【山田】エロパロでエロネタ書いて叩かれたU【田中】
1 :
名無しさん@ピンキー:
スレ立て乙です
何かテンプレの追加等有りましたら書いておいて下さいな。
前スレ最後の人
規約だと実在ネタはNGですね。該当板に引っ越してください。
一応、変な位置の読点と、続きすぎて台本になってるセリフに注意
丸括弧の使いすぎも気になるかも
これはMC系なの?前後の話があるの?異常行為に走るきっかけが足りないかなと
テンプレの前に。
タイトルですが、ローマ数字は…機種依存なので、文字化けの元になりますよ…
大原則。
59 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 22:55:48 ID:et0q0SAN
やるなら、批評に対する横レスを禁止にしたほうがいいような気がする
じゃないと、荒れてgdgdになるから
批評を受け止めるか、流すかは作者にまかせる
◎タイトルには「叩かれた」とありますが、自作でさえあれば叩かれたことがなくても投下できます。
エロネタでなくても、投下されたネタは山田さんたちが批評してくれます。
投下前の最後の読み直しとして利用しても構いません。
ただし、投下前に必ず「二次創作・一時創作」「ジャンル・傾向」「何レス程度」などを記載してください。
また、最後の田中くん・田中さんの投下から24時間くらいは待ってからの方が、皆きっちりとした評価をしてくれます。
ほんの数分の差でも先に立ったのはこっちだし、
>>1に過去スレが貼ってあるから希望としてはこちらがいいかと。
なんにしても
>>1乙
すいません、批評お願いします
・一次創作
・ジャンル……和姦 傾向……変態系
・1レス
狙いは、少ない描写でどこまで二人が好きあってるか、読み手に想像してもらうかなので、
こんな風に想像した、これじゃ全然足りない、などの批評をいただけると幸いです
ではよろしくお願いします
ふと思い立って、品川の舞のマンションを訪った。
時刻は深夜二時。
先日貰ったばかりの合い鍵で、ドアを開ける。
もう明かりを付けなくても迷わず進めるほどに慣れた間取り。観葉植物と女の子らしい
小物がセンスよく飾られた、広いリビングキッチンを通り抜け、ベッドルームに向かった。
右腕で乳房を隠し、左手を半分ピンクのパンツに突っ込むような恰好で、セミダブルの
ベッドの上で気持ち良さそうに眠る舞。
思いがけない一面にドキドキした。
何?ナニしながら寝ちゃったの?
ベッドの脇に腰掛け、寝顔を覗き込む。
ねぇ、誰かが部屋に入って来ても気付かないくらい前後不覚になるまで乱れる相手は
……誰?
起こさないように首筋を舐めた。
「う…ん」
俺の目の前で、舞が小さな声で喘いで寝返りをうつ。
「は…るき……さぁ…ん……」
脚の付け根の辺りから水音がした。
ナニの相手は俺なの?
そして今、俺としてる夢を見てるの?
こんなやらしい寝相で。
そっと右手をとり、昂ぶるモノに触れさせた。
「これ……好き?」
桜色の唇から零れる濡れたため息。
「好…きぃ……」
嬉しくなって、耳元に囁いた。
「愛してるよ」
舞の身体がピクリと震え、ああ、と一際高い喘ぎを漏らした。
服を脱いでベッドに横たわり、繋がった。
激しく突き上げ、掻き回し、注ぎ込みたい衝動を堪え、乳房に手を這わせる。
「おっぱい、はちきれそう」
舞の頬が紅潮した。
いやいやするように頭を振る。
「やぁ……ん」
「キスしたいな」
唇を重ね、舌を吸った。
舞の四肢から力が抜け、一箇所に凝縮する。
喉の奥から搾り出すようなくぐもった呻きをあげて、舞が果てた。
俺も欲望を吐き出し、そのまま横になる。
明日の朝、起きたら舞はどんな顔をするだろう?
怒るかな?
びっくりするかな?
恥ずかしがるのかな?
でも、朝一番に伝えたいんだ。
「結婚したい」
って。
終
おされなレディス雑誌の「大人のエロティシズム特集」とかで、
おされなベッドルーム写真(無人)のページに添えてあると似合うと思う。
さて、お茶だししま〜〜〜す。
旦旦旦旦
今日はジンジャーミルクティにしてみました。
ん〜む。
好き合っているのは伝わる。
んだけど、1レスだけなせいか、肝心な部分の描写が抜けてるって印象。
1段落目はいいんだけど、それに続く2段落目。
男がいきなり昂ぶっててあらっと思った。服を脱いで〜もそうなんだけど、
せっかく男性視点描写なんだから、一行だけでも女の子の反応に
男がどう思ったか、男の体がどう反応したか、の描写がほしいかな。
あと女の子がいつ目を覚ましたのか、そもそも夢と現実の区別かつかない
状態のままなのか、いまいち掴めなかった。
ストーカーくさい。
13 :
9:2008/10/22(水) 07:36:25 ID:VZjD+XTf
ありがとうございます
オサレ系というのはつまりただの雰囲気エロ止まりって事ですね
男ドキドキした→その時点で高ぶった
女→夢うつつのまま
の情況だったんですが、簡潔な文章で表現(読み手にそこまで匂わせる)する、
って難しい……
14 :
9:2008/10/22(水) 07:53:54 ID:VZjD+XTf
ストーカーw
好きあってる者同士の悪戯、のつもりだったんですが
うん、立派なストーカーですよね
こんばんわ。こっちに気が付くのが遅れたので、遅くなってしまったよ。
個人的には、雰囲気エロよりも、正しくSSだなあと感じました。
あと、私も、ちょっとストーカー的サスペンス風に見えてしまって、怖かったりしたのは秘密。
貰った合鍵って、勝手に作ったんじゃあとか思っちゃった……
多分、二人が好きあってるかどうか、の点を、私には想像できなかったということだと思う。
男の名前が本当に「はるきさん」なのかどうかも判らないし。
さて、真面目にいきますと。
SSというのは、ただの短文として捕らえてしまいがちですが……。
今回の田中さんの場合は、本文「前後」の時間が存在しているので、
余韻があったり、雰囲気が出たりしたのだと感じます。
そこは実に狙い通り、巧くいってる部分ではないでしょうか。
ですが、その「前後」の練り方が足らないのかな、と感じます。
ものすごく短い本文の場合、逆に前後、描かれていない時間軸の設定がきっちりしていないと
ちょっと不安定な感じになってしまうことが多いです。
私が関西在住なので、「品川」といわれても品川庄司しか出てこないのですが…
例えば、舞。
一人暮らししているマンションはセミダブルが置けて、広いリビングキッチンがあって、そこに小物をセンス良く飾ることの出来る人物。
未婚であることも提示されていますが、随分裕福な人物にも感じられますが、
その上でピンクのパンツというのが、さらに正体不明にしています。
(この場合のパンツとは、ショーツでしょうか?レギンスだったのでしょうか?ちょっとここで混乱してしまいました…)
彼女は何をして生計を立てていますか?
何歳くらいで、どのような外見ですか?
一人暮らしをしている理由はなんですか?
そのあたりを事前に、頭の中ででも設定しましたか?
オサレ系といわれた理由は、彼女の生活感の無さに起因すると思われます。
細かすぎるツッコミに聞こえるかもしれませんが、SSとして短く収める上で、
「背景設定を決めておく」ことは、本当は長編小説を書くときよりも大事なことですよ。
さて、「設定は?」というのを頭の中に置いた上で、「起承転結」に絞って本文を読み返してみてください。
このSSは起・転・承・結になっていませんか?
(設定が明かされると同時にナニしてたらしいというのが出てきてしまう為)
序破急、なら確かにこの展開でいいのですが、そっちに絞るには要素が多いようですし。
こんなところかなあ…
書いてある事だけで、二人の背景を推理してみた。
都内だとしたらお金持ちのお嬢さんの一人暮らしで、マンションが親の決めたところ、
っていうのなら、地方出身者の設定が必要だよね。
いつ家族が来るか解らないから、そんなにだらしない格好はしない。
そして、そんな家のお嬢さんは、婚約もしていない男に合い鍵は渡さない。
キャバ嬢かそのへんの設定にしては、人間的な生臭さがない。
キャリア系のビシッとした仕事していて、それなりの生活が出来る人なら、
平日ならスーツが脱ぎ散らかされている、とか、
開きっぱなしのノートパソコンと書類とか、最前線のキャリアっぽい描写が欲しい。
で、休日だったら、会う約束をして、きれいにお掃除をして待ってたのに、
でもすっぽかされて、身体疼いちゃってはあるかもだから、
一番可能性は高い。
ってことで、金持ち地方出身者の学生か、腰掛けのOL、
あるいは休日のキャリア系、
そうなると、キャリアなら年齢は二十代後半、
腰掛けOLなら23、4才。
で、学生なら、男の方が、とりたてて相手の両親に反対される可能性の少ない、
堅い職業で次男か、家業を継がない保証がある人。
で、本来の設定はどうなの?
裏設定は裏設定であって、あんま表に出すものでもないと思うw
18 :
9:2008/10/23(木) 16:37:51 ID:TfM94N9X
9です
ありがとうございます
背景としては
二人は同じ職場の同僚で恋人(それくらいしか念頭にない状態で書いた)。
外見や生活感を排除したのは
>>8でも書いた通り、少ない描写でどこまで想像して
もらえるか、だったんですが、少ないどころかほぼ皆無に等しいと言っても
過言じゃないですね
唯一の情報である生活感のないピンクパンツは、すれた所のないかわいい女の子な
部分をまだ多分に残した綺麗好きの娘さん、
を想像してもらいたかったのですが、正体不明の怪女になってしまったか
うぅむ、まだまだ修業が足りないな、自分
学生だと思ってた自分の読みは大はずれ\(^-^)/
ちなみにそう読み取ったのは
思い立って深夜2時→仕事もってたらこんな時間にほいほい行けるかな?
品川のマンション、生活感が薄い、女の子の口調がまだ若くて甘ったるい→
金持ちのお嬢さんがセキュリティのしっかりした高級マンションで一人暮らし
(16さんのいつ家族がくるか解らないから〜は失念)
直接的な描写をなるべく省き、読者の想像に任せる手法は好きだよ。
このssにしても一番表現したいのは「恋人同士の甘く夢うつつな世界」
だと思うから、極論したら学生だろうが社会人だろうが、外国人だろうが
歴史ものFTものだろうが些細なことだと思う。
実はストーカー落ちは、いわれてみればそう読めるなと思ったw
自分も勉強になるな、このスレ。
20 :
9:2008/10/24(金) 22:33:50 ID:szsbVkaD
ありがとうございます
自分の中では、異性のプライベートな領域にも立ち入る事の出来る程
深い付き合い=相手の人生にきちんと責任を持てる能力のある者=社会人、
といった単純な三段論法(だから最後に結婚しようを持ってきた)で、
学生さん設定は全く念頭になかったです
(一人暮らしでも色々問題ありそうだし)
でも読み返したら学生設定のほうが一途な感じが出るかもしれないですね
これは盲点でした
・二次創作:PS2ゲーム「ペルソナ3」
・ジャンル:手袋フェチ、傾向:変態。猫まっしぐら
・量:4レス程度投下します
批評お願いします
精液、カウパー汁、唾液……それと、生クリームがついた灼熱の肉の棒。
引き締まった筋肉組織や、おぞましいほど浮き出ている血管がそれらに覆い隠される。
むしろ”日常”にある筈の生クリームが、”非日常”の産物として使われている。
本来はケーキ、クレープ、シュークリームといったお菓子を作る為にこれが使われる。
それが「思いもよらない事に使われた」という衝撃が未だ相手の想像の斜め上を駆け抜ける。
「何をして欲しいですか? ここをどうして欲しいですか?」
肘まである黒の薄い革手袋をはめた”少女”は、手袋が汚れる事も厭わずに棒を握り、見せつけるようにピストン運動させる。
複数の液体が、一つのべっとりした乳白色の液体に融合すると共に、その過程ではぐちょ、べちょといった汚らしい音を紡ぎ出す。
ところが彼にとってはその汚い音でさえも、次なる射精の為の心地良い音色と化す。
「舐めて…」
「舐めて? どこの部分の何を舐めれば良いのですか?」
2人はまだ思春期、いつか人生の華を咲かせる身分で青春を謳歌している高校生だ。
ところが一方の少年は人から疎んじられてきた人生を歩んできた、もう一方の”少女”は人ですらない。
黒革の手袋は尚もしごき続け、汚い音が止む事は無い。
”少女”がちょこっと舌先を出し、亀頭に触れるか否かの所まで近づける。
挑発するかのように、実際には舐めていないのに、あたかも”舐めている仕草”をする。
少年にとってはこのくねくね動く舌や”少女”の巧みな視線に情欲をそそられていることだろう。
”少女”の金髪碧眼な顔立ち一つとっても、彼女が「人の手によって作られた」とは思えない。
蒼の瞳に吸い込まれそうな、ふわふわ漂う無形の心をがっちり捕えて離さない。
「だから握っているそこを舐めて…」
「そこじゃわかりません。誰に何をして欲しいのか、主語と述語をはっきり言ってください」
普段は冷静な彼の頭も、”少女”の思わぬ奇襲に混乱している。
しごいている手にもう片方の手が出てくると、クロスするように両手で肉棒を握った。
「日本語の勉強です。この手袋をはめた私に、何を、どうして欲しいのですか?」
主に生クリーム”だった”液体を媒体にして、汚い音は止まずに少年をじわじわ責めていく。
”少女”自身は気づいてないだろうが、まるで本当に生きた人間のように艶やかな笑みを浮かべていた。
なぜこの2人は、こんな奇特な行為をやっているのか?
物語は数時間前まで遡る……。
年は明けて睦月に入り、巌戸台の街を一層の寒さが覆った。
お正月という大義名分がかかった心地良い時間に浸り、暖房の効いた室内で寮生達はくつろいでいた。
ある少年は小学生にも関わらず、ブラックのコーヒーでも啜って背伸びし、ある少女はノートパソコンで文字を叩いていたりする。
「『この冬で気になる彼、男の子のハートを射止めるために素敵に彩る秘訣!』……ふむふむ」
まったりとした空気の中で、月光館学園の制服を着た”少女”――もとい女性型ロボット、と言ったほうがいいかもしれない。
ファッション雑誌を手に取り、その内容をチェックしている。
「『この冬を決めるのはおしゃれなチェックのミニスカに、編み上げのスエードブーツ!』か。なるほどなー」
雑誌に載っている女性達は冬という季節に合わせた服装をしている。
それでいて独自のおしゃれを確保し、読者のファッション意識を焚きつける。
「アイギスでもファッションとか興味あるの?」
機械少女の独り言を聞いて、パソコンで文字を打っている緑髪のちんまりした少女が見た。
「はい。彼にいつもご奉仕しているので、たまには趣向を変えてみようと思って」
「え? ご……あ、うん、いいんじゃないかな?」
質問してきた少女は言葉のニュアンスを想像して急に恥ずかしくなった。
彼女は高校生2年生の肩書きに合ったあどけない表情をしている。
どうもこの手のものには耐性が無いのか、妙に顔を赤らめてもじもじしている。
機械少女はその反応に首を傾げた。
なぜ自分の返答に対して、赤らんでいるのか理解できなかったからだ。
傍にいてブラックのコーヒーを飲んでいる小学生にも話しかけようとしたところ、慌てて目を逸らされた。
「天田さんはなぜ風花さんが赤くなっているのかわかりませんか?」
「えーっと僕は、し、知らない、知らないな……」
知識はあるが経験は無い、或いは何か知っているのに隠す。
天田と呼ばれている小学生の顔も紅潮し、サーモグラフィモードに切り替えてみればみるみる内に体温が上昇していくのがわかる。
「熱でもあるんですか?」
指先に銃身がついている手が赤くなった少年の額に触れ、体内温度が高まっているのを確認する。
「わっ!? か、勝手に触らないでください!」
少年はびっくりして危うくコーヒーを床にこぼすところだった。
赤面している二人はどう言えばわかってもらえるのか上手い言葉を探していた。
なまじこのアイギスという機械少女は”純粋な女の子”なので、下手な説明だと誤解されるかもしれない。
しかも彼女とお相手する人間、それがどういう関係かも知っているので余計にもじもじしている。
「どうしたんですか? 二人共変ですよ?」
彼らの微妙な心境など欠片も知らない一言を言われ、とうとう二人は黙りこくってしまった。
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(少し話飛びます)
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「私にとってのファッションは、”ありのままの自分”を見せる事です」
全裸に手袋、否、機械でできた体に手袋をはめる。
むき出しの関節、装甲で覆われた胸部の二つの膨らみは設計通り作られた産物。
”ロボだと思わせながら、それでいて性的に興奮させる方向”に狙いを定めた。
銃口がついているいつもの指先とは違う、黒革によって優しく包まれている。
肘まである革製の手袋は彼の頬を、両手で撫でるように触った。
手袋のはめ心地の良さは伝える事ができないだろうが、手袋をはめた自身の気持ちは伝えられるかもしれない。
……アイギスはいつにも増して緊張していたと同時に、不安感が拭えない。
彼は機械である自分に愛しい感情を持っている。
しかしある日、生身の女には興味無いと彼がきっぱり言った事があった。
その”生身の女”を思わせる部分を表現した事で冷めた気持ちになっていないか不安だった。
さっさと手袋を脱いで、いつも通りに奉仕に入れば幾分かは興が保たれるかもしれない。
そう思い始めた頃――。
「良い……」
彼自身の口から言葉が漏れた。
手で革手袋の触り心地を確かめたり、彼女の手を唇に持っていって口元で感触を楽しんでいる。
黒い指の腹の辺りを舐めたり、手の平に頬ずりする。
彼はアイギスの革手袋に包まれた手を受け入れてくれたようだ。
革手袋からは新品の革の匂いが彼の鼻につき、その匂いがまた彼らの良い雰囲気を作り出していく。
無表情だった彼の顔は段々と柔和になって、こころなしか口元が緩んでいる。
「良い…手袋の感触が……はぁ…ロボだと思わせて、逆にロボだと思わせない部分が……エロくて、たまらない」
アイギスは内心ほっとした。
ひとまずは良しといったところだろう。
「良かった。嫌われてしまうのではないかと思いました」
だがここで慢心してはいけない。
これは彼の嗜好が合うかどうかに過ぎない。物語でいうなら起承転結の「起」に過ぎない。
これから彼を気持ち良くさせるべく、残りの「承」「転」「結」もやる。
無口な彼から感嘆の声や、喘ぎ声をもっと引き出さなければならない。
「気に入ってもらえてよかった……本当にそう思ってます――」
黒い革手袋をはめている手がそっと彼の唇に触れ、鼻に触れ、再度頬に触れる。
彼にとっては「ロボットの彼女」に、しかも手袋で触られるのがとても官能的に響いていることだろう。
「あ……うふふ、手袋の味はおいしいですか?」
とうとう彼は我慢できずに彼女の指をしゃぶり始めた。
彼女の行動も異端であれば、それに対する彼の行動も異端だ。
「今の貴方、とてもいやらしい、とても下品……」
大切な人の息遣いがだんだんと乱れてきてるのが、生体機能を搭載したセンサーでわかる。
アイギスの右手を両手で頂くようにして自分の顔へ仕向ければ、愛おしそうに舌で舐め、肌で擦り、鼻や口でも擦ってこころゆくまで堪能する。
本来なら銃身のある指先……それが革によって覆われ、ロボフェチの彼にとっては不思議な愛おしさを感じるようだ。
時には銃で敵を撃って硝煙臭さが漂う指、その指には硝煙のような匂いではなく、紛れも無く革の匂いがする。
その香ばしい匂いがする指を舐めたりしゃぶったりして感触を愉しむ。
「手袋の味、おいしいよ……」
口数少ない彼からまた一つ言葉が漏れた。
黒い革手袋の指先は唾液にまみれ、天井の照明によって少し光輝いている。
ふと彼はアイギスの顔を見た。
何か言いたそうに口をもごもごさせている。
「僕、変…?」
誘い受け、というものであろうか。
彼は不安そうに瞳が哀しげになっていて、アイギスが前向きなことを言ってくれるのを期待しているのが窺える。
どうやら自分の持つ特殊な性癖に軽く自己嫌悪しているようだ。
同じ仲間で同じ男の順平は持っていない、先輩の真田も持っていない、天田やコロマルにも持っていない、自分だけ……。
アイギスはそんな心情を察し、一拍置いてから冷静に言った。
「ええ、とっても変ですよ。でも……」
この自分らしいファッションを決めた時からこんな事を思っていた。
「私も、とっても変なロボットです」
そう言って革手袋をした腕で優しく彼を抱きしめた。
まるで天使が舞い降りたように神秘的な笑顔と慈しみの心を以て接する。
二つの胸の膨らみには何故か温かみがあり、その胸に顔を埋める彼は彼女の返答に少し驚きつつも安心した。
当たり前のように、日本に根付いてしまった「安心」「普通」という言葉……。
そこから一歩線を越えれば変態の烙印を押され、場合によっては蔑まれ、憐みの視線をなげかけられる。
ロボフェチという特殊嗜好を持つ人間の彼は、今日も密かな楽しみを享受するばかりか、別の新たな特殊嗜好を広げた。
肘まである黒い手袋、しかも新品の革製。
人のようなロボットが人が使う手袋をはめ、その手袋の主はさながら人のように傍にいてくれる。
「貴方のここ、膨れてますね」
アイギスの手が彼の股間を弄る。
下着、それからパジャマに隠れてても強く自己主張するそれがツンと伸びていた。
彼をベッドに横たわらせ、不可抗力なその部分を部屋の明かりの下に曝した。
現われたのはタルタロスのように直立不動している一物だった。
青黒い血管や、太くて末端まで伸びている血管が肉棒の根元から生えている。
彼の素肌よりも少し浅黒い皮、そんな色をしている皮の頂点に位置して傘のようになっている。
アイギスは今日までインプットしてきた記憶情報から似た物を検索、その内の一件を探しだした。それが――。
「あなたの”マツタケ”、今日もおいしそうですね」
「ああ、いいよ…。いつものように……」
「でも今日は味付けをしてみようと思います」
アイギスはそう言うと、持ってきた手提げ袋からあるものを取り出した。
「……生クリーム?」
不意に目の前に出された物を見て彼が言った。
彼はなぜそれを持っているのかわからなかった。
何に使うのか疑問に思う彼の前で、アイギスは持っていた生クリームホイップを握り、出てきた生クリームを肉棒にかけた。
そのまま革手袋で生クリームのついた肉棒をしごき始める。
皮から顔を出すようにしている亀頭でさえも、もう一方の手によってメチャメチャに塗りたくられる。
「え? あ、ああぅ……アイギス、アイギス…!」
いつものほぼ無音に近い音から、肉棒と馴染むように擦れ合う音がしてきた。
その音がまた心地よく、ケーキ等で使う筈の材料をこんな事に使ってしまう彼女の大胆さに驚いた。
彼女の手の平も肉棒も汚され、視覚的効果で彼の緊張感と興奮は高まる。
挙句に手袋をはめている機械少女も、亀頭部分だけを日本流のフレンチキスでねちねちと舐る。
生クリームで汚れた肉棒。
生クリームで汚れた革手袋。
生クリームで汚れた彼女の口、及び舌。
舞台道具として「革手袋」「生クリーム」「汚れた」とか、これらの絶対に合わない筈のキーワードが彼の頭の中でぐるぐる回り、結果的に性的興奮をかきたてた。
さっきから零れてきているカウパー汁が彼女の親指と人差し指につき、淫靡な雰囲気を醸し出す。
「あ、あ……ぁああ……っ!」
快感で昂ぶった肉体は発射の準備が済んだ合図、脳に溢れるアドレナリンはもう一息容易に力を入れる事ができる信号。
信号は赤から青へと変わった。
白いおしっこが亀頭からほとばしる様に飛んだ。
白いおしっこ――精液が夥しい量でアイギスの顔に、革手袋にかかった。
「はぁ…はぁ……はぁ……はぁ…」
一瞬の間だったが、あたりはいつもとちょっと違う風景になった。
手の甲にも滴っている精液、しかもその手はいつもの白ではなく、真っ黒。
真っ黒の革手袋に生クリームだけでなく、精液もついてしまった……。彼はそんな一時の後悔と達成感という相矛盾した思考に浸る。
射精後の彼の脳波をチェック、すると恐ろしいほど冷静になってるのがわかった。
「こんなに私の手袋を汚して……罪な人ですね」
彼女の発言を受けて彼の冷静な脳波が少しだけブレが生じた。
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見てもらいたいものは以上です。
気になった箇所とかガンガン挙げてもらいたいです。
最終的な狙いとしては「手袋フェチに興味無い人の関心を惹く」感じのssにしたいです。
(書き手について色々調べてたら、自分の本来の力量がわからなくなってしまった……)
(肝心のストーリーでさえも、未だにどれをどれと合わせればいいのか組み立てができてない……)
>>21の田中さん、こんばんは。読ませていただきました。
最初に気になったのは、「なぜ手袋をして行為に及ぼうとしたのか」という部分ですね。
もっと「手袋」というキーワードを前面に押し出して、目立たせたほうがいいと思います。
そして、手袋に興奮する描写を丁寧に書くと、手袋フェチが開花したと読み手に伝わるのではない
でしょうか。
手袋フェチになるのは男性のほうですよね。
だとしたら、視点は女性ロボット(でいいのでしょうか)の回想以外はすべて男性視点で統一したほう
がいいと思います。
視点を統一させたほうが、興奮が伝わると思いますよ。
表記に関しては、最初の5行を引用させていただきますね。
> 精液、カウパー汁、唾液……それと、生クリームがついた灼熱の肉の棒。
>引き締まった筋肉組織や、おぞましいほど浮き出ている血管がそれらに覆い隠される。
>むしろ”日常”にある筈の生クリームが、”非日常”の産物として使われている。
>本来はケーキ、クレープ、シュークリームといったお菓子を作る為にこれが使われる。
>それが「思いもよらない事に使われた」という衝撃が未だ相手の想像の斜め上を駆け抜ける。
3行目に””、5行目に「」の括弧がありますが、読みやすさ向上のため統一することをお勧めします。
それと、文章は飾らず、シンプルにしてみるのもいいかもしれませんよ。
5行目の「未だ」は打ち消しを伴う副詞なので、ここでは誤用になってしまいます。
精液、カウパー汁、唾液。それと、生クリームが塗られた灼熱の肉の棒。
引き締まった筋肉組織や、おぞましいほど浮き出ていた血管が白いものに覆い隠されている。
本来はケーキ、クレープ、シュークリームといったお菓子を作る為に使われるはずの生クリームが、
”性行為”の道具として使われている。
そんな”思いもよらない事に使われている”という衝撃が想像の斜め上を駆け抜ける。
このくらい文章があっさりしていてもいいかと思いますよ。
生クリームのほうに多めに描写が割かれているので、肝心の手袋のインパクトが薄めになってしまって
いるのが惜しいです。
>>22-25 全体を通して描写の視点が一定してないので、なんだか読みづらいし、感情移入もしづらい。
“アイギス”の立場から、彼女の心理や“彼”の様子が描かれたかと思えば、主体が彼に変わったり、客観的な
視点になっていたりと不規則で混乱する。
三人称で書くにしても、アイギスか彼、どちらかを主体にした一元視点で描く方がよいのでは?
>>26>>27 評価どうも!
一応、三人称で主人公が女性型ロボットのアイギスです
彼のお気に入りの機械少女は所詮機械であることを自覚し、機械である事をわかっている上で何ができるかを書きたいんです
その事実を踏まえて、人間の女性が冬の季節によくはめるであろう手袋を思いつきました
視点がバラバラで混乱する、というのはやっぱり致命的か……
わかりました。手袋フェチ物語としてもっと前面に押し出す為に、一人称の男性(彼)視点で書き直してみます
29 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:53:18 ID:UsRvTH3x
>>28 三人称で書くこと自体は構わないと思うんだが、『単元描写』と『多元描写』を混同してないか?
>>26>>27は「一人称で書こう」ということではなく、「視点を統一しよう」と言いたいのだと思うぞ。
手袋よりも生クリームに開花しそうな文だな
要素削れ
具体的にゃ手袋かクリームに絞れ
要素が多くて自分の力量を越えてんだと思うぞ
そのせいで書きたいことがぶれてるから、視点の指摘の意味もよくわからんくなってんだろ
んだな〜、生クリームの方に興味がわいちゃったw
視覚的にイメージしやすいからかな。
フェチならもっとしつこいくらいにねちっこく描写してほしいなあ。
もちろんあくまで艶っぽく情欲をそそる方向に。
はじめちょろちょろから緩急をつけつつ徐々にエスカレートするように
盛り上げてくれると嬉しい。
手袋フェチじゃない方、つまりアイギスさん視点で書くなら、
もっと、彼女の行為により男がどういう風に反応したか、とか
それを彼女はどう受け止め今度はどう攻めていった、という描写を
読んでみたいです。
保守
ほ