朝保守
>>534 同じく萌えたw
クレイの慌てっぷりが良い。
GJ!クレイの慌てぶりが目に浮かぶね〜w
しかしダイスを転がせとは懐かしい…不幸のカードだかを集めてヒールニントの温泉みると女性陣の裸が…(*´ω`*)
>>539 SFCソフトのフォーチュンで、ドクロカードを集めてMAP上のヒールニントの温泉を覗くと、
誰もいない、コボルトだかスライム、そしてユリアさん等の女性陣の入浴シーンが見られるんだ。
もちろんSFCの倫理規定にしたがって胸とかは隠されてるけど。
542 :
ファーファ:2009/04/19(日) 02:03:53 ID:Lkq5jf3R
こんにちは。
>>530-
>>531ではエロ無しの前注なくてすみませんでした。
コメ下さった方々、ありがとうございます。
個人的にクレイ好きなので(トラもギアも好物ですが)、クレイのシーンに力が入ってしまったのかもしれませんw
またまた投下しに参りました。
クレパス、微エロ。
>>525さんのレスで思い付いた下着ネタです。
「パステルって…まだそんな下着なの?」
不意に背後からかけられた声に振り返る。
「ちょっ!マリーナ!?」反射的に身体を隠す。
マリーナはカーテンの隙間から顔を覗かせてわたしの方をじっと見ていた。
「ま、まだ着替えてる途中なんだってば!」
「ふふっ、いいじゃない。女同士なんだし」
いたずらっぽく笑うと、マリーナはそのまま試着室に入ってきた。
「ちょ、ちょっと…お店の方はどうするの?」
「いーの、いーの!今日はもう店じまい!」
わたしの制止も空しく、マリーナは試着室に入ってきた。
そう、ここはエベリンのマリーナの古着屋さん。
マリーナに『パステルに似合いそうだから』とちょっと強引に試着室に連れていかれて着替えてたところなんだけど…。
試着室、といってもそんなに広くはない。大人二人が入れるくらいの広さ。
だから下着姿のわたしのすぐ目の前にはマリーナがいて…恥ずかしいんだけど、すごい近くで身体を見られてる感じ。
「もー、隠すことないでしょ?」
そう言いながら強引に身体を隠していた服を剥ぎ取った。
「きゃっ!」
思わず両手で身体を隠す。
「ふーん。結構着痩せするのねー、パステルったら」
わたしの身体を上から下まで見るとマリーナはくすっと笑った。
えっ、それって…太ってるってこと?そ、そりゃトラップには『引っ込むべきところは出てる』なんて言われちゃうし…。
うー…なんか恥ずかしいなぁ。というより、スタイル抜群のマリーナに言われると…ショックかも。
「あ、違うよ?パステルはスリムだもん。ウェストもキュッとしてるし……どのくらい?」
むぎゅっ。
「きゃあっ!な、なにすんの!?」
ま、マリーナったらわたしのむ、胸を揉んだ…っていうより、掴んだんだもん!
「ふふ、ごめんね!でも、やっぱりパステルって…結構ムネ、あるよね」
それよりも、目の前にいるマリーナのグラマーなバストは、厚手のセーターを着ているというのに存在感がある。
「うーん、Bか…Cくらいかな?」
「そ、そう?そんなに?」
「アンダー細いから、そのくらいかな。…でも、ちょっとその下着は…」
ちょっとだけ遠慮がちに言ってくれたけど。
ううっ…。
わかってはいたんだけど、そのことはあんまし触れてほしくなかったなぁ…。
思わず自分の下着姿を鏡で見た。
冒険で少しでも動きやすいようにスポーツタイプのブラをつけてるんだけど。
で、パンティは…というか、パンツはムレるのが嫌で綿100%白のパンツ。
色気とは無縁、機能性重視の下着。
「そりゃ、冒険のときはそういう下着がいいのかもしれないけど…ちょっと、年季入ってない?」
ぎくっ!
「う、うん…実は…」
実は、冒険に出てから新しいのって買ってない。かわいいのって高いし。まだまだ着れるし、大丈夫かなって…。
そう言うとマリーナはすごくびっくりしてた。
「貧乏パーティだもん、経費削減しなきゃ」
そう言って笑ってみせた。
うう、情けないけどほんとのことだもん。
「パステルはみんなのお財布管理してるもんね。確かに節約かもしれないけど…でも…ちょっとヨレヨレじゃない?」
マリーナはわたしのブラを見ると言った。
「そりゃ、川で洗濯もしたりしてるし、仕方ないよ」
悲しいけど、冒険に出てたらそんなことは日常茶飯事だから。かわいいレースの下着なんてきっとすぐにダメになっちゃうんだろうなぁー。とほほ。
「ええー!でも…」
「いいの!誰かに見せる訳でもないんだし」
まだ何か言おうとするマリーナを遮った。
言いたいことはすごーく、よくわかる。でも、わたしには勿体ないし。今でも十分着れるから…。
レースとかサテンのかわいい下着が嫌いなわけじゃないよ。そ、そりゃ着てみたいけどさぁー…。
「パステル、言いにくいんだけどね」
「マリーナ…ありがとう。でも、やっぱりわたし…」なおも続けるマリーナを再び止めたけど。
「ブラのサイズが合ってない気がするんだ」
「……え?」
思わず自分の胸を見る。
「そのスポーツブラじゃ、パステルのムネが入りきってないよ」
そう言われて鏡を見ると、確かに脇からはみ出ちゃってる。
「それにちゃんとワイヤーが入ってるブラしないと、垂れてきちゃうよ?」
「そ、それはいや!」
思わず首を横に振ると、マリーナはくすっと笑った。
「…せっかくだから、新しいのにしようよ!うちの店、下着もおいてあるんだ」「でも、マリーナ…」
「あ、下着は古着じゃないから安心して!パステルに似合いそうなやつ、幾つか持ってくるから」
そう言ってマリーナは試着室から出ていった。
うー…なんか、落ち着かない。やっぱりやめとけばよかったかなぁ…。
わたしはマリーナのお店で買った下着(だいぶまけてもらったけど)を早速つけていた。
なんか、心なしか胸が大きくなった気がする。
それに、薄い水色のつるつるした生地に、同じ色のレースがあしらわれた上下。
これが、すーっごくかわいいんだ!他のもお花の刺繍がしてあったり、お尻にリボンのついたのとか…。
あーあ、何か今まで損して気がする。こんなかわいいの着てなかったんだもん。
お茶を飲みながら、わたしは一人でニマニマしてしまった。
「なぁーに、一人でニヤけてんだよ!気持ちわりぃ奴!」
トラップがそんなわたしの様子を見て悪態をついた。
「ふんだ!トラップには関係ないでしょー」
そうそう。これはわたしだけのひそかな喜びなんだから。
そう言って再びお茶を口にしたときだった。
「ねぇーねぇーぱぁーるぅ、こえ、ルーミィもー!」
「ブッ!!」
目の前の光景に、思いっきりお茶を吹き出してしまった。
「ル、ルーミィ!!」
なんと、ルーミィはわたしの新しいブラを持ってトテトテ歩いている。
その場にいた男性陣は目が点。
「もぉー、ルーミィ!こんなとこに持ってこないでよぉ」
「やだやだぁー!ルーミィもほしいおう!」
ルーミィに駆け寄ってブラを奪おうとするが、ルーミィも離そうとしない。
それを無言でニヤニヤしながら見つめるトラップ。
ノルは真っ赤な顔で下を向いている。
「ごめんねー、ルーミィ。ルーミィにはまだ早いと思うんだ。だから、返してくれない?」
そう言ってみたものの、ジタバタ暴れてやんちゃを言い出した。
「やだやだぁー!ルーミィ、ぴんくじゃなきゃやらぁー!」
そう言って離そうとしない。
うう、困ったなぁ…。
「そうだ、ルーミィ。これさっき袋についてたんだ。あげるよ」
それまで黙っていたクレイがピンク色のリボンを差し出した。
その瞬間、ルーミィの顔に満面の笑みが広がる。
「あー、くりぇー!そえ、ほしいおー!」
「ああ、いいよ。じゃあ、それはパステルのだから返そうな?」
そう言って、ルーミィの頭にリボンを結んであげた。
さっすが、クレイ!
「わーい!わーい!わぁーったお!ぱぁーるぅ、ごめんなしゃーい」
そう言ってわたしにピンクのブラを差し出した。
「もー、いたずらしちゃだめでしょ?」
そして、もうルーミィの目に着かないように後ろに隠した。また『ルーミィもー!』なんて言い出したら大変だもんね。
てか、人に見せるもんじゃないなんて思ってたけど…すっっっごい、見られてるよね…。はあああ。
「まぁ、ルーミィちゃんにはちょーっとばかし、早かったよなぁ」
トラップはルーミィの胸をつんつん突きながら言った。
「もぉー、とりゃっぷ、えっちらお!」
ルーミィはぷーっとバラ色のほっぺを膨らませてトラップを睨んだ。
「まぁ、わたしの作った胸部成長促進剤を使えば…」
「キッ・ト・ン!!変な冗談やめてよね!」
「あんだパステル、おめぇも促進剤欲しいってか?」
「まぁ、それが脂肪となってくれればいいですがねぇ。大胸筋が発達してしまったら大変ですよねぇ。うひゃひゃひゃひゃ!」
「ムッキムキになっちまったりしてなー!ひゃははは!」
「………!」
その夜。
「あ、クレイ。まだ起きてたの?」
下に行くと、クレイが椅子に座っていた。
「ん、何か寝付けなくて。パステルは、風呂?」
「う、うん」
すると、なぜかクレイはちょっと恥ずかしそうな顔をした。
「昼間…大変だったな」
「あ、ああ…うん」
あのあと、キットンとトラップをボコボコにしちゃったけどね。
「あいつらも、悪気があるわけじゃないから…許してくれよ」
「あはは、もう慣れっこだし!ありがと、クレイ」
そう言うと、ふっとクレイが真顔になってわたしを見つめた。
「な、何?」
急に真面目な顔になるんだもん。
するとクレイは立ち上がるとわたしを抱き寄せた。
「えっ…」
な、なに?
そのままクレイの大きな腕は背中に回されて、優しくわたしを抱きしめた。
まるでクレイの一部になっちゃってるみたいに。
「ど、どうしたの?」
そう言うのが精一杯なぐらい、胸がドキドキしてる。でもそれはクレイも同じで。すっごい速さで打っている胸の音が伝わってくる。
「きゃっ!」
急に、生暖かいものがスカートの下に入ってきた。え、これってクレイの手!?
「や、やめて!」
抵抗しようと思っても、身動きが取れない。片方の手でがっちり捕まえられていた。
く、くすぐったい!太股なんかさわさわ撫でないでよぉ!
「やっ…クレイ!」
どうしちゃったんだろ…なんか、いつものクレイじゃないみたい。あ、そこ…お尻なんだけど!
「ちょっ…」
クレイは下着の布の上からお尻の割れ目の辺りを優しく撫でている。
ぬ、布越しにクレイの指が…っ。
「…ひゃっ!」
「やっぱり…」
く、くすぐったい!生暖かい息を吐かないでよぉ。
思わず身体をよじると、クレイはわたしの肩を掴んで身体を離した。
「…何するの!?」
クレイを睨みつけると、ギラギラした目でわたしを見ていた。
「……!」
身体に戦慄が走る。
ど、どうしよう…。なんか、いつものクレイじゃないみたい。
「そんなに…トラップ達の気を惹きたい?」
「え……?」
言ってる意味が全くわかんないんだけど。え?気を惹くって…?
「パステルは自覚なさすぎるんだよ」
そう言って厳しい顔をしてわたしを見つめるクレイ。
「ご、ごめん。わたし気付かないうちに何かしちゃってた…?」
おそるおそる聞いてみる。ぜんっぜん心当たりがないからなぁ…わたしってにぶいみたいだし。
「…そんな下着つけてて、おれ達がいつまでも冷静でいられると思ってんの?」
「え?」
思わず耳を疑った。
え、下着って…?まさか今日の昼間のこと?
「ただでさえ、パステルは短いスカートはいてるし、その…たまに…」
「たまに?」
何を想像しているのか、クレイの顔は真っ赤になっていった。
「……下着が見えてたんだよ!」
「ええええ――――!?」
う、嘘でしょお!?だって、結構気を遣ってたし、誰も教えてくれなかったじゃないのよぉ。
そう言うと、クレイは頭を抱えた。
「パステル…おれ達が言えるわけないだろ?」
うっ、そりゃそうだよね。
「こんな事…パステルには言いたくないんだけど、おれ達は男だから、その…なんていうか…そういう欲求がすごいんだよ。パステルが考えてる以上にさ」
「…う、うん」
そういう欲求てのは、つまりその性欲ってことは…さすがにわたしでもわかるけど。
「ちょっとした刺激でもムラムラするし、それはパステルのことをそういう対象として見ていなくても、どうしても身体は反応しちゃうから…」
わたしは黙ってクレイの言葉を聞いていた。
「あんな…その、色っぽい…下着をつけてるなんて考えたら…理性が飛んじゃいそうになるんだ」
そ、そりゃ普段の綿100%パンツに比べたら…確かに、色っぽいよね。
「じゃあ……クレイは、わたしとそういうことがしたいって…ことだよね?」
思わずそう聞くと、クレイは一瞬真っ赤な顔で固まった。
「えっ…誤解するなよ!あいつらが、パステルに対して変な気起こしたらどうしようって…おれ、心配で…」
変な気起こして人のパンティ触ってたのは誰だったかなぁ?
「心配だったら、なんでさっきあんなことしたの?」
「えっと、それは…」
ふふっ。
なんだか焦ってるクレイがかわいい。
するとクレイはわたしの腕を引っ張った。
「きゃっ」
再び、クレイの身体の中にすぽっと入り込んでしまう。
「…し、したいに決まってるだろ!…好きなんだから」
ぐっと手に力が入った。
いつも優しいクレイが見せる、珍しく子供っぽいところ。
お気に入りのモノを見つけて手放したがらない子供のようで、なんだか…わたし、うれしい、かも。
両手をクレイの首の後ろに回してしがみついた。
あ……。
目の前のクレイは、優しい瞳でわたしを見つめている。
そして、クレイの顔がだんだん近づいて来て…。
お風呂から出た後、わたしはクレイとベッドの中にいた。
たまたま宿屋に空き部屋があって、こっそりそこに忍び込んじゃったんだよね。
「これも…いいなぁ」
そう言いながらクレイはわたしの下着を触っている。
「もー…昼間見たやつだよ?」
そう、今つけてるのは、ルーミィのお気に入りの下着。
「パステルによく似合ってるよ」
そう言ってキスをした。
ふふっ。
「他のやつに見せないようにするんだぞ?」
「わかってる!見えないように気をつけるね」
何か過保護なお父さんみたいだけど、クレイがヤキモチを妬いてるのはなんだか嫌な気がしない。
「心配だなぁ…」
まだ不満そうな顔のクレイ。
「もー…だったらスカートの下にスパッツ履こうかなぁ?」
「えっ!いや、それは…」
なーんてクレイは言うんだよね。どうしろって感じなんだけど、それが男心らしい。
「パステル…好きだ…」
そう言うとわたしのパンティに手をかけた。
「…もう1回?汚れちゃうよ」
「また風呂入ればいいだろ?一緒にさ」
「うん……そうだね」
目をつぶると、キスの雨が降ってくる。
リボンやレースの施されたピンクの下着を脱がされて一糸纏わぬ姿になる。
…そこにはほんのり赤く染まった花びらがたくさん散っていた。
END
548 :
ファーファ:2009/04/19(日) 02:12:29 ID:Lkq5jf3R
以上です。
失礼しました。
549 :
529:2009/04/19(日) 11:22:11 ID:P5BfeIZK
執筆乙でした。ヒントにしていただいて嬉しいです。
パステル&クレイの初々しさに甘酸っぱい気持ちになっちゃいました。
マリーナの大人っぽさとの対比で際立っていますね。
読み進むうちにドキドキして最後のほうはバクバクでしたw
550 :
525:2009/04/19(日) 11:22:57 ID:P5BfeIZK
自分のレス番間違いました。ごめんなさい。
乙です!
エロもさることながら
胸部成長促進剤のくだりで大笑いしましたw
思い切りエロも大好きですが
エロシーン以外も丁寧に書いて下さるのはやはり嬉しい!
余談ですが
何巻かのオマケにパステルとルーミィの着せ替えついてましたよね
確かにスポーツブラでした
552 :
ファーファ:2009/04/25(土) 00:21:00 ID:5xkZ9Gek
コメント下さった方、ありがとうございます。
いつも励みになってます。
そしてアンカー間違っててすみませんorz
えと、久しぶりにトラ×パス(
>>530-531はトラ→パスだったので)を書いたのですが、最近私の作品が連続しているので、躊躇してます…。
>>533さんや、他の書き手さんが現れるまで待とうと思ったのですが…。
>>551さん
確か電撃版の外伝か、バイト編だったような…?
角川版しか手元になくて、確認出来ませんでした。
圧縮来てたのか
スレ数減ってたから油断してたよ
あっぶねぇぇぇ・・・
>>553 圧縮でスレがなくなる基準ってわかる?
定期的に書き込めばいいのかな
ファーファさん、連投気になるかもしれませんが
作品読んで創作意欲が沸くタイプの職人さんもいらっしゃると思いますし
ぜひ投下して下さいまし
>>554 基本、書き込みが古い順にdat落ちする
スレの位置は関係ないので、ageてもsageても問題なし
今回の圧縮で落ちたのは、だいたい一週間くらいらしい
(一週間書き込みがなかったスレは大抵落ちたようだ)
スレ数は800になったら一気に100落ちるから怖いわ
危険を感じたら保守しに来てるが、あまりにも芸がなくてスマソ
次回は頑張って保守代わりになんか落としに来るよw
>>555 そうだったのか d
自分も今じゃ完全読み手側だから
感想や雑談でしか保守しかできないのが歯がゆいw
このスレ来てからというものクレパスにすっかり嵌ったわけだが
もうすぐタイツの誕生日ってことでトラパスも読みたいな
557 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 15:07:37 ID:ffa8BcIg
トラップの誕生日
558 :
ファーファ:2009/05/03(日) 23:45:50 ID:CcrH2VBu
>>554さん
ありがとうございます。
過去スレで何度か連投が議論になってたので…。
お言葉に甘えて、再び投下しに参りました。
トラBDなのでトラパスです。恋人設定。
559 :
トラパス@:2009/05/03(日) 23:49:18 ID:CcrH2VBu
「きゃっ!」
背後からいきなりばふっ、と抱きしめられた。振り返らなくても相手が誰かってすぐにわかるんだけどね。
「もー、やめてよ、クレイってば」
「……あ゛?」
あえて冗談で言ったつもりだったけど…はは、この状況じゃ冗談にならないよね。後ろから何やらいやーな空気が流れてくるのがわかった。
「もー、トラップ!冗談だってば」
わたしはすぐ後ろで腕を回している相手に振り返らずに言った。
「…おめぇ、それ冗談になんねぇから」
あ、まずい。ちょっと声が怒ってるかも。
押し殺したように小さな声だったけど、彼の場合すごーくわかりやすいんだよね。
「へへっ…びっくりした?」
振り返ると、トラップは鋭い目つきでわたしを睨んでいた。
「ったく……冗談じゃねぇぜ」
そう言い残すと、くるっと振り返ってすたすた歩き出す。
ま、まずい!本当に怒っちゃったのかな。
「わわわ…ちょ、待って!」
慌ててトラップの腕を掴むと、一瞬彼の目が光った気がした。
えっ?
そう思ったのもつかの間。
「きゃあ!」
両肩を掴まれて壁に押し付けられる。そしてそのままトラップの顔が近づいてきて…。
「ん…っ」
強引に唇を奪われた。
そのままたっぷり30秒間、わたしは身体と同時に唇の自由までも奪われてしまった。
「…ぷはっ!」
やっと唇が離され、我慢していた酸素を吐き出す。
「はぁ…っ…は、っ…強引だよ…」
息を整えながらトラップに抗議した。
「けっ!おめぇが余計な冗談言った罰だ。つーか、おめぇ、嫌なんて思ってねえだろ」
「え、えーと…」
まあ、実を言うとこういうのも悪くないよね、なーんて思ってたんだ。あはは!
「ん、じゃあもっとしてもいいってことだよなぁ?」ずい、と思いっきり顔を近づけたトラップ。
え?ええーっと…。もっとっていうと…。まぁ、そういうことなんだろうけど。この場合、『うん』って言っていいもの!?
「え、えと…」
返事に困ってると、トラップはわたしの頭を掴んで無理矢理縦に振った。
「きゃっ!なにすんの」
「へへ、これがおめぇの答えっつー事で間違いねえよな?」
そう言うと再び私の頭を掴んで縦に振った。
「やっ」
思わずトラップの手を払いのけると、ちょっと怒ったようなすねたような顔をした。
「……んだよ、嫌かぁ?」
そう言った顔が叱られた子供みたいにかわいくって。今度はわたしの方から唇を突き出し、そのまま無防備な唇を奪う。
それから、ちゅぅっという音を立てて唇を軽く吸うと、それに応えるようにわたしの唇をこじ開けるようにして舌をねじ込ませた。
「んんぅ……っ」
舌同士がとろけそう、ううん、なんだか……身体までとろけちゃいそう。全身が甘く痺れるようなキスの最中に、トラップとふっと目が合った。
それを合図に唇が離れる。
「っ……はぁ、おめぇ、こんだけキスしといて嫌とは言わせねぇかんな…」
壁に身体を押し付けられて、そのままトラップが覆いかぶさる。
「……んっ」
あ、また…。
唇の先にトラップが触れた瞬間、からめとられるように舌がまとわりつく。それと同時に、膝にトラップのあったかい手の感触。
「んぅ……」
なんか身体がぞわぁってする…!でも…いやじゃないかも。き、きもちいい…?のかな…?
「……あ?」
トラップの手が太股に差し掛かったとき、ふとその手が止まった。
560 :
トラパスA:2009/05/03(日) 23:50:09 ID:CcrH2VBu
「え、どうしたの?」
そんな問いにも答えず、トラップはただ神妙な顔で太股を触っている。
「ちょっ、くすぐったいってばぁ!」
両手で太股を撫でまわしたあと、今度はわたしのウエストに手をかけて抱き寄せた。
「な、なに?」
すると今度は腰周りを両手で撫で回した。
「ひゃっ!ちょ、ちょっとくすぐったい!ひゃ、ははっ、やめ、やめてってばぁ…ぎゃははは…」
わたしが一人ヒーヒー笑ってるというのに、トラップは一人冷静で。
何かを確かめるようにひとしきり触った後、ぽつりと言った。
「なぁ、パステル…おめぇ太ったんじゃねえか?」
「な……っ!」
突然何を言い出すかと思えば!
「違うってかぁ?」
今度はお腹の肉をつまむ。
「きゃっ!」
「へへっ、やっぱそうだよな!おめぇ、このところよく食ってたもんな」
「う…」
勝ち誇ったような顔のトラップに、返す言葉がない。
確かに最近、なんだかご飯がおいしくって。
我がパーティの食欲魔神、ルーミィがびっくりするくらい食べちゃってたんだもん。
『あ、クレイ、もういらないの?』とか言って人のお皿から勝手に食べてたくらいだし……。
「うう…そうかも」
突然トラップは落ち込むわたしの両頬を軽くつねった。
「…ひょ、ひょっほぉー…はに、ふんほぉ!?」
「そーいや、顔に肉ついたみてぇだな」
「はなひへひょー!」
「わぁーったわぁーった」
やーっとわたしのほっぺから手を離してくれた。んもー、おもちゃじゃないんだからぁー。
そう思ってむくれてると、ニヤニヤ笑いながらトラップの手が伸びてきた。
「顔じゃなくて…この辺につけばよかったのになぁ」ってそこ!
わたしの胸じゃないのよぉー!
「もぉー、トラップのえっち!」
「いて、いてて!もー、パステルちゃん、怒っちゃやーよ!」
わたしがぽかぽか叩くのを、へらへらしながら避けるトラップ。
「うるさい!もぉー、一言余分なんだからぁ…」
「でもまぁ、今の方が触り心地はいいぜぇ?なんつーか、こう…やらけぇモチ抱いてるみてーでさ」
も、モチってあんた!
…にしても。
くぅぅぅぅ…。くやしぃぃぃ―――…。
でも、今の体型じゃなーんにも言い返せない。
所詮モチなんだもんね、はぁぁ。でも、このままってのも何か悔しい。
「……決めた」
わたしがつぶやくと、トラップはぽかんとなった。
「あ?」
「わたし、ダイエットする」
「はぁ?」
「痩せればいいんでしょ?痩せられるもん」
わたしの強気な発言に、トラップはため息混じりに言った。
「やめとけ、やめとけ。どーせ『明日から痩せるもーん』とか言って今日の晩飯たっぷり食うんだろ」
「いらないもん。ご飯、食べなかったら…痩せるでしょ?」
「あまい、あまい、あまーい!おめぇそんな簡単に痩せられたらなぁ、世の中の太ってる奴ぁ苦労しねぇんだよ」
「無理かどうかなんて、やってみなきゃわかんないじゃないのよう。とにかく、今日からご飯、いらないから」
そんな決意を固めたわたしを見て、一瞬だけ驚いたみたい。
ふふ、わたしだってやるときはやるんだから。
561 :
トラパスB:2009/05/03(日) 23:51:00 ID:CcrH2VBu
「…つーか、おれは別に今のまんまでもいいんだぜぇ?」
「ふんだ。おモチなんか抱きたくないでしょ」
「いや、そこが癒されるっつーか…だから、な?」
そう言いながら再びわたしの脚に手をかけてきたんだけど、
「だーめ!痩せてから!」とキッパリ断った。
すると、トラップは明らかに不機嫌そうな顔をした。
「けっ!じゃ、やってみろってんだ。ま、おめぇじゃ無理だろーけど」
なーんて憎まれ口まで叩く始末。
ふんだ。
悔しいから絶対痩せてみせるもん!
と決意したわたしだったのだが。
なんと、その夜挫折してしまったのだった。
だって……こんなに残酷なことって他にある?
猪鹿亭に行っても、みんなが美味しそうに食べてる横で水だけ。
「パステル、どこか気分でも悪いの?」
そう言って心配してくれるリタ。
「う、うん。ちょっとね…」
全っっ然!悪いところなんてない。でも、ダイエットしてるから食べたくない…なんて…言えないよね。
ううう、ごめんね、リタ。
「ぱーるぅ、こえ、たべないんかぁ?」
わたしの横でルーミィがミケドリアの串焼きを口いっぱいに頬張っている。
うう……おいしそう。
たっぷり脂ののったミケドリアをこんがり炭火で焼いて、猪鹿亭秘伝の甘辛いタレをつけて…。
あああ、なんかめまいがする。
「パステル、何も食べないなんて逆に身体に悪いぞ。ちょっとだけでも食えよ」
そう言ってクレイはわたしに一本串焼きを差し出した。
ごっくん!
思わず生唾を飲み込む。
そ、そうだよね。一本くらい食べたところで太ったりしないよね?
「そ、そうだね。じゃあ…」
そう言って手を延ばそうとした。
うっ…。
わたしの視界にトラップの「だから、おれの言った通りだったろ?」って勝ち誇った笑顔が入ってきた。
くぅぅぅぅ。
「やっぱり…いい…」
泣く泣く手を引っ込めた。
そんなわたしの反応に、みんなはちょっと変な顔をした。
「パステル、もしかしてダイエットですか?」
ずばり言われたキットンの言葉。
「えと…」
「だーえっと、ってなんらぁ?」
ルーミィの無邪気な声に、再びリタも近寄ってきた。
「パステル、そういうことだったの?そんな必要ないじゃないの」
そんなことないんだってばぁ。
わたしが必死に首を横に降ると、リタはトラップに詰め寄った。
「トラップ!あんたパステルに何か言ったんじゃないの?」
「はぁ?こいつが勝手に一人でやってんだよ」
ったく、あんたでしょ、あんた!にしても、なーにむくれてんのかね。
「残念ですが…パステル、断食は痩せませんよ」
「ええー!?どういうこと?キットン」
「食事を抜くことで逆に身体が飢餓状態になって、余計に太りやすい身体になってしまうんですから」
「パステル、食べないと、身体こわす」
ノルもキットンに同意する。
えぇ――…そんなこと言われたら…。
562 :
トラパスC:2009/05/03(日) 23:51:54 ID:CcrH2VBu
すると、お皿の上のミケドリアが視界に入る。
ごくっ。
ちょっとだけ……いやいや、だめだってば!
頭の中で食べる、食べないの争いが起こっている。
「ぱぁーるぅ、ルーミィ、もうおなかいっぱいらおぅ…」
わたしが食べない分、余計に食べちゃったんだろうね。ルーミィのお皿の上には1本だけ串焼きが残っている。
思わずそれを掴むと、思いっきりかぶりついた。
んんー…。
肉汁が口の中いっぱいに広がって…。
結局。
追加で2人前は食べてしまったのだ。
はぁぁぁ。自己嫌悪。
肩を落とすわたしにキットンが声をかけてくれた。
「パステル、そんなに痩せたいんでしたら、いいもの持ってますよ」
「本当?キットン」
いつもはあやしいと思うわたしだけど、もう溺れるものはナントカだわ。
キットンの話しに食いつくと、彼は嬉しそうに話し出した。
「ぐふ、エベリンに行ったときに手に入れたんですがね、脂肪分を吸収してくれるキノコが…」
「あまい、あまい、あまーい!」
それまで黙っていたトラップが急に怒鳴った。
「おめぇなぁ、そんな胡散くせぇキノコなんかやめとけ。そんなんで痩せれたら苦労しねぇんだ」
「な、なんですか!トラップは人聞きの悪い!」
「るせぇ!大体なぁ、そんなに痩せたきゃ運動しろっつーの」
それまで静かにわたし達の様子を見ていたクレイ。
トラップがそう言うと、急に何かひらめいたように膝を叩いた。
「そうだ、パステル。こいつ昔ダイエットしたことがあったんだ」
…トラップが?えーと…ああー!確かにそんなこと言ってたよね。小さい時太ってたーって話。
「け!だぁら、なんだってんだ」
「え?いやぁ、お前一応ダイエット経験者だろ?パステルにいいダイエット方法教えてやれるかなって思ってさ」
てっきり『やなこった』と返ってくるかと思ったら、意外や、意外。あっさり引き受けてくれた。
これには提案したクレイも…だけじゃなくてその場にいた全員がびっくりしたんだけど。
「へへっ、でも今からはちーっとばかし早すぎっから…夜中だな」
「え?そんな遅く?」
思わず聞き返すと、トラップはニヤッと笑った。
「つー訳で…後でおれの部屋こいよ」
??
なんだかよくわかんないけど、痩せろって言い出したのはトラップだもんね!
という訳で。
みんなが寝静まったあと、わたしはトラップの部屋をノックした。
「おう、入れ」
そう言われてドアを開けると、上半身裸で、下は下着だけのトラップが立っていた。
「なっ、なんでそんな格好してんのよ!」
その問いには答えず、わたしを強引に中に引っ張るとドアを閉めた。
カチリ。
鍵の閉まる金属音が部屋に響く。
「な、なによぉ。ダイエットに協力してくれるんでしょ?」
「そーだよ、なんか文句あっか」
「ひ、昼間の続きがしたかっただけじゃないのぉ?」
563 :
トラパスD:2009/05/03(日) 23:52:41 ID:CcrH2VBu
「ん?何かしたっけ?」
「…!」
すっとぼける赤毛頭をぽかっと殴る。
「けけ、冗談に決まってんだろ。つーか、なに?おめぇ、そんなにエッチしたかったのか?ん?」
なんて意地悪そうに言ってきた。
「………!!」
え、エッチって…
トラップがそんな格好してるから、そう思っただけじゃないのよぉ!
だから、別にしたい、とかそんなんじゃなくて!
「パステル、おめぇの気持ちはよーくわかった!」
あーあ、だめだ。
この赤毛頭にはわたしの言い分なんて通りっこない。
「もー、それは置いといて…結局何するの?」
そう言うと、トラップはわたしをベッドに座らせ、ちょっともったいぶって話し出した。
「まーそう焦らせんなって…」
「教えなさいよぉ」
「へへっ、今巷で話題になってんだろ?朝バナナダイエットっちゅー…」
「ああ!」
すぐにピンときた。
確か冒険時代のコラムに載ってた気がするもん。確か、朝ご飯をバナナに代えてやるダイエット方法だった気がするけど。
「え?じゃあ何で今なの?」
そう聞くとトラップはわざと胸を張って答えた。
「まぁ、せかすなって。おれ様のダイエット方は、その……いわゆる、夜バナナっちゅーやつだ」
「へ?朝じゃないの?」
そう言うとトラップはちょっとため息をついた。
「おめぇ、今までの会話でわかんねぇわけ?」
なんて言われても。
「うーん…とりあえず、バナナ食べればいいんだよね?あれ?そういえば、どこにあるの?」
そういえば、ほの暗い部屋の中にはバナナなんて見当たらなかった。
すると突然、トラップは自分の履いていた下着を降ろした。
「きゃっ…」
「ぶぁーか。バナナって言ったらすぐにピンとくるもんだろ」
そう言われて、初めてトラップの言っていた意味がわかった。
目の前で重力に逆らうように反り返った彼自身は…そりゃあもう、バナナといえばバナナなわけで。
いやー、実に的確な表現だよね!
なーんて、ムードもなく、そんなことを考えてしまった。
「なんだ、結局トラップも…なんていうか、その、そういうこと、したかった…んでしょ?」
付き合ってからたった一度だけ、トラップとしたことはあるんだけど、まだハッキリと言うのに抵抗はあった。
それに、まだ裸にも慣れていない。
この前は…夢中だった…って言うと変かもしれないけど、とにかく、いっぱいいっぱいだったんだよね。
「いちいちうるせぇな。とにかく、ほれ」
そう言うと、わたしにずい、と自分のモノを突き付けてきた。
「な、なに?」
おそるおそる見上げると、トラップの目はギラギラした獣のように見えた。
「夜バナナっつたら…これを口でしごくんだよ」
ええっ!?
く、口でって…。
「顔の肉も、これでちったぁ引き締まるかもしんねぇぜ」
なーんて言われてもなぁ…。
わたし、トラップの…その、アソコって…こんなにじっくり見たことないんだもん。
赤黒いバナナ(っていうのも何か変な話だけど)の先っぽからは、チラチラとヨダレがにじみ出している。
「ほら、垂れてきちまう」
ちょ、ちょっと待ってよぉ。まだ心の準備ってもんが…。
わたしが一人アタフタしていると、トラップは
「ま、おめぇにはダイエットなんて出来ねぇつぅこったな」
なーんて憎まれ口を叩いてきた。
564 :
トラパスE:2009/05/03(日) 23:55:28 ID:CcrH2VBu
「下の口では食えたのに、上の口では食えないですか、そーですか」
ううっ。
付き合っているとはいえ、トラップの毒舌は相変わらずなんだから。
でも、やっぱりここまで言われたら悔しい。えーい、なんとでもなれってんだ!
わたしは意を決して目の前に突き出された棒をパクッとくわえてみた。
「ん……ぅ」
むっとむせかえるような体臭。
な、なんか思ってたよりおっきい…。それに、すっごい熱いし。
思い切って吸ってみると、びくん、とトラップが軽く痙攣した。
「うっ……く、パステル、もっと、舐め…ろ」
トラップが苦しそうにわたしに言った。
え、えと……こんな、感じ?
先っぽをちゅぅっと吸うと、トラップの雫が口の中に広がっていく。甘いような味が、わたしの頭まで突き抜けていって、痺れちゃう。
も、もっと……もっとトラップが…欲しい、欲しいよ…。
刺激するたびにトラップから露がとろりとにじむ。それがなんだか嬉しくって、思いっきり吸い込んだ。
「…ってぇ…。パステル、もちっと、軽く…」
「ほ、ほひぇん…」
「強く吸えばいいってもんじゃねぇ…こう、もうちっと……緩急を…つけて」
ええー?よくわかんないんだけど…。
「も、もっと…奥まで…」
そう言うとトラップはわたしの頭を持ってぐっと棒を押し込んだ。
「んっく!」
ちょ、苦しい!苦しいってば!
手をバタバタさせて抵抗すると、やっと離してくれた。
「げほっ……今、喉まで入ったんだからぁ…」
「へへ……わりぃ」
そう言うと再びわたしの頭を持った。
もぉー、強引だなぁ。
でも、何だか不思議なんだけど。この行為が嫌じゃなくなってきたんだよね…。
最初はトラップが頭を動かしてくれたんだけど、次第に慣れてきたのか、自分から動かせるようになってきた。
舌を竿の裏に軽くあてて顔を前に突き出せば、自然に喉の奥の方まで入ってくる。そうやって出し入れするたびに、トラップは小刻みにびくん!びくん!と反応した。
んー…でもちょっと顎が疲れてきたかも。結構おっきくて口いっぱいに入ってるからきついんだよね。
「……疲れたか?」
わたしの髪を撫でながら優しくトラップは聞いた。
彼のモノをくわえた状態で見上げると、なんだか恥ずかしくなってきちゃった。
口から出すと、びよん、とトラップ自身がしなる。
あれ、こんなにおっきかったっけ…?
思わず見入ってると、「あんまり見んじゃねえ」とぺしっと頭を叩かれてしまった。
「ん…ちょっと…」
そう言うと、トラップは満足そうに笑った。
「な、効きそうだろ?夜バナナ」
「…うん」
そう言うのは恥ずかしかったけど、ほんとに顎がだるくて仕方ないんだもん。
「でも…もちろんこれだけじゃ終わんねぇからな」
そう言うとトラップはベッドの上に座った。
え……てことは…?
トラップを見つめていると、彼はわたしを両手で抱き寄せた。
「座れよ」
え?座るって…。ここかな?
トラップに跨がると、トラップは自分自身を片手で支えながらわたしをその上に座らせた。
「んひゃぁ…んっ」
固くなったトラップ自身が腰を沈めるとぐぐぐっと入ってくる。
「ぁあ…んっ、ぁ、ぁん、ぁぁ」
おっきい、トラップが、トラップが…入ってる!
565 :
トラパスF:2009/05/03(日) 23:56:17 ID:CcrH2VBu
「…今日はおめぇに動いてもらうかんな…くっ」
動いたら、おかしくなっちゃうかも……っ。
そう思いながらも、本能のままに腰が浮く。
すっと抜けるような感覚が刺激と同時に余計に欲しくなって、再び腰が沈んだ。
「ん…くっ、パステル…」
トラップは苦しそうにわたしの腰を掴んで、呼応するように腰を振った。
下から突き上げるように刺されて、腰を浮かせると抜かれるような苦しさに溺れそうで。
息もできないほどなのに、どこまでも求めるように身体は意識とは関係なく動いた。
「パステル……お、おれ、もう……」
そう言うが早いか、トラップが中で精を吐き出した。
「んぁあああぁぁっ……!」
それと同時に、お風呂に入ったようにじゅわっと身体が熱くなった。
「パステル、ちょっと痩せたんじゃない?」
何日か経って、猪鹿亭で食事をしていたわたしにリタが聞いてきた。
「そ、そうかな?」
「顔もちょっとシャープになったみたいじゃない?ねぇ、クレイ」
「え、えーと…そうかもな」
もぉー…クレイったら、絶対、気付いてないな。
えへへ、でもリタの言うとおり、確かに最近痩せたかもしんない。
「でも、パステルはどうやって痩せたんです?最近食事は前よりは減ったみたいですけど」
キットンがパンを頬張りながら聞いてきた。
「えと……それは…」
チラッとトラップの方を向くと、ギロッとわたしを睨んでいた。
もぉ、言えるわけないでしょー?
夜バナナダイエット――…なんて言ったら、男の人はすぐにピンときちゃうよね!
「トラップが運動付き合ってくれてるんだよな?」
ドキッ!
クレイの何気ない一言に、思わず身体が硬直する。
「へぇー、トラップが?珍しー」
リタも話に食いつく。
「ま、これ以上見苦しくなったら困んだろ?」
なーんて、言うんだけど。
でもね、トラップったら、ちょっと体重が減ったときに「…頑張ったな」って言ってくれたんだよね。
それがすごいうれしかったんだー!ふふっ。
「ねぇ、パステル。どうやって痩せたのよ?やり方教えてよ」
「え…っ、そ、それは」
「じゃあ、トラップ。パステルと一緒にあたしも教えてよ」
「ブッ!!」
リタの言葉に、トラップが飲んでいた水を吹き出した。
「うわっ、きったねぇな!トラップ!」
「とりゃっぷ、きっちゃなーい」
「トラップあんちゃん、大丈夫デシか?」
まぁ、リタを含めて…は、やっぱり出来ないけどね。
でも、痩せてからもしばらくこのダイエットは続きそう。
え?リバウンド防止?
まぁ、それもあるんだけど、実は…なんか、病み付きになっちゃったみたいで……へへ。
こうして、わたしとトラップは夜な夜な秘密の『夜バナナダイエット』に励むのだった。
END
566 :
ファーファ:2009/05/03(日) 23:58:42 ID:CcrH2VBu
以上です。
本当はトラップBDネタで書きたかったんですが、間に合いませんでした…。
失礼しました。
554です
ファーファさん投下乙でした〜
夜バナナ笑いつつ萌えました
で・最後のオチはトラパスリタの3Pフラグですね、わかりますw
フォーチュンはどんな組み合わせでもしっくり来るから不思議ww
568 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:56:44 ID:fcYxmg1d
保守age
みなさんGW明けで忙しいかな?
>>568 いるよノシ
確かに忙しいけどなんか書きたいなぁ・・・
570 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 01:50:00 ID:YiY81GqZ
保守
ルーミィ、おなかボッテボテだおう!
フォーチュン読んでるとRPGやりたくなる。
DQ3みたいな職業選んでパーティ組むやつ。
ほしゅ
自分もRPGやりたくなる
自分まさにdq3やり始めた
誰もいないのかなぁ
おーーーーーーいと叫んでみるテスト
ノシ
ぉーーーーーーぃ>
ん?
何?
どこのスレも過疎気味だ
このとこ規制まみれだったのねん
寂しいね
元々過疎スレだけど、一時期賑わってたのになぁ…。
容量も中途半端だし、次スレになったら投下くるかな?