女装SS総合スレ 第4話

このエントリーをはてなブックマークに追加
190180
「ち、痴女、ですか・・・」
息が詰まる。
血の気が引いていくのが驚くほど鮮明にわかる。
「何でも黒ローブを羽織って、下はいやらしい下着姿らしいよ」
王子はおかしそうに言葉を続けた。
「フィムは聞いたことない?」
上目使いで僕と目を合わせてくる。そんなことまで知れ渡ってるのか。
にしても王子は一体誰からそんな話を聞いたのか。いや、それより・・・・・・
「どしたの?」
「いっ、いえ・・・・・・・・・思い出してみましたが、そんな噂はとんと聞いた事が」
・・・・・・なぜ、ローブの下がいやらしい下着だとわかるのか。誰にも見せてないのに。
「これは勘だけどね」
王子が右手人差し指を立てて、推理らしきものを披露し始めた。
「きっとその痴女は、女性じゃなく女装した男性、それも二十歳前と若いね。
恐らく騎士団かあるいは傭兵部隊に所属してると見た。もしかしたら、
ボクは会ったことがあるかもしれない。どうかなこの予想?」
僕は何も言えなかった。ただ破滅の足音を聞いていた、はずだった。
「あくまで予想だけどね。でさ、もし・・・・・・もしもだけど、
君がその人物に会うことがあったら、夜に、ボクの寝室に来るよう伝えてほしいんだ」
驚愕に目を見開いた僕を気にも止めずに王子はこう言った。
「・・・・・・僕の穴奴隷になってもらうためにね」

・・・ぼくは、ただ頷くしかなかった。股間を期待でガチガチにしながら・・・