578 :
ハクヨナ:2012/03/20(火) 20:54:17.00 ID:zlZqzGKh
ハクヨナ投下します。
スウォン最初に出てくるけど、でもハクヨナです!
―――夢に、スウォンが出てきた。
いつも夢に出てくるのは、過ぎ去った過去。幼いころスウォンと共に過ごした、宝石のようにキラキラしていた、楽しかった時間。
でも、今日見たのは―――未来。
「ご結婚おめでとうございます、スウォン陛下、ヨナ王妃様」
脇に控えた臣下達が、うやうやしく礼をする。
着慣れない花嫁衣装といつもより多く身に着けている飾り物も、やっとこの日を迎えた喜びで、重さを感じない。
緋龍城のバルコニーまで出ると、たくさんの高華国の民が大歓声を上げて私たちを待っていた。
そして、たった今式を挙げたばかりの夫の顔を見たくなり、視線を彼のほうに向ける。
彼も、いつもみたいに優しい笑顔で私を見ていた。
しかし、視線が合った瞬間、今まで幸せだった気持ちだったのに、割れたガラスで心臓を一突きされたような心の痛みが走った。
大きな手が私の頬に触れる。その手があまりにも冷たい。
「ヨナ」
彼が私を呼んだ瞬間、体全身がたちまち凍りついた。
…やめて!違う、違う!これは違う!!!
数か月前までは願ってやまなかった未来、もう二度と届かない未来―――
目の前の彼が、優しそうな笑みから突然残酷な表情に豹変した。
「いやあああああああぁぁっ!!!!」
579 :
ハクヨナ:2012/03/20(火) 20:54:51.39 ID:zlZqzGKh
ちゅん、ちゅん……
野宿をしていると、明け方はたくさんの鳥の鳴き声が聞こえてくる時がある。それは、空もご機嫌だという証なのだ。城にいた時では気づかなかった、自然の息吹。しかし、時には激しい豪雨や突風も、身を引きちぎるようにやってくる時もあるのだが。
(なんか夢を見ていたような……なんだったのかしら、よく思い出せない……)
胸に残る後味の悪さから、あまりいい夢ではなかったのだろう、とヨナは思った。
夢うつつだったヨナが、その直後、自分の体の異変に気が付いたのだった。
(痛くてだるい……?)
いつも弓と剣術の稽古はしてきたから、それなりに体力はついてきたはずだ。筋肉痛など今更なのだ。しかも、口に出すのも恥ずかしい場所が、なぜか特に違和感を感じるのである。
「目ぇ覚めたか、姫さん」
ハクの声が聞こえた。聞こえた方角に首を向けると、ハクはヨナから背を向け座っていた。おそらく剣の手入れでもしているのだろう。
「…ハク、おはよ」
まだ眠いため、とろんとした声でハクに挨拶する。
「……ああ」
歯切れの悪い声でハクは答えた。
ヨナは、そんなハクの態度に、明らかに違和感を感じた。
「どうしたの?ハク」
(ハクが、何かいつもと違う)
ヨナが身を起こすと、毛布代わりにしていたマントがずり落ちて、ヨナの綺麗な白い胸が露わになったからだ。
「きゃ…!ど、どうして私……」
――裸なの?
そうヨナが口に出そうとしたのを遮るように、ハクが初めてこちらを振り向いた。
「覚えてないのか?」
その表情から、ハクが何を考えているのか、読み取ることができない。しかし……
「…いえ、思い出したわ」
昨夜、ヨナとハクは、男女として身体を重ね合わせたのだ―――
580 :
ハクヨナ:2012/03/20(火) 20:59:13.55 ID:zlZqzGKh
途中までしか書いていないのでとりあえずここまで。
最後まで書けるかはまだ不明です。
でもあまりエロくはなんないと思う。
ハクヨナ成分が補充したくて思い余って自分で書いてしまいました。
駄文にお付き合いくださってどうもです〜。
563じゃないけど、右京×呉羽 乙乙w
エチーもよかったけど、最後がよかった
ハクヨナ ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
待ってます
582 :
ハクヨナ:2012/03/22(木) 14:47:21.90 ID:ex1m6WSn
>579の続きです。
きっかけは、ハクがヨナの剣術を指導し始めてしばらく経った、とある晩のことである。
「やあぁっ!」
ヨナは練習用の木の棒で間合いを詰め、ハクに真っ直ぐに向かっていく。
「甘いな」
かあぁぁぁんっ!!
ヨナの持っている木の棒は、ハクの素手での手刀であっさり弾き飛ばされてしまった。
その直後、大きな出っ張った岩がヨナの足に引っかかって、バランスを崩した。
「きゃっ!」
ぐらりと、ヨナは後ろに倒れこむ。
彼女の背後は軽い斜面になっている。倒れたら怪我するような地形だ。
ヨナの体が、地面に叩き付けられようとしたその時――
ぐいっ!
ハクがヨナの背中を抱え込んで、自分の腕の中に引きこみ、抱え込む。
少しジャンプして、足場の安定した場所に移動する。
「あー、危ねぇ。間一髪…」
と言いながら真正面を向いたハクは、驚き――いや、何かに縛られたようになった。
ハクの顔とヨナの顔が、至近距離なのだ。少し動けば、触れるくらいの――
身体を密着させる機会は、今まで幾度となくあった。それは戦場での戦いであったり、馬に乗って移動するときであったり…
もちろん戦場では、ヨナを守ることで精いっぱいであれこれ考える暇はないのだが、それ以外で彼女がハクに触れた時、その度にハクは己の欲望を押さえつけ、見ぬふりをするのにどれだけ苦労したことか。
――ドクン――
ハクの全身がの血液が、沸騰し始めた。
(落ち着け、いつものように押さえればいいんだ…)
感覚を遮断するように、目を閉じる。
「ハク…」
ヨナがハクの名を呼んだ。その声に、初めて聞くような隠された音色が含まれている気がするのは、気のせいだろうか?
ヨナの呼び声に応えて、閉じていた目を開ける。彼女の深い色の瞳と視線が合う。
――言葉ではない、胸の内にある何かが、訴えかける、引き込まれる。
どちらからとも分からぬうちに、自然と二人は、引き込まれるように唇を合わせてしまっていた。
「…知らなかったわ。口づけって、こんなに幸せな気持ちになれるものなのね」
しばらく経って互いの唇の繋がりが外れた後、ヨナの第一声は、そんな言葉だった。それは、自然に出た、素直な感想だった。
「………」
ハクは驚いた。よりによってヨナの口から、そんな感想が出るとは思いもよらなかったからだ。唇が離れた後に聞くのは、嘆きか怒りを予想していたからだ。
それは、彼女の中にハクに対する想いが、ただの幼馴染のものではないということを意味している。
「ねぇハク、もっとして」
新しい遊びを覚えた子供みたいに無邪気に強請るから、ハクはたまらない。ヨナのお願いを断るほどの意志は、ハクにはない。
――封印していた想いが溢れ始めて、もう止める手立てがない。
もとより片思い――しかも、絶対に結ばれるはずがないと諦めていた身分違いの姫君なのだ。その姫君が今、他の誰でもない、自分を見てる。
「じゃあちょっと……覚悟してください。いいですね?」
(続く)
ヨナはなんか天然似合いますね。
>>565 横からですがGJ!!
二人ともらしくてドキドキしました。
本編も佳境ってところで楽しませていただきました。
まぁでも、普通に考えたらバレるようなw
蝶々も茅もケモノですし(一般的な意味で。)
獣ってバックなのかなーと思ってしまった。
それとも人型だから色んなこと満喫してるのかな。
ここ息してるのかな
他に置く場所もないし、誰かの目に触れますように
【作品】帝の至宝
【作者】仲野えみこ
【掲載誌】ララ
【カプ】志季×香蘭
【備考】
直近ララデラ7月号後
けっこう無理矢理です
投下は初めて、勝手わからずなんでミスとかあるかも
「やけどの痕が残っちゃいそうだね……」
香蘭は寝台で半身を起こした志季の腕の包帯を取り替え、溜息を吐いた。
「やけどの痕くらい、大したことじゃないよ」
「でも! こんなに肌綺麗なのに」
香蘭は志季の腕の包帯の巻かれていない部分を撫でる。志季に向かっては
「友達なんだから!」とベタベタすることを叱りつけるのに、自分は無警
戒にこんなことをして……と、思いながら志季は自分の肌を撫でる香蘭の
指先を眺めていた。
「あたしが代わってあげられたらいいのに」
だがそんなことを香蘭が言いだしたので、それは否定しなくてはと思う。
「香蘭の肌にやけどの痕が残るなんて、とんでもないよ」
「あたしなら大丈夫だよ。やけど痛かったでしょ……せめて痕くらい引き
取れたらいいのにな」
「駄目だよ、香蘭」
志季は香蘭の手を取る。
「どこに引き取るって言うの」
「どこって……おなじとこ?」
「腕?」
そして、香蘭の腕をつつつと撫でた。
「私と香蘭じゃ大きさが違うよ、腕から腕じゃ足らない」
「え……じゃ、足……?」
「ここ?」
今度は太腿を撫でる。
「う……うん」
「こんなところにやけどの痕なんて、駄目だよ」
女の子なのに、と、志季は足を撫でながら囁く。
「じゃあどこなら」
「どこも駄目だよ」
「そんなぁ。どこかない?」
現実に移せるわけでもないのに、香蘭はお腹や背中を自分で撫でている。
「……見せてくれたら、選べるかも」
その様子に、志季は魔が差した。
意識して警戒されるなら、それでも良かった。愛の告白を信じて貰えなか
ったことを取り戻せるだろう。
純真な香蘭が真に受けて脱ぐなら……
「見せるの?」
香蘭は服の裾を捲った。
「……うん、脱いでみて」
「わかった」
友達だと、志季に邪な気持ちがないと信じているのだと、罪悪感はあった
が香蘭が帯に手をかけるのを志季は止めなかった。
上着を脱ぎ、下袴を脱いで、香蘭は下着姿になる。
「どこか、移しても大丈夫なとこないかな」
「よく見せて」
そう言って志季は香蘭を寝台に引っ張りあげた。
「これも外して」
「えっ」
それで腹当ての紐も解く。
「これも」
下履きの紐も解く。
志季は香蘭を自分の上に座らせて、すべて脱がして、逃げられないように
腕の中に閉じ込めた。
「しっ志季……!」
素っ裸で腕に抱かれていることに、さすがに香蘭も焦りを感じたようだが、
もう逃がしてやれる段階は通り過ぎている。
「香蘭の肌、綺麗だ」
ほとんどない膨らみを辿るように胸に触れ、その先を突く。
「ひゃ…っ」
「だから、どこも駄目だ……こんなに綺麗な肌にやけどの痕なんて」
志季の手は胸から下腹部に辿り、性急に繁みを探る。香蘭が幼女じゃない
証拠に、そこは薄いながら毛で覆われている。
「香蘭は、やっぱり子どもじゃないね」
「志季……な、なにを」
「ここは、大人だと思って」
「やっ」
くりくりと繁みの奥に隠れた芽を、志季は指で嬲った。
「あ、あ…やだ、志季……」
「……大人だから感じるよね」
もっと奥をこじ開け、蜜を掬い出し、膨らんできた芽に塗り込めて滑りを
良くする。
「あっあっあぁ……!」
「もっと感じて……香蘭」
香蘭の淫芽を可愛がる指先の動きは速くなり、香蘭を追い上げていく。
やがてびくびくと香蘭の下腹部が痙攣し、とろとろと秘所から蜜を溢れさ
せると、志季は香蘭を寝台に寝かせた。そして足を掴み広げて、達した秘
所を晒す。
「は…やぁっ、志季ぃ…」
「可愛いよ……香蘭」
指は、改めてその奥を犯し始める。
指を一本から二本に増やし、広げる。
くちゅくちゅという音は、じきじゅぶじゅぶと激しくなった。
「香蘭……」
指でだいぶ緩めたが、元が身体の小さい香蘭だから、やっぱり挿れれば痛
いだろうと志季も思う。
「ごめんね、香蘭」
だが慣れさせるしかないだろう。
この一回だけではなく、これからずっと受け入れさせるつもりなのだから。
「や…! 志季っ…!」
怒張したものを香蘭のそこにあてがい、ゆっくりと志季は腰を進めた。
「あ、あ…ぁ!」
涙を浮かべる香蘭を見下ろして、奥まで入れ、先を残して引き抜き、また
奥まで……とゆっくり深く浅くを繰り返す。
「あっ、あ…あ、ふぁ…っ」
痛みだけで嫌になってしまわないように、抽送を繰り返しながら淫芽も弄
る。
それで志季の逸物を受け入れたまま香蘭が再度達すると、その締め付けに
志季も堪らなくなった。
「香蘭、少しだけ激しくするけど……我慢して」
志季は数度香蘭に腰を叩きつけ、奥に向かって欲望を迸らせた。
終わりです
エンドマーク入れ損ねた
GJ!! 帝の至宝大好きだから、うれしいです。
志季悪いヤツだなぁ〜(ほめ言葉です)
保守
592 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/16(月) 00:45:14.40 ID:xfJkO8c+
sage忘れた
もしどなたか、声優かっ!のドラマCDの音響制作会社を知っている方いたら教えて貰えないでしょうか?
CDパッケージの表記裏に記載されてあると思います。どなたかよろしければ教えていただきたいです。
白泉
596 :
ハクヨナ:2012/10/08(月) 14:53:43.49 ID:Ljxpruqu
今月号の暁のヨナから、妄想。
ハクヨナです。
ハクがヨナと一緒の天幕で寝るようになってから、2週間が過ぎようとしていた。
その間ハクは、ひたすら忍耐と我慢の連続だった。
この2週間の間、無邪気に眠る姫を見ては衝動に駆られ、たまらなくなって手を出したくなったのは数え切れず。
…もしかしてあの自称天才美少年、ユンは、こんな割り振りをして自分に何か恨みでもあるのか、と疑ってしまう。
毎夜手の延ばすところに最愛の少女が眠っているため、睡眠不足で眠すぎるハクの神経は、限界ギリギリでブチ切れそうになってた。
「…おやすみなさい、ハク」
そして、今日も夜は更ける――
597 :
ハクヨナ2:2012/10/08(月) 14:57:21.52 ID:Ljxpruqu
………重い。
ぼんやりと眠りから覚めたヨナは、体勢を変えようと身動きしようとした。しかし、重しが乗っているようで、身体がうまく動かせない。
(……?)
まだ夜が明けていないのか視界に映るのは暗闇のみ。暗闇から目が慣れるのに時間がかかる。
ヨナは、いま自分がどこにいて、どんな状況になっているのか、わかってなかった。ただ背中が温かくて、守られているみたいに心地いい感じ。しかし――
「〜〜〜〜!!ハ、ハクっ!!!」
自分の腰回りに、ハクのたくましい腕ががっちり回され、両足はハクの足に絡められ動けないようにさせられていたのに気が付いた。
要するにヨナは、ハクの『抱き枕』にされているのだ。ようやく状況が理解したヨナは、鼓動が一瞬にして早くなる。寝起きの身体に、これはあまりにも心臓に悪い。
「…ハク、手を離して」
ヨナはハクが起きているかもしれないと望みをかけ、普段より小さめの声でハクに話しかけた。
しかし、ハクは相変わらず、静かな寝息を立てている。後ろ首にあたりにハクの呼吸が当たるものだから、ヨナはたまったものではない。
ハクが起きる気配を感じないので、仕方なくヨナは唯一自由に動かせる両手でハクの腕を、起こさないように静かに外そうとした。しかし、彼女の華奢な腕力ではハクの剛腕はびくともしない。
足も動かし離れようと試みる。しかし、ハクの足はヨナの両足を強固に捉えて、がっちりホールドされている。
(困ったわ…)
その体勢のままもう一度寝る、という選択肢は、動揺しているヨナにはなかったため、彼女は途方にくれた。
598 :
ハクヨナ3:2012/10/08(月) 15:02:53.02 ID:Ljxpruqu
「……ん〜〜姫さん……逃げようったって、そうはいかないぜ…」
(ななな、何言ってるの!??ハク!!!)
寝言なのだろうか、ハクが変なことを呟いたので、ヨナはかなり驚いた。
ハクはごそごそと手の位置を変え、さらにきつくヨナを抱き込む。
「あの、ハク…もしかして、起きた…?」
「…………………………」
反応はない。しかしその時、彼女の太ももに、妙な違和感が生じた。
(なに…?この感触、硬い)
さっきまで感じなかったものが、太ももに触れている。
『それ』が何かを確かめるため、ヨナはそっと手を伸ばした。
そして、それに触れた途端――――
がばっ!!
毛布が乱暴に外され、ヒヤリとした冷たい空気が布団に流れ込む。
「きゃっ…!」
ヨナは、自分の身に何が起きたのか理解できなかった。
視界はひっくり返り、転がされるようにあっという間に仰向けにされ、両手はハクの片手で抑えられ頭の上に一括りにされ、胴体は彼に馬乗りで、いわゆる『押し倒された』状態だ。
599 :
ハクヨナ4:2012/10/08(月) 15:09:20.44 ID:Ljxpruqu
「おはよーございます、姫さん」
「お、おはよう………って時間じゃないし…!急に、どうしたのよ」
「……ずいぶん大胆なことをしてくれるじゃねーか」
「………?」
「男の『大事な場所』に触れて、俺がおムコに行けなくなったらどーしてくれるんですか?責任、取ってくださいますか?お姫様」
「大事な場所??……………ぁ……(///)」
ヨナもようやく理解して、顔を真っ赤に染める。
そんなヨナとは違って、ハクの表情は追い詰められた獣のような険しい顔をしている。怒っているようにも見える。呼吸がいつもより荒い。
ようやく暗闇に慣れてきたのと、微かに入る月の光で、お互いの表情は確認できた。
「どうしたの?風邪でもひいたの、ハク。しんどそうだわ…」
「そりゃしんどいですよ。アンタが無邪気に俺のを触ったりするもんだから、ずっと必死で押さえて我慢してる俺が馬鹿みたいじゃないですか。もー限界」
「なにを……ひゃっ」
ヨナが言い終わらないうちに、ハクの顔が近づいて、ぶつかる!と思ったら突然右耳を舐めてきた。
「や、やだハク!んっ、や…ぁ」
執拗に耳を舐めるハクに、ヨナはゾクゾク感じた。
「へ〜〜、姫さんは、耳が弱いのか」
ハクの声が耳元に響く。息が耳の中に吹き込まれるだけで、たまらない。
やがて耳の表面だけでは収まらず、奥のほうまで舌を侵入させる。
ヨナの身体に、かつて感じたことのない快感と衝撃が走った。
「…………っ」
ヨナは、次々と襲ってくる感覚に、耐える。
ハクに『意地悪な』ことをされているのに、不思議と逃げようとは思わなかった。ただ、いつ終わるのか、それはとても長い時間のように感じた。
そしてヨナは耳に集中して気づいていなかった。
ハクがヨナの耳を攻めていると同時に、彼女の腰紐にそっと手を伸ばしていたことを。
600 :
ハクヨナ5:2012/10/08(月) 15:18:23.79 ID:Ljxpruqu
ようやくハクが、顔を上げた。
(終わった…?)
ヨナが安堵した表情を浮かべる。でもなにか物足りないような、身体の中に感じたこともない微かな熱が生まれていた。
そしてなぜか胸元がスース―する。
「……?!!っ、や、やだ!」
それもそのはず。ハクはヨナの服を脱がしにかかっていたからだ。
ここで初めてヨナは抵抗の意を示した。両手の自由がきかないヨナは、足だけでもなんとかじたばたとするが、そんなことしてもハクの前では無意味。
「ハク、いや、いやよ!恥ずかしいわ」
「俺のことは嫌、ですか?」
ハクは手を止めた。ヨナはそんなハクを見つめる。いつもの鋭さのなかにも、どこか傷ついた風な瞳。まるで主人に捨てられそうになっている犬が、捨てないでと懇願している目。
(……ずるい。そんな顔されたら、いやって言えなくなっちゃう)
「…俺はですね、姫さん」
ハクがまた耳元に顔を寄せてきた。
また舐められる!と身構えたのだが、ハクはそんなことはしなかった。
ただ、耳元で、小さく、言葉を発した。
その言葉を聞いたとき、ヨナの抵抗は完全に止まった。
(続く)
いつになるかわからないけど、続きはそのうち投稿します。
GJ!!
続きが楽しみです
602 :
ハクヨナ6:2012/10/10(水) 14:43:36.05 ID:QTWNplqk
ヨナは、まだ混乱している。
ハクが先ほどヨナに囁いた言葉は、ヨナへの告白だった。
ハクの10年間の想いの言葉。その本気を垣間見たヨナ。
(ハクは幼なじみで、傍に居てくれるのがいつの間にか当たり前になってて、…でもハクは、ずっと私の事を……)
今現実に押し倒されて迫られている現実と、ハクの自分への想いは天地がひっくり返るくらいの衝撃で、頭の整理が追い付かないのだ。
(だってハクは、時々私が嫌がることをするし、けなすし、とても私の事を好きだという風に見えなかったわ―――でも……)
何があっても守ってくれた。傍に居てくれた。絶望の淵に立たされた時は、支えてくれた。
(私…私は………、何も知らずに、ハクに頼ってばっかりで………)
「って、何脱がしてるのよ―――!!ばか、すけべ!信じられない!!」
考え事で頭がぐるぐるしていた姫は、いつの間にか上半身を完全に剥かれていた。
白くて形のいい胸が、ハクの目の前で惜しげもなく晒されている。
ここまでしてハクは、決して入ってはいけない聖域に踏み込んだ、そんな背徳感すら感じた。しかし、ハクにとっての彼女は、『主人』である前に、ただの一人の少女であった。自分の好きになった人が、たまたま『高華国の姫』だったに過ぎない。
(姫さんには悪いが、俺ももうこれ以上は待てない)
「…ハク?」
殺気にも似たハクの真剣な眼差しに、ヨナは狙われた獲物のような気分になった。
ハクは一旦深呼吸する。この状況を前に、今すぐにでも激情に駆られ彼女を奪ってしまいたい気持ちを抑え、心と体のバランスを上手く保つためだ。
「姫さん、本気で嫌だったら抵抗してください。俺は姫さんの本気の命令には、逆らえませんので」
「え…ハク……?」
いつの間にかヨナの両手は、もう戒めから解き放たれていた。
ハクは言葉のとおり、本気でヨナが嫌がったら、その時点で止めるつもりだった。ハクも、ヨナを傷つけてまで自分の本懐を遂げたいわけではない。そんなのはただの暴力だ。
ハクが三度顔を近づける。それに逃げようとはせず、ヨナは反射的にギュッと目を閉じる。
そして、唇と唇が重なった―――
(ファーストキスは……あの人に捧げるって、決めてたけど…)
触れるだけの優しいキス。ハクが自分を気遣ってくれているのが、よくわかる。
しかしヨナの頭は、自分がかつて最も愛して、最も憎い人物を思い出した。幼いころは、自分の初恋の従兄と結ばれると信じて疑わなかった。
静かで景色の美しい場所で、その人物とロマンティックにキスをするのを夢見てた。こんな暗闇の狭い天幕の中で、別の人とするとは思っていなかった。でも、決して不快ではなかった。
唇と唇が、離れる。
「抵抗、しないんですか?」
「……わからないわ」
わからない、それはヨナの本音だった。
なぜハクが自分を好きなのか、ここまで強く自分を求めてくるのか、そしてそれに対してなぜ自分は嫌がらないのか、頭では理解ができなかった。
「さっき、誰の事考えてたんですか?」
「………え?」
心の中を見透かされていたのか、ヨナはドキリとした。
「姫さんがあいつの事を考えれないくらい、俺の事しか考えられないようにしてやりてーな」
「なに変なこと言って……んっ」
そしてまた、ヨナの唇は奪われる。
603 :
ハクヨナ7:2012/10/10(水) 19:54:52.44 ID:QTWNplqk
「……ん、むっ」
二度目のキスは、容赦がなかった。
先ほどの優しさは消え、乱暴に口の中まで浸食される。ヨナの中に住みついている初恋の人に嫉妬しているかのように。
本当に余計なことを考える暇がない。気持ちよさに、頭の中がくらくらする。
しかし、息をする暇もないくらい激しい口付けにヨナは、次第に酸欠になってきた。
(く、苦しい…)
首を振って、手でハクを押しのけようとすると、ようやくハクが気付いてヨナを開放する。
二人の間に繋がる銀糸が、いやらしく映る。
ヨナは目が潤み、酸素を求め荒い呼吸をする。頭もぼーっとする。
「き、キスってこんなに激しいものなの…?」
少し落ち着いたヨナが問いかけた。
「あ、さっきは初心者用。今のは…姫さんにはちょっと刺激が強すぎたか、やっぱ」
「ハク。こんなことどこで覚えてきたの?」
いきなり弟を叱るお姉さんのような口調になる。
「あー、まぁ、いろいろとな…」
ハクが少し困ったように顔を掻く。
「姫さん、もしかして嫉妬してくれてんの?」
「な、なんでそうなるのよ!……でも、そういうことなのかしら…?」
ハクが自分の知らないところで、誰か別の知らない女の人とキスをしてたなんて、そんなの考えたくないし、嫌だ。考えると胸の中がもやもやする。
「きゃっ」
胸に刺激が走った。
「あんま余計なことは考えなくていいですよ。俺は昔から姫さん一筋なんで」
「あっ、どこ触ってるのよ……」
「姫さん、これから俺が何をするか、想像できる?」
「よくわからないわ…」
(やっぱし……)
性の知識をまともに持っていない。教育係は姫に教えなかったのか。
「姫さん、これからもっとすごいことしますんで。緊張しないでリラックスして、俺に任せてください」
そう言ってハクは、愛する少女の身体を愛撫し始めた。
604 :
ハクヨナ8:2012/10/10(水) 19:56:26.73 ID:QTWNplqk
「あっ…ん」
思わず出た声に、ヨナは羞恥を覚え、顔を赤く染める。
(やだ!私…はしたないわ)
ハクが丁寧に舌でヨナの胸を舐めている。
「姫さん、気持ちい?」
「………」
なんて答えたらいいかわからず、押し黙る。
何事もなかったように、ハクが愛撫を再開する。
「……………っ……っ」
声を出さずに必死で耐えていると、不意に下半身に手を伸ばされた。
「あ、そこは……」
「俺に任しといてくださいって、さっき言いましたよね」
「でも…」
「なぁに、恥ずかしい事じゃない。大人になったらみんなやることだ」
「…え、嘘でしょ?」
突然ハクが下の蕾を弄った。
「ああぁっ」
ビリッとした刺激が突然襲ってきて、思わず声を上げる。
「姫さん、感度いいなー」
どこか嬉しそうなハク。少女を乱れさせるため、次々と刺激を送り込む。
「ぁ、やぁっ…」
声を出すのがはしたないと思い、自らの手で口を塞ぐ。
するとハクが、ヨナの腕をぐいと引っ張り、それを阻止した。
「姫さん、声我慢しなくていいぜ」
「や、やぁぁっ」
ヨナが涙目で首を横に振る。
こんなにおかしくなった自分を人にさらけ出すなんて、姫としてのプライドが許さなかった。
「…ぁあっ、や…」
ハクの眼に映るのは、かつてないくらい乱れた表情をしている少女だった。
「姫さん、すげー綺麗」
愛撫している手を一旦止める。
「…何よ、いつもは散々ブスだの色気がないだの言うくせに。ハクらしくないわ」
荒い呼吸でなんとかハクの言葉に反論するヨナ。
「ああ、俺らしくないスか…そうか……」
「じゃあ姫さんは、けなされるほうが嬉しいドMということなんですね。これからもその方向で…」
「違うわ!そんなこと言ってないでしょう!褒められたほうが、素直に嬉しいに…決まってるわ……」
照れが入ってきたのか、だんだん声が小さくなって、むくれたようにぷいと横を向く。
「あんたのそういうとこ、すげー可愛い。やばいくらい可愛すぎ」
そう言ってハクは、ヨナの身体を再度刺激する。
「あぁっ…ん」
強い刺激に、ヨナが思わず声を出す。
(やだ、声がまた…恥ずかしいわ)
「姫さんの声、もっと聞かせてくださいよ」
ハクに耳元で囁かれ、ヨナの全身はぞくりと震えた。
605 :
ハクヨナ9:2012/10/10(水) 20:07:36.53 ID:QTWNplqk
目の前に、自身の手で絶頂に導きぐったりと横たわっている少女がいる。
あの後、指を少女の中に入れてほぐし、十分に慣らした。準備は万端だ。しかしここまで来て、ハクの中にわずかに躊躇いが生じた。
脳裏に浮かんだのは、ヨナの父でありかつての主君でもある、イル王の顔。
(申し訳ありません、イル王)
身分違いで本来なら結ばれるわけがなかった。命に代えて守ろうと誓った姫を、今自分から貞操を奪おうとしている。
ヨナの頭がぼんやりしている隙に、自分のものを入り口に宛がう。
「……あんま痛くないように、しますから」
「ん……痛いって……?」
とろんとして問いかける彼女。意識が浮遊している状態だ。
ためらいがちに、少し中に入れる。
「あ…」
ヨナもこの時気が付いた。先ほどの指よりずっと大きいものが、自分の中に侵食し始めているのを。
彼女の中は、狭いが温かい。その感触に、ハクは脳みそがとろける様な感覚に襲われる。また少し奥に進む。
少女がびくりと動いた。
表情をかなり歪めている。どうやら、痛いようだ。
「すまん、姫さん。あんたを守るって誓ったのに……」
「……へい、き……だい、じょうぶ、だから……」
荒い息で一言一言紡ぐヨナ。我慢しているのが明らかにわかる。
「ハクだから、大丈夫、なの、私…」
(全く、可愛いことを言ってくれる…)
一気に貫いたほうが、楽かもな。そう考えハクは、ぐっと押し込み抵抗を破り、一気に突き入れた。
「…んぁっ、あああっ!!!!」
必死で歯を食いしばって耐えるヨナ。
「はぁ、はぁっ……」
相当痛いはずなのに、「痛い」や「やめて」という言葉は、一度も発さなかった。
「姫さん、大丈夫か?」
ヨナはハクに応えない。ただ、荒い呼吸と何筋にも流れている涙が、彼女が痛みを必死で我慢していたことを物語っていた。
「すみません……ちょっと…無茶しました」
ハクはヨナがこれ以上痛くならないように、そっと彼女の髪を優しく撫でて、痛みが治まるのを待つ。
「…………ハク」
やや時間を置いて、ようやくヨナは言葉を発した。
「わたし、いま、ハクと一つになっているのよね。ふしぎな、かんじ……」
「姫さん、辛くないですか?」
「少し、落ち着いてきたわ……」
「じゃあ、もう少し痛みが引くまで、このままでいますから」
「……まだ何かするの?」
「…そうですけど」
ここで終わられたら、たまったもんじゃない、とハクは心の中で叫ぶ。
606 :
ハクヨナ10:2012/10/10(水) 20:14:20.08 ID:QTWNplqk
「姫さん、そういや聞きたいことがあるんですけど」
「なあに、ハク」
「俺の気持ちは伝えたけど、姫さんの返事はまだ返ってないんだよなー」
…なんでこんな時に、とヨナは思う。今こうして身体を繋げあっているのが、すでに答えになっているのだが。
「………」
「なあ、姫さん」
「……嫌い。だってハク、やっぱり意地悪なんだもの」
ヨナはハクから首をそらして言った。
「へ―――、そういうことを言うんですか。いいのかな――――」
「…ハク、その何か企んでる目つき怖い」
「だって姫さんも、とっても意地悪なこと言うんだもん」
なぜか微妙に女言葉を使うハク。
「じゃ、姫さんの要望通り、意地悪なことさせてもらいますね」
「あ、あぁんっ」
ハクがぐりぐりとヨナの下の蕾を巧みにいじる。
「あぁ、やぁっ……!」
「姫さん、俺への返事、訂正しなくていいですか?」
手を止めてもう一回聞く。
「………意地悪しないでよ。ここまでして、わからないわけないじゃない」
「俺馬鹿だから、全然わかりませーん」
「ああ、もうっ!だから…」
ヨナがハクの背中に手を巻き付け、顔を近づける。
そして首の近くに口づけをして、そのまま小さく囁いた。
「…………私の一番大事な人よ」
(やべ、それ反則…)
あまりにも可愛すぎる姫の行動と言葉に、ハクの身体は正直に反応した。
「ハク、なんか中が……」
ハクの下半身が大きくなったのに、ヨナが気が付いた。
「姫さん、もう痛くないか?」
「え、ええ…全然痛くないわけじゃないんだけど、そういえば気にならなくなったわ」
「じゃあ、続きを再開させてもらいますか」
そう言って、ハクはヨナを気遣いながら、そっと動かし始めた。
607 :
ハクヨナ11:2012/10/10(水) 20:21:24.32 ID:QTWNplqk
そっと入り口近くまで引き抜いて、もう一度入れる。
それを何回か繰り返す。
「姫さん、痛くないすか?どう?」
「…ん、へんな、かんじ。えと……」
「気持ちいい?」
「……きもちいいって、こうゆうことなの??」
「そうなんじゃないすか?俺は女じゃないから想像つきにくいけど」
少し動きを早める。まだ彼女は大丈夫そうだ。
「姫さん、もうちょっと動きますね」
そう言ってハクは、姫の中をもっと堪能することにした。
「あっ…ああっ」
ヨナは、突然早くなったハクの動きに戸惑った。
(でも、これは……きもち、いい)
痛みがあるが、気持ちいい方がはるかに勝ってきた。
そして、またあの感覚。さっきハクと繋がる前に感じた、どこかに持っていかれそうな浮遊感が、押し寄せてくる。
「や、やだハク、やめて私おかしくなっちゃう!!」
ヨナがハクにしがみつく。
「大丈夫です、姫さん」
そう言うハクも、もう余裕なんてなかった。互いにどんどん上昇する。高いところに押し上げられる。
「んっ、ああぁぁぁっっ!」
「くっ……」
絶頂に達した少女。中が収縮する寸前に、ハクは自分のものを外に出す。
そして少女の腹に、欲望の証を出した。
(危ねー、もうちっとで姫さんの中に出すところだった)
さすがにハクは、姫の中に自分の種を出すことだけはしないと、心に決めていた。
「姫さん」
「………………」
返事はなかった。瞼がしっかりと閉じられている。
ヨナはそのまま、深い眠りについたようだ。
ハクはヨナの腹についた自分のものを拭いて、後片付けをする。
改めて姫の身体を見てみると、日に焼けている場所以外は、白くて美しい肌をしている。
手足が折れそうなほど細いのに過酷な旅をして、弓や剣の稽古をしている日々。
(こんな華奢なのに、よく頑張ってんな……)
あまりヨナの身体をじろじろ見ていると、男の本能がまた起き上がりそうなので、急いでヨナに服を着せてもう一度寝なおすことにした。
愛してやまなかった少女と、心を通わし身体を繋げることができた。それだけで、ハクはとても幸せな気分だった。
「おやすみ、姫さん」
――ハクはこの晩ようやく、深い眠りにつけた。
608 :
ハクヨナ12:2012/10/10(水) 20:28:14.58 ID:QTWNplqk
「…ん〜〜……」
テントから朝の光が差し込んできて、ヨナの意識が眠りから覚めてきた。
しかし、身体がいつもと違ってだるい。まだ寝足りないのか。
「姫さん、起きたか?」
「ん〜〜ハク……、もうちょっと、寝かせて……」
「いいけど、あと10分だけですよ」
「うん…」
………?
もう一度ウトウトとしかけたころ、ヨナは何かに気が付いた。
「!!!!!」
勢いよく起きるヨナ。
「おはよーさん」
「は、ハク、あの……わたし……(///)」
「夜の姫さん、めちゃ可愛かったな――」
「〜〜〜〜〜!」
あれが、教育係が言ってた『子供を作る方法』だったのね…とヨナは、当時ぼやかして教えてくれなかった授業を思い出していた。ヨナの顔色が一気に蒼白になる。
「ハク、私、まだ子供産めないわ…どうしよう」
涙目でしがみついてくるヨナが可愛すぎて、また押し倒したくなる。
「大丈夫ですって。子供ができる心配は、まぁ多分…ないでしょう」
安心させるために、姫の頭に手をぽんと置いた。
――でもいつかは、という気持ちは、押さえ込む。
今は過酷な旅の途中なのだ。
こんな関係になった以上、別の男には死んでも渡したくないが、自分が死なないという保証はない。将来の約束をするには、まだ早すぎる。
「本当?よかったわ」
ほっと胸をなでおろすヨナ。
「あとね、ハク」
「なんですか?姫さん」
「今夜の事は、お互い忘れましょ」
「おい、そんな無茶な…」
「お願い。これは命令よ。理由はわからないわけ、ないでしょう?」
決意した、凛々しい顔つきに変わる。
女になったと思ったら、戦士のような顔も見せる。
自分のものにしようとしても、この姫は、決して自分のものではないのだろう。
一瞬は、手に入れたと思ったのに。
「………はい、了解でーす」
手早く身支度を済ませ、天幕の外に出る姫。
一段と成長したように見えるその背中を、ハクはただ見つめるだけだった。
今でも鮮明に思い出す、ヨナ姫の甘い香り、温かさ、声。
繋がったとき、10年間の想いが溢れ出し、どれだけ嬉しかったか。
(……忘れるわけ、ないっつの)
ハクの心の中に、孤独の風が吹いた。
その後、何事もないように振る舞ったハクとヨナだが、二人の間に時折流れる微妙な空気と、ヨナがいつもと違って身体を庇うような歩き方をしたために、ユンとジェハ(とあと一名?)は気づいたそーな。
609 :
ハクヨナ:2012/10/10(水) 20:34:58.00 ID:QTWNplqk
終わりです。
本編ではありえない展開なのですが、萌えが暴走してつい書いてしまいました。
ハクヨナどころか他の投稿も見当たらないので、投稿するのに勇気いりますね、ここ(苦笑)
というわけで、みんなどんどん投稿するべき!
良いものをよませていただきました
ごちそうさまです
GっJです〜〜!
新作久々!
オツオツ
保守
保守
615 :
名無しさん@ピンキー:2013/03/19(火) 00:18:56.29 ID:LMziqLjn
活動…
どうしても、ディアマインのが読みたい。
古くてあまり出てこないんだ…
風茉とさとこのエロが読みたいよ
古いけどS・Aの芽と八尋のエロが読みたい
ぐぐったけどなかなか出てこないんだよな…
そろそろ図書館戦争のエロパロはこないものかね
保守
マダムプティでエロパロを読みたいがヒロインが絶対領域オーラが凄いので浮かばない
絶対領域オーラにメロメロなニーラムは想像できるのに
期待
622 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 00:04:33.22 ID:yoSS4NYy
暁のヨナ、ハクとヨナ、妄想です。
(ハクヨナさんファンです。)
私も妄想が暴走して初投稿します。笑
623 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 00:05:10.66 ID:yoSS4NYy
「姫さん、相手しましょうか?」
深夜、一人素振りするヨナの後ろから、ハクが声をかけた。ハクから言ってくるなんて、珍しいとヨナは驚いた。
それ以上に、ハクに相手をしてもらうのがヨナは嬉しくて、満面の笑みになった。
「ハク、ありがとう!」
ハクの顔は、少し赤い。
どうやら今夜は酔っている様だ。
ハクの顔が赤いのは、ヨナの可愛い笑顔のせいでもあるのだが。
暗闇の中、二人の木刀の激しいぶつかり合う音が響く。
時折、ヨナは木刀を落とし、拾ってはハクに挑むが、徐々に息が乱れてくる。
酔っていても、ハクの強さにかわりはなく、むしろいつもより手加減がないように感じた。
624 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 00:07:16.44 ID:yoSS4NYy
ヨナはフラつき始めていた。
木刀を持つ手も、下がりつつある。
だが、決して終わりたいという顔はしない。
ハクから、「そろそろやめましょう」と声をかけた。
ヨナはくちびるを噛み、息を整えながら、
「最後に一本だけお願い」とハクを見つめた。
だが次の瞬間、身体がよろけた。
それを、ハクが素早く支える。
「大丈夫ですか?姫さん」
ハクが慌てて声をかけると、
ヨナがハクを見上げて笑った。
「ハク、お酒くさいよ。」
ヨナの笑顔、乱れた衣服から普段以上にのぞける素肌、乱れた呼吸。
一気にハクの鼓動が早くなる。
だが、すぐ目をそらせる。
強い意志をもって。
今までと同じように。
この感情を殺す。。
が、再度ヨナは前に倒れかけた。
焦って手で支えると、
左手の手のひらが、ヨナの胸をわし掴みにした。
柔らかい。
ハクはにやけるが、
すぐに我にかえり、ヨナをみる。
ヨナは固まっていた。
気まずい空気が流れる。
625 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 00:09:44.48 ID:yoSS4NYy
固まったままのヨナを見下ろしながら、ハクは、手をどかせないでいた。
意外に大きい胸だ。
気持ちいい揉みごこちじゃねえか。
「姫さん、成長したな。」
ハクがボソッとつぶやくと、ヨナはハクがふざけていると思ったのか、
「ハクー!!」とにらみながら、体制を整え、すぐさま木刀を振りかざした。
次の瞬間、その木刀を持つヨナの両手をハクは左手で抑えた。
ヨナは、ハクに片手で両手と木刀を塞がれ、動揺する。
せっかくハクが相手をしてくれているのに、これでは稽古をつけてもらうことが叶わないではないか。
ハクらしくない意地悪に困り顔でハクを見上げると、ハクが真顔でヨナの様子を見つめていた。
「なんて隙だらけなんですか」
ヨナは、稽古を続けたいのにできない気持ちと、ハクの様子がいつもと違うことで混乱してきた。
とにかく、木刀と両手を自由にしようと全力を両手に込めるが、ハクの左手はビクともしない。
無言の膠着状態だった。
こんな状態でどれくらい経っただろうか、
ヨナは自分の胸にハクの右手が触れて、ビクッとした。
「ハク、ちょっと!」
困惑し、ハクの顔をのぞきこむ。
「姫さん、あと一本っていいましたよね」
ハクが厳しい声で言った。
626 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/17(土) 00:14:06.39 ID:iJmnRaqT
ヨナは困り果ててしまう。
稽古がしたくても、抑えられていて剣がふれないのに?
「でも、、」とヨナがいいかけるが、ハクが何を考えてるかわからない目で見つめてくるので、言葉がつまった。
「姫さんは、剣に集中してください」とハクが耳元でささやき、ハクは胸に当てた手を動かしはじめた。
ヨナは、生真面目に木刀に集中しようとしてみたが、ハクの胸を触る動きが大きくなってきて、そちらのほうに気が散る。今はまだ稽古中なのだろうか?
その頃には、ハクの手は衣服の隙間から、ヨナの素肌や胸を触り始めていた。
ハクの息も乱れ始めており、徐々にヨナに身体を寄せると、後ろから抱きしめられた。
ヨナは突然両手が自由になり、持っていた木刀を離してしまう。
627 :
名無しさん@ピンキー:
カラーン
木刀の落下音を聞きながら、
ヨナは稽古が終了してしまったのだろうかとぼんやりと思った。
ハクの腕のなかには、すっぽりとヨナは収まっていて、突然の出来事に呆然としていた。
しかし、ハクは、念願のヨナの身体の触り心地に夢中になっており、興奮している下半身をヨナに押し付け、快感を感じていた。
今日の自分はどうしてしまったのか、まったく自制がきかない。
もっとヨナの身体を触りたいと思いが止まらず、どんどん指が進む。とうとうヨナの下半身にきてしまった。
ヨナの身体をが、ピクッと震える。
ヨナの股間をゆっくりと探ると、嫌がっているつもりか、内股に力をこめて閉じようとしている。
もうハクの手はヨナの股にすっぽり入っていてまったく意味がないというのに。
ゆっくりゆっくりと彼女の茂みの中を撫でて、撫で回していくと、彼女の姿勢が崩れ、前かがみに倒れる。
その身体にハクは自分の下半身を押し付けていた。
彼女の身体を愛撫しながら、下半身を押し付ける。できることならヨナの身体に、、という想いで強く強く押しつけていた。
次第にヨナの下半身が湿ってきたことに気づく。湿りのもとを探るように、そっと奥へ指を進めて、濡れた穴の中へ指を入れた。
そこで、ヨナは耐えていたものが崩れるように地面にへたりこんだ。
ヨナの穴の中で指をかき回すと、はじめは嫌がってる様子で小さな手でハクの手をどかそうと押さえるが、余計にその行動が彼女の下半身へハクの手の動きを伝えてしまっていた。泣き声のような声が聞こえてきたが、すぐにそれがヨナの喘ぎ声だということに気づいた。