保管庫や関連スレなどの追加の必要ありましたら、よろしくお願いいたします
ということで、前スレでは不手際によりご迷惑をお掛け致しまして誠に申しわけありません
改めて、蜘蛛×雷蝶投下させて頂きます
10レス消費予定、では改めまして、参ります
3 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:20:07 ID:s6WY6vH2
乙
愛しい人に届くことすら無く散った、少女の想い。
「………《蜘蛛》。」
その悲恋は、人の心へと飛び火して。
「はいな。」
恋する少女のか細い心に………小さな、それでいて濃く深い陰を落とす。
「今夜、拙者の所に来なさい。」
「………っ………?」
まるでミリオンへの定例通信のときのような、普段の彼女の様子からは想像のつかない声色で、雷蝶は呟く。
その傍らで、珍しくお菓子にも手を付けずに黙々と仕事をこなす雷蝶の様子を監視していた《蜘蛛》は、その声
にしばし沈黙した後、雷蝶とは対照的にどこか陽気な、ふざけているような声で答える。
「いやぁ、あの………それがしも、今夜はちょっと別件で仕事があるんですが………。」
「局長命令。従いなさい。」
《蜘蛛》の意思を無視するように、ぴしゃりとそう言い切ってから………雷蝶は、何かに耐えかねたように眼の
前の書類を見つめていた眼を閉じ、微かに震えた声で言う。
「………今夜は………お願い。どうしても、独りは嫌なのん。」
「………っ?」
思わず漏れたそんな弱音に、《蜘蛛》は驚かされる。雷蝶が他人にそんなに弱い姿を見せているところなど、今
まで見たことがあっただろうか。
局長命令である以前に、1人の少女の切羽詰まったような訴えであるその言葉を………それも、真っ直ぐに自分
に向けられているそれを、切り捨てることが出来ずに。《蜘蛛》は溜息を漏らしながらもそれを了承する。
「………了解しました。局長殿のご相手をするのも、それがしの仕事ですからね………いつもの場所で?」
「ええ………屋上。待ってるから。」
「それじゃ、ちょっと早めにいろいろ片付けちゃいますかね………では、夜にまた。」
そう言い残し、す、と《蜘蛛》の気配が消える。広い執務室に、独り雷蝶だけが残される。
積まれた書類の1枚1枚に眼を通し、署名や捺印をする作業に戻りながら………雷蝶は1度、溜息を吐いた。
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そして、その夜。
「しかし………いつも思うんですけど、こんなトコでその格好って、寒くないんですか?」
超常現象対策局本部ビルの屋上。吹き晒しの冷たいコンクリートの床の上に、灰色の風景とコントラストを描く
ようなカラフルでファンシーな色合いの毛布が、大きな花のように丸く集まり敷かれているその中央。生まれた
ままの姿で横たわっている雷蝶に、《蜘蛛》が歩み寄る。
「………寒いし、風邪だって引くわよん。でもねん………こればっかりは、性分だから。」
眠っていたわけではなく、ただ薄目を開けて物思いに沈むように沈黙していた雷蝶が、低く呟く。
「起きてるなら、せめて服くらい着てても。」
「どうせ脱ぐんだから、面倒でしょ。いいから、始めなさい。」
言いながらむくりとその身を起こし、雷蝶はその生気を感じられない程に白く、起伏に乏しい裸体を恥ずかしげ
も無く《蜘蛛》の眼の前に晒して………その両腕を、何かを抱き留めようとするかのように開く。
「あと………相手をする身としては、この季節に吹きっ晒しの屋上って、ちょっと堪えるんですが。」
「動けば、すぐに暖まるわよん。」
控えめな訴えをバッサリと斬り捨てられ、1度嘆息してから………《蜘蛛》は、自分を受け入れる為に開かれた
腕の中に、踏み込む。口元を覆っている黒い布を下に引き摺り降ろして、普段なら決して他人には見せないはず
の素顔の一部を曝け出す。
「まぁ、ご無沙汰といえばご無沙汰ですからね。じゃ、手早く………。」
一刻も早く、雷蝶の中の衝動を発散させてしまおうと、《蜘蛛》は早速雷蝶の身体に口付けようとする………が。
「あ………ま、待って。今日は………。」
近づくその顔を、雷蝶が制する。おや、と首を傾げながら、赤い宝石のような飾りの付いた覆面の奥の瞳を雷蝶
に向ける。外からでは見えない瞳からの視線を受け、雷蝶は、一瞬だけ躊躇した後………。
「今日は………出来れば、ゆっくり………。」
小さく、そう呟いた。《蜘蛛》が、意外そうな声を漏らす。
「………おや、そうですか?」
「うん………だから、その………。」
その先の要求を言葉に出来ず、柄にもない、初心な少女のように照れた様子を見せながらもじもじしている雷蝶
の姿に………何か、感じるところがあって。《蜘蛛》は敢えて、その先を詮索せず………ただ黙って、優しく、
その顎を引き寄せて唇を奪う。
「………ん、ぅ………。」
唇が触れ合った瞬間はぴくりと身体を緊張させたものの、すぐに《蜘蛛》に全てを委ねるように全身を弛緩させ、
雷蝶は《蜘蛛》の舌を受け入れる。長く熱い口付けのあと、離れた2人の舌と舌を、名残を惜しむような透明な
糸が結んだ。
「………ふ、はぁ。」
とろん、と、その人を惹き込むような怪しい色を湛えた瞳を惚けたように蕩けさせて。雷蝶は熱い吐息と共に、
眼の前の《蜘蛛》の顔を見つめる。
「………局長殿、今日は随分と甘えん坊ですね。何かあったんですか?」
口の端から垂れる2人分が混ざった唾液を拭き取りながら、いつも通りの不真面目に聞こえる口調にほんの少し
だけ真剣な響きを含めた声で、《蜘蛛》は尋ねる。
「それ、は………いいから。早く………続けなさい。」
何かを言いかけて、言い淀んで………結局、言わずに。雷蝶はただ、その先の行為を催促した。
「ゆっくりって言ったり早くって言ったり、どっちかにしてくださいよ。」
「………間は置かずに、でも時間はたっぷり掛けて。これでいいかしらん?」
「あらら………我侭言いますね。いつものことですけど。」
ぼやくような言葉とは裏腹に、《蜘蛛》の手は優しく繊細な手つきで、雷蝶の虹色の髪を撫でる。
古い傷痕に覆われた、お世辞にも綺麗とは言えないその手の感触に身を委ねるように眼を閉じて………雷蝶は、
《蜘蛛》の胸にもたれ掛かる。
「………っ………。」
その、軽い体重を感じながら………《蜘蛛》が、雷蝶の細い身体を、導いていく。
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雷蝶の羽を傷つけずに、つまり雷蝶の背中が完全に自由になままで事に及べるという格好は、決して多くない。
《蜘蛛》はほんの少しだけ考えた後、毛布の花の中央で胡坐をかき、その上に雷蝶の軽い身体を向かい合うよう
に、抱きつくようにして座らせ、腰に腕を回して支えるような形を取った。
腰か首かを常に片手で支えていないといけないので《蜘蛛》にとっては腕にくる体勢だが、雷蝶を床に寝かせる
わけにもかないので仕方が無い。後ろから、という方法もあるが………今の雷蝶の様子を見ていると、相手の顔
が見えないその体勢は彼女の不安を煽ってしまいそうな気がして、気が進まなかった。
「ん、ふ………ちゅ………。」
《蜘蛛》の上に座ったまま、今度は雷蝶に促されるでもなく再び唇を重ねる。2度目のそれは、1度目ほど長く
は続かずに………《蜘蛛》の唇が、徐々に雷蝶の唇から遠ざかり始める。
「………ふあっ………ぅ………。」
頬に、瞼に、耳に………首筋に、鎖骨にと、花弁のような赤い痕を散らしながら。やがてその接吻が、ほとんど
膨らみの無い雷蝶の胸に差し掛かる。成長した乳房のそれではない、少女の肌特有の柔らかさを持つ胸に口付け、
仄赤く自己主張をする先端を食む。瞬間、雷蝶は全身に電気を流されたかのように、ビクリとその身を震わせた。
「あ、はぁっ………《蜘蛛》、そこ………いい、わよん………。」
真っ赤な顔に惚けたような笑みを浮かべながら、雷蝶が熱い吐息に紛れるような声で呟く。
「………勃ってるのは、寒かった所為ですか?」
「な、っ………へ、変なこと、聞かないで頂戴………ん、ぅ………。」
雷蝶の腕が、《蜘蛛》の頭を掻き抱くようにして引き寄せる。少々の息苦しさを感じながらも、しばらく唇と舌
で雷蝶の先端とその周辺を愛撫して………《蜘蛛》は、背骨の限界の所為でそれより下と向かえない頭を、雷蝶
の細い身体を支えていない方の腕にバトンタッチさせる。
包帯の巻かれた《蜘蛛》の腕が動き、その指先が、新雪のように白く美しい雷蝶の肌の上を滑る。腰骨と肋骨を
なぞる様にして、その手が、《蜘蛛》の唾液でしっとりと濡れた胸に辿り着く。
「………ん、っ………。」
ぴくぴくと痙攣を繰り返す雷蝶の様子を、見つめてから。《蜘蛛》は、片手で器用に雷蝶の胸を愛撫し始めた。
より複雑で的確な動きで刺激を送り込む《蜘蛛》の手は、唇や舌よりも早く確実に、雷蝶の身体を高めていく。
硬さを帯びた先端を指先で転がす度に、雷蝶の口から押し殺したような可愛らしい声が上がる。
「ふ、ぁ………ひぅっ………く、ぅ………っ!」
「………なんでしょう。お菓子ばっか食べてるから、声まで甘ったるくなるんですかねぇ?」
口と指とで両方の胸をゆるゆると刺激しながら《蜘蛛》は冗談めかした口調で言うが、雷蝶は答えない。ただ、
その細い腕を《蜘蛛》の頭に絡ませながら、何かに耐えるように息を荒げるばかりになったその様子に、《蜘蛛》
は雷蝶の身体に限界が近づきつつあることを察する。
「………胸ばっかりってのも、つまらないですかね………。」
くにくにと胸の先端を圧迫しつつ、誰にも聞こえない小さな声で呟き………《蜘蛛》はその指を、雷蝶の下腹部
へと滑らせる。くびれのない腰と腹を撫でるその感触に、雷蝶は《蜘蛛》の意図を察するが、その身体が緊張し
接触に対して身構えるよりも早く………《蜘蛛》の指先は、雷蝶の入り口へと辿り着いていた。
「ひゃぁンっ!?」
瞬間、既にしとどに濡れていた雷蝶の秘裂を押し開いて、《蜘蛛》の指先が焼けるような熱を帯びた雷蝶の体内
へと進入する。突然の接触に、雷蝶は眼を見開き、それまでになく甲高い声を上げる。
それまでの押し殺した声ではない、思わず口から飛び出したその悲鳴が、天高く聳える摩天楼から夜の街の空へ
と響き渡っていく。基本的に出入り禁止のこの場所で、誰かにその声が聞かれることなど万が一にもあり得ない
のだが、雷蝶は思わずその手を口に当てる。こんな場所で行為に及んではいても、一応、《蜘蛛》以外の他人に
その姿を見られてしまうことへの抵抗はあるらしい。
「大丈夫ですって。今は、誰の気配もしませんから。」
「だ、だからって………んぅっ、ち、ちょっとは、心の準備とか………ぁ、ぅ………!」
「どうせなら、我慢せずに喘いでくれた方が………それがしとしても、こう、燃えるんですがね。」
さらりと《蜘蛛》が言ってのけたその台詞に、雷蝶が頬を染めながら視線を落とす。
「………ンッ………あんたでも、そういうこと………あるのねん?」
ぴくり、と一瞬だけ動きを止めた後、《蜘蛛》はぽりぽりと頬を掻く。その口元、普段なら忍装束に隠れていて
決して見ることの出来ないはにかんだ様な笑みが浮かんだのを、雷蝶の眼が捉えた。
「まぁ、これも仕事のうちとはいえ………それがしも、健全な男子だもんでして。」
「………仕事、ねん………。」
「相手にはちゃんと悦んで貰った方が、やり甲斐があるというか、なんというか………ねぇ?」
「………そう………ん、ふぁ………。」
おどけるようなその言葉に、微かに表情を曇らせながらも………その頬を、紅潮させて。雷蝶は《蜘蛛》の言葉
に応えるように、少しずつ、声のトーンを上げていく。
「あ、あ、あっ………あ、っは、ふっ、ぅ、ッ、あぁンッ!?」
ぞくぞくと震える首筋に、《蜘蛛》の舌が這う。指先はなおも雷蝶の奥深くを目指すように、その内壁の感触を
楽しむようにして蠢かせ続ける。時折、壁の奥に埋まったしこりのような感触を持つ部分に触れる度に、雷蝶は
もはや抑え込むことを忘れた、感極まったような喘ぎ声を上げた。
「………良い感じに、鳴いてくれますね。」
「ひぁっ………だ、ぁ、だって、そこ………《蜘蛛》が、触ってるトコ、が、あ、あぁ………きゃぅっ!?」
「そこっていうと、ここですか?」
「ああぁっ!?だ、駄目ぇっ、そ、そこばっかり触ったら………ひ、あ、うぅぅ………〜〜〜ッ!?」
最も快楽を掻き立てるその場所を執拗に責め立てながら、片方の胸の先端に軽く歯を立てる。際限なく与えられ
続けるその刺激は、やがて………雷蝶の身体の許容量を、突破した。
「あ、あっ、ッッッ………〜〜〜ッッッ………!!!」
《蜘蛛》の上で雷蝶の四肢が引き攣る。足の指が、ぎゅ、と縮こまり、《蜘蛛》の頭を掻き抱いた腕に力が入る。
「う、げっ………!?」
不意に、顔を薄い胸に押し付けられ………頭を、その細い身体に眠っていたとは思えないような怪力で締め付け
られて、《蜘蛛》が思わず呻き声を上げた。
「ちょ、局長殿………た、タップ、タップ。」
絶頂に震える雷蝶の肩を、《蜘蛛》の手が軽く叩く。たっぷりと時間を掛けてその余韻に浸った後、雷蝶がその
訴えに気付き、抱きしめていた《蜘蛛》の頭を解放する。
「ぶ、はっ………し、死ぬかと思いましたよ………。」
「ふぇ………あ、っ、ご、ごめん………。」
「いや、油断してたそれがしも悪いんですがね………次は、ちょっと気をつけてくださいね。」
苦笑しつつ、《蜘蛛》は雷蝶の頬を撫でる。指に絡みついた愛液がべとついていたが、まるで夢の中に居るよう
な浮遊感に襲われている今の雷蝶に、そんなことを気にしている余裕などありはしない。
「さて、と………それじゃ、次に行きましょうか。」
何気なく1度、自分の指を舐めてから。《蜘蛛》はその手を、自分の下半身へと持っていく。
「………ん………。」
頬を赤らめつつ、熱い視線と共に雷蝶が頷く。利便性の為に付けられたのか、本来の忍装束には付いていないで
あろうチャックを開き取り出された《蜘蛛》のモノは、そのどこか飄々とした態度とは裏腹に、もう限界が近い
ことを主張するかのように膨れ上がり震えていた。
「ん、ふ………確かに、健全な男子みたいねん………。」
「まぁ、あんな可愛いトコ見せられちゃぁ、仕方ないってもんでしょう。」
さらりと言ってのけられた『可愛い』の一言にみるみるうちに顔を真っ赤にしている雷蝶の細い身体が、《蜘蛛》
の腕に抱え上げられる。膝の下に腕を入れられ両足を大きく開くような格好になり、雷蝶は一瞬だけ恥ずかしさ
から抵抗を試みたが………間も無くその身体は、《蜘蛛》のモノの真上に降ろされていく。
「ぁ………っ………。」
《蜘蛛》の先端が、雷蝶の入り口に宛がわれる。触れるだけでその体温が伝わっていくかのように、雷蝶の身体
がじんわりとその熱を上げていく。ひくひくと《蜘蛛》を待ち詫びるように切なげに震える秘裂を幾度か愛撫し
………《蜘蛛》は、抱え上げた雷蝶の身体に、少しずつモノを沈めていった。
「ん、ぁ、はぁっ………あ、ッ、あぁぁ………っっっ………!!」
小さいながらも、解れ、濡れそぼり、十分に男を受け入れる準備の整った雷蝶の秘所に、《蜘蛛》のモノが徐々
に埋まっていく。入り口から少しずつ内部を満たされていく、腰が砕てしまいそうなほど甘いその感覚に、雷蝶
はぶるぶると身を震わせながら酔いしれた。だらしなく開かれた口から、悦びの声が漏れる。
「………っ、と………。」
やがて、その進入が終わる。鬱血し熱の塊となった《蜘蛛》のモノが、更に熱い肉壁に包み込まれる。体格から
察する通り雷蝶の内部は狭く、勢いを付けずともただゆっくりと挿入するだけで、《蜘蛛》のモノはその最深部
にある子宮の入り口に到達していた。
「く、ふぅっ………!?」
ずん、と最も深い部分を圧迫され、雷蝶がびくびくと背筋を逸らせる。
「相変わらず、ギリギリですね………締め付けられすぎて、ちょっと痛いんですが。」
「そ、そんな、こと………ぅ、ぁぁ………。」
《蜘蛛》の言葉に、力無く首を横に振りながら、雷蝶はその顔を真っ赤に染める。1度絶頂を迎えさせられた後、
その余韻が抜けきらないうちに最奥までを蹂躙された雷蝶には、もはや《蜘蛛》の言葉にまともな返答が出来る
ほどの余裕は残されていない。
「何だかんだ言っても、やっぱりちっちゃいですね………。」
「ん、ぅ………ふあぁ………っ………〜〜〜っ。」
「………って………局長殿?もしもーし?」
「あ、う、あ、ぁぁぁ………ひ、うっ………!」
ぴくぴくと《蜘蛛》のモノが痙攣する、そのほんの些細な刺激ですら達してしまいそうになるほどに高められた
熱に、唇を噛み締め全身をわななかせながら必死で耐える………いじらしいその姿が、それまではどこか心の奥
に仕舞いこまれたように姿を隠していた《蜘蛛》の欲望を、掻き立てる。
「………仕方ないですねぇ、局長殿は。」
口元に微かな笑みを浮かべつつそう呟いて………《蜘蛛》は胡坐をかいたまま、両腕を雷蝶の腰に回して、その
身体をゆるやかに上下に揺すり始める。傍目から見れば貧乏揺すりのようなその動きは、しかし、その足の上で
モノを奥深く咥え込んでいる雷蝶に対しては、計り知れないほどの破壊力を発揮する。
「う、ぁッ………ッッッ!?」
ほんの僅かな進行と後退が、雷蝶の内壁を満遍なく愛撫する。きわめて浅い、しかし、執拗なほどに何度も繰り
返されるそれに合わせて、《蜘蛛》の先端が雷蝶の1番深い部分に衝突する。
「だ、だめぇ………く、《蜘蛛》っ………く、もぉ………!?」
「なーに言ってるんですか、こんなにビクビク震わせて………ホラ、もうすぐなんでしょう?」
「う、あ”っ………ひ、ッ、っはぁ………あ、あぁ、ぁ………っ!?」
そして。勢い付き始めた《蜘蛛》が、その本領を発揮するまでもなく。
「ん、っ………〜〜〜ッッッ!!?」
「ぐ、っ………!?」
雷蝶はあっさりと、2度目の絶頂を迎えた。その瞬間、驚くほど急激な締め付けが《蜘蛛》のモノに襲い掛かる。
1度失敗した所為か、《蜘蛛》の頭にしがみつく雷蝶の腕の力は先ほどに比べて弱い。強張った腕で《蜘蛛》の
頭を適度な強さで抱擁しながら、雷蝶はしばしの間襲い来る絶頂に身を震わせていた。
やがて、その細い身体が緊張から開放される。くたり、と力を失い、そのまま後ろに倒れそうになった雷蝶の腰
に腕を回して、《蜘蛛》がそれを支えた。
「ぁ、っ………はぁ、ぁ………っ………。」
正面から抱きつくような形でその肩に預けられた雷蝶の頭の重みを感じながら、《蜘蛛》はしばし、黙って雷蝶
の虹色の髪を撫で付ける。耳元で浅く荒い呼吸を繰り返す雷蝶が………どうにも愛おしくなって。思わず、その
魅惑的なほどに美しい羽に、触れてしまいたくなるが。
「………っ………。」
何故だか、触れた瞬間にそれが壊れてしまいそうな錯覚に陥って、《蜘蛛》は伸ばしかけた腕を引いた。
舞い戻った手で、再び雷蝶の髪を撫で続ける。徐々に、荒れていた耳元の呼吸音が落ち着きを取り戻していく。
「………大丈夫ですか?」
「………ぅ、ん………それなりに………。」
夜空の下、遥か下界から遠く響く夜の街の喧騒をBGMに、2人は穏やかな声で会話を交わす。
「もうちょっと、休みましょうか。」
「んーん………平気よん。それに………。」
未だ余韻から抜け出しきれない雷蝶を気遣うように、《蜘蛛》は小休止を提案するが………雷蝶は、ふるふる、と
その首を小さく横に振る。
「あんた、そのままじゃ辛いでしょ………?」
「や、それは………まぁ、そうですけど。ちょっとくらいなら我慢できますし。」
あくまでも雷蝶の身体を最優先に考えたその言葉に、ほのかな暖かさを混じながらも。
「………でも、駄目。やっぱり………このまま、続けて頂戴。」
雷蝶は、小さく呟く。その口から………本心が、零れ落ちる。
「まだ………足りない。もっと………もっと、《蜘蛛》のこと、感じさせて。」
「………っ………。」
自分と繋がったまま、どこか切羽詰ったような様子でそう呟く雷蝶の姿を、しばし無言で見つめて。《蜘蛛》は
また、その口元に微かな笑みを浮かべた。
「………本当に我侭ですね、ウチの局長殿は。」
「………ごめん………。」
「あら、そこで謝るなんてらしくないですね。」
「………そう、かもねん。」
「それに、たぶん………謝らなきゃいけないのは、こっちでして。」
《蜘蛛》のその意味深な言葉に、雷蝶が顔を上げる。
「その、さっきはちょっと見栄張ってああ言いましたが………お察しの通り、こっちもそろそろ限界なので。」
「………っ………!」
「途中で、セーブ利かなくなるかも知れませんから………それだけ謝っときますね。」
そう言いながら、ぽりぽりとバツが悪そうに頬を掻く《蜘蛛》の様子が、ほんの少しだけ可笑しくて………雷蝶
は微かな、慈しむようにも見える笑みを浮かべながら、自分がそうされていたのと同じように、《蜘蛛》の頭に
手を添えて癖のあるその橙色の髪を撫でた。
「………いいわよん。最後まで、全力で、拙者を愛しなさい。」
「………いいんですね?」
「ええ。この、身体に………あんたの存在を、刻み付けて頂戴。」
熱い視線と共にそう呟いて………雷蝶が、その唇を自ら《蜘蛛》に重ねる。
触れ合うだけの、しかし、まるで互いの存在を確かめ合っているような長いキス。
それが、終わった後。
「………了解しました。」
《蜘蛛》はそう告げ、おもむろに冷たいコンクリートに敷かれた毛布の上に身体を横たえた。
「ん、っ………。」
繋がったまま体勢を変えられ、雷蝶が背筋を震わせながら微かな声を上げる。雷蝶に極力負担を掛けないように
胡坐をかいていた足を崩し………寝そべった身体の上に雷蝶を跨らせた格好になった。
《蜘蛛》の意図を察し、雷蝶は揺れに耐えられず倒れてしまわぬように、両手を《蜘蛛》の腹に伸ばして身体を
支える。忍装束の上から触っても解かるほど鍛えられた《蜘蛛》の身体は、力は強いが重さは無い雷蝶の身体を
容易く受け止めた。
「………じゃ、いきますよ………っ。」
そう宣言し、雷蝶がこくりと小さく頷いたのを確認してから………《蜘蛛》は両手で雷蝶の腰を掴み、自らの腰
を上下させ始めた。雷蝶の身体が軽々と持ち上がり、そして落下して………結合部の奥の奥に、《蜘蛛》の先端
が衝突して刺激が突き抜ける。
「ふ、あぁっ!?」
たった1度の衝撃で、簡単に嬌声が上がる。始めはゆっくりと、そして徐々に加速するように上下運動を続ける
《蜘蛛》の腰の動きに翻弄されるように、雷蝶の身体ががくがくと揺さぶられる。まるで、首の据わっていない
赤ん坊のように、《蜘蛛》の動きに合わせてその頭がかくかくと揺れ動く。
「あ、あ”ぁっ、ひ、あはぁっ、あ、く、ぅっっ!!?」
「………気をつけないと………舌、噛みますよ………っ。」
「ん、ぅ………〜〜〜ッ!!」
途さきほどまでのどこか余裕に満ちた口調とは違う、荒い息に途切れがちになった声で《蜘蛛》にそう呟かれ、
雷蝶は目尻に涙を浮かべながら歯を食いしばる。口の中に篭るような、しかしそれでもなお甲高く甘ったるい声
で鳴きながら、雷蝶はひたすら身体を上下に揺さぶられ続ける。
「………ぐ、ぅ………!」
「っ、ぁ………く、ふぅっ………!?」
子宮の入り口を、何度も何度も、執拗なまでに《蜘蛛》のモノの先端が叩き、擦り上げる。同時に、《蜘蛛》の
モノも、雷蝶の感じる快感に合わせてひくひくと収縮する内壁に締め上げられ続ける。
「ひうぅ………ん、ぅ………!!」
2人の結合部は今や、雷蝶の中から溢れ出た愛液でしとどに濡れ、泡立った雫を毛布の上に落とし続けている。
「ふ、ゃんっ………ん、んんんっ………ひ、ぁっ!?」
「お、っと………!」
やがて雷蝶は、その細い腕で自分の身体を支えることすらままならなくなり、がくり、と前のめりに倒れ込んだ。
《蜘蛛》の胸に、雷蝶の身体が飛び込んでくる。慌ててそれを受け止め、力無く弛緩したその身体を優しく自分
の身体の上に横たえて、《蜘蛛》は腰の動きを再開させる。
「は、ぁっ………うう………ひ、あぁっ!?」
額に浮かぶ汗の粒までもが見える距離にまで近づいた雷蝶の顔が、快楽に歪み、堪えきれない声を上げる。その
様に、どうしようもなく衝動を刺激されて………《蜘蛛》はまた、眼の前の雷蝶の唇を塞いだ。
「ん、ぅ………く、《蜘蛛》ぉ………ちゅ………。」
「………ん………ちゅく………。」
互いの舌を貪りあうように、2人はそれまでになく深いキスを交わす。脳髄が痺れ、蕩けだしそうな甘い刺激が
2人の理性を確実に侵食していく。
「………ふ、ぅ………んぅ………あ”、ぅっ!?」
快楽を貪り、普段なら決して見せない表情を浮かべる愛しい互いの顔。水音と肌のぶつかる音と、2人分の荒い
呼吸音、甲高く響く甘い喘ぎ声。立ち込める、汗と、その他に互いのいろいろなものが混ざり合った匂い。口の
中で混ざり広がる、互いの舌の味。触れ合う部分全てで感じる体温と、結合部からの絶え間無い刺激。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚………五感の全てをフル動員して、互いの存在を確かめ合う。
言葉にはしなくとも………そこに確かに存在する、互いに対する愛を、確かめ合う。
「ん、く………そ、そろそろ………!!」
やがて《蜘蛛》は、自らの内側から沸きあがってくるその気配を察し、苦しげな声で雷蝶に告げる。乱れに乱れ、
理性を手放す寸前にまで追い込まれながらも………雷蝶は上擦った声で、その言葉に答える。
「う、うん………来て、出して………このまま、出してッ………!!」
「ええ、言われなくても………もう、止まれそうにないですから………!」
《蜘蛛》はより一層強く雷蝶の腰を掴み、上下運動を加速させていく。暴れ馬に乗っているかのようにその軽い
身体を乱暴に揺さぶられながら、雷蝶は、同じく近づきつつある絶頂の気配に身を震わせる。
そして。
「《蜘蛛》ぉっ………《蜘蛛》の、熱いので………!」
「………き、局長殿っ………!」
「拙者の、身体に………《蜘蛛》のこと、刻み付けてぇっ………!!」
雷蝶が、切羽詰ったような甲高い声でそう告げた………直後。
「う、ぐっ………!?」
《蜘蛛》の中の熱が、弾け。
「は、ぅっ………〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?」
雷蝶の最奥に叩きつけられたそれが………彼女の身体に、今日何度目かの絶頂をもたらした。
ビクビクと律動しながら、《蜘蛛》のモノが熱く白濁した迸りを雷蝶の中に吐き出す。その熱を全て受け止める
には余りに小さな秘所を、満遍なく満たされ………雷蝶は全身をガタガタと震わせながら、《蜘蛛》の忍装束の
胸元を、千切れんばかりに握り締めた。
しばし、そうして絶頂の衝撃とその余韻に身を強張らせた後。
「………っ、ぅ………。」
「は………ぁ、っ………ッ。」
2人の身体がほとんど同時に、くたり、と力を失った。
しばしの、間隙の後、
「………………。」
疲労感と、倦怠感と、脱力感と………それを補って余りある、言い知れぬ充足感の中。
「………………。」
2人は、言葉を交わすことも無く………ただ無言で、唇を重ねあった。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
数十分後。場所は変わらず、夜空の下、超常現象対策局本部ビルの上。
「あの………ちょっと、腕しびれてきたんですけど。」
「………局長命令。」
小さな声でそんなやりとりをしながら………2人は、汚れていない毛布を集めたその上に横になっていた。
《蜘蛛》は、忍装束を正して仰向けに。伸ばされたその腕を枕にして、相変わらず生まれたままの姿の雷蝶が、
やはり羽を痛めぬよう《蜘蛛》の方を向く形で横向きになって。2人仲良く並んだその上に、適当な毛布を何枚
か被っている格好だ。
ぴしゃり、とにべもなく訴えを切り捨てられて、浅い溜息を漏らしてから………《蜘蛛》は傍らに寄り添う雷蝶
の姿を見つめた。《蜘蛛》の腕枕の上で、どこか陰のある表情を浮かべながら………毛布の下では、その細い指
が忍装束の端を握っている。
事が終わってから、《蜘蛛》が雷蝶の身体を綺麗にしてやり、これという会話をするわけでもなくただこうして
身体を休めている。まぁ、沈黙が苦にならないのは、それだけ互いのことが解かっている証拠だが。
「………ねぇ、《蜘蛛》?」
不意に、雷蝶が呟く。
「………あんたは………。」
「………はい。」
何かを言いかけて、言い淀んで………それでも、意を決して、その言葉を伝える。
「あんたは………拙者がどんな風になっても、ちゃんと、拙者の傍に………居てくれる?」
「………はい?」
さきほどとはイントネーションの違う『はい』で、《蜘蛛》が聞き返す。
「だから、例えば………例えば、よん?」
「例えば?」
「もしも、拙者が………今の立場を追われて。それに………不解宮からも、見放されて。」
「え………?」
「この、大日本帝国から………世界から、見放されて。たった独りで、孤立するようなことになったら。」
「………局長、殿?」
「それでも、《蜘蛛》は………拙者の傍に、居てくれる?」
超常現象対策局の局長でも、傾国のテロリストでも、魔法少女でもない。
どうしようもない不安に苛まれ震えている………平塚雷蝶という名前の、1人のか弱い少女の声が、そう尋ねる。
「………やっぱり、何かあったんですね?」
「………………。」
雷蝶は、答えない。ただ、《蜘蛛》の言葉をせがむように、覆面に覆われた顔を見つめ続けている。
今朝、鳥哭島へ発ったときは、普段通りの様子だったが。向こうで、何かあったのだろうか。そんなことを頭の
隅で考えながら、《蜘蛛》は答えを探し………そして。
「………そのときは………。」
「っ。」
1度、何かを答えかけてから………喉元まで出掛かった言葉を、飲み込んで。
「………そのときは………残念ですけど、どうなるか解りませんなぁ。」
無理矢理造ったような笑い声と共に、そう答えた。
「それがしも、本来は不解宮に仕える身ですからねぇ。逆らったらたぶん、いや間違いなく、死にますから。」
極めて現実的な《蜘蛛》の言葉に、雷蝶は表情を曇らせ………やがて、自重するような微笑を浮かべる。
「………生憎、蜘蛛には羽が無いもんでして。気ままに飛んでる蝶々を追い駆けては、いけないんですな。」
「………そう………よねん。やっぱり。」
「すいませんね。」
「………ううん。こっちこそ、馬鹿なこと聞いちゃったわねん。」
そんなやり取りの後。また、しばしの沈黙の時が流れ。
「………だったら。」
《蜘蛛》に表情を悟られまいとするように、顔を伏せて………雷蝶が、また、呟く。
「だったら、せめて………ずっと………。」
掠れ、上擦り………涙に潰れた声。
「拙者が………どこにも行けないように。このまま、逃げられないように。」
「………っ………。」
「手も足も………羽も。蜘蛛の糸で、雁字搦めにして、縛り付けて………ずっと、捕まえていて………!」
搾り出された悲痛な叫びが………《蜘蛛》の心に、突き刺さる。
《蜘蛛》は………震える雷蝶の身体を、今すぐに、折れんばかりに抱き締めたくなる衝動を抑えながら。
「………ええ。了解です、局長殿。」
そう、呟き………涙を浮かべる雷蝶の髪を、優しく、撫で付けた。
夜空の下。毛布で出来た、巣の中で………蜘蛛と蝶は、いつまでも、身を寄せ合った。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
液晶画面に、宝石や貴金属で出来た巨大なウエディングケーキが映っている。
その前で………蜘蛛は、物思いに耽っていた。
『じゃぁ、特に追加で報告することは無いのね。良かったわぁ。』
昨晩、雷蝶に答えかけた言葉が、頭の中で再生される。
今考えても………その答えの余りの馬鹿馬鹿しさに、自分で自分を笑ってやりたくなる。
『わたしも、雷蝶ちゃんのこと大好きだから………本当は、悪いことしても見逃してあげたいけど。』
現実的に考えて、そんなことが出来るわけがない。
不解宮に逆らって生き長らえることが出来る人間など、この世界に存在するわけがない。
そして、それを理解できていたとしても、きっと、あの言葉を口にしたら………自分達は、思考を統率していた
理性のタガを引き千切って、万が一にも生き残れる可能性の無い道へと進んでしまっていただろう。
『それをしちゃうと………わたしも、今のままじゃ居られなくなっちゃうから。』
だから、あのときは………本心を殺し、あのように答えるしか、無かった。
不解宮の後ろ盾は、雷蝶と自分の間にある繋がりの前提だ。雷蝶と自分、どちらか一方でもそれを失えば………
この関係は、赤子の手を捻るよりも容易く、引き裂かれてしまう。金輪際、2人で同じ時間を共有することは、
叶わなくなる。
『………《蜘蛛》?わたしの話、聞いてくれてる?』
逃避行の果ての破滅は、眼に見えている。だから、今は………これ以上の関係を、望んではいけない。
いつか、何かが変わるそのときまでは。雷蝶の言う通り………彼女が破滅の道へ踏み出さぬよう、この手で彼女
をしっかりと捕まえておかなければ………。
『もしもし、《蜘蛛》?』
「………あ、はい………?」
そこまで考えたところで、《蜘蛛》はようやくミリオンの声に気付く。
雷蝶の定例報告とは別の………雷蝶を監視する役目を与えられた《蜘蛛》の、報告。その後、雷蝶のときと同じ
ように雑談に花を咲かせるつもりだったミリオンは、ぷく、と子供のように頬を膨らませた。
『もう、人の話はちゃんと聞かなきゃ駄目よ?』
「は、はい………すいません。ちょっと、考え事を………。」
普段の飄々とした様子とは違う、どこか緊張感を感じさせる声で、《蜘蛛》が答える。
その様子を、しばし不機嫌そうな眼つきで見つめてから………やがてミリオンは、小さく溜息を吐いた。
『………やっぱり何かあったのね、雷蝶ちゃん。』
「………はい?」
『さっきの定例報告のとき、様子が変だったから。《蜘蛛》は、何があったか聞いてるの?』
《蜘蛛》の眼には、定例報告のときの雷蝶は、昨晩のことなどまるで無かったかのように自然にに振舞っている
ように見えたが。ミリオンには、《蜘蛛》が気付けない雷蝶の異変が察せられたらしい。
ここで嘘を吐いたり誤魔化したりすることに意味は無い、と悟り………《蜘蛛》は、正直に答える。
「………確かに、昨晩から少し様子がおかしいですね。何か………妙に、不安がっているというか。」
『ふぅん………。』
「ただ、何があったのかは………答えて貰えませんでした。」
《蜘蛛》の言葉に、しばし考え込むような素振りを見せてから。
『まぁ、考えたところでどうにかなる問題でも無いわよね。』
ミリオンはあっさりと、考えることを止める。
『面白そうではあるけれど………雷蝶ちゃんの不安を弄ぶのは、ちょっと気が引けるし。』
そう言って曖昧に笑い………ミリオンはまた、小さな溜息を吐いた。
『………ねぇ、《蜘蛛》?』
「はい?」
名を呼ばれ、《蜘蛛》がやはりどこか緊張したような声で答える。
その様子を、液晶画面の中のミリオンはしばしじっと見つめて………やがて、ふ、と微笑んだ。
『雷蝶ちゃんのこと………よろしくね?』
一瞬、その言葉の意味するところが解らず、《蜘蛛》は首を傾げる。
『監視役としてのあなたに、不解宮の代表としてお願いしてるわけじゃなくて………ただ。』
「ただ………?」
『………雷蝶ちゃんが大好きな、1人のお友達として、お願いしたいの。』
「………っ………!」
意外なその言葉に、《蜘蛛》は覆面の下で表情を変えた。
『なんだか、今日の雷蝶ちゃん………壊れちゃいそう、っていうか。とっても、不安定な感じだったから。』
「………………。」
『もし、雷蝶ちゃんが壊れたり倒れたりしそうなときは………あなたが、しっかり支えてあげてね。』
それは、さきほどの言葉通り………友人の身を案ずる、1人の少女の訴えだった。
《蜘蛛》は思う。世間的には、絶大な権力を持つ肩書きを有していたり、世界最強の財閥集団の頂点に居る家の
娘だったりしても………彼女達の根は、ごく普通の人間なのだな、と。
そして………それは、《蜘蛛》という役目を与えられた自分とて、例外ではないのだな、と。
『あなたも………私も。不解宮の意思に、逆らうことは出来ないけれど。』
「………っ………。」
『少なくとも今は、雷蝶ちゃんの味方で居られるから。だから、その間は………よろしく、お願いね?』
どこか悟ったような声で、そう言って。ミリオンは、どこか消え入りそうな笑みを浮かべる。
液晶画面越しのその表情を、じ、と見つめて。
「………了解しました。この《蜘蛛》………命、尽きるまで。」
《蜘蛛》は、力強い声で、そう答えた。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
そのときは。
例え《蜘蛛》という人間を殺してでも。
今の全てを捨ててでも。
世界の全てを、敵に回してでも………あなたに、ついて行きます。
(END)
14 :
蜘蛛と蝶の夜伽:2008/09/05(金) 16:39:31 ID:B1kP6+YE
………以上です
蜘蛛×雷蝶書きたいな、という願望はかなり初期からあったので
頂いたコメントが良いきっかけになりました
最後までお付き合いくださった方、誠に有難うございました
最後に、前スレでも書きましたが改めて………
捏造設定や、もしありましたら最新刊部分との矛盾などについては、大目に見て頂けたら幸いです
では、1人でごたごたしてしまい申し訳ございませんでした
今後しばらく書きには来られないと思いますが、次の機会がありましたらそのときにお会いしましょう
長々と失礼いたしましたっ
前
>>653だけどゴメンね全然書き上げないでごめんね
にしても乙女な雷蝶可愛いよ雷蝶
保管庫あるの?
2chのエロパロ保管庫ってどういうシステムになっとるん?
誰かに頼むの?
あの保管庫は管理者の趣味で運営されてる
頼めば、だいたいはやってくれる
>>19 乙
でも、一応TOPに18禁である事と2chのエロパロ保管庫である事は表記しておいたほうが良いと思う
以前、ぐぐって保管庫を発見した中学生が住み着いて荒れたスレを見たことがある
>>19 ありがとうございます。
自分の作品で誤字とか改行のミスとかみつけたら勝手に直してもいいものでしょうか?
>>21 どうぞ
自由に編集できるので
自由に追加してください。
忙しいので更新する暇がないかもしれないので補って頂けたら幸いです。
23 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:53:49 ID:9vsuwfHM
>>22 乙!
これで絵師様来ても対応出来るNE!
失礼あげてしまった
白の七番改に掘られて来る
前スレが1000行くまでここを保守せねば
保
神デレなネコさんをリクエストしてみる
>>27 神デレってどんなんだよw
強欲王×月香しか純粋に該当しないやん
キョウファ様の僕として地価帝国に潜入した
乱崎凰火(27)は神の奉仕者としてうんたらかんたら?
「べっ別に奉仕して欲しいわけじゃないのであるぞっ///」
何か書いてみようと思うけど…………なかなか書けない
保守していいネタが思いつくのをじっくり待つよ
神デレに挑戦してみようと思いましたが無理でした…。
凰凶です。
「べ、別にアンタのために全知全能な訳じゃないんだからね!」
部屋に侵入するなり扉を背にそう言い放つ妻に夫はぽかーんと口をあけた。
「は…?」
寝ようと思い、布団の上に座ったところの凰火にずんずんと凶華が近づいてくる。
さも当然のように凰火の膝の上に向き合うように座った。
「何か新しい遊びですか?」
ふいに訪れた心地よい重みと温もりに、なんとなく悪い気はせず、凰火は
凶華の腰にそっと手を回す。
「神の腰に触れるかこの無礼者が!」
「……は?」
凰火は再びぽかんと口をあける。
やはり新しい遊びか?
なんだか面倒くさいなぁと思い、とりあえずその口塞いでしまおうか、陥落
させてしまえば余計なことは言わなくなるかもしれないと思い、両手で凶華
の頬を包むとその小さな唇に自分のそれをそっと触れさせる。
「ん!」
可愛らしい唇を甘噛みし、とろけるような吐息を漏らす薄く開いた隙間から
舌を侵入させる。
「ふぁッ…ぅん!」
はじめは凰火の頭を掴んで引き剥がそうとしていた凶華も頬を紅潮させ力
が抜けていき凰火に身を委ねていくのが分かる。
「はふ…、ん、だめ…っ」
一瞬唇が離れた隙にそんな声を漏らすと、凰火は一瞬殺気のようなものを
感じた。
「うわっ!」
急に脳みそに電気を流されたような感覚が凰火を襲い、跳ねる様にして凶
華から離れた。
携帯電話だ。
「きょ、凶華?」
「もう、携帯電話だってあんたのためにあるんじゃないんだからッ!」
「……はぁ?」
別に凰火のために使われたのではないし。
凶華が勝手に自分のために使ったのだし。
「なんだかさっきから支離滅裂ですが。自分で誘っておいて、……嫌でしたか?
キス」
「凶華様はイヤなどと一言も言っておらぬぞ。ただ、許しも得ず勝手に触れると
いう行為が愚鈍極まりない!」
今日は凶華のなにかしらのプレイの日なのか。
そう結論づけて凰火は諦めた。
…たまには付き合うか。
「では、行動する前にいちいち許しを乞えばいいのですか?」
「そうだ」
「それではあなたの身を包むその衣をはいでもいいでしょうか、神様?」
目の前で揺れるネコミミに熱い吐息と共に囁く。
頬を赤らめて少し俯いた凶華は視線を凰火に上げると、
「ん、許可する」
偉そうに言い放った。
「あの、乳首が真っ赤に熟れておりますが、如何いたします?」
「誰が実況中継しろといった!」
「行動する前に許しを得ろと仰ったのはあなたですよ、神様?」
つんと上を向いて触れられるのを待っている凶華の胸の飾りを、凰火は触れる
ことなく見つめる。その羞恥と囁かれた言葉に凶華は身を悶えさせる。
「ぅう、なんかちがう…」
「違うことはないでしょう?では選択肢を。@指で弄るA舌で擽るB自分で触っ
てみてください」
「なぁッ!この変態!」
「番号だけでいいのですよ?だいぶ譲歩したつもりですが。お答えがなければ
そのままで」
「ばかぁッ!もうッじゃあ、に!」
「仰せのままに」
「やぁんッ!」
凶華からの返事があると即座に凰火は行動に移す。言われたとおり、舌でね
ちっこく凶華の乳首を撫で繰りまわす。
「はふッ…うんッ…おう…かの、ばか」
「馬鹿ですか。どちらかというと自分の企みの展開の先を読みきれなかったあな
たの方が…」
ばこん!凶華に頭を殴られた。では仕返しとばかりに凰火も反撃。
「おや、太ももをそんなにすりあわせて。何かむず痒いのですか?」
「…ぅ」
はやく触って欲しくて疼いている秘部を持て余しているのに気付かれて凶華は
赤面する。
「あ、いえ。何でもないのならそのままにしておきますが」
「このッ…!」
へんたい、とそんなに潤んだ瞳で睨まれてもまったく怖くなく、むしろ情欲を煽ら
れるな、と凰火は凶華を舐めるように見下ろす。
そんな視線と疼く身体に耐えられず、凶華は呟く。
「きょ、…凶華様の、凶華様のあし、…っあし広げていいから」
羞恥のあまりしどろもどろになり視線をあちらこちらへ泳がせながらなんとか言
葉を紡ぐ凶華に瞳を細めて凰火は顔を近づける。
「いいから?」
「いいからはやくなんとかしろ!凶華様を気持ちよくさせろ!」
「仰せのままに、かみさま」
ちゅぶっ、じゅぶッ、ぶじゅ…ッ
広くはない部屋にいやらしい水音が響き渡る。
凶華の足の間に、凰火が頭を埋めてその赤く熟れた凶華の秘部を舌で蹂躙し、
時折強く吸い上げる。
「ぁふッ……ふぅ…ん、にゃ、…んやぁ…ん!」
口元に手を持っていっているものの、全然抑えきれずに凶華の嬌声も凰火の耳
に響く。声が耳に入るたび、欲望が鎌首をもたげていくのがわかる。
「神様、如何いたします?随分と甘い蜜が零れてきましたが、可愛らしい小さな穴
にわたくしの指をお入れいたしますか?」
「やぁ!も、いちいちそんなこと聞くな!」
凰火の口から紡がれる羞恥を煽る言葉に凶華がいやいやをするように首を振る。
「いえ、行動に移す前に許しを乞えとのご命令でしたし。こちらで勝手に動くことは
反逆行為かと思いますし」
なんだか楽しそうに凶華を眺める凰火に少しむかつきつつも、腰が砕けまくった
状態では自分の蒔いた種をどうにも回収することも出来ず、仕方なく凰火に従う
ことにした。
「もう、じゃ…おーかの…ッ……ゆび、じゃなくていいから…もっとおっきいの…」
これでも頑張って搾り出したのに。凰火は動く気配がない。
「おーか…?」
一瞬、不安そうに瞳を揺らす凶華にどきりと心を振るわせつつ、凰火は言い放つ。
「おっきいの、じゃわかりませんよ?おっきい、何が欲しいんですか?」
「えっ」
これ以上言わすかこの変態ドSメガネ、という言葉を飲み込む。
ひくひく震え、はやく欲しい満たして欲しいと蜜を垂らす中心をこれ以上持て余せない。
「おうかの、これ……」
凶華はひくひく震えながらなんとか身を起こす。
そして凰火の股間に手を伸ばすと、ズボンの上からそっと撫でる。
「これが欲しい、凶華様のここにいれて……」
するりと下着ごとズボンをおろすと、現われた凰火の性器の先をぴんっとはじく。
その刺激に凰火はぴくりと肩を震わせると、優しく凶華をシーツの上に倒した。
「よく出来ました。僕の可愛い神様」
「馬鹿」
逆転した。
とっくにわかっていたけれど、情事で凰火には勝てない。
一人諦めている凶華の思考など弾き飛ばすように、凰火はその剛直を凶華の中に
突き入れた。
「ひぁあぁあんッ!」
「凶華、いつもよりなかがどろどろになっている気がしますが」
「そんな…こ、と、…な……い」
そしてきゅうきゅうよく締め付けてくるなぁと思いながら凰火は攻め立てた。
ひっきりなしに甘い声と荒い吐息を漏らす凶華の唇に自分の唇をぎりぎりまで寄せ
て囁いた。
「キス、します?」
「んにゃッ…好きにしろ!」
この期に及んでまだ続けるか、と凶華は思いながら罵倒の言葉も紡げず凰火に口を
塞がれた。いつもなら突き上げる最中に勝手にあれやこれや色々触ってくるのにおかし
いなと思うが強すぎる快感にすべて奪われていく。
「…ふ…おーか……ぁ…っ、おーか…」
キスの合間に漏れる自分の名前に、凰火の背筋に快感が走る。
可愛い妻をもっと愛したい。自分で満たしつくしてしまいたいという思いがこみ上げる。
「凶華、凶華…」
ぴくぴくゆれるネコミミを甘噛みしながら囁くと、きゅっと締め付けられて凶華に快感と
して伝わっているのが分かってうれしい。
「凶華、どこ触ります?胸?耳?尻尾?それとも赤く熟れてる…」
「どこでもいいから凰火の好きなところを好きにするがいい!」
あぁ、触らないと思ったら。まだ聞いてくるか。
息を荒げてぽたぽたと汗を落としてくるくせにまだ余裕ぶっている凰火が憎らしい。
しかし、自分を快感と幸せで満たしてくれるのは、他でもないこいつなのだ。
「神様を好きにしていいなんて、僕は随分と偉くなったのですかね?」
では好きにさせてもらいます、と凰火は薄い胸を両手で包んだ。
揉むようにしながら、親指で先をくりくり引っかく。
「はぅ…ん、べつ、にえらい、わけじゃない…っ」
「でも、」
あなたの好きなところを知り尽くしてるのは、僕だけです。と耳元に囁くと、凶華の身体
をひっくり返し、四つんばいの形を取らせ後ろから貫く。
「ふぁッ…だめ、おーかぁ……ッ」
凶華は自分で体重を支えきれずシーツに顔を埋める。凰火が腰の辺りを支え、もう片方
の手で、目の前で揺れる髪の毛と同じ色をした尻尾を扱き上げた。
「んやぁああああぁあああぁああぁっぁ!!!」
一際大きな声を上げて凶華はびくりとした後に、ひくひくと震えた。
「凶華、イきました?」
「ん……」
ふー、ふーと息を整える凶華に凰火は背後から囁く。
「すみません、僕いき損ねたので、もう少し動かせていただいてもよろしいでしょうか?」
「ん……」
空ろな目をして思考を放棄した凶華はとりあえず頷きだけ返す。
「では」
と凰火は未だ息を整えている最中の凶華を再び強く貫く。
「あっ…!だめ、まだ…!」
「それは申し訳ありません、でももう止まれません」
敏感に震える膣内を遠慮なしに蹂躙され、凶華は口から唾液を零しながら喘ぐ。
「いやぁ…!あぁん、だめぇ…!へんになるぅ……」
「どうぞ、もっともっと乱れてください、神様」
「も、やぁあぁああんッッ……!!」
ぽたぽたと結合部から蜜を飛び散らせながら凰火の攻めはまだ続く。
いつもと違う攻め方をするといつもより一層感じているように見える妻に欲情し、うっかり
うっすらと空が明るくなってくるまでいじめ続けてしまったりしていた。
変なこというのやめようかな、と凶華は少しだけ後悔した。
朝。いつもどおり朝食を作ろうとするも疲労と眠気に襲われ手元を狂わせ火傷などを
していると、千花がにやにやしながら近づいてくる。
「お・と・う・さ・ん☆ほどほどにね」
あぁ、何かばれてしまっている。年頃の娘は怖いなぁと思いながらフライパンの中の卵を
墨に変えていた。凶華とっとと起きて来い、と思ったが、いつも以上に凶華の睡眠を深くし
たのは、他ではない自分だったと気付いて諦めた。
--終わり--
●年ぶりに文章とか書いてみまして稚拙で申し訳ありません。
これが噂の神デレか…
神をデレさせるなんて、凰火恐ろしい子…!
ほどほどにねっ☆
……いやこのひと無理だろww
それにしてもGJ!!甘々らぶらぶですな!!
流石だ凰火、この変態ドS眼鏡め!!(褒め言葉)
たまに十刊のカラー最後の様なウブな凰凶が見たくなります
こんなですかね。
ちょびっとだけ書いてみました。
全然えろないですすみません。
「いえ、別に無理にはいいんですよ……」
変に焦った夫の声がしんとした部屋に響く。
乱崎凰火と乱崎凶華は、一枚の布団の上で正座して向き合っていた。
「し、し、仕方がないだろう!優歌が妹か弟が欲しいというのだから。応えるのが親の義務!」
双方とも顔を真っ赤にして、体は向き合ったまま視線も合わせない。
凰火がそっと凶華の頬に触れようとすると、凶華がびくりと大げさなくらいに反応する。
それに応じて、凰火も熱いものにでも触れたかのように手を引っ込めた。
「だから、あの、いいんですよ。家はただでさえ大家族なんですから、これ以上増やさなくても」
行き場を失った手を持て余し不自然に引っ込める。凶華は俯いたまま動かない。
「ほら、凶華も嫌ではないですか?」
「嫌なわけがないだろう!」
凰火のセリフに凶華は弾かれたように顔を上げた。
「ただ……」
再び俯いて。
「ただ、凶華様はその、…子どもの作り方とやらがわからんからな…」
もじもじと指を絡ませながら。
「嫌かどうかも…わからん…」
俯いてそっぽを向いてしまう凶華に少し困った顔の凰火。
「えぇと、少しくらいは、どんなことするか分からないのですか?」
真っ赤で俯いたまま動かない凶華。
二人で布団の上に座ってから平行線。
時計の針が動く音さえも耳に響く。
たった1分の沈黙も、1時間のように感じる。
「すこ……しは……なん、と……なく」
聞こえるか聞こえないか分からないくらい小さな声で、凶華が呟いた。
「え?」
凰火が反応した瞬間。
「わ」
凰火の頬にやわらかいものが触れた。
ネコミミがすぐ隣に。
「きょう、か…?」
夫の頬にキスをした妻は、再びもとの位置に戻ると、これ以上ないくらい
顔を朱に染めて俯いた。
「きょ、きょ、凶華様はこれ以上はわからん!凰火なんとかするがよい!」
凶華に触れられた頬に手を当て呆ける凰火。
「…と、言われましても………」
「あぁあ!もう!!!」
夫婦が向かい合う部屋の外。扉のすぐ前。
「どうして猫さんがあそこまで出てるのに全く凰火さんてば!!」
凶華が行動に出てから全然音沙汰ない状況に痺れを切らした千花が
地団太を踏む。
「千花ちゃん、千花ちゃん、ちょっと落ち着いて!ばれるわよ」
「だって!もう!!」
「お父様だってきっと色々心の準備とか、準備とか、準備とかあるのよ」
「一緒に暮らしてどれくらいたつと思ってるのー!!」
暴れる千花。取り押さえる銀夏。そして
「お姉さまと銀夏さん。さっぱり何してるの?」
トイレに起きてきた、優歌。
「「ゆ、う、か、ちゃ、ん!」」
千花と銀夏は仲良く声を揃えて固まる。
「だめよ優歌ちゃん、寝る子は良い時間よ!」
「銀一さん、おかしいこと言ってるわよ!優歌ちゃん寝ましょうねー!」
不自然にあせくりまくった二人は優歌を寝室へぐいぐい押す。
「だめだよ、おねしょしちゃうよ。トイレに行く」
「トイレでもどこでもいいからとにかくここから…」
「やっ、おうか何する!」
「すみませんっ!凶華、痛かったですか?」
「………」
固まる銀夏。
「声が大きいわよーーー!!!」
頭を抱えて叫ぶ千花。
「お母さん、お父さんにいじめられてるの?」
凰火の部屋のドアノブに手をかける優歌。
「だめー!優歌ちゃんだめー!!」
家族は今日も仲良しです…。
***終わり
あまりウブさが出なかったような…
他ジャンルの原稿やらないと落とすのに、頭の中凰凶で埋め尽くされてて泣きそうです。
そろそろいい加減切り替えないと。
>>41 超エクセレントGJ!!!!!!
ていうか狂乱本出してくださいw
GJ
ほのぼのも好き!!
>>41 イイ!!ほのぼの家族GJ!!
しかし夫婦も騒いでる千花に気付けw
45 :
名無し:2008/09/25(木) 00:00:49 ID:7NGyPT7n
雷蝶と三番とか
>>42 正直ここに限らず、エロパロスレのネタを漫画にしてくれるサークルとかあったらいいのに、と思うことは多い
職人はほとんど匿名だし、それを元ネタに本作るって凄ぇ難しいんだろうけど
>>48 おれなんか妄想するばっかりで絵心も文才もないんだぜ
>>49 その妄想をここに垂れ流してくれよ!
文才なくても萌えがあればきっとなんとかなる
>>42 ドマイナーさに怖気づいて冬狂乱で申し込めなかったヘタレです
今ジャンルを裏切るのも嫌だったし…
しかし今の脳内狂乱っぷりに少し後悔
世間的に忘れ去られた来年の夏あたり狂乱で申し込んでまったりしてようかなとか
微妙な計画進行中
>>51 逆に考えるんだ
もう1冊くらい他ジャンルのコピ本新刊があっても良いやと考えるんだ
…はい、無理言ってすいませんorz
来年の夏にさっぱり期待してるんだよ
>>53 ちょwそれ既に夏やったww
どうしても出したくなってコピ本出した
偏狭ジャンル配置・時間のない原稿、表紙・ていうかレベルの問題?
2冊だけ売れたwww
でも正直自ジャンルの本売れたときよりの喜びはあった
コピ本うp
無茶言うなよwww
身バレに晒しの度胸はないっすww
(`ε´)ぶーぶー
小説ならまだしも漫画だからな
ここに晒せるほど自信がないんだすまない
というかスキャンもめんど…(殴
>>53 ROMカタログの検索でヒットさえすれば、何日目だろうと買いに行きます
ろむかたろぐけんさくひっと…?
あれ、あれの登録って合否出てからだっけ…?
とりあえずまだ受かるかも分からんので、時期が来たら覚えてたら
よろしくお願い致します
というかあんましうまくないから期待はするなw
60 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:03:41 ID:3d6MmAqn
アッーーーーーーーーーー!
25話のベッドに枕ふたつ?とかやってくれたのでオフ原稿ほっぽって
凰凶えろを妄想してしまいましたよ。
ゲロ甘です。お気をつけ下さい。ゲロ甘です。危険なので2回言いました。
……よく見たらふたりの寝てた?部屋って昼間に皆がいた部屋やん!
とかあとから気付いたけどとりあえずスルー。
水入ってるとか軽く無視してるかもスミマs
「はぁー…」
乱崎凰火はベッドに転がるとため息をつく。
なんやかんや色々あって、気がついたら鳥哭島。
傍若無人で暴君な自分の妻を叱ってやりたい気持ちがなくはなかったが、あんな寂しそうな目
をされてはそれもできなかった。いつものように強気で威張り腐っていればいいものを。
このまま寝てしまおうと思ったものの何故だか寝付けない。原因はわかっている。
妻が心配で仕方ないのだ。
普段腹が立つほど罵られようとぞんざいに扱われようと心底では愛しているのだ。
だから、あんなにも儚い背中を見てしまったら、落ち着いていられない。
「トイレにでも、行きますかね」
自分にまで言い訳して凰火は部屋を出た。
やたらと小綺麗なトイレに足を踏み入れ、とりあえず本当に用をたした凰火は、凶華の部屋の
方へ近づいていく。寂しがりやの猫がきちんと寝付いているか見るだけでいい。そう思いながら
ホテル内を歩いていると、ふと、風を肌に感じた。どこかの窓が開いているのか。
落ち着かず変に高ぶった身体には心地良いなと思いながら歩き続けると、視線の先、バルコ
ニーに出られる窓が大きく開いるのが見つかった。
そしてそこには、猫耳の生えた少女がひとり。
「……凶華?」
未だ寂しそうな背中で膝を抱えて座っていた。
「凰火……」
凶華は凰火の方を一瞬だけ見ると、再び俯いてしまった。
「どうしました?眠れませんか?」
優しい声で問いかけて、凰火は凶華の隣に腰を下ろす。
凶華は俯いたままひとことも発しないが、凰火は何もいわず、ただ少しだけ凶華との距離をつめ
た。ぴくりとネコミミが動くのに凰火はこっそり微笑む。
寝間着越しにかすかに触れた凶華の肌は、冷たい。どれだけの時間ここにいたのか。
「言いたくなければ言わなくてもいいですよ。でも…」
そういって凶華の肩に手を回した。今度はびくりと尻尾が立つ。
「ここにいたら風邪を引いてしまいます」
凶華の頭に頬を乗せてみる。髪の毛は氷のように冷たくなっていた。
「きょ、凶華様が風邪などひくわけないだろう……」
ちらりとも凰火の方を向かずに凶華は呟く。微かに覗く頬は、薄暗い明かりの中でも分かるくらい
に真っ赤だ。
「ところで」
凶華が恥ずかしそうに身じろぐのがわかる。いつもこんな風にしおらしかったら苦労も減るのにと、
ありえないことを思いつつ。
「その腕に抱きしめてる枕はなんなんですか?」
凰火の言葉に、凶華がようやく顔を上げる。その腕にはホテル備え付けの白い枕が抱かれていた。
凶華は決まり悪そうに眉をひそめる。
「べ、別に凶華様が何を持っていようと貴様には関係ない」
「まぁ、そうですけど……、少し気になったもので」
再びぷいっと下を向いてしまった凶華に、凰火はくすくすと笑う。
「笑うな!」
迫力のない顔で怒られた。本気で怒る気もないのだろうか、まるで狂暴性がない。
「凶華様が、切なくて何かをぎゅっと抱きしめていたい気分になったなんてばれたら凶華様のイメージ
に関わるだろうが…言えるものかそんな……」
駄々漏れですけれど。
堪えきれない笑いを漏らしている凰火に、凶華は苛立ちを表情に出してそっぽを向いた。
そんな凶華の両肩に、凰火はさりげなく手をかける。
「でしたら、そんな枕ではなく、僕にしておきませんか?」
「へ?」
そしてそのまま自分の腕の中に閉じ込めた。
「お、おーか…っ」
「こんなに冷たくなって」
「う゛にゃ」
きゅうっと凶華を抱きしめると凰火の腕の中で変な声がした。
「さて、いつまでもこんなところにいないで、とっとと寝ますかね」
よいしょ、と言いながらそのまま凶華を抱き上げた。
子どもをお父さんが抱っこするような形で。
「にゃーー!!何をする凰火!!」
凶華がじたばた暴れるが、全く気にせず歩みを進める凰火。
「何って、こうでもしないと朝までそこに座り込んでいそうでしたから」
「他にないのか!なんだこの抱き方は!凶華様は子どもじゃないぞ!」
「はいはい、僕の奥さんでしたね」
「あー!なんかむかつく!こんな姿、子どもたちに見られてみろ、なんて思われるか」
「お父さんと駄々をこねる子ども」
「おーかの、馬鹿ーーーー!!!」
ぽかすか凶華に殴られながらも適当にあしらいながら寝室へ向かう凰火。
手加減はしていそうだがうやはり凶華の拳は痛い。が、少しは元気が出たかなと安心する
凰火だった。
「大丈夫ですよ、子どもたち皆寝てますから」
ははは、などと言いながら歩いている凰火の後ろ。廊下の曲がり角の影。
千花や銀夏あたりがしっかり覗いていたりしたのだが、知らぬが仏。
「何故貴様と一緒に寝なければならんのだ」
先程まで凰火が寝っ転がっていたベッドに下ろされた凶華は、じろりと凰火を見上げる。
「あなたがひとりでは寂しそうだったので」
にこりと笑いながら自信満々に言ってのける。当然凶華は反論しようと口を開くが、面倒な口論に
なるのを嫌がった凰火が、上掛けと一緒にベッドに飛び込んだ。
突然目の前に凰火の顔が現れて、凶華は思わず赤面する。近い。少し動けば唇が触れてしまい
そうな距離。
「貴様、メガネは取らんのか?」
つんつんと凶華は小さな指で眼鏡をつつく。指紋だけはつけないで頂きたい。
「取ったら、あなたの顔が見えなくなります」
にっこりと。意地が悪そうな笑みが見え隠れしている。
「寝るのに顔を見る必要などないではないか。やはり脳味噌溶けてるな貴様」
ぴんっ、と眼鏡の枠をはじく。結構衝撃来るんですからやめてくださいよとズレた眼鏡を直す凰火。
そして顔をまた笑みに戻して
「あなたが寝付くまでずっと見ていようと思いましてね」
そんなことを言うものだから、恥ずかしいやら悔しいやらの凶華の足が布団の中で暴れた。
変なところに蹴りが入ったが、あまり気にしないでおく。
「この変態眼鏡が。眼鏡に喰われて死ね!」
ドスっともう一発。ちょっと勘弁していただきたいところに入ったので凰火も絶句。
その隙に凶華は凰火に背を向ける。ちょこちょこと離れようとするのを凰火が気付いて引き止める。
そしてそのままぐいっと自分の方に引き寄せた。
「こら、いい加減にしないとキモイぞ凰火。明日から変態キモ眼鏡と呼ぶぞ。子どもの前で」
「その宣言をあなたが明日まで覚えていられればどうぞ」
「あぁ覚えていてやる!何よりしっかり覚えているからな!」
凶華は首を捻って凰火のほうを向き、噛み付くように言った。
「だいたいにしてあなた」
凰火は目の前でひくひく揺れるネコミミを摘むと、よく聞こえるように囁いた。
「引き止めて欲しくて逃げたんでしょう?」
そろそろ素直になりなさいね、と凶華の身体をぐるりと反転させた。
再び向き合った凶華の顔は、これ以上ない程真っ赤に熟れていた。
凰火が凶華の頭に手をやり髪を梳くと、思いの他凶華は大人しくされるがままになっていた。
そのまま凰火が続けると、時折気持ち良さそうに目を閉じる。
「ん……」
なんだか妙に色づいた声を出されると、そこまで素直になられても困るなと思う凰火だった。
胸の底でもやもや渦巻き始めた感情に気付かないふりをしていると、凶華の瞳が開かれ、大きな
薄翠色の綺麗な瞳が凰火を見つめてきた。
「凰火……」
もったいぶる様に恥じらうように。
「凰火……その」
視線はそのまま、凰火を見つめたまま。
たっぷりと、凰火の瞳をこれでもかというくらい見詰め続け、凰火も流石に恥ずかしさが沸いてきて
視線を逸らしそうになった瞬間、凶華がその小さな唇を開く。
「キス………して」
それだけ言うともう耐えられないといった様子で視線凶華は逸らした。
言われた凰火は固まる。
そうきたか。ここできたか。たしかに良いムードかもしれない。
ただ…、今まで一度もまだしていないのだ、その行為を。
「凰火…」
寝間着のすそをきゅっと握る凶華の手が可愛い。
夫婦なのだから何を躊躇うことがあるのか、そう思いながらもいまいち踏ん切りがつかなかった。
別にしてもいいのだが、する状況にならなかった。いや、そうだっただろうか。
色々と言い訳をしてみるが、ただ自分に意気地がないだけなんだと思う。
凰火が思考の渦の中を彷徨っていると再び大きな瞳で見つめられた。
「一億回でなくていいから」
「凶華……」
大事な存在は、壊したくないから。触れるのも臆病になる。
少女漫画に従ったかのように凶華は目を閉じる。王子様のキスを待つ、お姫様のように凶華は待つ。
小さな唇がやけに艶かしく見える。普段はただうるさいだけの言葉しか紡がない唇が。
凰火はそっと凶華の頬を手のひらで包む。ぴくりと反応しつつも瞳を閉じたままの凶華。
「凶華…」
まるで凶華との距離が今の倍の倍の倍くらいあるような気がしながら凰火は顔を近づけた。
ぷにっと触れるやわらかい感触。ふぅっと小さな隙間から漏れる息が凰火の唇にかかる。
やわらかい、やわらかくて蕩けてしまいそうで、ほんのり甘い気がする。
初めて味わう妻の唇はまるで砂糖菓子のように感じられた。
ほんの少しの間触れるだけで、離れてしまった短いキス。それなのに目を開けてみると目の前の妻
は瞳を潤ませて頬を赤らめて、微かに震える体をぎゅっと自ら抱きしめていた。
「どうですか?」
少し意地悪に感想なぞ聞いてみるがきゅっと目を瞑って何かを耐えるようにしている。
甘ったるい息を吐いてから少し落ち着いたのか、凰火の方を見上げると唇を開いた。
「凰火、どうにかしろ。胸がきゅうってなって苦しい」
どうにかしろと仰いまいしても。
こちらはあなたのその様子と言葉で下半身で息子がきゅうってなって苦しいのですよ。
「おそらく、僕がなんとかしようとしても、あなたの胸の苦しさは増すばかりではないかと」
自惚れてそんなセリフを吐いてみるも、凶華は相変わらず潤んだ瞳で見上げてくる。
「なんなのだ貴様、そんなに凶華様を苦しめたいかっ」
「えぇと、僕のせいであなたがそういう風に苦しくなるのなら……悪くはないですね」
そうにっこり微笑むと、凰火は我慢しきれなくなったかやや強引に凶華の顎を掴むと先程より乱暴に
口付けた。
「ん…っぷ、…お、…ぅ…かぁ」
凶華の唇が開いた隙に、凰火は舌を潜り込ませた。驚いて引っ込んだ凶華の舌を追いかけ、絡め取る。
ぬるりと不思議な感触の裏側からざらざらした表から余すところなく舐めまわし、ちゅっと吸う。舌を開放す
ると、今度は口腔内をこれでもかと言うほど蹂躙しつくし、最後に色づく唇に甘噛みしてから放した。
「はふぅっ……おうかぁ……凰火ぁ……」
なんだこれ、と凶華ははぁはぁと荒い息をつく。
「こっちが大人のキスですね。お気に召しませんでした?」
「なんか、へん……」
凶華は凰火の大きな胸に頭を擦り付けた。ようやく自分から近づいてきた猫を凰火は抱き寄せる。
「なんか、体がへんだよぅ…凰火ぁ……、あつくって、なんだかむずむずするぅ…」
甘えるように高い声で搾り出すように喋る凶華に更に欲望を滾らせた凰火はぎゅっと抱きしめると、はぁー、
と長いため息をついた。
「すみません、そんなつもりはなかったのですが……」
「へ?」
訳の分からない夫のセリフに凶華が混乱している間に、凰火は凶華を仰向けると覆いかぶさるように向き
合った。
「凶華」
真摯な眼差しを向けて凰火が凶華の頬に手を添える。
あまりに真剣な眼差しを向けられて凶華は少しだけ不安の色を瞳に浮かべる。
「凶華をきちんと僕の奥さんにします」
いいですね?と凰火は髪の毛と同じ色のネコミミに囁く。
耳に触れた熱い吐息に身体を震わせつつも、意味が飲み込めない凶華が不思議な顔で凰火を見上げる。
「何を言っているのだ?凶華様は貴様の奥様だろう?」
あぁ、わざわざ遠まわしに言ってあげたのに。自分の演出を妻が全く理解していないことに落胆しながら何と
言えばいいか凰火は思考を巡らせる。
「そうですね、僕の奥さんですね」
だから、と言いながら凶華のきぐるみパジャマのファスナーに手をかける。
「身体も繋げてしまいましょう?」
そのままじじじとファスナーをおろすと、凶華が目をぱちくりさせているうちにするりときぐるみを脱がせた。
「わわわぁなにをするおうかぁぁああ!」
自分が下着姿になってしまっていることを確認すると、凶華は急に焦りだした。手当たり次第に自分の身を
隠せるものを掴もうと動き回る腕を凰火がやんわりと押さえた。
「いやらしくて、えっちなことをしましょう」
***
「そんなにじろじろ見るな!」
下着一枚になった凶華が自分の胸を隠すように腕を交差させて凰火を睨む。
睨むと言っても真っ赤な頬に潤んだ瞳では普段の様な凶悪性は微塵も感じられないのだが。
「折角ですからじっくり見せて下さい」
余裕の笑みを浮かべながらやんわりと凶華の腕を掴みシーツに貼り付けてしまう凰火に凶華は苛立ちを
感じる。
どうして凰火はそんなに余裕なのか、どうして自分はこんなに余裕がないのか。
何も身に着けていない上半身を凰火に晒して、どうしようもない羞恥心がこみ上げてきて、せめてと思い
視線をそらす凶華。大きくも柔らかくもなんともない胸を見て、一体何と思うのだろうと歯痒く思いながら凰火
の視線を耐える。
「なんというか、これで僕が欲情するとめでたくロリコンということになりますが」
あ、幼児体型って言ってる。少しだけぼかしてるけど確実に幼児体型って言ってる。むかつく。
「凶華、かわいいですよ」
「へ?」
思いもよらなかった言葉に凶華は思わず凰火を見る。
「ぺちゃんことかぺちゃんことかぺちゃんことかとりあえず置いておきましょう、素敵ですよ凶華」
殴れば良いのか喜べば良いのかわからずの拳はどちらの感情で震えているのか。
「おう…ッ」
凶華が何事か行動に出る前に、凰火は吸い寄せられるように凶華の胸に口付けた。淡く色づく先端に舌を
這わせる。
「な、にゃ、や、やめろ凰火ぁッ!」
凶華の声など聞く耳持たず、凰火は更にエスカレートしていく。ちゅうっと吸い上げたかと思えば、痛くない
程度に歯を立てて噛む。高い声を上げて耐える凶華に気を良くして、もう片方は人差し指と親指ではさみ、く
りくりと転がす。
「あぁ、だめ、おーかっ!なんかへん!たすけ…ゃあんっ!」
引き剥がそうと凶華が凰火の頭を掴むが、耐えるだけで精一杯。引き剥がすなんて到底不可能。それど
ころか、頭を掴まれていることさえ凰火にとっては情欲を煽る以外のなにものでもなくて、凶華が喚き、髪の
中で指を蠢かすほどに愛撫は強さを増していった。
「ひぅっ、…ん…ぁあッ……あんッ、も、やめ……だめぇッ」
おそらく今まで感じたこともない刺激に、凶華は限界だった。今まで自分で触れる事があったってこんな風に
はならなかったのに。お風呂のタオルで擦ったって、こんな刺激じゃなかったのに。
「胸弄るだけでイっちゃいそうですね、いやらしいですね凶華」
「そんな、こと、いうなぁッ……」
頭を左右に振って変な感覚を振り払おうとするが駄目。目の前の夫に全てを握られている。そのセリフが悔
しくもあり、どこか快感を感じるのを認めたくない。
「ほら、凶華」
漸く開放した夫が次に伸ばしたのは凶華の太腿。わざと快感を与えるようにやんわり指を滑らせて、凶華が
呼吸を落ち着かせている隙に両足を開かせた。
「こんなに濡らして。とっても敏感なんですね」
「や、なんだそれ、どうして……」
目で見てわかるくらい凶華の下着はぐっしょり濡れていた。気持ちがいいとそこが濡れる、そんな方程式は凶
華の頭の中にはなかった。初めてのことだらけで混乱する。そんなところが濡れていて、恥ずかしくて堪らなくて、
足を閉じて顔を手で覆った。
「いやだ……」
「大丈夫です、おもらしとかじゃありませんよ?」
一瞬凶華が不安に思ったことを否定されて、少し安心するがその言葉にまた羞恥心が沸く。
凰火の視線から逃れようと凶華が背を向けようとするが叶わない。凰火に腕を掴まれる。正面から見詰められて、
居心地悪そうに眉根を寄せる凶華の耳に、凰火は囁き入れる。
「凶華が僕のしたことで感じてくれた証拠です。嬉しいんですよ、凶華?」
そう言いながら、凰火は凶華のそこに触れた。くちゅと音を立てて下着の上から軽く擦る。先程胸を触られた時
より明らかに強い刺激を感じ、凶華はこれから訪れるであろう快楽の渦を思って眩暈がした。
「いやぁ…ッあん…くふ…ぅん、あぁッ、ふ、ぅ…ッん」
下着の上からぬるぬる触られているだけなんてましだった。名残惜しそうな顔をしつつもするりと下着を取り去った
凰火は、凶華の予想を超えてそこに口付けてきた。
「だめ、…ッ…そんな……、ぁッ、きたな……やぁん!!」
「汚いわけないでしょう?とても綺麗です。綺麗なピンク色」
「そうじゃなくてぇ…ッ!ひあ、あぁあんッ、やぁ…ッはぅ」
凰火の言葉に羞恥まで煽られ気が狂いそうになる。太腿に凰火の髪の毛が触れてくすぐったくて奇妙な
感覚が背筋を突き抜けていくのに、凰火の舌が外側の襞をなぞって、中へ潜り込むようにぐちゅぐちゅと舐
められるし。最後に小さな芽をちゅぅっと吸われた瞬間凶華は頭が真っ白になって達した。
「あ、あぁあぁぁぁぁああぁあッ!」
「凶華……」
気絶しそうだった凶華に熱い吐息とともに名前を呼び、凰火は頭を撫でる。
「凶華、とてもかわいいです……」
囁き込みながら、そのまま耳を甘噛みする。猫の毛が口の中に入って、なんだか変な感じだ。
「にゃぅ……ッはぁ…ッはぁッ……、おーかぁ……ッ」
耳に触れられる度ぴくっ、ぴくっ、と凶華は身体を震わせる。達したことで敏感になった身体は刺激を余計に
伝えてくる。凰火がどこに触れても電気が走ったように快感が走り、足の間から蜜が溢れ出る。
凶華が少し落ち着いたのを見計らうと、凰火は再び凶華の足に手をかけた。
「随分ぐちゃぐちゃでどろどろになってますね、本当に嬉しいですよ凶華」
「にゃぁっ、あっ、あっ…ふぅん」
凰火は尚も蜜を垂らすそこを人差し指で数回擦ると、糸をひく蜜を凶華に見せた。
「やだ、そんなもの、あッ!」
そしてそのまま凰火は自分の口へ。凶華の蜜を蜂蜜のように舐める。
「貴様そんなに凶華様をいじめたいのか……」
「えぇ、そうですね。普段いじめられている分くらいは」
「あぁー!もうむかつく!眼鏡むかつく!指紋つけてやる!」
凶華の指が凰火の眼鏡に向かって突き出される。凰火はそれを鍛えられた身のこなしでさらっとかわすと、
そのままぐいっと自分の方に引き寄せて口付ける。
「んふっ…ん……ぅ…ぷ…はっ」
そして口付けたまま、片方の手を凶華の足の間に。充分に潤いきったそこを数回なで、指を一本だけ、少し
づつ潜り込ませる。
「んんっ!!」
当然感じたであろう異物感に、凶華はくぐもった声を上げるが、予想以上に濡れそぼったそこは思いの外す
んなりと凰火の指を受け入れた。
「凰火ぁ…ッ」
唇を離すと、不安に揺れる薄緑色の瞳を見る。
「大丈夫ですよ、怖くないです」
「ひゃぁんッ……あ…あ……」
くち、くち、と緩やかに凰火は凶華の膣内に指を行き来させる。
先程のような気が狂いそうな快感は得られないが、それでも凶華の背筋におかしな感覚が走っていくのは事
実で、 凰火の指が凶華に侵入しているという事実だけでも充分快感として凶華を翻弄する。
「あ、んぅ……」
凰火の指が増えると、凶華は顔を顰める。小さな身体にはやはり限界があるのか。だがしかしこれからもっと
大きなものを受け入れて貰う予定なのでここで諦めるわけにはいかないと、凰火はもう片方の手で赤く熟れた
芽を転がして快楽を煽りながら二本の指で中を蹂躙する。
「ふ、ふぅ、ん…あっ…ぁあ、おーかぁ、やぁ…あ…あぅ…おーかぁ…ッ」
じゅぷっじゅぷッ、ぐぷぷッ
だんだんと速度を増して凶華の中を攻め立てていく。そのたびに蜜が飛び散るので、きちんと感じてくれているの
だと凰火は安心する。そしていい加減、自分も限界だった。普段の横柄な妻からは想像もつかない姿を散々見せつけ
られ、可愛い声で鳴き、凰火凰火と何度も呼ばれ。
「凶華……」
凰火は爆発寸前の自分のものを取り出してみる。
凶華の小さな身体。自分のものを受け入れるにはあまりに小さな入り口。
それでもひくひくと震えて蜜を垂らして誘っている。
「大きいな、凰火…。そしてなんだかそれ、ちょっと怖いな」
そんなことを言いながらも凰火のそれに触れようとする凶華の手を凰火はやんわりと遮る。
「だめです。いま触られたらちょっと大変なことに……」
何で?と不思議そうな顔をする妻に笑ってごまかす。
しかしそんな怖いものをそんなに小さなところに押し込むには少し気が引ける、と限界ながらも理性が働いて中々
次の行動に移せない。こんな時に冷静にならなくていいのに、凰火は自分に少し腹を立てる。
難しそうな顔をして固まってしまった凰火を、凶華は不思議そうな顔をして見詰める。
「どうした眼鏡。凶華様があまりに美しいから美しさ理解する処理を脳内でできずに思考停止したか?」
ひらひらと顔の前で手を振ってみるが凰火の顔はどんどん固まる。凶華を見て、自分を見て、何か困ったように
固まるだけ。
「こら、これで終わりと言うわけではないのだろう?」
痺れを切らした凶華は、凰火の肩に手を掛けると、そのまま押し倒した。
「ぅわ!」
まさかここへ来て妻に押し倒されると思っていなかった凰火は狼狽する。
「何を考えているのか知らんが、男なら最後までしろ」
「いえしかし凶華……」
凶華様を貴様の奥様にするのだろう?
眼鏡の横の耳に囁いて、凶華は凰火に抱きついた。
「〜〜〜んんッッ……!!」
凶華の表情は明らかに苦痛一色だった。
ぎちぎちと音が鳴るかのようにきつい凶華の膣内を不釣合いな大きさの凰火の性器が侵入していく。
ここまで大きさがあればいくら潤っていようがほぐされていようが関係なく、凶華はただ痛みを感じるだけ。
「凶華、すみま」
「こら、あやまるな!」
気丈な妻は、苦しそうに息を吐いているのにもかかわらず、そのか細い指を凰火の唇に当てた。
「凶華様はこんなのなんともないぞ?」
そう言う凶華が健気にも見えて、凰火は堪らなくなって一瞬涙が滲みそうになるのを誤魔化しながら凶華
に口付けた。凶華の気がそちらにそれるように丹念に口腔内を舐めまわしながら、少しづつ、少しづつ腰を
進めていく。
「ぷは…」
凰火が唇を離した時には、入る限りぎりぎりまで凶華の中に沈めていた。
「凶華、入りましたよ」
「あ、あぁ。これで、貴様は凶華様のものだな?」
ん、何か逆な気もするが、確かにそれもそうなので頷いておく。しかし凶華は笑みを浮かべてはいるもの
のやはり苦しそうなのには変わりない。
「凶華?」
「なんだ凰火」
「痛かったら、痛いって言っていいんですよ?」
凰火が、凶華の髪を撫でながら優しく語りかける。
「痛いことも、辛いことも、僕には言ってくれていいんですからね」
凶華が目を見開く。今の状況のことだけを言ってるのではないようだ。目の前の男は、ただただ優しい視線
を凶華に注いでくる。くすぐったくなるほどの、優しい視線。
「あなたの、夫なんですからね」
そう言って微笑む凰火に、凶華は素直にときめいた。
目の前の男に、心底惚れ込んでいるのだと嫌ってほど実感する。
繋がったところから、凰火の存在を感じる。どくどくと脈打っているのが分かる。繋がっている、凰火と、繋がっ
っているんだ。
「……痛いよ、凰火。身が引き裂かれそうに痛いよ」
凶華は凰火の顔を見詰めたまま、ぽそりとそう言った。
凰火は心臓を掴まれた気分になる。凶華はそんなに痛いのに、自分は正直なところ気持ちが良いのだ。申し
訳なさでいっぱいになる。
「だがな、凶華様はそれ以上に嬉しいんだ。そんな顔するな」
そう言う凶華に凰火は頬を撫でられた。やはり強い。凰火の好きな強い妻。
「ほら凰火、好きにして良い。今夜だけ特別だからな」
凶華はいたずらっぽく笑うと凰火にちゅっと口付けた。
「そんなこと言って。後悔はしないでくださいよ?」
凰火も凶華に口付けて、ゆるゆると腰を引いた。ぎりぎりまで抜くと、そのまま一気に貫いた。
「やぁん…ッ!!」
凶華と繋がったところから飛び散る雫は透明なわけではなく、明確に凶華が傷ついている印である赤い色が
混ざっている。それを見て凰火は心を傷めるも、動き出した身体は止められない。妻の許しを得たら、あとは思
いのままに欲望のままに突き上げるだけ。
「あ、おーかぁッ!おーかが…きょうかさまの…あッ、なか、…ひゃあッ…!」
「凶華、気持ち良いですとても。凶華の中、どろどろなのにきゅっと締まって…」
「やだぁ…ッ、そんな、こと…いうなぁ……ッ!」
凰火に中をかき混ぜられ、揺さぶられ、意識が飛びそうになる中、凶華はぎゅっとシーツを握りしめて耐える。
痛いけれど苦痛だけれどそれだけではない。凰火が中を満たしている、凰火が微かではあるが確実に与えて
くる快楽を感じ、凶華は嬌声を上げ、乱れる。
凶華が視線を少し下へやると、凰火が足を広げ、ぐちゅぐちゅと突き入れる様が、繋がっているところが見え
てしまう。ピンク色で濡れて艶めき、凰火の凶暴な昂ぶりを誘い込む自分に、言われのない羞恥をこれでもか
と感じさせられ、脳がじりじり焼けていく感じがする。本当に、いやらしくてえっちなことしてる。そのいやらしさ
は、甘美な毒となって凶華の身体を駆け巡る。
「凶華…ッ」
はぁはぁと荒い息を吐きながら凰火は妻の名前を呼ぶと、背中に手を回し、ぐいっと自分の方へ引き寄せる。
「はぅん…ッ!」
そのまま座った凰火の上に凶華も座らされる格好になると、今までよりも深く、凰火が凶華を貫いた。
一番奥、凶華の狭い膣内の一番奥まで凰火の性器が届いて脈打つ。
強すぎる刺激に耐えられない凶華は目の前の夫にぎゅっとしがみ付いて背に手を回す。多少爪を立てられ
ている気もするが、凰火は気にしない。
「にゃぁん、あ…ッ、あぅ…ッ、うん…んッ、くふ」
凶華を下から突き上げ再び律動を開始した凰火は、先程からちらちら揺れて気になって仕方がなかった尻尾
に手を伸ばす。ふさっとした毛の感触。人間にはあり得ないそれは、目の前の女性が凶華であるという証。
「ひゃううぅッ…!!いやぁ…!だめ、…ッあぁ!!」
艶やかな毛並みのそれを凰火が撫でるように触ると、面白いくらいに凶華は反応を示した。ついでに中もぎゅう
っと締まって凰火は耐えるのに必死なのだが。
「ふぁ、だめ、あぁ…ッ、おーかのばか、さわるな…あぁん…ッ」
他のどこを触るよりも良い反応に凰火は愉しくなって尻尾を弄ぶ。先をくりくりと弄ってみたり、全体を扱いてみ
たり。腕の中で震えて鳴いている凶華が愛おしくて堪らない。ぎゅうぎゅうと締め付けられて動きにくいが、それ
でも中に擦りつけるようにして動けば凶華も悲鳴のような声を漏らし、凰火もあまりの快楽に我を忘れそうになる。
「あぁ、おうか…なんだかへんだよ、こわいよ、凰火ぁ…いやぁ…凰火、凰火ぁあッ」
気づけば凶華の腰が揺れていた。凰火の律動に合わせる様に、自ら擦りつけるかのように揺れる。自分がそ
んな風になっているのと知っているのかいないのか。凶華は凰火の胸に頭とそこについている耳を擦りつけて必
死ですがり付く。瞳からは大粒の涙。苦痛のせいだけではないはずのそれは、凶華が揺さぶられるたびぽろぽろ
と零れ落ちる。
凰火は凶華の頬を捉え、上向かせると、涙を吸い取るように口付けた。
「凶華、しょっぱいです」
「あたりまえだ、ばか」
そのまま見詰めあい、どちらからともなく唇を重ねた。凶華の声は凰火に飲み込まれ、凰火は身体全体で凶華に
愛していると告げる。少し苦しそうに息を漏らすの吐息すら全部奪ってしまいたい。凶華を自分のものにできるのは
世界中で自分だけなのだとほんの少し歪んだ優越感に浸りながら腰を蠢かす。そして、伝える。
「凶華、愛してます」
囁くようにそう言うと、凰火は今までで一番激しく律動しながら、片手で繋がったところの少し上にある赤く腫れた
芽を摘み、もう片方の手でうしろでぴんと立っている尻尾の付け根を力強く擦った。
「ひ、ゃあぁああぁぁぁぁああぁんッッ…ッ!!」
過ぎた快楽に凶華は高い声を上げながら絶頂を迎える。その強烈な締め付けに、いい加減限界を我慢して我慢
しきった凰火が漸く自分を解放した。
凰火の放った白い精が自分の中に注がれる感覚をどこか遠くで感じながら凶華は意識を手放した。
凰火から剥がれるように凶華がうしろに倒れると、そのまま凰火のものも凶華から音を立てて抜けた。びくびくと
震える凰火の性器の先からは尚液体が飛び散り、凶華の肌に白い濁りがぽたぽたと落ちる。
「凶華……」
凰火が覆いかぶさるように凶華に近づき、手を取り指を絡ませると、微かに握り返してきたように感じた。
安らかに見える寝顔にちゅっと触れるだけのキスを送り、暫くただただ凶華を眺めていた。
先程まで痛いくらいに耳に届いていた凶華の声も、いやらしい水音も一切しなくなり、元無人島のただ静かな
空気が凰火を取り巻いていた。逆に耳が痛くなりそうなほどのしんとした空間で、身体中をべとべとに濡らした
妻をいとおしげに見詰める。乱れ切った髪を見て梳いた。汗で額張り付いている。髪と同じ色の耳も優しく撫でる。
ふと、凶華のまぶたがひくりと動き、その大きな薄緑色の瞳が覗く。
気だるそうに腕を上げ、凰火の頬に触れると笑みの形に開いた口から言葉が漏れた。
「凶華様は幸せだぞ?愛してるよ、凰火…」
それだけ言うと再び瞳を閉じてしまう。今度は寝息までたてて気持ちよさそうに眠りの中へ落ちていったようだ。
「僕も、幸せですよ」
呟き、ふらりと視線を回りに巡らせると、乱れ切ったベッドと飛び散った精やら愛液やら。なんと破廉恥なと思いつ
つ、その空間に妻との愛の営みを感じ、凰火は密かに歓びを感じた。
おわり
ドS凰火主流の中あまりに甘すぎる凰火ですみません。
胸やけ必至ですみません。
ほんばんみじかくてすみません。
なんか色々すみません。
72 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:51:18 ID:NiMTTBDf
イイ!ゲロ甘乙!
ディ・モールトきゅんとしました。これがプロのテクニックか(褒)
テンション上がってきた!!!!!!
つかなにこのスレ?
良作ばっかりなんだけど
優しい凰火は好きだぜ
とにかくありがとう。良いもの読ませてもらった
何を言うんだ、甘すぎる凰火、素晴らしいじゃないか!!GJ!!
しかしぺちゃんこ三回も言うなよ夫w
過疎スレだから皆優しいっていうのはわかるんだけど、
今まで自分の書いたものに感想すら貰ったことなかったから
嬉しすぎるよ(ノД`).・゜・。
甘くてもおkなんだね、ありがとう!
あま〜い!
だが
それがイイ!!
>>76 ちゃんと原作アニメ知っている上できちんと構成された
すばらしい愛エロを感じたよ。わかってる人が書いてくれたと嬉しくなった。
しょうじきアニメの構成川って欲しいぐらいだw
感動したしおっきした。
これからも期待してます。
ミルカトピのムラムラ発言はどことなくエロイと思う
80 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 14:03:45 ID:2nbhmyZD
アニメ版を2つ見逃して完璧に見る気なくした
ミルカトピは存在からもうえろいよね
>>61見て書きたくなりました。
エロ無いし文書くの初めてで無茶苦茶ですすんません。
>>61経由アニメ最終回後の妄想です。
「ふはははははは!ズバッと参上!まるっと帰宅!凶華様のお帰りだぞ!!」
明らかに何らかの衝撃により玄関ドアがブチ破られれ、乱崎家の家族は狂乱の帰還を知った。
「凶華!?1年以上も連絡無しで・・・!プチ凶華たちも3ヶ月ほど前から機能停止して心配・・・」
【お母様!】【猫さん!】【母上殿!】【お母さん!】【母親!】
「うわわわわわわ!お、お前たち偉大なる母の帰還に歓喜するのはわかるがいっぺんに抱きつくぎゅううううううう」
感動の再会もそこそこに、つぶれ饅頭になる母であった。
・・・なぁー・・・・ん・・・・
「あれれ?さっぱり猫にゃんの声がするよ?」
「むう?いや・・・姉上殿。これは猫の声では無いである」
「うん。声帯の波形が動物のものとは違うね。母親の服の中に生体反応があるけれど。
なにこれ?・・・全長41cm、重量は2828g・・・えーと、何入れてんの母親。」
くぎゅううになった凶華から離れる子供達。
そういえば凶華のスタイルに、出て行った時とは違う何かの違和感を感じる。
出ていった時と同じく小さな体躯に大きな態度。だがしかし凶華の好むいつものコスプレ的な可愛い衣装ではない。
ゆったりとしたワンピースのような民族衣装に柔らかい生地のフード。
無限の地平線、究極洗濯板と称される部分が違う。千花を越えるような人体のバランスとしておかしい状態になっている
というか凶華の胸の部分に山がある。ありえない。ありえなさすぎる。
「うわっ・・・!?つ、つぶれなかっただろうな・・・。」
「安心せい、母君。我が守っておるよ・・・しかしまあ・・・。いつの間に、という所じゃな。」
「月香!?いつ入ってきたのだ!?ていうかどこに入ってるのだ貴様!?」
するん、と凶華の胸から這い出るくらげ、その跡でふにふにと何かが動いている。
だけどそこには猫ではなくて・・・生まれて間もないような赤ん坊が納まっている。
炎の様な紅毛。その髪と同じ色のちいさな猫の耳がぴくぴくと動いている。
「「「あっ、赤ちゃんーーーーーーーーーーーーーーー!?」」」
「おおお、お母様、誘拐はいけないわよ?」
「
「わあ、小っちゃい・・・ミニもふもふ・・・いやリトルもふもふだよ・・・!」
「簡易DNA判定は、母親のDNA配列の一部と99.999999%以上一致するね。もう一つの配列は−父親?」
混乱状態となる子供達はおいといて、何事も無かったかのように凰火に近づく凶華。
「まあ、そういう訳でな、凶華様と言えどもこいつが落ち着くまでは動けなかったのだ。
キューピーは神の御子がどうとか煩いわ、バルトロはキョウキア様は戻ってもいいけど
置いていけば等と卑怯な交換条件を出してきたり大変だったのだ!」
その事実が飲み込めず鯉の様にぱくぱくと口を開け閉めする事しかできない凰火に、
凶華が天使のような悪魔の笑顔で告げた。
「ほら・・・抱いてやってくれ。凰火。凶華様と貴様の子供だぞ?」
真面目な話をすると、たぶん猫耳は生えない
ごめん、俺も思ったけど、凶華の魔族の遺伝子が何らかの作用を起こして
奇跡的にネコミミが遺伝して見た目からも凶華の子どもとわかるように
産まれてきたとしたら
凰火の髪の色にネコミミの生えたふたりの子どもとっても萌える!
肉体は凰火から、魂は凶華から受け継いだと脳内設定全力スミマセン…
ちびねこで増えて欲しいという欲求が消せなかった。今は反省している。
87 :
86:2008/10/07(火) 12:39:59 ID:gsubF0eM
↑ごめんとちった
>>85 設定的には肉体のDNAが反映されるわけだからナス子と凰火の子供として生まれてくるわけだけど
みんなが欲しいのは凰火と凶華の子供だから!猫耳はガチ必須!
オールオッケーですよ!赤い髪に青い耳尻尾ってものすごい派手な赤ん坊だけどいいよ狂乱っぽくて!
憑依するとちゃんと痛覚まである猫耳猫尻尾が生えるということは
遺伝子になんらかの異変が現れてる可能性もあるわけで
つまりその状態で子供を授かれば
その異変がそのまま遺伝しちゃっても不自然ではないのかも
とかなんとか難しい話は置いといて、GJ!
ネコミミ遺伝脳内垂れ流しに続いて
懲りずに母乳プレイとか書いてしまった
ちょっとお花畑的設定がハズかシーので
出来上がったらこっそり前スレ梅投下します・・・
>>89 こっちに書けばいいじゃない いいじゃない
全力で母乳支援
母乳プレイ俺も妄想したよ!
書いてくれたんだね、期待して待ってる!!
優歌ED見てたら、凶華様の目線ってちょうど凰火の股間あたりなんだと気づいた
また過疎の日々が始まるお・・・
アニメも終わった、原作が盛りあがるかはわからない、新作の投下も期待できない
このスレ3人ぐらいで回してないか?
いや、4人はいると思う(変わんね
ヴァネッサエルの純情次第では俺が書く!…かな(弱気
…だってオフライン忙しいんだもん
でもここで補給してないと狂乱モチベ保てねぇ
サイトが全く見つからん
97 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 21:34:04 ID:Hqs8/zVb
ROM専だけどとりあえず一人いるぜ!
>>97 とりあえずsageたほうがいいんじゃないかな
でもろむさんいてよかった
これで3人だなw
俺もヴァネッサ次第
母乳まだ?
86が初カキコだけど俺もいるよw
SSは書けないので、支援しかできないが…
っていうか本当に数人なんだな!ここ回してるの!
母乳wktk!
>>96 ピ苦詩部でも見たらどうかね…ネ申がちらほらいますぞ
自分もそろそろ投下したいなとは思って居るんだが…エロまでなだれ込めない
そもそも本業が絵のほうなので凰火のセーター着た凶華様とか描きたいなとか
いやこれを応用した凰凶文でもイケそうな気がする
口だけなら何とでも言えますね、すみませんほんと
俺も本業絵なのでピ苦詩部で頑張ってるが、
なんで絵師がここにさえ二人いるのに、世の中にはこんなに狂乱本が少ないのだっ…!
というかセーター絵でもSSでもいいので燃料投下してくださいお願いします
>>102 孤立無援で挫けそうだっ…!
なんて寂しい話をしているんだw
…まぁ何だ、人が少ないのは確かだとは思うけどさ。
SSはなぁ…。萌えと気力とネタと時間が無いとキツイから…。
それは二次創作全般に言えることなんだぜ?
いやすまん、三行目は自分の事言ってた。
人が少ないってのは、だって前スレのあれとあれと、小ネタのあれとかは自分が…うん、ごめん。忘れてくれ。
あれ?なんかID変わってるけど自分104な。
ごめん、なんかグダグダだ…。
ああっ!?本スレだけでなく最後の砦エロパロスレまで
絶望生産工場に・・・(汗
まっててダーリンごめんよハニー!稚拙でテクはないけど
このスレとピ(略で燃え上がった気持ちを早急に
叩き付けたいとは思ってるから・・・!
とはいいつつピ(略のおかげで
凶華様ぼて腹モードとか
ベビーカー押す凰火とか
発情期凶華様とか
ネタ絵のほうが気持ち高まり
文章が進まないモードなんです。
そういう人いません?
ということは108も絵師か…!
小さい身体でお腹大きいのはいいですな!
産後眠る母子のまわりにプチ凶華がたくさん寝てて、
どれがほんとの子供かわかんないとか面白い。
是非叩き付けて下さいっ!
俺も特典読んでから、行為の最中にナス子に追ん出されたりヴァネッサに乗っ取られたりして
一人で三大怪獣大決戦する凶華と、続行できなくて困惑する凰火とか妄想するが、
DVD買ってる人しか判らないネタな上、SSにする力量もないので非常に使いづらいっ…!
>>103 おk、有難う。描く気になった
ただシチュエーション的な構図が思い付かんのだがどんなのが良いだろうか…
俺の頭じゃ千花の差し金に凶華様はされるがまま…というのが精一杯だ
それで帰宅した凰火をもじもじしながら迎えるという
>>110 言い忘れてた
ちなみに絵の方針の話です
なんだ絵師だらけか…!
というか61とか書いた俺も本業絵の方だぜ?
>>102 ピ苦詩部助言ありがとう!
…しかし既にそこで萌え補給してますた
つかここにいる人そんなにピ(略率高いのか
とりあえず別ジャンルのオンリー終わったら凰凶SS書きたい
脳内では二人が常に睦みあってんだ
ここにも数人、ピ(ryにも数人いると思ってた凰×凶同志がほとんどかぶっているという。
すっくねえ…!というか
こんな少ないと、セーター絵上げた途端に絶対ばれるけどまあいいか。
どうせお気(ry
>>110 凶華様風呂あがってきたら
「あーら猫さん、ごめんなさいね!全部洗っちゃったわぁ〜」
ですよね、わかります
人数少ないとは言え、恐ろしい濃さの住人はみんな
脳内凰凶でキャッキャウフフですね、わかります。
せっかくの休みなのに下手すぎて、ピ(略うpできなくて、
一日中転がってました。
「煙草は控えなさい。お腹の赤ちゃんによろしくないですよ?」
「この凶華様に向かって命令口調とは。命を粗末にする奴は大嫌いだぞ?
それにこの凶華様は人間ではない。神だ!従って下等な人間のうらなり医者が
考える発育不全など怒るはずは無いッ!!!」
にっこり。
「ゴメンナサイ」
今本気で背景南極だった!冷房入った!
「・・・凶華。僕は医学書の知識を押し付けているわけではありません。
それに、今は大切な妻と、赤ちゃん二人分心配をしないといけないのですから。
嗜好品は生まれてから。口がさみしいなら、僕が塞いであげましょうか?」
「なっ!?へなちょこ眼鏡の癖になに恥ずかしい事言っているのだ!!!」
「はいはい、じゃあこれあげますから。これなら幾らでも取ってください。
棒っぽいところも似てるし。」
といって徳用めざし袋をぽってり目立ってきたお腹に置く。
「・・・ふん」
ぷいっと拗ねたフリをしつつ、しっかりとにぼしを噛み締める凶華様であった。
・・・というシチュが書けないので今消しました。
絵心ください。
>>114 じっ…じゅうぶんな破壊力なんだぜ…!(満身創痍でサムズアップ)
酒も煙草も控えなきゃいけないとか、自堕落な凶華様にはマタニティライフはちょう大変。
しかし、なんの気なしにリロードしてSS入ってると全身に汗かくな!
常駐しててキモくてすみませんorz
>>114 が素敵な萌えネタをくれたというか俺が前に途中まで書き殴って
放置してたのと多少かぶってたので、マタニティネタに変換して書きあげて
みました。
俺が書くと「お前ら誰だよどんだけデレデレだよ」になる…orz
ちなみにえろなしです。すみません。
昼下がり。学校、仕事、散歩と子どもたちが出かけて誰もいなくなった乱崎家。
その居間には母親と父親が二人、特にすることもなくソファに腰かけていた。
父親がずずずと熱い日本茶をすすると、隣のネコミミ少女は、煙草の箱に手を伸ばす。
灰皿には既に吸い殻数本。
「少しは減らしたらどうですか?煙草の量」
凰火が横目でちらりと凶華を捕えながら呟くと、ギロリと凄い勢いで睨んでくる。
「貴様は馬鹿か?」
既に予想済みのセリフに、別段動じる様子も見せず、凰火は茶をすする。
「凶華様が煙草を吸うという行為は、貴様ら凡人が空気を吸う行為に等しいのだぞ?要するに、
凶華様から煙草を取り上げるということはだな…」
くどくどと何か喋っているがそれも予測済み。
さして聞きもせず、飲み終えて空になった茶碗をテーブルに置くと凰火は凶華の小さな手の中
にある煙草をさらりと取り上げる。
「あ!ちょ、なにを」
「あまり煙草ばかり吸ってないで、こっちにしておきなさい」
瞬間、凰火の顔が凶華のそれに極限まで近付き。
「!」
凰火の唇が凶華のそれに重なった。
軽く触れるだけですぐに離れるそれに名残惜しそうな視線を送ってしまったことに気付いて俯く凶華。
少しも顔色を変えず、にっこり微笑む凰火。
「別にあなたの身体のことは心配していないのですが…子どもたちの健康を考えてくださいね」
「貴様夫なら凶華様の体を一番に心配すべきではないのか?優先順位すら分からんとはやはり貴様
の脳味噌はミジンコ以下ということか…」
赤く火照る頬を隠すように凶華は視線を斜め下に逸らしながら照れ隠しの罵倒を凰火に向ける。
「強靭なあなたの肉体なんて誰も心配しません。言ったでしょう?僕が心配なのは、子ども、です」
少し照れたような笑みを浮かべながら、凰火は凶華の腹部をつつく。
華奢な身体に似合わず微かに膨らんでいるおなかをつんつんとされた凶華はくすぐったそうに身を
捩った。そして、嬉しそうな、恥ずかしそうな顔をして凰火を見上げる。
「ば、馬鹿め。では貴様は凶華様が煙草を吸いたいと思ったらいつでもキスしてくるのか?」
「いつでもは無理です。子どもたちの前でもします?」
それは流石に…、と未だうぶな反応を示す凶華に凰火はくすくす笑う。当然むっとした凶華は凰火の
眼鏡に向かって、
「眼鏡に指紋!」
「うわッ!」
二本指を突き出して眼鏡に押し付けた。
「あなた最低ですよ!眼鏡をかけていないから眼鏡に指紋を付けられた時の気持ちがわからないので
す!」
「フンッ、そんなに眼鏡が好きなら眼鏡と結婚すれば良かったじゃないか。お似合いだぞ?眼鏡同士
仲睦まじく貴様が眼鏡を産めばいい!」
「何故僕が産む方なんですか」
妻の理不尽な言動行動に多少腹を立てながら凰火は眼鏡の指紋を拭き取る。ちらりと横目で妻を見
ると、尻尾をゆらゆら揺らしながら、「眼鏡と結婚もなんだか癪に障るな、凰火は凶華様のものだ」などと
自分で言っておいて自分でやきもちを焼くという器用なのか頭が弱いのか意味不明なことを呟いている。
「凰火!」
凰火が拭き終えた眼鏡を装着すると、凶華が睨みつけるように顔を向けて名前を呼ぶ。
「凶華様は煙草を吸うぞ!」
何を宣言しているのだこのネコミミは。一瞬意味が分からず怪訝な顔で妻を見たが、次の瞬間に理解
した。全く素直じゃない、この妻は。
「はいはい、まだ子どもたち帰って来ないから特別です」
凰火は仕方がないなぁという顔をして凶華の頬に手を添える。
「な、べつに凶華様は…ッ」
などと未だ言い訳を喚こうとしている素直じゃない唇を、凰火のそれが塞いだ。
「凶華、苦いです。煙草やめません?」
「うるさい、もう少し味わえ!」
まだまだ日が高い乱崎家の居間に、ぴちゃぴちゃ、くちゅ…と淫猥な水音が響く。
凰火の指が、ネコミミを撫で、同色の髪の毛を梳きながら首筋を滑り肩へ。
「ん、ふぅ…」
凶華の口から熱い吐息が漏れ、凰火の手が凶華の服にかかろうとした時。
「………」
瞳を開けた凰火は目が合った。
「………」
ピンクのくらげと。
「ん、おーかぁ…?」
すっかり陥落されそうになった妻が手も唇も動きを止めてしまった夫の名を呼ぶ。
「気配もなく帰ってくるのも覗きもよしてくださいよ…」
まるで茹でダコか何かのように顔を真っ赤にし、がっくり肩を落とす凰火の視線の先に、ピンクのくらげを
見つけてしまった凶華がキレて、家が半壊したのは、数分後の事。
ウチの凰火さんは普通に口塞いじゃいますよw
↑あ、これで終わりです(わかるか
自己主張の激しい奴は嫌われるぞ
>>119 うぉううぅうおおぉうう(狂い萌え)
すげえよ、すげえよアンタ・・・!
やっぱひとりはみんなのために、みんなはみんなの為にだな
凰凶よ永遠なれ
>>120 すみません。前スレでそういう人見たのに全然生かせてないです。
ここの人皆優しいから調子に乗ってました。
114さんのネタ見て触発されて似たネタを投下してしまったという行為も
やはり悪かったでしょうか?
ホントにすみません、ここオアシスなんでとりあえず反省してROMります。
>>122 触発については何も問題はない
むしろもっとやれ
>>199 GJだ!!
てか触発されて投下はよくある事じゃないか?
>>124 かわいいよ凶華様かわいいよ。GJ!!
>>124 ウホッ
それは情事のあと服がなくなって朝チュンコーヒー入れられないという
ザ・部屋と猥褻とわたしモードですな?
同人でもSSでも凰火はお父さんVネックのまんましてる描写多いんですけど
皆お父さんルック大好きなのか
眼鏡萌えなのかどっちなんだ?w
(*´Д`)ハァハァ
>>102です。
ありがとう!皆ありがとう…!
描いてよかったよ。
ていうか部屋と猥褻とわたしとか言うなよ。これからバイトなのにニヤニヤ止まらんだろうがww
>>129 G J !
かわいい…可愛すぎるぞ夫婦
これはいい栄養イラスト
バイト頑張って来るよ、ノシ
132 :
114:2008/10/12(日) 12:33:02 ID:ER7/1dF0
この連休は本当によい連休です
妄想発想構想慕情でスレ伸びるといいな。
>>129 一 億 回 保 存 し ま す た
>Vネックのない凰火なんてクリ(ry
ここでクリープのないコーヒーとは思いません・・・
クリ責めをしない凰火などSではな
ゴメンなさい。
>>131 ニヤニヤさせてしまい反省している。
131が帰ってくるまでにバイト乙で軽いの一本書いていたんだが
長くなってきた上になんだか本番を始めてしまったのでまだうpできないよ///
>>129 例の凶華様の人キター
ありがたく頂戴しました
>>132 わー、癒してくれるのね!
ポプラのダサい制服脱いで待機してます
うむむ、確かにいい連休だな
136 :
129:2008/10/12(日) 17:40:28 ID:TBe57+1+
じゃあ俺も裸Xネックで待機してます。
いい連休だっ…!
ちなみに
>>124は5億回程保存したんだぜ。
うんうんあの体格差じゃ肩は落ちちゃうよね!
レスくれた人サンクス!
せっかくの腹ボテ凶華様なのに、凰火の腕で隠れて見えないのが
我ながら不満じゃのう不満じゃのう><
出遅れたorz
ちょ、ま、ってください
ROMるとか言ってたくせにあまりに驚いて書き込んじゃいますが
>>129 な、なんでネ申が俺なんかの書いたのに触発されてそんなあまりに
あんまりに萌える絵をうpしてんですか!!
10億回保存しましたよ!
これでとりあえず色々半年は持つ
今更ながら
>>124 すごく萌えます!
まさかここでこんなに元気の出る絵を拝めるとは!
GJだよ、可愛すぎる!
バイトお疲れ
>>135 妄想沸きすぎて短いのかけなくなってきた
狭間で浮かびました夫婦日記ですがどぞ
>
「うおっ!・・・・はっ・・・ぐぅ・・・むぎぎぎぎ・・・きゅぅ」
「何をやっているのですか?」
ソファの上でぐりんぐろんと蠢く大きなおきあがりこぼしのような妻に
純粋に問いかける凰火。
「見て分からんのかこの動物性電信柱め。・・・足の爪が切れないのだ。」
「ああ、お腹に邪魔されて只でさえも短い腕が届かなくなってしまったのですね。」
よいしょ、とソファの下に腰を落とす。
「・・・爪きりを貸しなさい凶華。その体では大変でしょう。」
「お?原因としての責任を果たすのか。よかろう。恐れ多くも神であるこの凶華様のおみ爪を
ぱっちんぱっちんする事を許可してやるぞ?ただし切った後の爪は末端価格100,000,000円/g!!」
「どんな薬物ですかそれは。というか原因と結果とかいわないで下さい。」
ぱっちん
ぱっちん
黙々と爪きり作業をこなす凰火。なお凶華様の切られていない方の足はごすごすと肩や頭を攻撃中。
「ちゃんと白いところは1.53mm残しておくのだぞ」
ぱっちん
ぱっちん
「痛っ ちゃんとやれっ」
ごすごす
ぱっちん
ぱっちん
「あー!そんなに深くするな!」
べしべし
ぱっちん
ぱっちん
こんなになっても煩いなあ、、、
ふと悪戯してみる。
ちゅ。
不意に切っていない方の足の甲に口付けてやる。
「ふにゃっ!?」
そのままつーーーーーーーっと舌を這わせて・・・・
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ・・・」
指と指の間を舐ってみる。
「あっ・・・くすぐった・・・ぃ・・・」
いつのまにか切りそろえたもう片方の指の隙間を、手で愛撫する。
「はうっ・・・おーか・・・?や・・・っ」
「ほら、終ってますよ。・・・どうかしましたか?」
「ふぇっ!?お 終わり・・・?」
「終わりですよ?ほら、両足しっかり切っておきました。まだ何かありますか?」
「うぅ〜〜・・・」
「・・・あと数箇月ですけど。僕も大変なんですよ?・・・我慢するの。
して欲しいことも、したい事もいっぱいありますから。」
と呟く凰火だったが、欲求不満気味の凶華には聞こえていない様であった。
<「
・母乳 ・Vネック(ノーボテ)
を書いてみてるんですが進まないです。。。
つうかボテ腹設定で書きすぎですね。えろくないし。すみません。
今更ながら、
ありがとう凰凶。
>>138 エロパロスレだというのになんという寸止め続き!
でも全然GJよ!
しかし、俺は腹ボテフェチで生態にも詳しいからすごい萌えたが、
一般的に、妊婦が足の爪切れないっていう話は有名なのか…!?
リアルでいいですう!
ついでに、もう我慢せずお迎え棒くらいしてやっ(ry
授乳はフツーに考えて、
妊娠してやっと醤油皿からカレー皿くらいに進化した可愛らしい(婉曲表現)モノを
赤ちゃんに思いッ切り吸われて、
「凶華様の夢が!希望が!吸われてなくなるううううううう!!!」でしょうね!
>>136 ありがとう!
ネ申に五億回も保存されちゃったんだぜ。もう誰も俺を止めらんないぜ。
>>137 可愛いとか言ってくれるとホント嬉しいっす。女の子を可愛く描くのに毎日苦戦だわ
>>138 なんかもう疲れ吹っ飛んだ。
足に必死に届かせようと苦戦する凶華様萌え!これは新しい!サンクス!
今チャイナ服もどきな夫婦を描いているのだがなんかあんまエロくない…明日あたり完成するかもしれんが、完成したらうpしてもいいかな?
>>141 SS投下燃料としてという名目だから万事OK!ワクテカでお待ちしております!
でもエロいのも見てみたいぜ…!
本も作って!そんで来月末に狂乱オンリーがあるから参加すればいいと思う!
>>140 え!?世界の常識じゃないの!?
ちょっとくしゃみしただけでおもらししちゃうのとか、
産前からちっぱいマッサージしてあげなきゃだめとか、
たくさん縫って貰えばなんたらかんたらとか書きたかったのに
一般には通じないの・・・!?(以下病的HB
どうも脳内凰火さんがアニメ凰火(長袖Vネックセーター)さんなので
すんどめになっちゃいます。
原作凰火(Vネックベスト)さんだと結構ノリノリなのだが・・・!
>>141 うp心からお待ち申しております!お待ち申しております!
今日はなんだかアンニュィで、凶華様絶頂気絶後ナス子さん引継ぎネタ
書いてみたんですけど、うpする勇気がないんです。。。
燃料くだちゃい・・・
>>142 おっしゃ
今お好み焼き食いに出てるから帰ったら縮小してうpるわ
今更ながら携帯からごめん。もしかしたらピ苦詩部にもでかいのうpるかも知れない。
…狂乱オンリー…だと…!?
>>143 待ってなさい、もうちょっとで燃料投下するから(・ω・*)
これですな
11/24 狂乱オンリー「来るべき狂乱」
ttp://minajitu.info/kyo/index.html 最終締め切りは10/25必着
20SPなので押して知るべしなのだろうけど
狂乱上等、という事で。
・・・7年ぶりになんか作って出ようかなあ・・・絵はかけないけど・・・
オフなら強欲×月香も、凰火×ナスも、やりたい放題!(だめにんげん)
>>144 ウッホーイ
外出中なのにありがたいお言葉にこの143精神崩壊しそうでゴザイマス
追記ごめん
デカいのはピ苦詩部に載せといたんで物好きさんはどぞ。
萌え死んだ、責任取れ
>>146 うほーい!でかいのもみてきました!
かわいいい凶華様ちっちぇええ!入らな(ry
>>145他
俺も出るんだがこのイベント出るの、ウチ含め4サークルしか確認できていない…
誰も来なかったら寂しすぎるので、どうか皆様お誘い合わせの上援軍を求むッ…!
そしてナス子交代SSを心から心待ちにする俺は
>>109。妄想が現実にッ…!
>>149 冬がどうとか言ってた俺もこっそり申し込んでるぞ
あんまり話題に出ないから開催できるくらい人集まるのか心配だったが
とりあえずこれで5サークルか
>>138 外出中携帯で読んだら友達の前で発情するとこだったよ!
元気ですぎて変態になるとこだった!
>>146 かわいすぎるよ!笑顔なのにさり気にSそうな凰火さんは
ちっちゃいおっぱい揉んで(自重
でかいのもちっちゃいのも即保存
続き即捕捉!
152 :
146:2008/10/14(火) 01:46:55 ID:htn7uk88
鼻血出た、責任を(ry
なんという甘い世界……。
これでは凶華の身体がロリだから抱けない鳳火が
凶華を夜な夜な千花に寄生させてセックスしまくるなんて
そんな妄想とてもとても……
味をしめた鳳火が行きずりの女に凶華を寄生させて
本体にとってはレイプ、精神にとっては歪な夫婦の営みを繰り返す
なんていう鬼畜な妄想はとてもとても……
狂乱スレに栄光あれ。
このスレには俺を萌え殺させる人間がうじゃうじゃ居るようだな・・!
コロサレタ━━┌(_Д_┌ )┐━━!!
寝てるときに限って神うp多数だしレス増加だし
神は意地悪神は冷たいぞ・・・!
そして一般人という仮面を被って出勤なのさ(´・ω・`)
>>146 >>152 そんな妄想を促すシチュを出しておいて・・・
また中途半端なテキストファイルが増えてしまいましたよ?
僕が貴方のナビになってあげますから、どうぞご心配なく。
とか全部眼鏡語で会話してやんよ。
GJすぎて通勤中のipodpictureが増えてしまった。
今日は君でイッていいかい?(挿絵→SS)
>>149 最低でも、ここになぜか赤のショートウィッグとイエローベージュのVネックと
白いカッターシャツとダークネイビーのストレートパンツはあるんだぜ
だから寂しくはさせない
ナス子さんもうちと待ってくれれば。週末がんばりすぎてエロパワーなくなった。
>>150 いつも汁不足してすまん。今週はがんばる。
・・・また仕事中妄想して仕事にならない一週間がはじまるお
>>154 SSはまだかね?
ああっ・・・近親なんとかだなんて・・・へんたいへんたいへんたい・・・!(褒)
>>155 また俺の狂乱家族日記フォルダの容量が増えてしまいました。
基本ラブラブ、たまに日常にちょっとした刺激を加えるシチュなどが好きです。
今書いてるもの
産後母乳えっち 30%
凶華様逆イレプにちょうせん 20%
凶華様→ナス子さん 20%
・・・優先順位に困ってる。まっとうな仕事にならん。
仕事で○崎さんとかいう人が来たりすると凰凶考えてハァハァしてしまうよ(末期)
キモくてごめんなさい。
こんな殺され方なら本望だぜ…!
何だこの萌えの一斉攻撃は…!!
書きたくなるじゃないか……!!
>>152 ピ(ryも見たよ!!GJすぎるよ!!
さて、僕の腕の中で涙目になりながらぷるぷる震えている子猫さんは、一向に口を開けてくれません。どうしましょうね?
「…凶華。あーんしなさいと言っているでしょう?」
僕の言葉に、びくりと身体を震わす凶華。…何故こんなに怖がっているのでしょうね?僕には全く解りません。
首をぶんぶんと先程よりも強く振っています。誤魔化せるなんて思っているのでしょうか。往生際が悪いですね。
涙目のまま、むぐむぐと口を動かして…あ、飲み込みやがった。
「……お、凰火!!この通り、凶華様は清廉潔白だ!!解ったら、凶華様を不当に拘束するこの不埒な腕を解くがいい!!」
うわぁそんな主張が通ると思っているのですかこのネコミミは。驚きです。あなたの見通しの甘さっぷりに。
「……では、ちゃんと口の中を見せてください。それから判断します」
勿論笑顔は崩しませんよ?
「う……。わ、解った……」
体勢の関係で、僕を見上げる形で凶華が素直に口を開けました。
なんか目を閉じているのは気分的なものでしょうか。こちらとしては、誘っている様にしかというか思う壷です。
「……では、もっとよく確かめてみましょう」
片方の手で凶華の顎を固定。もう片方の手は、先程よりも強く凶華の身体を抱き込む様にして、っと…。
いただきます。
「ん?……ッ!?」
暴れ出しました。しかし予想していたので驚きはありません。凶華もこの体勢だと動きにくいので、拘束は解けませんし、逃れることもできません。ていうか逃がしませんよ勿論。
「ぅ、んっ……ふっ、んんッ……!!」
ほら、甘いじゃないですか。
ああでも、凶華の口腔に舌を這わして得るこの甘さは、凶華自身の甘さかもしれないのでよく解りませんね。
…まぁいいでしょう。スリットから覗く足がもどかしげに動いているのを見ると、凶華も熱くなってきている様ですし。
このまま凶華をいただいてしまいましょうか。
……それにしてもなんなんでしょうねチャイナ服というものは。
こんなスリット、手を入れて好きな様に弄ってくれといっている様なものじゃないですか。
……ねぇ、凶華?あなたもそう思いませんか?
……ごめん、即興で書いたからこんなんしか。ていうかつまみ食いのあれって桃まんかと思ってこうしたんだけど肉まんとかだったらごめんなさい。しかも眼鏡視点。ごめんなさい。
ちゃんとしたSSは
>>158に任せた!!
狂乱スレ万歳!!
161 :
146:2008/10/14(火) 12:00:31 ID:spiIknFS
皆ありがとう。
全身全霊かけて描いた甲斐があるんだぜ…(主に構図を
どうぞ俺のナビになってくれ。
そしてSSわくてかして待ってる!!
未来で待ってる!!
>>160 君のお陰で勉強してもいないテストを頑張れたのは言うまでもない…ありがとう!!!!
一日二時間だから金曜までテストがあるが余裕で持ちますぞハフハフ
早速抜いてくるノシ
絵貼る人たちがいらしてから、急激に盛り上がってますな。よい傾向だ。
自分ではSSのネタが思いつかないのが残念ですが。
165 :
146:2008/10/14(火) 18:40:38 ID:htn7uk88
>>162 HB!HB!ブラボーです。流石でございますハァハァ!!
こんなにも萌えるHBは初めてだ
今ピry投下用にまもって(略)OPパロを描いてる俺は負け組み
絵師万歳!狂乱エロパロスレに繁栄あれ!ピ(ryでニヤニヤ万歳!
ゴメン。
>>160のスーパーSSで萌え絶頂に行ってしまった。
これ以上のSSは俺には無理・・・無理っ・・・
萌えすぎて頭がフットーしそうだよおっ・・・!!
162の絵で小ネタさせていただきます。
俺ボテ好きすぎる好きすぎるボテ俺。
------------------------------
「順調のようで何よりですね。」
特にやる事もなく、かといって興味の無い訳では無い夫・凰火と
連れ立って妊婦検診から帰ってきた夫婦。
和やかな昼間のリビング。
超音波写真やら母子手帳やらを広げながらこの夫婦にしては本当に珍しく
毒気の無い会話をしている。
傍から見ても幸せなパパママ状態である。
「この写真ではまだどちらかわかりませんね・・・僕はどちらでもいいのですが。
凶華はどちらがいいと思ってます?」
「うむ。男だったらそのあらゆる能力を有意義に使って世界征服、女だったら為政者の愛人になって世界征服。
どっちにしろ世界は我々乱崎家の物になるであろうからな、凶華様もどっちでもいいと思うぞ?」
体は子供、お腹は妊婦の乱崎凶華21歳は、非常に胎教と頭に悪そうな夢を語りだしたかと思うと、
ふと、静かになった。
「それでな、医者が言うのには。その。あの」
「・・・もう安定期だから。その。・・・いいって。」
「?」
「・・・して・・・って・・・」
「??」
真っ赤になった凶華が、ええいこの天然記念物級朴念仁め!と声を張り上げる。
「夫婦生活を再開しても良いと言われたのだっ。何回も言わせるなこの変態眼鏡!!」
「いやいやいや、そんな。その、今の状態で。その。あの。」
「こんな腹が出てしまった姿が嫌なのか?みっともないか?不恰好な凶華様は・・・嫌いか・・・?」
忽ち薄緑色の瞳が淡く揺れる。
しまった、妊婦はデリケートなのだ。相手の気持ちを考えられない自分が嫌になる。
「凶華。」
涙目の妻の肩に腕を回し、その可愛らしい頭を自分の胸板に寄せて囁く。
「全部、愛していますよ。どんな貴女でも、僕の大切な奥さんです。それに・・・愛の結晶とは良く言ったものですね。
貴女が僕の愛を受け止めて、今の体になっている。」
凶華のおでこに軽く口づけ、お腹を優しく包む。
「それに・・・今甘えられたら、いくら僕でも自制出来る自信は無いですよ。。」
「・・・ん・・・」
167 :
162:2008/10/14(火) 19:43:38 ID:zI6lKJUD
な!?<SS化
じゃあもうちょっと、服びりびり一面どろんどろんにしとけばよかった…!
wktk支援!
>>166続き
何か長文規制食らってます('A`)
あんまえろくないけどあと1-2回はりますー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
わかってる。凰火は優しい。悪く言うとへなちょこで、もっと悪く言うと眼鏡なのだ。
きっと言葉は本当で、凶華様と子供を大切に思っているのだろう。
・・・ならば。
「実ー力ー行ー使!!」
「うわあっ!?」
すこーんと、今まで凰火が座っていた椅子が壁まで飛んでいく。
へたりそうになった腰を引っ張りあげ、しゃんと起立させると
凶華は正面からぎゅっと抱きついた。
・・・ふたりの身長差から、その顔は凰火の股間付近に位置して・・・
「オ・ウ・カくん?いけないんだぁ・・・ここをこーんなにかっちかちにしてぇ・・・♡」
すりすりすり。ズボンの上からほっぺですりすりすりすりしてみる。
「きょっ、凶華!?貴女一体何をそんな恥ずかしいセリフまで言ってというかキャラ変わってますよね!?」
「ふふふ・・・反応しているではないか♡ よーしよし、このスーパービューティゴッドハニー凶華様が
眼鏡の未来にご奉仕してあげるにゃん♡」
「その語尾の使い方(萌えどころ)間違ってますよ!?
凰火も天然記念級朴念仁や自動案内看板君などと言われている人ではあるが、不能者でもなんでもない
成人男子であるし、妻の妊娠が判明して以来ご無沙汰であるし、そりゃあいろいろ反応もするだろう。
先ほどの事もあるから冷たく扱いたくは無いし。正直言うと嬉しくない事も無い。
はーっ、と長い溜息をついて、諦めて、告げた。
「・・・・・・・・・・少しだけですからね。」
170 :
3/4:2008/10/14(火) 23:31:16 ID:DLb8KSp9
「んふぅ・・・」
立ったまま。そのままで。
まるで甘いお菓子であるかのように凰火のモノをいとおしげに含む。
蕩ける様な表情で、ちろちろと先端を愛撫している。
「うにゃぅ・・・はぁん・・・む・・・うくぅ・・・」
小さなお口には入りきらない、それでも一生懸命愛撫を続けてくる。
「おうか・・・きもち・・・良いか・・・?きょうかさま・・・うまく・・・でき・・・て・・・」
ちゅぷ・・・ぺちゃ・・・ちゅるぅ・・・
既にめろめろになった上目遣いで、舌は止めずに、夫を見つめてくる。
どこで覚えてくるんだろう、こういう事。
・・・ぐっと来てしまうじゃないですか。
「とても・・・良いですよ凶華・・・」
凰火も妻に返すように、そのぴくぴくと動くネコミミを、強弱を付けて撫で擦る。指を挿れてみる。
もう片方の手で無乳から微乳に変化した、乳房を優しく、包むように揉みしだく。
「ひゃうん!」
「ここ、弱くなりましたね・・・」
妊娠して敏感になった突起を人差し指と中指で抓み、軽く、摺る。
「はぁんッ・・・あぅ・・・あっ!?」
ぽたり・・・、と凰火の指に何かが零れ落ちる。紛れもなく、それは、母乳であった。
「おや・・・?駄目じゃないですか。もったいないから僕が飲んであげます」
「ば、ばかぁっ・・・それは凰火のものじゃなくて・・・こどものっ・・・・」
感度が高まっているのか、恥ずかしさが戻ってきているのか。
体全体が紅潮して、とてつもなくいやらしい。
「貴女の物は、僕のものです。もちろん僕も貴女の所有物なのですよ・・・?」
171 :
4/4:2008/10/14(火) 23:32:09 ID:DLb8KSp9
・・・もっと、もっと感じていたい・・・
二人の気持ちは一つであったが、凰火が先に負けそうであった。
「〜〜僕、そろそろ・・・まずい・・・」
「おうか・・・きょうかさまに・・・ちょうだい・・・おうかの・・・!」
負けた。
「凶華、凶華・・・!・・・ッ・・・!」
瞬間、凰火の理性が破壊され、大量の情欲が凶華の咥内に吐き出される。
「あっ・・・ん゛〜〜〜!!」
可愛らしいお口が受け止め切れなかった精が、凶華の全身を汚していく。
それだけで軽く達してしまったのか、ぺたん、と半ひざをついてしまう。
猫の毛づくろいのように、零れた精を、ぺちゃぺちゃと舐め取る。
そして、餌をおねだりする子猫のように、とろりとした笑顔を向ける。
それだけで凰火には分かってしまった。
「・・・まだ足りませんか。仕方ないですね・・・。」
「・・・うむ。」
ひょい、と二人分でもまだ軽い妻を抱き上げて、リビングへ移動する。
いつもは騒がしい乱崎家のこのリビングも、今はふたりだけの空間だ。
そっ・・・とソファに愛しい妻を横たえ、お腹を潰さないように覆いかぶさる。
額に。耳に。頬に。首筋に・・・口づける。
「いじわる。」
「・・・どこに欲しいのですか?」
「ん・・・」
両手を凰火の頭に回し、唇を向ける。
凰火と凶華が熱っぽく触れあ・・・・・・
「ただいまあ」
「ただいま。」
「只今帰ったのである」
「「 !! 」」
「お父さん、お母さん、帰ってきてるの?病院行ってきたんだよね?赤ちゃんどうだった?さっぱり元気だった?」
「ゆゆゆ、優歌!?えっ!?うわっ、いつの間に!?もう夕方ですよ!?」
「な、なんとかせんか凰火!こんな所を見せたら洒落にならんぞ!?」
「なんとかしろって言いましても!」
無邪気な優歌の声が近づいて−−−−−−−−−−−−−
[終]
*現場を見られる前にスタッフ(月香)が空間閉鎖しました。お子様にも優しい狂乱家族日記。
172 :
146:2008/10/15(水) 00:25:37 ID:n1+LzuEB
174 :
173:2008/10/15(水) 18:06:50 ID:HT31obN9
>>174 泣く子も黙るエロパロ板に18歳未満がいるはずがない
超GJ!
ちょっと最近このスレ神過ぎて困るわ〜
原稿の人も18歳以上の学生の人も社会人の人もありがたやありがたや
最初からクライマックス続きで何人萌え死んだんだ?
(゚∀゚)ノ <ハーイ
177 :
172:2008/10/15(水) 20:47:32 ID:n1+LzuEB
最近ここの動向から目が離せないんだぜ
空気を読まずに別CPも書きたいなぁ、という衝動に駆られつつもそれどころじゃないというジレンマ…
超常現象対策局から帰ったら、凶華が心配そうに俺を出迎えてくれました
凶華が『遅かったではないか、む、どうしたのだ?、調子が悪いのか?』と言うので、
僕は『ただいま凶華。ええ、何だか身体中がだるくて痛いんですよ』と言いました。
凶華が『た、大変だ、病院に行かなくては!!、救急車、いやSATを呼べ!?』と慌てるので、
僕が『慌てなくて大丈夫ですよ。多分、筋肉痛ですから』と言うと、
凶華が『なんだ、脅かすな、人騒がせな眼鏡だな』と頬っぺたを膨らませるのです。
僕が『そんなこと言っても、あなたにも原因があるんですからね』と凶華を抱き寄せたら、
凶華が『あっ、もしかして、昨夜が激し過ぎたからか?』と頬を赤らめながら、
『だって、体育の日だったし、ちょっと激しいのも良いではないか』って上目遣いに僕を見るのです。
僕が『ええ、まあ確かにとても良かったけど、おかげで僕は筋肉痛ですよ』って苦笑いしたら、
凶華が『せっかくなのだから、もっと身体を鍛えるのだ!』と僕に期待を込めたキスをするんです
もちろんその夜は、僕のぎこちない動きに、新婚当時を思い出して激しく燃えてしまったのですけどね。
恐ろしいペースで絵描いてますね、乙です
手を傷めない程度で大丈夫ですよ
くそう俺の右手がまた暴れだした。
>>179 空気読めなくてスマンがこれは何処掲載?
間違っていたらすいません。
188 :
179:2008/10/16(木) 12:27:03 ID:l2rDNY29
画像はFBSP2の狂乱家族日記4コママンガ劇場です
この為だけにお布施したさ!
>>181 それが言いたかった…
ヘンなSSうpして流れ止めてしまって反省していた
えろくねーし。うえーん。もっと母乳りたいんだよー。
待たせた挙句こんなんで
>>169申し訳ありません。
といいつつ
>>174を保存して
>>181は携帯の壁紙にした・・・!
>>172は報告の前にピ(略で監視してたんだぜげへへへへ
んで、次からはマシなSSを書こうと思って
これを買ってきたり
別CPは確かに飢えてるなあと考えていたら
某スレの流れから
地下帝國シャングリラを統べる皇帝(ショタ)「凶火」様と
大日本帝国超常現象対策局員(タイトスカートスーツ眼鏡っ娘)「凰華」さんの
めくるめくすこやか家族作戦・・・
というTS物浮かんだ。需要いかがでせうか。(´・ω・`)
>>190 何を買っているだぁーっ!許す!!
>>189にあるそれはもはや別CPと言えるのかどうか微妙なラインだがw
とにかく需要ならここにあるよ!少なくともおれがもそもそ考えてる泪雨夜の鬱な話よりは(ry
(´Д`;) …おっきした
∨)
((
くそもえたよ…!
動悸息切れめまいがいっぺんにおこったよ…!
軽く寝て起きてみたら絵神様たちに俺の欲望が消化されてたぜ!
このスレ深夜に伸びすぎwww今宵もすみやかにねるがよいwww
>>191 自分でも反省している。だってだって、杉田キョン子・パー子全盛のエロパロ界なら
近藤凰火子もあり・・・じゃね?と!(爆)
うみねこのなく頃のOP歌詞がそこはかとなく原作狂乱のシリアス部分ぽくて
泪雨夜の欝っぽい話もちょっと考えたー
(「黄金色の呪いと 遺されし言葉と ひめやかな微笑みは 紅に滲む
閉ざされた眸で 何を求めてる 壊れたその欠片を 集めてみても
触れた指を零れる 君に届かない 飾られた虚実 愛がなければ視えない」)
>>192 別ジャンルの締め切り大丈夫っスカ!?
毎日毎日熱い欲望の滾りに僕のキータッチは止まりません。
自分は妊娠(HB/HR)・TS・ヘタレ攻め・ツンデレ+らめぇデレ・らぶらぶ・
ある日起きたらふたなりだったよぅどうにかしてください・・・あたりの新ジャンル好きなので
ド変態かもしれない。常駐してごめんなさい!生きててごめんなさい!
>>193 それだァー!!!!!!
このスレの絵師様はホンマ携帯電話で万事ぱっくんやで・・・!
わかってらっしゃる・・・THX!
脳内では凶火様ビジュが○執事のあのお坊ちゃまだったのでそこまでビシッと
当てられて驚きましたw
>>177+
>>192で
「学校では凰火先生と呼びなさい。じゃないととお仕置きですよ?凶華くんのわくわく
放課後補習授業!!!!」を書いてみたくなったけど需要あります?(´・ω・`)
なぁ、そろそろ身内だけで盛り上がるのは止めないか?
確かに調子こき過ぎてました。ごめんなさい。
内輪と言うより狂乱好き者同士の飲み会のようで楽しかったよ
大人しくしますから待っていますから
居なくならないで…過疎はいやだよ…
ううん、反省しますた
馴れ合いしすぎについても、エロくもない絵ばっか貼って途中で自重すべきだったすまん…
私情あるやつは頑張ってくれたまえよ
先生生徒ぷれい凰凶SS、完成したら上げにきます
同意!俺も原稿やりつつROMってはいる!
>>200 おとなしくしないで保守キボン!ROMのみんな頑張れ!
俺らの地下帝国シャングリラ(まさに)を守り通ちてくだちゃい…!
俺はROMってたんだが今の状況楽しくおいしく頂いてた
>>199 毎日のように萌え絵がうpられてる状況が天国すぎたよ!
原稿頑張ってください!お帰りをお待ちしてます!
>>201 えろくなくたって萌える絵じゃないか!
元気出たぜ!これからも待ってます!
>>196 凰火先生との放課後補習授業とってもおいしそうですよ(涎
あ、いや、誤解させてゴメン、別に絵氏さんの事が嫌いなんじゃないんだ
何かこのスレ、同じ二人くらいしかずっとレスしていないように感じて・・・
嫌いじゃないから居なくならないでくれええええええええええええええええええええええええええええええ
落ち着けww
206 :
凰凶1/2:2008/10/17(金) 20:48:21 ID:yoK7mppK
>>203 ありがとう。ちょっとだけ自信ついたよ
>>204 wwwwwwwww
気にせんとw
言ってた先生生徒ぷれい凰凶いきます。短いしぬるいけど何卒宜しく
ぐちゅ、ぐちゅ。
橙色に染まる教室に、水音が響く。
「あっ…あぁ、ひ、っ!」
「ほら。頑張らないと帰れませんよ」
机に突っ伏して立っている凶華に覆い被さり、彼女の秘部をぐちゃぐちゃと掻き乱す。
何故か場所は千花の学校の教室で、
何故か凶華の服装は千花の学校の制服で。
「あぁ、ん!凰火ぁっ…!」
「いけませんね、違いますよ。
―――『先生』。でしょう?」
「ひあぁッ!?」
ぐり、と。
凰火は笑顔を携えて指の動きを強める。
「せ、せん、せぇ…
凰火、先生…!」
「それで良いのです。『凶華くん』」
生徒と教師が呼び合う様に――そう、彼らは「生徒と教師」という偽りの立場で行為をしているのだ。
凰火も、凶華に対する様に何時もの私服と違うぴしりとした教師らしいスーツを着て。
「ふあ、やぁ…ん」
指を腟内で動かすことを繰り返しているうちに、ぴんと凶華の尻尾が立つ。その尻尾がスカートを自然に捲り上げる。
「や、せんせ…!見ちゃ、やだっ…」
「おやおや。何を今更言うんです、そのぐらいで。可愛いじゃないですか」
「にゃ、っ」
太ももまで下ろされた縞模様の下着を余った片手の指で軽く引っ張って、ぱつん、と弾く。
「さて。採点にしましょうか」
「え、」
207 :
凰凶2/2:2008/10/17(金) 20:53:15 ID:yoK7mppK
身体を正面に向けられ、机の上に座らされる凶華。キョトンとしていると、凰火がにこりと笑って凶華の首筋に吸い付いた。
「ひぇ!?」
「はい、10点」
唇を離す、そこにはちいさな紅い痕。
そしてまた別の所に。
「や、あっ、」
「20点」
7、8回とそれを繰り返して。
「んっ…」
「90点」
9回目のそれを終えると、凰火は真っ直ぐに凶華を見据えた。真っ直ぐに、ただ凶華だけを。
何かを促す様に、セピアな笑顔で。
そんな表情の凰火に見惚れて―――凶華は、凰火の首に腕を回して、静かに口付けた。
「んっ、はぁ…んむ」
「―――」
応える様に凰火は舌を絡ませる。
長いキスを、甘いキスを終えて唇をゆっくりと離す。
「ふふ」
ぺろりと満足そうに唾液を自分の舌で舐めとる凰火。と、口を開く。
「100点です。よくできました」
「…………ばか…」
荒く、それでいて優しく、凶華の頭を撫でる。
自分の真っ赤になった顔は夕焼けで誤魔化せただろうか。凶華がそう考え込んでいたところ、凰火が今度はブラウスに手をかけてきやがったので―――みぞおちに一発チョップを入れてやった。
おわり。
ぬるいぬるーい
しかも意味わからん
でも楽しかったです
絵専だけど文才が欲しいぜ
何故こうなったかという経緯は………考えてませんでした
おそまつさまでした。
反省と創作意欲向上の手伝いになれば、と思って原作時系列を作っていました。
其の中で夫婦関連のところだけちょっとうpしてみますネタバレ注意?です。
1かんめ:4月3日 結婚(超常現象対策局1Fロビーにて婚姻届指環交換誓約披露宴)
6月3日 凶華、凰火に学生恋愛ごっこを要求
凰火、凶華に愛の言葉を囁く(瞳はカナブン)
6月7日 凰火、凶華に見たことの無い美しさを感じ、寄り添う(凶華「我々はきっと世界で一番幸福」)
2かんめ:8月2日 凰火、二人きりの新婚旅行に身の危険を感じ、否定する
凶華と凰火、ダーリンハニーの呼び名を使用開始
鳥哭啼島砂浜でビーチボールラリー。凶華は愛、凰火は好意を告げる。
8月3日 凶華、凰火の信用を得る為に自傷する。凰火は反省のため自らも自傷する。
以降、凰火の「お仕置き」が各所で開始。
3:9月初旬 凰火、死神三番に妻を愛していると説明(「僕は妻を愛しています。初めて、生まれて初めて他人を愛せたのです」)
9月5日 凶華、凰火のほっぺにちゅーする。
9月6日 凶華、自分が凰火にベタ惚れである事を自覚する。
凰火、自分が凶華を愛している事を自覚する。
9月8日 凶華、凰火に一億回のキスを要求するが却下される。
2かんめ〜3かんめの間の補完が待たれます。
反省する反省する言って、新しいうpや凰凶学生プレイに
やっぱり書きたくなってしまいますね。はぅう・・・お持ち帰り・・・
全レスとかしたくなってしまうし・・・ぐぐぐ・・・
GJでございます
>>206様!鬼畜ですねえ凰火先生は!
1巻で学生ごっこをスルーされた仕返しじゃないかなあ…<何故こうなったか
つくづく勝負仕掛けるたびに負ける凶華様。
そして時系列!うおおおおお、ニヤニヤが止まらん
4巻で夜這い宣言しといて5巻で子供の作り方知らないのに10巻の口絵で赤くなってる凶華様の、
どれが素でどれがシラ切ってるのか想像すると楽しいな!な!(同意を求めるように)
ラノベだから描写はないけど、特典小説では既に
『息のかかる距離まで寄っても夫婦なので特に照れない』くらいまで
親密になっちゃってるって事は、絶対絶対夫婦生活はあるんだよ!あるんだよ!(大事な(ry
…ああ、やっぱりただのレスじゃ物足りない、絵かきてえええええ!!
頑張ります…。
>>209 特典小説だと酒に酔ったときに奥さんから仕掛けているという記述も
見逃せませんぜ!
あれはもう確実に夫婦生活(ry
>>206 おっととんでもない萌えを感じましたよ!
ぷれいですか燃え上がりますね!ちょっと興奮が止まらないよ
>>209 特典小説は、見るところ2064年2月〜4月ごろと予測します!
(ムジャッキー帰国済、死神復帰済、優歌うはははは、な快楽済)
希望から推測してみました
・凰火が僕の眠り姫?及び愛がなんたらかんたらのような乙女セリフを即興で吐ける
・凰火も凶華も吐息が触れる距離に近づいても夫婦だから恥ずかしくない
・「そのような行為は「滅多に」しない→酒に酔ったときなど「たまにする」
・凶華の記憶を共有するヴァネッサのセリフ「うぶなねんねじゃあるまいし〜」
・蛍光灯に晒された凶華の上半身裸を見ても照れるリアクションが無い
絶対やってると思いますこいつら。なーんで同衾せんのかな、部屋別々なのかな。
自粛 反省 我慢とか 書いておいて
すまない・・・俺本当にこのスレ大好き。
狂乱家族大好き。SS大好き。絵大好き。みんな大好き。
心の中はきちんとしなきゃ、連投とかキモイからやめなきゃと
思っているんだ本当なんだでもリビドーが抑えられない・・・
(*´ω`)カワユス
ここの絵師は神すぎるな!!
かわいいなあ…!
にまにましちまった
>>212 過疎るより全然いいと思うぞ
「保守!」ていう悲しいレスは見たくないよ
ちなみに俺も阿呆みたいにここのスレにへばりついてキモいぞ!
>>213 折角だからナス子さんも頂いちゃうんですね
ナス子さん的にも凰火とはOK?
皆俺のへたれ学生ぷれい文章なんかに感想ありがとう。
>>219 凰火がフィニッシュにかかる時につい「凶華っ…!」って言ったりしちゃうっていうならアリ
すいません
>>221 怒りのナス子金の蛇発動→凰火腎虚フラグ
「あッ・・・んやぁっ、んっ・・・にゃああぁああッ〜♥♥♥」
「凶華?・・・・凶華・・・・」
普段は傲岸不遜天上天下唯我独尊を地で生きている割に
どうにもベットの中では弱い僕の奥さんは、気をやってしまったのか、
ひときわ可愛らしい嬌声をあげると、くて、動かなくなってしまいました。
とはいえ僕はあと少し、という所だったんですが。
ちょっと攻めすぎましたかね・・・。
気を失っているひとにごにょごにょするのは気が引けるなあ、
などと僕が次の行動を決めかねておりますと
「・・・ぉもぃ。」
真下に組み敷いた妻から声が上がりました。しかし、何か違和感を感じます。
あるべきはずのところにあるべきネコミミが在りません。
もしかして。これは。ひょっとすると・・・・
「な、なななな、ナス子さあんっ!?」
「分かったなら早くどけえっ!」
僕が繋がっているのは本来の体、ナス子さんこと破壊神SYGNUSSさんへとチェンジしていました。
慌ててSYGNUSSさんから僕自身を引き抜き、陳謝しました。
「申し訳ありません。」
「あのな、せっかくだから今日は言わせて貰うけどな。一回きっかけができたら毎日毎日毎日毎日
やりまくりおって・・・犬か猫か猿か獣かおまえらはッ!」
「いやその、夫婦ですし。」
「普通の夫婦は朝と昼と夜にはしなーーーいーーーっ!優歌ちゃんに(シーツ毎日洗濯してるの?
お父さんさっぱりお洗濯好きなんだね?)とか言われてみて何もおかしいと思わんのか!?」
「申し訳ありません。」
怒るSYGNUSSさんですが、散々攻め立てた後ですから腰が立たないのか態度はそれは弱弱しいです。
主に僕の行為のせいでどろどろになった所を拭いてあげます。
意外と大人しく、されるがままになっているSYGNUSSさんでしたが、しばらくすると
僕に問いかけてきました。
「それ・・・そのままで大丈夫なのか・・・?」
あ。
そういえば僕は途中のままでしたので、全力ではありませんが通常の70%くらいの状態になっています。
おさまりがついていない状態です。意識した方が辛いんですけどね。ていうかどこ見ているんですか。
「・・・凶華の意識が消えたので「出て」きたが・・・ともあれ・・・そのままでは・・・寝覚めも悪い。凰火。」
「凶華がいつ戻るかは分からないし・・・つ、続きをしてもかまわんぞ・・・。」
意外な申し出に、僕は硬直します。
「いつも凶華の中で見ていた・・・感じていたからな。知っている。終わらせないと辛いのだろう。べ、別に私もしてみたいとか
そういうのじゃないんだからなっ。」
「SYGNUSSさん・・・」
その時、ずばーんと僕の部屋の障子が破壊され、何か小さいモノが現れました。
《妻と愛人の一晩同時攻略ってか・・・?凰火、貴様いつエロゲーの主人公にジョブチェンジした・・・?》
SYGNUSSさんから追い出された凶華の復活です。どうやらSYGNUSSさんが意識を持ったままなので戻れなかった模様。
今は優歌の部屋に置いてあった人形に取り付いているみたいです。
「違います誤解ですしてませんてまだ何もうわわ」
《まだ?》
滅茶苦茶怖いです。両手に包丁を持っております
なんか僕こういう映画を見た事がありますよ、確か・・・チャイルドプレ・・・
僕の思考回路がショートする寸前に、恐怖の殺戮人形となった凶華がゆらり、と近づいてきたのが見えました。
殺意という名の負のオーラにもはや逃げる事も叶いません。
SYGNUSSさんに助けを求めましたが、なぜかそっぽを向いて傍観者に徹しようとしています。酷い!
<<言い訳はそれで終わりかぁ・・・上出来だ、神を冒涜した罪を嘆いて、死んでいくがよい!!!!! >>
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
−消え行く意識の中でふたりの破壊神に翻弄される自分の運命を嘆きつつも
ナス子さんがいつも見ていた、という言葉の意味を考えて・・・そして僕は考えるのをやめました−
凰火×凶華×ナス子さんです。お粗末様でした。
今後も稚拙SSを投下させてもらえればなぁと思っているので
お伺いしたいのですがSSにタイトルはあったほうがいいでしょうか?
便宜的に勢いでつけてしまったもののはずかしすぐる。。。
>>213 おかげさまで中途半端だったナスSS完成させられますた・・・Hallelujah!
>>217 漢は黙ってSS投下・・・が出来ない(汗
他のスレはみんなアンチだったり通夜だったりするので
同好の士と語り合いたい・・・ッ
金蛇入れたかったけど、使いどころがわかりませんでした。
7かんめの「淫魔の伝説」みたいになっちゃうか?
>>222 wwwwwwwww
俺の脳内のせいでごめん凰火
>>225 GJ
ナス子さんかわいいぜ
ごち!
それよりも可愛かったのが我等が凶華様だぜ
ごち!!
>>225 GJ!!ナス子さん見れて満足すぎる!可愛い!
ウッカリ手出して浮気にならなかったのが個人的に安心
ナス子さん犯したいくらい可愛いけど凰火さんがやったら
浮気になるし、他の人が犯しても凶華様の体だし、なんとも
葛藤が…ww
>>225 いやぁ良かったです。
私はアニメ版から入ってきたので
自分の中で凰火のへタレ度原作の2割り増しです
実際に市販されたプチ凶華のぬいぐるみと
ガレージキット今になって欲しくなってきています。
>>225 うおおお!みんなかわいいい!大満足!!イエ!イエ!イエェ!
スパート最中で止まらず続行して、わけもわからず悶えるナス子さんも見たかった!
凰火が裸で半勃ちのまま正座して謝りまくってるのがおもしろすぎるwww
>>227 (
>>225より凰火ひでぶから復帰しつつ続き)
「そうだな、凶華様にいい考えがあるぞ」
「……何ですかその嫌らしい笑顔はというかうわあああああ僕の頭にネコミミが!?凶華!?!??」
「思考能力はそのままに戦闘技術を開放してやるぞ♪」
「ままま待て凰火っ、いくら凶華を通して感じていたと言っても、いざ当事者となると私もさすがにっ……
うぁっ、見せつけないでっ……」
……という展開なら、どうにかナス子さんもエロく!
これなら究極のしんくろないずどえくすたしーも可能です。是非SSきぼんぬ。
230 :
229:2008/10/19(日) 04:49:05 ID:VD9FWM6E
あ、連投すまんが、俺
>>213。ナス子ネタ引き継いでくれたお礼が言いたかった!ありっす!
それとタイトルは一応まとめてくれる人がいたら、あった方がありがたいのかなーと。
淫魔の伝説ってなに?7かんめの初版とかにはそんな章があるのか!?
あと他の通夜スレwでも宣伝されてるけど一応貼っとく!本日夜21時より!
【番組】『進め!狂乱電波日記』緊急2時間生放送スペシャル(10月19日)
ttp://agqr.jp/modules/news2/article.php?storyid=441 あのラジオ自体狂乱本編とはほとんど関係なかったが、
あれはあれで面白かったので俺はずっと聴いてた。ぬの方が好きだったがな!
231 :
1/2:2008/10/19(日) 20:13:25 ID:S27be/Zf
>>229 おぉ!すごいな!それは考えなかった!それなら誰も傷つかずにすむ!(?)
こういう見解でいいんですかね?
間違ってたらすみません!
「凶華?このままではあなたがいつもされていることをする側として感じなくてはならないのでは?
いいのですか?あなたがあなたを犯すような……」
「いいではないか、たまには凰火が感じている方をのぞいてみたいぞ」
「いいから私を無視するなぁーっ、あ、いや、それ挿れるな、や、やぁあぁああんッ!!」
変なところで神経が図太い凶華に呆れるような気持ちを抱いているうちに完全に臨戦状態の凰火の
ものがSYGNUSSの秘部に突き入れられる。先程までガンガン攻められていたので、そこは難なく凰火
の剛直を受けとめた。
「あっ、あふぅ……んッ、いや、いやぁ…なんかあついのがぁッ、やめろぉ…!」
「すみません、ナス子さ、あッ、からだが、勝手に…」
『うお、すごいな、やわらかいな、締め付けてくるな!』
SYGNUSSとしては性行為は初めてであるが、散々凰火に慣らされた身体は痛みを微塵も感じず、ただ
快楽を送り込んでくるばかり。凶華を通して感じていたとは言え、曖昧に伝わるその感じとは全く別で、あまりに
強すぎる快楽がSYGNUSSの身体を駆け巡る。
「あっ、おうかぁ…あぅ…んッ、だめ、あぁっ、こんな、すご…ッ…ひぁあ!」
凰火の身体もただ欲望のままに攻め立てる。SYGNUSSに悪いと心では感じても、凶華によって制御され
た身体はいつになく暴れまわる。SYGNUSSが泣き乱れようと激しく腰を動かしほぐれきってぐちゃぐちゃになった
膣内を蹂躙する。
「すみませ、ナス子さん…きょ、うか、やめな…さッ」
『凰火ぁ、いいぞ、いいな、凶華様を組み敷いて、いつもこんなに気持ちよく、あっ…あぁ…!』
凰火はSYGNUSSを起こし、四つん這いの格好にさせると後ろから再び激しく攻め立てる。片手では胸の
突起を弄り、もう片方は、繋がった場所へゆるゆると這う。
「おーかぁ、こん、な、の…わた…し、はずかしぃ…ひゃあ!どこ触って…あ、あぁ、いやぁああぁッ…!」
凰火と繋がった場所の少し上、赤く熟れた突起を愛液で濡れた指でぬるぬると弄ると、脳の奥が焼ききれるような
快楽に思わずSYGNUSSは高い声を上げる。その瞬間、凰火は思い切り締め付けられ限界を間近に感じる。
「くっ、ナス子さん……ッ!」
「いや…やめ、やめろぉ、おうかぁ…ッ、も、だめ、わた、し…、も、ぉ」
ぎゅうぎゅうと締め付ける内部を凰火の剛直が強引に行き来すると、耐え切れない快楽に涙を流し、口端から
涎を零しながら崩れ落ちたSYGNUSSは指が白くなるくらいにぎゅっとシーツを掴む。そして。
232 :
2/2:2008/10/19(日) 20:15:00 ID:S27be/Zf
「やあぁああぁああぁああ……ッッ!!!」
凰火を咥え込んだ内壁がびくびくと痙攣し、SYGNUSSは意識を手放した。そして凰火は、今までで一番強い
締め付けに耐えられず、SYGNUSSが達するのとほぼ同時に欲望を解き放つ。
「ぁっ、凶華っ……!」
思わず妻の名前を呼びながら。
『ふぁ、凰火…ぁ、すご、すごい、気持ちい…あ、こんな、あぁあ…ッあぁあああぁあ!』
凰火を通して未だかつて感じたことのない、男がいく方の感覚を感じ、普段とは違う種類の強烈な快楽により、
凶華もまた意識を飛ばした。
気を失ったSYGNUSSから自分自身を引き抜き、凰火は額の汗を拭う。ついでに頭に手をやってみると、先程
生えていたはずの猫耳がすっかりなくなっていた。
「凶華、一体どこに……」
こんな情事の元凶を思いため息をつくと、すっかりぐちゃぐちゃどろどろに犯しつくされたSYGNUSSを上向け、
タオルで身体を拭う。
「あぁ、こんなことになってしまって」
SYGNUSSは起きるかな、起きたら平謝りに謝らなければ。と、ぐるぐる罪悪感を胸の中で巡らせていると、ふと
SYGNUSSの頭に猫耳がすぅっと生えてきた。
「凰火…?」
あぁ、凶華おかえりなさい。
これでSYGNUSSに謝ることはできなくなってしまいました。
妻の帰還に喜ぶべきか否か。
「凶華、こんなことは金輪際しないでください。全く、次にもしナス子さんに会ったら一体どんな顔すればいいのか」
ぶつぶつと垂れながらも、まさか自分のせいで疲れ切った身体の凶華におしおきできるはずもなく、凰火はただ
凶華の身体を清めた。
「凶華様は中々愉しめたぞ。凰火が普段どう感じているかも少しわかったし、それになんだかんだ言って貴様、凶華様
にベタ惚れじゃないか」
イク瞬間に妻の名前を呼ぶとは、と凰火の耳元に甘ったるい声が転がってきた。
「……それも含めて。次にナス子さんに会うことがあったら殺されますかね」
破壊神の身体に魔族の精神の妻を持ったことを、ほんの一瞬本気で後悔しながら腕の中のなんだかとっても幸せ
そうな凶華を見ると、心の底がじんわり暖かくなってくる複雑な気持ちで凰火は再び大きくため息をついた。
なんか違ってたらすみません!
ナス子さんホント色々ごめん!
>>220のフィニッシュ時「凶華っ…!」設定異常に萌えたので使わせていただきました!
ラジオ全裸待機してたらまた新作が!
皆大丈夫か!?主に脳内とか!なんか出てないか?w
>>230 OASISさんにムチューっとやられたときの描写ですナリ(7かんめ122P)
>淫魔の伝説
魔・・・精・・・魔族・・・ ピコーン 逆レイ(略
>>231 俺があいつであいつが俺!!!!!
凰火の立場って一体・・・超GJであります
なお昔みんなあ○ちゃうという少女漫画家が書いた名作があってですな(規制)
>>230ラジオ現地に来ましたが狂乱らしいgdgdなふいんきです。しかしアンゲンいい声お父さんエロ声。
235 :
229:2008/10/20(月) 00:30:39 ID:z/DBEMv0
>>234乙!現地行きたかったけど今夜は留守番なのだ…
ラジオのラストが感動的すぎて、皆微妙にエロ妄想に戻って来にくくなってるヨカーンw
しかし俺の生きる場所はここなので涙を拭きつつ戻ってまいりました!
>>231 ありがとうありがとう!!まさにど真ん中!
夢見てた世界が現実となったよ…!
ふつー3Pだと、どうしても誰か仲間はずれになっちゃって気になるもんだけど、これは幸せだ…!
ふたなりとかも大好きなので凶華様in♂イキは萌えじゃのう!萌えじゃのう!
あと
>>233いくつだよwww気になるよwwww
母乳分追加しておいたよ!どこぞで!
狂乱ラジオの現地ミニレポ。
・番組中は30人程度集合
・サテライトプラス真横が山手線のため、番組は殆ど聞こえなかった。
・22:00に文化放送サテライトプラス上の照明が切れる(涙)
・22:30にスタッフより現地組へ「半年間お疲れ様でした」のコールを頼まれる
・番組終了時には40〜50人集合
・最後の言葉は「せーのっ(RAN AWAY!)(らんぬんぐ!)(ランニング!)」
中も外もいい意味でgdgd
・終了後、サテライトプラス内で家族全員がトーク。皆が家族への想いを語る。
安元とTKはこれからも狂乱続けていくべ?おうよ?という感じ
じじいはマスクしていたのでトーク少な目
「ぬ」メンバー収録により発汗。透けた?シャツがエロティクスだった。
・安元「ここにいる皆さんは鈴木さんの事、忘れないでください」
・神様はすけきよみたいなマスク装着。
・生ぬメンバーはやはり生ぬメンバーだった
・男女比率 9.5:0.1
今日は興奮しすぎてSS書けませぬ・・・。
・男女比率 9.5:0.1
この時点でおまいがいかに動揺してるかわかる。
238 :
234:2008/10/20(月) 00:53:44 ID:NSd+oHsn
>>235 母乳分ミチャッタ!たまらなくなりました!
気になる所については夢見るお年頃・・・とだけ言っておこう
>>237 9.5+0.1=10.0
よしッ!寝るッ!
_| ̄|○。0(たぶん「女」は3名・・・ミョーにかわいい男の人もいたが・・・)
くらげめちゃかわいいかったよくらげ
>>232 ナス子さんは可愛いわ
俺の案(フィニッシュry)が採用されてるわでニヤニヤがとまらんぜ…!結局夫婦はらぶらぶなんですねハァハァ。
>>234 >>236 いいなぁ、いいなぁ
羨ましかばーい
おつかれ!
「ふぁ〜あ・・・」
乱崎家の専業主婦、凶華様の朝は遅い。
今日も今日とて寝たい時に寝て起きたいときに起きる。
南の島の大王のような人生を謳歌していた。
「むにゅ?」
いつもの如くリビングにて他愛も無いワイドショーでも見ながら自堕落かつ平穏な主婦の平均的
生活を行おうと階段に向かった所だったのだが、その道を塞ぐかの如く遮蔽物が鎮座している。
それは凶華ぐらいならすっぽりと入りそうな大きな竹篭に詰まった衣服だった。
「洗濯物か。あの全自動洗濯眼鏡は何をやっているのだ。このままではくしゃくしゃになるな・・・
よし、今日は晴れだし気分も良い。この凶華様自ら干してやろうかなあ。くくく・・・間抜け眼鏡が
取りに来る前に、完璧に家事をフィニッシュさせた姿を見れば、凶華様素敵!最高!
そこにシビれる憧れるゥ!もう目茶目茶にしてください!と感謝感激雨降らしの賛辞を浴びせるに違いない。」
山盛りの洗濯物をひょい、と持ち上げてベランダに向かう。
凶華は小柄なので、自室よりビール瓶ケースを持ち出して、踏み台を準備。
どこからどう見ても主婦というより「おてつだいする小学校低学年」という感じだ。
「確か干すときにはビシッとすればいいのだったな・・・そぉーれ、ばしーん!ばしーん!」
脅威の馬鹿力でビッシビシに伸ばされた、千花のカットソーと凰火のニットが死亡。合掌。
「てんにひれふすな〜♪わ〜れこそかみだ〜♪」
順調に家族の衣服寿命を縮めつつ、洗濯干しは続いた。
はらり・・・
洗濯物の間から、小さめの布きれが落ちて凶華の顔にくっついた。
「わぷっ!?うわっ・・・なんだこれは?」
摘んで持ち上げる。それは下着だった。
黒色の下着。大きさから女性用ではない。
その名はボクサーパンツ。通称:もっこりおパンツ。
たちまち凶華の虹色の脳内細胞が活性化し始める。
雹霞の? ブブー
帝架の? ブブー
・
・
・
凰火の?
乱崎家でも、優歌以外の下着はそれぞれが洗っている。
子供達は学校や仕事の時間であるし、洗濯を行ったのは凰火だろう。
何事も効率を考える奴のこと、自分の下着も混ぜているのかもしれない。
・・・どき。どきどき。どきどきどきどきどきどき。
凶華の乙女回路にスイッチが入る。
うわあー!やぁらしー!何これ何?(1秒)
こんなの履いたらどうなるの?(2秒)
何が?ナニだ!だからなんなのだ!?(3秒)
脳がホットプレートになってぐつぐつと煮えていく。うにゃあああああああ・・・・
「凶華ー、起きてたんですか。そこに置いておいた洗濯物知りません?」
いつの間にか、凰火が戻ってきていた。なんでこういうタイミングで来るか。
「あ。」
「う。」
パンツ持ったまま沈黙。ビール瓶ケースに乗っかったままだったので、実にちょうど
いい位置で凰火と目が合う。見られた。凶華様のはずかしいところを見られた。
「凶華」
「おおおおうか、その、あの、これはな、つまりそのっ、あれだほら、何だ。」
真っ赤になって良い訳を始める凶華を無視するように、凰火が呟く。
「・・・なんで銀夏くんのパンツ握りしめてるんですか?」
「はにゃ?」
「ここの所おかしいとは思いましたがまさかこれ程とは・・・すぐに病院に行ったほうがいいですね。」
真剣な表情で凰火が腕を伸ばしてくる。
「待て。ちょっとまて。じゃあこれは。」
「だから、銀夏くんの。」
「凰火のパンツではないのか?」
「なんで僕がそんな公然猥褻っぽい下着を愛用してるとか考えるのですか・・・?
それで僕のパンツだったとしてあなたに何かぐがはっ」
凰火が妻の行動を解析し始める直前に顔面を長くて硬いものがヒット。
仰け反って物干し場にぶつかった凰火に、落下してきた8人ぶんの洗濯物が襲い掛かった。
「何するんですか・・・やっと洗濯終わらせたというのに。って、あれ?もしかして洗濯物干してくれたんですか?」
「うるさいうるさいうるさーい!知らん存ぜぬ!あーもうっ、凶華様はご立腹だっ!さっさと飯のしたくをするのだっ!」
「・・・はいはい。」
凶華の勢いと、珍しいお手伝いの事実にごまかされ、妻のへんたい行動についてはどうやら深く追求しない模様。
安堵しつつも、ちょっと残念だった・・・と倒錯的な妄想をしてしまう奥様であった。
安元ブログがパンツネタだったのでつい書いてしまった。
後悔はしていない。
マジスンマセン
原作凰火→トランクス(蒼と白のシマシマ)だって・・・思ってしまっただけ・・・!
漫画凰火はブリーフかもしれません。自分的に考えて。
>>236 レポ乙でした!
「せーの」で切れて気になってたww
行きたかったよう…!でも236のレポで少し満足
>>235 母乳ktkr!みてきました!GJすぐる!
このスレに出会うまで母乳とかハラボテとかの良さが全くわからんかったが
好きなキャラが旦那様の子ども身篭るのがとんでも萌えることに気付いたよ!
こうやって大人になっていくのかw微妙に母乳SSが書きたく…
>>240 奥さん可愛いなぁ…!初々しくて萌えた!
凰火さんに黒のボクサー想像したらそりゃ奥さん沸騰するww
>>240 言い回しがヒヒヒっぽくて
実際にありそうですんごいもえた
白ブリーフなら
まさかの褌とか…いやなんでもない
いえいえ
>>243殿にはかなわないである。>生産
てか精進したいです本当。モエ優先してSSになってないし・・・
やっべ、この凰火かわゆすぎて漏れてはいけないところからなんか漏れた。。。
ハナゲのおじさんと7歳凰火のタッグブリーフ姿想像した俺
きっと上のところに「おうか」ってマジックで書いてあるのねん!
>>244 ああこの人たち声優萌えじゃなくて狂乱好きで聞きに来たんだなーと。
色紙とか感動しました。ビバ狂乱。ビバってどういう意味?
>好きなキャラが旦那様の子ども身篭るのが
その言葉が聞きたかった・・・!
・・・さすがに「日日日さんに申し訳ないと思わないの?」という
天の声が聞こえてきたので今日からは毎日投下は控えまする・・・
ヴァネッサ4が出たら週末ドッカンドッカン出しちゃうかもしれない
自分がキモイわ(´・ω・`)
>>248 そんな天の声が…!
今日も仕事中ずっと頭の中で夫婦がべたべたしてた俺は
全力で土下座しなきゃならならんよ!!
(それは職場の人に土下座
週末ドッカン期待に期待して待ってる!
がさがさ。
ぺりぺり。
ぽいっ。
「あむ」
がさがさ。
ぺりぺり。
ぽいっ。
「むぐ」
がさがさ。
…
暖かいリビングで、僕の妻は大人の手のひらサイズほどの箱に手を入れ。
小さい袋を取り出し。
その包装を剥がしては四角いチョコを出して、口にぽいぽい入れて食べている。
お気に入りの深夜アニメを見ながら。
しかしこんなもの、家にあったでしょうか。
「凶華」
「なんだ。やらんぞ」
「いえ違います。そのチョコ、どうしたんです?」
問うと、凶華は嬉しそうに言います。
「今日、千花にねだって買って貰ったのだ」
娘にねだってチョコを買ってもらう母親がどこにいますか。ここにいました。
「冬期限定らしいぞ!」
「はあ。」
「こう、あれだ。蕩けるような食感のチョコなのだ!外の茶色いのがちょっと苦くてな、でも噛むと苺の甘酸っぱい味と香りが、で噛むと口の中で溶けてうんたらかんたら」
この猫さんは余程気に入った様で。
女の子は甘いもの程度でこんなに語れるものらしい。
しかしなんというか。
ここまで熱弁されると食べたくなりますね。
「ひとつ頂けます?」
「えぇっ。凰火ごときにやるのは勿体ない」
「あー…、わざわざ新しく開けなくていいですよ」
「え?…んむっ!?」
何で、と言おうとしたであろう凶華の口を自分の口で紡ぐ。
「ふぁ…っん」
舌を侵入させて、凶華の口内にまだ残っているチョコを舐める様にして味わう。
甘い感覚が舌先にじわりと伝わる。
ああ、これは美味しいですねと脳内で感想を述べる凰火。その間にも、凶華は真っ赤になって悶えている。
口内のチョコレートが溶けきって、そこで唇が離された。
「凰火きさまああ!!凶華様になんてことをおぉ!」
「おや?今のがこのチョコレートの食べ方ではないのですか?商品名を訳しますと…溶けるようなキス、とも読めますが」
「…品名など関係なかろう」
凶華は照れながら、一瞬だけ凰火に口付けると直ぐに離れた。
「凶華」
「…なんだ」
「今のキスも、冬期限定ですか?」
「死ねメガネ。メガネが割れた日を境に死ぬが良い」
おわり
おわりです
前回の学生ぷれいのがまだエロかった。毎回ぬるくてごめんな
今日買った高いチョコがネタになりますた
>>242 GJ!凶華様可愛いよ…
しかし銀夏のボクサーパンツ姿を想像してしまったのだがイヤにぴったりでヘコんだwwww
>>252 最近は投下ペース良くて本当にホクホクします
萌えた!GJ!
ほのぼのいちゃいちゃとか大好物だよ
凰凶が燻らないよ、燃え滾るよ。ありがとう!
「赤ん坊」
「そうなのです。《来るべき災厄》は月香が強欲王を空間転移させる事で集結したのですが・・・
その際に殆どの力を使い果たしてしまったらしくて」
「それで、凰火さんが育てる事になったんですかぁ?うう、大変そうですぅ」
「いやまあ、凶華も世話してますけど」
「育児をですかぁ?あのネコミミが?信じられないですぅ。子供の前よりまず自分を育てるべきですぅ」
「確かに。ミルクを作らせれば沸騰点を軽く越えた温度で渡してきたり
オムツの替え方が分からなくて包丁で下半身を切り離そうとしたりした時もありましたが・・・
頑張っているみたいで。ずいぶんまとも出来るようにはなりましたよ」
とても苦労しているようだけれども、それでも、幸せそうな凰火。
今はもう離れてしまった元・恋人。その毎日が楽しそうで。
死神の脳裏に彼の平穏で狂乱な新しい生活が浮かんできた。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「凶華、準備が出来ましたよー。連れてきてください」
「全く何を手間取っておるのかこの眼鏡は。・・・む?今は眼鏡が無いな。
眼鏡の無い眼鏡って何だ。それは存在価値の無い物か。伊達メガネ・・・おしゃれ工房?」
「訳の分からない事ほざかなくて結構ですから早く月香を渡しなさい」
「貴様風呂では眼鏡を付けないのか?確か何も見えなくなるのだろう?」
「気をつけるから大丈夫ですよ」
むぅ、と不安そうな顔をする凶華。少し考えてから。
「よぉし、・・・凶華様も一緒に入ってやろう。眼鏡レス眼鏡に大事な娘を溺死させられては
かなわんからな」
「だから大丈夫ですって。・・・?・・・凶華、もしかして、皆で入りたいのですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん」
思いのほか素直だったので、凰火も優しい表情になる。
「最初からそう言えばいいのです。・・・おいで、凶華。月香。」
「うむ!ほらほら月香ちゃん、きょうはパパとママ一緒にオフロでちゅよ〜♥」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↑
「事情は聞きましたよぅ赤ん坊とか子育てとか毎日凰火さんとそんな感じなんですかこのネコミミ殺しますぅ!(略
「うぉ!?やめい死神!貴様が想像しているような桃色体験はなかったから!(略
凶華の説明はもはや死神の耳には入らず、狂乱な想像は狂乱な妄想に変わっていきましたとさ。
小ネタでした。この後の超妄想版は後日。
>>249 俺も毎日仕事中にニヤけてます!神絵師からいただいた糧を
携帯の壁紙にしてからはそりゃもうひどい有様です!
>>252 メルティーラフあんまぁあああい
゙かなわねぇ・・・俺もイチャイチャ書きたいが
人生においてモテ期だった事がないのでキャッキャウフフの描写が
出来ないのさ(´・ω・`)
ウホホ銀夏というか藤田さんのボクサーパンツ姿想像すた ▼
凹ましてスマンコッテス
>>255 248だよな?まだ週末でないですよ!なんという生産力だよ本当に!
そんな桃色体験あっていいよ!むしろしろ!今日もこうして凰凶が
読めることを幸せに思います
…俺も神絵師の糧を携帯壁紙にしてる。携帯開くたびににやけるw
>>256 ずわんねーん!!違うぞw
俺は学生ぷれいとメルティえふんえふんと絵をいくつかです
俺にそんな文才はない
>>255 GJ!月香退化編、もうちょっと夫婦いちゃいちゃしてくれねえかなあという穴が埋められた。ありがとう。
知紅は夫婦のあはんうふんを妄想して悶々してるとかわいい
バルトロ×凶華様はありだろうか…
>>254 ぐっじょぶ!
>>257 仮に過去にバルトロと凶華が…ごにょごにょ…あったとして!
それを知った凰火が内心嫉妬して「どんな風に触られたんですか?」とか
言いつつ邪悪な笑顔で迫る様子しか思い浮かばない
なんていうか、夫婦だいすきすぎるんだなと思った
そういえば結局保管庫作ったの?
おおっ!作ったんだ!
よろしければ、URLをpls
ありがとー
>>258 なるほどそうか…
10さつめを見てるとバルトロってなかなかおいしい位置にいるじゃねえかと思ったもんでwwww
ていうか凰火とバルトロの関係て本当なんなんだろうな
バルトロ関係で凰火嫉妬SS…ゴクリ
バルトロ×キューピーと
オデッサ×スィーアは考えていたが
バルトロかませ犬シチュか・・・ぬふぅ・・・
凰火は凶華のモノだが、凶華は何のモノだろね〜
くっふふふぅ・・・
>>265 え?凶華は凰火のモノでは…?
すみません夫婦バカです夫婦好きすぎです
でもオデッサ×スイーアは萌えるね!
凶華はやきもち材料(死神、OASIS)いるのに凰火は焼かないからな…
バルトロで嫉妬とか!萌える!萌えすぎるよ!
「凰火は凶華様のモノだが、凶華様は凶華様のモノだ!」
ですね、わかります。素晴らしきキョウキァニズム!
なんか真相ネタにかかってきそうだからいじりにくいよなあバルトロ。
でも決め台詞が「おしおきするよ…キョウキァ様?」だからなー。ワクワク。
というかシャングリラ出るまではふんどしだったのか気になるよキョウキァ様。
>>267様のいうとおりですた
最近頭がお花畑でした。原作読んで反省します
他CP思いついてもなぜか凰凶に還元してしまう
止まらないので困る。という事で今日は休妄想日。
「あなたは僕にとって何モノにも替えられない存在なのですよ(CV:世界のTK)」って
良かったよな!ね!
一応ピエールと鳥哭島での再会抱擁の時に
ひっぺがしてた位かなあ>嫉妬
でも凰火ピエールも愛してるからなあ(誤解を招く表現)
凶華様NTRはありえないのは安心だけど嫉妬もしてもらいたいな。
バルトロ関係は11かんめですっきりさせて欲しいし(SS書きやすくなるから!)
明日のヴァネッサ4はエロくしてくれているのかが気になって
眠れません。あの小説、どこが「純情」なんだろうか。
純情ロマンチカという事なのか。
おまいら凰凶好きすぎなんだぜ
俺もなんだぜ
>>267 すばらしきキョウキァニズム!
しかし夜の凰火はバルトロと争えるほどのドSだな
っていうかバルトロと凰火はS同士意気投合しちゃう気がするのは俺だけか
バルトロは凰火の嫉妬対象で良いと思うんだ…。
ていうか凰火も嫉妬させてぇーと思うんだが相手が他になぁ…。
>>271 意気投合しても、色々聞いたバルトロのSっぷりに、では参考にさせて頂きますね。今夜にでも。とか言えば良いよ夫。
凶華様的性格が遺伝した息子が凶華様ベッタリで嫉妬というのはどうか
【2008年11月の新刊 11月29日(土)発売】
狂乱家族日記 拾壱さつめ
著:日日日 イラスト:x6suke
定価630円[本体600円+税5%]
不解宮ミリオン暗殺の衝撃の中「世界会議」の行方は!?
都市型飛行船マスカレイド号の船中で起こった、衝撃の不解宮ミリオン暗殺事件。
その犯人も不明のまま、神聖合衆国に到着した凶華たち乱崎家一同は、
得体のしれぬ不安と緊張の中にいた。そして、ついに開催された『世界会議』当日、
彼らの前に展開された驚愕の出来事とは!?
千年の時を超えて闇に葬られてきた『閻禍伝説』の真実がついに白日のもとに!?
馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語、シリーズ白眉の展開!
【2008年12月の関連書籍 12月15日(月)発売予定】
狂乱家族日記 アニメコンプリートブック
編:超常現象対策局分室
予価2520円[本体2400円+税5%]
やべえ待ちきれない。興奮してきた
275 :
267:2008/10/24(金) 17:31:51 ID:MvRGB4Vp
そして26日にDVD4巻も発売なんだぜー!
ヴァネッサはあれだ、純粋な欲情とかなんじゃね?<純情
>>268 でも「ハイハイ、そうですね全部貴方のものですね」とか言いながらなしくずしに押し倒される、
そんなふうにしか原作読めない俺ですが、だから凶華様は可愛いんじゃないか!
かませ犬はバルトロしかいないけど、(しかも唇へのキス済なんだ!!)
あいつの謎が解けると原作自体終わりそうだ。
というわけで微妙にネタが古くなってきたけどだってその日入稿だったから…!
修羅場ソングがこれだったもんでつい。精神ブラクラ注意。
http://2sen.dip.jp/cgi-bin/upgun/up1/source/up20113.jpg ここネタの回転が早すぎだよ!おすすめ回転寿司かよ!
>>275 満員電車で吹いた。四人がけ席だった・・・。
ヴァネッサエル来ました。
裸エプロン対ボンテージで凰火争奪戦。
えーとね
がまんしてたんだよ?
ドッカンドッカン行かせていただきます。
>>276 改行に3巻のナス子なみの気迫をかんじる…!
あととら逝ってくる<4巻
>>275 つくねおにぎり返して下さいwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>273 なかなか萌えるな…!
>>276 く、くそおおおお
いいなあヴァネッサ
番外編とかで出てくれないかな
いいもん今日届いたすぺしゃるの奥様は魔女っ子で我慢しるもん…!
>>277 >>278 読み直しまくりでハートはドッカンドッカン来てるのだが
読みすぎてワロテ文章すすまねー!!
嗚呼・・・凰火・・・なんでこんな変態に・・・違う意味で・・・
半裸妻に無反応であかちゃんプレイに即反応とか・・・やばいだろ・・・
これファミ通文庫は文庫化できないと思う18禁的な意味でwww
ヒヒヒさんの本気に、11さつめが心配になりました。アレな意味で。
「はぁ・・・」
乱崎凰華27歳。長身細身の理知的な女性である。
平凡な公務員としての正義感から起こした行動。
ただの万引き少年の補導・・・であるはずだった。
反省しているようであれば軽く説教をして釈放、駄目ならば、警察へ。
それで終わりの筈だった。おそらく明日になれば少年の顔も名前もその記憶から
消えていっただろう。
しかし、それが、今では。永遠の愛を一方的に誓われ、特に興味も無い装飾品が
左手薬指に装着され、自分は「独身女性」から「既婚女性」へと
変わってしまっていた。
「この状況、なんなのでしょう・・・訳がわかりませんよ・・・」
今では、素行不良少年は、自分の夫と名乗っている。
「なごやか家族計画」という盛大に馬鹿げた国家プロジェクトへの強制参加を命じられ、
この生活がいつまで続くのかはわからないが、もう今日は何も考えずに倒れてしまいたいという
気持ちで凰華は湯船に浸かっていた。
ガラッ
「妻よ!御主人様を差し置いて初物一番風呂を味わうとは何事かッ!?」
「きょへあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
「ぐはっ」
シャンプーボトルが珍入者の顔面にジャストヒット。
その隙に凰華は素早くタオルを巻きつけ、はーっ、はーっと息を荒げつつ睨む
「・・・痛いではないか」
「帝都条例では10歳以上の男子が女湯に入ってはいけないと決まっているのです」
見た目は子供、心は大人(自称20歳)。どっかの探偵みたいなこのお子様こそ
凰華の「夫」、入り婿となった乱崎凶火その人である。
すでに成人しているというのはやはり体言妄想なのだろう。その体のどこを見ても
小学生低学年男子である。ネコミミと尻尾がさらに学芸会テイストを醸し出している。
まあ、一部はきちんとタオルに隠されていたが。
「この凶火様に下等な人間社会の法律が通用すると思うなよ。
いくら全知全能な凶火様とはいえ、庶民の暮らしなど想像の世界でしか無くてな。
ぶっちゃけ一人での湯浴みなどした事はなかったのだ。地下帝国とは勝手が違う」
「・・・(冷たい視線)」
「それに聞いたところ庶民の妻というものは、「マイスイートダーリン♥お背中を流−」
「くだらない妄想を聞く時間はありません。わたくしはもう疲れてるのです。早く寝たいのです」
「つまらんな。せっかく何かこう湯船中を泡とか薔薇だらけにする準備をしているのかと
気を利かせて時間差で登場したというのに」
「(このエロ餓鬼が)」
「まあ、冗談はさておき・・・別にうれしはずかしおかしな事をしたい訳でもない。神に誓ってもいい。
その神とはこの凶火様の事だがな!100%信じてもいいと思うぞ?」
「政治家の答弁より信用度無い発言ですけどそれ」
異性(?)と一緒におフロなんて、20年ぶりくらいか。
そういえばあの頃は知紅とも花山のお母さんとも一緒のお風呂だった。
義務教育を終えて、進学させてもらって。もう長い事一人身を貫いていた。、
そう思えば・・・母となり、仲良くする事という任務も何か分かるというものだ。
「嫌だとか一人がいいって言っても無駄なんでしょうね、あなた。仕方ないですね・・・
背中くらいは洗ってあげましょう」
「凶火様のこの隆々しい肉体に見惚れて情欲を燃やすなよ?」
「寝言なら、速やかに就寝してから吐いてください」
さっさと終わらせるべく、実に機械的に的確に凶火の背中部分を
清掃していく凰華。
「ほら、終わりましたよ。あとは自分でやってくださいね。わたくしはお先に失礼いたしますからごゆるりと
庶民の生活を楽しんでくださいね」
「まあ待て」
「はわぁっ!?」
もみゅ。
タオル越しではあるがいきなり凰華の双丘が掴まれる。
「新婚夫婦といえば”洗いっこ”では無いのか!?そうだろう。という訳で凶火様は背中を洗われたから
返礼として凰華を前を洗ってやろう!」
神速の速さで背後に回られた。気配が無かった。
「・・・隅々までなあ・・・!」
薄緑色の眼が細まり、ネコミミと尻尾が妖しく揺れる。。
知ってる!こいつわかってやがるよ!
貞操の危機っ!?
「やっ、やめなさいっ、ちょっとどこ触ってるんですか洗うって手の動きじゃないですー!」
必死になるが、恐ろしい力で抱き込まれている。まずい。このままでは。
ぴたり。と動きを止める。
「お?もう抵抗せんのか?うむうむ。では本格的に−」
「破ッ!!!!!」
びっしィいいいいいい!
唯一の防具であった濡れたバスタオルを前から後ろに振り下ろす。
まるで鞭のように、力強く凶火の顔面から表記出来ない場所へヒットした。
「みぎゃああああああああ!?」
その隙を突いて悪夢の風呂場から脱兎の如く逃げ出す凰華。
そのまま自室に戻り、鍵を閉め、へたり込む。
どうかあのネコミミ以外の神様が存在するのならば、
わたくしをあの狂ったお餓鬼様から開放してくださいー
この小さい暴君と、明日から始まるという子供達との生活に
気絶しかかりながらも祈る凰華。
・・・どっかの神様がそれを叶える事はもちろん無かった。
ヴァ4の凰火さんがへんたい(褒め言葉)すぎてうpが遅くなった
・性転換嫌いな人はごめんなつい
・ヒヒヒせんせいさんにもうしわけないとおもっている
・もう全然違う話になってすまん
自分で書いておいて、絵師様にピ(略うpしていただいたアレです。
すごいもえで書いてもらったのに阿呆な話になっちまったよ!
女おうかはDrヘルの影響があると思うんだ!
女ハナゲのおばさんは泉ぴん子みたいだと思うんだ!
こうしてネタを見てみるとずいぶん前のことのように感じますねぇ
昨日までは凰火さんは変態性癖じゃないと思っていたのに・・・フッ・・・
悪くないなw
おお!性転換キタ!
初期の二人の感じが出てるのにしっかり性別逆
でも何故だろう転換前より親子っぽく見える
お風呂いいね
というかハナゲまでおばさんにwwwぴん子とかww
>>273の言葉が仕事中に急に思い出され、頭上からこんなものが降ってきたのだが
「ままぁ、おっぱい!」
「なんだと?この甘えん坊が。仕方がないなぁ…もう乳は出んぞ?」
赤毛に青い耳という奇妙な外見を持つ子ども。歳は2歳か3歳か。明らかにママのおっぱい
からは卒業していそうなのにも関わらず、それを求めて母親に縋り付く。
「こら!」
唐突に、叱責の声が二人の上から降ってきた。
声の主は服を捲り上げあまり起伏のない胸を晒そうとしていた凶華の手を制し、もう片方では
その凶華に抱きつこうとしていた子どもの首根っこを掴まえ引き剥がす。
「なんだ凰火、親子のスキンシップを邪魔するな。母親の愛を感じられずこの子が不良になった
らどう責任を取るつもりだ」
「あなたこそ、もうミルクを卒業した子どもに大して大きくもない胸を晒してマザコンにでもなったら
どうするつもりですか?」
あ、それよりつるぺた専になる方が心配。とか言う凰火の額にその辺に転がっていたガラガラ
が直撃。凶華のバカ力で凶器と化したガラガラの痛みに凰火がのた打ち回っている隙に子どもを
取り返す。
「マザコンは貴様だろうに。全く、少し刺激を与えた方が凶華様の胸も成長するかもしれないのに」
「そういう下らない目的を遂行するために我が子を使わないように」
「利害一致だ。何が悪い」
お父さんは頭が固いよな?と凶華は小さな赤毛の頭を撫でくりまわすと子どもはぎゅうっとしがみ
つき、凶華の胸のあたりに嬉しそうに頬ずりをする。
その瞬間凰火の表情が一瞬強張ったのを運よく凶華が目撃。
「凰火」
にやりと意地悪そうな笑み。
「貴様あれか。やきもちか」
勝ち誇ったように言い放つ妻。
「何を言ってるんですか?!あなた前々から思っていましたが本当に正真正銘の馬鹿でしょう?自分
の子ども相手にやきもち妬く父親がどこにいますか!」
妻の言葉に怒涛の勢いで反撃するが夫だが。
「凰火、顔真っ赤だぞ」
凶華の言葉に思わず顔を手で押さえる。熱い。
「怒りです!怒りで赤いんです!全知全能気取って勝手に人の頭の中覗いた気分ですか?神様
が聞いてあきれますね!」
「携帯電話で覗けるが。覗くか?」
「やめなさいやめなさい!プライバシー侵害で訴えますよ!そうやってあなたは……!」
明らかにうろたえている夫が楽しすぎる。まさかの図星か、そうでなくてもここまで取り乱すとは。
何言っているんだかわからないぞ。
珍しく上位に立った妻が一言。
「安心しろ凰火。心配せずとも夜になれば貴様にもたっぷり吸わせてやるから」
「ゴホ、ゴホンゴホン!!」
楽しそうな凶華の背後から明らかにわざとな咳払い。
「お父さん、お母さん、夫婦の会話は夫婦だけでしてね」
凶華が振り向くと、実は居間に家族全員大集合。
そして長女の笑みはといえば、にっこり美しいのにその奥に姫宮がしっかりと見て取れた。
「きょ、凶華様は散歩に行って来る」
ふんふんふーん♪と子どもを抱っこしたまま妻逃走。
残されたのは痛む額をさする凰火。
「お父さん、お父さんもお母さんのおっぱい吸うの?」
潤む優歌の瞳には、変態?という言葉が見え隠れしている。
室内をぐるりと見回し、見方が誰もいないことを悟った凰火は……、逃げた。
>凶華様的性格が遺伝した
を完無視してしまった…すみません。
そのあたりはきっと273様の脳内に…!
>>283 性転換だ!
絵描いてよかったですありがとう
性別逆でも変わらないなぁwさすが夫婦wwww
>>286 嫉妬する凰火ktkr!GJ
たまらんなぁ…たまらんなぁ…!
風邪引いてしにそうな283です
投下が少なくなっているので、ネタ奮起含めて
各所で話題の「ヴァネッサ=エルの純情」の
ポイントを書きました。みんなでハァハァしようぜ!
<<<ネタバレ注意>>>
純情1:凰火の一人称で始まる。平穏で狂乱な乱崎家の朝シーン。しかし
そこにオデッサ=エイの必死のメッセージが。「お姉ちゃんが消えちゃう、ううん
上書きされる・・・気をつけて、消えないように今のお姉ちゃんをみんなで守って。」
夫婦愛ポイント☆
凰火のひとときの刺激「いけない寝坊助さんですね・・・僕の眠り姫?」
凶華と凰火、吐息の触れる距離「まあ夫婦ですし照れる事は無いのですが」
純情2:オデッサのメッセージに凶華の危機を感じた家族は、鳥哭島へ向かう。
そこには記憶バックアップに関する去渡博士の残した研究施設があるとの事だった。
途中、ムジャッキー&鮫生物兵器とのバトルもあるが、勝利。無事凶華の記憶を
バックアップできる事になったのだが装置が爆発してしまい・・・
くぎゅ萌えポイント☆
ムジャッキー「ピエールのお兄ちゃんオレサマの始めてをあげるっ☆」
夫婦愛ポイント☆
爆発した記憶装置に向かう凰火「凶華ぁっ!!(僕の悲鳴じみた叫びが響き渡った−」
純情3:バックアップ装置を利用して、凶華のなかの魔族「ヴァネッサ=エルドラゴン」が復活。
対策の為に超常現象対策局にて魔空間を発生させる(魔空間についてはFBSP3の小説を読みましょう)
そこに現れたオデッサに状況を解説してもらう。そして乱崎家に帰還。激動の一日が終わろうとするが
・・・皆が待ちに待った凰凶濡れ場シーン、すんどめ。
妹萌えポイント☆
オデッサ→凰火「血が繋がっていない妹だからって変なことしたら駄目なんだぞ?」
夫婦愛ポイント☆
自分の存在を失いそうで、力なく凰火に縋りつく凶華「怖いよ・・・凰火・・・」
そんな妻を抱きしめちゃう凰火。もうおまえら本番しろよ(僕は思わず凶華を抱きしめました。華奢な、
子供みたいな体躯。つぶれてしまいそうな、ちいさくてか弱い生き物。僕が守らなくては。彼女は僕の妻
なのだから。)
凰凶が身悶えたシーン「(じらすように徐々に寝巻きを脱いでいくヴァネッサを見て)さりげなく照れ屋な
凶華はそのような行為を 滅多にしない酔 っ た と き な ど た ま に す る)」
純情3と4は是非全文読んだ方が良いと思います。
が、番外その4とかに載せられるんだろうか?いいのかコレ?というエロス。
俺は毎晩読んでから寝てるけどね!(へんたい)
純情4:自我の消滅及び凰火に手を出した事で凶華の我慢が限界に達する。
空骨町・服飾店「不思議の国」全面協力のもとタイマンコスプレ勝負(宴)の開始。
ヴァネッサはリアルドール凶華ちゃんボディ憑依し、この勝負に勝ったら
肉体と凰火(副賞)をモノに出来るとの申し出から勝負を受ける。
勝負方法は制限時間内に凰火を引き寄せられた方が勝ち(性的な意味で)
ヴァネッサのボンテージ女王様に屈服寸前までイッてしまう凰火だが
裸エプロンで失敗した凶華が月香の必死の努力によって導いた「凰火の父性愛」を
「ばぶばぶ赤ちゃんコスプレ」にてジャストミート。完全勝利する。
なお、全部家族の目前で行われたのでいろいろ大切なものを落っことした。
ヴァネッサは約束を守らず、逃げ出す。
夫婦愛ポイント☆
凰火「それだけ自信があるのですか。自分の女としての魅力に。その自信はどこから来るんですか凶華。
つるぺったんの幼児体型なのに。」
凶華「凰火はサドだーっ!」
「こいつは凶華様が健気にパンチラしてもまるで気づかず新聞読むような性欲ゼロの役立たずだぞ!」
ということで神の光臨を期待します。
肉体言語の時は妄想挿絵描いた俺でも、あれはちょっとやばすぎて描けないよ…!
291 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 22:06:04 ID:TZDlvRmK
ヴァ4そんなにやばいのかww
某所で引くとか気持ち悪いとか見て不安になってきた
DVD売ってる店に行く暇がなくてまだ読めんorz
くそ、ネット通販にしとけばよかった
sageれてない…!
ごめんなさい、ごめんなさい
>>286 ものすごい癒されました!ムキになった凰火カワエエ
>>290 予想していたものの80度上を打たれた・・・セカンドインパクトでした
>>291 これ、俺が適当につまんであらすじってるからね?
気分悪くしたらごめんよ・・・
まとめて1-9で読みたかった。夫婦愛がテーマだろうけど
原作未読で4からDVD買った人はビックリするだろうな
アニメとイメージ違いすぎて。
だらだら書いていたら今更妊娠中のネタが出来てしまいました
空気読んでなくてすみません
「凰火ぁ?」
ガチャっと音を立てて開かれた部屋の扉。
隙間から覗くのは華奢な体の割りに大きなお腹を抱えたネコミミ少女。
しかし次の瞬間、彼女の瞳が戦慄に見開かれる。
「な、な、な、この変態がァーーーーーーーーーーー!!!!!」
部屋の中には見慣れた夫の姿。
布団の上に胡坐をかいた彼の見慣れていないところといえば、片手で雑誌を開き、もう片方の手は、
自分の息子を握り締めていた。
「変態とはご挨拶ですね!妻が可愛く夫の部屋を訪ねてきたように装ってますが、きちんと僕がかけて
おいた鍵をさりげなく壊してドアを空けたのはどこの誰ですか!!」
「貴様が鍵をかけるのが悪いのだろうが!なんだその拒絶は!なごやか家族作戦への反抗か?!」
「こちらにだってプライベートがあるのです!現にあなたはその行為によって見たくもないものを目にして
いるじゃないですか!!」
自分の息子を握り締めたまま妻と口論する凰火の姿は間抜け極まりないが、仕舞うタイミングを逃して
しまったので仕方ない。凶華が部屋に入り扉を閉めたのだけが救いだ。他の家族には見られるわけには
いかない。
「プライベートって何だ!」
大きなお腹を重そうにしながら凶華は凰火に近づく。
「妻であり神である凶華様にも隠すようなプライベートって何だ!」
「今まさにあなたが目にしているこの…!」
殺気に包まれた妻が眼前に迫ってきて凰火はやっと気づいた。
瞳に涙を浮かべている。
「…凰火は、なぜ凶華様という愛らしく美しく完璧な妻がいながら、こーいう雑誌のいやらしくってボンキュ
ボンな女の子を見て変態みたいにハァハァ言いながら一人寂しく自分を慰めているのだ!」
「なぜって……」
色々と突っ込みたいところはあったが、要約するとなんだか可愛いことを言っているようなので、雑誌を
投げ捨て凰火は凶華の頭を撫でた。
「身重の奥さんに自分の欲求をぶつける様な事はできないからですよ」
凶華は大人しく頭を撫でられながらも、ぶぅーっと口を尖らせ凰火が投げ捨てた雑誌に手を伸ばす。
明らかに苛々した顔で雑誌のページをめくっていく。めくってもめくっても巨乳の女性。巨乳と言うか爆乳?
牛か?牛の乳か?と新しい女性がお目見えするたび凶華の眉間にどんどん皺が寄っていく。
「そうか。それで凰火はこーいうので抜くわけだ。凶華様みたいな胸もない、腹も出てる、どうせちびのこん
な身体には本当は興味がないわけだ」
その成人向け雑誌が余程気に障ったのか、怒るどころかいじけ始めた。それもまさかプライドの塊の凶華
が口にするはずもないような自虐。凰火としては殴られたり切りつけられたり潰されたりしないので痛くなく
て良いのだが、何故だかその分罪悪感が沸いてくる。
「何を言っているんですか!お腹が大きいのは僕たちの愛の結晶じゃないですか!」
凶華の言葉の中に聞き捨てならないものが混ざっていたので思わず叫んだが、言ってて恥ずかしくなった
のか凰火は顔を朱に染め視線を逸らした。
「それに」
凰火の言葉に目を丸くして硬直してしまった妻に手を伸ばす。
「ここも少し大きくなったでしょう?」
ほんの少し、身籠もる前に比べれば少しだけ膨らんだ胸に手をやる。
「ぁ、や…っ」
ほのかに柔らかさを感じられるそこを、凰火は優しく揉んだ。
「こら、馬鹿。触るな!貴様なんぞその雑誌の女の胸を一人空しく妄想でもして何もない空中をふにふに揉
んでいるところを優歌にでも目撃されて変な目で見られるがいい!」
急に襲ってきた刺激に凶華は耐えられず身を捩る。決して嫌な訳ではなかったが、幾分不意打ちであった
たために恥ずかしくなって凰火の手を跳ね除けた。
「凰火!そこに座れ!」
凶華は睨み付けるように凰火を見るとパソコン机の前に置いてあるイスを指差した。
「な、何故いきなり」
「いいから座れ!」
言うことを聞かないと更にうるさくなりそうなので凰火は間抜けにもそそくさとズボンを上げながら凶華が指
差したイスに腰掛ける。頭の上にはてなマークを飛ばしながら待っていると、凶華が凰火に近づき。
「!」
今上げたばかりのズボンを手早く下ろすと、未だ元気なままの凰火の性器を口に含んだ。
「ちょっと、凶華!やめなさい!」
予想外の行動に凰火は焦って凶華を引き剥がそうとするが凶華は小さな口をいっぱいにあけておいしそう
に、まるで好きな食べ物を頬張るかのように凰火のそれを咥える。
「…うるはい、すこしらまれ!」
凶華の身体に負担をかけたくないからこういった行為を避けた。たしかにこうして貰うだけならそんなに負担
を掛けるわけではないが、これをされて、凶華の身体に触れない自信などなかった。だから、
「凶華、離しなさい。こんなことしなくてもいいのですよ」
子どもを宥めるような声が凶華の頭の上から降らせる。
しかし、妻にこんなことをされて、それで尚落ち着き払ったその態度が凶華に怒りを沸かせる。
「凶華様は!」
口に含んでいたものを開放し、凶華は凰火の瞳を見上げて怒鳴る。
「煙草も!」
凰火が一瞬圧倒されるような勢いで凶華は叫ぶ。
「酒も我慢しているのに!」
お腹の子に毒だから。あの凶華が煙草も酒も我慢している。それだけ大事なのだ。お腹の子どもが。凰火と
の間にできた子どもが。
気づけば怒っているだけかと思った目の前の妻は、再び瞳に涙を浮かべ、切ない表情を凰火に向けていた。
「凰火も我慢しろと言うのか……?」
ぽろりと零れ落ちた涙を隠すように凶華は俯いた。
「凶華……」
凰火は凶華の頬をてのひらで包み、上向け視線を合わせる。
涙で潤んだ薄緑色の瞳に心をちくりと刺された気がしながらそのまま凶華を抱き上げ、口付けた。
「ん、…ふっ」
軽く舌を絡めただけで離れる。凶華の口内に妙な味がしたのは、先程咥えられた自分のものから出ていた
先走りかもしれないという恐ろしい事実を考えないようにして、凰火は凶華に優しく微笑み掛ける。
「すみません、僕は自分の都合だけ考えていたようです」
あなたも欲求が溜まってたんですね、と耳元で囁きながら抱きしめる。
「……ばかめがねめ」
凰火の胸に頬を摺り寄せ、腕を回してぎゅうっと抱きつこうとするが、大きなお腹が邪魔する。その分を補うよ
うにか凶華は凰火の唇に自分のそれを押し付けた。
「はぅ…ん…ぷ…はぁッ……んぅ…っ」
今度は深く、お互い負けじと求める。凶華の舌が凰火を攻めると、今度は仕返しに蹂躙される。息をするのも
ままならず口端からは飲み込み切れなかった唾液が垂れる。夢中になりながら、凶華はこっそり手を滑らす。
凰火の服を掴んでいたそれは撫でるように身体をなぞり、露出した性器へ。凶華とのキスで更にそそりたつそれ
に指を這わせる。
「あ…」
凰火が反応するも凶華はキスをやめない。さぼるなと言わんばかりに唇を押し付けながら、下の手はゆるゆる
と凰火を扱き始める。それではこちらもと凰火は凶華の薄い寝巻きの上から胸を揉む。先程のように優しくではなく、
凶華が気持ち良く感じるほどの力をこめて。布の上からも立っているのが分かってしまう突起も転がす。
「ひぁ…ん…、ぁ、だめ、…は…、ぅん、や」
敏感な突起を弄られ、耐えられなくなった凶華は凰火から唇を離した。そして逃れるように膝から降りると、そ
のまま先程したようにもう一度凰火の剛直を口に含んだ。
「凶華?」
始めは手で扱きながら裏筋に添って舌を這わせて、ひとしきり舐めると凶華の口には随分と大きなそれを頬張
った。
「ん……は……む、ぅん……」
凶華は上下に激しく頭を動かし、凰火の性器を愛撫する。生暖かい口腔内に包まれ、扱かれ、凰火は理性を
手放していく。まるで凶華の中に突き入れて入るような感覚に陥り、勝手に動く腰がそれ以上激しくならないよう
に必死で耐える。
「凶華、…とても、いいです…よ…」
ちらりと凰火の方を向いた凶華は、その顔に快楽の色を見ると嬉しそうに顔をほころばせる。そして追い込むよ
うに思い切り吸いながら凰火のそれを攻め立てる。
「…きょ、う…か…っ」
襲ってくる波に逆らわず凰火は欲望を開放した。当然凶華の口の中に白濁がぶちまけられる。
凶華は必死で飲み干そうとするが、受けとめ切れなかった液体が口の周りに飛び散る。頬に、唇に、顎に、白
い液体はとろりと凶華の肌を這い、ぽたぽた落ちる。
「凶華、そんなもの飲まないでください」
精を吐き出してすっきり理性が戻ってきた凰火は焦って凶華の口元を拭った。しかし凶華は凰火のその手を捕
まえると見せ付けるように白濁を舐め取った。
「お腹に子どもが居るんだから、しっかり精力つけんとな!」
間違ってる、何か間違ってると思って凰火が固まっていると無邪気に笑う凶華に指をちゅっと吸われる。
その感触に少しぞくぞくしながらも、気になるのはもひっそりとぞもぞ動く凶華の足。
「凶華?」
凰火は椅子から降りるなり身重である凶華を軽々と抱き上げ、布団の上に横たえる。
「おうか…?」
何だ何だと凰火を不思議そうな目で見る凶華の両足首を掴み、すっと左右に広げた。
「凶華、ちょっと見せなさい」
「うわ!何する凰火!…ぁッ!」
妊婦用のワンピース(凶華の身体に合う小さなものなど見つからないので対策局によるオーダーメイド)を着てい
た凶華の足をそんな風にすれば、見えるのは勿論すぐに下着。薄いその布が湿っているのなど、明かりがしっかり
ついている室内ではすぐに確認できてしまう。
「いい!いいから!見るな!」
子どもまで作ってしまった仲だというのに、明るい室内でそんなところを凝視されればどうしようもない羞恥心が
凶華を襲う。しかし凰火はやめる気配など見せず、意地悪そうな笑みを向けるだけ。
「よくないでしょう?僕を我慢してたのでしょう?」
「ひ、いやぁ、触るなぁ…ッ」
焦らすように、下着の上から秘裂をぬるぬるとなぞる。久しぶりの凰火の指に、凶華はそれだけでも強い快感を
感じる。
「凶華も、口でして欲しいですか?」
わざと耳元で囁くと、恥ずかしそうにネコミミがぴくぴく震える。その反応が楽しくて、凰火はついでにネコミミを
甘噛みした。
「にゃ、ぁあ、…すきに、するがいい!」
秘部から迫る刺激に比べれば些細ではあるが、熱い吐息と共に感じる凰火の歯や舌の感触は凶華の脳を蕩け
させるには充分すぎて、欲情した夫にはあまり言わないほうがいい言葉がつい出てしまった。
「そうですか、ではそうしますね」
嬉しそうに笑う凰火の顔をぎゅっと目をつぶった凶華は見れず、ただこの快楽の海にに堕ちかけている身体の熱
をはやく沈めて欲しいと願うだけ。それなのに凰火は下着を取り払おうともせず、そのまま、そこに口付けた。
「やぁ…ッ!おーかぁ!そんな、きたない…!」
「汚いんですか?お風呂から出たばかりに見えましたが、下着取り替えてないんですか?」
「かえた!…ッッ、このばかぁ…!」
凰火の頭を蹴ろうと動く足をいとも簡単に押さえる。当然凶華は面白くないが、下着越しのままなのに凰火がそ
こをじゅうぅぅッと吸い上げる感触に意識を持っていかれる。
「いやだぁ…ッ、きたない…やめ…」
「僕も久々の奥さんの蜜は、たっぷり吸いたいので」
「なら直接吸えばいい!」
実は恥ずかしいことを言っているのに全く気づかず、凶華はただ荒く息を吐く。下着越しに吸われるのなぞ、実際
はたいした刺激でもないのに、直接されるのよりも恥ずかしくて、沸き出る愛液の量がただ増すばかり。
凶華の下着がどんどんぐしょぐしょに濡れていくのに凰火は悦楽を感じながらそこに指を這わせる。そして布地に
阻まれたまま、凶華の膣内に指を差し入れた。
「ふぇ…ッ!?」
邪魔物があるため、当然奥には進めないが、少しだけ指先が潜る。そのままくちゅくちゅ指を動かすと、可愛らしい
嬌声の中に抗議の声が混ざる。
「この、馬鹿者!…ひぅ…ッ、いい加減、…ぬ、…脱がせ…ッあ!」
「ほら、これ取っちゃうともっと激しくしてしまって、そうすると、おなかの子に迷惑かなと」
「訳わかんないこというな!もう既に迷惑だ!取ったところで変わらん!!」
余程じれったいのか、凶華のセリフに本気を感じた凰火は、漸く下着に手をかけた。凶華の肌にべっとりくっついた
それは銀色の糸を引きながら離れる。その光景に満足そうな笑みを見せた凰火を見咎めると、凶華は思い切り両足
をじたばたさせ蹴りを入れた。
「なぁああ!貴様いま凶華様の何見て笑った!この馬鹿、馬鹿眼鏡、変態眼鏡、眼鏡超人!」
どうも大きなおなかが邪魔して凶華からは秘部が見えないらしい。それはそれで面白いとくすくす笑う凰火に更に
腹を立てた凶華は更に容赦なくぽかすか蹴る。今度は甘んじて受けとめながら凰火は水分をたっぷり吸って重くなっ
た凶華の下着にちゅっと口付けた。
「変態眼鏡で結構です」
「うわ、わぁあ、本当に変態だ…!最低だ!情操教育上最低だ!それでも貴様父親か!」
「大丈夫です。見えてません、見えてません」
思った以上にぐっしょりの下着と、そんなものに口付ける夫とで、もう信じられないくらいの恥ずかしくて凶華の脳が
ちりちり焼かれる感覚に陥る。回路が焼き切れそうだ。
「ほらほらそんなに興奮すると身体に毒ですよ」
大きなお腹を緩く撫でながら凰火は囁く。
「誰のせいだ誰の!だから凶華様はいいと言ったのに」
「何がいいですか。こんなにぐしょぐしょにして。触って欲しいのでしょう?」
くちゅり、と今度は直接凰火指が凶華の中に入り込む。
「ひぁんッ」
甘く甲高い声に気を良くし、凰火は更に指を増やし、凶華の中をゆるゆると行き来させた。
にゅち、ぬちゅ、くちゅ、と軽く音を立てていたそこは、凰火の指が通るたびに際限がないかのように愛液を沸き出さ
せ、次第に耳に障るくらいにぐちゅ、ぐじゅ、じゅぶ、と大きな水音を立てる。
「あ、あぅ…ん、ん…、ひ、ぁッ、おー…かぁ……」
「凶華、気持ちいいですか?」
「う、ん……ぁ、いぃ…ッ…」
見えないところでするいやらしい水音に、凰火の布団を汚してしまっているな、などと比較的どうでもいい、柄にない
ことを何故か頭の中に巡らせる凶華に、奇妙な感覚が襲った。
「やぁ…ッ!な、な…?」
尻尾を凰火に掴まれているのは分かる。実は意外と敏感な尻尾の先に刺激を感じる。しかしそれより他にもっと、強
い刺激。
「…どんな感じですか?気持ちいいですか?」
見えない。見えないけれど察した。尻尾の先でちろちろと、凰火の指が挿入されてる少し上で赤く熟れた肉芽を撫で
られている。
「あ…ッ、な…か、へん…!ひぅ…やぁ、どっちも、…」
「どっちも気持ちいい、ですか?」
膣内を陵辱する指はそのまま。尻尾の先のふさふさした毛が肉芽を撫で続ける。どちらも強く快感を得る性感帯。
「あッ…あ…ッぁあだめ…ぇ…ッや…やぁあッ!」
凰火の問いにはもう答えられず、渦巻く快楽の波を振り払いたくてただ首を振り、瞳からは涙をこぼし、口端からは
涎が垂れる。大きなお腹に似合わない淫らな行為。耳を突く甘い嬌声。その声をもっと聞きたくて、自分の手で狂わせ
てしまいたい歪んだ独占欲に駆られるまま、凰火は激しく指を動かした。ぴっ、ぽたっ、と愛液が飛び散り、布団を、凰
火の手を、凰火の服を汚して凶華は乱れる。
そんな妻の姿に凰火もまた息を荒げ、なめらかな太腿に吸い寄せられるように口付け、その柔らかな内腿に吸い付い
た瞬間。
「んぅッ!」
凶華は果てた。
くたりと弛緩した身体を投げ出し、はぁ、はぁと息を吐く。
凰火がずるりと指を抜く感触がして、凶華の背筋をぞくぞくと何かが駆け抜けた。
「大丈夫ですか?」
「はぁ…はぁ…、どの口がそんなこと聞くのだ。やりすぎだ馬鹿者が」
うつろな目で見てくる凶華の髪を優しく梳くと、凰火はその辺に転がっていたティッシュ箱を引っ張りよせ、数枚抜いて
べたべたに汚れた凶華の足やらその隙間やらを拭う。
「なんだもう終わりか?貴様のその無駄に元気なのは使わんのか?」
「これ以上負担かけられないでしょうに。心配しなくても勝手に処理しますから」
少し困った様子で笑みながら凶華を清めていく凰火に、ぽーっとしていたはずの妻の表情がだんだん強張っていく。
「またアレを使うのか」
先程までの甘ったるい色とは違う、低く、全く可愛げのない声。
「アレ…とは?」
そんな声にも物怖じせず、わかっている癖に飄々と聞き返す凰火。凶華の怒りはじりじり溜まっていくだけ。
「判れこの単細胞!ミドリムシかケイソウか?!アメーバ程動き回る能力もない微生物め!さっきのアレだ、いやらしい
エロ本を使って貴様はまた抜くのかと聞いているのだ!」
「まぁ、そうですね」
あれだけ怒らせたのにまだ使うかこの眼鏡は。
他にオカズもないしなぁ、と宙を見上げる凰火の顔面を激痛が襲う。
「そこで寝て待ってろ!」
怒りのまま凰火の顔面に拳を食らわせ、見事ノックアウトさせた凶華は、乱れた着衣をさっと整えると凰火の部屋から
去って行った。
「あれだけ元気ならとりあえず心配はいらないですね」
ぼそっと呟いた凰火はぱたりと倒れた。
ばたばたばたと足音が聞こえ、壊れんばかりの勢いで再び扉が開かれる。
お願いだからそう何度も家を壊してくれるなと思いながら凰火が目をやると、蝶つがいがひとつぶらぶらしていた。
はぁ、とため息を吐きながら元凶の方に目をやる。
「凶華、もう少し静かに…」
ばさッ、っと凰火の元に数枚の紙が投げつけられた。
「貴様はこれでも使うがいい!他の物を使ったらその右手、二度と使えなくしてやる!」
覚えとけ!とザコ敵キャラの決め台詞としか思えない言葉を吐いて、またばたばたと凶華は消えて行った。
凰火の手元に落ちた紙といえば。
「……これ、使ったら変態みたいじゃないですか」
凶華のコスプレ写真だった。ナース、巫女、女子高生、スクール水着、小学生?
いつ撮ったのか全くもって謎に包まれた謎の写真が数枚。
「はぁ……」
大きくため息をつき、写真をちらりと見る。手を伸ばし、引っ込め。手を伸ばし…数回繰り返してからどうやら一枚
選び出し、……その後はまぁ、そういう訳だ。
後日、気を利かせた千花が凰火の部屋に掃除に入り、写真を発見したりして。
「あらあら凰火さんも、意外とマニアックなことするのねぇ」
にやにやしながら妻にコスプレさせるのが父親の趣味、と間違った情報をインプットして帰っていた。
どれだ!!どれを使ったんだ凰火!!
それはともかくGJ!!
なんだなぁ、もう、凶華様かわいいなぁ。
出産後は獣の如く交わってください
やさしいドSって何ていうんだ?いいねいいね
>>299 GJ!凶華様可愛いよー
このスレの流れでいくと凰火は多分小がk(ry
ヴァ読みたいよorz
>>293 気分悪くせんよ!
むしろあらすじありがとう
ヴァ4本当に酷いなwww
凰火は凶華のこと女として見てないのか?
9までにはなんとか救済頼みますよヒヒヒ先生
しかし赤ちゃん凶華様に萌えてしまった俺orz
>>304 愛しているのは絶対だし
妻一途は確定
ただし性的対象外っぽい
バネッサや千花には欲情しているのに。
ヒヒヒが好きな体と精神は別理論を展開しているので戸惑いつつ次回が楽しみ…
なぁにヒヒヒがやらないならここでラブ妊娠させまくれば良いだけさ。
皆オラに凰凶をわけてくれ!!
久々にSな凰火さんが見たいなぁとか言ってみたり
絵でも描いたら投下しにきます
ピryで先に拝見ww
らぶらぶだね!萌えるよ!3冊目衣装かわいいよな
つかシマパンGJ…凰凶分補給完了
ピ(略でふたつ見たけどどっちも萌えすぎる・・・GJGJGJ
ヒヒヒ先生も発狂するほどえろくできるなら
凰火の愛情を抱きしめる以上で表現してもらいたい。
ドSむつかしいなあ(謎)
同時進行していたら長くなってきたので
閑話休題思いついた短小ネタ。
↓
「次の問題はですね、この円すいの面積を・・・」
「円すいってなあに?お父さん」
「えーと」
リビングを見つめる凰火。
「・・・アレです」
出るべき所が出ていなくて、出るはずが無いところが出ている妻を指さす。
「凰火、貴様が不幸になるのは体質だし勝手だとは思うが
生まれる前から親の居ない運命という寂しさをこいつに与えるのは・・・
重罪だと思わんか?」
今日も乱崎家はいつものしあわせかぞくでした(棒読み)
ヒヒヒの本気を本編にも…ねぇ
>>310 凶華様円すいwwww
伍さつめP98の一行目、非常に破廉恥ですお父様。この破廉恥奉行が!
破廉恥奉行は俺でした
>>310 しあわせ家族だなぁ…w
円すいww
>>310 そういう風に取ったのは俺だけじゃなかったか!
よかった。なんか安心した
超常現象対策局専属病院。
局員やその家族に開放された福利厚生施設。
不本意な健康診断を終えその場を離れようとした死神三番は
ぽつんと一人で待合ロビーに座る知人を発見した。
元・恋人の乱崎凰火である。
「あれ、凰火さん」
久しぶりだし、しばしの歓談でも、と思い凰火の座るソファへ近寄る。
凰火も気がついたのか、軽く立ち上がって会釈する。
「あ・・・死神さん。め、珍しいですね、こんな所でお会いするなんて。何かお怪我でも?」
「私は局恒例の定期健康診断ですよぅ。別に怪我も病気もありませんけどぉ、討伐任務の際にドラゴンの返り血とか
チュパカブラの脳髄の一部とか浴びまくっているので怖いからきちんと検査しろってお父さんがうるさいんですぅ」
「相変わらずですね、ある意味安心しました」
「それこそ凰火さん、今日はどうして病院などに。ご病気なんですかぁ?」
「いえいえ、いたって元気ですよ。今日は只の付き添いです」
「付き添い?誰のですかぁ?」
たちまち凰火が あ、しまった。という表情になる
その表情に既視感を感じる死神。
これは何か自分に聞かれたく無い事を隠している顔だ。
「凰火さん・・・?何か良くない事でもあったのですか」
「いえ、決してそういう訳では無いです。今日はその・・・妻の診察で」
「あの核廃棄物を食べても平気そうなネコミミがどうしたんですぅ?」
「おうかー」
ぶんぶん、と手を振って診察室から出てきたネコミミ小学生。
妻イコール乱崎凶華様その人である。
「待たせたな!待っている間ぬぼーっと間抜け眼鏡面を晒していなかったか?
・・・まさかナースのパンスト姿に抱いてはいけない感情を発生させていたの
ではあるまいな?いやぁん、欲求不満なら良いのにぃ♥」
「凶華、予約はしてませんがついでなので次は精神科の診察を受けましょうか」
なんだ、やっぱり一緒か。ちぇ。
べしべしべしべしと外来用スリッパ百烈拳を凰火に炸裂し終わり、
凶華が心底残念そうにして立っている死神にやっと気がついた
「げ、死神。凰火に何をしているのだ。ていうか何故ここにいる」
「それはこっちのセリフですぅ・・・ん?」
「実は・・・その、こ、こういう訳、でして」
そっと寄り添って来る妻の腹部を指さす凰火。
どうみてもその小学生的体型に違和感のある部分が目立つ。
おなかぽんぽん。たぬきさん。なのである。
「・・・食べすぎか何かですか。人外の能力は底なしですねぇ・・・」
「そんなギャグマンガのような考察が通じるか大たわけが。どう見ても
凶華様のお腹に愛の結晶が宿っておるのだと一目見ればわかるだろう?
貴様の豆電球のような目にはこの幸せが見えないのかなぁ?」
生意気な態度でふっふーん♪と無い胸の変わりに突き出た腹をさらに突き出して威張る。
そういえば、ここは・・・『産婦人科』待合ロビー。
女だらけのこのロビーにひとりで座っていたので、広い病院のなか「地味眼鏡」で
くくられそうな凰火でも男性の存在は目立っていて見つけたのだった。
「愛・・・結晶・・・?ま、まさか 凰火さん そんな あの つまり何ですか。
このネコミミのお腹は別に地球外生物に寄生されたとかではなくて、あ、赤ちゃんが。
そしてその原因になるような事を。あなたが」
「・・・全面的に肯定します」
般若の面の下から覗く顔面が赤くなったり青くなったり白くなったりして
どさあッ
顔面から突っ伏すように倒れこんだ。
「し・・・知紅!?どうしましたか・・・ってうわぁぁぁっ!?意識が無くなってるッ!?」」
なんだこのカオス。妊娠?凶華が?
確かに凰火は凶華の事を愛していると。大切な妻とは言っていた。
自分がその想いに負けてしまったことも、彼が冗談を言うような人間で無い事も
良く分かっている。だけど、しかし、彼は常識人でもあったはずだ。
常識があるなら小学生低学年とにゃんにゃんなどしないだろうし
愛した男性が泥棒猫の大きいお腹をささえて幸せそうに微笑む姿・・・
そんなフラレ人生にプラスされる神様のいたずらがあるなどと考える事も
無かったので、不意にやってきたその万が一を目のあたりにした死神は
核弾頭が脳髄に直撃したレベルの衝撃を受けていた。
「ほっとけ、凰火。それよりもな。こういうのは時が癒してくれるのに任せる事しか
出来ないものだ・・・フッ、恋の敗者とは悲惨なものだな・・・それよりもな。わかったぞ」
「?」
「じゃーん」
一枚の写真を取り出す。超音波の写真らしいが、ちゃんと立体的に胎児が写っている。
ご丁寧にカラー写真だった。
「ほぼ間違いなく男らしいぞ?我らが第7子殿は」
「え?もう分かるんですか。どれどれ・・・ああ、こんなに写るものなのですね」
「凰火、貴様似になるのだろうな。髪は赤色のようだし」
「男の子は母親に似ていたほうが幸せになれると言うんですけれどね」
「不幸体質の子供は確実に不幸体質だろうな」
「怖い事言わないでください。・・・それに僕と凶華の子供なんですから。
きっと強い子になりますよ」
「少しぐらいの不幸ならば我らがフッ飛ばしてやろう。だから安心するがいいぞ?息子よ」
凰火の横にちょこんと腰掛け、そのお腹を撫でる。そんな妻に手を重ねて、命の動きを感じる凰火。
「しかし男の子でほっとしました。凶華に似た女の子だったらまた僕の頭痛の原因が増えー」
音速の速さで凰火の腹部に凶華の肘鉄が入った。
そんないちゃつく幸せ夫婦の声は、もう知紅には聞こえていない。
「・・・く、ふふ、フフフフフッフフフフふふっふくくくふふふくふくくぅ」
暫く地面を這い蹲っていた死神が、急に笑い出した。
正気には聞こえなくて、ものすごく怖い笑いだ。
その恐ろしげな雰囲気にに夫婦はずさっと引く。
ゆらぁ、と立ち上がるとゆっくりと向かってくる。
「私ぃ、決めました。」
「き 決めたって何を?」
「凰火さんにはふられちゃいましたけどぉ、そこに、もうひとり凰火さんが
いるって事だと思えばいいんですよねぇ・・・」
死神の後ろから紫っぽいオーラが噴出す。
「だから、私の想いを受け止めるのを引き継いでもらえばいいと思うんですぅ」
「待ちなさい知紅この子が成人したときはあなた50近くですよ!?」
「愛に年齢は関係ありませんよねぇ?私が教育してあげますぅ!」
凰火さんの遺伝子を、真っ白な状態で、
今ならだれのものでも無い−ええネコミミの遺伝子など排除して私が理想の男性に
仕上げてあげます。そうと決まれば最初が肝心・・・!
「そのマリモヨーカンのような腹掻っ捌いてでも私のモノにしますぅ
さあさあさあ今すぐそれすぐ寄越すですぅー!!!!」
死神の西洋刀が凶華に向けられる。 ひゅんひゅんひゅん。
「うおぅっ!?ま、待て話し合おう・・・胎児と恋愛とか早すぎるから!」
「いけません、凶華、逃げましょう!今の知紅には日本語が通じませんから!」
「逃がしませんよぅ・・・!待ってくださいねぇ、未来のマイダーリぃん!!
今、死神ちゃんがご挨拶してあげますからぁあああああああぁあああ!!!」
阿鼻叫喚に包まれる病院。
死神と人外妊婦と駄目眼鏡の通った後は、もはや野戦病院といった有様。
知紅が正気に返るまでに行動部隊及び特殊装甲車の出動を要したのは言うまでも無い。
いつものえろなしあほ話でした。失礼。
何故だかわからないけれど千花さんよりも死神さんを
ヨゴレにしたくなってしまうのです・・・。
>>311 >>312 突っ込んで欲しいですか? ですね分かります。
>>315 その発想は無かったわ知紅さん(笑)。
いやしかし、凶華様は孕みがデフォというのが定着してきたのはいい傾向だ。今時、
・成人
・婚姻関係あり
なんていうまっとうな関係での孕ませものは貴重ですからな。
>>315 死神さんの発想KOEEEEEEww
今ネタ練ってます
ちょっとバルトロ関係ぽいというかなんというか…どうせメルティえふんえふんくらいにぬるくなりそうですがwwww
ガチエロ凰凶はまだかいハニー
>>317 >>318 アニメばっかり見ていると私のようになりますよー?
ガチエロはゆっくりまっていてね!!夢を心に集めていれば
きっとまた神様がやってくるはず・・・
ドSにしようと思ったのにぬるいエロでへんたいになってキター
お詫びに凰火さんのAAをどうぞ
お待ちいただけてる間につくりました、10秒で
_, ,_
□-□
Д
小ネタ。とってもウブな凶華様。保健体育の知識なんて一切ございません。ありがちすぎ
るネタですから既出かもしれませんが。
「ハァハァ、うっ!ふぅ……」
目の前にハレンチな格好の女性の写真集を置いた凰火は、一人黙々と作業に励み、今一
仕事終えた。
「しかし、何というか……。改めて考えると恥ずかしいことですね」
我が身を顧みて苦笑する凰火。
元々凰火はつい先頃まで独り身であり、たまった性欲はこのように自己処理していた。
それが急に家族を持つことになったため発散する機会がなかなか見つからず、家人が全て
出払っているうちにこっそりとせざるを得なくなっていた。しかし仮にとはいえ妻と子供
のある人間が自慰などとはあまりにも恥ずかしい。
「さて、と」
気を取り直して、ティッシュにしっかり包んだ自分の種子をほかのゴミに隠れるように
捨てようとしたところ、
「凰火!!どこにいる!!ここか?!」
バンッ、とドアを押し開けて凰火の妻である凶華が入ってきた。
「きょ、きょ、きょ、凶華?!ど、どうしたんですか?!」
買い物に出かけたはずの妻が急に帰ってきて狼狽する夫。しかも下半身裸の情けない状
態だ。だが、男性の本能からか、気付かれないほど素早く先程の本をベッドの下に投げ込
むことには成功する。
「どうもこうもない。お前の財布を持って行ったらクレジットカードの番号が分からんの
でな、急いで戻ってきたところだ」
今日に限って、凶華は凰火の財布を持って行ったようだ。いや、これも財源を強引に奪
うことで凰火を縛ろうとする彼女の一貫した行動の一部なのかもしれないが……。
「ん、なんだその格好は?」
凶華が凰火の下半身に気付く。
「い、いや、その、これはですね?」
しどろもどろに言い訳をしようとする凰火。それを不思議そうな眼で見ながら凶華は、
「お前は寝室で用をたすのか?」
と、トンチンカンなことを口にした。
「は?」
「普通にトイレを使えばいいものを……、早くも締まりが悪くなったんだろうか?幻滅だ
な」
憐れむような、蔑むような眼差しを向けてくる凶華。ここで凰火はやっと気付く。
(凶華は……、男に関する性的な知識が全くない?)
彼女はペニスを小用のための器官としか知らないようだ。それゆえ今の凰火を見て、「小
便が垂れたのをティッシュで拭き取っている」と判断したらしい。
(ならごまかせるかも)
凰火は頭をフル回転させる。ごまかすと言っても、小便垂らしなどと思われたままでは
情けない。もっと、マシな言い訳を考えることにした。
「い、いやお漏らしをしたんではありません。実はですね、昔、任務中に怪我をしまして
ね。このへんに膿が溜まるんですよ。それで、偶に膿を搾り出さないと腫れが大きくなっ
てしまって」
「ん、そうなのか?」
疑問に思ったのか、凰火の右手のティッシュを奪い取り、中身を確認する凶華。
「ふむ……、この悪臭に粘り気。たしかに膿のようだな」
精液というものを知らないため、納得したらしい。
(た、助かった……)
これで、妻が性知識を学ぶまで(と、いうか20歳でここまで無知なのは問題があると思
うが)、自分は軽蔑されることはないだろうとほっとする凰火。
だがしかし、
「んんん、まだ腫れが退いてないな」
凶華は凰火のまだ屹立したままの性器を見て言った。
「え、ええっと、まあ、だいたい膿は出し切ったと思いますよ?多分。もう心配ご無用で
す」
「馬鹿を言うなメガネ。これだけ腫れているのが大丈夫なわけないだろう。どれ、ちと手
伝ってやろう」
少し怒ったような真面目な目をして凶華が反論した。凶華はなんだかんだで夫の身を案
ずる性質だ。初めて知った夫の古傷に対し、過剰な心配をしているようだ。そして、自分
もティッシュを何枚が手に取り、凰火の性器を包んだ。
「きょ、凶華!いいです!やめてください!!」
「遠慮するな。搾り出すのはこんな感じか?」
凶華の小さな指先が凰火の茎を掴み、上下する。凰火自身の太い指先とは違った、優し
い刺激が凰火の全身を襲う。
「う、ううう?!」
「ん、痛むのか?もっと優しくしてやろう」
凰火のうめき声を誤解した凶華は力を抜き、軽くつまむ程度の力でさわさわと手コキを
続けた。
(ううう、これは認めたくはないですが、気持ちがいいものですね)
幼女(20歳だが)に性的奉仕をさせるなんて首でも吊りたくなるところだが、これは本
当に気持ちいい。凰火は目を閉じてしばしうっとりと穏やかな快感に浸っていた。
「うーん、なかなか膿が出ないぞ」
凶華が困った顔をする。一度射精している精巣はなかなか次を送りだそうとしない。さ
らに、刺激が弱めなのでなおさらだ。
「こ、困りましたね。これではいつまでたっても終わらない」
「だな。どうする?」
おそらく、家人の中で優歌以外は今何をやっているか理解できるだろう。このまま延々
と終わらないまま家族が帰ってきてしまうとどう思われるか分からない。
「凶華、そのあの、別に痛みが強いわけではないのでさっきくらいの強さでやってみてく
ださい」
「ん、そうか」
凶華が少し手に力をこめ、動く速度も上げた。コシコシコシコシコシコシとするうちに、
凰火の一物にさらに力が入る。
「ありゃ、凰火。腫れが大きくなったのではないか?」
心配そうに凰火の顔を見る凶華。憂い顔の美幼女、それを間近で見つめた凰火の胸中に
これまでにない感覚が沸き立つ。これまで妻ではありながら子供と思ってきた凶華。そん
な彼女に対し夫婦愛とか純愛とかとはまた別の愛が込み上がり、全身の血が一気に温度を
上げたようになった。そしてその血が股間の肉棒をさらにさらに真っ赤に膨れ上がらせる。
(い、今僕は凶華に「欲情」してる?!)
こんな幼女をどうこうしようとしたことはこれまで一切無い。だが、これは雄の悲しい
ところで、一度性の対象と思ってしまったら、モノを擦られるたびに次から次へと危ない
妄想が浮かび上がる。子作り、妊娠、和姦、強姦、輪姦、獣姦、コスプレ、逆レイプ、S
M。これまで様々な成人女性を使って行ってきた多くの妄想が、凶華に置き換わって脳内
を埋め尽くす。
「いや、これは溜まった膿が迫り出してきたんですから大丈夫です」
「そうか、なら順調なのだな」
凰火が新たについた嘘に納得して微笑む凶華。そんな無垢な妻を見て凰火は下劣な自分
を蔑むが、それでも妄想は止まらない。むしろ、背徳的な感覚が快感を強めているようだ。
「う、うう、も、もう……」
限界寸前に凰火は『もう出ます』と言おうとした。が、余りの心地よさに口が思うよう
に動かない。言葉が一瞬途切れてしまう。そこを誤解した凶華。
「だ、大丈夫か?!」
状況が悪化したのかと思い、手を除けて顔を近づけ性器を覗き込もうとする。そこに、
『バシュ!!!』
「きゃっ!」
迸った精液が直撃する。いつになく可愛らしい悲鳴を上げる凶華。
「すすすすす、すいません凶華!!」
顔射などというアブノーマルな行為をしてしまったことに動揺する凰火。だが凶華の方
はすぐに何が起こったのか理解(誤解だが)し、
「むー、どうもタイミング悪く膿が出たな」
可愛い顔と青い髪とに精液をこびりつかせて渋い顔をしているが、ただの偶然なので怒
った様子はない。とっさに顔に触れたせいで、顔と右手の間に精液の糸が垂れている。
「口にも入ったぞ。さすがに嫌な味だ」
そんなことを言いながら、さらに涎と精の混じった液を口から垂らす。そして、涎が垂
れているのに気付いたため、それ以上垂らすまいと口に少し残った精液ごとゴクンと飲み
込んだ。
顔射され顔いっぱいを汚している精液と戯れているような幼女、そんな非合法の幼児ポ
ルノにしかないような光景に、再び凰火の物がいきり立ちそうになる。が、幸か不幸か2
度の射精で疲れ果て、急激に萎んだままだ。
「ふぅ、随分と手間どらせおったが終わったな」
「ええ、ありがとう凶華。そ、それでですね、このことは家族には内緒にしてもらえませ
んか?膿が出るだけで身体的には問題ないわけですし、この程度の怪我で家族に心配かけ
るわけにもいきませんから」
「うーん、まあ、そうだな。また機会があったら手伝ってやるから気軽に声を掛けろ」
再びうまく丸めこもうとする凰火に、凶華は顔を拭きながら答えた。
数日後。再び凰火一人だけしかいない乱崎家。凰火は再び寝室で自家発電をしようと準
備を始めた。しかし、今回は秘蔵の怪しい本は使わない。
「あの、その、これは異常行動ではありませんよ?えーっと、あくまで成人女性ですし、
それに僕は妄想と現実の区別のつく分別のある大人ですし、なにもやましいところはあり
ません」
自分で自分に言い訳をする凰火。右手で自分の息子を掴む彼の前には、ある時偶然写真
に撮った妻の全裸写真があった。
今回は以上です。
凶華様はは確かに可愛いけど、タバコ吸ってるし多分ヤニ臭いだろうなぁ
♪真っ黒な肺から吐き出した声で 『愛してる』と言って♪
合法ロリのキャラが喫煙したり、アルコール摂取したりするのは
・ギャップ萌え狙い
・成人である事の強調(だから性的に扱ってもOK的な意味で)
の二つのメリットがある。……と思ったり。
シガレットチョコならさらに萌える
「凰火ー、凶華様は腹が減った。腹が減った。腹が減ったぞー。
夕餉はまだかーっ!!」
「はいはい、出来ましたよ。しかし配膳だけでも手伝うとか主婦の義務を
果たそうとか思わないんですかね」
ぼやく凰火を無視して、すばやく本日のメニューをチェックする。
本日の乱崎家の食卓は焼きナス、揚げナス、茄子と蓮根のはさみ揚げ、などなど
食卓はナスのフルコースといった様だった。
「なんだ、ナス料理ばっかりではないか。」
「あー、その、今が旬で安かったんですよ。ほら、いろいろ作ってみましたから」
「ナスナスナスって、凶華様はナス村の住人では無いぞ。こんな精進料理みたいなもん食えるか。
今日の凶華様は肉の気分だ!ハンバーグがいい、今から作れ」
かちん。たちまち凰火の表情が固まっていく。
「…では貴方は食べなくて結構ですから。」
そして凶華の前からさっと皿を遠ざけた。
「あう。た 食べたくないなどとは言っていないぞ?凶華様から食事を奪うなぁ!」
「駄目です。いつもいつもやれ味が薄いだの何だかんだ我が侭を言っていますよね。
せっかく作っている僕の気持ちも無視して。いい加減にしなさい。少しは反省してください」
「なぜ凶華様が反省する必要がある?凰火、我が家の食卓が貧しいのは貴様が眼鏡で
没個性なうえレパートリーも少ない遣り繰り下手ないせいだろうが!?ピエールの爪の
カスでも煎じて飲めば少しは貴様のパラメーターも向上するんじゃないのか?」
「あなたのような何もしようとしないひとに言われたくありませんね・・・!」
たちまち楽しいディナーは罵詈雑言討論大会へ発展する。
「もういい、そんな小姑臭い奴の作ったものなんか要らないっ。ふん。凰火の馬ーっ鹿!」
あかんべーをして食卓を後にする。
家族にとっては慣れきった低レベルの夫婦喧嘩であるはずなのだが。
なぜか優歌ががはらはらしている。その顔色は青い。
「あ、あのね、おかあさん…」
何か伝えようとしている優歌を、凰火の手が静止する。
「食べないなら食べないでいいのです。アレは放っておきなさい、気にする事無いですよ優歌」
「でも・・・」
「・・・?ふん」
そのふたりの態度に何か違和感を感じたがむかつきMAXモードに入った凶華はそれ以上追求せず
ひとり部屋に戻っていった。
深夜。
かちゃり・・・
皆が寝静まった頃を見計らって、一つの影が冷蔵庫に向かう。
「全くこの凶華様にひもじい思いをさせおってあの腐れ眼鏡め・・・あったあった」
几帳面な凰火の事だ、凶華の食べなかった分はしっかり残してあるだろう。
想像通りきちんとラップに包んでしまってあった。
「ふふふ、まずは揚げ茄子とビールを・・・♪」
ひょい。
今まさに掴もうとした皿が天空かなたへ移動する。
いつの間にか気配も無く背後に立っていた凰火により、哀れ凶華の夕食強奪潜入
ミッションは完全失敗した。
「な、なにをする」
「失礼。何かガサガサと動き回っているのでゴキブリと間違えました」
言葉に刺がある。
「こそこそと這いずる前に、言う事は無いんですか?」
「ふん。別に凶華様は悪くない」
無言で、さらに天井高く上げられる。
「よー こー せー くー わー せー ろ−」
ぴょんぴょんと皿を奪おうとするが、全然届かない。
「気分だけで献立に文句をつけた事、謝りなさい」
「だから何なのだ!?貴様そんなくだらない事でこの究極神こと凶華様から
懺悔の言葉を賜りたいと?そのような行動原理は生憎持ち合わせて居ないっ」
「そうですか。謝るつもりは無い、と」
埒の明かない料理争奪戦のなか、急に
ぐきゅぅうううううぅううう と いう音が鳴り響いた。
凶華の顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。
「・・・食べさせてあげましょうか?」
「あげましょうかとは何だ!あげましょうかとは!
きょ、凶華様をこんな目に遭わせておいて・・・貴様と言う奴はッ・・・!」
恥ずかしさと、ひとを小ばかにしたような夫の態度に、怒り心頭となった
凶華が拳を向ける・・・が腹ぺこの為全然力がでない。
あっさりとかわされて、逆に引き寄せられてしまう。
凰火が屈み、瞳と瞳が、吐息が触れる距離まで近づく。
しかしそこで見つめる夫に表情は無かった。
凰火の両手が凶華の肩を掴み、直後、その体を強く後ろに押し付ける。
冷蔵庫と凰火に挟まれてしまい、身動きが取れない。
「むぐっ・・・!?」
いきなり顎を上向きにされ唇を奪う。
凰火らしからぬ、乱暴で、情欲的に攻めてくるキス。
下唇をキュッと噛まれ、少しだけ開いた凶華の咥内を
こじ開けるように凰火の舌が勢い良く進入してきた。
「や、やめっ・・・んふぅ… ふぅっ…うぁんっ…!にぎら…な…」
しぶとく逃げようとするが、今度は尻尾の根元をぎゅうと握られて力が抜けてしまう。
何がどうなっているのか、展開がわからなくて、あまりの事に言葉が出ない。
凶華の抵抗が弱くなったのを見計らって、さわさわと下半身を撫でていき、するっと指を
滑り込ませるとその秘密の丘を守る下着の紐を一気に解く。
「ひっ!?」
「ただしこちらのお口に、です、けれど・・・」
凰火の指が凶華の小さな割れ目を開き、そこに何か
ひんやりとしたものが押し当てられた。
それは−−−−−−−−茄子だった。
「え、や、やめっ、嫌ぁあああああああああああああ・・・!」
凰火以外の異物が、膣内をじゅぶじゅぶと蹂躪していく。
ろくに愛撫もされていない状態では苦痛でしかなかった。
「いた・・・い・・・やめて・・・嫌だぁ・・・こんな・・・のっ・・・ない・・・」
「おや?食べたかったんでしょう?コレが。まだ足りませんか?
本当にどうしようもなく我が侭ですね貴女は」
すこし調理方法を替えてみましょうか、とつぶやくと妻の小さな突起を
生み出された潤滑液を絡め親指で擦りはじめた。もちろん挿入は止めない。
単調な動きから、角度を変えてみたり、ネコミミを
はむはむしてみたりいろんないたずらを加える。
すると最初は痛がっていただけの凶華の声に甘さが加わってきた。
「よほどお腹がすいてたんでしょうね・・・こんなに野菜を欲しがるなんて・・・
えっちな奥さんだ・・・」
「ひゃぁん、あぅう・・・あんっ・・・嫌ぁ・・」
羞恥心がピークに達し、ぽろぽろと涙がこぼれる。
凰火の言うとおり、野菜ですごく感じてる。自分はどうなっているのか。
悔しいけれど、内腿を流れる蜜が悦楽を味わっている事実を伝えていた。
「そろそろ・・・ごちそうさま、しますか。凶華」
挿入されるモノに凰火の指が追加され、凶華の弱いところを
集中的に攻め立てる。
激しく膣を行き来する刺激への限界が来るのはもう明らかだった。
「ふうぁあっ・・・!!ああっ あっ あああっ・・・!!」
びくびくびくっ、と痙攣し、凶華のナカからぽとり、と茄子が抜け落ちた。
「今日の献立はね?優歌が買ってきてくれた材料で作ったんですよ?」
優歌に一人でおつかいを任せたのだが、八百屋さんの強引な売り込みに
耐えられなかったらしい。それでナスが大量になってしまった。と
「只でさえも断りきれなかった事を気にしていたのに・・・」
「・・・そんなの凶華様は昼寝していたから知らない」
これだけお仕置きを受けて、まだそんな態度を取るかこのネコミミは。
冷たい視線を向けようとしたがその前に素直になった。
「・・・ごめんなさい」
やっと凰火の目に優しさが戻る。
「よくできました。もうワガママいわないですね?」
「ん。」
ぐきゅぅううううううぅぅぅ
「・・・今温めます」
苦笑して、残り物をあたためる作業に入る。
ただしどう見ても一人分には多すぎる。
「・・・そんな量は流石に食えんぞ」
「僕も夕食抜きでしたから」
「なんだ、凶華様を食事抜きにした罪悪感か。つくづく小物だな貴様」
憎まれ口を叩きつつも、嬉しそうな妻。
「…まあそういう事です」
反す夫も、どことなく楽しそうだった。
「では、仲直りのしるしという訳で食後のデザートでも、いかがですか?ハニー」
自分を指さして微笑む凰火。
「!!・・・は、恥ずかしい事を言うんじゃない・・・」
にっこり。
「おなかいっぱいですか?」
「………にゃぁ」
翌朝。
珍しく早起きした凶華が、優歌に謝ってナス騒動はひと段落した。
乱崎家の平穏な団欒時間である。
(とは言うもののまだ沢山あるんですよね・・・ナス)
「今日はあたしがピザでも作りましょうか。優歌ちゃん手伝ってくれる?
大き目の1本選んできて」
「うん、姉様・・・ええと、大きいの大きいの」
野菜室からはみ出そうなほど溢れたナスの中から
一つを選ぼうと奮戦する優歌。うん、これが一番大きいかな。
ふと冷蔵庫の横におちていたナスを拾う。
「あ、なんだろうこれ腐っちゃってるのな。さっぱりしなびてるよ」
「どれどれ・・・?あら、駄目ねえ。しなびてる上に糸引いてるわ」
『!!』
「くくく腐ってるな!腐ってやがる!それはつまりゴミだな?ああ汚物だ!凶華様が捨ててきてやろう!」
閃光のごときスピードで千花から例のアレを奪い、飛び出す凶華。
その不可解なリアクションに?となる娘たち。
凰火は表情を読まれないように新聞を読み続けていた・・・。
「・・・父上殿?新聞がさかさまであるぞ?」
秋ですね。俺にドSアンドガチエロは無理でした。
>>323 無垢な凶華様ええのぅええのぅ
>>324 べ勉強してくれ・・・!w
睡眠時間増やすより狂乱読んでたり
通勤中に狂乱読んでたり
仕事中に妄想している俺よりマシだけれども!けれど!
きっとアニメ版はタバコ→ペロペロキャンディだから無問題。
合法ロリのロリババア万歳。二次元と結婚可能になる可能性もある今だから。
(*´д`*)ウッ
>>334 旬のネタですな。GJ!!
朝からニヤニヤが止まらんかったです
ただ趣味と勉強はしっかりと両立させてもらっているwwww(^ω^)いつでも何でも描くクセが抜けんのさ
>>335 ありがとぉぉぉ、と羊子ちゃんの如く教室から飛び出しそうになった 即保存…!
HBは素晴らしい!GJ!
SS職人氏+絵氏職人氏
このコンビ最高すなぁ
一年後くらいには出産まで行ってるんだろうか
ナス子だけにナスか
絵氏様、どこかでサイトやってそうだなぁ
>>334 えろいよ!GJ!!
仕事行く前に読んじゃったら仕事中脳内ずっと
ナスで犯される凶華様ループだよ!!ご馳走様!
凰火まで夕飯抜くなよ、萌えるじゃないか
>>335 ガチエロ分が自信ないてどの口が…! GJすぐる!
妊婦に指攻めとかこっちがエキサイトしすぎるよ!!
PCと携帯に保存してニヤニヤがとまらん
なんかスレ流れ速くて嬉しいす
読んでもらえると嬉しいしオケツが痒くなるね。
空気読まずについでに同時進行で書いてみてた
「ぼくがかんがえたさいしゅうかい」
*以下キモ妄想注意
・閻禍問題は解決、1000年前の悲劇をなんか癒す展開でめでたし~2
・大日本帝国の独裁支配がゆるやかに終わり、全世界共和制みたいになる
・なごやか家族作戦の終了と解散を命じられる
・全員解散に同意しないで、家族を続けることを強調する
・
・凰火から凶華に改めてプロポーズする。
跪いて凶華の左手をそっと取り、指環を填める凰火。←この指環が月香の泪の石で出来てたりしたり
「僕と、結婚してください。凶華=エアエリアエア」*とか言っちゃうともう悶え苦しむわ俺
「凰火・・・」
「そんな顔しないでください。たぶんこれが僕の一世一代の狂乱なんですから」
「おうかぁぁぁ・・・!」
ぼろぼろ泣きながら凰火に抱きつく凶華を抱きしめで答えて唇ちゅーのシーン。
・なんか大日本帝国皇帝あたり(不解宮の贖罪がどうたらこうたら)が感動して
乱崎家は残る、凰火は皇帝直属の世直し部隊みたいな所に配属替えになる。
動物・怪物・魔女等との共存政策を進める
(10年後くらい)
・優歌が高校卒業して自立するシーンから。
・既に銀夏、千花 、帝架、月香、雹霞は自立済のアナウンス。
・心配そうに見送る二人。引越し屋のトラックが出発して優歌の姿が見えなくなる・・・
「寂しくなりますね」「そうでもないだろう?」
ふり返って乱崎家のドアを開けると大小取り揃えた凰凶の実子たちが6人
(減った部屋の数だけ生まれとる)出てくる。
凰火と凶華、目を合わせて微笑み、家の中に入っていく。
(この辺りの脳内でBGMに超妻賢母宣言の最終部分
「♪良き賢い女とは今の日々を自由気ままに謳歌してる姿をいう
明日には凶か不幸かの人生見えなくても堅く紡いだ絆こそすべて〜♪」
を思い浮かべて頂きますようおながいします)
ええ、ヒヒヒせんせいさんに本当に申し訳ないと思っていますよ?
あと
>>335の投稿見たときに仕事中だったので携帯の容量オーバーで見られず
悶悶したまま午後の仕事を終えました・・・この屈辱は妊娠ネタで孵しますですよ!!
>>334 あると思います!!
ヒヒヒはどう出るのかね
狂乱の最終回とかあんま考えたくないけど…!
>>344 改めてプロポーズが特に感動した!
というかそこまで唇ちゅーはなしかなw
うん、いいよ。ハッピーエンド大好きだよ(ノД`)
…確かに最終回が来ることはあまり考えたくないな
もうちょっと踏ん張って欲しいヒヒヒ先生
ヤター冬コミ受かったお
がんがります
>>347 誰かわからんが頑張れ期待している
あとコミケカタログCDにはちゃんと「狂乱家族日記」のキーワードを
入れておいてくれよな
>>347 頑張れー!冬コミ行けないけど…!orz
全裸待機開始
ちょっと質問
凰火にも閻渦の因子って入ってんだっけ?
>>351 まだわからない。とりあえず今までで一切凰火と閻禍の関係は出ていない。
バルトロが凰火に会った事があるらしい事と
1000年前の閻禍の口癖とバルトロの口癖が似ていることが怪しいと言われている
>>351 新刊で明かされると助かる
絵は描けるのにSSが進まん…
文章はなかなか難しい
当スレは何でもウェルカムYOUうpしちゃいなよ
ヒント:オンリー
第二ヒント:大体来週中頃〆
第三ヒント:スレ住人数約5名
それは思ってたw
レスしても無視されてるし、一部の人が一部の人にしかレスアンカーつけてないしなw
>>359 馴れ合いあんまいけないかなーて思ってたからレスばっかするの控えてたんだが…すまんかった
俺も馴れ合いが嫌で書き込みしてなかった
漢は黙って投下まとめて簡潔にレスがマナーと思ってた
個人的には反応には嬉しくて全レスしたい位ではあるんだが、
そうするとROMが孤立感を味わったりして、なかなか難しい
あとピ(ryで先にレスしてたりとか…水玉タグは俺だご馳走様
とりあえずオンリー終わるまで誰ぞ…誰ぞ燃料を…!
草木もそろそろ眠りにつこうとしている深夜。
乱崎家の大黒柱兼専業主夫の乱崎凰火も
主に専業主婦である筈の妻が汚したり溢したり放置してあるアレやコレを片付けて、
お風呂の湯を抜いたら寝ましょうかね明日の朝は夜の味噌汁が残っているから
炊飯だけセットして・・・と一日の終業作業へと勤しんでいた。
「こ・づ・く・り しましょ♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
まくらを抱きしめ、(なぜかYESという字が印刷されている)
いつもはきぐるみお子ちゃまパジャマを愛用している筈の猫奥様は
なぜかニットのVネックセーター一丁という本性を知らない人が見たら
インモラルの波に飲まれてしまうだろう愛らしさで立っている。
[注釈]----------裸にYシャツいちまいとか裸にだぶだぶの上着いちまいは
太古の昔からその筋の方々には決して見せてはいけないスタイルである!
長男銀夏は仕事。
長女千花 は友達の家にお泊り会。
次男帝架はペットサロンにてもふもふの一泊トリミング。
次女優歌は
三男雹霞は半年に一度の総合メンテナンスでスリープモード。
三女月香はまたどっか行ったのか行方不明。
と、本日は狙ったかのような子供不在の夜である。
決してSS書いている人の都合ではない。無いのだ。
凶華語が理解できずに立ち止まる凰火。
「あのね凶華。うちには6人も子供がいるのに。これ以上増えてどうするんですか。」
「うむ。既に《乱崎さん家(ち)が大変だ!2064夏スペシャル》の枠は貰っているぞ。」
「そんな全日本国民に子々孫々語り継がれる黒歴史番組のオファーを取らないで下さい」
いつもの他愛も無い夫婦の会話と一笑に伏して終わらせるべきと淡々と話す凰火だが、
不意に凶華の調子が変わった。
「・・・貴様は」
「宇宙人や娘とはできても、なぜ妻にはできないというのだ?」
「・・・・・・・・・・・え?」
「だっ、だから、一緒におふろー、とかっ。」
「いやそのそれはですね。僕がどうこうした訳ではありませんので」
「ずるい。ずるいぞぉ・・・凶華様だって…凰火と…」
それ以上の言葉が出せない。瞳が潤んで薄緑色の揺らめきを作り出した。
「凶華!?そ、そんな事で泣かないでください」
「…じゃあ、いい?」
ズキュンと夫のハートを狙い撃ち。
「仕方ありませんね・本当に貴女って人は僕の心ばかり掻き乱して、全く」
苦笑しつつも丁寧な所作で、妻を導く。
今宵も最後まで勤めを果たす高性能な旦那様でありました。
365 :
364:2008/11/12(水) 04:21:49 ID:OfTUW1tO
すまん、超らくがきなのに縮小し忘れた…!
我が家に次女なんていなかったいなかった
優歌は小学校のお泊まり会に行ってると考えればまた新たなネタが
…担任が次女の黒い策略によって集団レイプされる電波が舞い降りた
次女は足コキとか得意そあばばばばばば
「おい凰火、千花の部屋を掃除していたら出てきたのだがな。・・・なんだこれは。薬・・・?いやそれにしては変だな」
「勝手に千花さんの私物を漁るのはプライバシーの侵が・・・いぃっ!?」
凶華様の手には四角い包装物、所謂本家本元の「明るい家族計画」が握られていた。
一見かわいらしいキャラクターが描かれたパッケージだ。おそらく可愛いから買ったけど
使わないからあげるとかそういったプリクラ的感覚で友達に貰ったりしたのだろう。
「あ、あのね、凶華。それ見なかったことにして戻しておきなさいね」
「・・・?だからこれが何なのだと聞いている」
「え、ええと。それはですね。・・・僕たちの任務みたいなものといいますか
家族仲良くするために、使うものです」
「何ぃっ!?貴様そういうものがあるならどうしてこの凶華様に教えてくれないのだ!?
興味深いな・・・今すぐ使ってみよう!ほら凰火どうやって使うんだ?」
「じょ 女性が使うものではないんです!それに僕はそういうのは使いたくありませんし!」
「使いたくない、だと。凶華様と仲良くするのがいやなのかっ・・・!」
怒りのオーラ発動。やばい。なんか誤解している。
「いやいやいや!そうではなくて!僕が凶華を愛しているからこそ使いたく無いんです!」
「あ、愛して・・・って・・・あ・・・ああ、そうか。つまりこれは仲の良くない家族が使うものなのか。
それなら使う必要は無いな。千花のやつめ、何を心配しているのだろうな?」
「そ、そうですそうです。そういうものなんですよこれは。だから気を使わせるのもなんですから
返してきなさいね」
「んん、そうする・・・」
ぱたぱたぱた・・・
凶華が居なくなった事を確認して
そっと一人つぶやく凰火。
「(嘘、ではないですよね。貴女を性欲発散の対象として見ている訳ではないですから使う必要なんて無いんですから)」
誤魔化せたと思っている凰火だったが、この時ぼかしたお陰で結局は具体的な利用方法が気になった凶華に
夜「実地で教える」羽目になる事にはまだ気づいていないのであった。
*優歌は椿姫と山口さん家に泊まりに行っています
>>372 実地訓練まんせー!
「うう…なんかきゅかきゅかして気持ち悪いな…」(※粘度の足りない時期)
とか言って!とか言って!
帝架くんマダー?
結構真剣に期待
>>372 長いこと書いてた別ジャンルのが書き終わったから
優歌と椿姫とひーちゃんに愛され過ぎて眠れない山口くんでも書いてみようかな、と思ってきてみたら…
最後の一文、貴様、エスパーか?
377 :
376:2008/11/15(土) 14:15:49 ID:2aDjOHzr
あ…ごめん、ぜんぜん帝架くんじゃなかった…
>>376 け ケモショタ・・・!?
帝架ってば父より先に大人の階段上ってたとは
何事かー!?
どうにもセリフがあんげんアンドまりなで脳内再生。
ごっつあんス
ま…マニアックすぎるぜお嬢さん
神絵師 ヽ 丶 \
燃料投下 \ ヽ ヽ ヽ
/ / ヽ \ ヽ ヽ
/ | ヽ \ \ ヽ ゝ (ドS)
ノ 丿 \ S \ ヾ
ノ | | 丶 \ \ (眼鏡)
/ \ \/| (へたれ)
ノ | | \ S | ↑
/\ \ | ( ↑
/ \ / | ) (
/ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( )
/_ \ ) ( ネコミミ
 ̄ | な 凶 閻| ̄ ノ⌒ ̄⌒γ⌒ ̄⌒ゝ / /
| い 華 禍| ノなごやか家族作戦 ゝ / /
| で 様 の| 丿 ゞ _/ ∠
| ね の 子| 丿/|/|/|/|\|\|\|\|\ゝ .\ /
| ! 事 供| │ V
――| と 忘 で|――――――――――┼―――――――――――――――――
/ い れ もヽ 巛巛巛巛巛巛住人巛巛巛巛巛巛巛巛巛巛
う .
気
持
ち
やはり帝架は…受け!
基本家族は千花 以外は受けで、凰火に対してだけ全員攻め。
384 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 19:57:05 ID:G7deGM8M
あ
ん
「バルトロ様、あいつがバッカー・キョゥキァを騙し奪ったむかつく眼鏡でちゅよ」
「キューピー、君ね。そういう事は本人に聞こえないように言うものだよ?
それに・・・『奪った』と言うのは彼に失礼だと思う。だって彼はキョウキァ様を『穢してなどいない』からね」
「?・・・どういう意味でちゅ?キューピーちょっとわかんない」
「見てわからないのかい。・・・君も若いからね。キョウキァ様は結婚した夫婦だなどと息巻いているけれどね。
夫婦ごっこならいつだって中断する事が出来るでしょう?」
「…何が言いたいのだ、バルトロ」
「キョウキァ様。肉体の繋がりが無い婚姻関係など普通はありえない。ただの同居人だ。
君も・・・ごっこ遊びなら本気になる前にさっさと止めた方が良いと思うのだけれど」
「貴様・・・!!この凶華様と凰火を侮辱したなッ!?」
バルトロに掴み掛かろうとする凶華を、凰火が制す。
「バルトロさんと仰いましたね。今の言葉、正直申し上げますが非常に・・・不快なのですが」
「・・・僕は感想を素直に述べたまでだけどね。気を悪くしたなら謝るよ。
しかし僕にはどうしても君がキョウキァ様の夫というよりは保父にしか見えない。愛が感じられないんだ」
「・・・」
「なんだこの眼鏡、自分をわきまえているじゃないでちゅか!ぷぷ、さては偉大にして崇高なるキョゥキァ様に
釣り合わないのは自覚してたんでちゅね!ばーかばーか!」
ぷち
「そこまで言っては可哀想だよ。ああ、今まで僕の変わりにキョゥキァ様のお遊びの相手をしてくれた事にも
礼を言わなくてはね。お付き合いご苦労様」
ぶちぶち。
「貴様らぁ・・・!」
「凶華」
「な、なぜ止める凰火・・・!?」
「マスカレード号が到着するまで、先ほどのアナウンスによるとあと30分くらいありますね」
「それが何だ?こいつらに言わせたいだけ言わせておいて、腹が立たないのか・・・!?」
「 立っていますよ 」
言うが早いか、凶華を抱き上げて、客室方面へ連れ出した
バルトロもキューピーも家族たちも、止める事も出来ずに二人は消えていった。
「バ、バッカー・キョゥキァを何処へ連れて行くんでちゅか!?待てぇっこの眼鏡・・・ぐぎゅっ」
仮面の首根っこをバルトロに押さえられる。
「・・・こんなものかな。全く。彼も意外と単純と言うか」
「お、凰火!?」
手ごろな空き部屋を見つけて、凶華をベッドに転がした。
しゅるしゅる
なぜか手早くネクタイを外し上着を脱いでいる
「いいですか凶華。あそこまで言われて黙っていられるほど僕も人間が出来てません」
「?」
「見せてあげようじゃないですか。本物の夫婦だって事を」
凶華の顔面がみるみるうちに青くなる。
いつの間にかドレスが脱がされている。
「うわぁっ!?凰火・・・ちょっとそういうのはいきなりすぎて・・・第一もうすぐ神聖合衆国に
到着するぞ!?」
「大丈夫です。・・・5分で終わらせる自信はあります」
「そんな自信を持ってどうする・・・!」
「時間がありません。早速・・・」
「だから何で問答無用!?キャラ違うし!ってちょっとまてぇええ嬉しいかもしれないけど、いや
わくわくするけどっ!でももっとムードとか愛の言葉とかそういう
・・・アッー!」
(省略されました・・全てを読むには燃料を投下してください)
>>386 なんて生殺しwwwwwwww
いやだが激しく萌えたぎった!GJ!
>>386 バルトロいいやつじゃないかw
萌えた!GJ!!
凰火5分てww
「凰火、愛してる」
子どもたちも寝静まった夜、居間のソファでほうじ茶を啜っていたネコミミを
生やした少女が唐突に呟いた。
「……熱でもあるんですか?」
熱いお茶を吹きそうになりながら凰火は目を丸くして隣に座った妻を見る。
「頑強なあなたが風邪をひくなんてただことではありませんね、普通の病院に
しますか?対策局の病院の方がいいですかね?人間の病院では対応しきれ
ないかもしれないですし…」
「凶華様は熱などない!」
ごんっ、とテーブルに湯飲みを置いて凰火の方を向く。
「そうですか?あ、もしかしてそれほうじ茶と見せかけてブランデーか何かだった
のですか?晩酌はほどほどになさいね」
「人を病人か酔っ払いと勘違いするな!凶華様とてたまにはこういうことを言いたく
なったりもするのだ!乙女心を理解しようとしない機械眼鏡めが!」
ぷいっと後ろを向いて再びお茶を手に取りずずずと飲み干す。
くねくね揺れる尻尾を見ながら凰火が言葉を捜していると。
「というか、……貴様からそんな言葉を聞きたいなーとか思って凶華様からわざわざ言って
やったというに…貰ったら返すが人間社会では基本だぞ…?」
ぽそりと、凶華が小さく呟いた。
「普通のほうじ茶だと思っていたのですが何か変な成分でも入っていたのですかね」
「貴様…」
凰火の言葉に腹を立て振り返えろうとした凶華の腕を取り、ぐいっと自分の方に引き寄せ
ると真っ直ぐ薄緑色の瞳を見つめて
「凶華、愛してます」
ほのかに笑みを湛えた凰火が囁いた。
突然の言葉に凶華の頬はみるみる赤く染まる。
あうあうと何か喋ろうとするが言葉が紡がれない凶華の唇にぎりぎりまで自分のそれを
近づけ、それでも触れることなくただ凰火は呟く。
「愛してますよ」
「あぅう、そんな二回も言わんでも…!」
吐息のみが凶華の唇に触れ、なんともいえない感覚が身体を駆け巡る。
恥ずかしそうに俯く妻を見て楽しくなったのか、凰火はさらに攻める。
「凶華、愛してます」
今度はひくひく揺れるネコミミに。
わざと熱い吐息を送り込むように。
「ぁ、…おうか…」
ぴくりと身体を揺らす凶華。
「凶華…」
ネコミミにも一切触れず、吐息のみが凶華を愛撫する。
「愛してます」
自ら求めた言葉の筈なのに甘い凶器となって凶華を蹂躙していく。
「凰火、…もぅ」
顔を真っ赤に染め上げて、心なしか荒く息を吐く凶華が凰火を見上げると
眼鏡の奥の瞳が見つめてくる。そのままもう一度。
「凶華、愛してます」
じっと見詰められながら愛の言葉を囁かれ、凶華の背筋にぞくぞくとした快感
が走り抜ける。
「凰火……」
それで最後かと潤んだ瞳で夫を見詰め、そろそろキスでも降ってくるかと
瞳を閉じたが見当違い。再び「愛してる」の猛攻撃が凶華を襲う。
「あ、もう、いいから」
先ほどから同じように凶華の身体に一切触れず、ただただ囁き続ける。
目の前で悶え苦しむ凶華の姿を楽しむように、いとおしむ様に何度も何度も。
「愛してますよ、凶華」
「もう、だめ、やめろ……」
じりじり焼かれるような責め苦に凶華が耐えられなくなり思わず凰火に抱きついた。
触れてしまえば最後、それを合図かのように凰火は囁くのをやめ、凶華の淡く色づいた唇に
自分のそれを重ねた。
「ふ、ぅ…ん、おう…か」
短いキスを終えると、再び二人は見つめあった。
甘ったるくなってしまった空気の中、凰火の瞳が意地悪そうに笑んでいる。
「自分から求めておいてやめろだなんて、我侭ですね凶華は…」
「そ、そんなにたくさんは欲しがってな…ぁ!」
それに、と続けながら凰火はそろりと慣れた手つきできぐるみの中に手を這わせる。
「僕が全然触れてないのにこんなにして…」
くちゅ、と音を立てながら凶華の秘部を軽く撫でた凰火はネコミミを甘噛みしながら
囁きこむ。
「いやらしい奥さんですね」
「な!もう!馬鹿ぁ!触るな馬鹿貴様が変なことするからだろうが!いいから責任取れ!」
羞恥心を振り払おうとするかのように凰火の腕の中でじたばた暴れる凶華。
「責任とは…?」
そんな凶華の腕を掴むと先ほどと同じように引き寄せ、吐息の触れる距離で問う。
凶華は視線を逸らしながらも、頬を真っ赤に染めて、
「はやく貴様の部屋へ連れて行け」
「はいはい」
意地悪そうな笑みはそのまま。しかしその奥に嬉しそうな笑みを見え隠れさせながら、凶華の華奢な
身体を軽々持ち上げ、夫はそのまま自室へと消えていった。
***
10巻の凶華の寝言(愛してる愛してるいうな)は実際にあったからこそ
見た夢なのではないかと妄想
とある朝。
銀夏は先日早めの仕事から帰り、
ぐっすり寝た為か早起きをしてソファに座ってコーヒーを片手に"狂乱家族日記"を読んでいた。
これは彼の日課のひとつらしい。
昨晩書かれた優歌の日記を読もうとしその日付を見て、
あら、と一人小さく声をあげた。
そこに。
「ふぁあああ…」
目をごしゅごしゅと擦って、珍しく早く起きてきた凶華が現れた。
「あらん、お母様おはよう!良い所に来たわ。
いいこと教えたげる」
「おはよう、ん、何だ。いいこととは」
「今日はね」
"いい夫婦"の日なの。
凶華に近付き、髪と同色のネコミミに呟く。
「…なんだそれ?」
「今日、11月22日でしょ?語呂合わせするとね、
"11"(いい)"22"(ふうふ)なのよう」
訝しげにまだ眠そうな目で問われ、ちょっと声のトーンを上げて嬉しそうに銀夏は言った。
「わかったが、第一何をする日なのだ?」
「そうねぇ、夫婦らしい事でもしてみたらいいと思うわ」
「夫婦らしいこと、って」
「タイミングのいいことに超常現象対策局に行くってお父様が玄関に居るわけで」
そこで銀夏が笑顔で人さし指を凶華の唇に軽くぴとりとタッチさせ、言った。
「行ってらっしゃいのチュー☆でもしてあげたら?」
「…な!ななな、何を言うかッ!そんなこっ恥ずかしい事を
この凶華様にしろとでも!?」
わぁ、夜中に夫婦でこっ恥ずかしいもクソも無いことしてるくせにこのネコミミ。
変な所でウブな凶華に銀夏はちょこっと呆れた。
しょうがない、後押しするか。
「えー、折角年に一度の大切な行事なのに」
「う…」
「夫婦にとってすごく大事なのにぃ」
「わ、わかったわかった!やれば良いのだろう、やれば!」
顔を真っ赤に染め上げて、凶華はばたばたと凰火の居る玄関に向かう。
「お、凰火」
「おや」
玄関には銀夏の言った通り超常現象対策局に向かうらしくスーツを着た凰火が靴を履き、とんとんと爪先を揃えていた。
「珍しく早いですね。今日は鉈でも降るのでしょうか。
で、どうしたのです?」
「うるさい。……そこに屈め」
「は?」
「いいから屈め、馬鹿!」
なにがなにやら分からないが、凶華の言われるが侭凰火はその場に屈んだ。
「…その」
「な、何でしょう」
凶華が凰火のワインレッドのネクタイを掴んでくる。殴られるのかと思い冷や汗が流れる。
が、
「…いってらっしゃ、い」
凶華の唇が近付く。
理由とかなんだかは分からないが、凶華は朝から甘えたかったのだろうか。
凰火は推測し、凶華の唇を待つ。
…だが、一向に唇と唇の距離が縮まらない。
「凶華?」
「―――う、うう、ネ」
「…ネ?」
「ネクタイが緩んでるぞぉぉおお!!!!」
ぎゅううううぅぅう!!!!
「はぐわぁぁああ"あ"?!ぐ、くるしッ、ぎゃああああ!!!!」
あろうことか凶華が掴んでいた凰火のネクタイを思いっ切り、力の限り締め上げたのだ。
そしてその影では。
「これじゃ行ってらっしゃいのチュー、
…ってより逝ってらっしゃいのギューね」
銀夏がウマい事を言っていた。
おわり
>>390が良作投下したしょっぱなからwwwwごめんなさいwwwwwwwww
実は毎晩の如く愛してるって言われてるんだよね!GJ!
今日は良い夫婦の日だったのにさっき気付いて慌てて投下。初々しすぎた。漫画でも描いてピryにうpしようかと思ったが気力が…
毎回毎回ぬるくてスマソ
今日とらで届いた狂乱の家族ぐるみエロでも見てニヤニヤしてきます。
>>390 >>392 おまえら愛し過ぎるよ
狂い死にしそうだよ
最近投下無くてここも終わりなのかと寂しくなっていたが
どうやら勘違いだったようだ
いい夫婦の日万歳!
乱崎家の夜は、凶華様の深夜アニメ閲覧パレードの終焉で終わりを告げる。
『《マーベラス!!》
・・・この番組は会津磐梯ビジュアルの提供でお送り・・・》』
「ふぁあああぁああああ・・・終わったぁ・・・ビールも無くなったな・・・むにゅう、そろそろ
寝るとするか」
ダメネコミミ軍曹、本日も作戦終了。とてとてと、リビングから自室に移動。
他の家族はもう全員夢の中なのであろう。家の中はしんと静まり返り、廊下は冬の到来を
思わせるかのように冷え切っている。
さっさとあったかい布団にくるまって、夢の世界に行ってしまおう。
ドアを開けるが早いか、無造作に布団に入った・・・が予想外の展開が待っていた。
「うひゃああああ!?、ちめたいぃいいいい」
おふとん天国どころか、まるで冷却シート状態に冷えていたのである。
「ううん、暖房予約を入れ忘れていたか。不覚・・・今から暖かくなるのを待っていては
凍死してしまうし。こんな時は、アレしかないな」
思い立ったが吉日と、夫下僕こと凰火の部屋へ。和室なので、鍵などは掛かっていない。
「(・・・)」
「すぅすぅ」
いつも思うが、この男、なんでこんなに直立不動みたいにビシっと寝ていられるんだろう。
多少の事じゃ起きないし。だがそれが都合のいい所なのだが。
んしょんしょ、もぞもぞと凰火の布団に入り込んでいく。
一人用の布団なので、狭いが凶華の体なら凰火の腕の所に頭を治めればすっぽりと収納される。
抱きついた凰火のからだが心地よい熱を与えてくれる。
「(人肌は最高の暖房というのは本当なのだなぁ、はぅ…)」
本当は布団を自分の領土へと奪い、全所有者である眼鏡の権利は無視して叩きだしちゃおうと
思っていたのだが・・・凶華の甘えんぼうさんな乙女回路が発動してしまっている。
「(こ、これくらいでも…起きんよな?別にいいな?)」
凰火の太ももにかじかんだ足、腕の隙間に冷え切った指を絡めて温度を補給。
凶華様特製凰火あんか、完成です。
「(・・・あたたかい・・・・それに・・・なんだろう・・・きもちいぃ・・・な・・・)」
そのまま、見た目どおり子猫のような姿で、ゆるゆると眠りについていった・・・
「(眠ったのでしょうか)」
妻の青色の髪をなでつけ、微笑する凰火。自分に全てを任せて眠りについた彼女が
とても魅力的で、とっくに目覚めてしまっていたのだった。
「(ふふ、随分可愛いんですね…普段はあんなに我が侭なのに…)」
強がりで、我が侭で、傲岸不遜。たまにはもっと素直になればいいのに。
「(しかし、その、手の位置とか少しは考えて欲しかったですね・・・)」
温かみを求めて絡まった凶華の手は、一番凰火の熱の集まる部分・・・股間の部分に置かれたままだった。
凰火の男の部分は、素直に反応したままである。しかし妻は夢の世界に行ってしまっている。
流石にどうこうは出来ない。蛇の生殺し状態だ。
いつも幸せに比例して不幸もやってくる運命の夫であった。
>>395 いいねいいねほのぼのだね!
ほっとおっとwwww
これは翌朝一発やるというやつですね。ワクワク!
いいふうふのひありがとうだった!
急にボンボン投下てw
みんなGJGJ!!
凰花×凶華の流れの中で
強欲王×月香が読みたいですと言ってみる
結構書きたいのは山々なんですけど
ちんちん無さそうだし、水分出ないし>強欲
ええと、めがねこ夫婦の夜の生活を視聴閲覧(無断で)した強月が
「これは異性人の恋愛に対する興味なんだよ?ぜひ試して見ようじゃないか月香ー」
って見まねで地球人の生殖器を夢・クリエイトしてプレイする。とかでいいですかね?
ど〜しても凰凶からんじゃって申し訳ないのですが。
クリエイト&プレイはすぐ隣の部屋で父君母君にばれそう〜、
って展開でおねがいします!
>>401
積み上げられた本。
書いては捨て、書いては捨てられた紙くず。
乱崎家のリビングはそういった物体に征服されようとしていた。
ちょっとした図書館戦争状態である
「猫さん、何をしたいのかわからないけど紙が勿体ないわよ」
「ちょうどよかった千花、貴様も考えろ」
「考える?」
「名前だ。この前の検診で男だという事もわかったしそろそろ決めねばならん」
「ここまで大きくなぅて、呼び名も決まらないのは感じ悪いですしね。」
乱崎家の子供たちの名前は、全部超常現象対策局が選定したもので、正直このメンバーの中に
ネーミングセンスのある者は居なかった。
「この本とやらも没個性でつまらんものばかりだ」
「ちなみにほかの子どもたちにも聞いてみたのですが・・・銀夏くんのはなんだか源氏名みたいなのだし
帝架も月香も雹霞もよくわからないという事で当てにはなりませんでした」
そばにいてうんうん悩んでいたらしい優歌もまだ選びきれないでぐるぐる目玉になっている。
「そうねえ、昔からよくある方法だと、親の字を当てるとか、繋がりのある字を持ってくるとか」
「ふむ。それも簡単でいいかもな」
「太郎、次郎のような付け方ですね」
「凰火さんが『鳳凰』の『凰』だから・・・」
さらさら、
「『鳳』と『火』で『鳳火』なんてどうかしら?」
「千花さん、その漢字ですがちょっと音読みしてもらえませんか」
「【ほう か】 だけど・・・ あ。 」
「やっぱ駄目だな…ああもう、我が家にセンスのある奴はおらんのか!?」
・・・結局その日も決まらなかった。
なお、後日大日本帝國民法の一部改正が行われる事(出生届提出日の延長)
になるとはこの時は誰も思っていなかった事である。
最新刊読んで自分の中で 蜘蛛の株急上昇。
でもストイックな雰囲気になってしまって相手役が・・・・。
ダメなお父さんになってしまったキャラもいるし・・・・。
11さつめの数少ない男性陣の好感度
≪蜘蛛≫ > ハナゲ > 銀夏 > 眼鏡 > ピエール > (1000年の壁) > 赤いあいつ > 駄目父さん
11さつめのあたりさわりのない感想
・知紅さん美少女すぎる。どうみても29歳には見えん。
・雹霞はいつから常識人のツッコミポジションになったんだろう・・・。
・あれやこれやの話でいろいろとびっくり。
・今までの巻で一番面白かった。
新刊でたのか
買わねば
《蜘蛛》は初期の頃から好きなキャラだったのでレスを読む限り活躍するらしいから今からwktk
やっぱり雷蝶様救出とかしてくれるのか!?
>>411 「僕の着替えが不自然に消え失せているのですが…」
「どきっ」
「びくっ」
「…まあいいです。予備は108有ります」
414 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 14:10:48 ID:wZQMXIEh
来年29歳の知紅さん(バージン)がかわいすぐる!
>>411 眼 鏡 か ま っ て や れ ! ! !
萌えるすぐる
大変ごちそうさまです
>>411 逆に眼鏡は凶華様の黒タイツで抜いてると思いますです!
夜。星がきらめく夜。
乱崎家の母の部屋には三人の人影があった。
部屋の主である凶華、夫である凰火、そしてその二人の愛の結晶である赤ん坊。
「あまりじろじろ見るものでもないだろうに」
「なんだか幸せだなと思いましてね」
「にやにやするな気持ち悪い。崩壊寸前の顔をするな。眼鏡にヒビが入ったと思ったら顔中
崩れ落ちるというスプラッタの鑑賞会を凶華様は拒否する」
夫の態度に照れてほんのり頬を染めながら、凶華は赤ん坊を抱きミルクをあげていた。
子どもができて、ほんの少しだが大きくなった乳房に赤ん坊が吸いつく。
「まぁ、凶華様の授乳姿が聖母のようであまりに神々しいので平伏すのは仕方あるまい。
とくと目に焼き付けておけよ?」
「はいはい」
照れ隠しにいつものような不遜な態度に出る凶華にも変わらず微笑む凰火。
凶華は背中がむずむずするような感覚と戦いながら夫の視線に耐える。
ふと、むずむずしているのは気持ちの問題だけではないことに気づく。
凰火が、凶華の尻尾をちろちろと弄んでいた。
「な、何をする凰火。くすぐったいからやめんか」
「目の前で揺れてたので気になって」
そんなことを言いながら、夫は軽く握っていただけの手を滑らせる。少し力を入れて
根元から撫で上げた。
「にゃぁあ!これ、邪魔をするでない」
凶華の言葉に聞く耳を持たず、凰火が何度も擦り上げると凶華が耐えられず身を捩る。
「あ、ッ、ふぅ…ん…、にゃあぁ…ッ」
抱いた赤ん坊を落とさないよう必死で堪えるが凰火の手つきはいやらしさを増していく。
「あ、もう、なんだなんだ?!貴様も凶華様の胸をちゅうちゅうしたくなったか?」
「そういう訳でもないんですけどね」
そう呟きながら凶華の尻尾を扱き、もう片方の手で根元に親指を擦りつけるようにして刺激
する。
「あっ、あっ…あぁぅ…だめ、だ、やめろ…も」
「赤ちゃんにおっぱいあげながらそんな声を出す姿も中々そそられますね」
「こ、の、へんたいッ…!やめ、やめろぉ…」
母は乱れ悶えているというのに、腕の中の赤ん坊は変わらず乳を吸い続ける。
そのギャップに、先程までは幸せを噛みしめていたはずの父親が胸の奥底に熱いものを
燻らせ始める。
「凶華、本当に尻尾が弱いんですね…」
ふっと、熱い息を吹き込みながらひくひく揺れるネコミミに囁く。
同時に尻尾の先を親指でくりっと抉った。
「ひぁッ!」
びくりと身体を震わせると赤ん坊が驚いて口を放す。
その赤ん坊をぎゅうっと抱きしめながら凶華は身体をひくひくと震わせた。
「尻尾だけでイっちゃいました?可愛いですね凶華」
ひくんひくんと揺れる尻尾を優しく撫でつつ凰火は微笑む。
「こ、この眼鏡が…ッ、覚えてお…にゃう?!」
ギロリと凰火を睨んだ凶華だったが、突然の刺激に身体が跳ねる。
一度達して身体が敏感になっているところに、赤ん坊が乳首を吸ったのだ。
「凶華は赤ちゃんに吸われても感じてしまうんですか?」
にこにこしながら見ている凰火に心底腹を立てて再び睨みつける。
「くぅ…き、貴様こそ」
これはなんだ?
と凰火の手の中からするりと尻尾が逃げ、そのままパジャマに覆われた足を滑り股間へ。
「母親と赤ん坊のスキンシップを見ておっ勃てて、変態嗜好の持ち主だったのだな」
どう考えても凶華の痴態で元気になってしまった凰火の息子だが。
凶華は意地悪く笑みながら凰火のそれを服の上から緩やかに撫でる。
尻尾では夫の性器を愛撫しながら、胸の中の赤ん坊には母親の笑顔を見せる。
「パパは変態でちゅよ?パパみたいな眼鏡になると将来ロクな人生を送らないでちゅからね」
「ロクな人生ではなくなったのは誰のせいですか、全く。凶華やめなさ…う!」
自分を撫でる尻尾を掴もうとした凰火だったが、突然素早くその尻尾がズボンの中にするりと
潜り込み凰火の性器に巻きつく。それも、これ以上強くされたら取り返しのつかないことになって
しまう程きつく。
「いい度胸だな凰火?余計なことをいうと貴様のが二度と使い物にならなくなるぞ?」
胸元では相変わらず赤ん坊が乳を吸い、両手は赤ん坊を抱いてあやしたりしているのに、
尻尾が凰火を縛り付ける。つらい締め付けに凰火が顔を顰めて手出しできずにいると、ふと刺激が
和らぐ。その隙に逃げ出してしまおうかと考えた瞬間、尻尾がゆるゆると凰火のそれを扱きはじめた。
「ず、随分と便利な尻尾ですね、ハニー?」
「凶華様を赤ん坊に取られたと思って寂しそうにちょっかいかけてくるバカを慰めるにはぴったりだろう、
ダーリン?」
うねうねと動く尻尾に翻弄され、急に妻の笑顔が妖艶に見えてきた。
「何がいいたいのかわかりませんが。人間と会話したければもう少し日本語を勉強してわかりやすく
話してくださいね」
言った瞬間。凶華の尻尾の動きは激しさを増した。
自分の手とも、凶華の手とも、凶華の口とも違う。まして温かくて柔らかい凶華の膣内とも全く違う
感触。
触れられた瞬間はそのふさふさとした毛の感触にくすぐったさを覚えたが、凰火の先走りでしっとりと
濡れてきた毛はまとわりつくようにゆるく表面を刺激する。
「自分の立場を忘れたか?運命を、全て凶華様に握られているという立場を」
ズボンの中で暴れまわるように激しさを増す凶華の愛撫に大きさを増していく凰火の性器。
比例するように息を荒くしていく凰火。
変わらず熱い剛直に巻きついて扱きながら白い毛の生えた尻尾の先は凰火の先端の部分へ。
くりくりと舐めるように押し付けるように擦りつける。
「ふ…ぅん…ッ」
性感帯でもあるそれを夫のものに擦りつけて、感じないわけがない。
凰火は下半身から迫り来る刺激に追い詰められながらも、一瞬頬を赤く染めて熱い息を漏らした
凶華を見て微笑んだ。
「そうですね、あなたに握られてるのもわるくない…っ」
「えッ…!」
予想外の言葉に凶華は強く締め付けてしまう。
「うわ…ッ」
その瞬間、凰火は白濁をぶちまけた。
パジャマの中で。
するりと尻尾が抜けていき、つーっと白い糸を引きながら凰火からはなれていく。
「なんてことしてくれるんですか。うわぁ、誰が洗うと思っているんですこれ」
「勝手にぶちまけたのは貴様だろう?凶華様は悪くない」
意外に先程の言葉が効いたのか、凶華は伏せ目がちに頬を赤らめ自分の尻尾を握る。
そしてべたべたくっついた凰火の精液を小さな舌でちろりと舐め取った。
赤い舌に、白い液。
凶華の舌に、凰火の精液。
「……」
ぶつん。
凰火の中で何かがぶち切れた。
眼鏡の奥に仄暗い感情を湛え突然立ち上がる。
「ん?どうした?寝るのか?」
凶華が見上げると、一瞬のうちに赤ん坊を取り上げられた。凶華が呆然としている間にも慣れた
手つきでげっぷをさせるとベビーベッドに寝かせる。そしてコツでも知っているのか、一瞬にして眠らせた。
「……眼鏡魔法か?」
ぽかんと口をあけている凶華に再び凰火が近づき、今度は凶華を抱き上げると少々乱暴気味に布団
の上へおろす。顔を顰める凶華を軽く無視してその上に覆いかぶさるなり、凶華の唇に噛みつくように
キスをする。
「ぁう…ん、はッ…あふ…ん…ゃ…おう…か?」
凶華の舌を絡め取り、吸い上げ、吐息さえも奪い取るように口付ける。
凰火の唾液を飲み込もうとこくこくと必死で喉を鳴らす姿に更に煽られ頬を手で包むと限界まで唇を
押し付け喉の奥まで舐めるかのように口腔内を蹂躙する。
「はぁ、はぁ…はぁ…、………んふぅ……どうした…めがね…?」
二人共荒く息を吐いて呼吸を整える。
凰火に犯された唇は少し腫れたようにぴりぴりする。
吐いた息がお互いの顔に降りかかる中、凰火はじっと凶華を見詰める。
「どうやら…、寂しかったのは本当に僕の方かもしれません」
焼け付くような熱い視線を送られながらそんなことを言われ、凶華は一ミリも動けない。
ただただ赤い顔を更に赤く染めていくだけ。耐え切れなくなり、ふっと視線を逸らした瞬間、 はだけた
ままの胸に凰火が口付ける。
「あ、ん、…おーか」
「凶華、甘い…です」
「や、おーか…へんなこと…いうなぁ」
赤ん坊とは明らかに違う吸い方に、凶華の頭が真っ白になっていく。
「もぉ…でないし…や…あッはぅ…ん、やめ…」
「そうですか?甘い凶華のミルク出てますよ」
くり、くりと吸っていないほうの乳首を弄るとじわじわと母乳が出てくる。
そちらにも唇を付け、舐め取っている間凰火は身体に残された衣類を剥ぎ取る。
余裕がないのか、荒く息を吐きながらもったいぶらず全てを手早く取り去る。そして凶華の足を軽く広げると、
その潤った狭間に再び立ち上がった剛直を押し付けた。
ひたりと触れた熱くて固い凰火のものに、凶華はぴくりと身体を震わせる。
「ちょ、とまて凰火?さすがにいきなりは…」
「こんなに濡らして?ほら、少し擦っただけでこんなに…僕のにまで伝ってますよ?」
「あ、…そん、な…ぁッ、や…ぁ!」
くちゅ、と音を立てて先端を少しだけ出し入れする。ひくひくと蠢く凶華の入り口は、明らかに凰火を誘っている。
凰火の先端が中に潜り込むたびに凶華の膣はきゅうきゅう締まり、とろり蜜を零れさせる。もう入り口だけでは
満足できない。はやく中に全部埋めて掻き回して欲しいと凶華の全身に疼きが広がる。
「わ、わかった…わかったから…あ、凰火、も、はやく…いれ…て」
「はい」
嬉しそうに凰火が微笑む。
その優しい笑顔とは正反対の、グロテスクな凶器のような棒が凶華を突き刺しに掛かる。
「ひぁああ…ッん」
流石に一気には貫かないが確実に大きな質量のそれはじわじわと凶華の狭い膣内を押し広げ侵していく。
だがとろとろに溶け切った中はきゅうきゅう締め付けながらも凰火の熱く滾った欲望を思いのほか楽に飲み
込んでいった。
「…凶華……、のなか、温かくて柔らかくて、とても気持ちいいですよ」
夫が吐き出す言葉と吐息を浴びて、凶華の胸がきゅっと締め付けられる。
「よ、余計なこと言わなくていいから!ほら、動け?」
潤んだ瞳で見上げた凶華がそんな風に呟けば、箍が外れた凰火はただ欲望のままに突き上げるしかない。
くじゅ、じゅぶ、じゅぷ、…部屋中に響き渡るかのような水音をさせ、ぱたぱたと粘性のある液体が飛び散る
ほどに凰火は激しく腰を動かす。
「ひぁあッ、こら、もっと、ゆっくり…ッ!あふ…ふぅん…!」
「凶華?そんな大きな声出したら赤ちゃん起きちゃいますよ?」
「うぁあッ、とかなんとかいーながらそこ、だめ、だめぇ…そこばっか…!あッ、あぁあん!や、あ!」
忠告とは裏腹に、凶華が最も乱れる場所を突き続ける。高く悩ましい声が耳に心地よく響き、凰火の息も
獣のように益々荒くなっていく。
ぐちゅぐちゅととめどなく愛液で湿り、ぬるぬるの凶華の中はとても滑りが良いが、噛みつくようにきつく締め付け
てくる。そこを無理やり押し広げるように擦りつけ行き来すると、お互い快感に翻弄され悦楽の渦の中に飲み込ま
れていく。
部屋に赤ん坊が寝ている?他の家族に聞かれているかもしれない?そんなことは記憶の遠く彼方へ追いやって
しまい、もう自分の目の前の憎らしくも世界中で一番愛しい相手しか見えない。
凶華の顔にぽたぽたと落ちてくるのは凰火の汗か。だらしなく開かれた口に落ちてきた液体はしょっぱくて、
凰火のものだと思うとぞくぞくして更に興奮する。
「きょう…かっ…」
切羽詰まった声で妻の名を呼ぶと、凰火は繋がったままくるりと凶華をうつ伏せた。
「ん、やぁ…っ…おーかぁっ……あぁッ」
「はぁ…ッ凶華…すみません……」
耳元でそう囁くと、凰火は凶華の腰を掴み、一層激しく腰を打ち付けた。
「あぁ…ッ…だめ…おーかぁ…ッは…やぁ…ん…そんなにしたら…こわれるッ…」
ぱん、ぱん、と肌がぶつかり合う音。
じゅぶじゅぶと尽きることのない水音。
「大丈夫です、赤ちゃんがでてきたんですよ?僕のくらいどうってことないです」
「あ…そーだが…ぁあ…も、だめ…おーか…おうかぁ…ッ!」
膣内を幾度も幾度も擦られ、そこから生まれる快感に凶華の腰も凰火を求めるように蠢く。
自ら腰を突き出しているかのような凶華に欲情し、双丘に食い込むように置かれた指で
ぐいっと割り開き菊門を広げてみる。するとそこもひくひくと震えた。
「こら…!そっちは…だめだ…から…あぁ…ッふぁ…みるな…あぁ…みるなぁ…ッ!」
普段滅多に見られない場所を見詰められていると思うと羞恥心が凶華の全身を駆け巡った。
そのためきゅうっと締まった凶華に負けじと中を叩いてくる凰火の激しい責め苦に耐え切れず、凶華の上半身が
崩れ落ち、シーツに顔を埋める。 口端から零れた唾液がシーツに染みを作っていく。
「凶華…」
「アッ…あぁあ…あぁあああ!!」
くりっと爪を立てて繋がった場所の少し上にある突起を弾くと、凶華はびくびくと痙攣し絶頂を迎える。
だが痛いくらいに締め付ける膣内を凰火は尚も強引に攻め立てる。
「も、だめぇ…おーか……、きょうかさま…もう…ん…ふぅ…はッ…はぁ…ッ」
ひくひくしながら凰火のものを受けとめながら休ませてもくれない夫を少し恨めしげに睨む。
だが意にも介さず凰火は余計に攻める。
「きょう…か、…愛してます…ん…凶華…凶華…!」
「あぁ…う…おーかぁ…凰火ぁ……ひゃあ!」
凰火は目の前で揺れる尻尾を捕まえるとカリっと歯を立てて噛んだ。
同時に凶華の中へ爆発した欲望を容赦なくぶちまけた。
ずるりと自身を引く抜くと、糸を引いた白い粘液を見て凰火は小さくため息を吐いた。
「すみません…凶華……」
うつ伏せたまま荒く息を吐く凶華を優しく仰向け、額に軽く口付ける。
頭を撫でながら、ゆるく凶華の足を開きぐちゃぐちゃに汚れた秘部に手を這わせる。
「あ…ぅ…やあ…凰火…ぁ…」
凶華の中に指を入れ、自分の放った白濁を掻き出す。
敏感になっている凶華はきゅうっと目を瞑りその刺激に耐える。
「考えなしにしてしまいました…。またできてしまうかもしれないのに」
「あっ…あっ…いいではないか…できたらうめば…ひゃぁん」
「そんなことを言って。一人だけでも大変なのに」
ぐいっと中で指を折って凶華をいじめる。
だがまたしたくなってもいけないのでそれくらいにしてティッシュで拭いた。
「凶華様は全知全能だぞ?」
夫を睨むように、だが可愛く呟く。
「はいはい全知全能ですね。シーツは僕が換えますから、寝てしまっていいですよ」
完全に馬鹿にされているなと思いながらも、ぐったりした身体に襲ってきた睡魔には敵わず、
凶華は凰火に言われたとおり眠りに落ちて行った。
そんな妻をいとおしげに眺めながら、ふとベビーベッドに視線をやる。
「あれだけ騒いでいたのによく起きませんでしたね。やはり凶華と……僕の子どもですね、あなたは」
すうすう眠る妻とわが子を見て、凰火は再び幸せに浸っていた。
数時間後、赤ん坊の泣き喚く声で凰火は叩き起こされる。
「おむつ、じゃないし。え、まさかミルク?あれだけ飲んで寝たのに?凶華……」
当然のごとく妻はすやすや熟睡中。
普段でも叩き起こしたところで起きないのにあれだけ疲労させては起きるはずがない。
「少し待っててくださいね…はぁ………」
凰火はぎゃあぎゃあ泣き喚く赤ん坊を一生懸命あやしながら夜の暗い台所へと向かった。
423 :
1/3:2008/12/03(水) 20:18:21 ID:fvcE/CIc
>>417 GJ!そして感動するあまりお疲れレス書いていたつもりが
なんか短編になっちゃったんだぜ!ごめん!
↓
ふんぎゃああああー
「おお、よしよし・・・」
あれから数十分。乱崎家の末子のご機嫌を取ろうとするも、全くと言っていいほど状況は良い方に向かっておら
ず、ただ眼鏡アンド人外男性陣がリビングでおろおろしていた。
「・・・まだ泣きやまないの?」
「雹霞、あなたもテレビとか見ていないで助けてくださいよ。お兄ちゃんでしょう」
「ぼく4さいだからわかんない。それに声域波長を調べてみたけど、母親を呼んでるだけだよ。呼んで来ればいいんじゃない」
「うむ、これは母を呼ぶ子の声であるな。我輩にもわかる」
「まあそうはいかない事情というものがありまして・・・」
がちゃり、とリビングのドアが開き女性陣の登場。
「どうにもならないわね」
「さっぱり、ねむねむだよぅ・・・」
「千花さん、優歌。起こしてしまいましたか。申し訳ないですね」
「ううん、平気だよ。ふぁ・・・ いっ、いけないいけない。さっぱり平気なんだよ!」
「そうね、赤ちゃんは泣くのがお仕事だものね。それに泣く前から起きてたし。違う声が聞こえてて。うふふ」
「・・・最後になにか言いませんでしたか」
「べーつーに?」
「まあいいです。なんか怖いのでお父さん突っ込みませんよ。現状はこの通りなのですよ。凶華は起きませんしどうすればいいのやら・・・」
「あ、じゃあ月香のときみたいに姉様がだっこしてあげれば泣きやむんじゃないかなあ」
「ああ、そういう事もありましたね。さすが優歌、お姉ちゃんですね。いいことを教えてくれてありがとうございます」
「姉上殿、流石である」
「えへん」
「またあたしが汚れ役なの・・・?まあしょうがないわね。凰火さん、替わるわ」
「すみませんね、本当に」
「あたしだってお姉ちゃんだもの・・・うふふ、ちいさい。」
凰火から赤ん坊を譲り受け、その双丘のアクエリオン(仮称)によりかからせて、抱きしめる。だが無敵を誇ったそれも、
母を求める赤ん坊には効果がなかった・・・。
424 :
2/3:2008/12/03(水) 20:19:31 ID:fvcE/CIc
ふぇえ・・・ふぁあああうぅう・・・
「・・・千花さんの力を持ってしても泣きやみませんか。どうしたのでしょう」
「ほんと・・・自信なくしちゃうわ。まだ足りないのかしら?」
「千花さん以上を求めるって、そこまで言ったら何か別の生き物になってしまいませんか?」
「凰火さん・・・ミルクの話よ?」
雰囲気が怪しくなりつつある親子の会話に、状況を見守っていた優歌が決心した顔で一歩出た。
「姉様、わたしが替わるよ!」
「優歌?」
「優歌ちゃん・・・大丈夫?」
「うん・。わたしだってお姉ちゃんだから。きっとわかってくれるよ。」
「そうですね、優歌はお姉さんですものね。・・・お願いしてもいいですか?」
「う、うん。」
責任重大、と表情をかたくしつつも、きょうだいをやさしくだきしめようとぎこちなく受け取る。
平均よりも少々ちいさい赤ん坊ではあるが、優歌がだっこすると本当にミルク飲み人形のように見える。
(それは凶華が抱いていても変わらないのだが・・・)
「こ、こわれちゃいそうだね・・・お姉ちゃんですよ、さっぱり泣くのをやめようね。べろべろばぁ〜」
ふぇっ・・・あぅ・・・
『・・・』
息をのんで見守る眼鏡と巨乳。
きゃは・・・きゃっきゃっ・・
「泣きやんだ!?すごい、優歌すごいですよ!」
「優歌ちゃん、お手柄ね!」
「えっ・・・?わぁ、さっぱり笑ってる・・・!」
とたんに空気が和らぐ。優歌の腕のなかでにこにこと笑う赤ん坊。なんとかなった・・・と安堵する眼鏡と長女。
「さて、あまりお願いしても申し訳ありませんね。あとはお父さんに任せてください」
「え。だ、だいじょうぶだよ。さっぱりつかれてなんかいないんだから」
といいつつ、優歌も数キロある生物を緊張して抱き続けているのだ。腕がぷるぷると震えている。微笑する凰火。
「明日も学校でしょう。お疲れさまでした。」
優歌から赤子を受け取る。すると・・
・・・ふぇっ・・・ふわぁああん・・・びえええええええええ!!
「げっ」
「ほらあ!せっかく笑ってたのに!お父さんがわるいんだよ?」
「な、何故・・・お父さんですよ?」
まったく泣きやまない。眼鏡の評価急降下。またふりだしに戻った状況のなかで、千花の様子が変わる。
425 :
3/3 :2008/12/03(水) 20:20:27 ID:fvcE/CIc
「・・・」
「千花さん?」
「くらげさん、起きてる?」
「・・・もちろんじゃ、赤ん坊のことと思い我慢しておったのだが・・・正直喧しくて寝られぬわ」
「ちょっと人間体になれる?」
「・・・?まあ幸い今宵は魔性月じゃ。なれんこともないぞ・・・キラッ★」
たちまちに成人女性の姿に変身する。
赤ん坊を凰火から受け取り、月香に押し付ける。
「おうおう、ちいさいのう。かわゆいのう。ほほほ、お姉ちゃんじゃぞ?」
ふぇえんふぇぇん
「この月香ちゃんのないすばでぃで抱いてやっても駄目か・・・はぁあ、父君、
諦めて母君を起したらどうじゃ・・・このままではどうにもならぬぞ?」
「優歌ちゃん、タッチ」
「え?え? う、うん」
ぴた。とたんに泣き止む。
ぷー。あうー。
「・・・やっぱり・・・」
「な、何がやっぱりなのです。全然わかりませんよ。説明してください」
「逆よ」
「逆?」
「あたしと月香ちゃんにあって、猫さんと優歌ちゃんにまだないものは?」
「・・・おお、そういう事か」
どうやらこの赤ん坊、胸の凸凹で母親を見分けているもよう。
より地平線に近い方を好むらしかった。
「やっぱり・・・」
「父君の血じゃのう・・・遺伝と言うものは恐ろしい くわばらくわばら」
「それは僕が特殊性癖の持ち主という意味ではないですよね!?止めてくださいね
そういう本人の意思を無視した先入観は!?」
その頃、特殊性癖の受領先であるネコミミママといえば。
「くー。すぴー。。凰火ぁ・・・あまりそこばかり・・・さわるでない・・・うふふぅ・・・」
爆睡継続中。
弥勒菩薩の光臨まで起きて来そうもなさそうだった。。。
皆イイヨイイヨ〜!
今更ながらに狂乱ハマりそうです
凰狂いいよ凰狂
最近百合ばっか書いてましたが、久々のノーマルなので気合い入れて
書こうwまだ完成には程遠いけど
やっべ間違えた凰凶だたー!!
俺先日凶華様目的で見始めたんだけど、いつのまにか銀夏に胸がときめいてる
…俺男なのに。
>>凰狂
まあある意味間違いではない。
やっと新刊読んだ
閻禍×朝夜とか閻禍×泪雨夜とか書きたい願望はあるんだが
もう、設定確認のために前の話を読み返すのすら辛い…
だからこそ幸せな話も書いてあげたい、って想いもなくはないんだけども
>>434 おうかのせいえきでねんしょうするふろなのですね?
8にんぶんわかすには8かいですね?
パパママはたいへんですね?だいへんたいですね?
新刊読んで来ました
ミリオン×不解宮の百合夫婦マダー
>>440 外したら妻の無い胸がますます見えなくなっちゃうじゃないか!!
>>434 「・・・勘弁してください・・・」
「ふふ、いいだろう。たまには憐れな眼鏡に情けをかけてやるのも
神の務めというものか。・・・よかろう。愛して、やるぞ・・・」
凶華のちいさな手の中で弄ばれるだけ弄ばれ、我慢が出来なくなったかビクビクと脈打つ
凰火の肉棒を、舌の先端で突付くように愛撫する。
そのうちにざらざらとした猫舌が亀頭全体を嘗め上げはじめた。
薄い舌は思いのほか力強く、幼い彼女の容姿が対応するには似合わない猛り狂った陰茎は
ともすればアイスクリームを融けてしまわぬ内に食べてしまおうとするように
ぺろぺろと嘗めまくられている。
風呂場に湯の音とは思えないいやらしい水音が響き渡る。
「んくっ・・・」
れろ・・・れる・・ぺちゃ、ぴちゃ、ちゅるぅ・・・あむぅ・・・
はむっはむっ……ちゃぷ……ちゅ……かぷっかぷっ
そのうちに亀頭をかぷりと頬張る。凶華の小さな口にはとても入りきらないのだが、
少しでもすべて包もうとがんばっている姿に、凰火も興奮を隠し切れない。
「おうか・・・どう・・・ら・・・はぅ・・・これ・・・しゅき…か・・・?」
上目遣いで、下腹部でささやくように聞いてくる。なんて恥ずかしい台詞だろう。
しかしその甘くいやらしく脳の奥まで響く言葉が、凰火の快楽をますます呼び誘った。
「は、い…好き…ですよ・・・っ・・・凶華…」
「ひょぅ・・・か・・・よかった・・・」
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ。
凰火が感じているのを知り、嬉しくなったのだろうか。凶華の舌技が大胆になっていった。
舌と同時に、お留守だった手で男茎を扱く。無意識なのか、余った手で自らを慰めだした。
凰火もそれに気がつき、ゆらゆらと動く凶華の尻肉に手を回し、強弱をつけて揉みしだく。
「ふぅ!?ん、むぅぅん・・・ちゅる・・・ちゅぅ・・・」
その反応に手ごたえを感じ、足を少し動かして凶華の乳首に摺り付けてみる。興奮しているのか
既にその部分はこりこりと固くなっていた。
「あふぅ?・・・あっ・・・らめ・・・さわるなぁ・・・はぁん・・・」
「いえ・・・僕ばかり気持ち良くなって・・・悪いと思いますので・・・」
「そんな気は使わんでいい・・・凶華様がしたいようにしてるだけだ・・・きゃぅっ」
黙って、尻尾の付け根を優しく、触る。凶華はここが弱いのは知っているのだ。
「ばか、ばかあっ・・・いいっていっているのに・・・!・・わ、わかった。もっと・・・気持ちいい事を
して・・・やればいいんだな?」
凶華の右手が、凰火の陰嚢へ伸びる。
むにむに、くにくにと睾丸をいじりはじめ亀頭を吸い、カリ先を軽く食む。
「んぐじゅちゅ・・・ずっ・・・ちゅううっ……!ぢちゅっ・・・ちゅぷ…
ん、んんっ・・・!じゅるるる・・・くちゅぅぅう…ちゅぽちゅぽ…」
「うぁッ・・・!そんなことまで・・・しなくていいですっ・・・きょ、凶華っ・・・!?」
「ふぁふぃにふぃたのふぁきふぁまふぁふぉぅ?(先にしたのは貴様だろう)」
「〜〜〜!!」
もはや限界が来ている。
「凶華、凶華・・・上手です・・・もう・・・出てしまいそう・・・」
「い・・・いぞ・・・出せッ・・・出して・・・受け止めるから・・・」
「すみません・・・すみません・・・どうにもできない・・・!う、ううっ・・・はあッ・・・!」
どくん。
「・・・!ぁぅ・・っ・・・う・・・」
大量の迸りが凶華の咥内を蹂躪する。一度ならず、何度も、何度も。躍動する。
どくっ。。。どくどく・・・びくっ・・・びく・・・
「こくっ・・・ん・・・ぷはぁ・・・」
受け止めきれなかった白濁液が、凶華のからだを、湯船を汚して行った・・・
--------------------
「凶華様たちが最後でよかった、な。こんな湯に浸かって優歌や千花が孕んでは困る」
冗談なのか本気なのか判らない。
「・・・凶華なら問題は無いのですか?」
「うむ。・・・じゅうぶん温まったな?じゃあ次は凶華様が「暖まる」番、だぞ?」
じゃぷ、と湯船に入り込み、おおきく腕を、足を広げる妻。
妖しく輝く薄緑色の瞳で、猫のように笑う。
そんな妻への感謝の気持ちをこめて、凰火の誠意が凶華を満たしていった。
初冬の風呂場での「他愛の無い」出来事だった。
444 :
434:2008/12/06(土) 23:33:56 ID:njh0M/8w
>>442 続編きたああああああああああああああありがとうございますorzorz
事後、お湯が入っちゃってぼたぼた垂れて恥ずかしがる凶華様を夢想…
そして出したものは、かきたまっぽくなって浴槽の内側にこびりついて、
掃除しても完全にとれなくて、子供らに突っ込まれるフラグですね!わかります!
その・・・このスレで言っていいのか分からないんですけど○○誌買わせて頂きました
すっごくエロかったです、今でも使わせてもらってます、ありがとうございました神様
447 :
427:2008/12/08(月) 18:11:02 ID:fkeeBvel
ども、427です。予告していた凰火×凶華SS投下します。
男女のえろってむずかしいよママン…
我慢できなくって11巻のカラーみたら抑えきれないパトスがわきあがったんです
しょうがないんです。
・当方2巻までしか読んでないので矛盾があるかもしれません。
・6レス失礼します
分かってはいた。
分かってはいたのだけれど。
乱崎家に起きる出来事はいつだって突然で。
「ねぇお父さん、お母さん」
「なんだ我が娘よ!」
「なんですか?優歌」
和やかな夕食時。今日のおかずは肉じゃがときんぴらごぼう、それに油揚げの味噌汁。
…最も、これは『人間用』のメニューではあったが。
銀夏はバイトで遅くなるらしく、テーブルを囲んでいるのは凰火、凶華、千花、優歌の4人だけ。
時折、凰火が凶華のめちゃくちゃな発言に突っ込んで千花と優歌がそれに笑う。いつも通りといえば
いつも通りの光景。そんな夕食も終わりかけた時
何のはずみか、優歌がふと思い出したように尋ねる。
それは、一種の爆弾。ある意味閻禍の存在よりも危険なそれは、いつもよりかは
幾分か平和だった乱崎家の食卓を一気に気まずい空気へと変化させたのだった。
「弟とか妹はもうできないのかなぁ?」
「「――――――――――っ!!?」」
瞬間、凰火の手からぽろりと箸が落ち、凶華の顔は瞬間湯沸かし器のように
一気に真っ赤になった。
「な、なんですか?優歌。突然に…」
「えっとね、友達のお母さんに赤ちゃんが産まれたんだって。色々お話聞いてたら
私もさっぱり欲しくなっちゃったの。私も赤ちゃん抱いてみたいなぁって…」
混乱しきった頭の、それでもどこか冷静な部分でなるほど、と凰火は思う。確かに優歌には2人の弟(?)と
1人の妹(??)がいるけれど、どの兄弟も抱くにしては大きすぎるしそもそも人間ですらない。
そんな優歌が、人間の赤ん坊の話を聞けば自分も抱いてみたくなるのも当然なのかもしれない。
一応親としては子供の願いは出来る限り叶えてあげたい。あげたいが。
どうなんでしょう、ねぇ?奥さん。
ちらりと凶華の方を窺うとまださっきのダメージから回復していないのか
同じ姿勢のまま微動だにしていない。
ちなみに先ほどから空気と化している長女は面白いものを見つけた、と言わんばかりの顔で
にやにやしている。
「え、えーとですね、優歌。赤ちゃんはですね………」
お互いに初心な者同士。キスもまだ慣れていないのに、子供なんてまだまだ先の話だと
思っていた凰火は、いかに遠まわしに伝えようか言葉を選べずにいた。
「…出来ないの…?ねぇ、お母さん…」
涙目で、石になってる母親を見ると優華は小さな声で呟く。それを聞いた凶華は我に返ったように
ぴくりと青い猫耳を動かし――
そして叫んだのだった。それはもうはっきりと。
「なにをいうか優歌よ!!この凶華様に不可能なことなど何一つないっ!!」
気まずい食卓はやはりどこか気まずいまま終了し、凰火と凶華は
凰火の部屋…ベッドの上で正座で向かい合っていた。
「――だから、どうしてあなたはこう突飛な発言ばかりするのです。
出来ないことを言って後悔するのはあなたでしょう。売り言葉に買い言葉にも限度がありますよ」
「…この全知全能の凶華様に無理なことが一つでもあってみろ。
下々の民は嘆き、惑い、ついには太陽まで隠れてしまうであろう?」
「御託はいいですよ…」
はぁ、と凰火はため息を吐く。
凶華がとんでもない宣言をした後。
優歌は「本当!さっぱり嬉しいよー!」なんて目をキラキラさせながら飛び跳ねて
そんな優歌に姉である千花は「まぁまぁ優歌ちゃん。赤ちゃんが出来るには
優歌ちゃんの協力も必要なのよ?」なんて、2度目の爆弾を落としたのだった。
優歌の協力!?何をいう気だ!と両親が戦々恐々してる間にも千花の言葉は続く。
「え、?私の協力?」
「そうよー。赤ん坊が生まれるにはね…。優歌ちゃんがいい子になって
早く寝ることがすごく大事なの」
「?うん、わかった!じゃあお父さんお母さん楽しみにしてるね!あたしいい子
にしてるから」
『子供のつくりかた』なんてまだ全く分かっていないだろう乱崎家の次女は、爽やかな
笑顔と共にそういったかと思うと、ぱたぱたと軽い足音を
立てて自分の部屋に向かっていった。…恐らくは姉の言葉である『いい子にして
早く寝る』ことを忠実に実行するために。
程なくして余計なことを言った張本人である千花も「じゃあ、私も今日は早く寝ようかしら。
凰火さん、猫さん、優歌ちゃんの期待を裏切らないようね」なんて、この上なく楽しそうな
表情を浮かべながら去っていった。
かくして、リビングルームには呆然と娘たちの去っていった方を見る両親と
我関せずとばかりにぷかぷか水槽の中に浮かぶ乱崎家の末娘だけが残ったのである。
「――か。ぉ――か!…おい!貴様!!」
ごん、と頭頂部に鈍い痛み。
じんじんと広がる痛さはどうやら、人間離れした怪力を持つ目の前にいる少女に
チョップをされたせいらしい。
凰火が顔をあげると頬を染めた凶華が上目づかいでこちらを睨んでいた。
その表情にいい意味でくらりとしかけて、しかし表面上は冷静に
凰火は答える。
「なんです?」
「…っだ、だからだなぁっ…!」
凶華は元々桃色に染まっていた顔をさらに赤くさせ俯き、普段の傍若無人な態度からは
考えられないような小さな声でぼそぼそと喋る。
「……こどもを……つくって…やってもいいというのだ……。
その…貴様との間に……」
「きょ、凶華…!?」
凰火は幼いころに両親を亡くしたせいで愛することを怖がるようになり、
凶華は地下帝国で神と崇められ、結果愛されることを知らずに育った。
そのせいか、半ば無理矢理夫婦になり、そして愛情が芽生えた今でさえ
なかなか二人の距離を詰められずにいた。そんな時に思いがけず発せられた妻からの言葉。
これでどきりと心臓が跳ねない男がいるだろうか。
だけれど、本当にいいのだろうか。二十歳を過ぎた立派な成人とはいえ、
小学生の様な薄くて抱きしめたら折れてしまいそうな小さな体に
自分の激しい欲望をぶつけてもいいのか。
凰火がどうすべきか言葉に詰まっていると焦れたように凶華が口を開く。
「えぇい!何を迷っているかこの朴念仁!この凶華様が直々に「いい」と
言っているのだぞ!」
そう言って、凰火のパジャマの襟を掴み自分の方に引きよせ、
凶華はちゅ、と唇にくちづけた。
触れるだけの軽いキスが離れ、そのくせ恥ずかしいのか凶華は真っ赤な顔をしてぷい、と
下を向いてしまう。
「…いいんですか?凶華。もう、止まれませんよ?」
最終確認のように静かに凰火が語りかける。凰火とて今にも爆発そうに心臓は鼓動を
刻み、血は沸騰しそうなほどに熱くなっていたが、妻に負担を掛ける訳にはいかない。
「…なんども言わせるなっ…!!凶華様は本当に貴様のことが――」
言い終わらないうちに、凰火は凶華の顎を捕らえて上向かせ、唇をふさいだ。
手加減なんてなしの、濃厚なくちづけ。これまでキスはしたことがあっても
こんなに激しいものは凶華にとって初めてで。息継ぎもままならないまま、
体格差のせいで重力に従い落ちてくる唾液を呑み込み、じんわりとした気持ちよさを
受け入れる。
「…っ、く、ふぅっ…ん…っ」
凰火の舌が軟体生物のように凶華の口内を好き勝手に暴れまわる。
凶華の舌に絡めたと思ったら、歯列をなぞり舌の裏や上あごまで余すことなく
ねぶっていく。
一体どれくらいそうしていたのか、それすらも曖昧になりながら唇が離され
二人の間を銀糸だけが繋ぐ。
「っぁ、ぁっ…?」
気づくと、凶華はふかふかのベッドに押し倒されていた。蕩けた頭で状況を確認し、そして
ぼんっと音が出るほどに顔から火を噴く。
「凶華…」
「な、なんだ…?凰火…」
たまらない、といった風に熱くなった声音で自分の名前を呼ぶ凰火に
同じように熱い息を吐きながら問いかける。しかし、凰火はその問いには答えずに
凶華から離した唇を頬や、首筋に散らしていく。時折、強く吸いついては
自分の物だというように赤い印をつけるのも忘れない。
ちゅ、ちゅ、という軽いキスの音と荒い呼吸音だけがこの部屋にあるすべての音で、だからか、
大きく反響して凶華の耳まで犯し、それがさらに体を熱くさせていった。凶華は
所在なく彷徨わせていた手を凰火の後頭部に回し、ぎゅうと自らの体へと引き寄せた。
それは、予測しにくい凰火の攻め方の刺激に少しでも耐えるためであったが、
その姿はまるで母親が子供を抱き締める姿のようにもみえた。主導権を握られっぱなし
だった凶華がその事実に気づき、猫のようにくふ、と喉を鳴らして笑う。
「ふふ、凰火。なんだか幼子みたいだぞ?母親に欲情するとは変態だな?」
「…あなたは僕の母親じゃなくて妻でしょう。…それに、仮にあなたが
僕の母だとして……こどもにこんなことされて感じてるあなたの方がよっぽど
やらしいと思いますけどね」
言って、凶華の背に回していた手をするりと動かし、すでにぷっくりと膨らんで
薄い寝間着を押し上げている乳首を指先で押しつぶした。
「ぅにゃ、あ、ぁぁあっ…!?」
「ほら、触ってもないのにこっちだってこんなに…」
もう片方の手は脇腹を通って、ショーツの中に入り込む。反射的に凶華の内腿が締まるが
それより一瞬早く凰火の手が凶華の一番大事なところに潜る。未だ誰も汚したことのない
凶華の秘所はそれでもじっとりと濡れ、綻び始めていた。
「まったく、本当にいやらしいですね?うちの奥さんは」
「うぁ、ぁ、それ、は、ぉーかがこんなこと…ばっ…かり、するから、だろうがっ…」
立て続けに強い快感が襲ったせいか、凶華は折れそうなほどに背を反らし
ネコミミから尻尾の先までぴくぴく小刻みに震えている。それがまるで
「もっと」とねだっているように見えて、凰火は入口の辺りを往復させるだけだった
指を凶華の中へと挿れ始める。十分に濡れていたおかげか、凶華の熱く潤むそこは予想外にすんなりと
凰火の指を飲み込み、待ちわびていたとでもいうように指をきゅうきゅう締め付けた。
ゆるゆると丹念に浅いところだけを往復させてほぐしていく。凰火は乳首を服の上から
カリカリ弄っていた右手は器用に片手だけで凶華の寝巻きのボタンをぷち、ぷち、と
一つずつ外していき、はだけた前から手を入れ直接桜色に染まって膨らんでいる乳首を摘まんだ。
「にゃ、あ、ぁぁッ!っひぅ、う、おーか、それ…だめぇ…っ」
「どうして?気持ち、いいんでしょう?」
笑みを崩さずに問いかける夫に悔しさを覚えつつ、凶華は必死に震える声帯で
言葉を紡ぐ。羞恥を押し殺して、大きな瞳の端には涙を浮かべながら。
「………よ、よすぎるからぁっ…だから、ダメだってばぁ…!変になっちゃ、ぁあっ」
「…そんな理由じゃやめる訳にはいきませんね」
凶華の言葉に軽く眼を見開いて、凰火はにっこり、そんな擬音がぴったりなほどに
笑みの形を深くした。内心ではどうしようもないほどに凶華を欲していたが
まだこの小さな体では自分のすべてを受け入れられない、そう判断する。
一度入口まで引き抜いた人差し指に中指を添え、挿入していく。性経験のない
凶華はまだ中で感じることを知らず、異物感しか感じないだろう。
だから。快感を引き出すように、体で悦楽を教え込むようにゆっくりと内壁を
擦り、それと同調させるかのように唇をもう一つの乳首に寄せ、口に含むと
吸い上げ、舌でつつき、舐めあげた。すでに腕を上げる力もないのか
凰火の頭を抱きしめていた両腕はだらりと弛緩し、シーツのを頼りなく握っている。
「ふぁ、あ、あああっ、おーかっ!おーかぁっ!」
凶華の秘所は凰火の2本の指を根元まで飲み込み、くちゅ、ぐち、と淫らな音を立て始めて
いた。そろそろいいだろうか、凰火は口の中にある乳首に軽く歯を立てながら
考える。もうすっかりとろとろになってしまった凶華はどこかに触れるたびに
喉の奥から喘ぎ声を漏らし、ひくり、ひくりと震えている。
凶華の体を気遣うと決めていた凰火だったが、こうもいちいち可愛い反応を見せられてしまって
いてはいやがおうにも体は興奮し、熱が解放を求めて体中を暴れまわっている。
「…ぉーか」
「…どうしました?凶華」
どうしたものか考えながら、ゆるゆるとした愛撫を続けていた凰火は凶華の蚊の鳴くような
声に顔をあげた。
「…も、いいからぁっ!」
「え…?」
「な、なんか、さっきから変なんだっ!…っあ、なんか、奥の方がじんじんして、
む、胸もぎゅうって切なくなって…っ。だから、おーか、ちょうだい…?」
ずくん、と腰のあたりが疼くのを自覚しながら、余裕の仮面を捨てた凰火が
眉根を寄せ問う。すでに自身は張りつめ、暴発しそうなほどに熱くなっている。
「…もう、いいんですか…っ?」
「こ、この凶華様が良いと言っておるのだ…!だから、だから…っ。
おーか、も、がまんできないから…!」
「…わかりました。…痛むと思いますが、我慢しろとはいいません。
思いきり爪を立てていいですから…。その代り、歯は立てないでくださいね…!」
凰火はそう言ってシーツを掴んでいた凶華の手を自分の背に回させ
自分のものを取り出すと愛液でぬるぬるのそこに何度か擦りつけ――
ぐぷ、と先端を押し込んだ。
せめて他の快感で気を紛らわせることが出来るように、凶華に口づけ、
右手は今まで触れてこなかった肉芽を皮の上から刺激する。
「っふーっ!んん、んーっ!!」
もちろんそれで痛みがすべてなくなるはずもなく、凰火が腰を押し込むたびに
背中に突き立てられた爪が食い込む。
「凶華…ッもう少しですから…!」
「………っ、っぁ………!!」
暫くして漸く最奥に達すると、凰火は深く息を吐いた。腕の中の凶華は全力疾走した後のように
全身から汗を噴き出し息を荒げつつ、凰火の方をぼんやりとした目で見つめている。
「凶華…全部入りましたよ…」
「ぅあ、あ…?あ、そ、そうか…ここに…おーかのが…」
いつもの横柄な態度はどこへ行ったのか、幸せそうに微笑み下腹部を自分の手で撫でる。
ぷちん。
その瞬間、凰火の中で何かが切れる音がした。それは、おそらく理性という名の
最後の防壁。
「あ、あぁ!?ひゃ、ふぁ、ああっ?お、おーか、何で
中でおっきく…っ」
「…すみません、凶華。…もう手加減できないかもしれません」
「っひああああっあ、あ、おーか!おーかぁ!!」
凰火は凶華の細い腰をがっちりと掴むと少しずつ凶華の中にぴっちりと収まったものを
引いて、抜ける直前でまた押し戻すという動作を繰り返す。狭い凶華の中は
処女の証である鮮血と愛液でぬるぬるのはずなのに、凰火の剛直をきつく食い締め
ひくひく蠕動し続ける。
そのうちに凶華の感じる場所が分かってきたのか、ある一点を集中してえぐり、
乳首を弄っていた手は背中を滑らせ、滑らかな双丘の間にある
ネコミミと同じ青い毛並みの尻尾の根元をきゅっと握ってみる。
「うにゃああああぁあっ!あー!はぁっ、あ、あぁっ!
いっちゃ、…ぁ、イっちゃうよう!おうかぁ!」
思っていたとおり、そこは一等敏感な場所のようで扱きあげるたびに蕩けきった
甘い声で、それこそ猫のように鳴き続ける。
「可愛いですよ、凶華。僕の愛しい奥さん」
凰火の言葉にぐっと心臓が締め付けられ、許容量を超えた快感に涙が滲む
顔をあげると、普段の冷静な夫からは考えられないような必死な顔で
ぽたり、ぽたりと汗を落とす凰火の姿があった。
あぁ、愛おしい。
今まで知らなかった感情。
欲しいと願ってきたもの。
愛し愛されること。
そしてそれを手に入れることができた無上の喜び。
色々な感情がない交ぜになって、凶華は力の限り凰火を抱きしめ
精一杯の声で叫ぶしかなかった。
「おーか!おーか!!…すき、だいすき…っ!あいしてる…!」
「…僕も愛していますよ。凶華…!」
互いに抱きしめあい、ラストスパートに大きく腰をグラインドさせ
噛み付くようにキスをした。
「―――――っ!!!」
絶頂の叫びは凰火の唇に塞がれ音には成らず、凶華は体の奥で
凰火の熱い迸りを感じた後、頭の中が真っ白に染め上げられていった。
意識を手放した腕の中の女の子を抱きしめ直しながら凰火は噛み締める。
再び愛する存在が出来たことを。
少し前の自分には想像すらできなかった、奇跡のようなこの出会いを。
偶然と必然に彩られた狂乱とその幸せを。
そして彼もまたふわりと眠りに落ちた。
―――数ヶ月後、乱崎家に第7子の存在という狂乱が発覚するのは―――また別の話。
454 :
427:2008/12/08(月) 18:22:03 ID:fkeeBvel
以上です。
やりたいことも少しあったんですが(クリ責めとかクリ責めとか)
はいりませんでした
っていうかもう少し前に知ってたらあのイベント狂喜乱舞して
隣の方に行ったのに!…凹
…今から3巻読んできます
>>454 あ な た が ネ申 か
GJGJGJ…!喩えこの身が朽ち果てようとも
君にGJをおくり続けるよ、乙!
なんか描きたくなったじゃないか…
>>454 おお…神の降臨じゃあ…
まじで感涙はあはあ…!
これで三巻よんだらどこまで神化してしまうのか…
ありがたやありがたや
>>454 凶華様ももちろんかわいいんだけど
ラストの必死な眼鏡がかわいいよう愛しいよう!!
くらいまっくす独特のせつない雰囲気が…!
とにかくGJ!空前絶後に萌えました!
またのお越しをお待ちしております!!
>>454 なるほど、これがネ申か…!!
GJ!!夫婦の互いへの愛おしさが狂おしい程に伝わってくるぜ!!
ああ、やはりこの夫婦はいい…。
素敵な萌えをありがとうございます!!
459 :
1/4:2008/12/10(水) 07:21:29 ID:e4xMAGj6
寒い冬です。こたつが恋しい季節です。こたつは家族の社交場。男女の情熱リング。
今宵も四角い陣地で夫婦の戦いのゴングが鳴る。
「炬燵はいいな・・・人類が生み出した文化の極みだなあっー!」
「訳が分かりませんから。寝るのならちゃんと布団で寝てくださいよ」
「うるさいなあ。きょーかさまは寒いのが嫌いなのだー。炬燵こそパラダイス。故郷シャングリラの暖かさなのだー。
それを奪う権利は貴様には1ccたりとも無い。それに、貴様こそ眠いのならさっさとだらだらせずに独りで
寂しく部屋に戻ればいいだけではないか孤独眼鏡」
うりうり、と器用に炬燵の中を陣取った足が対面の凰火(の、一部)をいぢり倒してにやりと笑う。
「そ、そういう事こそやめなさい。こたつは布団と違うのですよ」
「それとも何だ、凶華様が子守歌を歌ってあげないと眠れないからだになっちゃったのかな〜?ん〜?」
「・・・それは貴女の方でしょうに」
一方的ないぢり倒しが気に入らなかったのか、すこし冷たい態度のまま、凶華の両足をいきなり掴み、自分の方へ引きよせる。
「うおっ!?あ、足をひっぱるなあ・・・ ううう、さみゅい・・・」
炬燵からはみ出た足をぱたぱたさせるが、両足首を極められている、逃れられない。
たいした力も無いはずなのだがつくづく技能についてだけは常に向上心のある夫だ。
「大体寒い寒いといいながら裸足でいる方が悪いのですよ。暖房に頼る前にまずは衣服で調整するのが防寒の
基本です。少しは我が家の光熱費節約を手伝ってくださいね?」
「凰火、なんかオバサン臭くなってきたな・・・」
むっ。
凰火が心外な、といった顔をする。そして。
かぷ。
凶華の足の指を、唇で軽くはむはむ。
あいている指で指と指の間をくにくにといじる。
「!!うひゃ、ふひゃふふふ、くすぐったい!」
「・・・ああ、「ここはまだ」でしたか。では教えてあげましょう」
凰火の舌が指と指の隙間に入り込み、微妙に動く。
「ふはは・・・ぁひ・・・ん?・・・あぅ・・・ちょ・・・やめ・・・」
「どうですか?まだくすぐったいですか?」
「やめっ・・・やめろ・・・このへんたい・・・っ」
「あたたかいでしょう?]
「・・・ぅ」
「おやおや、炬燵に長く入っていたせいですかね。こっち・・・凄く熱いですよ?」
凶華の愛用するシンプルな着ぐるみの下は、つけている意味がないような下着だけだ。知っている。
さっ、と腕をくぐらせて、凶華の秘部を弄くる。火照っているせいかすぐにぷちゅぷちゅ、と
愛液の染み出す音が聞こえてきたが、いつもと違い抵抗らしい行為をしてこない。
460 :
2/4:2008/12/10(水) 07:22:35 ID:e4xMAGj6
「やめろ・・・やめろ・・・おうか・・・」
「やめませんよ。僕の進言を無視したらこうなるのです。諦めなさい」
「だって…このままだと…」
「?」
感じているのだろうが、内股がきゅっと締まったままでそこに力点が集中している。
どうにも落ち着かない様子。
ふと炬燵の上においてある果物籠の中を見ると、夕食の後も山盛りにしてあったはずの蜜柑が
片手で数えられる程になっている。炬燵に一番ちかいゴミ箱の周りはオレンジ色の残骸だらけ。
「・・・」
すべて理解できた。一見穏やかだが意地の悪い笑顔で、凶華の弱い部分を攻め立てる指の動きが早くなる。
「やはァっ!!やめろ、やめてくれ、やめ・・・だめ・・おねがいだから・・ごめん・・・謝る、あやまるからっ・・・
もう・・・ くぅ・・・だ、だめ、でちゃう」
「何がでしょう?」
「わ、わかってるくせに・・・やめ、だめ、らめぇ―――あ・・・っ・・・」
ぷしゃぁぁっ
たちまち、着ぐるみの下部がしとどに濡れ、炬燵布団まで染みていった。
「あっ」
「い、いやぁああっ・・・」
「おもらしなんてして・・・ペットのいる家では炬燵を出してはいけないというのは良く聞きますが・・・
凶華あなたってひとは本当にしょうがないですね・・・?」
「このっ・・・!」
ぴしぴしぴしっ
炬燵布団からはみ出た尻尾が応戦して凰火に訴えかける。
「・・・地味に痛いです」
「凰火のせいだ、凰火のせいだ、うわぁん!うぇえええええん・・・」
「怠けてトイレに行かない罰ですよ?暴力に訴えかけるのは止めなさい。無駄です。ああ、
もしかして凶華、僕との体格差を忘れています・・・?では、分かりやすくしてあげましょう」
凰火が腰を突き出し、凶華の股間が寄せられていく。
粗相がそのままになった股の部分へ布越しにぐぐっ、と凰火の肉棒が当てられる。
すり・・・すり・・・ずにゅ。ずにゅ
「あはぁっ!?」
「物凄く濡れてますけど・・・おもらしのせいだけでは無いですね?えっちな香りをさせて。本当にうちのネコミミは
躾がなってないですね・・・」
「ぐすっ・・・うにゃ・・・う・・・っ・・・」
恥ずかしさとその強引な言葉責めが、逆に甘い薬のように凶華の体を蹂躪していく。
461 :
3/4:2008/12/10(水) 07:23:47 ID:e4xMAGj6
「動物みたいなあなたには、動物らしい躾をして差し上げます」
にこり、微笑する夫に ぞくり、震える嫁。
この顔は、実行する顔だ。ならばどう抵抗しても無駄だろう。諦めて、その体の緊張をほどく。
「今日はずいぶん素直ですね。ずるいです・・・素直なあなたはとても可愛いのですよ?」
きわめて丁寧に、几帳面に、器用な手つきでするすると凶華の夜着を脱がしていく。
炬燵の熱により既に粗相は乾いているものの、染みついた液の跡がくっきりと残っている。
「優歌に見られたら、どういう事になるでしょうね?」
「・・・・・・やあッ」
とわざとらしく耳元で嗜虐的な事を囁いて、凶華の羞恥心を煽る。その間も局部同士を擦り付けるのは、止めたりしない。
凶華のほうは、もうクロッチの部分からぬるぬるとした愛液が染み出して零れ落ちるほど凰火を欲しがっているのだが。
「凰・・・おうかぁ・・・」
「何ですか?僕はあなたと違って携帯電話などという能力は無いのですから。きちんと言って貰えないとわからないですよ?]
「くぅっ・・・い、言えるかっ・・・言ってやるかあっ」
「おやおや、ヒントまであげたのですがね。素直な方が可愛いと言っているのに」
では問答無用でいいのですね。嫌と言っても遅いですよ。
唯一残っていた下着を指でずらし、最低限の隙間から己を押し込んだ。
ずらしただけの股布が凰火の肉棒に圧力をかけ、只でさえも堅い憤りがますます硬直する。
「いっ・・・!?何をっ・・・このへんたいへんたいっ・・・あ、あふ、はふぅッ」
そのまま細腰を掴み、ずんずんと深く荒く動き出す。
腰と腰が密着して、自然と深く繋がったまま下から突き上げられるかたちになる。
凰火が強く付きつけるたびに、快楽に跳ねてしまう身体が熱された赤外線によってじりじりと焦された。
「あんっ、あんっ・・・やめっ・・・うごくなっ・・・あっ・・・熱いっ・・・!凰火、熱いよぉっ・・・!」
「感じているのだから熱いのは当然ですね」
「そっちじゃなくてっ・・・いや、そっちだけど・・・違うぅ、そんなつよく、なか、入れるなぁっ、ん、あはぁっ」
いやいやと腰を捩っているが全くの逆効果。こちらから反対側の凶華の顔は見えないのは不満だが、
繋がる部分はぎゅうぎゅうと嬉しい反応を示してくれているし、肩に乗せる足は内腿まで紅色に染まっている。
これで嫌だと叫んでいても野党の答弁ほど説得力もない。我が意を得たり、戦局は凰火側に優位なのは替わらない。
仰向けに繋がった状態の凶華をぐるり、と勢いよくうつ伏せにする。激しい動きに天板がずれて、果物かごも盛大に
転がるが気にしない。お尻がモロに熱量部分に当たって熱いが、気にしない。繋がっている部分の真上で赤く咲く芽を弄る。
抽送する早さがエスカレートする。
「こたつは布団とは違います。こんなところでこんなことをされて・・・苦しいでしょう、
わかっていただければすぐに止めますよ。どうですか凶華」
「はぅっ・・・はぅあ・・・っ・・・きさまのほうこそこんな格好をさせっ・・・
ああんっ・・・いいと思ってるの・・・・・・んぅっ」
「これは(炬燵隠れ)といって古来より炬燵での逢瀬に使われた由緒正しき体位です。間違いではありません」
「そんな雑学知識きいてないっ・・・やああーん!」
全く意に介していない。つっこみ役がつっこむとこういう事になる。
462 :
4/4:2008/12/10(水) 07:24:55 ID:e4xMAGj6
「おや・・・これなら・・・全部入ってしまいそうです」
「ふぇ・・・?」
容赦なく攻め立てていた腰の動きがいちど停止する。急な行為の中断に、戸惑う凶華だったが・・・
直後、一気に凰火の全てがなかに飲み込まれていく。
「う、わあぁッ―――」
「どうですか?今、全部、入っていますよ?届いているでしょう・・・?」
そのまま深々と突き入れを繰り返す。炬燵の中でぱちゅっ、ぱちゅ、と愛液と精汁が混ぜられる音がこもる。
「やぁっ、熱い・・・あついのぉ・・・!」
「苦しいですか?嫌ですか?・・・止めましょうか・・・?」
「やめる・・・やめるな・・・っ・・・始めたのは貴様なのだから・・・責任を・・・とれ・・・やめないで・・・お願いだからぁ・・・」
「はい」
「ゆる・・・して・・・いかせて・・・」
その言葉に余裕の表情を続けていた凰火も眦を決し、いつしか股間をぶつけるような激しい動きを始める。
焼け爛れてしまいそうな摩擦快感が凶華の下腹部を包み込んでいく。気がついているのかいないのか、
絶頂を求めて凶華の腰も貪欲に凰火の滾りを欲していた。
「はあっ、はあっ、う・・・いいですか・・・中に、全部注ぎますよ・・・」
「いい・・・なかに出して・・・おくがあついの・・・おうか・・・っ」
凰火は絶頂を求めて最深部へ力の限り打ち込み、次の瞬間抱き寄せる凶華の華奢なからだが反り返った。
「あ・・・あああああああっ・・・・!」
「くううっ・・・!」
歓喜の叫びが交差し、性感の波がお互いを包み込んでいくような錯覚に捕らわれ――――やがて、堕ちていった。
結構無理な体勢と場所で激しくしたものだから二人とも動けない。はぁはぁと息を荒げたままで、両腕両足は放り出したまま。
だが肉体言語が無事に通じたのか凶華も反省した様子。
「ふとんでねたい・・・」
「り、理解できましたか。こたつは所詮暖房器具ですからね、普通に寝てください」
「うごけにゃい・・・」
「・・・では、僕の部屋で寝ましょうか」
(はぁ。僕も疲れてしまいましたし後始末はとりあえず簡単にして、あとは早めに起きてなんとかしますか・・・)
完璧なはずの人工家政夫眼鏡も誤算はあった。
ひとつめは、猫を自分の布団に入れて、何も無い事があるはず無い事。疲労と幸福感に包まれた布団から
抜け出て、目覚めたときには遅かった。
ふたつめは、すっかり乾いたと思い込んでいた炬燵布団だが、いくら愛する妻のものとはいえ、
おしっこはおしっこ。見えなくてもそこに残る芳香はファ○リーズ程度で隠しきれる訳がない。
翌朝。珍しく早起きしていた優歌から
「お母さん。いいんだよいいんだよ、さっぱり見なかったことにするよ。おとなでもそういうことがあるんだよね、うんうん」
・・・という純粋な屈辱を浴びせられることになる。
直後、凰火が乙女の怒りを全力で浴びひどいめにあわされたのは言うまでも無い。
>>462 炬燵プレイハァハァ!
実にGJ
ひどいめにあった凰火は自業自得ですwww
>>462 GJ!!
しかし、赤ちゃんと違って大人のは量もニオイもあるから後片付けを思うと悲惨だなw
埋め
俺もSS書きたいが時間がない・・・
2作目ちょこちょこ書いてます
書いても書いても終りが見えません…
467 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:51:28 ID:C1nsfrMy
いよおおおおおし!
冬のカタログ買ってきた
が
狂乱サークルの少なさに全俺が泣いた
ここの絵氏さんのは期待してる
470 :
[1/7]:2008/12/25(木) 19:46:35 ID:KLkoRmLe
♪それはクリスマスの 静かな夜のこと
おくりものを 楽しみにして
サンタクロースの夢を見た
赤いワンピのサンタは
パパのおともだちね
二人で何か笑っているの
うれしそうなパパ
------------------------------------------------------------------
本年も何事もなく狂乱にクリスマスイブの宴を終えた深夜の乱崎家。
強烈に紅いサンタクロース風コスプレ服に身を包んだ
乱崎家の猫サンタさんは、母として子供たちの夢のための労働を終えて、
ひとりリビングにてサンタを待っているであろう夫の元へ帰った来た。
「お疲れさま、凶華。プレゼントは配り終わりましたか?」
「なんだ貴様、もう片付けなどして・・・。クリスマスはむしろ今日だろうに」
「でも子供たちは25日は職場やお友達の家で予定があるそうですし。予定がないのは
僕たちだけですよ。誰もいない状態で残ったケーキやおかずを見るというのも結構キツい
と思います」
「では何故クリスマスとクリスマスイブなどと分けているのだ?2日間も全国規模の馬鹿
騒ぎを公認させる理由などないのではないか?本来前夜祭レベルであるはずの24日ばかり
盛り上げて翌日はこんなローテンションと来たか。主役である25日が脇役扱いか。
なんだか寂しいものだな」
「僕はクリスチャンではありませんからよく知りませんが、イブにこれだけ騒いだのですし
翌日くらいは静かに過ごすのもいいのではないかと」
「日本人も節操がない」
「あなたに言われたくはありませんけどね・・・ああ、そうでした凶華」
慣れた手つきで洗い物を終え、汚れたエプロンを畳み、ソファでふんぞり返る妻の側に腰を下ろし、
ちいさな包みを手渡す。
「お疲れさまでした、凶華。これは僕からのプレゼントですよ」
「え?あうっ・・・きょ、凶華様にか!?凰火が・・・?どうした!?眼鏡でも曇ったのか・・・?」
「どういう言い種ですか。結構苦労して選んだんですから。それともいらないのですか」
「い、いや。いる。・・・開けるぞ?」
「ええ、どうぞ」
恐らくそれなりの時間をかけたであろう綺麗にラッピングされた包みが数秒ではがされていく。
「わっ・・・」
現れたのは、白銀で鈴をあしらったネックレス。
いつも凶華がシンボル的につけている鈴とは違う。小さな鈴が、ちりん、と小さな音色を奏でる。
「どうしよう、どうしようか、とても、嬉しい。ありがとう・・・凰火」
妙に素直に。口調は横柄だがそれでもぎこちなく幸せそうな笑み。見ているこちらのほうが照れてしまう。
471 :
[2/7]:2008/12/25(木) 19:49:04 ID:KLkoRmLe
「喜んでもらえて僕も嬉しいですよ。喜んでもらえて良かった。正直、こういうセンスが皆無なものですから」
「そんなことはないではないか。・・・凰火が自分で選んで、凶華様に似合うと思ってくれたものなのだ。こんなに幸せ事はないよ」
凶華のが正面を向き、目と目が逢う。頬は桜色に染まり、心なしか瞳が潤んでいる。いつもの唯我独尊な彼女と
違う。ふたりきりの時にしか見せることはない。慈しみ深き母の、愛する妻の表情が。
うわ、困った。抱きしめたくてたまらない。まだ片付けも終わっていないしやることはたくさんあるし、居間だし。
心に浮かんできた邪念を追い払い、気を取り直して会話を続けることにした。
「・・・どうしたのですか。凶華らしからぬ事を言ったりして。そんな、大したことでは。そ、そうです。せっかくだから付けてあげましょうか」
「うん。頼む」
凰火の胸にこつん、と頭を預けると凶華の細くて白いうなじが眼下に晒される。すでに心も躯も交わすように
なっているので凰火は知っている。凶華は(そして凰火も)「そこに弱い」ことを。情欲をそそられるような
その誘惑に耐えること。意識しないように。触れないように。触れたくならないように・・・
高価なガラスの置物を扱うようにそっとその首へ贈物を捧げた。
「ど、どうだ。似合うだろうか」
「・・・ええ、とても綺麗ですよ。すごく大人に見えます」
本当だった。白銀の仄かな煌めきが凶華の青い髪に映えて、子供子供してばかりいる普段
とは違う雰囲気を醸し出している。なぜだか少し大人しい態度に重なってとても魅力的に
思えたのだ。
「そうか。・・・凰火」
大切なものを守るようにしばらく自らの胸元で輝くペンダントを見つめていたが、突然、
真摯な口調で。そっと凰火の腕に己の両腕を絡ませて、呟いた。
「クリスマスのせいなのか?それとも・・・素顔の貴様が出てきているのか。とにかく
今日の貴様は夫としては100点だぞ?うん、そう思ってやろう。いつもこうであれば
いいのに。凶華様も応えてやろう。存分に甘えていいぞ。許可してやる」
背伸びして、凰火に跨るように対面となり、その頭を抱きしめる。
「凶華様は凰火にこうして・・・抱きしめられるのが好きなのだが・・・
凰火の心臓の音が、直接、聞こえてきて。凰火は、どうだろうか。好きか?」
凶華の手が、後頭部でもじもじしている。
彼女なりの、精一杯の愛情が伝わってくる。
「・・・・・・」
凶華の胸部には障害物がないので通じる鼓動が、早くなっている。もちろん自分も。
「嫌・・・だろうか?」
「・・・・・・凶華」
がばあっ。
イキナリ押し倒し、攻守が逆転する。
「おうっ!?」
もじもじしていて油断していたのか、あっさりと組伏せることができた。
そのまま、眼鏡を外し、几帳面にテーブルに置いて、宣言する。
「僕も、親としての権威とか立場とかがあるのですが。お言葉に甘えさせて頂くことにします」
472 :
[3/7]:2008/12/25(木) 19:49:45 ID:KLkoRmLe
夫を見上げる。熱の篭もった瞳だ。
「ちょ、ちょっと待て。ここで!?」
「あなたの気まぐれで反故にされたくないですからね。子供たちも今頃は夢の中ですよ。
僕たちも夢を見ましょうか。甘い、夢を見せてください」
言うが早いが、凶華の顎を取り、唇を塞ぐ。口嘴をなぞり、ぬるりと咥内を味わう。
絡み合う凶華のざらついた舌が、脳髄を刺激する。
「むぅ・・・はむ・・・んっ・・・」
最初は尻尾で抵抗らしき事をしていたのだが、押し寄せる快楽の波に乗ってしまったのか、
だんだんと大人しくなっていく。こうなってしまえば、後はもう自分のペースに乗せるだけだ。
「今日のあなたはクリームの味、ですね。甘くて・・・いい匂いがします」
「ぷはぁ・・・」
薄着の衣装の隙間から、すっと手を入れる。
セパレートのサンタ衣装。全く防寒などは考えておらずにただ仮装一点のみで出来上がった
この衣装にも実用性がある。めくりあげてしまえば、すぐに「できる」事だ。
薄い胸を手のひらに包み、存在するぽっちりとした桜色の突起を探り当てて、くりくりと
弄ぶ。咽から紡がれる甘い音色が、熱を帯びた吐息と、喘ぎに変わる。
「あっ・・・んぅ――!?」
凰火の手が、体が、下へ下へと移っていく。その目的地が自らの潤んだ下腹部だと気づき、
いやいやと太腿を閉じて、拒否をする。
「脚を広げて下さい――」
「凰火、そこは駄目っ、それはいかん・・・その、嫌じゃない、嫌じゃないがだめだっ・・・!」
「今日は甘えさせてくれるのでは無かったのですか?僕は、こうしたいのです」
「凶華様は今日はまだ風呂に入っていないのだぁ・・・汚い、だからやめろ」
「気にする事は無いのですよ?」
「貴様が気にしなくても、凶華様は気になる。・・・嫌われたくは、ない・・・」
「そんな可愛いことを言わないでください。もっと好きになってしまいますから」
「お、凰火・・・あ、んっ――あうっ、はぁんっ・・・!」
腿の隙間から強引に手を差し込み、既に湿った下着の上から割れ目をなぞると、
そこは既に愛の蜜でぐっしょりと濡れていた。
「もうこんなに濡らせているじゃないですか。嬉しいですよ、こんなに感じてもらえて
・・・もっと感じたくは無いのですか?」
「ううっ―――」
おずおずと、脚を広げる。羞恥に耐えられないと言うように、目線はあわさずに。
その様子が凰火にはいじらしくて可愛くて堪らなく写った。
473 :
[4/7]:2008/12/25(木) 19:51:17 ID:KLkoRmLe
「素直なあなたは本当に素敵ですね」
一見ひとつのスジにしか見えない秘部へ、顔を近づける。いたずらに潤ったそこへ
息を吹きかけるたびにびくっ、びくっと敏感になった凶華の肢体が蠢く。
淡い桜色の突起を、丁寧に吸い、舌先でチロチロと優しくなぞる。
そのまま下部へ。舌全体を使った柔らかい動きで、薄いひだと入口を数往復させる。
溢れ出る液を逃さぬように、ねっとりと固い舌で奥の方を攻めると、頭上から
切なげな吐息が漏れ始めた。頃合か。
「そろそろ、僕も気持ちよくさせてもらいます」
「待て・・・」
覆いかぶさろうとしたが止められる。まさかここで止めろとは言わないだろうな。
そんな心配を余所に今度は凰火が凶華の下になるかたちに押し倒された。
「きょ、凶華?」
「今日は、凶華様自らが・・・その、凰火を、愛して・・・やる」
これ以上は無いほど全身を紅潮させたまま、自らの秘部を指で広げ、凰火の肉棒を飲み込んでいく。
幼い躯の中に自分の獣を挿入していく倒錯感に眩暈のするような快感が襲ってくる。
ちゅく・・・くぷっ・・・
「ふぅっ・・・あ・・・」
全ては入りきらないが、それでもけなげに奥の奥まで導く凶華。快楽のためか太腿ががくがくと
痙攣している。やがて凶華の最奥に行き着いたか、呼吸を荒げたまま止まる。
「は、入った・・・う・・・動く、ぞ・・・」
ぎこちなく、ゆっくりと、上下にグラインドする。
「凶華・・・出し入れしているところが見えていますよ。もの凄くイヤらしいです」
「そ、そんな恥ずかしいこと――あんっ、んっ、はぅぅっ・・・ああっ、言う、なっ・・・」
しかし恥ずかしがる言葉とは裏腹に、繋がる部分からは愛液が止め処なく流れ落ち、
肉壁はぎゅっときつく締まっていく。
「いいっ・・・んっ・・・んんっ・・・あんっ」
凰火の上でリズミカルに揺れる凶華と同じく胸元のネックレスがしゃりしゃりと音を立てる。
その音と二人が生み出す水音が混ざりなにか新しいジャンルの曲を聴いているような
不思議な感覚だ。そんな事を思いながら繋がる部分に指を這わせ、蜜を絡めた人差し指で
凶華の敏感な突起をいじる。声が一際高くなって、同時に膣内で脈打つ凰火のモノをさらに
キツく締め上げる。
「僕も、気持ちいいですよ・・・っ・・・」
「んっ・・・いいか?いいのか・・・?きょうかさま・・・は・・・うまくできている・・・?
おうかは・・・うれしいか・・・?」
474 :
[5/7]:2008/12/25(木) 19:52:55 ID:KLkoRmLe
凶華がしてくれるというので、好きなようにさせていたけれども。そろそろ限界だ。
上半身を起こし、凶華の細腰に手を当てる。
「凰火?」
「僕のわがままですが・・・一緒に、上り詰めて、もらいますよ」
「にゃぁっ」
凶華を抱き上げたまま、上下に激しく突き上げる。普段の凰火からは考えられないような
理性のないけだものの様な絶頂を求める動きへ。
じゅぶじゅぶと淫靡な交わりの音がリビングを席捲し、ふたりを虜にする。
「あう、あ、あ、・・・もう駄目・・・ひっ・・・あっ、あっ・・・おうかぁ・・・!」
「凶華っ、あなたの、なかにっ・・・いきますよっ・・・」
普段からは考えられないような妻の声に、最早己を抑えきれなくなったか、止めとばかりに、
凶華の膣内で凰火の肉棒がひときわ大きくなる。その快楽に耐えられなくなった凶華が後ろ
におおきく反り返り受け入れ続けるそこが硬直したその直後、どくん、と熱いものが
駆け巡るのを感じた。
「ああああっ・・・!!」
「くうっ・・・!!」
凰火の迸りを小さな子宮の全てが受け止め、それでもなお吹き上がる情熱を感じたまま、
力尽きたように、夫の胸に崩れ落ちた。
◆ ◆ ◆
先ほどまでの痴態を思い出してしまい未だはぅはぅしている凶華を後目に
何事も無かったかのように、身繕いをする凰火。
「その眼鏡は何だ、制御スイッチか何かなのか」
「そんな訳ないでしょう。ハタチ過ぎて馬鹿なこと言わないでください」
「・・・甘えさせて損したな」
「そういえば、あなた。僕にはプレゼントくれてないですね?子供たち全員には
きっちり用意していたのに」
「ん・・・あ、ああ。この凶華様が貴様に嫁いだのが貴様へのプレゼントであり最大幸福
では無いか。それに・・・ここまで褒美を下賜してやったのにまだ何か欲しいとでも?」
「言うと思ってましたけどね。だいいちご褒美と言う割に貴方だってあんなに歓んでい・・・うぶっ!」
高速の早さで凰火の顔に投げつけられる謎の包み。
「・・・神の恩寵だ。有り難く受け取るがいい」
吐き捨てるように言って、ぷい、と凰火に背を向けてしまう。
よくわかりませんけれど、と包みを開けてみるとそこには
不器用ながらもマフラーに見えるような、雑巾。もとい、雑巾に見えるようなマフラーが。
475 :
[6/7]:2008/12/25(木) 19:54:21 ID:KLkoRmLe
「まさか、これ、あなたが」
「うるさいうるさい黙って受け取っていろ
「あたたかいですよ・・・ちょっと短いのと網目というより穴の方が多いですけど。
頑張ってくれたんですね、不器用なあなたが」
「不器用で悪かったなぁ!!」
凶華の右ストレートを難なくかわし、再び抱きしめる。
「僕からも、サンタさんにご褒美です」
ちゅ。
下唇へ、優しいキス。
「おわっ!?ふ、不意打ちとは卑怯なっ・・・」
「ほんのお返しですよ」
かたり。
「・・・いま何か物音がしませんでしたか?」
「ゴマかすな!・・・やっ」
ちゅ。
頬へ、触れるだけのキス。
「ふふ、お返しのお返しだ」
「困りましたね。これではいつまでもクリスマスが終わりそうにありませんよ?」
「よいではないか、年に一度なのだから。羽目を外す事も、したい事をするのも。
さぁ、まだ今日は始まったばかりだ・・・畏れ多くもこの神である凶華様が
祝福を授けよう。全身で味わって貰うぞ?嫌とは言わせんからな」
二人、同時に微笑んで。抱き合って。
どちらかとも無く、熱い大人だけのキスを交わした。
「・・・遅くなってきたけど、優歌ちゃん、お家に電話しておかなくていいの?」
「あ、そうだね椿姫ちゃん。今日出かけるときお父さんもお母さんも起きてなくって・・・
お父さんにはお出かけするって言ってあったけど帰りが何時になるかは言ってなかったし」
「優歌ちゃんのお母さんはいつも朝起きてこないって知ってるけどお父さんまでって珍しいわね」
「うん。変だよね。銀夏さんに聞いたら『優歌ちゃん、サンタさんもね。昨日はたくさん
お仕事したんだから少しお疲れなの。ゆっくり休ませてあげましょ?』だって。
さっぱりわからないよ。サンタさんのお話はお父さんたちと関係ないよね?ねぇ、山口くん」
「おまえんちの話はたまにコメントしづらいな」
「同感」
「そういえば、椿姫ちゃんも山口君も、サンタさん来た?」
「優歌、おまえ小四にもなってサンタなんて信じ・・・ぐぴっ!?(脳天に針)」
「女の子の夢を壊すんじゃないわよ、清の馬鹿」
「あのね、うちに来たサンタさん。女の人だったみたいなんだ。トイレに起きたらね、
お父さんとお話してて」
「うん(見られたのね)」
「へー(結構隙だらけなんだな)」
「それでね、サンタさんがね、女の子だったの!あ、去年もうちに来たサンタさんは
女の人だったんだけど・・・今年はそのひとよりも背も小さかったから別のひとなんだろ
うけど・・・あのね。そのサンタさんにね」
「うんうん」
「はー」
「き、キスしてたの・・・!お父さんが。許せないよ。どうしてお父さんはいつも死神
さんとか、宇宙人とか、すぐ浮気しちゃうのかなあ!?」
「優歌ちゃん、それ、そのたぶん・・・(赤面)」
「変なところで天然だよな、お前」
「とにかくっ!ゆゆしきことだよ!?帰ったらお母さんに言いつけちゃうんだから・・・!」
------------------------------------------------------------------
♪パパがね サンタさんにキスしたのを見ちゃった
きのうの夜 リビングの中で
こっそり起きて階段のとこで 見ちゃったのをママは知らないよ
パパは 私がおふとんにくるまって
ぐっすり寝てるって 思ってたはず
そしたらさ パパったらサンタさんをくすぐるの
薔薇みたいに 真っ赤なおようふくの
ママが 起きて見てたら
きっと 大げんかだったよね
きのうの夜 パパがサンタさんにキスしたんだよ
冬コミとりあえず全日に狂乱サークル確認。
夜にでも抜き出して書くか。
お目当てのところは新刊あるようで嬉しい。
>>478 抜き出し待ってます
ここの住人で参加してるのは何サークルくらいですか?
>>479 『ここの住人』って身バレ前提なんですか…!?
とりあえず俺は三日目参加。新刊でここ投下の絵もまとめてる。
でもここは、仮面舞踏会なのが楽しいところであるので
仮に会場でここを呼称する際は『シャングリラ』とでも呼んで頂きたいw
今年最後の宴です。皆様、全てをぶっとばす勢いで狂乱しましょう!
>>480 紳士淑女の愛言葉が「シャングリラ」ですね、わかります
>>479 すまんマジ寝てたむしろ不貞寝してた
少ねぇよ・・・!
とりゃえず明日は東3のケに2つあるな。
明後日の分はまた後で。
カタロムだったらもうちょっと詳しく探せるのかな?
「凶華、凶華。起きなさい。もう年が明けてしまいましたよ」
「うにゃう・・・ふああ、もうそんな時間か。子供らはどうした」
「とっくに皆出揃って初詣に行ってしまいました。今家にいるのは僕たちだけです」
「この寒いのにご苦労な事だ。・・・では凰火」
「はい」
「子供らは子供ららしく正月のお約束をしているのだから・・・我ら大人は、どうすれば良いと思う?」
「食べそびれた年越し蕎麦ならまだありますが」
「それはまあそれとして、ほら」
とろりとした瞳で、ほらほらこっち、ちょいちょいと凰火を手招きする。
結婚1年を過ぎて、だいぶこのひとの考えることもわかったつもりだ。
凶華に近づき、寄り添う。
「もしかして、お強請りですか?仕方の無いひとですね・・・子供たちにはこんな姿見せられませんよ」
「判っているなら、ほら、早くぅ・・・」
凰火のたくましい胸にしどけなく頭をつけて、細い指で「の」の字を描く。
全く、欲望に正直な妻だ。・・・そこが可愛いのだけれども。
「はい、お年玉ですよ。大切に使ってくださいね。福袋とかは大手量販店は地雷が多いから避けて
コーヒーショップやドーナツ屋さんの1000円台のものがコストパフォーマンスが良いですよ」
「わーい、パパ大好きー!
・・・って違ァああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼!!!」
新しい年の、新しい夜。いつもの、夫婦。
本年度も狂乱の日々を送り続ける事は間違いない。
姫始めですね
みんなあけましておめでとう!
おめでとう
元旦に早速姫はじめしてくれるおまいが大好きだ!
ここが大好きだ!
486 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 10:33:59 ID:ON4Ymm26
いよおおおおし!
いいよ! いいよ!
488 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 20:44:38 ID:B1RkU+K5
保守\
とたんにスレが止まった・・・だと?
皆妄想を充填してるんだよ
冬の宴で満たされた、という事もある。
冬の宴で使い果たした体力を充填してる、という事もある。
終わりが来たんだろ
494 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 20:27:35 ID:/aGRtjUz
保守
496 :
427:2009/01/16(金) 18:24:18 ID:z982Y5RP
まだだっ!まだおわらんよっ!
ってことで支援SS投下します。…ぶっちゃけ終わんなかったので
前半ってことで…。続き書くかわかんないけど…。
原作の例のシーンを見て妄想が暴走しました。
4レス失礼します
497 :
因果応報:2009/01/16(金) 18:25:30 ID:z982Y5RP
草木も眠る丑三つ時。住宅街は静まり返り、音を出すものはさわさわと庭の梢
を幽かに揺らす風ばかり。
その静寂の中で、足音を殺しながら二階の廊下をゆっくりと動く影がひとつ。影は
光源が全くないにも関わらず、慣れた動作で迷わずある部屋を目指してひたひたと歩く。
まもなく目的の部屋に着いたのか、ぴたりと動きを止めると息を止め、ドアノブを捻り
内側へと押し込んでいく。すぅ、と僅かに空気が動き、最低限だけ開けられた隙間からするりと
小さな影が忍び込んだ。
ここで気付かれたら面白くない。
徐々に闇に慣れてきた目で、規則正しく上下する掛け布団を見ながら
小さな影の主……乱崎家の妻である乱崎凶華は、期待にぴくぴくと
動くネコミミを抑えつつそっとベッドへと近づいた。日々狂乱の渦に巻き込まれているせいか
ベッドの上ですっかり寝入っている凶華の夫…期せずして妙な家族の長になった乱崎凰火は
凶華がベッドの端に腰掛け、きし、とスプリングを軋ませても身動き一つしない。
その様子に満足気に唇を笑みの形に変え、凰火に掛かっている羽毛布団を
あげると、猫のようにするりとその体を布団の中に潜り込ませた。
凰火の体温で温められているせいか、中は存外に気持ちがよく、凶華は
ごろごろと喉を鳴らすと、こちらに背を向けて寝ている凰火の
背中に抱きついた。
瞬間、凰火の肩がびくりと震えるが――凶華は知らないふりをして薄い体を
ぺったりと凰火の広い背中に密着させる。
まだだ――まだこれからが面白いのだ。
そう心中で呟き、甘えるように頭をぐりぐりと背中へ押しつけた。薄い布地越しに感じる
体温が心地よい。規則正しい寝息はすでに途切れ、ほんの少しだけ荒くなった
息遣いと、どくどくと早鐘を打つ互いの心音だけが暗い部屋を支配する。
凶華がこの『遊び』を思い付いたのは3カ月ほど前。段々と自分の扱いが酷くなっていってる
気がする凰火に一泡吹かせようと思って始めたのが切欠だった。深夜、家族の皆が
寝静まったのを見計らって凰火の部屋に忍び込み、寝ている凰火の元へと潜り込む。
あわよくば慌てふためく凰火の姿が見たい。しかし
予想以上に初心だった凰火は、必死に寝たふりを決め込んで、凶華の存在を
意識的に無視して。なんとか構って貰おうと凶華の『遊び』はしだいにエスカレートし、
やがて気づけば………それは『遊び』ではなくなっていた。
498 :
因果応報:2009/01/16(金) 18:27:02 ID:z982Y5RP
体格差のせいで普段は届かない耳にふぅ、と息を吹きかけ、すでに
夜目にも真っ赤に見えるそこにくちづける。そのまま感触を味わうように
甘噛み、舌で輪郭をなぞると、凰火の肩が震えるのがわかった。暫く弄んだあと
漸く満足したのか狂華は身を捩って布団の奥に潜り込み
片手で凰火の勃ち上がりかけているものをパジャマのズボン越しに撫でる。
「―――――っ!」
凰火が息をのむ気配がしたが、凶華は気にせずやんわりと握りこみ
ゆるゆると形をなぞるようにしごいていく。熱く脈打つそれは
瞬く間に質量を増し、ズボンの柔らかな布地を押し上げている。
「ふふ、凰火。もうそろそろ降参したらどうだ?」
凶華の声は吐息に紛れそうなほど小さかったが、それでも凰火の耳には届いたらしい。
一瞬びくりと肩が震え、手の中にある凰火のものも期待のせいか
いっそう大きく勃ちあがった。
触れるか触れないかの微妙なところでつつ…と指を這わせ、小さいながらも
主張する胸を背中に押し付けた。
じわり、と先走りの液がパジャマに染みて―――限界だと判断したのか
凰火が声をあげた。
「こ――降参です…!!」
身を起し、暗闇の中妻と向き合う。先に動いたのは凶華の方だった。くふ、と喉で
笑ったかと思うと四つん這いになって苦しそうにパジャマの中で張り詰めている
凰火のものをやんわりと握ると、パジャマのゴムの部分を持ち上げ下着ごと引き下ろした。
とたんにぶるん、と凰火の性器が飛び出してくる。
「………っ!!」
ごくん、と凰火の唾液を嚥下する音が聞こえた。それを耳にした凶華がまた猫のような
笑みを深くして凰火のものに唇を寄せる。
「相変わらず、貴様はこっちの方が正直だな?…こんなに興奮して凶華様のことを
欲しているのに普段の貴様は口にもしない」
言いながらちゅ、と先端にキスをしてそのまま丸みを帯びた亀頭をぐるりと一周舐めまわす。
そのまま舌を押しつけながら幹を下り全体に唾液をまぶしていった。
「そ、そんなことあまり言うものではないでしょう…っ!」
ざりざりした舌の感触にびくり、びくり、と天をむくそれを震わせながらとぎれとぎれに
凰火は答える。その生来の性格故か、幼い頃の経験故か、凰火は愛情を表だって
態度に出すことが苦手だった。
しかし、凶華はその答えが不満だったのか、む、と呟くとあっさりと凰火のものから
唇を離してしまう。
「きょ、凶華…!!?」
499 :
因果応報:2009/01/16(金) 18:28:01 ID:z982Y5RP
まさかこの状態で放り出されるとは思わなかったのだろう。もう少しで絶頂へと
昇り詰めようとしていた凰火は突然無くなった刺激に思わず声を上げる。
「…思うにこの凶華様がこれまであんなにも直接的に情熱的に夫への想いを
伝えているのに、夫からのそういう言葉は数えるほどしかないのは
不公平だとは思わないかね?ダーリン」
「…あ、愛に公平とか不公平とかはないと思いますよ?ハニー?」
いつもの調子で軽口の応酬をするが凰火の口調には余裕がない。それを知ってか
知らずか(おそらく前者だが)凶華がチェシャ猫のようににまりと笑う。
「この状態の貴様はいつもの一億分の一の立場の高さしかないことを忘れているな?」
「な、なにを……ぅあ…!?」
凶華は指で輪を作ると、びくびく解放を求めて脈打つ凰火のものの根元を締め、
もう片方の手で先の方をくるくるとなぞった。凶華の唾液と次々に溢れる
先走りの液でぬるぬるのそこは凶華の指の動きを助けるようで、
爆発寸前の性器がそんな刺激に耐えれるはずもない。口淫での快感が無くなり
少しだけ落ち着いていた凰火のものはすぐに勢いを取り戻すが
根元にある枷のせいでイキたくてもそこで堰き止められてしまう。
「っわ、わかりました…!!」
歯をくいしばって耐えていた凰火も漸く白旗を揚げちらりと凶華の顔を窺う。この
ネコミミ娘なら本当に言うまでこのまま放置しかねない。凰火は諦めたように
はぁ、とため息をつくと口を開いた。
「僕が愛しているのは凶華、あなただけです。こんなに欲しいと思うのも、
めちゃくちゃにしたいと思うのもあなたたけなのですよ…」
「………合格、だな」
不遜な態度とは裏腹に凶華は頬を赤く染め大きな瞳を潤ませると
いきり立った凰火の性器に再度くち付けた。
「っあ、…くっ…」
小さな口ではとても全部は入りきらないがそれでも精一杯にほおばり、のど奥まで飲み込んでいく。
唾液と先走りの液が混ぜ合わせられた口内で、じゅぶ、ぢゅく、といやらしい音が響いた。
「…きもひ、いい…?」
口いっぱいに凰火のものがあるせいで舌足らずになりながら凶華が落ちてくる髪を
かきあげ、上目づかいで問う。凰火は背筋に電撃が走るのを知覚しつつ
妻の青い毛並みの猫耳を撫でた。
「…えぇ、気持ち…いいですよ、凶華…。もう、限界です…っ!」
「ん、いっぱいだせ…っ」
とどめとばかりに凶華の舌先が尿道をえぐり、ぢゅうう、と音がするぐらいに吸いつくと
根元に巻きつかせていた指を外す。
「っくぁ…!!」
瞬間、せき止められていたダムが決壊したかのように凰火のものは一気に弾け、凶華の
口内を白く汚していく。さんざん焦らされたせいか射精は二度、三度と断続的に続き
飲み込めきれなかったものが凶華の唇の端からこぼれていった。
「ん……いっぱい出したな…」
何度かに分けて口の中のものを全て飲み干した妻は、顔や首に受け止めきれずに伝ったものも
指ですくって舐めとっていく。
500 :
因果応報:2009/01/16(金) 18:29:04 ID:z982Y5RP
「っはぁ―――っ…。…凶華…」
「ん?なんだ?我が夫よ」
「あのですね…ああいうことを言わせるためにこういったことをするのはやめましょうよ…」
四つん這いになっていた凶華がその姿勢から上半身をあげて凰火の胸に抱きついた。達した直後
だからか、ぺたりとつけた耳から凰火の激しい心音が聞こえてくる。
「どうしてだ?貴様も中々に悦んでいたではないか」
「そ、それは…。と、とんかくあそこで止められるのは結構きついのでやめてください」
普段の冷静沈着な姿は隠れ、照れたようにそっぽを向く凰火。そんな夫の姿が
たまらなく愛おしく思えてついつい調子にのってしまう。
それがいけなかった。何事もほどほどが一番。
彼女はこの言葉を嫌というほど味あわされるのであった。
「…はぁ、しょうがありませんね。体に教えるしかありませんか」
口の中だけで呟いた凰火の独り言は凶華の耳には届かなかったらしい。どうした?
と首を傾げながら聞いてくる。
「凶華。”因果応報”って知ってます?」
「いんがおうほう?」
「過去に行った物事は今に帰ってくるってことですよ」
にっこり、と。
爽やかな笑みに凶華の背筋がぞわりと震える。
しまった、と思った時には凶華の反応速度よりも数コンマ早く凰火が凶華の肩を押していた。
ぽふんと軽い音を立てて凶華の細い体はベッドに沈み、追うように凰火の体が重ねられる。
「!…まっ…!ちょっと待て凰火っ!わ、悪かった!調子に乗りす…んんっ…!?」
「問答無用、です」
凶華が焦った表情で謝ってくるのを最後まで聞かずに、唇で唇を塞ぐ。凶華は暫く何か言いたそうに
口を動かしていたがやがて諦めたのか、それとも気力が尽きたのか、くたりと力を抜くと
僅かに口を開いてちろり、と少しだけ舌を出して凰火の下唇を舐める。
それに誘われたように凰火は凶華の口内に舌をねじ込み凶華のものを絡め捕っていく。
舌を吸い上げると、唾液とともに苦い味が口の中に広がるが、それが何かは考えないようにして
さらにねちっこく擦りあげる。
「ん、ふっ…んんっ……っ…」
どれくらいそうしていたのか、時間さえも曖昧になりながら漸く唇を離す。
色素の薄い凶華の肌は今は夜目にも薄く桃色に染まり、瞳にもうっすらと涙がにじんでいる。
「お、おーか…」
「まだです。…お仕置きはまだ終わってませんよ…?」
ぞわり。
凶華の胸に浮かんだ感情は恐れか――それとも歓喜か。
凰火の挑戦的な瞳に応えるように凶華もまた、艶めかしい笑みを浮かべるのだった。
501 :
427:2009/01/16(金) 18:30:59 ID:z982Y5RP
以上です。
原作(番外編以外)読破したので続きが気になって仕方がないです。
だんだん立場が弱くなる凶華様可愛いよ
GJ!!
ありがとう!涙で前が見えない!
まだ終わらんよな!
欲を言えば続きが読みたいがw
王道w
王道
だがそれもいい
505 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 13:52:31 ID:9zEQgwTj
ひさびさに来たら……
可愛いじゃねえか
超GJ!!
保守代わりにDVD買ってない人用ヴァネ7の
あらすじアンド感想ですよ、と。
・眼鏡とヴァネの映画館デート。
・眼鏡は悪趣味(鬼畜戦争遊園地フォーエバー)公式設定へ。
・ヴァネは凶華と分離して人生を歩む方向へ。
・「最後の後始末」の決意、次回へ続く。
やっと先が見えた所であと2回。
機械の体=凶華様ロボなんですけど
ヒヒヒ先生はひとり三角関係でもやりたいのでしょうか?
507 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 04:26:44 ID:AEVf6izK
凶華×プチ凶華って有り?
>>507 地下帝國⇔乱崎家間の電波を送って
プチ凶華による御奉仕をさせているから眼鏡も猫も夜寂しくない
という妄想が浮かんだ
509 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 10:07:27 ID:dNeCZbE7
保守
510 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:20:06 ID:y450O6Lj
エロなしですが保守がわりに投下します
凰火は優歌を前にして固まっていた。
乱崎家の天使の口から次々と衝撃的なワードが飛び出している。
それは千花の一言
「そういう時は弟か妹が欲しいっておねだりするのよ」
が原因であった。
直後優歌が邪気のない瞳で両親を見、何か言わんとしたその瞬間
ヘタレ眼鏡とツンデレネコミミは戦略的撤退をしたのだった。
そののち二人きりで一部屋に閉じこもり、膝をつき合わせ相談を開始した。
「えぇと、その、ど、どうしましょうか?」
ヘタレ眼鏡は軽くテンパっていた。
「ど、どど、どどどうするって、やっ、ヤるのだろう!
何をかなんて聞くなよ!何といったらナニだろう!ナニをナニして犯るのだろう!
こっ、この凶華様は全知全能で百発百中でやればできる子なんだからな!
この日のために千花のレディコミで勉強済みだ!!」
ツンデレネコミミはもっとテンパっていた。
おかげで凰火は少し落ち着きを取り戻してきた。
人は周りに自分よりテンパっている人が存在すると冷静になれるものである。
「まあ落ち着きましょう。まだお願いされた訳ではないのですから」
正確にはお願いされそうになった瞬間バックレたのだ。このヘタレが。
「う、うむ。………しかしそのなんだ、はっ、母親としては娘のおねだりを聞いてやりたいのだ。
凰火は、その、いやなのか?」
可愛らしく顔を赤くし俯きながら凰火を覗き込む
そのしぐさに少しドキドキしながら慌てて答える。
「そっ、そんな嫌なんてありませんけどこう言う事には計画性とか色々必要でしょう
とにかく優歌に確認をとったほうが良いでしょう。
僕が聞いてきますから、本当に欲しいかどうかを。どうしたって一年近くかかることですから」
「わかった、では凶華様はふすまの陰から隠れてきいているぞ」
そうして凰火と優歌の話し合いが始まったのだが
「そんなに難しいことなの?」
(なんかお父さん緊張してる?)
「い、いえ、ぜんぜん難しくはないのですが、その色々と大変なこともありまして…」
(けっこうあっけらかんと言いますね、最近の子はこんなもんなんでしょうか?)
優歌は何故父親がまごまごしているか分からない。
優歌に性知識などまだない。弟か妹を増やすという具体的方法が分かっていなかった。
いや、正確に言えば間違って理解していたのだった。
「もう、お父さんとお母さんでさっさとやっちゃえばいいんでしょ」
「ヤる!?ヤるってそんな言葉使いを」
(そんな、うちの優歌がっ)
「ほぇ?それ以外に言いようが?」
(検査って言えばいいのかな?さっぱり難しいよ)
(さっさとお姉ちゃんを家族にした時のようにすればいいのに)
そう。優歌は、兄弟を増やす=閻禍の子供検査でパスさせる、と考えていたのだ。
「もー、千花お姉ちゃんの時はさっさとやったのに」
優歌は爆弾を投げつけた。
凰火の動きが凍りついた。
「あの時はお父さんもやめなかったじゃない」
(そうだよ、お母さんと一緒になって検査の人を騙したのに)
さらなる一言で凰火は我に返った。
「ちょ、ちょっと待ってください。何ですかそれは。身に覚えがありませんよ!」
(千花さんを襲ったことなどありませんよ僕は!)
「え?……あっ、そうだった、内緒にしなきゃ駄目なんだったね。さっぱり忘れてたよ」
(そうだ、みんなを騙して家族にしたんだから言っちゃ駄目なんだった、いけないいけない)
と優歌はさらにとんでもない爆弾を投げつけた。
「でも千花お姉ちゃんにした事を、他の子にもしてくれると私はさっぱりうれしいよ」
(他に困ってる子がいたら助けてあげたいな)
「だからお父さんにはがんばって欲しいな」
(もちろんお母さんにも、わたしもがんばる)
優歌はそれだけ言うと部屋から出て行くためドアまで行き、そこで振り返って父親に自分の気持ちを伝えた。
「それとね、お父さん。私もそういう関係(家族)になれてさっぱり嬉しかったよ」
部屋には口をパクパクさせ何も言えない凰火が一人取り残された。
もっともすぐ後ろのふすまから新たに一人が出てきたのだが、はたしてそれを一人と数えていいものか
明らかに一匹の夜叉、いや閻禍と化していた。
「うふ、うふふ、おーかぁ?」
「いや、ちょっと待ってください!僕にもいったい何がなんだか分かりません!!」
「うふふふ、そーだよなあ、秘密だもんなぁ」
「そうじゃなくて本当に知りませんってば!」
「千花や優歌に手を出したのにぃぃぃ、この凶華様には何にもなしかぁぁぁ!!!」
「怒るところはそこですか!?って、ぎゃあああぁあぁぁぁぁ!!!!!」
凶華の攻撃から逃れ、優歌を捕まえ、誤解をとかせるまでの5時間
凰火はかつてない地獄を味わう破目になったのであった。
以上です
子供が増えるどころかお父さんが減りそうワロタwwww
子種は減らしちゃ駄目です><
ただでさえ男性陣弱いんだから
原作を読み直してたらちょっとした小ネタを思いついた、雹霞は夜中でも起きてるし聴覚は人より上なんだよな
「・・・・・・!」
暫く前から、深夜になった頃、母親が父親の部屋に入る事が多々あった
すぐ最近からはその逆もあったが、殆どは母親が動き、父親の部屋に入っていった
何をしているのかはよく分からなかった
最初は異常な体温と激しい動きから、取っ組み合いの喧嘩が観測結果の予想第一位だったが、しかしそれなら父親に勝ち目は無いだろう
凶華に単独で対抗するにはそれなりの装備と準備が必要になり、それでも取っ組み合いになった時点で決着は着く
そして喧嘩にしては動きが収まったと思えば静かに寄り添って寝ていたり、喧嘩にしては翌朝の凶華は上機嫌だった
よってそれ以外と判断した、BBソフトでは曖昧過ぎて検索し切れないので、暫くは観測に徹する事にした
どうせみんなが寝静まった夜中にやる事はない
しかし、今日は事情が違った
部屋の壁に閉ざされ、普通の人間の耳では捉えきれない、しかし雹霰の聴覚はハッキリと音声を認識した
それによれば、あの凶華が、助けを求めている、それも上ずった声で、絶対に出さないような悲痛な喘ぎ声で、凰火に助けを求めている
何が起きたかは予測不可能、しかし雹霞は行かねばならない、何故なら今までの凶華の言動から、それが助けを求める重大さは分かっているから
それだけの緊急事態ならば、なんとしても原因を排除しなければならない、何者にも、この家族を壊させない
「父親、母親、入るよ」
「凰火、ど、ど、ど、どうするんだ!?」
「落ち着きなさい凶華、こういうときは・・・えーと、えーと、えーとー・・・(頭真っ白)」
「・・・・・・父親、母親、何やってんの」
(´・ω・`)
さてここで終わるならただのネタ
ここはエロパロだ、エロネタ以外は認められまい、というわけでもう一本
「凰火ぁ・・・やめっ、もうダメ・・・凶華さまのお豆ばっかり・・・やめろぉ・・・」
「ウソだね、もっとイジって欲しいみたい」
「なっっ・・・っミぎゃぁぁぁぁっっ」
「ははは、ほ〜ら節分の豆イジリですよ〜」
「うん、体温が上がってきてるね、限界が近いみたい」
「はぁ、はぁ・・・雹霞よ凶華様の様子を逐一観察してこの駄メガネに伝えるのはやめろやめるのだやめるがいい、でないと・・・あぁっ
凰火、貴様は何故ここまで冷酷になれるのだ」
「ぺらぺらとこんな時でもよく動く舌ですね
第一雹霞はこの間キリコさんがアナタの指示で自分の部屋を漁られた事を覚えていて自主的に協力してくれてるだけです」
「うん、普通に根に持つし」
「そんな伏線を今更回収されても・・・うぎゃっ・・・ひゃ、やめっ・・・そこはぁ・・・ああぁぁぁぁぁぁ・・・」
「雹霞、どうですか?」
「うん、父親、あと少しで母親おーがずむってのみたいよ、全身の筋肉が限界まで硬直してるもの」
「イ・・・イカせ・・・あひゃああっっ・・・あっ・・・あっ・・・まだ・・・なのか・・・」
「雹霞、ボソボソボソボソ」
「そういう場合はね、ボソボソボソボソ」
「なっ、なんだと・・・やめろっ・・・やめるのだっ」
「ふふ、因果応報って言うんですよ、雹霞、どうですか」
「ウソだね、ていうか聞かなくても分かるでしょ、ものすごくうれしそうな顔だし」
「それ以上言うな雹霞ぁぁぁぁぁっっ、あぁっ、やめるのだ凰火、そこは違うぞ、そこは入れる所じゃない、そこはやめっ・・・」
「本当に、ここが一番感じるんですね、雹霞」
「うん、間違い無いよ一番鋭敏になってるのはソコ、排泄物は無いみたい」
「やめるのだ凰火、汚いぞ・・・やめて・・・やめて・・・くれっ・・・たの・・・む・・・
あぁ、何故そこで笑うのだ、なんだその含み笑いは、雹霞、凶華様は心の底から本当に嫌がって・・・」
「うん、嘘だね」
嘘発見器プレイ、雹霞なら楽勝に違いない
GJ!にしても一体なんだと言うのだこの過疎っぷりは・・・
あんなに情熱を燃やした同士達は何処へ?!
狂乱に飽きたわけではない。大好きだ。
ただちょっと、燃やしすぎて燃料切れを起こしている。
だねぇ。
ネタがないよネタが。
それはそれとして
>>515>>521 GJ!!
子供達絡ませると色々広がるし楽しいねー。
525 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 02:40:27 ID:NzdTfy7L
525
526 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 01:47:42 ID:gx6/BbwT
保守
これは文句なしに落ちるレベルの過疎っぷりだと思うんだがここってどのぐらいでスレッド落ちるんだ?
何かこの板のスレは落ちないとかそんな感じのうわさを聞いたこともある気がするんだが。
最近AT-Xで見てはまってログみて保管庫みて
萌え転がっていたのだけどなかなか自作は出来なくてね
何か書けたら投下しに来たいのだけど
ここより過疎ってるスレも結構あるよ
1日1レス程度ついてれば落ちない筈
誰もいなくなった状態にしか見えない悪循環
前に書いてた妊娠凶華様ものの続きで、お腹が大きくなりすぎて歩くのもまま
ならなくなった凶華様。当然、セックスも控え気味になり夫婦ともども欲求不
満になってきて、それとは別に赤ちゃんも早産するか帝王切開しないと母子と
もに危ないんじゃないかとか医者に言われて……、なんてシチュを想像したん
だけど、どうやってエロに持っていくかまでは思いつかない。
>>531 確かに難しい
妊娠中毒症なら絶対安静だからエロどころじゃないしな
534 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 09:15:33 ID:26SQX4E5
ほす
1日に数回見に来てたのが1週間に数回になっただけでいなくなった訳ではないが…
このスレの1の時もたしかレスの間がかなりあいてたが落ちてなかった訳だし
落ちづらいのだろうとは思うが
まだいるはいるんだよな、同志が
同志ならいるよー
文も絵も書けない、見学専門だが
妄想できればなんとか文章になるんだぜ
俺にないのは時間だが
このままだと少し寂しいので習作投下。
平凡な日常風景でエロなし。2〜3レスお借りします。
「凶華、お腹が空いたでしょう。食事を持ってきましたよ」
凰火は一声かけてから戸を開けた。その部屋は清潔ながら細々と雑多なものが置かれ、言うのもなんだがとても「女らしい」雰囲気が漂っていた。
そして窓際に置かれたベッドにはこの部屋の主が伏せっている。いわずと知れた人外少女(二十歳なので本来は女と言うべきだが外見はどう見ても中学生)、凶華だ。
言わぬが花だが、主と部屋とが全く合ってない。
「……腹は空いてるが食欲が無いのだ。すまぬ凰火、貴様は若くして美しい妻を失った哀れな未亡人となるのだ!」
「私は女性ではありませんし自分の事を自分で美しいと言ってどうするのです。そんな事だろうと思っておじやを作ってきました。バカな事を言ってないでこれを食べなさい」
そこで凰火が取り出したのは土鍋によそわれたおじや。上にかけてある卵が甘い香りを放っている。
「………………………」
何故か不満気な凶華。そんな様子は無視して凰火は続ける。
「消化にいい物をと思って作ったのですよ」
その一声に押されるようにして、渋々さじをつける凶華。
「………………………」
そしてまたしても黙る。
「美味しいですか?」
という凰火の問いに、コクリと首の動きだけで答える凶華。中々複雑な心境のようだ。そんな事は気にも留めない凰火、にこやかに言葉を続ける。
「それは良かった。材料はありあわせですし作るのは久しぶりだったので、あなたの口に合うか不安だったのですよ」
その言葉にピクリと反応する凶華。
「待て、これは貴様が作ったのか?」
「そうですが?」
凰火は質問の意図がわからないとばかりに答える。だが凶華はむきになった様に質問を続ける。
「千花や優歌が作ったのではないのか?」
「今の時間は二人ともまだ学校ですよ」
「雹霞や帝架は……ありえないな、月香もありえないし、銀夏は仕事だったな。そうすると……インスタント食品とかでもないのか?」
一縷の望みを賭けるような顔で問いかけるが、その希望は呆気なくついえた。
「あなたが不精なせいで私がこの家にそういう類のものを置かないようにしているのです。ちゃんと炊くところから作りましたよ」
「…………」
絶望したような顔で凰火を見つめる凶華。その眼には信じられない、とでもいいたげな光が宿っている。
「どうしました?やっぱり口に合わない等とほざいて放り出したりする気ですか?」
「誰もそんな事はせん!」
と一喝すると、凶華はぶつぶつと独り言を言い始めた。
「凰火ごときがこんなものを作れるのか?……というかそもそもこのシチュエーションは男女逆なのではないかと言うかさっきの展開は思いっきり世間の頭のおかしいバカップルのようにアーンだとかするシーンだろうがこの朴念仁め」
「どうしたのです凶華?何をぶつぶつ言っているのですか、とうとうその頭まで人外ウイルスが感染したのですか?」
「……この大馬鹿者がッ!」
そう言ってしならせた拳にもいつもの威力が無い。
「全く、こういう時ぐらい大人しくしていたらどうです。あなた外見どおり猫舌だったとか後付け設定があるんですか。意外じゃなさすぎて大して面白くないですよ。冷ましてあげますから口を開けなさい」
その攻撃を難なく避けた凰火は、駄々っ子をあやす大人のような態度をとりながらおじやをすくう。
その瞬間、凶華の頭はかつて無い程の高速回転を始めた。
(ここで凰火の案に乗るのは余りに癪だ。
だが魅惑的な行為なのも事実だろう?
捨てるのは余りに惜しい機会だぞ。
幸いなことに邪魔な子供どもも今はいない。
千載一遇とはこの事だ。
だがこんな風にこいつにされるのは腹が立たないか?
どうすべきだ。
何か方法はあるか?
無いな。思いつかん。
いいやもう考えるのが面倒になってきた。
癪ではあるが私は風邪で本調子ではないのだ。
そうだそれで行こう。
そうだなとっさの思いつきにしては上々だ。
風邪でもうろうとしていたのだ被告は正常な思考状態に無かった。
おおこれは中々。
これで決定だ決定)
「ああ……」
さっきまでの興奮状態から一転して朦朧と(した演技を)しだす凶華。だがこれでもかと大口を開けていたのでは演技になっていない。
だが凰火は気付いていないのかそれとも気付かないふりをしているのか、何も言わずにおじやを凶華の口に運んでやっている。
今までのやり取りを全て無視してこのシーンだけ見れば新婚夫婦にしか見えない光景である。
「おかーさーん、大丈夫ー?」
そしてそういう状況に限って乱入者というのは来るものだ。もうある意味当然といってもいいだろう。
期待を裏切らずノックもせずに飛び込んできた優歌、状況を見て固まる。
凍る空間。
「…………おかえりなさい、優歌。とりあえず手を洗ってうがいをしてきなさい」
その様子を見てよほど哀れに感じたのだろう、凰火が口を開いた。優歌はこれ幸いと凰火があからさまに出してやった助け舟に乗って去っていく。
「…………」
「…………」
後に残ったのは気まずい沈黙。歩く不条理たる凶華ですら今の乱入は堪えたらしい。
「では私もそろそろ降ります」
そう言って凰火は腰を上げた。
「食べ終わったら土鍋はその辺りに置いておけばいいです。風邪の時はとにかく栄養をつけて眠るに限ります。また後で上がってきますからそれまで寝ていなさい」
不満そうな顔をしている凶華に向かってそう言うと、背を向けて歩き出す。
やがて凶華も不満そうな顔を緩めて穏やかな寝息を立て始めた。
誰もいなくなった部屋で凶華は一人何を思うのか。それは狂乱の中の束の間の平穏についてかも知れないし、いつの間にか惹かれ始めていた夫についてかも知れない。
その解を唯一人知る彼女は、今はただ少女のようにあどけなく眠っていた。
終
投下キタ!これで勝つる!
投下来てたー!
番外その四の表紙みてて思ったんだけどタオルで隠すの普通逆じゃね?
逆…?
凰火がタオルってことか?
ヴァネ6で凶華様が眼鏡に接近したのにも関わらず邪魔された場面が
行間を妄想できるのでしてみました
凶華の顔がゆっくりと近づいてきたので僕はかるく首を傾けます。
淡く色付いた唇を見つめていると、やわらかな感触に襲われました。
甘い、妻のくちづけ。
ちゅっ、と軽く触れるだけですぐに離れてしまう熱。
僕の眼鏡を手に持ったまま、とろっとした瞳で見上げてくる彼女はでしたが、すぐに華やかな笑顔になりました。
その表情を見て、僕も嬉しくなって頬が弛みます。言葉も発せずに、ただ視線だけが絡み合う時間が続き、沈黙
も破れず視線に焦がされそうになったところで凶華がおもむろに眼鏡を置きました。
次の瞬間、猫が飛び付くように僕の首に手を回し再びくちづけてきました。
今度は深く。
僕の唇に数度軽くかみつくと、ぬるりと舌を侵入させてきます。拒むことなく凶華を受け入れますが、先ほどから
主導権を握られたままのようなので、夫としてここは僕から攻めましょうか。
「ん、…ふ…んぁ…っ」
舌を絡めとり、弱いところをくすぐってやります。途端に凶華の体から力がぬけたのが、回された腕から伝わってきました。
更に音がするくらいに激しく攻め立てると、凶華の口端から唾液と声がこぼれ落ちます。
「ぁ…おー…かっ」
唇がすこし離れた隙に呼ばれる自分の名前。熱をおびたその言葉が、どうしようもなく僕の情欲を煽っていることに気付いている
のでしょうか。
所在なく両側に垂らしていた腕をあげ、凶華の腰に手を回します。ぴくりと震える尻尾がとても可愛いです。
触れるたびにいつも思いますが、本当に華奢な身体です。少しでも強い力を入れたら簡単に壊れてしまいそうな。
「凶華……」
「ん、…お…うか……」
ぐっと、僕の頭を掴んで凶華が唇を押し付けてきました。
「ふ…っん…ちゅ、…ん…ぅ」
かすかに涙を滲ませた薄目を開いて応戦する姿に耐えられる夫がいるでしょうか?
凶華はうしろにあるものを忘れていませんか?
「あ……っ」
少し強引に、凶華をベットに押し倒しました。突然のことに目をまるくしています。
「だめですよ凶華。ふたりきりでこんな場所でそんなことをして」
「あ…でも、凰火だって……」
薄い病院着の上から指を這わせるといつもより高めの声で喋ります。
おそらく、僕にしか聞かせたことのない甘い声色。
「わぅっ」
僕がベッドに倒れこみ、凶華に覆いかぶさると変な声を出してうろたえているようです。
しかしそろりと凶華の腕が僕の背中に回されました。
丁度真横にあったネコミミを掴まえて、耳に囁きこんでやります。
「凶華、…凶華、好きですよ」
服越しにも凶華の手がぎゅっと握られたのが分かりました。
「知っている…」
そんなことを言っても顔は真っ赤に違いありません。
ぴくぴくと揺れるネコミミを甘噛みしながら下では薄い布の中に手を差し入れ、凶華の肌に直接触れると
「朗報だよ? 準備完了だよ? オデッサ=エイは働き者だよ?」
---以下、ヴァネッサ=エルの純情6 131Pに続く
GJ!!
>>531のネタが邪道ながら完成したので投下します。
前スレ792以来なので7カ月ぶりの投下です。
クチュ、ペチャ、ペチャ、グチュッ
「ン、ウン、フゥン」
一心不乱に肉棒をしゃぶり続ける少女。ベッドの上に四つん這いになった姿は、皿から
ミルクを舐める子猫を思わせる。
実際、その少女は猫の様であった。藍色の頭髪の合間から伸びる同じ色の大きな猫耳。
臀部からも一本のしっぽが伸びていて、まさしく猫娘。
対峙するのは、彼女の夫。胡坐をかいて座り、後ろの方に手をついて身を反らし、妻に
されるがままになっている。
猫のような少女は、口としただけでなく、自らの喉にわずかながらも亀頭を押しこむな
ど、その幼い姿に似合わぬ激しく淫らな手管で夫を昂らせていった。
「フゥ、フニュ、ウン」
「きょ、凶華!そ、そろそろ出ますよ!」
手慣れた、いや舌慣れたとでも言うべきか、少女の口腔愛撫によって乱崎凰火はまさに
絶頂を迎えようとしてた。彼のペニスが一瞬膨らんだかのように力づき、次の瞬間には全
力で精を放出していた。
「フ!ヌグゥゥゥゥゥゥゥッゥ!!!!」
凶華と呼ばれた少女の口の中に、夫の子種が濁流となって荒れ狂い、喉まで粘つく液が
覆い尽くす。
「だ、大丈夫ですか?凶華?!」
心配する凰火。毎度のことだ。しかし、凶華は一瞬苦しそうな表情を見せただけで、精
液を舌で味わいながら、夫にニヤニヤとした笑顔を向ける。それを見て凰火は、完全に一
連の行為に慣れて楽しんでいる妻に対しての進歩のない自分にバツが悪い思いをさせられ
る。
ゴクン。
凶華の喉が可愛らしい嚥下を音を鳴らす。そして、
「ご・ち・そ・う・さ・ま♡」
満面の笑みで喜びを伝えた。
「さて、凰火。今晩はもう一度搾り出してやろうか?」
一仕事終えたばかりにも関わらず、さっそく次の話をする凶華。
「……、いや、今日のところはこれでやめておきます」
妻の提案を断る凰火。それを見て凶華は不安そうな、焦ったような表情を浮かべ、
「そうか?じゃ、じゃあ、手コキはどうだ?スマタでもいいぞ?なんならパイ……、とい
うより胸ズリはどうだろうか?!」
次々と肉棒奉仕の方法を提案する凶華。だが、乗り気にならない夫の表情を見て、諦め
たように視線を落とし、呟く。
「まあ……、そうだろうなぁ。“本番”が無しだもの」
視線の先には、異常と思えるほど膨らんだ彼女の腹部があった。
それは2週間ほど前のことであった。20歳とはいえ小学校低学年ほどの体格しかない凶
華の体を慮って、夫婦は定期的に病院に健診に行っていた。
夫婦の愛の結晶が宿る妻の体は、はや妊娠7か月。母体が小さくとも、胎児の大きさは
変わらない。体格の差もあって、凶華の外見は既に通常の妊婦以上にせり上がっていた。
そして、その日医師に告げられたのは夫婦にとって大変残酷な内容だった。
“妊娠9か月までに帝王切開することを勧める”
彼女の体格では、赤子が産道を通ることはおろか臨月になってからの帝王切開すら難し
いとのことであった。
夫婦は苦悩した。確かに現在の医療技術をもってすれば、多少未熟児でも安全に成長で
きる率は高い。しかし、将来的に体が弱い子供になる可能性が高いのもまた事実だ。
また、体が限界いっぱいまで膨らんでいる以上、子宮や腹部に刺激を与えることを控え
るよう注意もされた。
答え自体は決まっている。赤子の安全を考えるなら、医師の言うとおりにするしかない。
ただ、さすがに時期までは即答できない。早く切るほうがやりやすいのだが、その分子供
が弱る。遅いと子供への悪影響は少なくなるが、そもそも手術が難しくなる。結局、答え
は保留して夫婦は帰途についた。
当然、このことは家族にも話した。家族にもこのことは衝撃であったようだが、どうな
るものでもない。新しい家族の誕生を前に、若干の暗い影を落とすことになってしまった。
また、夫婦の夜の生活にも変化が生じた。最近はできる限り凶華の体を気遣っているつ
もりだったが、現状は思っていたより危機的なようだ。そのため、二人は出産までの性交
を禁じることにした。
しかし、これまでの淫らな生活が急に改まるものではない。このようなことになったこ
とについて、夫に対しせめてもの奉仕をする一方で、凶華はそれを代償行為とすることで
若干の体の慰めを得ていた。
「い、いや、その、本番がないからとかいうのでなく、今日はちょっと疲れてるから何度
もは無理かなー、なんて思ったりして。決して凶華のしてくれていることに不満があるわ
けではないですよ?!」
急ぎ妻を慰める凰火。しかし、凶華の表情は冴えない。
「いや、いいんだ凰火。凶華様がこんな体格なものだから、お前にもこやつにも迷惑を掛
けてしまっている」
そう言いながら凶華は悲しげに腹を撫でる。凰火はどう声をかけていいのか分からない。
その時、
トントン。
「あー、父君、母君。よろしいか?」
夫婦の寝室のドアを何者かが叩く。家族の声の中でも比較的“耳慣れない”声だ。もち
ろん誰かは分かるが。
「あ、ああ、月香?!ちょ、ちょっと待ってください!」
全裸だった二人は急ぎ夜具を纏おうとする。声の焦った様子と部屋の中からするガサゴ
ソという音を聞いて、月香は来るタイミングを間違えたことを悟った。
「も、もういいぞ!月香!」
「そうか、では失礼する」
凶華の合図によって、月香が部屋に入る。この手の話題が苦手な彼女の顔は、必死に取
り繕おうとはしているが、真っ赤になっている。
「その、なんだ?お二人ともお取り込み中のところすまなんだ」
「い、いや?ナニモシテマセンヨ、ネエ、キョウカ?」
「……、凰火。お前の態度はなおさら怪しいぞ」
「夫婦仲がよろしいのはさておき」
月香が夫婦漫才を打ち切って話を切り出す。
「実は今夜は大事な提案があってこちらに参った」
「ふむ、お前がその姿で来る時点で大事な話だというのは分かる」
凶華の発言に隣でうなずく凰火。普段の浮遊クラゲの姿ではなく、今の月香は小さな少
女の姿を取っている。人型ということは何か超常の力を行使しようとしているという意味
であろう。
「しかし、今夜は月はさほど欠けてはいないわけですから、そんなに小さいのはおかしい
ですね?」
凰火が疑問を口にする。月香は月の満ち欠けによって力が増減するため、取る姿も変化
する。本来ならもっと成長した姿のはずだ。
「ああ。これは省エネモードでも今回考えていることがうまくいくか試す意味もあっての
こと。いつでも使えるようでなければ意味がない故」
「ん、今の話ではないのか?」
「今回はあくまで試し、といったところかの」
ここで一度区切り、少し語調を強めて月香は要件を言った。
「実は、母君の出産の手助けができぬかと思ってのう」
「出産の……、手伝い?」
「なんだ?お前は確かに随分な歳のようだが、まさか産婆までやれるとはな」
意外というかトンチンカンな言葉に夫婦は訝しげな表情を見せる。それに対し月香は、
「いやいや、誤解があるようじゃな。その、どう説明するかの。つまり、今問題になって
おるのは、母君が小さすぎることじゃろ?」
と確認の質問をする。
「まあ、要するにそういうことだ」
「じゃあ、母君の体を大きくすればいわけじゃな」
「「はいっ?!」」
意表をついた月香の言葉に二人は思わず大声を上げる。
「お、おい、月香。簡単に言ってくれるが……」
「いや、ふざけているのではなく。あれから自分の力をいかして、母君の力になれないか
考えておったのよ」
真面目な顔して月香は続けた。
「とはいえ、子供を安全に取り出すとか、成長中の子供を無理矢理大きくするとか、未熟
児を健康にするとかは難しそうじゃし。それで逆に子供ではなく母君の体の方に作用する
ことに思い至ったのよ」
「月香……、簡単に言いますが」
「いや?まてよ。月香。お前、帝架と雹霞をおもちゃみたいな大きさにしたことがあった
な。あれの応用か?」
異議を唱えようとした凰火を止めて凶華が考えを述べる。確かに月香の力をもってすれ
ばそんなことも可能なのだ。
「いや、話はそれよりもっと簡単。よくよく考えてみれば、母君の体はシグナス、つまり
わが半身といっていいもの。ならばほれ、我が見た目を変えれるように母君の体格を変え
れるはずではないか」
「「あ」」
言われてみればそうである。他人の体ではなく、月香自身の体であればより安全に変化
させれそうではある。
「い、いや、しかしですね。今は赤ん坊がいるんですよ?単純に凶華の体を成長させると
悪影響が出るのでは?」
「それも考えた。しかし、結局のところ問題になるのは、母君と赤子の体をつなぐ胎盤と
へその緒のみ。そこにだけ気を使えばいいわけじゃ。母君の体、もっと言うと子宮じゃな、
その変化に合わせて胎盤の大きさを適宜調整すると。万一のためにすぐ元の母君の大きさに戻す手順も考えておる。原状復帰は得意故」
新たな疑問をぶつける凰火に、月香はすらすらと答える。十分に考えてきていることが
窺える。
「自信は……、あるんだな」
「ある。考えに考えた結果、問題が起きる要素はない」
凶華の確認に月香は力強くうなづく。
「じゃあ、まずやってみろ」
「凶華!いいんですか?!」
「凰火。月香の力は結局のところ我々には計り知れん。計り知れんのは計り知れんのだが、
本人が十分検討して大丈夫だといっているのだから信じるべきではないか」
「なるほど……」
凶華の意見の凰火も納得する。
「分かりました。月香、僕からもお願いします」
「うむ、任された。では母君、まず裸になってくれい」
「ん、分かった」
パジャマを脱ぎ(急いできたので下着は着ていない)再び裸になる凶華。幼いはずなの
に、妊婦として膨らんだ体が露わになる。
「では、やるぞ」
月香が凶華の方に手を伸ばす、手のひらを向ける。すると、
「ん、んんん?」
目を見張る凶華。なんだかくすぐったいような感覚が全身を包む。そう思う間に視点が
上がっていく。
「お、おお?」
「ちょ、凶華、大丈夫ですか?」
背が伸びていく凶華が危なっかしく見えたのか、彼女の腕を取り支える凰火。そうする
間にも、凶華の体はすくすくと成長していき、
「ん、うん。よし、完了!」
月香が作業の完了を宣言した。
「きょ、凶華?」
「ん?あ、ああ。大丈夫だ」
涼やかな少女の美しい声。初めて聞いたが聞きなれた声だ。
「おお、これはすごいな……」
と、成長して伸びた自分の手足の感激したように見る凶華。
傍から見る凰火にとっても驚きの光景だった。
美しい。目の前にいる女性を表現するのにそれ以外の言葉は浮かばない。
身長は160センチメートルくらい。年のころは20歳かそれより少し若い、千花と同じか
若干上といった感じか。妊婦とはいえ、すらりと伸びた手足と本来は細身であろう体はモ
デルのよう。顔立ちは幼い頃の面持を残しつつ大人らしく成長し、絵に描いたような美し
さだ。
「なんだ、凰火。どこか変か?」
呆然と自分を見つめる凰火に気づき声を掛ける凶華。
「い、いや、その……」
虚を突かれ、言いよどむ凰火だったが、
「見惚れてしまいましたよ……」
率直な感想を述べた。
「!!と、当然だろう?!凶華様が美しいのは世の理、どれちょっと確認してみよう」
明らかに照れながら凶華は姿見の方を向くと。
「ほぉう……」
自分で自分に対し、感歎の声を洩らした。
「綺麗ですよ、凶華」
「ああ、そうだな……」
なんとなく凰火の方に体を持たれかけさせながら凶華は呟いた。
「……、一応言っておくと、赤子のほうも問題なし。大成功じゃな」
完全に蚊帳の外に置かれていた月香が、惚気る夫婦にじと目を向けながら告げた。
「あ、ああ。そうだった。良かったですね凶華」
「そうそう。と、いうことはだ、月香。このまま臨月まで待って、出産のときはこの体格
にすればいいのだな」
「そういうことじゃ」
本題を思い出し、今更ながらほっとする二人。これで出産についての心配がなくなった。
「ところでだ、月香」
「なんじゃ、母君?」
ふと何かに気づいたように、凶華が質問をする。
「これはつまり、将来的には凶華様はこういう体系になるということだな?!」
その声には妙に強い期待感が籠められている。余程今の姿が気に入ったようだ。
「んー、まー、そうじゃないかの?」
「そうか?!そうか、そうか、ハッ、ハッハッハッ」
思わず高笑いする凶華。誇らしげに喜ぶ凶華を見ながら月香は、
(まあ正直言って、そもそも成長しないんじゃないかのぅ……)
などと冷静に考えていた。そして、
「まあ、本来の体格でないままい続けるのは何かしら問題があるかもしれん。とりあえず
元に戻すぞ」
と、再び手のひらを凶華に向ける。
「いや、ちょっと」
それを凰火が制止する。
「どうした父君」
「いや、その、折角だからもうちょっと見ていたいと言うか……」
「そうだな!!」
「「?!」」
凰火が惜しむように言ったのに、妙に強く凶華が食いついた。
「おい、月香。1時間……、いや、2時間ほどこの姿でいてもいいものかな?」
「それは、構わんが。どうなさった?」
「では、……、その、あと2時間!2時間したらまた来てくれないか?」
「??」
月香にはよく分からない。が、凰火は何かに気付いたようで。
「あっ!そうですね!そうそう、あと2時間くらい。月香!僕からもお願いします!」
「はあ、二人がそういうなら、まあ、そうするかの。では」
何を二人は盛り上がっているのか分からないまま、月香は部屋を後にすることにした。
バタン。
ドアが閉まり、月香の姿が消えた。ちなみに、いつぞやの消音装置はしっかり作動して
いる。娘の姿が見えなくなると、
「凰火!」
「ええ!」
二人のテンションが急激に上がった。自らもパジャマを脱ぎ出す凰火。全裸になると、
先ほど射精したペニスが再び頭を持ち上げつつある。
二人が気付いたことは「今の体格ならセックスしても問題ないんじゃないか」というこ
とであった。久々の機会に俄然盛り上がる夫婦。そして、すぐさまベッドに横たわる。
凶華の左隣に陣取った凰火が凶華の胸に手を伸ばす。
「結構、大きいですよね」
そういいながら、胸を揉みしだきその柔らかさを楽しむ。
「アン、そ、そうだな。妊婦になって大きくなってるのを差し引いても、美乳というくら
いはあるよな」
今までコンプレックスだった胸が満足いくほど大きくなったことを喜ぶとともに、胸に
凰火の指がめり込んでくるという新鮮な快感に酔いしれる凶華。
凰火はさらに身を乗り出し、左から凶華に覆いかぶさるような体勢を取る。そして、口
で左の乳首、右手で右の乳首を嬲り、空いた左手は凶華の秘所に伸びる。
「アアッ、イイッ!凰火イイッ!!」
3点同時に攻められて、一気に体が昂る凶華。
「どうです。ご無沙汰だったから感じるでしょう」
「うん、イイッ、もっと、もっと凰火!!」
成熟した体の方が感じやすいのだろうか。たちまち、凶華の下半身はずぶ濡れになる。
「アーッ、イ、イクッ、イクーッッ!!!」
大きな腹を揺らし、絶頂を迎える凶華。久々の快感で体が打ち震え、気が遠くなる。
だが、凶華はすぐに意識を取り戻すと身を起こし、逆に凰火をベッドに横たえた。
「次は凶華様の番だぞ♡」
と、妖艶な微笑みを浮かべる凶華を見て、凰火は思わず背筋が凍る。怖いほど美しかっ
たのと、これから起こることへの期待ゆえに。
先程までが子猫だとすると、今の凶華は例えるならば女豹。細くしなやかで官能的な肢
体で、獲物に貪りつく。ペチャペチャと陰茎をしゃぶる音。しかし、あることに気づいて
中断し、凰火にいたずらっぽい笑みを向ける。
「お、う、か」
「な、なんです?!」
とまどう凰火に対し、凶華は両腕で胸を強調するように締め上げてアピールする。
「こっちだとどうだ?」
魅惑的な胸の谷間。柔らかさは先程手で確認済みだ。それを見て、凰火はごくりと唾を
飲む。
「あ、は、はい」
間の抜けた声で返事をしてしまう。自分に魅力で呆けた凰火を見て凶華は満足げにうな
ずいて、
「すまんが、場所を変える必要があるな。ベッドを下りて立ってくれ」
と指示を出す。
「ええ」
大人しく指図に従う凰火。
同じくベッドを下りた凶華は凰火の脚元で膝立ちになり、成長した胸で凰火の一物を挟
み込む。柔らかなマシュマロのような感触が凰火を刺激する。
凶華の両手で挟まれてマシュマロが動く。ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん。優しい感
触が凰火の勃起を一層固くする。
「う、ううう、こ、これは新鮮な感覚ですね」
「ふふ、もっと気持ち良くしてやろうか?」
そう言うと凶華は胸から突き出た凰火の先端に、舌を伸ばした。チロチロと蛇のごとく
動く舌で、凰火のソレを苛める。触れた瞬間に気持ちいいが、一瞬で離れる舌。凰火は身
を固くしては弛緩するという繰り返しを強いられる。意地悪な舌と優しく柔らかい胸の両
方による快楽はいわば飴と鞭。凰火のペニスは限界まで勃起した上にさらに競り上がるよ
うに強要される。
凶華の舌の動きが徐々に速くなる。強まる刺激に凰火がとうとう射精にいたろうかとし
た瞬間。
「よし、やめだ」
「?!」
残酷すぎる凶華の宣告。すぐさま凶華は動きを止め、胸と舌による拘束から凰火を介抱
する。
「ちょ、ちょっと凶華!」
「何を勘違いしているこのメガネ」
たまらず抗議しようとする凰火を即時に止める凶華。
「しかし……」
「せっかくの精力を浪費するな」
そう言って凶華は立ち上がり、再びベッドに寝そべる。そして、大股を広げ夫に秘所を
示した。相変わらず毛はないが、線一筋だったそこは大人の女性らしく、立体感を持った
ものになっていた。
「今日は本番ができる日だぞ?」
うっとりとした眼で夫を見つめる凶華。
「ええ。そうでしたね」
ようやく理解した凰火は妻の方へ身を寄せる。
「じゃあ、さっそく行きますよ」
「ああ……、凰火、来て……」
夫が乗り気になると、しおらしくなる妻。待ち望んだ行為はすぐさま実現された。凰火
の太い肉棒が十分に濡れた凶華の中に滑り込む。
「ハァアアン!!」
久々に夫を迎え入れ、感極まった声を上げる凶華。膣はクチュクチュと音がしそうなほ
どに、夫のペニスに貪りつく。
凰火の方も、久々の挿入と構造の変わった妻の中身に感激していた。これまでの狭くき
つかった凶華もよかったのだが、大人になった体内の変化や起伏が感じられる隧道とメリ
ハリの利いた動きもまた良い。相手が妊婦であるという遠慮を最低限忘れないようにしな
がらも、凰火は激しく出入を繰り返し、凶華もまたそれに合わせて腰を揺らした。
「アン!凰火!嬉しい!凰火が入って来る!!」
「ええ!僕もうれしいですよ!!」
激しく動いていた凰火だが、妻を絶頂に導くためあえて動きを緩やかにし、技巧で攻め
る。深く捏ね回すように突かれてはゆっくりと膣を擦り回るように引き抜かれ、凶華の口
からはすすり泣きのような嬌声が響く。
「ひぃ、イイッ!ああ、そこ!そこイイッ!!」
ベッドの上の美女は子供のように身悶えし、夫の責めをねだる。やがてその声量は強ま
り、意味を成さない悲鳴が増える。
「アアアアッ!お、凰火!ヒ、イイィ!ア!ア!ア!ア!アッ!!!!」
大きくなっても凶華は凶華。感じているときの反応は良く分かる。凰火は相手のタイミ
ングを見計らいつつ、自らものに勢力を滾らせていき、お互いにとって最高のタイミング
で深々と突き込んだ。
「行きますよ凶華!!」
突き込みとともに精を放つ凰火。ギリギリまで感じさせられたところに強力な一撃。さ
らに久々に感じる精液の勢い。凶華は快感の限界点を大きく超える絶頂を味わうことにな
る。
「ハァアアアン!!!!」
体内から大量の愛液を吐き出され、凰火の一物をぐしょぐしょにする。ペニスをキュウ
キュウと絞めつけながら、凶華の頭の中は快楽で真っ白に塗り潰された。
「ふぅ、久々というか初めてというか、感慨深いものがありますね」
一仕事終えて、さっぱりとした表情の凰火。
「ふにゅう〜〜」
そして、凰火に甘えて抱きつく凶華。しばらく二人で性交の余韻に浸っていたのだが、
「凰火」
凶華が甘えるようにしながらも、はっきりとした声で名前を呼ぶ。
「なんです?」
「月花が出て行ってから何分くらいだ?」
「えーっと、40分くらいですか?」
「そうか、なら」
身を起こしニンマリと笑う凶華。
「まだ時間があるな♡」
時間になって月花は夫婦の部屋に向かった。しかし、このクラゲは頭もクラゲ並みなの
か“ノックする”という基本的なマナーを失念していた。
「父君、母君。時間だ……が……」
彼女の眼に映ったのは、ベッド手をついて尻を突き出した凶華と、それに後ろから挿入
する凰火の姿。
「ハァン、アン、ア…………」
「フゥ、フゥ、フ…………」
「「あ」」
お取り込み中の夫婦の視線が同時に月花の方を向いた。月花の顔は口を開いたまま急激
に赤くなったり青くなったり、すごい勢いで汗が噴き出て凄いことになっている。そして、
“パタリ”
そのまま顔面から床に倒れ込んだ。
数日後。
「なあ、月花!頼む!5日、いや、1週間に一度でいい!お前にとっても練習になるだろ!」
家族が出払ったのを見計らって、凶華は月花にこの前と同じことを頼みこむ。しかし、
浮遊クラゲは怒ったのか恥じらっているのか赤くなったまま凶華を無視してふわふわと部
屋を舞っていた。
以上です。
久々の投下乙!
あ、それと月「花」ではなく月「香」ですよー
>>558 ヤッチマッタ
初歩的なミスをしてしまいました。申し訳ない。
おおおおおおう乙GJ!!
久々の投下が嬉しくて涙で前がみえないよ!!
久々に職人がきてたのかGJ
562 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 10:20:28 ID:bnAorF2P
圧縮回避ついでに上げ
本当に一気に熱が冷めて行ったって感じだな・・・
俺はまだ熱に浮かされている感じだが皆去っていく感じだ
うん…
>>564 むしろみんな熱に浮かされてるのでは?書き込みが無いから去ってると決め付けるのは早計だぞ
12巻が出たその時にこそ熱く萌え上がろうじゃないか
>>566 ありがとう!!その言葉が聞きたかった!!
頑張れる気がしてきた
アニメが終わってから時間も経ったし、新刊が出るまではのんびり行こうぜ
アニメはなんか尻切れとんぼというか竜頭蛇尾というか・・・
なんかもやもやしてすっきりしない形で慌しく終わっちまったのが残念だ
俺的一番人気のゲボックなんか殆ど良いトコ無し・・・
あの人なら科学の力で色々エロ道具開発してくれる筈なのに・・・
去年までの盛り上がりは何だったのか
アニメとか漫画ってそういうもんじゃん。
飽きる飽きないの話じゃなくてさ
ハマった直後って阿呆みたいに生産したくなるんだよ
それが落ち着いただけで好きな気持ちは変わらないんだ
ただ、生産力が格段に落ちてる…
エビオス錠飲め
この作品のいいところは、後の巻の方が面白いってことだと思う。
作者が着実に成長しているというか。今後にさらに期待。
原作はヴァネッサ=エルの純情が一番良かった
ヴァネは別格だな
閻禍伝説編は普通に面白くて良いな