「AxisPowersヘタリア」を初めとする「キタユメ」作品のキャラクターで
エロパロ妄想するスレです
あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!
【国と私の十の約束】
・基本は「Axis Powerヘタリア」「きたこー」「バルヨナ」などキタユメコンテンツに
登場する(予定含む)男×女キャラクター
・どの作品でも男×男は専用板でどうぞ。
・性別反転バージョンの国が出てくるモノや、
その他特殊と思われるカップリング・シチュエイションなどは
そこそこ空気を読みつつ、必ず注意書きを添えてください。
・苦手なシチュ・カプが出てもスルーする事
>>1乙!
一番槍俺が頂き!
・ハンガリー×オーストリア
・ハンガリー×オーストリア。重要なので二回言った。
・抜けないくせに長い。
・駄目そうな方は【決壊する純情】をNG設定したって下さい。
暗い中でも、日焼けを嫌うオーストリアの肌は抜けるように白い。
ハンガリーの目にははだけたシャツが薄く色づいてさえ見えて、このシャツは生成りだったかしらと、くすり、笑う。
豪奢な寝台の上、彫刻のような身体が身じろぎ、縄を軋ませた。華奢な手首に一層縄が食い込む。
縄の食い込んだ手首は薄赤く染まり、その先の掌と指は血がうまく通わないのか、色悪く鬱血している。
ハンガリーが目隠しに巻き付けた布の上からキスを落とすと瞼がぴくりと震えた。
「ん…」
「おはようございます、オーストリアさん。」
鈴を転がすような可憐な声。いつもより甘く擦れたそれが耳に吐息と共に流し込まれ、背筋をくすぐる。
「…ハンガリー、これ、は」
持ち上げようとすると締め付けられて鈍く痛む手首、光の入らない視界、腰の上にかかる体重。
うっすらと状況が飲み込めてくるが、敢えて相手に問うた。
痛いですか。ハンガリーは問いに答えず、縄の食い込んだ手首を持ち上げて、舌でなぞる。
桃色の舌が手首から掌、掌から指の付け根、指の付け根から爪先までをちろちろと舐めあげるとオーストリアは短く息を漏らした。
「っは…ぅ…」
ピアノの鍵盤を、バイオリンの弓を操る音楽家の指はハンガリーの舌にも敏感に反応した。
荒れを知らない手は白く滑らかで、それでいて女とは違う硬さを持ち骨ばっていて、このきれいなひとも確かに男なのだ、とハンガリーの胸を一層せつなく高鳴らせた。
果実のように柔らかく熟れた唇が耳たぶを食み、オーストリアの喉から高い声が上がる。
「え…っひ、ぁあ、…っ」
モーツァルト、ショパン、ベートーベン、リスト、バッハ、クラシックの調べを愛する耳にハンガリーの吐息が吹き込まれる。舌先で軟骨を探られ、耳たぶを噛まれ。
両の頬を包み込まれ、逃れられない快楽に鋭く短い嬌声が上がり、オーストリアの身体はぐったりと弛緩したり、びくりと跳ねたりを繰り返す。
「はっ…はぁ…っ、ん」
間隔の短くなった呼吸の合間にははっきりと喘ぎが混じり、腰に血液が集まって疼き出す。疼きの真上には布越しにハンガリーの熱。
仕立ての良いフリルシャツと下着だけにされ、両手を縛られ、目隠しをされたオーストリアに、
透ける程薄いベビードールを纏った、しなやかに柔らかく肉づきのいいハンガリーの身体が押し付けられる。
時にはオーストリアの為にかいがいしく家事をこなす手が、時にはオーストリアを守る為に勇ましく剣を振るう手が、
今はオーストリアを食らう為に、雌の匂いを纏わせて蛇の如く絡みつく。
「ふ…っく…ぁ…」
耳を離れた口唇が首筋を伝って這い下りていく。時折強く吸い付き、薔薇の花びらに似た痕を残しながら。
薄らと色づいた頂に辿り着くと、舌先でつつき吸いついた。固く芯を持ち始めたそれに軽く歯を立て、吸い上げ、もう片方も指の腹でこねる。
あ、あ、と覚束ない声がハンガリーの鼓膜を震わせ、触れてもいない女の器官を刺激する。それは美しい音楽が心を震わせるのにも似ていた。
「はぁ…あっ、ハン、ガリー…」
「オーストリア、さ…んあぁっ!」
下着越しに互いの一番敏感で、いやらしい部分が押し付けられる。固く勃ち上がったオーストリアと、熱く潤んだハンガリー。
堪らず腰を揺らすとくちゅくちゅと粘着質な水音がし、互いの脳髄までを痺れさせるような電流が走った。
「あ、あぁん、き、もち、いいっ…」
毎夜唇を噛み締めて声を殺し、オーストリアを想いながら枕で刺激したときのように、腰を振る。
「あぁっ、すご、ぃ…いい…」
「ぁ、っ…は、ぁあ…」
オーストリアの両手を掴み、胸に引き寄せる。不自由な両手の上から手を添え、豊かな膨らみを揉みしだき、淡く色づいて固くなった乳首を転がした。
どこか頼りない柔らかさを持った肉はオーストリアの手の中でたやすく形を変え、そのくせ離せばつんと上向く。
オーストリアの身体を使った、自慰のような情交。
枕と違い熱く固い芯を持ったそれは、愛おしい人の掌は、ハンガリーを直ぐさま高みに連れて行く。
「ふぁあっ…こんな…っ、すぐ、すぐっ…んんっ…んあぁ、あっぁ、オーストリアさんっ、ああぁ…!」
「ぁ、く、だめです、あ、っ、…ぁあ…ぁっ!」
身体をびくびくと震わせ、訪れた絶頂に気をやったハンガリーに一拍遅れてオーストリアも射精する。
倒れ込んできた柔らかな肉を、細やかな肌を感じる間も、快楽の余韻に浸る間も無く、脇腹を伝い下着に伸ばされた手に身体を固くした。
精液の染みた下着が脱がされ、触れた外気に産毛がぞわりと粟立つ。
「ひ…」
下腹部に零れた、どろりと濃い白濁をハンガリーの舌が掬い舐めとり始めた。
「いけませ、ん、ハンガリー、…あ、そん、な、はぁ…っ」
ぴちゃぴちゃとミルクを舐めるような音が、時折聞こえる喉の鳴る音がオーストリアの耳を苛む。
尿道に残った液も搾り出され、余さず飲み込まれた。苦く生臭いそれもハンガリーにとっては最上の媚薬となる。
もっと、と口には出さず、そうっと両手で包み込んだ力ないそれに舌を這わせた。
亀頭から裏筋を舌で擽り、陰嚢を唇で食む。いやいやをする足を開かせ、蟻の戸渡りまで唾液でぐっしょりと濡れそぼる程に舌で愛撫する。
「やめ、て、…やめて、くだ、さ…あぁあ…や…こんな…ぅ…ああっぁ!」
自由を奪われ、犯され、喘がされている…頼れる姉のようでいて、無邪気な少女のような顔も見せる女性に、かつて支配下に置いていた相手に。
「あ…あぁっ、ハン、ガリー、ぅあぁっ!」
とろとろと絶え間無く零れる先走りを啜りながら、再び勃ち上がった茎にハンガリーは満足気にうっとりと笑う。
年若い頃から仕え、守り、慈しんできた想い人が、自分の下で犯され泣きながら喘いでいる。
オーストリアの羞恥は、ハンガリーの倒錯は、興奮を掻き立て快楽と螺旋を描く。
「オーストリアさん、」
丸い腰の両脇で結ばれた紐を解く。するりと滑り落ちた、ハンガリーのとっておきの白い下着は愛液で重く湿り、秘部との間に粘っこく糸を引いた。
「ハンガリー…」
「…ごめんなさい、こんな…でも」
頬にひとつキスを落とし、ハンガリーは泣きそうに顔を歪めた。
「ひ…」
どちらともなく漏れた嬌声に続く言葉は掻き消された。
ずずっずずっと狭い肉襞を割り開いて、ハンガリーの中にオーストリアが入り込んでいく。
ハンガリーの膣内の、拒絶するようなそれではなく逃がさず食い尽くすような締め付けに溶ろかされそうになるのをオーストリアは必死に堪えた。
「ぁ…入って、くるっ、ぁああっ…」
ハンガリーの腰から首筋まで電流が走る。ゆっくりと腰を沈め、胎内で犯し犯される甘美に酔いしれるようにそのまま息をつく。
「っく…はぁ、ぁ…」
「んぅ、ふぁあ…あぁ、ん…」
ほんの少し身じろぐだけで潤んだ粘膜が淫猥な水音を立て、理性を剥ぎ取るような焦れったい快楽に苛まれる。
先に糸を切ったのはハンガリー。薄い腹にそうっと手をついたハンガリーが、堪らず腰を振り出す。
徐々に、などという生易しいものではない。抜け落ちそうになる寸前まで引き、子宮まで貫くように腰を落とす。
「あ、あぁっ、オーストリアさぁ、ん、あ、ひぅう!」
「はぁ、っあ…く、駄目、だめ、です…そん、な」
ざらついた内壁がきゅうきゅうと締め付ける。締め付ける内壁を無理矢理広げるように押し込める。
「駄目、です…ハンガリー、ぬ、あぁっ…抜い、て…」
「いや…嫌、です…は、ぁ…」
互いの身体を蝕んでいくような、至上の悦楽に、打ち付ける腰が一層速く強く激しくなる。
「いけません…この、ままで、はぁ…っ、」
「いいんです、なか、中にぃ…」
昴ぶりはより固く膨脹し、内壁はより収縮し、快楽を伝える神経以外を全て焼き切ってしまうように燃え上がる。
「妊娠、させ、て…もぅ、っく…駄、目…!」
「はふっ、ぁ、光栄、ですぅ…オーストリアさ、ぁあっ…中に出し、てぇ…!」
腰を引いて抜く事も叶わず、ハンガリーの膣内に精液をぶちまけ果ててしまう。
オーストリアを子宮内まで誘い込み、精液を一滴も余さず飲み込むように腰を押し付け、ハンガリーは淫らに喘いだ。
「あっぁ、出て、ます…オーストリアさんの…はぁ、あああぁあっ!」
最奥にほとばしる熱を貪りながら髪を振り乱し身体を痙攣させ絶頂に達する。
もうふたりは国でも人間でもなく。
ただのつがいの、雄と雌の、オーストリアとハンガリーだった。
探り当てた結び目を歯で引き解き、やっと自由になった手で目隠しも取り去る。
身体に張り付いたシャツも脱ぎ捨ててやっとひとごこち付き、傍らで眠るハンガリーを見やる。
少し色褪せた花飾り、いつもと違う甘やかな香水、可愛らしい薄絹、逃げるのを恐れて縛りつけた両手、
「なぜ、私なんです…」
プロイセンと同じく戦う為に生まれたというのに、剣をとるより結婚して成り上がることを選んだ私を、何故。
そんな自分に必死にぶつかってきたハンガリーに、胸が締め付けられる。
(…ごめんなさい、こんな…)
(でも)
ハンガリーの言葉を反芻し、泣きそうに顔を歪ませた。
「ハンガリー、」
穢れきった私でいいのですか。
私でいいと言うのなら、どうぞ愛して下さいな。
骨の髄まで溶かして煤って、どうぞ喰らい尽くして下さいな。
私が差し出せるものはすべて、是非貴女に。
(愛してます)
「…ありがとうございます」
私も、愛しています。
強く気高く美しいひとの唇にひとつ、そっと愛を囁いてくちづけを落とした。
了
お粗末様でした。
素敵な一番槍、ゴチになりました。
エロくて素晴らしい。
必死な攻めっぷりのハンガリー可愛いよハンガリー
あなたが神か!
最後のオーストリアさんの独白にちょっとホロリときちゃったんだぜ
うおお墺洪乙です!
ハンガリさんがエロエロですげー好きだ…ありがとう
俺も最後の独白にはホロリと来たよ
うおお切ないよおGJ
洪墺の洪は必死でなんか痛々しくて切ないなあ
この後目が覚めたらすごい自己嫌悪してそうだし
なんか泣けるよ本当に
パソコン水没したGJ!
エロいよ洪墺
エロ切ない・・・萌えた・・・
まじGJ
話切りスマソ。
いつのまにか前スレ終わってたんで、イギセーの続きが投下されてたかわからんのだが、誰か教えてくれ。頼む。
デート編?
やり直し編の前半は前スレに投下されてたよ。
後半をみんな全裸で待ってるところ。
>>22 ありがとう!後編はまだ投下されてなかったんだな。俺はさむいから全裸でマフラーして待ってるよ。
ロシアさん?ロシアさんなの?
ロシアさんどこの露出狂だよw
いやしかしハンオーよかった。GJ
あと前スレのアメベラがとてもおいしく頂けました、全部読みたい
上司×女ドイツ。
前スレの>153から。
試しに、男モブ(?)とにょたりあ。
苦手な方は【暗黒の執務室】をNG設定してください。
ドイツは、各収容所へ送った人数を上司に報告し終えた。
手帳に書き留めた人数を読み上げる声。ページをめくる手。プライドの高いドイツは、
それらが震えないよう、毎度懸命の努力をした。
後の歴史に忌まわしい記憶として留められる旗が、威圧的、かつ、麗々しく執務室を
飾っている。
目の前の机に座り組んだ両手に顎を乗せた上司が、ねっとりとした視線をドイツに送
る。
ドイツは、男物の軍服を着せられていた。大柄な肢体の持ち主だ。身長と肩幅はぴっ
たりと合っていたが、胸と腰が窮屈に軍服を張り切らせている。苦しかった。
報告を聞き終えた上司は、それらの人数分の血が流れたことを歯牙にもかけぬ様子で、
退屈したように「ふうん」と鼻を鳴らした。
「もうこんなことは止めてください」
思わず、唇から言葉が漏れた。
「ほぅ?」
上司が片眉を跳ね上げる。
「君が私を選んだ。そうではなかったかね?」
「こんなことになるなんて、私は望んでいなかった」
吐き捨てるように言い、ドイツは視線を背けた。上司はゆっくりと立ち上がり、どっ
しりとした机を回って、ドイツの前に立った。小男の上司はドイツと比べると随分小
さい。腕を伸ばしてドイツの白い顎を掴み、強引に自分のほうへ向けた。
「私は極めて民主的な方法で選ばれた正当なる国家元首なのだよ? 敬意を払いたまえ!」
拳がドイツの腹部を打ち、ドイツの美しい青い瞳が苦悶に歪んだ。
お仕置きと称して奉仕を要求された。
もっともらしい理由を付けようとする相手をドイツは心の中で嘲った。こんなことがなく
ても、最終的には奉仕させられるのだ。
ひざまずかされ、滑らかな頬にペニスが押し付けられる。しかめた柳眉。強情に閉じた唇。
一閃。鋭い音が響き、ドイツの口の端から血が流れた。
ドイツは諦め、軍服のボタンを外した。ゆっくりと。少しでも忌まわしい行為が先に延び
るように。上司は急かさなかった。その顔が浮かべる表情。屈辱、恥じらい、嫌悪、憎し
み。打った頬が紅く腫れるその色までも愛でた。
軍服の前を開け、上へたくし上げた黒いシャツの下から覗く豊満な胸が露わになった。
「いつ見ても、君の乳首はいやらしいねぇ」
笑いを含んだ声が頭上から降ってくる。すでに天を向いてツンと立っている乳首は、色素
の薄い体質のせいか、どれだけ嬲られても色が沈着せず、初々しい桃色を保っていた。
ドイツは上司を無視し、勃ち上がったペニスの先端に口付けるように唇を当てると、わず
かに開いて、唾液を絡ませ始めた。
充分な唾液を絡ませると、ドイツは大きな乳房の間にペニスを包み、先端を口にふくんだ。
柔らかくぬるつく谷間の間で、ペニスが更に膨張し、血管が浮き、先走りを滲ませる。苦
味が舌を刺す。それらの気色の悪さに肌が粟立つ。だが、それを悟られるのも嫌だった。
あくまでも、事務的に平然と処理を行っているように見せるのだ。こんな下衆な男に楽し
むための材料を与えてはならない。
(私は揺るがない。汚されない。)
乳房を寄せ、上下に動く。呼吸が乱れ、汗が滲む。体温が上がり、だが、鳥肌は止まない。
本当は、今すぐに突き飛ばして、この男を殺したい。目尻に涙が溜まり、ついにツ…と頬
を流れたのにドイツだけが気付かず、彼女を見下す上司が口の端を吊り上げて笑った。
セクハラ上司がいなくなっても、今度は連合国の奴らに輪姦されるんですがね
にょたドイツktkr!!
にょたできょにうで軍服でパイズリとかけしからなさすぎるんだぜ…
転がりながらGJを表現するぜごろごろごろ
( ゚∀゚)o彡゜にょドイツ!にょドイツ!
にょどいつGJ!!女体化だとドイツがいちばんいじらしい感じがするのはなぜだろうかw
>>29 おいおいそれおいしいじゃねえか・・・既存男キャラ×女体化ってだめなんだっけ??
是非書きたいのだが
いいと思いますけど
なんなんらば百合でも構いませんが。
>>32 >>1読んでからどうぞ
自分は読んでみたいが、苦手な人も結構な数いそうだ
最初に注意書き書いてくれれば俺は平気
タイトルに入れてくれれば苦手な人もNG登録できるし
>>35も
>>1を読んでください
注意書きとか苦手な人はNG登録すればいい以前に既存男キャラ×にょたはBLっぽいからなしって前スレで話してたじゃん
いや、前スレの最後で「いいんじゃないか」ってなった
^し^ まとめて
>>1を読みなよ
とロシアさんが裸マフラーでコルコルしております
40 :
26-29:2008/11/19(水) 20:37:47 ID:hU0HqFb7
支持されるかわからんかったから30分ぐらいで適当に書いたんだが、
気に入ってくれた方もいるようだから、これから続き書くわ。
>32
チンコ握り締めて待ってる
にょたはにょたって言われてるけど男とは別人の女の子なんだから
男キャラとのカップリングでもBLにはならんよな。
すまん混乱してきた。質問させてくれ。
にょたりあOkは分かったけど女体化もOKなの?
あと>>1の何でもOKって、問題出たらその度考えるって前提の何でもOKだよな?
いや……今はいいんだけどこの先何か問題出てきたときに
1を免罪符に何も言えなくなるとヤバイので確認しときたい。
そう言えば前スレでテンプレ案考えてる時には女体化自体の言及ってあったっけ?
女体化禁止で話がまとまってなければ個人的には
>>1にならってNG登録すればいいんじゃねとは思うけど
でも女体化はにょたりあ以上に嫌悪する人がいる印象があるから、もし決まってないならはっきりさせといた方がいいのかな?
女体化は「化」だけに「元々は男」ということが前提なので
男同士に近いのではないか
確か性転換キャラのスレがあったのでそちらに書いて
「書いた」と報告するとかどうですか?
個人的には男性キャラ×既存キャラ女性化は801の
範疇に入ると思ってる。できればここではやめて
該当スレに投下したことだけ知らせてくれた方が嬉しい。
が、スレの総意には従う。
にょたりあ=軍板住人のリクエストで作者が”別キャラとして”描いた女キャラ
今まで描かれたのは伊・独・日・中・米・英・仏・露・西(たぶん) あと男ハンガリー
ただし絵のみなので性格はよくわからない
かろうじて伊が強気娘、英が素直クールかもしれないと言及された程度
誰か
>>46が何を言いたいのか訳してくれ。
>>43-45 女体化についてはまだ決まってないんですね。
自分雑食だから大丈夫だけど世間的に801範疇なら該当スレ投下のがいいかと。
明日まで住民の意見聞いてみて決めませんか?
ヘタリア本家で作者が男キャラの女の子バージョンを描いてたよ。
ドイツとは別人と想定して描いている気がするよ。
設定だけ借りてるみたいな。
よけいにややこしくなってごめん。
>>48 それが、「にょたりあ」。
性格はそれぞれ男性キャラとは違うと公言されてるので、
別人って言ったら別人。
男性キャラをそのままの性格にして女性化するんだったら、
それはやっぱ801じゃ?と思う。
>>47 > 誰か
>>46が何を言いたいのか訳してくれ。
>
>
>>43-45 > 女体化についてはまだ決まってないんですね。
> 自分雑食だから大丈夫だけど世間的に801範疇なら該当スレ投下のがいいかと。
> 明日まで住民の意見聞いてみて決めませんか?
>>47 だけど、
正直、前スレ終盤で話題があった時一言言及すべきだったのでは?
間に合わなかったと言えばそれまでだけどね。
「女体化」っていうと、既存の男キャラの髪型とか性格とか大体そのままで、
身体をちょっと女っぽくして、ちんこ取っておっぱいつけただけ、っていう感じがする。
だから結局は男キャラ×男キャラになるような気が。
「にょたりあ」って言われれば、ひまさんがこれまで日記とかにアップしてた、
男キャラとは別人の女キャラのことか、ってわかる。
まだにょたりあとして出てきてないキャラの女体化(たとえば普とかロマとか)の小説なら該当スレで書いて、
にょたりあとして出てきたキャラの小説なら注意書きつきでここに投下、がいいと思うな。
ロマは出てますよ
>>53 そうだっけか。本家のチェック足りなかったな。ごめんなさい。
いっそのこと性別反転/にょたりあ専門のエロパロ板をつくればいんじゃね?
こんな感じかな
へんなとこあったら直して
・女性版キャラクター(通称・にょたりあ)について
「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です。
作品中キャラクターの性別を変えたもの、
及び、異性版が未登場であるキャラのオリジナル異性版については
該当スレに投下の後、告知して下さい。
>>56 スレじゃなくて板? レンタル掲示板に?
>>57 自分はこれに賛成。あまりスレが荒れずにすむと思う。
前スレ最後のときの話合いに加われなかったのは、
自分も同様でとても申し訳ない。が、当時は
全サバ規制中だったので勘弁して欲しい。
59 :
47:2008/11/20(木) 01:05:55 ID:bS3liEF6
みなさん、スレの空気あらしてすいませんでした。
>>51 それについては本当に申し訳ない。話し合いの最後に一気に何でも来いよ!な
風潮になって女体化まで開放されてたことに気づけなかったので…
>>57 ありがとうございます。自分もこれに賛成です。
疑問なのだが、該当スレって「世界各国〜」と「TS」のどっちだ?
TSだと思ってた
世界各国〜はヘタリアのためのスレではないし
女体化とはいえヘタリアのキャラの作品ならスレ違いだろう
世界各国〜はいちおうオリジナル?というか、
特定作品の二時創作スレではないから、
TSが妥当かと思う。
先天性なおかつ本家イラストで登場済みならおkなんだな。了解した
さて職人投下を待つか。俺もそのうち書く。
にょたりあのドイツのおっぱおの豊満さに惚れた
お仕置きとか言って揉みしだきたい
>>63 先天性でも女体化は別スレ行きじゃないか?
にょたりあは先天性とかつけるまでもなく女性で別人なわけで。
本家でイラスト登場済みのにょたりあキャラはおkってことでは。
にょたりあ中国も結構胸大きいっぽいよな
童顔巨乳は反則だぜ!
しかもチャイナ服だからスリットから生脚も拝めるという…
けっこうにょたりあ派の人いたんだね
モブ×にょたりあだとここでやらなくても…ってかんじ
ほぼオリジナルにみえる
かといって既存男キャラ×にょたりあは腐くさい
ハンガリー・リヒ(男)×にょたりあはどうよ?
まとめさんはいるの?
前スレ保存しときゃ良かった
前スレなら保存してあるから必要になったら言ってくれればいいよ
上司×女ドイツ。
>>26-27の続き。
男モブとにょたりあ。
苦手な方は【暗黒の執務室】をNG設定してください。
いきなり両の手首を捻り上げられた。強い力でつかまれた痛みにドイツは顔をしかめた。
「う…っ!」
上司が呻き声を上げると同時に、ドイツのしかめた顔に白い精液が浴びせた。青臭い匂い
が鼻につく。まとわりつくベタつきは、潔癖症のドイツには耐え難いものだった。
上司は満足げに吐息を吐いた。
「あっという間にイッてしまったよ…。君は何をやらせても器用で上首尾だ。それでこそ、
優秀なる我が民族…」
子供を褒めるように頭を撫で、顔に飛んだ精液を塗り広げる。そして、顔を背け息を詰め
て嫌がるドイツの様子を楽しんだ。
この男は国家元首になった後、自分の属する民族の至上主義を唱えだしたころから狂って
いった。金髪碧眼と白皙の肌に固執した。ドイツは格好の餌食だった。
上司はドイツの身体を机にもたせかけた。そして、今度は自分がひざまずき、ドイツの軍
服のベルトに手をかけた。上司の股間は再び勃ち上がっていた。はぁはぁといやらしい呼
吸を吐きながら、もどかしそうにドイツのベルトを外しズボンを引き下げる。
恥丘に額が触れんばかりに接近し、最後の砦である下着を下ろすと、凝視したそこ、淡い
金髪の茂みの奥と下着の布をつなぐ糸が引いた。透明なそれはさらに下着を下ろすと細く
伸び、さらに下ろすとふつりと切れた。
「もう濡れて…。準備は万端というわけかね…? それとも、君はベッドよりここのほう
が興奮するのかな…?」
見上げた上司の息が股間を嬲り、ドイツはびくりと身体を竦ませた。
嫌悪に苛まれながらも、身体が反応したのを悟られるのが悔しかった。
「早く…終わらせてください…。仕事が…詰まってるんです……」
「おお、おお、あの汚らわしい民族を浄化する仕事だね! 君は極めて真面目だ。良いこ
とだ。勤勉なのは我が民族の誇るべき美徳だ」
上司は一人、悦に入ってまくしたてた。ドイツはそれを冷めた気持ちで聞いていた。裏腹
に、身体の疼きを自覚しながら。
左足をズボンと下着から引き抜かれ、膝の後ろをつかまれて大きく足を広げられた。上司
目の前に濡れて光る媚肉をさらされた。指が一本無遠慮に入ってきた。一気に根元まで。
ドイツは息を詰め、わずかに背をそらした。だが、声は漏らさなかった。
上司はもう片方の手で媚肉を開き、包皮に包まれた肉芽をむき出した。ひくつく桃色の媚
肉と肉芽は、しとどに濡れていた。
「君はこんなところも美しい…。なんと清純でいやらしい色だ…!」
そう言うと上司は、媚肉にむしゃぶりついた。
片足だけで体重を支えていた。無理な体勢の中、舌で嘗め回され、膝ががくがくとくず折
れそうになる。
「あう…っ!」
思わず悲鳴が漏れた。上司が肉芽に歯を立てたのだ。激痛と紙一重の強烈な感覚が、下腹
部から這い上がって全身を貫き、媚肉から愛液があふれ、上司の顎を、ドイツの内股を滴
り落ちた。上司はじゅるじゅるとわざと音を響かせて啜り、ことさらに大きな音を立てて
飲み下す。
上半身を執務室の机の上に押し倒され、熱く熟れた媚肉にペニスが押し当てられる。ドイ
ツは目を閉じて、来るべき衝撃に備えた。
(ほんのわずかな時間だけ耐えれば…。私が生きてきた時間に比べれば、瞬きのようにわずかな…。)
そう考え、ドイツは自分を慰めた。
肉を割って侵入する異物。ペニスが最奥まで達すると、ドイツの膣はきゅんと締め付けた。
「おおぉ…、素晴らしい…! さすが優秀なるわが民族の……」
上司は歓喜の声を上げた。それから、我を忘れたようにがむしゃらに腰を振り続けた。熱
く濡れた複雑な襞がまとわりつき、締め付け、絞り取る。上司はすぐに達した。だが、一
度精液をドイツの膣にぶちまけても、猿のような獣じみた上司の腰の動きは止まらなかった。
ドイツは、その豊満な胸の谷間に沈むポマードで固めた男の黒髪を見下ろした。小男の上司
はドイツを犯すとき、顔がちょうどドイツの胸に埋まる位置に来る。それが彼の何よりのお
気に入りであり、それもドイツにはいまいましかった。表情を見られないことなど慰めにも
ならない。
寄せた乳房に挟まれる感触に、だらしなくゆるんだ表情。豊満でいて形良く整った白い乳房
は、揉まれ、吸われ、握られ、指の形に痣が残る。噛まれたところに歯型が残る。
敏感な乳首にむしゃぶりつかれ、なめくじのような舌が這い回る。
声は抑えた。呼吸が乱れるのだけは止めようがなかった。
乳房に顔を埋めていた上司が顔を上げた。
ドイツの膣は中に出された精液に溢れ、激しさを物語るように泡立っていた。
「君はまだ完全に満足していないのではないかね?」
「総統様がご満足されたなら、それが私の喜びです。終わったのでしたら、仕事に戻ります」
嫌な仕事であったが、口実に使ってでも、この場から逃げ出したかった。この男の目の前で
絶頂を迎える様など見せたくはないが、疼く身体をなんとか鎮めなければならない。
「その凛とした表情もそそるねぇ…。だからこそ、壊してやりたくなるというものだ」
上司は薄笑いを浮かべた。それから、その芋虫のような指をドイツの滑らかな尻の間に潜り
こませ、窄みをさぐった。
「なにを…!」
ドイツが静止する間を与えず、上司はその指を潜り込ませた。
「嫌っ! 嫌ああああああああああああああぁっ!」
痛みとむずがゆさ。なにより不浄の場所に侵入された事実が、潔癖症のドイツを叫ばせた。
「おぉっ! 締まる…、締まるぞ…!」
上司は嘆息した。己の行為の予想以上の効果に、出尽くしたと思われた精力が再び戻ってきた。
「だめっ! 抜いて、抜いてええええええええええっ!」
絶叫しながら懇願するドイツだったが、媚肉は新たな潤いを迸らせていた。
「あ、あぁっ! あぁ、ん、いやあああああああっ!」
快楽を認めたくないように首を振り、青い瞳から涙が零れた。内部で醜悪な物体が2つ、ドイ
ツを蝕み、そして悦びを迎えさせた。
「やはり君は最高だ…」
上司はうっとりとつぶやいた。ドイツは尻を弄られてイッてしまった事実を受け入れられず、
茫然と身体を投げ出していた。瞳に光はない。
「ご褒美をあげよう」
膣からペニスが抜かれ、それがわずかに下へ移動し、もうひとつの肉の穴にねじ込まれた。
「うっ! あっ! あ…はぁ、止めて、もう止めてぇ…」
未体験の快楽にドイツは戸惑った。それが不浄の場所からもたらされている事実にも。苦しか
った。身体の中がギチギチに広げられているような感覚。なのに、気持ちよかった。締め付け
る直腸の動きに合わせ、膣の中も収縮し、中に出された精液が押し出され、分泌される愛液と
混ざり合ってとめどなく溢れた。
「ひぃっ! …あ、また…!」
「イキそうなのかね? だが、まだだ」
そう言うと、上司はドイツの腰に腕を回し持ち上げた。そのまま執務室内のソファへ移動し、
ドイツとつながったまま、どっかりと腰掛ける。
体重がもろに結合部にかかり、ドイツは縋る物が欲しくて、憎んでいる男の頭をしょにむに
その腕に抱え、豊かな乳房に押し付けた。
「私に絶対の服従を誓え」
ドイツはぐったりと床にその肢体を横たえていた。喉は掠れ、何度も絶頂を迎えた身体はけだるい。
目の前には軍靴。
「二度と…かりそめにも逆らったりいたしません……」
ドイツは呟いた。絶望を噛み締めながら。
「あなたに…従います……」
それはつまり、罪に値しない人々から財産を奪い、収容所へ連行し死なせることだった。
これまでに流された血、現在流されている血、将来流されるであろう血。おびただしい血の
連想から、男の顔が映るドイツの視界が赤く染まった。
血の涙が流れるとしたら今しかないと、ドイツは思った。
だが、流れたのは、ドイツ自身の想いに反して、透明な、哀れな美しい涙だった。
(了)
とりあえず、投下してみた。ここまで書いちまった以上は、惜しいからな。今後の判断材料の
ひとつにでもしてくれ。
だが、荒れるのを極度に恐がって縛りをきつくすると、職人が窮屈になってスレが過疎ると
思うんだぜ。
俺のエロパロの傾向が許容されるものであって、なおかつ、続きを望む人がいれば、俺は書くよ。
にょたドイツまたキタアアアァッ!
実にけしからんですね
個人的にはもっとおやりなさいこのお馬鹿さんg(ry
ドイツはそのままでもにょたでもいいわー
>>76 にょたドイツ、エロくてイイヨイイヨ
新ルール?でも、男モブ×本家登場済にょたりあは許容されている、と、
自分は解釈したが違う? また書いてくれたら喜んで読む。
にょたドイツエロすぎる…
GJ
>>69 そういうのも見たいな
80 :
56:2008/11/21(金) 00:25:07 ID:YZCpiATE
>57
亀レスすいません。
ご指摘の通り、(誤)専用板→(正)専用スレ の間違いです。スマソ。
正直性別反転ネタやにょたネタは明確な線引きが難しそうだから、いっそ
専用スレとかあった方が、職人的にも読み手側としても優しいと思ったんだ。
>>69 それもいいな
男ハンガリさんと貴族娘のオーストリアさんとか見たいな
野蛮な男が嫌いなオーストリアさんに嫌われないように必死でぼっちゃまぶるハンガリー…
まあにょたりあでオーストリアが出てないから無理だがな…早くでないかなー
>>80 あまり増えたらそのとき視野に入れて考えよう
そんなに来ないかもしれないし
当分今の状態で。
じゃあにょたりあは、投下時にちゃんと注意書き入れとけばおk?
おK
まだまだ先だが、次スレ立てる時は
>>57テンプレに入れた方がいいな
TSスレへの誘導も加えて
ここ数日とても投下しづらい雰囲気になってたと思うが、
作品片手に様子をうかがってる職人がいる事を信じて週末は全裸待機する
じゃ俺は股間に薔薇つけて待機する
じゃ俺は頭に大量に猫へばりつけててるてるてるてる
百合にょたりあ出来たので投下します。
・米×日(両方にょたりあ)
・百合
・キャッキャウフフ系
以上が苦手な人は『温泉の夜』をNGに放り込んでください。
「イィィィィィイYahoo!」
金の髪をなびかせた少女は、胸を派手に揺らしながら勢い殺さぬハイジャンプで湯に
飛び込んだ。
「あ、あの、アメリカさん、温泉は静かに入るものです…」
盛大な水しぶきの後からオズオズと小柄な少女が近づいてくる。黒髪黒目の控えめな空気を
纏った彼女はかけ湯を浴びてから足先から静かにお湯に浸った。
ここは日本(♂)の自宅の露天風呂。彼が仕事で数日間家を空けるので、留守を彼女と
たまたま遊びに来ていたアメリカが預かったのだ。
「見て見て日本!星があんなにいっぱい!外でお風呂に入るのって気持ちいいネ!」
きらきらとした眸で無邪気に語るのを、日本はあいまいな笑顔で受け流す。彼女の暴走より
日本には気になることが……
アメリカの胸元で揺れる、大きな鞠のような胸。
(すごく、大きい……)
アメリカがはしゃいで動くたびにおおきく揺れて湯に波紋を描く。日本の手では絶対に
収まらない。いや、男の人の大きな掌でだってあふれてしまうだろう。そのくせ形も
はりも抜群で、お湯ははりのある肌にはじかれて水粒になって流れている。続く腰は細く
くびれて美しい曲線を描き、続くお尻もきゅっとまっている。背景の星空と湯気のもやの
幻想的演出も手伝って、まるで西洋の美術画のようだった。
(きれいだな)
西洋文化に憧れのある日本はついつい見とれてしまう。
「どうしたの?」
気づけば、アメリカが不思議そうに日本の顔を覗き込んでいる。そのかがやく空色の眸を
美しいな、と思いながらまたまたあいまいな笑みを返すと、
「あのね、日本」
なにやらまじめな顔でずいっと近寄って
「なにかあるなら言ってくれないと分からないよ!そこ、日本の悪いとこだよ!」
西洋では女性も社会や男性にむかって意見を主張するという。内向的な彼女には難しい
ことで、アメリカのそんな姿はりりしくかっこよくみえた。
では俺は裸マフラーで待機だ
「え、ええ。あの、アメリカさんが、きれいだなって、思って」
「きれい?私が?うれしい!」
「ええ。肌も体もきれいだし、胸も…とても大きいし」
思わず本音をこぼしたが、口にしてしまったことを後悔した。
そっと目線をおろす。そこにあるのは自分の体。メリハリの少ない曲線を描き、手足など
アメリカと比べるまでもなく短い。
特に胸はひどかった。アメリカをメロン玉とするならば自分ははんぺんである。なんだか
みじめな気分になる。
「日本、もしかして胸のちいさいの気にしてる?」
「え?……!!」
あまりに自分の胸を見ていたせいか、アメリカも同じ場所に視線をそそいでいる。慌てて
両腕で押さえて実をよじるとアメリカはにぱっと晴れやかな笑みを浮かべた。
「大丈夫!私にまかせて!大きくなる方法知ってるよ」
そう言って湯からざばりと上げた両手。指先が「わっきわっき」動いている。
「な、なんですかその手!」
「うふふふふふ。それっ!」
逃げ出した日本に、がばりと襲い掛かった。
「ひああああああ!」
背後から回されたた手が、柔らかな手つきで日本の胸を揉みしだく。背には彼女の大きな
胸が押し付けられている。
「痛くない?」
「止め、てください!こんなっ」
『はしたないこと!』
言いかけて言葉を飲み込む。男女であれば当然はしたないのであろうが、女同士である。
卑猥と考えるほうがはしたないのではないか。
「わたしもこれで大きくなったんだよ。小さいときからずっとイギリス(♀)にしてもらって」
何やってんですかイギリスさん!と突っ込みつつも、挨拶にすら口吸いを用いる国々、
触れ合う愛情表現が過剰な西洋の話である。向こうの女の子達の間ではあたりまえのこと
なのかもしれない。どうしたらいいか分からないので、とりあえずは流れに身を任せる
ことにした。
(けど、これは……)
さっきまで眺めていた芸術品の、白くて長い指が自分の胸元を這い回り、時に強く、時に
物足りない力加減を繰り返す。その度に背中や肌にそくそくとした何かが走る。悲しくも
うれしくもないのに視界がにじむ。
なんだか頭がぼんやりしてきた。そのくせ肌や耳の感覚は一層敏感になって、指の滑る
感触や水音、彼女の息遣いなどを都合よく拾い集めていく。わけがわからなくなる。
(なんなの、これ)
不意につんととがった胸先に触れられ、指先で軽く捏ねられた。息の詰まるような感覚が
内から押し上げる。
「はう……んっ…」
はっと息を止める。自分の声だ。意識無く声が漏れるなんて!?
「あれれ。感じちゃった?」
「違っ、ふああ!」
「気にしなくていいよ。良くあることだよ。……私も、そういう気分になってきたよ」
「え、なんですかそういう気分て。ひぁっ!」
首筋にちゅ、と柔らかな感覚。回されてる手はわき腹や太ももにまで伸びていく。不思議
な感覚が広がっていく。背中にいっそう強く押し付けられる豊満な胸。その硬くなった
先端のプツリとした感触まで拾う。
「はっ……あっ……うぅん……ア、メリカ…さん…」
「ふふふ……日本、かわいいよ」
「う、うそ」
「うそじゃないよ。ちいさくてやわらかくて」
「は、ぁん!」
「素直に反応してくれるとことか感じた顔とか、すごく、かわいい」
寄せられた唇が瞳を頬を唇をついばんでいく。それはまるで親鳥が愛しい雛の毛づくろいを
しているようだった。国柄、成長してからは誰かに抱きしめられることの少ない日本は、
触れ合いから伝わる愛情にめまいをおこしそうになる。しかも相手は先ほど見とれてしま
ったほどの少女だ。
(なんか、幸せかも)
体中を一回り手のひらで愛でられたところで、とうとうアメリカの指は下腹部の茂みの中
へと分け入った。
「や、そこ、らめぇ!」
「ここが一番キモチイイんだよ」
「はぁっ!ああ!」
人差し指と中指で熟れた赤い芽をつままれて体をのけぞらせる。ざばりと湯水が揺れる中、
指先は更に進んでまだ誰も侵入したことのない蜜壷へ入っていく。
「すごい。絡み付いて奥へ引っ張っていくよ」
「い、やぁ」
胎内の指は最初はゆっくり、次第にはげしくうねって揺れた。縦横無尽に動きつつも的確に
気持ちのいい場所を突いてくる。その間もう片方の手も休むことなく胸元を刺激した。
「ふふ。オンナノコだからどこがいいかは分かるんだ♪」
「あっ、はぅん、うぅん……」
「やっぱ可愛い!」
強く抱きしめられ頬にキスが落ちる。それに酔いながらも日本は自分の体に起きる異変に
戸惑う。
「あっ、何か、く、る!くるのぉ!」
高く高く突き上げられるような底知れぬ感覚。怖くて逃げ出したくてもだえると
「それがイくってことだよ。最初は怖いよね。大丈夫。私がいるから」
指の動きがいっそ激しく良いところを刺激する。
「は、あああっぁぁああああん!」
アメリカの腕の中で身をうねらせ、声をあげて日本は初めての絶頂を迎えた。
ぐったりとして胸に寄りかかる日本にアメリカはいとおしそうにを頬を寄せた。
「どうだった?はじめての絶頂」
「……そんなこと、恥かしい」
「はっきり言わないのは良くないって言ったでしょ。どう?良かった?」
日本は瞳をそらし、まつげを震わせて恥じらいまじりに小さく呟く。
「すごく、気持ちよかったです……」
「そう!よかった!今夜はいっぱいいろんなことしようね。私も気持ちよくなりたいよ!」
えっ?と疑問符が浮かんだが、まあそれもいいかと思った。目の前の明朗な笑顔ともっと
仲良くなれるのなら。
以上です。読んでくれた方ありがとうございました。
初めて百合書いたけどむずかしいね…。
>>95 乙!百合GJ!
というか自分90だが、とんでもないタイミングで割り込んですまんかった…
ちょっとコルホーズ逝ってくる
>>96 いや、連投規制とかあるからたまに飛び込んでくれるほうが助かりますです。
それより89と90がまったく同じ時間でびびったw 結婚する?
日本かわいいな〜
こういうの読みたかった、GJ!!!!
おっきいのとちっちゃいのとどっちが好きなの?
答:ダブルでおk
ウクライナさんは一番の巨乳か
やっぱ黒土地帯だから?
つまり乳首やアレが黒ずんだ…
むう、確かに「嫌な巨乳」かも(竹林参照)
ああひまさんはそういうことを言いたかったのか・・・
大変だみんな!上半身裸でサスペンダーつけたら大変エロいと発見した!
まさにそういう絵を描こうとしてた
爆れつハンター思い出したw
ドイツの帽子借りたらいい
…………あれ?昔、そんな人見たことある
自分も全く同意。
>>105とは友達になれそうだ。
このスレの流れ見て、昔ロシアちゃんを鞭で遊んでいたどSライナさんが
再開したロシアが自分を上回るSになっていたので
「ロシアちゃん、お姉ちゃんといた時と変わったよね…」(トレカ)発言したと
勝手に解釈した!
ところで職人さんたちに触発されたので何か書こうとおもったんだけど
フィン×ベラとか日×リヒとかあんま接点無いカップリングって需要ある?
>>109 需要・・・
接点は無いが夢(?)を持たせる、的な感じスかね?
微妙にフィンベラは関係性はある・・・?
ベラの人物相関図のようなもの(竹林参照)に少し載ってたような・・・
そういえば気になることを聞いたのですが、
ひまさんがご自分でヘタの2次創作をしているというのは事実・・・?
調べても出てこず・・・他人から聞いたのでなんともいえないですが。
同人誌に寄稿したりはしてたけど
イベント記念発行のアンソロ(二冊)に書いてたな
一冊は持ってる
コンドームの起源は誰なんだぜ?!な内容だった
もうひとつは一巻に載ってるよね
イギセー続きマダー
まーだだよー
……あ、明日か明後日にはなんとか……
テカテカ光りながらお待ちしてます
サコティスサコティス
連合国に輪姦される女ドイツ。
既存男キャラとにょたりあ。
陵辱物。
苦手な方は【白い陵辱】をNG設定してください。
「脱いで待ってるとは殊勝だな」
掛布を身体に巻いて待っていた。巻きついた布はぴたりと身体に合い、身体の線を
くっきりと際立たせている。加えて、顎から喉、肩、首から豊満な胸へと流れるラ
インは、抜けるような白さとあいまって、男たちの劣情をかき立てるのに充分だっ
た。凛として力強かった蒼い瞳も、今は力なく伏目がちだ。
ベッドの縁に腰掛けうつむくドイツを、4人の男たちが取り囲んだ。
「いいねぇ、でかくてごつい女と思ってたが、剥くとこんなエロい身体してたとは」
「…………」
「よ〜し! パパ、手マンで潮吹かせちゃうぞ〜」
「んなこと、じっくりやらせてやる時間なんかねぇよ! 後にしろ、後!」
「がっつくなよ、イギリス。前からドイツの巨乳に目を付けてたのは知ってるぞ」
「お前こそ、ドイツみたいにお高くとまった女をじっくりねぶってぐちょぐちょに
蕩かせてイカせまくりたいって、はぁはぁしながら言ってたじゃねーか! 万年
発情男!」
「俺はお前みたいに別に隠しちゃいねーよ! このむっつりスケベ!」
「ふたりとも、念願叶って…ってところだね」
ロシアが無邪気ににこにこ笑いながら言った。イギリスとフランスは顔を見合わせ、
それから決まり悪そうにイギリスが言った。
「あ、あぁ…、まぁな…。喧嘩してる時間が惜しい。じゃ、早速…」
「僕はみんなが使い終わってからでいいよ」
と、ロシア。
「こ、こんな可哀想なこと、やめようよー」
場の空気が一気に鼻白む。おずおずと発言したイタリアはすでに涙目だ。フランス
は目を眇めて舌打ちし、ドイツの肢体を覆っていた掛布を乱暴に取り去った。そし
て、ドイツの肩を突き飛ばし、仰向けに横たえさせる。
「おい、イタリア! 童貞捨てちまえよ!」
フランスが怒鳴りつける。膝裏から抱え、両の足を大きく開かせる。薄い金髪に覆
われた桃色の媚肉が男たちの前に無防備にさらされた。ドイツは抵抗しなかった。
全てを諦めたようにキュッと唇を噛んだだけだった。
「前ふくらませて、奇麗事ぬかすな! こいつとこいつの上司のせいで何人死んだ
と思ってんだ!」
イタリアは反論することもできず、力ずくで止めることはもちろんできず、ただお
ろおろとあたりを見回した。にらみつける2組の視線と、険悪な空気の引き金とな
った自分の発言にいたたまれなくなり、イタリアは部屋から出て行こうとした。だ
が、その腕をロシアが掴んだ。
「君はここにいるんだよ」
ロシアはにこりと優しくイタリアに笑いかけた。イタリアの腕に食い込む力強さと
は裏腹に。
(続く)
アメリカと中国? 隣の部屋で日本ちゃんのもんぺを脱がしてるよ
我慢できずに書いちまったけど、
>>32の輪姦も待ってるぞ。やっぱ、人の書いたの
読みたいから。自分が書いたのだと、書いてる途中の苦労が思い出されたり、先の
展開を知ってるからつまらんのよ。
俺のエロパロが呼び水程度でも役に立つなら幸いだ。
>115
イギセー、ktkr! 明日か明後日、必ず投下してくれよな、全裸の俺が風邪を引く前に。
のんびり待ってるから焦らず書いてくれ>イギセー
どれ差し入れにスコーンでも
つ●●●
自分もイギセー楽しみにしてる!
でも慌てずゆっくり書いて下さいwktk
>>121 ちょw焦げてるしーw
>>117 にょたドイツまた来たー!
あなたのせいで自分もにょたドイツ書きたくなった…
どうしてくれる!
亀ですが【決壊する純情】に感想くれた人ありがとう。
精進します!
プロイセンと女ドイツで何か書けそうだと思ったけど、奴ら恐らく近親なんだよなあ…自重しときます
>>115 全裸で踊りながら待ってる
>>120 GJ!隣の部屋の様子もっとkwsk
>>123 俺もスイリヒ書いてるけど同じこと思った。ヘタリアで血縁関係はあるのか?
>>123 露烏書いたことあるんだぜー
自分としてはスラブきょうだいやイギリス兄弟やらの同じ地域が国として分かれたパターンは血縁だと思ってる
スイリヒはリヒが元々オーストリアの貴族だし義兄妹なんじゃないかな
義妹……良い響きだ
>>123 むしろ、近親が萌える俺。注意書き入れれば
よいではないかよいではないかー
>>120 Gj! 続きまってるぜ!
>>123,124
ゲルマン民族は全員ゲルマンさんの孫ってこと以外明かされてないから
注意書きさえ入れれば好きに解釈して書いていいとオモ。
スイリヒは是非読みたい。待ってるぜ。
にょたりあ祭りに便乗して
「にょたで近親ならイタリア姉妹が見たい」とつぶやいておこう
南北イタリアは言わずもがな。
ドイツとプロイセンは親戚。
イギとシー君は確実?
あとはオランダベルギーとスイスリヒが兄弟設定。
アメリカとカナダは顔そっくり設定的に血縁あるかも。
思い出した範囲ではこれだけだから実際はもっとあるかも
オランダさんはロリコンだったよね
リヒはあくまで保護されてるから義妹だろ
イギとシー君は人間名(?)の苗字同じだし兄弟じゃないか?
むしろ立場的には親子っぽいが…
>>128 百合のほうがいいかな?
一応自分、スペイン×北イタリア娘を考えてたんだが。まだ思案してるだけ。
南イタリア娘も加えるか、
スペインがはしごするか、
スペインには帰ってもらうか。
どうしよ。
自分は百合のつもりだったが書き手さんの書きたい様にお任せする
>>132 このスレでの親分登場頻度アップは
どうあっても望めないのを嘆いてたところなんで、
できれば初期構想でお願いします……
もちろん書き手さん次第ではありますが。
>>132 百合いいなー
スペインもにょたりあを希望
仏のにょた化とかも見てみたいな
連合国に輪姦される女ドイツ。
>>118-119の続き。
既存男キャラとにょたりあ。
陵辱物。
苦手な方は【白い陵辱】をNG設定してください。
先ほどドイツを倒れこませ仰向けにした姿勢のまま、イギリスとフランスはベッドの
両脇にそれぞれ陣取り、イギリスは口内奉仕を要求し、フランスは媚肉を舌で嬲って
いた。
「うっわ…、こいつ上手すぎる……」
と、イギリスは眉毛をしかめて呻き、
「処女みてーな色してるくせに、どんどん溢れてきてるぞ。あの男に仕込まれて淫
乱になっちまったか」
とフランスは愛液を飲み込むのが間に合わないのに気をよくしながら、ひとりごちた。
ドイツはベッドの端で頭を反らせ滑らかな首を伸ばし、その唇にイギリスのペニスを
受け入れていた。逆さまに咥えている窮屈さと、時々腰を動かし喉の奥を突いてくる
イギリスのために、苦しさからくぐもった嗚咽を漏らす。それがイギリスの嗜虐心を
あおり、イギリスはすでに限界が近かった。
反対の端では、床に膝をついたフランスがドイツの股間に顔を埋め、いやらしく舌を
使ってドイツの敏感な部分を責めていた。とめどない愛液と魅惑的な性臭。普段のド
イツからは想像もできないほどのギャップ。見上げると、金髪の茂みの向こうに揺れ
る巨大な乳房。百戦錬磨のフランスも我慢がきかなかった。さっきイギリスに「がっ
つくな」と言っておいて、この体たらくだ。
フランスが立ち上がり、ドイツの足を抱え込んだ。ぱっくり口を開けてひくついてい
るドイツの膣に挿入しようとした瞬間、イギリスがドイツの口からペニスを引き抜き、
豊満な乳房に射精した。精液がねっとりと絡みながら、伝い落ちていく。
呼吸を乱したふたりは互いに顔を見合わせた。
「もうイッちまったのか?」
「潮吹かせるとか言ってたくせに、もう入れんのかよ?」
そんな台詞が互いの頭に浮かんだが、いつものからかいも喧嘩もこの場では意味をな
さなかった。
視線を外すと無言のままフランスは自分が丹念に慣らし濡れそぼった膣へ挿入し、同
じくイギリスはドイツの巨乳を寄せ、精液にまみれた柔らかな谷間にペニスを挟み、
貪欲に腰を動かした。
ロシアは、そんなドイツの痴態を冷静に眺めていた。
従順だ。素直に喘ぎ、快感を得た様子を隠そうともしない。
陵辱を受け入れ乱暴にされることで自分を罰し、汚されることで浄化されようとしている。
この場での役割を完璧に務め上げることによって、堕ちることでプライドを保とうとしている。
一見矛盾しているが、今のドイツには男たちの下卑た欲望に蹂躙されるのも、淫乱な売女呼ば
わりされるのも、どうでもよいのだろう。
(あの狂った男を元首にした罰か…)
その罰にこの陵辱劇を利用している、とロシアは考えた。
死ぬほど恥ずかしく悔しいに違いない。だが安心してもいるのだ。
意に染まないのは嫌がる表情から明らかでありながら積極的なのは、贖罪の手段の一つ。
けじめ。禊。
「…気に入らないな」
ロシアは低く呟いた。
イギリスとフランスは離れていった。ベッドの上には精液にまみれたドイツがひとり取り残さ
れ、ぐったりとその身を横たえていた。
ロシアは掴んでいたイタリアの腕を離した。それから、ドイツに近寄り、体液に濡れた顔を間
近に覗き込んで、優しく囁いた。
「しばらく休むかい?」
ドイツは無言で足を開いた。その申し出を撥ね付けるように。
ロシアは半ば予想していたが、ドイツのそのような態度が気に入らなかった。だが、同時に予
想通りであることを望んでもいた。ロシアはコートのポケットからウォッカの瓶を取り出し栓
を開けると、ドイツの腰を高く持ち上げ、その窄みに瓶の口を突っ込み、ウォッカを注いだ。
ウォッカ。アルコール度数96の火の酒。
一瞬冷たい液体が体内に入ってきたと思うと、すぐに焼け付くような熱さに変化した。下腹部
から熱は痛みのような感覚を伴って急速に全身に広がった。頭を殴られたような衝撃が走り、
ぐわんと視界が歪む。
「…か…は……、あ…、ああぁ……」
ドイツの世界がぐるぐると回った。寝ているのに、平衡が保てない。心臓が悲鳴を上げて早鐘
を打ち、胸を内側から破りそうだ。胃がむかつき、吐き気に襲われる。
ロシアは身体を痙攣させるドイツを放っておいてゆうゆうとコートと服を脱いだ。イギリスと
フランスはあまりの事態に止めることも忘れ、茫然としていた。
裸になったロシアはドイツの身体を軽々と抱え上げると、ベッドの端に腰掛け、持ち上げたド
イツの窄みにペニスをあてがうと、そのままドイツの身体を落として尻の中に挿入した。
ドイツの内部のアルコール分が、粘膜を介して吸収され、酔いが回り、ロシアは満足げにため
息をついた。
(続く)
おそろしあー
ふたりあハンガリー希望
原作に出たらね
男ハンガリーはありだが
連合国に輪姦される女ドイツ。
>>138-139の続き。
既存男キャラとにょたりあ。
陵辱物。
苦手な方は【白い陵辱】をNG設定してください。
身体を引き攣らせるドイツを優しくあやすようにして、落ち着くまでロシアは待った。
「あ…、あ……」
ドイツは浅い呼吸と痙攣を繰り返し、足をMの字に大きく開かれ、ロシアの為すがまま、
あれほど嫌悪していた不浄の場所を突き上げられる快感を受け止めていた。
ぐずっていたイタリアは、この一連の光景に泣くことも忘れ、イギリスとフランス同様、
茫然と見つめていた。そんなイタリアにロシアが声を掛けた。
「イタリア君はしないのかな?」
「だって…、ひどいこと、できないよ…」
そう言いながらも、ズボンの前は限界まで張り詰めていた。
「戦勝国の特権だよ? 『君だって』『一応』戦勝国なんだから」
ロシアは意味ありげにアクセントをつけて喋った。
「ここの締まりもいいよ。まだ充分楽しめる……」
ロシアはドイツの肩口に噛み付いた。それから、片手で大きな乳房を揉み、頂の蕾を捻
り上げた。刺激がドイツの下腹に直結し、中に出された白い精液がごぽっと音を立てて
あふれ出た。それらを太い指でことさらに広げ、イタリアに見せつけた。
先刻までイギリスとフランスに代わる代わる犯されていた痴態もあいまって、未経験の
イタリアには効し難い光景だった。
「ドイツ…、やらしい…」
熱に浮かされた目のイタリアはふらりと前へ一歩踏み出した。のぼせたように頬が上気
している。
「い、嫌! 来ないで…!」
ドイツは鋭く叫んだ。今、イタリアにまで犯されたら確実に理性が飛んでしまう。
ドイツのその言葉は鞭のように響いた。イタリアはひどいショックを受け、傷つ
いた顔で言った。
「イギリスやフランス兄ちゃんやロシアさんは良くて、俺はダメなの?
俺が裏切ったから? 枢軸を抜けて、ドイツが負けちゃったから?」
そうじゃない、とドイツは心の中で叫んだ。イタリアが裏切らなくても敗れただ
ろう。あんな非道を為す者は、いずれは滅びるものだ。そして滅びた。それだけ
だ。
砂漠に水を届けたのは、あの狂った男のくびきからも、血塗られた仕事からも逃
れられた唯一の時間だった。
手のかかる弟のような存在。恨んではいない。憎んではいない。だから…。
それを言いたかったのに、言葉が詰まった。
「やめて……」
その言葉だけが唇から零れ、ドイツの瞳から涙が溢れた。暗黒の日々の中で、イ
タリアの能天気な笑顔が救いだったのだ。
しかしその涙を、泣くほど嫌なのか、とイタリアは誤解した。ロシアに貫かれた
ドイツの前に立ち、ベルトを外し、硬く立ち上がった、先走りにまみれたペニ
スを取り出した。
「嫌っ! 入れないで…!」
頭を振って必死の拒絶を示した。アルコールに冒された頭に、きしむようにひど
い痛みが走った。それでもドイツは夢中に頭を振った。
「ドイツ…! ドイツッ!」
ぐぶ…と音を立てて、イタリアのペニスがドイツの中に飲み込まれた。
「いやああああっ! ああああああああぁぁぁぁっ!」
ドイツは頭を仰け反らせ、絶叫した。
「君たちふたりとも壊れちゃえばいいんだよ」
背後のロシアが、無邪気な子供のような、それでいて地の底から響くような声で呟いた。
瞳孔が開いた瞳から光は失われ、瞬きもせず、涙の跡だけが光を反射している。
「イタリアは?」
「まだドイツのこと犯してる。犯ってないと俺らに取られると思ってんな、あれは」
「ロシアは?」
「見てるよ。犯りもしないでにこにこしながら」
「イカれてやがる…」
「ああ。ドイツの奴、木偶みたいになってたぜ」
(いや、あれは壊れたマネキンだ)
(了)
男キャラをらしく書くのに気をとられてたら、抜けない出来になっちまって申し訳ない。
やっぱりにょたりあは受け入れられないって意見が出るかもしれないから、様子見のた
めに細切れ投下してみたんだが、スレを占領したような形になっちまったことも謝る。
次からは完結させてから投下するようにするよ。
それから、俺のエロパロの直後に全然別の萌え語りや新たな投下をしてくれても、俺は
一向に構わないんだぜ。
>>148 GJGJGJGJ!!!!
すげーよかったよ!ありがとう!!イタリア‥( つω;`)
エロパロながらキャラクターとその気持ちがきちんと書かれてるのが嬉しかった〜
ここはそういう職人さんが多くて嬉しいなあ
で、俺はにょたりあはでんでんイケマシタヨー
超乙!
濃くて読み応えあってよかったよ
書くの早いなー
韓国×台湾が読みたい
>>148 超GJ!
最後の伊と独の壊れっぷりがたまらん!
にょ独作品がどんどん増えるといいな。
>>148 GJGJGJGJJ!!
仕事速いな!この三日楽しませてもらったぜ!
いろいろ職人魂を見せ付けられた!!
>>151 良ければ自分が書くよ。
ただ予想範囲外カプだからどのスタンスで書けばいいか分からんw
萌え語りしてくれると助かる。
やっぱりにょたりあ可だとそればっかりになるな
解禁したてだからと思う
あと本家や本での燃料を期待
結局イギセー続きは釣り?
>>156 職人にも職人の都合があるんだから急かしちゃ駄目だよ
>>157 あー別に急かすつもりはなかったんだけどそう読めるのか、ごめん
鳥付いてないとつい疑ってしまう癖があるもんだから
気に障ったなら申し訳ない
職人さんは構わず自分のペースで頑張って下さい!
これはいいリヒタン!!!
いろいろ栗広がった…GJ!
上手いねーGJ
>>163 > 明日か明後日には終わる。そーんな風に考えていたー時代が私にもあーりましたー
あるある。
誰にでもそれはあるアルよ。
ちゃんと正座して待ってます、神よ。
でも、貼ってもらったURL、俺は読めませんでした…っ
これって前スレの分ですよね?
それじゃ、つなぎで独リヒ投下します
長さ注意、エロは11/18からです
ドイツは天の暗幕の下、静まりきった草むらを護衛兵を連れて歩いていた。
手には小銃だけ。
彼の立場と比較して、あまりに寂しい装備だ。
いや、そもそも兵にまざって国境を見回るなど、それ自体が非常識なはずだった。
軽率さをなにより忌避してきた彼が、国家そのものが、こうして無防備に夜歩く。
しかしそれもまた、彼自身の立場のせいだった。
――独裁をしいた上司にとって、ドイツはなかなか厄介な存在であるらしかった。
国のトップと国では、そのままでは国民の信頼を二分してしまうのだが、
多くの国が最高権力者に仕えて権威の序列をはっきりさせることで、
その問題を回避してきた。
しかし、ドイツはまだ『形式上の部下』の枠に収まっているものの、
いつそれを蹴ってもおかしくはなかった。
上司は彼が胃薬を呑んでいることを知っているし、政策に前面賛成しているわけでも
なければ、その過激さを許容しているわけでないことにも気付いている。
ドイツもまた口に出さないが隠しても居ない。自然と、上司とは摩擦が生まれていた。
「おかしな話だ」
ドイツは隣を歩く兵に話しかける。
168 :
2/18:2008/11/27(木) 12:28:10 ID:hfk5l7Qf
「『国だろうとなんだろうと他の兵と変わりない。部下なんだから見回りに行け』
という命令は下すのに、国家がなくなって一番困るのは誰だか
気付いていないんだろうか」
「えーっと……ぎりぎり、だと思います」
そばかすの浮いた顔を困ったような笑顔で崩しながら、はるか年下の兵は言う。
「ぎりぎり?」
「ドイツさんだから聞かないふりもできますけど、普通の人が言ったら駄目でしょう」
駄目の部分に含みを持たせてから、彼は口を左手でこすった。
ドイツはまだまだ愚痴を言い足りなかったが、これ以上聞かせて
青年を追い詰めるのも気が引けて口を閉じた。
彼はじゅうぶん、上司とドイツの板ばさみになっているようだったからだ。
まだ夏なのに、風が冷たかった。嫌な悪寒を感じさせる。
ドイツはふと歩みを止めた。
国境をまたいだ林に、じっと目をむけて動かさない。
「どうしました?」
変化に気付いてか、青年兵が声を潜め、固い声音で聞く。
「人の声がした」
169 :
3/18:2008/11/27(木) 12:28:51 ID:hfk5l7Qf
「風じゃなくてですか?」
ドイツが首を振って、足音に気をつけながら林に近づいていった。
徐々に小枝が多くなり岩が増え、忍び歩きが難しくなっていく。
腐葉土の領域まで踏み込むと、小声でななにか諭しているような、
男の声が聞こえてきた。
後ろに青年兵がついてきていることを確認し、ドイツは小声で囁く。
「俺が飛び込むから、後から来てくれ」
「逆のほうがよくないですか。あなたが怪我したら洒落にならない」
「それでも、お前より俺のほうが死なない」
空のほうへ威嚇のための発砲をする。
それから、相手が亡命者であった場合の警告をはっし、虚空の中へ――
声がしたほうへ、飛び込んだ。
話していた男は発砲へ気をとられていたか、ドイツはたやすくその襟首をつかんだ。
青年兵がフォローに周り、周囲へ銃口をむけんつつ、ドイツと背を合わせた。
そばに人間が転がっていたのに気付いたのは、青年兵が先だ。
「ドイツさん、こいつら縛られてますよ!」
耳になじんだ青年兵の声をかろうじて聞いた。
意外な報告内容にすぐには頭が追いつかない。
170 :
4/18:2008/11/27(木) 12:29:58 ID:hfk5l7Qf
ドイツが戸惑った一瞬の間に、手の中で捕まえていた男が、
林の奥の誰かにむかって叫ぶ。
「逃げてください!」
とたん、がさがさと植物をかきわけ、遠ざかっていく音を聞いた。
(まだ誰かいたのか)
すぐに追おうと奥へ足を向けた。妨害しようと男がからみついてくる。
それを力任せに引き剥がし、あとのことは青年にまかせて逃げた人物を追う。
幸い、足が遅い。
ドイツは距離を十分つめてから、逃げた人影に飛びつく。
「あっ――」
高い悲鳴があがった。
抱きつき、地面に組み敷いた体は、男と思えないほど華奢だった。
その上、柔らかい。
ドイツは相手に馬乗りになると、軍服の胸ポケットからジッポを取り出し、
捕獲した相手の顔を照らした。
最初に、緑の瞳が浮かんだ。
それはすぐに光から逃げるよう細められ、金のまつげの下に隠れた。
白い肌に、焔の光が朱色を落とす。
ケープに包まれ、金の髪に縁取られた顔は、見忘れることのないものだ。
171 :
5/18:2008/11/27(木) 12:30:29 ID:hfk5l7Qf
「リヒテンシュタイン?」
名を呼ぶと、彼女は観念したのかあらためてドイツを見上げる。
「ごきげんようドイツさん。おたがい、今夜は眠れなかったようですね」
「なぜここに居るんだ? スイスに守られているはずでは……」
「散歩……という選択肢があるなら」
強がりなのか、彼女の表情からは怯えは見えない。
布越しとはいえ、その上に乗っているのでもなければ、
少女の体が震えているのには気付かなかったかもしれない。
見なかったふりをするべきか?
迷うドイツの後ろから、置いてきた青年兵の声が響いてきた。
正確に位置を把握して近づいてくるのは、ジッポの光が見えるからだろう。
「ドイツさん、男は拘束しました。そちらの状況はどうですか」
一つ息をつき、ドイツはリヒテンシュタインの腕を取った。
「ついてくるんだ」
少女は一瞬小銃を見て、そして小さくうなずいた。
172 :
6/18:2008/11/27(木) 12:31:14 ID:hfk5l7Qf
少女のことはドイツも知っていた。
一緒に暮らし始めたオーストリアのところに、彼女の兄が頻繁に
文句を言いに押しかけるからだ。
彼女は兄についてやってくるので、挨拶程度の会話をしたことがある。
それも、数年前まで。
いま、この場で、リヒテンシュタインをどう扱うべきかが問題だった。
よりによって今の戦況で、なぜこの場に中立国が居るのか。
そのうえ、なぜ縛られている者達を連れていたか。彼らは何者なのか。
問いただしたいことが山ほどある。
「そんなことをしなくても、一人で歩けます」
拘束しようとしていた青年兵に向かって、リヒテンシュタインは平静な声でと言った。
そこに、後ろめたさのようなものは何もない。
兵に助けを求められるように見られ、ドイツは彼女の自由にさせるよう指示する。
「どうして女の子がここにいるんですかね?」
隣に並んで、青年兵は小声でドイツにつぶやいた。
彼はどうやら、相手が国とは思わなかったようだ。
まあ、こんな夜更けの国境に国がうろついてるとは誰も思わないだろう。
ドイツ自身だって思わない。
173 :
7/18:2008/11/27(木) 12:31:47 ID:hfk5l7Qf
自覚して、再び上司へふつふつと怒りが湧く。
なぜ俺はここに居るんだろうと果てしなく哲学的な問いは、
上司のひげをむしればすっきり解決するんじゃないだろうか、とそこまで考えた。
「スパイですよきっと。報告します?」
「いや、少し待て。まず、俺達で尋問してからだろう」
上司への反発から、ドイツはきっぱり言い渡した。
ヒゲに関しては、明日の朝全部逆毛になってろと祈るにとどめる。
ひとまず国境の見張り小屋まで全員を連れて行き、その一室を尋問のため借りた。
ドイツが捕まえた男は青年兵が担当した。
他の男達は食堂に集めた。
ドイツはリヒテンシュタインに椅子をすすめ、出口を塞ぐようにして自分も座る。
フードを外し、改めて明かりの下で見る彼女は最後の記憶よりは大人びて見えた。
少女らしくない質素な服装のために、ぐっと落ち着いて見える。
さらに、彼女は森であったときより余裕が出ていたようだった。
同じ国家同士、と親近感が出てきたのかもしれない。
控えめとはいえ安堵したようなほほ笑みがのぞいた。
174 :
8/18:2008/11/27(木) 12:32:18 ID:hfk5l7Qf
「それで率直に聞くが、なぜ、あの森に居たんだ?」
「あの森で、私達の他に縛られていた方が居ましたね。
あの方たちは、ナチス派なのです」
ドイツが質問すると、少女はさらりと言った。
「ラジオやTVを通して演説を聴くうちに、あの考えに感化された若者たちです」
「それは、あのイギリスやフランス国内にも居るんだから、
同じようにリヒテンシュタインの国内にもいてもおかしくないが……。
だがその場合、彼らは処刑されるのだろう?
敵の味方になった者を許すはず無いからな」
少女は目を伏せた。
「私は中立国であり、連合にも枢軸にも属しません。
敵国で無い以上、彼らを処罰する理由がありません」
「だが、中立国だからこそ国内にも残せないだろう」
「はい。それで、彼らを見つけるたびに国外に逃がしていたのです」
「つまり俺の領土にか」
それで合点がいった。
「……いつもなら、ただ国境兵に見ないふりをしてもらうだけですわ。
ですが今回だけは事情がかわって」
175 :
9/18:2008/11/27(木) 12:33:09 ID:hfk5l7Qf
「いや、そういう話はいい」
ドイツは手を振って、少女の話を止める。
「スイスが出てきて、やむを得ずリヒテンシュタイン自ら動いたのかもしれないし、
あいつらが国外逃亡の前になにか揉め事を起こしたのかもしれん。
だが今必要なことはそういった話ではなくて、
お前が俺の国土を脅かしたのかどうかだ」
「そんな! 脅かすつもりなんてありません」
「証拠は出せるか? 非武装であればいいという話じゃない。
国は一般人と違うのだからな。何の通達もなく夜に領土にはいったとなれば、
不穏には違いない。今の世界情勢なら、スパイの疑いも免れないだろう」
もちろん、通達などできるはずがない。彼女とは友好国でもないのだから。
少女の細い指がほどけては組み合わさり、膝の上で形を変える。
優美に動くさまに、ドイツはしばし気をとられた。
「私はこの身一つしかありません。ですが潔白であることは誰よりも知っています。
疑いをはらすためでしたら、どんなことをされても構いません」
そういって、なにか覚悟したように唇を閉ざした。これには男のほうが困った。
「どんなこともと言ってもな……」
拷問だって、そう簡単にできるものではない。
176 :
10/18:2008/11/27(木) 12:33:58 ID:hfk5l7Qf
とりあえず、スイスが敵に廻るのははっきりしている。
あの、連合枢軸区別なく打ち落とす男の恨みはできるなら買いたくない。
参ったな、困った。どうしよう。
スペインの空気を読まなさが急にうらやましくなった。
彼なら、「そうなんや〜」ぐらいで済ませたかもしれない。
「えーっと……そうだ。スパイなら、記録するものを持っているはずだ」
腕を組み、ようやく彼は口を開いた。いい思い付きに思えた。
彼女が持っているわけは無いだろうし、一応調べたとあればドイツも言い訳が立つ。
とりあえず持ち物は無いから――……
ドイツは犬をしつけたときのように、手振りで示しながら彼女ン命じた。
「服を脱ぐんだ」
少女はハッと顔をあげてドイツの目をじっと見つめた。
冗談でもないとわかったのか、彼女はゆっくり椅子から立ち上がって、
ドレスの紐を解いた。一枚下は、ペチコートとコルセットだった。
リヒテンシュタインはさっと顔を伏せる。
まだ色気もわかっていないような年頃だが、見られることは屈辱なのだろう。
その頬がやや赤く染まっている。
ドイツは機械的なほうがいいと考え、あえてなんの感情も混ぜないように注意して、
さらに指示をした。
177 :
11/18:2008/11/27(木) 12:34:32 ID:hfk5l7Qf
「下着の裏に道具を隠すスパイもいる。全て脱ぐんだ」
「あの……ですが」
「一度に徹底的にやらないと、いつまでも疑われるだけだぞ」
最後の言葉がきいたらしく、彼女はためらいながらも、さらに脱いだ。
右手の平を足の間に残し、左腕全体を使って胸を隠す。
凹凸の少ない白い肌を、天井から下がった電球が照らしている。
鳥肌は立っていなかったが、震えていた。
視線を固定し唇をかんで、せめて堂々と振舞おうとする少女を眺めていると、
ドイツはふと嗜虐的な欲求に駆られた。
衣服を一つ一つ調べながら、自分の欲望と理性がぶつかるのをずっと意識していた。
正直に言えば、少女の兄は怖い。
武力ももちろんだが、金融に関してもスイスは恐ろしい。
世界戦争の色が濃くなってきた現在、武器の材料を買いたくても、
どの国もドイツと取引しようとしない。ドイツの札は、ただの紙束なのだ。
しかし、これを唯一別の国の札に両替してくれるのが、中立国のスイスだった。
そのため、経済制裁されていても何とかしのげている。
178 :
12/18:2008/11/27(木) 12:35:17 ID:hfk5l7Qf
(ばれれば死ぬな)
と、そこまで考えて
(いや、もう死んだも同じか)
と思いなおした。
散乱した衣服に、裸の少女。
そのうえ、いま手に持っているのは彼女が脱いだばかりの下着だ。
まだほのかに体温さえ残っている。これは言い逃れのしようもない。
一度客観的になってしまうと、かえって開き直ってしまった。
ドイツが振り向くと、リヒテンシュタインはなにか期待をこめた目で彼を見た。
終ったと思ったのかもしれない。
だが、ドイツはそれを知らない振りしてさらに言い渡した。
「服は異常ない。次だ」
「え?」
「手をどけて、その場で回ってみせろ」
こくりと喉を鳴らして、少女は小声で言う。
「て、手は、無理……です」
恥ずかしさは隠れ、いまや怯えに青ざめている。
「もう少しだから我慢するんだ」
179 :
13/18:2008/11/27(木) 12:35:48 ID:hfk5l7Qf
「でも……ここまでご覧になれば十分でしょう」
「スパイは情報を持ち出すためには、信じられない方法を考え出すものだ。
刺青を彫り、その模様の中に地図を隠したりな。
調べるときは可能性全てをあたらねばならん」
「私はそんなことはしません。本当に、もうお許しくださいまし」
「ここまで見せたんだ。これ以上何も変わらないだろう」
しかし少女は嫌がり、体をかくしたまま、その場にしゃがみこんだ。
近くに落ちたままの外套に手を伸ばしたが、彼女がそれをつかむ前に
ドイツが横から奪う。
「協力しないなら、多少荒っぽくなるが仕方が無いな」
床に落ちている服を足で遠のけ、外套も部屋の隅に放り投げる。
リヒテンシュタインがなにか言う前に、その手をつかんで引っ張った。
「あっ…いや、嫌です! 見ないで下さいまし」
ドイツの腕力に促されて立ち上がった彼女は、首を振って、
必死にドイツから離れようと後ずさる。
逃げられないように両手をつかむと、男は露出させた少女の胸を遠慮なく眺めた。
まだ発達途上の幼い体に見えた。
胸に谷間は無いが、そのぶん上から見下ろしたときに恥丘までまっすぐ見渡せる。
性器には申し訳程度に陰毛が生えていて、それは当然ながら髪と同じ色をしていた。
180 :
14/18:2008/11/27(木) 12:36:19 ID:hfk5l7Qf
「は、離して下さい……」
気丈でいようという気概はすっかり崩れさり、リヒテンシュタインは泣きそうな声で
嘆願した。
「まだだ、じっとしていろ」
片手で彼女をしっかり捕まえたまま、ドイツは少女の肌に指を滑らせた。
きめ細かく吸い付くようで、自分の肉との違いにただ驚く。
ただ撫でるだけでも面白く、ドイツはわざとゆっくり手を動かしていた。
それに反応も楽しい。
左胸のときは、ドクドクと速い心拍を手のひらに感じ、かすかに浮いたアバラを撫でる
と小さく飛び上がる。
性器に触れると、大人しくなっていた彼女が、再び抵抗し始めた。
持て余し、ドイツはネクタイを抜いて、それでリヒテンシュタインの両手首を
背中で縛った。
ばたばたと暴れる彼女を抱きかかえ、ドイツは人差し指を舐めて湿らせる。
「これは、相手が女だった場合の常套だ。男でも、たまに尻をやるが」
「あうっ…あ、あ、あっ……」
割れ目を指でたどり、あたりをつけて、濡らした指をもぐりこませていく。
浅く息をしていたリヒテンシュタインが、首を振って嫌がった。
181 :
15/18:2008/11/27(木) 12:36:49 ID:hfk5l7Qf
「やあ、嫌、痛い…」
中がきつくて、指が思うようにすすまない。突き刺すようにして力を込めると、
少女の体がびくりとはねる。
軽く抜いてからまた奥へむかい、反復を繰り返すうちに出し入れがスムーズに
なってきた。
熱い肉のひだがドイツの指を四方八方から締め付ける。
いつの間にか、ドイツ自身呼吸が荒くなっていた。
涙をため、体を強張らせているリヒテンシュタインの首にむしゃぶりつく。
ズボンもきつくなってきた。ベルトを外すために指を抜くと、
処女だったことがわかる血がついていた。
脱力し、床にぺたりと座り込んでいたリヒテンシュタインは、
取り出されたペニスを見て呆然としていた。
これからなにをされるか、未経験のためにわからなかったのか、
あるいは理解したくなかったのかもしれない。
ドイツが足を持ち上げて入り口にあてがうのを身をよじって逃げようとする。
「嫌、嫌です! また痛いのは嫌!」
手を縛っているので、逃げるのもすぐに限界が来た。
少女の体を抑えドイツが腰を入れると、再びあの熱い拘束が訪れた。
182 :
16/18:2008/11/27(木) 12:37:27 ID:hfk5l7Qf
足が指の先まで伸び、泣きじゃくるに覆いかぶさってドイツは根元まで入り込ませる。
強い快感を感じながら、すぐには動かず少女に話しかける。
「リヒテンシュタイン、ほら、しっかりしろ」
「うっく、うっ…う、ぅ」
触れてから、少女は一度も視線を合わせない。
涙を零しながら、唇をかんでいる絶えている。
最奥を突くたびに、少女の膣は根元まで入ったドイツのペニスを強く締め付けた。
抵抗する術もなく、泣きじゃくる顔までじっくり観察され、
貴族らしい自尊心は、もはや彼女のどこにも残っていない。
今男の体の下で、初めて肉棒に貫かれあえいでいるのは、ただのか弱い少女だ。
ドイツの理性は彼女を可哀相にも思っていたが、それがまた余計に本能を煽った。
支配欲や嗜虐心、けなげに突き上げにこらえようとする反応への愛しさが
ないまぜになって、がむしゃらに腰を打ち付ける。
足の間がくちゅくちゅと音をたて始め、だしいれがスムーズになった。
「……こんな、こんなの、違う」
ぐすぐすと舌をもつれさせながら、リヒテンシュタインがつぶやく。
「こんなの、尋問じゃ……わ、私は、お兄様と……初めてはお兄様が」
ドイツは動きを止めないまま、ふっと微笑んだ。
「さすがに子作りくらいは知っていたのか? だがもう遅いな」
183 :
17/18:2008/11/27(木) 12:38:20 ID:hfk5l7Qf
ドイツは少女の腕の戒めを解き、顎に手をかけて目を合わせた。
「こっちを見るんだ。ほら、奥に当たっているのがわかるか?」
体をゆすると、少女の体が大きく跳ねた。
「ああっ……い、いやっ、あ!」
「自分の下腹を触ってみろ。俺が動くのと同じに、肉が動いているだろう。
口では嫌だといっても、もうお前の体は全部俺のを飲み込んでるんだぞ。
いやらしいな。乳首もこんなに立ってる」
体を曲げ、胸の先を口に含みしたでなぶる。
少女の肌からはいい匂いがして、逃げようとよじる体を押さえつけて堪能した。
さらに発見だったのが、耳だった。
そこはひどく感じやすいのか、柔らかい髪をかきわけて耳朶に舌を這わすと、
体を跳ねて短く声を上げる。
さきほどとうってかわった甘い声に夢中になって舐めまわすと、
リヒテンシュタインは体を小刻みに震えさせた。
室内には破瓜の地の匂いともっと別の、いやらしい性臭がまじりだした。
性器はゆっくり潤み始め、挿入していたドイツは、
そのまま自分の性器が溶けたような気がした。
絶頂が近くなり、ひときわ深く突きこんだ。
184 :
18/18:2008/11/27(木) 12:38:56 ID:hfk5l7Qf
少女の体の一番奥に精液をぶちまけると、体を離して近くに落ちていた白い布で
性器を拭いた。
白濁液を放心して見つめる少女に、ドイツは非情に言った。
「確かに体は隅々まで調べたが、怪しいものは持っていなかったな。
自国に帰っていいぞ。
もしまた兵に見つかったら、足の間を見せて調査済みだと言えばいい」
「あ……」
絶望した少女の目がドイツを見上げた。
それはすぐ涙でにじみ、彼女は乱暴な仕草で自分の服を身に着け始める。
一刻も早くこの場から立ち去りたいという意思が現れていた。
ふとドイツが手の中の布を広げると、今犯したばかりの少女が履いていた下着だった。
血や精液にすっかり汚れてしまっている。
「下着ははかずに帰れ。なに、冬じゃないから風邪は引かんだろう」
リヒテンシュタインが最後に男をにらみ、ふらつく足取りで部屋の扉に手を掛ける。
ばたんと荒っぽく扉が閉まった。天井からさがった電球がかすかに揺れる。
しかし全てが終った後で、ドイツは今更ながら自分のミスを思い出していた。
「口の中を調べるのを忘れていたな」
まあでもそれは、彼女の兄がやってくれるだろう。
終りです。
イギセー楽しみだけど、のびのび書いてほしいんだぜ!
ド、ド、ド、ドイツのドS〜〜〜〜〜〜〜!(誉め言葉)
GJ!
うむ、Sだ
なんですかこのクオリティの高さは!!
どうもありがとう〜GJですた!
素敵じゃないですか!素敵じゃないですかー!!
ドイツのSっぷりがた・ま・ら・な・い!!激しくGJでした!!
激しくGJ!!なんだこの訊問、けしからんもっとやれ!!
激しくGJ
リヒテンはヤられキャラが板についてきたな…
GJ!
ドイツのドSめw!(誉め言葉)
独リヒGJ! ちっちゃいリヒたんとドSドイツGJ!
このあとに投下しろとかこれなんて羞恥プレイ?
お待たせ致しましたやっと書けたので投下します。
待っていてくれた人ありがとう。
前回投下後に〆切近い別の原稿やってたのもあったんですが
こんなに遅くなったのは一重に好きなだけ書きまくって長くなったせいだ。
そんなわけで以下の注意をよく読み、納得してから読んでいってね!
・ く そ 長 い 。
・イギリス×セーシェル
・オリキャラモブが出てくるよ! 作風だよ!
・捏造激しい&見ようによってはキャラ崩壊気味
・一部汚い描写アリ
・書いてる奴がびっくりするほどアホ
読めない人は イギセー『やり直し』 か、トリップ◆awpeL/CeJ2でNGワード。
通し番号は前回から引き続いております。
ロンドンを訪れて、夜をホテルに引きこもって過ごすのは愚者のすることだ。
夜の姿に着飾るロンドンを歩かない者に英国を語る権利はない。ロンドンを見てきた、
などと言ったらそいつは嘘つきである。
この街は、夜こそが美しいのだから。
食事のあと、ホテルのバーで高価そうなアルコールを少しだけ舐め、それから夜のロンドンを
ゆっくり歩いた。
世界でも有数の巨大観覧車、ロンドンアイの横を通り、ウェストミンスター橋を渡って、
ビッグベン、国会議事堂、ウェストミンスター寺院と順繰りに、闇に沈みながら光に開かれる
その姿を眺めた。
セーシェルはロンドンアイに乗りたい、と言った。これにはイギリスがやんわり反対した。
営業時間や待ち時間のこともあるが、ガラス張りのカプセルに入るため、スカートで乗ったら
覗かれる心配がある。
乗るならパンツスタイルの時にしろ、とイギリスは言った。
スカート穿かせたのはイギリスさんじゃないですか、とセーシェルは言い返した。
今からズボン買いにいくわけにもいかないだろ。滞在中には連れて行ってやるから。
セーシェルはしぶしぶ引き下がった。
夜の闇、オレンジの照明。照らされることでよりいっそう美しさを誇る街並み。
綺麗だ、とセーシェルは思う。故郷に比べて、夜だというのに圧倒的に光が多い。闇の中に
あって、照らされて美しくなる街並みというのはなかなかに素敵だ。
当然、夕日に染まるセーシェルの海や島や家々も、これに負けないくらい美しいものだけれど。
夜景を楽しみながら、いつしかテムズ河のそばを、どこへいくでもなく並んで歩いている。
「……………………」
街の遠い喧噪や車の音は聞こえてくるけれど、イギリスとの距離に音はない。テムズの流れ
すら聞こえてきそうな程に。足が地を踏む音だけが、無表情に耳に届く。
セーシェルが今日一日イギリスと過ごしたことでわかったことが一つある。
けっこう話すことがない。
これがもし恋人だったら、他愛もないような話をいくらでも、とめどなく、思い付いた傍から
話していけるのだろうが……。
気後れがする。
恋人設定でも、実態はそれほど親しいというか気心がしれているというか……そんな、なんでも
思ったこと感じたことを口に出す間柄では、ないから。
たとえば、二人っきりでなければ。
団体で旅行をしていて、たまたま隣にいたのがイギリスだったとしたら、もっと気軽に話すこと
もできたかもしれなかった。
恋人風に振る舞うことがどういうことなのかを考え考えやっているから、返事や話しかける
タイミングを失う。詰まってしまう。
イギリスのほうでも気にしていてくれて、なにかと会話を持たそうとしてくれてはいる。だが
結局以上のようなことになって、止まる。
こうやって歩いているだけだと、本当に話すことがない。
「綺麗な夜景ですね」
「ああ。そうだろ」
十分くらい前にそんな会話をして、それっきり。
黙って歩いているだけ。
それぞれのうちの経済、政治、社会状況についての話題はそれまでに一通り出尽くしている。
この後の予定はイギリスがサプライズを用意していなければ、ない。イギリスの家に行って、
それで、
こんなに綺麗なところを歩いているのに。
セーシェルはこっそりため息をついた。
ちょっと、このままでは、嫌だなぁ。
イギリスを責めるつもりはないのだが……セーシェルにも非はあるのだが……
こう、恋人とのデート、という感じでは――ちっともなかった。
楽しくなかったとは言わない。こんなに純粋に観光地を巡ってちゃんとその街のいいところ、
綺麗なところを見たり知ったりできたのは久しぶりで、嬉しい。イギリスがエスコートしてくれて、
解説をしてくれて、気を遣ってくれて、上々待遇のとても充実した観光だった。晩ご飯もそれなり
に美味しかった。
でも、いい観光がいいデートかというと、違うと思う。
これは全然違うと思う。
セーシェルが思い描いているようなデート……これはイギリスの頭の中にもほぼ同じものが
あるはず……とは。街を歩くカップルと何度すれ違ったことか。今だって、いわゆる『二人の
時間』を過ごしている若い二人組が、腕を絡ませて近くを歩いている。
恋人っていうのは、ああいう感じなのではないだろうか。
イギリスは並んで歩いていると、ともすれば前を行きがちになる。なるべくセーシェルに合わ
せているのだろうが、歩幅の関係で時折そうなる。
手でも繋いでいればそんなことにはならないのに。
約束
『やり直し』
……デート。
約束は約束で、イギリスはたぶん、約束は履行している。セーシェルにロンドン旅行をさせて
くれた。二人きりで、ちゃんとした女性に対するような扱い方をしてくれた。いつもみたいな
子供扱いや、紳士的ながら俺は俺、お前はお前的な突き放し方もしない。セーシェルの小さな
バッグには口紅とハンカチとティッシュしか入っていないくらいだ。
でも、雰囲気というか、そういうのが全然『なってない』。恋人らしいことを全然しないのに、
はいそういうことで、って、アレに持ち込まれても……なんとなく、話が違うような気がする。
肩すかしというか、期待はずれで。
はっきりいうと、がっかりで。
夜の観覧車にでも乗ったら恋人らしいんじゃないかなと思ったのに、却下されたし。
特別なことをして欲しいんじゃない。ああいうことがあって、ああいう関係になってしまって、
だからそれで謝れとか、弁償とか、そういうのはなくて、いい。
なにせ……認めたくないけれど……したいから。したい気持ちになってしまっているから。
こうなってはイギリスばっかり責める権利はない。
……でも、もっと騙してくれたっていいじゃないか。
恋人に――好きな人に。好いてくれている人に抱かれたんだって、またその人に抱かれるんだ
って、そういう風に思わせてくれたって。
そういう演技をしてくれる優しさはないのか、この男には。
歩調を緩めてわざとイギリスに前を行かせた。一日過ごしても上着がピッとしたままなのは
すごい。すごいけど、何の役にも立たない。背中に毒づく。ばか。
……気付いてくれないし。
イギリスとしては普通の気温なのかもしれないが、夜になればセーシェルにこの季節のロン
ドンは寒い。胸も背中もひらけた薄着では尚更。
自分が着せたくせに。
肌に冷たい風が吹く。思わず肩が上がり、両手で反対の腕をさする。寒い。
歩みを止めて河に臨んだ。河向こうの灯りが絶えずキラキラしている。凝った作りの建物を、
幻想的に陰翳で演出し続ける。
太陽光のように、時間によって照らす方向や光の強弱を変えたら、また違う見え方をして綺麗
なのではないだろうか。提案してみようか。
さて、どこまで先に行っちゃったかな。
試すような気持ちでイギリスのほうを向こうとすると、肩に上着をかけられた。
「寒いだろ。羽織ってろ」
イギリスが横に並ぶ。
セーシェルはそっぽを向いてふくれた。
――もう。
内心すごく怒っていたけれど、口を開くのはやめた。あっちから話しかけてくるまで黙って
いてやる。
知らないふりをして河の向こうを眺め続ける。横でごさごさ足を踏み換えているようだったが、
きっぱり無視だ。セーシェルは、怒っているのだ。
しばらく黙って突っ立っていると、
「セーシェル」
名前を呼ばれて。
肘のあたりを引っ張られて。
しょうがなく横向きに見あげたら。
イギリスの顔があった。
唇が重なる。
「………………」
数秒。
唇が離れ、一呼吸もないうちにイギリスは背を向けた。
「……行くぞ」
歩き出し、
……ポケットからハンカチを出して、顔を……唇を、
拭いた。
セーシェルは世界最高に美しく――キレた。
「どがぶしゃッ!」
全速力の助走で放った華麗なるジャンピングリボルバーキックを背中に決めると奴は変な声を
あげて吹っ飛ばされる。
着地のバランスを崩し足の側面で体重を支えてしまい、足首に痛みが走ったが根性で立ち上がり、
「何すっ……がっ!」
無言で追撃、もう一発。
「いっ……たッ! なんですか! なんですかそれ! ありえないです! この眉毛!
ばか眉毛! サイテー!」
「えゆっ、な、えぇー!?」
「もうほんと、知らない! あっち行って下さい! ばか! ばか! もういいです!
さよなら!」
言うだけ言って、かけられた上着を投げつけて、踵を返す。
二、三歩ずかずかあるいて、ずきずき痛む足首と歩きにくいヒールに我慢がぶちきれたが足に
ピッタリしたブーツは脱ぐのも手間だ。
唇を内側から噛む。
鼻の奥が痛み、目頭がツンとする。
来なければ良かった。こんなの、最悪だ。来なければ良かったんだ。何を考えていたんだろう。
最低だ。最低だ。あんな男に抱かれたかったなんて、自分が最低だ。
もう嫌だ。うちに帰りたい。寒いし足は痛いしたぶん小指にマメもできてるし、手当てして
熱いシャワーを浴びて自分の慣れた布団を被って、何かも忘れて、特にあのクソ眉毛のことは
綺麗さっぱり忘れて、朝までぐっすり眠ったあとは海に出て魚獲りに行きたい。
いつものように。
もうやだ。イギリスなんか大嫌いだ。
「ちょっと待て。待てって。なん、え、ちょ、あぁー?」
混乱したイギリスがついてくるが、構わず歩き続ける。毅然と歩いていきたかったが、痛みの
せいでよろよろと揺れてしまう。
「セーシェル」
止まる。振り返る。歩いていく。ちょっとホッとした顔のイギリスに、蹴りを入れる。
「がぶっ」
「私の名前なんか二度と呼ばないで下さい! ていうか二度と私の前にその眉面見せないで
下さい!」
「なんっだよ!」
語気を荒げてイギリスが言う。
「キ、キスしたのが嫌だったんなら謝るよ! けどな……いや」
ぱーん!
平手打ち。
「なんですか! 最後まで言えばいいじゃないですか!」
「いちいち殴るな! ……あー……、だってな……これから……する、のに……と、思って
だな……」
ぺーん!
「なんですかそれ!」
「なんなんだよ、ばかぁ! 何が気に入らないんだお前は!」
そこで、急にぱっつんぱっつんに突っ張っていた怒りの皮が、少しだけしぼんだ。
目が潤む。垂れてきそうな鼻をすする。
「だって、イギリスさん……」
「なんだ」
彼はむっとした顔で腕組みする。
「なんでふいうちですか」
「は?」
「だから! なんで、手も繋がないくせに、いきなり、ふいうちで、しかも拭くって!」
「待て、え?」
「嫌ならしなきゃいいじゃないですか! なんなんですか!」
「……、お前勘違いしてないか?」
「何をです」
「や……俺は別に嫌とか……そういうのは……ていうか、手ェ繋がないってのは俺のセリフだよ!」
「なっ! はぁ!?」
「だって俺今日一日ずっと左手空けておいただろ! お前が繋いでこないならそーなんだろう
とてっきり俺は……じゃあ、お前なんで」
「イギリスさん、手、出して来なかったじゃないですか!」
「バカかお前は!? 手繋ぐのは女からってのが常識だろ!」
「知っりません! そんな常識! どこの常識でそうなってるんですか! 英国ですか!
ご自慢の上流階級ですか! 知るわけないじゃないですか!」
「……あぁー。じゃ、不意打ちっていうのは」
「こ、こっちにも心の準備とか、あるんですよ! そんなん無視して、自分ばっかり勝手に
完結して! 自己満足最悪です! そんなのオナニーです!」
「ちょっ、おま声がでか……つかどこで覚えてきたそんな言葉」
「おまけに拭くって! 自分からキスして拭くって! なんですか! 私はばいきんですか!」
「あ? いやっそれは」
「もーイギリスさん大嫌い」
セーシェルが泣き出すと、イギリスはみゅーん、みたいな顔をしてほっぺたを掻く。
「セーシェル」
「だから名前っ」
正面から、イギリスが抱きしめてくる。強く。逃げられない。
「離して下さい。大嫌い」
「あのな、よく聞け。逃げんな。あと殴んな」
「やです。やですったら」
耳元に頭を下げて、彼は小声になる。なんだか情けなく、
「キスするとなぁ、俺にも口紅がつくんだよ……」
「……ふ?」
「それ拭いただけだ。お前のことを汚いと思ったわけじゃねぇよ」
セーシェルは、自分が化粧をしていることなど、すっかり忘れていた。思いだしてみれば、
コーヒーを飲めばカップに、ワインを飲めばグラスに、ハンバーガーを囓ればパンの歯形の
上に、口紅がついた。
面倒くさいなあと思いながら、化粧室で塗り直していた。
唇を重ねれば、相手にもつくだろう。
イギリスが口紅をつけていたら、そりゃあ、おかしいだろう。
「…………私、ずっと寒かったのに、気付かなかったくせに」
「う……気付いてたんだよ、悪かった。ただ、タイミングがだなぁ」
「………………」
上着はさっき投げつけてしまったが、イギリスの腕の中はあったかい。
すっごいムカつくけど、あったかい。
それで許せるような気がしてきたので、涙がひいた。
セーシェルを捕らえていた腕を緩め、ぴったり寄せていた体を、イギリスが少しだけ離す。
目線を一回横にやってから、セーシェルの目を見て、セーシェルも一回外してから、ティッシュ
を取り出して唇をぬぐって、イギリスと視線を合わせて、
瞼を閉じた。
イギリスの手が頬に触れる。
今度のキスは、長かった。
そして、寄せ合うように何度か押し付けて、離れ、イギリスが、もう一回するか? みたいな
顔をしたので、再び目を伏せた。
こういう時は、そうするべきかな、と思ったので、彼の体に手を回して、シャツの背中を握る。
舌が触れあうたびにとけていく気持ちがする。あの時したみたいに、胸がどきどきする。頭が
ぼぅっとして、何も考えられなくなる。世界に他の物はなくなってしまって、自分さえもなくなって
しまって、どこまでも甘く痺れる感覚だけが残る。
下腹の奥に慣れたきゅうっとした感触を覚えて、現実に引き戻された。
慌てて唇を離し、イギリスの首元に顔を埋めた。
覚えのある匂いが鼻腔をくすぐる。なんの匂いだろう。
ああ。イギリスの匂いだ。
「〜〜〜〜〜〜〜ッ……!」
心の中が針金を通したような切なさでいっぱいになる。
彼と一つになって泣きながら快楽に五感を浸し続けたあのひとときまで感覚が引き戻され、
今の瞬間との齟齬に体が惑う。
困る。こんなの。こんなところで。
ますます強く顔を押し付けていると、お腹に何か当たっていた。
なんだろう、と身じろぐ。これは、イギリスの――
「しょうがないだろ……」
掠れる声で、イギリス。
「あうぅ」
もうどうしようもない。
抱いて。
ここで抱いて。
言ってしまおうか。
ねぇ、いますぐここで抱いてください。
……言えるわけがない!
ここをどこだと――周りには人だって――。
……周りに人?
「ひゅー……」
いつのまにか、周囲に見物客ができていた。
若い男女の、グループだろうか。通りすがる最中の人ではない。しゃがみ込んでいるのもいる。
みんな二人を見てニヤニヤしている。
あまつさえ、カメラを構えてシャッターを切りまくっている人もいる。
ストロボすらたかれているのに、なんで気付かなかったのだろう?
「きゃあああああッ!?」
「お前らぁっ!」
「わあああああああい!」
「ひゅー!ひゅーぅ!」
「あははははははははははははははははは!」
「コラッ! お前、お前だっ! カメラ寄越せてめぇっ! ぶっ壊してやる!」
小麦粉でも吹き飛ばすように散っていく彼らを、イギリスがハイパーダッシュで追う。
「あひゃひゃひゃひゃひゃ! ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
カメラを持った一人は、愉快そうに高く笑っているがむちゃくちゃ足が速くみるみる遠ざ
かっていく。
「くっそー……」
諦めて戻ってきたイギリスは、まだやや膨らんでいて、セーシェルは黙って彼に抱きついた。
「あっ、んー……」
戸惑うイギリスだが、体を引かないまま足首を反対の爪先で掻いた。
「帰るか。上着、着て……」
手に持ったくしゃくしゃになった上着をセーシェルの肩にかけようとして……その顔を、
彼女は見あげる。
イギリスの目が斜め上を向いて、「だから、それがあれだからな、」とむにょむにょ口ごもって、
息をつき、唇を寄せ――
パシャッ パシャッ!
――カメラが戻ってきた。
「っ! てっめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ! この××野郎! 待ちやがれ×××
×××××××!!!」
「へひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっほぁっちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっへっへっへっへっへ!」
今度こそイギリスは本気で追いかけていった。
あの速さで走りながらよくここまで大きな声で怒鳴れるなという口汚い罵倒と高笑いは段々と
小さくなっていき、やがて――聞こえなくなる。
セーシェルは言った。
「えー」
置いてきぼり。
「せっかく……もー」
追いかけていってもいいから、上着、置いていってくれればよかったのに。
「寒いんですってばー」
イギリスの去っていった方向へとぼとぼ歩きだす。歩いた方がいくらか、立ちんぼしたまま
待っているよりましだろう。
「どこまでいったんだろ……あのまゆげめ」
腕にひっかけていたバッグを手にしてぐるぐる回す。しばらく歩いても姿が見あたらない。
適当なところで諦めて帰ってくればいいのに。
また気分が黒ずんでくる。
「イギリスさんのこういうとこ、キライなんですよ」
ぶつぶつぼやいていると肩を叩かれた。イギリスかと思って(彼ならば、後ろから来るのは
おかしいのだが)振り向くと、中年の男性だった。
彼は微笑みながら言った。
「いくら?」
「はい?」
「いくら? おじさん今日はいいことあったから高くても大丈夫だよ〜!」
顔が赤いので酔っているな、と思ったが、いくら、ってどういう意味だ?
面食らって返事ができないでいると、
「あ、もしかして初めて? 若いもんね。相場、わかんないのかな? 危ないなー、そんなんじゃ
悪いヤツに騙されちゃうのもそうだけど、このへんの取り仕切ってるヒトに見つかったら大変だよぉー」
「え? あの、誰かとお間違えじゃ、」
男はセーシェルの手首を掴んで歩きだす。悪気はなさそうだが、握力の手加減が利いていない。
ふりほどこうとしてもびくともしない。踏ん張ろうとしても足が痛くて引っ張る力に勝てない。
「うんうん、おじさんがこの国のことはちゃーんと教えてあげるからね! あとでいい斡旋業の
ヤツを紹介してあげよう。だいじょうぶ、稼ぎのうちの何割かはとられちゃうけど、そのぶんの
仕事はしてくれるから!」
「すみません! 私、えっと、人を」
「うん見てたよー、彼は帰ってこないよ」
息が詰まった。帰ってこない? どういう意味だ?
というか見てたってどのへんからだとセーシェルの頭が処理オーバーをおこしていると、男は
やれやれとばかりに首を振る。
「だめだよ、あんな男についていっちゃー。逃げちゃったんだよ。待っててって言われたのかな?
うぶだなぁもう」
はいー? 目が点になる。根本的に考え違いをしているとしか思えないのだが、男はセーシェルの
話など聞きもせず彼女を引きずるようにして引っ張っていく。
「よし! 彼が出すって言った額はいくらだい? おじさんその倍は払っちゃう! ホテルも
君の好きなところとってあげるよ! 贅沢していいよー」
思考がある方向へ集約され、彼の言う意味していることがあともう一歩でわかりそうに――
「ねぇ、こんなこと訊くのは失礼かも知れないけど、初めてだったりはー、しないよね? 今まで
何回シたことがある? もしも五回以下とかだったらもうちょっと色つけても、いいんだけどなぁ〜?」
そうやって振り向いた男の目はにやついて、セーシェルの顔ではなくて、もっと下を、
あ。ダメだ。これはダメだ。
セーシェルは警鐘を聞いた。
(この人、私を娼婦だと間違えて――?)
大きな声を出さなくては。この手を離させないと。逃げなきゃ。
「ちょっ、違います! 離して!」
「うーん? どうしたの? 怖くなっちゃったかな? へいきだよぅ、おじさん慣れてるからね。
あの男みたく騙して逃げちゃったりしないよぉー」
あの男。
血が沸いた。
イギリスはそういうのじゃない! 私は娼婦じゃない! 叫ぼうとしたが言うことがたくさん
ありすぎる。一気に言おうとしても口が一つしかない。口の数に比べて過剰に飛び出そうとした
言葉は喉で詰まり、意味のない声だけが漏れた。
助けて、助けて、助けて。
言おうとする言葉がそれだけになっても、それだけになったのに、体が震えて、あごや舌まで
震えてうまく言葉にならない。
怖い。悲しい。悔しい。全ての負の感情が蜷局を巻いて混じり合い一色になった。
娼婦に間違えられるなんて。
イギリスが自分を買った≠だと見られたなんて。
確かに、確かに、もう処女じゃないけれど、男に抱かれたことはあるけれど、まだしたのは
一回だけで、経験も一人しかない。
なのに、他の人の目にはそう♂fるのか?
処女でなくなってしまったというのは、そういう――なのか?
――なんで。
吐き気がした。
涙で目の前が歪みきり、世界が歪んだ。
足が痛い。頭も痛くなってきた。胸の奥はもっと痛い。
「うぇ、」
感情の竜巻が堰を切ってヒステリーを起こしかける直前、足がもつれた。男は気にかけず自分の
ペースで彼女を引っ張るから、セーシェルは転んだ。
直後。
「セーシェル! そのまま頭下げてろ!」
言うとおりにぺたん、と路上に手をついて下を向くセーシェルの真上を何かの影が通過する。
重く鈍い音がして、掴まれていた腕が自由になる。
「な、な、何するんですかあなたぁ〜!」
「ふざけんなこの野郎!」
顔を上げると、真っ赤な顔で息を切らせたイギリスがごがすか男を蹴っている。
世界チンピラ選手権をするなら必須種目だろう喧嘩部門で技術・芸術点ともに高得点でぶっちぎり
のグランプリをとれる見事なチンピラ蹴りである。
あー、八つ当たりだな、カメラ小僧は捕まらなかったんだな、とセーシェルが頭のどこかで
思う程の勢いで蹴りまくっている。
「人の女に何する気だったのか言ってみろこの糞オヤジ!」
「あんたの女!? だってこんな時間に置いて行ってたじゃないか!」
「うるせぇ!」
「しかもあんな短いスカートでバックふりまわして一人で歩いてたら……!」
「ごちゃごちゃぬかすなハゲ! 英国の恥さらすな!」
「だってかわいかったんだもん! 好みなんだもん!」
「そうか! そうか! それはよかったなぁ!」
……男が言い訳をやめてひたすらごめんなさいを繰り返すようになるまでイギリスは蹴り続けた。
セーシェルはぺたんこーと座りこんだまま見ていた。
やっと蹴るのをやめて、ぜぇぜぇ肩で息をしているイギリスが、男をリリースしてから向き直る。
「おまえも、あんなオヤジについてってんじゃねぇよ、バカぁ!」
ついていったんじゃない。ふりほどけなかったのだ。すごい力で掴まれて、捻った足が痛くて、
抵抗できなかったのだ。
セーシェルが、自分からついていったなんて、なんで思うのだろう?
そんなわけないじゃないか。
座りこんだまま微動だにしないと、路上に女性を座らせておく異常性に対応しようとしたのか、
手を差し伸べてくる。
「ほら、いつまでも座ってんじゃねぇよ」
セーシェルはその手にそっぽを向いた。自力で立とうとして、手をついて膝をたて、腰を持ち
上げようとしたが、一瞬持ち上がったと思ったらカクンと膝の力が抜けてしまった。
体重が変なところにかかり、足首が痛い。
立てない。
痛い。
イギリスはしゃがみこんで、立たせるために手を取って腰を支えようとした。
彼の胸を、両手で押し返す。
思っていたことを、きっぱり言った。
「私、イギリスさんの女じゃありません。彼氏面するのやめてください」
「……『今は』彼氏でいいだろ」
「私の彼は、私をほっぽって一人でどっかいって戻ってこないあげくに変なおじさんに攫われそう
になってるのを見て『ついていってる』なんて言いません」
「そんなの、別に、本気でそう思ったわけじゃねぇよ。
……大丈夫か? なんにもされなかった、よな?」
「されました」
「あ?」
いきりだって立とうとするイギリスの服を掴む。
「って言ったら、どうしてくれるんですか」
「……じゃ、なにもされっ」
「されました! 見て下さいこれ! 手のあとがついてるじゃないですか!」
指差す手首には大きな男の手形が赤くはっきりついている。
「転んだ時に膝も擦りむきました! さっき捻った足ももっかい捻りました! 痛いです!」
「えや、なんつか、えと、」
「娼婦に間違えられました! 私、歩いてただけなのに、娼婦に間違えられました……!」
両手でイギリスの胸元を握りしめる。
「イギリスさんが、イギリスさんが一人でどっか行っちゃうから、私のことおいてどっか
行っちゃうからぁぁっ」
「……あー、うー……」
「イギリスさんのせいです。みんなイギリスさんのせいです。地獄に落ちてください」
「あー……うん、悪かった。もうどこもいかねぇからな。安心しろ。な」
「地獄に落ちろ眉毛」
イギリスは自分の胸に肩ごと抱き寄せてよしよしと彼女の背中をたたく。
セーシェルは泣き顔をシャツにこすりつけながらとにかくイギリスを責め続け、言い募る
ごとにどんどん混乱していき、しまいには足が痛くてもう歩けないとわめいた。
ので、イギリスは街の真ん中で女性を一人抱きかかえて車まで戻るはめになった。
その様子はひどくロンドンっ子の注目を集めたが、かぶせられた上着で顔を隠していた
セーシェルの知ったことではない。
なんかそういう雰囲気になったので、車の中でもう一度キスをした。
車に揺られながら、セーシェルは正気に戻った。娼婦に間違えられたのなんて大したことじゃ
ないような気がしてきて、小さなことで大げさに取り乱しすぎた気がしてきて、そうしたら途端に
恥ずかしくなってきて、俯きっぱなしになっていた。
(子供みたいな真似を……)
イギリスの胸元はセーシェルの涙と落ちた化粧でぐちゃぐちゃになっている。
沈んでいると勘違いしたのか、緩やかに運転するイギリスは訥々と女性を一人で街中に残す
非礼を改めて詫び、また、英国はあんな下卑た奴ばっかりではないことを信じて欲しい旨を告げた。
到着した邸宅は駐車場のつくりからして古めかしくて、像とか置いてあった。
降りる際イギリスが抱き上げようとするのを辞し、腕にだけつかまって、駐車場からやや
距離のある玄関まで歩く。
あと三歩ほどのところで、扉が開いた。
「お帰りなさいませ」
逆光に映った男の影、渋みがかった低い声。
「おう」
イギリスが返事をするところを見ると使用人だろうか。エンジンの音を聞いて迎えに出たの
だろう。
連れられるままに玄関をくぐる。
イギリスのうちだ、とセーシェルは思い出した。
内装は多少変わっているが、住んでいるところは昔と変えていないらしい。
植民地になっていたころに来たことがある。随分久しぶりだ。あの頃はまさかイギリスと
腕を組んでこの家に入ることになろうとは思いもよらなかったが。
「お帰りなさいませ、旦那さま」
二重に響く女性の声で再び迎えられる。初老にさしかかった年齢の女と、まだ若く二十歳
前後の女が揃って同じメイド服に身を包み、同じように頭をさげている。
イギリスはセーシェルの腕をとり、
「部屋まで案内してやってくれ。怪我の手当も頼む」
年かさのほうのメイドが足を見、面食らってセーシェルの手を受け取る。
「まあまあ。いけないわ。さあ、こちらへいらっしゃって」
「あ、」
「俺は着替えてくる」
顎をしゃくって、ついていけ、とやるので、大人しく従った。
通された部屋には、国から持ってきた荷物が届いていた。
体中埃だらけで服も汚れていたのでシャワーを浴びるように勧められた。膝の傷口を清め、
濡れないようにフィルムを貼ってもらってから、浴室に連れて行かれる。
若いメイドに手伝ってもらって服を脱ぎ(複雑な気分になった)、シャワーを浴びた。
浴室を出ると、汚れた衣服は持ち去られており、用意されていたのは真新しく……先程まで
着ていたのと色違いの下着にキャミソール、軽い夜会に出席するときにふさわしそうな白い
ワンピース。
鏡で見ると明らかに下着が透けていたが、セーシェルは何かを諦めた。
それから、膝に軟膏と薄い絆創膏を、足首に湿布と包帯をあてられて、お茶を振る舞われた。
「ごめんなさいね。旦那さまはお支度がまだですの」
旦那さまとはイギリスのことなのだろうが、使用人の立場としては当然の呼称なのだろうが、
イギリスが旦那さまとか、言われるたびに吹きそうになる。
旦那さまって柄か、あれが。
「紹介が遅れてごめんなさい。こちらはハンナ。ご滞在中の身の回りのお世話をいたします」
ハンナ――若いメイド――は一歩前に前に出、足を前後にずらして膝を屈めた。
「なにかありましたら、なんでもお申し付けくださいまし。……クッキーはおきらい?」
お茶だけをありがたく頂き、お菓子に手をつけないのに、メイドが気付く。彼女は口元を
隠して笑った。
「ご安心なさってくださいな。旦那さまが作ったのは隠しておきましたからね」
よかった、と、作ったんだ、と同時に思った。
そうとわかれば遠慮する理由はない。一枚手に取り、口に入れる。
「おいしいです」
「ありがとうございます」
メイドは後ろにまわり、濡れたセーシェルの髪をタオルで優しく拭く。
ハンナはお茶のお代わりを注ぐと、腕時計に目を落とし、軽く頭を下げると部屋を出て行った。
イギリスの支度というのはまだかかるのだろうか。着替えると言っていたがこのあと会ったら
――ということになるのだろうし――シャワーを浴びたりもしているに違いない。でも長い……
いや、セーシェルが短すぎたのかも知れない。もって時間をかけて洗うべきだったか。しかし
充分に綺麗にはした。イギリスは別のことをしているのだろう。そう思いたい。
間を持たせようと、メイドに話しかける。
「ここで、働いて長いんですか?」
「そうですね……」
聞けば、元々ここで庭師として働いていた父親のつてで、学校を出てから三十年も勤めている
そうだ。
「ええ、長いこと勤めてきましたが、こんなに嬉しいことはありませんでしたわ。あの人いつも
独りぽっちで友達もいないから。アメリカさんやフランスさんもたまにはいらっしゃるけど、
お国の事情もありますし。でもまあ、こんなに愛らしいお嬢さんを連れて帰ってきて」
吹いた。
「まあ、熱かったですか?」
「いえっ、わたしっはっ」
「お水を注しましょうか」
「違います、わ、私はイギリスさんの、の、そういうんじゃありませんっ、から」
「まあ」
メイドは目を丸くする。
「だったら、いけません。今からでも市内にホテルをおとりになって。この家をお出にならないと」
「え?」
彼女は顔を強張らせている。真面目に、言い聞かせるように。
「旦那さまはやる気ですのよ」
「………………」
「おいでになるまで、それはそれは……昨日までお部屋の模様替えを延々ああでもないこうでも
ないと……今もきっとまたお洋服だとか枕の位置をああだこうだやってらっしゃるんですよ」
カーッと頬が熱くなる。
イギリスの、『そういうの』ではない。
ではない。
けれど。
やる気ですのよ。
知ってます。
こっちもその気で来ております。
ごめんなさい。
セーシェルは誰かに謝った。
どう説明すればいいのだろう? そうです、するんです、というか既に一回しているんです
とでも言えばいいのだろうか?
恋人ではないけれど、する。
ああ、やっぱり娼婦かもしれない。恋人でないのにする関係と言ったら、その関係がぴったり
こないか?
だが、イギリスとの間に金銭並びにその他損得の絡む授受はない。
ならば、どういえばいいのだろう――
顔を真っ赤にして脳みそから膿を垂れ流していると、メイドは不思議そうに首をひねり、
「……よろしいの? それは?」
「……はい……」
そう返事するのが精一杯だった。恥ずかしくて消えたくなった。
イギリスはテーブルに肘をつき、顔の前で手を組み合わせ真剣に考えていた。
枕カバーの色を、ではない。それは昨日決めた。というか七回変更して今日朝になってまた
変えようとしたらいい加減にして下さいとメイド頭に怒られたので変えられない。
ピアノかヴァイオリンの奏者を呼ぶのはどっちがいいかという件についてはメイドの若いのに
相談したら敬愛する旦那さまだから正直に申し上げますがそんなの出てきたら帰りますと言われた
ので却下になった。
女と寝るにはややこしい手順が必要なのだ。
ある程度のメソッドはある。女によって違いはあるけれども、大きく外さない、お決まりの
コースというのが。
だがそれには自分と女の関係のパターンがまずあって、その前提から駒を進めていくものなのだ。
が。
セーシェルの場合、どのパターンになるのか、それが何回考えても当てはまるものがない。
そのつもりのない女をベッドに引きずり込もうとしたら、外堀から順々に埋めていく。雰囲気
さえ整えてしまえば、気の弱いのなら大抵力押しでなんとかなる。娼婦なら、もとからあっちも
そのつもりなのだから、気分良く奉仕してもらえるよう気を配るだけ。飲みまくって起きたら
隣に女がいることは百年に一回くらいあるが、どうやって連れ込んだのかはまるで覚えていない
ので参考不可。
恋人なら。
自然とそういう気持ちになって、自然と一緒にベッドへ入るのだろう。
セーシェルはこのうちのどれでもない。
恋人でも娼婦でもないけれど、するつもりで合意している。
と、いって、いきなり脱がせるのはまずい。
彼女は体だけの行為は望んでいない。できるなら恋人とするつもりでいたいのだ。
だが、イギリスは恋人ではない。自然に彼女とベッドに入る仲ではない。
ならどーやって雰囲気を崩さず、彼女の機嫌を損ねず、円満に寝るところまでもっていけるか。
上も下もあれだけ激しくしたことがあるにもかかわらず、キスの後でちょこっと拭いただけで
嫌々したと勘違いする彼女である。下手は打てない。
自身が国内で危険な目に遭うことは滅多にないゆえに油断して置き去りにし、痴漢野郎の被害に
遭わせてしまった失点もある。うまいこと挽回して彼女を満足させなくては。
(満足……満足……て、なぁ)
反射的に走る足の間のぞろっとした感触を抑えつつ、イギリスは真剣に考えていた。
ノックがあった。
ギクッとして腰を浮かせる。開いたドアの隙間から、若いメイドが顔を斜めに覗かせ、ヘッド
ドレスのリボンが揺れた。
口を微かに開けて、
はぁ。
ため息をつく。
「なんだそのため息」
「お客様がお待ちでございます」
細い目の澄ました無表情のまま(笑ったら笑ったで腹立つ笑い方をするのでこれは別にかまわ
ないのだが)彼女は質問に答えない。
「あぁー……まだ、まっ」
「お支度、すんでらっしゃるようですのでお呼びして参りますね」
ばたん。
「待て! もう少し……」
がちゃっ。
「メイド長からの伝言でございます。『男女の色恋はいくら悩んでも無駄です。潔く当たって
お砕けなさいませ』、以上です。呼んで参ります」
この家の主って誰だったかなぁーとぬるい半笑いでいると、もう一度メイドが戻ってきた。
「もしダメだった時のアフターケアは万全に整えてございますので、心おきなく砕けてきて
くださいませ」
使用人の心遣いに全英が泣いた。比喩ではなく。
イギリスがEDを患ったときも言ってもないのに勝手に察していた。治療法を探したり、東洋の
神秘鍼灸の施術師を呼んだり、手足のツボ押しを試してくれたりと、使用人はとても主人思いだ。
いつも親切な心配りをしてくれる。……できればそっとしておいて欲しい分野で特に。
バイアグラ取り寄せてた時は本気で泣いた。アメリカやフランスを初めとする他の国バレて
ないことを本気で祈った。
それでも、治療のどれかは効果があったらしいのでとやかくいうこともできない。
傍に控えていた執事が、ぷっと吹きだした。
「笑うな」
「失礼。いや、国のかたも我々と同じだなぁ、と思いまして」
「当たり前だろ。お前らが俺なんだから」
「そうでした。では、私もこれで下がらせて頂きます。必要そうなものは上の引き出しに揃えて
ございますので。ご用の際はお呼び下さい」
「あ、ああ」
執事は微笑んだ。
「ご武運を」
全英が泣いた。比喩ではなく。
私とイギリスさんってなんだろうということで頭の中ごちゃごちゃになったセーシェルが、
散々悩んだ上になーんの妙案も浮かばないままのイギリスの部屋に招かれた。
部屋に入った途端イギリスが白目になったのは、セーシェルの背後からメイドたちが
『ガンバレ。Good Lack!』『そそうのないようにしてくださいね!』とブロックサインを
送っていたせいである。
扉が閉まり、二人っきり。
二人きり。
二人きり。
「すわっ……」
「そっ……」
同時に喋りだして、同時に黙る。
「ど、ど、どうぞ」
「す、座るか、って。お前は?」
「私は、そ、そっちにいってもいいですかって」
「そ、そうか。うん、来いよ」
お茶を飲むための小さなテーブルから斜めに据えられた木製の椅子に腰を落とす。ワンピース
の裾から膝が出、あてられた絆創膏があらわになる。
「ヒザ、痛くないか?」
「えっ、はい、手当てしてもらったので。少しひりひりはしますけど……」
「あっ……そのかっこじゃ、寒くないか? ガウンでも……俺のだけど……」
「はっ、はい! ありがとうございます」
なんで俺は脱がさなきゃならない女に厚着させようとしてるんだと思うイギリスと、なんで
この人は着せてくるんだろういや寒いけどと思うセーシェルとで思惑は一致していたが、残念
ながら行動は伴わない。
クローゼットから取り出したガウンを両手で広げ、セーシェルが背中を向け片方を通しかけた
とき、イギリスは白い生地の下から赤っぽい下着が透けているのを見た。
背中のファスナーをおろす。
肩まで剥いて抱きしめた。
「は、わっ」
「何着ようとしてんだよ……」
「こ、こっちのセリフですよっ、着せようとしたのはイギリスさんじゃないですかぁっ」
ワンピースが衣擦れの音をさせながら足元まで落ちる。
唇が濡れた髪を避けて首筋をなぞり、手がキャミソールの内側に入り、下着ごしに胸に触る。
その手を上からセーシェルが押さえた。
「やっ、どこ触ってるんですかぁ」
「お前だって俺の体触っただろ」
「ふあっ、ぅー」
前回は。
セーシェル側からは本当に『した』だけだ。それも気がついたら入っていた。よって、前戯
から入る型どおりのセックスはやり直すまでもなく初体験で。
どうやって受けとめて良いのかわからない。
ふるふる震えながら我慢しているセーシェルの反応に。
「くっそ……かわいいなおまえ」
脇腹を撫でる。
「んっ……かわいいって」
シャツを脱ぐ。テーブルに手をつき赤い顔でほっとしているセーシェルを抱き上げ、ベッドへ
運び、倒す。
「まっ……イギリスさっ……」
「ん」
待て、と言おうとしたのにおざなりに応え、くちづけをし、倒す前に後ろを外しておいた
ブラジャーをずらす。脇のほうまで肌を擦るように両手で乳房を揉む。
「らっ、やっ」
セーシェルの手はそれぞれイギリスの手首に触れていて、止めようとしているのだろうが
全然力が入っていないために手を添えて『もっとして』にしかみえない。
落ち着かない膝頭の間に足を割り込ませ、閉じないようにしてからイギリスは首を吸う唇を
下げていき、キャミソールとブラを剥いで素肌になった乳の先にとまる。
「なっ、いぎっ、イギリスさっ、んっ、なにっ」
吸いつきながらもう片方を指で挟んでこね、舌でこする。
「やぁ……」
セーシェルはイギリスの頭を胸に抱くようにして、その短い髪を掴む。
恥ずかしい。胸を、男の大きな手で揉まれて、胸を赤ん坊に乳をやるみたいに、吸われて、
誰にもそんなことされたことないのに。
なのに、気持ちいい。
「おまえけっこう、胸あるのな」
感心したように呟くイギリスをはたく。
「いちいち叩くなって……」
両手の親指をパンツに引っかけて、下げる。
咄嗟にセーシェルは足を閉じようとするが、イギリスの足はがんとしてそこにあり、譲らない。
茂みが露出する。閉じたがる足の間に、イギリスは指を滑り込ませる。
「そんなとこ触っ……」
腹筋で起きあがろうとするセーシェルをキスで押しとどめ、
「やかましい。黙ってされてろ」
「だって、そんな……」
ううー、とセーシェルがシーツを引き寄せて顔を覆うのを無視して、イギリスの指はセーシェル
の突起にふれ、奥の潤みをすくって撫であげる。
「あ、あ」
腰が揺れる。
しっかり感じてるんじゃねぇかと思いながらイギリスは中指の先を挿れる。
「……っ!」
「もう、ちょい奥まで挿れるぞ」
「やっ」
「……痛いか?」
イギリスが狭いその中で指を曲げると、ちゅく、と鳴る。
セーシェルは首を振った。
「痛く、は、な、」
「ん」
指が届く範囲を満遍なく触れる。入り口から、奥。襞や、襞のないところをすみずみまで
探りながら。
痛みがないようなので、薬指を増やす。かきだすようにして指を動かすと、とろとろの粘液
があふれだしてくる。
いつしか、セーシェルは足を閉じようとしなくなっていた。はぁはぁと息を荒げ、天井を
定まらない瞳で見あげて足を開いたままイギリスに体をゆだねている。
指を止めると、イギリスを見た。
淫らな、一人の女の顔で。
(そんな欲しそうな顔で見んなっつーんだよ!)
たまらなくなり覆い被さって唇を吸う。彼女の全部を自分のものにしたような征服感が脳髄
からあふれだし心臓にのせて全身を巡らせる。今血に火をつけたら引火するかもしれない。
膝まで下がっていたセーシェルの下着を抜き去り、自分のズボンをパンツと一緒に下げる。
このあと舐めてやろうかとも思っていたのだが、慣れてないのに変なことをするとまた騒ぎ
そうだから、今日はごく普通の、ノーマルなセックスにしておく。
そろそろ我慢するのも苦しくなってきたし。
足を開いたセーシェルが待っている。
服を投げ捨てる。
準備は終了。
する前に、何気なくセーシェルの手を取って、握らせた。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああ!」
別室で三人の人間がそれぞれしていた作業を止めて顔を上げた。
「え? え?」
「なんっですかそれ! ちょっ、なんっですかそれ!」
セーシェルは体を縮こまらせて人差し指を立てた手をぶんぶん振る。
「ど、どうしたんだよ?」
「そんなん、はい、入るわけないじゃないですか!」
「はん?」
イギリスは自分を見下ろす。依然立ち上がったままのそれに特にこれまで自信を持ったこと
もなく、自分の成り立ちからいってサイズ的には国民の標準だと思う。
「……え?」
セーシェルは、見まいとしつつそれでも気になってしまうのか二秒に一回くらい見ている。
その行動を理解できずにいるイギリスに、なんでわかんないのっ、とばかりに首を振って、
「そ、そ、そんな、大っきい、の、入らない……っ!」
マジか。
ようやくイギリスは理解した。
そういえば、彼女に見せたのは初めてかもしれない。
「い、いや、入るよ。ていうか入っ……」
「やああああああああ! だめですだめです! そんなの入るような穴あいてませんっっ!」
「あいてる、あいてるって!」
逃げだそうとするセーシェルを捕まえる。
「だってゆび、ゆび入っただけで……だめですっ! そんなの入るわけなっ、裂けちゃうじゃ
ないですかぁ!」
「裂けないから! 入るんだって! 意外と入るから! 前はけっこすんなり入ってたし……」
「きゃあああああ、当たって、やああああ!」
「暴れるな! 大丈夫だって! 俺そんなに大きくないから!」
「嘘だっ! 誰と比べてですかっ!?」
「あー……フ、フランス? 確かアメリカの奴が前に調べてた時にあいつが十七センチとか……」
「いやああああああああああああああああああああああああ!?」
「俺じゃない! それは俺じゃない! 俺はそれより小さい!」
なんで他の男と比べて自分のモノが小さいと叫ばなくてはならないのかイギリスは哀しい
気持ちになった。
セーシェルは涙目でびくぶる首を振る。
「も、もういいです、もう充分なんでっ、もうしたってことでいいですから!」
「あ?」
「あ、ありがとうございます。もうこれで充分です。これで私はイギリスさんを初めての人だ
と思って生きていこうかと」
イギリスが、動きを止める。
「……それは、もう、しない、って……ことか?」
「はいありがとうございました。私のわがままに付き合ってくれてありがとうございました」
半ばパニックになりながらセーシェルは言う。
イギリスがしゃくりあげるように肩をひきつらせた。
「っ、そういうことはせめてパンツ脱ぐ前に言え、ばかぁ!」
怒鳴って、自分の頭を粗雑に掻きむしる。
しかし、頭を抑えながらも、セーシェルから離れ彼女の体にシーツを掛けた。
「あの……」
「……くそ。……あんま、こっち見るな。
しない女に、見られたいもんじゃない」
言って、背を向けベッドの端から足をおろす。
セーシェルの胸が、なぜか、つくん、と痛くなった。
「……えっと、い、いいんですか?」
恨めしそうな目で、肩越しにセーシェルを見る。
「いいも何も、お前が嫌なんだろ」
「そうですけどー……」
「あのな。俺をなんだと思ってるんだよ……」
嘆息し、
「嫌がってる女、抱きたいはずないだろ……」
と、ベッドから落としていたズボンとパンツを拾う。
セーシェルは。
拍子抜けしたセーシェルは。
ズボンに足を通そうと丸めた背中を見ながら。
今更ながら、火がついて燻っている自分の体を自覚した。
求められて、触られて、愛撫されて、熱く緩んでいる。
なんでこの状態で放り出されなければならないのか、体が怨嗟の声をあげている。
抱いて欲しいのに、どうして背中を向けてしまうの?
もういつ来てくれてもいいのに、してくれないの?
触って。
奥まで来て。
いや。
行かないで。
抱いて。
抱いて……!
気がつくと、イギリスの背中に抱きついて、ほっぺたを押し付けていた。
イギリスは腕を膝の間に置いて上を向く。
「どっちだよ……」
心底困り果てた声音でぼやいた。
「ごめんなさい」
消え入りそうな声でそう言う。
だが、どうしても「抱いてくれ」と、言えない。
膝立ちになり、首にキスをする。
振り向く顔にも。
まだイギリスがむっつりしているのをこらえて、目を閉じて首に腕を回し、体重をあずける。
イギリスは、首の後ろを掻いた。
腕をほどかせて立ち上がる。
泣き出しそうな顔をしたセーシェルに向き合い、体を持ち上げて、ベッドの中央に寝かせる。
「するので、いいんだな」
瞬きをして、膝を開く。
「あーっ……もう、やめてって言われてもするからな。これ以上俺の自制心をあてにするなよ」
頷く。首に手をかけてきゅっと目をつぶる。
イギリスは足の間に自分の体をいれ、彼女の腰をつかんで、そこにあてがった。
ふれあう感触に薄目をあける。
「さ、裂けないですよね……?」
「だいじょぶだろ」
イギリスが腰を近づけるが、入ってくると言うよりは隙間なんかないところへ無理に押し
付けている感のほうが強い。
「痛……や、やっぱりはいらな、」
「力抜けって。こんなガチガチに力いれてて入るか」
「抜けって言われても……」
イギリスは考えて、セーシェルの腰を持ち上げた。彼女の割れ目にそって、自身を滑らせる。
彼女の愛液をまとわせるのが目的だったのだが、
「いぎりすさ、何して」
「何って」
襞や突起を一緒に擦られるセーシェルの主観としては、すごく恥ずかしいことをされている。
そんな、割れ目に、擦りつけられるなんて。
調子に乗ったイギリスがその速さをやや速めて見ると、
「……っ」
震えながら顔をそむける。
ツボがつかめてきたイギリスがいた。濡らした先を、入るところまで挿れ、抜き、挿れては
抜きを繰り返してみる。途中浅いところでえぐるようにしながら抜いたりすると、快感と羞恥の
交った感情をもてあましたセーシェルは敏感に反応する。
こういう少女を見て、いじめたくならない男はMだ。
「セーシェル。クイズ」
「クイズ……?」
「足の指の間のどれかに、押すとすっげー気持ちいいところがあるんだよ。どこだ?」
「へ、え、と」
「正解したらあとでそこ押してやるよ」
そんなご褒美が欲しかったわけではないだろうが、拒否するといった余裕などとっくになく
なっているセーシェルは素直に考え始める。
指のあいだ。
どこだろう? そんなところあっただろうか?
考えている最中も先を出たり入ったりさせるイギリスの腰は止まらないので、思考などろくに
まとまりもしない。
「ん、と、中ゆびと、くすり、ゆび?」
「ハズレ」
「じゃあ、正解、は?」
イギリスは喉の奥で笑った。
「親指と親指だよ」
「え? それってぇ、ふぁっ」
油断した隙に腰を一気におしいれる。そこで動きを止めた。
「ん。入ったぞ」
「なん、そうゆう、だまし討ち、みたいなぁー……」
「痛くないだろ?」
「……っ」
滑らせないまま動かしても、セーシェルの顔に苦悶は浮かばない。
「……見るか?」
「み……え!?」
よいしょ、とさらに腰を高く持ち上げて膝の裏を掴む。セーシェルの体は二つ折りになって、
その場所が二人共からよく見えた。
イギリスの体が、セーシェルの体へしっかり呑み込まれていっている。
「あ……」
徐々に抜いてみせられる。そして、入っているのを証明するように、内壁に強く押し付け
ながら挿れていく。もう一度抜くと中から一緒に愛液が垂れる。中がひくひくと蠢いている…
…イギリスを迎えて、悦んでいる。
「やん……いいです……もぉ……」
セーシェルは喘ぎながら手で目元を隠した。涙がにじんでくる。
気持ちよくてたまらない。
だが、処女を失った時と、同じ悔恨がわきあがってきたのだ。
してしまった。
完全に、してしまった。
今度はどんな言い訳もできない。誰にも強制されないのに、自分がしたくてしてしまったのだ。
どうしよう。
体の中にイギリスがいる。
自分から足を開いて、受け入れてしまった。
どうしようどうしよう。心の中が何かへの申し訳なさと背徳感でいっぱいになる。
自分の体、一つしかない体の、最も大切なところを自らさらけだして、犯されてしまった。
望んで、犯させてしまった。
よかったんだろうか。彼に抱かせてしまってよかったんだろうか。彼の体を受け入れてよかった
のだろうか。
不安と後悔は引きもきらず襲ってくる。
なのに、嬉しい……!
セーシェルの女が、男性を、イギリスを得ることができて、嬉しがっている。
前にした時から、約四ヶ月ぶりの、セックス。
どれだけ待ちわびたことだろう?
やっと抱いてもらえた。
嬉しい。気持ちいい。よかった。
もっとして。
気持ちよくして。
もっと欲しい。
離れたくない。
苦しい。胸が苦しくて、苦しくて、はじけて飛んでしまいそうだ。
ぽろぽろ涙をこぼすのに、イギリスは体をくっつけたままそっと彼女を抱き、髪に口づけた。
「あんま、深く考えんな。おまえバカなんだから」
「ばっ、」
「いいから。なんも考えないで素直に抱かれとけ。俺のこと好きだと思ってろ」
「う……」
好き。
イギリスが好き。
そんなのうそだ。イギリスのことなんか全然好きじゃない。
……。
でも、今だけは、それでも。
抱きしめたままでいてくれる背中に腕を回し、筋張った首元に顔を埋める。
好き。
この人が、好き。
胸の内で呟くと、不安が薄れた。
好き。
……好き。
心が落ち着いた。
「もう、だいじょうぶです」
かすかに返事があり、イギリスが動き始める。
……待っててくれたんだ。
性衝動を耐えるのは、女より男の方が大変だと聞いたことがある。
でも、したくないって言ったら、やめようとしてくれた。
待っていてくれた。
初めにすることになったとき、相手がイギリスでよかった。他の知らない、変な人だったら、
もっと嫌で、もっと酷い気分になったのかもしれないから。
イギリスのことなんか全然好きじゃないけど、本当にちっとも好きじゃないけど、
……今だけは、ほんとうに、好き。
セーシェルは、好きな人に抱かれている。
実はイギリスが動かなかったのはセーシェルが泣き出したからだけではなく、彼自身が中の
感触を味わっていたかったからでもある。
なじみきらずぎこちない受け入れ方や、時折きゅんきゅんと締め付けてくるのや、刺激が
欲しくて無意識に揺れる腰。男に抱かれ慣れないながら感じている体を彼は彼で楽しんでいた。
ゴーが出たのを催促と受け取って、彼女を脅かさないようにかきまわす。
前挿れた時の中≠……しているときに、彼女はどこがよかったのかを、思いだしながら。
ゆるゆると射精にいたるにはほど遠く抽送する。ゆっくり抜くと、セーシェルは欲しくて欲し
くてたまらないと絡みついてくる。素早く差し挿れれば悦びに震える。
腰をぐっと押し付けると、最奥に届く。触れた奥を先で擦ると、セーシェルがかぼそい声を
洩らした。
自分の感じる快感と併せて、イギリスは呟いた。
「……俺とお前って、相性、すげーいいのかもなぁ……」
「……あいしょ……?」
「体の相性。……他の奴とするより、イイってことだよ」
「なん、」
「そろそろほんとにするぞ。先にイくなよ」
意味はなさそうな釘を刺してから、動きを速める。
初心者がついてこれるよういきなり強くはしなかったが、まあ、あってもなくても変わらない
気遣いだったかも知れない。
突くたびにセーシェルは声を喉に高くかすめさせ、イギリスの背中に爪を食い込ませる。
一日中、散々焦らされてきた鬱憤をぶつけるようにして抱いた。快感を得ながら、与えながら、
彼女が達しないように、自分も間違えてイかないように、気をつけて。
吐精への切望あったけれど、それよりも少しでも長くしていたい気持ちのほうが勝っていた。
付き合わされるセーシェルにはいい迷惑だったかもしれない。
でも、セーシェルは不服を言わなかった。暇も余裕もなかったせいだろうが。
数分も腰を重ねていると、感覚を取り戻してきたのかイギリスにあわせて動かしてくる。
声と激しい呼吸音が動きの緩急によって入れ替わる。
濡れる瞼や上気した頬、一生懸命応えようとする体。
イギリスは胸を突くものを感じた。腰を止めてキスをする。
止めないで、動いて、とばかりに短く声をあげながら身をよじる彼女に囁く。
「気持ちいい」
は、は、と繰り返す呼吸に交えて、疑問形の返事がある。
「お前の、カラダ、すごく、イイ」
息が切れる。
セーシェルは恥じらうように目を閉じて顎を引く。
「……あ、たし、も」
「ん……?」
「イ……、イギ、リスさ、気持ち、いい、」
です、までは聞き取れなかった。突き上げるイギリスによって、それはよがり声に変わって
しまったから。
お互いの感覚を確認し合ったからか、いっそう身の繋がりが強くなり、快感が増す。
イギリスの腰のぶつけ方が段々と激しくなっていき、セーシェルの上げる嬌声は途絶えること
がなくなってゆく。
最後に、深く繋げたまま奥を突き回して彼女をイかせ、精を吐いた。
射精のあと、一気に力が抜けてしまうのは男の生理としてしかたない。
だが、長いこと上に乗ったまま脱力しているとセーシェルが潰れてしまう。
濡れた雑巾よりも重くなった体を無理矢理起こし、数回中で動かしてから、彼女から出た。
彼女の体温に比べて、外気は冷たかった。
セーシェルはまだ余韻に浸っており、目はうつろにどこでもない場所を見、空気を求めて
開いた唇の端からは唾液が垂れている。受け入れていたそのままの恰好から身動きができずに
いる。
ベッドの上に座りこんだ状態で息を整えていたイギリスはその姿をじっくり堪能できた。
性の快感に浮かされた表情、上下するたびに揺れる胸、投げ出された両腕、すべらかな痩せた
腹、絆創膏の当たった膝、白い包帯の巻かれた足首。
開いた両足の付け根の間から、出されたばかりの精液が愛液と混じって垂れてくる。
欲望袋の緒が切れた。
「ふ、ゃ、ふあぁ」
彼女の体をひっくり返し、困惑しているのも構わずに腰を持ち上げて突き挿れる。
「ふぁああ、ああ、あ」
バックからしたら、擦りむいた膝が痛いだろう、とか、そういうことはちっとも思い付か
なかった。
枕とシーツをくしゃくしゃにして掴んで喘ぐセーシェルを、気持ちよくしてやりたい一心で、
イギリスは腰を動かし続けた。
一方達したばかりでひどく感じやすくなっていたセーシェルは、挿れられた瞬間にイっていた。
だがイギリスはそのことに気付かない。ひたすら彼女の感じるところを探り、打ち付ける。
登りつめた絶頂から、おろしてもらえない。
もうダメ。やめて。もうイってしまったの。これ以上どうしたら、
「イ、あ、や、あ、あ、あぁ、ああぁぁあぁ、や、あぁあぁあぁ」
伝えようとしても、舌が回らない。
逃げだそうにも体に力が入らない上、イギリスは後ろから乳房を手にし揉みしだいてくる。
背中に舌を這わされる。
強酸で焼かれるような快感だった。
狂ったように喘ぎながら耐えていられたのも束の間。
与え続けられる刺激に呼吸もできなくなる。上と下の区別がつかなくなり、意識が遠のく。
それでも子宮は激しく突き上げられて、
セーシェルは、内股を温かく濡らしていった……。
二十分後。
イギリスは床の上にパンツ一丁で正座していた。
「だーから! 慣れてない娘さんに激しくなさるのはいけませんよと、あれだけ申し上げました
でしょうっっ!」
二度目の射精を終えて、やっと相手が失神していることと、失禁していることに気付いた
イギリスは。
三、四分うろたえてから、メイドに電話して事情を告げた。
携帯電話を握りしめて、ベッドの上にエロティック極まる姿で横たわる少女を撮影しようか
どうか迷っている間にメイドが支度をして来た。
タオルをお湯に浸してセーシェルを清めた後、シーツを取り替えている時にセーシェルが
目を開けた。
椅子に座って待つイギリスの膝にかかえられながら、メイドが黙々と作業しているのを見た
セーシェルははじめ、二度目にしている途中からの記憶が飛んでいて状況が掴めずに不安がった。
ここでイギリスの説明が殊更まずかった。
「お前漏らしてたから……」
セーシェルはすべて思いだし、イギリスの横っ面に痛烈なパンチをあびせ身をくるんでいた
シーツ姿のまま、ベッドの影に隠れてしまった。
そして、切れたメイドに説教されることとなったのだった。
続けざまに二発もしたあとで被説教スタイルは体力的に厳しかった。横になりたい。
「旦那さまは、本当に、うちの旦那さまは……旦那さまは……」
言葉も失くされると物悲しくてつい黄昏れてしまうのだが。
メイドは深く息を吐き、締めくくった。
「つまり……女性の扱いは、お気をつけくださいということです」
「はい。」
「わたくしは下がりますからね。いちおう、シーツの替えは置いておきますが、夜半を過ぎたら
わたくしは休みますよ。用事があればハンナをお呼びくださいね」
「いや、アレはちょっと」
「この老人が休めるように、彼女が寝ずに待機していてくれますから、ハンナをお呼び下さいね」
「はい。」
ささっと荷物を抱え、背筋の伸びた綺麗な姿勢で扉へ向かって歩きだそうとして、足を止める。
彼女は思わしげにベッドの影にいるはずのセーシェルを見やる。
「セーシェルさん、あんまりお気になさらないで。こういうのは、女の人にはよくあることです
からね。男の人が『潮吹き』とか言って喜んでるアレがありますけど、アレの正体っておしっこ
なんですのよ」
「そうなのか?」
思わず口を挟んで、レモンを囓ったような顔になったメイドに指先でへちっと叩かれた。
「旦那さま。」
「はい。」
「はぁ。失礼いたします……」
セーシェル帰ったら辞められるかもしれん。イギリスは予感を禁じ得なかった。そろそろ退け
たがっているのは知っていた。年が年だから放っておいても数年以内には退職するだろうが、
今回のことはその時期を早めたかもしれない。後任もいないし、まだ辞められては困るのだが……
でも、それは、また、後で考えよう。
セーシェルだ。
「セーシェル」
ベッドを挟んで反対側から声をかけてみる。
反応がない。
「セ、セーシェル?」
「話しかけないで下さい。イギリスさんなんか大嫌いです」
重い。
そーっとベッドにあがり、距離を詰める。
「あのな……気にするなって、その……俺は気にしないから。な?」
「わ、わたし、もうヤダって言ったじゃないですか。やめてって何度も言ったじゃないですか」
「すまない……気付かなかった」
「大嫌い」
セックスをしたから相手の全てが手に入った、わかりあったと思うのは男にも女にもありがち
な誤解である。
イギリスも割とその範疇にいて、彼は腹で、した仲なのに漏らしたくらいで、大したこと
ねぇのになぁと思っている。もちろんそこからして彼は間違っているわけで、だからこそ、
セーシェルが何に傷ついているのか理解できないのだが。
「セーシェル」
「あっち行って下さい」
「ここ……俺の部屋なんだが」
「………………」
じりじりにじりよって、ベッドの岸までたどり着く。そこから床を見下ろすと、セーシェルは
うずくまって亀の子のようになっている。
白いシーツを一枚巻き付けただけの肌は熱の冷め切らない色をしていて、乾ききっていない
もつれた髪が肩にまとわりついてたいへん淫らがましかった。
既に二回していて、若くないイギリスはそれはそれはお疲れだったが、そんな彼女を見て、
もう一回くらいならしてもいい気になった。
床で俯せに丸くなっている彼女の両腰を持ってベッドに引き上げる。
「………………っ!」
殴りかかってこようとする両手をバンザイさせ頭の上でまとめて掴んで固定する。
もう一方の手でシーツを下側からたくし上げ、下腹部を露出させる。セーシェルは頑なに
足を閉じて抵抗したが、爪先を足の隙間に突っ込んで開かせる。
「っっっ!」
ほとんと強姦だったが、挿れてしまうと、案外に大人しくなった。
手を離して、唇を吸う。
「ばか、イギリスさんのばか……」
と、いいながらも、背中に手を回してイギリスの体を抱く。
「で、なんだよ」
「なんですか」
「なんで怒ってるのか説明してくれ」
「……っ怒ってるんじゃないですっ」
「じゃなんだよ」
「……っ、イギリスさんのベッド……」
「俺のベッドがどうした」
「これ、イギリスさんがいつも使ってるベッドなんですよね」
「そうだよ」
「……! 人の、ベッドで、お漏らしして、恥ずかしくないわけないじゃないですか……!」
「いや、気にしないって。洗えばいいだけだろ」
「私っがっ、気にするんですよっ!」
「……気にするなよ、んなこと……というか、俺のしてはそんなに気持ちよかったんなら
それはそれで嬉……」
「ばか、大嫌い」
イギリスの肩に額を当てて顔を隠す。
「それにー……」
「それに?」
「なんで、ひと、呼ぶんですか」
声が震えている。
「えー……」
「エッチしたすぐあとに、ひとを呼べる神経がわかりません」
「……俺じゃどうしていいのかわからなかったし……」
「…………だから、嫌いなんですっ」
人を呼ぶもなにも、彼女のために黙っているが、二人のセックス映像は誘拐犯たちにばっちり
見届けられていて、しかも裏ルートでDVD発売までされていて、売り方が巧妙で販売元が
捕まらないので、売れたのを回収させてはいるがこれが残念ながら売れている。回収した現物を
見てみたが、あらゆる角度からすべてしっかり撮られていた。セーシェルのイく表情のアップ
なんかは秀逸で、していたイギリスでさえ、データをそこだけでも保存したくなったくらいだ。
他には、アメリカに見られているし(そこはイギリスもダメージがあったが)、その後ろに
ついてきていた警官たちの数人にも見られている。
加えて、昔から召使いに世話をされていることに慣れているイギリスにとってメイドに事後を
見られるのくらいはどうってことないのだった。イギリスはパンツを穿いていたし。
「お前……前の時に、俺の眉毛剃りに男が入ってきた時は平気だったじゃねぇか」
「あのときはっ、……片眉になったイギリスさんが面白かったし……すぐ薬が……で……忘れて」
「忘れて済むなら忘れさせてやるぞ」
「……ばか! 大嫌い!」
「冗談だよ……」
半分は本気だった。
イギリスは、セーシェルを抱いてベッドの上を転がる。場所を入れ替えて、彼女に主導権を
譲った。
二人には馴染みの深い体位である。
「今度はお前のペースに合わせるから。好きに動け。イヤならやめてもいい。……お前の気が
済んだら腕枕して寝てやるよ」
「う〜〜〜〜」
拳でイギリスの胸板を叩く。
「イギリスさん、またゴムしてないじゃないですか。なんでしてくれないんですか。中で出され
たら、明日垂れて来ちゃって、大変なのに、どうしてくれるんですか。ばか、ばか、ばか、ばか。
イギリスさんなんか嫌い。大っ嫌い」
「嫌い嫌いって言うな、バカ。あー……ゴムは、悪い。忘れてた」
引き出しの中に入ってはいるのだが。
「大嫌いです」
「……言っとくけどな、大嫌いって言われるの、俺だって結構傷つくんだからな」
「傷ついてください。大嫌いです眉毛野郎」
イラっときたので、伏せた顔を思い切り上向かせ、頬を両手で挟んで今までで一番苛烈な
キスをしてやった。
「大嫌いでいいから、してるときぐらい、嘘でも好きって言え、バカ」
唇の先を掠めさせながら言う。
感じきってるエロい顔でセーシェルは自分から唇を押し付けて、
「やー、です」
「言えって」
「ん、や」
「言え」
「や」
「言わないんだったらな、あれだぞ、お前。イく手前で抜いて放り出すぞ」
「〜〜なんでー、そういうことをー」
「じゃあ言うんだな」
悪どく笑う極悪紳士イギリスに、無力なむすめ、セーシェルはあえなく屈した。
「あうー……、好きです。これでいいで……うぇっ!? なんで泣いてるんですか」
「うん……俺の人生、嘘でも好きって言われることなかったなと思って……」
「……。嘘、ですからね。ホントは嫌いですから」
「うん」
「好きです」
「うん」
「……好きです」
「うん」
「好き」
もう一度燃え上がってし終わった後も、こうやってダラダラ遊んでいた二人はそのうち
繋がったまま眠りについた。
朝を迎え、目覚めたセーシェルがイギリスを撲ったのは語るまでもない。
――そんな二人がお互いに恋人同士という意識を持つのは、これよりかなり後のことになる。
「ご覧下さい。これが我がチームの成果です」
暗闇の中、プロジェクターに映されたのは、一対のカップルのデートシーンの写真だ。
時間をおいて、次々と切り替わっていく。それぞれ、表情はぎこちないものが否めないが、
お互いに決して悪い印象は持っていないのがわかる。見る者が見れば、お互いに性的な関係を
意識していることが知れただろう。
「我が組織の誇る奇跡の妙薬を施し、強制的に性交に持ち込んだのが、ご覧になっている写真の
この三ヶ月と三週間前。当時からこのデートは約束されたものであり、私どもの手によって
関係の基礎が築かれたと言っても過言ではないでしょう」
壇上で口舌をふるう男に、いくつかの質問があがる。
「はい。でしたら、次の画像をお見せしましょう」
男が手を軽くあげると、写真が夜のものに切り替わる。同じ男女が、抱き合って唇を重ねている。
「これをただのキスシーンと思しめした方。ここにご注目ください」
抱き合う男の手を、ポインターで丸を描いて示す。
「ご覧になりましたか? なりましたね?」
と、また手をあげる。
「あまり変わらない写真ですが、同じところを見てください。二つの写真を並べてみましょう」
手をあげる。会場から、おぉ、とどよめきが起こった。
「おわかりでしょう。両方とも手は臀部を触っています。触っているだけではありません。
そう……イギリスの野郎、セーシェルちゃんのケツ揉んでます!
しかもセーシェルちゃん、嫌がっていません!」
その会場の暗闇の片隅で、二人の男が小声で会話していた。
「うちの隊長って、変態だよなぁ」
「変態人と変態人の合いの子だからなぁ」
「変態の申し子じゃん」
「神様もずいぶん思いきったことをするよ」
「では、この写真が撮られたときの会話をお聞かせします!」
「おー。写真はお前が撮ったんだっけ? 音はどうしたん? 俺前回実行犯だったから外された
んだ。悔しかったなぁ。囃し役でも参加したかったよ」
「写真は俺だけじゃないよ。遠距離カメラで撮ったのがいくつか。音は、美術館回ってるときに、
隊員の一人がぶつかったふりしてセーシェルちゃんのポッケに盗聴器イン」
「ほぉー、さすが隊長だ。手抜かりがねェわァ」
「それがねー、そうでもねェーんだよねー」
「くっ……! ですが……!」
「どうしたん?」
「肝心のエッチしてるとこ、録れてないんだと」
「あらまー。なんで?」
「着替えちゃったみたい」
「惜しいなぁ」
「惜しいよなぁ。俺、頑張って走ったのになぁ」
「ですが見て下さい。翌日からの二人の距離感、顔色! 二人が合意の上での性的関係にある
ことは誰の目にも明らかです!」
「あの薬、また売れるな……」
「開発したジイさん、使って死んだけどな」
「納得がいかないわ」
彼らの後ろの席で、ぼやく女性の声。
「何が?」
「なんでイギリスとセーシェルばっかりなのよ。わたしは日本君が撮りたいってずっと言ってるのに!」
「そりゃお前のプラン構築とプレゼンが悪いんだろ。変態魂を刺激されないプロジェクトに
隊長が動くはずが、」
「異議あり!」
「あ。勇気ある」
壇上で男がゆっくりと異議を唱えた女を見る。
「何かね?」
「ユーロピアの、しかもあのイギリスと元属国の取り合わせなんて、被写体が平凡すぎます。
誰にでも思い付く組み合わせです。それを後押ししたくらいで功績と仰るなんて甘いにもほどが
ありますわ! エロスを何とお心得ですの?」
会場内がざわつく。男は咳払いを一つする。
「ん、うん。皆様、失礼致します。あー、君は確か、日本を推していた」
「そうです、ザ・オリエンタルミステリア、ジャパンこそがこの世界の鍵で――」
「しかし、前にプランを聞いた時は惨憺たるものだった。我々の発展を支えているのは何だ?
時に法律を犯す我々が国々から逃げおおせていられるのは、なんのためか? 言ってみろ」
「……ビューティフルプラン、そして逃げ足の速さ、ですわ」
「完璧なる計画実行力と、完全なる撤退技術といいたまえ。そう、どちらを欠かしても今の我々は
ありえない。だが、君のプランはどうだ? 逃走経路、潜伏場所、まるでなっていない。あれで
日本から逃げおおせると思っているのか? ならばあまりにもかの国を舐めていると言わざるを
えない。以前、そう言ったはずだが?」
女は唇を噛む。
「練り直しましたわ! まず――」
彼女の言葉を遮って闇の会場に光が差した。外へのドアが開いたのだ。
「来たぞ! 追っ手だ!」
「来たか……」
壇上の男は、会場の賓客席に顔を向ける。一人の男が立ち上がり、響く声で言った。
「総員、撤退じゃ」
三十秒後。会場には誰ひとりいなくなっていた。
セーシェルが国へ発った日の夕方。
イギリスは自分の家で、上半身裸で、ズボンを膝までまくりあげてスツールに座っていた。
「いててててて、もっとそっとやれ、そっと。
……あー、疲れた……」
彼の体、主に上半身には無数の傷が残されている。それは歯の痕であったり、爪の筋だったり
する。中には古くなりかけた傷跡もあったが、最も新しいのは今朝できたものである。
執事は傷に丹念に薬を塗り込み、ガーゼを当てていく。損害が大きいのは背中だった。
年かさのメイドが跪いて、彼の両膝にできた擦り傷に執事と同じようなことをしている。
若いメイドは同じ部屋で、日課の窓磨きに精を出す。
セーシェルは、八日間滞在していた。正確には七泊八日だ。
七泊。
イギリスとセーシェルは毎日セックスをした。
例の約束≠ヘ破瓜のやり直しだったので、初日以外はすることもなかったのだが、なぜか
そういうことになった。
しかも多くにおいて一回で済んでいないので、ただでさえ若くないイギリスは体ガタガタである。
「なんだって、膝なんか擦りむいてんだか……」
これが不思議でならない。膝を怪我していたのはセーシェルであってイギリスではない。しかも
彼女の傷は帰る頃にはカサブタになっていた。無論転んだ覚えはない。
膝元のメイドがテープを貼りながら吐息をついた。
「若い娘さん相手に毎晩膝をつきながら激しい運動をなさっていれば、擦りむきもしますよ」
執事は素知らぬ顔。
若いメイドの窓を拭く手が止まる。
「………………えー……と……だな……」
「たいそうお愉しみだったようで、結構なことです。
ですが、一つ進言をさせていただくなら……
うちでならあれでようございますが、もしお外でなさるときは、いますこしお声を小さく
なさったほうがよろしいかと存じます」
執事が顎を引いた。
窓の前でぶーっと吹きだして雑巾を揉んでる女。
「そ……そんなにうるさかった、か?」
「よく通るお声でございました……」
「……………………………………」
怪我の治療が終わった二人は薬箱に道具を収め、無感動に自分の仕事に戻った。
窓の前の女が、耳まで真っ赤になってしゃがみ込み、いつまでもこひゅこひゅ笑っている。
了
このあと、メイドに洗濯してたセーシェルのパンツ渡されてどうするかテーブルの上に
置いて悩んでるイギリスがいたりいなかったり。
以上で『やり直し』編終了です。応援ありがとうございました。
前スレでいいネタが落ちていたのでパクリという名の採用をしました。無許可。
ちなみにその他どこかでデジャブを覚えたら犯人は目の前にいます。
大きな話じゃないのに長くなってしまってすいません。
全部で四万字とかどれだけ変態なの? 捕まるの?
量が量なので前作と併せてちょっと本にしたくなったんだぜ。
書き下ろししたら文庫イケるなと思いつつ
国×人で切ないの書きたくなったのでちょっと別のところで頑張ってくるよ(`・ω・´)
本当にありがとうございました。ノシ
リアルタイム遭遇してしもたw
超超超GJ! BRAVO!
>全英が泣いた。比喩ではなく。
うまいことをw
カメラの人怪しいなと思ってたが美術館までそうだったのか…
それと前回のブティックの人もそうだったが
周囲に手口が見抜かれてるのがなんともw
乙でした!
GJ! お疲れ様でした!
メイド達がいい味出してるw
GJ!凄い良かった!!裸マフラーでまってたかいがあったよ!!ほんとメイドがいい味出してるよね。
よし!
読めたよー読めたよーめちゃくちゃ嬉しいよー
え?4万字も……うぅ、すごいです嬉しいです本欲しいですGJでした!
GJGJ!面白かった!
>日本君が撮りたい
フラグかっ!
イギセーGJ!乙!!
「全英が泣いた」がやたらとツボにはまったww
やったあああイギセーGJです!四万字もお疲れさまでした!
全英が泣いたには俺もツボったwwwしかしセーちゃんが好きって言ったとこで…もう…!たまらん!
GJ !!!
自分も本欲しいです。すげえいいです。
セーシェルが可愛いのは当然として、
イギリスもいい味だしすぎてる。
そして、ちゃんと立派に素敵にエロい。
組織のみなさんも大好きだー!
え、いくらなの? いくらなら売ってくれるんだっ!?
メイドがいい味出しすぎだろwww
つか、イギリスがヘタレすぎだろwwwヘタリスにタイトル改めるつもりかwww
キュンとして爆笑できて大好きすぎる。
イギリスんちの使用人になるにはどうしたらいいですかwww
GJ!!!!
モブがいい味出してるよね、組織入りたいわwww
隊長って日本とどこのハーフだ?と真面目に考えてしまったw
いくらなら売ってくれますか(・∀・)
ヘタリスサイコー!!
意外と入るから!が必死過ぎで笑った!
いや〜ありがとう!!本出たら買いますノ
黒組織は便利だけど、フランスには通用しないな
多分なんでもカモンだしw
やる夫で表現するイギセー萌え
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \ イギリスばっかりずるいお…
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ やる夫だってセーたんといちゃいちゃして
| (__人__) | たゆたゆのおっぱい触りたいんだお…
\ ` ⌒´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ でもヘタレギリスともちゅっちゅしたいお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
やる夫は本気をだせばやれてしまうから恐ろしいw
ではやるお×セーちゃんで
嘘ですよw
泣いたwwwwwwww
これはすごいすごいすごいGJGJGJ!!!
本当にありがとう、こんなにかっこいいイギリスはじめて見たよwwwwセーちゃんかわいすぐ!!きゅんきゅんきゅんきゅんきた。
よ‥よんまんじ‥?こんなに魂のこもったエロパロも珍しいw気持ちの描写がすごいなあ。本出したら買うわ!!
萌えたし笑ったw大作GJ!
ところで小説読んで思ったんだが、各国のチン長ってその国の平均値なのかな?
確か前どっかでチン長比較画像を見かけたのだが出てこなかった
>>244 いや、上からデカい順に局部の色と形を書いた画像なんだが……
どっかのニュースブログで見たのだが、肌色のインパクトが強すぎてよく覚えてないんだ
ちんこサミットkwsk
GJ!!
まさか俺が勝手に呟いたミニスカ娼婦ネタが
神に書かれるなんて思ってもみなかった……!
え、いくら?いくらなら買える?
どこの書店なら買える?
>>245 すごいなそのニュースブログw
話変わって住民の皆さんに相談。
今、韓国書こうとしてんだけど国名出していいものか迷ってるんだがどうしたらいいと思う?
いろいろうるさい事になりそうだから一人称とかで国名出さないでいくか人名使うか
そんなんで迷うくらいならいっそ書かないか……
意見くださいお願いします。
なるほど、レイプですね。
250 :
248:2008/11/29(土) 03:03:53 ID:8SWrmlMe
ええ、レイプですw
まだ書いてないけど。
まあ出しても大丈夫とは思うけど、
心配ならヨンスにすれば?
もしくは名前呼ばないようにするとか(どうせ口調でわかるし)
あ、全裸でキムチ漬けながら完成待ってるよ
よせ、うっかり触ったらしみるぞ!
めんどくさいことになりそうだと思ったのならサイト立ち上げてそこに載せればとしか
最近はなくなってきたけどまた自治厨その他の凸があればスレにも迷惑かかるし
ちなみに相手だれ?
255 :
248:2008/11/29(土) 11:40:24 ID:OvVZkKEI
相手は台湾かにょたりあ日本……
スレに迷惑かけたら申し訳ないので自粛します。
相談載ってくれた方ありがとうございました。
エエエエエエエ!!よっ よせ!せっかくの職人を逃すかっ!!
・・でももう行っちゃったかなあ・・
>>251の言うように心配ならヨンスでいいんじゃないか?
今のところ国名でなんの迷惑もうるさい自治厨も沸いていないわけだし、さして問題ないと思うけどなあ。
>>255、いつまでも待ってるぞ。キムチ染みるけどな・・
>>255 残念だな
気が向いたら、隙を見て紛れ込ませておくれ
>>257 ありがと……って、なんだこれww
そろそろ、一人楽しすぎるぜー!な季節ですね
私も一人だぜー!
>>244 ありがと、ちんこサミットだったか
でもコレを見るとTHE本でイタリアがドイツのを見てビビってたのは矛盾を感じるな
太さ的な問題なんかな?
組織の人に頑張って貰って日リヒやったあとに
イギセー日リヒハンプロの六人でクリスマス強制スryええやんなぁええやんなぁとか
考えてると一人でいるほど楽しくなる。ふしぎ!
で、感想ありがとう。本気で本作りたくなったわぁw
お礼に小ネタ投下しようとしたのにアク禁されてて無理だった。ゴメン
アク禁解けたら投下するかも。
ま じ で か!
全裸で待ってる。
ふーん…
>>262 早く規制が解除されますように!!
全裸寒いぜ〜寒すぎるぜ〜!!
ちょwwwハンプロw
左右反転にワロタwww
素敵じゃないですか素敵じゃないですか!!
>>261 伊のほうが独よりはるかに包○率が高いとか(それを上回るのが日本)
>>262 ハンガリーさんwww流石は騎馬民族wwwww
みんな不憫がっているけどプロイセンはかなりいい男なんだぜ〜
プロイセンの表情集があったら見てみたいよ
ハンプロというとシバキプレイしか想像できない自分は
ハンガリーさんに踏まれたい
騎馬民族なんだから騎乗位が
あれ?誰だよ私の部屋のフライパンコレクション持って行ったの…
空気を読まずにスイリヒ投稿
すン止めです
「・・・リヒテンシュタインっ!」
名前を呼んではみたが、果たしてこれはあの義妹だろうか。まるで知らない生き物のようだ。
首に巻きつく腕はしなやかに強く、胸には微かだが柔らかい弾力がぺたりと張り付いている。
引き剥がすことができないのは、まとわりつく身体に捕らわれたからか、我輩の理性が揺れているからか。
どちらにしても、壁に縫い付けられたように身動きできない。
「・・・リヒテンシュタイン・・・」
俺の身体に両腕で絡み付き肩に顔を埋めた、もはや誰ともわからない少女を、リヒテンシュタイン、と呼ぶ。
今さっきまで寝室にいたのは確かに義妹だった。いつものように同床をせがんで来た妹だった。
きっかけが何だったのかは、わからない。少なくとも我輩にはわからない。
くにゃりと柔らかくしなる身体、ほのかに甘い香り。・・・眩暈がしそうだ。
「・・・どういうつもりだ。」
声が震えないよう慎重に言葉を吐く。何かの気の迷いなら、ここで引き返させるべきだと思った。
数日前のリヒテンシュタインの振り絞るような声が脳内を埋め尽くす。
『好きですお兄様』
「リヒテンシュタイン・・・離せ。」
あの時の痛みはリヒテンシュタインだけのものじゃない。
我輩も・・・同じように痛む場所を抱えている。
「いい加減にするのだ」
冷静にと己に言い聞かせていても、だんだん怒りにも似た感情が湧き上がってくるのを止めることはできない。
無かったことになったはずだとか、我輩がどれだけ耐えてきたのかわかっているのか、とか、決して口にすることができなかった言葉が
頭の中で渦巻き、それで全てになっていく。
離れる気配のない細い肩を両手でがしっと掴んで苛立ちをぶつける。
手加減はできそうもない。それぐらいの勢いがなければ、いつまでもこの身体の熱に溺れてしまう。
そんな考えを敏感に感じ取ったのか、首元に埋められていた頭が小さく動く。
「すきですお兄様・・・すきなんです・・・」
苦しい息を吐き出すように呟いた言葉に、脳は全力で否定をする。
・・・ダメだ。ダメだ。ダメだ。
聞いたことのないリヒテンシュタインの声に、身体中が反応してしまう。
「・・・離れろ」
「・・・・・・兄様・・・。」
リヒテンシュタインの膝がおそらく無意識に両脚の間に擦り寄り、僅かに撫で上げる。
直接的な刺激に、身体は素直な反応を見せる。これはもう条件反射みたいなものだ。致し方ない。
何度も言い聞かせる。これは違う。違うのだ。
けれど、蛇が巻きついて締め付けるようにぎゅうっと腕を絡ませ、
柔らかい身体を押し付けてくるリヒテンシュタインの熱を無視することができない。
「すきです、すきなんです、もう・・・」
熱にうなされたそんな声で。
「・・・・にい、さま・・・・」
我輩を呼ぶな。
「・・・もう『妹』は嫌です」
喉が渇いたら水を飲むだろう。腹が減ったら何かを食うだろう。
好きな女が抱きついてきて、抱きしめかえすのに何のためらいがいると言うのか。
義兄だから。義妹だから。
さんざん綺麗事を言っておきながら、結局はこのザマだ。
いろいろと積み重ねてきた言い訳めいた理性は、ぼろぼろと崩れていく。
あとに残ったのは、欲しい、という本能だけ。
生まれてしまった想いは凍らせることなどできずさ迷うばかりで、どこにも辿り着けない。
塞いで閉じ込めてきた感情は、一体どこへ溢れ出る?
以上です
誰か続き書いてくれたりしたら嬉死にますwww
プロイセンを拘束した上で騎乗位で責めつつ
「イッちゃう?イッちゃうの?」「無理やり突っ込まされて、勃ってるなんて…この変態!」
「ホラ、よく見なさいよ!んぅ、私の大事な所にはぁッ、アンタの粗末なモノが入ってるのよ」
「んッ、な…なんで、いきなりぁぅう、ナカで大きく…
っく、言葉攻めされて興奮してんじゃないわよ!アぁ、やァ…」
となるハンガリーを想像した
ダラダラ打ってる間に職人様が投下されてた…このGJさんが!
禁断愛ハァハァ スイリヒは背徳感がたまらねぇぜ
>>272 GJ!スイリヒ待ってたぜ!
スイスよ……君には日本の有名な格言をプレゼントしよう。
つ『据え膳喰わぬは漢の恥』!
279 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:07:04 ID:ZuO9TfR1
禁断の扉の一歩手前のスイリヒも、違う意味で禁断の扉開いちゃってるハンプロも、GJGJGJなんだぜ!!!
本スレに貼ってあったデータを見てフィンランドの本気が見たいと思った
フィン攻めか…ニヨニヨ
しかし仲良い女の子っているかな…
枢軸つながりでハンガリーさん?
>>282 ちびめりかが女の子だったらよかったのに
284 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 18:49:13 ID:qZEI3bgz
>>283 イギリスが犯罪になるからだめだよ
ベラルーシと関係図が無かったっけ?ベラ攻めになりそうだけど・・・
花たまごが女の子だったらよかったのに
フィンランドの相手さえ思い付けば…!
北欧は女の子いないからなぁ
カレリアなんか名前が女の子っぽいのになぁ。
おろしあ様に拐われて服従してるフィンの幼なじみ的ポジションだぜ…!
本家様登場を心よりお待ちしております。
>>282 竹林のハンガリーさんの表情集でつながりがあった
「同じフィン・ウラル語仲間」だって
>>286 もうすぐ世界中に会いにいけるイベントがあるよ!
サンタさんの国だから。
>>性なる夜にプレゼントをあげるわけですね、わかります
お前天才だな
本家では仏が出張っていたが、予定通りフィンが出動していたらもっと凄まじかったわけですね。
雪のかわりに白いのを
すまん、自重する
ベラは確かフィンランドのこと鬼神て呼んでたよね
ベッドの上ではあるいは…
あと花たまごは女の子じゃなかったっけ?
女の子なようだけど犬だから…
魔法…
>>295 こうですか?分かりません。
サンタになって世界中回るフィン
イギリスへ行けば…
「(窓からちらり)ちょ!イギリスさんちになんでセーシェルさん!付き合ってる!?
ってかむしろ現在進行形で突いてる!?」
スイスへ行けば
「(窓からちらっと)あ、リヒテンシュタイン……
ああああ、じ れ っ た い !!!」
オーストry
「(窓ちら)なんか部屋に二人きりなのにハンガリーさんから邪魔すんなオーラが出てる…
はっ!今こっち見た!おっ、おひゃああああああああぁぁぁぁあああ!!!1」
自宅に戻って
「はぁ…散々だったよ。花たまご。
だけど、いいなぁ僕だって恋人欲しいよ。なんてったってふしだら度No.1に選ばれたからね!
フリーセックスとんどこいだよ!行きずるよ!どんどん行きずっちゃうよ!!
……なんてね。
どうせ喪男ですから。近づいてくれる子なんて…花たま、おまえだけだよ。
あーあ、サンタさん。可愛い女の子くれないかなー…せめて花たまごが人(国?)だったらなー。って、
……サンタさんって 僕 じ ゃ ん」
スウェーデン「……ん。がんばっから」
スーさん頑張っちゃらめぇぇぇぇwwww
小ネタ落とします。
2本連続です。中身の本質はイギセーと日台です。
エロないですごめんなしあ。
嫌な予感がする方は
「アメリカから見た……」ないしは「寝ている彼にS 日台」さもなくば◆awpeL/CeJ2を
NGワードしてください。
前に、俺の親代わりというか義理の兄というか、そういう感じの男が誘拐されたんだよ。
イギリスって言うんだけど。
身辺警護の人間が大騒ぎをしてね。たまたま遊びに行っていた俺としてはまあ、やっぱり
心配するわけだぞ。喧嘩くらいならともかく、誘拐はざらにあることじゃない。
捜索に参加して一日くらいかな。経った時に犯人から居場所を教える電話が入って、俺は彼を
助けるために急いで行ってあげたんだ。
もうね、びっくりしたよ。君は何をしているのかと。本当に攫われてたのかと。
だって、俺は一生懸命探してあげてたのに、彼は女の子とのんきにセックスしてたんだよ!
君はね、いくらモテないからってそういうプレイはないだろうと。
自分は変な机みたいなものに縛り付けられて、彼の元属国の女の子が上に乗ってて、もう、
女の子はぐったりなんだ。部屋中すごい匂いがしたね。
いつからしてるんだよ、いつから。
面倒くさくなって帰ろうとしたら、「助けろ」って言われたんだけどなんか声嗄れてるし。
攫われてたくせに楽しみすぎじゃないか?
君たちね、誘拐されてたならもっと殊勝にしててくれよ。いつ助けがくるかわからない、助けが
来るかどうかもわからないそんな不安な状態で待っててくれたなら俺だってもっと格好良く
助けられたのに、ドアを開けたらセックスの最中って。「ありがとう」って言ってもらった時の
キメ台詞まで考えてた俺のこともちょっとは考えてくれと。
誘拐犯にハメられてそうなったらしいんだけど、それにしては気絶してる女の子が気持ち
よさそうにしてるし……それにね、拘束を解いて体を離してあげたら彼女の中から彼が出した
モノが出てきたんだ! その量ときたら、さすがの俺もちょっと引いちゃったんだぞ。
ほとんど白いなかにちょっぴり血が混じっててさ。
それを見てイギリスは情けない顔をしてるんだよ。
ちょっと待ってくれよ。
そんなの君らしくない。
イギリスっていうのはね、もっといじりがいがあるべきなんだよ。いつ隣の国とアホな理由
で戦い始めるかわからない、でもからかうと面白い、そういう彼がいいんじゃないか。すまな
そうにしょぼくれるのは自重するべきだ。いくら俺だってそんなのからかえないじゃないか。
からかったけどね。
そしたら彼、ショックで不能になっちゃったみたいで。HAHAHA!
俺のうちでよく作ってる薬をとりよせてたよ。悪いことしたな。
それでも無傷で助かってよかったんだぞ、と思ってたら、例のしてた女の子とくっついちゃった
みたいなんだよね。
それからけっこう後のことなんだけど、世界会議があった時に、やたら挙動不審だったから
気をつけてたら、女の子と微妙に目配せしあってるし、休憩中に物陰に隠れてキスしてるし。
夜もG8で飲んでたらやたら早くに部屋に引き上げたんだ。酒好きな彼が、ウィスキー一本も
飲み干さずにだよ! これはおかしいと思って後をつけたら案の定、ホテルの女の子の部屋に
入っていく。
ここで諦める俺じゃない。隣の奴と無理矢理部屋を変わってもらって、壁に聴診器っていう
のかな。映画でよくスパイが使ってるあの吸盤のついたやつ。を、当てて探ってみたら……
うん、聞こえたよ。女の子の声が。
俺の耳に間違いがなければあれは間違いなくしてる。
たまに「声でかすぎだ、バカ。隣に聞こえたらどうするんだ」って感じでイギリスが窘めて
るかんじなんだけど、それは大丈夫じゃないかな。ホテルの壁は厚いからね。俺も聴診器あてて
注意してなかったら聞こえなかったと思うよ。
世界会議っていうのはさ、何日かに分けてやってその後に交流会とかもやるんだけど、最終日
以外は毎日通ってたんだぞ。
君らは世界会議をなんだと思ってるんだよ。
各国が協力して世界の平和を考える、それが世界会議だろう。
それを体のいい逢い引きの機会にするって。国民が浮かばれないよ!
っていうか、君らは誘拐犯のせいでしてただけじゃなかったのかと。誘拐犯のせいにして
本当はやっぱり楽しんでたんじゃないかと問いつめたくなったから、俺のうちで会議開催の時に
女の子にちょっかいかけてみたんだぞ。
二人で飲みに誘ってね。彼女は俺ともよく貿易してるから口実作るのは簡単だったよ。
でも先約というかなんというか、約束してはいないけど慣例になってるというか、そういう
のがあったみたいで。
チラっと見るんだよね、イギリスを。
で、笑っちゃうんだけど、口出してくるんだよ。イギリスが。「どこに行くんだ。これから
俺たちと飲みに行くんだろ」って。
俺は正直に彼女と飲みに行くから男とは今日はパスするよって、フランス流の断り方で
かわそうとしたんだけど、しつこいしつこい。
あんまりしつこいから、つい、「俺が彼女と飲みに行ったら何か不都合なのかい」って核心に
近いところを訊いたら、「そんなわけないだろ、ばかぁ!」だって。だったら初めから止めに
来ないで欲しいよ。
やっとこさ彼女を連れ出して、いい店に連れて行ってお酒奢って、彼女にも訊いてみたよ。
二人がそういう関係なのは調査済だしね、そのことをほのめかしつつ、恋人なのになんで隠す
んだいって。
でも彼女は言うんだ。イギリスと恋人なんかじゃないって。
変だろ? 会議のたびにお互いの部屋にもぐりこんでるのに。部屋代がもったいないから
一部屋にすればいいのにと思うくらいなんだよ。
だから俺も誘ってみた。恋人じゃないイギリスとするんだったら、同じように恋人じゃない
俺とでもいいんじゃないかって。
自分でも無茶だなって思ったよ。だけど、「それとも、どうしてもイギリスとじゃなきゃ嫌かい」
って言ったら、ついてきたんだ。
驚いたよ。口では恋人じゃないって言ってても内心は好き合ってるんだろうって感じバリバリ
だったんだから。イギリスのほうもさ。
俺の部屋で、ちょっとずつ脱がしながら体を触ったらこっちが恥ずかしくなるくらい開発済で。
俺が触ると『あ、イギリスと違う』って反応が隠せないのがまた可愛くてさ。
最後までしちゃいたかったけど、俺はヒーローだからね。
震えてる女の子の気持ちを無視してやっちゃおうとするほど、おちぶれてない。
「イギリスとするときもそうなのかい」って笑ってやったら、やっと自覚したみたいだ。
「やっぱりイギリスさんとじゃなきゃ、嫌です」だそうだよ。
そんなわけで、彼女はイギリスの元へと走っていきましたとさ。
まったく世話が焼けるよ。ヒーローの俺から言わせれば、イギリスはもっと彼女を安心させて
あげるべきだね。女の子にはいつでも愛してるって言ってあげないと。
そう言ったときの女の子の顔は最高だよ。とてもキュートで可愛いんだ。言い過ぎると信用
されなくなるから注意が必要だけど。
まあ、結局何が言いたいかというと、末永くお幸せにってことさ。死が二人をわかつまでね。
俺かい?
もちろんその後に恋人を呼んで、イギリスに負けない素敵な一夜を過ごさせてもらったよ!
わたしの彼は世界の中でも有数のお金持ちです。
技術の腕も確か。最先端のゲイジュツと最古の伝統を併せ持つ文化もすてき。なのに彼は
そんなすてきな部分をひけらかすことなく、いつも控えめ。
彼のそういう不思議な世界にわたしは恋をしたんだけど。
でも彼は……その分……とても忙しい。
彼くらいの国になると、ゆっくり時間をとってお話しをするっていう機会を作るのもたいへん。
もしかしたら、同じ国の女の子で、いつも傍にいられるなら小さな小さな時間を有効活用して
……ってこともアリなのかもしれない。
問題はわたしと彼のうちは海を隔てており、わたしもわたしで用があるってこと。
別々に動いてる二人のスケジュールを合わせるのは難しい。急に空きが出たって時でも即
会いに行けるって距離ではない。
でもこの度急に思い立って行っちゃいました。ええ。
だって会いたかったんだもん。
辿りついた日本さんのおうちは留守だった。ノーアポはまずったかなーと冷や汗たらしながら、
でもちょっと待ってみよう!と決意。その日に帰ってくるとは限らなかったんだけど、帰って
くるかもしれない。
帰ってこなかったらどうしよう。ただでさえ気を遣う彼に「ごめんなさい」と連呼させるのは
嫌だ。いきなり押しかけたわたしにも、きっと彼はそう言ってくれるに違いないから。本当に
忙しくて、ちょっとの時間もとれないなら何も知らせずに帰りたい。
でも会いたいな。会いたいな。
今日帰ってこなかったら、空いた時間の許す限りホテルから毎日来よう、と思った。そう
すれば、帰ってこなかったらそのまま私も帰国できるし、帰ってきたらうちにいる時間くらいは
一緒にいられる。
玄関の前で待つこと数時間。
神様はわたしの願いを聞いてくれた。
道を歩いてくる彼は一見して疲れていた。スーツを着ていたのだが肩がちょっとズレていて、
ネクタイもほんの少しだけ曲っている。昨日はどこかで泊まりだったようだ。
帰ってきた男性を迎える乙女のつとめとして、とびっきりの笑顔で手を振った。
「う、うわああああっ!? た、台湾さん!?」
相変わらずいいリアクションをしてくれる。
「どうしたんですか、一体?」
「近くまで来たので」
さらっと嘘を述べると、日本さんは眉をひそめてわたしの手を取る。
「手がこんなに冷たいではありませんか。連絡をしてくれればよかったのに」
「いやあ、その……」
「とにかく、中に入って温まって下さい」
おコタツに入れてもらいました。
手早く着替えてきた彼にお茶まで淹れてもらって、ぬくぬくした。
あれ? ちょっと違うな。わたしはあれだ、いつも忙しい彼に色々してあげようと思ってた
んじゃなかったっけかな? なんでこんなお客様をしているのよ。
と、思いつつ、おコタツはあったかくて一度入ると出るのが億劫になる。かたつむりの気持ち
がよくわかってしまう。
幸いにも、あんこの入ったおまんじゅうを出してくれたあとは、彼もおコタツにあたって
ゆっくりモードに入る気になったようだ。
相当疲れがたまっているらしく、おコタツに入ってからしばらくすると彼はまばたきの回数が
とても多くなった。わたしと話しをするのがけっしていやなわけではないときちんと示すために
起きていようとしてはいるのだけど、眠そうだ。昨日は徹夜だったのかも。
「お忙しいんですか?」
「そうですね……忙しそうに見えますかね」
苦笑する。
わたしたちの間ではプライベートの時、政治の話をしないことになっている。
近隣国なので、利害が一致しないこともある。日本さんはうちのバカ兄のところといざこざ
やることもあり、私はどっちかというと兄と近いから、政治面のナカミをばらすとお互いにとって
愉快でない結果を招くこともありうるから。
何もかも話せないのは、寂しいけれど、それはわたしたちの宿命としてしかたがない。
もしも、日本さんにとって諸外国にばれては不都合なことをわたしが知ってしまって、その
情報を流すことが『わたし』にとって都合がよかったなら――その情報を流さないでいられる
自信はないもの。日本さんだって同じことだろうから。
「すこし、横になったらいかがですか? わたしのことは構わなくていいですから」
日本さんは迷ったようだった。お客が、女性が来てるのにそれを放って自分は寝るなんて
ことを躊躇いもせずにする人ではない。
もう少し押す。
「わたしは日本さんと同じ場所にいられるだけで幸せですから」
「そうですか……?」
「はい! あ、お台所貸してもらっていいですか? わたし、お夕飯作っておきます。それまで
でも」
「いけません! お客さんに食事を作らせるなんて」
おっといけない。逆効果だった。
こんなときの日本さんの捌き方を知らないわたしではない。指を振る。
「女の子が、好きな人のために料理を作りたいっていう気持ち、わかってくれないんですか?」
ああ、愛しいひとだ。日本さんは、ぽーっと赤くなって俯いてしまった。
「は、はあ……」
とどめを刺す。
「メニューは目覚めてからのお楽しみ、ということで、寝ていて下さい」
やっと、彼は二つ折りにした座布団を枕にコタツで横になった。
わたしは自分の言葉通りに台所へ向かう。ノリで夕飯を作る、と言ったわけではない。食べて
もらいたくて料理のレパートリーを増やしてきたのだ。こっちの「和食」の味付けは日本さんの
気に入るかどうかわからないので、メニューは中華になるけれど。日本さんはよっぽど奇抜な
ものじゃない限りは食べてくれる。
冷蔵庫と野菜置きを確かめて、作れるメニューを脳内でピックアップ。おいしく作れる自信の
ある順に並べて、今まで日本さんに作ってあげたことのないものを選ぶ。
おいしいって言ってくれるかな。
日本さんはどんなに失敗してもおいしいですよ、と言ってくれるに決まっているのだが、
遠慮や気を遣わない、掛け値なしの「おいしい」が聞きたい。
あらかた作り終えたとき、夕食を始めるにはまだ早い時間だった。
居間に戻ると、日本さんは安らかな寝息をたてていた。
むろん、起こすつもりはない。自然に起きるか、夕食にはちょっと遅くなるくらいの時間
までは寝かせておいてあげたい。
日本さんの眠る真横に陣取って、寝顔を眺める。
わたしよりもずっとずっと年をとっているはずの彼は、どこか少年のような印象もある。
寝顔になるとそれが顕著で、とても国連の財源を支えている大国には見えない。
黒髪に触る。顔にかかっていたのをよける。
……これはもしかして、チャンスでは?
いつも離ればなれなんだから、こんな時くらい、ちょっとだけ甘えても、いいよね?
横になってコタツに深く入り込み、やや横向きになって眠る日本さんの手を握る。
あたたかい。
ずっとこうしていられたらいいのにな。欲をいうなら、日本さんに抱きしめてもらえたら
もっといいのにな。
欲張りを言ったらばちがあたる。今日だって、疲れているところ押しかけたわたしに嫌な顔
ひとつしない彼なのだ。わがままはいっちゃいけない。
でも、好きって気持ちは後から後からあふれだしてとまらない。
起きませんように、とお祈りしながら首を伸ばしてキスをする。
眠ったままの彼はキスに応えてはくれないけれど、わたしは幸せだ。
いたずらな気分で、胸元にも唇を落とす。くすぐったそうに日本さんは身じろぎをしたけれど、
起きない。調子に乗って、和服の合わせた衿を開いて、痩せ気味の胸に軽くキスマークをつける。
初めにつけた痕がちょうど良かったので、北斗七星の形を作ってみた。軽くつけただけなので、
起きる頃には消えているだろう。
だいぶ胸をはだけさせてしまったが、まだ起きない。寒がらせてしまっても悪いので、そこで
胸をしまおうとした。
だけど、和服というのは下の方まで繋がっていて、腰を帯で止めている。胸を開くと、開いた
ぶん下の方から布を持って来てしまう。かき合わせてもたるんだ部分は残り、誰かが胸を開いた
ことは一目瞭然。
焦った。
彼は、慎ましい、大和撫子と呼ばれる種類の女性がタイプなのだ。大和撫子は寝ている彼の
胸をはだけていたずらをしたりしないに決まってる。
元に戻そうと、帯の下から引っ張ってみる。左はそれでよかった。でも、右は、左の衿の下に
入り込んでしまっている。それを引っ張るには、どうしても、服の中に手を入れることになる。
躊躇はあったが、胸を開いたのがばれてしまうより、まし、と、思うことにしよう。
左のおくみから手を差し入れる……。
帯に沿って手を動かすと、必然、彼の下腹を触る。起こさないようにゆっくり動かしていた
ので、それだけ長く触っていることになる。ふしだらな行為だ。胸がどきどきする。気付かれ
たら、きっと怒られてしまう。
やっと右のおくみまでたどりつき、それを引っ張ると、たるんだ衿が元に戻った。
ホッとして手を抜こうとしたら。
彼の……股の間のものに手が……触れた。
顔立ちや姿は中性的に見えるのだけど、やはり彼は男性で、とするとそこにはそれがついて
いるのが当然で。
誓って言うが、わざとじゃない。偶然、偶然、触ってしまっただけだ。
……日本さんはまだ起きない。
そー、っと、そこに手をそえてみる。
柔らかい。
あんまり起きないので、ちょっと大胆に手のひらでさわさわしたり、指先でつまんでみたり
すると、だんだん柔らかいのが……
硬くなってきて……
やばい。
慌てたわたしはなぜか、収まってー!と思いながらひたすらそこをなでなでしてしまった。
だめだってわたし。そんなことしたら。
自然のなりゆきで、ますますたちあがってきてしまい。
どうしよう。これはいったいどうしよう。
一回、抜いてあげるしかない……?
それしかない。
服を汚してはいけないので、まず衣服を――
と、わたしがコタツの中に全身を入れようとした時。
「あの……台湾さん……」
日本さんの声が頭の上から降ってきました。
台湾、テラ終わった。
「は、は、は、はゆふるふっ」
日本さんは無言でコタツから出て、正座をする。わたしもすぐにそれに倣う。
赤い顔で目を伏せる日本さん。
怒っているようには見えないけれど、彼の場合、怒っている顔をしてないからといって怒って
いないと思ったら大間違いなのだ。
「……ホントはあの、えっと」
初めは偶然手が当たっちゃっただけなのだ、と言おうとしたけれど、なぜ手が当たることに
なったかの説明を求められたら逃げ場がない。
「据え膳、ですかね」
ぽそっと日本さんが言う。
「え?」
「いえ。……台湾さん。率直にお聞きします。私の勘違いでしたらいけませんので。
……私を誘っていらっしゃいますか?」
「誘っ……えぇ!? ……あ、えー」
そうなる。わたしの行動は間違いなくそうなる。そして、わたしにそういうつもりがなかった
とは言えない。
「はい……ちょっとは……」
日本さんはわたしの手を取る。
「すみません。気がつかなくて、寝たりなんかして」
「いいえっ! ごめんなさい、わたしこそ寝てるところに……わたしが寝ろって言ったのに」
「女性にそうさせてしまったのは私の落ち度です」
やっちゃった。どうして、こう、もう……こんなの100%わたしが悪いのに。日本さんを
謝らせたりして……。
自分を責めていると、日本さんはきれいな正座で、見た目より低くて素敵な声で、
「でも、少し寝たらすっきりしましたので。今晩はきちんとお相手させて頂きます」
と、指をついて頭を下げた。
「え……それって」
私が戸惑っていると、彼は笑顔になる。わたしの大好きな笑顔に。
「夕食はなんですか? 精のつくものだと嬉しいのですが」
そんなわけで、頂かれてきたわたしでした。
突撃晩ご飯づくり、また行きます。
>>298 やっと規制解除されたよー。
さっそく覗きに来たら、神キテター!
イギセーったら、会議の間になにやってんだw
セーシェルの背中押してやるアメリカ、超GJ!
そして、日台。可愛いよ台湾。すごく可愛いよ。
し、しかし、できればいただかれてるところも
拝見したいです、神よ…
神GJ!!!
ドキドキした。
台湾ほんとうに可愛いな・・・こういう二人大好きだw
台湾ちゃん何してんのーww
微妙に吉野家とスイーツ(笑)入ってる?
GJ!
日台超GJでした!!
台湾可愛いよ台湾。
台湾テラ終わった、に吹いたw
可愛い台湾と男らしい日本イイ!
か、神よ‥頂かれた続きも拝見したいです‥
イギセー、超和んだwアメリカいいやつ!
そして日本のナニなでなでしちゃう台湾に激しく萌えた
日台かわいいよ日台 神GJです!
日台神すぐる
おお…神よ、ちょっくらこのカレンダーに名前を書いてもらおうか
それにしても米いい奴すぎるwww英より余裕あるのがニクイなコノヤロー
収まれーって更になでなでする台湾も可愛すぎるよ。日が羨ましい。
日台の続きはござらんか…!!
パイナップルケーキパイナップルケーキ
あと出遅れたけど
>>296 フィンランド落ち着いてっ
アメリカを初めてちゃんとヒーローみたいだと思いましたw
最後の部分、セーシェルの葛藤が透けて見えるようだった。
きっとイギリスが強引にアメリカから自分のこと奪還して
くれなかったから、迷っちゃったんだねえ。
しかし、イギリス……バイアグラ買い込んだのバレてっぞw
日台はほのぼのと優しい感じなのがいいなあ。
オトメ心爆発状態で、うっかりえらいことしでかしてる
台湾ちゃん、かわいすぐるw
自分も続きが読みたいです!
アメリカ×女イギリス希望
アメリカ「もう子供でもないし君の弟でもない。
一人の男だよ」
こうですか? わかりません(>A<)
「もう私を子供扱いしないで!」
と言いながらヘタリスゆ押し倒す
エロゲテンプレ義妹な女アメリカもいいと思うんだぞ!
近くに腐女子がいるせいでアメリカとイギリスって聞くと(´д`)ってなっていたが片方にょたりあに変えるとあら不思議、なにこれ萌える
何気にイタリア×女ドイツも好物です(^p^)
一方、普×独娘なんてのはアダルティックなスイ×リヒめいていると思うのだが如何か
でもなんか普憫が無駄に男前なことになりそうでなァ…
>>324 ヒント:ドイツはドS
あとは…わかるな?
女ドイツの巨乳に突撃を試みてはボコられるイタリアと、
隙を突かれて押し倒され流されて犯られちまう女ドイツとか見たいんだぜ
>>326 会って5秒でナンパ、10秒後に銃床でどつかれる、という光景が目に浮かんだ
ところで本家でセーちゃんのスカートの下のラインが垣間見えたことはスルーか
>>327 みな無心になってディスプレイ前で鼻血を出しているのだよ…
>>327 あれはここの住人に対する餌だと勝手に認定した
あの足は誰だ
ヘタリスを殴りに行く会でも結成するか
足裸足だよね
どうも男の足だし
下書きは消されるかもしれないので保存した
あの足がイギリスと断定されてるのに吹いたw
兄ちゃんかもしれないじゃないか
セーちゃん、パンツはいてない
このスレ見てからブログ見たら、魔王様の「ハァハァ」が別の意味に思えてきた
韓×にょた日が見たいと呟いてみる。おかっぱ可愛いよおかっぱ
「なんで自分がこんなことを…しかし、これも仕事、上司命令だ」とか
ボンテージ着せられた独子が自分に言い聞かせつつ恥じらいながら
罵ったりびしばししてくれたら、とても素晴らしいと思う
しかしドSなので、途中からマジになってしまってもそれは良し
そこから下克上で攻められてもさらに良し
相手は自国の新米兵士かイタリアあたりかね
あと、変態組織×イギセーの方、いつも素晴らしい作品乙です
イタリアのヘタレを直そうとして、訓練の一種としてSMをとりいれたドイツ
という電波を受信した
>>335 さあそのネタで執筆する作業を始めるんだ
お前らホントにょドイツ好きだな
そういう自分は前ににょドイツ投下した神の「隣の部屋」を待ってるんだが
ああ大好きさ!
金髪碧眼巨乳で第三帝国軍服とか最高じゃないか。
イタリア×にょドイツかにょタリア×にょドイツ書きたい
リヒとスイスの入れ替わりネタとかできないかなー。面識少ない国ならだまされてくれそうだ。
心が入れ替わるのか?
>>340 いやいや同じ髪型だから見た目で入れ替わり。
とりかえばや的な。
初期設定の韓国の見た目がモロ好み
女の子だったらもっと良かった
越南さんがもうちょいキャラ分かればおいしいんだよな。
中仏露米日と関係あるし米には勝ってるってとこがまた。
>>342 今見られないけどキタユメ。には「萌え韓」って漫画があってな
そしてここはキタユメ用総合スレでもある。
>>343 きっと根性がある
>萌え韓
なん・・・だと・・・?
kwsk書けたら頼む
初期韓国のあの気の強そうな顔で「〜だぜ!」口調なら、俺の萌えがSparkingする
残念ながらヘタリア韓国とは別物なんだよ
韓国人の女の子(可愛い)が、反日だったんだけど、
日本に来て…ってとこで終わってる
ところで百合板にスレ立ちましたよ
英×にょ日希望。
着物姿の大和撫子のもとに薔薇もって訪れる英国紳士。
上司が他の男との同盟を進めていると知って夜更けに英のもとへ走るにょ日。
星空の下で交わされる同盟の約束。
それなんて少女漫画。
>>347 おまい天才じゃね?
ちょうど逆の日×にょ英よくね?と思ってたんだがそっちのが美味しいな!
さあ、執筆する作業を始めるんだ!
中×台もいいと思うのですよ。
349 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 21:07:20 ID:gYUvOmP5
>>347 裏切られるから
高飛車エギリスタン
和国善日本帝国クン
が良いんだな
にょたりあ日本ならギリシャとのエロが見たい
頻度最下位の大和撫子がギリシャに毎日のようにガツガツされてリアルにらめぇとか言ってほしい
親日国ってけっこうあるから面白いかも。
台湾とかギリシャとかから言い寄られNoといえない大和撫子。
正面から両肩掴まれてるのを必死で胸押し返して抵抗する日本の図。
>>350-351 日♀「だ、駄目ですギリシャさん。そ、そんな破廉恥な!」
ギリ「ん……ハレンチの意味は分からないけど……日本と気持ちいいことしたいだけ」
日♀「だからそれが破廉恥だと……ら、らめぇ! 着物の合わせに手を入れちゃ……」
こうですか? わかりません><
にょ日は行為があった翌朝、
早起きして甲斐甲斐しく相手の朝飯つくってあげてそうだ・・・
日♀「私の琵琶湖…汚しちゃらめぇ!そんな太いドーリア式入らないです!
お願いですからエレクティオンにしないでー!」
最近の日本のおなごそんなに小さくないけど
にょ日は150〜センチくらいのちいちゃい女の子希望
アメリカとかフランスが相手でもいいと思うんだぜ。
考えたことなかったが、仏×にょた日いいな。逆もいい
日本からすればガチで戦ったことはないが、なにげに交流の長さは英国に匹敵するし
仏からすれば、日の丸買いたいとか、格付け本出しちゃうし漫画も気に入ってるし
そういえばフランスのエロパロまだないよな。
ヘタリアキャラとしては一番似合うのに。
ジャンヌが本家で書かれたらもっと妄想が広がりそう。
英がけしかけた海賊に襲われて陵辱されまくる女スペインと
その様子を極悪な笑顔で見守る英がいい。
女スペインがロマーノに性的な意味の教育を施すのが見たい
スペインとロマー子でもいいのだがそしたら親分犯罪になってまうし
にょた日受け自分も見てみたいなあ。
にょたドイツも可愛かったしやはり女の子はもゆる!
香×台とか仏×ジャンとかも良くね?と言ってみる。
フランスとジャンヌは昔かきかけたけどどうしてもエロに持っていけなかった
聖女様は汚せねぇ
>>362 むしろその葛藤をフランスにさせてください。
好きだけど聖女様は汚せないへたれ色情魔
聖男とフラ子・・いやなんでもないです。
>>359 それいいなー
最初イギスペ子、あとをそれにするか・・・うわ悪どw
>>358 確かセーシェルで短いのがあったよ
>>363 いい!
思ったけどにょたりあ語りスレ作ってもいいかもしれんね
語りたい人多そうだしエロじゃなくて単品やグループ萌えの人も
いるだろうし、全年齢で。
>>360 もしもアメリカが女だったらイギリスも確実に犯罪だよね
個人的に日×妖怪文化の座敷童っぽい子が好みだけれど需要はなさそうだ
ジャンヌ様は火刑に処される前に、イギリス(のむさいおっさんども)によって処女を奪われたとか・・・
ジャンヌ様がヤバイ…ハァハァ
処女を火炙りにしちゃいけないんだっけか
絵本で読んだけど、執行の直前に彼女に十字架を渡したのもイギリス人なんだってさ
仏セーで、お互い腹のうちを探ってたりするとかどうだろう
セーは、仏にとって1番の女は聖女で、
それはずっと変わらないんだろうと感じてて、
仏は仏でセーは英と何かあったのではないか?と思っていたり。
お前らには教養というモノがないのかっ!
我が国には光源氏物語という世界的に評価の高い幼女を育てて嫁にする物語が(ry
ジャンヌ様にフランスはとうとう手を出さないまま
処刑前にイギリスにやられちゃってたら超切ないな。
この状況イギリスが鬼畜モードかヘタギリスモードかで二通り楽しめそうだ。
百年戦争の頃はやつらまだ子供じゃないか?
ザ本で見た感じ中学生くらい?
子ども扱いされてかっとなるとか
>>370 んー、じゃあ雪女はどうよ?
……命がけだけど。
>>373 イギリスの筆おろしがジャンヌ様
と言わせたいのですね、わかります。
そうか…
だからフランスはショックで両刀に…
>>732想像したら超切なくなった。責任とってそれを文章に書きおこせ、いや書いて下さいお願ry
台湾、ベトナム、にょた韓の初めてを頂いたのは全部中国だと予想してみる。にょた日も頂こうとしたんだけど、神風に
阻まれて断念。そして数世紀後にょた日に逆に襲われるっていう流れだな、世界史的には
>>372 ヘタギリスなら、
処刑前に広場に集まったおっさんの群集の中に
厨房くらいのイギリスが恐々ながらひょっこり。
「おう、来たか、通過儀礼だ、大人になるためだ。おまえも混じれ」
とか酒臭いおっさんらにけしかけられながら、むりやり飲まされた酒と雰囲気に酔って
泣きながらやっちゃう。「ごめんな、ごめんな」って言いながら精をぶちまける英。
弱って息も絶え絶えな聖女だったが、微かにしかし確かに英に微笑んだのだった。
こんなのを妄想。
萌えるけど胸が痛いんだぜ…
>>378 英に微笑んだそのときに微かな声で言えばいい。
「あのひとに伝えて。あなたに出会えてよかった、と。」
それまで自分が憎んでいた英国がまだこんな少年の姿をしていて、
周りの酒臭い大人たちにけしかけられて泣きながらこんな行為をさせられるのを見て、
英も仏と同じように自分の意思だけではどうにもならない「国」という存在なんだと理解するんだよ、聖女様。
自分は死ぬけど英は国としていずれは仏とも対峙するだろう、
そのときに伝えて、どんな結果に終わっても私は後悔していない、って。
・・・・・・あー、心の中で「これは私への神の罰だ」て思っててもいいな。
神に選ばれた身でありながら、祖国に恋した。
純潔をまもるべき身でありながら心の中では女として祖国に愛されたかった。
だから神がお怒りになられたのだ、
今のこの苦しみは心の奥底で祖国との姦淫を望んだ私への罰だ、て。
>>380 まさにそんな解釈で仏ジャン書こうと思ってたんだぜ!
フランスもジャンヌが好きで、国を惑わせた「魔女」として罰を背負うジャンヌ
みたいな感じの話を書こうとしていたんだぜw
書いて
今からでも書いて
>>360 同士よ!!
スペイン×ロマ子でも、スペ子×ロマーノでもどっちもイイ。
黒親分全開もいいけど、
超鈍感KYで「そろそろ性教育せなあかんな」って教えてるうちに、
あれ、実地で?みたいな展開もいいな‥。
本家の子ロマのくるんをチギる親分、子ロマが女の子だったらより犯罪臭さが増す気がする。
何回読んでもおれさまにっきその2に によによしてしまう。
ハンガリーの成長過程もとい性徴過程が気になるw
>>381 なぜ書かないのか12000字くらいでお願いします。
ていうか書いて下さいこの通りです。
>>365 にょたスレ欲しいなぁ
なんか混乱してきたし
あんまり細分化してもどっかが過疎りそうだな
エロパロ板って一作品一スレでなかったっけ?
にょたスレたてるとしてもエロパロにはたてられないような。
にょたはここで一緒くたで良いとおもう。原作にない女体化じゃあるまいし。
各々のレスが性別ちゃんと分かるようにしてれば大丈夫でしょう。
新規といえばそろそろまとめサイトがほしいところ。
で、
>>381はいつ投下してくれるの?クリスマスなの?
書いてくださいお願いします。
383
ロマーノ、親分のベットに入ってるし、
二人とも半裸でちぎーやってるしね。
できればロマ子希望。黒親分が見てみたい。
犯罪くささがグレードアップしたような感じが、、
語りスレなら百合板にあるぞ?本家女の子とにょたりあ語りしてる、ウクベラ投下してきた
なんという花園スレ
本が楽しみすぎてやばい
スラブ姉兄妹楽しみすぎる
だな。
ロシアが姉や妹にいじられてるシーンなんてあった日にゃぁ萌え禿れる。
ロマ子って本家に出てたっけ
>>396 おったでー。
緩ーいウェーブかかった髪の毛の、かわええ女の子やわあ。
>>395 >いじられて
すみません、今すごくエロパロスレっぽいことを考えてしまいました
>>397 親分、乙。
ところでさ、にょたりあ子分ってくるんあったっけ?
イタちゃんの方にはあるけどさ。
なかったらくるんいじり(性的な意味で)が書けないなーって。
>>385>>389 ゴメンネ、カーチャン書くの遅くてゴメンネ。書きかけの他作品もあるの、ゴメンネ。
それに今カーチャン尾形光琳と向き合わなくちゃいけないの。ゴメンネ
あいつの生き方マジロックでマジパネェw
>>399 子分には残念ながらくるん無いんだよ
でも小さい頃はあったかもしれないから自由に書けばいいじゃないか
>>400 カーチャンだったの…私も卒制今週提出だわ。あと小説10ページ加筆がめんどうだぜ
なんだよ、ここはいつからにょたOKになったんだ?
早く教えろよばかあー
にょたがOKなら、スウェーデンとフィンランドはこのスレ的な意味で非常においしいと思ったが
女スウェーデンと男フィンランドでも案外いけるな…
旦那よりも背の高い女の子
寒い夜は添い寝をしてくれてる、東北訛りの押しの強い女の子…しかも眼鏡っ子ときたもんだ
フィンランドめ、けしからん!
温泉旅館で、両方とも浴衣で着衣エッチとかすごくエロいと思いませんか?
妄想していると卒論なんかどうでもよくなります。
>>403 夫婦は色々とどちらが女でもギリギリラインだよなw
同性だから逆に良かったという
>>407 誰と誰が?!
日本と台湾?!(落ち着け)
>>407 北欧なら温泉よりサウナが主流だっけ?
温泉だすならやっぱにょた日本が絡んでくるのが自然かも
スーさんとフィンを気に入っているにょた日本(隠れ腐女子)
間近で萌え萌えするために日本の温泉に呼んだらなぜか3Pに(ry
ハンガリーさんでいいじゃん
>>410 確かにハンガリーは温泉国(ボーリングをすると何処からでも湯が出る)だけども…
君は浴衣・混浴の日本文化は嫌いかね?
日本がみんなを呼べばいい
その上で皆さん任意の組み合わせでどうぞ
誰と誰がというか……全体的に。
日本で世界会議のときに毎回各国の宿泊先がホテルじゃ芸がないなと
思った日本が今回は温泉旅館貸切にしましたとか、夢が広がるじゃないですか
胸の中夢いっぱいじゃないですか。
>>413 なんという…
「夜は畳に布団で寝てくださいね」
やわらかベッドのお国はどうも寝付けないので添い寝の必要がありますね。
しかし男女共にだけど外人さんの浴衣・丹前姿ってどうしてあんなに可愛いんだろう。
温泉かぁ・・・
湯上がりの浴衣姿(微妙にはだけてる)にょ日本にムラムラきたフランス兄さんを妄想してたら課題に手が付かない・・・
ハンガリーほどの巨乳が、浴衣なんてきたら合わせ目から見えそう、むしろこぼれ出そう
ウクライナとおっぱい対決してほしいわー
ええと、独リヒかいた者ですが、読んでくれた人ありがとう。
米リヒ書きあがったらまた投下して良い?
裸に眼鏡で待ってる
正座して待ってる
全裸に生クリームで洗髪しながら待ってる。
全裸でチーズ食べながら待ってる
世界会議in温泉ウマー
忙しい合間をぬって二人でしっぽりするのもよし、乱交パーティーになだれ込むのもよし
実は混浴でしたハプニングも外せない
で、その温泉には酒はつくのか。
にょイギが浴衣姿で「一番、大英帝国!脱ぎまーす!」なんてやらかさないのか。
ほす
職人大丈夫〜?
そして温泉といえば卓球なわけで
「浴衣ははだけても直してはいけないルールですよ」という日本の言葉を鵜呑みにしちゃうおなご達…
なんてけしからんおっぱい祭りだ!
日本「当旅館には総檜風呂と岩風呂の二種類があります。岩風呂は露天風呂です」
各国「露天風呂(゚∀゚)キタ―――――――!!!!!!」
日本「ところで、混浴というのは日本の一部の文化で……」
各国「これがYUKATAか!」「ゲイシャはいないのかい?」「フジヤマは?」←聞いてない
日本「岩風呂は入り口や洗い場は男女で分かれていますが、
風呂の中央付近は混浴になっており繋がっていますので気をつけてください」
各国「イギリス、その帯の結び方はおかしいよ!」
「いや、これでいいんだろ?」
「日本文化に詳しいお兄さんが解説を……」
「お風呂でウォッカは飲んでいいのかな?」 ←聞いてない
「この程度ではしゃぐなんて皆ガキある」
「温泉卵というものがあるらしいが……温泉でヴルストは」
「ヴェー!! ドイツ! ドイツ! 露天風呂! 早く行こうよ!」
日本「私は説明しましたからね。知りませんよ」
そして伝説へ――
>>399 にょたりあ子分はヘアバンドの下にくるんを隠してる慎み深い淑女だと思ってる
女の子が性的な何かをむき出しはまずいと思うんだぜ
まぁにょたイタリアは普通にくるん出してるけど
慎み深い淑女なロマ子、開放的で明るいイタ子、
スペイン親分にハァハァ姉妹丼して欲しい
>>425 各国(他)
「オーストリアさん! 私前にドラマで見た、露天風呂で生垣ごしにお喋りって
してみたいんですけど!?」
「ええ、かまいませんよ」
「……兄様……わたしもやりたいです」
「うっ、うむ。生垣ごしならいいのである」
「……兄さん……私も……」
「ねえ、べっべっベラルーシ!」
「ちぇっ、お前らは大混みの露天風呂に入ってこい!
俺は総檜風呂を一人で楽しんでくるぜー♪」
「日本さんがなにか露天風呂について説明してた気がするんですけど……
うるさくて聞こえなかった……だ、大丈夫かなぁ……?」
そして伝説へ――
>>409 それ萌えたあと気づいたけど
スーさんって確かガツなんじゃ…
女もいけるのか?
ごめんガチだわ
ガツってなんだよ…
まさか露天風呂話が出るとはタイムリーなんだぜ
・お風呂入ってて思いついたオールキャラ温泉話だけど出てない国とかもある
・エロくないけど下品。おっぱいとかちんことかキャラが平気で言う
・なのでキャラ崩壊もあります。
・女子キャラで漫画未登場の国家は口調を捏造
・所々片思い要素アリ
・女体に対して書き手の多大な妄想が含まれています
・温泉の時のベタな出来事として色々な漫画参考にしています
・NGな方は『おふろの国家様』をワードにお願いします
>>425 そうだな、スレを間違えてるなw てなワケでおにゃの子版
日娘「脱いだモノはその辺に撒き散らさないで、この乱れ籠に入れてくださいね〜」
仏娘「“乱れ籠”だって“乱れる”んだって!うくくくくw」
英娘「そこ、変な妄想しない!」
独娘(温泉の後は卓球大会だそうだが…やはりタンクトップくらいは身につけないといろいろマズいんじゃなかろうか)
伊娘「うゎお、ベラの下着ってばゴージャス〜」
ハン「本当、素晴らしいレース…ガ、ガーターベルトォ?」
ウク「リヒちゃん、すっごい可愛いブラしてる〜。良いなぁ、あんまり胸が大きいとデザインの選択肢が全然ないのよね〜」
リヒ「…………………」
台湾「あ!ね〜ね〜、美肌の湯だって〜(懸命に話題を変えようと努力)」
みたいな、みたいな〜☆天国やんな〜パラダイスみたいやんな〜
接続出来ないとか出るから今日投下出来ないかもしれん
ちょっと再起動しなおしてくる
割と恒例な国家達の世界会議、その日は日本で開催され、場所は日本の別荘の一つである山奥の大きなお屋敷だった。
いかにもな和風造りで国々はハイテンションになり、その日の会議もグダグダのまま終わった。
「そういえば、お風呂なのですが」
夕食の席での屋敷の主である日本の言葉。その台詞に国々が反応する。
そう、彼らは数千年の時を経ているが気持ちだけはまだまだ思春期並であった。特に男性陣。
「温泉が出ていまして、炭酸水素系で効能は切り傷ややけど、美肌効果などもあります」
日本の最後の言葉に女性陣が歓声をあげた。彼女たちもまた、美容には拘りがあるようだ。
「ピンクの布がかかっているのか女性のお風呂、青の布が男性のお風呂となっています」
「はいはーい! しつもーん!」
間延びした声で手を挙げるのはイタリアだった。日本が視線を向けると彼は勢いよく喋りだす。
「ねえねえ日本、日本のオンセンって『コンヨク』ってヤツじゃないのー?」
「ああ、お兄さんも是非その日本の文化体験したいんだけどな。あ、深い意味は無く乳比べとか考えてないし」
イタリアの発言に便乗したフランスがハアハアと息を荒げながら余計なことを言う。
「……混浴にしますともれなく温泉が血染めになってしまいますので」
そう言いながら日本はチラリと視線を投げかける。
そこには銃を入念に手入れするスイスと相変わらずハイペースでウォトカを飲むロシアの姿があった。
男性陣が二人に視線をやると、スイスは無言の圧力を効かせ、ロシアはにこりと微笑む。でもコルコルという書き文字が背景に見える気がする。
そこから男性陣は何となく無言になってしまい、ダルダルでグダグダのまま宴会は終わった。
********
「うわー。広いんですねー!」
セーシェルの声が露天風呂に響き渡る。女性陣は内風呂で体を洗ったのか、火照った肌に濡れ髪が張り付いている。
前を歩くセーシェルはトレードマークのリボンを外し、褐色のすべらかな肌を見せて温泉へ飛び込んだ。
その様子を穏やかに眺めながら、ハンガリーとウクライナが円やかなバストを揺らしセーシェルに続く。
「うっすら雪があるんだね。こういうのミヤビって言うんだっけ?」
「……雪なら見慣れているじゃない、はしゃがないでよ姉さん」
後ろから辛辣な言葉を投げかけるのはベラルーシだ。うっすら積もる雪のような透き通る肌は湯の中でうっすら色づいている。
「でも、このようにうっすらとした雪景色に星空は計算しつくされているようですわね」
リヒテンシュタインは上を向きながらそう呟く。ほっそりとした体躯は少女のものながら、美しい魅力がある。
「そういえば台湾ちゃんって一時期日本さんと暮らしてたんだっけ? やっぱオンセンとか来たりしたの?」
岩のふちに乗り出しながらベルギーは台湾に微笑みかける。
ツリ目がちながらも優しげな口調のベルギーは、ウェーブがかった金髪を揺らながら首を傾げる。
「あ、まあそうですね。あの時は日本さんのお背中流したりしていました」
そう答える台湾は頬を朱に染めながら答える。この中で唯一の艶やかな黒髪は湯に浸り扇のように緩やかに広がっていた。
そのころ男風呂では色々とカオスな光景が繰り広げられていた。
「おい日本今の話は聞いたことねーある。どういうことか説明しろ」
「やだなぁ、昔の話ですよ中国さん。あ、ちょっと目がマジじゃないですか痛い痛い」
先述の日本氏のsnegな同居話から発生した、台湾の兄君との修羅場。
「ベラルーシちゃんが……隣に、隣に」
「ちょ。リトマジ落ち着けだしー! つか鼻血! 鼻血出とる!」
片思いの少女が隣で入浴をしているだけで色々と膨らませちゃったバルト三国長男・リトアニアの血溜り。
「いや、お兄さんは覗いちゃう! 隣の桃源郷覗いちゃうよ絶対!」
「後ろでスイスが準備万端なんだから俺まで巻き込もうとするなばかぁ!」
「……小便は済ませたか? 神様にお祈りは? フロのスミでガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOKであるか?」
どこかで聞いたことあるセリフにて温泉覗きイベント中止のお知らせが流れたり。
あとはまあイタリア兄弟が泳ぐのをドイツが止めたり雪見酒をウォトカでやったりと割と収集がつかなくなっていた。
「そっかー。日本さん優しそうだもんね。言いたくないけど、スペインはわりとアレで……Sっぽかったから……」
ベルギーはそうため息をつきながら湯をすくい方にかけた。湯は肩を滑り胸のあたりで雫に変わる。
「ええっ!? スペインさん優しそうじゃないですかー。さっきもトマトくれましたし」
ベルギーの爆弾発言にセーシェルはすっとんきょうな声を出す。
「誰にでも若い時の過ちってあるしね……やんちゃだった時代とか」
ハンガリーは遠い目をしながらセーシェルの呟きに答えた。それに反応したのはリヒテンシュタインであった。
「あら? でしたらハンガリーさんにもそのような時がおありでして?」
「あ、いや……それはちょっと……」
リヒテンシュタインの純粋な瞳に見つめられ、ハンガリーはますます視線を遠くの月へと向けた。
黒歴史は隠すのに必死はハンガリーであったが、嫌な巨乳のお姉さんはそれを許そうとはしなかった。
「あのねあのねー。ハンガリーちゃんはー、昔自分をおと……」
「おひゃあああああああああああああああっ! ウクライナちゃんダメっ!」
「ひゃあ!」
奇声を発しつつウクライナの発言を抱きつく形でハンガリーは必死に自分の黒歴史発掘を止める。
「えっ? そんなに恥ずかしいことじゃないじゃないかなー?」
「いや、言わないで欲しいの! ね? ねっ!?」
「う、うん。ハンガリーちゃんがそう言うなら言わないけど……」
半ば最後の強く言う口調は彼女の騎馬民族的な本能を彷彿とされる視線であった。
「あははははー。お姉ちゃんは相変わらずKYだなぁ」
ロシアは手元に一升瓶を抱えながら女湯のやりとりに耳を傾ける。そこにウクライナよりもタチの悪いAKYが口を挟む。
「それよりも俺はスペインがドSっていう話の方が気になるんだぞ!」
「えっ!? Sって俺そんなでもないでー。アハハ、ちーちゃい頃にちょっとはしゃいでただけやって!」
ロマーノの様子をチラチラと伺いながらスペインはそう言う。
「いやいや。お前がレコンキスタ言いながら鬼畜っぷりを発揮してたのお兄さんよーく覚えてるよ」
「……せやからそんな事ないって。ロマおるのにそんな冗談言ったら親分の威厳なくなるやん!」
「別に、お前の性癖くらい知ってるから安心しろよ」
あくまでさらりと、ん百年目の真実を言ってのけるロマーノ。それにテンパったのは勿論スペイン。
「え? え? せやかてベルギーと暮らしとったの随分昔やん!?」
「うるせー! 夜中あんなにアンアン言ってたらいくらチビでも分かるぞこのやろー。しかもベルギー泣いてたし!」
「ギャー! 言わんといて! それ以上俺の心の傷えぐらんといて!」
「心の傷も何も事実じゃねーかちくしょー!」
「しかも傷を負ったびは明らかにベルギーだもんな」
正論が出たところでスペインは湯の中に沈んでいった。女風呂とは対照的にスペインの黒歴史発掘が完了したのであった。
「……あれ? もしかしてウクライナちゃんまた胸大きくなった?」
「へ?」
抱きつく形のままハンガリーはウクライナの谷間に視線をやる。
彼女の豊潤なバストは浮力により湯の中を漂っている。まさに横綱クラス。
「うーん。最近ちょっと肩こるかなーとは思うけどパソコンとかでお仕事してるからだと思ってたし……」
「……前はココまで浮くとかなかったもの。姉さんマジムカつく」
そう言いながら背後にまわり、姉の胸を妹が鷲掴んだ。
ベラルーシの小さく白い手で包めぬ巨乳はふにょふにょと形を変えていく。
「もう、ベラちゃんてば。おっきくたってイイこと無いんだよー」
乳を揉まれながらも平然と喋り続けるウクライナ。その胸のをこそりと見ながらリヒテンシュタインは自分の胸を押える。
「あの……どうすれば……そうなりますの?」
そして顔を赤くしながらウクライナに問いかける。
「うーん、小さいころはこんなになかったけど大きくなって気づいたらだからなー」
「そう……ですか」
ウクライナのふくらみとは違い、リヒテンシュタインのそれはささやかな主張しかなされていない。
そんな彼女の後ろからベルギーがそっと近づき細い背中のラインを撫でる。
「えー、でもリヒテンちゃんお肌超すべすべじゃない。羨ましいわぁ」
「ひゃんっ! べ、ベルギーさん……」
悩ましい声を出す原因ともなっているベルギーの指は細く長い。そしてニヨニヨと微笑みながら言う。
「若いウチは肌のハリで勝負だって。どうせお肉なんてあとでついちゃうんだから」
「ベルギーさんのお肌だって……それにむ、胸もとても綺麗な形をしていらっしゃいますもの」
「あら、アリガト。でも顔真っ赤にして可愛いっ!」
そう言いながらリヒテンシュタインの肌に手を滑らせるベルギー。そんな彼女に台湾はぽそりと呟く。
「でもやっぱりお……おっぱいは羨ましいですよ」
「えー、台湾さんは黒髪のストレートでアジアンビューティーって感じじゃないですか! 私なんて超髪うねっちゃって……」
セーシェルはそう言いながらこげ茶色の髪の一束に触れる。
水に濡れて多少は真っ直ぐになっているものの、乾かせばふわりとした触り心地の良い髪となるのだ。
「セーちゃんその健康的なお肌がイイんじゃない。髪ともあってると思うよ。私は筋肉が悩みかなー」
そう言いながらハンガリーは自身の腕を伸ばす。体つきは女性らしくあるが、付いた筋肉により肉食獣のようなしなやさを持つ。
「むしろその筋肉どうやって付けたのか教えて欲しい……」
ウクライナの後ろに居たベラルーシはいつの間にかハンガリーの体に触れていた。
「ベラちゃんは白くて細いのがいいのにー。お姉ちゃん妹がムキムキになったら泣いちゃうよー」
「姉さんうるさい。細っこったら兄さんの役に立てない」
「うふふ。ベラルーシちゃんは本当にロシアさんが好きなのね」
ハンガリーがそう言いながらベラルーシの頬を突く。するとベラルーシは白い頬を染めながらこくりと頷いた。
「やーん! ベラちゃん可愛い! お姉ちゃんはー、ベラちゃんもロシアちゃんも大好きよー!」
大きくお湯が跳ねさせてウクライナはベラルーシに抱きつく。多少眉をしかめながらもベラルーシはそっと背中に手を回したのであった。
「これなんてエロゲ?」
日本は男風呂内全員の気持ちを代弁した。多少の表現の違いはあれど、ロシアを除くほぼ全員が大きく頷いていた。
「何がー? 僕だってお姉ちゃんもベラルーシも大好きだよ。ベラルーシはちょっと怖いけど……」
「アイヤー、このロシアに怖いって言わせんだからあの妹が最強ね」
「それよりお兄さんが一番気になるのはウクライナちゃんかな。っていうかウクライナちゃんのおっぱい!」
空気を読まず勇者であるフランスが手をわきわきさせつつロシアの正面にまわる。
「弟に聞くのもアレだけどぶっちゃけ見たことある? やっぱでけーの?」
「うん、お姉ちゃんの胸は大きいだけじゃなくて柔らかいし気持ちいいからね」
ロシアの爆弾発言に一瞬無言になる。そして今度はフランスとイギリスがダブルで叫ぶ。
「「それなんてエロゲっ!?」」
「色々とタブーそうなんですけど大丈夫なんですかね?」
「ん……神話世界ならある話。自分達を人間じゃなく神話世界だと思えば大丈夫……」
「定義としては難しいですねぇ」
「……でも、近親相姦の神話、日本にもある……」
「そうですが……まあそれより今はエロゲ展開の方が興味深いですよ」
日本は視線を男性陣に向ける。孫を見る目で見守られる彼らの話題は女性陣全般へと移っていった。
「あ、でもお兄さんとしてはリヒテンシュタインちゃんの気にする未発達のおっぱいもす……」
セダーン、という音と共に風呂に沈むフランス。そしてどこからか銃を取り出したスイスはフランスを睨みつけながら言う。
「下品な話題に我輩の妹を出すのは避けて頂きたいな」
「い、いや。少女の肉体って聖なるモノだから。お兄さんリヒちゃんのおっぱい未完成の芸術だと思って……」
懸命な言い訳も空しく銃声は続く。そしてそんなフランスとスイスを他所に女体トークは続く。
「っていうかむしろハンガリーの売りは尻だな。巨乳の座はウクライナに譲ってもいいと思うぜ!」
「お、イギリスは尻派か。やらしーというかこのお坊ちゃんのの前で良く言えるな」
「そもそも会話がお下品ですよお馬鹿さんたちが。それにやらしいというならセーシェルに首輪をつけていた貴方は何ですか!?」
オーストリアに的確な部分を突かれ動揺するイギリス。
「そ、それは俺の植民地の証じゃん!?」
「他の植民地にはやってなかっただろ。やっぱイギリス変態だな」
「呆れるほどに鬼畜ですね」
「う、うるせー! 第一ドSならスペインだってそうじゃねーか!」
「俺はもう傷抉られ終わったやん! ……それにイギリス男女問わずドSやし変態やし超料理下手やし」
「最後は関係無いだろ馬鹿ぁ!」
半泣きになりながらイギリスは湯の中へ沈んでいく。それを見てからプロイセンは話題を切り替えた。
「そういえばベラルーシも肌白いし結構可愛いよな」
「可愛いのは見た目だけだな」
そこに泳ぎ飽きたロマーノが合流してくる。それに、うんうんと同意しながらスペインは言葉を繋ぐ。
「……性格はきっついよなー。ブラコンやし毒舌やし」
「ありゃ相当のドMじゃなきゃ耐えられないだろ……」
プロイセンのその言葉で一瞬固まり、そのまま三人は湯船に浮かぶリトアニアに視線を運ぶ。
「あ、そういえば俺すげーこと気づいたしー」
いつの間にか湯船のふちでイタリアとポーランドが話をしている
「ドイツってマジ日本のエロゲ主人公っぽいと思わん?」
「えー何でー?」
「だってリヒとも暮らしてたし、一時期ライナやベラともおったしハンガリーとも仲良しやん?」
「ああ、さっきの『これ何てエロゲ』ってやつー?」
「そうそう。なのに童貞とか嘘やろー。そこんとこどうなんドイツぅ?」
ニヨニヨと笑いながら修学旅行トークを開始しるポーランド。
「きょ、拒否する! そんなこと話す理由が無い!」
「えー。ドイツってば童貞じゃなかったの!? 俺裏切られた気持ちだよ!」
「否定しないトコがますます怪しいんだぞ!」
どちらかと言えば若者組なアメリカがここぞとばかりに絡んでくる。KY三人組に囲まれ、ドイツはピンチを迎えていた。
「何か男風呂急ににぎやかになりましたねー」
そう言いながらセーシェルは風呂の中をざぶざぶと泳ぎだす。ベラルーシは遠くに泳ぐ彼女に向けて大きな声で応える。
「どうせちんこおったてて聞いてるの誤魔化してんだろ」
その言葉に、露天風呂の時が止まる。水音すらたたない中でベラルーシはゴーイングマイウェイに続ける。
「もしくは全員でちんこの大きさでも比……」
「駄目ぇぇぇぇぇぇぇ!! ベラちゃん皆がドン引きしてるよぉ!!」
ウクライナは一番最初に復活し暴走する妹を必死で止める。
「ごめんなさい皆さんごめんなさいぃぃ! ベラちゃんは包み隠して言うのが苦手なだけなんです!!」
「別に苦手じゃなくって隠すつもり無いだけだし何度だっていえるわ。あいつ等チン比……」
「上がりましょうベラちゃん! お姉ちゃんとっておきの蜂蜜入りウォトカ出しちゃう!」
「あー、お姉ちゃん僕も飲むー」
垣根の向こう側でロシアが湯から上がる音がする。
「そ、そうね今日は皆で水入らずね! そ、それじゃあお先! あー、やっぱ向こうに聞こえてたの恥ずかしいぃぃ!」
「姉さん落ち着いて。そんでその無駄にデカいおっぱい押し付けるな」
「いやぁぁぁぁ! 恥ずかしい!」
ガラガラピシャンとそのままウクライナはベラルーシを連れて駆け出してしまった。
「あ、私達も上がろうか」
「そ、うですわね……」
それは男子風呂でも同じだったようでざぶざぶと人が上がっていく音がする。
ふたりほど引きずられた音がしたが女そこはあえてスルーで各々日本に用意された浴衣に袖を通すのであった。
おわり
投稿とか改行変で読みづらくてスマン
あと収集つかなくなったせいでオチとか特に無くて更にスマン
正直ベラ様におったててとか言われたかっただけなんだ
あとロシアとドイツはリアルエロゲ設定だと思う。
きっとこの後女子は好きな人の話、男子は枕投げの後女子部屋に侵入の修学旅行っぽい感じになるんだと思う
あと
ハンガリー:体のライン(特に尻)
ウクライナ:おっぱい
ベラルーシ:ヨーロッパ的な肌の白さと綺麗さ
リヒテンシュタイン:ひんにゅうろキメ細かい肌
ベルギー:きれいなおっぱいと髪とツリ目
セーシェル:褐色の肌
台湾:黒髪とアジア的な肌の白さ
が魅力だと思うんだぜ!
リアルタイム遭遇してしまった
おなごにハァハァしつつも笑わせてもらったwwGJ!!
おっぱいも尻もけしからんもっとやれ
>>433 先程はリロせずカキコして失礼した
全裸にバスタオル巻いて息をひそめて待機してた甲斐があった
温泉いいよ、温泉!リリンの文化の極みだよwww
なんかベラの台詞がツボッたww あの容姿でちょっとヤンキーはいった(さばけた?)
感じ良いわ
俺もハンガリーは尻だ派
GJ!GJ!!超GJ!!
ウクライナのことをお姉ちゃんと呼ぶロシアに萌え死んだ
いろんなキャラが満遍なく出てて凄く楽しめた
435ありがとう!
そしてドSなスペインをありがとう、ありがとう
満遍なく出てるのがいいな!いいな!GJ!!
スペルギに夢膨らんだ!Sスペインに泣かされるベルギー見たい。
やっぱり温泉はええのうwwww
グッタイミー&ぐっじょー!!
しかしおっぱいや尻もいいけど、痩せた内もももいいと思うんだ。
リヒテンシュタインは内もももよろしく頼む。
すげぇ!GJ!!
わいわいキャッキャして楽しめたしこのあとに夢が膨らむ!!
いやー楽しかった
GJGJ!
にょたロマのくるんいじりを書いてみた
それっぽく見えるように気をつけてみたけど、
‥なんか‥凄くギャグっぽいです‥すみませんorz
チギー鳴きを入れるとさらにカオス化したので、チギー封印しました
あと、イタリア人の名前は基本的に語尾がoだと男性、aだと女性になるみたいなので、
ロマーノをロマーナに変換してます
エロ微妙、ロマーノがにょたりあ、
くるんいじり自慰(根本スペイン×にょたロマ子)、
以上が苦手な方は『ロマーナのくるんいじり』を、お手数ですが読み飛ばして下さい
ご本家の『日記漫画まとめ5 スペインの癒し』の続きのイメージです
ロマーナは、鏡に映る自分のくるんと伸びる髪を見つめた。
最近気づいたのだが、自分と妹以外にこんな特徴のある髪をした者はいない。
しかも今日始めて気づいたのだが、
このくるんは人に触れられると、凄く変な気持ちになるのだ。
身体が熱くなって、息があがって、そして、凄く‥気持ちいい。
今日の昼、スペインに話を聞いてくれと頼まれて、
話を聞きながらくるんと伸びた髪をいじられた。
その時はフランスが前に言っていた「焦らしプレイ」という言葉を思い出したのだけど。
ロマーナはくるんと伸びた自分の髪に、そっと手を伸ばした。
他の部分の髪と同じ、柔らかい茶色のくるんに触れる。
指でそっと撫でると確かに気持ち良くなったけど、なんだか昼間と違う。
昼間スペインに触られた時はもっと‥
「‥んっ‥‥」
スペインに触れられた時の事を思い出したら、
昼間感じた変な気持ち良さがロマーニャの身体によみがえってきた。
スペインの褐色の長い指が、自分のふわふわと長い髪の中から、
くるんと伸びた敏感な髪を探し当て、摘み上げる。
武器のタコが出来た硬い指先で、自分の敏感な部分を挟み、すりあげる。
「‥はっ‥‥ぁん」
少女の小さな白く柔らかい指とは違う、
大人の男の人の指。スペインの、褐色の長い指。
男の熱い体温や、匂いや、広い背中を思い出して、南伊の少女はたまらず膝をついた。
「‥はあ‥‥はぁ。‥なんなの、この気持ち」
髪の先だけではなく、身体の奥が熱い。
初めて感じる自身の熱に戸惑う少女は、
何か知っていそうなフランスに、次に会った時にそれとなく聞いてみようと思った。
それから暫くして、
スペインの家にフランスが遊びに来た時にさりげなく聞いてみたロマーナは、
フランスにしては珍しく困ったような顔で言葉を濁されて、
「んーー、とりあえずそこを剥き出しはまずいから、これつけとけ。な?」
と、ヘアバンドを渡されたのだった。
「スペイン、本当にお前はド変態だな」
「ええ!?人んちに来るなり、いきなり何やねんフランス。
何の事か解らんけどお前にだけは言われたないわ」
「いやいや。俺も幼女には手を出さないぜ。
さすが幼い子大好きでスパンキング好きのド変態なだけあるな」
「人聞きの悪い事言わんといて!俺かって子供に手出したりせーへんわっ!!」
『ロマーナのくるんいじり』終
457 :
453:2008/12/09(火) 18:51:44 ID:JBK1WIEu
以上です
読んで下さった方ありがとうございました!
エロ微妙ですみません‥私にはこれが限界でしたorz
どなたかもっとエロく伊姉妹を喘がせて下さいお願いします
GJ!和んだわ〜w兄ちゃんナイスwwあのヘアバンドにはそんな意味があったとは。ありえるかもしれないな。
なに、今日はエロパロの神様が降りてきたの?
なんという幸せ
>>453 ロマーナかわいすぎて萌えた。親分の無自覚のドSロリコンイイヨイイヨー
おまいらの優しさに全俺が泣いた。そのうちまたなんか書いてもってくるね
その時はちゃんとエロスを漂わせることにするよ
今日普通に二巻が平積みされてて、予約してた限定版受け取ろうと思ったら
予約票手帳にはさんだまま家に忘れてたの気づいて泣いた気分が吹っ飛んだよ
お姉ちゃんの大活躍によっては次の持ってくるのの内容が変わりそうだよ
神聖ローマ帝国の家で働き始めた ちびたりあ。
そのS心を刺激する容姿から、日々多くのサドからいたぶられ続ける彼。
心も体も擦り減り、ただただ、泣くだけの毎日でした。
オーストリア「さぁ、そこの掃除が終わったら次は廊下ですよ。」
ちびたりあ「はぃ…」
満足に食事も与えてもらえない毎日。
ちびたりあは、限られた体力で懸命に働いていたのです。
オーストリア「…何をちんたら歩いているんですか!!
召使なら召使らしく、機敏に動きなさい!!」
バシッ!! ドカッ!!
オーストリアは容赦なく小さな体を蹴りあげます。
ちびたりあ「やーー!! やめてぇ… い、いたいよぉ…!!
やめて、ぼく頑張るから、もう いじめないで…」
ちびたりあの体は、目も当てられないほど、青あざや擦り傷でいっぱいでした。
オーストリア「少し蹴られただけで何を泣いているのです。
本当に卑しい人ですね、貴方は。
涙で床を濡らしても、貴方の仕事が増えるだけですよ。」
ちびたりあ「グスンっ…」
オーストリア「さぁ、早く立ちなさい!!!」
オーストリアは、握力を目一杯こめて小さな手を握り、その体を宙にぶらさげました。
ちびたりあ「いやーーーーーー!! いたい!!! いたっ、やだ、やめてぇぇ!!!」
オーストリア「どうせ、まともに仕事も出来ない手です、一本つぶれたところで何も変わらないでしょう?」
ちびたりあ「わぁぁぁん! いたいよぉぉ!!」
オーストリア「…本当に五月蠅いですね、貴方は。 もういいです。」
バシイィィ!!!
オーストリアは、持ち上げていた小さな体を、思いきり床にたたきつけました。
ちびたりあ「ぐ!!! …げほ、げほ!! う、うぅ…!!!」
オーストリア「貴方はそうやって床に這いつくばっているのがお似合いですね。
どなたか、このゴミをはやく片付けてください。
ゴミ捨て場に置いておけば、少しは静かになるでしょう。」
ちびたりあ「ゃ、ゃめて… ぼく、なにも悪いことしてないょぉ… グスンっ」
オーストリア「まだ喋りますか…掃除すら満足にできないゴミの分際で。
召使としても役に立たないなら、お前の使い道などただ一つ。
死なない程度にいたぶり、ストレスを発散するための道具ですよ。」
ちびたりあ「!! たすけて…おじいちゃん… い、いやーーーーーーーー!!!!」
その後、ちびたりあはゴミ捨て場のそばの木に宙づりにされ、
生ゴミをエサに生きる、兵士たちの「的」となったのでした。
〜Happy End〜
463 :
453:2008/12/09(火) 23:56:58 ID:JBK1WIEu
コメント下さった方ありがとうございます!
くるんいじりはエロでいいの?っと心配だったので、
いいと言って下さった方がいてとても嬉しかったです
いよいよ明日はヘタリア2巻発売ですね
嫌な巨乳にwktkが止まらない‥っ!
>>461 ちょwハードなのはなんか宣言するなりして。
原作そんないたぶってないじゃん。苦手な人に配慮してくれ。
>>464 801にももし2chスレにもコピペされてたから荒らしだろ
あ、発売日おめ
貴族(or神羅)×ちびにょたりあって需要ある?甘エロ書きたいけどちびたりあのにょた需要あるかな…
貴族はロリコン趣味はない…はず
どうなるのか見たい気はしますが
ちびにょたりあはTSでないかい?
自己解決。神聖羅ね
にょ北伊は強いこだからあの「ちびたりあ」にはならないのかな
あくまで北伊子の小さい頃、上のロマーナみたいな…
神聖とは普通に友達になりそうな。
うお、申し訳ない。やっぱちびにょたりあは気弱子にはならないよなー…ちび洪なら土×ちび洪が書きやすいな。
仔不憫×ちび洪とだったら需要ありそうなのどっちだろ、とりあえず両方書き始めてみる。
後日投下来ますー
>>473 欲張ってどっちも所望するノシ
裸マフラーで正座して待ってる!
両方!両方!全裸に仮面かぶって待ってる
このスレでまだ活躍してないキャラって中・韓・フィンランド・スウェーデン・カナダくらい?誰かこいつらを慰めて
やってくれないかな、体で
「ロシア軍は兵站を現地調達した」って話を聞いて
スーさん←ウク姐×フィンフィンなネタを妄想してる
ナポレオン戦争中のロシアvsスウェーデン戦争(フィンランド戦争)で
しかしスーさんがガチなので腐臭が拭えないんだなぁ
>>477 スウェーデンってマジでガチホモなの?ギャグじゃなくて?
本家のアレはスーさんなりの冗談か、フィンランドを女と思い込んでいたんだと思ってた…
ひまさんが拍手レスで言ってた
>>479 そうなのか…
拍手レスまでは見ていなかったから知らんかった、ありがとう
でも見たいよなwスウェーデンのエロ
最近にょたが半数以上しめてるけど
やっぱにょたのが想像しやすいってことか?
ライナのおっぱい
ライナのおっぱい
二巻読んだんだがスラブ姉妹書き下ろしされまくってたぞ、あれは読むべき
ベラルーシってあんなに…いやなんでもない
>>481 察してやれ
まともに喋った女キャラ(にょたりあ含め)がハンガリーとセーシェルくらいしかいないんだもんな
スラブ姉妹に期待してるぜ
あとキタユメとスレタイに入ってるってことは放送部もおk?
部長×会長とかひなじ×讃岐ちゃんとかスレ住人的にはどうよ
485 :
484:2008/12/10(水) 21:45:33 ID:N4Fw/S0b
リヒを忘れてた…orz
おやこんな時間に誰か来たようだ
スーさん男はフィンランドにしか反応しないらしいことを考えると
普段は女性が相手だという解釈もアリでは。
ベラロベラロ。ヤンデレベラとビビりロシアの新天地ktkr
夢ひろがりまくりんぐ。
そういえば前スレで言ってたロシア×セーちゃんはまだかなあ。
本当にフィンランドしか反応しないんか、ってか?
ん…ちょっとおなごで試してみっか…
2巻の学ヘタにインスパイアされた
にょイツにビールを飲ませて酔いつぶしてみたい
拍手レスでガチって言われてたんか?
何月のログだろ…。フィンを女房って言ってたし、新大陸のときにも
頑張るとか言ってたけど、過去に友達って言ってたこともあるからてっきり…。
ガチなんか…何だかショックなんだぞ。
あきらめたんじゃないか
逆カウントダウンページのお姉ちゃんの台詞がなんかエロいと思ってしまったのは私だけですかそうですか
確かにエロス。
ロシアちゃん出しちゃったんだな…
ウクライナ姉さんが私の想像通りの人で
なおかつさらにその方向で上を行く人で大変満足だった
一コマごとにバインボイン音が出るのは確かに嫌な巨乳だ、いい意味でww
>>487 >ロシア×セーちゃん
覚えていてくださったのかあわわわ…
最近忙しくてROMり気味でしてダショーン
やっと時間出来たから二巻のgtbrロシアを糧にがんばります
ちゃんと、エロは、あるよ
【ウクライナさんの2巻での「おっぱい効果音」一覧】
ボイーン ポイーン ベイーン ドイーン
バイーン ドバーン パイーン ビビーン ブブイーン
ペイーン ポニーン
ちび時代からおっぱい音させてるなんてけしからん
リヒたんのかわいさに禿げた
2巻読んでから露ウクというかウク←露←ベラ妄想が止まらないんだが
あの1方通行っぷりがたまらない
ウクライナの採れたてミルクを直飲みしたいです・・・
多少放射能とか入ってても気にしないぜ!
あーあのミルクってそっちの…
>>453 くるんいじりの方いらっしゃいますでしょうかー。
出過ぎた真似ですが、もしよければ続きを書かせてもらってもいいですか?
妄想の暴走が止まらない。
ロマーナかわいいよロマーナ。
寒さをしのぐため寄り添いあって眠る幼いスラブ姉兄妹
くっつくとなんだか自分とは違う体の感触が…
今書きたいもの
・ 精神的フラジャンの肉体的イギジャン
・ ベラ!!!!!!!→→→→→ロ
・ 日リヒ
・ 中台
・ アメリカ
今立ち向かわなければならないもの
・ 現実
神よ……新刊が出てるのになぜ我にこのような試練を……orz
イギリヒが見たいでござる
506 :
453:2008/12/12(金) 03:02:44 ID:qKN1TEAV
>>502 ちょっ!マジですか!!
光栄です!!!ぜひお願いしますっ!続きめちゃくちゃ読みたいです!
わーいわーいっ!やったー!!!
全裸でトマト握りしめて待ってますっ!
お好きなように設定変えて下さって構いませんので、
502さんの書きたいように自由に書いて下さい♪
2巻の実は腹黒いライナ姉さんみてたら
ライナ×スーさんは余裕でいけるような気がしてきた!
あとの問題はスカンジナビア弁だけだなw
もしかしてドイツ連邦時代プロとリヒたんって同居してないか?
・・・プロリヒ!プロリヒ!
ウクライナさんが腹黒いのは黒土地帯だから?
今801ちゃん読み返してたら受信したのだが、
台日で801ちゃん的カプてどうだろ
重度腐女子×自分も結構オタでありながら彼女にひく男
でもこの場合重度になった責任は日本にいくわけだが
>>506 お、許しをいただけた。
よーし、まだ書きかけ!頑張ります!
二巻まとめ
おっきいのとちっちゃいの
>>512 リヒによる玉遊び…というと、何だか大人になったな、リヒテン……
このスレのせいでスイスの「チューリヒ」が中国×リヒにしか見えない
三角関係みたいだねw
新しいネタ見つけた
北欧夫婦のどっちかにょたとかいかがかね
既出だし原作に出てないにょたはTSスレでお願い
告知してくれたら見に行く
>>519 まあやるなら別のとこだろうな…
もしやるならやっぱフィンか?
ぷにっとしててこの前ふしだら一位だったし
結構いいかもしれん
原作に出てないにょたりあは勘弁してくれ…
そういう話題は別スレでしてくれると嬉しいんだぜ!
みんなのオカズを想像してみる
アメリカ→セクシー巨乳系
イギリス→SM系
日本→ぺたんこ系(二次元)
スペイン→ロリショタペド
プロイセン→ハンガリー
中国→もうたたない
韓国→台湾の下着
スイス→リヒテン以外の何か
うん。すまない。ちょっと後悔している
>>523 仙 人w
だったら日本もたたないよ。
なんたって爺s・・・(ry
>>523 そこに
フランス→この世に存在する全てのもの
と付け加えてくれ
無機物でも?
イギリスはピアノと車も忘れないでくれ。
無機物に‥というと、
自動車に‥とか、冷凍チキンに‥な英の方が怪しいと思う
フランスは老若男女すべてOKだけど無機物はなさそう
美を愛するから裸婦の彫刻や絵画ぐらいは愛せそうだ
日本の二次コンには及ばんかも知れんが、近頃は仏にもオタ多いしな・・・
>>528 吹いたwwww
リヒでしてしまって激しく自己嫌悪する兄さまとかよい
2巻でてからスイリヒ妄想しかしてないぜ!!!!
某調査1位のフィンランドのオカズは?
女子編
ハンガリー→801
リヒ→おにいさま
セーシェル→海辺のカップル
番外編
シー君→まだケフィア出ない
ギリシャ→特に無くても困らないほどry
あ、もうすぐクリスマスですね。もとい変態サンタさんの日ですね。
年齢設定12歳なら、なんとかケフィアは出せるかも知れん
ラトビアは出るよな? ケフィア。
一人でうまく処理できなくてオロオロしてそうだ
ケ フ ィ ア w
リヒたんはそんなことしないもん><
ベラルーシは書くまでもない
ところで本場のチーズフォンデュはすごいワインがきいてて
食べているうちに酔ってしまうそうだ
おいしいネタだと思わんかね
>>530 それを言うならば鉄道、バス、元素、そしてこのジャンル自体と擬人化しまくる日本もだ
ルーツをたどると古代中世に鳥獣人物戯画というものがあってだな
漫画の起源はそれ!
>>539 日本の芸術家らは、奥ゆかしい日本文化を目の当たりにしたとき、
言いたいことも言えないこんな世の中では自由に性的欲求を解消できないことを発見した。
これではこの有り余るエロスと膨らんだちんこを持っていても役に立たない。
日本の芸術家らこの問題に立ち向かうべく、何100年の歳月とエコロジカルに紙とインクのだけの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、
どんな状況下でもどんな性別でも抜ける二次元HENTAIを開発した!!
一方諸外国はSEXした。
>>541 ケフィア吹いたww
日本が一番変態な気がしてきたよ
>>538義兄妹でチーズプレイですねわかりま・・・いやけしからん!
二人仲良く食べた後、酔いと日頃溜まった欲望のあまり、リヒにチーズを塗りたくり舐めとる変態スイスを受信した
あっついあっつい
>>544熱さとか全く考えてなかった・・・上のは忘れてくれorz
どMなリトアニアにはご褒美ですよ?
火傷しそうに熱いチーズを塗りたくるだけ塗りたくって放置ですか
>>538 山の上で遊んでたら突然雨が降ってきちゃって
小屋で雨宿りして白い下着でふたり干し草のベットでいちゃこらするハイジプレイはありますか?
にょたりあスペインで、
オーストリア×にょたりあスペインのハプス夫婦とか、需要ありますでしょうか‥?
スペイン表記のままだと男同士みたいでちょっとイヤンな感じなんですが
にょたスペって名前にするのも萎えるしな‥うーん
そこでエスパーニャですよ
アントーニオの女性形でアントニアとか?
あえて「にょペイン」を推してみる
553 :
549:2008/12/14(日) 00:44:09 ID:q77Ug9/N
>>550,
>>551,
>>552 ご意見ありがとうございました
にょペイン吹きましたw
「エスパーニャ」使わせて頂きます
にょたりあスペイン(エスパーニャ)で、
オーストリア×エスパーニャのハプス夫婦の甘エロです
苦手な方『テ・キエロ(貴方が欲しい)』読み飛ばしお願いします
前回くるんいじり書いた者です
前回の文が合わなかった方も、お手数ですが読み飛ばして下さい
互いの国の定期報告と上司を交えての政治的会食を終えて、
私室に下がったオーストリアとエスパーニャは、
ドアが閉まるのももどかしくベッドに着くまでの間も待てず、貪るように唇を重ねた。
「オ、スト‥リア!航海に出てる‥はっ‥間も、ずっとこうしたかった」
「エスパーニャ‥‥私もです」
キスを重ねる間に、とぎれとぎれに言葉を交わす。
エスパーニャが夫の下半身に手を伸ばすと、
服の上からでも彼自身が完全に立ち上がって、すでに先がじんわりと湿っているのが感じられた。
「もうこんなになってる‥。うち、めっちゃ嬉しい」
妖艶に微笑んで、その場に跪きオーストリアのズボンを下着ごと一気に引きおろす。
目の前に現れた硬くそそり立つオーストリア自身をうっとりと見つめ、エスパーニャは熱く柔らかい唇を押し当てた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、と、音を立てて彼自身に口付ける。
愛しくて堪らないと全身で表現する妻の愛撫に、たまらずオーストリアはドアに背中を預けた。
「‥!エスパーニャ‥っ」
「んふっ‥ん‥‥。オーストリア、気持ちええ?」
エスパーニャはキスが上手い。柔らかい唇で彼自身を愛撫し、情熱的に舌を絡める。
先端に舌で優しくえぐるような刺激を与え、唇をすぼめて彼自身を口いっぱいに頬張る。
壁にもたれたオーストリアの手に指を絡めながら、唇と舌だけで、何度も喉深くまで飲み込み舌を絡めて舐め上げを繰り返す。
やがてオーストリア自身が一層硬くなって、彼女の口の中に精を放った。
その精を一滴も残さず飲みほし、名残惜しそうにエスパーニャは彼自身から唇を離した。
「めっちゃ、溜まってたね」
「‥貴女が長く航海に出て帰らなかったからです」
「ふふっ」
オーストリアは屈んで、床に膝をついたままの妻の頬に手を添えて上を向かせると、ちゅっと口付けた。
「さあ、次は私の番ですよ」
オーストリアとエスパーニャ、二人の夫婦関係は互いの上司同士の政略結婚から始まった。
初めての夫婦の夜、面白くなさそうな表情を隠しもせず夫を見つめるエスパーニャに対し、オーストリアは言ったのだ。
「卑怯な手を使って貴女を手に入れてしまったけど、ずっと貴女が欲しかったんです。
どんな手を使ってでも貴女を手に入れたかったんです」と。
夫になったばかりの男の意外な告白に、エスパーニャは驚いて彼を見た。
策略を巡らせて自分を手に入れた男は、自分の国の富や力が欲しかったのだと思ってた。
夫婦生活なんて名前だけでどうせおざなりに抱かれるのだから、
さっさといったフリをして相手も適当にいかせてやればいいと思っていた。
でも、オーストリアの瞳は真摯に自分を見つめ、その瞳は紛れもなく自分への欲情で熱くたぎっている。
そんな風に求められた事がなかった彼女は、自然と目の前の男に抱かれたいと思った。
そしてオーストリアは大切な宝物でも扱うように丁寧に心を込めて彼女を抱いて、
エスパーニャは初めて愛される悦びを知ったのだ。
それから二人は何度も肌を重ね、重ねるたびにより深く互いの身体に溺れていった。
オーストリアがエスパーニャの秘所に指を沿わせると、すでにそこはぐちゃぐちゃに濡れて彼の指の進入を待っていた。
「貴女は本当に、可愛い人ですね」
「んんっ‥。うち、もう我慢できへん。オーストリア、はよしたってえ‥」
妻の可愛い懇願に、オーストリアは微笑んで指を差し入れた。
「ああ‥っ!」
「エスパーニャ‥、貴女の中が熱くて指が溶けてしまいそうです」
オーストリアの指にエスパーニャの柔らかい肉が熱く絡み付いてくる。
指で内膜をこすり上げながら敏感な部分に唇をつけると、それだけで彼女の身体は大きく跳ねた。
「ああっ‥!オ、スト、リア‥っ!」
ビクビクと、彼女の中が悦びに震える。
「‥早すぎですよ、エスパーニャ」
「‥はあ‥はぁ‥‥。だって、‥めっちゃ待っててんもん‥。オーストリアとこうするの‥」
「‥貴女の声はとても美しい。今日も美しい音色を聞かせて下さい、エスパーニャ」
妻の愛らしい姿を見て再び立ち上がっていた己を、エスパーニャの濡れた秘所に押し当てる。
わざと焦らして入り口の辺りで浅い挿入を繰り返すと、エスパーニャの潤んだ瞳から涙がこぼれた。
「あっ、ん‥っ‥!ああっ!」
「貴女は本当に‥」
どこまで自分を魅了すれば気がすむのかと、言いかけた言葉は熱い吐息に代わり、
オーストリアは愛する妻の身体を深く深く貫いた。
欲望のままにめちゃくちゃに突き上げ、熱く絡み付いてくる襞をかき回す。
「エスパーニャ‥エスパーニャ!愛してます」
「あっあんっああ‥‥っ!オー、スト‥リア!うちも‥めっちゃ好き、やで‥っ」
広い寝室にエスパーニャの甘く官能的な声が響き、互いの身体の境界がどろどろに溶けるような感覚を感じながら、
二人は同時に絶頂に達した。
汗をかいて自分の上に被さっている夫の身体を抱きしめ、頬に流れる彼の汗を優しく舐めとりながら、
エスパーニャは潤んだ瞳で懇願した。
「オーストリア。うち、もっともっとオーストリアと繋がってたい‥」
オーストリアは愛しい妻の身体をぎゅっと抱きしめた。
太陽の化身であるように明るく情熱的で美しい妻。
欲しくて欲しくて策略を練って手に入れた彼女が、今自分の腕の中で甘く愛を囁いてくれる。
なんて‥‥幸せなんだろう。
「私もですよ、エスパーニャ」
朝日が昇るまで、あとどれくらい愛し合える? 愛しさと、幸せと、情欲に、目が眩む。
もう幾度交わしたかわからない口付けに胸を高鳴らせて、
ハプスブルクの若い夫婦はもう一度互いの熱を感じる為に、舌と舌を、指と指を絡めた。
『テ・キエロ(貴方が欲しい)』終
寝ぼけたスイスにうっかり侵攻されるリヒテンシュタインとか
セダーーン……
559 :
549:2008/12/14(日) 00:53:51 ID:q77Ug9/N
以上です
にょた物ばかり続けて失礼しました
読んで下さった方ありがとうございました!
オーストリアのホクロにキスと、SM要素を入れられなかったのが心残り‥
いつかリベンジしたいです
GJ!萌えた!
イイネイイネ情熱の国!
ありがとう!
そうか・・関西っ子にはうちっていう最強の一人称が・・・!
GJGJ!
夫婦萌えにはたまりません。
ドキドキするよ。
ここにょたりあと普通のキャラクターの話ってOKだっけ
なんか801くさいからなしだった気がするんだけど
前スレとは傾向変わってるってこと?
801じゃないかこれ?
傾向というか、住人が変わった
女増えたな
にょたりあスペインはスペインの女体化ではない。「にょたりあスペイン」っていう別のキャラがいる。
だから本家で出たにょたりあについてはおkになってた気がする
にょた英、米、韓国の可愛さは異常
そろそろ元祖女の子が読みたい
嫌いじゃないが、にょたりあはドリ臭くてどうも抵抗がある
気に入らないなら黙ってスルーするか
自分で好みのものを書いて投下するこった。
>>567 韓国のあれはにょたじゃなくて昔「中国は眼鏡だった」ってひまさんが言ってたけどああいうものじゃ?
当初の設定と性別が変わったとかそういう感じかな
連続すまない
フィンについての書き込みで思ったのだが、本家で出ていないキャラのにょたOKのスレて作った方がいいのかな・・・
完全なるフィクションになってしまうし、明らかに隔離スレになるし、どの掲示板に立てるべきか曖昧だし
TSスレあるよ
こういうことだろう?
スーフィン♀やらの本家に男性化、女性化ビジュアルが無い作品
→TSスレへ
アメリカ日本♀やらの本家にビジュアルがある作品
→このスレで
こういう風に進めていくでFA?
違和感ある人が多くなったら考え直すってのは常に前提にあると思う
ただもしスレ建て直しとなったらそれは次スレ建てるときがいいんじゃないかな
自分がにょたりあもここでいいんじゃないかと思ったのは
(読む分には嫌いじゃないというのはもちろん)
まず需要が少なくて結局落ちるんじゃないかという懸念があったから
ただこれだけ需要があればその心配はない
それと、正直男女のみではネタが持たないんじゃないかと
むしろ今はそっちのほうが心配
>>573 そうそう、ビジュアルがあると、女版の顔で思い浮かぶから。
ないとどうしても原作の男キャラの顔が出てきちゃうからw
>573 >574の意見に賛成。
でも特に、このカプ以外駄目とか純愛縛りがないなら、普通の男女でもネタはあると思うよ。
乱交物も調教物もまだ出てないし、書きやすいか否かの差はあると思うけど。
すまん、勘違いしていた。乱交も調教も出てたな
そんじゃ本家で出てないにょたりあに関しては意見がもっと増えてからで考えなおしでいいか
でも事前に手を打っておきたいとも思う・・・
男女のみのネタに関しては十分持つのでは?
ロシアと姉妹出てないし・・・
悲しいことにこの漫画、男だらけなのよね、と。
ゆえに今後にょたりあが半数を占めそうな予感がするけど、厳しくして過疎るのもやだなあ。
従来通り苦手ならスルーでいいんでない?
俺はこのスレのマッタリした雰囲気が好きなんだが・・・
そんな俺はさっきまで
ウクライナ上司「ああ・・・ロシアにガス止められた!
ちょっとウクライナ、ガス代払えないから体で払ってきてくれないか★」
ウク「ちょwww」
・・・っていう妄想してた。
このスレの最初のほうでも議論あったよね
その辺も参考にしつつスレ増やすならしたらばか
保管庫作ってる人に投稿用の掲示板設置してもらうとか
生きるため、国民のため実弟に足を開く姉・・・ウク姉エロいよウク姉
にょたりあがヘタリアキャラと同時に存在してないから違和感感じる人がいるんじゃね?
男キャラの性格から想像していくからどうしてもヘタリアの方のキャラと被って見えたりするし
ヘタリアキャラ×にょたりあキャラにドリや801っぽさを感じてしまうのは仕方ない
>>585 いや、でもヘタリアって一回騒動起きてるしこういう総合スレは入れていいか迷わないか
百合スレも立ってることだし専用スレを立てたほうがいいかもしれない
>>586 ひまさんが「男キャラとは別」と言っているとはいえ、ね・・・
イタリア娘とかは真逆らしいけど日本なんてそのままでもいけるのではと思うし、
確かに仕方がない
違和感を感じないなら
元キャラ×そのにょたりあ
だろ
イタリア娘(強気)×イタリア(へタレ)とか
ドイツ(真面目)×ドイツ娘(真面目)とか
日本(オタ)×日本娘(腐女子)とか
自分は普通にいける
リヒテン男×リヒテンてのはあったね
それはそうと先程2巻を読み直したんだが
スイスとリヒテンがパジャマを入れ替えて着てるってエロいと思わないか?
スレを立てまくるのも迷惑だろ
でもサーバーだかなんかに負担かかるから、2内にあんまり乱立させたくないな。
それで他ジャンルに睨まれても気持ち良いもんじゃないし
保管庫に専スレ作って、っていうのならいいと思うけど。
ss全部、自分の好みなのが投下されてるスレなんてどこにもないしな
流れ読まずにギリシャママ×ギリシャとか言ってみる
さすが英雄じじい目のつけどころが違う
アグリッピナと暴君ネロなプレイなんですね
苦手な物は見ないフリを心掛ける。
職人様は事前書きを必需。
で、いい気もする。
駄目な事を増やすより自由にやる方がきっと楽しいぜ。
自分の萌えは他人の萎え。逆もしかりじゃないかなぁ。
母子相姦とか、お主なかなかマニアじゃのう。
書いてくれ。
お姉ちゃんの巨乳がケフィアにまみれるSSまだー?
ヘタリアキャラ×にょたりあキャラは完全に801の女体化だと思う
おそろしあじゃないロシアさんと女の子キャラの絡みは新鮮だった
このスレは良作多いから自分にとっても新たな萌えが見つかりそう。
というわけでまだまだカオスのまま行ってほしいんだぜ。
ロマーナくるんいじりの続きが読みたいんだぜー…
599 :
1/2:2008/12/15(月) 03:55:18 ID:vxE45PLt
流れブッタすまん
>>581、途中までやってみた。続きを読むにはクグロフクグロ(ry
びくびくと震える姿はとても可愛らしい
同時にとても哀れになった
「本当にいいの?姉さん」
「じ、上司の命令だもの…」
そう達観したような言葉を返す彼女は、それでもまだ何処か諦めては居ないのか自分にすがるようなな目を向けている
「姉さん」
びくり、また肩が揺れた
それに連動してシャツをはちきらんばかりの豊かな膨らみがたゆんと弾む
僕らが一緒に暮らしていたときから変わらないその胸は
ぶるぶると、恐らくはこれからの行為を悟って震えているのであろう身体と同じように柔らかく揺れ、まるで触って欲しいと言っているようにも見える
そこにばかり視線を注いでいるのに気付いたらしいウクライナは両腕でその膨らみを隠す様に自身の体を抱いた
「ロシアちゃん、あまり…その、見ないで欲しいな」
幼い頃から大きかった胸を性的な視線に晒されるのは慣れて居る筈なのに、今更そんな事を言うウクライナにロシアは眉根を寄せる
600 :
2/2:2008/12/15(月) 03:56:36 ID:vxE45PLt
「純情ぶらないでよ姉さん」
いつもより低い声が出た
けれどそれは仕方の無いこと、腕で押さえ付けた為にむにゅっと潰れてしまった柔らかな其処を晒す為に細いウクライナの手首を引っ掴む
「ロシア…ちゃん?…嫌ぁっ…!」
最初はぽかんとしていたウクライナも漸くロシアの意図に気付いたらしい、それでも歴然とした力の差には逆らえず嫌々と上げる声とは逆に両の腕は簡単に胸元から外された
「相変わらず無駄におっきいね、姉さんのおっぱい」
ウクライナの手首を一つに纏めて下方へと引くと両腕に挟まれた膨らみが卑猥に強調される
からかうように笑ってそういうと俯く彼女の頬が解りやすい程赤く染まった
「嫌…ロシアちゃん、やめて…」
「やめていいの?姉さんは何のために此処に来たんだっけ」
はっとウクライナが顔を上げる
「僕は別にやめてもいいんだよ?でも…そうしたら姉さん、ううん…姉さんだけじゃないね、皆、みぃんな困っちゃうよね」
「……っ…」
今日は弟の国から買っている天然ガスの代金が暫く工面できない代わりに、…ウクライナ自身の体を差し出すことで支払いの期限を伸ばして貰う為に来たのだ
今自分が抵抗すれば困るのは自分の上司、そして愛しい国民
すまなそうに、本当に申し訳なさそうに己へ頭を下げた上司の顔を思い出し漸くウクライナは抵抗をやめた
取り敢えずこれだけ。気が向いたら続き落っことしに来ます。
腹黒い黒土地帯のライナねえちゃんが愛しい。
>>601 GJ!おっぱいは国をも救う!
>>596 そんなこといったらこのスレにょたりあは百合かモブとしかHさせらんなくなってしまうがな
おkは
◎ ヘタ♂×ヘタ♀
○ にょた×にょた
駄目なのは
× ヘタ♂×ヘタ♂(これは801だから明らかに×)
× 未登場にょた(TS行き)
× 男体化×にょた(オリジナル男体化はTS)
だけど
ヘタ♂×にょたまで×にされると今まで投下された作品の立場が無い。
ていうか、にょたりあに関しては
>>602+注意書きでみんな納得したからSS投下されたと思ったんだけど…?
なんでまた蒸し返すんだ
>>601 裸にマフラーでケフィア食べながら待ってる!
投下は職人次第だから納得もなにも…
それだと投下してしまえばなんでもOKみたいだ
スルーはするけどヘタリアキャラ×にょたりあキャラには抵抗あるよ
せいぜいおおまかな性格ぐらいで話し方もろくにわからないキャラなんて
801とドリの会わせ技にしか見えない
そうじゃなくて…
にょたりあは投下しても良いけど、注意書きはちゃんとする
それで見たくない人はスルー
って話しが出て、反対する人がいなかったから作品投下されたんだよね?
なのにまた同じ議論するわけ?
と言いたかったんだ
一応線引きはしてあるわけだから何でも良いって事にはならないし
スルーするって言っておきながらスルー出来てない奴多いのな。良いじゃないのいっぺん話ついたんだから、へた×にょた書いた人は最初に注意書つけてるんだしこれ以上何求めてるの?
完全に自分好みのスレにしたいならサイト作って自分でやりなよ。
あ、以下エロパロ語りどぞ↓
ていうかスレの雰囲気悪くしてごめんorz
ここのまったりした雰囲気好きなのに自分で壊しちゃったよ
ちょっとシベリア行ってくる
気づいたらIDがOTLだし
>>607 つ めいぷる入りあったかココア
よっしゃ自分も露烏続きちょっくら書いてくらァ
クグロフクグロフ
>>604 それ言ったらベルギーや台湾も…
それもだめな人はだめなんだろうけど
611 :
549:2008/12/15(月) 12:32:30 ID:fFAQnKW0
私の書き込みで物議を醸してしまって申し訳ない
もし次に書くなら他で書いてアドレス貼るなりもっと気をつけるよ
ただ、私の書き方が問題なだけで
(男同士のつもりは無かったけど女性目線に偏り過ぎたと思います)
他の方の書かれた既存キャラ×にょたりあは
凄く萌えたし好きだしもっと読みたいと思うんだ
職人さんには書きたい物を書きたいように書いて欲しいです
もちろん注意書きなど読んでくれる方への配慮を忘れずに
GJ下さった方とても嬉しかったです、ありがとう
くるんの続き書いてくれると言ってくれた方
書き込みにくいと感じさせてしまっていたらごめんなさい
でもめっさ続き読みたいですぜひお願いします‥!
ググロフググロフ
学ヘタが本家からDLできない今人によってはセーシェルもアウトではないかー!!
個人が自分の好みでスレ傾向に注文つけ出すと
今まで投下してた職人が逃げてしまう傾向にあるんだぞ!
スレが長引くと、気に入らない職人を追い出そうとする住人も現れるしなー
ソースはエロパロ歴6年の俺。
ここは玉石混淆清濁併せのむ2ch。マターリ行きましょう。
注意書きがあるのに自分好みのしか見たくないとかスルーするのもきついって人は
自分で自分好みのサイトを探してめぐってくるべしよ。
>>611 気になさんな、GJでしたよ。
セーシェルってちょっとだけ漫画にいなかったか?
大恐慌に顔だけ
遭難漫画でフランスといた
カンガルーはいません漫画で「90%の人が自分を知らない」と主張
ちまつりで兄ちゃんにわいせつ行為されてた
あと消えたけどクリスマス後日談でのとさまに剥かれてた
つか経験上女体化めいたものやドリが幅をきかせるとスレも荒れるし
普通に既存女子受け好きな人がスレごとスルーし始める
しばらくいない間に確実に住人層変わってるな
俺も正直既存♂キャラ×にょたりあは801かドリームにしか見えない
スレ違いだと思う
議論して結論が出たのに、
「やっぱり俺は気に入らない」って後出しジャンケンの人が出てきて、
えんえん続くループじゃないか。
これからもこのループ続くだろうな。
2巻が出てアニメも始まるし、いわばバブル期のスレだから。
これから新参もたくさん来ると思う。スレの流れを読まずに自分の意見を
言う奴がさ。
「○○だと荒れる」と言うが、荒れて一番怖いのは職人がやる気を無くすことだろ?
だけど、予防線を張りすぎて窮屈になるのも職人のやる気を削ぐんだよ。
俺はにょたりあ好きだよ。もっと読みたいよ。
>>615 たまにしか来ないなら、それこそ自分の気に入った文章にだけ読んでGJして、
好きな職人のやる気を活性化すればいいんじゃね?
半日で議論の結論出して勝手に
>>1嫁されてもなあ
抵抗ある人が多いのはわかってることだと思うし個人的にはにょたりあ自重してほしい
にょたりあは半分オリキャラだから書きやすいとは思うが
そればっかりになるのは困る
っていうか
>>1で
>あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
>なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!
ってでてんだから各々もどーんと受け止めようよ
専ブラでNGにできるんだから間口は広くて何が悪い
ところで♂キャラ×にょたりあは801かドリームって女子受けのように言われてるけど
むしろ俺は男住人のための(女キャラ分補給という)救済措置で解禁になったと思ってたから
こんな風に言われて意外
それでも普通の女キャラ少ないしな・・・
まぁにょたりあ嫌いならスルーすればいいよ。
もしくは自分の好きなカプの話題を出すとか。
>>616に禿上がるほど同意
特に最後の2行
みんな18歳以上なんだろ?
子供じゃないんだからスルー覚えような
仏セーはベッドではしゃいでたらお互い変な気持ちに…みたいなのがいい
兄ちゃんはそんなつもりなかったけどセーちゃんが突然「きゃん!」とか言っちゃって
あれ俺ロリコンだったっけみたいな
股間に薔薇つけて待ってるからな。あと露烏の続きも待ってる
>>615の言うこともわかるよ
>普通に既存女子受け好きな人がスレごとスルーし始める
この懸念は少々感じてた
なんというか、にょた派の人たちの勢いがすごくて飲み込まれそうだった
SS書いてくれた職人には今もGJだと思ってるけど
要は「ばっかり」でなければいいんだよ
というわけで仏セー待ってる
カジキマグロカジキマグロ
え、股間にカジキマグロ?
カジキマグロに爆笑しながら流れをぶった切ってスマソ。
既存のイタリアとにょたりあドイツ、というのはありだろうか。
・歴史的な部分にかなり突っ込んでいく
・にょたりあドイツの口調が難しい
・今までのにょたりあ書きさん達と比べて激しくレベルが劣る
以上の点が頭を悩ませて、書くのがかなり難航しているんだが。
投下できるのは次スレくらいになりそうだが、ちょっと聞いてみる。
仏セー保守
「ああ、やっぱこ〜、いいねセーシェル。海も綺麗だし、この夕焼けもパリとまた違ってムードあるし。お兄さんずっとここ住もうかな」
「マグロ食べますか」
「セーシェルもしばらく見ないうちに大きくなっちゃってさ、いやほんと、
マグロとか素潜りでとってきちゃうんだもんね。変わったなー。誰の影響かな。
あんまり成長してお兄さん置いてくと、セーシェルにも眉毛の呪がかかっちゃうから、
刺繍やってる男とは仲良くしちゃいけないんだゾ☆」
「一発でしとめたばかりなので美味しいですよ、マグロ」
「……えーっと、たくましくなった?」
「ゴマ油で炒めますね。あとさっきからエッフェル塔があたっているんですけれど、詠春拳で折っていいですか。いいですね」
「やめてぇ!」
「……」
「……」
「…マグロは食べますけど。私自身もそうとは限らないですよ?」
「え、えっとねえ」
「いつまでも子供だと思って、からかわないでほしいんですけど」
「いや、子供と思ってたら勃たないよ、お兄さんも」
「……じゃあ、フランス式に大人の扱い方をして下さい」
「あー、じゃあまず」
「ベッドですか?」
「燃える前に、火を止めとこうか」
うお、リロードしてなくてごめん
アリかナシかは個人によるのでは。多数決したら議論になると思うよー
俺の場合は、ss評価は内容次第だったりするので何ともいえない。
でも苦手カプでも、うまかったり好きなストーリーなら面白がれるし、GJする
久々に来たら空気変わってて驚いたのは確かだなー
一スレ目立てた人はヘタリアキャラ×にょたりあキャラはなしの方向って言ってたから
まあ、にょたりあは性格もわからないキャラばっかりだから
正直ヘタリアの二次創作じゃなくオリジナルキャラに見えてこなくもないかな……
ヘタリアがすきだからエロパロではなくエロパロのためにヘタリアは違和感ある
もうこの話よさないか?
読みたい人がそこそこいる以上、ドリに見えるとか801に見えるとか
そういうのは主観だろ。
実質はドリでも801でもないんだから。
注意書きは求めてるんだからダメな奴はスルーすればいいじゃん。
俺が気に入らんから投下することも許さないっていうのはさ、
お子様じゃないんだからさー、その辺は譲っとこうよ。
オリキャラがだめっつーんだったら変態組織もダメじゃん。
>>629 オチうけたw
ところでひとつ思いついたことがある
女が少ないなら、男複数×女ひとりでやればいいじゃない
ウクライナ輪姦と申したか。
東側諸国でも西側諸国でも遊牧民族でもウェルカムと申したか。
>>635 >女が少ないなら、男複数×女ひとりでやればいいじゃない
天才現る。
リヒたんで是非ともお願いします。
英仏登場のジャンヌリンカーンをずっと待ってる。全裸で。
>>637胸をおっきくするために周りのお兄さん達にもんでもらうリヒたんを受信した
仏英聖女はいつまでも待ってる。職人さん忙しいみたいだったし
>>581だが亀レスすまん。
>>599-600、激しくGJ!!まさか自分が吐き出した妄想が形になっていようとは。
なんなの?クリスマスプレゼントなの?うっひょう!
続きがあればぜひ時間のあるときにかいてほしい。裸でコサックして待ってる。
ごめんよー、ネタ勝手に拝借させてもらって。拙えけど
>>581にクリスマスプレゼントさ。
>>599-600の続き借金露烏
ちょっとおそろしあ。
まだケフィアは出ない、苦手な方はスループリーズ
ぐちゅ、と静かな室内に水音が響く
「姉さんは上手だね、気持ちいいよ」
ロシアの大きな手がウクライナの頭を幼子にするように優しく撫でる、サラサラと指通りの良い髪の毛を幾度も幾度も撫でてから戯れに強く握って、引く
途端に喉がきゅうと狭まるのが心地好い
「ん…ぐ…!」
ねっとり絡む温かな粘膜に自然先走りの量も増える、彼女の柔らかそうな唇が室内灯に反射しててらりと濡れ光っているのは唾液の所為だけではないだろう
「美味しい?姉さん」
柔らかい彼女の肉とは逆に硬く冷たい壁へと背を預け、膝を着いて己の股座に唇を寄せている姉の姿を眺める
小さな唇には入りきらぬであろうかと危惧したロシアの肉棒はぎしりとウクライナの顎を軋ませながらもどうにか収まった、顔を前後させる度やはりたぷんとシャツの下で揺れる豊かな乳房は彼女の口淫を見れば嫌でも視界に入る
先程から何を話し掛けても決して目を合わそうとしないのはウクライナなりの抵抗なのだろう
「…気に入らないなあ」
びくり、また肩が震える
いっぱいに広がった唇さえも小刻みに震えるのが心地好い
「ねえ、姉さんのその大きな胸も使ってよ。出来るでしょ?姉さんなら」
643 :
露烏:2008/12/16(火) 03:17:59 ID:aM/d9Qq1
一旦口から出しても良いからさ、とロシアの告げる言葉にゆっくりと唇が引かれる
ぬらぬらと光るグロテスクな怒張が可憐な唇から現れる様ははっきりいって眼福だ、ちょっとだけ苛めたくなってもう少しで完全に抜け落ちそうな其れをぐっと突きだしてみた
「―――――ぐ!」
喉を抉ってしまったらしくてウクライナからは苦しげな声が上がる、えずく様に粘膜が異物を排除しようと締め付けて痙攣するのがやっぱり気持ちいい
ばたばたと床を鳴らして動く手足は無視し後頭部を押さえ込んで少しの間その感覚を味わった
真っ白い姉さんの顔が真っ赤になってずっと伏せられていた目が僕を向く
ぼろぼろと、流れる涙と一緒に「助けて」と視線で訴える様に漸く満足して殊更ゆっくりと己の熱を抜き取った
「げほっ!ごほ…っ、あ…ふ、ああ…」
途端に床に踞って咳き込むウクライナの背を優しく優しく撫でてやる
「大丈夫?姉さん」
いつもと変わらぬ穏やかな声はまた彼女の身体を縮こまらせた
644 :
露烏3:2008/12/16(火) 03:20:19 ID:aM/d9Qq1
「さあ、続きだよ?」
床に伏せた姉さんの襟首を掴んで軽い身体を仰向けにひっくり返す
「ロシ…ア、ちゃ…」
まだ荒い呼吸に忙しなく上下する胸を越えて首元に結ばれたリボンへ手を掛ける、シュル、と小さな衣擦れの音と一緒にあまりにも無力な枷が外れた
その侭一つ、二つ、一番上からボタンを外して行く
三つ目を外したところで柔らかな乳房を包む下着が見えた
「白か、姉さんの肌みたいだね」
余裕の出来たシャツの中へ掌を差し入れたっぷりとレースの飾った下着ごとふるふる揺れる柔肉を揉みしだく、簡単に沈む指先は如何に其処が柔らかいかを知らせてくれる
嫌だ、なんて抵抗していたウクライナの口からは堪えたような吐息が漏れてロシアの耳と加虐心を擽った
やわやわと指を埋めて居る内に掌にしこりのような物が当たる、下着越しでも確りと解る其の小さな硬い突起に態と指の腹を引っ掛けて擦ると面白いようにウクライナの身体が跳ねる
「ひゃ、…やん!ロシアちゃ…そこばっかり、しないで…っ」
「そこって、何処かな?」
問い掛けても求める単語は返って来ない
まどろっこしくなって残りのボタンを性急に引き千切る、露になった白い肌と下着とにごくりと喉を鳴らしてから抵抗すら忘れて目をしばたかせている姉さんの下着をたくしあげた
645 :
露烏4:2008/12/16(火) 03:21:05 ID:aM/d9Qq1
ぶるん、と大きく弾む胸の頂は幼い頃に見た桃色ではなく紅みを帯びて膨れている
下着が邪魔をして柔らかな膨らみを少しばかり潰しているけれど、今はその歪な形さえ己の手によってもたらされた物なのだと酷く興奮した
「や…っ、ロシアちゃん…!」
漸く我に返ったらしいウクライナが身を捩って視線から逃れようとするのをロシアは許さなかった
「往生際が悪いよ姉さん」
ぱちん、と前で止めるタイプだったらしいウクライナの下着が身を捩った事で偶然外れたのを皮切りに
両の掌でたぷんと少し横に流れた其の乳房を掬い力任せに指を埋める
「痛いっ!潰れちゃう…ロシアちゃん、痛い…!」
ぐぐ、と大きなロシアの掌でも収まりきらない大きな胸の形が変わる程に強く埋めた指先の力を漸く抜いて泣きじゃくる姉を見下ろす
「姉さんがいい子にしないからでしょう?僕だって本当はしたくないんだよお、こんな事」
ひっく、ひっく、としゃくり上げる度に上下していた細い肩がまた、びくりと跳ねた
「ご、ごめんね、ロシアちゃん…ごめんね、ごめんなさい」
行為を途中で止めるという事は今までの事も全て無駄になってしまうということ、すなわち、ウクライナの愛する国民を苦しめてしまうということに繋がる
それだけは避けねばなるまいと虚ろな視線を上方の弟へ定めたウクライナはごくりと息を飲んだ後まだずきずきと痛む己の胸に添えられたロシアの掌へおずおず己の細い指先を重ねた
「や、やめないで…お願い、ロシアちゃん」
涙混じりに懇願する姉の姿に漸くロシアの表情は無邪気な笑みを浮かべる
「うん、姉さんがお願いするなら仕方ないよね。やめないであげるよ」
幾つになっても変わらぬ其の笑みが、ウクライナの目には酷く恐ろしく映った
やべ、露烏4の最初スペース忘れた。
ちょっと長くなりそうなので此処で一区切り。次は多分ライナねえちゃんをケフィアまみれにできるとオモ。おそろしあおそろしあ。
分割投下すまん。
朝っぱらから覗いてみた甲斐があった!
続きも楽しみにしてる。
前スレのログを消してしまった…ミラーで見られる様でよかった…
>>646 乙乙
待ってますよー
ケフィアケフィア
ウクエロ可哀想でいいよウク
やっぱりウクはいじめられてるのが似合うな(性的な意味で)
>>651 そういうおまいさんはアメリカよりイギリスっぽいIDだなw
自分こないだバッシュ出したばっかなのに
このスレには何か住んでるのか?
靴下らしくロシアで一本書けって啓示なのか?
え、何?裸靴下だと
ろべらって、ほぼ確実にべらろになるよね…
靴下とマフラーだけは最後まで残すんですね解ります
べらろはべらろでもいいけど、ろっさまの精神的下克上でもいいんじゃまいか?あ、べら喜ぶだけか。まいったー。
連投スマソ
ケフィアコールありがとう、次のもがんばる
最近リヒたんが
「こうすれば可愛いと思います…」
ってバッシュおにいやんの根本にリボン結びして…って妄想がなだれ込んでたのにsoxのやり取りみてたら靴下はいたちっちゃいあんよで足コキまでワンセット妄想になっちゃったじゃないか。
リヒたんは可愛いのツボに入ればほっぺ紅潮させて、目きらきらさせて、やってくださると信じたい。
あ、前の方で出てたリヒたんリンカーン楽しみにしてるよハアハア
ベラはロシアにならなにされても喜んでしまうだろうから、いじめたいのならアメリカという兵器を使うしか・・・
前スレの米ベラよかったなー 書こうかなあ・・
全裸でアイス食べながら待ってる
>>656リヒたん・・・俺の妹にならないか。スイスうらやましすぐる
>>654 ベラ露でもいいよいいよ
リヒたんも米ベラも待ってる
>>657 露が放置プレイしてくれれば寂しくてそのうち勝手にオナヌーしてくれる
いいえ、スターリンです
オーストリア×ハンガリーと子イタの風呂保守
「イタちゃん、そんな隅より、もっとこっちにおいで?」
「は、裸なので恥ずかしいです…あの、僕おさきにあがります」
「あ、だめだよ、体はちゃんと綺麗にしなきゃ。ほら洗ってあげる」
「わあ!だ、だめです、そこは…!」
「ここを綺麗に洗っておけば、女の子に見せて恥ずかしくないからね」
「あ、あの、自分でします。触られてると変な感じがするから」
「そう?じゃあ、次は頭洗ってあげるね」
「ヴェ…っ。」
「髪はね、力いっぱいやるより、こう指の腹で優しく撫でるのがいいんだって。
あ一本長いのあるね、これもちゃんと濡らしてから…」
「は、ハンガリーさん!く、くるくるしてるのより、僕の背中に、なにか」
「あ、うんー。また胸大きくなっちゃったんだよね……イタちゃん触ってみる?」
「ぼ、僕やっぱりもうあがります!」
「てことがあったなあって。もう、顔真っ赤にして、イタちゃんかわいいんですよ…!」
「あまり子供をからかってはいけませんよ、ハンガリー。しかし、私の時と同じようにですか」
「ん、いいえ。イタちゃんの時は手と布で。オーストリアさんは舌で、って決めてますから」
浴場の床に膝をついた彼女はそう言って、再び射精したばかりの男根を口に含み、
舌を使って綺麗にしてくれたのでした。
わはーい
寝る前にいいもん見れた
>>667GJ!お風呂ネタキター
エロいよハンガリーハァハァハァハァ
寝る前に来たら、興奮して眠気がどっかに行ったんだがw
「ん…ふ、はぁ…っ」
「美味しい…兄さんのケフィア美味しい…」
白濁としたソレを紅い舌に絡めてちろちろと舐める姉と妹の姿にロシアは眉尻を下げて呟く
「ごめんね、スプーン無くって」
買うお金も無いんだ、と続けるロシアお手製のケフィアを、気にしないでと笑いながらウクライナとベラルーシは直接器から啜った。
ごめん。正直反省してる。
ばかぁっ!!
勘違いしたゃったじゃないか!!
おちつけ
むしろロシアがケフィアを作っている姿を想像してなごんだ
(おれの脳内ではご丁寧にアップリケのついたエプロンまで装着していた)
ひまわりですね
いかにも。
でもマフラーははずさない
無論じゃ。
おまけに鼻歌まじりである。
ウクライナには映画撮影にも使われたひまわり畑がある
油をとるのだ
ウク姉の(性的な意味での)ひまわり畑からヌルヌルした(性的な)ひまわり油をとるだと!
けしからんもっとやれ
あと
>>671ごめんね、出来心だったの
子ギリシャ×子ハンガリーとトルコで風呂 保守
「男のパァンツはぁ〜最後の砦〜」
「トルコうるせーぞ!風呂で歌うな! ちっくしょー、とっくにちんちん生えてるからって、
好き勝手しやがって。まったく大人ってのは…って、ギリシャも生えてるんだもんな」
「うん……」
「いいなあ。無いの俺だけなんだよな。なんでだろ…」
「もしかしたら……隠れてる、のかも」
「えーっ!え、あ、でも、そうなのかな。え、えーっと、股……どうやって探そう」
「…こっち…」
「あ、ギリシャやってくれんの?……え、指入れんの!?うあー、なんかこえー。
え、えーっとゆっくり、な。ゆっく……いっ、」
「痛い?」
「だ、大丈夫、平気平気。がんがん中探していいから。ちゃっちゃと見つけてくれー」
「……ここ……?」
「あっ、なんか当たってる気はする……けど……んっ…あっ、ちょっとま…って」
「……ここ、違う……かな?」
「ふぁっ!…い、いや、痛くない、痛くないから、指止めないで……うん、そう、そ、そことか
……うぅ…っん、あ、いや……なんか変、…そのままその…まま……」
「……。指一本だとよくわからないから……二本にする」
「え!あ、ちょ、そんな…んっ!…あっあっ、やぁ待っ…ふあっ………・・・・・・・」
「……ハンガリー?……トルコ、ハンガリーがいきなり寝た」
「ん? あー失神してんなぁ。俺の歌にのぼせたんじゃねえのか?」
「……トルコ死ね」
うはあああ!遅くまでレポートしてた甲斐があった!GJGJ!!
風呂ネタイイヨイイヨー
イギリスの風邪が酷いらしいのでバカップルの風邪イギ×セー小ネタ
「なんですくぁーっ」
「……なにがだ……」
「イギリスさんが死にそうな声で『セーシェルに逢いたいなぁ……』って言うから飛んできたのに」
「だっ、誰が……そんなこと言ってなっ……」
「せっかく会いに来たのにいつまで寝てる気ですか。
久しぶりに会ったのにちゅーもしてくれないんですか」
「俺、いま、熱が何度あると、」
「愛で起きて下さい」
「……、キスくらいなら、できるから、こっち来い」
「エッチしたいんですけど」
「……あの……」
「エッチしたいんですけど」
「俺、熱、いま、」
「そんなこといってこないだ会った時だってだるい、ってしなかったじゃないですか!
もう半年もしてないんですよ! はんとし! は・ん・と・し!」
「前、より、悪化、し、……の、は、わかる、か?」
「わかりました。イギリスさんの恋人は私じゃなくて右手なんですね」
「違っ……、て、か、品のな、言、やめ……」
「じゃあ半年間、一回も自分でしなかったって誓います?」
「う……」
「イギリスさんのォー!!」
「なんて、言わ、れたっ……今、する体力、ねぇんだ、よ! バカぁ!」
「何もしなくていいです。ちょっと下で勃てていてくれれば」
「え? いや、そっ……てっ……やっ」
「……あー! 勃つじゃないですかー」
「そりゃっ……たっ……な、本気で、す、るぁっ……」
「んっ……はっ……、……本気でします。あとは勝手にしますのでイギリスさんは気にせず
寝ていて下さい」
「んっあっ無茶ッ、あッ、ちょっ、あぁぁぁぁぁぁあァっ! 待っ、もっ、あぁぁあぁあぁッ!?」
「出さ、ないで、くだ、さい、ねっ、体、力っ……なくなり、ますからっ」
「だっ、らっ、むやっ、なんっ、あっ……はぁっ……!」
「……ねぇイギリスさーん。激しくしすぎたの謝りますからぁー、拗ねるのやめてください」
「……おま……れ……から……きづか……と……そ……」
「だって……、好きで好きでしょーがないんですもん。
イギリスさんとしたいんです。代わり、いないんですもんー」
「………………………………」
「早く元気になってください」
「…………ん……」
セーシェルひどいよセーシェルw
けど、すごい殺し文句言われちゃ
もうしょーがないよな、イギリスw
どっちもGJ!セーシェルかわいいよセーシェル
ハンガリーさぁん!もう幼少期ネタ大好きなんだぜ・・・!ギリシャはこの頃からあっちの才能あったんだな
絞りたてミルクパンからウク姉の白くて柔らかいものを妄想してたが、
ウクライナのパンは黒くて硬くてすっぱいんだった…
残念
>>681 トルコさんの歌ww
ギリシャ双葉より芳し
↑白いパンもあるな、訂正
みんながサッカーでもりあがっている中、試合後のユニフォーム交換でリヒの脱ぎたてのユニフォームもらってオロオロ
してしるムッツリ英を受信した
まぁリヒたんがユニフォーム脱いだら大変なことになるんだけどな!
一方うちの神は「米リヒ米リヒ」とご託宣をくだされた。
その他「アメリカって間男っぽい」「セーシェルは絶倫」だそうです。
ウチの神は露洪のソヴィエト時代でごにょごにょって受信したよ!
>>686 つまり二巻でのロシアへの差し入れはお姉ちゃんの白くふかふかのミルクパン(性的な意味で)だったんですね!
うちの神はリヒテンに関するエッセイを読んでから、WW1で三編みだった頃のリヒテンが英仏に性的な意味でいじめられるってのをお与えくだすったんだが
>>691 すっぽんぽんいうな
ズボンと靴下と靴は着とる
問題はヤられてるときにリボンをつけてるかつけてないかだ
>>688 おいおいキャミソールぐらい着てるんじゃねjk
汗で透けてるけどな
ユニフォームで擦れて痛くなっちゃうのを防ぐため、ニップレスや絆創膏を貼る人もいると聞いた。
というわけでおっぱいに絆創膏貼ってるリヒたんを推す。
待てその、サッカーには詳しくないんだが、ブラジャーはしないのか・・・?
それともなんですかリヒたんには必要ないとかそういう・・・?
英リヒ読みたいなあ
ほんと英はごうか・・いぢめが似合う
顔真っ赤の涙目で「やめてくださいまし…」っておねがいするリヒたんと
これもユニフォームだよなと汗を吸った絆創膏をペリペリ剥がす変態と言う名の紳士を受信した
かたっぽ剥がしおわるころにはちっちゃいながらもしっかり乳首がおっきっきしてるといい
もういっこの絆創膏が膨らんでるのを見て今度は中々剥がされずにガーゼ部分をカリカリ爪で引っ掛かれちゃったりするといい
弄りすぎて、おっぱいでなく乳首が肥大したリヒとか
スイスお兄様が鬼神の如き表情でライフル銃を乱射してくるんだが
股間の?
>>695 ブラいらないとかじゃないよ!
ブラと絆創膏は別腹なだけだから!
英セーで保守 今日で打ち止め
「変態ですよ変態!」
「違ーよ、俺のどこが変態なんだよ!」
「変態ですよ!私がメリーさんごっこしようと、
電話して玄関のドア開けたら、裸だったじゃないですか!」
「ばかぁ、俺のとこでは電話するとき国民の三分の一は服を脱ぐんだよ!」
「でもそのくせ靴下は履いてたじゃないですか!」
「ロンドンの冬は寒いんだよ!冷えは末端から来るんだよ!」
「シルクハットかぶってたのは関係ないじゃないですか!」
「外から帰ってきたばっかりだったんだよ!」
「服を脱ぐとき一緒に外して、またかぶったってことじゃないですか!」
「癖なんだよ! 無いと落ちつかないんだよ!」
「本当に変態じゃないって言うんですか?」
「変態じゃねえよ、仮に入り口が変態でも出口は紳士だよ」
「じゃ、百歩、いえ赤道まで譲りますけど」
「おう。ったく、なんでこの状況で、朝のこと蒸し返して言うんだよ。ベッドに入ってじゃあいれるぞ、
っつった直後に『そういえば変態ですよね』なんて言えるんだよ」
「だって裸見てたら思い出しちゃって」
「あのなあ。そんなこと言ってたら、俺はトイレか風呂ぐらいしか服を脱げねえよ」
「……でも、裸にネクタイは変態ですよね?」
私は両手を赤いネクタイで縛られたまま言った。
眉毛は本当に良い笑顔になる。
「ん? 拘束系なら手錠のほうがよかったか?」
「やっぱ変態ですよう」
>>702 出口紳士でふいたwwww
いい英セーでした!
トイレでも服は脱ぐなwwww
変態だな変態。
ただしネクタイで拘束は正しい。
スレ住人大分変わったようだし今更ではあるのだが、独辺完成した。
次から次にベラルーシの新情報が出て俺一人激しく迷走したよ!w
そんなわけで以下な感じ。
苦手な方はご注意を。
・ドイツ×ベラルーシ。
・そこはかとなく捏造かも。
・苦手な人は「独辺」をNGワードで宜しく。
706 :
独辺1/13:2008/12/19(金) 15:18:10 ID:CAn6x6+w
真夜中0時、夜の纏い、穏やかな静寂を打ち破るようにけたたましく鳴り響いた電話のベル。
ドイツは眉間に寄った皺を指の腹で押し付けながら受話器を取った。
こんな時間に相手の迷惑など考えず電話してくる奴なんて、ドイツの頭には2人しかいない。
一方は陽気なパスタの国、イタリア。そしてもう一方は――……。
「ドイツだが」
「……」
「……誰だ?」
「……」
イタリアであれば「ドイツードイツーあのねー聞いてー!」と音量調節せず、けたたましい
声で喚いてくるはず。
となればこの無言電話は恐らく、欧州の変わり者、ベラルーシだ。
深々と溜息をついて、ドイツは「ベラルーシ?」と呼びかけた。
相手からの返答はなく、だからこそドイツは電話先の人物がベラルーシだと確信を得る。
何を思ってか知らないが、彼女は時折こうやって無言電話をかけてくるのだ。
迷惑に感じる一方、邪険に扱えないのは、強面で他者から怖がられがちなドイツにベラルーシが
無遠慮に歩み寄ってくるから。
どうもドイツは自分に近寄ってくる者に無条件で弱いらしい。
「ベラルーシ、用件は?」
「……」
無駄だとはわかってはいる物の問いかけてみれば予想通りの反応にまた溜息。とりあえず側に
あった椅子を引き寄せ腰掛けながら、
「用事はないのか?」
と繰り返す。
更に、テーブルに手を伸ばして読みかけの本を膝に置き、頁を開きながら持久戦の構えを取った。
どうせいつものように最低2時間はこの無言電話に付き合わされるのだろう。
受話器を耳に当てながらじっとしている作業は確かに苦痛だが、電話の向こうに相手がいると
思えば、我慢出来ない話ではない。
繰り返すが、ドイツは自分に悪意以外の感情で寄ってくる者に甘いのだ。
ところが、返事なんか期待していなかったドイツの耳に、突然声が届いた。
「ポスト」
「……は?」
「ポスト見ろ」
女であるにもかかわらず粗雑な口ぶりはまさにベラルーシ。今日も無言で通すのだろうと考えて
いたドイツは彼女の声に驚く。
「ど、どうしたんだ? 珍しいな、話すなんて……」
「速くしろ」
一体何事かと問いかけるドイツの言葉を遮るように、ベラルーシが命令口調で訴えた。
こうなったら目的を達成するまで話を聞かないだろう。
ドイツは首を傾げながらも「ちょっと待ってろ」と本をテーブルの上に戻し、受話器を置いて
立ち上がった。
707 :
独辺2/13:2008/12/19(金) 15:18:43 ID:CAn6x6+w
とにかくポストの中身を確認しなければ。勿論、相手を待たしてはいけないと駆け足だ。
しかし、同居人達が目を覚ましては困るかと、家のドアに手をかけたところで気付く。今更では
あるが今度はゆっくり過ぎる動作でドアを開き、忍び足で外に出た。
「……っ」
吹き込んだ冬の風は鍛えられたドイツの肌を突き刺し震えを走らせる。
薄手の部屋着で出てきてしまったので、なお一層寒さが堪えた。
「寒いな……」
こんな寒い日は、昔、ドイツが占領していたベラルーシを奪還するために、ロシアが冬将軍を
連れて現れたことを思い出す。
勿論、あの寒さは今日の気温の比ではなく、心まで凍り付いてしまいそうな地獄の寒さだった。
兵達が次々に倒れ、ドイツ自身も銃の引き金を引く余力も消え失せた中、彼女がロシアに
連れられて去っていく姿を見て、胸が締め付けられたのを今でも覚えている。
そんなことを考えながら到着したポストの前で、ドイツは腕を組み身を縮ませながら中身は
何だろうと首を傾げた。
ここはオーソドックスに手紙だろうか。
それともまさか、自分宛にプレゼント?
ベラルーシに限ってそんなわけ無いと思いながらも妙にドキドキしながらドイツは中を覗き込む。
「……っ!?」
だが、ベラルーシ相手にそんな予想は生温かったらしい。
ポストの中に入っていた物を確認するや否や、ドイツは体を仰け反らせた。
そのまま逃げるように後ろに跳ね飛んで、周囲をキョロキョロと見回してから、勇気を出して
もう一度中身の確認。
やはり見間違いではない。
「ベラルーシめ……!!」
ドイツはどんな表情をして良いのかもわからずそれに手を伸ばし、さっと懐に入れ込むと家の
中に逃げ込んだ。
足音を気にする余裕はもうすでにない。
ドタドタと騒がしい音を響かせながら自室に戻り鍵を閉め、懐の中にしまった物を恐る恐る
取り出す。
明るい照明に照らされたそれは間違いない。
――極太のバイブだ。
708 :
独辺3/13:2008/12/19(金) 15:19:23 ID:CAn6x6+w
「何を考えてるんだ、あいつは……!!」
ドイツは顔を赤らめながら握り潰さんばかりの勢いで受話器を取り、「おい、ベラルーシ!!」と
叫んだ。
右手に受話器、左手にバイブ。人が見ればご乱心かと疑うことだろう。
「なに? うるさい」
「『なに? うるさい』じゃない! お、おまっこれは……!」
「バイブだけど?」
「そうじゃなくてだなっ」
「使用済み」
「使用、済み……!?」
ベラルーシのとんでも発言にドイツは握りしめていたバイブを思わず凝視した。こんな極太の
バイブを、あのベラルーシが……と危ない思考に走ったところで鉄壁の理性が動く。
「そ、そんなこと関係ない、俺が言いたいのはだな……」
「それだけ。じゃあ」
「じゃあって、おい待て、ベラルー……」
シ、と言い切る前に切られた電話。ツーツーと無情に響くコールにドイツはがっくり項垂れる。
しかし、左手の物が目に入り、大人しくがっくりする心持ちさえ消え去った。
自分はこれを一体どうしたらいいのだ。
とりあえず何かに包んで隠すなり捨てるなりしようとしたドイツだが、一人になったことで
取り繕う必要がなくなった思考発想がベラルーシの乱れ姿を頭の中に思い浮かばせる。
これを使ってどんな表情をしていたのか、どんな声を上げたのか。
そんなことを考えると体が疼いてしょうがない。
そういえば、占領中、まるで発情期の猫のように幾度と無くドイツの体に擦り寄り体を求めて
きた彼女は、どこから仕入れたのかわからない小道具を使うことを頻繁にドイツに求めていた。
あの頃から彼女の趣向は変わっていないらしい。
「ど、どうすれば……っ」
崩れ落ちそうな勢いで眉間に渓谷を作り悩むドイツ。
開いている右手が、何故か宙をさまよいズボンのベルトに行きかけるのを必死で止めながら
部屋の中をグルグル回り続けた。
どうしたらいい、どうしたらいい、どうしたら――……。
「……!?」
しかし、そこで突然、穏やかな夜に不釣り合いな殺気を全身で感じる。染みこんだ防衛本能に
ドイツが反応し、反射的に体を伏せた瞬間、何かが勢いよく窓ガラスに突っ込んできた。
散らばるガラス、折れ曲がる窓枠、けたたましい破壊音。
ガラスの破片がいくつかがドイツの体を掠め傷を作る。
こんな時に奇襲かと慌てたドイツだったが、隠し持っていた銃を握り顔を上げた瞬間、硬直した。
そこには、窓ガラスをぶち壊した事なんて気にした風もなく、腕を組み堂々と仁王立ちする
ベラルーシの姿があったからだ。
709 :
独辺4/13:2008/12/19(金) 15:20:00 ID:CAn6x6+w
「……」
「人には無言電話は止めろと言うクセに、あんたも無言か」
酷く尊大な態度でベラルーシが言う。
「な、どうしてここに……」
「窓の側にある木に上って、突っ込んだ」
「何で木に上って窓から突っ込んでくる必要があるんだ! 玄関があるだろう、玄関がっ!!
って、俺は、そういうことを聞いている訳じゃなくてだな……!」
至極当然なツッコミを入れつつ、更にこの理解しがたい状況を問いただすために声を荒げる
ドイツだったが、聞いているのかいないのか。
そんなドイツを一瞥して、ベラルーシがやたら威圧感を滲ませながらカツカツと歩み寄ってきた。
そして、ドイツの手に握られていたバイブを取る。
右手に受話器、左手にバイブから進化し、今度は右手に銃、左手にバイブとお前は何がしたいんだ
状況にドイツは赤面した。
命の危機に瀕しかけたのに、後生大事にバイブを握りしめていたとは何事か。
左手のバイブはレギュラーメンバーか。
「こ、これは違うっ!」
言い訳にならない言い訳をベラルーシは聞いている風もなく、何を思ったのか手に取った
バイブをペロリと舐め上げた。
ふっくらとした唇から覗く、赤く熟れた果実のような妖艶な舌が、バイブを舐め取る姿に、
ドイツの肌が粟立っていく。
鋭い彼女の眼差しがドイツの体をゆっくり眺める仕草さえ、ドイツの心をくすぐるようで、
先ほどから燻っていた火が、ジワジワと体を炎を産みだしていった。
「べ、ベラルーシ……」
「……違うから」
「……は?」
しかし、上擦った声で名前を呼ぶと、彼女は突然それを否定する。
今、自分は何か彼女に否定されるようなことを言っただろうか。
まさか、ドイツ一人で勝手に盛ったことを見透かされて、暗にそんな気はないと制されて
しまったのだろうか。
一気に熱が冷えていくのは女性慣れしていないドイツならでは。
相手に確認する余裕もなく思考が先走り、自己嫌悪に穴を掘って隠れたい心境に陥った。
「これ、使用済みじゃない。新品」
ところが、ベラルーシが問いかけずとも口にした言葉はドイツの思考の斜め上。
拍子抜けするドイツの後方に、ベラルーシがバイブを投げつける。
視線で追えば極太のバイブはドイツのベッドの上にボスンと落ちて、止まった。
「ネット通販で買った。一人でやろうかと思ったけど、つまんないから、あんたがやれ」
「なっ」
その上、ムードの全くない言葉でそんな事を言ってくる。
訳がわからずひとまず拒否してみようと思ったドイツだったが、突如首に腕が回り、その
柔らかな唇を押し当てられ、言葉を封印させられた。
即座に入り込む舌がドイツの舌に絡みつき、唾液を飲み込んでいく。
「……っ」
全てがベラルーシのペースで思考が追い付かないドイツの胸を軽く押して、彼女はドイツを
ベットに押し倒した。
軋むベッド、ドイツの重量に凹んだ布団はドイツの手元にバイブを転がらせる。
「っ!」
思わずバイブを払いのけたドイツだったが、重みに招かれ再び転がってきたバイブに、どこか
遠くに、それこそ気付かないふりで通してきたが、ぶち壊されて冷風が入りこむ窓の向こうに
投げてしまおうかと考えた。
しかしそこで、ドイツに影が落ちる。
顔を上げればドイツに跨り、鋭利な眼差しで自分を見下ろすベラルーシ。
彼女はドイツの下腹部に腰を乗せると腹筋に両手をつき、軽く体を揺する。
「……っ」
彼女の暖かく、柔らかい体の感触が、ドイツの体に伝わってきた。
その上、ベラルーシはドイツが払いのけたバイブを手に取ると、顎を上げ、ドイツに見せ
つけるようにバイブを咥内に出し入れする。
彼女の唾液に濡れたバイブは、部屋の照明に照らされヌメヌメと輝いていた。
思わず唾液を飲み込んだドイツを彼女が見逃すはずもなく、体を屈め上下したドイツののど仏に
柔く歯を立てる。
付いた歯痕をペロリと舐めて、いつもまとめているドイツの髪をくしゃくしゃに乱し
ベラルーシが言った。
「このオモチャを堪能したら、ドイツのこれが欲しい」
そう言って、ベラルーシがズボンの上から容易く熱を持ち始めたドイツの肉棒に触れる。
「オモチャと、これ、どっちが良いか試したいから」
「……」
ベラルーシの奇想天外な行動にドイツの容量はいっぱいいっぱいだ。
そんな間にも、彼女はドイツのシャツに手を伸ばし、ボタンを外し始める。これはもう、
ツッコミが追い付きそうにない。
だったらどうするか。
全てリセット、なかったことにするしかない。
ドイツはベラルーシの手を取ると彼女を引き倒す。そのまま彼女の上に覆い被さって、立場逆転だ。
彼女の長くすべらかな髪がベッドの上に散らばるのを目を細めて眺め、頬に付いた髪を払って
やった。
「攻められるのは好きじゃないっていつも言ってるだろ」
「あんたがその気にならないから、先に始めようと思っただけ」
ドイツは生意気な言葉ばかり口にする彼女の唇を塞ぐ。
今度は従順にドイツの舌に答えるベラルーシ。そんな彼女の豊満な乳房を掴み上げれば、その
不機嫌面には似合わない可愛い喘ぎ声が漏れた。
「……既にその気だ。だから少しは待て」
乱された所為でこぼれ落ちる前髪を掻き上げてから、ドイツは彼女の首筋に吸い付く。それを
見つめながらベラルーシが僅かに口角を上げるのを視界の端で確認した。
いつも仏頂面で威圧感がある彼女が時折見せる笑みに情が流れる自分を安い男だと思いながら、
今度は恋人のように唇を啄ませて彼女の目を覗き込む。
「好きだと言ったら答えるか?」
「兄さんが私の唯一一番絶対神だけど、あんたがそれを望むなら、言ってやらなくもない」
ロシア以外には会話を交わすことさえ嫌がるベラルーシだ。
こうやって自分の元を訪ねてくるのは少なからず思われてはいるのだろう。
彼女がロシアから貰ったメイド服を丁寧に脱がせながら、ドイツは彼女の白い柔肌を吸い上げて
いく。
「速く突っ込んで」
「だから、待てと言ってるだろ……」
メイド服を脱がせ、髪を飾るリボンも解き、黒のレースの下着に手をかける。
ブラジャーのホックを外せば、彼女の豊かな胸がこぼれ落ち、ツンと立ち上がった乳首が
目に入った。それを指で摺り合わせると、ベラルーシが顔を背け爪を噛む。
そのまま軽く引っ張ったり舌先でこねくり回したりしていると、乳首の主張は強くなり、芯が
入り始めた。
それを、乳房ごと咥内に招き入れ、吸い上げる。
「んあぁっ」
上がった嬌声にドイツは内心喜びながら、彼女の胸を強弱を付けながら揉みしだいていった。
手に収まらないほど豊満な胸は、ドイツの手を包み込むようだ。
指の痕が残るほどに力を込めれば、ベラルーシが身を捩り、また甲高い声を上げる。
雪のように白い肌を吸い上げると、くっきりと赤い痕が残り、鮮やかなほどだった。
二つの乳房を両手で寄せれば、世の男が釘付けになるだろう谷間が出来て、その状態を維持した
まま、ドイツは乳首を執拗なまでに吸い続ける。
タプタプと震える胸は別の生き物のようだ。
「挟めば?」
そこでベラルーシが己の胸の谷間を指さし、パイズリを進めてきた。
嬉しい誘いではあったが、ドイツはベッドに置かれたままのバイブを手に取り、「これが先
だろう?」と尋ねる。
真面目すぎるドイツは自身の欲望よりも彼女の要求が最優先だ。
ドイツの返答にベラルーシはフンと鼻を鳴らし顔を背ける。
機嫌を損ねたか心配になったが「だったら後でしてやる」とぶっきらぼうに答えた言葉に
思わず顔が緩んだ。
どれだけ揉んでも飽きが来ない豊満な胸はひとまず後に回して、今度は彼女が体を仰け反らせる
たびに浮き出るあばらにキスをする。
そのまま手を腰から尻へと滑らせて、まだ脱がしてなかったパンツに手をかけると、ベラルーシが
腰を浮かせ、ドイツの動作を助けた。
難なくずり降ろされたパンツには、彼女の体から滲み出した愛液がじっとりと染みこんでいる。
もう十分すぎるほど濡れているように感じたが、ドイツは確認のため、指を秘裂に滑らせた。
ゆっくり指を立てて入れ込めば、あっけないほど簡単にドイツの指が飲み込まれ、温かな膣壁は
ドイツの指だけでは物足りないとでも言うようにひくついている。
ドイツは一本だった指を二本に増やし、軽く出し入れを開始した。
「焦らすな」
そこで、ベラルーシから文句が入る。
彼女もこう言っている事だし、体も十分な状態だ。
ドイツは「わかった」と手に付いた愛液を舐めてからバイブを取った。
理性が働いているときは直視出来なかった極太のバイブは、男性性器を如実に再現し、ある種
グロテスクな恰好とも言える。
そして、普通の女性であれば物怖じしてしまいそうな太さだ。
自分の物よりも大きいんじゃないかと思って、これを入れた後、自分の肉棒を挿入して大丈夫
だろうかと不安が過ぎる。
しかし、今は彼女から言い渡された指令が優先。
「……入れるぞ」
「速く」
十分濡れているとは言え彼女に配慮して、バイブにローションを垂らしてから電源を入れる。
まずは弱で良いだろう。
昔、彼女に付き合わされて使い慣れた物ではあるのだが、やや緊張しながらドイツはバイブの
先端を彼女の中に沈める。
ベラルーシはようやく侵入してきた膣内を満たす異物に喉を仰け反らせた。
極太のバイブは程なく彼女の体に飲み込まれ、穏やかな振動をドイツの手に伝えてくる。
様子を見るべく一呼吸置いていたドイツだが、どうやら問題はなさそうだ。
まずは彼女の良いところを見つけるべく、バイブで中を探る。
「んぁ、っあっ」
彼女の喘ぎ声を頼りにあちらこちらの内壁を付いていると、ある一点で彼女が甲高い声を上げた。
「ここか?」
確認するようにぐりぐりと押し付けると、生意気な口調は消え、涙を滲ませたベラルーシが頷く。
ドイツはバイブを強に入れ替えると、ピストン運動を開始した。
「あっ、あっ、あっ!!」
ドイツの動きに合わせるようにベラルーシの声が部屋中に響いていく。
彼女の喘ぎ声だけではなく、ドイツの攻めに素直すぎるほど答える接合部の音がグチャグチャと
鳴り響き、溢れ出るそれは、ドイツのシーツを濡らしていった。
長い髪を振り乱しながら何かを堪えるように目をぎゅっと閉じて絶頂を待つベラルーシ。
真っ白な肌はうっすらと赤みを増し、バイブがよっぽど良いのか涙している。
そんな涙の伝う頬に張り付いた髪を指先で払い、ドイツは空いている手で彼女の体に愛撫を
施した。
耳朶を噛み、喉に吸い付きながらバイブの動きを速くすると、込み上げる快感にじっとして
いられなくなったのか、彼女がドイツの肩に腕を回し、引き寄せてくる。
彼女の胸に顔を埋めたドイツは眼前にあった張りつめた乳首を舌先で突いた。
「ああっ、ドイツぅ……っ」
砂糖菓子よりも甘ったるい声で呼ばれた名前にドイツは性的興奮とはまた別の興奮を得て、
彼女の唇を奪う。
「あああああっ!!」
なお一層彼女の体にバイブをねじ込めば、ようやく訪れたらしい絶頂に彼女の体が伸び上がって、
そして、果てた。
「……大丈夫か?」
イった顔を見られるのが恥ずかしいのか、俯せになり肩を上下させる彼女にドイツが問いかける。
ドイツの肉棒は、未だはち切れんばかりに膨らんでいるのだが、ここは余裕を持って尋ねたい
ところだ。
ベラルーシは布団に押し付けていた顔を僅かにこちらに向けてくる。
しかしまた顔を伏せ、黙り込んでしまった。
今日はもうこれでお終いになるかもしれない。そんな事を思いながら、ベラルーシの汗ばんだ
背中を撫でる。
そして、指先に絡む絹糸のような髪を無意識の内に弄っていると、彼女が「触らないで」と呟いた。
ここまでしておきながらそんな事を言うとは思わず、聞き間違いかと驚くドイツだったが、
今度ははっきり大きな声で「触らないで」とベラルーシが言う。
まるで燃え盛る火にでも触れてしまったようにドイツがバッと手を引くと、ベラルーシが
体を起こした。
「今日、兄さんが『ベラルーシの髪は綺麗だ』と言って撫でてくれた。だから触るな」
そう言って、睨み付けてきた彼女。ロシアの名前にたじろいだドイツを見て、ベラルーシが
口角を上げる。
「夢の中でだけど」
そう言った彼女は、いつもは見せない寂しそうな目をした。
「……何かあったのか?」
彼女は何も言わなかった。
話したくないのだろうか。だったら無理に聞く気はない。だけどやっぱり気になってしまう。
「……実際お前の髪は綺麗だから、ロシアに言えば撫でてもらえるんじゃないのか?」
だからこそ、余計な一言かと思いはしたが、そう言った。ベラルーシは視線を遠くし、
やはり黙っている。
沈黙は続き、答えは見えない。
今になって、窓から入りこむ風の冷たさに気付き、ドイツは布団を手繰り寄せるとベラルーシに
かけてやった。
「……しばらく席を外すから、ゆっくりしていろ」
ドイツは息を吐いて立ち上がる。今日はもうこれでお終いだろう。トイレで自分の性処理を
してこなければ。
ついでに、何か温かい食事でも出してやろう。ここ最近の彼女は食うにひもじく芋ばかり
食べていたはずだ。
何か、美味しい物を。
そんなドイツの腕をベラルーシが掴む。
「……?」
「パイズリ、する。横になれ」
まさかドイツに気を使ったのだろうか。そんな事を言うベラルーシにドイツは首を振って、
「そんな気分じゃないんだろう? 俺は自分で何とかするから、横になってろ。飯でも作ってくる」
「そんなおったてておいて、カッコつけるな」
「だからっ、それを自分で処理してくるって言ってるだろう!」
「そんな気分じゃないって誰が言った」
「触られたくないって言ったじゃないか!」
「別にいい」
支離滅裂だ。
ドイツは額を押さえ、とりあえずベットに腰掛ける。
するとドイツの少しだけ萎えてしまった一物をベラルーシが手に取った。
ドイツはそれを制する。
「ベラルーシ、なにかあったのか?」
今度は真剣な表情でベラルーシのアメジストのような深い紫色の瞳を見つめ問いかける。
彼女はまたしても顔をそらし、無言に徹した。
そんな彼女に恐る恐る手を伸ばして髪を撫でると、今度は何も言わず、ドイツの行動を甘んじて
受け止めている。
「……兄さんが……」
「うん?」
そして、その仕草を繰り返していると、ベラルーシが言葉を絞り出した。
「姉さんの髪を見て、とても綺麗だと言った。『触って良い?』ってふざけて、姉さんの髪を撫でた。
姉さんは困ってたけど、兄さんは嬉しそうだった」
「……」
「兄さんは、姉さんばっかり誉める。
姉さんは美人だとか、綺麗だとか、可愛いとか、優しいとか、いつもいつも言う。
いつもいつも見てる。
だけど、私の事は見ない。
私の方が兄さんのこと好きなのに。私の方が兄さんのことばっかり考えてるのに。
兄さんは私を見ない。
兄さんは、私の事なんか……」
そこまで言って、彼女の瞳からポタリと涙がこぼれ落ちる。
ベラルーシはそれを恥じるように涙を拭き取り「くそ」と呻いた。
気の強い彼女が零した弱音にドイツはいても立ってもいられず、拒絶されることを恐れながらも
彼女を抱きしめる。
ベラルーシは抵抗せず、ただ項垂れてドイツの肩に額を押し付けた。
「何で私じゃない……私の方が兄さんのことをよっぽど好きなのに……っ!」
子供が物に当たるようにドイツの胸を叩くベラルーシ。
ドイツもまた、幼子をあやすようにベラルーシの肩を撫で、髪を撫で、頬に口付ける。
「何で、何で……っ!」
そんな嵐のような感情を、ドイツはしばらく受け止め続けた。
「……勃起させたまま体押し付けるな」
「……これは、仕方ないだろ」
やがて出た憎まれ口。
これはきっと、彼女が落ちついた証拠だろう。
体を離したベラルーシは、珍しく頬を染めている。どうやら照れているらしい。
彼女はベットに体を投げ出すと、いつものようにしなやかな足を持ち上げ、ドイツの胸を指先で
なぞる。
「見苦しいから、さっさといれろ」
高圧的な態度で言われ、ドイツは苦笑した。
そうやって照れた自分を誤魔化しているつもりなのだろう。
「わかった」
ドイツは彼女の体を追うように覆い被さり、ベラルーシの足を開くと、肉棒を扱いてから、
ベラルーシの膣口に当てる。
即座に捻り込みたい衝動に駆られながらも、彼女を煽るように勃起したクリトリスを熱の先端で
突いた。
そして、秘裂をなぞるように往復させ、肉棒に蜜を絡みつかせていく。
「焦らすな……っ」
まどろっこしいことが嫌いなのかドイツの行動に文句を付けるベラルーシだが、そんな頬を
赤めた状態で言われても怖くない。可愛いと思うだけだ。
更に焦らすようにただ擦り合わせるだけに留めていると、彼女が唇を噛む。屈辱的な表情に
嗜虐心が煽られ、冷えていた体に再び熱がこもり、更なる熱を求め始めたところで、ドイツは
彼女の足を左右に開くと、唐突に己の昂ぶりを彼女の中へと捻り込んだ。
「ああっ!!」
不意を突かれ心の準備が出来ていなかったのか、ベラルーシが甲高い声を上げる。
彼女の最奥に行き着いたドイツが「大丈夫か?」と問いかけると、「感じてなんかいない」と
説得力のない表情で彼女が言った。
さっきまで極太のバイブを飲み込んでいたとは思えないほど、ベラルーシの膣内は狭く、ドイツの
肉棒を締め付けてくる。
ドクドクと脈打つ彼女の体、体温を肌で感じ取りながらドイツはゆっくりと腰を揺らした。
ドイツの動きに合わせて、ベラルーシの乳房も大きく揺れる。
それを両手で揉みながら口をぎゅっと引き締めピストンを繰り返していると、ベラルーシが
露骨に顔を背けた。
一瞬だけ彼女の表情を映してから、ドイツは知らない振りを決め込む。
彼女の目から止めどなくこぼれ落ちる涙。
今何を思い、何を考えているのだろう。
彼女が考えているほど、ロシアはベラルーシに興味がないわけではないと思う。
事実、ベラルーシには気をかけ支援し、彼女までアメリカに奪われることがないよう努力
しているのがドイツの目には確かに映っていた。
だけど、男というのは理不尽な物で、常に自分を見つめ追いかけてくる女よりも、自分の手から
離れていこうとする女を求めたりする。
ベラルーシの場合、ロシアに対する愛情や執着が常軌を逸しているのも原因の一つかもしれないが、
自分のいけすで泳ぐ魚に愛情をかまけるタイプじゃないのだろう。
そう考えれば、リアとアニアニ執着するのもわかる気がする。
自分だったらどうだろう。
ベラルーシのたわわな乳房に噛みつきながらドイツは考える。
彼女が自分を好きになってくれれば、自分は、今ほど彼女を悲しませないような気がする。
なんと言っても、ドイツは自分に好意を示す者には誠意を尽くすし、大事にもするからだ。
だったら自分を好きになればいいのに。
だけど、そんな簡単な事じゃないこともわかっている。
自分に出来るのはこうやって、時折袋小路に閉じこめられ、子供のように涙する彼女を慰める事、
ただそれだけ。
ドイツは、ベラルーシの涙を見ないように、仰向けになっていた彼女の体を反転させ、
四つん這いにさせた。
背後から獣のように攻めていると、再び彼女の唇から嬌声が漏れ始める。
彼女がどんな表情をしているかはわからなかったが、少しは、気が紛れ、ドイツを虜にする
魅力的な顔をしているのだろう。
パンパンと腰を打ち付ける音が響く部屋の中で今度はドイツが少しだけ泣きそうな顔をして、
彼女の柔肌に口付けた。
「あぅ、ああっ、もう、だ……だめっ」
やがて髪を振り乱し叫んだベラルーシにドイツも自身の限界を感じながら、彼女の体にのし掛かる。
「う……っ、はっ……」
彼女の体に埋め込まれたままの熱の先端から、ほとばしった精。軽く数回腰を打ち付けて、
それを彼女の最奥に根付かせる。
ベラルーシもまた同じく達したのか体を崩し、荒い呼吸を繰り返していた。
「……んっ」
そんな彼女から肉棒を引き抜くと、後追うように彼女の中から白濁の精と、彼女の蜜が混じり
合って零れ出す。
「ベラルーシ」
彼女はそんな物を求めていないかもしれないが、ドイツは顔を寄せ、幾重にもこぼれた涙の
軌道を無視するように慈しみを込めて彼女に優しくキスをした。
それから、風呂に入り窓の仮修理を施したところで、ドイツは暖かいスープを手に部屋へと戻る。
ベラルーシはドイツのシャツを羽織り、ソファーの上に膝を抱え座り込んでいた。
「食事だ」
スープを差し出すとベラルーシは無言でそれを受け取り、ガツガツと頬張っていく。相当腹が
減っていたらしい。
お世辞にも女性らしい食べ方には見えなかったが元気があって良いかと思いつつ、ドイツは
ベラルーシの隣に腰掛ける。あまりじろじろ眺めるのも失礼かと思いつつも、チラリと窺えば、
もう食べ終えたらしいベラルーシが食器を投げ捨てソファーに寝転んだ。
「おい!」
投げ捨てられた食器を慌てて拾い彼女を責めると、ジロリと睨まれる。全く扱いにくい女だ。
ソファーの肘置きに体を預けてまた寄った眉間に皺を親指の腹で潰してると、ベラルーシが
体を起こす。
かと思いきや、またコテンと体を倒した。
今度はソファーの上じゃなく、ドイツの膝の上にだったが。
「ベラルーシ?」
自分を膝枕にするベラルーシに咎めるわけでもなく名前を呼ぶと、彼女は相変わらず無言で、
体を丸め目を閉じる。
「冷えるぞ、ベッドで寝ろ」
「うるさい」
彼女を思って言ってやってもこの返事だ。
仕方なく自分が羽織っていた上着を脱ぎ、彼女の体にかけてやった。彼女が寝たらベッドに
運んでやろう。
そんなドイツの膝が、ふいに、何かで濡れる。
それが何なのか、彼女を確認するまでもなく悟って、ドイツは膝置きに手を乗せ、頬杖を
付くと顔をそらした。そして、もう片方の手で、ベラルーシの髪を撫でる。
「……俺が会った女の中で、お前の髪が一番綺麗だ」
柄にもなくそんな浮ついたセリフを口にすると、ベラルーシがいっそう体を縮ませ、ドイツの
ズボンをぎゅっと握りしめた。
「ドイツ」
「ん?」
「バイブより、ドイツの肉棒の方が良い」
「そういう単語を口にするな……」
たまに出る彼女の下ネタ発言にはうんざりするが、親しいイタリアも本人意図してやっている
訳じゃないだろうが素っ裸で走り回ったりと下ネタ行動が多い男だ。
悲しいかな、慣れてくる。
「ドイツ」
「ああ?」
「……」
「どうした?」
涙はもう引っ込んだのだろうか。そらしていた視線をまた彼女に戻せば、ベラルーシは頬を
赤らめて、
「兄さんへの好きと、違う」
「何がだ?」
「けど、多分、好き……」
「……」
それは、ロシアに対する好きとはまた違うけれど、ドイツのこともちゃんと好いていると
言うことだろうか。
それが何だか嬉しくて、表情が緩む。
「俺もお前のことが好きだ」
素直に返せば彼女は赤く腫れ上がった目を一度だけこちらに向けて、そして目を閉じた。
そんな彼女の髪を撫でながら、ドイツは気分良く天井を見上げる。
やがて聞こえる寝息も、きっと信頼の証だろう。
終
ぶった切り投稿申し訳ない。
お粗末様でやんした。
乙ー
待ってたよ!
ベラがむちゃくちゃなのに可愛い
どうしよう
乙!テラGJ!!
まだここ残ってた甲斐があった…!
住人層結構変わったみたいだけど職人が投下してくれる限りは自分も住人でいようと誓った今日このごろ。
土洪の人も露ウクの人も全裸で正座して待ってる!
独辺GJ!エロいよエロいよ
住民層変わったっていうより、ひと悶着あってからにょた物をみんな自粛してる印象だけどな、自分は。
独ベラ素敵すぐる。
投下してくれてすごく嬉しい。GJ!
GJ!乙です。ベラ窓からってすげぇ!
小耳に挟んだんだが
ハンガリー人のなんたらという人が
フランスやイタリアの男は朝妻が横にいるが
イギリスの男は湯たんぽが横にいる。
という意味の詩を書いたらしい。
誰かイギリスを温めてやって(涙)
何よりもまず、イギリスにも湯たんぽがあるこてに驚いた
ベラルーシ可愛いベラルーシ可愛い
ドイツがイギリスより紳士なんだが、これは一体どうしたことだろうw
燃えてきた
現実から逃走してエロ小説書いちゃおうかなぁもう
ベラルーシのヤンデレっぷりがかわいすぎるんだぜ!
いいもの読ませてもらった! ホントGJ!
>>725 なぜかイギリスとハンガリーの朝チュンを想像してしまった・・・
意外とアリかもしれないw
>>725 イギリスならイメージプレイで調子に乗りすぎて
ベッドの横でシルクハット被って正座してるよ。
イギリスは良い男優だと思います。
独ベラGJ!
もしドイツの隣の部屋がプロイセンだったらなんとなく可哀想だな
「リアとアニアニ」には笑ったw
>>725 イギリスは車やアスファルトだけでなく湯たんぽにまでか
今更ながら独ベラGJ!!!
前スレの時から貴方のおかげで独ベラが大好きです!
導入部だけ土ちび洪
意外と江戸言葉が解らない。いま頑張ってエロ捻り出してるからもうちょい待ってて。
「ちーくしょー!はなせコラっ!オッサン!変態!」
じたばたと未だ成長途中である薄い肉付きの手足をばたつかせる子供は、土埃に汚れていてもわかる愛らしい容貌とは逆に口汚くトルコを罵った
「いやぁ…まさかこんなチビだとは思ってなかったっつー話だよ」
猫の子を持ち上げるようにぷらんと首根っこをつまんで小さなハンガリーの身体を揺らす
「うわああテメー揺らすなはなせー!」
「ばっきゃーろう、離したらお前ェ逃げるだろうが!」
必死に手足を動かしてトルコへ攻撃しようとしてはいるがそれらは全て虚しく空を切る
「お、お、俺だって直ぐにでっかくなってちんちん生えてテメーなんか目じゃ無くなるんだからな!後悔したくなかったらはなしやがれー!」
一拍の間。
今この子供は何と言った?
生える?何が?
「……お前ェ」
困惑と同情が混じった複雑な視線はハンガリーを煽ってしまったらしい、むきー!と解りやすく憤りを露にし一層手足のばたつきが大きくなった
「バカにすんな!オッサンだって俺くらいの時は生えてなかったんだろうがー!」
驚いた。
口振りや振るまいからまだ声変わりを迎えて居ない少年なのだろうと思っていたが
今の話が本当だとすればこの子は…
「…女か?」
「違ぇー!」
あくまで己は男だと主張する『彼女』の身体へ無遠慮に視線を注ぐ
先程剥いでしまった鎧の下に纏ったくしゃくしゃの衣服は未だ性に目覚める前の凹凸が少ない少女らしいラインを辿っている
そして良く良く目を凝らすと本当に僅かではあるが胸の辺りがうっすらと膨らんでいた
「…ちんちんが早く生える方法、知ってっかィ?」
全裸で仮面かぶって続き待ってる!wktk
しかしトルコ犯罪くさいなw
wktk wktk ! !
トルコのターンが始まったなw
dkdk
バクラヴァバクラヴァ(中近東のナッツ入りケーキ)
トルコアイストルコアイス!(のびるヤツ)
アシュレアシュレ(なんでみんなこれがでないんだw
ロクムロクム(ゆべしっぽくてウマー)
スレイマンスレイマン
もう・・・ネタがないんだぜ・・・
お前ら喜びすぎwww
全裸に仮面で続き待ってる
トルコ風呂トルコ風呂!!
ついでに白いパン白いパン!
どうでもいいけどウクライナ+白いパンと聞いてつい
ポーランドとかが胸に白いパン(特大)2つくっつけて
「ウク姉のマネ〜!」とかやってるところ妄想したんだぜ!
(※その後白パンはスタッフが美味しく頂きました)
トルコのソープランドで働く巨乳二人と聞いて
トルコアイスはドンドルマとか言うんだったっけ
>>744 もちろん姉ちゃんのパンも頂くんですよね
シシカバブシシカバブ
ついでにサコティスサコティス
クリスマス、当然のように予定がないので
同様に暇な職人さんとコラボして遊びたいなあ。
と、小さく呟いてみる。
>>748 職人と言うほど立派な物投下してはないけど、イブなら時間帯によっては参加したいノシ
ノシ
遅筆な自分でも参加できる企画なら
おおっ、ありがとう。
企画って程大した計画じゃないんだけど
一緒に悪ノリして遊ぼうぜって職人さんはメ欄のアドレスにメール下さい。
orz
すみません つアド hetaparo*live.jp
*=@です
空気読まずに
>>120の「隣の部屋」マダー?と言ってみる
自分もずっと待ってる
さすがに1ヶ月全裸で待機はつらいんだぜ・・・今日は冷えるしな・・・
あと聖女様と犯罪トルコもずっと待ってる
皆さん年末は忙しいんだろうか
>>754 よし、これやるよ
つ※
さっきまで股間に着けていたバラだから暖かいぞ
お前の薔薇つけて昼寝してたらエロい夢みた・・・ちょっと文に書き起こしてくる!
wktk
>>759 ID前半がルクセンブルクっぽくて後半がオーストラリアっぽいぞ
>>760 残念だがどっちも未登場だ
香台なんてどうかと思ってるんだが二人ともまだ喋ってないからなぁ…
仕方無いので今更2巻購入出来た記念にスイリヒなんか書いてみようと思う
>>758じゃないけど昼寝してたら
英リヒな夢を見たけどこれは支離滅裂で文章に起こせない。
さて、
>>751だけど職人さんから連絡がなくて淋しいww
ところで希望のカプとかありますか。
>>762 希望カプは加リヒとか無茶なこと言ってみる
コラボ楽しそうだけどメール使うとなると抵抗あるっていうか…
スレだけでできる気軽なもの且つ自分のヘタレ技量で大丈夫なものなら参加したいです
提案なのだけど、共通テーマ決めてそれぞれスレで申告して書くというのは?
例:温泉、兄弟とか。
無責任でごめん
ごめん、自分携帯厨で箱にはメールが難しい仕様になってる…というか企画の前に露烏と犯罪トルコ仕上げるべきだよなゴメヌンティウス
行き詰まりと年末の不安定予定で進まないのなんのって。
共通お題か幾つかのお題の中から事前申告でスレに投下、ってのはやりたいなあ。
お題ならクリスマスに
変態サンタ(仏かフィン)の無差別同時出没エロはどう?
国だけ書き手は宣言しといて、当日SS投下で。
おう、話が進んでるw
ネタバレすると、舞台一個用意してクリスマスにそこに国全員集めて
同時進行で書いていくっていうのを考えてた。
当日飛び入り大歓迎で、事前準備したい人向けに舞台設定を先に伝えるのと
ラストとかを調整するのに協力者が1,2人欲しいなと思ってた。
スレストしてごめん
微妙っぽいので自分はスルーして話進めてくだされ
もしやるならラスト協力する。
遅筆な方も居るだろうし、当日は時間取れないって言う人もいるだろうから
はやめに共通設定と舞台を出しといたほうがいいかも。
クリスマス用にもとから書いてた職人さんとかぶるのも美しくないしな。
なんかメール送ったら戻ってきたからこっちに。よかったらメールプリーズ
hetalia18@やふー.co.jp
>>769 明日の夜にでもメール送ると思うから是非参加させてくれ
そしてスレチ気味だが、ビジネスホテルの部屋に有料チャンネル(AVね)の番組案内が有って、
その中に“超絶カワイイ ハンガリー娘がヌいちゃうぞ★”みたいなのが有った
思わずハンガリー姐さんがノリノリでご奉仕してる姿が頭を掠めたよ
相手は土や希、墺でも普でもアリだ
ハンガリーかわいいよハンガリー
リヒテンシュタインかわいいよリヒテンシュタイン
セーシェルかわいいよセーシェル
774 :
752:2008/12/23(火) 02:51:21 ID:kMIlnKpL
ベラルーシ可愛いよベラルーシ
企画を進めて大丈夫かどうかちょっと不安ですが
>>769 今メール送りました。ダメ出しオッケーです。よろしくお願いします。
メアドもう一回貼ります。ちなみにこのアドレスは終わったら破棄します。
hetaparo@live.ジェーピー
ギャラリーにいるベトナムたん、女の子だよな?いろいろ新しいヨカーン
前からいたけどね
ここは史実に基づいて襲ってきたにいちゃんやメリカを逆襲してほしい
逆レイープですね、わかります
このスレに未登場の中国との和姦でもいい。必死にベトナムを欧米の手から守ろうとするにーに
結局ボロ負けしてフランスの手に手に落ちるんだったっけ
日本人娘、アメリカ人娘、イタリア人娘が部屋で裸になっているところに、男が入ってきた
日本娘は「キャー!」といって顔を隠した
アメリカ娘は「Oh!」といって股間を隠した
イタリア娘は「Oh!」といって股を開いた
のコピペ見たんだけどイタ子ってそんなに積極的なのか?
イタリア女性は身持ち堅いから男が必死なんじゃないの
ひまさん描くイタ子イメージでは、入ってきた男をのしてしまいそうだ
>>776-777 ハノイの中国風街並も、ホーチミンシティ(サイゴン)の仏蘭西風街並も
どちらもしっとりした風情があって素敵。
強引な侵略を受け入れながらも、その芯の強さとしなやかさで
美しいものをとりいれていくベトナムちゃん、いいかも。
アメリカに対しては、飾り気のない軍服で徹底抗戦するのも、またいい。
どちらの街も、一皮剥けば庶民的な活気がどばーと溢れていて、
それもまたいい。
そんな感じのベトナムちゃんを妄想しています。
こんばんは。
今年も残すところあと数時間でクリスマスイブとなります。
なので、クリスマス撃墜しに参りました。
24日は当スレをジャックさせて頂きます。
クリスマスだよ!全国集合!
ということで、クリスマスイブだというのに恋人もおらず暇で家にいる職人、
愛国精神溢れる出先だけど携帯からでも参加してやる!という忙しい職人、
どなたさまもぜひ、ふるってご参加下さい。
つきましては参加職人様のための舞台設定、ルール等が
以下のファイルに収められております。
ご興味のある方はどうぞお手にとってごらんください。
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/173548.zip&key=hetaparo キーワード:hetaparo
SSその他、イラストでの参加なども大歓迎でございます。
みんなでクリスマスを撃墜しましょう。
それではスタートの合図をお待ち下さい。
昔、魔王様がブログで女体化について答えてたやつ↓
質問
公式で出てる女体化のみんなの性格が知りたいです!
それと親分は女体化しないんですか!?
答え
あれか!あれはいつものキャラクターたちとは別人って感じですね。
性格は…
イタリア娘;気が強い。明るくて姉御肌。ちょっと涙もろく、恋に生きる女性。
ニホン娘;大和撫子。欧米に少し憧れてる。
ドイツ娘;無口、真面目、胸がでかい。
イギリス娘;上品にふるまおうとしてるけど結構パンク。
アメリカ娘:明るくてちょっと暴走気味。ブロンド。
フランス娘;気取り屋。
中国娘;何考えてるかよくわからん子
リクエストの南イタリアな女の子。
ロマーノとちがってケンカ強そうです。
だってさ。
女体化は別人だね。
>>781 ちょwティノクロース!
びっくりさせんなよなばかぁ!
>>781 待ってたぜティノクロース!
質問なんだがストーリーの時間は現実時間と合わせなくて平気ですか?
>>784 平気です!
クリスマス投下を控えている職人のためにも
24日いっぱいでターン終了ですのでその点だけご注意下さい!
了解!
「雪だー!!」
「雪なんて僕のところに来ればいっぱい見れるよ。来るといいよ。今すぐでもいいよ」
「おいロシア、人の元植民地になに話しかけてやがる」
南半球に居るため、見慣れない雪に感動しているセーシェルの後ろで、はやくも二つの国が睨みあっていた。
世界会議後の打ち上げを主催した日本は、それを見て不安そうに表情を曇らせる。
「和恵さん、今日と明日は騒がしくなると思いますが、ひとつ良しなにお願いします」
「貸切なんだし気にせんでええんよ。ふだん私と仲居の子ぐらいしか居らんから、にぎやかなのは嬉しいわあ」
江戸時代からの歴史ある老舗・御梨(みなし)旅館の女将は、言葉通り嬉しそうに笑ってみせた。
子供のときから変わらない彼女のその無邪気な笑顔に、日本もついほっとして笑い返してしまう。
剣呑な英露を引き離し、ついでに正面入り口からホールに移動した各国一同は施設利用にあたっていくつか注意を受けた。
いわく、外国人であろうが宇宙人だろうが、旅館では日本の形式順守。
いわく、壊すな
いわく、アメリカナイズはしないこと
「特定できる個人攻撃は止めるんだぞ、日本!」
「いえまあ一応。女将の旦那さんは元極道の方なので、ファッキンジャップぐらい知っていますからね。
あの映画大好きらしいですから、撃たれない様にだけお願いします」
ハンガリーが手を上げた。
「温泉はどうなってるの?」
「内風呂のほかに露天風呂があります。男女分けされているところと混浴になっているところがあるので、
入るときは案内図を参考にご注意願います。あ、あと深夜はその……幽霊が出るという話もありまして」
「マジでか!」
イギリスが目をキラキラさせながらセーシェルを振り返る。
「おい、露天行こうぜ。二時くらいがいいか」
「人前で堂々と混浴に誘うんじゃねーですよ眉毛、恥ずかしいじゃないですか!」
「……一応、お風呂でのあやしい行為は禁止してますからね、一応」
日本はため息をつき、なにか必要なものあれば仲居さん(十五歳)にお願いしますと締めくくって夕食まで解散にした。
「日本、年寄りくさい顔してんじゃねーある。ほら、我の顔みて元気出すある」
「中国さん、旅館内での被り物、シナティなどはご遠慮ください」
「それは……我が可愛すぎるからあるか」
「おかしいですね。中国さんにもアメリカさんにも注意したというのに、私、まだなにか言い忘れているような気がします」
中国をスルーして、日本はつぶやいた。
会議後だというのに、世界各国は元気いっぱいだ。不安だ。自分を年寄りと思っているからだろうか、皆のテンションの高さが不思議に思う。
と、仲居の一人が日本に頭を下げる。
「全室ご用意整いましたので、本田様もどうぞお好きな部屋をお使いくださいませ」
「全室? 大部屋だけでなく個室もですか?」
「はい。必要になりましたら浴衣の替えでしたり、その、予備のコンドームなどもご遠慮なく私どもに申しつけくださいませ」
顔を真っ赤にした仲居を見て、日本は「ああ!」と思い至った。年かなあと思わずには居られない。
「そういえばこの旅館に居ると、不思議と男女で愛し合いたくなる……というのを皆さんに教えるのを忘れてました」
遠くでフランスの雄たけびが聞こえたが、まあ教えなくてもいいかと思いなおす。
日本式で言うなら、今日は恋人同士で過ごすクリスマスイブなのだし。
=
というわけで、企画スタートです。ガンガン参加しちゃってください
「って、そうだ、恋人同士なら問題ないですけど、この旅館ってかなりの割合で行きずり
カップルの成立率高かったですよね?」
日本が恐る恐る女将に尋ねると女将はニコニコしたまま答えた。
「こォんな山奥の温泉に一人でくる男女なんて、みなわけありですわぁ。ごひいきさんは
別ですけどね。寂しい心を埋めるのは愛です。温泉に浸かって、愛を育んで、みぃんな幸せに
なりはるんですよ。
……今年、うちの旅館で出会って結婚したご夫婦からきたおはがき、お見せします?」
「けっこうです……」
ああ、不安だ。日本は何度めかのためいきをついた。
いや、この旅館が、一癖も二癖もある国らを迎え入れるのに絶好の場所であることに疑いはない。
女将の一族との縁は遡れば数百年を数え、女将本人も生まれた時からの顔見知り。
気安いものだし、女将の方もこの縁を大事なものだと思ってくれている。
多少のわがままが利き、日本文化を大切に守っている。料理が格別に美味しく、部屋からの
眺めは絶景、温泉が豪勢。他国の人間を、日本として接待するにはうってつけであるといえよう。
なぜか異性と愛しあいたくなる不思議を除いては、だ。
日本は空気を読んで発言を自粛しはするが、決して鈍いわけではない。国同士で「そういう関係」に
なっているカップルが数組あるのは熟知している。
そこは元から恋人同士なのでいいのだが、困ったのは、恋人同士に至っていない、
微妙な関係のほうである。
そういうのが、この旅館に泊まると、間違いなく一線を越えてしまう。
後のことに責任はとれないぞ、と日本はくわばらくわばら口の中で小さく唱えた。
いくぶん昔ではあるが、日本もここでゆきずったことのある一人である……。
三日に一度寝れば元気に働ける接客業者の鏡のような女将は、そうそう、と夕食準備を
している厨房の監督へ行く前に、日本に振り返った。
「どなたさんも、お国さん同士や仲居の誰と愛しあってもご自由ですけど、うちの子ォにだけは
手ェださんといてくださいね? ……うちのひとに撃ち殺されますわ。しってもよければ成仏
してくださいましー♪」
大事なお客だと言い含められているのだろう、緊張した面持ちで仲居の仕事をこなそうとしている
深津海を日本は見やった。前に来た時はほんの赤ん坊だったというのに、時が経つのは
ほんとうにはやい。
まあ、なるようになるだろう。
御梨旅館が、泊めた人間に不幸を運ぶことだけは、絶対にないのだから。
日本自身も、今夜誰かと同衾する予感に、背筋が少し冷えた。
『クリスマス撃墜のお知らせ』
注意書き
・エストニア×モブ(IT)
・本番ギリギリ前で終わっている
とりあえず盛り上げるために速攻で書いたもの投下します。アラあったらすいません、
各自脳内で直して下さい。
早めに風呂から上がったエストニアは個室に戻り、ノートパソコンを広げた。
「僕ばかり楽しんでては国民に対して申し訳ないしね」
絶景はもったいないが気が散ってはいけないので、しっかりと戸締りをし一ミリの隙間なく障子と
襖を閉める。
なんと真面目な優等生!
そんな彼がパソコンを立ち上げると、背筋にぞくりと悪寒が走った。湯冷めでもしたかな、と首を
かしげると。
「はーい、こんばんはエストニアさん!」
「うわああああああああ!!」
振り返ると温泉着姿の少女が立っていた。金色の髪に青い瞳。どこの国かと戸惑っていると彼女は
エストニアの前にちょこんと正座した。
「はじめましてエストニアさん。私、ITの神です」
「……は?」
「ずっとお会いしたかったんですが、こういう機会をいただいて光栄です」
「いえ、こちらこそ……ってそうじゃない! ITって! 神って何!?」
「日本では大切にされているものには神が宿るんです」
それは九十九神と呼ばれ、長い年月を経て古くなったもの魂や精霊などが宿るなどしたものの
総称だと彼女は言う。
「まあ、幽霊とか妖怪とか、その類だと思ってください」
「しかし、ITって形ないですよね? そういうものって意思が宿りようがないのでは?」
「き○ろうにもネットの妖怪出てたからいいんです」
「そういうものなの?」
「ものです」
納得いかなかったが日本だとそうなるのだろう。日本の形式順守の言いつけを守って飲み込むことに
した。
「で、そのITの妖怪?さんが何故に僕の前に?」
「大変良い質問です。簡単なことですが、恩返しがしたかったのです」
「恩返しとな?」
「だって、貴方はとても私のこと愛してくれているでしょう?」
浴衣姿の女の子にもじもじと伏目がちに言われ、一瞬ドキリとした。が相手はゴースト(っぽい何か)
だと思い、冷静になる。
「あなたのおかげで私、すごく発展できました。だから、どうしてもお礼がしたくて……」
と、手を握られた。エストニアは息を呑む。それが胸元に引き寄せられていく……
「ってダメダメ!」
振り払う。話が上手すぎだ。きっと誰かの悪戯だろう。
「何これドッキリ? 誰の差し金!? ひっかからないよ」
「とか言いつつ、少しは期待したのでしょう?」
「してない! ていうか君みたいな子供は好みじゃないんだ。もっと大人っぽくて、グラマーで……
ってうわあああああ!」
一瞬にして、目の前の少女はいくつか年を増し、いただき盛りのグラマラスボディへと様変わり
していた。
「な、ななななな何!?」
「エストニアさんの脳内の電気信号から、今想像した形を再現させていただきました」
彼女はあどけなく微笑む。
その笑顔をまじまじと見つめた。もはや疑う余地はない。
「さ、恩返しはじめますよ」
と、彼女はエストニアに飛びついた。
「今からエストニアさんの脳内パルス読み込んで、理想の女性になりますね」
「って嫌だぁ! 物に手を出すなんてアスファルトでもOKのイギリスさんや二次元マスターの
日本さんみたいじゃないか! 僕はそこまで堕ちたくない!」
「ただの物とは違いますよ。アスファルトや二次元は向こうからの愛はありません(?)が、私には
あります。えいっ」
「わあ〜〜〜ッ!」
たたみに押し倒され、見上げれば自分の腰に乗った彼女の顔がある。その容貌には初めて現れた時の
面影は全く無く、エストニアの理想の女となっていた。
そんな女性が目の前で抱いてくれと迫っている。自然の反応で、エストニアの下腹に熱い血が滾り
始めた。
「あら……おっきくなりましたね」
「誰のせいだよっ! って脱ぐなぁ!」
浴衣の帯をしゅるりと外した彼女はゆっくりとエストニアに顔を近づけた。袖を通しただけの浴衣の
間からは体白いレースの下着に包まれた飽満な胸と締まったた体が覗いている。全裸より……エロい。
「なんというか、ツボを理解してるね……」
「ふふっ、脳内パルス読んでいるので完璧ですよ。いつも愛してくれる分たっぷり愛します。
大好きです。貴方も、国民も、全部……」
唇が重なる。彼女の舌が侵入して歯列をなぞり、口内の内壁をやわらかく刺激する。空いた手は
エストニアの浴衣をはだけさせて胸元をまさぐった。胸の突起を見つけると指先で捏ねたり焦らしたり
とエストニアの弱い場所を確実に責めてくる。
「んっ」
思わず出てしまった声に彼女は微笑んだ。理想の微笑みだ。エストニアはたまらなくなり彼女を
抱きよせると転がって上側に代わる。
「本当にするよ? いい?」
最終確認にまたまた彼女は笑う。そして上気した頬で囁いた。
「大好き」
エストニアの夜は、長くなりそうだ。
以上です。
読んでくれた方ありがとうございました。
『クリスマス撃墜のお知らせ』
なんだかかっとしてやってしまいました。後悔は……しているような、していないような!気にしちゃいけないんだぜ!
以下注意書き
・アメリカ×ベトナム
・ベトナムはまだ正式に設定などがわからないので口調などは造堤です。
・本番までやっちゃってるけど、ぬるい。
大丈夫でしたらどうぞ!
ベトナムの背中には、大きく醜いあざがある。前の戦争の傷跡だ。勝ったけれど、消耗しきった戦争。まだそのあとを引きずってる。
温泉には入りたいけれど、やはりこんな背中であっては、いくら見知った仲と行っても、見せるのははばかれる。いかに実の姉妹のように接している台湾にさえも。
みんなが寝静まった頃にでも、ゆっくり入ろう。そう結論づけて、彼女は自分の部屋へと戻っていった。
夜のとばりも降りた頃、ベトナムは静かに部屋を出た。目指すは無論温泉。
脱衣所を見る。服はない。どうやら誰もいないようだった。
「これなら入れそうね」
安堵の息を漏らして、彼女は温泉へ入るべく服を脱ぎ始めた。
「あ〜……気持ちいい……」
全身乳白色の露天風呂のお湯につかって、彼女は息を漏らした。みんなと入れないのは寂しかったが、一人風呂もなかなかいいものである。のんびりできて。
ふと思い立って視線を奥にやれば、高い茂みの向こうにも温泉が広がっているのが見えた。なんだかおもしろそうで、彼女の好奇心が刺激される。
「何か日本が言っていた気がするけど……何だったかしら?」
何か大事なことを忘れている気がする。ベトナムはそう思いながらも、好奇心に突き動かされるままに奥へと進んでいった。
奥には岩の囲いと、小さな休憩スペースがあった。秋にはきれいに色づいた茂みが美しそうな場所である。
「これはぜひ秋に来てみたかったわ……」
赤道直下に比較的近い国であるベトナムにとって、紅葉というのは物珍しいものである。初めてそれを見たとき、とても感動したのをよく覚えている。
もう一度、湯につかる。湯につかると、ついつい息を漏らしてしまうのは何故なのだろう。気もゆるむ。このまま寝てしまいそうだとも、ベトナムは思った。
「あれ!ベトナム、ベトナムじゃないか!」
ぼんやりしていると、声を掛けられた。大変聞き覚えのある、底抜けに明るい声。
ぎょっとして声をした方を見ると、金髪と蒼い瞳が見えた。アメリカだ。もちろん温泉に入っているから、眼鏡はしてない。
「な、な、なんでここに!ここ、女湯じゃ……っ」
「聞いてなかったのかい、ベトナム!温泉の奥は、混浴になってるんだよ!」
そう言えば日本がそう言っていた気がする。今更ながらに思い出して、ベトナムはさらにどうしていいかわからなくなった。
「じゃあ、何でこんな時間に……っ」
とりあえず近づいてくるアメリカから静かに遠ざかりながら、ベトナムは再び問いかけた。
「イギリスが2時ぐらいにセーシェルとなんかやろうだの何だの言ってたから、それを邪魔してからかってやろうかと思ってね!」
遠ざかるベトナムに、アメリカはいつものように笑いながら近づいてくる。ベトナムは内心で小さく悲鳴を上げた。たまったもんじゃない。
「こっち来ないでよ!」
「いいじゃないか、へるもんじゃないし!」
「そう言う問題じゃなくて!」
いつの間にか、ベトナムとアメリカの距離はわずかになっていた。隠れる場所などなく、逃げ場もなかった。
そして、すっぽりとアメリカの腕の中に捕まってしまった。距離はゼロ。
「ちょ、ちょっと……っ」
アメリカの手が、ベトナムのささやかな胸のふくらみをもんでいた。頭は混乱していて、その手を払わなければと思うほど、何故かその気力がなくなっていく。おかしい。おかしすぎる。そう思うのに、頭がぼーっとする。
アメリカが、ベトナムの胸をも見ながら、小さく声を漏らした。
「う〜ん……」
「な、なにっ?」
漏れ出す声を必死に抑えながら、ベトナムはアメリカに問い返した。
「やっぱり、小さい……」
「小さい言うな!スレンダーって……ひゃあっ!」
言い返そうとしたベトナムの体中を、アメリカの手が縦横無尽に撫でる。ベトナムの口から、声が漏れた。いつもなら絶対抵抗するのに、抵抗できない。抵抗したいと思うのに、もっとしてほしいと思ってしまう。
「可愛い声だよ、ベトナム。もっと、聞かせてよ……」
「やっ!ああっ、だめ、だめ……っ」
絶対に自分もアメリカもおかしいとベトナムはそう思った。けれど、体は素直に反応していく。
「でもベトナム。乳首すごくたってるし、ここだって……」
「ひゃあっ!あ、ああっ!」
乳首を甘噛みされ、大事なところをぐちゃぐちゃにかき混ぜられる。頭の中が、どんどんかすんでいく。
そんなとき、アメリカの手が止まった。
「そんなに嫌なら、やめるけど……どうする、ベトナム?」
アメリカの口の端は、小さくあがっていた。ベトナムには、アメリカは楽しんでいるのがよくわかった。ずるい。卑怯だ。
ベトナムは熱い吐息を吐くと、今日はどうかしていると、頭の隅でそう思いながら、その言葉を口にした。
「ちゃんと気持ちよくしてよ、アメリカ」
アメリカが楽しそうに、嬉しそうに笑うのが見えた。
ベトナムは、足はお湯につかったままで上半身を休憩スペースに押し倒され、四つんばいにさせられた。大切な場所が、アメリカに向けてさらけ出される。
背中の痣が見えるなとベトナムは思ったが、今更だと割り切る。アメリカは誰よりもこの痣のことを知っている。この痣を付けたのは、アメリカだ。
ベトナムの大切な場所に、アメリカの熱く堅いそれがあたる。
「ひゃっ!」
思わず声が漏れた。ベトナムからはアメリカの表情は見えないが、笑っているのは容易に想像できた。
「言い声だよ、ベトナム。……いくよっ」
アメリカのかけ声と共に、アメリカのそれがベトナムの中に入っていく。
「ああっ!ふぁ……っ!」
アメリカのそれが前後する度に、ベトナムは甘い声を漏らした。抑えることなど、もう忘れていた。ここが露天風呂だと言うことも。
「……ベトナム、気持ちいい?」
「ひゃっ、ああっ!!きもち……っ、気持ちいいよ、アメリカっ!前よりずっと……あ、ひゃああああんっ!」
「前よりずっと、何?」
「ずっと……っ、じょう、ず……っ!!」
「それは光栄だよ、ベトナム!」
ぐちゃぐちゃという水音や、体がぶつかる音が互いの耳に届く。でも、それすら気持ちよく感じてしまう。すべてが、快楽の要因であった。
中をめちゃくちゃにかき混ぜられ、胸をもまれ、耳を甘噛みされる。アメリカの舌がベトナムの首筋を嘗め、指が存在を主張する小さな突起をはじく。
「ああんっ!アメリカっ、アメリカぁっ!!」
ベトナムは必死にアメリカを呼んだ。体のあちこちから与えられる快楽に、もう意識はショート寸前だった。限界に達しようとしている。
「なにっ、どうしたんだい、ベトナムっ!」
アメリカはそれを察しているだろうに、気が付かないふりをしてベトナムに問いかける。いつもなら怒るそれも、限界に達しようとしているベトナムには、もう関係ないことだった。
「もっ、もうだめ……っ!!イっちゃ、イっちゃうっ!」
「だからっ?」
アメリカの問いかけに、ベトナムは今までで一番甘い声で答えた。
「一緒に、イかせて……っ!!」
「ああ、わかったよ、ベトナムっ!」
アメリカの動きが、一層激しくなる。激しく何度も、何度もたたき込まれる。ベトナムの頭の中が真っ白になって、彼女は今までで一番大きな声を上げた。
「やっ、あっ、アメリカっ!アメリカっ!!イくっ、イくっ!!あああああああああああぁっ!!」
ベトナムが達したと同時に、彼女の中でアメリカの熱が暴れ回る。ベトナムは、奥の奥までアメリカの熱で満たされていった。
「気持ちよかったよ、ベトナム……」
アメリカが、ベトナムの中から自分のものを引き抜きながらそう言った。ベトナムはアメリカの方に振りかえって、小さく苦笑をした。
「……何で苦笑なんだい?」
それを見たアメリカが、少しばかり不機嫌な顔で聞き返した。まるで子供がすねているようにベトナムには見えた。そう、アメリカは図体ばかりがでかい、ただの子供なのだ。ベトナムの生きてきた半分も、まだ生きてはいない。
「流されちゃうのも、たまにはありかと思って。仕方がないから、満足いくまで相手してあげるわ」
本当に今日はどうかしていると思いながら、これから与えられるさらなる快楽に少しばかり期待しながら、ベトナムはアメリカに微笑んでそう言った。
***
以上です!
ベトナムさんに夢見すぎてるだなんていっちゃいけない!いけないんだ……っ!
お粗末様でした。
みなさんGJです!
『クリスマス撃墜のお知らせ』
・スイス×リヒテンシュタイン
・口だけ
スイスはまず、泊まる部屋の安全を確認してまわった。
一通り見て満足して、今度は廊下の非常口を見ておこうと部屋を出かける兄を、リヒテンシュタインが呼び止めた。
彼女が差し出したのは部屋においてあった浴衣だ。
「お兄様、あの出歩くときはこれに着替えてください、と言われました」
「……これに?」
「はい。これだけです」
布を広げて確認するが、薄い。ただのバスローブにしか見えない。どこぞのフランスでもあるまいし、
これを来て出歩けというのは破廉恥極まりないのではないのか。
主人に文句を言おうと、部屋を出かけるスイスを妹が止める。
「さきほど、日本さんにも形式順守と言われたばかりですし」
「……しかし、これは銃をさげるベルトもないし、弾倉をいれるポケットもないではないか。これで命を狙われても反撃できんのである」
「皆様おなじ格好のようですし、危険はないと思いますが」
そう言って、彼女は廊下を指差す。早くも着替え終えたアメリカがスリッパ飛ばしをしてイギリスにぶつけ、怒られている。
「リヒテンも、もう着替えているのだな」
「はい。仲居さんに着付けを教えていただきました。よければお兄様の着付けは私が手伝いたいのですが」
スイスが渋い顔で自分のサイズの浴衣をつかんだ。
ジャケットを脱いで渡せば、すかさずハンガーにかけて吊るす。かいがいしいのは、妹なりに異国嫌いの兄を気遣っているのかもしれない。
「リヒテン、我輩のことは気にせず遊びにいって構わんぞ。確か、ハンガリー達と露天風呂に入るのが楽しみだと言っていただろう」
「いいえ、お兄様が着替えるまで待っています」
スイスはベルトを外そうとしていた手を止めて顔を上げた。リヒテンシュタインは特に気まずそうな様子もなく、待っている。
「では結ぶのだけやってもらおう。紐はこれか?」
「お兄様、浴衣は全部脱がないといけないのだそうです。ということで、ズボンもシャツも全部脱いでくださいまし」
「あ、いや、だが」
「形式順守です、お兄様」
リヒテンシュタインは実行するとなったら迷わないタイプだった。髪を切ったときも、パジャマを贈ろうと決めたときも、
途中で止めておこうなどと思ったりしなかった。
押しとどめようとするスイスの手をどかし、彼女は膝立ちになって兄のベルトを外した。
「ま、待て、リヒテン、冷静になるのだ!」
「どうしたのですか、お兄様。私も下は裸なのですから、気にすることはないです」
絶句する兄に微笑みかけ、彼女はズボンのボタンをはずす。リヒテンシュタインは気付いていなかった。
その位置まで顔を近づけて手を動かされたりすると、いやらしい連想が働くということを。
下着越しとはいえはっきりわかるふくらみを見つけて、リヒテンシュタインは顔を真っ赤にして固まった。
廊下からはフランスの楽しそうな声と、女子国の悲鳴が上がっている。
それすら遠くかすかになり聞こえなくなると、妹の途切れ途切れの声が部屋に響いた。
「あ、あの、私……平気ですから、お兄様のでしたら全然…あの……」
ここまでされて、スイスも吹っ切れた。吹っ切れたというか、ヤケになったというか。
「着付けたときの仲居は、このような状態でもいいと言ったのか?」
「い、言いません」
「着付けを手伝うといったな」
「はい」
「では、我輩が浴衣を着れる状態にするのである」
リヒテンシュタインは真っ赤な顔をあげて兄の目に冗談がないことを知ると、固まっていた手をそっと動かし始めた。
下着を少しずらしただけで中のものが勢いよく出て、少女は怯んだように目を伏せた。
が、それも一瞬で、覚悟を決めたらしくぱくりと男根を咥える。
熱い舌が肉を這い、全体の形を覚えようとするかのように動いた。
唾液が唇の端からこぼれかけ、少女は口に含んだまま慌てて強く吸う。
スイスが短く声を上げると、リヒテンシュタインは一度男根を口から出して上目遣いに聞く。
「ごめんなさいお兄様……私、歯があたってしまいましたか」
「いい、続けるのだ」
彼女は小さくもう一度謝り、今度は根元から先までを舌と手を使ってしごく。
先走りが彼女の白い頬を汚したが、気にしないどころか嬉しそうに指でぬぐって舐めとった。
絶頂が近づき、背筋にぞくぞくした悪寒が走る。
もう一度性器を妹の口の中に含ませて、スイスはリヒテンシュタインの髪をなでた。
けなげに喉の奥まで押し込もうとするのが、かえっていやらしい。
ティッシュの箱がTVの横においてあるのは知っていたが、そこまで取りにいく余裕はなかった。
リヒテンシュタインの頭を軽く抑えて、その口の中に精液をぶちまけると、スイスは大きく息を吐いた。
「リヒテン、ちょっと待て」
体を離して口元を抑えている妹にそう言うと、スイスはTVまで行った。
箱ごと妹に渡すが、手を出さないのを不思議がっていると、彼女は顔を真っ赤にして口を手で隠したまま、
「あの……飲んで、しまったので……」
ティッシュはいりません、と彼女は恥ずかしそうにつぶやいた。
以上です!ありがとうございましたー
盛況ですね!
みんな愛してる!
『クリスマス撃墜のお知らせ』
・英→セー←仏
・エロとかないですから。
・続く。
「いつまでセーシェルにくっついてる気だよこのヒゲ」
「それはこっちのセリフだなぁ。いつまで俺のセーシェルの後をつけ回す気だこの眉毛」
「だれがお前のセーシェルだ!」
「やるか? 今日こそお兄さんお前の眉毛をマロにしちゃうよ!」
「あばばばばばばばば」
ばしばし牽制し合う二人を引きつれて旅館の廊下を歩くセーシェルは、実は大して慌てていない
口調で言った。
自分を巡って、と言えば非常に聞こえがよろしかったりよろしくなかったりする喧嘩も、
何度も目の前で繰り返されていれば慣れる。
大きな声では言えないが、彼女は後ろで喧嘩している双方と肉体的な関係を持っている。
セーシェルに言わせればあくどい手管でモノにされちゃったしかも二回、って感じなのだが。
彼女も女である。二人の男と同時に体の関係を持つことに悩んだこともある。悩み抜くところまで
悩み抜いて、ついにどうでも良くなった。今は二人が思っているほど細かいことは気にしていない。
どーせどっちもほかの綺麗なお姉さんたちともあれやこれややってるのに違いないのである。
だったらセーシェルだってどっちも別に嫌いではないんだから、求めてくる以上応じたって
構わないだろう。
むしろ二人は自分をダシにして角突き合わせている節があるので、もうほっといている。
喧嘩したい二人が喧嘩しているのにいちいち気を揉むのも面倒だ。
こういうところに同宿する以上、どっちかと寝ることになることは既に覚悟しているが、
それがどっちかになるかは、本人同士に決めて頂きたい。
困るのが――
「なぁ、セーシェル! お前だって俺のほうが好きだよな!?」
「下らないこと言うなって。セーシェルはお兄さんのほうが大好きなんだよ。な?セーシェル」
これだ。
セーシェルにどっちか決めさせようとする、のが一番困る。
さすがに本人達を目の前にして
『どっちでもいいです』
とは言えない。男というのは想像を遥かに超えてナイーブな生き物なのである。
本心である以上嘘もつきたくはない。
「ははははは」
笑ってごまかすのが一番だ。日本から伝授してもらったこのごまかし方は対この二人に便利に
使わせてもらっている。
まず第一、力なく笑う。第二、意味深に頷く。第三、何も言わない。
「ほら! 見ただろうが、セーシェルは俺のがいいってよ!」
「どの節穴がそんな風に見えたんだ? 俺のほうを見ただろうが?」
「あははははははは」
「大体、酔っぱらってフラフラになったセーシェル、ホテルに連れ込んで無理矢理やっちまった
お前がなんで好かれるんだよ?」
「そりゃあ、お前に言われたくないなぁ。お兄さん無理強いなんかしてないし。お前なんか
ホテルに連れて行くまで腕引っ張って連れて行ったって」
「最後はいいかって確認したに決まってるだろ! なんて言われてもセーシェルの処っ……!」
セーシェルは振り返って眉毛男の顔面に、ちまたでは『最後の楽園』と呼ばれている
右ストレートパンチを叩き込んだ。
「それ以上デカい声で喋り続けたら舌噛んで死にます」
フランスが優越感たっぷりに、鼻血を出してのたうち回るイギリスに上から言う。
「最初にしたからなんだっていうんだ? セーシェルを初めてイかッ……!」
その股間に左膝蹴り――通称『至上の楽園』――を放つ。
「次にそういうこと言ったら ホントに死にます」
「殺すの間違いじゃないのか……」
イギリスが呻いた。
仲居さんに用意してもらったお風呂セットを胸に抱き直して歩みを進めた。
「ついてこないで下さいね! ご飯の前に一回、全部木でできたお風呂って言うのにに入りたいんで!」
彼女が先程から目指しており、現在かき分けようとするのれんには大きく『女湯』と書いてある。
「どうせだったら、混浴のほうに……」
フランスの言葉を無視して、セーシェルはのれんの先へ消えた。
混浴なんて行ったら、何が起こるかわかったものではない。
つづく?
自分は時系列順にちょこちょこやっていこうと思っています。
割り込み自由ですので!
>>810 いつ3Pになりますか?
全裸にサンタ帽だけで待ってます。
>>811 あ、愛しあいたくなったら?
サンタ帽だけでは寒いと思いますので靴下と毛布を装備でお願いします。
職人の皆様GJ
素敵なプレゼントをありがとう
露天風呂まで続いている廊下の途中で、仲居が旅館三大自慢を教えてくれた。いわく、風景・効能・卓球
「……卓球?」
ハンガリーは首を傾げつつ、つい好奇心が出て脱衣所の隣のガラス戸を引いた。
ピンポン玉が飛んできて、彼女の顔の近くの壁にめり込む。
「おうおう、またアウトじゃねえか! どうなってんでぇ、テメェの制球はよぉ!」
「……わめくなトルコ……次で殺す……」
もろ肌脱いだギリシャがピンポン玉を宙に投げ、打つ。
球は一度もバウンドしないままトルコの顔面に向かって飛び、よけられ、
その後ろにいたハンガリーにどこからか取り出したフライパンで叩き落された。
「何やってんだ!……じゃなかった、二人とも何やってんですか、もう!」
「おうハンガリー。風呂入る前にちょっと汗かいとこうと思ってたらよぉ、こいつが下手すぎて話になんねぇんでよ」
「トルコが入ったら風呂がかわる……」
「て、てめぇギリシャ、どういうことでぇ!」
「せっかく露天風呂なのに……トルコ風呂になる……」
ハンガリーは口を押さえた。
「言うに事かいてグレード下げるみたいな言い方しやがって、俺に喧嘩売ってんのかぃ!」
「露天風呂とトルコ風呂は……ムサカとムスカぐらい違う……。だから今ここで俺がお前を倒す」
「理屈はわからねえがいい度胸でぇ……なぎ払ってやらぁ!」
二人の喧嘩を幼少から見慣れているハンガリーは、頭を抱えてため息をついた。年末までこの二人はこの調子なのかとあきれた。
「ねえ、ちょっとぐらい仲良くして下さいよ。血の気多すぎですよ。そんなふうにバトってるの見たら、
私もなんか攻撃本能が出てきて昔を思い出しちゃって誰か引き倒して自由を奪ってもう出ませんよって言われても止めないで続けて
感覚なくなるまで乳首もマリアツェルもいじめて騎乗位で一晩中喘がせたくなっちゃうじゃないですか」
「……ハンガリー、リアルすぎる」
「お坊ちゃんなんだから、ちゃんと手加減してやんねぇ」
「うー。やっぱり二人と一緒に居ると、昔の野生が戻ってきますね」
「いやあ、俺達のせいじゃねえよ。って、風呂はいりに来たんじゃねえのかい」
タオルを持ちなおし、かつての騎馬民族は笑顔で首を振る。
「私もいっぱい汗かいてから、お風呂はいろうと思って」
そう行って卓球場を出て行くのを見送り、トルコはギリシャをふりかえった。
「なんでぇ、急に静かになりやがったな。俺はてっきりハンガリーに「発散するの手伝う」ぐらい言うと思ったのによ」
「んー……お風呂と戦闘の関係について……考えてた」
「そりゃ哲学じゃなくてダジャレでぇ」
『クリスマス撃墜のお知らせ』
シーランド登場。
◆注意
表向きは海×仲居ですが読む人が見たら仲居はにょた日本なのではと見えてくる仕様です。
エロ分は少ないです。
これから投下していきますが、にょた、オリジナルキャラ等苦手なひとはIDであぼんおねがい。
「こんばんはシーランド君です!」
キラッ☆
どこにカメラがあるわけでもないのに少年は日本こと本田氏から貰った、もとい、ぶんどった、もとい
地べたで手足をバタつかせて
「ふぎゃーああああああぁぁぁああ!!シー君が国じゃないからぁああ!あ、国だけど。
ふぎゃあああ、国って認めてくれないからぁああ!いじわるされたぁああ!!!」
と泣き喚いて見事勝ち取ったDVDのヒロインのポーズは最近のお気に入りポーズだ。
曰く、シー君の可愛さが引きたつそうな。
さて、ここは日本の某旅館。
世界会議後の各国を日本が慰安に招待したのだ。
シーランドは国ではないので世界会議と旅館の宿泊を疑問視する向きも多少あったが、
シーランドの日ごろの素行を知っているあたりから「誘わないとそれはそれで面倒なので招いてくれ」
とため息交じりの要望(?)があったので今に至る。
まぁ、誘わなかったら先述のバタ足金切り声攻撃どころじゃないだろうから賢明な判断だと思われる。
「ふぅ、日本食もまぁまぁいけますね。ふっ、ふん!
シー君とこだってあっちの眉毛野郎のとこよりは全然ましですけどね!」
そんなことをいいながらとことこと勝手に旅館内を散策…というよりうろちょろして歩き回る。
「…日本まで着ちゃったけど、シー君シーランドにいないけど…ちゃんと日本にサンタ来ますかね…」
外をみて年若いシーランドはぽつんと呟く。
まだまだ子供だ。今夜も少年はサンタクロースの訪れを心待ちにしている。
けれども廊下の格子窓から見える庭の風景は苔に南天、松に隅笹、黒竹、それから灯篭に枯山水で
「じゅ、『じゅんわふー』ってやつですね…」
こんなんではとてもとても降誕祭の風情ではない。
もちろん敬虔に生誕を祝おうというというわけではなく、憂いの種は「サンタが来るか」のみにかかっているのだが、
この旅館のあまりにクリスマスからかけ離れた雰囲気にますます不安になるってなもんである。
「ケーキだってたべてないし…」
「あら、ケーキならさっきお出ししたはずですが…」
「ふっふぉおおおぁああああああ!!!???」
「えっ、申し訳ありません!なにか粗相でも…」
不意に後ろから声を掛けられてシーランドはひどく動揺したようだ。胸を押さえて息を荒くしている。
声の主は…シーランドが一息ついてから上から下まで舐めるように観察してみた限り、
着物姿の少女、つまりどうやら旅館の仲居のようだった。
「なんでもない!です!」そういうと
「そうですか?」と少女は首をかしげた。動作が切りそろえられたおかっぱの黒髪を軽く揺らした。
「あの…ケーキお食べになりませんでした?」
確かにケーキはあった。洋酒の良く効いた洗練されたケーキ各種が食後に切り分けられた。
でも。
「シー君、ああいうのじゃないのが食べたかったよ…」
相手の年若い見た目の気安さぽろっと本音が零れ落ちてしまう。
実のところ資格がないと言われるなか無理にお呼ばれさせてもらったのは心得ている。
今日はあまり我侭言わないことを自分のなかで固く誓っていたのに。
「あ…あら、申し訳ありません。ええと、洋酒が口に合いませんでしたか?
なんでしたら少々待っていただければ改めてご希望に近づけてお作りいたしますが・・・」
仲居の少女は浮かない顔の客を見つけてオロオロと提案を口にする。
「あの、どんなケーキがよろしかったのでしょうか…」
「シー君…シー君は…」
「はい」
「…丸いの。ふつーのいちごの丸いの。安い、おいしくないやつでいいから
みんなで蝋燭立てて部屋真っ暗にしてクラッカー鳴らして食べたかった…のにっ」
俯いて今にも涙がこぼれそうなシーランドの顔を見て、
若い仲居は「それは誕生日にやることじゃないだろうか」という心内でのツッコミもせずただただ困り果てた。
「お客様・・・申し訳ございませんでした!お気持ちを汲んだものもお出しできずに…
あの!今から…」
「もうおなかいっぱいだもん!」
「…そう…ですか」
「こんなとこ来なきゃ良かったです!どうせこんなとこサンタさん来ないです!」
「!! そんなことないです! 来ます! 絶対来ます! 必ず来ます!
煙突は炭焼き小屋しかないから煙突からは来ないけど! 私もちゃんと毎年サンタさんにプレゼント貰ってました!」
「うー…嘘だぁ…来ないもん。シー君良い子じゃないから来ないもん」
「来ます! 泣きやんでください。すぐ泣き止んだら無効です。三秒ルールです。ちょっとやそっとじゃ大丈夫です!」
「ひっく…ホントですかぁ」
「はい!」
少女は自信に満ちた声色で言う。そして思ったのだ。
この少年の可愛らしい夢をなんとしても守らなければと。
その目はまるで弟を見るような優しい目だった。
そんな思惑とは裏腹にシーランドはなかなかぐずるのを自分でも止められなかった。
「泣きやみたいけど…ひっく、とまらないです…ひっく」
「あらあら…どうしたら……あ」
仲居の少女は思い出していた。幼い頃自分がぐずる度、母が温泉に入れてあやしてくれたことを。
「あの、一緒にお風呂…入りません?あったかくて落ち着きますよ」
「温…泉…?」
ごくりと着物姿の少女は唾を飲んだ。
うっかり情にほだされて温泉に誘ってしまったが、よく考えれば父親意外と風呂に入るのは久々だ。
(…いや、いやいやいや、この子は見た感じ年下みたいだし…弟みたいなもの! 弟! 意識しちゃ駄目!)
「あっ、あのー」
「日本の温泉ってプールみたいですね! わくわくします!一緒に遊びましょう!」
(…だめだ…すっごい目きらきらさせてる… やっぱり一人で入ってなんて…いえない…
弟! おっとうと! これは、弟!)
「あの、シーランド様って浴衣の下セーラー服着てたんですねっ」
自分の意識を振り払うように別の話題を振ってみる。
「はい! シー君のトレードマークですから!」
「そうなんですか。私も昼間はセーラー服です。お揃いですね」
「お揃いですか! じゃあ今度特別にシーランドの国の爵位をあげますね!」
「しゃ…爵位ですか? …ありがとうございます…」
爵位って…一体…私レディーなんとかとか呼ばれるんだろうか…
いや、日本にいて誰がそんなん呼んでくれるんだ。
とか少女が色々考えてるうちにシーランドは半ズボンを膝まで下ろしつつ、上着を脱ぐという無茶な脱ぎ方をし始めている。
もちろんパンツはパワーレンジャーがプリントされた白ブリーフだ。
上着のなかからくぐもった声で、さっさと脱ぐですよ。入りますよ。
とか促すので、えいと覚悟を決めて仲居の少女は着物を脱いでゆく。
帯締めを解き、お太鼓に結んだ帯を解き、無地の若々しい色の長着を解き、
長襦袢、それから肌襦袢を脱ぎ、白い滑らかな胸がまろび
…かけたとき、視線に気付いた。
「へぇー、日本の服ってめんどくさいですね。みんないつもこんなに重ね着してるんですか!」
「みっ、見ないでください! 普通の人は普段着物着ませんからね。着物は…そう、民族衣装です。
さっきも私は昼はセーラー服だっていったじゃないですか」
「そうなんですかー」
「ほら、あっち向いててください。っていうか先入っててください」
「えー…つまんなーい。って、なんか袖から落ちました」
「え? なんでした? ……って、あああああ!!! そっそれは…」
「え? なんですかこれ。 ガム?」
正方形のうすっぺらいものが少女の袖から落ちた。 小さな四辺形に何かが丁寧にたたまれて収納されている。
「いいいいい、いっいえ!!いいえ!違います」
うかつだった。各部屋に配備して、足りない部屋があったら適宜補充しろといわれていた例のブツ。
要するに避妊具を、仲居らは補充用に、あるいは望まれたときのエチケットとして各自持たされていた。
とはいえ少女はまだ年若いからと渡されなかったのだが、というか母からは聞かされてもいなかったが、
女の園の仲居業だ。どうしても噂に聞こえてきてしまう。
というところに、今朝年齢の近い仲居友達から、もし何かあったときのために…
とそっと渡されたこれ。避妊具。サック。はっきり言ってコンドーム。
つき返そうとも思ったけれど、たしかに最後の最後では自衛ともなるのでひとつだけ受け取っておいたコンドーム。
よりによってシーランドに見られてしまった…
「これは、その…いや、これは、私のではなく…」
「開けてみますね」
ぺりっと軽い音で袋を破られる。
(あああ、さすがに広げられたら言い訳できない!!!)
「これは…」
「そ、それは…」
「分かりました!」
ばれた! 瞬間ぎゅっと目を閉じて少女は覚悟した。
「これは、水 風 船!!」
「へ?」
「準備が良いですね!これで温泉で遊ぶんですよね!」
「え、あ。ああああ!そうっ!そうです!流石!お察しのとおりです!」
「わー!やったぁ!!水風船ですよ! ばいんばいんしたいです! ばいんばいん! じゃあシー君先に行ってますね!」
「あ、はい…」
呆気に取られているうちに引き戸を開け湯煙の奥へ行ってしまったシーランドを見やり、少女は
「とりあえず…助かった…」
ほぅっと胸を撫で下ろしているところに遠くからシーランドの声で
「背中流しっこしましょおーねー!ボディタオル忘れたけど手で良いですよねー」
最後の最後で爆撃がきた。
少女はかぁーっと顔を赤く染め、左右誰も聞いていなかったか確認し、
しかし意を決して、肩にかけていた襦袢を脱ぎ落とした。
「クリスマス撃墜のお知らせ シーランド×モブ」
は以上です。
仲居の少女は
>>790で禁止されている女将の娘ではない(はず。多分。きっと)
なのでシーランドは許してやってください。
>>816の文に若干の訂正
>どこにカメラがあるわけでもないのに少年は日本こと本田氏から貰った、もとい、ぶんどった、もとい
正:どこにカメラがあるわけでもないのに少年はポーズを決める。
日本こと本田氏から貰った、もとい、ぶんどった、もとい
ふぉぉぉぉ!職人様たちすげぇ…!
これから仕事だけど、帰ってくるの楽しみです!
素敵なクリスマスをありがとう!
>>814 ムサカとムスカ噴いたw
夕食になり、各国の食通垂涎の会席料理を振る舞われ、国たちは舌鼓を打った。
旅館の厨房を預かる板前は、これも女将と同様代々秘伝の技を受け継ぐ古い一族の
一員である。それをサポートするのが、幼い頃から叩き上げで育ててきた弟子であったり、
高級料亭から引き抜いてきたり弟子入りを希望して門を叩いてきたりするいずれ劣らぬ
料理のプロフェッショナル。どんな肥えた舌の持ち主でも、彼らを持ってして肯わせられない
客はいない。
日本料理は苦手だ、郷里の食事を用意して欲しい、という国も中にはいないではないが、
周りに進められ一口食べてみると、その次からは無言で食べ続ける。一皿一気に食べた後に
「おいしい」と言った。
宴会の席は騒がしい。芸者の舞や打ち弾き鳴らす雅な三味線お太鼓の音に交えて、
お喋り好きな国たちが舞姫の美しさを褒めそやしたり、料理の感想を言い合って好みの
食べ物を融通し合ったりする。
中には早速一発済ませてきたと見え、晴れ晴れとした顔の国もいて、日本は苦笑した。
今回の旅の幹事だ。問題が起こらないように、起こってもすぐ対処できるように目を
光らせておかねばならないが、この分なら大したことも起こらないかもしれない。
先程ひとっ風呂浴びに露天風呂へ行った時は、混浴になっているところで陽気な国たちが
集まっていた。美しい夕焼けに照らされた雪化粧の山々に向かって一斉に叫び山彦で
遊んでいたり、浴場として設えられたスペースの数メートル先、急激な崖の下を流れる河を
わざわざ片手を他人に掴んでもらいながら覗き込んで震え上がったりしている様子を見た時は
非常に不安であったのだが、違う皿に口をつけるたびに「あなー」と感嘆の声を上げるタイと、
その隣に座したベトナムが仲良く会話しているのを聞きながら、日本はひと心地つくことにした。
時折、何かと険悪な雰囲気になる国同士がなぜか席を隣り合わせ、がなりあいを
始めると(誰だあの二人を隣り合わせたのは)、即座にニコニコと菩薩顔の女将がやってきて
拳骨で黙らせるが、この辺は愛嬌であろう。
「日本さん。お酒、もう一杯いかがですか?」
横に来ていた台湾がお銚子を差し出してくる。
「ありがとうございます。頂きます」
箸を置いて、おちょこを片手に酒を受ける。
やや注ぎすぎてこぼれそうになるのに、慌てて唇をつける。
「日本さん日本さんわたしにもください、はい」
台湾は用意してきていた自分のおちょこを両手で持った。
「では、どうぞ」
お銚子を傾け終わると台湾はすぐそれを飲み干し、
「じゃ、今度は日本さん」
「あ、はい」
残りの酒を飲み、再び酒を注がれる。
と、また台湾は自分も、とねだった。
何か変だな、と思って日本は、
「えっと、台湾さん。これ、何かの儀式ですか?」
台湾はきょとん、と目を瞬かせる。
「え……日本ではお酒飲む時は三三九度の杯って言って、二人で九杯飲み干すんじゃ
ないんですか?」
「それ結婚式の時の飲み方ですよ……しかも微妙に違いますし」
「いいじゃないですか、結婚で。結婚しましょう結婚。はい、日本さん、三三九度のー」
「もしかして台湾さん、酔ってません?」
「酔ってます! 隊長!」
びしっと軍隊式の敬礼をする。
「だって、このお酒すっごくおいしいんです。お土産に持って帰りたいです。なんていう
お酒なんですか?」
お銚子にまさか銘柄は書いてないので、近くを通りかかった仲居に尋ねる。
「『六千年の孤独』です」
そりゃあまあ、随分寂しいなと思いながら、台湾のために明日包んでくれるよう頼む。
「にーほーんー、台湾にばっかり構ってないで、我と一緒に月見にでも行くある」
「ああ……今日はいい月が見られるそうですからね。月見酒というのもいいですね」
「やだー、バカ兄! 日本さんはわたしとこれから一緒にお風呂に行くんです! 背中
流してあげるって約束しましたもんね? さっきしましたもんね?」
そんな覚えはいっさいないが、酔っ払いに口約束の有無を争ったところでいたしかたな……
「ちょっと待って下さい台湾さん。私と混浴に行くつもりですか」
「行くつもりです!」
再び敬礼する。
「だってせっかく混浴なんじゃないですか! 前みたいに日本さんと一緒に入りたいです!」
「だあぁ、台湾さん、私は上下水道の設備を一新したときに……一緒に入浴したことは……」
「詳細については忘れました!」
あああ、この酔っ払いが、と胸中苦く呻いていると、中国が台湾を押しのける。
「お前は女たちと一緒に入ってくるよろし。日本は我とゆっくりタライに熱燗入れて
飲むあるよ。爺同士の男の世界に入ってくんなある」
「やだやだやだやです! バカ兄はあっちいっちゃえ!」
「日本! なんでいつまでたってもキムチが運ばれてこないんだぜ? おいしいけど
しょっぱいのばっかり多くてそろそろ飽きたんだぜ!」
「やーだーバカ兄ー、バーカー、兄なんかロシアさんに食べられちゃえー」
「なに? 呼んだ?」
タイの逆隣に座っていた香港がぼそっと呟いた。
「ノイジー……」
日本は、それに矢印を向けて『同意』とタイピングしたくなった。
喧しいアジア組プラス1の後ろで、カナダが白クマを片手に抱いて、仲居に話しかけている。
「あの、クマ右衛門さんと一緒にお風呂って入れますか?」
「あらー可愛いクマさん。そうですねぇ。毛が抜けちゃったりすると他のお客さんの
迷惑になりますので……部屋風呂付きの……あの、女将! 月明かりの間は解放しても?
はい、お風呂のある部屋がありますので、そのお部屋で……」
「え、クマさんとお風呂に入れるの? あたしたちも一緒に行っていい?」
「えっ」
女性国家数名にぞろぞろ囲まれてしどろもどろな会話をしていた。
夜は長くなりそうである。
お昼の中間報告
今これだけ発表されてます。サンタさんお疲れ様です。
0.オープニング
1.エストニア×モブ(IT)
2.アメリカ×ベトナム
3.スイス×リヒテンシュタイン
4.イギリス→セーシェル←フランス
5.トルコ、ハンガリー、ギリシャ(小ネタ)
6.シーランド×モブ(仲居)
7.幕間(日←台ぎみ)
みんなおつかれー!(職人様も国家様(笑)も!!)
そしてこれからのひともガンバやでー!(職人様も国ry)
つ凸凸凸凸凸凸凸←リポD
職人さんたち乙です!
感想入る間もなく作品投下が続くストイックさに惚れるぜ。
あと
>>826はカナダさんのハーレムフラグ?
おいしいとこ取りだなぁカナダ。楽しみにしてます!
なんというGJ!職人さんたちすごすぎるんだぜー!
気持ちいい。
汗だくになりながらセーシェルはロビー(と言っていいのだろうか)のソファに身を沈めた。
気持ちいい。――性的な意味ではなく。
ご飯がおいしかった。特にお刺身と山菜がおいしかった。
完全和風で行くのかと思えば最後にいい洋酒をふんだんに使ったケーキが数種類出てきて、
クリスマスケーキです、と食べ放題にふるまわれた。日本の形式に拘るわりに、リベラルな
部分も持ち合わせているらしい。
外から調達したのではなく、旅館の厨房で、間違いなくその道のプロが焼成し整えたと
思われるケーキは口に入れる傍から舌の上でとろける。女性には大好評、甘いものなんか
いらないのに、とぼやく男性陣すら配られた分は残さず食べていた。
夕餉がおひらきになったあとは、二次会として酒盛りを続ける国たちには洋の東西を問わず
集められた女将の亭主のコレクションが惜しげもなく提供され、下戸気味の国たちはめいめい
散って、温泉に行くもの、旅館の庭で雪合戦をしに行くもの、卓球を始めるものに分かれた。
セーシェルはアフリカ大陸の女友達と行動をともにし、卓球をする派閥に入った。
ほとんどの国が卓球をするのは初めてであったが、皆揃って体を動かすことは得意だ。
ルールを把握し、やり方のコツを掴めば試合にはなる。
突発的に『第一回恒例卓球大会・世界会議in日本』が開かれ、セーシェルは並み居る
(素人)猛者共を蹴散らし、ついに準優勝というところまでいった。
だが、不幸なことに相手は男で、精神攻撃というかなんというか、「あっ、胸元がはだけそうだぞ!」
と叫ぶのについ合わせを確認してしまいその隙に最終ポイントをとられた。
女子全員で審判に公平なジャッジを求めて抗議したが、首を横に振られる。心の隙に
つけいってはいけないというルールは確認しなかった、とのことだ。
息が切れる。惜しかった、と思いつつ、体力も限界だったので、勝ち進んだとしても優勝は
できなかっただろう。
人から発せられる熱気のためにエアコンは切られていた。盛り上がりの中心を離れると、
冬の空気がほてった頬を撫で、こめかみから顎にかけて流れた汗を冷やす。
浴衣もびしょびしょだ。あとでお風呂に行く前に新しいのをもらおう。
くたぁ、とソファに全身を任せるセーシェルはこの旅行にとても満足していた。
おいしいものを食べて、みんなで遊んで。
こんなに楽しい世界会議は初めてだったかもしれない。
いつもこんなんだったらなぁ。と願いかけて、面倒くさいことを思いだした。
袖口に手を突っ込む。浴衣というのはポケットがない代わりに袖にものが入るようになっている。
彼女がつまんで出したのは、小さな小さな紙切れ。
『2時→12時半』
それだけ書いてある。
見間違えるはずもなくイギリスの字だ。この『2』の上の湾曲具合がいかにもあの眉毛だ。
時間しか書いていないが、意味は理解できる。
到着直後に露天風呂に誘われた時間が2時。それを12時半に変更するから来い、と、
そういうことだ。
いつの間にいれたのだか、イギリスにしては洒落たやり方である。
フランスはもっと直球に、「色々終わったら、俺の部屋に」と宴会場を出る前に告げてきた。
どこから調達してきたのか、花を一輪セーシェルの髪に挿して。フランスらしい、洗練された
誘い方。
が。
(めんどい……)
セーシェルの本音だ。
時計を見ると、23時になったところ。
(ばっくれようかな)
逃げることも不可能ではない。友達と遊んでて疲れたからそのまま寝てしまいました。
この言い訳が通用しないはずはない。きっと。女将さんか日本に頼んでどこか見つからない
部屋にかくまってもらって、この楽しい気分を抱いたままふかふかの温かい布団で眠りたい。
でもそれをすると、十中八九、明日二人の間の空気がものすんごくなると思う。
しかし、どっちかを選んでその褥にすべりこんだとしても、同じことになることは知れきっている。
(だから本人同士で決めて欲しいのに)
一縷の望みをかけて、宴会場に残った友人に頼んでおいた。
二人とも潰しておいてくれ、と。
穏便にすむ方法はこれしかない。両方であることがベストではあるが、片方でも潰れていて
くれればよしとする。
モテる女は辛いですよ、と自虐的に思いながら紙切れを袖にしまう。
わああぁ、と卓球テーブルを囲んだ人だかりが歓声をあげる。どうやらデュースらしい。
セーシェルはフロントに立っている眠そうな女の子に頼んで輪ゴムをもらい、復讐に向かった。
外野が輪ゴムで気を散らしてはいけないと、ルールの確認はしなかったはずだ。
深夜。英語で言うとミッドナイト。時間にして12時半ちょっと前。
元植民地の悲しいサガというか、セーシェルは指示通り露天風呂に来た。
どうせだからお風呂に入ってから着替えよう、と思っていたのが間違いで、卓球大会が終了
してから時間を待っていたらすっかり汗が冷えて寒くなってしまった。
脱衣場の扉の向こうはすぐ外。誰かが閉め損ねた扉の隙間から風が入り込んでくる。
さっさと温泉につかって温まろう、と手早く帯を外し、浴衣を肩から落とす。
ふと顔をあげると、手に浴衣を掴んだ裸体が洗面台前の大きな鏡に映っている。
寒さをこらえつつ、セーシェルは首をかしげた。
なんで、なぁ。
どうもおかしなことになっている。なんだって、自分が男二人に取り合われねばならないのか
納得がいかない。
ていうか率直に言うと腹が立つ。
なぜかというと、理由は明快だ。二人ともセーシェルを真剣に愛しているわけではないからだ。
『どっちでもいい』と本気で思っている時点でおあいこだと言えばそうかもしれないが……
つまるところ、彼らはセーシェルを愛していないくせに、彼女に対して『一人』という誠実さを
求めているのである。
ふざけんな。
回答としては素直にそう用意してある。
そんな男の身勝手を許すほど、都合のいい女になる気はない。
だからずっとはぐらかしている。
くしゃみがでた。
籠に誰の服も入っていないが冷える体をタオルで隠して、扉を開けた。
「寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い」
寒いのは苦手だ。だって、南国生まれの南国育ちだから。
洗い場に走っていって、シャワーのバルブを捻って熱いお湯を浴びた。
「熱い熱い熱い熱い熱い熱い」
お湯が熱すぎた。誰だ。45度に設定したままにしたのは。
事前にプリントを配られて説明されていたとおり、夕食前に浴室の床から天井、桶、湯船に
至るまで全て槙で作られた内風呂でもきちんとそうしたように、体を洗う。
全身洗ったところで、温泉につかろうと湯船に急いだ。その間にも吹き抜ける風は体を裂く。
こんなに寒いのに、裸で外に出るとか、狂気の沙汰だ。露天風呂とか、日本人って
バカなんじゃないだろうか。
しかし、身を縮め、温泉にじっと浸かって5分、前言を撤回する。
悪くない。
凍える気温のところに顔だけ出して、体は熱いお湯に包まれている、というのは非常に
新鮮な体験である。
しばらくあたたまると、少し体をお湯の表面から出しても寒くない。
これは気持ちいい。
口笛を吹きたくなったが、夜中なのでやめておいた。
高い茂みが視界を遮る奥に、人の気配があった。ばしゃばしゃと湯が跳ねる音がする。
イギリスがいるのかなー、潰せなかったかなー、と多少ガッカリした気分で混浴の方へ歩いていく。
セーシェルが来たのは「一応約束(?)を守るため」で、指示に一応従っておけばあとで何を
言われても言い返せるという思惑があったからだ。本人はいないことが彼女にとって望ましかった。
幽霊を二人きりになるための口実に、抱かれることは予想している。混浴、両方素っ裸で他に
誰もいなかったら、それをしない理由がどこにある?
そのままお持ち帰りされるか、そこで気が済んでくれれば、それはそれでまあいいのだが。
部屋になだれこんだら腰が立たなくなるまで許されないだろうから思い煩いも終了するし、
解放されたらされたでフランスの部屋に行けば丸く収まる。
でもまあ、結局はそんなことになるような気はしていた。
混浴エリアに入ってすぐ、セーシェルは白けた気分で笑う。
イギリスがいて、フランスがいて、二人は桶で工夫しながらおもいっくそお湯の掛け合いをしていた。
前置き書かなくてゴメソ。
さー、エロ書くぞエロ。
3P?ねえ3P?
3P支援超期待
イブも残り二時間半・・・サンタさんたちの投下全裸で逆立ちしながら待ってる
連レススマソ
ついに絵師のお出ましですな!GJ!このスレ職人に恵まれてるな・・・・
勝手に
>>826のその後のカナダさん書いちゃった。
カナダ×モブ女性国家です
セクロスはなし
(困ったことになった。)
自分の出した要望のためとはいえ、こんなことになるとは。
浴槽に顔を半分うずめ、カナダは自分の置かれた状況に困惑していた。
クマ五郎さんを抱きかかえるようにして湯船につかるカナダ。
そのまわりをとりかこむ数人の裸の女性国家。
(なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
たしかに自分はクマの助さんといっしょにお風呂に入りたいと言った。
でもなんで女の子たちまで一緒なわけぇ?!
「きゃああ、かわいー」
そんなカナダの杞憂を無視し、女性国家達は無邪気にクマと戯れている。
(カナダがクマ吉さんを抱えている以上、それはつまり目の前で、ということだけど)
もちろん彼女らの体は裸、前すら隠していない。
カナダはクマ太郎さんの背中に顔を押しつけ、なるべく彼女らの姿を見ないようにしながらこう思った。
(この子たち、頭おかしいんじゃないの?!
異性が目の前にいるっていうのに!)
まだあまり湯船につかっていないというのに、その顔はゆでられたように真っ赤である。
しかし、女性国家もさすがにクマのためとはいえ異性の前で裸になるというような
はしたないことはしない。その謎は意外に早く解けた。
「クマさん、一人でお風呂入れるなんてお利口ねぇ!」
「飼い主はだれなの?どこの国?」
(…なーんだ、僕のこと見えてないのか…)
カナダは、安心したような悲しいような複雑な気分になった。
普段から影の薄いカナダ。
それがクマ二郎さんに興味が集中すれば、その姿を見失うなどたやすいことなのだろう。
(ああでもこれなら僕が体を見られることもないし、
僕が彼女らの姿を見ないようにしてやりすごせば大丈夫かな)
カナダがそう思い安堵したその矢先に、
「クマさん、体洗ったげる!」
と言って一人の国(カナダはその国の名前を知らなかったが、浅黒い肌をしてることから南国の
国家だろう。)が、横からクマ二朗さんに密着してきた。
(!?)
カナダが動揺したのは、南国がこちらにくっついてきたはずみに、
彼女の乳がカナダの体にもろに押しつけられたからだ。
巨乳とはいえないまでも、張りのあるその胸の感触は、
カナダには初めてのものだった。
(う、うわわ、ちょっとちょっと)
カナダは慌てふためいたが、声は出せなかった。
ここで声を出したら自分の存在が気付かれてしまう――(いや、自分は普通にここに
いるのに気付かれてないのはおかしいんだけど!)――それはそれで気まずいような気がした。
だが、そんなカナダを尻目に、
「ずるーい、わたしも」
そう言ってまた一人の国(金髪色白、色素が薄い。巨乳)がクマ太郎さんに飛びつき、
わたしも、わたしも、と言ってさらに二人の国(一人は少女、茶髪、貧乳。もう一人は短髪
ボーイッシュ、銀髪、胸は標準)がカナダ達に近づいた。
(わわわ、だめぇ)
数人がクマにのしかかるように飛びついてきて、ついにカナダはバランスを崩して
湯船にどぼん!と体を沈めた。
だがそれでも彼女らはカナダに気付かないようで、
きゃっきゃっとクマ吾郎さんの体をふいたりしている。
カナダは水中で半ばパニック状態で態勢を整え、閉じていた目を開くと、
女性たちの色とりどりの陰毛が眼前ででそよいでいた。
(――――ッ!!!)
カナダはさらにパニックに陥ったが、クマ衛門さんを女性たちは輪になるようにとりかこみ、
クマ佐衛門さんの体の下、彼女たちの足の間という位置からは逃れられなかった。
この幸せ(?)な状況は、カナダの肺機能が限界に達し、
クマ次朗さんの体の下から「もうだめえぇぇぇぇ!」とカナダがざばーっと現れ
とうとう女性たちに気付かれるまで続くのだった…
ほんとはカナダさんがみんなに見つかったあと
半分逆レイプ気味に5Pするまで書きたかった!
みんなメリークリスマス!
>>841 さいこうです夢を叶えてくれてありがとうはやくつづきをかいてくだああああ
すいません、今日中に書き終わりそうにないんですけどすいませんもうしわけありません
みじかくまとめる才能?
そんなのおかんのお腹の中においてきちゃったよ……orz
職人さん方に刺激されて書いてみた。
・イタリア×モブ(中居)
・エロなんてサービスないよ
・携帯からだから見にくいかも
それでもよかったらどぞ
「ねぇねぇ君、今ヒマ?」
自分の戦歴を増やさんとするイタリアは、さっそくナンパに精を出していた。
イタリアが目をつけたのは、廊下を歩いていた中居だった。
忙しい時間は過ぎたのだろう、どこか手持ち無沙汰そうな感じで歩く彼女は、イタリアにとって格好の的である。
忙しいのを理由にかわされては意味がない。
ナンパは成功する事に意義があるのだ。
「夕食の配膳に来てたよね?その時から可愛いなって思ってたんだ!」
「え、そんな……ありがとうございます」
頬を赤らめ恥ずかしそうにしながら笑う彼女。
好感触だ、とイタリアは心の中でガッツポーズをする。
「黒髪も艶やかで綺麗だし、目も大きいし、それに…」
「あの、あんまり褒められると恥ずかしいです…」
「どうして?本当の事だもん、恥ずかしがる事なんてないよ。ね、俺…君の事もっとよく知りたいな…」
会話をしながら少しずつ距離を縮めていたイタリアは、そう言いながら彼女の肩を抱く。
びくりと肩が跳ねたが、拒絶されないところを見るとまんざらでもないようだ。
>>841 カナダさん、やっちゃえばいいじゃない!
4人でも5人でも襲っちゃえばいいじゃない!
世界で二番目にでかい(国土的に)君の実力を見せつけろ!
>>842 クリスマスとは、明日、つまり25日が本番です。
親分の家に至っては、1/7までがクリスマスです。
まだまだ全裸とサンタ帽子とマフラー姿で待ちますとも!
こんな山奥の旅館で働いているのだ、男に口説かれるなんて滅多にないのだろう。
イケるかもしれない、とイタリアはほくそ笑む。
ナンパでは百戦錬磨のイタリアだが、何故だか未だに童貞なのだ。
「良かったら俺の部屋に来てよ。いっぱいお話したいからさ」
少し顔を傾け、上目遣いに彼女を見詰める。
年齢より若く見られる自分の顔が、女性の母性本能をくすぐるのを計算しての事だ。
「あの…少しだけなら」
「ホント?!ありがとー!」
彼女の返事を聞いた瞬間、イタリアの脳内には「童貞卒業」の文字が舞った。
フランスやアメリカに長年からかわれてきたが、それも今日で終わりだ。
ついにこの日がやって来たのだ。
イタリア、大人になります!
嬉しさと興奮のあまり、イタリアは思わず彼女に抱きついてしまった、のだが…それがいけなかった。
「き、きゃあ〜!」
「…え?」
次の瞬間、イタリアは彼女の放った右ストレートをまともに顔面に喰らった。
「いきなり何するんですか!こ…こんな往来で抱きつくなんて!破廉恥です!」
「え、あの」
「私仕事に戻りますから、失礼します!」
「な…なんで〜?」
イタリアは、呆然としながら彼女の後ろ姿を見送った。
イタリアは忘れていたのだ。
慎ましやかである事こそが日本人の美徳である事を。
こうしてイタリアは、またも童貞卒業のチャンスを失ったのだった。
終わり
うおー、みんなGJ!
で、自分も
『クリスマス撃墜のお知らせ』
・普×洪
・二人とも旅館の魔力でおかしい
・やっつけ仕事(薄い)
後半の投下少なかったから書きました。アラあるけどにぎやかしにしてください。
お粗末様でした。
素敵な職人さん方の中に混じって作品投下なんて、これなんて羞恥プレイ?って感じですが…
とりあえずメリークリスマスです!
ごめん、ちょっと機械がトラブルしました。
無視して続き出してください。
割り込みしてごめんなさい……
ソビイズマダー?
とりあえず湯船でウォトカ飲んで急性アル中になって倒れてないことを祈る。
(※湯船でアルコールは大変危険です)
機械直したので投下します。
イタリア×モブの人GJ! そしてわりこんでしまってごめんなさい。
早朝に目が覚めてしまったのがいけないのか、気まぐれに一人で散歩なんかしたのがいけないのか。
ハンガリーは雪の山道にぽつん、と佇んでいた。
迷子になったわけではない。日本式遵守の履物、下駄の鼻緒が片方切れたのだ。
「寒い……」
踏みしだかれて凍りついた雪は素足で歩くには根性がいる。下手すればしもやけや凍傷を起こす。
どうしたものかと考えて、だいたい20分したところで元来た道の彼方から歩んでくる人影が現れた。
「助かった!」
と、安堵もつかの間、はっきり顔が分かる距離になるとがっくりと肩を落とす。
「なーんだ、プロイセンか……」
「うわ〜、ナチュラルにむかつくー。何こんなとこにつっ立ってんだよ」
旅館の敷地内とはいえ、どこか薄暗く人気の無い道である。部屋からの距離もそこそこで、
見るものもなく足を運ぶ意味がないような場所である。
「なんとなく道なりにあるいてたら来てたのよ。動けないのは、これ」
「思いっきり切れてるな。それでカカシ状態なのか」
二人して下駄の緊急処置法を探したが見つからず。
「……しょうがない、片方貸してやるから履いてけよ」
「嫌よ。あんたがしもやけになったら貸し作ったみたいで嫌だし」
「んじゃあどうしろと?」
ハンガリーはプロイセンに向かって両手を伸ばし、
「おんぶして」
「………………」
雪道で一番双方にダメージの無い選択を要求した。
「わあ」
要求どおり背負われると、ハンガリーは嬉々としてあたりを見回す。
「視界が高い!面白ーい」
「こら、暴れんな。落ちるぞ」
「だって子供のころぶりなんだもん。親父思い出すなぁ」
ハンガリーは幼い頃父親マジャールと共に暮らしていたから、背負われた想いでがあるのだろう。
「下駄壊したの、旅館に怒られるかな」
「大丈夫だろ。一緒に事情を話してやるよ」
プロイセンはプロイセンで昔、幼いドイツを背負ったことなどを思い出して、自然と子供相手の
対応になっていた。
「ああ懐かしい」
思いっきりしがみつくとプロイセンがたたらを踏んだ。
「うお! あんまひっつくな!」
「けち」
「けちじゃねー」
「ぬく〜い!」
寒空の下、身を冷やした彼女には天国のようであった。
一方のプロイセンにとってはちょっと厳しい体制である。
密着する背中には着物越しに柔らかな二つの感触。抱きしめるように肩に回った白い両腕は湯を
出たばかりの石鹸の良い香りがする。
温かさを越して体内の血液たぎりそうだった。
そんな事情を知る由も無く、ハンガリーは郷愁混じりに体を寄せる。感じるな考えるなと自分に
言い聞かせても、本能は正直に手に触れる太ももの触感、背の柔らかさ、甘い香り、安心するような
体温を拾い上げて体に激昂しろ、とシグナルを送る。
これはまずい。非常にまずい。プロイセンは体の異変を隠すように前かがみになっていく。
……しばらく進んだところでハンガリーは最初より視界が下に移動していることに気付いた。
なんというか、前傾姿勢になったというか。
「ねえ、もしかして私……重い?」
「重くはない。けど……マジ離れろ。オレの理性が青く冴え光っているいるうちに!」
なんとなく事情を察したハンガリーはそっと体を離す。普段であれば「キモっ」の一言であらゆる
気力を一撃破壊して終わるのだが、今日は何故だか口ごもってしまう。助けてもらっているというのも
あるが、おそらくはこの背中が原因だろう。オーストリアとはまた違う父親に似た逞しく温かな背中。
もっと、寄り添っていたい。ハンガリーは再び体を密着させ、それと分かるよう頬を肩にこすり付けた。
「うお! ……おい」
「……いいよ」
「何が?」
「理性飛ばしていいよ」
「はぁッ!?」
「好き……」
「ふあっ、ちょっ」
プロイセンの首筋にキスを落とす。
ハンガリーにも、旅館の魔力は確実に及んでいた……
道から外れて草木に身を隠せる森に入るなり、背中から降りたハンガリーは濃厚なキスを与えた。
「ふう……んっ……」
口付けを交わしながらプロイセンは適当な太さの木の幹にハンガリーの背を押し付ける。枝から
わずかながら粉雪がおちてきて二人にぱらぱらと注いだ。
「お前、坊ちゃんと何かあったの?」
「んっ、何もないけど」
「今日のお前おかしいぞ」
「おかしくない」
ハンガリーは断言した。殴りたい反面、自分に成しえなかった下克上をかまして強国となった才を
うらやんでもいる。プロイセンに抱いているのは好きというには純粋じゃなく、嫌いと易く切り捨て
られない厄介な感情だ。
だから今のこの想いは間違ってはいない。と思う。多分……。
プロイセンは訝りつつもハンガリーの浴衣をはだけさせ、フロントホックを手際よく外した。
ぷるんと弾みをつけてあらわになった双丘に手をあてがい、強く時に弱く、力加減を調節して揉んで
いく。
「んっ」
「いい乳してんな」
「馬鹿っ!」
普段と異なる恥じらいまじりの声、ぞくぞくと背筋が粟立つ。彼もまた旅館の客人である。いろいろ
壊れ気味なのは確かだった。
右手でピンクの胸先をいじりながら聞き手は体を滑らせてショーツを引きおろす。ハンガリーの協力
もあり片足を抜くとすぐさま割れ目を指でなぞった。
「あんっ」
敏感な芽を見つけてそこを集中して責めると鳴き声はいっそう増した。興奮して唇を重ねる。
ハンガリーも愛撫を受けるだけでなく自らプロイセンの下着を引き下ろしてそれに指を這わした。
根元は乱暴にしごき、先端は丹念に弄るように触れる。熱と硬さが増していく。
「ねえ、プロイセン、もう……」
咥えさせられる指が二本に増えると、ハンガリーが瞳を潤ませて見上げた。雪景色を背に、太もも
まで愛液で濡らして物欲しそうに身を捩っている。プロイセンはたまらず彼女の片足を持ち上げ、
先走りに濡れた自身をあてがった。
「ゴム無いけどいいよな?」
「そんなのどうだっていい」
身ごもることはないが確認すると一度おおきく息を吐き、ゆっくりと腰を進める。
「ふう、んっ」
よく濡れていたせいか、抵抗無く、融けるように飲み込まれた。
「全部、入ったぞ」
「んっ。……うん。なんか、もう、たまらなくて」
「すまん。オレも余裕無い……」
二人は抱き合い、腰を揺らし始める。卑猥な粘液の音が静寂を壊す。
「はっ……あん……あぁっ……あ……」
甘い声が長らく続き、そして
「は、ああああああ!」
ハンガリーが仰け反って背中に爪を立てると、体内の強い痙攣に引き込まれるようにプロイセンも
熱を放った。
二人、しばらく荒い呼吸のまま抱き合っていたが、時間と共に冷静になると
「……寒い」
「……風引くよな、これ」
共に鼻をすする。
なんとなく気まずくなって二人、目をそらした。
「ていうか、中に出したわね!? これから道のり長いのに」
「いいんじゃね? よごれるのはオレの背中だし。ほら」
「うん」
衣服を整えると元通り、ハンガリーは下駄片手に背負われて帰路についた。なんかまずいことした
気もするが、旅館に着くまでおんぶのなつかしい感覚をべったりくっついて堪能できたので、よしと
することにした。
(終)
以上です。
ありがとうございました。メリークリスマス!
ちょwwwおまwwwww
「冷たく、青白く光る、揺ぎ無い理性の国」とかw
こんなところでまでハフナー節にお目にかかるとは思ってなかったんだぜwww
大変美味しゅうございました!めりくり!
GJ!
機械トラブル大丈夫?
普洪大好きだから楽しかったww
滑り込みです。そしてちょっとはみ出ます
クリスマス撃墜のお知らせ フィンランド×ベラルーシ
・半端だしエロくないよあんま
・ベラ→ロシア前提だよ
・フィンがサンタの仕事してないよ
――高い茂みの向こうに迷い込んだら、ナイフが飛んできました。
フィンランドはナイフを投げた主である少女の片腕を抑えながら心内でそう考えていた。
内風呂で身体を洗い、ほどよい温度の中でのんびりした気持ちが一気に薄れ行く。
たとえばかつての戦いの中のような、そんな気持ちになりそうになる。
「ベラルーシ……さん?」
「……チッ」
あからさまに舌打ちをする少女はトレードマークのリボンの代わりにタオルで髪をまとめている。
タオルをして風呂に入るのを禁止されているはずなのにどっからナイフ出したんだとか、
そもそも何で自分に狙いを定めてナイフが投擲されたのだとか、
そんなことを考えていると目の前の少女の身体か崩れる。
「おひゃあ! べ、ベラ……」
「クソっ……さわ、んな」
若干身体を動かす余裕を見せ、鋭い眼も向けられる。しかしその口調は弱く小さい。
そういえば日本から貰ったパンフレットにのぼせた時の対処法があった、とフィンランドは思い立つ。
「そういうわけにもいかないし……ちょっと、ごめんなさい!」
ベラルーシの身体を抱え、休憩スペースに移動する。
若干胸が当った気もするがそこは耐えるフィンランドであった。
「ちょっとここで風にあたっててね」
そう言いながらフィンランドは休憩スペースにベラルーシを寝かせる。
たまたま手ぬぐいを頭に乗せて日本気分を味わっていたため、彼女の身体を覆い隠した。
なのだが。
何と言うか、若干塗れた薄布が彼女の身体をぴったりと覆っている。
丸みを帯びた乳房の頂点にもぴたりと張り付き、何より下の、薄い茂みが見えそうになる。
エロいのだ、要は。紳士的な行動をとったはずなのに変態という名の紳士になっているのだ。
「……こういうの、湯疲れっていうらしいですよ」
「……」
「どれくらい、入ってたの?」
「……夕飯後……」
「えっ!? それって結構時間経ってるのに」
夕飯は七時ほどに終わり、それから時間は軽く三時間は経過している。
「だって……」
か細い声で、彼女は搾り出すように言う。
「兄さん……露天風呂を楽しみにしてたんだもの……」
「……」
「もしかしたら、ここで待ってたら会えるかも……って」
そのエロさを感じてから、何となくフィンランドは背を向けて話しをしていた。
なので彼女の表情は見えない。それに何より、ベラルーシ自体が見られたくないであろう。
「(それでも……慰めてあげたいと思うのは……)」
かつて「今度は負けない」と面と向かって言われるほど、おそらく警戒されている間柄のはずなのに。
と、その時、フィンランドの背中に何か柔らかいものを感じた。
急いで振り返ると、そこには割と無表情のままのベラルーシが居る。
「ゆ、湯疲れは……」
「寒い」
「へ?」
「寒いわ。すごく」
北欧や東欧とはまた違う寒さではあるものの、雪の中裸で横になっていれば寒いであろう。
「まあ……温泉近いとはいえ外だったしね」
自分でも的外れな回答をしている、とフィンランドは苦笑した。
これで誤魔化せるほど、自分も彼女も子供では無い。
「違う。さっきまで、すごく寒かった」
「……ひとりだったから?」
ギュッ、とまとわり着く腕に力が篭る。無言の肯定はフィンランドの理性を削っていく。
無自覚なのか、それとも誘われているのか。
――どちらにせよ、タチが悪いことに変わりはない。
「ねえ、あんたサンタなんでしょ?」
唐突にベラルーシはそう問いかける。フィンランドが頷くと彼女は変わらぬ口調で喋る。
「じゃあちょっと、目が覚めたら兄さんの傍にいられるようにしてくれない? クリスマスプレゼントで」
「……随分斬新だね」
「ちょっと気とか失わせたりとかして兄さんが心配してくれるならなおいいわ」
彼女の表情が、妖艶なものとなる。彼女の求める『熱』が、自分のものと重なる。
「……子供じゃないから、少し対価を貰うけど……」
「安いものだわ」
そう言いながらベラルーシはフィンランドの唇を塞ぐ。そしてそのまま、フィンランド自身に触れる。
「ぅあ……、ベラルーシさ……」
「ちょっと黙ってパイズリでもされてろ」
素っ気無く下ネタを言うベラルーシにフィンランドは感動すら覚える。
ああ、それでも彼女はあのお兄さんが好きなんだっけ、などと勘違いしないように気をつけつつ。
「なんやーみんな楽しそうやなー・・・」
スペインは露天風呂にいた。
否、露天風呂の近くを歩いていた、というほうが正しい。
酔ったロマーノが寝てしまい、フランスやプロイセンは何処かへと消え、暇になったから風呂に向かったものの。
「ここまでいちゃいちゃされとるし・・・さすがの俺も空気読むわー」
そんな感じに一人言を言いながら旅館の周辺をぶらぶらしていると、ふいに人影が見えた。
「・・・?」
少しばかり眉をひそめて近づく。
(この人、誰なん?)
自分の知りうる限り、というか多分こんな国はいない。かと言って、服装からするに従業員ではなさそうだ。
年齢は10歳にいくかいかないか、と言ったところ。女の子と見受けられ、おかっぱ頭に花柄のワンピースがかわいらしい。
「お嬢ちゃん、どないしたん?こんな夜に。家族とか心配してへんの?」
初対面の子供に普通に話しかけるのがスペインの悪い癖である。
それが、悪夢だと気がつかずに。
半端だけどもうクリスマスは終わりなので続きは貴方の心の中で!
遅刻サンタでごめんなさい
それではメリークリスマス!
ごめんなさい。遅刻しましたorz
・ソビエト姉妹(ウクライナ、ベラルーシ)とロシアの話
・エロ無し
・妄想補完でおながいします
女湯から可愛らしい少女の声や妖艶さを纏った女性の声が響き始めた。
夕飯も食べ終わって一息ついたあと、各国の興味はやはり温泉へ向いたようだった。
ハンガリーやリヒテンシュタイン、そして姉妹でもあるウクライナとベラルーシもゆったりとした時の流れの中で寛いでいた。
穏やかな月の光は彼女らが温泉の中で髪を揺らめかすたびに水面でキラキラと反射している。
女湯の真ん中辺りでハンガリーとリヒテンシュタインが話をしている。
「お兄様ったら全くオーストリアさんのことを話して下さらないのです。今回は間接的にですけれど、お話が聞けて良かったですわ」
「そう?それは良かったわ!私でよければいつでも言ってちょうだい」
ウクライナはそんな会話に耳を傾けながら、さっきからまったく相手にしてくれない妹にずっと話しかけていた。
「ねぇ、ちょっと待ってったらぁ!お姉ちゃん、ベラルーシちゃんともお話したいんだよぉ…?ダメかなぁ?」
そこに穏やかでない言葉が宙を舞った。
「姉さんと話すことなんてない」
その言葉だけを残し、ベラルーシは高い繁みを越えて混浴の方へ行ってしまった。
「どぉしよぉ……。あっちってたしか男の人もいるんだよね。でも万が一間違ったことが起こっちゃっても困るし。よーしっ!」
ウクライナはひとつ大きな深呼吸をし、さきほどベラルーシが消えた方へ向かった。
「また来たの。あなたも懲りない人ね、姉さん」
混浴の温泉内には意外にもベラルーシしかいなかった。
女湯とは違ってここはとても静かだ。しかしウクライナにとってその空気はとても重かった。
「ぇーっと、だっていつもはロシアちゃんや他の子たちがいるから、女の子だけで話す機会なんてめったにないじゃない?だから……」
「でも私にはあなたと話すことなんてないわ。それじゃ、失礼」
一言だけ残し、ベラルーシは繁みを越えて再びその姿を消した。
ただし、男湯の方に。
「ええぇっ!ちょっと、そっち男湯の方だよ!」
当然ウクライナの制止などベラルーシの耳には届かず、ウクライナは独り残された。
「あーもーっ!ベラルーシちゃんいきなりすぎだよぉ…。男湯かぁ。大丈夫なわけないよねぇ。うんっ、私が行かなくちゃ!」
繁みを通り抜けて現れたウクライナに、男性陣は度肝を抜かれた。
ただでさえ数分前に女性であるベラルーシが男湯に乗り込んできたのだ。
当然の反応だった。
「姉さんっ!ねぇ、頼むからこの子連れて帰って!お願いだから!」
悲痛な叫び声が聞こえた。
もちろんロシアの声ではあるが、いつもの余裕はない。
元凶は彼の妹・ベラルーシだ。
「兄さん、さわって?ほら、期待して胸が高鳴っているの」
「こっちだって兄さんが欲しいと言っているわ」
「それに兄さんも私の中に入りたいと言っているみたい」
「ねえ、兄さん。繋がりたいわ」
次々ととんでもない言葉が飛び出る口を塞ぐ勇者はいなかった。
ついにロシアの肩を叩く者が有った。
「俺たちは止めないからよ、頼むが姉妹ともどもあっち行ってくれるか?」
そう言って混浴の方を指さすのはフランスだった。
男性陣は半ば強引にロシアとその姉妹を混浴へ追い込んだが、全体的に真っ白で控えめな胸元を持った妹と成熟しきった身体を持った姉のお陰で、前屈みにならざるをえなかった男性が多かったとか。
混浴での3人の話はまた別のお話。
ソビエト姉妹とロシアの受難、以上です。
まさに“突撃”状態での参加ですみませんでした。しかもエロなしってorz
少しでも続きを妄想していただけたら嬉しいです!
ありがとうございました。
どうぞ良いクリスマスを!
「・・・・・・」
女の子がゆっくりと振り返る。その顔に感情はなく、すわった目でスペインを見つめていた。
「んー?迷子とちゃう?お家とかわからへん?」
気にせずにスペインは喋り続ける。
「・・・私は」
女の子が口を開く。スペインは、「おお、喋った!」という表情をした。
「・・・わたしは、むかし、ここにすんでた。
なんねんもまえ、ここで、ちょうどいちねんまえのよる、
ちょうどこのじかんに、おとうさんとけんかした、おかあさんがいえでした。
いそいで、おいかけて、そとにとびだして、はしったら」
スペインは口を開かない。否、開けないのか。
「ここで、くるまにぶつかって、そのまま」
「ずっと、ひとりだったんだ。さびしかった、おかあさんはけっきょくみつからなかったし」
「でも、もうだいじょうぶ、だよね」
「まさか、れいりょくのあがる、このじかんに、ちょうどとおりかかるひとがいるなんて」
「ね、わたしと、いっしょに、あっちh」
「かわえええええええええええええ!!!!!!!!」
スペインは確かに口を開けなかったようだ。
「あああああああかわえええ!!舌ったらずな口調とかピンポイントやあああああ!!!!
ああああああイタちゃんといいロマーノといいこの子といいもう小っちゃい子ってなんでもうこう」
・・・幽霊の可愛さぶりに。
呆れる幽霊を尻目に、一応話を聞いていたらしいスペインは話し続ける。
「そっかー寂しかったんやなーまあ俺も長生きしてるしその気持ちはよくわかるでー」
「・・・あなたに、なにが、わかるの」
「んー・・・お嬢ちゃんのことはよくわからへんけどー、そやなー、ま、今の俺に出来ることなんてこれくらいやわー」
そう言うと、スペインは両手を広げた。
「元気の出るおまじないやでー」(ふそそそそそそそ)
「ほらほらー、ふそそそそそ」
「・・・ぷっ」
その時、幽霊の顔に感情、笑みがこぼれた。
「あー、笑顔もやっぱかわえーなー、あー、もー我慢できへん」
そう言うが早いか、スペインは幽霊を抱きしめていた。
「え・・・ちょ!!」
「えーやないのー、これで寂しくあらへん」
「・・・それは・・・そうだけど・・・まあ、いいか・・・」
幽霊は、スペインを見つめ、こう言った。
「・・・ありがとう」
翌日、露天風呂にいた国たちから、体調を心配されたスペインの話は、おいおい。
終
・・・エロもなんもない話ですみませんでした。
突撃参加でごめんなさい。
それでは皆さん、もう日付がとっくに変わりましたが、よいクリスマスを!
GJ!
親分は癒しの人だなぁ……(ふそそそそそそそ)
終了宣言がまだですので、大遅刻ですみません!なのですが
クリスマス撃墜のお知らせ
>>763の加リヒ
エロなしです
「きゃっ」
「めいぷるっ」
外廊下から見える冬景色に見とれていたリヒテンシュタインは、カドを曲がるとき
向こうから人が来るのに気付かなかった。
「ごめんね、痛くなかった?」
「はい、平気です……えーっと、アメリカさま?」
「カナダだよ!」
がっくり凹んでいるカナダを見て、少女は首をかしげる。
「いつもご一緒しておられる熊さんは、いらっしゃらないのですか?」
「熊三郎さんは山の自然見てたら野性が目覚めたみたいで、逃げちゃって……いま
探し中なんだ」
ああ、だからか、とリヒテンシュタインは納得した。
「よろしければお手伝いしましょうか?」
「え、でも悪いよ」
卓球場では、トーナメントもいよいよ終盤で楽しそうな歓声が響いてくる。
「気にしないで下さいまし。旅館の方に全てやってもらうおかげで、何もすることが
なくなって実は困っていたのです」
「えーっと……怖くないのかい? 熊吉さん大人しいけど、一応熊だし」
「飼われている動物は主人と性格が似ると言いますし、その主人がカナダさまなら
何も心配しません」
「はは……老人になったら住みたい国だもんね、僕……」
そういうことで、二人で探すことになった。
旅館は広かったが、仲居たちに聞き込みながら一つずつ可能性を潰してまわるう
ちに、探さなければいけない範囲も絞れた。
建物中を一周してしまうと、あと見ていない居場所は一つだ。
「外に行ったのかもしれないなあ」
「あれではないですか?」
崖のほうを見つめてリヒテンシュタインが声を上げた。
少女が指差すほうに、見慣れた毛色がもごもご動いている。
死角のほうに移動していくのに気付き、カナダは慌てて正面の門から外に出た。
建物をまわって先ほど熊二郎を見た場所に向かう。
すべりながら頑張って急いだのだが、間に合わなかった。
現場の雪の上に、熊の足跡らしきものが残っているだけだった。
「カナダさん」
リヒテンシュタインが息を切らせながら、追いついた。
少女の吐く息が白いのを見て、カナダは自分が着ていた羽織を脱いで、彼女の肩
に掛けた。旅館内は暖房がきいていて問題なかったが、浴衣一枚で居るには冬の
外気は冷たすぎる。
「行っちゃったみたいだ。つき合わせてごめんね、戻ろう」
肩を押す手に、リヒテンシュタインの手が重なる。
「ついさっきのことですから、きっとまだこのあたりに居ると思います」
「でもこんな格好だし、風邪引いても仕方ないし。熊五郎さんは……いいよ、きっ
と帰ってくると思う」
「……そう、ですね」
崖際の狭い道を盾に並んで歩く。カナダの後ろを、リヒテンシュタインは不思議な
気持ちで着いていく。
二人とも、熊次郎を探す間中ずっと、気遣ったり譲ったりしてばかりだ。
身近に主張の強い兄弟がいるせいだろうか、そういう癖がついているのかもしれ
ない。 顕著なのは歩幅。
リヒテンシュタインは兄の軍隊式の早歩きに置いていかれないよう、兄と並ぶとき
は常に気を張って歩くが、カナダと居るときははそんなことはない。
少女は心の中でカナダについて意見をまとめる。
つまり、彼はそばに居る人間を緊張させない、肩の力を抜かせるタイプの人だ。
それが結論。
不思議な人だ、が感想。
では手を伸ばしたのは、なんだったのだろうか。
その衝動に名前を付ける前に、リヒテンシュタインはカナダの浴衣を引っ張ってい
て、
考え事をしながら歩いていた彼女は、もともとすでに危ない場所に立っていて、
カナダがまた雪に足をとられてすべってしまって、二人は崖の下に落ちた。
「めいぷる……」
リヒテンシュタインは、体の下から聞こえたカナダの鳴き声につられて目を開けた。ゆっくり体を起こし、周囲を確認する。
どうやら最下層まで滑り落ちたわけではなく、歩いていた場所の一段下でひっかかって止まったらしい。
貸してもらった羽織がうまい具合に肌を保護したのと、カナダ自身がクッションになったおかげでリヒテンシュタインに怪我はなかった。
「ごめんなさい、私、ずっと乗ったままで」
「か、軽いから大丈夫……っ」
カナダが足首を押さえる。捻挫したらしい。
「待っててくださいまし。助けを呼んできます」
立ち上がり背伸びをするが、身長が足りなくてもとの足場に戻れない。
雪の塊に足をかけてどうにか上を狙うが、カナダが止めた。視野も悪いのだから、無理はするなと。
リヒテンシュタインはカナダのそばに戻り、顔を伏せた。
「すみません、私が浴衣を引っ張ったからですわ」
「いや、僕もすべったのがいけないし。……そもそも、女の子をこんなとこまで連れてきちゃった僕が悪いし」
深夜だ。どこかで楽しそうな声があがっているし、まだみんな寝ていないのだろう。リヒテンシュタインが、それほど気休めでもない事実を思い出す。
「お兄様になにも言いませんでしたから、もしかすると今ごろは私達を探しているかもしれません」
「ああ、そうかもしれないね」
リヒテンシュタインが寒さで体を震わせる。
「そちらに行ってよろしいですか?」
「え? あ、うん。寒いもんね」
彼女はカナダに寄り添うと、羽織の袖を一つはずして、カナダの肩にもかける。
浴衣越しに体が触れる。少女が震えているのをみかね、カナダは彼女の手を取って自分の手で包んだ。
息をかけて暖めていると、不意にリヒテンシュタインが言う。
「……本当は。さきほど、あなたがどこかに行ってしまったような気がして浴衣を引っ張ったんです。
目の前にいたのに、変ですね」
「はは。地味だってよく言われるよ。居ても居なくてもよくわからないって」
「本当に居なくなったり、しないでくださいましね」
「手を繋いでいれば、消えたりなんかしないよ」
リヒテンシュタインはカナダの手を引き寄せて、その上に顔を乗せた。
彼女の長いまつげと、紺色のリボンを見つめて、今度はカナダが口を開く。
「クリスマス終っちゃったら、もう会えるかわからないね。
たまたま世界会議に出席して、一緒に打ち上げできたけど、また次もそうかはわからない」
少女が笑った。
「会議だけしか会っていけない理由はありませんわ。もう出会っているのですから、お互いの家に遊びにいってもかまわないでしょう」
リヒテンシュタインは伏せていた目をあげた。至近距離で視線が交わる。
「会いに行きます。老人にならなくっても」
「……うん、待ってるよ。いつまでも」
ペースが遅くたってもともと自分だってそうだから、慣れている。
冬の星空を見上げてあれは何だこうだと雑談しているうちに、クマのうめき声が聞こえてきた。
頭上、一段上の地面から見慣れた頭が突き出ている。
「く、クマ太郎さん!」
「誰?」
「よかったあー! 凍え死ぬかと思ったよ。そのまま人よんできて、頼むよ!」
カナダの懇願を聞き終えた後、熊子は二人の位置まで降りてきて二人一緒に背中に背負った
「え、え」
「ちょ、なに」
戸惑う二人を無視し崖を上り、
桃色空気がただよう露天風呂に乱入した。
阿鼻叫喚だった。
いい雰囲気が台無し!とキれる国も居れば、誰かから逃げられてほっとする国もいたり、その反応は十人十色。
しかしまあ、お湯にはいって一応体の温まった遭難二国が、女将さんの拳骨から逃げれたわけでもなく。
二人で仲良くたんこぶをつくった姿を見せ合って、苦笑していた。
終わりです
いいクリスマスを!
加リヒキター!!
待ってました!ほのぼのして幸せです。
いいクリスマスプレゼントありがとう! GJ!
だいちこくをしてもうしわけありません……
多分ラスト作品になるとおもわれるものを落とします。
>>833の続き
『クリスマス撃墜のお知らせ』 英→セー←仏
・急いだのではしょった部分あり。
・3Pを期待されていたようですが、3Pではないかと……すみません。
「あ。セーシェぶっ」
フランスが手を挙げかけ、微笑んだ顔に水流が直撃した。むせるフランスの首根っこをつかんで、
イギリスが彼をお湯に沈める。
乳白色のお湯からごぼごぼ泡が吹き出る。
「何やってるんですか……」
立ちつくす。前を隠すのは忘れない。
「あァ!?」
セーシェルの方を向くその刹那、イギリスが倒れて浴槽に水柱があがった。
形勢逆転。咳きこみながら今度はフランスがイギリスを湯に沈める。
「よう、セーシェル」
キラッと効果音が出ていそうな笑顔は、湯から突き出た手が必死に彼の髪を掴もうとしているのを
あわせてみるとシュールな絵面だった。
「何してるんですか?」
改めて聞き直す。
「ん? 見てのとおり。悪党征伐」
フランスは笑顔を絶やさない。が、ついに手が彼の体毛――というか胸毛を掴んで引きちぎると
当たり前だがその笑顔は歪んだ。
沈めあいはやがて殴りあいに変わる。
ブランブランさせながら格闘している様子に目を背けながら、セーシェルは鼻歌をうたい、
ギリギリ混浴エリアの隅で、月と、月に照らされた山々と、冷えた空気と、熱いお湯を満喫した。
十数分後、やっとイギリスからのツッコミが入った。
「何やってんだよお前!」
「こっちのセリフです。私そろそろのぼせそうなんであがりますね。それじゃ」
「待て待て待て」
二人仲良く声を揃えてばさばさ湯をかきわけてくる。
温泉にタオルはつけてはいけない、とプリントに書いてあったのに従ってるのかなんなのか
しらないが、股の間のものを隠さない男が、一人でも大分困りものなのに二人寄ってきて
逃げない女がいたら見てみたいものだ。
「ちょーっ、ちょーっ、そこからこっちは女湯ですっ」
「知るかバカ」
「知っといてください!」
「さっ、セーシェル。せっかく混浴なんだからゆっくりつかろう」
「もう充分つかりましたよぅー!」
悲鳴をあげるという手段がないではなかったので、それを使わなかったのはセーシェルの
落ち度である。
あっさり捕まって混浴エリアに戻された。
でも、二人揃ってたら、あやしいことも起こりようがないだろう、と。
安心したのは、束の間。
くるっと体を回されてバランス感覚を崩した瞬間、セーシェルの体はすっぽりイギリスに
抱きしめられていた。
乳房が揉まれ、首筋を舌がなぞる。
「ふっ……やだっ」
「やだじゃないだろ。わかって来たんだろ」
「だって……」
視線をフランスに向ける。
フランスの視線を捕らえる前に、イギリスの顔がフランスの足の裏に踏まれた。
「ほーら、セーシェルは嫌だってよ」
セーシェルはイギリスからフランスの腕へと移り、顎を彼の手に囚われ、唇を吸われた。
やわなほっぺたの肌にヒゲがあたって少し痛い。
唇はすぐには離されなかった。
角度を変えられ、ちゅっちゅっと音を立てながら舌が絡め取られ、次第に感覚が鋭敏になって、
体の芯が――
ざばー。
頭から、熱い湯が、かけられた。
髪が顔面に貼りついて、前が見えない。
指で髪をのけながら、セーシェルは笑った。楽しくて笑ったのではない。
「眉毛。ヒゲ。ちょっとそこに並んでもらえますか。何かいいこと思いつきそうなんで」
「邪魔するんじゃないよー。確かに、セーシェルはお前にやだって言った。おにーさんには
言ってない。現実を見つめろ?」
「この×××野郎! 言うも言わないもねぇだろうが!」
彼女を無視して罵り合う二人。
そうですか、ああそうですか。肝が据わった。
向かい合う二人の股ぐらに手を伸ばして両手に竿を握る。
『!?』
二人はたちまち全身硬直させたが、知らん。
「私の握力って、30キロ弱あるんですけど……潰れないといいですよね」
「せ、せ、せ、せ、セーシェルさん? そこはちょっとやめてほし……」
「たっ、たっ、お前そこはお前シャレにならな、シャレにならないからやめ、」
握る力を強めると、二人は押し黙った。
いつもはセーシェルの手で一擦り二擦りするだけで臨戦態勢に入り始めるそこも、
同じ手でも本気で握られると戦うどころじゃなくなるらしい。
ほんっとにむかつく器官である。
「何か言うことは?」
「すみませんでした」
「ごめんなさい。離して下さい」
本人達はおそらく何を謝るべきなのかちっともわかっていなかったが、謝るべきな空気は
正しく察した。
かぽかぽかぽかぽ、湯口から新しいお湯が湯船に注がれる音が聞こえる。
二人が暴れ回ったせいで、お湯はすっかり水位が下がっている。これがいっぱいになるまで、
また時間がかかるのだろう。
手を引っ込めて湯に胸までつかる。二人はそれぞれ自分のブツを確認して気まずそうに
目配せながら、同じように腰を下ろした。
月は明るく、山につもった銀化粧が照り返してまた明るい。露天風呂を照らす人工的な灯りは、
燃料はガスだろうが、本当に火を灯している。
低く鳥の鳴く声と、こんな時間までまだ飲んでいるのか、節回しの独特な歌が弦の音とともに
流れてくる。
旅館自慢の露天風呂の混浴では、誰かが入ってきたら、絶対に一目見て引き返す魔の
トライアングルが完成していた。
沈鬱な顔で顔を水面に伏せているセーシェル。
男二人が、ジェスチャーでの会話でお互いに責任をなすりつけあう。
数分。
のぼせ上がって顔を真っ赤にしたセーシェルがそれでも動かないのをみてヤバげな雰囲気を
感じ取った二人は意を決して均衡を崩した。
「あ、熱いな!?」
「そうだなぁ! よし、冷酒でも飲むか!」
「いいなあそれ! 取ってきてくれるかイギリス!」
「わかった!」
脱衣場にある冷蔵庫にはフリーで飲める熱気冷ましの牛乳と、風呂で飲めるように冷酒が
入っている。そこから熱燗にするのも各自ご随意に、だ。
イギリスは冷蔵庫に収められた冷酒のビンを両手に二本ずつ掴んで戻り、フランスは虫の息に
なっているセーシェルを風呂の縁に座らせた。
「ほら、飲め。よく冷えてるぞ」
キャップを外し口元に近づけると、セーシェルは自分で受け取ってぐいっと一気に煽った。
それに倣って、おちょこにつけるという麗しい文化は無視して喇叭飲み大会が始まる。
注) お風呂に入りながらお酒を飲むと、とても危ないです。慣れない人は気をつけましょう。
男共が暴れ回っていたのは元からガンガンに飲んでイイカンジをかなり過ぎて酔っぱらって
いたせいだ。一時セーシェルの攻撃でいくつかの意味でいくつかの場所が冷えたものの、
温泉で一瓶飲み干したら……
それは元の木阿弥という奴である。
急激に回ったアルコールに、三人の正気は風の前の塵のように吹き飛ばされた。
「なんなんなんですかァ! 私に何か恨みでもありますか!? なんですか!?」
「それはこっちのせりふだろうが、いつまでもフラフラフラフラフラしやがって」
「そうだよ、いくらセーシェルでもこういうのは良くない。ちゃんとはっきりさせてくれ、
はっきり。これじゃ生殺しだよ」
「はっきり……」
「そう、はっきり」
「はっきり、しません!」
やおら立ち上がってセーシェルは宣言した。
次いで、呆気にとられた男共に宣告する。
「はっきりしません! だって二人ともだって、あれですよね、どれっていうか、なんかこれ、
どうせ二人であれだ、わたしのことダシにして単に優劣競ってるだけというか……
私が私か、なんか、どうでもいいんじゃないですかァ。他のお姉さんたちとも仲良くしてるの、
知ってますしー。
私二人とも好きですよ。だからどっちでもいいんです。どっちがどっちかっていうのは二人で
決めて下さい。私は自分で決めませーん」
それは長いこと胸にしまってきたことの、正直な吐露だ。
が。
酔っ払いというのは得てして人の話なんか真面目に聞いていないものだ。
「よし、じゃあ床勝負しようか!」
「……え?」
「俺たちのうちセーシェルが気持ちよかった方が勝ち、ということで。それで決めよう」
名案発表のように告げるフランス。
「いいじゃねぇか。やってやるよ」
「ふーん、挿れて掻き回すしか能のないお前が俺に勝てると思ってるのか?」
「あの待って下さいますか? なんで、え?」
どちらからかともなくジャンケンをする。二度あいこが続いて、フランスが勝った。
イギリスはグーの手を忌々しげに見つめた後、風呂の縁に座って片膝を立てた。
「じゃ、そういうことで」
「ん」
「いや、ん、じゃないですよ」
「セーぇシェル。しようか?」
「え、えー。ふゅ、」
さっきのキスの続き、とばかりに再び唇が奪われる。後頭部を支える方と逆の手が、
体の性感帯をゆっくり撫でる。
「こ、ここで、するんですかぁ……? せめて部屋に戻、」
「いいじゃん、どうせ裸なんだし」
「ま、そうですけど……」
胸から腹へ、足元を湯に浸しながらフランスの舌がセーシェルの体を舐めていく。
立ったままするの、だろうか。どうやってすればいいんだ。
イギリスに助けを求めるような気持ちで目をやると、彼はプイッと横を向いた。
セーシェルは救いが絶望的であることだけは理解した。隠そうとしているが、イギリスの
ブツが半勃ちになっているのが、見えたから。
「立ったまま、するの、わかんな、」
「だいじょーぶ。俺が優ーしくリードしてあげるよ」
そういってフランスは、その芸術的な指で体中のイイトコロを丁寧に、全部触ってくれる。
キスをして髪を撫でてくれる。
どこも的確にセーシェルの性感を心地よく刺激する。触られたところが、すべて感じる場所に
なっていくかのように。
「はぁ、はっ、」
何度もフランスは体を触る。胸も、尻も、お腹も、背中も、足も、全部。
時間をかけて、平等に。
大切に、子供が宝物を愛でる時のように。
そうして、体のほてりの半分以上が、温泉の熱よりもフランスから与えられる刺激からに
よるものが占めるようになっても、まだ触ってくれないところが、一つあった。
全身、触ってくれるのに。
どこよりも触って欲しいのに。
どこよりも、きもちいいところ。
体中に落とされる口づけはセーシェルをとろけさせる。
でも、いつまでたっても、それだけ。
「……らん、す、さ……」
「んー? どうしたー?」
そしらぬフリで聞き返してくるフランスが憎い。
「……って……」
「なに? もっとおっきい声で。お兄さん耳悪くて」
「触ってください……」
「ここ?」
いいながら、フランスはセーシェルのへそを舐める。
「っ……あ、そこ、じゃな……」
「どーこ?」
「わたしの……ぅ、だいじなとこ……」
「どんな風に?」
「は、ん……あ……いつも、みたいにぃ……」
「いいよー」
フランスが鼻で笑いながらイギリスをみるような気配があったが。
「フラ、ンス、さん、フランスさん、はやく……」
片足を持ち上げられ、指が入ってくる。長い指が、セーシェルを触る。
水じゃない、もっとぬるぬるしたものがそこからあふれ出てフランスの指にまとわりついた。
「俺に触られるの、気持ちよかった?」
「ふぁっ、よかっ、たぁっ」
「ん〜、セーシェルはかわいいなぁ〜」
顔じゅうにキスをされる。
そして、片足を持ち上げられたまま、後ろから抱きかかえられた。
「はい、素直に言えたごほうび」
フランスの男根が、セーシェルに埋まっていく。
「あ、あ、あ、あ、あ」
結合が深くなっていくごとにセーシェルは歓喜の声をあげる。
「セーシェルのここ、すっごく熱いな。……全部入った。さ、どうして欲しい、セーシェル?」
「動いてっ、動いて下さい、奥まで突いて……!」
「どうした、セーシェル。今日はずいぶん大胆だなぁ」
笑い混じりに、フランス。
どうと言われてもいい。温泉のためか、灼けるように熱いそれを、もっと感じたい。
フランスが囁く。
「イギリスが見てるぞ」
みあげると、湯煙にぼやけたイギリスが、こっちを向いている。
「やっ……見ないで……」
「俺たちの仲の良いところ、見せつけてやろうな」
「やら、あ、」
「んっ……!」
ほとんど抜けているところまで引き、また最奥までぶつけられる。
何度も、何度も。
セーシェルの感じるところをあますことなく擦って、足りないところなんかどこもないくらい、
なかをいっぱいにして……
空を掴んだ。支えが足りない。掴むものがほしい。もっと、この体を受けとめるための
支えが欲しい――。
「ひゃ、ぅ、あ、あ、ら、あ」
抑えるもののない喘ぎ声が、煙りにつつまれた露天風呂に響き渡る。
その愛らしい唇が、つと塞がれた。
「……っ? あっ……」
「他の男に抱かれて、そういういやらしい顔すんな」
「ギっ……!」
たまらず、イギリスの体に抱きついた。
唇をむさぼられ、舌をからめあう。
フランス貫かれながら、イギリスとキスをし、彼を抱きしめている。
倒錯が官能を高める。
「ふ、ぃ、あ、も、イっちゃ、イっ……!」
そんなことは聞きたくない、とさらに唇が深く繋がれる。
喘ぐことも許されない。
涙がこぼれた。あとからあとから、こぼれた。
「う……そろそろ、限界、かな」
フランスが息を漏らし、イギリスが嗤った。
「いくぞ……セーシェル」
フランスが、セーシェル、と呼ぶ、優しい声が、セーシェルはとても好きだった。
「……っっ!」
最後に突かれる数回のうち、どれかがセーシェルを子宮から全身を貫くような快感で満たす。
フランスが、なかでぶるっと震える。
永遠のような十秒――。
「いつまで挿れてるんだよ」
「ん〜、セーシェルが、抜いてって、いうまで、かな」
ヒゲ、と罵りながら、セーシェルの体をイギリスが奪う。ずる、と音を立てて、結合が解かれた。
フランスは近くの岩に寄りかかって息を整える。
力の抜けたセーシェルを石の上に座らせ、足を開かせて、イギリスは、フランスがたった
今まで挿れていたそこを、湯で洗った。指を挿れて、中のものを掻き出す。
その乱暴な手つきに、セーシェルは痛がった。
「イギリスさん……」
非難を込めて見つめると、イギリスはぶたれた子犬みたいな顔をして、何も言わない。
そういえば、初めてホテルに連れ込まれたときもこんな顔をしていたなぁ。セーシェルは思いだす。
かなり、強引に連れ込んで、有無を言わさず裸にして、挿れる直前になってから
「いいか?」
……そこまでしておいて、否も応もないものだ。
悪態をつこうとしたのだが。
その時、ちょうどこんな顔をされて、それで、いいかなあって、気になってしまったのだった。
「挿れるぞ」
フランスに触られて緩んでしまっている体に前戯など必要ない。
「はい」
こんどは、正面からイギリスが入ってくる。
二人のセックスの違いというのは、こう、フランスは余裕のある大人のセックスで、
身を任せきって大丈夫で、セックスそのものに浸ってしまえて安心できるのだが、
イギリスはどっちかというといつも必死なのが否めない。
そのぶん、求められている気がして、交わっている、という感が強いのではあるが。
セックスの質が違う以上、正直、どっちが気持ちいいとか、そんなのは比べようがない。
心を込めてしてもらえればどっちだって気持ちいい。たぶん、どっちもエッチは上手だ。
セーシェルは今からそれをどう伝えようかなぁと悩んだ。
石が背中に当たって痛い、というと、イギリスはそのままセーシェルを抱き上げる。
足が地につかないので、イギリスの体にしがみつくしかない。
「あのっ、あぅ、思ったんですけどォ!」
「何ー?」
イギリスの肩の向こうで、フランスが答える。
「あっ、これって、輪姦って言いませんか……?」
イギリスが動きをとめ、フランスが目を逸らした。
どっちも答えない。
あ。言うんだ。
セーシェルは、膨れた。
その後、どっちが良かったとか良くなかったとか、愛の気持ちがどうとかいう議論が全員
裸のまま巻き起こりそうになった。
が、三人のはずのその議論になぜか四人目の声が加わっており、その言ってることが
支離滅裂だったので、三人のうちの誰かがキレた。
キレ返された。
彼は、透けていた。
そんなこんなで三人の関係はうやむやのまま続くことになったのだった。
そして、おそらく、しばらくは解決しない。
山の薄い朝日の光を受けた旅館から、一夜の宿泊を終えた国たちがそれぞれの
荷物を手に携えてぞろぞろと出発の準備を始める。
寝起きに強い者がそう多くないのか、来た時ほどなべてテンションは高くない。
ただ、多くの者が笑っていた。
色々あって一夜にしてボロボロになった日本は、チェックアウトの手続きを済ませ、
忘れ物の確認をし、一番最後に宿を出た。
たまたま近くで雪玉を投げようとしていたアメリカに尋ねてみる。
「どうでしたか、今回の旅行は。皆さん楽しめましたでしょうかね」
「すごく、良かったと思うんだぞ。少なくとも、俺は楽しめたよ。ここ、また泊まりに
来れるかい?」
「それはどうでしょうね」
振り返ると仲居たちが玄関に勢揃いして、真っ直ぐ立っていた。
中心の女将が雪景色に凛と声を張った。
「どなたさまも、当旅館に一晩お泊まりになりはったからには、この御梨の家族。
仲居も番頭も皆田舎者、奉仕の至らんとこもあったとは存じますが、またいつでも、
いらしてくださいまし。
当旅館一同、心より、お待ちしとります」
仲居たちが声を揃えて唱和した。
『お待ちしております』
てんでばらばらに、思い思いに国たちがその見送りに応えた。
中には仲良くなった仲居に駆けよって連絡先を交換し合う者もいる。
「だそうです」
アメリカは仲居たちに手をふりながら言った。
「それじゃ、次日本で世界会議する時も、泊まりはここにするんだぞ!」
「それはちょっと考えさせて下さいますか」
幕
クリスマス企画、終幕、です。
企画の設定を決めた本人が多大なる時間オーバーをしまして、申し訳ございませんでした……
これでさらに別のカップリングを書こうとしていた自分には呆れるばかりです。
XmasSSの投下準備をしていた方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます。
そして、突発的に思い立った企画に乗ってくださった職人の方々、ありがとうございます。
一日とても楽しかったです。
特に企画を助けて下さった
>>769氏には格別の感謝を。
それではお付き合いありがとうございました。
スレの皆さん、大好きです。
メリークリスマス!
お疲れ様でした
怒涛の投下、職人さんたちGJです!
お疲れ様でした!
お疲れ様でしたー
感想って全レス状態になっちゃうけどどうしたもんかね
1つのレスに凝縮すると読みづらいよね
お疲れ様でした!
楽しませてくれてありがとう
ところでここって保管庫無いの?
今回のログ保存しときたいなあ
>>893 職人さんも嬉しいだろうし、
安価つければ感想書いてもいいんじゃまいか
>>894 誰か前作ってるって
言ってなかった?
どれもよかったが個人的に感動したのは
ついにカナダさんのターンが来たことだった
カナダさんはなんとなく喪男臭がするので妙に肩入れしてしまう…
保管庫作るって前言ってた人もういないのかな?
いないなら作ろうか
wikiを借りて自分とプラス気づいた人あたりで都度保管してもらうスタイルだと
今後がラクなんだけどどうでしょう
念のためCGIと.htaccessが使えるレン鯖にしておいた方がいいような気がする
あとエロ可鯖にするのを忘れるなよ!絶対だぞ!
イベント企画者&職人さん、乙!
今まであまりかかれてないキャラがいっぱいみれて楽しかったよ。
>>874 加リヒありがとう!自分
>>763なんだがリク答えてくれて嬉しいです!
ほのぼの且つニヤニヤして読んだよ。楽しかった!GJ!
良いクリスマスプレゼントありがとうティノタクロース!
>>899 @wikiでパスかけるくらいじゃだめかな?
>>899 それじゃ誰かが有料レンタルすることにならないか
あまり負担が大きいのはよくないかと
同意。
管理人にずっと課金お願いするのも難しいし、
課金切った瞬間に保管庫丸ごと消えてしまうし。
エロ可の無料鯖で工夫するっきゃないかと。
乙!
ところで、本家ブログで出てきたことがあるから、青年シーランドはアリ?
青年シー×セーシェルとか気になって。
>>904 あれは英の悪夢だし海セーは接点少ないからどうだろ…NTR→夢オチが自然なんだろうか
個人的にはたいそう見たいですな、海セー。
たとえ、夢オチ魔法オチでも!
「ところでシー君のプリンスを見やがれですよ。こいつをどう思うですか?」
「イギリスよりも…大きいです…」
こうですか?わかりません><
自分も海セー見たいであります!
wktkしながら待ってる
余計な話してスマンが、今日初めて「海角七号」という映画を見た
台湾制作の映画で日本の敗戦直後の日本人男性と台湾人女性の恋愛物なんだが、日本と台湾ちゃんもそうだったのかな…とか考えると興奮と涙で眠れそうにありません
>>898 一応今もいます
SSのページ自体はクリスマス撃墜前までは完成してて
リストとアクセス制限いじるところがまだです
年内にどうにかしようと思ってたんですがWikiでやるほうが良さそうなら
そのまま進めてください
海セー夢オチというと
「…ていう夢見た」
「実現しないように気をつけるんだね」
という米英の会話が思い浮かばれる。
ついにクリスマスも終わったー
またバレンタインあたりでの祭開催期待してるw
容量が1000までたらなそうだが次スレどうしようか
>>910 そこまでできてるなら是非完成させてほしいです!
全裸で待ってる
>>911 にょたりあについてちょっと揉めたからテンプレにしっかり書いたほうがいいかもね
あと
>>782がまとめたにょたりあキャラの性格まとめとかも
テンプレに入れるといいとオモ
>>910 >>898だけどそこまで進んでるならぜひお願いします!
全裸にバラ挿して待ってる
なにか手伝えることあれば言って下さいー
結局にょたりあはOKでいいのか?
次スレに日本ちゃんとか女ドイツとか投下してもいいのか?
いいという方向に行ってくれたら嬉しいんだぜ
とりあえず
>>602でいかないか?
ただにょた×にょたは百合スレに投下だわなぁ
自分も
>>602でいいと思う
にょたりあはOK、だけど注意書きしっかりつけましょう、
って感じか
自分も
>>602でいいと思う。
次スレでアニメ化迎えるかもしれないから新規さんが混乱しないように
ブログでにょたりあ化してるメンバー全部書いといたほうがいいかも。
>>782にロシア娘、ハンガリー男、リヒテンシュタイン男の名前の記載希望。
>>1は特にいじるところないかな。
今日の妄想の余剰分
【知人カップルと夜のラブホの近くでバッタリ会った時の各キャラの反応】
イタリア:気がつかない。偶然であったことを喜び、食事に誘う。
ドイツ:気がつかない。が、男女が夜遅くまで出歩いていることに説教する。
日本:気がつくが、何も言わない。偶然出会ったことを強調する世間話のあと、
「今日のことは誰にもいいませんから!」というオーラをひたすら出して去る。
その後しばらく顔をあわせるたびに「ああ……」みたいな雰囲気になる。
アメリカ:高いテンションで冷やかす。
イギリス:すっごい悪い笑顔。
フランス:同じホテルから出てきた。お互い会わなかったことにする。
プロイセン:陽気に声をかけるが、途中でそのことに気づき「あっ、あー……」みたいになる。
カップルと別れた後背後に木枯らしが吹く。
スペイン:「偶然やんなー! どしたん? どしたん? こんなとこでー」と明るく話しかけてくるが
ラブホの前だと気付くなりぴたっと止まり、「……Hしてたん?」と聞き、
「ええなー!ラブラブやん!」とおばちゃんのノリで冷やかす。
スペインがウゼエww
>>918 スペイン子も絵が出てるから追加してください
ヘタ♂×ヘタ♀は前はNGだったよね?
なんつーか……久々にきたらいつの間にかにょた厨に乗っ取られてた気分だ
そしてまたループへ…
嫌いならスルーする。職人も苦手な人意識して注意書きつける。
それでいいだろ
>>922 ……同じこと思ってたのが自分だけじゃなくて安心した
ほんといつの間にって感じだ
>>922と
>>925はこのスレでどんな議論があったのか読んできてくれ。
その上でどうしてもこのスレに投下してほしくないと言うなら、
どこに投下すればいいのか、板に迷惑をかけない案を示してくれ。
>>926 いや、純粋に疑問だっただけ
完全にヘタリア♂×ヘタリア♀がOKになったならおとなしくスレから立ち去ることにするよ
にょたって言うから誤解が生じるんだろうけど、
男子キャラと女子キャラは別人なんだよね?
女子キャラとして提示されたイギ子とかドイ子とかに
萌えているんだけど、ここじゃなければどこに行けばいいのかな。
なお、明日の
>>927も、エロが心残りでここを立ち去れないでしょう。
乗っ取られたと思うなら自分から萌えなり燃えなりを投下して乗っ取り返せばいいんじゃね?
そうすれば住人も書き手もみんな幸せになれるんじゃね
自分の萌えは他人の萎え、逆も然り。安易に自分の嫌いな人種を厨呼ばわりするのはいただけない
931 :
602:2008/12/26(金) 22:18:00 ID:jA9sq+xD
>>602だが
>>927とか見ると一部の人間勘違いしてないか?
ヘタリア♂×ヘタリア♀ってのは
例えばイギリス×セーシェルとかの本来のおkな組み合わせことだぞ
「にょたりあ」ってそもそも「女体」の「にょた」なんだろ?
男キャラの女体化の話かと
イタリア娘とか日本娘として出て来たキャラと話が混じってないか
>>930 にょたりあ書きたい人だけじゃなくて、
読みたい人もこのスレの中にいるんだよ
>>931 あ、ごめん
自分が言ってたのはにょたりあのこと
英セーとかはスルーする理由なんて何もないし
ただまあ自分の嗜好がスレの嗜好と合わなくなったってだけだし
引っ張って悪かったよ
>>932 性格違うのに女体化(TS)とみなすかは判断に困る
そろそろテンプレ作った方がいいね
とりあえず
・にょたは反対派がいることを常に留意して注意書きとあぼんできるワードをいれる
・にょた反対派は文句だけ言わずに自分で投下するなど自助努力をする
次スレはお互い歩み寄ろうぜ
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒”ヽ,,,)ii(,,,r””” :::ヘ ___________________
| ン(○),ン <、(○)<::| |`ヽ、 <個人的には
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl | エロなしが許される範囲について知りたい
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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/ | .| | .|人(_(ニ、ノノ
テンプレの際、にょた って表記はどうかと
女の子バージョンって書いて欲しいな
エロなしは以前スレで言われてた意見としては
「(男女の関係での)萌え」があれば大目にみるって感じかな?
にょたりあの世界とヘタリアの世界って決して交わらない平行世界みたいなもんだろ
それを交わらせてヘタリアキャラ×にょたりあキャラっていうのが違和感を感じる
既存の男キャラ×女キャラじゃなんでダメなの?
無理してカプ作ることないじゃん
>>937 公式が女の子ver.のことをにょたってつけてんだから女の子バージョンなんて書くと
かえって分かりにくくない?
なんだったら避難所(したらば)用意しようか?
性格がよく分からないにょた等ここに投下しにくいものを空気読んでしたらば投下するスレとか
規制のための代理投下依頼とかのための
>>932 にょたりあ=国家擬人化女ver≠ヘタリア男キャラ
であって、よく混同されてるが女体化とは別物
スペイン親分と女スペインはイコールでは結ばれないし、平行世界なので同時に存在しているわけではない
という設定
>>940 それが一番平穏な方法って気がしてきた。
毎回毎回、この話題でループすること必至だし。
したらば、希望します。
>>939>>941 スペイン♂×にょたスペイン
と
他国家♂×にょたスペイン
では許容範囲が人によって違いそうだな。
>>942 おk
とりあえず取得してくる
ので議論を続けるならしたらばの方で再開してもらってとりあえず
今487kbなんでそれまでレス控えて待ってて
違和感があるのは同意。少しだけど。
けどだからスレから追い出そうとかは、全然思わないな。
需要と供給が成立してるなら、好みの問題だし。
ループというか、確信的に話題を蒸し返す人たちがいるんだと…
スレ全部読んでない人が自分の好みを主張してスレの方向
決定させようとするのもどうかと思うし
そんならイタリア(ヘタレ)×にょたイタ(勇壮)が読みたいんだぜー
この流れから見ても、女子Verの需要が高そうなだけにスレを占領しそうな予感。
自分も舞い上がる予感。
それで荒れるなら、とっととしたらばにしたらばいいのかなー?
947 :
915:2008/12/26(金) 23:05:13 ID:4ha9+20u
つか、したらばになったら住人が女ばっかになって嫌なんだが…
お前は何を言ってるんだ
・にょたりあ=キタユメでキャラ絵が公開されているもの。
以下、本家ブログでにょたりあの性格について語っていた部分を転載
参考に。
>イタリア娘;気が強い。明るくて姉御肌。ちょっと涙もろく、恋に生きる女性。
>ニホン娘 ;大和撫子。欧米に少し憧れてる。
>ドイツ娘 ;無口、真面目、胸がでかい。
>イギリス娘;上品にふるまおうとしてるけど結構パンク。
>アメリカ娘:明るくてちょっと暴走気味。ブロンド。
>フランス娘;気取り屋。
>中国娘 ;何考えてるかよくわからん子
>リクエストの南イタリアな女の子。
>ロマーノとちがってケンカ強そうです。
基準としては、
◎ ヘタ♂×ヘタ♀
○ にょた×にょた(百合スレ)
× ヘタ♂×ヘタ♂(801なので)
× 未登場にょた(TS行き)
× 男体化×にょた(オリジナル男体化はTS) です
・にょたは反対派がいることを常に留意して
注意書きとあぼんできるワードをいれてください
951 :
915:2008/12/26(金) 23:20:14 ID:4ha9+20u
俺、女ドイツ書いた者だが、
女特有の馴れ合い雰囲気が苦手だから「エロパロ板」のスレに投下してる。
荒れるの怖がってしたらばへっていうのは、隔離されるってこと。男はわ
ざわざそんなところ見に行かない。誰も傷つかない場所なんて気持ち悪い。
ソースは俺。
もらうなら、ザーメンくさいレスがいい。
労りと馴れ合いは紙一重。したらばまで覗くのはおそらく女ばっかりにな
るだろ? だから嫌だ。
あとは保管庫、したらばのURLいれればいいんでないかと思ったがどうかね
議論はスレに余力ないんで。
抜けました!兄貴!
みたいな?
そんな兄貴には専ブラ超おぬぬめ
NGワードに適当な単語を放り込めば幸せになれ…るはず
あと住人に感想の質を求めるとションボリな結果になる ソースは俺
あとスレ内ににょたりあSSが投下されるのがどうしても嫌な人が一定数いるようなので
アプロダを借りてそこにtxtファイルでアップするのはどうだろう
まあそれに対する感想レスはスレに書くことになるがいきなり目に入ることはないだろうし
だったら別に許可もらう風なレスせずに、普通に落としてくれよ。
ss好きな奴はついてくし、俺はついてくよ。
馴れ合い嫌って、このスレのどこらへん馴れ合っていないのか教えてくれないか?
どうしてもにょたりあで落としたい人が一定数いますね、とでも言えばいいのか?
俺だってss投下してるが、読み手くさすようなこと言うんじゃねえよ。愚痴スレに行け
>>950 スペインスペイン
あと
>>57の
・女性版キャラクター(通称・にょたりあ)について
「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です。
ここは?
おkになったらの話ね
したらばになったらそこに。
957 :
915:2008/12/26(金) 23:41:03 ID:4ha9+20u
>955
悪かった。
言いたかったのは、したらばが出来ちまったらもう強制的にそっちに
投下せざるをえない雰囲気になっちまうこと、それが嫌だから。
急いで書いたから言い過ぎた部分もある。もちろん、どんな感想レス
でも嬉しいよ。
いや、こっちも言いすぎたから謝る。
誰も追い出したくないけど、俺の頭じゃどうも解決できんから攻撃的になってた
まだ956のとこどうするか不明だから、スレたて960か970に回してくれないか。悪い。
ところで今年の男優オブザイヤー(出場が多いキャラ)は誰なんだろ?
保管庫できたら数えてみたいんだぜー。
というわけで俺は保管庫登場のお知らせを裸にカウンター装備で待ってる。
したらば作った人間としては
にょたは完全にしたらば誘導じゃなく、書き手の判断しだいでどちらかえらべば良いと思う
963 :
960:2008/12/27(土) 00:04:05 ID:F1gLj/S+
スマンこれからコルホーズに夜勤なんさ・・・
というわけで、970,頼む・・・(泣)
話合うなら今が機会か
思うんだけどSSはIDとかでNGできるけど、語りはできないんだよね
だから前も書いたけど、せっかくしたらば作ってくれたんだし
とりあえずにょたりあの語りスレ作ってみたらどうかな
語ってしまったら満足って人もいるかと思う
もちろん、SSがここになった場合の感想はここでもいい
誘導も考えると、970前に立てちゃったほうがいい
んじゃとりあえずどっちに転んでもよさそうなテンプレで立てて
議論続きそうならしたらばで続けて、って感じでどうだろ
決まるまでは投下はしてもらっておkで。
>>966 乙
学ヘタのテキストを読んでいたら
セーシェル、フランスとHフラグ立ってて吹いた。
鍵かけるとこ生々しす
あれがバッドエンディングなのか
しょっぱなから「セーシェルハード」かい! と思ったw
学ヘタテキストってどこで見られるの?
本家でダウンロード出来る一口版の存在しか知らないんだけども
gakuhetadaihonで見れる
他のスレにはアンチがいるようなので埋めついでにここで。
学ヘタは体験版のときから思ってたけど
イギリス→ツンデレと理解するとセーちゃんに学校の廊下で一目惚れして
その後ツンデレ的にアプローチしてるようにしか見えない。
男女入れ替えてギャルゲで想像すると
「この女絶対主人公に気があるぜぇぇぇぇ」ってなるんだが。
なんなんだろうな、あれ
イギリスにフラグが立つと都合が悪いんだろうけど
しかし学ヘタの英→セー←仏の構図はガチ
萌える
初期韓は男って設定なんだっけ?
おにゃのこだったらな〜。ここでぬっぷぬぷにしちまうのに……。
遠慮せずやっちまってくれィ
ちょっと想像したらベラとキャラがかぶった。
兄さんだいすきヤンデレ。
初期韓のさらに前(特装版の小冊子のらくがき)では
おにゃのこだった。
「渡米してスターを目指す」って設定
そのままだったらアメリカと色々もにょもにょさせられたのになあ
前から初期韓初期韓言ってた人かw
ああ、「萌え韓」が今も見られたらなあ
ここで空気を読まずに梅程度で考えた仏×あの子投下
・一応歴史上の人が出てきます。口調とか捏造です。
・時期としてはあの子が軍に入ったくらい
・書く人は歴史とかグーグル先生やウィキペディアに教わるくらい
・あんまりエロくない
・傷口とかそういう描写がちょっと出てくる
以上みたいなものがダメな方は『La Pucelle』をNGにお願いします
戦場で受けた傷は予想よりも鋭く、熱いものだった。
痛いと言うには急すぎて、声をあげるにはあまりに刹那な時間だった。
思い出すだけで恥ずかしい、などと恥じながらジャンヌは自分の左肩の傷跡を見た。
血は止まったものの、まだそれは生々しく彼女を抉った証となっている。
傷口を綺麗にするため、彼女は小川にそっと布を浸す。
程よく湿った所で絞り、大きく開いたワンピースの衿ぐりから腕を抜く。
矢で撃たれた時、不安のあまり涙が溢れて止まらなかった。
もしかしたらこのまま死ぬかもしれないという恐怖があった。
でも、それ以上に自分自身が誰かをこうして傷つけてしまう想像が浮かび上がってきた。
――逃げたいと、すくんだ足でそう思ってしまった。
許されるとは思えないけど理解はしてもらえるだろう。所詮は女、だと蔑まれるかもしれない。
だけど、逃げることは許されない。
小さくか弱い王太子から、そして神からの指名から。
そして何より、あの美しいひとから、逃れられないのだ。
「よー、隊長。具合はどうだ?」
そういいながら茂みをかきわけて一人の男が声をかける。
ジャンヌよりも長い髪をリボンで束ね、空のような青い瞳に、絵画から飛び出したような美しい顔立ち。
思わず、ジャンヌは息を飲む。しかしすぎに、自分の服装を思い出し慌てた。
「な、何ですかフランス! あっちへ行って下さい!」
「ははは。いやー、美しいお嬢さんが怪我したって聞いてな」
「それと、今ここに居るのと何の関係があるんですか?」
「……零れた涙を拭いに来た、って言ったら?」
フランスのその言葉にジャンヌは一瞬ポカンとした後に顔を赤くした。
「……要は笑いに来たんですね! 嫌な人!」
「えっ? 何でそうなるの?」
「だってそうじゃないですか! 私は騎士であり軍隊の隊長なんですよ!
なのに涙を流しただけで様子を見に来るだなんて……そんなの、いい笑いものです」
言い終わり、ジャンヌは俯いた。ギュッと拳を強く握り、手に持った濡れ布から雫が零れる。
そんな彼女を見ながら、フランスは唇をかみ締めながらジャンヌに近づく。
「……ごめん」
フランスの普段良くまわる口からは、彼女を賞賛する言葉も、愛を囁く言葉も出てこなかった。
ただ、不器用な謝罪の言葉だけがジャンヌに向けられた。