【従者】 主従でエロ小説 第六章 【お嬢様】

このエントリーをはてなブックマークに追加
767名無しさん@ピンキー
代行していただいて1レスずつ投下します。NGは名前欄の「アリスのエステ紀行」でお願いします。
ぶつ切り投下ですので、他の書き手さんは割り込みなど気にせず投下してください。すみませんm(._.)m
年末保守〜〜〜〜〜〜


エントランスホールに立つ柱から金髪の端がヒョコヒョコはみ出ている。
(正面玄関に潜入成功!……むむむ、お客は小洒落たおじ様ばっかりですねぇ)
柱の影に身を隠したアリスは慎重に周囲を盗み見た。
辺りに広がるのは極めてリュクスな空間だった。
吹き抜けの広々としたロビーは全面黒の大理石張り。研磨された壁の表面に砂金のような
細かな模様が入っている。しつらえられた家具調度も全て黒地にゴールドのアール・デコだ。
事前にアリスがホームページでチェックした情報によると、
ロビーは日本の漆塗りをイメージしたデザインらしい……。でも、ウルシヌリってなーに?
アリスにはまるで見当がつかなかったが、恐らく黒くてツヤツヤ、ギラギラしたグロテスクな物だろう。
ソファーを立ったおじ様が近くを横切り、アリスは慌てて柱の向こうに引っ込んだ。

ここは、ネイルサロンからスパに宿泊施設まで、あらゆるサービスを内包したメンズエステの総本山。
お金をたっぷり注いで男を磨く、魅惑の高級リゾートなのだ。
(はー、ここで無数のおじさんが世俗の垢や加齢臭を落としてるんですなぁ。……なんかきちゃない)
思わずおでこに皺を寄せる。
十代少女の残酷な価値観の前では、おっさんの皮脂など激毒に等しかった。

ツヅク