手軽。
「つまり、気が向いたときに手がだせるから、ということでしょうか」
「そう言うと身も蓋もないけど、否定はしない。俺の諸々の効率化を図り仕事への還元への貢献と捉えて欲しい」
私の意志は無視して勝手なことを言う。いけない、彼に丸め込まれてしまいそうだ。
「どうあっても続ける、とおっしゃるんですね」
「俺はそう望んでいる」
「受け入れられない、と言えば?」
瞬間彼との間に剣呑な空気が生じる。
「俺はわがままで、だから何をするか分からない。この間のことを吹聴して回るかもしれない」
ハラスメント三重奏で迫ったばかりかあの出来事も脅しの材料にするのか。
本当にこの人は大きな子供のようだ。
ここを辞めて他の科や他所の大学に行く選択肢はある。でも彼の知識と技術は吸収したい。なら答えは……
「絶対に秘密にしてください。……業務時間内には嫌です。休日や学外もです。この部屋で以外触らないで下さい」
こちらの条件を挙げてみる。彼はそれを検討しているようだ。
手軽に抱くのだから学内限定だし、仕事優先なのは当然だろう。
医局の人たちにばれたらお互い今後がやりにくい。
「他の女性と関係したら感染症のチェックを。というよりそちらに本気になってください」
彼は私のうなじに手を添える。そこに力がこめられ引き寄せられる。
「お互い他の人に本気になったら終えよう。その条件で結構だ。俺は時間を、君は技術と知識を手に入れる。
業務時間が終わって学内にいれば誘いを無視しないで応じて欲しい」
そう言って彼は口付けてきた。唇を甘噛みされ舌でなぞられる。
促されて少し開けた隙間から彼の舌が入り込む。口の中をゆっくりとうごめき私の舌を探り当てた。
舌をからめられて息が苦しくなってくる。いつの間にか背を撫でる手を受け入れていた。
彼の手が白衣のボタンにかかるのを感じ慌てて離れた。
「教授、駄目です。このあとも用事があります」
彼は不機嫌そうにむくれているがこっちの知ったことではない。
「いつ終わる?」
頭の中で計算する。あれとこれをやって、書類を出して……
「一時間くらいです」
「分かった。それが終わったらおいで。必ずだよ。逃げるのは許さない」
ようやく開放されて教授室を出た。
自己保身も働いた上で彼の欲望処理係ともいえる関係を了承してしまった。
どうしてそうなった。自分でも良く分からないままとりあえず書類を医局長に出すべく廊下を歩き出した。
終わり?
おまけ
「大学院に進学します」
どんなに嬉しかったか君は知らない。
これで四年間は俺の傍にいてくれる。嬉しくてその願書に必要以上の力をこめて押印したくらいだ。
おまけに今後まで約束できた。
全身全霊で君を育てよう。一人前の医師になるように。
一時間後に、と約束させた。
待ちきれないが仕事を済ませてしまおう。決して邪魔が入らぬように。
終わり
乙。
思ったより教授が主人公にメロメロでびっくりした
てっきり教授自身も主人公のこと好きだって気づいていないのかとw
続きが楽しみだ
>>800 GJ!!
そしてそろそろスレを建てないと容量がヤバいな
803 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 04:29:29 ID:nuYNAkfl
容量が危険域なんでage
乙
乙
埋め?
埋め
じゃあ更にage
ageじゃない埋めだ……
うめえ
埋め立て地
鰤の日番谷×乱菊が最近気になっている
真面目な主人と奔放な部下もいいよな
ところで誰かウィキを更新してくれないだろうか。
これが落ちちゃったら過去作品読むとき地味に困るんだが
816 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:59:22 ID:1cLH7I/S
埋め
817 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 13:10:35 ID:z7QdVw00
埋め
埋め
819 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 02:21:29 ID:Si3jzBsb
まだまだ容量あるな
一途な従者も好きだが、従者を好きだと自覚して手がだせない主人が好きだ
権力をつかえば簡単なのにためらってすれ違うのが萌える
でも己の魅力をとことん使って主人を振り回すのも読みたい
つまり何でもカモン!だ
同意しつつ埋め
生真面目な女従者をパワハラ、セクハラ全開で追い込んで強引に関係を持ちたい
梅
鬼畜ショタ主人に言葉攻めされる女従者が見たい。もう自分末期かもしれん。
>>827 貴方のレスを読んでそういうのも良いじゃんと思った
鬼畜ショタ主人に虐めらる女従者可愛いよ
鬼畜ショタも良いが、ショタの頃に主に懐かれて母性本能をくすぐられてた従者が
主人が成人した後に女性本能を開花させられるようなのも見たい。
SMのご主人様と奴隷だとスレ違いか?
>>829 年上の優しく献身的な女従者萌え
>>830 S男主人とM女従者の性的な部分以外での関係性次第ではないかと
梅ついでに母性本能ショタっぽいもの
私は両親を亡くし、引き取られた先のぼっちゃまにつかえていた。
旦那様と奥様は仕事や社交にお忙しく、私を実の姉のように慕ってくれた。
私も天涯孤独の身の上で、彼を実の弟のように思っていた。
そんなある日、奥様がお亡くなりになってしまった。
お葬式で、泣くのをこらえている坊ちゃまを心配げに見つめるしかできなくて。
ぎゅっと握られた手に、どんなに愛しさと……坊ちゃまの心が伝わってきて、せつなさが胸に広がる。
旦那様は少し顔を出されただけで、お葬式でも坊ちゃまは一人だった。
私は、奥様の変わりは出来ないでしょうが……お母さんだと思ってなんでもおっしゃってくださいねと坊ちゃまを抱きしめた。
胸に顔をうずめながら、嗚咽をこらえる坊ちゃまに……結婚をあきらめている私は、自分に息子がいたらこんな感じだろうか、と。
その夜、寂しさからか私の部屋に、坊ちゃまはやってきた。
「一緒に寝ていい?」
私は一瞬立場の事を考えて、迷ったが、その悲しそうな瞳にベッドに寝かしつけることにした。
すると、坊ちゃまは甘えたように、私の胸に顔をうずめてくる。
私は、また抱きしめた。
坊ちゃまは、まるで母猫を亡くした子猫のように私の胸を触ってくる。
くすぐったいですよ、と嗜めると、恥ずかしそうにママのおっぱいが吸いたいと言い出した。
さすがに私もその言葉には、焦る。
本当の親子というものはそういうものだろうか。
私は早くに両親を亡くしたし……子供のころは母親に甘える他の子供をみてうらやましかった気がする。
その時の気分を思い出し、相手は子供なのだ、と考え直し。
私は仕方のない坊ちゃんですねぇとため息をつきながら、胸を出して坊ちゃまの好きにさせた。
それから数年。
もう「子供」とは言えない年になった坊ちゃま。
しかし相変わらず何かがあると、夜誰にも見られないように私のところに甘えにやってくる。
段々と、私の体も……坊ちゃまはそういう気がないとはわかってるのに……はしたなくも感じてしまいそうになることが多々あった。
いくつになっても男の人はママのおっぱいをしゃぶるものだろうか。
いや侮蔑の言葉になっているぐらいだから、いつかはやめさせなければいけないことなのだろう。
乳離れをさせるために、おっぱいにからしを塗るというお母様方の体験談もある。
私は坊ちゃまの本当の母親ではないので、そのタイミングを完璧に見失っていた。
さすがにもういい年なんだし、こういうことは……とやっとのことで言った私。
すると坊ちゃまは、見捨てるの?と悲しい目をする。
母親は無償の愛を与えてくれる……そしてそれを裏切らない。
それが私の母親のイメージで、そして坊ちゃまもそうだと思っているようだった。
そして押し切られて、まだ坊ちゃまとの「親子関係」は続いている。
そして、今日はその甘えが顕著だった。
本当に貴女から生まれてくれば良かった。そういって、突然。赤ちゃんが生まれてくる場所を触られて、私はびくっと、してしまう。
散々、胸を揉まれて、しゃぶられて、感じやすい先端をこねくり回されて……感じている声をこらえるのが精いっぱいだったのに。
僕を、産み直してほしいな……。
快感に身をよじらせることを悟られたくなくて、取り繕うだけで精いっぱいだった私は、坊ちゃまのされるがままになっていた。
坊ちゃまの細い指が、ぬぷりと私の中に入ってくる。
ここから赤ちゃんが生まれるんだよね、お母さん。そう無邪気に私の中をかき回す。
だぁ……めっ。
産んで。
私は、寄せてくる快感の波に……頭が真っ白になってしまった。
「あれ、お母さん?」
「……」
「イっちゃった?」
どこか嬉しげな声の後。
「いつになったら、オレの事男として見てくれるんだろう」
そんなことを悲しげに坊ちゃまが言っているとは知らずに、私は心地よい眠りに堕ちていった。
GJ
年上女性もいいなあ
最初はそうでなかったのにある時から異性として意識しちゃうってパターンも好き。
837 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 03:49:16 ID:+XXQ8rF1
さてそろそろ本当に終わりだなこのスレも
次も盛り上がることを祈りつつ埋め
839 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:54:38 ID:+XXQ8rF1
更に埋め
>>834 GJ!
けっこう特殊なシチュだと思うんだが、読ませてくれるな
母性本能ショタいいね
埋め
埋め
埋め埋め
845 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 08:46:00 ID:XeKM0l4f
埋め
主従すきだ!
部下が上司の無茶な要求に振り回されて、ぶつくさ不平不満を言いながらも
何だかんだ言って世話焼きさんな感じに上司に尽くす部下とか、
どれくらいの我が儘なら聞いてくれるだろうかと部下を試しつつ
少しずつ距離を縮めていこうとする上司とか、そんな関係の上司部下がみたい。
>>847 口では文句やら不平不満を言うが、実際は世話焼きで必死に尽くしてくれて、身体は従順で逆らえない女部下とか可愛い