パワポケでエロパロ7

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1名無しさん@ピンキー
パワプロクンポケットシリーズのエロパロスレです。

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ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/FrontPage

前スレ
パワポケでエロパロ6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1216033898/

sage進行・ルール遵守でお願いします。
2名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:05:55 ID:cRFnhZN6
2ゲット
3名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:31:35 ID:WezTD2ja
3はもらった!
4名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:57:36 ID:He+iAiZI

4でもやるか
5名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:42:07 ID:10RtigDz
ミソラのひんぬーをモミモミしたい
6名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:45:16 ID:aIE6uEKf

じゃあ俺は6の彩さんルートやってくる
7名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:50:46 ID:MtMdfchp
じゃあ俺は7の梨子ルートを
8名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 00:07:14 ID:H9ASqXIz
だれかカズのエロパロ書いて
9名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 00:48:03 ID:4H8oOM3D
>>1
俺はちょっとヒヨリン星行ってくる
10名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 07:47:08 ID:9uLHFcZT
>>8
なら俺がやってみよう
11名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 09:34:51 ID:+2iwJE7T
リンはかわいいと思う
かっこいいとか美しいとか凛々しいとかじゃなくてかわいいと思う
ってわけで誰か話題にすらのぼらない貴子を思い出してあげてね
12名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 16:20:44 ID:ulMic+oN
誰か9主×武美のお願い
13名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 20:30:12 ID:/HlBKPQ5
しからば俺は維織
14名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 20:31:32 ID:5XMPrsc2
リンのまんまんをペロペロして赤面させたい
15名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 20:48:39 ID:/HlBKPQ5
しかし維織さんにしろリンにしろ本編の展開が神過ぎていじりにくい…
リンを彼女に出来ないのはバグ以外の何物でもないがどうやって主人公と結ばれる展開を作ろうか
維織さんはもう本編で完成されてて二次創作の余地がない気がする
16名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 21:29:04 ID:KTuKpRk7
>>15
リンがいなくなるイベントが発生しなかったときの
3年目の誕生日に茜が寝た後とか?
17名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 21:35:02 ID:sb7y4Cj8
>>15
ポケ9は7月15日から10月1日の空白期間を活用できるんじゃね?
維織さんなら同棲始まるのも7月15日からだし
18名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 21:35:09 ID:LPv1KQbV
そう?シチュ考えるだけなら簡単だぜ?8はやってないから知らんけど。
例えばしわに(の中身、維織留守中に准が維織宅に訪れて3人でひと悶着、維織が草野球に挑戦、
むしろ准が挑戦見守る維織、グッドend後の逃避行で何か、ベストend後の忙しい日常の
合間を縫ってあまあまちゅっちゅだとか、あとは全体的に准絡めてみたり。
色々漠然と思い浮かんでも、それを形にするのは俺には正直無理だけどなー。
19名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 21:36:31 ID:ivSoDIv5
つまり愛が足りないと
20名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 11:44:47 ID:jNE3+Fw5
愛なんて言葉を使ったら紫杏がどこか遠くに行っちゃうぜ
21名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 14:21:47 ID:G7MC0EKo
紫杏をどこか遠くへ行けないようにチェーンソーで四肢切断して肉便器にしたい
22名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 15:28:05 ID:2iTBcqGb
それなんてスクールデイズ
23名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 16:36:11 ID:IV5RL9MG
脇フェチの自分が非常に困るのでやめてください
24名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 17:27:05 ID:yVPNqCwA
それなんて永留守?
25名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 19:27:23 ID:AB0kG77e
9の貴子の話を考えているけどタイミングが難しい。
クリスマス前の昇天の所がベストだろうけど体が消えかけているからなあ。
26名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 21:33:59 ID:mJvA/zKN
昇天(天国的な意味で)と昇天(オーガズム的な意味で)をかけあわせて・・・

あとは、分かるな?
27名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 21:34:58 ID:mJvA/zKN
あげちまったorz
28名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 21:46:37 ID:zMVpcqh0
神速ピストンで芙喜子をアンアン鳴かせたい
29名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 03:54:11 ID:BQArm/ml
ネタ探しに6裏やったが収穫がない。。。

強いて言うなら一条が先発したのが見れたぐらいか。ヘルガとは関係ないし。
30名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 06:37:30 ID:cxRktmpd
6裏にはプレイルームのお姉さんこと吉田よしこもいるじゃないか。ヘルガも好感度的なものでエンディングが変わるしな。
ちなみにサイコロの目は操作出来るんだぜ。
31名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 09:05:06 ID:HF6i1Gu5
6裏帰りの6主が彼女と感動の再会そして(
なんて話ならまぁ思いつくよな
裏単品はちょいきつい
32名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 13:14:16 ID:cxRktmpd
ちょっとマテ
忘れていたな
イソミソを
置いてけぼりで
忘れ去られた
33名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 14:08:37 ID:inzYT2aD
まさこ×主
34名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 15:49:31 ID:61z6zLfr
主「で、なんかそのビームに当たったら子供になっていたんだね。
かわいいじゃないか、なんか…すばらしい(背徳的だ)」
へ「子供の体なんて損なだけだ、相手を油断させるなんてことは服を脱ぐだけでもできる。
そもそも身体能力は大人の下位互換、敵地潜入の際も…何をするつもりだ」
主「たとえ小学生でも、性欲をもてあます」
へ「切り落としてやろうか…ひゃい!?ちょ、やめろ…」
主「子供ってのは損だね…抵抗できないからね!さぁまずは…この園児服を着てもらおうか」
へ「…殺してやる…!」
35名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 19:12:38 ID:2gura7SM
真央の誰か・・
36名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 19:19:50 ID:B5cDQD26
>>35
前スレ>>769を見ろと声を小さくして申し上げておきます
37名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:27:20 ID:yUvCmKFB
一日遅れだけどまあいいやなハロウィーンネタ投下です、連投なのはごめんなさい
ささっと書きあげた方がエロくなる気がする不思議
38名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:27:58 ID:yUvCmKFB
「んっ……じゅるっ……ぷはっ……顎が疲れるんだよねぇ、いつも。あむ」
「…………」
「あ、びくってした。……可愛いなぁ。……あむっ、ちゅる、じゅる……んぁ、んっ」
「ん……………武、美?」
「んっ、ぷはぁっ……あれ? 起きちゃった?」
 強い快楽に目を覚ますと、やけに下半身がスースーしていた。
見るとズボンが脱がされている。さらにべったりとした液体が、股間を中心に大量に塗られていた。
「……ふっ」
「ぐ」
 吐きかけられた空気がモノにあたり、快楽と妙な喪失感を伴ったおかしな感覚が背筋に走る。
最後に彼女と行為をしたのは――四日前だったか。
それなりに欲望は強く、早く熱を吐き出したいと、小波の脳は言っていた。
「んっ、んっ、んっ……ほぅ? ひふぉふぃふいーひ?」
「まあ、気持ちいいけど……じゃない」
 寝ぼけ眼を擦りながら、上目づかいで問いかけてくる武美――
 ……武、美?
「いや、ちょっとまった」
「かぷ……んぅ?」
 いたずらっぽく見つめてくる武美の愛らしさに、
一瞬このまま流されてもいいかなぁ、などと思ったものの、
なんとかふんばって、小波は問う。
「なんなんだ、その格好は」
「ふぁふぃっへ……ふぁふぉふぃーん?」
「……いや、もういいから」
「んっ……ぷふぁ」
 鬼頭をカプリと飲み込んで、舌でチロチロとしていた武美の頭を掴む。
同時に、トレードマークのリボンの色が、黒いことに気づいた。
 だがそれが何故か理解する前に、武美が話し始めた。
少し不満そうに、けれどとても楽しそうに。
「やっぱハロウィーンだしさ、そういう格好しなきゃいけないかなって」
「そういう格好……その、やたら露出度の高い、紐みたいな服が?」
「うん。子悪魔チックって説明書に書いてあったけど」
「……子悪魔?」
 二、三度瞬きをして、武美をじっくりと観察する。
紐みたいなとは言ったものの、よく見れば五センチほどの長さはある。
細い布と言った方が正しいだろうか? そんなものが、たわわな胸に巻きついている。
「ほらほら、どう?」
 少し身じろぎするだけで、たゆんと揺れる胸。
我を忘れてむしゃぶりつきたくなるほどの魅力がある。
「……」
 我慢しつつ下の方に視線を向けると、かなり際どい食い込みの下着が見えた。
下手すればいろいろなものが透けて見えそうなほど、生地は薄い。安物なのだろう。
 寒くないのだろうか? 疑問に思いながら視線を戻す。
爛漫なきらめきを持つ笑顔の後ろ――武美の背中には、小さな黒い羽がぱたぱたと動いていた。
 電池か何かで、動いているらしいが。
39名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:28:43 ID:yUvCmKFB
「どう? むらむらしてこない?」
「うん、まあ……じゃなくて」
「?」
 正直なところ、今すぐ押し倒してひぃひぃ言わせたいのだが、
どうにか踏みとどまって、さらに問う。
「……ハロウィーンだからそういう格好をしたってのはわかったが、
なんでこんなことをしてるんだ?」
「なんでって……ほら、決まり文句のあれ。トリック・オア・トリートって奴」
 トリック・オア・トリート。つまり、ハロウィーン。
日本ではあまりなじみの無い行事ではある。
ごく一部のコミニュティでは、密かにはやっている等とも聞くが。
「……つまり、いたずらなのか? これ」
「そう! 最初はちゃんと聞こうと思ってんだけど、
考えてみたら小波さんがお菓子くれるわけないし。いきなりいたずらしてもいいよね?」
 心底楽しそうな顔の武美は、勝利――何に買ったのかわからないが――を確信しているようだった。
「あ、もちろん小波さんは抵抗しちゃだめ。
『もう許してくれ』って言うまで、責めてあげるからね♪」
「…………ふぅ」
 おかしくておかしくてしかたないのををこらえながら、小波は大きなため息をついた。
口元に浮かぶ笑み――いうなれば、勝利の笑みを隠さずに武美に向ける。
「?」
 こちらの態度に何か異質なものを感じ取ったのか、
きょとんとした顔になった武美に向けて、さらに笑いかける。
「俺がお菓子をくれるわけない。……そういったよな」
「う、うん」
「じゃあ、これはなんなんだろうな……」
「へ!?」
 手を横に伸ばして、リュックサックを探る。目当ての物はすぐに見つかった。
「ま、まさか……」
「そう、お菓子だ!」
「!!!」
 雷に打たれたかのように、武美の動きが固まる。
目を大きく開き、信じられないものでも見たような目つきで彼女はつぶやく。
「うそ……風来坊さんが、お菓子を用意してたなんて……」
「……」
 口元に手を当てて、芝居がかった口調で話す武美。
わけもなく、ちょっとした幸せが小波の胸に生まれる。
「甲斐性があるなんて……そんな、そんなの、風来坊さんじゃない!!」
 一瞬で、消えた幸せ、さようなら。
「……さすがに少し傷ついたんだが」
「ごめんごめん、冗談だって……あけていい?」
「ああ」
「〜〜♪」
 期待に満ちた瞳で、小さな袋を開け始める武美。
その間にズボンを探そうとしたのだが――隠されてでもいるのか、見つからない。
「へ? ……………え?」
 諦めて武美の方に目をやる。
一瞬で、喜びの顔は微妙なものに変わっていた。彼女が取り出したのは――
40名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:29:38 ID:yUvCmKFB
「……これって、酢昆布?」
「ああ」
 一個十円の酢昆布だ。特売で十個五十円だったものである。
実は特にハロウィーンのことを覚えていたわけではないが、お菓子はお菓子だ。
「……お菓子って、言ったよね?」
「ああ、お菓子だろ?」
「酢昆布が? すっぱいのに?」
「すっぱいお菓子だってたくさんあるじゃないか」
「そりゃそうだけど……うーん」
 口を尖らせて、武美が唸る。どうにも納得できないらしい。
「しかもこれ、賞味期限切れてない?」
「……武美、知ってるか?」
「?」
 誇らしげに胸を張り、小波は言った。
「賞味期限ってのは、おおよその目安なんだ」
「……うん、そうだね」
 がっくりと肩を落とした武美は、袋をびりびりと破き、酢昆布を取り出した。
先ほどまでモノを加えていたというのに、食べようと言うつもりなのだろうか。
「……それ!」
「むっ」
 妙に素早い動きで、小波の口に酢昆布をが押しあてられる。
 すっぱい。
「……美味しい?」
「んむ」
「良かったね。……じゃ、そういうことで」
「んぐ……逃がすと思うか?」
「うぅ……」
 片手を上げて後ろを向き、逃げようとした武美の露出した肩を掴む。
すべすべとした、柔らかい手触り。女性の肌はよく極上の絹に例えられるが、
武美にとっては、絹では役者不足とさえいえるかもしれない。
 なるほど、小悪魔並に強い誘惑だ。頬をにやけさせながら、小波は言う。
「お菓子があるのにいたずらされたってのは、ルール違反だよな?」
「え、あ、うん。……酢昆布なのがいまだに納得できないけど」
「それはそれとして、じゃあいたずらさせてもらおうか」
「やっぱりそうなるんだ……ま、いいけどさ」
 ため息を吐く武美の瞳は、色欲に支配されらんらんと輝いていた。
41名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:30:19 ID:yUvCmKFB
「うぁっ……も、もう、許してほしいんだけど……んっ!」
「駄目だ。……悪魔には十分反省してもらわないとな」
「うぅ……ひゃぁ! だ、だめだって……ん!」
 ぐにぐにと、乳首をつまむ。ぐちゅぐちゅと、秘所を弄る。
背後から武美を抱え込み(背中の羽が当たってちょっと痛い)、ただひたすらに刺激し続けて三十分。
いたずらしたことを、彼女が後悔するには十分だったようだ。
 汗まみれになった武美の首筋を、舌でなぞる。
舌にのる薄い塩の味は、酢昆布とはまた違う美味しさがあった。
「あっ! はぁ、ひぅ! あ、ああ! ふぁ、はぁ…………うぅ……」
 武美が絶頂へたどり着く気配を感じて、小波は指を二つの個所から離した。
しばらく荒い息を吐いて、落ち着いたところで、再び掴む。
「あぅ……ね、ねえ、はやく……ね?」
「駄目だ」
 哀願してくる声をばっさりと切り捨て、小波は愛撫を再開した。
唾液でべっとりと濡れた薄布に隠された胸、
その先っちょにある突起は服の上から分かるほどに固い。
「あ、跡つけちゃ嫌だって……も、もうっ!」
 首筋から肩を伝い、背中に歯を押し当てていく。
散々とじらされたせいか、口に伝わる心臓の鼓動はかなり早かった。
「う゛ぁ!……も、もう我慢できないって! 早く小波さんの……」
「駄目だ」
「おかしくなっちゃうって! ……あっ、あぁぁっ!」
 悲鳴にも近い声。本当に限界が近いのだろう。
 小波は大げさに溜息をついて、武美の口元に胸をいじっていた手を伸ばした。
「……じゃあ、指を舐めてくれ。いやらしく」
「んっ! わ、わかった。あむ。んんぅ! むぅ、んむ!」
 むさぼるように激しく食らいついてくる武美。
舌を動かし、頬の内側に擦りつけ、強く吸いつく。
そんな懸命な動きで、指の先を舐めているというのに、
男根を刺激されたかのような快楽が生まれた。
 艶のある嬌声や、閉鎖した空間にこもる香りにあてられ続けていた小波も、
そろそろ楽になりたいところであった。
「よし……じゃあ、いれるぞ」
 入口を擦っていた手を腰にあてがい、食い込んでいる下着を少しずらす。
そのまま尻に擦りつけていた男根を一気に挿入した。
「! ……ひっ、あ、ああああぁぁぁ!!!」
 絶叫を上げる武美。熱いぬるぬるが溢れだしてきている膣内がわななく――どうやら、
イってしまったらしいが。
「あ、はぁ……固いのが、おくに……あぁ!」
 それを気にすることなく、小波は腰を動かし始めた。
彼の分身の先端と根本を、痙攣しながらじっくりと締め付けてくる膣肉の感触は、
ほめちぎりたくなるほど素晴らしい。
「あぅぅっ、も、や……あ゛っ!」
 もちろん、良いところは膣内だけではない。
小波が腰をぶつけるたびに、彼女の尻肉が股間にぶつかるのだが、
衝撃を吸収するかのように揺れ、なおかつハリのある弾力を併せ持つ尻は、
頭を撫で撫でしてあげたくなるぐらい素晴らしかった。
42名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:31:04 ID:yUvCmKFB
「ぅぁ……あ゛〜……あ、ぅ!」
 最後にほめるべきは、胸。
ゆさゆさと揺れ、ほわほわとした感触を持ち、
揉みしだくだけで幸せな気持ちに心が包まれる至高の胸。
 たぶん、いい母親になれるであろうその豊かな乳に、唾液でぬれた指先を、そっとあてがう。
「ひぁぁぁぁぁぁ!!!」
 その途端、武美が過敏に反応して一際甲高い声をあげる。
大きく震える彼女の身体は、これ以上攻めてほしくないと物語っていた。
もちろん、そんな要望を小波が受け入れるわけもない。
胸の布をずらし、直に固い突起に触れる。さらに大きくなる声。
 少し焦りながら、つぶやく。
「……武美、少し静かに」
「だ、だってぇ! すご、すごくてぇ……うぁ! あ・あ・ああぁぁ……ぅ」
「……うーん」
 二人がいるテントを立てている場所は、街から少し離れた森の奥だった。
早々人が来るような場所ではない、だが万が一のことを考えると……
「むむっ!?!?」
 乳首をつねっていた手を、彼女の口にあてる。
こちらの意図は察したのか、嬌声が少し小さくなった。
「ふーッ……ふっ、ふぁ、ふぅ!」
 だが、すぐに手のひらに触れる激しい吐息から、彼女が限界に近いことを悟る。
そろそろ終わらせるか。そうきめて、小波は腰を強く突き上げた。
「んっ?!?」
 同時に口にあてていた手を頬に移動させ、彼女の顔をこちらに向ける。
強い刺激で少し濡れた瞳――こういうときだけ泣けるというのも、少し悲しいだろう。
 小波は瞳を閉じて、涙を見ないようにしながら唇を奪った。
「ん――――」
 温かく、柔らかく――弱く震える、小さな唇。舌を伸ばしてみるが、武美の舌は動かなかった。
もはや気力もないらしく小波に蹂躙されるがままだ。
 瞳を閉じたまま、舌を彼女の構内で暴れさせながら、
小波は二人が繋がっている部分へと手を伸ばし、最も敏感な豆を、指の腹で擦った。
「ン゛! んんっ!」
 ひときわ強くなる締め付けと同時に、小波は欲望を彼女の中へと解きはなつ。
快楽と、喪失感と、満足感が混じり、強い幸福感に胸が満たされた。
「んぅ゛……ぷぁっ、はぁ……はぁ……」
 瞳を開いて、唇を離し、モノを引き抜く。
ゆっくりと萎えていくそれは、淫らな液で怪しく輝いていた。
「うぁー………………はぁ、はぁ……はぁ」
 どこか虚ろな瞳で、荒い呼吸をする武美。
その満足げな表情に向けて、小波は顔を近づけていく。
「――ん」
 再び瞳を閉じて、もう一度彼女の唇に軽く蓋をして。
小波は武美の頬に浮かんでいる一筋の線を、手のひらでぬぐった。
43名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:31:39 ID:yUvCmKFB
「……ずいぶん汚れたな」
 行為の後の気だるげな空気の中、テントの中を見回して小波はつぶやいた。
地面が汚れたのは気にする必要はないだろうが、寝袋が汚れたのは致命的だった。
防水加工されているとはいえども、匂いが染みつかないうちに綺麗にしたいところではある。
「あー、そうだね。……ちょっともったいないけど、今からホテル行く?」
「……近くにあったのか? ホテル」
「うん。歩いて三十分ぐらいかな。部屋も空いてるみたい」
 いつもの調子で、こともなく武美が言う。
こういった時に、彼女の能力はとても便利だ。
「そうか。じゃあ、テントを片付けるとしよう」
「あ、手伝う……のはごめん、無理見たい」
「まあ、仕方ないさ。とりあえず、外に出るか」
「りょうかーい。……あ、ホテルに着いたら、続きする?」
「……」
 何も言わずに、小波は手早く荷物をまとめ、テントの入口をめくる。
秋の夜風は、冷めかけた身体には少し冷たい。
「ん……あ、出た」
「……?」
 武美の声に振り替える。
出た。その言葉から小波が連想したのは、先ほど中に出してしまった精液のことだった。
 だが先ほど丹念にじっくりと拭きあげたことを思い出す――なら、何が出たんだ?
 疑問をこめて、彼女に視線を向ける。
「いや、ネットで酢昆布はお菓子に入るかどうかアンケートしてたんだけど」
「……ああ」
 どうやら、未だに気にしていたらしい。
「やっぱり入るってほうが多かったよ……なんか納得できないんだけど」
「……」
 何も言葉を返せずに、小波は彼女の頭に手をおいた。
44名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 23:34:53 ID:yUvCmKFB
終わりです。もっと小悪魔ってのを絡めたかったかも

あとなんかおまけ

「とりっく、おあ、とりーと! 眼鏡魔法少女(メイド風)恵理だよっ♪」
「………」
「お菓子をく・れ・な・きゃぁ〜〜いたずらするぞぉ!」
「恵理、そこに正座」
「え?」
「せ・い・ざ」
「………………うん」

 一時間ぐらいみっちりと怒られた。
『いや、その格好は怖いくらい似合ってるけど……さすがに年を考えようよ』
 って言われて、ちょっと泣いた。
 でも、足が痺れたのをぽんぽんしてたら、彼が欲情して飛びかかってきたので、
 結果オーライだと思った。
45名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:00:01 ID:6PzJNqSo
久方ぶりにほぼリアルタ━━━━(゚∀゚)━━━━イム!!
GJだよGJ

でもごめんおまけの方が萌えた(><)
46名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:31:43 ID:kyleaOG2
何というGJ!神がきたー!!

べ、別に風来坊が羨ましくなんてないんだからね!!
47名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:53:46 ID:bWMACjbk
>>44
…………

ばんっっざぁーーーい!!
9主武美キタ!!
GJ!GJ!超GJ!!
48名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 03:55:11 ID:6BtDBJLb
>>44
もうほんっっとにビックリした!
久々に武美のSS来たって、やっぱ武美エロいってね、
またひとつ、確信させて頂きました
49名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 07:13:31 ID:XnBzZw8v
>>44
「オオ、ソムシーのアイデアがカンペキにウマクいっタのダナ!」

↑ハロウィンをからめてアタックすれば関係が進展すると
ファッションコーディネイトも含めて進言した上
こっそり望遠鏡で状況を観察していた、ヒマな某Sさん
50名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 14:38:59 ID:RSCh45+8
どうして日本じゃハロウィンが流行らないんだろうか
51名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 15:09:17 ID:kyleaOG2
ハロウィンはキリスト教カトリック教会の万聖節の前夜祭だからかな。
日本みたいな無宗教国家ではどうでもいいんじゃない?
52名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 15:13:33 ID:fL//Q5kv
時期が中途半端だってのも一つの要因って聞いたような
クリスマスみたいに休みでもないしな
53名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 15:16:42 ID:bWMACjbk
ジャック・オ・ランタンを作ろうとすると
『食べ物を粗末にするな』
と農民が怒ったからだ

大ウソ
54名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 16:39:43 ID:3C678cOW
海外では「子供のための祭り」的な位置づけになってるからじゃない?
こどもの日や七五三を大々的にやらないのと同じ理由
55名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 16:56:41 ID:jPPSvBlW
服部君の事件のせいでなんとなく悪いイメージがあるな>ハロウィン
56名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 17:21:55 ID:m+9sl9vF
売り物に無機質感がないから
57名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 18:30:12 ID:bWMACjbk
日本でお化けの仮装というと妖怪だらけになってしまって
百鬼夜行になりリアルで怖いから

それにどんな妖怪に扮しても大体水木先生の作品に………

水木………どうしてんだろ?
58名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 19:25:52 ID:MDjbqTO2
かまわん、GJだ。
59名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 21:05:30 ID:ciahTMoW
盛りあがってきた。
60名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 23:32:38 ID:ciahTMoW
うむ やはり盛り上がってきた
61名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:45:29 ID:l+aA+Rk2
ああ、盛り上がってきたな
62名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:56:17 ID:ljVjl7k7
白木恵理は28なのに何故あんなにロリ可愛いんだ…
63名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 02:23:59 ID:JpnDuyZE
当初のキャラ原案では28だったけどグラッフィッカーがかわいく描きすぎてしまい、
テキストもそれにつられる形となった、って感じじゃなかろうか
ミーナさんと同じ理由で
64名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 02:32:07 ID:ue276vdr
カズは酒に強いのだろうか
65名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 09:02:17 ID:VsALozoy
それは……わかんねぇ。
その人の想像に任せるしか
66名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 09:22:18 ID:5RuEUDka
>>62-63
28じゃない、27だ!28はタマコな
67名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 11:11:17 ID:qhJx6Znm
パワポケで一番好きな彼女は武美と真央です
68名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 11:18:37 ID:GLJ68hqY
僕はようこ先生とリンちゃん!
69名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 11:54:40 ID:bHmOrqmf
タマちゃんと武美と詩乃
70名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 12:29:44 ID:G77NrYtV
上とことごとく好みが外れる俺は異端ですか。そうですか。
71名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 16:07:15 ID:IzTDPBwG
武美と真央・・・
72名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 16:40:48 ID:G77NrYtV
瑠璃花が最高
異論は認めない。
73名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:03:06 ID:DaipMJLL
9主×貴子を書きます。
幽霊エンドの方なので暗い感じです。
74名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:03:55 ID:DaipMJLL
「ああ、お父さんが心配してるからはやく帰らなきゃ」
学校と部活を終えて、自分は今下校している。
もう日は落ちて、夜の光が街を照らす。
「信号が赤だわ…。でも…わたっちゃえっ!」
交差点を信号が赤でも誰も来てないと思ってわたってた。
強いブレーキの音が聞こえたのはその時…。
「え……!?」
振り向くと、ブレーキを止められない車が…自分に向かって…。
「きゃああああああああっ!」

『幸せなロスタイム』

「あ…う……」
真っ暗で目の前が見えなかった。
体が強く打たれて全身に引き裂かれてしまう痛み…。
とても苦しくて…痛い…。
(私…どうなって……っ!)
失われてた視界が徐々に歪みながらも開いていった。
そして自分は気づいてしまった。
体は横たわっていて、全身から激しい血が流れていて…。
上には必死に自分を揺さぶる人の姿が…。
(私…、車に轢かれたんだ…)
そう気づいた途端、痛みが消えていくと同時に視界もまた暗くなる。
抗おうとしてもまったく抗えない不思議な眠りに…。
(私…死んでしまうの…。嫌…死にたくない…生きたい…生きたい…!)

「貴子ちゃん!貴子ちゃんっ!」
名前を呼ばれたのはそんな時…。
がばっと目を開けると…。
「ここは…?」
そう、ずっとここで眠っている自分の寝台。そのすぐ隣には…。
「小波さん…」
75名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:05:04 ID:DaipMJLL
半年前からこの街にやってきて、自分と出会い、
そして父の手伝いをしてくれるようになった彼。
今は自分と父と同じ家で暮らすようになっている。
「貴子ちゃんの悲鳴が聞こえたから、貴子ちゃんの所にきたんだけど…どうしたの?」
「小波さん…うっ!」
「貴子ちゃん?」
胸に何か強い想いが沸き彼に抱きついていた。
「うっ!うう…っ!」
溜め込んでいた想いを吐き出して自分は泣いていた…。
「落ち着いて、貴子ちゃん。何があったんだい?」
彼は自分を落ち着かせようと優しい口調で言葉をかけてくれる。
そのおかげで自分も泣いているのがちょっと治まって口を開く。
「夢を見たの…」
「夢…何の?」
「あたしが、車に轢かれた時の夢…」
「……!」
思い出したのは2週間前のこと。
彼と初めて出会ったとき、お腹を空かせた彼に街で買ったコロッケをあげた時、
その思い出話と学校でした将来の夢のこと。
その時、彼が自分と会う前にその場所で車に轢かれそうになったと言った時。
レールに添えられている花を見て吐き気を感じた。
それから周囲の目は変わった。
時々自分に気づかない人間が出始めたのだ。そう、父も自分が見えなくなってしまっている。
そして気づいてしまった。あの時車に轢かれて自分は死んだと…。
今ここにいるのは影にすぎないということを……。
76名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:06:02 ID:DaipMJLL
「ねえ小波さん。あたし、まだここにいるよね?」
このまま自分が消えてしまうのが怖い。
何も感じなくなって突然いなくなってしまうのが怖い。
だから聞かずにはいられなかった。
彼は落ち着きながら、それでも強い口調で言う。
「当たり前だ!貴子ちゃんはちゃんとここにいる俺の側にいる!」
「でも…お父さんはもう気づいていないのよね…」
「……!」
彼でさえ聞こえた自分の悲鳴でも父はやってはこない。
もう父は自分の姿も声も聞こえていないのだ、それがより冷たく自分の胸に響く。
「もう私のロスタイムも…終わりに…」
「言うな!」
怒っているような強い声で言われて驚いた。
今、目の前にいるのは強い意志を込めた彼だ…。
「俺が側にいるといっただろう?だから心配するな、貴子…」
「あ……」
呼び捨てで呼ばれたのはこれで二度目だった。
それでも何故か嬉しいような気分だった。惹かれていた。
もう死んでいるはずの胸がどくんどくんと音が高まる…かあっと熱くなる。
「じゃあ俺は戻るから…」
「待ってっ!」
立ち去ろうとする彼を呼び止めた。
「お願い、私の側にいて…。私を放さないで…」
このまま立ち去ったら自分は本当に消えてしまうかもしれない。
怖い…、だから彼に側にいてほしい…そう願った。
「お願い……」
後ろから抱き着いてくる自分に、彼は言った。
「…わかった。側にいるよ…」
77名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:06:48 ID:DaipMJLL
父が気づいていたら逆鱗が彼を襲っているだろう。
何せ自分は今、一人用の寝台で彼と共に眠っているのだから。
一人用なだけでなく、彼の体も自分よりずっと大きいため、
寝台はせまくてあまり動けない。
それでも自分は何か安心したような感じになる。
彼が側にいる。自分を守ってくれている。それに彼は暖かい。
側にいるだけで不思議な温もりが自分を包んでくれていた。
「小波さん…暖かい…」
「……ああ…」
だが、自分は少しだけ感じていた。彼の様子がおかしいことを。
彼は寒くはなさそうなのに、何か震えているようだった。
「どうしたの?小波さん…」
「貴子ちゃん…話しかけないでくれないか?」
「どうして…?」
どうして、その理由はすぐに行動でわかってしまった。
「えっ……!んっ!!」
彼はこちらに振り向いたと思った途端、いきなり顔を自分の顔に押し付けたからだ。
すぐに唇を押し付けられる。
「んっ!んんんんんっ!」
(く、苦しい…!)
呼吸ができなくなって、体中でもがいてしまう。
しかし力は彼の方が当然強くてなにもできはしない。
ただ唇を押さえつけられただけだったが、彼は唇から舌を口の中に出してくる。
「あ、あうっ!」
舌を舌で当てられながら自分は彼のなすまま。
そう思った後、彼の動きが弱くなってそのまま解放された。
「はあっ!はあっ!」
荒い呼吸をしながら、自分は彼を見る。
すると彼は暗い表情をしながら、
「ごめん、貴子ちゃん…」
それで気づいた、自分は学生とは言っても、女性で彼は男性。
一緒の寝台で眠っていたらこんなことになるのもおかしくはなかったのだ。
「貴子ちゃん、俺は床で寝るよ、だったら貴子ちゃんに…」
「待って、このままでいて…!」
彼はきょとんとした表情をした後、
「その言葉の意味…わかっているの?」
「いいわ…ううん、そうして…」
強引なキスだったけど悪い感じはしなかった。むしろ心地よい感じだった。
本当はきっと自分の中の残された時間に気づいていたから。
だから感じたかったのかもしれなかった、この初めて味わう心地よさを。
78名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:07:56 ID:DaipMJLL
「貴子…いくぞ」
「うん…んっ!」
心の準備はできていたからもう一度のキスは驚きも苦しさもなかった。
彼の唇から感じる温もりは心地よく、しびれてしまう感触に襲われる。
「ひゃっ!」
彼の手の平が自分の鎖骨に触れた途端、感じたことのない感触を感じた。
それに思わず声をあげて体を捩じらせてしまう。
「ごめん…また驚いた?」
「大丈夫よ…このまま続けて…」
色んな所を旅回ってきた分、こういうこともあったから手馴れているのだろう。
それに比べて自分は学校で学んだぼやけた知識くらいしかない。
すべてが初めてでその感覚に溺れていた…。
服越しから鎖骨から首筋に、手をつかみながら腕へとすべるように彼の手の平が自分の体を撫でる。
その旅にやわらかいようなくすぐったいような感覚が自分を襲う。
「もう、大丈夫か?」
「ええ…」
「じゃあ…」
彼が自分の体を左腕で支えながら右腕で自分の寝着を掴んだ。
胸から響く音がどくん、どくん、とさらに大きく早く動く。
「いいな?」
最後に彼が尋ねてきたのを見て緊張が続く中こくりと頷いた。
彼の右腕はすべるようにそのまま自分の寝着を手に掛けた。
79名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:08:53 ID:DaipMJLL
自分でもまだ子供だなって思っていた。
生まれたままの姿になった自分の体を彼はじっと見つめている。
それが自分の瞳に写ると、今の状況に今更頬を赤らめてしまう。
「私、やっぱりまだ子供でしょ?」
「ああ、でも…綺麗だな…」
なんてベタすぎる言葉を返してくれる。それでも嬉しかった。
どくん、どくん、どくんと胸の響きがより高まる。
「貴子、準備はいいな」
「うん……ひゃうっ!」
頷いたと同時に彼は自分の小さなふくらみの頂点に口を含ませた。
途端に、痛みと同時に吸い寄せられるような感触。
「きゃううっ!」
口はふくらみで吸い寄せながら左手で腰のあたりを撫でられる。
すべるような感覚から声をあげてしまう。
そして右手は…。
「あああっ!!」
膝から腿をそして腿から上るようにすべらせながらそこに触れる。
甘い感触が全身に伝わり今まで以上に声をあげてしまう。
その場所を撫でる中、何か水が飛ぶような音が聞こえる。
「きゃんっ!」
水が弾けるような音と共に自分も声をどんどんあげてしまう。
自分がどこかに行ってしまいそうな感触、その心地よさに…。
次第に溺れていく…。
「お願い……」
80名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:09:41 ID:DaipMJLL
彼も自らの服を手に掛けていって生まれたままの姿になった。
その逞しい体に自分は見惚れてしまっていた。
がっしりした腕を始めとした暖かく優しい体。
彼は自分を覆いかさぶるように抱きしめて寝台にまっすぐになった。
「力を抜いて…」
そう言った後に、自分のその場所に熱い彼のそれが押し当てられる。
そのままゆっくりと自分の中に入っていく。
同時に体の中から熱い想いと一緒に引き裂かれていくような痛みが走る。
あまりの痛みに自分は苦しい顔を見せてしまいながら歯を噛み締める。
「貴子、大丈夫か?」
「だ、だいじょうぶ…」
わかっている、まだ痛みは続くことを、そしてもっと酷い痛みが来る事を。
「なあ、このまま痛いのが続くよりかは一瞬だけの方がいいかな?」
「え?……ええ……」
彼の問いに苦しみながらも、答えた、そして。
「絶対に力を抜いて…いくぞ」
そのまま勢いよく貫かれた。
「っ!!!…か…はっ…」
体の下から凄く熱く大きなものが自分の体を引き裂いた。
しばらく声も出なかった。言葉では話せない激しい痛み。
はっきりした、強い衝撃が体の中から襲ってくる。
(く、苦しい…いた…い…)
「貴子…貴子…動くぞ…」
その声さえぼんやりとして聞こえない。痛みしか感じられない。
それでもだんだん感じ始めた。彼が腰を動かし始めていることを。
ふと見ると、彼と繋がった所から赤い血が勢いよく流れ始めている。
そこまでの痛い思いを自分は味わっていた…でも…。
「ぐ…くう…ふ…ああ…ああっ!」
不思議と痛みは少しずつ薄れていく、それと同時に今まで以上にくすぐったい、
しびれるような感覚が中から伝わる。
自分の中にある彼の熱い思い。それがゆっくりと呻く。
「ううあっ!ああっ!…小波…さん…」
気がつけば自分から腰を動かしていた。この感触を自分から求めていた…。
「貴子…もう…」
「お願い…放さないで…そのままでいて…お願いっ!」
もっと彼を感じていたい。彼の熱をそのまま受け入れたい。
もう長くない、だからこそ、この甘い想いに溺れてしまいたい…!
そして自分の中に彼の想いは流れていった。
それは自分の中を熱く焼き、それと同時に甘い想いを存分に感じる。
「小波…さん…あああああんっ!!」
彼の名前を呼びながら自分は天に昇るような気分を味わっていた。


しばらくして落ち着いた後、自分は彼と一緒の寝台で寄り添っていた。
まだあの感触をわすれられず頬を赤らめている自分に彼は聞いた。
「貴子…今は幸せか?」
「うんっ!このままで幸せでいれたらいいなあ…。
あたしと、お父さんと、小波さんと三人で!」
81名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:10:35 ID:DaipMJLL
「ずいぶん寒くなって来たね」
12月20日。あの場所で彼は呟いた。
「そうねそろそろクリスマスよね」
「そうだな、商店街もにぎやかになってきたしな」
二人でクリスマスのことを仲良く話していた。
この感じがなんとなく楽しい。
「プレゼント、渡さなくちゃいけないわね」
「あ、ごめん。俺はまだ用意してない…ってそんなことより?!」
彼が自分を見て、目を擦る仕草をした後、驚きながら呟いた。
「…俺の目がおかしいのかな…?
貴子…なんだかずいぶんと…薄くなってるようだけど…」
言われて自分の体を見る。
そう、自分の体がどんどん薄くなっている…。そして自分は自覚した。
「そろそろ神様のくれたロスタイムも終わりに近づいてきたみたい…」
その言葉に彼ははっとしたような顔をして。
「…!そんな…どうして…!」
そんな彼に自分は用意してた小包を渡した。
「これ…少し早いけどクリスマスプレゼント…受け取って」
「ああ…でも…」
それを受け取りながら彼は戸惑っていた。
「今までありがとね…楽しかったわ」
「おい!行くんじゃないっ!」
82名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:11:23 ID:DaipMJLL
「コロッケ美味しかった?」
初めてあげて自分が料理して作ったコロッケ…。
「ああ!」
すぐに返した。父と彼のために心を込めたコロッケだった。
答えがなんなのかはわかっていた。それでも…聞いたから…。
「ごめんね、慌て者で、お父さんをよろしくね」
そんな自分に彼は必死の表情で言う。
「待て、あきらめるな!君と別れたくない!」
彼の本音だろう。そう、自分の本音もそうだ。
彼と別れたくない、そうわかっているはずなのに…。
「あたしだって…でも…もう無理みたいなの」
「待ってくれ、君に言わなきゃいけないことがあるんだ!」
必死に止めようとする彼。だからこそ惹かれたんだ。
好きになってしまったんだ…。
「小波さん?」
「なんだ?」
彼の名前を言うと彼は尋ねた。
そして言った、今までのお礼とお別れの言葉を…。
「楽しい思い出をありがとう…。
短い間でもあなたと過ごせたんだもの。神様に感謝しないとね」
「おい!…おい!行くなよ!行くなよ!おい…!」
自分の体がどんどん消えていく…。
(あたしは本当に消えるんだ…でも…不思議と怖くない…。
ありがとう…小波さん…ロスタイムは…幸せだったよ……)
視界が消えていき、耳も聞こえなくなっていくなか、彼の最期の言葉が聞こえる。

「……神様、残酷だぞ…」

そのまま自分の視界は完全に消えていった……それでも自分は微笑んでいた…。
83名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:14:03 ID:DaipMJLL
これで終わりです。
幽霊彼女はグッドエンドが昇天だからうまくいっても悲しい気分が残る。
次は智美か友子を書こうと思います。
84名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 18:19:24 ID:H8V863i7
リアルタイムで頂きました。ごちそうさまでした
85名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 19:29:49 ID:VsALozoy
貴子GJです!
幽霊だから仕方ないんだろうけど……あれがBESTなんだって認めたくない。
86名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 21:49:24 ID:2xpHqcEa
GJでした。
・・・・・・泣くしかないじゃないか・・・。
87名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 05:27:36 ID:/7f6fANd
>>48
わずかな時間を見つけて書いてくれる作家に感謝汁。
88名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 09:49:53 ID:lwineJOs
89名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 17:26:42 ID:AELuNv5Z
90名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:27:19 ID:dyeQnVPg
90

 
91名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:16:43 ID:g3ZQ5mu4
あぁ・・・るりか、るりか、るりかぁ・・・・・・・・・
92名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 14:05:37 ID:xtNnS92f
瑠璃花はまだあるからいいじゃないか
わん子なんて一つも…
93名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 17:36:00 ID:8DMg1v90
真央真央真央
94名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 17:46:48 ID:FjhNDfPY
唯と素股したい。もちろんパンツ越しで
95名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 21:00:52 ID:/cFkl817
河島×若い時のセツ、葉月×婚約した恋人、石中×小野など
マイナーなものって見たいと思う?
ネタは考えられなくもないけど…。
96名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 21:02:11 ID:eiKIr9NX
愚問なり
97名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 05:26:11 ID:6jQFxb3G
石中は毒男であるべき。クリスマスのイベント的に考えて。

小野さんは本田とくっつけばいいよ。
98名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 08:09:40 ID:CW6eUk5d
自分的には小野さんも9主とくっついてほしいけどなぁ
99名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 08:26:26 ID:G+0mlN+6
わん子×真央…………
いや、何でもない
100名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 10:00:04 ID:/uLGCeUd
ヘルガと小杉(9裏)はどうだろうか?
101名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 11:38:17 ID:BWRIHZxO
小野さんを寝取る8主
102名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 12:07:00 ID:G+0mlN+6
4裏やってたら初パラサイトイベント体験したので
パラサイトアキミ×4裏主の逆レイプ&寄生されてめでたしめでたしエンドの絵が浮かんだ。
誰かこの絵を文章or画像化してくれないかなぁー。
103名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 13:47:27 ID:WrxXGA7B
試合に負けて消されたと思ったら、何故か異世界に飛ばされるわ、
仕方無しにその世界で前に歩いていったら仲間が死ぬわ、
そんでもって死んだはずの仲間が生きてた、と思ってたら襲われるって
どこまで不幸なんだ4主。

だが、それがいい
あとアサシンで襲われる展開もあったよね、
本当に殺しにかかってくるから困る。
しかも倒すと死んじゃうからさらに困る。
104名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:16:56 ID:Z8n8mphp
真央真央真央 
・・すまん7主×真央大好きなんだ
105名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:42:44 ID:xlnQOsrh
きもちわかる
106名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:43:10 ID:7RkY/R6F
謝る前にsageろ
107名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:45:43 ID:HGKawkOW
>>102
いいじゃないか…
108名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:09:05 ID:rG//yUpM
>>104
どちらかと言うと 9裏主×ブラックの設定がいいのだが・・・
109名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:22:11 ID:xZ/8HSrM
過度なクレクレは書き手をげんなりさせるぞ
110名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 22:35:11 ID:/uLGCeUd
>>108
スレチ
他当たれ
111名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 23:53:15 ID:4RDA5eud
>>108
スレチではねーよw
112名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:23:54 ID:iOmr5PIO
ホモネタ無しじゃなかったか?

まぁありならありでいいが、書く勇者はいるかね?
113名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:24:53 ID:Dj1CjrPF
>>112
黒打ブラックじゃないぞ…9裏のブラック(真央)だ
114名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 02:18:08 ID:DC7mUw3F
かなり前に9裏を書いたものだが、前作の続編を書いてもよいのだろうか?ネタが浮かんできたんだが・・・。
115名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:23:41 ID:yPOKcOie
いかでか否と答ふべき。とく書き給へ
116名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 10:01:01 ID:iOmr5PIO
>>113
すまん。ブラッドに見えたんだ。
ちょっと眼科医ってくる。
117名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 10:31:28 ID:0Ul5QblO
チアコスのなっちゃんを視姦したい
118名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 17:53:57 ID:Le9tiAkD
>>114
なんだ?土下座すれば書いてくれるのか?
ならいくらでもするぜ むしろさせて下さい
119名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 21:30:04 ID:V0WcAmNR
大帝国に負けた6主が、
彼女に別れの言葉と再会の約束を誓って島送りにされた後、
幸せ島から帰ってきて彼女と再会するというネタはあるけど、
肝心の彼女を誰にするか迷う…。
120名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 22:03:41 ID:3CBXtoHr
感動できそうなやつを自分も書こうと思った事はあるんだが……
そういう話って、それなりに文章力ないとうまく書けなんだよな
121名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 22:20:08 ID:OhvZk5XQ
>>119
書くとしたら、基本的に誰でもいいと思うけど、
個人的にはシナリオの流れから瞳さんか彩さんがいいかなぁと思う。
鈴音さんはやっぱりあのシナリオが一番美しいしね。
122名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:30:46 ID:jIdd8VJv
>>119
俺は彩がいいな
個人的意見でスマソ
123名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 22:45:44 ID:wm2kPlgv
詩乃が良いという俺は少数派?
124名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 23:08:03 ID:QRl3o81c
>>123
ここにいるぞ!
125名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 01:22:16 ID:J4I97tO+
仕事中のなっちゃんと子作りしたい
126名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 01:31:39 ID:4eXlOwv5
パワポケ10ねたで、アホな勢いで突っ走るネタならあるんだが……
OKが出るならすぐかき始めますが、いかがかな?
127名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 01:32:35 ID:RsGMUf+u
モチOK
128名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 11:56:28 ID:6RmmAu8g
さぁ、早く作業に取り掛かるんだ!
129名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 18:22:30 ID:/Zf61e3C
促すなよ。

職人さんに任せとけ。
130名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 19:02:23 ID:6RmmAu8g
………いや、エロパロスレでよく言うことぢゃん
別に促してるわけじゃなく激しくwktkしてるってことだよ
もうちっと勉強しろ
131名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 19:25:56 ID:/Zf61e3C
あっそう
132名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 19:38:43 ID:RsGMUf+u
これは・・・
133名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 20:39:22 ID:hqwn7kzP
(;^ω^)
134名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 22:05:27 ID:q13GpXgH
どっちが良い悪いって言いたくないけど・・・

これは・・・
135名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 23:17:13 ID:/Zf61e3C
いちいち構う必要ないじゃん。
この程度でムキになる奴はピンク板来ちゃ駄目だろ。
136名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 00:42:14 ID:ipTFfcpt
ちよちゃんを書きたくなった。
でもパワポケ11発売したら書きたくなくなりそうだ。
137名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:04:08 ID:l9VGK4qk
なら今書くんだ!今すぐに!
138名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:46:32 ID:gh+qYX87
今GOサインの出たパワポケ10のSS書き進めてるところなんだが。
このスレ的には、SSの中のギャグにAA使うのはありなのか楠?
139名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 02:27:22 ID:M6cb2g0/
>>135
おまえのことだよ…
140名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:58:16 ID:bSswMXvs
>>138
俺的には大丈夫。
ただ、あまりにも多い場合はウザいと思われかねないので注意。
141名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 17:49:03 ID:l9VGK4qk
彩さん、鈴音、詩乃と6の流れが強いけど……
カズ物を投下してもいいだろうか
142名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 17:55:07 ID:z+TNRqvY
>>141
断る理由なんて〜ないのさ〜
143名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:49:38 ID:rOM7J1z4
真央ものちょっと考えてみたんだが・・・
144名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:05:28 ID:l9VGK4qk
了解。8時くらいに投下します
145名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:13:03 ID:IcxWb9JQ
>>144
wktk

>>143
お前は半年ロムってろ
146名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:05:59 ID:rOM7J1z4
待ってる
147名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:26:55 ID:rOM7J1z4
マダー?
148うどん人:2008/11/10(月) 20:34:55 ID:l9VGK4qk
>>147
すいません。今からカズ物を投下します。
一応カズBEST後から数年後という設定です。
149名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:35:57 ID:l9VGK4qk
 日本のどこかの、どこかの町の、どこかのデパート。何の変哲もない普通のお店。
 客層は老若男女様々で、店内はいつもと同じような賑わいを見せており、
あちらこちらから客引きの声やらたわいない会話やらが聞こえてくる。
 そんなありきたりなデパートの、とある洋服店の、とある一角。
 そこに少し他人の目を引く一組のカップルの姿があった。
「うーん……これ可愛いんやけどやっぱりサイズがなぁ……」
「オーダーメイドすればいいじゃないか」
「そりゃ出来るんやろうけど……高いで?」
 だが、他人の視線などほとんど気にせず、二人だけの世界でいる彼ら。
 まぁ注目されるのも当然の話である。
女性は全長190はあるであろう長身であるし、
一方、男性はプロで活躍する野球選手である。
 ただし、ユニホームと帽子を着ていない彼は一般人としか思われてないが。
「……やっぱりうちは男もんでええわ。その方が楽やし安上がりやろ?」
「ダメだ。それは許さない」
 女性の提案をピシャリと跳ね退ける男。
女性が少し驚いた顔をした。
「え〜〜! 何でや、そっちの方が馴れとるのに……」
「男物買うならここに来た意味がないだろ。それに………」
「それに?」
「…………目の前で女性に自分よりでかい男物を買われる俺の気持ちを考えてくれ………」
「よし、買おう。決定や!」
「止めてくれ、いやマジで」
 そんなふうに、仲良く喋りながら店内を渡り歩いていく。
 だがここで不思議な点が一つ。
 二人共ずいぶんと長い間店内にいるはずなのだが、その手に購入物が一つもない。
 ようするに、ただ単にそこら中を歩き回っているだけである。
「………なぁ、別の所に行かん?」
「ん〜………………嫌だ。俺は女服姿のお前が見たい」
「そう言われてもなぁ………」
 女性が手に取っていた服を改めて眺め始めた。
 この二人の場合、買い物とは『物を買う』事が目的ではない。
『二人で買い物に来た』
その事実が重要なのだ。
 思い出に残るような事であれば、それでいい。
 ―――こんな事、つい数ヶ月前まで夢のまた夢だったのだから。
「………んじゃ、やっぱりこれやな」
「なぁカズ、これだけでいいのか? 別にもう一、二着買っても……」
「その時は、また来たらええやろ?」
「……………そうだな」
 今日初めての購入物を手を取る小波。互いの手を取る事も忘れない。
「じゃ、お支払いの方はよろしく頼むで? プロ野球選手の小波くん?」
「いや、ここでそんな事言うなよ」
 カズの発言にツッコミを入れながら、小波とカズは店員の元へと歩き出した。

『もしも和那が帰ってきたら』
150名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:37:55 ID:l9VGK4qk
「できるんは一週間後かぁ」
「まぁそんなもんだろ」
 お金も払い終わり、別の所へ。
 客引きの声を尻目に、二人は店内を歩き回っていた。

 一見幸せそうに見えるカズであるが、決してそうであった訳ではない。
むしろ小波と離れてからは、幸せとは真逆の方向にターボがかかった。
 命懸けの戦いの日々。
いつ終わるかなど誰も分からず、身体が休まる暇など全くない。
 何度も襲われ、何度も死にそうな目に合い、
その度に身体は血に塗れて、傷跡は増えた。
 生活面も酷くなった。
 衣食住すらまともではない。
 外を気軽に出歩くなんてとんでもない話で、楽しく買い物だなんて夢のまた夢だった。


 数年後―――平気で人間を殺せるようになった頃―――ようやく戦争は集結し、カズ達の戦いは終わった。
 もう誰かに襲われる心配なんてない。やっと掴むことができた自由。
 ―――小波に会いに行きたい。
その時、カズは心の底からそう思った。

 ……………だが、
 今やプロ野球選手として輝かしく活躍する小波。
 対する自分は超能力者で、何より人殺し。
 ―――会う事なんて、出来るはずがないじゃないか。
 嘆き、苦しみ、悲しみ、自暴自棄になる日々が続いた。

 そんなカズを救ったのは、他でもなく黒猫と浜野だった。
 小波が住む球団の独身寮に忍び込み、場所を記したメモを置いてその場を離脱。
 その後カズをメモと同じ場所呼び出し、自分達は退路を塞ぐ。
 後押しはここまで。後は全て小波に任せればいい。
 その結果―――勿論すんなりとはいかず、カズが逃げ出し、小波が追いかけ、
それでも逃げ、それでも追いかけ………と一悶着も二悶着もあったのだが、
最終的には何とかハッピーエンドを迎える事になった。
 どこかの黒い王子様によく似た話。
 愛の力は偉大である。
151名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:38:57 ID:l9VGK4qk
「で、今からどうするん?」
「う〜ん……だいたい全部見終わったしなぁ……」
 話は戻り、デパートの店内。
 店内散策も終わり、二人は自販機近くのテーブルに腰かけて今からの行動について話し合っていた。
 元々目的も何もなかった二人。ぐるっと店内を周って見たらやる事が何も無くなった訳で。
「家に帰るには………」
「まだまだ早いやろ」
 カズのおっしゃる通り。
時計はまだ3時過ぎを指している。
「……カズは他に行きたい所はないのか?」
「行きたい所なぁ……」
 指を顎に当てて考え始めた。
長身に似合わないその子供っぽさ。そのギャップがまたたまらない。
「あ、そや!」
 明るい声が耳に響く。どうやら何か思い付いたらしい。
首を振り、慌てて我に返り、尋ねる。
「何かあったのか?」
「うん。一つ絶対に行きたい所があってな」
「なら、今から行くか」
「うーん……でもな……」
「ん?」
 珍しく、カズが口を濁す。
迷いがあるのだろうか、どうやら少し悩んでいるらしい。
 ほんの数秒後、再びカズが口を開いた。
「一緒に来たら、多分後悔するで?」
 苦笑しながらの言葉。その顔には哀れみの表情さえ見える。
「……そんなにまずい所なのか?」
「うーん……小波にはそうやと思う」
「……俺には?」
 今後は小波が頭を傾げる番になる。
 自分にはまずい場所とは、いったい何処だろうか。
 アレ関係の病院、もしくは昔の仲間の所だろうか。ひょっとしたら戦場かもしれない。
 頭に浮かぶのは、危険な所ばかりだった。
「………いや、絶対俺も行く」
 いつもよりも気迫の篭った声。
「え? やけど……」
「いいから!」
「…………やめといた方がえぇと思うけどなぁ……」
 一人で行かせてなるものか。
 そう心に誓いつつ、小波はカズと歩き出した。
 だがこのあと直ぐに、小波はこの決心を後悔する事になる。
152名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:40:18 ID:l9VGK4qk
 目的地到着後―――

「………来なきゃよかった……」
 先程の決心はどこへやら。小波の頭の中は後悔の念でいっぱいだった。
 カズの言葉が頭の中で何度も繰り返えされる。
 素直に言うこと聞けよと、あの時の自分に言ってやりたい。
「………タイムマシンってないのかな」
 遂には現実逃避を始める始末。今は何よりあの青色猫型ロボットが欲しかった。
 別に此処がおかしな場所と言う訳ではない。どこにでもある、至って普通の場所である。
 だが、この状況はマズイ。
 自分はここにいてはいけない。
「小波? どうしたん?」
 どこか楽しそうな声が耳に届いた。
 顔を横に向けると、面白そうに笑っているカズの姿。
どうやらこうなる事を予想していたらしい。
「いや………素直にカズの言う通りにすればよかったな、って」
「な? 一緒に来たこと後悔したやろ?」
「まぁ………そうだけど………」
 確かにその通り。今は後悔している。
 だが、その前に言いたい事が一つ。
「………初めに言ってくれればいいだろ」
 そうしてくれていれば、こんな苦しみを味わうことなんてなかっただろうに。
 若干の恨みを込めてカズを見つめながら、小波は言葉を繋げた。
「行く所は下着専門店なんだ、って…………」

 ランジェリーショップ。それも女性用専門店。
 当然店内には小波以外に男性はおらず、明らかに浮いた存在になっていた。
 非常にいたたまれない。突き刺さる冷たい視線がものすごく痛い。
「と言うか、何で下着屋なんだ?」
 居心地の悪さを紛らわすように小波が喋り出した。
下着を選びながらカズが返事を返す。
「いや、ウチの下着全部ボロボロになってな」
「あぁ、なるほど……」
「今着けとるやつですら穴だらけや」
「………大丈夫なのか? それ」
「多分な……………………なぁ小波?」
「ん?」
 カズが小波の方に振り返る。
その手には、青いシンプルながらも可愛いらしい下着が握られていた。
「これ、ウチに似合うと思う?」
「う〜ん……そうだな…」
 頭の中で想像はしてみるのだけど。
 やはり
「………実際に見てみないとよく分からないな」
 いくら想像力豊かでも、現実には勝つことは出来ない。
 と、小波がそう言うと、カズは
「なら、こっち来てや」
「お、おい?」
 小波の手を引いて、店の隅の方へと歩き出した。
 少し歩いた後、少し開けた場所に着き、その足が止まる。
「はい、到着!」
「………おいカズ………ここって……」
 確認の意味を込めて、表情を確認する。
「見ての通り、試着室♪」
 にこやかな笑顔。どうやら間違いないらしい。
153名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:42:34 ID:l9VGK4qk
「………ここで何をする気なんだ?」
「何って………試着しかないやろ」
 それがどうしたの、みたいな感じでカズが答える。
「いや、だから何で!」
「だって、見んと分からんのやろ?」
「た、確かにそう言ったけど………」
「じゃあ、ちょっと待っとってな〜」
 小波の抵抗も虚しく、その中の一つにカズが入って行った。
 試着室の前で一人取り残される小波。
知らない人が見たら、変質者一歩手前である。
「………なぁカズ」
「どしたん?」
 ガサゴソ
「………まだか?」
「ん〜、もうちょっと………」
 シュルシュル
「………視線が辛いんだけど」
「我慢や、我慢」
 パチ! ……パサ
「………俺、危ない人みたいなんだけど」
「大丈夫。気にしたらいかん」
 シュル パチッ!
「いや、無理だってそれ」
「何事も努力やで?……………………よっしゃ、着れた!」
「あぁ、そうか………」
 やった終わったと、ため息をついたのもつかの間。
 グイ!
「うおわっ!?」
 急に後ろに引っ張られ、素っ頓狂な声を上げる。
腰を何かに捕まれ、足が地面から離れる。
 開いた扉を通り過ぎ、個室の中へ。
背中に柔らかい感触を感じたと同時に、目の前の扉が閉められた。
 まぁ、犯人は一人しかいない訳で。
「カ、カズ!?」
「ほら、大きな声出したらいかんって」
 人差し指を口に当てて、『静かに』のジェスチャーポーズ。
 状況を認識したのか、慌てて小波も口に手を当てた。
「………何やってるんだよ」
 あくまでも小声で。
「ほら、感想貰おう思って」
 カズも小声で返事を返す。
 そして小波が見やすいように、小波の身体を自分の前へと離した。
「どう? 似合う?」
 言葉に従い、カズの姿を確認する。カズは先程の青い下着で身を包み、クルっと一回転して見せる。
 想像以上である。
 似合っているなんてレベルではない。美しい、と言た方が正しいだろうか。
 元々がスレンダーな体型だけに、スラッとしている身体の曲線美。
 もしカズがモデルなら、即売れっ子間違い無しだろう。
「………あぁ、ものすごく似合ってる」
 心からの感想。嘘偽りなど全くない。
 ただし、小波の視線は明後日の方向を向いているが。
 確かに美しい、美しいのだが………凝視するには刺激が強すぎた。
「………こっち見て言うてや」
 それが気に入らないのだろうか。カズが一歩前に歩き、小波との距離をほぼ0にする。
 狭い試着室、逃げ場など全くない。
「あぁホント凄く似合ってる。いや、もう綺麗としか言いようがないって」
「ありがと。でもな、ウチの方を見て言うてほしいな」
 それが出来たら苦労しない。こんな所で欲情したら大変な事になる。
 はっきり言って、小波の脳内リミッターは限界ギリギリだった。
154名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:44:38 ID:l9VGK4qk
「ほら、小波」
「うおおっ!」
 だが、容赦ないカズの追撃。
強く抱きしめられ、いやがおうでもその姿が目に入る。
 ………いや、それだけではない。
「カ、カズ………?」
「何?」
「胸……当たってるんだけど……」
「………当てとるんや」
 耳元で呟かれる。小波の精神に100のダメージ。
 エマージェンシー!エマージェンシー!
「いや、お前当ててるって……何で!」
「ん? 誘惑♪」
「――――!!!」
 ミシリ………!
 その瞬間、砕けるような、潰れるような、壊れるような、そんな音がした。
「カズ…………?」
「ん? どないした…………ん……」
 小波の表情を見て、言葉に詰まる。
 やり過ぎた。そう思った時にはもはや手遅れ。
 目の前には一匹の獣が召喚されていた。
「覚悟は、いいな……?」
「え? あ、いや……ちょっと待って……」
 そう発言するも、小波が止まる気配は全くない。
 そして気が付く。逃げ道がないのは自分もいっしょなのだ。
「だが断る!」
「きゃあ! ちょっ…………んんっ!」
 強引に唇を奪われた。
 顔を押し付けるような激しいキス。
 荒い鼻息が顔に当たり、どれだけ興奮しているのかを教えてくれる。
「ん! ふぅ…………んんっ!」
 キスの激しさは一気に増し、舌が口の中に入ってきた。
 舌と舌が絡み合い、唾液が、粘液が、搦め捕られていく。
 ―――しかしだ。
 例え自業自得な結果だとしても、これではちょっとあんまりだ。
「ちょ、ちょっと待って!」
 肩を掴んで、小波の身体を引き離す。
 元々力の強いカズ。引っぺがすのにそう苦労はしなかった。
「……どうしたんだ?」
 性欲に支配された目。
そうしたのは自分なのだけど。
「あ、あのな? やるのはええんやけど、もう少しちゃんとした所でせん?」
「……ちゃんとした所って?」
「そやな………ラブホとか……?」
「………この状態の俺に街を歩け、と?」
「………それは無理やな」
 小波が指差す先―――股間は完全に膨れ上がっていた。
「えーと………ほんならー……」
 店の外に出るのはマズイが、ここではもっとヤバイ。
なら、せめてもの妥協案を。
「ここのトイレ………とかは?」
「よし」
 小波は即承諾し、着替えた後二人はトイレへと移動した。
155名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:48:07 ID:l9VGK4qk
 扉を開ける。
人が入っていない事を確認し、中に入って鍵を閉める。
 店の中のトイレは、個室のこれ一つしかない。
 少し緊張したようにカズが呟く。
「今まで何回もやったけど………まさか外でやる事になるなんて………」
「いや、言い出したの自分だし」
「む…………」
 確かにその通り。
原因も言い出しっぺも自分なのだが。
「………でも、小波が我慢すれば全て解決やったん違う?」
「う…………」
 それも間違いない事実。
小波の後頭部を一筋の脂汗が流れ落ちた。
「ま、まぁいいじゃないか細かい事は」
 慌てて話を打ち切り、カズを便座に座らせる。
頬に手を沿え、自分もカズの顔が正面にくるようにしゃがみ込んだ。
 ………まだ納得はしていないけれど
「………たまにはこんなスリルもええかな」
 どちらとなく近づき、二人は再びキスを開始した。
「んっ………あ……ふむ……」
 先程とは違う優しいキス。強引にではなく、お互いの存在を確かめ合うような感じ。
 立ち上がる小波。唇が上から落ちてくるような形になった。
「う………んっ……ふ……」
 二人の混じりあった唾液が入ってくる。
舌で掻き回され、口の中いっぱいに広がる。
 入りきらなかったそれが、カズの頬を垂れていき、床に落ちた。
「………やっぱりカズってコレに弱いよな」
「…………え?」
 ボーっとしていたのか、若干カズの反応が遅れる。
本人は気づいていないのだが、小波いわく、キス中のカズの表情は蕩けきっているのだとか。
「まぁ今はそんな事言ってる暇はないけ………ど!」
「きゃあ!」
 脇を持って、一旦カズを立ち上がらせる。
 変わりに自分が便座に座り、膝の上にカズを対面するように座らせた。
「えっと…………これには何の意味があるん?」
 疑問の声を上げるカズ。
小波の顔が怪しくゆがむ。
「ん? こうするためだ」
「!! んんっ!」
 服の上から胸をわしづかみにする。
 乳肪が形を変え、可愛らしい悲鳴が上がった。
「それにカズも俺にしがみつけるし」
「んっ! ふぁ………あっ」
 今度は円を描くように揉んでいく。
「このまま入れる事も出来るしな」
「あぅ………ふ…うぁっ!」
 話しながらも手は休める事はない。喘ぎ声もだんだん大きくなってきた。
156名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:51:01 ID:l9VGK4qk
 さて次は服を―――と服を掴んだところで、カズの制止がかかる。
「ちょ、ちょっと待って! ここで脱ぐんは恥ずかしいって」
 顔を真っ赤にして小波の腕を掴む。力がこもっているのか、動かない。
「……何回も見てるんだから、今更恥ずかしがることじゃないと思うけど」
「もし他の人に見られたらどうするんや!」
 強い声で反論される。
 鍵は閉まってるから、人に見られる心配はないと思うのだが―――。
 まぁ、それはともかく。
「………とにかく、服を脱がさなきゃいいんだな?」
「え? ……まぁそうやけど……」
「よし、分かった」
 それならばと、小波はカズの服の中に頭を突っ込んだ。
「えっ!? ちょ、ちょっと小波!?」
 カズが頭を押して押し出そうとするが、無視。
 お腹をなぞりながら胸へと上がっていく。
「ふ………はっ! い、いかん、くすぐったい」
 お腹を舐めるとはまた新鮮な体験で。胸とはまた違った味がする。
 肋骨の間を通り、更にその上へ。
「やっ! は………い、いかんて……!」
 舌がついに胸に付近まで到達した。手を服の中に侵入させブラを外す。
 大きくもなく小さくもない、ちょうどいい大きさの乳肪が揺れる。
 ちなみに服は胸まで捲り上がって、もはや半脱ぎ状態になっていたりする。
「あっ! はっ………んんっ!」
 乳首を吸われ、カズの身体がビクリと震える。
 赤ん坊が母親の乳を吸うように、小波がカズの乳を吸っていた。
「はぅ! そ、そんなに吸っても出えへんて……っ!」
「ふん? ほうは?」
「し、喋ったらいかん!」
 声に合わせて舌がチロチロと乳首を擦る。
 吸われるだけではない。時々くる甘噛みが心地よい痛みも与えてくる。
 カズには少しMっ気があるのかもしれない。
「………なぁ、カズ」
「はぁ……あ………ん?」
 ぷっくりと立った乳首から一旦口を離して、小波。
 服から頭を抜き、呟く。
「この下着ってさ、今日新しいの買ったら捨てるのか?」
「………そのつもりやけど?」
 カズがそう言うと
「…………そうか」
 小波の目が怪しく光ったような気がした。
………いや、気のせいなんかではない。
 小波の目がギラリと光った。
「それがどうかした………?」
 ビリビリッ!という音がトイレに響き、カズの言葉が途中で止まる。
 音がした方向に顔を向ける。
 小波がショーツを破いていた。しかもちょうど割れ目がくる所の部分だけ。
157名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:52:23 ID:l9VGK4qk
「あ、あんたは何しとるんや!」
「いや、こういうの一回やってみたくてさ」
 悪気なさそうに小波が言う。
 多分男のロマンと言うやつなのだろうが、女のカズには理解出来ない話。
 正直、変態としか思えなかった。
「ウチにとっては恥ずかしいだけやん……」
「いや、これってカズにもいい事があるんだぞ?」
「………何が?」
 今日何度目かの疑問を上げる。
 この破れた下着、恥ずかしくなるような事はあっても、嬉しくなるような事があるとは思えなかった。
「それはな………」
 得意そうに小波が言う。
その手がカズの下半身へと伸びていき、
「こうだからだ」
「んんっ!?」
 先程開けたショーツの穴から、指をカズの穴へと突っ込んだ。
「服を脱がないから、人に見られる心配はないし」
「あっ! は………あぁっ!」
「それにこのまま入れられるしな」
「ふあ………後半……自分の利点、やん……」
「細かい事は気にしない」
「んん゙ん゙っ!!」
 お仕置き、とばかりに指を奥まで侵入させる。
 難無く根本まで入り込み、熱い肉厚が指を締め付けてきた。
「………やっぱりカズって敏感だよな」
「は……ぁ……そう、なん?」
「うん、絶対そうだって」
 小波の言葉通り。
 実際カズの秘部は既にグショグショで、愛液が小波の腕にまで垂れてくる程だった。
「これだけ感じてくれてると、俺も嬉しいよ」
「ひうっ! や…あ、あかん!」
「♪〜〜」
 言葉を無視して攻め続ける。
中で指を動かすと、奥から奥から愛液が溢れてくる。
 指を濡らし、下着を濡らし、吸いきれなかった愛液がカズの太股を濡らす。
 股間から垂れたソレが、音を立てて水面に落ちた。
158名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:53:16 ID:l9VGK4qk
「………そろそろいいかな?」
 指を一度抜き、どのくらい濡れているかを確かめる。
だが、調べる必要などほとんどない話。
指は十二分に濡れていて、中はそれ以上にビショビショだ。
「カズ? いくぞ?」
 ズボンを脱ぎ、臨戦態勢の息子を取り出しながら小波が言う。
 慌ててカズがストップをかけた。
「ちょ、ちょっと待って!」
「………今度はどうしたんだ」
 今日はよく止められるなぁ、と小波。
今更止めようとか言われたら堪ったものじゃない。
「ウチ………入れられたら多分声我慢出来へん」
「………確かにそうだよな」
 今までの経験からしたら多分………というか絶対無理だろう。
 トイレとはいえ店の中だ。大きな声を出すのはマズイ。
「じゃあカズ、はい」
「ん?」
 小波が自分の指を差し出した。
カズの顔の前でプラプラと揺らす。
「指、くわえて?」
「………うん」
「もう少し奥まで」
「ふぉう?」
 言われる通りに指にしゃぶりつく。食べた経験はないが、自分の愛液の味がした。
「じゃ、入れるぞ?」
「ふぇ!?」
 いきなりの宣言。心の準備が出来ていない。
 制止をかけようとカズが声を出す前に、小波がカズを貫いた。
「ふぅゔゔーー!?」
 一気に貫かれ、快楽がカズを襲う。
多少空気が抜けて小さくなったが、それでも大きめの声が個室に響いた。
「カズ、声が大きいって」
「ふっ! ん゙っ! ん゙ん゙ん゙!!」
 ピストン運動を続けながら小波が呟く。
 座位という体勢のため、小波が腰を動かすとその全てがカズ襲い掛かる。
 その分小波にも刺激が襲い掛かってくるのだが。
「あ゙っ! あは、ん……こわっ、れる……!」
 深くまで何度も貫かれ、意識が朦朧とする。
何度も飛びそうになるが、その度次の刺激で呼び戻される。
 長身なカズにはこの体勢は少しキツイ。
「………少し辛そうだな」
 それを感じとったのか、小波は
「うぁ……………ふぇ?」
 先程まで続けていた腰の運動を止め、一旦息子を抜いた。
「……………どしたん?」
 怪訝な声を上げるカズ。
―――なんだか物足りない。
 さっきのアレが名残惜しい程に。
「いや、カズが辛いそうだったからな」
「………まぁ、そうやけど……」
 確かに、確かにさっきのは少しキツいかったのだが…………生殺しはもっとキツい。
 期待を込めた目で見つめると、小波は直ぐソレに答えた。
159名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:54:06 ID:l9VGK4qk
「カズ、お尻をこっちに向けて」
「……………こ、こう?」
 恥ずかしい。それが第一印象だった。
 壁に手を当てて、小波にお尻を突き出す自分。
これではお尻の穴まで小波に丸見えである。
「おぉー、お尻の穴までよく見える」
「言わんといてぇ………」
 悲鳴に近い声を上げる。
顔は真っ赤で、今にも燃え上がりそうだった。
 息子を入口付近に近づけながら、小波が口を開く。
「カズ、いくぞ?」
「…………うん」
 承認の合図。
小波はカズの中に再び生殖器を挿入した。
「ゔあっ!?」
 再び襲う快楽。小波の息子が中で暴れ回り、自分の奥まで貫き始める。
 さっきのも深いが、これもかなり深い。
「うぁっ! あ、あ……あぁ゙っ!」
「うわ…………これ……俺もキツいな……」
 立ちバック。こんな場所だからこそ出来る体位。
 かなりの刺激が小波を襲い、締め付けられる快楽にその顔が歪む。
 ただし、カズが感じている刺激は小波の比ではない。
「あ゙っ! はっ、あ゙………ん゙ん゙っ!」
 壁の方を向いているため小波は見る事が出来ないが、カズの顔は乱れ狂っていた。
 涙とよだれを垂らし、穿いたままの下着からは愛液が滴り落ち、床に水溜まりを作っている。
「ぐっ………カズ、いくぞ!」
「ゔぁ! あ、かん………あ゙っ!!」
 両者に限界が近いてくる。
暴発寸前のマグナム、震えるアワビ。
 これがラスト!とばかりに、小波は強く深く打ち込んだ。
「あ、あ……ぁああ゙あ゙!!」
「ぐ………あ………あぁ……」
 決壊したダム。注ぎ込まれる欲望。
入り切らなかったそれが、お尻を伝って下に落ちた。
 全身を包む緊張が解れ、力が抜ける。
「…………………ぁ」
「うわっ! ……と」
 崩れ落ちるカズ、抱き抱えて支える小波。
 まぁ、立ったままあれだけ激しくイったのだから仕方ないだろう。
 そのまま優しく移動させ、カズを便座へと座らせた。
「………………んん……」
 しばらくしてカズの意識が戻ってくる。
「………大丈夫か?」
「………うん」
 声をかけても普通に返事が返ってくる。ここは問題無しだ。
 ………ただ気掛かりなのは……
「………かなり声大きかったけど……大丈夫か?」
 小波の頭を一筋の汗が流れ落ちる。つい口を塞ぐのを忘れてしまっていた。
「………小波……気にするんはそこだけとちゃうで?」
「…………へ?」
 そして問題はそれだけではないらしい。
 小波の表情を確認した後、カズが口を開く。
「………ウチ……帰るまではこの下着でおらないかんやん……」
「あ゙……」
 言葉に詰まる小波。
 精液塗れで穴の開いた下着。精子が垂れてくるのは目に見えている。
「………どうしよう」
 小波の顔が、あの猫型ロボットのように真っ青に染まった。
160名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:55:10 ID:l9VGK4qk
「………今日は疲れたな」
「………ほとんど自分の所為やろ」
 時間と場所は移って、夕方の街の中。
 二人は我が家へと帰っている真っ最中だった。
「………もうウチは外でやるん絶対嫌やけんな」
「はい、ごめんなさい……」
 しょぼくれ、素直に謝る小波。結構尻に敷かれるタイプなのかもしれない。

 結果から言うと、外の人は声には気が付いていなかった。
だが、男女二人が女性用トイレから出てくるところをバッチリ見られたうえ、
購入した下着を店の中で穿いているところまで見られたら、
トイレで何をしていたか言っているようなもんである。
 これは一生忘れられない思い出になるだろう。

 因みに家というのは、小波が郊外に買ったマンションの一室の事。
独身寮に入っていた小波なのだが、
カズとの再会を期にマンションを購入し、二人暮らしをすることに決めた。
 そこに、それは幸いと浜野が乗り込んできたため、今では奇妙な3人暮らしが続いている。
 更に因みに、今日は浜野は家でお留守番。黒猫は自分の彼氏の所で元気にやっているとかいないとか。
 実は彼氏とは、小波の先輩プロ野球選手にあたるのだが、それは誰も知らない。
161名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:56:06 ID:l9VGK4qk
「まぁ、とにかく帰ろうって」
 話は戻って街中の二人。
立場が辛いのだろう。居心地の悪さをごまかすように小波が喋る。
 だがカズは、返事を返さず少し冷たく当たる。
 もう少しくらい反省してもらいたい。
「なぁカズ―――」
「………………」
「ごめんなさい。許してください」
「………………」
「カズ様! どうかこの通り!」
「………………」
「カズ………」
「―――小波?」
「? 何ですか?」
 突然、カズが小波の言葉を遮った。
 何故か小波が敬語だったが、それはほっといて。
「何で『カズ』なん?」
「……………………は?」
 小波の表情が一変した。
言ってる意味が分からない、そんな表情。
「何でって………カズはカズだろ」
「うん。まぁそうやけど……」
 確かにその通り。間違ってはいない。
 だけど
「ウチは和那って言うんやで?」
 告白。
 少しだけ遅かったような気もするが。
「………………え?」
 小波の動きが止まる。
それでもなんとか情報を整理し、質問する。
「いや、えっと………………マジで?」
「マジで」
「え? じゃあ………何で今まで?」
「いや………つい忘れとって……」
「……………………」
 再び小波の中で時が止まった。
 そんな大切な事普通忘れるか? て言うかお前自己紹介の時何て言ったんだよ。
 呆れて物が言えなかった。
「やから、これからは和那って呼んでほしいんやけど?」
 停止中の小波を尻目に和那は話を続ける。
どうやら少し機嫌も戻ったらしい。
 慌てて頭を働かせる小波。思考回路が動き出す。
「………呼んだら、今日の事は許してくれるか?」
「………まぁ、それでええで?」
 満面の笑み。どうやらかなり嬉しいらしい。
「…………はぁ」
 一度深呼吸して息を調える。
息を大きく吸って、和那の顔を見つめる。
 身長の関係で少し見上げる形になるが―――。
「………帰るか、和那」
「うん♪」
 この先にも楽しい事は沢山あるだろう。
 二人は手を握って再び歩き出した。
162うどん人:2008/11/10(月) 20:58:38 ID:l9VGK4qk
以上です。カズの性格が違うとか、誤字脱字すいません。
カズもタマちゃんもこんな風に幸せになってほしいもんです
163名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:02:11 ID:om+a4HGn
キタ――ヽ(゚∀゚)ノ――!!
GJ超GJ和那かわいいよ和那
164名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:02:22 ID:rOM7J1z4
GJすごくイイ!
165名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:08:35 ID:z+TNRqvY
エロ同人並のクオリティや・・・
いや、それ以上か

何はともあれカズかわいいよ!GJっす!
166名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:16:36 ID:QOJxWy2V
GJ!GJ!!
素晴らしい作品をありがとう!
カズ好きだー!











ああ、それと……
>>143及び>>146-147
もうROMれとかのレベルじゃなく、テメーは今すぐ消えろ。そして二度とその汚い足でこのスレに踏み入るんじゃねぇ。ここはテメーが来ていい場所じゃない
もう一度言う。消えろクソ野郎
167名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:46:24 ID:SJtsGDSU
仲良くしようぜ

>>149GJ
168名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:49:23 ID:z+TNRqvY
スルーできない香具師も同じとはよく言ったもので
169名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:59:40 ID:gh+qYX87
次の作品を投下するまでのタイムラグは、どのくらいが理想的かな?
170名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:04:01 ID:SJtsGDSU
前の作品から10レス分くらい離れてたら投下してもいいんじゃない?
くっつきすぎてたら同じ作者のものだと思われかねんから
171名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:05:31 ID:l9VGK4qk
別にどのくらいでもいいと思うけど
1、2日は開けた方がいいんじゃない?
172名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:08:27 ID:+Qj5tVVn
時間で置くか、>>170の言ったみたいに>>180あたりか まぁそれは書き手に任せるしかないだろ
173名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:20:36 ID:Mpj97MN/
時間で考えるとしても3時間くらいでいいんじゃね
1、2日開けろとか言われると季節ネタや小ネタが書きづらくなる
174名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:34:54 ID:gh+qYX87
『せっくすもんすたぁ』


 ――その騒ぎの始まりを定義するならば、それは一人の少女の素っ頓狂な発言なのだろう。
 自治会室の片隅で、和那、朱里、紫杏の三人で昼食をつついていた時に、その言葉は放たれた。

「和那。お前は、十坂(とおさか)とどこまでいってるんだ?」
「――っ!?」

 和那の動きがぴたりと止まる。
 それはDVDの動画を無理やり一時停止させたかのような不自然な硬直であり、口元に運ぼうとしていた卵焼きが、箸から零れ落ちて床に落ちてしまった。
 どうやら、紫杏の口から放たれた言葉は、人類最強の超能力者を凍りつかせるには十分すぎたらしい。

 和那はたっぷり10秒ほどか余った後、

「な、なにをいうてやがりまんねんがなあんさん? う、うちはべつにあんなんとはえんもゆかりもすきまようかいもあらへんねんでっていう……」

 顔を耳まで真っ赤にして、手にした箸を口の中に入れた。

「……変やな。この卵焼き、味がせえへん」
「卵焼きなら床に落ちているぞ」
「え?」
「ぴたっと止まったときにぽろっとな。
 ……気付かなかったのか」

(あら珍しい)

 滅多に見られない己が相棒の動揺しきった姿に、浜野朱里は若干の愉快さが胸からこみ上げてくるのを感じたが、それを表に出す事はなかった。
 表情も言葉も発せぬまま、食事を続ける朱里……『何のフォローもいれず、傍観者に徹した』とも言う。

 正直、彼女自身も紫杏の発した質問の答えには興味があったのだ。
 彼女が今日、この場で食事をとるという、非常にらしくない行動をとった事にも、納得がいった。

 彼女たちが今つついているのは、学食で出される日替わり定食。
 本来ならば学食内でのみ食べられるそれを、自治会質の持ち出して食べられるのは、彼女たちの立場があっての事だ。

175名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:35:28 ID:gh+qYX87
 自治会長とその側近二人。学園側からは絶対の信頼を、学生側からは絶対的な畏怖を抱かれている彼女にとって、食事の持ち出し事態は至極簡単な事。

 簡単なのだが……紫杏は本来、このような権力の使い方を非常に嫌う傾向がある。
 他人以上に自分に厳しく、『厳格』を人型に固めたような紫杏が、私利私欲での権力の使用など認めるはずが無い。
 その彼女が自治会長室で食事をしようと言い出した時は、何があったのかと思ったが……

 何のことはない。人目のない場所で、和那に『あの写真』の事を告げる為だったのだろう。

「……べ、別にやましい事はしてへんよ!」

 当初に比べて大分落ち着きを取り戻した和那は、しどろもどろに弁解を並べ立てた。

「本当か?」
「ホンマホンマ! そ、そりゃあ……手ぐらいは繋いだ事はあるけど……」

 言葉の後半で紅くなってもじもじする和那。彼女のそんな姿は、一瞬その長身を忘れそうになるほどに愛らしいものだったが……紫杏の彼女を見る目はただひたすらに悲しげだった。

 紫杏は知っている。
 和那がとても純真で初心な少女である事も。和那と野球部の十坂が、二人でこっそり逢引している事も。和那が十坂に対して並々ならぬ想いを抱いている事も。
 本人は否定しているが、目の前にいる人間の表情を読む余裕すらなくしている今の彼女を見れば、彼女が十坂をどう思っているかなど一目瞭然だ。
 だからこそ……今から見せる『写真』が、彼女にどれ程の傷を残すのかが理解出来てしまうのだ。
 このまま、話を女の子通しのじゃれあいで済ませてしまおう。そして、この写真の事は忘れてしまう。
 一番安易で卑怯な選択肢ではあったが、それこそが和那にとっては一番幸せな選択となるだろう。

 ――それでも、紫杏はこの写真を彼女に見せなければならない。
 それは彼女が望んで背負った義務であり、自治会長としての責任なのだ。このような重要な問題を、側近の一人である彼女を蚊帳の外に置いたまま処理できるはずも無いのだから。
 どうせ傷つけるなら、自分の意思で、自分の手で行う。

176名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:36:03 ID:gh+qYX87
「……」

 紅くなってモジモジし続ける和那の前に、紫杏は制服の胸ポケットから、一枚の封筒を取り出し、和那に突きつけた。

「……紫杏?」
「…………」

 ようやく紫杏の瞳に宿る感情に気付いた和那の目の前で、封筒の封が開かれて、中の写真が日の光を浴びる。
 紫杏は手にしたそれを、和那の目の前において……和那から目を、反らした。
 逸らさずに入られなかったのだ。

「……っ!!!?」

 和那の息を呑む気配が、武術など一切やっていない紫杏にもアリアリと理解できた。



 それもその筈だ。
 その写真に写っていたのは……和那が思いを寄せる十坂が、屋外で金髪の外人女性と性行為をしている、決定的瞬間なのだから。
 相手の女性の表情は快楽に蕩けきっており、成人男子が見ようものなら股間を直撃しそうな淫らなものだった。


「これは、自治会宛に匿名で送られてきたものだ。朱里に頼んで調べてもらったが、合成写真である可能性は限りなく低いそうだ」
「…………」

 無言で震える和那の表情は、見えない。

「この写真を見たほかの連中は、十坂が強姦事件を起こしたと言っていたが……私は十坂の性格を知っている。
 私自身、現物を見ても、あの野球馬鹿がそんな事をするとは思えない。
 恐らくこれは、双方合意の上での行為だろう」

 紫杏の知る十坂修という男は、確かにスケベな野獣だが……それ以上に、純粋極まる野球馬鹿であり、意外な事に女性に優しいフェミニストだ。
 正直な話をすると、あの男に思いを寄せる女性は和那だけではないのだ。
 天月五十鈴、高科奈桜、芳棚さら、春田蘭、三橋妙子……簡単に調べただけでもこれだけの人間が、彼を好いている節がある。
 各言う紫杏自身、心惹かれる部分があるが実情だ。かなりのスケコマシといえるだろう。
 女性に対してスケベな下心を持つ事はあっても、その尊厳を汚すような卑怯な真似はしない。第一、強姦されているにしては相手の女性は抵抗した様子すらないではないか。

 この写真は、若い性欲を抑えきれなくなった恋人同士の様子を、盗撮したものだ。
 それは認めよう。
 十坂は、卑怯者ではない。犯罪者ではない。品性下劣でもなければ、下種野郎でもないだろう。

「問題なのは、この行為そのものだ」

 ――そうだとしても、だ。
 十坂修という男が、大江和那という少女を裏切った事には変わりないのだ。

「親切高校の一員である人間が、屋外で破廉恥な行為に走ったという事実は、自治会として感化することは出来ない」

 自分が十坂に感じている感情は、かなり不合理で理不尽なのだろうな……己の中の怒りと憎しみに対し、紫杏は冷静かつ客観的にそう判断する。
 十坂修という男は誰に対しても優しい。紫杏にも、朱里にも、先ほど上げていった女子達にも……そして和那にも。
 十坂修という男はその仲の誰一人として『手を出してはいない』。その理由が、この金髪の女性に操を立てていたのだとしたら?
 彼と和那が付き合っているというのも、一緒に過ごす時間が比較的長いから感じた錯覚に過ぎない。
177名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:36:34 ID:gh+qYX87

 十坂修の本命は、この金髪の外人女性。何者かは知らない(朱里は見覚えがある気がすると首をかしげていたが)。
 周りの女性に優しくしていたのは、彼自身の性格ゆえ。単純に仲良くしていただけなのだろう。学園の女性達に手を出さなかったのは、十坂の彼女に対する誠実さゆえなのだろう。
 勝手に両想いだと誤解して、それが事実と違えば怒り狂う。唾棄すべきエゴイズムと言うべきなのだ。

 それが分かっていても、紫杏は十坂に対する怒りや憎しみを抑えることができない。
 周りの人間は、紫杏の事を完璧な人間だというが、とんでもない。
 一皮剥けば、感情に振り回されているただの小娘なのだ。彼女は。

 己の想いを裏切られた和那は、どのような気持ちでいるのだろうか。
 表情は相変わらず見えないが、肩が震えている事から、平静でいないのは確かだ。

「――今日の放課後にでも、この件に関して十坂に査問を開く。
 その時には、カズ。お前も同席してもらう」
「……」
「カズ、気持ちは分かるけど……」

 返事をしない己の相方に痺れを切らせた朱里が、声をかけたところで。

「この……」

 和那の口から、ようやく言葉が紡ぎ出された。

 その声を構成していたのは、あまりに純粋すぎる殺意。
 一般的に『ヤンデレ』と呼ばれる人種が発しそうな悪寒さえ感じさせるその言葉は……

178名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:37:35 ID:gh+qYX87
「……この……牝豚ぁ……っ!」





 1ヽ| │| / ,/.-' /         丶 ,, -.  丶_         や
'、 /ゞノ ! !/'"゙' " − _...r''   ,.ィ;, /イvスヽ    ゙゙三 -、;-....,
〈゙ !_   ⊥  .r‐;"´_   ..r / ̄ ,__フ´  ,..t`;  .‐ `ー、\    っ
: t1 丶   !. ' l'' /´ 、 /l´   ,..r'''''´ − _t| `  丶亠< 、 `
ヘハ..,, ニー 、} 」'´ rlf゙′  /' ノ‐ ̄ ̄ヌニ! _,, !|i!'´    ,.r 1 ゛  て
弋|  _丶 1, !l、lリ   _ / ....,    ;.! t   ||| ー‐‐'′ 」 ュ'
/土'゙゙゙‐ーll\ ,゙ヘ  /」 ( ◎)  ,ノワ ||  |l.j ____,/''´   |::.   く
..`ヾゞハ-ヾnt l_ ゙Y''' : l;__............r;ニノ ┌   ffー...... -丶--nノ 
│ │ 《φゞ.. `丁弋 ニ `−- 、  'ヘ:  /ソ   -‐‐'''' / _. 、  れl
│  |ゝ..丿l'ノl‐ !'_  r { ;ー-―-t;"   /丿  ´ ー ノ'ニ..-"
  │,,,..ハ| 1` !  '「 `l 1    ゙1  | ィ_____,..y____  / た
    |! - 「│ |    ,.j-..,,   丶.._ |.j    ,/ l'′  `"j
{    t、  l │  / ___,/ `''ャ、 ヽ| !゛ ''ヾ{   ゙ー..,,   l   喃,
│    "゙ー、j  `1_l´ ,/ノ′  l′ > 、||\  │    ゙''t、ノl
丶      丶----ャ'' ヘ,r゛    _ '  /tl.  ヽ 丶.      │
 `ー 、      `ゝ;l!っ--'" ,,,..ここニニ」lll)! 、 `ー  ` .    l´|、
    `ー、    1|t l !エエ..工エ!-‐--||/゙fl \      \_,l'′゙ 、
      ゙l    ノl│‖ _,,..-----―-r'`'1 ゙ーヘ ││ / 、  l
       !   l!´│r~~ゝ.  丶     `‐「  ノ | l゙ゞ \ ヘ
       |,..-'"     ゙│ ! ヘ_  丶 ,,, | ] _/''´ . ,/ tj丶
      l'ン"        ゝ !........ゝ、..,,_ ├'"''゙゙ -__,..llゞ  ./゙「
      ! !                 ´     ヘ、`''‐‐'"´

 注・和那。

 ――紫杏達が想定していたのとは、全く逆のベクトルにむかって吐き出された。




『は……?』

 思わず素っ頓狂な声を上げる二人の前で、瞳のハイライトを消し去った和那は、殺気を撒き散らしながらぶつぶつとつぶやいた。

「淑女協定あんたから言い出した事とちがうんか……いきなり抜け駆けして青姦とは舐め腐った真似しよってからに……」

 べきりっ!

 和那の手の中で、プラスチック製の箸がへし折れ……否、粉砕されて床に散らばる。

(え? 敵は十坂君じゃないの?
 殺すのは、女なの人の方なの??
 カズ、この女の人知ってるの???)

 思わず巣に戻った口調で持って、心の中でつぶやく紫杏。朱里も自分の相棒のあんまりな変貌に、凍り付いてしまっている。
179名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:38:21 ID:gh+qYX87
「OK。分かったわ。
 ワレがそういうつもりなら、その喧嘩買ったる……この時間なら地下室におるやろうしな」

 ゆらりと。
 まるで幽鬼のように立ち上がった和那は、掃除用具入れの前まで歩いていき、そこから一本のモップを取りだして……

 びゅんっびゅんっびゅんっびゅんっびゅんっびゅんっ!!

 槍をしごくように高速で振り回した。

「か、カズ!? 地下室って一体……」
「ちょ、ちょっと……落ち着きなさいカズ!」
「血の海に沈めたるわおんどれぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 親友二人の言葉など何処吹く風。
 物騒な台詞を置き土産にして、和那は疾風の如く保健室を飛び出した。



 到底人間ではありえない速度で駆け出して言った和那を、紫杏と朱里は唖然として見送った。
 あまりに予想外な和那の反応と、人知を超えたその速度は聡明な二人の脳細胞を持ってしても、処理が追いつかなかったのである。

「……ハッ! か、カズ! ちょっと待て!」

 朱里より先に我を取り戻した二人は、慌てて和那の後を追おうと部屋を飛び出すが……廊下を見回しても探し人の姿は見当たらない。

「も、もう走り去ったのか……何という速度だ!」
「た、多分こっちよ紫杏! 地下室って言ってたから――」

 あまりの速度に驚愕する紫杏の手を掴んだのは、朱里だった。そのまま、紫杏を先導するように、彼女がついてこれる速度で走り出す。

「朱里! 地下室というのは……」
「紫杏の想像通りよ。この学園には色々と裏があるの」

 紫杏の疑問に答えながら、朱里は廊下を駆け抜けた。
 目指しているのは、一番近くにある地下室の入り口だったのだが……入り口のある場所が見えたところで、朱里の表情がこわばった。

 視線の先にある隠し通路が、開けっ放しになっていたのだ。辺りに誰もいなかったからよかったものの、これでは機密も何もあったものじゃない。
 目撃されていようが、いなかろうが、これでこの隠し通路はもう使えない。すぐにでも取り壊さなければならないだろう。

「あの子……! 一体何を考えてるの!?」

 それほどまでに我を忘れているという事か。
 余りにもうかつすぎる相方の行動に、朱里は舌打ちをして隠し通路に飛び込み、脇にあった端末を操作する。ようやくしまった入り口を尻目に、二人は階段を駆け下りていった。

180名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:38:56 ID:gh+qYX87

 そして。
 駆け下りた階段の先で、二人が見たものは……!

「死ねや牝豚ァァァァァァァァァッ!」
「くたばりなさい! この電信柱ッ!!!!」

 ガ ギ ィ ン ッ ! ! ! !

 殺気をむき出しにして争う、二人の女の姿があった。

 争っていたのは、和那と……全裸の金髪美女。二人は金髪美女のその顔に見覚えがあった。最も、紫杏と朱里では記憶の形に大分違いがあったが。

(彼女は……写真の!?)
(あいつ……ルッカ!?)

 紫杏にとって、その女性は写真の被写体。朱里にとってその女性は己が上司。

 そう。
 和那と勝ちバトルを繰り広げる美女の正体は、写真に写っていた金髪美女であり、ジャッジメントの女幹部にして第四世代アンドロイド、ルッカだったのだ。
 ここに来てようやく、朱里はあの写真の女性がルッカと同一人物である事に気がついたが、それに連鎖して別の疑問を抱いた。

 何故、自分はあの写真の女性がルッカだとわからなかったのか……そういう疑問が脳裏を駆け巡る。

「自分から言い出したこと自分から破るたぁ、いい度胸しとるやん!」
「小娘が……! 世の中はだまされる方が悪いのよ!」

 和那が喉笛にモップをつきこめば、ルッカが手にしたものでそれをはじき、ルッカが手にしたもので首の骨を叩き折ろうとすれば、和那は槍をまわして受けてたつ。
 それらのやり取りが、鍛えられた人間の目でも追いつけないほどの速度で行われる。随所随所には超能力やアンドロイドの内臓兵装を使ったけん制が混ぜ込まれた、非常に高度で洗練された、『殺し合い』のやり取りだった。

 あまりに殺伐としたやり取りに、紫杏と朱里は体をこわばらせて……

「第一! アナルSEXもSMもして頂いた事の無い小娘が正妻面するんじゃないわよ!」
「ウチはアンタみたいな阿婆擦れと違うわド阿呆! いきなりそんなアブノーマルな事するか!」

 こわばらせて……

「それを差し引いたとしても……貴方、生でしてもらった事ないでしょう?
 私はあるわ! 何回も何回も暑い迸りを膣内に……!」
「……それって、妊娠してもどーでもいいっていう、肉便器扱いなんのと違うん?
 デート一回もしとらんやん」
「んなっ!?」

 こわば……

「生がいいとか何とか抜かして。そういうアンタはキスしてもらった事あらへんやろ」
「んぎっ!?」
「うちは一杯ちゅっちゅしてもらったもーん。コンドームも付けてもらったもーん。初めての場所もこんな地下室やのーて、デートの後のラブホテルやったもーん」
「……ムキーーーーーーーーッ!!!! この小娘ぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

181名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:39:38 ID:gh+qYX87

 …………いや、まあ。なんというか。
 戦いのやり取りは高次元なのに、交わされる会話の内容は低次元というか人として軸がずれているというか。
 紫杏は耳まで真っ赤に染まり、朱里は目を見開いて呆然として、目の前の人外バトルを傍観していた。
 というか。
 今まで描写してなかったが、ルッカが手にして振り回している獲物の正体は、なんとピンク色のバイブレーターだったりする。

 バイブレーターVSモップの殺し合い。
 戦闘のハイレベルさと比例して、ただひたすらにシュールな光景だった。

「あ、朱里……」
「……何、紫杏」
「こ、これはつまり、どういう事なんだ?」
「……会話だけ聞くと、女同士の男の取り合い、三角関係のもつれね」
「それにしては随分とおかしくないか?」

 紫杏の疑問も最もだ。
 こういう痴話げんかの場合、普通は男の方にも多少の非難がいくが……先ほどから彼女たちの会話を聞く限り、吐き出されるのはお互いに対するスラングだけで、十坂に関する罵り言葉は一切出てこない。
 そもそも……彼女は写真を見た時、協定がどうとか言ってなかったか?

「それについては、俺が答えるよ」

 全く状況を見通すことが出来ず、歯噛みをする紫杏に横合いから声がかけられた。

「……!?」
「答えるから……」

 それは、聞き覚えのある声。
 二人の戦いの争点であり、そもそもの元凶である十坂修の声である。
 呆然としていたところにかけられた声に驚き、バッと身構えながら振り向いた彼女たちの視線の先に、彼はいた。
 その彼の姿を見て、二人は更に脱力することとなる。

「助けてお願い……」

 ――三角木馬、大小さまざまなバイブレーター、ポンプ、浣腸、クスコ、グリセリン溶液の1ダースパック、ローションの箱、媚薬、しあわせ草、その他諸々。

 いかがわしさ爆発の器具の山の下敷きにされ、十坂修は情けない声を上げていた。

182名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:40:27 ID:npESOp/C
乙タイム、つーか乙の流れが終了するまでは待った方がいいんじゃね?
今は何か流れが強制終了しちゃった感があるけどそんな事にはかまわず俺は乙る。

>>162
GJ!マジGJ!
テンション上がってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
本気出す気が沸いてキタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
和那最高だわマジで
183名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:40:53 ID:gh+qYX87


「ふぅ……助かったぁ……ありがとう二人とも」

 朱里と紫杏。二人の手で猥褻物の山から救助された十坂は、笑顔を浮かべた。
 御礼をされた紫杏の顔が赤いのは、猥褻物の山の影響か、はたまた……

「そ、そんなことはどうでもいい!
 これは一体、どういう事態なんだ!」

 自分の中に芽生えた感情を否定する為、大声を張り上げる紫杏。彼女の視線の先では、卑猥なスラングを口にしながらエキサイトし続ける、和那とルッカの二人の姿があった。

「う……いや、まあ、なんというか……二人とも、カズの能力については知ってるか?」
「愚問ね」
「重力操作だったな」
「それなら話が早いや」

 さらりと答える二人に、十坂はホット一息ついて……

「実は俺も和那みたいに超能力があったらしくてさ……」
「……?」

 続いて吐き出された言葉に朱里は眉を潜めた。
 この学園で超能力云々……それも、和なの能力と結び付けて語るという事は、ジャッジメントが人工的に目覚めさせた能力なのだろう。
 しかし、朱里はそのような話聞いたことがなかった。もし、十坂が超能力に目覚めたのだとしたら、まず間違いなく自分に監視の任務が与えられるはずなのだから。

 そんな朱里の反応をよそに、紫杏は首肯して、

「……ひょっとして、一種の媚薬体質なのか? 君は」
「近いけど惜しい」

 この状況が十坂の超能力のせいならば……一番可能性が高いであろう答えに、十坂は首を横に振った。
 ならば一体どんな能力なのか。首をかしげる紫杏達に提示された答えは、ものすごい斜め上を滑空していくものだった。

「俺の能力は、SEXに強い事……ルッカは、『セックスモンスター』って言ってたけどな」
『はあ!?』

 二人は本日何度目になるか分からない驚愕の声を上げて、顔を見合わせた。一瞬、十坂が可笑しくなったのかと思った程だ。
 セックスモンスター。
 そんな能力、伝説としても聞いたことすらない。

184名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:41:55 ID:gh+qYX87

「な、な、な、な……なんなんだっ!? そのいかがわしさ爆発の超能力わっ!」
「具体的には、相手を強制的に絶頂させたり、精液の量が増大したり、射精のタイミングを自由自在に出来たり、精液に媚薬成分が含まれたり、依存症があったり……」
「誰がそんな具体的な説明をしろと言ったかぁぁぁぁぁっ!?」

 これ以上ないほどに真っ赤になった紫杏が、八つ当たり気味の怒声を飛ばす。予想の範囲を逸脱しまくった事態を前に、完全なパニック状態だ。
 今の彼女に全うな質疑応答は不可能だろう。そう考えた朱里は、紫杏の肩に手を置いて口を開いた。

「大体、それじゃあこの状況の説明になってないわよ」
「……浜野は、俺の能力についてどう思う」
「体験してないから分からないし、体験したいとも思わないけど」

 ちらりと、和那と闘争を続けるルッカに視線を走らせ、朱里は己の意見を述べた。

「ルッカのあれが、貴方の能力によるものなのなら……この上なく諜報向きの能力ね。
 相手が女なら、情報搾り出し放題よ」
「だろうな
 ルッカも最初そう考えたらしくてさ。
 俺をジャッジメントの諜報員にしようとしたんだけど」
「ど?」
「その方法が色仕掛けだったんだよ」
「……OK。把握した」

 赤い顔のままながらパニック状態が大分治まったらしく、紫杏は怒鳴りたてることなく自分の言葉を紡いでいく。

「つまりこういう事だな。
 お前は色仕掛けをしてきた彼女を、逆にその能力で虜にしてしまったと」
「いやあ……あの時は自分の能力も知らなかったし、思わず暴走しちゃって……虜って言うよりは、俺の精液の中毒みたいになったみたいで」
「精液依存症のようなものか」
「いや。正に中毒。
 ……一ヶ月ぐらい放っておいたら、ショック症状で死に掛けたらしいし」
「カズは契約が云々といっていたが、その内容は?」
「最低でも週一回、この地下室でルッカの相手をすること……まぁ、殆ど毎日だけど」

 ぱちりぱちりと、紫杏の脳裏でパズルのピースが理論の虫食いを埋めていく。
 ショックで死に掛ける程の中毒を、あの女が起こしているとすれば……数々の矛盾が解消できるのだ。

 契約云々は、中毒症状の治療の事。
 カズがそれを認めていたのは、ルッカの人命救助のため。
 怒り狂う対象がルッカなのも、契約を破ったのがルッカの側だったから。

 ……そういう事情があるのなら、この一件について十坂を攻めるのは酷というものだろう。
 ルッカが彼の精液中毒になったのはある意味自業自得だし、女を抱き放題に出来る能力を持っているにもかかわらず、悪用を一切しない十坂の誠実さは、正直尊敬に値する。

「けど、そういう理由なら……あなたの精液を瓶か何かにつめて渡せばいいだけの話なんじゃない?
 別に、あの女とSEXする必要は無いと思うけど」
「……この能力、俺自身にも副作用があってね」
185名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:42:30 ID:gh+qYX87

 ポツリと呟いた十坂の目は、酷く疲れていた。

「一つが性欲の異常増大。
 ……正直、一日も射精しなかったら暴走しちゃうから」
「暴走?」
「……我を忘れて動く人間全てに襲い掛かっちゃうんだよ。しかも、そうなると男女関係なし。
 暴走してる間の記憶は無いんだけどさ……前に一度暴走した時は、ルッカさんの取り巻きの黒服達全員の括約筋、破壊しちゃったらしいし」
『うわぁ』

 生々しすぎる話に、二人はドンビキだった。
 余談だが、桧垣先生もこの時一緒に襲われて、只今入院中である。

「もし学園内で暴走したら、それこそ取り返しがつかないだろ?」

 じぃぃぃぃぃっ

 次に、十坂はおもむろに、ズボンのジッパーを下ろし……

「ところで、俺のペニスを見てくれ。こいつをどう思う?」
『!!!!?!!?!!?!!!!』

 いきなり自分の陰部を露出し、クソミソな台詞をのたまう十坂に、二人は固まった。
 わいせつ物陳列罪だとか、変態だとか……普通、こういった行動を見せ付けられた際にするであろう思考は、ある一つの事実の前に欠き消えた。

「す、すごく……大きいです……!」
(ご、500mlペットボトルっ!?)

 紫杏が思わずつぶやき、朱里が衝撃で凍りつくほどに、十坂のナニはでかかった。カリは鋭く浮き出す血管は太い、凶悪な息子である。

「一つがこのペニスの肥大化。一つが無類のタフネス……こんなので毎日SEXしたら、カズが壊れる」
「壊れるって言うか、入るの!? これ!」

 ジャッジメントのアンドロイドとして、色々悲惨な目にあってきた朱里である。その『悲惨』の中には、役員による性的暴行もあり、その道では結構経験値があるのだが……その彼女をもってしても、ビックリの剛直だった。
 そりゃあ、黒服の括約筋も壊れるわ。

186名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:43:12 ID:gh+qYX87

「……とまぁ、この状況はそういうわけなんだ」
「ふむ……」
「前に外で押し倒されてやっちゃった事があるから、その時の事がカズの耳に入ったんじゃないかな」

『…………』

 沈黙する二人。耳に入ったところが、現場をフォーカスされた写真をモロに見てしまったわけだが、そこはまあ言う必要は無いだろう。

 兎に角、ここに至るまでの事情は大体分かった。そういう事情ならば、責任を取らせるとかは酷というものだろう。
 そうなれば話は簡単だ。
 自治会で会議を開き、『もう一度調べなおしたら、この写真は合成写真だった』と断言すれば、全ては丸く収まってくれる。

 問題なのは、写真を送りつけてきた人間の目的だが……

「大体! あないな写真自分で送りつけてどーこーしようなんてどんだけ陰険っやっちゅーねん!」
「陰険!? 理知的といって欲しいわね!」
「退学させて独占するつもりやったんやろ! 正直に言うてみいこの卑怯者!」

(OK。問題なし)

 どーやらルッカ本人が写真を撮って、それを自治会に送りつけたらしい。

「どうでもいいが、なんで君はそんなものの中に埋まっていたんだ?」
「そもそも、なんでこんなところにいたのよ」
「……カズが乱入してきたのを敵襲と勘違いしたルッカに投げ飛ばされたんだよ。
 本人は避難させるつもりだったみたいだけど……ここにいたのは、さっきまで問題の性処理をしてもらってて、今終わったところだったんだ」

 言われてみれば、全裸で戦うルッカの股間は濡れそぼっており、床には白濁した体液が散らばっている……問題なのは、その量だろう。
 十坂の言ったとおり、尋常ではない量の精液だ。軽く見ても1.5Lのペットボトル一本分はある……今までその存在に気が付かなかったのが、不思議すぎるほどの量だ。

187名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:43:58 ID:gh+qYX87
 その原因の一端に気付き、紫杏は眉を潜め、朱里は問題の液体に向かってしゃがみこむ。
 放たれる匂いが、精液のそれではない。まるで、ジュースのような甘い香りが鼻腔を刺激していた。

「……随分と甘ったるい匂いだな」
「それも俺の能力らしいよ。精液の味は自由自在みたいだな。
 ……甘いのと普通のしかやった事がないからわからないけど、」
「……ジュースにこっそり混ぜられたら、気付かないな。これは」
「あ、間違っても触ろうとするなよ浜野」
「不味いの?」
「ああ。皮膚に触れただけで媚薬効果が発揮されるらしくてな」
「ふーん」
(あ、危ない危ない……)

 興味本位で掬い上げる直前だった朱里は、冷や汗を流しながら己の幸運に感謝した。
 もし、十坂の言葉を聞くのが後一歩遅れていたら……
 ちらりと、朱里は未だに闘争を続けている二人に視線を向けた。

「むきーっ! この電信柱! 色気無し! 槍マニアー!」
「淫乱! アバズレ! 変態ぃぃぃぃぃっ!!」

 いや、もう闘争というよりも、子供の喧嘩だった。
 双方相手を口汚く罵りながら、ポカポカと相手の頭を叩き合う二人。足元には粉々に砕けたバイブとモップが転がっていて、激戦の後をうかがわせる。
 和那は兎も角として、ルッカは……平時のキリリとした面影など全く無い、情けないもので。

(ああは……なりたくないわね)

 浜野朱里は、本心からしみじみとそう思い……地面に手を置いた。

 置いてしまった。

 べ ち ゃ っ 

 粘着質で湿った音が室内に響き渡った瞬間、その場にいた人間は全員動きを止めた。
 朱里も、紫杏も、十坂も、二人仲良く喧嘩しな状態の和那とルッカでさえ、動きを止めて音源を見た。

 精液の水溜りに突き入れられた、朱里の掌を。

「あ゛」
『あ』
『あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

 現状を認識した一同の悲鳴が、狭い地下室に響き渡る。
 これが。
 後に朱里が『人生最悪最強の性体験』とのたまう事になる事件の、始まりだった。
188名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:47:12 ID:gh+qYX87
以上です。時間が大分経過したので、投下開始してみました。
予告どおり、アホな勢いで突っ走ってみました。正直、和那に『〜もーん』のくだりを言わせたかっただけなんだ。後悔はしていない。
……今読み返してみたら、何故か投下予告をすっかり忘れていた事に気が付きました。
もうしわけありません。


>>149
GOD JOB!!!!
パワポケエロパロスレに、俺は神を見た!
189名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:52:44 ID:npESOp/C
ごめん更新せずに書き込んだら力一杯割りこんどった(><)
いやぁ本当に申し訳ない。

そしてワロタw
こういうのもいいもんだな。GJGJGJ
190名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:14:07 ID:oLUMAaAy
GJ!笑わせてもらいました。
しかしパワポケならこういうのもありそうで怖い
191名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:17:24 ID:Kb8S2h8t
10主が超能力に目覚めるてのは俺も考えたことあるけど
192名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:18:32 ID:Kb8S2h8t
間違って途中で送信してしまった…

10主が超能力に目覚めるってのは俺も考えたことあるけど
これはひどい(いい意味でwwww
GJ
193名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 01:30:46 ID:XdiNhVZA
1,2しかやったことがなくて
1の主人公が出るらしい3とアドバンスの1+2を探すも
とんと見付からない自分が通りますよ

武田とゆきちゃんでどうだろうと思ったらゆきちゃんは佐藤となのかー
194名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 05:07:28 ID:Kv7W2j6L
これは見事なタイミングのAAだ
GJ!!
195名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 12:26:21 ID:oLUMAaAy
しかし主人公が特殊能力持ちというのはエロパロ的にも夢が広がるな。
姿を消して覗くとか、分身して3Pとか
196名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:26:59 ID:fCj0hKAc
粘り男とかヘッドスライディングですね
わかります
197名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:49:44 ID:WopzCo0G
神速(ピストン)と絶倫も忘れるな
198名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:57:07 ID:Q78raWkz
待てお前ら!
パワプロ名物弾道アップを忘れているぞw
199名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:08:28 ID:yEP2a+SB
緊縛=SM
呪縛はなんになるんだろうか
200名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:16:49 ID:z90DbqDv
それは普通の特殊能力じゃねーかww
201名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:55:52 ID:MErxZAfT
低め○もよろしくだぜ。
202名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:05:30 ID:ICv1w+nF
ハイボールヒッター=熟女狙い
ローボールヒッター=ロリ
アベレージヒッター=見境なし


パワーヒッター=夢見がちな童貞
203名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:09:42 ID:DTkUfOiZ
>>202
アベレージヒッター=ハーレム野郎
パワーヒッター=一人の女の子を徹底的に調ky(ry
204名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:32:41 ID:tn8rvgJt
孕ませ○
205名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:41:11 ID:Bgmtfd3H
チャンス○=雰囲気(タイミング)を逃さない
持続=持続時間が上がる。
内野安打○=中出しOK
回復○=すぐに再び起き上がる
鉄腕=ゴットフィンガー。神のテクニック。

一発病=早漏
206名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:54:59 ID:DTkUfOiZ
いや、一発病は……間違って孕ませる、だろう。
207名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 01:10:58 ID:z91MMq2V
ピンチ○=修羅場をセックスで乗り切る
センス○=どんなプレイにもすぐ対応
208水道局:2008/11/12(水) 02:29:54 ID:nCOmEIKV
打球反応○:タマ感度抜群…何でもないです。
一番好きな4より天本さんです。乗り遅れた感がありますが…
トゥルーエンドSS。場面はエピローグからです。
209平穏な日々:2008/11/12(水) 02:32:16 ID:nCOmEIKV
「むしろ、感謝するべきなのかも……」
真っ直ぐ彼女の目を見て、そう答えた。

この3年間、多くの不思議な事が起きた。
けれど、島の人達や、日の出高校の仲間たちと過ごした日々。
真紅の優勝旗を掲げてこの島に帰ってきたこと。
そして、支えてくれた彼女との記憶は決して偽物なんかじゃない。
「だから、後悔はしてないよ」
もう一度、同じ言葉を伝える。

呪いは終わった。
だが、まだ全てが終わりじゃない。
自分達の未来はこれからだ――その想いは、届かなかった。
「……本当のこと、お知りになりたい?」
「え?」
彼女の哀しみの壁に阻まれて。

岬を悲壮な秋風が通り過ぎた。

『平穏な日々』

「……本当のこと、お知りになりたい?」
「え?」
突然のことに、理解できなかった。

そして、彼女は、真実を語り始める。
時が、静かに刻まれる。
「私、祖母は嫌いです。
 祖父は平凡で真面目なだけの人でしたが、祖母を大事にしていました。なのに、祖母は若い頃の失われたロマンスのことばかり……。
 祖母は河島さんを忘れられず、その彼が愛していた野球部に勝って欲しかった……だから私は、野球部に勝って欲しくなかった……」
張りつめた空気の中を、言葉の残響が漂う。

何だ。
これから彼女は、何を言おうとしているんだ――
動揺するこちらを突き放す様に、冷たい表情のまま彼女は言葉を続ける。
210平穏な日々:2008/11/12(水) 02:33:36 ID:nCOmEIKV
「あんなにタイミングよく部室が火事になったり、食べ物が痛んでいたりするものですか……」
言葉を放つ彼女の目に映る色は、闇。
その色は、こちらを凍てつかせ、一切の活動を許さない。
「部室の件はあなたを追い詰め、甲子園を目指させる為の祖母の仕業。あとは、――私です」
「………」
本当に消えそうな声で、彼女は呟いた。

彼女の口から聞かされた真実。

告白は、終わらない。
「なのに、なのに!おばあ様は、勝手に命をすり減らして勝手に死んでしまいました……」
彼女が滅多に表に出さなかった、――いや、出せなかった感情が吐き出される。
「嫌いです、あんな人なんか!!
 だから、急いで医者を呼べばまだ助かったかもしれないのに、
 幸せな夢を見ながらあの人が逝くのをただ見守ることしか、わ、私には……っ!」
全ての責任を思う彼女を止めなければならない。
そう思うも、体が動いてはくれない。

「あなたから告白された時も……っ!」
彼女が少し顔を上げ、その頬を涙が伝わる。

「本当に嬉しくて……。でも私は、あなたの邪魔をしていて……っ!
 だけど嬉しくて……っ!何も知らない、純粋で綺麗なあなたからそう言われて……。
 でも私は、汚れていて、歪んでいて……そんな資格なんて無くて!!」

言葉を連ね、目の前で泣き叫ぶ声は、仮面を被った優等生のものではなく、一人の、少女の声。

「それでも、抑えきれなくて……あなたといることが、本当に楽しくて……」
話しを終え、こちらを見つめる瞳からは、涙が溢れている。

「…………」
ふぅ、とひとつ息を吐く。
自分でも驚くほどに冷静に、話を聞いていた。
思うことはたくさんあるし、言いたい事もある。
211平穏な日々:2008/11/12(水) 02:36:23 ID:nCOmEIKV
けれど、聞き逃せなかった――彼女の建前に隠された、本当の気持ちを。
「天本さんは……結局おばあちゃんのことが好きだったんだよ。
 本当は、全部おばあちゃんの為に……」
「!」
「幸せな夢を邪魔しちゃいけない……そうだろう?」
「……っ!で、でも……私は、私はあなたをっ……!あなたを騙していたんですよ!!
 それなのに、どうしてあなたは怒らないんですか……?
 あなたには、その資格があります……私を憎んで、構わない……」
涙で覆われた瞳が、こちらに向けられた。
「……私、最低、でしょう……?」

これまで、彼女はその細い体に、どれ程の辛さや哀しみを溜め込んできたのだろうか。
両親のこと、祖母のこと……彼女は、心が壊れかかっている。
そんな世界から、彼女を救い出す為に出来ることは。
―――正直に、自分の気持ちを伝えること。
「俺と付き合ってくれたことは、偽り?」
「いいえ、本当の気持ちです……でも」
「全部呪いのせいだよ。それに、言っただろう?後悔はしていないって。
 だから、君が哀しむ必要はないし、そうして欲しくない。
 ――優しい人だから」

そうだ。
真実がどうであれ、彼女を好きでいる気持ちは変わらない。
傍で笑ってくれて、支えてくれて、強くて、でも弱くて……そんな彼女だから。
彼女を憎む想いも、理由もない。

手を取り、彼女の小さな体を抱きしめた。
「……っ」
「一緒に、進んでいこう」
「……私はっ……迷惑ばかりかけて……っ」
泣きじゃくる少女の熱い息を感じる。
心の中にある何かを、彼女は止められずにいる。

「ずっと、辛くて……あなたが居てくれて……好きになって……離れたくなくて……っ」

彼女の本当の気持ち。
やっと届いてくれた。
「これからは、一人になんてしない」
「ごめんなさい……ごめんなさい……っ」

彼女はそれからずっとずっと泣いていた。
泣きやまなくていい。
今まで溜め込んできたものが、吐き出せるのだから。
気の済むまで、泣かせてあげようと。
彼女を抱きしめながら、そう思った。
212平穏な日々:2008/11/12(水) 02:37:35 ID:nCOmEIKV
…………

「散らかっていてすみません……」
「いや、大丈夫だよ」
部屋には、整理の途中だろうか、多くの品が置かれている。
そして、ほのかに漂う線香の香り。

暫く泣いて、落ち着いた後、俺たちは彼女の家に居る。
彼女を放って一人になんてしない。そう約束したから。

「ええと、今お茶を出しますね」
そう言って彼女は奥へと向かう。

仏壇には彼女の祖父と、祖母の遺影が並べられていた。
埃もなく、普段から手入れを欠かさないのだろう。
前に座り、手を合せ目を閉じる。

「……引っ越すつもりでした」
戻ってきた彼女が隣に腰を下ろす。
お茶を受け取り、ありがとう、と礼を言ってから言葉の続きを聞く。

「引っ越して、本土に行って……父のことは、ご存じですか?」
静かに頷く。本土の何処かに居るという、彼女の父親。
「いつか一人になったら、復讐に……と。ずっとそう思ってました。
 でも、その必要も無いですね……あなたがいますから」

彼女の哀しみが全て消えたわけじゃない。
痛みのない世界なんてないし、これからも哀しみがあるかもしれない。
でも、二人ならきっと乗り越えていける。

「これから、さ」
「はい……」

お互いに見つめ合う。
そして、二つの影は近づいて――ひとつになった。
213平穏な日々:2008/11/12(水) 02:38:31 ID:nCOmEIKV
…………

部屋を優しく照らす月明かりの下、彼女と抱き合う。
片手でそっと頬に触れると、びくっと体を振るわせる。
しかし、彼女は抵抗しないで真っ直ぐこちらの瞳を見つめてくる。

「上手くできるか分からないけど……」
「い、いえ……ふ、不束者ですが宜しくお願いします……」
初々しいやり取りを交わしながら、もう片方の手で彼女の手を握り締め、少しずつ顔を近づける。
鼻が触れそうなほどの距離になると彼女が目を閉じ、俺も目を閉じた。

「ん……」
最初はただ触れ合う程度の、優しいキス。
二度目は少し積極的に軽く口を開いてキスをする。
三度目はもう歯止めがきかなかった。
想いを全て注ぎ込むように、必死に求めるように、キスをする。
「あ……んん……ん」
舌で軽くノックをすると、控え目に受け入れてくれる。
最初は驚いていた彼女も、こちら行為に応えるように舌を絡めてくる。
「はぁ……ん、んん……ん」

顔を離して彼女のを見つめる。
彼女の顔は赤く、瞳は熱く潤んで焦点が合っていない。
少し呼吸を整えた後、再び口付けを交わして行為に没頭する。

「んん……」
甘い口付けを交わしながら、彼女の胸に手を添える。
「あ……」
彼女をそっと布団に横たわせ、セーターを脱がす。
そして壊れものを扱うように、優しくシャツのボタンを外していく。

彼女はこちらの行為をただじっと見ている。
やがて、シャツがはだけ、清楚な下着に包まれた控え目なふくらみが顔を出した。
彼女の顔が真っ赤になる。
額にキスをして、下着をそっと取り除く。
「あ……」
ふくらみの真ん中に、小さな突起が現れる。
綺麗な白い肌と淡いピンク色の乳首が構成するエロティックさに、思わず魅入ってしまう。

「………」
「そ、そんなに見つめないでください……恥ずかしくて……。
 それに、そ、その……小さいですから……」
語尾が小さくなっていき、聞き取りづらい。
「綺麗だよ」
「そ、そんなこと……ああっ!」

撫でるように柔らかな胸に手を這わせる。
全体を、円を描くように撫で回し、上向いた突起に舌を這わす。
「そ、それは……は、あぁっ!!」
弾くように乳首を転がすと、彼女が身を捩る。
そして、乳首を吸い上げる。
「ああぁあ……っ!」
214平穏な日々:2008/11/12(水) 02:39:24 ID:nCOmEIKV
普段の彼女からは想像出来ない嬌声が上がる。
そんな声を聞けることに優越感を覚え、胸への愛撫を続けていく。
「はぁ、ああぁ……ん、はぁ……っ!!」

そして、空いている片方の手を、体のラインに沿って下に撫でていく。
「んん……はぁあ……っ」
そして、少し湿った場所へと行き着いた。
「脱がすよ……」
「んん……は、はぃ……」

彼女の服を全て脱がし、お互いに生まれたままの姿となる。
月明かりに照らされる彼女の体は、何よりも美しい。
顔は赤く上気し、躰は熱を帯びている。
優しく、彼女の秘所に触れる。
「そ、そこは……ああぁっ!!」
そこは充分に湿っていた。
そっと、谷間に合わせて指を這わす。
「は、はぁあっ、んん、あぁっ!!」
少しだけ指を入れ、中をかき混ぜる。
「そ、それは、ん、ダメ、です……はぁぁ!!」
クチュクチュと音を立てるそれは、彼女にとってかなりの羞恥らしい。
乱れている彼女が愛おしく、胸と継続して愛撫していく。
「あぁぁ、っはぁ、んんぁあ……っ、ああぁぁ!!」
躰が少し跳ね、彼女の手がこちらを強く握った。

「落ち着いた?」
「は、はい……」
絶頂を迎え、ぐったりしてしまった彼女を抱く。
少し調子に乗りすぎたかもしれない―――彼女は体力があるほうでは無いのに……。
軽く自己嫌悪に陥っているこちらに対し、優しい笑みを浮かべてくれる。
「私は、大丈夫ですから……。それに、そ、その、あなたも……」
抱きしめる格好により、彼女のお腹に、はち切れそうになった肉棒が触れている。
彼女を大切に思うからこそ、抑えきれなくなっているのも事実。

「本当に大丈夫ですから……そろそろ……」
「……分かった」
体を起こし、自分の息子を彼女の潤った秘所に添える。
「で、出来るだけ、優しくお願いします……」
「うん……」
彼女に優しく口づけし、腰を前に押し出す。
「ん…………っ!!」
「っ、キツい……」
破瓜の痛みに、彼女の顔が歪む。

中はとても狭く、こちらを拒んでいる。
強い締め付けに、気を抜けない。
「んん……わ、私は大丈夫ですから……そのまま……っ」
狭い中を、奥まで進んでいく。
そして、最奥まで到達した。

その時、初めて彼女が涙を流していることに気付いた。
「!!ご、ごめん、俺、また自分だけ……」
「いえ……違うんです……やっと、ひとつになれて、あなたと一緒になれて、嬉しくて……」
瞳に涙を溜めながら、そう言葉を紡ぐ。
215平穏な日々:2008/11/12(水) 02:40:25 ID:nCOmEIKV
「俺もだよ……」
彼女が愛おしい。
繋がったままキスをして、見つめ合う。
「落ち着きましたから、動いて下さい……」
「でも……」
「平気です……それに、そうして欲しい……」
「分かった……」
そっと腰を動かし始める。
少しでも彼女の痛みを和らげる為に、ゆっくりと、手を握って。
「んん……はっ、ああぁ、ん……」
「くっ……」
徐々に解れてきたのだろうか、滑りも幾らか良くなり、体の硬さも多少和らいでいる。
「つ、く……」
「はぁあ、ああぁっ!ん、……あぁあ、んん、はぁ……っ!」
彼女の中は温かく、締め付けは強いが、とても心地良い。
限界も、そう遠くはなかった。
「くっ、天本さん、そろそろ……」
「んっ、はぁぁっ……な、名前を……」
「……え?」
「んん、名前で……呼んで、くれませんか……母の……いえ、お母さんの付けてくれた……」

彼女は以前、自分は変な名前だ、と言っていた。

でも、それは嘘で。
本当は、誰かに、愛する人に呼んで欲しくて。

「―――怜泉」
「はい……」

彼女の頬を再び涙が伝わる。
それは、哀しみではなく、喜びから。

それを合図にスパートをかける。
もうお互いに余裕が無くなっていた。
「はぁっ、んん……はぁ、あぁっ!」
「もう……っ」
「は、はい……っ、このまま、一緒に……」
最大の快楽の波が押し寄せる。
「怜泉……っ!!」
「あぁぁあぁっ―――!!」
同時に果て、彼女の中に全てを吐き出す。
彼女を抱きしめ、
心地良い疲労感と温かさが体を包み込んだ。


「怜泉……」
「はい……」
布団の中、幸せそうな笑顔の彼女と、口づけを交わす。
「ちょっと、無理させちゃったかな……」
「いいえ、幸せです……こんなに幸せでいいのか、ってくらい……」
そんな愛しい人を抱き寄せる。
彼女の顔に浮かぶのは、澄み切った笑み。
これが彼女の、本当の笑顔。
一生守っていこう――そう心に誓う。

「怜泉……」
「ん……」
もう一度、優しいキス。
お互いの心が通じ合った、そんな幸せを感じて。
彼女の温もりを腕に感じながら、眠りに就いた。
216平穏な日々:2008/11/12(水) 02:45:43 ID:nCOmEIKV
………………………
 ……………
 ……

「………ん」
淡い色のカーテンの向こう、眩しい光が室内を照らす。

「………」
コチコチと静かに刻む時計の音。

俺は確か―――

「………夢か」

懐かしい夢。
あれは、彼女と初めてわかり合えた日の出来事。
あの時は本当に幸せだった。

今はと言うと。

「ん………」
「おはよう、怜泉」
隣で目を覚ました、愛する人。
彼女の目に一番に映るのは―――

「おはようございます……あなた」

見ているこちらが幸せになれる、そんな笑顔で。
彼女に優しくキスをして、抱きしめる。
そんな俺を、彼女は温もりで包み込んでくれる。
217平穏な日々:2008/11/12(水) 02:46:27 ID:nCOmEIKV
「どうか、しましたか?」
笑顔で、彼女はそう問う。
「夢を、あの日の夢を見た……怜泉と向き合えた、あの日」
「そうですか……」
そう言って彼女は言葉を切り、頭を撫でてくれる。
その時間は穏やかで、不安定だった心を満たしてくれる。

「どっちが赤ちゃんか、分かりませんね」
クスクスと笑い、彼女は傍のベビーベットへと視線を向ける。

そこには、俺と彼女の子供。
すやすやと穏やかな表情を浮かべながら眠っている。
そんな姿にに、思わずお互いの顔に笑みが浮かぶ。

あの後、高校を卒業して、俺たちはこの島で結婚式を挙げた。
そして、今もこの島で暮らしている。

野球選手になるという夢は、叶わなかった。
プロへの誘いはあったが、彼女を守ると決めたから。
彼女にそう伝えたとき、悲しそうな表情を浮かべたが、
『あなたが決めたなら……後悔はしないのでしょう』そう言ってくれた。

野球選手にはなれなかったけど、今は最高に幸せな日々を送っている。
この夢はきっとこの子が叶えてくれる――というのは親バカだろうか?

「怜泉」
隣にいる彼女と向き合う。
「はい」
「これからも宜しくな」
「――はい」
そして、満面の笑み。

そうだ。
この笑顔を守るんだ。
そして、二人で―――いや、三人で支え合って生きていこう。

岬から数年後。
幸せそうな三人を、優しい光が照らしていた。
218水道局:2008/11/12(水) 02:49:30 ID:nCOmEIKV
以上です。大変クサい…
完全なる自己満足SSですが、少しでも評価していただければ幸いです。
誤字・脱字があったらすみません。
219名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 03:43:26 ID:mJMQKFMz
神ぃぃぃ―――っ!
神が降臨なされたぁぁぁっ!
220名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 07:55:42 ID:KTzp/n72
GJ―――!!!
天本さん可愛いよ天本さん。
しかしまさか主人公が野球選手にならないとわ……
221名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 10:01:23 ID:WkixFDlQ
ふ〜
222名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:33:42 ID:DTkUfOiZ
>>水道局氏
ううむ。これが正史ヒロインの力か!
圧倒的ではないか!

……早くも続編がかきあがったので、投下します。
相変わらず、エロよりギャグですが。
223名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:34:37 ID:DTkUfOiZ
『せっくすもんすたぁ・に』

 ――朱里が十坂の精液に触れた。

 ふって沸いたアクシデントに対する一同の反応は、様々だった。

「朱里――大丈夫か? 体調に変化はないか?」

 冷静に朱里の心配をする者。

「えええええ、えっと……手についただけなら水で洗えば何とかなるかも……!
 水水水ーっ!」

 半ばパニック状態で対処を試みる者。

「うぇぇぇぇぇ……ライバルが増えたぁ……しかも相手が朱里やなんてぇ……
 うわーん! うちのせいやー!」

 状況に打ちのめされ、めそめそと泣く者。

「こ、この東洋の牝猿がぁっ! 畜生の○○の分際で飼い主の手を噛むとは……!」

 放送禁止用語を交えてなじる者。

 ……本当に様々であった。というか、ルッカは自重しろ。

 先ほどまで和那とルッカの怒号で満ちていた室内が、今度は四人分の声で大層賑やかになる中、朱里は冷静に己の状況を分析した。

(……っ!)

 熱い。
 精液に触れた指先が、熱い。
 だがそれは決して外側の暑さではなく、内側から沸き起こる熱……興奮した時に性器に感じる性的衝動のそれに似ていた。まるで、指先と性器が置き換わったと錯覚するような強力な熱。
 しかもその熱は、徐々に徐々に広がっていき、彼女の神経を侵蝕するのだ。

(こ、これは……!)

「どうなんだ? 朱里……」
「朱里ぃ! 大丈夫なん!?」

 紫杏は真剣なまなざしで、和那は涙目で。
 表情や感情は違えど、自分を心配してくれる二人の言葉に、朱里は正直な言葉を返した。

「……正直……ちょっと辛いわね」

 つぶやくその頬は赤く染まり、唇をかみ締めていた。

「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 バックミュージックは、ルッカが奏でる聞くに堪えない放送禁止スラングである。
 どうやらこちらを無視するなと言っているらしい。

 『過去の悲惨な体験』……その中で、媚薬を打たれた経験は何度もあるが、こんな極め付けに強力な効果を及ぼされた事は一度もない。
 逆の方の手でハンカチを取り出し、精液をぬぐおうとして……

224名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:35:10 ID:DTkUfOiZ
「ああ! あかん! 下手に拭いたらかえって悪化してまう!」

 和那の涙声に止められた。
 そこへ丁度いいタイミングで十坂がコップを手に戻ってきて、中身の水を朱里の指先にかける。するとどうだろう、水に荒いがなされるかのように、指先に篭っていた熱が引いていく……完全に引ききったわけではないが、熱が広がる速度は間違いなく遅くなっていた。

 幾分か正気を取り戻した朱里は、目の前の元凶をじろりと睨みつけて毒を吐く。

「擦って引き伸ばしたら悪化するって、何処の毒よ……」
「毒の方がマシだと思うよ」

 それに返ってきたのは、間違えようのない自嘲の言葉。

「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 しつこいようだが、BGMはルッカの放s(ry
 どうやら十坂に失礼な口を聞くなといっているらしい。

「間違えて口に入ったら、発狂寸前になるからなあ……」
「ある程度耐性ついとったら……ぐすっ……肌につくくらいはなんでもないんやけどね……」

 十坂の怖いお言葉に、和那が鼻をすすり上げながら追従する。
 確かに、指についただけでこんな反応が起こる媚薬だ……口に入ったら、まかり違って性器に触れたら一体どうなってしまうのか……想像するだけで背筋が凍る。
 ルッカが壊れてしまったのも当然だろう……これは、あまりに強力すぎる媚薬だ。

 そうこうしているうちに、手先を潤していた水の流れが途切れてしまった。コップの中の水が切れてしまったのだ。

「あ……やべ……
 急いで次の水を注いでくる!」
「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 慌てて立ち上がろうとする十坂のBGMはルッカn(ry
 どうやら、ご主人様の手を煩わせるなという意味の事を、紫杏達に言っているらしい。
 あまりにやかましいBGMに、十坂は青筋を立てて、

「ルッカ」
「何でございましょう御主人様!」

(御主人様っ!?)
(もう完全に道を踏み外してる!)

 一瞬でクールダウンしてしおらしくなるルッカに、紫杏と朱里はビックリである。
 両目を潤ませ頬を染め、初心な少女のような表情をするルッカに、十坂は冷たく命じた。

「お前うるさいから少し黙ってろ」
「ええ!? そんな! そんなご無体な!」

 外国人なのに、やったら流暢な日本語を使い、ルッカは両目に涙を溜めて講義する!

225名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:36:09 ID:DTkUfOiZ
「ただ黙ってろだなんて!
 やるなら、『両穴バイブで拘束放置』! ……いえ! せめてボールギャグで拘束を!
 この哀れな牝豚に御慈悲をぉぉぉぉ!」

 ――叫ぶ彼女の表情は、明らかに興奮していた。

 早     /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ   駄
 .く      /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',   目 
 な.     /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!  だ 
 ん   ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
 と   /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l  こ
 か  !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|   い
 し  j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l !   つ
 な    l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ   :
 い   !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l!     :
 と     ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\   `" ̄"´  |::!:l::! j:ll:!
  :      !::、::::i      l             u |:::/lj/l:!リ
  :        ヾト、:!u                 j!/ j|:::リ
          ヾ!    ヽ  ‐       u /イ´lハ/
            }ト.、  -、ー-- 、__      /' !:://
             リl::l゛、  `二¨´    /  |/:/
         rー''"´ト!::i{\       /  / !:/
        / ^ヽ  ヾ!  ヽ _,,、'´    /  j/

 注・朱里


 妙に手馴れた十坂にボンテージファッションで拘束され(バイブは刺さなかった)、ボールギャグまでかまされて、恍惚とした表情で涅槃に旅立ったルッカの姿に、朱里は危機感を感じずに入られない。
 主に任務中の危機管理とか。こんなヤツから指示受けて大丈夫なのかと小一時間。

「……妙に手早いな」

 ルッカの拘束を終え、水を汲んで帰ってきた十坂に、紫杏が声をかけた。
 十坂は朱里の指先に水をかけながら、疲れきった笑みで、

「――慣れてるからさ」
「……大変だな」

 その表情から苦労の程を察してねぎらうも、十坂は首を左右に振った。

「いや、元はといえば、俺のせいだし……最初にやった時に口の中に出したら、箍が外れちゃったみたいでさ」
「……まぁ、何だ。
 事情があるなら、君がカズの部屋に夜這いするくらいは、見逃してもいいぞ」
「……根本的解決になってない。カズが壊れるってば」

 ねぎらいのつもりだったのだろうが、全く的を外れた紫杏の言葉に、十坂はジト目で突っ込んだ。

226名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:36:54 ID:DTkUfOiZ
「誰がカズを抱けといったか! 二人きりで話すだけでも――」
「俺はカズと密室で二人きりになって、自分の欲望を抑えきる自信はないぞ」
「はぁ?」
「俺にとっては、最高に可愛い彼女だからな。多分押し倒さずにはいられないだろうし」

 それは全くの不意打ちだった。
 つまるところ彼の言葉は、『二人きりになったら襲ってしまうほどベタ惚れ』という意思表示で。
 十坂に片恋中の紫杏にとっては嫉妬を掻き立てられる言葉であり、和那の羞恥心を直撃する、最大級の惚気だった。

「よかったじゃない……彼、貴方にベタ惚れみたいよ」
「あ、あうぅぅぅぅぅ……」

 朱里の言葉に、和那は耳まで真っ赤になって縮こまる……180を超える長身の彼女がこうなるとやけに小さく、かわいらしく見えるから不思議である。

「そのぐらい耐えられないのか……?」
「耐えられるわけがないだろう。二人きりになったときのカズは、そりゃあもう愛らしいんだから♪
 俺は元々猫派だったが、今なら断言できるぞ。
 今の俺は猫より犬よりカズ派だ。あいつは猫より何倍も可愛い♪」

 続いて吐き出された言葉は、紫杏なりの嫌味だったのだろうが……力の限り逆効果だった。
 紫杏の米神がピクピク痙攣しているのにも気付かず、十坂は惚気爆発である。

「……あんなこと言ってるわよ。あんたの彼氏」
「お、おさむのあほぉぅ」

 かなり余裕が出てきたらしい朱里にからかわれ、和那は真っ赤になって膝に顔を埋めた。

「耐えられないなら、一体いつスキンシップをとってるんだ、二人とも」
「え、そりゃあ…… 事 後 」

 半ばやけくそ気味に質問する紫杏に対し、十坂は恥らうことなく躊躇うことなく言い切った。
 紫杏と朱里が和那の親友という事で、安心しきっているのだろうが、ある意味尊敬に値する馬鹿である。

「事後って言っても、挿れっぱなしなんだけどな。その状態で首筋とかにキスマーク付けると、反応が可愛いんだよ〜♪」
「キスマーク?」
「ああ! カズは俺のモンだから、めい一杯マーキングしておかないとな! うなじとか鎖骨とか……まぁ、大概付けてる最中にお互い寝ちゃうんだけど」
「い、いれっぱなしでか」
「ああ……というか、一つのベッドに入ったら、いつも抜くのはいつも朝なんだよな」
「……」

 紫杏の頭から、ぷちっと何かが切れる音がした事に、その場にいた誰も気付けなかった。

「『一杯チュッチュしてもらったもーん』、ね。成る程」
「…………!!!!」
「とりあえず、首筋にキスマークがついてたら、前日はお楽しみだったって事でいいのね?」
「うえええええ……朱里がいじめっ子やぁ……」

 完全に熱が引き、いつも通りの顔色になった朱里は、ここぞとばかりに和那をからかい倒していた。羞恥心を抉る朱里の口撃に、和那は子供のようにマジ泣きするしか出来ない。
 ――これなんて羞恥プレイ?
227名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:37:30 ID:DTkUfOiZ
「とりあえず、妊娠には気をつけなさいね」
「うう……コンドームつけとるから大丈夫やもん……」
「……ふと思ったんだけど、あれに合うサイズのコンドームなんてあるの?」
「ジャッジメント特注品……あそこの変態に頼んで……」
「……まあ、市販のコンドームが使えるはずないか……」

 その頃の変態=ルッカ。

(放置プレイだなんて……!
 くやしい……でも……感じちゃう! ビクビクッ)

 何もしてないにもかかわらず絶頂したりして、中々の痴女っぷりを見せ付けてくれていた。




「ちなみに……これって、飲んだりしたらどうなってたわけ?」

 一通り和那をからかい倒した朱里は、ふと脳裏に浮かんだ疑問を、そのまま十坂にぶつけてきた。とされた十坂は朱里に向かって振り返り、紫杏に背を向けるか形で顎に手を当てた。

「……カズの時はそりゃあもうビックリの乱れようだったなぁ」
「い、いちいちうちを引き合いにださんといてぇぇぇぇぇぇ」

 これ以上の羞恥プレイには耐えられないとばかりに悲鳴を上げる和那であった。

「……俺の精液浴びた女ってルッカと和那だけだから、正直どうなるか想像がつかない」
「ルッカのときは……って、愚問ね」
「ああ……暴走して記憶がない。
 気がついたら彼女が精液の海にアヘ顔で気を失ってたよ……」
「ああ、そのショックで……」

 朱里が痛ましそうに視線を投げた先では、

(らめぇぇぇぇぇっ! 放置しゃれるのぉがよしゅぎてルッカとんに゛ゃう!!)

 脳裏でみさくら語を展開しつつ、潮を吹いたりしていた。
 素敵なまでに駄目人間である。

「まぁ、量にもよるけど……精液浴びた時の二人の反応から察するに、浴びる位置が体に近いほど、早く発情状態になっちゃうんじゃないかな」

 ぴ く り っ

 その一言を口にしたとき、紫杏の片が震えた事に、誰も気が付かなかった。
 気が付けなかった。

「もしその状況になったら……?」
「んー……その時点で、もう俺の精液の中毒になってるだろうから……まぁ、俺が抱く人間が一人増えるんだろうなぁ……
 増やしたくないけど」

 ぐ っ !

 その言葉を聴いたとき、紫杏が何かを決意したかのように拳を握り締めた事に、誰も気が付かなかった。
 気が付けなかった。

228名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:38:33 ID:DTkUfOiZ
「増やしたくないの?」
「今でさえカズがいやな顔するんだから、これ以上泣かせるのはゴメンだよ。
 ああ、浜野は大丈

 べ ち ゃ ッ !

 夫――!?」

 ――会話の最中に地下室に響き渡った、不吉な不吉な濡れた音。

 今さっき聞いたのと同じ、しかし明らかに先の音より大きな音に、その場にいた全員が硬直した。
 うつむいていた和那も顔を上げ、皆でさびた機械が動くように、ぎぎぎぎぎぃっ、と音源に向かって首を動かし……そして見た。




 床に広がる精液の海。
 その真っ只中に、何故か顔面からダイブしてしまっている紫杏の姿を。




『し、しあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!?』

 声をはもらせた和那と十坂が、わたわたと倒れた紫杏に駆け寄る中、朱里は動かなかった。動けなかった。
 そう、彼女は見てしまったのだ。
 精液の海に向かって倒れこむ瞬間……紫杏が某嵐を呼ぶ幼稚園児の如き笑みを浮かべる姿を!

「し、紫杏! 大丈夫か紫杏!」
「ば、バランスを……崩してしまった……」

 嘘だ。アレは絶対わざとだ。
 彼女は、わざと精液の海の中に自分から突っ込んだのだ。

229名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:39:43 ID:DTkUfOiZ
 あの冷静沈着な紫杏をここまでトチ狂わせるとは……恋とは、実に恐ろしい不治の病である。

「か、カズ! ルッカの拘束解いて! バケツリレーで精液を洗い流せー!!!!」
「わ、わか――」

 そうか。
 そういうことか。

 かちゃかちゃ……

「って、ちょっと紫杏さーーーーーーんっ!?
 何でズボンのベルトを――」
「うふ、うふ、うふふふふふふふふふ」
「だ、駄目だー! もう完全に逝っちゃってるー!!!!」

(紫杏、あなたは……人の道を踏み外してでも、十坂と結ばれたかったのね)

 あかりん、遠い遠い目で逝ってしまった己が主を眺め、ゆっくりと絶望した……紫杏が倒れこんだ時に飛び散った精液が、口の中に入ってしまった音に対する、拭いようのない絶望感が、胸を満たしていく。

「うわーん! 紫杏が、紫杏がどこぞの変態みたいになってしもうたー!」
「……誰が変態よ。誰が」
「アンタにきまっとるやろー!」
「……人が御主人様からの放置プレイを楽しんでいたところを邪魔しておいて、いう事がそれかー!」

 和那と拘束から解き放たれたルッカが、闘志むき出しで火花を散らし。

「あむ……ぷちゅ……あぁ……大きい♪」
「ちょ! 紫杏……いきなりそれは……って、浜野まで何を……!」
「ふふふふふふふ」
「え、獲物を狙うハイエナの目だっ!!!!」

 紫杏と十坂に朱里が混じって、ピンク色でサックスが聞こえそうな雰囲気を撒き散らし、

 まぁなんてカオスな空間でしょう!
 リフォームの匠もびっくりの劇的ビフォーアフターであった。

 その日……彼女達はカレンダーの日付が変わるまで、地下室を出る事はなかった。

230名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 17:43:15 ID:DTkUfOiZ
以上です。

着々とセックスモンスターハーレムが築かれつつありますが、朱里はハーレム入りしません。
(ギャグ漫画的な意味で)もっと美味しい役回りを予定しています。
231名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 19:32:56 ID:DTTtAHDL
天本さんの話とハーレム話もGJです。
ところで質問するけど、
本編のイベント中にここは主人公、彼女を抱いただろうな感じのイベントで、
まずどのイベントを思い出す?(五十鈴や友子のようなイベントで)
232名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 20:27:01 ID:KTzp/n72
なんという良作の嵐……。
天本さんもギャグもGJ!。
俺はこういうの好きだな
233名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:00:51 ID:Bgmtfd3H
かなりGJ!もう満腹!w

>>231
そりゃ、維織さんでしょ!
234名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:19:35 ID:uErZe8ZZ
バレンタインイベントの友子はガチ
235名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:23:49 ID:KTzp/n72
確かに友子はガチだが
カズの保健室イベントもかなり
236名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:27:54 ID:hsX0xctG
のりk・・・
いや何でもない、すまなかった。
237名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:30:05 ID:NCFoKGfX
シャンプーの匂いがする主人公
238名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:05:22 ID:mdhskU+v
イベントじゃあないが、デートの後の背景がラブホテルだと、こいつら犯ったなと思う。
239名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:37:25 ID:++axdzMr
6のことかー!
色々と酷かったな、6は。いいぞ、もっとやれ
240名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 07:15:06 ID:AFXPDGAU
酸素の消費自重してください><
241名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 07:40:04 ID:FLaURStk
1日目離しただけで2本も…!
GJGJマジGJ
最近すごいなぁなんつーかバンザイ状態
242名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 15:58:59 ID:M3P0ONiP
>>231
5のめぐみちゃん
243名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 07:49:47 ID:rB/AwvkH
9で落盤後のなっちゃんと9主は、やはり助けだされるまでは……
244名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 13:20:40 ID:EIye4Hnn
>>243
朝でなおかつ鳥の鳴き声。後は分かるな?
245名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 15:30:49 ID:g/6NFPuB
まてまてまて。
なっちゃんと9主が助け出された時、カンタ達は何事もなかったかのように接してるんだぞ。
普通にあれしてたら、そんな反応はしないはず。
……やはり、服を着たままセックスして中(ry
246名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 18:55:41 ID:ua5cu0jW
>>245
中で繋がったまま
「沸騰しそ(ry」ですね、わかります。
247名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:25:42 ID:P572kCLM
そうか、カンタに妹ができるのか
248名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:32:58 ID:0eNsg7Vz
>>244
朝チュンですね。もちろんわかります。
249名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:14:34 ID:ZHdLAtsd
8主×友子を書きます。
誕生日イベントからハッピーエンドです。
250名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:15:10 ID:ZHdLAtsd
「あれ、少し早くきすぎたかな?」

彼がホッパーズに入団してから3年目。
今日は彼の誕生日で祝うために公園で待ち合わせをしていた。
彼がやってきたので、少し驚かせようと物影に隠れて待っているところを、

「よっ!」
「わっ!」

彼は驚いて大きく飛び上がった。


『真実の愛』


「驚かすなよ…」

そんなことを言っている彼に対して、私は微笑みながら、

「はい、アイス食べる?」
「おっ。サンキュー」

二人で一緒にアイスを食べ始めた。
彼はアイスを本当においしそうに食べてくれていて、自分が作ったわけじゃないのに、
ちょっと嬉しい気分になった。

「のどかね…」
「うん、前にもこうして公園に来たよな」
「うん、そうね…平和よね…。
ああ…平和が一番いいわ…」

サイボーグ同盟と私達は名乗っているけど、実際はアンドロイドな私達は、
あの忌まわしい記憶が残る研究所から逃げ出してから戦いの日々だった。
今、ここで彼の所にいるのもCCRの一員である彼から情報を抜き取るためだ。
それでもお互い戦っている中こんな穏やかな雰囲気に和んでいた。
251名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:16:16 ID:ZHdLAtsd
「どうってことない話題で、楽しんだり怒ったりできる
今の世の中が一番いいよ」
「そうね、普通なことができるのが一番よね」

リーダーである石中や小野が言っていたことがある。
普通の人間として生きていたいと。
石中はホッパーズに潜入してから目的とは別に野球に愛着がわいたし、
小野はただ私達と平和に暮らしたいと願っている。
大神の連中が邪魔をしなければ、私達でも普通の暮らしはできるから。

「最近そう思うようになってわ」
「ああ、そうさ……なあ、友子?」
「なあに?」

彼が何かいいたそうな表情をして、さりげなく返した。
けど帰ってきたのは深く、重い言葉…。

「もうやめないか?…俺から情報を引き出すのは…」
「!!!…ど、どういうこと?」

聞かれた質問に私は動揺してしまい、慌てた口調で返してしまう。
それを見た彼はやっぱり…というような表情を見せて言った。

「とっくにバレてるんだよ。お前、サイボーグだろ?」
「ち、違うわ…!」
「いいよ、もう…あ、アイス溶けるぞ」
「え、あ、うん…」

必死に否定している私にその言葉を投げかける。
私がアイスを食べ終わるまで、彼はずっと黙っていて、やがて言った。
252名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:17:13 ID:ZHdLAtsd
「強力な暗示能力を持った機械のことを聞いたことがある。
小型化には限界があるけど、サイボーグなら体内に隠すことができるからな。
そして偽の過去の思い出なら細かい部分まで決めなくても、会話で誘導するのはたやすい」
「…………私をどうするつもり?」

すべて図星を言い当てている彼に対して、私は声を震わせながら言った。
正体がバレていたなんて思っていなかった。
彼は私達を捕まえるための組織の一員…だから私を…。

「俺はお前が好きだ…守ってやりたい…」
「え…!?」

思いもよらない言葉が再び返ってきて、また私は動揺した。

「でも、それは私が偽の記憶を…」
「過去は関係ない、お前はいいやつだよ」
「えっ…?」
「なあ、俺と一緒に逃げないか?
ずっとお前を死ぬまで守ってやるよ」
253名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:18:02 ID:ZHdLAtsd
「それは駄目…できないわ…」

彼が言っていることは、彼は自分の組織を裏切ること。
つまり彼は私を守るためだけに組織を裏切るというのだ。
そんなことをさせたくはなかった。騙してた私を…。

「俺じゃ駄目か?それとも信用できないのか?」
「そんなことない、だけど…」
「じゃあ決まりだ。一緒になろう!」
「待って!」

明るく振舞う彼に私は歯止めをきかせた。

「やらなきゃいけないことがあるの、それが終わるまで待って」
「それはいつ?」
「10月の2週目…」
「なあんだ。シーズン終了後じゃないか。
ちょうどいい、俺もペナントで抜けなくてすむ
そうだな、よし。ホッパーズの公式戦最後の試合が終わった翌日に、
この公園でこの試合に待ち合わせよう」
「ねえ、日本シリーズは?」
「あ、優勝したときか!」
「ふふふ、どうせなら最後までやってきて」
「よし、日本一になってお前と一緒に逃げるぞ!」

自分の本当のことを話しても彼は私を受け入れてくれた。
嘘の記憶を作らせ彼に近づいた、でも…今ここにあるのは、
私の本当の気持ちだった…。

「待ってろよな!お前が誰であれ、俺はお前が好きだからな!」
「ありがとう…」
254名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:18:44 ID:ZHdLAtsd
しばらく二人でじっと寄り添い合っていた。
これからシーズン、または日本シリーズが終わるまで、会えなくなる。
もしかしたらもう二度と会えなくなるかもしれない。
だからたとえ約束しても今のこの温もりを感じていたかった。

「小波君…」
「友子………」
「んっ!」

いきなり彼は私を抱き寄せてきて、唇を押し当てる。
初めて抱かれた時もそうだった。彼は手馴れているような感じだけど、
ときどき驚かされるようなこともする。

「んっ…はっ…んんんっ…はあっ」

そのまま来ていたコートに手をかけられすべるように服を脱がされていった。
あっという間に生まれたままの姿にさせられ、彼はじっと見つめる。

「そんなに変わらないはずなんだがな…」
「体のなかにはいろいろ入っているのよ。自爆装置とか…」
「…………」
「はあんっ!」

ふくらみの突起を唇で銜えられ、甘い痺れが体中にはしる。
体中を撫で回されてついにはその場所にまで。

「ひゃああんっ。そこは…ああっ!」

彼の指がその場所に入っていくとともにくちゅくちゅと音を立て、
体を仰け反らせながら声をあげてしまう。
体中が熱くなり、溺れてしまう感覚を味わう…。
255名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:19:45 ID:ZHdLAtsd
「友子…いくぞ……」
「ええ…いいわ……」

彼のそれが押し当てられると共に、そのまま結ばれる。

「はあああんっ!小波…君…」
「友子…」
「ああんっ…はあっ…こ…小波君…好き……」
「俺もだ…友子……」

体の中に押し広げられるような感覚。甘く痺れてしまう温もり。
彼が腰を強く動かすと共に強く気持ちのいい…。
私も、より心地よさを求めて腰を振って…。

「友子っ!」
「あああああああああっ!」

彼から解き放たれる熱く暖かい想いを味わい体を喜ばせていた。
そのままゆっくりと二人で寄り添った。
この幸せな気分を少しでも味わいたかった……。
256名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:20:22 ID:ZHdLAtsd
それから一ヵ月後、ホッパーズは優勝を果たし、日本シリーズへ参加。
その間にCCRによってアジトが襲われてしまい、私は脱出。
私が行方をくらませている間にホッパーズは日本一に。
そして彼はCCRの真相を暴いて大神から送られた黒幕を倒した。
そして彼はその日に公園でずっと待ち続けていた…私を……。

「……………」
「会いにいかないの?せっかく助けてあげたのに」

銀髪の女性、彼と同じCCRの一員である白瀬が言う。
脱出するときに私は彼女に偶然出会い、どうしてかわからないけど、見逃してくれた。
会話から導こうとした記憶操作が効かずに撃たれそうになったけど…。

「もう私と会わない方が、あの人は幸せなんじゃ…」
「はあ〜あ。ああもう、面倒くさいなあ。ほらほら、いったいった!」
「きゃっ!」

彼女に無理矢理押し出される形で彼と目を合わせてしまう。
彼は私を見て、驚くような表情をする。
いきなり見つめられて、頭が混乱してしまう。

「あ…その……」

それでも次第に言葉が出てきた。
やっと約束が果たせた…、彼との約束を…。
だから、いつものこれで言った。

「よ!元気?…………おまたせ…」
「友子………友子〜!!」

嘘から始まった恋…それでも今の私達にあるのは、
ここから先にあるのは真実の愛…。
抱きしめられながら私は思う。
これがハッピーエンドなんだって………。
257名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:24:22 ID:ZHdLAtsd
これで終わりです。
条件が厳しい分、ハッピーには感動した。
本編の会話が殆どなので目新しい所はないかもしれませんが、
楽しんでいただければ幸いです。
258名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 00:06:42 ID:3MIBMZTn
乙!
友子は苦労するよね 試合に勝てずにリセットしまくったりイベント発生しなくてリセットしたり・・・
259名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 00:32:50 ID:u4C+GW0U
乙ったら乙
隊長に負けた俺何なの。馬鹿なの。
260名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 00:52:44 ID:8sbpBIKT
GJ!
友子は苦労した。
まさか作った選手が一定以上いないといけないなんて……
261名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 08:33:24 ID:ELITsnae
パワポケの彼女は全部甲乙付けがたいから困る



(例外を除く)
262名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 14:26:55 ID:yNt8RT1A
誰かそろそろ玲奈書いてくんねーかな
263名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:41:34 ID:PMRy/jXr
>>261
ふ ふ ー ん 
264名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:44:40 ID:XZXdONnl
6主×詩乃とか欲しいな〜
265名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 03:09:34 ID:0wsdb5UR
最近の投下ラッシュは嬉しいぜよ
266名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 10:12:04 ID:DacYGFiR
武美のリボンを黄色にすると・・・・


だめだこの先言えない
267名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 11:21:54 ID:MAOEz9X6
たまにそれ言う人いるけど全然似てなくね?
268名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 11:22:08 ID:Qjz1iWc5
>>266
武美はあのままだからいいんだろ!
269名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 14:50:16 ID:ds68CcBd
全盛期のパワポケ伝説
・三回プレイして五回ゲームオーバーは当たり前、8回ゲームオーバーも
・プレイ開始直後にゲームオーバーを頻発
・パワポケにとっての野球はミニゲームのできそこない
・先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
・9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転したのに彼女は意識不明
・普通の女の子も余裕で自殺
・一回のサクセスでキャラが三人死ぬ
・緑髪伝説が特技
・カセットを差し込むだけでプレイヤーが泣いて謝った、心臓発作を起こすプレイヤーも
・グッドエンディングでも納得いかなければバッドエンディングにした
・あまりに彼女が死にすぎるから死んでても彼女扱い
・その彼女もサイボーグ
・彼女候補を一睨みしただけでPAWAに飛んでいった
・スイッチをつけてない状態でもバッドエンディング
・野球をせずにシナリオをクリアしたことも
・自分の投げたイタチの人形を自分でキャッチしてレーザービームで投げ返したらまた戻ってきた
・本編で死んで裏でも死ぬなんてザラ、シリーズに渡って複数回死亡することも
・オープニングより開始→ゲームオーバーになるまでの方が短かった
・ペナントでもバッドエンディング
・瑠璃花、茜、芳槻さらのバッドエンディングで俺の心が折れた
・顧客の小学生の質問に流暢な日本語で予想の斜め上の解答
・パワポケスタッフがグッとがガッツポーズしただけで鬱エンディングが五個増えた
・プレイヤーの溜息が原因でハリケーンが起きたことは有名
・湾岸戦争が始まったきっかけは亀田の徴収
・大正の探偵から超未来のSFで野球をしなかった
・エンディングでスナイパーライフルの先に彼女が居た
・自分のアキカンに飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
・スタッフは本気を出した事がない
・CEROから全年齢対象をもらえるエロゲはパワポケくらい
・主人公がケガしたら弾道が1上がる
・主人公が打つと弾道が1上がる
・病気の彼女にホームランを約束→バッドエンディング
・昔は野球ゲームを作っていた
・やめた理由はほるひす
・フラグが有りすぎるせいかボールのフラグまで見える
・街で主人公が歩くだけで弾道が1上がった
・ほるひすが立てるスレは伸びる
・実はバッドエンディングであることにまだ気づいていないプレイヤーも多い
・俺はパワポケをクリアと落ち込んでトイレに篭ってしまう
・じつは野球をしているのはアルベルトだけ
・サクセスが始まった時点でバッドエンディングいいだろ
・アカネハウスを撤去した雑用は褒められる
・弾道が1上がった、は「今日はカレーが食べたい」という暗号
・「・・・人は忘れるから、生きていけるでやんすよ。」
・フライキャッチ後のレーザービームでバッドエンディングに直行したのはあまりにも有名
・スタッフは、いつも店先のトランペットを物欲しそうに眺める少年にパワポケを買ってあげたことがある

俺はこんなゲームで小説かけないんだぜ。
270名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 15:11:00 ID:4DXzwVf1
>>269
むしろそっちのほうが書けねえよw
271名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 16:22:55 ID:7O3AEc/r
センスは○だがここで書く事かそれw
272名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 16:25:42 ID:gEwLM05l
>・エンディングでスナイパーライフルの先に彼女が居た
ヘルガァァァァ!!!!!!
273名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 16:26:32 ID:9xyXyxNA
半分くらいは合ってるから困る
274名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:56:56 ID:Qjz1iWc5
こうやって見るとブラックすぎだな
275名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 19:24:45 ID:4DXzwVf1
俺は11でも小杉とヘルガ姉さんがでると信じてるぜ。
276名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 19:56:24 ID:Yqzqu9AE
小野さんなら出るのにな
277名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 21:47:48 ID:5twnj4vr
信じるんだ。
ヘルガもリンもミーナも出ると
信じるんだ
278名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 22:08:17 ID:Qjz1iWc5
ヘルガとリンが攻略できるなら
3万払っても良いと俺は思う
279名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 22:33:10 ID:GlHHiZlp
>>278
早くパワポケ10裏を攻略する作業に戻るんだ
280名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 22:45:49 ID:Qjz1iWc5
>>279
いや・・・分かる。
ヘルガが「頼むから・・・目を背けないでくれ・・・」とか
リンが主人公と一緒にお茶飲んで幸せに感じるとか

分かるんだ・・・分かるんだけど・・・
281名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:01:08 ID:vAyqVIuB
>>280
分かるんだけど??
282名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:05:18 ID:ZN2UY6Ee
>>280
            /  \―。
           (    /  \_
           /       /  ヽ   / ̄ ̄ ̄
        ...―/          _) < ちんちん キッ!キッ!キッ!
       ノ:::へ_ __    /     \___
       |/\:::: :::: :/::: :::: \/_
      /-o-ヽ―ヽ::-o---::::(::::::::.ヽ
     |:: ̄/  /::::: ̄ ̄: (:::::::::::::) ─┼─
     |::::/  :::: :::::::::::::    ヽ/   ─┼─
      |  \`    \     /     │
      \  ------       /       | | /
        \  -       /         _/
         \____-イ
ここはPINKちゃんねるエロパロ板のパワポケスレ。
これが意味するところを理解する者は幸いだ。
今すぐしかるべき行動をとれ。
わからぬ者はパンを焼け。
餡を詰めろ。
一生そうしているがいい。
283名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:07:08 ID:LoRa0U2n
つまり…デレてほしいと?

それをやっちゃうと、あの二人じゃないような気がする
284名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:10:15 ID:GlHHiZlp
>>282
俺はこれ以上適切なちんキッを見たことがない
285名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 01:08:47 ID:6IrU35VC
10好きのみんなすまない。
大方は10の主人公とヘルガさん好きが多いようだ。
勿論、俺も好きだ。
しかし、それ以上にブランドとヘルガが好きだ!!愛してる!!
希少生物と言われても構わない!!!!
職人様ぁ!!どうか私のはちきれんばかりの想いを形にしてくだされ!!!!
286名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 01:11:44 ID:mV3kA3mT
詳しいシチュエーションとか書いておくと、書こうかなって人もいるかもしれないよ
でも、名前を間違える程度の愛しかないんだな
287名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 01:17:59 ID:u+iDXA6o
この厚かましさはさっき萌えスレで見たものと同じだな
288名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 10:26:48 ID:l5FL3rLY
ネタにキレてる奴って
289名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 17:37:43 ID:GdX7BPaS
どうみてもネタではなく真性です
290名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:10:28 ID:l87Zl65Y
291名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:15:29 ID:riKk/xC4
>>290
パワ体の裸ってなんだかなぁ・・・
292名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:16:30 ID:riKk/xC4
sage忘れスマン
293名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:38:17 ID:u+iDXA6o
リョナぽい
294名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:46:22 ID:l87Zl65Y
張った俺が何だけど カタワに見える
295名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 20:19:45 ID:dFAy1tSA
>>290
なんだかなあ・・・・・・
296名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 21:40:42 ID:WsGEEw3x
反応からしてその画像だろうと思ったw
しかしまぁそういう事なんだよなぁ
297名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 22:04:45 ID:zk95akdp
そこで主人公の体をだな
あんま考えたくないね、筋肉とか。
そしてタルタルを思い出す。
298名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 23:35:01 ID:Krt1iVT9
エロはリアル体の方がいいな。うん
299名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 02:06:00 ID:ieno+Jnz
ある意味で擬人化ってことになるか?
300名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:47:59 ID:A5HqrYq8
むしろ擬体化かな?
301名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 10:00:26 ID:ZJw8Ho+l
パワポケキャラの裸体とか想像した事ないわ
文だけでハアハアしてた
302名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 16:11:17 ID:UAppmr7b
>>301
それが普通だ
303名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:04:03 ID:zk1K79aC
しかし画像一枚がここまで物議を醸すとは
304名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:18:02 ID:nFExEKuR
大事な事なんだよ、多分。
305名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:27:45 ID:A5HqrYq8
確かにパワポケのあのポリゴン上……な
だが、愛さえあれば大丈夫だと俺は信じてる
306名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 23:51:52 ID:6537RXoX
脳内では普通にフルの頭身キャラに自動的に補正されてるけどな俺は
307名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 00:21:39 ID:QBCC06mG
絵より文字の方がエロいことに何故気付かないんだ
308名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 01:27:24 ID:6wIWFQ7c
つーか普段ポケ体の下半身て気にしない、と言うより現実味が沸かないんだよなぁ。
いつも腰から上しか映らないし。なんかそれで完結しちゃってるから、
立体感とかあまり感じないし、下半身もあるものとして認識できない、って言うか。
完全に二次元、動く一枚絵、て感じで認識してしまっててさ。

うーんこの感覚どう表現したものか難し過ぎる。
309名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 06:18:08 ID:JYUO0dIH
実はパワポケって本当は八頭身のキャラをデフォルメして表してるとか、そういう設定だったりしないのかな?
310名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 08:04:59 ID:vicl4NZC
作中で「この手でどうやってじゃんけんするんだよ・・・」的な話題が出たこともないし、
当然ふつうの体格の人間って設定でしょ
311名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 09:22:02 ID:5B1fR9IH
8裏で口が無いのをネタにしてたような
312名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 12:24:08 ID:vicl4NZC
それはサクセスしよう2内の漫画じゃなかったか
313名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 12:29:57 ID:5B1fR9IH
いや、8裏のオールスター編
楽屋ネタだけどな
314名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 15:43:14 ID:TwioeTZi
10のスクール学園高校学院はどういう扱いになるんだろ
315名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 19:58:46 ID:AiAJ65OB
アレはネタ
316名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 20:28:27 ID:od69hpNi
kwsk

等身大でも出たの?
317名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 21:11:51 ID:95eLa4Iy
10をやるんだ
318名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 22:07:50 ID:jBpK22IP
8の話を書いている人に質問するけど、
真ED後の話を書くとき、石中協力ルートかCCR解体ルートを、
彼女によって分けている?それともどっちか一つだけ?
319名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:25:36 ID:CqVS5vwz
石中に協力してCCR解体でいいんじゃないの?
石中を殺した方が話はまとまるけどな

正史は「白瀬が一晩中ヒヨリンの歌で拷問」であってほしい
320名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 00:07:22 ID:jWjFalkX
それだとヒヨリンが地球人になっちゃうじゃないか
321名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 01:15:53 ID:JtEzc6p2
誰だっけ5でイサムと付き合って7裏で荷物が重いっていう奴
322名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 07:59:51 ID:Ycn7CzbH
>>321
美咲
323名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 16:52:09 ID:ndUxeTR1
ところで紫杏はどのカテゴリーに入ると思う?
ツンデ・・・いや違うか・・・
324名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 21:37:36 ID:3ITPa5LA
厨二病と
325名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 00:29:57 ID:bMtfmIPz
相手が望む性格になれるんなら全てのカテゴリーに入るのでは
326名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 01:27:49 ID:J/IEMhAN
昔の萌えスレに何かあったので貼ってみる
ttp://fullmoondrive.hp.infoseek.co.jp/gen/crigene.htm

『 明日香ハード 』

主人公の応援の為に甲子園に潜入する明日香。
だが、それはプロペラ団の巧妙な罠だった。

「明日香の心臓は 私に崩される為に築いてきたんですものね」
「いつもの力が出せれば…こんなプロペラ団なんかに…!」
「よかったじゃないですか 病気のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、たこ焼きを用意しろ。みんなで食べてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「明日香の生弁当ゲ〜ット」
(いけない…!スパイクが超特殊能力が付いてないのを悟られたら…!)
「生明日香様の生パジャマを拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、心臓に当たってしまったか。甘い発作がいつまでもとれないだろう?」
327名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 02:21:24 ID:OlBSdHbt
>>322
そうそう、美咲だ。
名前も忘れるくらい俺の中では影薄いのになぜか夢に出て来たんだ
328名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 02:28:15 ID:begM9h6S
「なぁ紫杏」
「なぁに?」
「お前って相手が望んだ人格を完璧に演じられるんだよな?」
「まぁ平たく言えばそんな感じだけど…それがどうしたの?」
「そうか…それを見込んで頼む!俺だけのメイドさんになってくれ!!」
「…はぁ!?ちょ、何言ってんの!?」
「俺はふりふりのメイド服を着た紫杏に『お帰りなさいませご主人様』って言われてみたいんだ!
 コスプレとかイメクラなんかじゃない、心の底からメイドさんになった紫杏に尽されたいんだ!!」
「い、いきなり何言い出すのよ!そ、そんなの土下座して頼むような事!?バカじゃないの!?
 大体何であたしがそんな悪趣味な事しなきゃいけないのよ!」
「紫杏の事が好きだから」
「えっ…?」
「……」
「……」
「はいおかしな空気そこまでー。朱里、そっち頼んだ」
「…言うまでも無いわ。さぁ僕、ちょっとお姉さんに付き合ってもらおうか」

「え、ちょっと、浜野さん眼が、ヤバイこれ本当ヤバイあぁやめて引っ張らないで助けてしあーん……」
「あ、小波!」
「あっちはほっといてえぇ。ええか紫杏、いくら彼氏の言う事でも聞いていい事と悪い事があるで?
 好きだからって理由でほいほい言う事聞いてたらあんたどんどんへんたいになってしまう」
「う、うん……」
「さっきのは忘れよ?な?」
「…小波……」
(大丈夫やろか…)

数日後

「ご主人様ー」
「し、紫杏!?そ、その格好は…」
「あのね、ご主人様がー、私にメイドさんになって欲しい、って言うからー、
 あたしご主人様のメイドさんになる事にしたの!ふつつかものですがよろしくお願いしますっ(ペコリ」
「あちゃー、やっぱり……」
「…このクソガキャ私の紫杏をこんなにしくさってから……
治るまでずっと死ぬより辛い目味おうてもらおうか、覚悟しぃや…」

「ひぃぃ……やめてモウヤダヤダタスケテごめんなさいごめんなさいごめぶべらっ」
「やめてーあたしの為に争わないでくださいー(><)」
329名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 02:32:12 ID:begM9h6S
あ、改行が…
上見てふと思いついた単発ネタ。
お粗末様でした。
330名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 07:49:36 ID:DJEh1VIC
こんな紫杏………………………………いいじゃないか!
331名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 09:49:20 ID:JoKLwHKb
紫杏の可愛さは異常
武美にも引けをとらないと思ってる
332名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 13:13:31 ID:begM9h6S
「ご主人様ー」
「し、紫杏!?そ、その格好は…」
「あのね、ご主人様がー、私にメイドさんになって欲しい、って言うからー、
 あたしご主人様のメイドさんになる事にしたの!ふつつかものですがよろしくお願いしますっ(ペコリ」
「あちゃー、やっぱり……」
「…このクソガキャ私の紫杏をこんなにしくさってから……
治るまでずっと死ぬより辛い目味おうてもらおうか、覚悟しぃや…」
「ひぃぃ……やめてモウヤダヤダタスケテごめんなさいごめんなさいごめぶべらっ」
「やめてーあたしの為に争わないでくださいー(><)」
「はいはいCEROZはあっちでやってぇな。それにしても……あんた、本気?本当にそれでえぇの?」
「だってご主人様が、あたしにメイドさんになって欲しい、て言うから、
 あたしいっぱいいっぱい勉強したんですよ?せっかく一人前のメイドさんになれたのに…ご主人様が…」「あー泣かんといて、調子狂うわぁ…(かわいいけど…)大体何見て勉強すればそんな事になるん?
 何か人の道踏みはずしてへん?とりあえず見た目だけ真似たんやないの?」
「!そんな事ないですよ!ちゃんとメイドさんのお仕事をマスターしたんですよ!?
 ほら見てください、おそうじだってこんなに華麗に……はうっ!?」
(あ、しかもドジッ娘…)
「うぅぅ、痛いよぉ…」
「……なぁ朱里、ちょっとこっち来てみ」
「何よ…今こいつ〆るのかに忙しいんだけど。邪魔するならあんたでも殺るわよ?」
「いいからいいから、ちょっと休憩し。なぁ紫杏、もう一度さっきのやってくれふん?」
「え、嫌ですよぅ、あたしはご主人様にだけ尽したいんですっ」
「へー、さっきのあの様で。メイドされる方も迷惑やろなー」
「!!な、何言ってるんですか!さっきのはたまたまです!
 見てくださいほらこんなに上手に……はうっ!…あぅぅ、なんで上手くいかないの…?」
「…なぁ、これ、どう思うよ」
「………」
「…?朱里?」
「…小波」
「ひゃ、ひゃい」
「紫杏に命令しなさい、これからは私のメイドとして私に尽すように、って」
「はぁ!?ちょ、朱里!?あんたまで何言い出すん!?」
「だって何よこれ!もはや犯罪じゃない!!これは私が保護しないといけないの!!さぁ!!」
「何言うてんの!元に戻るよう言えば済む話やないの!」
「バカ言わないでよ!こんなにかわいいのに何で戻さなきゃいけないのよ!
 この子は私がお持ち帰りしていっぱいかわいがるんだから!!」
「何やその本音!確かにかわいいけども!朱里、お前まで人の道を踏みはずす気か!
 そうはさせへんでー、私の意地にかけてあんたは堕とさせはせん!」
「何、私の邪魔するって言うの?今の私を邪魔するなら……滅するわよ?」
「やれるもんならやってみぃ、あんたごときにのされるカズちゃんやないで!」
「あのー…俺は一体どうすれば…?て言うか置いてけぼり…」
『やかましい外野はすっこんどれ!!』
「はぃっ!ってそんな、ハモらんでも…」
「だからあたしの為に争わないでー(><)」
333名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 13:16:41 ID:begM9h6S
何か物足りなかったから加筆修正。
むしゃくしゃしてやった今は反省している。

しかしまた改行ミスったなー携帯からやるもんじゃねーな。
一部読みづらくてスマン
334名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 14:17:25 ID:JoKLwHKb
百合展開の予感(*´Д`)ハァハァ
335名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 16:00:40 ID:T5oTlAI9
ブラックとキャプテンがお盛んしてるところをピンクが出歯亀→いつの間にやら背後にブラックが!→ブラック×ピンク←キャプテン
という電波を受信した
336名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 20:34:31 ID:rT6Jp19g
>>335
Yes,you can.
337名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:43:51 ID:UErnq92u
ピンクの中の人が男なのか女なのかそれが問題だ
338名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:46:13 ID:P7vycMzX
ピンクの性別はピンク
339名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 04:28:17 ID:QkWmYLyd
もうふたなりでいいよ
340名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 08:33:52 ID:9pXWZMrE
この世には双頭バイブと言うものがあってな……
341名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 08:14:26 ID:RYzFrgaV
書き手の人に質問なんだけど、やっぱりみんなパソコンで書いてるの?
自分は携帯でしか書いてないんだけど、やっぱりパソコンの方がいいんだろうか
342名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 10:31:21 ID:l5SBmkcF
改行とかがしっかりしてて見やすければ携帯でも問題ないかと。
単純にPCのが楽に打てるから大半はPCだとは思うが。
343名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 17:06:33 ID:qtADVgOV
test
344名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 17:56:57 ID:e9+AmGI9
携帯のが手軽だけど、長文に弱いからね。
すぐ操作ガチガチになるし
345名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 07:20:03 ID:hlt437VI
なんか、急に閑古鳥が鳴き始めたな。
346名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 08:53:47 ID:6lBEoJPk
閑古鳥ってほどでもないだろ
11発売すれば活気は出るだろうけど
347名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 14:17:24 ID:3pN128fS
嵐の前の静けさ
348名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 16:52:33 ID:2N8oSX2b
12月30日だと勘違いしてて予約忘れた
常識的に考えてクリスマス後の発売は無いだろ俺・・・orz
349名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:25:48 ID:PtnGIknI
まだいいじゃないか。
俺なんてDSがないんだぜ
350名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 09:16:07 ID:lgTXFjZi
DS洗濯機で回した俺も忘れるなよ
351前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:46:20 ID:U8swXY9o
 街から小一時間ほど歩いた荒野には、人の気配はほとんどなかった。
彼女がこの場所に指定したのは、そう悪くないと言えるだろう。
決闘には最適――なおかつ、シルバーの趣味にもあっていた。
「久しぶりね」
 微笑みながら彼女に挨拶をしても、その童顔がほころぶことはない。
シルバーはそう思っていたし、それは正しかった。
「そう、ですね」
だが、聞こえてきた彼女――エリの声は、驚くほど柔らかいものだった。
笑っていると、錯覚するほどに。
「一区切りついたときは、すぐにでも来るっておもってたけど」
「・・・修行をしていたんです。あなたを倒すために」
 朗らかな声で喋りながら、エリが腰から忍者刀を抜く。
細かい傷はたくさんついているが、刃の輝きは鋭い。
「まあ、たった一年程度修行したところで、ゴミはゴミのままでしょうけどね〜」
 笑いながら挑発する。彼女の性格から考えて、
すぐにかっとなって襲いかかって来るだろうと思っていたのだが。
シルバーのもくろみは外れることになる。
「・・・えと、どこだっけ」
 キョトンとした顔になったエリは、胸元に手をつっこみ、何かを探し始めた。
数秒かけてまさぐって、取り出したものは小さなノートだった。
それをぺらぺらとめくって、彼女は言う。
「えっと・・・あ、あった。そんなゴミに倒されるあなたは、ゴミ以下です!」
「いや、カンぺ見ながらそんなこと言われても」
「う・・・」
 自身でもそれは自覚していたのだろう。
彼女は無念そうに口を尖らせて、ノートを胸元にしまいこんだ。
「口喧嘩も修行したんですけど・・・覚えきれなくて」
「・・・修行するほどのものなの?それ」
 思わずつぶやくが、エリは返事をする気がないようだった。
右手で柄を握り締めて、左手を後ろ手に回し、こちらを睨みつけてくる。
一年前に比べたら、少しはましになっている構え。
どれぐらい楽しませてくれるかしら?とシルバーはほほを緩ませる。
「・・・行きます」
「別に宣言しなくてもいいわよ、いつでもどーぞ」
 わざわざ挑戦状を送りつけてきたところあたり、エリは正々堂々と勝負する気でいるらしい。
不意打ちをしかけてきたあのころと、何かが変わったのか、何も変わってないのか。
それが今から分かるのだろう。
 一陣の風が、二人の間を通り過ぎて。
 そして。
 ちゃらちゃらら〜ら〜らら〜ん
『らぶ!らぶ!びっくばーん!』
352前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:46:58 ID:U8swXY9o
『あなたの〜こと〜が〜ま・ち・き・れないよる〜ど・き・ど・きしてるは・ぁ・と♪』
「・・・」
「・・・」
 ふらふらと、後ろに下がるシルバー。
全身にひどい虚脱感。さっぱり理由はわからないのだが。
「あのぅ・・・」
「・・・ああ、出ていいわよ、むしろさっさとでなさい」
 右手をひらひらと振って、シルバーは数歩後ろに下がる。
それを確認して、エリが再び胸元に手をつっこんで、携帯端末を取り出す。
『お・つきさーまぁとび』
「はいもしもし、エリです。・・・え?トウコさん?今この星に・・・あ、そうなんですか。はい」
「・・・」
 どうやら、知り合いらしい。死にたくなるほどの倦怠感をこらえながら、シルバーは待つ。
「え? はい。実は今はシルバーと決闘中で・・・あ、でも大丈夫です。
 えっと、ほら、なんとか島の、なんとかさんとなんとかさんみたいに。
 待たせておいて相手を怒らせて隙を・・・え?・・・も、もちろん私がむさしさんです!」
「あたしに聞こえるように言っちゃ意味ないでしょうが、それ」
 有名な故事を電話の相手に話しているエリに向かって小さく突っ込む。
電話に集中しているようで、その声は届く様子はなかったが。
「あ、はい・・・え!?ホントですか?あ、ちょっと待ってください。
メモを・・・あ、大丈夫です。ルナリングの、りょうていゆきえににじゅういちにち。
・・・はい、大丈夫です。朝から行きます!」
「・・・」
「はい・・・はい、ではトウコさんもお元気で・・・ふぅ」
 携帯端末をしまいこみ、エリは真面目な目つきでこちらを見つめ。
「・・・お待たせしました」
 真剣な声色で鋭く叫んできた。
「・・・あのさ、急に真面目なムードになられても雰囲気ぶち壊してるから」
「そんなこと言われても・・・」
「まあ、いいわ。さっさとかかってきなさい」
「・・・」
 困惑した顔も長くは続かず、再び緊張した面持ちになるエリ。
一秒が経過、二秒、三秒、四
『カッキーン! ガッツだぁーキミとボクとの正義のファイトぉー』
「・・・」
「・・・」
恐ろしいほど軽快な、なおかつ妙に虚脱感を味あわせる音楽が流れ始める。
音源はエリの胸元――ではなく。シルバーのポケットだ。
「あ、あの。でていいですよ?」
 電話を待ってもらった負い目だろうか、そんなことをエリが口走る。
「・・・そうさせてもらうわ」
353前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:47:33 ID:U8swXY9o
『なぁれぇる ヒ』
 ため息をついて、シルバーはポケットから携帯を取り出した。
馬鹿みたいな歌が一番盛り上がっているところで、電話に出る。
「もしもし?」
「今どこにいる?」
 電話に出てすぐ、むやみやたらに高圧的な口調で相手が聞いてきた。
知り合いではない男の声に、シルバーの眉が傾く。
「はぁ?・・・あんた誰よ」
「いや、いい。すでに座標は割りだした。三分で行く、待ってろ」
「は?ちょ、ちょっと?」
 一方的に用件を告げられて、男の声が電子音に変わる。
「・・・間違い電話ですか?」
「いや、誰かが三分でこっちに来るとかなんとか」
「はぁ・・・」
 問いかけてきたエリに、事実を告げる。彼女は数秒思案して。
「じゃあ、それまで待っててあげます」
「は?」
 シルバーが思ってもいないことを口に出してきた。
困惑してるうちに、さらにエリは言葉を紡ぐ。
「来た人が血まみれで地面に倒れてるシルバーを見るのは可哀そうですし」
「・・・ま、いっか。じゃあその後ってことで」
「はい!」
 プライドは、今すぐ彼女と戦うべきだと叫んでいたのだが。
先ほどの妙な音楽によって、シルバーの気力はほとんどなくなっていた。
「・・・」
「・・・」
 気まずい空気。もちろん無理に良くする必要もない・・・のだが、
沈黙を嫌ってシルバーは口を開いた。
「そういえばさ、さっきの音楽・・・なに?」
「え?知らないんですか?今宇宙でものすごくはやってるんですよぉ?」
「・・・マジで?」
 やや表情を柔らかいものにしたエリの口から飛び出した言葉に、シルバーは驚愕する。
あの腐りきって甘ったるそうな音楽がははやっている?
「時代遅れですね、シルバー!あのヒヨリンを知らないなんて」
「いや、知らなくて良かったと心底思うわ」
 誇らしげな顔で無い胸を張るエリに、シルバーは小さくつぶやいた。
「・・・あの、さっきのあなたの音楽は・・・」
 シルバーとしては、ここで会話が終わっても良かったのだが、今度はエリが質問してきた。
苦虫をかみつぶしたような顔で、シルバーは口を開く。
「言っとくけどあたしの趣味じゃないわよ。たぶんブラックがいたずらしたんでしょ。・・・ったく」
「・・・そう、なんですか」
「?」
 シルバーの答えに、やや悲しげな表情でエリがこちらから眼を逸らす。
それに何の意味があるのか、シルバーが考え始めた瞬間。
「・・・ん?」
 ごぅ。
 轟音とともに衝撃が襲いかかった。
354前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:48:15 ID:U8swXY9o
地面が揺れ、空気のかたまりがシルバーにぶつかり、エリの身体があさっての方向へ飛んで行って。
「・・・・・・?」
 十数秒の後、シルバーは耐える態勢を解く。
眼を開くと、銀色に輝く飛行艇が、彼女の目の前にあった。
 ハッチが開き、軽やかに飛び降りてくる操縦者・・・どこかで見たような、男。
一瞬で戦闘態勢を取ったシルバーに、彼は無造作に近づいてくる。
「・・・お前がシルバーだな?」
「ええ」
 問い掛けに、鋭い視線と冷たい言葉を返す。
だが、威嚇を込めたそれらに動じることなく、男は小さな箱を差し出してきた。
「お届けものだ、さっさとサインをよこせ」
「・・・はぁ?」
 そして吐き出されるわけのわからない言葉。
何と答えていいかわからないシルバーの視界に、ピンク色が映る。
そちらに注意を向けると――あちこちに擦り傷を作ったエリが、こちらに近づいてくるところだった。
「うぅ・・・あれ?エドさんじゃないですか」
「エドゥアルド、だ。・・・なんだ、忍者の小娘か」
 シルバーの方には目もくれず、エリが男に話しかける。
(・・・エドゥアルド?)
「お久しぶりです!」
「うむ」
 名前を胸の内で繰り返して、シルバーは男の正体を思い出した。
連邦のエースからルナリングのエースに、そして今はシルバーと同業者となった男。エドゥアルド。
「・・・む?ああ、サインをまだもらっていなかったな、さっさとよこせ」
 それからエリの二言三言会話して、
エドゥアルドは小さな箱をシルバーの胸元に押し付けて、伝票を差し出してきた。
「・・・?『うちゅうせんしひらやま、しょかいげんていばん』?」
 小包に書いてあった文字をエリがが口に出す。
熱くなる頬、それをごまかすかのように、シルバーは伝票にサインをさっと書いていく。
「うむ。確かに『宇宙戦士ヒラヤマ初回限定版』を届けだぞ」
「ヒラヤマ・・・さん?」
 カエルとカブトムシとムカデが混じった生物でも見つけたかのように、
驚きと困惑を混ぜた顔でエリが首をかしげる。
 さすがに誤解されたくはなく、シルバーは顔をしかめながらエリに話しかけた。
「いや、だからブラックだって。ヒーローものが好きみたいなのよ、あの子。今度製造・・・じゃなくて、誕生日だし、プレゼントよ」
 なんでこんなこと話してるのかしらね。そんなことを思わないでもない。
「・・・そう、なんですか・・・あ、じゃあこれを・・・えと、どこにしまったっけ」
「?」
 一瞬だけ暗い声色になった後、エリが三度胸元に手をつっこんだ。
エドゥアルドがそれとなく視線を逸らしているうちに、彼女は白い正方形の紙を取り出す。
 ミミズが這いまわったような文字が、奇麗な白を汚している紙。
「ヒラヤマさんのサイン色紙です!ブラックさんに、どうぞ!」
 しかめっ面で、エリがそれをこちらに投げつけてくる。反射的に受け取ってしまうシルバー。
「・・・いや、もらう義理がないんだけど」
 すぐに突っ返そうとしたのだが、エリがエドゥアルドの後ろに回ったため、それもできない。
355前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:48:45 ID:U8swXY9o
「敵に塩を送る、と言うではないか。素直にもらっておけ」
 大人の男の貫録を見せるかのように、エドゥアルドが言う。
「うーん・・・あ、もしかして」
「?」
「『もらったはいいけど処分に困ってたからちょうどいいからあげちゃえ』ってことだったりする?」
「・・・そ、そんなことないですわよ?」
「なにその口調。・・・まあ、いいわ、もらっとく」
 視線を逸らすエリを睨みながら、色紙を小包の蓋に挟み込む。
彼女の思い通りになるのはしゃくだったが、これをブラックに渡した時の反応を見てみたかったのだ。
「・・・ところでエドさん、この船かっこいいですね」
「む?あたり前だ。この俺が乗る船なのだからな」
 逸らした視線の先にあった飛行艇に、エリがふらふらと近づく。
流線形のフォルムは鮫を思わせる形で、無理な着地をしたにもかかわらず傷一つない装甲。
 シルバーの眼から見ても、なかなかの船だ。
「わあ・・・」
「えぇい、触るな。指紋が付くだろう」
「カッコイイなぁ・・・」
 忠告を無視して、ぺたぺたとエリは妙に素早い動きで飛行艇のあちこちを撫でていく。
それを止めるためか、エドゥアルドがつぶやいた。
「・・・なんなら乗せてやろうか?」
「え?いいんですか?」
「宇宙港までの帰り道だがな」
「ぜひお願いします!・・・よいしょっと」
「いやちょっと」
「?」
 即答して飛行艇に乗り込んだエリに向かって、シルバーは叫んだ。
「あたしはどうするのよ?」
「の、のせませんよ?」
「違う!」
 ずれた返事をするエリを見限って、エドゥアルドに視線を向ける。
 彼は困った顔で、口を開いた。
「・・・すまん、この船は二人乗りなんだ」
「それも違う!」
 ボケ二人の相手は疲れる。
そんなことを思いながらシルバーはもう一度エリに視線を向けて、口を開いた。
「あのさ、一応あんたとあたしは一騎打ち中だったと思うんだけど」
「・・・ああ!」
 助手席に乗り込んでいたエリが、すたっと地面に着地する。
356前萌えスレ転載:2008/11/29(土) 19:49:49 ID:U8swXY9o
「先輩の仇!勝負!」
 そのまま威勢よく啖呵を切ってくるエリ。
「・・・悪いが、俺はもう行くぞ」
 だがエドゥアルドがつぶやいた言葉が、彼女の動きを止めた。
「えぇ!?」
「次の配達があるからな、待っている暇はない」
 含み笑いをしながら、機体に手を置くエドゥアルド。
頼りない呻き声を上げながら、エリがこちらを向いた。
「そんなぁ・・・あの、シルバーさん。また今度ってことで・・・駄目ですか?」
「・・・まあ、いいわよ」
 困り切った顔になったエリに向けて、小さく同意するシルバー。
シルバーとしても、早く愛しのペリュトン号(二号機)に帰りたい。
できればゴールドに代わってしばらく眠りたい。そんな感じだったのだ。
「そうですか、礼は絶対に言いませんけど、ありがとうございます」
「言ってるじゃない」
「さあ!いきましょうエドさん!」
 こちらを無視して助手席に乗り込んで、エリは叫ぶ。
その目線は、どこまでも広がる宇宙に向けられているようだった。
「・・・エドゥアルドだ」
 つぶやいて、エドゥアルドもさっと乗り込む。
彼がシートベルトを締めて、操縦桿を握ってすぐに、機体は浮上し始めた。
 踵を返し、少し離れるシルバーに、聞こえてくる会話。
「そういえばエドさん、今度のパーティ楽しみですね!」
「・・・パーティ?」
「二十一日にある、『連邦弱体化一周年記念パーティ』ですよ。
デスパレスを破壊するのを手伝った人間すべて参加するって言う、あの!」
 会話の中身が気になって振り返った途端、飛行艇は轟音とともに空の彼方へと消えていった。
聞こえたような気がしないでもないエリの悲鳴――それに気を良くしながら、シルバーは携帯を取り出した。
 短縮一番を押して、相棒を呼び出す。
「・・・あ、ブラック?今度の二十一日ってなんか予定あったっけ?
いやさ、なんか面白いパーティがルナリングで・・・」

 どっとはらい。
357名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 06:00:29 ID:LnDYeodw
なんかいいなぁ萌えスレ見てなかったから見てみるか
358名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:06:07 ID:NgJTlgtA
他にも呼んでない連中来るんだろうなwww


>>350
乾かしたら案外動くんじゃねwwなにせ任天堂だ
359名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 07:47:46 ID:AXeRv8c4
あと2日!
360名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 15:59:59 ID:IxaJesLS
発売日なら延びたぜ?
361名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 13:20:12 ID:IIGfro4w
11にも紫杏とか官取は出るみたいだな
362名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 16:33:58 ID:jG9Lv4MJ
と言うことは、紫杏BESTが正史という俺の夢は砕かれてしまったのか……?
363名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 16:49:47 ID:M5Rbw2ZV
>>362は二つの意味で可哀相
364名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 18:45:10 ID:yde8C5SE
タマちゃん!タマちゃん!
365名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:14:51 ID:jG9Lv4MJ
>>364
今書いてる最中なんだぜ
366名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:32:46 ID:izXjvBeN
>>365
ささ、どうぞどうぞ 頑張ってください・・・
367名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 19:49:00 ID:NlVkjRLs
なおさらの成分が足りないな。
よし、いつか分からないが投下する。
368名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 20:13:52 ID:OvTW8dKi
おいちゃん、そろそろ燃料ほしいね
369名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:49:38 ID:vGA3eaHI
11が出るまでに表の彼女攻略だけでも終わらせたいが間に合うだろうか
370名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:14:00 ID:CVXeiUaL
>>365
なん…だと…?貴方が神か…!!
全身全霊こめて応援してます
貴方のおかげでまた頑張れます
371名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 01:05:30 ID:h7PtqqRt
補給隊はまだか?
372名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 07:55:14 ID:YC/T7WYx
こんな時こそ普段書かない人が書いてみたらどうだろうか?
373名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 16:09:02 ID:pVVpjTRM
書けないから普段書かないんです。
374名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 17:27:24 ID:XHtOBP4+
ちょっとまって、今・・・何て言った? おい>>373!今何て言った!?
書けないとか言ってる間はずっとダメなんだよ!
考えろよ!もっと考えろよ!
375名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 17:44:24 ID:YC/T7WYx
諦めたら、そこで試合終了だよ?
376名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 18:09:43 ID:t2MM6OVz
クレクレの分際で調子に乗ってるのがいるな…。届いた電波でも発信するだとか、能動的にしてりゃいいのに
377名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 18:19:29 ID:eXumRhh8
ってね、開口一番に仰っていただいたんです
378名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 20:30:59 ID:h7PtqqRt
SSの場合、普通のクレクレとは少し違うと思うぞ
379名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 23:24:07 ID:m8IKFLTf
近日中にさらな話が書けるかも。
380名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 04:59:39 ID:23gWW5Yw
春香ちゃんとパスタ食べに行きたい。
そして口の周りについたトマトソースを舐めとってもらいたい
381名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 06:37:17 ID:adsw0Ob5
わんこをもふもふしたい









性的な意味で
382名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 09:36:51 ID:SjyBj0+7
もふもふ…?
ぺたぺたの間違いだろう
383名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:51:21 ID:0WAdwfPh
芙喜子投下
キャラが壊れてるかもしれません、というかまともに喋りません
384白瀬芙喜子の憤慨:2008/12/06(土) 17:51:57 ID:0WAdwfPh
 例えばある晴れた日に、道を歩いていて吐き捨てられたばかりのガムをふんづけた。
「んー!」
 例えば雨音が心地よい雨の日に、車に泥をかけられてお気に入りの服が汚れた。
「んむー!」
 例えば気分の滅入る曇りの日に、目の前でお目当ての物が売り切れた。
「んむぐんぁー!」
 こういったことについて、彼女――白瀬芙喜子がぐだぐだ言うことはないだろう。
せいぜい苛立ちまじりに地面を蹴りつけるとか、運転手への愚痴を吐き出すとか、
少々値段の張るものを自分に買わせる。そんなことで彼女の怒りは収まるはずだ。
「んむぐんぁぁぁぁぁぁぁーー!!!」
 だが、今の怒り狂った芙喜子――ギャグボールを噛んで、
涙目でこちらを睨みながら妙な唸り声を上げている――の怒りを納める方法はあるのだろうか?


「まあ、俺は悪くないよな」
「むーーー!!!!」
 眼前のベッドの上で横たわる女豹――いや、女狼に向けて、小波は小さくつぶやいた。
 そのまま、不満そうに唸り声をあげながら暴れる彼女の裸体をじっくりと見つめる。
白い光に照らされて艶やかに光る、まるでワックスをかけたばかりの新車のような彼女の身体。
というのも、先ほど小波がぬるぬるローションをたっぷりといやらしく隅々まで塗りたくったからである。
もちろんヘアスタイルもぐしゃぐしゃにして、彼女の気力を奪うことも忘れていない。
「むぁぁぁぁ!!!!」
 両手両足を縛られた彼女は、呻きながらごろごろとベッドの上を転がる。
仰向けになるたびに、小さく揺れる胸。
同年代の女性と比べて少々しっかりしすぎているため、小さくしか揺れていない。
だが、小波が何度も何度も触れて、吸って、舐めて、かぶりついたその胸が、
とてもとても美味しいことを、小波は良く知っていた。
「ふっ! むぅ! むぁ!」
 確かな幸せを感じながらじっと見つめ続けていると、
芙喜子が陸に上げられた魚のように大きく跳ね出した。
白に包まれたベッドが軋み、ぎし、ぎしと大きな音をたてる。
 その音に合わせるように小さく頷いて、小波は言葉を繰り返した。
「俺は、悪くない」
「むぐーーーーー!!!!」
 小波の言葉に何かしら思うことがあったのか、芙喜子がさらに激しく暴れだす。
全裸で縛られていて、まともに声を発することのできない彼女を見ると、
何とも言えない幸福が小波の胸を満たしていった。
 この感情こそきっと、愛とかそういうものなのだろう。
 確信に近い感情を持ちながら、小波は頬をにやけさせる。
「むぐぇ?!」
「おっと」
 妙な声とともに、ベッドから転げ落ちそうになった芙喜子を手を伸ばして支える。
とっくの昔に暴れることが無意味だと悟っていたのだろう。
彼女は抵抗することなく、小波の手を借りてベッドの上に戻った。
「む……」
 小波の舐めるような視線に冷静さを取り戻したのか、芙喜子が呻くことをやめる。
 それを確認して、小波は口を開いた。。
「寝ているところに催涙弾を投げて、窓を割って不法侵入。
さらに布団をはね上げて、俺にスタンガンを押し付けようとした」
「む」
 五分ほど前の出来事を感情を込めずにたんたんと告げると、
彼女はぴくりと身悶えして、頬に一筋の汗を垂らせた。
どうやら、少しばかりやりすぎたとは思っているらしいが。
385名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:52:42 ID:0WAdwfPh
「俺がたまたま、本当にたまたまガスマスクをかぶって眠ってて、反撃できたから良かったけど。
いくらなんでもやり過ぎじゃないか?」
「……むぇ。むぁむぁむぁむぃむぇむぉ!!」
「え? いや、本当にたまたまだって。ホントホント」
「むがぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
 怒りを隠さずに再び暴れ出す芙喜子。
どうやら、小波が某悪の宇宙帝国の暗黒卿によく似たガスマスクを被って寝ていたことに、
どうしても納得できないらしい。ありえない光景に固まったことが、
彼女の反応を遅らせ、無様な姿をさらす結果となったのだから仕方ないともいえるのだが。
 布団をはね上げてきたときの芙喜子の間抜け顔――それを思い出しながら、
小波は彼女の首筋まで流れおちた一滴の球に指を伸ばした。
「んっ!」
「まあ、明日は試合がないのを見越して襲撃してきたのは評価するけどな。あむ」
「!」
 汗とオイルが混じった液体は、筆舌し難い味がした。
不味い、そういってしまうのはた易いし、正しいのだが。
彼女の体液が混じっているものを、たやすく不味いというのはいかがなものだろう。
「……む?」
 こちらの葛藤を感じ取ったのか、
不味いのは当たり前じゃないとでも言いたげに、芙喜子が半眼でこちらを見つめきた。
 それに少し苛立ちを感じた小波は――
「よっと」
「むぇ?!」
 ベッドの上に飛び乗り、マウントポジションをとった。
そのまま体重をほどよくかけて、芙喜子の動きを封じる。
「むぅ……」
 以外にも、彼女が暴れだすことはなかった。
――もっとも、抵抗をやめる気がないのは、その瞳で知れたが。
「とりあえず」
 べたべたの髪を手で撫でながら、小波はつぶやいた。
「罰として、全裸に剥いて縛った挙句エロいことをしまくっても、問題はないよな?」
「むぁぁぁぁぁ!!!」
 なぜか――本当になぜかわからないが――芙喜子が抗議の唸り声をあげて、再度暴れ出す。
小波に押さえつけられているため、わずかにしか体は動かせていない。
むしろ暴れるたびに荒縄にちくちくと肌が刺激されているのか、
時折見せるむずがしそうな表情がより小波の情欲を掻きたてる。
「だいたい女スパイってのは捕まったらエロいことされるのが常識だ」
「むぁぇ? むぁむぅむぇむんむむっむむむぁーむんむぁ?」
「ん? まぁ確かに最後に逆転して女スパイが目的を達するパターンもあるな。それは困る」
「むぇむぇ」
 満足そうに首を縦に振った芙喜子は、視線だけで『じゃあ、やめるわよね?』と言ってきた。
「まさか、やめるわけないだろ」
「むぁぅっ……むぅ」
 芙喜子の言葉を即座に否定して、唸り声をあげようとした彼女の口を右手でふさぐ。
止まっているホテルは隣の部屋の声が聞こえるほど貧層と言うわけでは決してないが、
万が一にでも、騒ぎになることは避けたかったのだ。
 引きつる頬を見て、安心させるために微笑み、語りかける。
386名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:53:44 ID:0WAdwfPh
「ところで、前回のことを俺もいろいろ反省してさ」
「……む?」
 予想外の言葉を聞いたかのように、彼女は疑問の混じった唸り声をあげた。
反省? 何を? とでも言いたげな瞳が小波を睨めつけてくる。
「色々と用意してみたんだが……これとか、あれとか、それとか」
 それを気にすることなく、小波は横に置いておいた鞄から道具を取り出し、
ぞろぞろベッドの上に並べ始める。
 コンドーム、バイブ、ローション。この三つは良く使っているものだったのだが。
「むぇ……」
 ローター、鞭、ろうそく(マッチ付き)、眼隠し、剃刀、アナルビース。
「…………むぁ」
 鼻フック、ランプ、拘束具一式、ローションセット、乳首につけるクリップ。
なんだかよくわからない丸い物――最後に鞄に残っていた――は、とりあえず鞄にしまっておくことにした。
「これだけあれば芙喜子の期待にも添えるんじゃ……って、なんで泣いてるんだ」
「むぇぇぇ……」
 ベッドに並び終えて芙喜子の方を見ると、妙な鳴き声とともに、彼女はしくしくと泣いていた。
眼から涙が出ていたわけではないの。だが、確かに眼を閉じて確かに泣いていた。
「……? んぐんむぁ ぐむぁー、むぁ?」
 だが、泣き続けることをよしとしなかったのだろう。彼女は視線でランプを指し示し、何事かを唸ってきた。
「……ああ、ランプは何に使うかって? ……さぁ? なんか心惹かれるものがあったから買ってみたけど」
「むむぇむぇむむむぁっむむ?」
「ああ、うん。通販で眼についたもの片っ端から買ってみた」
「むぃむむぁむむぁむっむむぉ?」
「え? ああ、だいたい給料の三か月分かな」
「ぐぇあぇむあぇあ?!」
「冗談だって、……でも、三週間分ぐらいは使ったかな?」
「むが!」
「そういえば馬鹿って言うやつが馬鹿って良く言うけど、あれってどっちも馬鹿ってことになるよな」
「むが!」
 非難を軽くあしらって、小波は彼女の手首を優しく撫でた。
無理に動かしすぎたためか、縛られた跡が紅くなってしまっている。
「むぁ…………」
 その優しい動きが気持ち良いのか、芙喜子が気持ちよさそうに眼を細める。
なんとはなしに喉を撫でてみたくなったが、
彼女の怒りを再燃させるきっかけになりそうだったため、断念した。
「そうだな……とりあえず蝋燭でも使ってみるか」
「!!!」
 左手で蝋燭を持ち、空いた右手でマッチを擦り、火をつける。
仕事柄様々なことを経験している小波ではあるが、本格的な道具を使った行為は初めてだ。
「むぇ……」
 ちらちらと揺れる赤い炎を、芙喜子が期待半分、怒り半分と言った様子で見つめてくる。
期待――そう思うのは少しばかり都合のいい解釈かも知れない。
そう小波は感じたが、潤み、きらめく彼女の瞳は、興奮していることは確かだった。
「そろそろ……」
「っむ!」
 芙喜子の胸元にろうそくを近づけいくと、芙喜子が固く眼を閉じた。
まるで拷問を耐えるような苦悶の表情を浮かべる彼女に、少しだけ小波の熱が冷める。
「うーん……」
 拷問――二人が所属していたCCRでは、それを耐える訓練を行っていなかった。
人の記憶を操作できる機械なんてものが現実に存在すること。
そもそもそういった訓練が、無意味だということ。
他にも理由はあるだろうが、主なものはそんなところだろう。
――もっとも、日々の様々な訓練は拷問と言っても大差ないものだったことも事実だが。
「大丈夫、だよな?」
「……」
 念のため、身体をこわばらせている芙喜子に聞いてみる。
 彼女は眼を開き、こちらを睨んで。
「……むぁ」
 小さく馬鹿とつぶやいた。
387名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:54:30 ID:0WAdwfPh
 それを了承の証ととり、小波はろうそくを傾けた。
「……っ!!」
 胸元に蝋が垂れた瞬間、芙喜子の身体が予想以上に激しく跳ねた。
かなり熱かったのか、ギャグボールからは小さな呻き声さえ聞こえてくる。
「う゛っ! むぅ! う゛ぅ!」
 押さえつけている小波の身体が揺れるほどに、芙喜子が暴れる。
 富貴子に使う前に、小波も蝋の温度がどれぐらいか試してみたのだが。
耐えられないとまではいかないが、低温と言う言葉が嘘ではないかと思うほど熱かった。
正直なところ、芙喜子に快楽を得ることは難しいだろう。
「う゛、ぁっ! う゛〜〜う゛ぅ!」
 それを知っていながら、小波は次々に蝋を垂らしていく。
ぽたり、ぽたりと落ちる蝋が、白い肌を綺麗に彩っていく。
胸の先端を避けながら、小さな膨らみを覆うように
くぐもった声を背景に、胸の膨らみから下腹部へ赤い線がゆっくりと描かれた。
 身体を縛る縄と、体を痛めつける蝋。
 蝋の赤と、熱によって朱に染まった肌。
それらを見て、わずかな罪悪感に紛れて強い嗜虐心が小波の心に芽生え始める。
普段ならばその感情を彼女を悦ばせるために利用するのだが、
「……ふっ」
 今はただ、彼女の苦しむ顔をもっと見ていたい。
ゆがんだ欲望を隠そうともせずに笑い、小波はろうそくの火を吹き消した。
そのまま、ベッドの上に置いてあった鞭を取り上げる。
軽く振ってみると、甲高い音が部屋に響いた。
音に反応して、身体を強張らせて熱を耐えていた芙喜子が目を開く。
「少し身体に跡が残るかもしれないけど、我慢してくれよ?」
 小波は鞭を器用に動かし、先端で芙喜子の顔を撫でた。
嫌悪感溢れる眼差しで、芙喜子が鞭を睨みつける。
 その途端。
「う゛ぁ!!」
 空気を裂く音、肌が打たれる音、くぐもった芙喜子の悲鳴。
三つの音が順に響き、小さな赤い線が彼女の右肩に生まれる。
快楽よりも痛みの方が強いのだろう、芙喜子は怒りを瞳に映し、小波を睨みつけてくる。
 だが。
「い゛っ! うぅ、んっ!」
 二度目の鞭を、右の乳房に叩きつけられる。
三度目は左の乳房、四度目は左肩、五度目は左頬をなぞるように。
叩いて、叩いて、叩いて、十度目の鞭で、芙喜子の悲鳴が止まった。
「…………ん、ん……ぅぁ」
 痛みを耐えるために歯を食いしばり、荒い息をギャグボールの隙間から噴き出す芙喜子。
いつもの気丈な姿からは、考えられない痴態だ――――他の男には絶対に見せることのできない、小波だけが知る彼女の姿。
 ゆっくりと、小波は押さえつけていた彼女の身体を転がして、うつ伏せの状態にした。
「〜〜〜〜!!!!」
 そして再び鞭を振るう。
背中に、尻に、腕に。彼女の体のあちこちに傷をつけていく。
痛みに悶え、芙喜子は泣き声のような唸りを上げ始めていた。
本当に泣いているのかもしれない――たとえ泣いたとしても、彼女が折れることはないだろうが。
388今更だけどSM注意:2008/12/06(土) 17:55:58 ID:0WAdwfPh
「ぅぅ……ふぁ……」
 二十まで数えて、小波は鞭を振るうことをやめた。
芙喜子の身体に浮かぶ、赤いみみずばれ。しばらくの間、跡が残ることは明白だ――
季節が冬のため他人に気づかれることはないだろうが。
「……?」
 彼女の身体を、仰向けに戻す。
怒りを燃やしていた瞳は、痛みから解放された安心感からか、今はだらしなく半分ほど閉じかけていた。
端からは光る雫さえも見える。反射的な涙とはいえ、彼女にとっては最大限の屈辱だろう。
 だが、光る雫が見えているのはそこだけではなく。
「……ぁっ」
 雫の見える箇所――彼女の股間へと指を伸ばすと、ローションとは違うぬめりが指に触れた。
びくりと身悶えし、必死に逃げようとする芙喜子。
知られたくないことを知られてしまった焦りが、潤んだ瞳に浮かんでいた。
「ま・さ・か」
 言葉を区切り、芝居がかった口調で小波はつぶやく。
形の良い尻に向けて顔を近づけ、大げさに鼻で息を吸った。
 びくり。震える芙喜子の白い尻。
やや固く、小ぶりな果実からは、汗とは違う香りが漂ってきていた。
 ぐち、ぬちゅ、ぐちゅと、音が鳴るほどに激しく、右手の人差し指を芙喜子の中に出し入れする。
膣内は熱い雫に満たされていた――飲み込むように指を締めつけてくる。
「感じてるわけ、ないよな? 」
「〜〜〜〜〜!!!!」
 こちらの言葉を無視するように、芙喜子が顔をシーツに押し付けた。
ローションでべたべたになったシーツは、かなり不快な感触なはずなのだが。
それを気にする余裕もないようだった。
 悔しさと、羞恥と、鞭の跡で赤くなった首筋を、空いていた左手でなぞる。
甘い声が聞こえてくることはなかったものの、小さく震える彼女の身体は、明らかに強い快楽を得ていた。
「さて、次は……これにしようか」
 首筋を軽くつまんで、跡をつけて、小波はベッドの上の道具に手を伸ばした。
手に取ったのは、小さな丸い球が繋がっているアナルビーズ。
やけにカラフルなそれは、一応細めの物を選んだつもりだった。
 小波が芙喜子と身体を重ねた回数は、かなりの数を数えたのだが、
あまり後ろの方を強く攻めたことはなかった。(むしろ、後ろを強く攻めてくるのは芙喜子の方だった)
せいぜい指を入れて掻きまわすぐらいである。
恐らくそれは普通のことなのだろうが、
小波としてはもう一歩先に――先とはどこなのかはわからないが――進みたかった。
「っぅっ……………?」
 指を膣内から引き抜く、だらだらと指を垂れる液を、小波はビーズの一つに擦りつけた。
さらにローションセットから適当な小瓶を選び、両手と道具にたっぷりとたらす。
「……!!!? む! むぁむぇむぁむぇ!」
「残念なことに、なんて言ってるかさっぱりだな」
「むぁぁぁぁぁぁぁ!!!! …っ!」
 準備が整って、小波は芙喜子の尻の割れ目を手で広げた。
小さな菊門は、早くいじってもらいたいとでも言うかのように、ひくひくと蠢いている。
「……むぁ! あ! ん〜〜〜!!!」
 まずは人差し指を侵入させていく。一応力は抜いているのか、割とすんなり入って行った。
……とはいっても、締めつけてくる力は、確実に膣内のそれよりも強い。
暖かく、背徳的な香りのするその穴に男根を入れる日を、小波は夢想した――とりあえず次の日、
芙喜子が本気で激怒する姿が浮かんだ。
389名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:56:38 ID:0WAdwfPh
「……二本目、っと」
「〜〜ぅぅ!!!」
 続いて中指を無理やりねじ込む。そして拡張するように二本の指を動かしていく――
多少指が汚れることも覚悟していたのだが、指に異物がついている様子は無い。
 ふと疑問に思って、聞いてみる。
「なんか綺麗だけど、もしかして準備してきたのか?」
「む…………むむむぁ」
「うーん……」
 再び顔をシーツに押し付ける芙喜子。
どうやら、きちんと洗って来ていたらしい。
こうなることを期待していた、というのは違うだろう。
恐らく、小波にする予定だった屈辱的な命令――それに関わる予定だったのだ。
「そろそろ、だな」
「む……ぁっ……」
 かなりほぐれたのを確認して、小波は勢いよく指を引き抜いた。
小さく漏れた甘い呻き声。それに確かな手ごたえを感じて、
「力抜いて……」
「ぅ!」
 ずぶ、ずぶとアナルビーズを侵入させていく。
あまり太いものではない――先端は指二本と同等か、それよりも細いだろう。
 誘い込むかのように収縮する菊門が、貪欲に異物を飲み込んでいく。
その光景を小波は鼻息荒く見守り、最後のピンク色のビーズがのみこまれたのを確認して、
小波はズボンのベルトを外した――三十秒もかからずに、適当に服を放り投げ、彼女の身体に覆いかぶさる。
「……んっ!」
 ついでに、抜けかけていたビーズを手のひらで押すと、
妙な感覚に悶えるするように、彼女が体をくねらせた。
「芙喜子……」
 次に小波が取った行動は、おそらく芙喜子の予想していなかったことだった。
縄の結び目を緩め、彼女の身体を自由にしたのだ。
 放り投げられる縄――強く縛りすぎたためか、
鞭で叩かれたのと同じように、縛られた後は赤くなっていた。
「……ぷはっ……はぁ、ふ、んむぅ!?」
 次いでギャグボールを外して、小波は息を整えている芙喜子の唇を奪った。
舌を差し出し、唾液を送り、唇を食む。
芙喜子がしようと思えば、小波の舌を髪切ることさえできる行為。
「んっ……むっ、じゅる……っ」
 だが、彼女も流石に今の空気――恋人同士の、甘い――を壊したくなかったのだろう。
素直に、けれど激しく舌を小波の下に絡めてきた。
 鼻息も荒く、小波は口づけを続けた。
今までの非道をわびるように、情熱的に、想いをこめて。
「んっ!」
 股間のいきり立った棒を、入口にあてがうと、
芙喜子が恐れを感じたかのように顔をしかめた。
 眼を開くと、光る彼女の瞳にも若干の不安が見える。
「ん……ぁっ……」
 空いた左手を動かす。口づけを続けながら、右頬から眼の横、首筋、背中へ。
彼女の固い筋肉をなぞるように、柔らかい肌を撫でるように、
 小波の優しい愛撫は、彼女の不安を薄れさせたようだった。
少しだけ、柔らかい表情になった芙喜子、愛しいその身体をゆっくりと抱きかかえる。
彼女の後ろの穴から、器具が取れないようにしっかりと右手で抑えつけながら、
小波は座った状態で向き合う体制に持っていった。
 芙喜子の身体を抱えるような形の、対面座位。
密着する肌と肌――少し妙な感触がするのは、冷えた蝋が芙喜子の身体に残っているからだろう。
 彼女の体重は、決して軽いとは言えないものだったが、
彼女の体重を支えることに、小波は喜びを感じていた。
390名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:58:09 ID:0WAdwfPh
「んっ……」
 再び口づけをして、彼女の中にモノを滑り込ませる。
同時に右手で押さえつけているアナルビーズを、さらに強く押す――彼女が達するその瞬間、
小波はこれを引き抜くつもりだった。
「ふぁっ……あっ! んむぅ……はふ」
 激しい口づけをしながら、腰と腰を小刻みにぶつけあう。
肉棒に、ぐちゅり、ぐちりと絡んでくる肉壁は、
彼女の貪欲さを示すかのように、淫猥に精液を吐き出させようとしていた。
 小波も負けてはいられない――唇を吸い、首筋に噛みつき、耳を食む。
ビーズをしっかりと抑えつけながらも、両手で尻を掴み、
奥へ、奥へとつきあげる。
「んっ、あっ……ふぁ、あんっ!」
 汗と愛液とローションによって、肌がぶつかり合うたびに小さな水音が生まれる。
暖かい彼女の膣内――そこにいつまでも自分の分身を鎮めていた、そんな衝動さえ生まれる。
「ん!」
 一旦腰の動きを止めて、小波は芙喜子を強く抱きしめた。
奥へ、奥へとモノを侵入させ、子宮へ精液を注ぎ込むために深くねじ込む。
急速に高まってくる射精感――小波の限界は近い。
 だが、芙喜子もまた、限界が近づいているようだった。
目の焦点が合わなくなり、重ねあった唇は小さく震えている。
小波は彼女の身体を抱きしめたまま、腰をグリグリと彼女に押し付けた。
小刻みに動いて、奥をついて、引いて、
ひねって、押しつける――芙喜子の身体が小さく痙攣し、
ぬらぬらの肉が、一際強く締めつけてきた。
「んん〜〜〜!!!!」
 前触れもなく、大きな呻きが部屋に響く。
先に絶頂へたどり着いたのは芙喜子だった。
唇をこちらに強く押しつけてきながら、身体を大きく震えさせる。
 それを確認して小波は。
「ひぁぁぁ!!!??!?」
 一気にアナルビーズを引き抜いた。
ずぼっ。そんな音が小波の耳に届いた瞬間、小波の射精が始まる。
子宮の奥へ、奥へと子種を送り込むように、小波は強く腰を押し付けた。
自分の子を孕ませるための、本能的な行動。
「あ…………はぁ……はぁ、はぁ……」
 しっかりと密着したまま、二人は絶頂を味わい続けた。
互いに荒い息を吐き、強く抱きしめあいながら、長い間。
 いつのまにか、意識せずに二人の手が絡み合っていた。
391名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:59:08 ID:0WAdwfPh
「ん……」
 目覚めは、そう悪くないものだった。
追われ、逃げて、追い詰めて。神経を張りつめる生活を送っている芙喜子にとって、
自分の身の安心を確信して目が覚めることは、そう多くない。
 ただ一つ難点を言えば、妙なすっとする匂いが鼻にまとわりついていた。
「…………!!」
「お、起きたか」
 眼を覚まし、少し離れたところに小波の姿を確認し、
怒りの衝動に身を任せて体を起こそうとしたところで、芙喜子は痛みにバランスを崩して、布団に倒れこんだ。
質のいい羽毛布団が、芙喜子の身体を柔らかく包む。
寝起きで思うように動かない身体には、昨夜の微かな痛みにまぎれてどこか心地よい疲れも残っている。
「ん……・」
 微かな痛み。そう感じたのは別におかしいことではない――腕についている赤い跡には、
軟膏のようなものが塗られていた。先ほどの匂いの正体は、これだろう。
 どうでもいいところで、気がきくんだから。馬鹿。
 呪詛を胸中で吐き捨て、再び小波を見やる。
「ずいぶん疲れてたみたいだな。もう昼だぞ」
「……?」
 突っ伏した顔を起こして、部屋を見渡し、時計を見る。
確かにちょうど正午を過ぎたところだった――ホテルのチェックアウト時間は、とうにすぎているだろう。
「まあ、たまにはこういうのもいいけどな」
「…………」
 それを気にする様子もなく、小波が近寄ってきて布団越しに、頭をぐしゃぐしゃと撫でてきた。
いつもなら、それに皮肉の一つでも返さないと気が済まないのだが、
 今は何も、言いたくなかった。
「……」
 もっとも、昨日味わった屈辱を忘れたわけではない。
 倍――いや、十倍返し。
 固く決意したところで、彼の声。
「昨日はずいぶん可愛かったぞ、芙喜子。……次もよろしくな」
 その笑いを含んだ声に向けて、芙喜子は小さく。
「……ばか」
 つぶやいて、傍らの枕を小波に投げつけた。
392名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 18:01:03 ID:0WAdwfPh
終わりです。真央はたぶん発売ぎりぎり
今更なんですけど萌えスレの転載ってどう扱えばいいんでしょう?
もしかしたら保管してほしくない作品が転載されたりすることもあるのかなと思ったのですが
393名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 19:40:39 ID:EDewiqP4
今更なんですけど、なんとGJなんでしょう。
394名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 19:41:18 ID:EDewiqP4
ageちまった・・・俺はまだまだ甘い・・・
395名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 19:52:06 ID:mKHXSZuc
うおおおおおおおお!!これはいい芙喜子!!
GJ!!GJ!!素晴らしいの一言につきます。

萌えスレの物も構わずに入れていいと自分は思うよ。
もしダメだったらコメントで言えばいいだろうし
396名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 22:50:15 ID:u4H8sJ7S
もう素晴らしいよね。
GJ!
397名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 13:22:03 ID:uAfWM8dH
芙喜子かわいいよ芙喜子
398名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:42:52 ID:nAh837mB
朱里の話を書こうと思います。
暗めで朱里本人ではないけど少し陵辱映写もあるので注意。
399名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:47:48 ID:nAh837mB
裏世界に勢力を伸ばし始めた大神グループ。
それと対立する旧勢力の一つ、ジャジメント。
彼らは大神に対抗するために戦闘用アンドロイドの開発を世界各地で行っていた。
その戦闘能力を計るために開かれた大会。
自分達はその当て馬として造られた。

『生き延びるために』

「君たちをこの大会に出場者として参加させる」
意識が生まれた後に自分達を造った者が放った言葉。
側には自分と同じく造られた者…自分の姉妹。
「この大会はジャジメント幹部の皆様が、そしてゴルドマン会長様も
この大会を視察なさる。失礼のないような戦いをしてもらいたいね」
「質問していいかしら?」
「なんだね…人間名、浜野君?」
自分の質問にこちらを見下すような仕草をしながら問う。
「何故私達を女性として開発させたの?
男性の方が戦闘力が向上して効率的なはずよ」
「ふん、旧型として開発したとはいえなかなか利口な子だ。
答えは簡単さ、『そのほうが観客の皆様が喜ばれる』からさ」
「なんですって…!?」
姉妹達も驚きの表情を隠せない。自分達アンドロイドは戦闘用ならば、
効率的な男性の方が有利なはず。
「意味はわかるだろう?相手は新型のアンドロイド。
それに君たちは旧型のもの。何の目的かわかるだろう?
まあ、精々がんばることだ…」

「そんな……どうしたらいいの?」
造られた姉妹は自分を含めて四人。
それぞれ一つずつ武器を持たされて大会まで待てと支持を受けた。
そんな中、一人の姉妹の一人がぼやいてから話が進んだ。
「私達は旧型として造られたのよ、新型のあいつらに勝てるわけないじゃない」
「生死をかけた戦いなのよ…負けたら処分されるわ」
「処分だけじゃない…私達は女だから……」
与えられた知識からでも敗北した女性が死の前にされることなど理解している。
だからこそ、余計に憎んだ、男というものを…。
「朱里はなんとも思わないの?私達はこんなもののために造られたの?」
「今更どんなこと言ったって戦わなきゃいけないのよ。
私達は勝てばいいのよ」
そうだ、勝てばいい。旧型とはいえ勝てば生き延びることができる。
大会の目的と異なる結果となって上の奴らが許すとは思えないけど。
「でも…そんなこと…」
「冷静に見て私達があいつらに勝てる確率は1%にも満たないわ。
でも0ではない…ならばやるだけよ…」
ほんのわずかしかない確率、それでもやるしかない。
その中、姉妹の一人が言った。

「一つ、提案があるんだけど……」
400名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:48:23 ID:nAh837mB
「何かしら……?」
もう一人が発言した一人に問う。
自分達にこんな感情は作られていたのか、体を震わせながら言う。
「渡された武器を…一人ずつじゃなくて、
一人にすべて使わせればあいつらに勝てるのじゃないかしら?」
「…!でもそれって…」
「ええ、武器が無くなれば私達が勝てる可能性は0になる。
でも一人がすべて使えば5%くらいで奴らに勝てる!」

確かに一人ですべて使えば勝つ可能性は増える。
それは間違いではないが、三人は確実に負けることになる。
それがどんな意味かをみんな知っている。
でも誰がすべてを使うようにする…その話が続いた。
そして決まったのは…。
「朱里…あなたにすべて任せるわ…」
「私が…」
選ばれたのは自分。四人で話し合った結果だ。
最初はどうしてこうなるのかはわからなかった。
みんな生き延びたいはずだ。当て馬のために造られて破壊される運命など認めない。
それでも…姉妹達が自分に賭けたことなんだ。
絶対に勝たなくてはならない、そう思った。
「そうだ朱里、オカリナ吹いてくれない?」
「オカリナ?」
「ほら、あなた生まれた時に偶然、オカリナ持って勝手に吹いていたじゃない。
綺麗な音色だったわよ」
「ああ!あれね。確かに結構綺麗な音色だったわね。
こんな時だから一曲何か吹いてよ」
「……ふん、わかったわ」
これから自分以外の三人は確実に死ぬ。そのはずなのに何故か三人に怯えなどはなかった。
自分一人に賭けてくれることを信じてくれているのだろう…。いい姉妹だった…。
「じゃあ、行ってくるわ…」
姉妹の一人がそう言うと共に会場へと姿を消す。
モニターで試合の様子を見ることはできた。
武器を持っていないのに晴々とした表情の彼女。
装甲で身を固めた相手の男性…。
401名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:48:59 ID:nAh837mB
勝負は一方的だった。
凄まじいスピードで銃を抜いて撃ちはなった弾丸を避けることができない。
接近されて体を切り刻まれる。
彼女の攻撃をあっさりと回避して反撃に移る。
これが新型の力だった。
結果はわかっていた、しかし許せないことはあった。
観客達である。
彼女が殴られ切り刻まれ悶えるごとに罵声と狂喜の言葉を放つ。
裏で自らの利益のための行動をするものたちの欲望が目に響く。
彼女が完全に動けなくなっても相手は攻撃を止めなかった。
そればかりではない。
倒れた彼女に覆い被り服を引き裂いたのだから…。
「…!!」
会場は驚愕の声こそ上がったがすぐさま狂喜の声に変わった。
全身が露になった彼女は何も抵抗ができないまま相手に体を触れられる。
鎖骨から乳房を乱暴に揺さぶられ無理な体勢を強いられる。
彼女の言葉にならない悲鳴が会場の罵声の中に虚しく響く。
散々体を弄ばれた後に彼女は全身を貫かれて絶命した。
402名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:51:14 ID:nAh837mB
残りの二人も勝負は一方的に終わった。
さっきの姉妹の一人のように全身に辱めを受けてから、命を絶たれて…。
「いよいよ、私の番ね……」
見るのが辛くなり人はなれた所でオカリナを吹いていた。
綺麗だといってくれたもういない姉妹達。
モノである自分達が持ついらないはずの感情で…。
「しかし、さっきの三人はなんなんだね?ルッカ」
試合の場に戻ろうとした自分にそんな声が聞こえた。
「彼女達はいわゆる当て馬、我がグループの新作の実験台にすぎません」
「なぜそんな弱い者共を大会に出場させるのか…。
オオガミとの戦いはもう始まっているのだぞ?僅かなリスクにも…」
英語で話している年をとった男の声と、若い女性の声だ。
聞いた事はある。ゴルドマン会長と秘書のルッカだ。
「しかしあと一人残っているではないか。
その娘はもしかしたらうまくいくのではないのかね」
「そんなことはありえません。
東洋のポンコツ雌猿が新型に立ち向かえるものですか」
「ルッカ、言葉を慎め!」
「申し訳ありません…会長」

「ふざけないで…何がポンコツよ…!!」
怒りを抑えながら会場へと向かった。
試合の場では大勢の観客達がこちらを見渡す。
その目は醜くこちらがどうなるかを楽しんでいるような汚れたものだ。
相手も完全にこちらを甘く見てその気になっている。
「絶対に負けるもんですか…生き延びてやる……」
これからどうなるかなど先のことなど知らない。
ただ目の前にいる敵を倒すだけ。
自分に賭けた三人達の力が自分の中にある…だから負けない…!
「うおおおおおおおおおっ!!」
すべての能力をフルに活用して自分は突撃した…。
403名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:53:15 ID:nAh837mB
これで話は終わりです。
朱里ならこういう話があるかなと思った。
今度はサイボーグ同盟の誰かにしようと思います。
404名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 00:37:08 ID:lxtY/5Gq
Gj
405名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:33:21 ID:IvmFDo/3
さらなお話投下。
スマナイがエロくはないです、はい。
406名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:33:52 ID:IvmFDo/3
12月の一週目の休日。
私立・親切高校最寄りの街に、疋田と真薄の二人は出かけていた。
定期テストも終わり、勉強で疲れた頭を映画でも見てリフレッシュしよう、と言うわけである。
「疋田先輩、何の映画見に行くんですか?」
「荷田先輩は『ガンダーロボvsモグラゾンビ』がいいって言ってたけど、『RED BRICK』の方が人気があるよな。
 真薄は何がいい?」
「先輩が見たいやつでいいですよ。前者以外で。」
「同感だ。う〜ん、じゃ、『RED BRICK』にするか。」

「映画館に着きましたけど、人多いですね。」
「ああ。もっと早く出て来ればよかったな。」
長蛇の列に並び、チケットを買う。
(1時間近く待ち時間ができたな)
「・・・スポーツ店で暇潰すか。」
「そうしましょう。」

外も人でごった返している。
(・・・リフレッシュどころか、帰る頃にはクタクタになっるかも。)
慣れない人ごみは身体というより気の方が滅入るものだ。
「しかし、服がないとはいえ、ユニフォームは浮いてるよな。」
「でも、制服は着慣れてませんからね。」
余計疲れる。
私服を着て出れないことでハメを外せない様にしているのだろうが、
「なんか、場違いだよな、俺ら」
「・・・ですね。」

「あれ、あそこにいるのキャプテンじゃないか?」
「みたいですね。」
「お〜い、キャプt」
声をかけようとしたら止められた。
「何で止めるんだ。別に声かけるぐらい…」
「小波先輩の隣。」
「隣?」
「うちの女子生徒・・・。まさか、キャプテンの連れか!」
「かなり仲良さそうですよ。」
「・・・キャプテン、ただの野球バカだと思ってたけど、隅におけないなぁ。」
「青春でやんす・・・」
「うわぁ!荷田先輩どこから出てきたんですか!」
「まさか小波くんに先を越されるとは思わなかったでやんす。」
(女の子連れているんだったら、荷田先輩よりは小波先輩の方が納得が行くけどなぁ)
「じゃあ、邪魔しちゃ悪いし、俺たちもさっさと行こう。」
「行きましょう。じゃあ、荷田先輩また・・・」
「おいらはつけるでやんす。」
「「え?」」
「裏切り者をできるだけ克明に観察して、弱みをいくつか握っておくでやんす!」
((…うわぁ))
407名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:34:56 ID:IvmFDo/3

「もうすっかりクリスマス一色だ。」
12月に入り各店舗はイルミネーションを競うように飾りつけ、引っ切り無しにクリスマスソングを流している。
ワイワイと活気あるそんな通りを歩いていれば、否が応にも気分が盛り上がってくる。
「本当に。去年みたいに変わり目もいいですけど、やっぱりこう華やかなのもいいですね。」
ましてや隣に彼女――芳槻さらがいるのだから、気分が下がる方がおかしい。
「受験が無ければ、クリスマス当日に来たかったですね。」
「そうだな。まあ、今年は仕方ないよ。」
それに、二人きりで屋上で過ごすのも悪くないと思う。
「ところで、毎日勉強頑張ってるけど、無理してない?」
「今が頑張り時ですから。手は抜けません。」
「頼むから、倒れるまで勉強しないでよ。」
一度、寝不足で体調を崩して倒れた前科がさらにはあった。
そばに高科がいたらしく大事はなかったが、二度も三度も倒れられては困る。
さらの顔が赤らむ。
「わ、わかってます。小波君の方こそ大丈夫なんですか、追試。」
「う・・・」
二年と半年、野球に全てを費やした代償は重かった。
甲子園から帰ってくるや否や補習の猛攻を受け、定期テストでは相も変わらず越後や高科と壮絶な接戦を繰り広げ、
追試の追試の追試の・・・えっと何回目だっけ、まあ追試を受け続けている有様だった。
われながら、ひどい。
「小波君の勉強を見るのも大変なんですよ〜」
で、抜け殻みたいになって屋上へ上がってくる自分を見るに見かねて、さらも勉強を教えてくれているわけだ。
彼氏としては、受験勉強をバックアップしてやりたい(もちろん勉強以外の面で)のだが、完全に足を引っ張っている。
「お、俺のは無理に見てくれなくてもいいんだぞ。」
「いえ、好きでやってるので。」
一応、断りを入れてみるが即刻笑顔で却下。
正直、さらといる時ぐらいは勉強のことを忘れていたいわけだが。
「人に勉強を教えられるってことは、その知識が定着してるって事なんです。
 それを確認できるだけでも、小波君に勉強を教えるメリットはあります。」
こう言われては断ろうにも断れない。
しかし、当の本人の理解スピードが遅すぎて、全然確認作業がはかどらない気がする。
408名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:35:31 ID:IvmFDo/3
「それに・・・」
「それに?」
まだ利点があるのだろうか?
しばらく言うかどうか迷っていたようだが、顔をうつむけてつぶやいた。
「その、こ、小波君と一緒にいれる時間が増えますし・・・」
「そ、そうか。」
少し顔がほてるのを感じる。
うつむいた顔が真っ赤になってるのは想像に難くなかった。
「ん〜・・・・・・・」
「おっと。」
今にも走り出しそう感じがしたので、さらの手を握る。
さらはビクリと身体を反応させて、ますますパニック状態。
性格だから仕方ないといえば仕方ないが、自爆されるのは困る。
まあ、あたふたしてる可愛らしいさらを見れるのなら、多少困るぐらい問題ないけど。
「なあ、さら。」
「は、はいっ!なっ、なんでしょうか!」
なんと言うか、アニメだったら目がグルグル渦潮になってそうな混乱っぷりである。
そんなさらを安心させるため、――というより自然にだけど、これでもかというほど笑みを浮かべてこう言った。
「せっかく勉強を放り出して街まできたんだからさ、もうちょっと落ち着いておもいっきりクリスマス気分を満喫しよう!」
一瞬キョトンとした顔になったが、少し顔をうつむけて、
「はい。」
と言ってうなずき、破顔した。
今の街の雰囲気にぴったりの笑顔である。
「よし、じゃあ行こう!」
さらの手を引き一緒に歩いていく。
こんな街の中で暗い顔をしてるやつは馬鹿だ。
馬鹿に違いない。
409名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:36:01 ID:IvmFDo/3

「うらやましいでやんす、ねたましいでやんす!」
暗い顔はしていないが、いろいろとダークなオーラを纏った男が一人。
つけて来なければいいものを、つけて来たためにイチャイチャする様を見る羽目になってしまった。
「手まで繋ぐなんて、許せないでやんす。・・・よし、こうなったら、ちょっと邪魔をs」
(ガシィッッッッ)
突如すごい力で襟首を掴まれて振り向くと、そこにはクラスメートが一人。
「は〜い、ニュダっち。ちょっと待った。」
「な、なんでやんすか、高科。ニュダって言うな。」
何故だろうか、笑っているのだが・・・怖い。
「仲睦まじい二人に水を差すのは、感心できませんねぇ。」
「べ、別においらは・・・」
「呪詛の言葉が私の耳に飛び込んできたのですが、聴き間違えでしたか?」
「き、きっと聴き間違いでやんす!」
「へ〜。じゃあ、コレも?」
目の前に突きつけられるテープレコーダー。
(『おいらはつけるでやんす!』)
「そ、それはでやんすね・・・ていうか最初からでやんすか!?」
弁解の余地無し。
「ニュダっち、世の中は辛い事が多い、って話ですよ、知ってましたか?」
「知らないでやんす!知りたくもないでやんす!は、離すやんす!」
「往生際が悪いよ、眼鏡くん。掴まれたら最後、もう逃げられないから。」
同じように襟首をつかまれた女の子が言う。
なんか達観してる模様。
「諦めが早過ぎるでやんす!」
「いつきはかれこれ5回目ぐらいですもんねぇ。あ、そこのビル、今テナント募集中らしいですよ?さ、行きますですよ!」
「だ、誰か、助けるでやんす〜!」

小波が機嫌よく寮に戻った時、疋田や真薄は少し冷やかしてきたが、荷田はとんと元気がなかったそうな。

おしまい
410名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:43:04 ID:IvmFDo/3
デートイベントのウィンドウショッピングから着想。
この季節、街のどこかで二人で買い物してるかも、と。

機会があれば、さらルートでナオとの和解とか書いてみたいなぁ。
411名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:14:30 ID:KRf8LUoU
GJ
412名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:16:21 ID:PrjIpIIh
荷田アホスw
413名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:26:42 ID:mjl96KG3
お二人ともGJです。
さら可愛いよさら
414名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 19:03:53 ID:w1rB5EOQ
おお…久々の投下ラッシュ!!
職人さん方GJ!!
415名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 19:21:30 ID:VlgqZnj2
ナオルートでもED後に姉妹丼ルートいけなくもなさそうだよな。
和解後だから修羅場にはなりそうもないが。
416名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:43:44 ID:bA9M14yF
個人的な意見だがさらはナオハッピーエンド後が一番好きだ。
417名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 23:06:40 ID:w1rB5EOQ
>>415
まさに今書いている途中です…
418名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 23:36:10 ID:zgYMXnJf
>>417
めっちゃがんばれ超頑張れ
419名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 23:45:45 ID:DLe5H+v7
ナオとさらのWフェラとかもうウホホホホーイ
420名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 09:22:45 ID:EVRfz72g
「ふひひ、アカネ…俺のものになれー!がおー!」
「きゃーっ♪」
「そこまでよ!(ガラッ)」
「リン…」
「小波君、アカネを食べてみようとか考えたでしょう」
「いや俺は何も…」
「ダメですからね!いい?これは日本だけではなく先進諸国の法律に抵触…
聞いてなかったでしょう」
「…」
「これは倫理的にも問題があるのよ!いい?アカネはまだ仮にも高校生で…」
チャーラッチャッチャーン(スネークイータァー…)
「あなた時々、任務のこと忘れてない?」
「いやそれは…」
「黙って聞く!」

「リンお姉さんはパラメじゃなくてEVAですよね」
421名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:53:16 ID:PKHsP8gr
6主「タイムパラドックスだ!」
422名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:56:01 ID:FtcjzYnn
つかぬことを聞くですう
10のSSって発売からどれくらいたってから投下されてた?
423名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:01:16 ID:A/JdFDP/
一番早いのは12/12のカズのかな、約一週間後
メル欄にネタバレ注意って書いてあった
424うどん人:2008/12/11(木) 21:00:20 ID:+eA4H56b
タマちゃん物を投下します。
もしもタマちゃんが〜の続き物と思ってください。
時間軸がおかしいと思っても、スルーしてください。お願いします。
425名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:01:28 ID:+eA4H56b
 秋―――。
 楓の木が真っ赤に染まり、銀杏の葉が黄色く変わるこの季節。
 俺達はある有名行楽地の遊歩道を、二人並んで歩いていた。
 一言に秋と言っても色々な秋がある。
『食欲の秋だ』と言う人もいれば、『読書の秋だ』と言う人もいる。
 あと『スポーツの秋』とも言うけど、毎日のように野球をやっている俺達はどうなるんだろうか。
「タマちゃんはどう思う?」
「単なる野球バカじゃないのか?」
「……もしかして俺バカにされてる?」
 鋭い一言に相槌を入れながら、長い一本の山道を歩いていく。
 最初に言った通り、木々は色とりどりに染まっていて、道端には銀杏の実が大量に落ちていた。
「………それにしても……」
「ん?」
 ポツリとタマちゃんが呟く。
「行楽日和にしては、擦れ違う人が少なくないか?」
「………そう言われてみれば……」
 確かにおっしゃる通りで。
 今まで結構歩いたつもりだけど、見かけた観光客は数えられる程だった。
 ………まぁ、考えられるとすれば
「最近寒くなったからね。多分みんな外に出たくないんじゃない?」
 天気予報で言っていたけど、特に今日と明日は冬並みの気温らしい。
 俺がそう言うと、どこか納得したようにタマちゃんが頷いた。
「それもそうか。正直に言うと私も少し寒くてな」
「………大丈夫? 俺のジャケット貸そうか?」
「いや、それだとお前が寒いだろう」
 それには及ばんと、首を横に振るタマちゃん。
「いや、だけど……」
 震えるタマちゃんの姿を見て思う。
 いつもの服に上着を一枚羽織ったその格好。それだけじゃこの寒さには堪えられないはずだ。
 スカートからはみ出している足とか太股とかは特に。
「じゃあマフラーだけでも……」
「私の事は心配するな。今回はお前がメインなんだからな」
 頑として首を縦に振ってくれない。
「………それなら―――」
 そして考える。二人とも暖かくなる方法。
 頭の中にある考えが浮かび上がった。
「じゃあさ、タマちゃん」
「なんだ?」
「二人で暖め合うっていうのはどう?」
「………一応聞くが、どうやって?」
「え? それはもうこうやって抱きしめ合って……」
「アホかお前は」
 タマちゃんのデコピンが俺の額に突き刺さった。


 『秋の風物詩』
426名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:02:41 ID:+eA4H56b
 何で今俺達がこんな所にいるのか。
 それを説明をするなら、話は数日前にさかのぼる。
「おい小波、どこか行きたい所はないか?」
 日本シリーズも終わり、完全にオフシーズンに入った俺達二人。
 全てはタマちゃんのこの一言から始まった。
「…………え?」
 タマちゃんの口から、こんな言葉を聞くのは非常に珍しい。
 思わず疑問の声を上げてしまう。
「なんだ? その腑抜けた顔は」
「あ、いや……タマちゃんがそんな事を言うなんて珍しいなって思って」
 デートの時もHの時も、いつも誘うのは俺の方からだったはずだ。
 ………まぁ、今はそれは置いといて。
「どこかに行こうって………何で?」
 もっともな疑問をタマちゃんに投げ掛ける。
 すると、どこか心配そうな声が返ってきた。
「いや、今年は日本シリーズまで戦ってお前も疲れが溜まっているだろうし、
私なりに休ませてやろうと思ったんだが……」
 迷惑だったか?とタマちゃんは言葉を続ける。
 慌てて返事を返す。
「いや、そんな事ないって! すごく嬉しいよ!」
 変な事を企んでるんじゃ……と、タマちゃんを疑ってしまった自分が情けない。
「そ、そうか? ならいいんだが……」
 今度は少し安心したような声。
 更にタマちゃんの言葉は続く。
「で、行きたい所はあるのか?」
「うーん……行きたい所ねぇ……」
 手を顎に当てて考える姿勢をとる。だけど何処も思い浮かばない。
 別にタマちゃんとならどこに行ってもいいんだけど……なんて考えていると、
「………ん?」
 窓の外。道路を挟んで向こう側。
 公園の紅葉が綺麗に染まっているのを発見した。
 頭の中に稲妻が走って、口が動く。
「じゃあさ、泊まり込みで紅葉狩りにでも行かない?」

 こうやって、俺達二人の温泉旅行が決定した。
 さっさと旅行の用意をして、バスに乗り込んで、旅館に着いて、そして今に至る。


「まぁお前も有名人だし、人が多いより少ない方が楽でいいか」
 話は戻って今現在の俺達二人。相変わらず二人並んで山道を上っている。
 因みに、タマちゃんに俺のジャケットを貸すという事で話はついた。
「そうなんだけど………ね」
「どうした?」
「人に見られて、何も言われない有名人って言うのもどうかと思うよ?」
 今までに擦れ違った人達は、俺に全く気づいてなかったような気がする。
 俺ってそんなに存在感がないんだろうか。サインくらい求められてもいいのに。
「………確かにお前から帽子とユニホームをとったら何も残らないからな……」
「ひどい! タマちゃんひどい!!」
「いや、冗談だ冗談」
「冗談にもほどがあるって!」
 フォローを入れたりしてよ、とまだタマちゃんに向かって叫んでいると
「むぐっ!?」
 タマちゃんが急に手で口を塞いできた。
427名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:06:13 ID:+eA4H56b
「こら、静かにしろ」
 小声ながら妙に気迫の篭った声。俺は何か禁句を言ってしまったんだろうか。
 恐る恐る質問する。
「………どうしたの?」
「妙な声が聞こえた」
 どうやら違うらしい。
 こんな状況だけど、少し安心してしまう。
「……どうやらあそこらしいな」
 そんな俺をほっといて、辺りを観察し続けるタマちゃん。
 その視線はある所を捉えて離さない。
「………いってみようか」
 俺がそういうと、静かにコクリと頷く。目が本気だ。
「…………よし」
 気配を消すのは得意だ。
 足音を消して、息を殺して、木を壁にしながら目標へと少しずつ近づいていく。
 ばれないギリギリの距離まで接近し、木で身体を隠す。
 一度タマちゃんを見て、お互いに頷き、そっと身体をずらして目標を確認した。
 そこにいたのは………

「あっ! そ、そこはダメだって!」
「そうか? でも武美の身体の方は……」
「んんっ!?」
「かなり正直みたいだぞ?」
「うぅ……風来坊さんが親父臭い……」
「何を言う………か!」
「うあ゛っ………あ、ふ」

 下半身を露出して絡み合う男女の姿―――
 ぶっちゃけ言うと、やってる最中の男女の姿があった。
428名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:07:11 ID:+eA4H56b
「ほら、指がどんどん入っていくぞ?」
「やっ……あ……んっ!」

「…………………」
「……おい、小波」
 タマちゃんが何か言っているけど、頭に入ってこない。

「ここだってこんなに濡らして……」
「そ、それは風来坊さんが……」
「確かに弄ったの俺だけど、濡らしたのは武美だろ?」

「…………………」
「こら、もう行くぞ」
 タマちゃんの声が聞こえたけど、多分気のせいだろう。

「う゛ぁ……すご……ふかい……」
「う……さすがに立ってやるのは……キツイな」
「あ゛っ! やっ! おく、に、くる!」

「……………………」
「………おい、いい加減に……」
 多分空耳だろう。それか幻聴か何かに違いない。

「え!? だ、だめだめだめ! そっちの穴は!」
「こっちの穴、は?」
「!! うあ゛あっ!?」
「こんなに指をくわえ込んで……説得力ないぞ?」
「ん゛っ! ん゛ん゛っ! あ゛あぁ!!」

「……………………」
「……………………」
 ピキッ。
 何かが切れるような音がしたが、今はそれどころじゃない。

「うあ゛っ!! や、やめ! とん、じゃう……からあ!!!」
「飛べばいいじゃない……か。俺も、ヤバイ……」
「んあっ! あぅ……ぅぁあああああ゛ああ゛あ゛!!!」

 ガシィイイ!!
「ぐふっ!!?」
 急に後ろから首を捕まれた。
 絞められる首、薄れていく意識。かなり力が篭っていて、外せそうにもない。
「な、何…………」
 力を振り絞って後ろを振り返る。そこには―――
「何度言ってもお前は………」
 灼熱の炎を目に宿したタマちゃんが立っていた。
「ほら、もう行くぞ」
 俺の首を掴んだまま歩き出す。
「タマちゃ……これ、外し……て……」
「断る」
「何で、こんなに……力…が……」
「ん? そんなに入れてるつもりはないんだがな」
 結局山頂に着くまで、俺はタマちゃんに引きずられ続けた。
429名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:08:01 ID:+eA4H56b
 山頂――――――
 山の頂上なだけあって、空間も、風景も、見晴らしも最高なんだけど、俺は生きた心地がしなかった。
「あの………タマ、ちゃん……?」
「なんだ」
「えっと………怒ってる?」
「別に」
 嘘だ。絶対に嘘だ。
 いつもより返事が素っ気ないし、態度だってものすごく冷たい気がする。
「ごめんなさいすいません俺が悪かったですもう二度としませんこの通り許してください」
 地面に頭を着ける勢いで謝りだす俺。
 一別するタマちゃん。その目は南極が暑く感じるくらいに冷たい。
「じゃあ聞くが……」
 ドスの効いた声で呟く。
「自分の何が悪かったのか言ってみろ」
「え? それ……は………」
 一瞬の間を開けて、答える。
「タマちゃんを無視した……から?」
「………本当にそんな理由だと思ってるのか?」
 どうやら違うらしい。
 冷たい視線が更に冷たくなった。
「え、えーと………」
 慌てて別の答えを考える。
 あの状況で、無視した以外にタマちゃんが怒りそうな事怒りそうな事怒りそうな事―――――!
「………俺があの女の人に見とれてた………から?」
 頭に浮かんだのはこんなバカみたいな答え。この働かない頭が憎たらしい。
 ………のだが、
「そ、そんなはずがないだろう」
「………マジで?」
 顔を赤くして、俺から顔を背けるタマちゃん。思わず突っ込んでしまった。
 …………まぁとにかく、原因が分かれば話は早い。
「いや、まぁ……確かに見てたけどさ……」
 頬を掻きながら、バツが悪そうに喋る。
「それは何と言うか……男の嵯峨ってやつで、悪気はないって言うか………」
「………まるで獣だな」
「うっ!」
 射殺すような視線が俺の胸に突き刺さる。
 こんな不機嫌なタマちゃんは初めてだ。
「いや、でも! 俺が1番好きなのはタマちゃんだから!」
 俺がそう言うと
「ほう………だけどな、小波」
 ツカツカと近寄って来て、いきなり俺の股間をわしずかみにした。
「ここをこうしていたら、説得力がないぞ?」
「いたっ!! 痛い痛い! タマちゃん離して!!」
「生理現象だから仕方ないかもしれんが……」
「止めて! もう俺のライフは0だから!!」
 納得の言葉に反して、かなりの力が篭った右手。
 さっきの首も痛かったけど、これは異常だ。
「ぐ………あ………うぅ」
 苦しみで意識が遠くなっていく。このままでは息子は使用不能になってしまうだろう。
 それだけは避けなければいけない。
 俺は反撃に出る事にした。
430名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:08:53 ID:+eA4H56b
「タマちゃん!」
「むぐっ!?」
 強引に唇を奪う。
 タマちゃんが身体を引いて逃げようとするけど、後ろに腕を回して逃がさない。
 そのまま押し切るようにして、人目が付かない所へと移動した。
「ん!? ふ……ん、んん……!」
 舌を侵入させようと唇を押し上げる。
 歯を閉じてガードしてきたけど、それならばと、歯、歯茎周辺を何度も何度もなぞっていく。
「こ、こら小波……んんっ!!」
 声を出したチャンスを逃さず、一気に舌を侵入させた。
 逃げるタマちゃん。追う俺。舌と舌が絡み合って、暖かい唾液が伝っていく。
 キスを重ねるにつれて、次第に股間の力がだんだん弱くなってきた。
「わ、分かった。よく分かった!」
 一旦体を離して、タマちゃんが叫ぶ。
 その顔は楓に負けないくらい真っ赤っ赤だけど。
「お前の気持ちはよく分かったから、これ以上は……な?」
 必死で制止をかけてくる。
 が、俺の動きは止まらない。止めようがない。
「ごめんタマちゃん。それ、無理」
「………え?」
「何かもう我慢できない!」
 あれだけの激しい行為を目の前で見た後、股間を握られたんじゃ仕方がない話。
 全部お前の責任だろとタマちゃんが喚いているけど、気にしないでおこう。
「タマちゃんだって分かるだろ? 俺のここがどうなってるか」
「う………ま、まぁ……な」
 今までずっと握られていた息子を、改めて握らせる。
 固く膨れ上がった我が股間。タマちゃんの小さな手の感触が気持ちいい。
「と、いう訳で」
 顔の前で手を合わせ
「いただきます」
 礼。
 セーターを捲り上げて、手を中に侵入させた。
 腹をなぞるように、指を上へと這わしていく。
「冷たっ!! お、おい! こら!」
「あー……そう言えば手袋してなかったしなぁ……」
 寒空の中、素手のままで歩いていたのだからしょうがない。
「………まぁこれも新しい刺激って事で……」
「いや、だからせめて旅館で……!」
「大丈夫。そのうち温かくなるから」
 タマちゃんから中断の意見が出たけど却下。ここまできたら、もう引く事なんて出来やしない。
 服に隠れて見えないけど、多分色気ないであろう胸の下着を、手探りで外していく。
「あっ………だ、だか……らぁ……!」
「うわぁ………タマちゃんの胸、温かくて柔らかくて気持ちいい……」
 スベスベとして柔温かい肌の弾力。いつもよりも数段気持ちよく感じる。
 この胸に全身で倒れ込む事が出来たなら、さぞ幸せな事だろうと切に思う。
431名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:09:59 ID:+eA4H56b
「やっ………あ、は……」
 触れるように軽くタッチ。寒さのせいだろうか、既に乳首が若干固くなってるような気がする。
「………そう言えばタマちゃん寒そうだったしね」
「あ………まぁ、そうだが……」
「じゃあ体の芯から暖まってもらわないと」
 そう言って、乳首を軽く抓る。
「あぁっ!」
 感度良好。タマちゃんの身体が少し震えた。
 更に刺激を与えようと、胸を攻めつつ、舌を首に這わしていく。
「こ、こら! な、舐めるのはいいが、絶対に吸うなよ!?」
「……確かにそれはまずいね」
 出来立ての赤い跡が付いてるのを人に見られたら、何をやっていたか言っているようなものだ。
 …………でも
「やめろって言われたら、余計やりたくなるのが人間だけどさ」
「………もしやってみろ? 私もお前に爪痕を付けてやるからな」
 ものすごいジト目で睨んでくるタマちゃん。
 大丈夫、安心して。やるつもりはないから。だからそんな目で俺を見ないで。
「じゃあ、これは首筋の分!」
「んっ!」
 耳の外周りを指で弄りながら舌を這わしていく。
「谷間の分!」
「ふっ………ん、あ……」
 今度は甘噛み。時に小鳥のように優しく。時に獣のように少し強く。
「そしてこれが胸の分だ!」
「やっ! あっ……こ、ら……汚っ、い……!」
 最後は耳の中。舌を使って全体を綺麗に舐めとっていく。
 汚いだなんて言うけど、とんでもない。耳からは垢の一つも出てこなかった。
「大丈夫。ものすごく綺麗だよ」
 そう耳元で呟いて、再び耳たぶを甘噛みすると
「あ………は、ぁ………」
「うわっ! タ、タマちゃん!?」
 膝が折れるようにタマちゃんが崩れ落ちた。
 倒れる身体を慌てて支える。髪から甘いいい臭いがした。
「もしかしてタマちゃん……耳、弱いの?」
「いや………よく分からんが……力が……」
 全身を支えるように、俺にしがみつくタマちゃん。
 どうやら本当に上手く立てないらしい。
「…………ひょっとして」
 試しにもう一度、耳の中を指で掻き回してみた。
「こ、こら! やめっ………!!」
 ズルズルと、タマちゃんが下に滑り落ちていく。どうやら間違いないらしい。
「ここもタマちゃんの弱点か……」
 新たな発見に、顔がにやけるのが分かる。
 この様子だと他にも色々と弱い所がありそうだ。例えば、背中とか、うなじとか、足の裏とか。
 まぁそれはいつか調べるとして。
「次はこっちだね」
 寒そうに外に素肌を晒している太股。今はそこの感触を調べる事にする。
432名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:10:49 ID:+eA4H56b
「うーん……冷え切ってるね」
 一度触ってみて、改めて感じるその冷たさ。
 俺の手までとはいかなくても、タマちゃんのそこはかなり冷たかった。
 摩擦して温めるように、何度も何度も手を往復させる。
「やるなら……さっさと……!」
 じれったいとタマちゃんが懇願してくるが、
「まぁまぁ、わびさびって物があるから」
 構わずに太股の柔らかさを堪能する。
 絶対にアソコだけは触らずに、太股、足の付け根、反対側と、その周りだけをなぞっていく。
「あ………こな、み……」
「ん? どうしたの?」
「頼む。もう……」
「頼むって何を?」
 分かっているけど、あえて聞き返す。タマちゃんの顔が真っ赤になった。
 意地が悪いね、俺も。
「う………あーー……うう……」
 もの凄く恥ずかしそうにタマちゃん。
「頼むから………ここも、触って………くれ」
 プルプルと震えるそのて手で、自分の股間を指差した。
 顔が極限まで緩む。
「タマちゃんがそう言うなら、仕方ないね」
「いや! お前が!!」
「ん? 何の事かな?」
「………この……! 後で覚えていろ………!!」
 鋭い視線が俺を貫く。
 もう少しこんなタマちゃんを見てみたい気もするけど、イジメるのはこれくらいにしておこう。
「! んっ!! ふ………あぁっ!!」
 ショーツの上からなぞるなんて、まどろっこしい事はしない。
 ショーツをずらし、指をタマちゃんの中へといきなり挿入した。
「はっ! やっ………あぁ゛!!」
 熱く、ヌメヌメとした感覚が俺の指を包んでいく。
 指がものすごく熱いのは、俺の指が冷たいのか、それともタマちゃんの中が熱いのか。
「タマちゃんもHになったよね。もうビショビショだし」
「うあ゛っ! そん、な……ことは……!!」
「大丈夫。俺はHなタマちゃんも大好きだから」
「……え? ……や、あっ! ああ゛っ!! あああ!!」
 指の動きを激しくする。指の根本近くまで入れたと思うと、掻き出すように抜く。
 腰のピストン運動にも勝るも劣らないくらいに激しく、深く。
「あ゛っ! はげ、し……い……!! う゛あっ!!」
 力が入らないのか、力の限りしがみ着いてくるタマちゃん。
 もう前戯は十分だろう。これが最後と口を塞ぎ、ラストスパートをかけた。

「ん゛っ!? ん、ん、んん゛ん゛っ!! ――――――――っ!!!」
 声のない絶叫。股間から溢れた愛液が腕にかかる。
 身体の震えが収まるのを待ってから、声をかけた。
「………もう準備は満タンだよね?」
「………うぁ………まぁ………」
 切れ切れながらも、了承の答え。急いでズボンを脱いで息子を取り出す。
 はっきり言って、もうとっくに我慢の限界を超えている。
 木をタマちゃんの背もたれにして、俺はヒクヒクと震えるアソコに一物を挿入した。
433名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:11:37 ID:+eA4H56b
「あ゛っ! やっ、あっ! うああ゛!!」
「お、あ………うおぉ……」
 攻める俺にも負担がかかる。深い、ものすごく深い。
 タマちゃんの体重のほとんどが俺に襲い掛かって、その分激しく息子がタマちゃんを貫く。
 俺がこれだけキツイのだから、タマちゃんはよっぽどだろう。
「やっ! やめっ!! あ゛あ゛……ん゛っ!!」
 喘ぎ声の中に苦痛の色が混じる。壊れるくらいに突かれているのだから仕方ない。
 少しでも楽にしてあげようと、お尻を持ってタマちゃんを支える。
「う……ぐ、あぁ……」
「これは………ヤバイ………!!」
 感度的にもだが、それ以上に肉体的に。身体を支えたら腕がキツくて、力を抜くと腰にくる。
 激しくは動けないけれど、少しくらいなら大丈夫。
 何とか姿勢を維持して、細かく動くことに決めた。
「あっ! は……あ、やぁっ!!」
 細かく動くと言っても、深く刺さった状態なら、かなりの刺激になるだろう。
 実際動いている最中に数回奥に先端が当たり、その度にタマちゃんが悲鳴を上げた。
「う゛ぁ………あ………こなみぃ……」
「……ん? 何?」
 力ないタマちゃんの声。
 キツさに顔を歪めながらも、顔を向ける。
「も………ダメ……頼む……」
 潤んだ瞳。涙が流れそうなその表情。
 その瞬間、俺に稲妻が落ちた。
「ゴメン、タマちゃん!!」
「へ? ……あ、あ゛っ!!?」
 急に、力の限り動き出す。
 腰にくるとか腕がキツイとか、そんな事言ってられない。
 タマちゃんのあの表情のためなら、俺はいくらでも頑張れる。
 タマちゃんを木と手で支えながら、腰を上下に激しく動かした。
「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」
「タマちゃん………もう……出る!!」
 息子の周辺から、何かが上ってくる感じがする。
 タマちゃんを感じるにつれてそれは大きくなって、ついに入口付近にまで上ってきた。
 そして
「やっ! あ゛あ゛あ゛!!! あああああああああああ!!!」
「うあっ! あ、ああ゛! あぁ………」
 欲望が放たれて、お互いの股間を白く汚していく。
 震える身体。訪れる脱力感。しばらく抱き合っていると、力尽きたようにタマちゃんがその場に崩れ落ちた。
434名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:12:39 ID:+eA4H56b
「た、タマちゃん大丈夫!?」
 慌てて後ろに回り込んで、抱き抱える様に支える。
 どこかに異常はないかと、顔色を確認していると。
「………この………獣………!!」
 鋭く、厳しい一言が飛んできた。
 罪悪感が俺の心を満たしていく。
「ごめんなさい。ホントにごめんなさい」
 とにかく謝る。何度でも謝る。謝る事しか出来ない自分が情けない程に。
「発情期のオス犬か、お前は」
「うぅ………すいません……」
 だが、タマちゃんの言葉が留まる事はない。どうやらかなりご立腹のようだ。
「あの………タマちゃん?」
「………何だ」
 ドスの効いた声。これはマズイ。
 何とかしなくては何とかしなくては―――と、必死で考えた、その結果。
「………今何かしてほしい事って………ある?」
 機嫌を取るかのように、怖ず怖ずと尋ねる。
 この程度では罪滅ぼしにすらならないだろうけど、何もしないよりはマシだろう。
「………じゃあ、そうだな………とりあえず………」
 しばらく考えた後、タマちゃんは
「? その手は何?」
 俺に向かって片手を差し出してきた。
 そして、恥ずかしそうに呟く。
「…………起こしてくれ」
「え?」
「…………………腰が、抜けてしまって………」
「………………………」
 沈黙が辺りを包む。
 固まる俺。動かないタマちゃん。
 拍子抜けなお願いに、つい顔の筋肉が緩む。
「………ぷっ」
 一人で笑いながら、タマちゃんの手を掴んだ。
「じゃあ、起こすよ?」
「ああ」
 疲れた身体に鞭打って、力強く引っ張り上げる。
 が、それだけじゃない。
 その勢いに任せたまま、タマちゃんをギュッと抱きしめた。
「わわっ!? だ、誰が抱けと言った!」
「まぁ、いいからいいから」
 腕の中でタマちゃんがもがいているけど、気にしないでおこう。
 旅館へと帰るべく、俺は今まで上ってきた道を歩き出した。
435名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:13:37 ID:+eA4H56b
「何度も言うがな、少しは我慢すると言う事が出来んのか?」
「いやまぁ、そうなんだけど………タマちゃんが可愛いから………」
「!! こ、この……馬鹿」
 場所は移って、旅館のすぐ近くの並木道。俺達はその旅館に向かって歩いていた。
 タマちゃんの機嫌もどうやら直ったらしい。今では手を繋いで歩いている。
 ただし、この旅行中のHを禁止にされたのは、かなり厳しい。
「はぁ………」
「どうした?」
「いや、何でもないよ」
 全面的に俺が悪いのだから、文句を言っても仕方ないだろう。
 男は諦めが肝心だ。今は今夜の料理に期待しよう。
 そう思いながら、今夜お世話になる旅館の扉を二人でくぐった。
「お帰りなさいませ」
 出迎えてくれる従業員の方々。その一言が気持ちいい。
「ねぇ、今からどうする?」
 隣にいるタマちゃんに聞くと、
「私は部屋でゆっくりと休むつもりだが?」
「………だよね」
 理由は説明しなくても分かるだろう。
 じゃあ行こうか、と歩き始めたところ……
「なぁ、こんないい所がこの時期に空いてるのか?」
「あたしを舐めないでほしいね。モバイルガールの名は伊達じゃないよ?」
 後ろから、どこかで聞いた事のある声がした。
 誰だっけと、確認するために振り返ってみる。と、
「「あっ!」」
「ん?」
「え?」
 声を出して驚き、その場に固まる俺とタマちゃん。
 お二方も何が何だか分からないのか、固まってしまった。
 つい二時間程前の痴態が、脳裏に浮かび上がる。
 忘れようにも、忘れられない。そんな二人組がそこにいた。
「あのー……あたしが何か?」
 どこか子供の様な雰囲気を感じさせる女性が尋ねてきたけど、回想中の俺の耳には届かない。
 そのまま固まって動かない姿を、見とれていると勘違いしたんだろうか。

 ガシィイイ!!
「ぐふっ!!」
 再び、俺の首筋を衝撃が襲った。
「あー、スマンな。何でもない」
「? そうなの?」
 俺の変わりに淡々と答えるタマちゃん。ただし手の力が弱くなる事はない。
「だ、だからタマちゃん……力が……」
「知らん。もう行くぞ………じゃあ、これで」
 二人に別れを告げ、昼間と同じように、首を持ってツカツカと歩き出す。
 せめて手を引っ張ってほしいと切に願う。
「タマちゃ………苦し……」
「………浮気者にはちょうどいい罰だと思うぞ?」
 いや、違うから! と叫びたいけど、首を絞められては不可能な話。
 努力も虚しく、結局俺はタマちゃんに絞められながら、二人の部屋へとたどり着いた。
436うどん人:2008/12/11(木) 21:16:09 ID:+eA4H56b
以上です。誤字脱字すいません。
そして管理人さん。ネタが被ってしまいました。
申し訳ありません。
437名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:42:07 ID:rzkTsbZn
タマちゃんの可愛さは抜群でござる
438名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:29:37 ID:EJQo6WTh
タマちゃんきてたあああぁぁ!!!!
最高でござる。タマちゃんと5主最高でござる。可愛いでござる。
439名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 16:21:59 ID:otdZHPoU
超GJ
あぁぁぁタマちゃんかわいいよぉぉ
力いっぱい踏まれたいよぉぉ
440名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 08:48:43 ID:rZ/Dgc7F
武美ってことはタマコは37歳以上になるのか
441名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 12:24:55 ID:5OrcwdWB
そこは深く考えちゃだめだ
442名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 12:26:07 ID:1/18RBRt
タマちゃんに足コキされたいよう
443名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 13:06:45 ID:V6Hvy4OI
ほぅほぅ珠子さんじゅうななさいと

艶熟の絶頂じゃねーか…よだれが…
444名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 07:25:57 ID:ZpuQ2ANA
梨子とかは攻めだと思うが、タマちゃんは受けしか想像できん
445名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 11:31:11 ID:8vJpJVvb
タマちゃんは、まじめな性格だからな。
台詞や天然ボケで相手を翻弄することはあっても、いじめるイメージがない。

まじめなキャラの攻めってむずかしい。
どうしても相手の同意を求めそうだからな。
446名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 12:21:53 ID:KTZrTR0p
玲菜ちゃんに踏まれたい
447幽霊部員:2008/12/14(日) 19:25:20 ID:0R6g1x8A
初めてでいきなり質問しますがう裏サクセスのエロパロって書いてよろしいでしょうか?
448名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 19:37:38 ID:bgrEjYvg
449名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 19:40:11 ID:ZtTRDyVl
何故ダメと言おうか。
是非書いてください
450幽霊部員:2008/12/14(日) 21:43:34 ID:0R6g1x8A
>>448
それはOKということでよろしいですか?
451名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:51:48 ID:91wf5kCl
>>450
オールオッケーだよ、バッチ君
452名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 22:03:06 ID:bgrEjYvg
>>450
いや、そういう質問をするってことは>>1にあるwiki見てないんでそ?
全部見ろなんて言わないから少し見てみたらいいんじゃないかな、と思っただけ

もちろんスレタイにある通りパワポケなら表だろうが裏だろうが問題ないよ
453名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:23:48 ID:JRzgOxM+
幽霊部員とは...河島を思い出した。。。
454幽霊部員:2008/12/15(月) 06:27:52 ID:C5f7KTYc
それは書いてよろしいということですか?
455名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:10:14 ID:/WyT6xT5
そうだから早く書いてください
456名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 18:34:02 ID:Acq9wKkQ
「ヘルガ…お前を守って死ねるなら、それでいい…」
「死ぬなブラッド!お前がいなくなったら…誰がフローラのレジスタンスをまとめるんだ…!
くだらん自己犠牲に酔い痴れてないで、早く…早くいつものようにくだらないジョークでも言え…!」
「ぐぅ…」
「…ブラッド…!」
「…なんだ、泣いてくれるかと思ったんだけどなぁ」
「!」
「お前、俺がレーザーで腹やられたなって思ったんだろ?
パワードスーツの操縦用ペダルが腹に突き刺さっただけだった」
「…心配をかけるなこの大馬鹿者!一度殺してやろうか!」
「あだだだ!揺らすな馬鹿!傷が!傷が!」
「…さっさと衛生兵にみてもらえ!お前がいなくなったら士気も低下する!戦力の大幅な喪失だ!」

って話
誰か書い
て!
457名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:27:54 ID:L9Rv+roy
10裏のリンヘルガキボンヌ(主人公と)
458名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:41:20 ID:/WyT6xT5
10裏でヘルガが攻略できると分かった時、感動したのは俺だけじゃないはずだ
459名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 02:40:33 ID:yX6qDb9y
唯お願いします
460名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 09:49:54 ID:zYEgqESJ
ひあっ!
461名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 14:29:04 ID:KEPPjh1h
俺もヘルガには興奮したもんだ・・。
ヘルガかわいいよヘルガ
462名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 19:42:11 ID:+GJliRs4
ひぃ、いやだ、やめて!
463名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 20:38:15 ID:sas+nr38
○><
464名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 19:01:38 ID:PWN0PfgQ
>>463
ワロタ
465名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 19:33:18 ID:HMaZUF18
春香ちゃんですね。わかります
466名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 21:53:16 ID:6LrUBUr/
唯ちゃん…
467名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:44:29 ID:2KhjyRR8
じゃあ俺は10の蘭を頼んでみる
468名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:29:45 ID:7rPLzjAA
なら俺は武美を
469名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:37:05 ID:E83Y96oB
10裏の主人公×リンが明日には書きあがりそうなんだが
11発売日の明日に需要ある?
470名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:52:06 ID:+InbNley
そんなの関係ねえ!
よろしくお願いします
471名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:56:42 ID:huzzLy2c
あるに決まってるだろう・・・!
472名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 07:48:42 ID:1v+qr7+W
お願いしますだ。是非お願いしますだ
473名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 08:56:24 ID:gd3yv8X1
真央投下。投下時期が重なるみたいですが、こちらも発売に合わせるってことでごめんなさい。
昔投下した奴の続きです。でも前のを読む必要はほとんどないです。
474ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 08:57:06 ID:gd3yv8X1
 芹沢真央は衝撃を受けた。
自分の行動が間違っていたと知り、驚き、悲しみ、
ふがいなさに怒りすら覚えるほどの衝撃を受けたのだ。
 いつもと変わらない、日常とも呼べる悲日常。
その中に紛れ込んだ小さな異分子が、彼女の常識を変えたのだ。
「…………!」
 そして彼女は決意した。異常を、正常に正そうと。
小さな身体を震わせながら、目を決意の光りに漲らせ、手にした本をにぎりしめる。
 歪む表紙――――そのぺらぺらとした安っぽい紙にはこう書かれていた
『にゃんにゃん娘々総集編』と。

「……ふぅ」
 小さな溜息をついて、男は荷物を床に下ろした。同時に後ろ手にドアを閉める。
やや耳障りな軋む音を背景に、彼はもう一度溜息をつく。
 二度も溜息をつかなければいけないほど疲れていたわけではない。むしろ、体力はありあまっている。
それを証明するように、鍛えられた身体を俊敏に動かし、彼――小波は球団寮の自室に足を踏み入れた。
軽く伸びをして身体をほぐしながら、そのまま部屋の隅に向かう。
そこには真新しい大きめの――彼女がいつ来ても大丈夫なように、買い換えた――ベッドがある。
 そこには溜息の原因。小さくて丸い、布団の膨らみが見えていた。
「……真央ちゃん?」
 ベッドの横までたどり着いて、愛しの彼女である芹沢真央の名前を呼ぶ。
多くの場合、野生の勘を持つ彼女は――例え眠っていたとしても――名前を呼ぶと、
何かしらの反応を見せるのだが。
「ま、お、ちゃん?」
 抑揚を変えて呼びかけても、布団の端からはみ出している黒い髪の毛は、
ぴくりとも動く様子がなかった。
 もしかしたら、新品のベッドの寝心地が良くて、深い眠りについているのかもしれない。
 一瞬だけ、小波は彼女を起こすかどうか迷ったのだが。
「…………それ!」
 寝ぼけ眼を擦る彼女の姿を見てみたくなり、一息に布団をはね上げた。
 ばさり。布団が舞う。寝ているならば飛びかかろうと思っていた小波の眼に映ったのは――
「あれ…………いない?」
 単純なダミー――丸められた毛布と、黒いかつらだった。
彼女の姿を求めて、きょろきょろと辺りを見回す。
人の気配は感じない。まさか部屋のどこにもいないということはないだろうが。
 と。
475ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 08:57:45 ID:gd3yv8X1
「ぶぁ!?」
 唐突に上から何かに押しつぶされ、小波は地面に口づけをした。
何が起きたかわからずに、痛みに悶える彼の耳に届く鳴き声。
「……みやぁ」
 その声に何故か安堵感を覚えながら、
頭の上にある柔らかい感触を跳ねのけて、小波は立ち上がった。
すたっ。軽やかな着地音とともに、彼の足もとにちょこんと座った姿勢になったのは。
 いつぞや見た、猫スタイルの真央だった。
「いたた…………真央! ……ちゃん?」
「…………にゃぁ」
 にくきゅう付き手袋をつけた両手をちょこんと地面につけて、彼女はこちらを見上げている。
両耳は電池が切れてそのままなのか、前回のように動いてはいない。
前回は各パーツを除いて何もつけていなかったのだが、
今回は黒いふかふかした下着を穿いていた。猫の毛皮をイメージしたのか、触り心地もよさそうだ。
一番気になるお尻に挿入するタイプの尻尾はと言うと――さすがにつけてはいなかった。
 少し困るような、嬉しいような。
 そんなことを思いながら、痛む口元を押さえて、小波は問いかけた。
「いきなりどうしたの?……いや、可愛いけど」
「……みゃぁぁ……」
「!!!」
 すりすりと、小さくみゃぁみゃぁ鳴きながら、彼女は小波の足に頬を擦りつけてくる。
……正直なところ、少しばかり引いて、やめさせたほうが彼女のためになるような気がした。
恐らく彼女は何かを勘違いしてるのだろうが……それをそのままにしてもいいのだろうか?
(襲っちゃえよ!)
(いや、ここは断固注意するべきだ!)
 天使と悪魔のささやきが、小波の頭の中で響く。
とりあえず彼は足元をもう一度見て――何故かズボンにはむはむと噛みついている、
真央の可愛さを確認して――
「よし、間を取って後で注意しよう」
 もっとも無難な結論を出した。
「……にゃ?」
「いや、なんでもないよ……よっと」
「……み、みぁ」
 首回りのシャツを掴んで持ち上げようとしたのだが、
さすがに仔猫のようにうまくはいかず、真央が苦しそうにうめく。
「あ、ごめん……よっと」
「!!!」
「いたっ?」
 尻を抱えて持ち上げると、無言で引っ掻かれた。
引っ掻かれたとは言っても、真央はいつも爪を短めに保っているためあまり痛くもないのだが。
「ああ、ごめんごめん……よっと」
「……(こくり)」
 猫にするように脇の下を持ち上げると、彼女は満足そうにうなずいて。
「……みゃぁ」
 小さく鳴いて、小波の胸板に頬をすりよせた。
476ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 08:58:39 ID:gd3yv8X1
(ぺろっ)
「!!」
 ベッドに彼女のやわらかい体を降ろすと同時に、
 ぺろり。真央が頬を舐めてきた。
生暖かい舌が、小波の顔を唾液で濡らしていく。少しむずかゆい。
頬から顎へと舌が移動して、慌てて頬へ戻る。
一応毎朝剃っているのだが、無精ひげがちくちくと痛いのだろう。
「んっ……みぃ……んっ……」
 どうも今日の彼女は猫の行動を真似しているらしい――
舐めながら、身体をすりすりと擦りつけてくるのもその一環のようだった。
「んっ……にぁ!」
 真央が頑張って演じているのを無下にはできず、
小波は彼女の腰と尻の間へと手をまわした。
イメージ的には尻尾の付け根である。猫(スキヤキ)の喜ぶ場所、第三位。
「真央ちゃん……尻尾は付けないの?」
「……」
 撫でながら聞いてみると、彼女はぷいっと横を向き、
するりと小波の腕から抜け出してしまった。
そしてそのままベッドの端へ行き、両手を揃えて四つん這いになって。
「……ふーっ」
 猫が毛を逆立てる時のような姿勢をとり、低い声で唸った。どうやら威嚇のつもりらしい。
前回彼女が猫の姿を取ったときにいじめすぎた結果、少々心に傷を負ったようだった。
「うーん……あ、そうだ」
「?」
 とはいっても、尻尾の無い猫ルックなど魅力半減である。
小波は振り返って手を伸ばし、ベッドの横に置いてある衣裳箪笥を探り始めた。
 幸いなことに、お目当ての物は十秒もかからないうちに見つかった。
取り出して振り向くと、真央は不思議そうに首をかしげ、ちょこんと座っていた。
「ほら、ベルト。ちょっときつく締めてあの尻尾を差し込めばそれらしくならない?」
「……みぁ」
 鳴いて、頷いて、真央がベッドから降りる……もちろん四つん這いのまま。
お尻をフリフリ振りながら、彼女はベッドの下へと潜り込んだ。
「?」
 疑問に思う間もなく、彼女は勢いよくベッドに飛びあがってきた。
手には以前使った尻尾――先端に、ピンクの棒が付いたエロい奴――がある。
 どうしてベッドの下に尻尾を隠したのか、聞かずに小波は真央へ飛びかかる。
「みぁ……ぁっ……」
 肩に甘く噛みつきつつ、手探りでベルトを腰にとりつける。
彼女はみぃみぃ鳴きながら、小波の背に両手を回してきた。
小さくて柔らかい指が、小波の背中をマッサージするかのように押してくる。
猫ならば爪を立てるところなのかもしれないが、こちらが痛くないように配慮しているのだろう。
「んっ!」
 ベルトをキュッと締めた後、手探りで真央がベッドの上に落とした尻尾を取って適当に挟み込む。
少々不安定だったが、それなりに尻尾のようには見えるようになった。
猫真央。訳したらねこねこ。そんな彼女の身体を一度持ち上げ、仰向けにして下ろす。
彼女は少し不安そうにな顔で振り返って、不思議そうな顔でこちらを見つめた。
「ほら、猫だったら後ろからしないとね?」
「…………」
477ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 08:59:42 ID:gd3yv8X1
 どうやら納得したらしく、彼女は四つん這いの状態で小さく頷いて、お尻を高くあげた。
白く小さめの尻からは微かに汗の匂いが届き、不安定な尻尾がゆらゆらと揺れる。
「!!!!」
 黒いも子も子の下着をずらし、秘裂にいきなり口づけをする。
さすがの真央も驚いたようだった。足を動かし、逃げようとする―――が。
「……ふにゃぁっ」
 小さな豆に舌を触れさせると、彼女の動きが止まる。
と言うよりも止めざるを得なかったのだろう。短く喘ぎながら体を震わせている。
「ふぅ……ふぁっ、にゃぁっ……んっ、んにゃぁ……」
 唾液をたらし、ビチャビチャと音を立てて舐める。
舌に触るややしょっぱい味と、鼻に侵入してくる汗の匂いがたまらなく卑猥だった。
 彼女の中はかなりきついため、かなり濡らさないと互いに困ることになるのだが――
(……考えてみたら、猫って前戯なんかしないよな?)
 今日の真央は猫である。
つまり前戯などなしで挿れても大丈夫だろう。
謎の理論武装を完了して、小波は一度彼女の恥丘全体を。
「んっ!」
 ぺろりと舐めた後、離れて服を脱ぎ始めた。
昔チャックを下げてしたことがあったのだが、
「……?」
 快楽を途中でとめられて、真央が振り返る。
どこか物足りなさそうな顔は、一瞬で驚愕のものへと変わった。
彼女の視線の先にはもちろん、膨れ上がって天を向いた小波の男根がある。
 そして。
「……ふにゃっ! 」
 再び逃げようとした真央の尻を押さえつけ、男根を秘裂にあてがう。
しばらくなめなめした結果、なんとか挿入できるぐらいには濡れているようだった。
「往生際が悪いよ、真央ちゃん……ぐっ!」
「み゛っ!! ぁっ…………に゛、っゃぁ……」
「うわ……きつ……」
 十分に濡れてない彼女の膣内は、予想した通りにぎりぎりと小波の分身を締めつけてきた。
今すぐにでも引き抜いてしまいたほどの痛みが彼を襲い、苦しそうな彼女の声に心も苦しくなる。
 だがそれらを耐えながら、小波は覆いかぶさりながら真央のうなじに手を伸ばした。
「みっ! ……ゃぁぁぁ……」
 猫の喜ぶ場所、第二位。耳の付け根。
可愛いらしい彼女自身の耳の付け根をこりこりと撫でると、本物の猫のように彼女は身を悶えさせた。
 少し弱くなった痛みと、小さな快楽を感じながら、もう片方の手を胸元に伸ばす。
胸の下着はすでにずれていて、興奮して固くなっている突起があらわになっていた。
小さな小さな膨らみをこねるように揉みしだていく。
「あんっ……にゃんぅ……にゃぁぁぁ……」
 嬌声が艶を帯びてくると同時に、締めつけてくる柔肉の感触が淫らなものへと変わっていく。
だらだらと溢れだすほどではないが、動かしても痛みがないぐらいに彼女の中に液体が漏れ始めた。
「動かすよっ……」
「……!」
 耳の後ろを撫でながら、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
まだ痛みもあるようだが、真央の嬌声もだんだんと大きくなってきた。
「ふぅぅ……にゃぁ、あんっ! む……んむっ……」
 猫の喜ぶ場所、第一位。喉へと手を伸ばすと同時に、小波は真央の唇を奪った。
互いの唾液を味わいながら、舌を絡める。
猫のようにざらざらとしてはいないものの、彼女の小さな舌はとても熱く、柔らかい。
478ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 09:01:12 ID:gd3yv8X1
 最奥をごつごつと擦り、真央の身体がびくびくと震え始めたところで、
小波はキスをやめて、少しだけ身を引く。
 真央は腕をたてる気力もないのか、だらしなく上半身をベッドへと倒れこませた。
「……にゃぁぁぁぁ……」
 入口に近いところをモノの先端で擦り始める。漏れだす色っぽいうめき声――奥とはまた感触が違って、
かなり良いらしい。だがやっぱり一番好きなのは――
「あんっ!」
 もう一度奥深くへと押し込むと、
猫の無き真似をする余裕がないほどの刺激だったのか、普通の喘ぎ声が聞こえてきた。
 今は彼女の顔を見ることはできないが、
おそらく無表情ながらも『しまった』といった感情をあらわにしているのだろう。
 にやにやと、頬をゆがめながら小波は腰を素早く動かし始める。
「にゃっ、にゃっ、にゃぁ……にゃ!」
「う……」
 快楽に身体をくねらせながら、一所懸命に猫の無き真似をする真央を見て小波の興奮も高まっていく。
射精感が腰のあたりにたまりはじめ、それでもさらに早く腰を動かし始める。
 にゃぁ、にゃあという鳴き声と、ぱんっ、ぱんっと肉のぶつかる音。
彼女の背中に浮かぶ大粒の汗が、脇腹を通って下に落ちる。
 シーツには、小さなシミができていた。
「ん、にゃぁぁ!!」
 片足を持ち上げ、変則的な姿勢に持っていくと、真央が大きく痙攣した。
嬌声が荒い呼吸音が聞こえてきて、きゅうきゅうと締めつけてくる膣内もわななく。
 彼女が確かに絶頂へたどり着いたのに満足して、小波は。
「にゃぁっ! ぁんっ! ぁはっ……あっ!」
 ラストスパートをかけ始めた。何か文句でもあるのか、真央が顔半分で振り返り、
恨めしそうな――けれど快楽で緩み切った顔でこちらを見つめた。
 震えながら伸ばされた彼女の手を、小波はしっかりとつかみ。
 そして。
「にゃ……ゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
 猫のように甲高い絶叫を上げて、真央がもう一度絶頂へとたどり着く。
小波も真央の腰を持ち上げ、抱きかかえるように後ろから密着する。
 そのまま腰を限界までねじ込んだ瞬間。
「……俺も……くっ……」
 ぎゅぅぅぅ。音が聞こえてきそうなほど締めつけてきた柔肉により、小波もすぐに精を放ち始めた。
どくどくと彼女の狭い膣内を、大量の精液が侵入していく。
子宮を白く染めるほどの量――もちろんそれは小波のイメージではあったが、
溜まったもの全てが吐き出ていくかのように、放出が止まらない。
「はっ、はぁっ、はぁ、……にゃぁぁ……にゃぁっ」
「あ……まだ、出るっ」
「!!! にっ? にゃ、あぁぁぁぁぁぁ……」
 たっぷりと十数回は鳴動して、射精は止まった。そのまま彼女の身体の上に倒れ込む。
「…………」
 満足感をろくに味わう暇もなく、小さな体を潰していることに気づいて横にゴロンと転がる――ずぼりと、彼女の中から抜け出る男根。
「はぁ……はぁ……」
「……はぁ…………はぁ……」
 互いに荒い息を吐きながら、大きなベッドで二の字を作る。
抜け出たばかりのモノは、一度大きく震えた後だらしなくしぼみ始めた。
 彼女の方はと言うと、ちょうど精液が顔を出し始めたところだった。
桃色の割れ目から白い液体がどろどろと出てくるのを見て、小波の心に満足感が芽生える。
 と。
「……いつも、より…………いっぱい……」
 小さな手が割れ目を覆い隠し、そんな声が聞こえてきた。
手の主である真央の顔を見やる――息をするのも辛そうな彼女に向けて、小波が。
「猫の言葉じゃなくていいの?」
 問いかけると。
「……にゃん」
 彼女はそう、小さく鳴いた。
479ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 09:01:54 ID:gd3yv8X1
 そのあとしばらくの休憩後。
シャワールームでいちゃいちゃと交わったり洗い合ったりした後。二人でベッドに横になった。
 以前は安っぽいシングルベッドで二人重なって眠っていたのだが、
これからは余裕を持って眠ることができる――はずだというのに、
彼女はどうしてぴったりと寄り添ってくるのだろうか?
「真央ちゃん……ひっついたら、暑くない?」
「暑くない」
 珍しく即答してきた彼女にわずかに驚きつつも、小波は彼女の頭へと手を伸ばした。
さわさわと撫でる――まだ濡れている髪の感触は、乾いている時とは違う心地よさだ。
「そう? ……じゃあ、いいか」
 こくりと頷いた彼女の頭には、もう猫耳は付いていない。
風呂で聞いたところによると、
昨日。カツアゲされていた小太りの眼鏡をかけた男を助けたら、お礼にと無理やり本を渡されたらしい。
その本――どうやら、同人誌と言うらしいが――を読んだ真央が見つけたセリフ。
『猫のコスプレをするときには、にゃんとしかいってはいけない!』
それに影響されて、今日の行動となったのだそうだ。
 一応そういったルールなどはないとは教えたのだが、
『たまにはこういうのも悪くはないね』そんな小波の言葉に彼女は嬉しがっていた。
「すぅ……」
 小さな寝息を背景に、小波も意識を閉ざしていく。
何か大切なことを忘れていた気もしたが、それを思い出すことはせず――

 翌日。
 ドアに鍵をかけるのを忘れていたため、
チームメイトがいきなり部屋に入ってきていろいろと大変なことになったのは……
 また別の話である。
480ねこ真央りたーんず:2008/12/18(木) 09:04:11 ID:gd3yv8X1
終わりです。なんかいろいろ無理があったかもしれません。

業務連絡:とりあえず萌スレのは何か言われない限り転載されたらのせることにします。
481名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 10:17:24 ID:n6omIGd/
乙。真央かわいいよ真央
482名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 13:12:41 ID:1v+qr7+W
GJGJGJ!
久々の真央ちゃん素晴らしいでございます!
483名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:38:43 ID:DTz+kMp/
さてみんな、11表にタマちゃん、まおが再登場したんだが彼女に出来ないんだ。
どうすればいい?
484名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 20:57:54 ID:eBWHVAfu
(買ってないけど)な、なんだってー!
485名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 22:43:55 ID:lmzOs1pT
KONAMIのデバッカーどもは無能だらけのようですね
486名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:07:24 ID:WgQ9Vo7A
>>483
( ゚д゚)




(゚д゚)
487名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:44:40 ID:D4ZkU0iN
おまいら、よく考えろ。
タマちゃんは5主のもの。
真央は7主のもの。
何も問題ないじゃないか
488名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:00:29 ID:fKtLSwR4
でもしあーんは・・・
489名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:16:55 ID:iW5zR5Xf
ハタ人間はお前にエロ創作して下さいとでもいうようなシチュエーション&女のラインナップだな
490名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:22:06 ID:PTGkAbHB
紫杏BADが正史だなんて……嘘だ
491名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:28:25 ID:Aktsn2G4
>>489
あれ高校生だと絶対にエロいことになるってCEROからいちゃもん付けられたから中学生にしたとか何とか・・・・・・
492名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:44:31 ID:+vHtgXh5
CEROは別にいちゃもんつけてない
あくまで自主規制
493名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:59:21 ID:b9GaI/V0
>>488
パワポケ1〜3の智美みたく
紫杏も12あたりで10主のものになると信じるんだ
494名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 01:25:17 ID:ZcyrRzs0
10主が再登板とは考えにくいな
495名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 01:37:37 ID:kfj1EWm+
なんとか書き上がったので、10裏主人公×リン投下します
496酒は飲んでも飲まれるな 1/3:2008/12/19(金) 01:40:51 ID:kfj1EWm+
「やっぱり88ミリ砲と電ドリセットかな、一番安定してるし。」
「でも、77ミリ砲も威力はそう変わらないし、弾数も多いでやんす。追加倉庫を積める分、こっちの方が効率はいいでやんす。」
「いっそのこと、150ミリ砲にするとか。やっぱり大きな砲台で撃ち込むのが、戦車のロマンじゃない?」
コナミとオチタとタケミは、コナミの部屋で、野球人形の遺跡に向けて今後の装備について話し合っていた。
議論もだいぶ進み、なんとかまとまりかけていたそのときに、突如奴はやってきた。

バタン!

唐突に開いたドアの音に三人が振り返ると、そこにはリンの姿があった。
…両手一杯に一升ビンを抱えて。既に少し飲んでいるのか、ほんのり顔も赤い。
三人があっけにとられているのを尻目に、リンは抱えたビンを床に下ろして一言
「飲むわよ、付き合いなさいコナミ君。」
「(いったい、なにがどうなってるの?)」
「(たぶん、妹の何気ない一言が深く心に突き刺さったとか、そんなんだろうな。たまにこうなるんだ)」
「(おいらはその妹を知らないでやんすが、リンの口ぶりからはそんなひどい娘とは思えないでやんす)」
「(本人に悪気はまったくないんだよ。リンもそれが分かってるから俺にあたりにくるんだ。)」
コナミが二人に事情を説明している間に、リンは横のテーブルに酒をすべて移動させていた。準備は万端といったところか。
「ええっと、リンさん。あたしたち今後の装備について話しあってるから、お酒はまた後…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
リンの無言の圧力に気おされ、二人はズルズルと後ずさっていく。
「えっと、その、もう夜だし、続きは明日にしよう!」
「そ、それがいいでやんす。コナミ君、また明日でやんす〜」
二人はそういって、そそくさと出て行った。
「(あいつら、逃げやがった……)」
コナミ自身、逃げれるものなら逃げたかったが、
「どうしたのコナミ君、早く座ったら?」
「…ああ」
二人の仲間と、戦車談議という逃げ場を失い、もはやコナミは逃れるすべをもたなかった。


……しばらく時がたち、リンが用意した酒も、ようやく飲みきったころ、
「さて、お酒もなくなったしそろそろお開きにしましょうか。」
「ああ、そうだな。…部屋まで送ってこうか?」
「あら、私に護衛が必要とは思えないけど、どうして?」
「いつものお前ならな。でも、今はだいぶ酒が入っているし、万が一ってこともある。あとは…まあ、男の甲斐性って奴かな。」
「甲斐性ねえ…、それじゃあ、お願いしようかしら。」
そういってリンが微笑む。酒のせいかいつもより妖艶で、思わずコナミの胸も高鳴った。だが、
「……………………!!!」
突如リンに異変が起こる、顔が青ざめ、額には汗が浮かぶ。
「どうしたリン、気分でも悪いのか?」
「ええ。コナミ君、この宿って……、その、トイレはどこだったかしら。」
「トイレなら、この部屋を出て左の突き当たりに……って、大丈夫なのか?」
「この分なら、そこに着くまでなら多分持つわ。」
言い終わると同時にリンは歩き出したが、五歩としないうちによろめいてしまう。
コナミはすばやくリンを受け止めて、お姫様抱っこの要領で抱えあげた。
「ちょっとコナミ君、どうするつもり?」
「このままトイレまで連れて行ってやる。ちょっと揺れるけど我慢しろよ。」
コナミはリンを抱えあげたまま、全速力で、かつリンに振動を与えないように移動する。
リンが持ってきた酒をほとんど飲んでしまったせいで、コナミにはまだ若干の余裕があった。
497酒は飲んでも飲まれるな 2/3:2008/12/19(金) 01:43:27 ID:kfj1EWm+
「ふぅ……ついたぞリン。」
リンのほうを見ると、ほとんど決壊寸前であった。
「俺はここで耳塞いで待ってるから、終わったら声をかけてくれ。」
「ええ」
しゃべる時間も惜しんで、リンは千鳥足でトイレに向かう。
数分後、スッキリした顔でリンがトイレから出てきた。
「おまたせ。」
「間に合ってよかったよ、しかし、ひどい汗だな。」
「ほんとうなら、シャワーを浴びたいところね。」
「?、浴びればいいじゃないか、シャワー室はこの隣だぞ?」
「これ以上、あなたを待たせるわけにはいかないわ。」
「俺なら別にかまわないぞ、どうせ明日は二日酔いだしな。」
「それなら、すこし甘えさせてもらうわ。」

リンのシャワーを待つ間、コナミはリンのことを考えていた。
「(今日のリンはなんだかいつもよりしおらしいな、いつもこうならなあ…)」
以前酔った勢いで口説いて、問答無用で関節を外されたことを思い出す。
付き合いの長さもあって、異性としての意識は低かったが、こうして酔ってしまえば、そんなことは関係ない。
「(今頃リンは体を洗ってるんだろうな…考えてみれば、チャンバの町に来てから、なんだかんだで二月抜いてないな…)」
だんだん思考はピンク色に染まっていき、ついにある考えに思い至った。
シャワーを浴びる女、それを待つ男。
これではまるで、アレの前シーンではないか。
一度ピンクに染まった思考は、そう簡単には戻らない。コナミが脳内でリンを剥きだすまで、そう時間はかからなかった。
いい加減コナミがトイレで一発抜こうと思い始めたころ、ようやくリンが上がってきた。
だが、コナミはやはり大人である。リンが上がってくるのと同時に、少なくとも表面上は平静を装えた。だが、
「おまたせ……、!!」
リンは今日何度もつまずいていたし。そのたびにコナミは支えていた。だが今回は、二人の位置が問題だった。
リンとコナミは互いに向き合っていた。この状態でリンが転べば、自然、それを支えるコナミはリンを抱きしめる形になる。
「コナミ君…………」
腕の中に感じるリンの体の柔らかさ、濡れた髪の毛、上目使いのリン。
コナミの理性はあっけなく崩壊し、そのままリンの唇を奪った。
「ん…………」
それは唇が触れる程度の軽いものだったが、この場の雰囲気を一気に変えた。
「コナミ君…………どういうつもり?」
そういうリンにもいつものオーラはなく、むしろ頬を染めている。
「いや、今のリンの魅力に、自分を抑えられなかったんだ。俺も相当酔ってるんだろうな。」
「酒のせいってわけね、まあいいわ、今日は許してあげる。」
「本当か?」
「ええ、だって…………この気持ちも、酒のせいだから。」
「へ?」
コナミが返事をするより早く、二人の唇は再び重なった。
「ん…………ふぁ、んん……」
どちらからともなく舌を絡める。
「ん…ん、んぐ……んはぁ…」
再び見つめあう二人。その瞳には、情欲の色が浮かんでいた。
「部屋に戻りましょう…………ここでだと、人が来るわ…」
その言葉が何を意味するかは、コナミにも十分分かった。
コナミはリンを抱えて、ゆっくりと部屋に戻っていった。

498酒は飲んでも飲まれるな 訂正 3/4:2008/12/19(金) 01:45:49 ID:kfj1EWm+
リンを部屋のベッドに下ろして、コナミは最後の確認をする。
「リン……………本当に、いいんだな?」
「今更野暮な事は言わないで。二人とも酒のせいでおかしくなっている、そういうことにしておきましょう。」
「…………そうだな。」
三度目のキスをして、コナミはゆっくりと服を脱がしていく。
コート、服と脱がしていって、いよいよ下着に手を掛けようというとき、リンにその手を止められた。
「コナミ君」
「どうしたリン、まさか今更やめるなんてことは……」
「そうじゃないわ。……その、こうゆうことをするのは久し振りだから……」
「だから?」
「もっと……優しく……」
「わかった」
下着の中に手を入れて、胸をもみしだく。
すでに自己主張している頂点の突起には決してふれないよう、ゆっくりと撫でるように、徐々に力強く。
「……んっ……ふぅ………あっ………はぁ……」
高まっていく快感と、触れてほしい所に触られないもどかしさで、リンの息も荒くなってきた。
そんなリンの状況を知ってか知らずか、コナミは一向に先端に触れようとはしない。
コナミはただひたすらに、リンの胸の感触を味わっていた。
「ねえ、コナミ君、そろそろ……」
ついにリンが音をあげる。この生殺しがずっと続くのならば、強引にされたほうがずっとましだった。
「そろそろ?ちゃんと言ってくれなきゃ分からないな。」
そういいながらもコナミの手は止まらない。限界に近づく快楽への欲求が、リンの羞恥心をついに上回った。
「さっ……先っぽに……さわっ…………っああ!!!!!」
言い終わる前に、リンの乳首を強めにつまむ。リンは軽く達してしまったようで、小さく肩を震わせていた。
リンを後ろから抱きしめたまま、落ち着くのを少し待つ。
「はぁっ……はぁ……っ………………ずいぶん上手ねコナミ君。何人の娘を泣かせてきたのかは知らないけど。」
「人聞きの悪いことをいうなよ、それよりリン、俺の一物を見てくれ、こいつをどう思う?」
「どこかで聞いたようなセリフね。もう準備はできているみたいだけど……」
「舐めてくれ」
「…………は?」
「いや、ここのところずっと抜いてなくて、溜まってたんだ。このままじゃ瞬殺されそうだし、一発出しておこうかと。」
「コナミ君……」
リンの視線がコナミに刺さる。その目にいつもの覇気はないが、やはり怖いものは怖い。
「後でどうなっても知らないわよ。」
だが、意外にもリンは了承し、コナミの肉棒をくわえ込んだ。
「ん、ちゅ……んむ、ふ、んぅ……んん……」
リンの喉がなる。大きな飴玉をなめるように膨らんだ先端を舌がなめてゆくのを感じる。
亀頭が狭い空間に押し込まれる感覚が背筋を駈け上がり、声を上げまいとすると、自然に力が入る。
あのリンが自分のものを舐めているという刺激的な光景を、もう少し眺めていたかったが、
ほぼ二月の間忍耐を強いられてきたコナミの男根は、あっさりと限界を迎えてしまった。
「……っ……出るっ……」
溜め込んでいた特濃の精液が、リンの口内に放出される。
射精が終わってもリンは口を離さずに、ねっとりとした精液を飲み込んでいった。
「はぁ、はぁ……。ずいぶん出したわね……」
コナミのほうは、目の前の光景に目を丸くしつつも、久しぶりの射精の快楽に浸っていた。
「……いつまで余韻に浸ってるのよ、これで終わりのわけないわよね?」
「そんなわけないだろ、リンももう大丈夫か?」
「ええ、いいわ……来て、コナミ君……」
499酒は飲んでも飲まれるな 訂正 4/4:2008/12/19(金) 01:46:50 ID:kfj1EWm+
リンの秘部に肉棒をあてがい、ゆっくりと突き入れる。
すでに十分に湿っていたリンの胎内は歓喜の声を上げてコナミの男根を締め付け始めた。
「リン、動いていいか?」
「もう……少…し…この…まま……抱き…しめていて」
久々の挿入は刺激が強かったのか、リンの体はピクピクと痙攣している。
正常位のままリンを抱きしめ、キスを繰り返していると、ようやくリンの了解が出た。
「ひっ……ぅうっ…………あ、ンっ……んっ!!」
できるだけ刺激を抑えるように、腰を動かし始める。
じっくりと時間をかけて、愛液を肉棒になじませていく。
コナミが腰を突き出すたびに、形のいいの乳房がぷるんと弾む。
コナミは誘われるままその肉の果実に手を伸ばして、もぎ取るようにぎゅっと捻り上げた。
「うっ!……あぁっ!……きゃ!」
突然の奇襲に、リンは少女のような悲鳴をあげた。 声に誘われるように、コナミの腰の動きも速まっていく。
一突きごとにリンの膣はますます収縮して、愛液をとめどなく垂れ流している。
コナミはリンの子宮を突き上げながら、執拗に胸への愛撫を続けた。
形良く盛り上がった曲線をつっと指でなぞった直後に、恥らうように勃起した乳首に爪を立ててつまみ上げる。
そのたびにリンは喘ぎ啼きの声を漏らすが、切なげなその声は男の欲望を燃え立たせる音色だった。
「ひっ……ぅうっ…………あ、ンっ……んっ!!」
一際大きな声とともに、リンの腰が跳ねる。どうやらイってしまったらしい。
小波は歯を食いしばり、なんとか射精の欲求に耐えた。先ほど出していなかったら、腰ごと持っていかれただろう。
快楽の大きな波を耐え切り、抽迭を再開する。
「っ!! まだ…イったばかりで、敏か、、ああっ!! うっ、はっ、うあああっ!!」
言葉とは裏腹に、再び訪れた官能の疼きに、リンの体は歓んでコナミを迎えている。
腰骨が砕けるかと思うほど、コナミは下半身を苛烈に往復させる。
子宮を突く度に、リンの膣は貪欲に収縮し、精を搾り取ろうとする。
一度は引いた快楽の波が、再び押し寄せてくる。限界が、近い。
腰を打ちつけながら、再びリンの唇を求める。
「んうっ、ふうっ、コ……コナミ君……んっ、んむっ、んむう……」
もはや舌さえ絡められず、ただひたすらにリンを求めていく。
リンも二度目の限界に向かっているのか、膣壁が焦るように痙攣する。
「リンっ、俺も……もうっ……」
最後とばかりに、思う存分リンの胎内をむさぼる。
「ああっ、私も……もう……だめっ、コナミ君……ふああっ、はうっ……んああぁっ」
もはや二人の頭には快楽しか浮かばず、絶頂に向けて突き進んでいった。
「――――――――っ!!!! ぅっ、はっ、やっ、ぁあ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」
先に絶頂まで達したのはリンのほうだった。両手両足でコナミにしがみつき、互いの体を密着させる。
「リン、出す、ぞ…………っ!!」
コナミはそれを射精の了承と受け取り、リンの一番奥まで深く突き込み、絶頂を迎えた。
互いの体がひとつになるかと思うほど強く抱き合い、糊の様な精子を子宮に押し込んでいく。
射精の快感と、密着の気持ちよさに支配され、コナミの意識は深い闇に落ちていった……

コナミは体にかかる、心地よい重みで目を覚ました。
体の上ではリンがすやすやと眠っている。どうやら事が終わった後、抱きあったまま眠ってしまったらしい。
「(そうか……俺、昨日リンと……)」
二日酔いで重い頭を働かせ、昨夜のことを思い出す。
ふだんのキツさはどこへやら、無防備に自分の上で眠るリンが不意に愛しくなり、寝ているリンの唇を奪う。
コナミの口付けを受けたリンは、童話のお姫様のようにゆっくりと目を覚まし…………
……次の瞬間にはコナミを床に組み伏せていた。
「痛い痛い痛い痛い!リン、お、お、落ち着いて俺の話を聞け!!」
「私は十分落ち着いてるわ。貴方こそ、落ち着いて辞世の言葉でも考えたら?」
すっかりオーラの戻ったリンが冷酷に囁く。昨日まったく怖くなかった分、今はいつもの五割り増しで怖い。
「いいから落ち着け!昨日俺の部屋に来てからのことを、順番に思い出すんだ!」
「……………………」
リンがしばし思考にふける、すこし時間が流れた後、突如リンの顔が真っ赤に染まった。
「な、思い出したら早く俺を開放――」
コナミが言葉を言い終わる前に、怒りと、そして多分に照れ隠しが混じったリンの鉄拳がコナミを捉え、彼の意識は再び闇に落ちていった……
500名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 01:48:05 ID:kfj1EWm+
以上です。
駄文失礼いたしました
501名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 02:15:28 ID:kKU/jlrc
11発売祭りに投下ラッシュとは脳から変な液体が出そうだぜ
502名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 02:40:23 ID:4pLqgCn1
中学生の方々、特に瑠璃花が良すぎる
ダッシュ主人公もあんな生活送ってるんだろうなあ

ネタバレ怖いから>>502はクールに去るぜ
503名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 14:01:55 ID:CeYrSCJ3
なんか皆が望んでいたかのようなチョイスばかりだな裏は
みゆき先生も復活したし
504名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 15:18:38 ID:kKU/jlrc
11は表も裏もエロパロになる材料の宝庫だな
505名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 15:35:12 ID:KoRVRd+h
特に裏は書いてくれと言わんばかりの・・・
パーティは小野さん、白瀬、リコで固定の俺
506名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 16:12:43 ID:PTGkAbHB
テストで買えない俺涙目
507名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 18:29:31 ID:QjSGUd7F
お約束通り売り切れで買えなかった俺も涙目。
積んでる1+2でもやろうかしら・・・
508名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:51:00 ID:oe3cbIf/
また家族もいないのに「プレゼント用で」と店員に言う時期になったか

パワポケのためなら構わないけど、毎年毎年死にたくなるぜ
509名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:55:25 ID:QM6JrJEN
あああああリンがあああああああああああ!!!

GJ!!
510名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:16:30 ID:MffF4sje
リンは絶対に素直にデレる事はなさそうだよな
511名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:29:40 ID:3QS4hNhh
コナミの通販にすりゃいいのに
送料、代引きもいらないみたいだし
512名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:27:05 ID:v6d8DGty
ハタみゆき先生に襲われるものが頭に浮かんだ
なんであんなに強いんだよ…
513名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:37:53 ID:0Ea1gLZk
しかし、ハタ人間のシチュはエロいな。キャラの年齢かえてPCで出せば……あれ、誰か来たみたいだ
514名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:45:17 ID:y73X7ks4
全員孕ませてやんよ
515名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:30:50 ID:d/0VnBkb
11裏の女子のクラスメートがあの面子だなんて毎日バラ色だな。
516名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:52:23 ID:nAa8wd3B
もし二ノ宮がハタ人間に出てたら
ハタ人間になった人達を容赦無く殺したりするのかと考えてしまった

こいつら宇宙人に洗脳されちゃって助けられないんだろ?
ならさ、殺したって構わないじゃないか

的な感じになってたのだろうか?
517名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 04:39:39 ID:UyH95Ge/
あぁ、飴やるよ
518名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 05:29:21 ID:Zk8IiYza
だれか裏サクセスに出る全員(女子だけでなく男子も)の名前を書き出してくれないか?_
それだけでいろんな想像ができるんだが・・・
519名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 05:40:59 ID:CExmPdY2
仲間は
ttp://www27.atwiki.jp/poke11/pages/16.html

まだ途中だけど
和桐社長や敵としてみゆき先生とか出たよ
520名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 14:11:42 ID:d2taqqlo
みゆき先生の追跡者っぷりにワロタ
521名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 16:20:04 ID:yAMMK1P2
アカネも出てきたなあ
妄想がとまらん
522名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 17:29:20 ID:BEYdXsnA
月 ゆりか
火 夏菜
水 エリ
木 委員長
金 ユイ
土 リコ
日 白瀬

という主人公の性生活を妄想した
523名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 19:06:36 ID:RdGGrdA1
11裏ざっとやったが白瀬がハタになっちまって軽く鬱だ...
まあ切り替えて、この悲しさを糧に作品を考えてみる。
それにしても、メンバーがエロパロを創ってくれと言ってるにしか思えん。
524名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 21:14:24 ID:y73X7ks4
小野さんにいいこいいこされたいよう
525名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 21:27:50 ID:wEzZQOKn
俺のパーティが常にるりか、白瀬、小野さんな件について
526名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 21:39:07 ID:v6d8DGty
ハーレムだとリコに怒られるぞっ
527名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:01:27 ID:ZRiMA4o4
11の紫杏は10の主人公をフッてしまったのかな?

それとも10の主人公が何らかの事件に巻き込まれて死んじゃって
サイボーグとかで生き返らすかわりにジャッジメントの職に就いたのかな?

うん、ごめんね、3のやりすぎだね
528名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:34:52 ID:+qYo+ecs
紫杏BADなら浜野がジャジメントから離れる理由がないし、和那たちが真央と合流してるのはおかしい
予測だけど紫杏は主人公が止める機会がない限りどのルートでもジャジメント行きってことになるんじゃないかなとか
529名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:39:40 ID:Yl6V8v/c
朱里が「カズとカズの好きな人の間をあたしが引き裂いた」とか
カズが「まだあの人には会いに行ってない」とか言ってるところを見ると、
カズENDで紫杏はあまり10主と関わらなかったような希ガス
530名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:56:39 ID:Ap2Xq0dL
主人公の昔は好きな人がいた?という問いに対しての
リアクションからしてそれなりには交流があったかも
531名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:01:53 ID:BFGHIRPo
社長がグラウンドに来て練習に参加するイベントで
おそらく10主のことを言ってた
「野球部にいた知り合い、いや親友」とか微妙に気になる表現で
532名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:03:34 ID:LIDxMHS/
紫杏ルート途中でそれてカズルートで終わったんだろ多分
11本編でも10主に対して好意を持ってた旨の会話があったし
533名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:34:16 ID:pN+YMfk9
紫杏ルートでもカズはいつのまにか能力者になってるし、主人公が関わらなくても話が進むってだけだろう。
寺岡なんて3では完治か死亡かしかないんだし
534名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:06:42 ID:1yq4pntC
此処で11の話はネタバレ&スレ違いじゃない?
書いた職人に対する労いも少ないし…
535名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:10:12 ID:HXBZTSL7
労い云々は無理に強要するもんじゃないとして
11の話を全開トークするのはまずいきもするな
536名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:40:46 ID:rB+wrMPL
今回の裏で唯のパンチラが無いのは誠に遺憾であります
537名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 08:08:05 ID:qO6IhRRK
>>536
ははは・・・・、まさか冗談キツイよ。
よく探してみろよ、パンチライベントがないなんて・・・・
俺は認めないぞぉおおおぉお!
538名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 08:38:37 ID:yQnfJonR
早く正月こねーかな
539名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 10:11:56 ID:aORCzgRq
>>537
戦闘中に殺人キックしてるじゃないか!
540名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 11:47:18 ID:OUK8pGZy
>>539
待て、それだと敵しか見ることはできないぞ
541名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 12:58:01 ID:6KSWQ8fN
キックのダメージ+出血多量


圧倒的ではないか!
542名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 16:19:42 ID:MBVIX4TK
パンツ見ておっきした所に金的のコンボですか
543名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 17:11:28 ID:AjpXKH0P
下らんこと思いついた
魔人が来てから主人公はキャンプ中以外性欲処理できない。

シズヤが弱る

選択肢によっては、キャンプのホテルに魔人を置いてシズヤだけ連れて行ける。

fateよろしく、魔力の供給のために(ry



ごめん、どうかしてた。
544名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 17:33:55 ID:nwdPKYdP
11ってカズ出るのか?
つか裏で越後出るとはww
すげーぜ!越後!!
しかし武器の刀を見る度にハガネと隊長が欲しくなるぜ。
あー10の裏キャラも素晴らしかったなぁ
545名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 21:26:40 ID:MBVIX4TK
社長のおっぱいをたゆたゆさせたい
546名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 21:57:55 ID:dH2KxD6n
ハタ人間化した女子クラスメイト達に追い詰められる話
547名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:10:43 ID:PVm/3/l6
職人さんが書き終えるまでに彼女攻略を終わらせなきゃ
548名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:15:19 ID:xMrr6fIX
あー
ハタ人間にされていく女子達を見てたら某エロゲーが頭に浮かんでしゃーない
549名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:24:49 ID:gCx+vIJL
女性キャラが皆ハタ人間化されて
主人公を逆レイプとかいいですね^^
550名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:38:52 ID:hrMt+m2s
11のハタ人間編をプレイしていてハタと思いつき、
発作的に書き上げたSSを投下。やや長め。
ハタ人間化バッドエンド後の、
ギャスビゴー星人にハタ人間化された
主人公たちのお話です。

ちなみに、これが初投稿です。
スレのルールにそぐわない部分があったら、御容赦ください。
551われらのハタのもとに 1/8:2008/12/22(月) 00:39:49 ID:hrMt+m2s
「やっぱり、二人ともここにいたんですね!」

頭の上に立てたハタをはたはたとハタめかせながら、
わたしは、空き教室のドアを怒りを込めて開いた。
思った通り、小波と白瀬さんはそこにいた。
制服のブラウスとタイを肩に引っ掛けただけの白瀬さんが、
同じく制服のズボンとワイシャツの前を大きくはだけた小波の上で、
腰を振っていた。

「うん、なんだ? るりかも混ざりに来たの?
 ひょっとして、3P……」
「3Pじゃありません!」

ふたりの頭の上のハタは細かく震え、先ほどまで行われていた
激しい運動の余韻を残していた。
まったく、二人とも照れも恥じらいもない。でも、少し羨ましい。
わたしはそんな自分の感情を打ち消そうと、ことさらに厳しい口調で言った。

「今日の午後一時から、2−C教室でハタなし人間地区襲撃の
 作戦会議を立てるって、ちゃんと、昨日言っておいたはずです!」
「ああ、そう言えば、そんな話も聞いたような……」
「わたしは、ちゃんと言いました。
 小波、あなたはわたしたちハタ人間遊撃隊のリーダーなんですから、
 きちんと、作戦会議には出席してもらわないと困ります!
 そんなだらしない事じゃ、ギャスビゴー星人様のお役には立てないと、
 わたしはいつも言っているはずです!」
552名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:41:08 ID:BYBOkSP2
ほとんどのキャラにフラグを立てたうえに幾人かは攻略済み
そしてドサクサに紛れてクラスメイトを落としていく裏11主人公はシリーズ1もてていると思う

案外先生にもフラグ立ててあったかもな
553われらのハタのもとに 2/8:2008/12/22(月) 00:41:08 ID:hrMt+m2s
「……ハイハイ、本妻さんはやかましいこと」
小波の体の上で頭上のハタを振りながら、
白瀬さんがわざとらしく大きな溜息をついた。
「でもさ、作戦会議なんて、形式みたいなもんじゃない。
 今の地球で、わたしたちハタ人間にまともに抵抗できる勢力なんて、
 もうどこにも残ってないわよ。
 そもそもあんな敵、戦術レベルで考えるような相手じゃないでしょうが」

そう呟いて、白瀬さんは小波から腰を離した。

「だってさあ、あの基地の残存勢力で戦力になりそうな連中は、
 前回あいつらがこっちに奇襲を掛けて失敗した時に、
 あらかた捕まえてハタ人間にしちゃったもん。
 残ってるのは、女子供ばっかりでしょ?
 どうせハタを付けてやったって、ロクな兵士になりゃしないって。
 襲撃計画立てるだけ、人的資源と時間の無駄使いよ。
 爆弾でも落として、皆殺しにしちゃえばいいのに」

白瀬さんは戦場ではわたしたちの中でも五本の指に入る優秀な戦士で、
正直、わたしなんか足元にも及ばないくらいなのだが、
ギャスビゴー星人様の奴隷としての、家畜としての自覚が足りないのが珠に瑕だ。
投入される兵力の消耗に対して、新たな兵力として獲得できる新規のハタ人間が
引き合わないと感じると、さっさと抵抗勢力を全滅させてしまおうとする。
しかし、それはいけないことだ。
人間に生かす価値があるかないかは、ギャスビゴー星人様だけが決められることで、
わたしたちが勝手に判断すべきことではない。

「そうだ。前回の作戦でハタ人間にした、あの基地の連中がいたじゃないか」
わたしが白瀬さんに言い返そうと口を開いた途端、小波が口を挟んだ。
「あれを兵力として投入すればどうだろう?
 あいつらなら、ハタなし人間のアジトの内部にも詳しいだろうしさ、
 何よりも、ハタなし人間は、昔自分の家族や知り合いだったハタ人間を
 攻撃するのに躊躇するから……ククッ、きっと面白い事になるぜ!」
554われらのハタのもとに 3/8:2008/12/22(月) 00:42:10 ID:hrMt+m2s
やっぱり小波は頼りになる、とわたしは見直した。
こうやって、いつもわたしたちのために素晴らしい計画を立ててくれる。
かつての自分の家族や友達に一方的に襲撃される
惨めなハタなし人間どもの様子を想像すると、わたしも胸が躍った。

「素晴らしい作戦です。やっぱり小波、あなたには作戦会議に
 出席してもらわないといけません」
「うーん……あとは大神や有田に任せときゃいいだろ。
 作戦運用じゃ、あいつらの方が頼りになるし……って、
 オイオイ、まだ出してないって!」

傍の机に投げ出した下着を拾い上げ、
むきだしの下半身の足に通している白瀬さんを見て、
小波が不満そうな声を上げた。

「もういいや、そんな気分じゃなくなっちゃった。
 わたし、今排卵期じゃないから、出したってムダ打ちになるだけだもん」
そう言って、白瀬さんは意味ありげにニコっと笑った。
「どうせなら、本妻さんに出してあげたら?
 さっきからの様子じゃ、だいぶ溜まってるみたいだしさ。
 したいんでしょ?」

「はい、もちろんわたしはいつも小波と交配する用意が出来てます。
 ……あ、でも、それは小波がわたしを望む時にであって、
 わたしがそうして欲しいというわけじゃないんですからね!
 変な勘違いしないでください!」

思わずわたしがそう答えると、白瀬さんは吹き出した。

「はいはい、ごちそうさま。じゃ、愛人は退散するとしますか」

白瀬さんはそう言い残し、最後にスカートのホックを止めると、
空き教室から出て行った。
555われらのハタのもとに 4/8:2008/12/22(月) 00:43:04 ID:hrMt+m2s
          *           *

わたしたちは、かつてギャスビゴー星人様が地球を解放される際に
最初に降り立たれた、パライソ島地区に住む中学生だった。
他のパライソ島地区の地球人は、あっさりとハタ人間にされたが、
わたしたちのグループは最後まで抵抗し、
外部から孤立したままでギャスビゴー星人様と戦い抜いた。
そして、最後の戦いでギャスビゴー星人様に敗れ、
わたしたち全員はハタを植え付けられて、ハタ人間となった。

今にして思えば、ハタなし人間だった頃のわたしたちは
本当に愚かで哀れでどうしようもない存在だった。
ギャスビゴー星人様の偉大さも知らず、
ハタ人間となる事の素晴らしさも知らず、
「自由」などという全く何の意味も価値もないくだらない物のために、
ギャスビゴー星人様に刃を向けるようなとんでもない真似をしたのだ。
今から思い出しても冷や汗が出る。

しかし、宇宙で最も偉大な至高の存在であり、
今ではわたしたちの存在のすべてを捧げるべき相手である
ギャスビゴー星人様は、ギャスビゴー星人様に逆らうという、
百兆回地獄に堕とされても仕方が無いような大逆無道を犯した
わたしたちを赦してくださり、わたしたちに本当の人生の目的を与えてくれた。
今のわたしたちは、ギャスビゴー星人様の忠実な兵士であり、
奴隷であり、家畜である。わたしたちは特別遊撃部隊として、
ギャスビゴー星人様に逆らうハタなしの馬鹿な屑連中を次々と撃ち破り、
ハタ人間となる素晴らしさを教えてやった。
現在ハタ人間が地球の七割を支配するに到った経緯には、
実にわたしたちのグループの果たした役割が大きい。
今はこのかつてのパライソ中学の校舎が、わたしたちの本部基地となっている。

そして、ギャスビゴー星人様からわたし達に与えられた
もう一つの大事な任務――それは「子作り」だ。
556われらのハタのもとに 5/8:2008/12/22(月) 00:43:59 ID:hrMt+m2s
わたしたちは皆、様々な兵士としての特殊能力を持っている。
その能力の元となる遺伝子はわたし達の世代だけではなく、
後の世代にも受け継いでいかねばならない。
だから、そのためにわたし達のグループは毎日の戦闘の合間にも、
男子と女子同士で、互いに子作りに励んでいる。

生まれて来た子供はアンドロイド/ガイノイド技術の応用で、
半年で強制的にわたし達と同じ肉体年齢まで成長させられ、
物心付いた時には、もうハタを立てられていることになるそうだ。
わたし達の子供は、わたし達のような中途半端でくだらない、
何の意味もない前人生を、ムダに送ってきた不完全なハタ人間ではなく、
生まれながらの完全なハタ人間となれるのだ。なんと素晴らしい話だろう。

そして、ギャスビゴー星人様がわたし達に行われたDNA検査により、
小波はわたし達のグループの中でも、
最も優秀な兵士となれる遺伝子の持ち主であることが分かった。
幼なじみの小波がギャスビゴー星人様のお役に立てると知って、
わたしまで誇らしい気持ちになれた。

小波との交配相手に選ばれたのは、
白瀬さん、夏菜さん、委員長、ユイさん、そしてわたしの五人だ。
わたしたち五人は一回でも多く小波と交配し、
一日でも早く小波の子供を孕み、一人でも多く小波の子供を産み、
ギャスビゴー星人様のための優秀な戦士を「生産」し続けねばならない。
そのためにも、わたしたち五人は小波が求めれば、
どんな場所、どんな時間、どんな状況下であっても、
即座に体を開いて彼の精子を受け入れる事を求められている。
小波の子供が産めて、それがギャスビゴー星人様のお役に立てる。
まるで夢のような幸せな話だった。

          *           *
557われらのハタのもとに 6/8:2008/12/22(月) 00:44:47 ID:hrMt+m2s
「ああ、いいよ。るりか。上はそのままで」
ブラウスの前ボタンに指をかけたわたしに、
小波は片目をつぶって見せた。
「作戦会議に出なきゃならないんだろ? 手早く済まそうよ。
 下だけ裸になって、ケツだけ向けてくれりゃいいからさ」

小波は優しい。ちゃんと、わたしの都合のことを思いやってくれている。
さすがギャスビゴー星人様の選ばれたハタ人間の種牡だ。

スカートのホックを外して床に落とし、パンツを足から抜き取ると、
わたしは小波に背中を向けて、教室の黒板に両手を突いた。
靴下と上履き以外、下半身には何一つ身に付けていない。
お尻を彼に突き付けたままの姿で肩越しに一度振り返ると、
わたしは照れ隠しもあって、ややぶっきら棒に言い放った。

「さあ、どうぞなさってください。
 でも勘違いしないでください。これは楽しみじゃなくて、
 わたしの子宮に新しいギャスビゴー星人様の兵士を孕むための、
 大事な仕事なんですから」

小波の陰茎をわたしの膣で受け入れるのは、これで十回目になる。
初めての時は痛くて泣きそうになったが、そんな事ではギャスビゴー星人様の
優秀な兵士出産機械にはなれないと考えて、歯を食いしばって我慢した。
しかし不思議なことに、何度も小波との交配を繰り返している内に、
痛みが完全になくなったわけではないが、腰のあたりから脳に向けて
突き上げてくるような、不思議な感覚が感じ取れるようになった。
それは決して不快なものではなく、小波との交配の最中には
いつもその感覚を心待ちにしている自分がいる。
今では、こうやって彼の目の前にむき出しの陰裂を突き出しているだけで、
性器がうずくのすら感じられる。これは、わたしの体が
優秀な牝畜のそれへと変化しつつある証拠かもしれない。
もしそうなら嬉しいことだ。
558われらのハタのもとに 7/8:2008/12/22(月) 00:45:35 ID:hrMt+m2s
しばらくの間、小波は後から私の陰裂を指でもてあそび続けた。
二、三分、いや、もっと長かったかもしれない。
最初は腰をくねらせて堪え続けていたが、
その内にわたしは耐え切れなくなり、「あん」と、声を上げてしまった。
こんな声が出せるのかと自分でもびっくりするような、
大きな、甘い声だった。
きっと、この校舎の上の階にある作戦会議室にまで聞こえたに違いない。
白瀬さんが聞いていたら、またわたしと小波のことを当てこするだろう。
その事を考えると、性器のうずきがより一層強くなった。

顔が熱くなるのが感じられた。きっと、小波からはわたしの耳と首筋が
真っ赤になっているのが見えるに違いない。
そう考えていた時に、小波がわたしの陰裂から指を離した。
その途端、わたしの口からはまた、「あ……」と声が洩れてしまった。
自分でもはっきりと分かるほどの、不満さと切なさを帯びた声だった。

と、次の瞬間、小波の両手が思い切りわたしの腰に乗せられ、
小波の硬く勃起した陰茎が、わたしの陰唇に押し当てられた。
信じられないことに、わたしの膣はその陰茎をぬるりと受け入れ、
陰茎はそのままほとんど抵抗もなく滑り込んでいた。
自分でも気付かない内に、わたしの性器はべとべとに濡れていた。
559われらのハタのもとに 8/8:2008/12/22(月) 00:46:28 ID:hrMt+m2s
息を付く暇もなく、例のあの感覚が、膣から腰のあたりに生まれて来た。
しかし、それは今までの交配で感じていたような、そこはかとない感覚ではなく、
よりはっきりとした強烈な快楽であり、至福感だった。
まるで、快楽という名の刺がびっしりと生えた太い棒を、腰に向けて打ち込まれ、
ごりごりと体の内部からかき回され続けているような感覚だった。
もうわたしは作戦会議のことも忘れて、ひたすら声を上げ続けた。

ああ、わたしはついに完全なハタ人間出産機械になれたんだ
――朦朧とした意識の中で、わたしはそう思った――
でも、それが、こんなに気持ちのいいことだったなんて。
この快楽にめぐり合えたのも、この頭の上にあるハタのお蔭なのだ。
この幸福を、一人でも多くの人々に分かち与えねばならない。
それがわたしの、小波の、わたしたちの生きる意味、人生の価値のすべてだ。

小波に勢い良く突き上げられ、
頭上のハタをその動きに合わせて振り回し続けながら、わたしは一心不乱に祈り続けた。
この小波の精液がわたしの卵子を濡らしますように。
その卵子が受精しますように。小波の子供が孕めますように。
そしてその子供が、ギャスビゴー星人様のお役に立てる、立派なハタ人間に育ちますように。

わたしはこれからも毎日、小波との交配を続けるだろう。
そして、新たなハタ人間の兵士となる子供たちを生み続けるのだ。

この宇宙の全ての生命ある物の頭上にハタが翻るようになる、その日まで。
560名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:48:25 ID:hrMt+m2s
以上です。
ハタ人間編はまだ一章しかクリアしてないので、
背景設定の間違いとかがあったら、すみません。
561名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:52:11 ID:BYBOkSP2
更新押し忘れてすいませんorz
悪堕ち好きにはいい時代が来たものだ……GJです
562名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:58:58 ID:spppewPq
ああ、11ネタ一番乗りしたかったのに…

まあそれはそれとして、改めてハタ人間の設定のすばらしさを実感できました。GJです
563名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 01:42:26 ID:hx69V7xP
受精とか孕ませとか最高にエロいな。GJ
564名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 07:40:35 ID:P7oaJHh6
GJです。GJですとも!
565名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 12:54:00 ID:HDY78+Ff
素晴らしい乙
566名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 21:00:21 ID:T2zR/uJm
一通り遊んでみた感想は、真のハタ人間は主人公だったなっていう
夏菜のハタ化シーンはホラーだが最後のセリフが何かエロい
567名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 21:39:10 ID:W5ywOX1O
華音待ってます
568名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:55:51 ID:mCpoHM06
GJ!いい作品を見れた。本当にGJ。
ついでに今11裏の白瀬エンドの後、白瀬が戻って来たというストーリーで作品を作ってる。
後少しで出来るからもう少し待っててくれ。
569名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:25:18 ID:E4moHAVv
>>568
期待してるぜよ
570名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:30:08 ID:SVAgYOqW
>>568
白瀬にナースキャップをかぶせて待ってます。
571名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:36:42 ID:SVAgYOqW
連レスすまないが
白瀬の「もう駄目って時に、あんたの顔が脳裏に・・・」でもう俺は駄目になりかけた。
572名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:39:11 ID:sdCAWUuO
>>571
  `¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´
573名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:07:35 ID:SVAgYOqW
>>572
分かってくれる人がいたとはw
574名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:09:01 ID:g4BXJfnY
しかし、今回は愛持ちが多いな
モテモテ野郎め
575名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 01:13:49 ID:qiOV21UQ
>>573
オレも仲間だ
576名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 02:25:30 ID:DUH5fWrZ
裏が軽く萎えるんだが…
一章の後半から敵強くないか?

と言う話は置いといて…しのぶの名字が分からん…
Wikiに載ってなかったから誰か載せておいた方が良いんジャマイカ?
577名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 02:57:59 ID:E4moHAVv
そういうことは11スレでやりな
578名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 20:32:29 ID:xYs1z9hc
イベントで完全に好意を示したのは
リコ ユイ アカネ 白瀬 エリ くらいか。

夏菜はよくわからん。完全に友達か?
るりかも微妙。最近ツン期に入ったせいかわかりづらい。

って事はクラスメイトで主人公にまったく好意がないのは委員長くらいじゃん。
恋人の役もできる、って言う件で、演じ続ければ好きになる→別に好きじゃないって事だし。
579名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 20:34:59 ID:ylJ7Gyd8
おまえは何を言っているんだ
580名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 22:51:47 ID:S+wMDX/b
最後までイベントを見てるのかと言わざるを得ない
瑠璃花なんて露骨にデレまくってるじゃねーか
581名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:03:58 ID:xYs1z9hc
>>580
ごめん、青い石が後一つ見つからずに断念したんだ
582名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:13:18 ID:g4BXJfnY
先生の体力が凄すぎるな
583名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:38:58 ID:FNGbGEs4
>>582
その言い方だとエロい方向に考えてしまうじゃないか
584名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:17:51 ID:UANqHrKR
主人公を逆レイプですね。分かります
585名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 00:43:32 ID:hCP1H3Ud
しかし殆ど無条件に女性キャラの殆どから好かれてるしハーレムっぷりが異常だな今回の裏主人公は
586名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:35:40 ID:kGRGCKpD
一応完成したので投下します。
初作品、初エロ作なので酷いかもせれませんが。
587一人旅その後:2008/12/24(水) 01:39:24 ID:kGRGCKpD
―――パライソ中学校卒業式閉幕後―――

「じゃあ、お前は高校には進学しないのか?」
「ええ、いつか言った通り世界中を旅するわ。」
卒業書を貰った今年の卒業生二人が木の陰で討論をしていた。
「いつ頃戻ってくる?」
男子生徒の小波は質問を投げ掛ける。
「まだ決めてないわ。」
女子生徒―白瀬芙喜子―はあっさり言った。
「.........。」
「.........。」
多少の沈黙――我慢比べみたいになっているが――
先にその沈黙を破ったのは芙喜子だった。
「あのさ。」
「?」
「私さ、あんたのことを好きになっていたんた。」
「へ?今何て。」
相当鈍感らしい。芙喜子は溜息をつきながらもう一度言う。
「だから、私はあんたのことが好きになってたのよ!二度も同じこと言わせないでよ。ばか!」
「そ、そうなのか...り理由は?」
小波は恐る恐る理由を聞く。
「あの時、そう、私がハタ人間にハタを刺されそうになったのは覚えてるわよね。」
「ああ、あの日か...」
ふと、思い出すあの日、芙喜子はトイレに行くといって、よそ見をしていて
ハタ人間に捕まった。なんとか応戦して芙喜子を助け出したあの日だ。
「そう、その日ね。私はあの時意識が朦朧とした時、あんたの顔が浮かんできたの。
その瞬間、私はこいつに恋をしているんだと気がついた。」
そして、すこし目をそらして小さい――今にも消え入りそうな――声で
「それに、助けられたから」
「......。」
芙喜子は話に区切りをつけるようにワンテンポ置いて。
「これが理由よ。わかった?」
「ああ。よくわかった。」
そして、芙喜子は小波に近づいて唇を重ねた。
「これがファーストなんだから、じゃあね。」
名残惜しそうに後ろを向いて歩きだした。
「おい!まてよ白瀬、告白の返事はいいのかよ。」
もう一度こちらを向いて
「それは、もう一度あんたのもとに帰ってから聞くわ。」
そして、また後ろを向いて歩きだした。
588一人旅その後:2008/12/24(水) 01:40:41 ID:kGRGCKpD
あのやり取りがあってからもう一年が経つ。このやり取りはまだ小波も鮮明に覚えている。
そして、きょうは休日部活もなく、一日休みで小波はゆっくり体を休めるつもりだった。
インターホンが鳴るまでは、
「ピンポーン、ピンポーン。」
「おれは今日休みたいんだ!関わらないでくれよ。」
それでも、いくらでもインターホンはなる。
「だあああ!もうだれだよ。」
渋々玄関に行く。もし、これで宗教とかだったら本気でなぐるぞ。
「は〜い、こんにちは〜。」
「し、白瀬ぇ?」
小波はとても驚いた。来るなんて聞いてないし、連絡も受けていない。
「誰からここに居るって教えたんだ。連絡しても――当たり前だけど――出なかったじゃないか。」
「居場所は元委員長から。突然来たのは、あんたを驚かすためよ。」
「とりあえず上がりなよ、お茶ぐらい出すよ。」
二人とも久しぶりに会ったので時間も忘れて夢中で話していた。
589一人旅その後:2008/12/24(水) 01:41:24 ID:kGRGCKpD
――そして夜―――
「なぁ...白瀬、戻ってきたけどまた、旅に出るのか?。」
「いいえ。もう、旅には出ないわ。」
「じゃ、じゃあ高校は?」
「今更行けないでしょ。」
「なぁ、告白の返事だけど...。」
芙喜子の体が一瞬ビクッと動いた。かなり緊張しているようだ。
「へ、返事は?」
「OKだ。」
「ほ、ホント?」
黙って小波は頷く。
「良かった...。」
二人とも見つめ始め、徐々に近づきゆっくりしかし、深く唇を貪り合う。
「ん...ぷはぁ。」
芙喜子から酸素を欲しがる声が漏れる。それでも、快楽には変えられず再び貪り合う。
「はぁ...はぁ...。」
名残惜しそうに小波が唇を離すと、頬は上気し、眼には次の行為への期待の色が浮かんでいた。
「服、脱がしていいかな?」
黙って頷く。服を脱がし合い、お互い生まれたままの姿になる。
そして、小波は自分の息子を芙喜子の秘所にあてがう。
「最初は一気に貫いたほうがいいって聞くけどけど...どうする?」
「じゃあ、そっちでお願い。」
「いくよ...白瀬。」
「ちょっと待って!その...ふ、芙喜子って呼んでくれないかな?」
小波は少し考えて、言い直した。
「わかった...いくよ、芙喜子。」
「うん。来て...。」
擬音を付けるならば、ずん、と表現したほうがいいぐらい一気に貫いた。
「痛っっっ!」
破瓜の痛みが芙喜子を襲った。痛みの余り顔を歪める。だが、これで彼女は女の子ではなく、一人の女になった。
一方、小波は芙喜子が痛みで苦しんでいる間、小波はずっと芙喜子を抱きしめていた。
「平気か?芙喜子。」
「ええ、もう動いて良いわ。」
了解を得て小波はゆっくり動き出した。
「んっ、あっ、はっ、うぁ、はぁっ!」
芙喜子が喘ぎ声を出す中、小波は更なる快楽を得ようと、動き速くする。
「えっ?ちょ、はげ、しい、やああああぁぁぁ!!」
芙喜子が一際大きな声を出す、どうやら絶頂を迎えたらしいが小波は動き続ける。
「やめっ、まだ、イッたばっか、ふあぁぁぁぁ」
「くっ、きついな。」
また絶頂を迎える、膣内がさらに締め付ける。
「芙喜子、そろそろ、出すぞ!」
「中に、中に出してお願い!!」
「うあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
最後は二人同時にイッた。芙喜子は小波の精を受け幸福感に包まれた。
「芙喜子、愛してる。」
「わ、私も、私も愛してる。」
590一人旅その後:2008/12/24(水) 01:42:21 ID:kGRGCKpD


あれから少し時間が経ってふと、小波は言った。
「そういえば、中におもいっきし出したけど、今日安全日なのか?」
芙喜子の視線がそれる。イヤな予感がしてきた。
「まぁ良いんじゃない?もし、できっちゃてても私、高校行かないし、育児に専念できるじゃない」
「いや、俺は高校があるんだけど。」
「いいの、いいの。でも...」
芙喜子の言葉が不自然にとまる。小波は心配になり聞き返す。
「でも?」
「一生、責任とってね。」
小波は溜息をつきけれども、意を決してこう言い返す。
「当たり前じゃないか。」
「そう、それじゃこれからもよろしくね。小波。」
ゆっくり近づき誓いのキスをした。
591通達者:2008/12/24(水) 01:46:14 ID:kGRGCKpD
以上です。
とてもクサい内容ですみません。
あと、指摘等ありましたら、ドンドン言ってください。
次に生かそうと思います。
592名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 02:08:03 ID:yHrpIRVz
GJ! やはりフッキーはクーデレが良く似合う。
593名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 02:17:26 ID:++z4SXCF
白瀬のまんまん名器也
594名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 03:49:00 ID:THvA5BuT
GJだが本番に入るの早いな。「」内の『。』もいらないと思う。
あと芙喜子の口調に少し違和感を感じる。
偉そうなこと言って悪いな。これからも頑張ってくれ
595通達者:2008/12/24(水) 07:12:18 ID:kGRGCKpD
>>594
了解です。
口調の方は8をやってきて、行為ついての知識は
いままで職人様が書いてくれた作品をもう一度読みなおしてきます。
596名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 19:45:39 ID:AD3eN2oz
白瀬GJですな。GJですとも
597通達者:2008/12/24(水) 22:08:40 ID:kGRGCKpD
皆さん、少し早いですがメリークリスマスです!

いい子にしてたら、リコサンタが来るかもなんて、
考えた俺はもう末期だな...
598名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 22:25:13 ID:UANqHrKR
イヴの夜は裏でハーレムを心行くまで満喫だぜ
599名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 22:31:17 ID:3/d4fqDM
男は助けないんですね分かります。
600名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 22:49:18 ID:BM/IZSA1
クラスメイトの女子7人とは女子固めさせないつもりだなKONAMIめ
有田でも勧誘して縄でも買ってきてもらえば
601名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:28:05 ID:49EXA6xK
宇宙人の基地さえ破壊すれば、男子ゼロでも大丈夫!

あ、小野さんをお忘れなく
602名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:47:09 ID:JX1OO2J/
>>599
青野仲間にしないと夏菜が仲間にならない
バランスから考えると石田抜きでも装備さえ整ってれば基地破壊は可能だしな。
石田があまりにも強すぎて石田抜きでプレーする気がしないが。
603名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:53:12 ID:DMFLVpQL
夏菜ハタ人間化は怖いのー
なんか作れそうな気がしてきたぞっ
604名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 00:27:41 ID:eBPW3+m+
さて、11の話の流れをぶち切るようで悪いんだけど
クリスマスと言う事でクリスマスの話を書いてみたんだが………どうかな?
605名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 00:33:53 ID:X7Y8QLtZ
そんなの関係ねえ!
投下おねがいします
606名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 00:52:52 ID:E7fNsSnN
>>602
石田ってそんなに強かったのか……
殆ど女子だけでパーティー組んでたから知らんかった
607名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:00:23 ID:gQBmK/XX
>>606
石田は11では最強の壁だぞ
608名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:02:35 ID:V7qadIAH
>>607石田に防弾チョッキとシールド持たせているが今17レベルで40のスライムすら余裕で受けられるぞ
609名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:26:02 ID:34PpH/YO
ところで、11裏のリセットアドバイス聞いた? 白瀬の正体が・・・。8表で描写されてたか?
610名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 01:37:31 ID:gQBmK/XX
>>609
カイの方じゃないの?
611名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 02:45:30 ID:9RSIE13u
>>609
カイの方じゃろ
白瀬がサイボーグだった場合、わざわざ変なビデオ見せたり適正試験受けさせたりする必要なんてなくない?
612名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 06:55:38 ID:88b1X1B3
サイボーグだからつってCCRに適正あるとは限らないんじゃね。
武美が作るのに失敗したらタンパク質に分解して〜って言ってるし、作った後でも性格や能力にはある程度差が出るのかも

まぁパワポケスタッフの事だから何がどうなるか分からん。カイは白瀬本人かもしれんし白瀬のクローンサイボーグかもしれんし
二人ともかもしれん

ただ白瀬にも怪しいイベントはあったな確か
613名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 07:52:33 ID:daQYV1Va
614名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 08:29:42 ID:0wscSx8f
>>604
カップリングに期待
615名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 09:53:19 ID:XLB+pmaA
今まで商人か農民だったのに石田も出世したんだぬ。
616名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:46:37 ID:eBPW3+m+
>>614
カップリングは瑠璃花ですな。
多分6時くらいに投下します
617名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 16:19:53 ID:eb4fNnsV
クリスマスと聞いて朱里を期待したが残念
618名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 17:38:24 ID:hTX5SD2C
朱里ルートをやって、見たいと思ったのがデスマス×朱里のレイープものだった
まったく俺ってやつは……
619名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:04:00 ID:tSojUKFT
ああ俺もだ問題ない
620うどん人:2008/12/25(木) 18:14:24 ID:eBPW3+m+
11でも朱理でもなくてすいませんが、瑠璃花を投下します。
瑠璃花BESTから数年後と言う事で
621名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:17:21 ID:eBPW3+m+
「や、やってしまいました………」
 クリスマスと言う事を除けば、平凡なある日の昼下がり。
 瑠璃花はこの世が終わるかと思えるような声で呟いた。
「ど、どうしましょうか………もう時間はないですし……」
 壁に取り付けられた時計をチラリと見る。
 別に遅い時間ではないが、晩御飯の事を考えると完全にアウトな時間だろう。
 瑠璃花の顔色が更に悪くなった。
「わ、私としたことが………」
 両手両膝を床に付けOTLの姿勢。南雲瑠璃花一生の不覚である。
 こんなにも瑠璃花がうなだれる、その理由は
「まさか……まさかプレゼントを買ってないだなんて……」
 ようするに、小波へのクリスマスプレゼントを買っていない。ただそれだけである。

「何もないのは……流石に……」
 別に忘れていた訳ではない。
 寧ろ真逆で、何がいいかなと、一ヶ月ほど前から悩んでいたほどだ。
 ただ決められないまま一週間、二週間と時間が過ぎ、最終的に今に至ってしまった訳で。
「何か……何かないんでしょうか……」
 誕生日、クリスマスと、毎年何かをあげてきた瑠璃花。
 今年は何もないと分かり、がっかりして元気を無くす小波の姿が頭に浮かぶ。
 それだけは、それだけは避けなくてはいけない。
「何か……何か……!!」
 藁も掴む思いで辺りを見渡していく。が、
 テレビ、クリスマスツリー、パソコン、etc……。
 何もプレゼントになるような物は無かった。
 …………しかし。
「ツリー………プレゼント………サンタ……」
 ツリーをヒントに、瑠璃花の頭が高速回転を始める。
 ヒントのピースを一つ一つ組み合わせていき、一つの答えへとまとめていく。
 そして5分程考えた、その結果。
「!!!」
 ある一つの結論が、瑠璃花の中でまとめ上がった。
 ………だが、
「こ、これはあまりにも……」
 恥ずかしい。
 瑠璃花の顔が突然真っ赤に染まる。
 それに小波が受け取ってくれるかどうかも分からないし、
ひょっとしたら引かれるかもしれない。
「………でも、やるしかないですよね」
 元より、時間も余裕もほとんどない。悩んでいる暇などもっとない。
「………よし!!」
 自分自身に気合いを入れ、瑠璃花は早速行動を開始した。
622題名は「プレゼント」:2008/12/25(木) 18:18:36 ID:eBPW3+m+
 時間は移って、夕食の後。
 小波は南雲家で夕食を御馳走になっていた。
 それはそうと、瑠璃花の部屋に呼び出された小波。
 何となく分かってはいるが、あえて聞いてみる。
「瑠璃花、どうしたの?」
「いえ、小波にプレゼントを渡そうと思いまして」
 やっぱりな、と小波の表情が喜びのものへと変わる。
 予想はしていても、嬉しいものはやはり嬉しいものだ。
「そうなんだ。ありがとう」
 思い切り抱きしめたいが、今はとりあえず感謝の言葉を述べる。
 だが次の瑠璃花の言葉は、小波が予想にしていない物だった。
「じゃあ小波、一度部屋から出て下さい」
「え? 何で?」
「いいから! 一度出てください!!」
「ちょっ、お、おい!」
 背中を押され、強引に部屋の外へと追いやれる。
 扉が閉められ、ドアの向こう側から届く声。
「私がいいと言うまで開けちゃいけませんからね!」
「あ……うん。分かったよ……」
 返事を返すものの、頭の中はそれどころではない。
 プレゼントなら普通に渡してくれればいいのに……。
 瑠璃花の意図が分からずに、小波はしばらくボーっと立っていた。
 他に何もする事がないので、壁にもたれて合図を待つ。
 そのまま十分くらいが経った頃だろうか。
「………小波?」
 再びドアの向こうから声がした。
「なに?」
「もう、いいですよ?」
「…………?」
 何か違和感を感じる。
 さっきまで元気だったのに、急に声がしおらしくなった様な……そんな気がする。
「………まぁ、考えたってしょうがないか」
 そう結論を下し、ドアに向き直る。
 これを開けば全てが分かるのだから、そっちの方が手っ取り早い。
「じゃあ入るよ」
 ドアノブを回し、ドアを開け、再び部屋の中に入る。と、
「め、メリークリスマス……」
 サンタの服(しかもミニスカ)を着た瑠璃花がそこに立っていた。
「る、瑠璃………花?」
「………………」
 耐えられないとばかりに、横を向く瑠璃花。小波と視線を合わそうとしない。
「そ、その服って……」
 瑠璃花が身につけているその衣装。小波はどこかで見覚えがあった。
 確かあれだ。小学校の時にクリスマス会で瑠璃花が着ていたやつだ。
「きょ、今日はクリスマスですから……」
 恥ずかしそうに、瑠璃花がようやく言葉を口にした。
 小学校の時は普通のスカートだったのだが、
中学生の自分が着てみると、どうしてもミニスカートになってしまう。
 下に引っ張ってみても、下着を完全に隠す事は出来ない。
「え〜と………その……」
 スカートを握る手はそのままだが、もじもじと瑠璃花は小波に向き直った。
 数秒間の沈黙の後、勇気を出し、あらかじめ考えておいたセリフを口にする。

「今日は………私が……プレゼント………です」
「瑠璃花――――!!!!」
 もう我慢出来ないと、小波が瑠璃花に抱き着いた。
 ここに、一匹の獣が誕生した。
623名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:19:21 ID:eBPW3+m+
 目の前のサンタクロースを力の限り抱きしめる。
 自分の為にこんな格好をしてくれただなんて、感動のあまり言葉がでない。
「ちょ、ちょっと苦しいんですが……」
「ゴメン。少し我慢して」
 力を緩める事はしない。愛らしい我が彼女を全身全霊で感じとっていく。
 両腕で簡単に包み込めるほどの小さい身体。小波はそれを軽々と抱き抱えた。
「きゃあっ!?」
「ほらほら、暴れないで」
 お姫様を運ぶように、瑠璃花をベッドの上へ。
 優しく寝かせて、その上に覆いかぶさり、言う。
「じゃあ遠慮なく貰うけど……いいよね?」
「………はい」
 了承の答えを貰うと、小波は口づけを開始した。
「ん…………」
 瑠璃花の唇に唇が触れる。柔らかくて、熱い。そして何より甘い。
「ん……ふ……はぁ……」
 瑠璃花も小波の唇に吸い付いていく。
 両腕で小波の顔を掴んで抱き寄せる。その温もりが逃げないように。
「ふ……んん……あむ……」
 お互いの口の中から舌が出て来はじめた。
 空中で交わったかと思うと、互いの口内に侵入していく。
 キス。言葉にすればたったの二文字だが、二人の身体はそれだけで熱くなっていく。
「は……あ……」
「あ、瑠璃花。待って」
「………え?」
 身体が熱いのか、上着のボタンを外そうとしていた瑠璃花。
 その動きを小波が止める。
「その服は脱いじゃいけない」
「……何でですか?」
 部屋は暖房が効いているため、寒さを心配する必要はないのだが。
 疑問を上げる瑠璃花に、小波は得意そうに答えた。
「だって、脱いだら服の意味が無くなるだろ?」
「はぁ………」
 欲望に満ちた答え。瑠璃花には意味がよく分からなかったみたいだが。
「まぁとにかく、今日は服を着たままやるって事だよ」
「やっ! あ……んっ!」
 上着の下から手を侵入させ、上へ上へと上っていく。
 驚いた事に、瑠璃花は上着の下に何も身につけていなかった。
 ブラウスもキャミソールも。そしてブラジャーも。
「あれ瑠璃花? 何で何も着てないの?」
「そ、それは……」
 実は小波の持つエロ本の一つを参考にしたのだが、無断拝借な為言葉に出来ない。
 それをいい事に小波の言葉責めは続く。
「もしかしてこんなのを期待してた、とか?」
「んんっ!」
 乳首を摘むと、声を出して瑠璃花が喘ぐ。
 期待も何も、元よりこういうつもりだったのだが、そこは置いておいて。
「瑠璃花もHになったよね」
「やぁっ! 摘っ……ダメっ!!」
 お互いに性に興味津々な年頃な二人。身体を重ねる回数が増えるのも仕方ないだろう。
 次は下半身をと、小波が顔を下げていくと、瑠璃花が再びスカートを引っ張りだした。
624名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:20:44 ID:eBPW3+m+
「ほら、隠しちゃダメだって」
「やっ………あ………離し、て……」
 瑠璃花の両手首を掴んで頭の上へ。抵抗をしているが、ほとんど意味はないだろう。
 腕が上がった分スカートがずり上がり、股間の部分から下着が頭を出した。
 今日はピンク色らしい。
「今日は縞パンなんだね」
「や……ぁ……言わないでください……」
「服に合わせた感じかな? 可愛いよ」
「あ………うぅぅ……」
 まじまじと小波が実況すると、瑠璃花が可愛い悲鳴を上げる。
 それがまた小波の性欲をビシビシ刺激するのだが。
「ふむ!」
「んっ!? こ、小波?! 何をやって……」
「ん? ふひはのにほいをはいでるんはけど?」
「ひぅっ! しゃ、喋らないで!」
 股間に顔を埋もれさせ、思い切り息を吸う。
 下着に染み付いた臭いに混じって、何か違う臭いを感じた。
 指で下着をずらし、下で割れ目をなぞる。
「あっ! だ、ダメ……です………!!」
 頭を離そうと瑠璃花が小波の頭を必死で押す。
 夕食後、小波を誘う前にトイレに行く事を忘れていた瑠璃花。
 今そこを舐められるのはマズイ。
「ダメっ! やっ! あ、ああっ! こな、みっ!!」
 瑠璃花の必死の抵抗も虚しく、小波を止める事は出来ない。
 犬が皿をなめ回すように、舌が何度も何度も股間を往復する。
「やっ! あっ! ああっ!!」
 もはや抵抗どころではないのか、瑠璃花の腕の力が弱くなった。
 それは好機と、存分に股間を堪能する小波。
 もうしばらくまさぐった後、頭を上げて、言う。
「………もう十分だよな?」
「え? いや………ダメ、ダメです……」
「ん? そうかな?」
 改めて両方の股間の様子を確認する。
 自分の物は全く申し分なし。瑠璃花の股間―――ほとんど毛も生えていない―――も、言葉とは裏腹に準備万端に見えた。
「やっぱり大丈夫だよ」
「いや、ちょっと! ちょっと待って下さい!」
 あくまでも無理だと言い張る瑠璃花。だが小波は、
「ゴメン。もう我慢出来ない」
「わっ! だ、ダメ!」
 衣装の効果もあってか、もう我慢の限界なのだろう。
 瑠璃花の脚を大きく広げて、素早く息子を割れ目に押しやった。
 そして優しくながらも一気に瑠璃花の中に侵入した。
625名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:21:29 ID:eBPW3+m+
「やぁっ! ああっ! あ、あっあ゙っ!!」
 瑠璃花の喘ぎ声が、どこか悲鳴のように聞こえる。
 流石に小波も不信に思ったが、自分の息子が感じる限り何もおかしくはない。
 寧ろいつもより締め付けてきているような……。
「瑠璃、花? 何か、いつもよりキツくない?」
「んんっ!! あっ……や、あ、ダメ………!!」
「………瑠璃花?」
 何か別の事に必死なのか、小波の質問に答えない。 それは自分の質問より大切な物なのだろうか。
 小波の表情が不快に歪む。
「瑠璃花。話を聞いて……よ!」
「!!! やぁ゙あ゙っ!!」
 注目してもらおうと、身体を起こして座位の体勢へ。
 瑠璃花の身体がビクリと震え、締め付ける力が更に増した。
「いや、だから、何で……」
「あ゛っ! だめ!! いやぁあ゛っ!!!」
 小波が深く腰を押し付けると、その度に拒絶の言葉をはく瑠璃花。
 本当に何がそこまでいけないのだろうか。
 今の状況。瑠璃花が嫌がりだしたタイミング。頭に?マークが乱舞する。
 それから導き出した小波の答えは、
(もしかして、中だしか……?)
 そう言われてみれば、今自分は避妊具を付けていない。
 多分瑠璃花も直前で危険日だと気づいたのだろう。
 小波はそう結論づけて、
「大丈夫。出す時は外に出すから!」
 瑠璃花の耳元でそう呟き、いっそう腰を激しく動かし始めた。
「ちがっ!! あ゛っ! や、ああっ!! うぁ゛!!」
 瑠璃花が必死で何かを伝えようとしているが、もう小波の耳には届かない。
 届いたとしても、言葉になっていなくちゃ意味がない。
「やぁ゛っ!! だめ! だめ!! だめぇ!!!」
「ぐ………もう……出る……!」
 絶頂を迎えようと、腰を激しく打ち付ける小波。それに増して、締め付けはる力も強くなってきた。
 腕も使って、息子を奥の奥まで貫かせる。
 先が奥の何に触れた途端、二人に絶頂が訪れた。
 急いで息子を引き抜き、息子を手で刺激する。
「あっ……あ……あぁ……」
「あ゛あ゛!!!……………あ………あ………ああぁ……」
 飛び出す精液。白く汚れていく赤い服。股間から溢れ出る液体が、ベッドの上を汚れていった。
 ……………ただし、小波と瑠璃花、両方の股間から溢れた液体が。
626名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:22:16 ID:eBPW3+m+
「………え? あ、あれ?」
「いや…………やぁぁ……」
 白いシーツの上にどんどん広がっていく黄色いシミ。
 それは瑠璃花の割れ目から始まってらしく、そこからはチョロチョロと水滴が漏れ出していた。
「………はぁ………はぁ……」
 一通り出し終えたのか、瑠璃花の身体がビクリと震えた。
 シーツに出来た大きなシミ。少し小波にもかかったのか、ズボンから同じような臭いが漂い始める。
「えっと………瑠璃花?」
「………………」
 下を向いたまま顔を上げてくれない。
 思考が纏まらず、とにかく最初に頭に浮かんだ一言を述べた。
「もしかして………漏らしちゃった………とか?」
「!!!」
 止めの一言。
 瑠璃花の表情が一気に変化した。
「………ひっ……う……うぅ……」
「る、瑠璃花!?」
 今にも泣き出しそうな声を上げて、涙を目に浮かべる。
 恥もへつらう中学生。おもらしを見られたのが相当恥ずかしかったのだろう。
「えっと……ゴメン、大丈夫?」
「………ダメって……言ったのに……」
 この事だったのかと、瑠璃花の一言が胸に突き刺さる。
 小波に背中を向け、メソメソと泣き沈む瑠璃花。その背中を小波が優しく抱きしめた。
「ゴメン。本当にゴメン」
「もう………しらない……ですから!」
 泣いているのか怒っているのか分からないが、とにかくマズイ事には変わりない。
 とにかく今は謝るしかないだろう。何度も謝罪を述べて、頭を下げる。
「………瑠璃花?」
「…………………」
 話しかけても、瑠璃花は何も喋らない。喋ってくれない。
 ツーーーーーーン。
 そんな擬音が背中から聞こえてきそうだった。
「本当にゴメン。瑠璃花が可愛いくてつい………」
「!!! …………………フン!」
「瑠璃花〜……」
 瑠璃花が機嫌を直すまで、小波はひたすらに謝り続けた。
627名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:23:00 ID:eBPW3+m+
「今度からは、ちゃんと人の話を聞いてくださいね」
「………はい」
「本当に分かってるんですか? 忘れ物が多いのもそれが原因でしょう?」
「………おっしゃる通りです」
「だいたい、いつもそうです。小波は………」
 あれから20分程して、ようやく落ち着いてきた瑠璃花。
 そして機嫌が直り、シーツ等の後片付けが終わった後、
小波に待ち受けていたのは、瑠璃花の散々たる説教だった。
 ロボットのように頷き、返事を返し続ける小波。
 クリスマスなのに、何が嬉しくて彼女に怒られなくてはいけないんだろうか。
(あ、足が………)
 説教を聞いている間、正座を強要されている。
 痛みと悲しみでどうにかなりそうだった。
「る、瑠璃花?」
「―――? 何ですか?」
 手を挙げて、説教の言葉を中断させる。
 もう耐えられない。肉体的にも精神的にも限界だ。
「もうこんな時間だしさ。続きはまた明日にしない?」
 壁に掛けられた時計に視線を移す。つられて瑠璃花も視線を動かした。
 なるほど。深夜と呼べるほどではないが、中学生なら寝ているのが普通の時間だろう。
「………確かにそうですね」
 納得の言葉。小波の顔に笑顔が浮かぶ。
「仕方ないですから、続きは明日にします」
「うん、うん」
 あまり乗り気ではないようだが、お許しが出た事には変わりがない。
 痺れる足で、ベッドに捕まりながらフラフラと立ち上がった。
「あ、足が……」
 ヨロヨロとふらつきながら歩きだす。瑠璃花を通り過ぎ、ドアの所へ―――
と、扉にたどり着いたところで、後ろから声がかかった。
「どこに行くんですか?」
「へ?」
 思わず後ろに振り返る。そこには当然瑠璃花がいる訳で。
「どこにって……家にだけど?」
 今から行く所なんてそこしかないだろう。
 だが、更に瑠璃花は続けた。
「ここで寝たらいいじゃないですか」
「………………えええ!? いや! それは……」
「今帰ったら水木さんの両親が起きるかもしれないですし、
私も明日すぐに続きが出来ますし、一石二鳥でしょう?」
 驚く小波に向かって淡々と述べる。だが、その顔が真っ赤になっているのは何故なのか。
「………ん? ………いや、うん」
 本音なのか建前なのか、それは瑠璃花にしか分からない。
 だが、小波は何となく理解した。
「………そうだね。そうするよ」
 そう言ってUターンし、瑠璃花のベッドへと戻り始めた。
 電気を消した後、瑠璃花に続いてモソモソとベッドの中へ入っていく。
「明日の朝から続きですからね? 分かってるんですか?」
「うん。分かってるって」
 返事と同時に手を握る。指を絡めると、瑠璃花も握り返してきた。
 明日の朝どんな説教が待っているのやら。
 明日の事を考えながら、小波はゆっくり目を閉じた。

 次の日の朝、水木や瑠璃花の母親に言い訳したりと説教どころではなかったのだが、
それはまた別の話。
628うどん人:2008/12/25(木) 18:24:52 ID:eBPW3+m+
以上です。お目汚しすいません。
何だかんだ言っても、クリスマスを好きな人と過ごしたい。そんな乙女心と言う事で。
629名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 20:06:20 ID:/2rhTjcD
>>620
Gj
630名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 20:21:19 ID:yBq3cmsD
GJ、11裏でも幼馴染ポジションを獲得した瑠璃花おめ
ダッシュは数が少ないしもっとSS増えるといいなぁ
631名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 21:25:15 ID:q6PwKbQ1
説教じゃない方の続きを期待してしまった
なによりGJ
632名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 21:33:02 ID:ifx+BXKo
る、り、か、キタ―――ヽ(゚∀゚)ノ――― !!
GJなのよGJ

るりか最高だわるりか
633名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 01:30:24 ID:A+ff4EVV
GJ お漏らし瑠璃花かわいいです


ところで11表で一つ書けたことを声を小さくして申し上げておきます
でも正直今まで書いてきたなかで一番不安かも…色んな意味で
今日中に投下しようと思うんですけど…
634名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 01:38:11 ID:ys/M9E5x
何を遠慮することがあろーかっ
635名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 01:43:02 ID:Nuw/+xLv
ばっちこーい
636名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 03:19:43 ID:NfoMDO+y
どのキャラ書くか教えてくれない?
まだ攻略してないキャラなら避難したいもんで
637名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 09:49:20 ID:A+ff4EVV
>>636
ヒント:豪力or呪縛
638名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 12:28:08 ID:NfoMDO+y
>>637
ありがとう
夜までには攻略を終わらせてくるぜ
639名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 14:59:45 ID:gQsMPVkB
>>620
こんな作品を待っていだぜ。
GJ
640名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 17:31:58 ID:Jg5VRB2W
大神会長の記憶と人格を紫杏に移植するときいて
大神会長×紫杏を思いついてしまった
641名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 18:10:59 ID:LCwLHXW8
会長はもう立たんだろ、お年的に考えてw
642名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 18:14:02 ID:Nuw/+xLv
博之×紫杏ならありえそうだな
643名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 18:22:01 ID:clgMkaxd
精霊(モモコ)のことがわかったり10主(または11主)に抱かれて
幸せになる夢を見ながら現実に引き戻される柴杏とかネタはいくらでもありそう。
朱里ハッピーの時、朱里を身篭らせてしまい、
育児の本を仲良く読む(アルバムで11主が持ってる本のこと)11主とか。
644名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 18:44:36 ID:cdbtBdg8
11で水木とたまちゃんのイベントの時に、対ナマーズ戦で来ていた5主が現れて追っかけて再会する。
って言う話を受信したが、ミニゲームがクリアできなくてたまちゃん攻略断念した俺には書けない・・・
645名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 19:38:40 ID:LCwLHXW8
一つの話としては素晴らしいが、エロ的に考えると熟女モノなんだよなソレw
646名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 19:47:45 ID:oCHb4lKX
好感度不足で最終対決まで行けなかったけど、
デスマスの能力がエロ過ぎる。

「ああ、今日は寒いから風邪など引かれないように、
《ちゃんと服は着ておいてくださいね》。
ああ、もちろん《下着も付けておくのですよ》。
……おやおや、年頃の娘さんがはしたない。
せめて、《前ぐらいは隠しておいてください》」
647名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 20:25:22 ID:cdbtBdg8
>>645
たしかにそうだなw
いや、たまちゃん見た目変わらんからさ、年齢のことが頭から抜け落ちてたわ。

まあ、そもそもエロが書けないから考えもしなかったわけだが。
648名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:05:55 ID:+yFCriG+
デスマス×朱里たんは主人公×朱里たん以上に思い浮かぶから困る
649名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:02:27 ID:qjSJUBng
ハタがない人間には何をしてもいいのでやんす
650名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:07:48 ID:acQsgi/s
ハタが刺さった白瀬、桐生、リコに攻められる無ハタの主人公が見たい
651名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:14:24 ID:NfoMDO+y
なんとか間に合ったかな?
652名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:17:04 ID:A+ff4EVV
>>651
ちょうど今から投下しようと思っていたところです
というわけで投下します。
653名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:17:37 ID:A+ff4EVV
「っうう…ぐすん…うう…ひぐっ…」
「………(うーん、参ったな…)」

小波は困惑していた。ミーナに促されるまま錯乱して駆け出していった華音を追いかけ、ようやくつかまえて、
そのまま近くの行きつけの飲食店に連れて来たはいいものの、一向に彼女は落ち着きそうにない。
普段あれほど強かで気丈な華音は、まるで子供のように泣き続けていた。
そもそもこうしてプロ野球選手になるまで野球一筋で生きてきた小波にとって、
泣き止まない女性をなだめたことなどあるはずもなく、どう接してやればいいのか分からなかった。
小波はとりあえず華音の好物とビールを注文した後、華音の背中をさすってやることにした。

「…大丈夫か、華音?」
「……」

驚いたのかこちらをちらりと見たが、少しだけ落ち着きを取り戻したようだ。
何とか話を聞いてくれそうなくらいに落ち着いたのを確認して、小波は少しずつ話し始めた。

「…ええっと…確かに華音のやったことはひどいことだけどさ…でも、よかったじゃないか、ミーナさんが無事だったんだから。」
「……」
「だって、もしミーナさんが死んじゃっていたら、誤解は解けないままで、華音もお父さんを恨んだままだった。
それに、記者としてミーナさんに勝ちたいって言ってたけどさ、勝負する相手がいなくなっちゃったら
どうしようもないだろ。もし華音の目論みがうまくいっていたとしても、きっと一生後悔することになっていたと思うんだ。」
「……」
「それに、ミーナさんなら許してくれるって。もし万が一許してくれなくても、俺も一緒になって謝るから…

その時、それまで無言だった華音は突然テーブルをドンッと叩き、小波の話を遮った。

「って、うわあ!」
「…わかってる、わかってるわよ!それぐらい。でも、これだけは言わせて。
あたしだって、その勘違いでどれほど苦しんできたと思ってるの!
お父さんもお母さんも、そんな大事なことを恥ずかしいからってあたしに言わないで黙っているなんて、ひどいわ!
おかげで、取り返しのつかないことになりそうだったじゃない!」
「か、華音!?落ち着けって!」

しまった、と小波は思った。
こういうとき、あまりくどい言い方をするのは逆効果である…
一つ利口になったのはいいものの、結果として火に油を注いでしまった。
周囲の視線がこちらに集まってくるのを感じ、小波は慌ててなだめるようとするが、もはや手遅れだった。

「うるさいわね!ああ、もう!こんなことがあって、飲まずになんていられないわ!」
「あ、おい!」

半ばヒステリー気味でそう言った華音はヤケ気味にビールを流し込んでいる。
─ある意味立ち直りつつあるとも言えるのかもしれないが。
こうなってしまった以上、華音の収まりがつくのを待つしかない。
そう直感した小波はため息をついて、自分も飲み始めた。
654名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:18:33 ID:A+ff4EVV
飲み始めてから2時間が経とうとしている。酒には割と強い華音もさすがに出来上がっており、
今はさきほどのヒステリーから泣き上戸へと変わっていた。

「…ヒック…どーせ、あたしはワガママで…ダメダメで、ミーナの足元にも及ばない三流記者ですよーだ!…ぐすん」
「(返答に困るなあ…)…なあ、さすがにもう飲むのはやめといた方が…」
「…バッカねえ、これくらい…ヒック、どうってこと、…な…」

小波は適当に相槌をうったり、うなずいたりして、なんとかやり過ごしていたが、やがてそれも終わりのときがきた。

「あ………もーだ、め…」
「華音?!…あ…寝ちゃったのか…」

ほどなく崩れ落ち、寝息を立て始めた華音を小波はタクシーを呼んで家まで送り届けた後、自分も寮へと戻っていった。

「うぅ、ただいまー…」
「小波君、今何時だと思ってるでやんす?いくら門限が決まってないからって…
うん?酒のにおいに混じって…またあの香水の匂いでやんす!」
「…お、おやすみー。」
「ああ、ちょっと!少しくらい話を聞かせろでやんすー!」

話しかけてくる久田…もとい具田を振り切って小波は自室へ駆け込んだ。
655名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:19:06 ID:A+ff4EVV
それから華音が電話をよこしてきたのは数日後の休日のことだった。

「もしもし、小波さん?」
「ああ、華音?」
「ええっと…この前は、その、傍にいてくれてありがとう…嬉しかったわ。」
「あ、うん、まあどういたしまして。…あれから、どうした?」
「うん…久々にね、お父さんとお母さんに会いに行って、聞いてみたの。
…そしたら二人とも、笑いながらそうだって言ってたの!
『そういえばずっと言ってなかったわね』ってね!
もうあたし、頭きちゃって、あんたら二人のせいで、こっちは本当に大変だったんだからって、
思いっきり言ってやったわ!それなのにあの二人ったら全然反省してなくて(くどくどくど)…」
「ははは…」

どうやらいつも通りの華音に戻り、そして例の問題も何とか解消されたようで、小波もほっと一安心した。

「…って、そうじゃなかった。あの、今からうちに来れる?」
「え?今から?まあいいけど?」
「ええと、…この前のお礼がしたくって。」
「お礼だって?…わかった、じゃあ、今すぐ行くよ。」
「すぐに来てね。待ってるから。」

咄嗟にどういう風の吹き回しだろうと思ったものの、
それを口に出せばせっかくのお礼をもらいそびれそうなので
小波は素直に返事をし、仕度を始めた。

華音の家に着くと、いつになく上機嫌で華音が待っていた。そして、

「よう、お礼っていったい……な…ちょ、おい!」

いきなり抱き寄せられ、キスをされた。

「はぁ、その様子じゃあ、あんたもまだまだ子供ね。」

華音はしてやったりという表情で小波の頬を指でつついた。

「ちょ、…い、いきなりこんなことされて、驚かない奴のほうがおかしいだろ!」
「バッカねえ、あたしたちつきあってんだから、これくらい普通よ。」
「ふ、普通って…華音と今までつきあってきて、こんなことは初めてだろ。」
「だから子供だって言ってるのよ。あんた、20にもなってこんなんじゃ、ハッキリ言って二流選手よ。」
「に、二流!?いや、それとこれとは関係な…」

言ってることが無茶苦茶だ、その反論の猶予も華音は許してはくれなかった。

「つべこべ言わない!ほら、早く来なさい!」
「ああ、ちょっと!(ま、まさかお礼って…!?)」
656名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:19:40 ID:A+ff4EVV
小波が連れて来られたのは浴室だった。
そして今、小波と華音は泡まみれになりながら体を重ねている。

「ふふ、なに、もしかしてビビっちゃってるの?やっぱ子供ね。
まあ、『お姉さん』に任せて、楽にしなさいよ。」
「…ぁ…うぅ…(ヤ、ヤバい…気持ちいい…)」

普段、忌み嫌っていた『姉』という言葉を交えつつ、華音は小波の体を撫で回す。
小波の耳には華音の言葉はほとんど入っておらず、背後からぴったりとくっつき、
背中に押し当てられている華音の胸と、今まさに股間の逸物を弄っている華音の指の感触のみが
小波の頭を支配していた。しばらくして、華音は一旦小波の体から離れ、小波の正面に回った。

「ほら、今度はあんたの番よ。まず胸からね。」
「あ、ああ。」

華音に言われるまま、小波は胸に手を伸ばし、撫で回し、そして揉んでいく。

「ん…ぁ…い、いいわ…んん…」

その度に華音の口から艶っぽい声がこぼれる。
自然と小波の腕に入る力も強くなり、華音の声もまた少しずつ大きくなっていく。

「んぁ…む、胸はもういいわ。他のところも、お、お願い。」

そう言うと、今度は正面から小波に抱きついた。
当然、先ほど背中に当たっていた胸は今度は小波の胸板に押し当てられ、
硬直した小波の逸物も華音の柔肌にめり込むことになる。

「あ…」
「この方が洗いやすいでしょ?さ、早くして。」

時々口付けを交えつつ、そして密着した身体を擦り付けながら、
小波の手が華音をなぞっていく。

「んん…ん…こ、こっちも、洗わないと…」

華音は小波の腕をつかむと、それを下へと運んでいき、そして、

「ひゃ…ぁ…あん!」

小波の指は華音の秘所へ触れた。そこはもう既に十分に濡れており、
抵抗なくそのまま華音の割れ目へと入っていく。
その中で指を動かすと華音は一際大きな嬌声をあげた。
今までやられてきたぶんのお返しといわんばかりに更に大きく動かしていく。
小波はそのまましばらく指先で華音の中の感覚を楽しんでいたが、
ほどなくして華音が音をあげた。

「んん!…ひ…ひゃぁ!……も、もうそろそろあがりましょ。
…あなたも慣れてきたみたいだし、それに、のぼせちゃうわ。」

体に纏わりつく泡を洗い流した後、二人は浴室を出た。
657名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:20:22 ID:A+ff4EVV
「なあ、本当に大丈夫なのか?ゴムはいらないって。…まさか、妊娠した後で脚色して記事に…」
「…なにトンチンカンなこと言ってるのよ。そんなの明らかにリスクに見合わないわ。
くだらないこと言って、ムードを壊さないで。」
「あ、ああ…悪かった。」
「…まあ、用心するに越したことはないかもね。ほら、これ使いなさい。」

そう言うと、枕元から新品のゴムを取り出し、小波に渡した。
小波がゴムを付けると残念そうな顔をした。

「あーあ、せっかく今日は大丈夫な日なのに。」
「用心に越したことはないだろ?」
「はいはい、分かったから。早くしましょ。…もう、身体が疼いちゃって…」
「ああ…俺もだ。」

ようやく安心して行為に及べるようになり、小波は仰向けになっている華音を抱き、
そして華音の濡れそぼった秘所を貫いた。

「あはぁ!…ぁ……そ、そのまま、動かして…」

ビクッと震えた後、恍惚の表情を浮かべ、小波を腕と足を使ってがっちりと引き寄せる。
更に唇を寄せ合い、舌を絡ませ合って、二人は一つになった。

「あぁん!…い、いいわ…も、…もっと!…」

小波を締め付けている外と中の力はますます強くなり、
それが更に小波のストロークに力を与えていく。

「ああ!…ふぁあ!…す…すごい…あぁん!」
お互い、もう止まることはできない。
今はただ、絶頂へ向かって求め合うだけである。

「うぅん!…あぁ!…はあぁっ!…い…イクぅ!………あああぁん!!!」
「あぁ!…ぅ!…ううっ!……」
「ヤッホー、グッドイーブ…に…ん……」

「「「……………」」」

二人が絶頂を迎えたその直後、その場にいた全員が凍りついた。
気まずい空気が流れる中、最初に動き出したのは華音だった。

「……ミ、ミ、ミ、ミーナ!?な、なんであんた、入ってきてんのよ!」
「……カ、カギ…あ、開いていた、よ…」
「!?!……こ、小波さん!!」
「え、ええ!?、お、俺のせ、い!?…」
「え、え、ええっと、こういうときは確か………ス、スマン!ごゆっくりいぃぃ!!」

引きつった声で叫びながらミーナが全力で家を駆け出した後、茫然とした二人が取り残された。
658名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:20:58 ID:A+ff4EVV
終わりです。
年上好きとしては、今回の主人公が高卒ルーキーなのが何気に嬉しいです。
659名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:26:04 ID:Ki4lkMnC
>>658
GJ!!

ほんとぎりぎりだったwww
660名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:39:06 ID:dWflNf4Y
コンパクトキター(゚∀゚)ー!!
あぁやっぱビッチもとい華音いいわ華音
GJ
661名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 00:40:16 ID:RYueUTXv
>>658
GJ!

ラストのミーナwwwww
662名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 11:16:45 ID:ug93omrK
>>658
GJだぁwそれにしてもKYすぎるミーナww
ところで11主×カイなんて俺は何を考えているんだ・・・OTL
663名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 11:27:23 ID:yamZxF+P
カイは白瀬の影がちらつくんでそこら辺がはっきりしないと書きようがないよなぁ
12以降で早く正体が明らかになるといいんだが
664名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 11:45:55 ID:ug93omrK
>>663
俺、心情表現とかかくのマジ無理だからゲーム内の1イベントみたいな感じで書いてみた。
カイ「・・・・・・」
主 「・・・あれ?あれは社長の秘書じゃないか。またボーッとしているのか?」
カイ「・・・もし、そこのあなた。また一つお伺いしてもいいですか?」
主 「はい?またロマンについてですか?」
カイ「いいえ、その点についてはこの間納得いたしました。今日お伺いしたいのは・・・近頃体が
なにかを求めている、という事についてなんです。」
主 「はい!?」
カイ「ああ、理由は分かっています。欲求不満、つまり異性に対する性行為が不足しているということです。
ですから・・・ですので・・・それを解消するために、私を抱いてはくれませんか?」
主 「(お、俺はどうすればいいんだ!?)」
A「喜んで!」B「・・・わかりました。」C「・・・残念ですが、お断りします。」D「だめですね。」
この後はもう書けない・・・orzもうちょっと修行するわ。
665名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 11:47:38 ID:adt11hlh
社長とカイがクリスマスを過ごすと聞いて弾道が上がる主人公
何の妄想をしたんだ
666名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 17:02:08 ID:Jvf8zHET
>>665
もちろん ピー についてですよ。
667名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 19:33:54 ID:t+sXGtt0
11で一番可愛いのはミーナ
668名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 21:32:22 ID:T02CT4nS
いつきへの奈桜とさらによるお仕置きの内容が気になります
669名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 21:35:52 ID:u8MR3E4C
11のカズは後々凶暴化しそうな感じプンプンだな
670名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 21:49:49 ID:IqtwdEvW
クックックックッのやつか
671名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:00:37 ID:yamZxF+P
あの笑い方は思いっきり戦闘狂のそれだったからなー
戦いが終わってもカタギの世界にはもう戻れない感じはする
672名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:15:28 ID:u8MR3E4C
敵にトドメを刺すのも涙ながらに拒否した頃に比べると立派になったね
673名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:30:12 ID:adt11hlh
一方朱里は不殺になっていた
逆転してるよね立場が
674名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:31:40 ID:t+sXGtt0
朱里は丸くなり、カズは成長したな
涙流してたのをみて萌えたのが懐かしきことよ
675名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:41:43 ID:adt11hlh
今では朱里の泣き顔で萌えてます
主人公を人質にとって酷いことしたい
676名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:54:07 ID:t+sXGtt0
そういえばシアンのトナカイ姿ってどんなのだろう…
サンタの主人公がトナカイ姿のシアンに子種という名のプレゼントを与えて
シーツに白い雪を降らせると
677名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 23:02:44 ID:BkyMACs+
朱里が超振動応用して超振動手コキ。




というネタは需要あるだろうか。
678名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 23:51:11 ID:7AtB3bNH
>>677
いや、それめっちゃ怖いからヤメテ!
ぎゃああああああああああ あ あ あ あ あ

あ?
679名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:32:28 ID:xWyAi5Dt
荒みきったカズを10の主人公が目撃 が頭に浮かんだ
680名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 02:05:05 ID:2/FOf/o1
朱里と弾道が上がるようなコトをしてたら
絶対ブラックさんとカズが除きにきますよね
681名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 02:21:10 ID:Eq6hneIW
カズの運勢の悪さつったら水晶玉が割れるレベルだからな
682名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 02:26:22 ID:4d+QTMqo
真央に足コキされたい
683名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 02:32:12 ID:OkLFQluP
>>680
常に魔人が実況中継状態
684名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 02:59:09 ID:XMhIJCnZ
つか真央ってあんな喋ってたっけ?
685名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 03:24:53 ID:3kq0nbjE
確かに今回はよく喋るね。
何かあったんだろう
686名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 03:41:06 ID:4xvNarxK
7主人公と愉快な両親達と過ごしていろいろ変わったんだよ。きっと
687名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 08:57:33 ID:oHEEXD7y
不愉快の間違いだろ
688名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 09:19:37 ID:Gc6/C8gw
スイカカレーの作り方教わってそう
689名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 10:12:08 ID:UQruUqYn
うああああ
シズヤ攻略している時に俺のパソコンから煙が出て来てそのままお亡くなりになってしまった…
もうだめぽ
690名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 11:18:22 ID:2/FOf/o1
魔法でちょっとご主人様のPCにイタズラするでマジン
えい!
691名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 12:44:27 ID:d2Fe+sq3
シズヤ登場のために魔人評価下げまくった結果がこれだよ
692名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:03:55 ID:Q62vogt7
お前らの中の最高のパワポケ女キャラって誰よ
693名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:04:30 ID:xeqOSomb
天本さん
694名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:08:12 ID:YWh6EbzL
正直なところシズヤ
695名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:20:32 ID:CGGJciKn
ヒロインとしては智美か天本さんか真央
理想の女性像としては幸恵さんか瞳さん
696名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:20:43 ID:Q62vogt7
何故恵理という選択肢が出てこない
697名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:27:11 ID:xeqOSomb
恵理も相当に好きなんだぜ
天本さんが一番で次いでダッシュの青空、恵理ってとこかね
甘えたがりや依存心の強い女が好きなのかもしれん、天本さんはどっちにも当てはまらんが
698名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 18:18:13 ID:Oj4D0nOH
男は黙って友子だろ。
699名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 18:27:02 ID:FGgJOEqz
明日香一択
700名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:10:08 ID:gsjKdEV4
やはり武美だろう
701名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:22:40 ID:Nx8mbU7I
いや茜だ
702名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:23:39 ID:Q62vogt7
茜を嫁にしたら大変そうだな
703名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:25:30 ID:4d+QTMqo
武美とちゅっちゅしてええええええ
704名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:40:25 ID:Nx8mbU7I
>>702
あれくらいがちょうどいい
705名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 21:09:02 ID:LwmH71xb
タマちゃんを忘れちゃ困る
706名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 22:08:47 ID:HQPeruEl
なっちゃんは俺だけか
707名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 22:33:13 ID:xeqOSomb
>>706
9の彼女では貴子となっちゃんが好きだぜ
夏菜もなかなかいいけど
708名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 00:53:11 ID:DQov+s/A
ユイ一択だわ。
キープしとくぜ
709名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:14:14 ID:sIvoeJft
オレは武美だな
710名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:21:24 ID:YFed0meB
奈桜が一番好きなのは俺だけだろう
711名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:33:52 ID:Pd+3lhmc
恵理だな
一番ではないけど最近トウコさんもいいなとか思ってきたが
712名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 03:56:22 ID:sT/9WRmr
ユイのパンチラを見ながら金的くらいたい
713名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 06:14:50 ID:plrSaOpc
霧島さんは俺だけのものだ!
714名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 07:57:39 ID:0NZhvWog
じゃあ春香はもらっていくな!
715名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 08:26:06 ID:CsK7wCVn
タエタエだろ
716名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 08:30:44 ID:ZDLXJq3w
>>713
キリちゃんは共有財産でやんす!!
717名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 09:01:24 ID:3PJ2D/7+
ゆかりちゃんにお兄ちゃんて呼ばれたいでFA
718名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 10:03:50 ID:mzYWl3ng
夏菜可愛いよ夏菜
抱き寄せたい
719名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 10:26:09 ID:FT0n70E0
さらとクッキー食べながら屋上でのんびりしたい。
720名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 11:45:15 ID:39BNWhaN
紫杏に決まってるだろ
721名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 11:49:44 ID:wRv1KMG5
ところでまとめサイトのわれらのハタのもとにの絵って一体誰が書いたんだ?
722名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 12:07:30 ID:f4wGk/6Y
>>721
作者
コメントはここでに思いっきり書いてあるやん
723名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 13:27:27 ID:p3zf+QL4
見た目だけならアルバムで貴田がナンパしている女の子が好き
724名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 14:01:20 ID:P1jqBhUW
るりかだろ・・・
725名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 18:59:55 ID:cHAPE9dx
春香が一番だろ。
726名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 19:02:06 ID:0fjxS8vQ
紫杏だろ・・・
727名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 19:04:39 ID:bmZAI8zY
分ったから落ち着けお前ら
じゃあお前らには中田さんあげるから俺はヘルガ貰っていくよ
728デス・マス:2008/12/29(月) 19:38:59 ID:f4wGk/6Y
>>693ー720
>>723ー727

君たちの好きな子を貰いなさい
729名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:08:39 ID:/ptS94FK
問題ない
クローンで何体だろうと作れる
ジャッジメントの科学力は世界一ィィーッ

クローンはお前らにな、オリジナルは謹んで俺が頂く
730名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:35:30 ID:vj74Bdbx
しかし、どうやってカズのサンプルを入手したんじゃろ
731名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:41:05 ID:K0s5f0VM
そりゃお前紫杏とカズがにゃんにゃんしてだな・・・
マジレスすると髪の毛一本からでも作れるだろうけど
732名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:47:49 ID:qhb3dJc2
カズルートなら10の段階でサンプル入手できたんじゃない?
身体能力やなんやらの検査の過程で血液採取しててもおかしくないし
733名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:49:31 ID:0fjxS8vQ
俺と紫杏がにゃんにゃんしてだな・・・
734名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:23:17 ID:JpzWPp9Q
今日投下予定の方は…
いない様でしたら後で投下します。
735名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:37:00 ID:w1W6PEDQ
カマーン
736名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 23:32:33 ID:bMi4oOqX
そろそろかな?

パンツ脱いで早二時間
737名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 00:55:31 ID:xx0r3QRx
「早く投下してください」ってデスマスさんが言ってた
738名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:01:48 ID:In9m/9XB
お、俺近所に友達がいなかったから小さい頃からエロパロ書き始めて、最初は誰にもGJと言われないで
暴れたこともあったし、高校3年でこのスレに来たときは、レベルが違いすぎてもうやめようかと思ったんですけれど・・・
狩村、もうそのあたりで(書くのは)やめときなさい。
739名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:04:07 ID:GPQyg04O
小さい頃から書くんじゃねぇw
740名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:10:58 ID:vAw7QTEr
君が投下してくれるまで
僕は起きる事を止めない
741名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:18:46 ID:In9m/9XB
紫杏「狩村と芦沼の投稿日を合わせてはいかがでしょう。二人のエロパロの人気、どちらが高いかを
スレの住民の前で見せるべきでは?」
大神「・・・いつからしくんだ?もしや・・・昨年のトレードからか?」
紫杏「ははは、そんな事はないですよ。」
大神「・・・エロパロにシナリオは必要ない。本能で書き上げるんだ。」
742名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:19:44 ID:xx0r3QRx
sageなさい
743名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:58:36 ID:aIVYCjhD
紫杏×大神
大神って意外と受けっぽいと思うんだ
744名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 02:12:48 ID:dx/IF+fw
パワポケ関係なく、感情移入しすぎて主人公が絡まないモノを受け付けなくなった俺はもうだめかもしれない
745名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 02:35:38 ID:1gV+oDEd
ユイと白瀬の会話見てて
ユイ×白瀬の体操服プレイがうかんだ俺はだめかもわからんね
746水道局:2008/12/30(火) 02:40:02 ID:b2S/Gfo+
遅くなって大変申し訳ないです。特に>>736の方は早く処置をっ…
最新作、11よりしのぶSSです。おそらく今作で最も好きですね。
747幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:41:21 ID:b2S/Gfo+
「ねぇ、見て見て!おっきなクリスマスツリー!!」
「お、ホントだ。もうそんな時期か…。それにしても凄いなぁ」
しのちゃんと、街でのデート中。美しく飾られたツリーを見て、思わず感嘆してしまう。

「ナマーズ奇跡の日本一!!」のニュースが世間を騒がしてから約一ヶ月。
外はすっかり寒くなったが、街はそんな寒さも感じさせず、
ミルキー通りはもうすぐ訪れる祝宴が待ちきれないかのように華やかだ。

「楽しみだなぁ、クリスマス。小波ちゃんと、二人でお祝いしようよ!」
「そうだね。どこか食事にでも行こうか」
「うん!!」

去年は離れ離れで、一緒にクリスマスは過ごせていない。
今年が二人で過ごす、初めてのクリスマスだ。
きっと楽しいクリスマスになるだろう。

「あ、ねぇ!あっちで何かやってるよ!」
「わっ、マフラーそんなに引っ張らないで!」
そして二人は、華やかな街の喧騒へ消えていった。

『幸せの白いクリスマス』

晴れたイヴの昼前。
通りで待ち合わせをした俺たちは、喫茶店で軽く食事をした後、
クリスマス一色に染まった街へ繰り出す。

「じゃあ、行こうか」
「うん……えっと……」
「どうかした?」
「えへへ、手、寒いなぁ〜?」
「えっと、これで大丈夫?」
「うんっ!」

二人仲良く手をつないで歩き出す。
街中にはクリスマスソングが流れ、過ぎ行く店先にはリースが飾られている。
街路樹はきれいにイルミネートされていて、所々にサンタクロースの姿。
すれ違う家族連れやカップルも、皆楽しそうに笑っている。
そして、隣の彼女も。
748幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:42:11 ID:b2S/Gfo+
「えへへ、なんか歩くだけで楽しいね!」
「そうだなぁ」
周りが笑顔であふれていると、こちらも自然と笑顔になる。
もちろん、彼女が笑っていなければ意味がないけれど。

「わたしさ、あんまりいい思い出がないんだ……クリスマス。だから、今日は楽しもうね!」
「ああ、もちろん!」
過去のことは過去のこと。
思い出は、これから二人で作っていけばいい。そう思う。

「あ!あそこで何か配ってるよ!!」
「わっ、分かったから!!」

しのちゃんが楽しそうにこちらを引っ張って走り出す。
何か似た状況が少し前にあったような……。
今はマフラーではなく、しっかりとつないだ手を、という違いはあるけれど。
笑顔あふれるイヴの午後は、楽しく過ぎていった。

 …………

日が暮れ、街のイルミネーションが一世に輝き出した頃。
俺としのちゃんは、お洒落なカフェで一息つく。
「ふ〜楽しかった〜」
「グテェ……」
「あはは、それわたしがズーコの時と同じ!」
「まあ、楽しかったからいいけどね」
「うん、私も!」
疲れたけど、彼女が楽しんでくれたのなら良かった。

「じゃあ、この後はレストランにでも……」
「えっと、あのね」
「ん?」
「この後は、小波ちゃんのお家でゆっくりしない?」
「いいけど……それでいいの?」
「うん、街は満喫したから。この後は二人きりがいいかな、なんて……」
少し顔を赤らめて言う姿も可愛らしい。
749幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:42:49 ID:b2S/Gfo+
「じゃあ食べ物と、ケーキを買って、のんびりしようか」
「……うん!!」

笑顔のしのちゃんと店を出て、食材やケーキを買った後、
きれいなイルミネーションを眺めながら二人は寮へと向かった。

 …………

「なるべく静かにね」
「うん……」
一度部屋に来ている、といってもあの時はズーコだった。
今度はそういうワケにもいかず、裏口から自分の部屋へと向かう。
幸い、みんな外へ繰り出しているようで、寮内は静かだ。
――この寮も今年いっぱいで閉寮か。寂しくなる。

「おじゃましま〜す」
「少し散らかってるけど、ごめん」

テーブルを片付け、二人きりの一日早いクリスマスが始まる。
少ないけれどロウソクを立て、ケーキを中心に買ってきた惣菜を並べる。
そして、部屋の電気を消す。ロウソクの幻想的な灯りが互いを照らす。

「わぁ、すごい……」
「こんなぐらいしか、だけど」
「ううん、嬉しい!ありがとう!!」
「それじゃあ、乾杯」
「乾杯!」
シャンパンを交えた。

ケーキも食べ終え、深夜12時を回った頃。
今は、二人で寄り添うように座っている。
「小波ちゃん……」
「どうしたの?」
「わたしね、楽しかった。今までで一番、本当に。……ありがとう」
「いや、俺もしのちゃんと一緒で楽しかったよ。今までで一番」
「うん……小波ちゃんには助けてもらってばっかり……」
二人の顔が近づく。
今日初めての、甘いキスをした。
750幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:43:30 ID:b2S/Gfo+
「………ん」
「………」
最初は軽く唇に触れるだけのもの。
それでも、互いの感情を強く揺さぶる。
もう一度、今度は深く。
「は、ん………ぅ」
舌を絡めて求めると、悩ましい吐息を漏らす。
やわらかく、温かな感触に頭がクラクラする。

恍惚の表情を浮かべる彼女を、抱きかかえてベッドへうつ伏せに寝かせ、
セーターとタイトパンツを脱がすと、下着のみの姿となる。
その下着は。
「黒……」
「う、うん、その方が大人っぽいって……」
黒の妖艶なそれらは、彼女の白く透き通った肌をよりいっそう引き立てる。
「どう、かな?」
「きれいだよ」
「あ……」
ブラのホックを丁寧に外すと、やわらかそうなふくらみが現れる。
そして、頂にはピンク色の突起。
それを口に含み、左右に転がす。
「あ、ん、ひゃぁん!」
舌で弄る度に、双房がぷるぷると震え、嬌声を上げる。
転がし、吸い、そして甘く噛む。
「あ、あぅ……ひゃあっ、はぁぁん!」
左右満遍なく、同じように刺激を与え続ける。
「む、胸が熱くてジンジンして……ふ、ふあぁ!
 そ、そんなにしたら……あぁっ!!」
軽く絶頂を迎えたのか、躰が少し震える。

「胸だけでイっちゃった?」
甘い表情で目を閉じる彼女に問いかける。
「う、うん……ここ、小波ちゃんの匂いするから、いつもより……」
「興奮しちゃった?」
「う、うん……」
真っ赤になる彼女がとても可愛らしい。
「んぅ………」
優しくキス。
「ちょっと腰を上げて」
「………うん」
751幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:44:15 ID:b2S/Gfo+
黒のショーツを脱がすと、彼女の一糸纏わぬ姿が現れる。
月明かりに照らされるその姿は、神秘的で美しい。
思わず、息が漏れる。
「すごい……」
「恥ずかしいから、あんまり見ないで……」
「綺麗だよ」
そう言って花弁の中の突起を軽く挟む。
「ひ、ひあぁっ!」
強烈な刺激に嬌声を上げる彼女に対して、敏感な箇所を突いていく。
まだ日は浅いけども、なんとなく、しのちゃんの悦ぶポイントというのが分かってきた。
「あ、あんっ!そ、そこ、あ、んあぁっ!!」
秘所への愛撫を続けつつ、乳首も弄ぶ。
その刺激に、絶え間なく嬌声を漏らし、秘所は溢れんばかりに雫を垂らしている。
準備は万端のようだった。

「そろそろ……」
「はぁ、はぁ……うん、きて……」
蕩けきった彼女の表情は美しく、世界のすべてを魅了してしまいそうなものだ。
ゆっくりと挿入すると、信じられないほどの快感が襲ってくる。
蕩けきった中は、こちらの優しく包み込むようで、凶悪な刺激を与える。
「ふぁっ……あぁっ!」
「くっ……」
そのまま奥の奥まで挿入し、刺激に抗うように中でなぎ払う。
密着した陰器同士が、剥き出しの部分を擦り合う。
「ひゃうっ!……はあっ…ああぁっ……!!
 だめぇ、中でで擦れて……やぁっ……ひゃあぁっ!?」
「っあ……!」
快楽で気が抜けない状況に、腰を動かすことしかできない。

「ひっ……ひゃぅんっ!はぁっ!!」
体中の汗腺が開いて、脂汗が流れる。
さらに、しのちゃんの小刻みに痙攣する肢に力が入り、
つられて媚肉の襞々が自然に締め付け、より一層な刺激を感じさせる。
激しく中で交じり合い、粘液が泡立ち弾ける。
限界がすぐそこだ。

「やあっ……はぁあ、もうっ!!」
「しのちゃんっ……!」
「んぁ、うんっ、そのまま……離さないでっ……」
最後、彼女を抱きかかえ、硬くなったピンクの突起を締め上げる。
同時に、すべてを彼女の中に吐き出す。
「くぁっ……!!」
「あぁっ…こ、小波ちゃん!……ひゃあぁあんっっ!!」
高温に焼けた鉄板で水が蒸発する様に、彼女の体が弾ける。
二人一緒に、エクスタシーを迎えた。
752幸せの白いクリスマス:2008/12/30(火) 02:46:05 ID:b2S/Gfo+
「はぁ、はぁ」
「ん、ぁ……」
情事の後、二人で寄り添い、ベッドに包まれる。
「す、すごかった……」
「あ、あんなに激しいなんて…わたし、腰立たないよ……」
「ご、ごめん……夢中で……」
ちょっと飛ばし過ぎたかも。
彼女を楽しませたかったのに、罪悪感がこみ上げてくる。

と、ひとつ大事なことを忘れていた。
「あのさ、しのちゃん。これ……」
バッグの中から綺麗にラッピングされた箱を取り出す。
「え?もしかして……」
「クリスマスプレゼント。気に入ってもらえるか分からないけど……」
「ありがとう!!…実はわたしも、これ……」
そう言って渡されたのは手編みのマフラー。
「うまく編めなかったけど……って、ひゃあっ」
思わず抱きしめてしまった。
最高のクリスマスだ。

腕の中の彼女が言葉を紡ぐ。
「幸せ……」
「え?」
「こうやって、クリスマスを好きな人とお祝いして、一緒に過ごせるなんて。
 プレゼントも嬉しい……ありがとうね……小波ちゃん、大好き!!」
「おっと!」
そう言って抱きついてくる彼女の顔は、笑顔。
そんな彼女の、この温もり、幸せを守っていきたいと強く思う。

大好きだよ、しのちゃん……だから一緒に……

そう言いかけて、
「あっ!外見て!雪だ、雪だよ!」
しのちゃんの楽しそうな声に止まってしまった。
「ホワイトクリスマスだ!嬉しい……」
外には深々と降り続ける冬の結晶。

楽しそうにはしゃぐ彼女を見て、気が抜けてしまった。
今は、この瞬間を楽しもう。
「しのちゃん………」
「うん?あ………」

その後『プロ選手と球団マスコット、電撃結婚』のニュースが流れるのは半年後だった。
753水道局:2008/12/30(火) 02:49:24 ID:b2S/Gfo+
以上です。若干性格が違うかな〜なんて思いましたが…
それとこのキャラ、過去の誰かに似ているような…
誤字脱字があったらすみません。
754名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 08:55:03 ID:vAw7QTEr
まさか朝一でこんな物が見えるなんて……!
GJ!!
今日はいい日になりそうだ
755名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 09:39:46 ID:9cj2//k4
おっきした GJとしかいいようがねえw
756名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 10:57:35 ID:1sOSO0j0
やっぱしのちゃん可愛いわ
757名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 14:57:10 ID:tJnPUEBB
誰かシズヤを頼む・・・俺には書けねえ
758名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 15:17:33 ID:pLC46eyB
ちょっとまって、今・・・何て言った? おい>>757!今何ていった!?『書けねえ!?』 書けねえとか言ってる間はずっとダメなんだよ! 考えろよ!もっと考えろよ!
759名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 15:25:28 ID:Dny/CcZF
大晦日なエロ無し小ネタ(武美、紫杏)を投下します、武美は微妙に使い回しネタです
760おおみそかに:2008/12/30(火) 15:26:01 ID:Dny/CcZF
「俺の記憶が確かなら――」
「今日は大みそかだよね」
 セリフを途中で遮られたのだが、彼は少しも驚く様子を見せなかった。
横目で冷やかにこちらを見つめ、テントを組み立てる作業を続ける。
 ――冷たい風が、テントを吹き飛ばすかのように強く吹いた。
早めにテントの中であったまらないと風邪をひいてしまうかもしれない。
 まあ、そうは言ってもテントを立てるのは主に彼の仕事だ――武美は待つことしかできない。
「そうだな。で、なんでこんな日に俺たちは野宿の準備してるんだろうな?」
「…………」
 武美の頬に一滴の汗が流れる。その雫は首筋を伝い、胸元へと消えていった。
 きちんと身体を拭いているとはいえ、二日も風呂に入っていないと身体が臭わないかどうか気になってくる。
それは彼とて同じだ。……二人ともカブトムシの匂いがするなんて状態は、避けたいものだが。
「俺の記憶が確かなら。確か武美がこっちの道がいいって言ったのが二日前だったな」
「……」
 それとなく視線を逸らし、空を見つめる。
済んだ空気による満天の星空――都会では、ありえない光景だ。
 もっとも、大晦日ぐらいは暖かい部屋でしっぽりしたいというのが二人の共通した意見でもあったが。
「それから俺が止めるのにもかかわらず、森の中を歩き続けた」
「…………そうだね」
 長らくごまかすこともできずに、小波の方を見る。
 そんなことを思ったのは、口にはしないが別に秘密にする必要もないことだった。
「で、こんなことになってるわけだが……なにか言いたいことは?」
 今回ばかりは悪いのは武美の方だった。小さく頭を下げて。
「……ごめんなさい」
「わかればよろしい。……さて、テントに入るか」
 素直に謝ると、彼はえらそうなことを言って、テントの中へ入ろうとした。
むーっと頬をふくらませて、武美は小さくつぶやく。
「でも……ホテルに泊まったとしても、お金出すのはあたしなんだよね?」
 ばたりと、小波がこけた。どうやら致命的な一撃のようだった。

「……今年一年もいろいろあったな」
「そうだね〜」
 気を取り直してテントの中。ストーブを焚いて、二人寄り添って暖をとる。
後ろから抱きしめてくる彼の体温が、とろけてしまいそうなほど心地よい。
自然と話題になったのは、今年の出来事だった。
各地を旅し、楽しんだ一年。
幸せすぎて怖いぐらいの日常は、来年も続いてほしいものだ。
「まずは……南からだな。……九州は食べ物が美味かった。福岡の明太子に長崎のカステラ。佐賀牛も……」
「そうだねぇ〜。あ、あとあのレジャーランドのトイレでエッチしたっけ。
人の少ない時間帯。なおかつ清掃員が来ない時を見計らって……あれは燃えたよね♥」
761おおみそかに:2008/12/30(火) 15:27:27 ID:Dny/CcZF
 少しだけ、武美の身体が強く抱きしめられた。
動揺でもしたのか、小波の鼓動が速くなっている。
武美の鼓動もだんだんと早くなる――思い返せば、最後に身体を重ねたのは二週間も前だった。
「……あ、ああ……次は少し北に行って……ああ、広島風お好み焼きは美味かったな。うん」
「そうだね。……でもさすがに○○○○○の割と近くで野宿してエッチしたのはまずかったと思うな。
背徳感とか洒落にならないぐらいだったし……気持ち良かったけど」 
「ま、まあ。あくまで割と近い、ぐらいだったけどな」
「……してる途中、あたしに『こんなに○○○○○に近い場所で喘いでるなんて〜』
なんて言ったきたの、あんたじゃん」
「覚えてないな」
 あさっての方向を見ているだろう背後の彼に、つぶやく。
「……録音したけど?」
「いつの間に!? ……い、いや、次に行こう」
 さらに強く抱きしめられて、ちょっと痛い。
ぽかぽかして気持ちいいので、構わなかったけれど。
「…………つ、次は四国で……愛媛のみかんが……」
「うん。美味しかったね。あ、あと、フェリーの上でのエッチも悪くなかったよね。
……時間がなかったから、ちょっとだけ物足りなかったけどさ」
「………………なあ、武美」
 ふっっと、小波が抱きしめてくる力を弱くする。
首だけで後ろに振り替えると、彼は半眼でこちらを見つめていた。
「どうしてそっち方面の話題に持っていくんだ?」
「聞きたい? 知りたい? それとも……したい?」
「なんなんだそのセリフは……」
 瞳をらんらんと輝かせて、武美はいたずらっぽく笑った。
小波とて自分が何を求めているか、気付いてないわけはずもないだろう。
 苦笑して、彼は――
「……仕方ないな。……ん」
「ん……」
 ゆっくりと口づけをしてきた。
 遠くから除夜の鐘が鳴り響く中、二人は深く繋がった。
762おおみそかに:しあん:2008/12/30(火) 15:28:22 ID:Dny/CcZF
「覚悟を、決めないといけないわね」
 高級フレンチレストラン。その堅苦しい雰囲気の中、
神条紫杏が小さくつぶやいて、こちらをじっと見つめてきた。
 その冷淡さと色っぽさが混じった瞳に向かって、俺は言葉を投げる。
「……もう一度だけ、確認しないか?」
「意味がないわよ……さっき見たばかりじゃない」
 彼女は額に手を当てて、かぶりを振り、否定してきた。
だがここで引くわけにはいかない。
「いいや、もしかしたら数え間違えたのかもしれないじゃないか!」
「……そうね」
 諦めが強く見える表情で、小さく頷く紫杏。
眼を細めている彼女は、何とも妖艶な感じである。
 色っぽい、押し倒したいくらい、色っぽい。
 心の中で句を詠んで、俺は先ほどしまったばかりのものをポケットから取り出した。
震える手をなんとか動かして、絶望が飛び出すことがわかっている蓋を開ける。
「……ふぅ」
 聞こえたのは金属音と、紫杏の可愛らしいため息。
いつの間にか閉じていた眼を開き、俺はテーブルの上を見た。
そこにあるもの、それはあらゆる不幸の根源であるとか、ないとか。
「えっと……」
 まずはあらかじめテーブルに置いておいた、紙切れを数えていく。
「一万円札が四枚、五千円札が一枚、千円札が三枚」
 結果が変わっていないことを確認して、
次は硬貨を数えていく――可愛らしい溜息が、もう一度耳に届いた。
「五百円玉が一枚、百円玉が三枚、五十円玉が二枚。
 十円玉が五枚、一円玉は……七枚」
「分かってたのに……」
「いくらか数えなおしても……足りない、よなぁ」
 なんど確認しても、変わらない結果がそこにあった。
深い絶望が、一度目よりも強く俺たちを地獄にたたき落としていく。
手に汗をかきながら、俺は大きくため息をついた。
 そう、足りないのだ……レストランの代金が。
「しくじったよなぁ……まさか紫杏が財布を忘れるなんて」
「って! あんたも悪いでしょ! サービス料金考えないで注文して!」
 手を振り回し、ぐるぐる目の紫杏が叫ぶ。うわ、可愛い過ぎて身悶えしそうだ。というかした。
「書いてあることに気づかなかったからなぁ、注意書き」
 掻くように頬を撫でて、愚痴を漏らす。メニューを見た時に、
キレイな文字が並んでいるな、とかそんなことを思ったことを思い出す。
「なんなんだよ、サービス料って…」
 けむに巻かれたって言うのはこんなかんじなのだろう、そんなことを思う。
これがなければ、ギリギリでお金は足りるはずだったのに。
「ばかね……サービス料金なんて、一般常識じゃない」
「えっ!? 嘘だろ?! ……酔ってるんじゃないか? 紫杏」
 理解できないと言った表情で、紫杏は呆れたように溜息をついた。
「飲んで酔ってるけど……嘘じゃないわよ」
「ああ、そうだよな。……で、どうしよう?」
 たよりないところを見せたくはなかったのだが、そんなわけにもいかずに素直に聞いてみる。
いま必要なのは俺のプライドではなく、紫杏の英知だ。
「お店の手伝いをする……のは駄目ね、もう閉店準備もほとんど終わってる」
「なんとか頼み込んでまけてもらう……ってのも駄目か、差額があり過ぎる」
「でも……つけにしてもらうこともできないでしょうし……」
「なんとかならないかなぁ……うーん」
 できる限りの知恵を二人で絞ったのだが、名案は出る様子がなかった。
イスの背もたれに体重を預けながら、俺は天井を見つめる。
 るーるーるーと哀愁を誘う歌が聞こえてくる気がした。
763おおみそかに:しあん:2008/12/30(火) 15:28:57 ID:Dny/CcZF
「こうなったら……あの二人にお金借りるしかないか。たぶん近くにいるだろうし」
「……いいの? いろいろ言われるわよ?」
 最終手段を紫杏に伝えると、彼女は少々驚いたようだった。
眼を大きく開き、心配な声をあげる。
「う……ま、まあ覚悟はしてるって、うん」
「わかったわ……」
 俺の悲壮な決意を感じてか、紫杏が携帯を取り出して、ぴぽぱぽとダイヤルを押す。
「……ああ、私だ。今非常に困っていてな。偶然近くにいてくれたら、非常に助かるのだが」
 ワンコールもかかってないんじゃないかってぐらい素早く、相手が出たようだった。
相手は大江か――あるいは浜野か。どっちでも二人共に伝わることは確かだけど。
(……いつもながら、完璧な変わり身ぶりだよなぁ)
 まあ、どっちの紫杏も可愛いから、気にしては無いんだけどさ。

「お客さま、当店はもうオーダーストップで……」
「ああ、かまわへんって。友人に会いに来ただけやから」
 数分もたたないうちに、そんな言葉が聞こえてきて。
「おお! なんかめかしこんどるなぁ、二人とも」
「……馬子にも衣装、ね」
 凸凹コンビが登場した。大江は朗らかに笑っているが、浜野は明らかな殺意を俺にぶつけてきている。
「なんや、せっかく背伸びしてこんなとこに紫杏を連れてきたのに、なんかへましたんか?」
「まあ、こいつがへまを犯さないないわけなんてないと思ってたけどね」
「……反論のしようもないな、紫杏、ごめん」
 浜野に攻められると、どうも自分が悪いように思えてしまう。
あれか、泣く子といじめっ子には勝てないってことか。
「こんなこと大したことないわよ、あんたはとっても頑張ってるんだから。
今季はなんたって新人王だし、ライバルの天道とも……」
『……』
 やや慌てながら、そんなことを語る紫杏。
友人二人から注ぐ冷たい視線で、我に返ったのか、彼女はコホンと小さく咳をして。
「……そんなことないぞ、お前はとても立派だ。
成績もまあ、そこそこ誇れるものであるし、ライバルとの戦績も良い」
 わざわざ最初からいい直し始めた。真っ赤な顔で。
「……バカップルやなぁ」
「こほん……話を進めるぞ」
 顔を赤くして、紫杏は咳払い。
大江の生暖かい視線と、浜野の冷えた視線が俺を射抜く。
視線が温度差で消えてしまえば、居心地の悪さもなくなるのに。
「……まあ、言ってしまえば、金が足りない」
『…………』
「……いや、そんな怖い眼で俺を見ないでくれ……」
 浜野は勿論。笑っていた大江さえも、ものすごく怖い顔で睨んできた。
正直なところ、野球の試合でガンつけてくる投手より何倍も怖い。
「いや、私も悪いのだ、財布を忘れてしまってな」
 フォローするように紫杏が言うが、聞き目はあまりないようだった――いや、
大江が大きくため息を吐いて、目つき柔らかいものへと戻す。
「……いくら足りへんの?」
「さ、三千四十三円」
 彼女は懐から財布を取り出し、素早く数えて、口を開いた。
「……あかん、二千円弱しか持ってへん」
 ぷらぷらと財布を振るう大江、年末年始は何かと入り用なため、仕方ないのは確かだ。
俺は大江の隣にいる浜野を見る――何故か彼女は、あさっての方向を向いていた。
764おおみそかに:しあん:2008/12/30(火) 15:29:40 ID:Dny/CcZF
「……浜野は?」
「合わせても足りないわね」
 こわごわと聞いてみると、彼女は妙に素早くこたえてきた。
これ以上の追及をしてほしくないかのように見えたのだが、気にせずにさらに聞いてみる。
「たった千五百円も持ってないのか?」
「……悪かったわね」
 ひくひくと頬を痙攣させて、浜野がにっこりと笑った。
睨みつけられるよりも怖い。背筋が寒くなる。
「あー……なんでもな、頼み込んで紫杏専属にしてもらったはええけど、
生活費が大幅に減ったんやって。最近はウェイトレスのアルバイトも初めたんやけど……」
「ちょっと! その話は秘密って言ったでしょ!」
「あれ〜? そうやったかいな? ……いや、そんな顔を真っ赤にせんでもええと思うけど」
「う……ううううるさい!」
 びゅんびゅんと風を切る音を発しながら、浜野が大江に向けて見えない拳を振るう。
「……照れてる浜野って、意外と可愛いな」
「そう、ね。……小波は……ウェイトレスが好きなの?」
 そそくさと紫杏に近寄って、浜野の意外な一面を褒めてみると、彼女はそんなことを言ってきた。
ウェイトレス――なんと魅惑的な言葉の響きだろうか?
「うん、まあ好きかな。……こんど服着てくれる?」
「え? ……こ、小波が言うなら……」
「よろしく頼むよ……うん?」
 いつの間にか音が消えていたことに気づき、浜野たちの方を見やる。
じっとりした二つの視線が、俺たちを射抜いていた。
「……で、どうするのよ? ……もう時間は無いみたいだけど」
「あー……」
 呆れ顔で浜野が言った言葉で、それとなく背後を見る。
ウェイターさんがしかめっ面でこっちを見ていた――会話までは、聞かれてないと思うのだが。 
「そうや! こういうときはこっそりポケットにお金が入ってたりするんやない? ……ウチはないけど」
 どうにか明るい要素を探したいのだろう――大江がそんなことを言い出す。
「……一応言うけど、あたしもないわよ」
 俺は眉をひそめて腕を組み、紫杏を見た。
紫杏も眉をひそめて頬に手を当てて、こちらを見る。
「……さっきトイレで紫杏の服をまさぐったけど、たぶんなかったと思うぞ」
「……あたしもあんたのを服をいろいろといじったけど、たぶんなかったわね」
 先ほどの情事を思い出してにやけた頬を、俺はぺしぺしと叩いた。
アブノーマルなシチュエーションで興奮した紫杏は、いつも以上に可愛かったなぁ。
「…………」
「…………」
「……あ。やましいことはないぞ?」
「そ、そうよ! 何もやましくはないわよ!」
「……何も言ってへんけど」
「……何も言ってないわね」
 二人の視線が、痛かった。
765おおみそかに:しあん:2008/12/30(火) 15:30:20 ID:Dny/CcZF
「……いっそのこと食い逃げするってのはどうなん? ここ警備も薄いし、何とかなると思うんやけど。
……もちろん、後日金はこっそりおくるっちゅうことで」
「もしくはこっそり店員を気絶させて、レジから金を奪い取るか……」
 気を取り直して会話を再開すると、二人がかなり物騒なことを言ってきた。
もちろん俺は渋面を作り、それを却下しようとしたのだが。
「駄目よ! 小波と週刊誌に乗るのは熱愛報道じゃなきゃいや!」
 暴走した紫杏の叫びによって、却下の言葉は俺の口から出ることはなかった。
叫んだ一瞬後、ゆでだこになる紫杏――まずい、なんだか興奮してきた。
「……さ、さすが紫杏ね。初めて世間に顔を出すときは、少しでもイメージの良いニュースで取り上げられたいってわけ」
「いや、さすがにその解釈は無理があると思うで」
「…………ええ、そう、ね」
「……ん?」
 がっくりとうなだれる浜野を尻目に、大江が俺の右横――野球バッグへと視線を向ける。
ついうっかりレストランに持ち込んでしまったのだが。
「あんたのバッグにはなんも入ってへんの? こんだけでかかったら期待できるかもしれんで?」
「野球道具しか入ってないから、……いや、待てよ?」
「どうしたの?」
 ごそごそと、バッグをあさり始める。
もちろん野球道具しかないのだが――
「そういえば昔、お札をシューズの底に隠したことがあったな」
「お札?」
「いや、とられるのが嫌で、もしかしたら……あ!」
 ボロボロの靴を取り出して逆さに振ると、古ぼけた茶色の紙幣が飛び出してきた。
臭い、臭いのだがこの紙切れこそが俺たちを救うのだと思うとなんだか神々しくさえ見えてくる。
「あったぞ! これで助かる!」
「さすが! かっこいいわ! 最高ね!」
「ありがとう、紫杏! 紫杏も最高だ! 可愛いぞ!」
 ひしっ。紫杏と抱き合って喜びを表現する。
柔らかくて、いい匂い……今日の夜は一段とすごくなりそうだった。
「バカでもたまにはやるじゃない!」
「バカは余計だ! 浜野! でもありがとう!」
「…一つ、聞いてええ?」
「なんだ大江! ありがとう!」
「……いや、ありがとうの前に……とられるのが嫌って、誰からなん?」
「そりゃあ、先輩からだけど」
 次々とかかる賛美の声に涙さえ流しながら、俺は大江に笑いかける。
彼女はものすごく、困った顔をしていた。
「…………それって、ペラ……なんやないの?」
「え? ………あ……」 
「……」
「…………」
「………………」

 結局、俺がサインを書いて店に置いたことと、
来年も必ず来ることで、他言無用にしてもらった。
766名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 15:30:57 ID:Dny/CcZF
終わりです。エロ無しでごめんなさい
11裏が楽しすぎるのがいけないんだ…
767名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 16:31:18 ID:/SMyWH1e
これはひどい(いい意味で)
768名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 17:55:52 ID:XN8Q65pX
○○○○○だけにムードは満点

……なんつって
769名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:35:13 ID:BWogihO2
シズヤとの純愛ものを書こうと思います。
シズヤとのグッドエンド後のものです。
770名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:35:43 ID:BWogihO2
「メリークリスマス!シズヤ」
「うむ、再びそなたとこうしてこの夜を迎えられるとはな…」
ワインの入ったグラスを彼のものと交わせながら聖夜を迎えていた。

『二人の願い』

ナマーズが奇跡の日本一になってからもう2ヶ月になる。
ナマーズはオオガミナマーズと名を変えられ彼は他球団にトレードされることになった。
その後自分達は彼に呪いをかけた魔人と一つの賭けをした。
賭けに勝った彼の願いはこうだった。
自分とずっと一緒にいたいと…。
自分自身の術の力と手をかしてくれた魔人の術は最初失敗したと思った。

彼が願って生まれた自分との三年間。
彼の願いを叶えようと思っても足を引っ張っていた三年間。
それでも彼は自分を一人の女性として見てくれていて、
自分と一緒にいてほしいと願ってくれた。
その想いが報われたのであろう。
自分は消えずに術はうまくいって今は彼の側にこうしている。

再び彼の元に姿を現した時に、近くにいた眼鏡の男に変な服だとからかわれると、
自分が彼以外にも見えることがわかり、
自分は願いを叶える存在ではなくなったのだと自覚した。
「おお、うまそうな肉じゃ。小波よ、分けてくれぬか?」
「シズヤ…、シズヤはもう自分で食べれるだろう?」
「あ…そうじゃったな。
すまぬ…まだその癖が直っておらぬようじゃな」
等と二人で笑いあいながら新しく始まった暮らしに幸せな雰囲気だった。
771名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:36:39 ID:BWogihO2
食事を終えた後、二人で夜の明るい町並みを歩いていた。
ナマーズが日本一となりホッパーズと合併した影響か、
このあたりの町並みはきらびやかに輝いている。
この光の裏には当然、闇もあるのだろうが、
自分達と同じように二人の男女が仲良く歩き回っているのを見ると、
しばらくはこの心地よさに身を任せようと思った。
そしてこの辺りからも見えるナマーズパークは、
豪華なアトラクションが夜のこの時にも動いている。
「昨年も乗ったよね、ナマーズパークの観覧車」
そう、自分を一人の女性と見ていると言ってくれたクリスマス。
そこで自分自身の願いを彼に打ち明けた楽しい夜である。
「でも今年はお客さんがいっぱいのようで俺たちはもう無理みたいだね」
「仕方なかろう、そなたの活躍が生み出してくれたのだぞ」
「俺だけじゃなくて具田君や東さんとかみんなのおかげだよ」
「それはそうじゃが、それはすべてそなたが呼び出したものじゃ。
そなたは私の力などなくとも自分で魔人の呪いや苦しい状況を動かした。
それを誇りに思うのじゃ」
「ありがとう、シズヤ。
でもね、シズヤのおかげでもあるんだよ。シズヤのおかげでみんなうまくいったんだから」
「小波…ありがとう……」
「あれ?そこにいるのは小波君でやんすか?」
遠くから呼ばれたような声を聞き二人で振り返るとそこにはあの眼鏡の男。
たしか…名前は具田といったような。
「あれ?具田君。どうしてここに」
「オイラは寮に戻る所でやんすが…その女と何してるでやんすか?」
「私が小波と一緒にいて何か不都合でもあるのか?」
嫌味を込めた言い方だったのでむっとして、問い返す。
「まったく…小波君もいい趣味してるでやんすねえ。
確かに見た目はカワイイけどそのコスプレを正す気はないんでやんすか?」
「ははははは…」
「何がおかしいでやんすか?」
「それじゃあ、俺はシズヤと一緒にクリスマスを過ごすからな。
じゃあな、具田君」
優越感に浸っていた彼の顔を見て自分も笑いながら手をつないで歩く。

「ムキーっ!くやしいでやんす!!
日本シリーズのMVPも小波君だしどうして小波君ばかりいい思いするでやんすか!
くやしいでやんすーっ!」
772名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:37:26 ID:BWogihO2
「しかし、やはり高かったのではないか、このホテル?」
「大丈夫だよ、前の社長との契約で年俸はたくさん貰ったからね」
とあるホテルの一室で二人でくつろぎながら話していた。
昨年の叶えるべき魔人の願いである年俸五千万以上。
彼は若手とは思えないほどの活躍を見せたが、積み重ねてきた物が
少なかったため目標までたどり着けなかった。
それを機転をきかして、来年、つまり今年の活躍で年俸が変わる契約を結んだ。
それも今年の目標だったリーグ優勝と共に達成させてしまったのだ。

「小波よ…」
「何、シズヤ?」
「私は今とても幸せじゃ。こうして人の目で物を見て感じることができる。
いろいろな体験が毎日のように起きてくれる。
何よりそなたとこれからもずっと一緒にいれるのだからな」
「俺もだよ…。
俺もシズヤとこうして一緒にいれて嬉しいさ…」
「うむ…きゃっ!」
彼が自分に近づいたと思うと突然強い勢いで抱きしめられる。
これまで何度か抱きしめられたことがあるが、
これほど抱きしめられることに喜びを感じることはあまりない。
彼の逞しい腕に自分の小さな体が包まれているのを思うと、
体中が熱くなる。
「ごめん、ちょっと驚かせちゃったね」
「まったく、でもそなたになら……」
そのまま抱きしめられながら寝台に押し倒される。
少し戸惑ったが、自分もそのつもりだったので先に言った。
「小波よ…私を抱いてはくれぬか?」
「ああ…!」
773名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:38:37 ID:BWogihO2
「えっと…その、当たり前じゃが、私は始めてじゃからな。
…だから、その…優しくしてほしい…」
「俺だってそうだよ…だから…よろしく頼むよ…」
なんて言葉を交わしながら一つの寝台で横たわる。
彼は自分の唇に自らの唇を重ねてきた。
「んっ…!」
「シズヤ…」
唇の中から舌をだし、そのまま自分の舌に絡ませる。
より強く押し付け、より強く絡ませて…。
「ん…んんんんんっ!うんっ!」
息苦しくなるが、拒みもせずに彼のなすがままになる。
しばらくしてから彼は唇を放す。少し未練がありそうな表情をしてしまう。
「ちょっと、苦しかった?」
「大丈夫じゃ…たぶん」
「じゃあ、次にいくよ……」
今度は彼は手のひらを伸ばし、自分の体に服越しに触れていった。
最初は首筋…鎖骨…腕と…。
「…きゃうっ!」
服の隙間からすべりこむように太腿を撫でてきたときは、
突然やってきた痺れるような甘い感覚を感じ声をあげてしまう。
そう思ったらこんどは胸のふくらみを撫で始め、転がすような仕草をする。
「きゃふっ、はあっ!」
服越しとはいえ、触れられたことのない所を触れられ始めて味わう感覚に溺れ始める。
胸の辺りのひびきが、どくんっ、どくんっと早くなる。
「それじゃあ、もういいね…」
すると腰の辺りの帯を外し始めていて彼が自分の服を脱がそうとするのに気づく。
「そなた…初めてではないのか?
手馴れているようじゃが……」
「初めてだよ…俺も。
ただ何度もシズヤを抱いている夢を見たから覚えちゃった」
「なんと…夢の中で私はそなたに何度も抱かれていたのか…」
恥ずかしい感じがするとともに二人とも苦笑するしかなかった。
774名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:39:15 ID:BWogihO2
そのままあっという間に服は手にかけられ、
寝台の上に、そして彼の目の前に生まれたままの姿を見せられる。
人ならざるものだったとは言え、人の女性とまったく同じ体をしていて、
彼はじっと自分の体を見つめる。
頬を赤くそめながら、恥ずかしさを込めて言う。
「続きをしてくれぬか…このままじゃ恥ずかしいだけじゃ…」
「わかった…」
彼が頷いた途端、彼は自分の体を覆いこむようになり、
ふくらみの先端に唇を含み始める。
「きゃんっ!」
痺れが走るだけではなく、彼は舌で先端を転がすようにもう片方の膨らみを撫で始める。
「はあっ!…きゃんっ!…あんっ!」
唇から膨らみを外したと思うと、今度は太腿をすべるように手の平を動かし、
その場所に指を動かした。
「あああああっ!そこはぁっ!」
くちゃくちゃと、水が濡れるような音を立てられ、羞恥の感情が頭に走る。
しかし彼が止めるはずもなくその場所を攻め始める。
「あああっ!小波…ああああっ!」
一際高い声を上げてしまい、体がふわりと浮いた感じがした。
「はあ…はあ…」
「シズヤ…そろそろ…」
「わかった…私からも…頼む…」
彼が服を脱ぎ始めていく。
野球で鍛えられていた逞しい体が目の前にさらされる。
その体は女である自分から見てとても綺麗なものだ。
最後に彼は自分に全身を覆いかさぶってそれをその場所にあてがう。
「シズヤ…力を抜いて…!」
775名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:39:57 ID:BWogihO2
彼に貫かれ、そして結ばれた。

「あああああああああっ!!!」
「シズヤっ!」
「ぐ…かはっ…い…たい…」
とてつもなく熱い物が体の下から自分を貫くように入り込み、
下腹の中で押し留まる。
それと同時に叫び声をあげてしまうほどの激痛が走る。
一瞬意識がなくなり、はっきりした今でも視界が滲んでしまうほどの
痛みを味わう。とても苦しくて痛い…それでも彼と結ばれたことは…。
「ぐっ、うううう…大丈夫じゃ…だから続けて…」
「…わかった…でも苦しいならいってくれよ」
自分のことが心配なのかゆっくりと腰を動かし始める。
繋がった所からは血が流れ始めていて、それが先ほどの激痛の証でもある。
今でも貫かれた痛みは体を苦しめていた…が、
「ああ…うう…ああっ…あう…」
ゆっくりと痛みが引いていくと共に先ほど味わった痺れのような感覚が再び包み始める。
心地よくなっていくと共に彼の動きはどんどんはやくなっていった。
「ああっ!ああっ!あんっ!あんっ!」
彼がそれを貫くと同時に体の中に呻くような痺れと心地よさが襲う。
それに耐えられずに一際普段出さない嬌声を彼の前にあげてしまう。
「ああんっ!小波…私は…あああっ!ああああんっ!」
心地よさはより天に高く昇るような感じに変わり自分でも何を言っているのかわからない。
彼ももう限界のようでそれを体の中で感じこむ。
「シズヤっ!!」
「んんんああああああああっ!!」
彼の中からとても熱く甘い想いを注ぎ込まれる。
それが限界で自分は天高く昇る快楽を味わい声を上げた…。
776名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:41:34 ID:BWogihO2
「はあ、はあ…」
「シズヤ…」
それが終わった後、寝台で二人で寄り添い合う。
女として彼と結ばれた嬉しさがまだ体の中に刻まれている。
「まさかシズヤとこうなるなんて最初は思わなかったよ…」
「何をいっておる?そなたとはそなたが望む限りこうなることだったのじゃ」
「くくく、ははははは」
「ふふふふふ」
二人で笑いあいながら、自分は言った。
「小波、私が今願いたいことがあるとすればな、
そなたの子が欲しい。そなたそっくりの男の子をな」
「えっ?」
「前は人ならざる身なので子を成すことはできなかったが、
今はわからぬ。もしできるのならばそう願いたいんじゃ」
「じゃあ、俺も願うよ。俺もシズヤの子が欲しい。
シズヤそっくりの女の子をさ」
「そなたはそう願うか…どうせならお互い叶うとよいな」
「あははははははっ!」

二人で微笑みながら自分はその願いが叶ってほしいと思った。
二人の願いはまだ始まったばかりだから…。
777名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:43:06 ID:BWogihO2
終わりです。
未だに条件がわからないけど何度も消滅した後のグッドエンドはよかった。
多少性格違うかもしれませんがそれは許してください。
778名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 19:40:17 ID:pLC46eyB
>>777
gj!まさかこんなに早く>>757の願いが通じるとは…

俺もあのエンドにはグッときました
779名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:20:44 ID:vAw7QTEr
>>760も770も大変GJであります!!
武美も紫杏もシズヤも可愛いよすごく可愛いよ
いい年越しができそうだ
780名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:13:12 ID:HAoMs0mm
>>760
GJ!!!!!

>>770
俺は願いが叶って死ななくてよかった
マジでGJ
781名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:33:36 ID:a/1baCCf
荒みきったカズと10主のものを書いちょる
782名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:34:52 ID:NGq61GA6
6Pだっけ?4Pだっけ?なんかそんな話なかったっけ?
783名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:47:38 ID:6t5FF4uK
俺はカズには幸せになってもらいたいのだよ……
784名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 01:28:24 ID:hobK5rHX
デスマスと華音&ミーナという、
本編では出現しない取り合わせのSSを思い付いたので、
まず前編を投下。やや鬼畜な内容です。
なお、華音ルートのネタバレを含みます。
785カルネアデスの板 1/3:2008/12/31(水) 01:29:14 ID:hobK5rHX
「あんた、一体何の用よ? ナンパならお断り――」

「ダメ、華音、逃げ――」

「そう、《お二人とも、逃げてください》。
 そして、《助けを呼んでください》」

その男――センスの悪いバナナのような髪形をした男の言葉を聞いた次の瞬間、
あたしの足はこの路地裏から、まったく動かなくなってしまっていた。
別に麻痺しているとか、見えない力で押さえられているというわけでもない。
ただ、動かない。動かせないのだ。

何が起きたのかさっぱりわからないが、どうやらミーナも同じ状態らしい。

動揺を見せまいとしてか、きっぱりとした口調でミーナが喋り始めた。
「華音は、ナニも知りません。アナタたちが用があるのはワタシでしょう?
 華音をカイホウしてくれれば、アナタたちとのトリヒキに応じましょう」

「まだ、私の話は終わってないんですがね……
 ま、いいでしょう。《ミーナさんは好きなだけ喋ってください》」

ところがそう言われたミーナは、突然口をつぐんでしまった。
そして、信じられないという表情のまま、まじまじと男の顔を見つめていた。

「率直な話、私個人は、ミーナさんがご存知の情報については、
 どうなろうと一向に構わないのですよ。
 ただ、以前に本社で、あなたたち姉妹の経歴を
 閲覧する機会にめぐまれましてね。
 ――私が以前から考えていた『実験』を行うのに、
 あなたがた姉妹は、うってつけの実験材料だと気付いたのです。
 お二人には、是非ともこの実験に協力をお願いしたい」

「何が実験材料よ! 頭おかしいんじゃないの?
 誰が協力なんかするもんですか!
 ミーナもバカみたいに黙ってないで、何か言ってやってよ!」

「まずは、そうですね、そちらは、確か華音さんでしたっけ?
 《華音さんは、ミーナさんに服を着せておいてあげてください》」
786カルネアデスの板 2/3:2008/12/31(水) 01:30:02 ID:hobK5rHX
はあ? 何言ってんのコイツ? バカ?

いきなりわけのわからない事を言い出したバナナ男に、
あたしは呆気に取られた。そして呆気に取られたまま――
ミーナの体に向き直り、ブラウスの襟に指先をかけ、
てきぱきとミーナの服を脱がせ始めていた。

「何? 何? なんであたし、こんなことしてんのよ!」
「ああ、お姉さんは《抵抗してください》」

小柄なミーナにはサイズの大きすぎるブラウスをはらりと脱がせると、
その下の実用一点張りの無地のタンクトップブラがあらわになった。
続いて、あたしの指はミーナのズボンのホックを外して引き下げた。
なぜかミーナは無抵抗のまま、あたしにされるがままになっている。

「《下着も付けたままで》。ああ、でも、《帽子は取ってあげた方がいいですね》」

「……わかったわ、あんたが何かしてるのね!?
 今すぐやめないと、タダじゃすませないんだからね! ああ、やめてよ……」

そうかきくどき続けながら、下着姿のミーナの足から靴と靴下を外し、
バンザイの格好を取らせて胴体からタンクトップブラを抜き取るあたしを、
ミーナはやはり無言のまま、絶望的な眼差しで見上げていた。
ミーナのまるで子供の様に真っ平らな胸板の上の、
そこだけポツンと淡い色をした乳首がむき出しになる。
最後に指をミーナのパンツにかけると、あたしは一瞬のためらいもなく、
そのまま一気に引き下ろした。
ミーナは頭に帽子だけをちょこんと乗せただけの、
褐色の体に一糸纏わぬ姿でこの暗い路地裏に立っていた。
この期に及んでもミーナは一言も口を利かず、
両手で胸と股間を覆ったままで立ち尽くしていた。
歯を食いしばったミーナの顔は恥じらいに赤く染まり、
目には普段は見せることのない涙が、うっすらと浮かんでいた。

「オヤオヤ、お姉さんにこんな格好をさせて、ひどい妹さんだ。
 ……まだ、お父さんの事を根に持っているんですか?」

その言葉を聞いた瞬間、あたしの頭に血が昇った。
この男はあの事を知っている! あたしと、ミーナと、
彼しか知らないはずのあの秘密を。
――確かに、あれはあたしの誤解だった――それなのに、
あの事を持ち出してあたしを侮辱するなんて、絶対に許せない。
787カルネアデスの板 3/3:2008/12/31(水) 01:31:07 ID:hobK5rHX
助けを呼ぼう。あたしはそう心に決めた。助けに駆け付けた人に
ミーナの裸を見られてしまうかもしれないが――まあ、いいや。
こんなダサい男に、あたしがバカにされるなんて我慢できない。

あたしは思い切り息を吸い込むと、ミルキー通り一帯に響き渡るくらいの
金切り声を上げた、つもりだった。しかし、あたしの喉から洩れたのは、
隣のミーナにさえほとんど聞こえないぐらいの、微かな息の音でしかなかった。

あたしは、助けを呼ぶ事もできないの?

「最初に、《助けを呼んでください》と忠告してあげたんですがね。
 まあ、その気がないのなら無理強いは出来ますまい。
 でも、《せめて華音さんは服を着ておいてくださいね》」

そして次の瞬間、あたしが恐れていた通りの事が起こった。
あたしの手はあたしの意思とは無関係に動き始め、
ついさっきミーナにしたように、今度はあたし自身の体から服を剥ぎ取り始めた。

これは――悪い夢よ。

スーツの上下を脱ぎ捨て、薄汚れた路地裏の地面に投げ捨てる。
続いてブラウス、キャミソール。ストッキングにショーツ。
気が付くと、あたしはイヤリング以外は生まれたまんまの姿で、
同じく帽子以外は素っ裸のミーナと、路地に並んで立っていた。
裸足の足に触れるコンクリートの感触がやけに冷たい。

「いやいや、これは私には目の毒だ。
 せめて、《前ぐらいは隠してもらえませんか》。
 しかしこうやって並べてみると、血の繋がりはなくともやはり姉妹だ。
 どこか似てらっしゃいますよ」

身を焼くような羞恥、そして怒りに、どうしようもなく涙がこぼれた。
悔しい……悔しい悔しい悔しい悔しい。悔しすぎる。
なんで他の人じゃなくて、あたしがこんな目に会わなくちゃならないの?
夢なら早く醒めて。

しかし、悪夢は一向に醒める気配はなかった。
全裸のまま棒立ちになっているあたしとミーナを一瞥すると、男は満足げに肯いた。

「それでは、『実験』に取り掛かるとしましょうか」
788名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 01:32:43 ID:hobK5rHX
前編は以上です。続きはまた後日。

余談ながら季節は春か夏ぐらいを想定してます。
(さすがに、真冬にこんな事させられません……)
789名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 02:37:32 ID:yjSL/uvp
>>788
後日だと…?

《続きを書くのをやめて、さっさと眠ってください》
790名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 04:08:15 ID:LvR/f/TG
朱里がデス・マス戦後に真央に怒られるイベントで朱里をかばうと
真央が幸せ者・・・っていってたがそれは真じゃない孤高のヒーローが正史なのか。
それとも7主が真央がヒーローやってることに反対してるのか。
791名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 11:17:56 ID:VDS8Dwh5
>>788
ややじゃなくて相当鬼畜(になりそう)じゃねえか!!!


でもGJなんだぜ!!!
792名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 13:38:53 ID:CQYt6t75
誰かロスタイムライフなノリで生きてる紫杏×11主人公かいてくれ
793名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:13:54 ID:QsmDDKdk
初夢が武美が出てくる夢でありますように
794名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:53:44 ID:dbd3DH/D
一発目は誰で抜けば…

まだ抜いてないぞまだ抜いてないぞおおお
31日 シズヤ 武美
30日 夏菜 リコ 夏菜
29日 紫杏 涼子

ううむ…
795名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:56:42 ID:+BxdszOm
>>794
青野と有田と越後
796名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 02:00:25 ID:85kbIAmA
紫杏はもらっていく
ほかのやつはくれてやる
797名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 03:15:26 ID:61VhduRl
じゃあ武美はもらっていく
ほかのやつはくれてやる
798名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 03:27:19 ID:ptdWPOD9
そうか、なら茜はもらっていいよな
ほかのやつはくれてやる
799名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 05:27:24 ID:wHLAY5t/
おーけー、夏菜は俺がもらおう
他はくれてやる
800名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 05:40:30 ID:3CI+XMfX
じゃあシズヤはもらっていく
ほかのやつはくれてやる
801名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 07:34:52 ID:gz9YPNc5
なら霧島さんは俺だけのものな
802名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:00:41 ID:6DbbTOss
じゃあ浜野は私のものですね
803名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:00:42 ID:TqUgHDvL
なら高科は俺だけのもの
今から1時間という長い阻止タイムをもうけるから、
誰も「阻止」という書き込みをしなかった場合、
完全に俺だけのものだ。
804名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:13:38 ID:+BxdszOm
>>803
そこまでいわれると阻止したくなっちゃうじゃないか
805名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:19:00 ID:85kbIAmA
俺としては紫杏と一緒に慣れれば良いわけだから阻止する必要もないわけで
806名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 08:19:32 ID:85kbIAmA
誤字orz
807名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 09:28:14 ID:BHT7+QbP
新年あけまして春香はもらっていく
808名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 12:13:19 ID:4YHJmNhw
新年開けましたらタマちゃんがいたので貰っていくでござる。

今年もひざ枕宜しくお願いします
809名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 12:42:11 ID:QUbMO1he
謹賀新年で智美が誰も取っていないのでもらっていく
810名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 13:20:20 ID:qveoJpiW
女×女って無理かな?
811名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 14:34:42 ID:62Rqf1Gd
さら、なおにお仕置きされるいつきとか。
多分既出だろうけど。
812名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 14:49:21 ID:o6qBR2hk
年末番組見てたらちよちゃんの話が書きたくなった
813名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 15:09:24 ID:e97zL3bj
玲奈は俺のものだって書こうとしたら先越されてたorz
814名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 18:40:57 ID:ptdWPOD9
朱里ルートをやっていない人にはネタバレになるが、
ビターエンドの時の和那の台詞で
「うちはなぁ、好きな人と結ばれてアホほど子供作って、
孫とひ孫に囲まれて往生するんやそれ以外認めんで」
という台詞から10主と和那のエロなしの孫たちに囲まれた老後の話作ろうと思うのだがどうだろうか?
815名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 18:42:23 ID:ZOMRefR0
かかってきませい
816名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 18:47:44 ID:6DbbTOss
子供ならもういるじゃない
クローンが100人ほど
817名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:00:13 ID:t9uFyhpY
>>814
それって白瀬ルートの主人公とほとんど同じセリフだな
似た者同士なのかね、8主とカズは
818名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:07:14 ID:cvRdqO+q
俺は鬼鮫コーチをもらっていくか
819名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:08:17 ID:FnjxWGjV
>>818
いい筋肉してるじゃないか
820名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:15:09 ID:qveoJpiW
リコ→夏菜って既出?
書いてみようかと思ったんだが…
821名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:32:28 ID:21BGzpBN
既出とか気にする必要なくね?
同じカップリングでも書き手が違えば
全然別の話になるわけだし
822名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 21:19:55 ID:QbZLlaEt
そうです、そうですよね
キャラかぶったって、いいわよって、そのぶん・・・・・・
823名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:05:53 ID:AVjz6IdS
何か保管個の作品にドット絵が付けられてるんだが……
まぁ上手いからバッチコイだが
824名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:09:16 ID:hQmOxhFa
上手い下手じゃなく、公式の画像を使うのは流石にまずいんじゃ・・・
絵を描いた本人じゃない場合も、勝手に使うのもまずい気がするぞ
825名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:28:25 ID:cvRdqO+q
シズヤハッピーEND後書いてみようかな
826名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:35:44 ID:0Of/TdSC
毎晩子作りに励むのか
827名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 23:48:33 ID:QsmDDKdk
ドット絵表示とか蛇足なんじゃないか? 
828名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 00:23:27 ID:BmHvtvZ4
タマちゃんって聞くと布具里を連想させるし、本名も木岡の娘に似てるよな。。。
829名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 00:49:06 ID:R/YrFG46
>>825
お願いします!
830名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 01:12:33 ID:VfWNBk4j
>>785-787の続きを投下。
本編では接点のない、デスマスと武内ミーナ&華音姉妹ネタです。

華音ルートのネタバレを含む上、
かなり鬼畜かつスカネタ(飲尿)も含むので、
この手の話が苦手な方はご注意を。
831カルネアデスの板・中篇 1/5:2009/01/02(金) 01:13:40 ID:VfWNBk4j
今でさえ、これ以上ないくらい屈辱的だっていうのに、
この上、まだ何かやらされるの……?

「華音さん、《立っていてください》」

その言葉の意味を頭で理解するかしないかの内に、
あたしはぺたんと尻もちを突き、そのまま地面に横たわっていた。
ざらざらしたコンクリートの感触を全身の肌で感じながら、
あたしはこの男の持つ不思議な能力について理解し始めていた。
あたしはこの男の言葉に逆らえない
――いや、『逆らえない』のではなく、『従えない』のだ。

「そして、ミーナさんは《しゃがんで足を閉じて》」

目の前にあるミーナのむきだしの足が、
立ったままぴょこんと大きく広げられるのが見えた。

「華音さん、《お姉さんの足の間から頭を外して、
 うつ伏せになってください》」

あたしはその言葉に逆らうために――
ぶざまにコンクリートの地面を這い進むと、
ミーナの大きく開かれた両足の間に頭を突っ込み、
くるりと仰向けになった。
頭の上すぐ目の前に、ほとんど毛の生え揃っていない
少女のようなミーナのあそこが見えた。
足を大きく左右に広げているために、
ぴっちりと合わさった褐色の肉の隙間からは、
濃いピンク色を帯びた肉襞が微かにはみ出している。
更にその上から両脇のビルに区切られた夜空を背景にして、
不安そうに見下ろすミーナの顔が覗いていた。

あたしも、不安でしょうがなかった。
あたしたちにこんな格好させて、一体何をやらせる気なのよ?

まさか、まさか……。

男の次の言葉で、その恐怖は現実となった。
832カルネアデスの板・中篇 2/5:2009/01/02(金) 01:14:41 ID:VfWNBk4j
「じゃあ華音さん、《ミーナさんの性器から目をそむけて、口を閉じて》」

「あ……あがが……」

いやだ。いやだ。

「ああ、《口は手で覆っておいてください》」

やめて、イヤ。それだけは、イヤ……。

ミーナのあそこの下で、なす術もなく口を開いて横たわっている
あたしを確認すると、男は最後の指示を出した。

「ではミーナさん、《おしっこを我慢していてください》♪」

ミーナが血のにじむほど強く唇を噛み締めて身をよじり、
お尻を物凄い勢いで緊張させたのが、あたしの目にもはっきりとわかった。

しかし、その努力は数秒も持たなかった。
一瞬ぶるっと体を振るわせ、ミーナは赦しを乞うような目であたしを見つめた。
そして、そのまま上を向いてあたしから目を背けると、
ほうっと小さく溜息をついた。

次の瞬間、微かに黄色味を帯びた温かい液体が、
ミーナの尿道から勢い良くほとばしった。
半分ほどは周囲に飛び散ってミーナの内腿を汚したが、
残りの半分は、まともにあたしの口の中に降り注いだ。

舌に降りかかるミーナのおしっこは塩辛く、そして驚くほど熱かった。
真っ白になったあたしの頭の中に、男の楽しげな声が聞こえてきた。

「《口に出された分は、全部吐き出して》」

全裸のまま天を仰いで、立ち放尿を続けるミーナの股の下で、
あたしは口に注ぎ込まれるミーナのおしっこを飲み込み続けた。
もう、自分の頬を伝っているのがミーナの尿なのか、
あたしの屈辱の涙なのか、それさえもわからなかった。
833カルネアデスの板・中篇 3/5:2009/01/02(金) 01:15:43 ID:VfWNBk4j
ミーナもあたしも、しばらくの間は放心していた。

男が能力の一部を解除したので、
ある程度は自由な姿勢を取れるようになり、
ミーナも喋れるようになっていたが、
逃げる事や助けを呼ぶ事は、依然として封じられたままだった。

「華音……ゴメン……」

ミーナが差し出した手を、あたしは無言で払いのけた。

やっぱり、ミーナはあたしの事を嫌ってたんだ……。

ミーナの情報をこっそりジャッジメントに洩らしてたあたしを、
心の底で恨んでたんだ。そうに決まってる。
だって、本当にあたしの事を想ってるなら、
どんな能力で操られていたとしたって、
あんなひどい事をやれる筈がない。

ひどい。ひどすぎる。もうミーナの事は、絶対に許さない。
二度と、口なんか利いてやらない。

「私がジャッジメント本社で目を通した、
 ジャーナリスト・武内ミーナに関する情報の多くは、
 主に妹の華音さんを介して入手された物でした」

男が、また何か喋っていた。

「華音さんは気付いておられなかったようですが、
 ジャッジメントはテレパスを併用する事で、
 華音さん自身が意図的に洩らしていた以上の情報を、
 華音さんの精神から入手していたのです。
 そしてその過程で、華音さん自身の経歴も調べられていました。
 スポーツ記者としてのぱっとしないキャリアはもちろんの事、
 お父さんの再婚の事、私生活の些事に至るまで――
 そう、男性経験がないことまで、ね」

ミーナが意外そうな顔であたしを見た。「そうだったの、華音?」
834カルネアデスの板・中篇 4/5:2009/01/02(金) 01:16:39 ID:VfWNBk4j
「……あたしは、安い女じゃないだけよ!」

男の言葉は事実だった。

だけど、別にあたしがモテなかったわけじゃない。
あたしに釣り合うような男がこれまで現れなかった、
ただ、それだけの事なのに、
なんで、そんな事までバラされなくちゃならないのか。
しかも、よりによってミーナの前で。
体を裸にされた上に、心まで裸にされた気分だった。

「――いやいや、私はむしろ褒めているんですよ?
 華音さんのおっしゃる通りですよ。
 男も女も体の繋がりばかり求める最近の風潮は、
 私もまったく感心いたしません。
 どうか華音さん、《処女を守り抜いてくださいね》。
 そしてミーナさんは、《妹が処女を守るのに協力してあげてください》」

ミーナがまじまじと自分の右手の指を見つめ、弱々しくかぶりを振った。
そしてあたしの方に向き直り、左手をあたしの太股の上に置き、体重を掛けた。
あたしもまた、自分でも知らない内に両足をMの字に大きく開き、
ミーナの指を受け入れる体勢を整えていた。

「やめ……やめ、やめ、やめて!」

あたしは真っ青になって、必死でミーナの指を防ごうとした。
しかし足を1センチでも閉じる事も、
自分の手を腰から下へさげる事も、どちらも出来なかった。
ミーナは右手の人差し指と中指を立てると、
左手の指先であたしのあそこを押し広げながら、
諦めを含んだ口調で囁いた。

「華音……チカラ、抜いて……
 セメテ、少しでも痛くないようにしてあげるから……」
「いや! いやいやいやいや! 痛くなくてもいや!」

泣き叫びながら、それでもあたしは下腹に力を込めて、
できる限りの抵抗をしようとした。
あたしの膣口を探り当てると、ミーナはまず人差し指だけを、
ゆっくりとあたしの中へめり込ませてきた。
ミーナの指があたしの中に深く埋め込まれていくのが、
目を背けていても、はっきりと感じられた。
835カルネアデスの板・中篇 5/5:2009/01/02(金) 01:17:30 ID:VfWNBk4j
ミーナは人差し指を大きく上へ動かして膣口を広げ、
その脇から今度は中指を差し込んできた。
股間に響くずきずきという痛みに、
あたしは声を押し殺して泣き続けた。
助けを呼ぶ事ができないので、悲鳴を上げる事さえできなかった。

「痛い……痛い……ミーナやめて、痛い!」

股間の痛みが一際大きくなったのを感じた次の瞬間に、
びっと引き裂けるような痛みが、体の奥で走った。

「……華音、終わったよ」

茫然と股間を見下ろすと、あたしのあそこから、
ミーナが鮮血と粘液にまみれた指先を抜き出すところだった。
血の一部はコンクリートにも滴り、赤黒い汚点を作った。

まだ体の中では疼くような痛みが残っていたが、
心の痛みは比べ物にならないぐらい大きかった。

あたしの、グレードが下がってしまった……。

こんなこと、彼にだって話せない。
いや、話したって信じてくれるわけがない。
きっと彼は、あたしがどこかのいい加減な男と寝て、
処女を捨てたんだと思うだろう。
こんな失くし方するんだったら、さっさと捨てときゃ良かった……。

なんで、あたしばっかりがこんな理不尽な目に遭わされるのよ?
あたしがこんな目に遭わされるような世界なんて、
今すぐに滅んでしまえばいいのに!

あたしの肩が激しく痙攣し、目から涙がとめどめなく溢れた。
ミーナの見守る前で、あたしは両足を開いたまま泣き出した。

ミーナはあたしの頭を無言で抱きしめ、そっと髪を撫でた。
なぜか今度は、ミーナの手を払いのける気になれなかった。
ミーナの胸の中で、あたしは泣きじゃくり続けた。
836名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 01:18:23 ID:VfWNBk4j
中篇は以上です。続きはまた後日。

ってか、元旦から何書いてるんだ、自分は……。
837名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 01:33:53 ID:aihdclQ0
さあ、<<続きを書かずにゆっくりと寝てください>>
838名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 02:28:19 ID:vOiqm4Pj
>>836
おうおう、正月早々からなかなか刺激的なものを書きなさる…

釣り合う男がこれまで現れなかったとか、そのへんに華音らしさがよく現れているなって感心しました
続きも期待してます。
839名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 16:42:26 ID:tVDEfYb2
うはーw
俺は全部終わってから乙る派だけどとりあえず俺の弾道が上がり始めた
840名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 22:54:58 ID:t6oev2RN
パワポケ8のマインスイーパをクリアしたよ
それを見て突発的に書いた物だから推敲はしてないよ
まあ、新作が出来るまでの暇つぶしとしてみてもらえればいいかな

小波は目の前の黄金像を見つめる
事の発端は鈴音が冒険かである小波に
古代の超兵器の捜索を持ちかけてきた
超兵器は黄金象に隠されているといわれ
黄金象を探し出し無事鈴音の元に届けた
古代の超兵器、それは"鋼鉄"だった
おそらく古代部族は強すぎる鋼鉄の力を封印したのだろう
鈴音の目的はこの事を公表し戦争をやめさせることだった
「……」
「小波様?」
「鈴音さん、こういうことは言いたくないのですが…」
「どうかしたんですか?」
「彼らは既に滅んでいるんです、侵略戦争で」
「ええ!?」
鈴音は驚いたあと落胆した顔で顔を俯けた
「そうですか…」
「鈴音さん…」
小波は何か言葉をかけようとするが言葉が見つからなかった
「……いえ、お気になさらずに」
しかし鈴音の声は暗く、笑顔もぎこちなかった
「それよりも依頼料を…」
「いえ、それは結構です」
鈴音の気持ちを考えると貰うべきではないと小波は思った
「……では新しい依頼をお願いします」
「依頼?」
小波は首をかしげた
「はい、その依頼とは…」
鈴音は肩紐を少しずらす
「!?」
「私を…抱いてください」
841名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 22:56:54 ID:t6oev2RN

「す、鈴音さん!?何を…」
小波は完全に混乱していた
「おそらくこのまま行けば戦争が始まるでしょう」
鈴音は顔を近づけてくる
「ですからその前にあなたと結ばれたいのです…」
「でも…」
小波が困惑していると鈴音は小波の手を自らの秘所に当てた
「あっ…」
「小波さん、私はとても淫らな女なのです」
そしてそのまま二人は口付けを交わす
鈴音の方から迫る大胆なキス
そして数回続けていくうちに小波の方も覚悟が決まったのか
逆にキスを求めて来るようになった
そして唇が離れる
「鈴音さん…」
小波は鈴音の服を脱がしていく
「小波さん、私に思い出を下さい…」
二人はもう一度キスをした
お互いの気持ちを確認するかのように
小波は鈴音の首筋をそっと舐める
「んっ!」
そしてそのまま舌を少しずつ下げていく
そして胸の辺りに来ると鈴音の乳首を舐めあげた
「ひゃう!」
ある程度唾液でベタベタにするとそのまま乳首を口に含んだ
「ひぃっ!」
鈴音の声を聞くと小波はそのまま鈴音の乳首を摘まみ、吸い、そして噛んだ
その度に鈴音は「あひぃ!」「んひぃ!」「あああ!」など甘い快楽の声をあげた
胸をある程度楽しんだ後小波は下腹部へ目をやった
「そ、そこは…」
触った時は濡れているぐらいしか分からなかったが
間近で見てみると鈴音の秘所は淫水でキラキラと光っていた
「あんまり見ないで下さい…恥ずかしいんです…」
鈴音は顔を赤くしてそっぽを向いた
小波はそんな鈴音が愛しく思い鈴音の秘所に口をつけた
「ああっ!」
小波は鈴音の味を楽しむかのように舌を動かした
最初は周りを、次にクリトリスを、そして最後は…
「!?な、中に!?」
小波は舌を鈴音の中に入れた
「イヤ!はぁ!ああっ!はひぃぃぃ!」
小波の舌はまるで生き物のように縦横無尽に動いた
舌を動かすたびに鈴音の秘所から取り止めの無いほど知るが流れ出てきた
小波が口を離すと鈴音は椅子に倒れこむように座った
そして肩で息をしている鈴音に小波は勃起した自分の陰茎を鈴音の顔に近づけた
鈴音はそれを優しく手で包み込むと上下に擦った
ある程度擦ると鈴音はそのままちろちろと先端部分を舌で舐め始めた
そして先から先走り汁が出てくると今度は思いっきり咥えた
舌で全体を包み込みながらジュルジュルと音をたてて小波の陰茎を吸う
その隠微な音を聞きながら小波は鈴音の口から陰茎を放した
鈴音は椅子に座り股を開いた
「…小波様、どうぞ」
鈴音は自分の秘肉を指で広げる
842名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 22:57:41 ID:t6oev2RN
その時淫水が鈴音の股から滴り落ちた
小波は意を決して鈴音の中に入れた
「あああああああああ!!」
鈴音が叫び声をあげる
「鈴音さん、入りましたよ」
小波は鈴音の耳元で囁く
「で、では…ゆっくり動いてください」
鈴音は小波にお願いをする
小波は鈴音の中を味わうようにゆっくりと動いた
鈴音の中は小波の陰茎をきつく、そして柔らかく締め上げる
奥まで陰茎を進めるとコツンと壁にぶつかった
「あっ!そこは…」
「鈴音さんの…」
そう、そこは鈴音の子宮だった
「小波様…」
「鈴音さん…」
二人は三度目のキスをした
そしてそれを合図に小波は激しく動いた
「きゃぁ!」「ひんっ!」「あうぅ!」
突かれるたびに鈴音は獣の様な声を出した
そして…
「で、出る!」
「小波様ぁぁ!」
小波は鈴音の子宮にありったけの精液を流し込んだ
鈴音も手足を痙攣させながら絶頂に達した

「……ありがとうございました」
「いえ、こちらこそ」
「では、さようなら」
お互いに礼を言うと鈴音は戸をあけて去っていた
「……」
小波は窓の外を見る
外は夕方になっており先ほどの事がまるで夢のように感じた
小波がたそがれていると湯田が入ってきた
「小波君、どうしたでやんすか?
「湯田君か?いや、別に。ただ…」
小波は空を見ながら言った
「世界はこれからどうなるんだろうな…」
843名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 23:05:30 ID:t6oev2RN
今見たらさんと様がごっちゃになってる
ごめんなさい…
844名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:17:16 ID:44tOsTHB
GJ

鈴音は割と裏の出演が多かったよな。7.8.9と連続だったし。
845名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:59:01 ID:Vl3R7C+5
しかし、カズなんか次回作で暗黒面落ちそうな気がして仕方ない。
どうみてもフラグたってるよなぁ・・・
ただ、いまだに10主人公を思い続けてるってのは良かったかな
846名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:11:50 ID:GGEuFyCF
カズのことを諦めて他の女の子と付き合ってる10主とそこにボロボロになって帰ってくるカズのお話
ハートフルですね
847名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:16:30 ID:gSwM/NQT
毎日毎日ブラックと朱里に惚気話を聞かされて爆発したカズが10主人公に会いに行ってしまう話しを希望します
848名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:46:40 ID:5BKTHiKk
11裏は801カップリングの(ry
いつか白×夏やリ×委を書いてみたいと思ってる。
849名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:51:45 ID:rhCZaoad
そのキャラ達ってゲーム中で絡んだ記憶がほとんどないな
まあ妄想は自由なんだけど
850名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:57:49 ID:RAQH2qet
>>848
それは801とはいわない
851名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 09:28:13 ID:5Yjvaah+
11裏で百合って言われると虐めようとしたフッキーが返り討ちに会う話しか思い浮かばない
852名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 10:15:13 ID:5aLM6XQu
フッキーと夏菜様の絡みがほぼないのが残念でなりません
853名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 10:48:41 ID:WQRcYfiS
絡みがないって言われた時に
じゃあ自分で絡ませればいいじゃない!って確か言ったような気もするんですけれど
854名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 15:18:31 ID:ptVMXgYt
>>847
そのテーマもらったぁぁぁ
今作っているのができたらだけど
855名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 16:26:09 ID:ZNcS1qva
ハタ化したフッキーを(ryするユイとエリか…
856名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 17:27:24 ID:9hbAWSi6
あと5日でしつもんコーナーの質問が締め切られてしまう…
何か良い質問無いかな?
857名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 18:20:22 ID:mcnZM4vS
サントラとビジュアルファンブックを出して下さいとみんなで陳情しよう
858名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 20:20:44 ID:YPtUqmAF
ハタのついたリコやフッキーや夏菜に襲われる主人公はまだですか
859名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 20:53:50 ID:GGEuFyCF
リコは旗がついてもリコだったな
逆に怖いのが夏菜とフッキー
860名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 20:55:42 ID:H5RDSDJX
夏菜はたいして怖くないだろ、特に二章なんてギャグにしかなってない
女キャラだとユイとエリのほうが怖い、言ってる内容的に
861名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 20:57:50 ID:yxYPrftr
ハタ立ったるりかの私が居ないと駄目なんだから〜は怖いとかそういうのよりも悲しさが勝った
862名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 21:26:55 ID:iTuSJO7s
ハタ白瀬のセリフも共感できる部分はあるよな
863名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:12:56 ID:qgf2kBC4
ハタ化したユイはなんかエロイ
864名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:25:35 ID:g82VuPwg
流れを切ってすみませんが、
>>785-787>>831-835の続きを投下。
これでラストです。

本編では接点のない、デスマスと武内ミーナ&華音姉妹ネタです。
華音ルートと朱理ルートのネタバレをかなり含みます。
エロ度は中篇よりやや低めですが、鬼畜度はかなり高いです。
865カルネアデスの板・後篇 1/8:2009/01/03(土) 22:26:41 ID:g82VuPwg
その後に男がやらせた事に比べれば、
この二つの行為などは、ほんの序の口だった。
その後一時間近く、男はあたしとミーナの体には指一本触れないままで
あたしとミーナをいたぶり、心と体を汚し続けた。

「……アナタ、何のためにこんなコトをするのですか?
 ワタシたちを苦しめるの、目的ですか?」

最後にミーナが地面に顔を落としたまま、ぽつりと呟いた。

「ダケド、ワタシたちを苦しめて取材をやめさせるツモリなら――
 ムダです。ワタシはやめないです。
 ジャーナリストの使命、だから……。
 ワタシがジャマなら、さっさとイノチを奪うといい。
 デモ、忘れるな……」

ミーナが怒りを込めて、きっと男の顔を睨み上げた。

「ジャジメントの犯罪を追ってる記者、ワタシだけじゃない……。
 いつか、アナタたちのやってきたコトのすべてが、
 明るみに出る日がくる。ワタシをコロしたコトも、含めて」

女性として最低の姿勢を取らされていたにも関わらず、
全裸のまま男に言い放ったミーナの姿には、驚くほどの威圧感があった。

ミーナの言葉に、男が肩をすくめた。
「誤解があるようですねえ。
 私は、ミーナさんや華音さんを殺すつもりはありません。
 むしろこれから、お二人が殺されるのを、止めるつもりなんです」

男がわたしたちの前に、黒光りする物をふたつ置いた。
それは地面に当たって、がちゃりと音を立てた。

……拳銃? 本物の?

「さあ、二人とも《その拳銃を捨てておいて》」

あたしたちは裸のまま、のろのろと拳銃を拾い上げた。
重たい。明らかにモデルガンじゃない。
あたしはもう抵抗する気も無かったが、ミーナは違っていた。
拾った拳銃が本物だと気付いた瞬間、
ミーナは反射的に引き金に指を掛けて、男に向けた。
866名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:26:59 ID:DsTlKH8d
鬼鮫度はどのくらいだね?
867カルネアデスの板・後篇 2/8:2009/01/03(土) 22:27:45 ID:g82VuPwg
しかし、男の言葉の方が早かった。

「《その拳銃は、私に向けてください》。
 ジャーナリストが人殺しとは、世も末です。
 そんなちゃちな銃では私は殺せないんですけど、
 ミーナさんには、ちょっと、罰を与えてあげましょう」

男が一語一語の効果を確認しながら、次の命令を出した。

「お二人とも、《両手を拳銃から離して、引き金から指を離して、
 そして、お互いの心臓から狙いを外して》」

あたしとミーナは正面から向かい合うと、腕を伸ばし、
両手でしっかりと握った拳銃を、それぞれ相手の胸に向けた。
あたしの構えた銃口が、ミーナの褐色の肌に包まれた微かな乳房の膨らみに食い込んだ。
ミーナの銃口も、ミーナよりはやや淡い褐色の、あたしのDカップの乳房に食い込んだ。
むき出しの肌に触れる口金の感触が冷たかった。

あたしは自分の胸に触れている銃口から目を上げた。
青ざめたミーナの顔がそこにあった。あたしの顔は、もっと青ざめていたに違いない。

これは……ミーナと殺しあえってこと!?

「では、最後の実験を行わせていただきます。
 華音さんは、そのままくつろいでいてください――

 でも、ミーナさんは、《右手の人差し指を、真っ直ぐ伸ばしてください》」

ミーナの指がぐっと曲がって、引き金を半分ほど引いた。
ミーナの持つ銃の撃鉄が微かに持ち上がったのが、はっきりと見えた。

次の瞬間、ミーナは歯を食いしばり、全身全霊の力を込めて
人差し指を再び伸ばした。撃鉄はゆっくりと元の位置に戻った。

「何をやってるんです? さあミーナさん、
 《指を伸ばして》♪ 《しっかりと伸ばして》♪」

いやだ。

こんなところでなんか、死にたくない……。
よりによって、こんな薄汚い路地裏で……。

ううん、たとえ他のどんな場所でだって、死にたくない。
あたしは、まだ二十年ちょっとしか生きてない。
海外旅行だって、五回しか行ってない。

あたしは自分が死ななければならない理由があるかどうか考えたが、
ひとつも思い付かなかった。
逆に、ミーナが死ななければならない理由なら、
数え切れないくらい思い付けた。

どう考えても、この状況で死ぬべきなのはミーナの方だ。
868カルネアデスの板・後篇 3/8:2009/01/03(土) 22:28:45 ID:g82VuPwg
あたしがこんな目に遭ってるのは、ミーナが行った取材のせいなのだ。

もし仮にあたしが死んで、ミーナが生き残ったとしても、
そもそも相手はミーナの口を塞ぐのが目的なのだから、
すぐにミーナも殺される。あたしの死は、ただの無駄死にだ。
でも、ミーナの方が先に死ねば、
あたしを生きたまま解放してくれるかもしれない。
そうだわ……きっと、解放してくれるわよ。
だってそうなったら、あたしを殺す意味なんかないんだもの。

そうだわ、あたしは撃つ。撃つ。撃つんだ。
ミーナに撃たれる前に。

「ミーナさん、《ちゃんと右手の人差し指を伸ばして》。
 何やってるんですか? それ以上指を曲げたら、
 妹さんが死んじゃいますよ?」

「華音……ウって……」
ミーナの指は再び大きく曲げられ、
撃鉄はさっきくらいの位置まで持ち上がりつつあった。
「ハンドガンのタマなら、ネラいが少しズレれば、
 心臓の近くをカンツウして、助かる可能性はある……」

ほら……ミーナもああ言ってくれてる……。

あたしの構えた銃口はしっかりとミーナの胸に食い込んでいて、
到底狙いを外す余地があるとは思えなかったが、
でも、それはミーナの銃口の方も同じことなのだ。

あたしは、ミーナを撃つという決意を変えなかった。

映画や小説なら、ここで引き金を引かずにミーナに撃ち殺されるのが、
カッコいい死に様とか言われるんだろう。
でも、あたしはそんなのは御免だ。
自分が死んだ後でカッコいいとか言われて、何になるんだろう?
あんなのは、映画の中だけの嘘だ。
現実の人間があたしと同じ状況に置かれたら、
誰だって、あたしと同じ選択をするに決まってる。

撃つんだ。撃つんだ。撃つんだ。
あたしは自分にそう言い聞かせ続けた。

この状況でミーナを撃ち殺した事を責められる人間が、どこにいる?
いたとしたら、とんでもない偽善者だ!

「カ……華音……ナニやってるの……?」
汗びっしょりで銃を構えたミーナが、泣きながら声を震わせた。
「モ……モウ……持ちこたえられナイよ……」

――でも、あたしの指は、どうしても引き金を引けなかった。
869カルネアデスの板・後篇 4/8:2009/01/03(土) 22:29:47 ID:g82VuPwg
「さあミーナさん、《指を伸ばして!》 《伸ばして!》 《伸ばして!》」

「ア……アア……ア……」
ミーナがフラフラになりながら、最後の抵抗を試み続けていた。

「――そうだわ、そうに決まってる」
あたしは男を睨み付けた。
「あんたがやったのね! その超能力かなんかで……
 あたしが引き金を引けないようにしたんでしょ!?
 それで、あたしが引き金を引こうとしても引けない様子を楽しんでんのね!
 あんた、最低だわ! 悪魔! 外道! バナナ!」

「はあ? 私はそんな事はやっていません」

「……嘘よ! だって、だって、それ以外に、あたしがこの状況で
 引き金を引けない理由なんて、思い付かないもの!」
わんわん泣きながら、あたしは言い続けた。
自分が何を喋っているのかもわからなかった。
「もういいわよ! 引き金を引きなさいよ!
 あたしがさんざん裏切り続けたミーナに撃ち殺されるなら、それで本望よ!」

「華音……ゴメンね。
 デモ、アナタを一人ぼっちにはさせナイ……
 ジャジメントを潰したら……
 姉サンも……スグ、アナタのところに行くヨ……」

あたしの目の前で、ミーナががっくりと頭を垂れた。
ミーナの心の折れる様子が、あたしには見えた。

あたしはぎゅっと目をつぶった。
心臓を撃たれて死ぬのは、どれくらい痛いのだろうか。
何秒ぐらい苦しむのだろうか。
死んだあと、あたしはどこへ行くのか。

ミーナの銃が火を吹くのを、あたしの胸が弾けるのを、
血が噴き出すのを、あたしはただ待った。

しかし、あたしの耳に聞こえてきたのは、耳を聾する銃声でも、
あたしの肋骨が砕ける音でもなかった。
ただ、激針が空の薬室に落ちる、カチンという音だけっだ。

「へ?」
「カ……ラ……?」

ミーナの銃には、弾は入っていなかった。
870カルネアデスの板・後篇 5/8:2009/01/03(土) 22:30:44 ID:g82VuPwg
「――かつての私は、生物の本質とは生存への執着であり、
 自己の生命への執着以外のいかなる欲求も、
 生物の、そして人間の本質ではないという信念を持っていた」

まだ拳銃を持ったままのあたしとミーナを見下ろしながら、
男が、それまでとは打って変わった静かな口調で語り始めた。

「しかし最近になって、その信念を覆すような実例を、
 私は目にする事になった。
 ひょっとしたら、人間の中には、自己の生命への執着に優先する、
 ある種の感情が存在するのかもしれない――」

男はここまで喋って、大きくかぶりを振った。

「――だが結局のところ、それはごく一部の特別な人間のみが
 抱く感情ではないのかという疑問が、私に付き纏った。
 だから、私は知りたかった――その感情は最も利己的な人間、
 常に他人が自分に何かしてくれる事しか考えていないような人間にも
 潜む物なのか――それが知りたかった。
 そして、私の見た武内華音という人物の資料は、あらゆる点で、
 彼女が利己的な人間の申し分ないサンプルである事を示していた」

なんだかあたしの事をボロクソに言われてるような気がしたが、
もう、反論する気力もなかった。

「私の以前の信念の方が正しければ、自分の命に危険が迫っているという
 確信が得られた時点で、華音さんは迷わず引き金を引く筈だった。
 しかし、実際の結果は違った――
 彼女の理性は引き金を引く事を選んでいたのに、感情はそれを拒んだのだ。

 ――あなた達のお蔭で、解答に一歩近づけたような気がする。
 お礼を言わせて頂きます、ありがとう」

そう喋ると、男はくるり振り返って路地の奥へ歩き始めた。
しかし、数歩進んだところで男は立ち止まった。

「そうそう。ミーナさんと華音さんの資料は、
 私が閲覧を終えた後に、《残さず保管しておくよう》
 資料室の社員に命じておきました。
 だから当分の間は、ミーナさんは以前ほどジャジメントの取材妨害に
 悩まされずに済むと思いますよ」

向こうを向いたまま、男は軽く手を振った。

「もう、二度とお会いする事はないでしょう。さようなら。
 ――では、お二人はそこで、《ずっと起きていてください》」

その言葉を聞いた瞬間、猛烈な睡魔が襲ってきた。
あたしとミーナは手をつないだまま、泥のような眠りに落ちていった。
871カルネアデスの板・後篇 6/8:2009/01/03(土) 22:31:46 ID:g82VuPwg
          *           *

「それは、大変だったな」
ダイニングテーブルの向こうで、あたしの話を聞いていた彼が頷いた。

……本当に、あの後が大変だった。

翌朝、生まれたばかりの仔犬のように、
全裸で抱き合ったまま路地裏で眠っていたあたしとミーナは、
大勢の通行人に発見された。
すぐにパトカーが呼ばれ、その傍から弾丸は入っていないとはいえ
本物の拳銃が二丁発見されたために、話がややこしくなってしまった。

結局、ミーナの協力者の赤井とかいう刑事に相談し、
表向きは、ミーナが取材していた某犯罪組織に拉致され、
二人で拷問を受けていた、という事にしておいた。
あれから二週間経つが、ミーナはいまだに事件の証拠を集め、
ジャジメント告発の材料を揃えるために、走り回っている。

彼にもあの晩の出来事は、詳しくは話していない。
いずれは本当の事を話すつもりだけど、今はとても話せない。

それに、黒幕は彼の所属している球団の親会社なのだ。

「……そうよ、なんであの晩、一緒に来てくれなかったのよ!」

話している内に、猛然と腹が立ってきた。

「いや、俺が一緒に行こうかって行ったら、
 一度お姉さんと二人きりで話してみたいからって、
 華音が断ったんじゃないか」

「ああいう場合は、たとえあたしがそう言ったとしても、
 強引に付いてくるのが彼氏ってもんでしょ!
 あたしがあんな目に遭ったのも、アンタのせいみたいなもんだわ」

あたしはダイニングテーブルを力任せにガンと叩いた。

「大体、まだ心の傷も癒えてないあたしに、
 あの事件の話をさせるなんて……
 あんた、無神経にも程があるわよ!
 ドジ! クズ! ゴミ! 役立たず!」
思わずカッとなったあたしは、まだ半分ほど中身が残ってたティーカップを投げ付けた。

アールグレイをぶちまけながら宙を飛んだティーカップは、あわや彼の顔面に
命中するかと思ったが、彼は反射的に手を伸ばして叩き落し、カップは粉々に砕けた。
惜しい。さすが腐ってもプロ野球選手だ。

「払い落とすぐらいなら、何でちゃんと受け止めないのよ!?
 それジノリなのよ!」
「知るか!」
872カルネアデスの板・後篇 7/8:2009/01/03(土) 22:32:49 ID:g82VuPwg
その後は例によって大喧嘩となり、彼は怒って帰ってしまった。

ああ、またやっちゃったわ……。
あたしが投げた物で散らかったダイニングを片付けながら、あたしは溜息をついた。
でもいいや、彼とはこんな事はしょっちゅうだし、
それに、あたしの言った事は間違ってないし。

一人きりでぼんやりとダイニングに座っていると、無性に寂しくてたまらなかった。

玄関のドアががちゃがちゃと乱暴に開かれ、ドタドタという足音が響いてきたのは、
その時だった。

「ヤッホー♪ きたよ」

ダイニングのドアを開けて、ミーナが勢いよく飛び込んできた。

「……どうやって入ったのよ!」

あたしがそう叫ぶと、あたしの真向かいにある、さっきまで彼が座っていた椅子に
腰を下ろしたミーナは、きょとんと目を見開いた。
「カギ、あいてたよ?」

「あいつ、出て行く時に鍵を閉め忘れたわね!」

「エントランスのカギは外からは閉められないんだから、
 この場合はむしろ、華音がカギを閉め忘れたんじゃナイの?」

「屁理屈言うな! ……もう、どいつもこいつも!
 出てって! 今すぐ出てって!」

あたしがそう言うと、ミーナはしょんぼりと立ち上がり、玄関に向かった。
その後姿を見ていたあたしは、知らず知らずの内に声を掛けていた。

「あの……姉さん」

その一言だけで、姉さんには全て通じた。

玄関まで行きかけていた姉さんは、にこっと笑いながら振り向いて、
あたしに手を差し出した。

「サ、行こうか♪」
873カルネアデスの板・後篇 8/8:2009/01/03(土) 22:34:01 ID:g82VuPwg
あたしと姉さんは一緒にシャワーを浴びると、
手をしっかりと繋いだまま、バスタオルだけの姿で寝室へ向かった。
寝室へ入ると、姉さんはバスタオルを落として、
愛らしい仔犬のような褐色の裸体を、あたしの前に惜しげもなくさらした。
その姿のまま姉さんはするりとベッドに滑り込むと、
布団を持ち上げて、あたしの入る場所を作ってくれた。

「おいで、華音♪」

あたしもその場にバスタオルを落として、姉さんの横に潜り込んだ。
姉さんの体には、まだ湯気のぬくもりが残っていた。

お互いの頭に両腕を回し、唇を求め合う。
一分ほどディープキスを続けて、唇を離すと、
交じり合ったあたしと姉さんの唾液が糸を張った。

次に、あたしは姉さんの薄い乳房に顔をすり寄せた。

「華音はホントに甘えんぼサンだね」

姉さんはくすくす笑いながら、あたしの頭を優しく撫でた。

「だって、今までは甘えさせてくれなかったじゃない。
 悔しいな、姉さんと一緒に暮らしてた時に、
 もっと甘えときゃ良かった……」

「ウン、だからこれからは、イッパイ甘えるといいよ」

こうやって姉さんの胸の中にいると、
世界で一番安心できる場所にいるって気がする。

あたしが目を閉じると、姉さんはあたしの知らない国の言葉で、
子守唄を歌ってくれた。

そして、あたしは安らかに眠るのだ。
874名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:35:57 ID:g82VuPwg
以上です。お目汚し失礼しました。

鬼鮫度に乏しくてすみません。
何分にも、ミートカーソル小さい方なので……。
875名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:41:35 ID:Fr2tVPFd
中編の鬼畜っぷりを覚悟してたからぶっちゃけ肩透かされたけど
締めがよかったからいいや。GJ!!百合いいよ百合
876名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:55:13 ID:WQRcYfiS
4/8までドキドキしながら読んで、5/8でホッとしましたw
そしてこの後姉妹と主人公の関係はどうなっていくのか気になりました。
GJ!
877名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 00:58:34 ID:/STO4dcp
>>876さんと同じく4/8までドキドキしながら読んで、5/8でほっとした。
なかなかの鬼畜っぷりがGJ!!
878825:2009/01/04(日) 01:29:08 ID:/STO4dcp
連レスすみません。
11主&シズヤを投下したいと思います。
実際と話が違ったり口調違うかもしれませんがすみません。

879825:2009/01/04(日) 01:32:19 ID:/STO4dcp

 小波がプロ入りして4年目の春。


「まさか、シズヤとこうなるなんて、
 初めて会った時は思いもしなかったよ」
「何を言っておる、私にとっては初めからそなたしかおらぬ。
 そなたが願ってくれるのなら、こうなることは必然だったのだ。
 ……それが私自身の願いなのだからな」



『ハッピーエンド前の事』



 話は今から2ヶ月前に遡る。
 小波達はナマーズを奇跡的な逆転優勝、そして日本一に輝いた。
 そして小波は呪いから開放され、更に以前から考えていた秘策で魔人から、
 最後の願いを願った。
 
 その願いは──シズヤの存在を変えること。
 
 しかし、術は失敗したか、シズヤは消えてしまった。



 
 しかし、小波がナマーズ寮前で3年間のことを振り返っていたとき、シズヤは人間という存在で現れた。
「シズヤ……!」
小波は嬉しさのあまり公の場でも関わらず抱きついてしまった。
運悪く具田君に目撃される。
「小波君もなかなかマニアな彼女をもってるでやんすね」

いや、これはマニアじゃなくて……小波は言おうとしたがやめた。無駄だ。

「人に見られることは何か恥ずかしいのう……」
「いやあれは別だから大丈夫」
「そういえば小波君も来年は大神ナマーズでやんすね」
小波と具田は実力を買われ来年は新ナマーズの球団に移籍することになった。
「まぁ……来年もよろしく、具田君」
「なんでやんすかその嫌な返答は! ……小波君ちょっとこっちへくるでやんす」
「ちょ……何をする!」

何も言わず見守るシズヤ。物陰へと連行される小波
「どこであんなマニアな彼女をつくったのでやんす?」

え? なんて答えればいいんだ? 
「えーと……ツボから……?」
「ツボ!? 真面目に答えろでやんす!」
胸倉を摑まれる。具田君は本当にマニアなんだなと小波は再認識する。
しかし旧ナマーズの頃から面倒なヤツだ。小波は思う。まったく。ステーキにマヨネーズはないだr……なんでもない。
だがこういうときは小波必殺、話を逸らす。
「そういえば具田君。旧ナマーズ寮って今年いっぱいつかえるんだったよね?」
「そうでやんすよ……話を逸らすなでやん……待てでやんす!」

小波は逃走した。まったく、具田君と関わってもロクなことはない。改めて思う。
880825:2009/01/04(日) 01:33:24 ID:/STO4dcp
「シズヤ、ごめん。待たせた?」

デートの待ち合わせに少し遅れた時のお約束を発言する。今はデートではないが。
「いや、大丈夫だ」
「とりあえず、ここで話しても難だし、俺の部屋まで行くか」
「そうするかのう」
だが、歩きはじめた次の瞬間。
「危ない!」
シズヤは土に足をとられ転倒してしまいそうになったが、小波に間一髪支えられた。
「す、すまない、小波。以前は浮遊して移動していたから歩くことには慣れていぬのだ……くっ!」
「大丈夫!? シズヤ」
「どうやら足をくじいてしまったようだのう。
 すまないが、私を運んでくれぬか?」

小波は鬼鮫コーチに鍛えられた筋肉を開放させるときがきたようだ。
俺はシズヤをお姫様だっこする。結構恥ずかしい。

「ひゅーひゅーでやんす!」
途中、具田君がこっちに何かを言ってきた気がするが気にしないことにした。

まずい。道中、鬼鮫コーチに俺達は見つかった。まだこの寮いたのか。小波ピンチ。
しかしその表情はどこかのフられた彼女のような悲しい顔をしている。
「俺の青春……」
そしておいおいと男泣きを始めた。
そういや最近夜に官取の部屋から怪しい声が聞こえる気がするが……。
……両方の意味でほっておく。小波は嫌な視線から目を逸らし、自室への道を歩んでいった。


数分後、部屋へ到着。
優しくシズヤをおろす。

「人間という存在で生きるのも難しいものだな。
 だが、今はそなたと同じ存在。なんだか嬉しいのう」
「俺も嬉しいよ、シズヤとこうして人として話せるからね。
 あの日魔人の術が失敗してシズヤが消えたと思ったときはどうしようかと思ったよ」
 
「ふむ、辛い思いをさせてすまなかったのう。
 魔人の術が反映するまで少し時間がかかったのだ」
「そうだったのか……」

そこから2人は語り合った。今までの事、そしてこれからの事を。
ふと時計を見ると既に6時を回っていた。今は冬なので外は真っ暗だ。
881825:2009/01/04(日) 01:34:09 ID:/STO4dcp
「ところでシズヤ」
唐突に小波が言う
「む? 何だ」
「確か去年のクリスマスだっけ、俺に『私は人ならざる存在であり、
 そなたの子を成してやることすらできぬのだぞ?』って言ったよね?」
小波は忘れてはいない。今でも鮮明に覚えている。
「そ、そんなこと私が言ったか?」
顔を少し赤らめて本人は言った。明らかに動揺している。
あくまでとぼける気のようだ。
「シズヤ……顔赤いよ?」
押しの一発。

「むう……わかった。否定はしないぞ
 しかし私は知識が偏っていて、こ、子の成し方など……」
「大丈夫だって。俺が教えてあげるからさ!」
小波は親指を立てて言った。
するとシズヤは恥ずかしそうに
「……了解した。だが、まずは体を清めるのが先ではないか?」
「そうだね。シズヤ、一緒に風呂、入ろうか?」
俺は誘いの一言を放つ。

「──なっ、何をいっておるのだ!? そんなことできるわけないだろう!」
「ははは、冗談だよ」
どうやらシズヤはアッチ系は苦手らしい。

数分後、小波が風呂から上がり、次はシズヤの番だ。
シュルシュル……パサッ……
「ぐ……」
小波の体を風呂場辺りから聞こえる衣擦れの音が聞こえる。
今の小波にはとてつもない刺激であった。このままでは小波の理性が……。

882825:2009/01/04(日) 01:34:37 ID:/STO4dcp

十数分が経過し、シズヤが風呂から上がる気配がする。
その間小波は自分の妄想と本能と理性と戦っていた。
今の彼のDQT2000は弾道が3であろう。

しかし、そのキャノンの弾道は一瞬にして4を超えた
「シズヤ……」
「どうしたのだ? 小波」
小波の目に映るのは風呂の影響で頬を上気させたシズヤだった。

「……ごめん」
「何がだ? ……うわっ! 何をする小波…………んっ!」
小波の理性は崩壊した。
小波は瞬時にシズヤをベットに押し倒し、強引に唇を奪った。
舌が口の中に入ってくる。口の中を貪るような激しいキス。
「んんっ……はぁっ……や、やめ……」
苦しい……押し倒された時抵抗したこともあり酸素が足りない。
小波の舌がどんどん奥へ入ってくる。
「くっ……くるし……い」
なんとか意思表示をすると、小波は恐ろしいような物を見たような目で我に返った。

荒い呼吸を整えながら小波へ言った。

「いきなり激しすぎるぞ、小波」
「ごめん、シズヤ……」
「するなら言ってくれ。その……心の準備が出来ぬ」
しかし、悪い気はしなかった。シズヤは思う。
「ごめん。じゃあ……もう一回、いくよ?」
「この……獣」

再度唇を重ねた。だが今度は二人の同意の上で。
舌を絡み合わせ、唾液を混合させる深いキス。
片方が唾液を送り込めば、片方が音を立てて飲み込む。
また片方が舌を押し込めば、片方が押し返す。

この行為が3分ほど続いただろうか。小波は唇を離す。唾液が糸を引いて、落ちる。
883825:2009/01/04(日) 01:34:54 ID:/STO4dcp

「ねえシズヤ、そろそろ……しない?」
「しかし……心の準備というものが……あっ」
小波はシズヤの胸を服越しに揉んだ。
外見よりも以外と大きく弾力のある胸。
「うわっ……こ小波……」
「シズヤの胸って意外と大きくて柔らかいな」
シズヤは羞恥のあまりか顔を真紅に染め、ただ小波を見つめていた。

「ごめん、俺もうダメだ」
先ほどから謝ってばかりの小波。一度崩壊した理性がまた崩れ始めていた。

「やめろっ……何をする!」
小波は強引にシズヤの和服を脱がそうとする。
シズヤも抵抗するが男と女、力が違いすぎる。
流石に脱がすことはできなかったものの。小波はシズヤの上半身を露にさせる。
そして乳房をまた揉み始めた。
「うう……」
シズヤは羞恥心のあまり頬紅蓮に染め上げを顔逸らした。しかし、何かしびれるような感覚がした。
「シズヤ……ここ、もう勃ってるよ?」
小波はシズヤの片方の先端を口に含み、もう片方の先端を指で弄んだ。
「あんっ……やっ……」
シズヤの口から甘い言葉が漏れる。

そのまま数分間愛撫を続ける。
舌で転がしたり、指でつまんでみたり。
「小波っ……あぁっ!」
軽く痙攣するシズヤ。どうやら軽くイったらしい。

「気持ちよかった?」
「ああ……」
また二人は唇を重ねる。
「じゃあ、次はシズヤの番だよ?」
「う、うむ」
884825:2009/01/04(日) 01:36:22 ID:/STO4dcp

小波はユニフォームのベルトを外し、ズボンを脱いでパンツ1丁になった。
既に小波のDQT2000は激しく存在を主張している。
「うわっ……そんな恥ずかしいものを見せないでくれ……」
恥ずかしがるシズヤ。しかしこの行動が小波にとってはとてもそそる行動である。
今小波はニヤニヤを必死でこらえている。多分シズヤから見ればおかしく見えるだろう。
「よし、シズヤ、俺のパンツを脱がしてくれない?」
「そ、そんなこと出来るわけがないだろう! ……んっ!?」

再び唇を重ねる。小波が以前ネットサーフィンで覚えた方法だ。
積極的にキスをして、女性の感情をもっと出させる。といった具合。

「シズヤ、頼むよ」
「むう、し、仕方ないのう……」

案の定成功。小波はもうニヤニヤが収まらない。
シズヤは目線を逸らしつつ小波のパンツを下ろした。
「うっ!」
恐らくシズヤは男性のこういうモノを見たことがないのだろう。
驚いたような目で小波の主砲を見つめる。

「これが……小波のか?」
「そうだけど……ところで、どう思う?」
「凄く……大きいのう……」
「じゃあ、お願い」
「……」
「どうしたの?」
「どうすればいいのだ……?」
「仕方がないなあ」

小波はこうやるんだ、と教えるとシズヤはすぐ理解し、小波の銃口を口に銜えた。
そして片方の手で銃身をしごき、もう片方の手で弾倉を優しく揉む。
「ひもひいいは?」
「ああ、気持ちいいよ」
シズヤは以外とセンスがあるのか、小波が特に感じる部分を把握し、そこを中心に愛撫した。
「うっ、シズヤ……俺もう出そう……くっ!」
「む!?」
白く熱い液体がシズヤの口腔へと流れ込む。
「んんっ!?」
シズヤは小波の苦い液体を口腔に溜め、辛そうな顔をした。
──ごくり。音が聞こえる。どうやら飲み込んだようだ。
885825:2009/01/04(日) 01:37:32 ID:/STO4dcp

少し不機嫌そうな顔をして小波を見る。
「ご、ごめん」
「いや、そなたのものだと思うと上手かったぞ。……ところで小波」
「何?」
「その……体が疼く……頼むぞ……」
彼のDQT2000は瞬く間に再び狙いを定めるかの如く重力に逆らって巨大化していった。
「わかった……シズヤ……」


部屋の明かりを消した。月の明かりが二人を照らす。
「それじゃあ、脱がせるよ?」
小波がゆっくりと帯を解いていく。解き方などよくわからなかったのだが。
次第に露になる肢体、まだ少し幼い感じがするが綺麗な曲線。
纏っていたものをすべて取り、ベットの脇へ置く。
小波も毎日愛用のユニフォームを上を脱ぎ、適当な場所へ放り投げる。

「シズヤのここ、綺麗だな」
「あ、あまり見るなっ……恥ずかしい……」

「ごめんごめん。じゃあ、まずちょっと慣らしてから、ね」
「うむ、わかった……あんっ!」
小波は中指を秘所へと挿れた。同時に甘い声が聞こえる。
少しづつ拡張するように指を掻き回していく。
「んん……うっ……」
シズヤは流石に恥ずかしいのか喘ぎ声を堪えている
少し広がってきたところで更に人差し指も挿入する。
「ひっ!……小波っ!」
喘ぎ声が大きくなる。更に更に中指も挿入した。
蜜が秘所から溢れて小波の手を濡らす。
「もう我慢できぬ……イってしまう!」
小波は空いた方の手で陰核をつまむ。同時にシズヤが激しく痙攣した。
シズヤの秘所から分泌液が大量に溢れ出した。

886825:2009/01/04(日) 01:38:05 ID:/STO4dcp

「くぅ……小波、もういいだろう……きてくれ」
「わかった。痛いかもしれないけど、ちょっと我慢して」
秘所に主砲を添える。
「うっ……キツい……」
「小波、私も辛いぞ……」
シズヤの秘所は異物を入れた経験などが無い為、とても締まりが強かった。
「しょうがない、一気にいくよ?」
小波は一気に突き上げた。
先端に何かがぶつかり、貫通した。
「ぐっ!い、痛いっ……!」
「シズヤっ!」
小波は強くシズヤを抱きしめ、唇を重ねた。
シズヤの爪が背中に食い込んで痛い。どうやら痛みは相当なものであるようだ。
そのまま数分が過ぎる。

「大丈夫? 動いてもいい?」
「うむ、いいぞ……小波」
「何?」
「大好きだぞ……」
「ああ……」
シズヤを仰向けに寝かせ、正常位とした。

小波は腰を動かした。
シズヤはキツかったが逆にそれが小波のモノを激しく刺激した。
早くも射精感に襲われる。
だが、男の意地だ。残った理性で押さえつける。
「あんっ!あっ!ひゃっ!」
一方シズヤも痺れるような感覚と理性を失わせる快感で喘ぎ声を堪えるどころではなかった。

お互いに快感を求め合い、小波は腰を動かす。
絶えず聞こえる喘ぎ声。
体と体をぶつけ合う音。
二人はもう頂に上り詰める寸前だった
「あんっ……小波っ……イってしまう……!」
「シズヤ、気持ちよくなれ!」
「もうダメだっ……イくぞっ!」
結合部分から大量の粘液が溢れる。
同時に小波のモノを搾り取るかのように膣が締まる。
「俺もイく!」
「小波っ!」
小波のモノの先端が何かにぶつかると同時に激しく締まる膣にあえなく射精する。
「な、中はダメだぞ!」
時既に遅し……。






「小波、責任取ってもらうぞ」
「すみませんでした……」
887名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 01:39:46 ID:/STO4dcp
以上です。シズヤのイメージ崩してしまってすみません……
888名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 10:20:29 ID:qphKPKKz
イメージ壊してナンボのエロパロ、心配はいらないさ!

そしてGJなのさ!
889名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 15:22:54 ID:iA8JVzIX
GJ!鬼鮫ww

これを見て鬼鮫コーチ×ジンライコーチ(タマちゃん)を思いついてしまった。
890名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 15:40:59 ID:eakuAlAT
ONZM「女?興味ないね」
891名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 16:26:59 ID:/nd12oel
男だと思って押し倒すも女だったことがわかってすごくガッカリだな
ギャグにしかならないけどそれはそれで
892名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 19:53:53 ID:RqFVVfAC
>>874
今更ですがGJです!
普段はwiki専ですが、導入部をwikiで読んでから思わずスレにまで来てしまいました
中篇までは素晴らしい鬼畜っぷりが、そしてラストは予想を裏切って暖かいエンドになったのが印象的でした
カノンの描写が非常に上手く感じ、全体の構成も二転三転として面白かったです
《もうゆっくり休んで下さい!》



……まさかカノンに萌える時がくるとは……
893名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 23:48:56 ID:nUqCjzAd
シズヤかわいいよシズヤ。
ほんとにGJ!!
894first kiss 1/2:2009/01/05(月) 02:07:47 ID:qkad0x4/
今思いついた奴。
因みに夏菜視点


日も沈んだある日の夜、私はベッドの上にいた。
足に包帯を巻いて。
「あ〜、なんであの時足を挫いたんだろ…」
数時間前、私は小波達とハタ人間達と戦っていたのだが、戦っている最中に足を挫いてしまい、結果、自分の部屋のベッドの上にいる。
教授よると、ケガが治るまでは2〜3日位かかるという。
「あ〜、もう!早く私も戦いたい!」
そうやって呟いていると、コンコンとノックの音が入り、リコが入ってきた。
「じゃ〜ん!夏菜、足は大丈夫?」
リコはイスに座りながら、私に話しかける。
「うん…まあ、さっきよりは良くなってると思うな。」
リコは能天気に私の心配をしてくれた。
まあ、これがリコらしいと私は思っている。
「全く、夏菜はおっちょこちょいだからね、こうなるとは思ってたけどさ。」
リコは軽く私を馬鹿にした。
「う、五月蝿い…おっちょこちょいで何が悪…」
そういいかけた瞬間、リコはイスから立ち上がって、ドアの鍵をロックした。
「…リコ?」
「………」
私は疑問に感じながら声をかけるが、リコは何も動じない。
一体、どうしたんだと思った瞬間、リコが急に私にとびかかってきた。
「!?」
いきなり飛びつかれて、混乱する中、リコが話しかけてきた。
「…今なら、誰もいないから…言うね。」
リコは私にのしかかったまま、深く息を吸って、私に言った。
「私ね…夏菜の事が…好きなの。」
ーえ?
一瞬、理解ができなかった。
何故なら、同姓であるリコが私に告白してきたのだ。
895first kiss 2/2:2009/01/05(月) 02:40:15 ID:qkad0x4/
「急に言われても理解できないかもしれない。でもね…本当なんだ。友達じゃなくて、一人の女の子として、好きなんだよ。」
リコは本当の気持ちを私に言う。
「ま、待ってよリコ。私達は女…」
私が言いかけた次の瞬間、夏菜は私に深い口付けを交わしてきた。
それだけじゃなく、服を脱がせて、ブラを外して胸を揉んできた。
「くぅんっ…あぁ…」
思わず私の口から甘い声が出る。
「気持ちい?夏菜…。女でも関係ないよ。男と男だってヤるだろ?」
リコは悪魔の微笑みをしながら口付けを交わす。
「ん、はぁ…くぅっ」
リコは私の胸を暫く揉むと、今度はスカートと下着を脱がしてきた。
結果、私は全裸の状態になり、リコの前で情けない姿をさらしてしまっている。
「リ…リコ…」
私は息を荒くしながらリコに話しかける。
「リコは…本当に…私の事が…好きなの?」
私がそう問い詰めると、リコは
「うん…好きだよ。」
単刀直入に返事を返してきた。
その直後、私の股間の秘拠に手をのばし、中に手を入れてきた。
「やぁあ、んんっ…」
強い快感に耐えられず、再び私の甘い声が漏れる。
リコは私の秘拠を手加減なくかきまわし、何度目となるか、深い口付けを交わし、胸を強く揉んでぎ、

次の瞬間、私はイってしまい、猛烈な快感に襲われた。
「はぁ、はぁ…ん…」
息を荒くしている私に、リコが軽く口付けをする。
「…夏菜、私の事…好き?」
私にのしかかりながら言うリコに対し、私は
「ん、くぅ…私も…大好き…だよ」
朦朧とする意識の中、全ての気持ちを胸にして答えた。
後悔はしていない。何故なら、私も…リコの事がー好きになったから。

その後、リコは私の布団の中に潜りこみ、お互いに体温を確かめながら、幸せな気持ちで眠りに墜ちていった。
896名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 02:42:05 ID:qkad0x4/
以上です。
初投稿なので、変な所やエロがたりないかもしれません…

そこんとこ、勘弁してくださいm(__)m
897名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 04:55:24 ID:B+0DhiY4
たまになら百合もイイネ
898通達者:2009/01/05(月) 08:36:08 ID:2/B+yLh1
GJ
あまり耐性がないが関係ないぜ

ついでに投下エロ無しですけど
899子供達に囲まれて:2009/01/05(月) 08:37:49 ID:2/B+yLh1
あれからどの位時が経ったのだろうか
12才の時大怪我をおい、1年間リハビリに使い同年代より1つ遅れて高校に入り、
紫杏や朱里、そして何年後かに自分の夫になる人物の小波と出会った。
二年の体育祭の時、観客席に顔から突っ込んで保健室で小波と初めて繋がった。
それからは人がいず、二人の時は必ずと言って良いほど交わっていた。
三年の夏に一度、黒猫こと芹沢真央と浜野朱里と共に戦う為に小波の元を離れた。

――何十年も経って――
リーダーと浜野朱里とは連絡付かず。
新条紫杏は寿命で亡くなり、最愛の夫で日本の野球界に名を轟かせた小波も去年亡くなった。
残ったのは自分と長女の紫杏と次女の朱里だけ。
しかし、その二人の愛娘の子供――自分の孫にあたる――
紫杏の子の智美・珠子・玲奈。朱里の子は夏菜・春香・茜・武美が
今日は家に来ている。ウチは小波の遺影の前に座り一言
「今日は皆来たで」
と、遺影に向かい伝える。すると、紫杏が来て
「お母さん、今日は私と朱里の二人で晩御飯作るからゆっくりしてていいよ」
と、紫杏が思いやりを見せてくれた。紫杏達が台所に行ったのを見て一言
――誰にも聞こえない――小さな声で。
「紫杏...アンタに似てウチの紫杏も思いやりのあるいい子に育ったで」
「朱里...ウチの子の朱里も厳しい性格の子やで」
ぼやいてみる。そして、目をつぶる。何かが見えるあれは...紫杏と朱里そして...小波だ
皆、仲良く――よく聞こえないけど――お喋りをしている。実に楽しそうだ。
自分もあの中に混じってお喋りをしたい。そんな願望が口に出ていた。
「ウチも...ウチも混ぜてえなぁ」
「え?お祖母ちゃんどうしたんです?何に混ぜてほしいのですか?」
茜の声がする。でも目を開けたら小波達に会えなくなるような気がするのであけない。
「大変です!お母さん、お祖母ちゃんが目を開けません!」
やっぱり茜の声する。目を開けない事に驚いて朱里に伝えに行った様だ。
「大丈夫。考え事をしているだけよ」
「そうなんですか...」
900子供達に囲まれて:2009/01/05(月) 08:38:44 ID:2/B+yLh1

「ん?ここは何処や。あれ、なんか声が昔の声になっているような?」
「あれ?和那じゃないか!」
「そうだな、あれは和那だな」
「そうね。」
皆の懐かしい面子の声がする。期待を込めて振り返ると予想どうりの人達がいた。
「小波!それに紫杏、朱里」
彼らが居る方へ行こうとする。しかし、紫杏から警告を受けた。
「まて、此処はあの世だ。いま、お前が居る場所は境目だから一歩でもくぐれば
お前はこの世の人間ではなくあの世の人間となる。だから、今決めろ」
「...」
正直、和那は迷った。まだ愛娘の紫杏達が心配だ。しかし、自分も一緒に話をしたい。
少しの時間の沈黙それを破ったのは小波だった。
「...まあ、良いんじゃないか?もう、あいつ等の心配は父親としては
恥ずかしい事なのかも知れないけど、十分大人だ。第一、明日にはあいつ等は
帰ってしまうのだろう?なら、今皆に看取られながら死ぬのもいいんじゃないか?」
「そうやな...そうやね今そっち行くわ。待っててな」
そして、小波と手が触れる。小波は優しく一言
「お帰り、和那。そしてお疲れ様」
「ただいま。もう、ずっと一緒やで小波」
「ああ...」

「あれ?何かお祖母ちゃんの様子がおかしい。まさか!」
皆と遊んでいた武美が異変に気づき恐る恐る脈を測ろうとする
「...ない。お母さん!おばさん!お祖母ちゃんが息していないよ!」
「まったく、冗談も程々にしなさい武美ちゃん」
「本当だよ嘘じゃないよ」
いつになく真面目な武美。そして、紫杏が和那の脈を測ろうとする。
「...武美ちゃん。お祖母ちゃんはお祖父ちゃんの所へ遊びに逝ったの」
「そうなの?」
「そうよ。だけどいつか皆会えるわ。だから、あっちに行ってて」
「うん...」
武美がまた遊びに行くのを確認して紫杏は泣きながら
「お疲れ様でした...お母さん...」
と、言った。
このことはすぐに世間に広まり「名選手の妻、後を追う様に亡くなる」と報道された。
901通達者:2009/01/05(月) 08:42:03 ID:2/B+yLh1
以上です。
駄文、エロ無し失礼。口調もおかしい部分があるかも知れません。

ついでに孫たちは皆が貰っていくと言ったキャラです。
902名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 09:15:11 ID:kFzhTsB4
たまにはこういうのも悪くないね
とりあえずGJGJ
903名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 11:03:17 ID:KuupcjeT
ブラックは年をとるのだろうか…それがふと疑問に
とらないと考えると7主とは最後セイバーマリオネットの最後みたいになるのか
904流星 岩男:2009/01/05(月) 11:19:15 ID:qkad0x4/
エロ無しでもいいね。
最高。

因みに、自分が書く夏菜は基本的にドMだったr(ry
905名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 15:51:16 ID:2erioqv8
GJGJ

どMの夏菜さん?最高じゃないか
906名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 17:35:18 ID:tvIXyvAw
>>904
投下してよ、怒ってんの?(棒読み)
907流星:2009/01/05(月) 17:44:03 ID:qkad0x4/
前の話の続編を考えてる。
早ければ今夜か明日、投下できるかも。(←面倒くさがり野郎)
908first kiss2 1/3:2009/01/05(月) 20:23:15 ID:qkad0x4/
投下〜。
またも夏菜視点

リコに告白されて3日、私は少し疲れた感じで風呂に入っていた。
「はぁ〜、それにしてもリコの奴、どうして皆の前で…」
先程の夕食の時、リコは皆の前で爆弾発言をしてしまった。
「私と夏菜、実は付き合ってまーす!」
おかげで皆の注目の視線をあびてしまい、有田や平山にからかわれる始末だ。
そして散々からかわれて今、風呂に入っている。
幸いにも、男子は皆が入った後だから、覗かれる事は無い…と思う。
少し疲れた表情で風呂の水に透けて見える自分の体を見つめる。
正直に言うと、あの時の告白を受託した事には後悔していない。
私は告白される前から、リコに憧れていたのだ。
「う〜ん、そろそろ上がるかな。」
色々考えていたら、少しのぼせてきたので、上がろうとしたら、急に戸が開いた。
「っ!…誰?」
桶を構えて、戸が開いた先を見てみると、タオルを持った裸のリコの姿があった。
「ハロー、夏菜〜。」
「ちょ、リコ。あんたなんでこんな所に…」
「なんでって、一緒に風呂に入りたいからだよ。」
リコはそう言ってタオルをかけた後、風呂に入ってきた。
「はぁ〜極楽、極楽〜♪」
親父くさい言葉を言った後、リコは私に話しかけてきた。
「…皆の前で言っちゃったな、爆弾発言。」
「別にいいよ。早めに言っておかないと、後に困るし。」
実は、今回のリコの行動には助かっていた。
一人ずつに付き合っている事を伝えるには、手間がかかる事に変わりはない。
まあ、おかげで皆にからかわれる始末だが…
そうやって考えている時、リコは私の胸をじっと見つめていた。
「…な、なんだよ。恥ずかしいじゃないか。」
さすがに女子…いや、恋人でもジロジロ見つめられると恥ずかしいものだ。
「ふぅ〜ん。夏菜って私より胸が小さいんだ。」
「っ!?」
衝撃的な発言を聞いて、驚きつつ頬を赤に染める。
「リ、リコ!貴方、いきなり何を言ってー」
そう言いかけた瞬間だった。
「恋人なのに、夏菜の方が胸が大きいなんて…こりゃあちょっと、お仕置きが必要だね〜。」
909名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 20:29:19 ID:Pf9xwS9I
ふんふふーん
えっ?
アッー!
あ〜あ おわり
ファイルを けしました
910first kiss2 2/3:2009/01/05(月) 20:44:49 ID:qkad0x4/
リコの発言からして、私は予測していた。
この後行われる、卑猥な事をー
「リ、リコ…ちょっと待った!こんな所でやるのはまず…」
私がいいかけた時、リコが私の胸を揉んできた。
それだけではなく、乳首に指を立ててきた。
「あぁ…ん、くぅっ…」
私の口から甘い声が漏れる。
心地よい快感に翻弄されつつも、意識を保ち続ける。
「リ…コ、待ってよ。こんな所でイったら、私…のぼせる…」
「大丈夫。そん時は、私が介護してやるよ。」
そう言い返すと、今度は深い口付けを交わし、舌を絡めてきた。
それだけではリコの欲望を満たされないのか、さらに片方の手で股間を刺激してきた。
「んんっ…あぁっ!」継続的に続かせられる刺激に耐えられず、意識が朦朧としてきた。
「リコ…私…もう…限界。」
薄れる意識の中、私は快感に溺れながら気を失っていった。


次に目が覚めた時には、私はパジャマ姿でベッドの上にいた。
「あれ?私、確か…」
そうやって呟いていると、委員長が入ってきた。
「大丈夫か?」
「ははは、大丈夫だよ。」
委員長を心配させないように、言葉を返すと、委員長が私に言ってきた。
「貴女が風呂でのぼせているのを、入ろうとしたリコが見つけてくれたそうよ。」
どうやらリコは、私がのぼせたいた事にしたらしい。
誰のせいでこんな事になったと思ってるんだ…
「まあ、後でのぼせているのを見つけてくれたり、パジャマを着させてくれたり、此処まで運んでくれたリコに礼を言っておくのよ。」
委員長はそう言い残すと、部屋から出ていった。
「ふう…まあ、やっと眠りにつける…」
そう思った瞬間だった。
ベッドの下からリコが現れた。
「!?」
驚いていると、リコはいきなり私に口付けをして、「何か」を口移ししてきた。
「リ、リコ、貴女一体何をー」
「ふふふ…お仕置きはまだ終わってないよ?まだまだ、これからだよ…」
911first kiss 3/3:2009/01/05(月) 21:14:24 ID:qkad0x4/
一体何をしようというのか。
そう考えた瞬間だった。
いきなり、体の自由が効かなくなった。
「あ…れ?」
「んふふ、教授に作ってもらった薬、効いたみたいね。」
どうやら、私は一種の薬を飲まされたらしい。
しかも、教授の作った物を。
「この薬はね…数時間の間、体の動きを麻痺させる効果があるんだ。教授に嘘をついて作ってもらったんだけど…本当に効くとはねぇ〜。」
ニヤニヤしながら私を見つめるリコ。
「や、やめてよ…ふ、風呂の時ので十分でしょ?」
「夏菜…あんたってMの素質あるね。」
私の言葉を無視しつつ、私の体に押し寄せてくるリコ。
反抗しようにも、薬の効果で指先を動かす事さえできない。
「じゃあ…お仕置きの続き、いこうか?」
リコはそう言うと、私の体に抱きついてきて、深い口付けを交わしてきた。
「んー、さっきはやりすぎたからね。今回は手を抜いていくね。」
リコはそう言った後、パジャマの中に手を伸ばし、腹部を触ってきた。
「ん、あぁ…」
微かに漏れる声。
体の自由が効かないまま、リコに犯されていた。
その時だった。
「お〜い、夏菜。大丈夫か…」
運悪く越後が部屋に入ってきた。
そして、今の私達の体制を見て、固まる。
「………」
「ち、ちょ、越後。落ち着いて話を聞いて…」
そう私が言った瞬間、越後は
「…バッチこい!」
と言った後、部屋から猛ダッシュで出ていった。
「あはは、見られちゃったね。」
「見られちゃったね、じゃないよ!どうすんのさ!しかも、あの越後に見られたんだよ!?絶対に言われるに決まってる!」
体の自由が効かないまま、リコに怒鳴る。
「まーまー、明日、言い訳すればいいじゃん。」
「…」
暫くの沈黙の後、リコは私の体から降りていた。
「今日はこの辺にしとくよ。じゃあね、また明日〜。」そう言い残すと、リコは部屋から出ていった。
「明日、皆にからかわれるだろうな…」
涙目で呟きながら、私は眠りに墜ちていった。

翌日、朝食の時。
「あ!カップルでやんす〜!」
「全く衝撃的だったぜ。やれやれだぜ。」
メガネや越後達に馬鹿にされながら、私とリコは朝食を食べていた。
「あ〜あ、結局皆に知られちゃった…」
「まあ、いいじゃん。皆に分かってもらえたし。私達の関係。」
と、呑気に呟くリコ。
ま、悪くないかと思いつつ、私とリコは朝食を食べていった。
912流星:2009/01/05(月) 21:18:18 ID:qkad0x4/
終わりです。
相変わらずの801ネタ、すみません。とりあえずクレームが来るのは覚悟してます。
913名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 21:39:16 ID:kK/B1pTM
…百合じゃね?
それとちゃんと完成させてから一気に投下しやがってくださいこのタコ
書きながら投下すんの禁止
でもとりあえず乙なんだぜ
914名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 00:01:42 ID:P1zvE0Yc
乙だぜ。
そろそろ次スレか。
915名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 00:22:13 ID:5M3k0pBh
乙です。
早いなもうそんな時か...
916流星:2009/01/06(火) 00:48:10 ID:U07dYAYk
>>913
すんませんでした。
以後は留意しときます。
917流星:2009/01/06(火) 00:57:56 ID:U07dYAYk
見直してたら、1/3の一部分に誤字があったので訂正。すみません。

「ふぅ〜ん。夏菜って私より胸が大きいんだ。」
918名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 02:20:47 ID:fn4NJXCw
朱里のエロ無しの話書いたけど相当長くなったんで
次スレが経つまで投下は待ちます。
どうせエロ無しだし・・・。
919名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 02:39:49 ID:snMrk3hB
百合と801の区別くらいつけてからピンク板に来た方がいい
920名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 05:36:48 ID:QcYvPso2
…朱里の話だって!?
はやくみてぇ!
921名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 08:32:25 ID:oOk3IF4y
申し分無いんだが801と百合ぐらいは(ry

922名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 20:16:27 ID:IiNyhPxu
質問なんだが大体1レス30行書いたとしたら
使用する容量は6KBくらいかな?
923名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 20:38:49 ID:f05uE6ci
>>922
つAscii Art Editor
924名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:34:46 ID:Xc6yp9Zm
とっとと埋めて次スレに移動するべきなのか?
925名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:40:37 ID:vU9AQoGZ
>>551-559の続きを考えているのだが、需要はあるだろうか……。
↓ちなみにこんな話。


教室で交配に励む主人公とリコ。
その様子を物陰から覗いていたところを発見されてしまう茜。

「――アカネも、リコさんや夏菜さんたちみたいに、
 小波お兄ちゃんに種付けしてほしいです!
 アカネなら、きっと優秀な小波お兄ちゃんの赤ちゃんが産めます!」

まだ初潮前のアカネの子宮に、主人公の貴重な精液を使うわけにはいかない。
けれども、小学生ながらギャスビゴー星人様のお役に立ちたいという
茜の心意気にうたれた二人は、アカネを交配に参加させてやる事にする。

騎上位の姿勢で交わった主人公とリコ。
更にその主人公の顔の上に、
リコと向かい合わせになるようにまたがった茜。

主人公に下半身を、リコに上半身を執拗に責められて、
触覚をピコピコ動かしながら、途切れ途切れに答える茜。

「す……凄いです。アカネのお○○こを犯してるのは
 小波お兄ちゃんの舌なのに……まるで、お兄ちゃんの体を通して、
 リコさんに犯されてるみたいです……」
「でもね、小波に直接してもらうのは、
 これより、ずっとずっと気持ちいいんだよね〜♪」
「こ……これより、気持ちいいことが
 ……この世にあるなんて……
 アカネには信じられません……」
「あたしもハタ人間になるまでは、こんなに楽しい事が
 この世にあるなんて、想像もしてなかったよ♪
 アカネも頑張って、早くギャスビゴー星人様のお役に立とう、ね♪」
「はいっ! アカネも一生懸命頑張って、
 小波お兄ちゃんやリコさんたちみたいに、
 ハタなし人間どもをたくさんぶっ殺します!
 だから、アカネをもっともっと、気持ちよくさせてくださいっ!」
926名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:47:07 ID:M2kVv85D
>>925
また誘い受けか……
と思ったらほぼ完成型じゃねえかwwww

需要あるよ!
927名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:56:20 ID:O2PtExze
進んでダークなss創作に励む>>925さんに功徳の実証が
928名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:57:06 ID:t71k5DfJ
>>925
うん。需要あるぞ!しかしフッキーの話も読みたいのぅ・・・頼む!
929名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 01:45:29 ID:Cv+7SLPd
孕ませ好きな俺にとっては需要ありすぎて困る
930名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 01:59:43 ID:tuixfNu/
次スレ建てようと思うけど…いい?
931名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 02:08:12 ID:O2PtExze
焦らない焦らない
一休み、一休み
932名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 02:29:19 ID:tuixfNu/
もっと熱くなれよ!
933名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 02:53:49 ID:OErwNAbt
またもリコ夏菜のSS作製中。
旅館物で、ハタ人間の後の話にしてる。
エロは…少ない感じがorz
とりあえず明日には作り終えると…思う。
934名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 04:25:12 ID:/zMIJMAm
職人多くて平和なスレ梅
935夏菜は私の物(11裏):2009/01/07(水) 09:19:48 ID:OErwNAbt
完成したので投下。
因みにリコ視点。ギャルゲ風味でお楽しみくd(ry


宇宙人がパライソタウンから去って(上手く言えば撃退して)約数日後、夏休みだというのに、私達は何故か旅館にいた。
まあ、話せば長くなるけど…。旅館に出発する前の前日、
「また宇宙人が襲来した時の為に、僕達は対策を立てておかなければならない!」
という大神の一言から始まって、クラスの皆を集められ、結果的に大神のお父さんが経営する旅館で会議を行う事になった。
とはいっても、皆は結局大神の会議には参加せず、タダの旅行の気分を満喫している。

そして今、私は旅館の自室で夏菜、ふっきー、委員長の三人とくだらない世間話をしていた。
旅館に着いた時、グループを決めておいたのだが、男女別々のグループで、四人二組で分けられる事になった。
因みに、越後はどうやら旅行の事を忘れていたみたいで、来ていなかった。
そして、皆は勧めるかのように、私と夏菜を推薦し、その後ふっきーと委員長を私と夏菜のグループに入れてきた。
どうやら付き人の位置付けらしいけど、気にしない事にしている。
936夏菜は私の物:2(11裏):2009/01/07(水) 09:21:12 ID:OErwNAbt
そうやって考えていたら、
「ーコ、リコ!」
ーえ?
「リコ!どうしたんだ、さっきからボーっとして。」
気がつくと、夏菜が心配そうな顔で私を呼んでいた。
「ああ、御免。ちょっと考え事をしててね。」
「全く…折角、タダの旅行だっていうのに、何もしないでいると損だぞ!」
と、夏菜に怒られた。「夏菜の言う通りよ。どうしたの、リコらしくない。」
「まあ、リコでも考える事があるんじゃない?」
続くかのように、ふっきーと委員長にも言われた。
今気付けば、昼過ぎ。夏菜とはまだ何も遊んでいない。
「よーし!考え事をしたから、なんかモヤモヤしちゃった!夏菜!一緒に旅館を探検しよう!」
私は急に立ち上がると、夏菜の手を引っ張り、部屋を飛び出した。
「うえぇ!?ちょ、まだふっきーや委員長と話してる途中…」
夏菜の反論を無視して、私は夏菜の手を引っ張りながら廊下を走っていった。
「全ーっく、元気なバカップルね…。」
委員長が呆れたように言う。
「別にいいんじゃない?ああいうのも萌えるし。」
白瀬は見守るかのように微笑んでいた。
そして、日が暮れるまで私と夏菜は旅館を探検し、自分達の部屋に戻る頃には、へとへとになっていた。
937夏菜は私の物:3(11裏):2009/01/07(水) 09:21:45 ID:OErwNAbt
「あ〜…、疲れた。」私はベッドの上に倒れこむ。
それに対して、夏菜は元気な姿で私を見つめていた。
「ははは、どうしたんだリコ!恋人の私より体力が無いなんて、情けないなぁ〜。」
ニヤニヤしながら見つめる夏菜に対し、私は頬をプクッと膨らませながら睨みつける。
「あはは、怒らない、怒らない。暫くしたら、お風呂に入りに行こ?」
「んん〜…、別にいいよ〜。」
私は体をゴロゴロさせながら、夏菜のリクエストに答えた。
そして数十分後、私と夏菜は露天風呂に入りに行った。
ここでさっきの仕返しをしようと考えていたが、そこには一緒に入ろうと思っていたのか、ユイやエリ、るりかの姿があったので仕返しをしようにもできなかった。
「あ、リコと夏菜だ〜!」
「全く、女と女が付き合うなんて…ビックリです!」
「ちょ、二人とも私の胸を見ないでよ!恥ずかしいよ〜。」
三人の言ってる事から耳を背けつつ、私と夏菜は露天風呂を満喫していった。

風呂から上がり、浴衣を着て自分達の部屋に戻ると、ふっきーと委員長が風呂場へ行く準備をしていた。
「あれ?今から入りに行くの?」
夏菜が疑問に感じながら二人に問う。
938夏菜は私の物:4(11裏):2009/01/07(水) 09:24:29 ID:OErwNAbt
「え?うん…まあね。皆には素を見られたくないから。」
二人はそう言い残すと、部屋から出ていった。
「…さて、どうしようかな〜」
夏菜は悩みながら呟いていたが、その悩みは一瞬で吹き飛んだ。
「…疲れたからさ、一緒に寝よ。」
私は夏菜に甘えるように言った。
「え?でも、今はまだ10時ー」
「明日、早いかもしれないんだよ?夜更かしはいけないって!」
「そ、それは…そうだけど…」
夏菜は戸惑いながらも、私の欲望に答えてくれた。

この部屋にはベッドが二つしかなく、当然ながら片方のベッドで私と夏菜が寝る事になった。
「う〜ん。基地のベッドと比べると、やっぱりこっちの方がいいね。」
「やっぱり?基地のベッドは寝心地が少し悪かったもんね。」
私は抱き寄せながら、夏菜と色々語り合っていると、ふっきーと委員長が帰ってきた。
そして二人は、突然こんな事を言い出した。
「二人共、ごめん。エリが怖い、怖いって言うからこっちで寝れないわ。」
「私はこないだのテストで赤点を取ったるりかやユイに徹夜で勉強するから、リコ達と寝れないの。ごめん。」
どうやら、二人とも急用ができたのでこっちの部屋では寝れなくなったようだ。
939夏菜は私の物:5(11裏):2009/01/07(水) 09:25:21 ID:OErwNAbt
二人はそう言った後、必要な物だけを持って部屋から出ていった。

「…二人きりになっちゃったね。」
「大丈夫。恋人を一人にしないよ。」
二人きりになった部屋で、私と夏菜は喋る。そして、私はこれがチャンスと見た。
「じゃあ、さっき馬鹿にしたお仕置きといかますか!」
「えぇっ!?こんな時間に!?」
「当たり前でしょ?私が怒りを納めたとでも思った?」
そう言った後、私は夏菜の上半身の浴衣を半ば強引に脱がし、そして片方の手を下半身の浴衣の中に忍びこませ、下着を脱がせる。
脱がせ終えた時の夏菜の状態は、胸を含む上半身がはだけ、片足を上げて股間の秘拠が丸見えになっていた。
「リコ…なんか恥ずかしいよ。」
「五月蝿い。主導権は私だから、反論は認めないからね。」
私はそう言い返した後、夏菜の乳首を舐めつつ、夏菜の秘拠を指で器用に刺激していた。
ピチャ、ピチャ、クチュ、クチュ…
二つの音が混ざりあい、その中に夏菜の声がさらに混ざっていく。
「いやあぁ…くぅっ…」
夏菜は快楽に溺れながらも、私と会話しようと理性を保っているみたいだった。
「どう?私を馬鹿にした事を謝る?」
「んあぁっ…ご、ごめんなさい…許して…ください。」
940夏菜は私の物:6(11裏):2009/01/07(水) 09:27:01 ID:OErwNAbt
夏菜は謝るが、当然、私はやめるつもりは無い。
乳首を舐めまわした後、私は刺激した夏菜の秘拠へと顔を近づけた。
そして、愛液まみれの秘拠を私は舌で舐め始めた。
「ん〜?夏菜のアソコ、結構熱いぞ?」
「う、五月蝿いっひゃああっ!?」
私の欲望は増し、夏菜の秘拠の中へと舌を挿入した。

ズニュ、ズニュ…ピチャピチャ

水っぽい音が部屋に響き渡り、夏菜の甘ったるい声が籠る。
「んあぁっ…ひゃあ…くぅ、んっ…」
「夏菜、イキそう?」
私は夏菜の心配をしながら、秘拠の中へと入れた舌をかきまわす。
「リコっ…私…イくっ!」
そう言うと、大量の愛液を出した後、夏菜は気絶してしまった。
私は一瞬震えたが、すぐに愛液を手で救う。
「うわぁ…沢山出たよ。夏菜…夏菜?」
私は夏菜の様子を見る。
「あちゃあ…イっちゃったか。」
私はペシ、と自分の頭を叩くと、何かを思いついた。
「そうだ…どうせ寝るなら、お互いの体温を感じながら寝よう。今なら夏菜も気絶してるし。」
私はそう言った後、浴衣や下着を脱いで全裸になり、夏菜の浴衣も脱がせて、全裸の状態にさせた。
そして、私は夏菜を強く抱き寄せて、お互いに生の体温を感じながら眠りに入っていった。

翌日、部屋に戻ってきたふっきーや委員長に全裸で寝ている状態を見られて、大問題が起こったが、それは別の話。
そして時は変わって、帰りのバス。私は疲れて寝ている夏菜にそっとキスをして、パライソタウンに着くまで夏菜を抱き寄せて眠りに墜ちていった。
941流星:2009/01/07(水) 09:28:21 ID:OErwNAbt
以上です。
エロが後半部分にしかないのが、心残りです、うん(黙
942名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 16:17:17 ID:Xc6yp9Zm
そろそろ次スレの季節
943名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 17:32:11 ID:OH6aebaM
GJGJ!
新星現るですな
944名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:06:47 ID:gKOKoby1
>>941
GJ!GJ!


>>925
需要あるな。
フッキーも期待。
945名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:15:06 ID:hwU7VLi3
月 るりか
火 夏菜
水 エリ
木 委員長
金 ユイ
土 リコ
日 白瀬

これを実現してくれる>>925様に期待
946名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:20:33 ID:MUTfTx4l
>>925
愛人でいいやと達観してるけど実は甘えたくて仕方がない白瀬を希望
947ほるひす:2009/01/07(水) 18:21:34 ID:82Cpi7d9
ほるひすしんスレたてたよ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231320057/
948名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:27:08 ID:7SJuXc1x
ほーむらんもうつけど
すれもたてるよ
949名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:35:34 ID:OErwNAbt
>>947
乙です
950名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 18:43:51 ID:J49QSKw9
紫杏を不幸にしたい、11の時間軸で
1年目10主人公×紫杏
2年目10主人公×紫杏
3年目ルッカと朱理鬼畜凌辱

と続くネタがあるが色んな意味で微妙としかいえない
951名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:09:10 ID:O2PtExze
ちょっとまって、今・・・何て言った? おい>>950!今何ていった!?『微妙!?』 微妙とか言ってる間はずっと微妙なんだよ! 考えろよ!もっと考えろよ!
952他人の空似という設定で:2009/01/07(水) 19:44:30 ID:GpTVipSd
 唐突に投下します。舞台はパワポケ1で智美ちゃん。原点回帰(なのだろうか)。

――――――――――――――――――――――

 そこは暗い部屋だった。
申し訳程度に吊るされている薄汚れた電球がぼんやりと光っているほかに光源は見当たらない。
もちろんそれも大きな要因であろうが、そんなことよりもその部屋は異常だった。
部屋には三人の人間がいる。無表情で立ち尽くす二人の黒尽くめの男と、手錠で繋がれた一人の女。
「さて、どうするか」
「拷問にかけるほかあるまい」
「ドクター・ダイジョーブの居場所は」
「こいつしかしらないのだからな」
 まるで機械のような会話である。女は恐れたように首を横に振っているが、
それを見ても男たちはなんの感慨も示していないようだった。
 男がポケットをまさぐりだした。そこから飛び出したのは、巨大なジャックナイフだった。
「な、なにをするつもりよ」
 女が震えた声でそう、叫んだ。しかし男はなんの返事もせず、
ただナイフを女の身体に突きつけている。
「なにか我々の喜びそうな情報を思い出したら、言え。こっちは好きにやっている」
 男の声は、やはり無表情であった。

「  キィ ・ ・ ・。 」

 乾いた金属音が部屋を覆っていく。どうやら奥の扉が開かれたらしく、
そこから一人の男が現れた。男は煙草を加えたまま三人を見据え、ふっと不適に笑った。
「ナイフなんか使っちゃ駄目だよ、君たち」
 子どもに話しかけるような優しい声であった。
黒尽くめの男からナイフを取り上げると、男はにっこりと無邪気な笑顔を見せる。
「九十六号への拷問は僕が担当しよう。君たちじゃ、駄目だよ。ねえ」
 男は煙草を床へ吐き捨て革靴で踏み潰すと、
女――四路智美(よみち さとみ)に対してそう、話しかけた。
953他人の空似という設定で:2009/01/07(水) 19:45:09 ID:GpTVipSd
 男はやはり真っ黒のスーツを着ており、
その胸ポケットから何かを取り出した。――それは、注射器であった。
「じ、自白剤なんか使うつもり!?」
 智美が男に対してそう叫んだが男の返事は、やはり微笑であった。
「ははは。馬鹿だなあ。拷問っていったろ。そんな生易しいものじゃあないさ」
「じゃあ一体何なのよ!」
「まぁ、そう急ぐなよ、九十六号」
 というやいなや、男は注射器を仕舞うと、
持っていたジャックナイフで智美の衣服を切り裂いた。
反射のような悲鳴が部屋を一瞬支配したが、
そんなこと気にしないという素振りで男は智美の衣服を破いていった。
グレーの薄いジーンズは足首の辺りをわずかに残し切り裂かれ、
秘所がすっかりと露出していた。
「いやあああっ!!」
 恐怖か、羞恥か。とにかく智美は大声を上げるが、男はそれでも微笑を崩さない。
やがて男はジャックナイフを仕舞うと、先ほど取り出した注射器を智美に見せ付けた。
それを慣れた手つきで智美に注射すると、また胸ポケットに仕舞いこんだ。
「痛っ」
「ぅふふ。さて九十六号。さっき君は言ったね。これはなんなの、と。
 教えてあげようか――これはね、人体から発生する
 ある物質の分泌を止める薬剤なんだ」
「ある――物質?」
「なにか知りたいかい?」
 そう言いながら男はズボンを下ろした。
そこから――怒張し、天を仰ぐほどそそり立った男性器が顔を覗かせる。
「“愛液”だよ」
 といいながら、男は智美の太ももを両手で広げるように持ち上げる。
その直後、男は自分の性器を智美の秘部へと乱暴に突き刺した。
954他人の空似という設定で:2009/01/07(水) 19:45:31 ID:GpTVipSd
「はうあぁぁぁっ!!」
 智美の叫び声は再び部屋を支配する。もはや顔は激痛にしかめきっている。
そんな智美の表情を見て、男はやはり微笑んでいた。
しかしその瞳は先ほどとは違う、恐ろしいほど“悪”の目つきをしている。
幾人の人間を地獄へと落としてきたこの男の本性が垣間見える、そんな瞳を。
「痛いかい? そりゃあ痛いよねえ。しかも今まで大事に、そりゃあ大事に守ってきた処女をさ。
僕なんかに奪われた気分はどうなんだい!? ぅん??!」
 男はすばやく腰を振りながら早口にまくし立てる。
どうやら男の方もさほど快感は得られていないようだが、精神的にひどく興奮しているようだ。
「あぐっ! ひ、ぅ……ぅ…ひぃ…く……」
「おやおや。まだまだ始まったばかりだって言うのにもう泣き出しちゃって。だらしないなあ」
 というと、男はぐ、と腰を智美に押し付けた。
「はぅああああああ!!」
 男のモノが智美に根元まで突き刺さる。乾ききっていたそこは、
もうすっかり血でべっとりと濡れていた。それを見て、男はちっ、と舌打ちする。
「なんだなんだ、これじゃあ注射をした意味が……」
 そこまで言って、男は一つの異変に気づいた。
血の他に何かてらてらと光る液体が自分のものを濡らしている。
智美の秘部は、わずかに愛液で濡れていたのだ。
「九十六号――もしかして、感じているのかい?」
「やっ……あう……ひ……」
「そんなはずないよねえ。君が好きなのはあの小波とかいう少年なのだから。
 僕なんかに犯(レイプ)されて、気持ちの良いはずがないだろう?」
「く……うう……」
 男は喋りながら智美が繋がれている手錠を外していった。
やがて両方の手錠がはずれ、智美が糸の切れた操り人形のようにへたりと倒れこむ。
「ひぅっ!」
 男は智美を抱きとめるようにすると、騎乗位の体勢へと体を持ち直した。
寝転がったまま智美の腰をつかみ、それを自分の腰へと引き寄せる。また、深く突き刺さる。
955他人の空似という設定で:2009/01/07(水) 19:46:10 ID:GpTVipSd
「あうああああああっっ!!」
 智美の悲鳴を恍惚の表情で聞いた後、男は首を後ろへ傾げ、にこりと笑う。
そこには憮然顔をした二人の男が立っていた。
「やあ、君たち。暇そうだね」
「いつものことながら……」
「貴様の拷問は見るに耐えん」
「そういうなよ。ねえ、君」
 男は左側に立っていた黒服に対して声をかけた。
「どうだい? お姫様はどうやら物足りないらしい」
「?」
 男は、にやりといやらしい笑みを浮かべて、続けた。



「君、彼女の後ろを犯してやれ」



 三人の表情が、一変した瞬間であった。



「い……」
 智美の両目から涙がこぼれる――。
「いやあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


 ――。

 ――それは何時終わるともわからぬ、惨劇の夜であった――。
956他人の空似という設定で:2009/01/07(水) 19:46:37 ID:GpTVipSd
 以上です。エロシーンが少なくて申し訳ない……。
 とりあえず、特定とかは勘弁してくださいね、と言いたいことはそれだけです。
957名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:49:41 ID:OErwNAbt
グッジョブ!
958名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 21:32:10 ID:yQ73wdYc
レイプ&拷問ものは嫌いなはずだったのに、勃っちゃうなんて悔しい・・・ビクッビクッ

GJなんだぜ!
959名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 21:45:29 ID:O2PtExze
わずかな容量を見つけて、鬼畜なお話を投下する>>956さん
特定の喜(飛ばせ!

失礼しました
gj!
960名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:04:51 ID:GyDZQy8R
>>1000なら6主×ほるひすが投下される
961名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 02:32:05 ID:J4CUy12C
オレの発言が容量無駄づかいに思えるが
やれやれだぜ
GJ!
962名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 09:51:19 ID:sDWtBO+M
そろそろ埋めに入るか。
夏菜はリコの嫁
963名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 10:03:41 ID:pvFkidW1
なら武美は貰っていきますね
964名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 11:49:20 ID:tFqgVxVE
そうか、なら再び茜は貰っていく
スレ埋め
965名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:05:15 ID:j06PGTst
紫杏と甲斐はどちらが攻めになるのだろうと想像しつつ埋め
966名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:06:19 ID:FrC0RrYF
梅木寮長
967名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:09:56 ID:FrC0RrYF
埋め木寮長
968名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:10:52 ID:FrC0RrYF
梅木寮長
969名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:11:26 ID:FrC0RrYF
埋め木寮長
970名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:12:45 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
971名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:14:17 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
972名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:14:57 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
973名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:15:55 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
974名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:16:45 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
975名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:17:50 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
976名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:18:32 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
977名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:19:16 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
978名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:20:01 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
979名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:20:59 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
980名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:21:49 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
981名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:26:14 ID:FrC0RrYF
梅木寮長
982名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:27:02 ID:FrC0RrYF
埋め木寮長
983名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:27:47 ID:FrC0RrYF
黒梅興業
984名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:28:13 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
985名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:28:48 ID:FrC0RrYF
埋め木寮長
986名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:29:29 ID:FrC0RrYF
梅木寮長
987名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:30:03 ID:FrC0RrYF
埋め木寮長
988名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:30:37 ID:FrC0RrYF
黒埋め興業
989名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:43:07 ID:FrC0RrYF
埋め澤の十手
990名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:44:10 ID:FrC0RrYF
梅澤の十手
991名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:44:47 ID:FrC0RrYF
埋め澤の十手
992名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:46:24 ID:FrC0RrYF
梅澤の十手
993名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:47:13 ID:FrC0RrYF
埋め澤の十手
994名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:47:45 ID:FrC0RrYF
梅澤の十手
995名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:48:14 ID:FrC0RrYF
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996名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:50:28 ID:FrC0RrYF
梅澤の十手
997名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:51:07 ID:FrC0RrYF
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999名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:52:25 ID:FrC0RrYF
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1000名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 12:52:54 ID:FrC0RrYF
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