男装少女萌え【10】

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936名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 19:12:14 ID:gmUIcsiG
ただいま
2年ぶりに帰ってきたよ
937名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 05:43:13 ID:JL3L49Yi
投下まで持ってもらわねば保守
938名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 02:09:26 ID:6ioVqr/W
aa
939名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 14:44:30 ID:3B5/OblY
今朝のズムサタで、ロリータファッション風男装少女が出てたね。
940名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 21:46:05 ID:lEOyHcb4
>>939
実は三次元の方がたくさん居るかもね、男装っ娘。
男装カフェとかあるし…
941名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 22:50:51 ID:vwVmmODF
楽だからと基本男物しか着ないタイプも結構周りにいるしなぁ
まぁ男装ってレベルではないけれども
942名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 01:58:51 ID:7McyV5O8
保守
943名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 22:46:21 ID:k3LWZfTq
この前放送したクレしんスピンオフのSHIN-MENで
気を失った鉄を受け止めた風が、鉄を見つめてドキドキ…って謎の描写があったんだが、
これはもしや鉄の男装っ娘フラグなんだろうか…。ググってみたら、鉄に関して
>不器用でメンバーにも言えない秘密を抱えているという。
とか書いてあってwktkがとまらない。
944名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 17:46:42 ID:m+lj5gkW
なんとなく 読みづらかったら、ごめんなさい。



「まきちゃんまきちゃん」

幼い子供特有の、男とも女ともとれる少し高めの声が、どこからか聞こえる。
顔を見ずとも、その声の主が誰なのかはすぐに分かった。
俺のことを『まきちゃん』だなんて、ふざけた呼び方をする奴はあいつ1人しかいないし
それ以前に、ここは男子高の寮の一室。
常識的に考えたら、行き当たるのはルームメイトのあいつ、しか考えられないのだ。

と、まともに返事をせずにいたら、二段ベッドの梯子がきしんだ。
漫画雑誌から顔を上げずに視線だけで梯子をみると、予想通り、さらりとした金髪を揺らして、あいつが顔を出した。

「なんだ、いるんなら返事しろよな、マキ」
「俺はマキじゃねえ、真樹(マサキ)だ」

膨れ面をして見せるその頭を、手元の雑誌でぽこっと叩く。

「いてっ」と言いながら、そいつは右手を頭にやる。
その右手には、見慣れない何かが握られていた。

「なにそれ」
「これ?バリカン!!」

なぜか、灰色みがかった青の瞳をきらっと輝かせて、そいつは嬉しそうにそう言った。
945名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:07:17 ID:m+lj5gkW
「はあ?」
「おれ、坊主するから、マキちゃん手伝って」
「はああ!?」

俺の反応を見てもなお、いや、なおさら、彼はにししっと歯を見せて笑った。
「おれ、野球部じゃん。なんでそんなに驚くんだよ」
「いやいや、お前の坊主とか……ないな、比呂(ひろ)」

俺がそう言うと、そいつはくりっとした大きな瞳を、キョロリと動かして『そうかなぁ』だとかなんとか小さくこぼす。
彼…比呂は俺のルームメイトだ。
そう広くはない2人部屋で生活を初めて、もうすぐ半年。
プライベートな空間は2段ベッドのそれぞれの段だけだが、うまくやっている……つもり。

本人が言った通り、野球部に所属している彼は、だぼっとした(本来はだぼっとはしていないはずだ…比呂がチビなだけで)そろいのジャージを着ている。
白い肌にさらりと揺れる金の髪、灰色がかった青の瞳は、ドイツ人の祖母譲りだそうで。
異国の血が入っていても、所詮四分の一、160センチほどと背は高いわけでもなく、むしろ低い。
それに、からだの線も細く、俺は野球をしている彼がどうも想像がつかない。
なんとか思い浮かんだとしても、比呂がバットに振り回されている姿だ。
946名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:23:05 ID:m+lj5gkW
「でも、なんで急に坊主なんだよ」


俺がそう言っている間に、比呂はいつのまにか梯子を登りきっていて、うつ伏せの俺のすぐ横に腰をおろした。
そして俺の腰のあたりに投げ出した足を乗せる。
彼が俺のプライベートスペースに入り込んできたときは、いつもこう。


「皆坊主だから」
「いや、確かにお前以外、坊主だけど…逆になんで今までしなかったんだよ」
「先輩命令で『お前は坊主駄目だ!』って」

それに、ああ、たしかに。とうなづく。

この男子高で、比呂はアイドル的存在なのだ。
男ばかり、その上全寮制。
思春期の男どもは、当たり前なことに女に飢えている。
しかし校内にいる女といっても…そういう対象にできる人物は、片手で数えられるほど。

そんな空間に、ぱっと見、女、いや、美少女の比呂。
しかも生徒という対等な立場にいたら、そりゃ、まあ。人気もでる。
ちなみに彼のおかげで俺は、靴の中に画びょうを入れられたことが何度かある、陰湿な奴らに。

比呂に抱きついたり、可愛いと頭をなでたりするのは冗談だと俺もわかっているが…どうも嫌で。
それに、そのなかに本気の奴がたまにいるから怖いもんだ。
まあ校内にカップルも、隠れてはいるが、何組かいるし。
教室では俺がコイツを守っているが……野球部でもそんな扱いでは、いつか襲われてしまうのではと気が気ではない。
947名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 18:47:48 ID:m+lj5gkW



「おれだってなあ、やる気がるって見せたいんだよ!甲子園だって行く気あるって、驚かせてやる!!」
「……俺も……」
「へ?」
「………俺も、やめたほうがいいと思う」
「、なんで?」
「今のほうが、可愛い」
「っ」

思わず、思っていたことが口に出てしまった。
他の奴に比呂を、取られたくないと思ったら。
…いや、もしかしたら、坊主にしたほうが他の奴らが、比呂に幻滅するかもしれない。
奴らはただ『可愛い容姿』を求めているだけだから。

俺は、違う。
比呂が可愛い容姿のままだろうと、坊主になってしまおうと、俺は、比呂のことがす……
って、俺は、男相手に何を思っているんだ。

ぶんぶんとかぶりを振って、もやもやとした思いを振り切った。
ここ最近、いや、かなり前から…俺は悩んでいる。
名前のわからない、このもやもやした思い。
いや。違う。
名前がわからないのではない。
俺は、その名前を知っている。
けれど、名前をつけたく、ないだけなんだ。


「…比呂」


そう言って彼のほうを見ると、なぜか白い頬をこれでもかと赤くして、金魚のように口をパクパクさせていた。
『お前何言ってんだ』と言いたそうな顔が可愛くて、思わずニッと笑った。
すると比呂はついにうつむき、ロールアップしたジャージからちょこんと顔を出している爪先を、ぎゅっと丸くした。

948名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:04:14 ID:m+lj5gkW
「そっ、そーいやーさ!!」

話を逸らしたかったのか比呂が大きな声を上げる。
バリカンはすでに彼の右手からは放り出されていた。


「ベッドの上下、代わってよ」
「なんだ急に」
「上に180のデカイのが寝てると思うと、毎晩怖いんだよ。ギシギシうるさいし、いつ落ちてくんじゃねーかと…それに、下のほうがティッシュ捨てやすいだろ?」


してやったり、というようにニヤリと笑った比呂に、俺は頬の熱が少し上がったのがわかった。


「…わかる?」
「毎晩毎晩、たまってんのかつーの」
「まあでも、どこの部屋もそうだろ……ってか、お前もしてんだろ?」
「し、してねーよっ!バカマキ!!」


そんなに下に響くものなのか、と少し感心しつつ、そう返すと比呂はまた真っ赤になって否定した。
キャンっと吠える、小型犬のようだ。


「してるだろ」
「してねえ!!おれは純朴な野球少年だ!!」
「したことねえの?」
「あ、あるわ!!」


健全な男子高校生が、抜いたことないとかあり得ないだろ…
なんて、そんなことは建前で。
単純に…そう、ただ単純に。
興味があった、比呂の、そういう話題に。


949名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:25:39 ID:m+lj5gkW
「てか童貞だろ」
「うるせえ!」
「…否定、しねえんだ」
「……っっ、おれは…純朴な野球少年だ!」
「なんだそれ、てか、してやろうか?」
「……は?」


思わず口をついて出た言葉に、比呂が瞳がこぼれんばかりに目を見開いた。
いつの間にやら比呂は体操座りをしてコンパクトになっており、俺の腰の上からは足はもうなくなっていた。
そのため、すんなりからだを起した俺は、比呂に向かい合うように胡坐をかいて座った。

「抜いてやるよ、たまってんだろ?」

いや、そうじゃない、比呂を思って言ったわけではない。
俺がしたいだけ、見たい触りたい、キスがしたいだけ。

先程までわからなかった、いや、認めたくなかった『名前』…今はもう、知らないふりなどできなくなっていた。


「…ばっ…バカマキ!頭わいてんのか!?」
「山下と安田、見せ合ったってよ」
「あいつらはデキてるだろ!」
「男同士なら普通だろ」

比呂との押し問答で、『そんなわけねぇだろ』と突っ込まれたら終わりなひとこと。
何してんだ、俺…と少し冷静を取り戻しかけた俺に、降ってきたのは予想外のひとことだった。


「そっ、そうなのかっ!?」


……まったく、こいつは今まで、どんな純粋な人生を送ってきたのやら。
950名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:26:04 ID:m+lj5gkW
「……だから、俺も毎晩ギシギシしてんだろーが。何?お前女なの?」
「ちげーよ!ふ、普通だよな、うん!!普通だ!!」
「じゃあやってやるよ」
「はあ!?自分でやるわ!」
「あ、じゃあどうぞ」
「え!?」

俺が少し笑って言ってみせると、比呂は少し涙目になって『うー』と小さく唸った。

「ほら」
「…あー、もうっ!」

そう言ったかと思うと、俺と比呂の間で丸くなっていた布団を勢いよくかぶる。
白い塊になったと思った数十秒後、そろりと金髪をのぞかせ、続いてくすんだ青の二つの瞳が見えた。
赤くなった頬が反射して、白い布団まで赤く染まって見えるのではないかというほど、彼は真っ赤だった。

951名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:42:03 ID:m+lj5gkW
「布団、かけてやるからな」


明らかに困惑した顔をして、比呂は布団を下半身を覆うように整える。
そして、ゆっくり、布団の中に手を入れた。
ジャージを脱ごうとしているのか、腰をもぞもぞと動かしている。

(……こうしてみると……女にしか見えねぇな…)

顔を真っ赤にしていそいそと動く比呂を、そんな思いで俺はじっと見詰ていた。

「…あんま……見んな」
「興奮するだろ?」
「し、しねえよ!!」
「いいから」


布団一枚といっても、結構分厚い。
比呂がぎこちなく手を動かしているのはわかるが……どう動かしているのかはわからない。
ただ握っているだけなのではないかと思ったが、次の瞬間、比呂が眉をひそめた。

涙目な真っ赤な顔で、眉をひそめた、すこし息の荒い可愛いルームメイト。
比呂がそこでしている、俺の布団の下で、している。
そう変態ちっくなことが一度頭に浮かんだら、離れなくなってしまった。

…自分のが、すこし、硬くなったのがわかった。
952名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:46:15 ID:m+lj5gkW
「楽しい…?マキ…」
「うん」

荒くなった息でそう言った比呂は、顔をあげるとすぐに目を丸くした。
大方、俺の硬くなったもので膨れ上がったジーンズが目に入ったのだろう。

「…変態、マキ……ゲイだったの?」
「かもな」
「は?」
「だった、は違うか。ゲイかも」
「が…がちで言ってる?」
「…手、止まってる」
「う、うお…」

俺にそう言われると視線を落として、素直に手を動かし始める。
…布団の中でオナニーなんて、やったふりできねえか?
なんでコイツ、こんなに素直なんだ。
素直で、…可愛くて。危なっかしすぎる。

「比呂、可愛い」
「っ」
「手ぇ止めんなって」
「お…おう…っ」

驚いたように顔を上げた比呂をいさめるように言う。
すると、しん、と澄んだ空気の中に、比呂の荒い息だけが響いた。
953名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:59:06 ID:m+lj5gkW
「…声…」
「……っ…」
「…我慢してんの?」
「…っ……」

応える余裕もないようで、比呂は涙目のまま、俺を見てきた。
声なんて出すものか、というように比呂はぎゅっと口を真一文字に結んだ。の、だが。

「……あっ……」


何の拍子か、嬌声が小さく漏れる。
その声は女のそれのようで……俺は、からだの中を熱い何かが走ったように感じた。

比呂は余計に涙をためて、訴えるような眼で『……もう、いいだろ?』と小さくつぶやいた。

「最後までやんねえと、お前が気持わりいだろ」
「……大丈夫っ…」
「じゃあキスしていい?」
「……へ?」
「最後までやるか、ここでやめてキスか」

言い終わると同時に腰を上げ、にじり寄るように比呂に近づくと、ビクリと肩を揺らしてキョロキョロ視線を泳がせた。

「……キ……キ、ス…がいい」
「やり」

比呂は何か言おうとしていたが、その言葉は俺の口の中で溶けて消えた。
954名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:59:28 ID:m+lj5gkW
ご飯の時間です
955名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 13:18:19 ID:4D1mlwxK
まだ飯食ってんのか!?ここで止まったらただのBLじゃないか
956名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 17:37:14 ID:cGYgzWKI
>>954
下げを覚えてくれないか
957名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 03:43:20 ID:dv0HvabG
書きながら投下は避けた方がベター。
ある程度でいいので書きためて、ある程度の量を
まとめて投下した方がいいよ。
958名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 23:45:57 ID:v+uxFFVW
今週号のサンデーの神のセカイの結たんは非常に良い男装ぶりだった。
イケメン男装少女×草食系オタク男子って俺得すぎる
959名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 21:15:05 ID:FtDtQhkv
保守
960名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 11:51:28 ID:0v1SXw79
やはりココの作品は類似スレの中ではクオリティが高いな
961名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 09:51:31 ID:UFt53L8o
そういえばこないだトリコで刀職人?かなんかに男装の麗人がでてたね。風呂入ってたら覗かれて焦ってたな。
男装ってちょい役なら意外に多いかも。
962名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:28:10 ID:NKqMVc0Z
一年前ぐらいの452の続き投下。
エロ書くの初めてで無駄に長いわりにはぬるいエロありです。
自分は一人称が僕より俺の方をプッシュします。



目を閉じれば、さっきのヒロの姿が思い出される。
中学生の頃に比べると、本当によく成長したものだと思う。
昔のヒロの体型はあんな女らしいものではなかった。
少なくとも、服をきたまま俺を煽れるような威力は持ち合わせていなかった。
胸もささやかというより、ほとんど無に近いものだった気がする。
それを特に気にするでもなくケンカばかりしていた頃のヒロは、間違いなく誰がみても少年にしか見えなかっただろう。
そんなヒロの体型が変わってきたのはいつ頃だっただろうか。
俺がヒロを抱きはじめた頃ぐらいからかもしれない。
初めて抱いた時は胸などほとんど無かったのを覚えている。
まさに少年を犯す感じだ。
昔から何故かモテた俺が、わざわざ少年と間違われるようなヒロを抱きたいと思ったのは、見えない色気に誘われたからなのだろう。

そしてハマった。
それまではセクシー系の女しか興味なかったし、貧乳など論外だったが、逆にそういう媚びたような女があまり好きでなくなり、ヒロ以外を自分から抱こうという気があまりしなくなった。
これは昔の俺からしたらかなりの変化だ。
人間、何が起こるかわからない。

ヒロは、クールな性格と中性的で綺麗な顔立ちから、女子達の絶大な人気を誇っている。
でも、俺から言わせればヒロはただの強がりで喧嘩っ早い女だ。
俺が女に囲まれてメールアドレスを聞かれていようと、女に抱き着かれていようと、何も思ってないというような顔をするが、長年隣にいた俺にはバレている。
ポーカーフェイスを装いながらも、実は妬いていると。
それを知りながらも興味の無い女と関わるのをやめようとしない俺は、我ながら意地が悪いと思う。
いつでも女には優しく紳士であると自負していたし、周りにもそう思われているが、今までの自分の行動を思い返してみると、ヒロ限定でSのようだ。
963名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:31:42 ID:NKqMVc0Z
「おい。」
はっと気づくと、そこには上気してほんのり色付いたヒロの顔があった。
「うぉっ」
妄想中にいきなりあらわれたヒロにびびる。
「何そんなにびびってんだよ。」
お前の事考えてたからだ。とも言えず、俺は黙る。
訝しげな瞳でベッドのサイドから見下ろすヒロ。
着替えて、俺のぶかぶかのTシャツをきているため、胸のあたりが大きく開いている。
今にも肩からずりおちそうだ。
俺はヒロの手を引き、ベッドに引き込んだ。
その身体は簡単に俺の上に倒れる。
「急に何だよ。いてぇな。」
俺の胸のあたりで、むくっと頭だけ起こして俺を非難する。
その身体を自分の下にして、ヒロの頭の両サイドに手をつき、今度は俺が上になった。
何が起こったかわからないというように、ぽかんとしているヒロ。
見上げる瞳に俺が映る。
「何すんだよ、どけって。」
眉をしかめてヒロは胸板を押してくる。
ここまでしてまだわからないとは…こいつは一体いつになったら雰囲気を読めるようになるのかと心配しながら、その拒む腕をつかんだ。
「邪魔だっ…んっ」
男みたいな言葉しかでてこないその唇を唇で塞ぎ、言葉をさえぎる。
そして口内に舌をいれ込んだ。
もがくヒロの腕を押さえて、角度を変えて口内を堪能する。
ヒロの抵抗が止んだ。
やっとこれからしようとする事を理解したようだ。
胸板を押していた手は、俺の服をぎゅっと掴んだ。
口をはなして、ヒロの様子を伺うと、その頬はさっきより増して桜色に染まり、あっていた目線を恥ずかしそうにずらした。一気に性欲のボルテージがあがる。
再び口を合わせると腹のあたりをまさぐり、服を捲りあげた。
小振りだか形のよい胸に触れた。
それを揉み、頂きの小さな突起を軽く親指で擦った。
びくっとヒロは身体を震わる。
俺の下で、小さな動作一つ一つに敏感にこたえるヒロ。
その反応のすべてが可愛く思えてしまう。
俺は軽く触っていただけのその突起を、きつくつまみ引っ張った。
「っ…ぅ」
それまで絡めあっていた舌がひっこみ、盛大に胸に反応してぷるぷると小刻みに震える。
声は出すまいと必死に堪えているようだ。
その様子がおもしろくて、それを押し潰しながら左右に引っ張った。
「ゃぁっ…ぁ…」
我慢仕切れず荒い息と共に小さく声が漏れる。
慌てて口を塞ごうとするヒロの両手を掴み、頭の上でひとまとめにした。
「いいだろ。我慢なんてしなくても。」
言っている間もくにくにと柔らかな突起を転がす。
「いっ…いやだっ…はぁっ」
「俺は聞きたいな。」
「無理ぃ…っ…ひゃぁっ」
突起をきつく潰しながら左右に引っ張るとまた声があがった。
「とっ…とれちゃうだろっ…ぁあっ…やめっ…ろ」
「こんなに簡単にとれねぇよバカ」
そう言って俺は胸にかぶりついた。
964名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:35:54 ID:NKqMVc0Z
「あっ…」
ちろちろと小さな突起を舐めると、今までとちがう感触に驚いたのかつむっていた目をあけて反応した。
舌で転がされるもどかしい愛撫に身をふるわせているようだった。
そんな様子を見ながら俺は舐めながら転がしていた突起に軽く歯をたてた。
「ひぃっ」
身体はびくんっと震えて素直に反応する。
優しい愛撫よりもきつい愛撫の方を、身体は求めているようだ。
かなり前から気づいていた。
ヒロは少し痛いぐらいのほうが悦ぶ。
本人は絶対に認めないだろうが、実は身体はMなのだ。

胸から口を離すと、赤くツンと上を向いたそれはぬらぬらと卑猥に光っていた。
それが目に入ってしまったヒロはさらに頬を染める。
「や…やだっ…電気消せよっ」
「どうしよっかなぁ。俺は見たいし。」
「変態…」
ヒロがじたばたする。
「まぁまぁ…見えなかったらいいんだろ?じゃあコレでいいよな。」
そう言って、俺は側にあったネクタイを手にとってヒロの目を覆い隠すように縛り、目隠しにした。
「えっ…」
「これで見えないから大丈夫。」
「俺から見えないだけだろっ」
「そうだけど?」
ぎゅっと胸を掴む。
「…っあ…。はぐらかすなっ。」
「電気のスイッチまで遠いしさぁ。」
胸の突起を指で弄びながらめんどくさそうに答える。
「数歩の距離じゃねぇか…ぁんっ…」
突起をきつく摘むといつもとは違うかわいらしい高い声が出た。
「かわいー」
少し笑いながら言うと、それがお気に召さなかったようで「…はぁっ…だ…だまれっっ」と返してくる。
「よし、もう黙ろう。」
「まだ消してな…ぁ」
まだ抗議し続けるヒロの口をキスで塞いだ。
何か言おうとしてるようだが舌を侵入させ、ヒロのそれに絡ませて喋らせない。
キスを続けたまま、胸にあった手をスライドさせ、ウエストをなぞりながら下腹部までもっていき、下着に手をかけた。
もう濡れていたそこは、下着を湿らせている。
下着の中に手を入れ、肉のひだをかきわけて中指を突き立てると、そこは難無く指を受け入れた。
慣れたもんだと思う。
初めの頃は指一本入れるのも苦労していたというのに。
抜き差ししながら中の壁を擦ると、びくんと中が収縮する。
それは拒むようではなく、奥へと導くような動きだ。
中指を入れたまま、親指の腹で肉芽を潰すと、また壁がひくひくと動き出す。
「くぅ…ぁあっ」
キスをしていた口を離すと、濡れた唇から甘い喘ぎ声がもれる。
だが俺の片手で両手をまとめ押さえられているので口を塞ぐ事もかなわない。
「いい声。」
意地悪くもそう言ってやると
「くそっ…っ…はぁ…ぁん」
と悪態をつきながらも女の艶やかな喘ぎ声をはく。
965名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:39:13 ID:NKqMVc0Z
このギャップは見ててとてもおもしろい。
素直にならない口と素直な身体の反応の差が。
もっといじめたくなって
「素直になれってー。『気持ちいい、もっとやって』とでも言ってみろよ。もっと激しくしてやるから。お前激しいの好きだろ?」
と言ってみる。
ヒロがそんな事言えないのも、これを言えば反抗してくるのも承知の上だ。
「なっ…好きじゃねぇしっ…」
「本当ー?」
中指で中を掻き混ぜながら、胸にしゃぶりつく。
「ひっ…ゃぁあん…やめろっあぁっ…」
ヒロはそうはいいながらも中を締め付ける。
中指をヒロのGスポットにあて、強くこすり、肉芽を摘んでねじると、ヒロの口から一際大きな声が漏れた。
「ひゃあぁっ!」
肢体の筋肉がつま先までピンとはっているのが伝わってくる。
内部では肉壁が痙攣し、蜜が溢れ出る。
ぴくぴくと身体全体を震わせたヒロは何も言わない。
「おーいヒロ。起きてますかー。」
頭の上でまとめ上げていた手をはなしてやり、頬をぺちぺち叩いてみるが反応がない。
目隠しのネクタイを剥ぎ取ってみると、目はつむられたままで開かない。
どうやらイってしまったようだ。
「こら、起きろよヒロ。まだこれからだろ。」
身体を揺さぶるとぴくっと身体が反応して
「ふぇ…えっ?」
と言って焦点のあわない目をあけた。
「まだ俺はイってないんだから。つきあえよ。」
そう言ってヒロの捲れあがったシャツと下着をぬきとり、自分も上を脱いだ。
ヒロは何も抵抗しせず、力がぬけてくたんとしている。
ヒロの片足を肩に担ぎ、人差し指と中指を挿入する。
ある程度解しておかないと、後でめんどうだ。
「あっ…はぁっ」
指を動かすたびにヒロの濡れた唇が少しあいて、荒い息がもれる。
もう我慢しようとかいう理性はあまり残ってないらしい。
ヒロは腕を俺の首に巻き付け、心音が伝わるほど身体をぴったりと密着させた。
きゅっと抱きしめてくるヒロの仕種は、甘えられているようでちょっとうれしい。
茶色いショートヘアを梳くように頭を撫でてやると、頬をすりよせてくる。
日常ではそっけないヒロが行為の最中にみせる控えめな愛情表現に、俺の心臓は高鳴ってしまう。
おでこにキスをしてやり、耳を甘噛みすると、ぴくんと肩が震えた。
いちいちかわいい仕種にこっちも限界になってきた。
966名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:42:17 ID:NKqMVc0Z
そろそろ入れたい。
中で指をバラバラに動かしながら抜き差しを繰り返していると、中から溢れ出た蜜で、いつのまにかその部分のシーツは大きな染みを作っていた。
もうヒロの中は二本の指が十分入るほど解れている。
確認するように二つの指を少し開くと、くぱぁっという音をたてて中が開いた。
もうだいたい解れただろう。
俺はそう思い、ヒロの力の抜けた身体を起こし、俯せの状態にして、腰を掴み高く上げさせた。
ヒロは枕に顔をうずめている。
俺はズボンの前を開けて、自分のモノをヒクつくそこにあてがった。
するとヒロはびくんと身体を震わせ、無意識なのか、少し腰を引いた。
「こらこら逃げるな。」
まだ入れるとなると身体は少し強張るようだ。
そう言って、逃げていた白くしなやかな腰をがっちりと掴んで自分の方へとひきよせる。
こうみるとヒロの肢体はもうあきらかに女のそれであり、いつものあんな乱暴な言動の面影すらない。
ぷちゅっという淫らな水音がなって先端が肉のひだに少し食い込んだ。
「ゃあっ…っ」
枕に顔をうずめていたヒロのくぐもった声が聞こえる。
「入れんぞ」
ぐっと少し中へ押し込むと
「ぁあっ…い…痛っ…」
という声が聞こえた。
久々の挿入のせいか、中の肉壁は普段よりもぎゅうぎゅうと俺のモノを締め付けてくる。
俺は気持ちいいがヒロには少しきついかもしれない。
さすがに指二本じゃ足りなかったようだ。
「すぐ慣れるだろ?まだ先端しか入ってねぇし。」
そう言って、俺は更に深く性急に挿入する。
「あっ…はぁ…ちょっとだけ待っ…て」
「どうした?」
半分まで入ったところで、ヒロが制止する。
「きゅ…休憩…」
「休憩ー?あと半分ぐらい頑張れよー。」
ヒロに覆いかぶさって後ろから胸をまさぐり、ぴんとたった赤い突起をいじる。
「ひゃあっ…ぁん…だってぇ…」
「すぐ悦くなるから。」
首筋を舐めてなだめる。
「やぁあんっ…そこいやぁ…」
首筋がやけに弱いヒロは喘ぎながら抗議しているが、中は悦んでいるようなので止めてはやらない。
967名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:46:22 ID:NKqMVc0Z
「嫌、じゃなくて気持ちいいだろ?」
首筋にゆるく歯をたててやる。
「違ぁあ…っ…はぁん」
「説得力ねぇー。」
ヒロの中が俺にもっと進めと誘うようにうごめく。
それにのって俺は一気に中へ自身をうめた。
グチュンと音をたてて奥まで貫く。
「あぁっ!…はぁ…ぁ…急すぎっ…ぁ」
「あーヒロん中ほんと気持ちいい。中が歓迎してくれてる気がする。」
ゆっくり腰を動かしながら、絡み付くように吸い付くヒロの中を味わう。
「歓迎なんてっ…っあぁ!」
「してるしてる。ヒロの中俺の事絡み付いてはなさないもんな。」
ゆるゆると動きを、スピードアップさせていく。
部屋には荒い吐息と、互いがぶつかる水音がいやらしく響き、聴覚を刺激する。
ヒロの腰を引き寄せたり離したりするたびに、ヒロの胸がぷるんぷるんと揺れる。
その胸を後ろから乱暴に掴み形がかわるぐらい強く揉むと
「やぁあんっ」
と甲高い声が響いた。
もうヒロの秘部はぐちゃぐちゃで、奥まで俺のモノをしっかりくわえ込んでいた。
がくがくと身体を揺さぶるたびにぐちゅんぐちゅんと大きな音をたてて中が泡立ち、蜜が漏れる。
それは俺の脚にまで伝っていた。
吐精感が増す。
俺は最後のおいうちをかけるように子宮口にガンガンと先端を打ち付ける。
「ひゃぁあっ!はっ…あぁっ…あんっ」
打ち付けるたびにとぎれとぎれになる喘ぎ声を聞きながら、更に強く突く。
中がぎゅうっとしぼりとるように締め付けてきて、俺は小さく呻いて一番奥に精を放った。
ヒロの中は痙攣したように細かく収縮を続け、最後をだしきるまで、注ぎ込まれた熱を奥にとどけようとしていた。
ヒロも同時にイったようで、一気にヒロの身体は力が抜けて俺の支えがなければ膝をたてていることもできなくなっていた。
968名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:48:51 ID:NKqMVc0Z
俺は余韻にふぅ…と息をついて、自身を抜いた。
栓を無くした秘部からは白濁色が流れでている。
それを見て、なんともいえない満足感のようなモノが込み上げてきた。
自分のものであるという証明のようなものなのか。
気を失っているヒロを仰向けにしてベッドの中心に寝かせ、頭をなでてやる。
それに反応してか、
「ふぅっ…ぁ…」
とヒロ小さくつぶやいて、微かに目をあけた。
「気づいた?」
俺はぽんぽんとヒロの頭をたたいた。
ヒロは何も言わずぼーっとしたまま空中を眺めていた。
何分かお互い気だるい余韻を感じながらベッドに横たわっていると、ヒロがむくりと上体を起こした。
「どうした?」
俺が問い掛けても返事をせずに、一点をみつめている。
その視線の先を追うと、それはヒロの内股に伝う白濁に。
「お前中でだしやがったな…。」
低めの声で、ヒロがつぶやく。
「さっきまであんなにかわいかったのに…」
「中出しすんなっていっただろ!」
ヒロの拳を受け止めながら俺はなだめる。
「大丈夫だって。今日は安全日だから。お前の身体は俺が一番知ってる。」
そう言って、ヒロを抱きすくめる。
「…なんか今の発言気持ちわりぃ…」
「ひでぇ…。今ので俺の心は傷ついたぞ。」
「全然傷ついてねぇだろ。反省してねぇし。だいたい安全日でも百パーセントじゃないんだろ。どうすんだよ妊娠したら。」
「結婚する」
「なっ…」
思いもしない答えにびっくりしたのかヒロは黙る。
「もうすぐ結婚できる歳だろ。」
「そ…そうだけど…。」
「な、だから中出しも大丈夫。」
「…そうか。…って!話しをすり替えるな!」
ははっと笑って俺はヒロのおでこにキスをする。
「まぁまぁ。そんな怒んなよ。責任はとるから。」
そう言いながら俺はふにゅふにゅと胸を揉む。
「…っ揉むな!お前ほど信用できねーやつはいないっ。」
「そんなこと言うなよ。なぁ、もう一回しようか。」
そうヒロの耳元で囁くと
「はぁ!?ふざけんなどけっ」
とヒロは暴れだす。
「次ぎはゴムつけるから。」
「そういう問題じゃない!…ゃあぁっ」
俺達は第二ラウンドへと突入していった。

おわり。





尻切れトンボですいません。
969名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:06:36 ID:yAPN6DVA
乙!
970名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:19:33 ID:bw7rDQpk
GJ!
971名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 23:20:23 ID:NKqMVc0Z
やっぱ自分の拙い文じゃあ活性化は無理があるなぁ…。
「土曜日の情事」の人とか帰ってきてくれたら活性化しそうなんだけど。
972名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 23:42:19 ID:EpQL0dqw
GJ!ギャップはほんと良いものだな
973名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 03:28:11 ID:XPenG1uP
ここの書き手って何故か意味もなく上げ投下だよね
974名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 09:33:13 ID:yb4SpHVY
保守
975名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 15:14:20 ID:Vlv4gol1
ジルとジャンヌだれか書いてほしい
976名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:58:36 ID:0TW+CgRo
ぼちぼち次スレやね

2年半付き合った10スレ目ともついにお別れか…
977名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:19:16 ID:lpKbJTpQ
つ 保守
978名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 14:22:32 ID:Zj3dUNfM
>>975
忘れちゃいけないリアルなジル=ド=レ公は……ショタコン。
そう、誰か! ジャンヌが掘られるSSを!
979名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 23:31:25 ID:UXiG+Mhp
ショタ顔男装少女が掘られるだと!
新しいな!
980名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 21:20:26 ID:ov1UBJ3D
俺はお前が好きなんだ!

男装っ娘、女であることをばらす

主人公は男だった男装っ娘に惚れている
↓ 
アッー!
981名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 13:50:52 ID:Y89GN+6x
おしりでしかやってくれないから、えろえろなのに前は処女で、
自分で慰めたりしながらも、純潔だけは愛しいあの人(注:ショタコンの変態)に
奪って欲しいと日々願っている男装少女。、
度々愛しいあの人(注:ショタコンの変態)を誘ってみるも、
やっぱりおしりでしかやってくれず、でもそれで気持よくなっちゃうから
誤魔化されちゃう。

こうですか、わかりません!
982名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 03:31:11 ID:kIg7SJhM
今週放送のクレしんは男装っ娘話が来る模様
983名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 20:49:46 ID:uAj8lUo+
そういえばTBSのなんかのアニメに男装娘が出てるらしいが本当か?
984名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 14:07:43 ID:mH2TjcIy
どのアニメだろう
気になるな
985名無しさん@ピンキー