GJ
続きも期待してる
>>823 いいねいいね
サキさん好きには続きが楽しみ
いいお〜GJ
まぁでもひなゆめは
評価してくれんの厨房ばっかだからな
ここで評価して欲しかったんだろ
>>830 自演じゃねぇよ。
>>店内で耳にした他の客たちの「ちぇっ!これ、第2希望なんだよな」「俺なんか、第3希望だぜ」という不平すらも心底羨ましかった。
この台詞だと、結局どの色も買えなかったという風に受け取れるが
>>「携帯電話ってのは、その色の違いが性能の差じゃあねえから、な?」
この台詞だと、一応買えたけど好きな色ではなかったと言う風に受け取れる。
起承転結の起の部分の時点で、既に話が破綻している。
マニアックなワタル(伊澄談)が自分の熱愛するアニメの特別仕様の携帯電話を
予約もせずにサキさんが気を利かせて予約しに行くのは、頼りがいがあって
何でも一人で出来るワタルにしては不自然。
愛歌がドSな人に見えない。
続きでそういうシーンを入れるつもりかもしれんが、今の時点では全くらしくない。
キャラに合わせて話を作っているのではなく、話に合わせてキャラを改変しているように
見えるのが非常に不満。
上手そうな文章に見えるが、実際のとこは普通にひなゆめレベルだろ。
この程度のSSだから向こうで書いたSSが、ろくにレスもらえなくてここに来たんじゃないのか?
カップリングの表記無し、エロ無しの注意事項無しなのも気にくわない。
>>831 貴重な評論、有り難うございました
他者の文章に関しては大変な分析力を発揮なさるあなたが書いたSSを、是非拝読したいものです
「メイド服…、ですか?」
『そう。私が着るの』
「ええっ!?愛歌さんが!!それはまた…」
『出来れば週明けまでに手配してもらえると有難いわ。じゃあ、準備が出来たら電話をもらえるかしら』
「は…、はあ…」
30分前と同じく、言いたい事だけ言ってさっさと電話を切る愛歌に、千桜は、またその場で固まってしまった。
「あ〜あ…。どうしよう…」
メイド服の手配を頼んでおいて、「それを何に使うのか」という核心部分を自分から明かした上で一方的に会話を打ち切るとは、
他人を苛める時の愛歌の事の運び方の巧みさにほとほと感心させられながら、千桜は深い憂いの篭った大きな溜め息をついた。
愛歌からメイド服を要求された直後から、千桜は、それに纏わる全ての要素を必死に思考の中で繋ぎ合わせた。
メイド服を相沢邸の更衣室から一着持ち出して愛歌に渡すのは簡単だったが、しかし、そんな事をすれば、
今後、その事をネタにしての強請が始まるに違いないから、それだけは絶対にしてはならなかった。
「(そうだわ!)」
だが、伊達にヒナギクの元で生徒会役員を務めているわけではない千桜は、程なく名案を思い付いた。
「咲夜さん。ご相談があるのですが…」
「どないしたん?」
「このメイド服なのですが、これは、私をスカウトして下さった時の、メイド喫茶のものなんですよね?」
「そうや。可愛くて、ハルさんに良う似合うてるで」
「ですが、改まったお席には、これは少々華やか過ぎるかと思いまして…」
「せやろか?」
「はい。出来ればもっと落ち着いたデザインのものを何着か揃えておいたほうがいいのではないでしょうか?」
「そか。ほな、ハルさんに任すわ。良さそうなんがあったら、買うてきて、着て見せてんか」
「はい!」
こうして千桜は、何とか被害を最小限に食い止める目処を付けると、困った性癖を持つ生徒会の同僚に電話を入れたのだった。
別にひなゆめレベルでもいいんだがな
すっかり夜の帳に包まれた霞邸では、愛歌が、両親と食後の団欒を楽しんでいた。
「お嬢さま。旦那様の秘書の田中様から、お嬢さまにお電話が入っております」
「ありがとう!」
老執事が丁寧に差し出す子機を、細くて白いしなやかな指先で受け取った愛歌は、嬉しい知らせの予感に顔を綻ばせる。
『お嬢さま。田中でございます。お申し付けの携帯電話の手配が出来ましたので、お知らせいたします』
「嬉しいわ!ありがとう。お手数を掛けましたね」
『いえいえ。お嬢さまのお役に立てて、幸いでございます。つきましては、お色と台数をご指定いただきたいのですが…』
「え?」
忠実な上に有能な秘書は、何と、白、赤、紫を一揃い、それも、それぞれ複数台ずつ集めてしまったのだったが、
それを聞いた聡明な愛歌のドS脳が、瞬時に結論を出す。
「じゃあ、一色をそれぞれ一台ずつ、押さえておいていただけますか?
契約は、お友達本人にして頂かなければならないんだけど、この事は、まだご本人には内緒にしてあるから」
『はい、かしこまりました。契約書は、明後日の午前中にはお届けできるものと思います』
秘書の話では、契約の手続きは一週間以内に行うのが望ましいとの事だったから、
千桜に頼んでおいたメイド服調達の日程は、丁度良かった。
♪どうやっても勝てない悪魔が〜、女神の顔をしてちゃっかり〜
良い事(?)は重なるもので、
父母のいる居間を愛歌が辞去した直後、そのポケットの中で携帯電話の白皇関係者用に設定してある着メロが鳴る。
液晶画面の表示を確認すると、それは正しく千桜からだった。
「もしもし、愛歌です。千桜さん?」
『はい。例の物を手配する準備が出来ました…』
それをはっきり“メイド服”と言えないのか言いたくないのか、
千桜が追い詰められている苦境を表すその“例の物”という微妙な言い回しが、ますますゾクゾクと愛歌のドS性を刺激する。
「ありがとう。助かるわ」
『お渡しの段取りについては私から連絡しますので、それまで少し待って下さい』
「はいは〜い。じゃあ、よろしくね!」
受話口のこちら側で、「(なるほど、学校や、“メイドのハルさん”になってる最中に催促するなって訳ね…)」と愛歌が納得すれば、
千桜は、今電話を切った相手が、自分にとっては、どうやっても勝てない女神のような顔をした悪魔なのだと、しみじみ感じていた。
教室で毎日顔を合わせるワタルと愛歌と千桜の、さり気無くもぎこちない数日が過ぎ、いよいよ金曜日の放課後となった。
愛歌は、昨日の夜、父の有能な秘書から都合三枚の携帯電話の契約書を届けてもらった直後、更に千桜からの、
「調達いたメイド服は、明日の朝の内に、生徒会室に付属している準備室の物入れに入れておきます」という電話を受けていた。
そう、準備は万端、整っていた。
「さあ、こっちよ。生徒会室は始めてかしら?」
「ああ。普段は用事もねえし、オレみいな一般の生徒は、何か、近付き難いっつうか…」
『時計塔には、生徒会関係者以外、入室を禁じます』という注意書きが掲げられている優雅なデザインの掲示板の前を、
それを全く気にする必要のない愛歌が何時もの通りのちょっとゆったりした足取りで、
そんな愛歌に先導されるワタルが、それに複雑な視線を送りながら通り過ぎ、二人はそのまま時計塔へと入っていく。
「でもよ、オレみたいなの勝手に連れ込んだりして、他の連中から怒られたりしねえのか?」
「『連れ込む』って言い方が厭らしいわね!」
「な!そ、そういうつもりじゃ…」
「うふふふ。大丈夫よ。会長は今頃、理事会で理事長と遣り合ってる最中だし、千桜さんは…、そう、用事で居ないし、
それに、花菱さんたちはとっくに下校しちゃってるから」
「でもよぉ、二人きりで話をするだけなら、何もわざわざ生徒会室使わなくたって…」
音も無くスムーズに上昇する豪華なエレベーターは、
少し腑に落ちない表情のワタルからの当然の疑問に愛歌が答える前に、最上階の生徒会専用フロアに到着する。
「ワタル君。約束していた携帯電話が手配出来たわ。これで間違いないかしら?」
「凄え…!あるところには、あるんだな…」
愛歌によって、その中でも一際豪華で、現在、主のいない生徒会長執務室に招き入れられたワタルは、
その目の前にそっと差し出された三枚の書類をしげしげと眺めながら、うーんと唸るような溜め息をついた。
「色違いで三つか…。ねえちゃん、凄えな!ほんと、凄えよ!!」
「そう言ってもらえると、私も嬉しいわ」
なかなかの恰好良さの中にも年相応の可愛らしさがあるアメジストの大きな釣り目を目一杯見開いて大いに感心するワタルに、
愛歌も、儚さと美しさが絶妙に調和したその顔をふんわりと優しげに綻ばせる。
「…つか、ありがとな。これで、サキも元気が出ると思う…。じゃ、この中から、サキに一つ選ばせていいかな?」
「ええ、もちろんよ。でもね…」
「?」
細い指先を伸ばしてワタルの手元からその三枚の紙をゆっくりと取り上げる愛歌の瞳が、きらりと妖しげに煌めいた。
「もちろん、サキさんはワタル君にプレゼントするつもりでこの携帯電話の抽選に応募したのよね」
「ああ」
「でも、ここには三通の契約書があるわ」
「うん…」
「ワタル君は、誰かに、この携帯電話をプレゼントしたいと思わないの?」
「そりゃあ…」
愛歌の態度の明らかな変化に戸惑うワタルだが、そこは年頃の少年の哀しさ、
こんな緊迫しかけている状況下でも、その脳裏にはすぐさまサキと伊澄の顔が浮かんだ。
「まあ…、遣りたいヤツは居るけどよ…、でも、それを三つっ全部って訳には…」
「ううん…」
改めて三枚の契約書をワタルの目の前に示しながら、
そのドSの本能が身体中の血を内奥へ内奥へと急速に集め始めたのをざわざわと快く感じる愛歌は、
奥底に妖しい炎をゆらゆらと点した瞳で、ワタルの顔をじーっと覗き込む。
「約束だから、もちろん一つは上げるわ」
「うん」
「残りの二つが手に入るかは、ワタル君の…、頑張り次第よ…」
「ああ…」
愛歌の端正な顔立ちに一瞬過ぎった狂気に気圧されたワタルは、思わずコクンと頷いてしまった。
「ちょっとここで待っていてね!」
とても楽しげな声音でそう言い置くと、愛歌は、ワタルの返事を待たずに隣室の準備室へと消えていった。
「オレは一体、何を頑張りゃあいいんだよ…?」
本来の住人でない者にとっては只ひたすらにだだっ広いだけの執務室を所在無げに10分間うろつき廻っていたワタルが、
痺れを切らしてそれをノックすべく準備室のドアに足を向けた瞬間、それは向こう側からゆっくりと開かれた。
「お待たせ!」
「ちょっ…、ちょっと待てよ!ねーちゃん!その恰好、どうしたんだよ!?」
落ち着いたデザインの黒の服地にフリルの幅も控えめな真っ白なエプロンが映える清楚なメイド服に身を包んで登場した愛歌に、
それまで不機嫌にぶすっと膨らんでいたワタルの頬が、見る見るうちにフニャリと緩んでいく。
「ワタル君、やっぱりメイドさんが好きなんでしょ?」
「え…?あ!ち、違げーよ!!ねーちゃんがいきなりそんな恰好で出てくりゃ、誰だってびっくりするだろ!?」
にやけ切った表情を必死に引き締めるものの、その努力が全く間に合っていないワタルを、
これをチャンスと見た愛歌がそのまま一気に追い詰めていく。
「サキさんの話をする時のワタル君の顔を見て、思ったの。ひょっとして、メイドさん萌えなんじゃないかしらって!」
「だから!サキがメイド服着てるのは、アイツの趣味みたいなもんで…」
「でも、そういうサキさんが好きなんでしょ?」
「だあーーーっ!だから、オレとサキの関係は、『好き』とか『嫌い』とかの関係じゃなくてだな…」
「じゃあ、どんな関係なのかしら?」
「うっ…!」
「やっぱり、『メイド服を着ているサキさん』が好きなのね?」
「…、ねえちゃん…、怒るぞ!」
部屋の真ん中で仁王立ちになったまま真っ赤になって俯き、腰の両横へぴたりと添えた拳をプルプルと震わせているワタルに、
そっと歩み寄っていく愛歌が、年上の女性らしく優しく宥めるようにしながら、誘導尋問を開始する。
「怒らないの!じゃあ、本当に好きなのは、伊澄さんだけなの?」
「何でここで伊澄の名前が出るんだよ!!」
「うん。ひょっとして、伊澄さんにメイド服を着てもらったら、最強なんじゃないかなぁって…」
「ええっ!?」
猫にマタタビの喩えそのままに、こんな危急の折でも、やはり年頃の少年であるワタルは、
メイド服を着た美しい愛歌に想い人のメイド服姿を想像させられて、さっきまでの憤りもあっという間に鎮火してしまう。
「…」
「やっぱりメイド服萌えなんだ!良かったわ、こうしてメイド服を用意した甲斐があって!」
「へん!そんなの、ただ着てるってだけじゃん!!」
愛歌の台詞に詰めの甘さを見て取り、それを反撃の糸口として掴んだつもりのワタルは、
しかし、そこに潜む罠に、我知らぬまま自らまんまとすっぽりどんどんと嵌っていく。
「あら?メイド服を着ているだけじゃ、萌えてくれないの?」
「そんなもん当然さ!!『メイド魂』が無いヤツがいくらメイド服を着たって、そんなもん、ただの“人間ハンガー”っつうか…」
「まあ!一生懸命メイド服を着たのに、“人間ハンガー”は御挨拶ね。それじゃ、その『メイド魂』って、どういうものなのかしら?」
「知りてーか?」
「ええ。是非!」
小姑氏が居なくなった頃を見計らって、また来ます
言う言うw
いーねぇ。続き宜しく
>>841 ずっといるよ、俺
てか、ワタルにも愛歌さんにもある許嫁有りの設定は無視なの?
一般的に許婚は本人の気持ちは無視して親同士が婚約の約束をしたと定義されるからな
無視でもよかろう
(エロパロに来て何言ってんだこいつ…)
乙!
続きも期待してます
荒らしに反応する書き手はウザ気持ち悪い
>荒らしに反応する書き手
精神的に子供なんだろ
まあ荒らす方は言うまでもないけど
現在494KB
うそつけ 493kbだぜ
854 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 06:33:50 ID:anM3epMP
494 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]
スマン、sage忘れ
三連続だが春風千桜って需要ある?
理沙と一緒に男装とかすれば女子にモテモテの需要
最近は誘い受けする書き手ばっかりだな
過疎気味でチヤホヤされて図に乗ってるのかな
いいんじゃない。このノリを他のところでやったらフルボッコだが。
>>856 ありまくりだから早く書いてくれ
禁断症状が出てしまう
よくもまあ読む以外何もしない輩が・・・
次スレ立てたほうが良いっぽい?
お客様はお帰りください(^q^)
ハルさんのエロ誰か頼む
テスト終わったら書いてやるから少し待ってろ
「ここらでお姉さんだという事を証明しなければいけませんね」
という感じのマリアさんの攻めで
二次創作だとなぜかエロい人にされるマリアさん。ふしぎ!
だってラブコメからしていつも下半身直結話ばっかじゃん>マリアさん
エロネタ多いがマリア本人はそうったことは極度に恥ずかしがる人のはずなのに
エロパロだとハヤテを襲っちゃう不思議
なんとなく呼ばれている気がしたので。
1本投下します。マリア&ハヤテ、エロ無しです。
冒頭からガチエロを匂わせる話の流れですが、微エロです。
ちなみに199話ネタ、某スレの少し前のコラが元ネタです。
元ネタを知っていると少しは楽しめる、かも?
マリアです。
・・・困りましたわ。今夜はハヤテ君と屋敷で二人きりなのに、あろうことかハヤテ君の部屋で勉強を見てあげる
約束をしてしまいました。
若い男女が狭い部屋で二人きりなんて、いくらなんでも、何かあったりしたら困ります・・・。む〜・・・。
どうしましょうか・・・・・・。あっ、名案を思いつきましたわ♪
これでいきましょう。
「このレベル99の問題集、完璧に解けたら、私の身体、ハヤテ君の好きにしてかまいませんわ」
「・・・・・・」
私は、勉強を始める前に、ハヤテ君にこう言い放ちました。
見るからに引いているハヤテ君。成功ですわ♪
「え・・・と、マジですか?」
「出来るなら、ね。女に二言はありませんわ」
そうなんです。私の思いついた名案とはこれのことでした。
こう言って初めにハヤテ君を引かせておけば、変な雰囲気になってしまう可能性をうんと減らせますし、それに
このLV99の問題集はすごく難しいので、解けないなら手出しはいけません、と、ハヤテくんとの間に線を引くことも
できます。仮に何かありそうな雰囲気になっても、それを理由に拒むこともできますしね。
まあ、問題は、ヘンな女の子って思われてしまうってことでしょうけど、何かあるよりは全然マシですもの。
我ながら名案でしたわ、ふふっ。
と、そう思っていたのですが・・・・・・。
『カリカリカリ・・・、パラパラ、カリカリ・・・ゴシゴシ・・・カリカリ』
ハヤテ君はものすごく真剣な顔で、問題集を解いていきます。
なんと言うのでしょうか、凄まじい気迫、とでも言いましょうか・・・、文字を書くのも消すのも、教科書をめくるのも
ものすごい勢いで真剣そのものです。たとえ解き方が間違っていても即座に違う解き方に切り替えて、次々に正答を
導き出していきます。まあこのLV99の問題集というのは応用問題ばかりなので、教科書を見たところで答えがわかる
というわけではないですから、教科書を参照するのは禁止というわけではないのですけど、それでも、ものすごい
集中力で教科書に書かれていることを理解しながら、難しい応用問題を解いていっています。
そんなハヤテ君を、関心するというよりも、少し引きながら見ている私。
ああ、そういえば、この子も・・・・・・男の子なんでしたわねぇ。
もちろんこのハヤテ君の気迫が、私が初めに言い放った言葉に対しているということは明らかです。
そりゃ、そうですわね。女の子みたいな顔をしていたって、年頃の男の子ですもの。こういうことに興味あって当然
ですわよね。
それにしても、ここまで男の子の煩悩を見せられると、・・・ちょっと恥ずかしい・・・。
私の身体を好きにしたいために、ここまでの気迫を見せるハヤテ君に、恥ずかしくなって顔が赤くなってしまいます。
はっきりいってこの問題集を自力でこれだけ解ければ、白皇でトップクラスの成績が取れてもおかしくはないのです
から。もうここまでかなりの問題数をこなしていますが、どれも非の打ちどころのない完全な解答です。
このままいけば、たぶん、間違いなくハヤテ君の望みは叶えられることでしょう。
・・・そう、ハヤテ君が私の身体を好きにすること。言い換えれば、私と・・・エッチしちゃうこと・・・ですね・・・。
もちろん、今さら約束をはぐらかすわけにはいきません。ここまでのことをされてしまっては。
・・・そっか〜、初めての相手は、ハヤテ君かぁ〜・・・。はぁ・・・。ヘンな約束するんじゃなかったですわ・・・。
何かある、どころか、ハヤテ君に身体をあげてしまうことになるなんて・・・。
真っ赤になって閉口する私・・・。
「あのー・・・」
そのとき、ハヤテ君が呼びました。えっ、もしかしてどうしても解けない問題があるのかしら。それだったら、約束は
なしですよねっ。
「どうしました?」
「ご褒美は、ここじゃなくて、居間でお願いできますか? もちろんマリアさんはメイド服のままで」
・・・・・・。
「まあ、別にかまいませんけど・・・」
「ありがとうございます♪」
ま、まあ・・・、この小さな部屋よりは別のところがいいってのはわかりますわ、といっても私の部屋っていうのも困り
ますし、いつもの寝室は論外ですし、妥当といえばそうなのでしょうけど・・・。なんかマニアックですわね・・・、使用人
が主人の屋敷の居間で、なんて・・・。
そんなことを考えているうちに、ハヤテ君が問題集を解き終えたようです。
「そ、それじゃあ、答え合わせの前にちょっと休憩にしましょうかっ。私お茶いれてくるんでハヤテ君も少し休んでて
いいですよ」
「ありがとうございます」
・・・とは言っても、見ていただけで全部出来ているというのはわかっていたのですけど、心の準備をしないことには、
こんなことできませんもの・・・。