ここはエロパロ板なのに、どうして自分のエロネタは「GJ」をもらえないのか?
そんな前スレ1さんの、そんな悩みから生まれたスレッドです。
自作のエロネタを持ち寄り、評論会の振りしたお茶会と致しましょう。
※邪神認定スレ等ではありません。
※山田さんも田中くんもマジレス推奨。
あちゃ、投下制限だと思って慌てて立てたけど、間に合わなかったね。
誘導できなかったけど、気がついてくれると良いな。
>>1 乙〜、もう埋まったのか。
>前スレ654
構成も文体もきれいにまとまってて読みやすいし、良作だと思う。
会話部分に多少の違和感はあったけど、あのノリはアレでいいかもしれん。
欲を言えば、もうちょい風景描写があってもよかったかな。心情や動作についてはかなり
細やかに描かれてるのに対し、やや少ないかなと感じた。
>>1乙です。
突然なんですが、今後の精進のためにSSを見ていただきたいのです。
特にエロ描写あたりを中心に指導していただきたくて…
全部貼ったほうがよろしいのでしょうか?
おっと……誘導が出来なかったから、スレッドが現在重複しています。
もうひとつはこっち。
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223998273/ ただ、非常に個人的な不満であれなのですが、ローマ数字は文字化けの元になるので、あまり好みません……
自然に人が集まる方が残ればいいですね。
あちらに書いたのと同じものを。
大原則。
59 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 22:55:48 ID:et0q0SAN
やるなら、批評に対する横レスを禁止にしたほうがいいような気がする
じゃないと、荒れてgdgdになるから
批評を受け止めるか、流すかは作者にまかせる
◎タイトルには「叩かれた」とありますが、自作でさえあれば叩かれたことがなくても投下できます。
エロネタでなくても、投下されたネタは山田さんたちが批評してくれます。
投下前の最後の読み直しとして利用しても構いません。
ただし、投下前に必ず「二次創作・一時創作」「ジャンル・傾向」「何レス程度」などを記載してください。
また、最後の田中くん・田中さんの投下から24時間くらいは待ってからの方が、皆きっちりとした評価をしてくれます。
前スレ
>>682 抜ける小説とかネタとか書けるのは正直うらやましいことこの上ない。
なんか感覚がずれてるとしか……orz
なんかいろいろとアドバイスおよび粉砕ありですた。
次の作品がんばって書くぞー\(^o^)/
>>3 やっぱり風景描写足りないかぁ……orz
指摘ありがとう、いろいろとネタが詰まってるからすぐに実践しようと思った
>>5 状況によるとしか言えない。
まぁ、エロ描写中心って言うならそこだけ投下すれば良いんじゃないか?
と、初心者がほざいております。
>前スレ675
思いつくままに書き殴ったような文章だな。
正直、まだ人に読ませる段階のものじゃあないと思う。
書き殴った文章をもとに、あらすじ、人物や場面について一度整理してみろ。
その上で改めて書く作業をする。
書き上げたら最低でも一晩寝かせて、冷静な目で作品を見直してみる。その時、実際に声
に出して読むと、リズムのおかしな部分に気づきやすい。
書く前にまとめる、書いた後に見直す、この二つをやるだけでだいぶ変わるはず。
あと、完全な三人称視点でまとめるのは結構難しい。三人称にするにしても、誰かに固定
した一元視点の方が書きやすいし読みやすい。
手元にある小説を参考にしてみろ。
>>5 いらっしゃい、田中さん。
特に気になる部分がある、と事前に書いてくださっているので、
全部貼っても、気になる部分だけ貼っても、山田さんたちはその部分を中心に見て行きますよ。
もし『全部貼るのはちょっと……』と思っていらっしゃるなら、その部分だけでも問題ありません。
ただ、全部貼った方が、あとから「ここはこうで、ここはこうで……」などの説明をせずに済むかもしれません。
10 :
5:2008/10/15(水) 01:26:24 ID:3hOaoqta
了解いたしました。
それでは投下させていただきます。
宜しくご批評のほどよろしくお願いいたします。
できればエロ度を上げたいので、特にそちらのご指導を賜りたく思います。
二次創作(Persona4)
ジャンル・傾向:女の子がデフォルトで男装少女、僕っ娘
レス数:10レス程度
11 :
5:2008/10/15(水) 01:27:28 ID:3hOaoqta
降りしきる雨の音が部屋の中にいても耳に届いた。
ソファから立ち上がってカーテンを開けてみる。遠景が煙るほどの大降りだ。
雨の予報はなかったはずなのに、不運にも帰り道でしっかり降られてしまった。
“予報”はあくまでも“予報”とは言え、ここまで外れると少しばかり恨めしくもなる。
バスタオルでがしがしと頭を拭きながらカーテンを閉じる。
振り返ると、2着の濡れた学ランが並べて干してあった。
1着は平均的な男子高校生の制服よりはそれなりに大きめ。もう1着は既製品と思えないくらい小さい。
階段を昇ってくる軽い足音が近づいてきて、ドアに視線を向ける。
ノブが回ってほんの少しだけ扉が開いた。
「あの、お風呂…ありがとうございました」
小さい学ランの所有者でもある声の主は、なぜかドアの影に隠れて姿を見せない。
「湯加減どうだった?」
「あ、はい。ちょうど良かったです」
「…どうしたんだ、直斗?」
さすがにそう尋ねざるを得なかった。
直斗はしばらく沈黙してから、躊躇いがちに口を開く。
「先輩、その、部屋の灯りを消してもらえますか?」
「いいけど、どうかしたのか?」
「消してもらえないと、入れないんです」
まるで答えになっていないが、いくら湯上がりでも廊下にいたらすぐに湯冷めしてしまう。
直斗の要求どおり灯りを消した。部屋の中が一気に暗くなる。
12 :
5:2008/10/15(水) 01:27:58 ID:3hOaoqta
そっと直斗が滑りこむように入ってくる。すぐにドアが閉まった。
まだ薄闇に慣れていない目では、人影を確認できるくらいだ。
「あの、これ…ごめんなさい。せっかく貸していただいたんですけど、お返しします」
直斗がおずおずと何かを差し出してくる。受け取ると、布の感触があった。服、のようだ。
まさか全裸かと思ったその刹那、直斗が大きく頭を振ったのが何となくわかった。
「ううう上は着てます! で、でも、ズボンと下着が…緩すぎて、その…穿いても落ちてしまうんです。それで…」
「……」
ほとんど似たようなものじゃないか、と言いたくなったが、口をつぐんだ。
第一サイズが大きな男物を細身で小柄な体つきの少女に貸したこと自体、無理があったのだ。
灯りを消したがった理由も説明がついた。だが、これから一体どうしたものか。
直斗の学ランはすぐに乾きそうもない。ワイシャツも下着も乾燥機に突っこんでからそれほど時間は経っていない。
「とりあえず、座る?」
作業机を手探りで見つけて、返された服を載せた。
少しずつ視界がはっきりしてくる。直斗が一生懸命シャツの裾を下に引っ張っている仕草が目に入った。
無駄に妄想が膨らむだけのような気もする。視線を外してソファに腰を下ろした。
直斗がいつものように左側に腰を下ろす。
長い沈黙が続く。灯りを消したはいいが、どうしていいものかわからない。
手持ち無沙汰に拭いていたが、髪もある程度乾いてしまった。バスタオルを首元に下ろして胸中で嘆息する。
ざあっ、と背後で雨の音が激しくなった。無意識に窓に視線を投げる。
カーテンはきっちりと閉められていた。そう言えば、ついさっき自分で閉めたばかりだ。
ふと、視線を戻しかけると直斗の細い首筋が目に入った。
普段は学ランの襟に隠れて見えないが、今は暗がりにいるせいか白さが余計に引き立っている。
直斗は視線に気づいていない。相変わらず長袖のシャツの裾を引き下げる作業に専念している。
13 :
5:2008/10/15(水) 01:28:34 ID:3hOaoqta
緩いシャツの襟ぐりに指を引っ掛けてみる。そのまま引っ張ると、白い肩口が露になった。
肩口に顔を寄せる。いつも自分で使っているボディシャンプーの匂いが直斗からするのは新鮮だった。
妖艶な雰囲気は欠片もない。むしろ清潔で、禁欲的でさえある。
なのに、なぜこんなに本能を揺さぶるのだろう。
「先輩…?」
唇を押し当てて、跡がつかない程度に肩口を吸う。
「直斗が欲しい」
「あ、の…」
「したい、今すぐ」
これくらいはっきり言わないと直斗は察してくれない。
16歳まで初恋の経験すらなく、極め付きには自身も含めて人の気持ちに疎いという自覚のある人間相手だ。
遠回しな言い方をしても理解されないのはわかっている。
直斗が困惑したように息をつく。
「僕…そういうつもりじゃなくて…」
「わかってる」
「…いえ、その…」
灯りが失われて影の落ちた視界では、直斗の表情ははっきりとは読み取れない。
だが、声の調子でひどく慌てているのは伝わってくる。
強引に体を抱き寄せる。直斗の腰は細く、容易に両腕が回ってしまった。
白い肩口に顔を埋める。短く切られた柔らかい毛先が頬をくすぐった。
ずっと自分は淡白な人間だと思っていた。
感情に欠けているというほどでもない。だが、我を忘れるということはない。
育った家庭環境のせいか、いつもどこかで自分を制御している、そういう人間だと思っていた。
だからこそ、何となくまとめ役を任されやすい性分なのだろう。
だが、直斗を前にすると自分の中に均整に組み上げられているものが少しずつ崩れていく錯覚に陥る。
崩れた場所から覗くのは――独占欲、だろうか。
未知の欲望は、なかなかすぐに制御できるものではない。
14 :
5:2008/10/15(水) 01:29:12 ID:3hOaoqta
虚を突いて、ソファに組み敷いた。薄い体は簡単にソファに沈む。
軽く左手で直斗の右手を掴んで、ソファに縫いとめた。
ここまで顔が近くにあれば、直斗がどんな表情をしているのかわかる。
驚きと焦り、ふたつが入り混じった表情をしている。
「…嫌?」
少し声に苛立ちがこもってしまったかもしれない。あまり乗り気ではないのは感じている。
男女の差はあるのだろうが、直斗に誘われたことは一度もない。
いつも誘うのは自分からで、合意だと確認して抱く。もっと求めてほしいと願うのはさすがに傲慢だろうか。
直斗は視線を泳がせていたが、自由になっている左手で自分を抱きしめる。
「…嫌って言うか、そ、その…」
直斗はまるで助けを求めるように視線を泳がせる。
だが、右手は動かない。のしかかられていては足も動かせないだろう。
観念したのか、最後に小さく溜め息をついた。
「その、もっと念入りに洗ってくれば良かった、って…」
羞恥に頬を染めているのが見て取れた。
何やら思い詰めていた自分が馬鹿馬鹿しくなって、思わず笑みを漏らす。
「な、何ですか、笑ったりして」
頬を染めたまま直斗が口を尖らせる。その尖らせた唇に啄ばむように口づけた。
唇を離して両の頬を包みこむように触れる。今胸に宿る感情は、ひとつしかない。
「好きだよ」
感情を口にすると、直斗は一瞬目を見張った。
余計に体温が上がったのが頬に当てた手からも伝わってきそうなほどに、顔が赤くなる。
「先輩はいつもそうやって…僕の言おうとしてることを先に言ってしまう…」
直斗は伏目がちに呻いて、軽く唇を噛んだ。一呼吸置くと、ふと見上げてくる。
訴えかけるような双眸に自分の影が映っている。恐らく自分の双眸にも直斗の影が映っているだろう。
そう確信できるくらいの近距離だった。
「僕だって…先輩のことが好きなんです」
掠れて消え入りそうな声だったが、唇の動きではっきりと伝わった。
結局、いくら知らない自分に戸惑って平静を装っても、彼女だけには適わない。そんな気がした。
15 :
5:2008/10/15(水) 01:30:15 ID:3hOaoqta
雨音が一層激しくなっていた。
口づけを交わす。丹念に丹念に、何度も舌を絡める。
行為に慣れていない直斗の体は、本人の意思に関係なく強張っている。
あやすように、それでいて宥めるようにキスを繰り返す。
腕に添えられていた直斗の手の力が抜けていく。
唇を離すと、直斗が蕩けたような表情で胸を弾ませていた。
頬に口づけを落として、シャツの裾から手を滑りこませる。思わず目を丸くした。
驚くほどに滑らかな肌の感触。それしか存在しない。
「本当に何も着てないんだ」
「…だから、さっき言ったじゃないですか…」
ぷいと顔を横に向けてしまった。その仕草もまた可愛い。
「ひゃっ…」
シャツを捲り上げると直斗が小さく悲鳴を上げた。腿から胸元まで、一気に外気に晒される。
「電気つける?」
悪戯っぽく尋ねる。直斗が何度も首を振って返す。
とりあえず直斗の意向に従うことにする。暗がりのまま背中を支えて起こし、直斗の唯一の衣服を剥ぎ取る。
服から顔を出した直斗とちょうど目が合った。
不意に直斗の顔が近づいてきて、掠めるように唇が頬に触れた。
「…巽くんに接触した頃からあなたの顔は知っていた。対象者の周囲にいる人間の顔を覚えておくのは当然ですから」
低めの声が耳をくすぐる。抱き寄せると服越しにでも胸の柔らかな感触が伝わってきた。
「でもあなたに興味はなかった。事件が起きるたびに現れるということ以外においては。なのに…」
細い腕が首に絡んでくる。自然、抱きしめる腕に力がこもった。
互いの鼓動が重なって、どちらのものともつかずに溶け合っていくような錯覚に陥る。
「今はあなたと出会う前の自分を思い出せない。…それくらい、あなたのことばかり考えている」
直斗の黒目がちな瞳がすぐそばにあった。陶酔したように見つめてくる。
親指で小さな唇をなぞって、再び唇を重ねた。
舌を差し入れるて口腔を探ると、直斗がたどたどしく応えてくる。
16 :
5:2008/10/15(水) 01:30:48 ID:3hOaoqta
もう一度ソファに横たえた頃には、直斗はもう芯を失ったようにぐったりとなっていた。
柔らかな左右の乳房を両の手で掴む。手の内には収まりきらず、指の間から白い肉がこぼれてしまう。
感触を確かめるように揉みしだく。直斗が反らせた喉がひくりと鳴った。
初めて抱いた頃とは違う。戸惑うばかりだった未熟な体は、少しずつ快楽を享受するように変わってきている。
いわゆる“仕込んでいる”状態――
自分で直斗の体に快楽を教えているはずなのに、時折直斗はこちらが驚くような妖艶な表情を覗かせる。
その表情が情欲を掻き立て、普段は心の底で死んだように眠っている独占欲を揺り動かす。
直斗のことばかり考えているのは、自分も同じだった。
しばらく弄んでいた胸元に口づける。そっと直斗の手が伸びてきて、髪を梳いた。
「僕の体…どうですか…?」
唐突な言葉の意味を理解できず、わずかに顔を上げる。直斗の双眸が不安げに揺らいでいた。
「どうですか? その…いい、ですか?」
「…どうしたんだ?」
恐らく“いい”と答えるのが正しいのだろうが、問いかけの意図がわからない。
わけもわからず適当に答えて、直斗の求める返答ができるとは限らない。
最悪、答え如何によってはさらにややこしくなる危険性がある。
なるべく優しい声で聞き返すと直斗は眉根を下げた。
「お願いです、答えてください」
「理由を言ってくれるなら」
「……」
沈黙してしまった。何か言いたげな双眸が伏せられる。
もともと意固地な性分だ。こうなったらすぐに口は割らないだろう。
だとしたら、もう一度口を開くまで待つしかない。
いまだ手の内にある白い胸に唇を寄せた。
軽く前歯を当て、さらにきつく吸う。鮮明に跡がついたのは灯りの落ちた部屋でも確認できた。
すでに胸にある突起はつんと主張していた。
「あ…っ」
左胸の突起に吸いついて舌先で軽く押しつぶす。直斗が切なげに喘いだ。
「理由、言う気になった?」
返事はない。思わず胸中で嘆息する。また難しく考えているのは間違いないのに。
結局直斗は右の突起を弄っても、時折声になっていない声を漏らすだけで口を割らなかった。
17 :
5:2008/10/15(水) 01:32:22 ID:3hOaoqta
「そろそろ言う気になったか?」
懸命に口を引き結んでいる直斗の頬を撫でる。
直斗は視線を合わせない。一体どうしたと言うのか。
「嫌でも挿れるよ」
わざとではなかったが、長い溜め息をつく。
桜色を纏った恋人の裸身を前にして、身を引けるほどの聖人君子ではない。
どこにでもいる普通の高校生だ。テレビの中でだけ特殊な力を使える、ということ以外は。
膝を開いて体を割りこませる。長袖のシャツを脱ぎ捨てて、細い体にのしかかった。
「直斗…」
わざと甘い調子で名を呼んで、首筋を吸う。これくらいで口を割ってくれるなら本当に容易い。
だが、きっと同時に直斗らしくないと思うのだろう。ずいぶん慣れたものだと口の端に笑みが載る。
下半身を探るとすぐに秘所に辿り着く。指先にしっとりとした感触があり、直斗の体が震えた。
なるべく痛みが少ないように入り口をゆるゆると撫で、秘裂を左右に押し開くように指を滑りこませる。
「うん…っ」
異物を拒絶する声ではなく、受け入れたことで新たに生まれた快感に酔っているような声だった。
広げるように内壁を掻きながら、指を奥へと進めていく。直斗が何度も小さな悲鳴を上げて仰け反る。
ある程度濡れてきていることを確かめると、一度引く。直斗が大きく息をつく。
だが、秘裂の上部に隠れている陰核を指先で摘むと、直斗の体が大きく跳ねた。
「何があったんだ?」
「あ、うっ…」
直斗の弱いところは全部知っている。もちろん、一番弱いところも。
傷つけないように、だが少しきつめに突起を弄る。直斗は何度も首を振った。
「あ、あ、やめっ…」
痙攣するように体が震え、細い足が突っ張る。だが、体重差は圧倒的だ。逃げられるはずもない。
「あ…ん、嫌っ…」
直斗が頭を振る。ぱさぱさと髪が揺れた。
秘孔から蜜が溢れ出してくる。内側を慣らしながら蜜を指にとって、塗りこむように秘核を弄んだ。
「も、もう、駄目です、お願い…」
すぐ近くにある直斗は涙声で言った。さすがに陥落するしかなかったようだ。
実際、これだけ甘い喘ぎを聞かされて我慢できた自分も表彰状ものだと言えるだろうが。
18 :
5:2008/10/15(水) 01:32:57 ID:3hOaoqta
「どうしたんだ?」
啄ばむようにキスをする。直斗はまだ言いたくないようだったが、しぶしぶと口を開いた。
「…同じクラスの女子生徒が、先輩のことを格好いいって褒めていたんです」
「?…うん」
「そういう噂話を聞いたのは、初めてじゃありません。だから聞いたんです。僕の体はいいか、と。
あまり僕は…女としての自分に自信がないから…先輩を繋ぎとめておく方法もわからない…
でも僕の体で満足してくれているなら、とりあえずは安心なんじゃないかと思って…」
「頭はいいのに、本当にバカだな」
頭を撫でると、直斗が頬を膨らませる。
「ば、バカとは何です!」
「こんなに好きなのに。わからないか?」
腿の内側に、布ごしに硬くなっている股間を押し当てる。直斗の頬に朱が走った。
「極端な話、ただ抱くだけなら直斗じゃなくてもいい。けど、俺は直斗が好きだ。
だから直斗じゃなきゃ駄目だし、直斗しか抱かない。…わかるか?」
強い口調にしばらく目を見張っていたが、やがて直斗は黙って頷いた。目尻に涙が溜まっている。
指先でそっと拭った。自然、安堵の吐息が漏れる。
自分の魅力をここまで知らないのも、少し考えものかもしれない。
振り回されているのも溺れているのも男のほうなのだと、彼女は気づいていないらしい。
薄闇の中で何とかゴムを探し当てて屹立している自身に装着し、秘唇にあてがう。
直斗が無意識に体を竦める。逃げかけた腰を引き寄せてゆっくりと埋めていく。
括れの部分まで捻りこむように収めると、直斗が大きく息をついた。
迎え入れられた楔に熱い内壁が吸いついてくる。不覚にも一瞬陶酔してしまった。
「平気か?」
「はい…」
侵入を進めると、直斗の上向きの胸がふるんと震えた。
本当は本能の赴くままにガツガツと貪りたい衝動もある。
だが、直斗に教えなければならないのだ。この行為はただの性欲処理ではないということを。
体に教えこまなければ、また下手に考えさせるだけだ。
「ふっ、ああ…」
奥まで突き入れると直斗が身を捩る。ソファのたわみを上手く掴めていない両手を取って、首に回した。
切なげに眉根を寄せ、直斗が両手で挟みこむように頬に触れてくる。
「先輩、僕も努力しますから…僕だけにしてくださいね…」
前髪を避けて、額の中心に唇を押し当てる。
「愛してるよ」
“愛してる”なんて、普段はさすがに照れて言えない。だがなぜか口からこぼれ出た。
19 :
5:2008/10/15(水) 01:33:29 ID:3hOaoqta
ソファのスプリングがぎしぎしと音を立てる。
「ふ、はあっ、は…っ」
直斗が時折甘い声を漏らす。抽挿が深くなるたびに喘ぐ頻度が上がっていく。
直斗自身も、肉襞のどこを擦られると気持ちいいのかわかってきているらしい。
無意識だろうが、細い腰が時折揺らぐ。その動きに導かれるように突き入れると、直斗の体が大きくしなる。
「あ、あ…」
直斗の体がしっとりと汗に濡れている。
本人は気にしているだろうが、外見はまるで子供だ。だが、今抱いているのは確かに一人の女だった。
すでに跡の刻まれている胸にしゃぶりつく。甘い吐息さえ、飲みこんでしまいたいくらいに愛おしい。
「ん…あ、あうっ…」
動きが激しくなると直斗の息が大きく乱れていく。
ほんの一握りの理性だけが頼りだ。この理性が吹き飛んだら、壊してしまうほどに攻め立ててしまいそうだった。
抽挿を繰り返すたび、繋がった部分から淫靡な音がする。暗がりのせいか余計に響いて、さらに煽られる。
「も、だ…」
声になっていないが、直斗が限界を告げる。
言われずとも、こちらも限界だった。
両の膝の裏を掴んで、深々と突き入れた。
「あ、ああっ…!!」
直斗の嬌声が引き金になって、内襞がこれ以上ないほどに締めつけられる。
小さな呻きと、射精感。気がつくと直斗の内に吐き出していた。
ゆるゆると体を起こす。吐き出した欲望をずるりと引き抜くと、直斗が息をついた。
もう一度体を重ねる。大きく上下している直斗の胸元に顔を寄せた。
しばらく子供のように胸を弄んでいると、直斗が頭を撫でてくる。
「僕も…先輩のこと、愛してます」
布団からそっと身を起こして立ち上がる。
カーテンを開けると、大雨は嘘のように止んでいた。染みるような夕焼けが眩しい。
カーテンを閉め、向き直る。布団の中で直斗が丸まって眠っていた。
そろそろ学ランは乾いた頃だろうか。
もう一度布団の中に潜りこむと、人肌の温もりを求めて直斗が擦り寄ってくる。
肩を冷やさないように布団を掛け直す。
――このまま泊まらせてしまおうか。
そんなことを考えながら、安心しきった表情で眠っている恋人をそっと抱き寄せた。
(終)
20 :
5:2008/10/15(水) 01:35:17 ID:3hOaoqta
以上になります。
宜しくお願いいたします。
21 :
7:2008/10/15(水) 01:37:06 ID:vY6FaJxD
>>8 ここに飛んでくる前に、実験で三人称やってみた。
キャラの簡単なプロフィールが書けるくらいならなんとかなるかもしれない。
あくまで何とかなるだからね。
実験三人称って言っても完全な短編(行間狭めれば実質1〜2レス程度)でかいたから何とかなったけど。
正直に言えば三人称で長編をやる気はしない、ってかやりたくない。
せっかく自分の中で生まれたんだ。
何が悲しくて他人のように書かなきゃいけないのかとorz
>>5 もっと嬌声上げてくれないかなって。
ってか、
エロ描写がかけるその才能に嫉妬w
前スレで書けなかったので、最後の投下、675さんなのですが……
ごめんなさい。がんばって読んだのですけど、何がなんだかさっぱりでした。
携帯なのでしょうか?
改行が、さっぱり無さ過ぎて、どこからどこまでがセリフでどこからどこまでが状況かわかりません。
私が風邪っぴき状態だからなのでしょうか?そうではないような気がします。
いろんな小説を読んでください。
官能小説でも構いません。
いっそケータイ小説でもいいでしょう。
卑語を連呼させることがエロスではないと、以前も書かせてもらいました。
国語の教科書は読めますよね?
学年を問わず、とてもいい文章がたくさん掲載されていますよ。
一般の書店でも購入は可能ですので。
金銭的負担が嫌でしたら、青空文庫を活用してください。
ttp://www.aozora.gr.jp/ また、そもそもエロパロ板では、実在の人物はNGです。
実在の、ではなく多少名前などを加工した架空の人物であると主張されても、
あなた自身の投下の、最初に書かれた文章がそれを裏切っています。
一意見として、あなたの耳に届くことを祈っています。
>>5の田中さん、お疲れ様。
原作を知らないので、ちょっと読むのに時間がかかってしまいました。ごめんなさい。
エロ描写について中心でいきます。
>>7の田中くんが言っているように、確かに嬌声についてはもう少し増やせるのではないかという気がしますね。
ただ、キャラクターの性格を推測するに、あまり大きな喘ぎ声などが似合うキャラクターでもなさそうですね?
そういう場合は、「押し殺してみる」のも、ひとつの手です。
声を出さないように我慢しているさまを書くというのは、我慢が決壊した瞬間の描写を高める方法でもありますから、
丁寧に書いていけば、想像以上にえっちい文章になることがありますよ。
また、これは男性的な観念だと思いますが、「汁感」というものがあります。
汗について何度か描かれていますが、直斗くんの描写ばかりに裂かれていて、
『先輩』の方については、序盤で髪を拭ききってしまうなど、非常にドライな質感が読み取れます。
これが「なんだか物足りない」という感覚を生じさせる一因になっているのでは、と思います。
また、もっと強いエロスを求めているなら、窓が開いていても面白いかもしれません。
人物の羞恥心を高める、というのは見ている側も興奮する描写ですよ。
基本的には非常に丁寧に書かれていて、読んでいて気持ちが良くなりますね。
中心で、なんて書きましたが、他の部分について何か言うべきことなんて、私は持ち得ません。
自分が文章を書く上で参考にさせていただきたくなるようなSSでした。
見当違いなことを言っていたらごめんなさい。
そろそろ風邪薬飲んで寝ます…おやすみなさい。
24 :
5:2008/10/15(水) 02:26:58 ID:3hOaoqta
>>23 ありがとうございます。
自作にエロスが足りないような気がしていてご指導をお願いした次第です。
特に「汁感」については今まで意識したことがありませんでした。
今後は羞恥など、エロスの補強的描写にも気を配ろうと思います。
何より、丁寧に書くことを心がけようと思います。
繰り返しになりますが、ご指導を賜りありがとうございました。
お大事になさってください。
25 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 02:50:30 ID:Uk2O8vPI
匙禰
26 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 09:24:09 ID:kb6VswOI
あげ
過疎ってる?
まあ大きな連休に盛り上がってナンボのスレだわな
重複スレの方に人移ったみたいだね。
みたいだねぇ。
残念。
スレの伸びから考えると五十歩百歩だと思っているのは俺だけでいい。
書き終わってまだ生き延びていたらこっちで叩いてもらう予定。
というか、批評願いが被りそうな時に活用すればオケなんでは?
前スレの終わり頃ってば、投下ラッシュで大変だったよね。
なんで対抗心燃やしてんだ
一応保守
あげ
久しぶりに覗いたら、「山田さん」が残っているのでなんか嬉しい。
渾身のレスはスルーされるのに、何の気無しに書いたモノが残ったりするんだなぁ。
お願いします。
以前書いた話しのオナニーパート。
イマイチどう言うのか解らないまま書きました。
四スレほど。
補足忘れてました。
弟=蒼真(そうま)9歳。
姉=政宗(まさむね)17歳。
姉は蛇の生まれ変わりで、舌が伸びたり縮んだりします。
次から四レス。
38 :
1 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/12/26(金) 12:53:42 ID:32ZplzBM
1
アスファルトの地面さえ溶けて流れ出しそうな、残暑の終わらぬ初秋の朝。
ただ居るだけで汗を掻き、息をするだけで体力を奪う。季節外れの熱帯温度。
そんな思考能力も低下させる日。一人の女は蜥蜴(とかげ)になる。キッチンの壁にピッタリと身体を寄り添え、物音も立てずに耳を澄ます。
「はぁっ……そーまぁ」
目を細め、涙ぐませ、想像し、長い黒髪は赤く染まる頬に張り付き、この世の誰よりも妖艶に人の道を破棄する。
女の行為は最低も最低。
「あっ、でたぁ♪ 凄い、たくさん……でてるよぉっ♪♪」
オシッコの音を、壁に耳を押し当てて聞いてるのだから。
「あっ、おわっ……ちゃったぁ。うくっ、ぐっ……私は、最低だっ!」
壁に寄り添ったまま、自己嫌悪でズルズルと崩れ落ちる。しかしどれだけ罵っても、トイレの音を聞いて興奮していたのは事実。
弟が放尿する音を、息を熱くして、恋する乙女の顔で盗み聞きしていたのは事実だ。
ブラコン、ショタコン、サディスト、その三つを冠する蛇の化身、平坂 政宗(ひらさか まさむね)。姉として、女として、実の弟、蒼真(そうま)を寵愛する愛欲の神。
弟の泣き顔が好きだった。
弟の泣き声が好きだった。
一ヶ月前までは、それらでサディズムを満たせば良かった。
しかし今は違う。身体の繋がりを持ってからは、より一層に蒼真へとのめり込んで行く。
どこが好きだ? と問われれば「全て」と答え、
いつから好きだ? と問われれば「産まれる前から」と答える程に……
17を迎えた姉は、9歳を迎えた弟に、恋をしていた。
だからこの行為も、そんな感情のネジ曲がり。目尻からは涙が零れ、白いタンクトップは汗に濡れて胸の形を浮かべ、下着とジーンズは汗と愛液でぐっちょりと変色している。
トイレの音をおかずにして、膣壁を擦り上げられる様を妄想していたのだ。
「あれっ、どうしたのマサムねぇ?」
蒼真はトイレの戸を閉め、台所で手を洗おうとして、壁に寄り掛かり正座して動かない姉を発見する。
「今日、サッカーの試合なのよね?」
そして蛇口を捻り、冷水で手を洗い、タオルで拭いた後に、やっとそれだけ返された。
政宗は下を向いたまま。床に座ったまま。
「うんっ! そうだよぉっ♪♪ 決勝まで残ったら、帰りはあさってになるからねっ。じゃ、いってきまーす!!」
姉の様子が少し変だと気付いてはいたが、蒼真は午後から始まる遠征試合が楽しみで仕方ない。故にワクワク感が心配を押し切り、スポーツバッグを肩に掛けて玄関を飛び出させた。
残されたのは、女としての本音を隠し、姉として弟を送り出す、恋を覚えた一匹の蛇。
「いっちゃ、イヤ、だよぉっ……」
2
太陽の位置は空高く、気温が最も照り付ける時刻。
たった一人で家の中、カーテンを締め切った部屋の中、ベッドの上に居るのは、クーラーを全開にして俯せに横たわる少女。
「んにゅっ、ほし、いよぉっ……そーまのぉ、ふんんっ……おちん、ちん、ほしいぃっ」
左手は想い人のトランクスを持って口元に添え、右手はジーンズのファスナーを下げてその間。下着越しに幼い秘唇の溝を往復してなぞる。
ぬちゅぬちゅとイヤラシク蜜糸を引かせ、皮包に覆われた敏感なクリトリスを中指の腹で捏(こ)ねくり回す。
くちゅっ、くちゅくちゅくちゅ、くちゅり……
「あうっ、あっ、あんっ! ふあぁぁっ!! そぅ、まぁっ……もっと、んんっ、もっとぉっ」
頬を染め、耳まで赤く染め、ギュッと目を閉じ、甘ったるい声で存在しない相手におねだりする。
下の口も同じ。これじゃあ絶頂に達せないと、これじゃあイク事ができないと、トロットロの涎を垂らして抗議する。
ピンク色の突起をプックリと膨らませ、弟のモノに擦り合わせたいと、かくれんぼをヤメて抗議する。
「ほんと、んっ、よくばり、なんだからっ♪ ふぅっ、まってなさい……いま、おちんちん挿れたげるからねっ♪」
僅かに微笑み、中指と人差し指の間に架かる透明な橋を潤んだ瞳で見詰め、膝を折り曲げて尻を突き出す。
アヒル座りに上体を前傾させた形で、扇情的で肉欲的な男を誘うポーズで、二本の指を口に入れてしゃぶる。
「んちゅんちゅっ、ちゅぷっ、ぢゅちゅっ、ちゅぷちゅぷ……ちゅぽん♪ はぁぁっ……ちゅぴゅっ、そーまの、おひんひん……んぐんぐ、おいひいよぉっ♪♪」
まるで自らの指が弟のペニスで在るかのようにネットリと舐め上げ、唾液を纏わせてフヤケさせていく。
咥えているのは蒼真のおちんちん。自己暗示を何度も掛け、脳内で二本の指はペニスになる。
「ちゅぱっ♪ いいよそーま、今日だけ特別に後ろからシテ……いいよっ」
口から引き抜き、ヘソの下を通し、再び水っ気たっぷりのシルクに手を伸ばす。
滑らせてスライドさせ、そのまま触れる……寸前で止まる。頭では蒼真だと言い聞かせても、身体が違うと拒否しているのだ。
ゴツゴツえぐられたいのはこんな指では無いと、締め上げて吸い付きたいのはもっと硬くて大きなモノだと、幼い二枚貝はピッタリと口を紡いで又も抗議している。
「もぅ、しょーがないなぁっ♪」
しかし納得のさせ方を知っている政宗は、その過程を余裕の表情で楽しむ。
3
枕下に準備していた蒼真の縦笛。それを濡れた右手で掴むと、俯せだった姿勢をコロンと仰向けに変えて膝を曲げる。
「そっ、まのぉ……おひんひんっ♪♪」
自らの指は拒めても、蒼真のモノなら拒めない。一度押し当ててしまえば、後は勝手に咥え込んでしまう。そうわかっているのだ。
政宗は肉厚でピンク色な伸縮自在の舌を数十センチまで長くすると、縦笛全体にギュルギュルと巻き付けて粘着質な唾液をコーティングしていく。
ぢゅるっ、ぢゅるぢゅる、もぢゅもぢゅもぢゅ……
弟との間接キスに小さなオーガズムを感じながら、それでも丹念に天然のローションを湿渡らせる。
「んん〜〜っ♪」
そして一旦、舌を離して口に戻すと、縦笛をタンクトップの裾に入れ、プリンの様に震えるバストの間を通過させて、胸元から三分の一程を覗かせた。
これもさっきと同じ。政宗は蒼真の縦笛をペニスに見立て、パイズリフェラをしようとしている。
「お姉ちゃんがクチで、気持ち良くしてやるからなっ」
再度目を閉じ、リアルに脳内妄想を描き、頬を紅潮させ、ヌルヌルの縦笛を両手で胸を押し付けて挟み、空入口に接吻して少しずつ咥内に含む。
ちゅぷっ、ちゅぷちゅぷちゅぷ、ちゅぷぷっ……
これは蒼真のペニスだと、何度も、何度も、自己暗示を掛けながら。
ゆっくり、ゆっくり、深くまで咥え。ゆっくり、ゆっくり、顔を前後させる。
舌を絡み付かせ、頬をすぼませて吸い上げ、咽の奥に当たるまでの長いストロークで、愛おしそうにフェラをこなす。
「ぢゅっ、んっ♪ んっ♪ んっ♪ んっ♪ んんっ♪♪」
一定のペースでリズミカルに、弟の匂いが染み付いたモノを、人外の口淫で温めていく。
男ならば数秒で射精に導かれる蛇孔の中。媚薬の原液が溢れ返る魔性の蜜穴を征服するのは、男の生殖器では無く、感度の存在しないたんなる縦笛。
ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅるるるるるるるるっ!!
それを丹念に、妄想の中で弟がイクまで続ける。
否、イッてもヤメない。次々と迫るアクメに、蒼真が耐え切れず泣き出すまで。
流れ止まらぬ精液に、涎を垂らしながら恐怖して許しを乞うまで。目を三日月の形にして嘲笑い、咥え込んだペニスは決して逃がさない。
蒼真の背中に手を回し、抱き寄せて思い切り吸い付く。
頭を力無くペチペチ叩かれても、精液をビュクビュクと漏らし喘いでも、痙攣を起こして悶え狂うまでは決して離さない。
「ふっ……ぢゅぱっ♪ つゅぎは、ふぅっ、ふぅぅっ……わたひの、ばんだぞそーま」
嫉妬深い愛欲の神、番(つが)いに選んだ者を人外の快楽で縛り付ける蛇の化身、平坂 政宗。
4
描く妄想の中。蒼真は泣き崩れ、もう出せないと限界を訴え、力の入らぬ身体に鞭を打ち、四つん這いになって政宗から逃げ出そうとする。
そんな妄想。そんな妄想でも、政宗のサディズムは満たされて行き、精神的なエクスタシーで全身はゾクゾクと喜び震えた。
蒼真の腰を掴んでひっくり返し、ネバっちく濡れているペニスの上に、冷笑を浮かべて見下し跨がる。
肩で息をする程にテンションは高まり、赤い瞳を輝かせ、黒く長い髪は汗で張り付き、シコる乳首は母乳を滲ませて更なるシミを作り、幼い生殖孔は左右の唇を擦り合わせ、お腹が空いたと涎(よだれ)ダラダラ。
胸の先からミルクは止まらず、荒く呼吸をする度にピュッピュと噴き出してタンクトップを汚す。アルバの文字は変色してきちんと見る事ができない。
「いれっ、るからな、そーまぁ♪」
腰を沈める……現実には縦笛を裾から取り出し、笛先でパンツのクロッチを引っ掛けて横にズラし、そのままワレメのスジに押し付ける。
そしてゆっくりと、
「ふぅぅっ、ふぅぅっ……んっ!!?」
ゆっくりと狭い肉壁を掻き分け、子宮口をつっつくまでに深く、縦笛を、泣きじゃくる蒼真のペニスを押し込んでいく。
ずぢゅぅっ!! ぢゅぽぢゅぽぢゅぼぢゅぼぢゅぼぉぉぉぉぉっ!!!
「ふぎいぃぃぃぃぃぃっ!!? ああぁっ、ぁあぅっ……きもちっ、いいよぉっ♪ ふあぁっ、そーまの、チンポ、きもちいいぃっ!! そーまっ! そーまぁっ!!」
背中をのけ反らせ、舌を出して悲鳴する弟。
弟の上で一方的に腰を振り、舌をニュルニュルと伸ばして弟の口に差し挿れる姉。
騎乗位で腰の動きに合わせて舌をピストンし、母乳を撒き散らし、声を出させずに強制イラマチオ。
長く肉厚な舌が突き入れられる度に、二人分の唾液は口元から溢れ、扁桃腺は舐め上げられる。
蒼真は涙を流しながら、嘔吐(えず)きながら、クチいっぱいに舌を含んでフェラチオし、政宗がイクのを待つしかない。
ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ!
膣内を出入りする縦笛の速度が増す。政宗は自らの愛液を掻き出すように、ヒダの一つ一つを押し潰すように、絶頂の予震に身を任せて激しく前後させる。
「あっ、あっ、あっ! あんっ! あんっ!! すきだぞ、そーまぁ……ふんん!! ずっと、おねえちゃんといっしょにっ、いようなぁっ! あっ、イクッ!? そっ……ふああああああああああっ♪♪」
以上です。
『ヌキ用』にエロく書いたつもりだったのですが、反応は芳しく有りませんでした。
何か足らない所など有りましたら、山田さん方、指摘お願いします。
お久しぶりですね。
携帯なので雑感のみを。
妄想ものではどうしても途中で『現実』の描写が入ると
気持ちが萎えてしまいやすいですね。
それなのに人物のテンションはヒートアップしっぱなしなので、
ちょっと突き放された感じがしてしまうのではないでしょうか?
ヌキ用となるとエロスは重要ですね。
キャラは盛り上がっているのですが…
読み手としては、あまりえっちく感じませんでした。
何度か言っていることを繰り返しますが、
エロスは卑語の中にはありませんよ。
全部書き込みきることも一つの表現ですが、
快楽を全力で肯定する様子で卑猥な感を出すのは
ちょっと難しいものがあります
(健康的なエロになっちゃう、のかな。
決して卑猥さと同居できないとは思いませんが)。
特に、この兄弟の場合『現実に有り得ない』、
言い換えれば触手モノと同種の『妄想エロス』なわけですし、
もっと突っ走った描写をするか、
もしくは現実的な描写に近づけてみるか。
描写の方向性について考えて書いてみても、面白いかもしれませんよ。
とても個性的な文章だと感じた。内容以前に、文体で読み手を選んでしまった
のかもしれないね。
・ 体言止めの多用…1レス目で数えてみたら地の文の文末全体の半分近くが
名詞で終わっていた。
・ 八分音符…使ってるSSもよく見かけるけど、使わない人は使わないから、
文章に強い個性をつけるものなのは間違いない。
・ 省略した主語の一致しない文章を重文にしている…「(人が)ただ居る
だけで汗を掻き、(暑さが)息をするだけで(人の)体力を奪う」のように、
論理的な脈絡に多少無理のある連結が目立った。
気付いたのはこの三点。全体として、テンポやリズムを重視する、詩のような
文章だという印象を持った。こういったものは好悪の問題で、良し悪しではないから、
「これが自分の書き方である」と開き直ってしまって良い気もする。
ただ、「反応は芳しく有りませんでした」ということを気にするなら、
自分の個性を減殺してでも無難な文章に仕上げた方が、間口が広がるのは確かだ。
おそらく主人公たる蛇姉のハイテンションで押し切る話だから、語り口も
それに合わせて意図的にハイテンションにしたのではないだろうか。ただ、
その結果として、波長を合わせられなかった読み手の疎外感を増しているように
感じる。
エロエロなお姉さんに感情移入して一緒に興奮してもらうことを狙ったのではなく、
エロエロなお姉さんが悶え狂う様を見て興奮してもらうことを狙ったのであるなら、
なおのこと、語り口のテンションはもっと低くてもよかったかもしれない。
それと、これも好みの問題なのだけど、やはり改行がないと不親切に感じる。
読み手がウィンドウの横幅を自由に調整できるように書いたのかもしれないが、
一見したときに画面の端まで文字があると、どうしても書きっぱなしの印象を
持ってしまう人もいると思う。
形式面ばかりでごめんなさい。
>>43-44 確かに、最初はエロく書いたつもりだったのですが、
言われてみると、読む人を突き放した文だと感じました。
改めて自分で読んでみても、波長が少しでも合わない人は引いてしまう文だとも思います。
ご指摘、ありがとうございました。
また迷ったらお願いします。
投下お疲れ様でした。
批評をさせていただきます。
文章としては、前の方のレスの通り、体言止めが多用されていたこともあって、個性的で面白かったです。
ただ抜ける話かと問われればNOと言わざるをえません。
もし、読み手を「抜かせる」ことが最大の目的であるならば、例えば、
>>40の最後、
『嫉妬深い愛欲の神、番(つが)いに選んだ者を人外の快楽で縛り付ける蛇の化身、平坂 政宗。 』
の一文は、エロさを全く感じないため、不必要のように思います。
全体的に見ても、難しい表現や凝った描写が多くて、あまり感情移入ができませんでした。
平易な文章を使うようにした方が良いのではないかと思います。
他に気づいた点は下記の通りです。
・喘ぎ声とセックスの描写はあるものの、登場人物の心理描写が少ない。
・文章のテンポが良くない。
・最初から最後まで喘ぎまくりで、話に山というものがない。
・どこまで難しい字を漢字にするかについては、統一感を持たせた方が良い。
(例えば「番」を漢字にするなら、「たんなる」も漢字にすべき)
以上です。よろしくお願いいたします。
>>46 確かにあの一文は、エロシーンに挟むべきではありませんでした。
それと、意識して山場を考えたりもした事をありませんでした。
言われてみないと分からない事ばかりです。
ご指摘ありがとうございました。
どうせなら一人称で書いた話しもご指摘お願いしたいと思ったので、以前書いたのを投下します。
男=コダチ17 女=ムラサメ17
・二人は幼馴染みで恋人。
・ムラサメはコダチを騎乗位でハメ取りしながら逆レイプして、その後にコダチが告白して付き合った。
・コダチは小さい頃からムラサメに耳を舐められて開発されている。
49 :
1 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/12/27(土) 17:21:02 ID:MeP64FIa
1
――ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ああ、身体が熱い。息も荒い。涙も漂わせてる。
俺が居るのは、一歩も歩けないぐらいに詰まってる、雑音塗れの満員電車の中。
入口のドアに背中を向けて押し付けられ、身動きを完璧に封じられている。
押さえ付けているのは、長い髪を持ち、同じ身長、同じ年齢の見知った女性。
女は抱き合う形で重量感たっぷりの胸を押し当て、足を太腿で挟み、左手に二人分の鞄を持たせ、右手は下で握って指を絡める。
そして、
くちゅくちゅ、ぴゅちゅっ、ぬっちゅぬっちゅぬっちゅ……
俺の右耳を口に含む。
顔を近付け、耳たぶを甘噛みし、耳の穴に舌を差し込んで乱暴に掻き回す。
粘着質で卑猥な淫音がダイレクトに脳内を犯し、開発された性感帯は唾液でネバネバにされながら繰り返し痙攣する。
「こんな人前で、ヤメてくれよ……そうしないとぉっ」
情けない声は俺の口から。許しを乞う為に出た戸惑いの声。
今は、どんな声でも、どんな台詞でも良いから、女性の行為を止めなくちゃいけない。
そうしないとバレそうだからだ。満員電車の中なのに、公共の場なのに、耳を犯されてペニスを勃起させてるってバレてしまう。
「ちゅぅっ、ちゅぷっ♪ ぷはっ、なんだコタぁっ……耳の穴を、ぢゅっ、ちゅっ、はぁぁっ……ベロチンコでレイプされて、感じてるのかぁ? とんでもないヘンタイさんだなっ♪♪」
だから、目を細め、瞳を潤ませ、頬を紅潮させ、舌をダラリと垂らす村雨を、なんとか、なんとかしないと。
やめてくれって何回も頼んだのに。駅に着くまではいつもと変わらずに会話してたのに。
電車に乗った瞬間、逃げられない位置に追い込まれ、身体を押さえ付けられて固定された。
――ガタンゴトン、ガタンゴトン。
「俺は、ううっ、変態……んあっ!? じゃ、ないっ」
自分が惨め過ぎて泣きたいよ。いや、もう泣いてるか? 頬っぺたに暖かいの流れてるもんな。
「ちゅるっ……んっ、それは違うぞ? コタはとんでもないヘンタイさんだよっ、だってほらっ♪」
村雨は俺の涙を拭うように舌で舐め上げると、兎に似た天然の赤い瞳を更に細める。
そして自らの右手をヒシャクの形で口元に寄せ、掌に舌を乗せてトロトロの唾液を伝い落とす。
窪みが満杯になるまで溜めて、その後に手を三度も開閉させ、ぐちゅぐちゅと鈍い水音を立てて全体に唾液を馴染ませる。
「っ!? ムラサ……メ? ちがうよな、そうじゃないよな?」
指と指の間に架かる透明な橋。糸を引く官能。それを眺め、浮かぶのは一つの考え。
もしかして、ムラサメは、電車の中で、俺の……
粘液を絡ませた手は、人差し指で俺の正中線上をなぞりながら、ヘソの下まで落ちていく。
「電車の中で女子高生に触って、ココをおっきくするヘンタイだろコタは?」
二人分の潤んだ瞳。二人分の上気した肌。二人分の熱い吐息が交差する。
村雨はそのままズボンのジッパーを指で挟み持ち、小さな連接音を鳴らして股の下まで。
そして手を差し込むと、トランクスをズラし、完全に勃起したペニスを取り出してズボンの外に晒す。
「バカッ! 早く戻せムラサメ! 公然猥褻だぞ? 俺を犯罪者にする気かよ!?」
俺の声は心から。心から村雨に訴えた言葉。でも、心からの言葉を投げ掛けても、村雨の表情に変化は訪れない。目を細めて妖しく微笑んだまま。
なんら慌てた様子も無く、ペニスに自らのブレザーを覆い被せて人目から隠す。
全ては村雨の制服の中へ。ペニスの先端にヘソが当たり、サオ部分はヌルヌルで熱を持った手に握られている。
「ゴメンねコタ、でもね? 辛抱たまらないの……コタの困ってる顔を見てると、身体がゾクゾクして、すごく……興奮するんだぁ♪
耳を舐めてると落ち着くんだけど、コタを、はあぁぁっ……レイプした日からな? やすらぎといっしょに、サディスティックな性欲も掻き立てられてぇっ、ふふっ、コタの感じてる顔が……んふっ♪
どうなんだコタ? 幼馴染みをこんなに依存させて、コタ無しじゃ生きられない身体にしてぇっ♪ 私をどうする気なんだ?」
言い終わりに微笑む口元が一層に吊り上がり、こんな場所では絶対に有り得ない刺激が下半身を襲う。
「うあぁっ!? あ、あっ、頼むからっ、ヤメろムラサメぇっ……」
ねっとりとした感触の手が、何の迷いも無くにゅちゅにゅちゅとペニスを上下して扱き出す。
視線を向けられれば他の客にバレるのに、俺と村雨の間を見られたら一目瞭然なのに、そんなのお構いなし。
指の腹を使って柔らかく締め、裏スジを擦り、往復の度にカリ首を引っ掛ける。
制服の中、感度ポイントを確実に攻め、圧倒的な快楽で射精を促す動き。
ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ……
「一週間に一度なんて、まるで足りない……コタとデキない日はな? あのビデオを見てぇっ、ふぅっ、ふぅぅっ……まいにち、オナニーするようになってしまったよ♪
このセキニンはっ、んんっ? どーやって取ってくれるんだコタぁ?」
知るかよっ! だいたい、エッチは一週間に一度って決めたのは村雨だろがっ!! 試験とか就職活動とかで忙しくなるから、卒業するまではって自分が言ったんだろ!?
「そんなの、知らな……んぎいぃぃっ!!?」
俺の反論を遮るように、絶頂を強要する手のギアは、急速シフトしてスピードを増す。
間違いなく精液を搾り取り、公共の場でイカせようとしている。俺を犯罪者にしようとしてる。
「でもなぁっ、ウソをつかれたのはショックだったぞ? あの時……私がレイプしなかったら、離ればれになってたかも知れないんだからなぁ、ふふっ、思い出すだけでも悲しくなるよ♪
それでセキニンも取ってくれないんなら、しょうがないな……別れるしかないじゃないか♪ 別れるかコタ? 別れて、彼氏彼女から幼馴染みに戻るか?
決めたよ、彼氏がヘンタイなんてイヤだから、駅に着く前にイッたら……ふっ、別れるちゃうから♪」
先端からカウパーが溢れてるってわかってるだろ?
管が拡張して太くなって、そろそろイクってわかってるだろ?
それなのになんで? 冗談でもそんな事を言うなよっ!
「イキ、たくないっ……わかれたく、あうっ!? ないよぉっ、ムラサメぇ……」
指の一本一本まで、リアルに動きが伝わり出す。
ヘソの穴でグリグリと鈴口を押し包み、握る強さを、早さを、ランダムに変化させながら最後の追い込みを掛ける。
俺は唯、打ち上げられた魚のようにパクパクと口を開いて震えるだけ。
「ああっ、そのカオぉっ♪♪ ダメだコタ、ちゅぷっ……ぢゅちゅ、ちゅっ、んちゅ、イッたらわかれりゅからなっ♪♪」
再び耳を咥えて舌を差し挿れ、上と下、両方の快楽で真っ白な視界へと俺を導く。
「あっ、あっ、ちっくしょ……きもちいいよチクショウ! ヤだからなムラサメ、こんなことで別れな……うぎっ!?」
終わった。後戻りできない所まで快感を高められた。
あーあ、ムラサメの手、すげぇ気持ち良いよ。
にゅっこ、にゅっこ、にちゅにちゅにちゅ、にゅくにゅくにゅくにゅくっ……
「イクッ、イクッ? イクのっ? イッちゃう? もうげんかい? もう出すのかコタ? びゅるびゅるしちゃうぅっ!?」
うん、限界。綺麗だな村雨。こんな綺麗な女性と付き合ってたんだな俺は。
冗談だって言ってくれないかな? そしたら笑って許すのに。ホントもう……くそぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!
「んぎいいいいいいぃぃぃっ!!?」
びゅるびゅぅぅぅっ!! びゅぐんびゅぐん!! びゅるっ! びゅるっ! びゅくびゅく、ドクンドクンドクンドクン……
「んんっっ♪♪ ちゅぷっ、はあぁっ……相変わらず、熱くて、凄い量だなコタ? 替えの制服を持って来といて良かった。
まさか、痴漢にオチンチンを握らせられて、服の中にザーメンを撒き散らされるなんて、思いもしなかったよ♪ ふふっ、あむっ……くちゅくちゅ♪」
村雨は俺がイッた後も手離さず、ブレザーを滲ませながら、一滴の雫も出なくなるまでペニスを扱き続ける。
そして垂れた精液を掬うと、見せ付けるように舐め取ってプチュプチュと咀嚼し始めた。
「別れるって、嘘だよなムラサメ?」
「ウソ……にしてあげてもいいよ。コタがもう一度、告白してくれるならな」
以上です。
シチュエーション的なエロを狙いました。
自分も好きなシチュエーションで、ノリノリで書いた筈だったのですが、書き上がったものを読むと、何か物足りない気がしてなりません。
そして自分では、何が足りないのか、おかしいのか、さっぱりわかりません。
連続になりますが、山田さんご指摘お願いします。
それと携帯で書いてるので、改行は上手くないです。
ケータイなのに、連続で投下乙
うーん、なんか、引くかんじだなぁ。
読者置いてきぼりで自分たちの世界に入っているから、
読み手も電車の乗客目線で、引かざるを得ない。
だから、エロを感じない。
読む方との接点が欲しいな。
こっちも携帯でごめんね。
まず、シチュエーションって何だろうってことから考えてみようか。
この場合、満員電車である必要はあった?
状況だけ考えると、『満員電車の絵が描かれたトイレの個室内』みたいになってしまうね。
前にあった野外調教ネタのと同じで、
『犯罪者になるかも』みたいな背徳感が本人の主張以外に感じられない。
せっかくの『シチュエーション』を台無しにしてしまっているから、
読み手は『どこから見れば楽しめるのか』がわからない。
女の視点、男の視点、はたまた乗客の視点。
蛇姉弟のもそうだけど、誰に感情移入をしても違和感が強すぎて
(今回の場合、女からの視点では『乗客の目線』を
全く気にしていないのに、それを使って男の羞恥を煽っている。
男にも同じく『乗客からの目線』による、例えば声の我慢などは見受けられないけれど、めちゃくちゃ気にしてる。
二人揃って行動が一貫せず、結果として乗客はカボチャの集団か何かのような扱い。
これでは読み手は乗客の目線にも共感できない。)
シチュエーションを楽しんで文章を書く場合は特に、読み手が『どの視点から見た時に最も楽しめるか』を考えて、描写の方向性を絞ってみよう。
あと、文章は漫画を再現できないことにも気をつけてね。
これ、この話に続く前の作品も読ませていただいた。
その流れで見ると、ムラサメからの痴漢行為(露出プレイ)を受けるにあたって、コタが反抗出来ない理由付けが弱いと感じた。
嘘をついたのもムラサメのためだし、そのお仕置きで痴漢ってんなら『なんだこの自己中女は』ってなる。
『ムラサメはコタに拒絶されるのを恐れているから、コタが本気で拒めばすぐに痴漢行為は止まるだろう』
という前提が頭の中にできてしまうから、
このシーンにも緊迫感が無くて、エロさも薄くなるのではないだろうか?
プラス『回りの目』というシチュエーションを生かせていないのは前の二人が言った通りかなと。
まとめると『状況(露出にしろ痴漢にしろ)を受容せざるを得ない条件』を描写出来たらいいんでは?
文章自体のエロさは必要十分素晴らしいと思いますよ!
>>53-55 こっちの話しも、言われてみて成る程と感じました。
書く時にシチュエーションばっかりに目が行って、感情移入させる視点を疎かにしてたと思います。
一人称で書いてるのに、読んでる方の視点は主人公では無く、かと言って周りの乗客でも無く、上から二人を見てる感じ? だったのかなと思いました。
客達の描写も殆ど入れてませんでしたし……本当に言われてから色々と気付きました。
山田さん方々ありがとうございました。
また行き詰まった時はお願いします。
ほ
も
あれ?
片方消えた?
自己解決。
圧縮だったか…携帯からではわかりにくいんだよな
記念カキコ
(T_T)もう一回
ぬし、大凶ということは今が最悪ということだな。
ここからは上がるしかあらぬということよ。
善哉善哉。
あげてみる
今まで過疎スレばっかに書いてきたんでそろそろ忌憚のない意見を聞いてみたいと思います。
1次で夫婦純愛ものです。
レス数は11。
1年以上前にあるスレに落としたSSを少し加筆してみましたので批評お願いします。
66 :
1/11:2009/01/09(金) 02:49:12 ID:1+P9FDBL
タイトル:10 years
「お父さん、いってきまーす」
葉子がまだ眠ったままのおれに声をかける。
「んん……いってらっしゃい、葉子」
おれは横になったまま葉子にこたえる。
「じゃあお母さん、行ってくるね」
「いってらっしゃ〜い」
雅子が愛娘を見送る声が耳に届く。
今年小学校で3年生になったばかりで元気いっぱいの葉子は母親の返事を聞くや否やものすご勢いで部屋を飛び出していく。
あぶないわよ!と雅子が注意してもその忠告すら耳に入らない勢い。
雅子はやれやれといった表情で玄関まで愛娘が倒れて怪我でもしてないかと出向いたようだ。
しかしもう姿が見えなかったのか、開けっ放しになった玄関を閉め部屋に戻ってきた。
「あなた、まだ起きない?」
雅子がおれに尋ねてくる。昨日、仕事で日曜にも関わらず出勤したおれは、珍しく平日の月曜日に休みを取っている。
「そろそろ起きようか……」
おれが眠そうな表情のまま体を起こす。
「まだ眠いんだったらのう少し寝てたら?せっかくのお休みだし」
「そうしようか」
おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、雅子が玄関先の掃除のため外に出て行く気配を感じる。
「あら、あなた、起きてたの?」
掃除を終え居間に戻ってきた雅子が食卓でくつろいでいるおれの姿に気づき声をかけてくる。
「ああ、やっぱ一度目が覚めるとなかなか寝れなくてね」
用意してくれていた朝食を丁度食べ終えたおれがこたえる。
やはり体についた癖で一旦目を覚ましてしまうともう眠れないようだ。
そんなおれの横に雅子が腰を下ろす。
「二人っきりなんて……なんだか久しぶりね」
雅子がつぶやく。
「どうしたんだい?」
「となりの奥さんにあなたが今日休みっていったらふたりっきりね、って言われて。この年になっていまさらそんなこといわれてもって思ったけど……確かに久しぶりだなって思って」
「そうだな……」
おれはなんとなくこたえる。
雅子は結婚直後に葉子を妊娠したため、葉子の世話で手一杯になってしまった。
おれ達夫婦は葉子から数多くの喜びを貰ったが、仕事の忙しさを理由に夫婦としての時間はそれほど取れなかったかもしれない。
最近やっと葉子が一人で寝るようになったため夫婦の営みを以前より持てるようになったが雅子にとってはまだまだ物足りないのかもしれないと今さらながらに思う。
「お皿……下げるね」
そう言っておれの食べ終えた皿を片付けるため席を立つ雅子。
おれは台所で皿洗いをする雅子をぼんやり眺める。
雅子も既に35歳。若いころに比べるとさすがに年をとった。
しかし……おれにとってはまだ十二分に魅力的だ。
67 :
2/11:2009/01/09(金) 02:49:40 ID:1+P9FDBL
「雅子、俺達が結婚して何年になるかな?」
「えっ……何年かしら?」
そういって雅子が指折り数え始める。
「ははは……今年で10年だよ」
おれは笑ってこたえる。
「わかってて聞くなんて……」
雅子が少し膨れる。
「ごめんごめん。それで雅子に無理を承知でお願いがあるんだけど……」
おれは少しまじめな顔になる。
「えっ、なんですか?」
皿洗いを終えた雅子が食卓の指定席に座り尋ねる。
「実はその……二人目はもう……無理かな?」
おれは最近ずっと考えていたことを打ち明ける。
「えっ……」
雅子は驚きのあまり声を失ってしまったように見える。
「雅子の体に負担が大きいのはわかってる。でも……やっぱりおれ、もう一人欲しいんだ」
「……」
おれの言葉に雅子は思わず考え込み始めたようだ。
長年倹約してきたおかげが経済的には全く問題ない。
問題は……35歳という雅子の年齢なのだ。
「今すぐ答えをくれとはいわないから考えといてくれないか」
おれは雅子を見つめる。
「わかりました」
「うん、そんなに焦ることないから。暇なとき考えてくれたんででいいから」
そういっておれは雅子に微笑みかける。
「あら、今のわかりましたはもう一人作りましょうのわかりましたよ」
雅子がにっこりと微笑む。
「えっ……いいのかい、そんなに簡単に?」
おれが驚いて雅子に尋ねる。
「ええ……あなたが望むのならあたしはあなたのいうとおりにするわ」
雅子のいじらしい言葉におれは思わず抱きしめてしまいたくなる。
「じゃあ雅子……こっちにおいで」
おれは寝室の入り口に立ち愛妻を誘う。
「今から……ですか……?」
顔を赤くする雅子。
「ああ、せっかく二人きりなんだから……」
おれはそういって雅子を再度促す。
雅子はまだ迷っているようだ。
変なところがまじめな雅子にとってこんな時間から愛し合うのは抵抗があるのだろう。
しかしおれが黙ったままでいると根負けしたのかエプロンを外し寝室に入ってきた。
68 :
3/11:2009/01/09(金) 02:50:01 ID:1+P9FDBL
おれは雅子をおもむろに抱きしめ口づけを交わす。
「んん……」雅子がいきなりおれの欲情を刺激するような甘い喘ぎ声をあげる。
おれはそのまま雅子の舌の感触を楽しみながら……ブラウスのボタンを一つずつ片手で外し始める。
ボタンに気をとられていると雅子が今度はおれの舌を弄び始める。
そういえば付き合い始めたとき彼女のこの舌技に夢中にさせられてしまったことを思い出す。
彼女は……職場の先輩事務員であった。しかしおれは4大卒、彼女は短大卒なため年齢は同じ。
おれは彼女に仕事のことをいろいろ教えてもらっているうちに女性の体についてもいろいろ教えてもらう関係になった。
「あなた……相変わらずキスは私の方が上手ね」
唇を離した雅子がいたずらっぽく笑う。
「敵いませんよ、先輩には」
おれは付き合い始めた当時の調子でこたえる。
「先輩って……懐かしいわね」
今度は雅子がおれのパジャマのボタンを外し始める。
「あのころは雅子がおれのものになってくれるなんて想像もできなかったよ」
おれは当時を思い出しながら雅子につぶやく。
雅子はものすごい美人というわけではないが男好きのする容姿で、職場では誰が雅子をものにするかで男達の間ではいつも噂になっていたようだ。
それを新人のおれがかっさらっていったのだから職場の先輩や同僚には今でも飲み会の席でからかわれる。
「ふふ……私はあなたのこと、一目見たときから気に入ってたのよ。そうじゃなければ入社したばかりの新人の食事の誘いなんて断るに決まってるでしょ」
雅子がおれのパジャマを脱がせながら嬉しいことを言ってくれる。
「雅子……」
おれは雅子の言葉になんだか胸を熱くしながら彼女のブラウスを脱がせ……スカートのホックを外す。
すると彼女の赤いスカートはあっけなく床に落下し彼女は下着姿になってしまう。
「あなた、そこに腰掛けて」
雅子がおれのパジャマのズボンを脱がせながらつぶやく。
「雅子、おまえまさか……」
おれは驚いてつぶやく。
「たまには……口でしてあげる」
雅子が顔を赤くしておれに目を合わせずに囁く。
69 :
4/11:2009/01/09(金) 02:50:30 ID:1+P9FDBL
雅子がフェラチオはあまり好きでないのは夫婦の間では公然の事実だ。
それなのに自分からすると言い出すとは……。
「どういう風の吹き回しだい?」
おれは不思議に思い雅子に尋ねる。
「私ね……すっともう一人欲しかったの……。でもあなたはそうでもなさそうだったから……」
そこまでいって雅子は口をつぐむ。
なんということだ。自分の妻の本心さえ全然気づけなかったとは……。
おれは猛烈な自己嫌悪に陥る。
「私ずっと前からあなたに相談したかったの、もう一人……作りましょうって。
それで今日は葉子もいないからあなたに話そうって思ってたらあなたの方から言ってくれて……。私なんだか嬉しくて……」
雅子がおれのトランクスを脱がせながらつぶやく。見下ろす雅子は耳まで真っ赤だ。
「雅子……」
おれはそれ以上言葉が続かない。
10年も夫婦をやっているとはいえ、同じ日に同じことを考えていたと知るとやはり二人が結ばれるのは運命だったのかもしれないと恋愛小説みたいなことを考えてしまう。
そんな甘いことを考えていたおれは……現実の甘い刺激に我に帰る。
雅子がおれの愚息に手を添え、動かしだしたのだ。
雅子はおれの愚息の竿の部分をしごきながら……その先端に舌を這わせる。
「おおっ……」
おれは思わずうめく。雅子の舌の熱さにおれの愚息は敏感に反応してしまう。
雅子がしばらくの間おれの愚息をいたぶり続けるとおれはあっという間に限界が近くなってしまう。
そもそも雅子に口でして貰うこと自体、数ヶ月ぶりなのだからその強烈な刺激と口でしてもらっているという感覚におれは早くも白旗を揚げそうになる。
「どうしたの?なんだかもうやばそうね」
雅子がおれの愚息から舌を離しおれに尋ねてくる。
「口でして貰うのは久しぶりだから……」
おれはあっさりと限界が近いことを白状する。そもそも先っぽを舐め続けるのは反則だ。
「だらしないのね」
そういって雅子は今度はおれの愚息を奥まで口に含む。
「雅子、やばいって……」
そんなおれの言葉を無視して雅子は頭を前後に動かしおれをますます追い詰める。
「雅子……」
おれは魔法にかかったかのように雅子の口から与えられる刺激に身動き一つ出来ない。
しかし、このままでは雅子の口に出してしまう。それは雅子が最も嫌うことのはずだ。
70 :
5/11:2009/01/09(金) 02:50:58 ID:1+P9FDBL
「雅子、すごくいいんだけど……このままじゃおまえの口に……」
おれの言葉に雅子は愚息を口にしたままおれの顔を見る。
その目は……それで構わないといっている。
雅子の考えていることくらい目を見れば大抵のことはわかる。しかし……。
「雅子、おまえ……いいのか?」
おれはそんな雅子の反応が信じられず野暮なことを尋ねる。
雅子はおれの愚息を口にしたままうなずく。
おれはその雅子の表情に……思わず放出してしまいそうになるがなんとか耐える。
せっかく雅子が口でしてくれているのだ。存分にその感触を愉しみたい。
しかしおれは雅子のその切なそうな表情に……ついに我慢しきれず……。
ドクドクっ……
おれの熱い精が雅子の口の中に放出される。
雅子は目をつぶったままおれの精を受け止める。
おれはふと気づき慌てて枕元のティッシュの箱に手を伸ばし雅子に渡す。
雅子はおれの愚息から口を離すとティッシュで口元を拭き始めるが……一向に吐き出す様子を見せない。
「雅子、おまえまさか……飲んじまったのか?」
「全然おいしくないわね」
雅子はこたえる代わりに不機嫌な表情でつぶやく。
「この間お隣の奥さんと見たやらしいビデオではおいしいって女の人が飲んでたわよ?」
雅子がおかしいな、という表情で尋ねる。おれは唖然とした表情になる。
「雅子、ビデオってAVか?」
「うん、なんだかやらしいタイトルだったわ」
雅子が機嫌が悪そうにこたえる。
「ああいうのは男が見て興奮するように見せているだけで、まずいに決まってるじゃないか」
おれは思わず苦笑する。
「そ、そうなの?」
雅子がきょとんとして表情になる。
「ああ、そうだよ」
「なんだかだまされた気分だわ」
雅子はご機嫌斜めだ。
「まぁまぁ、とりあえずこっちへ来いよ」
おれは雅子に手を伸ばす。おれには雅子を満足させる義務があるのだ。
「ちょっと待って、口ゆすいでくるわ。あなた、今の私にキスするの嫌でしょ?」
そういって雅子が立ち上がる。おれはそんな雅子の手を掴み……ベッドに押し倒す。
「あっ」
雅子はおれの乱暴な行為に悲鳴をあげる。
おれはそんな雅子にのしかかり彼女の両手の自由を奪う。
「あなた……」
いつもと違うおれの様子に雅子がおびえた表情をみせる。
「嫌じゃないよ……」
そうつぶやくとおれは……雅子に優しく口づけする。
「おれはいつだって……雅子にキスしたい」
おれは唇を離し彼女の黒く澄んだ瞳をみつめながら囁く。
「でも……」
なにかいいかける雅子に再度口づけして黙らせる。
このいじらしくかわいらしい愛妻を……おれは一時も離したくない。
71 :
6/11:2009/01/09(金) 02:51:43 ID:1+P9FDBL
「雅子……」
おれは愛しい妻の名を囁きながら首筋に舌を這わせる。
「ああ……」
雅子がおれの舌の動きにあわせて喘ぎ声をあげる。
おれはいつまでも聞いていたいその声を聞きながらじっくりと首筋から鎖骨にかけて口づけする。
雅子の体もだんだん温まってきたようだ。
そしてついにおれは第一目標である乳房までたどり着く。
ブラジャーをめくりその先端を舐めあげるともうすでに硬くなってしまっている。
おれは素早く雅子のブラを外し、本格的に乳房の攻略に取り掛かる。
まずはゆっくりと雅子のそれほど大きくはないがなかなか形がいい乳房を揉み始める。
「はぁ……」
雅子はせつなげな声を漏らし始める。
おれはそのまま両の乳房に手のひらをかぶせ親指で乳首をこねくり始める。
「あっ!」
雅子が思わず鋭い声をあげる。
雅子は乳首をこうされるといつも声をあげる。
それは初めて雅子を抱いたときから変わらない、おれを初めて感動させた反応……。
おれは今でも雅子を抱くときは必ずこの愛撫を行う。雅子はこの愛撫でスイッチが入るのだ。
しかし、そんなことは重要だが大切ではない。
なにより大切なのは……雅子が初めておれの愛撫で声をあげてくれたときの感動をふたたび思い出すこと。
おれはいつもどおり雅子の乳首に刺激を与え続ける。
「あん……!!」
おれの親指の動きに雅子ははしたない喘ぎ声を発する。
当時ほとんど女性経験のなかったおれでもよがらせることができたほど彼女は乳首を責められると弱い。
今では微妙な指加減で彼女の快感を簡単にコントロールすることができる。
「あなた……それされちゃうと私、変になっちゃうから……」
おれに一方的に責められ雅子が悲鳴をあげる。
「雅子、変になっていいんだよ」
おれは止めるつもりは毛頭ない。今日は……嫌というほど雅子を愛しぬきたい。
おれは悶える雅子の姿を存分に堪能する。
雅子は堪えられないのか顔を左右に振ったり体を反らしたりする。
そんな雅子の表情はとても卑猥でおれはもっともっと感じさせたい。
「あなた……」
雅子がおれの愛撫に体をくねらせながら突然声をかけてくる。
「どうした?」
「もう……あなたの好きにして……」
雅子が顔を赤らめておれの愛撫を求める。
こんなことを言う
ときは雅子が理性を抑えきれないほど欲情してしまっているときだ。
どうやら雅子もおれと同じ様にすっかり興奮してしまっているようだ。
こんな時は雅子の言うとおりにするのが一番いい。
72 :
7/11:2009/01/09(金) 02:52:08 ID:1+P9FDBL
おれは雅子の乳首を口にし舌先で弄ぶ。もちろん反対の乳首には指で挟んだり摘んだりして同じように休まず刺激を与え続ける。
「ああっ……」
雅子がまた喘ぎ声をあげる。彼女の喘ぎ声は平凡だ。
だからこそもっともっと雅子の感じている声を聞きたい。
おれはそのまま右手の指を一本、雅子の最もプライベートな場所に忍ばせる。
雅子にとって最もプライベートな場所のはずだがおれにとっては十分に慣れ親しんだ場所にすぎない。
「ひぃっ……」
雅子の喘ぎ声がそれまでと少し変わったことを俺は見逃すはずもなく、いつものように雅子の最も敏感な突起を指で刺激し始める。
雅子がおれを求める言葉を口にするのはもはや時間の問題だ。
「あなた……そろそろ私……」
雅子がおれの予想通りの言葉を口にする。
「そろそろなんだい?」
おれは少し意地悪をしてみる。
「もう……わかってるでしょ……」
雅子が息を絶え絶えにおれに抗議する。
「わからないよ」
そういっておれは胸への愛撫を止め、雅子の下半身へ移動する。
雅子の大事なところに舌を侵入させ、目の前で蠢く突起を指の腹で刺激する。
「やだ!そんなところ……」
雅子が思わず声をあげる。
しかしおれも雅子に口でしてもらった以上、同じようにしてこたえる義務がある。
「雅子、どうだい……?」
おれは雅子に感想を求める。
「そ、そんなこと……」
雅子はそこまでいうともう言葉に出来ないようだ。
おれはすぐにも雅子を貫きたい衝動を抑え愛撫を続ける。
「あなたお願い。楽にして……」
雅子がまたもやおれを求める。もはや彼女は限界なのだ。
おれは指と口だけで雅子を一度満足させるつもりであったが、愛妻からそこまで求められては夫として無視できない。
おれは雅子の中から舌を抜き愚息を雅子の大事なところにあてがう。
「雅子、それじゃあいくよ」
おれは雅子に確認する。
「は、早く……きて……」
雅子がもう我慢できないといった表情でおれをみつめる。
おれは……そんな雅子の表情に自分を抑えることができず雅子の両足を脇に抱えて……一気に彼女を貫く。
73 :
8/11:2009/01/09(金) 02:52:30 ID:1+P9FDBL
ズズっ……
おれの愚息が雅子の中に、久しぶりに生で侵入する。
「はああぁぁぁ……!!」
雅子が一際高い声で喘ぎ声をあげる。
雅子の中は熱く、慣れた侵入者であるはずのおれの愚息を優しく締め付けてもてなしてくれる。
おれは雅子が自分だけの女であることを実感できるこの瞬間がなによりも好きだ。
「雅子、何年たっても……雅子は最高だよ」
おれはお世辞でもなく雅子に本心を伝える。
「はぁ……はぁ……」
雅子はおれの言葉にこたえない。いや、こたえられない。
もはやおれの言葉は耳に入っていないようだ。
おれは愛妻を楽にしてやろうと腰の回転を早める。
グチュグチュ……
おれの愚息が雅子の中で卑猥な音をたてる。
そしておれの腰の動きにあわせて雅子が控えめな喘ぎ声を二人だけの寝室に響かせる。
「ああ……だめよ……」
おれの眼下で10年間見慣れた雅子の裸体が腰の動きに合わせて揺れる。
なんど見ても見飽きることのないその姿を見続けるために……おれはそのまま雅子を責め続ける。
「くぅ……」
雅子がかわいらしい喘ぎ声をあげ体を震わせる。
雅子が絶頂を迎える前兆を確認しおれはさらに腰の回転を早める。
するとその直後、雅子は思ったより小さな声をあげるとおれの愚息を一気に締め付ける。
おれは雅子のもてなしを必死に耐え、雅子の体から力が抜けたのを確認すると雅子の上半身を抱き起こしもたれかからせる。
もちろん、まだおれとつながったままで俗に言う対面座位というやつになる。
「雅子、大丈夫かい?」
おれは雅子を抱きしめ、彼女の胸の感触を味わいながら尋ねる。
「うん……」
雅子が息を弾ませながらこたえる。
彼女を強く抱きしめると彼女の鼓動を感じることができる。
「よかったかい?」
おれはストレートに尋ねる。
「うん……」
雅子が顔を伏せて素直にうなずく。イった直後の雅子はいつもとても素直でかわいらしい。
そんな雅子をあらためて愛しく思いまたもや彼女と口づけを交わす。
「あなたは……まだよね?」
唇を離すと雅子がつぶやく。
「ああ。……どんな風にしようか?」
おれは雅子にリクエストを募る。
「あなたがやりたいように……」
雅子が殊勝なことを言う。
「じゃあこのまま……」
おれは雅子にそう告げると彼女の小柄なお尻を両手でかかえ彼女の体全体を上下に動かし始める。
「ああ……いいわ……」
雅子がため息をつく。
74 :
9/11:2009/01/09(金) 02:52:55 ID:1+P9FDBL
おれは再び雅子のもてなしを受けながら彼女の耳元で囁く。
「この10年間……おれは雅子にとっていい夫だったかな……?」
おれの言葉を耳にした雅子が突然腰の動きを止める。
「なに言ってるのよ……」
雅子はおれの言葉をまじめに聞いてくれない。
しかしおれはつい気になってしまい雅子にきちんとこたえるよう無言で合図する。
「なに、あなた自信ないの……?」
雅子は不思議そうにおれの首に両手を回し瞳を覗き込んでくる。
その瞳で見つめられると……おれは嘘をつけなくなる。
「正直……わからない。雅子はおれにとって100点満点の妻だけどおれの方は……」
おれは思わず瞳を逸らしてしまう。
雅子はそんなおれの反応に黙り込む。
「おれは……もっと雅子のために出来ることがあったんじゃないかって……」
おれは雅子がなにも言ってくれないため間を保とうとするがどうしてもうまくいかない。「お、おれは……」
雅子がすっかり気分を害してしまったことに気付き俺は結局黙り込んでしまう。
おれと雅子の間に微妙な空気が漂う。
「いい加減にしてよ!」
そんな空気を引き裂くように雅子の甲高い声がおれの耳に飛び込んでくる。
「ま、雅子……」
おれはどうすればいいのかわからず雅子の名をつぶやくことしかできない。
そんなおれに呆れたのか雅子は突然おれの身体を突き離す。
75 :
10/11:2009/01/09(金) 02:55:44 ID:1+P9FDBL
「あなた、ちょっとそこに座って」
「もう座ってるよ」
おれはどうでもいいことをこたえる。
「言い訳しないで!」
おれは雅子の剣幕に圧倒される。
「あれからもう10年……」
雅子がつぶやく。
「あなたが私を幸せにするっていってくれてからもう10年、私は一度だって幸せを感じない日はなかったわ」
雅子がおれを睨みつける。
おれは何も言えずただ雅子の言葉を黙って聞くことしかできない。
「私はあなたに会えたこと、あなたという人を愛したこと、葉子を生んだこと、その全てを……今も誇りに思うわ。
だってあなたはこの10年間ずっと私を愛してくれたじゃない」
「……」
おれは言葉が出ない。
「本当に情けないわ、私の気持ちが……さっぱり伝わっていないなんて……。
いい夫どころか……最高の夫だって思ってるのに」
雅子がさびしそうに俯く。
「すまない」
おれはだらしなくも雅子に謝る事しか出来ない。
「少しは自信持ってよ……」
雅子は俯いたままだ。
おれは……雅子の言葉になにも返せない。
雅子がここまでおれのことを思ってくれていることが素直に嬉しい。
だからこそきちんとおれの気持ちを伝えなければ……。
おれは決意を胸に秘め雅子に語りかける。
「雅子、すまなかった。どうやらおれの目は節穴だったようだ。」
「ほんとにそうね」
雅子が冷たい目でおれを見る。
「この10年、君はおれのことをいい夫と思ってくれていたようだけど……やっぱりいい夫じゃなかったようだ。だって雅子の気持ちが全然わかっていなかったんだから」
雅子が複雑な表情でおれを見つめる。
おれはそんな雅子の手に自分の手をそっと重ねる。
76 :
11/11:2009/01/09(金) 02:56:55 ID:1+P9FDBL
「実はおれ、今でも雅子のこと、職場でからかわれるんだ、もう結婚して10年もたつのに。
それはやっぱり会社のみんなも雅子がおれなんかに似合わないほど魅力的だと思ってるからだと思う。
もちろんおれにとっても雅子はものすごく魅力的で……もしかしたら自分が雅子にとって不釣合いなのかもしれないって心のどこかで思ってしまってたんだと思う。
だからさっきみたいなこといってしまったんだ」
おれは一気に胸のうちを雅子にさらけ出す。
「でもさっきの雅子の言葉を聞いてこれじゃ駄目なんだって思ったんだ。だから……この先の10年、いや20年、30年、雅子にとっていい夫だと自分で思えるように……これから自分なりにがんばるよ。雅子のために、そしてなにより自分のために」
そういうとおれは思い切って雅子を抱きしめる。
「そうすれば……いつかおれは雅子にとっていい夫だって胸を張っていえるようになると思う」
雅子はなにもこたえない。
ただ黙っておれの背に両手を回し逆におれを強く抱きしめてくる。
しばらくの沈黙の後、雅子がつぶやく。
「私はあなたが思ってくれているようなたいした女じゃないわ。だけど……一つだけははっきりしてることがあるの」
と雅子。
「こんなにも……愛されてるって私に実感させてくれるあなたは……やっぱり私にとって最高のだんな様よ……」
そう言うと……雅子はおれに口づけをしてくる。
「雅子も最高の奥さんだよ」
おれは心からの言葉を雅子に告げる。
「愛してるわ、あなた……」
雅子がおれの瞳を見つめつぶやく。
それに対するおれの言葉はもう決まっている。
「おれも……雅子のことを世界で一番愛してるよ」
決まった。おれの言葉に雅子も感動してくれているはずだ。
「あなた……」
雅子が顔を赤らめてつぶやく。
「なんだい、雅子?」
「あなたのがその……あたってるわ」
雅子は顔を赤らめたままだ。
なるほど、おれの愚息が異常なまでに固くなり雅子の太ももに当たっている。
「続けて……いいかな?」
「ほんとに雰囲気のない人ね!」
口調とは裏腹に雅子の顔は笑顔で溢れている。
「だってこのままじゃ子供できないじゃないか」
おれも笑顔で雅子に軽口を叩くと再び雅子の体に挑みかかる。
雅子がお昼ご飯の準備を始めるまで……まだまだ時間はたっぷりある。
以上です。
自分はいわゆる純愛物が大好きですのでよろしくお願いします。
読んだよ〜
だが職場なのでまた夜に
79 :
78:2009/01/10(土) 09:15:25 ID:WT8WJZ19
ごめん、昨日は寝てました。
和姦モノはいいね、読んでてほっとするよ。
日常の切り取りとしては本当にありそうな話だし、最初から最後まで幸せ風味。
欲を言えば、雅子さんに経産婦としての雰囲気とかがほしかったかも。
年齢の具体的な描写があった割りに肉体についての描写は若くて、違和感がちょっとある。
けど、全体に漂う幸せ感で「おれ」が雅子にベタ惚れしてるのがわかるので問題だとは思わないよ。
砂糖菓子を堪能させていただきました。
濃い目の緑茶を淹れて来ますね。
さて、今度は悪いところなんだけど、まず目に付いたこと。
一文一文が長く、だけどその文章に長い理由があるようには思えない。
『最近やっと葉子が一人で寝るようになったため夫婦の営みを以前より持てるようになったが雅子にとってはまだまだ物足りないのかもしれないと今さらながらに思う。』
定番の方法なんだけど、今抜き出した文章を音読して見よう。
ぼそぼそと言うんじゃだめだよ。目の前に誰かがいて、その人に聞かせるつもりで。
どう?息は足りた?文章にない場所で息を吸ったんじゃないかな?
現代文、しかも喘ぎ声などが入るエロ文において、呼吸のタイミングを考えることは非常に重要なことだと私は考えてる。
今の文章だったら、
『最近やっと葉子が一人で寝るようになったため夫婦の営みを以前より持てるようになったが、雅子にとってはまだまだ物足りないのかもしれないと、今さらながらに思う。』
まったく同じ文章だけど、2つ「、」を入れてみたよ。声に出して見ると、違いがわかると思う。
次に、文章全体の長さとよく似たことなのだけれど、改行について。
ずずーーーっと横に長い文章があるかと思えば、短い文章が続く場面があったりする。
(エロパロ文だから当たり前といえば当たり前なんだけど、喘ぎ声なんてそんな長い文章にならないし、ね)
これはでもあなたの場合、文章の長さを考えられるようになったらすぐに改善すると思うので、今回は流すね。
最後。
5・7・8レス目の文章全部を、行頭の5文字だけで見て?
「雅子」『雅子』「雅子」……
えへっ、ごめんね。
実は私、途中で何回か自分がどこまで読んだかわからなくなっちゃった。
書いてる時はコレ、気がつかなかったりすることがあるよね、私もよくやっちゃう。
これはいろんな小説(できれば英訳モノを避けて)を読んでみると、打開策が見つかるかもしれないよ。
たくさんの本を読んで、自分にあった表現を探してみてね。
春の日の陽だまりのような、ほんわかとした空気に包まれていて、
それでいて、語り口のハンサムな、質の高い作品だと思いました。
人物の命名、人称代名詞の選択を見ても、それぞれの持つ語感、
まつわる印象を第一に考えて、丁寧に言葉を選んでいるのが判る。
ただ、冒頭の部分には、気が急いたのか、粗い個所がありますね。
>葉子がまだ眠ったままのおれに声をかける
眠ったままの、は矛盾で、目を閉じたままの、とするべきでしょう。
>「んん……いってらっしゃい、葉子」
いってらっしゃい、というのは、一般の用例はどうあれ、女言葉で、
語り手の第一声として、無意味に読み手を惑わせる可能性がある。
こうした、不正確な用法は、本来なら大きな欠点にはなりませんが、
冒頭に出ると、信用を失って、読み手を逃がすことになってしまう。
もっとも、この作品は、読み手を逃がすことを恐れていないようで、
豪胆というべきか、それが長所でもあり、短所でもあると思います。
>朝食を丁度食べ終えたおれがこたえる
>おれは寝室の入り口に立ち愛妻を誘う
この進め方から、読み手は、作者の距離感を測っていくわけですよ。
一人称の主体が、気が付けば、朝食を食べ終わっていて、さらには、
気が付けば、すでに寝室の入り口に立っている、という飛躍の描写。
作者の、語り手に対する距離感が、必然的にユーモアを生んでいく。
よくある台詞、よくある展開を、読み手は、作者の勉強不足ではなく、
大人の余裕であると判断して、共犯者的な微笑をもって受け入れる。
というのが、この作品の幸福な読まれ方ではないか、と思いますが、
どうしたって、ある程度まで、読み手が限定されてしまうわけですね。
さらに、妻が達した後、夫が果てる前に、愛情論争が始まる展開で、
残った読み手の半数、すなわち男性陣、を取り逃がす危険がある。
もちろん、読み手を絞り込むこと自体は、別に悪いことではないし、
絞らなければ、端正な語り口も、本来の輝きを失ってしまうでしょう。
今回は、ご自身が、人の少ないスレッドに書いてきた、という点を、
気にしておられるようだったので、上のように申し上げる次第です。
投下乙、お茶をどうぞ
つ旦
読ませていただきました。
いやあ、俺こういうの大好きです。
ほのぼの日常系のほんわか感は十分。
純愛モノといての役割はしっかりはたしていると思います。
>そんな甘いことを考えていたおれは……現実の甘い刺激に我に帰る。
>しかし、そんなことは重要だが大切ではない。
これらギミックも、しっかりと文章の雰囲気作りを担えていて好感が持てます。
これからも嫌らしくならない程度に使用していいでしょう。
この文章の前後に付随する文は無いものと推測して話を続けますが、
物語にオチをつけるため『(主人公が)自分が雅子にとって相応しい人物かどうか不安に思っている』という設定を使っていますよね。
この事実が、最後になっていきなり判明したので違和感がありました。
ラストのシーンまで主人公の劣等感めいたものを感じさせる描写がなかったからです。
>最近やっと葉子が一人で寝るようになったため夫婦の営みを以前より持てるようになったが雅子にとってはまだまだ物足りないのかもしれないと今さらながらに思う。
など、相思相愛であると自信を持たないと出てこないモノローグです。
(『物足りないのかも』って、まさか雅子の単純性欲に向かっての言葉ではないですよね……?)
もし、『雅子に物足りなさを感じさせた自分(主人公)はやはり駄目な夫なのかもしれない』
という意味で書かれた文だったのならば、読者にそう感じさせる描写が足りないのでは?
逆に、この事実を隠すことによってオチのインパクトをつける効果を狙ったのならば、
これまた伏線としては弱いと感じます。
このレベルの文量ならば、そのままラブラブな描写のみで終わっても良かったと思いますし、
ラストの、『主人公の不安』ネタで主人公と雅子による二人の絆の再確認的(もしくは、雅子の想定外の主人公への愛情判明)シーンを描きたければ、
文章の最初から、主人公の劣等感を感じさせるような描写を少しずつ加えていけていれば、ラストに綺麗に繋がったのではないでしょうか。
あくまで個人的意見ですが。
忌憚なき意見という事ですが、最初に言わせていただいた通り、
純愛物としては非常に読ませる良作だと思いますよ!
65です。
ただいまお茶をいただいているところですが、みなさま、お忙しいところご批評
ありがとうございました。
>>78 経産婦としての雰囲気は……なにをどう書けばいいかわかりませんでした……。
文章の句点は確かに意識していなかったかもしれません。
また文章の長さについて、自分でもわかっていながら甘えていた部分があります。
これからはその辺についても意識していきたいと思います。
また行頭については完全に盲点でした。
すこし状況説明みたいな文を入れてみるといいかもしれないと思います。
>>79 描写の誤りおよび足りない点についてはおっしゃるとおりです。
足りない点について、説明臭くなるのを恐れるあまり描写しなさすぎていたようです。
>この作品は、読み手を逃がすことを恐れていないようで
実はこの部分はおっしゃるとおりで、自分が好きなもの、書きたいものはエロスがある
ラブコメなりラブストーリーなのです。
自分自身でもエロスのみを求める読み手には、私の書いたものでは満足してもらえな
いと思います。
>>80 この話で書きたかったのはヒロインの愛情を自覚することによる主人公の新たな決意(成長)
で、そう考えていくとおっしゃるとおり主人公の劣等感を感じさせる描写が足りなかったようです。
自分は2次がメインなのでどうしても細かい描写が足りなくなるようで勉強になりました。
このご指摘が個人的に一番ぐさりときました。
>>all
全体として思ったよりも好意的な評価をいただいたように思えとてもありがたいです。
今後はみなさまにご指摘いただいた点も十分に意識していきたいと思います。
みなさま、どうもありがとうございました。
遅レスな上に長文ですがもし見ていれば。
-*
中身ではなく書き方の問題となりますが、
そこここで視点が一定していないので、視点を固定すると大分読みやすくなると思います。
例)
-*-*-*
「あなた、まだ起きない?」
雅子がおれに尋ねてくる。
昨日、仕事で日曜にも関わらず出勤したおれは、珍しく平日の月曜日に休みを取っている。
「そろそろ起きようか……」
おれが眠そうな表情のまま体を起こす。
「まだ眠いんだったらのう少し寝てたら?せっかくのお休みだし」
「そうしようか」
おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、雅子が玄関先の掃除のため外に出て行く気配を感じる。
-*-*-*
序盤のここの部分ですが、
以下のようにしてはどうでしょうか
-*-*-*
「あなた、まだ起きない?」
雅子の声には俺に対する気遣いのようなものが感じられた。
昨日、日曜日にも関わらず出勤したおれの体調を気にしているのだろう。
「そろそろ起きようか……」
おれが体を起こすとよっぽど眠そうな表情をしていたのだろう。少し笑いながら雅子は首を傾げた。
「まだ眠いんだったらのう少し寝てたら?せっかくのお休みだし」
「そうしようか」
そうつぶやいてゆっくりと瞳を閉じる。
折角取った代休だ。たまの寝坊も悪くは無いだろう。
暫くして雅子が玄関先の掃除のためにだろう、外に出て行く気配を感じながら意識はまどろみの中に沈んでいった。
-*-*-*
「おれが眠そうな表情のまま体を起こす。」
という表記は誰かがおれ(という人物)を見ていると云う構図となります。
眠そうな表情は誰かが見ないと判りませんから。
最初の行からそこまでの流れはおれと言う人物から見た構図となっている為に不自然です。
それより前の表記、この話のスタート地点で
-*-*-*
「いってらっしゃ〜い」
雅子が愛娘を見送る声が耳に届く。
-*-*-*
この場面、耳に届いたのは「おれの耳」にですよね。
でしたらこの場面、視点の元となるのは「おれ」で、「おれ」の一人称視点となります。
例えば
-*-*-*
「いってらっしゃ〜い」
雅子が愛娘を見送る声が雄介の耳に届いた。
-*-*-*
と3人称であれば(すみません、勝手に雄介とかつけて)その後
-*-*-*
「そろそろ起きようか……」
雄介は(が)眠そうな表情のまま体を起こした(す)。
-*-*-*
は不自然ではありませんが、一人称のこの場面では不自然になってしまう訳です。
この部分も少し変です。
-*-*-*
「まだ眠いんだったらのう少し寝てたら?せっかくのお休みだし」
「そうしようか」
おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、雅子が玄関先の掃除のため外に出て行く気配を感じる。
-*-*-*
変な部分は2箇所です。時系列と視点。
時系列に関しては微妙なのですが
「おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、雅子が玄関先の掃除のため外に出て行く気配を感じる。」
瞳を閉じてから外に出て行くまでが同時に語られているので早いんですね。
会話文の時点では雅子はおれの枕元にいるはずです。
それなのに目を閉じた瞬間外に出て行ってしまいます。
「おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、雅子が玄関先の掃除のために立ち上がる気配を感じた。」
とか
「おれはそうつぶやいて瞳を閉じると、扉が閉まる音と共に雅子が玄関先の掃除のために廊下を玄関に向かってパタパタと歩いていく音が聞こえた。」
とかならまだ不自然で無い気がします。
視点に関しては先程と同じです。
「おれ」は雅子が外に出て行く気配は感じ取れるかもしれないけれど
玄関先の掃除のためかどうかは判るはずが無いので不自然に感じるのです。
以上のような部分を直すと以下のようになります。
-*-*-*
「まだ眠いんだったらのう少し寝てたら?せっかくのお休みだし」
「そうしようか」
そうつぶやいてゆっくりと瞳を閉じる。
折角取った代休だ。たまの寝坊も悪くは無いだろう。
暫くして雅子が玄関先の掃除のためにだろう、外に出て行く気配を感じながら徐々に意識はまどろみの中に沈んでいった。
-*-*-*
追加させてもらった部分に関して説明します。
会話文に関してですがは漫然と会話のみを書かない方が良いです。
キャラクターの造詣を会話文のみで確立させるのは実は至難の業だからです。
キャラクターの造詣を深めるのは地の文で行う事が肝要です。
最初の例では
「雅子の声には俺に対する気遣いのようなものが感じられた。」
「少し笑いながら雅子は首を傾げた。」
の一文
次の例では
「たまの寝坊も悪くは無いだろう。」
の一文を加えさせて貰いました。
これがベストかは判らないですが、
「雅子の声には俺に対する気遣いのようなものが感じられた。」
「少し笑いながら雅子は首を傾げた。」
で雅子は優しく、少しチャーミングな一面がある事が判ります。
「たまの寝坊も悪くは無いだろう。」
では、「おれ」はそれなりに規則正しい生活を営んでいる(真面目である)事が判ります。
特に序盤の会話文は重要です。
最初の一段落(「雅子が玄関先の掃除のため外に出て行く気配を感じた」まで)で
「おれ」「雅子」「葉子」の3人が出てくる上に会話分まであるのに
それぞれの人物に付いて描写してあるのは
『「葉子」が元気一杯な事それに対して「雅子」がやれやれといった感じで見に行った』のみです。
「雅子」が子供思いの母親という事は判りました。
じゃあ、「雅子」は「おれ」に対してどういう妻ですか?
序盤の会話文はこういう情報を読者に与える為の重要なツールです。
読者にここでそれぞれがどんな人物なのかふんだんに情報を与えましょう。
「雅子がおれに尋ねてくる。」で終らせないで下さい。
雅子はどんな風に尋ねましたか?
-:
「あなた、まだ起きない?」
雅子は掃除機を片手に少し眉をしかめながら俺の事を見下ろしてきた。
昨日、仕事で日曜にも関わらず出勤したにも拘らず、中々休ませては貰えないらしい。
「そろそろ起きようか……」
-:
「あなた、まだ起きない?」
雅子の声には俺に対する気遣いのようなものが感じられた。
昨日、仕事で日曜にも関わらず出勤したおれの体調を気にしているのだろう。
「そろそろ起きようか……」
-:
では雅子に対する印象が大分違ってくるはずです。
この点に付いてはエロシーンも同じですね。
-:
「どうしたの?なんだかもうやばそうね」
雅子がおれの愚息から舌を離しおれに尋ねてくる。
「口でして貰うのは久しぶりだから……」
-:
尋ねてるのは判ります。
事実ではなく「おれ」から見て「雅子」がどうなのかを書いた方がいいです。
尋ねてくるは禁止した方が良いかもしれません。
尋ねてくる等の行動をそのまま書いたものは全部置き換えましょう。
その行動で「おれ」からどう見えたか、「おれ」がどう感じたかを伝えるべきです。
例)
-:
「どうしたの?なんだかもうやばそうね」
雅子がおれの愚息から舌を離して悪戯っぽく笑った。
やばそうね、にぐっときた。
雅子にしては珍しい、いや、職場の先輩事務員だった時の口調。
「口でして貰うのは久しぶりだから……」
-:
「説明臭くなるのを恐れる」
とありましたが、個人的には情景描写はいくら書いてもあまり説明臭くならないと考えています。
じゃんじゃん「雅子」がどう見えるか書きましょう。
一人称における情景描写は「おれ」から「雅子」がどう見えるかです。
400行程度ですが、会話文の量を見る限り全体で1.5〜2倍になる位書いても不自然では無いと思います。
長々と書きましたが筋立て、話の内容含め面白く読ませてもらいました。
陵辱モノばかり書いていてラブラブな話はあまり書いた事がないので
純愛モノ書きたいなあと思ったり。
では。
以前の教えを受け、テンションを抑えた文体で書いてみました。
もしかしたら、台詞のチョイスが悪かったのかも知れないと思い、台詞は一つも入れていません。
次から投下します。
87 :
◆uC4PiS7dQ6 :2009/01/26(月) 20:53:38 ID:VKEKXoot
1
気温は落ち込みを知らず、いつまでもテンションを引きずる熱帯夜。
少年が脱衣所で服を脱ぎ、戸を開け、広いバスルームを視界に入れると、一匹の蛇が居いました。
浴槽の縁に両手を付いて腰掛け、柔らかく肉付く長い尾で、タイルが不可視になる程に埋め尽くして……
ナーガ、ラミア、シーサーペント。
怯えて立ちすくむ、身長が130センチにも満たず、年齢は二桁に満たない子供。
顔だけを見れば少女にも映る中性的な少年。そんな少年の前で微笑むのは、ナーガ、ラミア、シーサーペント……どれとでも言い表せる生物でした。
淡いブルーに艶めく長髪と、天然ルビーも道を譲る切れ長のレッドアイズ。見るもの全てに女を意識付ける抜群のプロポーション。
腰から上だけなら、一糸纏わぬその姿は間違いなく至極。この世の誰よりも美しい。
しかしそこから下。足の付け根、剥き出しの女性器から下は、全く真逆のグロテスク。
表面から淫液を滲ませてヌルヌルに濡れ、青黒い全長は十メートルを楽に超える。
半分は人並み外れた美貌で、半分は人並み外れた醜悪。半人半蛇の蛇神は、細長い舌を胸元まで垂らして少年に微笑みます。
少年の足は恐怖で動けず、
少年の瞳は可憐な顔から離せず、
少年のペニスは太く大きく反り返り、パンパンに膨らんで勝手に射精する準備を整えてしまう。
鼓動は荒く、呼吸は熱く。例え人間の規格を逸脱していても、蛇は人間の女など比較にならないまでにオスの部分を刺激するのです。
蛇は自らに見取れてる少年に気付き、一層に口元を吊り上げると、人差し指を折り曲げて挑発し手招きしました。
肉欲的にひしめき合い、妖しくうねり渦を巻く、蛇尾の海に優しくいざないます。
少年は慌てて逃げようとしますが、蛇の先細りになってる尾先は、既に足首へと巻き付いて捕らえていました。
そして少年が助けを求める為、悲鳴を上げる為に息を吸い込む僅かな間。
その僅かな間に尾は身体中を這い登り、柔らかくヌメる蛇肉で一瞬にして捕獲を終えました。
左足を、右足を、左腕を、右腕を、胸部を、腹部を。きゅきゅぅっと気持ち良く締め付けて、もう逃げられないと少年を諭します。
手付かずのペニスから次々とカウパーを誘い出し、心底から甘く痺れさせるメスの蛇香。それが充満して思考能力さえ衰えさせるバスルーム。
少年は首を左右に振りながらも、肌を紅潮させ、瞳を潤ませ、口横から涎を垂らして、痛々しいくらいに血管を浮かばせてペニスを勃起させていました。
言葉では幾ら助けを求めていても、身体は、ペニスは、すっかり蛇から与えられる快楽に屈伏しきっていたからです。
長く肉厚な舌が脈動する咥内。
触れなくともプルプルと揺れて弾む豊満な乳房。
どちらから受ける刺激でも、少年は気絶するまで射精し続けるのでしょう。
しかし、それ以上に視線をガンジガラメで捕獲するのは、人と蛇の境界線。ピンク色でペニスを誘惑する、人外の卑猥過ぎる女性器。
まるで薔薇の様に何重にもラヴィアが重なり合い、それぞれが異なる動きで擦れ合う。
トロットロに糸を引く蜜を絡み付かせ、少年のペニスを迎え入れる為に肉ビラを開花させていました。
中心の秘孔からは、もわあぁっと熱く蕩ける原液蜜の湯気が立ち、無数に存在する細長くミミズに似た触ヒダを、膣外まで露出してゴチソウを待ち侘びています。
少年の身体は尻尾を巻き付かれて空に浮いたまま、一瞬で蛇の目前まで引き寄せられてしまう。
足は蛇の腰を跨ぐように開かせられ、尻は両手で抱え持たれ、腕は後ろで尾先に縛られ、もはやペニスを薔薇膣に挿入するしか道はありません。
世界中で最も淫らな晩餐。年齢一桁の、小学生男子児童の、精通して間もない子供への、ペニス輪姦が始まるのです。
2
少年が怪物を見て恐怖し、悲鳴を試みたのが一分前。それが今や、すっかり出来上がって恍惚の喘ぎ声に変わっていました。
長い尻尾でムチムチと優しく締め付けられ、媚薬効果の淫液を塗りたくられ、全身を真っ赤に火照らせています。
膨張したペニスからは、まるで射精しているかのように凄まじい量のカウパーが尻を伝って零れ落ち、それでも足りないとパンパンに腫れて硬度を増していました。
そんな様を、蛇は目を三日月の形にしてニヤリと笑う。
射精に至れないギリギリの刺激を与え続け、快楽の虜にして優越感に浸り……その後で熟し切った肉の棒を、ゆっくりと、ネットリと、睾丸が空っぽになるまで、花唇の中でしゃぶり尽くすのです。
そしてついに。
蛇は少年の腰を引き寄せ、自らのヴァギナにペニス押し当てると、ズブズブ音を響かせて一息に呑み込んでしまう。
根元まで包まれた途端、開花していた幾重ものラヴィアは同時にすぼまり、蕾(つぼみ)の様に縮まって、ペニスを逃がすまいと柔肉の花びらを蠢かせます。
少年は、あ、あっ、と、途切れ途切れな声とも言えない声を吐き、とんでもない絶頂の波に犯されるしかありません。
膣壁に生える、細かい凹凸で覆われた触ヒダ達が、我先にと陰茎へ絡み付き、カリ首や裏スジ、鈴口までも、ぐにゅぐにゅとイヤラシク擦り上げて、ペニスを放してくれないからです。
少年は小刻みに痙攣して気をやると、グルンと白目を向き、舌をだらしなく垂らして、
拡張された尿道から、一発で着床させる勢いの膨大な精液を、とめどなくビュクビュクと子宮に叩き付け……少年は射精したまま気絶してしまいました。
しかし、蛇はこんなものでは許しません。注ぎ込まれる精液で、卵巣が溺れるまでは満足しないのです。
少年の尻肉をガッチリと掴み左右に掻き分けると、淫液と快楽とで完全に弛筋した肛門括約筋は、何の抵抗も無く小さな口を拡げました。
。
すると蛇は巻き付けていた尻尾を腕から離し、少年のペニス程に太い尾先を、事も有ろうに引き伸ばされたシワの中心に押し当てる。
蛇の表情から余裕は消え、頬は恥じらう少女のように赤く染まり、これから自身へ迫るだろう快楽に躯を震わせます。
尾先は性感帯の密集したクリトリスやペニスと同じで、挿入時に物凄い快楽が自らに返って来るからです。
蛇は興奮気味に荒く肩で呼吸すると、柔軟されてほぐれたオスアナルに、淫液でヌメる尾先を奥深くまで挿れてしまいました。
ズボズボと遠慮無くハメ倒し、唇に似たコリコリの結腸を執拗に小突きます。
少年は即座に覚醒し、体内を出入りする初めての異物感に苦しむが、それを遥かに凌駕する快楽に身を悶えさせてしまう。
人外のヴァギナで絶え間無くペニスを咀嚼されて、射精は透明な色になっても一向に止まりません。
少年のアナルも、蛇が暴れ回り、のたうち回り、前立腺をえぐり上げ、腸壁の中は尻尾を扱くオナホールにされてしまいました。
前も後もこんな刺激を受けては、射精を防ぐ事など不可能。
子供だとか、年齢が一桁だとか、精通したばかりだとか、そんなヘリクツは通用しません。
まるで生命まで吐き出すかのように、淫らな蜜壷へ白濁を注ぎ続けるのです。
背中を反らせ、足の指までピンと伸ばし、小刻みに身体を震わせてイキ狂うのでした。
蛇は快楽に歪む少年の顔を抱き寄せ、胸の谷間へ挟み込んで微笑むと、少年が動けないのを良い事に、激しく腰を振り立てます。
甘い雌の匂いが充満するバスルームに卑猥な水音が響き渡り、断末魔のような少年の叫び声と共に、ペニスは尿道を拡げてビュルビュルと体液を噴き出しました。
蛇も急速に圧迫する腸内と、子宮を精液で満杯にされた着床アクメで絶頂を迎えます。
堪らずに結腸をこじ開けて尾先を大腸まで突き刺し、ヴァギナで締め付けてペニスを徹底的にレイプしてしまいました。
残り汁も吸い上げて犯し尽くし、大量の腸液が尾を滴り落ちています。
とてつもなく長い射精を終え、ダラリと蛇にしな垂れ掛かる少年。
蛇はその衰弱した身体を抱き上げると、余韻に浸る間も無く、二回目の性交をする為に部屋へと連れて行くのでした。
語尾を変え、柔らかくしたつもりですが、以前よりはエロくなったでしょうか?
色々と試行錯誤してみましたが、すっかり息詰まったので、再びアドバイスを貰いたくて投下しました。
>>89 申し訳ないけれど、全くエロくなかった。
辞書の性に関する記載を読んでいるような感じがした。
なんか冷静すぎるナレーションを聞いている気分。
文体がエロに向いてない。
語尾より先に文体そのものを替えた方がいい。
>>86 テンションを抑えることを念頭に置きすぎたあまり、心情描写不足に思えました。
心情は内心をそのまま表現するだけでなく、表情や行動描写にも盛り込めます。
テンションが高いので抑えた方がいいという前回の指摘は、おそらくですが、
客観的な文章に終始するのではなく、観察者としての“神の視点”から、
登場人物(ここでは蛇女)がいかにエロいか、
しっかり描写せよということではないでしょうか。
また、テンションの高い方が書きやすいというのであれば、
テンションを維持しつつ、主人公の主観をあえて沢山盛り込んで、
どうしてそんなにテンション高くエロエロモードになっているのかを説得的に描写し
読者に感情移入させる方法もあると思います。
(この場合、冒頭からいきなりテンションを上げすぎると読者が置いてけぼりに
なりやすいので、抑え目なところから徐々に上げていくとやりやすいでしょうか)
それから前の文章もそうですが、非常にストレートに隠語を使っている感じがしました。
もし何かポリシーがあってやっているならいいのですが、そうでないなら
ぼかした表現や比喩表現を使ってみるのも一案かもしれません。
>>43にも指摘がありますが、かえってそうした表現方法のほうが
秘密めいて淫靡に感じられることもあります。
ちくま文庫の「官能小説用語表現辞典」がおすすめ。
性描写のバリエーションの多さに驚くと思うし、そのまま採用するかどうかは別として、
参考になると思います。
まだ試行錯誤の段階だと思うので、色々試してみて
>>86さんにあった書き方を
是非見つけてください。
「文章が稚拙、いや、こなれてないというか。
表現もありきたりで、工夫が感じられない。
あまりにも直裁的で、エロスが感じられないというか。
台詞もなんだか不自然だし」
「たとえば、解剖されて子宮を晒した先生が、
『よく見て!これが子宮よ。あなたたちも、ここから生まれたのよ』
って生徒たちに解説したり、
かと思ったら、『いやっ!先生の胃を見ないでぇっ!』なんて恥辱に悶えているし、
肝臓を取り出されたときには『痛くて興奮しちゃう!』ってよがり声をあげて。
なんで、子宮を晒されても冷静なのに、胃は恥ずかしくて、
肝臓は痛くて興奮してしまうのか、読んでる者にはさっぱり理解できないんだよ。
いや、それ以前に、ちょっとこの先生の体は現実の人体の反応とは違っていて、おかしいと思う。
正直、この体は丈夫すぎる」
―――『先輩と私』森奈津子・徳間書店・定価1600円より引用
奇遇な事に登場人物が似ているので読むと色々参考になるかも知れない。
お薦めする。
今までずっと言いたかったんだけど、一度も言えなかったことを言わせてね。
どうして「蛇」がえっちいと考えているの?
君は蛇って存在に無条件でエロスを感じているのかもしれない。
だからといって、誰もがそうというわけではないよ。
今一度、何故蛇なのか。
それを「君以外の人に」「下半身を揺らすような感情でもって」伝えるために書いてみたらどうかな?
山田さん方々、早い解答ありがとうございます。
色々試し、書いてる段階で自分でも不安だった事が、やはりみんな指摘されました。
もう一度考え直してみます。
本当にありがとうございました。
>>92 自分は、凝った性器の言い回しを見ると笑って萎えてしまうので、ストレートに書いてましたが、
自分の感性をリセットして、エロく伝わる様に言い回しも変えたいと思います。
>>94 蛇でなくとも、蛙でもナメクジでも良かったです。
たんに、人が気持ち悪く感じるもので、エロく書きたいと思ったから、パッと浮かんだ蛇にしました。
初めまして
一次創作でレイプあり、レス数は8ぐらいです
四ヶ月前に書いたものをそのまま投下します
97 :
1/8:2009/01/28(水) 14:48:43 ID:uTFXPi4A
ブリストル海峡を一望するビデフォード・パークの一室で、ジェイムズ・イングラムは息を潜めて待った。
深紅の絨毯と薄桃色の壁紙に包まれたこの寝室で、純白のマルセイユ織りの布団に身を沈めながら、
ジェイムズはひたすら胸の高鳴りをおさえて待った。
と、マホガニーの分厚いドアをノックする音が響いた。
「入ってくれ」
ジェイムズが答えると、寝間着の上からショールを羽織ったメアリが現れた。燭台はない。
廊下の暗がりを手探りだけでここまで来たのだろうか。煖炉のあかりを受けて、メアリの表情は
いくらか深刻そうに見えた。
「坊っちゃん、お話というのはなんでございましょうか?」
「今夜は特に冷える。こちらへ来て火にあたったらどうだ?」
五月とはいえ、夜ともなれば二月に逆戻りしたような寒さだ。ジェイムズは手招きしたが、
メアリは首をふった。
「いえ、ここで結構でございます。寒いのにはなれておりますし」
「お前が結構でも、ぼくは寝台を出たくないのだ。大声を出す気力もない。だから、さあ、
こちらへ来てくれ」
メアリは渋々といった体で進み出た。
「できれば、お話は手短にお願いいたします。朝が早いものですから」
ジェイムズは枕元に立ったメアリの腕をとると、強引にキスした。メアリが身体をよじって
ジェイムズから逃れる。
「坊っちゃん、いったい何をなさったんですか?」
まだあどけなさの残る十六歳のメイドは、顔を真っ赤にして若主人をにらんだ。
「お前が好きなんだ」
メアリは弾かれたようにしりぞいた。
「あたしは、あたしは……そんなこと、無理です」
「なぜだ?」
「だって、だって、あたしは坊っちゃんのこと、なんとも思ってませんもの」
メアリの表情は真剣だった。ジェイムズに愛を告げられ、それを断った婦人などいたろうか。
いや、いない。
ジェイムズは寝台から下りると、メアリの腕を力任せにつかんだ。
「やめてください、坊っちゃん、痛いわ……」
98 :
2/8:2009/01/28(水) 14:49:51 ID:uTFXPi4A
ジェイムズは寝台までメアリを引きずると、押し倒した。ガウンのひもで彼女の両腕を縛る。ガウンの下から
のぞいた寝間着のズボンは、猛々しく怒張したペニスによって、すでに限界まで張りつめていた。
「いや、何なさるの、やめて、いや、い――」
ジェイムズは、かぼそい声で抵抗するメアリの口を唇でふさいだ。舌を押し込むと、メアリは口の中でも
逃げようとしたが、それを捕らえ、吸い上げる。その間に寝間着の襟元を強引に押し下げ、あらわになった
乳房を押しつぶすように揉む。
口を離すと唾液がふたりの間につーと糸を張り、ジェイムズは誠意の表れとして、それを丁寧に舐めとった。
「お願いです、坊っちゃん。こんなこと、もうおやめになってください。あたし、誰にも言いませんから。
本当です。神に誓いますわ」
ジェイムズはメアリの哀願を無視して、壁紙と同じ色の乳首に歯を立てた。それから乳首をごろごろと
転がすように舐めまわすと、メアリは口を閉ざし、代わりに荒い息を吐くようになった。片方を口で吸い、
片方を指先でつまんだりこねたりしていると、メアリがだんだんと背をのけぞらせ、右に左に頭をふるようになった。
ジェイムズは手からはみ出るほどの乳房から離れると、舌をはわせながら下腹部に向かった。下着をはぎとり、
脚を大きく広げさせる。
「待って、いや、何するの、この人でなし! 卑怯者、いやいやいや、お願い、いやなのよ……!」
ジェイムズは、大きく広げた脚の中央にあるメアリの陰部をつぶさに眺めた。てらてらと光った
薄桃色の陰唇が、深紅の女陰を縁どっていた。ジェイムズは、すでにふくれている小さな芽を
音を立てて吸った。
「……んん、んあっ、あっ、ああんっ、ああんっ、いやっ、だめっ、ああんっ……!」
メアリは腰を浮かせ、背を弓なりにそらせ、髪をふり乱してよがり声をあげた。その声は涙に濡れ、
哀願はさらに悲痛なものとなった。
「お願い、やめて、ああんっ、ああんっ、んんっ、やめてっ、あんた、なんか、地獄に、んんっ……!」
ジェイムズは、小さな芽を舌先でこね、吸い、甘く噛むといったことを繰り返した。やがて、メアリは
絶頂に達した。目尻からは涙が流れ落ち、口からはよだれが垂れている。細いももは朱に染まり、
上気した胸にそそり立つ乳首は、さらに肉欲を求めて硬くなっている。女陰からあふれ出した蜜はカバーを
ぐっしょりと湿らせ、まるで池でも出現したかのようだ。
ジェイムズは、ぜいぜいと肩で息をしているメアリの女陰に指を差し入れた。親指で芽をいじりながら、
膣の内壁を指先でこするように往復させる。とたんに、ぐったりと横たわっていたメアリの身体が、
びくんとはねた。神聖な泉のように蜜は涸れることなく、ぐちゃぐちゃといやらしい音を立て続ける。
ジェイムズは敏感な箇所を探りあてると、そこを執拗に責めた。
99 :
3/8:2009/01/28(水) 14:51:09 ID:uTFXPi4A
「いやあっ、んんっ、んっ、あっ、ああんっ、ああんっ、いやいやいや、んんっ、んっ……!」
メアリは二度目の絶頂を迎えたが、ジェイムズは彼女に休息を与えようとはしなかった。口と手で責められ、
さらに一度ずつ絶頂を迎えたメアリは、とうとう気を失ってしまった。ジェイムズは、何の反応も示さない
メアリにペニスを差し込んだ。
ぬらぬらと透明な汁におおわれていたそれは、数度行き来しただけですぐに果ててしまった。
ジェイムズはペニスでメアリをつらぬいたまま、彼女の胸に顔をうずめた。それは実にいやらしく
美しい身体だった。ペニスを抜くと、充血した性器どうしが名残おしそうに糸を引いた。
メアリに寝間着を着せ、逆流してきた精液をきれいにぬぐいとり、布団をかけてやると、ジェイムズは
長椅子に横になった。心身ともに疲れ果てていた。
※ ※ ※
メアリは見慣れぬ寝台の上で目を覚ました。天蓋からは真っ赤なカーテンが下がり、頭の下には
白い枕が雪のように積もっている。窓からは緋色のカーテンごしに朝日が射し込んでいた。
メアリは起きるべき時間がとっくのとうに過ぎていることに気づき、慌てて寝台から飛び下りた。そこで、
はたと思い出した。ゆうべ何が起きたのかを。いや、正確には何をされたのかを。メアリはあたりを見回した。
あの恐ろしい男はどこにいるのだろう。
いた。
ガウンを羽織ったジェイムズが、煖炉のそばの長椅子に寝そべっていた。静かな寝息を立てている。
メアリは火の消えた煖炉から火かき棒をつかみとると、それをジェイムズの頭上にふりかざした。
だがジェイムズは、きのうの鬼畜じみた所業がまるで嘘のように、安らかな寝顔ですやすやと眠っている。
天使のようだと言っても過言ではない。
メアリは火かき棒をとり落とすと、大急ぎで寝室をあとにした。この身に起きたことはすべて忘れよう。
それが一番いい。
だが、メアリの仕事ぶりは、あっという間に地に落ちた。ぼーっとすることが多くなり、些細なミスを
繰り返してばかりいるのだ。そのたびにメイド頭に注意されるのだが、いっこうによくなる気配がない。
メアリは、このビデフォード・パークを追い出されたらどこへ行こうかと、真剣に悩みはじめていた。
そんなある日の晩、メアリは意を決してジェイムズの寝室を訪れた。足が震えて仕方がなかったが、
恨みだけでも晴らしたいと思ったのだ。
ドアをノックすると、「どうぞ」と短く返ってきた。あの日のようにまた乱暴されたらどうしよう。
100 :
4/8:2009/01/28(水) 14:52:05 ID:uTFXPi4A
そう考えただけで吐き気が込み上げてくる。メアリは逃げ出したくなるのを堪え、ドアを開けた。
ジェイムズは、長椅子に脚を投げ出して本を読んでいた。明かりは煖炉だけだ。本からつと目を
離したジェイムズは、メアリの姿を認めて腰を上げた。
「やめて! お願い、来ないで!」
メアリはそう叫ぶと、うずくまった。めまいがひどく、視界がぼやけて何も見えない。
「わかった。大丈夫だ。ぼくは何もしない。ここから動かない。本当だ。神に誓うよ」
メアリは恐る恐る顔をあげた。ジェイムズは長椅子に腰かけ、両の手の平を見せている。
「安心してくれ。何もしない」
「……よくもまあ、そんな嘘がつけるものね」
メアリは涙をぬぐうと、毅然と立ち上がった。ジェイムズが目を見張る。
「嘘だって?」
「そうよ。何もしないとか、安心してくれとか調子のいいこと言って、今まで何人も
メイドを手篭めにしてきたんでしょ。違う? この人でなしの外道野郎」
「信じてくれ。ぼくは無実だ。メイドに手をつけたことなど、今まで一度もない。あんな乱暴なことを
したのはきみが初めてだ」
「だったら、何だっていうのよ? 喜べとでもいうの?」
ジェイムズがかぶりをふった。
「いや、違う。ぼくはただ、きみのことが好きで好きでたまらなかったんだ。どうしてもきみが欲しくて、
あんなひどいことをしてしまった。どうか許してくれ」
「それが許しを請う態度なの? まるで自分は悪くないような言い方じゃない。あたしはどうなるの?
ここを辞めたら行く場所がないわ。仕送りをちょっとでもやめたら、家族は飢えて死んじゃうのよ!」
「すまない。きみが謝れというのなら、いつまでも謝り続けるよ」
メアリは窓際の机にかざられた写真立てをつかむと、怒りに任せて投げつけた。
「謝ればいいってもんじゃないのよ!」
鈍い音がした。ジェイムズの額から、血がひとすじ流れ落ちた。メアリははっと我に返ると、
すぐに心の底からわびた。
「申し訳ありません、坊っちゃん。あたし、こんなことするつもりじゃなかったんです」
「いいんだ、謝らなくていい」
ジェイムズはメアリの足下にひざまずくと、その両手をとった。
101 :
5/8:2009/01/28(水) 14:52:52 ID:uTFXPi4A
「本当にすまない、メアリ。ぼくは取り返しのつかないことをしてしまった。きみが許したくないと
いうのなら、許さなくたっていい。永遠に許さなくていい。ただ、ぼくが後悔していることだけは
信じてくれ」
メアリはジェイムズの暖かい手の中から、自分の手を抜き取った。何かもっとひどいことを言って
やろうかとも思ったが、結局言葉にならなかった。
メアリは背を向けると、寝室を飛び出した。耳の中で鼓動が早鐘を打っていた。
それからというもの、メアリはジェイムズの姿を見かけるたびに、心臓が激しく脈打つのを感じた。
女性の来客があったり、馬車で舞踏会へ出かけていく日などは特に息が苦しくなった。メアリは気のせいだと
思うよう努めた。だが、ジェイムズの手の暖かさが忘れられなかった。ジェイムズの舌先も忘れられなかった。
ジェイムズにもてあそばれたあの日、身体を走った熱の荒々しさも忘れることができなかった。
メアリは就寝前、屋根裏の湿ったメイド部屋で、こっそり自分を慰めるようになっていた。寝息を立てる
ほかのメイドたちに気づかれぬよう、枕に顔をうずめながら、メアリはジェイムズの指を思い出した。
舌がはった場所や、歯が立てられた場所、指がかき回した場所を同じように再現するのだ。
メアリは切ない吐息をもらしながら、ジェイムズが自分の中で果てる姿を何度も想像した。それだけは
憶えていなかったからだ。
夏の盛りの緑が萌え立つころ、メアリは夜中にこっそりと屋敷を抜け出した。月が照らす広大な庭を、
誰に気がねすることもなく歩く。毎晩のように自慰をしても、肉欲はいやましに募り、もはや自制することなど
不可能だった。
メアリは鼻歌をうたいながら、あてどもなく庭をさまよい、厩舎を見つけると忍び込んだ。わらをしまっている二階なら、
ジェイムズを思いながら存分に芽をいじることができると思ったのだ。
メアリは不審者を警戒する馬を怒らせないよう、そっと歩きながら、はしごを二階に立てかけた。足をかけると
ぎっときしんだが、馬をいななかせるほどではないようだ。メアリは気をよくして、走るように二階まで登った。
太陽をさんさんと浴びたわらの上にごろりと横になると、香ばしいかおりが胸を満たした。メアリは寝間着の裾をまくり上げ、
脚を広げた。
彼女の身体もなれたもので、メアリが乳首を転がしながら芽をつつくと、たちまち蜜をあふれさせた。メアリは二本の指で
敏感な箇所を刺激しながら、ジェイムズに舌を入れられる自分を思い描いた。
と、そのとき、はしごがきしんだ。メアリは急いでからげた裾を元に戻すと、わらの山に隠れた。息を殺してはしごを
見つめていると、なんと驚いたことに、現れたのは当のジェイムズだった。
102 :
6/8:2009/01/28(水) 14:54:00 ID:uTFXPi4A
「メアリ、メアリ」
ジェイムズは小声でメアリの名を呼んでいる。
「どこに行ったんだい? 出てきておくれ」
メアリはおずおずとジェイムズの前に進み出た。
「やあ、やはりきみだったんだね。出ていくところが見えたものだから、あとを追ってきたんだ。邪魔してしまったかな?」
「いえ、そんなことありません。あたし、何もしてませんでしたから」
メアリは、ジェイムズと顔をあわせることなどできなかった。恥ずかしさのあまりうつむいていると、ジェイムズが
心配そうにたずねた。
「何か悩みごとでもあるのかい? 言っておくれ。ぼくにできることなら何だってする」
その言葉にメアリは思わず顔をあげた。とたんに、ジェイムズと視線があう。メアリの頬は、紅葉したカエデのように
真っ赤になってしまった。
「ぼくの顔に何かついてるかな?」
ジェイムズがごしごしと口元をぬぐった。
「いえ、あの、何もありません。すみません」
ジェイムズがおかしそうに笑う。
「なんできみが謝るんだい?」
「だって、あの、あたし、あたし……」
メアリは何か大事なことを伝えたかったのだが、それを言葉にすることはついにできなかった。その代わり、
無意識のうちにジェイムズの口元に手が伸びていた。メアリの指がジェイムズの形のいい下唇をなぞる。ジェイムズは
仰天したように、メアリを見つめ返している。メアリは今度は上唇をなぞった。と、次の瞬間、それはジェイムズの
口に根元まで含まれていた。ジェイムズはメアリの指を一本ずつなめ、指のまたを舌先でくすぐっていたが、突然、
表情をほころばせた。
「どうなさったんです、坊っちゃん?」
ジェイムズは意地悪そうな目でメアリを見た。
「きみは今の今まで、自分を慰めていたんだろう」
あとはもう、ふたりとも言葉にならなかった。ジェイムズはメアリにキスをし、メアリはジェイムズの舌をすすった。
ジェイムズはメアリの寝間着を脱がせると、壁に手をつけて立たせた。メアリが促されるまま脚を広げると、ジェイムズの
顔が局部にうずめられた。
メアリは喜びに身体をわななかせた。ジェイムズはひだの奥に舌を走らせ、膣の天井をこそげ落とすようになめた。
103 :
7/8:2009/01/28(水) 14:55:10 ID:uTFXPi4A
メアリは喜びに身体をわななかせた。ジェイムズはひだの奥に舌を走らせ、膣の天井をこそげ落とすようになめた。
ときおり、敏感な箇所を責めるのをやめ、膣の下部を舌の表面でくすぐることがあった。その不規則な動きに、メアリは
涙を流しながらあえいだ。
メアリのももは蜜まみれになり、それがひざまでしたたった。ジェイムズはふと舌を抜き取ると、指で蜜を集め、
それを尻の穴に塗りたくった。
「あんっ、やめて、何をなさるんです」
ジェイムズはそれには答えず、今度は舌で小さな芽を刺激しだした。そして、肛門に指を入れた。
「いやっ、ああんっ、そこはいやっ、ああんっ、あんっ、人でなし、んんっ、んっ、ああっ!」
ジェイムズは、メアリの肛門に指を少しだけ入れたり出したりしながら、芽も責め続けた。そして、メアリのあえぎ声が
頂点に達しそうになると、芽から会陰を通り、肛門のまわりをなめつくした。
メアリは身体が小刻みに震えるのを感じた。頭が真っ白になり、何かがあふれ出る。メアリは足下を見下ろした。
ジェイムズの寝間着のズボンにしみができている。
「坊っちゃん。今、あたし、どうしちゃったんでしょう?」
「ちょっともらしちゃっただけだよ」
ジェイムズが何てことはないという顔で答えた。
「そんな……。すみません、坊っちゃん。あたし、あたし……」
メアリは込み上げてくる涙を我慢しきれなくなった。そんなメアリの頬にジェイムズが優しくキスする。
「気にすることはない。よくあることだから。みんな、そうだ」
「ほんとですか?」
メアリがジェイムズを見上げると、ジェイムズはほほえんでうなずき返した。
「本当だとも」
「よかった。あたし、もう坊っちゃんには会えないと思いました」
「それより、この味どう思う?」
ジェイムズが舌を入れてきた。かすかに塩っぽい苦い味がした。
「よくわかりません」
「これ、きみの味だよ」
「……やだ、そんな、恥ずかしい」
顔を伏せたメアリにジェイムズがふたたびキスをした。メアリは乳房と尻をまさぐられながら、
腹に硬いものがあたるのを感じた。さわってみると、それは熱を帯びて今にも火をふきだしそうだった。
ジェイムズはメアリの身体に唇をはわせながら座り込むと、ペニスをメアリの女陰にあてがった。
104 :
8/8:2009/01/28(水) 14:55:41 ID:uTFXPi4A
ペニスはするりとメアリの中に吸い込まれた。不思議なことに、メアリの膣はジェイムズのペニスを隙間なくおおった。
メアリはジェイムズに催促されるまでもなく、自分から腰をふった。
メアリの膣はよくしまり、彼女が力を入れるたびに、ペニスをきゅっとくわえ込むのだった。ジェイムズは早々に
果てないよう、歯を食いしばって耐えた。
「ああんっ、ジェイムズ様、ジェイムズ様、ああっ、ああんっ」
メアリはうわ言のようにジェイムズの名を繰り返している。濡れた陰毛どうしのこすれあう音が、世界のすべてから
ふたりを隔絶していた。
「ジェイムズ様、ジェイムズ様、ああんっ、ああっ、だめっ、だめっ、もう、んんっ、んんっ!」
メアリがいくと、それを追いかけるようにジェイムズも細かく痙攣した。ふたりは身体を重ねたまま、わらの上に転がった。
月はすでに西のかなたに消え、朝の近づく気配だけが、唇をあわせるメアリとジェイムズを包んでいた。
(了)
以上です
改めて読み返すと、視点がころころと変わってました
なんだこれorz
自分ではこれをどう思っていてどうしたいのか。
それともただこれを読んだ時の感想が欲しいのか。
聞きたいのは主にどういう方面(文法/嗜好etc)か
等々書けばもっとレスが付け易いかも知れないしそうでないかも知れないし。
107 :
105:2009/01/29(木) 12:36:14 ID:Qdf+9mOA
すみません
この展開で萌えるか否か、エロく感じれるか否かを知りたいです
忌憚のない意見をいただけると助かります
>>105の田中さん、こんにちは。読ませていただきました。
まず最初に、適当な句点で改行したほうが読みやすいと思います。
一度に何行も読まないと文章の句切れが来ないので、読みにくいと言わざるを得ません。
正直書かせていただくと、文章を追うので精一杯でした。
内容に関して申し上げますと、ジャンルは主従物なのか、陵辱物なのか、判然としません。
どちらともに中途半端な印象を受けます。
主従物であるならば、ジェイムズとメアリの「主」と「従」の関係を掘り下げたほうがいいと思います。
「従」の立場にしては、陵辱されたとは言えメアリがかなり不遜な印象を受けます。
不遜と感じた、つまりは萌えなかった。
「従」らしくないのです。また、ジェイムズも「主」らしさが薄いと思います。
二人の間に絶対的身分の差というものを感じません。
「ジェイムズ」と「メアリ」という人物の詳細を知っているのは、田中さんだけです。
ジェイムズがどのように身分の高い人物であるか、メアリが主人としてのジェイムズをどう思っているのか。
陵辱後にメアリは主人ではなく男性として見るようになったはずなのですが、その描写も甘い気がします。
説明が足りなければ足りないほど読み手は自己補完します。
あまり説明文を入れると萎えてしまいますが、台詞やちょっとした地の文の隅にでも設定を織りこんで
いただくと、キャラクターに感情移入できて違ったものになると思います。
私の個人的な意見は以上になります。
何か感じ取っていただければ幸いです。
>>105 お疲れ様です。
何点か気付いたところを書かせていただきますね。
最初の一段落目で興味を引かれたのですが、正直、徐々に読み進めるのが
辛くなってしまいました。地の文をしっかり書かれるタイプのSSですと、
どうしてもそれだけで読み手を疲れさせてしまう。その分評価も厳しくなりがち
ですので、どうかそこを差し引いて、気楽に聞いてください。
一読した印象は、「登場人物の内面が把握できず感情移入できなかった」
「行為の描写が単調でいまいちエロく感じなかった」、というものでした。
個別に説明した上で、最後に少しだけ形式面に触れさせていただきます。
・感情移入できなかった
基本的には、一歩引いた第三者の視点で描写されているかと思います。
こうした書き方ですと、登場人物の内心が直接は描写されないため、人物像に
ついてはセリフや行動から間接的に推測するしかないわけですが、自分には
これが上手くできませんでした。
例えばメアリについて。
敬語を正確に使えない(「だって、だって」「あたし」「痛いわ」)、無学で
純朴な娘かと思いきや、語尾の硬い、毅然としたセリフ(「何なさるの」「神に
誓いますわ」)も口にする。
ジェイムズに迫られ、ひたすら下手に出て怯えてばかりいるかと思うと、突如、
「卑怯者」などと強い言葉で罵倒し始める。
それぞれ、メアリという人物の多様性であったり、追い詰められた上での豹変で
あったりするのだと思いますが、心理描写抜きで推し量るには、どうしてもわかり
難いものに感じました。
やはり、セリフと行動だけで心理を推し量らせる文章というのは、書く側に
とっても、読む側にとっても難度の高いものです。
メアリが何に何に注目し(自分の腕を掴むジェイムズの手・寝間着の股間部分の
ふくらみ)、どう感じ(思ったより力がある・生々しい・グロテスクだ)、怯えた
のか。ジェイムズの行動についてどのような推測をめぐらし、何と何の間で逡巡し、
戸惑っていたのか。
こういったあたりが、メアリの視点で厚く書かれていたら、もっとわかり易く、
感情移入できたのではないかと思います。
・行為の描写が単調だった
まず損をしていると思うのは、行為描写が「ジェイムズは…」「メアリは…」の
繰り返しで実際以上に単調に見える点です。細かい点になってしまいますが、主語を
省略する、呼称を変えてみる、などの工夫は大切だと思います。なるべく一人の
行為に注目して、相手の行為は受動で書いてみる、など、主語を明示しないで済む
ようにしてみてはどうでしょうか。
同様に視覚面での問題として、喘ぎ声が単調な点もマイナスに働いている気がします。
「ああんっ」の繰り返しになると見栄えが良くないですから、もっとハイテンションで
個性的に喘がせるか、もしくはもっと簡潔に縮めてしまうか……作品の雰囲気としては
後者が似合うような気がします。
内容面では、描写に緩急がない点が気になりました。
エロシーン全編を漫然と想像させる文章よりは、ここぞというポイントで集中して
想像力を喚起する文章の方が、読み手としてもエロスを感じ易いと思います。
「ここはねちっこく書くぞ」というポイントでは、接写のイメージで細部を描写し、
心理描写を絡め、一段落くらいかけてフェティッシュに書き、それ以外ではなるべく
修飾語を削ぎ落とした簡潔な記述にとどめる、というのはどうでしょうか。
(続き)
・形式面
上でも触れましたが、私はこの文章を「基本的に第三者の視点で書かれた」もの
として読みました。なぜなら、誰の視点であるかがはっきりするような記述がなく、
メアリの行動もジェイムズの行動も等しい距離感で描写されているように思えたから
です。
そこに突然、「ジェイムズに愛を告げられ、それを断った婦人などいたろうか。
いや、いない。」といった誰の内心の言葉か判然としない文章が続いたりするので、
読んでいて混乱してしまいました。
>>105でおっしゃっているところを考慮すると、あるいは頻繁に視点を変えられて
いるだけなのかもしれませんが。
人称・視点については意見の分かれるところでしょうから、これは飽くまで個人的な
意見なのですが、いっそメアリかジェイムズのいずれかに視点を固定して書かれてみては
どうでしょうか。混乱も減り、心理描写も自ずと厚くなり、行為描写の緩急もつくのでは
ないかと思います。
それと、これも意見が分かれると思いますが、少し詰まり過ぎかもしれません。
上の方も述べられている通り、句点で改行する書き方が一番見易いと思います。
ですが、もし文章量諸々の理由で段落を作ることにこだわりたいのであれば、頻繁に
空行を入れる、というのも一つの方法です。
場面転換に限らず、もっと曖昧な意味の区切りで、強引にでも空行を挟めば、少しは
見た目が改善されます。「黒い」という理由で敬遠されてしまうのは、やはりつまらない
ものですから。
以上、個人的な意見に偏ることを辞さず、なるべく細かく書いてみました。
「なるほど」と思った部分だけを取捨していただければ。
111 :
105:2009/01/31(土) 11:49:18 ID:Ea1IeF1N
>>108>>109-110 丁寧な批評ありがとうございます。
どうすれば横書きの文章を読みやすくできるのか。これが長い間の疑問でした。
まさに目から鱗が落ちる思いです。
登場人物の心情描写が足りないという点についても、仰る通りとしか言いようがありません。
「文章は少なめに、エロは多めに」と気負い込んだせいで空回りしてしまったようです。
皆さんのアドバイスを参考にこれからも精進に励みたいと思います。
「女(腐女子)の書いた」とか「女性向け」っていわれる文章って、具体的にどんな雰囲気?
今常駐スレに投下されるSSに、普通の男×女でホモ要素もないけど「また腐女子か」ってレスがつく。
ただの荒らしかもしれないけど、女の読者が多い原作(二次スレ)でもあるからちょっと気になってる。
>>112 自分が思うに、
無意味に行間を開けたり、ポエムみたいな心理描写がずっと続いたりじゃね?
後は、アソコとかアレとか、性器を指示語だけで表したり、
レイプやセックスなんかが未遂で終わったり、
私が(俺が)好きなのは○○だけなの! とか一途なのをアピールし過ぎたり、
女キャラを男が優しくし過ぎたり、とかも個人的には思うかな?
ここで書く事では無いのかも知れないですけど、みなさんは
‘,と『』の違いってどうされてますか?
どうやって使い分ければいいのか分からないので教えてください。
「彼が‘イコン,と呼んでいた物だ」
「彼が言っていたよ『これはイコンだ』と」
自分はこんな感じ
>>113 なるほど…参考になった。
ありがとう。
117 :
114:2009/02/03(火) 23:09:41 ID:6ofkNB9H
おれ腐女子だったのか!!!
そして115さん、有難う御座いました。
118 :
114:2009/02/03(火) 23:37:44 ID:6ofkNB9H
いつも書くのはこういう感じです、良ければ批評をお願いします。
6レスほど
オリジナル物です。
119 :
114:2009/02/03(火) 23:38:43 ID:6ofkNB9H
物語は『ミルリア大陸』よりはじまる。
強大な力を持った『テリア帝国』が相次ぐ内乱と政治の腐敗に滅んだ後に各地の執政官たちが新たな国を興し初める。
小国が、誕生と、滅亡と、分裂を繰り返し、一つの大きな国が生まれる。
『ルドルフ・リヒティンシュタイン』が軍を率いる『ジグロード王国』
彼は瞬く間に周辺諸国を押さえ、豊かな土地と強力な騎士団を有していた『ロウム』を下し、大陸の内でも有数の強国を創り上げた。
この話はそのルドルフが居を構える都レーブルより始まる。
「嫌な物は嫌なの!!」
ガシャン!
カップが宙を舞い、床で激しく音を立てて壊れる。それと同時にスープ皿がけたたましくひっくり返り、テーブルクロスの上に大きな染みを作って行った。
金色の髪の毛を腰の所まで伸ばした年のころ14,5歳の少女が乱暴に椅子を蹴り立ち上がる。
「おい、マリアンヌ、少し落ち着け」
娘の起こした癇癪をなだめようと父親らしき男がおたおたとした様子で手を動かす。
がっしりとした体格に豊かなひげを生やした立派な男だが、今は見る影もない。
「こんな苦くて不味い物より食べる物なら幾らでも世の中にはあるもん!!」
その時食堂室には数人の人間がいた。
ルドルフとその娘『マリアンヌ』の二人と、傍にはルドルフに長きに使える初老の執事のセバスチャン、食事の配給係の数人のメイドたち、そしてセバスチャンの養子で『レヴィ』
ちょっと見た目には女性にも見えるそんな少年だ、肩の所で切りそろえた銀色の髪の毛は
ロウム人特有の物であった。
事の起こりはマリアンヌがスープを口に運んだ時だった、スープの中にマリアンヌが嫌いなパプリカが入っていたのが彼女の機嫌を損ねたらしい。
オタオタと皆がうろたえる中、レヴィは一人いそいそと皿や割れたカップを片づけてゆく。
「パプリカは嫌いって言ってるでしょ! これを作ったのは誰!?」
一同がシンとする中カップを拾い終わったレヴィがすっと手を挙げた。
皆の視線が集まるなか臆することなく、レヴィが告げる。
「今日はコック長にお願いして僕がそのスープを作りました」
「……そう、いいわ……後で話をしたいから部屋に来なさい」
冷たくそう告げるとマリアンヌは食事を中断しそのまま自分の部屋へと戻ってゆく、
後には暗い顔をする使用人達と、頭を抱えるルドルフ、そしてやれやれと言う顔で深い溜息を吐くレヴィが残った。
やがて、ルドルフはレヴィをすまなさそうな顔で見つめると、一言
「頼んだぞ……」とだけ告げた。 実は娘の好き嫌いを無くそうと今日のスープにパプリカを入れるように指示したのは彼である。娘と仲が言いレヴィなら或いはと思ったみたいだがどうやら裏目に出てしまったらしい。
「はぁ……、まったく『英雄』ルドルフ様も娘には形無しですね」そんな皮肉交じりの言葉にも『まあ、そういうな』と、だけしかルドルフは返さなかった。
テーブルの片づけが終わり、レヴィはマリアンヌの自室へと向かう。
軽くノックをした後カギが開いているのを確認して、「失礼します」一言告げドアを開けた瞬間、
ボフ
レヴィの顔めがけて枕が直撃した。
「……羽毛100%でなければ死んでましたよ」床に落ちた枕を拾い上げ、それをマリアンヌが座るベットへと戻す。ぶすっとした表情のままスッとクローゼットを指さすマリアンヌ。
『寝巻に着替えさせろ』と言う合図だ。
言われたとおりクローゼットより寝巻を取り出し、『失礼します』と告げると手際よく服を脱がしてゆく。
ボタンを外し、複雑に結ばれたリボンを解き、上着を、スカートを、コルセットを、
そして下着を外した時、中から少女の真っ白な人形のような愛らしい姿が出てきた。
「マリアンヌ様、我儘ばかり言って、好き嫌いをしてるからこんな子供のような体形なんですよ」
脱がした物をキチンとたたみ終わった後にマリアンヌの裸を見つめながらレヴィは深い溜息を吐いた。
「な!?」 そんな失礼な物言いにキッと睨みつけると振り向きざま平手打ちを放ち、
そのままその手は空を切った。
と、
ピシ。
「あっ!?」
慎ましやかな胸のツンと自己主張をする先端を、軽く指でレヴィは弾いた。
「な、何するの!!!」
「いえね、あまりにも聞きわけがなかったのでちょっとお仕置きをと」
そう言いながらも、何度も指でマリアンヌの胸をはじいて行き、その度に彼女は甘い声を吐きながら身を震わした。
「こ、こんなことして正気なの?」
「はい、言う事を聞いてくれなければ何度でも、ほらほら」
パシン、パシン。
「ひゃん、あ、あうう」
何度も身をかわそうとしても、それを許さず、手を掴もうとしてもその手を掻い潜りながらピチピチとマリアンヌの胸は弾かれ続ける。その度に小さくプルプルと震えを起こし、
ついには「わ、わかったわ!食べる、食べるからやめて!」
堪えきれずに、半泣きで懇願する。泣きべそをかきながらついに降参した彼女を見て
レヴィはニコリとほほ笑みながらポケットよりパプリカを一つ取り出した、
それは最も苦みのある物だった。それがズイッとマリアンヌの鼻先に突きつけられる。
「あ、うう、う」オズオズと手に持つとそれをじっと見つめた。
「どうしても、食べなきゃ、ダメ?」 「はい」 即答するとその様子を楽しそうに見守る。
「わ、わかったわよ! 何よ、こんなもの!」
カプ!
……………………。
!?
「おええ……」
意を決して噛り付くがピタリと動きを止めた後、それをすべて戻してしまう。
「ま、まずい、レヴィ、まずいよ、これ」
半泣きでじっとレヴィを見つめるが黙って首を横に振り、『いいから食べろ』と目で訴える。
「無理、無理、こんなの食べれないよ」
そう言いながら、マリアンヌはすっとレヴィへとパプリカを差し出す。
「そんなことないですよ」ヒョイ、マリアンヌの手よりパプリカを取り上げるとそれを口に運び、シャリ、一口かじる。
レヴィの口の中に何とも言えない苦みがじわりと広がるが、気にした風も無く、其のままモグモグと口を動かす。その様子を見てマリアンヌは唖然とする。
「? 平気なの?レヴィ」 「はい」 先程と同じようにコクリと頷いた後やおら、
すっと顔を近づけるとそのままマリアンヌの柔らかな唇に自分の唇を重ね合わせた。
「ん!? ん、ん…………、んん」
レヴィの口から伝わってくるパプリカが全て舌の上を通り細いのど元を通り過ぎてゆく。
「ふ、んん、くっ、ぁぁ」
(なんか、少しおいしいかも)
やがて全てのパプリカがマリアンヌの喉を通り過ぎた後、ゆっくりとレヴィは唇を離す。
「ふぁ、ん、んん……」
ちょっと名残惜しそうな顔でマリアンヌはレヴィの顔を見つめた。
「あれ?お嬢様どうかされたんですか?」
意地悪な笑みを浮かべて先程からもじもじと太ももを擦り合わせているマリアンヌを見つめる。
顔を真っ赤にしながら全身をフルフルと震わせて、少女が叫ぶ。
「な、何でもないわよ!!は、はやく着替えさせなさい!!」
ハぁ、と溜め息を一つ付くと仕方ないと言う顔でコクリと頷く。
体をきつく強張らせてじっと固まるマリアンヌを見つめながら、また再びそっと優しく口付を交わす。
「んぅ! あ、ぁぁ、ん、ん」 今度はパプリカの代わりに舌が侵入を繰り返し、マリアンヌの中を味わってゆく。
(私、レヴィに食べられちゃう!)
ぽわっとする頭でそんなことをイメージしていると、
サワ
「!? ふあ! んんん!」
片手はマリアンヌを抱きとめながらもう片方の手で慎ましやかなマリアンヌの胸を優しく撫でてゆく、細く繊細な指は的確に愛撫を繰り返し、存分にマリアンヌを撫で尽した後に体の線に沿って腰から下へと這ってゆく。
やがてその手は小ぶりなお尻へと延び、ゆっくりと撫でてゆく。
(す、すごい、頭がおかしくなりそう)そんなことを思っていると、自分を嘗めまわしていた舌がすっと口から離れて行った。
「ああぁ、あん」
「さてと、失礼しますよ」
パサ
静かにマリアンヌをベットに寝かしつけると、
クチュ
「ひゃあん! ああああ!」
マリアンヌの一番大事な場所へとレヴィの指が侵入してくる。
くちゅ、くちゅくちゅ。
わざとイヤラシイ音を立たせながらレヴィの指はマリアンヌの中で攪拌を繰り返す。
「あ、ああ、だ、だめ、カ、かきまざぜちゃ、いや!」
激しく身を震わせながら暴れるがレヴィは細い腰を優しく押さえつけながらさらに愛撫を繰り返す。
トロトロとした極上のハチミツがマリアンヌの中から掻き出されてゆく。
指では愛撫を繰り返しながら今度は舌先がツゥーっとマリアンヌの体を滑り、
体の下の小さな突起物にコツンとぶつかる。
「そ、それはなめちゃダメ! あああ!」
大きく叫ぶと体を大きくのけ反らせる、髪の毛はベットの上に大きく模様を描き、両手はシーツをしっかりと握りこんでゆく。
ピチャピチャとイヤラシイ音が寝室に響き渡る。
(ああ、だ、ダメ、私、私レヴィに全部食べられちゃう!!)
レヴィが行為を続けている間中何度も太ももを締めようとするがその度に手で抑えつけられて、また足をみっともなく広げさせられる。
使用人であるレヴィに対して主人であるマリアンヌは完全に支配されている。
「ああ、ああ! お、お願いレヴィ!止めて! 私、私壊れちゃう! 」
「いいんだよマリアンヌ壊れても」
そう言うとレヴィの指使いは一層激しい物へとなってゆく、繊細で滑らかな指はマリアンヌの柔らかな内側と、小さな突起物を丹念に責めあげてゆく。
「で、でも、あっ!? だ、だめ、だめ、いやああ!!」
堪えきれなくなったマリアンヌはついに大きな悲鳴を上げる
そして、
ビクン!!!
プシャアアア!!
…………ピク、ピクピク。
大きく体を痙攣させた後、小さく体を揺らしユックリと意識を失っていった。
数日後
「ほほう、すごいじゃないかマリアンヌ、あんなに嫌がっていたのにもう食べれるようになったのか」
食卓を共にするルドルフは嬉しそうに頷いた。
あんなに嫌いだったパプリカを娘が口に運んでいるからだ。
「すごいぞレヴィ、いったいどんな魔法を使ったんだ?」
「いえ、料理とは舌だけでなく、触感も大事なものなんですよ」
そう言ってニコリと笑うレヴィを見て、マリアンヌは表面上こそ平静さをよそおってはいたが、内心は、
(コイツいつか絶対に泣かせてやるんだから!!)
と、復讐を誓いながら、あの時の事を思い出し、ギュウっとスカートの前部分を押さえつけて、
この話は終わる。
以上です、レス数の書き方失敗してしまいました。
申し訳ないです。
>>114 最初の世界観が地の文で説明されている部分や、登場人物の説明書きが
やや冗長に感じました。
折角書いた作品なのに、導入部分で読者を逃したら勿体ないです。
設定は地の文でべったり書くより、会話などで読者に察することが出来るように
書いたほうが、効果的かつ読者が飽きずにすむと思います。
うまく盛り込めない部分=不必要な設定であることもあります。
世界設定などは極端な話、カットしてしまってもいいくらいかもしれません。
それから、レヴィとマリアンヌの関係が分かりづらく思えました。
使用人と主人であるという以上の関係のようですが、
読み手の側は、彼らが恋人同士なのか体だけの関係なのかよくわからないのに、
突然エロ部分がスタートして、少し読者が置き去りになっている感があります。
お互いが相手のことをどう思っているのかの描写をもっと入れると
より感情移入しやすいかもしれません。
エロシーンは、過程が丁寧に描写されていたのは良かったと思います。
ただ、似たような言葉の繰り返しが気になりました。
例:愛撫を繰り返す、繊細な指・・・etc
同じことを書くのでも、違った言い回しを使ったり、
2回目からは形容詞を色々工夫してみるとより「読ませる」文になるんじゃないでしょうか。
マリアンヌとレヴィという二人のキャラクターが立っていて、
この二人のことが気になっただけに、何点か惜しく感じてしまいました。
これからも頑張ってください。
丁寧な批評ありがとうございました。
なるほど、勉強になります。
いつかSSだけでなく、同人誌とか、どこかに投稿とかしてみたい物ですなぁ……。
>>114 此処は文章的にどうかというレスが比較的多いので
たまにはネタ方面からの批評もどきを。
雑感レベルなのは御容赦。
内容的に大変萌えた。特に1〜3レス目の辺り。
成人漫画的な萌えエロとして見た時、エロ導入部をこういう
胸弾き?から強制異食?へと展開していくのは個人的にネタの新規性を感じる。
その意味で才能が有ったりするのではないだろうか。
話の繋げ方にも文章的に上手いかどうかは別にして違和感がない。
ただどうだろう前の人も関係がはっきりしないと言う様な話をしてるけれど
その点で狙い所の設定が甘いのではないかな。
例えばこの手の萌えエロ的には通常、描写されている状況が
当人達にとって初回であるかそうでないかが重要なキーポイントなのではないだろか。
個人的には人間関係に未熟なお嬢様が何だか自分では良く解らないままに
良い様に使用人に弄られる関係を続けてしまっている状況に萌えるが
多分その場合には「こんなことをして正気なの?」というお嬢様のセリフは別の形になると思う。
であるから残念ながら描かれて居るのは初回寄りなのだろうと推測するのだが
それとしてもそちら方向の描写が弱く狙い所を攻め切れてない様に思えて勿体無い。
どちらかに狙って寄せるべきだ。読み手の為というのでなく。
そうすれば上手く行かないと思った時に逆で書き直す事も出来るし
そこまではしなくてもそれを引き出しにして次回作に反映する事が出来る。
とまあ思うのだがどうだろか。
適当に読み流して頑張って戴きたい。それでは。
相変わらず句読点少ないから読みにくいエロ至上主義田村乙
執事の養子さんはツン?なのかな?
お嬢様のキャラが立っていれば面白いかな
凄く惜しい
自力で改善点を探すのに限界を感じてきましたので、ご指導をお願いしたいと思います。
一次創作の和姦物で、半年近く前に投下したものです。妊娠要素がありますのでご注意を。
・話が分かり難くないか
・文章がおかしくないか(特に3レス目以降のエロ部分)
・エロが薄いのではないか
この辺りが特に気になっていますが、もし他に気付いた点があればなんでも。
できるだけ厳しい意見をお聞かせください。
132 :
1/6:2009/02/14(土) 22:52:28 ID:uTJZkhXG
ブォー、ブォー、ブオォーー。
法螺貝の音が鳴り響いた。短く二度、そして長く一度。
ホオリは夕陽に照らされた赤い海を見晴るかす。
もちろん、船影などどこにも見当たらなかった。
少しだけ視線を俯けると、沖合いの暗礁に乗り上げた奇妙な舟の残骸が目に留まる。
切れ上がった不思議な形状の帆と腕木を持つワタツヒトのイクサフネ――マヨリは、確か「カヌ」と呼んでいたか。
ワタツヒトの舟は足が早い。アマヒトの舟では、食らいつかれたらまず逃げることはできない。
かつてのホオリにとってそれは恐怖の象徴だった。
だが、破れた帆を空しく潮風にはためかせるその姿には、もはや物寂しさしか感じない。
ホオリは頭を振ると、再び海岸沿いの急な勾配を上り始めた。
小岩の多い難儀な斜面を登りきると、途端に視界が開けた。
間近になった法螺貝の音のもとに目を向けると、
断崖の縁に、屹立して法螺貝を鳴らし続ける少女の姿があった。
落日のまばゆさの中に、深い褐色の裸形が浮かび上がる。
娘らしく尻も胸もまだ貧しいが、すらりとした四肢は力強く地面を踏みしめていた。
ワタツヒトは女も戦をするという。マヨリのしなやかな体つきを見る度に、ホオリはなるほどと思う。
水平線の彼方を睨み長い黒髪をなびかせるその姿は、確かに自分と同じツワモノの気風を備えていた。
ホオリは岩陰に身を潜めたまま、しばらくワタツヒトの娘に見とれていた。
ブォー、ブォー。
短く二度鳴ったところで、急に法螺貝の音が途切れる。
何事かと目を凝らすホオリの前で、マヨリはゆっくりと地面にうずくまった。
絶壁から下を覗き込むようにして、苦しげに身を捩じらせる。
波頭が砕け散る音に紛れて、二、三回ほどえずく音が聞こえる。
ホオリは岩肌に背を預け、身を隠した。
マヨリの発作が治まり、もう一度法螺貝の音が聞こえ出すまで静かに待つ。
それはほんの僅かな間だった。
直ぐにまた、何事もなかったかのように法螺貝が鳴り出す。
ホオリはたっぷり三度法螺貝の音を聞き流すと、ようやく身を起こした。
小岩を蹴りつけわざと足音をたてながら、マヨリの背後に立つ。
すると、マヨリは法螺貝から口を離し、ホオリを振り返った。
「メシにしよう」
ホオリは左手に携えていた蔦を掲げて見せる。
蔦には四尾ほどもの良く肥えた魚が吊るされていた。
マヨリは顔を背けると曖昧に頷く。
ホオリは、その横顔をたいそう美しいと思った。
133 :
1/6:2009/02/14(土) 22:52:59 ID:uTJZkhXG
砂浜で焚き火を挟み、二人は黙々と焼いた魚を口に運ぶ。
あたりは既に薄闇に閉ざされていた。
「今日はたくさん獲れた」
沈黙に耐えかねたホオリが口を開いた。
話題になればなんでも良かったが、多少、釣果を誇りたい気持ちがあったのも事実だ。
四尾という数自体はどうということはないが、今日の魚は全てシオノオチだった。
勿論偶然ではない。ホオリは特に滋養があるとされるシオノオチを狙って獲ったのだ。
シオノオチははしこくて銛で突くのは難しい。それが日に四尾も獲れれば「たくさん」と言える。
そのことは言わずともマヨリにもわかったはずだ。
ワタツヒトもアマヒトも、相争う仲ではあるが、共にこの海に住まう民なのだから。
しかしマヨリの返事は素っ気ないものだった。
「トヨタマビッコのおかげだな」
この言葉には、さすがのホオリもかちんと来た。
「アマヒトの俺が獲ったんだ。ホテリノミコトのおめぐみに決まっている」
売り言葉に買い言葉で、つい喧嘩腰の反論が口をつく。
だがこれは賢明なやり方ではなかった。
「ヌシらアマンビトは理屈ばかり言う」
そう言ってマヨリはそっぽを向くと、二度と口をきいてはくれなかったのである。
魚を平らげてしまえば、後はただ焚き火を挟んで座り続けるだけだ。
わざわざこの場を離れたりはしないが、さりとて言葉を交わすわけでもない。
沈黙の中、ホオリは早くも先程の言動を後悔し始めていたが、もう遅かった。
もっとも、こうして何かと仲違いしてしまうのはいつものことでもあった。
激しい戦の中、ホオリは海に落ち、この島に流れ着いた。
そして同じ境遇のマヨリと出会い、奇妙な共同生活を始めて、もう何十日にもなる。
しかし、和やかな雰囲気の中で言葉を交わせたことなど数える程もない。
マヨリは必ず理由をつけては険悪な空気を作り出し、話を打ち切ってしまうのだ。
それが意図的なものであることをホオリはわかっていた。自分も初めはそうだったからだ。
多分、わかりあってしまうのが恐ろしいのだ。
ホオリはそんなことを考えながら、膝を抱えて横を向いてしまったマヨリの顔を見つめる。
彫りの深いはっきりとした目鼻立ち。
赤銅色に焼けたホオリの肌とはまた色合いの違う、深い褐色の肌。
頬に紅く引かれた二本の刺青もそうだし、すらりとした長い手足もそう。
見れば見るほど、マヨリはホオリたちアマヒトとは「異なる人」なのだ。
しかし、ホオリは思う。
それでも、自分はこんなに美しい女を見たことがない、と。
134 :
3/6:2009/02/14(土) 22:53:33 ID:uTJZkhXG
やがて、燻り続けていた炎がふっと揺らめき、消えた。
満点の星空の下、すべてのものが蒼く染まる。
ホオリは音もなく立ち上がった。
置き火を回って近づいてくるその気配に、マヨリの肩がぴくりと跳ねる。
顔を上げ、傍らに立ったホオリを見上げた。
マヨリの瞳は潤んでいた。唇が小さく開き、熱い吐息を漏らす。
ホオリが跪いて身を寄せると、マヨリはぱっと腕を開きホオリの首元に手を回してしがみついた。
じっとりと汗ばんだお互いの肌と肌がぴたりと吸い付く。
ホオリはマヨリを見つめ、マヨリはホオリを見つめる。
そして、どちらからともなく唇が重ね合わされた。
奇妙な習慣だった。
陽の光、焚き火の灯りのもとではあれだけ反発しあう二人が、夜の闇の中ではお互いをさらけ出しあう。
まるで闇の帳の中でなら、互いの奉るオヤカミの目も届かぬとでもいうかのように。
わかりあうことへの恐怖が薄れ、ワタツヒトでもアマヒトでもないただの一つがいの男女になる。
そして、絶海の孤島にただ二人の孤独を慰め合うのである。
言葉は交わさない。ただ、肌と肌を重ねあう。それが暗黙の取り決めだった。
この島に漂着して間もない夜、寝静まったはずのマヨリが肩を震わせて嗚咽しているのを、
ホオリは何も言わず抱きしめた。それ以来一夜も空けず続いている、奇妙な習慣だった。
割り入ってきたホオリの舌に、マヨリは無我夢中でしゃぶりつく。
激しい動きで舌と舌を絡めあう。流れ込む唾液を、マヨリは音を立ててすすりこんだ。
ぴちゃぴちゃという水音と、時折切なげに鼻を鳴らす音だけが響いた。
二人は唇を重ねたまま、両足を絡め合う。
マヨリは自分の秘所をホオリの腿に押し付けるようにして、もどかしげに腰をくねらせた。
ホオリの腿に熱く濡れた粘膜の感触が走る。
マヨリが腰をくねらせる度、それはぬらぬらと粘液のあとを残してホオリの腿を這い回った。
――ぷはっ
長い長い口付けの後で、ようやくマヨリの唇が離れた。
篭っていた昂ぶりを解き放つように、長く熱い溜息がこぼれる。
マヨリは再びホオリにしがみついた。
背中に回した両腕にぎゅっと力がこもる。
ホオリはマヨリの激しい昂ぶりを鎮めるように、その腰まで届く長い髪に掌をすべらせる。
そしてマヨリの呼気が落ち着くと、ぽんぽん、と二度ほど、その後頭部を優しく叩いた。
口付けの余韻に身を縮こまらせていたマヨリが、それでようやく腕の力を抜く。
しなだれかかるようにホオリにその身を預けると、耳元に唇を寄せてかすれるように呟いた。
「ホオリ……」
マヨリの、少しだけ異なる発音で呼ばれた名は、ホオリの耳にひどく官能的に響いた。
今すぐ、この女を力の限りかき抱いて犯し尽くしたい。
湧き上がるそのほとんど暴力的な欲求を、
ホオリはあらん限りの自制心をかき集めて抑えねばならなかった。
135 :
4/6:2009/02/14(土) 22:54:27 ID:uTJZkhXG
もたれかかるマヨリの体を両腕で抱えながら、ホオリはゆっくりとマヨリを砂浜に横たえた。
「ホオリ、ホオリ」
マヨリはうわ言のようにホオリの名を呼びながら、彼を迎え入れようと脚を開く。
ホオリはその間に体を入れると、体重がかからぬよう肘を立てながら、徐々に体を重ね合わせた。
――ぴとり。
ホオリの、苦しいほどにいきり立った先端がマヨリの秘所に合わされる。
ぬらりとした愛液が先端に伝い、ホオリの背筋をぞくりとした快感が駆け抜けた。
切なげに見上げるマヨリの顔が、星明りに照らし出される。
眉は苦しそうに顰められ、その下で大きな瞳が揺れていた。
ホオリは自分自身を、焦らすように緩慢にマヨリに埋めてゆく。
「ん……んんん、ん……」
マヨリはたまらず喉を鳴らした。
じわじわともったいぶるような挿入のため、マヨリはそのすべてをはっきりと感じることができた。
期待の余り、自分の中が意図せずしてきゅうきゅうとホオリを締め付ける。
そうすると、ホオリが今自分のどのあたりまで来ているのか、その形まで知覚できるようだった。
常にない優しい動きは、かえってマヨリの心にもだし難い欲求を生み出す。
しかしホオリは浅く埋めたまま、突き上げも、抜き差しもせず止まってしまった。
「ホ……オ、リ」
ある高みにまで引き上げられた状態で、達することも冷めることもできない。
そんなもどかしさでマヨリはホオリの名を呼ぶ。
すると、ホオリの上体が動いた。
マヨリの中で抽送への期待が高まる。
しかし、ホオリはゆるく半身を起こすと、片腕に体重を預け、空いた片手でマヨリの胸に触れた。
失望が生まれる。しかし、ホオリの掌が乳房をこね始めると、歓喜がそれに取って代わった。
「んあっ、……あ、はあああっ」
胸を揉まれただけなのに、マヨリは声を漏らすほど感じていた。
ここ最近で急速に張りを増していた乳房は驚くほど敏感になっていたのである。
円を描くような動きがこそばゆい快感となって、昂ぶっていたマヨリの体を疼かせる。
ふと、動きが止まったかと思うと、ホオリの指が乳首を爪弾いた。
「あっ! あっ、あっ、やっ、んんん……んんんん!」
電撃のような快美が走る。
たまらず嬌声を上げたマヨリの首筋に、今度はホオリの舌が這わされた。
ねっとりとしたその動きに全身が総毛立つ。
二箇所からの責めにマヨリの体の芯がきゅうと収縮した。
すると、体内に咥え込んだ熱く硬いホオリの物をきつく締め付けることになる。
自分の中で脈動するホオリの存在感が、マヨリを打ちのめした。
「ああああっ、んんん、んあああああっ!」
気づけば、マヨリはあられもない声を張り上げていた。
136 :
5/6:2009/02/14(土) 22:54:58 ID:uTJZkhXG
「はあっ、……はあっ、……はあっ」
その後もホオリの愛撫は続いた。
中の物はぴくりとも動かさないまま、マヨリの体中に指を舌を這わせる。
激しいわけでもないその愛撫にマヨリは何度も小さく達した。
しかし、達しても達しても、快楽は突き抜けることなく身の内にわだかまり続ける。
マヨリは今や蕩けきっていた。
声すら上げられず、途切れ途切れに息を喘がせる。
一方で、ホオリももう限界であった。
直接の刺激は少ないから、肉体的にこらえることはできる。
しかし、夢中になってマヨリを鳴かせている内に、自分の興奮も極大に達し、
放つ直前で足踏みし続けるような不思議な高揚状態が続いていたのである。
耐え続けたせいで膨れ上がった射精欲求で心がはちきれそうだった。
――ぬぷり。
ホオリが動いた。
充血しきったマヨリの中はきゅうきゅうとホオリを締め付けたが、
溢れるほどに吐き出された愛液のため、ホオリのそれは窮屈な中をものともせずに滑り進む。
それはマヨリの浅い部分をゆっくりと擦り上げるだけの、なんということもない緩慢な動きだった。
しかし、二人は既に意識が焼き切れるほどの官能の限界に上り詰めていた。
ほんの身じろぎ一つで、ホオリは吸い込まれるような極上の快楽を感じた。
僅かな浅い抜き差しで、マヨリの中に骨抜きにされるような官能の渦が広がる。
「ホオリ! ああああっ! ホオリっ! うああああっ!」
マヨリは泣き叫んでいた。
もう駄目だった。体の芯を突き抜ける快感でわけがわからない。
これはお互いの欲求をぶつけ合って慰め合うような交わりとは質が違う。
自分は体の隅々まで愛され尽くされていた。
アマンビトの男に身も心も開ききっていた。
いや、そんなことはとっくにわかっていた。
だけど、もう、陽の光の下でもそれを偽れそうになかった。
――どくん
マヨリの中でホオリが脈打つ。
二人は同時に達していた。
そして、ホオリはこれまで何十回も自分を、自分だけを受け入れてきたそこに、
新たな精を注ぎ込んだのである。
137 :
6/6:2009/02/14(土) 22:56:19 ID:uTJZkhXG
翌朝、二人は再び断崖の上に立っていた。
ここまで互いに一言も発しなかった。
激しい情交のまま眠りに落ち、体を重ねたまま目覚める。
そして無言のまま連れ立って断崖へと上る。
それは奇妙な習慣だったが、これまで毎日繰り返されてきたことだった。
「ワレは漁に行く。今日はヌシの番だ」
銛を手にしたマヨリは、それだけ口にすると、ホオリに法螺貝を押し付けた。
これも何十回と繰り返されてきた光景だった。
ただ、今日はいつもよりもマヨリの顔が青褪めているように見える。
一日交代で法螺貝を鳴らす。そういう取り決めだった。
マヨリの番のとき、彼女は短く二度、長く一度、法螺貝を鳴らし、ワタツヒトの助けを呼ぶ。
助けがくれば、アマヒトのホオリは殺されるだろう。
ホオリの番のとき、彼は長く三度、法螺貝を鳴らし、アマヒトの助けを呼ぶ。
助けがくれば、ワタツヒトのマヨリは殺されるだろう。
この島では一日おきに異なる音色の法螺貝が鳴り続ける。
どちらかが死ぬその日まで。
ホオリは法螺貝を受け取った。
しばらく無言で手の中のそれを眺め回す。
そして、マヨリが止める間もなく、それを断崖から海に放り投げた。
「何をするっ!」
マヨリは叫んだ。怒声を張り上げ、ホオリに銛を突きつける。
しかし、その顔には今にも泣き出しそうな表情が浮かんでいた。
「なぜ……捨てた?」
怒っているのか泣いているのか、今にも嗚咽を漏らして崩れ落ちそうな表情のマヨリに、
ホオリは静かに答えた。
「俺はマヨリに生きて欲しい」
くしゃりとマヨリの顔が歪んだ。
ホオリは続けた。
「俺の子にも生きて欲しい」
乾いた音を立てて、銛が地面に転がった。
マヨリは天を振り仰いで泣いていた。
ツワモノの仮面を捨て、幼子のように声を張り上げて泣いていた。
ホオリは泣きじゃくる子をあやすように、マヨリをそっと抱きしめた。
絶海の孤島に新たな民が生まれた。
もう、島に法螺貝が鳴り響くことはない。
以上です。
2レス目、ちょっとナンバリングに失敗してしまいました。
ではよろしくお願いします。
いや、文章は何もおかしくないと思うよ。
エロスも、ストーリーを邪魔することなく適度にあって。
極端な話、【エロパロ】という官能小説ではなく、普通に純愛小説(ケータイ小説は論外)読んでる気分だった。
話は確かにわかりにくかったけど……
失礼な言い方を承知で言えば、夢野久作氏作の「瓶詰の地獄」は読んだことがあるのかな、と思ったかな。
(未読ならば是非。青空文庫で公開されてます。)
状況が、違うけど似てる。
(ああ、ネタバレにならないように説明できる語彙を持たない自分が、もどかしい)
それを思い出してしまうと状況はスムーズに頭に入ってきてしまって、
だからこそ私が「状況がわかった」ことは、あまり参考にならない。ごめん。
ラストは素直に上手い!ちょっと普通に感動したよ。
文章構造的な問題は特にないと思います。
表現に関して言うと、エロ部分を行為そのものだけではなく、ちょっとカメラを引いて周囲の音や風景を入れてみてもいいかもしれないと思いました。
折角の舞台なんだし。たぶんきっと星空がものすごくて、潮騒が聞こえて、しんしんとした闇があって……と思うんですが。
くどくどと情景描写するとウザいので、例えば
>マヨリはたまらず喉を鳴らした。 (4/6 l13)
の後ろに一言「低く響く潮騒のなかに、その愛らしい音が溶けていく」とか、その程度で。
フィニッシュが近づくにつれて二人の描写に集中すれば、読者的にもイラっとすることはないかと思います。
#ちなみにすっごいどーでもいいんですが砂浜で正上位は砂がっ……砂がっ……せめて何か敷物……っ
ちなみに私は読んでいて野田秀樹の「赤鬼」を思い出しました。
民俗学にまったく興味がない読者に1レス目で投げられる危険性は否定しませんが、
そのリスクを捨てたらこの作品書く意味なんてないですよね。
141 :
131:2009/02/16(月) 00:44:09 ID:HpW5zFVS
とても丁寧に読んでいただき、正直ちょっと嬉しいです。
人称と視点の関係を手直ししようとしてかえって混乱してしまったので、
他の方々の意見が聞きたく投下しました。文章面では問題なしとの言葉をもらえて
ほっとしています。
>>139 瓶詰地獄、読みました。なんという怪作。ついつい長文で語ってしまいそうです。
比べるのも愚かながら、自作が恥ずかしい。でも、良い物を教えてもらいました。
ありがとうございます。
>>140 情景描写を挟むという発想はありませんでした。
エロはシチュエーションも大事ですよね。せっかくの状況設定を、もっと活かすべきでした。
行為描写との配分の仕方も含め、とても参考になりました。
わかりやすさと自己満足のバランスをもう少し見直してみようと思います。
他のSSを書くときの戒めとしても。
良い刺激を受けることができました。
お二人とも(その他目を通していただいた多数の山田さんも)本当にありがとうございました。
月変わったしあげとく
和服の娘が歩いてくる。
娘はピンクの振り袖をひらひらさせて鼻歌を歌っている。
色白で背が低いのに胸が大きくて腰が細い娘だ。
北風【あの娘で勝負だ。】
太陽【よし。まずは俺からだ。】
北風【いいだろう。】
太陽がギラギラ照った。
通行人たちが服を脱ぎはじめた。
太陽【どうだ。俺の勝ちだ。娘もすぐ脱ぐ。】
北風【どうかな。】
太陽がニヤニヤしたが北風はクールだった。
通行人はみな半裸になっているのに娘は服を脱いでない。
「暑いわ…でも着物は暑くてもちゃんと着なきゃ。お洒落は我慢だわ。」
太陽【くそっ。】
北風【馬鹿め。】
太陽【もっと暑くしてやる。そうすれば日射病で倒れるから誰かが服を脱がせて看病する。】
太陽が更に強く光った。
すると娘は木の影に入った。
「これで暑くないわ。」
太陽【なんだと!?】
北風【フッ…次は俺だ。】
北風が風を吹かせた。
「きゃあ…寒い」
娘は木の影でガタガタ震えた。
娘は太陽の光を求めて木の影から出た。
北風【いいぞ。その調子だ。】
北風が強くなった。
「いやー!振り袖が!」
娘の振り袖のすそがめくれて尻が丸出しになった。
和服だから下着を着ていないのだ。
娘はすそを押さえようとしたが風でバタバタするので押さえられない。
すると娘を男が押し倒した。
さっき太陽に服を脱がされた通行人だ。
まだ脱いだままで全裸だった。
股間のイチモツがそそりたっている。
娘の尻を見て興奮したのだ。
「きゃあ!いやっ!」
「ヘヘヘヘ…」
男は娘を犯そうとして振り袖を脱がせた。
北風【どうだ。俺の勝ちだ。】
太陽【お前じゃなくて男が脱がせたんだろう。】
北風【そうさせるためにすそをめくったのだ。作戦勝ちだ。】
太陽【畜生。とりあえず男を止めるぞ。】
また太陽が強く光と男は悲鳴をあげて川に飛び込んだ。
娘が男の背中を見ると背中から煙があがっていた。
背中のほくろが焼けたのだ。
「助かったわ。これで帰れるわ。」
北風【それはだめだ。俺が勝ったからお前は俺の妻になるのだ。】
「えっ?」
北風【さあ来てもらおう。】
ビュウッと強い風が吹いて娘の体を北風のところに吹き飛ばした。
道には娘の振り袖だけが残った。
以上です。スレで叩かれたんですけど何か悪いですか?
スレのレベル的には普通だと思います。
過疎スレみたいなので一応ageます。
どう叩かれたかはしらんが
エロくない
この一言に尽きる
まず、自分の中で『何を描きたいのか』(書く、ではなく)をはっきりさせてみようか。
この場合は何かな?
『和服ってエロいよね』?
『北風と太陽のアレンジ』?
和服に絞るなら、例えば時代背景。
下着を着ないのが一般的な過去の時代の話なのか(下着を着なかった時代なんて、相当過去過ぎて女の人一人でまず出歩かないけどね。
今は着物用下着があるし、現代人の体型は着物が似合わなくなったので、振袖をきっちり着るなら補正を入れるよ。)、
「ピンク」という言葉が一般的な程に現代の話なのか。髪型はどうなのか。襟は、そこから見え隠れするだろううなじはどうなのか。
北風と太陽だとしたら、彼ら(?)のやりとりが逐一唐突で、読み手としては着いて行けなくなっちゃうよね。
前提としてオリジナルを知っていなければならない場合は、最初に注意書きをするかタイトルを付けるのもひとつのマナーだし。
読み手の想像力を信じて描写を薄くすることも確かにひとつの方法だけど、非日常を描く
(着物なんてのは、現代人の私たちにとって日常ではないよね)
には丁寧な描写が要求されるんだということを覚えておいても、損はないんじゃないかな。
>>143 そのスレを見てきたが、内容がスレ違いな気がした。
スレで肝心なテーマの所を描いていないのが問題だなと思う‥他の人も書いてるが娘の描写なども足りない
模型の世界では、「神は細部に宿る」と言います。これは文章でも基本的に同じです。
素晴らしい作品を読むと、読んだあとで思い出すのはその作品の物語構造ですが、
読んでいるときに「素晴らしい」と思うきっかけになるのは、実文書レベルでの表現力です。
こと短編においては、ストーリーの起伏で読ませることが難しいですから、
優れたアイデアと同時に、読者をはっとさせる表現を短い文章の中に織り込まねばなりません。
現状では、この作品にはそういった表現上の工夫がほぼ皆無であるうえ、
ご本人もご指摘のとおりアイデアとしても「普通」の範囲を超えていません。
具体的にどこを修正するという段階に到達していません。
まずは良書をたくさん読んで、ご自分の中に言葉や文章を蓄積されることをお奨めします。
>>143 批評じゃないからスレ違いだけど
自分はこういうノリもオチも好きだ、おもしろかったよ
スレで叩かれてた
どの辺を直せるかな?
一度だけ見た彼女はどのような少女であったかと、彼はふと思いを馳せた。
わずか一分にも満たない邂逅から得られた記憶は多くない。逆光で影になった体の、華奢な肩が
小刻みに震えていたことだけを覚えている。髪は長かったか短かったか、どのような目鼻立ちだった
か、それすらも定かではない。印象の薄い少女だった。化粧箱越しに聞いた啜り泣きが、彼女に関す
る情報の大多数を占める。
なぜ彼女が泣いていたのかは、考えるに及ばない。三月上旬に購入されたハンカチーフ、という彼
のプロフィールが全てを語る。
『これで涙を拭いてください』
そういう意味があるのだと、彼はデパートに陳列されながら学んだ。
しかし彼が彼女を慰める日は、決して来ない。
光も音も遮断された鋼鉄の焼却炉。その下方で、何度となくライターのフリントが擦られている。
これでいいのだ。所詮自分は、彼女にとっては失恋の象徴でしかない。彼女の涙を拭うどころか、
傷をえぐることしかできない。
じりじりと広がる熱が化粧箱を焦がし、彼の体に燃え移る。彼は再考した。
――彼女はどのような少女だろうか。
燃え尽きて排煙となれば、もう一度彼女の顔を見られるだろう。せめてその頬に、涙の跡がなけれ
ばいい。肩が震えていなければいい。
彼女の悲しみは、すべて自分と持ってゆこうと、彼は思った。
どのような形であれ、涙を拭い去るのがハンカチーフの使命なのだ。
152 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 09:28:59 ID:q/k+M8C0
age↑
>>151 ひょっとして
>>143と同一人物?
たまたま見てたが、小ネタの非エロでもGJいくつかあったし、気にし過ぎだと思うが‥
>>153 ID:q/k+M8C0が
>>143と同一人物かは知りませんが、
SSを書いたのは
>>143ではありません。私が書いたものです。
なんでコピペ転載されてるんだ…?
改善点については私も気になるので、批評していただけるとありがたいですが。
>>154 ・焼却炉のところの、「その下方で」を「その下の方で」
・「彼は再考した」を「彼は今一度考えた」「今一度思いを馳せた」
にした方がいいんじゃないでしょうか。平仮名を交えた方が文章が柔らかくなると思うからです。
全体に、弱気な補足が目立つような気がします。
饒舌体を目指すならもっともっと書き込む必要がありますし、シャープにまとめるなら1割くらいは刈り込めると思います。
・一度だけ見た彼女はどのような少女であったかと、彼はふと思いを馳せた。
→彼女はどのような少女であったかと、彼はふと思いを馳せた。
直下に「わずか一分にも満たない邂逅」とあるので、回数まで絞り込む必要はないかと。
また読者は「彼女」が出てくる物語であることをすぐに理解できます。この速度は、短編では非常に重要です。
・じりじりと広がる熱が化粧箱を焦がし、彼の体に燃え移る。彼は再考した。
→じりじりと広がる熱が化粧箱を焦がし、彼の体に燃え移る。
次の一文が「彼」の考えであることは、文の流れで読めると思います。
むしろそれを読ませるだけの鋭さを持っていますので、自信をもって刈り込んだほうがすっきりします。
不安が残るようなら、「――ああ、彼女はどのような〜」と、明白な口語を交えれば文の主体が確定します。
全体として硬い文体の中に、柔らかめな言葉を投入することで、読者の注意をひきつけ、嘆息と感慨を共有させる効果が生まれます。
全体を「彼」の一人称で構成すれば、もう少し刈り込めます。この場合、主語は基本的に省略で。
→彼女はどのような少女であったかと、彼はふと思いを馳せた。
→彼女はどのような少女であったか。ふと、思いを馳せた。 or ふと、思いを馳せた。彼女はどのような少女であったか。
ここまでくるとちょっとやりすぎかもしれませんが。
文体については、狙ったものだと思いますので、あとはその効果を最大限に利用するだけかと。
>>154 おい、ちょっと待て。
自分のSSを、他人に勝手に貼られたのか?
重大なルール違反だ、それは。
>>157 元のスレでは書いた本人と勝手に転載した人物が判明してるし、スレ住人が本人を援護してるから大丈夫だと思うが、確かに重大なルール違反だよな‥
転載はあかんやろ転載は……
それほんまにどうしようもないで。
元スレ知らんとわからんし、そう言うたかてスレ全部見てるやつなんてまずおらんやろし……
なんでそんなエセ関西弁使っとん
転載って……実際にする奴いるんだな
>>161 >>154で本人が添削希望だしているし
本スレのほうは鶏つきで「興味ある」っていっていたのでやってしまっていいと思うが。
>>163 サンクス
では遠慮なく
>>154 薄味なのに文がくどくてちょっと読みにくい
一回流し読みしただけでサラッと飲みこめなかった文をスルーしてるうちにハンカチが自己完結してSS終了してた
自分は2回目読んで初めて全部の意味を読み取れた
サックリまとめるなら1個1個の文をスッキリさせたらどうかな?
上の人も書いてるけど文が硬いのも読みにくい理由かも
人物の心情を書く作品だから血が流れる暖かくて柔らかい文の方が良い
あなたの作品だと「それ」「その」が目につくけどクセ?
ナルっぽい雰囲気が出ちゃうから使いすぎないほうがいい
スレとか誤爆とかにあなたの文が好きだって人が何人かいるんで精進するといいと思う
>>164に付け足し
改行が変だよ
普通。のあとに改行だよね
携帯のひとはすごく読みにくいと思う
一定文字数で折り返すのが変だとは思いませんが、
45文字での折り返しはちょっと長めかもしれません。
>>155,
>>156>>
>>164-165,
>>166 ありがとうございます。
文章が硬すぎるという指摘がありましたので、次回以降は多少柔らかめの表現を心がけます。
漢語よりも和語を多用すれば、いくらか改善されるのでしょうか?
それとも言葉選びの問題ではなく、人物の心情描写等、背景をもっと書き込むべきだという意味でしょうか?
>弱気な補足
というのはまったくその通りでして、少々及び腰になっていた節があります。たしかにくどいですね。
今後は、ある程度は読み手のロジックに頼ってみます。
>>156で挙げられているのは説明過多な部分だけですが、逆に不足している点はあるでしょうか?
「この部分がもっと説明されていないと分かりにくい」等の意見がありましたら、言っていただけると助かります。
改行に関しては各人の好みによるところも大きいと思うので、他のSSの投下形式などを見たうえで改善を考慮します。
単にワードパッドの自動折り返し部分で改行しただけなので、一行あたりの文字数を減らすことも考えてみます。
>文体については、狙ったものだと思いますので、あとはその効果を最大限に利用するだけかと。
狙ってはおらず、素です。効果も理解していません。
文章の悪癖について自分で客観的に見るのは難しいので、指摘していただけないでしょうか。
こそあど言葉を多用していることも
>>164で言われて気づき、今更ながら悦に入った文体のような気がしてきました。
尚、名前欄のトリップは作者本人証明のためで、他意はありません。
失礼。167=154、です。
169 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:30:29 ID:LzNf1sAP
別に特徴はないんじゃ?
強いていえば無個性なとことか
書き手らしさとか人物のキャラらしさがない
まあ今回みたいな無機物ものだから悪くない効果になってるけどこれで人間書くのはむずいかも
・文章が硬すぎる
趣味の範疇かと思います。無駄なくりかえしを省けば自然に漢語の量は減ります。
もちろん和語を多めに採用することで別の効果も期待できます。練習・実験がてらに和語を多めに採用した短編を書いてみるのが良いかと。
・背景をもっと描き込む
長い作品であれば有効ですが、これくらいの長さでは煩くなる一方です。
・文章の癖
全体に、頭の中で追った理論の筋道をそのまま文章に落としているように見えます。
(そのため、こそあど言葉を含めて、一部の表現に重複が発生しやすくなっています。
理を追っているときは、「この」A、「あの」Bというように、定義を明確化したくなるものです)。
結果として、現状の文章は、どちらかといえば突き放した印象(理が勝った/無機質な印象)の強いものです。
ですから、突き放さない・突き放しきれない/整理されない・整理しない表現をここ一番の場面にほんのわずか取り入れることで、
突き放された印象も、温かみのある印象も、双方ともに強くなります(対比物があることによる効果)。
これは逆も可能で、暖かで柔らかい展開のなかに、ほんの少し突き放した表現を交えると、そこでの断絶感や隔離感が際立ちます。
いずれも、人間の持っている多面性を見せる効果がありますし、多面性こそが人間らしさでもあります。
これは人間以外を描くにあたっても有用で、人間以外が見せる人間らしい側面によって、彼らの人間らしからぬ面も強化されます。
親切だなー
スレ占領したがりチャソにそこまでしてやんなくていいっしょ
当スレの目的は、SSの批評にある。
したがって、私怨は無用である。
その通り
このスレはエロなしSSや一発小ネタの批評もしてくれるの?
本来はナシ
上のは私怨でコピペされたからどうせだから批評してくれって話になっただけ
ついでに文体のクセの指摘とかも本当は調子に乗りすぎててアウト
非エロの小ネタは創作文芸板とか創作発表板で添削してもらうもの
お茶出てないですね。出しときますね。
っ旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
180 :
154:2009/03/14(土) 12:48:15 ID:FvL7sNTZ
>>169-170 ありがとうございます。
>全体に、頭の中で追った理論の筋道をそのまま文章に落としているように見えます。
納得しました。身に覚えがあります。
論文やレポートと同じ気分で書いてはダメですね。
ちゃんとした小説を読んで、SS上における論理展開や描写のさじ加減について研究します。
また、
>突き放した印象
の有効な利用法についても考えてみます。
それでは、お世話になりました。
>>117ではないんですけど、
ドラクエキャラカップリングでキス程度の作品の評価をお願いしたいんですが、
ここでも大丈夫でしょうか。
創作文芸板とか創作発表板の方が適しているでしょうか。
いいんじゃない、今までもエロシーン無しで批評貰ってる人いたし
むしろ前スレじゃ小ネタ批評もやってたな。
あと板違いとか言うのは荒れのもと。
二次創作ならなおのことこのスレでやった方がいい。
またお願いします。
長くなるので前戯シーンだけ6レス。
男・勇人(ゆうと)。女にオナホ壊された。背が低い。
女・サキ。ヤンキー。背が高い。
勇人とサキは幼馴染み。
185 :
◆uC4PiS7dQ6 :2009/03/18(水) 11:24:11 ID:9H58dfv5
※抱き合ってるシーンからです。
1
もう、サキちゃんを名前で呼ぶ人は居ない。両親ですら匙を投げ、オイとかオマエで済ましてる。
先生だって苗字まで。名前で呼ぶと返事をされるから。苗字までしか呼ばない。
サキちゃんは両親を嫌い、両親から引き継いだ苗字を嫌う。だから苗字で呼ばれても無視してる。唯一人、ボクだけを除いて。
ボクだけは名前で呼び直してくれるって、かいがいしく信じてるから。
だから、
「あ、あっ……ヤダッ!! 名前で呼べよぉっ!! オレの名前知ってんだろ!?」
その唯一を賭けの対象に。
柔らかく揺れる胸を抱き潰して、大きくなったチンチンをグリグリとヘソに押し付ける。
「だってボク、絶交しちゃったしなー。ただの『お隣りさん』を軽々しく呼べないよ。でも、今日だけでも奴隷になってくれるなら、オナホ壊したのも許すし、名前で呼んであげる」
責任取ってよサキちゃん。ボクをパシリにしてたのも、オナホ壊したのも、こんなエッチな気分にさせたのも、全部引っくるめてさ。
そしたら自業自得だけど、ボクが許してあげるから。
「うっ、うぅっ……ちっくしょう! 調子乗りやがってぇっ……もっ、しらねーよ!! オレ帰るからなっ!!!」
迷いながらもサキちゃんの眉尻が上がる。
顔を真っ赤にしたまま、怒ってますよって意志表示。
ボクの身体を引き離そうと、脇下に手を添えて抱え持つ……心と裏腹の行為。
力なんか入ってない、サキちゃんはよろめいてるフリをしながら、ベッドの横まで位置をズラす。
つまり、ボクに押し倒されるのを待ってるんだ。
「サキちゃん、スキ、ダイスキだよっ」
でも、それじゃあイケない。明日からパシリに戻っちゃう。
ボクは、サキちゃんと対等に付き合いたいんだから。
回していた腕を解き、自らサキちゃんの身体をおりる。
「どうするのサキちゃん? ボクの初めて、貰ってくれるの? それとも……瀬戸山さんになっちゃう?」
責任とってサキちゃん。二度もボクを惚れさせた責任とって。
覚悟を決めて、ボクとセックスしようよ?
「ゆーとの、はじめて?」
脇に添えられた手は離れない。視線は真っ直ぐ、ボクを見下ろして離してくれない。
熱の篭った瞳で、ズボンを膨らませてるチンチンまで視野に収めてる。
もう一押し。
「そっ。サキちゃんは、たくさん経験してると思うけど、ボクは……ハジメテだよっ?」
舌戦なら勝てるんだ。
サキちゃんのハジメテを貰えなくて残念だってニュアンスで、寂しそうに、寂しそうに、微笑みかける。
「ちがっ!? オレだって、処女じゃねーけど……ハジメテだっつーの」
すると漏らした。挑発されて秘密をポロリ。
知ってるよ。不良だけど、ロンリーウルフだもんね?
だけど、その内容は聞き逃せない。
「誰に、処女あげちゃたの?」
意味わかんないよっ!!
「えっ、えっ? うぅっ……中学の時にぃっ、放課後の教室で、ゆーとの縦笛を使ってぇっ、ぐうぅっ、オナニ……きゃっ!?」
サキちゃんがベッドに仰向けで倒れる。
「あっ」
ボクが、思わず押し倒しちゃったんだ。
だって、目の前に凄く可愛いくて、魅力的な女の子が居たから。
2
カラカラカラカラ、喉が渇く。こんな光景を見せられて、唾を飲むのが精一杯。
夕焼けの陽射しが窓から差し込み、この部屋は紅トーンで綺麗に染められた。
そんな神秘的な空間で、夕日よりも赤い長髪を羽ばたかせ、天然の赤い瞳を潤ませた幼馴染みが、ベッドの上でボクを誘ってる。
ウサギと同じ、淋しがり屋な赤い瞳で。ボスンと音を鳴らし、ベッドに沈んだムチムチの身体で。
サキちゃんは、自分がとっても魅力的な女の子だと理解した上で、ボクから襲われるお膳立てをしてる。レイプさせようとしてるんだ。
神秘的な空間で、尚も幻想的な赤いウサギは、エッチしたくなるような、チンチン挿れたくなるような、そんな状況にボクを追い込んでる。
「壊しちまった分は弁償するさ……今日一日、ゆーとのオナホになってやるよ」
ボクはクラクラ、ノックアウト。心臓バクバク、ドッキドキ。
そうするのは、初恋の幼馴染み。言葉は気丈で強がってるのに、手は震えてシーツを掴む。
顔は横を向いて、視線だけをボクに向けて。早く手を出せとボクを挑発してる。
「そっ、かぁっ……サキちゃんはボクのオナホなのかぁ。なら、ココ……大切な所に、チンチン挿れられても良いんだよね?」
膝から上をベッドへ預けてる、えっちぃサキちゃんに近付く。
ボクのドキドキが伝わらないように、あくまで笑顔で、ココ……と、スタート越しに足の付け根を撫でる。
緊張し過ぎて、感触なんてわかんない。
「あっ、オ、オレのことなんて、き、気にすんな!! 痛がったって気にしなくていいから、ゆーとの……好きにしろよ」
あーあ、やっぱり。やっぱりだ。
やっぱり、サキちゃんには敵わないなぁ。
子供の頃からずっと好きで、何が有っても好きだった。
さっきは嫌いになって、もう顔も見たくないって思ってたのに、気付けば好きになってる。
何度だって、ボクは彼女に恋をする。
そしたら、
「それじゃあ瀬戸山さん、エッチしようねっ」
ちょっとぐらいのイタズラは許されるはず。
「やっ、ぃやぁっ!! ヤダヤダヤダっ!! 弁償するって言ったろ? オナホになるってゆったろ!? 名前で呼べよぉっ!!」
こんな風に、可愛らしいサキちゃんを見たって、許されるはずなんだ。
「ゴメンねサキちゃん……いじわる、しちゃったね?」
目尻に溜まって零れそうな涙を、流れる前に指で拭ってあげる。
初めて、ボクがサキちゃんを泣かせたんだ。貰うハジメテは、これでいい……かな。
「バカっ。やさしく、だぞ?」
だから後は言われた通り、やさしく、やさしく、長いスカートの裾に手を掛けた。
3
「はぁ、はぁっ、はぁっ!」
興奮してる。自然と息も荒くなる。アソコもファスナー持ち上げギッチギチ。
サキちゃんの足の間、床へ膝立ちになってスカートをめくる行為が、こんなに身体を高ぶらせるとは思わなかった。
めくって行く度に、面積を広げる黒タイツ。覗けるなやめかしい両足。
だけど自分ではムチムチした足が嫌で、細く見せる為にキツめの黒タイツを穿いて、足を締め付けてるんだ。
「なんだよゆーと、オレの足なんかで興奮してんのか? そんなに熱い息なんか掛けられたら、ふふっ、ムレちまいそうだぜ」
サキちゃんは相変わらずの潤んだ瞳で、相変わらずの強がり発言。
余裕どころか、緊張で身体を震わせてるのに。
でも、それでもボクは止めない。めくり上げるスカートが引っ掛かる度に、サキちゃんは腰を浮かせて助けてくれるから。
なんだかんだ文句言っても、ボクとエッチしたいって伝わってくるから。
そう思って、
「うん、サキちゃんの足は好きだよ、っとこれでおわ……ええぇっ!!?」
腰の位置まで捲くり上げたら、
「な、なにデケェ声だしてんだよ?」
二つのサプライズがボクを驚かせた。
ボクを、今まで以上に興奮させる。
「サキちゃん、パンツは?」
サキちゃんは、素肌に直接タイツを穿いてた。
「あぁ? んなもん、ゆーとの部屋に来る時は、は、は……ちっ、はいてねぇよ!!」
そっか、いっつも抱かれる覚悟してたんだね?
頬っぺたまで赤くして、本当に可愛い不良さんなんだから。
ボクだって、サキちゃんがこんなに可愛いって知ってたら、もっと早く押し倒してたよ。
それに、
「ねぇサキちゃん? サキちゃんのココ、幼稚園の頃から成長してないんじゃない?」
サキちゃんのココも、とっても幼くて可愛い。
陰毛なんて一本も生えて無いツルツルで、穴なんて見当たらない一本スジで、クリトリスなんてスジの間に埋まっちゃってる。
「はえねーもんは仕方無いだろっ! な、なぁ……ゆーとは、こんな子供の形してたら、イヤか?」
顔は綺麗で、声は格好良くて、身体は凄くセクシーなのに、女性器だけがアンバランスに幼稚園。
なんだかイケない気分にさえなって来る。ゾクゾクって震えが全身を駆け抜けて、口の中は唾液が溜まる一方。
こうなったのはサキちゃんのせいなんだから、
「ううん、スキ。あーんっ♪♪」
ボクにしゃぶり付かれたって、どうしようもない事なんだ。
4
口をいっぱいに開いて、逃げられないように両手で脇腹を押さえて、サキちゃんの股ぐらに顔をうずめる。
「はひゅっ!? あ、あっ、ぁああっ、ああああぁぁああぁぁぁぁぁっ♪♪」
ぐちゅっ、くちゅくちゅくちゅ、ぐぢゅり……
小さな性器を丸ごと含み、スジに沿って舐めあげる。
舌を縦にして差し込み、恥ずかしがり屋なクリトリスをほじくり出す。
「んぢゅ、ぢゅちゅっ♪ でてこい、れてこーい♪♪」
下から上へ何度も繰り返し、タイツ越しに柔らかお肉を揉みほぐしてゆく。
味はしない、香りは柚のボディーソープ。きっとボクの為に、綺麗にしてたんだね?
もっ、すきいぃぃぃぃっ!!
「ぢゅっ、んぢゅ〜〜〜〜〜ぅっ!!!」
ボクの呼び掛けに応えて、僅かに頭を出したクリトリスを唇で挟み、思いっきり吸い付く。
お肉の間に隠れてて良いのは、小学生までだよ!!
「あぐっ!? このっ、調子に乗んな!! 離せコノヤロウ!! ぎぃっ、クリ……取れちまったら、ぜってーゆるさねーかんなっ!!」
太腿は痛いくらいにボクの顔を挟み、頭はペチペチと力無く叩かれてる。
これじゃあ動けないよ。しょうがないなー、サキちゃんは。
「ちから、にゅいててね? ふっ!」
クリトリスに犬歯を押し当て、軽く甘噛みする。
「ひっ!? ヤメ……」
すると本気で噛まれると思ったのか、僅かに足の力が抜けた。
大丈夫だよサキちゃん。ちょっと大人にしてあげるだけだから。
「ら〜めっ♪♪ ふぎぎっ!!」
犬歯でタイツを引っ掛けて噛み、そのまま勢い良く後ろに振り向き、タイツを伸ばして引き裂いた。ビリビリビリィっと。
クリトリスからお尻の穴まで、まあるく破けて素肌が見える。ちっちゃな突起の下に一本線。更に下には、やっぱりちっちゃなスボマリ。
「じゃ、もっかい最初っからね? んぢゅ〜〜〜〜〜ぅっ!!!」
そして今度は直に、ふっくらした恥ずかしがり屋さんへ吸い付いた。
舌先を表面に這わせ、覆ってる皮のヨロイを、唾液タップリで丁寧に剥いであげる。
「んぎいいぃぃぃぃぃっ!!? かっ、はあぁっ……かってにぃっ、ムクんじゃ、んひっ!? ねぇよバカゆーと!!」
そんなこと言ったって、甘栗むいちゃいましたー♪♪
舌を密着させたままグルッと一周して、すっかり裸んぼうにしちゃったよもんねー。
5
んでトドメは、オナホを壊されて、すっかり無駄になった物。
「ちゅうっ、ちゅぱっ! はぁっ、ちょっと待っててね?」
ベトベトになったクリトリスから口を離し、その場からも立ち上がって、机の引き出しを開ける。
そこに在るのは、本来ならオナホの為に使う筈だった品。ハードローションのボトルを手に取り、未開封なフタを回して外す。
「なに、する気だよ?」
サキちゃんは考えが及ばないのか、不安そうな涙目でボクを見上げてる。
「なに、って……オナホになってくれるんでしょ? なら、ローションをたくさん馴染ませないと」
ボトルのキャップも外し、さっきと同じ位置に座り直す。
ああっ、身体が熱い。今までパシリにされて、文句ばっか言われて来てたのに、それが……逆転した。
本能の端にちょろっと有ったSな部分が、サキちゃんの言動一つ一つに引きずり出される。
すき、スキ、大好き。一生大切に、しちゃうんだからっ!!
「そう、だったな。今日のオレは、ゆーとのオナホだったな」
サキちゃんは自らに言い聞かせるように呟いて、再びシーツを握り、目をつむって口は噛み締めて閉ざした。
きっと観念して、恥ずかしい声が漏れなくしてる。
だけどゴメンね。ボクは、サキちゃんの恥ずかしい声が聞きたいんだ!!
「うん。冷たいけど、ちょっと我慢してね?」
ローションを上下反対にして、力強くボトルを握る。
すると透明な液体は糸を引きながら、クリトリスへと落ちて絡み付き、お尻の穴まで垂れて行く。
「ふんっ!? つめた……」
それを丸々一本分。サキちゃんの下半身がグチョグチョに濡れるまで、ベッドに浸蝕するまで、盛大にブッ掛けた。
500mlの高粘度ハードローションは空になって、余ったボトルは部屋隅にポイ。
サキちゃんの足は全体をコーティングされ、もちもちの肌にトロトロのローションは相性抜群。どこに触っても吸い付いて気持ちいい。
「ボク、サキちゃんに感じて貰えるように頑張るから!! あーんっ♪♪」
そしたらサキちゃんだって気持ちいいよね? ボク頑張るからねっ!!
立ち上がり、左手をベッドに着いて、サキちゃんへと倒れるように乗っかかる。ボクのズボンまで汚れちゃうけど構わない。
目の前には大きなプルプルプリン。その左側の先端を口に含み、着いていた左手は横に添えておっぱいを支え持つ。
ぢゅぷり、ぢゅるぢゅるぢゅる、ちゅうちゅうちゅう……
「ふあっ、あ、あっ、ふんんっ……ふふっ、赤ちゃんみてーだな、ゆーと?」
増えて来た色っぽい喘ぎ声。少しは気持ち良くなってくれてるかな?
それに今更過ぎて言わないけど、サキちゃんてばブラも付けてない。そんなに期待してた、のかな?
口の中で、制服一枚隔てて、ツンツンな乳首がコリコリシコシコ。
6
固くなってる先っちょを、舌でビンタしてみたり突いてみたり。思い付く限りで刺激する
「ねぇサキひゃん? ぢゅっ、ちゅるちゅる、ここから、ちゅぴゅっ、ミルクっふぇ、でないの?」
左手で揉んでみても、吸ってみても、軽く噛んでみても、やっぱり何も出て来ない。
こんなに大きいんだから、夢や希望以外にも、たくさん詰まってそうなんだけど。
「ばーか、ガキもいねーのに、はあぁっ……んっ、出るわけねーだろっ!?」
あっ、そっか。母乳って、赤ちゃんの為に出るんだもんね?
空いてる右手を、水っ気たっぷりなサキちゃんの太腿へ。
そして指先でなぞる様に這わせ、スーッと、クリトリスまで滑らせる。
今すぐは無理なんだよね? 出ないんだよね? でもさ、ならさ……
「それじゃあさ、サキちゃん? ミルク、出るようにしちゃっていい?」
「はいっ? オメー意味わかって、んぎいぃっ!!?」
作っちゃおうよ?
返答の途中、ローション塗れのクリトリスを、キュッとつねって遮った。
親指と人差し指の腹で挟み持って、敏感な部分を優しく扱いてあげる。
ぢゅくぢゅく、にゅくにゅくにゅくにゅく……
「サキちゃん、ボクね、飲みたい。いいよねサキちゃん? ボクが、出るようにしちゃって良いよね? サキちゃんのお腹、おっきくしてあげたいなぁっ」
別に、本当にそうするつもりは無い。子供ができたって、今は困るだけだから。
何となく、可愛いサキちゃんの、反応が見たいだけ。
困った顔で、耳まで真っ赤にして、口が開きっ放しで、ヨダレが垂れっ放しなサキちゃんの、可愛い言葉が聞きたいだけ。
「ふああぁっ、あ、ああっ、ゃあぁっ、ううぅっ……うん。ゆーとが、出るようにっ、してくれ」
こんな風に、男のチンチンを誘惑しちゃうイケないサキちゃんを。ボクだけのモノだって、確認したいだけ。
「ははっ、冗談、だよ。学生が子供産んだって、育てられるわけ無いでしょ?」
実際は無理だ。二人以外は円の外。そんな状況で、誰の助けも受けずになんて無理。
「えっ? そん、なぁっ。オレ、ゆーとの赤ちゃん、産みた……」
だけど、これだけは誓うよ。
「ボクが居るからっ!! ボクが、サキちゃんの隣で、ずっと守ってあげるからっ!!」
初めて好きになった女くらいは、ボクが一生守ってあげる。
だから、だからサキちゃん。お願いだから。
「だからっ、エッチさせてぇっ!!」
童貞卒業させてください!!
三度立ち上がり、ベルトを外してファスナーを下ろす。
もう興奮し過ぎて、一度ズボンの中に射精してしまった。まだまだ元気だけど、精液がニュルニュルして気持ち悪い。
以上です。
前回は語尾だけを変えて失敗したので、今回は文章自体を柔らかくしてみました。
激しい描写も止めて、読む方を置いて行かないようにも気を付けてみました。
まだ色々と実験段階ですが、以前のよりはエロく感じて貰えたでしょうか?
山田さん方々、お願いします。
投下乙です。山田さん方が来るまでお茶でもどうぞ。
シュッ シュッ
∧∧ シュッ シュッ
(´・ω・) シュッ シュッ
(つ と彡 / シュッ
/// /
/c□ /
/旦 /
//c□ ./
/旦 Y /
| | 旦 |
|旦 ガシャーン
ガシャーン
ガシャーン ガシャーン
>>185-190 拝読しました。
全体的に描写、状況説明、会話文の配置バランスがとても良く、リズムよく読めました。
一人称で書くと、独りよがりで映像として浮かびづらい作品になりがちですが、ご自身でも
言及しておられる通り、“読み手を置いてけぼりにしない”という点を、かなり意識して
書かれたのでありましょう。
強いて気になった点を挙げるなら、地の文と会話文の“ズレ”でしょうか。
ソフトな文体を意識したとのことですが、必要以上に奇をてらわずストレートな地の文は
まさに柔らかく、染みいるようです。
この、地の文の落ち着いた格調と会話文の高いテンションとに、いささか統一感が無いように思え、
少々の違和感を覚えました。
まあベッドシーンである以上、「気持ちが高ぶっているから」と言われればそれまでなのですが、
あえて言葉を尽くさず、表情や視線、息づかいなどの変化で二人の心情を表現してみては
いかがでしょうか。
その方がこの作品、文体の雰囲気に合う気がします。
これは個人的な趣味なのですが、ツンデレ美少女との初体験には、饒舌な言葉責めは無用です。
お互い言葉足らずなくらいの方が、不器用で初々しい印象を受け、萌えます。
>>193 ありがとうございます。
やはり、言われて気付く事ばかりです。
次からは、会話文と地の文の書き方も、少しずつ統一させて行こうと思います。
ご指摘、ありがとうございました。
195 :
181:2009/03/20(金) 14:17:21 ID:LTKzAzpv
よろしくお願いします。
二次創作(ドラクエ8)
2レスです。
エラーが出てしまい貼れません・・・
すみません
197 :
195:2009/03/22(日) 01:07:35 ID:ES9Efvh4
あれから数ヶ月が経った。
ゼシカの屋敷にて、
エイト、ヤンガス、ククールは夕食に招待された。
・・・たまには、みんなで会いたいわ。
かつてのトロンデーンでの宴の終わりに、ゼシカが提案したのだ。
テーブルに並ぶ豪華な料理とぶどう酒を前に、
4人の話は尽きることなく続いた。
時間の流れが瞬く間に思えるくらい。
エイトは明日の昼まで休みをもらったというので、
今夜はリーザスの宿屋にヤンガス、ククールと泊まることにした。
ヤンガスは満腹のせいか、そしてエイトは慣れない酒のせいか、
宿に着いて間もなく、深く眠ってしまった。
ククールは――
時の流れの早さを惜しみつつ、ベッドに横たわっていたが、
眠りを妨げる想いから少しでも解放されるために、
外の空気にあたることにした。
涼しげな風に、草木の香りが心地よい。
「遅くまでありがとう、おやすみなさい」
教会の扉が開いた。そこから漏れる光と、聞き覚えのある声。
扉から出てきて奥に向かって会釈する、見慣れた影。
やがてククールの存在に気付いたそれは、真っすぐとこちらに近づいてくる。
「・・・ククール?」
ゼシカが、小さな声で話しかけた。
「ゼシカ。こんな時間に教会に?」
ククールが聞くと、ゼシカは暗がりの中で微笑し、頷いた。
「今日、とても素晴らしい日だったから、神様に感謝してたの」
照れ隠しのように、話題を変える。
「ククールはどうてここに? 眠れない?」
「・・・ああ、ヤンガスの鼾がうるさくてな」
いつもと違う、清楚な女性に見えたゼシカへの胸の高鳴りを、必死で隠す。
ククールは小川に目をやった。
「リーザスは美しいな・・・水の流れに月が映える」
ゼシカは、うん、と呟き、微笑んだ。
月明かりに照らされ、微笑むゼシカはもっと美しい。
言いたかったのを、ククールは飲み込んだ。
しばらくの沈黙。水の流れる音だけが聞こえる。
「少し、冷えるわね」
ゼシカが、屋敷のほうに目をやった。
ククールはその視線に気づく。
ここで離れたら、しばらく会えないのか?
その瞬間にあふれ出す、抑えられない想い――
ククールが一歩、前に出た次の瞬間、ゼシカは息を呑んだ。
「・・・!」
彼女が今いるのは、冷たい夜風の中ではなく、ククールの腕の中。
暖かく、広い胸、長い腕に、しっかりと抱きとめられている。
ククールは、自分の鼓動がすでに高鳴っているのを
ゼシカに悟られるのが、少し怖かった。
息を吸い込むと、震えるようにゆっくりと吐き出した。
「ゼシカ、愛してる」
計画していなかった言葉がもれる。
「何?、急に」
あがらおうと、ゼシカの肩に力が入る。
とっさに、ククールは両腕の力を強めた。
「愛してる。嘘じゃない」
顔を伏せ、ゼシカの額に頬を寄せる。
こんなに真っ直ぐに気持ちをぶつけてくるなんて、いつもの饒舌なククールとは違う。
それが冗談ではないと察したゼシカは、次第に体の力が抜けていった。
思わずして、嘘よ・・・と、心にもない言葉を発する。
「俺のほうを見て」
ククールが腕の力を緩めた。
「・・・・・・」
ゼシカは――
ゆっくりと、まるで月を見上げるかのように顔をあげ、
そして視線をククールの瞳に合わせた。
月が、魔法をかけたのか。
ククールは、自分を見つめるゼシカが、狂おしい程愛おしく感じた。
ゼシカの頬に、ククールの銀色の髪がかかる。
互いの唇の温度さえ感じる程の、ごくわずかな距離まで、顔を近づける。
その距離のまま、動きを止めたククールの口元が、微かに動いた。
(――いい?)
ゼシカの耳に届いたその声は、胸をも締め付ける。
顔をそむけられなかった。
目をそらすこともできなかった。
そして――それがゼシカの返事となった。
ひとつに重なる、二人の影。
月は高く、登っていた。
以上です。
どうぞよろしくお願いします。
タイトルはつけていません。
ちょっと上のコピペだけど、
自分ではこれをどう思っていてどうしたいのか。
それともただこれを読んだ時の感想が欲しいのか。
聞きたいのは主にどういう方面(文法/嗜好etc)か
どう言う事についてレスが貰いたいのですか?
201 :
199:2009/03/22(日) 22:58:31 ID:ES9Efvh4
>>200 一番聞きいたのは文法についてです。
不自然なところがないか
聞きたいです。
また、展開についても早すぎないかも聞きたいです。
嗜好についても、何かあったら意見ください。
エロよりも雰囲気を考えて書きました。
読ませて頂きました。
書きたい事を書いたんだなってのは伝わって来ました。
キャラの外見描写は、二次だから省いてもオーケーだと思うけど、背景描写はもう少し入れた方が良いと思うよ。
ちゃんとしたグラが有って、わかる人にはわかるのかも知れないけど、
最初に読んだ段階では、何でククールは外へ行ったのに、教会に入って来たゼシカに気付いてんの? と思いました。
本当は、部屋に居て外を眺めてたんだよね? なら、窓を開けて小川を見下ろす〜とかは入れて欲しいです。
こっちの勘違いならゴメンねw
それとどんな話しでもそうだけど、【いつ、どこで、だれが、なにをした】ってのを、正確に伝えるのは大事ですよ。
2レス目なら、【夜、教会で、ゼシカとククールが、キスをした】となります。
どんな【いつ】か? どんな【どこで】か? どんな【だれが】か?
そこまでをきちんと描写すればするほど、【なにをした】の部分が引き立ちますよ。
こっからは文法について。
全体的にブツ切りが多く感じました。
ここ一番では良いけど、多用し過ぎると読み難くなると思います。
例えば、
あらがおうと、ゼシカの肩に力が入る。
とっさに、ククールは両腕の力を強めた。
と言う二文を、
ゼシカはあらがおうと肩に力を入れるが、それは抱擁を一層に強めるだけだった。
みたいにすれば一文。自分の例えはアレだけど。
何が言いたいかって、ブツ切りにしちゃうと、その都度ゼシカは〜、ゼシカが〜、ククールは〜、ククールが〜、とか入れちゃうから。
そうすると、読んでる方もテンポが悪く感じると思います。
長くなってゴメンね。以上です。
203 :
199:2009/03/24(火) 00:09:50 ID:z07Hnsdd
>>202さん、レスありがとうございます。
投下するまでに文章を見せられる人がいなかったので大変ためになりました。
ゼシカが教会で祈りを済ませて出てくる、ということを書きたかったのですが、
うまく表現できてないみたいで、良い反省点になりました。
自分の頭の中の描写を読み手に伝えるための基本的なことも
具体的に説明してくださり助かります。
一文をしっかりまとめる事(文章のぶつ切り)についても、
まるで気づいていなかったので、
なんで自分の文はゼシカは〜、ゼシカが〜、ククールは〜、ククールが〜、
ってなってしまうのか、やっとわかりました。
反省することろがたくさんあり、恥ずかしい限りですが、
わかりやすく指摘してくださり感謝しています。
ありがとうございました。
>>195 読ませていただきました。
シチュエーションがとてもロマンチックだなあと思いました。
ただ、そのシチュエーションを表現しきれていないような気がしました。
まず、「文章のぶつ切れ」ですね。
「○○が」「××は」という表現がとても多いのです。
主語がつくのは親切ですが、文章としては親切すぎてしまうきらいがありますね。
主語は省略できるところは省略し、置き換えられれば置き換えたほうが効果的です。
置き換えるときはキャラの心理や行動に置き換えると臨場感が出ると思います。
恐らく「○○が」「××は」を減らせば、ぶつ切れの印象は薄まると思います。
短文を繰り返すことによって、より心情の切迫感を強めるという手法もあります。
それと表現が簡素なのも少し気になりました。
宿のベッドから外に瞬間移動している。教会の扉ならば重いはず。
外に出て実際に風に当たっているはずなのに、「涼しげ」と間接的な表現をしている。
香りがするほど近くにあるはずの草木はどこにあるのか?
雰囲気に重点を置く場合、風景描写も重要だと思います。
田中さんは「月」に重点を置いて風景を構築されているようですので、「月」を効果的に活用してみると
良いのではないでしょうか。
>>204さんレスありがとうございます。
主語の置き換えについて、いろんな作品を参考にやってみたいと思います。
表現の簡素さについても、SSを書き始める前に
何があるどんな場所なのか、もっと細かく設定をしてみようと思います。
風景描写において、ひとつのものに重点を置いてみるというのもためになります。
新参なので田中さんがわかならくてすみません。
いろんな手法を教えてくださりありがとうございました。
田中さん→投稿者のようですね、すいませんorz
投下します。
・二次創作(ロックマンゼロ4)
・冒頭の本番部分だけ、3レスです(しょっぱなからよっこらセクロス)…たぶんエロらしいエロがそこしかないので
・特に聞きたいところ:テンポについて、文法について、文体について、および書きこむときの切り方について
気づいたことなんでも良いんで教えてください。
添削で言うと真っ赤にするくらいの勢いで突っ込んでやってください。
よろしくお願いします。
1/3
トレーラー内にある仮眠室のベッドの上で、ゼロは後背からシエルを貫いていた。
つつましやかな臀部を掴み、後ろから腰を押し付ける。
四つん這いになった少女の身体が、揺さぶられるまま小舟が荒波に揉まれるようにベッドの上で踊る。
叩きつける動きに耐えかねたように、ベッドに突っ張っていたシエルの腕から力が抜けた。
支えを失って前のめりに倒れる彼女の腹に腕を回して、ゼロはシエルに体を近づける。
胸元に手を忍ばせ、張り詰めた突起を押し潰すように摘む。
―――甲高い悲鳴。
背を仰け反らせたシエルの内側がきゅっと締まり、しとどに蜜を滴らせた。
無数の唇に啄まれるような強烈な刺激が襲い掛かってくるのを、歯を食いしばって耐える。
..
また登り詰めたらしい。
挿入してから、もう何度シエルが達したかわからない。
ゼロ自身も数回の絶頂を迎えていたが、シエルのそれには遠く及ばないだろう。
収縮が収まるのを待って、ゼロは律動を再開する。
至ったばかりの胎内はきつく、ひどく動きにくかったが、構わず腰を進める。
穿つ。引く、穿つ。穿つ。穿つ
恥じらって声を抑える余裕も失った様子で、シエルはひたすら快感に咽び泣く。
愛らしい顔立ちが涙の筋をまだらにつけながら蕩けていくのを、ゼロは恍惚としながら見つめていた。
「―――もっと……」
それまで淫らな音を紡ぐことに徹していた少女の唇から、 唐突に意味のある言葉が零れ出た。
「……ッ…!」
不意打ちに聴覚を襲ったそれに、背筋が寒くなるほどの興奮が走る。
簡潔でありながら、ひどく淫らな求め。
理性の咎めるうちは彼女が決して口にしないだろうそれを、同じく決して出さないような甘い声で告げられたものだから、堪らない。
「ゼ、ロ…ゼロ…もっ、と……っ!」
あえぎあえぎ、体をしならせてねだるシエル。
”めまい”がするような心地だった。
彼女の全てがひどくいやらしく、そして愛おしい。
いいだろう―――望み通りにしてやる。
彼女の弱い場所を集中的に責めていく。
自分を含んだそこだけでなく全身を、あるいは手を、あるいは口を使って愛撫する。
二人分の荒い息の音と体のぶつかる音が狂おしいリズムを刻む。
「はぁっ、あっ…あぁんっ……あ…っ…は…あぁッ…!」
腰の周りに溜まる鈍い熱にゼロは呻く。
射精が近づくときに伴う特有の感覚だ。
呼応するように、膣が収縮する間隔が短くなる。
―――あれだけ達したというのに、シエルの体はなおも快感を貪ろうとしている。
平素大半のことに禁欲的な彼女の秘めた貪欲さが、無性にゼロを駆り立てていく。
いつしか彼はシーツを掻くシエルの手を覆っていた。
握ってやるように、押さえつけるように指先を絡め、体を重ねる。
これ以上ないほど深く、強固に繋がった―――次の瞬間、思考が焼き切れた。
2/3
「……大丈夫か?」
「……ええ…」
自身も疑似呼吸を整えながら、ゼロは肩で息をするシエルを抱き起こした。
ゆっくりと体を離せば、お互いの体液で汚れたものがずるりと抜け出る。
名残を惜しむように伸びる白い糸を無造作に拭い、大人しくなったそれをアーマーの中に収める。
シエルは脱力した体をベッドに横たえて、ぼんやりと天井を見ている。
事後の余韻で紅潮しているものの、彼女の顔からは隠しきれない疲労の色が見て取れ、ゼロは少なからず自責の念を感じた。
ラグナロクによるネオ・アルカディア跡地攻撃に際して、レジスタンス達は様々な事態への対応に奔走していた。
施設に残っていた住民やレプリロイドの救助活動、保護スペースの仮設、負傷者の手当て、物資の割り振り―――
特に司令官であるシエルは、ここ数日の間に押し寄せた激務をほとんど寝る間を惜しんでこなし続けているのだろう。
目に見えたことだったにもかかわらず、なぜこうして何度も交わって余計に彼女を消耗させてしまったのか。
全く今日の自分はどうかしている。
乱れたシエルの髪を梳き、労わるように頭を撫でる。
うっとりと細められる少女の双眸。
この様子だとすぐにでも眠ってしまうだろう――――そう思っていたゼロは、ふいに背に回された腕に違和感を覚えた。
「…シエル…?」
呼びかけるが、シエルは答えずに体をすり寄せてきた。
白く瑞々しい腿がゼロの脚を挟み、胸には柔らかな双丘が押し当てられる。
甘えているというには余りに艶めかしい動作だった。
「……よせ」
収束したばかりの熱が蘇るのを感じつつも、ゼロはシエルの肩を押した。
縋りついてくる細い腕をやんわりと解こうとするが、さらに強く抱きこまれてしまう。
「…嫌、なの?」
「……これ以上すると、体に障る」
「平気…」
「だめだ……もう夜も遅い。早く休――――」
言葉尻を切って、ゼロは瞠目する。
シエルが彼の手を取り、自らの秘所に宛がっていた。
「ん、ん…ッ」
「…っシエル…」
ぐん、とそのまま力を加えられ、彼女の中に指を飲まれていく。
指先に絡むのは、彼女自身の体液と、それ以上に粘度の高い感触だった。
「ゼロので…いっぱいなの……わかる?」
「……やめろ…」
「嫌じゃ…ないんでしょう…?」
「―――お前には、休養が必要だ」
3/3
顔では無表情を保ちつつ、ゼロの内心は珍しく葛藤に揺らいでいた。
彼女の身を案じる心が拒んでも寝かしつけるべきだと主張する一方で、欲情交じりの愛情が抱いてやれとせっついてくる。
ここまでされてなぜ答えてやらないのかと。
そもそもシエルから誘われたこと自体初めてなのに。
そう考えて、はたと気づく。
「わかってるわ……わかってる…でも、今は……今だけは忘れさせてほしいの」
眼を伏せたことで、シエルの顔に浮かぶ憔悴の影が濃くなった。
痛々しさすら感じさせるその表情は、同時に妖しいほどの色香を孕んでゼロを惹きつける。
潤んだ瞳から、切なげに息を零す唇から、目が離せない―――
「おねがい……」
それが合図だった。
飲み込まれた指を蠢かせ、ゼロはぬかるんだ秘所を掻き回した。
欲望の残滓が淫らな音を立て、内壁の襞が彼の指に吸いつく。
「あ、は……ゼロぉ……」
どちらともなく顔を寄せ、唇が重なった。
貪るような口付けに嬉しそうに応じるシエルを見て、ゼロは先ほど思い至ったことを確信に変える。
どうかしているのは多分この娘も同じなのだ。
以上です。
どうぞ宜しくお願いします。
読ませて頂きました。
内容的にはエロいです。
気になった点。
まず、出だしの導入部。
恐らく一文一文、エロを表現しようと、一文ごとに時間を掛けて考えたと思います。その後に文を繋げて完成させたんだなと感じました。
なぜそう感じたかと言うと、強調するわけでも無いのに、短いスパンで『〜のように』や、『〜のような』と、何度も使われていたからです。
〜ようには、比喩表現する時には便利ですが、ポンポン出て来るとテンポが悪くなる様に感じました。
恥ずかしいと思うけど、完成したら、一度音読すると良いですよ。自分もそうしてます。
後は、所々一人称が混じってる様に読めたり、『……』の使いすぎが気になりました。
それと、ストーリーとしてのエロなら、これで言うことは終わりです。
オナニーのオカズとして書かれたなら↓
オナニーのオカズとして書かれたなら、エロシーンで読み手を考えさせてはいけません。
利き手は股の間で、常に動いてて貰うのがベストです。
何が言いたいかって、SS書いてる方からするとスラスラ読める字でも、読むだけの人からすると引っ掛かったりするものです。
例えば1レス目の、臀部。啄む。穿つ。
まず詰まります。文字の格好良さはいりません。
臀部なら尻肉とか、なるったけ分かりやすい方が良いと私は思います。
詰まらせない→手の動きを止めさせない→オナヌに没頭できるSS。
かなーと。
長くなりましたが、私からはこんなもんです。
御作拝読。
乱暴な言い方をさせてもらうと、
「固有名詞をすり替えたら、他バトルものジャンルの2次に転用可能」。
エロの描写は上手いのに、原作世界の感じや登場人物の特質などを描写するための文章が、なんかおざなりな気がします。
エロパロもパロのうちなんだから、もっと描き込んじゃっていいと思いますよ。
批評ありがとうございます!
>>212 思い当たる節がありすぎます。
視野が狭くて一文一文に魂を注ぐものの、つながりがひどく、テンポが悪くなる…
声に出して確かめるのが一番確実なのですね。やってみて納得しました。実践させていただきます。
漢字については本当に盲点でした。
自家発電用の妄想に毛を生やしたようなものなので、実用性を重視するつもりでいたのですが……いたらぬ限りです。
>>213 ま さ し く そ れ だ 。
そこです。そこで悩んでいるんです。
人間を理解する、その人の性質を捉えるといったことが著しく不得手で。
そもそも小説を読んでいても、深く感情移入できないし、登場人物の行動の動機が理解できないといったことが多々あります。
パロやる人間としてはその時点で失格で、創作やるにしても魅力のある人間が描けない。
致命的すぎて死にたくなってきます。
……すみません。こういうことを書くのは建設的ではありませんね。
いちいち腐らずに自分の内面を厚くするなり、色んな人と関わる経験を積むなりして観察眼を磨いて(あるいは人物の類型を増やして)きます。
見るに堪えないものを丁寧に評してくださり、本当にありがとうございます。
心の底からの感謝を込めて、粗茶を……
つ旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
乙
初めまして。
全部だとバカみたいに長いので途中のエロ部分だけ投下させて頂きます。
・二次創作(ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク)
ボクっ娘
若干むりやり気味で始まっております
・エロがぬるいのでその辺のご指摘を……。
どうも自分で読んでて「ふ〜ん、で?だから何?」と思ってしまうのです。
その他、何かお気づきの点も遠慮なくご指摘下さい。
自嘲気味なリュートの笑みから、シェルは大きな瞳を伏目がちにして逸らす。
その様が途轍もなく色っぽくて、リュートは最早我慢できなかった。
元来そう性欲の強い気質ではないが、この所色々と忙しくてまともに自慰をする事もなかったのもいけなかったかも知れない。
理性が、はらりと灼け落ちた。
寝巻き代わりなのだろうやや大きめのシャツを殆ど毟り取るように脱がせて、膨らみかけの幼女のような乳をゆっくりともみしだく。
中心に芯でも入ったように生硬で、だけれどサイズがあって十分な快感を得ている様子だ。
ゆるゆると小さな乳首を指先で撫でながら、全体を解すように揉む。
「っ、んあ……ふぅ」
「気持ちいいの?」
なるだけ優しく聞くと、シェルは恥ずかしそうに頷いてみせる。
「初めて?」
もう一度、頷く。
ところが、今度は少しだけ窺うような表情が見える。
初めてと聞いたのは何となくの好奇心と、そうなのだろうという確信の下の確認で、
それを聞いた所でリュートは行為を中断しようなどとは欠片も思わなかった。
むしろ笑みを深めたリュートを見て、シェルは安心したような表情を見せる。
「怖い?」
「や、優しくして、くれるなら……リュートさんなら……怖く、ないです」
「……可愛い」
頬を赤らめながらはにかむシェルの額に口付けを落とし、ご褒美とばかりに乳首を柔らかく捻り上げ、強い刺激を与える。
「んう……っ!」
途端に躰ごとひくりと痙攣させ反応する。
その反応が愛おしくて、リュートはそっと状態を鎮めて柔らかな肉の粒を口に含む。
こりゅっと粘膜と肉が擦れ合い、唾液がぬちゅりと音を立てる。
そのままちゅぷちゅぷと音を立てながら口内で転がし弄ぶと、シェルは面白いくらい従順に甘い声を垂れ流す。
その声に気をよくしながら、指先で脇腹を辿り、パンツのボタンとジッパーを下ろす。
「ひうぅ……っ、んっ、ふぅ……リ、リュート、さん……っ」
「声、我慢しないでいいよ。ちゃんと防音結界を張ってるから」
「ふえ……っ?」
「さっき怒られた後にね。だから、シェルくんの可愛い声、いっぱい聞かせてね?」
言いながら、寛げたパンツの中に指を滑らせ、薄い女性用の下着の上から小さな割れ目をついと撫で上げる。
「ひあうっ!!?」
ぐりっと存在を示していた快楽の芽をひり潰すように刺激すると、鋭い悲鳴がシェルの口をついて出た。
けれど抗う様子は見せないので、リュートは躰を起こし、パンツを下着ごとその細い脚から引き抜いた。
一糸纏わぬ姿で自身のベッドの上に横たわるシェルは、あたかも何か自分に捧げられた生贄のように思える。
それほどまでに、この幼く痩せぎすなだけのシェルが妖艶に感じられた。
「っ、あ……っ、は、恥ずかしい……から、あんまり、見ないで下さい……っ」
そう言いながら足を捩り、曝け出された幼い下肢を隠そうとする。
「ああ、ごめん、ごめん。……でも、毛、生えてないんだね?」
茶化すように指摘すると、コンプレックスなのかシェルは恥ずかしげに片手でそれを隠そうとする。
クスリと笑いシェルの手を外させながら再度シェルの上に覆い被さり、首筋に顔を埋める。
恐らく服を着れば隠れるであろう場所に吸い付いて痕を残す。
片手で躰を支えながら、空いた右手で幼い肉芽を撫でる。
「ひあ……っ!」
皮を被ったままの肉芽をくちゅくちゅと転がす度、耳元でシェルのか細い声があがる。
ならばと悪戯心が目を覚まし、きゅっと皮を剥いて肉の真珠を露出させる。
「んっ、あ、何……っ?」
「こうすると、もっと気持ちいいよ?」
爽やかに穏やかに笑いながら、赤く熟れた真珠をくりくりと撫ぜる。
「っ、ひぁあうっ!!」
とろり、未開の花弁から蜜が零れる。
初めての快感にシェルは目を白黒させ、息を弾ませていた。
頬を真っ赤にして、あくあくと酸素を求めるように口を開けたり閉めたりを繰り返す。
リュートは上体をずらして、そちらへの愛撫へと移っていく。
無毛の陰部は、やはり幼く、可憐だった。
全体に色素が薄いように、其処も赤というよりもピンクに色づいている。
「やう……っ、あ、あんまり見ないで……っ」
「そう?じゃあ……」
剥いた肉真珠をそのまま、べろりと舌全体でとろとろになっている割れ目を下から上へと舐め上げる。
「ぅぃぁああっ!!」
ざらりとした舌の感触が、指とはまた違う感触で以って快楽を与える。
唾液で濡れくなくなと動く舌でリュートは何度となく肉真珠を弄り、花蜜を搾り出す。
ちく、ちゅぷっ、くちゅ、―――ずる、じゅるるっ
淫らがわしい水音を立て、花蜜を啜り、肉真珠を指先と爪で弾く。
「んっ、ふぁあっ、あ、わ、ぁあっ」
たらり、シェルの口の端から一筋の唾液が零れ落ちる。
初心なシェルには、この苛烈なまでの快感に耐え切れないのだろう。
両目には薄らと涙が溜まり、切なげに眉を寄せ、どうしようもない思いが溢れ出して前髪を掴んだり、
シーツを掴んだりして何とか快感をやり過ごそうとする。
愛撫を加えて気づいたのだが、やはり膣周辺への愛撫よりも肉芽への刺激の方が感じるらしい。
ならばとリュートは包皮を剥いた赤い肉の真珠に口付け、くちゅくちゅと吸い上げ舌先で転がす。
「んひぃいいっ!やっ、あぁっ!」
「気持ち良い、って言ってごらん?もっと気持ちよくなれるから」
「んっ、んぅっ、き、気持ち、いぃ……っ、気持ちいい、よぉおっ!」
甘く高い声。
じんわりと耳に沁みて、リュートは更にくちゅちゅぷと音を立てて愛撫を与えた。
「んっ、やぁあっ、も、だめぇ……あっ、ふえぇ……っ、も、だめ、だめ……っ、飛ぶ、飛んじゃう、よぉおっ!」
「イクの?いいよ、たくさんイクばいい」
包皮を剥く左手はそのまま、右手では熱心に膣口の辺りをちゅるちゅくと水音を立てながら掻き混ぜる。
「やあっ、あっ、はぁあっ」
そろそろかな、と底意地の悪そうな笑みを浮かべたリュートは、
ひくりと一際強くシェルが震えたのを見て、剥き出しの肉真珠に歯を立てた。
「ひっ、い、ひぁああぁああっ!!」
甘く欲情に濡れ切った声が上がり、がくり、シェルの躰から力が抜けた。
どろりとあふれた花蜜がリュートの手を濡らしてシーツに落ちていく。
イッた余韻で力の抜け切った躰。
リュートは右手の中指を、ゆっくり、ぬくりと埋め込んだ。
「ひっ、ぃあ……っ」
快楽を送り込むことよりも、鳴らす事を優先した動き。
ぬくりぬくりと蜜を絡めた指を、膣内でじっくりと動かしていく。
絶頂に至った直後で、シェルの思考は働いていないように見える。
「っ、き、つぃです……」
「ごめんね、我慢できる?出来ないようなら……」
「だ、大丈夫です……ボク、ちゃんと我慢できます」
「そう……?なるべく、優しくするつもりだけど……ボクも男だったらしくてね」
ほら、と笑いながらシェルの手を掴んで自身の股間まで導く。
触れた其処には、灼熱の牡が息づいていた。
「っ!?」
「力を抜いて、協力、出来るよね?」
苦笑しながら問いかけると、シェルは従順に躰から力を抜いて、受け入れる意思を見せる。
痛みと圧迫感に顔を顰めながら、シェルはそれでも素直にリュートの指を受け入れていた。
ぬく、ちゅ、ぷちゅっ―――――
幼いだけだったシェルの花弁がぷっくりと震え、蜜に濡れてすっかり綻び花開く。
リュートの指を飲み込んで、快感が得られるようになった頃、リュートは上体を起こして、シェルの顔を覗き込んだ。
「もう、大丈夫?」
「……はい」
「怖くない?」
「ない、って言えたらいいけど、正直、ちょっと怖いです。でも、大丈夫です」
しっかりとした笑顔を見せるシェルに、安心させようと笑みを返し、リュートはシェルの頭上に置いてあった枕を取り上げた。
それをシェルの薄い腰の下に差し込んで、自身の牡を取り出す。
ゆるゆると扱いて、ふっくらとしてきた花弁の間にそっと亀頭を宛がう。
「じゃあ、挿入れるよ?」
「……はい」
シェルの腕が、リュートの首に回る。
「息吐いて、楽にしてね」
そう忠告してから、ズッと腰を進めた。
「っ、ひ、ぁぐっ……ぅっ、ぁ」
小さな内部は、亀頭を含ませただけでもみちみちと喰い締めてくる。
それでもここでやめるよりはと、リュートは慎重に、時間を掛けて挿入していく。
「ぅ……っ、シェルくん、大丈夫かい?」
「はっ……ふぅう……ま、待って、下さい……っ、も、少し……」
「うん、ボクは大丈夫だから、慣れるまで、もう少しこうしてようか」
首に縋りついて破瓜の痛みをやり過ごそうとするシェルが愛しくて、リュートは笑いながらポンポンとその背中を宥めるように撫ぜる。
破瓜の痛みと圧迫感に攻め立てられているシェルは、両目一杯に涙を溜めて必死に耐えていた。
まだじくじくと花弁が痛んでいるけれど、段々とそれにも慣れてくる。
「っ、ふぅ……」
ゆるりと、内部がリュートの牡に絡みついて招き入れていく。
「もう、大丈夫です……動いて、も……」
「……じゃあ、いくよ」
ずるり、
ゆっくりと引き抜いて、ぐぷっと押し込んでいく。
「んっ、ぅう……っ」
「痛い?」
「ちょっと……だけ……」
「じゃあ、こうするとどう?」
きゅぷっ
ゆるゆると浅く抜き差ししながら、くりくりと肉芽を捏ねる。
途端にシェルの内壁が絡みつくような動きを見せ、リュートの太い牡を根元から搾り取るように蠢く。
「んうぅ……っ!あ、はぁ……」
とろりと愛液が漏れ出し、抽挿の助けとなる。
リュートはゆっくりと男根を引き出して、しなやかな内部に叩きつけた。
ずくっ
肉を断つような鈍い音と共に、最奥まで届くように貪欲な内部に牡の証を与える。
じゅるりと粘着性のある水音を立てながら、うねうねと蠢く柔肉から男根を引き抜いた。
「あっ、や……っ、だ、め……抜かない、で……っ」
「抜かないよ?」
クスクスと弄うように笑いながら、又じゅっぷりと最奥の……子宮口までその先端を突きつける。
「ひぃいっ、あぁっ……!」
「ねえ、ここは、気持ち良いかい?」
ゆっくりと引き抜いて、亀頭部分が膣の半ばほどに来るようにして囁き問いかける。
くちゅくちゅと細やかな音を立てながら、刺激する。
「っ、ぁあっ!?な、なに……っ、何、これぇ……っ」
「気持ちいいんだ?良いならちゃんとそう言って……じゃないと、もうしないよ?」
ずくりと一際強く擦りつけてから、わざと微妙にポイントをずらして腰を揺する。
すると、シェルは自ら腰を……無意識に揺らし始めた。
その事に気づいたリュートは、もう一度「言って?」と繰り返す。
「……っ、き、気持ちいい……っ、から、お願……っ、もっと、して……っ、もっと、気持ち良いの……してっ」
「シェルくん、やらしいんだぁ」
「っ、だ、だって……リュートさんが、言えって……っ」
「うんうん、そうだね。……ボクは、いやらしいシェルくんが大好きだよ?」
「っ!も、っ……」
「さて、そんないやらしいシェルくんの為にもう一頑張りしようかな」
言いざまに、ぷちゅりとGスポットを刺激してそのまま最奥へと肉欲棒を突き入れる。
「うぁ、ひ、くぅうぁああっ」
ひくんと痙攣を起こし、どろりと愛液が垂れ落ちる。
軽くイッた内部がひくひく震え、ぎゅぅぎゅぅリュートを締め上げてくる。
その激しい締め付けに、リュートもいい加減欲望が抑えられなくなっていた。
「ねえ、シェルくん……っ、キス、してもいい?」
今までは、これは無理やりで一方的な行為なのだからと自重していた。
だけれども、甘い声を零す愛らしい唇を無性に奪いたい。
シェルは一も二もなく、頷いてくれた。
「んっ、ふぅ、ん、ちゅくっ」
「ふっ、んぅ、む……っ、ふぁ……っ」
まさしく奪うような口付け。
技巧も何もあったものではない貪るような口付けは、だけれどより一層リュートの獣性に火をつけ、行為を激しいものに変えていく。
ちゅくぷちゅと漏れる水音が、果たしてどちらの結合部からのものなのか最早二人には解らなかった。
互いに歯列をなぞって舌を吸い、口内を存分に堪能してはどちらのものともつかない唾液を嚥下する。
ぞろりと上顎を舐める度、ただでさえ幼くて狭いシェルの秘孔がリュートの肉欲ごと締め付ける。
「はうぅっ、あっ、も、だめ……っ、ボク、あふぅっ、また、飛んじゃう……っ」
「待って……今度は一緒に、イこうっ」
シェルの内部は発火しそうなほどに熱い。
健気なほどにきゅうきゅうとリュートに絡み付いて牡を取り込もうとしている。
もっとずっと其処にいたい気持ちと、其処を欲望で穢してやりたい気持ちと。
そのどちらも飲み下して、リュートはただ一心にシェルを求めた。
肉のぶつかり合う音を立て、互いに快楽を欲して浅ましく貪欲に腰を振る。
「あはぁっ……どうし、よぉ……すごっ、ふあっ、気持ち、いい……っ、リュート、さぁん……っ、ぁうぅっ!」
「シェルくんの内部(なか)も、熱くってトロトロで、気持ち良いよ……っ」
リュートの言葉に、シェルは泣きそうになりながら「言わないで」と呟いてその唇を自身のそれで塞いだ。
拙いバードキス。
リュートはご褒美とばかりに深いフレンチキスで以ってそれを返してやる。
「んっ、ふあっ」
ずるりと亀頭が飛び出すギリギリまで引き抜くと、キスの為にうっとりと閉じられていたシェルの目が開かれて、切なげにリュートを見上げる。
くつくつと咽喉の奥で笑いながら、リュートは最奥まで内壁を抉り取るように擦り立てた。
「ひきゃうぅっ!!んあっ、やぁあっ!」
面白い程に泣き叫ぶその様に、リュートの中の欲望はただただ高まる。
背中や肩や上腕に立てられる爪がもたらす痛みさえもが、快感を助長し、頂上へと導いていく。
何度も最奥と膣の中ほどの感じる辺りを擦り上げると、シェルは嗚咽とも嬌声ともつかない喘ぎを上げながら、
その果てない快感を与えるリュートに縋りついてくる。
もう一度、今度はリュートから軽やかな、到底こんな濃厚な行為の間に与えられるものとは思えないような柔らかなキスが与えられる。
途端、ぎゅうっとシェルの内部が中のリュートをきつく締め付ける。
それらの柔肉を断ち切るように、亀頭で子宮口を押し広げるように男根を推し進める。
「ひっ、リュート、さ……っ、ひぃっ、いぁああぁあっ!!」
「ぅっ、つぅ……っ」
びくびくっ、とシェルの躰が震えて、強烈な締め付けが与えられる。
その動きに呼応するように、リュートは欲望と罪悪感の交じり合った“想い”をシェルの幼い内部に流し込んでいった。
まるで射精を促すように、内部は女の本能として誘い込むように蠢き、白濁の甘露を飲み込んでいく。
「はぁ……っ」
甘い溜息を吐き出すと、するりと縋りついていたシェルの腕が解けて、小さな頭が落下していく。
それを慌てて受け止め、ベッドの上に下ろしてからリュートはその顔を覗き込んだ。
「……ごめんね」
意識を飛ばしているシェルの耳元で、リュートはそっと囁いた。
以上です。
自分の長文、本当に見にくいですね……orz
それでは、宜しくお願い致します。
投下乙
>>220 乙かれさまです。読ませていただきました。
まず、一つ一つの文自体は上手いと思いますよ。
しかし、繋げて読むと止まってしまいます。
一行の区切りが短く、読んでると全てブツ切りに感じるのです。
特に最初の方に多かったのですが、強調するわけでもないのに、〜る、〜る、〜る。と同じ語尾で続いてるので余計に。
それと、〜のように、も使いすぎだと思いました。
効果音なんかも多いです。後半なんかは一行ごとに、とろりと〜、がくりと〜、など連発です。
この部分を、もう少し別な言葉に変えた方が良いかなと思いました。
最後に。このエロは男性向けに書かれたエロですか? 女性向けに書かれたエロですか?
恐らく、女性の方に受けが良いと思います。
何故そう思ったかと言うと、文の作り方が綺麗だからです。
綺麗に綺麗に、神秘的な儀式みたいに書かれてる様に感じました。
個人的な意見ですが、男としては悪い気がして使えませんw
男の大半はチンコに感情移入するので、舐めてる時も、今、チンコはどーなっているのか? など、一々入れるくらいでちょうど良いと思います。
以上、個人的な意見ですが、ここまでです。
横レス失礼
>男としては悪い気がして使えませんw
膝を打ちました
こういう指摘はいままでありそうでなかったですね
感謝です
初めて和姦っぽいものを書きました。狙い通りエロいかどうか不安です。
連載ものの一部なんですが、陵辱メインのスレなのでカットするかどうか迷っています。
微妙にスレ違いのネタでもありますし、伏線は代替が利きますから・・・
本スレでの読者は男性がほとんどだと思いますが、女性の視点からどう思うかも聞いてみたいです。
↓
少女の真剣な眼差しを見つめていた男の子が声をかけた。
「ぼくハンカチ持ってるんだ!お顔、拭いてあげるよ!」
「あ?ああ……ありがとう……」
男の子が背伸びして、涙と汗に塗れる少女の顔を拭った。表情が緩み、口許が自然と綻んでしまう。
しかし、少女の幸福は長く続かなかった。役目を果たしたハンカチが次なる奉仕先を見つける。
「ここも、きれいにしてあげるね!」
「えっ!?あ……きゃっふうぅぅうう!!」
男の子は布を少女の秘所に宛がうと、勢い良く擦り始めた。忽ちあそこは大洪水になる。
ごし!ごし!ごし!ごし!
「あ♥あぁ♥ふぁ♥にゃぅ♥」
少女の甘い声は誰にも止めることは出来ない。柔らかい布で擦られる度に下の口が水分を補給する。
時折、男の子の曲げた指が秘裂に喰い込まされ、軽くイかされてしまう。先程までとは正反対の優しい刺激に脳が混乱する。
思わず口を吐いて出たのは彼を制止する命令でも、自己を戒める叱咤でもなく……
「あぁん♥も……もっとぉ……や、優しくぅ……」
それは聴く者全てを蕩かせる淫蕩な鼻声だった。少女は自分自身の言葉に懊悩する。馬鹿な!お前は何を考えているのか!?
こんな小さな子供に欲情したのか?恥知らずめ!!
男の子は少女の葛藤を知る由もなく、命に従った。心なしか、声が上ずっている。
「こ、こうかな?これでいい?おねえちゃん?」
「ふわあぁぁああ♥〜い、いいよぉ♥気持ちいいよぉ♥〜!」
じんわりと力強い波が体の奥底から押し寄せてくる。絶頂を繰り返した少女にとって、それは決して強い刺激ではない。
しかし、陵辱し尽され、無理矢理幾度も果てさせられた淫らな体には、逆に新鮮だった。
慈しむかのような優しい感触……甘い誘惑が心を包み込み、少女は虜となる。
小さな子供を自分の欲望の為に奉仕させているという背徳感や、戦いを忘れ快楽を貪る事への罪悪感は情欲を煽る香辛料でしかなかった。
なけなしの理性が削り取られる―――これ……は……ぁ……だ、だめだ!こんな……こんなこと許されない!!
あぁ……そ、そんな……そんなに優しくぅ……優しくされたらぁ……お、おかしくな……
「も、もっと下……はふぅ♥す、少しだけ……強くぅ……」
「う、うん……わかった……こう?」
ほんの少しずれたが、そのもどかしさが何ともいえず心地よい。他者を信頼し、己が身を任せる……それは少女にとって未知の体験だった。
自分の両手で弱いところを的確に衝き、快楽を貪る自慰では得られない、暖かな何かが溢れてくる。
それは愛と呼ぶべきものだったのかも知れない。少女は潤んだ瞳で男の子を見つめる。
白磁の頬に朱が差し、上気していた。彼の小さな肩が上下し、荒い息を吐く―――ああ、君も私と同じなのか。
「お、おねえちゃん……きもちいいの?」
「う……うん……気持ち……いい……こ、これ……好きぃ♥」
少女が全てを曝け出し、秘唇が濃密な蜜を吐き出す。彼のハンカチは既に機能を失っていた。
淫靡な奉仕に耽溺する二人にとって、そんなことはもうどうでも良いことだ。じゅぷじゅぷ、水音が響き、愛液が飛び散る。
辺りは桃色の芳香に染め上げられた。客観的には拙い愛撫に過ぎないが、それはSexと呼んで差し支えなかった。
子宮から快い鈍痛が伝わり、暖かい泉がこんこんと涌き始める―――絶頂が近い。
「ぼく、なんだか……へん……おちんちん……いたいよぅ……」
「わ……わた……し……も……う……イ、イクぅ♥……あぁっ!?イっちゃ……」
だめだ!だめだ!だめだ!それだけはだめだ!!ここでイったら戻れない!君を守れない!!だから……だから……
理性の過半が消し飛び、最後に残された使命感が悲鳴を上げる。正義の執行者たる矜持が軋む。目から一筋の涙が伝う。
その時、少女は頬に柔らかなものが宛がわれるのを感じた―――え?
「おねえちゃん、なかないで!」
胸の奥底から熱い何かが込み上げてくる。これまでにない巨大な波が押し寄せ、少女の雑念を全て洗い流した。
待ち望んだ暴風雨が全身で荒れ狂う。
「イク!イク!イクっ!!イっクぅ♥〜!!」
ぷしゃあぁぁああ!
男の子の全身が再び少女の色で染め上げられた。少女の瞳は歓喜に溢れ、滂沱の涙を流す。
法悦で弛緩し、だらしなく半開きになった口から透明の粘液が垂れていた。だが、それでも少女は美しかった。
直立するクリトリスが、たゆんと揺れる胸が、小刻みに震える尻が、蠢くクレヴァスが、女性としての悦びを体現していた
彼は陶然と彼女を見つめ呟く。
「お……ねえちゃ……ん……きれい……きれいだ!!」
少女の空っぽになった心が光で満たされた。呂律の回らぬ口で必死に問い返す。
「わ……わらひ……きれ……い……?」
「うんっ!すっごくきれいだよっ!!」
こんな惨めな私のことをきれいだと?君はそう言ってくれるのか?罪深い私を許してくれるのか?どうして?どうしてっ!?
私はこんなに醜いのに!穢れているのに!心も体も壊れているのに!!
怪物たちの欲望の捌け口にされ続けた淫らな体、その奥深くに封じられた孤独な魂が泣き叫ぶ。
「あは♥あははっ♥……しゅ、しゅきぃ♥〜!わ、わらひ……きみの……こと……らいしゅきぃ♥!!」
第二次性徴すら迎えていない未成熟な体、そこから抜け出そうと懸命にもがく無垢な魂が、それを優しく抱擁した。
「うん……ぼくも!ぼくもおねえちゃんがすき!!」
二人は仮初めの契りを結ぶ。
「ありがとう、君……」
「ありがとう、おねえちゃん!」
二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから少女は嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。
少女は幸福に溺れ、全てを忘れて男の子に体を預ける―――しかし、神が二人に祝福を賜ることは終ぞ無かった。
227 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 08:44:53 ID:/5ZRJXxn
ゆっくり待っててね
228 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 08:55:15 ID:Wo05mzO/
しまった!ここに投下すればよかったのか!
誤爆してしまった…
229 :
221:2009/04/02(木) 09:53:41 ID:E2x0t9Kw
失礼します、
>>223 何とも耳が痛いばかりです。
物凄く身に覚えがあるというか、自分でも気になっていたというか…。
じょ、女性向けエロ、ですか。
文章一つ一つ綺麗に仕上げようと頑張ろうとしていた時期の名残なんでしょうか。
あのような拙作への意見、とても参考になります。本当にありがとうございました。
>>225 こんばんは。読ませていただきました。
「エロいかエロくないか」と聞かれたら、多分「微妙」と答えると思います。
台詞の拙さ(少年少女の言葉ですから、当然です)と、ト書きの部分の硬さがうまく融合していない。
はっきり申し上げますと、その点が気になりました。
台詞は非常に砕けていると言うか、「思ったことをそのまま口に出している」という感じです。
ハートマークを敢えて使っていらっしゃるところを拝見しますと、田中さんは意図的に拙くされている
のだと思います。
その一方で、ト書きの部分にある少女の胸の内。例として挙げますね。
>馬鹿な!お前は何を考えているのか!?
>こんな小さな子供に欲情したのか?恥知らずめ!!
普段拙い言葉を用いる少女が、こんな硬い言葉で自分を責める。
その落差が引っかかるのです。少女の言葉とは思えません。
バカッ、あんた何考えてんの!?
こんなちっちゃい子にまで足開いておねだりしようっての? 信じらんない!
少し書いてみましたが、この程度まで砕けていいのではないでしょうか。
文章で少女の胸の内を表現するくだりに入るたびに、個人的には違和感がありました。
違和感があって、エロ思考から冷静な思考に引き戻されてしまう。
またエロ思考になる。引き戻される。その繰り返しでした。
よって、「微妙」と答えるであろうという次第です。
行為自体は立派にエロの部類に入ると考えます。
拙い愛撫とは思いませんでしたよ。
長くなりましたが、以上になります。
みんな普通に上手いな
>>230 ありがとうございました。実に的確な指摘で、自分の中でもやもやしていた問題部分を
くっきりと明確にしていただき、感服いたしました。
元スレでも台詞部分と地の文のギャップはギャグとしては成功しましたが、
エロとしてはやはり問題があるようです。
地の文の硬さを変えてしまうと、パロディとして意味がなくなってしまうので
台詞で上手くやるしかないですね・・・なんとか方法を考えてみます。
>>225 あなたがどのスレにいるか非常に気になる。せめて頭文字だけでもry
それを言うだけじゃアレなので、本当に本っっっ当に些細で、尚且つ著者の好みによる事だけど一つだけ。
ト書きの中の、少女の心の中のセリフの前後を改行なり何なりで、もう少し強く区切るといいかもです。
別に↑みたいに一行開ける必要はないです。
だけど区切ると少し目立ちます。
上みたいに。なので、差異がよりハッキリ浮き彫りになってくれますよ。
>>230の山田さんが指摘するように、口調が大きく変わると効果倍増です。
234 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 12:57:05 ID:TJWlk5sz
圧縮回避
235 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 13:05:08 ID:HEs+M2mi
批評お願いします。
特に叩かれてはいないのですが、わかりづらい言葉(あわい)を使っていたようです。
ひとりよがり・読みづらい・説明不足な箇所などがありましたらご指摘ください。
ファンタジー(創作)
非エロ小ネタ
直接的な表現はありませんが異種姦要素が多少含まれます。
時の吹き溜まったような夜だった。
枝葉の間を縫って、月影が林床をまだらに染めていた。
風はやみ、木々はさざめかない。獣はじっと身を潜め、ときおりむずかる幼獣も、すぐに親に宥められて
押し黙る。何一つとして動くもののない凍てついた静寂のなか、木々の間を滑る影があった。暗がりに浮
かぶ金や緑の瞳が、物言いたげな眼差しでその長身の背を見送った。
彼は死神だった。死神と呼ばれた。
別段、彼が人死にを招いたり、戦場や処刑場に呼ばれる立場にあるわけではない。まして言葉通りの
死神などという超常的な存在ではない。ただ彼が行かねばならない場面が、血なまぐさくなりがちな性質
を持っているだけだ。彼自身もそうした場で生まれ、そうした場に向かうために育てられた。体に染み付
いた死の臭いは今更落とせるものではなく、獣や草木に忌避されるのにも物心つく前から慣れていた。
忌み子とは、そういうものだ。
ふと思い立ち、彼は枝の上に顔をむけた。六つ並んだ金の目があった。大小、四つと二つ。小さい二つ
がぱっと隠れた。親子者だろう。死神の素顔など子供に見せるべきではないと、獣ですら生まれながらに
知っている。それでも、禁忌の子の姿というのは獣の目にも物珍しいのか興味深いのか、常に多くの視
線が彼に注がれていた。人間よりよほどあけすけで遠慮なく、ありのままの恐怖と侮蔑がつきささった。
林の空気が甘く香る。彼にとっては馴染み深い、腐りはじめた血の臭いだ。進むにしたがって濃くなる
臭いの中心では、二つの遺骸が重なりあうように倒れていた。
先ごろ彼の耳に入った噂の、渦中の人物に間違いなかった。森に暮らす竜人の男とヒトの女。女は良
家の子女で、許婚との婚姻を前に得体の知れぬ異形の男と駆け落ちした。家名を汚さぬよう家の者が
二人の行方を追っており、三年越しに足取りを掴んだ、と。
殺されるのが男だけで済むはずがない。彼の経験のなかで、こういった駆け落ち者の一方だけが生き
のびたためしはない。事実、満身創痍で事切れているのは女も同じだった。だが、彼の気にかかってい
たのは男女の身の上よりも、三年という歳月の方だ。
彼は男の遺体に手をかけた。女をかばうよう抱いて倒れ臥してはいたが、すでに死後硬直は解けかけ
ており、存外に労することなくごろりと転がった。男の体の下から女の腕が現れる。一歳を少し過ぎたほ
どの子供が、母の腕の中で眠っていた。追っ手に矢でも射掛けられたのかいくつかの傷を負っている
が、両親が必死にかばったのだろう。子供に致命傷はない。しかし確かに衰弱しはじめており、小さな唇
が青ざめていた。
父の体重が外されたことに気づきもせず、子供は寝息を立てている。両親の体は少々鳥につつかれた
程度だったが、もう少し彼が来るのが遅ければ食われていただろう。親の死体にかたく抱かれていたお
かげで、食われるのを遅らせられた。まだ柔らかい鱗の生えた父親似の額を、彼はそっと撫ぜた。死臭
の染みた指先に、ほのかに乳の香りがついた。
父母は優しい人間だったのだろう。死しても子を守りつづけた。だが母の生家は獣の巣だ。
彼我の境界の曖昧さを優しさと呼ぶならば、人間というのは最も優しい生き物なのだろうと、彼は思う。
情け深さ、包容力――そんなものは自己投影の別称に過ぎない。投影できるならたとえ異種族でも愛
し、できないなら同族でも容赦なくほふる。自他の狭間にいるのが人間だ。ヒトであれ、竜人であれ、その
点に変わりはない。そしてその曖昧さが、彼やこの子を生んだ。
――お前は人間のなかでお育ち。優しい人間になるといい。
優しさの種を胸に抱き、死神は腰を上げた。口から漏れたのは、幼い日に誰かから聞いた子守唄だっ
た。異国の歌だ。意味は分からない。だが、それでいい。優しさは曖昧なままのほうがいい。優しさの形
を探れば、その瞬間に温もりが消え、冷たい境界線が現れる。そうしたら、もとのようにはいられない。忌
み子が人間として在れるのは、ぼんやりとして温かいあわいの中だけなのだ。
どうかこの子が、あわいに意味を求めずに済むだけの強さを得られますように。
かつて境界を見て、永遠に行き場を失くした男が祈った。
時の止まった林から二つの影と歌声の余韻が消える。ちい、と夜の鳥が鳴いた。
こんにちわ。
んーっと…多分、ね。「分かりづらい表現を使っていた」以前の問題じゃないかな。
ひとりよがり・読みづらい・説明不足…多分自覚があってそう書いたのだと思うけれど。
「箇所があったら」というより、そうじゃない場所を見つけるほうが難しくなっちゃってる。
読む限りの感想なんだけど、あなたはとってもいろんな文章を読んできたんだと思う。
そして、それを理解してきたんだと思う。
だけどね、残念ながら、多くの人はそんなに大量の本を読んでない。
言葉が綺麗すぎて、表現したいことが何なのか、伝わらないんだ。
簡単な言葉で抽象的な表現をすることは、とても面白いこと。
でも、多用しすぎると誤魔化されてしまう。
読者としては、「はぐらかされている」ような気がしてしまうよ。
忌み子、竜人、獣…言葉は分かるけど、どういう外見をしているのかな?
具体的な描写が足りないということは、
「あなたがそれを想像(創造)していない」
ということじゃないのかな。
それでは、伝わるものも伝わらないよ。
あと、表現の上では少し違和感を感じる部分があるかな。
たとえば追っ手というのは、どういう風に仕掛けられたものなのだろう?
弓なのか、剣なのか?暗殺者を雇ったものなのか、それとも一族が殺しに向かったのか?
書きたいものはわかるんだけど、「どうして死んだことを近くまできて確認してないんだ?」って
私はそこに引っかかってしまった。
白雪姫を、原文に近い形(本当は怖い、とかじゃなくて)で読んだことはあるかな?
狩人は悪いお妃に「姫を確かに殺しました」と嘘をつくために、何をしたのかな。
逆に考えれば、どうやって「確かに殺した」と、追っ手は依頼主に伝えたのだろう?
表現力としては、そういうところが気になったかなあ。
>>237 スレでも読んだけどせっかく夫婦がセックスしながら死んでるんだからそこをねちっこく描写したらどうだろう?
エロパロ板だから優しさとかよりエロ書こいたほうがいいよ
主人公を夫婦のどっちかにして最後のセックスをエロく書いたらどう?
>>236 こんばんは。読ませていただきました。
「あわい」という単語は口語としてはあまり使われませんが、辞書にも載っている単語です。
「表現」ではなく「単語」のレベルでわかりやすいかわかりにくいかは、書き手・読み手に関係なく
各々のボキャブラリーに関わってくる問題です。
文章を平易にすることは、個性を殺ぎ取る危険性もある諸刃の剣です。
書き手が独自の造語を使う例もありますし、特に気になさる必要はないと思いますよ。
さて。それでは批評させていただきます。
まず、ネット上に投下するSSの形式としては、かなり改行で損をしています。読みにくいです。
句点が来たら適当に改行しましょう。これでかなり読みやすくなります。
一段落が終わるまで改行がないため、息継ぎができないSSになってしまっています。
そして内容に関してですが、このSSは田中さんの中に壮大な物語があって、一部分を切り取って
「小ネタ」としたのかもしれません。
しかし、読んでいる側(少なくとも私)にとっては田中さんの投下された
>>237がすべてなのです。
残念ながら
>>237を読むにあたっては、雰囲気を感じ取ろうと努力するので手一杯でした。
もっとシンプルにいきましょう。
「小ネタ」なのですからあくまでも簡潔に。
詰めこみすぎると素材を並べて終わり、ということになりかねません。
以上になります。
これ
>>151=
>>167と同一人物だろ?
以前も
>>156、
>>164-165、
>>169-170あたりで
文の硬さやストーリー・構成の分かりづらさ、改行の読みにくさが指摘されてるのに
聞く耳もたず余計悪化してる印象。
何言われても
>>237氏は納得できないタイプの書き手みたいだし、
非エロも書き続けたいんだろうし、
スレでGJもらえてるんならそれありがたく受け止めて好きに書き続けたら?
難解な文章・構成が好みの人もいるだろうしさ
難しげなもの書いてると頭良くなった気になれるしね
書いたときの気持ちは分かるかな
>>238も教養あるってほめてくれてるからそのまんまやれば?
でもこれだけは言わせて
大人になるまでROMれよ ゆとり
ネタ的に投下を急ぎたいので前の田中さんから一日空いていませんが見てもらいたく思います。
二次創作(テイルズオブジアビス)
10レス
エロをまともに書くのは初めてなのでエロ描写中心に指摘してください。
よろしくお願いします
「アリエッタ」
つまらない会議が終わって、足早に僕は出て行く。
一番先に出て行った、前を行くピンク髪の少女に気まぐれで話しかけた。
「なぁに、シンク?」
少し急いでいる様子だ。
首だけをこっちに向けて、その場で足踏みする彼女。
「あんたこそ。なんか用事あるのかい?」
「!なんで分かった・・・・です?」
明らかに驚いた顔になる。
分かりやすい女。
「分からないほうがおかしいよ」
言いながら数歩近づく。
「で、どんな用事」
別に用事があったわけでもないから、聞いてみる。
それに、聞いてくださいと言わんばかりに瞳がきらんきらん光っていた。
「あのね、あのねっ」
やけに嬉しそうだ。
「ディストがね、アニスを首にする方法教えてくれるって言ってたのっ」
「はぁ」
真面目な顔でなにを・・・・
この純粋ぶりに、僕は頭を抱えたくなった。
大体今日は4月1日。
「だから急いで聞きに」
「あのさ、今日は4月1日だろ?」
そういうと彼女はきょとんとして、
「それがどうしたの?」
即答だった。
思わず頭を抱える僕。
「知らないんだ・・・・」
「??」
はぁ、とため息をついて、教えようとした。
「4月1日は」
・・・・ようとして、ちょっと悪戯を思いつく。
エイプリルフールのこと知らないみたいだし、面白いかも。
「あいつに聞かなくても、僕が今日イオンに会わせてあげるよ」
とたんに、アリエッタの瞳が輝きを増した。
なんか・・・・眩しい。
「ほんとっ?ほんとっ!?」
ずい、と顔を近づけてくる彼女。
半歩下がる僕。
「あんまり近づかないでよ・・・・」
「ね、ほんと!?」
聞けよ、という暇もない。
ちょっと食いつきすぎじゃないか。
「わかったから、落ち着きなって」
「ほんとなのね!」
誰もそんなこと言ってない。
「やったぁーっ」
うなずいてもない。
「・・・・」
でも、飛び跳ねて喜ぶ彼女を見ると、嘘だとは言い出せなかった。
「シンクありがとう!」
「!?」
アリエッタがいきなり抱きついてくる。
「アリエッタ、嬉しい・・・・!」
半分涙目にまでなって、喜びを訴えてくる。
「ありがとう」
ますます、言い出せなくなってしまった。
「あっ、ごめんね」
だんまりになる僕を、自分の行為に困っていると思ったらしい。
僕を解放して、彼女は小指を差し出した。
「指きり」
見たこともない、満面の微笑み。
その笑顔につられるように、僕も小指を差し出した。
「アリエッタと約束だからね」
「ああ・・・・うん」
「それで、今日のいつ会わせてくれるの?」
「それはっ・・・・」
ここでばれたら色々面倒ごとになるだろう。
なんとか機転を利かせたいところだ。
数秒考え、ひとまず、
「えーと、今から予定聞きに行くから、分かったら伝えるよ」
「うん、分かった!」
なんとか回避。
「じゃあ、またねっ」
大きく手を振って彼女は走っていった。
見送って、僕はしばらくその場に立ち尽くす。
「ハァ」
さて、どうしたものか。
もう夕方だ。
どんなに運がよくても、今日中は無理に違いない。
はっきり言って正直に嘘だと言えば済む話。
だけど、それだけはしたくなかった。
確かに最初はただの気まぐれでついた嘘だ。
馬鹿だね、ですぐに終わるはずだったのに。
どうもあの笑顔にやられたようだ。
裏切りたくない、なんて、僕らしくもない。
「参ったな」
もう一度、深くため息をついた。
壁にもたれ、仮面をはずす。
大嫌いな素顔。
同じレプリカの癖に、選ばれなかっただけでこの違い。
無駄な仮定、僕が選ばれていたのならこれは嘘じゃないんだろうな。
――僕が、イオンだったら
「そうだ」
その手があった。
仮にも、僕だってあいつのレプリカ。
今日は4月1日、嘘が許される日。
嘘なら嘘なりに本当にしてやろう。
今日だけ、“イオン”になってやろうじゃないか。
声はあいつそのものだ、顔さえ見られなければ大丈夫。
なるべく人気のない場所と時間帯を選んで、アリエッタを呼び出した。
夜中の食堂なんて、まさに誰もこない。
「あれ、シンク?」
彼女は軽い足取りでかけてきた。
「遅かったね」
手招きして此方へ彼女を呼ぶ。
なんの疑いもなく、浮き足だったまま近づいてきた。
「イオン様は?どこ?」
「そこにいるよ。でも、その前に」
持っていた布で素早く目隠し。
「きゃっ」
案の定、彼女はすぐにはずそうとし始める。
だけどそれは困るわけで。
「そのままでお願いします、アリエッタ」
あいつの声で、耳元で囁く。
「イオン様!?」
少し優しくすればいい。
些細な変化で、簡単にあいつになりきれる。
とはいえ相手は元側近だ、流石に不安が全くなかったということはない。
騙されてくれたようでほっとした。
「えっ?あれ??」
見えないのにきょろきょろと辺りを見回す彼女。
今まで目の前にいた僕を探しているんだろう。
「彼なら今帰りましたよ」
「あ、ならよかった・・・・です」
「じゃあ行きましょうか」
「あのっ・・・・イオン様、アリエッタは目隠しのまま、です?」
「ごめんなさい。嫌ですか?」
やはり無理があったか、と思ったけど。
彼女は首を小さく横に振り、はにかんだように微笑んだ。
「ううん。イオン様が言うなら、これでいい、です」
「助かります」
本当に、あんたの純真さには尊敬の念を抱くよ。
全く疑う気配がない。
言葉の後半は心に押し込め、僕は彼女の手を引いて食堂へ入った。
適当な席に隣り合わせに座ると、アリエッタが自分から口を開いた。
「あのねイオン様、アリエッタね、お話ししたいこといっぱいある・・・・です」
「わかってますよ」
「でも、たぶん、いっぱいありすぎて全部は話しきれない、です」
「そうですか」
たとえようがないくらい、嬉しそうにしている。
少なくとも僕は見たことがない彼女だ。
あんた今、あいつにしか見せない顔してるんだろ?
どうでもいいけど確信はあった。
「アリエッタ・・・・最初はイオン様のお側にいられなくて寂しかった」
ゆっくりと話し始めた。
自分のこと、周りのこと。
解任された直後から最近の出来事まで。
終始嬉しそうに語る彼女を見ていると、和むどころか何故か苛立ちを覚えた。
なんだ、この感じ・・・・
「六神将のみんなはすごく、優しくて」
「みんなのこと、アリエッタは大好きなんです」
「それでね・・・・」
絶え間なく話していた彼女が、中途半端なところで口を閉じる。
しばらく恥ずかしそうに指をもじもじとさせ、ようやく再度口を開く。
「・・・・みんなの中でも、シンクの好きは・・・・ちょっと違う、です」
「え」
素直に、驚いた。
一瞬の動揺と、してはいけない期待。
それを悟られないように僕は彼女に尋ねる。
「それは、どういう?」
「えと・・・・アリエッタも、よく分からないの」
「そうですか」
直後に聞くべきじゃなかったと、後悔することになるのに。
分かっているつもりだった。
そんなことは。
「あ、でも・・・・イオン様の好きとも、なんだか違うんです」
聞かなくても、分かってたじゃないか。
あんたが想っているのは、あいつだってことくらい。
「へぇ」
ああ、そういうことか。
やっと不快感の理由が分かった。
「・・・・?」
無意識に“シンク”で喋ってしまったことも気づかず、ゆっくり僕は立ち上がる。
静かなこの空間ではガタ、という椅子の音すらもわずらわしい。
邪魔な仮面は外して、彼女を後ろから抱きしめた。
「僕と彼と・・・・あなたはどちらが好きですか?」
「えっ」
駄目押し。
他の誰へでもなく、ただ自分への。
認めたくない本心を押し殺すために。
「それは」
返事なんていらない。
「あなたは、僕だけをみていればいい」
「イオン様?」
声になるかならないかの声で、告げる。
「好きです、アリエッタ」
あいつの声で、僕の言葉を。
仮面無しで話すのも今日限りだろう。
「え・・・・あ、」
喋らなくていい。
自分の唇で、彼女の唇を塞ぐ。
触れるだけでは物足りなくて、舌を差し込んだ。
「んっ」
歯列をなぞり、粘膜を舐って舌を絡ませる。
慣れていないのか、彼女の口の端からはだらしなく涎が垂れていた。
ひょっとして、初めてなのか?・・・・いや、まさかね。
どちらにしろ今の僕には関係ない。
妙に冷静な頭でそんなことを考えつつ、一通り彼女の口内をいたぶってから解放してやる。
濡れた銀糸が名残惜しいと、唇を繋ぎとめた。
「っはぁ・・・・」
大して長くもなかったのに苦しそうにしている彼女。
構わずに仰向けに彼女をテーブルに押し倒した。
両腕は頭の上で交差させ、拘束しておく。
思ったより細い腕は、僕の片手で十分だった。
「・・・・!?」
怯えた目をしている。
見えなくても、分かった。
「どうかしましたか」
「・・・・、い・・・・ぇ」
声も震えている。
この様子を可愛いと思うのはいささか可笑しいか。
たった数十分で随分僕も歪んだもんだな。
「じゃあ、続けましょうか」
そう言ってアリエッタの服に手をかける。
脱がすのが面倒で――脱がせる時間も惜しくて、胸元の布を力任せに引きちぎった。
「・・・・っや・・・・!」
悲鳴と共に顔立ちの割には大きめの胸がのぞく。
躊躇もなく、僕は頂点の突起を摘んだ。
「っ」
ピクリと肩が動いた。
次は先を潰しながら揉んでみる。
「・・・・!」
すると顔を少しだけ背けて、彼女は唇をかみ締めた。
声が聞けないのが不満で、僕は空いた片方を口に咥えて甘噛みしてやる。
手を動かすのも忘れない。
「ん、」
出るなら我慢しなくていいのに。
そう思いつつも、彼女が抵抗する様にはとても煽られる。
舐めあげるたび、揉みしだくたびに、身体を震わせ声を漏らす。
「・・・・んぅ、ふ」
本当に目が見られないのが残念だ。
想い続けた相手に蹂躙されるというのはどんな気持ちだろう。
「気持ちいいですか、アリエッタ」
すっかり硬くなった桃色の突起を指で弾く。
「っあん」
「返事がありませんよ?」
当然待つ気などない。
僕は胸から口を離して、手をスカートの中へ潜り込ませた。
「い、嫌ぁ」
いじらしい抵抗の声は耳から耳へ通り抜けていく。
そっと、下着の上から彼女の秘所へ触れた。
「湿っていますね」
「・・・・!」
恥ずかしいとアリエッタは顔を赤らめ、横に首を振る。
「だめ・・・・ですっ」
「何が、ですか」
薄い布越しに秘裂をなぞる。
「ひゃ」
先ほどよりも大きく肩が跳ねた。
「言ってくれなければ分かりませんよ」
わざとらしい意地悪をする。
もっと、彼女の可愛い抵抗が見たいだけだ。
「いいんですか?」
そう言って僕は彼女の太股に口付ける。
「あぅ・・・・」
何か言うかと思ったけど、小さく喘いだきり彼女は何も言わなかった。
つまらないな。
内心で舌打ちしてから、彼女の下着を剥ぎ取ってしまう。
手袋のまま、間髪入れずに蜜壷へ指を差し入れた。
「んっはぁッ!」
一際大きな嬌声を上げて震える彼女。
中は想像以上に熱く、キュウ、と指を締め付けてくる。
指一本でもこっちが溶けてしまいそうだ。
こんなところに入るのかと、心配になってしまう。
「あ・・・・あん、ふ、くう」
ちょっとでも指を動かせば、ねばっこい音がした。
その淫猥な水音に合わせるように彼女が喘ぐ。
女のことはよく知らないけど、やはり外より中の方が感じるんだろうか。
「ひゃっあ」
少なくとも、目の前の少女はそうらしい。
もういいか。
そろそろ僕も我慢できなそうだ。
指を引き抜き、いきり立った自身をズボンから取り出して彼女に当てがう。
本人がどうかは知らないが、入り口は蜜を溢れさせてヒクついている。
身体の方は準備ができているようだ。
「少し・・・・痛いですよ」
両腕を解放して自分の首へ回す。
「うん」
消え入りそうな返事を合図に、僕は彼女を貫いた。
「―――――っあ・・・・!!」
「く、っ」
彼女の腕に力がこもる。
指への締め付けで想定したよりかなりキツい。
少し入っただけなのに今にもイきそうだ。
「あ、あぁん・・・・ひぅ」
襲い来る快楽に耐えつつ腰を進めると、奥に着く前に何かにぶつかった。
紛れもなく穢れを知らない少女の証拠。
ふぅん。あんた、処女だったのか。
てっきりイオンに好き勝手されてるもんだと思ってた。
「どうした・・・・です?」
動きを止めたのを疑問に感じたらしい。
荒い息交じりで、心配げな言葉をかけてきた。
あんた、何されてるか分かってるのか?
他人の心配する前に自分の身を案じたらどうなんだよ。
しかし僕がどう思おうと、今の彼女の言葉が変わるわけはない。
今更になって隅っこの良心がちくりと痛む。
「優しいね、あんた」
こぼれた独り言はすぐにどこかへ消えた。
身体が密着するようにアリエッタを抱き寄せ、そっと囁く。
「ごめん」
僕の声だった。
そして罪悪感に押しつぶされる前に処女膜を破る。
「痛っ・・・・」
彼女からもれた悲鳴は耳に入れないようにして。
「はぁ」
何とか奥まで入りきった。
彼女の痛みが消えるまで待てる余裕はもはや残っていない。
ゆっくり、出し入れを始める。
「んっは、やん、あっあ・・・・ぁ」
何回か往復する間に、だんだんと彼女の喘ぎから悲痛なものが消えていく。
頃合を見計らって強く突き上げた。
「ひッああぁあっん!」
大きく彼女の腰が跳ね、締め付けが更に強くなった。
「も、だめぇ・・・・!アリエッタっ、変にぃ、なっちゃうよぉ・・・・」
「僕も、もう無理っ・・・・だ」
これで最後だ。
ギリギリまで引いてから一気に突き上げる。
「ああああっ・・・・・・・・!!!」
「くぅッ!」
同時に達し、僕は彼女の中へすべて吐き出した。
「はぁ、はぁ・・・・」
なんとも言えない気だるさが一気にのしかかってくる。
彼女から自身を引き抜くと、中から白濁と鮮血の混じり物が溢れ出てきた。
「う・・・・ん」
ぱた。
力なくテーブルに倒れ込む彼女。
「アリエッタ?」
「すぅ」
聞こえたのは寝息。
そのまま寝てしまったようだ。
「困ったな」
何気なく呟く。
ここでようやく、いつの間にか素で話していた自分に気づいた。
・・・・まぁいいか。
今更気づいたところでもう遅いと、僕は開き直る。
ばれたらばれたで構わない。
もうどうでもいいんだ。
嫌われようが避けられようがなんだろうが。
いや、むしろその方がいいかもしれない。
「・・・・」
手洗い所からタオルを取ってきて彼女の汚れをぬぐう。
目隠しを解き、服を整えて寝やすい体勢にして、
「ごめん」
最後にもう一度だけそう言ってから、僕は食堂を後にした。
以上です
あと自分で気になったのですが
全体的に一文一文が短いんです。これは直したほうがいいのでしょうか・・・・
お茶いかがですか?
つ 旦 旦 旦 旦
あの…上手く言えないんだけど
山田さんたちはみんな別スレでの評価とか個々の事情を離れて、ただ自分の作品だけを、純粋に書き手としての視点から見て欲しいと思ってここに来てると思うんだ
だから山田さん本人が名乗り出ないかぎり本人特定なんてナンセンスの一言につきるし、ましてや他スレの話題出したりするなんて……
よくない、と思うんだ(´;ω;`)
>>255さん
ごめんなさい、リロードし損ねてました
最低ですね……吊ってきます
>>243 ここは、他人の作品を叩く場じゃないよ?
ゆとりニート君
>>244さん、投下お疲れ様です。
前後して申し訳ないのですが、ようやく書き上げた
>>237さんへのレスをさせていただきますね。
手が遅いせいでご迷惑をおかけします。すみません。
では……
文体は好みの範疇かと。
個人的には語彙量と語句選びのセンスには脱帽です。
形式面については他の方も指摘しておられる通り。
読み手に負担を強いるほど、評価は辛くなるのが悩ましいところです。
二箇所ほど「読みづらい」と感じました。
ひとつは九段落目あたり。
第一文、第二文は噂を聞いた時点での過去の思考ですよね?
で、第三文で既に「二つの遺骸」を視認している現在に戻ると。
このあたり、やや読解に手間取る構造になっています。
もうひとつは十二段落以降。
「あわい」を喪失し優しさを自己愛の拡張としか見られなくなっているはずの死神が、
子供の父母を「優しい人間」とし母の生家の人々を「獣」と断じている。
ここにわかりにくさを感じます。
要は死神の立ち位置が微妙なものであるということでしょうが、
微妙過ぎて一読了解できる程度を超えているように思います。
「死神」には「優しさの形」が見えてしまう。しかし、「この子」にはそうなって欲しくない。
こういう形に整理できるのであれば、
最初に「人間・獣」の比喩の構図を提示するのは、ミスリーディングかもしれません。
「説明不足」と感じたのは、結局「死神」とはなんなのかが示されていない点です。
「戦場や処刑場」ではなく、「血なまぐさくなりがち」な、「彼が行かねばならない場面」。
これはいったいなんなのか。「死神」であるとはどういうことなのか。
これが短編としての引きになっていると思います。
ところが、語られるのは主人公が子供を助けたという事実だけです。
おそらくこの事実は「死神」であることと無関係なのでしょう。
なぜなら、両者を関係付けると、「死神としての活動≒子供を助けること」となりますが、
これでは「死神として育てられた=人間のなかでは育たなかった」と整合しないからです。
しかし、無関係だとすると短編としての引きが宙に浮いてしまうことになる。
読む側としては答えが提示されることを期待して読むでしょうから、
予測を裏切る形となり、いっそうわかりにくくなる。
謎を残すことで幻想小説的な味わいを狙ったのかもしれませんが、
個人的には釈然としない思いのほうが勝ってしまいました。
以上になります。
読解できずに批評してしまっている部分があったら、笑ってスルーしてやってください。
>>256さん、お茶、いただいていきますね。
>>244 こんばんは、読ませていただきました。
前置きさせていただきますが、私は二次創作の元ネタを存じ上げています。
このため、ご存知でない山田さんよりも指摘が厳しすぎたり、甘かったりする可能性があります。
田中さんは是非そのことを念頭に置いていただきたいと思います。
さて。
まず、エロ自体は挿入後の描写が性急と言えば性急かもしれません。
せっかく最後まで目隠しを解かないというシチュエーションですから、視覚を奪われたことによって他の
感覚が鋭敏になっているはずです。
そのあたりの描写を細かくすると、エロさが増すかもしれません。
特に少女は処女という設定ですから、性の目覚めていく様を男性視点で描くのも効果的だと思います。
一番気になったのは、処女膜がやけに硬そうであること。
破ったような感覚はほぼ心理的なものでしょう。実際亀頭がぶつかって先に進めないほど硬くはありません。
処女膜はぴったりと蓋をしているわけではないのです。
このあたりの描写は感覚的なものに変えたほうがいいと思います。
それと、一文一文が短いのは田中さんの個性です。
わざわざ個性を潰す必要はないと思いますよ。とても読みやすかったです。
以上になります。
>>256 お茶いただきますね。
ありがとうございます。
>>255 どうも、山田です。さっそくですが、エロパートの描写について。
さらっとしていると言いますか、個人的には、淡白で物足りなかったです。
>>251の「彼女が抵抗する様にはとても煽られる。」
何が煽られるんだい?と心の中で突っ込みを入れてしまいましたよw
全体的に、どうも言葉が不足しているような。
一文が短いことに関しては、
>>260の山田氏と同じことを言いますが、
テンポ良く読める点では、よかったと思います。
ただ肝心の、エロパートで一文一文が短いのはエロ度の薄さに拍車を
かけているような気も……うーむ。
お茶dです
>>233 ありがとうございます。普段このスレを覗かないので、お礼が遅れて申し訳ありません。
心の声の為の改行について。
元ネタの文章に出来るだけ似せようと使わないようにしたのですが、失敗だったと思います。
こんな所に拘る理由がありませんでした。読みやすければ読みやすいほど良いに決まっていますものね。
とりあえず、途中から変えるのもあれなので、連載は最後まで通して、もし纏めサイトに載せて頂けるようであれば、
ご指摘の通り再推敲したテキストファイルを最後にアップしようと考えています。
口調についてなのですが、普段男言葉で、エロい事をされると女の子っぽくなってしまうというキャラなので・・・
なんでこんな妙なことになったかというと・・・元ネタがあれなのでとしか言えません。
個人的には気に入っているのですが、やはり地の文との乖離が目立ちますね・・・
スレについては勘弁してくださいニョロ。
頭文字ひとつで確定してしまいますニョロ
>>244 投下お疲れ様でした
原作は知りませんが、一通り読んで思った事を書き出します
○文体
携帯小説に近い主人公主観の文章なので、一文一文の短さは、良い悪いに関わらず読み易さがあります。
性描写よりも、主観になっている人物の飾らない思考を書く方に、書き手さんの嗜好やこだわりを感じられたかなと。
原作キャラを存じ上げないので何とも言えないですが、
前半部ではなかなか思いやりがあるのに、後半部では主観になる男性キャラに冷酷に近い淡泊さや勝手さを感じたので、
原作破壊にならないかどうか、スレの空気にマッチしているかどうかは、くれぐれもお気をつけて。
今テイルズスレを見ましたが、結構殺伐としているので、叩かれるのは覚悟の上で投下した方がいいでしょう。
たとえあなたのSSが偉大なる神であったとしても。この板で投下するには、そういう眼力と図太さも必要です。
個人的には、短い文体もあって、
>>250の
>「好きです、アリエッタ」
>あいつの声で、僕の言葉を。
主観キャラの心情を書かないまま、よく端的に表した一文だと思います。正直うらやましい。
一般的には、キャラ主観の心理描写よりも、キャラの得る五感が客観的な文章でわかる三人称文体の方がエロには向くと言われます。
一人称のまま相手から受ける五感の感想を書いても、読み手と余程感性がマッチしないと共感を得られないのです。
筆力は書いていくうちにつくから、最初は恥ずかしいかも知れないけれど、三人称体にも挑戦してみては?
三人称の参考として、例えば、
>>253の
>本人がどうかは知らないが、入り口は蜜を溢れさせてヒクついている。
>身体の方は準備ができているようだ。
↑は、三人称だと↓みたいな具合になる
>純真な気持ちが望む望まざるに関わらず、彼女の正直な身体はただ彼の分身を求め、震える入口から蜜を溢れさせている。
あまり良い例ではないですが、表現の幅が広げられる事は確かです。
A市からB市へ行くのに、一人称さんは車しかないけど、三人称さんは他に電車も飛行機もある、みたいな案配。
○シチュエーション
正直に言って、充分アリだと思います。
「エイプリルフール」+「目隠し」+「なりすまし」というのが自作の構図なら、かなりいいアイデアですよ。
筆力はある程度を超えたら大差がなくなって見えるので、そうなったらシチュエーション勝負。
たとえオリジナルのアイデアでなくとも、「そのシチュを吸収していて、このSSに使おうと、頭の中で結びついた」事自体、
妄想力という、書き手としての武器ですから、ボロクソに叩かれようが自信を持っていいでしょう。
○総括
あまり勃ちませんが、心に残るものはいくつかありました。
キャラのいる部屋や歩く場所、着ている衣服の質感などをありありと想像してみて、
その全部を書き切るつもりで細かい所まで気を配ってみれば、文が短いのは解決できます。
ただし、「文が短い」はあくまでエロいのを書く上でのひとつの要素・問題でしかないという事を肝に命じて、とらわれすぎないように。
237です。
皆様の批評を読みまして、ご都合主義・ナルシシズムだらけで読めたものではないと、あらためて感じました。
登場人物の行動や背景描写の論理性も欠け、推敲と計画性がまったく足りておりませんでした。
お恥ずかしい話です。
指摘をいただいた点の修正をふくめ、自省に努めます。
また、叙情的な文体の書き方についても勉強してみます。
お礼が遅れまして失礼いたしました。どうもありがとうございました。
265 :
244:2009/04/13(月) 17:45:36 ID:uWPuWQLe
山田さん方、批評有難うございます。
初めてとはいえ、直すべき場所は分かっていても直し方すら分からない始末で・・・
こちらへ先に投下しておいて正解でした。
本当に、客観的に見てどうかというのは第三者でないとわからないものですね。
自覚のあった部分だけでなく、全く気づかなかった部分も指摘して頂き、やはりまだまだだと改めて感じております。
しばらく時間をかけてゆっくり推敲を重ねてみます。ネタがネタのため一年かけて。
どうも有難うございました。またお世話になるかもしれません。
266 :
ROCO ◆VpKHzOu04Y :2009/04/13(月) 18:02:41 ID:YM/DcyWq
ROCO#5656
……先生、昔スレで御一緒して以来、
5年位ぶりで今どこにいるのか知りませんが
こんな所で何してるんすか?
って本人では無さそうだけれども。
保守
この板のチラ裏系スレに貼って回っているらしいな
チラ裏かー・・・まあチラ裏だわなあ・・・
圧縮近そうなので捕手
保守
連休age
どっかのスレで「チラ裏スレ逝け」とか言われてた人いたけど『チラ裏スレ』は無いよなこの板
どこの事言ってんだろ
練習スレみたいなのなかったっけ?
昔、日韓ワールドカップやってた頃に、
そんなスレがあったかも>チラ裏
定型文だろJK
規制が激しいからかね、最近過疎ってるのは。
GWも静かなもんだったねage
やっと規制解除された
俺のPCは永久規制だぜOrz
どうしてまた?
285 :
283:2009/05/20(水) 19:45:30 ID:RqBfJ9De
ああ、Yahoo!BBだからだよ
今、リモートホスト末尾がbbtec.netになってる奴は全国全員全板規制。
運営的には現在解除予定なし。
プロバイダに掛け合ってめっちゃ頑張ってもらうか、
金を払う(説明面倒モリタポでググれ)かすりゃいいんだが、
2ちゃんに金かけるとか本末転倒な気がしてな…
今は携帯だ
愚痴すまん
保守
お茶菓子はまだかの
エロシーンって難しいもんですね。
>>287 ナニがムズいって、あぁだこぅだ言っても、
ヤってるこたぁ一緒なんだよな、結局。
何本かSS書いたら、ネタが尽きちゃうよ。
289 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 22:36:32 ID:2ZBWL5L4
ageたらどなたかいらっしゃるだろうかね
つ旦~
290 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 00:24:02 ID:hXn5nR8l
ふぅ
利用者いないのう最近
障子の向こうにしとしと降る雨、昼間だが外は雲により薄暗い。
書斎として使われる和室は、電化製品の類を置いてないぶん他の部屋よりはマシだが、それでも夏の暑さのこもった湿気は少し不快を感じる。
机の前に正座した和服姿の男は、本を何気なく捲りながらも軽くため息をついた。
(こうも不快だと、読書にも身が入らんな)
梅雨を風流と先日に語ったその口だが、今ではへの字に曲げるばかりである。
「山田先生、ただいま戻りました」
「おお、田中君」
体を入ってきた女性の向きに変え、座り直す。
さきほどまで、使いに出していた田中が帰ってきた。
「すまんな、こんな雨の中を歩かせてしまって」
「いえ、大した距離じゃありませんでしたし」
玄関で拭き足りなかったのであろう、タオルで髪をぬぐう。
「といっても、この短時間にここまで大雨になるとは思いませんでしたけどね」
眼鏡の水滴をふき取りながら、田中は苦笑した。
受けとった小包は、それが纏っていたビニールすら濡れていない。
(む?)
前方を見やれば、黒いブラが見える透けた白いブラウス。
どれだけの暴雨だったかは、家から出ていない山田にもよく分かっていた。
(やはり自分で行けばよかったな)
と考えたところで、それを志願したのは田中自身である。
女性の身を冷やすのもあれだとは思ったが「それが私の仕事ですから」とさっさと出て行ってしまった。
帰りの際も、傘を包みを守る事を考えて、その身で抱きかかえながら持ってきたに違いない。
(まったく、私にはもったいなぐらいできた娘だ)
濡れた髪から、顔、ブラウスに透けた肌、体に張り付いたタイトスカートと上から下まで見ていく。
「先生」
「…ん、なにかね?」
(おっと、いかんいかん)
「申し訳ありませんがお風呂場を借りてもよろしいでしょうか?」
「ああ、かまわんよ」
「ありがとうございます。……それと」
「服ならば好きなものを借りると良い。といっても私のものばかりで女性ものはないから、多少は窮屈な思いをするかもしれないが」
「あ、ありがとうございます。それでは乾くまでの間は」
顔を赤らめて頭を下げる田中君。
「なんならもらってくれても構わんよ?」
「ええ?」
「この暑い季節、寝るには袖なしの甚平なんかがいいと思うぞ。それに寝るときに私のことを思ってくれるならば、さらにそこに秘め事等を」
「……先生?」
「冗談だ」
(最後のが余計だったな)
立ち去った田中君、今日借りた服は後日、洗って返すらしい。
「別に洗わなくても」
オヤジ臭い考えが頭をよぎり、それを手で払う。
会話をしたためか山田は部屋の湿度がさらに上がった気がした。
「ふむ」
しかし、それが女性のものだと思うとそこまで不快でもなかった。
家に田中君がいること自体が、気を軽くしてくれる。
「さて、本腰を入れて評論でもするか」
山田はまた、気持ちを新たに机へと向かった。
でもその作品がないんだよねー
連レススマン
ぎゃー、いま見直したら、前半の地の文は田中なのに後半は田中君になってるー!
みなさんも注意しましょう、というか本当なんかゴメン
295 :
283:2009/06/18(木) 17:00:23 ID:ZLExMd0t
業を煮やしてプロバイダ変更。
規制が多すぎるから、必然投下も少なかろうな。
地の文のなかでの呼称が変わってしまう、などは、読み直すことで防げる事故だね。
今後ガンガレ!
なんとなく「蒲団」を思い出した。
296 :
283:2009/06/19(金) 21:44:40 ID:rWF22N89
本当に少なくなってるのが寂しいので、自作投下。
携帯で書いたもののため、改行感覚がおかしいかもしれない。
内容は二次創作、某ナカマユキエとアベヒロシのドラマ。
エロはほとんど自慰。本番無し。
確認はしていないが、PCでまとめて投下すればたぶん3〜4レス。
どうにも、読み返すとエロスが足りない。
意見を求めます。
297 :
1:2009/06/19(金) 21:45:27 ID:rWF22N89
「く…、ぅっ」
荒い息が、聞こえた。
聞こえてしまった。
池田荘が消えて、家賃の催促をされない代わりに雨露が凌げなくなってしまった私は、結局上田のマンションに転がり込んだ。
上田の寝室だった部屋を占拠してやったから、あの大男は今やリビングで寝る毎日だ。
顔を合わせれば「早く職を見つけて部屋を返せ」とぶーたれている。
別に返してやるつもりもないが、いつまでも世話になるわけにはいかないと、今日は久々にアルバイトに出ていた。
いつものように『明日から来なくていい』と…いや、『あなた様のような方には毎日足をお運びいただくなんて恐れ多い』と丁重におとこわりされて。
帰ってみたら、何をしてるんだ馬鹿上田っ!そこは私の部屋だぞ!
追い出そうとドアノブに手をかけた、その時だった。
「奈緒子…っ」
どうしてだかわからない。だけど私は、凍り付いたように動けなくなってしまった。
上田の声は、まだ、聞こえてくる。
私は…どうしよう!?
2:耳をすます。
何故だか怖くなって、私はそのまま息を潜めた。
上田は、私がドアの向こうにいることに気づいていないようだった。
はあはあという獣のような呼吸と、くちゃくちゅと粘着質な音が微かに聞こえる。
その音が何を意味しているのか、さすがの私も知っている。
あ、いや、ベッドの下に落とした遠山の金さんのビデオを探してたら
間違って上田のえっちなビデオを…ってそんなことどうでもいい!
何にしろ、上田の調子は最初からクライマックスの様だった。
「…ふっ、く、奈緒子…っ」
だから、どうして私の名前を呼ぶのか。
そんなに低くかすれた声で、私を呼ばないでほしい。
体が、震えてしまうから。
私は自分の腕で、自分の体を抱きしめた。
震えが止まらない。
体がゾクゾクする。
誰かに温めてほしい、寒いわけじゃないのに!
「奈緒子、奈緒子…っ」
馬鹿上田っ!
「ぁ…」
私の口から息が漏れる。
胸の頂が張り詰めているのを自覚してしまったのだ。
自分を抱いていた手が、ゆっくりとその尖りを目指す。
こんなこと、馬鹿げてる!上田の声を聞きながら、こんなコト…
服の上から触れた膨らみは、自分でも悲しくなるくらいに小さい。
その中心を、指がなぞる。痺れにも似た感覚が走り、私の体は一際強く震えた。
「奈緒子…」
まだ、上田の声がする。恍惚とした響きで私を呼ぶ声。ヘンタイ。
罵倒を口に出す代わりに、自分の胸を揉みしだいた。
ち、違うぞ!マッサージしたら大きくなるんだ、上田みたいな変態的行為じゃないからな!
胸の先を指で挟んでくにくにと転がすと、ちりちりした気持ち良さを感じる。
えっちなビデオだと…男が、ここにしゃぶりついていた。
上田が…私の胸に。
その様子を想像して、思わず廊下にへたり込んでしまった。
きっとあんまりな想像に、立ってる気力が萎えたんだ。
胸から手が離れないのは、指が想像の上田の舌と同じ動きをしてるのは、ただの偶然なんだ。
298 :
2:2009/06/19(金) 21:46:11 ID:rWF22N89
私はそうして必死に理由を考えていた。だからだろうか。
もう片方の手が無意識のうちに足の付け根に触れていたことに、すぐに気づかなかった。
「〜〜っ!」
中指に生暖かい弾力を感じた、と思った瞬間、下腹部から電気のような衝撃が走った。
声が出たかと思わず息を飲んで耳をすませる。
部屋の中では相変わらず、熱に浮かされたような声が私を呼んでいた。
この声のせいだ。
私がおかしいのは、こんな声で私を呼ぶからだ。
だから、私がこんな気持ちになったのは、全部、上田のせい。私は悪くない。
心の中で責任の所在を明らかにしてから、声が零れないようにスカートの端を口にくわえた。
下着はとうに湿っていて、指でつつくとぷるりとした弾力が妙に生々しい。
私はゆっくり、鼻で深呼吸した。
口の中、スカートと一緒に噛んでしまった髪の毛がうっとうしい。
でも、それよりも一刻も早く自分の中に籠もった熱を吐き出したくて。
意を決し、横にずらした下着の隙間から中指をそっと差し入れた。
ナカは随分と熱を持っていて、まるで自分の体ではないような感じがする。
えっちなビデオだと…指を出し入れしていたっけ。真似て動かしてみる。
ぐぷ、ちゃく。じゅぷ。
水音が激しく聞こえる…私の体はこんないやらしい音が出せたのかと、自分でも少し驚いた。
「ん、ふ…ぅ」
出し入れを繰り返し、少しキツいナカを何度も擦るうちになんとなくコツが掴めてきた。
ふ、天才マジシャンにはどんなことでも器用にこなせてしまうものなのさ。すごいぞ、私。
奥に進んで、少し指先、を、曲げ…っ、あっ。
「ふ、ぅっ…」
自分の胎内を蠢く気持ち悪さと、もっと触れたくなる中毒性。
その両方を感じる場所を見つけて、私は目を閉じる。
指でつつくだけじゃなく、押し込んでみたり、爪先で弾いてみたり。
指の動きに集中するうち、他のコトが考えられなくなり始めた。
もっと触れたら、私はどうなってしまうんだろう。
自分で触るだけでこんなに何も考えられなくなるだなんて。
これが他人の指だったら、どうなってしまうんだろう。
ましてや、馬鹿上田のあの馬鹿デカいのなんか、考えたくもない。
馬鹿上田、上田の馬鹿、上田、上田っ!
ナカに、ナカ、もっと。指じゃ足りない、届かない。
いつの間にか、私は床にうずくまるようにしてその行為に没頭していた。
浅くなった呼吸が思考の邪魔をする。
もっと空気が欲しい。
それよりもっと良くなりたい。
自分の髪の毛が床を這うのも構わないで、見えない指先を意識する。
キモチイイ所にうまく指が当たるように、少しでも奥まで届く方法を模索する。
すっかりナカはぐちゃぐちゃで、そのくせ指を飲み込もうとするみたいに窮屈で。
なのにイイ所は膨らみ続ける風船を内側から触るみたいに遠ざかる。
あまりの焦れったさに悲鳴が出そうになった時だった。
「腰を浮かせてみろ」
低い声が真上から聞こえた。血の気が引いて、体が強張る。
「う…上田」
「ほら」
奴は言うが早いか私の腰に手を回し、私は尻を突き出すような格好にされてしまった。
「いつ、から」
思わず口走る。息も絶え絶えで、私、カッコ悪い。
「あれだけ呼ばれりゃ、誰だって気が付く」
いつの間にか私のスカートは床に広がっていた。
私が上田を呼んでいたというのか。
きっと、コイツが私を呼んでたような、上擦った声で。
惨めだった。泣きそうな顔を見られないことだけが救いだと思った。
上田のデカい手が、私の、足の間へと伸びた腕を掴む。そのまま、指の方へとゆっくり近づいてくる。
299 :
3:2009/06/19(金) 21:46:48 ID:rWF22N89
イヤ。
ヤメテ。
こんなの違う。
いろんなことが頭を駆け巡る。なのに、私の口は動かない。
そこ。
お願い。
もっと触って。
そんな言葉ばかりが喉に用意されているのだ。
やがて上田の指が、私の中指を辿って潜り込んできた。
「あ…っ!」
自分の指では感じなかった異物感が、痛い。
逃げようと体をよじっても、腰を上田に抱え込まれてしまっては無理な話だ。
「力抜け。…ここか?」
耳のあたりから声がする。どうも上からのし掛かるような体勢を取られているらしかった。
ナカはもう、私では届かない場所まで上田の指が埋め尽くそうとしていた。
窮屈さに痛みを感じて指を抜こうとして、上田の手が邪魔なことに気が付く。
「あの…指、抜いてください」
「嫌だ」
聞き分けがない男だとあきらめて、私は自分の指を力任せに引き抜く。
「ぁんっ」
抜け出す感覚と、勢いに任せて擦り上げてしまった膨れた豆の感覚に、思わず声を上げる。
腰から力が抜け、その隙を狙っていたのか上田の指が更に奥を蹂躙する。
「ん、あぁ…っ!」
上田の指、指が!
「奥…っ、おく、だめぇっ!」
変な声出た!
思わず口を押さえた私の手を、上田の自由な方の手が捕まえて引き剥がす。
「YOU…声、抑えなくていいぞ」
そう囁くと、上田は指の動きを強めた。
「あぅうっ、ぅあ、ああっ!」
引き剥がすだけでは飽き足らなかったのか口の中まで指を這わされては、
声を抑えるどころか、よだれを止めることもできない。
せめてもの仕返しに指に噛み付こうとしても、喘ぎが止められないせいかあごに力が入らない。
耳を咬まれ、うなじに吸い付かれ、そのたびに私の喉からは獣のような声が漏れる。
そうしているうち、ナカから背筋を貫き、脳髄を真っ白にするような刺激に堪えきれなくなって。
「ああ、あは、はっ、あ、あああーッ!」
私は、ひどい悲鳴をあげながら、上田の腕の中で全身を弓なりに逸らした。
300 :
4:2009/06/19(金) 21:47:18 ID:rWF22N89
廊下に横たわって、ぐったりしてしまった私を見て、上田は小さく笑った。
「髪の毛」
言いながら口元を払われる。いつの間にか食べてしまっていたらしかった。
何だか自分が子供みたいでみっともないと感じてしまって、まともに顔を上げられない。
このままだと泣き出してしまいそうで、俯いたままの私を上田は軽々と抱え上げた。
私は反射的に、落ちないようその首筋にしがみつく。
そうして初めて、上田が上半身裸で、見える限りスラックスしか身に付けていないことを知った。
上田の臭いがする。
「汗臭い」
「悪かったな!」
噛み付く勢いで怒鳴られ、うりゃっと勢いつけてベッドに放り投げられた。
「びっくりした!
てか部屋、イカくさっ!」
「お前もだろ!」
言われて今更ギクリとする。
「あの…上田、さん」
「…なんだ、YOU」
上田も、多分、自分がしていたことを知られたとわかっているのだ。
部屋にギクシャクした空気が流れる。
ベッドの横に突っ立ったまま明後日の方を見ている上田。
その横顔を見ながら、私は何だか笑えてきた。
「ばーか」
「何を」
こっちを向いたのを捕まえて、噛み付くようにキスしてやった。
301 :
283:2009/06/19(金) 21:48:18 ID:rWF22N89
以上です。
途中の「2」ってのはスレ内で分岐を求めた為です。
よろしくお願いします。
>>301 お茶しか出せないですがどうぞ。
つ旦⊂
投稿お疲れさまです。
303 :
283:2009/06/22(月) 00:49:17 ID:+A8tH9go
寂しいなあ、ここも過疎になっちゃったってことなのかな。
とりあえず、あげてみよう。
304 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 03:12:45 ID:oR19w3T5
もっと利用して欲しいな
305 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 00:24:14 ID:s38z4hua
上げてみる
絶対便利なスレだと思うんだけどな
>>300 トリック好きなので、上田山田ゴチ。
エロいんですが、オードブルで終わってしまって物足りない感じ。
メインディッシュを!もっとメインディッシュ(肉)を!
できればフィニッシュ(射精)まで。
307 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 01:24:02 ID:NXK5N9tF
お茶どうぞ
旦~旦~c□~旦~旦~毒~旦~c■~c□~旦~c■~
とりあえず上げておきますね
2ちゃん初カキコ
>>308 惜しい。ここはbbspink。
2ちゃんのような、厨房工房入り乱れる、餓鬼の遊び場じゃない。
違いの分かる淑女紳士が集う、大人の社交場なんだ。
>>309 まさか、ここが紳士淑女の社交場だったとは・・・
出直してきます
>>309,310
紳士淑女の接頭語を忘れてますよ
つ変態
変態じゃない紳士淑女などいるのだろうか、いやない(反語)
初めまして
セブンスドラゴンの二次創作です
一人称だと思います
1レス使います
全体的な部分で、至らない所があれば指摘お願いします
315 :
314:2009/06/28(日) 07:19:05 ID:ZcbPZ56t
すみません、2レスに変更します
燕のような髪型をした、一本差しの侍…
と言った風貌の男が門の傍に立っている。
カザンに、着いたか…
【カザン入り口(南)】
ハントマンをするにはカザンを拠点にした方がいい、と思い来たが…
ふむ、ギルドオフィスに行く前に、少しうろついてみるか。
…午後にもなると大通りは流石に人が多いな…
店にも行きたいが、先ずは当初の目的、だな。
大通りを抜け、様々な店舗が並ぶ広場に出た、
広場中央に立つ馬の像が目を引き、近付いてみる、
名は…レムス、か…
ほう、大統領の………っ!?
「うわっと」
不意に右肩に衝撃を受け、辺りを見回すと、
黒い長髪の少女が倒れていた。
「いたた」
「…大丈夫か?」
その少女に手を差し伸べ助け起こす。
「うん、だいじょぶだいじょぶ、あ、ごめんなさい」
「そうか、…気を付けろよ」
少女の頭を撫でつつ言い、広場を後にする。
広場を出て、大通りを少し歩いた先にギルドオフィスの看板を見つけ、中に入る。
316 :
314-2:2009/06/28(日) 07:20:04 ID:ZcbPZ56t
オフィスの中も、結構賑わっていた、
一人管を巻いている者が目立つが。
カウンターには係の者が数人、忙しなく応対している…
……開いたようだな。
カウンターに向かい、用件を言う。
「新しくギルドを作りたいのだが」
「はい、いらっしゃいませ、ギルドを作成するのですね、
ではギルド名、代表者、団員名をこちらに、
あ、ギルドメンバーには最大16人迄しか登録出来ませんから、
そこには気を付けて下さいね」
説明を聞き、登録用紙を受け取る、
ギルド名か…考えていなかったな、何か……これでいいだろう、
募集するメンバーに必要な職はこれと言って無いが、
誰か居る方が助かるのは当然だな、
………!?……こうするか、
「これで不備はないか?」
用紙を渡す、
「はい、確認させて頂きます、ギルド名、クアール、
ギルドメンバーは貴男一人ですか?名前は、鏨(タガネ)様ですね、
募集するメンバーの職は問わず、寄り合い所としても可…
はい、登録完了です」
「ああ、感謝する」
…さて、用も済んだ事だ、後は飯と宿…その前に旅支度か……
「さあ、着きましたよガミ君」
「スゥさん、また呼び方…」
「クスッ、ガミー」
「クゥさんまで…」
……路銀が残り少なかったが、足りるだろうか…
317 :
314:2009/06/28(日) 07:21:30 ID:ZcbPZ56t
失礼しました、それではお願いします
おはようございます。
まず、
『この話は、プレイしたことがある人に読んでもらうために書いたのか?』
ということが1点。
そして
『一人称ということは、描写を省略して良いということではない』
ということ。
私は7thは一応プレイしています。
ので、そういう情景かを理解することはできるのですが……
まず、書き始める前に、カザンの街の光景は、想像できましたか?
『ゲーム画面の様子』ではなく、『サムライの見ている光景』です。
入り口左には宿泊施設があったり、正面にまっすぐ行けば見える銅像などは見えていても。
そのはるか向こうに大統領府が見える、など。
サムライの彼にとって初めて訪れる街なのですから、もう少し街の様子を描写しても良いかもしれません。
また、ギルドの説明も、それこそ16人全員を登録し、登場させるつもりがなければ
「はい、いらっしゃいませ、ギルドを作成するのですね。
それでは、ギルド名をこちらの紙に……」
説明を聞き、登録用紙を受け取る。
ぐらい省略してもいいでしょう。
遊んだ人にとっては当たり前の情報ですし、
遊んだことの無い人にとっては、あまり意味を成さない情報です。
今の時点で言えることは
『マンガのセリフを抜き出して書くだけでは、文章として他の人には伝わらない』
ということになりますね。
どのような光景で、どのようなものを見て、どう考えたのか。
そこまでを描写して、初めて他の人に納得してもらえる文章を書くことができますよ。
はじめまして。初めて書いたら無駄に長い・・・。
2レスほど投下します
「なぁ・・。」
「なによ・・・。」
俺は結局何も言えずにうつむいてしまう。
お互いの心中と同じく暗澹たる空気が場を支配していた。
学校からの帰り道、幼馴染の俺、大谷 陸と隣の小野寺 唯は二人とも下を向いて歩いていた。
「おーおー、お二人さん今日も夫婦でご帰宅ですかー?」
後ろから追い越していった自転車がそういったのを俺はぼんやりときいた。いつもなら隣の唯が
「な、なにいってんのよ、このバカー!」
などと足早に走り去っていく自転車に罵声のひとつでも浴びせるものだが、今日は事情が違った。
その事情とは、普通の奴らには理解できないものだ。――と言っても俺がクラスの女子に告白されただけなのだが。しかしそれでも俺たち二人にとっては重大案件なのであった。
俺と唯は産まれた病院も一緒、家もすぐ近くで幼稚園から今の高校までずっと一緒にいた。その中で悲しいこと、嬉しいこと、さまざまなことを二人で悩み、時には衝突しながらも分かち合ってきた仲だ。
その絆は普通の人間関係とは程遠いほど深くなっている。
「早く返事しないとな・・・。」
俺の呟きに対し唯は沈黙を守っている。
告白されてすでに三日。そろそろ返事を出さないとまずい。唯はポツリと問いた。
「何て返事するつもり・・・?」
俺はぐっと答えに詰まる。俺が告白を受け入れれば、唯との距離が遠くなる。当然、一緒にいる時間も短くなる。
今までの人生の大半をともにすごしてきた唯との時間。そのほとんどが生ぬるく、しかし決して退屈しない大切な時間。
そんな唯との当たり前の時間が壊れようとしている。俺はそれを恐れていた。もちろん隣の唯だってそう思ってるはずだ。
「とりあえずさ、今日俺の家で話し合お。待ってる相手にも悪いしケリつけよ。」
俺の提案に黙って唯は頷いた。
お邪魔します。」
「あら唯ちゃん、いらっしゃい。」
俺んちの玄関、俺の母が出迎えた。そのままリビングへと消えていく。唯がこの家に来るのも日常の一部だ。母も特に構いもしない。
「トイレ借りるね。」
「おう、二階で待ってる。」
やはり唯は慣れた足取りでトイレにむかう。そんな唯を俺は寂しげな目で見やり、二階の自分の部屋に上がった。
唯が部屋に来るまでの間、机のイスに座り必死で告白のことについて考える。唯が来ても結局まただんまりな空気になるのはわかっていたからだった。だが。
ガチャ。部屋のドアが開く。唯が入ってきた。
「トイレはえーよ。もっとゆっくり出せよ。」
「バカ。」
ゲシ。唯の足が飛んでくる。俺は言った。
「お前、普通人前じゃ絶対そんなことしないよな。」
「そうゆうアンタも普通なら絶対そんな下品な冗談は言わないけどね。」
「それは俺とお前の仲だから。」
はいはい、と俺のベッドに座りながら軽い返事を返してくると思った。しかし唯はグッと詰まってしまう。
「あ・・・悪い。そのことだよな。」
俺も気持ちを察して下をむく。再び三日前から繰り返される、沈黙タイム。
「で・・・」
「ん?」
珍しく唯が沈黙を破った。昔から明るい性格の唯だが多少繊細な部分もあるのか、真剣な話し合いの時はほとんど発言できないらしくその時だけは俺がリードしてやっていた。
「陸は・・・黒田さんのこと、どう思ってるわけ?」
「そりぁ、嫌いなわけないし、可愛いとも思うがな。」
中途半端ですが、ここまでです。
「絆」を深いと言うのは間違い。強いとか太いとかで表すのが正しい。
>>323 ありがとうございます。あとちょっとで完成
あと、すいませんが続きは該当スレっぽいとこで投下しようかと思います。
エロネタっぽくないものになりそうなんで
このへん前書きしたほうが山田さんも書き易いのでは?
どういうスタンスで投下したか
・初心者なので文章として最低限の体裁が整っているか知りたい
・いつもの読者以外からの厳しい意見を聞いて向上したい
・ただのにぎやかしなので好き勝手に雑談のネタにして欲しい
どこを重点的に見て欲しいか
・文章作法、文法、語彙、レイアウトなどの形式面
・表現、構成、起承転結、人物の心情、ドラマ性、エロいかどうかなどの内容面
実は
>>6あたりに軽く書いてあったりする。
でも、テンプレじゃないんだよね。
(もともと、再利用スレッドだし)
次スレの頃には、その辺まとめておけたらいいよね。
いや、このスレ便利だと思うんで。
328 :
314:2009/07/05(日) 06:23:12 ID:Sg6r5FWO
二度目失礼します
前回はありがとうございました
書き直してみましたので
また、お願いします
2レスです
329 :
328:2009/07/05(日) 06:24:03 ID:Sg6r5FWO
──燕のような髪型をした、一本差しの侍…
と言った風貌の男が門の傍に立っている。──
カザンに、着いたか…
【カザン入り口(南)】
ハントマンをするにはカザンを拠点にした方がいい、と思い来たが…
門の外から街を眺めると、遠くの方には城が見える、
そうだな、ギルドオフィスに行く前に、少しうろついてみるか。
…午後にもなると大通りは流石に人が多いな、
宿屋や道具屋といったどの街にも見る様な店の他にも、弁当屋と言うのはこの街ならでは…か、
そういった店にも行きたいが、先ずは当初の目的、だな。
大通りを抜け、様々な店舗が並ぶ広場に出た、
そのまま通り抜けるつもりだったが、広場中央に立つ馬の像が目を引き、近付いてみる、
名は…レムス、と言うのか…
ほう、大統領の………っ!?何だ?
「うわっと」
不意に右肩に衝撃を受け、辺りを見回すと、
長い黒髪の少女が尻餅をついていた。
「いたた」
「…大丈夫か?」
その少女に手を差し伸べ助け起こす。
「うん、だいじょぶだいじょぶ、あ、ごめんなさい」
「そうか、…気を付けろよ」
少女の頭を撫でつつ言い、広場を後にする。
広場を出て、北側の大通りを歩き続け、城の近くに迄来たが、この先にはもう道がなさそうだな…
城の手前の十字路で、左の通りを見るとクエストオフィスと言う看板が見える、
クエストオフィス…ギルドオフィスではないのか、
右の通りを見ると、ギルドオフィスの看板を見つける、ああ、こっちか…
ギルドオフィスに向かって行く。
330 :
328-2:2009/07/05(日) 06:25:03 ID:Sg6r5FWO
オフィスの中も、結構賑わっていた、一人管を巻いている者が目立つが。
カウンターには係の者が数人、忙しなく応対している…込み入っているようだな、仕方ないな、
壁際で待つ事にして、一息つく…
──数分後─
……開いたようだな。
カウンターに向かい、用件を言う。
「新しくギルドを作りたいのだが」
「はい、いらっしゃいませ、ギルドを作成するのですね、
では、ギルド名などの必要事項を、こちらの用紙に」
説明を聞き、登録用紙を受け取る、
ギルド名か…考えていなかったな、何か・・・これでいいだろう、
募集するメンバーに必要な職はこれと言って無いが、
誰か居る方が助かるのは当然だが、誰でもいい、だけでは解り辛いか、むぅ………!?、こうするか、
ある事を思い付く。
「これで不備はないか?」
書き終わった用紙を渡す、
「はい、確認させて頂きます、ギルド名、クアール、
ギルドメンバーは貴男一人ですか?名前は、鏨(タガネ)様ですね、
募集するメンバーの職は問わず、寄り合い所としても可…
はい、登録完了です」
「ああ、感謝する」
礼を言い、カウンターから離れ、後の事を思索する、
……後は飯と宿…その前に旅支度か、
───
「さあ、着きましたよガミ君」
「スゥさん、また呼び方…」
「クスッ、ガミー」
「クゥさんまで…」
───
路銀が残り少なかったが、足りるのだろうか…
331 :
328:2009/07/05(日) 06:56:15 ID:Sg6r5FWO
失礼しました
え、と、この話はプレイした事のある人向けに書いてますね、
該当スレにも数話、上げてました、
>>315-316はその一本目です
332 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 09:16:42 ID:BkkVjDvx
0
ちょっと忙しかった……今夜中には書くのでちょっと待って
>>328
>>328 PTSSの人か。お久しぶり。
とりあえず気になった点を。
まず「、」がどうにも不自然に感じる。減らしたり位置を変えてみたらどうだろうか?
───
「さあ、着きましたよガミ君」
「スゥさん、また呼び方…」
「クスッ、ガミー」
「クゥさんまで…」
───
この部分もキャラ描写がないと、どんなキャラが会話をしているかが全くわからない。
というより、この会話事態必要ない気がするな。
ただタガネがオフィスで「数人のハントマンとすれ違った」という描写だけで充分では?
>>328 元スレ見てました。
12人のキャラをザッピング形式で書きたいという構想があるようですが、
失礼ながら正直な所、その構想に今の貴方の力量では、あまりにも実力不足と言う気がします。
複数のキャラが交錯するシナリオを書きたいという企画はいったん破棄して、
書き手としての地力をつけてみてはいかがでしょうか?
『書くキャラをもっとも愛着のある(もしくは書きやすい)2〜3名に絞ってみる』
思いついた設定を全部書き物に入れてみたいというのはわかりますが、
キャラが増えれば増えるほど、書き分けが難しく、コントロールが難しくなります。
まずは少人数から。
『書くのは最も書きたいエピソードのみに絞る』
上とほぼ同様。
自分のプレイの順に従ってあまり必要のないエピソードまでだらだら書くと
ゲーム系のブログによくありがちな『なりきりプレイ日記』っぽくなってしまいます。
今回も提示している「若サムライの出発シーン」ばかりを何度も書き直して
おられるようですが、ここにこだわるぐらいなら、話を進めて別の場面を
書いたほうが、書き手としての力量は向上すると思います。
(と、言うか上の方も書いてますけど、このサムライの出発シーン自体が
ゲームプレイ済みの人間にとってはほとんど不要だと思います)
そして、思いついたエピソードは必ず
『頭からケツまで』書ききってしまいましょう。
完結させる事で、作品全体を見通す目が育ちます。
(繰り返しになりますが、冒頭ばっかり書いてちゃダメってことです)
336 :
333:2009/07/08(水) 02:33:33 ID:/vj3Qoqn
前に冒頭のシーンについて書いた山田です。
該当のスレッドは見ていません。
先のお二人の意見を読んで、どうやら長い話の一部なのだな、と思いましたので、前回と違う方向から。
物語の「肝」となるものは何なのか、それをまず定めてください。
それは「ザッピングである」や「群像激を描く」という意味ではなく、
「どの場面を描きたいのか」です。
もしも『場面』とは何か分からないのでしたら、難しく考える前に以下の説明の通りに考えてみてください。
よく、物語は起承転結、または序破急で構成されていると言われます。
それは一部から見れば正解であり、一部から見れば間違いです。
起承転結、それぞれの中に、さらに起承転結が存在しているのだということを把握してみましょう。
投下されたのが冒頭部ですので、この冒頭部だけで起承転結に分けるならば、以下のようになります。
起:サムライが町に着く。
承:町の様子を見て回る。
転:少女とぶつかる。
結:ギルドに着く。
この流れを、さらに起承転結なり序破急なりで分解してみてください。
そうやって全ての展開を細かく決めてから、その話を肉付けしていきましょう。
書きたいことがたくさんあるのは分かります。
ですが、そのために文章を少なくしすぎてしまっては、読む人には何も伝わらなくなってしまいますよ。
(多すぎても伝わりませんが……)
どこまでが「あなたが考えた物語・読んで欲しい物語」なのか。
どこまでが「その話を読んでいる人には既に分かっている話」なのか。
それを考えてみてください。
一度、二次創作ではなく、全て自分で考えた物語を書いてみてください。
たくさんたくさん書いて、いろんな人に読んでもらってください。
そうして書き続ければ、どこまで説明すれば読者が読んでくれるのか、
どこまで説明しすぎたら読んでいてつまらなくなるかの境目が見えるようになってくると思いますよ。
337 :
328:2009/07/11(土) 23:35:41 ID:/DTPxBdI
あのごめんなさい
とりあえずこれで1話終了なのです
それと、一人称の場合で
「その人物(鏨)は気付いてないけど、そこに人がいる事(すれ違う三人)」
を読み手に知らせる方法は無いのですかね?
プレイしたことのある人ならこれは「一話」と数えて大丈夫なんだろうか。
全くわからないから、プロローグにしか見えなかった。ごめんな。
一人称は原則として、本人が知り得ないことは書いてはいけない。
読む側としては冒頭の
──燕のような髪型をした、一本差しの侍…
と言った風貌の男が門の傍に立っている。──
と
【カザン入り口(南)】
で違和感を覚える。
一人称で本人の風貌を描くのは難しいけどそこはどうにかして工夫をしないと
いけない部分。
「他人からはよく燕のような髪型だと言われる」
のように「他人」からの伝聞を利用するのが比較的多い手法と思われる。
長い話ならば章ごとに視点を変える方法もある(第一章を三人称で書いておいて
第二章から一人称に切り替えるとか)が、それでもうまくやらないと
視点が混在して読みにくい文章になってしまうと言われている。
「その人物(鏨)は気付いてないけど、そこに人がいる事(すれ違う三人)」
これについても「他人からの伝聞」を使うくらいしか思いつかない。
「その時は知らなかったのだが」
あるいは
「後に知ったことだったのだが」
という書き方。
ヘタな例を書くとすれば
全く気が付かなかったのだが、その場には(すれ違う三人)がいたのだ、と
後に教えてもらい、そんな前に接触の機会はあったのかと驚いた。
とか。
三人とすれ違うときに会話が耳に入っている&その会話を書きたい、かつ
鏨はそれに気が付いていない、となるとすごく難しいと思う。
カウンターから離れ、漫然と飯や宿、旅支度のことを思案していたら
楽しげな会話が耳に入った。
とかやっちゃうとこれはもう鏨の意識にその三人が入ってきていることになるから
気が付いていないとは言えないと思う。
感じたことと行動が独り言のように繋がっている文章なので
そこも状況が見えにくい原因の一つのように感じた。
個人的な好みでの指摘かもしれないから他の山田さんを待つ。
一人称視点なのにその存在を認識しない=書くのは不可能では?(一人称でのルール上)
みた感じ、修正5回くらいやってるみたいだけど、話の流れは全く変わってない。
それならこの話をいつまでもいじくるよりも、新しい話を優先したほうが有意義だと思うよ?
それにセブドラスレ見てるならわかると思うが、あそこの書き手さんの殆んどが、
どこかしら別のスレでも作品をいくつも書いてる『書くことに慣れた』人達だ。
そしてあなたは多分、普段あまり書いてない『慣れてない』人だよね?
誰だって最初から上手いわけじゃないし、誰だって最初は慣れてない。
だからこそ、ひとつの作品に固執しないで、たくさん書いて、『慣れる』ことから始めよう。
そもそも一人称で、12人で、それぞれのキャラを絡ませるのは熟練の書き手さんでも難しい。
背伸びをしないで、まずは少ない登場人物だけど読み手に伝わる作品を。
それと、セブドラは主人公サイドのキャラの名前も性格も決まってないからこそ、
しっかりとキャラに『個性』をつけることを勧める。
無論それは前書きで説明するんじゃなくて、本編ですること。
なんにせよ、折角スレに色々な書き手さんの作品があるんだから、まずはそれを参考に。
パクりは駄目だが、文章の書き方、魅せ方の勉強になると思うよ。
なんで自分の作品は不評で、あの人の作品にはたくさんGJついて、
なんで自分の作品は特に感想もないのに、この人の作品は続きを待たれたり感想がつくのか?
自分も喜ばれたい、感想欲しいと思うかもしれない。
けど焦っちゃいけないんだ。一歩一歩確実に書き手としての力をつけていこう。
340 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 00:42:24 ID:c8B+3/uO
【カザン入り口(南)】
さて、着いたか…やはり賑やかな街だな
カザンに拠点を構えるのは正解のようだ
ギルドオフィスは街を少しうろついてからにするか…
南の大通りの両側には様々な看板が並ぶ
宿屋、道具屋…ん、弁当屋とはこの街ならではだな
後で寄ってみるか
南の大通りの終わりには様々な店舗が立ち並ぶ広場がある
広場中央にある立派な馬の像が俺の目を引く
側に立つと(大きいのか小さいのかも分からんから描写はしません)
「名はレムスか…ほう、大統領の…っ、うわっと?」
不意にぶつかってきた「何か」がどさりと音を立てる
振り向くと長い黒髪の少女が尻餅をついていた
「いたた…」
何なんだこいつは…
「大丈夫か?ほら、立てるか」
「うん、だいじょぶだいじょぶ」
手を引っ張って起こしてやる
「あ、ごめんなさい」
「人が多いから気をつけろよ」
少女の頭を撫でると広場を抜け北の大通りを抜けていく
北の端にある城の手前の十字路まで来ると
左の道にはクエストオフィス
右の道にはギルドオフィスの看板が見えた
ようやく着いたか…
オフィスの中は人で溢れかえっている
「(オフィスの人のせりふ)」
「(お客さんのせりふ)」
待たされそうだな…
「(くだをまいているひとのくだまき)!!」
何だまったく…うるさい奴だな
オフィスのスタッフも忙しくていちいち対応出来ないようだな…やれやれ
そうこうするうちに順番が来る
「新しくギルドを作りたい」
「かしこまりました、では登録用紙にご記入お願いします」
「分かった」
…う〜ん、ギルド名なんか考えてなかったな…まあ、こんな…もんか?
メンバーの条件…誰でもいいと書くのも…ナンだな…ではこうするか?
「これで大丈夫か?」
「はい、(略)完了です」
「ではそれでよろしく頼む」
これでよしだな
さて…宿とメシだな…旅支度もしないとな…金足りるか…?
考え事をしていた俺は
オフィスを出る時にすれ違った3人にまるで気がつかなかった…
徳次郎「せっかく過疎スレを盛り上げたのに叩かれてくやしい」
342 :
337:2009/07/12(日) 06:59:56 ID:29UjBwDW
あ−ごめんなさい
入りの──燕〜の部分は三人称です、鏨の喋り出しから一人称になります
やっぱり一人称だと鏨が気付いてない事は書かない方が、ですか
最初は振り回されてるガミ君(ちゃんとした名前ありますが)
を気にする描写も書いていたのですが…
他の人物は三人をスレに投稿してあり、最近三人書き終えています
今、二人書いている途中です、
初めの座りが良くないと、と言う事でこれを書き直してます
>>340さん
ここだけはごめんなさい、
鏨が饒舌過ぎてちょっと…
それと「うわっと」はぶつかってきた少女の台詞になります
ごめんなさい
三人称だと台本に近くなる事が多々あります
最初に書いた鏨の話は三人称で思い付くまま書いたらまんまト書でしたし
寝ちゃったよw
>>342 俺は元ネタ知らんから寡黙キャラが変に饒舌なのは気にしないで
「うわっと」問題は解説されないと気付かないなw
「うわっと」を鏨くんが聞いたという形の表現があれば
誰か他の人が発した言葉だと明確に分かるんだけど
すみませんこんな感じでしょうか
〜何だ?
「うわっと」
不意に右肩に何かがぶつかり、少女と思しき声が聞こえたので辺りを見回すと
“長い黒髪の少女”が〜
少女の声を「少女と思しき声」と表現するのはあまりに真っ直ぐな感じでちょっと笑ってしまうけど
鏨くんにどう聞こえたかを書けばいいんだよ
鏨くんが蛙の潰れたような声だと感じたらそう書けばいいし
雲雀の囀りのような声だと感じたらそう書けばいいんじゃない?
俺は鏨くんの性格を把握してないから
少女と思しき声が一番「らしい」表現なのかも知れないけど
>>343 基本このゲームはプレイヤーキャラクターの性格等は一切決まっていないんです。
だから別に寡黙キャラなわけではないです。
同じスレでも、この侍と同じ容姿のキャラが主人公の作品がありますが、
こちらは結構熱い、けど何かと苦労人で紳士な性格になっています。
>>342 寡黙キャラが饒舌に〜とのことですが、元々『寡黙』さが感じられないために、
>>343さんも『普通』の侍として書き直したのだと思われます。
それと、『燕のような〜』の部分ですが、個人的に必要ないと思われる。
『ゲームをプレイしたことのある人向け』に書いているんですよね?
プレイしている人なら、プレイヤーキャラクター28種全ての容姿は分かっている筈なので。
どうしても組み込みたければ、
『ちょっとそこの燕みたいな髪型した兄さん!武器はどうだい?』
オフィスに向かっていると、武器屋の店員に呼び止められた。
しかし既に愛用の刀は持参しているし、何より残金の問題もある。
『すまんな。武器は間に合っている』
拙い文だけど、こんな感じかな?
『髪型』と『刀』があればプレイしたことのある人なら外見は分かってもらえるかと…
ついでに『うわっと』も…
『うわっと』
不意に右肩に軽い衝撃が走った。どうやら誰かとぶつかってしまったらしい。
足元をみると、先程の声の主と思われる、長い黒髪が印象的な少女が尻餅をついていた。
こんな感じかな?無理に『〜の様な声』にしなくてもいいと思う。
>>342 完全に認識させないとなるともう登場させるのは不可能
とりあえず限りなくさりげなく認識させればいいんじゃね?
騒がしい一団だな・・・とかそんな感じで
あと既に書きあがってる二本の話も投下してみれば?
348 :
342:2009/07/17(金) 16:03:58 ID:sfgYlrVV
出してみます
直しを入れるのに手間取りましたが、これで
二人組の片方の一人称の話です
頭の三人称を外しても外見は途中ので判ればいいのですが
2〜3レス使います
349 :
348-1:2009/07/17(金) 16:04:52 ID:sfgYlrVV
【カザン入り口(東)】
興味本位でハントマンになろうと、この子を半ば強引に誘ってカザンにやってきたあたし達。
「着いたー、カザーン」
「ようやく着きましたね」
両手を広げて伸びをするあたしの横から、少し疲れた感じの声で返事が返ってくる
・・・よし、ソーマの為にも宿探しだ
くるりとソーマの方に向きを変え
「それじゃあ、あたしは宿を探してくるね」
そう切り出すと、ソーマはその狐みたいな耳を多少びくつかせたものの、
「あっ、うん、気を付けてね」
ぱたぱたと手を振り見送ってくれた。
ソーマと別れて通りを見回しながら歩いていく、でもこの辺りにはあまりお店がなくて、
あっても服屋さんや小物屋さんなどで今は興味がわかない、
服はこの若草色の羽織が気に入ってて、髪はソーマみたいに纏めるつもりもないしね…
でも知らない街を歩いているのはわくわくして、あたしは走りだしていた
そして少し走ったところで通りの先に広場が見えてくる、
広場にはいろんな屋台があって、それにあたしは目を奪われていた。
「すごいすご−い、ん−と、お財布どこしまったかな−」
歩きながら財布を探してよそ見をしていたら、
「うわっと」
誰かにぶつかってしまい尻餅をついた。
「いたた」
ぶつかったのは男の人で、その人の刀に目が留まる、ふ−んこの人も侍なんだ…
でも若い侍の人は上を脱いでる人が多いけど、この人はちゃんと着てるんだね。
「大丈夫か?」
あたしはその人の差し出した手を取って立ち上がり、
「うん、だいじょぶだいじょぶ、あ、ごめんなさい」
平気な事を言って、謝る
「そうか、…気を付けろよ」
その人はくしゃくしゃとあたしの頭を撫でると、行ってしまった、
その“百足の尻尾の様な後ろ姿”を見送って、
「…あ、そうそう、宿宿」
あたしは当初の目的を思い出す…でも、屋台の方が気になって、迷った結果…
「その前におやつだ−」
あたしは食欲を優先し屋台に向かう…
350 :
348-2:2009/07/17(金) 16:05:45 ID:sfgYlrVV
おっ菓子っおっ菓子−、さて何買おっかな、
ここは何売ってるのかな−
足取り軽く屋台の暖簾をくぐって
「く−ださ−いな−」
「おう、嬢ちゃん元気い−ね−」
あたしは目に付いたお店を片っ端から覗いていく、
ドーナツ、クレープ、パンケーキ、烏賊焼き、綿菓子、お好み焼き…
他にも両手に抱える程に買い込んでいたら、遠くにソーマが見えた。
「あ、そ−ま−」
ソーマは耳が反応してから、こっちに振り向いて
「あ−見つけた、スズちゃん探したのよ、もうまたそんなに買って、
それで宿屋は見つかったの?」
少し困った様な顔で言うソーマに
「ううん、まだ、そ−あも食べう?」
頬張りながらお菓子を勧める
「そう…じゃあ、いただきます…あ、宿ならあそこが、はむ」
ソーマの耳がぴんと立つ、何か思い出したようだ
「知ってうの?」
「むぐ…教えてもらったの」
へ−珍しい事もあるもんだ、
「ふ−ん、人見知りなのによく聞けたね−」
するとソーマは少し俯いて
「ううん、そうじゃないの、…でも教えてもらったの」
また困り顔に戻ってしまう、耳も垂れきっちゃったし、ん−聞いてないのに教えてもらった?
「?…変なの−、まいいや、そこ行こ」
あたし達は買った物を分けながらその宿に向かう。
───
「ソーマ−コレコレ、はい、あ−ん」「ん、美味しい」「でしょ−」…
…「鈴かすてら、久し振りね」「ソーマ好きだもんねー」…
───
二人で色々と食べ歩いていたら、ソーマが何かに気付いて足を止めた。
【宿の前】
「確か…ここね、六剣亭」
「ここ−?入ろー」
「待ってスズちゃん、口の周り」
入ろうとしたらソーマに呼び止められて
「ん−?」
何かと振り向いたら顔を拭かれた
「ほらほら、よし、と…行きましょう」
【旅の宿 六剣亭】
カウンターに身を乗り出して、人を呼ぶ
「ごめんくださ−い」
しばらくしておばちゃんが出て来た
「はいはい、いらっしゃい、宿泊費は7Gだよ、泊まっていくかい?」
「泊めて−」
「お願いします」
ソーマも答える
「じゃ、ここに名前お願いね」
宿帳を差し出される、
「はいは−い、硯(スズリ)っと、ソーマ−」
名前を書いてソーマに渡す
「はい、爽麻(ソウマ)、です」
「ごゆっくりどうぞ」
さ−、一休み一休み。
──以上
351 :
348:2009/07/17(金) 16:14:28 ID:sfgYlrVV
2レスで済みましたね
アレは硯には百足の尾が連想された、と言う事で
もう一人はまたいずれ
お願いします
>>351 >他の人物は三人をスレに投稿してあり、最近三人書き終えています
>今、二人書いている途中です
とりあえず、このまま個別のキャラのプロローグばかり書くのはやめましょう。
個々のキャラが『立ってる』のならともかく、ありがちな設定のキャラを何人分も羅列されても、
読むほうは、読んだ端から忘れていってしまうだけです。
12人分書き終えて、時系列が『2日目』に突入した時には、一人目のキャラのことなんて誰も覚えちゃいないでしょう。
つらい選択になるでしょうが、今書いてるものを全て『なかったこと』にして、ゼロから作り直すことをオススメします。
貴方の場合『どこを直せば良くなる』と言うレベルではなく、企画の土台や骨格が既におかしいからです。
まずは、登場人物を少人数に絞ってキャラの掘り下げをし、短くまとまるお話を書いてはみませんか?
前にもそれ言ったろ
止めずにまたここに来てるんだから言っても無駄
その際
キャラの性格は変えなくてもいいですよね
>>354 正直に言うと、変えたほうがいい。
今の状態では、誰一人「魅力的なキャラクター」に見えないのが原因。
いいから人数絞って戦隊物でも書いてみろって。
ありゃ、5人っていう中途な人数だから、キャラに「魅力」がないと、読むのが苦痛になるくらいつまらなくなる上に
話も盛り上がらない。
なんせ、皆書いてるのは同じ「自分」だ。
書いてる人間が同じである以上、同じような「素敵なキャラ」の羅列を見ても、他人からは「同じ人」に見えるくらい判別が付かない。
さらけ出せ。
綺麗なものばかり書こうとするな。
ひとつの美しいものを見るためには、たくさんの汚いものを通ってこなきゃ、美しさだと知ることはできないんだよ。
>>351 良いんじゃね。
自分の書きたいことをどんどん書いていくことが大事だと思う。
その中で、何が足りないのとかいうことは、わかってくると思うから。
冒険の先をいそがずに、ゆっくりといろんなことを書くともっと良くなると思うよ。
がんばってね。
とりあえずタガネ君をゴールまで書いちゃいなよ。
以降はあの時スズは何々してました〜、と肉付けする感じで。
12人同時進行は無茶すぎるでしょ。
ブギーポップでも適当に読んでみてはどうかな。
とりあえず名前だして、そのキャラの掘り下げは別でやってるから。
ザッピングかオムニバスかはちと判断つかんが。
とりあえずは第1段落について思うところを書きます
>興味本位でハントマンになろうと、この子を半ば強引に誘ってカザンにやってきたあたし達。
あたし達=この子を含めた複数形(合計2人)なのかこの子以外の複数形(合計3人以上)登場人物がいきなり不透明なのは良くないです。
参考までにセオリーとしては、この記述の場合は3人以上の場合に用います。
>「着いたー、カザーン」
>「ようやく着きましたね」
前者が年下、後者が年上としか思えません。
序盤なのですから、それぞれのセリフに話しての情景を入れた方が良いと思います。
>・・・よし、ソーマの為にも宿探しだ
ソーマ一人が泊るための宿探しならこれでも良いのです、一緒に泊まる宿探しなら不要な記述です。
>「それじゃあ、あたしは宿を探してくるね」 のセリフで十分です。
>そう切り出すと、ソーマはその狐みたいな耳を多少びくつかせたものの、
>「あっ、うん、気を付けてね」
>ぱたぱたと手を振り見送ってくれた。
一人ぼっちになる不安を現したのだと思いますが、なぜ一人にせねばならないのか説明不足。
どうして一緒に行かないのかという疑問が残ります。
ついでですが、直前に「狐みたいな耳」という獣人を想起させる記述があるので「ぱたぱた」と続けると獣人の子が尻尾を振る様子が目に浮かびやすいです。
序盤の記述は読者の興味を引くか、物語の世界観を読者を読者に刷り込むことで共感を得ることが重要です。
登場人物の姿形や背景に疑問を残したまま話が進んでも共感は得られません。
第2段落以降、まずこれだけは言っときます。
宿探してねーよ!
主人公の性格をそういう風(目的をすぐに忘れる性格等)に表現するつもりであるのなら第1段落から書き直す必要があります。
そうでないのなら、宿探しに行くと言って出た主人公がなぜ食い物を優先するのか。
あえて置いてきたソーマがなぜ主人公を見つけて「探したのよ」と言うセリフになるのか。
説明すべき点が多すぎます。
ほとんどの人がこのあたりで読むのを止めると思われます。
わかりますか?登場人物2人の年齢、性別、背格好、服装、種族。
パズル形式を用いて読み続けることで、種々解き明かしていく手法はよほどの実力が有るか2次物のように世界観が出来ている場合でなければ読者はついてきてくれませんよ。
このスレに投下するには、とてつもない実力がないと駄目そうだな。
いかにもな初心者でない場合はそもそもレスがつかなかったり
確かそんなスレではなかったと思うけどなー。
まあ、正直言うと、何が悪いのか言われてることだけ小手先で変えて同じ文章投下し続けられてうんざりしてるんだろ
俺がそうだ
>>360 いまSSをUPしてる人が目指しているものが、
とてつもなく実力がなくちゃまともに完成しないものだから、そうなってるだけ。
文章のロリコン
短い話を書きましたので、ご批評をおねがいします。
・一次で4レス程度。
・内容はダーク、暴力表現あり(エロはわずか)
・オリジナルをほとんど書いたことがないので、キャラの個性をどのように際立たせるかという観点で読んで頂きたいです。
・起承転結はあるか、文法、レイアウト等、文章形式に問題がないかについても、併せてご教授ねがいます。
題名は「平凡なとある一日」
「おはよう。貴久」
「おっす。佐恵子」
隣の家から出てきた貴久に挨拶する。
私と、貴久は幼馴染みで、高校に入学した頃から付き合っている。
通学路を夏の眩しい日差しを浴びつつ、とりとめのない雑談をして歩き、校舎の昇降口で別れる。
「じゃな」
「うん。また後でね」
貴久と別れてから下駄箱を開けると、あるはずの上履きがない。
「やれやれ」
私は、ちょっとだけため息をつくと、スリッパを借りに職員室に向かって歩いていった。
「おはよ。サエ」
「おはよう。舞子」
ぺたんぺたんと音を鳴らしながら2年B組に入ると、親友の舞子が私に近寄り、すぐに首をかしげた。
「また、なの? 」
「うん」
私の返事に、舞子は腰に手をあてながら怒りの声をあげた。
「卑怯なやつらね! 」
どうやら、私の上履きを奪った犯人に腹を立てているらしい。
「まあ、まあ、よくあることだし」
穏やかな口調で言ってから、彼女の正当な怒りを鎮めるために、アメを渡してやる。
「まったく、もう」
サエは、頬をふくらませながら言葉を続ける。
「あんたって、なんでこんなことされて怒らないのよ」
「一応、嫉妬される身の上だという認識があるからねえ」
「三輪君かあ」
「そう。三輪…… 貴久」
高校生同士で付き合っている生徒なんて、それこそ星の数ほどいるけれど、三輪貴久という男は特別らしい。
容姿は平均よりやや上で、性格も明朗なのだが、不可思議なフェロモンでも放っているのか、女子にやたらにもてるのだ。
そういえば、貴久の奴、バレンタインでは紙袋一杯のチョコをもらってニヤニヤしていたっけ。
「もてもての三輪君に対して、サエは『こう』だからね」
「私が、それなりの美少女だったら、お似合いのカップルということで、そんなに嫉妬されないのだけど」
私の分析に、サエはあきれたように首をすくめる。
「うーん。サエは、顔の造りはそれなりにいいんだけどね。なにせ性格が」
「よくない? 」
「スカしているというか、周りを馬鹿にしているとか」
親友に向ける言葉としては、ずいぶんだと思う。しかし。
「上履きを隠したり、教科書に落書きをしたり、体操服を泥水につけたりするのは、馬鹿としかいえない」
「でもね、サエ。そろそろ、直接絡んでくるはずよ」
淡々と話す私の顔をみながら、舞子が眉をひそめて忠告した時、担任が入ってくる。
高校生としての平凡な一日が始まった。
淡々と午前中の授業を終えてから、いつもどおり、舞子と昼食をとった。
お弁当を食べ終えた後に教室を出て、トイレに入った時、突然、後ろをふさがれる。
事前に打ち合わせていたのだろう。瞬きを数度繰り返す間に、私は三名の女子に囲まれていた。
「ちょっと、有田さん。用があるんだけれど」
長身の少女が、私の苗字を告げながら、ひどく乱暴に胸倉を掴んだ。
「なにかしら? 」
「アンタ、凄く生意気なんだよ」
右隣に立っている、ツインテールを伸ばした生徒が甲高い声を出す。
「えっと、誰? 」
「こ、こいつ! 」
左側にいるショートカットの少女が、憤然として私に殴りかかるが、ここは敢えてよけない。
ドガッ!
景気の良い音がして、私はトイレの床に叩きつけられる。
「なんで、こんな無愛想女に三輪君が付き合うんだ」
ふむ。上履き盗みの犯人はこいつらか。
「この女。三輪君に股開いたんじゃね? 」
「私のはじめてをあげるから、付き合ってってか! 」
好き好きに言いながら、私を引き起こして殴り、倒れたところを蹴りつける。
「おい。何か言えよ。この淫乱女! 」
最初に胸倉をつかんだ長身の少女が、いらつきながら叫んだ。
「やれやれ。本当に馬鹿ばかりだ」
私は、心底馬鹿にした口調で呟いた。まあ、ちょうどこの当たりで良いだろう。
「なんだと! 」
怒りのあまり我を忘れた、のっぽが再び殴りかかるが、今度は少し身体を後ろに反らして簡単によける。
「え!? 」
呆然として無防備になった女の顎を捉えて、鋭く突き上げる。
「ぐえっ」
私の右アッパーをまともに食らった長身の少女は、ヒキガエルのような悲鳴をあげながら、無様に崩れ落ちて尻もちをついた。
「多恵! 」
のっぽの名前を叫んだ、残りの雑魚二人の叫び声が重なる。
私は間をおかずに、まず右側に立ちすくんでいたツインテールに向けて回し蹴りを放ち、身体をくの字に折り曲げさせ、
返す刀で、ショートカットの女の股間を容赦なく蹴り上げる。
「ぎゃっ」
ついていない癖に、悶絶する少女の悲鳴はとても心地よい。
「て…… てめえっ」
多恵と呼ばれる背の高い女は、ふらつきながらも復活しつつあったので、胸倉を掴んでから、小さな動作で頬を殴る。
「ふべっ、ぎゃ、あぐっ」
短い悲鳴を愉しみながら、二十往復くらいビンタをかますと、目が虚ろになって床に倒れる。
後ろを振り返ると、ツインテールの女とショートの女が、水に濡れた床にうずくまってガタガタと震えている。
「ご、ご、ごめんなさい。有田さん…… 」
「わ、わるかったです。ゆ、許して…… 」
私は、蛇に睨まれたカエルのように怯えている少女たちに、淡々と告げた。
「お願いだから正直に答えてね」
「は、はい」
彼女達はカチカチと歯を鳴らせながら、何度も首を縦にふる。
「私の上履きを隠したのと、教科書に落書きをしたのと、体操服に泥をつけたのは、あなたたちね」
「は、はい。で、でも、多恵がやれって」
「た、多恵が、三輪君をたぶらかす女を懲らしめてやれっていったから」
なるほど。こうも簡単に仲間から売られるとは、多恵さんも可哀想というか、人望がないというか。
「そっか。全部、多恵さんが悪いのね」
私は淡々とした口調で、確認する。
「そうだよ。ごめんね。有田さん」
「私達、多恵の言うことに逆らえなくて」
醜悪な言い訳と、形ばかりの謝罪を続ける少女たちに向けて、私はゆっくりと告げてやる。
「じゃあね。私の言うことを少しだけ聞いてくれるかな? 」
「う、うん。なに? 」
見えない尻尾を懸命にふる二人に対して、私は告げた。
「多恵さんを縛ってくれるかな…… 彼女のスカーフで」
「わ、分かったわ」
私の命令に対して忠実になった彼女たちは、ふたりがかりで多恵さんを押さえつけて、スカーフを抜き取り、後ろ手に拘束する。
「理佳、由紀、やめろっ! 」
一方、多恵さんはどなりながら何度も身体を捩るが、戒めを解くことはできない。
「ふふ。多恵さんのパンツってどうなっているのかしら」
私の操り人形と化した二人が、スカートを脱がしにかかる。
「や、やめて! 」
一転して、多恵さんは女の子らしい悲鳴をあげるが、あっという間に、白い太腿と黒いショーツがぬるい空気に晒される。
「ふうん。黒か…… 」
いわゆる勝負パンツなのかもしれない。
「や、やだあ」
「さて、その下はどうなっているのかしらねえ? 」
ツインテールの理佳さんが背後から押え付け、ショートカットの由紀さんがショーツをずり降ろしていく。
「嫌、お願い、お願いだから、脱がさないで! 」
涙を流しながら哀願する多恵さんは、正直言ってとっても可愛い。
学校一の無自覚な女たらしの、貴久なんかにこだわらなければ、そこそこの彼氏と付き合うことができたのに残念である。
「まあ、主犯格だから仕方ないかな」
私はポケットから携帯を取り出して、多恵さんの黒々としたアソコのどあっぷを何度も写す。
もちろん顔の写った全身写真も併せて撮る。
使うつもりはないけれど、脅迫材料にはなるだろう。
「お願い、お願いだから、撮らないで! 」
お願いを聞く義理もないので、私は淡々とボタンを押し続ける。
「や、やだ、やだよう」
しかし、抵抗する気力を失い、情けない悲鳴をあげるばかりになった多恵さんを眺めていると、めんどくさくなってきた。
「そろそろ、帰るかな」
「あ、え、カメラ」
「これは、あなたの今後の行動次第かな。もし、ちょっかい出してきたら、分かるよね」
多恵さんは機械のように、こくこくと頷く。
「理佳さん、由紀さん」
私は、なおも彼女を拘束し続けている、二人に向かって告げた。
「あなた達のメールアドレスを教えてくれる? 」
「は、はい」
メアドを教えてもらってから、多恵さんの恥ずかしい写真を転送してあげる。
「もし、多恵さんが生意気なことを言い出したら、裏サイトに貼り付けるといえば良いから」
「い…… いやっ 」
弱々しい声をあげる彼女をよそに、理佳さんと由紀さんは素直に頷いてくれた。
「そろそろ予鈴が鳴るからね。ばいばい」
私は、三名の少女を残してトイレを後にする。
決定的な弱みを握られた多恵さんが、残りの卑怯者達にどんな仕打ちを受けるのかを想像しながら、私は教室に戻った。
「おかえり。サエ。早かったわね」
ちょっと膨れてしまったおなかをさすっている舞子が、けだるそうに片手をあげる。
「一応、終わったから」
淡々と世界史の教科書を取り出す私をみながら、舞子はひとりごちる。
「それにしても、女の子の嫉妬って怖いねえ」
「そうね」
私が小さく頷いた時、チャイムが学校中に鳴り響き、教師が中に入ってきた。
(おしまい)
以上です。よろしくお願いいたします。
容姿は平均よりやや上で、性格も明朗なのだが、不可思議なフェロモンでも放っているのか、女子にやたらにもてるのだ。
訂正します。
>>336の中ほど
サエは、頬をふくらませながら言葉を続ける。 → 舞子は、頬をふくらませながら言葉を続ける。
投下お疲れ様です。
まず形式面について。
文法や文章作法については、しかるべき本なりサイトなりで自分で調べた方が正確ですので、
あくまで簡潔に。
1、読点の打ち方が独特で少し読みにくいと感じました。
「通学路を夏の眩しい日差しを浴びつつ、とりとめのない雑談をして歩き」
「学校一の無自覚な女たらしの、貴久なんかにこだわらなければ」
2、「!」「?」の後のスペースは、カッコで閉じる場合は入りません。
3、三点リーダの後にはスペースは入りません。
4、性格明朗は美点なのでもてることに逆接でつながりません。
「性格も明朗なのだが」→「明朗な性格以外これといって取り柄はないのだが」
5、一人称地の文で人称主以外の人物の心情を確定的に記述することはできません。
「長身の少女が、いらつきながら叫んだ」→「いらだちをにじませた口調で叫んだ」
6、空行が多すぎるかもしれません。
ただし、1には厳密なルールがあるわけではなく、2・3は出版界の慣例に過ぎません。
6は人によって感じ方の違うところですが、連続した会話の途中にまで空行を挿入しなくても
十分に読みやすいものになったのではないかと思います。
次に内容面について。
起承転結型を想定しているのであれば、この物語の構造は以下のようになると思います。
起 サエの人物描写(容姿、表面上のキャラ、貴久との関係)
承 舞子との会話を通してサエをとりまく状況が語られる(嫉妬によるいじめ)
転 三人に取り囲まれて反撃。サエの秘められた内面が明らかになる。
結 後始末を終え、何気ない顔で日常に復帰する
読む側は起・承で一貫してサエの表面的な人物像が語れているからこそ、転を転と認識できます。
ところが、このSSでは、サエの容姿の水準や周囲の評価が承の部分で徐々に明らかになるため、
三人に反撃することの意外性がいまいち明確になっていません。
また、転の部分も、どの部分で転換が起こっているのかはっきりしません。
サエは始めから相手を飲んでかかっており(「敢えてよけない」)、簡単に避けてみたり、
股蹴りに快感を感じてみたり、これらも徐々に明らかになっていくため、どこで驚くべきかが
明確ではありません。
短編らしいはっきりとした展開を意識するのであれば、サエの描写は冒頭にまとめるべきであり、
また三人に囲まれたある時点ではっきりと豹変させるべきでしょう。(次レスへ)
キャラの立たせ方も弱いと思います。
登場人物すべてが個性的である必要はなく、エロパロでは特にエロという目的のための個性付け
だけが重要です。
このSSの場合、「いじめられる側がいじめ返す」物語的カタルシスと「いじめっ子がいじめられる」
シチュエーションの性的興奮がエロ的な肝だと思います。
ですから、キャラを立たせる必要があるのはサエと多恵だけのはずです。
すると、貴久が謎のフェロモンの持ち主である必要も、舞子がアメ一粒で落ち着いてくれるキャラ
である必要もなく、三人のうち性的対象にならない二人に至っては名前も髪形も不要かもしれません。
もちろんあっても良いのですが、4レスの短編ではその余裕はないはずですし、また、他を没個性に
することで主要の二人を際立たせる技法もあるかと思います。
そして主要の二人はというと、まず多恵は圧倒的に描写が足りません。
最初にわかるのは長身だということだけです。ここで読む側が漫画などにありがちなノッポで不細工な
いじめっ子キャラを想像してしまったら、エロパロ的にはアウトです。
4レス目でようやく「可愛い」旨の描写がありますが、どう可愛いのかはっきりしませんし、何より
遅きに失した感があります。
次にサエですが、こちらは描写の多寡というより、人称選択がネックになっています。
サエ一人称であるため、サエの容姿については舞子から伝聞でしか知り得ず、当然印象も薄くなって
います。もし、これが三人称で、「客観的な描写」として、「美人系だが表情に乏しくいつもどこか
人を小馬鹿にしたような目を……」などと書かれていたのであれば、印象も強く、また、起の部分で
描写をしきることも容易であったと思います。
また、表面上は淡々としているが内に凶暴性を秘めている、というサエの神秘性も、一人称で彼女の
内面を追っていく形式ゆえにスポイルされてしまっています。
一般論としても、サエのような特異なキャラクターを人称主に持ってきて魅力的に描写するのはとても
難しいと思います。内心が明らかなので驚きも興味も持ちにくく、破天荒な行動をとらせてみても
底が知れてしまう。
読む側がサエに同一化することが重要であったり、淡々と暴力を振るう部分が萌えであったりする
のであれば事情は異なりますが、その場合はまた別の問題が生じるように思います。
以上になります。
形式面については、完璧に改善したからエロパロとして出来が良くなるとは限りません。
また、内容面については、◆5xcwYYpqtkさんが意図されたテーマ如何によっては、見当外れかも
しれません。
ですので、あくまで「もっともだ」と思った部分だけ参考にしていただけたらと思います。
これ書いた人じゃないけど勉強になるなあ
>>374 懇切丁寧な講評を頂き、ありがとうございました。
ご指摘を受けた上で、自分が思った点は下記の通りです。
文章作法について
1、読点の打ち方は迷います。どの点に留意すれば良いのかが、まだ掴めていません。
2、3、慣例の存在を知りませんでした。改善します。
4、ミスでした。やや優れた容姿と明朗な性格くらいしか美点がないのに、やたらともてる、という繋げ方をすべきでした。
5、これもミスでした。サエの視点からでは認識不可能な記述をしてしまっていました。
6、専ブラはギコナビですので数行おきに空行がないと読みにくいと思っていましたが、環境または、人によって
感覚が違うという認識に欠けておりました。
内容について
登場人物の描写を文章の最初の方で記述すると、退屈な情報の羅列になってしまう恐れがあると判断した為、敢えて書きませんでした。
しかし、起承転結を意識するならば、サエについての描写はまとめるべきでした。
・キャラの立たせ方について
短い文章なので、重視することとしないことの区別をはっきりさせて、優先順位の低いことは切り捨てるべきでした。
また、多恵の容姿についての描写も遅きに失していました。
・サエの人称選択について
一人称にした主な理由としては、感情移入がしやすく非常に書きやすいからですが、サエの暴力描写に萌えて貰いたかったから
という部分も確かにあります。
しかし、主人公の内心が分かる一人称にすることによって、話の底が知れてしまうという点はご指摘の通りかと思います。
この話自体を、三人称で書くべきであったのかもしれません。
今まで、批評を頂く機会をつくっていなかった為、ひとりよがりな文章となっていたように思います。
大変、勉強になりました。
戦隊物とかキャラの掘り下げ方とかさっぱり解らないけど
取り敢えず書けたので
名前は流用、NPC同士の会話も本編より
イメージ的には赤、黒、緑、
6レスかな
379 :
1:2009/07/28(火) 01:43:42 ID:n2UiKL9V
カザン入口
年配の男が血相を変えて走ってくる、そして街に入ると近くの男に息を切らしながら話しかけた
「おい、聞いたか?例の、怪物が出たって話!」
「ああ、聞いたよ
何でも、名もなき小洞に手強い怪物が出たとか…」
話し掛けられた男は初めて聞いたと言う素振りもなく悲観した様な、寧ろ冷めた反応をした
年配の男はその反応を見て深刻な顔をして話を続ける
「まさかあんな場所にな…もう、だいぶハントマンがやられてるんだろ?」
「ああ
事態を重くみて、大統領府の方も動き出したらしいぜ、
ミッションを出して討伐するハントマンを募っているらしい」
その人事の様な言い方をする男に年配の男は聞く
「お前は参加しないのか?名をあげるチャンスだぞ?」
「馬鹿いうな
命あってのなんとやら、だ
どうせ大物ギルドのやつらが片付けるんだろうよ
小物は小物らしく傍観するさ」
そう言って男は離れていく
───────
クエスト管理部に突然、年老いて尚体格のいい白髪の男が入って来た
その男を見て驚き、眉を顰めて問い質す眼鏡の男
「何をしに来られたんです?」
「そう邪険にするな、視察だ」
「視察…ですか?」
眼鏡の男、メナスは返って来た言葉を訝しがる
それを意に介さず、白髪の男は話を続ける
「そうだ、最近はどんな依頼が来ている?」
「アイテムの採集や運搬
モンスターの討伐といったところです」
「討伐というのは?」
白髪の男は何か気になる事があるらしく、内容に興味を示す
「そこら辺にいる雑魚モンスターです
初心者ギルドでも倒せますよ」
「そうか」
言い終えると、メナスは声を落とし
「ただミッションの方が
少々難しいようです
まだ討伐したという報告はありません」
白髪の男は何かが喉に支えた様な表情をして
「このくらいの怪物を迅速に処理してくれるギルドが現れれば…」
「例の懸念のことですか?」
以前にメナスもその事を聞いていたらしく、反応を返す
「ああ…
思い違いに越したことはないが俺の感はよく当たる」
「…………」
そう言われ、白髪の男の感の良さを知っているメナスは黙ってしまう
380 :
2:2009/07/28(火) 01:44:57 ID:n2UiKL9V
────────
とある酒場の一画で三人の男達が話をしている
「で、今回出ているミッションだが、お前らはやる気あるか?」
テーブルの上に身を乗り出し、話を切り出す銀髪の青年
「はぁん、ミッションなんて出てたのか」
椅子に寄り掛かり、余り興味のない様な返事をする黒尽めの服の少年と
「それは、お前次第だな」
頬杖を付き冷たく返す和装の男、二人のそのいつも通りの反応に
「じゃあ行くぞ、先ずはミッションを受領しに行かないとな」
銀髪の青年は言い切る前に立ち上がり、そそくさと酒場から出て行く
「そうか、なら俺も行くか」
和装の男も気怠そうに椅子を立って後に続き
「小僧、お前はどうする?」
黒尽めの少年に肩ごしに問い掛ける
「あ−、どうすっか」
まだやる気のない反応を見て
「そうか、なら小僧は留守番だな」
そう言い残して歩きだす
「だからガキ扱いすんじゃね−って、わ−ったよ俺も行ってやるよ」
慌しく立ち上がり、グラスの水を飲み干し後を追う
────────
クエスト管理部に三人が入り
「んじゃ、行ってくるな」
「おう」
「任せた」
銀髪の青年が一人離れ受け付けに向かい
「今出ているミッションを俺たちも受け付けて貰えないか?」
ミッション担当の書記官に告げる
「はい、名もなき小洞に出た怪物の討伐ですね、受けてくれるんですか」
「ああ、で、実際どんな怪物なんだ?」
「それが…情報が足りなくて」
書記官は面目なさそうに言葉を詰まらせる
「別にいいって、じゃ受け付けてくれるんだな」
「はい、ではギルド名をお願いします」
「ああ、クアールだ」
「はい、クアールですね、それじゃあ…あ、メナスさん」
381 :
3:2009/07/28(火) 01:45:37 ID:n2UiKL9V
銀髪の青年がミッション担当の書記官に話をしている途中メナスが話し掛けてくる
メナスは三人の顔を見回して
「お前達も討伐に参加するのか?」
「…ああ、そうだが」
頼りにならなさそうな言い方をされ、ぶっきらぼうに鑑が答える
「本当に大丈夫なのか?まぁいい、今はとにかく人手が必要だ
聞いてるかもしれないが、東の橋を渡って北に行った所の名もなき小洞に怪物が出た、
これがその小洞内の地図だ」
「…どうも」
地図を渡し、間髪入れず
「直ちに向かって、討伐してほしい、くれぐれも無茶はしないように、よろしく頼んだぞ」
そう言ってまた仕事に戻るメナスを見て鑑は思う
(何だ?あの焦り様は
ま、ミッションの受領はしたし地図も貰った、その怪物とやらを退治に行きますか)
それから、銀髪の青年は受け付けから二人の元に戻ってきて
「待たせたな、鏨、篝」
「遅えよ鑑、んで、どこで何すんだよ」
篝と呼ばれた黒尽めの少年が、悪態を吐く
「…小僧、お前は事を知らなさ過ぎだ」
鏨と呼ばれた和装の男が、呆れたように言う
「んだよおっさん、別にいいだろ、今から行くんだからよ」
「…まあいいだろう、それに何度も言うが俺はまだそんな歳じゃない」
「俺だって小僧って歳じゃねえ」
睨み合う篝と鏨
「お前らそんな事より、とっとと行くぞ」
それを横目に見ながら急ぎ足でオフィスを出ていく鑑と呼ばれた銀髪の青年
「…ああ、ここは鑑に免じてやるか」
そう言って鑑に付いて行く鏨
「なんでお前が上なんだよ!」
その二人を走って追い掛ける篝
───────
カザンを出て名もなき小洞に向かう三人
「なあ、今回のミッションてのは具体的に何すんだ?」
道中、後ろを歩く篝が改めて鑑に訊く
「ああ、場所は橋を渡ったミロス側、その北西にある小洞に得体の知れない怪物が出たんだとさ」
「へえ、怪物…ねえ、で、そいつがどんな奴かは解ってるのか?」
篝が続けて訊く
「いや、怪物が出たってだけで詳しくは判らないらしい」
鑑は肩を竦める
「ふ−ん、ま、行ってみりゃ解るだろ…
何だおっさん、何か言いたそうな顔して」
自分を厄介そうな目で見ていた鏨に訊く
「…何も」
言い捨て外方を向く鏨に
「んじゃいいや、態々小言聞く必要ねえもんな」
そんな事を言いけらけらと笑う篝を見て、鏨は軽く溜息を吐く
───────
382 :
4:2009/07/28(火) 01:47:13 ID:n2UiKL9V
そうして、途中野性動物などに襲われはしたものの、三人は難なく小洞前に着き
「で、この小洞の一番奥に、その怪物とやらが現われたそうだ」
鑑が棍を継ぎ遊ばせながら言う
「さあて、何が出てくんのかなっと」
指を鳴らしにやける篝
「何にしろ、手応えのある物ならいいがな…」
鏨は鼻で笑う
「んじゃお前ら、行くぞ」
鑑を先頭に、三人は名もなき小洞に入っていく
───────
そして名もなき小洞の最奥に辿り着こうとした時、奥から先客と思わしきハントマンの青年が覚束ない足取りで逃げてくる
「ひぃっ…!
無理だ…俺には無理だ!
あんなのに勝てっこない!」
逃げて来た青年は鑑たちと鉢合わせ、狼狽えながら喋りだす
「な、なんだ、お前ら…」
「俺たちか?俺たちは、ここの怪物の討伐ミッションを受けて来たギルドだ」
自信満々に言う鑑
「この奥にいる怪物を倒しにきただと…?
馬鹿、やめておけ
見たところ、お前ら新人だろ!?
新人の敵う相手じゃねぇ!分かったら、お前らもとっとと逃げるこったな!俺は行くぜ!」
そう言い残して走って行く青年を見ながら
「そんなヤバそうな奴か、そいつあ楽しみだな」
篝は拳を打ち合わせ笑みが零れる
「こいつを倒せば、俺たちのギルドも名が通る訳だしな」
鑑は一度鞄の中を確認し、棍を持ち直す
「何にせよ、気を抜くなよ」
鏨は刀を鞘に納め、大きく深呼吸をする
「よし、準備は整った様だな、お前ら足引っ張んじゃねえぞ」
そう言い鑑は駆け出す
「誰に言ってんだよ」
「毛頭ない」
それに続く篝と鏨
「あいつか」
奥にいる大きな影に鑑が気付き
「一番槍、貰い受ける」
鏨が急加速する
「あっ、テメっ」
篝が後を追いスピードを上げ
「気を付けろよ」
鑑はそのまま走り続ける
383 :
5:2009/07/28(火) 01:47:52 ID:n2UiKL9V
先ず鏨がその大きな影に抜き打つ
(浅いな…)
続き篝がダガーで足を狙うが、弾かれる
「硬え、クソッ、足はダメか」
鑑が到着して明かりを灯し、その影を照らす
「こいつは…熊か…しかしデカ過ぎるだろ」
(確かに、あいつが逃げる気にもなるな…)
その普通の熊とは比べ物にならない程のサイズに、鑑は納得する
「熊か、ならどこが的確な弱点だ?」
解剖学を知識としている鑑に鏨が訊く
「こんなデカくたって熊は熊だ、哺乳類である以上難しくはない、
急所としては正中線や大動脈が基本だ
只デカい分筋肉や骨が発達しているから、攻撃力は半端ないぞ」
鑑は簡潔に説明する
「解った」
頷く鏨
「正中線て、どこだ?」
「小僧、解らないなら目を狙え」
理解していない篝に、鏨は忠告する
「なんでお前に…まあいい、やってやるよ」
篝は気配を消す
熊は自分に危害を加えてきた人間を敵と認識して襲い掛かってきた
先ず一番手近にいる鏨に対し長く太い前足で薙払う
(ぐっ、防ぎ…)
鏨はこれを刀で防ぐが、一撃が重く防御を弾かれバランスを崩し
続く二撃目の攻撃に対処が遅れる
「くっ」
(間に合わ…んな)
そして、熊の二撃目が振るわれ致命傷を覚悟した鏨の前に
鑑が立ち塞がり、攻撃を受け止める
「うおっ、流石に…重いな」
「…すまない」
防ぎ切った鑑に鏨が謝る
「いいから、どっちかやれないか」
「ああ、善処する」
「鑑!そのまま止めてろよ」
どこからか声がして
「よっと」
熊の肩に篝が現われ、ダガーを振りかぶり
目に向かって振り下ろすが、熊に気付かれ篝は振り落とされる
「チッ」
篝は舌打ちをしもう一度姿を消す
熊の意識が篝に向いたその隙を突いて鏨が跳び、左頭部を蹴る
その後、鑑は喉、胸、鳩尾と三段突きを打ち込む
しかし熊は怯みもせず、鑑に向かって突進してきた
鑑は熊の頭を抑えるが、突き飛ばされ後ろの岩壁に叩き付けられる
「鑑!大丈夫か」
鏨が呼び掛ける
「ああ、まだ大丈夫だ」
鑑が少しふらつきながらも立ち上がる
384 :
6:2009/07/28(火) 01:49:39 ID:n2UiKL9V
『■■■■■』
そこに熊の叫び声が聞こえた、見ると背中に数本矢が刺さっている
「でかした、小僧」
鏨が熊に駆けて行き、縦一文字に斬る
「入ったか、ぐぁっ」
刀は熊の左腕辺りを斬る、熊は怯みはしたが、すぐに足元にいる鏨に右腕を振るう
鏨は避けられず、爪の攻撃が当たり膝を付く
「どうした!?」
「大丈夫だ、傷は浅い」
状況をやり取りしつつ鑑も間合いを詰め
「せいっ」
手にした棍で、先程鏨が斬り付けた部分を打つ
傷口を打ち込まれた熊は暴れ二人を吹き飛ばし、岩壁に叩き付ける
まともに攻撃を受けて壁に叩き付けられた二人は、すぐに起き上がることが出来ない
そして熊は鏨に向かって行く
(っ…またか)
上手く動く事の出来ない鏨は辛うじて腕を上げ、刀で防ごうとする
熊は鏨にそのまま体当たりをしようと速度を上げる
(チッ、ヤベエな)
その様子を見た篝は急ぎ矢を番え、突進する熊の背中に向かって乱れ射つ
熊は最初は気にせず鏨に向かって行ったが、数本背中に矢を受け欝陶しく思ったのか篝に標的を変える
(ようやくかよ)
篝は残りの矢を射ち尽くし、弓を放ってダガーを両手に持ち
「来いよ」
熊を誘い込む
熊は篝を睨みつけ走りだす、篝は距離を保ちつつ、ある場所を目指し移動する
そして目的の場所に辿り着きダガーを投げ牽制するが、ダガーは動きを止めた熊を逸れ天井に刺さる
(よし、この辺りだな)
篝はロープを切り、罠を作動させる
ロープが切られるとワイヤーが巻き取られ、熊を捕らえる
熊は藻掻くが、ワイヤーが全身に絡み付き身動きが取れない
「よしトドメを差すぞ、お前ら動けないか?」
篝は二人に声を掛ける
「ああ、なんとか行けそうだ」
鑑が答え、近付いてくる
「…無理そうだな」
鏨が忌々しそうに溜息を吐く
「んじゃ、それ借りるぞ」
篝が刀を拾い熊の方に戻って来て
「頼むな」
飄々と鑑に渡す
「…何で?」
受け取り唖然とし、質問するが
「お前の方が力あるだろ」
あっさりと返された鑑は複雑そうな顔をして刀を持ち直し
「はぁ、動けない奴にってのはなぁ・・・だが、すまないな」
鑑が渋々熊の喉に刀を突き立て、抉り切る……
385 :
7:2009/07/28(火) 01:50:21 ID:n2UiKL9V
そうして巨大な熊を討ち倒し、
「弓、どこ放ったっけな」
「鏨、お前この傷全然浅くないじゃないか」
「………致命傷ではなかったからな」
各々後始末や治療をしていると、戻り道の方から声が聞こえる
「お待ちください!
いけません、貴方本人が討伐に参加なさるなど!」
「何だ、メナス
お前は俺の腕が信じられないとでも言うのか?」
鑑はその名前が聞こえ
(メナス?確かクエスト管理部で…何でこんな所に)
ふと、地図を渡された眼鏡の男を思い出す
「そうではありません
しかし…!」
メナスは鑑たちに気付き、一瞬言葉が飛ぶ
「お、お前達は…!
もしや、怪物を倒したというのか…?」
メナスは鑑たちの前を横切り熊の亡骸を確認して
「本当に怪物が討伐されています!
お前達、よくやった!新人ハントマンとしてはすばらしい功績だ
あとで、ミッションオフィスに報告にいくといい
報酬をだすように言っておこう
さぁ、ここの調査は我々に任せ
お前達は町に帰るといい」
鏨を治療し終えた鑑は
「何だ唐突に、まあ倒したことを直接確認してもらったし、
俺たちはもうここに用は無い訳だ、後は任せるさ
篝、行くぞ、鏨は立てるか?」
「ん?ああ帰るのか」
「なんとか、な」
そう言って鏨の肩を担ぎ帰っていく
「ほぉ…
あいつら、なかなかいい面構えをしているな…」
横を通っていく鑑たちを見届け、白髪の男が呟く
以上です
一から考えるのはちょっと…
それでは、失礼します
文法どうのとか、キャラの掘り下げとかの前に、
句点が無いのが非常に気になった。
会話文最後のカギッコの前の句点はともかく、
地の文ですら句点が全く無いのが、気になった。
そういう作柄なんですかね。
ん〜……何て言ったらいいのかわからないが……何を書きたいんだ?
セブドラ未プレイの人に面白さを伝えたいのか?まず伝わらない。
セブドラスレに投下するために書いたのか?それならばこの話で何を伝えたい?
緊迫した戦闘、或いは鏨一行の英雄の素質を見せたいのかもしれんが、
ゲームをプレイした人なら誰もが通る道だし、別に重要なイベントでもない。
そんなただの雑魚敵との普通の戦闘を長々淡々と書かれても反応のしようがない。
セブドラスレに投下されてる話には結構戦闘描写が多いが、その戦闘には全て意味がある。
ある話の戦闘相手は名も無き竜だが、突然の出現に読み手に緊迫感を与え、
その後に男性キャラの格好いい一面や女性キャラの意外な強さを表すことに繋がっている。
またある話の相手は本編では弱いと言われるボス竜だが、描写により凄まじい強敵に見え、
さらに続きが気になる、いい場面で話を区切っているから次の投下を待ちたくなる。
また別の話では結構戦闘描写が多いが、全てが主人公の成長などに繋がっている。
特に最新話での緊迫した最強竜との戦闘は秀逸。主人公達だけでなく脇役まで輝いている。
まだ他にもあるがこんな感じだ。
しかし今回の戦闘は、「あぁ、勝ったね。で?」と思うだけ。
戦闘に限らず、どこかしら「魅せる」場所が欲しい。
また地の文も台本くさいというか……「。」くらいつけた方がいいんじゃないか?
まずここで質問をするのも構わないが、まずは「自分と他の作者さんの違い」を知るべき。
何故自分の話は感想つかないのか?逆になんでこの作者さんの話は感想がつくのか?
「自分で」その理由を考えてみることをオススメする。
ちなみにエロがあるかないかではないぞ?エロ無しの話にも普通にGJはついている。
他の作者さんの「書き方の模倣」で特訓するのもいい。
真似てるうちに「あぁ、こう書くといいんだ」とわかってくると思う。
でもパクりは駄目。絶対。
思い入れのある話を書いても伝えられないのに、思い入れのない話を書いて伝えられる事は無いと思います
何も解らないまま自分のイメージする戦隊物を書いただけで、実際はセブンスドラゴンとも関係ないです
NPCの会話に只ト書を書き込んだだけですし、この話は続けるつもりはないです
三人称だと台本になるとも確か上に書いてあります
一人称でも台本ですしね
あと、台本でしかない分演者の心が入ってないと言われた事があります
書き方の模倣や、模倣とパクリの違いも解らないですよ
4月に書く事を初めてから全然進歩が無いのも、その「理由」が解らないからだと思います
なんかもう駄々捏ねてるようにしか見えないけど…
ごめんなさい、解れと言われて解る程の知識もないです
多分この状態で模倣してもパクリになるでしょうね
改めて各作品を拝見しましたが、
「上手く書きたい」「上手く書けるようになりたい」ということを前提とするのであれば、
今の段階の作品に対して言えることはひとつです。
ちゃんとした本を、たくさん読んでください。
以上です。
>>389 いっそのこと「公開しない事を前提に」パクってパクってパクリまくった作品を作るのもアリかもしれない。
嫌がらせで言ってるんじゃなくて、まずは真似る事からはじめようって意味で。
「パクりたい」と思える部分は、その作品の良い部分、面白い部分な訳で、
「では、何故その部分を良いと感じたのか?」と言うことを突き詰めていけば必ず勉強になる。
もう一つ「真似る」と言う意味で、好きな小説を一冊まるまる模写してみるというのもアリだ。
それだけで文章の書き方のイロハはけっこうつかめると思う。
作品を投下します、批評をよろしくお願いします。
393 :
深江:2009/08/01(土) 03:54:26 ID:mv8YRrFL
題・カズのザーメン無限絞り!
小波「じゃあ、やってくれ」
カズ「まかしとき!」
カズの激しいフェらが始まる、く・・・気持ちよすぎるぜ
カズ「どうや・・・気持ちええやろ? フェラテクたっぷり味あわせたる。」
小波「う・・・おおおおお!」
カズはさらに激しく舐める。亀頭を吸って舐める。
小波「うぐ・・・でるう!」
びゅるるるうる!どぱどぱ!
カズ「いっぱい出たなぁ・・・溜まってたんか? ごくっ・・・それに濃いし。」
小波「はあはあ・・・出し尽くした。」
カズ「まだまだやろ? ほら、横になって。」
犯されているようだ、カズのマンコにチンコが入る。
カズ「どや? うちのマンコは?」
小波「くうううう・・・最高だ!」
うおおーっ、これは気持ちいいぞー! カズってこんなにエロかったのか。
小波「またでるう!」
行く寸前にカズを高く突き上げる。せめてもの仕返しだ。
カズ「はあああう、うちも行ってまうわ!」
どぴゅどぴゅどぴゅるるー! 精液がマンコに注がれる。
結合部からは精液と愛液が溢れていた。
小波「もうでないぞーっ!」
カズ「何言ってんの? 第三ラウンド、行くで!」
小波「うああああああああああ」
朝までカズにザーメンを搾り取られた。
体力が100下がった
弾道が1上がった
恐らくパワプロネタでしょうが、まず、何が書きたいのか分かりません。
そのネタは小波×カズじゃないと書けないものですか? 他のキャラでも代用できませんか?
二次創作ではまずキャラの個性、そのキャラだから出来る事を考えましょう。
台本形式(だっけ?)にする必要も特に感じません。
その書式でいくならカズは男、小波は女とミスリードを狙ったらどうでしょうか。
実際私もパッと見はホモ?と勘違いしました。
私は未プレイなんでミスリードしましたが、プレイ済みの方に読ませたいならまた違った工夫が必要ですが。
なお、味あわせる、ではなく、味わわせる、が正しいです。
395 :
深江:2009/08/01(土) 10:28:15 ID:mv8YRrFL
>>394レスありがdねるず
すいません、あれは弟の作品です。今度は自分の作品を投下します!
396 :
深江:2009/08/01(土) 10:28:55 ID:mv8YRrFL
(きゃっ!!)
カーブに差し掛かったせいで突然電車が大きく揺れた、痴漢はこれ幸いに手を前にやり胸をわしづかみにしてきた
予想していなかった刺激に思わず声が出そうになりとっさに口をふさぐ。
痴漢との距離がさらに縮まる、片手で歩くだけでふるふる揺れてしまう豊満な乳房を、
もう片方の手はお尻をしっかりとわしづかみにしていた……そしてぴったりくっついているということは…
向こうは身をかがめているのか痴漢の勃起したペニスが丁度お尻の谷間くらいのところにあった。
ぐい…ぐい…と揺れにあわせてペニスが前後に動く、お尻はそれを柔らかく受け止めていた。
(あたってる、どうしよう……ちょっと、顔近づけてこないでっ!)
軽く腰を振りぷにぷにとお尻をつつく一方で胸への責めはどんどん激しくなる。
薄手のシャツの上から円を描くように揉み回したり、乳房を引っ張ったり手のひらでこね回している。
(こんなところ見られたら…恥ずかしいのに、やめてっ)
後頭部に男の顔がある、深く息を吸い込んで緑色の長い髪からほどよく香るリンスの香りで肺を満たしているようだ。
吹きかかる息がどんどん荒くなる、そういえばあの人はいい匂いだねって言ってくれて
それがすごく嬉しかったから…私は毎日このリンスを使っていた。
だから吸い取られるように匂いをかがれるのもすごく不快だった、汚されているようで…
あの人が私を綺麗にしてくれた、いっぱい触ってくれていっぱいキスしてくれていっぱい私の話を聞いてくれて……
私の周りが暖かく優しいもので包まれていくのを確かに実感していた。
……でも、今…知らない男に触られることでそれがだんだんと汚れていくような気さえしていた。
(はっ……夢、じゃないよね…何考えてんだろ)
痴漢されるのが嫌で現実逃避していたのだろうか、寝起きのように少し頭がぼーっとしている。
いろいろ考えすぎておかしくなってしまったのだろうか。
(何……?)
二度目の逃避も男の痴漢行為によって現実に戻された、そして後ろから聞こえるジジッ…という音で完全に意識が覚醒した。
(あ、痴漢だ………)
今日は1限から授業なのでいつもより早く家を出た。
8時半に間に合うように電車に乗ればやはりラッシュの時間にぶつかってしまう
…私は混雑した電車がすごく苦手だった、まあ満員電車が好きな女の人なんていないと思うけど。
(20分か…お尻だけで済めばいいんだけど)
私が抵抗しないことを察知した痴漢が後ろにぴったり張り付いて
お尻をゆっくりと虫がぞわぞわと這うような感じで右から左へと撫で回す、こすれる指先が不快だった
余談だがこういうときは思い切って手のひらで触ってしまったほうが不快感を与えない。
(っ…気持ち悪い、やめてよ)
私は自分の、むっちりとした大きなお尻が嫌いだった。
ファミレスでバイトしてたときはよくお客さんにセクハラされていた、そのときは笑いながら軽く流していたけど
本当は泣きたくなるくらい嫌だった、どうして好きでもない男の人に触られないといけないのだろうか…
……そんなことを考えていたが後ろの男性の生臭い息のせいで現実に引き戻される。
(んっ……や、だ…スカート捲らないで)
痴漢の手が丸くお尻の形を浮かばせるスカートに伸びる、裾が短いから簡単にまくれてしまった。
カバンで押さえようと思ったのだが身動きが取れないので男のされるがままだった。
相手からすればさぞかしうれしいのだろう、こんな短いスカートで中にはいていた下着がTバックなのだから
(ん、んうっ…くすぐったい、撫でないで…やだ、触っていいなんて言ってない)
後ろをちらっと見る、40歳くらいのスーツを着た男…年齢もあってか嫌なことを思い出す。
その、過去を振り払うように小さく首を横に振る…
そんな私の葛藤も知らず男は思いがけず出てきた生尻に手を添え、ぷにゅっと指先を沈め尻たぶを揉み始める
ぷりっと張りのあるお尻は沈んだ指先、手のひらを押し返す弾力をしっかりと備えている…さすがにまだ若いだけのことはある。
痴漢からすれば気持ちいいのかもしれないが、こっちが感じるのは汗ばんだ指先から伝わる不快感だけ。
(もう…痴漢なんて最低……)
ひとり文句を心の中でつぶやいて気分を変えようと窓の外に目をやった瞬間――
398 :
深江:2009/08/01(土) 10:29:49 ID:mv8YRrFL
(ひっ………直接、お尻に……)
スベスベした白桃のような大きなお尻にペニスがダイレクトにこすりつけられた、気のせいだろうか…牡の臭いが鼻に付いた。
(柔らかな布地で汚れを拭くようにお尻に溢れんばかりの我慢汁を擦り付けてあっという間にお尻はぬるぬるになった)
後ろでは息を荒くしていただけだったのについにうめきだしている。
見知らぬ男の快楽に喘ぐうめき声を聞いて喜ぶ女の人というのはいないだろう、ただただ嫌悪感しか覚えなかった。
(くっ、やめて、痛いっ!)
巨乳をむにゅむにゅと揉みこんでいた手はいつの間にか両手に増えていた。
左右の重たげな乳房を好きに弄んでいる、指を沈めて乳首の位置を探り当てているようだ。
指先がわずかに引っかかればびりっとした弱い刺激を受けたが身体は反応しても心は反応しない。
顔を少ししかめたことで痴漢を調子に乗らせてしまったのか見つけた乳首をいきなり指でつまみ出す。
急に強く摘まれても痛いだけ…どこまでも独り善がりな痴漢だった。
両方の手のひらで乳房を下からすくいたぷたぷと弾ませつつ親指と人差し指で乳首を摘んで引っ張り上げる。
気持ちいいんだろ、エロい格好しやがって……鼻息の荒い痴漢がそうつぶやいた。
(そんなんじゃない…ふざけないで)
内心怒ってみてもそれを表に出す勇気はなく表情を極力変えないまま無視を続ける。
沈黙を肯定と思ったのか痴漢は手を下げて前から色の白い太ももを撫で回しスカートの中に手を潜り込ませる。
そして下着の上からさわさわと割れ目を撫でる、痴漢の手が下着越しの土手の上で止まったり動いたりを繰り返した。
濡れているとでも思ったのだろうか? もちろんそんなはずはない。柔らかな茂みに隠れたふにふにししているその部分を触る手つきはあまりに拙い。
(…………そろそろ、降りる駅だ…逃げなきゃ)
幸いにも周囲に少し余裕ができていたたので身体をずらして痴漢と距離をとろうとする。
次にちょうど下着の中に指を入れて直に割れ目を触ろうとしていた指を軽く払ってスカートを押さえる、これでもう触られないはず。
でも、少しだけ甘かったみたいだ…せめて、と思っているのか無防備なお尻を両手で強く掴んで揉みくちゃにしてきた。
お尻を寄せたり波打たせたりすればお尻の間に挟まりフィットしているペニスが圧迫される。
耳のすぐ近くではあはあという息遣いが聞こえる…逃げたくても今まで以上の強い力で押さえられ逃げられない。
ぬちゅにちゅと先走りを吐き出したペニスが下着をさらに食い込ませお尻の上で文字を書くように暴れる。
電車の揺れと必死の抵抗で知らないうちにお尻を押し出したり引いたりしてしまい熱を持った亀頭が押しつぶされ扱かれてしまう。
でかくていいケツしてんな、プリプリしてやがる……相手の問いかけにますます拒否感が強くなる。
(あと、あとちょっと…お願い)
399 :
深江:2009/08/01(土) 10:30:07 ID:mv8YRrFL
プルンプルンと肉付きのいいお尻が弾み、それがペニスを翻弄していた。
お尻を揉みたくりながら乱暴に腰を振り谷間の形に添ってお尻でペニスを扱き続けている。
色白できめの細かい肌のお尻をオナニーの道具にされているようでもちろんすごく嫌だった。
でもこれ以上距離を取るのは難しいだろうから、できるだけお尻を引いてあとは無視することにした。
お尻をぎゅっと寄せられれば深い谷間がますます深くなりペニスを丸ごと飲み込んでしまうみたいだ。
10本の指が所狭しと動き回りお尻の形を歪ませる、大きなお尻は片手に余るほどで両手はせわしなく動く。
(や、やぁっ……)
竿がびくびくっと跳ねるのを感じると反射的にお尻をきゅっと閉じてしまう、それが気持ちよかったのか痴漢が情けないうめき声を上げた。
もっと刺激がほしいのか左右からお尻を寄せながら腰を振り続ける。
瑞々しくもあり、そして付きたてのお餅のように柔らかい…そんなお尻に理性を失っているのかもしれない。
(もう、いい加減にしてよぉ………お尻ばっかり)
相変わらず鼻息を荒くして髪の匂いをかいでいる、触覚と嗅覚、そして視覚で快楽を得ている痴漢は
やがてすぐに限界に達しそうになり腰の動きがさらに激しくなった。
爪が食い込むくらいにまでお尻を激しく揉みしだかれ、ずりゅずりゅと卑猥な音を立ててペニスが上下に往復した。
スカートを下ろし男の身体を振りほどこうとしたがかえってペニスに柔らかなお尻を押し付けることになってしまい、
ついに、ううっ…というこれまでとは違ったうめき声とともにどこか脱力した様子の男が大きく息をついた。
(う、やだぁっ……かけられちゃった…!)
吐き出される白濁液がお尻の右の山にふりかかる、相当溜まっていたのか射精はまだ止まらない。
べっとりした濃厚な精液はお尻にまとわりついたままなかなか垂れない。
(気持ち悪い、気持ち悪い! なんでこんなこと……)
ハンカチでふき取ろうと思っても手を後ろに回すことはできなかった、
スカートに精液が付いてしまわないように前のほうから裾を軽く持ち上げるのが精一杯だった。
(やっ……ま、まだするの?)
男が精液を手のひらで伸ばしお尻中に広げる、生臭い臭いがさらに広がる。
このままもっとひどいことをされてしまうかと思ったがもう降りる駅だ、足早に人の流れにもまれながらホームにたどり着いた。
400 :
深江:2009/08/01(土) 10:30:22 ID:mv8YRrFL
(はあ……朝から疲れちゃった、あ…あれ?)
人ごみにまぎれて痴漢に下着を抜き取られてしまったようだ、紐パンなんてはいてくるんじゃなかった……
興奮冷めやらぬ男に下着まで盗まれて、すっかり気落ちした様子で歩き出す。
……と、そこにさっきの痴漢が。
下着を手に取り匂いをかぎながら股間を膨らませ、私の前に立ちふさがる。
話を聞いていればそっちだって足りないだろ、ホテルで続きを…ということだった。
これには当然怒り痴漢を思いっきり突き飛ばしてひるんだ隙に全力で逃げ出した。
いろいろあったが何とか1限には間に合った。
今日は1限だけで終わりなんだから終わったらすぐにパンツを買わないと…落ち着かないまま教室に向かうが…
「うそ、休講……?」
何気なく見た掲示板には履修している授業が休講という掲示がされていた
401 :
深江:2009/08/01(土) 10:30:50 ID:mv8YRrFL
どうでしょうか?少なくとも弟よりはましなレベルかと・・・
402 :
深江:2009/08/01(土) 11:46:02 ID:mv8YRrFL
もっとうまくなりたいのでアドバイスほしいっす!
403 :
深江:2009/08/01(土) 12:05:35 ID:mv8YRrFL
浮上させます、ぜひこの作品の正当な評価を。
>深紅 様
では、下種の勘繰りかもしれませんが、気になった点をば…
>>396 ”片手で歩くだけでふるふる揺れてしまう豊満な乳房を、”
句読点で区切られた部分を切り出しました。
ここだけで読むと「片手で歩く」だけでふるふる揺れて云々…と読めます。
後の文の繋がりを読めば、この片手が痴漢のモノと判るのですが、区切られている為か違和感を感じます。
「片手には」等の方が違和感の無い表現になるのではないでしょうか?
>>398 ”(柔らかな布地で汚れを〜お尻はぬるぬるになった)”
これは、一目瞭然、多分凡ミスかと思われますが、()が不要かと思われます。
他にも、あれ?と思う所はあったのですが、私自身修行中の為、うまく指摘できません、ご容赦を。
蛇足ですが、「アドバイスが欲しい」というアピールは、過ぎると逆に反感を買う恐れがあると思います。
土曜日でも日中仕事で、夜しか見ない住人は少なくないと思いますので、
もう少し、余裕を持って確認されてはいかがでしょうか?
他人の作品を投下するのはやめたほうが…
まさか転載?
言葉が足りなかったか。
経緯がよくわからないけど弟の書いたものを勝手に公開するのはよくないだろ。
パワポケスレ、書き手スレにまで出張してファビョってるマジ基地
さわっちゃいけません
409 :
389:2009/08/02(日) 21:34:37 ID:CbBGl4hn
別に直したわけじゃない
ごめんなさい
上の方にある
> まずここで質問をするのも構わないが、まずは「自分と他の作者さんの違い」を知るべき。
の事でです、
過去スレや保管庫、他の所のも読み直しても見つけられなかったので、
>>409の同じ?状況でも書き方の違いをよろしければ教えて頂けると助かります。
人のは読んでもイメージできる、(これは当然ですが…)
でも自分のイメージをそのまま書いても台本ぽいのにしかならないです…
風景描写は台本位には出来てると思うのですが、
(一人称でそのキャラが気にしない場合描かない事が殆どですけど…
>>314での街並等)
心理描写以外にも、比喩表現なのか、擬音なのか、何が足りないのかが…
本嫁
r=====ュ (_ __)
{! l} |/
ヾ__o__〃 __
/~~~~~ヽ //
,'.:.:(,・ω・):.:/ 山田さん方、お茶どぞ〜
{.:.:つ旦O:ノ
ヽ、__ノ 旦旦旦旦
U U
>>411 相当悩んでるようなので稚拙ながら
多分、描写するところと描写しなくていいところの取捨選択を間違えているんではないかと思う。
地の文は情景をいちいち細かく提示するのではなく、
「読み手の記憶の中にあるイメージを引き出す文章を書く」ようにすれば、
のっぺらぼうのト書きにはならないと思う。
こっれはある程度までは勉強すれば上手くなる。それ以上はセンスの問題だけど……
あくまで一人称のキャラが何を思って何をしたかを書くことに全力を注ぐべきだし、
二次創作ならそれでも十分伝わるはず。一次は経験少ないからわからん。
このまま一人称で書きたいなら、
ラノベの一人称作品を(好きなものでいい。評判がよさげなものならベター)
とりあえずひとつ参考にしてみればいいと思う。
貴方が上手いと思うSS書き手の文章の癖は、恐らく商業作家に影響を受けて形成されてるはずだから。
物書きは物読みでもある。
>>411 風景描写を書くのなら、やっぱり臨場感が重要かな。
とりあえず、他人が書いたものを参考にした方が良いと思う。
冒険者が、冒険を共にする仲間を探すために、ある街についたという設定で書くことにする。
――――
壁に無数の彫刻が掘られた大きな門をくぐった途端に、俺は喧騒に包まれた。
ほったて小屋のような店の前で大声でトマトを売っている野菜売り、道端のゴザを敷いてあぐらになって
怪しげな石を売っている外国人、棚に並べられた果物を指をくわえて眺めている買い物帰りと思われる
粗末な服を着た少女、大きな荷物を背負って黙々と歩く行商人、皆がそれぞれに忙しそうで、左右に首を振りながら歩く
冒険者のことを気にとめる者はいないようだ。
人ごみに揉まれながら大通りを進んでいくとやがて、「紹介所」と大陸の共通語で書かれた看板が視界に入る。
古ぼけた黒っぽい建物の入り口に、あきらかに同業者と思しき者達がたむろしている。
やたらに目つきが悪くて、どこかすさんで見える者が多いのは、認めたくはないが事実である。
俺は、紹介所の手前で立ち止り、まず、武器と防具などの装備品に欠損がないかを確かめる。
他の職業でも同じだろうが、身だしなみの良くない奴は、自己管理能力が欠如していると軽んじられるからだ。
重い扉をあけると、外の喧騒とは異なり、意味が分かるざわめきに変わる。
パーティとして組んでも損はないか、レベルに差はないか、お宝の分け前はどうするか、モンスターや敵に勝てるか……
組む相手によって生死が決まると言っても過言でない為、やり取りは真剣そのものだ。
俺は人を縫うように進み、カウンターの受付係の女性に声をかける。
「やあ。いるかい?」
「今日は、僧侶が一人待機室にいるわ」
紹介所は、その名の通り、紹介料を払って登録した者にパーティを組む相手をあっせんしてくれる場所だ。
ここでは職業別の待機室で待っているか、待機室にいる奴に会いにいくかの2通りの方法がある。
街から街へと流れるように旅を続ける俺の場合は後者だが、待機時間を十分につくれる地元の者は前者である場合が多い。
まず待機所で顔を合わせてから1階に降り、酒でも飲みながら話して、組むかどうかを決めるのだ。
受付嬢はふせんを貼りまくった分厚いノートをめくると顔をあげた。
「女、23歳、レベル7、経験3年ね。この子、ミレアの洞窟でBクラスの賞金首を刈っているわよ」
「ふーん」
頷きながら、氏名欄が隠された紙の写しを見つめる。性別、年齢、レベル、経験年数、備考の順に見て、
希望と大きな乖離がないか確かめる。あとは、実際に話してみないと分からない。
「会ってみる」
「30ドゥカードね」
二重にした袋を開けて銀貨と銅貨を支払う。銅貨の分はチップだ。
「Bの部屋にいってね」
「分かった」
俺は、ギシギシと音を立てながら階段を昇った。
紹介所で一番緊張するのが、扉をあける瞬間だ。Bと書かれた木札がぶら下がっている部屋の前で
大きく2回深呼吸してから、ドアをゆっくりと開けて足を踏み入れる。
西に傾き、いくぶんか柔らかくなった陽光が差し込んでいる部屋の、椅子に座っていたのはひとりだけだ。
「あら、いらっしゃい」
振り向きながら、やや低い声をあげた女は腰まで届くほど髪が長くて、やたらと綺麗だった。
―――
風景描写だけを書こうと思ったら、異なる要素も入ってしまったが……
難しいな。
SSをどうして書きたいと思ったのか?
表現したい、それだけが理由なら、別に文章である意味なんてどこにもないんだ。
文章で表現するって言うことは、相手の想像力を、自分の文章に使ってもらうということ。
君は、自分の文章を「読んでもらう」ために書いてないよな?
自分が書きたいものだけを書いてるよな?
だから、「わからないから適当な真似をした」なんて言ってしまえるんだろう?
言ってしまえば、文章を書くという行為は自己満足でもいい。最初に書いたものでも自己満足としては十分だ。
だけど、君は「読んでもらいたい」と思ってしまったんだろう?
だから、ここに来た。違うかい?
自分の書いた文章を読んでもらいたい、と思うなら。
君自身が「読みたい」と思う文章を、もう一度読み直してごらん。
そして、どうしてその話を「読みたい」と思ったのか、考えてごらん。
人物が魅力的だから?
文章が上手だから?
世界が素敵だから?
きっとそうじゃない。
その文章が、君に何かを訴えかけるからだ。
訴えかけられた言葉を拾う能力が、想像力なんだよ。
匂いを、風を、姿を、力を。
現実に存在しない、文章の中の全てのものを。
それを読み手に全部任せて、想像させるためのきっかけもない文章は、誰も「読みたい」と思えないんだ。
それらを散りばめて、想像してもらうために文章を書くこと。
それが、書き手の一番大事な仕事なんだ。
わからないなら、パソコンの前に座っていないで、一度外に足を踏み出してごらん。
日差しはどうだい?それはただ「夏の日差し」という言葉だけで表現できるものかな?
風は吹いていないか? 無風ならば無風で、じっとりとした暑さがあるんじゃないかな?
どこかからスイカの匂いが漂っているかもしれない。
そこに風鈴があれば、ちりり、と小さな音でも鳴るだろう。
それとも。……何も想像できないかな?
ありがとうございます、
今のやれる事がアレなので、出来る事が増やせる様にやってみますです
色々と我儘を聞いて頂きありがとうございました、失礼します
凄いレベルが高いな〜…
勉強になる。
描写ひとつでももの凄い苦労するって事を最近SS書いてて思いました。
お疲れ様です。
>>415 416が大切なことを大体書いてるけど
思ったことを書いておきますよー。
『俺』という主体と、『風景』の間が断絶してる。
例えば、街の中に入る場面で、群集の描写があるけど
実際に群集の中に入れば、走ってくる人にぶつかりそうになる。
うざい呼び込みに呼び止められる。美女とすれ違い様に腋臭が
臭ってくる。
それなのに、
>>415の文章は、『俺』がいて、『それ以外』が
コミュニケーションを交わしていない。コミュニケーションは
話すことだけじゃない。そういうところを意識して
描写をかけていくと、良いかもよ?
このスレって書けもしないで上から目線の批評厨が沸いてるなwww
作者のレベルは高いほうだってのに残念だ
422君。残念ながら、君は批評の意味を理解していないようだね?
いや、本当に残念だ。
ノーベル文学賞の選定者が総てノーベル文学賞を受賞していなければならないと言っているようなものだよ。
これはひどい
前回の反省を踏まえて新しく作品を書いたので投下します!
360 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/08/23(日) 12:00:50 ID:sZk0TlIk
高校3年の夏、予選大会決勝戦。親切高校対星英高校。
0−1で星英リード、9回ツーアウトランナー一塁。
マウンド上はスーパースター天道。
自らのエラーで与えてしまった点を取り返すために意地で内野安打を放った官取が一塁に、
バッターは4番小波。
2−1からの4球目、150キロのストレートをファール。
そんな真剣対決を見守るベンチ、あのうるさい監督でさえ黙って見つめていた。
スタンドからはバッターボックスのキャプテンに思いを寄せる者がその勝負を見つめていた。
『あたしは男が嫌いだから近寄らないでね』
初対面でそんな言葉を発してしまった自分に腹が立ってくる。
彼だけは別だった。野球部の中で必死に練習している姿を1年の時からずっと見続けていた。
高校2年の夏、メンバーに選ばれたのにケガをしてしまった彼を見て辛くなったことを覚えている。
その時に初めて彼に恋をしているとこの者は気づいた。
「朱里、ねえ朱里。」
紫杏の声がする。全校総出の応援団の声も止まっていた。
しんとした雰囲気の中ファールの打球音だけが続いた。
「何ぼーっとしてるんだ?」
紫杏の声に朱里は微笑んで見せることしかできなかった。
(この試合に勝ったら・・・、あたしは・・・)
361 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/08/23(日) 12:01:16 ID:sZk0TlIk
17球目、
「カキーン」
スタンド、ベンチ、グラウンドのすべての人々が立ち上がった。
見つめる先はバックスクリーン。
センターの藤原が追っていくがフェンス手前2メーターで立ち止まった。
打球はバックスクリーンを越え、遥か彼方に飛んでいった。
その瞬間、マウンド上の天道が崩れ落ちた。星英ベンチからあわてて人が出てきた。
手を高くあげ、ホームベースに帰って来た小波は・・・、ホームベースを踏んだ瞬間、天道と同じように崩れ落ちた。
「2対1で親切の勝ち、礼」
ワアーーーーーー、
鳴り響くサイレン、涙を必死にこらえる星英ベンチ、そこに天道の姿はなかった。
一方の校歌を歌っている親切高校のメンバーの中にも小波の姿はなかった。
「あ、朱里?」
大江が朱里を呼んだとき、そこに朱里の姿はなかった。
362 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/08/23(日) 12:01:46 ID:sZk0TlIk
「小波」
医務室に朱里は駆け込んでいった。
そこにはタオルで頭を冷やしている小波の姿があった。
「ああ、浜野か。」
小波は疲れ切った状態で朱里に話しかけた。
朱里は小波の隣に腰かけた。
「小波、大丈夫なの?」
朱里は小波に尋ねた。
「ん、ああなんとか。ところで俺たちは勝ったんだよな・・・。」
「そうよ。」
小波は万歳するように伸びをしてそのまま横になった。
その眼からは涙が落ちてきている。
そんな小波を見て朱里は自分の心に迷いを感じてしまっていた。
(今、自分が思いを伝えて小波は困ったりしないだろうか。迷って野球に集中できなくならないだろうか。)
そんなとき、小波が朱里に尋ねた。
「ところで何で来てくれたんだ?あんなに男はヤダって言ってたのに・・・。」
野球バカはなぜこれほどに鈍感なんだろうか。朱里は小波に答えた。
「し、心配したからに決まってるでしょう?」
小波は朱里の気持ちを未だ、わかってないようだ。小波は言った。
「この際だから言っとくか・・・、俺、お前のことが好きなんだ。」
「えっ。」
朱里は戸惑った。
363 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/08/23(日) 12:02:09 ID:sZk0TlIk
「初対面であんなこと言われたけど俺は気にしてなかったから。一目ぼれってやつなのかな?
もうあれから1年以上たったけどな・・・。」
朱里にとってこれ以上のことはなかった。もう何が何だか分からなくなりそうだった。
「だから・・・、俺と付き合って下さい。」
小波の言葉に朱里の答えは決まっていた。
「い、いいわよ。そ、その代り。」
朱里は小声で言った。
「い、今ここで、キスして・・・。」
今度は小波が戸惑った。
「ここでって・・・。」
「ダメ?」
小波は答えずそっと肩に手を置きそっと唇を添わした。
今度は朱里の眼から涙がこぼれおちた。
「ありがと・・・、うれしい。」
小波はそっと朱里を抱きしめた。
364 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/08/23(日) 12:02:36 ID:sZk0TlIk
「もうすぐ誰か来そうだから行くわ。」
「じゃあな、朱里。」
小波に名前で呼んでもらえた朱里は喜びの絶頂に達しかけていた。
「サイボーグだって・・・。元は人間なんだから・・・。」
朱里が考えていると物陰から誰かが現れた。
「朱里、小波と付き合うんだってな。うらやましいな。」
紫杏だった。
「な、何で知ってるの紫杏。」
「いや、うち見てたから。」
大江が出てきた。朱里は殺意が芽生えた。
「いやー、負けてもたわ。かなわんかなわん。はあ。」
大江に怒った朱里は、
「ムキー。」
一方その頃・・・。
「甲子園でやんす。うれしいでやんすねえ、小波君。」
「ああ、荷田君。」
(ほかにも、あったけど・・・)
2人の愛は続いて行くことになる・・・。
いかがでしょうか?弟が実話をもとにして書いた作品です。前の作品よりまともだと思います・・・。
430 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 13:36:25 ID:4lseptAg
浮上
ダメだこりゃ!
次行ってみよう!
>>401 弟の今後のためにぜひ詳しく評価をしてくれませんかお願いします。
いやいや・・・技術的な指摘がほしいのですが。もっとうまくなりたいんです!
仮に弟さんの作品だとして
・このスレのアドバイス→ID:4lseptAg→弟さんという形でアドバイスが伝わるのだと
すると、無意味。アドバイスがID:4lseptAgによって曲解されて正確に伝わらない。
・弟さんが直接このスレを見たとしても、「兄が勝手に投下した」という逃げ道が
あるので、アドバイスを真摯に受け止めない。
・そもそも弟さんがアドバイスを欲しがっていない可能性も高い。
ID:4lseptAgが何を言っても書いた本人ではない以上、信用できない。
実は本人の作品だとしても、「弟の作品です」と言っちゃってる時点で
覚悟が足りない。
どうなってるんだ
439 :
白銀の超闘士:2009/09/02(水) 14:20:09 ID:/gtQEvQI
小波「暇だな・・・。」
落田「暇でやんすね・・・。」
今日は出撃もなく暇だった。朝からずっとぼんやりしている
???「小波君、ちょっといいかな〜」
小波「別にいいけど・・・」
誰かに外から呼び出されたので出る。手をとられて別の部屋に連れ込まれてしまった
小波「まったく・・・何の用だよ?」
???「実はね・・・。」
小波「何だよ・・・用があるなら早くしてくれ。」
???「私たちとセックスしてほしいの!」
部屋の電気がつく、そこには女の子がみんないた。しかも全員裸だ。
小波「え、え?」
7人「ほら、早くして、横になって。」
小波「ああ、わかった・・・。」
夏菜「じゃあまずは私からね。」
小波「おい・・・いったいどうするんだ?」
夏菜「さっきも言ったじゃない、セックスするって。」
いきなり身体が押し倒される。夏菜が上に乗る。
暖かい感触・・・まさか!?
夏菜「入っちゃったね、ああーーん」
小波「うっ・・・気持ちいい。もういきそうだ・・・ぜんぜん抜いてなかったから。」
夏菜「ちょっと、早いわよ。」
夏菜がさらに激しく動く。
小波「ううっ、出るう!」
激しい動きにいってしまった。
夏菜「ああっ、私もーーっ!」
夏菜もいったみたいだ。マンコから精液があふれている。
小波「まったく・・・何考えてるんだ?」
夏菜「いいじゃない、女の子だってたまるのよ。」
白瀬「離しているところ悪いんだけど・・・。」
小波「まだまだできるぞー!」
白瀬「ほら・・・いくよ!」
今度は後ろからチンコを挿入する。
小波「ううううっ!」
二回目のセックスでもペニスは衰えない、ぬれている白瀬のマンコにペニスを入れる。
白瀬「はあああああっ! 気持ちいいっっ!!」
さすがの名機に射精しそうだ。
小波「あああっ・・・我慢できない!」
白瀬「いいよ、中で出してーー」
小波「出るーーーっ!」
即効で中出し、大量の精子が白瀬に注ぎ込まれた
白瀬「いっちゃう!!」
同じタイミングで絶頂を迎えたようでぐったりとしている。
小波「はあ・・・さすがに疲れてきたな。」
残り「ちょっと、まだ終わってないわよ!」
まだやっていないほかの女の子の相手をしないといけない。
小波「助けてくれーーっ!!」
感想、指摘お願いします!!!!
新型インフルで休校の学校が多いんだってな
441 :
白銀の超闘士:2009/09/02(水) 22:26:15 ID:/gtQEvQI
>>439 乙でした。
素人判断で申し訳ないが、感想とご指摘をば…
台本形式的な書き方なら、台詞でないモノローグは一人称じゃなくても良いと思う。
あと、状況はつかめたのですが、もう少しシチュエーションや場の雰囲気が伝わると良かったかな。
怖いですね
個人的に一番こわいのは、スレッドの空気を読まずにアドバイスの強要をすることだね
「これは、お仕置きをしなくちゃいけないね」
シャルロットに噛みつかれた指をぺロリと舐めながら、公爵が薄ら笑った。
残酷な光を滲ませた瞳がギロリと見おろす。
高貴な衣装を身に着けているだけの下衆な中年男。
節くれ立った無骨な手が少女の足首を掴んでドレスの裾から上部に登る。
下着をつける事を許されなかった少女のまろやかな尻にその手が触れた。
悲鳴を上げて逃げようとする細腰を掴まれては、11歳の身体はひとたまりもない。
ソファの上であえかな柔肌を露わにされ、
高く掲げさせられた臀部を容赦ない平手打ちが苛んだ。
瞳に滲ませた恐怖の色を楽しむように、時々覗きこむ冷酷な視線は
小動物をもてあそぶ捕食者のそれよりも陰湿で野卑だ。
やがてまだ固く閉じた蕾を楽しむように手淫が下された。
まだ産毛すらないそこは、男にとっても未知の領域のようだ。
堪らずに分け入って、顔をうずめ、舌を這わせる。
少女は悲鳴すら出なかった。
憧れの人の名をうわごとのように囁き続ける。
自分がその未来を夢見る時に、この人と思い描いていた白皙の軍人。
その願いは届かず、この恐ろしい獣の元へ自分は嫁ぐという。
シャルロットは恐怖のあまり失禁していた。
その黄金色の液体すら、この獣は美味しそうに飲み干す。
これが女の幸せ? 彼女には訳がわからなかった。
蠢く唇を下肢の間に感じながら、涙に曇った瞳が虚空へ問いかけていた。
ド・ギ−シュ公爵の腕から解放されると、小鳥は空へ飛んだ。
憧れの人と共に永遠を自由に舞い飛ぶ。その為に。
保守します
濡れ場描写についてご指導いただきたく、4レスほど投下させていただきます。
女性向けの二次創作、長編の中の濡れ場部分を抜粋したものです。
投下する部分以前の二人の関係性はただの友人、
主人公もそのようにしか思っていない、という設定にしてあります。
また、主人公は台詞部分のみ東北訛りです。
淡々と語らせつつもどのようにエロく見せるかという点についてご指摘いただけると幸いです。
また、改行については後々訂正するつもりなので、今の時点での若干の読みにくさはご容赦ください。
海野さんは毎朝と、それから時々急ぎの用だからとかで、学校で配られたプリントを持って放課後やってくる。
それがさほど緊急の用件でないことは僕も彼女も分かっているのだが、お互いそのあたりは知っていて知らない振りをしているということを了解した上でやり過ごしていた。
その空気は僕達の間でごく当たり前に吹き溜まっていた。
僕は自分のことを話すのは昔から苦手だったから、彼女が楽しそうに学校のことを話すのを聞いているのは好きだ。
会話の内容に大した意味はなく、ただ僕たちがそんなとりとめのない話をするためだけに彼女はここへ来る。
それが友人である僕と海野さんの関わりのすべてだった。
今日は雨が降っている。
本格的な梅雨入り宣言の知らせをテレビで見たのはだいぶ前のことだったが、しばらく晴天と曇天を繰り返す日が続き、今日になってやっと降りはじめたかと思えばそれはひどい土砂降りだった。
午後、海野さんはやって来た。こんな横殴りの雨の中を小さな傘を差してここまで歩いて来たらしい。
スカートの裾と靴を濡らした姿で僕にプリントを差し出す彼女をそのまま帰すのは申し訳なくて家に上がるよう勧めると、彼女は少しばかりの遠慮をしたのち頷いた。
「一人で家のこと全部やってるの、すごいね」
台所と自室の間を何度も行き来する僕に向かって彼女はそう言う。
彼女からしてみれば男が家に一人で何をやっているのかと不思議に思うのも無理はないのかもしれない。
何も特別なことをしているわけではないし、学校に行っていない僕なんかが褒められた義理はないからと、そう告げると彼女は少し悲しそうな顔をした。
一緒に課題でもやろうかと言ったのは海野さんだった。
彼女が持って来てくれた課題と書き込みのたくさん入った彼女の教科書を自室のテーブルに広げる。
ここ数日の日中の蒸し暑さから一転して、豪雨が熱を奪ってしまっていた。
すっかり夏服に替わった僕達をじめっとした空気が包み、それが体を冷やしていたが、別段嫌な感じはしない。
目の前で湯気を立てている淹れたばかりのお茶をちびりと口にして、ほっと息を吐くと、ああ同じ部屋に人がいるんだなあ、と何とも感慨深い心持ちになる。
越してきて以来、父以外の人間が部屋に入ることはなかったし、こうやって落ち着いた気持ちで誰か他人が隣にいるというのは久しぶりの感覚だった。
多分これがカンカンに暑い日だったならば、また違う感想を持ったのだと思う。
分からない箇所があったら遠慮なく言ってね、と彼女は僕に告げて、少しばかりの沈黙。
さらさらとペンを走らせる音が雨の音に混じる。
しばらくそうして僕たちは時々課題の内容についてああだこうだと言いながら時間を過ごした。
海野さんが時計をちらりと見たのが分かった。
気が付かない間に、部屋には明かりの差さない時間になっていた。
「あの…時間…、もう帰らないといけないんだったら、送ってく、けど」
「あ、ううん、わたしは大丈夫。ただあんまり長居しても迷惑かなって」
「オラは平気だ。いつも父ちゃん帰ってくるの、遅いし。君が帰ってもそれまで一人だ」
「え、いつもそうなの?」
僕は頷きながら笑顔を作ったつもりでいたが、海野さんにはそうは見えなかったらしい。
じっと彼女は僕の目を見て、ゆっくりと言った。
「一人で待ってるなんて、寂しくない?」
心配そうに僕を伺う彼女に、いや、と言いかけたが、寂しくないとは言えなかった。
「寂しい…のかな?」
重ねてそう尋ねる彼女にこんな時僕は嘘のひとつも吐けないのだ。
だからといって“寂しい”なんて言って彼女をつまらないことで引きとめようとするのもためらわれた。
「待ってんの、慣れてるから。むしろ得意かもしんね」
そう言うと、また彼女は哀しそうに笑った。
それから俯いた彼女が目をしばたいているのは見て取れるが、表情までをうかがい知ることはできない。
俯かせるためにこんなことを言ったのではないのに、それならば全然寂しくないと言えばよかっただろうか。
何より、どうして彼女は僕がそう言うことにこれほど憂うのかが分からない。
ここまで気を遣ってもらっているというのは、ありがたいことではあるが。
「海野さん……?」
そう尋ねてみる。しかし言いかけてすぐ、僕は動けなくなった。
僕はただ自分の胸に置かれた海野さんの手と、重ね合わされている唇でもって、彼女の体温を感じていた。
突き放すわけでも、抱き締めるでもなく。
眼前では彼女の睫毛が白い肌にぼんやりと長く影を作っている。そして触れ合っている箇所はただ柔らかだった。
一瞬にして胸が締め付けられるほどの緊張を感じたが、しばらくそっと静かにその状態を続け、眺めているうちに僕は幾分かの落ち着きを取り戻していった。
自分から彼女に触れてはならないと、あぐらを崩した座り方でいた僕は後ろに手を付いて自分の衝動を抑え、彼女のキスと手のひらから伝えられる熱を感じているだけだ。
ひどく長い時間、その部分だけで触れ合っている僕たちの空気はだんだん緩みはじめてはいるが、一体彼女はどうするつもりなのか。
僕はそのまま動かずにじっとしていることしかできない。
やがて海野さんの唇が僕の唇の上でうごめきだす。
彼女の手は僕の胸の辺りを辿り、首筋を撫でて髪に差し入れられた。
僕が彼女へ何も返さず、ただじっとしている間にも何度も彼女の頬が鼻先を擦り、唇は押し付けられては離され、それは徐々に僕の唇を食むような動きに変わっていった。
何もできないくせに体だけは単純で、キスの間に息を抑えることすら忘れていつもよりも荒い呼吸を続けていると、それを飲み込むように彼女はなおも唇を合わせてくる。
半開きのまま動かすことも、言葉を発することも出来ない口に彼女の舌が差し込まれた。
僕の息はより一層荒くなり、その熱い吐息は彼女の舌の上で何度も転がされている。
深いキスというのはこういうものを指すのだろうかと、僕は既に複雑な思考のできなくなりつつある頭でもって考えていた。
歯の表面をするするとなぞってから舌が入り込んでくると、半ば無意識に僕は彼女のそれを口内で押し返す。
そうやって押し遣っているうちにはみ出してしまった僕の舌を彼女の唇が食む。
粘着質な音を上げて吸い上げられると、下半身を中心にしてぞくぞくと肌が粟立つような感覚が込み上げた。
彼女の口の中で弄ばれた後で僕の舌はまた押し戻される。
そのうちに二つはねっとりと絡み合って、お互いの唾液をこぼしそうになるのを彼女の唇が掬い、飲み下した。
最初は完全に受動的だったキスも、彼女の舌の動きによって煽られてしまい、僕の方からも舌を差し出す動きが加わる。
舌と、興奮によって早くなる息と、快感に思わず歪んでしまう表情と、しかしそれ以外僕は微動だにしない。
してはいけない気がした。
彼女が僕に、したいことをしただけなのだろうから。
実際を知らないというのは怖いことだ。
たかがキスだけでこれほど欲情してしまうなんて思っていなかった。
そのキスによって僕の下半身は既に完全に反応してしまっている。
彼女は僕の後頭部をまさぐっていた手をほどき、視線を落とした。
そして僕とまるで食い合うように接していた唇を少し離しはするが、依然掠めるほどの距離で言った。
「気持ちよかった……」
それが先ほどの感想なのか、それとも僕に対しての疑問を含んでいるのか、抑揚で量りかねたが、彼女の視線はどうも僕の張り詰めてしまったものに向いているらしく、それならばおそらく意図しているのは後者なのだろう。
「こったキスしたら……なるよ…」
そう言ってはみたものの、これほど激しいキスをして当たり前に反応する自分であって、それを責められているわけではないにしろ、見られると申し訳ない気持ちになるのは既に男として刷り込まれたものなのだろうか。
どうしてこの気持ちが劣情と呼ばれるのかが、今は何となく分かる気もする。
考えようとしなくても、海野さんに対して卑しいことを自ずと考えてしまうからだ。
瞬間、彼女の手がジーンズの淵に触れた。
「え…何?」
「古森君の、見せて?」
言いながら彼女は僕の窮屈になっているその部分を根元から指でなぞり上げた。
「…あっ……」
その指の動きによって上体がびくりと揺れてしまう。
既にこれ以上ないくらいに勃ち上がってしまっているため、彼女は前をくつろげようとするがそれが邪魔でうまくいかないらしい。
不器用にジーンズのボタンを外そうとする細い手に自分の手を重ねた。
これきりだ、彼女に僕から触れるのはこれきりにしよう。
そう思いながら、彼女の動作を手伝って片手で前を開けた。
彼女の柔らかな指が下着の上から僕のどうしようもない膨らみを撫でて、それから中へと滑り込む。
きゅっと雁首を絞められると思わず声が漏れた。
「――んっ……ハァッ……ハァ……」
たまらなく気持ちがよかった。彼女を止めるほどの理性も、もっとと欲しがるほどの理由も感情も持っていない僕は、彼女の好きなように自分のものを弄らせているだけだ。
自分しか触れたことのない部分に他人が触れているというのは不思議な感覚だった。
それも僕に快感を与えようという意図を持って。
適確でないじれったさが、余計に僕の興奮を増幅させた。
「出てきてる、ね?」
彼女はそう言うと、先の方を馴染ませて擦りながら、下着をずり下げて僕のものを出し放しにする。
そして手の動きを止めることなく、僕の膝の間に屈みこんだ。
「そったごと、せばまね」
しかし僕の制止を聞く気はないらしい。
指とはまた違った、ぬるりとした感触に僕は背中を震わせた。
「……っ…」
舌先で裏側を何度もなぞり上げられるたび、股の間にじわじわと締め付けるような感覚が襲う。
視線を落とし、彼女の濡れた赤い舌が自身を這い、唇の吸い付くさまを見ていると、えも言われぬ心地がした。
ひとたび忘れていた、どうして海野さんとこんなことになっているのか、という問いが頭をもたげてくるが、それはまた快感に掻き消されようとしている。
「ブサイクだからあんまり見ないで」
上目遣いで僕を見ると、彼女はいとわしげに髪を耳に掛けながらそう呟いた。だらしなく舌を出して、僕に唾液を塗りつける彼女の表情をいやらしく艶っぽいとは思うけれども、醜いとは思わない。
「不細工なんて、思ってない、けど――」
僕がそう言う間に、彼女はその顔を伏せた。
その動作によって、次にどんな愛撫が施されるのかが分かり、焦る。
一気に彼女の口内に飲み込まれた僕のものは、更にその膨らみを増した。
彼女の栗色の髪に阻まれて見えないが、どう考えても喉奥にまで達するほど無理に咥え込んでいるようで、快感を感じながら心配にもなる。
舌の付け根と口蓋のざらつきが先端をゆるゆると擦り、僕は身震いした。
彼女の表情が見たいと思ったが、ただくぐもった水音を頼りにして想像するしかない。
次第に射精が近付くのが分かる。
451 :
4/4 ◆SGcgbjkFYo :2009/09/21(月) 21:50:42 ID:qvfpIVJ7
「あ……まいね、出るから…離して……」
そう言うと、動きはおさまるどころか早くなっていった。
「離してって……」
さすがにこのまま口の中へ出してしまうのは気が引けたが、彼女は言ってもやめてくれない。
根元近くまで、僕を咥えた唇が下りてきてはまた先端へ返る。
口内で舌をぴったりと張り付かせてその動きの間中、強く擦り上げられる。
射精を我慢しようにも、力ずくで引き離そうとしない限り、彼女は動きを止めそうにないから我慢の意味がない。
これだけの制止を聞かないのなら、もう彼女の喉奥にでも思い切り出してしまってもいいだろうかと考えるが、それでもその瞬間。
「ハァッ…やめ、て…。もう、出るからっ! あっ、んんっ――」
急にきつく吸い上げられて思わず腰が浮く。
そしてドクドクと脈打ち、彼女の口内に結局は全部出してしまった。
こんなときに情けないほど声を漏らしてしまうのが、ただ恥ずかしかった。
射精の瞬間、突っ張って支えていた腕にはもう力が入らない。
後ろへ倒れ、がくりと肘を付いて海野さんを見遣る。
彼女は僕が今しがた出してしまった液体を口に含んで、顔をしかめていた。
「…ハァ……それ、吐き出して…」
よろよろと何とか体を起こし、ティッシュの箱を差し出すが彼女はそれを手にしようとはしない。
眉をひそめ、次にはぐびりと口の中のものを嚥下するのが分かった。
「何か、変な味…」
そうやって僕におどけて微笑む彼女を見つめていると、少しずつ冷めていく熱の間に、ああ僕は彼女に何てことをさせてしまったのかと自責の念が生まれてくる。
申し訳程度にしかならないが、彼女の唇を拭ってやっていると、彼女は言った。
「ごめんね」
「なして君が謝るの?」
「わたし古森君にどうしてもさわりたくて、『寂しいの?』って聞いたのも、追い詰めようとしてて…。だから、ごめんなさい…」
彼女は僕とこうしたかったのか、目の前にいる気の弱そうな男を弄って遊びたかっただけなのか、彼女の言葉では量れなかった。
しかし、押し切られたにしても結局感じてしまったのは僕の方だから、彼女を責める言葉も見つからない。
そればかりか、無理なことをさせてしまって、おまけに飲ませてしまうなんて、ただ彼女に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「いや、オラの方が…謝らねば。ごめん」
言ったきり、それから何と声を掛けていいものか分からないまま、僕は項垂れていた。
既に日は落ちて、青く翳るこの部屋にはもう、雨の音など響いていなかった。
それからしばらくして海野さんはおもむろに立ち上がり、送って行くからと言う僕に、一人でも大丈夫だと何度も念を押してから、荷物を手にして足早に部屋を出る。
先ほどの行為の理由をこれ以上聞くことすら許されないといったように、彼女は僕が言葉を探す隙すら与えなかった。
玄関先で靴を履く彼女は爪先を数回鳴らすと、ちらりと一度だけ僕を振り返って、また明日と言う。
その言葉で僕はほんの少しだけ、救われたような気がした。
やがて湿った靴で階段をペタペタと下りる足音が遠くなる。
傘立てには、雫に濡れた彼女の小さな傘が置き去りにされていた。
以上です。読了ありがとうございました。叱咤のほど、よろしくお願いいたします。
>> ◆SGcgbjkFYo
1.女を描写しろ
2.平易な表現を心がけろ
3.一文を細かく区切れ。
以上だね。
>>448 男性(古森君)も女性(海野さん)のことを、単なる友人としか思っていない、との説明でしたが、
本文からはあまりそのようには読み取れませんでした。
ただの友人関係だとしたら、キスを拒まないのは何故かなど、二人の関係性や、
主人公が女性をどう思っているのかなど、もう少し描写があってもよかったように思います。
女性向けジャンルということで、女性に関して細かく描写しないのはおそらくわざとなのだと思います。
確かに、これをあえて無視するのも一つの手法ではありますが、エロい表現を目指す上では、
(女性読者を想定するとしても)女性の様子を描写しないことは一つのマイナスポイントになりえます。
男性の心情や感覚、状態の描写に徹すると、書けるエロ描写は単純に見ても半減するので、
男女両方について描写する場合と比べて難しくなります。
一方的な女性からの愛撫にせよ、女性の興奮度合いや、愛撫の巧拙など、
描写できることはあるのではないでしょうか。
表現の平易さに関しては、女性向けの場合は婉曲的・詩的な表現が好まれる傾向にあることも考えれば、
これくらいで問題ないようにも思えます。
ただ、主人公の一人称で書かれていますが、男子学生のモノローグとしては、
全体的に文章が硬い点が多少気になりました。
特に、台詞は東北弁で引っ込み思案な感じなので、余計に引っかかります。
ああ、ときメモGS2か。
それじゃ女について描写少なくなるのは仕方ない。まさに仕様だ。
女性の描写について“女性向けだからわざと描写をしなかった”というよりも、
自分の中でこのキャラ(女性)の個性付けが足りず、
うまくイメージできていない、そのため書けなかったのだと気付かされました。
もっと練ってみます。
また、地の文の硬さについては長編の頭から全て表現を見直してみることにします。
一文が長いというのも改善してみます。
そして、行為に至るまで、または最中の心理描写が足りず、
合理性が感じられないというのもなるほどと思いました。
お忙しいところ、丁寧なアドバイスを下さりありがとうございました。
ご批評をいただきたく、書き込ませていただきます。
人に読んでもらう話を書くのは初めてなもので、是非山田さま達にアドバイスをいただければと思っております。
某歌を元にしたSSです。
歌の内容は要約すると「白い服の女とペアルックで歩いていた恋人を見かけた女が、
紅い服を着て男に会いに行って撃ち殺し、血で紅く染まったシャツを見て「おそろいね」と微笑む」という感じです。
他の女と浮気していた男を情事の後に殺すことで、「彼が最後に見るのも最後に抱いたのも私!ああ幸せ!」と思う、女性の狂気じみた愛情を表現したいと思い書きました。
長さは2スレで、エロは薄め。若干、猟奇表現(首絞め、殺人)があります。
・台詞が少な過ぎないか
・心情描写や風景描写は増やした方がよいか
・文法、レイアウト、改行などの文章形式に問題がないか
この3つが主に気になっております。
また、擬音が苦手であまり書けないのも気になっております。
それでは、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
走り出した衝動はもう止まらない。
アパートメントの玄関の扉を開いて、男は固まった。
夕闇の中に、見慣れた女が見慣れぬ姿で立っていた。
まるで全力疾走をしてきたかのように上がった息。上気したように色付く白蝋の肌。
いつもはきれいに整えられている金の絹糸のような長い髪も乱れ、幾筋かが細い頸に張り付いている。
その様子もさることながら、男の目を奪ったのは鮮烈な色彩。
豊満な体の線を描き出すアフタヌンも、しなやかな足先を包む高いヒールも、ふっくらとした唇の上に載せられた色も、ほっそりとした指先に握られた花束の薔薇達も、そして装飾品に至るまでも、全て、鮮やかな深紅。
華やかな顔立ちの彼女は華やかな色がよく映える。そんな彼女を連れて歩くと周りの男が振り返る。男はそれが自慢だった。
けれど、全身燃えるような猩紅一色という姿は美しい、というよりも禍々しさを感じるもので、そんな女を見るのは男は初めてだった。
その紅い色の中心で彼女はニッコリと微笑む。
「き、急にどうしたんだい?」
あまりに異様な姿にたじろぎつつ男が尋ねると、女は答えずに抱きついた。
艶やかな真紅の唇を男の唇に重ね、その色を移そうというように激しく押付ける。
男は一瞬戸惑ったが直ぐに女の背に腕を回して受け入れた。
くちゅりと舌を絡め、貪りあうように求め合いながら、女は男の足に自らの足を絡めて押し倒した。
離れた唇から銀色の糸が細く伸びて千切れ、男の白いシャツにぽたりと落ちる。
女はそのまま圧し掛かるようにして男のベルトに手をかけた。
玄関から数歩という所で鍵も掛けていない。誰かが、“彼女”が来たら。
そう考えた男はあせったように女の髪に手をかけていさめる。が、女は構わずにベルトを外し、前をくつろげた。
既に起ち上がっていた物が晒され、紅い爪をまとった指が絡みついて握り込むと男も衝動に流される。
「っ、今日は、本当に、どうし、たんだい?」
「欲しいの」
短い言葉と共に女の頭が男の腰に寄せられた。
ふさふさとした金の巻き毛が腹をくすぐる。
雫を零す先端にちゅぴっ、と唇が触れ、肌に痕を残す時のように吸われると、いきなりの刺激に男の腰が震えた。
声を漏らす間もなく、それは女の口内に咥え込まれる。
一気に喉の奥まで飲み込まれ、心地良さに男は喉をそらして息を吐いた。
「くっ、あぁ」
「ん、ふっ、ちゅっ、くふっ、んちゅ、ぢゅぷっ」
温かい粘膜に擦り付けるように吸い上げられ舌が這い回る感触に、男は何度も身悶える。
切り揃えた前髪の下から、熱烈な感情の篭もった紅い瞳が男を見つめる。女は口蓋睡に擦り付けるように頭を上下させ更に男を煽っていく。
暫くして男が制止の声をかけた。
「は、あ、ぁ、もう、いい、いいから」
「ん……ちゅぷんっ、…はぁっ」
離れた唇と屹立はぬらぬらと光り、その間を唾液と先走りが混じった粘度の高い糸の橋がつないでいる。
その糸が自然に落ちる前に女は男の身体を跨いだ。下着は履いて来ていなかった。
手を添えて潤んだ割れ目を男の先端でなぞり、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を立てるのを暫く楽しむ。
そして、充分と思ったところで腰を落とした。
「あ、はぁあぁんっ!」
「ぐぅ…っ!」
女の腔内は温かいというよりも熱いくらいだった。その感触に男は荒く息をつく。
すぐに女は腰を動かし始め、肌と肌がぶつかる湿った粘着音が部屋に響き出した。
ギシギシと床が軋んだ音を立てる。
はじめ、女の両腿を掴んでいた男の手は、男が昂ぶるにつれ次第に上に上がっていく。
腰の曲線をなぞり、その上でたぷんたぷんと誘うように揺れる豊かな胸に添えた。持ち上げるように球体を揉みしだく。
尖った先端を擦るように摘まむと女は高く鳴いて、がくんと前のめりに身体を倒した。
ばらばらと零れ落ちた金糸の流れが男の胸をくすぐる。
その柔らかな細い髪を撫で、細い肩を撫で、そして最後に男の手は女の細い頸を撫でた。
「いいわ……締めて」
女の吐息に促されるように、骨ばった指先が絡みついた。
その細い頸に指が食い込んでいくのに応えるように、女の膣壁は無数の小さな指先となって蠢き、男自身に絡み付いてきゅうきゅうと締め付ける。
「く……はぁ、あ、締まる…っ」
快楽に歪んだ表情で男は喘いだ。
女の濡れた紅い唇が酸素を求めて開閉する度、ひゅうひゅうと細い呼吸音と共に湿った音が鳴った。
男の上で腰を動かし続けながら、女の手が傍らに転げてあった花束の中に差し入れられる。
快感を貪る事に夢中の男はその動きに気が付かなかった。
気付かないまま女の頸を締め続け、絶頂の予感に目を閉じる。
ただ指と屹立に伝わる女の感触を味わうことを、ただ昇り詰めて果てる事を求め、女の下で腰を突き上げる。
「ひっ、はぁっ、あぁあ!あぁ、く、ふぅんっ!」
甘い声を上げる女の手が男の胸の上に静かに移動したのと同時に、男は限界に達した。
「うぁ、あっ、ああ、で、出るっ!」
呻きと共に男の指が震える。
その瞬間。
弾けるような音が部屋に響き渡った。
男の目が見開く。
その瞳に映る女は至極幸せそうに微笑んでいた。
「え?あ?…あ、あ、……あ」
頸に食い込んでいた指から力が抜け、女の身体を滑り落ち、どさりと落ちた。
男の息が乱れビクビクと身体が跳ねる。爪が床を掻く音がカツカツと響いた。
何が起こったのかわからない、という面持ちの男を女は見下ろしている。
断末魔の痙攣と共に精が吐き出されていくのが堪らなく心地良かった。熱い物が胎内に満ちていく感覚に女は息を吐く。
うっとりと目を細め、男の胸に開いた孔から赤い液体がこぽこぽと溢れ出し、白いシャツを鮮やかな深紅に染めていくのを見つめていた。
「……ふ……ふふ…」
嗚呼、これで、“おそろい”ね。
指ですくって紅の代わりに唇をなぞり舌に乗せれば、愛しい男の液体は仄甘く、女の心を陶酔で満たした。
身体を突き破らんばかりに溢れてくる悦びに、女は喉を反らして快哉の声を上げた。
「おそろいね!私たち!これでおそろいね!!嗚呼、幸せっ!!」
「あははははっ!幸せぇえっ!きゃははははははは!!」
仄暗い部屋の中を女の笑い声が支配する。
それは、途切れることなく、響き続けた。
男の身体から流れ出た鮮やかな色が、無慈悲な夜の色に変わるまで、ずっと。
いつまでも、響き続けていた。
―お終い―
以上です。よろしくお願いいたします。
>>456-458 懐かしいなあ、その歌。
じゃあ、いくつか気になった点を。
ええと、狂気を書きたいのはわかるんだけど。
最初から表現が硬いせいで、文章に疾走感が薄いかな。
難しい漢字を使って表現するのは、楽しいのだけれど。
前半から暗喩を多様してしまっているから、読み手が【意味】を考えてしまう瞬間があるよね。
考えることで、構えてしまうから後半にいたる勢いが削がれてしまう。
内容も、歌の雰囲気から言っても一気に読めるようにしたほうがいおもしろいかもしれないよ。
台詞は、歌詞を知っているのが前提の相手に読んでもらうのが目的だとしたら、むしろ多い。
知らない人に読ませるのが目的なら……ううむ、他の山田さんに任せてみよう。
ごめんね、カラオケでよく歌ってるんだ。
で、文章形式。
これは、私は前スレでも何回か言わせてもらってるのだけど……
目線の動き方を把握してみよう。
表現媒体が2ちゃんのスレッドがメインなのだとしたら、ちょっと今の状態だと。
長すぎる行があって読みにくかったりしているかもしれないね。
(目安として、40文字くらいで改行できるといいんじゃないかな。
いろんなテキストエディタがあるけど、文字数がわかるやつで書いてみるとか。)
同じ文字(特に男・女)が大量にあるのも、目が滑りやすくなってる原因かも。
いろんな表現を試してみよう。
かといって、よく聞く表現を並べるだけじゃダメだよ。
今のこの「女」も、「絹糸のようなふさふさとした巻き毛」の持ち主になってしまってるし。
少し残念に感じたのは、「色彩」についての描写が「色名」で済まされることが多いことと、
アパートの玄関口であり、男は人の目を気にしたはずなのに「他の人間」の気配がまるでないこと。
心情描写は特に増やす必要を感じないけど、風景描写は増やしたほうがいいと思うな。
擬音は、エロスを強くしたいなら足りないけど、薄めに意識して書いてるなら特に問題ないと思うよ。
全体的に下手ではなく、磨いていけばどんどんうまくなれると思う文章で好感が持てて、私は好きだな。
がんばってね!
>>456-458 面白く読ませていただきました。
その歌はカラオケで一回聞いたことがある程度で、先ほど調べて一読したのみですので、
あまり歌詞については知らないことをご容赦ください。
女性の心情に関しては、「彼が最後に見るのも最後に抱いたのも私!ああ幸せ!」
とまでの狂気は感じ取れなかったというのが正直なところです。
もしかしたら、歌詞を熟知していればこれで十分なのかもしれませんが、
歌詞をよく知らない人にも読ませたいならば、もう少し描写を丁寧にしてもいいかもしれません。
風景描写に関しては、もう少し詳しい方が読み手にも親切だと思います。
「玄関」とあって、廊下で事に及んだものと思って読み進めていたら、
「部屋」と出てきて少し混乱しました(おそらく、ワンルームマンションのようなものなのでしょうね)。
あとは、細かいところになりますが、
「『絞』めて」の方が(その後の「締まる」との差異からも)分かりやすいかと思いました。
それから、「○○と」(ぬらぬらと、ぐちゅぐちゅと)のような擬態語・擬音語の多用が気になります。
このような表現は上手く使うことで官能的にもなりますが、
使いすぎは月並みな印象を与えたりテンポが悪くなったりする恐れもあります。
色々気になった点を指摘しましたが、不穏な禍々しさの表現は好みでした。
情事の描写にも、そのような雰囲気が表れており、思わずぞくりとするような感覚を覚えます。
これからも、自分の表現をどんどん高めていってください。
461 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 00:43:04 ID:B7D68DMr
9主「あの、維織さん」
維織「何?」
9主「何で俺縛られてるんですか?」
維織「罰…」
9主「罰?」
維織「レストランにいたあの子、誰?」
9主「夏菜のことか?ちょっとした縁で…」
維織「……」
9主「あの、何で注射器を取り出すんですか?」
維織「……怖いから…」
9主「え?」
維織「貴方があの子に連れて行かれてしまうから・・・」
9主「俺はどこにも行かないよ」
維織「…・・・嘘・・・」
9主「本当だって!」
維織「なら、証拠を見せて・・・」
9主「証拠?」
維織「そう、どこにも行かないっていう証拠・・・」
9主「え?ええっと・・・ううんと・・・ダメだ、何も思い浮ばない」
維織「・・・証明できないって事?」
9主「違う!維織さんが納得する方法が思い浮かばないだけだ」
維織「・・・・・・キスして・・・」
9主「キス?それならいいよ!」
維織「でも単なるキスじゃない、私のお尻の穴にキスをして」
9主「・・・・・・それ、本気で言ってるんですか?」
維織「……本気…」
9主「……そこは汚いし、それにそんなところにキスしたら…」
維織「……私は出来る」
9主「え?」
維織「私は貴方のお尻の穴にキスをすることが出来る…」
9主「……マジですか!?」
維織「証拠、見せてあげる…」
9主「うわ、何…お尻の穴に…なま温かくてぬるぬるした・・うっ!こ、これは・・・気持ち良い…」
維織「……今度は貴方の番…」
9主「……分かった…」
維織「うっ…はぁ…そこ…あっ、だめ!オナラが…出ちゃう…」
ブピィィィ…
9主「…これで良いのか?」
維織「……うん、良い…」
9主「維織さんの尾なら、結構可愛い音がしてたな」
維織「・・・あんまり言わないで…やっぱり恥ずかしいから…」
9主「うん、分かった…」
いかがですか?
自作SSですが。
アドバイス待っています。
955 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/09/26(土) 23:40:18 ID:cRnmNCBh
スカでごめん
9主「あの、維織さん」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
972 名前:名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 00:34:07 ID:B7D68DMr
>>955の続きまだ?
そんなの見つけてくるなよ。
誰もGJしてくれないから自分でしただけだ。
466 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 01:03:13 ID:B7D68DMr
早く、早く、アドバイスを!!
>>461 >>394 >恐らくパワプロネタでしょうが、まず、何が書きたいのか分かりません。
>(略)他のキャラでも代用できませんか?
>二次創作ではまずキャラの個性、そのキャラだから出来る事を考えましょう。
>台本形式(だっけ?)にする必要も特に感じません。
468 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 01:14:10 ID:B7D68DMr
他人のアドバイスを流用しないでくださいよ。
こんなの前代未聞じゃないですか?
そろそろ通報できない?
>>456 こんばんは。本歌を知らないのですが、感想を述べさせて貰います。
> ・台詞が少な過ぎないか
話の筋を理解するには、少ないとは思いませんでした。
> ・心情描写や風景描写は増やした方がよいか
男の恐怖心・女の狂気についてもう少し突っ込んだ描写があるといいな、
と思いました。
全力疾走の息の切れ方でにっこり笑う赤い女なんて相当怖いのでしょうが、
単語が綺麗なせいか、今ひとつ切実に身に迫ってこないように思います。
> ・文法、レイアウト、改行などの文章形式に問題がないか
1行の文字数について、先の山田さんに同感です。
あと、些細なことですが、気になったので2点。
・下着は履く→穿くではないでしょうか。
・この場面の暗さの程度がよくわからないのですが、夕闇の中で、
「鮮烈な色彩」「燃えるような猩々」「鮮やかな真紅」「鮮やかな色」は
元の色のにまま見えるのか? と思ったのですが、いかがでしょう。
イメージ先行ということでいいのかな・・・。
的外れだったらごめんなさい。
個人的に、絵画のようにイメージを喚起される話で好みでした。
以上です。
途中まで読んだら俺のことじゃなかった・・・orz
>>472 何をアドバイスして欲しいのよ
自分ではここが気に入らなくて、何とかしたいんだけど……ってのが全く感じられない
と釣られて寝る
>>474 では僭越ながら素人ですが意見を…
まず、
>>467のコピペでも言われていますが、台本形式を止めて小説形式にしてはいかがでしょうか?
台本形式ですと、会話だけで状況を説明しなければなりません。
それはそれでテクニックは必要なのでしょうが、情景を描写する能力が鍛えられません。
また、状況の描写は長さの調整がとても難しいです。
台詞形式の様に一語一語のやりとりと違い、その描写如何によって作中で流れる「時間」をコントロールする事になります。
精密でも冗長になりすぎると時間が停滞しますし、簡素に流すと情景が伝わりません。
次に、複数のキャラを同時に存在させるのはいかがでしょう?
主人公とヒロインの掛け合いがエロパロの場合基本になるのは解ります…
ですが、それ以外のサブキャラやそうでなくともモブやガヤが居た方が話を広げ易いでしょう。
最後に、もう少し内容を盛り込んではいかがでしょうか?
コレは容量という意味ではありません。
1レス内に収まるサイズでも、起承転結を考えて入れるだけで内容は濃くなると思います。
蛇足ですが、きっと「こうすればうまくなる」なんて方法は存在しません。
強いて言うなら「努力する」事と「勉強する」事です。
アドバイスを貰うのは努力でも勉強でも無く、単なる軌道修正である事も補記しておきます。
優しい人多いな……
通報出来るレベルだよな
エロ描写に悩んでいます。趣味が偏っているのをできるだけ一般寄りにしているつもりですが
女の子の描写力が欠けている気がします。描写の足りない所、優先させたほうがいい所が知りたいです。
僕 高校生 八九寺 小学生の 二次エロ抜粋です。
いきなり、はむっとモノの中ほどを噛み付く!と思いきや甘噛みする八九寺。
一瞬の恐怖ののち、先ほどまで散々キスをした柔らかい舌が亀頭に触れるのを感じた。
「んむっ…………ちゅっ、」
噛むのをやめ、唇で固定して先端へキスをする。柔い唇はむにむにとモノを締め、舌が先端を舐めるのが気持ちいい。
「八九寺、凄い気持ちいいよ……」
頭を撫でると八九寺は嬉しそうに奉仕を続ける。
唇に力が入り頭を前後に動かして、幹全体をギュッギュッと締め付けてくる。
その間も舌は動くのを止めずに唾液をまぶすように亀頭を舐めまわした。
「……ふっ……ふっ…………ぴちゃ、れるっ、っふ、んちゅ……」
熱い口内へ僕が溶けていくようだ。
早くはないが確実な前後運動が僕のモノを刺激し摩擦する。
八九寺が首を振りつつも唇をすぼめながら吸引すると、どんどんと先走りが溢れる感覚があり
こくこくと八九寺は飲み干していってるようだ。
だがどんなに飲んでも先走りは止まらず、絡む舌と口内からは熱い唾液が溢れてモノを濡らす。
快感を享受しつつも、お返しのために八九寺の頭を撫でる。
愛撫のつもりで頭全体をくすぐり首筋まで撫でると八九寺が僕を見上げて目で微笑みかける。
「好きだぞ、八九寺……」
いつも思ってはいるが口には出さない言葉を伝えると驚きと恥ずかしさに目を伏せ奉仕を続ける八九寺。
小さくすぼめた頬からは亀頭の形が浮かび上がって小さな口との対比を感じさせる。
「かぷっ、れろれろ、ちゅぅ……」
亀頭だけを咥え込み舌全体で先端を包み込んで吸ってくる。
舌先で尿道を重点的に舐められほじられると気持ちがよすぎる。
その快感を亀頭だけじゃなくモノ全体で味わいたいと腰を前に突き出すと
察した八九寺は口を大きく開けてモノを含んでいく。
「んぁ、はむっ、ちゅぱ、んちゅ、ちゅぷぷ」
熱く唾液の溜まった口内へ肉が入っていくと待ち構えたように舌がモノに絡みついた。
八九寺は唾液がこぼれないよう、僕を見つめるためなのかのよう、頭を下げ首を前後に動かした。
時にはモノを根元まで飲み込むほど深く咥え込むと狭い喉奥が亀頭へまとわりついた。
「……や、やりすぎだ。八九寺……」
快感と心配を半々に頭を引き離そうとすると、八九寺は涙を流しつつも首を振って拒否する。その動作がまた僕の快感に繋がってしまう。
八九寺の鼻が陰毛に埋もれ、肉棒の根元が埋まるほどに口を犯している光景はあまりに退廃的で刺激的で悩殺的だ。
瞬間、喉奥で亀頭が強烈に締め付けられた!
「う、うああーー!」
八九寺は喉奥にはまった亀頭を飲み込もうとし、見てとれるほど喉が蠕動している。
僕は僕自身が全て食べられ吸い込まれていく快感に抗しきれず腰の震えとともにそのまま射精してしまう!
ドクリ、ドクリと一射精のたびに腰が震える。
先端が射精するたびに上にぶれ喉肉を叩くのがわかる。
「んっ、んっ、んっく……」
喉というか食道付近に直接迸りを受けているのにもかかわらず八九寺はそれを飲み込み続けた。
あまりに止まらない射精のため八九寺が心配になって腰をひくと
密着した喉からぐぽっと音がして離れる。
口内から亀頭の縁が見えそうな所で八九寺は手を僕の腰に回し
舌で射精を受け止め続ける。
「……………………うぁ…………ふぅ」
長い、長い射精が終わったのち八九寺の手から力が抜け僕は八九寺の口内からモノを抜いた。
八九寺は口を開けたまま僕を見上げている。
口内はミルクをいっぱい含んだかのように白い池ができており自分の射精量に改めて驚く。
「八九寺。もう飲まなくていいぞ。ぺっしろ。ペっ」
どれだけ出たかもわからないが、もう結構な量を飲まさせている。
だが八九寺は見せ付けるように舌を出し、溜まった液を飲みやすいよう踊らせながら嚥下していく。
「こくっっ……んっ……こく……」
全てが飲み干された。僕の放ったモノが八九寺に全部飲み込まれた。
「はぁー、阿良々木さんのとても美味しかったです!」
大きく息をついて笑顔で笑いかけてきた。
以上です。
>>478 丁寧な描写に好感が持て、楽しく読ませていただきました。
文体について
「じゃない」「してる」など、ややくだけた感じの文体でありながら、
難しめの熟語や言い回しを使っている点に多少の読みにくさを感じました。
内容について
個人的な見解ですが、男性向けのエロスを描写するのならば、
男性側の快感を延々と描写するよりも、女の子の様子(照れている、或いは愛撫しながら興奮している等)
をもっと織り交ぜた方が良いのではないかと思います。
「女の子の描写に欠ける」との言葉がありましたので、おそらくご自分でも気づいてはおられるのでしょう。
抜粋ということで、他の部分では違うのかもしれないのですが、投下部分には
二次創作に求められる、「このキャラである必然性」をあまり感じませんでした。
小学生とありますが、前知識のない人に本文だけを読ませたら、
彼女が小学生であることは分からないと思います。
まずは、主人公と女の子の体格差や、口淫描写で口の小ささに言及するなど、
「キャラらしさ」を表現することが必要ではないでしょうか。
特に、相手が小学生というのはやや特殊なので、わざわざこんなオイシイ設定があるのなら
こんな小さな女の子が、こんな卑猥なことを・・・という点を強調した方が
読者の期待するものが出来るはずです。
趣味が偏っているので自重したとのことですが、その結果女性の描写が減ったのであれば、
いっそ突っ走ってしまってもいいかもしれません。
自分の萌えや性癖に素直になると、エロいものができたりもします。マニアックな創作物もいいものですよ。
次に、余力があれば、原作のエピソードや台詞、長編創作であれば前半の流れなどを
取り込んで、そのキャラであること、またそのキャラである必要性を示すこともいいでしょう。
(例えば、原作のシーンに触れて、普段の彼女とエロいことをしている彼女のギャップを示すなど)
同じ愛撫にしても、そのキャラならどうするか、どんな態度で行うかを考えながら描写するのも大事です。
(躊躇いながらなのか、慣れた様子でなのか。それとも、初めてなのに強気な風を装っているのか)
エロと原作との関連付けが一番難しいところかもしれませんが、原作が好きならば、
最も楽しい工程の一つとも言えると思います。是非頑張ってみてください。
お茶も出さずに申し訳ありません。つ旦旦旦
丁寧なご批評と激励のお言葉をいただき心より感謝致します。
>>459様
疾走感、文章形式など勉強になりました。前スレから読み返して直そうと思います。
>>他の人間の気配がまるでない
ハッとしました。カッとなって忘れていました。お恥ずかしい限りです。
そもそも鍵をかけてようがアパートなら銃声や笑い声で通報されますよね、普通。
ありがとう御座います!直します。
>>460様
風景描写のご指摘ありがとう御座います。もう一度間取りなど考えて直してみます。
苦手な物でつい「○○と」を使ってしまうのですが、他の表現に言い換えられないか考えてみます。
細かい部分まで読んでいただき、どうもありがとう御座います。
>>471様
狂気描写等はもっと良い書き方がないか考えてみようと思います。
「穿く」のご指摘、そうですね!「履く」は靴でした!お恥ずかしい限りです。
明暗含め風景描写をもっと考え直します。ありがとう御座います。
大変勉強になりました。
山田さま方、本当にどうもありがとう御座いました!
>>478 好みが分かれると思うけど、文章のリズムが
よくない感じがする。一度なんでもいいから好きな小説を
数ページコピーして文章の構成とか字面とかを
国語の授業のように分解して勉強してみるとよろし
>>479 ご指摘ありがとうございます。
一つ一つ心当たりがあります。
文体は原作小説の一人称と自分流の三人称に近いエロ描写がぶつかって不和を起こしているようです。
原作の雰囲気を中途半端に表現しようとして崩れていました。
内容はフェラというのもあるんですけれど拘りが変な方向に行ってしまったので
むしろ自分の好きな性癖をキャラに絡ませて女の子の描写をすべきかなと思いました。口が気持ちいいとか。
それと同時に他の部分では多少書けていたつもりのキャラ描写をエロシーンでは
自分で切り捨ててしまっていたのかもしれません。
言うとおり抜粋とはいえキャラ描写や日常への対比が書けていないのは失策でした。
一度突っ走るパターンと切り捨てないパターンをどうにか書けないか試してみます。
おっしゃるとおり、原作の流れとエロを自分の中で消化しきれてないのが課題だと思います。
エロでキャラらしさを出すよう頑張りたいです。
>>481 それもよく思います。自分で音読していて何かつっかかりを感じるんです。
自分でリズムがどこかおかしいのはわかるんですが描写するたびに
それが増えて弄くっても狂いがどうしても残ります。
俳句や短歌のようなリズムじゃなくても読みやすい小説は書けるはずなのですが。
もうちょっと意識してとりあえず手近にある本を読み直してみます。ご指摘ありがとうございました。
483 :
482:2009/09/29(火) 22:41:36 ID:B7O/lVxc
>>483 意識して、平易な表現を使って書いてみては?
きっと、うまい表現しようとして、逆にリズムを狂わせてると思う。
1文中に、2つも3つ描写させてるのも、原因かなと。
> 快感と心配を半々に頭を引き離そうとすると、
> 八九寺は涙を流しつつも首を振って拒否する。
例をあげれば、この文でも、1行目と2行目で
別のことを描写しているので、切り離して、
2つの文章にしたほうがいいかなぁと。
面白い文章書く人だとは思いますので、
すぐよくなるとおもいますー
お邪魔致します。
以前スレに投下した物なのですが、次のSSを書く参考にアドバイスをいただきたく思います。
二次創作で、悪魔×契約した女の子の話です。
悪魔の陰茎は鱗がある、又は複数本ある、と言う話を聞いて書いたので、2本あります。
長さは5レス分です。
完全に女の子視点のせいか何だか夢小説ぽい。
また、べたべたで甘々な話が好きなのですが、他人から見たらどうなのでしょうか。
GJをいただけたのですが、ひかれてないか心配です。
また、歌に出てくるキャラクターで元々あまり性格設定がないため、女の子を元気一杯に押せ押せにしたせいか何だかエロくありません。
文章の稚拙さもありますが、以上の点が特に気になっています。
なんだか長い割に「スカッと爽やかノーパンティ!」みたいでイマイチエロくない気がします。
どう直せば良いでしょうか。
また、一人称で書く事が多いため、一人称の作品を書く際のアドバイスなどいただけたら嬉しいです。
山田様方、どうぞよろしくお願い致します。
【キスだけじゃイヤッ!】
「シャイタン!口付けの先の事をしよう!」
「…ハ?」
宿屋の一室。
口付けの後、抱き締められた腕の中で私が口にした言葉に、シャイタンは絶句した。
何十回と口付けを交わしてきたし、お互い掛け替えの無い大切な存在だとも思っている。
だから、そろそろ先に進んでも良いかなぁ…とも思って、口に出してみたのだが。
シャイタンは暫しの沈黙の後、短く答えた。
「無理シナクテイイ」
「平気、矢に刺された時よりは痛くないと思うから!」
勢いよく答えるとまた暫しの沈黙の後、答えがあった。
「………ライラガ、良イナラ」
嬉しくて押し倒した。ベッド…とテーブルの間、その場の床に。
「…セメテ…ベッドデ…」
「待てない!」
そう言って首に腕を回して唇を重ねた。
ちゅっと軽く押し付けて離し、角度を変えてまた重ねる。
何度も繰り返している内に、汗か唾液か解らない体液で濡れた唇の皮膚がしっとりと馴染んでくる。
少し呼吸が苦しくなってきて息を吐くと、開いた唇を軽く舌でなぞられ、心地良さにまた息が乱れた。
唇をなぞった舌が中に入って、催促するように舌をつつかれたので絡めた。
何分経っただろうか。
夢中で貪り合っていた唇が離れ、透明な橋が長く糸を引いてプツリと切れて落ちた。
心臓がドキドキして上手に息が出来ない。シャイタンも軽く呼吸が上がっているのを見て、頬が一層熱くなった。
…よし、いよいよ先だ!…と思ったところで停止する。
イザとなると、キスより先に何をして良いか解らない事に気付いたのだ。
戸惑っていると、唐突に腰に手が回され抱き締められた。
「シャイタン」と名前を呼ぶ前に、彼はそのまま身体を起こして来て、噛み付くような勢いで唇を奪われた。
「え?」と戸惑っていると唇が離れて、目が合う。血のように緋い瞳が妖しく輝いていた。
怖いと思う間も無く、唇が頬に触れ、耳に触れ、そのまま首筋を伝って鎖骨まで下りたところで、唇が舌に変わって耳まで戻って来る。
くすぐったい様な感覚に思わず「ひゃあ」と変な声が出てしまうと、小さく息を漏らしてシャイタンが笑った。
腰を撫でていた指先が上着の裾に掛けられる。
「ライラ、万歳ダ」
「ん」
言われる儘に両手を上げると一気に捲り上げられ、するりと頭から抜けた。長手袋だけが残る。
次にかぼちゃパンツが脱がされて、長靴下だけが残った。
身体が一気に冷たい夜気に晒されるが、肌寒いと言うよりは火照った身体には心地良い位だった。
それにしても素肌に長手袋と長靴下だけ、って下手に全裸より気恥ずかしいのは何故だろう。
無意味と知りつつも胸を隠してみたりする。
…私の掌ですっぽり覆ってしまえるそれが少し悲しい。
487 :
2:2009/09/30(水) 11:57:07 ID:Qiq8wCEd
「ごめんね、大きくなくて。」
「…ソンナコトナイ、キレイダ」
「…ありがとう…んっ!」
骨張った大きな掌が胸に触れて、ふにゅりと肌に沈むと、つい声が出た。またシャイタンが笑う。余裕なのだろうか。
ちょっぴりムッとしていると、腰を掴まれ持ち上げられてシャイタンの胴の上に膝立ちの状態で乗せられる。
唇が胸の先端に寄せられ、次に来るであろう刺激にきゅっと唇を噛んで身構えた。
「…ふぁっ!」
唇が触れたの迄は我慢出来た。
けれど次に舌でなぞられた瞬間、電流が走ったような衝撃に、噛んだ唇は容易く開いてまた声が出る。
力が抜けて座り込みそうになるのを、腰に回された腕に支えられた。
片方を舌で唇でなぶられ、もう片方を掌で指先で形を確かめるようになぞられ揉みほぐされる。
その動きに合せて自分の声とは思えない様な甘い声が次々と出た。
下腹部にゾクゾクするような感覚が生まれて大きくなっていく。いつの間にか支える腕に身体を預けて、目を閉じていた。
「ぁ…やぁ…ん…、ああっ!?」
不意に胸から手の感触が消えた直後、くちゅりと水音が響くと同時に、脚の付け根から背筋に電流が走った。
目を開けて、シャイタンの指が脚の間に触れているのを見て、またぎゅうっと目を閉じた。
一瞬視界に入ったシャイタンの口許は笑っていた。
笑われても仕方ないかなと思う程に、もう濡れていた。嗚呼、これは恥ずかしい。
目を瞑って口を手で塞ぎ、せめて声を我慢しようと思ったが、割れ目をなぞっていた指が腹部側の突起に触れると、堪え切れずに塞いだ指の隙間から悲鳴が零れた。
一度声が出てしまうともう押さえられなくて。
親指の腹で陰核を捏ねられ、長い指が入口のごく浅い部分に出入りし、掻き回して泡立つ音が響く頃には、もう口から手は離れていて、シャイタンの首にしがみつくように回していた。
「ライラ、痛カッタラ言ッテクレ」
耳元でそう囁かれて、入口をなぞっていた指が入り、陰部が押し広げられる感覚が走る。
軽い異物感があるが、気持ち良いと言う思いが勝った。
「ふぁ、あ、気持ち、いぃ」
ゴクリと喉を鳴らしたのはどちらだったか。
「…増ヤスゾ」
「え?…ああっ!や、」
指が2本に増え、慣れたと思ったら3本に増える。さすがに苦しくて、止めて欲しいと思ったけれど、声にならなかった。
そのまま掻き回されて、指が入口近くの壁を擦った時、今迄で一番の衝撃が走る。
ビクンと身体が跳ねたのを見て、シャイタンは指の一本をそこを擦ることに専念させた。
「あっ、や、あぁ、ん、だめっ、何か、ん、……あ、ああぁぁっ!!」
叫ぶと同時に背筋から脳に一気に何かが走った。
脚が笑える程痙攣していたから、支えてもらってなければその場に崩れ落ちていたと思う。
「はぁ…はぁ」
何とかまともに呼吸が出来るようになって、首筋にしがみついていた腕を離す。
そのままシャイタンの髪に指を潜り込ませて撫でると、その髪が湿っているのに気付いた。
そういえば今気付いたがシャイタンの息が荒い。
「…ライラ?」
「今度は…私が…する!」
ゆるゆると身を起こして、一度首に手を回してギュッと抱き締めた。
それから、して貰ったように、唇に頬に耳に首筋に口づけてそれから舌でなぞっていく。
488 :
2:2009/09/30(水) 11:57:48 ID:Qiq8wCEd
鎖骨をがじがじと甘噛みしながら、服を脱がそうとすると手を掴まれた。
「…自分デ脱グカライイ」
言われるままに手を引いて、その手をわきわきさせて早く早くとせがむと、シャイタンはちょっと苦笑いをしてから上着を脱いだ。
筋肉質の身体がきれいだなぁと思いながら、下も脱ぐのも待った…が、10秒待っても脱ぐ気配がない。
…下は脱がして欲しいのかな。
そう考えてベルトに手を掛けると、がしっと手首を掴まれる。
「…マテ、心ノ準備ガ」
「待てない!」
そう答えると手首にかかる力が抜けた。ので、ベルトを外して金具を下ろして、好奇心の侭に開いて覗き込んだ。
「…え?」
目を無意味にパチリパチリと瞬かせた。
…何度瞬きをしてみたところで、目の前にある物は変わらない。
解らない事は訊いてみようと、素直に尋ねた。
「ねえ、シャイタン、どうして2本あるの?」
私の乏しい性知識の中では、普通、ここにある棒状の物は一人につき一本の筈だ。
けれど、今、目の前で反り返って血管が浮いた物体は確かに二本ある。
長い長い沈黙の後、シャイタンは答えた。
「……………………悪魔ダカラ」
「そっか、悪魔だからか。それなら仕方ないよね。」
うんうんと頷く。そして、目の前の物をどうするか悩む。確か、手や口でするはず。
ふう、と息を吐いてから、きゅっ、とそれぞれを掌で掴む。それから、ちょんちょんとそれぞれの先端に口付けた。
初めに精一杯口を開いて先端を含んだ瞬間、明らかに括れ部分に歯が当たる感触がして、シャイタンが低く呻いた。
明らかに快感ではなく痛みによる呻きだったので、口の方は舐めるだけで我慢することにする。
そして、割と強く握っても大丈夫だけど、両手を同時に動かすのは結構難しい、という事に気付いたので、一度に動かすのは片手だけにした。
右手でさやさやと根本から先の方の括れまで擦りつつ、左手はもう片方の陰茎の根本を握って固定して、動かさない代わりに唇を寄せ、口付け、舌でなぞり上げる。
「シャイタン、気持ちいい?」
上目遣いで尋ねると、頭をくしゃりと撫でられた。
「スゴク、イイ」
「…嬉しい」
筋の浮いた裏側を舌で舐め上げ、先端の亀裂から雫が零れているのに気付いた。
舌でその雫をすくうと、頭に置かれたシャイタンの掌が震える。
嗚呼、先端が気持ちいいんだな、と益々嬉しくなった。
指先で唾液と溢れる雫を混ぜるように、くるくると撫でると、はぁっ、と一際大きな吐息が頭の上から降って来る。
その反応が嬉しくて、もっと気持ちよくなって欲しくて。混ざってどろどろとした液体を陰茎全体に塗り広げてから、強く握り直した。
扱きながら、先端に次々に溢れてくる液体を舐めつつ、ふと、この源泉を吸ってみたらどうなるのだろうと好奇心に駆られる。
駆られたからには、やってみたい。そう思うと同時に裂け目に口付け、ちゅっと吸い上げた。
「!!ライラ…ッ!」
「え!?きゃあっ!?」
一瞬息を呑む気配がした後に、手の中の物がビクンと大きく痙攣し、二つの先端から迸りが起きた。
口内に苦い味が広がって、目を見開く。
掌で握っていた方からの迸りは身体に飛び散った。
口の中の方はどうしていいのか解らずに、噎せそうになったのでそのまま飲み込んでしまった。
その勢いが止まって離すと、シャイタンは慌てたようにテーブルの上にあった布を取って、飛び散った液体を拭き取ってくれる。
489 :
4 :2009/09/30(水) 11:58:43 ID:Qiq8wCEd
「…スマナイ、汚シタ」
「ううん、いいの。シャイタンのなら、平気。」
そう答えて指に付いた液体を口に含む。苦いし、変わった臭いがするけど、シャイタンのなら嫌じゃない。
シャイタンのなら嫌じゃないよ、重ねて言って微笑むと、呟くように小さく名前を呼ばれた。
それに返事をする前に、押し倒された。
「あ…やぁ…」
膝の裏に手を添えられて足を折り畳むように持ち上げられる。
腰の下にシャイタンの膝が入っているため、陰部をさらけ出すような格好になっているのが余計に恥ずかしかった。
「…ライラ…ッ」
「え?あ、やぁぁっ!?」
腰を掴まれて、思わず目を閉じた瞬間、ぬるりとした感触を陰部に感じて、その心地良さに声を上げた。
見ると、脚の間で二本の陰茎が震えている。
「りょ、両方?」
「…大丈夫、片方シカ使ワナイ………入レルゾ、ライラ」
「う、うん、来て」
先程3本入っていたとは言え、指とは比べ物にならない物が入る事に恐怖を感じない訳ではない。
でも、恐怖よりも一つになりたいという気持ちの方が強かった。
強張りの先端が割れ目に押し付けられ、痺れるような感覚に息を呑む。
そのままシャイタンが腰を進めて来ると、広げられていく感覚に快感だけでない鈍痛が混じり、思わず身を捩った。
「ライラ、止メ「いや!来て!」
制止の言葉を遮って叫ぶ。その声にシャイタンは一瞬止まった。
けれど、次の瞬間、腰を抱きなおされて、一気に引き寄せられる。
「〜〜〜〜〜っ!!」
貞節を破られる痛みに背筋を貫かれて、声にならない声を張り上げた。
「…イラ…………ライラ」
一瞬、意識が飛んでいたらしい。名前を呼ばれて、シャイタンの顔を見る。痛みを堪えるような表情だった。
掌でやさしく下腹部を撫でられる。
「…痛イダロウ?スマナイ、慣レルマデ動カナイカラ」
「大…丈夫!全然平気っ!!」
一息に言い切った。痛いことは痛い、でも、矢に貫かれた時の痛みに比べれば大した痛みではない。
それに、撫でられながら、ゾクゾクとした感覚が少しずつだが生まれて来ている。
多分、もう少し慣れれば痛みよりも、気持ち良さの方が勝つと思う。多分。
そう思ったところで、腿の間で所在無げになっているもう一本に気付いた。
もっと気持ち良くしてあげたい。手を伸ばすと、シャイタンがびくりと震える。
「ライラ…何ヲ」
「こっちも…一緒に…ね」
先端から溢れる雫を指ですくって、幹に塗り付けていく。
根本まで辿り着いたところで、自分の愛液も混ぜて、何度か往復し満遍なく濡らした。
最後にドロドロに濡れた手を自分の腿に擦りつけて、膝を掴んで、ぎゅっと閉じた。
小さくシャイタンの呻きが聞こえて、顔を上げる。
「これで…いぃ…ん、ああっ!!」
490 :
4 :2009/09/30(水) 11:59:54 ID:Qiq8wCEd
急に動かれた衝撃で最後まで言葉にならなかった。
腰を引かれてずるりと半ばまで引き抜かれて、背筋を悪寒にも似た鈍痛と快感が這い上がる。
息を吐く前に今度は押入られた。
ゆっくりとした動きだったが、胎内を抉られるような激しい感覚と、腿の間の物に陰核を押し潰すように擦られる感覚。
二つの強烈な感覚を同時に受け、あっと言う間に息が苦しくなる。
何度も繰り返す内に、どんどん動きが激しくなって、同時に痛みなんか感じなくなる位の快感に頭が支配されていく。
身体が砕けてしまいそうで、膝を押さえていた手を離して、シャイタンの背に回してしがみついた。
「ふぁっ!あっ!やぁあっ!」
ガクガクと身体が震えて、足からも力が抜け膝が離れそうになるのを、シャイタンの手が押さえて強く閉じた。
その瞬間。陰核に擦り付けられる感触が強くなって、同時に身体の中がきゅうっと締まって、脳内が真っ白に爆ぜた。
…真っ白になった後、一気に真っ暗になって、次に意識が戻った時、もう服を着て、ベッドに寝ていた。
ベッドの傍らの椅子にシャイタンが座っていて、つい不満が口に出る。
「一緒に寝てくれればいいのに」
「私ガ一緒ダト狭イカラ。無理ヲシタカラ休ンデ欲シイ。」
「じゃあ、せめて。」
そう言って手を差し出すと、ギュッと握り返してくれた。
「…ねぇ、シャイタン、あの…気持ち良かった?」
尋ねると、頷いて頭を撫でてくれた。なぜか苦笑いだったけど。
良かった…、嬉しくて満面の笑みを返す。
「じゃあ、またしようね!」
そう言うと、頭まで毛布を掛けられた。
「…嬉シイケド…嬉シクナイヨ…ライラ」
そう呟くのが聞こえたけれど、その後、ギュッと手を握られたので安心する。
「シャイタン、おやすみなさい」
「オヤスミ、ライラ」
ずっといつまでも、いっしょにいられますように、心の底から願って目を閉じた。
―END―
ナンバーリングを間違えてしまいました。すみません。
以上です。そうぞよろしくお願い致します。
すみません、最後まで間違えてしまいました。
486から490までで順番に1〜5です。
山田様方、ご批評ご感想をよろしくお願い致します。
>>491 陰茎が2本あるなら、いずれは前と後ろ両方の穴に同時に入れてもらえないと、と思う次第です。
エロくするのは、会話を長め、淫語を10回くらい連発にして、どこか1シーンを長めで執拗な描写にしてみたらどうでしょう。
「混ぜると危険」になっちゃうかもしれないけど。
ひかれるというか、スレの雰囲気によっては浮きそうな気もします。
これくらい上手いと、直すというより、要望を汲むとか流行に合わせるという方向で軌道修正していくくらいしかないような。
493 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 21:17:28 ID:vor9hN2M
お、またここ活性化してきたのかな?
前スレみたく有意義に盛り上がりますよう祈願age
とりあえず山田さん特大お茶ドゾー
( (
( ( (. )
. -‐ ) ‐- .
.´,.::::;;:... . . _ `.
i ヾ<:;_ _,.ン |
l  ̄...:;:彡|
} . . ...::::;:;;;;;彡{
i . . ...:::;;;;;彡|∧_∧
} . .....:::;::;:;;;;彡{´・ω・`)
!, . .:.::;:;;;彡 と:.......
ト , . ..,:;:;:;=:彳:―u'::::::::::::::::::::::::::..
ヽ、.. ....::::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
>>493様
ああ、すみません!私が出すべき物を…ありがとうございます!
>>492様
アドバイスどうもありがとうございます。
前後もいいな!と思ったのですが、初エッチを書くなら最初はソフトでと思い脚にしました。
スレの雰囲気を読みつつ、いずれ書いてみたいです。
>>1シーンを長めで執拗な描写
ついつい情景を全部書こうとしてしまうので平坦になっているのでしょうか。
次は山場をねっちり書いて、緩急をつけるよう気をつけます。
淫語の使用シーンや会話も増やすように心掛けてみます。
有意義なアドバイス、どうもありがとう御座いました!
すみません。なぜかIDが変わっていますが
>>485です。
>>486 >>ビクンと身体が跳ねたのを見て、シャイタンは指の一本をそこを擦ることに専念させた。
三人称まぎれこみ
『口付けの先の事』 『キスより先に何をして良いか』
これ、日本語の『先』という単語が正反対の意味を併せ持ってるので、微妙にわかりにくい。
『先』は、時間経過的に『before』、距離的な感覚で『Next』ですので。
文脈からなんとなく『Next』で理解はしますが、かすかにタイムラグが発生します。
『口付けの先の事をしよう!』といセリフ自体、何度読み直してもいまいちすわりがよくない感じ。
「の」の連発が原因のようです。
『口付けだけじゃイヤ!』(=タイトル)みたいに平易な表現のほうがよかったかも。
元が元だけに『娘』の年齢すらわからないわけですけど、
オリジナルにひきずられたせいなのか、
地の文が、おんなのこの一人称にしては固すぎるような。
狙って書いてらっしゃる可能性も高いのですが、違和感があります。
特に男の行動に関し叙述が固くなる傾向があるようですが、
書いてるのはずっとおんなのこで、シチュエーションも甘めなので、
中間か柔らかめで統一するのが吉。
『シャイタンは絶句した』 『暫しの沈黙の後』 『嗚呼』 →
『シャイタンは言葉を失っていた』 『しばらく黙り込んだあと』 『あぁ』 など
あと、地の文、離れて見ると分かるのですが、漢字比率が高くて黒っぽく見えます。
シチュエーションと漢字比率濃度はあわせた方が「らしく」なります。
486です。
ご指摘ありがとう御座います。
細かく読んでいただけたようで恐縮です。
先=beforeの観念は書いていて浮かびませんでした。
言葉を使う際に自分基準で考えないように気をつけます。
一人称の人物に合わせて地の文を変える、あまり気にしたことがありませんでした。
「らしく」なるのですね。勉強になります。
女の子の時は柔らかい表現や簡易な表現をするように心がけます。
貴重なアドバイス、どうもありがとう御座いました!
>>483 たびたびどうもです。
〜した。〜する。みたいな繰り返しになっちゃう感じがしたので文を長めにしたみたいです。
アドバイスのとおり1文が長い場合二人以上の描写は2文に分けて
一人の描写を長く書く場合のみ1文にしたほうが読みやすい気がしました。
文の繋がりとキャラの描写を注意して書いてみますですよ。
正直思いあたらなかったので大事な事ありがとうございました。
486です。
山田様方のアドバイスを参考に全体的に直してみました。
プレイ自体は変わらず文章をいじった程度ですが、自分では読みやすくなったように思います。
スレにも報告したのですが、よろしければ山田様方にもみていただきたいと思い書き込ませていただきます。
尚、前より少々長くなってしまったのでうpロダに上げました。
http://uproda.2ch-library.com/lib175017.txt.shtml/ DLキー=sr
ダウンロードするのがお手数かと思いますが、もしお暇なようでしたら、ご批評をお願い致します。
>>499 改善の余地があまり無いところまで達していると思います。
特殊なやり方でしか、これより大幅に優れたものは生み出せないでしょう、おそらく。
486です。
>>500様
ありがとう御座います!
そう言っていただけると非常に恐縮です。
ひとえに山田様方のアドバイスのおかげです。
本当にお世話になりました!
最後に、お茶、置いていきますね
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' 旦旦c□ <コトコトコトッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ミ ピャッ!
| 旦旦c□
冷めちゃったんでお茶しまっちゃいますね
旦旦c□⊂
つ旦ガシッ
猫舌だから、冷めるの待ってたんだよ! 返せっ!!
つE ヨ⊂
なかよくはんぶんこ
お茶ドゾーなんて未だにやってるやつもいるんだな
まったりいこうや。
ところで、このスレの特性上仕方ないんだが、もう450KB越えてるのな。
500越えたら書けないんだったか?
>>506 大体そう。
で、490越えると一週間放置でdat落ちだったかな?
あ、じゃあ意外にぎりぎりだったな。
次スレのテンプレートでも準備しようかね・・・
よろしく頼む
510 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 07:58:00 ID:/Y5RGfrr
ほすほす
511 :
テンプレ1:2009/11/07(土) 23:25:44 ID:Zzw7PO0u
ここはエロパロ板なのに、どうして自分のエロネタは「GJ」をもらえないのか?
そんな前スレ1さんの、そんな悩みから生まれたスレッドです。
自作のエロネタを持ち寄り、評論会の振りしたお茶会と致しましょう。
※邪神認定スレ等ではありません。
※山田さん(いろいろ言う側)も田中くん(文章を書く人)もマジレス推奨。
◎タイトルには「叩かれた」とありますが、自作でさえあれば叩かれたことがなくても投下できます。
エロネタでなくても、投下されたネタは山田さんたちが批評してくれます。
投下前の最後の読み直しとして利用しても構いません。
ただし、投下前に必ず「二次創作・一時創作」「ジャンル・傾向」「何レス程度」などを記載してください。
また、最後の田中くん・田中さんの投下から24時間くらいは待ってからの方が、皆きっちりとした評価をしてくれます。
大原則。初スレ59
59 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 22:55:48 ID:et0q0SAN
やるなら、批評に対する横レスを禁止にしたほうがいいような気がする
じゃないと、荒れてgdgdになるから
批評を受け止めるか、流すかは作者にまかせる
513 :
テンプレ2:2009/11/07(土) 23:27:08 ID:Zzw7PO0u
何か規制されてたので遅くなった。問題なさげなら立てます。
>>513 重複で落ちたスレ、URL踏んだらスレタイ見られないか
【山田】エロパロでエロネタ書いて叩かれたU【田中】
だな、見れた。
>>515、ありがとう。
あと2KBとか言ってるし、とりあえずこれで立ててくる
埋め
>>517 じゃあ、山田くんこのスレ埋めちゃいなさい
円楽追悼ということで
座布団、天国までお届けしますー。
どうせ暇だから聞いてみる
読みとしてみるならこのスレのSSでどれが一番好き?
ちなみに俺はあんま好きなのなかった
ごめんなさいw
>>516 あと2KBってのはどっから出て来た数字?
まだまだこっちが余ってるなあ
526 :
525:2009/11/12(木) 21:57:55 ID:cNJidnHT
改行したつもりが……
たぶん、
>>516は限界が460KBだと思い込んだんじゃないかな。
限度が500KB、一週間で落ちたりするのが490KB。
つまりあと30KBあるってことだね
スレ埋めに過去作品投下します。
これを書いて以降普通のレズものが書けなくなりました・・・
(今は女の子同士のからみだと、高確率でふたなりになっています)
批評お願いします。
・概要
・二次創作
・女子同士のからみ(百合とは少し違うような)
528 :
1/10:2009/11/14(土) 11:02:19 ID:U904Ewne
とある薄暗い部屋。
一人の少女が眠っていた。否、眠らされていた。
一糸纏わぬ姿で、手足や腰をベルトで固定された格好のまま…
不意にその少女が目を覚ました。
「…あれ? わたし、いつの間に眠っていたのでしょうか」
その少女の名は佐々巴。今時珍しい長い黒髪がトレードマークの少女である。
だが、寝起きのためか自分の置かれている状況を全く把握できていないようだ。
「………? 手が動かない? 脚も? ………っ!! 何なのですか!? このベルトは!!
というよりも、どうしてわたしは服を着ていないのです?!?」
『ようやく目を覚ましたのですね、巴さん』
「この声は…ガニですね!? このベルトを早く外しなさい! そして服を持ってくるのです!」
巴は全く怯むことなく普段の調子で謎の声に指図していた。
『ち、違います! 私は、ガニメーデスではありません。私は……えーと、…!!
羊βとでも名乗っておきましょうか』
「何を言ってるんですの! ガニメーデス!! 早くこれを外しなさい!」
『だからガニメーデスじゃないって…… まあ良いです。
あなたの質問に答えましょう。 残念ながら今はその拘束を解くことは出来ません』
謎の声は淡々と状況を説明していく。
『あなたは今、私の実験&今後の記録のためにここにお連れしました。
そう。これはけっして私利私欲の為などではない、きちんとした実験記録をとるために…』
「解りましたから早くこれを解きなさい」
話を聞くだけで疲れたのであろう巴は、溜息をつきながら謎の声に言った。
「それに、実験とは何のことです?」
その言葉を待っていたかのように謎の声は(実際には待っていたのだろうが)
とても嬉しそうにこう尋ねた。
『知りたいですか?』
「当たり前です!!」
『仕方ありませんね。それではお教えしましょう。でも、その前に…』
「その前に、何です?」
仕方なく律儀に返答する巴。
『何と!! 今日はゲストをお呼びしているのです! では、どうぞ!』
謎の声のテンションが目に見えて上がっていく中、巴のテンションは目に見えて下がっていく。
いや、逆に上がっているかもしれない。はやくガニメーデスを叩きのめしたい、と。
「……で? どこにもゲストなんてあらわれませんが?」
『何をおっしゃってるんですか。 横を見て下さいよ」
今まで正面しか見ていなかった巴は嫌々ながらも首を横に向けた。
「な!? どうしてあなたがここに居るのです!?」
「…………」
そこには、同じく日々EOSを相手に戦いを繰り広げている仲間の一人が立っていた。
529 :
2/10:2009/11/14(土) 11:02:54 ID:U904Ewne
『そう。凌央さんに実験を手伝ってもらう事となりました。
というよりも、凌央さんの能力が一番この実験に適している、という訳だったのですが…』
きちんと説明をする謎の声も今の巴には届いていないらしく、
「凌央! そこでぼーっと見てないでこれを外してくださいな!」
「………(ふるふる)」
だが、凌央は首を横に振るばかりでその場を動こうとはしなかった。
そして、また律儀に謎の声の説明が始まった。
『さて、では今回の実験内容の説明に移りましょうか。
実は、ここだけの話なのですが。博士がこの館から出る前に少しだけ秘密の書類をいただいていまして。
その中に『能力増強剤』なるものの作成方法が載ってあったのですよ』
謎の声は嬉々として続けた。
『私はそれはもう寝る間も惜しんではその秘薬の調合に取り組んでいたのですが…
つい先日完成したというわけでなのです!!』
謎の声の力説を黙って聞いていた巴は、意外にも納得顔で頷いていた。
「あなたにしては珍しく役に立つ事をしたではありませんか」
だが、それは一瞬の事だった。
「でも! そのお話とこの今のわたしの状況とどう繋がりがあると言うのですか!?」
『そこで凌央さんの出番なのです! 今まで凌央さんは漢字の四字熟語でのみ効果を発揮できませんでした。
それに効果持続時間もあまり長くはありませんでした』
「それはそうでしたが…… 凌央には四字熟語限定と言う事が枷になるとは思いませんが?」
この数年間。凌央は常に四字熟語を多用していたので、四字熟語限定ではなくなったとて
あまり変わりはしないだろう。
『そうだとしても持続時間が長くなると言う事はすばらしい事です!』
「まあ確かにこれからの戦闘はずいぶんと楽にはなるでしょうね……」
巴は、そのときの事を考えていた。 埜之香の3匹の犬に『忠犬』等と書いてやれば
あんなにふらふらと飛ばない、今の数倍くらい役に立つことだろう、と。
『そのための実験なのです! 無いとは思うのですが、失敗している可能性もあります。
もしかしたら使用後に何か不具合が起きるやもしれませんし。
実際に使って試すのが一番効果的だと私はお伝えしているのです』
巴は少し考えた後、一言だけこう言った。
「仕方ありません。でも! 今回だけです! もし次回があるなら他の方を当たってくださいな」
『ありがとうございます! きっとそう言ってくれると信じておりましたとも。』
「ただ! 今の説明とわたしが拘束されている理由が全く一致しません。わたしを拘束しなくとも
その実験は出来るのではありませんか?」
『それはそうなんですが……暴れられると私たちでは止められないので致し方なく。
530 :
3/10:2009/11/14(土) 11:03:19 ID:U904Ewne
それに、その方が雰囲気がいいんです! 密室にて縛られる美少女! そそられませんか!?』
「わたしは殿方ではありませんので賛同できません。もし、仮に殿方であったとしても賛同はしていなかったでしょうが」
『うむむ……ま、まあいいとしましょう。では、時間もあまりなくなってきたことですし、さくっと始めちゃいましょう。
凌央さん? 準備はよろしいですか?』
「…………」
今までのやりとりを無言、無表情で聞いていた凌央はこれも無言で頷いた。
その直後、何処からかワゴン台車(病院などでよく見られるタイプのものだ)が
凌央の元に流れてきた。その上には、透明なガラスで栓をされたガラスの瓶が置かれてあった。
その中には安物のサイダーを思わせる水色の液体が満たされている。
『では、それをぐぐっと飲んじゃってください。大丈夫、危険はありませんよ。
私が保証致します! 味の方は自信はありませんが……幾分味覚センサーは付いていないものでして』
「本当に大丈夫なのですか? 見た目にもあまりよいとは思えないのですが」
「…………」
凌央は特に躊躇いもせずに瓶を手に取り、蓋を外し中身を飲み干した。
「凌央!? 大丈夫なのですか? あんなエロ羊の言う事をあまり信用しない方が……」
「…………?」
『さて、凌央さん。気分はいかがですか? 博士の説明書きによれば今から半時間は強化されるとの
事なんですが……』
凌央は自分の両手を見比べた後、つま先から順に視線を身体の上部に上げていった。
最終的には―変化無し―と言う結論に至り戸惑い顔(と思われるだろうが無表情)で
謎の声がいると思われる方向を向いた。
『ふむ。身体、精神共に変化なし、と。気分はいかがです?』
「…………」
『悪くない、と。 さてさて、それでは実験の方を開始いたしましょう。
ではお待たせしました。巴さん。あなたの出番です』
「それで、わたしは一体何をすればよろしいのです?
そもそも、この状態で一体何をしろとおっしゃるのでしょう?」
数分間放置されていた巴は、苛立ちが積もりに積もり、巴の中を充満させている。
つまり、今の巴を抑えるべき理性や感情と言うものは遥か底の方に追いやられ、
ただの踏み台となっている状態である。わかりやすくいえば、堪忍袋の尾が切れている状態だ。
『そ、そんなに怒らないで下さい。それと、巴さんは特に何もしなくても結構ですよ。
ただ、心の準備だけしておいてください』
「……心の準備? ―――凌央? どうしたのですか? 筆なんか持って………まさか!?」
531 :
4/10:2009/11/14(土) 11:03:48 ID:U904Ewne
『さすが巴さん。察しがいいですね。その通りです。今回はあなたの身体に凌央さんの
能力を試してみよう、と、そう言う趣なのですよ』
「な!? ど、どうしてわたしなのですか!! それならば他にも色々と協力してくださる
面々が居るではありませんか! そうです、琴梨なら喜んで手伝ってくれるでしょう!
いえ、むしろ自ら望んで行うと思うのですが……っ!!」
「…………」
必死で謎の声に抵抗していた巴の前に凌央が無言で立っていた。
いつもなら幼く、小さいその身体も、今の巴にとってはとても大きなものに見えてしまった。
そして、その手に握られた薄い光を放っている筆を巴の腹部にかざした。
「……?」
そこで、凌央は手が止まっていた。凌央は少し考えていた。
そう言えば、何を書けばいいのだろう。そこまでは聞いていなかった。
『ああ、そう言えば書いてもらう文字を伝えていませんでしたね。
……うーん、ではこれなんてどうでしょうか?』
巴の死角の位置にあるモニターにとある言葉が映し出されていた。
「…………(こく」
顔をうっすらと赤く染め、凌央は頷いた。
ただ、この部屋は暗いためその事に気付いたものは一人も居なかった。
そして、先ほどから巴の腹部の上に置かれていた筆を動かし始めた。
その筆は謎の声が示した言葉を巴の腹部に描いていく。
描き終わり、凌央が巴から少し離れた時、巴の腹部に書いた文字が淡い光を放った。
「一体わたしのお腹に何が!? というよりも、一体どんな言葉を書いたのですか!?」
巴は何とか顔を腹部に向け、そこに光っている文字を読んだ。
「逆さからだと読みにくいですわね……えっと、発…情……期…?
な!? 『発情期』!?」
『はい、そうです。『発情期』。今更説明なんて必要ないでしょうが、念の為。
一番身近な例で上げるならばやはり犬でしょうか? 野良犬などがよく電柱なんかに
抱きついて腰を振っていますよね? あの行為をしている犬は『発情期』なんです。
もうしたくてしたくてたまらないんですよ! それでしかたなく、電柱などで自慰行為を
しているのです。人間には発情期はありません。まあ、年中発情期なのが人類、とも
言われていますが。あ、そうそう。女性の方にある「あの日」とはまた違いますので』
「そ、それくらい解っております!! それと、どうして、そんなに細かい説明など行うのですか…!?」
『いやいや、それは簡単ですよ。あなたに正しい『発情期』と言うのを覚えていて貰わなければ。
もし、「あの日」と『発情期』を同じものと勘違いされていてはこちらが困るのですよ』
「どういう…ことなのです…かっ!?」
532 :
5/10:2009/11/14(土) 11:04:54 ID:U904Ewne
『実は、以前に小動物で何度か実験はしているのです。ただ、同じ種類の動物でも個体が変われば
起こす反応が違った。つまり、その言葉を自分が把握している意味の反応が起きたんです』
謎の声は淡々と続けた。
『つまり、博識な方にはその言葉の意味通りの反応があるのですが、無知なもの――簡単に言えば
バカな方ですね。には思ったとおりの反応が無いんです。ですが、今の実験対象は、巴さん。
あなたです。あなたは聡明な方だ。こちらが言った事を素直に受け取っていただける。
もし、その知識が間違っていたとしても、効果が出る前にこちらで修正すればいいだけなのですから』
「なっ!?」
巴は、愕然とした。
いつもは足蹴にしているあのエロ羊に、ここまでいいように手玉に取られてしまうなんて、と。
実際にはそれ以外にも色々と思うところはあったのだが、今の巴にはそれを考える事は出来なかった。
『さあ、そろそろ効果が現れる頃合ですよ。さて、あなたは一体どのように解釈をしてくださったのでしょうか、非常に楽しみです。おっと、カメラの方も準備しておかなくてはなりませんね』
「あぁ、な、なんなのです、このむずむずとした体の疼きは…。
は、ぁ……身体が…あつ、い!」
『さて、では、実験記録の撮影を開始いたしましょうか!!』
ほの暗い地下の底から〜後編〜
『能力使用からおよそ5分経過。対象者、つまり巴さんの様子は………』
「あぁ……く、ぅぅ、だ、誰か…助けてください……こ、こんな…」
『と言ったところですね。そろそろ我慢の限界のようですね?』
「そ、そんなことはありませんん!! が……、お、かしくなりそ……」
『さて、では凌央さん。巴さんがよく見えるようにカメラを動かしていただけますか?』
「……(こくっ」
『おお。何てすばらしい位置でしょうか!? 凌央さん、あなたわかってます!』
謎の声は、人間だったならば感動の涙で周り一面が洪水になりそうな程の勢いがあった。
そして、その勢いは留まる所を知らず自分の世界に浸りこむまでに到っていた。
『ああ、それにしても普段があんな巴さんもこうなってしまうんですね。
533 :
5/10:2009/11/14(土) 11:06:43 ID:U904Ewne
この記録は何重にも何重にもコピーし、プロテクトをかけなくては。
後に巴さんに消されるような事が起きたとしても他に―――』
コンピュータにも思考の渦に飲まれることがあるらしい。
凌央は一人でそう納得していた。
「り、凌央! たす…け…!!」
その後ろ。未だに両手両足を拘束されている巴は、ついに凌央に訴えかけた。
実験は成功だ―――。なら、巴の拘束を外しても何も問題は無い。
凌央はそう思っていた。だが、凌央には巴の拘束を解く事は出来そうになかった。
巴は、何も無い机のような場所に仰向けに寝かされている。もちろん全裸で。
体勢は、大の字と言えば解るだろう。少し違うところは、両膝を90度近くに曲げ、
且つ両手両足の自由を奪うように手首、足首を寝台に拘束しているところだろう。
もちろん、脚の方から巴を見れば、秘所は全て丸見えの状態である。
その拘束具なのだが。ベルトを寝台に括り付けているのではなく、SFアニメなどでよく見る
寝台からベルトが飛び出る仕組みになっているようだった。
残念ながら寝台周辺にはこれを操作するようなものは見当たらなかった。
きっと、謎の声がいる所でしか解除できないようになっているのだろう。.
「これ、外さなくても、ぅ! い、いですからぁぁ! この疼きを、何と…か……!」
巴は息絶え絶えになりながらも目の前にいるまだ幼さが残る、と言うよりも
子供と言った方がいい少女に懇願を止めなかった。
「………(こく」
さっきよりも少々頷きの早さが遅くなっていた。
凌央自身戸惑っているようだ。それはそうだろう。まさか自分がそんな事を頼まれるとは
夢にも思っていなかったに違いない。
凌央は、手に持っていた筆を恐る恐る巴の身体の上にもっていった。
一番初めに目指した場所は、仰向けに寝転んでいても全く崩れずに天井を向いている巴の豊かな胸だった。
能力を発揮していない今の状態の筆は、墨につける前のほぼ新品同然の毛の柔らかさを保っていた。
こんな状況などではなく、休日の居間などであろえや埜之香の頬を擦るだけでも
微妙なこそばゆさを存分に発揮してくれるであろうその筆先を、巴のつんと尖りきっている乳頭に
ゆっくりと掠めさせてみた。
「はぁっ…く、くすぐっ! がっ、そ、それくらいでは全然足りません! はぁ…」
巴は不満の声を挙げてはいるが、先程の無刺激に比べれば全然マシだった。
だが、その微妙な刺激がさらに巴の性感を高めていった。数分間発情状態で放置され、
今さっきの愛撫とは言えない擽りのせいで身体の方は完全に出来上がっていた。
(もっと……そんな筆の先でくすぐる程度などではなくて……刺激を…!!)
巴の中の性感が高まっていくに連れて不満も積もっていく―――
凌央はそれを気配で感じ取ったのだろうか、筆先でくすぐるのを止めた。
「り、凌央!? な、何をしているのですか?! も、もっとするのです…!!」
巴にはもう恥や恥じらいなどは残っていなかった。彼女の性格を180°変える程の昂ぶりが襲っているのか、
あるいは元からこういう願望をもっていたのだろうか。それは彼女にすら解ってはいない。
凌央は、巴の不満を聞きながら、筆の上下を持ち替えると再度巴の胸のふくらみに擦り始めた。
「あふっ! さ、さっきよりもいいですわ!」
先程までの筆先とは違い、今度は木で出来た柄の部分を擦りつけている。
当たっている面積は先程までとは比べほどにならないほど少ないが、木の硬さにより直接的な刺激を巴は感じていた。
だが、いくら性感帯を刺激しているからと言えど、指の先ほどしかないモノだけでは満足できなかった。
「ひゃ、ふっ………も、もっとくださいな…」
534 :
7/10:2009/11/14(土) 11:07:33 ID:U904Ewne
(………すごい)
そして、今巴を責めている凌央にも少しずつだが変化が見えるようである。
目の前で悶える少女を見つめる目は少し虚ろで、頬は少し紅潮し、筆を持つ手には汗が溜まってきている。
その変化など比べ物にならないほどの変容ぶりが見れる場所があった。
―――彼女の秘所である。
今や、彼女の秘所は巴のモノの状態と比べたとしても勝るとも劣らぬほどの濡れようだった。
自分の手によって、巴が悶えている。その状況に彼女も興奮している証拠だった。
もちろん、表情を見る限りでは誰もそんな事は察知できないだろうが。
もし少女の顔色が変わっていたとしても、誰がそんな状態になっていると理解するだろうか?
彼女の普段の性格から言えば、全くありえない事だった。
これにもきちんとした理由はある。
先程凌央が飲み干した『能力増強剤』。謎の声にも解っていない事だったが、実は副作用があったのだ。
服用者の気分を高揚させるという効果。一言で言い表すならば”媚薬”という語が一番しっくりとくるだろう。
増強剤の服用からおよそ10分。その効果は完全に凌央の全身を隅々まで冒していた。
「あ……ふっ、く……」
巴から聞こえてくる切ない喘ぎ。自分が彼女にその声をあげさせているという事実。
そこに先程の副作用と言う3段効果で、凌央の理性はもう僅かにも残ってはいなかった。
その証拠とまでは言わないが。彼女の右手は巴の乳房を弄り(筆の先でだが)、逆の手では
自分のあまり発達していない、乳房とは言い難いふくらみを触り始めていた。
「んん……んっ!」
素肌をさらしていないので傍目には解らないが、きっと自分も巴と同じようになっているのだろうな。
凌央は、今や遠くになってしまった自己意識の中でひっそりとそう思った。
「凌央……そ、その…ひ、非常に言いにくい事なのですが…」
いつの間にか巴への刺激がお粗末になっていたらしく、巴の息遣いは多少マシになっていた。
「………(こくっ」
巴が全てを言い切る前に、凌央は相槌を打った。
そう、巴が何を欲しているのか。今はきっと、自分が一番良くわかることだろう。
なぜならば、凌央も―――欲しているのだ。巴と同じ事を。
―――カランッ
「凌央……? どうかしたのですか? ―――なっ!?」
凌央の筆が床に落ちる音が響いた。
その音に反応した巴が、五体の中で唯一自由に動かせる場所である首を凌央がいた場所に向けた。
何とか凌央の姿を見ることが出来た巴は、今の自分の置かれている状況、状態を一時的にすっぱりと忘れていた。
それほどの衝撃な映像がそこにはあったのだ。
「りょ、凌央!? い、一体何をしているのですっ!?」
巴の問いに、凌央は全くの無反応だった。否、反応できなかったのだろう。
凌央は、スカートを下ろし、ショーツの上から自らの秘所を刺激していたのだった。
もちろん、巴の目の前で。
四肢を固定されている巴には、凌央のソコがどんな状況になっているのかはきちんと把握は出来ていない。
それでも、普段は感情を持っているのかさえ怪しいほどの無表情の凌央の今の顔を見れば一目両全だった。
「はぁ、くふっ……ん―――」
頬は真っ赤に染まり、目には恍惚の色が浮かんでいる。息も絶え絶えといったところか。
535 :
8/10:2009/11/14(土) 11:08:06 ID:U904Ewne
当人達同士には全くわかってはいなかったが、今の凌央は、つい数分前までの巴そのままの姿だった。
そして、その凌央の姿を見て、今の自分のおかれている状況、状態を再度思い出してしまった巴に、
再度我慢しきれないほどの疼きが襲った。
「凌央……あなたばかり、ずるいですわ……」
巴にはその言葉を言い切るので精一杯だった。
他に人がいないここでは、凌央が自意識を取り戻すまでまた我慢しなければならない。
だが、先程の凌央の胸への刺激、そして凌央の淫行を目の当たりにしたことが合い重なったことにより、
身体の内を迸る熱い疼きは先程の比では無いくらい激しいものになっていた。
「くぅ………誰か……」
内股を擦り合わせる事すら出来ない巴は、両目を思い切り閉じ、いつ止むとも解らぬ疼きに耐えていた。
両目を閉じ、必死に身体の疼きを抑えることに必死である彼女は、自らの秘所に近づく姿に気付けなかった。
この状況下で気付くことが出来るのは、気配を察知する事に特出している達人くらいではないだろうか。
普段の巴ならば分からなかったが。
「―――ひぁっ!? な、ど、どなたです?!」
それまでには無かった直接的な刺激を巴は感じた。その場所は言うまでも無い、巴が一番弄って欲しい場所である。
「んっ、くっ!」
先程までの凌央による胸へのおどおどとした愛撫ではない、弄るためだけの接触。
ここはどう言う風になっているのか。どこをどう刺激すればどんな反応をするのか。
そう言った反応を一つ一つ試すような触り方だった。
「ぃぁっ!? や、それ、は―――」
そして、巴の膣内に細長い何かが侵入していく。
まだ何も異物を身体に入れたことの無い巴には、それがどんなに小さいものでもものすごい異物感を感じていた。
だが、それを上回るほどの快楽を感じてもいた。今入っているモノが非常に細く柔らかかったからかもしれない。
「ふくっ、ひっ…はぁっ! らめぇ―――」
巴の秘裂に侵入し、内側から巴を刺激していたモノは、これなら大丈夫、と思ったのだろう。
巴を侵すモノの数を1本から2本へと増やした。そう、巴の膣口や膣内を刺激しているモノは、刺激者の指だった。
「えっ! ふ、増えっ?! んん!!」
中に入っている指が2本に増えたところで、その動きには全く遠慮が無かった。
それどころか、先程よりも勢いが増しているようである。
1本の時は軽い出し入れのみだった。時折、膣肉を掠めることも忘れてはいなかったが。
だが、それが2本になったことで巴との接触箇所が増え、感度も上がっていく。もちろんそれだけでは刺激者は満足しなかった。
3本目の指が、巴の割れ目の端にある、小さな突起物を捕らえようとしていた。
「――っ! っっ!」
巴の中を行き来している2本の指―――人差し指と中指は、子供のわき腹をくすぐるように柔らかく内壁をこする。
536 :
9/10:2009/11/14(土) 11:08:35 ID:U904Ewne
そして、新たに第3の指―――親指が、充血し肥大している敏感な部分を刺激する。
「!! ――ぅぅっっ……」
その刺激により、巴は声も無く達した。
激しい膣の収縮により、2本の指を思いっきり締め付け、全身に軽い痙攣が襲った。
巴が張付けられている寝台の下には、巴から滴り落ちる液体によりちいさな水溜りが出来ていた。
「はぁっ、はぁっ、んっ……」
気持ちのいい倦怠感に身を任せている時に、巴の中から指が抜かれた。
未だ朦朧とする頭の中、巴は一つ、信じられない事に思い当たった。
まだ、巴は、自分を陵辱した人物が誰か把握していないのだ。
声をかける訳でもなく。顔を覗き込まれるわけでもない。ただ、その場所と行為に興味を抱いただけと思える人物。
感覚から言って、男性ではないだろう。というよりもあって欲しくない。
そんな一縷の望みをかけて、少女は首を自分の足元に向けた。
そこに立っていたのは。さっきまで自分の胸を弄っていた少女だった。
「凌央!?」
先程までとは打って変わっての荒々しさに、同じ少女の仕業とは全く想像だにしなかった。
今まで巴を責めていた少女は、巴の顔を見て、はにかんだ。
少女の笑顔に、巴は困惑した。いつも無表情な凌央が笑顔をつくったことにではない。
その笑顔は、少女の年齢からは考えられないほどの妖絶さを感じ取ってしまったのだ。
そして、同時に辛そうな表情だ、とも巴は感じた。つい先程までの自分と姿が被る。
巴とは違い、凌央の身体は自由だ。だが、まだ幼い少女には自分で直に触る、という事が怖かったのだろう。
「凌央、こっちに来るのです。あなたも辛いのでしょう?」
凌央は、四つん這いになりながらも巴の隣に移動した。
さっきは見辛い位置にいたのでよく分からなかったが、凌央の顔は高揚し、呼吸も乱れていた。
いつの間にかショーツも下ろし、下半身は完全に裸になっていた。
さらに巴の目を引いたのは、少女の脚は何故か濡れていた。自分の愛液か、とも疑ったがそう言うわけでもなさそうだった。
少女の花弁から垂れ出しているのは誰の目から見ても明白だったからだ。
「凌央。わたしの手の上に腰を下ろせますか?」
こくん。
静かに、でも力強く少女は頷いた。
巴が横たわっている寝台は、そんなに背の高いものではなかった。せいぜいワークデスクくらいだろう。
だが、副作用やら先程の胸への刺激等のせいで、凌央は腰が抜け掛かっていた。
満足に立つ事も出来そうにない。凌央は、何とか寝台の端に手をつけ、よじ登ろうとする。
「っっ!!」
脚を上げることによって、秘所が擦られる。その刺激が凌央の腰をさらに落とそうとしている。
―――まるで、少女がこの台に登る事を否定するように。
「はっ……んんっ!」
勢いに任せ、寝台の上に登りきる。そのまま、巴の腕の上に倒れこんだ。
「凌央。苦しいのですよね? 先程までのわたしなら痛いほどにあなたのことを分かってあげられることでしょう」
「はぁ、はぁ、はぁ………」
凌央はもう息絶え絶えと言う状態だった。
巴は母のように優しい声で凌央にささやいた。
「凌央……準備はよろしいですか?」
537 :
10/10:2009/11/14(土) 11:09:10 ID:U904Ewne
翌朝。巴は目を覚まし、辺りを見回した。
「わたしの、部屋ですね」
もちろん、寝巻きをきちんと着込んでいる。下半身も濡れてはいないようだった。
やはり先程のことは夢だったのだろう。そういう風に考える事にした巴。
「あぁ、それにしてもあんな夢を見てしまうなんて―――」
いくら夢の中の出来事だとしても、アレはないだろう。巴は先程までの夢を思い浮かべる。
あの後、凌央が自分にした事とほぼ同じ事をしてあげた。その最中にまた感情が昂ぶってしまい、
結局二人でずっと慰めあっていた。何回達したのかは数えたくも無い。よくよく考えなくても赤面モノだ。
「このことはすっぱり忘れましょう。気分転換にガニでも引っ叩くのも悪くないですわね」
そう呟いた巴は、朝食が準備されているであろう食卓へと向かっていった。
巴は寝巻きから着替えなかったので気付くことはなかった。
昨夜とは下着の色が変わっていること。そして、寝巻きのボタンが一つ掛け間違っていることを。
―――これは余談だが。
朝食中、何故か巴が凌央の方を見て真っ赤になったり、凌央が微妙にいつもと違う瞳で巴を見つめていたりしていた。
秀明がそれに気付き、巴に問い質してみたが
「そんな事はありません。寝起きだったのでぼーっとしてしまっていただけでしょう」
といい切り、凌央に到っては我関せずの精神でこの場を去っていってしまった。
ちなみにガニメーデスは、秀明がこの家に来てから、いや、それ以前の頃からとしても一番テンションが高かった。
あろえがそう言うので間違いないだろう。その理由は誰にもわかってはいないが。
特殊状況の二次創作なら、元ネタが何か書いて欲しいかなあ。
元ネタの検索からしなきゃなんないなーと思うと、ちょっと読む気が萎えた。
おつかれ様です。素人山田ですが、感想を言わせていただきます。
詳しく描写されているのですが、元ネタを知らないせいか上手く状況を想像出来ませんでした。
「両目を思い切り閉じ」の次の行で「目を閉じて」とあったりと、同じ言葉を繰り返し
使っているのもちょっとくどいかな、と気になってしまいました。
言い換えとか、被る表現は省くなどしたら、もっとすっきりするのではないでしょうか。
後、私見ですが、巴が触られて「誰!?」みたいな反応をするシーン、焦れている状態で
触られたら普通、即座に目を開けて見るんじゃないか? と気になってしまいました。
……以上です。
全体的に描写が丁寧に書き込んであって、読み応えがある作品でした。
これからも頑張ってください。
こちらはどうするんだろう
正直、心配するまでもなくもうすぐ普通に落ちるよ。486KBとか言ってるから。
普通にスレでうpされてたらGJものだな。あとは
文章の変なクセを直して、エロシーンの妖艶な様とか
相手の反応とかもっと具体的だといいとおもう
543 :
527:2009/11/21(土) 21:14:41 ID:kWJ1OZx7
どうも、527の田中です。
っていうか元ネタ書いてなかったですね・・・
元々マイナーなライトノベルが元なんで、題名出しても知ってる人少ないかも。
『電撃!!イージス5』というラノベが元ネタとなります。
>539
自分の語彙力の少なさが良くわかります。
一通り読み直して気をつけてみます。
>542
一応前にうpしていたものなのですが、このSSだけスルーされてた感じだったので、
そう言っていただけると嬉しいです。文章にクセ、ですか。自分では全く気づきませんでした。
エロシーンが何か薄いのは自分でもわかっているのでがんばりたいと思います。
ハルヒ関連スレだったらネタがわからない可能性が。俺も谷川の別作品はほぼ読んでないし
なかなかDAT落ちしないようなのでこちらに、夜中にこっそり置きみやげ
一年以上前に某二次スレへ投下したSSの冒頭二割(1レス分)です
ちなみに、SS全体の八割が同様のエロ無し
・源氏物語を下敷きにしたパラレル
赤色鮮やかなるハゼの葉が、びらびらびらと頻りにゆれるその下で。
色は匂えど散りぬるを、我が世誰ぞ常為ら……ン。と詠う者あり。
「(はー、辛気臭せー。ちょっとは俺を労ってくれよ)」
ん、俺?ひかるの公式な第一子。母親は最初の正室“青いの上”、名をば、
ゆーぎり。となむ言われけり。
庭木の手入れをしていると、縁側から朗々たる詠唱が聞こえてきた。
あれは先ほどまでただぼんやりと庭を眺めていた父親の声だ。あの男は、
世を儚む歌なんぞ詠うような野郎ではなかったのだが、最愛の妻である
“ぱーぷるの上”に先立たれてからはどうも魂の抜け殻といった風情で日々を
送っているようだった。折角こうしてその女が好きだった花木を世話して
やっているというのにだ、奴ときたら「これはぱーぷるの好きだった花……
あの樹にはぱーぷるのお気に入りの甘い実が生るのだったな……」などと呟く
ばかりで鬱陶しい。
さてもさて、こうも沈めば流石にあの齢に似合わぬ美しく且つ若々しい容姿も
衰えてしまったのではないか。(今はもう皺の二、三本も入っているよね、
元々とっくに五十路の賀も終えた爺さんなんだしそのままの容姿の訳が)
揶揄を沢山、少々の憐れみを含んだ視線を 父親に向けた。然し、それは己の心に
冷たい槌を振り下ろしたに等しい行為だと直ぐに気が付いた。以前から老いてなお
超弩級の狼藉者だとは思っていたが、こは、いかに。
「…何? 何で…さらに若返ってんのアンタ…」
そろそろ秋も半ばに差し掛かった柔らかな陽射しの中、あの男の姿はどこから
見ても元服から数年経ってお盛んな若造にしか見えなくなっていた。何だよその
一本一本が艶ッ艶に光る髪は。何だよその皺も染みも無いすべッすべの肌は。
何だよその辺り一面に振り播かれている禍ッ禍しい色気はあぁぁぁ!!!
☆☆☆
三十路過ぎの哀れな息子が頭を掻き毟って叫んでいる傍らで―――、
ひかるはまた一つ溜め息を吐いて、懐に抱え込んでいた薄絹に
端正で老いの全く見られぬ作り物くさい顔を、埋めた。
「ぱー、ぷる」
あのチンケな小娘は老いて病んで死んだのだ、との醒めた意識を持ちながら
深いまどろみの中に在り、仲秋の鋭くも枯れかけた陽光の下に在りながら、
むしろ早春の柔らかな光を追憶し、追憶の淵に引き摺り込まれて―――。
(※以下は「ひかる」回想シーンへ)
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文章の癖など気になる点をお願いしま
ここはもう落ちるのも時間の問題なので新スレに移動したほうがよろしいかと
548 :
546:2009/11/29(日) 00:15:39 ID:LTDTQfm6
そうですね…orz落ちるに任せたいと思います。他の方もこちらに構わず次スレに移動なさってください
落ちるのわかってるけど、ちょっとした意見
あまり参考にしないでね
ライトならライトに!
文節ごとか、軽くなる、時代的な雰囲気を感じさせるところと
もう少し分けてくださればいいのかなと。
ひとりごちてる視点(息子)と、情景描いたりの重めの文章と
分かれていれば、読みやすく、そして雰囲気を伝えるものがあるのでは
雰囲気の「匂い」はあるので、そのあたりがもったいないと思います