奈須きのこ総合エロパロスレ 2

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985続きその1
はぁはぁと荒い呼吸がバスルームに木霊している。
初めての行為、初めてのシチュエーションで達した刺激は、少女達にはあまりにも強烈だったのだ。
やがて消耗しきったマリアが途切れ途切れに声を出す。
「……はぁ……カナン……もちよかった?……はぁ」
体中どろどろで早く汗を流したかったが、指一本まともに動かせない。
「……うん……気持ちいいよ……マリア……はぁ……」

初めて好きな人にした性的な相談。
初めてのペッティング。
初めて見る好きな人の秘密。
それを見ながらする初めての自慰行為。

体験の一つ一つが、初心な少女の許容量を遥かに超えるものであった。
自分の指で気持ちいいところを弄って、強く刺激して、絶頂を迎えた。
これがマスターベーションなら、自分の欲求不満は解消されているはずである。
……はずであるが、足りない。それどころか飢餓感は爆発的に膨れ上がっていた。
今、私に密着して身を預けているマリア。
マリアを抱きしめたい。マリアに口づけしたい。柔らかな肌に食い込むほど爪を立てたい。
くびれた腰に手を回して、乳首に吸い付いて、足の間にも顔を埋めて、可愛い性器に舌で触れたい。
今、カナンの頭には確かなイメージと共に自分の欲求が駆け上がってきている。
それは少女が生まれて初めて自覚した明確な性欲だった。

「……マリア」
それを勝手に実行に移してはいけないことは、頭の片隅でなんとなくは理解している。
身体の内から疼き出してやまない熱い衝動を必死で抑えて、かろうじて言葉を搾り出す。
「オナニー……教えてくれてとても嬉しい……ありがとう……私、まだ足りないみたいだ……」
触ってもいい?と言い終わるが先か、カナンはマリアの頬に手を添えて己の顔、正面に向けた。
間近で見ると欲情に濡れたカナンの瞳が飛び込んでくる。頬に添えられた手の平もガチガチに硬い。
(あんなに激しかったのにまだ体力があるなんてすごい。さすがカナン……)と、ぼんやり思いを巡らせつつ
マリアは微笑んで見せた。
「……もう触ってるってば……それに……私だって本当はもっと触れ合いたい……だから――」
好きにして、という言葉はカナンの噛み付くようなキスに飲み込まれた。

突き刺すように流れ込んでくるマリアの色が、音が、匂いが自分の箍を外して急き立てる。
まず口の中、熱くて柔らかい。舌で歯列と彼女の舌に触れて絡ませる。蕩けるように甘い。それから、それから……
もう既に理性は追い付いていない。
五感全てが繋がるカナンの超人的な処理速度をもってしても、溢れ出る欲情に全てがショートして使い物にならない。
角度を変えて何度も舌を絡ませあうと、下腹部もまたじゅん……と甘く疼いて、愛液が零れ出す。。
「……ぷは……」
酸素を求めて口を離したら、二人の間につ、と糸が引かれた。