スカイ・クロラでエロパロ

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140名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 16:23:45 ID:y7dxel/0
☆私立ロストック学園☆五時限目

優一は、先日のフーコとの情事の最中も、
草薙の事を考えていた自分の気持ちを、改めて振り返っていた。
…草薙さん…。 …僕達は、初恋の相手だと思うんだけど、違うかな?
君みたいな女の子の事だけを、僕は幼い時からずっと夢見てきた…。
君を忘れた事なんてない、夢の中で、僕らはずっと一緒だった。
でも最近、僕の夢に夜出てくる君は、とっても淫らだよ…。

授業中、優一がじっと彼女の後ろ姿を見つめていると、
『誰を見てる?あのオカッパか? それとも三ツ矢か?
見ろ、三ツ矢の今日のピンクのブラ!透けてるぞ、レースまで!
チラリズム最高ー!
もう辛抱堪らんから、机の下でズボンのポケットからセンズリ掻くわ!』
と、土岐野がノートの切れ端を回して来た。
…。『土岐野君、授業中だよ!変態行為は止めたほうがいいよ。
僕が見ているのは、三ツ矢じゃなくて、オカッパの子』
と、優一は返事を書いて再び土岐野に回した。
『声出さなきゃ、してもばれないだろ?しないけどさ。
しかしお前の女の好み、変わってるな!オカッパで掻いた事あんのかよ? このデカチン!俺はあれじゃ抜けん』
再び回ってきたメモを見た優一は、 …土岐野はいい奴なんだけど…。
軽く溜息をついてクラスを見渡した。
篠田は教科書読むふりして、模型雑誌か…。
湯田川は、何故か新聞をコッソリ読んでる。ホストなのに、勉強熱心…なのかな?
結局、まともなのは、僕と、女子二人しかいないみたいだ…。

休み時間、優一は再び草薙の姿を探した。
クラスの女子二人は、親友というわけでもなく、 取り立てて常に一緒ではないようだ。
屋上で、タバコに火を着けようと、ライターを捜している草薙を見つけて、
優一は自分のマッチで付けてやった。
「ん…ありがと、助った」
「…考えてみてくれた?この間の話」  「…何の事?」
「僕の初恋の女の子の事…夢に見続けてきた、ただ一人の忘れられない女の子…。
あれは…君だったんじゃないかって」
「さぁ…?何の証拠も証明の仕様もないよね…あの辺、住んでた事覚えてるけど」
「うん…でも、君の瞳を見た時に、懐かしい記憶がした」

…優一、私にも解ってる。
何だか…。胸が切なく、甘酸っぱい思いで、一杯になりそうになるから…。
私は体を先生に捧げた、けど傷ついてても、心はまだ、誰にも…。

「函南…。そんな事言ってても、結局経験あるんでしょ?」
「…うん、あるよ…」
「彼女の事忘れた事ないなんて…嘘つき…」
水素は遠くを見つめたまま、大きく煙を吐いた。
「…じゃ、その子の事考えてオナニーした事は?」
優一は、暫く間を空けて答えた。
「…あるよ。始めて精通したのも、彼女の事考えて触ってた時だった」
「…そう。気持ちよかった?」  「うん…ものすごくね」
どうして草薙さんは、僕にこんなイヤラシイ質問ばかりしてくるんだろう…?
「…函南」 「なに?」
「…今夜、私の事考えてオナニーしていいよ」 「えっ…?!」
「明日感想聞かせて」

草薙はスカートを翻し、優一を残して立ち去った。
141名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 16:38:38 ID:y7dxel/0
☆私立ロストック学園☆六時限目

「今晩は私の事考えてオナニーして」
優一は、水素の言葉を考えあぐねていた…。
もうとっくにしてる、って言えばよかったのかな?
…女の子も結局、男みたいにイヤラシイんだね…。

寮では、水素と三ツ矢は同室で、どちらも成績優秀、気性の激しい美少女だが
、性格は大きく違っている。
水素はより寡黙でフェミニン、三ツ矢は感情表現するスポーティーなタイプだ。
ライバル視し、時には同族嫌悪で気まずくなる事もあるが、
親友でなくとも、数少ない女子どうし、部屋では話す機会もある…。

「あー、さっぱりしたな、草薙さん、次シャワーどうぞ!」
と三ツ矢がコットンのティーンらしいブラとパンティ姿で、浴室から出て来た。
「あ…じゃあ次、私も」
と水素も服を脱ぎ、入浴の準備を始めた。
水素の下着は、黒の総レースで、パッド無しの透けるブラとTバックのセット、
幼い体型にそれらは、妙にエロチックだった。
「ねえ、草薙さんは、なんでいつも勝負下着なの?」
三ツ矢は、入浴を終え、髪を乾かしている水素に尋ねた。
「…だって、いつそんな気持ちになるか解んないし」
「それって、エッチしたくなるって事?!」 「そう」
「でも、誰と?うちの学校の男子達って、あんまりだよね…函南だけはマトモそうだけど!」
「一人の時…自分でしたくなる時だってある」
「えっ…?それってオナニーしちゃう、って事?
私、まだ…自分ではした事ないんだ…」
「したほうがいいよ、やってみたらいい。
それに、ふふっ…土岐野のアンタを見る目に気付いてない?
あれは、三ツ矢としたいって露骨だ」
「土岐野?カンベンしてほしいな! …草薙さんは、今、誰か好きな人、いるの?函南?」
「…秘密」
「草薙さんは経験豊富だよね。私と違って、色っぽいし。私はつい生意気になっちゃう、
バカだって解ってるんだけど…。あー、彼氏欲しいなあ!」

三ツ矢はベッドに横たわると、すぐ寝息を立て始めた。
水素は、学校を辞めた『彼』が、
今だにしばしば近所で目撃されているのを知っていた。
もう彼に対する憧れは消えうせていたが、
再会すればベッドへ直行する事になるのは確信していた…。
心でなく、自分の体がそれを期待しているのが、自分でも悔しかった。
そして、新しく現れた函南優一…。
かつて『先生』に自分がもて遊ばれた様に、
今回は、彼を自分の魅力で虜に出来る予感がしていた…。

私達、どれだけ我を忘れて、二人で夢中になれる…?
優一は今頃、私を夢見ながら、ベッドの上の地獄で身悶えしてるはず…。
そして水素は、パンティへと右手を滑りこませ、敏感な部分を擦りながら、
暖かな内部へ指を出し入れし始めた…。
ジュースで溢れ、卑猥な音が秘部から漏れる。
激しい息遣いを堪えながら、水素は優一との行為を想像し、身をくねらせ、
遂に奥まで指を入れ、深いエクスタシーに達した。
…ゆっくり指を引き抜くと、三ツ矢の方を見た。
すっかり寝入って気付いていない。

夜はまだ長い…水素は、再び指先を柔らかな割れ目へと滑らせた。
142名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 16:54:06 ID:y7dxel/0
☆私立ロストック学園☆七時限目

放課後、優一は水素に中庭へ呼び出されていた。
「…で、函南。どうだった…?私の事考えて、オナニーした感想は?」
「ん…良かった、もう…自分を止められなかった…」
「それは良かった。…ちゃんと私の名前を呼んで逝った?」
「…うん、土岐野は外泊してたし…」 「どんな事考えてやった?」
「ねぇ…草薙さんは、なんで僕にこんなイヤラシイ事ばかり聞くの?」
「イヤラシイのは函南もでしょう?
私の事考えながら、射精して一杯出した、それも何回もね…違うの?」
あの時の初恋の女の子が、成長した僕にこんな事を言うなんて…。
「…私もした、函南の事考えて」
「…本当?!だとしたら、嬉しいけど…」 「本当だ、そんな嘘ついても仕方ない」
優一はタバコの先端の、紅い焔を見つめるとつぶやいた。
「…草薙さん、大人の男の人と付き合ってたって聞いたけど。真剣だった?」
「さあ…昔の事は忘れた」
水素は吸っていたタバコを投げ捨て、足で踏み消した。
「…で、函南、私達、これからどうなるの?」
水素は、切ない眼差しで優一を見つめた。
「どうって…僕は草薙さんの恋人になりたい」
「いいよ、わかった…ただ… セックス抜きの恋愛なんてない…函南、私にはそれが全て」

そして二人は、誰もいない図書室に潜りこんだ。
「函南、さあ好きにして…」水素は制服を無造作に脱ぎ捨て、淫らな下着姿になった。
「…どうにでもしていいんだよ…」
しどけない姿で、水素は自分の右手をパンティのクロッチから入れ、
指を使い愛液の音を響かせ、左手では固くなった乳首をいじり、妖しく見つめて優一を誘った。
優一は、辺りを見回しおながら、おずおずと裸になった…すでにペニスは固く屹立していた…。
「大きいね…ねぇ、入れて」 優一は覆いかぶさり、体を激しく揺すり始めた。
「ああ、優一…もっと激しく…! …もっと…優一、お願い…私を殺して…!」
夢にまで見た、水素とのセックスに、優一は全てを強引に奪われていった…心も、体も…。
ただひたすら、何かに操られた様に腰を振り、水素の中へと突き刺した。
とろける様に甘美な刹那の中で、優一は水素に囁いた、
「ね…僕らはずっと一緒だよ…」
重なり、一つに溶け合い、二人は永遠に思えるエクスタシーと、死の様な静寂の間を行き来した…息が切れるまで…。
水素は優一が自分とのセックスに夢中になる姿に、激しい征服感に似た喜びを感じた…。
私が彼を狂わせてる、そして私も溺れて、それを見た彼もますます虜になって激しく壊れていく…!
しかしもう、最後には自分が支配しているのか、支配されているのか水素にはわからなかった…。
ただ、優一が愛しかった。

荒れ狂った嵐が過ぎ去った後、夕日が窓から、二人の静かに抱き合った裸体を照らしていた…。
143名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 17:31:09 ID:y7dxel/0
☆私立ロストック学園☆八時限目

週末に学期終了を迎え、クラス全員でのボーリング大会兼飲み会があった。
愉しめないな、本当は優一と、二人きりで街に出たかった…。
水素は内心、つまらなかったが付き合った。
草薙さん、あまり感情を顔に出さないほうがいいよ…付き合いなんだから、
と優一は囁いたが、水素はつまらなさを隠そうとしなかった。
みんな子供だな、とタバコの煙を吐き出しながら。

結局、ボーリング大会では土岐野が圧勝だった。
三ツ矢が、土岐野やるじゃん!と珍しく応援していたせいかもしれない。
「賞品はねえのかよ?ビール奢ってくれ、みんなで飲もうぜ!」
その後は、久しぶりに皆で深夜まで酔い潰れて、寮へ戻った。
優一含め、男子は皆泥酔し、部屋へ転がりこみ眠ってしまった。

三ツ矢と部屋に戻った水素は、先にシャワーを浴びた。
彼女自身はすっかり酔いから覚めていた。今日はもう、眠るだけだ…。
「三ツ矢、待たせた、次シャワー使って…」草薙が浴室から出ると、
三ツ矢が下着姿になり、ベッドの上で自分をまさぐりながら、体をよじり息を弾ませていた。
かなりまだ酔っている様だ…。 
「どうした?三ツ矢?」
まだオナニーした事ない…、とか照れてたくせに、
酔って遂に、羞恥心のタガが外れたか…。
「いい事だ、自分の体の喜ばせ方を知っておくのは大切だから」
外れかけたブラから覗いた両の乳首を、胸でクロスさせた両手でつたなく弄りながら、
三ツ矢は恍惚としている…。
ホント、まだ子供だ…やり方知らないな?水素は三ツ矢に言った。
「三ツ矢、乳首だけで満足にはイケない、同時にクリトリスに触って、
中に指をアレみたいに出し入れしてみて…簡単だ」
「気持ちいい…」
溜息を漏らす三ツ矢に、水素は告げる。
「…もっと感じてイキたいのなら、誰かにされてるって、想像しながらじゃないとダメだ。
…誰かクラスの男子、そう、土岐野にでもされてるって、考えながらしたらいい」

水素の言葉に反応した三ツ矢は、土岐野との淫らな想像を始めた様子で、
堪らなく興奮しだし、激しく喘ぎはじめた…。
そしてお決まりの上昇を始め…遂に爆発した…!
何度も全身を痙攣させ、声を上げ、長引く喜びに浸っていたが、
やがて静かな眠りに落ちていった。
やれやれ、三ツ矢、次は実際に土岐野としてみるんだな…。
…本当はアイツの事、好きな癖に…!
フッとほほ笑むと、水素は三ツ矢に毛布をかけてやった。

次の昼下がりに目覚めた三ツ矢は、己の乱れた下着に気づくと、
「なんか昨日は酔ってたけど…私…もしかして…あの…まさか…!」
と顔を赤らめて水素に尋ねた。
「ああ、酔ってオナニー始めてた。
気持ち良さそうだった、土岐野とやってるって想像しながら逝ってたよ」
「え…全部見られてたの…? 恥ずかしいな…。
酔ってたんだ、私、馬鹿みたいだよね…!」
「いいよ、みんなやってる事だし。 気持ちよかった?」
「あは…なんか、癖になりそう、どうしよう…」
「しまくって死ぬ訳ないんだから、やれば? 何なら実際に土岐野と」
「…勉強手に付かなくなりそう…。
草薙さん、誰にも言わないで、お願い!」
「わかってる、安心しろ、誰にも言うわけない」

覚えたての子供ってこれだから…。
水素の心に一瞬、苦い初体験の想い出がかすめたが、
優一の抱擁を思い出し、体に熱い火照りが走った…。
144名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 01:05:51 ID:PpR8svZd
乙&GJ!
トキノ日記の人かな?

学園エヴァならぬ学園クロラ。
舞台は違えど世界観が継承されていて楽しくも切なく。
楽しませていただきました。
145名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 21:13:36 ID:rJEX+ZP6
ぱったりとスレが止まったので保守
とりあえず俺的にトキノ日記&私立ロストック学園の人は神認定
146名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 00:11:51 ID:2VM2L5Y9
>>144さん
そうでございます。
>>145さん
精進します。

保守も兼ねて、引き続き、投下させていただきます。

スレの皆様方、長々とお目汚し、失礼致します。
147名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 01:26:09 ID:2VM2L5Y9
☆私立ロストック学園☆ 九時限目
 今日は終業式。笹倉が生徒達に睨みを効かす。
「休みだからといって、生活の乱れる事の無いように!バイトも禁止だ!」
休みに入ったものの、家に帰れるわけでもない。
特別講習という名の授業が、新たに始まるだけだ。
ただし、余暇は学期中よりふんだんにあった。

そして…水素はある噂に心捕われていた。
あの『彼』が、ラウテルン学院で、再び教鞭をとっているというのだ…!
…会うのか?もう私も一人前の女だと見せ付けてやる?
それともただ、復讐の様なセックスををしたいだけ…?
水素は、タバコを何本も揉み消しながら 考え続けた…。
「…優一が私に与えてくれる、優しさと安らぎは本物…。
ただ、先生との間には、やり残した事がある…!
それを終わらせないと、
私は大人の女にはなれない…」
水素は、過去を置き去る為に、無謀な狩りへと、独り出発する決心を固めた…歪んだ欲望を隠して。
「草薙さん、でかけるの?」 優一が聞く。
「あ…妹と、母の墓参り。すぐ戻る」
「僕も、一緒にいこうか…?」
「いや、いい。大丈夫だ、すまない」
複雑な家庭事情を知るせいか、優一は嘘を疑ってはいない様子だ…。
「そう、気をつけて」
水素は優一を後に残し、ラウテルン学院ヘ向かった。

そして、すぐに再開の時は訪れた…!
「…草薙か?久しぶりだな、どうした?」
「…何故、私が来たのか…察して下さい」
タバコの煙を吐き出す姿も昔のままだ…水素の胸に、チクりと痺れが走った。
「草薙…俺の事は忘れろ」
「その為に来ました…本気です」
「…ケリをつけたいんだな?わかった、お前がそう望むなら…」
残酷な彼の視線に、水素の体に戦慄が走った。

そしてホテルで、爛れた処刑の儀式が始まった…。
「…いい女になったな、男はいるのか?」
無言で水素は服を脱いだ…下着は、黒のガーターベルトとストッキングだけ…。
これは私の闘い、例え血祭りにされても、挑まなければ…!
「教えて欲しいのなら、教えてやる…」
ベッドで、彼はあの日の様に、再び水素を乱暴に、思うがままに扱った。
…でも今の私は、もう震える処女じゃない、欲望ある一人の女…!
乱れて喘ぎ、快感にのけ反る水素に、
「…売女顔負けだな、もう全て経験済みか?」
…彼は冷たく言い放ち、あらゆる体位で、一方的に攻め立てた。
捕われ、逃れられない地獄のなかで、水素は、捻れた奴隷の喜びを味わわされ続けた…。

「…草薙、お前のひたむきさは両刃の剣だ…。自分を大事にしろ」
彼は、振り向かずに立ち去った。
…味わったのは苦痛、それとも喜び…?
そして、何を勝ち得ただろう…?
もう、逢う事も無い…これでいい…これで…。
私の少女時代は終わりだ…。
軋む身体を横たえ、水素は思った。
148名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 02:05:22 ID:2VM2L5Y9
☆私立ロストック学園☆十時限目

…水素が寮に戻ると、優一が所在なげに待っていた。
「草薙さん、おかえり…遅かったね。
なんだか、疲れてるみたいだけど…大丈夫?」
「…ああ、少し頭痛がする。でも大丈夫だ。
じゃ…もう寝るから…」
「わかった、おやすみ…」
振り返らず、虚ろな眼差しで通り過ぎていく水素を、
優一は心配そうに見守った…。

部屋には、ありがたいことに、三ツ矢はいなかった。
今は、誰にも会いたくない…まるで、現場を再度訪れた後の、犯罪者みたいな気分だった…。
頭痛薬を飲み干し、シャワーを浴びた。
…もう、これで終わり…全て終わった…。思い残した事など、もうない…。
ベッドに横たわり、水素は『彼』の残像、指の、唇の感触の記憶を振り払った。
また何処ですれ違っても、私達はお互い、今までどうり、ただの他人だ…これでいい…。
でも、忘れる事が出来る日が、いつか来るのだろうか…?
今夜だけは、水素に、優一のあたたかい包容は、必要なかった…。
一人孤独でいたかった。
まだ若くて美しく、学費免除される程に、将来を約束された、優秀なエリート校の生徒…
そして、全てを受け入れてくれる、優しい恋人もいて…
私は恵まれている…。なのに、私はどうして、
もっと、もっと愛されたいと心ひそかに願ってしまうんだ?
…それも一番、決して私を愛してくれなかった男から…!
…どうしてだ?草薙水素…。
もう忘れろ…ただ、今は、眠ろう…。

優一は、水素の部屋の前まで来て、立ちすくんでいた。
僕はどうするべき…?きっと、昔の男の事だと察しはついていた。
僕が、彼女をずっと忘れられずにいたように、きっと彼女にとっても、
乗り越えるのがつらいんだ…
彼女は強い人だけど、でも、どこかすごくもろい…。
どんなことがあっても、僕が、彼女から離れることなんてないのに。
…草薙さん…、君の凍った心を、僕が溶かすことが出来たら…!
「函南、どうしたの?何か用?」
三ツ矢がバイトからこっそり戻ってきた。
「ううん、なんでもない…おやすみ」
優一はその夜は結局、自分の部屋へと戻った。

翌日の講習の後、函南は水素と校庭を歩いた。
「草薙さん、昨日のあれって…。嘘だよね」 「何が?」
「本当は、昔の人に会いに行った、違う…?」
「煙草、頂戴!…だとしたら、何?」 「…何も」
優一がくれた煙草の火を、水素はもの憂げに吐いた。
優一が、理解してくれる訳がない…。

「…そんなの、僕は別に、気にしないよ…」
しばしの沈黙の後、優一は突如、水素を強く抱き寄せた…!
…普段の彼では考えられない、激しさと情熱で。
「…僕が、君の傍から離れる事なんかない!
…どんな君であっても。
君の心が変わるまで…僕は待つよ…!」
水素は、優一にかき抱かれながら、彼の頬を涙が伝っている事に気がついた…。
そして同じく、自分の瞳にも…。

…私の帰る場所は、優一のいるところ…きっと…。
…たぶん、きっと…!
149名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 02:46:56 ID:2VM2L5Y9
☆私立ロストック学園☆十一限目

それから優一は、何事もなかったように、水素に接した…。
…むしろ、以前よりもっと、寄り添い始めてくれている気さえした。
水素は、優一がどうしてここまで、自分を受け入れてくれるのか、理解出来なかった…。

…これが、見返りの無い愛情…無償の献身…?
彼は私に、自由に彼をねじまげさせてくれてる…。
…優一、本当に私が好き?
どれだけ試しても、
どんな私でも…それでも、私を好きでいてくれる…?

その夜、土岐野が外泊した優一の部屋に、二人はいた…。
ワインを、水素は手酌で注いでは、飲み干している…。
「…ねえ、草薙さん、まだ飲むの?もう、やめたほうがいいよ…」
心配した優一が、ボトルを取り上げた。
「…函南…寝ようか…?」
水素はむしり取る様に、服を脱ぎだした。
まだ、そんなに酔ってはいなかったが、酒無しでは、
今夜、優一に抱かれる勇気はなかった…。
優一に対する、贖罪の気持ちが全くないと言えば嘘になる…。
…ベッドにけだるそうに、全裸で水素は寝そべった。
優一が服を脱ぎ始めると、水素はタバコに火を着け、大きく煙を吐いた…。
「…函南、平気なの?
…私、昨日、他の男と、寝たんだよ…」
裸になった優一は、黙って、水素の横に身を寄せた…。
「…それも、自分で望んで、メチャクチャにされたかったから…
大人の男に」
優一は、水素の瞳を見つめたが、水素はうつろに視線をあわせなかった…。
「…その人、前の担任だった、違う?」
「そう、妊娠して中絶もした…」
「…それで、またその人に会えて、幸せだった?」
…私が感じたのは、空虚で、歪んだ、激しい悦びだけ…。
「幸せだったか…、わからない…」
水素は短くなったタバコを消した。
「そう…。僕は今でも、君に逢えて、幸せだと思うよ…」
「…それで?
…どうするの、寝ないの?私達」
優一は、水素の上に覆いかぶさると、まるで始めての様な、優しいキスを始めた…。
舌が絡まるたびに、二人の呼吸は、荒くなっていく…!
…どうして、こんなに私に優しいの?どうして…。
普段の物静かな優一が、息を乱し、我を忘れ、夢中になっていく姿に、水素はとめどなく濡れた…。
『彼』が与えてくれた、激しい刺激とは違い、優一の真剣な、純粋な欲望が、まっすぐ自分に向けられている事に、水素はひそかに喜びを感じた…。
汗ばんだ二つの若い裸体が、一つになり、溶け合い、求めあった…。
この瞬間、彼が私の中にいる時、私は幸せ…、嘘じゃない…!
…果てる寸前の、歪んだ優一の表情が愛おしかった。
そして、優一が水素の内側で弾け…熱くほとばしるのを感じるのを感じると同時に、
水素の全身を、喜びが貫いた…激しく抱き着き、彼を受け止めた…!

「…じゃあ、おやすみ…」
何度も求めあった後、優一は、水素にキスをして眠りについた。
水素は優一の肩に頭を寄せ、彼の寝息を聞いていた。
…あたたかい…。
それだけの事が幸せだなんて。
優一、私は知らなかった…。
150名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 03:16:23 ID:2VM2L5Y9
☆私立ロストック学園☆ 十二限目

休みの間、禁止されているが、生徒達は学校の目を盗み、バイトに励んでいる。
それぞれの個性を生かして、小遣稼ぎだ!
「私は子供が好きだから、ベビーシッター。
ロストックの生徒って、信頼もされてるし、凄く楽しい!
まあ、ボランティアみたいなものだから、時給良くないけど…」
「…女子はやっぱり、あれが一番、手っ取り早い稼ぎじゃないか?
つまり、体張って売…!イテッ!三ツ矢、冗談だ、笑う所だろ!人類最古の職業だぜ?」
「…土岐野君、あんまり三ツ矢さんには、下品な冗談は通じないと思うよ…」
函南は、黙ったままの草薙に気付いて、さっとタバコを差し出し、火を着けながら言った。
草薙は、函南の細やかな気遣いが、まんざらでもなさそうに、煙を吐いた。
「函南はバイトしねぇのか?」
「…草薙さんに世話を焼くバイトをしてる、無給だけど」
函南のウイットの効いた返事に、草薙はフッと微笑んだ。
「ハッ、そりゃ激務だな!ご苦労さん。
…篠田なんかさぁ、造った模型やフィギュアをオクで売って、小金貯めてんだぜ?
一日中、雑誌で研究してるのは伊達じゃない、あれはもうプロだな!」
「…土岐野君、最近部屋にある、凄いエロフィギュアは、篠田君が造ったやつ?」
「…ああそうだ、羨ましいだろ!函南も頼めよ、友人割引価格だ」
「…僕は戦闘機の模型がいいな、カッコイイし」
…エロフィギュアなんて最低…三ツ矢が軽蔑の眼差しで、えぐる様に土岐野を見た。
「今、俺はゲーセンのバイトしてるけど、楽勝だぜ?
暇な時はアーケードでタダで遊ぶし、隠れてビールも飲める」
「…草薙さんは?小学生の家庭教師とか、どう?」
「どうだろ、別にいいよ…。ありがと、三ツ矢」
ふと、小学生の妹が、水素の心をよぎった…。
そこへ、湯田川が現れた。
「よっ、bPホストの登場だ!」土岐野が囃す。
「いや、お前のドンペリコールは凄かった、あれは真似出来ない」
「湯田川亜伊図、アイズ、だぜ?
源氏名いらずだよなー、この色男!」
表情変える事なく、湯田川は席についた。
「何だ、飲み食いするもの無いのか…まあいい。
…実は昨夜、店に笹倉担任が来た。
何も知らずに来たらしいんだが…光栄にも指名を頂けた」
水素は眉を動かしただけだったが、皆はパニックに陥った!
「…え、先生が…!ホストクラブ?」 「嘘よ!信じたくない!不潔!そんなの嫌すぎるよー!」
「確か、笹倉はガキと旦那を残して、兎離洲で単身赴任だ…。
淋しかったのかね?
で、補導されたのか?」
「いや…ボトルを入れて、朝まで二人で飲んだ」 「…見つめあう、先生と湯田川君ー?
いやあああー!想像したくなーい!」
「独占指名か…。
あえて死語で聞くが、朝までしっぽりと…だったのか?」
「…ああ、しっぽりとだ…」
「やめてぇー!聞きたくないーっ!」 三ツ矢は半泣きだ。
「…女は灰になるまで女、っていうからな…」

「…草薙さん、大丈夫?
よそに行こうか?」
「…いや、大丈夫だ」
教師と生徒…よくある、ありふれた話。
でももう、私には関係ないもの…!
…水素は、皆のはしゃぐ様子を、微笑んで眺めていた。
151名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 03:39:10 ID:2VM2L5Y9
☆私立ロストック学園☆十三時限目

翌日以降、生徒達は、笹倉担任の態度に、何か変化があるのでは…?
と注意して、一挙一動を見守ったが、何事もなかったように、通常の厳しい笹倉だった…。
湯田川もプロのホストとして、ポーカーフェイスで通していた。

今夜は、寮で函南と土岐野は、ビールを飲みながら過ごしている…。
「うーん、知らんふりするのって、大変だな!
俺は笑い堪えるの、必死だったぞ。湯田川は流石だな」
「…土岐野君は、よく授業中、ニヤニヤしてるから別に怪しまれないよ…。
僕はなんだか、先生の顔、正視できない…」
「しかし、今後、オキニにされて同伴!…とか湯田川の奴、どーすんだろうなぁ。
金か、テストの点数と内申書の水増しで、貢いで貰うのかね?」
「うーん、どうかな…?お互い、ビジネスで割り切るのかも。
…土岐野君、先にシャワー使うけど、いいかな?」
「ああ、先に使え」
優一は、シャワーを浴びたら、草薙さんの部屋に行こう…と、蛇口を捻ろうとした。
…その時…!
微かに、水道管か何かを伝わり、どこかから、悩ましい女の喘ぎ声が聞こえた…!
「…!?誰だろ…?ねぇ、土岐野君、ちょっと来て…!」
「…何だよ、俺に背中流せってか?しかし、相変わらずお前のデケェな!」
「…しっ!…聞こえる?…ほら、声が…!」
「…!って、ここの女子、二人しかおらんだろーが!草薙か?」
函南は首を振った。
「…三ツ矢か!函南!あっち行け!
勿体ない、お前が聞いたら耳が腐るぞ!」
と、土岐野は裸の函南を浴室から追い出した。
「土岐野君…早く出てよ…」

…その時、三ツ矢は湯気の充満した浴室で、全身泡まみれになり、
鏡に映った自分を見ながら、指を使って喘ぎ、オナニーに夢中になっていた…。
あ…ん、気持ちいい…っ!
何度目かのエクスタシーに達すると、三ツ矢はシャワーで、淫らな匂いを洗い流した。

「…三ツ矢、もう病み付きみたいだな?」
水素は三ツ矢が、浴室から出てくるなり言った。
「…うん、だって凄く気持ちいいんだ…。なんか、毎日どんどんエッチになってくみたい!…どうしよ…」
「別に、したいだけやれば?…道具使う手もある」
「…えっと、バイブとか?んー、買っちゃおうかなもう…。
草薙さん、持ってる…?」
この間まで、あんなに恥ずかしがってたくせに…。
水素はタバコに火を付けた。
「…いいや、今は持ってない。三ツ矢、実際、土岐野とすれば?」
「…嫌だ、そんなの…恥ずかしいよ…」
何言ってるんだろ、馬鹿な子…!
水素は微笑んで、煙を吐いた。

「…たまらん…!声だけとか、マジで生殺しだ!
すまん、函南、待たせたな!
もう俺は出すもん出したから、シャワー使え」
「…土岐野君、今後覗きとか、盗聴にエスカレートしないようにね…」
「篠田に、等身大三ツ矢フィギュアを造らせるか…」
「…それ、何てダッチワイフ?」
まったく、もう…。

函南はシャワーを浴び始めた。
…さあ、草薙さんが、僕を待ってる…!
152名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 02:45:17 ID:IHfXNVq9
スカイ・クロラのスレあったのか。素晴らしいぞ!

とりあえず、空でもベッドでも、最強はティーチャとだけ
153名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 13:51:37 ID:l/+lGu3r
>>80-86の意味がよく分からないんだが誰かおすえて
彼ってティーチャのこと?
154名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 16:13:59 ID:YyoJFqVE
>>153
映画ネタだから、彼はクリタ=カンナミのこと。
155名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 00:27:13 ID:pWMY6z/c
上映中に俺が検索した時はなかったくせに
いつの間にかこんなスレを立てやがって!
さっそくお気に入りに登録したぜ!
156名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 00:28:16 ID:ne/YwMjs
>>153
書いた者です。あんまり覚えてないけれど、
クリタやティーチャーを含めた、総体としての”彼”という感じで書いたと思います。
でも、いちばんはティーチャーなのかな。分かりにくくて、ごめん。
157名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 03:17:35 ID:/hFuCFkK
スカイ・クロウラって映画だけ?
本でもあるの?
158名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 18:45:47 ID:Auc4CIOY
原作は同名の小説だ
159名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 00:51:37 ID:HZV2FTA5
>>156
突き当たりの部屋はティーチャーが昔使っていた部屋だからってこと?
それとも映画にはカンナミはティーチャのクローンみたいな設定あるの?

映画の設定すら知らなくてすまぬ。
なにぶん映画を見逃してDVD化を待っている、しがない原作ファンなもので
160名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:10:06 ID:jxzWWZPv
突き当たりの部屋が誰の部屋だとか、すっかり忘れていたが気にしないことにするぜ!!
161名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 20:41:23 ID:iov+/bJk
水素さんハァハァ
162名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:31:34 ID:JOCEMaT8
スカイ・クロラ風に考えると、この板はエ・ロ・パロだな
163名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 23:23:46 ID:GcbPxOVo
ワロタw
164名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:29:01 ID:b17rUjQ7
メンヘラ害キチなぐもくーが電波本出版www
165名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 17:24:47 ID:P4c0VzDY
166名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:15:11 ID:s08+lvH0
そろそろオリシナでも投下するか?
167名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 12:34:27 ID:Nu/lRWX3
次はどんなやつがくるかwktk
168名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 21:27:59 ID:5TVQTu8p
「キミと・・・もっとしたい・・・それが僕の望み・・」

===================================
「はじめまして、本日よりこの兎離洲基地に配属された織科真海です。よろしくおねがいします!」

・・・・時をさかのぼる事、昨夜・・・・
「転属でここに?」
「そうだ、元々いた基地のメンバーが相次ぎ離反、戦死して壊滅状態なのでそこの指令が急遽この兎離洲への転属命令を出したらしい」

「・・・ふーん、で、そのパイロットって?」
「本人がくるまでは秘密だ。ただ・・・我々と同じだ」

「じゃ、明日を楽しみにするか!ユーイチ、ミドリ、飯にでも行こうぜ!」
「「トキノのおごりで」」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ああ!金がねえ!」
「五月蝿い、ほら来たぞ」
「ああ、これでカワイコちゃんじゃなかったら・・ああ!痛い!痛い!」
「カワイコちゃんなら、あたしがいるでしょ?」
「性格がな・・・「なんか言った?」
「サー!なんでもないであります!」

「どんなパイロットなのかな」
「とりあえずあなたと同じエースみたいだ。キミとどっちが強いかな?」
「さあ、わからない」

そうとしているうちに散香が一機降り立った
169名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 21:39:41 ID:5TVQTu8p
「はじめまして、本日よりこの兎離洲基地に配属された織科真海です。よろしくおねがいします!」

「えっと、ネームは『カイリ』です」
「「・・・・」」

「・・・どうかしました・・・?」
「い、いや、こちらこそはじめまして、土岐野尚文です」
「函南優一です。よろしく」
「三ツ矢碧。よろしく。ミツヤってよんで」
「ここの指令を務める、草薙水素だ。主にこの3人とともに飛んでもらう」

「はい!了解しました!・・・・えっと、あなたがカンナミさん?」
「今さっきそう言ったけど・・・」

「ああ、感激です!うちの基地でも噂になっていたので、これからの任務を共に行えるなんて!よろしくお願いします!」
「うん、よろしく。それと・・・「なんですか?」
「僕の事を『ユーイチ』でいいから」
「あ、はい!ユーイチさん、私もオリシナって・・・」


「・・・おいおい・・・なんかいい雰囲気なんじゃないの?・・・なにげに可愛いいたたた!・・」


「オリシナ、早速で悪いんだが任務だ。カンナミと飛んでもらう、いいな?」
「はい!」
170名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:27:20 ID:5TVQTu8p
今回の任務は偵察、織科が新しい散香になじむための任務・・だったのが流石エース、すぐに機体に慣れてその能力を優一に見せつけた

「・・・あんなに綺麗な飛び方・・どこかなつかしいような・・」
「・・流石はエース、まだまだ僕が知らない世界がある!」

無事任務から帰ってきた2人は報告をすました後、ダニエルズ・ダイナーへ
「・・・いらっしゃい・・ん、新しいパイロットか?」
「あら〜、いらっしゃい」
「今日は僕が奢るよ」「本当ですか!ラッキィ!」
2人が食べていると・・

「お、お二人でデートですか?」
「あ・・・トキノとミツヤ・・お疲れ。そっちは?」
「みてわかんないか?デートだよ」

そう言うと2人は反対側の席に座った。
三ツ矢が織科に
「どうだった?ここでの初任務は?」
「はい。まぁ機体にも慣れてまずまずって感じです。確か・・・ミツヤさんは散香ではなく染赤を長くのっていらっしゃるのですよね?」
「まぁね。けどここに来てからは散香に乗る事が多いかな、けどまだ染赤の操縦なら誰にも負けない自信はあるよ」
「そうですか〜、僕は染赤はパワーがありすぎて扱いきれなかったって感じで・・・散香の方が軽いので僕みたいな小さい体にはぴったりかなって」
「ふぅん・・・で、どうなのよ・・?」
「え?・・何が・・ですか?」
「ユーイチの事、気に入っているのでしょう?」
「ええ、噂通りの操縦で・・・」
「違う、そうじゃなくて・・・男として・・・」
「男・・・///あわわ・・!僕は・・・僕・・・・す、すみません!お酒ください!」
「あいよ」
「ユーイチ君も大変だねぇ」「ん、何が?」
171名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:28:36 ID:5TVQTu8p
ジリリリン、ジリリリン

「はい・・・はい、オリシナさん〜 電話」
「はい・・僕にですか・・?」
「そう。基地から」
「はい。オリシナです」
『草薙だ。今日はごくろうだった。萱場指令の言葉通りだったな。これからもよろしく頼むぞ』
「は、はい!あ、ありがとうございます・・」
『それを言うために電話をかけた訳じゃなくて、すまないが今日は会社のコテージで寝てもらえるか?』
「え、それは・・・?」
『オリシナの部屋を用意したんだが・・・肝心のベットが明日になってしまうと』
「それぐらい、別に・・・」
「せっかくだからコテージで休め。たまに使わないといけないし・・』
「でも・・・」
『カンナミが一緒に連れてってくれるから』
「!」
『それだけだ。カンナミに伝えといて。これは命令だとな』

チン・・・・
受話器を置いた手が震えている

こんなに震えているなんて・・・まるで戦場で最高の敵に出会ったみたいに・・心臓もバクバクしている・・どうして・・・

「どうした?顔が桜色だぞ?もう酔ったか?ハッハッハッハ〜」
「オリシナ、大丈夫?」
「う、うん!大丈夫!な、なんでもないよ・・・あ、ユーイチ!・・・さん」
「ユーイチでいいよ」
「・・・あ・・ユーイチ、草薙さんが今日はコテージに泊まれだって。僕の寝る所がまだできていないんだって。命令と」
「・・・わかった・・」

話を聞いていた他の2人は閉口していた

「「(・・・絶対、嘘だ・・・)」」
172名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:49:54 ID:5TVQTu8p
・・・・2時間後

「またいらっしゃい〜・・・大丈夫?」
ユリが心配そうに視線を向けている先には織科

「だ、だいじょうぶです!またぁ来ます!ごちそう様でした!」
酔ってるの織科がいた
「ユーイチ、どう見ても大丈夫じゃないぞ・・酔ってるよ・・」
「・・・トキノ、ごめん車貸して・・」
「だろうと思った、ホレ」
「おやすみなさ〜い、ははっ、ユーイチ、早くコテージに行きましょうー」

「お、おう。お休み。安全運転でな」

2人を見送った、土岐野と三ツ矢はバイクに跨がって走りだした。
「俺達も行くか・・・」「うん、そうだね」

なぜか帰ってきたのが早朝だったのかは謎・・・


―――車内
運転は勿論、優一。街灯もない真っ暗な田舎道を走っている
織科は最初はいろいろ質問してきた
今は眠っている・・

半分は酔った勢いだろうけど・・・けど・・・かわいいな・・
どうしてだろう、今日初めて会ったのに・・なんか懐かしいような・・誰かに似ている・・
「う・・・ん、きれい・・・もっと・・・」
173名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:06:59 ID:5TVQTu8p
「またいらっしゃい〜・・・大丈夫?」
ユリが心配そうに視線を向けている先には織科

「だ、だいじょうぶです!またぁ来ます!ごちそう様でした!」
酔ってるの織科がいた
「ユーイチ、どう見ても大丈夫じゃないぞ・・酔ってるよ・・」
「・・・トキノ、ごめん車貸して・・」
「だろうと思った、ホレ」
「おやすみなさ〜い、ははっ、ユーイチ、早くコテージに行きましょうー」

「お、おう。お休み。安全運転でな」

2人を見送った、土岐野と三ツ矢はバイクに跨がって走りだした。
「俺達も行くか・・・」「うん、そうだね」

なぜか帰ってきたのが早朝だったのかは謎・・・


―――車内
運転は勿論、優一。街灯もない真っ暗な田舎道を走っている
織科は最初はいろいろ質問してきた
今は眠っている・・

半分は酔った勢いだろうけど・・・けど・・・かわいいな・・
どうしてだろう、今日初めて会ったのに・・なんか懐かしいような・・誰かに似ている・・
「う・・・ん、きれい・・・もっと・・・」

―――カ―――
・・・ここは・・
―――カイ―――
誰・・・僕を呼ぶのは・・・
―――カイリ―――
あなたは誰・・・?

瞬きしたらそこは見慣れた散香のコクピット
「っ!」
次の瞬間、後ろから銃撃の嵐が
織科は反射的にレバーを手前に倒してターンをして敵機の後ろに付こうとする
が、敵機もかなりの手練なのかそうはさせまいと鋭い動きで応戦する

―――キミは―――
「誰!?」
―――キミはどうして戦うことにこんなに執着しているの?―――
「僕は・・・僕は!ここでしか・・・!」

急に敵機は急加速をして離れようとする
「待って、僕はキミとまだ戦いたい!」
レバーを力一杯に握ろうとすると――――
174名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:47:52 ID:UuPSuXim
「・・・痛い・・・」
「・・う・・・ん〜っ・・・あ、ご、ごめんなさい!」
「起きた?大丈夫?」
織科は優一に「お姫様だっこ」されてコテージ内のベットルームに連れて行かれた

で、レバーのつもりで握っていたのは優一の手であった
「結構、力強いね」
「う、うん。これでもまだ腕相撲で負けた事がないんだ」
「途中うなされていたけど・・」

「・・・うん・・ちょっと昔の夢・・」
織科はベットに寝転がって、優一はそのとなりに腰掛けた
「前の基地で僕の目標だったパイロットがいたんだ。僕達とは違って彼はキルドレじゃないんだけど、すごいテクニックを持っていた・・・強かった・・・
僕はその人の飛んでいる姿を見逃さずに見て、自分に取り入れて・・・彼と戦ってみたいと思った・・・・そんな事を思っていたら、本当にそうなった・・・ある時に任務中にその人がいなくなった・・・」

「後からラウテルンに離反したって聞いた・・・ショックだったけど内心、これで本当に戦えるんだ!と嬉しかった・・・けど・・

そこで話を一旦止め、小さなため息をついた
優一は静かに話に耳を傾けている
「・・・ある任務で偶然にも遭遇した、すぐに両軍交戦に入った・・僕はすぐに彼の機体に向かっていった・・撃ったけど掠りもしなかった。」
「気づいたら後ろに付かれていて撃たれたけどなんとか避けて、死にものぐるいで追っかけたら・・・『空は美しいか?』・・・と・・一瞬時が止まったんだ。」

「そう、僕は空が綺麗で楽しいからここにいたんだ。と・・気づいたら彼はいなくなっていた・・・相手にされなかった・・・悲しかった・・そのあとは任務の時は彼を追っていたの」

「それで夢でも?」
「うん、でも今回はなんか違った・・夢のなかの彼の飛び方がなんか違った。また相手にされなかったけど、なんか楽しかった。飛び方はユーイチに似ていた・・」

織科は優一に顔向けた

「キミは僕の前からいなくならないで・・・・」織科の目から涙が出ていた

「・・・うん・・」
2人の顔は近づいて・・・そして・・・
175名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:50:39 ID:UuPSuXim
とりあえず続きはまた明日で
176名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 16:29:38 ID:l9nScx7z
「・・・あ・・・・はぁ・・んぅ・・」
優一が織科の口内に入ってくる、それに負けじと織科も自分のと優一のを交わらせる。静寂な部屋、小さなガスランプが照らす薄暗い部屋が2人を情欲へかき立てる。
暫くして、お互いに離すと透明の架け橋ができて切れた
まるでこれからの人生の協定を結ぶ様に

「はぁ・・・オリシナ・・もう・・」
「・・・・うん・・きて・・・」

優一は自分のジャケットを脱ぐと、織科のジャケットを脱がしにかかった。
「あ・・・//」
シャツから体相応なちいさな膨らみが見えた。そこに手をそっと乗せて優しく指を這わせる

「んっ・・あ・・そこ・・」
「気持ちいい?」「・・・よく・・・わかんない・・」

「・・・初めて?・・」「・・・//」

織科の顔が桜色にうっすら染まる。それをみて優一は頬を緩ませ再び行為を始める。ゆっくり優しく膨らみを揉んでいく。

「う・・・あん・・・・ぁ・・・ユーイチ・・」
「なに・・んっ・・ん・・」

織科に呼ばれ、顔を向けると織科の顔が目の前にあって、そして
今度は織科が優一の口内を犯す
そして離れる・・・

「・・へへっ・・今度は僕の勝ち・・んぁ!」
そう言った途端に優一から思いもよらぬ反撃にあった。手をシャツの中に入れて先端を指でつまんだりはじいたり・・
177名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 16:47:16 ID:l9nScx7z
「な、・・なな、何するのぉ・・あん・・・」
「何って・・・嫌い?・・・」
「そ、そうじゃない・・・ちょっと・・びっくりしただけ・・」

優一は再び指を先端で動かす、織科も先端をこねられたり、摘まれたりするたびに体をピクピクさせて、顔も紅潮してきている



(・・・なんか、足りないよ・・もっと気持ちよくなりたいよぉ・・」
「ん?・・どうしたの、痛かった?」

「う、ううん、違うの・・・ん、・・その・・//・・ぬ・・・」
「脱がしてほしいの?」
「ひゃあ?!」

「脱がしてもらってどうしたいの?」

「う・・・//」
「何?・・・言ってくれないと」
「・・・もっと・・」
「?」
「もっと・・気持ちよくして・・・もっと、ユーイチを感じたい・・///」
「いいよ・・・お姫様・・・」
再び優しく口づけをした2人・・・
178名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 18:07:24 ID:l9nScx7z
「じゃぁ・・・脱がして・・//」
そう言うと同時に優一は織科のシャツに一気に脱がした

「あっ・・・//」
「下も脱いじゃおか?」
「////」
織科の答えも聞かずにカーゴパンツも剥ぎ取っていった。

「ああ・・・//恥ずかしぃよ・・」
「かわいいよ・・・オリシナ・・・」
残っているのは小さなショーツだけ、優一もパンツだけになった
優一は織科の体を抱き寄せた

「・・・あったかい・・」優一は織科の頭を撫でたりして
「続き、しよ?」
「・・うん//」
そう織科が同意するとベットに押し倒した
179名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:37:53 ID:C/hchAJS
軽くキスをし、首筋へ少しずつ顔を下に移動していく優一

そして

「ゃあん!・・そこぁ・ち・・・あぁん、ペロペロしなぃで・・」
優一は織科の胸の先端を舐めていた
「舐めてほしくないの?・・・じゃあ・・」
悪戯そうに笑ったように見えた気がした瞬間

「あ!んぅ?!・・あぁん・・くぅ・・」軽く甘噛みしてみた
当然織科にはこんな体験なんてある訳もなく、ただ甘い声を意思とは別に出してしまいさらに優一を駆り立てる
「どう?」
「どうって・・・?あ・・//」
突然顔を赤くしたと思えば
両手で下半身を押さえた

「どうしたの?」「いい、気にしないで、見ないで」
「今更、無理だよ」「無理じゃない」
優一が手を退かそうしてもぎゅっとして足も閉じている

「仕様がないな・・・じゃあ・・」
徐に優一が織科の耳のところに顔を持ってきて

フゥー

「ひゃあぁ・・ぁ!?・・ぁ!ああ!ず、ずるいぃ・・見ないでぇえ!」
180名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:57:01 ID:C/hchAJS
優一が織科の耳に息を吹きかけて力が緩んだ瞬間に彼女の手をどけて
足を開かせてその目標地点を露にした

そこには大きな染みができて触ってみると、くちゅ と粘度のある音がこの静かな部屋に響いた

「あ・・ん・・ゃ・・ユーイチ・・恥ずかしい・・」
「オリシナってエッチなんだね」
「ちっ違う!これは・・ユーイチがぁ・・その、優しくしてくれて・・あの・・・気持ちよかったから・・こんなになったことないもん//」
経験がないとはいえ、年頃の女の子。自分で慰めたりすることはあったりする
知識もある、けど実際にその場にいると感じているだけで織科の思考回路はショート寸前だった。

「僕のせい?」
「そ、そうよ!ユーイチのせい!・・・ちゃんと・・せ、せ、責任とってよぉ!・・このままじゃぁ・・・おかしくなりそう・・//」
「じゃあ責任取らないとね」

優一はショーツの中に手をしてまさぐり始めた
そこはもう十二分に潤っていたが優一はまだゆっくりと楽しむつもりでいた
「もうこれもいいよね?」
もう本来の目的を果たさなくなったショーツを取ってしまうと

織科の生まれた姿がそこにはあった

「あ、あは、・・あはは・・・裸になっちゃった・・・」
「綺麗だよ・・・」

「・・・・もう//・・・・えい!」「うわぁ?!・・ん・・ふぅ・・」
吹っ切れたのか一気に織科が優一を押し倒してさっきと立場が入れ返った
181名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 14:12:53 ID:waAs+U7t
ほしゅ。 おい、続きはよ?
182名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 14:15:49 ID:RZu8MF/Q
l
183名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 11:10:58 ID:P2uEJK3S
ほしゅ
184名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:44:34 ID:Dg+f9KDM
自分のBLOG小説のURLを紹介するのはアリか?
185名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 23:55:52 ID:uN3aqbWg
しばらく忙しかったので放置していました・・・
それとOCNがカキコ禁止だったので

===================================
「ん・・ふぅ・・ん」

織科が優一に優しく覆うようにキスしている。部屋のランプだけの薄暗さが織科の裸体をさら妖艶に魅せる
ゆっくりと優一の顔から離れると透明の橋ができて、切れる
そして、その幼い顔から「女」の声で

頬を赤らめながら

「・・・ねぇ・・あたしのココにあっているの・・どうして欲しい・・?」
そういいながら自分の潤っているに下にある膨らみをさすった
さらに自分のをそこ押し付けて腰を振っている
「あ・・ん・・早く・・ぅ言わないと・・はぁ・・パンツが大変な事に・・ん・・なっちゃうぉ・・ああ・・ん」

流石の優一もわずか1日の付き合いでもここまで変わるのかと少し戸惑いながら、彼女のその行動に魅入っていった・・・

「・・ん・・織科の好きなようにして・・・あ・・あ」
「・・・んふ・・じゃぁ・・・」
186名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 23:56:21 ID:uN3aqbWg
>>184

どうぞ〜
187名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 23:57:24 ID:uN3aqbWg
今週中にもまたアップするので
もし読んでくれている人は待っててくださいー
188名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 10:43:10 ID:mdXQS0Pj
保守
189名無しさん@ピンキー