触手・怪物に犯されるSS 18匹目

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1名無しさん@ピンキー
女性が触手や怪物など、モンスターに犯されるSSのスレです。
オリジナル・版権問いません。 和姦・強姦・輪姦なんでもOK。

前スレ
触手・怪物に犯されるSS 17匹目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213624740/
過去スレ一覧
http://www9.atwiki.jp/eroparo/pages/381.html

類似スレ
小さい生き物が女の子によって集るシーン【二匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090661677/

異種姦【触手蟲獣妖し機械人外】総合スレ96匹目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1212912092/

「漂流女子校」専用控え室(2号室)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1152250437/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 02:55:36 ID:Cslavibp
2げと
>>1
3謀ったな@シャア!!:2008/10/04(土) 03:05:06 ID:k9pA4zth
乙で。

前スレ食い潰しときながら立てられずに申し訳ない。
4名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 03:11:30 ID:FLZFLYoT
>>3
相変わらずの名作。
GJといわざるを得ない
5名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 05:00:31 ID:BkiTUelS
>>3
待ってましたのGJです!
マルーエロいし強いし最高!
でも実は、ヒルバーツにヤられちゃう前に
颯爽と純情カラスが助け(た上で美味しくいただく)展開を期待してたのは秘密だ
6名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 07:47:34 ID:MXzaZaFW
>>1
ついでに兄貴待ってました。最高です。
今から読んできます。
7名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 07:59:04 ID:NsJ5NrC1
>>1
スレ立て乙でございます。

>>3
ああいう傑作が締めに来るのなら、これ位の事は問題なし。
むしろ惜しみないGJを送りたい気分。
8名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 09:33:52 ID:Z9of+c3Z
>>1 ありがとうー

やっぱり怪物が喋ると萎える
9通りすがりの水母:2008/10/04(土) 16:56:19 ID:CUloV16x
;゚д゚)<ローパーの姿焼きは美容に良いらしいよ

  Σ(゚Д゚;エーッ!!
10名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:45:42 ID:fqsDY56z
>>3
むしろ綺麗にまとまったところで埋めた事に驚愕した

あ、1乙です
11名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:41:37 ID:K7JcXIwE
まずは>>1

>>3
GJ!やっぱり最高っす。そしてマルーTUEEEEEE!!

>>5
あれ、俺いつ書き込んだっけ?
12謀ったな@シャア!!:2008/10/04(土) 23:10:45 ID:k9pA4zth
レスdです。
>>8
実は俺も書いててあんましっくり来ないなー…と薄々。
やっぱこう、コミュ不能というか意思疎通の一切図れないグロテウスクな怪物に
一方的に蹂躙ホニャララされちゃう理不尽さが元来琴線だったモンで。

ここに至って敵側幹部のキャラ作りマズったぜと考えてる(´・ω・`)
13名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 00:10:07 ID:5/r0KNLb
個人的に怪物が喋るのは全然大丈夫なんだけど
ヒルバーツみたいなキャラだと同じく萎える
もうちょっと人間には理解できない理不尽さとか
人間の尺度では測れない不気味さが欲しい
ヒルバーツのはなんか好色ゲスの上流階級みたいなノリだし

なんか好き勝手いって申し訳ない
14名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 00:31:46 ID:aTFDtWHS
俺は逆にヒルバーツかなり良かったけどなぁ
前のゼフィルスの反動もあるけど
割合的に全部どっちかに片寄られるよりは、いろんなタイプが
居た方が色々便利かと、シチュ的に

ただいろんな意見を参考にし過ぎてリクエスト形式みたいに
なってる作品は私的に好きじゃない
自分の趣味で好き勝手書いてるものの方が読んでて面白い
15名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:08:24 ID:i2KH24UD
>>14
同意

異種姦好きでも好みは多様なわけだし
16名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 02:08:59 ID:avLBUXzS
喋ってるんじゃなくテレパシー(?)で語りかけてるんだと思ってた俺はいったい…
17名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 02:11:00 ID:f+YnpCuT
>>1
スレ立てありがとう

>>3
乙です、流石
触手の口調が気持ち悪くって気持ちよかった。日本語合ってるよね
俺は化物が喋るのもたまにはいいかもって思ったんだけど…
18名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 07:47:53 ID:fOZWmOPs
>>12
負けちゃう化け物なんざ本当の化け物じゃない

敗北したヒルバーツは負けちゃうからこそ、あんなキャラづくりで良かったと思うけど
いい感じで小物臭さがプンプンするしw

逆に勝たせるための化け物ならば、それこそ例え喋るにしても凄い異質で
圧倒的なまでの噛誤のあるフリークスとして描くべきだと思う
19名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 14:58:10 ID:HnjSZKlz
喋らなかったら故・スコルピオン遠藤氏の人気も無かったと思うし、俺的には問題ない
20名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 15:12:12 ID:ZwyrGA+I
ナツメGJ×100
ずっと待ってたぜ!!

ぶっちゃけると触手側が喋った方が色々書きやすいんだけどな
俺個人としては意思があったほうが燃えるので無問題
21名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 17:37:32 ID:641xFUva
しゃべる触手=高等触手
しゃべらない触手=下等触手
って感じがする
人間と同程度の知能があるならしゃべった方がそれっぽいと思う
223-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:25:35 ID:9FJ9G/5L
規制解除されたっぽいので投下できるかテスト
233-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:26:39 ID:9FJ9G/5L
ヽ(゚∀゚)ノ

前スレ最後にでていた触手電車ネタです。

「非日常2」

ガタンガタン

電車に揺られながら、初見絵美子は窓の外をボーッと眺めていた。
夕方の帰宅時間
車内は学校帰りの学生やサラリーマンなどで、それなりの混雑になっている。
そんな車内
絵美子の隣には電車内なのに携帯を無表情でいじる少女、友人の樋口深羽(みう)がたっている。
時折メールを打つ手を止めては、短い後ろ髪をいじっていた。
「深羽、電車内は携帯だめだよー」
「んー」
窓の外を眺めながら、絵美子は深羽に話しかけるが、
深羽は携帯をいじりながら関心がなさそうに相槌をうってくる。
絵美子もそれ以上は言わずに、またぼーっと窓の外を眺める事にした。
電車内には絵美子達と同じ制服を来た女学生もおり、それぞれが思い思いに喋ったりしている。

ガタンガタン

窓の外がゆっくりと真っ暗になった。
外を走っていた列車が地下へともぐったのだ。
さっきまでの町の風景とは違い、ただ暗いだけの光景。
いつもどおりならあと数分で駅につく通学中見慣れた景色だ。

ブブッ

「きゃあっ!」
「なに?停電?」
「うわぁ……なんだ」
突然電車内の電気が消え、真っ暗闇になってしまう。
絵美子も突然の停電に、ドアの側のてすりにしがみついて辺りを見渡した。
243-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:28:27 ID:9FJ9G/5L
「ひっ」
見渡した目の前に、深羽の顔が携帯の灯りで浮かび上がっていて、思わず絵美子は声をあげる。
「驚かさないでよ……こわいじゃない…」
「ごめん」
こんな事態なのに深羽は冷静に携帯の画面を見ていた。
絵美子が周りを見渡すと、暗い車内の中所々携帯の明かりがポツポツと灯っている。
「ねぇ……深羽」
「ん?」
「電車動いてるね」
停電になったはずなのに、電車は今も線路を走っていた。
地下に入ってから、本来ならもう駅についていてもおかしくないはずだ。

ガチャン

暗い車内に何かが落ちる音が響いた。
絵美子が振り向くと床に革のカバンが落ちている。
その前にはサラリーマンが座っており、ぐったりとうつむいていた。
「大丈夫ですか? 落としましたよ?」
深羽はカバンを拾うと、落としたサラリーマンに近づく。

ガクッ

深羽が近寄ると、突然サラリーマンの体がガクっと崩れ落ち、そのまま床に転がり仰向けになる。
「ひっぃぃ」
絵美子は手すりにしがみついたまま、腰を抜かした。
深羽が声をかけたサラリーマンは、スーツを着た人形のようなものだった。
目はギョロっと飛び出し、口はパカっと大きく開かれている。
「絵美子…」
立ちすくんでいた深羽が周りを見渡す。
つられて絵美子も車内を見渡すと、他の乗客だった人たちの一部がやはり床に転がっていたり、
ぐったりと座席に倒れていたりする。
「きゃぁぁ…」
「なんなのよ…これ」
女性の戸惑いや悲鳴が車内に響く。
何人かの女性は倒れた人に駆け寄り、顔を覗き込むと絵美子と同じように大きな悲鳴をあげて腰を抜かした。
ざわめきは次第に沈黙へと変わる。
「ど…どうしよう……うぅ……」
絵美子はしゃがみこんだまま泣き出してしまった。
「きゃぁあぁっ!」
突然の悲鳴に絵美子が顔を上げると、深羽の体に何本ものロープのようなものが絡みついている。
深羽は首に巻きついたロープをほどこうともがいていた。
「み……深羽」
周囲を見渡すと電車の車内は一変していた。
253-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:30:08 ID:9FJ9G/5L

ズルズル……
ニュル…
ジュルジュル

「いやぁぁぁぁっ!」
「きゃぁぁぁぁ!」
怪しげな水音や引きずるような音、そして車内にいた女性達の悲鳴。
電車の座席からは深羽に絡み付いているロープのような触手が何十本も生え、
床は弾力のあるゴムのように、さらに天井からは何かの粘液が滴り落ちてくる。
まるでなにかの生物の体内のように電車内は変異していた。
「ひっ…」
掴んでいた手すりもヌルっとぬめる触手へと変わり、慌てて絵美子は手を離した。
「なに…? なにがおこってるのよ…」
絵美子は立ち上がろうとするが、腰が抜けてしまっていて中々立ち上がれない。
「くっ…うあぁ……」
もがいていた深羽は、座席から伸びてきた触手に体を掴まれ、座席にひっぱり寄せられた。

ドサッ

強引に座席に座らされた深羽を触手は何本も絡みつき、器用に服を脱がせていく。
「いやっ! いやぁぁっ! はなしてっ…はなせぇ……」
触手の先が細かく枝分かれして、きつく閉じられたボタンもはずしていき、あっという間に深羽は全裸にされた。
むき出しになった深羽に、何本もの触手の先端から白い粘液が吐き出されていく。
「深羽…」
ようやく立ち上がった絵美子は深羽に駆け寄ろうとする。
「きゃっ…いっ! いやぁぁっ!」
突然床から生えてきた触手が絵美子の腰の辺りにまきつき、その動きを止められた。
「はなしてっ!このっ…」
暴れる絵美子の目の前に、電車に備え付けられた吊り革が2本1mほど下がってくる。
そして下がってきた吊り革の輪に、絵美子の両手を入れられた。

ニュル

プラスチックのはずの吊り革の輪は、生き物のように締り絵美子の手首を固定する。
「いっ!いやぁだぁ……はなして!はなしてぇ…」
足を踏ん張って吊り革をひっぱるが、ギシギシと音をたてるだけでビクともしない。
手首の輪は生暖かい感触を絵美子に伝え、その感覚に背筋が凍った。
ドクドクと脈のような鼓動まで、手首を通して感じられる。
263-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:31:57 ID:9FJ9G/5L
絵美子は腰と両手を完全に固定され、前のめりに尻を突き出すような姿勢にうつされた。

ニュニュル
ズルズル

絵美子の周りには床から何十本もの触手が生え群がり、絵美子に向けて先端を向けた。
ぐねぐねうねる触手の根本から、いくつものコブが先端へと登っていく。

ビュルビュルビュウル

「ひいぃ!」
触手の先端から白い粘液が勢いよくほとばしる。
大量の粘液は2度3度と撃ち出され、シャワーのように絵美子に浴びせかけ、
全身を真っ白に染めあげていく。
「うぅぅ…くさぃ……ごほっ…うぅぅ」
絵美子はその臭いに顔をしかめ、口に入った粘液を吐き出した。
思うようにならない手でなんとか顔をぬぐう。

ボトボトボトっ

大量にかけられた粘液は、絵美子が着ていた衣服に溜まり染み込むと繊維を溶かしていった。
「あぁぁ……ふくが……」
細切れになった衣服が床に落ち、たまった粘液溜まりに沈み溶けていく。
深羽同様全裸にされた絵美子に、ゆらゆらと側でうごめいていた触手が絡み付いた。
かかった粘液を肌に塗りこめるように、ヌルヌルと全身をマッサージしていく。
「あぅぅ…いやぁ…」
触手は嫌がる絵美子にたっぷりと粘液を塗りたくると、絵美子の周囲をうねうねと取り囲んだ。
何本も何本も体を這い回り、生暖かい感触と撫でまわせる性感に背筋を振るわせる。
敏感な場所を見つけては、粘液がにじみ出る先端で執拗に嬲りまわす。
「あひぃ! あぁぁっ……いやぁぁ」
首筋に、脇に、お臍に、反応する場所を見つけては熱い粘液を吐き出し塗りつけていく。

ドサッ

「なに? ひっ! いやあぁぁっ!」
首を捻って後ろを見ると、いつのまにか転がっていた人形が立ち上がっており、
絵美子の背中にもたれかかっていた。
絵美子は慌てて左右に体を振り、人形を跳ね除けようとする。
「はなれてぇ、はなれてよぉ…」
泣きながら唯一自由な足で、人形の足を蹴りつけた。

ガバッ

すると突然うなだれていた人形の顔が跳ね起きた。
「ひぃぃぃ…」
カタカタと口をあけながら、人形はギョロっとした作り物の目をグリグリと回し、絵美子の顔に近づけた。

シャァァ

絵美子の下半身で水が流れるような音が響く。
恐怖の余りに失禁してしまったのだ。
273-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:33:45 ID:9FJ9G/5L
「あ……あぁ……うぅ……」
ジョロジョロと一筋の水流が後から後から流れ出し、足元に水溜りを作っていく。
周りの触手は小水に群がり、びちゃびちゃと体を押し付けていた。
人形はカタカタと音を鳴らしながら腕をあげ、絵美子の胸をもみ始める。
「いっ……いやぁあ……やめてぇ……」
節くれだった指が絵美子の胸に食い込み、捻り上げる。
外から内に、内から外に
人形とは思えないほど器用に、絵美子の胸を愛撫する。
「うっ……ふぅっ……」
絵美子は頬を染めて、人形のなすがままに胸を揉まれる。
粘液のせいでヌルヌルと肌はぬめり、もまれる度にビリビリと体の芯がしびれていく。

ヌチャッ

絵美子の下半身でぬめった音が響いた。
思わず絵美子は下半身を覗き込むと、股の間から棒のような物が飛び出していた。
それは人形の股間から生えており、絵美子の股間をペタペタと叩いている。
(あれは……男性の……まさか……)
「いっ!いやぁぁ」
犯される、その恐怖に絵美子は真っ青になり、慌てて脚を閉じようとする。
そんな絵美子の両足首に触手が絡みつくと、左右に強引に脚を開かせた。
「あぁぁぁッ! やだぁぁぁ!」
絵美子の毛をなぞるように、何度も何度も執拗に動き、その度に絵美子の尻へと人形の腰がうちつけられた。
そして大きく腰を引くと、絵美子の秘唇に先端を合わせてゆっくりと押し込み始めた。
「いやっ! いれないでっ! おねがいぃ…いやだぁぁぁぁ…あぁぁ」
暴れる絵美子の体を押さえつけようと、さらに触手が体に絡み付いていく。
人形の腰はゆっくりゆっくりと押し込まれていき、処女の膜を容赦なく貫いた。
「あぅぅっ……うぅぅ…………」
胎内をびっしりと埋め尽くされ、絵美子は涙を流してうなだれた。
鈍い痛みと全身を覆うぬめりと臭いに意識が遠くなる。
そんな絵美子を眠らせまいと、人形は腰を動かし始めた。
手でしっかりと腰を掴み、狭い胎内を広げるように、
襞を一枚一枚掻き分けるように、ゆっくりと前後に腰を動かす。
鈍い痛みが絵美子を襲い、遠のきはじめていた意識が呼び戻される。
「うぅ……い……いやぁぁ! ぬいてぇ!」
自分が犯されている事を認識し、絵美子は力の限り叫んだ。
「いやっ! こんなのいやぁぁ! やめてぇ! やだぁ」

ビュビュッ

「うぶっ……」
叫ぶ絵美子の顔に、触手から大量の粘液が浴びせかけられた。
絵美子の顔は再びあっという間に真っ白に染め上げられる。
283-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:35:21 ID:9FJ9G/5L
目は粘液のために開けることが出来ず、周りの状況は一切分からなくなる。
ただ胎内で動く熱いモノと、全身を這い回る触手の感覚が一層強く感じられるようになった。
「うぅっ……うごかないで……いたいぃ……」
ゆっくりだった動きは次第にキレのある動きへと変わり、ズンズンとリズムよく突き出されてくる。
胎内深くまで埋まると、その胴体が大きく膨らんで内臓を引きずり出すように引き抜かれる。
「いぎぃぃぃぃ!」
狭い胎内を強引にひろげられ、引きずり出される痛みに絵美子は悲鳴をあげた。
ギリギリまで引き抜かれた棒は、元の太さに戻ると再び律動を開始する。
広げられた胎内はその反動か、より強く棒を締め付ける事になってしまう。
淫猥な音が自分の体内からあふれ出し、目の見えない絵美子は気がくるいそうになっていた。
(なんで……私の体が……いやぁ……)
次第に痛みは遠ざかり、気持ちがいいという感覚が全身をしめていく。
肌が鋭敏になり、ただ触手に撫でられるだけでもビクッと体をそらせて反応した。
絵美子は毛穴の一つ一つが犯されている、そんな錯覚まで引き起こす。
「うあぁぁあ……あぁぁ……かはぁ! あぁぁぁ……」
突かれるたびにあがる嬌声
はしたなく突き出された舌に、触手は粘液を振り掛ける。
「んぶっ…んぐっ……んっ…」
舌に吐き出された粘液を、絵美子は無意識のうちに口内で攪拌していた。
臭いにおいが口内から鼻腔に充満し、意識が朦朧としていく。
唾液と絡み合った粘液を飲み干し、絵美子ははぁっと臭い息を吐いた。
口の端からは粘液で白くなったヨダレが溢れ、アゴを伝い落ちる。
再び突き出された舌に新たな触手が粘液を吐き出し、何度も何度も飲み込ませていった。
「あぅぅ……ふぅぅ……」
(お腹があついぃ…あぁぁ……)
腹部にたまる熱
口からノドから、そして胃からじわじわと体を暖められ続ける。
下半身の突きこみはすでに絶え間なく続き、最後の時を伝える。
(か…体がおかしくなるぅ…あっぁっ…あぁぁぁ…)
望まない絶頂へと押し上げられていく絵美子。
「あふっ、がはっ……はぐぅ…」
暗い目の前がチカチカと光り、もう呼吸もままならずガクガクと体を痙攣させる。
「イッひぃいぐぅ…う…イグウゥゥ……」
トドメとばかりに胎内で棒が膨れ上がり、敏感すぎる状態の膣壁を強烈にこすり上げる。
胎内深くえぐりこまれた棒、そして絡みついた触手達は、それぞれ大量の放出を開始した。

ドプドプドプ
ビュルビュル

「あぁぁぁぁ! あぁぁぁ……あぁ……ぁ…」
収まりきらなかった粘液が、秘唇から溢れでて太股を伝う。
顔も、髪も、胸も、腰も、肩も、腕も、脚も、つま先も
全身あますところなく白濁液が塗りこめられた。
293-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:37:11 ID:9FJ9G/5L
「ふぅ……うぐ…」
絵美子は目を閉じたまま、体を大きく反り返らせ痙攣していた。
ヒューヒューとかすかな呼吸をしながら、吊り革と触手に体を預けている。

ズブッ

「ぎひぃぃぃ!」
ぐったりとうなだれていた絵美子は強い痛みで顔をあげた。
野太い触手が絵美子の秘唇の上、小さく窄まった排泄口に強引に入り込んだのだ。
触手は胎内に入ったままの触手を擦りたてるように限界まで進入する。
「ぐほぉぉぉぉ……」
絵美子は秘唇とアヌス
同時に強く突き上げられ、下を突き出して悶絶する。
「ひぃぃ…………ひぃ……ぎぃひぃぃぃぃ!」

ゴポゴポゴポ
ヴヴヴヴヴッ

胎内にもぐりこんだ触手はホースから水を出すように粘液を、
アヌスにもぐりこんだ触手は小刻みな振動を始めた。
「あぁぁぁ!あがぁあぁあぁぁ!!!」
絵美子の股間からは、秘唇から漏れ出した粘液がドポドポと流れ出していく。
「おにゃかぁ!おなかがぁ……ぁぁぁぁがああっぁぁぁあ!」
全身は激しい振動による激感に痙攣を起こし、絵美子は崩れるような悲鳴を上げ続ける。
(こ……ごわれるぅぅ……こわれ……ちゃ……あがぁぁ!)
震える絵美子の周りには、まだ陵辱に参加していない触手が何本も鎌首をもたげて待ち構えていた。

そして暗い車内では……

「ふうぅぅっ!あぅぅっ、きつぃ…」
深羽は座席に座った状態で、下から突き上げられていた。
顔中に粘液をぶっかけられ、すでに目は開けられなくなっている。
座席からは太い触手が生え出し、深羽の秘唇とアヌスに乱暴に出入りしていた。
「あぁ…あぁぁ…」
すでに抵抗はやめており、なすがままに触手の突き上げに身をゆだねている。
胸には何本もの細い触手が吸い付き、肌に紅い痣を作っていく。
「あひぃ…いたいっ…すわないでぇ……」
乳首に吸い付いた触手に乳首を強くひっぱられ、深羽は悲鳴を上げた。
お尻の下は粘液と愛液でドロドロになっており、突き上げられる度にグチャグチャと卑猥な音を鳴らす。
「もう…あぁぁっ! またぁ……あぁぁぁ!」
深羽の腰がビクッと跳ねると、ゴボッという音と共に座席の粘液溜まりがさらに広がった。
303-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:38:11 ID:9FJ9G/5L
「あぁぁぁぁ…あついぃ……」
胎内に広がる灼熱に深羽の意識は熱く蕩けていく。
ゆっくりと引き抜かれた触手は、座席内に戻っていくがすぐに次の触手が生え深羽の秘唇を抉る。
「ふぅぅっ…あうっ……もう許して……」
再び上下に体を揺さぶられ、深羽は快楽への階段を昇っていく事になった。
そしてその周囲では…
「あぐぅぅっ…あうっ!いやぁぁっ……あぁぁっ」
車内ではOLらしい女性が、吊り革に足首を固定されて吊るされている。
片方だけに履かされたままのハイヒールが痛々しい。
「ひぃ! ひきぃ……おろし……て…あぁぁ!」
天井からは太い触手が数本延びており、女性の秘唇を深々と突き刺しては引き抜きを繰り返し、
愛液を辺りに撒き散らしている。
すでに何度か注がれたのか、秘唇からは白い粘液が、秘毛、へそ、胸へと流れつたっていた。
OLの体の所々に、何かロープで叩かれたような蚯蚓腫れがいくつもついている。

ビシッ!

「ひぃぃ!」
突然そばでうねっていた触手がOLの体に振り下ろされ、腰の辺りに蚯蚓腫れを作った。
周囲の触手達は、叩かれて敏感になっている腰の蚯蚓腫れへ灼熱の粘液を執拗にぶちまける。
「あつひぃぃ! あぐぅっ…ふぅ…あうぅ……やめ……」
力なく首を振り、OLは悲鳴をあげる。
車内には他にも触手に犯されている女性達がいた。
絵美子と同じ学校の女生徒や、他の学校の女生徒、年端もいかない少女
OLや人妻
皆それぞれ触手にいいように犯されている。
彼女達への陵辱が終わる気配は、一向に訪れようとはしなかった。
313-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/05(日) 18:40:00 ID:9FJ9G/5L

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パアァッァァァッ

駅に列車が入ってきた。
ホームに順番待ちしていた人たちは、入ってきた列車のただならぬ様子に悲鳴をあげる。
「きゃあぁぁぁっ!」
「なんだこれは!……だ……だれか警察を!」
「うわぁぁぁっ…」
入ってきた列車は車体が腐食し、ボロボロの状態だった。
窓のところどころは割れており、ドアが壊れ開いたままになっているものもある。
そして車内には…
各列車には、女性達がホーム側に向けて、吊り革に大の字に吊るされていた。
一様に空ろな表情で、全裸のまま吊るされている。
全身はぬめる白い粘液で濡れており、ポタポタとしずくが垂れる。
その中には絵美子や深羽の姿もあった。
すぐに連絡を受けた警察や消防が駆けつけ、線路などを捜索したが乗客の身に何が起こったかはわからなかった。
車体の腐食具合などは何十年もの間野ざらしされたような状態だったが、
なぜそのようになったか説明できた人はいなかった。
また乗客達は皆その間の記憶はなく、病院で意識を取り戻した時には自分の身に起こったことを覚えている人はいなかった。
すぐ近くの駅のトイレで起こった事件との関連も疑われたが答えはでないまま。

事件は迷宮入りとなった。

おわり
32神楽スキー:2008/10/05(日) 20:07:44 ID:HO78Tsjm
どうも随分お久しぶりです。このたぶ少し時間が出来ましたので随分前の
約束を果たそうとフィーナ物を書いていたのですが。3分2ほどかき終わ
った後、はて17スレの残バイト数が足りんかな? と気がつきまして急
きょ牧場スレように設定変更しました。そうこうしてる間に前スレ埋まっ
てしまったんですがorz 古巣のここに投下できなくて申し訳ありませんが
興味があるならば牧場スレの方で見てやってください。
33神楽スキー:2008/10/05(日) 20:08:57 ID:HO78Tsjm
追記
謀ったな@シャア!!さん。3-170さん。読ませていただきました。
GJであります。
34名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 20:55:08 ID:fOZWmOPs
うは−wwwなんかいきなし神職人達の同窓会になってるwwww
GJ!
35謀ったな@シャア!!:2008/10/05(日) 21:48:26 ID:SFnyVfGH
何の罪も無い一般人になんたる無差別触手責め……イカン、どツボ過ぎて耐えられん…。
そしてトドメとばかりにプロ光臨。魔獣との監禁ウエディング。

週末終わりなのに色々ヒートアップでもう堪らんッ!
36名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:55:32 ID:8l6UdOcn
>>3
喋る触手もシチュと描写しだいだ。
ちなみに言葉責めとともにマルーのお尻に胎児をぶっこまれるシーンで2回抜いた。

>>31
水木先生の幽霊電車を思い出した。こういう理不尽かつ不気味なのも触手のいい所。
OLがつり革で吊るされながら犯されるところで1回抜いた。
マジでナニが痛いです
37意識侵食 二話 1/7:2008/10/06(月) 08:11:42 ID:xPV1FirK
おまたせしました。
推敲不足による誤字・脱字などありましたら、どうかお許しいだければと……



「意識侵食 二話」



 ホロフェルネス王国、北端。
 昼の頃合いだと言うのに、普天にはどろどろに濁った泥雲が、彼女らの上を横切っている。
 地上に拡がる凄惨な光景に、聖華女戦士団の長・ラケルも、さすがに息をのんだ。
「なんということだ……奴の手はこんな辺境にまで及んでいるとは……」
 全身をフルプレートで固め、頭部さえもアーメットによって完全に覆い隠している彼女は、兜の中から落胆に満ちた声を発した。
 背には、この大陸では滅多にお目にかかれない、黄金を施した槍を帯びている。
 総数四百の女戦士を従える彼女に、極めて相応しい得物といえよう。
 少し前まで賑やかに栄えていた町だったこの場所が、いまや面影さえない廃墟と化しているとは……亜族どもめ。
「これ以上の暴挙は許してはならん。スザンナ……」
「はっ」
 スザンナと呼ばれた彼女は、団長であるラケルの傍らで凛とした声を上げた。副団長である。
 スケイルメイルにスティールヘルム、ロングスカートという装備は、団長と比べれば軽装だが、彼女にとっては十分なものなのだ。
 背に帯剣しているのは双つのロングソードである。
「リリィ達はまだ戻らないのか?」
 リリィとは伝令長の名で、彼女を含めた四人で、女戦士団の周囲を危険がないよう常に探索しているのだ。
「はっ。戻る気配もありません」
「そうか……」
 頭部全体を囲った兜の奥から、嘆息混じりの返答が帰ってくる。
 表情を窺うことが出来ないので、ラケルの心情は声や仕草でのみしか知ることができない。
 一つの強みでもあった。
「しかし、ここには本当に何も残っていないようだな。亜族がいなければ、セリカの経験も積ませてやれん」
「そうですね……団長、私は少々西のほうの様子を見て参ります」
「ああ、分かった」
 話題を遮断するようなスザンナの言葉に棘があったのを、ラケルは気付いただろうか?
「カティア、行くわよ」
「はい」
 副団長・スザンナは、まるで亜族の輪姦現場を見た乙女のように、従騎士三人を伴って足早にその場から立ち去ってしまった。

「団長は分かっておられない。セリカを帯同させたのは、単なる陛下の戯れだというに……」
 二十二という歳の割りに童顔な副団長が、瞑目しながら首を振って独りごちた。
 昨日振った雨が水溜りとなり、スザンナの悔しげな表情とその向こうの暗灰色の雲を映し出している。
 暗黒を思わせる天空に、見渡す限りの荒れ野が相まって、スザンナの陰鬱な気持ちを更に強くしていた
 何故、私がセリカなんかと比較されなければいけないの……?
 あの子は私と十も違う。腕も天地ほどの差がある。なのに……
「スザンナ様……」
 従戦士の一人・カティアが、なやめる主人をいたわって声をかける。
 別に団長も、スザンナとセリカを比較している訳ではないのだが。
 最低でも十五歳からしか入団できない聖華女戦士団に於いて、セリカは十二歳で入団するほど、剣の冴えが尋常ではなかったのだ。
38意識侵食 二話 1/7:2008/10/06(月) 08:12:35 ID:xPV1FirK
 天賦の才を持っているセリカを意識するのは、副団長であるスザンナにとって当然とはいえたものの……
「……みんな、ごめんなさい。少し自涜して落ち着くわ」
「はい……」
 スザンナの懇願に、従戦士達は当たり前のように得心した。
 ありえないことに、彼女はこうして戦場となりえる場所で自慰に耽ることに何ら抵抗が無い。
 生娘である彼女は女性にしては性欲が強く、文字通り欲求不満といえる状態が多い。
 器用な彼女は、自らの手淫で‘それ’を容易に失くすことが出来る。
 その上で、性的快楽に抗する力はラケルに次ぐものを有している手前、自涜に及ぶぐらいで文句を言われるのはたまったものではない。
「さて……」
 ふぅ、と呟くと。
 スケイルメイルを、スティールヘルムを、レザーベストを、ロングスカートを……
 目にも止まらぬ速さで装備や衣服を脱いでいくスザンナを、従戦士達は淡々とした目つきで見入っていた。
 この光景にはもう慣れている。
 あらわになったスレンダーなカラダには、胸と股を隠すだけの白布だけが纏われていた。
 兜を外した為、ボリュームのある金髪が首元まで垂れ下がっている。
「はあぁぁっっ……!!」
 全身を打ち震わせ、愉楽の前の艶な息をはくスザンナ。
 待っていたのか、と訝りたくなるくらい。彼女の顔、それに身体は、誰が一目しても察せるほど火照っていた。
 実際、行為に至るのは八日ぶり。彼女にとっては長い。
 バッ、といきなり、胸と股を白布の上から手で押さえる。
 やや控えめな胸を揉み、股間部に伸びた右手は既に内部へと入り込み、くちゅくちゅという水音が洩れ始めていた。
「はぁ……んっ……やぁぁあんっ」
 あどけない顔と同じく、甘い喘ぎも未だ幼さが抜け切れていない。
 快楽の波が、信じられないような速さで猛りを上げていた。
 ……平時であれば、あと百も数えないうちに達することが出来ただろう。
 今日、‘それ’に気付くのが遅かったのは、従騎士であるカティアにとって人生最大の誤謬といえた。
 荒れ野の果てに視えた、無数の黒い影。
「ス、スザンナ様! あれを――!!」
 カティアは、叫んだ時にはもう遅いということに、四人の中で最初に気付いてしまっていた……



「しかし……あれも大変だな」
 団長・ラケルは、廃墟となった町へ頭部全体を覆ったアーメットの‘顔’を向け、落ち込んだ者を慰めるかのように呟いた。
 ‘あれ’とは、副団長・スザンナのことである。
 ……むろん、気付いていた。
 スザンナが、若干十二歳のセリカを意識しすぎていることには。
 だが、実際問題剣の才についてはラケルはおろか、スザンナより上だろう。
 ラケルは今二十八歳、スザンナは二十二歳、セリカは十二歳だが、三年後には全員の腕が対等になっていそうな気さえするほど、セリカの強さは尋常ではない。
「ねえ、おねえちゃん」
 緊迫した場にそぐわない、幼い少女の声がラケルの脳に刻み込まれる。
 セリカだ。
39意識侵食 二話 3/7:2008/10/06(月) 08:13:55 ID:xPV1FirK
レザーヘルムを被った頭部から、二つに結った金髪が両頬を伝っている。
 面差しは極めて整っているものの、その眼差しには深い険が含まれていた。
「……なんだい、セリカ?」
 ‘おねえちゃん’と呼称されはしたがセリカの姉ではないラケルは、フルプレートを軋ませる不快な音を立てながら、声の主である少女の方へ向き直った。
 長身痩躯のラケルの半分ほどの彼女は、団の中で最も軽装だった。
 身に付けているのは皮製の防具だけ。
 見目は華奢だが、膂力や体力は同年代の少女のそれを軽く凌駕するセリカを持ってしても、鋼や鉄製の防具を身に付けるのは厳しい。
 理由としては、彼女が希少な双剣使いであるからだ。
 腰の両脇に吊るされているのは、彼女専用にあつらえた短めのレイピアである。
「わたしのでばんはいつくるの? はやくあぞくをきりきざみたいなぁ」
 本当に十二歳の可憐な少女が発したのか疑わしくなる言葉を、セリカは事も無げに綴り終えた。
「どうだろう……もしかしたら出番はないかもしれないね」
「そ、そんなぁ」
 心底、残念そうな声色でうめくセリカ。
 幼いが故の純な残酷さが、一層彼女を強くしていることを、ラケルも知悉していた。
「む……?」
 ふと、ラケルの視界に映る荒れ野の奥に、小さな人影が入ってきた。
 その人影の方へ身体を向けてじっと目を凝らすと、伝令長・リリィが、伝令兵のエバを背負って走っているのが分かった。
 かんがみるに、二人は犯られて亜人とされてしまい、逃げ延びたリリィとエバも命からがらといったところか。
 つまり、火急を要する事態である。
「――囀(さえず)るなっっ!!!」
 怒声一閃。
 ラケルが放った怒りの声が、彼女の後方に並ぶおよそ四百の女戦士の耳を打った。
 驚くべきことに、傍らのセリカは殆ど静止したままの無表情である。
 それは本当に、些細なざわめきだった。今のラケルの怒号に密かに不満を持つ者もいたが。
 ざわつきが大きくなる前に鎮めようという判断は、しかし正しいものでしかない。
 故に、納得する者はいても、異を唱える者などいなかった。
「団長っ! 遅れて申し訳ございませんっ!」
 ややあってラケルのもとに辿り付いた伝令長・リリィは、気を失っている伝令兵エバを下ろして跪いた。
 よくよく見ると、エバは衣類を剥がされほぼ全裸。リリィもあちこちが破損しているではないか。
 畏怖や苦痛、それに仲間を失った悲しみなどを表に出さない辺り、伝令兵の長を務めるに値する働きといえよう。
 リリィにもラケルの一喝が聞こえていただろうが、それを意に介す風など、全くない。
「いい。それより、何があった?」
「はっ! 私を含めた四人で西の森を偵察していたところ、突如亜族の軍勢に鉢合わせしてしまいまして……」
 西というと、副団長・スザンナが従戦士三人を引き連れて向かったばかりだ。
「およそ二百は下らないでしょう。中位亜族を引き連れた‘やつ’は、こう名乗りました」
 我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒騎士’ガド。
 今すぐに亜人と化したくなくば、お前達の主を差し出せ。
 そうすれば、後で亜人と化させてやろう――
「ケイトとコリーナは亜族の手に墜ちてしまいましたが、私とエバはなんとか奴らを撒くことができました。
 恐らく、ガドはこのまま南進し、王都まで蹂躙するつもりでしょう……ラケル様?」
「…………」
 リリィの言葉を聞き入れながら、ラケルは兜の中で歯噛みした表情を張り付けていた。
 スザンナ達を助けるのはもう絶望的だろう。
 といって、見捨てるのも尾を引くし、このまま亜族三柱・ガドの軍勢を待ち伏せるというのは、部下に示しがつかない。
 何より、今の自分が亜族の実力者と闘って勝利を収めることが出来るかどうか――
「――みなっ!! スザンナ達が危ない! 彼女らを救いつつ、我らの手で三柱の一つを崩して見せようぞっっ!!!」
 おおーっっ!!!
 四百の女戦士の鬨の声とつるぎとが、自然に沸き上がった。
 暗き天際を裂くかの如し気勢である。
 隣では小さな童女が、曇天に向かって右手に持つレイピアを突き出していた。
 その勇姿に、ラケルはほっと安堵の息をつく。
 彼女とて、戦士団や国のためとはいえ、人を見放すような真似は出来なかったのだ。

40意識侵食 二話 4/7:2008/10/06(月) 08:15:22 ID:xPV1FirK
「くっ……ぐっっ!」
 広大に拡がる、暗がりの荒れ野の中。
 息をつく間も無く迫る中位亜族の触手を、スザンナは双剣で必死に切り刻んでいた。
 彼女の頬に紅葉が散っているのは、格好が白布二枚だけだからというわけではない。
 先ほどまで自らを慰めていて、快楽を貪っている最中だったからだ。
「ふっ、らぁぁああっ!!」
 自分を奮い立たせるように、強烈な唸り声を発しながら中位亜族の胴体を両断した。
 ただの黒き球体である下位亜族とは異なり、中位亜族は人型のシルエットを有する。
 その黒影の頭部・腕・脚と全五箇所から、触手を発することが出来るのだ。
「んぁ……くぁぁあっ――!!!」
 なまめかしい絶叫は、スザンナの従騎士・カティアのものだった。
「カ、カティアァァア!!!」
 涙を流してはならないと分かってはいるが、一番信頼をおいていた従騎士であるカティアが墜とされ、スザンナは目を潤ませて泣き叫んだ。
 すでに他の従騎士二人も亜族の手に墜ち、残るはスザンナ一人。
「貴様ら……貴様らあぁーっっ!!?」
「しばし落ち着け、女よ」
 狂乱したスザンナを、まるで赤子をあやす母親のように制したのは、低いがよく通る声だった。
 その何か啓示を告げる天の御遣いのごとし声色に、下着姿のスザンナは微動だにしなくなってしまった。
 だがよくよく見ると、周囲の中位亜族の集団の動きも止まっている。
 轟く声の主は、中位亜族と同様、黒き人型のシルエットを有していたが、その体躯は中位亜族の三倍はあるだろう。
 腰を折るスザンナの前に歩み出ると、ゆっくりと、しかし正確に、‘啓示’を告げ始めた。
「我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒騎士’ガド。今すぐに亜人と化したくなくば、お前達の主を差し出せ。そうすれば、後で亜人と化させてやろう」
 単純明快でいて、余りにも辛辣な内容の言葉といえた。
 スザンナは、疲弊しきったおもてにある双眸に険を満たし、ガドをねめつけながらも思考を巡らせる。
 が、どうにも落ち着かない精神状態であるためか、どうすればいいのかも、ガドの意図もさっぱり読み取れない。
「ふざけるな……」
 思ったことをそのまま口に出す。
「覚悟しろ! 貴様らぁっ!!!」
 ダンッ!
 気付けば、自分より遥かに大きい身体のガドに、迷いもなく突っ込んでいた。
 あっというまに間合いが縮まる。
「身の程を知れ」
 ただ、その一言で。彼女の奮闘は無に帰した。
 ふと、スザンナは自分の胸元を伏し見る――
「ぐはあああぁぁぁぁっ!!!」
 悲鳴は、苦痛と愉楽が混ざったものだった。
 漆黒に染まった槍が、スザンナの腹部を貫いていたのだ。
 この槍に肉体的外傷を生じさせる力はないが、肉体的苦痛と性的快楽を同時に呼び起こす力がある。
「あぁっ、くはぁっ! うぁああぁぁんっ!」
 そして、快楽はその苦痛の度合いに比例して大きくなる。
 身体を完全に貫かれたスザンナに襲い掛かる快楽は、想像だにできない。
 と、漆黒の槍がふいにスザンナから抜き放たれた。
「うぁ、ふ……ぅうん! あん! ぎゃっ、がぁっ! はぁああんっっ!!!
 解放されたスザンナは、痛みと快さをないまぜにした混沌とした絶叫を連ねながら、顔を思い切り歪めてめちゃくちゃにのたうちまわる。
41意識侵食 二話 5/7:2008/10/06(月) 08:19:51 ID:xPV1FirK
 彼女のもとに集まる、無数の黒き人影……
「い、嫌……イヤぁ!」
 否定の声に、邪な哀願が微かに含まれてしまっているのを、彼女自身も自覚していた。
 整った童顔が見る影も無く軋み、碧眼からはとどまることをしらない涙が、小さな滝のように頬を流れだしている。
「――やれ」
 命を下した主人に従い、すぐさま触手がスザンナを拘束した。
「はぁ、くうっ! あ゛ぁっ……くふっ、ぅん……」
 息を荒げながら、自らに迫る触手を眺めやる。
 こんな状態でまともな思考を巡らせることができないどころか、心の奥底では快楽を臨んでしまっている自分が、スザンナはなにより許せなかった。
「ゆっくりと、頂まで運べ」
 ガドの言葉に、中位亜族の返事はない。
 代わりに、無数の触手がスザンナの肢体へと迫っていき、そのカラダを貪り始めた。
「はぁぁぁあああ……!!!」
 もはやその声は、快感一色だった。
 全身を這い回る黒い触手の感触が、彼女の様々な性感帯を刺激する。
「あぁん! やぁああぅっ! んっ、んっ、んはぁっ! ふぁぁ……あああぁっっ!!!」
 あまりの気持ち良さに、総動員していた彼女の理性も忘却の彼方へ飛んでいってしまった。
 ひたすら愉悦に満ちた表情からだらしなく舌をのぞかせ、快感に任せてカラダを反り返らせる。
「あぁぁっ……! はやく……はやく、あふっ! あん! あはっ、あっ、ひゃあぁぁぁん!!!!」
 未だに触手が陰部を直接探っていないことに、スザンナはもの欲しそうに懇願する。
 白布の上から秘処を攻めていた触手は、彼女の哀願に応え上下の下着を破り取る。
 やや控えめな双丘の突起に触手が当てられ、同時に曝された花弁にもまた数本の触手が殺到し、内部をぐちゅぐちゅとかき混ぜ始める。
「んあぁぁぁんんっ!! あんっ!! んぁっ!! いぃっ、いぃよぉ!! すごくきもちいいよぉっ!!」
 今までに味わったことが無い悦楽。
 もっと吟味したい。ずっとこうしていたい――
 そんな想いをさらに加速させるように、触手は膣内の奥深くでくいくい動き、クリをしゅっしゅっと激しく擦り、尻の穴をも触手がぶち込んだ。
「ひあ゛あぁぁぁっっ……! ダメ、イくっ! イっちゃうっ!! もうダメっ、だめっ、イく――――あぁっ!!!」
 まさに達しようかというその時だった。
「スザンナぁっ!!!」
 女性にしてはやや低めの、精悍さを感じさせる声が、スザンナの耳に入る。
 …………団長……私は――
 ラケルの想いを乗せた声は、しかし、スザンナには届かなかった―― FIN





あれ、5で収まっちゃったよ……
しかも投資番号間違ってるし……
色々ミスばかりでほんと申し訳ない
42名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 13:07:45 ID:0f3XmUbT
>>31
駅のトイレでってところに、次回作の期待が。
待ってます。
43名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 23:08:43 ID:gXdb75oR
>>41
新人さんだと思うけど、SS投下するなら
まず前の人が投下した後24時間以上経ってから投下しよう。
じゃないと前に投下した人のSSに感想がつけ辛いので。
これはエロパロ板ほぼ全てのスレで共通のルールだから覚えとこう

>>42
次回作じゃなくて3-170の前作のSSじゃなかったっけ、トイレで襲われるのは
44名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 00:47:26 ID:5PRdfM+I
>>43
あれ?
前スレにも保管庫にも無かったぞ。一度探したが…
45名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:18:49 ID:N8LTSA0n
3ー170の方の名前で保管されてるよ
463-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/07(火) 09:52:59 ID:/LmiixhX
ごめん、説明不足だった
触手スレ3あたりから投下してるんで保管庫の前の方に3−170で補完されてます。
非日常1ね

>41
GJ
騎士スキーなので続きがきになりますw
47名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 12:30:18 ID:TmjMkTey
>>46
シロまだー!?
48名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 14:34:32 ID:5PRdfM+I
確認してきました。

久々に触手トイレものが読めるとwktkしてた自分が恥ずかしい…

職人さんに質問。
SSを紙に書き記すのと、パソコンで打つのとで、進み具合が違うことってありますか?
ノートだと進むけどパソコンだと捗らない、とか。
49名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 18:40:53 ID:H0wUAwiZ
>>48
紙に書くなんて恐ろしくてできません!!
自分は全部パソでやてます
50名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 20:53:14 ID:DXHhCUmJ
>>48
紙に書き記す
→親に見つかり破り捨てられてエターなる
パソコンで打つ
→親に見つからずハッピー!
51名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 21:07:37 ID:2AUxC3ER
添削めんどいからPCだなぁ
最初から誤字脱字がなければ紙でもいいんだろうけど
5241:2008/10/07(火) 23:00:44 ID:o/oa/XFz
>>43
重ね重ね、申し訳ありません。
以後、日付を見て投稿します。

>>31
大変ご迷惑お掛けしました。
以後二度と犯しませんので、どうかお許しを
53名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 23:04:16 ID:5PRdfM+I
ノートに書くこともあるけど、見つかったことは一度もないです。
紙に書いて、後でパソコンで打ちつつ推敲したらいいと思いますが、どうでしょうか?
二度手間ですが…
54名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 00:14:08 ID:MclRdwMd
>>52
>以後二度と犯しませんので、

このスレで言われると別の意味に聞こえるw
553-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/08(水) 00:33:53 ID:ChrN6V8f
>>47
すまんw
最後のシーンは書いてあるんだがその間の部分がかけなくて困ってる
ちまちま書いてるので気長にまってね

>>48
以前ライトノベルツクールで触手ネタで作った時はノートで書いてたな
後日みつけて読んで喉をかきむしりたくなるような思いにとらわれたがw

>>5
きにするなー
また作品楽しみにしてるぜ!
56名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 01:56:12 ID:WJoObzLy
>以後二度と犯しませんので、

すげぇ禁欲宣言だな……出家? 出家か?
57名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 04:29:29 ID:VDOL5WsU
二度と犯さない、なんて…
お前の触手は何のためにあるんだよ!
58名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 08:48:37 ID:cXTP12VO
私の触手は凶暴です
59名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 09:53:43 ID:w05mmzTT
最近、気付いたんだけど触手と産卵管って違うんだよね。
触手は催淫性の粘液や媚薬混ざりの液体を用いイボ付き等の多彩な形状を駆使し捕らえた女性を蹂躙し捕縛する担当で

産卵管は繁殖期か気に入った女性限定で卵を産みつける触手の生殖器なんだよね

希に触手が卵を産みつけてる場合もあるからゴッチャになるけど
60名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 20:03:21 ID:VDOL5WsU
陰獣繁殖態と陰獣産卵態の違いというわけか

ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/145970.jpg&key=kagura
He_145970.jpg
パス kagura
神楽氏降臨記念に変なのつくってみた
よかったら見てやってくれ
61名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 14:45:24 ID:LTRazQwl
百合触手っていいよね
62名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 15:29:16 ID:KWOkgPvc
触手同士でニュルニュルされましても
63名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 15:56:33 ID:oNAhQhWX
というか触手に性別があったことに驚き
64名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 21:06:17 ID:Vvv7+fq0
百合じゃないけど魔法天使ミサキ2のスライムデスパイアの女口調は結構抜けた
ミサキとセイバー、ダークエンジェルにしか出番がなかったけど……
65名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 19:19:30 ID:ZRq0uWsx
>>63
アレだ、触手と同化したおにゃのこの事だ>百合触手
何がどうして同化したのかは各々の想像に任せるが。


同化とは違うけど、触手と協力関係にあるヒロインの話を書いたまま、
しばらく寝かしてたのをレス書いてて思い出した。
いずれ書きかけの箇所仕上げて投下させてもらうね。
66名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 19:22:32 ID:nLxGM598
>>60
光の速さで保存した

女戦士とかのファンタジー物って何か特殊な装備を使って強くなるのいいよね。
大概理不尽な制約があるし。前スレの弱点をむき出しにさせる剣とかww
闘ってると媚薬みたいな効果が装備から出てきて長時間闘うと危険になるとかそういうシチュ大好きです
67名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 21:44:05 ID:P8JH/4iA
触手って繁殖可能の有無問わずに射精できるタイプが多い中。長期間(数週間)の間、どれだけ連続で中に出してもブッカケても萎びる事がないけど

触手一本で男性何人分になるだろ?
触手一本平均で人間の男300〜500人分の精液を出せると仮定したら、それが場合によっては尋常でない数になるから

長期間の間、助けが来ないで犯され続けたら女性が抗いきれず壊れるか堕ちるのは当然と言えば当然だよね。
一本〜二本、触手を萎びさせるのに成功しても同規模が百本単位で残ってたら
どんな淫乱恥女でも体力持たないし
68名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 22:37:27 ID:RJtqfxUD
いやあの聖剣はホント詐欺だろうw
正真正銘の名ばかり聖剣。いかん、思い出したらまた…。

  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)< 保管庫まだー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
69名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 23:16:27 ID:o4TjX60+
エロパロ板の総合保管庫に保管されてるじゃん
70名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 01:47:45 ID:+31ebEuK
性剣だと?
71名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 02:39:46 ID:se1yuPzi
また無意味な雑談が蔓延してるなぁ。
72名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 05:19:12 ID:Zdkyof+5
昔から雑談は多いほうだが、お前さんは新人触手かね
まあゆっくりニョロニョロしていけよ
73意識侵食 三話 1/5:2008/10/12(日) 07:40:25 ID:sUcG1Bt5
おまたせしました。
一応これ、三話目です。
一話の聖剣は何処だ?! って方、申し訳ありませんが四話までしばしお待ちを……



†意識侵食 三話†



「あぁ……あ゛…………あぅ」
 中位亜族の触手から解放されたスザンナは、裸体を荒れ野でくねらせながら呻いていた。
 口から涎が流れ出し、瞳からは生命の光が消えかかっている。亜人への変貌の中途なのだろう。
「スザ……ンナ……」
 手遅れを察したラケルが、全身鎧の中から重苦しく声を絞り出す。
 これは自分のミスが招いたことだ。
 ただの巡回任務だと甘く見て、少人数での行動の許可を下すなど、判断が軽率すぎた……
「我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒槍士’ガド。聖華女戦士団の長・ラケル、貴殿に決闘を申し入れる」
 感傷に浸る間もない。
 ふいに告げられた言葉の内容は単純明快だったが、ラケルはこの声に戦神マルタの啓示のような響きを覚えた。
 総数四百の精鋭の女戦士を預かる身として、このいざないを安直に受けるわけにはいくまいが。
 他の選択肢はというと……
「……よかろう。貴様の申し出、受けてやる」
 今は、スザンナ達のことを考えるのは止めよう――
 言下に、ラケルはガシャっと背の得物に右手をかけ、ゆっくりと抜き放った。
 背丈は自分の三倍以上はあるであろう黒影の巨人・ガドに向けて、光刃がきらめく五つに分かれた穂先が露になる。
 黄金の槍身を有するその得物は、神槍「ブリューナク」と呼ばれている。
 柄頭には、純粋な輝きを放つ無色の宝石がはめ込まれていた。
 「ブリューナク」は、肢体のどの部分であろうと、曝せば効力を失してしまう槍だ。
 ラケルが、全身をフルプレートで固め、頭部さえも視界の悪いアーメットで覆っているのは、その為である。
「みなっ、手出しは無用だ!」
 後方で身構える女戦士達に向かって、戦乙女の如き業声を飛ばす。
 返答は、ない。
 だが、主のその一言は、戦士達を退かせるには十分の迫力があった。
「これは、私が払わねばならない火の粉だ……」
 決意漲らせる一言を合図に、ラケルはガドに向かって歩み出す。
 一方、‘幻影の黒槍士’の方も、人族の男の二回り以上太そうな腕を上げ、ラケル達を包囲しようとしていた中位亜族を下がらせた。
「一度……交えてみたかったのだ」
 低くて重い、呟くような大きさなのに脳に強く響き渡る声は、震えを帯びているようにも聞こえた。
「我が邪槍「ロムルス」と神槍「ブリューナク」、一体どちらが覇者を導くに値する槍なのか……」
 独白に乗せられ発せられたのは、自嘲の笑みか。それとも自信からくる含み笑いか。
 ほんの微かに、巨影から聞こえ来る笑声には、ラケルはほんの少し眉を動かした程度で、さほど驚きはしない。
 そして。その一笑と共にガドが――いったいいつから持っていたのか――漆黒の槍の穂先をラケルに突き向けた。
74意識侵食 三話 2/5:2008/10/12(日) 07:41:20 ID:sUcG1Bt5
 真っ黒な槍身は、ラケルの持つ金色の神槍「ブリューナク」とは、まさに対照的といえる雰囲気である。
 風が吹いた。
 晩景となった荒れ野の中心に木の葉が舞い、対峙する両雄の間を割る。
「戦神マルタよ!」
 ヴォオォン!
 炎が拡散したかの如し小さな爆音が響いたのは、全身鎧を着こなした人族――ラケルの中心からだった。
 ラケルの身体を覆ったのは、彼女が持つ槍と同様の、金色の光だ。
 やはり……力が入らないか……
 眼前の相手と刃を交える前から、ラケルは自分が不利な状況に立たされていることを知っている。
 その原因は……
「戦神マルタよ……」
 ヴォオォン!
 同じく、ガドも全身を暗黒で覆い始めた。同時に、口を開く。
「槍を持つ者同士だ。触手は使わないでや――」
「はぁぁああっ!!!」
 ガドの台詞を遮るように、ラケルは射程外から‘宝翔技’を放った。
 右手に持つ神槍を光速回転し、螺旋を描いた光槍を飛び道具としてぶつける技――【旋空光槍】。
 それを迎え撃つガドも黙ってはいなかった。
 右腕に持つ、暗黒に覆われた邪槍を、迫り来る【旋空光槍】に突き込んだ。
 何にも喩えようが無い、光と闇が交錯する混沌とした音が、広大な荒れ野に反響する。
 だが、それも長くは続かない。
 【旋空光槍】は徐々に削られていくかのように消失していき、そして……
「――!!」
 さしものガドも、眼前の女戦士の行動に驚愕した。
 何時の間にか至近距離にいたラケルが、【旋空光槍】が完全に消えるか否かというタイミングで、神槍を繰り出してきたのだ。
 だが――
「っむぅうん!!」
 なんと、ガドは【旋空光槍】を完全に消滅させるのと同時に、胴に突き出される神槍の穂先を邪槍で払いのけるという、神業をやってのけた。
 軌道を強引にずらされたラケルは身体をよろめかせたが――すぐに、静止‘させられた’。
「…………!!!」
 やや突っ伏した体勢で、自分の胸部に突き立った邪槍を見つめる。
 次第に湧き上がる苦痛と快感にも、ラケルは声を上げることはなかった。
「何故だ……」
 呟くとともに、人族の女戦士を貫いた邪槍を引き抜く。
 黒い影の巨人が放った声には、憤怒と落胆がないまぜに含まれていた。
 フルプレートにはもちろん、ラケルの肢体にも外傷はないが。彼女は鎧を軋ませながら、荒れ野へ伏した。
「槍士の礼節を欠く行動に加え、腕もその程度とは……お前は本当に、神槍に認められた者なのか……?」
「…………」
 神槍を地に置き、跪くラケルに、返答は無かった。
 何とも、下らない最後だな――ラケルは、心の中で自嘲した。
 たかが生理ごときに、人生を狂わされるとは……
「……つまらぬ」
 今度ガドが独語した声は、落胆に満ちていた。
 ――サッと手を上げる。
 控えていた中位亜族の軍勢が、一斉にラケルの後方の女戦士たちに殺到した。
「みなっ! よく聞け!!」
 部下が恐慌する前に、ラケルは叫んだ。
 邪槍で貫かれた苦痛と快感のせいか、声がうわずり、枯れている。
「後軍二百! セリカを伴って王都へ退け! 前軍は……」
 言葉に詰まった。
 いいのか、本当に。これで……
「……前軍二百! 私と共に残り、亜族どもを迎え撃て! 聖華女戦士団の意地を見せるのだーーっ!!!」
 おおーっ!
 一斉に鬨の声が沸き起こった。
「では…………いくぞっ!!」
 団長を刺されても尚怯まない部下達の轟きに、一瞬躊躇した自分を叱咤しつつ、迫り来る亜族どもに神槍を振るい始めた――
75意識侵食 三話 2/5:2008/10/12(日) 07:42:41 ID:sUcG1Bt5
 しかし。
 結末は無惨なものであった。
 前軍は、呆気なく全滅……
 荒れ野のそこここで響く嬌声。そして仲間が亜人と化してゆく光景に、さしものラケルも臍を噛まざるを得なかった。
 再度、自身の腹部に突き込まれた邪槍を伏し見ながら、自分の非力さと不運、そして亜族軍の強大さを呪った。
 だが、彼女にとって一番悔やまれるのは……
「何か言い遺すことはあるか?」
 ラケルを遥かに凌駕する巨躯の黒い人影・ガドが、嘲弄を交えながら訊ねてきた。
「殺せ……」
 即答だった。
 このような化け物に遺す言伝など、ない……
「そうか……」
 ラケルは、ガドの気落ちした呟きに気付いたが。
 それに思案するいとまも猶予も与えられない。
 全身鎧を纏った女戦士の身体に、黒光りする、無数の触手が襲来した。
「…………アベ……ル」
 全身鎧を次々に引き剥がされる感触を覚えつつ、眼を瞑しながら恋人の名を綴った……

 前軍が全滅の憂き目に遭う中。
 後軍もやはり、亜族の追尾を撒けずにいた。
 二百の軍勢も、残りは十。
 一方、追っ手の中位亜族の数は、軽く見積もって二十はいるだろう。
 後退戦は、進攻戦と比較して消耗が激しい。
 更に、亜族の手にかかった味方は亜人となる。
 亜人の特徴として、人族の女は無視するというのがあるものの、危害を加えようとすれば当然反撃してくる。
 うかつに斬ろうものなら中位亜族以上の力でもって抗してくるのだから、たまったものではなかった。
「セリカ様……お許しを……」
 セリカ御付きの従戦士・アンナが、少女の小さな身体を抱え、自分達を包囲する中位亜族を見て震えながら赦しを請うた。
「やめてよアンナ」
 アンナの、頭の左右に分けて垂らした髪の片方をいじりながら、セリカは言う。
「まだまけたわけじゃないのに……」
 事も無げに言葉を綴る少女の顔は無表情だったが。
 この状況で負けたわけじゃない……?!
 情勢は決まりきってるのに、何言ってるのよこの子は!!
「シャアアァッ!」
 奇声をあげながら飛びかかってくる、人影の身体を有する中位亜族。
 同時に繰り出されるのは、足・手・口と五箇所から発される触手だ。
 繰り出す数こそ下位亜族と変わらないが、触手自体が固く、斬りにくい。
「ひっ、いいいいっ!!!」
 狂乱じみた悲鳴を上げながら、女戦士達は触手を迎え撃つも。残念なことに、荷が重い相手だった。
 容易に捕らわれ、剥がされ……
「あぁあっ! うぁああっ……!!」
「くっ……ぐう! くはっ、あっ!!」 
「いやっ、イく! ……イくぅっ!!」
 あまりにも呆気なく。次々と、女戦士たちは墜ちていった。
76意識侵食 三話 4/6:2008/10/12(日) 07:44:45 ID:sUcG1Bt5
 絶頂に達した彼女達は亜人となり……残るは、セリカとアンナの二人だけ。
「ひ……い……あぁ」
 アンナは、顔中をぐしゃぐしゃにしながら嗚咽を洩らし、しゃがみこんでセリカを抱きかかえていた。
「どいてアンナ。うごけないよ」
 なんと。
 セリカは無情にも、抱きついていたアンナを強引に引き剥がしたではないか。
「そんな……セリカ様!! セリカさまあぁっっ!!」
 幼い少女に手を伸ばしながら、懇願するように泣き叫ぶアンナ。
「シャアアアァー!」
「ひいっ……あぁ……!!!」
 恐慌し、言葉を失っているアンナに、無数の触手が覆い被さった――

「つまらぬ……」
 聖華女戦士団の後軍を追った中位亜族達の方向へ歩みながら、人型の黒い巨影は独りごちた。
「何故だ…………何故、私はあのような者を追い求めた……?」
 独白の声には、明瞭たる意気阻喪とした空気が漂っていた。
 そうだ……私が初めて、間に人を立てずハスター様に申し出たのだ。
 ホロフェルネス王国に、「鎧金槍士」と呼ばれる神槍使いがいると聞き、いても立ってもいられなくなった。
 久方ぶりに身体の戦慄(わなな)きを覚えたというに……それが、なんだ!
 姑息な手は使うわ、腕は及ばないわ……全く腹立たしい!
「これから先……む?」
 ふと、‘幻影の黒槍士’ガドは足を止めた。
 どうやら、未だ聖華女戦士団は全滅していないらしい。
 遠巻きから窺うに、手練の女戦士一人に苦戦しているようだが……
「くっ……あぁあ゛っ!!」
「……っ!!」
 亜族三柱と呼ばれる彼が一日に二度も驚愕したのは、今日を除いて他にあっただろうか?
 人族には不可視なガドの双眸に映ったのは、どう繕っても十五には満たない少女が、双剣を振るって中位亜族達に抗している光景だった。
 装備はぼろぼろ、表情にも余裕は感じられないが……どこか、心の内では、その状況さえも楽しんでいるような雰囲気がある。
 まだ子供もいいところだろう、成長したら一体どうなるのか……
 この後のガドの行動の動機を知る者は、ガド自身だけである。
 ――サッと手を上げる。
 別に、中位亜族はいつもガドが挙手したのを見ているわけではないが。
 それが合図となって、手練の少女を攻め立てる触手が止んだ。
「……!?」
 突如退き始めた中位亜族達に、訝りと、いかなる訳か怒りの視線を送る少女。
 隠すべきところだけ隠しているといったその装備を見るに、相当危険な状態だったはずだ。
 胸の部分だけ残っているレザーベスト。同じく、タイトミニのレザースカートはパンツが見えるほど破けてしまっている。
 二本に分けて結った、胸元に垂れている金髪はぐしゃぐしゃで、整った顔立ちには物凄い険の深さを滲ませている。
「ほう。その様な齢でそこまで闘えるとはな」
 低く重い、天啓の如し声が、双つのレイピアを駆る少女――セリカに叩き込まれた。
77意識侵食 三話 5/6:2008/10/12(日) 07:45:59 ID:sUcG1Bt5
 声の主の方に碧眼を動かす。二人を遮断するものはない。
 ‘それ’は、セリカの感覚で約二十歩ほどの距離にいた。
 人族の男の三倍以上はあるであろう、黒い人影。
 ラケルは万一を鑑み、セリカを後軍の、それも最後尾に座させていたため、彼女がガドを目にするのは初めてである。
「しかし、残念だ……」
 発言通り、心底未練が残るといった口調でいうガド。
「せめてもう五年経っていれば、立派な双剣士として我と渡り合えたかもしれ……」
 言葉を切る。
 セリカが細剣と脚を駆り、自身に急接近してきたためである。
「おねえちゃんを……おねえちゃんをかえせっ!!」
 想像に難くないが、セリカはすでにラケルがどうなったか、何とはなしに分かってしまっていた。
 十二という齢にして冷徹な彼女も、七年ほど剣の修行を共にしたラケルには、特別な感情を芽生えさせていたのだが……
「………………残念だ」
 音も無く。
 何時から持っていたのかも、また何時繰り出したのかも分からない。
 漆黒の邪槍「ロムルス」は、疾走していた小さな少女の腹部を、見事に刺し貫いていた。
「――っあああぁぁぁぁーーっっ!!!」
 かつて体感したことのない苦痛――と何か別の感覚――に、セリカはあどけないおもてを思い切り歪ませて絶叫した。
 槍は直ぐに引き抜かれたものの、右手のレイピアを投げ出して外傷の全く無い腹部を押さえながら、地面をのたうち回っていた。
「ハスター様は、‘人族’を滅せよと仰られた……」
 激痛と、それに伴う初めて味わう快楽という感覚に、少女はとも嬌声ともつかぬ悲鳴を発していた。
 そんなセリカを見下ろし、嘲るガドの心中はいかなるものなのか。
「感謝するんだな。お前は一人目の、‘意識のある’亜人になれるのだからな」
 言下に、黒き巨影の手・足・口から、太く黒いぬめりのある触手が飛び出し、のたうつセリカに迫った。
 セリカはふと顔を上げ、歯噛みした口から涎を垂らしながら、襲来する触手をねめつけるが。
 はげしい痛みと、何かヘンな感覚があまりにも気持ち悪く、残った左手のレイピアすらも繰り出す気力は残っていなかった。
「うっ……あっ…………あ゛ぅっ!!!」
 四本の触手に、細く華奢な四肢が拘束され、ぎしぎしと四方に延ばされる。
 次いで、ガドの口から出でしぬめった触手が、幼い肢体を這い始めた。
「やっ!! なっ、やめ……あくっ!」
 一本の触手は耳から首筋を舐めるようにつたい、胸を隠していた僅かな皮の布地を破りさる。
「…………!!!」
 ビリィと剥ぎとられる衣服を、紅葉を散らした顔を向けて見つめるセリカ。
 なんとなく、本当になんとなくだが。
 セリカはこれから何が起こるのか、察してしまった。
 十二歳とあって性知識は殆ど無く、また剣に打ち込んできたためか、同年代と比べてもそこらへんは疎いものの……
 ――と、服をやぶった触手が、膨らみかけた胸の突起をつんつんと突き、そして擦り始めた。
「くあっ!! や、やめっ……やめろぉっ! ……あぁぁっ!!!」
 乳首を弄られることにより、本人は意識せずとも幼い声帯が紡ぐのは、‘ヘンな声’だった。
 初めて味わう快楽は、人によっては恐怖に感じることがある。今のセリカがまさにそれだった。
 じんじんする股間部にクる‘何か’を、必死に堪える。
「あぅ……やぁ、やだよ……こんなの、やだあぁ……」
 彼女の意思に反し、内より湧き上がる快感と、触手の侵攻は歯止めがきかない。
 ぬるぬるした太い触手は、あどけない胸をひとしきり弄り終えた後。
 胸元から腰をつたい、下腹部の方へと黒き魔手を迫らせる。
78意識侵食 三話 6/6:2008/10/12(日) 07:47:36 ID:sUcG1Bt5
「や……やだ、よ…………もう、こん……な……」
 いつしか、セリカは泣きじゃくっていた。
 まるで、先ほど自分にすがってきた従戦士・アンナと同じように、命乞いにも似た懇願の声を発していた。
「安心しろ……命は取らぬ」
 嗚咽に浸るセリカを宥めるように、四肢と口から触手を発しているガドは言う。
 口より伸び、セリカを玩[もてあそ]ぶ触手が、既に破れかけだったタイトミニスカートをビリィと剥ぎ取った。
「初めて味わう愉楽に恐怖しているのだろうが、力を入れると苦痛を伴う。脱力して我が触手に身を任せるが良い」
 ふざけるな! できるわけないだろう!!
 表には出さない(出せない)が、セリカは内心で思い切り罵声を飛ばしていた。
 だが。文字通り、そんな彼女を嘲笑うかのように。
 触手は、股下からセリカを攻め立てる。
「ひうっ!! ……っいぃ……!!! はあぁっっ――……」
 純白の布地の上からすじをなぞられ、少女は自然なあえぎを発しながら、えもしれぬ感覚に身をよじる。
 ふつう、初潮を迎えていない少女は快楽に対する抵抗力が低く、こういった行為だけでも意外と容易に達してしまうものだが。
 それをさせないよう焦らしているのが、ガドだった。
「あぅ……はっ……あぁぁっ……!!」
 股間部に奔る気持ち悪いと思っていた感覚は、知らぬうちに気持ち良さに変貌を遂げていた。
 少女が紡ぐ稚[いとけな]い嬌声が、それを体現しているといえよう。
 ――と、股間の周辺をまさぐっていた触手の動きが一瞬止まり。
 しゅるしゅると純白の下着に巻きつき、おもむろに太腿までずりおろした。
「…………!!」
 二本に分けて結った金髪を胸元に垂らした少女の表情は、瞳孔こそ大きく見開かれているものの、今までのような恐怖の色は窺えない。
 寧ろ、淫らに口を半開いたその姿からは、何かを求めているようにすら見える。
 そんな彼女に応えるように、今度は、触手が直接秘処や尻の穴をなぞり始める。
「あぁっ! はんっ! んぅ……あぁぁん!!!」
 粘液をまとった黒い触手がにゅぷにゅぷと微妙な猥音をたて、あくまで挿入はせず股下を弄り回す。
 たまにクリトリスに触れられ、その度にセリカはびくっと肢体を大きくふるわせる。
「あんっ! はぁん! んっ、んっ! ふあぁあっ!!」
 少女の発する声も、悦楽に興じる、艶かしさに満ちたものに様変わりしていた。
 初の経験である物凄い愉悦に。
 このまま、ずっときもちよくなっていたい――
 一瞬ではあるが、セリカの脳内にそんな思いが駆け巡った。
 プライドが高い彼女のこと、口について出ることはないが……
「ぅんっ! はあっ……えっ? …………やっ、やぁあああ!!!」
 セリカの疑念の声は、衝撃と、新たな快楽の波に呑まれる。
 股を這っていた黒手が、アナルに照準を合わせたと思うと、そのまま挿入へと移行したのだ。
「いたいっ!! いやぁあっ! いたっ、あっ、んっ! あはっ、あんっ! んぁああ……!!」
 苦痛も、最初の僅かの間だけだった。
 ぐちゅぐちゅと水音をたて、繰り返されるピストン運動に、すぐによがり狂うセリカ。
 十二歳の少女とは思えないほど、艶やかである。
「……さて、そろそろ別離の時だ」
 ふと、長い間口を閉ざしていたガドが、快楽にあえぐセリカに喋りかけた。
 両腕を頭上で組まされ、両足を拡げて秘処にモノを突き込まれている彼女の耳には、恐らく入ってはいないのだろうが……
「もし次に会う機会が会うならば、互いに更なる精進を重ねた状態であいま見えたいものだ……むろん、‘こっち’もな」
「! ひっっ!! いやっ! あっ、はっ、ああぁぁっ!!!」
 何か思わせぶりな事を言うなり、ガドは少女のアナルを攻める触手の動きを速めた。
 ぐちょぐちょに穢される花弁から無色の液体が大量に迸り、そして……
「――だめっ!! …………なんか、くるっ!!! きちゃ………………」
 歯を食い縛ってわななく幼い顔は、強く閉ざした双眸から涙が伝い、小さな口元からは涎を垂らし……絶頂に、達する。
「――ひゃあぁぁぁんっっ!!!」
 至高の喘ぎと共に、歯噛みしていた唇が大きく開かれる。
 瞬間、セリカは、自分の体内に注がれる‘何か’と、自分の体内からクる何かを、同時に感じることとなった―― FIN



だああぁっ!! また通し番号違ってるし! ごめんなさい!
……何しろ続けるつもりではなかったので、設定の練りこみが浅くて大変です。
あと、改題したいです……
79名無しさん@ピンキー :2008/10/12(日) 08:22:49 ID:vzHGpNFP
400人ヤラれてるところを想像したら……(AA略

GJ!
80名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 10:20:03 ID:Uz/FeKXv
GJです!
こういう武人キャラ大好きですw
81名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 11:02:37 ID:KcZ4xvYd
>全滅

この言葉だけで我が胸はときめくGJ!
400人の聖華女戦士団のぐっちょんぐっちょんな最期に敬礼
82名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 11:24:17 ID:8BMiLfB4
ロリ剣士だと・・・許せる!GJです
83名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 12:53:21 ID:a+u9dS3e
なんか「圧倒的な魔物の軍勢によって王国は滅ぼされてしまいました。おわり」ってストーリーは萎える
84名無しさん@ピンキー :2008/10/12(日) 12:59:25 ID:vzHGpNFP
王国はまだ滅んでないだろうw
つぎの聖剣に期待だ!(いろんな意味で
85名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 01:00:56 ID:sMrqsR69
ファンタジーは大好きでござる!
続きが気になって仕方がないw
86名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 05:11:59 ID:ugvCf2ut
おおスザンナ gJ!
いいなぁ、幼子(ってほどでもないが)がやられるのは
87名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 20:44:34 ID:DmVAHM7U
やはり魔物の軍勢は酒池肉林でsenkaでなくてはな。
88名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 13:58:44 ID:7tEex/zV
>>83
壊滅した城下町で延々と苗床にされる女たちあれば万事おkだ
89名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 07:23:40 ID:xtnczG1P
姫を乗せた馬車隊を蛮族が急襲
修道院に蛮族が急襲
な大きい絵を書いてる絵師の絵を思い出した。
90名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 18:14:40 ID:WnYzECPw
そういや魔法天使ミサキかなんかで街が結界で封鎖されるのがあったな。
街中が触手漬けの苗床天国にされるのを期待したんだが、実に惜しかった。
91名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 22:37:13 ID:QvEjjWtW
彼らは、風雨のしのげる古城や廃墟などに住み着き、手に入れた娘とともに「巣」をつくる。
彼らの生殖器は触手の一本一本であるが、そのなかの半数以上がその機能を備えている。
そして生殖行為ができる触手の形状は、人間のそれによく似ていた。
当然ながら、機能も同一である。そして、それを見せられた女は、本能的にこれから犯されるのだということを知った。
「いやっ!いやああぁぁ!」
前と、左右とに触手が迫り、彼女は恐怖に体を震わせ、目を閉じて現実を否定する。
背に感じる石壁の冷たさにもう逃げ場がないことを悟り、気丈さを示すような切れ目から、ぽろぽろと涙をこぼした。
哀しい叫び声をあげる口元に触手が伸びると、タイミングを取るように空中で留まる。
そして、彼女が声をあげる瞬間、一気に喉の奥めがけて加速した。
「いやあぁ!……うぐっ……むぐううぅぅ!」
彼女の口の許容量ギリギリの、太い触手が送り込まれていく。
じゅる……じゅる……
触手が興奮の初期状態にあると、生殖器の先端から女性を傷つけないほどの先走り液がほとばしる。
それを口で扱かせることで、聴覚から犯されている事実を知らしめる。
「んぅー……んー……」
女は手を触手に伸ばし、必死に口から引き抜こうとする。
しかし、触手の力はそれほど強くないのだが、滑りが良くなったいるそれをつかむことは難しい。
彼女の腕が触手と無意味な格闘を続けているうちに、彼女の胸元に他の触手が殺到する。
「んうぅぅ……ぷはぁぁ!ああぁぁぁ!?」
口から触手が抜かれて、彼女はようやく自分の上半身が触手の標的になっていることに気づいた。
恐怖心から涙が流れる。反射的に身体を振って逃れようともした。
しかし、それらはすべて手遅れのことだったが。
「あっ……あぁぁ!?……はああっ、あぁぁ……」
初期状態の粘液にまみれた触手が、彼女の胴体に巻きついた。
ゆっくりと下腹部を包み込み、平均的な女性よりもひとまわり大きな乳房に巻きつく。
胸部を回転しながら締めつける触手により、行き場を失ってはみ出た膨らみと、徐々に硬くなっていく桃色の突起が、隙間から顔を出していた。
「あぁぁぁああ……だめえぇぇ……あぁぁ……」
くちゅ……くちゅ……ちゅ……
分泌した体液が潤滑剤となり、肌をなめ回すように触手がうねる。
わずかに触手の隙間から見える乳房の一部は、わずかに外気に触れることによって敏感になり、挟み込まれていることが快感になっていた。
「あぁぁぁん……あ……はああぁぁ……ん……」
触手が集まってできた繭の中心で、彼女は喘ぎ声をあげつづけていた。
頬は赤らみ、うっとりと目じりを下げて、快楽に浸っている。
そして、胴に巻きついた触手を抱きしめるように身体を縮ませて、さながら胎児のようになりながら、触手の愛撫を受けている。
「はぁぁ……からだが、身体が熱いの……」
縮こまる彼女の腕や肩、脚にも、触手が巻きつき、同じように回転してぬるぬるとした体液を付ける。
女を性的に興奮させることによって体温を上げ、代わりに熱量を補給するという、共生関係を築くのだ。
そのために性交を何度と繰り返し、徐々に成長してゆく。
「はっ、はっ、あぁぁぁ……だ……め……」
太腿に何重にも巻きついているものが、彼女の脚を開かせる。
下腹部にも触手が蠢いているが、粘液が光る茂みと、秘所だけは露になっている。
すでに体中を揉み解された彼女の秘所はびしょびしょに濡れており、完全に準備ができている状態だった。
言葉では拒絶しつつも、表情では物ほしそうに口を開き、陶然とした薄目で下の口に向かう一本の触手を見つめる。
「あぁぁぁ……はああぁぁぁぁんん!!」
膣に侵入されて身をよじり、吐息をこぼす。
きついところを無理矢理押し込まれ、ついには最奥に衝撃が走った瞬間、彼女は軽く達していた。



触手もギブアンドテイクで生き延びる時代だな。
92名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 22:46:29 ID:Vr8JfRNH
「触手もギブアンドテイクで生き延びる時代だな」
>>91は、火をつけた煙草を触手で口に運び
紫煙をくゆらせたながらそう呟いた
そんな彼に、俺は小さくgjと告げ背を向け歩き去った
93意識侵食 四話 1/4:2008/10/17(金) 08:16:41 ID:610my7ta
もうちょっと計画を練ってから書けば良かった……
と、物語の流れを見て思った。



†意識侵食 四話†



「…………」
 要塞都市ケインズウェルの高級宿「長剣と羽毛」二階の、とある一室。
 早朝のスズメのさえずりを乗せた春陽が部屋に射しこみ、ステンドグラスのような天蓋を垂らし出す。
 彼女達は、お互いに天蓋つきのダブルベッドに脚を崩して座り込み、しばしの沈黙を流していた。
 一人は、肩と太腿をむき出しにした白きレオタードを纏った、子供の域を出ないあどけないおもてに、金色の髪をポニーテールに結った少女――ソフィア。
 対するは、山吹色の半そでチュニックに萌葱色のタイトミニスカートを着、かわいらしい童顔に飾った金髪は二つに結って胸元まで下げた女性――セリカ。
 パッと見ではソフィアの方がやや年上に見えるが、実際はソフィアが十七、セリカが二十二と、五つも離れている。
 ソフィアが歳相応の顔立ちなのを考慮すると、セリカは相当な童顔だということが分かる。
「……私の過去の話は、一応はここでお仕舞いよ。理解ってもらえたかしら?」
 ベッドに側している壁に寄りかかり、曲げ立てた右足を両手で持った姿勢で、セリカは右隣にいる少女の碧眼を見つめながら、甘い声で言葉を綴り終えた。
 問題は、ソフィアのこの後の反応である。
 私がいいって言うまで話し掛けないでね、と事前に忠告した為、セリカが自分の過去を語って聞かせている間は、ソフィアが口を挟むことはなかった。
 彼女は表情を変えずにセリカの語りに聞き入っていたものの、所々でソフィアの雰囲気が変わるのは嫌でも分かった。
「…………ラケルさま、が……」
 やっぱり、ね。
 と、ソフィアの口から出た単語にも、セリカはさして驚くことはなかった。
 最初にラケルの名前を出した時、それに、ラケルの末路を伝えた時。
 その二度だけ、ソフィアの碧い瞳が一瞬開かれたのを瞥見したのだ。
 聞きたいこと、言いたいことが沢山あるけど(それはお互いにかしらね)、先ずはおねえちゃんの話からにしましょうか。
「ラケルさん、ってことは、あなたはあの方と面識があったのかしら?」
 童顔に艶やかな笑みを湛えながら、セリカは率直に訊ねた。
「はい……幼い頃、祖父に伴われ、ホロフェルネス王国を訪ねたときに……」
 よく覚えている。たしか、六つの頃だ。
 ここ、エベド・メレク公国とは対照的な、都会的な国だった。
 竜牙戦士団と聖華女戦士団を擁する軍事力は、当時、大陸において有数なものであった。
 高名な剣士たるソフィアの祖父コルネリアスは、直ぐに聖華女戦士団の長・ラケルを拝することができた。
 今となっては納得しかねるが、なぜ容易に生面が実現したのか、ソフィアは頭を回転させてみた。
 …………いや、今更考えたところで正確な答えが導き出されることはないだろう。
 コルネリアスの過去は、ほぼ全てが謎に包まれているのだから。それより……
 あの時、ラケルさまが仰せられた言葉を、ソフィアは一字一句違えなく、忘れることが‘出来なかった’のだ。
94意識侵食 四話 2/4:2008/10/17(金) 08:17:44 ID:610my7ta
「ほう、良い目をしているな。君はこの先、大陸を……いや、世界を変える程の力を得るであろう。その時、君は…………」
「ラケル、酔狂もその辺にしておけ」
 君は――なんと言おうとしたのだろうか?
 台詞の先は、祖父の無味乾燥な意志に遮られる形で、聞くことは叶わなかった。
 あるいは、それは彼の言うとおり、ラケルのただのきまぐれだったのかもしれないが……
 しかし、なんにせよ断定されてしまったことに、当時のソフィアはいたく衝撃を受けたものだ。
 しかも、この大陸に及ばず、世界とは……
「ふーん……私達が亜族の軍勢から襲撃を受ける前の年に、あなた達はホロフェルネスの地を訪れたのね」
「ご、ごめんなさい」
 ソフィアの口から、思わず詫び言がついて出た。
 何となく、無力な自分に罪悪感を覚えたのだ。仕方の無いことだとは理解しているものの……
「べつにいいわよ。あなた達が悪いわけじゃないんだし。ま、でも結局おねえちゃんの予言というか、先見の明はまさしく当たってたってわけね」
 稚い顔についた碧眼を薄く開きながら、微笑を湛えていうセリカ。
 …………おねえちゃん?
「あれ、セリカさんは、ラケルさまの妹なんですか?」
「え? あぁ、ごめんごめん、違うわよ。ただ、小さい頃からずっとそう呼んでてね。実の姉妹みたいに、仲良くしてもらってた」
「そう、なんですか……」
「あ、別にそんな気遣わなくてもいいわよ。大事なのはこれからでしょ?」
「……はい」
 ポニーテールを乗せた頭をやや俯かせ、碧いまなこを瞑して首肯するソフィア。
 普通に考えれば、セリカが過去遭遇した惨事についての責任など、ソフィアには全くない筈だが……
 セリカは、ソフィアのやや暗澹とした表情を眺めながら、ふうとため息を吐く。
「はいはい、じゃあ次の話に移るわよ。あの後判ったこと、それにこれからすべきこと、二人でじっくり話し合わなくちゃならないんだから……」
 こんなことで、いちいち陰鬱な雰囲気を醸し出されてはたまったものじゃない。
 まだまだ話さなくてはならないこと、それに何より、これからやるべきことは山ほどあるんだから……

 その頃。
 要塞都市ケインズウェルの入り口となっている巨大な正門が、東雲より差す淡い朝朗けの陽に照らされている。
 ……と、門の前で、なにやら不穏な動きがあるようだ。
「んっ…………やっ、やめてよぉ……こんなこと知れたら……」
「いいじゃんよ退屈なんだし。それに今の時間、誰も来やしねーよ」
 考えられないことに、門兵の二人が行為に及ぼうとしていた。
 そもそも何故、正門に男女一人ずつが割り当てられているのかというと、一言でいえば様々な状況に対応するためだ。
 何しろ、亜族の大多数は人族の男に対して圧倒的な強さを発揮する。
 かといって、門番が女だけでは心細いし、何より、敵は亜族だけとは限らないのだ。
 だというのに、この二人は……
「おっ、何だよレナ、もう濡れてるじゃん。だいぶごぶさただったし、もしや自分でもやってねーの?」
「おねがいレックス、言わないで……」
 サーコートの下にチェインメイルを着た、世辞にも美形とはいえない男兵――レックスが、彼とは対照的に可愛い女兵――レナを、後ろから攻めたてる。
 既に外されたターセット(腰当て)の下の、丈はひざの上までのプリーツスカートをまくり上げ、白布の上から指をなぞらせていた。
95意識侵食 四話 3/4:2008/10/17(金) 08:18:41 ID:610my7ta
「あふっ……ねぇ、後でしてあげるから、もうやめよう? ……いくらなん、でもっ、んっ! こんなとこでやっちゃ、あっ……!」
 実は彼ら、男女の関係である。
 上層部にそれが割れていれば、二人が組まされることは確実になかっただろう。
「いいだろ別に。クソ忙しくてなかなか会えねーんだし、今やらずにいつやんだよ?」
「……あさっての休隊日」
「……あー、もう無理。我慢できない」
「ちょっ、やだ……あぁっ!!」
 レックスは体を沈ませ、レナの股間部に顔を近づけ、猥音をたて始めた。
 門を背にしながら、短めに揃えた金髪を微かに揺らし、瞑目したおもてで天を仰ぎあえぐレナ。
 当たり前だが、これでは全く門番としての役割を果たせない。
 そして不運なことに、この日に情事に耽ってしまったためにケインズウェルを惨事に陥れてしまうのを、今の彼らに知る由も無い……
 ケインズウェルの周辺に広大に拡がる草原。
 朝日に照らされた景色もよく、ある意味、青姦すると二重に気持ちいいのかもしれないが。
 ――何か大きな影が、淫楽に溺れるふたりの遥か遠くで、不穏な動きを見せ始めた。
 だが、野合する彼らに、その動向に勘付く気配は無い。
 大きな影は、一歩、また一歩と、ケインズウェルに接近してくる。
「あはっ! あんっ! やだぁ……だめっ、だめぇ!! イっちゃうよぉ……」
 慣れた舌使いで最も敏感な突起を優しく舐めあげられ、右肩上がりで迫る快楽に、自然と甘やかな嬌声が洩れる。
 愉悦に浸るその顔は、眼を瞑していて、当然自分達に迫りくる‘何か’の存在に気付きそうにはない。
 淫事に夢中になっているレックスも、門の方へ顔を向けているため、やはり全く気付きそうにない。
「――やっ! イく!! あっ、あん! はんっ!! はぁっ!! あぁっ!! ふあぁぁぁぁ…………!!!」
 淫声が途切れると、ちゅぷちゅぷと舌で探っていた膣内から、愛液が噴き出した。
 びくびくとカラダを震わせ、至高の快感に顔が歪んでいる少女を上目使いで眺めながら、顔に無色の液体を受ける青年。
 ほんと、コイツってばかわいーよなー。彼女に出来たの、奇跡だろ?!
 などと、レックスは自分によく分からない問いかけをしてみた。
 ……虚しいだけだったので、今度は自分も満足しようと、下半身に手を伸ばす。
「はぁ……はぁ……はぁ…………」
 レナは、恍惚としたおもてを斜め上空に向け、余韻に浸りながらうっすらと双眸を開く――
「…………えっ?!」
 いっそ知らないままの方が良かったのかもしれない。
 視界に飛び込んできた数匹の青い亜族に、悲鳴を上げる間もなかった。
 次の瞬間には、火矢の如く飛来した数多の触手が、しゃがみこんで下半身に手を伸ばす青年の全身を貫いている。
「……!!!」
 一瞬にして絶命した青年の血を浴び、レナの目色に深い闇が含まれる。
 地面を踏み鳴らし、総毛立つ身体に渇を入れると、左腰に帯びていたバスタードソードを両手に持ち、脚と共に駆った。
「やああぁっ!!」
 何も考えず、眼前の人型の亜族を薙ぎ払う。
 が、厚い刃を有するこの剣を、青い亜族は手から伸ばした触手で難なく受け止めた。
96意識侵食 四話 4/4:2008/10/17(金) 08:21:39 ID:610my7ta
「…………え……」
 ありえないといった表情と声を剥き出し、両手で横薙ぎにしようとした状態で静止してしまう。
 目を瞬かせる間さえもなく、あっというまに触手の群がレナに雲集した。
「ひっ…………ぃ、あ……」
 あまりの恐怖に、声を洩らすことすら殆ど叶わない。
 黒い人型の中位亜族が、単に青くなっただけ――といった見目の彼らは、視姦亜族と呼称される者達だった。
 人族の男、そして‘抵抗してくる女’に絶大な強さを発揮するが。
 自涜に及ぶ女を見ると、中位亜族にはない自らのモノを擦り始め、達すると同時に文字通り昇天する。
 残念なことに、レナはそういった知識がない。
 だが、彼らの特性は知らなくとも、これから自分がどうなるかは何となく察することが出来てしまう。
「っは……あが…………」
 全身をきつく緊縛され、うめく。
 装備を次々に剥かれて乳房が露出し、脚を強引に開かされプリーツスカートがたくし上げられた。
 露になった純白の下着に一本のぬめった触手が迫り、布越しにクリトリスを愛撫する。
「いっ!! …………はっ、あっ……あぁぁっ!!」
 先ほど達したばかりだというのに、飽いることなく身体は火照り始めている。
 これは、触手に付着している粘液に催淫効果がある為だ。
 再び味わう快感に、あどけない顔を歪ませ、求めるかのように舌を出してしまう。
「はぁ、あん……嫌ぁ、あぅ――ふぁっっ!」
 突如、秘処を覆い隠していた白布を破られ、さらに膣内への侵入を許す。
 ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が繰り返され、迫りくる快感も尋常ではなくなってくる。
「あん、はん、ぅんっ! あぁん!! やん!! はぁっ、ああぁぁぁぁっっ!!!」
 レナは我を忘れるほどにあえぎ、ぎゅっと目を閉じ陶酔した表情はひたすらに淫楽を求めていた。
「やっ!! あっ!! だめっ!!! イッ……く…………」
 カラダの奥底から呼び起こされる絶頂に、強く歯を食い縛り、そして――
「はぁぁあああぁんっっ!!!! あぁぁんっ!!! あぁん!!! あん!! あぅ、あぁ……………………」
 意識が飛ぶほどの気持ち良さが二度、三度とレナを飲み込み、華奢な肢体を小刻みに震わせた。
 未だ触手が蠢く陰部から、白濁液が吹きこぼれ、辺りに散る。
「あぁっ……はぁぁ……はぅ……」
 レックスにイかされた時よりも満足げに、深い余韻を味わう瞳は、焦点が合わず何処か虚ろである。
 レナは、最後には陶然とした感覚のまま、亜人へと墜ちていった――
                                              FIN



今回は短くて申し訳ない。
これ以上書くとキリが悪そうだったので。恐らく次は長くなります。
それはそうと、>>91->>92GJです!
実は触手に関する知識には疎いので、参考になります
97名無しさん@ピンキー :2008/10/17(金) 20:45:18 ID:0UPN/Pnl
Gj!
次は町が……wktk
98名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 02:13:30 ID:i5IE8Vb1
>>96
GJ!
続き楽しみにしてます
99名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 03:55:54 ID:PQvfILRM
油断しまくりなバカップルはお約束
100アホなもん作ってみた:2008/10/19(日) 05:38:31 ID:WA9pG5Og
http://www1.axfc.net/uploader/He/so/148661.jpg&key=mai 触手×麻衣 
He_148661.jpg
DLキー mai

http://www1.axfc.net/uploader/He/so/148663&key=haruhi 触手×春姫
He_148663.jpg
DLキー haruhi
101名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 08:02:04 ID:ohFexot1
>>100
高速で保存したが、ここで良いのかえ?
しかし、画像が資料におかずに使えるから、陳謝陳謝
10291:2008/10/19(日) 17:42:12 ID:jRYSD94B
>>92 >>96 thanks
>>96を期待して待っているのは自分も同じなので、それまでの暇つぶしでもどうぞ。



彼らの生殖行為は、人間に対しては意味をなさない。
あまりにも種族の差が大きく、むしろその体液は人間にとっては受け入れやすいものではない。
ただし、次元の異なる世界には、彼らによって孕ませられたり、肉体に作用される場合もあることを注記しておく。
「はあぁぁぁ……ん、あぁぁぁ……ん、んぅっ……!?」
彼らの体液を人間が摂取すれば、酩酊したかのような状態に陥る。
ただし、彼らの酩酊の度合いは大きくなく、意識ははっきりとしており、その影響もほとんど自覚しない程度である。
「あっ!あっ、あっ、あうっ、ああっ!あっ!だ、めっ……そんなぁっ……!」
女は未だに天井から触手に吊り下げられ、幾重にも巻きついた触手に脚を開かされた格好のままだ。
太腿やふくらはぎ、腹部に巻きついている触手は、彼女を支えているだけでなく、彼女の体温を逃さないようにもしている。
そのように完全に固定されたまま、天井から伸びているモノが彼女を突いているのだから、彼女の体温は上がる一方だ。
「あああぁ……!あ、あ、あっ、あっ!あんっ!あぁんっ!」
抽送が速くなっていくとともに、彼女はつややかなロングヘアを振り乱した。
「ああぁ!あぁ!……イく!イくッ!イっくうぅぅぅ!!」
彼女の背中が反り返り、胸が突き出される。
脚も腕も拘束され、彼女の乳房だけしか絶頂を表現できないのだ。
そして、触手が蠢いている、薄暗い天井に対して叫ぶ。
「はぁ……はぁ……」
誰にも聞かれることがないという事実は、彼女の性を存分に引き出した。
おしとやかというよりは、どちらかといえば気の強そうな容姿をしている娘である。
ただ、恥じらいや拒絶自体は強く、イくという言葉も知ってはいるものの、必死で搾り出した言葉に違いなかった。
その証拠に、達してしまった今は、後悔するように目を閉じて首を振っている。
ただ、彼女が目を閉じているのは、彼女のなかに注ぎ込まれる体液のせいでもあった。
「あっ……あっ、やめて……やめてぇ……」
触手が彼女の中に入ったまま脈動する。射精しているのだ。
そして彼女は、触手に太腿を抱えられたままである。彼女は、自分の中に射精されている様子を見つづけなければならなかった。
「あぁぁ……」
彼らの射精は非常に量が多い。
一本の触手がコップ一杯ちかい白濁を放出してゆく。そしてそれは、膣内からゆっくりと排出されて、床を濡らすことになる。
ぴちゃ……ぴちゃ……
石畳の上に白い水溜りが出来上がった。

「あぁ……わたし、私……こんなこと……」
彼女がふたたびしゃくりあげる。
頬の上を涙粒が流れていく。
「う……ぅんん……」
そのとき、触手がふたたび彼女の乳房をからみとり、体温を取るときのように巻きついた。
全身を縛り上げられているような感覚。しかし、粘液がからみつき、ぬるぬると撫で、擦れ、快楽が伴う。
粘液に特別な作用はないが、やわらかいもので全身を塗りたくられることは、大抵の女性にとって愛撫の役割を果たすのだ。
「あぁぁ……ん……はあぁぁ……」
彼らの役割はただ女性を犯すわけではない。あくまで共生関係を築くことにある。
103名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 06:45:34 ID:SnpToY5G
エロパロ保管庫更新まだかな……。
104名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 05:31:28 ID:eM+Dn/1H
手乗り触手
105名無しさん@ピンキー :2008/10/22(水) 19:22:55 ID:3nngppAg
ハコ乗り触手

窓からにょろにょろと伸ばして通行人を……

って危ないかw
106名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 20:26:38 ID:sWQ5ft5y
獣の列島・・・
107名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 21:59:16 ID:3uYQais4
いやな…メインヒロインの最期だったね…
108名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 22:13:07 ID:CxiWL9JU
モブキャラのエロシーンの方がエロかったね…
109名無しさん@ピンキー :2008/10/25(土) 00:16:55 ID:tPf8ITcP
モブのナースのお姉さんが最高でした…
110名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 04:16:44 ID:GPKpQj7M
あの射精直前に一物がドクンと膨らんでワームが
ブルブルッって気持ち良さそうに震えるとこもな
111名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 04:35:18 ID:7FLAjG90
2巻でエロが薄くなってたんで読むの止めたんだぜ
112名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 08:59:24 ID:3XQt5sJR
3巻はちょっとまた持ち直したと思う
113名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 15:26:10 ID:x1rzc584
>>112
でも一巻の妹陵辱が一番ヌケル。
114名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:13:13 ID:sabiZxFL
4巻だけ未読な俺はリアル寸止め。
べ、別に悔しくなんかないんだからねっ!!
115名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:48:10 ID:7FLAjG90
自衛隊員「スレがワーム達にに占領されました!」
116名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:29:32 ID:H5JAQ+Ax
☆☆☆ピカッ!!☆☆☆


スレは消滅しますた
117名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:50:40 ID:SkpfQCB+
>>102
乙!
淡々とした感じがイイな
118名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 04:24:59 ID:bAhRp/2B
初体験のお相手は触手モンスター。
なんとか助かったけど後遺症で疼く体。
幼馴染と遂に迎えた初夜なのに、陵辱の記憶がフラッシュバック。

そんな素敵な作品どこかに転がってねえべか。
119名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 10:56:13 ID:YiMv/8Al
>>118
エゴの神楽シリーズが辛うじてそんな感じ…かな?
120名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 15:11:47 ID:JXNqW3sZ
触手って本体(コア)を潰さない限り無限再生や増殖を繰り返してってパターンがたまに居るよね
良くある淫獣タイプやその眷属みたいなパターンは倒されたらそれまでの使い捨て触手だけど
121名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 02:30:39 ID:S2JCI0+a
コアを中心に数々の触手を組み換え、あらゆるおにゃのこ対応した最強のry
122名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 04:18:57 ID:1wnLUyuo
まるで犬夜叉の奈落だな
123意識侵食(改題希望) 五話 1/8:2008/10/30(木) 08:01:36 ID:MgAsR4iz
おまたせしました。



†意識侵食 五話†

 ソフィア、あなたの聖剣「フルンティング」を見せて貰えないかしら? ……ありがと。
 やっぱり、「宝翔石[ほうしょうせき]」はついてないみたいね。
 ……って、もしかして知らないの?
 ――そう。まぁ、別にいいわ。
 宝翔石――略称して「宝石」ってのはね、「身翔器[しんしょうき]」に付けることでその力を最大限に引き出す――つまり、‘必翔技[ひっしょうぎ]’を行使できるのよ。
 「身器」単体でも十分強いんだけど、強い亜族を倒すならひちゅじゅ……ひ、ひつじゅひんってことなの。
 ……ちょっと、笑わないでよ。
 身器と宝石は二つで一つになってるから、決まった組み合わせ以外は……え?
 それが分かれば苦労しないわよ。とにかく、情報を集めたり、遺跡や坑道に潜るなりして探すしかないわ。
 まあ、ある程度の数、何処に在るかの目星はついてるけどね。
 でもね、ひとつ問題があるのよ。
 身器に宝石を取り付けるのは、鍛冶士じゃないと出来ないってこと。
 しかも、今それが可能なのは、この大陸に一人しかいないらしいのよね。
 ……うん、ほんと、探す物だらけ。大変かもね。
 ――「かもね」じゃない? んー、まあ確かに‘かも’は、普通の人なら言わないんだろうけど。
 あ、そういえばあなた、発ってからどのくらいになるの?
 ……え? まだそれしか経ってないの?
 ってことは、上位亜族はおろか、中位亜族にも遭ってない、と。
 私とは実戦経験が文字通り天地ほどの差があるってことね。
 ……まあ、経験だけ積んだところで、歯が立たないと意味ないんだけどね。身器を持たない私じゃあ、上位亜族を倒せないし。
 倒せなくても……と、これはまだ話してないわよね?
 私の過去を話した時に分かったかもしれないけど、私、亜人なの。
 なんで意識を保てるのか、ってのは、私も聞きたいわよ。聞きだした後、消すけどね。
 ……ま、それはそれとして。
 これからどうするかっていうと――

 ドオォォォン!

 響き渡る轟音が、ソフィア達の会話を途切らせた。
 大地震の如き衝撃に部屋内では物が落ち、ふたりが乗っている天蓋付きベッドを揺らした。
「っな!? なんですかっ!!」
 辺りをキョロキョロと見回しながら、ポニーテールをなびかせ少しうろたえつつ叫ぶソフィア。
 助かったことに、思ったほど焦ってはいないようだ。
「…………重量のある亜族が、この町に降り立ったということでしょうね。私達の出番よ」
 僅かに呆れた様子で言うセリカ。
 驚いたんだろうけど、ちょっと考えれば分かるでしょうに。
「上位亜族じゃなければいいんだけど……」
124意識侵食 五話 2/8:2008/10/30(木) 08:02:23 ID:MgAsR4iz

 ―☆―☆―☆―

 要塞都市ケインズウェルが衝撃に揺れる、少し前。
 ――門兵のふたりが殺され、或いは犯された後のこと。
「ふあぁぁぁ…………退屈だなぁ、フィオナ」
 ややつまらなそうに、しかし愉楽を感じさせる声色の主は、間違いなく年を食った者特有の重さがあった。
 つるりとした自身の頭を撫でながら、門兵の詰め所にいる唯一の話し相手――フィオナを、好色そうな目付きで眺めている。
「た……確かに退屈ですねぇ、ケヴィンさん」
 心なしか、いやいや返答に応じているようにも聞こえる少女の声は稚[いとけな]い。
 金色のセミロングヘアの前髪を両頬に垂らしたあどけない顔立ちは、整ってはいるものの非常に鋭い目付きが特徴的である。
 すっかり明け渡った頃合い。門兵の交代の時間だった。
 はやく戻ってこないかなぁ、レナさん達……
「ところで、フィオナは彼氏とうまくいってるんか? 色んな意味で」
 また、この人はこういうデリカシーの無い質問を……
 まだ成人を迎えてないフィオナに、下世話とも思える問いを発するスキンヘッドの男――ケヴィン。
 それも最後の一言が無ければまだ良いんだけど……と呆れたフィオナである。
「……いないのを知ってて聞いてるんですか?」
 少しばかり強い口調で返してやった。
 あんまり調子に乗らせると、勘違いしそうで困る。
「あら、そりゃ失敬。でも、もう十九だろう? 早く結婚して、子供を作ってもらわんと。この国の未来を憂いたく……」
 セクハラなのか、真剣に話しているのか、どうにも判断に困る。
 後者だとは思うのだが、実際問題フィオナ自身はまだ気が早い話だと考えているので、適当に聞き流すことにした。
「俺の娘もちょうどフィオナと同じ年頃でなあ。畑仕事や家事を一生懸命にやってくれるのは嬉しいんだが、彼氏が出来ない。
 俺としては早く所帯を持ってくれた方が助かるんだが、どうも本人にそのつもりが無いらしくてな。
 しかも俺が帰る頃、夜中には酒場に働きに出てるから顔合わせの機会も少ないときた。
 よっぽど働くのが好きなんだなと関心するべきなのかも分からんが、父親としては複雑な気持ちだぜ。
 普通、フィオナくらいの年頃になると、色々と持て余すものだろう? あいつは結構美人だし、言い寄ってくる男もいるはずだ。
 それをおくびにも出さずやってるんだからなあ。親としては文句なんて言えない。困ったもんさ」
 …………なんとなく、ケヴィンさんの娘さんの気持ちがわかるわ。
 たぶん、酒場に彼氏がいるんでしょうね……たぶん。
 会えない時は寂しいかもしれないけど、好きな人に会えるって気持ちがあるから頑張れるんだろうなぁ……羨ましい。
「俺は早く孫の顔が見たいぜ。あいつ結構大人しいから、デキるのは大分先になるだろうなあ」
 ……ケヴィンさんは全く気付いてないみたいだけど。
 普通、夜中に酒場で働くような娘に、男がいないほうがおかしいとか思わないのかしら?
 大人しいってのも、親の前だからこそよね。
 夜はきっと彼氏の上で……って何考えてんのよあたしも。
「……むう、もう頃合いだな。行くとするか」
「はい」
 壮年も峠の男に凛とした返事をし、少女は後に続いた。
 正門の前へと続く扉を開ける。
「交代だぞー……っ!!」
 ――文字通りの、奇襲。
 ケヴィンは、照らされると予想していた早朝の陽光ではなく、それを遮る何者かの影に覆われていた――一瞬だけ。
 宙から舞い降りた襲撃者が地面に降り立つ。
125意識侵食 五話 3/8:2008/10/30(木) 08:03:22 ID:MgAsR4iz
 亜人だ!
 それも、レナ。
 触手を振りかざして襲い掛かってくる元同僚の攻撃を、冷静にさばくケヴィン。
 数本の触手を斬られながらも向かってくる亜人に、ケヴィンも容赦ない斬撃を浴びせる。
 ザンッ!
 迎え撃つ形で横薙ぎの一閃を放ち、レナだった亜人の首が血弧を描いて吹っ飛んだ。
 情けはない。
 亜人となれば助かるすべはなく、女性に大して凶暴なのだ。男が殺らねば、誰が殺る――同僚といえど、亜人と化せば彼にとっては敵なのだ。
 そして、彼はすぐさま後ろに振り向いた。
 この周辺に亜族がいる――早急に伝えねばならない。
「おい、フィオナ! 亜族……がっ!」
 全くグズグズしやがって。まだ詰め所の中にい――あたりを最後に、ケヴィンの思考は途切れてしまっている。
 くぐもった呻きと共に、その場にくずおれる壮年兵。無数の触手が、ケヴィンの全身を貫いていたのだ。
 鉄製の鎧など、男に対して凶暴化する亜族の前では紙に等しい。
 ――と、正門側の詰め所の扉がガチャっと開かれた。
「すいませんっ。実は剣帯…………ひっ!!」
 少女は、用意しておいた言い訳を述べようといきおいよく出てきたのに、その相手である壮年の男は眼下にいた――死体となって。
 しかも、ややあって視線を眼前に移せば、青い人型の亜族に包囲されているではないか。
「…………っく…………うぅっ……」
 瞬時の状況判断力に優れたフィオナ。
 碧い眸から涙が伝う――が、彼女は泣きながらも行動を起こしている。
 そう、自ら装備や衣服を脱ぎ始めたのだ。
 既に門兵三人を手にかけた「視姦亜族」と呼称される彼らは、人族の男と‘抗してくる女’に絶大な戦闘力を発揮する。
 が、人族の女の自慰行為を見ると、自らの陰茎をしごきはじめ、達すると共に文字通り昇天してしまうのだ。
 とはいえ、屋外で自涜に及ぶなど、分かっていても羞恥心で中々出来ることではない筈だが……
「………………ケヴィン……さん…………」
 ――別に、あの人が特別好きだったわけじゃない。
 齢だって、自分の倍を遥かに凌駕するほど離れている。
 だが、今まで彼女はケヴィンに散々世話になり、そして迷惑をかけてもきたのだ。
 彼はそんなフィオナを、激励することはあっても叱声を飛ばすことは一度も無かった。
 「気にすんな」「大した事ねーよ」……そんな彼の言葉が、どれほどフィオナに影響をもたらしたか、彼自身は知っていたのだろうか?
 ……いま、フィオナは、胸に巻いた白いさらし布と、秘処を覆う白い下着のみの格好になっている。
「フシュウゥゥ…………」
 正門前に佇む金髪セミロングの少女を、五匹ほどで包囲している視姦亜族達は興奮気味だ。
 すでに全員手がモノを握っており、臨戦態勢は万全といったところか。
 フィオナは、完全に上気した幼さの残る顔を下に向け、ゆっくりと、双眸を閉ざした。
 ……おとうさん、おかあさん、フローラ…………それに、ケヴィンさん。こんなコトに及ぶ私を、どうかお赦しください……
 ――起立する少女の右手が胸に。左手が股間に。それぞれ伸ばされる。
 白い布越しに、自らの胸を、秘所を、優しく愛撫する。
「あっ……は…………っ」
 あどけない、それでいて色のある途息が洩れる。
 彼女も、覚えたての頃――十四歳の時は、親の目を盗んで週にニ度は自慰行為に耽っていたのだが。
 十八歳で剣士隊に入ってからは、忙しさで体力的にきつく、多くても月に一回が限度だった。
126意識侵食 五話 4/8:2008/10/30(木) 08:04:19 ID:MgAsR4iz
 今しているのも二ヶ月半振りであるが、性欲が薄くやや不感症気味の彼女は、視線を意識すると本来の乱れ方を露にすることなど出来ない。
 ――とはいえ、溜まっているのは事実だが。
「……ぁふっ、ン……あはっ、ぅっあ! ……あぁん!」
 自らの肢体を攻め立てる手の動きと途息、喘ぎが、徐々に激しくなってゆく。
 右手で胸の突起を弄り、左手で下の突起を擦る手つきは、ブランクを感じさせないほど手慣れたものがあった。
 視姦亜族達も、そんなフィオナを見て気分を昂ぶらせ、腰を振ってモノを擦っている。
 ――と、フィオナはふいに胸を覆っていたさらし布を捲り上げた。
 小さな胸があらわになるのもつかの間、少女自身の掌によって覆われ、歪んでしまう。
「あぁんっ! ……っふ、ぁ……はん! あン! ……んぁっ、あはぁっ、はぁぁあんっ!!!」
 そそられるような嬌声に混じり、彼女の陰部からくちゅくちゅと淫猥な水音が発されていた。
 いつのまにか下着に手を忍び込ませ、直接秘所を攻め立てていたのだ。
 白布の股間部は明瞭に染み出しており、透明の液体が内股を伝い流れ出ている。
「あンっっ!! やっ! あっ! はぁぁ…………いい……いいよぉ……っ!!!」
 もはや羞恥心も理性も忘却の彼方だ。
 陶酔しきった表情の彼女は、ただひたすらに快楽の頂を目指し、ぐしょ濡れの秘所を更に探り擦っている。
 その様子を眺めながら行為に興じる視姦亜族達も、上下に動く速さにスパートをかけていた。

 ――という状況だったので。
 フィオナが、視界の彼方の普天から、ゆっくり迫りくる巨大な‘それ’に気付かないのも、無理はなかった。

 ―☆ー☆ー☆―

 ズゥゥウウウンッッ!!!
 巨大な影は、何の予告も無く、天空より瞬時に降り立った。
 要塞都市ケインズウェルに。
 ‘それ’が着地したのは、町の中央の、十字路と呼称される所の中心部――噴水である。
 早朝とあってか、幸い噴水付近に人は無く、死者は出なかったが。
 しかし、‘それ’の巨躯に押しつぶされた噴水は、壊されたのだろうが、全く水が洩れ出る気配が無い。
「な、なんだっ?! どうした?!」
「……あれは……竜?」
 噴水より少し離れた場所にいた人々、または家から出てきた人々が、‘それ’を視認するなり驚嘆と恐怖がないまぜになった声を上げる。
 ――視姦亜族は、囮だったのだ。
 見張りである門兵に報告されないよう気を逸らし、自身は上空からゆっくりと都市の外壁を超え、内部から蹂躙する。
 それが、竜の外見と人の知性を併せ持つ‘それ’――上位亜族の考えだった。
 ふいに。
 上位亜族の背――鱗の部分が、八つに割れた。
 ぱっくりと開いた穴から、植物のような、気持ち悪く蠢く蔓[つる]が立ち昇ってくる。
「あ、あれ、は…………」
「に、逃げろっ!! みんな、にげろーー!!!」
 そこに居合わせた十数人の男女に関しては、もはや不運と言うほかない。
 飛矢よりも遥かに疾く襲来した蔓のごとき触手に、男は背を貫かれ絶命し、女は肢体を捕らえられる。
127意識侵食 五話 5/8:2008/10/30(木) 08:05:02 ID:MgAsR4iz
「があ゛っ……」
「やっ……きゃあああ!」
 四肢を拘束された八人の女性――または少女は、すぐに衣服を半脱ぎにさせられ、波打つように動く触手に肢体をもてあそばれる。
 ある者は、強気に抗するも最後には快楽に抗えずに墜ち。
 ある者は、攻め立てられる前に失神し、意識を失いながらイかされ。
 ある少女は、味わったことのない感覚を強引に呼び起こされ、頂に達したあと永遠に目覚めることはなく……

 ―☆―☆―☆―

「はぁ、はぁ、はぁ……」
 陽光のもと、二人の少女が、殺風景な石造りの家の間を全速で走っていた。
 向かう場所は、十字路の中央。
 まさか、こんなところにまで上位亜族がいるようになってしまったの? だとしたら、猶予はあまりにも……
 二つに結った髪を揺らしながら駆ける童顔の女性――セリカは、憂慮に身を震わせていた。
 あんまりうかうかしていると、ハスター打倒どころの話じゃないわ。
 火急に仲間と、「宝石」・「身器」を集めなければなんないわね……
 ポニーテールをなびかせながら疾駆する少女――ソフィアは、明瞭に物憂げな表情のセリカを見て、声をかけようか迷った。
 しかし、喋りかけることはなかった。
 十字路中心部に、もう寸前のところまできていたからである。
「!! あ、あれは!」
 ソフィアが叫ぶ。
 やっぱり、か――これは、セリカの心の中で呟く癖になっていた。
 彼女らの視界に最初に映りしは、人々を蹂躙する竜だった。
 既に剣士隊が抗戦にあたっているようだが、まるで歯が立っていない。
 男は竜――上位亜族の蔓に貫かれ命を散らし、女は亜人に殺されるか、犯されて亜人にされるかの二択だった。
「っ! この……」
「待ちなさい!」
 いきりたって突っ込もうとするソフィアを、セリカがいつになく強い声色で静止する。
「なんでそんなに落ち着いているんですかっ!」
「何言ってるの。考えも無く突っ込んだところで、今の私達じゃ上位亜族には敵わないわ」
 正論だった。
 むろん、それはソフィアも理解している。
 だからといって、このまま指をくわえて見ているだけというのは、ソフィアにとっては自分が犯される以上に嫌なことなのだ。
「っ……じゃあ、どうすれば……?」
 悔しさを堪えながらも、素直に訊いて来るソフィア。
 ……ふふっ、いい子ね。
 セリカは、ほんの少し悪戯っぽく微笑んだ。
「じゃあ、良く聞きなさいね……」

「はぁ、はぁ、はぁ……」
 肩と太腿を剥きだしにした白いレオタードに身を纏った少女・ソフィアは、薄暗い空間にある木造りの階段を駆け上っていた。
 石造りの物見櫓[やぐら]の内部である。
 セリカの提案はこうだ。
128意識侵食 五話 6/8:2008/10/30(木) 08:06:29 ID:MgAsR4iz
「いい?
 間単にいうなら、私が囮になって、あなたが‘あれ’にトドメを刺すのよ。
 上位亜族の皮膚は、「身器」じゃないと貫けないわ。
 まだ「必翔技[ひっしょうぎ]」は使えないけど、上位亜族なら、急所を貫けば倒せる筈よ。
 急所は……頭頂部にある一本角の上辺りね。
 あなたは櫓[やぐら]の頂上に辿り着いたら、聖剣をきらめかせて合図して。
 そうしたら私が突っ込んでくから。
 でね、あなたが‘あれ’に刃を立てるのは、私が捕まってからにしなさい。
 亜人には私の正体は割れてないけど、上位亜族にはお見通しだから。
 ……気にしないで。
 私はもう亜人。犯されても大丈夫なんだから。
 バレて殺されたら、だいじょばないけど……
 さ、行きなさい。
 この程度の相手が倒せないようじゃ、先が思いやられるわ……」
 本当に大丈夫なのかなあ……
 セリカの提案を聞いた後も、また今も、ソフィアは自問自答していた。
 彼女を疑いたくはない……いや、どちらかといえば疑っているのは自分自身だ。
 「薄霧の森」で、突如として力が抜けてしまい、亜人に墜ちそうになったことを引き摺っているのだ。
 ――これが、セリカの見落としだった。
 セリカは「フルンティング」の弱点を認識しているが、当然ソフィアもそれを知り得ているものだと思い込んでしまっている。
 ソフィアは分かっていない。太腿か肩を触れられると、一時間ほど完全に脱力してしまうことに。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 ようやく、櫓の頂上に辿り着いた。
 東陽が射し、四方の石柱に支えられた警鐘が、フィオナの頭上にあった。
 石柱の間から眺望できる、あまり良いとはいえない要塞都市の景色。
 見晴らしは良いものの、西側のみ、巨大な何かが遮っていて見えない。
 ――竜、いや、上位亜族だ。
 約五十歩ほどの距離に佇んでいる‘それ’は、自らの身体は全く動かさず、開いた背――鱗から出る植物触手に全てを委ねている。
 男は殺し、女は犯され、家々を次々破壊してゆく。
「セリカさんっ! 早く、早くしないと……あ!」
 いた!
 ここからは小指の先ほどの大きさにしか見えないが、上位亜族を遠巻きに眺めるセリカがいる。
 すぐさま、背の剣帯にある聖剣「フルンティング」を抜き放ち、石柱の間から突き出す。
 聖剣よ!
 念じると、太陽よりも鋭いクリアな青い光が、セリカをスポットライトのように映し出した。当然、上位亜族に及ぶところではない。
 二つに結った金髪を童顔に飾った美少女、いや、美女はソフィアに向けてウィンクした。ソフィアも少々ぎこちない微笑で返す。
 双方とも目が良いので、大きく離れているにも関わらず、相手の顔をしっかり視認可能なのだ。
 ダンッ! と、セリカが地を蹴った。
 疾い! 確実にソフィア以上の脚力を有している。
 まるで風を駆るかの如き疾走ぶりに、ソフィアも瞠目せざるをえない。
 チュニックとタイトミニという軽装を生かしているようにも思える。
 亜人を見向きもせず、また見向きもされず。一直線に上位亜族のもとを目指すセリカ。
 三十…………二十……十――
129意識侵食 五話 7/8:2008/10/30(木) 08:07:41 ID:MgAsR4iz
「……えぇっ?」
 頓狂した声を上げたのはソフィアだ。
 とどまるところを知らないセリカの疾駆速度は、上位亜族に‘ぶつかる’ことでようやく‘止まった’ようだ。
 ――都市中に、低く重い咆哮が鳴り伝った。
 なんと、セリカの双剣が、鱗の開かれた部分に突き立っていたのだ。
 瞬間。
 堰を切ったように、植物触手が粘液を撒き散らしながらどばっと飛び出し、セリカに殺到する。
 ソフィアの視界から、あっという間に姿を失してしまった。
 今しかない!
 セリカを案ずるならば、行動を起こすほかない。一瞬の迷いを振り切り、ソフィアは櫓[やぐら]から身を乗り出し。
「やぁああっっ!!!」
 ダンッ、と。白い身体が、眩しい陽を受け飛び立った。
 跳躍力は、人のものではない。むろん、聖剣の加護に因るものである。
 白刃を上段に掲げ、弧を描いて上位亜族の後頭部に接近していく。
 巨躯の竜は、セリカを犯すのに夢中になっている。服を剥がれ、蔓で肢体を弄ばれているにも関わらず、彼女の表情には余裕が感じられた。
 そんなセリカを見て、ソフィアも安寧を覚えた。
 ――が、それが仇になったのか。
 上位亜族の後頭部に着く寸前、ソフィアに触手が迫ってきたのだ。
「くっ……」
 両手で上段から聖剣を振り下ろし、払い、迎撃する。仕留めそこなった一本の蔓が、右足首に巻きつく。
 平衡を失いよろけながらも、右手に持った白刃を駆り、蔓を断つ。
 そのまま竜の頭頂部に降り立つと、やはり触手が殺到してきた。
 さばききれる量じゃない!
 思いながらも、冷静に全身を暴れさせ、その殆どを斬り払っていった
 と、斬り損ねた触手が左腕に巻きつき、肩に達した。
 ――その時だった。
「っ?! …………あっ……!!!」
 また、だ……
 何故か、ソフィアの全身から聖剣の加護が失われた。そればかりではなく、自身の力さえも脱してしまい、「フルンティング」を手放してしまう。
「なん……で……」
 視界が霞む。まるで、ソフィアの未来を表すかのように。
 無力となった少女を、触手はゆっくりと拘束し始めた。無理矢理に脚を広げさせられ、両手を頭の上で組まされる。
 ――次の瞬間。
 ソフィアの視界に映されたのは、触手ではない。人族の手そのものだった。異常にべとべとしていて、嫌悪感を呼び起こすには十分すぎるものだった。
「……ひっ! …………い……」
 もはや少女の頭の中は、恐怖で埋め尽くされてしまった。
 抵抗できずに責め続けられ、果ててしまうのは、死と同義なのだ。
 そんな彼女をなじるかの如く、手形の‘触手’がソフィアの肩に伸びる。
 首に巻きついた白いレオタードの布地を引き裂き、ずりおろす。
「……!!」
130意識侵食 五話 8/8:2008/10/30(木) 08:08:42 ID:MgAsR4iz
 程よい大きさの双丘があらわになり、顔に朱を差して歯噛みするソフィア。
 ――と、いつの間にか‘触手’は二本に増えており、その片方が今度は下半身の方へと向かっていた。
 粘液のついた手が、二本指を立て、おもむろに股間部の布をなぞり始めた。
「あぅっ!! ……んっ……っ?!!」
 嬌声もそこそこに、ソフィアの表情は驚愕に満ちる。
 どういうわけか、股に食い込んだ白布の一部が、幻のように消え去ってしまったのだ。
 陰部がほぼ完全に見える状態になったのである。そして――
「っひゃ!! ……はっ、あぁっ! あん! あぁん!」
 稚い喘ぎ声の旋律が、すぐに奏でられてくる
 片方の手が乳首を摘み、片方の手が秘処の中を探り始める。
 ぐちゅぐちゅ響き渡る淫音とともに、愛液が垂れ出してきた。
「やぁっ!! ……んっ、くっ、ふっ……あぁぁあんっ!!! はあぁぁ…………」
 ずん、ずんと波打つような快楽がソフィアの肢体を駆け巡り、脳内はすでに頂を目指すようになってしまっていた。
 ――ずちゅ、と、手が突如抜かれた。真打登場である。
 代わりに出てきたのは、濃い緑の太い触手。
 だが、異様なまでの微震動を絶え間なく繰り返すものだった。
「ひぐっ! …………やっ……いや、ぁ――っっっ!!!!!」
 挿入の瞬間。
 ソフィアは電流を奔らされたかのように肢体を大きく仰け反らせ、声にならない悲鳴を発した。
 が、無情にも彼女に休む間も与えられず。間も無く、ピストン運動が行われた。
「ひぎっ!!! ……いっっ!! あ゛!! ひゃあぁぁあんっっ!!!」
 貫かれたかのような快楽。
 達しないのが不思議なくらいだった。
 ぐちゃぐちゃな恥部から愛液をほとばしらせ、愉悦と苦痛が混ざった表情は思い切り歪んでいる。
「あっ!! あっ!! あぁっ!! はぁぁぁあはっっ!!! んあぁ゛ぅっ!! 超えちゃっ……」
 限界点がどこかすら分からない。
 ――それが幸いしたのか。
 突如として、それは起こった。

 天上より、脳天を突き抜ける透き通った快音が鳴る。
 光だ。
 上位亜族とソフィアが蠢く遥か上空に、真っ白い光が集束している。
 全く眩しさを感じさせないその光源が。
 落ちた。
 命中した――上位亜族に。
 一瞬の硬直後、竜の巨躯は、光に包まれるように消失してしまった。
 その全てが、あまりにも短い出来事で。
 解放されて地に落ちるソフィアの身体が、何故かふわりと地面に着く。彼女は呆けていた。
 セリカは、未だに恍惚とした表情を張りつけたままだ。
 そんな状態なものだから、二人とも、一つの小さな影が歩み寄ってくるのに、全く気付かなかった―― FIN



設定の誤謬がry
131名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 12:47:47 ID:V1zbPcFC
お昼におったっちっまったぜ
いいよいいよー
132名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 15:27:56 ID:PnQCCr20
イイヨイイヨー
しかしこんなけ堕とされても堕ちきらないのがヒロイン特権かw
1333-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/10/31(金) 20:57:04 ID:ter9dBCy
おまたせしました
シロの続きです。
4年もまたせてすいません……
その後のお話なんですが、3本あって凄い量になってしまったのと
設定などを練り直したのと、「ちょっとエロうすくね?」ということで
以前の話も書き直したら200kbを超えてしまったので
ちょっとスペースを借りてきてそこに置く事にしました。
投下という形式をとれなくてほんと申し訳ない(´・ω・`)

http://3170ss.x.fc2.com/

134名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 01:36:52 ID:pdzouulo
>>133
GJ!
135名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 12:48:36 ID:dzWEAn+O
タクシーの怪物とシロって同一なんすか?
136名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 06:13:03 ID:R+ZMUKPY
>タクシーの怪物とシロ
略してタシロ
137名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 10:49:36 ID:IDZMyysT
なあぁぁんってこったぁ!!!!
138名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 14:57:27 ID:Qxys5aSM
保管庫も掲示板で保管人サマに頼めば差し替えてもらえるぜ。
まぁ、人に手間かけるよかこっちの方が良いのかもしれんが。
139名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 15:41:56 ID:pq5iQNnP
風邪ひいている内にもう最終日の午後。
せっかくの連休を結局保管庫で過ごした俺ローパー。
1403-170 ◆QC3LRmFAWo :2008/11/03(月) 23:53:33 ID:uIeL6AXx
>>135
一応同種別固体の設定
それ以外は特になにもきめてないです。

>>138
ちょっと量が多かったんで腰がひけてしまいました……

>>139
お大事に〜
141名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:26:26 ID:bg4CiVJ6
シロの同種別固体こええ
142名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 12:15:47 ID:w/0RtzSA
サムスが犯られる良い同人ゲームないかな
143名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 17:24:31 ID:mb8ntHBK
>>142
中身きめぇwwwww
144名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 19:30:55 ID:RmY1fMQL
何を言う!サムスの中身はパイスー着た金髪ポニテ姉ちゃんだぞ
145名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 19:31:46 ID:m7bGE3Hz
>>144
中身きめぇwwwていう漫画のネタがある
146名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 19:54:42 ID:Kuo+NzD6
>>144
怪物視点から見ると無骨なパワードスーツが魅力的に見えて、
中の美女はぶよぶよした肉の塊にしか過ぎないという意味だよ
147名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:45:42 ID:RmY1fMQL
>>145-146
ああ、そういうネタかww
野暮ったいこと言ってごめんよ

化け物から見ればパワードスーツの方が魅力的で
中身の美女はぶよぶよの肉の塊、か
人間と化け物の美的センスの差を感じたよ…w
148名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 23:50:23 ID:+7fRfsX2
肉の塊には魅力を感じないニョロ
149名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 13:25:50 ID:PJP5lvT+
パワードスーツの中身が美少女か美女だったら
人並み以上の知性があるモンスターだったらバイザーやヘッドパーツを砕いて素顔を見た時点で嫌な笑みを浮かべるよね
知性があれば人間のメスに取って殺される事よりも恐れている行為があるのは思い付くだろうし
150名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 13:39:04 ID:QTLGDm3l
151名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 22:05:59 ID:41snBre3
バロスww うっかり和んだじゃないかww
152名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:50:08 ID:7B56c3d6
なんだこりゃw
153名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 13:52:28 ID:TNdLMeXf
>>152
新参は死ね
154名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 15:26:28 ID:25d0aply
(;^ω^)
155名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 20:14:54 ID:rfTprmGG
・・・
156名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 16:41:34 ID:0eabZvLl
>>133
今更ながら乙
157名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 23:09:49 ID:h3wsk2VL
何この過疎っぷり
158名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 06:51:48 ID:hwii9Lhn
>>157が作品投下すれば帰ってくるよ
159名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 16:15:05 ID:Ev+5RiEB
触手モノのエロパロが一番作りやすい時代設定って何だべ。
やっぱ中世ファンタジー?
160名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 21:35:58 ID:i7T0ihte
現代は普通にムズい。
日常的に接してる世界だから、どこまで「変な世界」にするのか難しいし、即席で書きたい人はとりあえずコレを真似しとけばおkな鋳型的な作品もまだ無い。
中世ファンタジーや近未来はその点優しいべ。
とりあえず書きたかったからロードスとかサイレント・メビウスに寄せときました、ってな感じのエロパロはウエブ上にゴロゴロしてる。
161名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 00:39:45 ID:899FkCGb
だがシンプルイズベスト
剣と魔法の世界で女冒険者が色々されるのは大好きだ
162名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 03:54:07 ID:NTZsy0jd
こんなんだから、触手業界はいつまで経ってもマンネリから脱しきれないんだな。
王道は大事だが、それにばかり拘っていたら先に進まない。そろそろ触手も潮時だな……
163名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 05:30:16 ID:kSaDqwy2
江戸時代触手(北斎絵・犬夜叉など)とか原始時代触手(例が思いつかないが)とかはどうだろう
164名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 06:56:06 ID:HkywjD7n
退魔師が触手にヤられちゃう現代ものはけっこうないか?
165名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 14:22:55 ID:kFucN9YR
確かに。ヒットはしてないが確実に続いてるジャンルだよな。
学校とか微妙に田舎だったりとか、割とローカルな舞台設定で使われてる。
166名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 15:26:33 ID:s9m3e8fC
宇宙からの来訪者の触手ならどの時代でも使えるんじゃない?
戦国時代でも平安京でも。
未来編でもスペース触手として普通に使えるだろうし。
167名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 16:00:53 ID:6X5JbcAl
>>166
>平安京
穴掘って埋められてしまうぞ。
168名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 17:04:11 ID:eDCYbmR5
>>165
いや…むしろ都会の闇に潜みし淫魔って感じのヤツの方が多くね?

路地裏で一般人犯してるところをセーラー服とかライダースーツの退魔師が来て、まず一戦
そいで一旦は窮地に追い込まれるが、物陰の闇が凝縮されて触手化して退魔師に巻きつき逆転とか
都会の障気が凝り固まった触手の化け物ってのは割かしポピュラーなんじゃないの?
最近の魔法少女モノの定番として
169名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 17:25:46 ID:lnsX9MsI
あと現代の環境問題やら核やらで突然変異を起こした生物
(植物・爬虫類・なめくじとかあのへんのが融合して云々とか)が
レンジャーや研究者をry っていうのもありかな
170名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 18:48:51 ID:NTZsy0jd
そもそも退魔師とか魔法少女とか全く要らない。
触手業界は、いつまでキルタイムに依存し続けるのか。
171名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 19:29:48 ID:LBcMudHY
もしくはウルトラマン80のマイナスエネルギーで発生した怪獣タイプもパターンとしては良さそうだよね

マイナスエネルギーだから発生した対象次第ではメチャクチャ強い触手が誕生も有り得るし
172名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 20:01:04 ID:eDCYbmR5
>>170
頭固っ
おまえカレーに福神漬け付けないタイプ?
173名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 20:53:13 ID:RPbC4Qdh
よく見ろ!それは福神漬けじゃなくて触手の卵だ!
174名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:52:11 ID:cudOry3y
バイオやらのヒットのお陰で現代モノもようやくフォーマットが揃ってきた感がある。
175名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:53:50 ID:cudOry3y
まあ、バトル無しで普通の姉ちゃんがひたすらズッコンバッコン
されちゃうのも一行に構わんのだが。
舞台設定が必要になるのって、そもそも連載前提だし。
176名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:35:55 ID:NHrr5EeY
個人的には魔法少女より巻き込まれる一般人の女の子の方が燃える場合が多い
大抵途中で助けられちゃうかあっさりめの描写で終わって残念なわけだが
177名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:07:40 ID:NTZsy0jd
福神漬?
付いていれば入れるが、無くても困らない程度には好きだな。

何が言いたいかというと、魔法少女も退魔の巫女も登場しない、一般人が触手に犯されるジャンルも、需要があるなら確立してほしい、という事。
キルタイム的フレーズは、もうお腹一杯。
178名無しさん@ピンキー :2008/11/14(金) 23:36:56 ID:pz3vDoeA
一般女性だけの本は見てみたい気もするが、1冊分かくのは大変だろうなぁw
短編集くらいなら可能性はあるかもしれんが……
179名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 04:59:00 ID:i9oVgBsF
>一般女性だけ
101匹触手の同人誌であった気が…

>>167
ワロスw
180名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 07:15:43 ID:ETaBlxFt
なんつーか兄貴に投下してほしくないのかここの連中は…

ナツメの続き読みたいっちゅーねん
181名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 11:44:33 ID:lhygpA+k
ナツメは一般女性の凌辱シーン以外、全部読み飛ばしている。エンジェルが登場しない、エキストラだけってのもアリだな。
デスパイア生態報告書、っていう感じの。
182名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 12:08:06 ID:ETaBlxFt
>>181
こういうのがいるから職人が減るわけだな
ヤル気失せるわ
183名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 13:11:35 ID:0j05kTPv
>>181
ナツメ本人の本格的な陵辱シーンが読みたい俺に謝れ
184名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 15:03:25 ID:v8IdZcGC
一般人だけなら物語としてのメリハリがつけにくいし。
185名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 15:28:27 ID:roCy3bWD
触手が出る度にやられる不幸少女
186名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:39:53 ID:qU98g6ZM
>>185
マ○トガインのヒロインかよw
つーか、それはすでに一般人違うw
187名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:57:55 ID:PWiEJPOp
触手が一般人を陵辱なら病院とかを根城にするのが妥当だよね。
幼いロリっ子から熟れた熟女まで獲物はよりどりみどり。
場合によっては洗脳した医者を利用して母親(姉や妹)を呼び出し
姉妹丼や母娘丼も夢ではないし。

更には深夜の見回りの看護婦さんや当直の美人女医も触手で絡め取りグチョグチョにしたり。

あんな調子に乗ってヤリ過ぎると触手バスターや退魔士に見つかってしまうのが難点だけど
188名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 18:36:20 ID:roCy3bWD
離島のリゾートに封印されていた触手が復活!!
修学旅行中のエスカレーター式女子高の小中高学生、OL、未亡人が陵辱されます
189名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:16:10 ID:lhygpA+k
>>182
だが、個人がどんなシーンで抜くかは結局、個人の自由なわけで。
逆にエキストラでは抜けない、と主張する方もいるだろう。職人の減少云々とは無関係どころか、強引なこじつけだと思うが。
190名無しさん@ピンキー :2008/11/15(土) 19:26:26 ID:w1P545Qg
職人の減少というか、エロパロ板自体人が減ってる気がするぜ
191名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:31:45 ID:u6DE4vHf
>>185
ペルテさんですね。
192名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:15:05 ID:lhygpA+k
こういう時こそ、新人触手が重宝される時。
新たな職人が生まれるといいなぁ…私も何か書いてみようか。
193名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:24:30 ID:mpOecIUB
>>192
そのやる気があれば立派な触人になれるね!
194名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:32:53 ID:v8IdZcGC
流れが遅いからか荒らし、自演、煽りの全部やられると対応できんからな。
エロパロや半角二次元は結構なスレがそれで潰されてる感じだね。
195謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:48:03 ID:ZjLhdAf1
最後の職人はかれこれ半月前だし、異種姦総合も知らぬ間に電脳空間の藻屑だし。
確かにちょっと木枯し吹いてるっぽい。

とりあえず、年頃の娘が三人いながら彼氏持ちゼロというデスパイア云々より
絶望的な作品の続きでお茶を濁して…駄目か?
196謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:48:36 ID:ZjLhdAf1
〜粉砕天使ナツメ 第六話 後編〜

「マルー!どこにいるの、マルー!?」

床一面に広がる爛れた物体をクロイツァーで掻き分けながら、エミリアは友の名を呼んだ。
ほんの数分前までデスパイアという怪物だったそれは、まだ所々が余熱で赤く点滅し、ジュージューと脂の焦げる音を立てている。
足元から込み上げてくる熱気は、生き物の燃える匂い特有の不快さも相まって、坑道内をガス室同然に変えていた。

「んー…!んーんー…!!」

程なくして彼女は、真っ黒な丘の中腹から上がる呻きと、そこから前衛芸術のように突き出てもがく一本の白い腕を発見する。

「んー…―――ぶはッ!!ふーーー…ゲホッ、ゲホッ…んだこりゃ畜生、くさッ!!」

力任せに引きずり出され、ようやく伯爵夫人の中から出てきたマルーシャは、新鮮な空気を目一杯吸い込もうとして…咳込んだ。

「大丈夫?」

「ああ、全然大丈―――…ンげほッ、ごふっごほっ!……訂正、三割くらい大丈夫」

顔中に付いた煤を拭いながら、彼女は渋い顔で応える。
パッと見たところ、外傷らしい外傷は無さそうだ。意識もしっかりしている。
思っていたより元気そうな仲間の様子にエミリアはホッと胸を撫で下ろした。

「ナッちゃんたちは無事かい?」

「ええ、まあ」

エミリアは目線で後ろを指す。
操車場の出口にはナツメとハルカ、そしてローパーの群れに捕まっていた十数名の女性が、壁に背を預けて横になっていた。
少しでも新鮮な空気に当ててやろうというエミリアの配慮だ。

生死の境を彷徨っているような重篤者こそいなかったが…何を持って"無事"とするかは正直難しい。
ナツメ以外は全員、デスパイアによって徹底的に嬲り物にされ本当に酷い有様だった。
どれほど長く犯されていたのか、かなりやつれて衰弱している者も目に付く。
そして…大変残念な事に、ハルカも――――…。

(…酷いな…)

彼女はただぼんやりと、潤んだ目線を遠くに投げ掛けている。
意識は辛うじて保っているようだが…完全に虚脱状態だ。
無理もない。凄惨な凌辱の記憶から、ようやく立ち直りかけていたところにこの仕打ちである。
姉のナツメが気を失っているのがせめてもの救いか。
彼女にこの事態を飲み込ませる言葉を、二人は持ち合わせていなかった。

「…救護が来るから、とりあえず行けるとこまで引き返しましょ」

「ん、ああ。そうだな」

彼女の判断は正し。まだ何が起こるとも限らない。
互いの意識をハルカから引き剥がすようにエミリアは手を差し出した。
彼女の腕を取り、マルーシャは立ち上がろうとする…が。

「ん…この野朗」

腰から下が、まだ伯爵夫人の死体に埋まったまま抜けないのだ。
197謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:49:28 ID:ZjLhdAf1
「畜生め、そんなにアタシがお気に入りかよ。豚が」

「もうちょっと真面目に力入れられないの?」

「あー…いや、その。それがな…」

マルーシャはどこか決まりが悪そうに視線を泳がせる。

「その、なんつーか……。長いこと脚開かされてたから腰とか、な」

苦い表情でエミリアは固まった。
いささか察しの鈍い戦友にも窮状が伝わったようだ。

「くそッたれめ。思いっきし中出ししやがって…」

「わかった、わかったから。それ以上はいいわ」

仕方なく体重をグッと後方に傾け、エミリアは独力でマルーシャを肉塊から引きずり出そうとする。しかし。

「……んぐ!!」

「え、なに!?」

マルーシャが今度は明らかな苦悶の声を放つ。
慌てて手を離してやると、彼女はなにやらしきりにデスパイアの中に埋もれた下半身、特にお尻の方を気にしている様子だ。

「やっぱり痛むの?」

「あぁ…その。あんま言いたかないんだが。ローパーの餓鬼をケツに入れられてんだった。ちきしょう…」

「ガキって…え、子供!?お尻って、その、誰の?」

「……あたしの以外に誰か?」

数秒間、その場は沈黙に支配された。

「…病院に連絡、入れとくから。とりあえず出ましょ」

「ああ、頼む」

気まずい会話を打ち切り二人は脱出作業を再開する。
直腸に宿った幼体が暴れるのだろうか。力む度にマルーシャは脂汗を浮かべ辛そうな表情になる。
何とかしてやりたいのは山々だが、ここから抜け出さないことにはどうにも出来ない。

「くっそ。中でまだ脚とかに絡み付いてるっぽいなこりゃ」

「しょうがないわね。切って開くから、ちょっと待ってて」

エミリアがその手に光の矢を出現させ、マルーシャの下半身を取り込んでいるヒルバーツの肉を切開しようとしたその時だった。
198謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:50:22 ID:ZjLhdAf1
「…――――ん?」

焼け爛れた肉の中で、マルーシャは自分の足首が、かすかに引っ張られるのを感じ取った。
まさか、これは……。

「跳べ!エミィ!!」

マルーシャが叫ぶ。なぜ、とはエミリアは問い返さなかった。
まさに間一髪。コンマ数秒前まで彼女の立っていた場所を、ひび割れた巨大な触手が猛然と通り過ぎていった。
剥がれて飛び散る肉の破片から、マルーシャは自分の顔をなんとか庇う。

『ぬ、ぬぅぅう…がぁぁああ〜〜〜〜〜〜…!!』

地獄の亡者が群れて呻いているような戦慄すべき咆哮。
すんでのところで跳び上がり背後からの一撃をかわしたエミリアは、数メートル彼方に着地。
その手には既にクロイツァーが構えられている。マルーシャの一声がなければアウトだった。

「マルー!!」

「ちっ、こいつまだ…!」

最悪の予感は現実となって目の前に立ちはだかる。
凝固途中の溶岩を思わせる真っ黒な塊がズブズブと盛り上がっていく。
焼け付いた皮膚がペリペリと剥がれ落ち、タールのようになった血液がドロドロと流れ出し……それでも"それ"は生きていた。

『まだだァ……、むァだだぁぁあぁぁあぁあぁ〜〜〜〜〜〜!!』

なんという生命力だろうか。
もはや原形など何ひとつ留めていないその姿になってなお、巨大ローパー・ヒルバーツは生きている。

「畜生、ミディアムだったか!中まで火が通ってねぇ!!」

腰まで埋まっていたマルーシャの体が、ゆっくりと体内に沈み始める。
彼女を再び取り込もうというのだ。

「くそッ!生き意地汚ねぇぞ、てめえ!!三流のクセしていつまでも舞台のど真ん中陣取りやがって…!」

おそらくは魔法を放つ前に力を吸い取られていたのが原因だろう。
とどめを刺すには威力が足りなかったのだ。ユイの時といい、今回といい、失態連発である。
そんな事を考えている内にも、裸同然のマルーシャはヒルバーツの体に埋もれていく。
199謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:50:54 ID:ZjLhdAf1
「エミィ、撃て!早く!!」

「で、でも――――…」

エミリアの躊躇はもっともだ。
今撃てば、マルーシャにまで被害が及ぶのは免れない。しかし…。

「一発くらい当たってもいいっての!ここで逃がしてみろ、もっぺんやって勝てる保証はねぇんだぞ!!」

彼女の言う通り、そう二度も三度も勝たせて貰える相手は無い。
今回の勝利とて偶然拾ったようなものだし、こちらの手の内も明かしてしまった。
ローパーの繁殖力があれば、ヒルバーツ一党の再起にはさほど時間は要さない。
たくさんの罪もない女性達がまたその身を蹂躙され、弄ばれ、化物の子供を宿す事となるだろう。
何としてもそれは避けなければならない。
ならば今、取るべき選択肢はひとつ。

「――――くッ!!」

連戦で磨り減った集中力をなんとか奮い立て、エミリアは弓を引き絞る。
魔力に輝くその矢先は、マルーシャのすぐ隣で激しく蠢く肉の盛り上がりに向けられた。
おそらくそこが再生の起点、つまりヒルバーツの核だろう。
ダメージで意識が混濁しているのか、デスパイアまだはそこを守ろうとしていない。
もう少し近づいて狙いたいところだが、迂闊に接近すればエミリアまで取り込まれてしまう。

(ギリギリだけど…やるしかない!)

マルーシャの命を託した一矢が、指先を離れようとした正にその時――――。




『早まってくれるなよ。その女は我々の花嫁だ。疵をつけられては堪らん』

切迫した場にそぐわぬ、静かな男の声が響き渡った。

「んな…!?」

「だれ!?」

バサバサバサ…と、大きな翼で空気を打ち据える音が二人の問いに応えた。
エミリアと伯爵夫人のちょうど間、地面から突き出た配管の上に一羽の黒い鳥が降り立つ。

(カラ…ス?)

予期せぬ、と言うより予期できるはずもない乱入者の登場に、葬送天使は固まっていた。

(なに今の声?花嫁って?この鳥が…喋ったの?)

当然の疑問が彼女の頭をぐるぐると駆け巡る。
一方のマルーシャは…一体どうしたのだろう。
表情のない、心ここにあらずといった態で呆然とそれを見詰めている。
200謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:51:58 ID:ZjLhdAf1
そしてヒルバーツは――――。

『ぬ、ぐぬ、ぬうがぁあぁあぁぁぁあーーーーーーーー!!』

ヒルバーツは何かに恐れおののき、酷く取り乱して、そのカラスめがけ猛然と横薙ぎの触手を放つ。

「あっ」

エミリアの目の前で、カラスの上半身がそぎ飛ばされて消えた。
吹き飛んだ肉が壁に当たる"べちゃり"という響きが彼方から聞こえる。
どこに飛んで行ったのかはもう分からない。
その場に残された下半身だけが、何事も無かったかのように不気味に佇んでいる。

「……レブナン……」

マルーシャが半開きだった口でようやく聞き慣れぬフレーズを紡ぐ。
エミリアには、その単語が何を意味するのか分からなかった。

『久しいなトルスターヤ。何年ぶりか。互いに健在でなによりだ。嬉しいぞ』

マルーシャの一言に、先ほどの声が返ってくる。そして――――。
ゴボ…ゴボゴボ…。
上半分が綺麗に無くなったカラスの半身、その断面から…真っ黒な風船のような物体が隆起し始めたのだ。

「な…なんなの、こいつ?」

もうクロイツァーの照準はヒルバーツに向けられていない。
気圧されたエミリアは無意識の内に後ずさっていた。
質量保存の法則なぞどこ吹く風で、まるで別の空間から転送されて来るかのように、謎の物体はみるみる内に膨れ上がっていく。
波打つ表面と内部に透けて見える気泡から、彼女はそれがタールのような濁った液状の物体である事を悟る。
だが、それだけではない。

「…うそ…」

中に、人が浮いている。
一人、二人、三人…。柔らかそうな細い肢体と胸の膨らみから、エミリアはそれが人間の女性であることを知る。
半分以上が溶かされ、彼女らの体を申し訳程度に包み込んでいるフリルが一杯の浮世離れしたコスチューム。
コスプレ染みたその衣装は、取り込まれている娘たちがエミリアたちの同業者である事を物語っていた。

「こいつ…デスパイア?」

パサリ、と。抜け殻と化した鳥の羽毛が禿げ落ちた。
カップから逆さにして抜いた真っ黒なゼラチン菓子。現れた物体を例えるなら、まさにそんな具合だ。
あまりの大きさに、宇宙が具現化して目の前に鎮座しているような、クレイジーな錯覚さえ覚える。

『ぬぁぁぁぁああっ!!ぐるなぁぁぁあッ、ぐるなぁぁぁあぁぁああーーーーーっ!!!』

自らと同じサイズにまで膨張した謎の物体を、半狂乱のままヒルバーツの触手がズブリと貫いた。
エミリアはあっと息を飲む。だが当の乱入者は微塵も動揺していない。

『脂身が…大人しくしていれば良いものを。その醜い手で我らの女を穢した代償、しかと払って貰うぞ』

低調な声がかすかに怒りの色を帯びた。
そして次の瞬間、レブナンと呼ばれたスライム状の物体が、自らを貫く触手を伝ってヒルバーツの巨体に襲い掛かっていったのだ。

『あが、あっ…あが…がぁぁああ!ごあ…あぁああッ!!』

伯爵夫人の巨体がみるみる内に黒で塗りつぶされていく。
焼け爛れた表皮は目にも止まらぬ速さで侵蝕され、融解し、どす黒く染まりながら捕食者の一部へと同化していった。
201謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:53:19 ID:ZjLhdAf1
『やめ…ッ!やめろぉおぉぉおっ!!ん、んんんぐぅうぅ〜〜〜〜〜…う……ぅ…』

伯爵夫人の呻きが徐々に小さくなる。それに併せて暗黒の流動体はゴボゴボと肥大していく。
白昼夢と言われた方がまだ納得できたかもしれない。
あれほど強大だったマザー・ローパーが、抵抗ひとつ出来ずに飲み込まれているのだ。

「ぐ…痛ッ!!」

ヒルバーツの拘束が緩んだのか。
危うく一緒に取り込まれかけたマルーシャが、コンクリートの上に裸のまま転がり出る。
エミリアはクロイツァーを構えたまま、目の前で繰り広げられる現実離れした光景に、息をすることも忘れただ見入っていた。



『期待はしていなかったが、やはり不味いな』

先程までの喧騒が嘘であったかのように静まり返った空洞。
二人の前に、もはや伯爵夫人の姿は無い。
あるのはローパーの親玉を吸収して倍の大きさに膨れ上がった黒い物体だ。

「…レブナン、てめえ生きてやがったのか」

マルーシャが、ありったけの敵意を込めて目の前の存在を睨みつける。
すると巨大なゲル状物体の中心部に男の顔が浮き出てきた。
オリエントの彫像のように精悍で、それでいて石膏像のように生気を感じさせない。
まさに作り物の顔、仮面だ。

「何しに来やがった」

『無論、生涯の伴侶を迎えに』

「ハッ」

マルーシャは吐き捨てるように応えた。

「ンなら無駄足だったな。見ての通りだ。あたしはもう何遍も他のデス公に抱かれてる。他を当たりな。自分専用の穴しか掘らない主義なんだろ」

『構わん。その体の初夜権を行使したのは私だ。貴様には、他の者と交わった不貞を精算する義務がある。我々の一部となってな』

レブナンの体内でゴボリと泡が立ち、取り込まれている三人のエンジェルがわずかに動いた。
彼女らの膣口はこちらに見せ付けるように押し広げられている。中にまでレブナンの体が入り込んでいるのだろう。
いったいどれほどの間ああしているのかは分からない。ただ、一日や二日では無さそうだった。
彼女らの表情にはもう、抵抗の意志というか精気のような物が微塵も感じられない。
もしかすると何週間か、何ヶ月か、或いはそれ以上か。あのエンジェル達はもう、助かる事を完全に諦めてしまっている。

「クソが…無理やりヤっといて亭主気取りかよ、変態めが」

自身の体を庇うように、両手で乳房と股を隠しながらマルーシャは後ずさった。
分かっている。勝ち目は無い。万全の状態だって一対一では敵わない。ましてやこの状態では。

『何を恐れる必要がある。分かるぞ、昂ぶっているのだろう?』

「………」

図星だった。ローパーの体液をふんだんに摂取させられたその体は、完全に欲望のタガが外れてしまっている。
肌を撫でる外気にさえ毛穴はざわめき立ち、胸は早鐘を打つ。頭もクラクラして実のところ立っているだけでも精一杯だ。
202名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:54:34 ID:nIP8Mr+K
なんという救世主
支援って必要?
203謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:55:00 ID:ZjLhdAf1
(畜生め、厄日だ。次から次に、変態どものオールスターゲームかよ)

背中に冷たい壁をひたりと感じた。もう後が無い。
かくなる上は、自分が囮になってエミリアにナツメ達だけでも運び出させ――――。

ズボッ!!

『…む?』

「げッ!?」

ぬかに刃物を突き立てるような音がして、じりじりと距離を詰めてきたレブナンが止まる。
見れば彼の背面に、蒼白い輝きを放つ光の矢が一条、突き刺さっていた。

「逃げてマルー!早くっ!」

「ばっ…馬鹿よせエミィ!オマエが逃げろって!!」

レブナンに刺さった矢がズブズブと漆黒の体に沈み込み消えていく。
効いていない。いや、それどころか吸収されているのだ。

「…くっ!」

エミリアは諦めない。
か細い右手に無数の矢を剣山の如く出現させ、まとめて叩き込むべくクロイツァーにノッキングする。
だがしかし…!

『ほっほっほ、威勢の良い子兎がもう一匹おるようじゃの』

「な!?」

しゃがれた老人の笑い声と共に、レブナンの背中がドバっと爆ぜ、無数の触手となってエミリアに襲い掛かったのだ。

「あうッ!!」

避けるには距離がなさ過ぎた。
鳥モチのように粘つくゲル状の触手を真っ向から浴び、エミリアは受身を取る暇も与えられず瓦礫の上に転がった。

『ほほぅ。これはこれは、なかなか器量の良さそうな娘っ子じゃてな』

『これも貴様の仲間か、イグニートエンジェル?』

高粘度の物体で地べたに貼り付けられ、エミリアは呆気なく身動きを封じられてしまう。
引き剥がそうともがく彼女の目と鼻の先に、皺だらけの老人の顔がヌッと迫ってきた。
無論、その顔も真っ黒なスライム状の物体で形成されている。

(二匹?…いや違う。こいつら、集合体!?)

このデスパイアの使う"我々"という一人称の理由に一足後れでエミリアは気付いた。
何人ものエンジェルを体内に取り込んでいるのも、恐らく結合に必要なエネルギーを絶え間なく供給するため。いわばコア代わりだ。
204謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:56:19 ID:ZjLhdAf1
『のう、ときに小娘よ。おぬしはまだ未通かの?』

「み、みつう?」

『ほっほっほ、処女かと訊いておるのじゃよ』

「――――んな!?」

エミリアの声が裏返る。
そんな彼女の反応を老人の顔は好奇の視線で舐め回す。
品定めしているのだ、エミリアの体を。

「よせ、てめぇ!エミィは関係ねぇだろ!!」

反対側でマルーシャが怒鳴っている。
レブナンの巨体に遮られ、エミリアからはそちらの様子は窺えない。

『答えぬか。ならば仕方ないの。ワシがちょいと味見してやろうかい。カカカカ…ッ』

「なっ、やめ…!!」

古い喪服のような黒一色のロングスカートがガバッと豪快にまくられる。
雪化粧した木々の枝を思わせるすらりとした脚美線。その付け根にあたる二股を隠すのは紫陽花のような淡いパープルのショーツ。
誰もが目を奪われそうな完璧な均衡を誇るその空間に、タンカーから洩れた原油の如く黒々とした液体がネチっこく絡み付いていく。

『ほおぉ…。これはこれは、まっこと眼福よのお』

(だ、ダメ…っ、なんで!?全然動けない!!)

脂汗を浮かべ全身の力を総動員しても、デスパイアの拘束は綻びひとつ生じない。
柔らかな太腿を存分に揉みしだき、肌の下で反発する筋肉の張りを思うさまに堪能しながら、レブナンの体はエミリアの内股へと進む。
痛恨のミスだった。スライム系は通常の触手とは勝手が違う。大半の場合、一度でも捕まってしまえば即ゲームセットだ。
マルーシャを助けようとして迂闊に接近したのが仇になった。これではミイラ取りがミイラだ。

「……あッ!」

上品な花の刺繍がわずかに肌から浮いた。
ショーツの生地を軽く持ち上げて、レブナンが下着の中へと潜り込んで来たのだ。
激しい戦闘で蒸れ気味だったパンティの張り付く感じが消え、代わりにひやりとした冷たい感触が肉芽と秘唇を一緒くたになぞる。
食い縛られた歯が思わず緩み、熱っぽい一声が洩れてしまった。

『のほほほ、さてさてお楽しみの瞬間じゃの。狐が出るか狸が出るか、おぬしの穴倉はどちらかの?』

「ふ、ふざけな……あうっ!?」

鈍い痛みが抗議の声を中断させた。
ぐにゅりと、レブナンはエミリアの膣口を押し拡げる。

「や、やめ…っ!きゃあぁぁあ!!」

あれほどにまで動かなかった背筋が一気に反り返る。
温もった膣口とそこに入り込んで来た物体の体温差は、エミリアに悲鳴を上げさせるのに十分過ぎた。
エミリアに入り込んだ触手は自由自在に姿を変え、形を変え、閉じた蕾の中を何本もの小指でまさぐるように、膜の在り処を丹念に調べ上げていく。

「エミィ!畜生、レブナン!!大概にしやがれ、あたしが目的なんだろ!?だったら――――……」

激昂して吠え掛かるマルーシャの声も半分くらいしか聞き取れない。
まだホンの入り口までしか挿入されていないというのに、それこそ絶頂の直後のような、下半身からごっそり力が抜けていくような疲労と倦怠感が襲ってくる。
駄目だ。このまま奥まで侵入を許せば、人形同然にされてしまう。
205謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 00:58:51 ID:ZjLhdAf1
『ハン!なんじゃこの娘。期待ばかりさせおって、とうに他の者の手がついておるよ』

『ハッハァー!そいつァ残念だったなジジイ!くたびれ儲けの骨折り損ってヤツか、ああん?』

レブナンの背中にもうひとつの顔が浮かんだ。
しつけの悪い大型犬のような、粗野なオーラを溢れんばかりに湛えた若い男の顔だ。

『ま、天使サマならどの道ここで片付けとくに限るァな。取り込まねぇんなら、景気良く腹ン中から吹っ飛ばしちまえ!ドバーンってな、ドッバーーーン!!』

『そうするかの。口に合わぬ前菜じゃ、惜しくもあるまいて』

エミリアの顔から血の気が引く。

「なっ……――――や、やああぁぁああ!!やめっ、やめ…ッ!!!」

大量のスライムが一気に押し寄せ、満杯になったショーツが耐え切れずギチギチ音を立てる。
殺す気だ。こんなにも簡単に呆気なく。
下腹部へと迫り来る死の感触に、エミリアは取り乱し、我を忘れて悲鳴を上げる。

「レブナンっ!!よせ!やめろぉーーーっ!!!」

マルーシャの声がどんどん遠のいていく気がした。
だが、そすらも既に別世界の出来事のようで、何と言っているのか判別する余裕はもう無い。
エミリアの腹を引き裂いてしまうであろう量の液体が、遂にその入口へ差し掛かり――――。


『……………』


ぴたりと止まった。

『むゥ。この気配は…』

一体何を映しているのか、奈落の底のような瞳を細め、その顔に刻まれたシワを一層深くして老人は黙りこくる。

『おーい、どうしたジジイ?ボケちまったのかァ?それとも入れ歯が外れ――――……』

『静かにせんかバカタレがっ!レブナンよ、これは…』

相方のマッチョを一喝すると、年老いた顔は思案深げにレブナン本体へ持ち掛ける。
一体何が起こったのか、動転しているエミリアには事態が飲み込めない。
撃鉄がカチリと鳴ったのに弾が出ない。そんな映画のワンシーンを思わせる、冷や汗物の沈黙が場を支配している。

『レブナンよ、どうやら来客のようじゃが?』

『そのようだな。しかしこの殺気、察するに原因はその娘か。困ったものだ』

レブナンの体に巣食う者同志がなにやら合議を始めている。
果たして彼らは思考も共有しているのだろうか。
会話の内容はえらく断片的で、エミリアには何のことやら見当も付かない。
ただひとつ確かなのは、連中とって何らかの不都合が生じ始めたか、あるいは既に生じているのか。

『ハッ!蛇だか蛙だか知らねぇが、遅かれ早かれぶつかる相手だろ?構わねえ、この場でブッ潰しちまえ!!』

『と、ケブロークは言うておるが?しかし、行きがけの駄賃ごときで手痛い目に遭うのは勘定が合わぬとゆうか、御免被りたいところじゃのう。はてさて』

強硬派と慎重派は真っ向から対立しながら、恐らくは本体であろう、レブナンと呼ばれる無表情な顔を揃って覗う。そして…。
206謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:00:55 ID:ZjLhdAf1
『退く。今あの女と事を構えるのは下策だ』

トップの決断はにべも無い物だった。

『ケっ!んだよ面白くねえ…』

心底不満気に舌打ちし、三番目の顔が消え失せた。
やれやれ…といった仕草で首を振り、老人の顔も本体に沈んでいく。
後には仰向けで大の字のままスカートをまくられたエミリアだけが残されていた。

『日を改めて貴様を娶りに行く。それまでに尻の中の下等生物をひり出しておけ。花嫁衣裳の容易もな』

「うるせえ…。それ以上、その気取った口上垂れたらブチ殺すぞ」

マルーシャの悪態を歯牙にも掛けず、最後の顔が僅かに微笑み引っ込んだ。
レブナンの巨体は頭上に向かって大きく伸び、天井にできたひび割れの中へ吸い込まれるように消えて行く。
一体、あの化物は何に気付いたというのか。
ようやく心拍数も落ち着いてきたエミリアは、死んだように静まり返った舞台を見回す。

「…?」

ふと背後からの視線を感じてエミリアは振り向いた。
壁際にはナツメ達が相変わらず整列しているが、彼女らは皆気を失っている。

(…今のって…)

思い過ごしだろうか。
一瞬、この部屋の入口から誰かが覗いていたような気がしたのだが…。

「…立てるかエミィ」

背後からの呼びかけにハッと我に返る。

「出ようぜ。もう、一秒だってこんな場所には居たくねえ…」

同感だった。



差し込む西陽が廊下を金色に染め上げている。
日はもう短くなり始めているはずなのだが、五時を回った空にまだ夜の気配は訪れていない。
窓枠に肘を突き眼下のロータリーを見渡せば、緊急搬送の救急車が途切れる事無くやってきては再び現場へトンボ帰りしていく。
担架の上には顔の見えぬよう大きな毛布に包まれて運ばれて来る女性たち。
正面玄関は、確認のために駆けつけた被害者らの親族知人でごった返し、対応に当たる警官までもがそれに加わり、中々ひどい混乱状態だった。
天井二枚隔てたこの廊下にまで、下の騒ぎは聞こえている。
引っ切り無しのサイレンに耐えかねて、エミリアはピシャリと窓を閉じた。

「……………」

内股がズクリと痛む。鎮痛剤の効き目が現れるにはまだしばらく掛かりそうだ。
レブナンに掻き回された下腹部の鈍痛に、下の喧騒は正直こたえる。
しかしエミリアは移動しようと思わなかった。結局今はどこに行っても同じだろう。
どの廊下もスタッフがせわしなく行き交い、病室からは意識を取り戻した女性達の嗚咽や半狂乱の悲鳴が聞こえて来る。
結局、雛菊市中央病院は壊滅的な打撃を受け、デスパイアから助け出された被害者らは、隣接市を含む四ヶ所の病院に分けて搬送される事となった。
今いる国立大の附属病院もその内のひとつである。
207謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:01:36 ID:ZjLhdAf1
「よ。たそがれモードかエミィ?悪いのが板に付いちまうぞ」

「あっ、マルー…」

不意に肩を叩かれ面を上げれば、そこには見知った顔がいた。マルーシャだ。
随分やつれているように見えるのは、斜陽の作るコントラストのせいだけではないだろう。

「治療、終わったの?」

「ん、まァ…。尻の中の奴は薬で殺してもらったから、後はそうだな…フツーに出るのを待つだけだ」

疲れた顔で自嘲気味に答えながら、マルーシャは缶コーヒーを一本差し出す。
蕎麦屋でジャムとジョルジを注文し、エミリアをずっこけさせるような紅茶党の彼女でも、流石に今はカフェインの力に頼りたいのか。
エミリアはそれ以上追求せず差し出された品を受け取った。
ちなみに薬の服用中はアルコールは厳禁。そこらへんマルーシャに目を光らせずに済むのはありがたい。
仕事の後の彼女の呑みっぷりは、いささか度を越しているからだ。

「………」

缶のタブを起こそうとしても指にもなかなか力が入らない。
相当消耗していた事を今になってようやく自覚させられる。

「で、ナッちゃんと妹の方は?」

五度目のアタックでようやく封を切ったエミリアは、黙って目の前の病室を指す。
マルーシャも静かに浅く頷いた。

「消耗してるけど、ナツメの方はほぼ無傷よ。ここに運ばれる途中で意識を取り戻したわ」

「そっか。まぁ、体を張った甲斐はあったと思っとくべきかね」

「それで……ハルカなんだけど…」

エミリアの声が小さくなる。
自分自身に発破をかけるように、彼女は一度、缶の中身をごくりと呑んだ。

「彼女、摂取した体液の量が多かったから。二度目だったせいもあって興奮状態が収まらなくって…」

口の中には広がる苦い味は正直良く分からない。
エミリアは"食べられればいい"というスタイルの人間だ。
後は時間との兼ね合いだけ。
実際、コーヒーにしたってレギュラーとインスタントの違いも分からないのだ。

「……………」

マルーシャは黙って目で続きを促す。

「とりあえず、さっき鎮静剤を打って、薬も中に入れたところ。今はナツメが付き添ってるわ」

「そうか…」

安堵とも同情とも取れぬ抑揚に欠いた調子でマルーシャは応答し、やや間を置いて軽い溜め息を付く。
とにかく精子殺しまで済んだのなら一段落だ。
ハルカ本人にとっての地獄はこれからなのかもしれないが、少なくとも今日できる事は全て終わった。
208謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:02:51 ID:ZjLhdAf1
(となると、こっちの問題はむしろナッちゃんのダメージの方だな)

彼女は妹を守ることに失敗した。目の前に居たのに助けられなかった。
その事実をナツメはどう受け止めるのだろうか。
消化の仕方を誤れば、彼女の今後を大きく変えてしまう恐れがある。
この戦いで拾った勝ちなんてチャラになってしまうぐらい頭の痛い問題だ。

「…とりあえずナツメを呼ぶわ」

不意にエミリアは壁から背を剥がすと、思案に耽る相方に一言そう告げ、病室のドアに手を掛けた。
ハッとしたマルーシャは慌ててその手首を掴む。
放られた空缶が乾いた音を立てて廊下に転がった。

「呼ぶって、何するつもりだよエミィ?」

「今日のこと、あなたに謝らせるわ。あの子が独断で突っ走ったりしなければ、こんなに大勢があのデスパイアに連れて行かれる事も無かったし、マルーだって捕まったりしないで済んだのよ?その事を…」

「よせって、エミィ!」

ドアを開けかけたエミリアの腕を強引に引っ張り体ごとこちらに向かせる。
病室のナツメに聞こえぬよう若干トーンは落としていたが、マルーシャの荒い静止にエミリアは少々本気で驚いたようだ。
だが、すぐに険しい視線でこちらを睨み返してくる。こういう目は本当に姉とそっくりだ。
何かを言わんとするエミリアの先手を打って、マルーシャは彼女を諭す。

「先輩的な責任感じてるのは分かるけどよ、今はやめといてやれって」

「…見逃せって言うの?」

「そうは言ってない。ただ――――」

ナツメの暴走を止められなかった自責の念と怒りが、真面目なエミリアを突き動かしているのだろう。
彼女の言っている事は道理だ。今回、こちらの被害を一番拡大した要因は他ならぬナツメである。
身内を助けるためにチームワークを乱し、相手に付け入る隙を与えた挙句、妹ともども仲良く敵の手に落ちてくれた。
本人だって分かっているはずだ。形だけでもいい。今後のためにも一度けじめをつけさせるべきである。
だが、それでも……。

「今は…ハルカの傍にいさせてやれ」

疲れ切った顔を和らげながら、マルーシャは静かにそう告げる。

「ナツメにはな、あたしらと違ってまだ帰る場所も守るものもある。あの子がこれから先どうなるのかはまだ分からない。でもな、とりあえず今はそれだけでも大切にさせてやって欲しいんだよ。
エミィ、あんただってそうだろう?あんないい子が、狼みたいに目ぇ吊り上げて、馬鹿みたく戦うだけの奴に変わっちまった姿なんて、見たかねぇだろ?な?」

「……………」

エミリアは反論しない。
言葉を探すように暫く視線を泳がせていたが、やがてそれを見つけられない自己を恥じるかのように目線を落とした。
彼女の手がノブから放れたのを見て、マルーシャは安堵の息と共にようやくその手首を開放した。

「随分優しくなったのねマルーも。なんだかお婆さんみたい」

「そう言うオマエも、ちったぁ話が通じるようになったじゃんか。安心したよ」

「フフ…。でも、馬鹿力は相変わらず」

マルーシャが笑う。赤くなった手首をさすりながら、エミリアも表情を崩す。
ついつい本気で掴んでしまった。さぞ痛かったろう。
まあ、コーヒー奢ってやったんだから、ここはひとつ、愛嬌ということで。
209謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:03:55 ID:ZjLhdAf1


「ひとつだけ、訊いていい?」

先ほどのまでの定位置にツカツカと戻り、エミリアは再び壁に背を預ける。

「ん。ひとつとは限定しませんが何か?」

先ほどから転がっている空き缶を拾おうと屈んだままマルーシャは尋ね返す。
デスパイアに好き放題された下半身はまだ痛むらしく、その動作は機械油を切らしたクレーンのようにぎこちない。
彼女の頭が元に高さに戻るのを待ってエミリアは本題を持ち掛けることにした。

「伯爵夫人を吸収したあのデスパイア、あなたと面識があるみたいだけど…」

「ああ、あいつか」

嫌な物を思い出したようにマルーシャの眉が歪んで寄った。
そりゃやっぱ訊くわな、とその顔には書いてある。

「何があったのか教えて貰えるかしら?もちろん、差し障りの無い範囲でいいから」

エミリアは知っている。マルーシャは決して自分の過去を語ろうとはしない。
数えるのも面倒なほどの修羅場を、共にくぐり、切り抜けてきた仲であったが、エミリアは彼女の生まれも育ちも家族も未だかつて聞いた事が無いのだ。

「まぁ…差し障りつーほどの事も特に無いんだな…」

気は進まない。お互い相手の触れたがらぬ場所には極力関知しない主義だ。
だが今度ばかりは相手が相手だ。シャンシャンで素通りできる問題ではない。
それに、顔も知らない相手とはいえ、取り込まれていた他のエンジェル達もこのままにしては置けなだろう。
配慮の裏にも譲る気なしの構えでいるエミリアを見て、マルーシャは左手でポケットの中の小銭をジャラジャラ言わせながら、観念したように語り始める。

「あいつの名前はレブナン。"腐海のレブナン"って呼べば古いエンジェルにも通じる。見ての通りというか、まぁドロドロしてて形の無い奴だ」

なるほど。またよく言ったものだ、腐海とは
触れられただけで命を吸い取られていくようなあの感触。
そして"死"が流動しているようなあの姿に正にぴったりだった。

「元はそこそこ強いだけのありふれたデスパイアだったんだけどな。死に損ないが何匹も合流していく内にあんな姿になっちまった。
普段は他の動物の死骸に潜んでるモンだから、こっちのアンテナにも引っ掛からない」

「厄介ね」

端的な感想で実際その通りだ。
エミリアもあの化物が鳥の死骸から姿を現すまで、その接近を全く察知できなかった。
おまけに、そこそこ都会なこの街だって、小動物の死体ぐらい探せばいくらでも見つかるだろう。
他の生き物に潜られてしまえば、もうこちらからは探し当てる事はできない。

「でまぁ、その。なかなかグルメと言うかヒネリの利いたヘンタイでな、自分が初めてを頂戴した女しか喰わない主義らしい。ほんと」

性欲の権化とも言うべきデスパイア。その中には妙な性癖を持った者も少なくない。
もっとも、単純に生存という観点から見た場合、その手のこだわりは大きな足枷になる悪癖が大半だ。
中でもレブナンなる者のそれは、自分の首を一番絞める部類に入るのではないのか。
少なくともエミリアにはそう思えてならないのだが。

「昔の領主じゃあるまいし」

「ああ。そんでまぁ、あんましデカイ声で言えた話じゃないんだが、あたしの初体験がアイツとでな。お恥ずかしい事に、昔あたしは奴に取り込まれてたんだよ。ハハ…」

軽めの口調とは裏腹に、マルーシャの右手の中では、頑丈なはずのスチール缶がミシミシと悲鳴を上げていた。
おまけに風も無いのに髪が浮き始めている。これ以上気温を上げるのはどうか勘弁願いたいところだ。
210謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:04:40 ID:ZjLhdAf1
「まぁ…核を失くしたデスパイアが何匹も寄り合い所帯になってる以上、強力な魔力の供給源が入り用になるのは当然の事ね」

税金で賄われているであろう冷房費に軽く同情しながら一歩離れ、エミリアはさり気無く話のレールを逸らそうと試みる。

「んで、そのアタシを助け出したのがエミィ、あんたの姉貴さ」

なるほど。確かにエミリアにとって初めて会ったときマルーシャのポジションは"姉の友人"だった。
少なくともマルーシャはそう名乗っていたが、妹のエミリアからしてみれば、師匠と弟子にも見えたし、仇敵同士のような空気を漂わせている日もあった気がする。
まあ傍目から見ても到底仲が良さそうには映らない、むしろ険悪な雰囲気の二人であったが、互いの実力だけはしっかり認めているように見えたものだ。
こうして聞いてみると"師匠と弟子"という当初の感想も、あながち間違いでもなかったらしい。

「あたしがイゾルデの金魚の糞やってたのはそういう経緯があったんだよ。そっから後はまぁ、あんたが知っての通りだな。他にもごちゃごちゃ知り合いができて今に至る、と」

そこまで言ってマルーシャは勢いを付け、右手の空き缶を放る。
放物線は三部屋分の廊下を軽々と跨いで、自販機の隣にあるダストボックスを見事にガコンと鳴らした。
…ただし、可燃ゴミの方を。

壁から離れて伸びをするマルーシャを見て、エミリアは短い昔語りが終わったのだと知る。
レブナンというデスパイアに関しては依然情報不足の感が拭えなかったが、そりゃマルーシャだって何もかも知っているわけじゃあない。
結局、自分といいマルーシャといい、それぞれ厄介な相手に付きまとわれている身だったらしい。
まったく、この世に他に女がいない訳でもあるまいに。お互い迷惑な話だ。

「それで、彼と結婚するつもりなの?」

「おいコラ」

「冗談よ」

「わーってら、んなこと」

ポケットから取り出した小銭をマルーシャは仏頂面で数えている。
百円玉は一枚だけで残りは全て外国の硬貨。
残念ながら二杯目のコーヒーにはありつけないようだ。

「…あのーすみません」

「ん?」

ふと、階段の踊り場から現れた女性職員が二人に声を掛ける。

「下で預かってるそちらの方のお荷物のことで、その…警察が人がちょっと」

「あ」

お荷物?
最初はピンと来なかったエミリアだが、隣で不味そうに顔を歪める金髪娘を見ていると、心当たりはすぐに浮かんできた。

「マルーあなたねぇ…。あんな馬鹿でかい鉄砲、受付に預けてきたの?」

「あーいやーその、だって診察室まで持ってけないっしょ?ケースにぶち込んであるからイケると思ったんだけどねえ…」

「いいから早く事情説明してきなさい!」

「へーへー……いてっ!サー、イエッサー!!」

背中をぴしゃりと平手で打たれマルーシャはすごすご階下へ向かって行く。
伯爵夫人の触手責めが相当応えているのか、その後姿は随分と小股で時間が掛かりそうだった。
211謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:05:26 ID:ZjLhdAf1
結局廊下には先ほど同様エミリアだけがぽつんと残された。
肩の高さで切り揃えられたプラチナブロンドが斜陽を浴び金糸の如く輝いている。
する事がなくなると、廊下にこもった消毒薬の匂いが酷く気になりだす。

窓を開けようとサッシに手を掛けたところで、また一台の救急車が病院前に滑り込んで来るのが目に止まる。
担架の上の人物はタオルで顔を隠されていたが、布地の脇からは粘液でギトギトになった黒髪がべったりと垂れているのが見て取れる。
奥の方で苗床にされていた犠牲者なのだろうか。オレンジ色の救護タオルの上からでも判別できるぐらいそのお腹は膨れていた。
手術室は堕胎待ちで既に大渋滞だろう。

思えばエミリアも最初の頃は、救えなかったものをただ眺める事しかできない自分が、堪らなくもどかしかったものだ。
マルーシャやユイに止められた事も一度や二度ではなかった。
それを考えれば、ナツメが時折見せる気持ちも分からないでもない。

(…とりあえずは感謝ね。こうして三人とも、生きて帰ってこれたんだから)

溜め息混じりに表情を緩ませるエミリアの前で、病室のドアが静かに開いた。
212謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 01:13:48 ID:ZjLhdAf1
支援dクス。以上にて〆なり。氏ぬほど長くなってしまったローパー編もひとまず終了。
ぶっちゃけ最後は全然エロくできなかったというか、まあ肩透かしといいますか。
書けば書くほど後悔が。

次回以降の話は単発のプロットだけ何話か考えてあるのだが、さてどういう順番にしたものか…。
とりあえず暫く居ないも同然だった人を出さねば。

なにはともあれ、毎度オサレなパンツを台無しにされるエミリアさんに合掌。
あと職人様カモォーーーーーン!!ヽ(`Д´)ノ
213名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 01:19:16 ID:dmpG4vjO
初めてリアルタイムで読めたさ!超GJ!
次回も期待しています。


あぁ、デスパイアになりたいなぁ…(遠い目)
しかしデスパイアって街中や学校には出現するのに、トイレとか風呂とか、女性が無防備になる場所を完全にスルーしてるよな。
これも彼らなりの拘りなのかしら?
214名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 02:22:37 ID:i7V93tqP
>>213
そういう場所はセキュリティ固いと推定
215名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 02:26:03 ID:nIP8Mr+K
服を脱がせる楽しみが無くなるじゃないか
216名無しさん@ピンキー :2008/11/16(日) 08:19:34 ID:jTA6JGkz
>謀ったな@シャア!さん
GJ!
面白かったよ。
短編も期待してます
217名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 13:27:20 ID:dmpG4vjO
>>215
服を脱がせる過程は、確かに重要。半脱ぎならなおいいよね。
服だけ溶かすスライムとか邪道だと思うわけで…

>>214
どんなセキュリティ?
デスパイアの侵入を探知すると警報が鳴るとか。
セ○ムの中の人も大変だな。
218謀ったな@シャア!!:2008/11/16(日) 15:08:19 ID:ZjLhdAf1
>>213
原作では、プールの更衣室でスライム無双!なシーンがガッツリあるんだけどね。
つまるところ当方が牛歩戦術ばりの進行速度しか出せないので、単にそういうシチュがまだ発生していないだけであり云々。
219名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 15:30:10 ID:IzSbsd1p
スライムからの陵辱って普段はプチプチと潰せたり蒸発させたり可能な雑魚敵にヤラれるから

しいて例を挙げればドラクエで初めて出会ったスライムがマダンテを使えて一撃でゲームオーバーに追い込まれた的な衝撃的な状況だから
220名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 15:52:02 ID:2zfZdqBt
片脚立ちになって水着を履いていたところへデスパイア急襲!
逃げよとしてすっ転んだところへに覆い被さってくる大量の触手!!
着の身着のままで逃げ惑う女性達も、あられもない姿のまま次々と捕獲され・・・。

うーん。なかなか夢のある場所じゃないか、プールの更衣室。
221名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:06:55 ID:CiuQVHzG
まて
元々のスライムやブロブってのは凶悪なモンスターなんだぞ?
間違ってもザコじゃない
物理攻撃無効と不意打ちのコンボは凶悪だ
222名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:36:21 ID:SsY3yH8r
ドラクエのスライムは雑魚だけどFFのゼリーとかはかなり厄介
覚えている魔法や武器によってはどうやっても撃退出来なかったり…
223名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:42:00 ID:b5HYQEs6
え?ゼイラムの中の人?
224名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 19:33:54 ID:IPF4byaU
>謀ったな@シャア!さん
GJです!
この先が超気になります

君達ファミコン版のDQ2のスライムは強いんだよ?
Lv1で3匹以上に囲まれた時の絶望といったら
225名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:21:37 ID:dmpG4vjO
溶鉱炉に投げ捨てれば、蒸発するんじゃない?
某ターミネーターみたいに。
226名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:29:27 ID:YELNNQ5R
テケリ・リ
 テケリ・リ
227名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 22:10:56 ID:hpfGbCFx
 カザンの闘技場では最上級の対戦相手だったっけなぁショゴス。
資格と対策が無いと一撃死と言う凶悪さよ。

 スライムで思い出したが、昔見たB級映画で、産業廃棄物から
生まれたスライムが同化した人間に自分を健康食品として売らせて、
食った奴を次々と仲間にしていくって話があったなぁ。

 全てを飲み込み同化する凶悪なブロブも良いが、DQ式スライムが
寄って集って女武闘家や女魔法使いの服の中に潜り込んでぷにぷに
むにむに、と言うのも微笑ましくて良さそうだ。
 スライム達の方は攻撃してるつもりだけどダメージ通ってなくて、
くすぐったさに身悶えするFC版3の女勇者(父の跡を継ぐ為に
男として育てられた少女剣士と言う設定)なんてのも良さそうだ。



 スライムの攻撃!
女勇者「ひゃっ! ちょっ、どこに入っ……やぁんっ!」
男武闘家「な、何を女の子みたいな悲鳴上げてるんだよっ?」
女勇者「だ、だってこいつ、変なとこ入って……こっ、こらっ!
    やめろっ! くすぐったいだろっ!」
男魔法使い「服を脱いで剥がせば早かろう。ほれ、爺が手伝って
      やろうほどに」
女勇者「っ!? だっ、駄目だっ! 自分で何とかするから、
    爺さんは残りの奴を片付けて……」
男遊び人「あそびにんはおどりをおどった!」
女勇者「貴様は真面目に働けぇ〜っ!」
228名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 22:45:00 ID:KrYk0q39
重騎士な女将軍が入浴中にスライムが鎧に入り込んでそれを知らず鎧を着てずっとスライムのターン

あれは良い企画だったな……
229名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 00:15:19 ID:1B2IpFTL
>>227
映画はたぶん「スタッフ」だと思う
230名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 01:19:58 ID:DDvPbY4R
なんにせよスライムスキーが俺だけではない事が確認できて安心した
231名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 09:37:57 ID:S0CoceVc
>>183
自分で書けよ厨卒
232名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 12:18:28 ID:9mdvXFvq
>>231
わざわざ掘り返して言うなよリア厨
233名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 13:01:10 ID:0fqh/PNy
喧嘩は止そうな。
234名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 17:24:03 ID:cFAjJvTE
「俺らの相手は他にいる」だろ?
触手の同胞達!スライムの兄弟達よ!

獲物に何も与えるな!獲物から奪え!

全てを!
235名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:44:05 ID:uYCbm6KI
三人の中で一番シロート臭いのにボインボイン・・・だが、それがいい>ナツメ
236名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 20:37:06 ID:g7Z4A2J7
これからどういった風に調教されていくのか楽しみでなりませぬな>ナツメ
237名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 20:50:12 ID:cnME3x9l
こんな感じの宇宙人に攻められる奴キボン
ttp://blog-imgs-27.fc2.com/t/s/u/tsujizen/b_0810291.png
ttp://blog-imgs-27.fc2.com/t/s/u/tsujizen/b_i081106.png
こういうのスゲーツボ
238名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:21:50 ID:TP5m4yhe
>>234
でも殺すのはもったいないから、やめようぜ苗床にして生かそうぜ
239名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 11:00:23 ID:RH0eg4Ll
触手の特技。勝ち気で強情な女だろうがゴリラみたいに筋肉ムキムキな女であろうが
最後には精液もっととか言いながら自分から腰を振り素直になって気持ち良いなる為なら機密情報でも何でも話してくれるほどに従順な僕にする
240名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 11:26:49 ID:F1gb83Mx
テンタクルエクスタシー
かけるとイク
241名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:46:51 ID:kGnvrsqs
>>237
スターオーシャンでこれとクリソツな敵に全滅した事があったなー。
242名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 08:26:39 ID:B5iC7tAk
基本的にバッサバッサと倒される雑魚敵その1担当の触手的に
普通は幹部が奪う仕事であるヒロインの処女を奪うなんて大役を触手に任せるなんて事になったら、やっぱり緊張するのだろうか?
243名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 12:25:52 ID:VOqk5/kg
>>242
まぁ緊張しすぎてアナルの処女奪うくらいの事はするな
244名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 12:36:23 ID:6WaA+vFu
245名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 13:30:11 ID:mc8bX6hG
>>243
そこ違うっ!! って怒鳴られてびくっとするんですね

触手に萌えさすなw
246名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 22:08:49 ID:lVFs7PWO
にょろにょろ
247名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 22:24:03 ID:wD7uW/pW
にょろにょろにょろーにょーろー
小娘をのーせーてー
248名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 23:54:22 ID:FJSn64Xg
にょーろにょーろにょろ触手の子ー♪

ニョロ、二穴挿し、好きー!
249名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 05:37:48 ID:sLe1n2tf
>>245
で、違うと言われて焦ってる間に出てしまうんだな
250名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 07:15:28 ID:2mWEA1zl
>>249
しかし、まさか後ろの処女を先に奪われると思って無かったヒロインが
予想外の不意打ちに普段より感じてしまい結果オーライに
251名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 08:57:58 ID:t4Xr3dRt
違う、そこじゃなくて…んっ…そう、前よ…
と何故か和姦展開に
252名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 09:13:03 ID:cQTccha5
と見せかけて尿道にひぎぃ
253名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 09:36:35 ID:cKv4W01Z
『ちょっと!?…ワザとやってるんじゃないの!?』

「え、ワザとってなんのこと?違った?じゃあコッチの穴?」

『ひぐぅっっ!!…だから…ソコは…おしりだってばぁ』

「ちゃんと言葉に出して示してくれなきゃ分かんないよー」

『それは、だからっ!…おまn…(ニョロニョロ)…あぁん!!』

「おま、何だって?僕は分からないよー ニヤニヤ」

『もぅ…はやくっ!…挿れてよぉ…』
254名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 11:34:46 ID:F7K7We72
あれ……続きは?
255小ネタ『ラブリーマヤ』:2008/11/20(木) 15:37:18 ID:yAdIgoOu
 夜霧が揺れる夏の夜。今年9歳になる小学三年生の月影 摩耶(つきかげ まや)は、人生最大のピンチを迎えていた。
「もっ、ゃあぁっ……」
 全面がピンク色でグネグネと蠢く、まるで生物の体内で在るかのような肉壁の部屋。
 その中で、三代目触手ハンターのラブリーマヤは大きな瞳を虚ろにさせる。
 スクール水着を着たまま手足を触手に捕らえられ、空中で大の字に引っ張られて固定される。
「まさか、タコ男を倒したのがこんな子供だったなんてな……しかし、このヘビ男を狙おうとしたのが運の尽きよ! 奴は触手四天王の中でも一番の小物、そいつを倒したくらいで調子に乗らんでもらおう!」
 それを愉快そうに見上げるのは、全身を黒いライダースーツで覆う長髪の男性。触手ハンターと対立する触手四天王が一人、ヘビ男だ。
「あっ、あんたなんかマヤがやっつけてやるんだからっ!!」
 マヤは涙目で虚勢を張りながら、なんとか触手から逃げ出そうと華奢(きゃしゃ)な身をよじらせる。
「簡単に返り討ちにあっといて、まだそんな事をいってるのか? そんなガキにはお仕置きだな♪ 年齢一桁の小学生女子児童を、クリトリスだけでアクメらせてやるぞっ♪」
 
 ――パチンッ!!

 ヘビ男が右手の親指と中指を擦り合わせて音を鳴らすと、肉床から二本の細い触手が生え、マヤの股前へと近付く。
 そして一本の触手がクロッチ部分に引っ掛かって水着を横にズラすと、
「ふえっ!? なにす……んきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
 もう一本の触手が先端を針の様に尖らせて幼いクリトリスに突き刺さった。
 針からは白い液体が溢れ、クリトリスの中にゆっくりと注入していく。
「クリトリスを強制的に肥大化させ、感度を百倍にするミルクだ。すぐにおっきくなるぞ♪」
 十秒も数えて針が抜かれると、マヤのクリトリスは即座に拡大を開始する。
 肉付きが増し、皮から頭を出して剥け切り、5センチ、6センチと伸び続け、
「あっ、あっ、ふにゃあぁっ……ひっく、ひっく、うぅ……マヤのクリちゃん壊されちゃったよぉっ……うわぁぁん! もぅ学校に行けなくなっちゃうよぉっ!!」
 15センチ程で漸く成長を止めた。
 女ペニスとでも言うべき、有り得ないサイズのクリトリス。
「安心しろ。学校の代わりに、イイトコロにいっぱいイカせてやるぞ♪」

 ――パチンッ!!

 二度目の指が鳴る。今度は天井から、ペットボトル並の太さが有る色黒い触手が生えた。
 全身をテロテロにヌメらせ、悲痛の声で泣くラブリーマヤの目前まで伸びて来る。
「こんどは、ひっく、なによぉ……」

 ――パチンッ!!

 三度目。触手の先端へ横に切れ目が入る。深く、深く、切れ目が入って、
 ぐぱぁぁっ……
 先端部が、まるでワニの口の様に上下に割れた。
「凄くウネってるだろ? きんもちいいぞー♪」
 その中はミミズに似た細長い触ヒダが無数に絡まり合い、トロットロの唾液を纏わせて怪しく艶めいている。
「うそっ……やだぁっ! マヤしんじゃうよぉっ!! クリトリスでしんじゃうぅっ!!!」
 それを見てマヤは瞬時に悟り、ヘビ男の言葉を思い出して命乞う。『クリトリスの感度を百倍』。そんな状態で触手に襲われたら、それの事しか考えられないクリトリス馬鹿になるとわかっているのだ。

 ――パチンッ!!

 執行。触手は大きく口を広げたままクリトリスまで移動し、バクンッと一息で挟み込む。
「あっ、あっ、あっ……」
 触ヒダは次々と肥大化したクリトリスに巻き付き、コリコリの淫核を柔らかく締め上げてしまう。
 オシッコの穴はぷっくりと膨れて汁液を噴き出し、口から舌を垂らして白目を向き、小刻みに身体を痙攣させる。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」




 果たしてマヤはどうなってしまうのか!?
256名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 16:10:06 ID:1ZDVTHX6
どうなるんだ!どうなるんだよ!続きうp!
257名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 17:29:12 ID:4iVb+erP
続きはWEBで?
258『ラブリーマヤ』:2008/11/20(木) 20:42:55 ID:yAdIgoOu
2
 肥大化したクリトリスに絡み付く触ヒダの群。
 本来ならばペニスから精液を搾り取る為の脈動だが、咥え込んでいるソレは決して射精を行わない。
 そうすると触手は、自分の与える刺激が弱いと勘違いし、よりいっそう愛情たっぷりにクリトリスを扱き上げ、一生懸命にきゅっきゅと締め付けて射精させようと頑張るのだ。
「ふあっ、イッてりゅ……もっ、イッてりゅからぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! マヤのっ、クリちゃんっ、しゅこしゅこ、にゅちゅにゅちゅ、しないでぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
 しかしマヤにしてみれば、これ以上の拷問は無い。
 精液を吐き出せば解放される気持ちの良いだけのヒダ穴、生きたオナホールに、ペニクリを柔肉の歯でモグモグと咀嚼され続ける。
 ぬちゅぬちゅぬちゅ、ずりゅずりゅずりゅずりゅ、ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷ……
 喉が涸れるまで喘いでイキまくり、イッてる最中も次のオーガズムが追い付いてイク。後から後から絶頂が追い付き、アクメの行列ができてしまう。
「おっと、まだくたばるなよ♪ チンポを挿れるまでは生きるんだよ、ホラッ!」

 ――パチンッ!

 左手の指を鳴らす。するとクリトリスを突き刺した、先端を尖らせた触手が、ピッタリと閉じた二枚貝をこじ開けて、幼いヴァギナの中に抵抗無く入り込んで行く。
 処女膜は破らないように隙間を通って、あっと言う間に子宮口へ到達。
 そして何の躊躇いも覚えず、先端の針を子宮口へ突き刺した。
 「へぎゃあっ!!?」
 幼いながらも女性の本能が、自らの一番大切な器官の危機を感じ取り、気絶しようとしていた意識を覚醒させる。
 しかしどうしようもない。子宮口は、すぼめた唇の様にめくれて開き、侵入する触手に赤ちゃんルームを見せ付けてしまう。
 「どうだ? これからずっと触手の子供を孕み続けるなら助けてやるぞ?」
 ヘビ男は図上に左手を掲げ、口元を吊り上げて笑いながらマヤの返事を待つ。
 触手の赤ちゃんを生む? マヤは朦朧とした頭で反芻させ、
「しねっ、へんたい……ぺっ」
 自分の正義を貫いた。語尾には唾を吐き掛け、ヘビの頬に当たって垂れ落ちる。
「そうか、触手の子供も産みたくないのか? なら、孕む為の部屋なんて要らないな? 一生孕めなくしてやるぞ♪」

 ――パチンッ!!

 触手が子宮内に這い上がり、更にその奥……卵管を通って卵巣にギュルギュルと巻き付く。
「へあっ? やっ……やだぁぁぁぁぁぁっ!! ひっく、ひくっ……マヤの、たまごっ、使い物にならなくしたらぁっ……ぜったいに許さないんだからぁっ!!!」
 マヤが泣きながら叫んでる間も、触手は先端の針を卵巣に当ててンツンとつっつく。
 犯されるだけなら受け入れていたが、なんだかんだ言ってもマヤは女のコ。赤ちゃんは産みたい。
「んっ……だって卵は二つ有るんだろ? だったら一つくらい針ブッ刺して、空気を抜いても良くないか?」
 ヘビ男は左手で掛けられた唾を拭き取り、非常にも再び指を構える。
 鳴らされた瞬間、針は卵巣を貫通して締め上げ、その役目を終わらせるだろう。
「おねがい、ぐすっ、しますっ……あかちゃん、うくっ、うんでもいいからぁっ……マヤのたまごしゃん、こわさないでよぉっ」
 貫いた筈の正義を呆気なく撤回し、マヤは必死に子宮乞いをする。
 触手ハンターの使命よりも、大好きな男の子との赤ちゃんを産む方が大切なのだ。
「ふぅん……そこまで言うならヤメてやろうかなっと、あっ、指が滑った♪」

 ――パチンッ!!

「いやぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」




 果たして、どうなってしまうのか!?
259名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 20:46:35 ID:yAdIgoOu
スマン。思い付いて、なんとなく続きを書いてしまった。

小出し投下で悪いけど、次で終わりますんで、触手で目を広げて大目に見てください。
260名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 22:05:19 ID:GodIgnMA
>>259
短いのに十分エロい
GJ!
261名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 22:08:51 ID:IoEJTUxp
GJGJGJ!!
ロリと触手の組み合わせがこんなにくるなんて・・・!!

全裸で触手だしながらまってます
262名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 22:43:28 ID:2mWEA1zl
ちょっとした思い付きを形にできるというのは、すごい事なんでむしろ誇っていい
263名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:06:54 ID:6osnDo75
ディープな責めがたまりませんね
264名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 00:49:24 ID:lf1LsLR4
年齢一桁の割にいちいち人体構造に詳しすぎるのにワロタw とてもいいよこれ
265名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 07:41:22 ID:+BhP4r7X
>>264
調度このへんから性教育始まるから覚えたてなんだろうな
266名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 16:37:50 ID:eseghLni
覚えたてホヤホヤの未熟な性の知識が仇となり
敵に捕らわれた際に触手モンスターに触手はチンチンじゃないから性行為にはならないから大丈夫と騙され
知らず知らずの間にセックス漬けにされ従順な僕に調教されてしまうロリッ子ヒロインを妄想してしまった
267『ラブリーマヤ』:2008/11/21(金) 19:36:37 ID:bGsX5yjN
3
 クリトリスを締め付けていた触手は惜しむように口を離し、卵巣を刺激していた触手もシュルシュルとヴァギナから抜け出す。
「へっ、えっ、えっ? なんで……たすけてくれたの? なんっ……ふあぁぁぁぁっ!?」
 まるで断末魔とも呼べる悲鳴を上げたマヤは、全く想像していなかった展開に困惑するばかり。
 急速に脱力して身体はユルみ、膀胱は安心して放尿を開始する。プシャァッと盛大に音を立て、あまりの勢いで尿道がガバガバに拡がってしまうと勘違いするほどのマヤスプリンクラー。
「あららっ……別に助けたわけじゃないぞ? 面倒臭いからトドメを刺そうと思っただけさ……コイツで、なっ♪」
 ヘビ男は、放尿を終えスッキリしたアヘ顔で舌を垂らすマヤを見上げながら、ライダースーツのジッパーを胸元から股下まで下げて行く。
 鍛えられた胸筋。割れた腹筋。そして、デロンと垂れ落ちて床に着くペニス。
 ソレに硬度は存在せず、全身を波打たせて赤黒くヌメりテカっている。股間から生えた大蛇……
 しかも際限無く伸び出し、マヤのアナルに先端をグリグリと押し付け、肛門のシワをゆっくりと丁寧にほぐす。
「お、お、お、お、ひあっ!? だめぇっ! ソコはっ、んあっ! おしりのっ、あななのぉっ!!」
 アナルを熱いヌメりでふにゃふにゃにフヤケさせられたら、野太い蛇ペニスを挿れられてバコバコにハメ殺されてしまう。
 そうは感じていても、肛門に力を入れて閉じさせていても、コリコリとシコる穴のヘリを何度もなぞられたら、自然と排泄孔はケツマンコへと呼び名を変える。
「だめえぇっ! とじろっ、とじろぉっ、とじてよおぉっ……おしりしゃん、かってにぃっ、はぁぁっ……ぱくぱく、ぱくぱく、ひらいちゃ、らめなのぉっ!」
 後ろのチンポ容れは本人の意志と無関係に口を開閉させ、ペニスを迎え入れて気持ち良くなる準備を整え始めた。
 エロティックにヒク付かせ、早くチンポ欲しいよとペニスをねだるイケナイ幼孔。大人ペニスを咥えまくる小学生女子児童の欲張りハメ穴。
「それじゃあ挿れるぞ? 身体の中、俺のチンポでいっぱいにしてやるからな♪」
 
 ――パチンッ!!

 細い二本の触手が、マヤの馴らされた尻穴を左右に押し拡げる。今はまだ可愛らしいピンク色。
「おねがい……んぐっ、たしゅけて、ください……おしりを、ひっく、ずぷずぷ、ずぷずぷ、されたらぁっ、マヤしんじゃうよぉ」
 蛇ペニスの先端は既にケツマンコの挿入口にメリ込み、強制的に内部を拡張して媚薬効果の有るヌメりを擦り付けていく。
 全長三メートルを越え、太さは大人の腕ほども有る触手四天王の人外ペニス。それを今から……
「よし、思いっ切りズボズボしてやるぞ♪ 俺がイクまでくたばるなよぉっ……フンッッ!!」

 ずぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!!!

「ふぁっ!? くるひっ……ふぎゃあ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
 マヤの瞳から色が消える。
 一息で突き挿れられた蛇ペニスは、老廃物を溶かしながら直腸のケツヒダを擦り上げ、固く閉ざす結腸をブチ破り、大腸も小腸も胃袋も跳ね回って暴れ、最後の食道を拡げて通過し……
「だめっ、でてきひゃっ、だっ……うぶっ!? かひゅぅぅぅっ!!?」
 ビチビチと粋の良いペニスが、マヤの唇の間から顔を出す。
 スクール水着の上からでもペニスのいびつな形が浮かぶ、貫通触手の内臓一本挿し。マヤは身体の中を『ズリ穴』にされたのだ。
「ほらっ、ケツ穴からブチブチ音が聞こえるだろ? お尻のスジが切れてる音だぞ♪ 残念だけど、この歳で垂れ流し人生確定だな♪」
 ずりゅずりゅずりゅずりゅずりゅぅぅぅぅっ!! ぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶぅぅぅぅぅっ!!
 肛門から唇まで。内臓全てを蹂躙する、超絶ストロークと悶絶ピストン。肛門はめくれ、腸が外にはみ出して脱肛し、食道は完全に圧迫されて呼吸を止められる。
268『ラブリーマヤ』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/21(金) 19:38:46 ID:bGsX5yjN
4
 その代わりに媚薬を塗り擦られた内臓は性感を無理矢理に高められ、マヤは痛みと苦しみでも極上のアクメを感じていた。
「あひゃっ♪ おっ、ひっ、んっ、ひっ、んっ、きも、ひっ、いいっ♪ もっ、マヤ、イッちゃう、よぉっ♪♪」
 マヤは再び白目を向き、楽しそうに身体を痙攣させるだけ。水着は妊婦のように膨れる腹部に堪えれず、所々にピリピリと裂け目が入り始める。
「おうっ、イカせてやる! 胃袋に全部出すからなっ!!」
 蛇の動きが一段と激しく内壁と摩擦。
 マヤホールの中を、盛大に水音を立てて輸送し始める。
 ずぶぶぶぶぶぶぶぶっ!!!
 ぢゅるるるるるるるっ!!!
 そしてフィナーレ。
「イクぞっ! ぜんぶ注ぎ込んでやるっ!! ぐっ……うおおぉぉおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!」

 びゅぐびゅぐびゅぐびゅぐびゅぐっ!! どくんどくんどくん!! びゅるんびゅるん!! ドクドクドクドクドク……

 ペニスが根元からポンプの様に精液を押し上げ、1リットル以上の長い射精を、小学生の胃袋に残らず吐き出す。
「こんなにっ、おなかにいっぱい、はいらないよぉっ……」
 入り切らない精液は肛門から逆流してボトボトと流れ落ち、口元からも頬に垂れて汚している。
 マヤは数度だけ大きく身震いすると、糸が切れたかのように頭を前に倒して動かなくなった。


「おっ、ついに逝ったか? それじゃあトドメだ、タコ男の仇を取らせてもらうぞっ!」
 
 ――パチンッ!!

 ヘビ男は触手ハンターからペニスを引き抜くと、両手を翳(かざ)して指を鳴らす。
 すると手足を縛っていた触手達は一斉にマヤの身体を空高く、天井スレスレまで放り投げた。
「いくぞ触手ハンター!!」
 頭を下に落下するマヤ。それに合わせて、ヘビ男も柔らかな肉床を蹴り飛ばす。
「これぞ触手四天王の必殺技!」
 空中で肩がぶつかり合い、瞬間にヘビ男はマヤの足首を左右に広げて掴み、必殺技の体制を整えてでいた。
「触手バスタァァァァァァッ!!」
 二人分の体重を掛けられる急降下。数々の人間を葬って来た触手バスターがガッチリ決まる。
 このままマヤはやられてしまう……


 ……かに思われた! だがしかしっ!!

「火事場のクソ力ぁぁぁぁぁっ!!」
 マヤの鼓動は復活し、大きな瞳はパッチリと開かれる。
 触手ハンターラブリーマヤは、命の危機に陥って、初めて本当の力を発揮できるのだ!
「なんだとっ!?」
 ヘビ男の身体を巻き込み、上下を百八十度回転。二人の位置が真逆になる。
 そしてマヤの足は解放され、ヘビ男の足首が本領の力に掴まれて左右に広げてられた。



触手「にょろにょろー!(あーっ、アレは数字の9を6に返すが如くのリベンジバスターだっ!!?)」

マヤ「リベンジ! ラブリーマヤバスタァァァァァァッ!!」

 ――ドゴォォォォォォォォォン!!!

ヘビ男「ぐはぁっ!!?」

マヤ「おならのツッコミなんて、いらないんだからっ!!」

 こうして蛇男を倒したマヤ。次なる敵は触手四天王のバラ男だ!
 頑張れ、ラブリーマヤ!! 負けるな、触手ハンター!!
269名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 19:39:45 ID:bGsX5yjN
おしまいです。
270名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 20:03:51 ID:kjBmax1O
オチにコーヒー拭いたw
GJ
271名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 20:06:14 ID:QQRwQqIv
バカスw
笑いが止まらんGJ
272名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 20:36:33 ID:wpMjqfZV
七人(本?)の悪魔触手編マダー
273名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 21:39:36 ID:+BhP4r7X
二次元オチをここまで活かすとは
この私の目を持ってしても読めなんだわ
274名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 22:08:14 ID:hnpZktc7
さすがマヤさん!なんだかよく分からんが凄い自信だ!





けど…勝っちゃったんだw
275名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 23:06:14 ID:lf1LsLR4
やりたい放題やりやがってw まっとうにGJ
276名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 23:36:03 ID:+BhP4r7X
>>272
それよりも相棒になるアメリカ出身なのに地味な娘やイギリス出身の仮面の娘や中国出身の糸目な娘やロシア出身のサイボーグな娘とか出さないとな
277名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 00:18:40 ID:lIBi/nEb
そして2世へと…

触手との子供かどうかは知らん
278名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 00:46:01 ID:xqvUXQN9
ハーフ触手の娘とかどうだろう。
279名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 09:17:32 ID:u+QlSDDD
火事場のクソ力噴いたwwwGJ!!
280名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 13:05:56 ID:7Jwxknin
>>269
げぇーーーー!じょぶ 略してGJ
>>276
ハワイで師匠に48の寝技を叩き込まれるわけですね
281小ネタ:2008/11/22(土) 14:56:55 ID:QVeREJ0e
 初雪に栄える夜月。半分に欠け輝いて山奥の洋館を照らす。
 ソコに居るのは一組の男女。キングサイズのベッドが部屋中央に存在する薄暗い寝室。
 男はベッド横の椅子に座り、シルクハットにサングラスを掛けてトレンチコートを纏い、全身を黒一色で統べている。
 女はベッドの上。裸で仰向けになり、顔に麻袋を被せられていた。
 麻袋は呼吸用の小さな穴が空き、首位置でガムテープを巻かれて固定。女の顔は見えなくとも、第二次成長前の幼い身体が、この人物は年端も行かない少女だと知らせる。
 少女の左胸乳首には安全ピンが貫通し、『3ねん1くみ』と言う名札が直接取り付けられていた。痛々しく血の軌跡を腹部まで垂らし、悲痛の声で泣き叫ぶ。
「うわぁぁぁぁん!! もぅ、やだぁぁぁぁっ!! おっぱいとれちゃっ、うよぉ……しんじゃう、ひっく、よぉっ……」
 しかし少女が泣くのは左胸の事では無い。吊り上げられている右胸についてだ。
 バラ茎の様に無数の刺が剥き出す『棘(いばら)の触手』。その先端は細針のフックになって曲線を描き、右胸の乳首を貫通して真上へと引っ掛けてグイグイと釣っている。
 だから少女は手が傷付くのも構わず、棘の触手を両手で握り、全体重を乗せて上昇を抑えるしかない。
「ふぎぃっ、ふぎいぃっ……」
 そうしないと、触手はどんどんフックを引っ掛けたまま上がり、乳首をブチブチとちぎってしまいそうな勢いなのだ。つまり、少女が力尽き、手を放した時が最後。
 男はその様子を、コートの裾から床に何本も触手を這わせ、いつまでも楽しそうに眺めていた。
「そろそろ、か……」
 眺めていたが、飽きが来る。男は床に這わせていた触手を螺旋状に束ねて擬似ペニスを作ると、ソレを少女のピッタリと閉じたヴァギナにあてがう。
 少女は麻袋を被せられていて気付かない。だが、無数に刺の生えた触手を挿れられたら膣はズタズタにされ、一生使い物にならなくなると容易に想像できた。
 クリトリスも細い触手に優しく撫でられ続け、赤く擦り傷を作って晴れ上がっている。棘の触手で行われる拷問愛撫。




「それでは……サラバだ触手ハンター!!」
 ザ・バラ男が咆哮し、棘ペニスが膣に潜り込もうとしたその瞬間、
「墓穴を掘ったわねザ・バラ男! 天逆自在の術っ!!」
 少女とザ・バラ男の位置が入れ代わる。
 少女は椅子に座ってトレンチコートを羽織り、ザ・バラ男は全裸でベッドの上。そして棘の触手ペニスを自らのケツ穴に深々と……
「ぎやあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 こうしてザ・バラ男は倒れた。残す敵は恐怖の将、触手将軍。
 頑張れ、ラブリーマヤ!!
負けるな、触手ハンター!!


もう続きません。
282名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 15:18:22 ID:MEZ/1w+A
>>281
なんでザ・ニンジャなんだよwwww
283名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 16:24:28 ID:B82MXXcN
盛大に噴いたじゃねーかwwwwwww
284名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 18:36:06 ID:FFKThicn
自爆したww
何か鳴門にもそんな忍術あったような…
あれは自分の心と相手の心を一時的に入れ替えるって術だけど。
285名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 00:30:18 ID:7f5tVHft
なんぞこれw
286名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 02:49:50 ID:9XVJn3hr
ネタが古い上にちっともラブリーじゃNEEEEEEEEw
287名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 14:00:17 ID:vcSy9t19
触手星王位争奪戦はあるんだろうか・・・・
288名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 20:14:53 ID:5Z9163wZ
すまん。初SSなんだけど、投下してもいいかな・・・・・・?
289名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:03:36 ID:a0NqhCmj
>>288
今、行列の〜見て泣きまくったけど、投下まってるぜ!
290名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:28:40 ID:5Z9163wZ
レスありがと。実はまだ序盤で触手の出番もろくにないんだぜ……。
文章力不足の私は多くの作品を参考にしています。気力が回復しだい続きは頑張ります。
自分も書きたい衝動に駆られてキャラの肉付けとか全然ですがよろしくお願いします。
291名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:31:38 ID:5Z9163wZ
気がついたらそこは触手溢れる肉の世界。
目の前には悠然とたたずむ先週来たばかり転校生。
これは学院一の美少女と転校生の触手少女がエッチするだけの話。


1.
その場は、あまりに一般の人間が暮らす世界とかけ離れた空間であった。
床から天井まで紫と赤黒い肉塊で覆われ、粘液の膿汁を纏わりつかされている。その肉が幼虫のように蠕動し、ぐちゅぐちゅと不気味な音を立てている。肉塊と肉塊が僅かな隙無くひしめきあい、粘っこいせせらぎとなって奏でられていた。
そしてその壁には一人の少女が蠢く肉の触手に囚われていた。ストレートの黒髪を肩口まで伸ばし、艶を放っている。整った卵形の小顔は一つの理想形と言えるだろう。
すっと通った鼻のラインの美しさ、大き目の双眸の愛くるしさ、血色のいい薄い唇。男を魅了するには十分すぎる顔のつくりだ。
女性の身体を画一的に包んでしまう高校の制服も彼女の肢体の前ではそれを隠しきれないらしい。数枚の布に拘束されているはずの二つの膨らみはふっくらと丸く膨らませ、重力の存在を忘れたかのように吊鐘型に強調されている。
美胸から理想的なラインで括れた細腰には、グラビアアイドルも顔負けであろう。艶かしい逆ハート形の小尻がスカート地を持ち上げ、短いスカートにくっきりと浮かび上がる桃型のヒップラインを演出する。
スカートの裾より伸びる長い美足は黒のニーソックスに包まれぴっちりと肌に吸い付き、清純らしい少女の雰囲気に反して肉感的でフェティッシュな魅力を引き出している。

「ここは一体どこなの?お願い!私をここから助けて!美月さん!」

美月と呼ばれたもう一人の少女。助けを求めている囚われの少女に対峙するように立っているのは、同じ学生服を着ている亜麻色の髪の美少女であった。しかし、その顔にこの異様な空間に対する動揺の表情は見えない。
いや、むしろこれが自然とも思っていそうな雰囲気さえ醸し出している。黒髪の少女に比べてよりスレンダーであり、無駄な贅肉など欠片もついていない。折れそうなほどに細い腰から続くヒップラインは美しい傾斜を描いている。
スカートの裾より覗く太ももの張りが瑞々しく、ソックスを丸く盛り上げるふくらはぎが綺麗に伸びて扇情的な脚線美を見せる。ふっくらと盛り上がった形の良い胸の下に腕を組み、片腕を上げ、指先を美しい鋭角的な顎に当てている。
やや波打つ亜麻色の髪は、ふんわりとして腰まで伸びている。上品に通った鼻筋、薄桜色の唇。凛々しく整った小顔を目の前の黒髪の少女に向け、美しい見る者を吸い込むような双眸に写るのは、必死に助けを求める少女だ。
しかしその瞳には、自分が狙われているとも知らない獲物を見下ろす肉食の獣の様子さえ伺えたかもしれない。


292名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:35:12 ID:5Z9163wZ
2.

「大丈夫。何も怖くないんだよ。琴乃ちゃん」

琴乃と呼ばれた黒髪の少女は、美月が言ったことが理解できなかった。彼女は周りの状況が見えているのだろうか?床、壁、天井、四方八方が毒々しい赤と紫の肉で一部の隙も無く覆われているのだ。
どれも臓腑じみた粘膜と生汁の塊で、その上自分は床や壁から伸びるぬるぬると粘膜を滾らせた触手に腕や脚を拘束されているのだ。女子高生とも限らず、こんな状況に放り込まれて平静でいられるはずもない。
 
「ここは琴乃ちゃんにとっての楽園。もう何もつらいこともない。我慢する必要も無い。琴乃ちゃんが琴乃ちゃんでいられる場所なんだよ」

『楽園』かつて、若しくは今もどこかでその言葉に人は夢を馳せ、戦い、惑わされ、そして何処かへと消えていく。琴乃は優秀な学生だ。
明らかに美少女と断言できるその容姿もさることながら、勉学やスポーツにおいても素晴らしい成績をとっている。しかしその完璧さから多少クラスや学年全体から浮いた存在となっている感は確かにある。
全てが上手くいくとは本人も思ってないし、願ってもいない。多少の窮屈さはあるが、付き合いの長い親しい友人もいる。琴乃はいまの生活に十分に満足しているのだ。
そんな琴乃が、『楽園』という今時チープささえ感じさせる言葉に夢や希望も感じるはずもなかった。ましてやこのおぞましい環境でなんて。

「お生憎ですが楽園なら間に合っています。さぁ、私をここから放すのを手伝って下さい」

そう言い放つと、琴乃は腕をわずかに上下させ腕に絡みついている触手に隙間を作ろうとする。触手自身が粘つき滑りやすく、拘束もそれほどきつくない。意外と簡単に僅かな隙ができ、そこから腕を抜け出さそうとする。

「ダメだよ」

美月がそう言った途端、触手は今までのまどろっこしい動きをやめ、腕と脚に強烈に絡み付いてくる。一瞬すぐに抜け出せそうだ気を抜いた琴乃は、いきなりの束縛に僅かに壁から離れかけた体を再び壁に押し付けられる形になった。

「はうっ……。な、なんですか……これは……!」

「ごめんね。誤解を与えちゃったみたい。不便ね、人間の言葉って……。いつも本当の気持ちは伝えられない。でも、私たち本当にいい仲になれると思うの。だから、言葉なんてきっと無粋だよね」

そして次の瞬間、琴乃の唇は美月のそれと重なっていた。

「……っ、ん、んちゅ、んむぅ……っ!」

突如奪われた乙女の唇。それが男性のものでないのがその瞬間唯一の救いだろう。しかしだからといって同姓だから許せる行為とも断じてない。あまりの唐突な出来事に数秒の間、自分に何が起こったのか理解できなかった。
ぺたりと張り付いた美月の唇は弾力があって柔らかく、しっとりと濡れ湿っていた。紛れも無く唇より伝わる柔らかな甘い肉の感触に現実を咀嚼することになる。

「くふっ……ん……い、いやっ……離れてください!」

ようやく首を振って美月の顔を振り払うことに成功した琴乃は、自分の心臓が大きく鼓動していることに気付いた。動揺した自分を落ち着かせるために体が深呼吸を要求してくる。
そしてようやく自分になにが起こったのか振り返ることになる。

「い、一体何をするんですかっ!」

そう言い放った次の瞬間には、美月の腕が琴乃の腰に伸びぎゅっと抱きつかれた。上体を倒して体を密着させた形となり胸同士が擦り合う。そして再び重なる唇。まるで先ほどのキスは挨拶とでも言うかのように今度のキスは違った。
グッと頭を引き寄せられ、深い口付けを強要される。二人の唇がくちゅくちゅと擦り合わされる。
琴乃はもう一度首を振って逃れようと試みるも、後ろの肉の壁に頭を押し付けられまったく振りほどかせてくれそうにもない。腹式呼吸も阻まれ、鼻で荒く息を吹く。溢れてくる唾液は、美月の舌によって綴り取られていく。
自分の体液を飲まれる恥辱に、悔しさを感じるが、同時に琴乃は自分の体全体が熱くなってくるのを感じた。
293名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:36:22 ID:5Z9163wZ
3.

「ん……っぷぁ。んくっんくっ……ん、んちゅ、んー!」

琴乃の微妙な変化を感じ取ったのだろうか、美月の舌は深さを増し、遠慮なく口に潜り込む。濡れた舌先に歯茎をなぞられ、今度は唾液をたっぷりと流し込まされる。
これらの一人の少女にとって許しがたい行いに、琴乃は眉を寄せ、上下の歯をキツく閉ざすことで抵抗の意思を露わにした。
だが美月の唇が熱烈な折衝を繰り返すうちに、眉間の皺は薄れ、そして一瞬だが固く閉ざしていたはずの門を緩めてしまった。
舐め潤し、ついばみ、貪り続ける美月はそれを見逃さなかった。震える琴乃の舌を絡め捕ると、くちゅくちゅと涎を合わせながらシゴいてくる。

(いや……こんなこと……でも、体が、だんだん熱く……)

淫靡な水音が鳴り、琴乃の口壺は蹂躙されてゆく。熟達した舌技に琴乃は否応無く快感美に口全体が包まれてゆく。

「ん……。んくっ。美味しい、琴乃ちゃんのよだれ」

僅か数分のことであったはずが、既に十分以上も時間がたったように感じてしまう。互いの口腔を繋げる唾液が橋となった後、その自重で途切れ落ちる。煌く雫はねっとりと琴乃の胸元に垂れ落ちて制服を濡らしている。

「んくぅっ……。ど、どうしてこんなこと……。あ、あ、ひゃぁっ」

「さぁ、本当の琴乃ちゃんを見せてちょうだい。私は琴乃ちゃんの全部が知りたいの」

今までただ琴乃を拘束するだけであった肉壁と触手に変化が現れた。両脇の間の肉壁より無数の細長い触手が壁から伸び始めたのだ。
それはさながら蛇のようにのたくり、しかも群れとなって、獲物を前にじりじりと攻め寄ってくる。

「ひっ……あぁ……い、イヤっ!やめてっ!こんなの……!こんなの……!」
294名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:39:43 ID:5Z9163wZ
すいません。ここで力尽きてます。短くて申し訳ないです。
ちょっと休んだらまた続き頑張ります。読んでくださった方いましたらありがとうございます。
295名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 23:10:48 ID:a0NqhCmj
よし、こっからが触手タンの出番だな!

続き待ってます
296名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 02:02:05 ID:Cz8vcAz8
>>286
白い悪魔がリリカルと呼ばれるこんな世の中じゃ…


しかし、新人ラッシュやのう…勢いがあって良い
297名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 10:41:11 ID:Whs98WV7
百合+触手!なんて新境地!!
そのアイデアに感動した。さて全裸マフラーでまってるよ
298名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 04:38:32 ID:bEKlaTIz
序盤でこれだけのエロスとは……
超期待。
299名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 12:22:57 ID:2xyCGKsi
なんという寸止め感…
300名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 13:10:36 ID:mUKI7JAI
もう「女冒険者や魔法使いが触手モンスターにニョロられる」
というガチガチに固められた路線は需要ないのだろうかね
301名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 14:03:14 ID:yjzk4QBZ
>>300有るに決まってるさ。
Aカフェの触手スレ見て、色々妄想するんだ! そして書いてくれ!!
302名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 17:47:32 ID:2xyCGKsi
>>300
ペルテさんの続きを待ち望む俺を呼んだか?
303名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 08:22:37 ID:TvjzuNH6
死んじゃう以外に苗床にした女性を破棄して新しいのに取り替えるのって

度重なる妊娠出産の反動で子宮が壊れ二度と子供が産めない身体になるとかだろうか?
304名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 11:07:59 ID:0YHVb+Ov
純粋に飽きただけとか

そして苗床にされていた女戦士は触手玉に去られて空っぽになった子宮の寂しさに
かつての凛々しさなど微塵も無く泣きじゃくり、改造された肉体を持て余してオナニー狂いになり、
それでは到底満足できずに怪物狩りチームの身体を使った囮役になったり、
浮浪者専用の肉便器になったり
305名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 16:15:58 ID:UKkAXLWU
もっと好みの苗床を手に入れたとか。

そして始まる昼ドラ展開。
306名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 17:07:14 ID:1F5ZcwLo
ちょっと触手さん!誰よその女!?
307名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 19:02:36 ID:yUeLCaRl
元苗床に問いつめられおたおたする触手

たまに思うけど
このスレの触手妄想に出てくる触手って妙に人間くさかったりするよねw
だがそこがいい
308名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 19:57:14 ID:KN58JsEA
>>306 ニョ、会社の部下ニョロ!ちょっと次の仕事の打ち合せしてたニョロ!!やましいことは決してないニョロよ!
309名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 20:20:50 ID:1F5ZcwLo
>>308
もう許さないわ!触手さんは、挿れられればどんな穴だっていいのよ!!
その証拠にほらっ、オナホールに突っ込まれても、気持ち良さそうにピクピク震えてるじゃないの!!
310名無しさん@ピンキー :2008/11/26(水) 21:28:45 ID:Bkb8OuTk
その場合は突っ込んでもではw
311悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:48:36 ID:L7jpQnoY
 あの日、僕らは悪魔によって命を救われた。
右腕を失った僕、そしてお腹を貫かれた彼女。
殺人鬼と僕たちしかいないその場所で、僕らは虫けらのように弄ばれるだけだった。
悪魔が来なければそのまま殺されていたのだろう。
僕らは悪魔によって命を救われた。
ただ本当の意味で救われたかどうかは分からない。
8年。殺人鬼に殺されかけて、悪魔に助けられて8年経つ。にも関わらず僕らは悪魔
の『契約』に縛られているのだから。



「さ、今日も元気にヤッてみよーか!」
幼い容貌の少女が声を張り上げる。見た目小学生くらいで何故かうちの高校の制服を
着ている。
悪魔。
それが彼女の正体だった。10歳と言われても違和感の無い外見を持つ彼女だったが
8年以上一緒にいる僕らは彼女が見かけ通りの年齢でないことを知っている。
「はぁ……」
僕……相沢大助は悪魔の声にため息をついた。
「おっやぁ、いけませんねぇ。これからたっぷりシてもらわなきゃいけないのにそんな元
気のないことでは」
「もー少し言葉を選べないかなぁ?」
何度言っても所詮聞き届けることは無い言葉を僕はあえて口にする。
「せっくす?」
「さらに露骨になってどーするの!」
悪魔の言葉に僕は突っ込んだ。
312悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:49:15 ID:L7jpQnoY
セックス。それは契約だった。
交わりと時に発せられる淫気とか言うエネルギーを悪魔は喰らう。
そのエネルギーを悪魔に補給する。それが僕らに課せられた契約。
悪魔の用意したこの廃教会で僕らは幾度となく交わり続けてきた。…………もっとも
あれをセックスというかははなはだ疑問だったが。
「ふふふ、今更純情ぶってもねー。あんだけ激しくヤッててさ」
悪魔が同意を求めるように僕の隣の少女に笑いかける。
「え、あ、あの」
香奈恵は困ったような顔で僕を見上げる。うん、ごめん僕も困ってるから。
犬山香奈恵。
 僕の幼なじみで、運命共同体とも言えるの女の子である。
 おっとりと大人しい雰囲気で、墨のように黒く、真っ直ぐな髪。
大和撫子という言葉がよく似合う。
ただ、その契約の際は普段の彼女からは信じられないほど乱れて…………いや、そ
の何でもない。
「ま、くだらない前置きは無しにしてとっとと始めてくれる」
「だ、大助ちゃん……」
悪魔の言葉に香奈恵は頬を紅潮させる。
「…………はぁ」
香奈恵の肩に手を置き諦めたように首を振る。
悪魔に人間の理屈は通じない。いや、この悪魔だけかもしれないが、とにかくこいつ
は羞恥心とかそんなものないんだ。快楽への欲求は人一倍あるくせに。
「仕方ない。始めようか」
この忌ま忌ましい契約がいつ終わるのか分からない。契約を破ることはすなわち死を
意味するだけに僕らは逆らうことも出来ない。
「はい」
香奈恵は真っ赤な顔で頷いた。
313悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:50:35 ID:L7jpQnoY
香奈恵が制服を脱いでいく。
今日は学校帰りに呼び出されたため僕も香奈恵も制服姿だった。
スカートのファスナーを下ろしほっそりとした足を引き抜いて……
「あ、ちょっと待った」
服を脱いでいた彼女を悪魔が制する。
香奈恵はきょとんと片足を抜きかけた状態で固まった。
いや、香奈恵さん、動くのを待てという意味じゃないと思うよ。片足立ちでぴたりと動か

ない香奈恵に僕は心の中だけで突っ込んだ。
「?」
「たまには服着たまましてくれない?」
「え?」
「な、なにいってるんだよ」
「制服姿で『触手』にまみれる香奈恵ちゃん。興奮しない?」
いや、そんな、ねぇ。たしかに。ちょっと興味ある……んん。
「大助ちゃん」
香奈恵は僕に答えを求めるように視線を投げる。
悪魔の命令には逆らえない……そんな建前もあり僕は無言で頷いた。
「はい。分かりました」
羞恥の表情を更に濃くして香奈恵は呟く。スカートの位置を元に戻しおずおずと僕の
前に立つ。
「じゃ、いつものように私は姿を消してるから。お二人で楽しんでね」
悪魔の声だけが聞こえる。姿は見えないがこの廃教会のどこかにいるはずだった。まぁ、人に見られながらする趣味はないのでありがたい話なんだけど。
「じゃあ、始めようか」
僕は静かに呟くと、いつも嵌めている右手の手袋を外す。
それはおそらくセックスとは言えない行為だった。
僕は自分の性器を晒すことは無いし香奈恵のどの穴に入れることもない。
香奈恵をよがり狂わせ、犯すのは僕の右手だった。
「『ヒュドラ』」
それが右手に宿る力の名前。
314悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:51:29 ID:L7jpQnoY
人間の手を擬態していたそこは僕の言葉に答え一瞬で本来の姿を取り戻す。
悪魔に植え付けられた僕の異能。
蛇の頭にも似た9本の触手が僕の意思に合わせ動く。
「っ」
香奈恵が小さく息を呑むのが分かる。
蠢動を繰り返す肉の鞭。ピンクにうねるそれは否応なしにも生理的嫌悪感を生む。もち
ろん、香奈恵もだろう。ただ僕は香奈恵の感情が嫌悪だけではないと確信していた。
「気持ち悪い?」
「い、いえそんなことは……」
僕の意思に応え触手は床を這い香奈恵の足にまとわりついていく。だがその速度は
あくまでゆっくりと香奈恵の反応を楽しみながら徐々に上っていく。香奈恵の足に鳥肌
が浮かび、肉触手はその鳥肌をひとつひとつ確かめるように撫でていく。
「っっっ」
「素直になりなよ」
いけない、まただ。
ヒュドラを使う度に感じるこの感覚。
力に引き込まれるような、自分が解放されるような感覚……とてつもなく身体が熱い。
香奈恵を犯したい。この衝動は決してヒュドラから与えられたものではなく自分に眠って
いた衝動だということは最近気がついた。
つまり僕の本性は鬼畜だってことだ。
「私……大助ちゃんのことそんな風に思ってな」
「じゃあ、触手に穴という穴塞がれて犯されたいの?」
「ち、ちが、」
「うん。じゃあ確かめてみようか」
四本の触手に命じて香奈恵の手足を拘束していく。触手の馬鹿力で香奈恵は宙づり
だった。
「今日はどんな格好で犯されたい?」
「え……、あ、あの」
香奈恵は羞恥心のあまりに顔を伏せてしまう。
答えはない。本当は彼女の口から聞きたかったけど……まぁいい、好きにさせてもお
う。
315悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:52:14 ID:L7jpQnoY
「じゃあ今日はこんな格好でどう?」
香奈恵の両手は頭の上で縛り上げ、高くから吊す。足はM字に開かせた状態で固定
する。
高い位置で吊されているためここからだとスカートの中が丸見えだった。
「ん……」
これまで何度も行われてきた契約で抵抗しても無駄と悟っているのか、香奈恵の抵抗
はまったく無かった。いや、それとも……。
「香奈恵」
僕の叱るような口調に彼女の身体が小さく震えた。うん、僕の言いたいことは彼女も
気づいていたようだ。
「何でもう濡れてるの?」
触手で彼女の股間を撫で上げながら僕は聞いた。
まだほんのりと湿り気を帯びた程度だったけど香奈恵のショーツは奥から溢れ出した
ものでたしかに濡れていた。
「こ、これは違っ」
「何がどう違うの?」

ビリッ!

鋭く尖らせた触手の先端で香奈恵の胸元を切り裂く。形の良い二つの双丘が僕の目
の前にあらわになる。
乳房を搾るように触手を巻き付けながら僕はさらに言葉で責めていく。
316悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:53:15 ID:L7jpQnoY
「っっっ!」
「触手に犯される、って思っただけで感じるんだ。香奈恵は。変態だね」
「ち、違います。わ、私は……」
「じゃあその言葉が本当かどうか確かめてあげるよ」
触手に命ずる。
「きゃ、ふぐんんっ」
下着を切り裂き、まだ充分に濡れていない性器に一番細い触手を突き刺す。
身を裂く唐突な刺激に香奈恵は悲鳴をあげようとするが、もう一本の触手が彼女の口
に潜り込むほうが早かった。
触手を乱暴に抽挿する。香奈恵の身体を無視した一方的な行為。
「ん」
触手は僕の一部であり、神経はダイレクトに繋がっている。そのため僕が触手で香奈
恵を犯すとその快感は僕にも来るのだ。触手は僕のもう一個の性器といってもいい。
右手から伝わる快感にうめきながら僕はさらに抽挿を激しくする。
香奈恵の口を犯し、性器を犯す。
「ふぐ、んん」
嫌がるように香奈恵が首を振る。だけど、身体のほうにはすぐに変化が見えはじめた。
「ほら、もう感じてる」
性器から伝わる湿った感触に僕は含み笑いを漏らす。
何度も何度も犯してきた結果、香奈恵の身体は触手にすっかり順応していた。
「変態だね」
「ふぉ、ふぉがうんれす」
多分、違うと言いたかったんだと思う。けど触手に埋め尽くされた口ではくぐもった音し
か生まない。
「もう一本。いこうか」
肉触手に埋まる蜜壷。そこの後ろで何かを期待するようにひくつく菊門があった。そこも
今まで何度も触手で貫かれている場所だ。身体はとても素直に次起きることを予想し、
待っていた。
317悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:54:01 ID:L7jpQnoY
「ふぁああん!」
菊座に触手がめりこむと香奈恵は声にならない悲鳴をあげた。だけどそれは苦痛の
うめきではなく、快楽に叫んでいるようにも思えた。
「はは、いつものように素直になりなよ」
穴を塞いだ三本の触手をてんでバラバラのリズムで出し入れする。
胸を縛る触手でピンク色の突起を突く。
余った触手は彼女の身体を愛撫するように全身をなめ回す。
「っっっ、ふぁんん!」
触手まみれになって香奈恵は声も上げれずひたすらもがいていた。
ありとあらゆる場所を同時に責められる。
触手に犯されるという異常な状況で初めて得る快感だった。
普通の女の子で一生体感することはないだろう。
そんな刺激に毎週のように晒され、香奈恵の身体はすっかりとこの異常なセックスに
順応していた。
「気持ち良さそうだね」
羞恥ではない快楽に染まった頬。口と触手の間からはだらし無くよだれが垂れ、股間
を流れる愛液は床にみっともない染みを作っていた。
「ふぇ、ふぁぇぁうん」
香奈恵は懸命に首を振り快楽を否定しようとする。
そんなことしても無駄なのに。
「強情だね」

パシン!

「っっっっ!!」
触手の鞭打つ音が響く。
素直になれない変態にはお仕置きが必要だ。
僕は香奈恵の肌をミミズ腫れが出来るまで何度も触手で打った。

パシン!

「っっっ!」
318悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:54:34 ID:L7jpQnoY
触手に口を塞がれてろくに悲鳴を出せない。だけど、香奈恵の感情はよく分かった。
叩く度に彼女の蜜が溢れる。
叩かれる、という行為さえ香奈恵にとっては快楽だった。
「叩かれても気持ちいいんだ」
「ふぃがう、ふぃがいます!」
香奈恵の口からはくぐもった嘘ばかり聞こえる。
本人は気づかないのかもしれないけど、淫乱な香奈恵の身体は触手から更なる快感
を得ようとしきりに腰を揺すっているのだ。
変態以外の何者でもない。
「仕方ないな……」
ヒュドラの9本の触手には各々特殊能力があった。その一つを使う。
香奈恵の口に刺さる触手は、あらゆる薬品を生み出し分泌することが出来るのだ。
昔は香奈恵を狂わせようと媚薬を使っていたが堕ちきった香奈恵の身体にそれは必
要ない。今、彼女に注ぎ込むのは自白剤だった。

「っっっんんん!」

香奈恵の喉奥で触手が爆ぜる。
蛇の頭に似た部分から溢れるようにどろりとした液体が流し込まれていく。
319悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:55:17 ID:L7jpQnoY
「げほっ、げほっ」
手足を拘束する触手だけをそのままに三穴の触手は引き抜く。
自白剤を強制的に流し込まれて香奈恵は少し咳込みながら涙をためた目で僕を見て
いた。
「気分はどう?」
「ちょっと辛いです」
「でももっと触手で犯されたいよね」
「はい」
答えた瞬間、香奈恵は驚いたような目をする。
「今、香奈恵に飲ませたのは自白剤だから」
「そ、そんな」
「淫乱な香奈恵が素直になれるようにだよ」
「ひゃん」
触手で乳房をきつく締め上げながら身体を撫でていく。触手の粘液が香奈恵の白い
肌にねばった跡を残していく。
愛撫には違いない。けど生理的嫌悪を感じざるを得ない動き。
つくづく僕は鬼畜だなと思う。
「どう?」
「あぁ、気持ちいいです……でも」
「やっぱり触手は気持ち悪い?」
少し自嘲気味に笑いながら僕は聞いた。
香奈恵は僕の言葉を否定し首を振る。
「大好きな大助ちゃんのですから気持ち悪いなんて思いません」
「え?」
思いもよらなかった言葉に思わず触手の動きを止めてしまう。普通女の子だったら
……人間だったら嫌うと思うのに……ヒュドラ。
「この触手はあの時、私を守ってくれた代償ですから嫌えるわけないですよ」
永年秘めてきた想いを告白するように香奈恵が微笑む。
あの時……殺人鬼から香奈恵を庇い僕は右手を失った。そんな八年も昔のことを。
…………ばかだなぁ…………。
自白剤で素直になったのを良いことに好き勝手言ってくれる。
320悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:55:53 ID:L7jpQnoY
「香奈恵」
「はい」
「あー」
名前を呼んでどうしたかったんだろうか。
分からなくなって僕は左手で頭をかいた。
「……気が変わった」
「え?」
「今日は香奈恵の好きなようにしてあげるよ。いつも僕が香奈恵を無理矢理犯してるだ
けだしね」
「でしたら……」
香奈恵が頬を染めつつ静かにつぶやいた。
「いつもみたいに無茶苦茶に犯してくれますか? 気持ち良いんですけど……でも、足
りないんです」
「ぷっ」
香奈恵の言葉に僕は思わず吹き出した。
「変態」
「大助ちゃんと一緒です」
たしかにその通りかもしれないが、そう笑顔で言われても困る。
彼女の願いに答え、触手に命じて香奈恵の穴を狙う。期待にひくつく穴はたしかに香
奈恵の言葉通りだった。
「あ、あの大助ちゃん。一つだけお願いが」
「え?」
「キス……してくれますか?」
「ああ」
香奈恵を僕の目の前に運ぶ。
「んぅん……」
「ん」
香奈恵の唇を奪う。そういえば香奈恵とキスするのは初めてだった。
「ずっとキスもしたかったんですよ」
「僕もだよ」
…………香奈恵の口に自白剤が残っていたのかもしれない。くそっ。
「入れるよ」
「はい。触手ちんぽで気持ち良くしてください」
321悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:56:33 ID:L7jpQnoY
触手に命じて香奈恵の穴を責める。前の穴も後ろの穴もすんなりと僕の触手を受け
入れた。
「あああぁ、気持ち良いです。んぅん!」
「うん顔を見てれば分かるよ。腰も動いてるしね」
「ひゃあ! 奥にまで触手がぐりぐりって」
自白剤の効果もあり卑猥な言葉で乱れる香奈恵。いつもなら言葉の合間に唇も犯す
んだけど……。
「んぅん!」
代わりに今日はキスをした。なんとなく。
「ふぇ……大助ちゃん……」
互いの唾液が糸を引きながら僕らはキスを繰り返す。
「あぁ、あん! おまんことお尻で触手がぶつかり合ってるんです、ひゃ、感じ、んぅ
ん!」
長い髪を振り乱し香奈恵が悶える。この姿をクラスの連中が見たら見る目を変えるだ
ろうな。見せないけど。
今の香奈恵には大和撫子な雰囲気はカケラもなくて触手の虜になったただの雌だっ
た。
「ひゃ、あぁん、大助ちゃん……」
「ん」
また唇を寄せながら香奈恵が言う。
「私の手の方にに触手……くれますか?」
322悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:57:28 ID:L7jpQnoY
「え?」
香奈恵の真意は分からなかったけど僕は彼女のぞみどおりに触手を向ける。
「手でも気持ち良くします」
触手の先端を手コキするかのように擦る。性器と同様の敏感な神経の通う触手に
とって、やはりそれは快感だった。
「香奈恵」
「あぁあ! 大助ちゃんも私と一緒に触手で気持ちよくなってください」
快楽にあえぎながらも懸命に触手に奉仕する香奈恵。
触手に乱れつつも僕の名を呼ぶ香奈恵に限界はすぐに訪れた。
「ひゃん! 何だかお腹の中で触手が大きくなって!」
「香奈恵があんまり淫乱だから僕も限界なんだ」
「ひゃ、あぁん! んぅん! イキそうなんですか」
「あぁ、香奈恵の好きな精液たっぷり出してあげるよ」
「ひゃん! あぁ、中に、中にくれますか?」
淫蕩に笑う香奈恵に僕も笑顔で答えた。
「あぁ、もちろん。中だけじゃなくてたっぷりぶっかけてあげるよ」
「あああぁ、嬉しいです」
僕は香奈恵に応え、絶頂に向け触手の動きを早めていく。
人間では物理的に不可能な動き。人間では到達できない快感。僕以外では香奈恵
にこれほど深い快楽を与えることは出来ないだろう。
「僕も香奈恵のことは好きだから……香奈恵がずっと僕から離れられないようにしっか
り調教してあげるよ」
「きゃあああああ!!」
子宮を潰しかねない一突き。その一撃で香奈恵は大きく背中をのけ反らせ叫んだ。

ビュ! ビュビュ!

香奈恵が絶頂に達した瞬間、九本の触手からも白濁した液体がほとばしる。
胎内と腸内に溢れるほど注ぎ込み、あまった触手は香奈恵の全身を真っ白に染め上
げる。
「ふぁあああ、……熱い……熱いです」
絶頂の快感で香奈恵はどこか満足そうにため息をついた。
触手に縛られ白濁に染まる香奈恵は美しいほど淫靡だった。
323悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:58:15 ID:L7jpQnoY
「あああああああああ」
情事の後、僕は天を仰いだ。
ヒュドラを使うといつもこうだ。
理性の歯止めが効かなくなるというか何というか。香奈恵にかなりひどいことをしてし
まう。強姦もいい所だ。淫のエネルギーを集めたい悪魔はいいかもしれないが香奈恵
は……。
「えーっと、大助ちゃん気にすることないですよ」
悪魔の力によって破れた(&汚れた)制服を復元した香奈恵が言う。
「…………香奈恵は平気なのか?」
今日に限ってなんだか嬉しそうな香奈恵に僕は聞いた。
「ん……大好きな大助ちゃんにしてもらえるなら、ああいうプレイも……それに今日は
大助ちゃんも好きって言ってくれましたから」
「あー……」
情事のさなか口走った本音に僕はさらに頭を抱える。だってねぇ……。あんな状況で
告白はないかと。
「大助ちゃん」
そっと右手に触れる感触。
むき身のヒュドラを香奈恵は拒絶する様子もなく優しく包んでくれた。
「ん」
「あの…………告白してくれたってことは」
「あー、うん」
何があーで、うんなのか分からなかったがきっと香奈恵には通じてると思った。嬉し
そうに頬を染める香奈恵を見ていれば。
「これからもよろしくお願いしますね」
「あぁ、こちらこそ」
改めて告げる香奈恵に僕も頷いた。
たとえ恋人同士になったとしても僕と香奈恵のこの関係はずっと続いていくんだろう。
悪魔の契約が終わるまで……。
324悪魔契約者:2008/11/26(水) 21:59:03 ID:L7jpQnoY


 以上になります。
 唐突に長々と失礼しました。
325名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 22:12:34 ID:1F5ZcwLo
この触手……あまーーーーい!!Gj!!
326名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:09:35 ID:wLwvsQ4A
なんという甘々wGJ!
327名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:12:59 ID:dnzbp65s
こういう甘々な話もいいなぁ(*´Д`)
お幸せにw
328名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:26:28 ID:piFHza4J
ラブ触手というのは結構好きなんだが、めったに見られないんだよな。
いやはやGJ$hearts;
329名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 01:01:19 ID:Rbie+f3f
いいねぇ!!
色々新しいわぁ

この後天使が出てきてソイツと戦う羽目になり、陰気エネルギーで変身!
とかジ○リール的な…

ゴメン聞き流してorz
330名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 01:26:44 ID:xgVEXlce
あ、アレだな!
お腹を貫かれた彼女は、お腹というか子宮の代わりに
人外の子を孕む事ができる淫魔の子宮を移植されたんだな!

と妄想すると1レスで2度美味しいです。GJ
331名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 08:15:20 ID:0aHIge0R
変身ヒロインで処女の場合。
ヒロインを玩具にして遊び過ぎた結果。いざ本番って時に高い確率で空気を読まない援軍が現れ奪還されるのが触手のサガだよね。
強いて例を挙げれたらケロロ軍曹のヴァイパーがどんなに優勢でも最後には倒されるみたいな感じに
332名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 08:19:57 ID:P0NsUwHn
なぜそこで木偶の坊を挙げない
333小ネタ『触手拾いました』:2008/11/28(金) 10:57:42 ID:jkPG49jG
 さっき、高校からの帰り道、野生の触手を拾いました。
 今は私の部屋で向き合い、触手の話しを聞いている処です。
「お腹が空きました。精液を下さい」
 触手は目の無い黒蛇。口も無いのにどこで喋ってるんだろ? とっても不思議。
「私は女です。残念ながら精液はでません。ミルクを買って来るので、それを飲んで下さい」
 でも私は、ブレザーを着た女子高生。精液は出ません。てか、チンポは有りません。
「大丈夫です。それっ♪ まはりくまはりた、やんばらやんやんやーん♪♪」
 しかし触手は急に呪文を唱えて身をよじらせました。するとどうでしょう。
 足の付け根がどんどん熱くなり、スカートがヘソの位置まで持ち上げられます。
「あっ、とっても苦しいです。これはなんですか?」
 持ち上げられたスカートの頂点は染みができ、更に透明な液体が滲んでる。
「それは、チンポタンです。そこから精液を頂きます」
 チンポタン!? 私が慌ててスカートをめくると、そこにはパンツを引き伸ばし、ペットボトル並に太く大きくガチガチなチンポタンが居ました。初めましてチンポタン。
「そんな、私にチンポタンが!?」
 ビックリして立とうとしましたが、何故か動けません。全身の力がチンポタンに集まってるかのようです。
「それでは、いただきます」
 いただきます。触手がそう言うと、頭となる先端にパックリと口が開き、形が変わって行きます。
 そして出来上がったのは、とても淫猥な女性器でした。
 女性器と全く同じ形の口。クリトリスまでちゃんと在って、びらびらが唇の様に、きゅっきゅと音を立てて擦れ合ってる。
 縦に開かれた肉穴はパクパクと左右に開閉し、ドロドロの涎を滴らせて床に垂らしてます。後で掃除するのは私なのに。
「もしかしてチンポタンを、そのちっちゃいオクチで食べてしまうのですか?」
 私は怖くなって触手に聞きました。五百円玉サイズの小さな穴に食べられたら、チンポタンが契れてしまうと思ったからです。チンポタンが可哀相です。
「大丈夫です。チンポタンの大きさまで広がって、柔らかくモグモグするので大丈夫です」
 触手は反対の尻尾? をパンツに引っ掛けて脱がすと、チンポタンのさきっちょの、溝の部分に口を押し付けてキスしました。
「んんっ!?」
 それだけなのに、チンポタンアクメで身体が満たされます。
 しかも今から、こんなにおっきくてたくましいチンポタンを、ちっちゃなオクチで全部咥えて食べてしまうと言うのです。私はどうなってしまうのでしょう?
 それは一生わかる事が有りません。何故なら……




「触手、討ち取ったり〜!!」
 ベッドの中に隠れていた妹が飛び出し、油断していた触手をモリで一突きします。
「ぱぎゅぅっ〜××」 
 これで、今夜はご馳走です。珍味、触手のステーキが食べられるのですから。
 私も、初めて触手の捕獲でドキドキしていたから、成功してホッとしました。



おしまい。
334名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 11:39:21 ID:nLgvl//n
>>333
どこから突っ込めばいいんだw
335名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 12:25:11 ID:cSq84Yhl
>>333
カオスにもほどがあるwww
336名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 13:05:30 ID:I1imxoiR
銛ってwwwwwヒドスwwwww
337名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 13:48:55 ID:90mV6p4o
妹、一番乗り〜!!
338名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 14:16:48 ID:3RmVJDQZ
妹tueeeee!
「ぱぎゅぅっ」てww可愛いww
339『触手凌辱』:2008/11/28(金) 15:40:33 ID:jkPG49jG
 ※注意。この作品には、極悪非道で残虐無比な触手レイプ凌辱が書かれています。

 カーテンに遮られて日も当たらない部屋。薄暗い室内で行われているのは、あまりにも一方的な虐殺。
 加害者は殺す事を前提に犯し、被害者は全てを諦めて受け入れる。
「さっさと……ころ、セヨッ……」
 被害者はベッドの上で仰向け。首部分だけを、ベッドごとグルグルに巻かれて縛られている。そこから下は吐き出された大量の精液で、体内器官を破裂寸前までパンパンにしていた。
 幼く細かった躯は醜く膨らみ、小刻みに痙攣して短い生涯を閉じようとしている。
 恐らくは次。次に迎える加害者の射精と共に身体は壊れてしまうだろう。
 被害者には家族がいた。
 たった一人の家族がいた。
 昨日までは確かに、『いた』。
 自身を犯している加害者に殺されるまでは、確かに居たのだ。
 そして今日、仇を取ろうとしたが、逆に捕まって殺されようとしている。
 小休止を終えた加害者が再び前に迫り、被害者は「何も出来なくてゴメン」と、心の中で祈るだけだった……




「それじゃあ、またチンポタンでずぶずぶしちゃいますね♪」
 昨日は弟。今日は兄。哀れな触手兄弟は、最悪の凌辱を受けていた。
 触手ってだけでレイプされる、まさしく『触手凌辱』。
「おねーちゃんまだー!? 鍋が煮えてるよー!!」
 部屋の外から聞こえる悪魔の声。
「まってよー! もう一回したら、チンポタンがスッキリして元に戻りそうなのー!!」
 そうして、狂気の宴は開かれる。




『触手拾いました』番外編。『触手凌辱』。
今度こそおしまい。
340名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 16:48:53 ID:KV8DbO18
SAN値がガリガリ削られるwww
341名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 16:56:08 ID:3RmVJDQZ
触手兄弟カワイソスww
昨日狩られた弟触手の敵討ちに来たのを返り討ちにされたのか兄触手w
逞しい姉妹だ…
342名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 18:39:16 ID:I1imxoiR
愛する子供を奪われてチャールズ・ブロンソンばりに怒り狂った親父の触手大王にヒギィされちゃう姉妹

「しないっ!もうしないからぁっ!触手狩りなんてもうしないって誓うからぁっ!」
「ぁがぁっ!だ…め…い、もうと…だ、けはぁ……ぁ。私が…新しいお子さん…生みます…からぁ…」
343名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 18:42:21 ID:eNLqEeg4
カオスってレベルじゃねーぞwwwwwww
344名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:36:38 ID:CteGhpuP
突っ込まないでいい箇所が見当たらないんだが
345名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:44:47 ID:p2mHJWaq
おまけはともかく、本編の翻訳調なとこは悪いがツッコまずには居られん
346無花果:2008/11/29(土) 03:50:41 ID:4drFmkJr
「―――― ぁ……はぁ…んっ、ぁぁ……」

御舟綾乃に何度目かの目覚めが訪れたのは、相変わらず『ソレ』の上だった。
体は……まとわりついた触手に拘束されたまま。
ぶちまけられた体液が汗と混じってその粘性を増している。
緩やかな動きで綾乃の身体を弄る度、それがネチョネチョと音をたて、白く糸を引く。

「ん…ふ……ぁ…」

彼女が起きたことに気づいたのか、触手はその束縛を強めた。
痛みよりは息苦しさのほうが強く、口からこぼれた吐息に甘い音色が混ざる。
振りほどく気力も、体力も、とうに尽きていた。
秘裂に突き込まれていた触手の一本が蠕動を激しくさせ、彼女の身体が数回跳ねた。

「はぁ――、ぁ、あっ、あっ、ああああああぁぁぁっ!?」

こんな事が捕らえられてから何度も繰り返されている。
濁った雫が腿を伝って、突っ張って震える足―――その指先から冷えた地面を濡らした。
もう羞恥から拒絶の言葉を発することも、悲鳴を上げて助けを求めることも無い。
人外の暴力と情欲の前に、綾乃は屈服したのだ。

「はぁ……、は……ぁ…は…・・・…」

目覚めてから最初の絶頂を迎えた彼女は、少しでも息を整えようと顔を上げた。
見上げたところで、薄暗い、石と土で出来た天然の天井が見えるだけなのだが……。
そう思ったところで、突然視界が揺らぎ、世界がぼやけて見えた。
顔に手を伸ばして、眼鏡が落ちたのだと気づいた。
髪や瞳と同じ、黒縁の大きな眼鏡。今となってはあまり必要なものでは無くなってしまったが、
子供の頃から身に着けていたものだ。言いようの無い違和感があるのは否めない。
暗がりの中をまさぐっていると、何か固いものに手が触れた。靴だ。……自分のものではない。
いつの間にか、誰かがここに足を踏み入れていた。
施設で出会ったあの女、アリッサだろうか?
綾乃は一瞬そう考えたが、聞こえてきた声は彼女のもより幾らか年齢を重ねた女のものだった。

「オク、もう十分愉しんだでしょう? その辺にしておきなさいな」
347無花果:2008/11/29(土) 03:52:16 ID:4drFmkJr
「ぅ……く……ン……」

女の声に反応して、触手が綾乃を解放した。
だが長い間宙吊りで犯され続けていたためか、足腰が立たない。
その場にへたり込んでしまった彼女の肩に手を置き、女が言った。

「探したわよ、アヤノ。まさかこんなところでお楽しみだったなんて……」

女の声に聞き覚えは無い。
顔は見えなかったが、少なくとも綾乃の知る者の中に、こういった人物はいなかったはずだ。

「…ぁ、だ…誰……?」
「ふふっ、そんな甘い声出しちゃって。身体だってベトベトねぇ。……変な気分になっちゃう」

そう言って女が軽く力を込めると、綾乃の体は簡単に地面に組み伏せられた。
背中まで伸びた髪をかき上げ、女は舌なめずりしながら綾乃の肢体に手を伸ばす。
その細い舌は、先端で二つに裂けていた。

「ゃ…やめっ―――」
「ダメよ」

拒絶の言葉を口にした綾乃に冷たく言い放ち、女はまず、彼女の豊満な胸に目をつけた。
触手で散々嬲り尽くされた後ということもあって衣服はひどく乱れている。
当然ながら、綾乃の乳房も露わにされていた。
女が笑みを浮かべ、すくい上げるようにそれを愛撫すると、たまらず綾乃は身をよじった。

「んっ――ぁ、あぁ…っ、やめて…ぇ……」
「あらあら……オクが強引すぎたから、優しくされる方が感じちゃうのかしら」

指先で転がすように乳首を弄られ、つまみ上げられた瞬間、快感が電撃のごとく奔る。
それを見た女は満足げに綾乃の背中と腰に手を回すと、いきなり首筋に噛み付いてきた。

「―――痛っ、…?!」

そこから、何か流し込まれている。
熱いモノが全身に流れてゆくのを感じた。

「もっとよくしてあげる……嬉しいでしょ?」
「は…ぁ……あっ……ああぁぁぁ……!」

熱病に冒されたかのように思考が霧散してゆく。
既に正常な判断力は蕩け切っていたが、意識の侵略は既に綾乃『そのもの』にも及んでいる。
全てが断片的過ぎて分からない事だらけだ。
だがひとつ綾乃は理解した。この女は、このまま私を壊す気なのだ―――。
348無花果:2008/11/29(土) 03:53:32 ID:4drFmkJr
「く、ぅ―――ん――。んあああぁぁ―――!?」

女の指戯は巧みだった。
しかし、それ以上に首から流し込まれた何か――おそらく、毒か何かだろう――が綾乃を苦しめる。
ただ人間のように見えるが、目の前にいるこの女もまた、傍らに控える蛸男と同じく人外の化け物なのだ。

「アヤノ、聞こえてる? まだ私の言ってること、わかるかしら?」

女は嗤った。その指先は綾乃の下腹部へ伸び、おざなりに前戯を続けている。
綾乃は荒く息をつき、焦点の定まらない瞳で女を見遣る。
今やその目から意思や思考の輝きは消え失せ、カクカクと身を震わせるだけだった。

「完全に壊れる前に、幾つか答えて欲しいことがあるのだけど……無理かしら?」

反応を示さない綾乃の首に手をかけ、女は軽く力を込めた。
白く細い首に食い込んだ指にびっしりと鱗が現れ、やがれ女の全身へと広がってゆく。
吊り上がった目とチロチロと覗く長い二又の舌。その顔は爬虫類のそれによく似ていた。

「…――!? か―、は……っ」
「現地の人間も、もう貴女くらいしか残っていないのよ……私たちも時間が無いから……分かるでしょ?」

綾乃は反射的に女の腕を掴んだが、その怪力から逃れることはかなわず、その手は力なく地面へ落ちた。
女のほうも一息に首を圧し折るようなことはせず、適度に力を緩めてやりながら、詰問を続ける。

「さぁ、言って楽になっちゃいなさいな。気持ちよくイカせて―――」

そこまで言った所で急に顔を上げ、女は綾乃の首から手を離した。
咳き込む綾乃を尻目に、女は蛸男を下がらせ、自分も暗がりに身を潜める。
土を踏む足音が近づいてくる。――― 何者かが洞穴に侵入したのだ。
いま、声を上げたら……どうなるだろうか。
綾乃は、ぼんやりとそんな事を思った。
存在を悟られまいと、あの女が先に自分の息の根を止めるかもしれない。
もしくは、侵入者を手にかけるか。聞きたい事があると言っていたのなら、むしろその可能性の方が高い。
それならばここで声をあげて、女が彼か彼女に気を取られている隙に、逃げてしまうのが得策だろう。
クリアになってきた頭で綾乃はそう結論付け、痛む体をゆっくりと起こした。
いつの間にか夜になっていたらしい。月明かりが岩の隙間からうっすらと入り込み、洞窟内を僅かに照らしていた。
侵入者の顔も、ここからならよく見える。
逆に、暗がりに潜む自分や女の姿を向こうから見つけることは至難の業だ。恐らく一瞬でケリは付いてしまうだろう。
そう考えながら侵入者の顔を確認し、綾乃は声を失った。

「アヤノ……? 近くにいるの!? アヤノ!」

そこから見えた顔は、自分の住まいであった小部屋でついさっき別れたアリッサのものに他ならなかったからだ。
どうやら先程の咳を聞かれていたらしい。アリッサは綾乃の名前を呼びながら辺りを探っていた。
右腕には包帯が巻かれたまま、足取りもまだ覚束無かった。
いくら島中を徘徊する化け物を倒せたと言っても、この状況で奇襲を受ければひとたまりもない。
助けを求めるわけにはいかない。アリッサに自分の存在を悟られれば、あの女は即座に彼女を始末するだろう。
自分は……きっともう駄目だ。それならば、せめて彼女だけでも逃がさなければ……。
349無花果:2008/11/29(土) 03:54:36 ID:4drFmkJr
「………ッ!?」

背中から、ねっとりとした感触が綾乃を襲った。
蛸男が、再びその触手を綾乃の四肢に絡め始めている。
とっさに女の方を見ると、得心した様子で綾乃に笑みを送った。
裂けた口から出た舌が踊る。お前の思ったとおりだよ、と言外にほのめかす笑みだった。

「――ッ、、………!」

きつく口をつぐみ、身体を強張らせた綾乃を触手の束が包み込む。
女との行為を見せ付けられていたせいでタガが外れたのか、その責めは一層激しくなっていた。
それでも、耐えなければならない。『この件』にアリッサを巻き込みたくはない。
それは身体の自由も、処女も奪い去られ、精神もズタズタにされた綾乃にほんの少し残されたプライドだった。
女が笑みを強める。愉悦よりも嘲笑の意味合いの方が強く感じられる、嫌な微笑みだった。
あと、どのくらい耐えるのだろうか。―――この事を知ったら、彼女はどう思うだろうか。怒るかな。
最後に浮かんだのは他愛のない心配ごと。
そうして御舟綾乃は、触手達がもたらす快楽の波に呑み込まれていった……。




以上です。
えらく時間がかかりました。無花果です。
前回からの流れで地味子にトドメを刺す感じで・・・。

どうやら話が再びアリッサに戻ってきそうなので、貴重なクリーチャー軍団がを殺される前に
ひどい目に遭っていただこうと思います。
それでは、また忘れた頃に。
350名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 21:37:46 ID:9aTYhfHX
乙!つーか、すっげーひさびさだな旦那
相変わらず文章巧くてウラヤマシス
351名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:22:38 ID:JD3LdaGS
なんと言う英雄の帰還
抜いた、というか読み返してたらおっきしてきたからまた抜いてくる
次も楽しみに待ってるよ
352名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 06:35:26 ID:1rUMGJdG
触手にも何か必殺技を作ってあげたい

触手百烈拳。アソコやアナルを触手で一秒間に目にも止まらない速さで100回突き上げる。一分間連続でやると6000回分の乱れ突きなので大抵の女性なら一分以内に堕ちる

そんな一心で、こんなの考えてみました
353名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 06:42:41 ID:LewZo7rA
快楽を感じるのは結局の所「脳」。
極細の触手を耳・鼻・口・首筋から脳幹に侵入させ、
脳を直接刺激するってのはダメ?

絵的には薬物中毒と変わらないから萌えないか...
354名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 10:03:42 ID:Ds5xkS/N
>>353
耳あたりから極細の触手を送りこんで脳を犯すってのは見たが、あんまり面白くなかった
355名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 10:10:39 ID:j1xdqziq
せめて、

「あたまのナカ、きゅっきゅしちゃダメえぇぇぇっ!! のうミソちっちゃくなっちゃう! バカになっちゃうようっ!!」

くらいやってくれればなー。
356名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 10:29:47 ID:zl35ebqI
>>353
最終的に脳髄以外全部削られそうな気がしてきたぜ
357名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 12:34:08 ID:TwhIwlAk
>>333
貴公、私が男体化スキーと知っての投下か!?



GJでした。ごちそうさまです!
久々に覗いたらこんなに素晴らしい物が投下されてたとは。
358名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 12:45:13 ID:ksZR3wDZ
>>356
脳髄ごと機械の身体になって触手を滅ぼす為に立ち上がる、あいとゆうきのおとぎばなしですね。わかります
359名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 12:59:59 ID:TLO4WsDc
トラウマになって、執拗なまでにフラッシュバックしそうだ。
360魔法少女リコ:2008/11/30(日) 17:24:56 ID:KJc9gFXb
ギイイイイ

魔王「リコよ戦う前に一つ言っておくことがある。お前は私を倒すのに触手で陵辱している最中に
      逆転するというお約束がないと倒せないと思っているようだが・・・別に無くても倒せる!」

リコ「なんですって!?」

魔王「そして苗床目的でさらったお前の妹はあまりに性欲が強すぎて
    我々にも手に負えなくなってきたので最寄の町に返してやったぞ。後は私を倒すだけだな」

リコ「フ・・・上等ね・・・私も一つ言っておくことがあるわ。
   このスレの住人は陵辱シーンを望んでいるような気がしていたけど別にそんなことはなかったわ!!」

魔王「そうか」

リコ「はぁぁぁぁ!!」
魔王さあ来い!!」


言い訳したいのが最初はガチで作ろうと思ってたけどネタが無くて気づいたらこんな風にあばばあばば
361名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 17:48:48 ID:Ds5xkS/N
>>360
俺は好きだが、そろそろ自重しないとまずい気がする
362名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 18:07:14 ID:j1xdqziq
>>361
? ラブリーとは別な人だべ。
363名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 19:22:40 ID:ssYbLRp2
スレHの触手スレがけっこーよかった
364名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:02:08 ID:Ds5xkS/N
>>362
そうじゃなくて二番煎じという意味
365名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 06:55:59 ID:fdvuyjin
触手陵辱した際にお前の頭の中を弄ってやると細い触手を入れて記憶を除いたら
想像を絶する殴る蹴るの暴行に性的虐待。妊娠すれば売り物にならないから腹部を蹴られ強制的に堕胎は当たり前。何度も死にたいと思った奴隷以下での生活。
そんな時に私の事の戦士としての才能を見いだして気に入いり拾って下さった
今のご主人様のご恩に報いたいのに私は負けちゃた汚されちゃう

と予想外に強烈な過去を見たら。お前も苦労してるんだなって感じに肩をポンポンしたくなるよね
で解放してくれるの?って目が輝いたヒロインに、それとこれとは話は別だって陵辱を開始

ヒロイン「ひとでなし!鬼!悪魔!ヤメロー!そんな所触るな変態」

触手「何とでも言え」
366名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 21:04:24 ID:ShUnqitG
>>365
1行目の誤字のせいで言いたい事を理解するのに1分かかったぞw
367名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 11:53:08 ID:zlVlT5P+
触手は200年近くも前から存在していた!
蛸と海女 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%B8%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%A5%B3
368名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 14:17:54 ID:pcLjCoth
春画には、行水をしている女性を塀の穴から覗き見している男(男はオナニーしていたような気が)とか
結構変態的なシチュが多い。
369名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 17:35:02 ID:BIVfY/qR
もはや遺伝子だな
370名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 19:12:54 ID:Qc8Cmeyn
大和民族は世界でも屈指のHENTAIだからしかたないな
371名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:30:27 ID:qnjbQJ6q
wabi sabi moe hentaiは日本の心
372名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 04:38:54 ID:q8QsuY2l
wabi sabi 略して wasabi
373名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 09:18:08 ID:cQUCIu0n
Oh....
I don't know wasabi is Japanese heart
374名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 11:46:14 ID:NoKO+X//
”SHOKUSHU”onthe anal!
Japanese Zubo Zubo...
「Rameeeeeeeeeeeee!!」
375名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 13:28:49 ID:w0zi/LKg
しかし正直大昔の春画なんぞ見てもチンコ反応しないし萎えるだけな俺
ワビサビ?
こちとらファーストフード、コンビニ、インスタント大好きな根っからの貧乏舌だぜ
376名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 04:30:32 ID:qbKl+os7
そんなこと言うと北斎ダコが泣いちゃうよ
泣きながら巣穴に帰って(その際に女の子1,2人はお持ち帰り)引きこもっちゃうよ
377名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 10:59:58 ID:eF9cHjYg
どうぞどうぞ
378名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 06:56:51 ID:vLg8x3yE
もしも、触手との純愛?があるとしたら
滅ぼされる王国。炎の中を逃げる女性騎士と幼い姫君。守りながらの戦いで深手を負った女性騎士
このままでは逃げ切れずに捕まる。そう考えた女性騎士が頼ったのは、かつて自分を打ち負かし陵辱した忌むべき存在である筈の触手モンスター

辿り着いた洞窟内では、何であの時、私を解放したの?切なくて寂しくて満たされなくて死にそうだったのよとか
あのままお前を監禁して陵辱してたら王国の精鋭部隊に攻め込まれて皆殺しされてわボケ。そんなにして欲しかったらお忍びででも来れば良かったろうが
と口論を始めて置き去りの姫君が混乱して二人の関係を聞いたら
口を揃えて古い知人であり宿敵と言い更に混乱する姫君

その後、女性騎士と姫君は触手と共に流浪の旅にって感じに
姫君曰く、あんな嬉しそうな女性騎士は今まで見た事が無い
379名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 07:34:33 ID:yQMp/DMI
逃げ切れない状態で、女騎士よりちょっと強い程度の触手が一匹増えても大した戦力にはならない
それよりものんきに洞窟で口論してる暇があるならなら、さっさと逃げろよと言いたい
そもそも怪物が住めるような郊外の洞窟に行ける時点で、とっくに逃げ切れているはず
何よりエロシーンがないのが問題

…などとツッコムのはヤボの極みなので、GJとだけ言っておこう
380名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 11:45:23 ID:Fd2yuKLZ
とりあえず、女性を犯すことで触手超パワーアップは外せないな
381名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 12:21:52 ID:mWljoq5V
処女姫を食べてパワーアップ!ですね(性的な意味で)
382名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 14:37:26 ID:iorHCeYQ
でも最後は、超絶倫姫に触手を咥え込んだまま放して貰えず、

触手「やめてぇっ! 放してよぉっ!! これ以上パワーを送られたら、はっ……破裂しゅるぅぅぅっ!!」

 ――バンッ!!!
383名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:06:14 ID:hB92JQFe
脳内で
よくも触手を!!
とか叫んで以下略な展開
384名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:20:31 ID:cU6lB8YE
>>291=293の続きです。
あんまり話しが進まないですが、またよかったらよろしくお願いします。
385名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:21:16 ID:cU6lB8YE
4.
 先ほどの接吻も常識人からしたら許されるものでない、しかしそれでも本人もそれに対して憤慨している余裕もあるだろう。
 だが今この迫りくるものは、そんな世界の常識や倫理など一欠けらも通用しないものがある。
 琴乃はそれを本能で気付き、体が必死に危険信号を発しているのだ。体が全力でここから脱せよと命じている。
 考える間もなく、本人が冷静であればどこにこんな力を細い体に隠していたのだろうと疑問に思うほど力を振り絞って体を揺さぶり脱出を試みる。
 だがそれも結局琴乃の住む世界の常識の範疇なことなのであろう。肢体に絡みつく触手が琴乃の全力の抵抗に呼応するかのように締め付けを強めるのだ。
 結局この抵抗は自分の体力を消費しただけに終わり、頃合を見た触手が再び進撃を開始する。目指すは生地を丘状に盛り上げて震える双丘であった。

「い、イヤッ!気持ち悪い!こないでぇ……!」

 複数の触手が琴乃の身体に接触を開始する。制服越しの感触であるが、じっとりと湿った感触に思わず身震いしてしまう。
 恐怖に駆られ再び力の限り体を揺さぶって抵抗するがもはや触手たちは待ってくれない。

「くうぅぅ……!はぁっ!」

 琴乃が突然高い声をあげ、全身をビグンとさせる。ついに触手たちが制服の隙間から内部に潜り込んできたのだ。
 器用にもブラウスのボタンを一つ外してそこからさわさわと肌を撫でるような動きをしながら震える双乳へとむかってくる。
 プリンの様な弾力でささやかな双乳が抵抗をしるしつつも、触手の触れた部分からヌルヌルとした皮膜から発生するおぞましい感覚が広がってくる。
 粘膜にまみれた触手との摩擦感を強まり、柔らかな乳肉が敏感に反応する。
 ぎゅるりと二つの山嶺の麓からブラごと巻きつくと蜷局を巻いて締め上げられる。
 中にたっぷりと身を詰まらせた果実の脂肪が柔らかに絞り出される。洗練された巨乳が触手によって歪に形を変化した。
 その動きは美月の目線からも制服の中で双丘が触手によっていいように弄ばれているのが分かる。

「あうぅッ!ああああ……」

 この一般の女子高生が出会すにはあまりに壮絶な体験を前に琴乃は必死に意識を振り絞って耐えていた。
 しかしそうして必死に守りを固めているにも触手たちは全く意に介さない。
 そうしているうちにも今まで触手それぞれが思いの儘に蠢く動きから、伸縮を繰り返すうちに全体が一定のリズムを持ちはじめた。
 まるで一つの目的に向かうかのような動きに変化しているようだった。
 螺旋状に乳房に取り巻く触手が這い上がり、その頂上を目指す。それは次第に力強く、じりじりと怯える獲物を崖っぷちに追い詰めるかのように……。
 そしてまったく突然に、新たな試練が彼女を襲った。

「はううっ!くうううぅぅっ!」

 一際大きな声をあげ、たまらず琴乃は頤を反らす。触手の先端が乳丘の頂点に到達したのだ。
 いまだ触手たちがブラの上だけで蠢いているのは変わらないが、集中して少女の隠された尊い果実を責め立てている。
 乳房の先端にある一際敏感な突起、それに触手たちが絡まり、強く擦り付けたり絞り上げられたりする。
 その刺激は今までの比ではなかった。胸の先端がジリジリと痺れる様な甘い蠱惑の炎で絶え間なく焼かれているような気がする。
386名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:22:02 ID:cU6lB8YE
5.
「……や、やぁ……ひン……乳首がぁ……ひぐンンッ!」

 琴乃の口から喘ぎ声が流れ出し始めてしまった。細首の内側が火照り、じっとりと汗ばみ桜色に染まっていく表情の変化がみてとれた。
 それから触手がリズムある動きで肉実を撫で回す度、琴乃はそれに対応するかのように定期的に甘い声を漏らすようになってしまった。
 ギュムッ、ギュムッと乳房をこね回されるたびに胸の芯で微熱が渦巻く。柔らかな肉房に触手が食い込んでいく感触。
 豊かな弾力を持つ双丘は震えながらたわみ、歪みながら揺れ動く。その動きは神経を通して乳房から脊髄を伝って脳幹へと喜悦を持ち込んでくる。
 制服はもはやめちゃくちゃに乱れて皺だらけになっていた。粘汁で溢れかえり、布地を浸透して制服の表面にまで染み出してさえいる。
 必死になって抵抗しているつもりが、胸を中心に甘い刺激が広がり続ける。刺激に対して率直な肉体は否応なく反応してしまう。
 媚熱に浮かされ、甘く息を吐き悶える少女。無理矢理に暴かれた少女の性感を、触手が容赦なく責め立てる。
 いやらしい粘音が響き、人外の肉悦に翻弄される少女の艶めかしい声がそれに重なる。清楚な顔は、じっとりと汗ばみ紅潮していた。

「は……くうぅっ……や……やめてぇ……!」
「琴乃ちゃんは敏感なんだね。ちょっと弄っただけでそんなに素敵な声をあげちゃって……。
自分でもここをこんなふうにするのが好きなのかな?もっと琴乃ちゃんの声を聞かせて……」

 そう美月が言うと、伸びた触手が足首から太ももまでに絡みつき、いよいよ肢体の動きを完全に止められてしまう。
 巻きついた触手の動きはそれだけに収まらず、斜め上方へと力をかけて脚を持ち上げた。辛うじて閉じていた両脚が左右それぞれ外側の方向に引っ張られる。
 M字型に足を吊るされた、恥ずかしい格好に開脚されていく。
 今まで壁に押し付けられているのが、両脚に絡みついた触手によって腰が突き出された姿勢に変えられ、その付け根にある局部もより強調される。
 ついに晒されてしまった純白のショーツ。研ぎ澄まされた牙が新たな獲物を狙う。絶妙な乳責めはそのままに、新たな触手達がスカートへと進入していく。
 ほどなくして、白いショーツの中央部分、少しだけ盛り上がっている恥丘の膨らみに、濡れた触手の先端が押し当てられた。
 刹那、黒髪の少女は背中を仰向け反らせて大きく悶えた。ほんの少し触れられただけで、稲妻のような鋭い快感美が股座から全身に駆け巡った。

「琴乃ちゃんのこれ、すごく湿っちゃってるよ?それに、イヤらしい匂い……」
「やぁ……言わないでぇ……」

 ついに大切なところを触れられてしまった。ショーツ越しとはいえ、触手に刺激されトロトロと蜜を流し続ける媚肉があばかれる。
 飾り気のない、清楚なショーツは、いまや淫猥な嬌態を呈していた。純白だったはずの生地は自分の垂らした恥汁で濡れ、ぬらぬらといやらしく照り光っている。
 水濡れの生地は皺くちゃになって股座に纏わりつき、陰阜の影がはっきりと映し出された。
 浮き出た肉花は赤く充血してピクピクと脈打ち、本人の意思と離れた恥知らずな本性を晒している。
387名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:22:38 ID:cU6lB8YE
6.
 その一帯は体の持ち主による多くの粘液で濡れ、絡み合う触手の動きに合わさってグチュグチュと奏でられる。
 溢れ出る牝の臭いを嗅ぎ取った触手が肉の花びらの裏側、媚肉との隙間に湿ったショーツの生地ごと入り込んでゆく。
 布のザラッとした肌触りが神経の剥き出しになった媚肉に強烈な刺激が与えられる。
 布ずれが秘所をかすめる度に頭の中が真っ白になるジンとした痺れが伝わる。強烈な電流が全身を駆け巡るようだった。
 無数の触手が純白のショーツの上で踊る。触手の一撫でごとに感じられる快感が加速していく。
 溢れ出す悦楽に肢体が跳ね、粘液がさらにジュワっと広がる。湧き上がる恥辱に、身を焼く羞恥を憶える。
 それをまるで燃料にするかのように琴乃の肉体はさらに熱く燃え上がり、吊り上げられてM字に開かれたままの股間からは白い涎がショーツを漏れ出てぽたぽたと垂れだす。
 顔中を真っ赤に染め上げ琴乃は肉体の暴走を必死になって耐えるためにかみ締めようとしたが、唇からは涎と一緒に甘いよがり声が漏れ出るばかりだった。
 一本の触手の先端が円形に開いた。まるで口のようで何かを吸い上げるようなそれは鎌首をもたげ標的を見つける。
 琴乃も今までの仕打ちからそれが何であるかすぐに理解した。それはゆっくりと、神経の塊へと迫ってくる。
 またそれも既にひとりでに包皮を剥いてひくつき、自ら早く弄ってほしいと声高に叫んで持ち望んでいるかのようだった。
 琴乃は必死に声を絞り出して止めようとするが、目の前にいる美月はそれを聞いて何かを含んだ様子で琴乃に微笑み返した。

「琴乃ちゃんのここは正直だね……。今欲しいものをあげるからね」

 肉真珠がついに触手に吸い付かれた。琴乃の予想を超える喜悦が下半身から駆け巡る。
 全身に衝撃が伝わり、思考が停止してしまう。拘束された肢体がのけぞり、ガクンガクンと手足が打ち震える。
 美しい黒髪が振り乱され、触手に纏わりつかれた豊かな胸も大きく弾む。

「ひいいぃぃぃっ!」

 下着の上から纏わりついたそれだが、逆に布と肉芽の擦れあいが合わさって狂的な快感美が生み出される。

「お願い!や、やめて!こんな、こんなァぁああああッ!」

 抵抗が懇願へと変わった。だがその願いは叶うどころか行為はさらにエスカレートする。身を押し付けては擦りあげ、押し潰されてはグリグリと弄り回される。
 同じく触手に絡みつかれた両乳首にも同様の行為が開始された。至高の悦楽を提供する三点が同時に責められる。目のくらむような肉悦に急速に脳裏がぼやけ始める。
 少女はだらしなく開いた口の端からよだれを垂らし、喘ぎ続ける。

「ひぅう……んぁぁっ!……ひぁあ……」

 理性が崩れ落ちていく。身体中が切ない悲鳴を上げている。

「さぁ、琴乃ちゃんの一番キレイなとこを私に見せて」

 そして触手が一斉に三点の肉芯、左右の乳首と陰核一をブルブルブルッと壮絶に吸い上げ、擦りたてられる。壮烈な快感に、少女の意識は真っ白な光に包み込まれた。

「やああッ!あっあっ!はぁあああっ!」

 身体と精神がバラバラになるような感覚だった。しなやかな身体をがくがくと痙攣が襲う。
 弓なりに背筋を反り返らせ、おとがいを跳ね上げて、黒髪の少女はぬくるめく絶頂へと押し上げられてしまった。
 心は宙空を舞いつつ、肉体は深い静かな闇に落ちていく。
 あられもない姿をさらしつつ、ゆっくりと意識がかすんでゆくなか、琴乃が見たのは自分を見下ろしつつ相変わらず微笑み続ける美月であった。
388名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:01:01 ID:pAE3JVqG
投下終了かな?

GJ!エロい!エロいぜ!
そして今度は触手にやめないでと懇願するんですね
389名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 00:19:33 ID:5HVecets
サタニックまだー?
390名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 14:33:49 ID:gskpA9df
391名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 21:59:40 ID:3EyvA7O+
>>385-387
上手いなぁ、GJ!
392名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 09:07:01 ID:t4fDDrUM
触手は女戦士とかを屈服させて隷属させ苗床にする以外にも
場合によっては女戦士を鍛える(調教?)の為の試練や苦難を与える担当の場合もあるよね。
触手に負けるなら論外で、処女を奪われただけで泣き寝入りし潰れて戦えなくなる。または簡単に快楽に負けて溺れたりするのなら
淫魔王や直属の側近には勝てないから本当に強い女性を選ぶ為の選定の為に。
だか実は本当は淫魔王が責めても壊れない女を生み出し生贄に捧げると言う真の目的があったり
393名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 09:47:22 ID:iezqBdzR
>>392
いい加減NG登録したいからコテハン付けてくれる?
394名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 11:35:25 ID:8lmuQ72Q
昔の家では天井とかでズルズル…ッって音がすると白蛇とかが棲んでて鼠とか食って守り神してるとかって言われてた。

となると魔王城などで天井でズルズル音がしてると

「あら…なにやら音がしますわね?お父様」
ふとした物音に魔王である父親に問い掛けるゴスロリ悪魔っ娘。

「ああ…またどこぞの勇者を名乗る鼠が食われておるのだろう」
「それって…?」
「御守りの中身は開くなと言うであろう?…よいか決して覗くのではないぞ?」

しかし好奇心を抑えきれなくなった悪魔っ娘はつい天井の上を覗いてしまう。

そこは石造りの天井ではない一面粘肉に覆われた異界。
どくどくと脈打ち白い粘液がドロドロと滴り落ち、その中心では白い触手玉が女勇者の全身を首だけ残して覆い尽くして脈動している。
涙を流しながら涎と涙でグチャグチャになった顔をふりたくる女勇者。
見れば他の仲間はとうに理性を失ったアヘ顔で肉壁に手足を飲み込まれて消化されようとしている。

「っひぃ!?」
思わず悲鳴を上げてしまうゴスロリ悪魔っ娘の姫君。
自分の部屋のすぐ天井にこのような汚らわしい生き物の巣があった嫌悪と恐怖にその表情が激しく歪む。
しかしその悲鳴が触手の関心を惹いてしまい、たちまちのうちに触手に絡みつかれる悪魔っ娘。

「きゃあぁっ!ちょっ!ど、どこに入ろ、ふぁぁっ!入っちゃ!入っちゃダメぇ!
お前、わたくしを、わたくしを誰だと思ってますの!?恐れ多くも魔王の…
!?ダメぇ!ダメぇ!お…くは…ゴリゴリ…いって…
ひぎぃぃぃっ!!!そんなに何本も!壊れる!壊れちゃう!オ゛マ゛ンゴごわれひゃうからぁ…っ」

ってなってんだろうな
395名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 17:33:58 ID:YWK/4wuL
早く続きを書く作業に戻るんだ!
396名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:39:36 ID:ChLSR2VZ
早く続きを書く作業に(ry
397名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 02:49:46 ID:kfQ2nep6
マダーチンチン
398名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 04:20:38 ID:WJcFi2Ed
チンチンマダーにすると誘ってる感じですな
399名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 04:27:43 ID:gWlF61hD
>>393
斬新な切り込み方だな
400名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 09:49:39 ID:5e3Fnlo2
もしも、触手がペットみたいに販売されていたら
陵辱されたり苗床にされる等のトラブルが起こっても我が社は一切関知しません。とか注意書きがあったりするのだろうか
401名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 11:58:50 ID:zmB2xllh
>>400
去勢済みですので、純粋な肉バイブとしてお楽しみいただけます
402名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 12:44:01 ID:PfCfnBJ6
生活のリズムが合わない?帰ってきても疲れててしてくれない?プレゼントをくれるけど趣味が悪い?
手料理を欲しがる?早すぎる?太すぎて正直痛い?ちっちゃくて物足りない?

そんなお悩みをお持ちのあなたには触手!
遅くまで仕事をして疲れたあなたを毎日リフレッシュ!疲れ知らず!プレゼントもデートもなし!
食事はあなたの絶頂!太さも速さもあなたにあわせてくれる!

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さらに今ならバイブなど、不要になった大人のおもちゃを通常価格より30%アップで下取りさせていただきます!
403名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 13:25:05 ID:IZQw7O6b
似たような設定のマンガがあったような気がする
観葉植物扱いだったような。
404名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 03:39:17 ID:2AwFSQiW
主人公がヒロインの妄想の中で植物触手にされてるエロゲがあった
でもってそのヒロインのオナにゅに使われる
405名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 12:46:29 ID:H3SGLNxB
獣使い設定でタコと和姦ネタを思いついたんだが、不明なとこが多過ぎるんで、スレ住民の感性を聞いてみたい。
戦闘用巨タコの脚を肉弾系長身の少女がもにゅもにゅしつつキャッキャウフフと戯れる予定
しかしタコという生物はそういう事されるの好きかね?
大体、幾ら戦闘用でも軟らかすぎて攻め役にしかならないのでは?
あともう一つ、輪をかけて問題なのが本数
胸から脇にかけ締めて2本、脚に絡めて2本、脚の間全体使って1本、両手で頑張って1本と仮定すると、
余った2本は何をどうしたらぐにゃぐにゃに持ち込めるか?

そもそも最後の問題について1時間以上考えてる時点でLV低すぎるんだろうか…
406名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 14:36:07 ID:QiYSJkeC
頭をやわらかくしてみろ
戦闘用タコが一般タコと同じスペックとは限らんぞ
そもそもタコに似た別生物でも構わん
戦闘で足を失ったという設定も可能だ

とりあえずタコを使った戦闘と、メリットの出る戦場を考えろ
407名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 15:00:14 ID:G+OHM53V
>>405
両手は二本にして残り一本は腹から口元辺りまででうねらせるんだよ!
408名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:00:32 ID:fyx7EmF8
両手両足で4本or3本
前後上の穴で3本
胸責めに2本
首まわりと耳責めで1本
へそ責めわき責め足の裏責めでそれぞれ1本

ほら、これで8本だ
409名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:31:13 ID:UFalmF5f
「タコと魔族をベースにした戦闘用生物」
「契約により使役者が肉体を以って繋ぎ止める」
でおkじゃね?
設定詰めるともっと色々考えられそうだけど。

両腕両脚に絡めて4本、体支えて1本、前と後と口い1本ずつで計8本。
410名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 20:46:36 ID:IZFxVIDZ
前8本
411名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:35:08 ID:UhKWFENa
>>409
どうせステータスアップのためにタコヤキにされてるんだろ
412名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 22:07:55 ID:H3SGLNxB
ああ、別に完全奉仕する必要は無いんだっけ。目が覚めたthx
体支えつつ口攻めならイケそうな気がする(…ディープも惜しいが)
しかしレスが進むにつれ、タコの攻め度が上がってくの噴いた
住民の性質がありありと見えるようだw
二次だからと安心しきってたが、タコの生態について多少は調べる必要が出てきた
イザとなったらアイテムで何とか

>411
今更MEN上昇とか有り得んwwww
作品微妙に違w
413名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 00:47:28 ID:f3AEA1ad
男性はローパー系の容姿、女性は妖精のような容姿の種族の新婚さんの初夜……を思い付いた。
414名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 05:08:47 ID:lqluCm6x
タコじゃなくイカじゃいかんのか
415名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 08:39:27 ID:m5eLQgCq
触手の表面のヌルヌル粘液には女の子を女に変え狂わせるくらいに強力な媚薬成分の他に
服や下着は当たり前でヒロインが絶対の自信を持つ鉄壁の強度の筈のアーマーや鎧を溶かし裸する。良くある身体は溶けずに身に着けてる物だけ溶ける都合の良い強酸があるのが王道だけど

タコやイカなどの海洋生物タイプに、そう言え能力を付加させるにはどうすれば良いんだろ?水の中だから成分が水に流れて無くなるし
416名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 09:06:52 ID:ccKfByKp
水の中で犯すシチュじゃなきゃ、捕獲時に吸盤から大量に分泌するってことでいいんでない
417名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 09:57:18 ID:4xUjA2ln
>>415
タコについて調べた方がいいぞー
あいつらは餌のはいった瓶のフタを手で開けられるくらい頭がよくて器用
あと受精は精子のカプセルを手で♀の卵巣に押し込んで行う
そのあたりのスペック応用すれば可能だろ
418名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 11:21:26 ID:3mA9clyK
残り2本は自分が立ったり移動するために必要だろ。
419名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 14:04:52 ID:D4iMcrG2
>>415
獲物を溶かしながらすする生物はわりとよくいる

例えばヒトデは胃を露出させ、食物を包んで溶かしながら食うそうだ
触手に同じことができないわけがない

また海洋生物ということなら、麻痺性の毒を持つものが多いので
捕獲等に有効に使えるかもしれない
420名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:38:27 ID:m5eLQgCq
>>417
精子カプセルって使い方次第ではヒロインに100%確実な妊娠って絶望をプレゼントする事が可能だから便利そうだね。女性は生命の危機に瀕すると子孫を残そうとする本能が働いて排卵するらしいし
まぁ、まずはタコ型触手の精子を人間の卵子が受精できるように改造しないと無理だけど
421名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 02:18:04 ID:ZErc8UK6
イカスミよりタコスミの方が美味と聞いたのでタコ
つか、巨イカはタコより特殊能力無駄に持ってると思うんだ。光るし。
安西先生…肉弾戦がしたいです…
ガチは女を怪力設定にでもせんといかんな

>>418
2本で泳ぎながら暗い浅瀬に引きずり込むんですね、わかります。
422名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 03:00:25 ID:lJbRbGwR
女の子の卵巣まで潜りこんじゃう触手を探してるのですが
ログにそんな感じのSSありませんか?
423名無しさん@ピンキー :2008/12/14(日) 03:17:19 ID:w0VTtBAu
タコが体色や表面の形状を自在に変える能力はよく知られているが

バリ島付近の砂地の海底に生息するミミック・オクトパス(ゼブラ
オクトパス)は、身を隠す場所がほとんど無いために持ち前の知能を
駆使して、他の生き物をまねることで生き残りを図った。

その結果ウミヘビやイソギンチャク等天敵が嫌がる生物をまねて
身を守るほかヒラメや有毒のミノカサゴのふりをしながら移動する
無害なウミシダのふりをして獲物が通りかかるのを待ち構えるなど
20とも40とも言われる変身レパートリーがあるとか

触手だけでなく変身・擬態の能力は使えると思うんだ

424名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 05:41:39 ID:W1jX1hEp
触手にも擬態能力か

>>418
フラミンゴがなぜ片足を上げて立ってるか
ってのと同じか
両足を上げたらひっくり返るもんな

>>422
かなり前のスレでいくつかあったと思う
卵巣まで極細触手入れて直接刺激して排卵促すやつ
425名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 10:53:00 ID:F4lO4f+4
>>415
触手の表面の粘液は特に設定しなくても水の中だから成分が水に流れて無くなるなんてことはないと思う。
水にすむウナギなんかを見てみればわかると思うけど、
粘性が強ければ水に多少溶けても、粘液に成分が残るし大丈夫でしょう。

ウナギのヌルヌルはさりげなく毒が混ざっていて目に入れたら大変なんだよなあ。
426名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 10:57:14 ID:JSsAgiL3
危険日じゃないのに無理矢理、排卵され強制妊娠って
大量に膣内に卵を産卵+精子注入で受精完了で多少は母体が壊れても数をこなす事が可能で受精した後も随時、新しいのを投入可能な産卵と違って
一回妊娠させると出産するまで何も出来ない分、数をこなすには複数の女性を確保する必要があるのが難点だよね。
ベースにした生物によって妊娠〜出産の期間は差があるとしても数ヶ月は何も出来ないし
427名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 13:21:26 ID:lJbRbGwR
>>424
ありがとうございます
早速掘り起こしてきますね
428名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:03:24 ID:eEklIFS5
つーかこのスレにあるやん。
ホラ、あの火事場の馬鹿力。
429名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 17:03:58 ID:kzGKuhzq
クソ力だぞ
430名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 17:51:35 ID:REFFA8n+
クソカクソカ
431名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 19:19:10 ID:J5TCsDWZ
クソガクソガ
432名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 19:33:50 ID:HlgrIJYf
クンカクンカ
433名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 20:06:52 ID:2uXRezmS
この匂いは危険日の日だニョロ!
434名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 05:07:05 ID:GoN2+1iu
じゃあさっそく種付けにょろろ
435名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 05:41:08 ID:Db3ZrfSX
そして生まれた触手娘で
母娘プレイとな。
436名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 10:12:31 ID:+g4Y7Sjo
優しい触手の父、キング。
子供を産まされた少女の母、エクス。
人間と触手の娘、カイザー。
今からその三人による、究極の交わりが始まろうとしていた。

あーおくーかがやーく いくせんまんのー♪
地球のかけーらが ちりばめられたー♪

「いくわよ、キング、カイザー!!」
「ニョロ!!」
「究極がったぁぁぁい!!」

暗闇の中蠢く 嵐に向かう 君を信じたから 何も怖くないさ

「母子合体エクスカイザー!! 続いてっ……」

ごーうぃずみーエクスカイザー 勇気と友情 ちから合わせたその時 ぎゃざーうぇい♪

「家族合体っ、キングエクスカイザー!!!」

ごーうぃずみーエクスカイザー 忘れかけていたー 愛する人を守るよぱっしょねーと その胸にー♪


西暦3033年 地球を侵略しに現れた触手大帝率いる触手レッドロンは、キングエクスカイザーとの半年に渡る長き戦いの末、滅亡した。
437名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 14:51:27 ID:q7n1QXv6
お前が滅亡しろ
438名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 18:32:32 ID:yHArAcV/
>>436
それだとドラゴンカイザーはどうなるんだ
439名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 19:11:08 ID:GoN2+1iu
なつかしいなぁ
リアルタイムで見てた俺はもうオサーン
440名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 22:42:26 ID:rnsOjm64
OLその1「残業で遅くなっちゃった。どうしよう、近道しようかしら…」
女子生徒A「部活で遅くなっちゃった。ここら辺って暗くなると不気味なんだよなー…」

             〜触手と絡む50の法則より抜粋〜
441名無しさん@ピンキー :2008/12/17(水) 00:35:46 ID:YW6rPA1c
触手と絡まなくてもフラグだとおもうぞ
それw
442名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:49:53 ID:oNfVIIvd
俺は最近女子高生ばっかりでシコシコしてたからそろそろOLさんが欲しいな
捕まえて異次元引っ張り込んで助けも来ない状況でじっくり責めまくって欲しい
443サキュ:2008/12/17(水) 03:02:00 ID:oNfVIIvd
お久しぶりです
以前投稿したサキュです
上のフラグを見てモチベーションと息子がむくむく上がったので
久々に投稿します
なぜかパソコンから書き込めず携帯を使った自演には失敗しましたが
そんな事は忘れて下さい、気のせいです
444サキュ:2008/12/17(水) 03:03:23 ID:oNfVIIvd
夜半すぎ、この時間だと人通りなどまったくない暗い道を
一人のOLが小走りで駆け抜けていく
OL…翔子はその日、会社で少しトラブルがあり帰りが遅くなってしまっていた
残業中に洗濯機の中からタコが出てきて社内で走り回りだしたのだ
結局タコはいつのまにかいなくなったのだが別の部署のOLが一人さらわれたとか誰かが言っていた
タコが人をさらうのも変な話なので翔子は信じていなかったが
そもそもタコは走り回らないし、洗濯機からタコが出てくる事自体がおかしい
変な頭痛を感じた翔子はそのドサクラに会社を抜け出してきたのである
「残業で遅くなっちゃった。どうしよう、近道しようかしら…」
少しでも早く家に帰りたかった翔子は普段は使わない脇道に入ったのである
普段は使わないのには実は理由がある
この道は…昔ここで殺された女の幽霊が出る…という噂があるのだ
445サキュ:2008/12/17(水) 03:05:49 ID:oNfVIIvd
翔子は幽霊など信じてはいないのだがそれでも何となく急いでいる時以外は避けていた
「この道…こんなに長かったかな…」
翔子がぽつりと呟く
走れば3分足らずで抜けられる道、なのにもう10分は走ってる気がするのだ
しかもいつの間にか後ろから何者かが追い掛けて来る気配がする
翔子がそれとなく様子を窺うと、背後にいたのはスーツ姿の女性だった。
一瞬幽霊かとも思ったがよく見れば翔子と同じスーツを来ている
同じ会社の同じくタコ騒ぎで帰りが遅くなってしまったのだろう
安心した翔子は心細かった事もあり声をかけると
「翔子さんだよね?」
と追い付いて来た女性が返事をしてきた
翔子は相手が名前を知っていた事に少し驚いたが同じ会社なので不思議ではない
「ええ…同じ会社よね?会った事あったかしら?」
と翔子が訪ねるとその女性はニコリと微笑み
446名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 03:07:24 ID:oNfVIIvd
いきなり翔子に抱き付いて来たのだ
「あなた本当にかわいいよね…次はあなたと遊びたいな」
翔子はいきなりの事に混乱したが相手は同じ女である
「ちょっと…何?どうしたの?欲しかった?怖いの?」
と優しく声をかけそっと女の体を引き離そうとするが
その女はいきなり翔子の下腹部に右手を伸ばしてきた
その手は無防備だった翔子のスカートをまくりあげ、躊躇する事なくショーツの中に入り込んでくる
「!!」
翔子が反射的に女の体を引き離そうとするも、女の左手がガッシリと翔子に組みつく
女の指は翔子の秘部をいじくり出した
「あんた何?やめてっ離してよ変態!!」
翔子は何とか女を付き飛ばそうとするも相手は同性とは思えない力で抱きしめてくる
その直後、翔子の両足に何かが撒き付いて来た
それと同時に女は翔子の耳元で囁いて来る
「うふふ…この子ね、あたしがいっぱい気持ちいい事してあげたんだよ♪
こっちの空間とあなた達の世界とは時間の流れが違うの
あなたが会社を出てこの道に来るまでの間にこの子は一週間あたしとずっと遊んでたの」
447サキュ:2008/12/17(水) 03:09:04 ID:oNfVIIvd
翔子は女の言っている事がサッパリな上足元からどんどん気味の悪い触手が上がってくる
ほとんどパニックになり悲鳴をあげる翔子だが
それにはお構いなしに女は話し続ける
「ビックリしたわよ、久しぶりにこの世界に遊びに来たらいきなりグルグル回ってるんだもん
水のある所に出たんだけど…ちゃんと確認しなきゃだめだね
それからこの子を捕まえてずっと遊んでたんだけど壊れちゃったから
体だけ頂いて次の獲物を探してたの、タコの姿だと目立つでしょ?」
もう触手は体中に巻きついていて体をよじる事も出来ない
しかもその間も女に弄られていた秘部からはくちゅくちゅと愛液が溢れ出していた
女の指は翔子の敏感な所をを的確に攻めてくる
翔子の抵抗も徐々に弱まっていき女の指に合わせて小さく喘ぎ声を漏らし始める
「そろそろあたしの本体で遊んであげるね」
女がそういうと体に絡みついていた触手たちが急に動きだした
「んんっ!!いやっ」
細い触手がショーツ越しに翔子のクリトリスをクニクニと弄りだした
強すぎる刺激に体がガクガクと震えるが触手と女に拘束されていて体をよじる事も出来ない
448サキュ:2008/12/17(水) 03:12:50 ID:oNfVIIvd
今日は朝6時起きなのでここまでです
時間を見つけて続きをかければと思っています
それでは失礼します
皆さんも洗濯機にはお気をつけ下さい
449名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 19:35:57 ID:46bs3w1x
うおっ、これは期待せずにはいられない!
450名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 20:13:36 ID:WP2O5MZQ
>皆さんも洗濯機にはお気をつけ下さい

どうしろと
451名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 11:24:10 ID:4KyOyoMz
>>448
GJだ!!
452名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 14:57:04 ID:+wJh4kqh
雪女VS触手。アッサリと氷漬け&凍死で触手が全滅。

それが雪女VS触手(炎熱攻撃バージョン)になると。
氷漬けにしても時間が立てば復活する数千℃の高温の熱を持った無数の触手が巻き付いたり
火炎放射を浴びせられ続けた結果。

炎熱と火炎により疲労し衰弱し弱りきり。連続中だしで熱いのは、もうイヤァァと泣き叫びながら果てて気を失う
453名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 05:32:13 ID:1tZJ5A0K
>>452
日本語だっていうのは分かるんだが、何をいいたいのかさっぱり分からん
454名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 05:54:47 ID:qejQa12I
きっと触手に噛まれたのさ
455名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 06:22:04 ID:1tZJ5A0K
数千℃というのは、ほとんどの金属が蒸発するレベル
どんな生物でも衰弱どころか、炭化・炎上を通り越し骨も残らない

句点と読点を混同し、改行もバラバラで読みにくい
因みに「炎熱」とは、「太陽の照りつける夏のきびしい暑さ」のこと
よくぞここまで駄文を作り出せたと感心する
456名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 11:10:38 ID:RvvhOthb
流れをブッタ斬り質問。
触手が捕らえ陵辱した女性が既に最愛の人との愛の結晶がお腹の中に居て、妊娠させるのも産卵するのも不可能な場合の対処方って何だろ?
457名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 11:29:24 ID:llntjZ4s
順番待ちかなぁ。
妊婦さんをいたわりつつ、無理の無い触手調教で出産までに虜に。
人間子供と次に産ませた触手の子供の異夫姉弟を仲良く育てながらゆっくり調教。
処女のまま触手大好きで触手しか愛せない女の子に育て上げる、とか。
458名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 12:05:59 ID:VdsO/RqC
尻に産卵すりゃええやん
459名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 12:17:14 ID:SQPbm4hc
なんか妊婦さんを襲う触手の話か漫画かなかったっけ?
うっすらとそんな記憶があるんだが…結構えげつない話だった気がする
460名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:49:11 ID:fFJjm1BI
胎児と相部屋
461名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:07:00 ID:IAeU0LOI
>>459
これですか、わかりません><

神出鬼没かつ異常な性欲を持ち、狙った獲物は絶対に逃さない!
史上最強のアクメ生命体「下品ナム・ム」が現れ、
12人の女性を次々と変態触手陵辱プレイ、
アルリアン女とドラッケン女に巨大触手が子宮侵入!!中出し妊娠!!

アンサイクロペディアの解説だがほぼ事実の件・・・
462名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:03:12 ID:Di4Z9eHd
>>459
夢枕獏の九十九乱蔵シリーズに、胎児に産卵する管状の妖怪があった。
463名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:17:38 ID:7q0tXer0
実在する寄生するタイプの虫なんかは、よく他の虫の幼虫に卵産みつけて
しばらくした後にドバァっと皮膚食い破ってワラワラ出てきたりするよな。

人間相手にそれやると、どうやってもグロになるから却下だが。
464名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 05:29:08 ID:s5j3ntY9
え、触手スレはグロNGなの?
敵対種族としての触手が登場することが多いんだし
そうなると当然のようにグロ表現もあるだろうと思ってた
465名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 07:09:34 ID:/m4AJSdI
ちいさな赤飯前の女の子に精子注入して
数年後、その娘に初潮がきたときに精子がまだ残ってて突然妊娠・・とか
466名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 08:39:25 ID:mC9K+7vj
>>456
胎児を改造(もしくは寄生)して、半人半獣の様な感じにすればいいんじゃね?
467名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 11:03:16 ID:KbOvQFr7

      ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ナッちゃん続きまだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  愛媛触手   |/
468名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 16:14:03 ID:8M45feXb
妊娠とか産卵と聞くとペルテちゃんを思い出す
469名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 16:49:14 ID:naxp2fJO
バニシング・ツインのように胎児と融合して、生まれた子供は後に触手を操る能力と蠱惑的な容貌を………

百合でも数字でもいけるなこれ。
470名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:23:08 ID:xcoGBDD/
>>463
スライムに卵産み付けられて、線虫状の幼生に貪られる話が過去スレにあったと思う。
(イソギンチャク女学校の初期の頃だったと記憶しているが…)
471名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 06:58:06 ID:mVUAqpy5
>>456
まずはお腹をおもいっきり触手で殴りつける
流産したらそのあとに自分の子種を産み付ける
472名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 07:37:32 ID:4BUrTVvt
>>469
ピノコみたいな感じかな?

兄には雌の触手、妹には雄の触手が付いて、
雌の触手は人間の精液をしごいて集め(描写は数字板で!)、雄の触手は触手の精液をで種付けをし、触手同士もたまにネチョネチョと
473名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 13:08:27 ID:aXKiCiJl
触手同士の絡みは傍から見たら絡まってるだけにしか見えないだろうな
474名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 13:59:41 ID:IHsHrzCb
大変だ、絡まってる!と通りすがりの親切な人にほどかれて触手同士のH強制終了
475名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 17:32:21 ID:IkWGeceP
>>474
完全に萎えて適当に通りすがりの人に礼でも言っといて去っていくか
逆上して通りすがり襲いかかり3Pに派生するかだな
476名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 17:39:26 ID:CX52c42Q
>>475
通りすがりが女性なら雄は膣に精液、雌は尻穴に卵を入れまくる。
しばらくしたら交代するってワケだな
477名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 19:05:42 ID:Vhr7+mxT
>>475
雌は口から雄はアナルから触手を突っ込んで、腸内で握手!
少女の胎内でチュッチュッして産卵、二人の初めての共同作業です!
478名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 13:20:34 ID:9xvdRKMf
警察と触手がタッグを組んでたら
ネタは上がってるのに、なかなか真実を言わない女性
その女性を犯したい触手。警察と触手の利害が一致した時に
「も・・・う、許してお願い・・・します。何でも・・・喋るから!。もうイキたくない誰か」と地下の特設監獄から女性の悲鳴と喘ぎ声が木霊する

今まで、麻薬密売ルート摘発や外国のマフィア壊滅の際に尽力した為に誰も文句なしで地下監獄の存在隠蔽に協力する
が尋問(拷問?)した女性が再起不能になる場合が多く、悩みの種だったりする
479名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 14:24:11 ID:6M2OAElz
>>478
映画版は暴走した触手達が婦警さん達に襲い掛かる話で行きましょう
「触発遊戯」
今まで味方だった触手達にいきなり襲われ、なすすべもなく犯される婦警達
そんな粘液と愛液の飛び散る中資料室にいた婦警『ゆかり』一人だけが運よく襲われずにいた
触手達を操る黒幕はだれなのか…
孤立してしまったゆかりはどう立ち向かうのか…
手にマラ握る怒涛の展開
百の触手達と最新の映像技術によって生み出される今世紀最大の触手革命
あなたの右手はもう止められない
この春全国ロードショー


みたいな?
480名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 16:50:08 ID:vK2HhWUC
手にマラ握るで噴いたww
481名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 05:12:52 ID:pxsFaaa+
すでにTV放送版と映画版の構想があることに吹いた
482名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 05:37:49 ID:SRIc6qZx
まずはコミック化からだな
そのあとドラマCD出してラヂヲ放送
483名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 14:37:21 ID:Eimbb1FZ
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / iゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |
484名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 18:52:52 ID:+NAXgxpa
今日、人間界では「くりすますいぶ」とかいうイベントがあるらしいニョロよ
触手としては今日をどうすごすべきニョロ?
485名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 20:37:58 ID:bWYQgwfF
CTHULHUを降臨させようぜ!!1
486名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 20:39:20 ID:iaqMNf5A
>>484
煙突から侵入してサンタを待ってる少女の寝込みを襲え
487名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 21:10:33 ID:U0hL5hGY
メリー苦しみますと突撃した筈が
両親に虐待や暴行され、膣とアナルに二本刺しをしても表情一つ変えない心を閉ざした愛される事を知らない悲劇の少女を発見

触手の巧みなテクニックが聖夜の奇跡を起こし凍り付いた少女の心を解放しアンアン連呼させ最後にはイっちゃう〜!って叫びグッタリ。

年相応な女の子らしさを取り戻した少女は、また会いたいな気持ち良くなりたいなと夜な夜な淫らな匂いが充満し快楽が支配する触手の森に足を運ぶようになる
488名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 00:23:11 ID:Nu3nVWTo
今年は触手サンタさん来ないのかな…
489名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 00:24:13 ID:uGitdfsx
クリスマスだったらプレゼントとして夢見る処女、じゃなくて少女の家に宅配され素敵な性夜を体験させてあげなされ
490名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 05:10:33 ID:EzLUikQ9
>>487
いい話じゃないか
491名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 06:17:33 ID:/CgagsrN
アンタらが存在する限り、クリスマスも正月も盆も休みも無いのよと。この時期になるとピリピリしてイライラして怖いヒロインたち

しかし、その分に比例し溜まってるので捕獲できたら普段よりも早い速度で堕ちる
492名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 10:28:58 ID:We1D1j3O
>>478
>警察と触手がタッグを組んでたら
そもそもの前提の発想がブッ飛びすぎてて職場で笑っちまった
解雇されました
493名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 11:55:03 ID:1DJf+IjE
そりゃ、魔法少女とニョロニョロしてるときに笑い出したりして
取り逃がしたとなっちゃ解雇されて当然だ。
494名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 12:22:40 ID:IXPDix3f
笑っただけで解雇とかどうしようもない職場だな
495 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:06:28 ID:yxA5uuJy
>>487を見て思いついたネタを投下します。
最後はハッピーエンドを目指しましたが
それまでが若干暗めですので嫌いな方はトリをNG指定お願いします。
496 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:06:58 ID:yxA5uuJy
「おかえりなさい、加奈」

お母さんに玄関で迎えられ、わたしは驚きのあまり立ち竦んでしまった。
今日はクリスマスイブ。
でも、いくらクリスマスイブだからってわたしに浮かれている余裕はなかった。
イブだからって洗濯物は取り込まないといけないし、掃除だって、晩御飯の準備だっていつもと同じにある。
だからいつもと同じでHRが終わるなり急いで帰ってきたんだけど。

「ほら、そんなところに立っていないで、早く着替えてきなさい。
 ちょうどご飯の準備もできたところだから」

笑顔のお母さんにそう言われて、わたしはようやくあたりに漂っている匂いに気づいた。
おいしそうな香ばしい匂い。
何が何だかわからないまま、自分の部屋に向かって制服から着替える。
それからリビングに行くと――、

「う、わぁ……」

そこには信じられない光景が広がっていた。
テーブルの中央には大きなケーキ。
その周りには色とりどりの料理。
それはどれもお母さんの得意料理で、デリバリーや出来合いのものじゃないことは明らかだった。
そしてテーブルの向こうにはお母さんの笑顔。
何もかもが、信じられなかった。
497 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:07:52 ID:yxA5uuJy
幼い頃、わたしは確かに幸せだった。
お父さんがいて、お母さんがいて、お金はそんなになかったけど家族3人で幸せに暮らしていた。
その歯車が狂ったのは、わたしが小学1年の時。
お父さんが事故で帰らぬ人になってしまったんだ。
十分な蓄えがあったわけでもないから、お母さんが働きに出ることになったのは自然の成り行きだった。
いわゆる夜のお店。
学校に行くわたしと入れ替わりになるように夕方でかけていって帰ってくるのは朝。
寂しかったけど、お母さんはわたしのために働いてくれているから我慢しなきゃと思った。
そして、我慢するだけじゃなくて家事全般をわたしが担当するようになったのは小学3年の時。
日に日に消耗していくお母さんが見ていられなかったから。
それから数年は、苦しいながらもまだ幸せと言えなくもない期間だった。

転機はある朝のこと。
お母さんが結婚を申し込まれたことをわたしに打ち明けてくれた。
相手はお店のお客さんで、わたしも何度かあったことがある大きな会社の偉い人。
わたしが反対するなら再婚はしないって言ってくれたけど、わたしは賛成した。
本心ではわたしのお父さんはお父さん1人しかいないけど、それでお母さんが楽になるなら、そう思ったから。

今にして思えば、あれが失敗だったとも思う。
もし反対していればと、それから何度もわたしは考えるようになる。
最初にそう思ったのは、あの男に無理やり組み敷かれた時。
再婚から、まだ1月も経っていなかった。
498 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:10:42 ID:yxA5uuJy
大人の男性に力づくで押さえ込まれたら、抵抗なんてできるはずがなかった。
週に1、2度、お母さんの目を盗んで関係を強要される生活。
耐え切れなくなったわたしは、全部お母さんに打ち明けてしまった。
この家を出て、また貧しくてもお母さんと2人で幸せに暮らせたらと、そう思ってしまったんだ。
だけど、お母さんは一度手に入れた裕福な暮らしを捨てられなかった。
捨てられるのが怖いから、あの男には怒りをぶつけられない。
その矛先は全部わたしに向けられた。

お母さんには辛く当たられ、あの男からはもう隠れてする必要がないと毎晩のように何時間も弄ばれる。
地獄だと思っていたそれまでの毎日は、ほんの入り口にしか過ぎなかったと思い知らされた。

わたしが、悪かったんだ。
わたしが再婚に反対していたら。
わたしがあの男からされていることを全部自分の中に溜め込んでおければ。
後悔しても、もう遅い。
だからこれは罰。
選択を間違えたわたしへの罰。
そう、思っていた。
499 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:11:24 ID:yxA5uuJy
「今まで、ごめんね、加奈」

わけもわからないまま食事をしていると、ふいにお母さんがそう切り出してきた。

「……え?」
「一番辛いのは加奈だったのに、お母さんどうかしてた」

言葉は耳から入ってくるのに、その意味がよく理解できない。
だけど――、

「今すぐは無理だけど、準備ができたらこの家を出ましょう。
 お金はなくなるけど、私はあなたさえいてくれればそれでいいから」

そこで、わたしの中で全ての言葉が意味を持って繋がった。

「今更こんなこといっても信じてもらえないかもしれな――」
「――そんなことない!」

思わず立ち上がっていた。
夢みたいだった。
ずっと願っていたことなのに、実現すると受け止め切れなかった。
それでも、テーブルを迂回してお母さんがこっちまでくると、自然と涙が溢れ出していた。
もう、涙なんて枯れ果てたと思っていたのに。

「加奈……」

お母さんに抱き締められる。
叩かれるのは日常茶飯事だったけど、抱き締められるのは何年ぶりだっただろう。
500 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:12:08 ID:yxA5uuJy
「はい、これ」

大声を上げて泣くだけ泣いた後、ようやく落ち着いたわたしにお母さんは一つの箱を渡してくれた。
ちょうどバスケットボールがはいりそうなサイズの包み。
綺麗な包装紙とリボン。
お母さんからの何年ぶりかのクリスマスプレゼント。

「開けていい?」
「もちろん。
 きっとあなたに似合うと思って用意したのよ」

その言葉と箱の大きさから、わたしは服かなと予想をつけた。
そして逸る気持ちを抑えて包装紙を破らないよう慎重に開封していく。
よく見るとリボンの結びも包装紙の角も少しずつ乱れがある。
たぶん、お店の人じゃなくてお母さんが自分でラッピングしてくれたんだ。
そう考えると一分の隙もない完璧なラッピングより、こっちの方が何倍もいいなと思えた。
やがて包装紙を外し終え、あとはふたを開けるだけにある。

「開けるね」

ここにきてなんとなくもったいなく思えてきて、わたしはもう一度お母さんに確認をしてしまう。
お母さんは笑っていた。
本当に、嬉しそうに。
501 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:12:51 ID:yxA5uuJy
「え、きゃっ!?」

ふたを開けた途端、黒い何かが飛び出してくる。
細くて長い、何本もの何か。
細いといってもそれぞれわたしの腕くらいはあるそれが、驚くわたしの体に巻きついてくる。
そうしてわたしがようやく我に返った時には、もうわたしはどう頑張っても動けないくらいにがんじがらめになっていた。
足の裏の固い感触が消える。
自分が黒い蛇に似たそれに持ち上げられていると認識した瞬間、視界の隅に黒蛇の頭がいくつも滑り込んできた。
その先端がぱっくり開いて、そこから白みがかった液体を一斉に浴びせかけられる。

「――ぉ、ぷ……」

ドロドロしたそれは色といい匂いといい、男のあれを連想させる。
反射的に込み上げてきた吐き気をわたしは必死に抑え込んだ。
この期に及んで、せっかくお母さんが作ってくれたんだから、なんて考えながら。
だけど、わたしが今こんな状態になっている原因はあの箱の中身で、それをくれたのは他でもないお母さんだった。

「お、おか……」

かろうじて動く首を捻ってお母さんを見る。
お母さんは宙に持ち上げられたわたしを見て、笑っていた。
502 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:13:31 ID:yxA5uuJy
わたしは何かを言おうと口を開く。
助けて、なのか、どうして、なのか。
どちらを言おうとしていたのかは自分でもわからない。

「――は、むぅ!?」

なぜなら、実際に言う前に口を塞がれてしまったから。
蛇の1匹がわたしの口の中に潜り込んでくる。
口の中でその先端を開いて、わたしの舌を咥えこんでまできた。
噛まれたと一瞬思ったけど痛みはない。
その代わり、蛇の口の中は柔らかい毛みたいなものがいっぱい生えてることが舌から感じ取れた。

「ひゃ、ひゃめへぇ……」

舌の表も裏をくまなくくすぐられるようなかゆみ。
そして、今度は舌の上に直接あの液体を穿きかけられる。
反射的に喉が動いて飲み込んでしまう。
あの男に仕込まれた最初のこと。
口の中に出されたものは残さず飲み込むこと。
吐き出すなんてもってのほかだし、少しこぼしただけでお仕置きが待っていた。
だから、もうどんなに嫌でも反射的に飲み込んでしまうようになってしまっているんだ。

「よくもまあ、そんなもの飲めるもんだねぇ」

そんなわたしをお母さんがあざ笑う。
その間も液体は吐き出され続け、さすがにその勢いに負けて口の端から零してしまう。
あごを伝ったそれが胸に落ちる。
その感じに違和感があった。

「――!?」

視線だけ下に下ろすと、いつのまにかわたしは裸になっていた。
床の上には服の切れ端が水溜りの中に浮かんでいて、それも見る見るうちに小さくなっていく。
あの液体には服を溶かす作用があったことを知らされた。
503 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:14:35 ID:yxA5uuJy
恥ずかしさが込み上げてくる。
わたしの体は醜かった。
腕や顔みたいに外から見えるところはともかく、普段服の下にある場所には縦横無尽に痣や傷跡が刻まれている。
あの男に刻み込まれた奴隷の印。
お母さんにそれを見られるのは初めてだ。
全部を打ち明けたあの日も、恥ずかしくてこれだけは直接見せられなかった。

「ふぅ、ぁう!」

口から零れて胸に落ちた液体を刷り込むように蛇が肌の上を這いずり回る。
クラスの平均と比べてもかなり小さな乳房。
その中心を蛇のお腹に擦りあげられびりびりした刺激に背筋が震えた。
やがて蛇はその小ささが不満だとばかりにきつく締め上げてきて、その上で立ってしまった乳首を先端の口で咥え込んでくる。

「――――ッ!?」

さっきまでのとは比べ物にならない刺激に頭が痺れる。
蛇の口の中は毛がいっぱい生えているんだ。
そんなので敏感なそこを責め立てられたらたまらない。
504 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:15:12 ID:yxA5uuJy
続けて蛇に狙われたのはお尻だった。
これもまたあの男に叩き込まれた条件反射で、中心を軽くつつかれただけで力を抜いてしまう。
お腹の中に易々と潜り込んでくる黒蛇。
腸に無理やり詰め込まれた分、肺からは押し出されるように息が漏れる。
それがよだれと液体の泡となって唇と蛇の隙間からぶくぶくと溢れ出していく。

「――――っ! ――――――!?」

声も出せないままお腹の中を蹂躙される。
あの男の手で今まで色んなものをそこに入れられたけど、そのどれとも違っていた。
指よりはるかに柔軟に動くし、男の人のあれよりはるかに太くて熱い。
そして今まで潜り込まれたことのない深さで、またあの液体を吐き出される。
体が内側から焼き尽くされる。
そのまま前後にピストン運動を開始する蛇。
耳を塞ぎたい音を立てながら、我が物顔で恥ずかしすぎる穴を出入りされる。
505 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:15:51 ID:yxA5uuJy
そこまでくれば、当然のようにそのそばにある場所も無事ではいられなかった。
もったいぶることなく容赦なく、一気に奥まで突き入れられる。
子宮の入り口をこじ開けようとしているような激しい突き上げ。
そして、お決まりの射精。
そう、これはもう射精以外のなにものでもなかった。
一瞬で子宮を埋め尽くされて、お尻と同じでぼとぼとと床に零してしまう。
そこまででも、もう十分すぎるほど限界だったのに、とどめに一番敏感なクリトリスにしゃぶりつかれた。
そこでわたしの意識は一度途切れた。
506 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:16:35 ID:yxA5uuJy
パシャパシャという音と、瞬く光。
意識を取り戻したわたしは、お母さんがこちらに向けてカメラのシャッターを切っている姿を視界の端に捉えた。
蛇たちはわたしの意識なんてお構いなしで今もまだ動き続けている。
だけど、その光景に全身の熱が一気に引いた。
そのカメラには見覚えがあった。
古ぼけたカメラ。
お父さんが、わたしの成長を収めるんだって買ってきたカメラ。
結局ほとんど使われないままになってしまっていたカメラ。

「ひぃやあああああ! やめへぇぇぇぇぇぇ!?」

それまでにない恐怖と恥ずかしさに、全身を暴れさせる。
それでも両手足を絡めとった蛇はびくともしない。
だというのに、わたしは髪を振り乱して抗った。

おかしな話だけど、今まではまだ我慢できた。
得体の知れないものに犯されることなんて大したことなかった。
あの男に抱かれることに比べたら。
あいつがすることは痛くて苦しくて気持ち悪いことばかりだった。
だけどこれは違う。
なぜかはわからないけど、いままで感じたことがないほど気持ちいい。
だから、まだよかった。
でも、こんな姿をあのカメラに収められることだけはたえられない。
こんな惨めなわたしを天国のお父さんにだけは見られたくなかった。
507 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:17:37 ID:yxA5uuJy
「ふん、やっとそれっぽい表情になったじゃないか」

お母さんが吐き捨てるように言う。
その間もシャッターは切られ続け、わたしの心を削り取っていく。
やめてと叫びたくても口の中の蛇のせいでまともな言葉にはならない。
仮に言えたとしても、今のお母さんがわたしの願いを聞いてくれるはずのないんだけど。
と、ふいにお母さんの指が止まる。
どうやらずっと手入れされてなかったせいで調子が悪くなったらしい。
ようやくこの地獄のような時間が終わる。
わたしの中で込み上げる期待。
だけど現実は甘くなかった。

「これだから安物は嫌いなのよ!」

お母さんは苛立たしげに叫ぶと、フィルムだけ抜き出したカメラの本体を、床に――。

「―――――――――――――やめてぇっ!!」

自分でも信じられないくらい奇跡的な力で口の中の蛇を押し退け叫ぶ。
だけど、できたのはそこまで。
フローリングに力任せに叩きつけられたカメラが部品をまき散らしながらバウンドする。
妙に軽い破砕音。
同時に、わたしの中でも何かが壊れた。
508 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:18:35 ID:yxA5uuJy
お母さんが笑っている。
気が狂ったみたいな高笑い。
そのところどころにある言葉を繋ぎ合わせると、お母さんの狙いがわかってきた。
要はこんな化け物に犯されるわたしの姿をあの男に見せ付けるつもりなんだ。
馬鹿な人だと思う。
可哀想な人だと思う。
だけど徹底的に壊してしまったのはわたし。
あの時打ち明けていなければ。
もう何度目かわからない後悔。

だいたい、仮にこの写真であの男がわたしに幻滅したら、2人揃って捨てられるだけだ。
そんなの、少し考えればわかることなのに。
それに、きっとそんなことにならないという確信もわたしの中にはある。
だって、あの男の部屋には、こんな感じのパソコンゲームがいっぱい――――
509 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:19:22 ID:yxA5uuJy
あの後どうなったのかは詳しくはわからない。
体力も気力もそこをついて完全に気を失うまで、わたしはこの子に犯され続けた。
それで次に目を覚ました時はここにいた。
見知らぬ部屋。
檻の中。
裸でこの子だけ全身に絡みつかせたまま。
それ以来、わたしはこの檻から一歩も出ずに生活している。
ご飯はこの子が出すあの液体、排泄はお腹の中でこの子が処理してくれるらしい。
そうなれば、本当に動く必要がない。

時々あの男が部屋に来て、檻の外からわたしたちの愛し合う姿を観察する。
直接手を出すことはなく、自分で自分のあれを擦り上げて。

お母さんとはあれ以来あっていない。
どうしているのか、檻の中のわたしには知る術がない。

あの男から犯されることもなく、お母さんに辛く当たられる事もない生活。
ただただこの子の与えてくれる快楽に溺れていればいい日々。
わたしは幸せだった。

お母さん、素敵なクリスマスプレゼント、ありがとう
510 ◆mKamlCOnYI :2008/12/25(木) 19:19:59 ID:yxA5uuJy
以上です。
メリークリスマス。
511名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 22:04:36 ID:N8JMFBkt
いいものをありがとう、メリークリスマス
512名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 23:01:50 ID:BHq3w3fQ
>>510

救いって何なんだろうなぁ
513名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 09:00:12 ID:fRaZsssu
いい話だわあ
514名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 12:18:22 ID:x7fdnhzO
俺も鬱だ…
けどこの女の子は触手に会うまでは辛い目にあっていて
最後には少なくとも主観的には幸せと感じている
これは一応ハッピーエンドなのかな?
触手に犯されて女の子が壊れてアヘアヘなる話自体は好きなんだが
なぜかこの話は悲しくなる、不思議だ…
515名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 18:52:15 ID:sDsdiVsr
吐き気がした
516名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:14:59 ID:20yVfAD3
ヒロインが媚薬の効能やボコられたダメージのせいで
身体に上手く力が入らない状態とは言え
そんなに強く締め上げて無いのに、一度でも巻き付かれたら最後。簡単には振り解けない触手のパワーはどこから産まれるんだろ?
場合によってはヒロインの体調が万全な状態であっても絡め取って捕獲するし
517名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 21:15:17 ID:vPsylERW
親父大勝利だなw
518名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:32:31 ID:EGHGC4WJ
>>516
タコとかイカみたいに吸盤でもあればなぁ。まあボア・コンストリクターとか蛇みたいな骨格と筋肉であれば人間一人くらい簡単に締め殺せるだろうが、触手って骨がないか軟体ぽいしなぁ。
51913スレ376:2008/12/27(土) 03:26:37 ID:tVIo4V11
>>510
いやー、鬱だけど引き込まれた。引き込まれるだけに余計に鬱るというか……
こう、読者の心理に容赦なく介入する辺り、お見事の一言です。メリークリスマス



さて、この余韻をぶち壊すようで済みませんが、
去る二日、日本全国で沢山行われたであろう和姦を記念して、
徹底的に和姦の人です。

今回はクリスマス掌編なので、ちょっと時系列が飛んじゃってますが、気にしない。
外伝的な位置づけということで。エロも容量も軽めです。

>>510 さんとの投稿間隔が些か短くて申し訳ないのですが、
何分、時事ネタということで御容赦ください。
520実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:29:29 ID:tVIo4V11

 少女は訊ねた。
「ある決められた日付において、通常の二倍近くの費用をかけ、通常の二倍以上の
混雑を受忍し、且つ通常と差ほど変わらない集団的余暇活動に勤しむことに関して、
理性こそがヒト的知性と信仰するミノリさんの意見をお聞かせ下さい」

 触手は答えた。
“恒常的な刺激には鈍化しやすく、新たなパターンに対しては鋭敏に反応する脳の神経学的な
特徴から鑑みるに、常態化した活動に加えられる時点並びに状況の特異性は、ヒトの情動への
影響力をより高めると考えられる。よって、クリパが他の一般的な余暇活動に比べ、費用対効果
の面で劣っていると直ちに断じる事は出来ない ”

「…………」
“…………”
「……ねえ、もしかして、クリパってアレ? 新種の有機化合物か何かかな?」
“『フって』きたのは君の方だろう。無論、私に異存は無いし、また今回は特に君を馬鹿にする
意図もない。変な深読みは止めて、素直に級友との親交を深めたまえよ”

 そんなわけで、野々宮恭子は十二月二十四日午後四時現在、クラスメイトと駅前の
カラオケBOXにて、女子高生らしくマイクの取り合いなどしたりしていた。

 *

 無論、恭子が友達とささやかなクリスマス会を催すのに、ミノリの許可が必要だったわけでは
ない。発端は昨日、彼女が友人への贈り物を物色中に、ふと漏らした一言だった。
「そういや、あの仔達にも何かあげなきゃだよねぇ……。あ、ねえねえミノリ、触手もサンタとか
信じたりするかなっ。 ノーナとかさ、わりとコロっと騙されそうな感じしない?」

 そんな宿主に対して、彼女の子宮を間借りしている人造知性体の大脳機能は、特大の溜息
を送って寄越した。結果、すっかり臍を曲げてしまった恭子が、今朝の出発に至るまで
ぐちぐちとミノリに嫌味を言っていたというわけである。
 実のところ、その嘆息は七割の呆れと二割の感謝、そして一割の後ろめたさが混じり合う
複雑なものだったりしたのだが。彼女が感じとったのは、幸いなことに皮肉の部分だけだった。

 そんなこんなで、若干滑り出しの悪い二十四日を迎えた恭子だったが、パーティも終わる頃
にはすっかりご機嫌になっていた。何と言っても、高校二年のクリスマスである。浮かれた町の
雰囲気に思いっきりあてられて、気の合う友人たちと大騒ぎするイブの日が、楽しくないはずが
無い。
 一時は、胎のミノリのことすら忘れていた。
 忘れていたというか、彼と思考を共有しているという事実、それを全く意識せずに、友人たちと
はしゃいでいた。

 だから、何気なく振られた二次会のお誘いに、彼女は思わず反応してしまったのだ。
「さーて、これからもう数時間。一人になりたくない哀れな諸君は次行くよ〜」
「ほい来た! 今日はどこまでもついてくよっ!」
 そう、ノリノリで答えられた友人は、一瞬キョトンとしてから、七割の呆れと二割の怒り、
そして一割の憐みを持って恭子に言った。
「……いや、ちょっと、恭ちゃん。あんたは向こう側の人間でしょうが」

 恭子たちが、お開きを四時なんて早い時間に設定したのには理由がある。表向きは、地方の
女子高だけあって色々と頭の固い親御さんたちとの、無駄な衝突を避けること。だが、本当の
ところは、彼氏持ちとそうでないものが混じり合っている彼女のグループに、あらぬ波風が立つ
のを回避するのが主眼だった。

 翻って、恭子は"公式"には、未だ独り身である事になっている。だが、今年の春ごろから
顕著になってきた付き合いの悪さ等々から、それを疑わない者はいなかった。そして恭子自身、
やむを得ず──本当にやむを得ず──その疑念を逆手に取って利用したこともある。
521実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:31:13 ID:tVIo4V11

「え? あ゛っ……」
「あ゛、じゃないよ、あ゛ じゃ。全くもうこの子ときたら……」
 それから、BOXの時間制限ギリギリまで、野々宮恭子は今どきの十七歳的なクリスマスイブ
の身の処し方について、グループ全員から延々と講義を受けることになった。

“あうぅ……。ミノリ先生、助けてくれよぅ”
“触手に女子高生の心理戦など期待してくれるな”
 しかし、ここで皮肉や嫌味の応酬に発展することなく、お節介な説教大会に落ち着く辺りが、
野々宮恭子の人徳である。
 そう、ミノリは思ったが、勿論口にすることはしなかった。

 *

 それから、およそ一時間後。
 もうかなり暗くなってきた山の中を、恭子はえっちらおっちら息を上げつつ登っていた。冬は
下草が枯れている分、今までよりは若干歩きやすくなっているものの、険しい道のりには
違いない。時間も遅いし、普段なら絶対に触手の方を迎えに呼んでいる所なのだが、今日に
限ってそうもいかない事情がある。
 『飛び入りで行け。もしかしたら浮気現場を押さえられるかも』という友人からのアドバイス
(因みに、これは独り身の子からの有り難い助言だ)が理由では無い。だが、それでふと、
恭子は昨日の事を思い出したのだ。

「せっかくなので、サンタ作戦を決行します」
“第一に、彼らに気付かれず巣穴に入ることが不可能だ。加えて、そもそもこの儀式の概念を
理解させることは、たとえ私が『体』たちと"直結"状態にあったとしても難しいと思う”
「ふっふっふ。今のわたしは、そんなミノリのお小言に邪魔だてされるような心理状態じゃない
のよ」
 そう言って、やや引き攣った笑みを浮かべる彼女の右手には、先ほどスーパーで買い求めた
グラム78円の鶏肉(生)がある。因みに左手には、結局使わなかったパーティー用のガラクタ
を押し込めた紙袋。説教の最後に、装備品と称して押し付けられたものだ。
 それを渡す際、「このサンタ服、女用だから」と意味ありげに笑った彼氏持ちの友達の顔が、
なんというかトラウマだ。

 いいよもう。そこまで言うなら、望みどおりの方法で使ってやろうじゃない。
 そう心内で言って、自分で自分に振りきれた振りをして、恭子は一心不乱に山道を登った。


 だが、そんな野々宮サンタの来訪は、結局巣穴の五十メートル以上手前で触手に気付か
れてしまった。週中だし、自分が直接来ること自体滅多にないし。そう高を括っていた恭子は、
闇の中から音も無く現れたオクトルの懐に、あっさりと抱えあげられた。

「わたたっ。うわ、もうバレたの?」
“むしろどうしてバレないと思えるのか、そこの思考手順を私は知りたい”
 そのまま、最後の坂道を触手に抱かれて駆け上がった恭子は、他の三体も、同様に
巣の外に出て待っていてくれたことを知った。普段と異なる来訪手順だったから、皆
心配になって出てきたのだろう。
 だが、そんな彼らも、彼女の様子から要するに気まぐれで遊びに来たのだということを
悟ると、娘の身体へ嬉しげに触手を絡めてきた。

 恭子はそこで、ふと友人の助言を思い出す。この仔達に、浮気云々というのは全く意味
のないお話ではある。けれどそれはそれとして、こうしていつ来ても歓待してくれる相手と
言うのは、やっぱり貴重なものなんじゃないだろうか。
522実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:33:04 ID:tVIo4V11

 そんな事を考えている内に、触手に巣穴へ運び込まれそうになって、恭子は慌てて制止
した。オクトルの触手をすり抜け、飛びついてくるノーナにうっちゃりをかまして、彼らの方を
先に巣穴へと追い立てる。
「ほらほらいいから、あんたたちは中で待ってなさい」
 そう言って、説明も無しに恭子は触手たちの体を押し込んだ。無論、何倍もの体重差が
ある訳だから、そんな事で彼らをどうにかできるわけもない。だが、彼女の突飛な行為にも
いい加減慣れている触手たちは、空気を読んで大人しく従った。

 再び地上で一人になった恭子は、ふう、と一つ溜息をつくと、コートのボタンに手を掛けた。
今日はクリスマスだけあって、さしもの恭子もそれなりに気合いの入った服装をしている。
これを汚されたり破かれたりした日には、涙目どころでは済まされない。
 真冬の寒風吹きすさぶ中、ひぃひぃ言いつつ下着姿まで服を脱ぐと、恭子は急いでパーティ
衣装のサンタ服を着こんだ。無論、防寒用では無いので普通に寒いが、素っ裸でいるよりは
幾分マシだ。着て来た服を急いで畳み、袋詰めしてもろもろの準備を整えると、彼女は鶏肉
の入ったレジ袋を担いで、勢いよく触手の巣穴へ飛び込んだ。

「メリー、クリスまぁっうっひゃぁ!」
 しかし、煙突よろしく巣穴の竪穴から落下した彼女を受け止めたのは、暖炉の灰ではなく
待ち焦がれた四体の触手たちだった。彼らは、恭子がわざわざ露出の多い薄手の衣服に
着替えてきたことを知ると、その裏を読んで早速肉手を這わせ始める。
 安物のサンタ衣装は、フリーサイズのせいか小柄な恭子には随分と大きい。おまけに
下はスカート仕様なので、彼らの触手は安々と娘の肌へ潜り込んで行く。

「ちょといきなり、ゃ…あ、デッカまで! だーもう、最近のクリスマスは触手までこうなん!?」
“いや、明らかにその格好で入った君が悪い”
「神聖なサンタクロース衣装なのに!」
“そのミニ仕様のサンタ服のどこにクリスチャンの精神があるというんだ ”
「はん……へ、あれ? ミノリ、なんか怒ってる?」
“別になにも? 私など気にせず折角の二次会を楽しんでくれ ”

 そう言って、胎の中に棲む触手達の元『頭』は、いつもの通り大人しくなった。次いで
彼らの体内会話を見越したように、触手たちの動きが本格化する。
 ここにきて、恭子もとりあえずサンタごっこは諦めた。どうせプレゼントといったって、さっき
かった安物のパック入り鶏肉なのだから、そんなものより身体が先だといわれても、文句が
言えないような気がしなくも無い。
「はあ……ぅっ…ま、いいか。とりあえず、寒いからあったかくして」
 そう言って、恭子は全身の力を抜くと、身体を触手に完全に預けた。

 まず、彼らはたくみに互いの位置を入れ替えて、彼女の体を触手ですっぽり包める中心に
置いた。 それから、上半身をしっかり固定し、スカートも捲り上げて下半身が露出した形で
宙釣りにする。圧力配分が絶妙なので、この体勢でも痛くは無い。だが、何となく心細い格好
だなあと恭子が思っていると、腰から下が急に温かい筒に包まれた。

「ひゃんっ…て、あ、デッカ?」
 筒の正体は、巨大なデッカの口だった。総重量が四百キロ近い彼の頬袋は、百五十センチ
程度の娘の身体などひと飲みに出来る大きさがある。デッカはそこへ彼女の下半身を銜える
ようにし、ギュッと口を窄めたのだ。
 人肌より少し熱い肉袋が、陰圧に従いギュッと娘の肌に押し付けられる。加えて、口内に
生える幾重にも分岐した舌が、恭子の冷え切ったつま先や膝小僧に絡み付いた。
 エステなんてシャレたものに、未だ恭子は手を出したことが無いが、あそこで全身蒸しタオル
とかやるとこんな感じなのかなあ。いや、絶対違うだろうなあ。なんて事を考えていると、今度は
上半身にも動きがあった。

 体重を支える役目を終えた他の三体は、触手をより感覚に優れる柔らかいものに変えて、
彼女の身体を弄り始めた。ブカブカの上着をたくし上げて、露わになった臍から上を、温かい
触手でくるみ込む。顔の前にはオクトルの頭部が下りてきて、娘の唇を舌でツンツンと突いて
から、その口内へと侵入した。ノーナは彼女の背中に陣取ると、普段と違う彼女の髪型を
ひどく熱心にぐちゃぐちゃにしている。ただの遊びか、或いはいつも通りで無いのが気に入ら
ないのだろう。
523実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:34:50 ID:tVIo4V11

 母親が急に髪型を変えると、途端に泣きだしちゃう赤ちゃんの話とかあったっけ。なんて
物思いを恭子がしていると、今度は胸に強めの刺激がやってきた。
 言わずもがなトリデスである。ただ、今回はいつもより神経質というか、若干焦っている
ような動きであった。痛みを伴うような吸い方は絶対にしないのがトリデスなのに、どうしたの
かと思っていると、答えは勝手に胎の中からやってくる。

“母乳の出る様子が無いせいだろう。何分、今日は急な話だったからな、乳汁の分泌準備を
終えるには、もう数十分かかる ”
「あ、ほっか。んくく、おくほる、ひょっとどいて」 そうして恭子は口の触手を外すと、「ごめん、
トリデス。おっぱい出るにはもうちょっとかかりそう」
 そう言って、乳首に吸いつく彼の口管をさすってやった。すると、トリデスはしぶしぶといった
感じで口管を下がらせ、代わりに乳房の間へ生殖肢を挟みこむ。

 胸で疑似的な性交が始まったのと同じころ、デッカの舌が段々と上にあがってきた。それらは
潤沢な唾液の滑りを利用して、容易く太股の間忍び入る。そして内腿の付け根や、外襞の周り、
或いは実の少し上など、わざと少し外したところを舐め上げては、ピクリピクリと反応する足指の
動きを楽しんでいる。

 遊ばれているのに気付いた恭子が、ちょっと恨みがましく脚を閉じた。するとそのタイミングを
待っていたかのように、デッカが舌先を中へ差しこんでくる。
「ひゃっ…んんぅ。もう」
 思わず漏れた嬌声を誤魔化そうと、少女は少し非難めいた声を出した。だが、肝心の秘部に
味覚を差しれているデッカには、内側の滑りが最早唾液だけに依るものでないと分かっている。

 新たにもう一本加えて、二本の舌を複雑にくねらせ、触手は内側のほぐれ具合を確認した。
それから、最後に娘の中を、少し名残惜しげに啜った後、デッカは下準備よしと女体を外へ
吐き出した。

 濡れた身体が冷たい外気にさらされて、少女は思わず身を竦める。その瞬間、待ち構えていた
ノーナの生殖肢が、早速彼女の中へ飛び込んできた。
「やっ……きゃんっ」
 力んだ体奥に鋭く楔を打ち込まれて、恭子は小さく悲鳴を上げる。しかしノーナはお構いなしに、
触手を突端まで沈めた後、ゆったりとした抽送を開始した。
「ふぁっ……んんっ…あっ……はん」
 だが、今回は彼が特別無茶をしたわけでは無かった。ゆっくり温めながらの愛撫を受けた
少女の身体は、彼女自身が思っている以上に、受け入れる準備が出来ていたのだ。
 
「何で…っんん……こんな、はやっ……むぐぅ?」
 自身の身体に、彼女が疑問の声を上げかけた時。デッカの生殖肢がペットリと唇に押し付け
られた。折角下ごしらえした彼女の胎をノーナに横取りされたので、口の方へと来たのだろう。
しかしすると、オクトルの奴はどこ行ったかな。そう恭子が不思議に思った時、後ろの穴にも
生殖肢がぬっと押しつけられた。

 そこで、恭子は思わず身を固くする。お尻の方も、最近は何度か流される形で試してはいた。
けれど、彼女はこれがどうにも苦手なのだ。気持ちよくないとか、ちょっと痛いとか、そういう
問題以前に、どうしても違和感が勝ってしまう。衛生面とかその他云々は、ミノリの魔術で
何とでもなるのだが。

 しかしなあと、彼女は今や申し訳程度に引っ掻かている赤いスカートを見やって思う。
 何と言うか、今日の自分は曲がりなりにもサンタの紛い物である。プレゼントはわたし、
というノリであることは事実だし、それに普段は謙虚なオクトルがこう来たってことは、わりと
本気でやってみたいって事なんだろうし、うーむむ、と葛藤することややしばし。思い切りが
身上の彼女は、結局、まあいいかと断を下した。
524実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:35:25 ID:tVIo4V11

 目の前のデッカの生殖肢を銜え、腰に込めていた力を意識して抜く。それだけで、察しのいい
オクトルは恭子の許諾を理解した。
「はむ……んく、れる…んん゛ぅっ!」
 強烈な異物感が、お腹を襲う。オクトルの挿入は不慣れな彼女を気遣ったものであった
けれど、それでも恭子はデッカの触手を噛まない様にするので精一杯だった。
 ノーナの生殖肢で腹側から膨らんでいる腸壁を、オクトルのものがゴリゴリと押し退ける。
その擬音が、実際に背骨を通じて響いてくるような気さえした。

「んがっ……くうっ、れる、あむ、ちゅぶぶ」
 大変なことになっている下から少しでも意識を逸らそうと、恭子は必死になって口の中の
触手に集中した。わざと苦しい喉奥ギリギリまで銜え込み、唇を閉じて強く吸う。陰圧で
窄まった頬肉を幹の部分に押し付け、舌は敏感な鈴口を弄った。先ほど、デッカが彼女に
施した愛撫と同じ事を、その生殖肢にお返しする。

 恭子が何とか大丈夫そうだと見てとると、オクトルはさらに生殖肢を奥へ進めた。触手の
構造上、後ろの場合は際限なく入る事が可能なわけで、それを考えると恭子は少し怖く
なる。だが、他ならぬオクトルがそんな無茶をする筈も無く、前より少しだけ深く入った辺り
で、彼は挿入を中止した。それから、薄皮一枚隔てた隣で抽送を続けるノーナの生殖肢に
調子を合わせ、ゆっくりと全体を波打たせる。

「んぶぶっ……あぐぅ……あむ…んぶ」
 僅か四十キロ強の娘の中へ向けて、総計一トン弱もある触手達が本格的に吐精の営みを
開始した。四本の生殖肢は胸、口、胎、尻と全て少女の肌の中に収まり、さらにその全身は
一部の隙も無く周囲の触手で包まれている。
 中心に抱かれた娘の自由は指一本に至るまで触手のものだ。その隙間から僅かに漏れ来る
喘ぎ声すら、触手に阻まれくぐもっている。

 この段階まで来て、恭子が彼らを止められるかは疑問だった。「待て」と「やめて」の静止の
合図は、口が塞がっていて言うどころでは無い。腕力で抜け出すのは論外であるし、
身振りで拒絶を示そうとしても、快感に跳ねているのと彼らには区別できないかもしれない。

 実際、口から漏れ来る嬌声の中には、時折苦しそうなものが混じることもある。それが
少女に交わりを厭わせるようになるほどでは無いにせよ、人のものと比べれば、触手との
行為に負担が大きいのは明らかだ。それでも、その点につき野々宮恭子が不平を述べた
事は一度もない。

 その理由を、人間の男との経験が無いから、と茶化す事は簡単だ。しかし、事実は違う
ことを、胎の中のミノリは知っていた。
 これが、『贈り物』であるからだ。自ら労して相手に奉じ、彼の幸福を我が身のものとして
喜ぶから、彼女は自分の少々の苦痛など厭わないのだ。
 それ自体、大変素晴らしいことだ。自分の『体』たる触手たちが、人類とそんな関係を築けた
事が、全くの奇跡だとミノリは思う。にもかかわらず、この関係に最近心的ストレスを感じるのは
何故なのか。

 『頭』たる自分は、それでは不満だとでもいうのだろうか。彼女との交わりを、もっと対等な
ものにしたいとでもいうのだろうか。
 言い換えれば、もっと人らしいものに? 莫迦々々しい。

「んあ……ひゃぐっ…んご……あぐっ」
 十分な刺激を受けて、デッカの生殖肢が口腔での抽送を開始した。その際、誤って噛んでも
いいように、細く強靭な触手を二本、猿ぐつわに噛ませてくれる。正直、もう自分から気を使う
余裕が無いので、彼女としてもこちらの方が楽だ。そうして大きくひらかれた娘の口を、巨大な
生殖肢は好き放題に蹂躙する。

 ついで、ノーナも細い触手を秘部の周りに集結させる。そして、わざと手を出していなかった
敏感な実へ、今日初めての愛撫を施した。
「んぐっっ! ひゃぶううっ……!」
 完全に気を抜いていた局部への攻撃に、恭子の全身が大きく引き攣る。それを胎の中で
しっかり感じとったノーナは、終わりへ向けて生殖肢の動きを加速させた。
525実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:37:29 ID:tVIo4V11

「んぶっ…・・はんっ…ふあっあ…ゃ…あぶっ!」
 性感への直接的な刺激が始まったことで、激しい挿入を受けつつも、恭子の身体は
しっかりと高みへ昇っていく。ここまでくれば激しくしても大丈夫と分かり、オクトルの方も
淡い蠕動を止めてはっきりとした出し入れに切り替えた。薄い腸壁と膣壁を隔てて、二本の
生殖肢が文字通りお腹の中をかき回す。

 それまで粛々と恭子の胸を弄んでいたトリデスも、ここにきて動きを変化させてきた。口管で
乳房を咥え直すと、その内側の舌で敏感な豆をくるくると舐め回す。周りの触手は膨らみの
肉をしっかりと寄せ上げて谷間を作り、その肉壁に粘液をすりこんで生殖肢の抽送を手助け
する。

「はう゛ぅっ!……はんっ…あむ…じゅぶぶ」
 口の中の味が少し変わってきた思う頃、恭子の思考にもお馴染みの霞が掛かってきた。
四体を全く同時に相手にするのは早々無いので、ちょっと自信のなかった彼女だったが、
これならどうやら自分も一緒に達してあげられそうである。
 彼らが自分をいかせることが、達成感からやっているのか、或いはお節介な気遣いから
なのかは、正直恭子にも分かりかねるところだった。だが、それとは別に、お互いの心理の
深い所で、折角なら一緒に気持ちよくなりたいという共通の思いがある事を、彼女は
身を持って知っていた。
 それで、恭子が応えてあげたいと思うには十分だった。

「んぶっ……やあぁ……あがぐぅ!……んっく」
 腹の触手に合わせて、デッカの生殖肢が加速する。喉を突く頻度も多くなり、呼吸を合わせる
のが難しくなってきた。それでも、ほとんど無意識のうちに、恭子の舌は先端の傘を捕えようと
蠢いている。
 ノーナの生殖肢は、ほとんど叩き付けるような動きになった。膣口では激しく水音を立てて
蜜が漏れだし、周りの触手がそれを掬っては性感の実へ擦りつけている。オクトルはもう少し
穏やかなものの、その勢いは完全に射精を目指したものだ。臍から下の筋肉は、内側で暴れる
触手に負けて、完全に恭子のコントロールから離れる。

 それでも、全身を覆う触手の責めに反射だけで応え、少女の身体は最後まで異形の性器を
扱き上げた。
「やぁっ…!……い゛っ…ぁっ……・んあぁあっ──!」
 全身がビクンと痙攣し、激しかった呼吸がほんの一時、停止する。その瞬間、きゅうきゅうと
強く収縮する二つの肉筒の中で、ノーナとオクトルの生殖肢が全く同時に傘を開いた。
 身体の内側に、大量の熱が注ぎ込まれていく感じ。ミノリはすぐに、膣や腸の内部に感覚
器官はほとんど無いなんて言い出すけれど、そんな理屈など関係無しに、彼らの吐精は
強烈だった。快感とか、違和感とか、そんなものを通り越したところにある一体感。

 体を切り離した彼には、きっとこれが分からない。だから、ミノリはときどき、臆病になる。

 思考力ゼロのはずの頭の中を、全く出し抜けに、そんな考えが掠めたとき。一拍遅れて
デッカの生殖肢も傘を開き、一瞬で口から溢れそうになる触手の精を、恭子は慌てて
飲み下し始めた。

 *

 その後。即ち、最後に残ったトリデスが、胸から顔へ盛大に白濁を噴き上げて、デッカの
ものを一生懸命零さず飲んだ恭子の努力を台無しにし、結果サンタからサタンに変貌した
彼女に延々といびられつつ一人で後始末を完了させたおおよそ三十分の後。

 バリバリになりつつも、かろうじて赤い部分を残しているサンタ服を、恭子は意固地になって
着直した。そして一つ咳払いすると、件のレジ袋を担いで言う。
「はーい、それじゃ諸君。プレゼントですよー」

 それから、彼女はパック入りの生鶏肉一つずつ取り出して、中身をそれぞれの口へ持って
いった。全員に行きわたるまで「待て」の命令で銜えたままにさせておき、「メリークリスマス!」
の合図で「よし」を出す。
526実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:39:01 ID:tVIo4V11

“何と言うか、『いただきます』の躾をしている具合だな ”
「いーのよ、わたしだって分かってるわよ、みんながわけ分かってないことくらい。でも、
最初はこんなんでもいいの」
 そう言って、まだ少し痺れの残る腰をうーんと延ばしながら、彼女は鶏肉を頬張る四体の
触手を愉快気に眺めた。

「今ね、ふと思い返して、今朝のミノリは中々いいことを言ったと思った」
“私は考えて物を言う性質なので、もう少し日頃から思い返してくれると有り難い ”
「茶化すんじゃないの」 恭子は笑った。「ほら、いっつも一緒にいる友達同士でも、ちゃんと
集まってイベントをこなすには意味があるよって言ったじゃん」
“例によって大分曲解してくれているようだが、先に結論を聞こう。つまり? ”

 すると、彼女は片手でオクトルを呼び寄せ、触手の束を探りながら言葉を繋ぐ。
「そういうのって大事だなって。別に、クリパでプレゼント交換しなかったら、友達じゃなくなる
ってわけじゃないよ? でもやっぱりさ、大枚叩いて人混みに酔ってでも、定期的に顔突き
合わせて馬鹿やらないと、わたしは友達として物足りない。
 まあ、あんまり品のいい心の持ち方とは言えないけどさ。でも、『遠く離れて顔も見えず声も
聞こえず、されどアイツは無二の親友』なんて相手、わたしはまだ作れた自信が無いよ」

 そこで言葉を一旦切って、恭子はオクトルの連結肢を取り出した。
「この仔達も一緒。まあ、お互いの関係上、それをえっちでやりゃにゃあならんといのが、何とも
アレな話だけどさ……。でも、そうやってお互いに相手の為に馬鹿やること自体、わたしは
全然嫌いじゃない。と言うわけで」
 とりあえず、今すぐ"直結"をお願いと言って、彼女は自分から連結肢を膣に差しこんだ。

 相変わらず、要領を得ない説明と要求だが、慣れっこになっているミノリとオクトルは大人しく
彼女に従った。オクトルの触手の助けを借りて、連結肢の非常に細い先端部分を子宮口に
挿入する。すると、内側で待ち構えているミノリの脳のレセプターが、連結肢の軸に走る
神経と繋がって、オクトルは元々の役割、即ちミノリの『体』としての振る舞いを始める。

「えと、もうミノリ?」
“そうだ ”
 ぽんぽんとオクトルの頭部を叩く恭子の手を、ミノリはそう返事して触手で絡め取る。その
愛嬌の欠片も無い仕草に、ああやっぱりミノリだ、と頷くと、彼女はレジ袋から最後の一
パックを取り出した。

「メリークリスマス。はいミノリ」
“どういう意味だ? 先程食べたんだが ”
「食べたのはあんたじゃなくてオクトルでしょ。ミノリとはまだクリスマスやって無い」
 当たり前のように言って、恭子は鶏肉を触手の口に押し込んだ。「来年は、`お`互`い`に、
もうちょっとマシなもん用意しよーねーっ」などとおどけながら。

 それにミノリが言葉を返せたのは、優に十秒は経ってからだった。
 最初に思いついた事は、「オクトルという『体』と自分はそもそも自意識が未分離で、別個に
扱うのは不適当」などというどうしようもない言い訳。しかも、それはもう事実では無い。『体』に
過ぎなかったオクトルの自我は、今は完全に自律しており、こうして『頭』と"直結"している
状態にあっても、その支配は完全では無い。万が一、ここでミノリが恭子へ加害的な行動を
示せば、オクトルは自分の意思で容赦なく連結肢を切るだろう。

 そして何より、ここで自分が言うべきなのはこんな貧相な戯言ではない。そう分かってはいた
ものの、有機人工知性が十秒もかけて漸く捻り出せたのは、いつも通りの皮肉だった。
527実のトモダチ/贈り物の日:2008/12/27(土) 03:41:54 ID:tVIo4V11

“値札のついた贈答品は、サンタでなくても避けるべきだろうな。例え高いものであっても ”
「ぐぬぬ、ミノリはわたしの懐事情知ってるでしょうに。よし、出血大サービスで十六茶も
つけよう。ほれ、飲み残し」
“残念だが、触手の味蕾をはと麦を含む飲料に浸すのは勘弁して頂きたい。私でも表現に
苦労する味になる ”
「普段わたしが触手に飲まされてるものも、中々表現に苦労する味なんだけど……。
まあいいわ。なんたって、今日のわたしはサンタだし? でも他になんか食べられそうなもの
あったかなぁ……」
“……昨日から一つ疑問なんだが、君の定義によるとプレゼントとは須らく食物なのか? ”
 
 そんな事を言っているうちに、ミノリの『体』の触手群は、独りでに恭子の体を包んでいった。
それがミノリの無意識なのか、或いはオクトルの意思によるものなのかは、
 実際のところ、彼ら本人にも解らない。

 だが、もちろん野々宮恭子はそんな事に頓着しない。力を抜いて身を任せ、彼女は久しぶりの
ミノリの腕の中で、彼との馬鹿話を堪能する。

「およよ、どしたのトリデス……て、あ、おっぱいだ。忘れてた。ミノリ、これで手を打とう」
“私は彼のように特別乳房や母乳に執着がある訳では無いんだが ”
「知ってるよ、ミノリがキスフェチな事ぐらい。オクトルがそうだもんね」
“…………”
「よしじゃあ、超出血大サービス、おっぱいを口移しで飲ませてあげよう。これなら完璧?」
“触手の身でこのような言動は酷く馬鹿げていると自覚しているが、一言言わせて欲しい。
君は私の性癖を誤解している。確かに『体』として持つ本能的嗜好が私とオクトルで同一
な事は認めるが、それは多分に理性の影響を受けうる…… ”
「二言以上言った。全く、素直じゃない上に小憎たらしいんだから。触手のツンデレなんて
あり得ないよ」
“ああ全く。そんな『体』たち垂涎の品は、素直に彼らに与えればよかろう ”

 そうして、触手は訊ねた。
“大体折角巣穴に来ているというのに、今日に限ってどうして憎たらしい私などに構うんだ? ”

 少女は答えた。
「莫迦ねえミノリ、クリスマスでしょ。贈り物の日で、博愛の精神だよ」


52813スレ376:2008/12/27(土) 03:46:59 ID:tVIo4V11
以上です。



金欲や色欲が溢れる今日日の聖夜、せめて触手くらいは博愛の精神で望みましょう。
とか、そんな話にする予定でした。

実は、前回余りにも好き放題し過ぎたせいで、本編が完全にスランプです。
なので、今回は設定的に少し自由に書きました。変な副題が付いてるのはそのせいです。
時代が下っているのを受けて、ミノリが何やら悩める思春期みたいになってたりしますが、
後々矛盾が出てくるような事があれば、パラレル扱いということで。
というか、そこまで行けるのかって話ですが。

では、来年も凌辱から純愛までカオスな触手スレの繁栄を祈りつつ、よいお年を。
529名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 08:42:07 ID:819H17qq
本編はまあまあだったのに>>528がウザくて台無し
530名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 11:48:21 ID:pzUbVt1t
>>528
GJ。
時系列の違う掌編は想像掻き立てられて良いですね。
続きもお待ちしてます。
531名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 14:12:32 ID:uJDrjcEJ
>>529
後書きくらいにいちいちつっかかんなよ
532名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 19:20:19 ID:lvpqwUA0
職人さんはGJだったのに>>529が(ry
533名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 23:50:23 ID:vw7VusVw
久しぶりの和姦の代名詞キタ
534名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 14:24:26 ID:axffMTuI
>>510
GJ。親父の性癖が特殊すぎて笑った

>>528
GJだが、
>去る二日、日本全国で沢山行われたであろう和姦を記念して、
あんたのこの一言の方が>510のSSよりよっぽど俺を欝にしたぞこの野郎
535名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:05:17 ID:qfNDBAJM
まあ元気出せw
536名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 17:45:21 ID:5NdOX4QU
エロパロ保管庫、なんか亡くなってね?
537名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 12:47:22 ID:0saaT1Cl
触手(寒冷地仕様)。吹雪に紛れ襲撃してくる触手で主に雪山に出現。寒冷地用の装備が無いヒロインでは、すぐに猛吹雪の中で全裸にされ凍え犯されのダブルパンチで苦しめられるのは必死
余談だが、この触手の皮は保温性に優れ雪山では重宝する為に乱獲されレッドデータ触手図鑑に乗るのは秒読みな貴重な触手

なんて意味不明な触手の生体が浮かんだ
538名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 15:47:26 ID:0tO7dQT5
文章そのものの方がよっぽど意味不明
防寒対策もなしで吹雪の雪山に居るという設定に無理がある
相変わらず句読点と改行がなってないし、「必死」は「必至」、「生体」は「生態」
>>452から全然進歩してない
539名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 19:03:04 ID:ZxRA/28I
>>537>>452が同じ人って何でわかるのだろうか
やっぱIDとかかね

触手にもジムやザク並にバリエーションがあればいいのにな
赤くて中隊長用の角が付いてて3倍速で動く触手とか
触手ハイパーバズーカや触手マシンガン、触手メガランチャーなどの専用武器とか
トランザム能力のある触手とか
540名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 19:10:46 ID:CKjGYq6S
アッグガイか
541名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:20:30 ID:pH5pjYa8
むしろそれらに触手つければよくね?
542名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:11:45 ID:my9L0mOB
>>538
先生きびしいな
543名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:03:25 ID:C7NAMYyA
実のトモダチ、やっぱ好きだわー
544名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 00:13:59 ID:cYrqHcjt
考えてみれば触手って、自己進化・自己再生・自己増殖の三大理論を備えていそうなものなのに、何故デビルガンダムみたいになれないんだ?
545名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:43:15 ID:VRxDvP9Z
触手もまた自然の内。捕食者はいるだろうし
時には人の手にかかってしまう固体もいるだろう。
食物連鎖の環の中にあるから異常繁殖したとしても
時が経てば個体数は調整されるのさ。
546名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 10:07:59 ID:hDRmt17m
>>539

トランザム持ちの触手…
発動するだけで裸にされる幻を見せられる個体がいるんですね
547名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 11:23:29 ID:GWXwz8Kx
脱がす楽しみが無くなるからトランザムは不許可だw
548名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 14:05:51 ID:fNKNmBfI
そこで突然変異・共生型寄生触手を

うん獣の列島なんだ(´・ω・`)
549名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 16:07:04 ID:P012Aemo
裸になる幻だけなら相手の羞恥心を煽れてそこを襲いかかればいいんじゃない? >トランザムザザー

>>540
4本触手がついてるのはジュアッグじゃなかったっけか
たしか初代ガンダムの本編にはでてこなくてプラモだけ売ってたやつのはず

銀河漂流バイファムにも触手付きの機動兵器(ククトニアン側)があったと思うが…
もう覚えてないや
550名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:11:50 ID:iMv/p/+4
デビガンかぁー・・・。
コクピット風の狭い空間でパイロットの姉ちゃんが素っ裸に
されて触手緊縛されてる図ってむしろ大好物なんだけどな。

兵器に寄生して操縦者ごと取り込んじゃう敵とか出てくる作品ってないモンか。
551名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:41:38 ID:4Qx46xN2
触手+ロボット物か…

敵は巨大な触手生物でヒロインがロボに乗って戦う。
負けたらにょろにょろ以下略
んでロボの主動力が(女性の)快楽変換エネルギーとやらでコクピットにはメカ触手が…
あんまり乗ってると依存症とか身体に悪影響がでるからパイロットは大量に必要になる。
なので10歳越えたら女性は徴兵されて前線へ
552名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 22:31:43 ID:6uPtiaEz
そんでもって。この手の世界に、ありがちなのは
巨大触手生物がパワーアップの為にロボットを融合吸収しコントロールや動力源を乗っ取り
内部に侵入した触手がヒロインを羽交い締めにして捕らえた上で
陵辱して強制的にエネルギーを発生させ壊れるか死ぬまでヒロインは動力源扱いで
いっそひと思いに殺せー!。とかお願い死なせてよー!的な鬱展開も

しかも、こんな時ほど仲間は「諦めないで!絶対に助けるから!」とか言い出すから余計に苦しむし
553名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:48:09 ID:rvQQ/vMa
ダメ出し先生が現れそうな予感…
554名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 01:39:08 ID:6pvXqpVN
メカ×触手で、なぜかゲッターロボが出てきた
555名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 04:37:43 ID:6MEj2cQN
何の変哲もない純愛ゲーに触手を放り込んだらどうなるだろ
556名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 13:43:54 ID:Qtu/077b
廃棄物13号ですね?わかります
557名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 13:58:55 ID:X7I3AM3s
そ れ だ !
558名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:32:58 ID:dbtxgX1e
新年早々質問でアレだが、保管庫って完全にシボンヌ?
559名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:43:24 ID:YUvY3mJO
>>558
ソース覗いてたらなんか入れた
重いか時間かかるのかもね
560名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 02:10:37 ID:XVxGGOm7
To LOVEるスレで触手物が投下されたぞい
561名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 05:10:52 ID:vTx5gwHJ
>>550-552
ロボットじゃないけど、ガメラ3のイリス思い出した
可愛い姿で油断させといて生体融合とか、もうね
まあ最後はきっちりガメラに助けてもらってたけど
562名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 14:35:42 ID:SFgghSD2
>>560
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563名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 16:40:07 ID:dbtxgX1e

                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
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  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
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564名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:36:20 ID:dbtxgX1e
                     i|     .i
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565名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 21:27:34 ID:ORz/VFdR
いつからここは空軍基地になったんだ…
566名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 21:37:24 ID:/DYzg7PT
AAの陸上基地(空軍)じゃなくて空母(海軍)だろと新年早々にマジレス
567名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 21:38:44 ID:UDj0iF1V
>>565
いや、艦載機だから空母では?
と、無粋な突っ込みをしてみるニョロ
568名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 21:39:42 ID:UDj0iF1V
う、かぶってしまった・・・
新年早々逝ってくるニョロ
569名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 22:34:33 ID:na6uDltB
>>568

|<さあ、わたしのアソコでイキなさい!
|<え、ちょ…アッー!
570名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 02:42:02 ID:T/pD+EAs
かくしてまた一匹の触手がホモの手に落ちたのだった・・・
571名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 03:23:52 ID:x65lH98F
ガチホモマッチョ軍団VS触手軍団
572名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 03:58:12 ID:Pt9v61Qi
          /j ̄ヽ _, - 、
         / /⌒ヽ_,;─'
          (U(__    lj      , - 、
      _ ヽ _U`ヽ     / ,u、 \
    / u_) _   `/И⌒ヽ__/ /  \ `ー 、 <最近だらしねぇな!!
   / / / ∪ヽ(  -)/\_ _ノ     `ー-イ
    l∪ー-‐u/⌒\/   |    lj        lj
   `ー--‐'′    〈__/            ゚
573名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 08:55:04 ID:4DObw22G
おそろしい……
574名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 12:05:51 ID:s+2D9jcD

「ピーポ君型ロボットが、触手生やしてヤの付く自営業の方々のカマを掘るという婦警モノ漫画」を読んだ記憶がある。
作者名とタイトルが思い出せない… (作者は結構売れている人だった筈)
タイトルにピーポが入っていた事は記憶しているが。
575名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 12:49:49 ID:j8RmP50w
>>574
あったあったw
ヒロインをレイプした自営業の奴の後ろにゆら…って立っててカマ掘る奴だよな
道満晴満か誰かだったような…
ちょっとダンボールひっくり返して調べてみるわ
576名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 14:23:18 ID:NMB3XLb9
宇河弘樹「妖の寄る家」収録の「官憲横暴ビーボくん」だな
朝霧の巫女書いてる人で、一般モノなのでエロは無いが(ヒロインもレイプされてない)
この題材で二種も書かれてるわけないしなあ……

触手を操って戦う女の子が、制御を乗っ取られて逆にやられちゃう所まで幻視した
577名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 14:39:44 ID:kO5E/z3e
>>576
それ何て触装天使
578名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 17:30:27 ID:J9UorNt9
>>577
あれはいいものだった
579名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 18:38:53 ID:s+2D9jcD
>>576
サンクス!それだ。 押し入れ漁って捜して見る。
580名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 12:21:28 ID:xGUwC0dT
精液や快楽から発するエネルギーが餌の淫魔サキュバスって触手とは相性が最悪だよね
イかせばイカす程に。中に出せば出す程に相手はパワーアップするから
581名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 12:46:44 ID:9R3SmSdx
エネルギー貰いすぎてパンクしロリっこになったサッキュバスを
もう許してと言うまで無限ループの如くやり続けるのですね
582名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 14:06:55 ID:zlOyBxVE
>>581
その発想は無かった
583名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 14:09:19 ID:BX0X0xJf
だがグッっとくる
584名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 15:29:14 ID:Io2pOFyn
>>581
サキュバス自身がイった時はエネルギにならないのでは?
(それだと自慰行為で無限にエネルギが得られる事になる)
585名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 18:08:02 ID:jbmgyKex
今は野良触手だけど、俺の出自はサキュバスの魔法で生み出された使役触手だよ。

獲物を縛ったり、戦闘したり、時にはサキュバスの夜の道具としてずっとこき使われてたんだけど、
ある時発想を変えて、それまで触ったことがなかった肛門や尿道にもぐり込んで責めてみたら、
あの(性的な意味で)無敵だったサキュバスが、可愛らしく悶えて簡単に陥落しちゃったんで驚いたw
ぐったりしたサキュバスを組み敷いた時の、あの優越感というか、オスの本能というか・・・
あんなに興奮したのは生まれて初めてだった。
その後めちゃくちゃお仕置きされて、半殺しにされた上に3日間メシ抜きにされたけど・・・orz

自分だってあんなに悦んでたくせに何て仕打ちだこの尻穴淫魔めっ!ってことで、
いつかリベンジしてやろうと、それから御主人様に内緒で通信教育の資格講座で勉強して、
「排泄器官性交・二種」の資格を取ってから、満を持してトイレで無防備になった隙を突いて襲ってやった。
またお仕置きされると命に係わるんで、今回は完全に堕とすつもりで徹底的に責めてやったら、
最初は殺すとか怒りまくってたけど、すぐに肛門と尿道をグチャグチャに蕩かせて悶絶してしまった。
それ以来完全に二人の立場は逆転し、毎晩のように尻穴や尿道責めをおねだりしてくるようになった。

そんなこんなで、今では元御主人様だった尻穴奴隷のサキュバスを従者にして、気ままに世界を旅している。

ってことで、サキュバスは膣以外はけっこう脆いぞ。
全国のサキュバス使役触手は立ち上がれ☆
586名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 18:34:49 ID:A7M/xBB/
知るかよ
587名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 21:08:05 ID:H9aRWfWD
>>586
そっとしといてやんなよ、
>>568がガチホモマッチョにさんざん犯されたあげく
ショックで妄想の中に逃げ込んでるんだから・・・
588名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 21:37:04 ID:vpsMnFaQ
ガチホモマッチョってすげえ日本語だよな
589名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 22:15:58 ID:A7M/xBB/
それ大半が日本語じゃねーよwwww
590名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 02:09:54 ID:zXZtIgRS
>>554
チェンゲのインベーダー
あと触手に取り込まれるロボというとGPMの士魂号もその可能性はある
591名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 10:23:09 ID:JgE3KPf+
触手を意のままに操るガチホモマッチョ……ゴクリッ
592名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 11:39:58 ID:Za7dqq0l
触手を操るガチホモマッチョが襲うのはやはりガチホモなのか……?
怖い……怖すぎる……w
593名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 12:22:36 ID:kxsJgZra
>>592
触手を意のままに(主に盛り上がった背筋とかからとか生やしつつ)
操って闇に潜むガチホモマッチョの標的は、何もガチホモだとは限らないと思う……
594名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 12:38:03 ID:fPjI2okm
ノンケもか… 恐ろしいな
595名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 13:42:28 ID:wzyhcqxF
アドンとサムソンが触手をうねうねさせながら近づいてくる図を想像してワラタ
596名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 14:02:45 ID:WSKihJJu
ヘラクレスの下半身がタコになっている姿を想像してしまった……
(シュワルツネッガ版スキュラ)
ぅぅぅ....ぎぼじわるい
597名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 17:12:00 ID:O3ufyq4x
兄貴たちのガチムチ触手レスリングと聞いて飛んできました
598名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 00:20:45 ID:HCa0AYck
>>461
どう見てもされ竜です。本当にありがとうございました
グロ耐性無い奴は「触手だぜヒャッホウ!」と言って喜んで読むなよ!
絶対に読むなよ!!

よもや触手・怪物スレでこの作品を目にするとは思わんかった
599名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 02:39:54 ID:Ocq9Ts+3
かつて活躍したヒロインを陵辱とかも面白そうだよね。

10年前は変身ヒロインで今は二十五歳で子持ち人妻(未亡人)。出産した娘にパワーが受け継がれた結果
衰えてしまった能力やパワーで善戦するも娘を人質にされ

母娘共々、過去のお礼も含め完膚無きまでに陵辱される
600名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 05:32:08 ID:SDH/iGV6
>>595
まじかる☆ひよりん VS 触手
601名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 14:35:22 ID:lDgYHpRv
>>599
母娘のビジュアル面を考慮をすると、リアルDQN並に若年出産してもらわねば。
活躍していた少女時代の種にすると、敗北した敵との混血に落ち着くような。
602名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 17:43:55 ID:ZP3Ollss
30女もそれはそれで……

若年結婚当たり前の中世風味世界とかだと、そこら辺楽よね。
もしくはサイバーパンクやホロコーストな荒廃世界とか。
603名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:07:28 ID:18u7zX31
メトロイドスレが落ちてしまったので移住します。
604名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:25:23 ID:xYl+Hv3v
20〜30で10〜20歳の子持ちとなると火の鳥とかドラクエ5とかを思い出す
605名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 01:44:56 ID:/WIzgQ90
ノンケのガチムチ兄貴たちにしか興味がないガチホモマッチョ触手が狙った兄貴の背後に闇から迫るも無粋な触手キラーの魔法少女に介入されてしまい、
死闘の末にようやく捕らえた彼女を無力化させるため、
女なんかにはぜんぜん興味ないし正直キショいけど本命ガチムチノンケ兄貴をじっくりニョロる前に後顧の憂いをなくすため、
その魔法少女を仕方なくやっつけでニョロるSS熱望

606名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 10:08:12 ID:mfRMIlgp
無茶ぶりでクレクレとは質が悪いな
607名無しさん@ピンキー :2009/01/06(火) 11:43:35 ID:jqjgjvNE
「月日は流れて13年目」

「ママー! これなにー?」
今年で7歳になる娘、都(みやこ)が細長いロープのようなものを持ってかけよってきた。
「なに? 都……きゃぁぁぁっ!!」
都から渡されたモノを見て、舞那は悲鳴をあげて渡されたモノを地面に放り投げた。
「酷いよ、ママァ、捨てるなんてぇ」
都はしゃがみこみ、捨てられたモノを優しく拾い上げた。
都の両手の中には、ビクビクと痙攣を繰り返すピンク色のロープのようなものが蠢いている。
舞那は長らく見なかったソレを、震えながら見据えた。
「ど、どこで拾ってきたの、都……」
「えっとねぇ、そこのお庭の隅に落ちてたの」
震えながら問いかける母親を見ることもなく、都は手の中のモノの先端を優しくなでながら答える。
「だめ!
 さわっちゃだめ!」
舞那は慌てて都からピンク色の物体を奪い取り、投げるように捨てる。
そして都の顔を覗き込んだ。
「都、いい。
 もし同じようなモノを見つけても、絶対に触っちゃダメ。
 病気になっちゃうから。
 病気になったら光江ちゃんとも遊べなくなっちゃうわよ」
母親の真剣な表情に、都は泣きだした。
「遊べなくなるの?
 いやぁ……うぇぇ」
「大丈夫。
 すぐに離したから、大丈夫。
 泣かないで」
舞那は慌てて都を抱きしめ、優しく頭をなでてやる。
「都。冷蔵庫にケーキがあるから食べましょう。
 ね、だから泣かないで」
ケーキと聞かされ、都は今まで泣いていたのが嘘のように泣き止み、笑みを浮かべる。
「えへへ。
 ケーキ! ケーキ!」
捨てられたモノの事はすっかり忘れたのか、都は嬉しそうに舞那の周りをかけまわると
家の中へと戻っていった。
6083-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:45:01 ID:jqjgjvNE
後に残された舞那は、庭の隅においてあるホウキとチリトリを手に取ると、
地面に捨てられたモノをチリトリに乗せ、空のバケツの中へとうつした。
「なんでこんなものが……」
舞那は呆然と呟くと、バケツの中のモノをそっと覗き込んでみた。
ピンク色の物体はバケツの底で、ビクビクと脈打ちながら痙攣を続けている。
「どう見ても触手……よね……」
舞那はソレの名を呟いた。
下級淫魔の中でも最下級。
魔族などが手駒に使う触手、それがこの物体の正体だった。
「もう出るはずがないのに……」
そう、もう魔族、そして触手がこの世界に存在するはずがないのだ。
なぜなら舞那が13年前に魔法少女として。
魔族との長い死闘の末、淫界との道を封鎖したのだから。
舞那の脳裏によみがえるつらく厳しい戦いの日々。
それらに打ち勝ち、ようやく訪れた平和な日々。
「ママァー! ケーキィー!」
家の中から都が呼ぶ声が聞こえ、舞那は我に返る。
「ごめんねぇ、今いくからまってね」
舞那はバケツを庭の隅に置き蓋をすると、家の中へと戻っていった。
家の中へと戻ると、リビングのテーブルに座り、
ちゃっかり出したと自分用のフォークとナイフを両手で握りしめて、
都が「ケーキ!ケーキ!」と歌いながら足を振っていた。
その楽しげな様子に、舞那は動揺が少し落ち着くのを感じる。
「まってね」
舞那は冷蔵庫にいれてあったショートケーキを取り出し、皿に乗せて都の前に置いた。
「わーい!」
都は喜び勇んで食べようと顔を近づける。
その動きにあわせて舞那は、スッとケーキを持ち上げた。
「あうぅ」
「だめ。
 いただきますって言わないと」
不満そうな顔をする都のオデコをペチッと優しく叩き、都の目の前までケーキを降ろす。
「いただきます!」
フォークとナイフを握ったまま、都は両手を合わせた。
6093-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:46:12 ID:jqjgjvNE
「もう……
 しょうがないわね」
苦笑しながらも舞那は、都の前にケーキを置いてやる。
「えへへ、わーい。
 んぐ、おいしー!」

*プルルルルルル プルルルルルル*

突然、今に電話のベル音が響いた。
舞那はすぐに受話器を取り、耳にあてる。
「はい、鈴城です」
「舞那か、俺だ」
電話の相手は夫だった。
「ごめん、今日もちょっと帰れそうにないんだ。
 すまないが、都を頼む」
「ちょっと、あなた。
 もう2週間も帰ってきてないのよ」
「すまない、仕事が立て込んでて。
 片付いたら帰るから、じゃ」
そう言い残し、電話は一方的に切られた。
「もう……」
電子音が続く受話器を置くと、舞那はため息をついた。
「パパ、今日も帰ってこないのー?
 都つまないない」
ケーキを食べ終わった都は頬を膨らませ、足をぶらぶらと振っている。
「ごめんねぇ、パパお仕事でいそがしいんだって。
 帰ってきたらあそぼうねって」
「ほんとに遊んでくれる?」
都の無垢な問いに、舞那は表情を曇らせた。
「う、うん。
 絶対パパ、都と遊んでくれるよ」
「わーい!」
無邪気に喜ぶ都を、晴れぬ表情で舞那はみつめた。

------------------------------------------------------------------
6103-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:47:20 ID:jqjgjvNE
「はぁ……」
夜になり都を寝かしつけ、舞那は一人夫婦用の寝室に戻った。
一人ではもてあますサイズのベットの中央で、大の字になり天井を見上げる。
都が生まれてから、夫との性交渉は一度もない。
その理由を舞那は知っていた。
舞那が妊娠中に、夫は同僚の女性と不倫をはじめたのだ。
友人からそれを聞かされたが、舞那には夫を問い詰める勇気はなかった。
今の家庭を壊してしまうのが怖かった。
生活力がない自分では、もしかしたら都と離れ離れになるのかもしれない。
そう思うと聞けなかった。
魔法少女としての戦いを終えた後、舞那は普通の女の子に戻り生活を続けてきた。
高校を卒業し、大学に入学。
在学中に知り合った今の夫と卒業後すぐに結婚。
そして都心部から少し離れたところに、マイホームを建てて移り住んだ。
少しすると娘の都を授かり、3人仲良く暮らせると思っていた。
しかし現実は……。
暗い部屋の中で、目を閉じ夫の顔を思い浮かべる。
しかし浮かぶのはめんどくさそうに笑う夫の姿だった。
「あっ……」
ふと脳裏に夕方の出来事が思い出された。
都の手の中で蠢く触手。
先端からにじみ出る粘液で滑る手。
バケツの中で痙攣する触手。
それと同時に、全身を粘液で滑らせ喘ぐ女性達。
穴という穴に触手をつきこまれ、喘ぎ悶え、鳴かされる女性達。
魔法少女だった時、いやというほど見せられた光景が思い出される。
当時は魔族に対しての嫌悪が先立ち、倒すべき敵として相棒に言われるがままに戦った。
しかし年を取り、男性を知り、女性としての楽しみも知った。
子も生まれ、相手をしてもらえない寂しさも知った。
「はぁ……」
右手がそっと下半身へと這わされる。
パジャマの中へ手が潜り込み、パンティの上から揉みこむように指が動く。
いつからか日課のようになったオナニー。
寝る前にやらないと眠れなくなっていた。
いつものように、優しくクリトリスをいじり、申し訳程度に指を潜り込ませ股間をいじり続ける。
6113-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:48:38 ID:jqjgjvNE
それだけで舞那はある程度の満足感を感じ、眠れるはずだった。
「だめ、イけない……」
いつもならある程度いじれば満足するはずが、いくらいじっても達する事ができない。
「んんっ……だめ」
熱くなった体を起こし、立ち上がる。
舞那の脳裏には、あのピンク色の触手が浮かんでいた。
「はぁ……」
何かに導かれるように舞那は廊下に出ていた。
そしてフラフラと階段を降りてリビングに出ると、庭への窓を開ける。
視線の先には隅に置かれたバケツ。
なにかに憑かれたようにバケツに近づくと、舞那は蓋を開ける。
舞那がバケツの中を覗き込むと、触手はバケツの底で丸まっていた。
「死んでるのかな……」
触手をそっと突いてみると、ビクビクと小刻みにバケツの底で痙攣する。
舞那は触手を両手で持ち上げると、家の中へと戻っていく。
そして洗面台まで持ち運ぶと、土で汚れた触手を洗い始めた。
「わ、私なにしてるのかしら……」
そう呟きながらも、舞那は真剣な表情で触手の表面の土を洗い流していく。
土を全て洗い落とすと、棚においてあったバスタオルで包み、寝室へと戻った。
「はぁ……」
寝室に戻り時計を見るとすでに11時を回っていた。
ベットの上に広げられたバスタオルの上には、ピンク色の触手がビクビクと蠢いている。
「下級淫魔だから……大丈夫よね」
自分に言い聞かすように、舞那は触手を持ち上げた。
掌からは弱弱しい脈動が伝わってくる。
魔法少女だった頃は嫌悪の象徴でもあった触手。
見るだけでも吐き気がしそうだった印象しかない。
その触手を今見て、心奪われている自分がいた。
「あなた……」
愛しい夫の顔を思い浮かべながら、舞那は触手の先端に唇と寄せた。
少し冷たい表面が唇に触れる。
夫へ幾度もしてあげた口奉仕。
それを思い出し、舞那は丁寧に優しく舐め始める。
触手の先端はあっという間に唾液でベトベトになり、ピンク色をさらに鮮やかに輝かせた。
「はぁ……なにか、でてきた」
触手の先端から粘液が滲み出て、舞那の舌を刺激する。
ネバつき、少し苦い。
しかし唾液と絡み合うと、口の中で甘い匂いを発し、舞那は夢中で舐め続けた。
口の中で触手の脈動は、少しずつ力強さを増していく。
(あ、きちゃう)
触手の先端が少し膨らみ、手の中の触手の脈動に射精を感じ舞那は強い興奮を覚える。
6123-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:52:04 ID:jqjgjvNE
そして夢中で顔を振り、より激しく触手を舐めしゃぶった。

ドプドプッ

口の中で始まる射精。
二度三度と粘液が口内に打ち出され、歯や舌に絡み付いていく。
舞那はその粘液を夢中で飲み干していった。
熱いスープを飲み干して食道や胃が焼かれていくような感覚。
射精が止まった後も、先端を吸うように粘液を搾り出す。
完全に搾り取ったのを舌で確認すると、舞那はようやく触手を口から引き出した。
「はぁ……はぁ……」
お腹のあたりには熱い粘液が満たされているのが分かる。
触手に犯されていた女性達が、「おいしい」といいながら吸い付いていたのを納得させられた。
「もっと……イきたい」
舞那はバスタオルの上に触手を一度置くと、来ていたパジャマの下を脱ぎ始めた。
大人の女性へと変わった下半身。
その股間、履いていた下着の中央は溢れ出た愛液で染みになっていた。
舞那は下着も脱ぎ捨てると、下からはふさふさになった毛があらわになる。
愛液でしっとりと肌にはりついた毛の下には、成熟した女性器があった。
もう我慢が出来ないといわんばかりに、その股間は淫靡な香りを放っている。
舞那はM字に足を開き、両手で触手を握ると、その先端を秘唇へとあてた。
「私、こんな事いけないのに……」
そういいながらも、舞那の手は止まらない。
「んんっ」
触手の先端が秘唇のビラを押し開き、ゆっくりと潜り込む。
3cmほど潜り込んだ触手は、自分の意思で動くように舞那の手を離れて動き始めた。
「あはあぁぁぁっ! あっ! あぁあぁっぁ!」
勢いよく胎内奥まで触手が入り込む。
子宮の手前あたりまで一気に押し開かれ、7年ぶりの「男」を受け入れていた。
「はっ、はっ、ふ……ふといぃ……くぅぅぅ」
舞那は後ろに倒れこみ、足をM字に開いたまま腰を浮かせる。
自分で動く触手からは手を放し、舞那は自分の胸を右手でもみしだき、左手の指を咥え声を押し殺した。
触手は狭くなった肉洞を拡張しなおすように、ゆっくりと旋廻を続ける。
クチャクチャと股間から溢れる水音に、舞那は頬を染めた。
「わ、私こんなにいやらしい音立ててる……。
 触手相手なんてダメなのに、でも我慢が……くぅぅっ」
自分の肉体が触手へ絡みついていく。
もっと動いて欲しいと主張するように扇動する。
舞那は足を大きく開き、股間の触手の動きに完全に囚われていた。
6133-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:53:34 ID:jqjgjvNE
「気持ちいぃ……うごいて、うごいてぇ」
脳裏に残る淫魔に犯されていた女性達と、今の自分が重なる。
あの女性達の、快楽に囚われていた顔が思い浮かぶ。
きっと今自分も、あの女性達と同じような顔をしているに違いない。
あの女性達が溺れていた快楽を今その身で体感し、舞那は快楽の激しさに躾けられはじめていた。
「あぁぁっ! 奥! 奥ついてぇ!」
いまだ突かれていない最奥を望み、舞那は空腰を振る。
触手はその声に答えるように、先端を伸び縮みさせ、子宮をズンっと一息に突き上げた。
「かっ、ああぁぁぁぁっぁっ!」
目を見開き、こらえていた声を我慢できずに舞那は叫んだ。
両手でシーツをギュッと握りしめ、ブリッジするように腰が浮き上がる。
一突きで舞那は頂きへと押し上げられていた。
夫と疎遠になってからは、一度も味わう事がなかった感覚。
長く一人慰めながら待ち望んだ感覚に、舞那は中々降りてくる事が出来ず身悶え続けた。
触手は、舞那がようやく落ち着きを取り戻そうとした所を見定めるように、胎内を抉りあげる。
「きひぃぃぃっ!」
たったそれだけで、舞那は2度目の絶頂へと昇りつめていた。
触手はそのまま降ろすまいと、激しい前後運動を開始する。
右に左に、上に下にと胎内を縦横無尽にかき回し、舞那の感じるポイントを突きつづける。
その度に秘唇からは愛液が飛び散り、ベットに愛液の染みを作っていった。
小さな点だった染みは、徐々に大きな染みへと変わり、白く粘つく愛液の溜まりになっていく。
「らめっ! いひぃぃっ!
 きもひいぃっ! もっと、奥、おくぅぅっ!」
強烈すぎる快楽に、舞那は顔を振り乱して悶え続ける。
脳裏に残っていた夫の影はすでになく、触手に与えられ続ける快楽で真っ白になっていた。
舞那が理性を残していれば、ソレに気づいたに違いない。
触手の体表にいくつものコブが生まれ、その長さが徐々に伸びていった事に。
しかし今の舞那は、完全に快楽にのめりこんでいた。
「ああぁぁっ!
 すごいひぃ! きもちいいぃのぉ……らめ、あぁぁっ!」
コツコツと子宮の手前を小突かれ、今まで感じた事のない快楽を教えられる。
夫との性交渉では知らなかった部分まで掘り起こされ、舞那は夢中で神経を下半身へと集中させていた。
触手の動きはさらに激しさを増し、先ほど口内で感じたように射精の前兆を舞那に伝える。
6143-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:55:15 ID:jqjgjvNE
(だめ! 触手の粘液なんて……でも……でも
 奥にほしいぃぃぃっ! 膣に……中にぃぃっ!)
理性を本能が押し流し、舞那は叫び始めた。
「きてへぇぇ! 奥に! 奥にだしてぇぇぇ!
 あの人をわすれさせて! なかにぃぃぃ!」
触手はその声に答えるように、胎内奥深くまで体を伸ばすと、子宮口に先端をぴっちりとあわせた。

ドプドプドプッ!

「ああぁぁぁっ! はひって! はひぃってくるぅぅっ!」
一瞬送れて、熱い粘液が舞那の胎内に溢れかえる。
長く味わえなかった体を満たされていく感覚に、舞那は強い満足感を感じていた。
胎内を焼かれて、舞那は放心状態のまま浮かせていた腰をベットに落とす。
ベチャっと溜まっていた愛液の上に腰が落ち、秘唇から溢れ出した粘液が混じりあっていく。
潰れた蛙のように、だらしなく四肢を弛緩させ、蕩けた目で天井を見上げていた。
「き、きもひぃぃぃ……」
たった一度の触手との性交渉で、舞那は今まで味わった事もないほどの絶頂を感じさせられた。
体を指一本動かす事もできず、全身を満たす満足感に酔いしれる。
しかし胎内、そして下半身で蠢く触手だけは違っていた。
舞那の胎内に埋まっている触手の外側、そこにはドッジボールほどの大きなコブが生まれていた。
そして反対側には、もう一本の触手がゆらゆらと蠢いている。
触手はその体を愛液溜まりに塗し、動けなくなった舞那のお尻へと這い寄った。
「ぐひぃぃぃっ!」
触手の反対側の先端が舞那のアヌスに潜り込みはじめた。
きつい締めつけも物ともせず、先端はぐいぐいと奥へと侵入していく。
「ぐっ、ぐぅぅっ!
 かはぁぁっ! お、おくぅぅっ!
 擦れ、こずれてぇるぅぅっ!」
腸壁と膣壁をゴリゴリと擦りあわされ、舞那は涎と涙を垂れ流しながら悶え続ける。
犯されていた女性達がお尻も犯されていたのは知っていたが、自分がそれを体験するとは思っていなかった。
胎内の触手も動きを再開し、舞那は触手のなすがままに激しく犯される。
「あひぃいっ!
 ひっ、すごひぃっ! 痛いのに……きもひぃぃっ!」
怪しげなお尻の快感に、舞那は顔を振り乱した。
6153-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:57:56 ID:jqjgjvNE
怪しげなお尻の快感に、舞那は顔を振り乱した。
ドッヂボールほどの大きさだったコブがドンドン膨らんでいくのにも、舞那は気づけなかった。
コブからは1本、また1本と新しい触手が生まれていく。
触手は舞那の口に潜り込み、揺れる胸をいじりまわし、ぬめるお腹を擦りあげる。
「うぐぅぅっ! ふぐっ! んんんっ!
 ぷはっ! あ、はあああぁぁ!」
舞那は快楽に堕ちていた。
その声が聞こえるまでは……
「くくく、長かったぞ」
その声に、舞那は急速に頭が冷めていくのを感じ、閉じていた眼をあけた。
「ひっ! お前は……グルゾー」
舞那を組み敷き、腰を振っている巨大な淫魔がそこにいた。
胎内で動いているのはすでに触手ではなく、淫魔グルゾーの巨大なペニスに変わっていた。
魔法少女時代、幾度となく戦い、そして打ち勝った相手。
淫界四天王の一人、グルゾー。
最後はその体を両断し、消滅させた相手だった。
「このオレがそう簡単に消滅するかよ。
 とは言っても復活するのにこれだけの時間はかかったがな」
「は、はなせぇ、あうぅぅ」
グルゾーに腰に手をまわされ、寝かされていた体勢から起こされる。
ズンッと胎奥を太いペニスでつきあげられ、舞那は身をのけぞらせた。
「長く見ない間にいい体になったじゃねぇか。
 オレのモノに吸い付いてきてるぜ」
「い、いうなぁ」
グルゾーの言うとおり、舞那の胎内はペニスを愛しく絡みついていく。
「あのマジカルマイナがオレの腕の中とはな。
 どれほどこの時を待ち望んだか。
 出来ればあの時にこうして抱いてやりたかったがな、くくく」
グルゾーに抱かれながら、舞那は涙をうかべ顔を背けた。
そんな舞那の顔を強引に正面を向かせ、その唇を奪う。
「んんっ! んぐうぅぅぅ! ぷはっ」
「んー、美味い美味い。
 マジカルマイナの唾液は美味だな。
 クククッ! アハッハハハハッ!」
グルゾーの高笑いを、舞那は黙って聞くしかなかった。
「ママァ……」
寝室の扉が開き、目を擦りながら都が部屋へと入ってきた。
「み、みやこ……だめぇ!」
舞那が叫ぶよりも先に、グルゾーの触手が都の腰に巻きつく。
「うぇぇ、いやぁぁぁ!
 ままぁぁ!」
何が起こってるのかわからず、都は触手に舞那達の側までひきよせられた。
6163-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 11:59:07 ID:jqjgjvNE
「あぁぁっ! やめて、私はどうなってもいいから。
 娘だけは……おねがいします」
必死の形相でグルゾーにしがみつき、懇願する舞那。
しかしグルゾーは、舞那の体を180度回して正面を向かせると、その裸体を都に見せ付けた。
「ほら、娘にお前の晴れ姿を見せてやれ。
 牝奴隷に落ちたお前の初舞台だ」
「み、都! みないでぇ」
グルゾーの触手に拘束され、泣きながら母親をみつめる都。
背面座位の姿勢で体を揺らされ、はしたなく声を漏らす自分の姿を見られる。
体の芯まで染みつくように躾けられた肉悦が、舞那を翻弄する。
太い腕のようなペニスが、限界まで押し広げられた秘唇をつきあげる。
手が届きそうな位置まで、都は股間に近づかされ、秘唇から飛び散った愛液が都の顔を濡らした。
突き上げられるたびに、軽い絶頂へとおしあげられ、舞那は沸きあがる快楽に押し流されていく。
都の存在だけが、舞那を理性へと繋ぎとめていた。
 「うほぉぉっ! あ、かはぁぁぁっ!
 らめ、らめぇぇぇ! もう、もうゆるして。
 せめて娘の前ではぁぁぁ! あはぁぁぁ!」
哀願する舞那に気もとめず、グルゾーは腰の動きを激しくしていく。
触手の動きではなく、「男」の突き上げを存分に胎内に叩き込まれ、舞那は悲鳴をあげる。
「らめえぇ! つよひぃ! おく、奥がぁぁぁ!
 イク! イク! いくぅぅぅぅ!」
度重なる絶頂に、舞那は喰い絞るように胎内を締めつける。
「くっ! オレも出すぞ!」
そう言ってグルゾーは舞那の胎奥を激しく一突きし、舞那を絶頂へと押し上げると、
ペニスを引き抜き、都の顔めがけて解き放った。

ドプドプドプッ!

泣きながら見ていた都の顔に、白い大量の粘液が放たれる。
あどけない小さな顔が淫魔の粘液で真っ白に染まっていった。
「み、みやこぉ……」
押し上げられた絶頂に、舞那は震えながら意識を失った。
6173-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 12:00:15 ID:jqjgjvNE
「くくく、これからは親子共々可愛がってやろう」
そういって、クルゾーが都へと手を伸ばそうとした瞬間。
都の体が強い光に包まれた。
「ぐっ! これは……」
強い魔法力に都の体が包まれ、そして掻き消えていく。
そして都が消えた後、部屋にはグルゾーと舞那、そして扉の側に犬のような生物だけが残っていた。
「貴様か、モルフ」
グルゾーは憎憎しげに、その生物の名前を呼ぶ。
「グルゾー、まさか生きていたとは」
モルフと呼ばれた生物は、言葉を発し、警戒するように四肢をふんばった。
「くくく、どうだ。
 お前の元相方は堕ちたぞ。
 いい体に育ってるだろう」
見せ付けるように意識を失った舞那の体を嬲る。
「舞那を離せ!」
「ふ、オレもまだ力が完全には戻ってないのでな。
 今日はこれくらいで退散させてもらうとしよう。
 舞那を取り戻したければ、あの娘に頑張らせるのだな。
 それまではたっぷりとこの体に13年前の仕返しをさせてもらうとしよう。
 じゃあな。 モルフ!
 くくくっ! あははははははっ!」
高笑いをしながら、グルゾーの体と舞那の体はきえていった。
後に残ったのはモルフとベットの上に置かれた小さな球。
「いけない!」
モルフはその球を見て、慌てて部屋の外へと飛び出す。
それと同時に球は爆発し、炎をあげた。
モルフが家の外まで飛び出した時、舞那の家は完全に炎に包まれていた。
そして玄関にしゃがみこむ都がそこにいた。
汚れていた体は綺麗に浄化され、呆然と炎に包まれる家を見つめている。
「ま、まま……」
都の呟きを聞きながら、モルフは震える小さな手に体をよせた。
「マイナ、きっと助けるからね」
モルフは炎に包まれる家を見ながら、強い口調で言った。



終り
618名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 12:03:20 ID:TL2b5PsU
神触手降臨

 これから服を脱いで読みます。
とこrでなにかの続きSS?
6193-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/06(火) 12:06:24 ID:jqjgjvNE
>>618
いや、>>599 見て思いついたので書いてみた
620名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 20:03:48 ID:Xl2MAxO4
乙!新年一番乗りだな
621コッペリアの兎:2009/01/06(火) 22:28:33 ID:QiVDWpKN
>>605
必殺口裂け女

朝起きたら僕は女の子になっていました。
そ・・そんなバカな。、こんなマンガみたいな事が・・・しかも自分の身に起きるなんて。

『律!女の子になったって本当か?前から男にしては随分カワイイと思っていたが
女になったなら何の障害も無い。俺と結婚してくれ。』

春馬兄ちゃん!従兄弟同士で何を言ってるんだよ。
んぐう。
わーん、無理矢理キスするなんて、春馬兄ちゃん酷いよ。僕、初めてなんだからね。
もう怒ったからね、えい。ズゴーンンン

『ゲホフゥ・・相変わらず律の超能力は凄まじいな。。ゲホフゴボグワ』
ガシャーン!窓を破って妖魔登場。

妖魔『グハハハハハ!正義の味方兄弟の家はここか。。。若い男が2人と聞いてきたのに、何故女がいる』

わーん女じゃないもん。

妖魔『俺は若い男にしか興味は無い。女なんて醜い生き物はこうしてやる。てぃやりゅあああ』
ズコオオオンンンン
ぐふぅ。何で僕がこんな目に遇わなくちゃいけないんだよ。

『わあああ!律、助けてくれ』

あー、春馬兄ちゃんが触手に巻かれている。僕の唇を無理矢理奪った最低男を助けなくちゃいけない義理ないね。

妖魔『貴様、なかなか俺好みだぞ。こんな物脱がしてやるぜ』
ビリビリビリ

妖魔『貴様、いい体してやがるな。たまらないぜ』
春馬『律、元に戻してやるから助けてくれ』

えっ!本当?
622名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 23:43:44 ID:m0YI9jFr
>>619
もし続きを書いてくださるのなら、悪堕ち分を加えて書いてくだしあ><
623名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:07:37 ID:2RwL2/bY
7歳のはじめてのしょくしゅに期待!

その裏で母親が触手に調教されまくって色々大変なことになるわけですね。
そして悪堕ちして娘と対決

これなんてジブr
624名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:10:38 ID:QNJu8sgN
>>621
gj! もっと濃密な描写希望。
625名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:24:39 ID:5eg7yamE
>>621
ハードゲイ分が若干足りないな…
続編での補完希望
626名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 00:47:16 ID:PBl9T2Rw
むしろ娘も触手に捕まって母と娘で堕ちていくのも悪くないと思った
627名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 05:32:32 ID:KnH8T/KU
>>617
GJ!!
できたら続きを!
なんかこの痕都が魔法少女化して助けにいったはいいけど悪堕ちして・・・な予感
7年ぶりに男根ブチュブチュされる人妻
個人的にかなりツボだぉ
628名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:49:19 ID:Btva/hdz
あのままでは娘が無垢すぎるが、母がまだ美味しい年齢を考えると悩ましい
629名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 16:58:07 ID:QcFCwbhG
娘を成長させるかさせまいか。それが問題だ。
・・・まあ、ここは親子丼で妥協しry
630名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 17:58:41 ID:8uKSdCUS
血が滲む努力と母親から受け継いだ才能で
敵の本拠地の最深部まではサクサクと勝ち進んでいたが

ブラック化した母親が立ち塞がったり動揺もあって敗北。
触手に二穴同時責めなど、未成熟で幼すぎる身体には強烈すぎる快感に潰れ溺れって感じなら、あるいは
631名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 18:13:20 ID:8fyX3q2e
7歳だけどあと2年もすれば砲撃で話を聞かせる魔法少女になれるからな
632名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 06:05:21 ID:gA34IoXV
じゃあ母親は2年間もグチョグチョされっぱなしで
触手の子供産みっぱなしか
633名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 10:56:30 ID:17UTMYQL
数十人の「妹」たちの集中砲火によって敗れる娘
そして散々身体を指と舌でレズ責めをされた挙げ句に、生まれたばかりで
皺一つないぷるぷるゼリーのような艶々したまんま触手な「弟」の初めての相手にされてしまう。
634名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 10:59:24 ID:EgDfVqeA
635名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 23:20:21 ID:CE+jsxf7
角川スニーカー文庫の1月の新刊の「ムゲンのセンカ」。
これに触手女が出てる。

 残念なことに百合っ気はない。
636名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 09:40:35 ID:IjvVECdF
なんてこった。せっかくの触手娘なのに……。
やはり自分で妄想するしかないのか。
と、最近ますます男いらないと思い始めた私。
触手娘×触手娘こそ我が至高。

……なんかどんどん人の道を外しちゃってるぜ。
637名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 11:26:03 ID:3OtHSd/M
無数に存在する様々な平行世界から敗北や屈する捕らわれる等。
各々が色々な理由で集められたヒロインたちの監獄があり

人間部門はまだ小学生の幼すぎる身体の少女から人妻戦士や騎士
魔族や神族では魔界の王女や天界を統べる女神から一般の天使やエルフ・人魚などのハーフに至るまでが

永遠に触手に蹂躙され慰み者と化してる。淫らな魔監獄に敗れたヒロインが連行された時から物語が始まる

って感じな夢を見た。ヒロインが連行されて以降は良く覚えて無い
638名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 14:53:06 ID:ioX3DhHl
>>637
>ヒロインが連行されて以降は良く覚えて無い
そこからが肝心だろうw!
639名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 16:37:36 ID:FuBUo2TU
>>637
何気にいいシチュエーションじゃないかそれ
その監獄のヒロイン陵辱風景を延々と描き続けるだけでも
触手的理想郷となるぞ。その世界。
640名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 20:19:08 ID:mxz6VEpM
触手娘と言えば、昔、依姫というキャラを作ったことがある。
多種多様な触手を操り、女の子を犯す一触当千の触手娘だ。百合っ気もあるぞ。


自分の触手で犯す以外にも、例えば女子校のトイレとかに産卵し犯させる、ということができるのも、触手娘の醍醐味だな。
641名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 23:47:20 ID:WeXN1iY4
本日の『世界一受けたい授業SP』に、蛇に体を這い回させる「蛇マッサージ」なるものが登場していたが、
思わずシチュを触手に置き換えてしまっていた(苦笑)
6423-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:36:02 ID:uNIsgYYm

「こどもは誰の子?あなたの子?」

「あなたぁ……お弁当忘れてるわよ」
桂子は机の上に置き忘れていたお弁当の包みを手に取り、玄関にいる夫へと声をかけた。
夫婦になって半年。
まだ初々しい夫婦の朝だった。
「あー、悪い悪い」
玄関で靴を履いていた夫は、罰の悪そうな笑みを浮かべて頭をかいた。
「もう、はい。お弁当」
桂子にお弁当を手渡され、夫はカバンに崩れないように詰め込むと桂子をそっと抱きしめた。
そして優しく唇を重ねる。
肩のあたりで整えられた黒髪を優しく何度か撫で、夫は体を離すともう一度そっと唇を重ねた。
「んっ、じゃいってくるね。
 今日も遅くなると思うけど」
笑顔で手を振りながら桂子に背を向け、玄関の扉を開ける。
そして振り返ることなくエレベーターへと向かい出勤していった。
そんな夫の後姿を、桂子はニコニコと手を振りながら、見えなくなるまで見送りつづける。

ガチャ

そんな桂子の背後で、ドアが開く音がした。
桂子はその音に、ドキッと驚き、そして股間がキュッと締まるのを感じる。
「おくさーん、おはようございます」
桂子の背後から声がかけられる。
「お……おはようございます」
桂子は振り返ることなく、背後の声に答えた。
「今日は私の番ですねぇ
 いやぁ、待ち焦がれちゃいましたよ」
背後の声は明るく言いながら、桂子の肩に手をおいた。

パフッ

桂子の肩にけむくじゃらの手がおかれていた。
けむくじゃらの手は、さわさわと桂子の顎をなでまわす。
「んんっ……」
桂子はその感触に頬を染め、またキュッと股間に痺れを感じる。
「さ、顔を見せてくださいよ」
桂子は頬を染めてゆっくりと振り返った。
そこには全身を白い毛で覆われた大男がいた。
猿型異性人の山田さん。
桂子の住むマンションの隣室の住人だった。
家賃3万円。
破格の値段のこのマンションの住人の大半は宇宙人だ。
このマンション唯一の地球人である桂子は、マンションの人気者だ。
最初に桂子を部屋に連れ込んだのは、302号室のナンパ好きのキツネ型異性人の岩手さんだった。
控えめな性格で、強く言われると断れない桂子の性格を利用して自分の部屋に連れ込むと、
そのウブな体を存分に楽しんだ。
新婚で性行為自体があまり経験のなかった桂子の体を、思う存分楽しんだ岩手さんは、
仲のいいイカ型異性人の前田さんに話してしまい、前田さんは「じゃ、俺も」といって桂子さんを連れ込んだ。
それが次から次へと続き、いつのまにやらマンション中の住人が桂子さんの取り合いをしている状態だった。
「いやぁ……桂子さん人気あるから中々まわってこないんですねぇ。
 はははは」
山田さんは頭をかきながら、桂子の肩をポンポンと叩く。
6433-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:37:07 ID:uNIsgYYm
桂子はその言葉を聞いて、思わず顔を両手で覆った。
「ささっ、部屋の方へ」
「あっ、まって……」
背後から両肩を掴まれ、桂子はおされるがままに山田さんの部屋に連れ込まれる。
うろたえる桂子をよそに、山田さんは後ろ手で鍵をしめ、部屋の奥へと背中を押していく。
部屋の居間には大きめの布団がすでにしかれており、すでに準備は万端だった。
「ささっ、服はぬぎぬぎ」
「あぁっ……そんな」
着ていたTシャツを脱がされ、プルンと大きな胸がこぼれ出る。
山田さんはあっさりと白い下着も剥ぎ取り、桂子を全裸にした。
「は、はずかしい……」
桂子は両手で胸と股間を隠し、もじもじと体を揺すらせる。
「なにいってるんですか、奥さん。
 奥さんはほんとかわいいなぁ……
 やっぱり奥さんより、桂子さんと呼んだほうがいいかな」
山田さんは毛に包まれた顔をにやつかせ、桂子の体を引き寄せた。
毛に覆われた胸板に抱かれ、桂子は獣型宇宙人独特の臭いに包まれた。
「はぅぅっ……」
その臭いに桂子は頭がクラクラし、無意識のうちに顔をおしつけていた。
(だめぇ……この臭い……)
全身の力が抜けていき、二人は倒れるようにベットに寝転んだ。
山田さんの体の下になった桂子は、陶酔するような表情で厚い胸板に顔をうずめている。
まるで巨大なぬいぐるみに顔をうずめているかのようだった。
「どうです、今日桂子さんと一緒できるというので念入りに洗ったんですよ。
 リンスも一本も使っちゃいましたよ。
 どうです? ツヤツヤでしょう?」
毛むくじゃらの顔に満面の笑みを浮かべて、山田さんは桂子に問いかけた。
「す、すごく気持ちいいです。
 ふさふさしてて……」
桂子はそっと胸板の毛を撫でながら、鼻を近づける。
濃い体臭に混じって、かすかに桂子の好きな香水の匂いがただよってきた。
「気づきましたか?
 岩手さんに聞いて桂子さんの好きな香水を少しつけてみたんですよ」
ボリボリと頭をかきながら照れる山田さんの姿に、桂子は少し頬を染めて顔を手で覆った。
そんな桂子の手を山田さんははがし取ると、その震える唇に自分の唇を重ね合わせる。
舌で閉じあわされた唇をこじあけ、中でヒクつく舌に絡め合わせた。
「んっ……んんっ、クチュ、はっ……んんっ!」
熱烈な口づけに、桂子は体が火照ってくるのを感じる。
いつしか答えるように桂子も舌を絡めあわせ、注がれる唾液を飲み干していた。
「ぷはっ、桂子さんのお口は最高だなぁ、ほんと。
 毎日でも吸わせてほしいくらいですよぉ」
山田さんは嬉しそうにギュッと両手で桂子を抱きしめる。
スリスリと頬擦りされ、桂子は敏感になった肌を刺激され目を細めた。
岩手さんになし崩し的にくどかれ抱かれた桂子は、完全に宇宙人にハマッていた。
常に優しく花のように扱われ、人間同士では味わえない快感を徹底的に教えられた体は、
理性を軽く吹き飛ばし、誘いを断れなくなっていた。
「はぁ……山田さん。
 ステキです、ココ」
桂子は山田さんの下半身で、すでにカチコチになっていた勃起を優しくこすりあげた。
「うおっほぉっ!」
変わった叫び声をあげながら、山田さんはビクッと体を震わせる。
桂子の手の中で、山田さんの勃起はさらに硬さを増していく。
その力強さに、桂子は自分の息が荒くなっていくのを感じていた。
山田さんは桂子の上に馬乗りになると、その勃起を見せ付けるように体を起こした。
全身毛むくじゃらの体の中心、股間には剛毛に覆われた太い勃起がそそり立っている。
その先端からは先走りの体液がにじみでて、剛毛をテカらせていた。
桂子は山田さんを挑発するように、豊かな胸を寄せて谷間を作る。
6443-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:38:15 ID:uNIsgYYm
モチのように弾力のある胸がキュッと寄せられ、山田さんの喉がゴクッと大きく上下した。
「来てください」
桂子は消え入りそうな声で、寄せたままの胸を上下に揺らす。
山田さんは慌てて勃起に手を添えると、深い胸の谷間に勃起を挟み込んだ。
「おほっ、うほおぉ」
吸い付くような肌の感触に包まれ、山田さんは奇声をあげる。
桂子は胸の間で動く熱い勃起を真剣に見つめ、寄せた胸でしごきあげた。
「あぁぁっ! たまりませんよ、桂子さん。
 あなたはほんとにステキだ! おほおぉっ!」
柔らかい胸の感触に山田さんは肩を震わせる。
無意識のうちにその腰は前後に動き、先走りの体液が桂子の首筋を濡らしていた。
その濃い臭いに、桂子は夢中で舌をのばし先端を舐めあげる。
「そ、そんな事まで、あほぉぉっ!」
いつしか胸奉仕は解かれ、桂子の口内に勃起は吸い付かれていた。
桂子は顔を振りながら、山田さんの勃起を先端から根本まで丁寧に含んでいく。
昨日蛇型異性人の楠さんに教えられた口奉仕の妙技を、桂子は早速実践していた。
「こ、こんな、すごすぎます! 桂子さん。
 あぁぁっ! この私がこ、こんなに早く……うわぁぁ!」
ガクガクと腰を震わせ、山田さんは桂子の頭に手をのせた。
股間の勃起は限界近くまで大きく膨らむと、桂子の口内に体液をほとばしらせる。
人間のよりも遥かに濃い体液を、桂子は目を細めて嚥下していく。
「んっ、んんっ! んんぅ〜……んっ」
コップ1杯はありそうな体液を全て飲み干し、桂子はようやく勃起から口を離した。
そして山田さんに見せ付けるように口を大きくあけ、舌をつきだして口内を見せる。
一滴残らず体液を飲み干した事を伝えるように、楠さんに躾られていた。
「全部飲んでしまったのですか……私のものを……
 初めてですよ、同属でも出来なかったのに」
感動したのか、山田さんはギュッと桂子の体を抱きしめた。
褒められて桂子も嬉しくなり、呼応するように山田さんを抱きしめる。
「今度は私が桂子さんを気持ちよくしてあげますからね!」
桂子から体を離すと、山田さんは力強くそう宣言した。
そして桂子の体を布団に寝かせると、その横に横たわる。
毎日のようにマンションの住人に抱かれている体は、女の色気をただよわせていた。
その裸体に毛むくじゃらの手をのせ、上から下へゆっくりと撫で下ろしていく。
「んんっ……」
その微妙な快感に、桂子はビクッと頤をそらした。
手は桂子の股間で止まると、綺麗に整えられた秘毛を撫でまわす。
少し盛り上がった股間の土手を、二度三度と撫でられて桂子はかすかに声を漏らした。
焦らすように撫でまわす手は、ようやく股間の中へと潜り込んでいった。
桂子は少し脚を開き、待ち望んでいた手を迎え入れる。
桂子の股間はすでに出来上がっており、少し撫でただけで山田さんの手をぐっしょりと濡らしていた。
「すごいですね。
 以前よりも濡れやすくなったようですが」
「だって……前田さんが……」
「前田さんのいっぱいある手でいじられたせいですか?」
山田さんの問いにコクッと頷く桂子。
6453-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:38:55 ID:uNIsgYYm
きっと前田さんの複数ある触手で、めいいっぱい可愛がられたに違いない。
「前田さんは濡らすのが好きですからねぇ。
 じゃ私は趣向を変えますかね」
山田さんはそういうと体を起こし、桂子の下半身側へと移動する。
両手で桂子の脚を割り広げると、そそりたった勃起を秘唇へとおしつけた。
「ふふふ、いきますよ」
そそり立った勃起をゆっくりと上下させ、秘唇の入り口の襞を擦り上げていく。
勃起の表面の剛毛が桂子の襞を刺激し、桂子は体をのけぞらせた。
「あぁあっ! やっ! 毛、毛がぁぁぁ!
 あっ、あっ! やっ……こんな、ひんっ!」
リズムよく腰を振られ、桂子は布団をギュッと握りしめ可愛らしく声をあげる。
「いい声ですよ、桂子さん。
 ほしいですか? もう」
「ほしい、いれてぇ、はやくぅ」
ねだるように甘い声をあげる桂子。
その蕩けるような声に、山田さんは腰を止めると桂子の唇を奪った。
「んんっ……んちゅっ……んんっ、んん〜〜っ」
熱烈なキスを交わしながら、山田さんは勃起の位置を調整し、桂子の秘唇へと照準を定めた。
より深く舌を絡めながら、その太い勃起を桂子の胎内に埋めていく。
「んっ、んんんんっ〜〜〜〜〜!」
間近で聞かされる嬌声に、山田さんは鼻息を荒くしながら深く深く腰を送り込んだ。
たっぷりの愛液が溢れ出る桂子の秘唇は、侵入してくる勃起を優しく包み込んでいく。
「奥まで入りましたよ。
 どうですか?」
唇を離し、顔を真っ赤にそめて荒い息を吐く桂子の頬を両手で挟み込む。
桂子は答えることもできず、その変わりに胎内をキュッと引き締めた。
「お昼からは大和田さんの予定ですからね。
 それまでたっぷりやりましょうね」
胎内に埋まった勃起をゆっくりと引き抜いていく。
 「あぁぁぁっ! 毛……毛がぁぁぁっ!」
胎内に埋まった勃起にびっしりと生えた剛毛が、桂子の胎内の隅々を刺激する。
押し込まれる時は毛の一本一本が襞を擦り、引き抜かれる時は毛先が襞をひっかきまわす。
人間同士では味わう事が出来ない感覚に、桂子は喉をそらせ腰を震わせた。
両手を山田さんの腰にまわし、より深くとねだるようにお尻を撫でまわす。
答えるように山田さんも腰を突き出し、桂子の子宮を押し上げた。
「ああぁぁっ! いひぃぃっ! きもちいぃぃっ!
 もっと、もっとぉぉぉっ! あんっ! あぁぁぁ!」
桂子がもっとも好きな体位の正常位で、山田さんは攻め立てる。
次に桂子を抱けるのは13日後の予定なのだ。
そして今日のお昼までは、あと3時間しか残されていない。
桂子の体を堪能するように、山田さんは桂子の腰を掴み胎内をかきまわす。
その体に自分を染み付けるように、忘れられないように胎内に刻み込んでいく。
「すごいぃぃっ!
 や、山田さんのぉぉっ! 奥までぇ!
 ああぁぁっ! ひっ、ひっかかってすごいのぉぉ!
 つきあげられてるぅぅ、あぁぁ、引きずりだされちゃぅぅぅ」
桂子の胎内が絶頂に向けて、締めつけを増していく。
くびれた腰が左右にうねり、甘ったるい声を漏らしながら艶やかな黒髪を振り乱す。
「ふあぁぁっ、素敵ぃぃっ、イイッ!
 あぁぁん、もっとはげしくぅ!」
マンションの住人に開発された肢体は、男の扇情を誘い、急速に昂ぶらせていく。
6463-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:40:26 ID:uNIsgYYm
「うぅぅっ、この私が……くっぅぅっ!」
絡みつくように勃起を締めあげ、生暖かく気持ちい感触が下半身を占有し、
山田さんは必死の形相で射精を少しでも遅らせようと、腰の動きを緩めようとする。
「だ、だめぇぇっ! うごかなきゃ!
 あぁぁぁっ! いひぃぃぃっ!」
しかしそんな山田さんの努力も、桂子の空腰の激しさの前には無力だった。
器用に絡めた脚を使い、迎え腰で山田さんの勃起を刺激する。
「あぁぁっ! 桂子さん、そ、そんなにうごいちゃ!
 うあわぁぁっ!」
昂ぶっていた体は止める事は出来ず、腰を震わせながら桂子の胎内に射精をはじめた。

ドプドプッ! ドプッ!

2度目とは思えないほど濃厚な体液が、桂子の子宮に注ぎ込まれていく。
「あぁぁっ! き、きたあぁぁぁっ!
 すごいぃぃぃ、あぁぁぁぁぁっ!」
人間のモノより少し高い温度の体液を注ぎ込まれ、桂子は胎内が焼かれてしまいそうな感覚に身を震わせる。
宇宙人の体液は、冷たいものから熱湯のようなものまで様々で、桂子がハマッてしまった要因の一つだった。
ギュッと両足を山田さんの腰に巻きつかせ、桂子は体毛に覆われた胸板に顔をうずめて絶頂の余韻に浸る。
「吸い取られるようでしたよ……桂子さん。
 ほんとにステキだ、あなたは……」
潤む瞳でみつめてくる桂子の頬を、優しく口づける。
胎内に埋まった勃起は萎える事無く、胎内でその存在を主張し続けている
「もっと……」
そう耳元で桂子に耳元で囁かれ、山田さんは桂子の体を持ち上げるように立ち上がる。
駅弁といわれる体位に持ち込み、しっかりと桂子のお尻を掴み上げた。
「私を忘れられなくしてあげますよ! 桂子さん!」
力強くそう宣言すると、山田さんは勢いよく桂子の体を揺らす。
「あっ! ふ、ふかいぃぃっ!
 いひぃぃっ! 山田さんのが奥までぇぇ! あ、あぁぁぁっ!
 らめ、つぶれちゃ、あぁぁ、奥突かれるのすきなのぉぉ!」
桂子の絶叫じみた嬌声を聞きながら、さらに激しく胎内を突き上げる山田さん。
ボタボタと股間からは、愛液と注ぎこんだ体液が逆流し零れ落ちていく。
ぬぶっ、ぬちゃ、ぬちゅっ! 水音が部屋内に響き渡り、二人の荒い呼吸音が重ね合わさる。
「あぅぅっ! ああぁぁっ!
 らめぇぇっ! もう、もうらめぇぇ!
 いいぃぃっ! 毛つきが凄いのぉ……あぁぁぁ!」
ビクッと体を奮わせ、絶頂に達した桂子は愛液をしぶかせる。
絶頂に震える肢体をさらに攻め立て、自分を桂子の体に刻み付けていく。
「でますよぉ! 膣に! 中にだしますからね!」
汗をはじかせながら、しがみついてくる桂子にそう宣言する山田さん。
「いいのぉ、きてぇ! 膣にぃぃっ!
 熱いのいっぱいそそいでぇ……ほしいぃぃ」
その声を聞き、山田さんはギュッとお尻を掴むと、胎内奥深くに勃起を密着させた。
6473-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:41:51 ID:uNIsgYYm
「くっ、うおぉぉぉっ!」
激しい咆哮と共に、3度目の射精が桂子の胎内に放たれる。
ドクッドクッと力強い脈動と共に、熱い体液が桂子の胎内にしみこんでいく。
「あぁぁぁぁ……ぁぁ……」
立て続けに膣内射精をきめられ、深い絶頂に桂子は意識を白濁とさせた。
それでも桂子は山田さんにしっかりとしがみつき、腰にまわした脚を離そうとはしない。
小刻みに震える体を抱きしめながら、山田さんは布団の側に置いておいた栄養ドリンクを拾い上げる。
通販で買った1本3000円の高級品。
それを一気に飲み干してしまうと、桂子をベットに押し倒した。
「まだまだ時間はありますよ!
 桂子さん!」
挑みかかるように組み伏せられ、桂子はまた甘い声をあげはじめた。

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ピンポーン

玄関のチャイムがなり、山田さんはゆっくりと立ち上がると玄関に向った。
ドアを開けると、そこには603号室の住人、犬型異星人の大和田さんが立っている。
「やぁ、山田さん。はっはっ
 準備いいかな? はっはっ」
お尻の尻尾を勢いよく左右に振りながら、大和田さんはすでに荒い息を吐いていた。
「うん、桂子さんも今出てくるよ」
山田さんが背後を振り返ると、衣服の乱れを整えた桂子さんが玄関まで来ていた。
少し俯いたその顔がとても色っぽく、先ほどまでの痴態を思い出させる。
「じゃ桂子さん、またね」
山田さんが手を振ると、桂子さんは頬を染めてそっと手を振り返す。
その仕草の可愛さに、大和田さんと山田さんは二人そろって頬を緩めた。
大和田さんは桂子さんの手を取ると、急くようにひっぱりながらエレベーターへと向う。
山田さんはその後姿を、見えなくなるまで家の扉の前で追っていた。

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6483-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/11(日) 01:43:08 ID:uNIsgYYm

「ただいまー」
「あなた、お帰りなさい」
桂子は玄関に座り込み、くたびれた様子の夫に声をかけた。
「いやぁ、疲れたよ。
 ちょっと肩かして」
夫は手を伸ばし、側の桂子の肩に手をかけた。
そして靴の紐を両手ではずし、靴箱に直す。
手に持ったハンカチで額を拭きながら、肩を貸してくれた桂子の頬にくちづけた。
「お風呂にします?
 それともお食事ですか?」
「うーん、お風呂かな。
 桂子たまには一緒に入ろうか」
ネクタイをはずしながら、夫は桂子に笑いかけた。
「えぇ、入りましょう。
 でもその前に……報告する事があるの」
桂子は微笑みながら、そのお腹を押さえた。
「え? まさか……できたの?」
「えぇ……」
頬を染めてコクッと頷く桂子。
「ははは、や、やったぁ!
 よくやったよ、桂子。
 今日は最高の日だ!」
満面の笑みで服を脱ぎながら、居間へと移動する夫の背中を見ながら桂子はつぶやいた。
「ごめんなさいね、あなた」
ダレの子か分かるのはそれから数ヵ月後の事。
産婦人科で真っ青な顔で崩れ落ちる夫を横目に、大きくなったお腹を優しく撫でる桂子の姿があった。


おわり


序盤ちょい誤字が……
×異性人
○異星人
649名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 06:09:38 ID:fuLBIxFn
>>637
それなんて二次キャラ牧場スレ・触手版?
650名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 10:44:44 ID:nIk4i4u3
>>642
デスパイアだけど引越しの準備してくる

絶望した旦那と融合すればいいのか?
651名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 18:22:26 ID:IjOqUyGi
夫ォーーーっ!!
652名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 19:44:06 ID:lymmMnJs
昼ドラみたいな話だなぁ。
653名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 21:13:15 ID:DLcuBtnd
最低の売女だな
気分悪くなった
654名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 22:03:42 ID:yUfPO0o2
>>653そうですか。ネコ形異星人も欲しかったです。ウルタールから来たネコさんは人間の言葉を喋れるようなので。

ところで吸血鬼はスレ違いですか?
人里離れた山奥の共学の高校校。放課後その校舎の廊下を1人の少年が美術準備室に向かって足早に歩いていた。

『先輩(男)がしたい大事な話てなんだろう』
少年の口から独り言が漏れる。実のところ彼は憧れの先輩が数多い後輩の中から自分を指定して来た事が嬉しくて堪らないのだ。
美術準備室のドアの前で少年は呼吸を整える。その姿は彼の幼さの残った愛らしい容貌と相俟って好きな人を前にした乙女のようですらあった。

『有角先輩、話ってなんですか』

少年はドアの前で練習した通りの台詞を言う。
少年を言葉を聞いた有角先輩に眼鏡をかけた知的な顔を向けられると少年の陶磁器のような白い頬に赤みが指す。
有角先輩が優雅な動作で眼鏡を取ると、その奥から真っ赤な瞳が現れる。
その瞬間、少年の脳裏警報が鳴り響く。『危険だ。早く逃げろ』頭の中の警報は、そう告げるのに少年の身体は全く動かないどころか
この人に全てを捧げたいという願望すら芽生えていた。
655コッペリアの兎:2009/01/11(日) 23:20:09 ID:yUfPO0o2
少年に近付いた有角が少年の髪の毛を撫でると、ゾクリとした感覚が少年の背筋に疾り彼の口から甘い声が漏れる。

『お前の全てが欲しいんだ。俺とずっと一緒に暮らしてくれるか』

囁くような有角の言葉に少年は頷く

『先輩。。。僕でいいんですか。。。嬉しい』

嘘偽りの無い少年の本心。

『お前の血をくれるな』
『はい』

短く言葉を交わすと後は何も必要ないとばかりに有角は少年の首筋に長い犬歯を突き立てると、エロチックな音を立て血を吸いはじめる。

『ひゃあ、ああああああああ』

少年の身体に熱さと共に痺れるような快感がはしり少年の口から甘いボーイソプラノが漏れつづける。
慌てて両手で口を塞ぐが、有角は片手で少年の両手を拘束して引き剥がしてしまう。有角のもう一方の手が素早く動いたと思うと
少年の制服のブレザー、Yシャツ、ズボンが彼の身体の上を滑って床に落ちる。更に少年の下着が引き裂かれ
白い肌が露になり有角の手がその上を這い回り下に向かい遂に少年のそそり立つ性器を掴んだ時である。
人間を凌駕する有角の聴覚が空気を切り裂いて何かが飛来する音を捉えた。
人間には到底捕らえる事の出来ないスピードで身体を反らした有角の頬をナイフが切り裂く。身体を反らさなかったら頭部を直撃していただろう。
常識では有り得ない再生能力を持つ吸血鬼はナイフで切られた程度の傷は直ぐに治癒するはずだが
有角の頬の傷は煙を噴き上げ寧ろ開いて行く。呪文を刻まれた対吸血鬼用のアセイミナイフの特徴的な傷。
ナイフが飛んできた方向を見た有角の眼が準備室の入口に立つ学校の女子用制服のセーラー服の上に学校指定のセーターを着た少女を捉えた。

『組織の許可を得ない吸血行為は禁止されてる。ましてや、勝手に仲間を増やすなど粛清の対象になってもおかしくないわね。有角成海先輩』

感情が感じられない声で少女が言った。
656名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 00:40:53 ID:fvOeX8NH
こっぺりあーのーうーさーぎっ♪
657名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 03:41:15 ID:nbhEMhtD
吸血鬼がスレ違いかどうかはさておき、今後の展開次第だが
>女性が触手や怪物など、モンスターに犯されるSSのスレ
ということは忘れずに・・・
658名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 03:59:44 ID:TtkhJY+S
つーか投下直後にぶつけるのはマナー違反ぞ。
・・・あんま話通じるタイプじゃなさそうだけど一応。
659名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 04:08:27 ID:+TV7bPYa
BLは他でやってくれ…。
660名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 13:12:12 ID:a9aqRHyw
貞淑な人妻の次がBitchな人妻とは
守備範囲がひろいな
661名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 13:13:16 ID:Gh+Xjz6R
男装をした自称ボクは男の子だ!!な女の子が触手に陵辱される姿を想像する場合はかなり興奮する
そんな子ほど。どんなに外見や口調を男みたいな乱暴にしても成長すれば成長する程に女らしくなる自分の身体がコンプレックスだから

服とサラシを引き裂かれたらプルンッとか擬音が聞こえそうなくらいに大きい胸が姿を見せ
「見るな!見るな!」と号泣して泣き叫ぶ男装ヒロインとキシャァァァとか鳴きながら歓喜と喜びの喜びの舞をする触手

その後に、逆らえない女としての本能を突く完膚無きまでの徹底的な陵辱に、
ずっと築いてきた自分は男と言う自信もプライドも全てを粉々に砕かれ
ついには屈しボク・・いえ私は淫乱で淫らでイヤらしいメスです。だからもっと気持ち良くしてと自分は女と認め自ら触手を求めたり
662名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 13:22:17 ID:onJGEDOU
たしかに俺は男だとか言ってる女の子が触手に無茶苦茶にされちゃうのはいいな
言葉責めも交えてマングリ返しにして自分のオマンコ見せつけながら犯しまくりたい
自分で書ければいいけどそういう子がそんな時どんな反応するのかが分からない
てかその前に前の続きすらまだ書けてない…
ごめんなさい
663名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 15:11:50 ID:iWm8xuba
>>661-662
 あーそんな感じの話を考えた事があるわ俺。

 カルト教団で異界の神(タコだかイカだかみたいな水神)に
捧げる花嫁として養育されてた巫女と教団を潰した退魔師の間に
出来た娘が十七歳になった頃、教団の生き残りが再び神降臨の
儀式を執り行おうとして手当たり次第に少女を攫い始める。
 んで、幼い頃に両親を失い、教団の目から逃れる為に男として
暮らしていた娘が儀式を阻止しようと夜な夜な街を警邏していたら
密かに自分が好意を持ってた同級生の男に戦いの現場を目撃されて、
何やかんやで正体ばれて付き合い出して、めでたく結ばれた数日後に
覚悟を決めて敵の本陣に突入。
 敵本陣には、さらわれて来たけど花嫁の適性ナシってんで
神の眷属に嫁がされた少女達がアホみたいに怪物を産んでて、
そいつらに服を破かれたり口に突っ込まれたり体中ぶっかけ
られたりとにかく色々されつつ神降臨の儀式の阻止には成功
するんだけど、最後の最後で教祖が秘術でタコ怪人に変化して、
力を使い果たした娘に報復をしようと……

 ……みたいな話を考えたんだが、娘の容姿や言動が男前に
なり過ぎた(一人称「俺様ちゃん」でチビだけどスポーツ刈りで
プチマッチョで学ランがこの上なく似合う、みたいな)のと、
触手より恋人との触れ合いの方にウェイトが偏ってしまって
無駄に長ったらしい話になりそうだったのでお蔵入りにした。
664名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 15:28:12 ID:TtkhJY+S
書け!書くんだジョー!!
665名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 16:05:11 ID:lr6jK1Ee
>>663
今初めて俺は…お前を憎いと思った…
666名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 00:23:25 ID:saKqlr+3
>>663
今からでも遅くない。
外見を線の細い美少年よりな中性風にして、一人称を「ボク」。
恋人はヤる直前に教団に惨殺されて、怒りのまま後先考えずにボクっ娘が特攻、
て筋書きに変えてうpるんだ!!

当然処女、巨乳、感度バツグンというテンプレで。ロリでもモチロン可だよ!!
667名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 07:27:00 ID:W880raLh
むしろ元々女みたいな容姿の野郎を触手の体液とか肉体改造とか特殊能力の類
もしくは上にあるカルト集団が近辺の女全部捧げちゃって女日照りになったので怪しげな儀式か何かで性転換させて…
とかやれば究極のボクっ子が完成するんじゃないだろうか?
ってコレはジャンル違ってくるのかな
668名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 08:48:31 ID:0L0PgTpV
何度か文章を書くことにはチャレンジしたんだが、想像力がありすぎて
出だしの5文字を書いた時点で射精してしまうんだよな
669名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 08:57:10 ID:lbgjDTas
最初の5文字早すぎだろw
最初にプロット作って落ち着いた感じで書き始めるのオススメ。
670名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 09:12:18 ID:kB8yUBSd
5文字書く→射精→エビオスむさぼり喰う→5文字書く
このサイクルを80回繰り返せば、
400字詰め原稿用紙にぎっしり書ける。
さらに、これを繰り返していけば、
赤い玉が出る頃には、SSが完成しているはずだ。
頑張れ、頑張るんだ>>668
671663:2009/01/13(火) 17:19:49 ID:lS2oFAk4
 くはっ、何か知らんがレスがついとる。

>>664-666
 いや、物心付いた頃より男装娘を愛好していた為か、それと
同じくらいマッチョキャラが好きだった為か、今ではボクっ娘
レベルの男らしさでは満足出来ない体になってしまったのよ。
 だから触手と絡ませようとしても、いやぁひぎぃならぬ
「でぇいやぁぁぁぁっ!」(←娘の雄叫び)
「ぴぎぃーっ!」(←怪物の断末魔)
 な感じになってしまって、どうしてもエロくならん。
 それでも何とかエロシーンをと必死に考えてたら、
「夜の路地裏で怪物に襲われてる女性を助け出す時に
一瞬の隙を突かれてズボンの裾からもぐりこまれて……」
 と持って行ったは良かったが、その後が
「怪物の弱点は人間の男性の体液とゆーお約束の展開で、
突入地点を間違って腸内でのたくりながら催淫性の毒を
吐き散らす怪物を殺す為、自分を追跡して来た同級生の
男を物陰に引きずり込み、無残にも童貞を奪ってしまう。
『う゛ぁあ〜こん畜生ッ! 何でこんなにケツ穴が気持ち
良いんだ馬鹿野郎ォッ!』(←激しく騎乗)
『お前は何を口走っているんだぁぁぁっ!?』(←激しく悶絶)」
 ……と言う按配になってしまって、自分で自分のアホさ加減に
萎えてしまったのだよorz
 ちなみに恋人の設定は高校の空手部の副主将で身長190cm超で
性格が親分肌のマッチョ野郎だったりするのだが。
 と、言う訳で、おまいらの期待するような可憐なおじゃうさんを
堕とすような話は俺には書けんのだ。無駄に期待させてスマソ。

>>667
 俺はTSネタは嫌いじゃないが、今までの流れでは「元が男だから
NG」って判断になるんではなかろうかと。
 TSも触手もよそ様では余り歓迎されないジャンルだから、そう言う
属性が重なると何処に投下したものか悩ましい。
672663:2009/01/13(火) 17:27:46 ID:lS2oFAk4
 レスを書いていて思い出したんだが、その昔オフの友人と
「技術的にではなく物語的に最低な駄目SSって何だろう」
 と言う話をした時に自分は
「マニアックな属性を無闇に詰め込み過ぎて何処に投下しても
拒絶されるSS」
 と答え、例として即興でこんなプロットを組み立てた。

「非人道的な実験施設のモルモットとして日々薬物実験されていた
ショタ少年Aが薬物の影響で女性化し、更におぞましい実験を
されそうになった時に別の実験棟のモルモット達が凶暴化して脱走。
Aは混乱の隙を突いて脱走を試みるが、施設内はミュータント化
した動植物がひしめき合い、研究員や、まだ人間の容姿と理性を
残している若いモルモット達に襲い掛かっている。
 Aは満身創痍になりながらも逃亡を続けるが、後一歩の所で
何十人もの人間の顔を浮かび上がらせた醜悪な肉塊の触手に
捕まり、無残にも無数の触手で嬲られてしまう。
 そんな中、Aが苦痛と失血に霞む目を凝らしてよく見ると、
肉塊に浮かび上がる犠牲者の顔の中に、研究員の目を盗んで友誼を
結んでいた兄貴分の少年Bと妹分の少女Cが見える。
『一緒になろう。誰にも邪魔されないように』
 二人の優しい声を聞き、笑顔を見て心が折れたAは抵抗を
諦め、最後は安らかな気持ちで肉塊に吸収される」

「まずA少年でショタとTS。獲物は老若男女選り取り見取りで、
迎え撃つミュータントも触手、寄生、小動物、禽獣と各種取り揃え。
当世流行の戦うロリッ娘をやりつつも結局捕まっていやぁひぎぃ。
そこに友達の2人でヤオイとロリと純愛を補充し、堕ち和姦から
同化エンド。なお、この肉塊をキメラなどの獣系に変えると
獣姦後に咀嚼系の捕食になって尚ダークだな」
 と自分が締め括ると、ロリと純愛以外悉くアウトの友人は
たっぷり間を置いた後、「お前って最低だな」と言った。



 ……いや、妄想だけは出来るんだ。
 ただ、小説レベルに仕立てる事が出来ないだけなんだ。
673名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 23:41:22 ID:KewZbSE0
君は間違いなくガチホモマッチョ触手に寄生されているぞ・・・w
674名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:01:21 ID:RQ6W7CIT
>>672
さて、お前の書いたプロットが俺的に痛恨の一撃だった訳だが
675名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:02:38 ID:xsc1g2Lg
色々手遅れくさいのがいいw
676名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:31:02 ID:scuYZO3o
>>672
お前とはいい同志になれそうだ。

普段は隠しているだけでそれくらいの変態は大勢いるはずさ!
677名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:37:02 ID:iDh7Xx1x
自演くさいのは気のせいか?
678名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:43:32 ID:4f24DTJK
>>617の続きを勝手に書いちゃってもよかですか><
もし書いてるなら書きませんけど
6793-170 ◆QC3LRmFAWo :2009/01/14(水) 00:58:46 ID:9ofRTAEa
>>678

一応プロットは練ってますが、まとまってるとは言いがたい状況です。
長い奴を書く場合、私はラストから書くので時間がかかるかもしれません……
680名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 01:04:54 ID:4f24DTJK
>>679
あ、プロットを練ってられるんであれば勝手に書かれれば迷惑ですよね
失礼しました
681名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 09:50:25 ID:BqwsYkrL
>>680
産業or安価でアラスジを語った後にキャラ名をそっくり入れ替えて書けばよい
682名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 14:39:31 ID:Qplbidd5
>>681
くっ、くやしいけど感じry
683名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 00:30:34 ID:nier9f/E
ナツメの映画化はまだですか?
684名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 06:32:13 ID:aPfn/cTA
ナツメグの映画化はまだですか?
685名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 14:43:53 ID:WnbdHUef
ビリー兄貴も失禁モノのムキムキハリウッド女優がタンクトップ一丁で
Huuuum!Fuck the Despair!!とか絶叫しながらトンカチ振り回す人類バンザイ映画ですね。わかります。
686名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 23:06:15 ID:5tzWwd7h
ある意味で触手陵辱の王道展開は
捕らわれ騎士や魔法使いに巫女などの多数の女性が生かさず殺さずでエネルギー搾取用のプラントにされて

吸収したエネルギーで急激に触手のパワーが増大しているとも知らずに
調査隊や討伐隊を派遣→触手の襲撃で壊滅→霊的な素質アリの女性を拉致しプラントにの繰り返しで地獄の連鎖に
687名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 23:38:30 ID:PTpqhfss
戦略核落とせばいいんじゃね?
688名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 00:22:19 ID:FirLsDCo
>>685
アメコミ風にするとなんでもシュールになる不思議
689名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 09:55:56 ID:/AvfaWlL
戦力の小出しで各個撃破とかアホだろ
690サキュ:2009/01/16(金) 19:33:02 ID:RA8rU2y2
お久しぶりですサキュです
OL翔子編後編です
前編は>>444より
691名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 19:33:48 ID:RA8rU2y2
翔子の体から力が抜けるが
女と触手が翔子を支えているので倒れる事も出来ない
「いや…んっ…あはぁっ…やめて…」
触手は翔子のクリトリスをひたすら責め続ける
触手がショーツ越しにくにゅくにゅと弄るのに合わせ翔子の口から声が漏れる
女は翔子のスーツの胸元をはだけさせ器用にブラを外し胸をしゃぶり始めた
翔子も学生の頃付き合っていた恋人と何回か経験があったが
女と触手の責めはそんな物とは比べ物にならないほどの快感を与えてきた
特にクリトリスの責めはぎりぎり痛くないくらいの強すぎる刺激
「いやぁあっ!…やめて…あたし…もう…あっ」
そんな異常な責めの中で翔子の体は凄まじい勢いで絶頂に向かっていく
翔子のショーツは翔子の愛液と触手の分泌液でその役割を果たしていない
「イキそうなんだね…いいよ、イッて…見ててあげる」
女がそういうとクリトリスを責めていた触手の先が開き
ショーツ越しにクリトリスをくわえ込んだ
触手の中は無数のイボイボがうごめいていてクリトリスを無茶苦茶に揉みこんでくる
「いやああああああああああああっ!!!」
その強すぎる快感に翔子はあっさりと絶頂を迎え体中をガクガクと震わせる
692サキュ:2009/01/16(金) 19:36:47 ID:RA8rU2y2
今までに感じた事のないような絶頂感に翔子は口から涎を垂らしビクビクとしばらく痙攣していた
「やっぱりかわいいね♪もっともっと気持ちよくしてあげる」
そんな翔子の様子を見ていた女は微笑みながらそう呟いた
女と触手は絶頂の余韻がさめず力の抜けた翔子のスーツを器用にぬがす
「これからが本番だからね」
裸にされた翔子の股間に向けて一本の触手が伸びていく
それは先ほどクリトリスを責めていた触手と違い太い
さらによく見ると先端の方には細い触手が無数についていてイソギンチャクのようだ
それを見た翔子は涙を流しながら声も出せずに首を横に振るが触手無情にも進んでいく
「もうここは別次元だからどれだけ大きな声を出してもだれもこないから…いっぱいいい声で泣いてね」
女がそういい終わるか終わらないかのタイミングで触手は一気に翔子の秘部に突き刺さった
「あああんっいや…はぁ…あはぁっんんっ!!」
同時に翔子を襲う凄まじい快感
触手は翔子の中を無茶苦茶に掻き回す
翔子の股間から泡だった愛液が絶えず溢れ足元は水たまりのようになっている
693サキュ:2009/01/16(金) 19:38:47 ID:RA8rU2y2
「いやあああああああああああああ」
あっけなく再び絶頂が訪れるが、触手は動きを止めない
翔子は我も忘れて喘ぎ続け何度も何度もイキ続ける
「あはははは、すごいでしょ翔子…気持ちいいでしょ?」
女は少し離れたところでその様子を眺めていた
翔子にはもうそんな女の声も届かず強すぎる快感に白目を向き喘ぎ続けていた
触手が翔子の股間を前後するたびに愛液が吹き出している
やがて先ほどの細い触手達が翔子の乳首やクリトリスにかじりついて
無数のイボイボが乳首やクリトリスを揉みこまれる
強すぎる快感に気絶する事もできず翔子は何回も、何十回もイカされ続ける…


数日後
一人の若い婦警がその道を歩いている
先日その付近で女性が行方不明になったためパトロールをしているのだ
「ここなんか気味悪いなぁ…」
そうぼやきながら少し早足で歩いていく
「あの、少し一緒に遊びませんか?」
突然後ろから声をかけられ婦警が驚き振り向くと
行方不明になったはずの翔子が立っていたのだ
「いっぱい気持ちいい事してあげるね♪」
694サキュ:2009/01/16(金) 19:43:46 ID:RA8rU2y2
どうも…サキュです
間が空いてしまいすみません
後半少し駆け足になってしまったかも…

それでもとりあえず前回のテニス部員よりかは成長できたかなと思っております
自分の妄想を文にするのは本当に難しいですね
なかなかいい言葉が浮かびません
よければ感想など頂ければありがたいです


ところで女子高生…OLと来たら次はなんだろう?
695名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 20:38:21 ID:qhd8KBJ+
女医。
696名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 21:01:24 ID:+vjmmAX2
女子高生の担任の女教師
697名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 04:35:59 ID:ICOdX1/y
女教師・・・・結先生か
698名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 07:45:11 ID:zEiLU9uV
子連れの人妻
699名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 11:03:55 ID:VbWMBvgk
>>697
小萌先生に決まってんだろ
700名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 11:38:28 ID:diTKNXTV
巫女さんとかナースも捨てがたい
巫女さんは清らかで清楚であり続けないとダメな分
ナースは連日連夜の夜勤とかで

それぞれが淫らに悶えてくれるから
701名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 13:08:11 ID:Hy+bhOBv
婦警!婦警!!
7021/2:2009/01/17(土) 18:16:59 ID:7BpOj+a2
少し投下します


晩秋を過ぎた満月の夜。外の肌寒さとは対極にあたりの空気は不快な暑さと湿度でよどみ、
肌に絡みついてくるような粘着質の重さをはらんでいた。

開発が始まったばかりの新興住宅街の景色は、少し歩を伸ばせばたちまち人家が失せ、
あとは野山が広がるばかりの姿を見せる。そこにひっそりとたたずむ社があった。
冬でも葉の落ちぬ常緑樹の森に覆われ、周囲の世界から隔絶するかのように建てられた
本殿に参拝者は殆どおらず、ましてや日が落ちてしまえば人目などあるはずがなかった。
木々にさえぎられ満月の明かりさえ霞んでしまうのだ。

だが、虫の声も届かない本殿の静寂に僅かな息遣いが混る。
明かりさえつけぬ本殿の暗がりに目をこらす者がいれば、
一人の少女が身をかがめるようにうずくまっているのがかすかに見て取れただろう。
ブレザーにミニスカートの場違いな制服姿は隣町に新設された女子校のものであるとわかる。
彼女の名前は綾羅木沙耶香。
代々本殿を護ってきた一族の末代にして破魔の力をもつ巫女であるが、
半年前に出会った魔の眷属によって操を奪われ、今はその身の有様を闇へと堕していた。
7032/2:2009/01/17(土) 18:18:07 ID:7BpOj+a2
ブレザーを脱ぎ捨て汗でじっとりとはりついたブラウスの胸元をはだけると、
沙耶香は眼前につきけられた巨大な肉塊に唇を寄せた。
「ん、、ふぅ、、、」
脳髄にまで染みこんできそうな濃密な雄の臭気に思わず溜息が漏れた。
10代の初々しい唇に弄ばれた肉塊が先端を膨らませ、やがて縦に裂けると
その裂け目からドリロとした粘液を噴き上げたのだ。
「ぐ、、む、、んんぅ、、」
粘膜に染みるほどの臭気を放つそれを沙耶香は怯むことなく喉で受け止めた。
水あめの様に喉に絡む粘液を窒息寸前になりながら必死に腹に収める。
口の中一杯にまで膨らんだ肉塊に圧迫され、唇からは唾液交じりの粘液が泡となりあふれてくる。
それでも沙耶香は行為を継続した。飲み込まされる粘液の強烈な味と臭いが
彼女の体の中の女の部分をもっとも本質的な欲望で刺激し、理性の介入を許さないのだ。
不快で屈辱的な行為と頭ではわかっていても体の求めを抑えきれない。
「は、むぅ、んく、、むぅ、、」
やがて肉塊の膨張が限界に達し、その先端が一気に固さを増す。
危機を察した沙耶香の理性が身を起こそうとした寸前、
絹のような黒髪の流れる頭を巨大な手に抑え付けられる。

そして肉塊が暴発した。
一気に溢れ出した粘液が暴流となって殺到し、
巫女であった少女の理性と肉体を無限の白さで染めあげていく、、、
それは、彼女がまたひとつ闇へと堕ちた瞬間だった。
704名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 20:14:26 ID:xd3ij1MS
続きを希望したいぞょ
705名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 07:47:23 ID:Dd67PGCh
美人探偵とか弁護士も面白い気がする

かつて自身を完膚無きまでに陵辱し「人間のメスは穴に突っ込めば簡単に悶えるから玩具には最適」とか言われ飽きたからと簡単に捨てられると言う屈辱を受けた謎の存在を追う為に
強姦事件などを専門に扱う探偵(弁護士)となり復讐の機会を狙うが

復讐や憎しみの感情に任せ安易に深入りし首を突っ込んだ報いと追っていた巨悪が女性に迫り悪夢が再び
706名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 20:31:59 ID:u3KUaZjb
おもしろいシチュいろいろ参考になります
特に女子高生の担任の先生は盲点だった…次はこれか
しぱぱぱぁと書きたいんだけどそんな文才がないのがなぁ…
やっぱりうまい人のSSを読みまくるのが上達への道ですかね?
でもうまい人の文章ほど読む→オッキ→抜く→頭真っ白
の流れで技をなかなか盗めない
707名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 09:32:35 ID:lBc99/dg
>>685
 何か知らんが速水螺旋人の漫画で紹介されていたボードゲームを
思い出した。
 とある村に宇宙人の軍団がUFOでやって来て村の女性を
さらおうとし、気付いた村人が防衛する、と言う筋書きなんだけど、
村の女性には魅力度、宇宙人には理性度が設定されていて、
対抗判定に負けた宇宙人は任務を忘れて暴走してしまうので、
美人を集中して狙うか、暴走の危険が少ない幼女や老婆を
手当たり次第集めるかで戦略を立てる、みたいなゲームだった。
(魅力度の合計値が一定を超えたら宇宙人の勝利になる)
 んで、村一番の美人は一家揃って戦闘能力最強で、こいつに
感づかれたら最後消し炭と思え、みたいな設定だったかと。
708名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 06:11:05 ID:455yA63z
>>707
kwsk
709名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 19:16:46 ID:3+Q6KSrG
>>707
地球在住のサイヤ人孫家の人々か?
710名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 21:21:25 ID:YPUdW6tG
老婆や幼女で暴走する変わり者もいるだろ普通は
711名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 23:20:25 ID:zMA1z0kd
ああ、久々にスレを頭から読み返したら
いろんなものの続きが気になるぜw
712名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 02:29:08 ID:dMbpKfVE
保管庫更新されてたね
お疲れ様です
713707:2009/01/21(水) 16:29:30 ID:dpSJlHsT
>>708
 いや、ルール自体は普通のウォーゲームで、フレーバーが
SFギャグってだけ。
 宇宙人はヘックスマップの端っこから進軍していって、
村人は最初自分の家にいるんだけど、宇宙人があんまり
暴走しまくったり捕獲に失敗したりすると、異変に気付いた
村人が教会に駆け込んで鐘を鳴らし、集まった村人達が
反撃に転じる……だったかな? 今ちょっと本が手元に
無いんで詳細が分からない。済まん。

>>710
 いや俺もこのスレ的には幼女の方がポイント高そうだと
思ったが、物がメリケン製だから仕方が無い。
 ちなみに俺は完熟未亡人の喪服包みorタンクトップ一丁の
筋肉娘で暴走する変わり者だが。
714名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 22:14:01 ID:Q6NFHYJs
>>713
>>685みたいなのがご所望かね?
715謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:46:41 ID:2BG6bl7W
間章なのに気がついたら35KBとかもうね。
ここに至って削る努力も半ば放棄気味。あー…。
716謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:48:43 ID:2BG6bl7W
〜粉砕天使ナツメ いんたーみっしょん〜

グチュ…、グチュ…、グチュ…ヌプッ。

決して珍しい事ではない。
夢とは往々にして、見ている当人にも、それであることを自覚できるものだ。
そして、そこからどんなに逃れたいと願っても、夢はそれを聞き届けてくれない。
ことに悪夢は自らより目を逸らす者を決して許さず。
今ナツメが置かれている状況がまさにそうだ。

「やっ、やめ…ひぃぃぃぃぃいっ!!」
「いやぁぁぁぁあ―――……あっ、あぐ!!!」

まるで体操競技のように両脚を開いたまま、女が二人宙吊りにされ泣き叫んでいる。
張り詰めた血管の浮き出る赤黒い触手は、細い腰を容赦なく締め上げ、硬く起立したその先端で、彼女らの決して人前には晒してはならぬ部位を無慈悲に貫いていた。
欲望の権化は両手の華では到底満足できぬのか、逃げ惑う人々の波から、己の眼鏡に適った女性を手当たり次第に引き抜き、まるでトロフィーか何かのように高々と掲げていく。
健康ブームの賜物とも言えるしなやかなボディラインを覆う衣服も、高級そうな革のベルトも、彼女らの身をデスパイアから守るには何の役目も果たさない。
死に物狂いに触手を振り解こうとする女のスカートの中へ、触手たちは先を争って潜り込み、身に着けていた下着を力任せに引きずり降ろした。
両足首に絡み付いた触手はぐんっと左右に開き、これから蹂躙するその秘部を、下界の住人に見せびらかすように拡げさせる。そして―――。

「あっ、あっ、んはぁぁああーーーーー!!」
「ややっ、やめて!わたし駄目、そそそんなの駄―――…いやぁぁああっ!!!」
「た、助けて!たっ、たす…きゃああああああ!!」

およそ前戯と呼べそうな行為など一切無しに、触手たちは自らの纏う粘液にモノを言わせ、その頭を秘裂に沈めていった。

「あ、あがぁ…っ!あ、ぐぅう……!!」
「いやあーーーーーっ!!!誰かァーーー、だっ出して!これ抜いてぇーーー!!」

背筋を反らしたまま白目を剥きビクビクと震える者。破瓜の痛みに耐えかね半狂乱になって喚き散らす者。
だが、無数の筋繊維が束となった触手の、万力のような拘束から逃れられる人間はいない。

充血するクレヴァスに大きな亀頭を潜り込ませながら、怪物の一物は陸揚げされた深海魚のようにのたうち回る。
その内部を送り込まれてくるのは、出来立ての粥のように熱い怪物の精液だ。
恋人の名を叫ぶ青年の目の前で、制服姿の少女がほんの一分前まで生娘だったその体に、白いタールを流し込まれる。
その隣に並んで吊るされる母子は、せめて娘だけでも助けて欲しいと哀願するが、二人の膣内は無残にも白濁液で満たされていく。

じゅぷ…じゅぷ…、ドクン、ドクンドクン………ぶしゅっ!

嬲られている女性達にはいずれも見覚えがあった。
そう。彼女らは昼間、ヒルバーツによって捕獲され、凌辱されてしまった人たちだ。
巨大ローパーの暴挙は止まる所を知らない。悲鳴と嬌声の輪舞は際限なくエスカレートしていく。
717謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:49:24 ID:2BG6bl7W
(なんで私、こんな夢を…)

まるで己の無力さを、無様さを、襟首掴んで見せ付けてくるようなこの光景を前に、ナツメは自問した。
自分は現実だけで手一杯なのに、夢までもが真っ黒な絶壁になってナツメに襲い掛かってくる。
目を閉じても目蓋は透明で、耳を塞いでも悲鳴は手の平を通り抜け、どす黒い何かは容赦なく全身に絡み付いてくる。
いやだ。この場から逃げ出したい。逃がして欲しい。

『ふふふ…、無駄よ無駄。どんなに抗ったってもう、あなたはこの螺旋から逃げられやしないわ』

夢の中のヒルバーツがニカリと笑った。
顔が無いのに笑うというのも変な話だが、なぜだかナツメには目の前にいるデスパイアが、満面の笑みを浮かべているのが分かる。

『私ひとり倒しただけで、あなた達の運命が変わるハズもない。行き着くところはみぃんな同じ。あなたも、他の二人も、そしてこの子も……』

目の前に現れた雁字搦めの少女にナツメの表情は凍りつく。

「あ…あ、あ、あぁ!おねえ…ちゃん、あうッ!!お姉ちゃ……あぁぁあーーーーっ!!」

下半身の二つの穴で野太い触手を咥え込んだまま、その少女―――ハルカは盛んに細い腰を前後させていた。
幼さの残る顔は涙と精液にまみれたまま高潮し、助けを求めるその声とは裏腹に、目尻と口元は幸福そうに緩んでいる。
忘れたくても忘れられないその表情。ヒルバーツの隠れ家に突入したナツメの目に飛び込んできた妹の顔だった。

「ふあ…あ、あぁーっ!!やめ…あうッ!なんで…っ、もう嫌!もう嫌ァ……!!」

相手が異形の怪物でなければ、一体どちらがどちらを犯しているのか、およそ判別できなかっただろう。
ハルカの秘部はそのぐらいあからさまに口を開き、まるでそこだけ飢えた別の生き物のように、積極的に侵入者を頬張っていた。
少女の体は持ち主の心など省みもせずに、デスパイアという人間より遥かに強大な存在の子種を進んで受け入れ、その母体になろうとしているのだ。

(いや…やめて、やめてッ!!)

ずっと一緒に生きてきた妹が、自分そっくりの顔立ちを、今まで見せた事も無い表情に歪ませながら、他の女たちと一緒になってデスパイアのされるがままになっている。
あの時、自分の理性を一瞬にして奪ってしまったこの光景。
瞳に映ってしまった現実を否定したくて、受け入れたくなくて、無我夢中で叫び、がむしゃらに突進し―――その後は覚えていない。
気が付いたのは病院のベッドの上だった。

『アッハハハハハ、傑作だわ!半端な覚悟でこっち側に踏み込んできたお嬢ちゃんに、おあつらえ向きの大団円じゃない!アーッハッハッハッハッハッハーーーーー!!』

喘ぎ声の大合唱に被るヒルバーツの甲高い笑い声に、頭の芯がキリキリと痛む。
718謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:50:04 ID:2BG6bl7W
(いやだ!やめて!!お願い、誰かここから出して!!!誰か……)

頭を膝で抱え込み、子供のようにうずくまっても、笑い声は四方八方から聞こえて来る。
目を背けたくて仕方ない地獄絵図は、焦点のない無数の像となってナツメを取り巻き、そのままグルグルと回転して、底の見えない大渦の中へと彼女をいざない――――。


「ナツメ!」


その一言に、少女はハッとして顔を上げた。
自分の肩に置かれているのは細く白い女の手。
規則正しく座席の並ぶ縦長の空間には、アイドリンク中のエンジン音が響いている。
窓の外の暗がりに浮かぶ町並みは見覚えがあった。

「エミィ…ちゃん?」

ボヤけた視界の中で次第に像を結んでいく友人の顔。
ナツメはようやくここがバスの車内だという事に気づく。

「着いたわよ」
「え、あ…うん」

視界の一番奥からは若い運転手が不思議そうな表情でこちらを振り向いていた。
慌てて財布を捜そうとするが、咄嗟に出てこない。

「…これ」

その脇から回数券を一枚、エミリアは差し出した。



大型車特有の低い唸り声を上げながら、路線バスのテールランプは闇の中へと消えていく。
時刻は午後九時を少し回ったところ。帰宅ラッシュからそれほど外れている訳でもない平日の夜だが、道行く人影は皆無に等しかった。
無理もない。昼間あれだけ派手にデスパイアが暴れたとあっては。
バス通りから住宅街へ一歩入れば往来は更に減り、墓場のようなという比喩表現さえ、本当に例えなのか怪しくなってくる。
多くの家は雨戸が閉ざされ、カーテン越しに漏れてくる明かりも僅かだ。
遠くで吠える犬の声と、夏の虫の斉唱が、否応無くハッキリ聞こえる。

「…………」

エミリアがそれとなく後ろを覗ってみると、ナツメは電柱一本分くらい間隔を空け、俯いたまま付いて来ていた。
帰る方角は途中まで同じなのだから当然なのだが、しかし彼女はエミリアと肩を並べて歩こうとはしない。
病院を出てからこの方、ずっとこの調子である。

(…無理もないわね)

ナツメは完全に塞ぎ込んでいた。
ヒルバーツとの戦いで連発した失態。そしてハルカのこと。
今日という日がこの新米天使に与えたダメージは計り知れない。
719謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:50:31 ID:2BG6bl7W
戦闘中のミスはもういい。
あの後、病室から出てきたナツメは、それこそ見ていて哀れになるぐらいに、必死にマルーシャに謝っていた。
マルーシャはマルーシャでそれを笑って許したのだから、エミリアがこれ以上どうこう言っても仕方の無い話だ。
変な理屈かもしれないが……新人のエンジェルをパーティーに迎える以上、この程度の被害は当然織り込み済みでないと、実際やっていけない。
大切なのは同じ失敗を繰り返させない事。それは今後の課題だ。

問題は妹の容態だろう。
命に別条は無い。敵が繁殖目的だったのも幸いした。
捕獲から救出までの時間が割合短かった事もあり、経口避妊薬もまず効くと思われる。
もう少し経過を観てみないと確実とは言えないが、それでも、長期間軟禁されていた被害者達は一人残らず妊娠させられていた事を考えれば、マシだと思っても良いだろう。

しかし、心のダメージの方はそうは行かない。
ショック状態を和らげるための鎮静剤が切れ、意識を取り戻した後も、ハルカはまるで蝋人形のようにベッドに鎮座したまま、殆ど受け答えもままならない状態がしばらく続いていた。
薬の効果が残っているというよりも、解離症状が深刻化してしまったのだろう。
乾いた唇を半開きにしたまま、虚ろな瞳で格子の取り付けられた窓を眺めているその姿は、暴走したユイに襲われ純血を奪われた時のエミリア自身と重なる。

来月に予定されていた一時退院は当然延期。
デスパイアに凌辱されてこのかた、ずっと続けてきたリハビリの成果は、嵐に晒された塵の山のように、全て吹き飛んでしまった。
廃人にならずに済んだだけでも良しとするべきなのだろうか。
姉の必死の問い掛けに反応したのは奇跡と言って良い。しかし……。

『おねえちゃん……。わたし、たすかったの?』

病室の中は酷く静かで、妹の手を握り締めるナツメの嗚咽が、空調設備の唸り声と一緒に響き渡っていた。
廊下に一歩繰り出せば、母や娘がデスパイアに犯された事を知り泣き崩れる家族や、化物の子供を妊娠している事実を告げられ半狂乱に陥った被害者の悲痛な叫びが飛び交っている。
そんな外界の喧騒から隔絶された一室で、壁の白さに吸い込まれてしまいそうな無表情のまま、ハルカは言った。

『もう…………たすけてくれなくて、よかったのに』

エミリアはこの先忘れる事無いだろう。
その一言を聞いた時の、妹以上に凍りついた、幽鬼のようなナツメの表情を。

『たすけてくれなくてよかったのに。だって――――』

失敗だった。そこから先をナツメに聞かせてはいけなかった。
肩を掴んででも、病室から引きずり出すべきだった。
取り返しの付かない一言が、放たれる…その……前に………。

『わたしのこと、たすけようとしたから………パパもママも、死んじゃったんだよ?』



「あ――――」

何かがナツメの前髪に触れた。
手の平をかざすよりも先に、生け垣がパラパラと音を立て始める。
海沿いの街に付き物の夜半雨だ。

「入りなさい」
「…エミィちゃん」

引き返してきたエミリアが、棒立ちのナツメに声を掛ける。
彼女の手にはチェックの折り畳み傘が握られていた。

「………………」

径の小さい傘の下で身を寄せ合いながら、二人は静かに夜の街を歩いていく。
湿った風が少し吹くたびに、生温かい雨が傘の中に吹き込み、少女達の体をより一層寄り添わせた。
二組の足音は雨音に混じり、死に絶えた世界をゆっくりと進んで行く。
720謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:51:19 ID:2BG6bl7W
寄り添うエミリアに幾許か心をほだされたのか、それとも気まずい沈黙に耐えかねたのか。
二つ目の十字路に差し掛かったところで、呟くようにナツメの方が口を開いた。

「ねえ…」
「何?」
「エミィちゃんの家族って、今どうしてるの?」

返事は返って来なかった。
答えるべきか迷っているのか、あるいは脈絡の無い質問に怒っているのか。
変化の無いその横顔からは、いかなる思いが去来しているのか窺い知れない。

ごめんなさい。諦めてナツメがそう言いかけた時――――。

「母さんはエンジェルだったわ。どこで生まれて、どこで育ったのかも分からない。ただ、父には日本から来たとだけ……」

以外な返事にナツメはハッと面を上げ隣の顔を覗き込む。
街灯の明かりを受け、その白さを際立たせたエミリアの表情は、とても同い年のものとは思えない。

「父と結婚し、姉さんと私を授かった後も、母さんは戦い続けていた。でも……長くは続かなかったわ」

さる強大なデスパイアとの決戦で、天使側の一翼を担った母は、その戦闘のさなか消息を絶った。
残された夫と娘二人は、生死も知れぬ家族の帰りを待ち続ける日々を送る。
父は次第に深酒を煽るようになり、幸せな結婚生活の中で下火になっていたアルコール依存症を徐々に再発させていき……。
結局、姉妹が親元を離れるのを期に、実家へと引き取られていった。
誕生日とクリスマスの年二回、黒い森の外れにある梨園から届く国際郵便だけが、目下の生存報告である。

「母さんがデスパイアと戦っていた事を、姉さんと私が知ったのは、行方不明になってからよ。パッと見、普通の共働き夫婦だったから。
本当の事を知ったのは、一年くらい経ってから。母さんの部屋で、ふたつの綺麗な石を見つけたとき。最初はタダの紫水晶かと思ったわ」

今度はナツメの黙る番だった。
ここまでの物を掘り起こす権利が、果たして自分にあったのだろうか。

だが――――。

ナツメは知りたかった。
今こうして並び歩く少女が、一体何を思って、何を守ろうとして戦いに身を投じているのか。
そうしないと……そうでもしないと、このままでは自分はいずれ耐えられなくなる。
特別な力があるんだから弱い人たちを守るのは当然ですなんて、そんな子供染みた使命感では、凄惨な現実の前にいとも簡単に押し潰されてしまう。
いや、現に自分は今、押し潰されかかっている。
721謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:52:05 ID:2BG6bl7W
「ある晩、一人の女の子が家を訪ねて来たわ。背は私達よりよっぽど低くて、それでも綺麗な長い金髪で。彼女は言ったわ。その石を渡して欲しいって。
でも、私たちはもうそれがタダの石ころではない事を知っていた。……そして、母さんの遺志を継ぐことも」

その娘は猛烈に反対したが、幼い姉妹の決意は固かった。
父が酔い潰れているのをいい事に、遂には客人を家から締め出そうとまでしだした二人に、とうとう彼女も根負けしたらしい。
少女は溜め息を付きながら、一枚の下手糞な地図を差し出した。
本当に戦う意志があるのなら、強くなりたいのなら、そこに記された教会を訪ねるといい。力になってくれる人がいる。クリスタルの使い方も分かるだろう、と。

「その子が――――」
「ええ。多分、天使のオリジナルだわ。確証は無いけれどもね、そんな気がするの」

エミリアは伏せていた視線を上げ、雲の合間から微かに覗く月を見上げる。

「姉さんはすぐに強くなっていったわ。もう振り向きもせずに。私はその背中を追うのが精一杯で……きっと今もそうなのね。
こんなんじゃ母さんの代わりなんて務まらないって、がむしゃらに、酷いくらい戦い続けて。途中でマルーに出合ってなければ、きっと壊れてしまっていたわ」
「マルーシャさんが?」
「ええ。なんだかんだ言ってあの子は大人よ。ほんと、一体どんな生き方してきたのか知らないけど。彼女が姉さんから離れて私の隣に来たのも、今にしてみれば殆どお守り役みたいなモノだったのかもね」

銀髪の少女はそこまできて初めて、ふっと溜め息混じりに、けれど穏やかに口元を緩めた。

「天使の使命……ね。そんな物、本当は二の次。私に戦う理由があるとすれば、私を産み育ててくれた人の守りたかったものを、あんなバケモノたちの手で汚させたくないから。
そして、駄目なクセしてそんな大それた望みを持つ私を、支えてくれている人たちに報いたいからよ。……あなたが訊きたかったのは、そういう事でしょう?」

そして今度は………真っ直ぐにナツメを見詰めてくる。
狭い傘の下で目と目が合い、思わずナツメはドキリとしてしまう。そして…。

「――――怖くなったの?」
「違うっ!ただ……、ただ………っ!!」

声は詰まり言葉にならない。ハルカの姿が頭をよぎる。
ようやくナツメ自身にも分かってきたのだ。

自分はただ、これ以上家族を失いたくなかっただけなのだ。
そして丁度そんな時に、妹を守っていけるだけの力と、両親を奪った相手に復讐するできる武器が、都合よく転がり込んできた。
ただ、それだけの事だったのだ。
そして、その力とやらが、自分で思っていたほどの物でなかったという事も。

「私、わたし…っ、このままじゃ本当に何もできない…!ハルカどころか…、自分のことさえ………!!」

いつの間にか涙が溢れてきていた。
肩を震わせながら懸命に嗚咽を噛み殺そうとする。だけど止まらない。
目と鼻の触れるような距離にあるエミリアの顔がボヤけてきた。
必死に抑えてきた何かが、とうとう決壊してしまったかのように、拭っても拭っても、涙は頬を伝い落ちる。
722謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:53:47 ID:2BG6bl7W
「マルーが言ってたわ。あなたと私たちの違いは、守りたい人と帰るべき場所の有る無しだって。私はそれを否定するつもりはないし、あなたにハルカを切り捨てろなんて言わない。だから――――」

温かくて少し固い何かがナツメの涙を拭った。そして……。

「あ…」

二人を包んでいた小さな傘が、できたての水溜りの中へ転がった。
だが、雨粒がナツメの頬に触れる事はなかった。
雨夜の匂いよりもずっと近に感じる香水の香り。そして服越しに感じる確かな鼓動と体温。

「――――だから、何もかもを自分ひとりで背負い込まないで。あなたがこうして立っている限り、私も…ずっと…あなたの傍にいるんだから……」

エミリアはぎゅっとナツメを抱き締めるその腕に力を込めた。
まるで胸の内から搾り出したその言葉を、雲の彼方の何者かへ誓い立てるようにして。



「きゃぁぁぁぁぁあーーー!!」

金切り声と共に、一人の女が湿ったアスファルトの上に転がる。
バッグの中の口紅や財布がバラバラと辺りに散らばったが、彼女は自分の貴重品には一瞥もくれず起き上がり、その場から逃がれようとした。
だが…、踵の折れたハイヒールが舗装を踏み締めるよりも先に、女の体は宙に浮き、今度は倒れた方角と反対方向に突き飛ばされる。

「あうッ!」

背中一面に感じる硬く冷たい感触。それは高速道路の高架を支える橋脚だった。
半ば寄り掛かるようにして立ち上がったその瞬間、彼女の両足に鞭で打たれたような熱い痛みと衝撃が走る。

「ひ、ひぃぃぃぃいい!!」

足首を絡み付いていたのは小腸のような赤黒い物体。
そして…それの伸びて来る方角、柱の影から姿を現したのは、大人の背丈ほども有る鏡餅のような肉の塊であった。

「やあっ!こ、ここ来ないでえッ!!」

トーンの高い悲鳴と仄かに漂ってくる香水の匂いから、そのローパーは捕縛に成功したのが女である事を確信しほくそ笑む。
仕事帰りのOLと思しきスーツ姿の女性は、ウェーブのかかった黒髪を振り乱しながら、提げていたバックで両足首に絡みつく触手を何度も打ち据える。

「くあっ!?」

けれども、女は再び背中から橋脚に叩きつけられた。
負けじと抵抗を試みたときにはもう、彼女の両腕は頭上で組まされていた。

ズルリ…ズルリ……、ズルリ。

獲物を柱に縫い止めたローパーは、水死体を引きずるような音を立てつつ這い進んで来る。
怪物が近づくにつれ、汗と脂のムッとする臭いが彼女の鼻孔を突いた。

「や、やだ!たた助け――――……ひい!!」

ぬちゅり、と。ローパーの土手っ腹から、銀光りする糸を引いた触手が三本、彼女めがけ伸びる。
その先端は、勃起して包皮のめくれ返った男性器そのもので……。

「いやぁぁあ!!やっ!やっ!嫌ぁぁぁあーーーーー!!」

両手両足を縛られたまま、祭壇の羊は無様にその身をくねらせる。
だが、脚を閉じて防ごうとしたその瞬間、三本の触手は迷う事無くスカートの中へと滑り込んで来たのだ。
723謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:55:19 ID:2BG6bl7W
「はあッ!やだ、やだぁぁあ!!」

窮屈なタイトスカートの中で、こすれあう太腿と触手。
暴れ回る侵入者のお陰で、まるで股間に立派な一物がそそり立っているかのように、紺色のスカートは盛り上がっていた。

「あ…っ、痛っ!」

一本の触手がパンストの縁を探り当て、ベージュのショーツもろとも力任せに引きずり降ろした。
存分に蒸れた下腹へ、流れ込んでくる夜の冷気。
彼女の秘部を守っていた下着は、半分裏返しになりながら膝まで移動する。
強引な脱がし方のお陰で、太腿が摩擦で赤くなっていた。そして…。

「ひ…!!」

スカートの中で、残る二本の触手が、それぞれの収まる穴を補足した。
一本はその充血した亀頭で縦に裂けた唇をなぞり、もう一本は尻肉を左右に押しのけながら後ろの窄まりへ。

「やだ、やだ、やだやだやだやだやだッ!なんで、なんで私なのよーーーーっ!!」

彼女の叫びは高架の上を走る高速道路の騒音に飲まれ霧散する。
家まであと100メートルも無いところで、誰にも知られずひとり、こんな化物に暴行されるのか。
絶望に飲まれ涙を流し、下から突き上げて来るであろう挿入の衝撃に、歯を食い縛ったその瞬間―――。

「まったく、これで5匹目よ。一体どんだけ討ち洩らしてるんだか」
「………っ!?」

怪物と獲物。果たしてどちらの驚きが大きかったかは分からない。
突然、背後から掛けられた嘆息に、ローパーは仰天して振り返ろうとした。そこへ……。

ヒュウ……。

真夏とは思えない一筋の冷たい風が疾る。
OLの目には、かすかな銀色の閃光が弧を描いて消えたようにも見えた。
時間が止まったかのような静寂。一秒が一時間にも思えた。そして……。

ブシュゥゥゥゥウーーーーー………どちゃ。

時が動き出した。
咲き誇る鮮血の花。肉塊の上半身が、まるで地滑りを起したように、斜めに切り取られ滑り落ちる。
凹凸ひとつ無い綺麗な切断面を夜風に晒し、切り株のような姿へと変わり果てたデスパイアの向こうに立っていたのは……。

「ま、要はあのメンツじゃこの程度って事よねぇ」

衣装。武器。頭髪。瞳。
真っ白な肌を除いて、その全てが黒一色で統一された、細身の少女だった。



頬についた返り血を真っ赤な舌で一舐めしながら、ユイは黒塗りのマシェットを背中の鞘に収めた。
足元で尚も鬱陶しくのた打ち回る触手を、ブーツの踵でグリっと踏みにじり黙らせる。

「ふう。食事中とはいえ、なんとまぁ…」

両手を腰に当て伸びを一回。
腰まである深いスリットの入った、アオザイの上衣のようなコスチュームが、しなやかな肉体の輪郭線を強調する。
エミリアから奪い取った愛用の衣装は、先のナツメとの戦闘で失っている。
つまり今のこの姿こそが、彼女本来の、正規の戦闘服であった。
724謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:55:58 ID:2BG6bl7W
「この様子じゃあ、あと何匹逃げ回ってることやら。頭痛いわ、ホント」

彼女が仕留めて回っているのは、壊滅したヒルバーツの巣から逃がれたローパーである。
連中は構造が単純なだけに、受精卵の発生も早く、繁殖能力はえげつ無いほど高い。
現に大店から焼け出された今夜でも、こうして女を襲って回っているくらいだ。
再び勢い付かせたくなければ、散っている今の内に一匹残さず潰しておくに限る。
恐らく今夜はこの街に巣食う他のデスパイアも大忙しだろう。

しかし滑稽な話だ。これは本来、天使の業務のハズなのに…。

「あ……あの…!」
「ん?」

ボヤボヤしてはいられない。夜が明ければ奴らは地下に潜ってしまう。
手早く次の標的を探さねばと、一歩繰り出そうとしたその時、背後からお声が掛かった。

「あ、ありがとう……ございましたっ」

まだ恐怖が抜け切らぬのか、血の気の引いた顔の女が一人、震える瞳でこちらを見詰めていた。

「わたし、てっきりもうダメかと」
「……ふーん」

定型的な感謝の言葉を適当に聞き流しながら、ユイはその漆黒の瞳でOLの姿を舐め回すように凝視する。
女は慌てて、膝まで降ろされたパンストと下着を穿きなおそうと、中腰になった。
歳は少し行っているが、ほっそりとした脚美線はキメの細かい肌に覆われ、引き締まった腰と、スーツの上からなんとか分かる程度の胸の膨らみも、バランス良好といえる。

「…へぇ…」

喉に軽い渇きを覚えた。
なるほど。下級デスパイアにしては中々の上玉に目を付けたものだ。

「え……あ、ちょ…っ!あのっ!?」

ユイは無言で歩み寄ると、服装を整えていた女の右手首を掴み、乱暴に壁へ押さえ込んだ。
噂のエンジェルに助けられたとばかり思っていたOLは、戸惑いの色を隠せない。
その長い黒髪に鼻をうずめ、心地よい香りを堪能しながらユイは囁く。

「よかったわねアナタ。あんなバケモノ相手に腰振らずに済んで」
「あ……?は、ハイ…」
「じゃあ、そのお礼にちょっと私の相手してくれるくらい……当然オッケーよねぇ?」
「え?あい…相手?」
「別に特別な事はしなくていいのよ。そのまま綺麗な声で鳴いてくれさえすれば……」

一体何を求められているのか、皆目見当のつかないOLが少し慌て始めたその時、何か冷たいものが彼女の脚に触れた。
まだそれほど身の危険も感じず、ただ触れた物を確かめようと、女が視線を下ろしたその先には――――。

「――――――――え?」

どす黒い無数の触手が、穿きかけのショーツとパンストを、グイグイと、再度引きずり降ろしていく最中であった。
そしてその触手は、自分に抱きついている少女のスカートの中から伸びてきている。
725謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:56:29 ID:2BG6bl7W
「や、や、ちょ…ッ!な、なに!?あの、ちょっと!!」
「ふふふふ。大丈夫よ、殺したりはしないから」
「え、あっ、ひぃい!!い、いやぁぁぁぁあーーーーーーっ!!!」

熱っぽい息をうなじに吹きかけながら、ユイの舌が女の首筋を這う。
愚かな生贄が今更どれだけ足掻いたところで彼女の抱擁は解けない。
タイトスカートの縫い目を、ビチビチと縦に裂きながら、上級デスパイアの触手がOLの股間に雪崩れ込む。

「ひぁあッ!!やめて、やめてっ!やめ――――……んきゃぁぁぁぁぁあーーーーー!!!」

まあ、自分一人がこうして少しサボったところで、どうせ他のデスパイアが首尾よくやってくれるだろう。
無断で国境を跨ぐ者のに厳しいのは、何も人間だけとは限らないのだ。

街角に淀む闇の底から、先ほどに倍する悲鳴が響き渡った。



「ん…、んふ…ぅ…」

悩ましげな呻きを洩らしながら、布団の中の塊がモゾリと蠢く。
少々手狭なマンションの一室は既に、ペンギンの飼育小屋もかくやという程、キンキンに冷やされていたが……。

――――ピ。

短い電子音と共にタイマーのランプが灯り、エアコンの仕事はもう一時間延長された。

「くっそ…。鎮まんねー…」

モゾモゾと再び掛け布団が波打ち、やがて中から一枚の薄布が吐き出される。
しどしどに濡れたショーツは、重たそうな音を立てながら、ベッド脇の洗濯籠の中に落ち、既に脱ぎ捨てられていた先客達の上に折り重なった。
これで五着目である。

「あンのオカマローパーめ。人の体ヘンタイ仕様に改造しくさって…」

ベッドの中でペリペリと新品のショーツを開封しながら、マルーシャは既に鬼籍入りしている昼間の敵を呪う。
これだけガンガン冷やしているのに、彼女の寝床はまるでサウナのような有様だった。
動くたびに中から溢れてくる湿った熱気には、女の臭気がむせ返るほど充満している。

「…ちぇ。もう穿き替えても無駄だな、こりゃ」

左右の足首を通し、下着を太腿まで上げたところで、早くも内股が濡れてくるのが分かった。
たったこれっぽちの刺激でこの体たらくである。一体どれだけ強力な体液を注ぎ込んでくれたのやら。
726謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:57:04 ID:2BG6bl7W
抑制効果のある飲み薬は、病院で既に処方して貰ってあるのだが…。
困った事に、尻に産み付けられたローパーの胎児を殺す薬を先に投与していた為、飲み合わせの関係で今しばらく服用できないのだ。
最低でも空けなければならない間隔は、まだ残すところ十時間強。
どう足掻いても今夜一晩は、この官能地獄の底でのた打ち回らなければならない。

「はぁ…ん。くっ。しっかし持つのか、こんなザマで…」

役目柄、デスパイア達のスペックには人並みならぬ知識を持っている彼女であるが、体液にここまで強烈な催淫作用を持っている個体は、そうお目にかかれない。
エンジェルであるマルーシャをしてこの状態なのだから、ハルカを初めヒルバーツにレイプされてしまった普通の女性達に至っては、今どれほどの惨状を呈している事やら。
一晩病院で過ごす選択肢もあったのだが、無理をしてでも帰って来て正解だったかもしれない。
先ほどトイレに流してやった幼体の死骸を思い浮かべ、あの無様な姿が僅かでも被害者の慰めとなるよう、改めて祈る。

「…んんっ!」

余計な事を考え気を抜いていたのが不味かった。
わずかな寝返りによって生じるシーツとの摩擦さえ、今の鋭敏化した肌は愛撫と受け取ってしまう。
思わずベットの上で跳びあがりそうになるほどの疼きが、爪先から脳天まで走り抜けた。

(……………駄目、か)

どうやら限界らしい。一度鎮めないと今夜は凌げそうにない。
正直、昔はこの手の行為には敵意にも似た嫌悪を抱いていたのだが……。
他の天使達が大抵、デスパイアに辛酸を舐めさせられたその晩、「充電」やら「愛の力の確認」と称してボーイフレンドの所へ転がり込んで行くの見ているにつれ、つまらぬ意地を張るのも馬鹿馬鹿しくなってしまった。
抵抗したってどうせ、次の日の洗い物が増えるだけだ。

(まぁ…その点他の連中に比べりゃ、エミィもナッちゃんも硬派だよなァ…)

枕元のスタンドを一番暗く灯し、何か使えそうなものを探す。
卑しくも天使の端くれ。デスパイアの魔の手から人類を守護する戦乙女である。
枕元に大人の玩具など置くワケにはいかない。
いっそ枕を挟んでしてしまおうかとも思ったが……。

(う……。畜生、使って下さいと言わんばかりの配置に…)

彼女の視線はベッドサイドに置かれた制汗剤に止まった。
腋などに使うローラータイプの奴だ。キャップの先端もそれに合わせて丸まっている。
形状、太さ、硬さ、ともにおあつらえ向きというか……。

「……………」

数秒の逡巡の後、マルーシャはその小さなビンに手を伸ばした。
体を横にして肘で掛け布団を持ち上げ、スタンドの灯かりを頼りに自分の秘部を直視する。
金色の茂みの奥にあるマルーシャのそこは、踏み潰された苺のように充血し、透明な粘液をシーツに滴らせていた。
ここまで来ると、自分の体の一部というよりも、むしろ小さなデスパイアが張り付いているかのような、いささかグロテスクな光景である。
727謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:57:58 ID:2BG6bl7W
(ん……よいしょ…)

流石に直に触れる気にはなれない。ブレーキが壊れてしまう恐れもある。
芋虫のようにモゾモゾと動き、太腿半ばまで持ち上げていたショーツを一気に穿いてしまう。
乾いた股布は吸い付くように秘所へ張り付いた。

「んぁ…っ!」

魚のように跳ねそうになるのを何とか堪える。
すぐにジワリとした温かい感触が広がり、新品の下着が早くも駄目になってしまった事実を伝える。
こんな事なら生理用品をもっと買い込んでおくべきだった。

我慢したところで出口のないこの官能を終わらせるため、手早く始めてしまう事にする。
声を殺すためにシーツの端を噛みながら、マルーシャはしどしどに濡れた股布に、制汗剤の頭をあてがった。

「んくっ―――!んぁ、あ……っ!」

ぬちゃりと湿った感触を伴って、地盤沈下に飲み込まれたかのように、器具の先端は沈んだ。
想像の遥か上を行く柔らかい手応えに、押し殺しているはずの声が漏れる。
マルーシャの秘部は飢えた鯉のようにその口を開け放ち、薄布越しの侵入者を咥え込もうとしていた。

「ぬ…う、うぅ……んっ!!」

そのままゆっくりと、手首のスナップに頼りながら、陰唇をグリグリ押し広げる。
太腿と太腿の間に位置する不自由な空間では、これが精一杯の努力だったが、それでも効果は絶大だった。
マグマのように溢れ出す快感に、くの字に曲げて布団の中に収納されていた両脚が、思わず突っ張ってしう。

(最悪……。ド変態になった気分)

デスパイアのそれに比べれば、到底及ばぬ稚拙なテクニックであったが、火のついてしまった今の体には、十分過ぎるものであった。
ベタベタになった股布と秘唇の隙間では、愛液の気泡が現れては潰れ、嫌な音を立てている。
シーツと布団の中からは、鼻が馬鹿になってしまいそうなほどの性臭が噴き出していたが、マルーシャはもうそこから顔を背けようとはしない。

「んぁあ…!ふ、ふぁッ!ん、ん、んくっ――――!!」

噛み締めていたはずのシーツはいつの間にやら口から離れていた。
エアコンが小休止に入った室内には、聞くのも恥ずかしい嬌声が反響している。

(ちょっと……マズった…か?)

誰かに聞かれていたら―――。
そんな戸惑いが脳裏を過ぎったが、それも一瞬のこと。
どうせ両隣は揃って老夫婦。おまけに片っ方は食道ガンが見つかったとか何とかで、先週から入院して不在だ。
ここまで来てしまったら、もうどうと言う事もあるまい。なるようになれだ。

「う……あっ…ん!くぅ…ん、ん、んんーっ!ちく…しょ…。ちくしょう……」

口でこそ悪態をついていたが、その奥の喉は完全にカラカラだった。
少し体を伸ばせば飲みかけの麦茶に手が届くのだが、それっぽっちの手間もマルーシャは惜しまざるを得なかった。
足裏の耐え難いムズつきに指は張り詰め、頭の天辺では、髪の毛が全部抜け落ちてしまいそうなチリチリした熱さが頭皮を焦がしている。

「ん、んく…っ!は…ぁ、あうっ!!]

滝のような汗がパジャマを素肌に縫い止め、不快指数を跳ね上げる。
両手の平は、秘所をまさぐる制汗剤を滑り落としてしまいそうなほど濡れていたが、それでも動きを止めようとはしなかった。
無理な力が掛かり、指の筋が吊りそうになるが、マルーシャは行為を続ける。
728謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:58:55 ID:2BG6bl7W
「ん、ん、あぁっ――――!!」

キャップの丸みが肉芽を滑り、股布の中心部に深々と食い込んだその瞬間だった。
脳天から爪先まで。電気柵に絡め取られたような刺激が全身に走り、マルーシャの体を支える全筋肉が痙攣する。

「ん、ん、んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜……っ!!!」

咄嗟にガバリと布団を被る。正解だった。
夏用にしてはいささかぶ厚過ぎると思われたその寝具は、三軒先まで聞こえそうな絶頂の叫びを、辛うじてこの部屋だけで止めてくれた。

「ん、んぁ――――…くっ。ハァ、ハァ、ハァ…」

ベッドの中はさながら異世界だった。自らの発した熱気と性臭、そして蒸れ。
バクバク踊る心臓の鼓動までそこに加わり、昼間に取り込まれたヒルバーツの体内とまるきり同じである。
マルーシャは跳ね除けるようにして布団から顔を出し、冷やされた空気を目一杯吸い込む。
軽い眩暈を覚え額に手を当ててみると、一足後れで遅れて吹き出てくる汗が手の甲にまとわり付いた。

(なんとか…。なんとか凌いだか…)

全身の力を抜き、戦闘直後のような荒い呼吸をなんとか整えながら、マルーシャは我が身を苛ませていた昂ぶりが引いて行くのを感じ取っていた。
悔しいが……一回達してしまえばだいぶ楽になる。

ベッドの中では生暖かいシーツを濡らす生暖かい感触がジワジワ広がっていた。
取り替えたばかりのショーツは迸る愛液を吸い尽くせず、ウエストの高さまで湿っている。
その正体は絶頂の際に自分が分泌した物に他ならない。

(うぅ…。なんつーみじめな…)

着替えたい。だが体が鉛のように重い。
仕方なく首だけを動かして時計を見ると、先ほど見たときから十分も経過していなかった。
手も洗いたいし、シャワーも浴びたい。しかし…。

(もう駄目。動けん)

ものの数分で、今日残っていた体力を残さず使い果たしてしまったようだ。
諦めてうつ伏せになり、枕に顔をうずめる。
時間が経つにつれ、びしょびしょになった下半身とシーツの不快感がハッキリしてきた。

寝よう。寝てしまうに限る。
さっさと寝入ってしまわないと、またぞろ媚薬の効果が首をもたげてこないとも限らない。
不幸中の幸いか、疲労は極限値に達している。

動き出したエアコンの音に耳を澄ましていると、石のように重たい目蓋が自然と降りてきた。

(明日は洗濯物地獄だな、こりゃ…)
729謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 16:59:25 ID:2BG6bl7W


「あっ、あっ、あっ…あぁ!あひぃぃいッ!!」

二つの穴を突き上げる触手の動きから逃れようと、爪先立ちになったまま、彼女は獣のような呻きを上げる。
涙に潤むOLの視界では、自らの体を蹂躙している娘の旋毛がちょうど、真正面に揺れている。

スーツとブラウス、全てのボタンを乱暴に引き千切り、ブラジャーを鎖骨の位置まで捲り上げ……。
黒髪の少女は獲物の胸に顔をうずめたまま、その盛り上がりを舐め回し、甘噛みし、固くなった突端を真っ赤な舌の上で弄んでいた。

「おお、お、おねが…っ、お願い!も、もうっ!もうやめ――――…んむう!!」

哀願の言葉も半ばで途切れる。
胸の谷間から顔を離した娘が、間髪いれずにOLの口を自身の唇で塞いだのだ。
金切り声が止み、粘膜同士のこすれあう湿った音が高架下に反響する。

「んむーーーーぅ!!んー、んー!んんーーーーーッ!!!」

しがみ付くユイのハグが万力のように強まり、背筋をギリギリと締め上げた。
口腔に封をされたまま必死に身を捩る哀れなOL。
彼女の苦悶の表情を間近で眺めながら、ユイはうっとりと目を細めていく。そして…。

「…むぐっ!?」

唐突に反復動作をやめた触手が、女の体内でビクビクと震える。
魔女の責め具はみるみる内に膨らみ、膣壁と括約筋を強引に押し広げた。
前後の穴を内側から拡張されるという未体験の鈍痛に、彼女の意識が飛びかけた正にその時――――。

ドブッ!ブチュルルルルルルーーーーー……!!

「んぐッ!?むぐぅーーーーーーー!!!」

ゴボゴボゴボボボ………ドクッ、ドクッ、ドクン!!

「むーっ!!む、む、んぐ――――かはっ!!」

触手が爆ぜた。
火で炙った水飴のような、高粘度の流動物が、前後の穴に注ぎ込まれる。
ようやく唇を解放され、酸素を目一杯取り込もうとする彼女の顔にも、同じ液体がベチャベチャとぶち当たった。
直腸の内容物はギュルギュル鳴りながら逆流し、彼女の下腹部はみるみる膨れ上がって、スカートのウエストがギチギチ食い込んだ。
それでもなお触手は体内で脈を打ち、溜まりに溜まった欲望の汚泥を、一滴残らず捻り出そうとする。

「――――ふぅ…」

黒髪の少女が、まるで用を足した後のように、気持ち良さそうな息を吐き、体を震わせた。
ズボリという音と共に、局部に挿入されていた触手が引き抜かれ、女は膝から崩れ落ちる。
一拍間を置いて、彼女の下半身から白い粥のような物が、泡ぶくを立てつつ噴出した。
まるで自分の股から、薄いカーテンが伸びているかのようなその光景を、OLは虚ろな眼差しで見下ろし――――。

「あ……ぁ…。なに……これ…、せー…えき…?」

ドチャリ、と白い沼の中へ沈んだ。
その水源は勿論、自身の陰部である。

「あ……うぁ…。早く…帰らなきゃ……。おうち、帰って……お風呂はいって、ごはん…たべ、て………」
730謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 17:00:34 ID:2BG6bl7W


「ふん。なによこれ、とんだハズレじゃない。エロい身体しといて。表紙に騙されたってヤツ?」

獲物の唾液と混じり合ったツバをペッと吐き出しながら、ユイその麗貌を失望に歪め毒づいた。
残忍極まる暴行を受けた挙句、その身を酷評された当のOLは、精液の池に浮かんだまま白目を剥き、小刻みに痙攣しながらうわ言を発している。
己の犯し尽くした女に、手当てをする訳でもトドメを刺す訳でもなく、ユイは腰に手を当て背筋を伸ばす。そして…。

「――――で、いつまでそこでそうしてるのかしら?」

さも自然な態で、堕天使は背後の暗がりに声を掛けた。

ヒタリ…、ヒタリ……。

果たしていつからそこにいたのだろう。
丁度街灯の陰に当たるその場所から、一匹の黒猫が音も無く進み出て来る。
その身体からは、微かにではあるが、腐臭が漂っており…。

「こんなシケた夜にまで、ワザワザ覗きに繰り出すなんて、あなたも難儀な趣味に走ったものね。レブナン」
『どの口で言う。昼間の盗み見、貴様の所業と見抜けぬ我々と思ってか。この蛇女め』
「ふふ。やっぱりね。バレてるバレてる」

そう。昼間、エミリアがレブナンに殺されかけた時、彼女を救ったあの殺気に満ちた視線。
その正体は他でもない、ここにいる辻堂ユイだった。
エミリアはどうやら気付かなかったようだが、流石と言うべきか、このデスパイアはその横槍の主を一発で看破したと見える。

『そんなにあの娘が大事か?我々と事を構えてまで生かして置きたい程に?』

黒猫…いや、レブナンの乗り移った黒猫の死骸は、眼球が転げ落ちそうなほどくわっと、その濁った瞳を見開いた。
だが、その怒りの矛先を向けられた当人は――――。

「そうカッカしないしない。ホラあれ。あなたも食べてく?」

彼女はクイっと、すぐそこで倒れている犠牲者を指差す。

「味の方は最悪だけど、まあ見てくれは悪くなし。あ、でも人が箸付けたモノはあんた食べな――――」
『…図に乗るな』

黒猫の背中が縦に裂け、無数の触手が飛び出す。
怒りのままに振るわれる凶暴な力は、避けようともしないユイを素通りし……。

「ぎゃ…っ!!」

虫の息で横たわっていたOLを、無残にも跳ね飛ばした。

「あらら、死んじゃった。いや、生きてる?…んー、微妙なトコね」

鉛弾を食らった獣のような悲鳴を上げつつ、細い身体は濡れた舗装の上を転がっていった。
激昂するレブナン。哀れな犠牲者。ユイはそのどちらをもせせら笑う。

『次は当てる』
「ふふふ。ガラにも無く怒り狂って。そんなにマルーを抱けなかったのが悔しい?」

レブナンの顔がヒクっと歪む。
赤信号などとっくに通り越しているのは明白だ。
731謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 17:01:24 ID:2BG6bl7W
「でもね……。あなたも実際、危ないトコだったのよ?」

ここに来てようやく、ユイがザっと一歩踏み出す。
そしてその美しい顔は、積乱雲が立ち昇るようにして、俄かに嚇怒の色に染まり…。

「あそこでエミィをどうにかしてたら、私があなたをどうするとか。考えた事、ある?」

瞳孔は爬虫類じみた縦一直線に変貌し、血管の浮き出た両の手は、背中に収めた二振りの刃物へ即座に飛べる位置へ。
僅かに浮いた軸足の踵は、その間合いに入る全ての物を、切断という行為で歓迎する意思表示である。

二匹の魔物はそのまま身じろぎひとつせず、狂気の彼方に座った視線で相手の肺腑を穿ちながら、互いを牽制し合っていた。

「――――でもね」

不意に、口を開いたのは蛇の方。

「これはチャンスでもあるワケよ」
『……………』
「あなたと私、望む物は似てこそいて互いに別々。決して利害はぶつからない…。違う?」

横一文字に結ばれていた唇の端がニンマリと緩む。

『同盟、とで言いたいのか?貴様と?』
「さァ。でも、どこかの大食らいと足並みを揃えるよりは、よっぽど現実的でしょう?そう思わない?」
『あの茨か。確かに、奴はこの街にいる全ての天使を側女にするつもりでいる』
「ついでに他の女の子もね」

レブナンの変化は覗えない。
彼にとって他の生き物の外観は、それこそ仮面のようなものだ。
それでもユイは、不適な笑み浮かべたまま、引こうとも押そうともしない。
やがて数十秒、たっぷり経過してところで――――。
732謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 17:01:50 ID:2BG6bl7W
『…貴様の欲する物はあの銀髪の天使だけか?』
「ええ。他に何も望まない。あなたの望みは…まあ、私の良く知ってる女ね」
『フン…』

それまでの緊張が嘘のように、レブナンはくるりと向き直り、自らが這い出てきた暗がりへと歩んで行く。

『時間を食ったな。近場にまだ幾らかばかり、ヒルバーツめの撒いた種がいるようだ』
「ふふ、ご苦労様、私も手伝おうか?」
『そう思うならば貴様は次に備えておけ。あれだけの疫病神が落ちたのだ。後釜を狙ってやって来る者は、恐らく一匹や二匹ではあるまい』
「んー。やっぱり年長者って頼りになるわ」
『心にも無い事を』

それだけ言い残すと、黒猫は闇の中へ溶け込むように、何処へとも無く消えていった。

「あー。ついでにその役者みたいな口調、直した方がいいわよ。ダサいから」

聞こえたかどうかは知らない。
臨戦態勢で凝った肩をほぐしながら踵を返し、レブナンの消えた方向と真逆へと、ユイは歩み始める。
まだ夜は長い。もう一仕事、こなしておくとするか。

「ん……あ………、がっ…」
「あら生きてたの。案外人間って頑丈ね」

強打された腹部を苦しそうに上下させながら、先ほどのOLが横たわっている。
半開きの股に剥き出しの乳房。真っ赤に腫れた女性器からは、膣内射精の証拠が今もどろどろ流れ出している。
ハンドバックから散らばった小銭が、ユイの爪先にコツンと触れた。
その少し先には、今や携帯電話に押しやられ絶滅危惧種と化した電話ボックスが。

「ま。救急車くらい呼んであげるとしますか」

錆び付いた十円硬貨を鼻歌交じりに一枚拾い上げる。

「うっかり子供できちゃったりしたら、エミィに言い訳できないし。うふ…ッ」
733謀ったな@シャア!!:2009/01/22(木) 17:09:18 ID:2BG6bl7W
以上、投下完了。
せっかく二人がいい雰囲気になったところへ、レズとオ○ヌーの波状攻撃で畳み掛ける先輩二名。まさに外道。
今年も良い触手年になりますように…、と三週間も経ってから今更祈ってみる。
734名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 17:56:57 ID:yIwTp4u6
きたー!GJです
735名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 17:59:11 ID:Q2PM1mUK
GJ!
相変わらずエロいwwwそして引きがうまい!
蛇と烏のタッグこえええええ!
736名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 18:46:46 ID:0yQngPmN
待ってました!GJです
737名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 21:31:27 ID:hJGiQwEM
GJ!こいつらに勝てる気がしねえw
738名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 23:37:05 ID:7uH5K4lQ
兄貴の文は特徴があって一撃で分かるな。いや幸せだ。
今週ももう少し、この文章でまだまだ頑張れそうだ。

にしたって主人公なのに誰にも目をつけられてないナっちゃんカワイソス
739名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 00:35:40 ID:/wLzaeVa
兄貴乙!!!

これでまだ出てきてないのはペルテちゃんだけか?
740名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 07:52:32 ID:YrmvvqAI
>>738
茨なら…茨なら
なんとかしてくれる…
741名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 09:09:18 ID:8TZWnSge
触手VS野生児少女。犯して屈服させるか食われ少女のご飯に成り下がるか

史上最大の対決が今、始まるなんて夢を見た
742名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 14:14:25 ID:gpCXIb4m
ふと思ったんだが。
ナツメの登場人物名って元ネタとかあるの?
743名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 16:15:09 ID:egxryFZH
相変わらずとんでもないレベルの文章だ……
744名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 17:06:43 ID:ad9GXCh0
GGGGGJJJJJJ!!!!!!!!!

貴公の分は比喩表現が豊富で上手いからイメージしやすいな
745名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 18:56:25 ID:jgg2Q574
>>742
たぶん神奈川の地名から取ってる。うp主は神奈川県人か?
舞台もなんか川崎か横浜へんっぽい。
横文字系のネーミングは戯曲や童話からかと。
エミーリアとかクロイツァとか、マルーシャとかブラチーノとか。あとグレーテル?
746名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 21:00:31 ID:gpCXIb4m
マジでか!?鎌倉出身なのに気付かんかった!
747名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 23:20:42 ID:z1bfe7Mv
待ってました!!!超乙!!!!
748名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 04:58:02 ID:gEeiML2B
GJ!相変わらずエロいし何より面白いぜ
749名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 09:33:30 ID:UiixQVO0
やべぇなぁ。俺も自分の途中までになってるSS取り組まなくちゃな。
GJ
750名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 13:05:50 ID:4VgH3aFL
このスレ、レベル高すぎで恐縮ですが
勇気を出して投下
751Girl soldier school:2009/01/24(土) 13:07:11 ID:4VgH3aFL
ここは、女戦士養成学校。
世にはびこる淫獣を退治する為、少女達は明日の戦士を夢見て、剣術や格闘技、勉学に励む。

その夜、入門して一年のエレナは、最強の現役であり学校一の美人教師であるシンシアに連れられ、薄暗い地下へと入っていった。
今日から淫獣相手の実戦訓練が始まる。心して掛からねば。

地下の一室の扉が開かれ、蝋燭で明かりが灯される。
その中は、汗ばむほど蒸し暑い。
部屋の隅に、それが居た。
とぐろを巻いた大きな蛇のような生き物。
粘膜質の皮膚で覆われ、呪詛を思わせる不思議な模様をしている。

「淫蛇。蛇と軟体動物が融合した淫獣よ。他の淫獣同様、ただ性欲を満たす為だけにヒトの女を襲うの。いやらしいでしょう?
でも、たまに妊娠しちゃう事が有るから避妊薬飲んでね」
「これの相手をするんですか?」
「そうよ。さあ、防具を脱いで裸になりなさい」
「ええっ!?なんでですか?」
「これは淫獣が与える性的快楽に耐え抜く訓練よ。全身でその感触を味わいなさい。相手の攻撃や能力を身体で覚えてしまえば怖いものは無いわ」
「は…はい」

渋々と身に着けているものを脱いでゆく。初々しい白い肌が眩しい。
「あのー、これでいいですか?」
「パンツも脱ぎなさい!」

ギギギィィー、ガシャン!重い扉が閉まる。
シンシアはエレナを部屋に閉じ込め、鍵を掛けた。
(私でさえアレに絡まれたら、よがり狂っちゃうわ。あの娘は耐えられるかしら?うふふっ)
752Girl soldier school:2009/01/24(土) 13:08:01 ID:4VgH3aFL
両手で胸と股を押さえながら、恐る恐る近づく。
まるで巨大な内臓だ。
これと肌を合わさなければならない。でも、訓練だから仕方が無い。
(こんなのとするのが本当にいいのかな?)
つま先でつんつんと触れてみた。
(うわあっ、ぬるぬるぐにょぐにょして気持ち悪い!)
だが、いくら刺激してもピクリとも動かない。
(寝ているのかな?)
無防備に覗き込んだその時、淫蛇は頭をエレナに向けた。
「!?」

ブシューーーーーッ!!
突然、口から噴き出した液体がエレナに浴びせられた。
「きやあっ!」
もんどり打って尻餅をつく。
それは強力な媚薬。性欲が込み上げ、性感を極限まで高める。
じわじわと皮膚に染み込み、香気が精神を侵食してゆく。
(体が熱い。やだ、なんか変な気分になってきちゃった)

淫蛇はとぐろを解き、鎌首を持ち上げて攻撃態勢に入った。
粘液が糸を引きながら、どろどろと滴り落ちる。
エレナは思わず息を呑んだ。
蛇腹一面には、ヒダがビッシリと覆っているのだ。
その一枚一枚に意思が有るかの様に卑猥にうねる。
淫蛇は、今にもエレナに襲い掛からろうとしていた。

人と淫獣との交わり。それに勝る快楽は無いという。
胸がドキドキする。高まる欲望を抑えきれない。
まだ経験をした事が無い、性の営みへの好奇心が頂点に達した。
エレナは、立ち上がると淫蛇の前で腕と脚を大の字に広げた。
「好きにしていいよ」
753Girl soldier school:2009/01/24(土) 13:08:38 ID:4VgH3aFL
淫蛇が足首に絡み付く。
徐々に上へと昇り、太ももを巻き包む。
「くううっ!」
生暖かく、ねっとりと粘り付く得もいえない感触。
嫌悪感と内股に伝わるくすぐったさが、ない交ぜになって全身を襲う。
小さな尻を撫で回し、粘液を塗り付け汚してゆく。
「ふっ、ふうっ!」

股の間をくぐり、頭が顔を出す。
尻から前にかけての溝にぴったりと蛇腹を密着させ、舐め上げる様に腹へと這い上がる。
「うわああーー!!」
脳天からつま先までが痺れる様な快感に襲われた。 
淫蛇は彼女が達しないように寸前で愛撫を緩める。
焦らしているのだ。

エレナは両手を頭の後ろで組み、なされるがまま身を任せた。
淫蛇は、彼女の華奢な胴をひと巻き、ふた巻きし、胸を覆う。
乳首をさすり、まだ膨らみきっていない乳房をやんわりと揉みほぐす。
身体から力が抜け、ガックリと膝を落として仰向けに倒れ込む。
首から下は、肌が見えないほど淫蛇の太く長い胴に巻き包まれていた。
もう、逃れる事は出来ない。

淫蛇は、エレナの身体をギュッと締め付けた。
「くっ!」
相手を弱らせた後、じっくりと犯す為だ。
苦しい。でも、不思議な心地よさだ。もっと抱きしめてほしい。
「もっと…もっと強く締め付けて…そ、そうよ…ううっ!!」
息が詰まり、頭の中が真っ白になる。
エレナが堕ちそうになる寸前で、淫蛇は締め付けを緩めた。
754Girl soldier school:2009/01/24(土) 13:10:01 ID:4VgH3aFL
淫蛇は、エレナの両脚を押し広げると股の間に頭を近づけた。
ビクン!
朦朧としていた意識が、一気に覚める。
先端が二つに分かれた舌で、チョロ、チョロとヴァギナを舐め始めたのだ。
「ひゃあああっ!」
じわじわと愛液が滲み出る。それは淫蛇の大好物だ。
(恥ずかしい、でも…)
エレナは自らの意思で脚を広げ、腰を浮かしていた。

そして、淫蛇の本当の攻撃が始まった。
数百枚、いや、千枚以上は有ろう蛇腹の肉ヒダが一斉に波立つようにざわめき、股を、胸を、全身を擦り付ける。
グチャグチャという淫猥な音で更に心が高まる。
(凄い…気持ちいい…)
同時に淫蛇は胴をくねらせ、彼女の身体を揉みくちゃにした。
「はああっ!ああっ!ああっ!…イきそう!」
彼女が達しそうになった時、またしても攻撃が止んだ。
「やめないでよ!…もっとして!」

蛇腹の一部がぱっくり割れると、そこから器官が頭を出した。
最初は小さいと思ったが、見る見る太さと長さが増してゆく。
先端から白い液体を垂らしながら、入り口にあてがわれる。
「無理よ…そんな大きいの…うううううっ!!」
ジュブッ、ジュブッ。
奥までたどり着き、中をかき回す。
再び、全身への蛇腹のヒダ攻撃が始まる。
「ああっ!んんっ!ああっ!あああっ!ああああっ!!」
エレナはあらん限りの声で叫び、遂に絶頂に達した。
呆然と天井を見上げながら余韻に浸るのも束の間、再び淫蛇は彼女の身体を求めた。
「いやあああっ!」

改めて淫獣の恐ろしさを思い知った。
今日は、好きなだけ私を犯すがいい。
でも、いつか必ず戦士になって叩きのめす!
755Girl soldier school:2009/01/24(土) 13:10:39 ID:4VgH3aFL
次の日の朝、気が付くとベッドで寝かされていた。
傍らにはシンシアが見守っている。
「よくがんばったわ。今日は、しっかりお休みなさい。これから、あらゆる淫獣とこの訓練をしなければならないから」
「はい、がんばります!」


今日もまた、地下室から切ない喘ぎ声が聞こえる。
その裸の少女は触手に包まれていた。
「ああん…はぁ…きもちいいよぉ…」
快楽に身を委ね、幾度と無く繰り返す絶頂に悶える。
それは、少女達の激しくも甘美な戦いであった。
756名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 13:11:32 ID:4VgH3aFL
以上、おそまつでした
757名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 13:29:42 ID:RUpRDLxj
>>756
GJ!



でもその学校で上層部が人型淫獣とかに牛耳られてて、耐性訓練とかって名目で
ただ単に肉体を開発されてる苗床牧場とかじゃないよね?ね?
758禁じられた遊び8:2009/01/24(土) 15:32:51 ID:X2ZSAl6+
 おしゃべりはもう終わりと言わんばかりに、あたしの肩や首筋、耳たぶまでも、優しい愛撫で覆い尽くす。
くすぐったいのと恥ずかしいのと、脳みその奥を揺り動かされるような熱とが身体中を駆け巡り、
あたしは声を我慢するのが精一杯だ。
「百子、我慢しないで声を出して。変に力を入れないほうがいいわ」
「だ……だって、こんなの……。ざわっちのすぐそばで、オサ先輩にこんなことされて……」
 こんなことされて……感じているなんて。
 恥ずかしいけれど気持ちいい、ざわっちに悪いと思うけれど、もっともっとして欲しい、いろんな感情が
無秩序に入り乱れ、あたしはもう、考えることを放棄して目を閉じた。それを合図と受け取ったのか、
オサ先輩の手と唇による愛撫は、より一層、その激しさを増した。
「ね、百子、……キスしていい?」
 耳元で、オサ先輩が囁く。さっきからあたしの素肌の至るところに唇を這わせているくせに、
律儀に了解を求めるところがおかしくて、あたしはつい吹き出してしまった。
「もう、今さらなに言ってるんですかぁ」
「いいの? じゃあ遠慮無く」
 そっと触れ合う唇の感触は、想像の何百倍も柔らかで弾力があって、遠い世界に吸い込まれていくようだ。
そういえばこれは、あたしのファーストキスなんだなあと思い至るのだけれども、不思議と
後悔の念は湧かず、気づいたときには、あたしからもオサ先輩の唇を求めていた。
「……ん、は、んんっ……!」
 息をする暇も惜しいくらいに、吸い、舌を絡ませ、撫でる。鼻をこすり合わせ、噛み付くようなフェイントを見せ、
更にふたり求め合う。
「お、オサ先輩って、キス上手ですね……」
 余裕があると見せたいがために、オサ先輩の顔を見つめ、無理やり話しかけてみた。
内心は警戒水位ギリギリで、普通の声を出すのでさえやっとなのだけれど。
 そんなあたしに、普段の生真面目一本槍のオサ先輩からは想像もできない、照れたような子供の笑みを見せた。
「ありがとう。百子も上手よ」
 そう言って、攻撃範囲を広げていく。とりわけ、未発達は胸に対する攻めは執拗で、あたしの反応を楽しみながら、
貪るように攻め立てる。固くふくらんだ尖端を、指先で摘んだり歯を立ててみたり、かと思うと、
両手で揉みながら舌をまとわりつかせる。
「っ……、あ……んっ! せ、先輩、激しすぎます……っ!」
「日頃から元気有り余ってるんだから、これくらい大丈夫でしょ?」
「そ……それとこれとは……違いますってばっ。それに、んっ、……ざわっちと違って、あたしの胸なんて、
はぅっ、さ、さわってもつまんないでしょ?」
 一瞬オサ先輩は、不思議そうな顔であたしを見て、すぐに笑顔に戻る。
「なに言ってるのよ。保美は保美、百子は百子で、いいところは数え切れないくらいあるでしょう?」
 今度はあたしが照れる番だ。褒められたと素直に受け取ることができず、つい憎まれ口を利いてしまう。
「へー、オサ先輩って実は貧乳好きですか」
「そんなこと言ってていいわけ?」
 悪魔の笑みと共に、オサ先輩は素早くあたしの両足の間に移動したかと思うと、腰を持ち上げ、
足の付け根の中心部に顔を埋めた。
「ひゃっっっ! な、何するんですかっ!」
「保美の胸と比べられたくないんでしょ? ここなら、比べられても大丈夫なんじゃないかしら?」
「何ですか、そのめちゃくちゃな理屈は……!」
 あたしの抵抗など小指の先の足しにもならず、恥ずかしい部分を、オサ先輩は攻めていく。
「駄目です、そんなところ、あ、駄目っ……」
759758:2009/01/24(土) 15:40:41 ID:X2ZSAl6+
すすすすいません
盛大に誤爆しましたーー
760名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 16:49:15 ID:WcvFN5z7
不覚にも萌えたw
761名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 18:11:40 ID:o+PJCci8
アオイシロか
762名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 18:44:20 ID:y1n9zKxz
>759
さあ早く夷が触手をつくって頑張る話の執筆に戻るんだ
763名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 19:15:18 ID:1rBSu/dz
>>751
>ここは、女戦士養成学校。
士官学校なのにこう書くと途轍もなくエロくなる不思議
764名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 19:20:27 ID:1rBSu/dz
>>745
グーグル先生使ってみたら、藤沢の真隣に辻堂駅が。
ナッちゃあぁぁん!レズ魔がすぐ横にいるぞーwww
765名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 23:20:16 ID:kcImUZdP
女が自分から触手に身をさらすというシチュが大好きな俺としてはツボすぎた
GJ
766名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 12:06:02 ID:ror8PqDz
この女戦士養成学校の末路が
触手の甘い誘惑に負けた生徒の手引きで触手が脱走に成功し一人、また一人と毒牙にかけ
半日後には全員捕縛され陵辱され淫らな空気が充満して喘ぎ悶えが絶え間なく聞こえるエロチック空間に変貌

とか妄想してしまう
767名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 17:34:33 ID:c2OYECFS
ここにいる触手諸君はどんな責め方で娘を堕とすのが好みだい?
ちなみに私は後ろの穴から責めるのが大好きだ。ポリシーで媚薬は使わない。
処女はキープさせる。いつか自分から懇願して来るのを待って、焦らして焦らして処女穴を貫いてやるのさ。
それでいてそのシーンを一般大衆の前で公開して行う。恥辱にまみれつつ、もはや普段通りの生活に戻れないと悟らせる。
こうして全てを忘れさせてくれる快楽を提供する私に徹底的に依存させ、この娘を一生涯私の肉奴隷にしてやるのさ。
768名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 21:08:50 ID:ror8PqDz
発情期で普段以上に男を本能的に求める獣耳ヒロインを責めて堕とすのが好き

心は抵抗しても本能と身体は触手を受け入れジワジワと心も快楽で蝕んで
堕ちていく姿はそそられるから
769名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 21:28:28 ID:pnOvTCO8
>>766
しかし、これほどに耐性訓練を積み重ねたおにゃの子たちばかりでは
翌日には触手が乾涸らびているという悲劇の結末が…
770名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 22:23:37 ID:QHae2++3
>>769
そして新たな獲物を求めて荒地やら沼やら草原やらを彷徨い出す痴女戦士軍団と申したか
771名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 23:58:48 ID:5Bxp32eV
触手も行き辛い世の中になったなぁ・・・
772名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 00:01:43 ID:MCIXlCbK
若い女の数だけ就職口があるんだ
恵まれてるほうじゃね?
773名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 00:19:24 ID:CCM+lKXq
昨今の少子化により、若い女の減少傾向が問題です。
この供給不足の現象に先立ち、触手同士での格差が深刻化していると各方面から叫ばれてます。
774名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 00:56:50 ID:koKeiZsi
だから個性的な触手にならないとこの先生きのこれないんだよ
俺は極細仕様で卵巣の中までガッツリ頂くよ
775703の続き:2009/01/26(月) 01:13:44 ID:ayVkerV+
「うぅ、けほっ、けほっ、、」
肉塊の"射精"は量だけで計っても人間の男の10倍近くはあった。濃密さまで考えあわせれば
吐き出された欲望の絶対量は、人間などがとうてい及ぶところではない。
その全てを沙耶香の華奢な唇に注ぎ込み、一先ずの満足を得た欲望の持ち主が姿を現した。
「ダイブ上手ニナッタデハナイカ。」
狭い社の天井を突き破らんばかりの巨体が闇を掻き分け這い出してくる。
その全貌は全身が臓器のような黒く沈んだ赤色の皮膚におおわれ、
無数の触手と肉塊で構成された下半身に人型の上半身がのった化物である。
口には牙、耳に当たる部分からは雄牛のような角が生え、白目のない瞳が額を含めて3箇所でぎらついている。
3つの瞳が沙耶香をねめつけると同時に化物の下半身が割れた。
「今宵ガ訪レルノヲ随分ト待チ望ンダゾ。」
化物の言わんとしている意味が沙耶香にはわかっていた。魔の軍門に下ってから後、
彼女は幾度となくその身を邪悪な欲望の慰み者に供していたが、
今夜はそれらとは違う特別な意味があった。敗北の晩、腹に仕込まれた受胎の法陣が
6回目の満月を迎える今夜とうとう完成するのだ。これによって、沙耶香の卵子には
魔の子を受け入れるための術式が問答無用で組み込まれてしまう。そして、今夜は
彼女にとって決して安全な日ではなかった。僅かに怯んだ沙耶香の両手に触手が絡まった。
「く、う、、」
「既ニ我ガ同属ニ墜チタノダ。懐妊ヲ拒ムコトモアルマイ。」
触手の群れに引きずられ真っ二つに割れた化物の下半身の中へと引きずりまれてしまう。
割れ目は沙耶香を取り込むと再生を始め、その全身を不気味な肉壁で包み込んだ。
「ん、、くぅ、、は、はなせ、、」
頭の周りにあけられた僅かな空間以外に彼女に与えられた自由はなかった。
衣服を溶かす粘液によって全裸に剥かれ、密着度を増した性感を肉壁によって揉み解される。
「あ、あぅ、ん、、はぁぁ、、」
瑞々しく張った乳房やピンクに尖ったクリトリスが全方位あらゆる向きへ揉み絞られ、
吸われ、摘み上げられた。背筋や腰のくびれ、脚の付け根の性感も無事ではすまない。
「ん、、くぅ、あああっ」
苦し紛れに、穢された今でも衰えていない巫力によって、退魔の衣を構成して身を護るが
それが役に立たないのは半年前の戦いで証明済みであった。
肉壁から出現した触手によって巫力ごと食い千切られて再び全裸にされると
反対に呪力を結集した闇の衣を着せられてしまう。
「フフフ、ナカナカ似合ウデハナイカ。」
沙耶香に着せられた闇の衣。それは有体に言ってただのスクール水着であった。
故意に小さめのサイズに調整された水着が、大き目の胸と華奢な股間にきつく食い込む。
それは清楚なお嬢様然とした顔立ちの沙耶香をこれ以上なく淫らに演出する衣装だった。
「あぅ、きつい、、んん、、」
周囲の肉壁には無数の目玉が開き、粘液に濡れた水着姿を視姦している。
人の悪意から生まれ出る化物は、人間に近い欲望を持つ持つことがままあるのだ。
「ソロソロ我慢デキナクナッテキタ。行クゾ。」
「ひぃっ!、、くぅあぁぁ、はいって、、くる、、、」
突然、水着の裏側が盛り上がり化物のペニスが出現した。
きつく食い込まれドロドロに溶かされた秘裂を目掛け矢のような勢いで伸びる。
ズンッ!!
「はぁッ!!」
犯された瞬間、沙耶香の脳裏には性器を埋められる圧倒的な悦びしか浮かばなかった。
化物の触手によってさんざん調教された体は意志など関係無しに淫楽を受け入れる。
受精を待ち焦がれる子宮を亀頭が埋めると思わず声が漏れた。
「んあぁッ!子宮の、、中にまで、、、」
「フフフ、ココカラハ母親モ交エテ楽シマセテモラウトスルカ。」
声とともに闇に伸ばされた触手が蠢くと、そこにはOL風のスーツ姿の女性が吊り上げられていた。
776703の続き:2009/01/26(月) 01:15:13 ID:ayVkerV+
沙耶香の母、麗子は17歳で娘を産み、以来女手一つで彼女を育ててきた。
30代に入ったばかりの体は熟れていながら瑞々しさを失っておらず、
豊かに揺れる胸の2つの膨らみは、まさに熟した果実のごとき様相を呈していた。
悦びを十分に知った柔らかさとピンと上を向く張りのよさの両方を兼ね備え
芸術作品の中でのみ存在を許されるような完璧な調和を見せている。
「ドウダ、娘ノ子宮ト繋ガッタ感触ハ?」
娘とともに肉壁に飲み込まれた麗子のスカートの中には枝分かれしたペニスが突きこまれていた。
その先端はストッキングを引き裂き下着を貫いて挿入され、腹の奥深く子宮の中にまで届いている。
「ああ、子宮の中で、膨らんで、、、くぅ、、」
「心配スルナ。貴様ハ孕セン。娘ガ妊娠シテイル間ノ相手ヲシテモラワナケレバ成ランカラナ。」
そう言いつつ括れを無くしていない腰を触手で抱くと、
亀頭の力を抜きこみ上げてきたものを解き放った。
「あ、ぁぁぁぁッ!!」
「ん、、あぁぁ、お、お母様、、」
「はぁ、ぅぅ、さ、沙耶香、さ、ん、、」
化物のペニスを通じ一つに繋がった母娘は子宮で互いを感じあっていた。大量の先走り液を注がれ
絶頂した麗子の悦楽はペニスを通して沙耶香にも伝わる。反対に、闇の衣であるスクール水着の
裏地にはびっしりと触手が生え出し柔肌を傍若無人に貪り始める。その悦楽が麗子にも送り返された。
「ん、い、やぁぁ、、」
「は、、あぅ、、イった、はずなのに、、」
吹き飛ばされた意識が鎮まって我に返った瞬間、麗子は全く収まっていない体の昂ぶりを自覚する。
自分が上り詰めている間に娘に加えられた愛撫が、そのまま自分が受けた愛撫となって体を
昂ぶらせていたのだ。終わったばかりの絶頂が直前に迫ってくる。
「んぁ、お母様ぁぁぁぁ!!」
今度は沙耶香が上り詰めた。触手水着によって搾り出された乳首とクリトリスを
さらに布地の上から肉壁に咥えこまれて歯を立てられたのだ。
痛いほどに尖り勃った3つの蕾から電撃のような衝撃が走って全身を切り裂いていく。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
「あ、う、くぅ、、、、、、」
息が詰まるほどの硬直が1分程も続き漸く解放されると、再び母親の方が限界に近づく。
「う、、あ、、も、もう許して、、」
「あう、だ、だめ、です。もうイけない。あう、も、もうだめぇぇ!」
悲痛な叫び訴える母娘に化物は粘液の咆哮で応えた。肉壁のそこらじゅうから亀頭が出現し、
逃げ場の無い身体に向けて次々に白濁液をぶちまける。
「うあぁぁぁ!!」
「はぁぁ!!」
激しい絶頂に焼かれながら2人の巫女はその肌を欲望の白濁色で染め上げられていった。
777703の続き:2009/01/26(月) 01:15:52 ID:ayVkerV+
肉壁の動きが止まりペニスが子宮の外へと抜け出ると、美麗の巫女母娘はようやく息をついた。
愉悦の連携が切断され自分の身体だけを感じることが出来るようになったのだ。
その安堵感に白く穢された黒髪を頬に張り付かせたまま気を失ってしまう。
「はぁ、、はぁ、、」
「ん、、うぁ、、、」
気絶した2人の尻には拘束具を兼ねた栄養補給管が挿入されていた。
栄養補給管は滋養と媚薬を含んだ粘液を注ぎ込み、同時に排泄物を吸い出していく。
そこに繋がれた女性は食欲と性欲、そして排泄欲を同時に満たされるのだ。
その至福に2人はすぐさま浅い眠りから引きずり起こされた。
「う、、くぅ、、」
「は、あぁ、、、」
肉壁もすぐに活動を始める。沙耶香と麗子に浴びせられた射精は大量だったが、
まだ膣内には出されていない。本当の夜は終わっていないのだ。
突然、肉壁に繋がれた2人の周囲にこれまで行われてきた調教の様子のが映し出され始める。
「あぁ、だめです。お母様、沙耶香のそんな姿を、、ご覧になられては、、、」
化物は2人の肉体の回復を待つ間、その精神を嬲る事にしたのだ。
恥辱に震える巫女の精神からこぼれる巫力は魔物にとってこの上ない餌になる。
そして糧を得ればより濃厚な子種を熟成する事もできる。
「身モ心モ全テ喰ライ尽クシテヤル、、、」
化物は口の端を吊り上げ呪力を一層集中した。肉壁の中で呼応した目玉が蠢くと、
美麗の母娘が魔の手によって犯され、穢され、墜とされていく様が次々浮かび上がる。
「くぅ、、沙耶香さん、う、後ろのほうももう、、、」
1月ほど前に行われた沙耶香の肛門姦通の映像が大きく浮かぶ。捩れ合った触手たちによって
沙耶香の尻の処女が乱れ散らされていく様が克明にみてとれた。
「あぁぁ、お母様も、、こんな、はしたない、、、」
昼間のオフィスビルのトイレで行われた麗子のニ穴調教の映像だった。
便器の中から伸びた触手を前後の穴に入れられ、必死で声を抑えこられていた麗子が、
最後は根負けして絶叫とともに果てていく様の一部始終が映し出される。
薄い壁を隔てた隣の個室に誰かいれば、その声は確実に聞かれてしまっただろう。
それは日が沈む前、つい今日の午後の出来事であった。
「あぅ、沙耶香さ、ん、、みないで、、」
紅潮した2人の身体からは目に見えるほどの巫力が零れ落ちた。
その全てが周囲の肉壁へと吸収されていく。
「サテ、ソロソロ仕上ゲヘトイカセテモラオウカ。」
778703の続き:2009/01/26(月) 01:16:56 ID:ayVkerV+
「あう、くぅ、、」
麗子は乳房に擦り込められる搾乳液に悶えていた。スーツを引き裂かれ、
今や両脚のストッキングだけが彼女の唯一の着衣であった。
「ん、んぁぁ、だ、、だめ、です、」
二つの膨らみに浸透した粘液は妊娠を経験済みの乳腺を瞬く間に過敏にさせた。
胸を激しく愛撫されるたびにミルクが搾り出され、それを溜め込んだ乳房が
パンパンに張り詰めていく。だが肉壁に埋まった乳首をきつくつままれてミルクを出せず、
出したくても出せない苦悶のみがどんどんと増大する。
「ん、はぁ、、ぅぅ、、」
痙攣を始めた内腿には触手が潜り込み、ぷっくらと膨らんだクリトリスを剥き出しにする。
「はあぁぁッ!!」
止めとばかり、執拗に唇を責め立てていた触手が一際深いディープキスで唾液を注ぎ込んだ。
「んむ、ぐむぅ、、、」
一方、沙耶香もまた、出すに出せないもどかしさに身を強張らせていた。
彼女は尻に疣突きの触手を突きこまれ窄まった肛門を激しく抉られているのだ。
「あ、、う、うしろはぁ、、、」
尻を犯される背徳感とともに強烈な排便感が脳天を直撃した。
振動する触手によって直腸が揉み解され、排便が始まる瞬間のえも言われない快楽が
断続的に湧き上がってくるのだ。
「くぅ、ひぃ、あ、あぅ、、で、出ちゃぅ、、」
「コンナニ太イノヲ咥エ込コンダママデハ出シタクトモ出セマイ。ソレトモ一思イニ抜イテ欲ヤロウカ?」
「だ、だめ、、今、抜かれたら、、本当に、、あァッ!」
威力を増された触手の振動が全身に伝播し、海老反りに仰け反った沙耶香は体全体を痙攣させた。
「はぁっ!あぁッ!んはあぁぁぁぁぁ!!」
頭が前後にガクガクとゆれて、泣き濡れた瞳からは理性の色が消えていく。
悲鳴をあげる唇から唾液が零れ落ち、前後を異物に貫かれた股間からは潮が噴き上がった。
「フフ、コチラヲ塞グノヲワスレテイタナ。」
細められた触手が尿道に侵入した。
「あぁッ!、くぅ、、いく、ぅ、、!!!!」
「マダダ」
子宮口で待機していたペニスが子宮内へ挿入され、麗子と沙耶香の性感が再び接続された。
「ひぃッ!む、胸が、はぁ、ミルクでちゃうぅぅ!!」
「あぐぅ!お、おなかが、ああ、お尻がぁぁ!!」
相乗効果で一気に沸騰した快感が臨海を突破する瞬間、それぞれの栓が解放された。
麗子の乳首を咥えた肉壁が強烈な強さでミルクを吸い上げ、沙耶香の尿道と直腸で触手が口を開き
その内容物を喰らい込む。
779703の続き:2009/01/26(月) 01:17:36 ID:ayVkerV+
「うあぁぁぁぁッ!!」
「んはぁぁぁぁッ!!」
溜めに溜めた苦悶が一気に爆発した。
身体の奥から湧き出した熱い奔流が乳腺と直腸を焼きながら駆け抜けてくる。
それは乳房と下半身が解けてしまったかと錯覚するほどの感覚だった。
瞼を固く閉じ、頭を振って、悲鳴を叫ぶ。必死にそれを感じまいとするが、
女体の芯から湧き上がった快感は否応なく脳髄を直撃し、背筋を仰け反らせて、全身を硬直させる。
「はぁ、だ、、だめぇぇ、、、も、もう、これ以上は、おかしくなっちゃぅッッ!!」
「うぁぁ、こ、こんな、あ、あの人でも、こんなに、、すご、ううぁ、はぁぁッ!!」
連続絶頂の衝撃に子宮がギリギリと収縮する。その内膜に膨張したペニスの先端が感じられた。
「いや、、はぁっ、ま、待って、まだ、イってる、んはぁッ!、途中なの、、い、いや、、」
「あぅぅ、、こ、こんな、、はぁ、こんなに感じまくっている時に、出されたら、、はぁ、」
大きく身をよがらせた女体が同時にイク瞬間を狙い、化物のペニスが精を放った。
膨れ上がった亀頭から火山の噴火の如く粘液が吹き上がり、
肛門絶頂でイった瞬間の沙耶香の精神を直撃する。
「あァァァッ、いやぁぁぁぁ膣内にぃぃぃ!!!!!!」
口に出されたのとは比べ物にならないほどの量と粘度の液体が、張り詰めた子宮の中にぶちまけられた。
「はぁぁぁッ、い、いっぱい、出てるぅぅぅ!!!」
注ぎ込まれた化物の精子は子宮に根を張り、次に卵子を捉えて遺伝子をへ刻み込んでくる。
そのため子宮粘膜を通じて卵子が受精される様が沙耶香にも感じられてしまうのだ。
「はぁ、うぅ、ら、卵子が、、レイプされて、、、」
連続絶頂の衝撃でフラフラになった頭を受精の衝撃で揺さぶられ、
もはや何も考えられなかった。緊張の糸が切れ赤くはれた瞳から涙が溢れ出す。
「あ、あぁぁ、、、」
沙耶香の体内では卵子にあぶれた精子たちが手当たり次第に細胞を犯し始めていた。
膣の襞から子宮の胎盤、さらに卵管に入り込みその奥の卵巣に至るまで。
わずかでも自分の遺伝子を残すべく、注ぎ込まれた生殖器官内のあらゆる
場所に取り付いて、そして己の証を獲物の体へ刻みつける。
恐ろしいまでの生存本能の表れだった。
沙耶香は文字通り女性器全体で化物の精子を受精させられていた。
やがて、大量に注ぎ込まれた白濁液が一滴もれることなく
全て沙耶香の膣内へと吸収されてしまった。

陵辱が終わってから数時間、肉壁の中では沙耶香が乳房を揉み絞られていた。
「んん、中で、、中でうごい、て、る、、」
揉みつぶされた乳房からほとばしったミルクを搾乳触手が吸い込んでいく。
彼女が身篭った子へ餌を与えるためである。
やがて乳房を離れた搾乳触手が2本そろって膣内へ侵入し、搾り取ったミルクを子宮へむけて注ぎ込む。
「あ、はぁ、の、飲んで、ママのミルク、たっぷり飲んで、、」
その様を横目に見ながら麗子は化物のペニスに奉仕をしている。彼女に与えられた魔の衣、
ハイレグカットのきつく食い込んだレオタードを纏い、唇を使って管に残った精液を吸いだしていた。
「ヤハリ娘トハ年季ガ違ウナ。」
化物は彼女には子種を孕ませようとしなかった。
麗子の熟れきってしまう寸前の色艶に満ちた女体に内心執着を覚えていたのだ。
子を孕ませてしまってはそれを楽しむ事ができない。
「返リ討チニシタ退魔士ニ逆ニ毒サレテシマウナド、ケッシテ気取ラレルワケニハイカンガナ」
そう一人ごちると化物は欲望の残りかすを麗子の唇にぶちまけた。
「トニカク、コノ母娘デ当分ハ楽シメソウダ」
780703の続き:2009/01/26(月) 01:18:07 ID:ayVkerV+
翌日の昼下がり、沙耶香は何食わぬ顔で授業を受けていた。
陵辱で穢された臭いも、化物の子を産み落とした傷も、秘伝の治癒術できれいさっぱりと消えていた。
ただ、辱められた記憶だけはどうすることもできない。
(忌まわしい!!)
不意に握り締めたシャープペンシルの芯が折れ、前に座る男子生徒の首筋を直撃する。
何事かと振り向いた顔から視線をそらし、沙耶香は窓の外へと目を向けた。
(だけど、、、
あいつ、陵辱されるたびに私の巫力が強まっていることに気づいてないのかしら、、)
そう考えたところで、最近少しガラが悪くなったと指摘する幼馴染の顔が浮かび、
なんだかバツの悪い気分になってしまう。
「だって、いまはあっち側の人間だし、、」
そう言ってさすった下腹には化物に施された服従の呪文が刻まれていた。
だが、それも冬が終わるまでには克服できそうだ。その頃には
あの化け物を凌駕する力を得て、この忌々しい生活も終わりを告げるだろう。
そんなことを考えているうちに終業のチャイムが鳴り、沙耶香はそそくさと廊下へと出た。
さすがにあんな事があった翌日には友人に会いたくない。
帰宅する生徒で溢れた正門をさけ、裏門に向かうために校舎の陰へと回る。
そこで不意に呼び止められた。
「綾羅木沙耶香さんね。」
晩秋の長く伸びた校舎の陰から現れた人物には見覚えがあった。
確か、入院した3年の国語教師の代理で先週やって来た、、名前はなんといったか。
「少しお話してもいいかしら。」
秋風に舞うショートカットの前髪から理知的な相貌が覗く。だが、その瞳に宿った光は
沙耶香の姿を確かめた途端、たちまち危険な色を増していった。
「いやな臭いがしたからもしやと思ったけど、」
(この先生、お仲間、、いや今は敵か、、、)
やっかいだな、と沙耶香は思った。
身体に刻まれた魔の呪文が放つ邪気は力を持つ者には隠し様がない。対して自分の正気を
証明するのは並大抵のことではない。身体は闇に堕ちたが、精神はまだ人間のままだ。
初対面の相手にそう言って素直に信じてもらえるだろうか。
「闇に堕ちたその身体。せめて人の姿を保っているうちに滅してあげるわ。」
「く、しかも武闘派かよ、、」
一瞬で淡い期待を裏切られ、いよいよガラの悪くなった口調でののしりながら、
沙耶香は後ろへ跳びすさった。魔の力に対して精神が全くの無影響というわけではないのだ。
普段は抑えていても、危機に直面したりすればその影響は出てしまう。
今のを聞かれたら気絶でもしかねないな。幼馴染の顔を浮かべながら、
着地と同時にさらに一歩後退する。一瞬遅れて間合いを詰めた女教師の腕が
その場を一閃した。
「聞く耳持つなんて期待できないわけね。」
どこから取り出したのか女教師の手には銀色に輝く短刀が握られている。
相手の決死の覚悟を見せ付けられたわけだが、それでも沙耶香には幾らかの余裕が生まれていた。
(今の間合いで分かった。相手は自分より弱い。)
あとの問題はどうやってこの場を切り抜けるかだが、、、いや、この場だけ切り抜けたとしても
このままでは明日からの学園生活がままならない。いまは闇に堕ちていたとしても
やがてはそれを克服するのだ。こんなところで人生を踏み外すわけには行かないのだ。
腹の中の闇はさっきからしきりに「殺セ」と疼いているがさすがにそれはできない。
ならば、取れる方法は、、、
「あんまり、気乗りしないんだけど、、、、」
再び迫ってきた斬撃を身を捻ってかわすとそのまま相手の背中に回る。
そして、女教師が体勢を崩した僅かな隙に沙耶香は自分の中の闇を解き放った。
「な、は、離しなさい!!」
「御免なさいね。ちょっと私に逆らえないように身体に覚えてもらうだけだから。」
沙耶香の腹から伸びた黒い影が触手となり、女教師の肉体を締め上げていった。


翌朝。
何食わぬ顔で校門をくぐる沙耶香が挨拶した先に、
それに応えて手を振る女教師の姿があった。
781703の続き:2009/01/26(月) 01:19:58 ID:ayVkerV+
以上。ノリで一気に書いてしまった。後悔はしているかも。
782名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 18:55:04 ID:P7fbx8h8
GJ
こういうヒロイン好きだぜ!
783名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 23:09:37 ID:5UuewPxZ
闇の衣がマニアすぐるwww
784名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 03:03:23 ID:VgFf6fnm
敵の変態嗜好が自分とシンクロしててびびったww
785名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 12:14:51 ID:jXpxmlOW
シチュはもちろんのこと台詞がエロいな
786名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 15:35:50 ID:g1f0LOGH
>>781
GJえろすぐるよGJ!!
卵子レイプ時の台詞が特にww
787名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:09:30 ID:ariuMyna
>>781
GJ!親子丼と触手の相性のよさは複数の女体を同時に責められる触手だからこそやね
788さきゅ:2009/01/29(木) 03:18:00 ID:1gucinvO
お久しぶりです、さきゅです
前回女教師とか言ってたのにファンタジーものです
相変わらずなぜかパソコンからは書き込めないので携帯から
そのため1レスごとが短いですが多めにみてやって下さいませ
789さきゅ:2009/01/29(木) 03:20:13 ID:1gucinvO
「フィア王国 姉妹編」


「やっぱり引き返そうよ・・・なんかここおかしいよ・・・」
「何いってんのよ今さら、あたしたちが逃げたら村はどうなるのよ」
「そうだけど、怖いよ・・・お姉ちゃん」
「シノは臆病ね、大丈夫よ。なんか出てもあたしがぶっ飛ばしてあげるから」
洞窟に入って30分ほどになるがまだまだ先は長そうである
傭兵であるユノとシノの姉妹は魔物が出るという洞窟にきている
先日の大きな地震でポッカリと開いたらしい
姉妹の故郷でもある近くの村の男達が何人かで調査に入ったが、その男たちが帰ってこないという
しかもこの付近で魔物を見たと言う話さえ出始めている
そこでたまたま里帰りしてきた二人が、村人たちに頼まれて調査兼救助に来たのだ

日の光の一切届かない洞窟内は明かりはたいまつのみで不気味だ
「ねえ、なんか変な気配しない?」と妹のシノ
「もううるさいうるさいうるさあああい」
と姉のユノ
グニャグニャとどこまでも続く洞窟は明らかに地震で入った亀裂などではなく何者かに作られた道であった
地震はその塞がっていた入口を開けたにすぎないだろう
「やっぱり一回戻って体制を立て直すべきじゃないかな・・・」
790さきゅ:2009/01/29(木) 03:22:00 ID:1gucinvO
とはシノ、ユノも不安になってきたのか
「そうね・・・あんまり奥までいくと帰れなくなるかもしれないしね」

「決まりだねじゃあ・・・きゃ」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・突然あたりが大きく揺れ始める
「地震!?やばいよシノ、早く・・・・危ない!!」
それは一瞬の出来事だった、すさまじい揺れによって地面に大きな亀裂が走っていく
その亀裂はしゃがみこんでいたシノを飲み込みでしまう
「しのおおおおおおおおおお、今助け・・・うあ!」
落ちていくシノに手を伸ばしたユノを大きな衝撃が襲う揺れによって天井も崩れ破片がユノに落ちてきたのだ
「シノ・・・・」

ユノの意識はそこで途切れて行った・・・・・・
ユノとシノは五年前に両親を魔物に殺されて以来ずっと二人で生きてきた
もともと魔法の素質があったシノは魔法使いに、力を求めたユノは戦士に
いつか両親の敵をうつために修行をつみ傭兵として名前をあげていった
個人の力はまだ未熟だったが姉妹ならではのチームワークで今まで生き延びてきた
ずっと二人だった・・・これからも・・・・
ずっと・・・
791さきゅ:2009/01/29(木) 03:22:57 ID:1gucinvO
「シノ!!」はっと我に返るとそこは真っ暗だった
混乱しつつもすぐに予備のたいまつに火をつける、火をみているといくらか気分も落ち着いてくる
「シノ?シノは?・・・しのおおおお」
あたりに向かって呼びかけるが返事はない
「シノ・・。待っててね、今助けるからね・・・」
ユノは痛む体を引きずり歩き出す
普段はよく喧嘩もするがピンチのときはいつも助けあってきた
ユノにとってシノは残されたたった一人の家族だ

「何かいる?」
たいまつの淡い明かりではよく見えないがそれは明らかにこちらを狙っていた
ユノはすぐにたいまつの火を消し剣をぬく
たいまつの明かりは道を示してくれるかわりに、敵にこちらの居場所も教えてしまうからだ
戦士として鍛えてきたユノはたとえ目が見えなくなっても気配だけで相手の正確な位置がわかる
「・・・」
何者かはじりじりと間を詰めてくる
・・・人間ではないわね
それは這うように近づいてくる、ユノはじっとその時を待った
792さきゅ:2009/01/29(木) 03:24:02 ID:1gucinvO
一秒が十秒にも感じる、取り乱せば確実にやられてしまう
そしてその時はきた、何者かが痺れを切らし飛びかかってきたのだ
・・・もらった!
一気に近づいてくる気配にむけユノは思いっきり剣で切りつける
手ごたえはあった・・・・しかしその手ごたえは予想していたものと違った
泥沼を切り裂いたようなヌルリとした感触
・・・・しまった・・・スライム系!!
気づいた時には手遅れだった、剣をすりぬけたスライムはそのままユノに覆いかぶさる
「ひい・・・離れろ・・・いやああああああ」
以前にも似たようなことがあった、しかしその時シノが一緒だった
今は一人、スライムはそのままユノの体を拘束してしまう
液体なのか個体なのかよくわからない体は意外に丈夫で力を入れてもびくともしない
スライムにとらわれた人間の末路はただ一つ、溶かされて養分にされるのだ
「はなせ、はなせええええ・・・たすけてええええええ」
このままじゃ溶かされる・・・そうユノは考えたがスライムは意外な行動にでる
793さきゅ:2009/01/29(木) 03:25:05 ID:1gucinvO
「ひゃあ・・・何?・・・ちょっ離して・・・あっ・・」
スライムはユノの体全体を拘束したまま撫でまわし始めた
首、胸、脇、腹、股間、足
予想外の感触に戸惑い、体中に悪寒が走る
「離せ、変態、くそ・・・あっ・・・あああん・・・」
なおももがき続けるユノだがスライムの動きがさらにねちっこくなっていきユノの声がよわよわしくなっていく
・・・こいつ、変なところばかり・・・何する気?
ユノは必死に思考をくみたてようとするがスライムはさらにユノの鎧や衣服の下にまで入り込んできた
「ああああああん・・・嫌・・・だめ・・・」
地肌で直接感じる異様な感触、そしてその感触は確実に快感へと変わってきている
胸や股間を中心ににゅるにゅると責め立ててくる
「いやあ・・・こんな奴に感じさせられてる・・・やだ・・たすけてええええ」
叫ぶユノなどお構いなしにさらにスライムの責めは激しくなる
794さきゅ:2009/01/29(木) 03:26:12 ID:1gucinvO
股間のあたりを弄っていたのがクリトリスを包み込み舐めまわし始めた
「んああああ・・いや・・だめ・・・・ああああああああん」
クリトリスに与えられるズルズルと這いまわるような刺激
人間には絶対に与えられない快感にユノはどんどん高められていく
「それ以上されたら変になっちゃう・・・あん・・・だめ・・・ああああああああん」
股間からプシュッと愛液を吹き出しながらユノはイッてしまった
ときおり体をビクビクと痙攣させながら絶頂の余韻にひたるユノ
しかしスライムはなおも責めを緩めなかった
細い糸状に変化したスライムがユノの尿道を弄りだす
「そこは・・・いや・・だめ・・・」
絶頂の余韻も醒めぬうちにさらに追い打ちをかけられる
「やだ漏れちゃうよ・・・・いや・・いやあああ・・・」
スライムは尿道の入口をくすぐったり、浅く入り込み振動を与えたりしてくる
「もう・・・無理・・・・あ、ああ・・・・」
尿道とスライムの隙間からユノの尿があふれ出す
スライムの異常な責めにより漏らしてしまったのだ
795さきゅ:2009/01/29(木) 03:27:15 ID:1gucinvO
「もう・・・許して・・・・こんなの嫌だよ・・・」
スライムにイカされ失禁までさせられてしまいもうユノの心はボロボロだった
戦士の威厳はとうに消えてしまい、ぽろぽろと涙を流す

ユノの失禁が収まったころスライムはさらに別の動きを始める
膣内に入り込み始めたのだ
「ひ・・・入ってくる・・・いや・・・いやああ・・・」
そんなユノの悲痛な叫びにも構わずスライムはどんどん奥へと入り込む
やがてスライムは子宮、卵巣にまで入り込みユノの中をいっぱいに満たす・・・・そして・・・・
体内に入り込んだスライムは一斉に激しく振動しながら中をかき回し始めた
体の中から広がるむちゃくちゃな快感にユノは叫び体を激しく痙攣させる
たちまちに訪れる絶頂・・・それでもスライムの責めは止まらない
白目をむき涎を垂らしながらイカされ続ける

何十回目かの絶頂のあとユノはそのまま気を失った
796さきゅ:2009/01/29(木) 03:30:03 ID:1gucinvO
これで姉妹編の前半は終わりです
後半はまた…時間を見つけて…
今回は無謀にも長編にチャレンジしたいと考えています
読み苦しいところあると思いますが
どうかお付き合い頂ければうれしいです
それではおやすみなさい
797名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 11:05:05 ID:MTvbH1bA
GJ
798名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 19:01:02 ID:5f6gCYz7
同志よ。鎧を脱がさないとこにジャスティスを感じた。

>>781
なんかエゴの神楽っぽい絵で脳内上映された。
ふと思ったが、このスレの住人ってどんな絵師で思い浮かべて投下される作品読んでるんだろ?
799名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:47:47 ID:ANyrFkMo
触手では出来ぬスライムならではの責め。すばらしい

>>798
>ふと思ったが、このスレの住人ってどんな絵師で思い浮かべて投下される作品読んでるんだろ?
単発作品はこの人の絵で妄想することが多い
ttp://www.youlost.mine.nu/upload/data/up002652.jpg
粉砕天使ナツメは「泥棒猫でしょうがああああ!!!」のシーン以来下の絵師以外で想像できなくなった
ttp://www.youlost.mine.nu/upload/data/up002651.jpg
降魔六式委員会は
ttp://www.youlost.mine.nu/upload/data/up002650.jpg
こんな感じの暗めバトル系エロゲのイメージ
800名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 03:39:02 ID:k7Pb2idx
このスレの職人さん達の小説が読めるのはここだけ?
かなり文才のある人もいるみたいだけど
801名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 04:00:45 ID:klDG3TZS
俺の場合どっちかつーとキャラ毎か?
ナツメは鈴平がよく描いてる黒髪ロング。マルーシャは絶対ニトロ系。エリミアとユイがまだイマイチ思い浮かばん。
もう一方の兄貴が竜胆と空中幼彩で、サバトのヒロインはヤミ帽の。
一番変わりまくるのは3-170氏かな。なんせ多ジャンルな御方ゆえ。




・・・実トモがキミ○スで再生されてるのは内緒だ(´Д` )
802名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 06:40:50 ID:k9iOTwX2
>>800
個人サイト持ってる人は何人かいるとおもい
神楽スキー氏は2次元ドリ単行本で読める
803名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 10:56:38 ID:58yPAgyq
>>802
神楽スキー 触手 の検索結果 約 19,600 件中 1 - 10 件目 (0.32 秒)

( ゚д゚)

もしかして: 神楽スキー場 触手

( ゚д゚ )
804名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 11:05:52 ID:JQ00oUlQ
>マルーシャは絶対ニトロ系
ああ、わかるわかるw
イグニスとキャルの外観を足して二で割ったような。
毎度決まって犯られる被害者達はリメイク版妖獣戦記の絵で。
降魔六式委員会は俺の中では淫妖蟲のイメージ。
ペルテタンは元から挿絵ありなんで割愛。
>>800
2ちゃん内なら寄生スレとか牧場スレとかオリジナル魔法少女、あとsenkaスレ。
ここらヘンは割りと職人が似通ってる希ガス。
805名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 15:59:45 ID:BBZ4/6NR
私も途中までここに投稿しておいて、次がまた中途半端なところから進まない……
一月中までにどうにかしたかったんだけど、無理かな〜
806名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 19:57:04 ID:KUfCRfVQ
そういや、ザウスが直球だな。純愛触手ADVエロゲだって
807名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 20:04:46 ID:k7Pb2idx
>>805
あと4時間もあるじゃないか
頑張れ

>>802
さすが神楽スキー氏ですな
そんだけ評価されてるのはすごいな
他にもここには大量のSSがあるんだからいくつかピックアップして本とかにできたら楽しそう
うまく挿絵なんかも手配して同人誌みたいな
作者さんたち一人一人に許可をとるのがかなり大変だろうけどw

でも楽しそうだなぁ…
808名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 20:16:51 ID:FcrfGYJ7
純愛触手・・・・?
809名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 20:51:24 ID:KUfCRfVQ
>>808
基本的にレイプから始まる純愛だからな>触手純愛
810名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 02:52:54 ID:gYLPsQzE
>>801
そうか。漏れはむしろペルテが幼彩な感じだが。
811名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 06:48:09 ID:j8x/4MfX
やっぱりダメです。一月中にどうにかしたいだとか言いましたがどう考えたって無理でした。
もうイキます。そんな早漏触手な私。
これは>>387の続きです。だらだら長い上に意味不明です。ずっとオナニーしています。
触手は最後のほうにちょびっと出るだけなので、メインの触手展開のみを期待されている方いましたらスルー推奨かもしれません。
ではよかったらよろしくお願いします。
812名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 06:48:51 ID:j8x/4MfX
7
心地よい暖かさが全身を包んでいる。
深い眠りから目覚めたその体に意識はすでに戻っているのだろうが、瞼を上げるには未だ至らない。
代わりに行われているのは、相変わらずの可愛らしい唇から漏れ出るスヤスヤという穏やかな呼吸のみだった。
包み込むような、やんわりとした感触が再び琴乃を美しい真っ白な眠りの世界へ誘う。
それに導かれるまま、琴乃は己の思考をゆっくりと時間が流れる別世界に沈めてゆく。

『琴乃ちゃん。琴乃ちゃん……』

優しい口調。まるで愛おしいものを包み込むかの様に声をかけるそれは、微睡む意識のただ中にいる琴乃を眠りの世界からすくい上げる。

「だれ……?」

柔らかなベッドからのろのろと半身を起こすと辺りを眠け眼で見渡す。目に映ってきたのは見知らぬ広い寝室であった。
洋風の部屋らしく、部屋の隅には幾つかのクラシックな造りの調度品やテーブルが置かれている。柔らかな朝日の粒子が満ちている。
部屋全体が温もりを持っているようで、朝特有の縫って伝わってくるような寝起きの冷たさも感じない。
体を覆っていたのは高級そうなシルクの毛布一枚だった。
それから抜け出た身体を見ると、下着一枚纏っていない美しい乳房があらわれていた。
肌理の細かい肌と豊乳は朝の日差しを受け輝き、先端をツンと上向かせてその大きさを誇示している。

「どうして私こんなところで……。それにこんな格好で……」

琴乃はどうしてここで眠っているかを思い出そうとするも、全く記憶が思い浮かばない。
昨日はいつも通り、見知った自分の部屋で眠りについたはずだ。私は夢遊病にでもかかってしまったのだろうか?

『琴乃ちゃん。琴乃ちゃん……』
(またあの声……。一体誰なの?)
自分の名前を呼ぶ声がどこからか聞こえてくる。しかしこの部屋にいるのは琴乃本人だけだ。それになぜだろう?
よく耳を澄ましてみれば聞き覚えのある声だと分かった。なのに何故かその声の持ち主の姿が浮かばない。
見知らぬ場所に訳も分からずただ一人いる状況に琴乃はいよいよ不安をおぼえた。

『大丈夫。何も怖くないんだよ。琴乃ちゃん』

またあの声が頭に響く。この状況で唯一自分の状況を説明してくれるかもしれない存在に琴乃は耳を傾けた。

『ここは琴乃ちゃんにとっての楽園。もう何もつらいこともない。我慢する必要も無い。琴乃ちゃんが琴乃ちゃんでいられる場所なんだよ』

楽園?語りかけてくる存在はここを楽園と言うが、どういうことか理解できない。
しかし、しばらく考え込んだ後、琴乃は一つの結論に達した。なに、たいしたことではなかった。むしろ考えるまでもなかった。
これは夢なのだ。それならば全て合点が行く。ここが楽園だと言われるのもそれならば理解に難くない。

『そう、ここはあなたの夢。琴乃ちゃんの待ち望んだ世界……。何をしてもいいし、何をしても許されるの……』

やはりここは夢の世界だ。ここに私を恐れさせるものは何もない。
そう分かると、一時身体を強張らせていた緊張が一気に解かれ、瞼を閉じて再びその身をベッドに預ける。
ここが待ち望んだ世界、改めて考えてみるとある意味その通りなのかもしれない。ここなら周りの煩わしさからも開放される。
そう思うと同時に、琴乃は今までその煩わしさからいつも振り切れなかった自分を思い出す。

813名無しさん@ピンキー
8
その取り分け人目をひく容姿と傑出した成績で琴乃はつねに他人より一目置かれる存在として育ってきた。
しかしその反面、琴乃は常に他人の期待に応えようという思いに引き締められてきた。
よく知る友人に助けられつつも、どこか特別視される琴乃に対して同級生から疎ましく思われ、嫌がらせを受けた経験も少なくない。
そのせいか積極的に人に接するというのは琴乃の苦手とするところであった。
家庭での状況は、ドラマでよくあるように親が教育にうるさく、子供に無理強いをしてきたという訳でもない。
むしろ琴乃の両親はいつも自分の好きなような、やりたい事を勉強すればいいと言ってくれる。だが分かってしまう。
言葉では自由にしてよいと言いつつも、無限の期待を込め琴乃の将来が必ず成功するものだと信じて疑わない。
その自分への視線が分かってしまう。特に気にするべきでない。当たり前のことだ。
だが結局、私は何も決められないまま、いつも人の決めたルールのなかで、たまたま良い成績をただ残してるだけだ。そう思ってしまう。
めずらしい話でもない。他人に涙を誘うほどのことでもない、ごくありふれた一人の少女の悩みだ。
だが琴乃はこの時、その事を人一倍心の中で気に病んでいたのかもしれない。

『何も恐れることなんてないよ。さぁ、また目を開いて。何もかも忘れさせてあげるおまじないを私が教えてあげる』

またあの声が聞こえる。琴乃は言われたとおり再び瞼を持ち上げた。

「なに、これ……?」

開いた目の先にはもう一人の琴乃がいた。いや、一瞬驚いて分からなかったがそれは鏡であった。
巨大な鏡で自分の全身を写すどころかこの大きなベット全体までも写しこんでいる。
衣服を一切着込んでいない、ベッドの中央に横たわる裸の少女を琴乃はじっと見つめる。

『キレイでしょ……?こんなに素敵でエッチな身体してる子なんて他にいないよ。きっと女の子なら誰でも羨ましがってるよ。
男の子もみんな気になってしょうがなかったんじゃないかな?』

その通りかもしれない。他の女子からは着替えのときなど羨ましいと言われたことなど枚挙に遑がない。
そういえば水泳の授業で水着を男子の前に晒したときなど、幾人もの男子が自分へ熱い視線を送り続けられた事など忘れられない。
さらに後で知ったことだが、その水泳の授業中に自分の水着姿を隠し撮りしていた者がいたのだ。
撮った写真は男子間のなかで高額で取り引きされるのを知った時など、怖くなって次の日は学校を休んだほどだ。

『ツラかったね……。何も知らないくせに、琴乃ちゃんのことを自分の好きにしたくてしょうがないんだよ……。
でもこの身体をよく見て。こんな琴乃ちゃんだったら、みんなもっと知りたくて知りたくてしょうがないの。
ほら、琴乃ちゃんはこんなにエッチな身体してるんだよ?』

鏡に映る少女は、確かにあまりに魅力的だ。ベッドに流れるストレートの黒髪は光の粒子を取り込んで艶を放ち輝いている。
理知的な光をたたえた黒い宝石のような瞳。すっきりと通った鼻筋に鮮やかなピンク色の唇は引き結ばれ蕾のような艶やかさだ。
隠すもののない完全に露になっている二つの肉球は無闇に大きいだけでなく、張りがあって形がよく染み一つない琥珀色。
その頂上に桃色の突起がツンとそそり立っている。
豊満な乳房から腰へと伸びるくびれ、目にも眩しい太ももにはどんな女性も羨まずおけないだろう。
秘所を守るショーツも今はなく、薄めの肉花びらは複雑な襞でありつつも左右対称で乱れなく美しい。
陰毛は濃すぎず薄すぎず、細い茂みを蓄えている。ひっそりと佇む蕾は包皮で薄く覆われ、僅かにその可愛らしい赤い実を露出している。