうか?
胸にチクッと小さな痛みが走る。
言い交わした仲ではない。
一度抱いただけで美女を独占しようとする私は身勝手だ。
花弁に口づける。
「いや、見ないで」
「綺麗だ」
本当に綺麗だった。
ほとんど男に汚されていないようだ。
誘うように潤う瑞々しい花に唇を寄せ舌を這わせた。
《続く》
299逢瀬1:2009/05/26(火) 23:38:11 ID:LLO/Ec6/
>>298
「やだ。そんなとこ…ああ」
私の頭を両手で押さえ戸惑っている。
「(こうされるのは)初めてか?」
「え?」
顔が真っ赤だ。
「涼子?」
「…」
顔を背けてこっちを見ようとしない。
「まさか"初めて"だったのか?」
「…」
腕を引いて起きあがらせこちらを向かせた。
「なんで言わなかった?」
「そんなこと言えない」
「知っていたら」
「知ってたら?」
今夜は抱かなかったな、多分。
勝ち気な瞳が潤んでいる。
そんなに私に抱かれたかったのか。
仕方ない。
奪ってしまったものは戻らない。
そっと抱きしめた。
「痛くなかったか?」
「少し」
「我慢してたのか。バカだな」
髪をなでると甘えて躰を寄せる。
「バカって…ひどい」
むくれている口にキスをして胸を愛撫する。
「ん…」
再び秘裂に口づけて溢れる甘い蜜を舐める。
「あ、やん」
舌を伸ばしてねぶる。
「やっぱり恥ずかしい」
「なぜ?」
「こんなかっこう…」
「男はこういう姿にもそそられるんだ」
「でも」
「そのうち慣れる」
「そのうち?」
「もっと男を知れば自分から躰を開くようになる」
「やだ…」
「これは嫌か?」
指を潜らせて動かした。
「ううん。気持ちいい」
蜜が溢れてシーツを濡らす。
もういいだろう。
キスをしながらゆっくり挿入した。
「あ…ふ」
「痛みは?」
「平気、みたい」
「動くよ」
「うん」
ゆっくり腰を動かした。
大丈夫そうだ。
《続く》
300逢瀬1:2009/05/26(火) 23:48:20 ID:LLO/Ec6/
>>299
しかし涼子を気遣っていられたのは最初だけだった。
柔襞に迎えられキツく締めつけられて衝動を抑えられない。
悩ましい喘ぎ声と美しい肢体が乱れる様に耐えられず、奥へ奥へと導かれていく。
「いや」
涼子が手で顔を覆う。
「どうした?」
「泉田クンが動くと…音が」
繋がったそこは溢れる愛液で淫らな音を立て始めていた。
両手を握って顔から離すと恥ずかしそうに視線をおとす。
「いいんだ。涼子が感じてる証拠だ」
「そうなの?」
と不安げに問う。
知識はあっても実践が不足してる。
仕込み甲斐がありそうだ。
私の人生にこれほど美しく無垢な女性が待っていたとは。
恋人にふられ参事官室に配置され不幸続きだと諦めていたが不幸の元凶に希望が紛れ込んでいた。
久しぶりに心が沸き立つ。
次第に律動のテンポも上がっていった。
気づくと涼子の腰も動いている。
「やだ、どうして?いや、止まらない。あ、いやあ、気持ちいいっ」
困惑しているのか。
手を繋いでやると強く握りしめて離さない。
たまらなく可愛い。
締めつけられて私もいきそうだ。
「いやらしい腰使いだ」
「そんな…」
「いいんだ。俺も気持ちいい」
起き上がらせてキスすると、とろけそうな顔で私を見る。
「練習だ。支えてるから動いてごらん」
軽く背中に手を添える。
「どうやって?」
「気持ちいいところを探せばいい」
意識してやろうとすると動きがぎこちない。
さっきのは本能的なものだったのか。
いい躰になりそうだ。
恥ずかしさも手伝ってうまく動けないようだ。
一生懸命さが可愛い。
いじめたくなって突き上げてやる。
「ひゃん」
「今のは良かった?」
「うん。ね、もう一回」
「ダメだ。自分で見つけなさい」
「いじわる、時間ないのに」
「え?」
「泊まれないの、ここ」
「そういうことは早く言ってくれ」
このままでは終われない。
「練習はまた今度だ」
寝かせて深く繋がった。
「ああっ。や、こんな。激しすぎる、あ、あ、あっ」
私の背中をきつく抱きしめて慣れない行為に翻弄されている。
「ん。ああっ、や、どうしよう…」
熱が一気に噴き出していく。
「ああっ泉田ク…ン」
私は放ったものを押し込もうとするかのように無意識に腰を動かした。
涼子の躰は震えながら固く締めつけ私を離さない。
ふたりの腰の動きも止まらない。
抱きしめて何度も涼子に口づけた。
《続く》
301逢瀬1:2009/05/26(火) 23:49:50 ID:LLO/Ec6/
>>300
「だめ…時間だわ」
仕方なく離すと涼子は鮮やかな手際で着物を着付ける。
まもなく刻限を告げに来た女将の挨拶を涼しい顔で受けた。
見事な変身ぶりだ。

涼子を送り終電で官舎に帰る。
満員列車の窓に映るいつもと変わらぬ自分の顔を見ていると今夜の出来事が嘘のようだ。
常識はずれな上司とウブで可愛い涼子が交互に脳裏に現れる。
どちらもいい女だ。
温もりが甦る。
思わずニヤけた私を前の座席の若い女性が咎めるように見る。
まずい。顔が弛む。勤務中は細心の注意が必要だ。
窓を鏡にして表情を引き締めた。
涼子はもう眠っただろうか?
別れ際、ネクタイを掴んだまま何か言いたそうだったがキスもせずに飛び出して終電に乗ってしまった。
心配だ。
今夜はそばにいてやれば良かったか。
いつの間にか世界一危険な美女が可愛い恋人候補になっていた。
しかしあの完全無欠な薬師寺涼子の一途な想いを受け止めきれる自信がない。
私は少し臆病になっていた。

《1話完》
302名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 12:17:19 ID:cHOtqKXq
いやーん、続きが気になるー(ジャッキーw)

次はノーマルにお涼の部屋か、参事官室での情事か、意外にも泉田の寮の部屋か、どこが舞台になってもwktk

泉田の寮の床や天井、壁が薄かったりしたら、それはそれでどきどきもんだ。

二人っきりのエレベーターで、濃厚なキスもいいな。

ニヤける泉田はちょっと想像しがたいけど、普段にない表情だろうから、
誰もが想像しがたいんじゃないだろうか?w

続き期待してます。
303名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:01:17 ID:8U/HutNM
いやーんw準ちゃんったらテラ下克上www

あのお涼を調教(性的な意味で)とか、ワイルド通り越して
もはや猛獣使いレベルだなw

>302みたいな展開もドキドキだけど、
受け止める自信がなくてちょっと臆病になってる泉田と
意識しまくりで却って積極的になれなくなったお涼とで
なんとなく関係がギクシャクしてお互いヤキモキなんていうニヤニヤラブコメ展開でも萌えるw
304名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:21:28 ID:cHOtqKXq
>>304
猛獣使い、まさしくツボw確かにワイルドを通り越すどころか、超越してるw


泉田くん、普段から敬語だから、突然命令系というかオトコ言葉になって、
本人が一番違和感を覚えてる気がする。
結構すぐに「警視、ここはどうですか?」なんて、元の言葉使いになってそう。これはこれでモユル。


自分の欲望ばっか書いちゃってスマソ。
305名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:23:09 ID:cHOtqKXq
>>304
自爆レスだ…
>>303へのレスです。
306名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:39:58 ID:ZCag+T2f
>>302-304

ワトソンくんたち読みがいいね。
参事官室と官舎とエレベーターには驚いた。
妄想の行き着く先は同じだ。

7話完結予定。
順次不定期に落としていくので2話以降もヨロシク
307名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 12:51:33 ID:GEevOFQH
>>303
そんなラブコメ展開、今時の中高生でも繰り広げられそうにないのに、
働き盛り(中高年ちゃうぞw)の大人たちで展開していくのなら………くぅー、泉田くんチミは幸せ者だよ。

中高生時代にどんな恋愛経験があるのか知らないけど、青春時代もう一度って感じかな。
308名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 15:30:50 ID:b+3JhG1j
>307
原作の描写からして既に昭和の少女漫画ばりの
もどかしいラブコメ展開なわけだがw
309名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 20:57:12 ID:eQAMhWY0
>>307-308

雨の夜だから
「逢瀬2」を落とそうと思ったが
泉田の青春を妄想したので
亀レスにならないうちに、

原作の初版が1996年。
泉田は1963年生まれと仮定できる。
つまり1976年から1982年3月まで中高生だった。
昭和だ。

地味で真面目で武芸に励む純朴な少年。
お人好しで顔立ちもいいから密かに熱い思いを寄せた少女も少なくなかった。
(一般に女の子は早熟)
しかし本人に自覚がまるでなく、度々来る下駄箱のラブレターや体育館裏の告白に戸惑う日々。
図書委員の少女(貸出当番を代わって引き受け毎日のようにカウンターに座って本を読んでいた)も
外国文学ばかり借りにくる泉田少年に恋をしていた。
彼女に告白された時だけはまんざらでもなく、おつきあいをしたものの映画や図書館デート、唇を触れ合うだけのキスにとどまった。
その後、受験・大学進学で別れ別れになり青春の甘酸っぱい1頁は閉じられた。

こういう男だからお涼は惚れたと思う。
というか、このプロフィール、絶対ジャッキー好みだ。
310名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 00:57:16 ID:6jk0XEGI
>309
赤ずきんちゃんコスプレとかキャラ物ハンカチだとか
「可愛いものが好き」って設定があった筈だし
お涼との絡みではまんま女子なので、そういう甘酸っぱい少女漫画的プロフは
間違いなく大好物だと思うw<ジャッキー

しかし原作の33歳泉田のキャラと照らし合わせても
ほとんど違和感が感じられない設定なあたり309の妄想力スゴス<リア厨工泉田
311逢瀬2:2009/05/31(日) 13:41:08 ID:yJPMbNpV
>>301
「泉田クン、来てるんなら顔を出しなさい」
今朝も出勤するなり呼び出される。
「いつも君ばかりですまないねぇ」
丸岡警部の決まり文句に
「もう慣れましたから」
とため息をつきながらいつも通り答え参事官室のドアをノックする。
「Come in!」
ドアを開けるとダーツを構えた涼子が「あら残念」と笑う。
ミニのスーツはいつも通りだがインナーがハイネックだ。
胸元に錫のフクロウが飾られている。
あれはクレオパトラ号で私が貢がされたブローチだ。
高価な物ではない。
それが涼子の胸元で誇らしげに輝いている。
今朝の涼子は美しい。喜びで輝くばかりだ。
「お呼びですか?」
「朝の挨拶は?」
「おはようございます」
深々といつも通り。
「ん、よろしい」
涼子が立ち上がって私に手を伸ばす。
ネクタイを引っ張られる、と身構えたが両手は首に回された。
「どんな顔して会ったらいいか分からなくて…」
「いつも通りに」
「そう、良かった」
ほっとしたように微笑む。
「あたしの玉のお肌にあんなにたくさん痕をつけて…スーツを選ぶの大変だったの」
嬉しそうに笑顔を向ける。
思わず口づけてしまった。
「ダメ。勤務時間中よ」
「朝の挨拶です」
涼子が私の唇についた口紅をハンカチで拭う。
「証拠を残してはいけないわ」
「ご用がないなら下がります」
「あるわ」
「なんですか?」
目を閉じて、それから意を決したように顔を上げ私を見つめる。
「これは命令じゃない。お願い、今夜も一緒にいて」
腕から逃れ一歩後退する。
わずかに涼子の表情が曇った。
「勤務時間中です。私的なお誘いを受けることはできません」
「…泉田クン」
初めて躰を許した男に態度を保留されて不安なのだろう。
涼子にとって私との確かな絆は躰の関係をもったことだけだ。
言質を得るまで可能な限り私をそばにおこうとするはずだ。
わかっていて…私は狡いか。
「午後の会議は5時までの予定でしたね?」
「あ…ええ、そうね」
「戻られるまでお待ちしています」
「終わらなくても5時に戻ってくるわ」
「途中退出はいけません」
「そばにいたいの」
飛びついてきた涼子を抱きしめてしまった。
いつもは「そばにいなきゃだめでしょ」だが本意は逆だったか。
自然に唇が触れて口づけをした。
背中や腰をまさぐってしまう。
「ふ…あふ」
屹立したものが涼子に押しつけられている。

《続く》
312逢瀬2:2009/05/31(日) 13:44:52 ID:yJPMbNpV
>>311

傲岸不遜、傍若無人な女を欲するとは正気の沙汰ではない。
しかし腕の中の涼子に魔女の毒気はなく可愛いばかりだ。

離れられるまでそれからたっぷり5分はかかった。
私の唇をもう一度ハンカチで拭いながら
「ランチは?」
と聞く
「お供します」
花がほころぶように笑った。

部屋を辞して扉を閉めようとした時、私の唇を拭ったハンカチを愛おしそうにそっと胸に抱く姿が見えた。
…参ったな。
今度抱いたら好きだと口走ってしまいそうだ。
だが、まだだ。
涼子のパートナーになるには覚悟が必要だ。
まるごと彼女を受け入れるためにもう少し時間が欲しい。
気持ちを告げないまま逢瀬を重ねても涼子は許してくれるだろうか?
いつだったか岸本に行動が涼子に似てきたと言われたことがあった。
もう地味で真面目な公務員には戻れないかもな。
扉を閉めて振り返るそのタイミングで弛みそうな顔を引き締める。
秘めた恋心はまだ誰にも悟られてはならない。
涼子にさえも。

《2話完》
313名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 16:13:09 ID:OuBJ3uGz
続きキタ(・∀・)

参事官室でのちゅーだ!ありがとうございます。
普通の職場(?)でも、給湯室や非常階段でのちゅーって憧れるのに、この二人だもんな。いいよねー。

最初、お涼がハイネック着てるとこ、さらっと読んでたけど、そうなのよね、前の晩に情事があったのよね。
(短いけど、こんな伏線になってるとは)

泉田くんがいっぱい、あんなとこもこんなとこも…お涼、家でびっくりしただろうなw

でも貝塚巡査(だっけ?)が、「警視って、いつも胸の開いた(場違いなw)服着てるのに、今日はハイネック着てるなんてどうしたんでしょうねー」
丸岡さんはすでに察していて、「そりゃあ、お涼もいいオンナになったってことだろうよ」って、ぼそっと。
さとみちゃんは聞こえても聞こえてなくても、「なんですかぁ?」って答えてそう。
二人が別室でちゅーしてラブラブな時に、こんな会話してそうだ。

別室から出てきた泉田くんに「あれぇ?唇に何か付いてますよぉ?」ってさとみちゃんに言われて、泉田くん真っ赤、
丸岡さん確定!ってことでニラニラ。
さとみちゃんはカマ掛けでもなく、本当に付いていたのを素直に言っただけーと。

さて、こうなると泉田くんの火照りは、どうやって収めようか…
314名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 07:18:29 ID:M6J/r7+l
チューだけなのに萌えた!
すれ違いまくりの切ない展開になりそうなのでwktk
315逢瀬3:2009/06/02(火) 09:59:34 ID:JjVjZQAM
>>312
「急いで、泉田クン」
「はい」
正午丁度に参事官室から涼子が飛び出してくる。
「走るわよ」
「はい?」
合同庁舎と日比谷公園をヒールで駆け抜けていく。
「なんで走ってるんですか?」
「お昼ご飯が待ってる!」
行列のできる店にでも行くのか?
しかし止まったのはホテルの前だった。
ホテルレストランか。涼子ならいくらでも予約が取れるだろう。
息が切れるほど走る必要はないはずだ。
「早く、こっちよ」
エレベーターに乗る。最上階の2つ下の階のボタンが点灯していた。
扉が閉まると涼子がキスをしてきたが無情にもすぐ扉が開いた。
廊下には絨毯が敷き詰められている。
客室階じゃないか?
「薬師寺さま、お待ちしておりました」
ボーイが部屋のドアを開けて待っている。テーブルにはフランス料理が並べられていた。
「いいわ、完璧ね。シェフにお礼を言っておいて」
ボーイが下がっていった。
スイートルーム?食事をするために?
「いやね、セミスイートよ。それもデイユース」
「なんて贅沢な」
「2人きりで食べたかったから。いけない?」
「いいえ」
まるごと彼女を受け入れるというのはコレも含めてだ。この程度は涼子の日常、贅沢ではない。
「冷めちゃう。走ったからお腹空いたでしょ?」
「そうですね」
「焼きたてのパン好きでしょ?だからここのシェフにお願いしたの。美味しい?」
「ああ、これは走った甲斐があります」
「でしょ」
涼子も私もあっという間に料理を平らげた。
休憩時間はまだある。
見晴らしの良い窓辺に置かれたカウチに腰掛けると並んで座ろうとする。
「"椅子"じゃなくていいんですか?」
「ん…」
躊躇っている。今までの大胆な行動は男を知らない無邪気さだったか。
ポンポンと膝を叩いて誘うと嬉しそうに座った。
"椅子"もいいものだ。
身を寄せる涼子の髪にキスをした。
合同庁舎が良く見える。
ふとイタズラ心から体を撫でてみた。
「泉田クン?」
見上げた涼子と舌を絡め胸を愛撫する。
「ん…」
「躰、大丈夫ですか?」
「…違和感あるけど平気」
「やめますか?」
「ううん、して」
「立って。皺になる」
スーツを脱がせる。体中に私の刻印が残っていた。
立たせたまま指で秘所を潤す。
「あ、もう」
「向こう向いて、そう。腰を下ろして」
昨夜久々に買った避妊具を素早く装着し屹立するモノに涼子を座らせた。
「ああん」

《続く》
316逢瀬3:2009/06/02(火) 10:12:49 ID:JjVjZQAM
>>315
まことに結構な心地だ。
「昨日の続きです。動いてみて」
「敬語イヤ」
「そうでした…さあ」
はじめはためらうように、次第に自由に動きだした。上手いな。私がもっていかれそうだ。
「あん、あん、やん」
感じ出したようだ。胸を鷲掴みして感触を楽しむ。
「や…だ。庁舎から見える」
気づいたか。
「双眼鏡でも使わないと見えない」
「でも」
「じゃあ、止めようか?」
「それもいや」
「どうする?」
首筋に口づける。
「見られても、いい」
「いい子だ」
突き上げて胸を揉み、繋がっているところに指で刺激を与える。
「きゃうん」
かわいいな。
「泉田クン」
「ん?」
「顔、見えないのイヤ」
「そうか、じゃあこっち向いて。そう跨いで手は肩に、腰を下ろして」
「あんっ」
「どう?」
腰を支えてやると自在に動き出す。
研修時代の涼子は何でも優秀だったがこれも上手い。美しく躰も極上…しかも昨日まで無垢だった。
目の前で揺れる美しい乳房をくわえた。
「いやあ」
肩にわずかな痛みが走る。涼子が爪を立てたのだろう。感じやすいイイ躰だ。
そろそろ時間だな。涼子の動きに合わせて突き上げる。
「ああ、もう、もう…」
ますます艶めかしく腰を振る。堪らない。涼子が私に抱きついてくる。意識が一点に集中して一気に解放された。
「泉田…クン」
「大丈夫か?」
「うん」
私が後始末をしている手元を見ている。
「見たことない?」
「使用済みは」
こういうところは深窓のお嬢様なんだな。
「今夜は着け方を教えようか?」
「今夜も?嬉しい。早く戻…」
「会議が終わってから。途中退室はだめだ」
「会議くだらないのよ」
「涼子」
窘めると甘えて抱きついてくる。
「事件が起きて会議なくならないかしら、捜査と懲悪なら楽しいのに」
「不吉なことを。それこそ残業だ。さあシャワーを浴びて急いで戻ろう」
さて、これはどこに捨てようか?
「ゴミ箱でいいわ」
「薬師寺家のご令嬢の御乱行が世間に広まらないか?」
「客の、それも株主のプライベートを吹聴するような半端な一流ホテルには投資しないわ」
大金持ちは…
「お昼寝もするって予約したの。もう少し一緒にいたい」
裸のまましなだれかかってくる。流されそうだ。だが、
「ダメだ。ほら急いで」
きっちり一時間の休憩を守ろうとする私はまだまだ地味で真面目な公務員だった。
《3話完》
317名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 12:48:47 ID:ns7heLsC
>>316
乙です
ご馳走になりました。ありがとうございます
318名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:48:51 ID:f30C2Do7
>316
帝国ホ○ルエチーktkr!ご馳走様でした。
きっちり避妊具持ち歩いてるとか着け方を涼子に教えるとか
それにしてもこの泉田ノリノリであるwww


泉田クンには自覚なさげだけど、
飛ばしまくりのお涼のペースについて行けて、
毎回毎回修羅場くぐって五体満足で帰って来れるってだけで
お涼のパートナーとしての資格は充分なんだよなーw

319名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:54:08 ID:7j54WiPr
昼休み前に昼休みのことを投下とは、なんとグッドタイミング、GJ。

使用済みのを覗き込むお涼、本当に興味津々だろうな。まして今晩実践(実戦?)wktk…ってことでいいのか?w

でも泉田の口から、未だにお涼に対する感情が出てないあたり、>>314が書いてる切ない展開にもなりそうだな。

ちょっと大胆な泉田、恥ずかしがるお涼、結構自分好みのシチュでした。ごちになりました。
320名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:42:58 ID:6mBHoSff
>316
うわー、帝国ホテ○なんだ。地理というか土地勘というか全くわからないので、
普通(?)にラブホに走っていったかと思った自分は、本当に小市民w
地味でまじめな公務員なんてもんじゃない(食事する段階でようやく話がみえてきたんだけど orz)

でも名古屋あたりのラブホならそういうサービスもありそうな気がするけど、
従業員の口は超高級国際ホテルとは違うだろうなw
321名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:36:45 ID:dXFeuN7M
>320
ttp://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/about/386
合同庁舎と日比谷公園を抜けたとこにある一流ホテルっつったら
どう見ても帝国○テルです、本当に(ry

お涼様にとってはホテル=帝国とかオー○ラとかリッツとかの一流どころで
ラブホとは無縁っぽいから、泉田にそういうとこ連れてってもらったら逆に面白がりそうw
いわゆる「出る」系のとこだったりしたら大喜びで本来の目的そっちのけで
幽霊退治とかおっぱじめて放置された泉田が_ト ̄|○ってなってそうな感じw
322逢瀬4:2009/06/05(金) 00:59:53 ID:ouPeV4G9
>>316
「疲れたわ」
「あ〜警視、お帰りなさ〜い」
貝塚巡査が笑顔で涼子を迎える。彼女は涼子を慕っているらしい。
「ただいま」
「会議どうでしたぁ」
「いつも通りよ。ああ、芝の新体制が発表されたけど特に急いで伝えることもないから今日は帰っていいわ」
「はい。警視はまだお仕事されるんですか?」
「資料を整理してから帰るわ」
「じゃあお茶いれます」
「ありがとう。それが終わったら帰っていいわ。みんなも定時で帰りなさい」
「はっ。お言葉に甘えて」
丸岡警部も阿部巡査も嬉しそうだ。涼子が執務室に入ると帰り支度が始まる。
「娘のとこに寄って孫の顔でも見てから帰るか」
「自分は久しぶりに教会に行きます」
「ここのところ忙しかったからなあ」
事務方たちも帰っていった。
私も退室するか。涼子には後で連絡を、
「あれ〜泉田警部補もお帰りですか?」
お茶を出して戻ってきた貝塚が不思議そうに尋ねる。
「そのつもりだが、何だ」
「あーいえ、なんとなくお二人一緒にお帰りになるような気がして、」
それは女の勘か?いい刑事になれるよ。
「いつもお供してるわけではないよ。さあ私も退室の挨拶をして来よう」
「お疲れ様でしたー」
貝塚も部屋を出て行った。
参事官室をノックする。
「入りなさい」
涼子は紅茶を片手に資料を読んでいた。
「本日はこれで失礼します」
「ん。お疲れ様」
資料から目を離さずに涼子が答える。
敬礼して部屋を出ようとした。
「泉田クン」
「はい」
「業務終了ね」
「警視はまだかかりそうですか?」
「ん。もうちょっと。ね、待ってて」
ソファに腰掛け待っていると10分程度でファイルを閉じた。
「お待たせ」
立ち上がった涼子にコートをかけてやろうとして手が触れた。どちらからともなく唇を寄せた。
私の一部が熱くなって涼子に当たっている。
手がそっと触れた。
「すごく熱い」
「触ってみますか?」
「うん。あ、敬語禁止!」
「この部屋では難しいです」
「ダメ。ね、座って」
私をロココ調の椅子に腰掛けさせると跪いてズボンから相棒を取り出した。
細く美しい手でさわさわと撫でられる。
「どこが気持ちいいの?」
「え?」
「教えて」
仕方なく説明する。涼子は頷いて手で愛撫する。
「気持ちいい?」
「ええ」
「ん…これは?」
「え?」
涼子は舌で丁寧に舐め、先端にキスをするとパクッとくわえてしまった。
《続く》
323逢瀬4:2009/06/05(金) 01:07:01 ID:ouPeV4G9
>>322
告白しよう。
私は風俗店に行ったことがない。いや正しくは捜査を除いて、だ。
それにかつて付き合っていた女性たちにはこのような行為を要求しなかった。
…くわえられるのは初めてだ。
「待て、そんな説明はしてないっ」
くわえたまま私を見上げて笑うと、するっと口から離した。
うわっ、これはいい。しかし涼子にこんなことさせられない。
「だって、こうするものなんでしょう?」
「誰に聞いた?」
「こういうサービスの店もあるでしょ…違うの?」
「違わないがあなたはしなくていい。あれはプロの…」
「気持ちよくなかった?」
「いや、気持ちいいんだが」
「プロじゃないとしちゃいけないの?」
「そういうことでもない」
「否定の否定は肯定」
にっこり笑うとちろちろと舐めだした。
コンコン。
今頃誰だっ!
「警視?あれ〜泉田警部補?」
貝塚が扉から顔を出す。
「そんなとこに座って何してるんですかぁ?」
一瞬、涼子を見ると笑っている。顔を出す気はないらしい。愛撫を続けている。
「警視は?」
「席を外してる」
「やっぱり今日もご一緒に帰られるんですね」
「どうかな?用事はなんだ?」
「カップ出しておいてくださいって言うのを忘れましたぁ。でも飲み終わってるなら、」
まずい!こっちに来るな。
「ああ私がやっておくよ」
「そうですか?じゃあお邪魔しても悪いので帰りますぅ」
「なんの邪魔だ?」
ふと私の顔を真顔で見る。
「相変わらず警視もなにかとご苦労でいらっしゃいますねぇ」
と言って扉を閉めた。
待て、少なくとも今苦労してたのは私だ。
涼子は笑いながら手と舌で愛撫を続けていたが再びパクッとくわえた。
「ここではまずい。帰ろう」
私を見上げてくわえたままイヤイヤをする。
あ、おいっ。
刺激されて不覚にも息子が立ち上がってしまった。
「ぐふっ」
喉が苦しそうだ。
「大丈夫か?」
うんうん。
うわっ、気持ちいい。
違う。そういう問題ではない。
「帰ろう」
イヤイヤ。
「誰か来たら…」
来ない、と言いたげに首を振る。
「一度離しなさい。鍵を閉めて明かりを消すから」
ようやく口を離す。立ち上がろうとして制止される。
「その格好で?あたしが」
内鍵をかけ明かりを消して戻ってくると跪いて愛おしそうにくわえた。
街の灯りが仄かに部屋を照らす。
涼子の口内の温もりと舌の感触が堪らない。
背筋がゾクゾクする。
《続く》
324逢瀬4:2009/06/05(金) 01:23:16 ID:ouPeV4G9
>>323
この後どうする気だ?
口で受け止めさせることは絶対にできない。
忍ばせてきたパックは後一つ。
「離しなさい」
肩に手を添えて立ち上がらせる。
「聞き分けのないお姫さまだ。見つかったら懲戒免職だ」
「一緒にクビならいいわ」
「本当に困った人だ」
舌を絡めて口づけする。インナーを捲り上げ胸を愛撫する。
「んんっ…ああ」
「そんなに抱かれたいか?」
「いじわる…して」
「仕方ないな」
頂きに吸いつくと固くなる。
ヒップを弄りパンティを下げた。
潤いを確かめる。
「窓に手を」
件の製品を出して着ける。
しまった。今夜教えると約束してた。
まあいい。
スカートをたくしあげ形のいい腰を持った。もちもちとした肌触りも最高だ。
後ろから繋がって、さわり心地のよいヒップを撫で回した。
「ああ、泉田クン!あんっ」
「外に聞こえる」
「や、ん、んん」
上半身を密着させ胸を鷲掴みして口づけする。
少しは喘ぎ声を抑えられるだろう。
しかしそれもわずかの間だけだった。
「ああ、いやあ」
窓に躰を押しつけてこらえている。豊かな乳房が外から見えてしまう。
警視庁は常に誰かに監視されている。
参事官室の位置は公表されてないが妙齢の婦人のあられもない姿がTVにでも映ったら大騒ぎだ。
一方で悪運の強い涼子と一緒だとこの程度のことは何とかなりそうで気が大きくなる。
しかし窓はまずいか。
執務机の上に涼子を移して交わりを続けた。
法と正義を守る身が神聖な執務室で淫らなことを…背徳的で目眩がした。

「教えてくれるって言った」
「覚えてたが、つい。悪かった」
涼子が拗ねた原因はゴミ箱に捨てられず、私のハンカチに包まれて横に置かれていた。
机に腰掛けた涼子の服の乱れを直してやりながら謝った。
「次は忘れない」
「また抱いてくれるの?」
ああ、そうか。
涼子は片思いのまま私に肌を許していたのか。
私の真意がはかれず刹那的な恋をしている。
いじらしい。
「マリアンヌとリュシエンヌが食事の支度をして待ってるの」
わずかに緊張し一呼吸おいて艶やかな唇が開いた。
「一緒に…」
「ご馳走になるよ」
頬に赤みが差す。
「約束通り今夜教えようか」
「嬉しいっ」
私の手を握りしめ地下駐車場でジャガーに乗るまで一時も離さなかった。

ティカップを執務室から出し忘れたのに気づいたのは翌朝ベッドでカフェオレを飲んだ時だった。
《続く》
325名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 14:21:33 ID:c04f6azQ
逢瀬4 乙。
ってことでいいのか?<いつもは<<○話完>>

昨晩、寝るときにチェックしたら投下されてて、これは続きを読まねば!ってことで
1時45分まで待ってたけど、「続き」が投下されなくてそのまま寝たけど、
寝て正解だったなw

それにしても、>>280の要望をかなえてるな。あとはネクタイをどう使うかだ。


突然お涼のマンションで朝のカフェオレ後の話になってるから、
お涼のマンションでどんなゴム口座が繰り広げられたのか楽しみ。
326名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 16:51:53 ID:ouPeV4G9
>>325
打ち上げで飲んだくれ酔っ払って投下してしまいましたorz
もうちょっと手直しするつもりだった。
お気づきの通り《4話完》です
おわびに5話もまもなく投下しますです。
327逢瀬5:2009/06/06(土) 02:19:23 ID:9M+TCZRw
>>324

帰り道、赤信号でジャガーが停止する。
前方にドラッグストアが見えた。
「あそこで停めてくれないか」
「なあに?」
「買い物。教えると言ったが手持ちを全部使ってしまった」
「あたしも行く」
眼を輝かせている。
後続のクラクションで信号が変わったのに気づき涼子はアクセルを踏んだ。
駐車場に停めると素早く降りて私を待っている。
本当に2人で買いに行く気か…
腕をとられて観念した。
涼子は私と腕を組んだままバッグを選ぶ時のように一つ一つ手にとって説明を読み見比べている。
「どれでも一緒だろう?」
「ううん、違うわ。形状も厚さも素材も…サイズはこれくらいだから」
美しい手が形を作る。
「うわぁ、その手はやめなさい」
「いけなかった?」
学生風の男が苦笑しながら通っていく。気にもとめず涼子は次の箱を手に取る。
「幾つか買って試していい?」
早くここを離れたい。
「そうだな。良さそうなのを」
「うん。じゃあこれとこれと…」
幾つ買うんだ。しかも高価なものばかり。
自由になる片手に積み重ねられてレジに行く。
客の目線が痛すぎる。
これはなんの拷問だ?
店員は涼子と私をちらっと見て紙袋に詰める。
全部普通に使ったら多いよ、確かに。
涼子が出しかけた財布を押し止め私が支払った。
紙袋を涼子に手渡しながら店員がなんとも羨ましそうな顔を私に向けた。

マンションに着いて涼子が着替える間リビングで日本茶をふるまわれた。
美味い。2人は優れたメイドだ。
可愛らしいワンピースで涼子が現れると食事になった。
湯豆腐に煮物、生姜焼き、味噌汁…
これはいい。
「お昼フレンチだし、泉田クンはお弁当や出前、和食が多いでしょ?」
和食?鮭弁や蕎麦屋の定食や丼のことか。
「貝塚だな?スパイ」
返事をせずに微笑んでいる。
素材も良いのだろう簡素だがどれも美味い。
「2人は天才だ。和食もこなすとは驚いた」
「仕込みがいいからよ」
久しぶりの家庭料理に食欲が湧きおかわりをした。

甘える涼子とリビングで寛いでいるとマリアンヌとリュシエンヌが来る。
涼子は何か指示を与え2人は下がっていった。
「来客用のバスルームを使って」
と言って涼子もリビングを出て行った。

《続く》
328逢瀬5:2009/06/06(土) 02:26:57 ID:9M+TCZRw
>>327

シャワーを浴びバスローブを羽織る。
あの豪華な部屋で涼子を…武者震いがする。
ついノックを忘れて扉を開け、灯りも点けずに涼子が何かを抱きしめている姿を見た。
隠そうとしたものを取り上げる。
写真立てに私服の私の写真。
「どこで手に入れた?」
「守秘義務があるの」
もうひとつはドラッグストアの紙袋。
「どうした?」
「願掛け。泉田クンと全部使えますように…」
言葉が出ない。
涼子の瞳が一瞬曇った。

「爪、気をつけて」
「うん、こう?」
涼子が慣れない手つきでつけ、繋がってお互いの感触を確かめ合う。
全て開封して試した。
とっかえひっかえ繰り返すうちに躰も馴染んでいく。
愛しいと告げてしまえたら。

この躊躇が決定的な諍いをもたらしたがそれはまた別の話だ。

「ん、あん、これが一番いいみたい」
「そうだな」
「泉田クンも?じゃあ、これを買いに…」
「待て、また行く気か?」
「そうよ。ね、もう"お試し"いいでしょ?おかしくなりそう」
私も何度も中断して辛かったので腰を動かしたまま諭した。
「俺が買って来る。絶対行くな!」
「ん、あ、あ。一緒に買いに行くの。やん」
恥ずかしすぎる。勘弁してくれ。
「ダメだ」
「どうして?愛してないから?」
違う、そうじゃない。
涼子は私の背中を強く抱きしめる。
「大好きよ。ああっ、もう。泉田クン、気持ちいいっ」
「涼子っ」

後始末も教えると嬉しそうに片づけて他の残骸と一緒にゴミ箱に入れる。
「一晩分にしては異常に多いな」
「大丈夫。最初から2人にはMon amourだと伝えてあるから」
「最初?」
「パリに出張した時」
ミレディを敬愛するメイドたちが私に親切だったわけだ。
「このまま一緒に眠りたい。客室も用意したけど…」
「いや。ここでいい」
「ふふっ。もなみがネクタイ掴んだまま眠ったことがあったでしょう?」
「見てたのか?」
微笑んで私の胸に顔をうずめ静かに寝息を立てはじめる。
信頼、されてるのか?
肌触りの良い躰を抱きしめて眠りに落ちた。

《続く》
329逢瀬5:2009/06/06(土) 02:34:48 ID:9M+TCZRw
>>328

翌朝目覚めてすぐ涼子が
「抱いててくれたの?」
と唇を寄せる。
リュシエンヌがカフェオレボウルと焼きたてのパンを運んできた。
涼子は私に身を任せたまま労う。
「はい、あーん」
クロワッサンが差し出される。
くわえると涼子は反対側からかじった。
「美味しい」
極上の笑顔だ。
我慢できずに抱き寄せて繋がった。
「ああん、だめ。朝から…」
喘ぎながら私にパンをくわえさせる。
「食べて。やん、動いちゃ」
胸を揉みしだき腰を振り朝食と涼子を一緒に味わった。

バスルームから戻ると着替えが整えられていた。
Yシャツや下着、ハンカチは洗濯されていた。
スーツもプレスされている。
そして
「これを」
涼子が新品のネクタイを差し出す。
「昨日と同じのしていったらダメよ」
「理由もないのに受け取れない」
「どうしても?じゃあ貸すわ。それならいいでしょう」
「ワガママ言ってすまない」
「いいの」
ブランドは分からないが素材も柄も良い。
身が引き締まりそうな品だ。
首に掛けると涼子が器用に結んでいく。
「できた」
嬉しそうな涼子を抱きしめた。
「遅刻するわ…」
口紅を塗ったばかりの唇を奪った。

結局地下鉄では間に合わなくなり涼子が飛ばすジャガーで一緒に出勤した。

貝塚巡査にティカップの事を詫びると
「いいんですぅ。それよりいいネクタイですね。オーダーメイドか限定品?警視のお見立てですかぁ?」
「借り物だ」
「借り物?警視もご苦労が耐えませんねぇ」
貝塚はメイドたちとメル友だったな。
「警視のついでですぅ。お茶どうぞ」
とにっこり笑った。
お茶をすする丸岡警部の口元が笑っている。
もしかして周りはスパイだらけか?

《続く》
330逢瀬5:2009/06/06(土) 02:36:58 ID:9M+TCZRw
>>329

この後ネクタイ、スーツ、靴、下着、パジャマまでネーム入り貸し出し品が揃えられたことに気づいたのは次の週末だった。
断ろうとしたが貸すと言い張る涼子が可愛くて何も言えない。

部下以上恋人未満のまま逢瀬を重ねた。
今まで以上に涼子は私をどこへでも伴った。私は従い彼女が望む時には肌を合わせた。

あの日買った箱の中味は魔女の願掛けが効いてひと月ほどで残らず使ってしまった。
もう私は涼子の可愛い"お願い"を拒めなくなっていた。
「一緒に行きたいの」と押し切られ、ふたりが一番気に入った品を同じ店に買いに行った。
「ね、在庫全部持って来てくださる?」
涼子がにっこり微笑んで店員に商品名を告げる。
「はいっ。す…すぐお、お、お持ちしますっ」
舞い上がって奥に駆け込んだ店員は品物が何だか分かってるんだろうか?
絶世の美女が箱買いするものじゃないよな。
店員を待つ間、涼子は私にもたれて甘えていた。
それは可愛らしくていいのだが…涼子と使う大量のアレを受け取らねばならない。
在庫、どのくらいあるのだろう?
卑怯な私は捜査用のサングラスをかけていたが「マフィアか外国のSPみたいでかっこいい。余計に目立つわ」と涼子を楽しませただけだった。

《5話完》
331名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 03:32:32 ID:2EkIKlTE
>>330
乙です
今回もご馳走でした。
読めてスゴイ嬉しいです
332名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 04:22:09 ID:lwb6T7pO
在庫全部…すごすぎる…
それなくなるまで読みたいです。GJ!!
333名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 06:08:14 ID:899rOl1s
GJ!
泉田の嗜好に合わせて和食作らせるとか願掛けとかお涼可愛いよお涼。


周りはスパイだらけっつーか、スパイしかいないって気がw
さとみちゃん達も内心(・∀・)(・∀・)(・∀・)ニラニラワクテカだったんだろうな。

「大人買いってレベルじゃねえぞ!」な勢いの在庫箱買いも
「もうあの店行けないorz」ってなってる泉田が目に浮かぶw
お涼はお涼で、そのうちお気に入りコンドームのメーカーの株にも手出しそうだw
334名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 00:09:17 ID:P0p0BOcG
>>328翌朝のメイド達の反応はこんな感じかw

ポカーン 川゚д゚)つUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU
ポカーンξ゚д゚)ξつUUUUUUUUUUUUUUUUUUU


川゚д゚)<…Mon amourだとは言ってもコレが一晩分って・・・・・・
ξ゚д゚)ξ<・・・・・・・・・・・・・…・・・・・・泉田自重w


川*゚д゚)ξ*゚д゚)ξポッ
335逢瀬6:2009/06/10(水) 00:10:13 ID:aKUAt84A
>>330

「いや。絶対行くの!」
私は涼子のワガママをたいてい受け入れてきたが、今日は譲れない。
「だめだ。それにあのクルマは人目につく」
「尾行じゃないからいいでしょ?」
「尾行ならまだましだ」
「尾行に使ってターゲットに気づかれてもいいの?」
「いや、それはまずいが」
「じゃあ、尾行じゃないからかまわないわよね」
「なんでそうなる。一生の頼みだ。せめてタクシーで」
「一生?」
涼子の眼がアヤシク光ったような気がした。
「イッショウノオネガイナラ、ホカニアルンジャナイノ?」
何か呟いている。
「そうだ!地下鉄」
「あなたと?あの満員電車に?」
「満員電車、一度乗ってみたかったの」
そのセリフ、一度でいいから言ってみたい。
「決定!ち・か・て・つ」
そのミニでいつもより胸元強調したスーツで?
男どもの魔の手から守りきれるだろうか?
おや?いつの間にか一番肝心な問題を忘れていた。
「とにかく官舎はだめだ」
「思い出しちゃったのね」
「あたりまえだ。だいたい私の部屋ではもてなしもできない」
「そんなの気にしない」
「ダメだ」
「いや、行きたいの」
待て待て、その泣きそうな眼はやめてくれ。
「負けた。本当にあなたは…」
可愛くてしょうがない、は心で呟いた。
参事官室でのキスと抱擁は度々だが今日は久しぶりにコトに及び、その途中で「ジャガーで送るから泉田クンのお家に遊びに行きたい」とお願いされた。
つまりミニで胸元強調したスーツを着た涼子は今、参事官室のソファで欲棒を打ち込まれ私の手で愛撫されている。
「ね、地下鉄。早く帰ろ」
元気のなくなった相棒をしまって帰り支度をした。
まずいな。
神崎警部夫人に会わないといいが…

《続く》
336逢瀬6:2009/06/10(水) 00:18:12 ID:aKUAt84A
>>335

当然地下鉄は帰宅ラッシュだ。
涼子を不埒な犯罪者から守るため背後に立った。
発進する揺れの隙をついて私の手は涼子の手でヒップに導かれた。
意図することはアキラカだ。
先客がそこにいた。
自分で投げ飛ばさず知らせたのは懸命だ。
誘惑に耐えきれなかった気の毒な手をはがし、涼子の背後に密着し両腕で豊かな胸をガードした。
しばらくすると「つまらない男ね」と呟きが聞こえた。
「ん?どういう意味だ」
と耳元で囁くと
「知らない」
と言って拗ねる。
まさか私に痴漢行為をしろと?
いや合意なら愛撫か。
私は真面目な地方公務員だが…仕方ない。可愛い涼子が望むのなら一緒に地獄に落ちよう。
柔らかいヒップを撫で一番敏感なところを下着ごしに優しく触った。
このくらいの力加減が辛いはずだ。
涼子が躰を預けてくる。
せつなくて仕方がないのだろう。
胸を守る手もわずかに動かし他の乗客に気取られない程度に愛撫する。
混雑がひどくなり密着が増していく。
相棒も元気を取り戻した。
もう涼子はしっとりと濡れて震えている。
「後2駅だ。大丈夫か?」
「ん…」
乗降客の流れで身をかわし向き合って抱きしめた。
「…して。もう…」
潤んだ瞳で私を見る。
「ここで?無茶言わないでくれ」

《続く》
337逢瀬6:2009/06/10(水) 00:35:46 ID:aKUAt84A
>>336

地下鉄を降りると足早に官舎に向かった。
玄関に転がりこみ年末に涼子が蹴破って修理したばかりの新品の扉を閉めると、服を剥ぎ取って繋がる。
「ああんっ」
「声、我慢できるか?」
「うん。ベットで…して」
繋がったまま抱きかかえて狭いベットに運んだ。
「あなたにはここは貧相過ぎる」
「ううん、泉田クンの匂いでいっぱい。素敵だわ」
「涼子」
たまらず口づけて胸を揉みしだいた。
「ん…ふ、ん」
枕を掴んで喘ぎ声をこらえている。

参事官室ではこれほど激しく抱かない。
涼子の部屋、昼休みや外出先のホテルでは声を殺す必要はない。
涼子は喘ぎを我慢するのに慣れてない。
すまない。官舎でなければ。
枕で口を塞ぎやすいようにうつ伏せや横向きにして律動を続け、そのまま果てた。

「なぜここで?」
「もなみとこのベットで…」
「あれは、迫られただけで未遂だ」
「婚約者、前の彼女、その前の彼女、元彼女、元々彼女、」
「ストップ!そんなにいない」
「初代彼女?」
「それは」
「匂い、消しに来たの」
「え?」
ベットから下りて部屋を歩き回る。
「本当に推理小説ばかりね」
本棚の前で楽しそうに笑う。
見られて困る物もないが裸の涼子にバスタオルを渡し、そばにいて時々キスや抱擁をした。
風呂にも一緒に入った。
「狭いだろう?」
「くっついてれば平気」
楽しそうだ。

私のシャツがいいと言うので洗い晒しを貸した。
大きめのシャツを着た涼子を膝にのせ、冷えたビールとありあわせのつまみを食べた。
キスしているうちに欲しくなって繋がった。
「あ、だめ。やあ、あ、あ、あ」
アルコールのせいで声を堪えられなくなったらしい。
懸命にも私の名を呼ぶことは避けている。
しかし達する時に「泉田クン」と呼ぶ声はことさら可愛いのだ。
もったいない。
官舎がなんだ、夫の浮気癖に悩む神崎警部夫人には悪いが遠慮することはない。

《続く》
338逢瀬6:2009/06/10(水) 00:38:07 ID:aKUAt84A
>>337

「涼子、もう声我慢しなくていい」
「いいの? はうん、あん、あん」
ああ、この方が可愛い。
「気持ちいいっ。もっとして」
「素直でいい子だ。こうか?」
「ひゃうん。いやあ、すごいっ!あああああっ」
こんなに乱れるのも珍しい。
可愛い声を官舎中に響かせてやる。
美しい顔が恍惚としている。
いい女になった。
「まだ…あたしを…愛せない?」
「…」
「いいの。でもそばにいて」
何のために待たせている。
もう充分涼子を愛している。
なぜ踏ん切れない。
定まらない気持ちをごまかすために律動を速めた。
「足りないか?なんでもしてやる。どうしてほしい?」
「このまま続けて。あああっ、もう。泉田クン、泉田…ク…ン」
一際高く叫んで涼子は意識を手放した。

泊まると言ってきかない涼子をタクシーで送った。

独りで戻ってくると家中に涼子の残像がある。
『匂いを消しに』か、イヌでもあるまいし。
でも成功したみたいだな。
部屋はかぐわしい涼子の残り香に満ちていた。
愛しくて気が狂いそうだ。

朝、ゴミ集積所で神崎警部夫人たちが噂話に花を咲かせている。
ゴミの分別は完璧だ。怯むことはない。
「おはようございます」
「あら、おはよう。行ってらっしゃい」
ゴミを捨てて素早く歩き出す。
「凄かったんですって?」
「もう何時間も…」
「…お盛んね」
「…婚約者…長く独り…」
「昨日…ずいぶん派手な…」
「夜のお仕事…」
「年下…女…上司…ストレス…」
「悪い女…騙され…」
おいおい。相手が薬師寺警視だと知ったらさぞ驚くだろうな。
それに昨夜は2回だけだ。
奥様方の噂は怖い。
瞬く間に私はストレスから悪い女に騙された気の毒な独身警部補にされてしまった。
しかし、涼子がここに来ることはもうないだろう。

《続く》
339逢瀬6:2009/06/10(水) 00:45:19 ID:aKUAt84A
>>338

と思っていた。

ところが満員の地下鉄で官舎に来るのが気に入ってたまに訪れるようになった。
こうなると使い古した安物ばかりの部屋で涼子を抱くのは気が引けた。せめて肌に触れるベット用品とタオルだけでも…と良い品に買いかえた。
心弾む買い物は久しぶりだった。

「あたしのため?」
涼子は喜び、来るなり下着姿になってベッドに入り枕を抱きしめる。
マーキングか?
そんなに私を愛してどうするんだ。
体中から力が湧いてくる。いくらでもできそうだ。
「奥様方の期待に応えるかな」
「なあに?」
「いや、おいで」
枕を離して私に抱きつく。
キスすると躰をすり寄せて来る。
「欲しい?」
「いじわる…今週もお仕事頑張ったもの。いいでしょ?」
「そうだな」
「忙しくてボロボロだったから昨日エステに行ったの。お肌のコンディション最高よ」
ボロボロでも涼子の肌は素晴らしいが、触れると確かにいつもより滑らでみずみずしい。
「たまらない躰だ」
「そうでしょ。あ、ふふっ」
涼子の躰をすみずみまで撫で回す。
甘い喘ぎ声が官舎に響き渡った。
奥様方の期待通り深夜まで間断なく可愛がることができた。

「泉田クン、凄い」
「もう降参か?」
「ううん、まだ平気」
そう言うと私の相棒に口づけてくわえた。
涼子の体力と私の精力とどちらが先に尽きるだろうか?

勝負はつかず涼子は朝までいたい、と言ったが深夜に帰した。
この官舎に国家公務員は住まない。それが気になった。

もう薬師寺参事官が来ていることに住人たちはうすうす気づいているようだが誰も口にしなかった。
同僚の幾人かは私を気の毒そうに気遣った。
官舎住まいの数名の夫人は妙に愛想が良くなった。
そして幾人かは私が権力と女にへつらった堕落者だと思っているようだ。
涼子が純粋に恋をしているとは思いもつかないようだ。

まして密かに私も涼子を愛していることに気づく住人はいなかった。

《6話完》
340名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 01:17:35 ID:VxJepcP2
乙です。280です。

参事官室でのチュー&エチ、しかも窓に手をつかせて、帝国ホテルで外から見られてるかもエチ、
官舎でのエチまで本当にごちそうさまです。
普段のマジメな泉田くんとのギャップがあるだけに、もうちょっと満員電車での痴漢行為が読みたかったな。

官舎でのエチで、喘ぎの抑えが無かった次の日の対応、笑わせてもらいました。実際にありそうw
喘ぎを抑えようとするお涼と泉田くんの行為は、好きなシチュエーションなので萌えました。

さて、あとはネクタイの使い方ですか。
痴漢行為からの延長(?)で考えると、人の少ない映画館でイチャイチャとかどうでしょ?

今さらで申し訳ないけど、Mon amour(スペル合ってる?)ってどういう意味?


長々と失礼しました。
341名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 01:20:21 ID:VxJepcP2
匂い消しをするお涼、かわいいよ。

泉田くんもそれに応えてリネン類を買いに行くのは、もっとかわいいよ。
342281だけど:2009/06/10(水) 14:49:07 ID:aKUAt84A
>>340=280

お返しが遅くなりましたm(_ _)m
ネクタイはとりあえずの最終話、逢瀬7でお目見え。

ところでmon amourは愛しい人くらいの意味らしい。
最愛の人という意味のオサレなおフランス語もあったけど思い出せなかった。
お涼さまならそっちを使いそうだけど。
343名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 23:44:04 ID:bJXzCVUR
お、ニアミスしてた。GJです!

官舎Hで喘ぎまくるお涼はアニメ版5話の
「きゃあ泉田クンこんなところでやめてぇ!!(中略)
きゃああぁ泉田クンだめぇー!!いやぁーへんたいぃーv」で脳内変換されたw
あんな感じで喘がれたらそりゃ奥様方wktkだろうなww

逆にリアルお涼を知ってる同僚とかの方が
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)<え?あんな可愛い声なのに中の人はお涼!?嘘だろ!?
とか右往左往してそうだw

そして「愛せなくていいからそばにいて」とかマーキングとか、お涼が泣けるほど健気可愛い。
つーかこの状態で音波虫の攻撃とか食らったりしたらお涼様ガチで負けるだろうな…
344名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 00:17:01 ID:jvb3Rxfc
GJです。
ああそうか、お涼かわいいなーと思って読んでたけど、>>343のカキコでやっとわかった。
他人から見て本当に「健気」なんだよな。
自分から「アタシってばケナゲ」ってオーラが出てる時は、それほどかわいくないwんだけど、
一途に恋する女は健気でかわいすぎるよ。
かわいいお涼をありがとう。


さらに>>343
それはそれでそういうプレイをやっていただきたい<アニメ5話の叫び声(喘ぎ声)
あまり激しくないのでお願いします。
345名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 23:44:31 ID:p14DkXcv
346逢瀬7〔前編〕:2009/06/15(月) 23:47:36 ID:Kpd8GcFV
>>339
バタンッ
カッカッカッカッ
「呂芳春、アイス3つ」
ギッ、バタムッ!

「なんだ女王陛下は怒ってるか?」
「そのようであります」
「そうかなぁ?でも何か爆発を堪えてる感じはしますねぇ」
「えっ?」

説明しよう。
最初のバタンッは私たちの居室のドアが勢いよく閉められた音。
カッカッカッカッは涼子のヒールの足音。
次のギッ、バタムッ!は執務室の重い扉の音。
丸岡、阿部の後、貝塚の言葉に参事官室の全員が「えっ?」である。
ちなみにアイスとは参事官室の冷凍庫に常備されている高価なハーゲマイヤー社のウルトラゴージャス・セレブリティシリーズのことである。

「どういうことだ?」
私は貝塚巡査に尋ねた。
「つまりぃ、ただ怒ってる時にアイス3つは食べません」
「ではどういう時に?」
丸岡警部が聞く。
「んー。分かんないです。アイス届けるついでに聞いてきますぅ」
冷凍庫を開けて「何味がいいかなぁ?」と呟く貝塚巡査に、つい
「チョコかメープルシロップか蜂蜜…」
と言ってしまった。
参事官室の全員が私を振り向き感嘆の声が上がる。
「さすがです。チョコミントは残ってたはず」
と言って貝塚巡査は小さな体で背伸びして冷凍庫を探す。

貝塚巡査がアイスを届けて戻ると
「どうだ?」
と声がかかる。
「それが、私たちを怒ってる訳ではないとしか分からなかったですぅ。でも」
「でも?」
参事官室の全員が身を乗り出す。
「ちょっと悲しそうな…いえ気のせいですぅ」
と言って、今度は茶器を準備している。
「お茶もか?」
「いえ、警視は何もおっしゃいませんでしたが、あれだけアイスを食べたらお茶が飲みたくなるかと」
「よく気がきくな。よしそれは私が届けよう」
「泉田くん?」
丸岡警部が不思議そうだ。
「機嫌の悪い猛獣のそばに部下ばかり行かせられませんからね」
参事官室に小さく笑いが起こった。

ノックすると
「入っていいわよ」
と返事がある。なるほど怒ってるわけではなさそうだ。
「失礼します」
「何?」
アイスを食べながらこっちを見ようともしない。
「貝塚巡査が中国茶を淹れましたので」
「気がきくわね」
2つめのアイスにとりかかっている。
「刑事部長のお呼び出しでしたね。何か無理難題でも?」
急須と茶碗ののった小盆を机に置きお茶を注ぎながら尋ねた。
《続く》
347逢瀬7〔前編〕:2009/06/15(月) 23:50:18 ID:Kpd8GcFV
>>346

3つめのカップの蓋を開けて私の目を見ずに話し出した。
「『室町警視は将来を嘱望されている優秀な女性だ。もちろん同期である君のよきライバルだろう』」
刑事部長の口調だ。
「『総監は彼女のお父上に大変世話になったそうだ。もちろん君の父上にもだが』」
そこでアイスを一口舐めた。
「『室町クンの婿に良いご縁があったらと頼まれているらしい』」
中国茶を一口。
「『最近、君のところの泉田警部補と室町警視は仲が良いそうじゃないか?彼は優秀な刑事だが』」
アイスを大きく掬って口に入れ黙り込む。
溶けるのを待ってるようだ。
3つめをたいらげてから話を続けた。
「『優秀な刑事だがノンキャリアだ。その、まあ、あまり深入りせぬよう君からも伝えてくれたまえ』」
お茶を一口飲み
「お由紀の婿なんかどうでもいいっ!だけどさ泉田クンはその辺のキャリアより優秀な部下よ。それにあたしの…」
と怒鳴った。
涼子の後ろに回り肩に手を置いた。
「みんなに聞こえます。私のために不機嫌だったんですね」
「それだけじゃないけど」
「ありがとうございます。でもあなたもキャリアなんですよ。お忘れですか?」
空になったアイスのカップとスプーンを持った。
「理由が分かって安心しました。失礼します」
何か言いたげな涼子を残して退室した。
カップをゴミ箱に捨てていると貝塚巡査が近寄ってきてスプーンを受け取る。
新聞を読んでいた丸岡警部が話しかけてきた。
「怒鳴り声が聞こえたよ。お涼もいいとこあるじゃないか」
「ええ」
「キャリアとノンキャリアか。私は2人が納得してればいいと思うがなあ」
「私は室町警視とは…」
「愛は偉大です。愛の下、人は平等です」
「いや、だから誤解…」
「お、マリちゃんいいこと言うね」
私を取り残して2人で意気投合している。

《続く》
348逢瀬7〔前編〕:2009/06/15(月) 23:53:05 ID:Kpd8GcFV
>>347

退庁時、涼子が私を誘わないのを不思議に思いながらロビーを歩いていると
「泉田警部補」
と麗しい女性の声に呼び止められた。
「お涼は一緒じゃないの?めずらしいわね」
室町警視がにこやかに話しかける。
私は敬礼して立ち止まり
「はい、今日はお呼びがありませんので」
「そう。さっき廊下ですれ違ったら機嫌悪そうだったわ」
芝の事件以来、涼子に戦友のような感情を抱いているらしい。
以前ほどライバル心むき出しではない。
「大したことではなかったようです。ご心配をおかけしました」
「私が心配してるのはあなたたちの…いえ余計なお世話ね」
「私たち?」
不可解な言葉を残して室町警視は去っていった。
見送って視線を戻すとロビーのはるか奥に腕を組んで立つ冷めた眼をした涼子の姿が目に入った。
涼子が口にした刑事部長の言葉がよみがえる。
『泉田警部補と室町警視は仲が良いそうじゃないか?』
しまった。涼子が不機嫌な原因はこれか。
誤解だ。事件の時と暴走しそうな涼子を懐柔する時には手を組むがそれ以上の関係は。
弁解する暇もなく涼子は階段を地下駐車場まで駆け下りていく。
ヒールで階段全力疾走され必死で追いかけてなんとか先回りすることに成功した。
「待ってください!話を」
「話すことなんてないっ」
「私にはあります」
油断した涼子の手からすかさずキーを奪って運転席に座った。
「乗ってください。送ります。どちらへ?」
「家」
助手席の涼子は黙りこくっていた。
私も話のきっかけを作れず重苦しい空気がふたりを包んでいた。

《7話中編に続く》
349名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 00:51:44 ID:B0UTnaAq
とりあえず今夜はここまで
中編を待たれよ
350名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 09:33:46 ID:eleV1Kys
>>349
待ってます
351名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 10:00:34 ID:gVOgb46X
乙です。

>ハーゲマイヤー社
高級アイスというと「ハーゲ○ダッツ」しか知らないのでググってみた。
…なんでもなかった(と思う)…作者さんにヤられたw

続き待ってます。
352名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 10:52:10 ID:B0UTnaAq
>>351

「水妖日にご用心」by田中芳樹
353逢瀬7〔中編〕:2009/06/16(火) 22:05:35 ID:B0UTnaAq
>>348

黙りこんだままマンションに戻る。
出迎えたメイドたちは私たちの様子にほんの少し驚き、ミレディの指示を受けて下がっていった。
涼子は真っ直ぐ寝室に向かう。追っていくと私を詰問した。
「お由紀が好きなの?いつから?あたしを抱きながらお由紀のことを考えていたの?」
ネクタイを引っ張って拳で何度も私の胸を叩く。
「何を言って…」
「泉田クンはあたしのものなのにっ!」
「落ち着いてくれ」
「いやよっ!許さないっ」
薬師寺涼子がこれほど自分を失う姿を見たことがない。
これでは話ができない。
ベッドに押し倒し足と体で涼子の動きを止めるとネクタイで涼子の手首を縛った。
「きゃあ、何するのっ」
涼子の口を塞いだ。舌を差し入れても応じようとしない。
乱暴にショーツをずらして涼子を愛撫もせずに犯した。
「いやあ!」
ふたりで買いに行った"お気に入り"はサイドテーブルの上の貴石で彩られた美しいケースに入っている。
それを使うことも忘れて律動を続けた。
「やめてっ…つっ…いや…あ」
ネクタイで縛った両手を頭の上で押さえつけ、武器になる脚もしっかり抱え込んだ。
もう一度キスを試みたが唇を固く閉ざしている。
愛しているともっと早く伝えていれば良かったのか?
『ノンキャリアだ。あまり深入りせぬよう…』
釣り合いがとれないのは涼子とでも同じことだ。
この豪華な寝室だけで官舎と変わらない広さだ。
育った環境も社会的地位も差がありすぎる。
なぜ涼子が私を愛しているのかすらわからない。
感情が高ぶり過ぎて射精に至れない。
「あたしとは躰だけ?上司だから仕方なく抱いてたの?」
「え?」
「そばにいてくれるならそれでも良かった」
「な…にを?」
「お由紀も泉田クンに気があるわ。あたしにはお見通しよっ」
「涼子?」
「お由紀に盗られるのは嫌!渡さないわっ」
どうしてそうなるんだ。
「頼む、話を聞いてくれ」
「いや。何も聞きたくないっ」
「涼子、」
愛してるとは言えず、きつく抱きしめた。

《続く》
354名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:08:52 ID:TK4XX8cv
>349
待ってます、全裸で。

それにしてもまさに「キャリアとノンキャリアの恋愛問題」で
ナーバスになってるお涼に対して
「あなたもキャリアなんですよ」だなんて
元カノに対するダイエットについての発言以上に地雷踏んでないか泉田w

これはひと波乱ありそうだなw
355名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 23:34:06 ID:TK4XX8cv
割り込みゴメンorz&支援
356名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 04:31:20 ID:31AYVWvQ
また今晩来るかな?wktkwktk
357名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 20:43:20 ID:uw4xBCAQ
お涼カワイソス(´・ω・`)

泉田クンの本心が判らなくて不安だったとこに色々あって
爆発しちゃったんだな。
両想いなのに気持ちのすれ違いっぷりが切ない。

だがネクタイプレイは萌えた
358逢瀬7〔中編〕:2009/06/17(水) 23:19:28 ID:TGELlT30
>>353

すでに躰は潤い、私の進入を受け入れていた。
涼子は喘ぎを堪えている。
「ず…るい。泉田クンにこんな風に抱かれたら、あたし…んっ」
ようやくおとなしくなった。
腰の動きを止めてゆっくり話しかける。
「室町警視に恋愛感情はない。誤解を招く言動があったなら反省する。頼むから機嫌を直してくれ」
髪を撫で額や頬にキスしても涼子は表情を和らげない。
「まいったな。返事をためらっていたのは時間が欲しかったからだ。それは、」
「キャリアとかJACESとか、そんなこと気にした?」
ようやく私の目を見た。
「涼子?」
気づいてたのか。
「身を挺してあたしを爆発から庇うほどあたしのコト愛してるのに自分の気持ちに気づかない鈍感だから」
縛られた手をそのまま私の首にかけた。
「あたしを抱いてても由紀子ちゃんに惚れてると勘違いしてるんじゃないかと思ったわ」
「バカな」
「だってお由紀ばっかり誉めるんだもの」
「そんなことはない」
「そうかな?」
嫉妬か?涼子が?
「どうしてあたしのコトは自分でも気づけないほど心の奥にしまい込んじゃうの?」
「え?」
「だって出会った頃からあたしたち相思相愛だったのよ」
「ソウシソウアイ?」
いや、そんなはずは。
かつては結婚するつもりだった恋人もいた。
研修で初めて会った頃もすぐ性格を見抜いてあこがれるなどという危険なマネはしなかった…
セクハラ、パワハラ紙一重の涼子に従っていたのは忠誠心でも義務感でも責任感でもなく愛していたからだと言うのか?
「なんで気づかないの?ほんとうに鈍感なんだから」
涼子が微笑んでいる。
「急がなくていいわ。待っててあげる。ふふふっ。このあたしを待たせるなんて罪な男ね」
待つ?涼子が?
たぐいまれなこの女を私の恋人に?
しかし富も力もない私で涼子は幸せか?
私はファッションにうとくてダンスひとつ踊れない。
涼子に相応しい男は他にいるんじゃないか?
自分が情けないほど卑小な存在に思えた。
「もう私を待たなくていい」
躰を離す。
「どうして?」
不意をつかれたような顔をしている。
「ね、どうして?」
私の首に回った腕に力が入った。

もう終わりにしよう。

《続く》
359名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:53:11 ID:VtiNkywt
今更だが
お由紀の出てくるSSは初めてじゃないか?

正座してまってます
360名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 02:13:59 ID:cjFYtt0L
続きが気になります

凄い楽しみです。待ってます
361逢瀬7〔中編〕:2009/06/18(木) 23:46:57 ID:1a2yU8ST
>>358

もう終わりにしよう。
涼子と離れれば一課に戻れるかもしれない。靴底減らして捜査して手柄たてて退職までに警視正に出世できたらいい。
万が一南鳥島署でも心を尽くして勤めよう。
涼子は大富豪か政治家、王族とでも結婚して世界征服の夢に近づけるだろう。

『てつだう?』『てつだいます、てつだいます』
パリで錬金術を諦めさせた時の誓いは守れないな。

私は残酷な決断をした。

「私を忘れてほしい」
「どうして?」
私を見上げる勝ち気な瞳がわずかに潤む。
「あなたを幸せにできない」
「幸せかどうかはあたしが決める!あたしが泉田クンに惚れてるの!」
首に回されていた腕が私を締めつける。
「忘れられるわけないでしょ…初めての男なのよ」

《7話後編に続く》
362名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 07:02:19 ID:mzD9hSBr
「もう終わりにしよう」で、泉田覚悟を決めてお涼とくっつくかと思ったら、別れだったとは…セツナス。

ますます続きが気になる。よろしく。
363名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 08:01:06 ID:MRxewZCe
別れの決断を「残酷な決断」って言ってるあたり
嫌いで別れるわけじゃない決断なのがセツナス

涼子に惚れられてる事を単純に喜んで調子こくんじゃなくて
自分との釣り合いとか涼子の将来とか考えて煮え切らないところも
涼子が泉田に惚れた理由の一つになってるんだろうけど。
364逢瀬7〔後編〕:2009/06/19(金) 23:02:13 ID:yJWhFM8C
>>361

馬鹿か私は。
こんなに愛しい女を手放して生きていけるか。

一生下僕でもいい。そばにいたい。
『2人が納得してればいいと思うがなあ』丸岡警部おっしゃる通りです。

「認めなさい。あたしを愛してるって」

ようやく平和な人生と引き換えに魔女と生きてゆく覚悟ができた。

「初めて抱いた日からあなたが愛しくてたまらない」
訝しげに美しい瞳が輝いた。
「なんであの日からなの?…まあいいわ、ずっとそばにいてあげる」
呼吸が苦しくなるほどお互いを貪った。
激しい抱擁とキスが心を満たす。

拘束を外すのを忘れていた。
「強引な泉田クンも素敵だった」
「そうか?」
「もっと乱暴にあたしを抱いてもいいのよ。壊れやしないわ」
「大切なあなたにそんなことできない」
「そう?つまらないの」
「私になにを期待している?」
「いろいろ。あんなことや、こんなこと…」
どんなことだ?
ネクタイをほどき跡がついた手首を優しく撫でた。
温もりを感じたくて服を脱ぎ捨てる。
「涼子、早くおいで」
「うん」
胸に飛び込んで来た。
愛撫しながら裸にする。

涼子の手が私の相棒を撫でる。
「欲しい?」
「お願い…このまま」
涼子が望むなら。
「あ…大きいっ」
"お気に入り"を使わずに繋がってキスを繰り返し貪欲に求め合った。

《続く》
365名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:07:10 ID:UWmLrcTf
「幸せかどうかはあたしが決める!」お涼、いいこと言った!
自分の幸せは他人が決めることじゃないぞ。
でも泉田君がそばにいるだけで、本当に幸せなんだろうな。

>ハーゲマイヤー 解説ありがとうございます。
中近東あたりの古くからの経典かと思いマスタ<ハーゲマイヤー経典
(エヴァの死海文書みたいな感じ)

小説は漫画の単行本が出てからしか読んでない不勉強者です。
366名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:18:31 ID:tTr1jJl/
>「認めなさい。あたしを愛してるって」
そーだよなー。
ホント、涼子ならこう!って台詞をなんでスラっと書けるんですか神よ〜。
すごいよもう。
367名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:39:24 ID:UWmLrcTf
ありゃ、入れ違いになってた。
ますますwktkの展開ですな。期待してます。

>>366
作者さんよりも、お涼と泉田君…ってかこの「薬師寺涼子」の全てを理解を
超越したカタチでここに書き込んでくれてる気がする。
特にお涼のセリフ、態度、行動、まさしくソレ!って感じで生き生きとしてる
躍動感がスバラシイーと思ってる。

>>「いろいろ。あんなことや、こんなこと…」
どんな未プレイがあったっけ?それは自分も期待してる。よろしくw
368逢瀬7〔後編〕:2009/06/20(土) 01:33:30 ID:jjb48+g5
>>364

「いつもよりたくましくて…素敵」
吐息が熱い。
「あたしたち、もう恋人?」
一人称複数形が心地よく耳に響く。
「下僕でなくていいのか?」
「いじわる」
優しく口づけると涼子はのぼりつめてしがみついた。
「もっと強く愛して」
「こうか?まだ欲しいか?」
「ひゃうん、気持ちいいっ。もっと欲しいの、奥まで感じたい」
抱きしめて腰を引き寄せ深く強く打ち込むときつく締めつけられる。

顔が見えないと涼子はいつも寂しがった。
けれども今日はどんな態勢も受け入れる。
私は体位を入れ替えながら思うがままに愛した。
「ああん、すごいっ。もう、いっちゃうぅ」
「まだだ」
後ろから攻めながら胸を鷲掴みする。
「こ…んな、あ…泉田クンがこんなに…」
「なに?」
「あ、ん。いやそんなに足開いたら」
「深いだろう?」
「や…あたし、もう」
「恋人同士のセックスはもっと激しいんだ」
「ほんと?それならもっと…して」
嘘ではないが、私は遠慮なく涼子を抱きたかった。
「あ…いや。こんな…初めて、泉田クン、あ、気持ちいいっ」
なんて躰だ。私に翻弄されながら、なまめかしく妖しく輝き出す。
数ヶ月前まで生娘だったと思えない。
腰の動きも締めつけもナカの感触も。
もっていかれる。
もう限界だ。
「涼子、いいか?」
「はぅん…一緒に」
ためらわず放った。
「くっ…涼子、涼子」
「熱い…あああっ泉田クン…ん。抱きしめて。もっとキスして」
しなやかに背中が反り返り、美しい脚が私を締めつける。
私の精を受け止めて喜びに震える涼子の躰を抱きしめて口づけた。
「そばにいて」
荒い息の下で涼子が呟いた。

《続く》
369名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 09:42:10 ID:o0boEM/W
>>368
続きが凄く気になります
待ってます〜
370名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 01:04:27 ID:Arubsj2O
雨降って地固まったか。よかった。・゚・(ノ∀`)・゚・。
顔が見えないのを寂しがってたとかお涼がかわいすぐる。


>366-367
女王様なのに健気可愛いお涼様とか
お涼との格差でgdgd悩んだりするのに肝心な時にはテラ男前な泉田とか
原作から抜け出してきたかのような再現っぷりがすごいと思う。
371名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 23:09:03 ID:heug1Msj
いーずーみーだー、お涼を日本海溝よりも深く愛し、貫いてくれー!<読者の声(きっと)


泉田くん、涼子のことは頼んだよ<弘毅氏(だっけ?涼子のお父ちゃん)

泉田さん、涼子ちゃんをよろしくね。で、オイタしたらこれをどうぞ。うふふ。<お絹姉さん。
「これ」は、前にあった涼子が結婚させられちゃう話の時に、お絹が一服盛らせた(?)薬。
同じ作者さんじゃないかもしれないけど。
372逢瀬7〔後編〕:2009/06/22(月) 00:41:19 ID:KVw8JK2K
>>368

毛布の中で繋がったまま余韻と温もりを感じていた。
「ねぇ」
「ん?」
「もう少しだけ」
「今夜はずっと一緒に」
「ほんと?」
キスすると涼子の中で相棒が起き上がった。
「ひゃん、また大きく…」
私のカタチだけに馴染んだ躰がきゅう、と締めつけた。
「いいオンナになった。どんな男も虜にできる」
「だめ!あたしの中に入っていいのは泉田クンだけ」
可愛いことを。
「ひとつ聞きたい」
「なあに?」
「なぜ私を?」
「あたしの背中を任せられる男だから」
「最初は違うだろう?」
「…知らない」
「え?」
「わからないもの、なんで惚れたかなんて。どこが好きかと聞かれれば答えられるけど、理由がなきゃいけないの?」
「えーと」
涼子が自棄になってる…気がする。
まさかとは思うが
「一目惚れ?初恋?」
「バカッ」
真っ赤になって私の胸に顔をうずめる。
愛しくてたまらない。手放さなくて良かった。
私をこんなに虜にして。本当に魔性の女だな。
けれど一途で…
「可愛いひとだ」

《続く》
373逢瀬7〔後編〕:2009/06/22(月) 00:52:13 ID:KVw8JK2K
>>372

抱えて座位で繋いだ躰をゆったりと揺らしながらキスしているとマリアンヌとリュシエンヌが軽食とシャンパンを運んできた。
慌てて毛布を掛ける。
「いつ支度を?」
「帰ってきた時。心配ないからお祝いの準備をしてって」
諍いも計算通りか?

涼子の聡明さと動物的勘の鋭さには舌を巻く。
私が恋心を隠していたことなどお見通しだったわけだ。

「かなわないな」
「ワカッテナイノネ。ケイサンドオリニナラナイノガイズミダクンナノニ」
「え?」
「なんでもないわ」
きめ細かな泡が遊ぶ黄金色の液体を満たしたグラスを私に手渡して嬉しそうに言う。
「これからはお酒に酔って綱渡りしようとしたら一緒に渡ってくれるでしょ?」
世界一危険で美しい恋人とグラスを合わせて答えた。
「先に救命ネットを張ってからだ」
「あら?」
シャンパンを一気に飲み干して腰を抱き寄せ相棒をさらに深く差し込んだ。
「あ…ん、食事は?」
「後だ」
「お腹空かない?」
「空いてる」
マリアンヌとリュシエンヌに目配せすると2人は日本式に深くお辞儀をし微笑んで扉を閉めた。

乳房の頂を口に含む。
「はぅん、やん」
「もう一度」
「強いのね」
「涼子が可愛いすぎるんだ」
「あ…もう溶けちゃいそう」
「愛してる。私だけの女でいてほしい」
「はい」
抱きついてきた涼子を、その全てをしっかり受けとめた。

《7話完 エピローグへ》
374名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 02:11:00 ID:Z9Nat46u
>>373
きゃー 続き来てた
乙です
次も楽しみにしてます
375名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 00:31:55 ID:5MmJi1u9
やべえnrnrが止まらない
次もwktkして待ってます
376名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 23:38:13 ID:XOGVNr69
もうエピローグだね。どんな展開が待ってるんだろ。
いっそ二人で南鳥島署に赴任しちゃうのはどうだろう。
夜の星は東京と違って、本当にキレイそうだし。

でもホントにあるの?>南鳥島署
377名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 23:56:09 ID:XOGVNr69
やーんなIDwwwww

泉田君、なめられるのなめさせるのも初めてだってなってたから、
69で終わるのはどうかな。<自分のIDで思いついたw
378名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 09:48:43 ID:ngXh8/PO
エロパロ板でこんなに幸せになるのは初めてだ
このスレはいつ来ても幸せがあふれている気がする
379名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 15:52:40 ID:Rk/kQzL2
エピローグでお涼様の企みはどんなの?
380名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 22:24:46 ID:Dz7037in
今月の漫画版はしょっぱなからベッドの上でイチャつくとか間接キスとか
どんだけ釣りまくる気なんだw
そしてお涼にじゃれつかれる泉田本人より、
2度もいい感じの現場に割り込んでしまったジャッキーの方が
照れてるとか、泉田鈍すぎwwwww
381名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 23:45:34 ID:Z1ZjNL/K
>>380

鈍いから愛すべき泉田クン
漫画のお涼は泉田クンの鈍感さを利用して賢くいちゃついてるように見える
382逢瀬〔エピローグ〕:2009/06/27(土) 00:23:52 ID:pbP/QaaN
>>373

「これは…分不相応だ」
用意された三揃えのスーツと着替えに唸った。
「どうして?あたしの恋人に相応しいものばかりよ」
「私はノンキャリアの警部補で…」
「ヤボね。こんな時に階級持ち出さないで。スーツとネクタイはワンピースの色に合わせてコーディネートしたの。どう?」
期待に満ちた眼差し。
初めての"恋人"としたいコトがたくさんあるのだろう。
「着こなせるよう努力する」
「はじめから素直になればいいのに。はい、パンツ。足入れて」
「自分で着る」
「だめ。座って、靴下」
まいったな。だが楽しそうだ。
ワイシャツのボタンを留めズボンを履かせながら
「今夜空いてる?」
と聞く
「なに?」
「ダンスのレッスン予約するわ」
「ダンス?遠慮する」
ネクタイを結び終わり、私の胸に頭を預けて上目遣いに私を見る。
「パーティーで一緒に踊るの」
可愛いにもほどがある。萌え殺す気か。
しかし困った。ダンスか、私にできるだろうか?
涼子は美しいドレスで軽やかにステップを踏むんだろうな。
涼子と踊る姿を想像してみる。
いい。悪くない。
「仕方ないな。あまり期待するなよ」
「うん」
嬉しそうにバスローブを脱いだ。躰のあちこちに紅い刻印が残る。
「着替え、手伝って」
とついさっきまで睦合っていたベッドに腰かける。
形容しがたい美しさを誇る脚にストッキングを履かせガーターで留める。
レースのパンティとお揃いのブラを着けた。
目の毒だ。
急いでハイネックのワンピースを着せてファスナーを上げる。
相棒が涼子の鞘に帰りたがって夜を待てそうにない。
抱きしめて耳元で囁いた。
「朝から誘惑してどうする気だ」
「誘惑?お着替えしただけよ」
無邪気さは時に罪だ。
しかしもう愛情と欲情を抑える必要はない。
「今日は"お昼寝"しよう」
「うん。いつもの部屋ランチ付きで予約するわ。昼休み少し長く取ってもいいでしょ?」
「納税者に代わってたっぷりお仕置きだ」
「共犯なのに…」

庁舎の正面玄関でJACESのリムジンを降り、極上の笑顔を向ける涼子の手をとって参事官室までエスコートした。

もう何を言われようと堂々としていればいい。

今朝の涼子は私の愛を得てビーナスやアフロディーテも逃げ出すほど誇らしげに美しく輝いている。

ロビーはざわめいた。
自然に道が開き、刑事部長さえ圧倒されエレベーターを降りてわたしたちに譲った。

《続く》
383逢瀬〔エピローグ〕:2009/06/27(土) 00:31:00 ID:pbP/QaaN
>>382

この朝を境にわたしたちの仲は半ば公認となった。
おえら方はたいそう喜んだらしい。
甘い!断言しよう。おそらく有事には私を道連れに涼子はますます暴走する。
涼子が可愛いのは私の腕の中で愛を語っている時だけだ。

私は週の半分は官舎、半分は涼子の部屋で暮らしている。私と室町警視の関係を疑る者はもういないだろう。

当の室町警視にはある日の午後偶然廊下で会った。
「安心したわ。ふたりはずいぶん前からおつき合いしてると思ってたんだけれど」
「は?」
「そうね。気づいたのはパリだったかしら?」
あれは嫌々同行してただけだが…室町警視にもわかるほど私は当時から涼子に恋をしていたのだろうか?
「官舎にプロの女性が出入りしているらしいって噂が心配だったけどお涼だったのね。負けたのは悔しいわ。でもお幸せに」
と言われた。
私は警視庁の二大才女に懸想されてたのか?これこそ分不相応だが人の恋心は不可思議なものだ。その証拠に私は涼子が魔女王でも愛しくてたまらない。

私が参事官室に戻るやいなや貝塚巡査が執務室に呼ばれ、まもなく出てきた。
「警視がお呼びですぅ」
嫌な予感がする。
室町警視との立ち話を知って拗ねてるか?
しかしこうもタイミングがいいと警視庁中に私設CIAのエージェントがいるんじゃないかと疑いたくなる。
浮気なんか疑われたら涼子の手で南鳥島に監禁されそうだ。

「ははは、お涼は機嫌悪そうだな。ゆっくりなだめて来るといい」
「はあ」
丸岡警部の言葉と私の深いため息で参事官室は明るい笑い声に包まれた。

コンコン
「入りなさい」
「失礼します」
読んでいた書類の束を机に置いて私の目を見る。
「あたしに報告することがあるんじゃない?」
「いえ、ありません」
ロココ調の椅子から立ち上がり首を傾げる。
「そう?」
「はい」
「まあ、いいわ。席を空けて戻ったら必ず顔を出しなさい」
私に近づくとネクタイをグイッと引っ張った。
息がかかるほど顔が近づく。
「いつもそばにいなきゃダメでしょ」
「はい。これでよろしいですか?」
腰を抱いて唇が触れるほどのキスを落とすと
「よろしい!」
とろけそうな笑顔で私に抱きつく。
もう今日は仕事にならないな。

夕暮れの執務室に甘い吐息が小さく響いた。

《逢瀬・完》
384名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 01:58:54 ID:5QMlP0v+
GJ!!!!!!!
385名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 02:38:30 ID:GEzizsSW
>警視庁中に私設CIAのエージェントがいるんじゃないかと疑いたくなる

いるに決まってんだろw そもそも岸本とか岸本とか岸ry
鈍い泉田氏がカワイイですね。そりゃお涼も首ったけ(死語)になるわけだ。
386名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 12:13:35 ID:sR0VCj7o
>涼子が可愛いのは私の腕の中で愛を語っている時だけだ。
うわ〜 ラブラブっぷりがよくわかるw

お疲れ様でした。読めて凄くうれしいです。
新作があればまたきてくださいね。
387名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 23:02:26 ID:ikacvsat
GJです。
長期にわたる連載(?)、お疲れ様でした (・∀・)つ旦
投下される度に、期待しながら楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。

なかなか素直に認めない泉田も、最後にはおままごとにも付き合うくらいの
惚れっぷり。見事です。

>夕暮れの執務室に甘い吐息が小さく響いた。
今度は執務室のカギは閉めたのかなw

最近は、漫画の連載がいい感じにイチャラブしてるみたいですね。
新作、期待してます。
388名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 16:05:06 ID:bW7IPCer
お涼様の力で泉田警部補も出世して警部になるとか、
389名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 09:21:37 ID:bPB7m4YV
280です。
シチュリク+α…どころか色々な話をありがとうございました。

あー、もう熨斗どころからリボンもかけてもらって
祝儀袋と大入り袋に満杯に幸せが詰められて返してもらった気分です。
本当にありがとうございました。


黒蜘蛛島でお涼が「子供を産む時、タマゴで産むから後悔するな」
って泉田くんに言ってるけど、こんな言葉ですらガイエ氏にとっては
ラブシーンみたいなもん(泣ける…)らしいから、ここのスレの話みたいなのは
全く期待できそうにないだけに、このスレの話は本当に幸せな気分にさせてくれるね。
390作者です:2009/07/01(水) 20:03:15 ID:+xKFKvXc
>>389
いえいえ、こちらこそ萌えネタありがとうございました。
ネクタイは難問で、
どうしたら泉田クンがネクタイを使ってくれるだろうと悩みました。

目隠しはどうしてもシチュエーションが思い浮かばなくて今回は断念しました。


読んでくださった皆さまの感想からたくさんのヒントをいただきました。
5話といいながら7話+エピローグになってしまいましたが最後まで飽きずに読んでいただき感謝。
391名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 23:47:44 ID:A6wsMV06
逢瀬、乙でした。
飽きずにだなんてとんでもない。毎回wktkでした。

>目隠しシチュエーション
こんなのはどうだろ?
何かのイベントで、視覚障害者はこんなに大変なんですーってのを、
アイマスクをつけて体験させるコーナー(男の人が体中に重石を付けたりして
妊婦さんの体験をするような感じ)

もちろん、涼子がアイマスク、お供に泉田。
「んもぅ!弱者に対してなんて不便なの!」と怒る涼子。(これは余談)
まぁ手取り足取り泉田がエスコート。
結局ずっとそのアイマスクを取らずに、視覚障害者の不便さを実感。

もちろん既にラブラブになってる二人なので、涼子のマンションに
二人で帰ってもアイマスクはそのまま、お風呂もベッドも…
いつも通りの敬語で涼子を責める泉田、視界が悪い(見えない)ので
弱気な涼子(←こういうパターンがいい、ってか好きw)

そしてJACESは、福祉関係にも力を入れるようになったとさ(これも余談)


安っぽいストーリーデスマソ。
392SS作者です:2009/07/03(金) 00:35:50 ID:UwglGd51
>>391

目隠し、その案もらった!

3日ちょうだい
393名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 02:25:14 ID:oYMdDOoE
>>392
    ∧_∧
    (0゚・∀・) ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  (0゚(0゚・∀・) テカテカ
  ∪(0゚∪ ∪
    と__)__)

394泉田クンは幸せか?:2009/07/04(土) 22:54:27 ID:0p6QxOYu
>>280
>>391
お返し
>>393
お待たせ

「泉田警部補、まあ掛けたまえ」
警視総監と刑事部長に直接呼びつけられる警部補も珍しい。
向かいのソファに座った刑事部長が身を乗り出してひそひそ声で話し始めた。
「次のイベントで薬師寺クンには警視庁のイメージアップに一役かって貰うわけだが」
涼子を利用しようとは新しい総監も部長も自ら地獄に行きたいらしい。
「あーつまり穏便にね」
「薬師寺も立場を心得ていると思いますが…」
「ここだけの話だが先の芝のアレで君は公傷に値するケガをしている。公式記録には残せないから特進というわけにはいかないが。どうかね?」
昇進試験を形だけ受けろ、と言うことだ。
私は著しくプライドを傷つけられた。
「キミにしか出来ない任務なのだ」
黙っていた新総監がにっこり笑って言った。
「わかっているね?」
抑えきれると思うか?
「ご期待に添えるよう尽力します」
と言って不安げな総監と刑事部長の前を辞した。

涼子になんと言おう。
そのまま伝えればいいか、新しい総監と刑事部長に恩義はない。

「アタシ抜きで新しいタヌキオヤジたちに何頼まれたの?」
執務室に報告に行くと涼子は待ちかねたように私にじゃれついた。
「来週のイベントの件でした」
「聞いてるわ。大丈夫よ、マスコミや都民からの不躾な質問にもとびきり優等生な回答をしてあげてよ。ん…」
キスされても私は上の空だった。涼子は私を見上げて首を傾げた。
「警部になりたくないの?」
「知ってたんですか?」
「せっかく昇進のチャンスなのに浮かない顔」
「出来レースでは…」
「バカねぇ」
涼子はもう一度私に口づけて
「欲のないトコはキミらしいけど」
とキスに身の入らない私の顔を両手で挟んで言った。
「チャンスは全部モノにする」
「はあ」
「泉田クンも少しはアタシを利用することを覚えなさい」
「ですが」
「アタシの男なんだからもっと堂々としてて」
「しかし…」
「もう、煮え切らない男ね。そんなとこも大好きだけど」
すっかりおねだりモードの涼子をあしらいながら、相変わらず世渡り下手なつまらない男だと自己嫌悪に陥った。

日曜日の交通安全のイベントには「美人警察官が多数出席」するとあって児童の父親や若い男性教師の参加が目立った。
このイベント、婦警の中から集められるだけの美人を集めた感じだ。
年末にワイドショーを賑わした薬師寺参事官はことさら注目の的だった。

《つづく》
395泉田クンは幸せか?:2009/07/04(土) 22:59:12 ID:0p6QxOYu
>>394

涼子はアイマスクをして校庭に作られた横断歩道や違法駐輪された歩道をアナウンスに従ってシナリオ通り盲導犬と歩いた。
その姿はモデルがショーでウォーキングしているようだった。
場違いな美しさであったが不思議なことに初対面の盲導犬は涼子にすぐ慣れた。
盲導犬の訓練士が私にボソッと呟いた。
「優しい方ですね。盲導犬の動きにさりげなく合わせている。ふつう初対面であれほど犬の信頼感は得られません」
涼子は弱い者と自分を慕う者には優しいのだ。

実施本部に戻った涼子が
「盲導犬、いけるわね」
と呟いた。商魂たくましい彼女は参加者に微笑みを振りまきながら裏でソロバンをはじいて何か画策している。
医療や福祉にも手を広げるJACESなら盲導犬事業は役に立つのだろう。

総監や刑事部長の心配をよそに涼子は暴言を吐くこともなく始終にこやかに役目を果たし、さらに交通課の婦警や一般都民に信者を増やした。

《つづく》
396泉田クンは幸せか?:2009/07/04(土) 23:03:25 ID:0p6QxOYu
>>395

家に戻っても何を思ったか涼子はアイマスクをしたまま食事を摂る。
私はヒヤヒヤしながら涼子が望むものを持たせたり皿を手元に寄せた。

主寝室のバスルームにもアイマスクで向かう。手を貸そうとしたが断られ、後ろをついていった。
「慣れてる家でも不安なものね」
2人で風呂を済ませると涼子は壁や家具を伝ってベッドに行く。
「このまま抱いて」
「どうして?」
「知りたいの。見えない世界」
少し緊張している涼子をそっと抱いた。

「見えてなくても泉田クンの癖、わかるわ」
しばらく愛撫を続けると涼子は笑って言った。
「何を考えている?」
「デモンストレーションした時にね、音や人の声、匂いや盲導犬の意識が際立って伝わってきた。だから目を塞いで生活したらいつもと違うモノを感じられる気がしたの」
「セックスも?」
「これはあまり変わらないわ…少し感覚が鋭敏になってるけど」
最近マンネリ気味だったか。
反省した私は涼子をうつ伏せにした。
サイドテーブルの水差しから氷をひとつ取り涼子の背中にそっと当てる。
「あ…冷たい。なあに?氷?」
「わかるか?」
「ん…ふふっ。気持ちいい」
肌の熱で氷が溶け、瑞々しい肌が弾いてまるい水滴になる。
それを舌で舐めとりながら背中をくまなく愛撫した。
ひとつめの氷が溶けてしまうと両手にひとつずつ氷を持ち、土踏まずからゆっくり脚をマッサージするように滑らせた。
今日は立ち通しだった。疲れているだろう。
ついでにふくらはぎや膝のうらを丹念にほぐすと涼子は気持ち良さそうにしている。
「マッサージ上手になったわね」
そりゃあ最初の頃は嫌々やってたからな。
「あなたの忠実な下僕ですから」
「ん。誉めてつかわす」
「ありがたきお言葉」
小さくなった氷の欠片を人差し指と中指ではさみそっと涼子の花びらに触れる。
「あ、ひゃうん」
瞬く間に密壷は溢れだした。
気まぐれに氷を滑らせながら舌で弄んだ。
「アタシも」
涼子は起き上がり手探りで私の体をまさぐりだした。
私を押し倒して首や胸や臍にキスを落とし、手の指まで愛しそうに撫でていく。
やがて聳えるものに手が触れた。
舌と手で丹念に愛撫され痛いほど充血してくる。
それを涼子の可愛い口がすっぽりくわえたり出したりを繰り返す。
「くっ。あなたもうまくなった」
アイマスクで目元が見えないが微笑んでいるようだ。

《つづく》
397泉田クンは幸せか?:2009/07/04(土) 23:07:22 ID:0p6QxOYu
>>396

涼子は私の躰の位置を確認しながらいきり立った私の分身にまたがり自らそれをナカに導いた。
「あ…ん」
腰を振って思うがままに私を感じている。
揺れる双丘に手を伸ばして愛撫した。予期せぬ攻めに触れた瞬間ぴくっと躰に緊張がはしる。
私は間をおきながらイタズラするように涼子の躰のあちこちに触れていった。
「もう…ダメ」
涼子の上体が倒れこんだ。抱きしめて突き上げる。
「やあん。あ、あっ」
よつ這いにして素早く打ち込むと涼子は耐えきれないようにベッドに突っ伏した。
「ん。あ、あ、あ…」
いつもより涼子の絶頂が早く来そうだ。しかし私はまだまだだった。
仰向けにして深く交わった。
「ああん、もう…いっちゃう。あっ」
躰が反り返り一度グッと相棒を締めつけた後、ひくひくと小さく震える。欲望を抑えきれずなおも涼子の躰を抱きしめて相棒でかき回した。
「いやあ、あたし…もう」
一度達してしまった涼子は力が抜けてされるがままだ。
それでも私は終わることができなかった。
「泉田クン、泉田クン…」
うわごとのように私の名前を何度も繰り返し呼ぶ。応えるように髪を撫でキスを降らせた。

どのくらいそうしていただろう。
アイマスクはいつの間にか外れて美しい瞳が私を見ている。
「や…あ…はうんっ」
ようやく熱い迸りを放った時には涼子の意識は朦朧としていた。
ぐったりした躰を優しく抱きしめて口づけした。
「すまない。大丈夫か?」
「ん…」
私に抱きついてくる。
言葉はないが触れ合った肌の温もりから涼子の想いが伝わってくるようだ。
たまにはこんな愛し合い方もいい。

涼子が満たされきった顔をして私の腕の中で微睡んでいる。
この愛らしいお姫さまが目覚めると私の日常は俄かに騒がしくなるが、それもまた愉快ではある。
イベントが無事済んで総監も刑事部長も一安心してるはずだ。
せっかく与えられたチャンスだ昇進試験を受けよう。実力で受かって警部になってみせる。
やがて警視正、警視長となって組織を上りつめていく涼子のそばにいるために。
描いていた地味で平凡な地方公務員の生活とはかけ離れているが、これが私の幸せ…なんだろうな。

《おわり》
398名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 23:57:56 ID:P9LtsSsa
楽しみな週明けになるかと思ったら、うっほ!3日待たずにうpされてる!
gjでした。!

399名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 13:07:32 ID:BNBzFf/4
すげぇ
こんな風に目隠しにつなけるとは素晴らしくGJ!
400名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:33:58 ID:t2X5i9xk
ありがとうございます。乙でした。

簡単な目隠しシチュをリクエストしたのに、こんなに内容の濃いストーリーに
仕立ててくれるとは、本当に神です。
ラブラブストーリーはもちろんだけど、その前の警視総監たちの目論見、
特にイベントでの涼子のアイマスクの描写は不自然な感じが全く無く、
盲導犬の話まで違和感なく読めました。

>マンネリ
そうか、氷か。これから暑くなるから氷は常に作るし、参考に(ry
401名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 14:01:46 ID:9dy8nqLP
アイマスクが有ってケープないの?黒蜘蛛島ではあるよ
402名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 15:12:49 ID:hb+h93Wd
涼子様に負けるな!泉田警部補
403名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 23:00:40 ID:eXMW9coz
>>397先生の新作が楽しみだ
404SS作者でございます:2009/07/13(月) 01:05:21 ID:dYiqHrK8
>>403

まだまだお涼と泉田くんをらぶらぶにしたい気持ちはあるが
すいませんネタ切れ

原作の新作か誰かの妄想の欠片でもあれば…
405名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 00:05:25 ID:eyPF6kZ3
それでは投下してみる

・「霧の訪問者」編のネタバレしまくり
・ドSっぽい泉田とか無理やり系が苦手な方は
適当にNGワードに放り込んで見ない振りして下さい
406霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:06:23 ID:eyPF6kZ3
 空では初夏の星座たちがまるで宝石のように煌いているが、夜の帳が降りた軽井沢の森はどこまでも暗かった。
木々の影が亡者の群れの如く立ち竦み、その向こう側には異形の生物が息を潜めていてもおかしくないような
濃い闇がわだかまっている。

「あぁ〜らみんなおかえりなさーい…え?準ちゃん!?」
 ホテルでの火災騒ぎも一段落し、その暗い森の中に建つ薬師寺家の別荘に帰還した私は、
出迎えたジャッキーさんへの挨拶もそこそこに、宛がわれた寝室へと一目散に駆けていた。

「コラ泉田ぁ!!靴は揃えろ廊下は走るなっ!!」
 小学校教師じみたことを叫ぶ上司の怒声に耳を貸す余裕は今の私には無い。一刻も早く寝室に閉じこもり、
あの上司やメイド達との物理的な関わりを断たなくてはならない。
 怪我の痛みも忘れてしまいそうなほどに湧き上がる、どうしようもなくどす黒い衝動を鎮めるにはそれしかない。
ホテルにいた時はごくわずかなものだった違和感は、今や私の中ではっきりと形を取っていた。

──女性の身体に対する耐え難いほどの渇望や抑え難い焦燥感、そして口にするのも憚られるような下劣な欲望。
ここ一年ほどすっかりご無沙汰だった感情が、何故ここにきてこんなにも激しく再燃するのかさっぱり判らないが
うっかり涼子に対して不埒な行動に及んでしまったら、どれだけ恐ろしい事になるかは目に見えている。
 お尻を撫でた代償でガラス窓へ蹴り込まれたという前例があるのだから、押し倒しなどした日には、
股間を蹴り潰されて浅間山の火口に放り込まれる位の事は覚悟しなくてはならないだろう。
 そこまで理解しておきながら、自制できる自信が無いほど私は切羽詰まっていた。
407霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:07:17 ID:eyPF6kZ3
「上司の命令が聞けないのっ!?」 
 高い足音と共にすぐ背後に迫る気配からひたすら逃げ、階段を一段飛ばしで駆け上がって部屋のドアを開けて滑り込む。
だが、閉めかけたドアの隙間から間一髪で割り込んで来たハイヒールのつま先を目にした瞬間
思わず手を止めてしまった私の負けだった。
 扉を勢い良く蹴り開き、わが上司どのは踵を高らかに鳴らして部屋に足を踏み入れた。
靴を脱ぐ間も惜しんでまで追いかけて来るとは、私を怒れた義理か。
 部屋の入り口からはメイド達とジャッキーさんが心配そうな表情でこちらを見ていた。


「…あたしの言う事を聞かないなんてどういうつもり!?」
「すみません、まだ少し気分が」
「嘘おっしゃい」
 私のヘタな言い訳は、彼女の言葉の剣で一刀両断された。
「あれだけ走っといて気分が悪いなんて、何見え透いたウソついてるのよ。さあキリキリ白状おしっ!」
 いつものようにネクタイを掴まれただけなのに、電流が走ったような衝撃を覚えて反射的に彼女の手を振り払っていた。
「触らないで下さい!!」
「上司の手をはね付けるとはいいご身分ね!!」
「すみませんが、一人にしていただけますか?」
「何なの?君さっきからおかしいわよ!」
「何でもありません。大丈夫ですから」
「ウソはもういいッ!!」
 
 改めてネクタイをぐっと引っ張られて一瞬息が詰まった。涼子を完全に怒らせてしまったが、
「この際女なら誰でもいいからヤリまくりたくて堪らないんです」なんて口が裂けても言えるわけがない。
 だが、事態は意外なところから突破口が開いた。
408霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:09:03 ID:eyPF6kZ3
「ミレディ!!」
 マリアンヌがはっとした表情で駆け寄り、ハンカチに包まれた物を涼子に差し出しフランス語で何事かを訴えた。
「…そう、これがゴミ箱に」
 気が利くわね、とマリアンヌの頭をひと撫でして、ハンカチに包まれていたものをちらりと見て私に向き直った。

「泉田クン」
「何でしょうか」
「今から訊く事に正直に答えなさい………君、あたしとしたいって思ってるでしょ?」
「……え」
 いきなり真意を見抜かれて心臓が口から飛び出すかと思ったが、肯定などできるわけが無い。
「何の、事ですか?」
「……あたしに言わせようっての?このくらい察しなさいよ」
「仰る意味が良くわかりませんが」
「どこまでトボけりゃ気が済むのよ」

 あくまでもシラを切り通す私の態度に苛立ってか、涼子の表情が更に不機嫌さを増した。 
普段ならこの鋭い眼光にたじろいで何もかも白状してしまうところだが、今回ばかりは内心を悟られるわけにはいかない。

「君がしらばっくれるなら代わりに言ってあげる」
 私を睨みつけながら、涼子は大きく息を吸い込んで一気にまくし立てた。

「………あたしの事めちゃくちゃに犯したいって思ってるんでしょ!!」
「あらぁお涼ちゃんってばっ!んもうっ、ダイタンなんだからぁ!!」
「ちょっとジャッキー!!笑いごとじゃないってば!」
「あらやだアタシったら!ゴメンねぇ」

 顔を真っ赤にして身悶えるジャッキーさんを軽く一喝すると、再び私の目をじっと覗き込んだ。
心の奥底までも見透かすような眼差しに気持ちが激しく揺らぐ。
 ここまで直接的に言われては、これ以上隠してはおけそうにない。

「………少し、違います」
「少し?」
「必ずしもあなたである必要はないんです。女性なら別に誰でもいいんです……全く、どうかしている」

 終わったな、と思った。こんな下種な感情をこの人には決して知られたくは無かった。
軽蔑されても愛想をつかされても仕方ない。だが、次の瞬間私を呼んだ涼子の声は思いの外優しかった。
409霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:10:46 ID:eyPF6kZ3
「あのね、泉田クン」
「…はい」
「別に恥じる事はないの…君がどうかしてるの、全部コレのせいだから」
 そう言ってハンカチから摘み上げて私に見せたものは、小さな褐色瓶の首を付け根から折り取ったような形の
ガラス容器であった。英字ラベルが貼られているところから判断すると、使用済みのアンプルだろうか。

「これは?」
「君が寝てた部屋のゴミ箱に捨ててあったらしいわ。気になったから後からこっそり回収して来たんだって」
「アンプル、ですかね?」

 そうね、と呟いた涼子が軽く手首のスナップをきかせるとアンプルは放物線を描いてゴミ箱に吸い込まれていった。
「恐らく点滴に混ぜられてたんでしょうね。鎮痛作用もあるから君に一服盛ったのもまあ間違ってはないけど、
たぶん目的は別の事」
「別?」
「…あれの主な作用は、性欲の異常亢進や男性機能増強で……まあ、早い話が媚薬とかそんな感じ?」
 そんな感じも何も、媚薬そのものではないか。なぜそんなものを投与されなくてはならないのだ。

「まさか、アーテミシアが?」
「前にも同じ手口で男連れ込んでたんでしょ?治療ついでに相手もたらし込めて一石二鳥ってとこかしら。
それにしてもこんな厄介なもん使うなんて、あのドラ娘ホントにろくでもない置き土産残していきやがったわね」

 この上司に似つかわしくない、吐き捨てるような台詞には何やら不穏なものが感じられた。
「厄介?」
「『堅物の聖職者も連続暴行魔に変貌』とか『放置すると狂い死ぬ』っていう位の
激しい欲望に苛まれるのにそれを収める手段がたった一つしかないっていう代物でね、
厳しい規制がかかって今では麻薬より入手が難しいブツなの。こんなものホイホイ使えるあたり
ロートリッジ家も相当にヤバいトコと繋がってるんじゃないかしら」
 
 この最低の欲望は己の内から湧き上がった衝動ではなく、薬物で無理やり引き出されたものであった事に
まずは胸を撫でおろした。あとはその「収める手段」とやらを実行すれば全て丸く収まるという事か。
 だが、事態はそう甘くはなかった。 

「それでは、収める手段とは?難しいんでしょうか?」
「…女性の協力さえあれば、方法自体はとても簡単」
「協力?」
「女性相手に心ゆくまで欲望を満たせばいいだけ」
「それは、その…」
「具体的に言うなら、君の気が済むまであたしを犯しまくればいいだけ」
「いいだけって!何バカな事言ってるんですか!!」
「バカとは失敬ね。マリとリューにそんな事させられるわけないでしょ?ここにいる面子で
君の相手が出来るのはあたししかいないわよ?まさかジャッキーとか言わないわよね?」

 涼子が入り口を振り返るとジャッキーさんは弾かれたように飛び上がり、私に向かって手を合わせた。
「ゴメン準ちゃん!アタシこんな格好だけどそっちのケはないわよ!」
「…私もノンケですのでそれはご心配なく」
 事情が事情とはいえ、上司だろうがメイドだろうが女装男だろうがそんな真似出来るわけがない。あらゆる意味で。
410霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:12:12 ID:eyPF6kZ3
「…だからと言ってあなたとそんな事するワケにもいきませんから、縛ってその辺に転がしておいて頂けますか?」
「君、ホントにさっきの話聞いてたの?そんな事しても散々悶え苦しんだ挙句に死ぬだけよ」
「…つまり、女性との性交渉はどうあっても避けられないと」
「そういうこと」

 深くため息をついて、ゆっくりと立ち上がった。対処法が一つしかないのなら、
それが出来る場所まで這ってでもたどり着くだけだ。
 だが、ポケットを探った私は思わず舌打ちしてしまった。携帯電話はアーテミシアに轢き潰された挙句
ホテルと共に灰になっている事を忘れていたのだ。


「…電話をお借りできますか?」
「何しようってのよ」
「タクシーを呼ぼうかと」
「何で」
「要は、風俗にでも駆け込めばとりあえずはどうにかできるって事ですよね」
「軽井沢にはそんな店ないわよ」
「それなら、上田か長野あたりまで出れば…」
「そこまで保つと思う?」
「保たなきゃ、身の破滅ですね……あなたにもご迷惑が」
 この上司は、恨みを持つ者達だけで国が一つ作れると言っても過言ではないほど敵が多いのだ。
腹心の部下が性犯罪など起こそうものなら、彼女の失脚を狙う手合いに格好の口実を与えるのは疑いない。

「そうよ、すごい迷惑。だからここで収めようって言ってるの」
「は?」
「は?じゃないわよ。君、あたしの性別忘れてない!?」
 忘れたことなどない。れっきとした女性、そして容姿に身体能力に攻略難易度と、あらゆる点で最高ランクの女。
だがこの上司に対して破廉恥な行為に及ぶなど色々な意味で恐ろしすぎる。
411霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:13:54 ID:eyPF6kZ3
「とんでもないっ!!警視にご迷惑をかけるわけには!!」
「あたしに迷惑をかけるのは駄目で、会ったばかりの風俗嬢に迷惑かけるのはいいのか、コラ!」
「迷惑も何も、風俗嬢はそれが仕事で、あなたは違います」
「一度二度じゃ治まらないから、女の子壊しちゃうかもね。まあ良くて婦女暴行の現行犯、悪けりゃ店の奥から
出てきたこわーいお兄さん達に簀巻きにされて諏訪湖あたりで沈みっぱなしのダイビングってとこかしら?」


 もう笑うしかなかった。暗澹たる未来予想図を嬉々として語らないでほしい。
「…八方塞がりですね」
「塞がってないわよ?このあたしが一肌脱ごうって言ってるんだから」
「な…!!」
 文字通りって奴よね、などと楽しげにころころと笑うが私はそれどころではない。
「何考えてるんですかっ!?」
「何よ。あたしじゃ不満だとでも言う気?ゼイタクな奴ね」

 この美貌とこのスタイルだ、一晩だけでもいいからお相手をと願う男は星の数にも勝るだろうが
彼女の本性も恐ろしさも知り尽くしている身としてはそんな危険な真似できるわけがない。
身体に生肉をくくりつけて虎の群れに飛び込む方がまだマシというものだ。

「そういう事ではありません!!自分が何を言ってるか分ってらっしゃるんですか!?」
「当たり前でしょ」
「今の私は、あなたに何をするか分からないんですよ?」
「それなら尚更、外に出せるワケないじゃない。あたしの部下から婦女暴行犯出すなんて冗談じゃないし、
こんなくだらない事で君の人生潰したらあたしだって寝覚めが悪い」

「ですが…っ!!」
 人生潰すも何も、涼子の部下にさせられた時点で私の人生九割がた終わったも同然という気がするが、
そんな軽口を叩く余裕もなかった。

「だから、あたしと君の間で、この部屋の中だけの事にしちゃえば一番穏便に収まるのよ」
「辞退させていただきますから出て行って下さい!!」
 涼子の言葉を信じるなら、私一人になったところで何ら解決はしないし下手すれば命にも関わるかも知れないが、
それでもこの人に狼藉を働くよりはよっぽどいい。
412霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:15:33 ID:eyPF6kZ3
「もう、ほんと煮え切らない男ね!」
 言うが早いか私の肩を掴み、そのまま体重をかけて私を押し倒した。 
私の身体は背中からベッドに沈み、スプリングが勢い良く弾んで上掛けの裾が跳ね上がる。
直後、ベッドに飛び込んで来た涼子は私に馬乗りに跨りながら手早くハイヒールを脱ぎ捨てた。

「ミレディ!」
「お涼ちゃん!!」
 涼子は早口でフランス語をまくしたててメイド達の叫び声を遮り、ついでジャッキーさんにも笑って目配せした。
「というワケで、これからちょっと泉田クンと結ばれてくるわ!」

 結ばれるなどという甘っちょろい状況ではないという事は他ならぬ涼子本人が一番良く理解している筈なのに
その笑みはまるで婚礼に臨む花嫁の如く晴れやかで誇らしげですらあった。
「だからしばらく二人っきりにしてね。みんな先に休んでていいわよ!」

 不安げな表情で何度も振り返るメイド達をジャッキーさんが促しながら立ち去り、寝室の扉が重々しい響きをたてて
閉じると後には私たちだけが残された。
 私を覗き込む涼子の瞳は獲物に挑みかかる猛獣の如く鋭い光を宿し、これから始まる事への怖れは
ひとかけらも見てとれなかった。
413霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:17:42 ID:eyPF6kZ3
「さてと」
 私の髪にしなやかな指を絡ませながら、涼子は不敵に微笑んだ。
「これで二人っきりよ」
「いけません!」
「いけなくない。“協力”してあげるわ」
「今ならまだ間に合いますから、あなたも早く出て行って下さい!」
「往生際の悪い男ね。身体の方は正直なんだからさっさと従っちゃいなさい」

 …どこの三文官能小説だ。おまけにどう考えてもセリフが男女逆ではないか。
「エロ親父みたいな事言わないで下さい!!」
「エロ親父はどっちよ!こんなにしといて何意地張ってるのさ」
 
 そう言うと涼子はおもむろに私の下半身に手を伸ばし、コントロールを失いつつある場所を撫で上げた。
そして私の中で理性が勝ったのはそこまでだった。
 反射的に手を伸ばし、涼子の胸を鷲掴みにしていた。ドレスを破りそうになったところで我に返り、
かろうじて押しとどめたが、これ以上進んだらもう取り返しが付かなくなる。

「申し訳ありません!!」

 一瞬、金的蹴りと浅間山の火口が脳裏にちらついたが涼子は何故か嬉しそうに微笑み、私の手をとって
胸に押し付けるように抱き込んだ。

「謝んなくていいの。やれば出来るじゃない」
 滑らかな生地越しの柔らかな感触に更に煽り立てられ、反射的に生地を掴み力任せに引きずり下ろすと
カクテルドレスはまるで紙でも破くかのようにあっさりと引き裂けて白いレース地に包まれた胸元が露わになった。
 衝き動かされるままにしなやかな腕を掴んで引きずり倒し、起き上がって涼子を組み敷いて
ドレスを更に裾まで引きちぎった。このドレスだけでも私の月給が軽く吹き飛ぶ事間違いない代物だろうが
彼女は顔色一つ変えずに、私の身体の下で不敵な笑みを浮かべていた。

「そう、それでいいの。もうホントに手間のかかる部下ねえ」
 さっきまではドレスだった生地の紅さと透けるような肌の白さは目に強烈に焼きつくようなコントラストをなし、
涼子の身体の周りではちぎれたネックレスから飛び散った月長石が、その名の通り月光にも似た
青白い光を放つ。それはこれから始まるであろう惨劇が嘘のように、奇妙に眩しく美しい光景だった。

「ほら、好きにすればいいのよ。まったく手間がかかるったらありゃしない」

 涼子は軽く上半身を浮かせ、片手を背中に廻しホックを器用に外して自らブラジャーを剥ぎ取った。
形の良い乳房が眼前にさらけ出された瞬間、私は抗うことを止めてその豊かな胸に手を伸ばしていた。
抑えがたい衝動に抗い続けるより、身を任せて目の前の女を貪る方が遥かに楽だと気が付いてしまったのだ。
414名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 00:19:41 ID:0ItKAYNW
支援紫煙〜
415霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:24:11 ID:eyPF6kZ3
「そう…それでっ…いいの…っ…あぁんっ」
 胸を乱暴に揉みしだかれた涼子が発した声の甘さに、一旦火を点けられた欲望は更に煽り立てられた。
瞳を潤ませ眉をわずかに顰めた、普段の涼子ではまずありえない表情は目が離せないほど艶っぽく
艶やかな唇から漏れる呼吸はひどく熱い。
 薔薇の蕾のように淡く色づき、痛々しいほど尖った場所に唇を寄せると身体は震え、呼吸はいっそう速さを増した。

「ぁああっ!!」
 その場所を舌先で一舐めすると涼子は陸に打ち上げられた魚のように激しく身体をくねらせた。
いつもの涼子からは想像出来ないほど甘い声は、もっと激しく鳴かせてみたいという劣情を呼び起こすに充分なものだった。


 先ほどまでの焦燥感は幾分か収まっていたが、それは彼女への陵辱のストッパーにはならなかった。
それどころかこの極上の獲物を欲望にあかせて闇雲に食い散らかすのではなく、じわじわと嬲り時間をかけて
味わい尽せる事に喜びすら覚えていた。
 指と唇とで胸の頂を攻めると喘ぎ声は一層激しさを増し、その声と婀娜っぽい表情とがよってたかって
私の理性と良識のタガを外していった。


「っ…ん…っぁ…あん…んっ!…あうっ…っは…ああんっ!!あっ…あぁっ!」
 唇からは絶え間なく可愛らしくも淫らな声と熱い吐息が零れ、無垢な新雪を思わせる肌には紅い痕が見る間に増えてゆく。
しなやかな肢体は私の身体の下で悩ましげに蠢き、その度に唾液にまみれた乳房が揺れる。
まだ上半身にしか触れていないのに、ここまで良い反応をする女は見たことがない。

 脚を大きく開かせると涼子はわずかに怯えを孕んだ表情でこちらを見上げたが、なぜか抵抗ひとつしなかった。
416霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/14(火) 00:26:00 ID:eyPF6kZ3
「んんっ!!」
 彼女の身体を守る唯一の布地に指を押し当てると粘っこい水音が立ち、一際大きな声が響いた。
指先を薄布に這わせるつど、溢れる蜜は下着を濡らして柔らかい肉を布越しにうっすらと透かし、
隠されているものの色や形を容赦なく晒してゆく。

「…凄いな」
「なっ、何が、っ、んっ、ぁあっ!!んっ、ふぁあぁっ!」
 胸の先端を唇で啄ばみながら、花芯を布越しに爪で軽く引っかくと涼子は背中を大きく反らせた。
濡れた生地に指を強く押し付けて殊更にくちゅくちゅと音を立てると、頬を赤く染めて顔を逸らした。

「ここ、もう下着の意味が無い位透けてますよ?……触られただけでこんなにグチャグチャに濡らすなんて、
意外と淫乱だったんですね」
 色々な意味で恐ろしすぎる上司にこんな暴言が吐けるあたり、我ながら正気の沙汰とは思えない。

「…そっちこそ!ココまでねちっこいとは思わなかったわよ、このムッツリスケベっ!!」
 ここで泣かれでもしたら多少は抑止力にはなったのかも知れない。だが、いつもと何ら変わらない強気な反応が
却って私の嗜虐心を煽った。

「んゃあぁあぁんっ!!」
 クロッチの隙間から指を差し入れ、すっかり潤った花弁に直に指を這わせるとしなやかな肢体は大きく波打った。
更に奥深い処に指を突き挿れて柔らかな内壁を擦ると、涼子は高く艶やかな声を上げてがくがくと身体を痙攣させ、
くったりと脱力してベッドに身体を投げ出していた。


「……もしかして、あれだけでイってしまったとか?」
「ば、馬鹿っ!」
 頑ななほどに顔を背け、私と目を合わそうとしないあたり図星だったようである。
濡れたショーツを引き剥がし、涼子の身体を護る最後の布地を奪い去ると声こそ立てなかったが、
こちらに向けられた眼差しは不安げに翳った。
417名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 01:17:17 ID:JJVm9hl6
>>279さん?
待ってたよ〜
今夜はここまでかな?
続き楽しみo(^o^)o
418名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 09:12:13 ID:ymehrxfg
支援
419名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 23:58:16 ID:f7MuyjnN
支援!
420霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/15(水) 01:03:31 ID:TKRRxHoa
支援d!!
>416


 遂に人目に晒されたその場所がよく見えるように足首を掴み、脚を開かせようとすると
私の視線からそこを隠すかのようにわずかに身体を捻ったが、私はそれを許さなかった。
すらりと伸びた脚を引き寄せ、太腿を抱えて拘束すると
涼子の最も大事な場所は眼前に余すところ無く曝け出された。
「あ…」
──この絶世の美女は、人目には触れない場所もとても美しかった。
薔薇、あるいは蘭か牡丹かという綺麗な色と形をしておきながら
切なげに花弁を震わせ、蜜を纏わりつかせて蕩けている淫靡さに誘われて
その場所に唇を寄せると後はもう抑制が効かなかった。

「え!?なっ、何っ!!そんなっ!ゃ、あ、あっ!ひゃっ!ぁああんっ、はぁん!!」
 達したばかりの敏感な身体は私の舌の動きに翻弄され、眩しいほど白い乳房が激しく揺れる。
喘ぎ声の大きさも高さも最高潮に達した頃合を見計らい、私は涼子への愛撫を止めて身体を起こした。
421霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/15(水) 01:04:07 ID:TKRRxHoa
「…え?」
 中途半端なところで止められて戸惑っているのか、涼子は意外そうな表情で私を見上げた。
「どうかしましたか?」
「どうもしない!」
「本当に?」
「ほん、と…んん」
 花弁の端を指先でなぞると切なげに身体を震わせた。

「嘘は良くないですよ?どうして欲しいんです?」
「し、知ってるクセにっ、あ、ああぁっ!!」
 勢い良く半身を起こして反論してきたが、軽く胸を揉み花芯を嬲るとあっさりとベッドに崩れ落ちた。

「人に物を頼むならちゃんと言って下さい」
 触れるか触れないかの微妙な力加減で指を柔肌に這わせると、涼子は切なげな吐息と共に
普段の彼女からは到底考えられないような台詞を口にした。

「……頂戴」


 傲岸不遜を絵に描いたようなこの女が膝を屈したという事実に、私はひどく気分を良くしていた。
「何をでしょうか?」
「…しっ、知ってる癖に白々しいヤツねッ!」
「では、教えていただきましょうか……ここで」

 指先でふっくらとした唇をなぞりながら告げると、わずかに身じろぎした。
422霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/15(水) 01:05:17 ID:TKRRxHoa
「…言えばいいの?」
「その必要はありませんよ…まずはこう」
「ん…」
 指を唇に軽く咥えさせた後、下半身に這わせて花弁を軽くなぞり、秘所の入り口にごく浅く挿入した。

「次にこう」
 指を再び涼子の唇にあてがい、今度は口の中へ付け根近くまで押し込んだ後に
唾液まみれの指を秘所の奥まで突き入れてずるりと引き抜くと耐えきれないかのように涼子が甘い悲鳴を上げた。
「ぁあぁんっ!」
 
「こういう事です。お分かりでしょうか?」 
 指先に絡みついた蜜を涼子の唇に塗りつけながら告げた声は、自分でも信じられないほど酷薄な響きを帯びていた。
 涼子にこんな真似をすれば指や息子を食いちぎられてもおかしくないのだが、恐怖感は微塵も感じなかった上に
今の彼女は不気味なほどに従順だった。
 こくりと頷くと身体を起こして私のズボンに手をかけ、ベルトを外しファスナーを下ろして下着ごと
着衣を引き摺り下ろし、勢い良く飛び出してくるほどそそり立つ私の分身に何のためらいも見せずに唇を寄せた。
423名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 01:07:11 ID:QgSzu/Wh
続ききた
♪へ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ♪
424名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 01:19:24 ID:dTdPRT69
続きキタ(・∀・)
今日はここまでかしらん?

ジャッキー、まさか扉の向こうで聞き耳立ててないよねw
425名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 05:39:31 ID:7nKTeW5u
「今日はここまで」くらいの〆は欲しいかも
面白いです!続き楽しみ〜
426名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 09:03:57 ID:eWIRqYLT
>>424
確か原作の設定ではジャッキーの部屋は泉田クンの隣。
ベッドの中で悶々としてそうw

涼子ちゃん壊されちゃうんじゃないかしら?心配だわ。
ああ、でも。涼子ちゃんが準ちゃんを救ってふたりは初めて結ばれるのね。きゃーっ、素敵だわ。
あら?やだぁ涼子ちゃん大きい声で、メイドさんや管理人さんにも聞こえちゃう。
ああ眠れない。wktk

みたいな?

>>422
今夜も続き読めるかな?
待ってます。
427名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 09:23:57 ID:eDgVmZjk
益々支援
428名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:41:30 ID:cPXK6ijx
盛り上がってまいりましたwww
猛烈に続きが気になるぜwktk
429霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/15(水) 23:47:29 ID:TKRRxHoa
都合により今夜はここのみでスマンorz

>422

 眼前では普段の私なら赤面する事間違いない淫靡な光景が展開していた。
 涼子の指や唇がくまなく私自身に触れ、桃色の舌がぴちゃぴちゃと湿っぽい音を立てて先走りを舐め取っている。
技量の拙さを丁寧さでカバーするような濃厚な愛撫もさる事ながら、あの薬師寺涼子が跪き
しかも男性器を舐めまわしているという事実が私を更に興奮させていた。

 舌先での愛撫が一段落した涼子は、飲み込むかのように私を根元まで受け入れて軽く吸い付いてきた。
全体が暖かく湿った感触に包まれ舌がちろちろと這い回る感触は素晴らしく、声を堪えるのに苦労した。

「っ……つまり、これをアソコの奥まで突っ込んで欲しいと、そういう事ですね…」
 彼女を更に辱めるかのようにあえて露骨な言葉を投げかけ、喉の奥を突くように軽く押し込むと
私を咥えたままでこくりと頷いた。

「では、こちらもお相手させていただきましょうか」
 いったん涼子を解放して服を脱ぎ捨ててそう告げ、ベッドに寝そべった私の顔の上を跨がせるような体勢で
四つん這いにさせると、涼子の恥ずかしい部分は私から丸見えとなった。
430名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:52:04 ID:yD6TDAhl
>>429
いやん、じらさないでぇ
by隣の部屋のジャッキー

続き待ってます
431名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 01:12:53 ID:kDWcym+m
今日は続きなしかな?
ショボン
432名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 03:31:34 ID:oeKwrv5K
ね…眠れない
続き気になる
今晩は来てくれるかな( ´・ω・)
433名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 09:29:59 ID:U+KzAfYs
C
434霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/18(土) 00:32:56 ID:vMkKesY/
待たせてごめんorz


>>429

 そこは先ほど愛撫していた時より更に潤っていた。
濡れそぼった柔肉は貫かれるのを待ちわびるかのように切なげにひくひくと震えている。

「…こんなに濡らして」
「だったら、何っ、ん」
「私のしゃぶってるだけでこうなったんですか?」
「なっ…!!ちがうっ…!!」
「違わないみたいですが…ほら」

 花弁を軽く押し開くと淫らな水音が立ち、溢れた蜜が太腿の内側を伝ってとろりと流れ落ちた。
「んんっ!!」

 涼子の内部は侵入してきた私の指を根元まであっさりと飲み込み、きゅうきゅうと吸い付くように締め付けてきた。
指先にざらついた内壁の質感を確認すると、期待感で胸が高鳴った。
締め付けといいこの感触といい、涼子のここはかなりの名器なのではないか。こんなところまで完璧とは、さすが薬師寺涼子

と妙なところで感心してしまう。

「はぁぅんっ!あ、んっ、ゃあんっ!」
 蜜を掻き出すように繰り返し指を抜き挿しすると、涼子はもう既に男根に貫かれているかのように
身体を捩って激しく身悶え、可愛らしい声を上げて私を益々煽りたてた。
 指ですらこれなのだから本番はどこまで乱れるのか、楽しみで仕方がない。

「んぁあっ!」
 指を引き抜いて秘所のすぐ上、つまり花弁よりやや落ち着いた色合いをした窄まりに指を這わせると
思いも寄らないほど甘い声が上がった。
 排泄口に触れるという、いつもの涼子ならおよそ許す筈のない蛮行を働いたにも関わらず、とても良い反応を
返した事に気を良くして更に彼女を責め立てた。
435霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/18(土) 00:33:59 ID:vMkKesY/
「ああ、後ろもいけるクチだったんですね」
「な、んなわけっ…馬鹿!変態っ!…ぅあぁっ!」
「感じておいて人を変態呼ばわりはいかがなものかと…ほらまた、こんなに」
「く、はぁ…あっ、違う、違うんんんっ!!」
「ほら、口がお留守になってますよ?そんなに気持ちいいんですか?」
「だ、だから違うって!」
 股間に柔らかいものが一瞬触れたが、窄まりに指で蜜を塗り付けるように触れると再び甘い声が上がった。
涼子の唇は私の分身を愛撫するどころではなく、喘ぐために使われている。

「…こっちでもしてみますか?」
「か、勝手になさいッ!…ぁあああんっ!」

 花芯から後ろの口までをひと息に撫で上げると涼子は感極まったようにしなやかな肢体をがくがくと震わせ
私の身体の上にくったりと伏した。
 

「さてと…そろそろご招待いただきましょうか」
 力が抜けた涼子の身体をベッドに下ろしながら告げると、彼女は訝しげに首を傾げた。

「…招待?」
「招かれてもいないのにあなたの中に踏み込むのは礼儀に反しますから」
 ここまで辱めておいて今更礼儀も何もあったものではないが、涼子は異を唱えなかった。
436霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/18(土) 00:39:41 ID:vMkKesY/
「…どうしろっていうのさ」
「誘ってください…あなたが思いつく限りで最も淫らな格好で」
「…な!」
 軽く目を見開いて信じられないものを見るような表情で私の顔を見たが、のろのろと身体を起こし、
私にお尻を向けて四つん這いになって腰を高く持ち上げた。
震える指先が花弁を押し広げ、私の訪れを待ちわびるその場所を自ら晒した。

「もっとよく見せて下さい…そう、しっかりと広げて」
「あ…っは…ゃんっ!…」
 花弁を押し広げようとする指は震え、蜜を掻き出して花心を嬲る。自分の指で自らを愛撫して涼子は激しく喘いだ。

「…自分で慰めろとまでは言ってませんが」
「そんな、つもりじゃ…っ」

 予想を遙かに超える淫らなおねだりに、こちらももう限界だった。細い腰を掴み、秘花に先端だけを潜り込ませると
きゅっと咥え込んできた。そこが与えてくる快楽に軽い眩暈を覚えつつ軽く抜き挿しすると、
私の先端にも熱い蜜が絡みつく。

「や、それ…ちがう」
「何が違うんですか?」
「……もっと…おく」
「奥に、何です?」
「奥に………挿れて…」
 その時ベッド際の壁面に全身が映る大きな鏡が掛かっているのを見つけて、ふと悪戯心が芽生えた。

「では、ご自分からどうぞ」

 ベッドのふち、鏡の丁度真正面にあたる位置に腰掛けてそう告げると涼子は私と向かい合う形で繋がろうとしたが
私は肩に手を置きそれを押しとどめた。

「向きが違いますよ」
「え…?」
「私は椅子なんでしょう?」
「バカっ…」

 私に背中を向け、そそり立つものに入り口をあてがってゆっくりと腰を下ろそうとする涼子を抱き寄せ、
有無を言わさず背後から一気に貫くと高い悲鳴が上がった。

「あああぁあーーっ!」

 私たちは遂に結ばれた。思いもよらない相手と、想像もできなかった状況で。
──そして涼子にとっては最低最悪の形で。
437霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/07/18(土) 00:41:47 ID:vMkKesY/
支援ありがd!
今夜はここまで(・∀・)ノシ
438名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 00:48:05 ID:bEPdAGQt
>>437

いやぁ、最悪の形ってなに?
また眠れないぃ
439名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 00:51:26 ID:2ypY199w
り涼子ちゃああんっ!そんな激しい叫び声!(まさか壊されちゃっ…嫌だわまさか、でもでも
な、ジャッキーの内心を慮りつつ、またの投下お待ちしております。
440名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 14:48:52 ID:/lwExBrw
お涼様は無敵だぞ
441名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 16:31:12 ID:yVzobJKA
うぉ〜支援
442437:2009/07/20(月) 20:04:55 ID:ZFEtBP8P
異聞作者です。
ボヤボヤしてる間にまたしても規制食らってしまいましたorz
解除まで早くて一週間くらいでしょうかorzorz

規制解けたらラストまで投下できるように
書きためてきますんでしばしお待ちを
443名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 20:05:38 ID:oD65JumA
続きはまだなんか・・・
444名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 20:07:45 ID:oD65JumA
タイムリーすぎワロタww
規制解けるまでまってます
445名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 20:10:45 ID:CJ17Yd1Z
>>442

続きが気になって眠れない

規制解除待ってます
446名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 18:41:56 ID:t+HlCiBE
待機してまっとるお
447名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 14:49:18 ID:op0HaciX
ジャッキーは泉田君より頭切れないでしょ
だから私のことなんか忘れて良い女捜しなさい
もちろん室町警視はだめよ。
室町警視意外なら良いわ。
448名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 00:53:20 ID:VxU3TnKf
準ちゃんはヤればできる子。
ジャッキーは隣で待ってる子。

規制解除待ってるお。
449名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 22:21:40 ID:WiG/Nojt
週明けに規制解除で続きの投下が、
来る…来ない…来る…来ない…来る…来ない…来る…来ない…来る…来ない…ふぅ
450名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:09:22 ID:VUHXBg6A
「逢瀬」の作者です。
今月アフタヌーンが休載だから文庫や漫画を読み直して萌え繋いでた。
そしたら隅田川花火大会と「夜光曲」で妄想した。
「霧の訪問者異聞」の後に投下するね。
451名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 20:56:45 ID:CxM7rdpf
「霧の訪問者異聞」サン、「逢瀬」サン、お二方の投下、楽しみにしています。
452名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 16:29:19 ID:OaxTWrMg
スレ違いなら申し訳ない
アル戦のエロパロ投下出来る所ってある?
前に総合あった時に投下するよと言ったままで
来れなくなって、久々に来たら総合なくなっていたので
453名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 17:20:56 ID:lq8a13gK
ずっとあんたを待っていた
是非ともこっちに

【ガイエ】田中芳樹作品エロパロ【ハァハァ伝説】 @避難所
http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/otaku/10205/1192899626/
454名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:51:36 ID:OaxTWrMg
>>453
スレ違いにレスありがとう
もうちょい推敲してナルサスとアルフリードのエロ
アップさせてもらいます

455名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:17:57 ID:LpXlbPnE
むぅ…規制解除はまだかいのう。

ってか、前にもそういうのあったよね。
規制されるような書き込みしてるヤツ、誰だヽ(゚Д゚)ノゴルァァア!!
456名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 00:46:50 ID:IGbQvTuP
   ∧_∧
    (0゚・∀・) ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  (0゚(0゚・∀・) テカテカ
  ∪(0゚∪ ∪
    と__)__)
457名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 21:55:09 ID:I2qrBCc3
規制解除がまちどおしい
458霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/05(水) 00:49:25 ID:2IyJ+3F4
「っ…ぁ……っは……」
 涼子は荒い息をしながらゆっくりと顔を上げたが、正面の鏡に映る己の姿を見た瞬間に呆然と目を見開いた。

「なっ…!!」
 鏡には涼子にとっては屈辱的な光景が映し出されていた。背後から私に抱えられて脚を大きく広げられて貫かれ、
牡丹の花に蛇が潜り込んだような結合部を余すところなくさらけ出すという、視覚的な刺激のきつい体位に
あっという間に耳まで真っ赤に染めあげた。

「何よコレっ!!…ぁあっ!」
 私を詰問しようと勢いよく振り返った瞬間、涼子は眉を寄せ、歯を食いしばって低く呻いた。
真珠のような涙の粒が頬を転がり落ち、私に繋がれた場所から溢れたものはシーツに点々と紅い染みを作った。
 その意味を理解した瞬間、私の胸に去来したものは後悔や罪悪感ではなかった。それどころかこの極上の美女の
初花を散らした事に暗い喜びすら感じていた。つくづくどうかしている。


「…初めてで後ろからおねだりとは」
「だって君が…!!っ…ぅあぁ…」
 耳朶を舐め、私をくわえ込んだ場所を指でまさぐって花芯に触れると背筋を反らせて可愛らしく喘ぎ、
初めてとは思えないほど良い反応を返してきた。

 
「あ…んっ…ふ…ぁあん…」
 極上の絹めいた滑らかな肌を撫でる度、涼子は痛みを忘れたかのように目を細めて小さく喘いだ。
 傍若無人な魔女王の面影は欠片も見当たらず、男の暴力の前になす術もなく翻弄される無力な乙女といった風情の
表情はとても愛らしかったが、今の私にとっては保護欲や愛情ではなく征服欲や嗜虐心を刺激するだけであった。

「…ここ弄られるの好きなんですね」
 痛々しいほど尖った胸の突端を摘むと、返事の代わりに私を咥え込んだ場所が更にきゅっと締まった。


 愛撫を重ねるうち、いつしか涼子は力を抜いて私に身体を預けていた。柔肉を抉られて上げる声も艶を含み、
熱を帯びた肢体はうっすらと汗ばんで香水が甘い香りを振りまき、更に欲望を煽り立てる。
 鏡に映し出される己の痴態に、涼子も昂ぶっているようだった。
 彼女の秘花は禍々しい蛇に食い荒らされるかのように蹂躙され、その度に泡立つ蜜を掻き出されて
いやらしい水音を立て続けていた。
 最初は捻じ込まれたモノをがただむしゃらに締め付けるだけだった秘所は、ごくわずかな経験だけで
最上の名器へと変貌を遂げつつあった。
459霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/05(水) 00:49:56 ID:2IyJ+3F4
 抱えてベッドの中央にうつ伏せに組み敷き、背後から抉ると涼子の反応は激しさを増した。
 律動に合わせて上がる声は外にまで響きわたりそうなほど高く甘く、私を受け入れた場所は
程良い締め付けと刺激でこちらが翻弄されてしまいそうなほどの快楽をもたらして私を虜にする。
 ついさっき純潔を喪ったとは思えないほどの順応性に内心で舌を巻いていた。

「ぁあ、あ!んぁ、はっ、ゃあんっ!…あぅっ、んはぁっ!あ、ああっ!」
 激しく扇情的に、高みへと駆け上がる喘ぎ声に導かれるかのように私も絶頂を迎えつつあった。
 薬のせいなのか、あるいは普段いいようにコキ使われている反動もあったのかもしれない。
私は涼子への配慮ではなく、己の欲望を優先した。


「…中に、出しますよ」
 その言葉に反応したかのように、私を咥え込んだ場所はひときわ強く締まった。
迸るものを躊躇いもなく涼子の内奥に叩きつけると、切なげな声が一際高く響き渡り、彼女はくったりと脱力した。

 
 涼子の脚の間から夥しい量の白濁した体液が滴っている光景を目にして、あの薬師寺涼子を完膚なきまでに
凌辱したという実感が改めて沸き上がってきた。
 だが処女を奪った時と同じく、後ろめたさはひとかけらもなかった。 

 分身はまだまだ勢いを失っていなかったし、欲望は収まるどころかますます激しさを増した。
「一度二度では収まらない」という涼子の言はどうやら真実だったようだ。
 なにより、この一度だけでも八つ裂きは免れない行為を犯したのだ。薬師寺涼子をひとたび穢した時点で
もはや赦されるわけがないのだから、この一度で止めても壊れるまで犯っても私に降りかかる報いに大して違いはない。

 そんな投げやりな思考に支配されるがままに、涼子の細い腰を掴んで益々猛り狂った己の分身を再び打ち込むと、
甘い声がまた耳を撫でた。
460霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/05(水) 00:50:47 ID:2IyJ+3F4
 ───もう何度涼子の中で放ったか、数える事すら億劫になっていた。
 身体の下では、半ば意識を失った涼子が私に貫かれていた。膝が胸に付くほど脚を曲げられ、男性器を深く挿入され激しく

抉られても既に反応らしい反応を返してはこない。
 
 涼子の中で幾度目かの絶頂を迎えた後、私はようやく彼女を解放した。あれほど抑えがたかった焦燥感や性衝動は
嘘のように消え失せていたが全く気は晴れず、胸の底に重い氷の塊が詰まったような感覚が私を支配する。

───私が正気に戻るために払った犠牲はあまりにも大きかった。

 女性を壊れるまで抱いた経験などなかったからこれがそうなのかはわからない。
だが、私の眼前にしどけなく横たわる涼子は壊れていてもおかしくない状態だった。
 ぼんやりと天井を見上げる瞳からはいつもの超新星のような煌きは完全に失われ、ご自慢の長い脚にもしなやかな腕にも
形の良い乳房にも細かいひっかき傷や指痕、キスマークが散って真っ白な肌を赤黒く汚していた。
 だらりと開かれた脚の間では私に幾度も蹂躙された場所が痛々しいほど充血し、様々な体液をとめどなく零している。
 打ち棄てられた人形めいた姿で血痕が散ったシーツに投げ出されている様子は、事情を知らない者が見れば
殺人現場と誤解してもおかしくない惨状を呈していた。



───こんな薄汚い欲望の対象にするべきではない人に身も心もズタズタにするような事を何度も強要してしまった。
薬のせいなどと言い訳でしかない。一過性の欲望に流されてこんな取り返しの付かないことをしてしまう位なら、
狂うか死ぬかした方がまだマシだった。

───涼子の目からほんの一時でも逃れたいと思ったばかりに、最悪の事態を招いてしまった。
放し飼いになどなるべきではなかったのだ。
 
 私は軽く頭を振り、とめどなく浮かぶ思考を脳裏から追い払った。後悔しても犯した罪が無かった事になるわけではない。
この事態にきちんと落とし前をつける。今の私に出来る事はそれだけだ。
 

「…いずみだ、くん?」
 ワイシャツを羽織り、身支度を整え始めた私の背後から弱々しい声があがった。
振り返ると涼子が潤んだ瞳で私を見つめていた。
 頬を伝う一筋の涙を見てしまった瞬間、私は涼子から目を背けた。もう彼女の顔をまともに見る事など出来ない。 
 これ以上見ても、触れても、言葉をかけても、この人をさらに穢すだけだ。
これだけの事をしでかしておいて赦されるつもりなど無い。 そして、これからすべきことも私は理解している。

一刻も早く、そして永遠に彼女の前から姿を消す。それ以外に償う術を私は思いつかなかった。


「泉田クン!どこ行く気!?待ちなさいっ!!泉田クンっ!!」
 背後から狂ったように私を呼ぶ声が聞こえたが、もう振り返らずにドアノブに手をかけた。
461霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/05(水) 00:55:25 ID:2IyJ+3F4
すぐに再規制が来そうな空気なのでキリのいいとこまで投下。
逢瀬作者様にはご迷惑おかけしますorz

あと、こんなヒキだが欝エンドにはしないので
隣の部屋のジャッキーさんはご安心を(・∀・)ノシ
462名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:14:03 ID:bqylRx8Q
あああー、よかったー。規制解除だ。うれしー。

>完膚なきまでに
いつも涼子が敵に対してやっていることですね、わかります。
>コキ使われている
ごめん、手コキかとオモタ orz


>欝エンドにはしないので
これまたよかったー。安心して読めるわ。
>隣の部屋のジャッキー
まさかメイドの2人と???w
また規制解除になる前に投下よろしくCCCC(・∀・)ノシ
463名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 12:16:44 ID:B9JdU37f
うほほ〜
シンヂテタよGJです
支援支援支援支援
464隣のジャッキー:2009/08/07(金) 01:30:31 ID:wZtrSvO8
>>461
もう涼子ちゃんが心配で眠れないわ
465名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:45:26 ID:X1J2/06a
ジャッキー:お涼ちゃん壊れちゃった!? ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
メイド:泉田死ね、氏ねじゃなくて死ね( ゚Д゚)( ゚Д゚)ゴルァ !
466名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 19:46:47 ID:9SFQqNsh
アニキャラ個別のお涼スレが落ちたらしい
誰かスレ立て頼めないか?
467名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 01:47:31 ID:0SffcCzQ
ええい
新刊はまだか!
468霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:48:41 ID:vkl6Xmb1
 廊下に出ると壁際に座り込んでいたメイド達は慌しく立ち上がり、私と入れ違いに寝室へとなだれ込んで行った。
彼女達の押し殺した悲鳴から逃れるように階段を駆け下りると、箒を手にしたジャッキーさんがまるで女装した弁慶のように

廊下の真ん中で仁王立ちしていた。

「準ちゃん」
 私に呼びかけた声には、ここから先は猫の子一匹通さないという意思が満ち溢れていた。

「こーんな夜中にどこに行くつもりなのかしら?」
「歩きながら考えます」
「お涼ちゃんの許可なしにココは通せないわよ」
「…警視は関係ありません。通して頂けますか?」
「悪いけどそれだけはお断りね」
「なぜです?」
「準ちゃんが出て行ったら、お涼ちゃんが泣くから」
「それはありえません」
「違うわ準ちゃん!」
「違いません。どうしても通して頂けないなら実力で突破するまでです」
「どうしても通ると言うならアタシを倒してからよ!!相手が準ちゃんでも手加減しないわよ!」

 雄叫びを上げてジャッキーさんが箒を構え直した時、まるで暗雲を切り裂く稲妻のように二階から声が降ってきた。
469霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:49:28 ID:vkl6Xmb1
「コラ泉田ーーーッ!!!」
 振り返ると、階段の上には薄手のバスローブを一枚羽織った涼子が両脇からメイドに支えられるようにして立っていた。
思わず一歩下がると、涼子は私へ手を差し伸べるかのようにメイド達の支えを振り切って飛び出した。
だが、もつれる足は階段を踏み外し彼女の身体は空中に投げ出され、メイド達の悲鳴が響く。

 その光景を目にした瞬間、考えるよりも先に私の身体は彼女を守るために動いていた。
素早く駆け寄って腕を差しだし、階段に叩きつけられる寸前のところで涼子を受け止めて勢いのまま後方に倒れこんだ。
頭を打たないように首を曲げるのが精一杯で、背中と肩をしたたかに床にぶつけて一瞬息が詰まる。
 どうやら涼子は無事だったようで、床にひっくり返った私に跨ってこちらを睨みつけていた。


「お怪我は…」
 涼子は答えず、おもむろに右手を振り上げた。
乾いた音がすぐ近くで響き、やや遅れて頬が鮮烈な痛みを訴える。一瞬遅れて、それは涼子の掌と私の頬とが
作り出した音だという事を認識した。


「あたしのっ…!あたしの許可なしに何出て行こうとしてるのよ!この大馬鹿っ!!」
 私にビンタを一発お見舞いして涼子は絶叫した。ほんの先刻まで虚無を覗き込んでいたとは思えないほど
強烈な視線が私を灼く。

「…あなたの前から消えるのが一番いいと思ったからです」
「何で!」
「あんな事をしておいて、あなたの前に顔を出す資格はありません」
「嫌とかやめてなんてあたしがいつ言った!?あたしが本気で嫌がってたら君はとっくに原型とどめてない!!」
「…八つ裂きでも、覚悟は決めてますよ」
「何で八つ裂きなのよ」
「…あなたにお詫びするなら、そうでもしないと」
「あたしは君に詫びなんて求めてない!!」
「…ああ、そうですね……謝罪すら許されないような事を、私は」
「違うッ!!!」
 再び頬に鋭い痛みが走った。手を振り上げたまま、涼子は肩で荒く息をしている。

「勘違いしてんじゃないわよ!!あたしは最初っから赦してるの!!君が自分で自分を赦せないだけ!!」

 自分で自分を許せないのはその通りであるが、涼子の言葉をにわかには信じられなかった。
受けた仕打ちは百倍にして返す涼子が、あれだけの辱めを与えた相手を赦すというのか。 
470霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:50:19 ID:vkl6Xmb1
「君ってばお人よしだから、正気に戻ったら自分のした事に耐えられなくなるって事くらい最初からわかってたの。
だからあたしは許す!!君が自分を許さなくってもあたしが許す!」
「ですが」
「お黙りっ!!」
 私を一喝した涼子の迫力は恐ろしいほどであった。ここまで激昂する彼女を私は見たことがない。

「そこまで詫びたいなら、きっちり生きてあたしの側でやり遂げなさい!死んで詫びてそれでチャラにするとか、
そんな安易な理由で君の命なんていらない!!」

 言うが早いか、私のシャツの襟元を掴んでぐっと引き寄せた。
「あたしの許可なしに死んだりしたら、一生許さない、絶対許さない!!君を殺してあたしも死ぬっ!!」
 まるで支離滅裂な事を口走った後はもう言葉にもならず、代わりに暖かい滴が私の頬にぽたりと落ちた。
小刻みに肩を震わせてしゃくり上げる涼子の目から溢れる大粒の涙は一滴、また一滴と止めどなく滴り、
雨粒のように私の頬を濡らす。
 涙は冷え切った胸の奥にまで染み渡るように暖かかったが、涼子の悲痛な泣き顔には胸が締め付けられた。
ここで私が姿を消したらこの人はずっと泣き続けるのではないか。そんなありえない錯覚すら抱いてしまうような
痛々しい表情で涼子は嗚咽していた。


「君は、あたしの許可なしに、死ねないの。判ってるわよね」
「…ええ」
「だから、詫びいれるなら、あたしの側でやりなさい。あたしに黙ってどこかに行かないで。
ちゃんと、あたしの、手の届くところで、君が納得行くまでやりなさい」
 ノーという権利など私にはない。
「…はい」
「返事だけじゃダメ。ちゃんと言って」
「──あなたの側でお詫びします。あなたの許可なしに姿は消しません、あなたの手の届くところにいます」
「誓う?」
「誓います」
「何に?」
「…あなたに」
「よろしい」
 涼子は手を差し向け、私の眼前で小指を立てた。
「…約束して」
 命じられるままに私は涼子の小指に己の小指を絡めた。それを見届けた瞬間、涼子は張り詰めた糸を切られたかのように
私の上に倒れこんだ。
471霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:51:03 ID:vkl6Xmb1
「…お涼ちゃんの傍にいてあげて」
 ジャッキーさんに促されるままに気を失った涼子を抱きかかると、彼は懇願するような口調で訴えかけて来た。
「…私には、もう」
「ダメよそんな事言っちゃ!!」
 即座に私の言葉を遮った口調は、珍しく力強かった。

「準ちゃんもさっき聞いたでしょ?お涼ちゃんがそう望んでるのよ!それで充分じゃない!」
「はあ」
「準ちゃん」
「何でしょうか」
「…さっきお涼ちゃんとした約束、守ってあげてね」
 涼子の髪を撫でながら、ジャッキーさんはぽつりと呟いた。

「準ちゃんが思ってるほどお涼ちゃん強くないわ。だから、準ちゃんが約束守らなかったら、お涼ちゃんきっと…」
「まさか」
 涼子は腹心の部下に死なれた位で後追いなどするようなタマではない。けれども腕の中の女はいつもの涼子とは
別人のように頼りなく、ジャッキーさんの言葉を否定する根拠が見いだせなかった。


「アタシからもお願いするわ…準ちゃんの放し飼いを勧めた手前、アタシにも責任あるしね」
「いえ!!ジャッキーさんは何も!」
「とりあえず準ちゃんも今夜はお涼ちゃんと休むといいわ。全ては朝ゴハン食べてから、ね?」

 ジャッキーさんは涼子の寝室のドアを開け、私を室内へと促しながらにっこりと微笑んでウィンクした。
その微笑みはお世辞にも美しいとは言い難かったが、私が涼子にした事を知っていても全く態度を変えない事に
どこか救われたような気がした。

「じゃあおやすみなさい。準ちゃんもちゃんと寝なきゃダメよ?」
「…ありがとうございます」

 寝室に足を踏み入れると、ベッドサイドには湯気の上がるバケツを携えたマリアンヌと
タオルを山ほど抱えたリュシエンヌが待ち構えていた。
 彼女らの身振り手振りの指示に従って涼子をベッドに敷かれたバスタオルの上に寝かせると、
リュシエンヌがバケツの湯に浸して絞ったタオルを無言で差し出してきた。湯にアロマオイルでも混ぜてあるのか、
薔薇の香りがふわりと漂う。

「…私にやれと?」
「Oui!!」
 二人は揃って力強く頷いた。眠る涼子を痛ましげに見つめているが、私への対応にはどこか戸惑いが感じられた。
 敬愛する主人を散々凌辱して穢した憎むべき敵なのに、その主自身が私を憎むことを良しとしていないのだから
当惑するのも無理はない。彼女らとの関係修復も今後私がやっていかなければいけない事の一つなのだろう。
 
 差し出されるタオルを受け取っては拭い、涼子の身体を隅々まで拭き清めた。理性を取り戻した状態で改めて
この人の裸体を目にしたが、身体のあちこちに散った傷が痛々しく劣情など抱きようもなかった。
夜着を着せベッドの上掛けをかけてやると、メイド達は私にも畳んだパジャマを差し出して涼子の隣を指さした。

 私が着替えて涼子のベッドに潜り込むのを見届けてから、メイド達は一礼して部屋を出ていった。
 神経が昂ぶって到底眠れそうにないと思っていたのに、頭を枕に預けて四肢の力を抜いた瞬間、
私の意識はブラックアウトした。
472霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:52:29 ID:vkl6Xmb1
 次に私を現実へと呼び戻したものは、髪や頬に触れる柔らかく優しい感触であった。
「…泉田クン?」
「……はい」
 囁きかけられてゆっくりと瞼を開くと、逆しまの涼子の顔が視界いっぱいに映った。頭を支える枕は適度な弾力を持ち
非常に心地よかったが、視線だけ動かして周囲を見渡した私は一瞬凍り付いた。
──私が頭を預けていたのは涼子の膝であった。

 涼子が顔を近づけると額に柔らかいものが一瞬触れた。その感触が離れると、無数の花々が一斉に綻んだような笑顔が
私を見下ろしていた。

「おはよう」
「あ…」
 散々に蹂躙された直後に、しかも自分を穢した張本人に対して何故こんなにも美しく、幸せそうに笑えるのだろうか。
そして私は涼子に何を言えばいいのだろうか。
 花のかんばせに浮かぶのは怒りの表情ではなく極上の笑顔で、唇から零れるのは呪詛ではなくごくありふれた朝の挨拶で
しなやかな掌は私の頬を殴打するのではなく、優しく包んでいる。
 最も裏切ってはいけない人を裏切って、辱める事に喜びさえ覚えていた私には余りにも不釣合いな待遇ばかりで
どう反応すべきなのか判らなかった。

「…あなたに、こんな事をしてもらう資格は」
「そんなのどうでもいい。あたしがしたいからこうしてるの」
「ですが…」
 涙をいっぱいに溜め、苦痛に満ちた表情が一瞬脳裏をよぎった。誇り高く、いつも晴れやかに笑っているべき人に
あんな顔をさせてしまった。口にするのも耐えられないような言葉を言わせ、女性にとって最悪な形で純潔を汚した。
 内心で後悔の泥沼に嵌りかけている事を察したのか、私の顔をのぞき込んだ涼子は僅かに表情を曇らせた。
473霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:53:08 ID:vkl6Xmb1
「ったく、その不景気な顔は何よ。あたしとしたのがそんなに嫌だったわけ?」
「あなたこそ、好きでもない相手に無理やりにされたのにどうして」
「だからその前提がそもそも間違いなんだってば」
「……そりゃまた大胆というか何というか」

 あれだけの目にあっておいてこう言い切れるとはさすが薬師寺涼子というべきか。
「どういう意味?」
「その……無理やりがご趣味とはなんとも大胆な」
「んなわけないでしょこの野暮天っ!」
 怒声とともに頭をぺちんとはたかれた。
「ったく、あたしのコトなんだと思ってるのよ!」
 顔を真っ赤にして、ふてくされたように頬を膨らませた子供っぽい表情を目にして
無意識の内に口元が緩んでいたらしい。私の表情を窺った涼子は怒るのをやめて、柔らかく微笑んだ。

「…やっと笑った」
「申し訳ありません」
 笑っている場合ではない。私は婦女暴行の現行犯として即刻逮捕されても文句が言えない立場なのだ。
「謝らなくていいの。いい加減にしないと怒るよ」
セリフとは裏腹に、頬に触れてくる手はとても優しい感触がした。

 髪の毛はもつれ、珠の肌にはいたる所に痣や爪痕が散って全身傷だらけではあったが、
それでも私は涼子を美しいと思った。 
 初夏の日差しのような瞳の輝きも、余裕に満ちた微笑みもいつもと変わったところは無く、溢れんばかりの生命力が
光の粒子になって彼女の周りで煌めいているような錯覚さえ抱かせる。
 薬師寺涼子の美しさは私ごときに汚せるほどヤワなものではないのかもしれない。


 涼子は膝に乗せていた私の頭をそっと枕に下ろすと、寝転がって寄り添ってきた。私の頭を胸にかき抱き、
髪の毛を繰り返し撫でてくる。柔らかな肌に顔を埋めると、ほんのりと甘い香りが鼻をくすぐった。
 ささくれだった心を鎮めるような、丁寧な手つきで頭を撫でられて私は不覚にも安らぎを覚えていた。
 両手で挟むようにして私の頬に触れると、涼子は視線を私と合わせてゆっくり顔を寄せてきた。
474霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:55:01 ID:vkl6Xmb1
 唇に柔らかなものが触れた時、涼子が何をしているか私は理解した。
涼子は私の唇を舐め、舌でゆっくりと唇をこじ開けてきた。互いの舌が絡むといまだ生々しい体液の味が広がって
忌まわしい記憶が蘇る。私は涼子の口も犯していたのだった。


「ごめん!……ここ、まだ汚かった」
 涼子も察したのか、慌てて身体を引いた。潤んだ瞳を恥らうように伏せ、切れた唇の端にうっすらと血を滲ませて
涼子は俯いた。
「馬鹿言わないで下さい!」

 私は反射的に涼子を抱き寄せて唇を奪っていた。何があってもこれだけは否定しておかねばならない。

「あなたに汚いところなんてありません!!身体を張って救ってくれた相手にそんな事思いません!」
「泉田クン…」
 涼子は私の胸に顔を埋めて目を閉じた。彼女の絹糸のような艶やかな髪を指で弄びながら、
私はどう声をかけたものか思案していた。


「…あの」
「謝ったりしたら殴る」
 涼子は顔を上げ、いかにも不機嫌そうな声でぼそりと呟いた。

「ありがとうございます…あなたのおかげで、正気を取り戻せました。」
「素直でよろしい…あのね、泉田クン」
「何でしょう?」
「あたしにしたくない事をさせられるようなヤツが存在すると思う?」
「…あなたの、目の前にいるじゃないですか」
「まだそういう事を言うか」
「すみません」
「だから謝らなくっていいっての」

 涼子は軽く唇を尖らせ、しなやかな指先でぴんと私の額を弾いた。
「じゃあ、質問を変えるわ…あたしが、したくない事をすると思う?」
「いえ…」
 この女にしたくもない事をムリヤリさせるなど至難の業だろう。
「では、コレもそうだとでも?」
「もちろん。だからね、君が負い目に感じるコトなんて何もないの。一つもないの」


 そう言われても、はいそうですかとストレートに信じられるものではない。
だいたい、あれだけの事をしておいて負い目に感じるなというのも無理な話である。

 ───それならば。
 何があってもこの人を傍で守る。もう、絶対にあんな風には泣かせない。それで納得が行くまでやってみようと
私は決意した。涼子に私を罰する意思が無いのなら、あとは私の気持ち次第なのだろう。

「…約束は、守ります」
「当然。破ったら地獄の果てでも追っかけていくわよ」
「……やっぱり地獄なんですね」
「『あなたが一緒なら地獄も天国のような場所です』って位のコト言えないかなあコイツは」
 私の口元をつねって軽く引っ張るという、いつもと変わらない涼子の仕草に何故か深い安堵感を覚えていた。
赦すという言葉を素直に信じればいいのだろうか。まだ、取り返しは付くのだろうか。
475霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 01:58:12 ID:vkl6Xmb1
 自分の気持ちには無理やりながらもひとまず折り合いを付けたが、まだ何か最も大事な事を
忘れているような気がしてならない。
「何ボーっとしてんの」
「いえ…」
 返事も上の空で答えを探していたが、それを思い出した瞬間私は文字通り飛び上がっていた。

「……病院っ!!」
 どうしてこんなにも肝心な事に思い至らなかったのか。コトの後、まっさきに駆け込むべきは涼子のベッドではなく
婦人科だった筈なのに。

「傷、痛むの?」
「いえ、私ではなくあなたの」
「どこも悪くないわよ?」
「こういう事の後ですから、処置しておかないとマズいのでは」
「こういう事って?」

 聡明な涼子には珍しく、首をひねって考え込んでいる。
「いえ、その!!もしこれで妊娠とかしたらどうするんですか!」
「タマゴで産んでやる」

 私の動揺をよそに、涼子はなんの躊躇いもなくけろりと言い放った。

「またそういうご冗談を!!」
「…もしもの事があったら、責任取るってのも詫びのうちになるんじゃない?」
「意味お分かりですか!?好きでも何でもない男の子供を産むって事ですよ?」
「だからその認識間違ってるってさっきから言ってるじゃない!!」
「そりゃあ、あなたが子供をタマゴで産めるなんて話本気で信じたりはしてませんよ」
「そっちじゃないわよ馬鹿!!ナンデコレデキガツカナインダコノドンカンオトコハ」

 拗ねたような表情でしばらくの間何事かをぶつぶつと呟いていたが、不意に顔を上げると
何事か企んでいるような不敵な笑みを向けてきた。

「とりあえず、今回の事件を解決してから再戦ってことでどう?」
「…再戦?」
「もういちど仕切りなおし!今度は君本来のやり方であたし抱いてごらん」
「はい?」
「何?まさか嫌とでも?」
「いえ、それではペナルティになっていないのではないかと…」

 得をするのはこちらばかりという気がする。泥棒に追い銭ってこういう事を言うのではないか。
いや違うか。

「別に君に罰与えるつもりなんて無いし。それにあたしが満足するまで付き合ってもらうわよ。
途中で勘弁して下さいって言っても赦してあげない。ってコトでどう?」
「はあ…」
「だから、これからお風呂入ってもう一眠りしたら朝ゴハン食べて出かけるわよ。
マイラ婆さんとのゴタゴタなんてさっさとカタ付けてもう一度あたしとするの。いいわね?」

 断る権利などないし、涼子の提案を受け入れるにやぶさかではない。
抱き上げろという意思表示なのか、腕を差し伸べてきた涼子を抱えて私は立ち上がり、ドアへと向かった。


───後日の再戦が思いがけず甘い時間になったのは、また別の話。

【完】
476霧の訪問者異聞 ◆KBuFjYvVDg :2009/08/12(水) 02:08:10 ID:vkl6Xmb1
遅くなったのに殆どエロ無しですみませんorz
投下中に支援して下さった皆様本当にありがd!!

そして逢瀬作者様の新作に超期待
  _  ∩ 
( ゚∀゚)彡 花火!!浴衣!!ワタアメ半分こ!!
 ⊂彡 
477名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 12:07:27 ID:aylMLdqo
ラ━━━━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━━━━ン !!!!!
霧の訪問者異聞GJでした!!

しかしなんて鈍感ワロタ
478名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 12:39:00 ID:hX4EcRiI
GJ!!
「赦す」ってカッコイイな、さすがお涼様だ

しかし泉田w
無理矢理がご趣味とか、タマゴとかwwww
さすがすぎるwww
479名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 12:44:15 ID:oYoU4xdu
わああああああぁぁぁぁぁ!
最高GJでした!

にしても泉田鈍すぎだろw
480隣の部屋のジャッキー:2009/08/12(水) 20:42:30 ID:H74k4Dnm
隣のジャッキーこと「逢瀬」作者ですぅ
ぐっじょ〜ぶ
鈍い泉田くん大好物

朝4時過ぎに更新に気づいて幸せな気分で眠りました。
お涼は身体ボロボロでも大好きな泉田くんが他の女を抱くことを阻止できただけで満足してるはず。
ジャッキーが箒って、赤ずきんの扮装だったらモロ魔女(^^;)

甘〜い甘〜い後日談も読みたいな。
超鈍感な泉田くんになんとしても自分の恋心に気づいて欲しい涼子がいじらしい。


しかし、花火と浴衣とワタアメがバレバレ…しかも鏡ネタ被ってる…書き直そうかな?

とりあえず、
ごちそうさまでした!
481名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 23:49:42 ID:vkl6Xmb1
>>477-480
GJd!!

そして>>480
ネタ被り(゚ε゚)キニシナイ!!
花火と浴衣とワタアメは原作から推測しただけなのでこれも(゚ε゚)キニシナイ!!
って事で投下wktkで待ってます
482名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 16:18:30 ID:FtKjO0dS
涼子様の敵は室町由紀子警視だけ他は雑魚
483逢瀬・夏:2009/08/15(土) 00:09:33 ID:usrJRkfm
日中熱されて冷めきらぬまま湿気を帯びた風が川面を越えて吹いてくる。
快適とは言い難い、それでも暑さが和らいだ夕暮れ。
私と涼子は混雑しているが整然と駅から目的地にノロノロ進んでいく人の流れに身を任せていた。
いったいどんな気まぐれなのか。
彼女なら特等席が簡単に手に入るはずだ。
なぜ一般客の列に並ぼうと思ったんだ?
髪をアップにした浴衣姿の涼子に腕を取られた私は疑問を投げかけるタイミングを失っていた。
ようやく座れる場所を確保すると、団扇でパタパタあおぎながら「暑い。ビールでいいわ」と言う。
見慣れた私が見ても今夜の涼子はとても美しい。一人で待たせるのは心配だが立ち上がって見回すと屋台はすぐそこにあった。
急いで缶ビールを仕入れ、思いついてお土産をひとつ買い足した。
混雑がひどくなり涼子を見失ったかと思ったが、人混みの中でも彼女の周りにだけは違う空気が流れていてすぐに見つかった。
声をかけようと牽制し合って遠巻きにする不埒な男どもをかき分けて涼子の横に座る。
私のオンナだ、と言わんばかりに周囲に一瞥をくれてから缶ビールのプルトップを開けて涼子に渡した時、今夜ひとつめの花が夜空に開いた。
「こんな風に見えるのね」
「え?」
「なんでもないわ」
ビールをひとくち飲んで私にもたれかかり楽しそうに空を見上げる。
ひとしきり花火を見上げてから私はお土産を差し出した。
「ワタアメ!」
涼子は喜んでかぶりついて私に差し出す。
「はい」
「いや、私は…」
むくれた涼子はワタアメを口に含むといきなり私の唇をこじ開けるように口づけてきた。
口の中に広がるワタアメの甘さを感じながら私は気がついた。
涼子はふつうのデートがしたいんじゃないか?
貴賓席や特等席でVIP扱いされるんじゃなく、こうして群集に紛れて二人きりで。
その推理が当たっているのなら…
私はワタアメの棒を持った彼女の手を握って引き寄せひとくち食べた。
わずかに驚き「キヅイタノカシラ?イズミダクンニカギッテソンナコトアルワケナイカ」と何やら小声で呟く。
「どうかしたか?」
「なんでもないわ」
花火より鮮やかな笑顔を見せた涼子は満足そうにワタアメを一口千切ると私にすっかり体をあずけて夜空の花火を見上げた。

《続く》
484逢瀬・夏:2009/08/15(土) 00:15:00 ID:usrJRkfm
>>483

「あそこに行きたい」
混雑の続く帰り道、数組のカップルが消えていった建物を涼子が指さした。
駅に向かう人の群れを横切って私の腕をぐいぐいひいて突き進む。
人の頭よりひとつ上にある私の眼は“満室”の文字を一足早くとらえた。
「いっぱいだ」
「それでも行くの」
入り口にたどり着き自分の眼で満室を確認した涼子は「待つ」と断言した。
「ここはあなたには…」
「ここがいいの!」
こうなると涼子は望みが叶うまで梃子でも動かない。
…もう周りの嫉妬の視線が束で突き刺さって痛い。
しかたないつき合ってやるか。
それにしてもただ立って待つのも芸がない。
「涼子」
「なあに?ん…」
安ホテルの入り口で待ちきれないカップルのようにきつく抱きしめて唇を奪った。

数10分待って入った部屋の内装や備品を涼子は物珍しそうにひとつひとつ確認する。
「バスルーム、ガラス張り!」
「ねえ天井にも鏡がある!イヤらしいわね」
そのイヤらしいとこに来たがったのはあなただ。
しかし、涼子は富も才も美貌にも恵まれすぎていてふつうの女の子にある経験や思い出が乏しい。
無意識にそれを補完しているのかもしれない。
はしゃぐ涼子は十代の少女のようだった。
「もう見学はいいだろう?」
必要以上に大きなベッドに腰掛けた私はおあずけをくらっていい加減しびれを切らしていた。
涼子は枕元をチェックしている。
「もうちょっと…あとこのスイッチだけ」
"いかにも"な雰囲気にライトアップされてベッドが暗闇に浮かび上がった。
「こういうの嫌い?」
「いや、悪くない」
涼子の肩を引き寄せると乱暴に浴衣をはだけ乳房に吸いついた。
「あん…ダメ。バスルーム使うんだから」
「待てない」
「待ってて」
腕をすり抜けていった。
私はその気になっていた欲棒と取り残され、灯りがついたガラス張りのバスルームをぼんやり見ていた。

「な…に!?」
涼子は躰を洗い泡にまみれてこちらを向いて微笑むとシャワーで洗い流す。
見事な肢体が露わになっていく。
誘ってるのか?遊んでるのか?
こんなことをされて我慢できるとでも?
私は弾かれたように立ち上がりガラス越しに愛撫する真似をした。涼子はその手に合わせて躰を押しつける。
ふたりの唇が接吻するようにガラスに触れた。
吐息の熱さが伝わってきそうだ。
もう待てない。

《続く》
485逢瀬・夏:2009/08/15(土) 00:18:01 ID:usrJRkfm
>>484

その時、涼子の唇が「来て」と動いた。
浴衣を脱ぎ捨てて飛び込むとシャワーヘッドを奪い取りホルダーにかけて涼子を抱きしめた。
「乱暴ね」
「待たせるからだ」
準備万端な欲棒を秘花にこすりつけた。
「もう?」
「濡れてるじゃないか」
「ん…でも」
「今すぐ欲しい」
返事を待たず、立ったまま背後から結合した。なんの抵抗もなく待ちかねたように潤って私を受け入れる。
「あ…ん」
「ほら、涼子だってもう欲しかったんだろう?」
「ん…今夜の泉田クン浴衣が良く似合って…周りの小娘がみんな見てた。あたしのものなのにっ」
ぎゅっと愛息が締めつけられる。独占欲の強い女だ。
しかし私だけを偏愛する涼子が愛しくてならない。
「浴衣は涼子が選んだんだ。似合って当然だ。こうして極上の躰がそばにあるから他の娘の視線には気づかなかった」
嘘ではない。
「極上なの躰だけ?」
「どうかな?」
「答えて!」
意地悪するのは、こんなことでしか涼子の優位に立てない男の卑屈さかもしれない。
涼子の欲しがる言葉を飲み込んで胸を揉みしだき腰を打ちつけた。
「ああっ、ずるい。どうして答えないの?はぁん、ああっ、ああっ」
涼子は壁に手をついたが立っていられず膝が折れてズルズルとしゃがみ込んだ。
私もそれに従った。
性急に愛し合う2人にシャワーが容赦なく降り注ぐ。
「泉田クン、やぁん。答えて」
「感じやすいイイ躰だ」
「ひどい」
本気で真意を探ろうとする姿がいじらしい。
私はあの薬師寺涼子に愛されている。その自信が男を奮い立たせた。

ずぶ濡れになった身体を拭くのももどかしく、もつれ込むように妖しく変化するライトで染まったベッドに倒れ込んで交わり続けた。
「あたしが泉田クンに抱かれてる」
涼子には天井の鏡で自分の姿が見えていた。
私は涼子の躰が鏡に映りやすいように態勢を変えて突き続けた。
「こんな風に抱かれてたのね」
自分のよがる姿を見ながら上り詰める。
「ああっ、ん…」
「どうした?いつもはもっと欲しがるだろう?つまらないな」
「あたし…イヤらしい」
「かわいいよ。スパートかけるからしっかり見るんだ」
涼子の躰が鏡に映るように身体を離してロングストロークで攻め立てた。
「え?あっ!いやぁ熱いっ。はうん…泉田クン、また固くなっ…あぁぁん気持ちいいっ、あたし…腰…あんなに動かして…」
きゅうきゅうと締めつけられる。

《続く》
486逢瀬・夏:2009/08/15(土) 00:23:06 ID:usrJRkfm
>>485

切なそうに涼子の腕が私に抱きつこうと伸びてきたが私はそれを許さなかった。
「どうして?」
「見るんだ」
「え?あっひゃん、胸…揺れてる、ああっ、やぁ…恥ずかしいっ…はあぁぁん…」
自分の胸を抱きしめ顔を真っ赤にして潤んだ瞳で私に犯される自分自身を見つめている。
腕をつかんで揺れる双丘も鏡に晒した。
「やだっ」
「私はいつもこんなあなたを見てるんだ」
「いじわるっ。ああっ、あたし…泉田クンを欲しがって、」
そうだ。そばで理性を保つのが苦しいほど蠱惑的なのだと知っていてほしい。
「涼子っ、いいか?」
「もう…もう…ひゃうん」
「目を開けて。最後まで見るんだ」
「あああっ泉田クン」
分身を締めつけ背中を反らす。その瞬間を涼子は懸命に美しい瞳を見開いて見届けた。
果てて楔を抜いた後も涼子はぼんやり天井の鏡を見ていた。
「あたし…淫らね」
「可愛かっただろう?」
乱れた髪を撫でてやる。
「可愛いのはわかってるの」
そうだった。涼子が聞きたいのはこっちの言葉だ。
「淫らな涼子も愛してる」
「ん…」
私の首に腕を回す涼子の髪を撫でてキスをした。火照った躰を小さくして私の腕にすっぽりおさまる。

「予定はこれで全部か?」
「この後どうする?」
「帰らないのか?」
「ね、どうする?」
やれやれ、涼子のおねだりは断れない。
「…もう一度?」
「泉田クンがそう言うなら仕方ないわね。一緒に朝帰り、ね?」
「この不良娘」
頭をこずくと上目づかいで躰を密着させてくる。
相棒がみるみる元気を取り戻した。
「あたしにされる姿を見せてあげる」
私を押し倒して柔らかく相棒を両の乳房で挟みこんだ。
「どこでそんなことを覚えた?」
「内緒」
「涼子!」
「実地は初めてよ」
涼子が私しか知らないことは頭でも体でもわかってるが…
「どう?」
「気持ちいい」
「お口とどっちが好き?」
と言ってくわえ込んだ。
私は乳房と口で愛撫を受ける自分の姿を天井の鏡で見ながら彼女に知恵を授けた存在が気になった。
「誰に?」
「誰って?」
「こんなことを教えたヤツだ」
「ヤツ?」
「誰だっ」
「もう取り調べみたい。雑誌の記事よ」
「そんなもの読んだのか」
「普通の女性誌よ。実践に予備知識は必要だわ」
涼子を胸に引き寄せて抱きしめた。

《続く》
487逢瀬・夏:2009/08/15(土) 00:26:00 ID:usrJRkfm
>>486

「私をあまり翻弄しないでくれ。気が狂いそうだ」
「もしかして妬いた?」
涼子がニヤリと笑った。
「さっきの仕返し」
「なに?」
「このあたしに愛されてる自覚が足りないわ」
「どういうことだ?」
「それくらい自分で考えて」
「わからないから聞いている」
涼子はちょっと考えてからこう言った。
「不安にさせないで」
不安?薬師寺涼子の辞書にないはずの単語だが私との恋には臆病になるらしい。
それを私にだけ素直に打ち明ける。
「私はこういうことに不器用なんだ」
「知ってる」
「気のきいたことも言えない」
「わかってる。極上なの躰だけじゃない?」
「当たり前だ」
なんだ、あの意地悪を気にしてたのか。
「泉田クンが超鈍感で救いようがないほど不器用だってわかってるんだけど…」
私の唇に軽くキスをすると涼子は躰を開いた。
とことんけなされた気がするが反論できない。
それよりも、今は。
涼子の腰を引き寄せて大きく反り返る頼もしい相棒を潤んだ花芯に導いた。
「ああんっ」
「愛してる」
深く挿入しながら耳元で囁いた。
「もう一度」
「愛してる。あなただけだ」
私の首に手を回し輝く瞳で私を見つめる。
「もっと…泉田クン…もう一度」
「かわいい涼子、愛してる」
「あたしの泉田クン、愛してあげるわ。あんっ」
涼子の躰が私を奥深くくわえ込み収縮する。
「くっ、あまり締めないでくれ…」
「身体が勝手に…やぁん」
涼子の心も躰も一途に私を求める。
せがまれるまま「愛してる」を繰り返し、乱れる涼子を幾度も絶頂に導いた。

翌朝早く浴衣姿の私たちはラッシュ前の地下鉄に乗り込んだ。
涼子は私にもたれてあくびをし満足げに私を見つめる。私は車内の嫉妬と羨望の視線で針のむしろとなった。
情事の後の涼子は形容し難いほどになまめかしく美しい。
男なら誰でもそそられるだろう。
だが、私だけのものだ。
所有権を主張したくなり公衆の面前にも関わらず艶めいたうなじに唇をあてた。
くすぐったそうに笑って手をつないでくる。握り返して微笑み合った。
今、言葉はいらない。

やっぱりふつうのデートがしたかったんだな。ささやかなワガママだ、完璧に終えてやりたい。
邪魔するヤツは許さない、例え魑魅魍魎でも涼子の手を煩わさず私がお仕置きしてやる。
だが何も起こらないことが一番だ。
帰路の無事を祈りながら涼子につられて私もひとつ大あくびをし、寄りかかりあって瞼を閉じた。
帰ったら朝寝しよう。
私たちの初めての夏はまだ始まったばかりだ。

《終わり》
488名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 14:10:57 ID:7QS+/oXJ
>>483-487
超GJ!
いや、ホント素晴らしい(;△;)
甘甘で最高でした!


でも、こんなに鈍い奴扱いを受けてる泉田くんが、
一時的に鋭くなったら、どうなるんだろう?
とふと思ったけどねw


何はともあれ乙!
489名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:19:34 ID:dihiHTFa
>>483-487
GJ!!

あえて一般参加とかラブホでwktkだったり
雑誌で彼を悦ばすテク研究とか
普通の女の子っぽいデート満喫してるお涼可愛いよお涼

そして涼子の口には出さない思惑をちゃんと理解してる泉田にも萌えたw
元々刑事としては優秀だし、KYなのは恋愛絡みの事だけっぽいから
自覚さえすれば凄いんだろうなw

「逢瀬・夏」ってことは、お月見でしっぽりな秋編とか
雪見や炬燵でキャッキャウフフな冬とかも期待していいんでしょうかw

なんにしてもゴチでした!!
490名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:22:52 ID:KEsjnzVi
>>488-489

読んでいただいてありがとう。
もうストレートに甘甘です。
恋人になれたら泉田に甘えたい(に違いない!)お涼さまのために書いてみました。

>>489
真夏のリゾート編ならご用意できます。
491名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 00:49:57 ID:V4MX13UF
>490
wktkで待ってます<真夏のリゾート編


そして自分はお涼甘々リベンジ編頑張るよ(`・ω・´)
492名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:56:58 ID:/fUoiXoY
逢瀬作者です。
鈍い泉田クンで萌えネタ2題思いついた。

ひとつ
涼子を愛していると突然気づくが涼子の想いには気づかない。
忠実な部下としてそばにいることしかできず悶々。
涼子は泉田が自分への好意を自覚したと気づき、ワザとイスや下僕として扱いつつスキンシップの機会を増やして楽しむ。

ふたつ
涼子に愛されていると気づくが自分の気持ちを自覚できない。
涼子の好意に裏付けされた言動にとまどい、プライベートにお供する時も距離をおこうとする。
涼子は気づかれたことを知るが自分から現状を打破することができない。
しょうがないので今まで通り部下や下僕として時には誘惑すれすれの行為で泉田を翻弄して楽しむ。

どっちが萌えるかな?


なお、逢瀬・盛夏はまもなく投下予定!
喪南美ちゃんが、
493名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 01:22:41 ID:pv7qaM98
>492
ちょwww
どっちに転んでも結局楽しんでるお涼が一番強いw
494名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 09:06:20 ID:ITcakwuw
>>492

どっちも萌える
(*´Д`*) ハァハァ
495名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 09:22:33 ID:Erp28MYB
>>491
甘々ハゲシク期待〜♪

>>492
どっちも( ゚д゚)ホスィ…
どうしてもどっちかなら前者かな
後者だと若干『霧異聞』の泉田くんもそんな感じだし
でもどっちもw
496名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:22:41 ID:tcs31Rgt
ご両人に激しく期待。

>>492
俺もどっちかというと前者かなぁ。
じれったい二人が見たい!
でも俺もどっちも読みたい!w
497名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 22:59:59 ID:2sRwXC/c
>>493-496
レスありがとう。
まずは前者で書こうかな?

とりあえず、逢瀬・盛夏を投下
498逢瀬・盛夏:2009/08/22(土) 23:02:49 ID:2sRwXC/c
「いずみだーっ」
波打ち際から喪南美ちゃんが呼んでいる。
私は軽く手を上げて合図した。
「行ったら?」
チェアーで寛ぐ涼子がサングラスを外しながら私を促した。
「いや。もう海で年若い娘たちと遊ぶのはちょっと…」
「なによ。あたしとならいいわけ?」
今日の水着は伸びやかな肢体をほとんど隠してない。
隠すのが罪だと言わんばかりだ。
裸より刺激的で三十男には目の毒だ。
「涼子も充分若い。時々年の差を感じる」
「どんな時?」
「ん?」
「ねぇどんな時?」
知っていて聞いてるな。楽しそうだ。
話を逸らすためテーブルに置かれていた2つの瓶を取り上げた。
「どっちだ。サンオイル?日焼け止め?」
「…焼いていいの?」
「え?涼子が焼きたければ焼けばいい」
「そう。じゃあサンオイル」
明らかに機嫌が悪い。
なんだ?日焼けが嫌なら素直にそう言えばいい。
しかしサンオイルと言うんだからこっちを塗ってやろう。
小麦色の涼子も健康美溢れていいだろう。
瓶の蓋を開けようとした時「涼子ちゃーん」と太い声が聞こえた。
ホテルの方を向くと白いワンピースと白い日傘がこちらに向かってくる。
ジャッキー若林だ。
「ご招待ありがと」
挨拶代わりに涼子とジャッキーはハグをする。
「プライベートビーチ貸切なんてステキ」
「どうぞ自由に遊んでって」
「嬉しいわぁ。お洋服たくさん持ってきたの」
なるほど私たちしかいないビーチなら女装し放題だ。
「夏のビーチでパレオが着られるなんて夢のようだわ」
それは夢のままであって欲しかった。
「日焼けが心配だからバッチリ日焼け止めしてきたの。あら、涼子ちゃんはサンオイル?焼き過ぎたら純白のウエディングドレス似合わないわよ〜」
冗談を言ってはしゃぐジャッキーの何気ないひと言が私を直撃した。
私は瓶を持ったままフリーズする。
「準ちゃん?あらやだ、あたしなんか悪いこと言っちゃった?」
涼子が笑いながら答えた。
「いいのよジャッキー。泉田クンは自分の奇跡的な鈍さを再確認してるの。
それより私も夕方はパレオにするわ。みんなで夕涼みにお散歩しましょう。
リゾート丸ごと貸し切り、飲み放題食べ放題。エステやヘアサロンも使い放題。もうすぐランチだからゆっくりしてて」
「きゃーサロンもいいの?ありがと。まずはビールでもご馳走になるわ」
白いパラソルが楽しげな足取りでホテルに向かって行った。

《続く》
499逢瀬・盛夏:2009/08/22(土) 23:05:23 ID:2sRwXC/c
>>498

「涼子」
「なあに?」
「その、すまない」
「なにが?」
「サンオイル…」
涼子はカクテルを飲みながら波打ち際で遊ぶ喪南美とマリとリュンの姿を優しく見つめる。
「いいのよ。オイル塗ってくれないの?」
ビキニの紐を外し胸を押さえて背中を向ける。
ここでオイルを塗ったら涼子と一緒になる意志がないことになるんじゃないか?
今さらそれは卑怯だ。
では日焼け止め?
しかし結婚はまだ…いや、涼子がオイルを塗れと言うのだから…
「真面目ねぇ」
涼子が後ろを向いたまま呟いた。
「そんなに迷うこと?」
「ああ」
涼子の表情が見えない。
私は意を決して日焼け止めを手にすると、少し汗ばんだ涼子の背中に塗った。
「泉田クン!?それ…」
「日焼けの跡が残って後で気に入ったドレスを着れなかったら困るだろう?」
「うん」
「さあ、こっち向いて」
小さく涼子の肩が震えている。
「まだそこまで考えてなかった」
振り向かせた涼子の腕、胸にも日焼け止めを擦り込むように丁寧に塗っていった。
笑っているのか泣いているのか読み取りにくい表情で私を見つめる。
「もう少し恋人でいたい、かまわないか?」
急に飛びついてきた。
「こらっ!こぼれるじゃないか」
熟れた躰をすり寄せて潤んだ瞳で私を見つめる。
おねだりだ。
「ここで?」
「貸し切りよ」
「未成年がいるんだぞ」
3人は海に入っていた。2人のメイドはプロだ、遊んでいても涼子の動向を目で追っているだろう。
「じゃあ、あっち」
涼子が岩場を指差した。

海岸からもホテルからも陰になる岩場に誘われた。
この歳になって屋外で行為に及ぶことになろうとは。
もちろん人生初めての経験だ。若い恋人を持つのも良し悪しだ。
刑事であることにも自信がなくなってくる。しかも誘ってきたのは地位も名誉もある参事官だ。
常識の許容を超える事態にめまいがする。
だが絶世の美女の水着姿に屈し、跪いてビキニをずらし秘所に舌を這わせた。
「あ…ん」
誰にも見つかってはいけない。あまり時間はかけられない。
涼子の躰の準備を急ぐ。
指を挿入して素早く動かした。
「ああっ…」
蜜が溢れてくる。立ち上がり躰中を愛撫した。
涼子が愚息を撫でさする。
「もうこんなに…ちょうだい」
潤んだ瞳で私を見上げ手が布地を超えて直に欲棒に刺激を与える。
「悪い娘だ」
「泉田クンが欲しいの」
こんなに私を求めて。愛しい女だ。

《続く》
500逢瀬・盛夏:2009/08/22(土) 23:07:47 ID:2sRwXC/c
>>499

立ったまま水着をずらし片足を上げて繋がった。
「あ…泉田クンが入ってくる。ああんっ」
私の首にぶら下がるようにして腰をくねらす。私もたまらず応戦した。
「やあ…はあ…はあ…強く突いて」
「どうした?」
「ん…もっと欲しいの」
私の唇を強く吸い舌を絡めてくる。ビーチだから興奮してるのか?
「ねぇ寝て。あたしが上になる」
涼子はおねだりするがコトに及ぶとたいてい私のリードで進む。彼女から積極的な体位をとろうとするのは珍しい。
「どうかしたのか?」
「あたしがしてあげる」
「また雑誌か?」
「そう」
「記事の請け売りはやめなさい。あなたはそのままで充分魅力的だ」
「もっと泉田クンに愛されるの」
しなだれかかってきた涼子ともう一度繋がる。
「欲張りだな。これ以上どう愛したらいい?」
髪を撫でながら突き上げる。
「あ…ん。野暮ね…聞かないで」
「一生そばにいる。それでも不満か?」
「今の…プロポーズ?こんな時になんてイヤ…はあん、あっ、やあん」
人の休暇届を勝手に出す涼子だ。その気になれば婚姻届を偽造するだろう。
私の求婚を欲しがるとは意外だ。
わからないな、ワガママなお姫さまだ。
「いつか改めてきちんと」
「約束する?」
潤んだ眼で私を見つめる。この瞳に嘘はつけない。
「約束する」
涼子が抱きついてきて口づける。躰が密着した。
「ああっ!どうしてこんなに気持ちいいの?あ…あ…泉田クンがあたしの中にいっぱい…おっきい」
躰が合うんだろう。
涼子は小振りな造りで締まりが良く相棒は私の日本人離れした体格に見合った大きさだ。
躰を重ねる度に快感が強く濃くなり深まる一体感を私も感じている。

「ミレディ、ムッシュー」
「いずみだーっ」
「涼子ちゃーん、準ちゃーん」
私たちを呼ぶ声が波の音に混じって小さく聞こえる。
「あ、探してる」
「まだ終われない」
「見られちゃう…」
ピッチを上げた。快感が押し寄せこの躰を途中で離すことはできない。
「涼子ちゃーん」
ジャッキーの声がより近くで聞こえる。
律動を早めた。
「あっ、あっ、もう…ダメ…いっちゃう」
欲棒と愛撫に涼子が悶える。
もっと狂わせたい。
弾力のある乳房にむしゃぶりつき柔らかい尻を乱暴に愛撫する。
「あ…はうんっ」
「くっ…涼子、かわいい」
状況は一刻を争うが私も涼子も余計に高ぶった。
頼もしい相棒は涼子のナカでぐっと起き上がる。

《続く》
501逢瀬・盛夏:2009/08/22(土) 23:10:34 ID:2sRwXC/c
>>500

「ああん、たくましい…」
とけそうなほど潤い愛液はふたりの脚を伝わって白い砂浜に流れ落ちた。
岩陰で砂まみれになって求め合う。
水着の肩紐は二の腕まで下がり惜しげもなく晒された美しい乳房が揺れて私の胸に当たる。
「いいっ…泉田クン、あ…はぁん、あん、あん、やぁん」
波の音がなければ喘ぎ声が響き渡っているだろう。
「ひゃうん。ああっ!」
涼子の躰から一気に力が抜けた。
先に達したか。
「いくぞ」
唇をキスでふさいで放った。
「ふぁん…うぐっ…くっ」

「涼子ちゃーん。あっ、お邪魔しちゃった?」

《続く》
502逢瀬・盛夏:2009/08/22(土) 23:17:43 ID:2sRwXC/c
>>501

間一髪、水着の乱れを直して砂を払いキスしたところにジャッキーが現れた。
「ジャッキー、なあに?」
涼子は蕩けた顔を数秒でいつもの表情に戻した。
お見事。
「お昼ごはんよぉ」
「今行くわ」
私の腕をとり顔を見合わせて笑った。
まったく涼子といると海から珍獣が襲ってこなくてもスリル満点だ。
「もうラブラブね。あてられちゃう」
「フィアンセだもの」
「ええっ?」
ジャッキーの驚きと同時に私は砂に足を取られてよろけた。
「やだ、準ちゃんいつから?」
私が聞きたい。
「ついさっき約束したの」
私の腕を引っ張って涼子が答える。
「あたし世紀の一大事にお邪魔しちゃった?」
「まあね」
謀られた。あれは行為の最中の睦言だ。
「見つかったわよぉ」
遠くにいる3人にジャッキーが手を振る。
脱げてしまっていたサンダルを手にぶら下げた涼子が私の左腕に抱きついて囁いた。
「午後はクルーザー出すわ。ふたりで、ね?」
海の上でもう一戦ご所望か。
「ああ。それよりあの話は改めて、と言っただろう?」
「それはそれ。いいのよ、泉田クンはあたしといれば絶対幸せなんだから」
また勝手に決めつけて。
「約束したわ。最高でなきゃダメ。出来が悪かったら何度でもやり直しよ」
最高のプロポーズ?どういうものか教えてほしい。
「もう迷わせてあげない」
私を見上げ真顔で呟く。

「いずみだ!」
合流した喪南美ちゃんが右腕に飛びつく。
「あたしの泉田クンに何するのさ!」
「独り占めさせない!」
両手に毒…いや大輪の薔薇だ。
地味で平凡な私を涼子や喪南美ちゃんが慕う理由がわからない。
マリとリュンが傍らで微笑む。
美少女と美女に囲まれ絵に描いたような真夏の空の下、非凡な時間が私を巻き込んで流れていくことにも慣れてきたな、と気づいた。

《終わり》

甘々?
503名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 22:57:51 ID:+BuuSLp/
おおーGJ!!
野外ってエロいな!!砂が入って痛そうだがw

そしてお涼さま雑誌に毒されすぎwww
「海から珍獣が襲って来なくてもスリル満点」に吹いたw

ラスト8行の描写で、お涼と泉田ともなみで3(ryとか爛れた考えが浮かんできたw
まあ、もなみはノリノリでもお涼が許さないだろうがw
ゴチでした!!
504名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:34:20 ID:1YHAMZIu
GJ!
すっかり出来上がっててラブラブなのに
サンオイルか日焼け止めかでgdgd悩むのが非常に泉田らしいw

今更だけど>492はどっちでも萌えるw
505名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 20:50:33 ID:5oMgIeJQ
GJ!
いや、ホントにありがとうという言葉しか出てこないw
泉田くんがどんどん慣れてきているのがまたいい!
ホント、乙です!
506田中芳樹はアメリカ嫌い:2009/08/28(金) 04:44:23 ID:SaWMveK6
 淡い青色をした美しい空が広がっていた。ずっと遠くに見える水平線を境にして深い青をした海。
最近、やたらと騒がれる地球温暖化やらヒートアイランド現象とやらで住み難くなった赤道直下の
酷熱地獄の様相を呈するコンクリートジャングルの東京とは違い、爽やかな風が吹いていた。厳し
い日差しはあったが、海に三方を囲まれた横須賀の気温は安定していた。
 無限に広がる美しい海に、いくつかの巨大な無機物の塊が浮かんでいて、其れがアメリカがこの
国に対する軍事的な支配を確立している事を示していた。それらの巨大な無機物の塊は核兵器を搭
載した原子力空母や原子力潜水艦であり、彼らがその気になれば、横須賀に駐留する自衛隊など、
24時間のうちに制圧してしまうだろう。
 海に面した庶民向けのショッピングモールの出入り口では、プラカードや拡声器を持った十数人
からなる市民団体が、原子力空母反対、アメリカ軍の駐留反対と軍用地返還の署名集めをしている。
その活動の熱心さは恒常的な物ではないだろう。彼らがことさら熱心に活動を行うのは連日、日本
中を騒がしているあるニュースが原因だった。
 横須賀におけるアメリカ軍関係者が犯人と思われる連続通り魔事件。いずれも若い女性ばかりが
狙われている凶悪な事件で、其の各々が強姦殺人であり、強引に行為に及び、其の状態から絞殺と
いうのが共通する手口だった。事件があまりに凶悪である事から、アメリカ軍は徹底して関与を否
認し、捜査には極めて非協力的だった。アメリカに協力が得られない事には捜査は進展せず、なぜ
か警察庁の対応が遅れており、事件は後を絶たなかった。
「よろしいのですか警視? 捜査もせずにこの様に映画など」
 私はショッピングモールの中の映画館の受付窓口で買った二枚のチケットから一枚を我が上司に
手渡す。
「映画の他に何をしろっていうのよ? こんな退屈な街だったら、劇場版の怪奇・十二日の木曜日
を見ている方が何万倍もマシよ」
 私の名前は泉田準一郎、年齢は30代前半、警視庁刑事部参事官付で階級は警部補。我が上司は
警視庁刑事部参事官、薬師寺涼子。絶大の美貌と無双の兇悪さにおいて、警視庁に雷鳴をとどろか
せている。赤いシルクのブラウスに白いサマースーツ。タイトなミニスカートから伸びる美しい脚
も、稀代の彫刻家が偶然という領域で如何にか造形できるかという美しい顔立ちも、そのまま芸術
としてニューヨーク近代美術館に飾られていたとしても何ら違和感は無い。いや寧ろ、その中でも
異彩を放ち続けるだろう。
「そうではなくて」
「おーお、マジメな公務員だこと」
 反論しようとして口を開いたところにクロスカウンターパンチを貰った。
「第一、犯行はいつも深夜なんでしょ? だとしたら、まだまだ時間はたっぷりあるわ」
 楽しそうな顔をして涼子は上映される4番シアターの方へと歩き出していた。
 あの怪奇・十二日の木曜日が映画化されるなんて、この人が差し金に違いないと強大な権力を持
つ上司を疑ったが、チケットの表に描かれた今話題のイケメン主演俳優を見て不平を漏らす涼子を
見て、其れが杞憂に過ぎないことを悟ると、さっさと歩いていってしまった上司を早歩きで追いか
けた。

(中略)
507田中芳樹はアメリカ嫌い:2009/08/28(金) 04:45:17 ID:SaWMveK6
 おとり捜査は失敗に終わった。薬師寺涼子という極上の餌を前に獲物は其れが美女の皮を被った
野獣である事も知らずに喰い付いた。見事に罠に引っかかったのである。しかし、最大の誤算は罠
に引っかかった獲物が罠を食い破ってしまったことにある。
 兵士の肉体を薬物や外科的手術、更には遺伝子配列を組み替えることで強化して作られた改造人
間。其れが通り魔の正体だった。おそらく、中東のゲリラ戦や無差別テロに対抗する為に研究開発
を進めたのだろう。アメリカ軍が全面的に捜査協力を拒否した理由も分かる。これは重大な軍事機
密の漏洩であると同時に、倫理的に国際社会からの非難を浴びることは間違いなかったからだ。
 銃声を聞いて現場に駆け付ければ、そこで見た光景は恐るべき物だった。あの魔女王が、あのド
ラ除けお涼が、通り魔に蹂躙されていたのだ。大男相手にした格闘技でも殆ど負けた事の無い涼子
が、である。私は怒りと驚きと恐怖という三つの感情を器用に共存させていた。
「い……泉田クン」
 涼子が仰向けに倒され、其の上から通り魔が覆いかぶさっていた。通り魔の二本の腕は、涼子の
頸を押さえつけ、その二本の腕の手首を涼子が握り、何とか窒息死を避けていた。涼子の長く美し
い脚が何度も弧を描いて、通り魔の背中を幾度と無く踵から蹴り込むが通り魔にはダメージを負っ
た様子も無い。
「薬師寺警視!」
 私は通り魔の側頭部目掛けて銃弾を放つ。怒りの感情のウェイトが恐怖や驚きに勝っていた後頭
部を打ったのは殺しても構わないという怒りの表れだった。
 一体、どういう皮膚で出来ているのだろうか? 銃弾が通り魔の後頭部で弾かれる。
 抵抗をあざ笑うかのように、通り魔は涼子に腰を打ち付ける。
 涼子の指がするりと力なく通り魔の手首から離された。
「警視を離せ」
 今度は通り魔の腕目掛けて三発の銃弾を放った。
 通り魔の腕が涼子の頸から離され、今度は其れを腰に添えると、涼子を抱きかかえるようにして、
通り魔は立ち上がり、こちらを向いた。
 丁度、涼子を盾にするような形だ。
 一瞬、手が出せずに戸惑った私目掛けて、通り魔は意識を失った涼子の身体を放り出す。
 其れを落とさぬように受け取りながら通り魔の方を見れば、股間から熱り立つ巨大な男性器がそ
の存在を強烈に主張していた。

(中略)
508田中芳樹はアメリカ嫌い:2009/08/28(金) 04:48:26 ID:SaWMveK6
「……泉田クン」
 初めて聞いた弱弱しい涼子の声だった。
 気絶した涼子を連れてホテルに戻り、丁度、彼女をベッドに横たわらせた時に彼女は目を覚ました。
「申し訳ありません警視。警視をお守りできませんでした」
 私は恥じた。上司を守ることが出来ずに蹂躙されあまつさえ、その通り魔を逃がしてしまったのだ。
警察官になって10年以上が経つが、今回ばかりは失態の大きさに我ながら呆れ返る。
「私のミスよ」
「しかし、警視」
「何も言わないで。少しだけ、一人にして。――少しだけよ。一階のロビーに言って、あたしの為
にペットボトルのお茶の一本でも買ってきなさい。そして、戻ってきて」
「警視」
「上司命令」
 冗談めかして言おうとする涼子の姿が痛々しかった。始めて見る無敵な筈の上司の弱い部分だっ
た。私は何も言えなかった。慰めの言葉を掛けるのが正解だったのだろうか? 何も分からなかっ
た。私は「分かりました」と一言だけ短く返事をすると、部屋を後にした。
 おとり捜査などと涼子が言い出したとき、止めておけばよかった。
 犯人を罠にはめるにしても、もう少し涼子の近くで待機しておけばよかった。
 私は彼女に言われたとおりにエレベーターで一階のロビーに降り、自動販売機でペットボトルの
お茶を買った。其の間にも色々な事を考えては後悔し、何度も其れを繰り返した。あの上司があそ
こまで傷つくなんて。無理もなかった、あんな化け物に犯されたのだから。
 部屋に戻った時、視界に飛び込んできたのは一糸纏わぬ姿の涼子だった。
 象牙の様な未だ衰えるところを知らない綺麗な肌、美しい肢体と形の良い二つの乳房。シャワー
を浴びたばかりなのだろう、美しく活力に富んだショートカットにした茶色の髪のがしっとりと
濡れていた。
「失礼しました」
 我ながら間が悪い。私は咄嗟に部屋を出ようと、踵を返して涼子に背を向ければ再び扉に手を
掛けた。
「待て泉田!」
「警視?」
 上司に制止されれば振り返らずにその場に立ち止まる。
「あたしを抱きなさい」
「……何を言ってるんですか?」
 あまりに衝撃的な涼子の言葉に、思わず振り返る。其処には、瞳から涙をこぼす涼子の姿が
あった。
「しっかりしてください、貴女らしくない」
 涼子の方へ歩み寄れば、その両肩にゆっくりと手を掛ける。
「泉田クン――汚れたあたしの事、嫌い?」
 私の胸に顔を埋めて涼子が泣いていた。
「警視、私が貴女の事を嫌いになる訳がありません」
 私は涼子を抱きしめた。彼女が震えているのが分かる。あの強かったドラ除けお涼は一体、
何処に行ってしまったというのだ。あの涼子を此処まで追い込んでしまった原因としての自分、
彼女を守れなかった自分を責めた。
「なら、あたしの事、好き?」
「……好きです」
「だったら、あたしを抱いて」
 本当に良いんですね? とは確認を取らなかったのは涼子がそういう煮え切らない回答を
嫌っていることを知っていたからだ。
 その代わり、肩を抱いたままで二歩程、ベッドに近づくと、肩を抱いていた両腕を涼子の
身体を滑らかに滑らせて腰の辺りまで持って行き、下になった腕で涼子の腰をぐっと引き寄
せる事で涼子の上体を反らすようにして彼女をベッドに押し倒す。
「泉田クン?」
 驚いた顔をする涼子にキスをする。形の良い唇の程よい弾力を感じた。
 彼女が驚いた表情を浮かべている隙に涼子の身体をベットの奥へと運びながら靴を脱ぎ、
今度は最初にした時より少し長く二度目のキスをする。
「シャワーを浴びさせてください」
 私はそう言って彼女から身体を離す。
「待って。行かないで。私を一人にしないでって言ったでしょ?」
 涼子は上体を起こしながら、両腕を私の頸へと伸ばした。
 三度目のキス。今度は互いに舌を絡ませあう、一度目よりも二度目よりも長く濃厚なキス。
509田(略):2009/08/28(金) 04:50:23 ID:SaWMveK6
しまった、俺、童貞だから此処から先は書けねぇorz
ごめん、涼子は処女だったけど犯されて云々ってノリで書こうと思ったが無理だった。
スレッド汚してごめんなさい。

そして、涼子とか準一郎とかキャラ掴めませんでした。
生まれてきてごめんなさい。
510名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 02:05:34 ID:s6mAOXFO
えー、面白く読ませてもらったのに続きないの?
泉田くんとお涼のキャラ、そのままでいいと思うよ。
また気が向いたら書いてください。
511名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 02:30:05 ID:3sQhySYT
えー、お清めエチー好物なのにこんないいとこで終わるなんてー(・з・)
キャラよく掴めてるし文体も原作っぽいと思うけどなあ…

気が向いたらまた投下して( ゚Д゚)ホスィ




512名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 15:41:02 ID:CXb6V1yI
泉田君が女人化されるSS
513名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 00:07:07 ID:3DXVOo6N
>512
逆にお涼サマが男だったら
「超強引ワガママイケメン御曹司に振り回されるヘタレパンピーイケメン」
という、BLではありがち設定の話になったりするw
泉田ほど鈍い奴はまずいないだろうがw
514名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 14:27:05 ID:foqGDr0h
(・з・)
515名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 22:52:03 ID:Bua8dTcn
>>509

続き書いて( ̄人 ̄)
516名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 11:54:12 ID:b6b6f3RP
なんてムカつく顔文字なんだ
517名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 18:41:55 ID:zpJe3/se
顔文字じゃなくお涼のおっぱいAAなんだよきっと!


というのはさておき、509さんが続き書けないなら
自分が代わりに続き書きたいくらいだw妄想が止まんないぜwktk
518509:2009/09/01(火) 19:09:49 ID:iVGb6fTY
「待って。行かないで。私を一人にしないでって言ったでしょ?」
 涼子は上体を起こしながら、両腕を私の頸へと伸ばした。
 三度目のキス。今度は互いに舌を絡ませあう、一度目よりも二度目よりも長く濃厚なキ
ス。
 唇を重ね合わせたまま、私は涼子の美しい身体を押し倒す。
「警視、可愛いです」
 唇を離すと、涼子の頬がほんの少し紅揚しているのが見えた。白磁の肌が薄っすらと美
しい紅色に染まる様の繊細さと其処に伴う美は晩年のオディロン・ルドンの作品ですら敵
わないかもしれない。
「……コラ、泉田。警視って呼ぶな」
 涼子が私から少し目を逸らしながら、不満そうな顔をして囁く。
「すみません」
 私は左手で涼子の褐色味を帯びた短い髪を撫でる。指で梳くようにして撫でれば、彼女
の髪がさらさらと指を通り抜けていく。
「……泉田クンの馬鹿」
 今度は涼子の耳を愛撫する。両耳の裏を指でそっと撫で、そしてその指を耳殻をへと移
す。涼子は目を瞑り、時折、吐息を漏らしていた。
「……んっ」
 私が涼子の左耳を甘噛みすると彼女は声を漏らす。
「可愛いよ――お涼」
 私は涼子の耳元で囁いた。自分の上司――それも、あの『ドラ除けお涼』をお涼と呼ぶ
など、とても恐れ多い事だったが、彼女は其れを望んでいるかもしれない。これは我なが
ら自惚れも過ぎる所だとは思ったが、幸いにも女王陛下のご機嫌を損ねる結果を生ぬ事は
なかった。
「ずるいぞ泉田」
 何とも表現する事のできない可愛さと美しさと淫靡さとを共存させた顔で涼子が私を見
つめる。彼女の顔を見ると心臓を何百万ボルトもの稲妻に打たれた様な気持ちになり、こ
のわがままな女王陛下が何とも愛しい存在に思えるのだ。
「私は正直に自分が思ったことを伝えただけです」
 そのまま耳を愛撫していた指を首へと這わせ、そして首へとキスをした。首には忌まわ
しきあの化け物の手形が内出血として痛々しく残されていた。私がもっと早く駆けつけて
いれば彼女の首にはこんな痕は残されずに済んだのだ。その罪悪感を感じた瞬間に、私の
指は首から逃げ、彼女の健康的に割れた美しい腹筋をなぞっていた。弾力の在る柔らかい
筋肉だった。
 そして、涼子の張りのある形の良い乳房に手を伸ばし、双丘全体を掌で優しく触ったと
き、涼子の手が私の手の上に乗せられた。
「泉田クン。首をもっと触って。アイツにつけられた痕が全部、泉田クンのキスの痕に変
わるくらいに」
 泣きそうな目で、涼子は私を見つめている。目が合えば、思わず深淵の奥底へと吸い込
まれてしまう様な美しい瞳だ。こくりと何も言わずにうなずくと、私は涼子の首へキスを
した。何度も何度もキスをした。
519509:2009/09/01(火) 19:11:20 ID:iVGb6fTY
 首へのキスを止めると、不意打ちのように涼子の控えめな乳首の周りを舌の先で輪を描
くように舐める。
「あっ」
 涼子がかすかに喘ぎ声を出すのが聞こえて、彼女の乳首を吸い、女王陛下の美しい胸を
今度は少し強めに触る。
「……んん、ん」
 私が口の中で、硬くなった乳首を舌で転がすと、涼子は首を横へと振って、ビクリと少
しだけ身体を反らした。彼女は口を真一文字に結んで声が漏れるのを我慢しているらしく、
喘ぎ声を押し殺したような淫靡な吐息が私の聴覚に強烈な刺激を与えてくれる。
「……ん? 」
 私が右手を涼子の恥丘へ伸ばすと、彼女は困惑した様な顔を私に向けた。
「安心してください。優しくしますから」
「――優しくしてね」
 上目遣いで涼子が普段の彼女なら決して口にしない様な事を口にしていた。其の言葉を
聞いてから、私の心の中の天秤が一気に理性から欲望へと傾いてしまった事を感じる。そ
の天秤に再び理性と欲望の均衡を取らせるためには、彼女に対する忠誠心や畏敬の念、そ
して上司としてではなく男女としての涼子に対する好意といた感情を総動員して理性の皿
に乗せなければならなかった。
「もちろんです」
 その柔らかい脂肪の肉趾を掌で包むようにして撫でる。撫でながら今度は先ほどと逆の
乳首を吸って、ソレを口の中で転がす。
 じっくりと、彼女を焦らす様にしてクリトリスには触れずに恥丘を指でなぞり、その指
で彼女の大陰唇――生殖器を保護する脂肪に富んだ左右一対の襞をなぞる。
「え?」
 私が彼女の胸への口での愛撫を止め、彼女の白く長い美しい脚の付け根へとその対象を
移した時、涼子は驚いたような声を上げた。
「失礼します」
 などと野暮なことをこの期に及んで私は言わなかった。
「美しいです」
 代わりに女王陛下の女性自身を褒める。すでに彼女のソコは充血して赤みを帯び、膣口
を私に見せ付けるように開口していた。
520509:2009/09/01(火) 19:13:06 ID:iVGb6fTY
 彼女の膣口には触れずに、その周囲を舌でなぞるようにして、大陰唇を入念に愛撫する。
 私は焦らすようにしてじっくりと其の愛撫を続けていると、涼子は切なそうな声で私に
尋ねた。
「……何で? やっぱり、私のが汚れているから?」
 聡明な彼女が語彙力の低い子供の様に抽象的な尋ね方をしていた。恥ずかしくて言葉を
濁していたが、彼女が言おうとしている事は痛いくらいに分かった。
 ――なぜ、私のアソコを舐めてくれないの? レイプされた私のアソコは穢れているの

「そんなこと、あるわけ無いじゃないですか」
 そう言いながら私は指の腹で彼女のクリトリスを少しだけ撫でる。
「あっ!……ん――卑怯よ。泉田クン」
 不意打ちを受けた涼子は思わず嬌声を上げていた。
 其の指を既に開口していた膣口をなぞるようにして沿わせると、ソコが愛液で濡れてい
るのが分かる。
「ここ、濡れてますよ」
 愛液で濡れた指でソレをクリトリスに塗るように撫で付けると、涼子の身体がビクリと
跳ねた。
 涼子の呼吸が荒くなり、彼女の膣口が愛液で濡れそぼる。そして、その溢れ出たものを
掬い取り、涼子のクリトリスへと塗りたくりながら指で愛撫を続ける。
 今度は顔を彼女の舌先でクリトリスを転がし、舌の腹で舐めあげる。
「ん……ふぅ。凄い、わ」
「泉田クン、駄目!」
「駄目? なら、やめますか?」
「や、やめるのも――駄目」
 クリトリスを刺激していた舌を膣口へと這わせると、舌をすぼめて中へと入れる。膣を
舌で刺激しながら、指の腹でクリトリスへの愛撫を継続する。
「泉田クン……そん、な、所」
 涼子の身体がぴくりと震える。
「綺麗です」
 舌を離して、囁くと、其の瞬間、涼子の身体がひときは大きく跳ねながら、涼子が嬌声
を上げる。
「ああ〜っ」
 涼子が絶頂に達したらしかった。
「可愛かったですよ」
 ひくひくと痙攣するように震える涼子を見つめながら言うと、彼女の隣に添うようにし
て横になり、彼女の髪を撫でる。
521名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 21:41:19 ID:NIM/+m2c
続き来たw
支援
522名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:31:27 ID:v1NoDlrh
キタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゚゚・* !!!!!
お涼の「優しくしてね」と必死こいて欲望抑えてる泉田にテラ萌えた


余談だけどオディロン・ルドンの作品知らなかったのでぐぐってみたら
真っ先にヒットしたのが「蜘蛛」とか「眼=気球」とかの初期の作品群で麦茶吹いたw

「怪奇・十二日の木曜日」ファンのお涼は好きそうなモチーフだけど
この時期の絵に例えられたら多分切れるだろうなw
わざわざ「晩年の」って限定した理由が良く判ったw
523509:2009/09/02(水) 04:50:59 ID:fckXgjUK
「もう、終わり?」
 涼子は私の目を見つめながら不満そうに尋ねた。私も涼子もベットの縁に二人で微妙な
距離をとって座っている。涼子はまだ、一糸纏わぬ姿のままだ。
「――避妊しないといけませんから」
 残念ながら手元にはコンドームが無かったから、これ以上続けるのであれば生でする事
になってしまう。
「心配は要らないわ。だから、来て。泉田クン」
 淫靡だが上品な女王陛下の一言は城門を一撃で破壊する強烈な破城槌の如く、私の心の
扉を叩いた。
「ですが……」
「心配要らないって言ったでしょ? それとも、もし君との間に子供が出来たとして、そ
の責任を取るのは嫌?」
 ぐい、と涼子が私のネクタイを掴んで引っ張り、私と彼女との顔が気恥ずかしくなるほ
ど近づく。
「私が嫌だと答えるとお思いですか?」
 私はそのままの距離感を保ちながら、彼女をベットに押し倒した。
 もしも、彼女が言うとおりの状況になったとして、其処に待っているのは果たして明る
い未来なのだろうか? 薬師寺涼子の伴侶になるということは、彼女の永遠の下僕になる
ということだ。しかし、逆に考えればそういう結果を得なければ、いつか私は彼女の下僕
から開放される事になる。其れを思ったとき、其処には埋め様の無い大きな喪失感が伴う
のではないかと言うことが脳裏を過ぎった。其れを思ったとき、彼女に永遠に仕える未来
も悪くはないと思えた。
 もう一度、涼子に覆いかぶさる様に彼女にキスをすると、彼女の手が私のネクタイを離
れ、其れが私の首から肩に掛けてを抱く。
「んっ」
 舌を入れ、彼女の舌と私の其れとを絡ませあうと涼子の声が漏れた。
 私は涼子とのキスをしながらネクタイを解いてシャツを脱ぐ。ベルトを解いてズボンを
おろすと、彼女の下腹部に手を当てた。まだ、そこが十分に潤んでいるのが分かり、右手
の中指をその潤みの中へとゆっくりと入れる。
「あん」
 短く涼子が色っぽいあえぎ声を出すのを聞くと、ボクサーパンツの中で自分のモノが充
血して堅く反り立つのを感じた。
「ねぇ、泉田クン。あたし、処女だったのよ」
 涼子が其れを過去形で語らなければならなくなった原因の一端は自分にある。其の責任
を感じざるを得ない。
「君のことだからさっきの事に責任を感じてるんでしょ? だったら、尚更、私を抱いて」
「分かりました警視、いや、お涼……涼子。」
 呼びなれた警視という呼び方をしてしまって、あわてて呼び直す。その様が昔読んだ長
編小説の主人公のぎこちないプロポーズのシーンを連想させ、我ながら苦笑いを禁じえな
かった。
 私はボクサーパンツを脱いで裸になり、性行為の摩擦によって痛みを生じさせない為に、
彼女の膣口をぬらす愛液を掬ってそれを襞になっている陰唇やクリトリスへと満遍なく塗
って彼女のそれ全体を塗らしていく。大切な人だからこそ、彼女の痛みは少しでも軽減し
たかった。其れは肉体的な痛みのことでもあるし精神的な痛みもそうだ。
524509:2009/09/02(水) 04:53:50 ID:fckXgjUK
「痛かったら、言ってください」
 涼子の美しい二本の脚をM字に開いて愛液に潤んだ膣口へ自分のモノを押し当てる。
「来て」
 私は、ゆっくりとそれを挿入した。濡れてはいたがやはり、慣れていないのか、涼子が
少し顔を痛そうにゆがめる。プライドの高い彼女だから口には出さなかったが、其処には
痛みが伴っているのだろう。
 奥まで挿入すると、動かずにそのままの状態で止まり、少しでも彼女の苦痛を緩和する
ために彼女の胸をそっと愛撫する。
「痛くないですか?」
「安心なさい。あたしはそんなにヤワには出来てないわ」
 ゆっくりと私は腰を動かす。
「……んっ」
 涼子が身を捩らせながら声を漏らす。
「痛いんですか?」
「痛く、な、い」
 少しずつ、腰を動かすスピードを上げて涼子の反応を見ながら膣壁をこすっていく。そ
して、彼女が色っぽい声を上げた所を重点的にこする。
「あ、んっ……っ。気持ち、良い、よ。泉田クン」
 徐々に涼子の様子が変わっていく。表情からは痛みに耐えるようなそぶりは消え、肌が
紅く紅潮している。
 動きにも変化を加える。一番奥までソレを突き立てて小刻みに一番奥の部分を擦ったり、
円を描いたり、ソレが抜けるぎりぎりまで引き抜いて、ゆっくりとだが一気に突き立てる。
突きながら胸を愛撫して意識を散らし、不意打ちのようにもう片方の手でクリトリスをそ
っと撫でたりと、私は経験の浅い彼女をいたわりながら出来る限り愛をぶつけて行った。
「凄い……駄目。あ、ああ……ん」
 あの薬師寺涼子が私の下で悶えていた。あえぎ声を我慢しようとしているのか、涼子が
自分の手で口を覆い、私はその手をそっとどかした。
「え? 嫌、駄目、駄目……声、出ちゃう」
 困惑したような表情で涼子が私に可愛らしく告げるのを聞き、先ほど、彼女が強く反応
した部分をもう一度重点的に刺激する。
「ああっ!」
「此処が良いんですか?」
 あえぎ声を上げて身体をぴんと反らせる涼子の耳元でつぶやきながら、クリトリスを愛
撫する。
 口を真一文字に結んで何も言わずに、涼子がうなずいた。
「あ……あ、あ。い、いっちゃう」
 その弱点を重点的に攻めると、大きな痙攣をしながら涼子が身体を弓なりにのけぞらせ
て絶頂に達した。
「出しますよ」
「あ……あ、あ。うん。良いよ」
 びくびくと痙攣する涼子のソコ目掛けて、ぐいと大きく腰を突くと、私も彼女の後を追
うように絶頂に達し、彼女の膣中で果てた。
525509:2009/09/02(水) 04:54:37 ID:fckXgjUK
 翌朝、ホテルで目がさめると、私は自分の身体になんともいえない違和感を感じていた。
そして、洗面台の鏡の前に立った時、其の違和感の正体に思わず、驚きの声を上げずには
居られなかった。
「うわぁ!」
 鏡の前に移ったのは女の姿で、私が上げた筈の声は聞き覚えの無い高い女性の声。その
声が自分の口から発せられているというのは何とも言えない違和感がある。
 背は縮み、身体の骨格は丸みを帯びて、胸は膨らみ、髪は肩の辺りまで伸びてる。昨夜
は何度も涼子と愛を確かめ合った股間のイチモツは無く、変わって女性のソレと思われる
モノが出来ていた。
「あら、なかなか、可愛くなっちゃったわね泉田クン」
 姿を現した魔女王は「あら」と言って口元に手を当てて驚いたようなそぶりは見せたが、
作り物――演技の笑みであることは私にも分かる。
「警視! これはどういうことですか?」
「性転換薬の効果が効いちゃったのね」
 けろりと涼子が言った。
「性転換薬? まさか、寝ている間に私に盛ったんですか?」
「泉田クン。別にあたしはそっちの気は毛頭無くってよ」
「じゃあ、なぜ?」
「おとり捜査をする時に、もしもの時の為にアソコの中に仕込んでおいたのよ。性転換薬
っていっても男性の身体を女性にするだけの薬だから、女のあたしには無害そのもの。も
しも、あたしが犯されたら、犯した男のアソコは無くなって女になっちゃうって仕掛け」
 タダで転ぶ人ではないとは思っていたが、まさかの驚くべき罠を仕掛けていたらしかっ
た。同じく、其の罠に引っかかってしまった身としては何ともコメントし辛くはあったが。
「そんな。する前に言ってくださいよ警視」
「君が悪い。あたしだって君を女にはしたくないからシャワーで洗い流したつもりだった
のよ。でも昨日は散々、あたしの事抱いたでしょ? ほんの少しまだ残ってた成分が効い
ちゃったのね」
 涼子は至って冷静だった。
「今頃は、あの忌々しい犯人も女になってる頃よ。君と違って全然、端整さの欠片も無い
顔だったからとんでもないゴリラ女になってるでしょうね。オーホホホホホ」
 ドラよけお涼の高笑い。全くもってこの人には誰も敵わないだろう。
526509:2009/09/02(水) 04:55:31 ID:fckXgjUK
「……これって解毒剤はあるんですよね?」
 恐る恐る私が涼子に尋ねると、涼子はカプセル型の錠剤を取り出して見せる。
「これが解毒剤よ。ちなみに効果は24時間。そして残念ながら手元にはこれ一錠しかな
いから大切に使わないと、ね」
 言った傍から、事もあろうに涼子はその錠剤を飲み込んでしまった。
「警視! なんて事をするんですか貴女と言う人は……」
 私は自分の身を呪った。まさか、変なクスリで身体を女性にされた挙句に、その解毒剤
すら目の前で上司に飲まれてしまったのだ。
 だが、私は先ほど最高の美女を抱かせてもらった。其の仕打ちだとすれば納得が行くか
もしれない。しかし其れは、天災によるものだった場合のみだ人災によるものだったなら
やはり納得行かない。
「大丈夫よ。泉田クン。すぐに君を男に戻してあげるわ」
 そう言いながら、涼子はおもむろに、スカートのホックを外してスカートを脱ぎ去り、
穿いていたパンツを20センチほど下にずらす。
「な……何なんですか其れは?」
 私は思わず叫んでいた。涼子の股間から男性のソレと思われる物が生えていたからであ
る。
「解毒薬の効果よ。私の場合は元が女だから、コレが生えるだけで、一回出せば直るんだ
けど、その出した液体にこのクスリの成分が含まれてるの。つまり、アタシが君を抱けば、
君は晴れて男に戻れるって訳」
 うれしそうに涼子が宣言する。彼女の股間にある不釣合いなイチモツがむくむくと屹立
する。
「正気ですか警視!」
「正気よ。本当は此れでリュシエンヌとマリアンヌと遊ぶつもりだったんだけど、君が女
の子になっちゃった以上、男に戻すためにはこうするしか無いわ」
 冗談めかして涼子が言った。
 その男に戻すための一錠しかないクスリを飲んでしまったのは貴女でしょう? と思っ
ていると、涼子が私の方へと歩み寄ってくる。
 私は薬の効果で女性になってしまったせいで、身長が涼子よりも数センチ程小さくなっ
てしまっていた。
「ちょっと……待ってください」
 後退りながら、私は涼子を制止する。
「大丈夫よ、泉田クン。女の子の優しい抱き方は、君がちゃんと教えてくれたでしょ? 
それとも、今日一日くらいは女の子のままで居る? 其の方が、鈍感な君でも少しは女心
が分かるようになって良いかも知れないわね」
 女王陛下は微笑して私を見返した。極上の、魔女のほほえみ。

 私の名前は泉田準一郎。あの薬師寺涼子の……。
527509:2009/09/02(水) 05:03:58 ID:fckXgjUK
これで終わりです。
>>512を読んで最後のオチ(>>525-526)を思いつき、
これを書くためだけにがんばりました。

お涼を黒人にレイプさせたりチ○コを生やしたり、
やりたい放題やってしまったので、怒られないか心配です。

ごめん、田中先生。ごめん、>>512。ごめん、みんな……。
528名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 09:12:33 ID:IgM3GppX
CCCCしようと思ったら、投下キテタ!


>509
えー、GJだよ!GJですよ!
書き方も違和感なく読めたよ。

続きを書いてもらって乙でした。

またネタがあったら投下よろ。
529名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:03:03 ID:dRB0tFfz
>509
GJ&乙でした!まさかこのオチになるとは想像つかなかったw
お涼の名前呼ぶくだりとかさりげに銀英伝ネタが入ってるのが細かいw

性別逆転エチーの後、ものすごいエエ笑顔で泉田を腕枕してるお涼と
元の性別には戻ったけど「もうお婿に行けない(ノД`)」みたいな感じで
微妙にorzな泉田想像して吹いたww


>とんでもないゴリラ女
のちの小早川奈津子ですね、わかりま(ry
530名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 09:23:07 ID:jo0XkA31
GOODJOB!
いいよいいよ〜
531名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 02:58:20 ID:OruvQO3l
押忍! オラ509。
誰か、ピュアな童貞の妄想をSSにしてくれ!
オラは修行が足りなくて書けなかったぜ。

<以下、オラの妄想>

初めて泉田に抱かれたお涼。

お涼は泉田を歓ばせる為にコッソリエッチの練習がしたい。

でも、泉田以外の男には抱かれたくない。

「お由紀にチ○コを生やして練習すれば良いじゃん」

お由紀に薬を盛って、チン○を生やして逆レイプ。

フェラとかお口でゴムつける奴とか腰の動かし方とか散々練習する。

お涼はあっちも天才なので泉田を骨抜きにする。

ってな感じだぜ!
ふたなりスレ逝った方が良いのか、ぜ?
532名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 16:15:07 ID:hdFrBBwS
>531
おいらベロってんだ、怪しいもんじゃないよ。
友達になって(ry

って感じだな。バロスwww
本当のエロパロ、パロディだ。
誰か書いてやってくれ。

>509 gj
533名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 07:58:10 ID:Sy71VG5X
>531
ガンガレw
534名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 20:17:22 ID:vdpHDLpx
保守
535名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:34:51 ID:sFhJu6/3
ほしゅ
異聞の甘々の後日談
待ってるwktk
536名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 22:06:56 ID:KZKXZbVI
捕手
537男が女を愛するとき:2009/09/12(土) 22:09:14 ID:ZVTT2q91
「泉田クン」
ワンショットバーの帰り道、薬師寺警視が私の胸に身を寄せる。
「警視?」
瑞々しい唇が触れた。
「いけません」
「なぜ?」
理由を思いつけない。
私たちはもう一度熱い口づけを交わした。

「ん…」
朝日がカーテンから漏れていた。
夢か。
なんとも甘美な…いや縁起でもない、何でこんな夢を見るんだ。
夢の残像を振り切るように勢いよく起き上がった。

「…それで香港のあたしの家にぃ」
「ははは、エラく具体的な夢を見たもんだな」
楽しげな声が聞こえる。
「おはようございます。何の話ですか?」
「ああ、おはよう泉田くん。貝塚くんが香港に住む夢を見たそうだ」
丸岡警部が新聞をたたみながら振り向いた。
「願望が強すぎて夢に見たんですよ」
と阿部巡査。
「そうかなぁ?」
貝塚と阿部はユングだフロイトがどうのと真顔で話を続けている。
願望だと?
今朝の夢を思い出した。
誓って私のは願望夢ではない!

「泉田クン来てるの?」
スピーカーで呼び出される。
「いつもすまないねぇ」
丸岡警部の声を背にイケニエの仔羊のような気持ちで参事官執務室の扉をノックした。
「お入り」
「おはようございます」
深く頭を垂れて挨拶した。
「ん…おはよ」
ティカップを持ち上げながら我が上司、薬師寺涼子参事官が微笑む。
私の眼は涼子の唇に嫌でも吸い寄せられる。
上品な薄手のカップの縁に形のよい唇が当てられ紅茶を流し込む。
薄く口紅がカップに残った。
それから何か言葉が発せられ唇が生き生きと動いた。
真珠のように白く歯並びの良い口元、健康そのもののピンク色の舌。
何もかも美しい。
「泉田クン聞いてるの?」
ハッと気づくと涼子が怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
「すいません」
「体調でも悪いの?」
私の眼をのぞきこむように顔を近づけた。
ああ、こんなに近くで見ても粗の探しようがない完璧な唇だ。
「ホントにおかしいわね。どうかしたの?」
「いえ、ご心配にはおよびません。申し訳ありません先ほどのお話をもう一度」
涼子は呆れ顔で「もういいわ。お昼は一緒にって言ったの。下がって」と言った。
自分のデスクに戻ってからも涼子の唇ばかりが頭に浮かんだ。
昼食中も口元にばかり注意が行ってしまい、何を話したか何を食べたかすら覚えていなかった。

そんな時、事件は起こった。
無差別殺人の犯人が凶器を持ったまま逃走したのだ。

《続く》
538男が女を愛するとき:2009/09/12(土) 22:11:19 ID:ZVTT2q91
>>537
犯人の足取りがつかめず、捜査網は広範囲に及んだ。夜になって参事官室にも応援要請が来た。
「ったく、闇雲に捜査の手を広げる必要ないわよ」
我が上司は文句を言いながらも私と阿部巡査を応援に出すことにした。
「呂芳春、事件現場の状況集めて!くだらないことも見逃さないで!」
「はいっ」
貝塚がゆうゆう(パソコン)のキーボードを軽快に叩きだした。
「丸岡警部、捜査本部が下の階に出来たそうよ」
「そうですか」
世間話をするかのような2人だったが、まもなく妙に楽しそうに丸岡警部が部屋を出て行った。

深夜になっても犯人の行方も身元もわからなかった。
私たちは県境のインターチェンジの出口に張りついて夜を明かすことになりそうだ。
応援なんてこんなもんさ。
缶コーヒーに口をつけた。
コンコンッ。
待機中の車の窓を叩かれて振り向くと我が上司が立っていた。
「警視!どうしてこちらへ?」
「キミたちがここに配置されてたのはあたしの運の良さね」
「え?」
「来るわよ」
ガサガサッ
突然、高速道路沿いの林の闇の中から自転車が飛び出した。
「泉田クン、下がって!」
涼子の拳銃が火を吹き銃弾は後輪に命中した。倒れた自転車から人が立ち上がると足を引きずりながら走り出した。
阿部巡査に続いて私も追いかける。
「待ちなさい!」
阿部が追いついて軽くタックルした。よろけながらも態勢を整えた若い男がナイフを持ってこちらに向かって来る。
こっちには警視が!盾になろうとすると
「よけて!」
と後方から声が飛んだ。
左に重心を倒すと横をかすめて涼子のヒールがストレートに男の急所に入った。
私は泡を吹いて倒れた男をうつ伏せにして腕からナイフを取り上げた。
その男の背中を涼子はヒールで踏んだ。
美しい脹ら脛が視界に入り、私は思わず見とれた。
「召しとったりぃ。何してんのよ泉田クン、とっとと手錠を。そうか!これはマリちゃんの手柄ね」
見上げると偶然短いスカートの間から美しいレースの下着が見えた。
阿部に手錠をかけろと指示している涼子を見上げたまま、私は視線をはずすことができなかった。
「さあ、一課が来るから引き渡して帰るわよ。寝てないんだから後始末なんか任せてしまいなさい。つまんない仕事だったわね」
涼子が無線の通話を終えて指示した。
私はまたその唇に目がいき、そして脳裏には涼子の凛々しい姿が焼きついて離れなかった。
《続く》
539男が女を愛するとき:2009/09/12(土) 22:12:53 ID:ZVTT2q91
>>538
「泉田クン眠いの?昨日からキミおかしいわ」
「はっ、すみません。しかし犯人が自転車で逃走してここに来ると何故?」
「現場付近で同時刻に違法駐車してた車両の盗難があってね。それを逃走に使ったと思われたんだけど、その盗難車が数時間前に見つかったのよ泥棒が乗ったままね」
気の毒に、盗みを働いた犯人は殺人犯を手配するための検問に捕まったそうだ。
「呂芳春の資料で現場そばからここまで雑木林や人気の少ない資材置き場なんかが途切れず続いてるのに気づいたの。
潜伏中もしくは逃走継続を予測して、丸岡警部と交通課に頼んでパトカーと白バイを周辺走らせてみたら夜遅くに林の中を自転車が走ってるようだって言うのよ。念のため逃げ道絶ってここに追い込んだらビンゴ!
初動のミスね。最初から徒歩か自転車での逃走も仮定してればすぐこの逃走経路に気づいたでしょうね」
この逮捕は丸岡警部と貝塚巡査、それに交通課の涼子の信奉者の功績が大きいようだ。

まもなくパトカーが大挙して到着した。
急所をやられて動けない犯人ひとりに大げさなことである。
《続く》
540男が女を愛するとき:2009/09/12(土) 22:15:15 ID:ZVTT2q91
>>539
開店時間少し前にホテルのレストランに着いたが、あらかじめ席は用意されていた。
朝食を摂る間、涼子はご機嫌で笑顔を絶やさなかった。
深く差し込む日の光を纏い、見ていて気持ちいいほど美味しそうに食べる姿に魅せられる。
よほど腹が減ってたのだろう。
注文した朝食は2人分でテーブルいっぱいに食器が並ぶ豪華さだったが涼子は突然私のかじりかけのトーストをじっと見る。
「美味しい?」
「ええ」
「ちょうだい」
「たのみますか?」
「ううん、それがいい」
トーストを持った私の手を引き寄せて一口かじった。
「おいしい」
そのまま私の手からトーストを食べる。
なんなんだ?おかわりはいくらでもお申し付けくださいとボーイが言ってたじゃないか。
しかし私のフォークのベーコン、果物、飲みかけたジュースにまで手を伸ばし嬉しそうに平らげていく。
「泉田クンの食べてる物が美味しそうなのよ」
と言う。
メニューは同じだ、訳が分からない。
しかしワガママな上司と一緒だったにも関わらず珍しく寛いで食が進み涼子と共にパンや飲み物を何度もおかわりした。

強引にマンションまでお供させられた頃には私はすっかり心の中で彼女に刃向かういつもの癖を止めていた。

「泉田クンも遠慮しないでシャワー浴びたら?着替えは用意させたから」
バスローブでリビングに入って来た涼子はうたた寝しかけていた私の隣に脚を組んで座った。
リュシエンヌがコップを載せたお盆を涼子に差し出す。
細い喉を水が通る様に見とれた。
「なに?」
涼子が躰をこちらに傾けた。
「!!!」
む…胸、見えてますっ!
男の生理だ。相棒が意志に反して目覚める。
「シャワーお借りします。着替えもお借りしますっ」
「泉田クン?」
これ以上近寄らないでくれっ!
慌てて立ち上がり足早にリビングを後にした。

バスローブの胸元から見えた双丘の残像が消えない。

私は醜い欲情をも洗い流そうと思いきり熱いシャワーを浴びた。
《明日以降続く》
541男が女を愛するとき ごめん抜けた:2009/09/12(土) 22:22:22 ID:ZVTT2q91
>>539
の後に入れて読んで
「泉田クン、泉田クン…泉田クン!こらっ泉田、起きなさい!」
「うわっ!」
涼子が仁王立ちで私の机の脇に立っていた。
「す…すいません」
阿部を先に帰してから期日間近な別件の報告書を仕上げていたが妙案が浮かばず悩んでいるうちに眠ってしまったようだ。画面がスクリーンセーバーになっている。
「疲れてるの?報告なんか適当でいいのよ。もう、泉田クン真面目なんだから」
報告書が書きにくい事件を余計ややこしく解決するのはあなたなんですが…
「はあ、すいません」
「しょうがないわねぇ。アタシガソバニイナイトダメネ」
徹夜したと思えないほど活力に溢れた美しさ。どうしたらこうまで輝けるのだろう?
「一眠りしたなら疲れはとれたわよね。つき合いなさい、今日は休むわよ」
歩く例外は休暇の取得も思うまま、ついでに部下の分も申請してくださるとはありがた迷惑である。
「まずは美味しいモーニングね。お腹空いたわ」
涼子のことだ、捜査に夢中になって昨夜から軽食もとってないのだろう。
「それから家に帰ってシャワーを浴びて一休みしたら買い物に行くわよ。お供なさい!」
そんなに楽しそうに、
動悸が突然速くなった。
昨日の夢が鮮烈に蘇る。
願望夢?私がこの魔女を?
どうしたんだ。いったい私は何を考えてる。
「聞いてるの?」
グイッとネクタイを引っ張られた。
か…顔が近すぎる。
涼子の眼をマトモに見られず私は視線をそらした。
「泉田クン?こっち見なさい」
恐々視線を戻すと、涼子は私の目を覗き込んだ。
心の奥底にあるかもしれない涼子への邪な思いまで読み取られそうで気が気でない。
やがて涼子は勝利を確信した時のようにニヤリと笑い
「ふ…ん」
と言った後、華やかに笑った。
なんだ、なんなんだ?
ますます動悸が激しくなり困惑したままの私にかまわず
「ごはん行くわよ。徹宵勤務のご褒美よ、奢ってあげるわ」
とご機嫌な涼子が部屋を出る。

いつの間にか長かった夜が明けて朝日がビル群を染め始めていた。
>>540へ続く》
542名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 22:46:45 ID:9RGpZn9A
キテタY⌒Y⌒(゚∀゚)Y⌒Y⌒(。A。)Y⌒Y⌒(゚∀゚)━━━!!!!

>>492前者のシチュかな?
お涼は泉田クンの目を覗き込んだ時点でとっくにお見通しなんだろうなw
続きwktkで待ってます
543男が女を愛するとき:2009/09/13(日) 22:57:49 ID:yBdwpLDy
>>540

用意されたイタリアンカラーのシャツとスーツを着てお供する。
「よく似合うわ。銀座デートはこうでなきゃ」
デートでなく荷物持ちです。
涼子は何軒も店を回った。
試着の度に私はファスナーを閉めたりリボンを結んだりパンプスやブーツを履かせた。
「どう?」
私の感想を聞く。
「お似合いです」
「他に言うことないの?」
「あの…」
「もう、いい。期待したあたしが馬鹿だったわ。コノトウヘンボク!」
拗ねる涼子が可愛く見えてたまらない。
今日の私は本当にどうかしている。ドラよけお涼なんだぞ。
何度自分に言い聞かせても効果はなかった。

「ここも寄ってく」
「え?」
涼子はランジェリーショップの前で思わず立ち止まった私を振り返る。
「なにしてんのさ」
「外でお待ちします」
「荷物持ちは黙ってついて来る」
「…はい」
結局私はVIPルームのソファに涼子と並んで座ることになった。
「まあ、涼子お嬢様。来週にでもお宅にお届けする予定でしたのに」
品のいいマダムと商品を持った店員が現れた。
「急にお休みが取れたので近くまで買い物に参りましたの」
「あら!」
意味ありげなマダムの視線が私に向けられる。
なんだ?
「そうでしたの。さあ、どうぞ」
テーブルの上いっぱいに下着が並んだ。
「こんなに?」
また荷物が増える。
驚いた私にマダムが微笑んで答える。
「涼子お嬢様には中学生の頃から季節ごとにオーダーをいただいておりますの。
どれも最高級の素材を使って指折りの職人に仕上げさせてます。
次回は是非ご一緒に選びにいらしてください」
次回?一緒?何の話だ。
それにしても中学の頃からこんな下着を…想像してはいけない。
煩悩を消し去るのに苦悶している間に涼子はフィッティングルームに入っていった。
「いかがでしょう?」
マダムが中の涼子に声をかけた。
「いいわ」
扉が勢いよく開いた。
失敗した。目をそらすタイミングを逸し美しい下着姿の涼子に釘付けになってしまった。
マダムは振り向いて私に
「いかがですか?」
と聞く。
私と目が合った涼子も「どう?」と言う。
「見てもいいんですか?」と問いかける余裕もなく、カラカラに渇いた口から
「お似合いです」
の一言をかろうじて発する。
「似合うって、これ…マッタク、キノキイタコトイエナイノカシラ」
「まあまあ、涼子お嬢様。フランス人と違って日本の殿方は照れ屋さんなんですわ」
「そういうものかしら?」

《続く》
544男が女を愛するとき:2009/09/13(日) 23:06:14 ID:yBdwpLDy
>>543
涼子は本気で疑問符を使っているようだ。
私にフランス人のエスプリを求められても困る。
「無邪気なところは昔から変わられませんのね」
マダムが楽しそうに笑った。
無邪気?
傍若無人、傲岸不遜、唯我独尊をそう言い替えることもできるのか?

マンションに荷物と涼子を送り届けた。
「それでは、これで」
「疲れたわ。マッサージ」
私の前で服を脱いでローブを羽織る。
目を離すことができず一部始終を見つめていた。
涼子はそれを咎めることもなくベッドにうつ伏せになる。
「お願い」
手が震える。こんなことは初めてだ。
「どうしたの?早く」
私は震えを抑えながらマッサージを始めた。
足の裏、アキレス腱、ふくらはぎ、柔らかく滑らかな肌はさわり心地がいい。
膝の裏から太ももに移ろうとして迷って手を止めた。
「なにしてるの?続けて」
腹を決めて臀部までゆっくり揉みほぐす。
「気持ちいいわ。背中も…」
やがて寝息が聞こえてきた。
無防備に眠られた。信頼されてるのは嬉しいが、私は男だと思われていないのか?
「…泉田クン…もっと強く…ん」
寝言か。涼子の夢の中でも私はこき使われているのだろう。
マッサージを終え、手を止めて涼子の寝顔を見つめた。
こうして眠る姿は別人のようだ。
美しく愛らしい。
思わず髪に触れ、その柔らかさに誘われて撫でた。
まどろみから涼子が目覚める。
「寝てた?」
体を起こしながら尋ねる。
「はい、よくお休みでした」
涼子は自分の体をちらっと見て、それから私をまじまじと見つめた。
「マッサージ終わり?」
「はい、まだどこかお疲れですか?」
「そうじゃないけど。ナニモシナイノ?マジメスギル」
ブツブツ呟いている。
「なにか?」
「ん、まだ眠い」
私の胸に頭を預ける。
条件反射で涼子の髪を撫でてしまった。
子猫のように気持ちよさそうに眼を細める。
この女性にこんな可愛らしい姿があると気づかなかった。
もう無理だ。これ以上ここにいられない。
「これで失礼します」
「え、もう?」
「まだご用がおありですか?」
「ご用…って。カエルノ?」
頼む引き留めないでくれ、でないとあなたを抱きしめてしまう。
「帰っていいっ!コノイクジナシ、ドンカン…キヅキナサイヨ」
なにか呟きながら毛布をかぶってしまった。
ご機嫌を損ねたか?
「失礼します」
後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にした。

手に肌や髪の感触が残り胸をしめつけられる。
《続く》
545男が女を愛するとき:2009/09/13(日) 23:11:12 ID:yBdwpLDy
>>544
耳を甘噛みしてブラをたくしあげ乳房に吸いついた。
下着に手をかけるとじれったそうに「早く」と言う。
足首でパンティがクシャと丸まる。
「こんなにあたしを待たせて」
私を待ちわびて花が潤っている。
はやる気持ちを抑えてゆっくり繋がった。
「あ…あっ…やぁん」
しなやかな躰を強く抱きしめる。
「あ…泉田クン」
「警視」
「ダメよ、階級なんか持ち出しちゃ」
「涼子…さん」
「ん…じゅんいちろう、や…あっ、あっ、じゅん!」
涼子に私の全てを埋め込み舌を絡め取る。
慣れてないのか?私の行為にぎこちない反応を示す。
可愛い…
「Je t'aime.早く、気づいて…そうでないとあたし…」
腕の中の涼子が薄れてゆく。
「待ってくれ!」

目覚ましが鳴っている。
また夢か。
温もりも感触も現実のように生々しいが、夢だ。
恋など―涼子はキャリアで上司その上富豪。身分違いだ。

「でね、泉田クン」
その朝、私は執務室のソファに座って新たな怪事件の概要を聞いていた。
「キミの意見は?」
捜査資料を持って私の膝に座った。今朝夢で抱いた感触と似ている。
「!?」
息子が急に立ち上がった。
気づかれてしまう。
「警視、これは真面目な話ができる態勢では…」
「ん?不真面目な話する?」
「ふざけたことを言わないでください!」
「だから真面目に話してるでしょ…」
胸元も開きすぎだ。
このまま抱きしめたい。
「犯人はね…」
追い詰められた私の気持ちを知らずに涼子は事件の話を続けた。
「おりてください、警視」
「なんで?」
「お願いですから」
「座り心地いいのに。ソウダコウユウヤツダッタ」
ぶつぶつ言いながら隣に座り今度は私の肩にもたれて推理を始めた。
髪の香りが鼻をくすぐり鼓動まで聞こえそうだ。
勘弁してくれ。私を性犯罪者にしたいのか。
「だからね、聞いてるの?…ジュン」
「え?」
今「じゅん」と?…いや幻聴だろう。夢のせいだ。

現実の涼子は私の傍らでおぞましい事件の全容を暴こうと推理を始めている。
そして犯人をやりこめるための作戦も練っているはずだ。
色気も何もない。
しかし「じゅん」と呼んで私を求める夢の中の面影が重なり現実との区別がつかなくなってきていた。
資料を見つめて考えを巡らす涼子を衝動的に抱きしめてしまわないように両手を広げてソファの背を強く掴んだ。
《続く》
546男が女を愛するとき:2009/09/13(日) 23:18:03 ID:yBdwpLDy
>>545
最近は毎晩のように食事やパーティーのエスコートを命じられる。涼子は非番の日も映画や観劇に私を伴った。
あれほど苦痛だったお供が心躍る任務になっていた。
私の変化を涼子も察しているのだろうか?
「面白かったわね」
「はい、連れてきていただいてありがとうございます」
「あら、今夜は素直でよろしい。ご褒美よ」
頬に温かい涼子の唇が触れた。
「け…警視!」
「さ、ごはん食べよう」
腕を組み恋人のように振る舞い、困惑する私を見て遊んでいるふしもある。

私には従者の立場に甘んじるしかそばに侍る術がない。
しかしベッドルームまで送って帰れという命令を全うするのは辛い日課だった。
涼子は度々酔ってはふざけて抱きついてくるのだ。
「眠い。もう少しだけこうしててよ」
「ですから、もうお休みください」
「つまんないやつ」
「と申されましても」
「このまま寝る」
立ったまま?
髪のにおい、しなやかな躰。今はもう涼子の全てが愛おしい。
6歳も年下の美しい女性だ。どんなワガママも可愛い。
しかし誘惑に負けて押し倒したら八つ裂きにされ参事官付きの任を解かれるだろう。

そばにいられなくなる。

それが怖くて涼子のどんなおふざけにも紳士的に振る舞った。
「さあベッドに。着替えられますか?」
「ん…シャワー浴びる、連れてって」
抱き上げてバスルームに連れて行くと躊躇もせず服を脱ぎ出す。
後ろを向き、シャワーを終えるのを待つ。
「バスローブ取って」
手渡そうとした手ごと引っ張られた。
「うわっ」
とっさに眼を閉じた。
「何してんの?」
眼を開けるとバスタオルを巻いた涼子が立っている。
楽しんでる、絶対楽しんでる。
「警視!」
「なあに?」
「お遊びもほどほど…にっ!」
バスタオルが床に落ちた。
「け…け…け…警視!」
人にオールヌード晒しておいて恥じらいもせずバスローブを羽織る。
深窓のお嬢様はみんな使用人に対してこんなものなのだろうか?
「ふぁ…眠い、連れてって」
寄りかかられて仕方なく抱いてベッドまで運ぶと腕の中で寝息を立て始める。
涼子をベッドに寝かせた。
良く眠っている。
気づかれないよう命がけでそっと唇にキスを一つ落としてマンションを出た。

彼女にとって私は下僕か道化師、男ですらないのだ。
涼子を愛している。
これほど近くにいて想いが届かない苦しみを噛み締めて彼女の眠る最上階を見上げた。
《続く》
547名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:18:10 ID:GQV7YkYa
つCCCC
548名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 23:18:33 ID:UvGru0DI
わっふるわっふる
549男が女を愛するとき:2009/09/13(日) 23:23:31 ID:yBdwpLDy
>>546
私を連れてパーティーの挨拶回りを終えると涼子は中庭に出た。
私の腕をとって寄りかかりシャンパンを飲みながら夜風にあたる。
美しい。その姿形もさることながら溢れんばかりの生命力、セレブの中にあっても霞まない存在感。
今夜は大胆に胸も背中も開いたドレスだ。鎖骨や肩甲骨のラインがなんとも魅惑的だ。
私はぐっと拳に力を入れて衝動をこらえた。
「タキシード似合うじゃない?ホントにキミはこういうお供に適任ね。
………じゅん、おかわり」
シャンパンを飲み干すと上目遣いに私を見る。
「え?」
「聞こえなかった?じゅん、おかわり」
いたずらっ子のように笑っている。
「少し酔っておられますね」
「大丈夫よ、これくらい。もう今夜の義務は果たしたから一緒に飲むのよ」
「…わかりました」
近くのボーイに合図してグラスを2つ受け取る。
「ドウシテキヅカナイカナ。コンヤハトクベツナノニ」
新しいグラスを手渡す時、珍しく俯いた涼子が何か呟いた。

涼子は彼女の美しさに惹かれて賞賛しに来る幾人かの紳士を適当にあしらっていた。
私は気が気でなかった。
彼らには涼子と腕を組んだ私が目に入らないらしい。
「じゅん、疲れたから帰るわ」
と、突然紳士たちに無視され続けていた私を振り返った。
辺りがざわめく。
「あれは誰だ?」「ファーストネームで呼んでたぞ」「まさか恋人?」「社交界に連れてくるほどの?」「ボディガードじゃなかったのか?」
途端に私に嫉妬と羨望の視線が投げかけられた。
「誤解があるようですが、いいんですか?」
「興味ないもの。キミも虫除けにもならないなんて…コイビトニミエナイノカシラ? 役立たずね」
私は虫除け…しかし涼子が誰の誘いにも応じないので少しホッとしていた。
「私では役不足ですよ…あ!しまった」
「使い方間違ってる」
「そうでした」
何杯かシャンパンを飲み干して私も程良く酔いが回っていた。
「まあいいわ。どこかで飲み直すわよ。その後部屋まで送りなさい」
「はい」
「コンヤノキスハオキテイルトキニシテクレナキャイヤヨ」
「はい?」
「なんでもないわ。行こう!」
私の首に抱きついて頬にキスすると私と腕を組み、唖然とする紳士の群れを突破してパーティー会場から飛び出した。
私は稀代の魔女に叶わぬ恋をした哀れな従者だ。
夜の街を共に駆ける心地よさと喜びで胸が震え、涼子とならこのまま地獄まで一緒に落ちてもいいとさえ思った。

《終わり》
「女が男を愛するとき」Coming soon!
550名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:23:03 ID:ByIYFLqD
紫煙!続き激しく期待
551名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 02:30:14 ID:K1FhVqeD
CCCC
泉田のドンカンカタブツは相変わらずだけど、生殺し状態になってるのにはワロタwww

愛し愛されちゃってるの期待。
552名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 00:07:55 ID:IX8eA0lw
GJ!
泉田の鈍感さに吹いたwww

お涼様も
「こんだけ据え膳据えまくってるのに何でアイツは食いついてこないのよーヽ(`Д´)ノ」 とか
内心ヤキモキなんだろうなw
553名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 20:20:14 ID:uu3gUMLo
わっふるほしゅ
554名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 20:54:53 ID:BWNytqK+
ほっほっほ
555名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 15:58:07 ID:zI/W1Cc3
上司のお守だなんて泉田準一郎君も苦労するね
556名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 16:01:54 ID:a/N+Oaah
回りくどい表現しかできない究極のツンデレ女、恋愛ごとになると
脳味噌が全く回転しない究極の鈍感男。
これ以上絶望的な組み合わせがあるだろうか?ww
557名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 05:41:04 ID:1tvrGQaE
絶望的言ってやるなw
558名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 06:19:58 ID:pDOrzt/O
前から思ってたけど、1レス毎に≪続く≫は要らないんじゃないかな
後日投下で続けるってときだけで良いんじゃね?
559名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 17:13:16 ID:yCoLaW9l
>>556
ぁーんぉぁぁー

IDが何気にエロいw
560名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:53:29 ID:bZky1NID
>>559
その発想はなかったわwww
561名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:30:53 ID:eBvnMADG
hosyu
562名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 20:13:29 ID:wSEr7/GN
ほっしゅ
563名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 20:30:49 ID:G5Pvs5T6
泉田のトロさは殺人的だが、涼子を庇う時の反応速度は常任離れしているなwww
逆比例しているのだろうか?
564名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 23:29:22 ID:S44GSFGf
バレオロザキスの時は凄いと思ったよ
565名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:54:07 ID:IlvqmZST
>564
バレオロザキスなんだ。
パレキオザウルスに脳内変換して読んでた。


怪奇じゃなくて、怪獣事件簿だわな orz(そんな怪獣いないけど)
566女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:09:46 ID:PX08MTXc
うららかな土曜日の午後。
珍しくお涼から呼び出しがなかったので久しぶりに書店巡りに来た。
何軒めかで外国文学や新刊ペーパーバックの品揃えがいい書店を見つけた。
「あら、泉田警部補?」
「警部補」のところが消え入りそうに小声になったのは私が私服だったからだろう。
振り向くと凛とした美女が何冊か本を持って立っていた。
「これは、室町警視!」
思わず敬礼しそうになった私を静かに眼で制した。
「ミステリー?」
「はっ、お恥ずかしい」
「この棚を眺めにきた私も同類よ」
そう言いながら室町警視の手元にはビジネス書や自己啓発の本が重ねられていた。
「お持ちします」
「え?」
「ああ、すいません。いつもの癖で」
「お涼はあなたに荷物持ちまでさせているの?」
荷物持ちはまだいい方です、とは言わなかった。
「せっかくですから、どうぞ」
「いいえ。私はあなたの上司ではありません、遠慮しておくわ。それに今日はプライベートでしょう?」
我が上司に聞かせてやりたい。
「室町警視はお休みの日にもこのような本を?」
「ええ。自分を律して高めなければ部下の志気は高まらないでしょう?」
真面目な人だ。
「お涼はこういった本は読まないわね?」
「あの人は型破りですから。格闘と頭脳戦、商売の奇才、天性の女王様、この手の本とは対極にいますから読んでも実践はできないでしょう」
「ベタ誉めね」
「誉めてません。周りの者は着いていくのが大変です」
室町警視は少し間を置いてから
「それでもみんな着いていくのね」
と言った。

室町警視とはそこで別れ、私は一冊新刊を選び書店を後にした。
レジから出口に向かうとき見慣れた姿が一瞬見えた気がしたが、視線を送った時には見知った姿はなかった。
567女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:12:44 ID:PX08MTXc
>>566

せっかくだから美味しい珈琲でも飲もうとすぐそばの喫茶店に入った。
公園の見える席に座り景色を眺める。
こんなにのんびりしたのは久しぶりだな。
珈琲が来たので店内に目を向けると離れた席で一心に本を読む室町警視の姿が目に入った。
眼鏡を外しているので私に気づかないらしい。
しかし美しい人だ。真面目で慎み深く聡明で、女性の鏡だな。
妻にするならああいう女性がいい。もっとも室町警視は高嶺の花だが。
それに比べて我が上司のおてんばぶりはあまりに対照的だ。
手綱を締めてないと警視庁を破壊してなお暴走を続けそうだ。
部下の苦労も察して欲しい。
完全無欠のお嬢様だが性格に難がありすぎる。惜しいな。
安月給では贅沢な部類に入る薫り高い珈琲を口にしながらお涼の破天荒ぶりを思い出してため息をついた。

本を読み続ける室町警視の邪魔をしないように挨拶をせず店を出た。

「ん?」
書店でも気になったが見慣れた姿が角に消えた。
あれは…
私は駅に向かって歩き出し、ころよしと見て振り返った。
丸っこい体が隠れる場所を探してキョロキョロしている。
こいつは警備部のキャリアで良かった。捜査現場では尾行に使えない。
「き〜し〜も〜と〜」
「ひえっ、泉田先輩」
手には携帯電話。
「貸せ」
発信履歴は上から2件『お涼さま』
やっぱり。お涼が私を放し飼いにするはずがない。
「警視に頼まれたのか?」
「違いますっ偶然ですっ」
「偶然ねぇ」
「ホントです。ボク、今日そこの店でお見合いで…」
「見合いだと?」
「すいません。30過ぎた先輩を差し置いて」
「余計なお世話だ。見合いは本当か?」
「ホントです。ボク、キャリアじゃないですか。毎月一回は見合い話がくるんですよ」
それなのになぜ婚約も結婚もしてないのかは聞くのを止めた。
「でも泉田先輩にはお涼さまがいるからお見合いなんて無用ですね」
「なんの話だ」
「隠さなくったって。ボクたちの仲じゃないですか。お涼さまは先輩にぞっこん、なんて羨ましい。
逆玉の輿、出世間違いなし。警視正目指せるんじゃないですか?」
「何を言ってる?」
「ええっ!?まさか気づいてなかったんですか?あんなにわかりやすいのに。
やだな〜まずいな〜ボクが喋ったなんてお涼さまに言わないでくださいよ」
お涼が私に好意を?
「岸本、詳しく聞かせてもらおうか」
「尋問はいけませんっ。先輩、痛い…」
568女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:15:06 ID:PX08MTXc
>>567

「こらっ泉田クン、岸本をおはなし!」
地下鉄出口にお涼が立っていた。
いつもに増して艶やかな美女ぶりだ。
シンプルだが服は露出度高め、品のいいアクセサリーが身を飾っている。
嫌みにならないのは流石だ。
「お涼さまっ」
ハートマークを散らしながら岸本がお涼に駆け寄る。
「いい子ね。ここは任せて。お見合いに遅刻するわよ、行きなさい」
「はいー」
岸本は逃げるように去って行った。
「さて、泉田クン。久しぶりの休日は堪能した?」
ええ、岸本に会うまでは。
「どうして黙ってるの?」
「私の行動を監視してたんですか?」
「監視されて困ることでも?」
「そうではなく」
「お由紀と本屋で逢い引きしたり、珈琲飲みながらお由紀を見つめて深いため息ついたことを知られたら困る?」
岸本め、どんな報告をしたんだ。
これでは浮気を咎められてる亭主みたいじゃないか。
お涼が嫉妬か?
まいったな。どうすりゃいい。
ふわっと髪から良い香りをさせてお涼が私に腕を絡ませた。
「美容院に行ってたんですか?」
「そうよ」
「そうですか」
「他に言うことはないの?」
「あ、爪。手入れしたんですね?」
「ネイルアートよ。それから?」
「それからって…」
「感想ぐらいお言いっ」
お涼はかなりご機嫌が悪くなって私を睨みつける。
「えっと…」
「エステに行ってお肌磨いて、お洋服も新品おろしたて、全部…ダレノタメダト」
「全部、なんて言いました?」
「もういい。夕食つき合いなさい」
「命令ですか?」
「そうよ」
「今日は非番です」
「知ってるわ」
「従いかねます」
お涼が私に好意を寄せているとわかった今、距離をおく必要がある。
私は彼女の想いに応えられないからだ。
少し考えてお涼は携帯を手にした。
「緊急呼び出しはアリね」
「な…」
「事件なら幾らでも起きるわよ」
「ええっ!待ってください、それは犯罪ですっ」
「違うわ、あたし何もしないもの。事件なんてそこら中に落ちてるのよ。知ってるでしょう?顕在化するかどうかだけだわ」
「そのままにしておいてください。せっかくの週末に都民が迷惑します」
「いずれあぶり出して退治しなきゃいけないから同じよ。早い方が都民の迷惑半減するかも」
「だからといって今でなくても」
「わかった止めるわ。じゃあ夕食に行く?」
「行きます、行きます」
私はおよそ1300万都民の週末の平安にこの身を捧げた。
569女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:17:50 ID:PX08MTXc
>>568

お涼が私の腕を取って歩き出した時、
「お涼?泉田警部補?」
と室町警視の声がかかった。
私は反射的にお涼の腕を振りほどいた。
みるみるお涼が戦闘態勢に入ったのが分かる。
「出たわね、珍獣お邪魔虫」
いつものことだが涼子のネーミングセンスは最悪だ。
「人を怪獣呼ばわりとは、名誉毀損ね」
「またチンケな罪状を思いついたことね。こんなとこで何してんのさ」
「公道を歩いているだけよ」
「そう、歩いているだけで人のおデートの邪魔できるなんてさすがね」
おデートではありません。人質にとられてるんです。
「あら邪魔したつもりはないわ。声をかけただけ」
「それが邪魔だって言うのよ」
警視庁の二大才女が公道で次元の低いケンカをしている。
「薬師寺警視、止めてください。室町警視あなたまで」
「元はと言えばキミが悪い!」
「ええっ?」
どうしてですか。私はゆったりと休日を過ごしていただけです。
「お由紀なんかと偶然会ったりするから」
偶然だって分かってたんじゃないか、まったく。
私たちのやりとりを見ていた室町警視がクスッと笑った。
「仲が良いのね、お涼とのおつきあいは泉田警部補でも苦労するみたいね。それじゃあ」
と言って地下鉄の入り口に入っていった。
仲は良くないです、つき合ってもいません。室町警視、あなたまでなんて事をおっしゃるんですか。
誰も私を魔女の蟻地獄から救ってくれないのか?
「ふん、泉田クンは苦労なんかしてないわ。あたしとくっついていればバラ色の人生なんだからっ」
いいえ、苦労してますとも。
お涼がくるりと私を振り返る。
「さっきなんで腕をほどいたの?」
「えっ?」
「お由紀に見られたら困る?」
岸本、私は初めてお前を認める。確かにお涼は分かりやすい。
だからといって、私にはどうしようもない。お涼と恋仲になど恐ろしくてなれるわけがない。
とりあえず今夜は都民のために食事につき合う、それだけだ。
570女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:23:03 ID:PX08MTXc
>>569

「エステが終わったら呼ぼうと思ってたのよ。そうしたらタイミング良く岸本がキミの居場所を教えてくれたの」
イタリアンレストランの個室で私のひと月分の小遣いが飛びそうなワインを飲みながら前菜を頬張る。
「お昼抜きで急いだのよ」
「せっかくの休日ですからゆっくりなされば良かったんです」
「ゆっくりしてたら一日が終わっちゃうじゃない」
「見解の相違ですね。私は休日をゆっくり過ごすんです」
暗に私とあなたとでは合いません、と言ってるようなものだ。
「泉田クンは本を読んだり、のんびり過ごすのが好きなの?」
「ええ、特に趣味もありませんしね。私は地味で平凡な生活が向いてるんです」
大金持ちの派手な生き方はできません、という意味にも取れるはずだ。
いつの間にか私を諦めるよう匂わせて会話をしていた。
私の棘のある言葉にパスタが運ばれてくる頃にはさすがのお涼も黙りこんだ。
しかし時々私を見つめて何か企んでいるようだ。
魚介類のグリル、イベリコ豚と豪勢な料理が次々と運ばれてくる。
都民のために一晩犠牲にした。今夜は遠慮なくご馳走になろう。
ワインが残っているのでデザート代わりにと、店がチーズの盛り合わせをサービスする。
お涼がワゴンのチーズの塊から選び、切り分けられて皿に盛られる。
「泉田クンは?」
「良く分かりませんから食べやすいものを」
お涼は頷き私のために幾つか選んだ。
「これは旨い」
ワインにも良く合う。
「でしょ?食欲だけがあたしに残された欲だもの」
「五欲?睡眠欲はないんですか?」
「あら?そうね。眠くなるわね、二欲残ってたわ」
初めて気づいたかのように喜んでいる。
恵まれた生活、欲しいものは何でも手に入ったのだろう。
私では釣り合わない。

マンションの玄関まで送り届けると部屋が真っ暗だった。
「マリアンヌとリュシエンヌは?」
「喪南美とフランス」
「え?」
「喪南美の身体検査。あの娘も承知よ。全てを知った上で生きようとしてる。
独りで渡航させるのは危険だから護衛をつけたの。
ヒトと変わりがないと分かったら『泉田と暮らす』ってまた官舎に押しかけて迫るんじゃないかしら」
「もう勘弁してください」
「冗談よ。そんなことあたしがさせないわ。暗い家ってやあね」
片っ端からスイッチを入れていく。
お涼は今この広過ぎる家に独りぼっちか――
私はつい帰りそびれて促されるままリビングのソファに腰掛けた。

《続く》
まだ書き込めるかな?
571女が男を愛するとき:2009/09/26(土) 18:25:34 ID:PX08MTXc
>>570

「お待たせ」
ほどなく戻って来たお涼の姿を見て言葉を失った。
下着姿と言っても過言ではあるまい。
キャミソールにフレアパンティ、ガウンを羽織っているがすべて薄物。襲ってくださいと言わんばかりだ。
手にはフルートグラスが2つとボトルを持っている。
美しすぎるせいか淫靡な印象を受けないのが救いだ。
大きなソファだが肩や腰が触れ合うほどの距離に座る。
近すぎないか?
「はい、乾杯」
グラスを私に手渡すと勝手にグラスを合わせる。
「では都民の平和な夜に」
「イヤね。あたしは何にもしないわよ」
「ではどうやって事件を起こす気だったんです?」
「あたしがいいと言えばその瞬間から捜査に入れる事件のモトがゴロゴロしてるってこと」
「ではなぜ着手しないんですか?」
「相手が狡猾すぎてまだ勝算がないもの、どうせなら裏の黒幕まで根こそぎしょっぴきたいもの、理由はいろいろよ。あたし勝てないケンカはしないの」
捜査や逮捕はケンカではありません。
お涼はシャンパンを飲み干すとグラスを傾けた。注げという合図だろう。
私はボトルを持った。
「美味しいですね、これ。飲み過ぎないようになさってください」
グラスに注ぎながら言った。
「キミ、あたしの保護者?ここはあたしの家よ。酔っ払ってここで寝ちゃっても構わないんだから飲ませてよ」
「なぜそんなにお飲みになるんですか?」
「なぜって…美味しいからよっ…キミガジブンノキモチニハキヅカナイカラ」
少しむくれてグラスに口をつける。
「はい?」
「なんでもないわ!コノボクネンジン」
今夜はどうせ何かと理由をつけて帰してはもらえないだろう。
都民の一夜の平和とこの身が引き換えなら警察官の本望だ。
これはそのご褒美だな。
私は高価そうなシャンパンを遠慮なくあおった。

《続く》
572名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 00:35:05 ID:9b60P2HU
わっふるわっふる
続きwktk
573女が男を愛するとき:2009/09/27(日) 10:35:23 ID:Za10NHl5
>>571

ふかふかして寝心地いい。今日も休みだ、もう少し寝ていたい………なに?
私以外の息遣いを感じて飛び起きようとした。それが出来なかったのはお涼が両手で私のシャツをしっかり握りしめて眠っていたからだった。
まさか、
飲み過ぎたお涼を寝室まで運んだことは覚えてる。しかしその後は…
私はお涼を起こさないようにそっと毛布の中を確認した。
寝ぼけた頭がみるみる覚醒していく。
ズボンがない!
どこだ?まずいな。
靴下、靴下はいつ脱いだ?
うわぁ!シャツがはだけている。まさかパンツは?
…助かった。履いていた。
お涼もガウンを脱いだだけのようだ。
良かった一戦交えた様子はない。
酔って記憶がないままお涼を抱いてしまっていたらなんて勿体無い、いや違う!一夜の過ちで一生、いや地獄までお供させられるに違いない。

落ち着いてみれば、お涼は私のシャツを掴んだまま安心しきった顔でぐっすり眠っている。
私を帰したくなかったのか?

岸本よ、知ってたら教えて欲しい。お涼はどうして私を?
彼女ならどんな良縁も望むままのはずだ。
以前に貴族の末裔で大臣だった男に求婚されたこともあった。
この美貌、家柄、財産…きっと今までも数多のプロポーズがあったのだろう。
しかし27にもなって独身、恋人がいる様子もない。
そして何故か私に思いを寄せている。
まいったな、私は女王陛下を愛せない。そんな恐ろしいこと出来るわけがない。
こうして眠る姿は確かに可愛らしいが騙される私ではない。
誰よりも彼女の性格の悪さと狂暴性を身を持って知っている。
最も彼女に迷惑をかけられた男だと自負している。
お涼も私に性格見抜かれていることぐらい気づいてるはずだ。
なのになぜ私を?
私のシャツをぎゅっと握って穏やかに眠るお涼の寝顔を見ていても答えは見つからなかった。
574女が男を愛するとき:2009/09/27(日) 10:39:13 ID:Za10NHl5
>>573

「きゃあああぁ!いやぁ!もうお嫁にいけない!」
目覚めるなりお涼は私から離れた。
自分の胸を抱きしめて広いベッドの端にいる。
いや、大げさです。
「何もしてません。ご自分で確認してください」
私は両手を上げて身の潔白を示した。
「一晩中一緒にいて何もなかったなんて世間は信用しないわ」
あなたは世間を気にする人でしたか?
突然ベッドの上を素早く動いて私に接近した。
「責任とって」
「なんの責任ですか!私は何も…うわっ」
お涼がバランスを崩し私が支えようとしたその勢いで唇が触れ合う。
気づくと抱擁していた。
なぜだ?こうすることがしごく自然に思える。
しかも抜群の抱き心地だ。私は腕の中にいるのが恐ろしい魔女だという事実を忘れかけた。
罠にはまったか。
「もう『何もしてない』なんて言えないわね」
「謀りましたね」
「キミが素直じゃないから…アタシノキモチニダケキヅクナンテズルイ」
何のことだ?
「泉田クン」
お涼はシャツがはだけた私の胸に嬉しそうに抱きついた。
ダメだ。我慢の限界だ。
恋人と別れてから長いこと女体に触れていない。刺激が強すぎる。
お涼が私に懸想しているなら警視庁を辞めない限り組織で飼い殺しになることは明白である。
私が彼女の想いに応えるか否かを問わず既成事実を作り上げ、伴侶となって墓石の下、地獄の底まで連れて行かれるだろう。
それでも私は今お涼を抱けない。
欲望に打ち勝ちお涼の躰を引き離した。
「警視、ご自分をもっと大切になさってください」
「どういう意味?」
「成り行きで私などに身を任せてはいけません。あなたに相応しい男性は他にいるでしょう?」
「あたしを欲しがるオトコなんてごまんといる。だけどイヤよ!あたしはあたしの意志で」
お涼は私の胸に身を寄せる。
それがなぜ私なんですか?
「待ってください」
「なんで?」
575女が男を愛するとき:2009/09/27(日) 10:44:30 ID:Za10NHl5
>>574

真っ直ぐ私に向けられる力強い魂の輝き。眩しくて直視できない。
「私はあなたの部下です。下僕でもイスでもかまわない、しかし命令でもベッドのお相手はできません」
あえて部下としての立場を保った。
お涼はそれでも「抱きなさい」と命ずるだろうか?
その時には…
私の中に無責任な狡い考えが芽生えた。私も男だということだ。
しかし彼女は表情を変えず私を見つめたままだ。
本気で私を?
耐えられない。
私は視線を外しベッドから降りた。
「今朝はこれで失礼します。泊めていただいてありがとうございます」
私を見つめたまま微動だにしない彼女に背を向けて服を身に着け寝室を出た。

私はお涼をふったのだ。
気位の高い彼女は決して私を引き留めないだろう。
後ろ手でドアを閉めようとしたその時、
「泉田クン!」
「はい。…え?」
キャミソール姿でお涼は振り向いた私の胸に飛び込んで来た。
しなやかな躰を抱き留めながら私は困惑していた。
あの薬師寺涼子がなぜここまで…どうして凡人の私をこれほど求めるんだ?
思い返してみれば着任以降、理由を正当化して国内外問わずお涼はいつでも私をそばにおいた。
あの頃からなのか?
傾国の美女の一途な想いに応えられない自分が罪人のようにも思える。
しかし私にはお涼に恋愛感情を持つことなど出来ないのだ。
「困ります、警視。お戯れはこのくらいで…」
「ふざけてない。シッテルクセニ」
私にキツく抱きつく。
いい匂いだ。それに柔らかい…
「泉田クン、あたしのコト欲しくないの?」
戸惑う私を訝しげに見上げている。
「警視、なんてことを!」
「ガマンしなくていいのよ」
確かにガマンしているがお涼は性欲を発散させる対象に出来るような軽い存在ではない。
だが、本人がそれほど望むなら…いや待て、私は愛せない女性を抱けるような不実なオトコだったか?
しかし性格を不問に付せばこれほどのオンナに求められて据え膳喰わないでいられるオトコがどこにいる?
男は馬鹿だな、私も含めて。

葛藤の末、私は彼女を支えた手に力を込めた。
愛も恋も上司も関係ない、情にほだされ雄の欲求が勝った。
合意なら一時の快楽に身を任せてもいいだろう。
「警視、わかりました」
「最初から素直になればカワイイのに」
わずかに安堵したような表情で私にしがみつく。
ベッドに戻ろう。
お涼を抱き上げた。
私の肩に手を回して少しはにかむように微笑む。
576女が男を愛するとき:2009/09/27(日) 10:51:26 ID:Za10NHl5
>>575

しばらくそのまま私を見つめていたが、濡れた唇をわずかに開いた。
私はその唇に口づけをしようと顔を近づけた。
「ねぇ、お天気いいから出かけよう」
「はい?」
発せられた言葉に拍子抜けした。
「図書館?公園?のんびりできるところに行くわよ」
「ええと?」
「キミが言ったのよ、休日はのんびり過ごすのが好きだって」
言いましたが、なぜこの状況からそうなるんですか?
「待ってて、すぐ支度するから」
私の腕からお涼がふわりと飛び降りる。
やられた。このタイミングでお供を命ずるのは反則だ。
私はおあずけ食らった犬の気分で廊下に立ち尽くし、己の弱さを笑った。
あなたには負けた、いや最初から勝てるわけがないんだ。

短時間でシャワーも済ませ、ローズの香りを身に纏い可愛らしいワンピース姿で戻ってきたお涼は厚い本を一冊持っていた。
「御苑近くにいいカフェがあるの。予約入れたわ」
当然のように私に本を渡して玄関に向かいサンダルを履く。私は断る隙を与えられなかった。
仕方ない、お供するか。昨日買った本も読みたい、カフェならちょうどいい。

しかしいつも通り振る舞ってくれるのはありがたいがお涼は無理をしてないだろうか?
突然私との行為を止めたのは何故だろう?
気まぐれか?私は遊ばれただけなのか?
あのままなら今頃はお涼と…
いや、なんにせよ私は魔女の誘惑から逃れられたのだ。
良かった…んだよな?

「何してるの、早く!」
「はい、はい」
「はい、は一回」
どうしてこうしたのか尋ねるのに気のきいたセリフも思い浮かばずエレベーターの中で私は沈黙を守った。
お涼も私に背を向けたまま黙っていたがエレベーターを降りて歩き出してから言葉を発した。
「キミガジブンノキモチニキヅクマデダカレテアゲナイ」
「何ですか?」
「お腹空いた、急ぐわよ」
まあいい、今日はお涼の気が済むまでつき合おう。この任務は都民の平安のためでもある。
しかしカフェでこんな本を読む気か?お涼はやはりただ者ではない。
「泉田クン、何してるの?」
お涼は、多分わざとこれ見よがしに、ミニのワンピースを際どく風に翻して少し先を歩く。
おパンツ見えてます。見ていいんですか?
まだ誘惑する気か?今度はそう簡単に堕ちてやるものか。
私はペーパーバックと重い『世界の妖獣』原語版を手に女王陛下の後を追った。

《終わり》

非エロですいません。
次はあまあまにするから許してください。
577名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 23:38:24 ID:zecfAdu0
GJ

ちょ、これどっからエロ始まるの?と思ったけど、こういうのもアリだね。
にしても、泉田君鈍すぎるよなぁw
仕掛けるお涼もかわいいよ。


お涼と泉田君の口調そのままに、あまあま期待してます。
578名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 05:05:28 ID:GtyB3kwY
GJ!
お由紀の前で腕をほどくとかお涼に自分を諦めさせる方向で会話するとか
泉田クンなんという無自覚ドSwww


そして岸本は早い話「ルンちゃんは俺の嫁」ですねわかりま(ry
579名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 14:33:42 ID:XlQHMLfi
室町は感づいているから、今更手をほどいてもなw涼子の遠まわしな
アプローチの場に同席しているし。
まあ、泉田の鈍感さが最早超人的といえるのだが。
580名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 19:18:14 ID:yp7enRZu
うお〜
次はアマアマっすか♪
正座して待ってます!
581名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 19:48:11 ID:nF5o6KFZ
画がすごく綺麗だったから漫画買ったらストーリーも面白いのな
興味あるワードはすぐ2ちゃんで検索しちゃうからこのスレに来てしまった
すごく楽しく文章(SSっていうの?)読ませてもらった、ありがとう!
こういう楽しみ方、世界ってあるんだなと発見。おそるおそるこの世界に踏み入れ中?(同人っていうの?)
SS投下してる人すごすぎだろ、良くも悪くもw
才能溢れてると思う、が、俺だったら書けても恥ずかしくて投下なんかできねえwww
まあ匿名だから成せる業か?これから投下してくれる人楽しみにしてるよー
582名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:25:13 ID:cPaf0vU5
同人スレにいらっしゃいw

漫画版から入ったみたいだけど原作はライトノベルです。
お涼と泉田のじれったいラブコメ描写は漫画以上にニラニラできるのでぜひw
アニメ版も丁寧に作ってあって良かったよー

同人だけじゃなく、これからオフィシャル作品を堪能できるなんて何てうらやましいw
583逢瀬・秋:2009/10/01(木) 20:17:16 ID:1WoV8Qd0
>>581
いらっしゃい

>>489
萌えネタお返し


「ん…いや」
焦らしながら触れる私の手を涼子が握る。
私はかまわずわざとポイントを外して指を動かした。
「そこじゃないの…いじわる」
畳に着物が広がり上等な絹の上で極上の身を震わせて私の愛撫を欲しがる。
その光景に私は陶酔した。
「もう、いやぁ」
涼子は身を起こし私に抱きつくとその不安定な姿勢のまま夢中で舌を絡めてくる。
さすがだ、腹筋強いな。妙なところに感心した。
唇から顎、喉、鎖骨へとキスを徐々に移動させながら濡れそぼる花びらを指で弄んだ。
「泉田クン、ずるい。こんなやり方キミらしくない」
「あなたに感化されたらしい」
「ん…もう、しらないっ」
「子どもみたいだ。女王さまはどこへ行かれたんですか?」
「いじわる」
むくれて甘える涼子は可愛い。
以前、元警務部長に涼子の弱点を尋ねられたが今なら答えられる。
指を挿れ少し曲げて内壁をさすった。
「ああっ!やぁん、違うわ」
「どこに欲しい?」
「聞かないで!」
「"お願い"は?」
「お願い」
「どうするかな?」
「交換条件?なあに?」
「普段もこうしておしとやかで可愛くしていてくれたら私の苦労も少しは…」
「あたしは充分おしとやかで控えめで可愛いわ」
やはり弱点を知っても涼子を意のままにすることなど出来ない。
「泉田クン、苦労してるの?」
それを聞くか?
「そうだな」
「あたしといられて幸せでしょ?」
一途で可愛い女を思いのまま抱けるだけでも私には過ぎた幸せか。
「ああ、幸せだ」
曲げた指を少しずらして涼子の望み通り攻めた。
「ひゃうん…そこっ!ああっ…泉田クン」
涼子が私の肩を強く掴んだ。
肌が紅潮し熱を帯びる。
柔らかさと弾力を兼ね備えた躰を片手で抱きしめ乳房に唇を這わせる。
腰が動き出している。もう欲しいのだろう。
欲棒で花びらをゆっくり擦る。
これだけでも結構気持ちいいので飽きずに続けた。
「もう…来て」
涼子は欲しがって両脚を大きく広げて挿入を促す。
相棒の先だけ挿れて動かした。
「やぁん。もっと奥、全部ちょうだいっ」
起き上がった勢いで私を押し倒し馬乗りになって愛棒をくわえ込み狂ったように腰を振る。
「ああん…大きいっ」
「おしとやかな女性がすることじゃないな」
「泉田クンがじらすから…繋がっていたいの。あっ」
両手を伸ばして乳房を揉んだ。
涼子の肩ごしに窓の外の見事な満月が目に入った。
今夜はお月見だった。
584逢瀬・秋:2009/10/01(木) 20:22:41 ID:1WoV8Qd0
>>583

ふたり、初めての中秋の名月だからと和室に団子やススキを飾り着物まで着たのだが…
寄り添って月の出を待っているうちに帯を解いてしまった。
「涼子、月が綺麗だ」
起き上がり涼子を膝にのせた。
「お月見したかったんだろう?こうすれば2人で見られる」
後ろから抱きしめて繋がり直して月を見上げた。
「あ…ん。やだ満月に見られてるみたい」
「ずっと見られてたさ」
「そうね。ふふっ…くすぐったい。お月さま、綺麗ね。望月の欠けたることのなしと思えば…満ち足りた感じ、分かるわ」
涼子は私に寄りかかった。
しばらく月を眺めて繋がったまま優しいキスや愛撫を続けていたが次第にもの足りなくなってきた。
青白い月明かりに照らされた涼子はいつもより艶めかしい。
「もう月はいいか?」
「え?あっ」
畳に押し倒し組伏して一心不乱に打ちつけた。
「ああっ、泉田クン、泉田クン……いいわっ奥に、もっと、もっとよ」
「こうか?」
私を求めてどこまでも柔らかくしなやかに受け入れて包み込む。
躰を重ねていることが自然でこの温もりがない生活はもう考えられない。
月光に照らされた白い肌が妖しく輝く。
私の涼子。私だけの、
「ああんっ…もっと強く抱いて!ああっ、月の女神に嫉妬されちゃう」
「涼子が美しいから?」
「あ…ん、違うわ、あ、やんっ…アルテミスは処女神なの。
泉田クンが…たくましいから…きっと妬いて…ひゃうん…気持ちいい!
あ…あ…あぁぁぁ……あら?」
風が吹いてわずかに空にあった雲が月を覆い辺りが暗くなった。
「隠れちゃった」
「あんまり淫らで恥ずかしくて見ていられなかったんじゃないか?」
「いけない?」
「いや、月の女神も清らかで美しいが私の女神は貴女だけだ。それに」
私は優しく口づけた。
「涼子の純潔は私が貰ったんだ」
少し恥ずかしそうに微笑んでいる。
「ん…泉田クンだけよ。貞淑でおしとやかでしょ?」
「ああ。涼子、可愛い」
四つん這いにさせ後ろから突いた。
「ねぇ、もっと強く。ぃやぁ…たくさん愛して…ああんっ」
「愛している。涼子、貴女だけだ」
背中にキスを散らし胸を揉みしだく。
「泉田クン、ぁあああっ…やぁ…大好きよ」
私たちは窓を開け放したまま痴態を繰り広げた。
甘い喘ぎ声が闇夜に吸い込まれていく。

再び月がこっそりと顔を出したことにも気づかず私たちはその月が傾くまでまぐわいつづけた。

《終わり》
585名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 19:32:44 ID:SQXk4cB6
泉田と室町を絡ませるのはNGだろうか?
586名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:38:41 ID:PNjpi09h
>>585
いいんでない?過去のガイエスレにもあったし。ただまあ、精神的にも
くっついちゃうと流石にマズーかもナー。IFが二次創作の醍醐味としても
どこまで本編から脱線していいかは個人差デカいし。
投下前には注意書きとNGワードをワスレズニ!
587名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 23:52:48 ID:IbfrFHXW
>>583
GJ!!
いつもありがとうー!!

デレデレで泉田クン喜ばすために何でもしちゃうお涼がエロ可愛いし
一見優位に立ってるように見えて、結局お涼に頭が上がらない泉田クンもいい。

そして月www結局見てるのかwww


>585
過去スレにもあったからアリだと思う。
しかしお涼バレしたら
「お由紀なんかとヤったら泉田クンのもぎ取って地底人に食わす!!ヽ(`Д´)ノ」みたいな感じで
泉田がえらい目に遭いそうだw
588名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 01:20:43 ID:ktlNhFHG
自分はアニメから入り、ライノベを読み、今日漫画を全部読み終えた所。
やはりそれぞれ涼子の味というか色の違いがあるなと思った。
個人的印象(あくまで個人的印象だから突っ込まないでね)だが、
漫画のお涼はソフトというか毒が少ないというか・・・
女性が描くとあんな感じになるのかと思った。
589名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 10:04:30 ID:veNTs69T
>>583
ありがとGJ

>>585
泉田と室町・・・最終的にくっついっちゃうのは拒否反応が出そうだけど
NGワードと注意書きがあればいいようにおもう
590名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 18:03:01 ID:c8sBNwNx
ほしゅ
591名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 12:04:28 ID:xTJHLBp4
一番絡ませやすいのは泉田と涼子だけど、一番難しいのは泉田とメイドだなw
会話が続かない。
穴場としては、泉田と薬師寺絹子か?
592名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 23:45:11 ID:zxmAH0by
>588
何かわかる。
漫画のお涼は女王様というより、ワガママな王女様と言った方がしっくり来るというか
アニメやラノベよりもスイーツ(笑)とか天真爛漫な部分が強い感じw
593名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:31:47 ID:X0TfpTLz
594名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:33:45 ID:t9OLVDQe
まあデレたら最強なのだけどお涼さまは!
595名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 14:39:31 ID:5KWDduPK
なんかずいぶん前に
お涼とお由紀の百合とかマリリュシとか言ってるやつ居たなww
596名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 21:09:20 ID:ydJ5dTpa
マリ・リュン込みでもOK〜w
597名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 13:48:48 ID:ehHLo9OQ
ほす
598名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:32:39 ID:4XREX0sB
「そのプロポーズ、上司命令」
「プロポーズか脅迫か、部下にYES以外の答えはない」
「断られないプロポーズ法=逆らわない部下を選ぶ」

いまテレビでCM打ってる洋画「あなたは私の婿になる」のコピーが
それなんて薬師寺涼子?って感じで吹いたw
お涼のが年下だし泉田も草食系からはほど遠いけどw
599名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 21:30:52 ID:4RLv2voQ
>>598
霧の訪問者で、泉田がお涼を「怒り狂ったティラノサウルス」と呼称し、
自分を「ティラノサウルスに追い詰められたステゴサウルス」とか
言っていたから、案外当たっているかもw
泉田にとって最大の恐怖はお涼だし。
600名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 22:14:20 ID:YRj19YxE
保守
601名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 20:31:29 ID:OAFnW8wO
交渉人の米倉涼子が、お涼とかぶって見える。
髪型、着ている服(お涼の方が色っぽいが)、プロポーション…話の内容はどうか知らないけど。
602名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 01:22:37 ID:FRchlSJa
実は同じことを思っていた。
一番大きいのは、自分的には多分髪型w

同じく内容知らないけどw
603名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 01:16:13 ID:tzC4C5hc
>601-602
ノシ
しかし
お涼→挑発的な言動で犯人煽ってキレさせる
お由紀→理詰めの正論で犯人キレさせる
って感じでヒロインは二人とも交渉人は無理そうな感じがするw
意外と岸本あたりが上手そうな感じ
604名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 07:01:57 ID:zDQiNwhF
「交渉人岸本明」か
何か「説得のはずが気がついたら犯人とヲタトークしてました」
みたいな図しか浮かばないw
605名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 22:25:21 ID:lB7+zuwi
hossyu
606名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 01:10:02 ID:1edN84tb
保守
次に出る新刊は奥多摩あたりの山奥が舞台になるらしいが
このスレ的には「蔦でお涼を立木に縛り付けて背後から(ry」みたいな
野外プレイで妄想するのが正しいんだろうかw
607名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 09:18:08 ID:6kVsvVH2
新刊出るんだ。
漫画の単行本の新刊と新書で終わりかとオモタ。

奥多摩が舞台なら、山道を歩いてたら涼子が靴擦れ。
座れるような場所もないので木にもたれてると、泉田がパンプスを脱がせてひざまずいて足の様子を見て
靴擦れの場所を「消毒です」とかって舐めてそこから足をさわさわ〜…ってそこから立ったまんまヤっちゃうとかその延長でアオカンとか…


こんな天気のいい日に何考えてんだか…orz
608名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 10:56:40 ID:xWhT6pF3
新刊wktk
いつごろだろう
609名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 00:39:46 ID:T835xxPQ
>607-608
霧の訪問者漫画版の対談で
「いずれ書く予定なのはド田舎編(仮)奥多摩の山奥が舞台で(ry」
みたいな発言があった。

確か蘭陵王→ヴィクトリアン三部作の二巻→お涼って順番で書くっていう話だから
運良きゃ来年中に出ると思う。漫画版との兼ね合いがあるから意外と早く出そうw
610名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 07:48:33 ID:vm75844S
>>607
朝からお涼様の脚を想像しておっきしてきた
611名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 23:35:47 ID:m7KrIU5J
>607
お涼は何だかんだ言っても泉田から求められたら断れなさそうなので
「やぁ…こんなとこでっ…」とか言いつつ
されるがまま最後までヤラせちゃいそうだなw

で、後から「こんなとこでしたから蚊に食われた」とか
それらしい理由付けて、高級ホテルエチーの約束を取り付けるとw
612名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 07:17:13 ID:9VEQdO8E
保守
投下したい時に限って規制orz
613名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 17:00:13 ID:kJahI7i8
>>612

wktk
614名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 23:32:41 ID:wkc27phT
あっちもこっちも規制でやんなるなorz

そろそろ漫画版も新刊出るんじゃなかったっけ?
615名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 21:20:19 ID:00aRC3/B
>>614
霧の訪問者下巻は来年1月に発売予定らしい

スレチだとは思うが、今日発売のアフ○ヌーンでは、お涼と泉田は繋ぎっぱなしだった。
616名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 00:46:39 ID:N7FvDrQl
>615
しかもアレ泉田の方から繋ぎに行ってたよなw

この分だと水妖日のゴホウビ下賜のシーンが
「ぶつかった勢いでチューだけじゃ飽きたらずに胸までで揉んでた」
位にエスカレートするんじゃないかw
617名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 01:44:54 ID:SsgJGBLv
保守
618名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 16:26:29 ID:/YR9E3FA
hosyu
619名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 20:01:07 ID:w5nM/G8h
>>616
ぶつかった勢いで容疑者と勘違いし、押し倒して組み伏せる

に一票
620名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 22:59:49 ID:CqCwGCQY
>619
その後ホテルに泊まった時に
「あたしを押し倒した罰よ」とか適当な名目つけて
夜中にお涼が泉田の部屋に夜這いかける展開になるんですね、わかり(ry
621名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 00:15:42 ID:qzBirjQY
保守
622名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 03:33:55 ID:s/aQ66HA
泉田のモチモノが破壊的なモノだったらいいなぁと妄想w
623名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 22:19:28 ID:itR+D8cm
>622
泉田を押し倒してひん剥いてみたけど、モチモノが予想外に破壊的だったので
お涼は内心((( ;゚Д゚))))ガクブル

でも自分から押し倒しちゃった手前そんな事おくびにも出せなくて
虚勢張りまくりながら口やら手やら脚やらで泉田のモチモノ弄ってみるけど
不慣れなのと内心の動揺が災いして挙動不審になる
そんな電波を受信したw
624名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 23:34:42 ID:IHjjihbD
「異聞」後日談、待ってますw

クリスマスイブで妄想したけど先に落としていい?
625異聞の中の人:2009/12/12(土) 00:29:43 ID:7thWQmlZ
>624
当方長期規制中につき
是非お願いします_| ̄|○ノ
626名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 22:42:44 ID:yYXZ7iML
>>624-625
しばらく新作を読んでないので、よろしくお願いします。

そういえば単行本(漫画)も買ってないなw
627逢瀬・聖夜:2009/12/14(月) 20:41:49 ID:6TYUWOm4
前話
>>583

「泉田クン、ハンコ終わった」
3時の休憩間近に内線のスピーカーで呼び出された。
師走に入って多発した事件の報告書や事務手続きで涼子の決定印を必要とする書類が山積みだった。
朝から事務仕事に極めて乗り気でない涼子をなだめて執務室に閉じ込めたが、あの書類の山をここまで短時間で片付けるとは思わなかった。
「失礼します」
入室した私を振り向きもせず窓の外を眺めたまま涼子は告げた。
「右は認証、左は不備もしくは確認が必要なもの」
涼子は決してめくら印を押さない。
チョコレートが引き出しから箱ごと出ている。何か考え事をしていたようだ。
しかしこの程度の書類は涼子にとって難解ではない。他の事件の事でも考えていたのだろうか?
「チェックが甘かったですね。申し訳ありません」
「出来損ないの書類の相手は時間の無駄」
「以後、気をつけます」
「泉田クン」
「はい」
「雪」
桜田門がうっすらと雪化粧していた。
「もうすぐ一年…になるのね」
あの闘いからもうそんなに経ったか。
「敵は怖いぐらい静かですね。もなみちゃんも学校に慣れて楽しそうに…」
はぁ〜〜〜と深いため息が聞こえた。
「警視?」
「そうね、泉田クンが重傷を負った戦争から一年ね」
「え?……あっ!」
失念していた。年が明けたらすぐ涼子を初めて抱いた日から一年だ。
しかも今日はイブだった。
今朝になってもデートに誘わない私に気をもんでいたのか?
まだ窓から振り向かない。
「…すまない」
「いい。泉田クンにみなまで望んだあたしがバカだった」
「わたしは、」
「わかってる。わかってるけど期待しちゃったのよ」
私は涼子の期待に応えられるような白馬の王子にはなれない。
それでも見放さず愛し続けてくれる。
私なんかのどこが気に入ってるのだろう。
「難しい顔」
振り向いて微笑むとテーブル越しに私の鼻をつまんだ。
「いいのよ、泉田クンはそのままで。サッシノイイイズミダクンナンテキットツマラナイモノ」
「聞こえた」
「えっ?きゃぁ!!」
机を越えて涼子を引き寄せ抱きしめる。
彼女の呟きにも慣れて大方聞き取れるようになっていた。
「執務室で上司になにするのよ!あ…」
そっと唇を合わせる。
温かな甘い吐息の香りが鼻腔にひろがる。
唾液が穏やかに混じり合い心が満たされていく。
キスをうなじに移した。
「あ…ここで?」
「警視」
「えっ?」
夢見心地だった表情が少し固くなった。
628逢瀬・聖夜:2009/12/14(月) 20:43:18 ID:6TYUWOm4
>>627

「再提出が可能なものは早急に整えます。その間ご休憩ください。4時には書類をお持ちします」
抱きしめたまま事務的に話す。
「泉田クン?」
腕の中で怪訝そうな顔をする。
「欲しい。ここじゃダメだ。早く帰ろう」
「書類できた順に持ってきて!休憩いらないわ!」
はじけるような笑顔でデスクから飛び降りる。
私はうなずいて書類の山を掴み執務室を飛び出すと眼を白黒させるマリちゃんや里美や事務方に指示を飛ばした。
雰囲気に飲まれた丸岡警部までが書類を持って部屋を出て行った。
「あれ?」
独り取り残され我に返った。
くすっと笑い声が聞こえる。
振り向くと空のティカップを人差し指にぶら下げて涼子が微笑んでいる。
「やるじゃない。JACESの秘書室長候補にスカウトしようかしら」
「ええっ!!わたしはまだ警察を辞めるつもりは…」
「心配しなさんな。先の話よ。あたしもまだケーサツやめないわ。合法的に銃が撃てる職務権限を手放す気はないもの。オヤジもしばらくくたばりそうもないから大丈夫!」
そっちか…。とにかく涼子は勧善懲悪、もとい懲悪が好きなのだ。射撃の腕はオリンピック選手を凌いでプロの暗殺者並みときている。
「お茶ほしいのに呂芳春までおつかいに出しちゃったのね」
「すみません、わたしが…」
「いい、自分でする」
涼子は備え付けの小さなシンクに立った。
バンッ!
「戻りました!」
マリちゃんが息を切らしている。
もう?不在の多い捜査一課の差し戻しを持っていったはずだ。
「脅したのか?」
「いえ、事務官の後ろで立って待っていただけです」
担当者は十分怖かっただろう。
「よくやったわ。こっちに頂戴、すぐ片づける。泉田クン、やっぱりお茶淹れて」
涼子は書類を受け取ると執務室に戻った。
それから次々と書類が届けられ涼子は驚異的なスピードで処理していった。

「疲れたぁ。泉田クン運転して」
愛車の鍵が渡された。
涼子は前室に待機している部下に声をかけて部屋を出る。
「雪が積もって帰宅困難にならないうちに早く帰りなさい。今日はよくやってくれたわ、ご苦労さま」

涼子は助手席で雪道を慎重に運転する私を見つめ続けた。
マンションに着いて間もなく雪は本降りになった。
「ね、もう…」
甘えてくる涼子が愛おしくて服を脱がせるのももどかしい。一度めは着衣のまま乱暴に抱いた。

二戦めを終えた頃には一面雪景色になっていた。
629逢瀬・聖夜:2009/12/14(月) 20:44:38 ID:6TYUWOm4
>>628

「雪で都会が浄められてるみたいね」
何も纏わず窓辺で下界を眺める涼子にガウンを羽織らせた。
「冷える」
「ん…もう一度温めて」
抱き上げてベッドに横たえる。
雪の夜は静かだ。
全ての音が吸い込まれ、まるで世界にふたりだけ、と錯覚しそうだ。
触れた肌から伝わる体温が再び劣情を呼び起こす。
しっとりした肌に愛撫の手を這わせ、熱くなった花芯を舌でなぶる。
「あ…ふ。あたしも」
涼子が向きを変えて愛棒をくわえた。
水音をさせながら快感を与えあう。
「ん…ふ。もうこんなに」
舌で丁寧に舐めあげ、小さな口にふくむ。
「気持ちいい?」
「ああ、だがあなたにこんなことを…」
「あたしがしたいんだからいいの…あむ……えっ?やあっ」
敏感な突起を舌先で転がすと喘いで口を放した。
「ダメだ。男に媚びるようなマネをしないでくれ」
「泉田クン、真面目すぎる」
「だが…」
「ん…わかってる。こんなことするの泉田クンにだけよ」
「それでもダメだ」
早々に切り上げさせて熱く潤った涼子と繋がる。
伸びやかな四肢が私に絡みついた。
「はぁんっ、あああ」
溢れ出した蜜が乾く間を与えられないシーツを濡らす。
私の頭を抱きしめ、たわわな乳房に顔が押しつけられる。
搾るように欲棒を締めつけられ進んでも退いても気持ちがいい。
腰を強く引き寄せた。
「ああっ!」
背中を反らせて涼子が悶える。
「いやぁ、もう…あん、泉田クン…イッちゃうっ」
とろけそうな顔で私にしがみつく。
「まだだっ!くっ…涼子っ」
無我夢中で打ちつけた。もっとイカセてやる。
「や…あん、あん、ひゃうんっ!もう…もうちょうだいっ」
「涼子っ」
「ああっ泉田クン、熱いっ」
迸りを受け止めて涼子が震えた。

腕枕をして髪を弄んでいる私を挑むように見つめる。
火照りは静まらず、どちらが先に仕掛けるか間合いをはかっていた。

今なら、あれを…
私は意を決してベッドを降りスーツの内ポケットからこの数週間持ち歩いていた小さな包みを取り出した。
「泉田クン?どうしたの?今夜はもうお終い?」
半身を起こして涼子が怪訝そうにこちらを見る。
私は素早く包みの中身を取り出した。
「ねぇ、それなら一緒に寝よう。雪積もってるし明日休みだから帰らなくていいでしょ?」
気が張りすぎて返事をする余裕はなかった。
無言でベッドに戻ると涼子の手をとりそっと美しい指にそれを通した。
630逢瀬・聖夜:2009/12/14(月) 20:49:55 ID:6TYUWOm4
>>629

雪で薄明るい部屋に一際クリアな光が輝いた。
ダイヤの小さな粒がちりばめられたプラチナのシンプルなデザインリングがすらりと伸びた指によく似合う。
「あ…」
涼子が珍しく言葉を失っている。
数週間前、銀座にお供した時に目に留まり、いつか渡す機会があるだろうと内緒で買い求め忍ばせていたものだ。
「安物だが慣例に則って私の3ヶ月分以上の、うわっ!」
いきなり飛びついてきた涼子を受け止める。
「泉田クンわかってない。値段なんてどうでもいいのよ」
「え?」
「あたしにはお金も権力もある。そんなものならいくらでも自分で手に入れるわ」
「そうだったな」
「そうよ」
瞳がうっすらと潤っている。
今なら、言える。
「涼子、このまま…この指に着けたまま受け取ってほしい」
輝く瞳が大きく見開かれ、ほんの少しの間の後、満面の笑顔と共に細められた。
「泉田クンがそう言うのなら貰ってあげる」
「良く似合う…と思う」
「ん…泉田クンにしてはいい買い物したわね。潔いほどシンプルで、とてもきれい」
改めて指輪を見つめている。
良かった、気に入ったようだ。
なにしろ私にはセンスも財力もない。贈り物は緊張する。
「涼子への贈り物は初めてだから…」
「初めてじゃないわ」
「え?」
「フクロウ、忘れてた?」
「ああ、あれは弾みで貢いだ…」
涼子が私の胸に頬を寄せる。
「ううん、フクロウが最初の贈り物よ」
涼子は長い片想いを経てもう五年も私を想い続けている。
いじらしい。いくら抱きしめても足りないほどだ。
いつまでも嬉しそうに指輪を眺める涼子に愛撫の手を伸ばした。
「あ…ん。もう?」
「気に入ってくれて嬉しいが、私を放っておかないでくれ」
「今夜の泉田クン、いつもと違う」
「イブだからかな?」
「ん…」
繋いだ手を強く握って口づける。
「ね、来年もこうしていたい」
「涼子が大捕り物に夢中にならなければ、」
「そうなってもイブまでに片づけるわ。泉田クンも手伝うのよ」
「困った人だ」
熱いキスは首筋から鎖骨へ
私だけに許される涼子の美しく清らかな躰。
そうだ、これだけは確認しておこう。
「私はこういうことには不器用で…」
「ん…知ってる」
接吻を求めて涼子の顔が近く。
伸ばされた舌を絡め捕った。
「ん…」
長いキスの後、甘えるように上目遣いで身を寄せる。
「再来年も?」
「ずっとだ」
「約束する?」
「約束する」
631逢瀬・聖夜:2009/12/14(月) 20:59:38 ID:6TYUWOm4
>>630

リングが光る左手の薬指にキスをした。
涼子は微笑んで高らかに宣言する。
「泉田クンはあたしのそばにいれば幸せなのよ」
「涼子は?本当に私でいいのか?」
とたんに不機嫌な顔になる。
私の首を抱きしめる手に力がこもった。
「ん、もう!ここまできてどうしてそんなこと聞くの!他に言うことあるでしょう?」
そうだな、このワガママなお姫さまが欲しがる言葉は承知している。
むくれる涼子の髪を撫で唇にキスした。
見開かれた双眸から視線を外さす、ゆっくり息を吸い涼子が望むであろうただ一つの言葉を吐き出した。
「涼子を愛してる。行き先がたとえ地獄でもそばにいる」
「合格」
潤んだ瞳を輝かせて抱きつくと、私の膝を跨いで自ら繋がった。
私は涼子の腰を支えて突き上げ。
「はぁんっ、すごく固くなって…泉田クンはあたしだけのものよ」
「くっ、そんなに締めつけないでくれ」
「や…だ、躰が勝手に…だめ?」
「いいんだ。ああ、なんて肌触りだ。ここも、たまらない。他の男には触れさせないでくれ」
「あたし…泉田クンにしか許してない」
「これから先も?」
「ずっとよ。だからいつもそばにいて毎日可愛がってくれなきゃイヤ」
「毎…日?」
それはどうだろう?
動きが一瞬止まってしまった。
「ぁん、止めないで。もっと」
私の髪や顔のあちこちにキスをしながら涼子がねだる。
"毎日"は善処しよう。
繋いだまま後ろに倒れて涼子を上にする。
「気持ちいいっ!愛してるわ……や…ああんっ」
白く輝く躰が私の上で躍動する。
「泉田クン…ああ…泉田クン」
耐えきれなくなった涼子がしがみついてきた。


それから私たちは何度も形を変えて一つになった。
熱いキスで吐息が絡み合い、匂いも体液もどちらのものかわからなくなった頃、ようやく満ち足りて眠りに落ちた。


目覚めると目の前にふたりの固く握られた手とダイヤの輝きがあった。
出勤したら質問攻めにあうだろう。特に貝塚はすぐに涼子の左手に気づくはずだ。

あどけない寝顔に触れるだけのキスを落とし、輝くリングにもそっと唇を触れた。
これでずっと涼子のそばにいられる。
静かな寝息をたてる腕の中の、私だけに許された温もり。
起こさないようにゆっくりと抱きしめ直してもう一度瞼を閉じた。
クリスマスが土曜日なのは存外幸せなことだったんだな。
こうして涼子と朝寝ができる。

外には音もなく、人の息づかいさえ飲み込んでしまう雪が夜明け前の街にしんしんと降り続いていた。

Merry Christmas!

《終わり》
632名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 22:55:52 ID:dGe6kLbF
GJGJGJGJ!!!
激しく萌えた

633名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:38:44 ID:qwrvVVPj
GJGJGJ!
お涼には生涯最高のクリスマスプレゼントだなw

そして泉田…”毎日”か
…なんつーかその、イ`w
634名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 16:49:55 ID:SLzhn4PQ
あげ
635名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 18:28:26 ID:/Xf0bCQi
コノスレに投下されたSSって保管庫には入らないのかね?
636名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 01:26:45 ID:chc24SjF
>627-631
プロポーズキタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━GJ!!!!


お涼がフェラなんてするのは自分に対してだけだって頭では判ってるけど
「男に媚びるのイクナイ!」ってたしなめる泉田がらしくっていいし
「泉田クンだけ」とか「毎日(ry」とかお涼のデレデレっぷりも可愛いなw
ゴチでした!!
637名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:03:10 ID:0H8gdWJ4
>>631
GGGGGGGJ!
泉田くんがカッコイイわぁ
甘甘で読んでるだけで幸せになりました。
638名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 01:37:15 ID:YiK/aKrF
wktkしつつ保守
639名無しさん@ピンキー:2010/01/04(月) 02:56:09 ID:am/V1I3+
hosyu
640名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 01:28:21 ID:3b2gJF/v
あと2週間で漫画版の新刊と水妖日編連載開始かあ
初××シーンがどう描写されるかwktk
641名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 19:44:51 ID:r8Wy9Juq
保守
642名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 23:25:32 ID:EjcTNPh1
ほしゆ
643名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 14:34:07 ID:ztp3xRaO
保守
644名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 20:45:57 ID:/LEov2PG
ちょっと質問。
泉田ってタバコ吸うようなキャラだった(もしくは、そういう描写)があったけ?

本とかを全部実家に残して来てるから、最近、読んでないんだけど職人さんらに触発されてる再度はまりかけてる。
645名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 00:38:07 ID:iSMXvGQp
>644
同人作品ではそういう描写してるとこいくつか見た事あるけど
原作では無い<泉田のタバコ

言われてみて気づいたけど、薬師寺に限らずガイエ作品の主役級キャラには
酒豪とかオンナスキーはいても喫煙者ってのはいなかったような気がする。
646名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 05:11:16 ID:bY9lA7xI
>>645
ありがと。多分、どこかで読んだSSと混同してるのかもしれない。
あんまりタバコ吸うようなイメージがなかったから違和感覚えたから、
原作に、あったのかなあとふと思った。
647名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 00:20:22 ID:Ull8DKVd
コミック版新刊買ったがまさか
お下げ&セーラー服のお由紀が拝めるとは予想外だったw
648名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 14:58:23 ID:uCeq02Uh
>>647
お由紀好きの俺発狂した
649名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 19:08:28 ID:CuPvt6Sc
保守
650名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 21:37:26 ID:AApbBh4E
お涼サマキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

「井上喜久子のアフタヌーンラジオ」は、アフタヌーンKCまつり2010のスペシャルコンテンツ!
第3回のゲストは、薬師寺涼子の怪奇事件簿』薬師寺涼子役の生天目仁美さん!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9607783
651逢瀬〜泉田の憂鬱〜:2010/02/10(水) 17:39:33 ID:092a61GT
保守ついでに投下
エロなし注意

「泉田クンどこに行ったのよ!」
「はっ!以前に担当されたヤマの件で一課に行かれました」
バンッ!
「なんでアタシに言っていかないの!!」

涼子が拳で壁を叩いた振動が椅子にまで伝わってきたと丸岡警部は一課から戻った私に告げた。
「どうした。うまくいってたんじゃないのか?」
「まあ、その…」
指輪を贈ってからというもの、独占欲が増したと言うか、涼子の“甘えた”がパワーアップしたなどとは口外出来るわけがない。
私はこのところ勤務中は極力涼子と離れるようにしていた。
それには理由がある。

バレンタインデー目前で、金曜日を休めば四連休になるこの好機を涼子が逃すはずがなかった。
「雪の軽井沢、ロマンチックでしょう?」
数日前に差し出された休暇申請書は完璧で後は私の捺印で完成だった。
今、私のデスクの下には小ぶりの旅行鞄がある。
今夜の新幹線で軽井沢へ。四泊五日…毎日、だよな。
24時間ずっと…だろうな。
「はああ〜」
「どうしましたぁ?」
貝塚が湯のみを置いた。
「どうぞ」
「ありがとう、悪いね」
「警視のついでてすぅ」
貝塚の笑顔に危険を感じる。
ダメだ。ここでため息をついては涼子の誤解をまねく。


「泉田クン、どうしたの?」
グリーン車に誰もいないことに気づき私は少し緊張していた。
嬉しそうに寄り添う涼子に抑制がきかなかった。
腰を引き寄せて口づけた。
「ん…もう?」
「いや、着いてからにしよう」
「貸し切りで車掌も来ないから大丈夫よ」
「しかし、公共の乗り物だ」
「まじめなんだから。ツマンナイノ。泉田クン、あたしのこと避けてたでしょう」
「それは、」
「溺れそうになった?」
五日も二人きり、外は雪でもベッドは暖かい。
涼子のことだからこの冬籠もりに贅沢な食事も用意しているだろう。この世の楽園だ。
可愛い涼子をどうやって可愛がろうとか、満足させてやれるかと心配もした。
そんなことを一日中考えている自分が許せなかった。
私は都民の平和を守る公務員だ。職務を忘れて愛欲に溺れてはならない。
「バカね」
私の胸に頬を寄せて涼子が呟いた。
「キミの仕事はあたしを護ることなんだから、一日中あたしのこと考えてていいのよ」
「そう…だった」
それならば休暇を終えた後、涼子しか見えなくなってても大丈夫だな。
私はようやく安堵して涼子を引き寄せた。
「マッタク、ココマデイワナキャダメナンダカラ」
腕の中の涼子が何か呟いて小さく笑った。

《終わり》
652名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 00:02:54 ID:vc17D/dJ
>651
GJ!!!

甘えたがパワーアップしたお涼かわいいよお涼
あえて口外してなくてもさとみちゃんを始め
勘の鋭い女性陣にはバレバレなんだろうなw

そして休暇を終えた後も何も、休暇始まる前から
既に涼子しか見えてないじゃないかって
周りからは総ツッコミが入ってそうだが
本人はまるで無自覚なあたりが泉田クンらしいw
653名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 00:25:58 ID:dsu9lHVW
久しぶりに来たら投下キテタ−−−−!!!GJ!!

コスプレやイベント大好きなお涼さまの事だから
「バレンタイン挟んだ連休で二人きりのテラロマンチックな4泊5日間」
なんてシチュエーションなら、泉田のアレにチョコかけて舐めるとか
自分の身体にチョコ塗って舐めさせるとかのプレイ準備してそうだw
で、「食べ物を粗末にするのイクナイ!」とか
野暮言い出す泉田にぶんむくれたりしてたら萌えるwww
654名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:07:33 ID:qtH8AOwo
gj!
ありがたや
655名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 19:36:10 ID:20FuhhBz
GJ
こんな良作が読めて嬉しい
656名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 20:06:03 ID:8TVXpVbJ
あふ○ぬーん、水妖日の例のシーン来月までおあずけ
いい萌えネタになりそうなんだが
焦らされるとますます妄想が(ry
657名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 09:29:47 ID:PC30MYRl
保守
658名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:51:24 ID:El8eCbtr
>656
これだけ引っ張られると
単純に「正面衝突の弾みで(ry」じゃなくて
「犯人と間違えて押し倒して(ry」みたいに
凄いアレンジが入ってるんじゃないかと期待してしまうw
659名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 02:29:49 ID:kB6ZxhXw
>>658のせいで妄想が止まらない
660名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 11:20:00 ID:KQQ2QQU9
>>659
その妄想を活字にしてくれよ
661名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:07:56 ID://UCm6Oc
>>660
>>659じゃないけどこんなもんかな?

泉田クン人影につかみかかる←ここまで原作どおり
人影、泉田クンに両腕で抱え込まれたまま倒れる←ここから妄想
泉田クンさらに全身で拘束しようと体重をのせる
上半身を起こした人影の柔らかいものに唇が触れる
あまりの感触の甘さに動きが止まってしまう
「ん、ふ。ばか、違うでしょ」
聞き慣れた、しかし弱々しい声に気づいてみれば、上司を組伏して、わずかに開いた脚の間に膝で割り込んでいる
胸には弾力のあるものが触れている
「すみません!」
「謝るヒマがあったら犯人探しなさい!」
てな展開に

その夜、スペシャルスイートに呼びつけられた泉田クン
キミのせいで変な気分になった責任を取れとパワハラにあう
丁重にお断りするも押し切られキャラクターたちが見守る中、同衾
以下略

ε=┌( ・_・)┘
662名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 00:01:27 ID:+WJsHaeT
録画したきり時間がなくて放置してたアニメを、最近消化した。
もなみ可愛かった。
あと涼子の声が生天目さんで脳内再生されるようになった
663逢瀬・泉田の憂鬱2:2010/03/13(土) 07:57:35 ID:2OuZE/Fc
ホワイトデー小ネタ
エロ控えめ注意

「泉田警部補ぉ?」
「ん、ああ」
貝塚がのぞき込むように視線を合わせてきた。
「有給の件なら警視の許可はもらったから」
「ありがとうございますぅ。どうしても香港映画スターの祭典に行きたくて」
「ここのところ応援で休みなしだったな。ご苦労さん、ゆっくり楽しんでおいで」
中国語に堪能な彼女は増加傾向にある外国人による犯罪の取り調べに頻繁に呼ばれていた。
「ありがとうございますぅ。お土産は期待しててください」
と笑みを残して香港に旅立ったのが一昨日の木曜日。
阿部真理夫が暴力団がらみの事件で応援に行ったのが昨日。
丸岡警部は最近起こった偽造通貨事件が2年前に担当した未解決の事件と酷似していると、呼ばれてこっそり二課に出向いたのが今朝。
この参事官室は優秀な人材が多いな。
一人残されて私は涼子が力ずくで解決した事件の後始末を続けようとパソコンに向き合った。
待て、わたしは?
確かに一課にいた時は選ばれし者としての誇りと自負もあった。だが今は?
涼子のそばに侍れるほどの功を成しているとは思えない。

「泉田く〜ん」
甘えた声と共に参事官室の扉が開いた。
「報告書まだ?せっかくの土曜日だから早く帰ろ」
「あ、もう少し」
「もう、いいじゃない適当に書いちゃって。犯人自分で空中分解しちゃって状況証拠しかないんだし」
そして私と涼子が日本で一番有名な山のそばの自ら行方不明になりに行く者が多く集う樹海の木の上でJACESのヘリを待つハメになったのが今週の週明けのこと。
せっつかれて報告書を偽造…もとい、当たり障りなく仕上げてマンションに帰り浮かない気分のままベッドに。

満足そうな涼子の髪を弄びながらも私は安らげなかった。
「ねえ、どうしたの?」
私の悩みなど簡単に解決してあげると言わんばかりに涼子が問いかける。
完全無欠の彼女に私の悩み事など理解できないだろう。
「いや、何でもない」
「嘘!隠し事しないで」
珍しく真剣な眼差しで見つめられ、黙っていることができない。
「参事官室のメンバーは引っ張りだこで評判もいい。だが私には最近応援の要請もなくて、」
さっと涼子が視線を外した。
「まさか?」
眼を伏せたまま私の胸を撫でている。
「涼子?」
「泉田クン、明日久しぶりにお休みなのよ」
私の胸や首筋に唇を這わせる。
誤魔化す気か?
「涼子」
肩を掴んで引き離し静かに言ってみる。
664逢瀬・泉田の憂鬱2:2010/03/13(土) 08:04:29 ID:2OuZE/Fc
>>663
「ダメよ、泉田クンはあたしといるの」
「応援要請来てたんだな」
「一課の事件の犯人なんて小者ばかりよ」
輝きを取り戻した瞳が私を見つめる。
「涼子」
「あたしにかかれば迷宮入りはないわ」
「涼子」
「泉田クンだって難解な事件の方がやりがいあるでしょ」
私は無言でベッドを降り、脱ぎ散らかした服の中からワイシャツを取り上げた。
「帰るの?」
「ああ」
振り向かず答えた。
「いや!」
背中に暖かく柔らかい肌が触れ胸に腕が絡み抱きしめられた。
「あたしと事件解決するより一課の仕事が好き?」
「そうかもな。私には足で捜査するのが向いてる」
背中に涼子の失望感が伝わってくる。
「あたしを護るよりオジサンの警護したい?」
何?
「待て、一課の応援だけじゃなくてSPの話もあったのか?」
私は思わず振り向いて詰問した。
コクリと涼子は頷いた。
「前のね、大臣の口利きがどこかに残ってたみたい」
「断ったのか?」
「丁重に」
私は涼子の腕を抜けてがっくりと膝を落とした。
SP、やってみたかった。一度ならず二度までもチャンスが来たことも知らずに…
「怒った?」
頭の上から涼子の声が聞こえた。怒るより情けなかった。
「怒ってない」
「泉田クンはあたしのそばにいなくちゃいけないの」
「だから知らせてくれ」
「え?」
立ち上がり涼子を抱きしめた。
「聞いた上で涼子のそばにいることを選びたい」
「そうね、その通りよ。泉田クンにはあたしが必要なんだもの!」
すっかり安心して涼子はいつもの調子を取り戻した。
本当にこの女王陛下は、
「ところで泉田くん今日は何日?」
にっこり微笑んで涼子が私を見上げる。
「13日だ」
「明日は?」
「14日に決まって、ああっ!!」
あの甘く溶けるような軽井沢でのバレンタイン休暇から1ヶ月。
「ホワイトデー、忘れてた…」
私は再びがっくりと膝をついた。これは許されないだろう。
「な、何か欲しい物は?明日一緒に買い物に」
「ふっふっふ」
不適な笑いが怖い。
「一生ローンになっても構わないから涼子の好きな物を」
「いやーね。嬉しいけど今あたしが欲しいのは物じゃない」
涼子は爪先立ちをしてキスをして
「泉田くんの1日」
と言って身を寄せた。
「わかった。好きにしていい」
胸に頬をすりよせて嬉しそうに甘える。
「じゃあ、もう一度灼けるように熱いの、ちょうだい」
《終わり》
665名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 12:59:42 ID:n7ba1HGp
>>664
感動で涙が。
GJ!
いつまでも待ってます!
頑張ってください。
666名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 01:57:10 ID:3s5Smsvp
最近マリアンヌが可愛く思えて仕方ない
667名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 20:08:57 ID:VtelK0IK
垣野内センセーサイコー
萌えネタありがとお

妄想ちゅう…………(ry

ア○タヌー○、来月も買うよー
668名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 22:40:42 ID:1OL6J/Ze
>661が今月のアフタヌーンの内容を8割方言い当ててるのに吹いたw
みんな妄想スキル高すぎwwwww
そして自分も妄想(ry
669名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 20:02:16 ID:o8xexsB3
守の保護
670名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 13:50:54 ID:diPc1zgr
原作だとどんどん扱いが悪くなってる気がするのに反して、
マンガだとだんだん室町警視が可愛くなってる希ガス
671名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 22:24:32 ID:epdkC4Za
>>650
今更だけどニコニコのアカウント取って見て来た
やっぱ声付きのお涼さまはいいなあ
672名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 23:34:04 ID:edo90ngp
ほす
673名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:22:43 ID:C0b40FGe
<<664
GJ!!続きいつまでも待ってます!
674名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 09:19:41 ID:WaxpXyJ8
小泉元総理は主役の名前で、麻生元総理も「水妖日」に登場。

小沢鳩山は出てくるか。
合わせたようなのが銀河英雄伝説に出てきたが。
675名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:09:42 ID:gKrpxZVO
やっと規制解除!
マンガのお涼可愛いよ最高だよ。
676逢瀬・夜桜:2010/04/11(日) 20:30:23 ID:h0yRe2qp
「霧の〜」後日談待ち保守がてら小ネタ投下

「泉田クン!」
一瞬、だった。
後一秒早く振り向いていれば避けられたはずだった。
振り回された尾の直撃を受けそうになった私を涼子が突き飛ばした。
そして代わりに尾についていた無数の突起物が涼子の背を捕らえて投げ飛ばしたのだ。
なおも襲いかかる、恐らく肉食獣の遺伝子を受け継いだと思われるトカゲのような敵から涼子を隠すために私は彼女を抱きかかえて大木の影に跳んだ。
「警視!」
「いずみだくん、けが、ない?」
震える手がゆっくりと私の頬に触れた。
「泣いて…いいなんて、許可して、ない…わ」
「涼子!!」
「あたしは、まだ生きてる…」
「涼子?」
瞳から生気が消え、頬にあった手が落ちていった。
「涼子!涼子!」
護るのは私だったはずだ。
なぜ私を庇ったりしたんだ!
私の屍を乗り越えて敵を調伏し、高らかに勝利を宣言してほしかった。
次第に温もりを失っていく躰に必死で救命措置を施したが、離れていく涼子の魂を留めることはもはや不可能だった。
JACESのヘリから降りたマリとリュンがこちらに走ってくるのがわかる。
息を吹き込むために触れた唇。いつもなら甘い吐息を返してくれるのだが、もう呼吸さえ止まっていた。
「イズミダサン!」
私がきつく抱きしめた涼子の躰を無理やり奪って、2人のメイドはJACES特製の救命機器を取り付け始めた。
助かるのか?まだ間に合うのか?
気づけば敵はすぐそこに迫っていた。
時間を稼がなくては!
「涼子、戻って来てくれ!」
私は銃を手に敵に向かって走り出そうとした。
「ミレディ!!」
悲痛な叫びが聞こえた。
それでも私は行かなければならない。
涼子の最後の事件だ。
解決してやる、どんな手段を使っても。
後始末はきっと室町警視が請け負ってくれるだろう。
ライバルへの餞に。
「涼子、愛してる」
冷たくなって、なお美しい肢体を抱きしめてから私は立ち上がった。
桜の花びらが風に舞って涼子に降り注ぐ。
『桜の木の下には遺体が埋まってるんだって。だから妖しいのかしらね、この花は』
昨夜の笑顔が浮かぶ。
私を愛してくれた可愛い女王陛下はもういない。
「涼子ーーーーっ!」
叫びながら弱点も分からない敵に私は闇雲に向かっていった。
677逢瀬・夜桜:2010/04/11(日) 20:44:18 ID:h0yRe2qp
>>676
「なあに?」
「ん…え?」
頬づえをついて涼子が私を見下ろしている。
「まだ夜明け前なのに何度も呼ぶから起きる時間かと思ったじゃない。うなされてたわよ、どうしたの?」
暗闇でも輝く瞳が私を見つめていた。
柔らな呼吸と鼓動が触れた躰から伝わってくる。
「あ、夢か」
そうだ、この人が負けるわけがない。
「夢?」
聞きたそうだ。だが敵にやられる夢などお気に召さないだろう。
「あなたにこき使われる夢をみていた」
腑に落ちないという顔をして、それでも「そう」と涼子は言った。
それから私に抱きつくと
「それ、夢じゃないわ」
と笑った。
「ひどいな」
答えながら、私は涼子が生きてわがままを言ってくれることに安堵した。
涼子を畏れていたこともあった。
1日も早く任期を終えて異動したいとも思っていた。
だが今はこの輝きを失うことが怖い。
いつまで涼子は私をそばに置いてくれるだろう。
「ね、目が覚めちゃった。責任とって」
柔らかい躰を寄せてくる。
「夜桜見に行こう」
「昨日も見て来たじゃないか」
「ううん、公園じゃなくて庭」
窓の外に花びらが舞っている。
屋上庭園には桜が何本か植えられていた。

東屋に腰掛けて夜更けの桜を2人で眺めた。
「この桜の下には遺体を埋めてないのよ」
「涼子!」
「あたし、簡単には死なないわ」
いたずらっ子のように笑った。
「寝言、言ってたか?」
「ん」
寄せられた唇を捕らえると温もりを確かめるように涼子の躰を弄った。
キスを首から鎖骨に落とし、ガウンをはだけてキャミソールの上からたっぷりとした膨らみを愛しむ。
「あ…ここで?」
「寒いか?」
「ううん」
涼子は私の下着をずらしてすでに屹立したものを取り出すと軽く愛撫してからまたがった。
「ああっ!ん…泉田くん、動いてっ」
熱を持って私を迎え入れ、締めつける。
涼子は生きている。
「あん、もっとちょうだい」
締まった柔らかい尻をしっかり掴み突き上げた。
「ああ、ん…いいわ」
涼子が私の髪をぐしゃぐしゃにする。
私は空いた唇で胸や首筋に桜色の刻印を捺していった。
「やん、ああっああんっ!」
「可愛い涼子、あなたは私が守る!」
「ああっ泉田くん!」
桜散る闇夜に涼子の肢体が浮かび上がった。
夜桜の悪夢の残像は甘い交歓の記憶に塗り替えられていった。
《終わり》
678名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 01:30:48 ID:IWCjEmld
GJ!!

夢の中での事とはいえ、
何のためらいも無く涼子に殉じようとする泉田クンに禿げ萌えたw
679名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 01:55:55 ID:Di5fAxke
「夜桜の下」ってシチュエーションがエロいw

夢見てるのが涼子の方ってのバージョンも見てみた気がするけど、
寝言が「あたしの許可なく勝手に死んだら殺す!」みたいに殺伐とした感じになりそうだw
680名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:24:40 ID:Eusyai6e
ほす
今月のアフターヌーンはお涼セクシービキニver.や
ロングヘア女子大生ver.が目の保養だったw
681名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 23:00:39 ID:Uh2o47Ba
ほしゅ
682名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 15:03:19 ID:b4VofWAa
保守
683名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 21:43:32 ID:1dGY+Mzl
ほしゅ
>>680
記念撮影の後、新聞読んでる泉田に妙になついてる着ぐるみに、萌
前日のアクシデントでますます泉田にくっつきたくなったお涼の気持ちを代弁してるかのようだ。深読みし過ぎか?
684名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 19:17:25 ID:4JiSsEkd
またアニメやらんかのう‥
685名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 03:19:32 ID:JKN/PrBN
今月は載ってない?
686名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 01:25:50 ID:8GM5htM1
>685
今月は単行本の準備で休載
687名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 01:38:13 ID:IL2oMdIq
688名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 21:14:56 ID:N9TTvcBI
どうなるのだろう?
689逢瀬〜Une mariee de juin〜:2010/06/19(土) 22:59:21 ID:JjzyLWkC
大学時代の後輩の結婚式の帰り、地下鉄に乗っていると携帯が涼子からのメールの着信を告げた。
『今、どこ?』
次の駅に近づき携帯のアンテナが立ったところで『後、3駅』と返信した。
式にはひとりで出席したのだがこんなにも空が低く陰鬱な空模様の日に涼子をひとりぼっちにしてしまった。
その負い目から二次会を断って早々に帰ってきた。正解だった。
最寄り駅に着いて階段を一段飛ばしで地上に出ると鮮やかな赤い傘と長靴姿の涼子が地下鉄入り口に立っていた。
私に気づき大輪の薔薇が咲くごとく微笑んで「泉田くん」 と私を呼んだ。
「迎えに来てくれたのか?」
「違うわ!新しい長靴の履き心地を試したかったのよ!」
地下鉄出口からマンションのエントランスまで数10歩じゃないか、それにあなたは長靴で出かけるような暮らしをしてないはずたが、という言葉は呑み込んだ。

持っていた傘は一本。
「一本?」
「そうよ、文句ある?」
わかりやすい人だ。
「さあ、女王陛下」
傘を受け取りもう片方の腕を差し出すと両腕で抱きつき身を寄せてくる。
引き出物を持っているから大変歩きにくい。まあ、数十歩の我慢だ。
折り畳み傘を持っていることは内緒にしておこう。
「ねえ、花嫁さん綺麗だった?」
私を見上げた瞳が興味津々だ。
「綺麗だった、あいつにはもったいないな」
「お式はチャペル?神式?」
「チャペルって言うのか?ホテルの中に教会があって、」
「ドレスどうだった?」
「えーと、白くて裾が長い普通のウエディングドレスだったんじゃないか?」
「ん、もう!ちゃんと見てきてよ!」
矢継ぎ早に質問攻めにあう。
あれ?もしかしたら…
「結婚式しなきゃな」
「違うわ!まだフィアンセでいいの。女の子は結婚式の話が好きなのよ!一生に一度お姫さまになれる日じゃない?ホント女心に疎いんだから」
お姫さまって、
「涼子はいつでも女王陛下じゃないか…」
「え?」
涼子の表情がわずかに色を変えた。
しまった心のつぶやきが口をついて出ていた。
「あ、いや、その、」
涼子は私から視線を逸らすと何かブツブツつぶやいている。
マズい、もうマンションのエントランスで私はこの先涼子と二人きりの密室に身をおかねばならない。
機嫌を直してくれなければ明日は暗い日曜日になるだろう。
「涼子、」
「そうね、そうよね」
すっかり得心したという面もちで涼子は顔を上げた。
690逢瀬〜Une mariee de juin〜:2010/06/19(土) 23:03:02 ID:JjzyLWkC
>>689
「あたしは結婚式じゃなくてもドレスを着て泉田くんに見せられるんだった」
傘を閉じながら私は嫌な予感がした。

部屋に戻るなり涼子は書斎に籠もった。
まさか今夜はウエディングドレスじゃないだろうな。
ジューンブライド、涼子が夢みないはずがない。
彼女は私が抱くまで奥手な”女の子”だったんだ。
しかし花嫁衣装は本番にとっておきたい。断固、これは譲れない。
私は意を決して書斎の扉をノックした。
「なあに?どうぞ」
涼子はノートパソコンに向かい電話をかけていた。
「…至急お願い」
受話器をおいた涼子が微笑んだ。
「お腹すいたでしょ。デリバリー頼んだわ」
「涼子、ウエディングドレスは…」
「なあに?」
「その、本当の結婚式以外にウエディングドレスを着るのは…」
ぷふっ、と涼子が吹き出した。
「やだ、当たり前でしょう」
「え?」
「今夜は泉田くんの選んだドレスにするわ。あとで衣装部屋にいくわよ」
「ええっ?」
「せっかく泉田くんが礼服来てるからシェフの出張頼んだの。二人きりの豪華ディナーよ」
それから、と言葉をつないで私の首に腕を回した。
「いっぱい可愛がってくれなきゃイヤよ」
「ああ」
「この服、泉田くんに似合い過ぎ。かっこいい、結婚式でよその女に声かけられなかった?」
そういえば新婦の友人という女性を2、3人紹介されて待ち時間に控え室で年齢や職業を聞かれたな。
組織での配属を聞かれた時に冗談で「唯一無二の女王陛下の護衛」だと答えておいたが…
などと思い出していると、思い切り頬をつねられた。
「やっぱり自覚のない奴!キミは黙ってそこにいたらかっこいいんだから、非常識なほど女心に疎い朴念仁だなんて誰も分からないから少しガード固くしなさい!」
ふくれっ面の涼子にけなされた気がする。しかし、
「心配してたのか?涼子がいるのに他の女性は気にとまらない。こうして二次会も出ず、官舎にも寄らずにまっすぐここに来ただろう?」
「ん…ごめん」
おやおや、涼子が謝るとは珍しい。よほど不安だったのだろう。
このお姫さまは時々たまらないほどかわいい。
「ドレス、着てからじゃないとダメか?」
「え?」
「いますぐ欲しい」
「ダメ!シェフが来ちゃう。ドレス選んで、あ…だめ…や、泉田くん…んんっ」

それから数分後、呼び鈴が幾度も鳴った。
服を整え待ちくたびれた料理人たちを迎えた。
涼子がシャワーを浴びて私が選んだワインレッドのドレスを着て部屋から出てくる頃には料理も出来上がるだろう。
ふと見ると玄関の鏡に映った顔に口紅の跡が残っている。
私はそれを満ち足りた気持ちのままハンカチで拭いとった。

《終わり》
691名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 23:08:53 ID:JjzyLWkC
>>689
保守
季節ネタ落とすね
エロ成分少なめ注意!
って最初に書き込んだ部分が落ちてたスマソ

「異聞」さんずっと待ってます。
692名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 12:56:34 ID:noZHR6Ci
いいもの見せていただきました
微エロな雰囲気がたまりませんなー(〃∇〃)
693名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 21:45:43 ID:SALfLb5P
GJ!!!!!!!!!!!
694名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 20:15:45 ID:m9KFbu/p
お由紀×泉田はお涼相手で同盟を組む
695名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 22:16:47 ID:/PS/FYIU
>>691
いいっすね!
696名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 23:03:05 ID:yr3EWVZR
保守
697名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 08:06:08 ID:ELPxXkY8
保守
698名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 02:54:31 ID:9zbFA7SH
漫画板でこんな書き込み見かけたけどマジかw

769 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう 投稿日:2010/07/11(日) 15:33:04 ID:PmKeG4Qe0
薬師寺涼子の怪奇事件簿の次回作は金田一少年の事件簿を凌ぐファウスト系オリジナル漫画作品として
星海社(※)コミックスに登場するらしい。原作は天樹征丸(亜樹直)、作画は垣野内成美にするだろう。

※講談社100%出資のウェブコミック・小説系出版社


原作別の人が手がけたらもうちょっとは接近が期待できるかなw
699名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 09:10:36 ID:pUeJ5pu9
接近はよいとして、事件現場の描写がグロくなったら引くなあ。。
700名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 00:21:39 ID:DALtn3wv
>>699
同感
701名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:09:05 ID:LHxhRzK8
さらっと書かれてるからぱっと見解りづらいけど
ガイエの描写も生首ちょんぱとかエレベーターの中が人間ミンチ詰め合わせとか
わりとグロかったりするがw
702名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 07:01:03 ID:R2rPmTCR
云われてみれば、確かに…。

アルスラーンで倒した敵の耳だけ袋に詰めて持ち帰るって描写あったけど、
普通に読んじゃってたもんなー。
こないだ『キングダム』で似たようなことやってて、吐きそうだったよー。
703名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 15:02:12 ID:2Vtsdl7Z
まめ知識だが
「取」という文字の由来>702
(「又」は手を示している)

そんな由来を知らなければ
「取」の文字の由来を想像すると
かなりエロい
704名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 23:54:49 ID:M5JRcomE
「耳」に そんな由来が…
怖っ!
705名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 01:13:46 ID:l74t+q/6
>703-704
漫画版でたまにある
「挨拶とかナイショ話のために泉田の耳をつまんで引き寄せるお涼」って
絵面が何かヌゲー怖い光景に見えて来たwww
706名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 12:09:11 ID:/Lj1ByiV
その場面、微笑ましくて うらやましくて、凄ぇ好きだった。今までは…orz
707名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 18:14:32 ID:BNNJR3+7
そういう場面で
つまり泉田氏は実は
恐怖に震えてるわけです

それが原作で二人がなかなか進展しない理由なんかな
708名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 09:13:43 ID:8V+Mp+yl
お誘いだとは認識できるものの
「誘いに乗ったら人生\(^o^)/オワル」
と、お涼必死のラブコールをハニトラ扱いしてる可能性はありそうだw
709名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:11:38 ID:L1vsRXYx
お涼様の細いおみあしを舐め回したいです
710名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 01:21:36 ID:zSlfuEYD
では 小生はタイトスカートたくしあげて太腿を…
711名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 00:08:24 ID:ckGZlxBZ
みんながお涼に構ってるあいだにマリアンヌさんは頂いていきますね
712名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 02:51:55 ID:787eano3
見た目は半魚姫が一押しなんだけどもなあ
王子様でさえアノ扱いだし、触るところか近づいただけで殺されそうだ・・
713名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:56:56 ID:0bfGZji/
それ言ったらお涼だって泉田以外の男が下心アリで近づいてきたら
速攻で潰しに行くだろうなw
714名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 07:00:28 ID:eMWgEv29
お堅い女性が好きな自分としては、お涼よりお由紀ですね。
酔っ払った泉田が、お涼と間違えて告白とか しないかなあ。
で、お由紀がそれをOKしちゃって、しかもそれをお涼が見てて…、
なーんて展開は……ありえないですよね。
715名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 16:29:56 ID:NWB9ool8
保守
ついでに妄想投下
エロ少なめ注意
水妖日ネタバレ注意
716名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 16:39:30 ID:NWB9ool8
「泉田くん、こっちに来て」
涼子が資料に目を通しながら私を呼ぶ。
休みだと言うのにマンションに呼び出され図書館での午後のひとときを中断させられた。いったい何の捜査だ。
「もっとこっち」
机の前に進んだ私に横に来いと手招きする。資料を見ろと?
涼子の手元を覗き込んだ私に涼子はさらに命じた。
「服、脱いで」
「は?」
「早く!」
理由はわからないが逆らわない方がいい。私は手早くスーツを脱いだ。
涼子は資料から目を上げて私を一瞥すると、
「全部」
と言って資料に視線を戻した。
「はぁ?」
「なあに?その返事。アタシに逆らう気?」
「いえ、そろそろ理由を教えていただきませんか?」
「すぐにわかるわよ!」
裸になった私が立ち尽くしていると、涼子は資料を置いてこちらを見た。
「ふぅん、ちゃんと鍛えたカラダね。筋肉ついてていい」
「はあ」
717名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 16:40:08 ID:NWB9ool8
シルクのローブを翻して立ち上がると私の胸や腕を撫でる。筋肉見るだけならおパンツは脱がさなくてもいいだろう?
涼子の手は腹筋をたどってだらんと垂れ下がったままの相棒にたどり着いた。
「ねえ、ここはどうやって鍛えるの?」
「はあ?(今回はどんな事件なんだ)必要な時には特に鍛えなくても使える状態になります」
「見せて」
「ええっ!?」
上司の私生活に興味はないが27にもなる涼子が知らないとでも言うのだろうか?
「む、無理です!これは、その、相応の相手がいてそういう雰囲気にならないと、ですね」
「なによ!今キミの目の前にいるのは誰?」
「警視庁刑事部参事官薬師寺涼子警視です!」
「呆れた!だれがアタシのカタガキを述べろと言った?もう、本当に手が掛かるったら」
涼子が私の手を取ってローブの紐を掴ませて結び目を解き、そのまま私に寄り添った。
うわっ!
私は身が縮むのを感じた。
「どう?」
「逆効果です、警視」とは言えない。
「そうか、泉田くんはアタシを崇め奉りすぎてるのね。いいわ、今だけ許す。上司だと思わなければどう?」
上司だと思わなければ?そりゃ利害関係がない絶世の美女なら一度はお願いしたい…いや、だがこんな恐ろしい女性に欲情するわけが、あれ?
「あ〜(ハート)やればできるじゃない」
我が分身に裏切られた。ますます下着姿の涼子に密着されて重量に逆らい涼子の腹部に当たっていた。
「泉田くん、準備は出来たみたいね」
「へっ?」
「なんて情けない返事、まあいいわ。命令よ、アタシを抱きなさい」
と言って唇にキスをした。
「ええっ!?け、け、警視!」
「あらん、ひとのファーストキス無理やり奪っておいて今さら逃げるなんて卑怯よ」
「ファーストキス?無理やり?」
「やだ、忘れちゃった?泉田くんたら暗闇で急に抱きしめるんだもの」
「あれは、不可抗力…」
「いくら暗闇でも犯人とアタシを間違えたりしないわよね」
いいえ、間違えました。
「上司に恋をするなんて破廉恥なことだけど、泉田くんは犯人逃がしてもアタシを抱きしめるほど思いつめてのね」
「えーと(誤解です)」
「あの時半魚姫捕まえてたら東京は洪水にならなかった、警視庁も半壊にならなかった」
「…………」
「愛ゆえに犯した罪は大きいわ。でもアタシが許す!」
話をしながら胸や腰が触れ合う。一度その気になった愛棒は涼子の誘惑に負けて益々雄々しくいきり立っていた。
「キミの気持ちを受け入れてあげる。だから抱きなさい」
輝く瞳が私を射抜いた。
ままよ、どうせ涼子から逃れることはできない。私は思い切って涼子の胸に愛撫の手を這わせた。
「あん!そうよ、遠慮しなくていいわ。あ、そうだ!一応確認しておくけどアタシは初めてだから、あんまり痛くしたらキミでも許さないわよ」
《終わり》
後は各自で妄想されたし
718名無し@ピンキー:2010/09/21(火) 00:44:27 ID:ZRZhrLgV
GJ!!
719名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 01:13:30 ID:57BXfjeR
GJ!!

ヽ( `Д')ノ でもここで終わりとか生殺しだよウワァァァン!!
 (   ) 
 ノ つヽ
720名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 23:12:37 ID:uPskKZfZ
>>716-717 GJでした。
読者にとって生殺し状態で終わるところが、ガイエ氏とは違うところかw
721名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:29:22 ID:Ej7njEPS
>720
ガイエ氏は毎回お涼にとって生殺しで終わるからなw
722名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 08:35:14 ID:MgtRx09P
ヽ(`Д´)ノ< 一応確認しておくけどアタシは初めてだから、あんまり痛くしたらキミでも許さないわよ
(((( ;゚Д゚)))<あなたが許さないって、もぎ取るとかちょん切るとかすり潰すとかそういうのしか思い浮かびません
         ごめんマジ無理超無理

続きを妄想しようとしたが「泉田gkbrで息子しおしお、涼子は「こういう奴だったorzヘタこいたーorz」
みたいな展開しか思い浮かばなかったwww
723名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 15:08:15 ID:17Bgcm5c
ダイジョーブ!
初Hのとき 勃たなかったけど、めでたくゴールインできた『めぞん一刻』
の例があるよ
泉田くんもきっと・・
724名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 15:36:39 ID:b3BcCOzv
>>722 それじゃあまりにお涼と読者が生殺しなので>>716の続き書いてみた

「許さない?それはムチャな」
「”初めて”だから優しくしなさいって言ってるのよ!アタシにここまで言わせてキミはどうしてこの手のことに洞察力が働かないかな」
「…つまり処女を捨てたいが痛いのはイヤなので手近にいた私に命じて痛みのない初体験をしたいと言うことですか」
「この…おバカ!もうイイ!ごちゃごちゃ言わずに早く抱きなさい」
「それは命令ですか?」
「そうよ!」
「わかりました。あなたの命令は絶対です」
「え?あ…そんないきなり、そんなところに指…」
「痛いですか?」
「いいえ、あ、変な感じ。あ、ふぁ、かき回さないで、あ、いや」
「イヤですか?それなら止めます」
「ばか、やだ。止めないで!」
「わかりました。痛くなければ2本にしてみます」
(数分後)
「あ、ああ!泉田くん気持ちいい!」
「もう、準備はいいようですよ。入れてみますか?」
「さっきより大きくなってない?」
「そうですね」
「うそ、固い」
「なるべく痛くするな、とおっしゃいましたね」
「あ、熱いのあたってる」
「まだ入れてません。これからゆっくり、痛くしないように」
「ん…はいって…」
「痛いですか?まだ1、2センチですよ」
「ん…大丈夫。ね、キスして」
「はい」
(数分後)
「動かないの?」
「ではもう少し奥に進みます」
「や…あ」
「キスもしますか?」
「い、いちいち聞かないっ!」
「わかりました」
(数分後)
「い、泉田くん、まだ?」
「警視が問題ないようでしたらもう少し入ります」
「あん、どうして止めるの?」
「痛くしたら許さないと、」
「おばか!もう痛くしても許すから全部入れなさい!」
「わかりました」
「あ、ああああっ!イタぁい!や、泉田くん痛い!」
「ご命令ですから」
「止めろなんて言ってないわ…っ…いいから続けなさい!!…ぃた…ん」
「警視、入りました」
「ん、痛い。ね、抱きしめて」
「はい、大丈夫ですか?通常はこの後、出し入れを繰り返したり体位を変えて、最後には射精に至りますが」
「誰が保健体育の講義をしろと言った?」
「では実習を?」
「呆れた!あん…ん、もういいから続けなさいっ!やあ、痛いっ……(数分後)あぁ…えっ?ぁ、ああ泉田くん、なんだか気持ちいいっ」
「そうですか。警視、腰動いてますよ。これでオンナになれましたね」
「泉田くんのオンナ?」
「は…い?」
「もう一生離さない!泉田くんはアタシのオトコよ!」
「ええっ!」
「アタシをオンナにした責任とりなさい!」
「ええっ?」
「安心なさい。愛してあげるわ、だから、ね、最後までして。ああんっ泉田くん、熱い!」
(終わり)
725名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 18:02:29 ID:yOnLSW+m
先に告白してやれよw
726名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 22:53:33 ID:KXL9P1xr
>誰が保健体育の講義をしろと言った?」
クソワロタwwww
727名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 03:05:37 ID:gJzP6Crk
涼子さま可愛いな
728名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 01:05:23 ID:OsoKXN7S
 
729名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 12:55:06 ID:X0Mge2Fl
お由紀さんのSSはまだですか? そうですか
730名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:05:10 ID:XVG9+RGl
新刊が出ないからコミックももう終わりかと思ったら
来月号に載るんだね
731名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 08:24:36 ID:j+2rphpF
保守
732名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 09:10:37 ID:mfsRNWKB
マリアンヌとリュシエンヌをntrたい
733名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 21:26:39 ID:6psDAaYU
734名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 01:44:55 ID:m16fOQCi
勝手に>>717続き。残りは規制解除後に投下するノシ


=================================
「え」
愛撫の手が一瞬止まってしまった。
もしこれで許されなかったらどういう目にあわされるやら。
具体的に想像したら相棒が縮みあがって使い物にならなくなりそうなのであまり深く考えないでおこう。
それよりも、行為を中断されてひどく不機嫌そうなこの女王様をどうにかしなくては。


「何で止めるのよ。怖気づいたか泉田っ!」
「あなたが初めてという事なら確認しておいた方が良いかと思いまして…本当によろしいんですか?」
「何が」
「えーとですね…一つ目は、初めてがこんな行きずりみたいな形でいいのか、
二つ目は、私なんかが相手でいいのかと」

涼子はやや毒気を抜かれた様子で二、三度まばたきして口を開いた。
「君とは毎日顔合わせてるのに行きずりも何も無いでしょ?それに」
「それに?」
涼子は一旦言葉を切ると、いつもと何ら変わらぬ不敵な笑みを浮かべて私を見上げた。

「───泉田クンなら、相手に不足はないわよ?」

この状況で場違いだとは判っているが、涼子のこの発言には思わず吹き出してしまった。

「何で笑うのさ」
「…それ、何というかこう、戦いの相手とかと間違えてないですか?」
「あら。ある意味戦いでしょ?ベッドの上でくんずほぐれつ抜き差し十本勝負先にイッた方が負け!みたいな感じの」
「十本とか無茶言わないで下さい!」

 最初の緊張はすっかり解れ、涼子を抱く事に対するためらいは急激に薄れていた。
それに怖いもの見たさとでも言うのか、ある種の好奇心をくすぐられたのも事実である。

この傲岸不遜な表情がベッドの上でどれだけ蕩けるのか、それを見てみたくなったのだ。


「…わかりました。では不肖ながらお相手つかまつります、女王陛下」
「うむ、苦しゅうない…最初からそう言ってればカワイイのにー」
若干ふくれっ面で私を睨んできたが、互いの視線が絡み合った瞬間
私達はどちらからともなくくすくすと笑い合っていた。

「では…ここで進めるのも何ですから、よろしければ寝室にご案内いただきたいんですが」
「同感!じゃあ連れて行って。場所は知ってるでしょ?」
「はいはい」
「はいは一回!」
私は書斎のドアを開け、しがみついて来た涼子を抱き上げた。
薄布越しの弾力に富んだ感触に否応なしに期待感を煽られながら、私は寝室への第一歩を踏み出した。
735>>734:2010/11/18(木) 03:38:18 ID:CK9Zdftx
GJ!!
736名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 19:37:44 ID:Y9taPzR7
GJ!!
737名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 23:28:38 ID:X+95ja2V
>730
絹子姉さん登場回の漫画化でしたが
「姉さんに火を付けられた」っていうエピソードのとこで
幼女お涼様のおパンツが拝めましたw
738名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 01:55:49 ID:0a04sdeu
漫画に追い越されるとか芳樹真面目に仕事しろよな
739名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 02:15:52 ID:ehNP9niZ
>>714
お由紀がどうなるかは見てみたいけど不特定多数の方がイイなぁ
彼女とて教養ある分(雅やかな方向へ)耳年増かも知れんし、
捜査中にネットでろくでもない物見てしまってしばらくドキドキしてる時もあろう

着物姿のお由紀さんにセクハラしたい
首の後ろあいてるやつはまず着ないだろうけど、着せて隙間に息吹きかけてみたい
740名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:19:16 ID:EmI5MuHt
着物はお涼よりお由紀のが完璧に着こなしそうだw
眼鏡取って髪アップにしたら泉田がクラッとくるほど別人化しそうw
741名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 14:40:26 ID:+xaL6fxL
お由紀の水着姿に対して目の保養になったて言うくらいだからなw
742名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 10:14:15 ID:qlDVI8Rn
実は隠れ巨乳なんじゃなかろうか、お由紀さん
743名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:41:49 ID:+qt8b9xH
>742
「均整が取れた体格」みたいな表現されてたし
巨乳じゃないにしても美乳なのは間違いないw
744名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:23:00 ID:meS1/Hvy
>738
漫画に追いつかれて追い越してしまった
再来月のアフタヌーンに漫画版オリジナル短編掲載
745名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 08:01:12 ID:5Prv7orY
保守
746名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 22:03:14 ID:Hvc6eNja
>>739
女性の着付では衣紋は必ず抜くよ。
それが正式なのでガードの固いお由紀でも和装ならうなじは拝めるはず。
747名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 01:35:29 ID:HCSHBk+I
しっとり和風のお由紀に対抗心燃やしたお涼は衿を抜きまくって
花魁ばりの着付けして泉田にドン引きされる展開が来るなw
748名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 20:44:04 ID:HpVxUJ3M
>>746
今は抜かない着付けもあるよ。
お水の銀座とかでは抜かない着方がスマート
749名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 21:50:40 ID:Pg95xTUX
しかしお由紀の環境上、若い女性に良いとされる拳ひとつ程度は抜く、または抜かれる気がする。
結局、衣紋を大きく抜きすぎるのも、抜かないのも着方の作法的に「崩す」には違いないからなあ
750名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:06:00 ID:EtCW3Ihk
今更アニメ視てたらなんだかマリアンヌがすごく可愛く思えてきたから困る。
相手がおらん…。百合は好きくないし…
751名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:45:54 ID:M4eoE56z
岸本の毒牙に掛けちゃえばいいじゃん
752名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:46:26 ID:rO9oGxDY
>751
岸本はメイドコンビに萌えてた癖に
「ボク二次元の女性には興味ありません(キリッ」って言ってたようなw
753名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:53:02 ID:0Zu15cKU
>>752
たぶんキャリアの意地だなw
弱点を知られたくない的な。

褐色フランスメイドとかハァハァ
754名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:12:55 ID:xR3t0tBC
>750
お涼とまとめて泉田が美味しく頂いてしまえば(ry
755名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 21:50:53.25 ID:CllnfugB
>>754
泉田くんはミレディが所有者だと認識してるだろうから嫌がるんじゃね?
そこから理由付けしてあえて絡ませるのは面白いかもしれんが。

でもなんか犯罪っぽいなw いやマリアンヌもリュシエンヌも年齢は明らかになってないのか
756名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 13:54:07.03 ID:PiDnnXvl
アフタヌーンの漫画版読んで来たが、お涼女子高生お涼が、外見だけは
「通称『天使の園』のお嬢様がどうしてこうなった…」と泉田がため息付きそうな
超正統派お嬢様で吹いたwww
757名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 07:16:56.75 ID:iDjga7Aw
758名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 01:02:39.69 ID:nJu+59z2
>755
「ミレディにふさわしい男なのかどうか」の
お毒見と称して二人して泉田を押し倒してあれやこれや、
途中でお涼が ナニヤッテンノヨーヽ(`Д´)ノと乱入しあやうく修羅場になりかけるが
最終的には泉田が3人まとめて美味しく(ryとかw
759名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 00:10:29.39 ID:x5hAgAyO
age
760名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 00:42:21.38 ID:taFFxV10
761名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 07:19:21.72 ID:BTMamKJx
保守
762名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 23:53:51.58 ID:hbXMEvvk
あげ
763名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 02:32:14.55 ID:ShYs8IVY
来月のアフタヌーンでお涼JK編ktkr
764名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 06:38:14.23 ID:/34LYpEM
マジ?
765名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 23:46:34.57 ID:MVqK2cKw
>764
今月のアフタヌーンに予告出てる
766名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 09:38:19.60 ID:ww4rIDIx
おお、そいつは楽しみだよ♪
767名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 02:13:55.14 ID:TNWxbi3L
漫画新刊のウェディングドレスお涼とJKお涼ハァハァ
768名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:07:24.12 ID:dmiv7lcG
JKお涼っていうから期待しちまったが、アフタヌーン読んだら
お涼が女子高で講演するって話だった
769名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 00:52:56.02 ID:RFYfwZU+
>768
だが女教師コスが見れたから良かったじゃないかw
「近くに温泉旅館があるから帰りに泊まってく?」ってセリフからして、事件解決したらお泊まりですかハァハァ
770名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 12:35:12.53 ID:j8+ery7P
女教師コス見れるのか・・
コミック版は読んでないんだけど
他にも色んなコス見れる?
771名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 21:33:48.82 ID:xbUNtRNS
>770
短編でウェディングドレスとか袴とか色々披露してたw
772名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 23:39:43.79 ID:5M3bhjFi
>770
今月のアフタヌーンではシスターコスも披露してたwでも足元はハイヒールw

あと、どさくさ紛れに泉田と同衾してたw
773 【中部電 72.6 %】 :2011/07/09(土) 00:21:57.42 ID:TI1i4ywl
保守がてら妄想。

お涼と泉田くん、くっついてるのが前提で、夜、浴衣来て神社の夏祭りへ。
一通り楽しんだ帰り道、お涼下駄の鼻緒部分で靴ずれ(?)
痛くて歩けなくなってることに泉田くんが気づいて、近くの木にもたれさせる。
泉田くん「消毒」って足の親指と人差し指の間をぺろん。感じてしまうお涼さま。
ちょっと調子に乗った泉田くん、そのまま脚の上のほうまで舐めて行って、最後はそのまま木にもれさせたままアオカン。
もちろん人気の無い神社の夜道で、帰りは泉田くんがおぶって帰りましたとさ。
ま、マンション帰ってからもお楽しみは続く…

妄想だけならいくらでも出来る orz
774名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 00:10:06.21 ID:vACMJT/S
>773
蚊に食われたとか木で背中こすれたとかぶーたれてマンションでの二戦目の約束とりつけるお涼を妄想したw
775名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 07:37:29.63 ID:SOmA6Tt4
保守
776名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 07:52:42.17 ID:AQqJD+Ng
バンダイチャンネルの 1000円で100作品見放題ってやつ、薬師寺涼子も
入ってたんで見てみたら、結構おもしろいのな
777名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 23:48:06.75 ID:WQkBgNny
今月のアフタヌーン掲載の短編泉田鈍すぎワロタw
778名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 10:04:22.74 ID:7YrejXzB
保守
779名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 18:06:48.93 ID:njb22aBO
大昔このシリーズ読んだのだが、あらすじも登場人物もほとんど忘れていた。
その後二次創作というモノを知り、さらにエロパロ板も見るようになった今
知ってるラノベのスレタイがあったので飛び込んできた。

「こんな、エロい男が主人公の話だったっけ…?」と
思わず単行本を読み返して確認してしまったジャマイカw
780名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 10:20:46.09 ID:68FtjGnm
原作はトコトン エロい方向に進まないからなあ
あんな超絶美女にあんだけモーションかけられて、それでも気づかない
手も出さないなんて、あんなオトコ、いないよねぇ・・
781名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 06:44:10.74 ID:MAGcQ0d/
保守
782名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 00:37:56.54 ID:Sz0IkkIl
age
783名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 18:51:07.81 ID:01WuiGnV
涼子ネタ読みたい
784名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 07:44:52.81 ID:F6RxMx/p
保守
785名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:01:43.62 ID:oeXHUNpu
カプ属性はベルバラっぽい?(男が若干ヘタレ)
786名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:36:40.13 ID:GEfIwXvo
>>785
その場合、結末まで本家になるとつらいな。(男の方だけ悲劇(自称)がベストか?)
787名無しさん@ピンキー
銀英伝のラインハルトとキルヒアイスを
男女カップルでセルフカバーしたって感じかもw

まあ作風からして本家みたいな結末にはならんだろうけど
一歩手前までは行くかもw
実際アニメ版は一歩手前まで行ってたようなw