612 :
ミキ×秀明:2009/10/02(金) 22:32:19 ID:qL7UxY1d
・どうあってもエロくない(すまん)
・秀明が犯罪者(秀明にしかムリだが、いやな人はごめん)
・3レス程度
ねえ、デートしたいな、お弁当持って公園とかでさ
彼女の言葉に、彼は少し戸惑った。もちろん、嬉しいとも思いはしたけれど。
ね…何も言ってくれないけど、ダメ?
彼女の瞳が覗き込むように彼を見上げ、くちびるを少しとがらせる。
ダメじゃないよ、でも難しくないかな。きみに迷惑がかかっちゃうかもしれない
彼は軽く眉根を寄せて、俯きがちに言葉を切る。
わかってる。だけど、ヘンなの
大好きなひとといっしょに居るだけで気を使わなきゃいけないなんて
少しむくれる彼女の髪を撫でながら、彼は屈み込んで額をコツンと寄せる
僕が普通なら、もう少しいいんだけど。
もう! 何言ってるの。あなたはあなただもの。私にはそれだけでいい
それとも……それとも、あなたはそうじゃない?
イタズラっぽく笑う彼女の頬を彼は両手で包み込む。
わかった。行こう。ちょっと遠出になってしまうかも知れないけど、いい?
ううん、大丈夫。今度のオフ連絡するわ
軽いくちづけを交わし、彼は彼女を強く抱きしめる。
ノックの音が不意に響き、ふたりの顔が曇る。
あーあ、時間だ。離れたくないな
きみをみんな待ってる…行かなくちゃ。ね?
そう言いながらも、彼の手は彼女を抱き寄せたままで、彼女も彼の肩にまわした腕を解こうとはしない。
それからただお互いに見つめ合う。
ね……約束だよ?
うん、約束だ。いつもの場所に迎えに行く。待ってて
コンコンと再び急かすようなノックに、仕方なくふたりは離れる。
……いってらっしゃい、ミキ
いってきます、秀明
613 :
ミキ×秀明:2009/10/02(金) 22:33:02 ID:qL7UxY1d
そわそわ。どきどき。ミキは何度も手にしたバスケットに視線を落とす。
遠足前の子どもみたいだと思いながら早足になる自分を抑えきれない。
帽子を目深にかぶりなおし、バスケットを傾けないようにしながらも、ほとんど小走りになる。
「すこし、早いかな」
時計を確認し顔を上げると、目に飛び込んできたのは予想外のものだった。
見慣れない車。それから隆志の姿。
隆志はミキに気付き、手を振る。
「いよう、ミキちゃん。ひさしぶり」
「……え?」
一瞬、ミキは何事か理解できず怪訝な顔つきになる。
それに気付いた隆志は、笑い出す。
「いやいや、ミキちゃんさ、誤解しないように。デートについてくワケじゃないからな?
ってか、秀明! ミキちゃんに自分で説明しなさい?」
そう言って隆志は運転席側のドアを開く。と、シート位置を変えるのに躍起になっている秀明が居た。
「ん? あれ? ミキ……もう着いてたんだ?」
微妙に遅れてミキの姿に気付き、秀明は顔を上げる。
何がなんだかわからない、そう言いたげなミキの表情がある。
「あ、ミキ、ごめん。隆志は車を持ってきてくれて」
「そ。俺レンタカー屋でバイトしてるからさ。そんなワケで仕事ね、コレ」
ネクタイとレンタカー会社の刺繍の入った白シャツという隆志の服装に一瞬ミキは納得しかける。
しかし──そういえば、と、あることにすぐに思い当たり、ミキはあわてた。
「……ひ、秀明、免許は?」
隆志と秀明は微妙な表情で目配せをしあう。
言いよどんでいる秀明の肩を叩きながら、「俺が言うよ」と隆志は耳打ちする。
咳払い。それから、A6版に折られた厚紙をミキに差し出す。
「ミキちゃん、これ。ケッサクっちゃケッサクなんだけどさ
シャレになんねっつったら、シャレになんない」
おそるおそるミキはそれを開き、確認し、絶句する。「これ…!」
秀明によく似た金色の髪の男の写真。氏名者欄には 1.Sun 2.Dish の文字。
「国際免許証ね、で、アメリカの免許証はこっち」と隆志はカードをヒラヒラさせる。
「こいつ、パクってきてたらしいんだな。でも使えるみたいだぜ、なんせ車借りれたし」
「や、ええと、そういう問題じゃなくって。あの」
「ある意味、同じ人だから問題ないって。それに秀明、運転うまいよ、だいじょぶ、たいじょぶ〜」
青ざめるミキに隆志は軽く請合う。
614 :
ミキ×秀明:2009/10/02(金) 22:33:22 ID:qL7UxY1d
「み、ミキ。運転は本当に問題ないんだ。だから」
「ホラ、ミキちゃん。秀明も問題ないって」
「………」
秀明は車から降りると、ミキの顔を覗き込む。
「ごめん、不安、だよね?」
「──えっと。うううん、だ、大丈夫? だよ?」
身を強張らせて大丈夫だなんて説得力ないよ、とミキの様子に秀明は苦笑する。
「ムリはしなくていいから、ね?」
「つーか、秀明、この辺乗せてみたげたらいいんじゃねーか?」
「隆志! ちょっと黙って──」
「…そ、そうする」
「み、ミキ?」
止める間もなく、ミキは車に乗り込む。秀明は彼女の行動とは裏腹なぎこちない表情にため息をついた。
「俺も乗るぞ? 言ったからには責任持たなきゃな。営業所の近くで降りるし!」
悪びれる風もなく言う隆志の頭を秀明は小突く。
隆志はヘラヘラ笑いながら「ま、うまくやれよ」と秀明の肩をぽすぽす叩く。
声をひそめ、秀明は「ちょっと助かった」とこっそり耳打ちした。
15分間だけのお試しドライブはトラブルなく終了し、隆志は「またな!」と降りていく。
助手席で緊張しっぱなしで固まったままのミキの顔の前で、秀明は手を上下させる。
途端に、びくりと肩を震わせ、ミキは秀明を見る。
「大丈夫だった? ミキ?」
「…驚いたの。本当に運転、できるのね。秀明」
「まあ、うん。いろいろあって」
きまずそうな表情で言う秀明にミキは吹き出す。
「み、ミキ?」
「ごめん、何かちょっと、ね。行こう、秀明」
「よかった。あ、ミキ」
「んん、何?」
「その、言い忘れて、たんだけど。その服、かわいい。ミキに、似合ってる」
真っ赤になりながら秀明は言う。
少し胸元の開いた青の薄地のカットソーに白のジャケットとキュロット、ショートブーツ。
だって、今日のために買ったもの、とミキは有頂天になりながら笑った。
615 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 04:30:45 ID:GDT6p5G6
テレビの特番見てて思いついた(・ω・)/
「ねえ…衛…。ちょっとお願いがあるんだけど…」
研究室の奥にある書庫で資料を探していたら、いきなり背後から声をかけられた。
「遥…、来ていたのですか?どうしたのです、何か元気がないようですが…」
「うん…、それがね…」
遥は顔を赤らめてもじもじと口ごもっている。
「話しにくいことなのですか?では、ここではなんですから研究室の方で…」
「ダメっっっ!!こ、ここのがいい…」
「???それはいったい…」
理解できずに首をかしげていると、遥はいきなり自分のブラウスのボタンに手をかけ始めた。
「は、はるかっ!一体何を…っ!!」
慌てる衛をよそに、ブラウスの前は大きく開かれ、ついにはブラのフロントホックまでパチンと外された。
「バ、バカ…、そんなジロジロ見ないでよ…」
「あ…なっ…」
言われて慌てて目をそらすが、いまだに遥の意図が理解できないでいた。
「は、はるか…、一体何のつもりです…?」
情けないことに自分でも声が震えていることがわかる。
しかし、遥はその問いに答えることもなく手をつかむと、そのまま露になった双丘へとあてがった。
ムニュ…♪
マシュマロのような心地よい感触が手の平から伝わる。
吸い付くような手触りに、今にも倒れそうなくらい心臓の鼓動が早くなっていた。
まさか、こんなにも大胆に遥の方から誘われるとは思いもしなかった。
ムニュ…
ムニュ…ムニュ…
「んっ…、あっ…!あんっ…、だ、ダメェ…!乳首は違うのぉ…!んっ!」
もはや、自分の意思とは関係なく両手は勝手に遥の胸を揉みしだいていた。
粘土のように揉み解しては、円を描くように撫でまわし、乳首を愛撫しながら優しくもてあそぶ。
「はるか…!」
「んっ…!ふっ…!ど、どう…何か変じゃない…?」
「どこもおかしくないですよ…柔らかくて…とても気持ちいいです…」
そういいながら、乳首を口に含もうと顔を近づけると遥は急に身を引いた。
「ち、ちがう…!そうじゃなくて…なんか変なしこりとかない?」
「しこり…ですか…?」
「ほら、この乳首の奥の方に…なんかこう…」
「さあ…、言われてみれば、確かに少ししこりみたいな感じがありますが…。これがどうかしたのですか…?」
「じ、実はね…。今日ちょっと署の女の子達とおしゃべりしてた時に乳癌の話になったの…。
で、胸にしこりがあったら危ないって…!」
「はぁ…、それでこんなことを…」
「うん…、他に誰に聞いたらいいか判らなかったし…。アンタなら、ヘンな気も起こさないだろうから…」
十分ヘンな気を起こすところでしたよ、と心の中で溜め息をつく。
「ねぇ…衛。あたしやっぱり…」
「病院に行くべきです。素人の判断より、専門家に聞いた方が早くて確実ですよ。」
「でも…、もしそうだったら…。おっぱい…なくなっちゃうのよ…」
「胸と命とどちらが大切ですか…?一人で行くのが恐いのでしたら、私も付き添いますから…。
予約を取って明日にでも病院にいきましょう。いいですね」
「う…うん…。わかった…」
616 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 04:31:39 ID:GDT6p5G6
>615続き
翌日、病院の待合室。
「三島さんの付き添いの方ですね。先生が呼んでいますので、診察室にどうぞ」
自分も呼ばれたということに思わず、心が重くなる。
まさか本当に遥が…。
しかし、遥はもっと心細いハズ…。自分が支えになってあげなくては…。
そう覚悟を決めて、診察室の扉を開いた。
中には、初老の医師と遥が向かい合って座っている。
「うむ…、きたか。そこに座りなさい」
促されて遥の隣へ座る。
不安に包まれた遥が手をつかんできたので、ぎゅっと握り返した。
「それで、先生…。遥の具合は…」
「そう深刻にならんでいい。心配せんでも彼女は健康そのものだ」
「はい――?では、なぜ私は呼ばれたのです?」
「うむ…、実は彼女が胸のしこりだと思っていたのは乳腺の張りでな。
普通は妊娠した後に張るもんだが、たまの彼女みたいに特別な場合もある。
で、その場合は定期的にマッサージしなければならんのだ。
それは彼氏の責務だろう?だから呼んだんだ」
「なっ…!!先生、コイツは別に恋人じゃなくて…」
「ああ…、照れんでもいい。
どうせ仕事柄、忙しい忙しいでロクに病院にもこれんクチだろう?
なら、そばでちゃんと管理できる人間に任せたほうが安心だ。
これも放置し過ぎると、乳癌になる可能性だってないわけじゃないんだからな」
「うう…」
「はい、お大事に」
病院からの帰り道、遥は車の中でむくれていた。
「むぅ…、えらい恥をかいた…」
「でも、良かったじゃないですか、何もなくて…」
「そりゃ…そうだけど…、な〜んか納得いかない…。
ねぇ、衛。ちょうどいい時間だからお昼おごってよ!安心したらお中へってきちゃった」
「なぜそうなるのです…。付き添いまでした挙句、お昼まで…」
「別にそれくらいいいでしょ。
だって、アンタはこれから毎日…マッサージできるワケだし…」
衛は真っ赤に染まった頬を見ながら、自分は一生彼女には適わないと思った。
「しこり」→「乳首おっき」→「我慢ならん」
的展開思た私恥ずかしアル
GJ。
衛…しかし自制心すごいなw
ほしゅ…
しかしサイコはキャリアふたりとか豪勢な部署だよな。特捜部
621 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 04:34:24 ID:c4cMB6FX
「踊る」は、2〜3人いなかったっけ?
むろい、かけい、女 だったかな…
かなりうろ覚えだけど…
レインボーブリッジのときにいろいろ待てよ状態だったなw
真下もいたと思うから4人居る…
あれは部署でなく、署だが…豪勢どころじゃないな
ゲームとかドラマとかだからまあいいんだけど
羽生も遥も出世できなそう、と軽く思ったw
623 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 07:55:12 ID:GyHhdH8O
ほしゅ
スレあったのか
あるけど過疎
吐く息が白い──。切るような風が冷たく耳の奥が鈍く痛みを訴える。
靴のヒールが走りにくいのか、それを脱ぎ捨てると
アスファルトの冷たさも構わず栗色の髪をなびかせ、彼女は走る。
捕まえたい、捕まえたくない、せめぎ合いをする気持ちに、
ただ会ってアイツの顔が見たいという感情の方が勝った。
そして、彼女は走りつづける。
ほ し ゆ
628 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 17:04:10 ID:TQA8R6Gf
癸生川が出たな…
続編はまだ出ないのか…
630 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 03:36:00 ID:NGfeW5Js
あけおめほしゅ
あけおめほしゅあり
632 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 18:58:49 ID:OIv9aVea
なんと…、
フロムカプセル(ドコモ)の新作に
続いていると云うワナ…
マジで? AUやめちゃうかな…
新作やった。
相変わらず面白かった。
でもやっぱちょっと切ない。
ほしゅ
636 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 00:56:03 ID:5449fSqq
>>636 おお!ありがとう!まるっと新作なんだね。
キャリア好きか;
保守
639 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:14:44 ID:0F3KcadM
新作やった!
主人公を羽生・上司を遥だと思うと、急に親近感がw
保守
しるばれほしゅ
642 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 23:22:33 ID:mXYuScy1
静が衛を呼ぶ時とその逆ってどーだったっけ…
643 :
エロスの帝王:2010/04/07(水) 23:49:09 ID:q8H8bSk+
644 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 03:51:12 ID:eZ1eoQnO
>642
死屍神では
「センセ」とか「兄ちゃん」とか
関西のオバちゃんみたいだったような…
>644
あり!
646 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 16:35:18 ID:eZ1eoQnO
647 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 04:33:32 ID:T39R/jTy
ほしゅ
648 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 12:43:08 ID:UubXz24q
pixivで遥が
すごいことになっているw
>648
なってる? あまり見かけないが
携帯アプリ
携帯ゲーム
タグ以外は定期巡回対象外だしなぁ
651 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:07:49 ID:ZcRgL2aw
サイコミステリー・シリーズをアニメ化させてほしい
サイコのラジオドラマってどんなんでした?
☆
ほしゅ
655 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:32:58 ID:ijzJSraY
あげ
さすがにほしゅ
シルバレはいったいどこへ…
658 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 10:18:01 ID:ulBofFz2
朗報なのか、androidでサイコミステリー配信始まったみたい
ただ、ゲンキのサイトがスカ過ぎて、1.6から対応なのか2.0からなのかが不明
ちょっと試したところ、一応1.6は対応ちっく。
au組にも嬉しいやも知れん。だが全部出るのか不安なところ
659 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:59:17 ID:5vWhKfFR
あの会社に期待するだけムダw
イノセントノイズまでで終わり、の呪いが発動しそう
Android、ColdRain配信来たぞー