>>1乙!ありがとう!
すごい初歩的な質問で申し訳ないけど、ネタ投下する時一レスに何文字くらい入れるとみんな見やすい?
教えてくれると有り難いです。
>>1乙
オレは文字数はあんまり気にしてない
話のキリがいいところで切ってるかな?
>>1 ありがとう! ほんとありがとう!!
>>3 携帯からの制限が1024文字なんで、私はそれくらいを目安にしてますよ。
6 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 21:52:37 ID:zHAiewtJ
しかしぬるぽ
ガッ
前スレの作品にはもう会えなくなるのか。
単独の保管庫ほしいなぁ。他と比べてエロなしも多いしさ。
専ブラ使えばローカルでスレとっておけるとは思うけどね
みんな下着はどういうのはいてるんだろう
エロなし小ネタ投下します。会話のみ。オチはない。
「幼稚園の先生とかって勝手にあだ名つけるよね」
「あー、そうね。あたし家では"あさちゃん"だったのに幼稚園では"あーちゃん"だったもんだからガキなりに戸惑ったわー。なんで違う名前で呼ぶの?って」
「あたしは名前二文字だから変わらなかったけどねー」
「教官はあっちゃんですか?」
「あ?」
「小さい頃のあだ名ですよぉ」
「ぶっ」
「笑うな小牧」
「……」
「笑うな手塚。いきなり何なんだ」
「実は柴崎とかくがくしかじかで」
「だからってお前、そんないきなり。堂上二正に失礼だろうが」
「笑いながら言われたくないわよ」
「それは俺の台詞だアホウ」
「それでどうなの? 答えなよあっちゃん」
「小牧貴様」
「教官の名前からだとあっちゃんかなって。あっくんて言いづらくないですか?」
「…………覚えてない」
「うっそだぁ」
「覚えてない」
「あっちゃんだったんだ?」
「あっちゃんだったんですね」
「黙れ」
「あっちゃーん」
「調子に乗るなよ笠原」
「すみません」
「じゃあ小牧教官はミッキーですね」
「…その名前はリアルで狩られるかもしれないからやめとこうね?」
「手塚はうーん、ひーちゃんかな?」
「意表をついてヒッキーじゃないの」
「待て柴崎なんでお前はそこにいる」
゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)。. .。.:*・゜゚・*ポワワワァァン
知らぬ間に続きが…!
下らないネタにのってくれてありがとう。
そういえば前スレのSSはどうするんだ?
保管庫みたいなのはあるのかな?
一応、保存はしたけどね
まだ落ちてないから取っておくなら今のうちだよ
手塚はあだ名が付かない君のような気がする。
いつまでたっても「っ……ひかるくん」
自分もひかる君か弟君って感じだな。
兄を知ってる人からはいつまでたっても、手塚の弟。
保管庫、wikiとブログ形式のとどっちが良いんだろ。
どちらにしろ携帯からも見れるのが良いんだけど。
(…言えない…ピカリンって呼ばれてた事は絶対に言えない…)
「どうしたの?顔が真っ青よ…ピカリン♪」
「…!し、柴崎、何でそれを知って…!」
「お兄さん情報」
「ぴ…ピカリン…くっ…」
「笑うな笠原!」
「相変わらず子供じみた嫌がらせが好きな人だね」
「満面の笑みで言っても説得力ないぞ小牧」
オチは無いぞ
12です。
続いてた!
相変わらずって!!(笑)
携帯に優しい保管庫を希望です。
だったらブログかなぁ
wikiだと携帯から見られないヤツも多いからね
オレは軍板のSSスレ住人だけど、そこではブログで過去の話をまとめてるよ
それとは別にwikiと過去スレ保管庫もあって、過去話はけっこう簡単に見られるようになってるよ
@wikiだと携帯でも見られますよ
>>21 kwsk
>>10から続く小さい頃のあだ名ネタに笑ったw 手塚兄ww
いいなぁこういうの。
保管庫作られるのは嬉しいな。
私はあんまりそういうの詳しくないし管理できる自信がないので、
どなたか見やすいのを作ってくれるのを大人しく待ってます。
前スレ
>>907に新しいのきてたね。
下手に向こうに書き込んで落ちちゃうのが怖いのでこちらで。
男心のわかってない郁と、せっかちな堂上教官がGJだった!
自分も携帯から見れるのだと嬉しいです。
でもこの板ってPC用でもURL先が携帯から見れる様になってますし、特別拘らなくても大丈夫じゃないでしょうか?
と言うかお願いばかりで自分で作れなくて申し訳無いです……wikiって携帯でも作れるのかな。
wikiなら誰でも読めるよな
阪急電車もコミカライズされるんだね。
その内、有川作品全てなったりして。
ごめん前スレに書き込もうと思ったら無理だった。ほんとごめん。
しかしお礼だけ。
>>857 858ですが、スゲーGJです!ありがとうございます。
849さんの郁ver.と完璧なシンメトリー(?)具合が素敵でした。
また男性視点のいい話お待ちしてます。
男女書き手の競演で面白かった。
同性ならではの視点がそれぞれ盛り込まれて興味深かった。
つか、このスレは愛が溢れていてどのSSも良かった。
良スレだな。
31 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 02:05:09 ID:utXI6jfJ
電撃大王買ってしまった。怒りが収まらない
>>31 今月、休載らしいね。
大王ふろくがデカイから本屋でも袋とじされてる所が多いし、サイトでも
そういう情報出してくれないから困るよなー。
時期が時期だけに、これがコミケ休載なのか、とか勘繰ってしまった。
それはそれとして、LaLaは8ページなのにあんなにバカップルオーラが
全開なんだろうか。
あれ逆パターンもいけるよね?堂上のロマンが滅亡するかもしれないけどww
「空の中」でSSに挑戦しようと思うんだが
ここで疑問が一つ
光稀って高己と付き合うまで処女だったのかな?
>>35 経験はなさそうに見えたな。
ディープキスであの反応だしw
ただ、実は同僚に思われてても天然でスルーとか、
デートの前日、女友達にあれこれ吹き込まれて動揺したりはありそうだ。
高巳が突っ込んだら逆ギレするんだろうねw
貞操観念が強いだけとか言って。美人だから絵になるけどw
でも結局のらりくらりの高巳に丸め込まれるちゃうんだろうなぁ。
自分も経験無しに一票
むしろ男女交際初心者だろ、あれはw
高巳はそんなにもてたクチじゃないとか言いながらそれなりの経験ありそう
プラス持ち前の器用さで色々上手そう
39 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 12:14:29 ID:6t3hjTq5
高巳って案外プレイボーイだったりして
別冊Uまで一週間きったな
投下に期待
ふと思ったんだけど、玄田隊長と折口さんの若いころの話って需要あるのかな?
あるある!読みたい読みたい!!
読みたい、です
読みたいですwww
JBOOKのLaLa版の二巻のメッセージペーパーの郁が可愛くて仕方ないぜ。
あのイラスト見てると「ああ、もう一緒に遊んでやれよ、このニブチン堂上!」って
郁の持ってるビーチボール取りあげて、奴にぶん投げてしまいたい。
一巻に付いてる罰ゲームイラストもそうだけど、読者が何に悶えるのか分かってるなぁ。
>>45 何、そんなのついてるのか
…うpお願いします
>>46 サンプルで見れるからサイト見てきなされ。
幸せになれるよ。髪結んでる郁が可愛い。
>>41 待ってる
ところでアニメ2巻のジャケット見たんだが何だあの2人はwすげぇニヤニヤしたw
ああ言うの見ると革命での堂上と郁のイチャイチャを動く絵で見たくなるな
2巻ってまだ小田原なのに、このイチャイチャぶりってことは
最終巻のジャケットではどうなっちゃうんだww
まあ、弓版では既に奥多摩でこのシチュエーションあったわけだけどw
50 :
46:2008/08/05(火) 23:35:06 ID:NSlspRMc
>>47 見てきた。
幸せになれた。髪といい堂上をチラ見する表情といい、なんて可愛いんだ郁…
>>46 よし、じゃあとらのあなにもいってきなされ。見づらいけどイイモンが見れるよ。
それとは別にDVD特典の小説の威力がハンパない件について早く語り合いたいw
すげぇ素朴な質問なんだが堂上と笠原は堂郁だよな、手塚と柴崎は何て略すんだ?
手柴が一般的
>>48 2巻ジャケ見た。何だあれニヤニヤが止まらん。
アニメ1巻は今日発売だけど、ここってネタバレとか気にしないで大丈夫?
近くの書店に連絡してみたら、もう別冊U入荷してるとのこと!!!
早速今からゲットしてくる。
柴崎×手塚スキーな自分としては、ずっと待ち望んだ一冊。
萌え死んでくる ノシ
スレ違いスマソ。
とりあえず、発売日前のネタバレはやめて欲しいなぁ・・・。
有川総合スレではネタバレ解禁は公式発売日の翌日0時ってあるからそれに合わせようか?
次スレからテンプレに加えたほうが良さそうだね
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 22:35:04 ID:IkeKctzI
DVD特典・書き下ろし短編読みました!!
ニヤニヤが止まらない…
ニヤニヤしたいけど、今の所DVD買う予定は無いんだよなー。
後で別に本として発売してくれるのを願ってる。
もうDVDのネタバレは良いかな?
取り敢えず堂郁の犬プレイに萌えた
福岡は別冊2はおろかDVDもラジオCDも売ってない……
LALA版は今買って来た
DVDとDJCD、アニメイト通販で予約したが発送の気配すら無い
煽るだけ煽りやがって、どこまで我慢させる気だ!ウワアン!
全部いっぺんにこの時期じゃなくて、少しずつ小出しにしてくれればいいのにな
体力もたんよ
小牧×毬江の初お泊まり話が読みたい
>>64 同じく!!
DVD3巻が発売されたら神様職人が降臨してくれないものかと期待してみたりしてる
別冊U発売記念で、手塚×柴崎のハジメテを激しく読みたい…
手柴好きな職人さん、お願いしますorz
ララ版2巻のメッセージペーパーって何種類あるの?
私が買った分は「お腹丸出し郁」だったよ。
もちろん後ろで堂上が怒っておったけどね。
別冊2のネタバレいいかな?
まぁそんなネタバレって程でもないんだが……
75ページの最後の方、郁が「教官」って呼んでるのは、あえてなのかな?それともミス?
すげー気になった
>>68 一応
>>57ってことにしないか?
公式発売は今日だから、日付変わったらってことで
68だがすまんかった
オレもフラゲの人のネタバレには嫌悪感を覚えたのに同じことをしてしまった…orz
奥多摩で集中訓練してくる
熊が出るらしいから気をつけてな
本州だからせいぜいツキノワだけどな
お土産に『タスクフォース饅頭』買って来て
こないだ軽井沢いった時、成体のツキノワグマの剥製が展示してあった。
四つん這いになると大型犬くらいの大きさで、これならヤレると思った。
すまん、ちょっと思いだしただけなんだ…
>>70
おまいら心配ありがと
クマが出たら確実に手塚みたいな反応するぜ
>73一面緑でなんもなかったorzすまん
>74意外と小さいんだなwwまぁ立ち上がったら確実負けるけど
おまいらなんでそんなに優しいんだww
別冊のネタバレ解禁は11日の0時でいいんだよね?
ネタ投下もそれに合わせていいのかなー。
今月の電撃マガジンはDVDの二、三巻の情報満載だったよ。
まだ別冊IIと笠原犬の傷が癒えないっていうのに……なんて容赦のない人達なんだとw
10日0時じゃないのか?
発売日翌日の0時ってことは。
ツキノワならまだ可能性があるよな。あくまで可能性だけだけどな
そういえば万策尽きてどうしようもなく追いつめられたら
腕の動きの関係で、懐に入り込んだほうがまだ勝機があるとかなんとか
聞いた気がするが…普通は硬直するかパニックになるよな…
でもヒグマは本気でナタか銃かなんか持ってないと万に一つも無理だかんな!
あれはホッキョクグマやグリズリーの親戚だかんな!
もし出会ってしまった場合、人力と気迫で「追い払う」ならまだ可能性あると思うけど
銃もないのに、倒そうとか一瞬でも思った時点でたぶん死ぬ。
某寝ぼけたキャンプ中の女子中学生みたいな、半ば無心の領域じゃないと無理w
結論を言うと 「ほんとにあのクマ殺し夫婦は…」
>>68 0時回ったからレスしてみる
小牧や堂上が、っていう意味で、あえて教官呼びなのかなと解釈した
まぁ、「篤さんたち」でも、そこに小牧が含まれているとは取れるわけだけど
Uネタバレ解禁〜!!
つか、どこまで引っ張るんだクマ殺し
このままで行くと、結婚は緒方組に抜かれて小牧組が一番最後になりそうな予感w
とりあえず言わせてくれ。
旦那さんGJ!!!!
>>68 その後のページでも小牧教官と呼んでるところを見ると、単純ミスとは思えないんだよなぁ。
自分は、プライペートでは篤さん、特殊部隊内では教官、正式な場所では一正と
呼び分けているのかなと思った。
革命のエピローグでは指導してる子達の手前、一正で呼んいたのかな、と。
別冊II中はそれなりに面識があるのでプライベート呼び、とか。
そんな器用なことが郁に出来るのかと言われると困るんだけどw仕事中は以前と同じ
敬語みたいだし、そうなのかなーと勝手に推測してる。
で、DVDの特典小説があまりにカッ飛んでて、カッとなって書いてしまった。
エロさないけど下品。読んでない人、すまん。
保守がてらに投下。堂上と郁。むしろ堂上の妄想でよろ。
「ああ、いたいた堂上。コレ、お前の番な」
そう言って問答無用に隣室の先輩に渡されたのは一本のDVD。
「イイぞ。かなり抜ける」
訊いてもいない感想付で渡されたソレは間違いなくAVだ。
女子寮と併設されているとはいえ、それこそ血気盛んな年ごろの男共が住む男子寮。しかも図書館員ならば女子と接することもままあるが、
基本男所帯の防衛員になれば、それこそ女子と話せることすら羨ましがられるぐらいに異性との接近は少ない。しかも三勤交代制とくれば、
この手のものに世話になる者も多く、そして数少ない幸運を掴んだ者が後輩に幸あれと置いて行った物が秘蔵のライブラリーとして貯えられ、
男子寮内でその手のものに困ることはなかった。
堂上とて健全な男子であるから性欲だって人なりに持っている。
しかし今現在、堂上は郁と付き合っている身であり、この手のものに世話になる必要はない。それこそ望めば惚れた女をこの手に抱けるのだ、
その喜びに勝るものなどあるはずがない。
だが「かなり抜ける」という言葉に全く興味を抱かないほど枯れていなかった。長い寮生活で、隣室の先輩のAV評価が高いことは知っている。
その先輩が「かなり抜ける」と評するもの──それはすなわち、かなりソソられるということだ。無意識にごくりと唾を飲み込む。どれぐらい
凄いものなのか、興味が湧かないはずがない。
ちらり脳裏に恋人の姿がよぎったが、
お前より勝る相手はいないが、これはこれでソソるもんなんだ! 男の本能がそうさせるんだ、すまん、郁。見逃してくれ──!
一人心の中で五歳年下の恋人に詫びつつ、DVDレコーダーにソフトをセットした。
内容は恐ろしいぐらい抜きに秀でたものだった。きっと寮内で出回れば貸出率NO.1になるだろうことは想像に難くない。
しかし同時に「マニアック」だった。
何故か出てくる女優の頭には犬や猫の耳のヘアバンドがしてあって、ご丁寧に尻にはシッポ付きのディルドーが刺さっている。コスプレもの
──なのかもしれないが、あまりに滑稽だ。それなのに抜けるのだから、男という生き物は単純だ。
思わず食い入るように画面を見ていると、犬の耳を付けている女優が「わんわん」と喘いだ。
その瞬間、堂上はデジャウを覚えた。一体何だったかと思い起そうとして──先日の犬騒動を思い出した。犬にされた郁は当初大いに憤慨し
たが、理由を説明するとノリノリで犬になってくれた。その健気な素直さに、堂上が妙な気持ちを覚えるほどに。
そうだ、あの競争で勝利し、老女とのやり取り時、郁は嬉しそうに「わんわん」などと鳴き声まで付けてくれたのだ。
人間の妄想力は時として呆れるなぐらい豊かで困る。
もう堂上の頭の中では画面の女優と外面も体型も全く違うというのに、郁以外考えられない。
犬のように啼いて自分を受け入れる郁。
柔らかくしなやかな郁の体は堂上のものを受け入れれば、その体を大きく反らして、震わせてくれるに違いない。
その中は熱いぐらいに滑っていて、ただ入れているだけ気持ちがいい。
しかも狭い中を自分のもので捻じ込み、往復するように動かすのだ。その度に郁は啼いて応えてくれる。
思わず下腹部に溜まる射精感を堂上は慌てて押し止めた。
流石に妄想で出すのはマズイ。それはマズすぎるだろ、おい。
翌日、堂上は郁を必要以上に避けてしまい「あたし何かしましたか?」などと涙目で直球に訊かれ、ますます窮地に立たされる羽目になった。
終了
>>84 GJ!!!
あまりに若い堂上が可愛く思えてしまったではないかw
だれか手柴職人もいないものか…リク専門ですまんorz
ベッドで2人きりなのに泣きじゃくりながら教官と言ったのが気になってな
公の場でも普通に篤さんと呼んだりしている描写があるし、感情の起伏を表したかったのかなぁ?と思ってさ
>>85-86 GJ!!
ドッグ・ランの時系列って、やっぱり別冊1の頃の恋人期間だよな?
アニメだけ観てた人は二人の接近ぶりに違和感ないのかなと思ったよww
>>88 投げっぱなしジャーマン後のお姫様抱っこの時は敬語とごちゃごちゃになってて微笑ましかった。
別冊Uで本当に終わっちゃうのかな?
隊長&副隊長それぞれ恋の行方も気になるよ。
>>90 吉田と萌絵のスピンアウトまでできそうだしなw
別冊1で匂わせていた副隊長の話が来るとは・・・
スナイパー進藤さんの中身も見えてきたし、続きが欲しいとこだけどね
吉田と萌絵のキャラ分かりやすそうな気がする
どこかにこのスレのSSをイラスト化してくれる猛者はいないものか…
柔道見てて思いついたから投下してみる。
エロくないです。堂郁メインと見せかけて手柴です。
ニッポン頑張れ。
「笠原ぁああ! 諦めろ!!」
「いっ…やですぅうう…!!」
かれこれ二、三分は続いていようか、この攻防戦。本来ならすぐに止められるであろう状況下で「待った」の声が出ないのはひとえに本人達の希望からだった。
「何よこの公開プレイは」
隣で呆れ口調に呟いた柴崎に手塚も深く頷く。
もうこの情報の女神に微笑まれたどころか女神そのもののような女に情報の出所を聞くだけ無駄だ。せめてちょっとした嫌味を込めて「仕事は?」と聞くと「休憩よ」と反撃のしようもない完璧な答が返ってきた。よせばいいのに聞いてしまった数秒前の自分を殴りたくなった。
「ねぇ、聞いてるんだけど?」
驚いて真横を見下ろす、腕を組んだ姿がまた様になっている柴崎が憮然と手塚を見上げていた。
「…お前のことだからそこまで掴んでるのかと思った」
「私のことそこまで評価してくださるなんて光栄ですわ」
先ほどとはうって変わっての全開営業スマイルに手塚は怯んだ。他とは違う反応に「何を見る目よそれは」とますます膨れる柴崎にうっかり”女神”と答えそうになって手塚は慌てて口を閉じる。
「で? どういうことなのこれ」
「堂上教官と笠原の一騎打ちだ」
「柔道ってそもそも一対一でするもんでしょうが」
それもそうだな、と手塚は素直に頷いた。
「私もルールとか良く知ってるわけじゃないけど、普通こういう風になって完全に決まらなかったら何秒かとかで一旦離れるもんじゃないの?」
「普通はそうだ。だが途中から二人とも意地になりだしてな」
「あぁー、すごく想像できるそれ」
「堂上教官はたっぱでは負けてても力と重さと経験があるからな、それに対して笠原も持ち前の野生の勘と瞬発力で良く逃げてた。逃げながら機会を伺って堂上教官の力が抜けた瞬間を狙って鋭く切り込んでいったり」
「やるじゃない笠原」
堂上と郁が青さが目に眩しい畳の上で重なりあって鼻息荒く蠢く中、二人は彼らとは別の次元のゆったりとした時間の中を生きるように優雅に会話していた。
「んで、どっちが先にキレたの?」
話が早くて助かる、手塚の少し笑った目がそう伝えてきたのが分かる。
「さぁな。気付いたらあの体勢で」
手塚が視線で指した先には押さえ込みで郁の上半身をがっちりホールドする堂上、そして最後の綱である堂上の足を離すまいと足を交差させて耐える郁の姿。
「小牧教官が待てを入れようとした瞬間二人同時に”待った無し!!”って怒号が飛んできた」
「くっ…ふふ…」
熱気のこもる場内に柴崎の笑い声が涼を差す。突然の柴崎の乱入に俄か浮き立つ場内を見て頃合いと思ったのか、小牧が一応は困った風を装って道場の帯を引っ張る。
「ほら、教官殿が意地になってどうするの」
笠原さんも、と小牧が畳み掛けると二人は同時に息を深くついた。堂上が腕を伸ばし、郁が足から力を抜く。ぐったりと畳に肢体を投げ出した郁の頬に何かがぽつりと落ちる。
ゆっくりと目蓋を開けるとまず最初に暗い、と思った。しっかり目を開いて理由が知れた。
「はぁっ……はぁ…はぁ…っ」
自分と同じく荒く息をついた堂上の顔が、思ったよりもずっとすぐ側にある。紅潮した頬と言わず顔全体、恐らくひいては全身。しとどに汗に濡れた額から垂れた汗が自分の、同様に汗に濡れた肌に落ちる。
鈍さに定評のある郁が堂上よりも先にその光景が何を彷彿とさせるか気付いたのは奇跡に近い。
「悪い…やりすぎた」
堂上は珍しく素直に謝ったがもう郁には聞こえていなかった。
「キャ―――ッ!!!」
さしもの鬼教官も慄くほどの叫喚を間近で喰らい、
「ふぐっ…!!」
あまつ声を抑えるのも忘れるほどの衝撃が下腹部を襲う。がくりと片肘をついた堂上の腕の中から転げ出すように逃げ去った郁は一目散に武道場を飛び出しいずこかへ消えた。柴崎が察するに外の水飲み場へ向かったのだろう。
「キャッ…」
「うわっ」
久しぶりに柴崎の口から女の子らしい声を聞いたかと思えば、次の瞬間手塚は思い切り柔道着の裾を引っ張られていた。いじらしい声に続くのは「いや」なんて可愛らしい反応ではなく一生懸命押し殺しているらしい笑い声。
「おい…!」
「だめ、我慢できない…ふふっ! …ちょっと顔隠させて…!」
私のキャラじゃないから。そう言いながらまるで恥ずかしくて堂上の姿を直視できないよう繕って手塚の腕をぎゅっと抱き締め、肩甲骨に顔を埋める柴崎に手塚は動揺する。
「あーはっはっはっ…大丈夫堂上?」
「……っ…」
小牧は目に涙を浮かべながら肘をついて崩れ落ちた堂上の腰を叩いている、何かを落とそうとするように。その間抜けな光景を誰もが指指して笑った。その一角でまた別の二人組が淡い桃色の雰囲気をかもし出しているのにも気付かず。
「…おい、柴崎」
「…待って、あと少し……あと少し経ったら笠原に…どこっ…蹴り上げたか説明しがてら慰めにいくから…っ」
説明しがてら…説明するのが優先か。大事な人の大事な所を蹴り上げてしまった郁の反応を見て更に笑うつもりなのだろう。
「だから、あと少し」
肩の震えを抑え、手塚の肩に頬を摺り寄せてそう呟く柴崎に、手塚は無理やり引き剥がす理由をなくしてしまった。
「あと少しだぞ」
「うん、あと少し」
END.
GJ!
笠原ヒドスwww
押さえ込みにいこうとして足を組まれた場合
1 相手の太ももの付け根にある筋肉の隙間に親指を突っ込み、激痛でひるんだところを一気に抜く
2 足に注意を向けてるスキに、腕を取って関節技の腕絡みで決める
というやり方があります
逆に押さえ込まれそうになっている方は
・足が抜ける瞬間に体を返して一気に逆転
というやり方があります
まぁ何が言いたいかというと
柔道に金的蹴りはありませんっ!
GJ!!!!!!!
さりげない手柴がイイ!!
>>98 ほとんどの格闘技が金的を禁止している件
堂上教官は相変わらず不幸カワイイなぁww
郁ひでえ!
堂上と郁っていつも楽しそうだな。
つか特殊部隊って職場としてスゲー楽しそうだな。
手塚って童貞だったのかな?
全くないってわけじゃないだろうけど、経験値は低そうだと思う。
>>94 腹抱えた! 激しくGJ!!
いいねいいね、ほんのり手柴。
手塚は堂上を教官呼びはせんのだが…という野暮はおいておいて、
うんうんGJ!
あぁもう手柴いいよ手柴。
でかい手塚が小柄な柴崎を抱き寄せるとかもう…
絵面思い浮かべるだけで萌え死ぬww
身長や体格の差が大きいカプって何か好きだ。
手塚180p・柴崎158p
何ともたまらん標高差ではないか
手塚ってたいして好きじゃなかった相手となら経験ありそう。
柴崎も大事に扱われた事ないみたいだし。
この2人の初合体時には手塚はちっちゃくて華奢な柴崎を壊れないように扱うだろうし、
柴崎は大事にされて初めて昇天するんじゃないかと。
職人さんおねがいします。
最後の方、手塚と柴崎が名前で呼び合っていたのがとても新鮮だった。
実は初Hよりも互いを名前呼びするまでがハードル高かったりして
朝帰りの会話
「あ、あさ、〜〜朝マックでも食って帰るか?」
「ひ……ひか(皮下)脂肪増えるからパス!」
ここでマジで初夜が初夜だ説をおしてみる。
ありえないとも思うが柴崎のあの硬さ具合を見るとそれもあり?
手塚も積極的に誘えないだろうし結婚するまではとか言いそうだ
ごめん、手塚
俺、君の嫁が絶対絶命だったときに下半身もぞもぞさせてたよorz
今までだってああいうシチュエーションのある作品で似たような経験は何回かあるけど
今回ほど罪悪感とか自己嫌悪に陥ることもそうそうなかった
前スレに投下してくれてた職人さんのサイト
しばらく見ない間に見失ってしまった…
もしかして閉鎖した?
>>前スレに投下してくれてた職人さんのサイト
そんなのがあったの?
み、見たかった…
>>115 鳥付けて人のかな?
だったらちゃんとまだ有るよ。
URL貼る訳にはいかないので根気よく探してみてくれ。
トリ無しの人のもあったはずだけど、
ここでの個人サイトの特定は止めた方が無難だから頑張って探した方がいい
みんなが不幸になりかねないから。
職人さん何か投下お願いします
先日図書館戦争シリーズを全部読んで初カキコ。
別冊がハートとダイヤだったんで、スペードとクラブも期待!
と勝手に思ってたんだけど、もう終わりなの?
「これにて幕引き!」だからねえ…………ヤバイ、今思い返して泣けてきた
もう郁や堂上や柴崎や手塚には会えないのか……
増刊図書館戦争に期待してます
>>113は自分も見れなかった。
>>34も404になっちゃうんだよね。
遅ればせながら、wiki編纂して下さってるみなさん乙です。
自分も
>>113見損ねたんだが再うpしてもらえないものか
今更ながら、弓版単行本2巻の帯の堂上は、これからエロいことしようとしてるとしか思えん。
疑似レイプとか鬼畜プレイ系を。
「いい子だ、喋るな」……か
きっと結婚後の夜の生活ではこの台詞を多用しているに違いあるまいて
逆に「もっと 聞かせろ」だと思います
ララ版はやっぱ恋愛色が強いね。だがそこがいい。
頭がフットーしそうなプレイでしゃべるなとか。
>>128 最初ビジュアルだけ見たときはちょっとオネエ系すぎて苦手かなって思ったんだけどなあ、ララ版
けど実際漫画になったら可愛すぎてニヤニヤしてしまった
でもまあ、絵で言えば電撃のが好きだが……電撃は柴崎さんが美人過ぎる
電撃の柴崎さんはなぁ、髪がなぁ…
是非ともベタ塗りしていただきたい!!
俺も絵は電撃のが好きかな
弓先生がネーム書いてふる鳥先生がペン入れするのが理想。
すみませんかなり失礼な事言いました。
>133
気持ちは分かる
ところで電撃版の2巻はいつでるの?
まだ1巻収録分から本誌で1話しかやってなくない?
連載始まったの自体が弓版より遅いからしょうがないんだけど……ソレよりも休載の多さをなんとかしてほしい
毎月楽しみにしているというのに……
本誌は買ってないからわからないんだけど、電撃版てそんなに休載してるの?
作者忙しいのかな。連載かけもちしてる訳ではないよね。
まぁ、夏だし、な
オレは元漫画編集者なんだが、
あのテの作家(イラスト綺麗めの同人出身)は驚くほど遅筆。
(中にはカラーイラスト1枚に1か月かかる人もいた)
ごめん、同人出身作家を差別するつもりはないんだけど、
ああいうタイプの絵の人って遅い人が多かったんだよね…(遠い目)
もちろん絵が綺麗で早い人もたくさんいるんだけど。
140 :
sage:2008/08/18(月) 14:25:55 ID:L8MYxWhj
別冊読む前にちょっと妄想してた内容を投下。
別冊Uネタバレあります・・・
反対側の歩道で、知った顔を見つけた柴崎は隣にいた手塚そっちのけで友人へと駆け寄る。
デート中に旦那ほったらかしかよ。という手塚の意義も聞かず柴崎は友人、笠原郁に声を掛けた。
「笠原?」
郁がゆっくりと振り向く。
柴崎と手塚の姿を認めて、思わず郁は柴崎に抱きついた。
「柴崎〜〜〜〜〜。」
「ちょっともうどうしたのよ。」
そういいながらも、柴崎の手は優しく郁の背中に添えられている。
郁は何も答えず、ただギュッと柴崎に抱きつくだけだった。
見かねた手塚が、近くの喫茶店にでも入らないか、と柴崎に声をかけた。
「はぁ!?妊娠?」
思わず手塚夫妻の声が重なった。
「うん。」
こくりと郁が頷く。
「・・・で?」
「・・・え?」
「それで、何が不満かって聞いてんの。」
少し乗り出して柴崎が郁に問う。
「別に不満はないよ?だって、あたしと篤さんの子供だもん・・・。けど・・・」
「けど?」
「・・・妊娠したってことは、あたしのお腹に新しい命があるってことで、つまり・・・」
「図書特殊部隊から一時的にでも離れるのが不安?」
柴崎が的確に郁が思っていたことを言葉にする。
今まで懸命に堪えていた涙が、郁の瞳から堰を切ったように溢れ出した。
「・・・不安に、ならないわけない!だってあたしみんなより図書館作業できないけど、その分図書特殊部隊でしかできないような仕事で本を守りたかったのに!」
「だから、お前は俺とお前の子供を下ろすのか。」
はっとして振り向くと、肩で息をしている堂上が郁を見下ろしていた。
「な、んで・・・篤さんが」
「あたしがさっき連絡しておいたのよ。」
柴崎が手に持っているケータイを振って示す。
「図書特殊部隊が出産後の女1人を受け入れないような部隊なわけないだろう!図書特殊部隊を、俺たちをなめるなっ!!」
堂上の怒声が響く。
先ほどとは意味の違う大粒の涙をぼろぼろと流す郁を抱きしめ、堂上は呟く。
「なんで、俺に先に言ってくれなかったんだ。かなり傷ついたんだからな。」
「ごめ、なさっ・・・ありがとう」
堂上に抱きつき泣きながら、柴崎が以前言っていたことを、ふっと思い出した。
いいなぁ
あたしもそんなふうに幸せになりたいなぁ
あぁ。あたし、本当に幸せだ。
end.
sageの記入するとこ間っ違えたー/(^o^)\
orz
ぶっちゃけ別冊Uでる前にウチのおかんと、もし郁に子供が出来たら・・・という話をしていて、
妄想・・・てか想像?がふたつできたんですけども^^(笑)
上の話はおかんと話をする前に1人でニヨニヨしながら考えたものですw
ちなみにおかんいわく、郁は絶対にお腹に子供がいることを忘れて堂上教官に怒られる。だそうです。
走るな!
無理をするな!
重いものを持つなーーーーーー!!!
お粗末さまでした。
>>140 乙!
こっちは空の中の光稀の妊娠話想像中
よーし今から別冊2を立ち読みしてきちゃうぞー
立ち読みって・・・
146 :
投下します:2008/08/18(月) 20:46:23 ID:i8tuJQPk
別冊2を燃料に。
手塚が食堂に行くと、すでに柴崎が座って朝食をとっていた。
いつもは手塚の方がはやい。
以前は、朝も夕も周りを女子で固めて隙なく食事をしていた柴崎だが、手塚と気持ちを通わせてからは、一人で食堂に現れるようになっている。
朝ご飯ぐらいは一緒に食べたいわ、と言ってくれたのが手塚にはうれしい。
ただ、寮生全員に2人が付き合っていると宣言しているわけではないので、柴崎の周りにできた隙に乗じる奴がいるのだ。今日のように。
柴崎の右側に、見たような見たことが無いような男が座って、しきりに柴崎に話しかけ、一人で盛り上がっている。
たったそれだけのことなのに、朝からなんだか落ち着かない。
柴崎が興味なさそうにプレートの魚を捏ねまわしながら、遠くのテレビを見ているのがせめてもの救いだ。
洋食プレートを受け取ると、折りよく新入隊の女子の群れが柴崎の前から大量にいなくなった。
そのまま、彼女の目の前に座る。
腰を掛けてから、後からくる柴崎がいつも隣に座るのがなぜか、判った。
テーブルは思った以上に広くて、正面だと遠い・・・
「おはよう。」動揺を表に出さないように抑制できたほうだと、我ながら思う。
柴崎が真直ぐ見返して、にっこりと笑う。「おはよう。」
「朝から迫力のある声出してんじゃないわよ。隣の人がびびるじゃない。」
そういう柴崎のほうが声がするどい。
くるのが、おそい。・・・と言われているのだろうな。
男はきょとん、としている。
察しの悪い奴。怒ってる柴崎のトーンがわかんないのか。現に、隣の女子はいごこちが悪くなったのか、柴崎さんお先に、と言って席を立った。
特殊部隊の手塚だ、所属は?と手を出せば相手が逃げだすのは判っている。
でも、柴崎の手の上で踊らされているようで癪に障る。
でも、口では勝てないことは・・・十二分に知ってる。
「よこせ」
身を乗り出して、柴崎がこねくり回していた和食プレートを奪う。
そのまま食べかけの原型がなくなりつつある魚を口に放り込んだ。
「もったいないから、俺が食べる。」
一瞬、食堂の時間が止まったように思えたのは気のせいじゃないだろう。
ぽかんとした柴崎の顔なんか、久しぶりだ。一本、取ったことになるか?
「・・・笠原みたいな事を言わないでよ」
ほおをぷうっと膨らませてはいるが、機嫌は直ったようだ。
「かわりにこれ頂戴」
柴崎が身をのりだして、手塚のプレートから朝食ヨーグルトを手に取る。
引き際に、するり、と顎の下を撫でられた。
「・・・っな」
「剃り残してるわよ。ココ」
完全にフリーズした食堂。
「プレート、一緒に帰しておいてね」
耳まで真っ赤になった手塚にひらひらと手を振って、鮮やかに柴崎は退場した。
しん、とした食堂は遠くの方から普段の喧騒を取り戻していく。
右後方からの押し殺したような笑い声は上官の小牧に違いない。
こ の 状 態 で、俺 を 残 し て い く か ぁ ー ! !
ココロの叫びは口から飛び出すことは無く。
せめて、何事も無かったように平然とプレートを片付けて食堂を出るしか、手塚にはできなかった。
「なんかの映画みたいだったって?」
郁の問いかけに、にっこりと柴崎が返す。「何のことかしら」
「小牧話ではコメディ映画だったのに、今後方支援へ行ってきたらラブロマンス映画になってた。」
うふふ、と笑って柴崎が身を翻す。
「ちょっと、焦らさないで教えてよぉ」
「業務中ですから〜」
軽やかな足取りと輝く笑顔につられて、郁も笑顔になる。
「ま、いっか。柴崎うれしそうだもん」
「業務中!」がつん、と郁に元教官からゲンコツが入った。
151 :
ある朝:2008/08/18(月) 20:53:19 ID:i8tuJQPk
おしまい。
さすがに立ち読みはしなかったけど2時間かけて座り読んで来た。
手塚×柴崎(;´Д`)ハァハァ
エロなし小ネタで郁と同期。会話のみ。
まだU読んでないからつじつま合わない所あったらごめん、大目に見て下さい。
「ああーもうあたし堂上郁かー。なんか変な感じ」
「俺もだ。何となく腹立たしい」
「ごめんねあんたから大好きな教官取っちゃって」
「ケンカ売ってんのか?」
「やだなあ、冗談よー。とにかくこれからもよろしく」
「……ああ」
「笠原ー、……と、もう笠原じゃないんだったわね」
「別にいいよ、あたしだってまだ慣れてないしそのままで」
「だーめーよ。ちょうどいいわ、名前で呼んでもいいわよね」
「えっ!」
「さっさと食堂行きましょ、郁」
「わー何か嬉しい! いいねーこれ」
「単純ねえ」
「あたしも名前で呼んでいい?」
「好きにすれば?」
「おいかさは、……じゃなくて」
「あれ手塚なんか喋るの久しぶりだね」
「……ど、どう……」
「何?」
「だめだ俺には呼び捨てにするなんてできない」
「あんたそれで最近あたしの事避けてたのか!」
「悪いか。どう呼ぶべきか悩んでたんだよ」
「ばーかーだー」
「うるさい」
相手は郁とはいえ手塚は憧れの教官の苗字を呼び捨てにできなそうだなと思って。
遅くなりましたが三本もの投下、乙です。
どれも可愛くてなごみました。
>>143 空のSS、待ってます。
何だこの萌えラッシュは
俺を萌え殺す気か
手塚「元・笠原と呼んでみるか……」
157 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:42:45 ID:m0A8GQQ0
新・堂上とかどうだろう。
堂上二世とか
堂上。 とか?
帰ってきた堂上
まあ、階級で呼び分けだろうな
堂上♂
オリンピックの女子陸上選手…特に跳躍系競技の人を見てると
「あぁ笠原もこんな感じの体型なのか」と妄想してしまう
引き締まった体に割れた腹筋がたまらんハァハァ
165 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 23:08:32 ID:8F4rL2FX
ところで、あの夫婦、家の中ではお姫様抱っこしてるじゃん。
堂上はやっぱ天然王子様だよね。
もう膝ついて手の甲にキスとかすればいいんじゃないかな。
厳密に言ったら騎士のすることだけど
166 :
sage:2008/08/19(火) 23:29:32 ID:8F4rL2FX
ごめん。
↑書いといてなんですが、恥ずかしすぎた。
脳が煮える。
スルーよろしく。
>>166 頭がフットーしてるんですね。わかります。
>>166 むしろ脳みそから中身がこぼれてしまえばいい。
図書館戦争を読んでいると、恥ずかしいことがむしろ快感にならないか?
甘ければ甘いほどいいなんて、そんなものがこの世にあるとは思いもしなかったよw
思ったんだけど、小牧×堂上ってあり?
それは小牧×郁ってこと?
>>170 なくはないけど(某サーチでもひっそりと存在してる)
堂上には郁だけ見ていて欲しい。
小牧は毬やんだけ見ていて欲しい。
個人的願望。
小牧×堂上郁の不倫もの?
と思ってしまった。
>>172 個人的に同意。
つーか原作であれだけがっちりラブラブ恋人(夫婦)生活見せられるとなあw
>>169じゃないが激甘が心地よくなってくるw
というか
>>170は板違いだろ う
悪い、
>>174の補足。堂上が郁じゃなくて篤の方を指してる場合の話<板違い
>>171 いや、小牧×篤さん
>>172 うーん、それはもちろんなんだけど・・・。
どっちかっていうと、
堂上×郁前提の小牧×篤さん
というSSができたんだけど、板違いか悩んでたんだよ。
やっぱり板違いだよな。
すいませんでしたorz
801板に行くのが正解かな?
スレあるのかわからないけど。
やっぱUは燃料になりました。
今回エロなしで。次こそ・・・
手塚のシフトによるが、週の2/3ぐらいは朝食を共にとることができる。
食堂の窓際、テーブルの端がいつの間にか2人の指定席になった。
手塚が端から2番目の席に座り、後から柴崎がきて、端に座る。食の細い柴崎が必ず残す朝食を手塚が片付け、2人で食後のコーヒーを飲んで出勤する。
絵に描いたような美男美女の作り出す空間は、そこだけ時間の流れが違うように感じられて、ほかの人間が立ち入る隙などない。
「ついてるわよ」
何気なく、口角を柴崎が触れる。ぞく、と首筋に電流が走った。
「今日のんびりし過ぎちゃった。遅れちゃう。また、後でね。」
屈託なく手を振って、柴崎が席を立つ。
柴崎の食事の後片付けをするのも、手塚の日課になった。
すでに敷かれてると笠原などはからかうが、手塚はちっとも苦に思っていない。
ちなみに女子隊員の評価はかえって高くなっていることを、本人は知らない。
昼休みは、すれ違いになった。
手塚のデスクに、予約していた本の入荷通知が届いており、受け取りに行くことにする。
サラリーマンの休憩時間が終わり、放課後の学生が押し寄せる時間帯までの、一息ついているカウンターに、柴崎の後姿を見つけた。
呼びかけていないのに、絶妙なタイミングで振り向いて、笑いかけてくる。「そろそろ来ると思ってた。」
「・・・この本、読みたかったし」うそだ。顔見たかった。
予約の本を差し出す手が、受け取る手にうっすらと残る傷跡をなでた。
名誉の負傷。
ガラスでスッパリ切ったので、実は何箇所か後が残っている。
「あと、残ったね」
白い指が何度か傷を往復するたび、ゾクゾクと悪寒のような震えが背骨を伝う。
「傷なんか、訓練と実戦でいくらでも増える。」
柴崎に他意はない。無いはず。泳ぐ目線に、制服の襟元から鎖骨が覗きみえて、否応なく惹きつけられる。・・・ヤバイ。顔が熱くなってきた。
「この作家のデビュー作、出しといて」
手塚は手のひらに冷や汗を浮かべて、なんとか目線と話題の向きを変えた。
「上がりで取りに来る?ついでにお買い物に行かない?」
「・・・わかった」
長身の整った容姿の俗に言ういい男が迎えに来て、一番の美人が席を立ち、隙を狙って声を掛けようとしていた何人かが肩を落とす。
この光景が、窓口業務の日常の一コマに組み込まれつつあった。
「終業にカウンターへのお迎え」は業務部の恋する乙女たちの憧れだ。
柴崎と手塚のような雰囲気をかもし出すことはできないので、いまのところ実行するカップルはいない。
恋人のいない後輩たちは、いつかを夢見て頬を染め、二人の背中を見送った。
生活雑貨の買い足して、寮まで遠回り。
ドラッグストアのビニール袋を下げて歩くのはいささか所帯じみているが、2人とも寮生活なのだから仕方が無い。
柴崎の歩調に合わせて歩くと、周りの景色の移り変わりがよく見えるので、手塚には新鮮だった。
信号まちの最中、ふいに手塚の唇に柴崎の指が触れた。「背伸びをしても届かないの」
「っな」動転して言葉が出ない手塚に向かい、うふふ、と笑って柴崎がひらりと身を翻す。
「手塚の、その無防備な顔が好きよ」
応えるタイミングを完全に失って、手塚は赤い顔のまましばらく立ち尽くしていた。
「てーづーかー。そろそろ正気に戻ってよー」
再び戻った赤信号の、そのむこう。愛おしいひとが、手を振っている。
或る宵
運悪く信号待ちの様子を同期に見られていたらしく、入浴中にからかわれた。
「何だあれ、キスのかわりか?」
「二人だけの暗号ってかー?ウラヤマシー」
「なになになんの話?」」
「いいよなー、柴崎さん。きれいで細くって白くって」
「なに言ってんの、お前の彼女もむちむちセクシーでうらやましーよ!」
手塚を離れて盛り上がる話はやがてぜんぜん違う方向にむいていったので、放置する。
柴崎とはまだ、俗に言う深い関係ではない。
正直、そうなりたいのは山々だが、あんな事件のあとだ。
SEXに関連するあらゆる事象が彼女に辛い思いを呼び起こさせ、嫌な気分を味あわせるのではないか。あせらず時間をかけて、と思っているというのに。
彼女が触っていった感触がよみがえる、。
なんで煽るようなことをするかな・・・
・・・違うな、俺が勝手に、自分を煽って追い詰めてるだけだな。
自嘲気味にため息をつきながら、とびきり冷たい水でシャワーを浴びて、浴室をでた。
ふいに思い立って、自販機による。
「なんで、今ここに来るかなぁ」顔を真っ赤にした、柴崎がそこにいた。
慌たからか、ばらばらとコインを落とす。
「なんでって、風呂帰り。柴崎こそ」風呂上りだから、俺は上気しててあたりまえ。自分に言い聞かせながら、小銭を拾って渡す。柴崎の手は、自分と比べるととても小さい。
「罰ゲームなの。みんなの分の買出し」心なしか、語尾が弱い。やましいところのある人間特有の、落ち着かない目線。
「うそつけ。1本分しかコインなかったぞ」
できるだけ、柴崎を見ないように冷たい水のボトルを2本買う。「座れよ」あごで促して共有スペースのソファに腰を下ろした。
「で?」
「・・・偶然よ、ほんとに」
目の前の柴崎は昼間、俺を翻弄していたのとは別人のように、有体にいえば、かわいらしかった。
「・・・風呂上りの濡れ髪なんて、反則」プイ、と横を向く。落とされた照明でも柴崎が耳まで赤いことがわかる。
テーブルを挟んで、向き合っていてよかった。いつもの様に横に座られていたら、まちがいなく理性が飛ぶ。
「おかげでしなくてもいい動揺しちゃったじゃない。損した」
「意味わかんねー。だいだい、そーゆーのは男の台詞だろ!?」
こっちは、一挙一動に動揺しっぱなしだと言うのに。
という言葉は、口に出さないつもりだったのに、口の端から漏れていたらしい。
しまった、と頭をかかえても後の祭り。立場逆転。日がさすように、柴崎の顔から笑みがこぼれる。
「だいたい、お前こそ不用意に人の体にさわんな。」
後に続く言葉が言い訳がましくなるのはしょうがない。
「俺がどれだけ苦労してっ」
「苦労して?」この天使のような悪魔の笑みに俺が勝てるわけもない。
頭を抱えたままで上目遣いで柴崎をにらみつける。「理性を保つのを、楽しんでたろう?柴崎」
柴崎がうふふ、と笑って手を伸ばし、手塚の髪に手を絡める。
ぴりぴりと電流のように流れる刺激に、唇をかんで耐えた。
畜生。このままで、済ますものか。
伸ばされた細い手をつかんで、こっちへ引く。
「いやあん、痛いわ、手塚」
近寄った耳元に、ささやいた。「次の前休日、外泊届けだしとけ」
唖然としている柴崎の唇を奪う。人に見られたってかまうもんか。
結局、柴崎の公休のほうが早く、手塚の休みを合わせることができなかった。お互いの公休を調整できたのは、2週間以上たってから。
柴崎のスキンシップは巧妙に、確実にエスカレートし、手塚は黙ってそれに耐えるしかなかった。
堂上班がその様子を偶然目撃してしまい、小牧は声を押し殺して爆笑し、夫妻は目を見合わせて苦笑したことを付け加えておこう。
なかなか甘くならんもんで。
さーこれからがんばってエロ書きます。
>>143 GJ!こんな手柴が見たかったよ〜!!
柴崎に翻弄されてる手塚の姿は微笑ましいけど
時々形勢逆転した時に見せる男らしさがたまらんです
エロ、正座で待ってますwktk
>>179 GGGGGGJ!!!
エロなしでもどんどん投下してくれ〜!勿論エロも待ってるぜ頑張れwktk
GJすぎる!
もしかして作者本人のご光臨か?
しかし手塚、翻弄されまくっとるやないか…
>>179 GJGJGJGJGJJJJJJ!!! 職人乙!!!
こういう手柴が見たかった!
オレも次の投稿(次だけといわず何度でも)、正座してまってるノシ
やっぱり別冊Uだけじゃもの足りんかったんだ…
手柴のエロ無しです。
人生初作品。酔った勢いで書きました。激しく稚拙ですまそ('A`)
初めて書いてみてわかったけど、職人さんてスゴイネ。んで小説家ってもっと凄いね。
改めて、尊敬します……。
無事結婚式を終えた手塚夫妻が、独身寮から官舎へと引っ越した後の初めての公休日。
麻子の希望で、今日は『一日中家で過ごす』ことになっていた。
つきあい始めてから結婚式までの間が短いこともあり、ゆっくりとした時間を過ごすことは少なかった。
外でのデートはこれまでにもあったから、逆に部屋に籠もりっきりで二人で過ごしたいと言い出したのは麻子だった。
普段から八方美人を取り繕っているだけあって、デート中でも周りの視線が気になるらしい。
人目を気にせず光と一日過ごしたい、と言われると断れるわけは無かった。
いつもより五分ほど早く目が覚めると、普段はゆっくり見られない妻の寝顔を堪能していた。
すっぴんとはいえ非の打ち所のない美しさに見とれていると、麻子は視線に気づいたかのように目を覚ます。
「んーー……おはよ」
「おはよう、麻子」
「なに、寝顔に見とれてたの?」
「ああ、そうだよ」
そうよねー、これだけ綺麗な寝顔なんだから、と軽口を叩いて、麻子は光の胸に顔を擦り付ける。
肩を抱きしめながら髪の毛を撫でると、それだけでお互いの心がほぐれてくる。
いつまでも触っていたいが、さすがにそれで一日を潰すわけにもいかない。
誘惑を振り切って、
「で、今日はどうするんだ?」
「ん? 何も考えてないよ」
「お前なあ、せっかくの休みなのに……」
「何も考えずに光と一緒にいたかったの。ダメ?」
上目遣いで言い放った言葉は、しぐさのかわいらしさと相まって光の心を直撃した。
「……わかったよ」
何を言えばいいのかわからず、とはいえ黙ったままというのも癪だったのでとりあえずOKを出す。
「ということで、まずは結婚後初の二度寝をするから。三十分後に起こしてね」
「おい、二度寝って! しかも五分とかならともかく、三十分てどういうことだよ!」
「せっかくの休みなんだから、三十分くらい二度寝してもいいじゃない。これでも日頃結構疲れてるのよ。誰にも見せない寝顔を見られるんだから、役得と思いなさい」
あ、このまま腕枕してね、と言うと、あっという間に寝息が聞こえてくる。
全く我が儘なんだから、と思いつつも、自分だけに我が儘をぶつけてくれるのは甘えゆえとわかっているだけに怒れない。
わずかな時間でも麻子と同じ夢を見たい、と腰に手を回して軽く口づけすると光も目を閉じた。
四時間後。
三十分後に起こすはずが一緒に寝てしまい、起こさなかった罰としてブランチを作らされる光の姿があった。
「一緒に寝てたんだから、俺だけが作るってのは不平等じゃないか?」
「私は光が作ったご飯が食べたいの」
ニッコリと笑って言われると、何も言い返せない。
やれやれ、と思いつつ、コイツになら敷かれてもいいかと思う光だった。
801板(ラノベ総合スレ)見てきたけど、情報交換ばっかで創作はなさそうだったなあ
orz
>>192 GJ!!!
もう酔った勢いで書けるならどんどん酔ってくれ!でもスポーツドリンクは飲むなよ!
>>193 ブログなりサイトなり作れば良いんじゃね?
ここに投下されても困る
百合はOKだったのに?
注意書きとNGワード指定があれば読み手が判断できるんじゃない?
そう言えば百合もあったな…
BLって縁がなかったからちょっと身構えてしまった、すまん
>>193 注意書きとNGワード指定での投下なら良いのかな
ちょっと読んでみたい気もしてきた
>>192 GJ!!
普段敷かれてる分手塚には夜頑張って欲しいw
あと夜じゃなくても時々は先制攻撃で柴崎に反撃して欲しいw
>>186のエロも正座で待ってる
BLは注意書きとNGワードがあるなら気にしないよ
別にBLもいいんじゃね?
教官ズがboyかどうかは置いといて
腐女子の人がどんな妄想してるかも興味あるし
スルーしやすいように、txt形式でどっかにアップしてリンクを貼ったほうがいいんじゃないか。
因みに801板では作品投下用にビデオ棚スレってのがあるけど空気か独特だから
(悪い意味でなく、半虹・エロパロのように板が細分化されてないが故にローカル
ルールが多い)結構面倒くさいかもな。
200 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:11:25 ID:AGDrrGj5
BLは有っても良いと思うよ。
エロパロ板なのにエロなしがUPされるくらいだからね。
注意書きさえきちんとしてれば、問題ないでしょ。 >BL問題
801は板違いだよ。基本的には男性エロ板だから百合はおけなんだが。
ローカルルールは守ろうよ。
数字板の問題は「SS投下用の板」ではないというところなんだよな。
ちなみにエロパロにおいては、ローカルルール上では「BLダメ」とは
明文化はされてない。慣習的にダメーってなってるけどね。
あと真の意味で平等を期すなら、本当は
エロパロ板、数字パロ板、百合パロ板の3つがあったほうがいいんだわなw
で、俺達が大活躍するSSはいつ投下されるんだ?
先日の悪質著作権侵害作品展ではとんだ期待はずれだったしな。
早く執筆して社会の品格を守り続ける俺達を満足させろよ。
>>204 オマイラの職場、色気無いじゃんw
せいぜいBLのネタにしかならんなぁ
801板に専用スレができたとしてもあまり投下がなさそうな気がする。
ここじゃダメなのかな?
1に注意書きの旨書かれてることだし。
ちなみに今のところ問題なし5票、板違い1票。
自分はここでもいいと思ってる。
207 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:00:50 ID:Zc9GpmTW
まあ板違いだわな
板のローカルルールではBLの明記はされてないし、スレによりけりってところだよね。
百合も駄目なところもあるし、オールオッケーのところもあるし。
無難な線ならアップローダーにリンクとかが最初はいいんじゃないかと思うけど……。
内容見て、これならっていう方法もあると思う。
本気のBLじゃなくて、ネタ程度のBLとかはどうなんだろ。
郁がその手の読んで変に意識しちゃったりとかアリガチだが自分は好きなんだが。
別冊Iで郁は何故か小牧や手塚と女の子度を競ってるんだよな……。
>>203の意見が妥当じゃないか?
数字板はSS投下の板じゃないし、慣習でBLがダメとか言われてるだけで明確なルール違反とは言えないんだから
ただ数字板にSS投下のスレがあるなら、そこに投下してリンクだけこっちに張るという手もあるな
オレはこのスレでも問題なし、に一票
でも読むかどうかはわからんなぁ〜
801はスカや寝取られの様な特殊嗜好に通じる……というのは偏見だろうか?
だから見たくない人は回避できるようにして注意書きつければおkってことだろ
俺やおいとかは見たくないけどこのスレから消えろとかは言わんよ
>>204 「くらえっ、エターナルフォースブリザード!!!はいお前死んだー!!!!」
「はぁー!?ふざけんなよ!じゃあオレ邪気眼発動するし!お前オレに操られて自分攻撃して死ぬんな!」
昨今の日本では、道を歩いていると実に物騒な言葉が聞こえてくる。それも子供の口からだ。
先程二人の少年――小学校半ばくらいだろうか――が言い争っていたなにやらよくわからない単語は、最近流行りのライトノベルに登場する技らしい。
一度その技を使えばたちまち敵は死に至る。そしてその後主人公は決め台詞を言うのだ。「悪いな、ザコを相手にしてる暇はねえ。オレはあいつを助けないといけないんだ」と。
私はそれを読んだ事はないが、検閲対象図書の概要がまとめられた書類を見る限りろくでもない内容である事は明らかだ。
今日も某書店へ検閲に行く予定が入っている。もちろん例のライトノベルも回収するはずだ。
今日も図書の回収によって未来ある若者達の将来を守ることが出来ると思うと朝から清々しい限りだ。私はこの仕事に誇りを持っている。
待ってなさい、君達の未来は明るいぞ小学生!
おわり
ごめんなさい
うまくできなかった
>>212 いや、なかなか面白い…というか興味深い話だったよ
良化隊員の内面て副隊長の話くらいしか出てないからなぁ
あいつらのモチベーションって、やっぱりこういうところから来てるのかね?
自分的にはあまりBLは好きじゃないので遠慮したいが、
もしこのスレに載せるのであれば、
1、にカップリング+注意書き
名前の所に、CP(堂上ならフルネームもしくは下の名前)を載せてもらえるとありがたい。
だな。
1レス丸ごと注意書きにして欲しい。
別に長ったらしく注意書き書けってんじゃなく、
801注意、カップリング、NGワードで。
BLだらけになる悪寒。
頼むから、外部投下でリンク程度にしてくれ。
折角良スレなのに雰囲気が変わるのは辛い。
百合も数字もエログロも苦手な自分から言わせれば、注意書きさえあれば別に構わない。
自分が触れなければ良いだけだし。
>>216 なるかな?このジャンルでBL活動してる人は凄く少ないと思うが
自分としては
>>217と同意見だ
注意書き、カプ表記、NGワードで投下したらどうか、って意見が多いけど、当人の
>>193はいるの?
219 :
212:2008/08/22(金) 18:44:56 ID:27T9KXLB
空気読まずにごめん。
>>213 エロでもないのにそう言ってもらえると嬉しいです。ありがとう。
エロ書こうとしたけどちょっと無理だったから委員会側の考え方?を想像してみた。
ところでその副隊長ってのはアニメの話…?
BLについては自分も注意書きがあれば大丈夫だと思う。数自体少なそうだし。
>>143 遅レスすぎるけど超期待
なんでもいいけど光稀が妊娠したら何故か高巳の方が胎教その他色々詳しくなりそうな予感
>>220 そっちか、ありがとう。まだ別冊Uは読んでないから分からなかった。
223 :
193:2008/08/22(金) 21:25:04 ID:9U4MjDJM
>>218 すまん
自分は職人じゃなくて、ただの読者なんだ
>>170,176,177を読んで、本人はあっさり引き下がってるのに、
読んでみたいと思ってしまったんで、どこに投下してもらえば読めるのか、と
余計なレスしてしまったようだ
>>177にも悪いことをしたかも
とりあえずこの話は終わりにしようぜ
よし
じゃあアニキャラ板の笠原スレが落ちた事について語ろうか
てか落ちるの何度目だよ…orz
少女漫画板のも落ちちゃったし、本スレは荒れ気味だし。
一番ここが居心地いいなあw
昨日発売のLaLaでいろいろ図書館戦争情報が載ってたんだけど、
DVD2巻につく小説ブックレットの表紙が
ぐでーっとなった柴崎をおぶって歩く手塚
だった…
手柴好きを悶え殺す気かorz
ごめん、スレ違いだけど、つい居心地がよくて書いてしまったよ。
これが燃料になってまた職人さん降臨してくれないかなと期待してる。
うおおお
絶対堂上むらむらしてんな
>>231 最初の一分ほど、柴崎(白いズボンに青い上着)が手塚を背負ってる風に見えてワケワカランかった
てかこの小説、DVD買わないと読めないのかな。
文庫化されたときに含んでくれたらいいけど……。
そりゃいつかは本になると思うよ
たとえば図書館戦争シリーズ文庫化でまとめて別冊3にするとか
ただ、今のペースで文庫化だとするとあと5年くらいかかりそうな気もするけどね
あとそんなに簡単に本になるならDVDの販促にならないし時間はかかると思う
もしくは5巻まで出てしばらくしたら中古が出回る可能性もあるのでそれに賭けるとか
そしたら少しは安く買えるんじゃない?
我慢が苦手な自分はDVD購入組
自分も小説目当てでで買ってるから、むしろDVDの方が特典に見えてしまう…
いい商売してやがんな…(涙)
236 :
230:2008/08/23(土) 19:07:16 ID:/glesr/Z
あ、書き込み忘れたけど
>>231、画像トンクス!
発売が楽しみだ。もちろん職人さんの投下も正座して待ってる。
DVD2巻書き下ろし短編「プリティ・ドリンカー」
「昨日の外出帰り、突然痴女に襲われた」
手塚の噂は基地中に広がり、柴崎はーー。
今回は手塚のプライベートが描かれる!?
電撃の缶詰8月号より、あらすじ
>>235 俺は最初からDVD目当てだけだったから、思わぬ特典にニヤニヤ
>>233 最初普通に見えてたのに柴崎が手塚背負ってるようにしか見えなくなっただろうがww
首から下が入れ替わってる状態だからカオスすぎて直視できんw有り得ないシチュにも程があるw
年末の忘年会でうっかり日本酒のポカリ割りを飲んでしまって強要された女装を普段なら絶対にやらないけど酔いに任せてやりました
っていうのが
>>233のせいで頭を駆け巡ったんだけども。翌朝大後悔の嵐。
それにしても柴崎は力持ちで手塚は華奢ですね!
いやー、正直断わりがあったとしてもちょっと・・・
ここは住み分けしてほしい。頼む
ごめん誤爆orz
ブックレット表紙が燃料になったんで生涯発SS投下。
手塚と郁がランチのトレーを持って食堂の空席を探していると、同期の男たちの会話が漏れ聞こえてきた。
「柴崎さんが手塚とはなぁー」
「手塚も女っ毛ないと思ってたがまさか柴崎さん狙いだったとは」
付き合い始めてからというものの、やっかみは聞き飽きている。今回も聞こえないふりをして通り過ぎようとした手塚と郁に、次の言葉が飛び込んできた。
「あのスリーサイズのボディが拝めるのか・・・くそー!羨ましい!」
あのスリーサイズ、というのは、士長以下に流出したあのアイコラ写真に書いてあったもののことだろう。
てめぇー!とトレーを放り出して殴りかかりそうになった郁を手塚が片手で制した。
「バカか。ここで騒ぎを起こすことが柴崎をまた傷つけるんだぞ」
郁の権幕で2人の存在に気づいてアワアワする男性隊員たちに向って手塚が歩み寄った。
没収したとはいえ、血気盛んな男たちにあの写真を忘れろ、柴崎の裸を想像するなというのは正直ムリな話だろう。
忘れさせることが不可能なのであれば、その記憶の価値を下げるしかない。
手塚は意を決して隊員たちに向かい、できるだけぶっきらぼうに聞こえるようにと口を開いた。
「下らん合成写真にうつつを抜かすのも滑稽だな。本物はあの写真ほど酷くない」
自分のセリフの大胆さに自分で固まる手塚の後ろで、郁がたたみかけた。
「あーそうだよね。柴崎あの写真よりずっと綺麗。」
郁に天然の追い打ちをかけられて、男性隊員たちの毒気は完全抜かれていた。
「笠原からきいたけど、私のことかばってくれたんだってー?」
終業後にかかってきた柴崎からの電話の用件は、もちろん昼時の騒動のことだった。
「笠原にアンタたちいつのまにそんな関係に!?なにかあったら教えてよって言ってあったじゃないのー!って怒られたわよー。まさかまだなにもしてませんなんて言えなくて・・」
「ちょっと待て、お前らそういう話は筒抜けなのか?」
「女なんてそういうもんよー」
あっけらかんと言われて手塚は頭をかかえた。
男女関係のトラウマの多い柴崎を大切に扱いたい。その一心でまだ何もしていないということを、よりにもよって一番知られたくない人物に知られてしまったとは・・・「それで、電話の用件は何だ?」
「そんなおっかない声出さないでよ〜。感謝してるんだから。で、さっきの続きなんだけど、まさかまだ何もしてませんなんて言えなくて、しょうがないから昨日書庫でしちゃったことにしといたから」
「!!!お前!!バカか!?」
「バカとはなによー。話をあわせてあげたんだから感謝してよねー。でさー、笠原に根掘り葉掘り聞かれて詳しく答えられなかったから、続きは今度って言ってあるのね。私としても報告義務を怠りたくないから、これから書庫に出てきてよ。」
「お前、ほんと何言って??」
「あ、嫌ならいいのよー。私いまちょうど書庫にいてさー、ほかに誰もいないからと思ったんだけど。じゃあ笠原にゴメンさっきの嘘って言うしかないわね。」
「わかったわかった!すぐそっち行くから待ってろ」
電話を切って上着を羽織りながら、また今回も先手を打たれた、と苦笑いした。
初SS、GJ!
GJ!郁の天然発言に吹いたw
柴崎、書庫でだなんて大胆だなー。うっかり見栄張ってぽろっと言っちゃったんだろうかw
>>243-244 GJ!面白かったw
原作ではシリアスパートだったのに、ラブコメのコメディ分が多くていいww
GJGJ!!
この頃手柴続いて嬉しい!
2人で過ごす夜のおはなし。ちょい長くなってしまいました。
よろしくお付き合いください。
>>243 GJ!がんがん書いちゃってください!
定時に仕事が終わり、私服に着替える。
仕立のよい、柔らかい素材のワンピース。この日のために選び抜いた勝負下着は極上の絹だ。
「・・・セオリーよね」
一泊のお泊りセットを持って、駅へ向かう。早上がりだった手塚が、オープンカフェで自分を待っているはずだ。
いた。
整った顔立ちに、鍛えぬいた身体。コーヒーを片手に本に集中している手塚は、かなり目立つ。
ちらちらと、視線を送る女性がいることに気がつかないのか、気がついていても無視しているのか。
そっと後ろから近づこうとしたが、気配を察したのか手塚が顔を上げた。
眩しいものを見るように、目を細める。「おつかれ」読んでいた文庫にブックマークをはさみ、ビジネスバッグの外ポケットに丁寧にしまう。
「移動に時間がかかるんだ。急がせて悪いけど、行こう。」
立ち上がり際に柴崎の手荷物をとってくれる。・・・スマートだわ。
唐突に、堂上夫の見舞いに行ったときの光景がよみがえった。人に歩調を合わすなんてしたことない人だったのに。
ふふ、と笑う柴崎に、2人分の切符を取り出しつつ手塚が怪訝な顔をする。「なに?」
「手塚も大人になったなぁ、と思って」
照れ隠しに、手塚の腕に自分の手を絡めた。
基地から電車をのりかえつつ、2時間弱かかって2人が到着したのは、北鎌倉だった。
駅前のレストランバーでおそい夕食をすませ、ここからは、タクシーだ。
柴崎は観光で鎌倉を訪れたことはあるといっていたが、まったく土地勘はなさそうだ。
手塚は手馴れた手つきで、カードキーと暗証番号を入力し、柴崎を案内する。
「ねぇ、ちょっと。これ、普通の分譲マンションじゃない?」
不審顔の柴崎は、エレベーターに乗るのを躊躇している様子だ。
「親戚の持ち物なんだけど、今マレーに駐在中で。」手を差し出して引き寄せる。
ポカンとしている柴崎がかわいらしくて、キスをしたい。・・・セキュリティカメラで中継されてちゃできないな。
「ときどき空気の入れ替えにきてるんだよ」
勢いで外泊宣言をしたものの、どうすればいいのか正直相当頭を悩ませた。
柴崎を喜ばせるにはどうすればいいか。
ねらいは、外れなかった、と思う。
招き入れたリビングの、突き当たりに見える夜の海に柴崎がベランダで声を上げている。
「うわぁ、すごいね、すごい眺めだね、手塚!」輝く瞳と満面の笑み。
窓という窓をあけ、電灯や家電の機能を一通りチェックして、リビングにもどるとまだ、柴崎はベランダにいた。
手すりに寄りかかり海風に髪をなぶらせている後姿をそっと抱きしめた。
どちらからともなく、唇をあわす。
唇を離すと、少し気まずい間があいた。
手塚の胸元に頭をあてる。「首がいたいわ。精一杯伸ばさないと届かないから」
「俺も。あちこち折りたたまないと、とどかない」目を合わせて、くすくすと笑う。
「・・・シャワー使う?」手塚の声が、湿り気を帯びて耳に届く。
ソファでくつろぐ手塚の後姿を、ちょっとだけ、恨めしげににらんだ。
実は、鎌倉へ行くと聞いてリゾートホテルか老舗旅館に泊まると思い込んでいた。
浴衣常備と思っていたので、夜着など持ってきていない。
初めて抱き合うと言うのに。
全裸にタオル・・・手馴れているみたいで絶対やだ。かといって、ワンピースを着直して出るのは不自然だ。
・・・これじゃあ、笠原とレベル変わらないわ。
浴室で途方にくれていると、ノックの音がした。「大丈夫?」引き戸は開けずに、手塚が声を掛けてきた。
「ホテルじゃないなら、先に言ってよ・・・こんなときなのに着るものがないなんて、間抜けにもほどがあるわ」
扉の向こうで、手塚が声を上げてわらう。
「笠原と同じレベルってことに気がついて、目の前真っ暗よ」自分も可笑しくなってきて、声を合わせて笑った。
手塚の気配がいったん消えて、戻ってくると、細く引き戸が開けられて、Tシャツが差し出された。
「ないよりマシ、だろ?」素直に受け取って、かぶる。
やっと、浴室から出てきた柴崎をみて、おもわず半身引いてしまった。一言で言うと、扇情的。
実際何サイズ違うのか半そでシャツと言うのに肘まで隠れてしまっているし、襟ぐりは大きすぎて、鎖骨が完全に出てしまっている。
テニスのスコートぐらいのすそから細く白い足がすっきりと伸びる。
タオルに包まれた頭はたぶん、バツの悪さを隠すためだ。
「・・・ありがと」そそくさと手塚の前を通り過ぎてリビングのローソファに座り込んで、ひざを抱えるさまも可愛らしいじゃないか。
手早くシャワーを浴びて出ると、柴崎は同じ格好で窓の外を眺めていた。
くしゃくしゃと頭を撫でてから、腕をつかんでローソファの上に立たせると、二人の背丈はほぼ同じになった。
「これなら、首が痛くならない」
まだちょっと、むくれた顔に手を添えて、キスをする。最初は唇を合わせるだけ。歯列を割り、より深く。
柴崎の二の腕が、するりと首に巻きついてきた。細くて、柔らかい感触。
細い背中に手をまわすと、ぬれた髪の感触が手にまとわり付いてきた。
「・・・ん」少し、身をよじって唇を離す。柴崎の、下唇が濡れてひかっているのがたまらない。
ひざ裏をかかえて横抱きにし、宝物を運ぶように、寝室へ移動した。
・・・俗に言う、お姫様だっこよね、これ。
なんだかとても恥ずかしくなり、手塚の首にしがみつく。
「じっとしてないと、落ちるよ」手塚の声がつま先まで響き渡って、それは性的な刺激に直結するので、耳まで血が上ってくるのが自分でもわかる。
処女じゃあるまいし、どうしてこんなに動揺しなきゃいけないの!
自分だけ恥ずかしいのは悔しいので、すぐそばにある耳たぶに吸い付く。
反対側の耳も、手でなぞる。「ぁ、こら、柴崎」上ずった声はすごくセクシーで、耳に甘い。
欲望をストレートに感じさせるのに、ちゃんと自制する。
この抑制することを覚えている男をのたがを、はずしてみたい。
首筋へ唇を移す。少し下がると、あのときの傷がある。
すぐ近くにもうひとつ。順番に傷を確かめながら指と唇を這わす。
時折、息を詰めたり、ため息をつく手塚が愛おしい。
いつの間にか、ベッドに下ろされていることに気がついて驚いた。
そおっとTシャツの中に入り込んできた手は大きくて暖かかくて、決して私を傷つけることなく肌の上を移動していく。
こんな風に大事に扱われたことなんか、ない。
泣きたい気分でもう一度手塚の首に手をまわし、引き寄せてキスをする。何度も。
Tシャツを脱がせてしまうと、間接照明の中に上品な光沢の下着に包まれた柴崎の肢体が浮かび上がる。
「明かりを落として」柴崎は恥らって目を合わせようとしない。
肌をいためないように下着を取り払う自信がなくて、指先が震えた。
「いやだ。」ブラジャーを取り外すと、形の整った乳房がまろびでた。
「ちゃんと、見たい。」
なんの刺激も与えていないというのに、先端がつんと立ち上がっているのが見えた。
無意識に隠そうとする柴崎の手をとって、バンザイをするように固定する。
その手首の細さと、自分の身体の中にすっぽりと納まってしまう身体。
全てがやわらかい曲線で構成されていて、想像以上に細くて、白くて、息を呑む。
力加減ひとつで、簡単に壊してしまいそうだ。
「・・・手塚」
かすれた声に視線を顔に移すと、泣き出す寸前のような潤んだ瞳で見つめられていた。
吸い込まれるように唇を貪り、細い腰に手を回した。
触れる柴崎の身体は、どこもかしこも柔らかくて、しっとりと手に馴染む。
おずおずと胸を這う唇や、ゆっくり大腿の内側を撫でる手が、じわじわと私の体温をあげていく。
なんというか、その。・・・気持ちがいいのよ、とっても。
私は今まで性行為で具体的に快感を感じたことはなかったのだと、改めて実感する。
絶えず与えられる電流のような刺激に耐え切れず、吐息が押し出されていく。
足の間に入り込んだ手塚の手が、繊毛を柔らかくかきわけ充血した襞をかきわけて最奥に到達する。
そこは、自分でも分るほど熱く、潤ってしまっている。
あぁ。気持ち・・・いい。
繊細な指の動きに、思わず口にした素直な言葉に手塚の手が止まった。
「やめないで」
上目づかいでこちらの反応をうかがう、その眼差しは子犬のようでいたいけ。
思わず手塚の頭に手をやって引き寄せる。
この人にも私と同じように気持ちがよくなってほしい。
引き締まった背中の筋肉に沿って、指を滑らす。
手が届かなくなるところまで背骨に沿って指を下ろしていくと、肩甲骨の下辺りを通り過ぎたときに手塚の腰がぴくっと動いて、大腿に当たった。
それは昂ぶっている、と分かる感触を残してはなれていき、満ち足りた気分になった。
怒張した自分自身に触れられて、その大胆さと刺激の強さとに慌てた。
形をさぐるように、細い指が行き来する。
「すごいわ、手塚」
ため息のような吐息が胸元に当たる。胸元に吸い付く唇の感触に怒張の勢いが増す。
これ以上触られていたら、呆気なく果てそうだ。そうじゃなくてもいい様に焦らされ続けてきたことだし。
片膝の裏に手を入れて持ち上げる。ぴく、と白い腿が痙攣しているのが目に入った。
身体の下で待ち受ける小柄な身体は体重をかけると壊してしまいそうで、躊躇してしまう。
視線を合わせて、柴崎が微笑む。「大丈夫、案外タフにできてるのよ」
・・・お見通しか。
「手塚が与えてくれるものなら、何でも受け止めるわ。大丈夫よ。」
何があっても、この愛おしいひとに苦痛をあたえることがあってはいけない。
大事にする、と誓ったのだ。
ゆっくりと彼女を損ねることがないよう、ゆっくりと足の間に割り入っていく。
よく潤った泉は、まるで誘うように奥へ奥へと導いてくれる。
「ん・・・あ」
仰け反る柴崎の白いのどに目がくらみ、包み込まれる快楽に全身から汗が噴きだした。
予想以上にきつい。自分の胎内は、手塚のモノでいっぱいに満たされている。
さっき、この手で確かめたとき、実は大きさにたじろいだことは、手塚に黙っておこうと思う。
ゆっくりとコトを進めてくれるのはうれしいのだけど、そのもどかしさとか、恥ずかしさが私の快楽の後押しをしていることに気がついているのかしら。
やっとのことで胎内に手塚を納めて、一息つく。
手塚はすぐには動かずに、感覚がなれるのをまってくれている。やさしさに、泣きたくなる。
もう大丈夫。言葉には出さず、背中にまわした手に力をこめた。
「ちょっとだけ、力ぬいて」
耳をなぶる手塚のかすれ声に、どぎまぎしてしまう。
「そんな風に、しっかり締上げられたら、俺、もたない」
切なげにゆがむ表情と、切羽詰った声。
その時初めて、手塚に余裕がなくなっていることに気がついた。
全身がしっとりと汗にぬれ、目が潤んで光っている。
どうしようもなく欲情して、自分から手塚の腰に、足をからめた。
ゆっくりと、自身を引き抜く。
「ん。・・・・は・・・・ぁ」おしころした吐息が耳に甘い。
柴崎の両足をしっかりと抱えこみ体勢を整えて、もう一度彼女の中に押し入いる。
「あぁっ」
十分に深いところまで入り込み、ゆっくりとしたストロークで動きはじめた。
のけぞる白い肌に唇をよせ、夢中で吸う。
横から果実のような乳房に手をかけると、不自由な体勢で柴崎が身をよじり、その瞬間ひときわ大きな嬌声が上がった。
おもわず動きをとめて彼女の顔を覗き込んだ。
浅い呼吸と濡れた瞳、半開きの唇とむせるような彼女のにおい。
赤く上気した顔は、快楽をはっきりと浮かべていて、たとえようもないくらい美しい。
「じらさないで、お願い」すがり付いてくる柴崎の手が煽るように背中で蠢いた。
リミッターが、振り切れた。
次第に早くなる抽送のペースを、自分で制御できない。
絶え間なく柴崎の唇から漏れ出す吐息が自分の名を呼んでいることを聞き取ったとき、限界が訪れた。
静かな室内に、海風が吹き込む。
夜に冷やされた風は、熱い時間をすごした2人の体をすこしだけ冷まして吹き抜けていった。
すっぽりと手塚の腕の中に包まれているのは、なんて気分がいいのだろう。
初めて身体を重ねたというのに、この満足感は何なの?
わたしは、今までこんな穏やかな愛情を持てるとは思っていなかった。
感謝をこめて、回された手に口付けを落とす。
「柴崎?」
耳に注ぎ込まれる声はあまりに近く、甘い。
「ありがとう、大事にしてくれて、っていうキスよ」
回された手に、力がこめられる。心地よさに、眩暈がする。
ちゃんと、幸せね、わたし。
すうすうと寝息を立てる柴崎の髪をそっと梳く。
いままで、付き合ってきた女性たちに、つくづく申し訳ない。
自分がいかにいい加減な人間関係を結んできたか、よく分かった。
こんな気持ちを持てたのは、この腕の中の人のおかげだ。
感謝したいのは、こっちだ。
室内に吹き込む海風が彼女の体温を奪いはしないか、心配になって立ち上がる。
窓を閉めて、カーテンを引き、再び彼女のいるベッドへ戻る。
起さないように隣に滑り込むと、細い手があたりを探るように動いていた。
引き寄せられるように彼女の手に自分の手を重ねると、するっと腕ごと巻き込まれて再び抱え込む格好になった。
その仕草が幼くて、思わず頬が緩む。
柴崎の寝息に呼吸を合わせていると、幸せな眠りがすぐに訪れた。
おつきあい、ありがとうござました。
あ、リアルタイムだった。
GJとしか申せません。
つーか、自分、手柴好きだわ、としみじみ再確認してしまった。
>>249-262 長編久々な気がする
GGGGGGJでした
そっか…、手塚、大きいんだ…
関係ないが、日付変更線前後のせいか
2種類のIDが混在してるのな
体格差萌え〜
ご馳走さまでした。
こんなに幸せな手柴が読めて嬉しい!
ごちそうさまでしたGJ!!
GJ!(;´Д`)ハァハァ
手柴ばんざーいGJ
愛ある営み、素晴らしい!!
物凄く良かったです。
ありがとうございました!!
そーいや作者的には未来話はNGじゃなかった?
>>270 結婚式は挙げてるんだから
さすがにその頃までには初エチーくらいは終了してんでは
ないかと
と言う意味では未来話ではないじゃんとオモー
未完作品の将来のエピソードがNG。
別冊II(正確には革命で)完結だから平気だろう。少なくとも別冊IIのあとがきでこれにて幕引きみたいなこといってるしな
ありがとん
安心した
おまいさん今になってそんなことを。そんなこと言ったら、ここのスレ全部アレじゃないかw
あのお願いは革命のエピローグのネタが原因だったんだろうなとは思うけど。
275 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:29:44 ID:U74AwUqw
また電撃大王買っちゃた
今月号は休載だろ
コミックス2巻の発売は遠そうだね
279 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 16:46:48 ID:I+HU/S+s
昨日、ようやく別冊2を読み終えたんだが水島にドン引きしてしまった。
こいつでエロパロれる勇者っている?
水島は無理だろ。
安達(だっけ?)と萌なら書ける人はいそうだけど
>>279 ネタとしてなら、手塚想像して一人エッチとか。共犯の奴とか、やりようはあるが
俺は書く意欲が湧かないので駄目だな。
安達の郁との妄想百合とかの方が面白そうだと思ってしまったww
284 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:37:12 ID:I+HU/S+s
もう、中盤くらいから水島が噛んでるなとはみんな思ってたろ。
たださ。手塚の車に乗り込んだところでは、柴崎にやさしくされて良心がとがめて
たんだなと思ったわけよ。
で、あれかよってね。現実のストーカーってのもここまで救いがないもん?
もう、あそこまでいっちゃうと人間じゃないな。
>>284 水島が手塚好きで柴崎に嫉妬
↓
ストーカーに唆されて柴崎の情報流す
↓
私がやりましたごめんなさい
だと思ってたらまさか主犯とは……
毬江はオトナの関係になった後も小牧を「小牧さん」って呼んでると思う?
個人的には「幹久さん」と呼んで欲しい
>>285 主犯の臭いはプンプンしてたよ
別冊でいきなり登場だし
288 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 01:06:47 ID:Vh8I9ElB
え?マリーとミッキーって呼び合ってるはずだけど。
>>288 馬鹿馬鹿!!
上戸に入っちゃったじゃないか
なぜか今瞬時に二人の顔が一昔前の少女漫画タッチに変換された
安達の名前が萌絵
男は吉田
↑
>>282へのレス
マリー&ミッキー呼び、いいなあ
小牧ならやりかねんw
293 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 19:09:26 ID:r2zAHfl4
別冊2で弱みをばらしあいで小牧だけ参加しなかったでしょ。
柴崎あたりにマリー&ミッキーをばらされてうろたえる小牧をきぼん。
>>293 うろたえないと思う
早速、徹底的な報復を開始するに違いない
295 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 21:19:43 ID:r2zAHfl4
柴崎に報復できるとしたらこのひとしかいないか。
ニコ動のMADですっかり堂郁ソングとなったGreeeenの『君想い』が、
NHKの「七瀬ふたたび」の主題歌になるようだ
ニコ厨氏ね
堂上との喧嘩中、わざとヒールの高い靴を履いてささやかな嫌がらせをする郁っていう電波を受信したんだけど上手く形になってくれない。
そもそも郁は他人のコンプレックス刺激するような事しないよね…。
>>298 コンプレックスを刺激というネタなら、学生時代の友人の結婚式とか
フォーマルな格好を必要とする場所でヒールの高い靴穿いて、
心配で迎えにきた堂上に、「いつもと違うなーどうしてだろー?」と全く気付かない
鈍い郁とかはどうかね? もちろん堂上の内心は複雑の極みでww
>>298 すごい萌えた。すごい萌えた。
あれか、故意にやってる訳じゃないから言うに言えないんだな。
いやでも「わざとか貴様!」って頭叩くのもいいな。ちょっと背伸び気味にw
「何がですかー!?」って郁が涙目。
妄想だけは元気なんだ……。
>>298のコンプレックスネタ即興で書いてみた。エロなくてスマン。
きっとこの後にベッドでリターンマッチしてるということにでもしておいてくれ。
それはそれとしてDVD2巻の特典小説の柴崎の破壊力がすさまじい訳だが。
郁に学生時代の友人から結婚式の招待状が届いたのが数か月前のこと。仕事が仕事なので行けるかどうか分からず返事を迷っていた背中を押してくれたのは他ならぬ堂上だった。
行きたいんだろ? 郁の心の内をあっさりと読み取ってくれた。友人に連絡を入れ、ぎりぎりまで返事を待たせてもらい、行けることになった。
礼を述べると、堂上はその代わりに帰る間際に連絡するように言ってきた。その日、堂上班のローテーションは訓練なので何事も起きなければ定時で上がれるはずだ。
明日も仕事だからと二次会で郁は仲間と別れ、新宿駅で堂上にメールを入れた。返事は速攻で戻ってきて、武蔵境まで迎えに来てくれるらしい。
心配症だなぁと郁は思いつつも恋人扱いしてくれることに思わず表情が緩んでしまった。
「教官、迎えに来てくれて有り難うございます」
改札口には既に堂上が待っていてくれた。足早に駆け寄ると、何故かワンテンポ遅れて堂上は相槌をうってきた。
「どうかしましたか?」
「いや、随分めかしこんでいるなと思って」
顎でしゃくる様に郁の髪を指摘してきた堂上に、郁は納得した。今日の郁は自分でも頑張ったと思うぐらいに変身しているからだ。
「これ大変だったですよー。柴崎がしてくれたんですけど、当分は髪の毛いじりたくなくなりましたもん」
前髪を軽く摘まみ、郁は苦笑した。
堂上とのデートの時でもアレンジすることはない郁の髪は、全体的にふんわりとカールを巻き、えり足の部分はピンで巻き込んである。しかも服装は黒のチュールプリーツの膝上ワンピースにコンビストールを羽織っているというオンナノコっぷりだ。
化粧一つで女は化けるというぐらいだから、今の郁の姿に堂上が戸惑うのも無理はない。そもそも郁自身だって自分には甘すぎる服だと思っているのだから。それを着ているのは今日のファッションコーディネーター兼鬼軍曹である柴崎の賜物だ。
いつものように手を繋ぎ、帰路に着く。一歩遅れて歩く郁は堂上の背中を見つつ、教官も可愛いって思ってくれてるといいな、なんて乙女回路フル稼働中だ。
でもいつもと何かが違うような気がするのは気のせいだろうか。何かが引っ掛かるのだが、幾ら考えても郁は思い当たらない。
気のせいかと思いつつ、もうすぐ基地が見えるだろう場所で、堂上の脚がぴたりと止まった。どうかしたのかと首を傾げると、繋いでいた手の指を絡ませてきた。それがキスの前触れであることは郁も分かっている。
嬉しくもやはり恥ずかしくて、いつも俯いてしまう。そして頬に手の平を置かれる。その時を待つように目を瞑ってみたものの──
あれ?
今日に限ってそれがこない。もしかしなくても何かあたししちゃった?! 咄嗟に目を開けると、そこには苦虫を噛み潰した顔をした堂上がまっすぐ自分を見上げていた。
何かがヘンだと気づく前に、
「その高さだと、お前が屈まなきゃキスもできないんだよ! 早く気づけ、このバカ!!」
慌てて郁が腰を屈めると、いつものように唇が触れた。少しだけがさついた郁の好きな堂上の唇だ。ゆっくりと唇が離れると、
「……すまん。八当たりだ」
バツが悪そうに堂上が詫びてきた。
そこでようやく郁は違和感に気づいた。この服に合わせて、いつも履かないようなヒールの高いパンプスを履いたことをすっかり忘れていたのだ。違和感は目線の違いからくるものだったのだとようやく気付いた。
しかしそのことを堂上に詫びるのも違うような気がして、郁はぎゅっと堂上に抱きしめた。言葉にするよりも態度で示した方がいい、そう思ったから。
しかし郁の思いとは裏腹に、いつもより差があるせいで抱きしめると郁の胸元がちょうど堂上の顔の高さになり、堂上は生き地獄を味わう羽目に陥った。
結論→天然は恐ろしい
ぐはぁ
天然最強〜
ごちそうさまでした
305 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 13:48:52 ID:BpBR+7Wb
柴崎は手塚と一緒に官舎に移ったわけだよね。
堂上宅に手塚宅の毎晩の情事がつつぬけってのはどうだろう。
天井にエアダクトが通ってる公団仕様だと、それが牽声管になって離れた部屋の
声がはっきり聞こえることはあるそうだよ。
>>302 別冊2に近い感じだったなw
アニメしか知らない人が読んだら、いつの間に二人の距離がこんなに縮まったんだ?と思うw
GJ!ありがとう(*´д`)
二人とも可愛い!
吐き出した妄想が形になるこの快感w
>>302、
>>306 というより、ある意味別冊2よりラブいと思ったw
「査問後、しばらく経った」時期の話らしいけど、
むしろ革命のエピローグ前くらいじゃないのかと思ったくらいだ…
3回キスの前なのか後なのかが激しく気になった。
なんにせよ、柴崎の破壊力が素晴らしかった…
しかも、弓さん版ではまだ手柴なんてかけらも出てこないから、
この特典小説で一足早く見られてよかった。
特典小説、文庫化されるときに載せてくれるか、「クジラの彼」みたいな短編集で出すか
アニメのファンブックを作ることがあったら載せてほしい
そういえば
>>33タソが作ってくれたwikiあまり貼られてないよね?
折角作ってくれたから貼ってほしい。
自分は携帯だから無理なんだおorz
なんか創作発表板のミリタリー系総合SSスレに図書館戦争のSS投下されてたよ
玄折とかおがかよ(緒形副隊長×竹内加代子)とかの
大人な話も読んでみたいなあ
玄折書いてる。
朝の薄明かりが差す部屋だった。部屋の中央に据えられたシングルベットの
上でシーツにくるまって静かな寝息を立てる折口を玄田は見ていた。寝りに
つく前に半分づつ分け合ったはずのシーツは折口が体に巻きつけて独り占め
してしまっている。目が覚めたのは肌寒さのせいだった。この週貸しのアパ
ートはこの長期出張のために借りたものだ。経費が出るとはいえホテルでボ
ーイの相手をするのは玄田の性にあわず、出張の案件が図書館新設にかかわ
ることでは近くに図書基地もない。そんな玄田の侘び住まいに取材が押して
本社に帰るのが面倒になった折口が押し掛けてきたのは日付もとっくに変わ
った午前三時ごろのこと。この住所は教えてなかったはずだが、折口のこと
だから珍しくもないことで、玄田は驚きもせず迎え入れた。お互いに朝が早
いと分かっていながら、そのまま情事にもつれ込んだ。お互い、嫌って同棲
生活を打ち切ったわけではない。
「結局、あの頃から何も変わっていないか…。」
口の中でついつぶやいてしまった。まるで若い二人が情念をぶつけ合うよう
な交わり方をして、そのまま眠ったのだった。折口を起こさないようにそっ
とベッドを降りてタオルケットを持ち出してまた戻る。少々早いだけでもう
起きだしてもいい時間なのだが、ベッドの上で折口と過ごす朝の穏やかな時
間が惜しかった。腹が冷えないようにタオルケットをかけて折口の寝息を聞
いてるうちに玄田のまぶたが重くなる。寝坊しないように横になったまま眠
りはしないつもりだったが、いけないと思いつつうとうとするほど気持ちの
いい時間はない。目覚まし時計なら仕掛けてあると確認してから玄田は睡魔
の前に折れた。夢を見ていた。夢だと分かるのはこの二十年繰り返し見てき
たからだ。
「一人で赤いちゃんちゃんこ着るようになったら責任とってやる。」
そんな軽口をたたいて振り返りもせず折口との同棲生活の思い出が詰まった
部屋を出た。振り返らなかったのではなく振り返れなかったのだ。背後で折
口が泣いているのは分かっていた。夕暮れの道を図書基地へ向かって歩調を
早くした。
「あなたに人が撃てるわけがない。」
そう折口は言った。たしかに、それを言われれば玄田も心がひるんだ。射撃
訓練の的が人型をしているだけで嫌な気分になったものだ。この時代に図書
館は武力を必要としている。その時代に巡り合わせた男子として恥ずべきこ
とだと自分を叱責してもこれはどうにもならなかった。それでも、図書館の
自由のために血を流そうと覚悟した仲間を玄田は捨てられない。図書隊設立
のため稲峰が払ったものの大きさを知っていながら、その信頼を裏切れなか
った。玄田の頭上で街灯が点った。ふと見上げればその光がキラキラとにじ
んでいた。目の中に涙がいっぱいたまっていたのだ。いつもの夢と違うのは
ここからだった。
「玄田君…、玄田君!」
後ろから追いかけてくる折口の声だった。玄田はその声を振り切るように大
きな歩幅で歩く。振り返れば追いすがってくる折口の姿があるに決まってい
る。振り返るどころか、足を止めるだけで心がくじけそうだった。耐え切れ
ずに玄田が走った。声はそれでも追ってくる。
「ねえ、玄田君ってば!」
裸の折口が玄田の大きな方を揺すって呼び掛けていた。はっと目を覚ました
玄田とその顔を上から覗き込んでいる折口の目がある。ほんの少しの間、混
乱していた様子だった玄田の目が平常に戻った。いかつい顔だが、この目だ
けはくりくりとして可愛らしくいつも優しいと折口は思っている。もっとも
、当人を含めて誰にも言ったことはない。玄田が頭をかきながら体をを起こ
した。
「うなされていたか、起しちまったな…。」
面目ないといった風に玄田が言った。
「いいのよ、もう起きないと始発に間に合わないし。」
折口が玄田のもみあげを指で撫でつけながらいった。うなされていた玄田に
心労がたまっていると心配しているようだった。もっとも、そうしたところ
で、自分の前で弱音を吐いてくれるほど可愛げのある男ではないことくらい
知っている。
「まあ、何か食べる時間くらいあるだろう、サンドイッチでも食って行け。」
言いながら玄田はベッドを下りた。ワンルームだから台所はベッドから見える
。その台所に大きな買い物袋が二つ並んでおいてあった。サンドイッチの材料
なのだろう。
「あのサンドイッチね。」
そう言って折口がくすくすと笑った。同棲時代の玄田が得意だったものだ。
「おう、懐かしいだろ。」
言いながら玄田が丁寧に手を洗う。その後ろ姿をシーツにくるまった折口が
ベッドの上から見る。きれい好きなのは変わってない。同棲時代から風呂は
この男のほうが長かった。おしゃれのセンスは全くないくせに、服装に無関
心な男ではなかった。武骨ながらいつも糊のきいたシャツを着ていたし、ボ
タンが外れかかったブラウスなど羽織って出かけるのは折口のほうだった。
太い指が器用に動いて特製のサンドイッチを作ってゆく。ほんの五分で皿の
上に巨大なサンドイッチが乗せられベッドに運ばれてきた。ハムにチーズ、
その上にレタス、トマト、パンを一枚敷いて、さらにアルファルファ、ピク
ルス、生ハム…。一つで三人前はゆうにある。ずいとつき出された皿の上の
巨大なサンドイッチを軽く潰してから折口はかぶりついた。端に小さなかじ
った跡がついた。皿を返すと玄田は大きな手で楽々とそのサンドイッチをつ
かみ、豪快にかぶりついた。四分の一ほどが一気に玄田の口の中に消えた。
ばりばりと野菜をかみ砕く豪快なそ弱音を聞きながら折口は二口目を齧った。
( ゚∀゚)o彡゚<玄折!玄折!
二人でサンドイッチ食べる姿想像してほのぼのしたw
続きはないのか思わずリロっちまったよ
そ弱音じゃない、咀嚼音。
GJ!!
緒方に続いて、ちゃんちゃんこ着る前に片付いて欲しいなあ
GJ!
ごちそうさまでした。
玄田の目がかわいいには笠原、柴崎とか女性陣は同意してくれそうな気はする
副隊長は放置プレイが長かった分、劇的再会のあと役場へ直行しかねないな。
>>313 GJ!!
サンドイッチ食べたくなった。
>>323 ラストは妊娠した柴崎が稲嶺指令とセクロスする同人か
柴崎黒いw
脱糞まである同人だからな
俺は丸田道場の堂笠のらぶらぶなのが良かった
安達が野外行程でノグソしているのを吉田が覗く。
堂郁の二人がそれを見つけて郁が説教&鉄拳。
吉田が堂上の秘密暴露。実は郁のノグソを覗いていた。
出くわしたのは偶然だったけど、その場で立ち止まって見たのは意図的。
堂上が下士官連中に乗せられて飲んで、酒の勢いで吉田に漏らしたことが判明。
酒の失敗にまた一個エピソード追加。
郁怒りのドロップキック、堂上平謝り。
で、怒っておいて除かれたのがちょとうれしい郁。
で、だれかプリーズ。小学生の作文より上は俺むり。
スカトロはなぁ……
好ましくない人多いだろうから、注意書きとNGワード設定必須だな
いや、覗いてたメインの目的はおケツということで。
野糞を小便に変えればいいじゃん。
小便までぐらいなら皆OKだろ。
個人的にはスカトロマンセーなんだがwww
覗かれたほうの恥ずかしさって重要なファクターがあるからな。
「お前に女を感じるほど飢えてないとか言っておいて!」とか郁が怒るだろう。
でも、実はしっかり女を感じてたところがちょっとうれしいし自信を回復したとか。
>>330 小便でも自分は嫌だ
断り書きがあればスルーするからいいけど
注意書きとNGワードは欲しい
着替えを覗いたことにすれば何の問題もない気がするが、どうだろうか。
酒の席でなんか零して服が濡れたとか、そんな感じで着替えさせれば。
スカトロシーンを着替えシーンに完全置換すれば何も万事解決じゃね?
着替えじゃ「いや〜ん、H!」で済んでしまう。
これが吉田一士だと右フックだろなw
堂上→恥ずかしがる
手塚→(手塚が)ポカーン
小牧→笑って終わり。あとで堂上に報告
吉田→半殺し
こうですか
着替えに遭遇してつい足が止まったなら、郁も怒りながらも理解したろうと思うよ。
特に後半のほうなら、男の生理について造詣も深くなってるし。
安達一士 → やらないか
今日、某局で有川先生のインタビュー番組があるよ
某局とか微妙に不親切なだ、オヒ。
うっ、すみません
ではCMが入らない某地上波局で、どうでしょうか?それか、検閲が一番厳しい局?
>342補足。
トップランナーという番組。
堂上役・前野氏の朗読もあるみたいだよ。
フツーに局と時間と番組名でなんでいけないのかと聞きたいね。
堂上が主役かw面白いかもしれないな
堂上視点で読むと居たたまれない気分になるな。
郁の痒さだけならまだしも、職場でネタにされて晒されたら発狂するわ。
逆に特殊部隊の仲間視点だとツッコミし放題で楽しそうだ。
尻に敷かれっぱなしの新婚手塚。郁にそそのかされて旦那の威厳を取り戻すべく
ガツンとやってやるはずが、柴崎の前に見事に返り討ちとか見たい。
「このライトノベルがすごい!2009」の投票期間中。
有川浩作品で対象となっているのは、以下の4作品(シリーズ)。
・図書館戦争シリーズ(アスキー・メディアワークス)
・空の中(角川文庫)
・ラブコメ今昔(角川書店)
・阪急電車(幻冬舎)
投票期間は10月13日(月・祝)締め切り。
http://tkj.jp/2009_lightnovel/
「このラノベのエロパロがすごい!」ってんのなら投票してやんよ
なんという……
というより、有川作品はラノベの範疇に入るのか?
郁と堂上でいくつか面白そうなうそこメーカーやってみた。
笠原郁と堂上篤のコンビ名
ファブリックボート
笠原郁から堂上篤への年賀状
笑顔が素敵な堂上篤へ
あけましておめでとう!
おーい!久しぶりかい?
今年はずっとあなたのそばに居たいです。
あなたの虜笠原郁より
年賀状にすごく萌えたんだが誰か!
この前のトップランナーでは、浩さん自身ラノベ作家と呼ばれたがってはいたな
自分がラノベ作家て事にアイデンティティー感じてるんじゃねぇ?
別にラノベ作家って蔑称じゃないしラノベ作家で良いと思う。
堂上からプロポーズされた後くらいになら郁も正月に実家帰ったかもな。
ラノベでないとしたら日本語めちゃくちゃだし。
やたら主語を抜かすしね。全編が郁の独り語りみたいなもんだから通じてるんだが。
主語を省いても意味が通るのは日本語の特性かな。
古典なんかもそうだよね。
>>345-346 1巻の読み返しは堂上視点でやったっけw
カップル成立の最大の功労者は玄田だよな。
キューピットにしてはいかついけど。
夫婦揃って熊殺しの異名とったのは玄田のおかげだよなw
仲人は玄田と折口でw
小田原攻防の前に郁がキュンと来るようなエピソードの一個でもあれば、問題なく
手塚とくっついててもおかしくないな。そうなると堂上狙いの柴崎には障害がなく
なるわけで、相手入れ替えてうまいことまとまった可能性もあったわけだと思う。
てなわけで、パラレル希望。
362 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 06:43:51 ID:OK+kmoDB
反対。
分岐作るなら痴漢捕獲あたりじゃないか?
手塚が見違えたって言おうとして止めたとこ。
あそこからなら、パラレル出来そうだ。
可能性の話だかんね。
一個エピソードを挿入するだけでいかようにもカップリングできそう。
水島に幸せな恋愛があってもおかしくない。(人格歪みきる前ならば)
柴崎の木偶になる堂上もまた見たいものでw
がおー
「「熊だっ!」」
ガスッ
「…………(やっちゃった…)」
「…………(ついまた…)」
「…き、キャー!熊!熊です熊が出ましたよ!」
「その反応は遅い」
「出ないって言ったのに!」
「夫婦で息の合った拳だったね^^さすが熊殺し夫h」
「それを言うな小牧!」
「ありがとうございます!さすが図書隊の皆さんはお強いですね!!(´;∀;`)」
ってなるんだ?
367だけど連投ごめん
特殊部隊のみんなは熊殺し夫婦の結婚祝いとかに熊グッズ贈ってそうだよね。
玄田あたりが「一人ひとつ熊のなんか買ってこい!」とか企画して、それにみんな悪乗りして段ボールいっぱいにつめて送り付けんの。
ぬいぐるみに始まり熊スリッパとかペアマグカップとか歯ブラシ、ボールペン、小物入れその他。
手塚は(堂上に対する)罪悪感もあって控えめに熊のワンポイントのついたハンカチあたり。
柴崎はでかいぬいぐるみか組み合わせると雌雄で抱き合うようになるタイプのペアキーホルダーとか?
玄田は木彫りの熊。
ラッピングは黄色中心で。
「図書特殊部隊より、愛を込めて」
じゃあオレは北海道で買った「熊投」Tシャツをプレゼントするぜ!
熊の着ぐるみをペアでプレゼントしたいところww
小牧あたりが毬江ちゃんと選んだんだとかなんとか言って(笑)
熊出没注意ってでっかく書かれてるTシャツなら昔持ってたわ
>>370を会話にしてみた。下手でスマン。
篤「小牧あれは何の冗談だ」
小牧「熊の着ぐるみのこと?」
篤「何故あんなものをプレゼントするんだ貴様は」
小「堂上夫妻の馴れ初めは「熊殺し」って玄田隊長は言ってたけど?後、選んだの毬江ちゃんね。プッ」
篤「笑うな小牧。勝手に夫婦の馴れ初めを捏造して教えるな」
ここがエロパロ板ってこと久々に思い出したw
みんな食いつきいいな…w
>>373 ほんとだ熊だwwwwww
一瞬熊に見えなくて荒らしかと思ったごめんww
でも堂上妹ならやりそうな気がする。
折口とかは普通にかわいくて、かつ日常的に使えるものをくれそうだな。
緒方副隊長はこれでいいやみたいに適当に選んでそう。
で、絶対一人は趣味の悪いやつがいる。可愛くないマスコットを可愛いと言い張る奴。
小牧は熊の形したグミ(名前忘れたけど)とか。でも着ぐるみもいいな。
着ぐるみパジャマ着て二人で仲良く寝てね、とか書いたメッセージカードつき。
想像したら止まらなくなってきた。
>>375 >小牧は熊の形したグミ
HARIBOかな?
なんというカドリー・ドミニオン…
クマにここまで食いつくお前らが大好きだ。
ついでに7レスほど堂郁を投下させてくれ。別1の1月〜2月辺り。キス+α
勢いで書いたから整合取れてないかもしれん。NGワードはこのレス番で。
378 :
377:2008/09/18(木) 03:12:14 ID:7vWsbXzx
予定よりも随分遅くなっていたが、基地に近づくに連れてどちらともなく自然と歩みが遅くなった。
ついさっきまで今日観た映画の話や子供の頃の話で盛り上がっていたのに、
いつの間にか当たり障りのない会話に流れて途切れがちになり、結局今は無言だ。
喧嘩をした訳でも気まずい訳でもなく、名残惜しさに口をつぐんでしまうだけだ。
恋人から上官と部下へ。その切り替えのためにいつの頃からかこんな時間が必要になっていた。
すっぱりと切り替えが出来るほど浅い付き合いではないし、かといって安定した関係でもない。
基地に近づくにつれ、色々な感情が混ざり合って、かえって無表情になってしまう。
上官と部下としては阿吽の呼吸でも、恋人としてはまだ互いにおっかなびっくりだ。
寮とはいえ、隊内のヒエラルキーはそのまま寮のヒエラルキーに直結している。
正月明け早々の泥酔者居座り事件をきっかけに「プライベートで好きな女とイチャついて何が悪い!」と居直りはしたが、
結局のところ寮は基地内だ。きっぱりとプライベートであるとは断言できない。
だから郁を呼び出す時は出来る限り素っ気なく呼び出し、外出した時も寮の玄関の灯りが見える場所まで戻ったら、堂上は郁の手を離す。
公私混同をしないために堂上が密かに決めたルールだ。郁も言外に理解してそれに従っていた。
だがそれは建前の話。本音を言えば恋人としての態度をこれ見よがしに見せ付けて、
近頃になって郁に熱い視線を送り始めた不埒な輩どもをまとめて牽制したいところだ。
別に隠しているつもりではなかったが、堂上復帰の際に互いに自然と公私のけじめをつけたことで
二人が恋人同士になった事に気付かない者も少なくなかった。特に噂話に疎い特殊部隊外に所属するの男子隊員は。
堂上と付き合い始めて元来の愛らしさを覗かせるようになった郁は素直に可愛かったが、余計な視線まで集めてしまったのは苦い。
おかげで苛立つ事も増えた訳だが、自分が決めた事に文句を言っても仕方がない。仕方はないが、腹立たしい。
考えあぐねた末の妥協策として、不埒な輩は片っ端から絞め落とすことに決めた。
379 :
377:2008/09/18(木) 03:12:59 ID:7vWsbXzx
気さくな警衛係から「相変わらずお熱いねー」と冷やかされながら、寮までの道を出来るだけゆっくりと歩いた。
ほどなくして木々の間から寮の玄関が見え隠れする。腕時計を見ると予定よりも遅くはなったが、門限にはまだ余裕があった。
そういや洗濯するもんがあったなと所帯じみたことを頭の隅で考えながら、甘い余韻を断ち切ろうと無意識に姿勢を正した。
だがいつもなら手を離すタイミングに来て不意に郁が立ち止まった。手を強く握られ、堂上は郁を振り返る。
「郁?」
郁は無意識に手を離すことを拒絶し、その場にぼんやりと立ちすくんでいた。
不可解な行動に戸惑ったが、すぐに郁が自分の唇を郁が注視していること気が付いた。
あ、と言葉に出しかけて止めた。その視線の意味に気が付かないほど鈍くはない。
思わず手を握り返すと、郁が我に返った。焦点を取り戻した視線がぶつかると、郁は途端に顔を赤くして俯いた。
野放図を絵に描いたような普段の郁とは比べようもないほどの初々しさだ。その仕草に堂上の息がぐっと詰まる。
この、バカ!もう半年も経つんだぞ。ガキじゃあるまいし、こっちが恥ずかしいわ!頬なんぞ染めやがって!
こっちがどれだけ色んな意味で我慢しようとしてるか判ってるのか?!少しは男の生態を理解しろ!
しかし心の中で毒づく堂上の顔も熱を帯びていて、耳まで真っ赤になっていた。
期待と胸を突くような甘酸っぱい想いに歯噛みする。ガキか、俺は。
言いたいことは色々あったが、あえて沈黙を貫いた。そのまましばしの無言。結論を郁に委ねたのはせめてもの意趣返しだ。
照れ隠しの仏頂面で身構えた堂上を前に、ようやく郁が遠慮がちにあの、と口を開いた。
「ちょっとだけ…お散歩とかしませんか?」
俯いたまま上目遣いで堂上を覗う。堂上よりも背の高い郁が無意識に少しでも女の子らしく振舞おうとする時の癖だ。
今更だ、バカ。と思う反面、その仕草や自分を気遣う健気さが愛しいと思う自分はすでに病気だ。
だがそれを悟らせるのも癪なので、素っ気なく「少しだぞ」と言い置いて、寮の灯りに背を向けた。
380 :
377:2008/09/18(木) 03:13:52 ID:7vWsbXzx
外灯と外灯の間に射す深い夜の谷間、植え込みの更に奥の建物の影に堂上は郁を引き込んだ。
壁に背中を押し付けられた郁の手からバッグがすとんと落ち、潤んだ瞳で堂上を見つめている。
抱きしめて、押さえ込むように郁の頭を撫でると、郁の身体から力が抜けてそのまま堂上に縋り付いた。
さっきの蕩けたような視線の意味が間違いはなかったと感じると共に、逸る気分に囚われる。郁からの誘いは初めてだった。
いつもはこちらからリードするが、どうする?郁に任せてみるか?郁の頭を撫でながら考えていたら、
おずおずとためらいながら郁が動いた。軽く触れるだけのキスを一つ。それから郁はじっと堂上を見つめた。
この先は堂上に任せると言うことだろうか。だが折角の誘いなら、素直に乗るよりは少し焦らしてみたい。
あえて軽いキスを返すと、郁は高まり始めた身体中の熱から逃れるように艶めいた息を吐いた。
互いの視線を結んだまま唇を軽く噛んでやると、郁の口から思いがけないほど色っぽい喘ぎ声が漏れる。
くそ、処女のくせにエロい声出しやがって。
焦らしたつもりが煽られただけだ。堪えきれず噛み付くように口付けて、舌を絡み合わせた。
キスの心地よさを教えたのは自分だが、数を重ねるごとに郁の反応は良くなっていた。
セックスはまだしていない。だからなのか、繰り返すごとにキスは深くなっていき、いつの間にか情事の様相だ。
キスがセックスの代償行為になっているのかもしれない。だが郁はそれに気がついていない。
セックスについては間違いなく「はじめて」であろう郁に対して事を急きたくなかったが、
キスがセックスの代償行為になっている現状、いくら朴念仁と皮肉られているとはいえ毎度こんな声を聞かせれては堪らない。
熱に浮かされたような視線の郁に、堂上は試されているような気分だ。気を抜けば郁に襲い掛かるかもしれない。
何か別のことをと思いつき、そうだ、と目の端に映ったものに意識を集中する。郁の頬に張り付いていた横髪。
少し邪魔そうだなと考えて、掻きあげて郁の耳にかけるように梳いた。が、その指の動きに反応するように郁の身体がビクっと震えた。
「んっ…ぁ」
堪え損ねた甘い声がはっきりと堂上の耳に届く。おい、待て笠原。マズイぞそれは。
わざわざ苗字呼びしたのは今にも消し飛んでしまいそうな自制心だったが、もう手遅れだ。
その証拠に待て待てと焦り始めた頭の片隅で、耳の裏が弱点なのかとしっかり記憶した自分がいる。
密着していた身体を慌ててずらす。堂上自身に起こりつつある身体の変化がばれたら流石に気まずい。色んな意味で。
381 :
377:2008/09/18(木) 03:14:37 ID:7vWsbXzx
左手を郁の頭に添えたまま、右手の指先で首筋をそっと撫でる。
触れている事を意識させないように、耳の裏に触れるタイミングで煽るように舌を絡ませた。
生暖かくざらっとした感触に弱い部分に触れられた刺激が重なって、郁の身体が弓なりに反った。
腰が引けた郁を逃がさぬように身体を支え、そのまま郁の背中のラインを確かめるようになぞると
堪りかねた郁が必死に声をかみ殺して熱い息を吐いた。
目尻に浮かんだ涙に僅かな罪悪感が芽生えたが、そのまま気付かない振りをした。
大事にしたい女のはずなのに、このままでは傷付けてでもその先まで求めてしまいそうだった。
もう自分では崩れた自制心を立て直すことが出来ない。郁がNOと言ってくれなければもう止められない。
大事にしたいのと同じくらい、確実に楔を打ち込んで逃げられないようにしたいとも思う。
好きな女とイチャついて何が悪い。恋人同士がやることやって何か問題でもあるのか。ずっとしたかったんだ、悪いか!
ついに観念した堂上は郁の首筋に軽く歯を立て、郁が息を飲んだ瞬間にデニムのタイトスカートの裾から手を滑り込ませた。
起こったことに気がついているのか、それともまだキスの余韻の中なのか。
引き締まった太腿から内側に指を滑らせると、教官、と震える声で堂上を求め、郁は堂上の肩にしがみついた。
怯えてくれれば踏みとどまる事も出来たかもしれないが、これではまるで同意のサインだ。
太腿の内側に手を這わせ、熱を帯びた部分に触れぬように臀部まで撫で上げると、郁は喘ぎ声を必死に抑えながら更に強くしがみついた。
行き場のない熱をやり過ごす事も難しいのか、無意識に足をすり合わせて身動ぎする。触れなくてもそこが潤んでいる事くらい判る。
俺だけがこの先を求めている訳じゃないと思って良いんだな?声に出して訊ねる代わりに、堂上は郁の瞳を覗き込んだ。
382 :
377:2008/09/18(木) 03:15:29 ID:7vWsbXzx
それは二人の視線が絡み合った瞬間とほぼ同時に起こった。
暗闇の中、二人のいる場所からおよそ数十メートル先でがさりと木擦れの音がした。
即座に甘い余韻は掻き消え、堂上と郁は抱き合った姿勢のまま音も立てず植え込みの影に身を潜めた。
しばらくして腹立たしいほど呑気な鼻歌が耳に届き、二人の頭上を懐中電灯の灯りがかすめた。
灯りは影に潜んだ二人を捕らえる事無く、さっきまで二人が濃厚なキスを交わしていた空間を照らしだす。守衛の見回りだ。
守衛は植え込みを全く気にする様子もなく、やがて呑気な鼻歌は遠くへと消えた。
いくら二人が特殊部隊隊員とはいえ、あの程度の見回りでは侵入者が潜んでいたとしても全く気付かないかもしれない。
アイツ、減俸ものだな。いや、この場合はいちおう感謝しておくべきか。
守衛の気配が完全に消えたところで、堂上は大きなため息をつき、
それを合図に堂上に庇われるように身を縮ませていた郁の身体からふぅと力が抜けた。
「ドキドキしたー。今のちょっと危なかったですね」
先ほどのキスの余韻をまるで匂わせないサバサバとした郁の物言いが微妙に引っかかった。
「何の…」
「さっきの守衛さんですよ。でもあの人、ちょっと警備姿勢に問題ありますよね。まぁ見つからなくって良かったかな。えへ」
堂上の背中に冷たい汗が湧く。まさか――、まさかとは思うが、まさか…というか、やっぱりそうなのか?!
居た堪れない、男として居た堪れない。罪悪感と戦いながら、半ば腹を括って「そのつもり」で触れたっていうのに、
郁から見ればただ単純に「キス+α」で、それ以上については考えが及んでいなかったらしい。
383 :
377:2008/09/18(木) 03:16:14 ID:7vWsbXzx
「えへ」って何だー!散々良い声で鳴いて、煽るだけ煽った挙句それか?!
男心を弄りやがって!返せ、俺の葛藤を返せ!利子つけて返せ!
と、さすがに声に出しては言わなかったが、脱力した堂上ががっくりと膝を付いたことは言うまでもない。
いや、こんなところでおっ始めるわけにもいかなかったから、待ったがかかって良かったと言えば良かったんだが。だが、なんだ。
気持ちは海底二万マイルに到達した堂上を尻目に、郁は立ち上がって堂上に笑いかけてきた。
「もうそろそろ門限ですよね。あ、やっばい!お風呂終わっちゃう!」
心なしか不自然なほど陽気に振舞う郁に対し、堂上は完全な仏頂面だ。
それにしたってホントに気付いてないのか?それはいくらなんでも無神経すぎやしないか?
気恥ずかしさと理不尽な憤りで行き場のなくなった感情の矛先は当然のように郁に向けられる。
堂上は無言で立ち上がり、そのまま郁に軽くゲンコツを食らわした。軽くのつもりだったが、ごちんと良い音が響いた。
「ぃったっ!何で?!今絶対殴るトコじゃないし!!折角ラブラブな雰囲気だったのに!」
「どこがどうラブラブだ!少しは俺の苦労も判れ!」
「え?あたし、なんかやらかしました?」
「もういい!うるさい黙れ喋るな!」
はっきりとしたのは、自分がした行為を激しく後悔したという事だ。笑顔の郁に罪悪感が胸を刺す。
もし仮に郁が行為に怯んで嘘をついたんだとしても、そうさせたのは独占欲で事を急いた自分に非があるような気がした。
どちらにしろもう迂闊に手は出せない。堂上は玄関で郁と別れて部屋に戻ると、柄にもなくへこんだ。
384 :
377:2008/09/18(木) 03:17:06 ID:7vWsbXzx
玄関で堂上と別れた郁は部屋へと向かう廊下を一人で歩いていた。
廊下はいつもよりも静まり返っているように感じられて、すれ違う人もいなかった。
静か過ぎて自分の心臓の音まではっきりと耳に届くようだ。
どくん、どくん、と少しずつ早まる鼓動に合わせて郁の歩みも少しずつ速まり、気付いた時には駆け出していた。
逸る気持ちに焦りながら部屋に駆け込むと、柴崎はお風呂にでも行っているのか部屋にいなかった。
後ろ手に閉めたドアにもたれかかり、そのままずるずるとへたり込んだ。頬も耳も、全身が熱くほてっている。
「あ…っぶなかったぁ…」
今日の「散歩」のおねだりは、郁にしては勇気を振り絞ったほうだ。
いつも寮の前までくると堂上はあっさりと手を離すから、それが悔しくて寂しくて、わがままを言った。
それに寮の中では恋人扱いしてもらえない。だから戻る前にどうしても甘い空気に浸りたくなった。
もっともっとと求めるうちに、まさかあそこまで濃密な空気になってしまうとは思わなかったが。
全身に堂上の指が辿った感触が郁の身体にリアルに残っていた。優しくて熱い。
堂上が触れた場所はくすぐったくて、それなのにすごく気持ちが良くて、そこに溺れそうになる自分が恥ずかしかった。
堂上の手が太腿に触れた瞬間下腹部が急に熱くなって、身体の奥からほんの少しだけ郁自身の熱が滲んだ。
それがなんだか判らないとカマトトぶる気は毛頭ないが、少し触れられただけだというのに、これは恥ずかしい。
元々堂上はスキンシップが多いほうだが、キスをする時に(それがどれほど激しかったとしても)触れてくる事は無かったから、
たまにはお触りされながらとかもありかなーとドキドキしながら考えた事は確かにあったけれど、現実は乙女回路を遙かに越えた。
あの時、熱を堪え切れなかった自分に堂上は気付いただろうか?もっと触って欲しいって言ったら幻滅された?
守衛の見回りで行為が中断された時、気持ち良くなっていた自分が急に恥ずかしくなって、その先を考えたら少し怖くもなって、
ベタ甘な空気を断ち切るように明るく振舞って誤魔化そうとしたけど、もしかしたらかなりわざとらしかったかもしれない。
ていうか、柴崎に借りた小説のみたいなあんな事やこんな事を想像してドキドキしたのはあたしだけで、
堂上教官はなんとも思ってなかったりして。あり得る、そのパターンはあるかも!支えようとして偶然触っちゃっただけとかで。
こっちが大騒ぎしてるのに、堂上教官に素で「何かあったのか?」とか言われたらへこむ。マジでかなりへこむ。
一人で空回りとかすっごい恥ずかしいんですけど!それよりも明日どんな顔して堂上教官と会えば良いの?!
柴崎が戻ってきたら相談…とか、そんな自分からネタ晒すようなマネできるかーっ!
真っ赤になった頬を膝にこすり付け、郁は空転する思考を抱えるようにうずくまった。
それから数週間後のバレンタイン、更に堂上をへこませる出来事が起こるのだが、それはまた別の話だ。
385 :
377:2008/09/18(木) 03:18:43 ID:7vWsbXzx
投下終了。
堂上に同情しながら書いた。後悔はしていない。お目汚し失礼しましたー。
GJ!!!
すっごく堂上っぽいし郁っぽい
堂上実家でだけじゃなくて、絶対こんな未遂もあっただろーね
新妻柴崎としてはもともと凝っていた下着をさらに凝ってフリルとかレースとか
で3ばっちり決めたい。手塚としては世間の男どもと同じでむしろ郁が日頃付け
てるようなシンプルなのが清楚でいいと思っている。
バックプリンとのコットンパンツが好きでは柴崎も張り合いがない。
こんな食い違いなら大抵のカップルがあてはまるけど、柴崎のことだから…。
@超スケスケ、クロッチに切れ目の入ったのをはいてみる
Aヌーパンをつけてみる
Bセクシー路線を放棄してブルマをはいてみる
Cノーパン&剃毛ですじは絆創膏で隠す
で、手塚の狼狽ぶりを見てたのしむ。
>>377 GJすぎる!!!
すげぇ!何かこの焦れったさすげぇ良い!
文章が超自分好みだった、また投下待ってる!
>>377 GJ!!!!
ここぞって時にくだらん邪魔が入るのって何なんだろね
(イヤこの場合はいいのかw)
同じく投下、正座で待つ!
>>377 >男心を弄りやがって!返せ、俺の葛藤を返せ!利子つけて返せ!
このモノローグがとても堂上らしくてイイ!
郁の言動も郁らしくて、バレンタイン前の公式エピソードに
加えたいと思った。 あなたの次回作を待ってますGJ!!
あの世界に2ちゃんねるがあったら、こんなAAが貼られたと・・・、
(堂上一正)
\ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ (堂上三正)そんな餌で私が釣られクマ――
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
奥多摩なら熊よりもイノシシの方が遭遇率高そうなんだがな。
堂上夫婦と玄田なら遭難しても楽しくサバイバルして生き延びそうだ。
真っ先にメンタルやられけど柴崎からの携帯連絡で復活するのが手塚で、
僕にはまだ帰れる場所があるんだってモノローグ付きで生き延びそうなのが小牧。
>モノローグつきで生き残りそう
なんかわからないけど笑った
熊は無理でも猪なら倒せそう、堂上夫妻。
郁は晩御飯はボタン鍋だとはしゃいで大騒ぎしそう
堂上は今後のことを眉間に皺を寄せて考えて、気が重そう
小牧は笑い上戸が大爆発で筋肉痛
手塚は現実逃避
あの隊長ならやるだろうな。
野外行程の飯がボタン鍋。さっそく木につるして首を切って血抜きする隊長。
手伝わされて顔面蒼白な新人隊員。
喜々として薪を拾ってる郁に「いろんな意味で間違ってるだろ、彼女として
ってか、女として」と堂上。
口ではそういいつつ目が笑ってそうだ
田舎田舎言っても水戸近郊じゃ猪調理する機会ないだろうにw
茨城県はイノシシ肉売ってるけどね。利根川渡って千葉に入るとちょっと見ない。
ただ、千葉でも大多喜町近辺だと売ってる。
海辺の人間はあまり食べないみたいだね。
前スレのログ、wikiに移してくれた人乙
wiki見てる人いるんだw
時間かかるけどちょこちょこ写しておきます
rssリーダーにつっこんであるんで更新があると気付く<wiki
wikiの人乙!
新参者だからログ残ってると嬉しいよ。
結構いろいろ投下されてたんだな。
>>400 あなたがネ申ですか!
ありがとうございます
あの、表題のとこなんですが腐女子脳だと
名前「×」名前と書いてあるとカップリングに見えてしまうので
カップリング以外の登場人物の表記を例えば「+」にするとかにしていただけると有り難いです
編集に加われない携帯厨ですみません
404 :
400:2008/09/23(火) 01:14:37 ID:9Qt+xD6f
昨日っていうか一昨日からやってるんだけど読みにくかったらスマソ
携帯からしか過去ログ見れないから時間かかるんだお。
頑張って張り続けます
>>403 アドバイスdです
>>404 乙!
途中までやったんだが、その後、忙しくなって手が付けられずずっと気になってた。
ほんとありがとう!
407 :
400:2008/09/24(水) 09:20:36 ID:mqlteoMU
wiki昨日見直したらタイトル統一されてないねorz
スマソ
ページにタグ付けてみた。
図書館堂郁、図書館手柴、図書館小毬、図書館柴郁(百合ネタ)
として、カップリングにならないものは図書館のみで、他の作品は作品名で登録したけど問題あるかな?
タグ付けた方が検索しやすいと思ったんだけど。
教えて君でごめんなさい。
@wikiの所在地お教えくださいませ。
>>408 ありがとう!PCで閲覧するのに欲しかった!!
ログを追加するときにタグをつけてくれるようTOPページに注意書きをつけた方が
いいかな。そうすればあとから追加したりしなくても済むよね
>>408タソ
d
今度からタグつけるようにするお−。
そこまで気がまわらなかったよOTL
とりあえずスレ1のまとめ完了。
ほぼ2chに掲載されたままで補完しましたが、
改行等で明らかにおかしい部分は修正しました。
作家さんが見て、変更したい場所等ありましたらお願いします。
あと、ざっと見での補完なので、飛ばしありましたら他の方お願いします。
タグ付けすぎでネタバレっぽくなってる気がしなくもないので、
修正したい場合もどうかよろしくです。
416 :
400:2008/09/25(木) 03:19:27 ID:v3roz+VX
>>415タソ
dです
気付かなくていくつかダブって更新してしまったことをお許し下さい・゚。(ノД`)・゚・
申し訳ない。361〜363バレンタインネタを書いたものですが、せっかく移転して頂いたのに削除させていただいても宜しいでしょうか。
トリップつけてなかったので作者証明できないけれど。
申し訳ありませんが、削除させていただきました。
スレッドの流れとめてしまって申し訳ありませんでした。
これだけだとなんなので。
空の中妄想ネタ。
「・・・・・・あのさ、光稀さん」
「・・・・・・なんだ?」
「俺は今から別に格闘技をやろうと言ってるんじゃないんだけど」
「わかってる、それが?」
「なんで俺の手をつかんだ挙句、間接キめようとしてるか聞いていい?って、ちょ、ちょっと、ほんとに危ないから勘弁してよ」
怖いならさ、まだ待つから。 光稀を押し倒して、のしかかるようにしていた高巳はちょっと苦笑すると上体を起こした。
ぱっと手をあげて「何もしないよ」と体を離す。
「あ・・・・・・」
ぎゅっと目を瞑りガチガチに固まっていた(そのくせ、無意識に技をかけようとしてくるから困る)光稀は、高巳の熱が離れたことに気づくとぱっと目を開いて彼を見上げた。
「だからどうしてそこでさびしそうな顔するかな」
煽られちゃうでしょう。
高巳は苦笑すると、光稀の髪に手のひらを差し入れた。
「まあ、光稀さんらしいけど」
そのままサラサラした髪を手櫛ですくようにした。
「・・・・・・無理なら、無理っていっていいよ。待つから。・・・・・・・あんまり待たされるのも困るけどね?」
「だ、大丈夫だ!ちょっとびっくりしただけなんだ。次は、大丈夫だ、来い!」
「いや、だから格闘技をしようというんじゃないんだからさ。・・・・・・・君と繋がれれば嬉しいけど、それが一番なわけじゃない。
君に受け入れてもらえないなら意味がないんだよ。だから無理をさせたくない」
「無理じゃない!わ、私だって・・・・・・高巳が欲しいんだ。だから・・・・・・その・・・」
真っ赤な顔でこちらを見上げ、しどろもどろの口調で高巳を求める姿は凶悪に可愛かった。
――その顔、反則だろ!
高巳は天を仰ぐ。
思わず口元が緩みそうになったのを手で押さえた。
「高巳?」
「ああ・・・・・・もう、あなたときたらっ・・・!」
今さら無理と言っても止められないからね?
低く身を沈めて耳元で囁いてやると、高巳は光稀の抵抗が完全に緩むまで口付けを繰り返したのだった。
お粗末様でした!
>>418 乙&GJ!
すごい高光っぽいw
つい先日空の中読んだばっかりで悶えてたから嬉しい
もしかしてこのスレ初の空の中?
図書館だけでなくて三部作とか阪急とかもたくさん読めると嬉しいなぁ
このスレのもwikiにうつす?
一度にやると面倒だから必要ならちょこちょこ写し始めるけど
カプ別、スレ別リンク貼ってくれてありがとう…っ!
見るのすっごい楽になる!
リンクとか、ちょこちょこ修正追加してみたけどざっと見なので
もし間違ってるの発見したら修正協力お願いします。
カプ別、スレ別にリンク、自分では思いつかなかったので
本当にありがたい。
>>418 投下乙。
高光の結婚までの過程を想像するとおもしろいよね。
wiki編集乙彼!
見やすくなったね。
ただ、ちょっと気になることが。
1スレって?
1レスの短いSSの間違い?
スレ=スレッド
つまり、ここのこと。
有川エロパロレスの集合体。
レス=レスポンス
ここに書き込んである一つ一つ。
私の認識が間違っている?
どなたかその辺のこと、教えてください。
>>424 1スレ=このスレの前スレ、に載ってたSSってことでしょ
まだ1スレの分しかwikiに移動してないから、今のところ全部を表示させることになってるけど
スレが進めば2スレに載ってた分、3スレに載ってた分、ってことになるんだと思う
>424
>425の解釈でいいとおも。
2スレ3スレと続きますように〜
DVD3巻は特典含めて全編小牧のターンらしいね
ここも、別冊2とDVD2巻のあとに手柴の投下が増えたように、小毬の投下が増えるかな
特典の短編読んで思ったけど
毬江ちゃんが小牧の事を
良い初恋の思い出として
次の恋愛になっていたら
小牧…考えるのが恐い事になっていたりして…orz
後釜に野々宮あたりが落ち着きそうだが。
野々宮ちゃんか
もっと出番が欲しかったキャラだ
それはそうとブックレットは
小牧が面白い奴に見えて仕方がなかったな
毬江ちゃんが小牧への想いをすっぱり断ち切ってたらそれはそれで小牧も別の人とくっついて結婚してそう。
あくまで見守る立場にいるというか。
特典読んでないから的外れな事言ってたらごめんね。
毬江ちゃんが他の人と恋しても近所のお兄さんとして何だかんだ会ったり相談に乗ったりして
段々綺麗になる毬江ちゃんに今度は小牧が片想いしそうで嫌だww
まあでも毬江ちゃんは3度フラれても諦めなかったし結局納まる形に納まったんだろうなと思う
ってことで幸せな小毬が見たい
小牧独占欲強いからヘソ曲げたらねちっこそう
あとすっかり大人な毬江ちゃんに一本取られる小牧とか情けない醜態晒してしまう小牧とか見たいww
2スレ目投下分もまとめ完了。
流し見のみなので、もし抜けてる箇所があったら補完お願いします。
>433
乙でした!
玄折を書き始めたんだけど、
二人の正化31年現在の正確な年齢って公表されてたっけ?
それによって構成かえなきゃならんのだw
>>433 乙です
>>434 42、3ぐらいじゃなかった?
別冊2では40代後半になっていたとオモ
アニメ設定では45歳だっけ?
まあ40代だろうね
リアル堂上が熊投げ飛ばしたらしいな。
DVD4巻の表紙は郁と柴崎
書き下ろし小説「ジュエルボックス」か。
表紙が、高校生の郁と堂上王子だから
この二人の話かね。たのしみ。
おお、thx
こっちのページにはそこまで上がってたのかNEWSのページしか見てなかったよ
>>443 横からだけどthx
PC不調のせいかトップページから先進めなかったんだ
>441も情報d
今更だけどやっと別冊U読めた。
手柴興味なかったけど大好きになった。
手柴いいよ手柴
別冊を読み終わってみると、
手塚×郁、堂上×柴崎で落ち着いたって不思議じゃなくて、ホントに紙一重だった
なって感じがするね。小田原のとき連れていってたらどうなてかかしらん。
柴崎が堂上の事好きっていうの、本気で冗談(日本語おかしいけど)だと思ってたんだ。
堂上と郁の関係が面白いからちょっかい出してやろーって感じかと。まさかちょっとマジだったとは。
柴崎の「大事にして!」は響いた。
堂上×柴崎ってまったく見かけないよね。
その場合、まず郁を手塚側に転ばせないと。
これも危ういとこだたわけだけどさ。
柴崎は郁のことを大事に出来る堂上だから惚れかけた気がする
そして柴崎に靡く堂上が想像できない
イフを考えるのも面白いが
やっぱり堂上には郁で、柴崎には手塚が良いと思う
二人で写真撮影とかショピングとか、具体的なデート光景が
堂柴はほとんどイメージできんなぁ
堂上一正が自分より小さい彼女と歩く…?うーむ
もたついてるうちに手塚に郁をさらわれて凹んでる堂上と柴崎ならありっぽいでしょ。
すっかり角が取れて堂上が優しいお兄さんに変貌しそうだが。
自分は柴崎が堂上を好きなのは、郁を大事にする堂上であって、
もし本気で堂上が靡いたら、靡いた時点で、大事にしていた郁への
思いを振りきるってことになって、そういう人なのかと、高まるはずの
想いが逆に削がれてしまいそうな気がするんだよな。
郁の存在が柴崎の逆鱗に触れるような事態で、そんなことになったら
バッドエンド確実じゃないだろうか。
堂上を手にしてしまった柴崎は自分を絶対に許さないんじゃないだろうか。
そんな昼メロみたいなドロドロした話も読んではみたいけどw
自分の気持ちすら一箇所に留め続けるのは難しいから
郁を強く想い続ける堂上に惹かれたんだと思う
この場合堂上じゃなくても「誰かを強く想い続ける」のがポイントじゃないかな
それが自分に向けられる愛情ならどれだけ良いだろうと思う一方
本当に自分に向けられたらその瞬間に「想い続ける」ことが出来なかった訳だから幻滅すると思う
と言う訳で甘い堂郁か手柴読みたい
カップルじゃなくてコンビとしてだったらありな気がする
堂上・柴崎と手塚・郁
色々探してみたけど、図書館以外の二次って本当に少ないねー
見つける度にお気に入りに放り込んでるけどあんまり増えない…
もっとたくさん読みたいけど自家発電しかないのか
>>458 堂上と柴崎は郁大好きだし、郁と手塚は堂上大好きだから息合うだろうなw
>>459 手塚と郁は気が合いそうだけど柴崎と堂上は取り合いになりそうだw
堂上×柴崎、手塚×郁で飲む話とかいいかもしれないね。
>>461 そう言うときは堂上+柴崎、手塚+郁と表記してくれww
でもそれ面白いな
どっちが如何に相手を知ってるか合戦になりそうだw
>>462 LaLa版の単行本オマケ漫画に手塚+郁のそういう話が載ってたな
堂上班は堂上ファンクラブだそうだw
むしろバディ的な関係の堂柴燃える。
手塚や郁が青臭い正義感や若さゆえの過ちとかで任せられない任務なんかを
アダルトチームが非合法スレスレの汚い手で片付けるとかな。
柴崎と手塚の関係が曖昧なままなら、無茶な話も書けそうだったがな。
肉体関係は無いけど、エロス漂う関係とかならありじゃないか?
危機で郁が嫉妬した二人の関係ってちょっと見てみたい。
この流れならいける!
手塚×柴崎 エロ具体的描写なし
あの矢印がこちらに向いたらどんな感じだろう。
柴崎にとってそれは未知の物で、そして馬鹿馬鹿しいもので、けれどだからこそ憧れた。
あんな風にまっすぐに思われるのはどんな感じだろう。
滑稽なくらいに純粋に誰かを思うその先に、自分がいたらと想像するのはもう柴崎の癖のようなものだ。
あれが欲しい。あの人が、ではなくあの感情が。
だから彼女の恋はいつも歪んでいて、そして少々土臭かった。
「昔、堂上教官が少し好きだったのよ」
何で言おうと思ったか、多分言わなければならないと自分の中で何かが叫んだからだ。初めて夜を共にする相手にいきなりこんなことを言い出すのは違う気もしたが、言っておかなければならない気がしたのも本当だ。
言われた相手は柴崎の服をくつろげる手を止めて、真意を探るように目を合わせてきた。それをまっすぐ見つけ返して彼女はもう一度繰り返す。
「あの人が好きだったの」
自分の言葉に自分で納得するのが妙な感じだった。そうか。
あたし、堂上教官が好きだったんだ。
「笠原しか見てないから、堂上教官が好きだった。……軽蔑する?」
この聞き方は卑怯だと思いながら、それでも問わずに入られなかった。途中で止まったままの手塚の指が怖い。大事にすると言った彼がそのまま離れていってしまったら、そうしたらきっともう恋は出来ない。
「……いや」
先に目を逸らしたのは手塚だった。ふいと顔を背け、止まっていた右手を上げて柴崎の頭にそっと触れる。ぽんぽんと軽く二度叩くのは、今話題になっている上官が恋人を慰めるための手段だ。
「よく引っかからないでくれたと一正に感謝したい。心から」
その言葉に柴崎は思わず笑う。くすくすともれた声に釣られたように手塚が静かに唇を寄せてきた。
「……んっ」
「……本当に」
深くなるキスの隙間で、手塚が小さく何かを呟いた。至近距離だからこそ聞き取れたその言葉に柴崎は耳をすます。
「本当に、おまえ寂しかったんだな……」
よく頑張ったなと、まるきり見当違いの違いの誉め言葉に、けれど彼女の目に涙の膜が張られた。こらえようと眉間に力を入れかけて、そうだこいつの前ではこらえなくていいのだと思い出す。抵抗なく溢れた涙はそのまま柴崎のこめかみを通ってシーツに染みた。
目の前の彼が笠原に交際を申し込んだ時、なんだそりゃと呆れながらも少しだけ笠原を焚きつけた。揺れないと分かっていながら堂上にそれを告げて、動揺した隙に付け込んだ。
堂上の感情は翻らない、翻ったらきっと自分は落胆する、それでもとどこかで期待して、恐れて、あっけらかんと告げた好意は案の定あっけらかんと拒否された。
そして、柴崎はその拒絶に安堵した。
堂上を軽蔑せずにすんで、思えばもう気を許していた笠原を傷つけずにすんだから。
それでも胸が痛かったのは、きっと本当に自分が堂上に恋をしていたからだ。
それがどれだけ間違っていても、それでも恋は恋だ。
「……ん、ぅ」
そろそろと触れてくる指と唇に逆に焦らされながら柴崎はひたすら泣き続ける。ふるふると頭を振れば髪と一緒に涙が散った。泣くなとどこか困ったように目じりを拭う手を逆に捕まえて、柴崎は自分の上にいる手塚を見上げる。ねえ、とあげた声は興奮と羞恥に濡れていた。
「壊れないわよ」
「けど、おまえ」
「いいから」
それでもそっと扱うのをやめない指に、柴崎はだから、と語気を強めた。
「じれったくて死にそうだって言ってんの」
手塚が息を呑んで押し黙り、次の瞬間には先ほどとは打って変わった強さで抱きしめてくる。ようやく手加減なく触れてきた肌に声を上げながら柴崎は身をよじらせた。
耳元で自分を呼ぶ彼の声にさらに涙が散った。
ずっとこれが欲しかったのだ。
この感情が、ではなくこの人が。
自分を大事にしてくれる、自分の大事な人が。
>>465 GJ!!
柴崎、手塚に見つけてもらって本当に良かったな…
(・∀・)イイヨイイヨー
具体的描写はなくても文章に艶っぽさ、色気がある
>>465 超GJ!
本当に柴崎と手塚には幸せになってもらいたい
おそらく連中のその後を暗示してると思うんだが。
玄田→基地司令
笠原→特殊部隊長
別冊Uの10年くらいあと。
玄田は図書隊の幕引きをする役回りじゃなかろうか。もち、公務員として
安定してた防衛部員を大量リストラするわけで、恨まれる割に報いがない。
そんな未来を暗示させるとこが随所にある。
>>469 玄田が司令ってのはアリかなと思うけど隊長は堂上(旦那の方)がいい、というか現実味あるんじゃないかなあ。副隊長は小牧で。
郁はやっぱりどうしてもちょっと頭が悪いし。臨機応変に動けても隊の一切を取り仕切る隊長になるようなタイプではなさそう。
班長とかにはなれるかも。
柴崎の女性初司令って野望は叶うかな?
なれても50〜60代だろうけど。
ところでこれ書いてたら堂上夫婦が特殊部隊の名物夫婦として基地及び館内で有名になるっていう妄想電波を受信した。
たまに握手とか求められんの。
中途半端ではイヤでございます…
>>470 玄田の位置に郁が座って、重石役に手塚(たぶん階級は上)がくるんでなかろうか。
堂上と小牧は真っ先に辞めさせられると思うよ。大量リストラの恨みはキャリアが
やめないことには収まらないでしょ。
図書大の主席と次席までリストラなら納得ささられるってことでね。
つか架空の物語なのにリストラとかそういう話やめようぜ
せっかく原作が綺麗に終わってるのに
それ無断転載だろ?
やめろよ
どこから無断転載?
478 :
478:2008/10/15(水) 09:34:01 ID:V8MCcIWi
初めて投下させて頂きます。
堂上×郁です。
NGワードはレス番でお願いします。
こういう場所に来るのは、一体何度目だろうか。
郁は、目の前の大きな嵌め殺しの硝子窓から見える広大な夜景をぼんやりと眺めながら考える。
しかし、両手を越えた辺りから数えるのが面倒になり、郁は早々に思考を放り投げた。
そして、その代わりのように唇からは溜息が漏れ、郁の眉間に大きな皺が刻まれる。
もう少し恋愛に手慣れていれば、こういう場所に来ても緊張しないのだろうか。
郁の脳裏に、ルームメイトで友人の柴崎の顔が浮かぶ。
おそらく彼女ならこのような場所に来ても右往左往することなどなく、
部屋にあるソファにでも座って、ルームサービスのドリンクを優雅に飲んでいることだろう。
しかし、残念ながら郁にはそんな余裕など全くない。
この部屋に足を踏み入れた瞬間から、
郁の心臓は今にも口から飛び出してしまいそうになる程暴れており、早鐘のように鳴っている。
随分長いこと早い鼓動を刻んでいるせいか、頭がクラクラし始めた。
このままこの状態を続けていれば、その内意識を手放す羽目になるだろう。
郁は、今にも飛びそうな意識を繋ぎ止めるべく、
乱れた心拍を落ち着かせるように、ゆっくりと深い呼吸を繰り返した。
良化隊と戦う時も常に緊張しているが、このように意識が飛びそうになることなどない。
やはり緊張の種類が違うのだろうか。
それなりに回数を重ねているのだから、
いい加減慣れるべきだ、と自分でも思うが、こればかりは仕方がない。
二十数年間掛けて母親から培われた純潔思考は、なかなか払拭出来ないもので、
今もなお、こういう場所に異性と泊まることに、どこか後ろめたさを感じてしまう。
毎回初めての時のように緊張してしまうのは、間違いなくこのことが原因だろう。
思っていた以上に、母親の呪縛は強いようだ。
諦めに似た溜息を小さく零し、ゆっくりと焦点を目の前に広がる夜景に合わせる。
堂上は、乙女思考の郁に合わせてくれているのか、
必ず夜景が綺麗なシティホテルに連れてくる。
それがたまにならそれほど気にならないが、
毎回なものだから、いくら階級が違うと言っても堂上に全て負担させるのは気が引けて、
郁もお金を出すと申し出るのだが、堂上は頑なにその申し出を拒絶する。
こういう場所の金を女に払わせる程無粋な男じゃない、の一点張りなのだ。
正直、郁の給料はお世辞にも多いとは決して言えないので、
堂上の気遣いはすごく有り難いのだが、やはり申し訳なさが立ってしまう。
しかし、あまり言い張ると喧嘩になりかねないので、
ここは素直に甘えるのが正解なのだろう。
いくら恋愛経験のない郁でもそれぐらいのことは分かる。
「……きれーい」
紺碧のキャンパスの中に散りばめられた色とりどりの光を眺めながら、
自然と郁の唇から感嘆の溜息が零れた。
煌く光を眺めていると、自然と思考が停止してしまう。
この景色の前で、あれこれと悩むのは無粋でしかないように思えてしまう。
美しいものには、どこかそういう不思議な力がある。
郁が夜景を眺めていると、窓硝子にぼんやりと人影が映った。
「そんなに顔を寄せて、ガラスを頭で割るつもりか?」
不意に背後から声がして、郁の体が大きく跳ねてしまう。
ついでに、「ぎゃあっ!」とお世辞にも色っぽいとは言い難い悲鳴まで上げてしまった。
その悲鳴が余程耳にきたのだろう。
堂上は、不機嫌そうに眉根を寄せて、人差し指を耳に当てた。
「ぎゃあ、とはなんだ! ぎゃあとは! 人を化け物みたいにっ!」
堂上から上がる怒声に、郁は思わず肩を竦める。
しかし、ここで怒鳴られたままで終わらないのが、郁だ。
「だ、だってっ! 教官が悪いんじゃないですか! 背後から突然現れて!」
「背後からって人聞きの悪い! 普通に風呂から出てきただけだ!
お前がボーッとしてるのが悪いんだろうがっ!」
「ひ、ひどい……っ!」
結局、言い返す言葉が見当たらず、郁は不満そうに唇を尖らせた。
堂上は、そんな郁など見慣れたものなのだろう。
さして気にした様子も見せず、バスタオルで頭を拭きながら、郁の横に立つ。
「気に入ったのか?」
「え?」
「随分と夢中で見ていたからな」
郁を見遣り、堂上は小さく笑う。
髪の毛を拭うバスタオルの合間から見えた瞳の優しさに、ドキリと心が一つ跳ねた。
夜景を見て忘れかけていた緊張が、また郁の中で存在を主張し始める。
隣に立つ堂上の浴衣姿が、また一層この緊張に拍車を掛けた。
合わせ目が僅かに肌蹴ており、日に焼けていない肌がそこから覗いてる。
これからこの胸に抱かれるのか、と思うだけで、
羞恥で思考が焼き切れてしまいそうになった。
郁は、罰が悪くなり、慌てて瞳を堂上から剥がし、目の前の夜景に向ける。
「い……一応あたしも女ですから、こういうのは好きです」
緊張しているせいで、上手く舌が回らない。
思わずどもってしまった。恥ずかしい。
「一応って、お前は充分女だろうが」
「……え?」
不意に隣から伸びてきた腕が、郁の肩を強く引き寄せた。
そのせいで、郁の体が半ば強制的に堂上の方に傾く。
そして、すぐさまそんな郁の身体を心地良い拘束が襲った。
堂上に抱き締められた、ということに気付いたのは、
郁の首筋に熱い吐息が触れてからだ。
「きょ、教官……っ」
「俺にとっては、ずっと女だ」
普段の歯切れの良い話し方をする堂上からは、
想像もつかない程、その声は熱く、そして甘い。
僅かに掠れたその声に、ゾクリと郁の背が粟立つ。
そんな甘美な感触に意識を囚われていると、
突然、背後から伸びてきた腕が郁の顎を掴み、そのまま振り向かせた。
先程までガラス越しだった堂上の端正な顔立ちが目の前に迫る。
「きょ……」
言葉は最後まで言わせて貰えない。
郁の唇から零れるよりも前に、焦熱が唇を覆い、堂上の舌がその言葉を攫っていった。
追い求めてくる舌の熱さに、クラクラする。
息苦しくなって堂上の舌から逃れようとすれば、
そうはさせまいと、更に深く郁の舌を絡めとった。
「ん……ふぅ……んっ」
唇の合わせ目から漏れる声が、次第に甘く濡れ始める。
恥ずかしくて止めたいのに、足りない酸素を補おうとすると、
自然とそれと共に甘い声が漏れてしまう。
この声を堂上に聞かれているかと思うと、羞恥で倒れそうだ。
もう何度となく聞かれている声だし、今更なのは充分分かっているが、
恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
舌が絡み合う度に、口内で水音が跳ねるように踊り、
それらが粘膜を通して脳髄に直接響いて、徐々に羞恥が曖昧になっていく。
郁の唇を貪っていた堂上の唇が、ゆっくりと離れる。
漸く息吐くことを許され、郁の唇から小さく吐息が漏れようとした、その瞬間、
彼女の唇から漏れたのは吐息ではなく、小さな悲鳴だった。
郁の唇を解放した堂上の唇が、今度は郁の項へ落とされたのだ。
郁の肌の弾力を楽しむように、
時折肌を押しながら、堂上の舌がゆっくりと首を辿っていく。
ざらついた舌の感触の気持ち良さに、
舌の動きに合わせて郁の体がビクリと大きく跳ねた。
舌で撫でていたかと思えば、思い出したかのように唇で吸う。
それが酷く気持ちが良くて、込み上げる快感に耐えるように郁が瞳を固く閉じていると、
浴衣の合わせ目から何かが入ってきた。
弾かれたように瞳を開ければ、
窓硝子に浴衣の合わせ目から手を差し入れられている郁の姿が映っていた。
堂上のもう一つの腕が裾を捲り上げて、郁の太腿を撫で上げており、その姿は酷く卑猥だ。
あられもない自分の姿に、郁の羞恥が煽られる。
「や……っ」
慌てて堂上の腕を払おうとするが、堂上の腕はそんなことで簡単に払われたりはしない。
悔しいけれども、一度だって郁が堂上に勝てたことなどないのだ。
抗う郁を無視し、堂上は更に手の動きを大胆にしていく。
申し訳ない程度にある胸を揉みしだいていた手が、下着を上へずらした。
そのせいで乳房が下着から零れ落ちる。
すぐさま堂上の指が、乳房を擦り上げた。
「や……んんっ」
強い快感に思わず声が漏れてしまい、自分の声の甘さに、郁は酷く驚く。
郁は、慌てて下唇を噛締め、声が零れないように込み上げる快感を奥へ押し遣った。
しかし、そんな郁を嘲笑うかのように、更に堂上の指は郁を駆り立てていく。
裾から差し込まれた手が、下着の上から割れ目に触れてきた。
身体は随分と待ち望んでいたのだろう。
それだけで、体の奥から熱いものが染み出てくるのが分かる。
「このままだと下着が汚れるな」
堂上の低い声が耳朶に触れた、次の瞬間、下着を下ろされた。
太腿を過ぎた下着は、呆気ない程無力に、重力に従い床に落ちる。
濡れそぼっているせいか、ヒヤリとした空気が、そこに触れた。
露になった割れ目を、堂上の指が擦り上げる。
それだけでグチュグチュと卑猥な水音がそこからし、羞恥から郁の瞳に涙が滲んだ。
「郁」
低く甘い声が、郁の名前を象る。
自分の名前が、こんなにも甘美な響きをすることを、
郁は堂上に呼ばれて初めて知った。
「きょう……か……」
堂上の指が、蜜壺の中へとゆっくりと沈んでいく。
完全に濡れているそこは、何の抵抗もなく、堂上の指を飲み込んだ。
待ち望んでいた感触に、郁の体がブルリと震える。
指の根元まで沈んだ指は、そのまま第二関節で折られた。
そのせいで、堂上の指が膣壁に当たり、更に郁の体が大きく跳ねる。
そして、その場所を堂上の指が引っ掻くように何度も擦り上げた。
突然訪れた巨大な快感に、下唇を噛締めていた力が緩みそうになる。
しかし、ここで緩めてしまえば、恥ずかしい声を上げてしまうだろう。
郁は懸命に緩みそうになる歯に力を込め、唇を噛む。
そんな郁に気付いたのか、乳房を擦り上げていた堂上の指が、郁の唇に触れた。
「郁、唇を噛むな」
噛締める歯から逃がすように、ゆっくりと下唇を撫でる。
「で、でも……声が……」
「声ぐらい聞かせろ」
「い、いやです」
郁は、懸命に首を横に振って、堂上の申し出を拒絶した。
しかし、許さないと告げるように、堂上の親指が下唇を撫で続ける。
「聞かせろ」
「だ、だめです」
「上官命令だ」
きっぱりと言うと、堂上は郁の唇を強く押した。
「……ず、ずるい……。こんな時に上官命令なんて……」
上官命令と言われれば、部下である郁に抵抗など出来る筈がない。
「こういう時にこんなものは使いたくはないが、
こうでもしないとお前は唇を噛むのを止めないだろ」
「だ、だって……」
「そんなに強く噛締めたら、唇が切れる」
不意に郁の唇を熱い吐息が撫ぜ、そのまま唇を塞がれた。
再び、郁の中に沈められていた指が、ゆっくりと動き出す。
今度は指を二本に増やされ、更に郁の中で暴れた。
二本の指が別の動きをし、様々な場所を刺激していく。
その指の動きに合わせて、激しい卑猥な水音が響き、部屋の中で踊った。
先程まで唇に触れていた指もまた、再び乳房へと戻り、郁の快感を更に煽る。
その上、唇の中では堂上の舌に絡み取られてしまい、呼吸すらままならない。
体中に落とされる快感に、郁の思考は完全に甘く蕩けてしまった。
ゆっくり唇が離れ、お互いの視線が絡み合っていく。
郁の中から抜かれた堂上の手は、掌まで愛液でぐっしょりと濡れていた。
まるで郁に見せ付けるように大きく舌を出し、その手をゆっくり舐めていく。
淫猥な光景は酷く扇情的で、郁は背徳感と興奮で眩暈を覚えた。
「ガラスに手を突いてろ」
堂上にそう言われ、郁は言われるがままに硝子に手を突く。
郁が硝子に身体を預けるや否や、浴衣の裾が捲り上げられた。
「え……?」
何をしようとしてるのか、確認しようと郁が振り返るより先に、
蜜壺に硬いものが宛がわれ、一気に郁の身体に突き立てられた。
「あぁ……っ」
快感が身体を駆け抜ける。
せめてベッドで……と言おうとするものの、
それすら許されない程性急に攻め立てられた。
堂上の腰の動きに合わせて、郁の視界が大きく揺れる。
「やっ……あっ……んっ……ふっ……」
声を抑えたくても、唇を噛締めてはいけない、と言われてしまった以上、
郁に声を止める術は残っていない。
ベッドならば、枕やシーツで声を抑えることが出来るが、窓際では噛めるものはない。
初めての時のように、堂上の肩に噛み付くという手もあるが、
後ろから突かれている以上、それも無理だ。
その前に、そんなことをすれば、
また事後に膝詰めで説教されるという間抜けな展開になってしまうので、
流石にそれは勘弁願いたい。
堂上は、更に郁を追い詰めるように、郁の膣壁を抉るように、肉棒を突き立てる。
堂上が擦り上げる度に、郁の快感は更に膨らみ、上り詰めていった。
「郁、ガラス見てみろ」
耳元で囁かれた甘い声に、郁はゆるゆると瞼を開ける。
そこには、浴衣の合わせ目から胸を零して、
後ろから突かれて欲望に身を任せる浅ましい自分の姿があった。
あまりの恥ずかしい姿に、郁の瞳から完全に瞬きが消える。
「や、やだ……っ。見ないで下さい……っ」
慌てて瞳を閉じると、硝子から目を背けた。
目を閉じても、堂上が見えてしまっているので大した意味はないのだが、
自分が見えないだけまだいい。
「なんでだ」
「は……恥ずかしいからに、決まってるじゃないですか……っ」
「せっかくエロいのに、見ないはずないだろ」
再び、堂上の腰が激しく動き始める。
「あぁっ」
もう声が抑えられない。
堂上の腰の動きに合わせて、だらしなく開いた唇から、淫猥な声が零れた。
「や……あぁ……あんっ」
恥ずかしくて堪らないのに、気にする余裕すら完全に堂上に奪われてしまった。
もう郁に残されているのは、目の前にある快楽を貪るという淫欲だけだ。
ふと、後ろから伸びてきた手が、興奮して剥き出しになった愛芽を擦り上げた。
郁の中の快感が更に膨らみ、郁は一際高い声で啼いた。
「あぁぁぁぁぁっ」
「郁……っ」
腰の動きも更に早くなり、容赦なく堂上の手が愛芽を嬲る。
強大な快感に、もう立っているのもままならない。
郁は、縋るように窓硝子に頬を寄せた。
興奮して熱を孕んだ頬には、窓硝子の無機質な冷たさが酷く心地が良かった。
熱と快感が溶け合い、もう繋ぎ目すら曖昧だ。
窓硝子の顔を寄せたまま、郁は快楽を貪る獣のように声を上げる。
瞼の裏で閃光がちらめき始めた。
思考が真っ赤に染まってもう何も考えられない。
「郁……っ」
堂上が更に強く腰を打ちつけた、その時だ。
郁の中の快感が一気に弾け、郁はそのまま快楽に身を任せるように、意識を手放した。
ゆるゆると瞼を開けると、堂上が寝かせてくれたのか、郁はベッドに横たわっていた。
「あ……れ……? あたし……」
郁は、まだ朦朧としている頭を振って、頭の中の白い影を追い遣りながら、半身を起こす。
「気がついたか」
不意に声がして、郁は弾かれたように声がした方へ顔を向けた。
そこには、少し不貞腐れたような表情を浮かべて、ソファに腰を下ろしている堂上の姿があった。
「は、はい……。あの……あたし、もしかして寝てました?」
「あぁ。高鼾でな」
「……え?」
「かなりすごかったぞ。あんな鼾、初めて聞いた。玄田隊長に勝てるんじゃないか?」
「えぇっ!?」
堂上から告げられた言葉に、思わず卒倒しそうになる。
好きな人と肌を重ねた直後、高鼾で眠り込んでしまうとは、彼女としては失格だろう。
郁は、ガクリと肩を落として項垂れると、クスンと小さく鼻を鳴らした。
「元はといえば、俺が無理をさせたせいだから、気にするな」
堂上は、ソファから立ち上がりベッドに近付くと、ゆっくりと郁の頭を撫でる。
その手は、高校生の時、助けてくれた王子様の手だ。
その時と同様、相変わらずその手は優しくて温かい。
「でも……彼女として……いえ、女として終わってますよね」
堂上に頭を撫でられても、やはりショックは拭えず、郁の頭は項垂れたままだ。
「まあ、お前にそういうのは求めていないから安心しろ」
「はあ!?」
堂上は慰めようとしたのだろうが、郁にとっては聞き捨てならない言葉だ。
郁の頭が勢いよく上がる。
普通恋人ならば、ここは「どんなお前でも好きだよ」と言うところではないだろうか。
正直、堂上の言葉は全くその通りなのだが、
やはり女としてはこのまま流すことなど出来ない。
「求めてないってなんですか、求めてないって!
それってあまりに失礼じゃありませんか!?」
「アホか、貴様っ! そういう言葉は、それなりの言動をするようになってから言えっ!」
「ひ、ひどい……っ! 大体、教官が見境もなく盛るから悪いんですよっ!
もう少し落ち着いて下さいっ!」
「落ち着いてって……お前が言うなっ!」
部屋に二人の口論という名の漫才が響く。
不毛な戦いは、二人の息が切れるまで続くのであった。
【おわり】
485 :
478:2008/10/15(水) 09:40:14 ID:V8MCcIWi
以上です。
神が降臨するまでの暇潰しにして下さい。
>>478さん
萌えまくりでした。情景が目に浮かぶ〜〜。
今後も期待してます!!
>>478 うわーネ申キタ━━(゜∀゜)━━!!!!
描写がすごく流麗でエロかった!
最後のやり取りも堂郁らしくてニヤニヤw
次回作も楽しみにしてます!
>>478 あなたが神だ!!!!GJ!!!
文章の雰囲気もすげぇ好みだった!
また投下してくれ待ってる!
しかし、別冊の堂上なんだが、郁に対して不器用にしても言動がなぁ。
郁を怒らせて小牧&柴崎にこってり説教されるくらいはしたほうがいいかもしれん。
>>478 GJ!!!!
すごく良かった!
>>490 不器用なのが堂上のいいところだ
器用になったら堂上じゃない
そうだな、手塚夫妻からこってり脂をしぼられて、反省した堂上がぎこちなく
実践するとか。
>>478さん
すばらしいSSありがとうございました!とっても幸せ気分になれました〜。
応援してます、頑張れ〜
数日来ない間にこんな良作が投下されてるとはっ!
>>478さん、すげー萌えた!
また書いてくれ、楽しみに待ってる!
>>493 手塚夫妻はそういうことには口出しさなそうだよ。
お互い大人なんだから当事者同士で解決しろって言いそう。柴崎がw
それに堂上も言葉足りないけど、郁も最後までちゃんと話を聞かないせいで揉めてんだから悪いのはお互い様だ。
堂上だけ責めるのは酷だw
問題はそこじゃないな。
「お前に女を感じるほど飢えてない」
にはじまる暴言の数々のこと。
褒めてるのに怒ったり?ww
つ【売り言葉に買い言葉】
自分はそういうところを含めて好きだけどな
反対にそんなことを気にしてたら、この作品を楽しめないと思うけど……
郁と堂上は根は同じだからなぁ。うっかり成分は郁の方が多いだろうけど。
喧嘩するほど仲が良い典型例だと思ってる。
結婚してからは、空気を読んで堂上から謝ってるあたり、喧嘩しても上手くやっていってるんだろう。
ああ、くそう、この馬鹿ップルめー。
郁のほうでもラブラブ補正が働いているかもな
嗚呼バカップルww
そうそう。
この二人は、喧嘩が一種のコミュニケーションと化してるよなw
喧嘩もただのラブラブなじゃれあいにしか見えない。
ああいう言い争いをしてこそ堂郁というか、言い争いを見てるだけで顔がニヤけるw
くそーバカップル可愛いぜ。
堂郁は
我が子から、『この万年新婚馬鹿ップルが!!』と言われてそう…
それで、共に白髪までの頃には
某食器洗剤のCMの
老夫婦のような感じで
図書館デートなんかしてるんだよ…orz
なんか、ライトノベル板のスレは過疎り気味なので。
図書隊の人事ってどうなってんの?
正まで上がれない人たち、特に番方は遅くとも45歳くらいには退職してもらわないと
人事が破たんしちまうでしょ。
あともうひとつ、図書隊じゃなくても下っ端は量生活からって職場はいくらでも現実に
あると思うんだ。四人どころか六人部屋とか。
実際のとこどーやって抜いてるんだ?あの人たちは。
ちなみに刑務所はオナ禁。
いや、過疎ってるからってスレチな話題を書くなよ
大体そんな事柄は原作にも書いてないんだから
読者側が答えられるわけがない。
アニメから入って図書館戦争シリーズしか読んでなかったけど
上にちょっと出てた作品が気になって自衛隊の方も
まとめて読んでみたけど面白かった。
個人的に春名高巳が興味深いな。
腹黒というほどでもなく、でも策士系なキャラで、
だけど時々弱気になる所が人間くさいというか。
続編だか後日談がクジラの彼にあるんだっけ?
そちらも読んでみるか。
>>505 後日談も面白いよ。『クジラの彼』はどの作品もオススメ。
あと自衛隊とか一切出てこないけど『阪急電車』も読んでみるといい。なんかと戦ってないとダメ!ってんならアレだけど。
私は自衛隊三部作では『海の底』が一番好きだ。
「阪急電車」にもチラッとだけ自衛隊が出てくるぜ
そういや今日が伊丹駐屯地の創立記念行事だったっけ…
あのカップルもヘリの編隊を見て、出会った日のことを思い出したりしたんかな?
と妄想してみる
篤はもうすぐ40代だし、柴崎はあと1年で30代。
子作りはいそがないとね。子供の成人式とちゃんちゃんこ同じ年に迎えることになるよ王子様
なんていってみる
そして、ちゃんちゃんこ姿の堂上を見た郁が可愛いって言うんですね
分かります
>>509 ちゃんちゃんこで
思い出した〜
ちゃんちゃんこと言えば
あの二人…
なんか赤鬼に見えそうで
なんか自分で書いてて
凹んだ…orz
青鬼は誰だ?
独立派のナマハゲと行政派のハゲワシだろう。
人相で損してる者どうし。
玄折の神はいねがぁーー!!
クジラの彼と言えば脱柵の話読んでて思ったんだけどさ、やっぱ自衛官となると高い柵越えるのも楽勝(?)なんかね。
フェンスなら足かけられるし大丈夫だと思うんだけど。
自衛隊ものといえば今昔も結構好きだ
妄想は働かせにくい話だがw
前スレで柴崎の陵辱話があったけど、郁が同じ目にあったらどうなるか考えてみる。
堂上がゼロ距離で特務機関の捕虜の頭にむかって発砲。
小牧が反射的に腕に飛びついたので、耳たぶが少し削れただけですんだ。
創作発表板のSS(短くはないけど)なら有り得るかもな
あっちは人死にが出まくってるから…
まぁ面白いんだけど
今寝てたら、ものすごい甘い堂郁の夢を見た。興奮のあまり目覚めちゃったよちくしょう。
続き見れないか頑張ってみる。
それ見れたら是非ここにうPして!
522 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 20:31:55 ID:jjY2fdgV
あげておく
エロくてラブラブな堂郁が見たい…。
堂郁の神々どうかお願いします!
堂郁はわりとお腹いっぱいだから自衛隊3部作の話とか読みたい
自分で書ければなぁ
食傷気味になってる人もいるかもしれんが自分も堂郁読みたいな。まあ読めるなら何でも読みたいんだが。
自分で書こうとしてるけど上手くいかん。元々絵描きだからかSS難しい。
頑張ってググれば見つかるよ
>>524 お前もう少し考えて書き込めよ
そんな書き方したら、堂郁を書いた職人が投下しづらくなるだろーが
自衛隊三部作を読みたいって書くだけにしとけよ
ここはお前だけのスレじゃねーんだよ
気持ちはわかるが
>>527も過剰に反応しすぎじゃないかね
自分はどのCPも読みたい
このスレに職人さんはもういないのかな…?
お腹いっぱいとか否定的なことを書かないのは常識でFA
堂郁信者って子供っぽいな
気に入らないとすぐカッとなって相手に食ってかかる所が郁そっくりw
堂郁も大好きだからいっぱい読めるのは嬉しい
けど、ファンも多いからサイトとかたくさんあるんだよね
ぶっちゃけここじゃなくても好きなだけ読めるというのもあるね、確かに
外にあんまりない三部作とか自衛隊ラブコメとか電車とか読みたい気持ちは良く分かる
言い方がマズいのはちょっと考えて欲しかったけど
かく言う自分も高光に飢えてるw
自家発電しちゃおうか悩んでるくらいに…でも絵心も文才も無いんだよね
あとエロパロ板で言う事じゃないけど脇役な上官ズの話とかすごい読みたい
空の斉木・須藤三佐の友人の会話とか、海の在りし日の艦長さんとか
>531
釣れますか?
>>533 待て、煽られてると思うな。
『まったくもう、すぐカッとなって……そういう子供っぽいところ、まるで郁みたいで可愛いぜお前ら』
……と愛でられていると考えるんだ。
郁はみんなに愛されてるもんね
あー、やっとやたら神経質な人がいる理由がわかった
あー、やっとやたらとヲヴァ厨みたいなネチネチした書き込みがある理由がわかった
DVD3巻から妄想が暴走して、小毬出来ちゃったので投下します。
初創作、初投下なので、いろいろご容赦を。
うわー、緊張する!
毬江との「初めての夜」から一年程過ぎた。
自分の事は自分でする、と恋人同士の良くある仕草も、律儀に頑なに拒むところがあったが
前にも増して自分を信頼し、預けてくれるようになったのは肌を重ねてからだった。
それでも、小牧には最近思うところがある。
『声が聴きたい』
寮住まい、実家住まいの二人は当然というか、やむなく、二人きりで過ごす場所を外に求めるしかない。
記念日にはベイサイドのリゾートホテルを取っていたが、そう毎回だと毬江が気にするので
小奇麗なシティホテルかビジネスホテル。
食事をして、小牧の為のアルコールと毬江の為のスイーツを買い込み部屋に入る。
初めてのホテルなら、二人で部屋を検分して批評して、小牧のアルコールと毬江のスイーツを
ひとくちづつ交換して。
頃合いを見計らってバスルームに促して。
自分もシャワーを浴び、石鹸の香りの毬江を抱きしめて…
「そこなんだよ!」
「はあ?!」
カンっ!と缶ビールを天板に叩き付けて突然声を荒げた小牧に、一緒に呑んでいた堂上が思わず
同じ調子で怪訝に聞き返す。
いつものようにビール半ダースを片手にやってきた、堂上の部屋だ。
「いくら小奇麗なホテルでも、防音がシッカリしてるとは限らないだろ?毬江ちゃん気にしててさ。
行為に集中しきれてない…っていうかさ」
「はあ。」それで?
「要するに、啼いて欲しいわけよ!思いっきりさ。カワイイところを見たいわけ。解るだろ?」
ガン!缶ビールに続いて堂上が天板に激突する番だった。柿ピーが飛び散る。
「…お前な…」
「堂上のとこは一線さえ越えれば、後は二人とも奔放そうだし。そんな悩みもないだろうけど」
「うるさい!見てきたように言うな!なんだ、ホンポウって!?」
「じゃあ実際はどうなの?」
「うっ…」
そんな会話をしたのは昨夜だった。
明日は公休で、今日は定時後に毬江の家へ迎えに行くはずだった。
良化特務機関の急襲がなかったら…!
携帯のショートカットからメールを起動し、こんな時の為に登録している定型文を呼び出す。
<ごめん!今日ダメになっちゃった。心配しないで。また連絡する。>
良化委員会を恨みながら送信して、戦闘服の内ポケットにしまった。
攻防は夜を徹して、翌朝の開館間際まで続いた。
ツイてない。公休が台無しだ。
<今終わった。ごめんね>
意味が通っているとは言えないメールを毬江に送り、戦闘服を引き剥がしてベッドに身を投げ出した。
…意識の片隅で、小さなピンクの光が明滅している。
あれは、毬江からのメール着信だと気付き、同時に目が覚めた。
ベッドの中で携帯を引き寄せ、開く。11時半。短時間だけど熟睡できたようだ。
メールを開く。
<お疲れ様でした。怪我とかしてない?ゆっくり休んでね♪>
一件目から1時間置いて、もう一件。
<ちょっとでいいので、逢いたいです。起きたらめーるください。>
ガバッと身を起こす。脳裏で身支度、移動にかかる時間を計算してメールを返す。
<おはよう!支度してすぐ行くよ!お昼まだだったら一緒に食べようか?>
返事を待たずに、シャワー室に急いだ。
昼食には少し遅い時間になってしまったが、毬江が快諾して一緒に食事を取ることができた。
外装の間口の割に、奥行きのあるカフェ。
ここのランチセットの、特にデザートが毬江のお気に入りで何度か足を運んでいた。
愛想のいい、折口と同じくらいの年齢の店員が気を利かせて静かな一角に案内してくれる。
他愛のない近状報告。大学の友達や隊のメンバーの話。
昨夜の抗争については、小牧が「大丈夫だったよ」と言い、「そう、良かった」と毬江が返すに留まる。
深く言及しない。二人の暗黙のルールだった。
「これからどうしようか?時間、あんまり無くて悪いんだけど」
いつも、それなりのプランを用意して来ているが今回は白紙だ。
出掛けに堂上の部屋によって、門限の延長申請は出してくれるよう頼んだが、泊まりとなると
毬江を朝帰りさせるわけには…さすがにご両親に申し訳ない。
「ううん、時間は気にしないで。わかってる。」
カフェを出た路上。喧騒からは遠いが、さすがに毬江には声が通りにくい。
隣に並ぶ毬江に、気持ち顔を寄せて訊くと、小牧の左腕を取り毬江も縋る様に顔を寄せて答えた。
「小牧さんに逢いたかったの。これで充分。」
可愛い。キスしてしまいたい。俺も、ものすごく逢いたかったよ。
歩きながら左腕を解いて、毬江の背を抱き込み左手同士で組んだ。
指にはお揃いのリング。見る度にほっとする。まだ俺の毬江ちゃんなんだね。
傍目から見たらどう映るだろうか。
女子大生になりとても綺麗になったけど、どこかあどけない君。
10も年上の「オジサン」に手が届きそうな俺。
援交に、見えるかもな。
つい自嘲気味な気分が顔に透けたらしい。
「小牧さん?」
心配気に覗き込まれる。君を大事にしたいんだ。
「ね、小牧さん、まだ疲れてるんじゃない?どこかで休む?」
真っ先に、不埒な考えが浮かぶ。だめだ。今度は顔に出ないよう取り繕う。
「どこかって?カラオケ…はうるさいし、マンガ喫茶とか」
「それじゃ休めなくない?ホテルとか横になれる所…」
語尾は言い澱んで、困ったように赤くなった。
「毬江ちゃん」なんでそういうこと言うかな。俺を挑発するような。
「だって。…その方が気を使わなくて済むでしょ?二人っきりになれるし!」
毬江にしてははっきりと、一気に言い切った。子供扱いしないで。そういう表情だ。
君を大事にしたいんだ。でも、君を俺だけのものにしたいんだ。
「ラブホ、行こうか?」
まさか、素直に頷くとは思っていなかった。
困り顔で、かわいらしく拗ねてくれたらよかった。
今、二人は先程から3駅先の、ホテル街に居た。
傍らの毬江は、独特の街の雰囲気に戸惑ってはいるものの、迷いは感じられない。
安っぽいネオン管で装飾されたホテルは避け、リゾートホテル風の外観のホテルの前に来る。
眼で「いいの?」と尋ねると、毬江は微笑って返した。
武者返しのような、外から見えない作りの入り口を入ると、思ったよりも明るいフロントだった。
大きな切込みの入った南国の観葉植物が据え置かれ、鮮やかな絣織りの布で飾られていた。
正面にコンソールがあり、壁側には仕切られたウェイティングルームが3つ。
幸運にも無人で、コンソールには空室が表示されていた。
「ふうん、こうなってるんだー」
毬江が小牧の袖を引っ張り、無声音で呟く。興味津々で辺りを見渡している。
「どの部屋にする?」
「ええっと…」
「ここでいいか。」
判断が付かない様子だったので、小牧は一番高い部屋を選んだ。入る前からそう決めていた。
二人でちょうどのサイズのエレベーターに乗り、勝手に止まったフロアに出ると
一番奥の部屋のランプが点滅していた。自動誘導に毬江は「すごい!」の連発だった。
ドアを開けると、小牧の後ろから恐る恐る覗き込む。
正面に自動料金支払機があり「いらっしゃいませ」の電子音に少し遅れて、部屋の明かりがついた。
清潔そうな部屋だ。小牧はまず安心した。
「わー!広いねー」はしゃいだ毬江の声がうれしい。
キングサイズのベッドは白のリネンに、シンプルなダークブラウンのスプレッドが懸かっている。
バスルームは、ミストサウナと液晶TV付のジャグジーだ。
プロジェクタ式のホームシネマがあり、これがこの部屋の売りのようだった。
「リモコンあった♪」
「あ!ちょっと待った」
いくら品が良くても、ここはラブホだ。大画面に写し出されてしまうのは…。
『ああん!…あ、ああ…』結合部にボカシの入った濃厚なラブシーン。
あーあ、ベタだね…。突っ立っている毬江からリモコンを取り上げて、消す。
「こーら、暴走しないの。あ、ひょっとして観たかった?」
「ち、違いますっ」赤くなっちゃって。
壁面のスクリーンの下には、スピーカーや、カラオケ、ゲーム機、冷蔵庫。それに大人のオモチャの自販機。
毬江はそれに気付いたのだろう、そちらに眼を向けないようにしているのがバレバレだ。
まったく。かわいいな。可愛過ぎて正直、毒気が抜けちゃったよ。
小牧は上着を放り出すと、ベッドに倒れ込んだ。寮ではありえない上質なスプリングが背中を受け止める。
ぐーっと伸びをする。気持ちいい。このまま一眠りするのもいいな…
気が付くと、毬江が添い寝をして、小牧の髪をゆっくりと撫でていた。
その毬江の穏やかな表情に、小牧もくつろぐ。
「まだ寝てていいよ?」
「俺、どのくらい寝てた?」
「20分くらい」
良かった。毬江ちゃんと二人きりなのに、放っとく訳にはいかない。
片肘を突いていた毬江を抱き寄せ、胸元に顔を埋める。
その、どこか幼い仕草に眼を細め、毬江は小牧の頭を抱き込んだ。
肌触りのいい、淡い色合いのニット越しに、柔らかな乳房を感じる。
ほのかないい香りを、もっと吸い込もうと更に顔を埋めた。
所々ブラの生地の硬さがもどかしい。
毬江のニットの裾から片手を滑り込ませ、滑らかな背中を探る。
「こ、小牧さん」
「だめなの?」
だめとは言わせない。君は俺のものだから。
ホックを寄せるように掴むと、一気に外れる。乳房がふわりと弾んだ。
そのまま、服の下からブラを押し上げ乳房に直に触れる。
「!」
毬江が息を呑む。興奮してきた。
「毬江ちゃんのおっぱい、柔らかいね」
何度も言うようだけど。だって本当に感動するくらい柔らかい。
「やっ…」
「大好きだよ」君を、愛してるよ。…今言っても説得力ないかな?
「う…ん」
返事とも、そうじゃないとも取れる小さな声が漏れる。
はっきり答えないと、イジメちゃうよ。
服もまとめてたくし上げる。若い、形のいい乳房がこぼれ出た。
せっかくだから、脱がしちゃおうか。そのまま、腕からも引き抜いた。
とっさに毬江が逃げ腰になる前に、のしかかる。
体重をかけ過ぎないように。こんなことに体術が役に立つなんてね。
再び乳房に手を添える。今度は両手で。
「あ、や、あっ…」
立ち始めた先端の蕾に指を延ばしながら、口付けした。
深く舌を掬い、絡める。指先で両方の蕾を転がす。
「ん!んふ、う、うん!」
口の中で、甘い吐息と唾液が交じり合う。全部飲み下してしまいたい。
唇を離す。唾液が糸を引く様が卑猥だ。
蕾を嬲りながら毬江を見ると、固く眼を瞑り、頬を染めて快感に堪えていた。
堪えることはないのに。もっと溺れていいんだよ。
「毬江ちゃん」
もう、快感の流れに押しやってしまってから声をかける。我ながらどうかと思う。
「いやだったら、ちゃんと言ってね?」
「や、じゃ、ない。の…」
喘ぎ喘ぎ言う姿がいじましい。
「じゃあ、イイ?」
「う、…うん。」
「愛してるよ」
「うん、あいしてる」
小牧は上半身の服を脱ぎ捨てると、再び唇を重ねつつスカートを脱がしにかかった。
モノトーンのタータンチェックのマーメードスカート。結構、身体のラインが出てたな。
着るものまで男好きする”女子大生”になってきて、本当に心配だよ。
スカートを取り去ってしまい、ストッキングに手をかけると、慌てて毬江が自分で脱いだ。
破ってしまいそうだな、と思ったので助かる。
そうして、毬江らしい控えめなレースが飾る、ショーツ一枚だけの毬江が出来上がった。
はずかしげに身動ぎして、横を向いてしまった毬江の頬にキスを落とす。
「きれいだよ」
耳元でささやくと、途端に更に頬を紅くする。もちろんそうなると判っててやってる。
そのまま首筋を唇でなぞる。痕が付くかどうかの加減で吸い、舐める。
「ん、くう、」毬江の甘い声が、喉越しに耳に響く。
左手を脇から胸へ滑らすと、毬江の身体がひくつく。
乳房を優しく擦りながら、右手をウエストのくびれから下ろしてゆく。
ショーツの上から足の付け根に触れる。足ぐりに沿って何度か指でなぞり
膝で脚を割って、恥丘に触れる。
じんわり湿った布の越しに探ると、かわいらしい芽を見つけた。
「あ!」小さな悲鳴が上がる。同時に胸の蕾も摘んでやる。
「あん!あ、あ…あ」
「気持ちいいの?」意地悪く、訊く。
「く、う、う、ん、ふっ、」
唇を噛んで声を堪えようとするから、ショーツの中に指を忍ばせた。
直接、小さくそそり立つ芽を擦る。温かな蜜が溢れてきてショーツが濡れた。
「んー!んう」
指に蜜を掬って、芽に塗付ける。よく滑る芽を強めに嬲る。
跳ねた身体の空いているほうの乳房にむしゃぶつき、舌でも蕾を転がす。
「ん!は、はあ…、あ、あん!あ」
気持ちよさそうだね。俺も気持ちいいよ。
それぞれの場所から聞こえるいやらしい水音を、毬江にも聴かせてあげたくて
更に蕾を啜り、花弁の奥の壷を浅く掻き回した。
毬江の脚に引っ掛かっていたショーツを脱がし、脱力している腰を抱え顔を寄せると
パッと毬江が起き上がって、小牧の額を押さえた。
「やっ、なにするんですか!」
「見て判るでしょ」
「だってっ!…シャワーまだだし…」
「いいよ、そんなの」
「よくないですっ」
今更だよ。今から俺を待たせるつもり?それとも二人で入る?…ただじゃ済まないよ。
まだ二人で入浴したことはない。君とのプロセスは大事にしたいんだ。
「いやなの?」
毬江が言い澱んでいる隙に、強引に押えつけて脚の間に顔を埋めた。
茂みをかき分けると、ピンクの芽を見つける。そこにキスを落として、更に花弁を押し広げる。
先程の蜜に濡れ、照り輝いていた。ほら、君はきれいだよ。とっても。
舌先で硬くなった芽を舐めると、新たな蜜が溢れ出した。忙しない吐息が聞こえる。
啄ばむ様に何度も吸う。吐息が嬌声に変わり、腰が揺れる。
今日はこのくらいで許してあげるよ。
小牧が脚の間から顔を上げると、ほっとした様に毬江の力が抜けた。
だが、小牧はすぐさま指を花弁の奥へ突き入れた。
「やあっ!!」
唇を唇で塞ぐ。何度も深く嬲る。指を曲げ、毬江のいいところを責める。
もう、俺も限界。ごめんね。指の動きを早め、絶頂に導く。
「ん、ふぐっ、ふ、んん」毬江が、強い快感に苦しげに呻く。
「こえ、聴かせて」
小牧が唇を離すと、細い声が響いた。
「あん!はあ…っ、あああっ、あーーーー」
毬江は絶頂に達し、がくん、と脱力した。
小牧は自分の残っていた衣服を脱ぎ、持参のゴムをつける。
「毬江ちゃん」
頬を紅潮させ、眉根を寄せて放心している毬江に呼びかけた。
まだだよ。もう少し付き合って。優しくキスをして、意識を呼び戻す。
暫くして毬江が薄く眼を開け、ぼんやり小牧を見つめ返した。
「挿入れるよ?」
毬江は、まだぼんやりと不思議そうな顔をする。
聴き取れなかったかな?でも、もう怒張は限界だ。ごめんね。
毬江の膝を開き、腰を進める。滴るほど潤った花弁に怒張を宛がった。
「ん…」
ゆっくり、揺すりながら奥へ進める。身体は敏感に反応して、絡みついてくる。
最奥の壁に突き当たったとき、ビクンと跳ねて、きつく締め付けてきた。
「こ、まき、さ…」
「まりえちゃん」
「こまき、さん。ん、…だいすき…」
毬江が荒い息の中、囁くように言う。
抜き差ししながら、答える。もっと、はっきり聴きたい。
「大好きだよ。毬江ちゃん、もっと声出してごらん」
「…あ、っこまきさん、すき」
「ん?なあに?」動きを速める。
「あう!ん、すきです!…あああ!」
自分の貪欲さ、救いのなさは自覚してる。だから…
「毬江ちゃん、もっと」
「こまき、さん!こ、まき…さんっ!」
「もっと呼んで?大きな声で」
最奥を抉る。くううっと背中が反る。
「あ、あああ」
枕元に放って在ったリモコンを取り、スイッチを押した。
『んふ!あん!あああ、あ…!あひっ!』
壁面一杯に濡れ場が映し出される。高音に弱い毬江にも聞こえるよう音量を上げる。
「ほら、あんな風に感じてごらん」
「!?や、あああ!ん!ん!!」
昂りを叩き付ける。もう…
「ん、い、いくっ!あはあああ!だめえっ!!」
毬江の叫びと共に、小牧は精を放った。
帰り道。実家の最寄り駅で下車して、二人、夜道を歩いている。
毬江は俯いたまま、小牧の後ろをふらふらと歩いていた。
「ほんと、ごめんって。ほら、危ないよ」
毬江が、涙目で睨む。カクっと片膝が砕けて、またよろける。
「毬江ちゃん。ごめん。俺が悪かった。」
これ以上はほっとけなくて、腕を捕まえて支えた。
「別に、怒ってないです」
そんな、そっけない声で言われても。はいそうですか、ってわけないでしょ?
照れが半分、そして、やっぱり半分怒ってるね?
小牧は、毬江に向き直って正面から抱きすくめた。
「ごめんなさい。やりすぎました。毬江ちゃんが優しいから、つい甘えちゃった。」
身を固くしていた毬江が、ふっと力を抜く。
「怒ってるんじゃないの。…どんな顔していいか解らないの」
ああ!かわいいなあ。そんな君もとびきり可愛いけど。
「笑ってよ。安心させて?」
fin
GJ
小牧の口調がエロくて( ・∀・)イイ!
GJ!
小毬いいなあ〜GJ!
もっと書いてください神よ
超GJ!!
小牧視点好きだ
ニヤニヤしながら読んだぜありがとう神!!
初投稿乙&GJ
小牧エロいな…w
おー小毬だ!GJ!!
毬江ちゃん可愛いな
萌えさせてもらったよ、ありがとう
557 :
538:2008/11/02(日) 17:29:42 ID:9f3kaXwD
皆、アリガd!
調子に乗って、毬江視点も書いてみた。
素材が一緒なので新鮮味はないがorz
1本でザッピング出来ないのは、力のなさだな。。。
最後におまけで堂郁付き(エロなし)。
※ DVD特典「マイ・レイディ」のみに出て来るキャラに触れてます。注意!
小牧との「初めての夜」から一年程過ぎた。
今も昔も、小牧は無条件に毬江に優しい。
私が障がい者だから?それともいつまでたっても小さい女の子だと思ってるの?
そんな諦めに似た焦燥も、身体の全てを預けてしまったら、忘れていられるようになった。
それでも、完全に払拭することは、まだ出来ていない。
『そばにいたい』
大学帰りの昼下がり。いつものように友達とコーヒーショップにいた。
ノートテイクを引き受けてくれている、ヨーコちゃん。
さばさばした裏表のない性格で、気の置けない友達になった。
お店の女性誌を捲りながら、取りとめのないガールズトーク。耳を患ってから、ようやく取り戻せた。
「あ!みてみて!もう”クリスマスデート特集”だって!」
「え?なあに?」
毬江が紙面を覗き込むと、東京タワーの夜景に、シャンパングラスを掲げたカップルの写真。
”聖夜の必勝法”なんて文字が躍ってる。
「あ、やだ勝負下着だって!」
ニュクスな生地のブラセットや、ファーの付いたベビードール。クロッチの開いたヒモパンまで載ってる。
こんなの着たら、小牧さんどう思うかな。もし、喜んでくれるなら着てもいいかな…。
「なになに、”おすすめブティックホテル”…」
ホテルのタイプ別に何点か載っていた。岩盤浴の付いた”とことんリラックスタイプ”、
手足を拘束できる診察台設置の”どきどきSMタイプ”…。きゃーきゃー言いながらも、目を離せない。
「あ!そういえば、この間ね、デートで呑んだんだけどワインが美味しくて呑み過ぎちゃって」
ここにはいない、やっぱりノートテイクしてくれるヨーコちゃんの彼氏。
ヨーコちゃんは酒豪だ。彼氏が可哀想になるくらい。
「でね、お金なくて何処でもいいやって、やばい感じのホテル入っちゃったの!そしたらもう!
古い民宿みたいな畳敷きで、お風呂なんて超狭いの!
なのにローションとかあって、どうしろと!って二人で爆笑!!!」
「ちょっとっ!声大きすぎ」
「あはは!ごめーん。ねえ、中澤ちゃんは?小牧さん、オトナじゃん?いろいろ知ってそー」
「やーだ、もう勘弁してー」
小牧とブティックホテルに行ったことは、まだない。
いつも、夜景がきれいなシティホテルや、外国人向けの内装の凝ったビジネスホテル。
大事にされているのだ。それは解ってる。でも…
忘れたくても、忘れられない、今までの小牧の恋人が浮かぶ。みんな綺麗でお似合いだった。
あの女性とはどうだった?ブティックホテルにも行ってたの…?
締まった筋肉質の胸、長い指、優しい笑顔。まだ、私の知らない小牧さんがいるの?
私も行きたい!私も知りたい!!だって、小牧さんしか要らないんだから…!
今夜は、久々のデートだ。ヨーコと一緒に見て回った、コーディネイトもバッチリ。
毬江は大学から帰り、靴を脱ぐのももどかしく2階の自室へ急ぐ。
トートバッグを置くのと同時に、ポケットで携帯が振動した。
ピンクのイルミネーション。小牧からのメール着信だ。
逸る気持ちを抑え、ちょっと呼吸を整えてから、メールを開く。
<ごめん!今日ダメになっちゃった。心配しないで。また連絡する。>
…予想外の文面に、思わずその場にへたり込む。やだ、なんで…?
小牧がドタキャンする理由に、はっと行き当たって、ノートパソコンを立ち上げた。
地域ニュースを検索…あった!”武蔵野第一図書館、現在交戦中”。
被害情報は、終わってからじゃないと発表されない。分かっているけど更に検索する。
やがて同じ様な記事をぐるぐる回って、これ以上は諦めた。
お願い。どうか、無事でいて。
両親を心配させないように、毬江は携帯を握り締めてベッドに入った。
電気を消しても、目が冴えて眠れない。
ふと、気配を感じて窓を見ると、カーテンに猫の影。カリカリを窓を掻いている。
窓を開けてやる。ひんやりとした夜気と共に、するりと滑り込んできた。
ベッドに戻ると、一緒に潜り込んでくる。柔らかな手触りが毬江の心を宥めた。
猫の寝息に誘われて、毬江も眠ることが出来た。猫がベッドから飛び降りた振動で目が覚める。
ドアをカリカリ掻いているので開けてやると、階下から朝食の味噌の匂いが漂ってきた。
ベッドを振り返ると、シーツに透けてピンクのイルミネーションが明滅している。慌てて飛びついた。
<今終わった。ごめんね>
ノートパソコンを開く。スタンバイモードを解除して、検索。双方共に、目立った損害はなかった。
良かったー。本当に良かった。メールを送る。
<お疲れ様でした。怪我とかしてない?ゆっくり休んでね♪>
朝食を取り、部屋へと戻る。ハンガーには、デートで着るはずだった服。
見せたかったな。逢いたかったな。小牧さん。
ヨーコとの会話が甦る。過去の女性への嫉妬も。…ああ、自分が嫌になる。
逢いたい、あいたいよ、小牧さん!
また、メールを送ってしまった。また、負担になっちゃうかな…。
<ちょっとでいいので、逢いたいです。起きたらめーるください。>
毬江は図書館で借りた本を読んで、時間をつぶしていた。
読みきったら、図書館に行こう。小牧さんに会えるかもしれない。
突然、机の上で携帯が跳ねだした。小牧からの着信。
<おはよう!支度してすぐ行くよ!お昼まだだったら一緒に食べようか?>
やだ、ほんとに?!いいの?逢えるの??
すぐ支度しなくっちゃ!!…あ、待って返信しなくちゃ!!!
昼食には少し遅い時間になってしまったが、一緒に食事を取ることができた。
外装の間口の割に、奥行きのあるカフェ。
ここのランチセットの、特にデザートが毬江のお気に入りで何度か足を運んでいた。
愛想のいい、折口と同じくらいの年齢の店員が気を利かせて静かな一角に案内してくれる。
他愛のない近状報告。大学の友達や隊のメンバーの話。
昨夜の抗争については、小牧が「大丈夫だったよ」と言い、「そう、良かった」と毬江が返すに留まる。
深く言及しない。二人の暗黙のルールだった。
「これからどうしようか?時間、あんまり無くて悪いんだけど」
カフェを出た路上。喧騒からは遠いが、さすがに毬江には声が通りにくい。
右を歩く小牧が、毬江に顔を寄せて訊く。
右の聴覚を失った毬江を守るように、いつも右側を歩いてくれる。
「ううん、時間は気にしないで。わかってる。」
小牧の左腕を取り、毬江も縋る様に顔を寄せて答えた。無理に甘えたのは私だから。
「小牧さんに逢いたかったの。これで充分。」
小牧は歩きながら左腕を解いて、毬江の背を抱き込み左手同士で組んだ。
指にはお揃いのリング。男除けに、なんておねだりしたけど、本当は。
二人だけの絆の証。そう信じていいですか…?
「小牧さん?」
ふと気付くと、小牧には珍しく冴えない表情が浮かんでいた。
やっぱり、私のわがままで無理してくれているの?
「ね、小牧さん、まだ疲れてるんじゃない?どこかで休む?」
にっこり笑って小牧が答える。大人の笑顔だ。
「どこかって?カラオケ…はうるさいし、マンガ喫茶とか」
「それじゃ休めなくない?ホテルとか横になれる所…」
あ、あれ、やだ、私、何言ってるの。ヨーコちゃんとあんな話したから?
「毬江ちゃん」ほら、小牧さん困ってる。
小牧さん疲れてるんだし、休んで欲しい。でも、そばにいたいの。
「だって。…その方が気を使わなくて済むでしょ?二人っきりになれるし!」
毬江にしてははっきりと、一気に言い切った。
小牧は一瞬驚いた顔をして、そして意味深に微笑んだ。
「ラブホ、行こうか?」
雑誌の記事と、ヨーコに煽られて興味があったけど、まさか今日だなんて。
でも、小牧さんとだから。断る理由なんてない。
今、二人は先程から3駅先の、ホテル街に居た。
独特の街の雰囲気に戸惑う。でももう、迷いはない。
小牧は、リゾートホテル風の外観のホテルの前に来て、目で「いいの?」と訊ねた。
優しい小牧さん。毬江は微笑って返した。
武者返しのような、外から見えない作りの入り口を入ると、思ったよりも明るいフロントだった。
大きな切込みの入った南国の観葉植物が据え置かれ、鮮やかな絣織りの布で飾られていた。
正面にコンソールがあり、壁側には仕切られたウェイティングルームが3つ。
幸運にも無人で、コンソールには空室が表示されていた。
「ふうん、こうなってるんだー」
毬江が小牧の袖を引っ張り、無声音で呟く。興味津々で辺りを見渡している。
「どの部屋にする?」
「ええっと…」どうしよう、なんか恥ずかしくて、どうしていいか判らない。
「ここでいいか。」
見かねて、小牧が空室のひとつを選択した。場慣れしてる感じに、胸がちくっと痛んだ。
二人でちょうどのサイズのエレベーターに乗り、勝手に止まったフロアに出ると
一番奥の部屋のランプが点滅していた。自動誘導、なのかな。すごい。
ドアを開ける小牧の後ろから、恐る恐る覗き込む。
正面に自動料金支払機があり「いらっしゃいませ」の電子音に少し遅れて、部屋の明かりがついた。
いかがわしさは感じられない部屋で、毬江はほっとした。
「わー!広いねー」照れ隠しに、はしゃいでみせる。
キングサイズのベッドは白のリネンに、シンプルなダークブラウンのスプレッドが懸かっている。
バスルームは、ミストサウナと液晶TV付のジャグジーだ。
プロジェクタ式のホームシネマがあり、これがこの部屋の売りのようだった。
点けてみようかな。部屋を見渡して、ベッドのコンソールの脇にリモコンを見つけた。
「リモコンあった♪」
「あ!ちょっと待った」
小牧の慌てた声がしたが、間に合わなかった。
『ああん!…あ、ああ…』大画面に、結合部にボカシの入った濃厚なラブシーン。
なに!?これー!小牧が突っ立っている毬江からリモコンを取り上げて、消す。
「こーら、暴走しないの。あ、ひょっとして観たかった?」
「ち、違いますっ」
壁面のスクリーンの下には、スピーカーや、カラオケ、ゲーム機、冷蔵庫。それに大人のオモチャの自販機。
そうだ、ここはそういう場所だったんだ。やだ、どこ見たらいいの??
小牧は上着を放り出すと、ベッドに倒れ込んでいた。やっぱり落ち着いてる…。
ぐーっと伸びをして、気持ちよさそう。そうだ、休んでもらうんだった。
眠ってしまった小牧の髪を、毬江が添い寝をしてゆっくりと撫でていた。
ふっと、小牧が目を開ける。起こしちゃったかな。
「まだ寝てていいよ?」
「俺、どのくらい寝てた?」
「20分くらい」
まだ時間はあるはず。だからもう少し休んで、小牧さん。
ふと、小牧の腕が延びてきて、毬江を抱き寄せ胸元に顔を埋める。
その、赤ちゃんみたいな仕草に眼を細め、毬江は小牧の頭を抱き込んだ。
見た目よりも硬い手触りの髪。男の人なんだな、と思う。
ほのかにシャンプーの香りがした。愛しさが胸に迫る。ずっと、こうしていたい。
なのに、小牧の片手が毬江のニットの裾から滑り込んできて、背中をするりと撫でた。
「こ、小牧さん」
「だめなの?」
だめじゃないけど。ちょっと待って、休んでないとだめだよ…
小牧はブラのホックを寄せるように掴むと、一気に外した。開放されてしまった頼りない感触。
そのまま、服の下からブラを押し上げ乳房に直に触れられる。
「!」
ちょっと冷たい指に息を呑む。ま、待って、やだ…
「毬江ちゃんのおっぱい、柔らかいね」
Hのとき、いつも言う科白。なんで、そんな恥ずかしいこと言うの?
「やっ…」
「大好きだよ」
大好きな小牧さんの、大好きな声。些細な愛撫にも反応してしまう。
「う…ん」小牧さん、愛してるの。
…もっと、抱きしめてほしい。
服もまとめてたくし上げる。若い、形のいい乳房がこぼれ出た。
小牧の視線を感じて、頬が熱くなる。そのまま、腕からも引き抜かれた。
とっさに毬江が逃げ腰になる前に、小牧がのしかかる。
強い力ではないのに、まったく身動きが取れない。捕まっちゃった。
小牧が再び乳房に手を添える。今度は両手で。
「あ、や、あっ…」
立ち始めた先端の蕾に指が触れ、口付けされた。
小牧が深く舌を掬い、絡める。指先で両方の蕾を転がす。
「ん!んふ、う、うん!」
口の中で、甘い吐息と唾液が交じり合う。頭がぼうっとする。
蕾を嬲られる。甘い快感が波紋のように全身に広がる。
波紋は脚の間に届いて、じんわりと熱くなる。
「毬江ちゃん」
小牧の声。淫らな身体を見透かされたような気がした。
「いやだったら、ちゃんと言ってね?」
「や、じゃ、ない。の…」
小牧さんに触られるの、うれしい。…気持ちいいの。
「じゃあ、イイ?」
「う、…うん。」
「愛してるよ」
「うん、あいしてる」
小牧は上半身の服を脱ぎ捨てると、再び唇を重ねつつスカートを脱がしにかかった。
モノトーンのタータンチェックのマーメードスカート。
大人っぽく見せたくて、思い切って買ったの。小牧さん、見てくれた?
スカートを取り去ってしまい、ストッキングに手をかけられた。
やだ、破けちゃいそう!慌てて毬江が自分で脱いだ。
そうして、毬江らしい控えめなレースが飾る、ショーツ一枚だけの毬江が出来上がった。
剥き出しの肌にわずかな気流を感じて、今の姿を思い知らされる。恥ずかしいよー…。
毬江の火照った頬に、小牧の唇が降りてくる。
「きれいだよ」
耳元でささやかれ、吐息がうなじをくすぐる。肌の温度がまた上がる。
小牧が、そのまま首筋を唇でなぞる。吸い、舐める。
「ん、くう、」声が出ちゃう。そんなに吸ったら痕、ついちゃうよ。
左手が脇から胸へ滑る。くすぐったくて、ぞくぞくする。
乳房を優しく擦られながら、右手がウエストのくびれから下へ降りてゆく。
ショーツの上から足の付け根に触れる。足ぐりに沿って何度か指でなぞり
膝で脚を割って、恥丘に触れる。
ショーツの上を行き来していた小牧の指が、その一点を見つけてしまった。
「あ!」身体に電流が走る。同時に胸の蕾も摘まれて…!
「あん!あ、あ…あ」
「気持ちいいの?」やだ、小牧さん、いじわる…。
「く、う、う、ん、ふっ、」
唇を噛んで声を堪える。なのに、追い討ちをかけるようにショーツの中に指が忍びこんできた。
直接、小さくそそり立つ芽を擦る。温かな蜜が溢れてきてショーツが濡れた。
「んー!んう」
指に蜜を掬って、芽に塗付けられる。よく滑る芽を強めに嬲る。
小牧の長い指に翻弄され、ビクビクと身体が跳ねてしまう。
空いているほうの乳房にまでむしゃぶりつかれ、舌でも蕾を転がされる。
「ん!は、はあ…、あ、あん!あ」
あああ、気持ち、いい。
小牧が音を立てて蕾を啜っている。花弁も自分で判るくらいビショビショになっちゃってる。
浅く掻き回されて、いやらしい音が聴こえた。
ぼおっとしていたら、いつの間にかショーツを脱がされ、小牧がそこに顔を寄せようとしていた。
きゃー!やだーっ!!パッと起き上がって、慌てて小牧の額を押さえた。
「やっ、なにするんですか!」
「見て判るでしょ」
なに言ってるんですかっ!汚いのに…。
「だってっ!…シャワーまだだし…」
「いいよ、そんなの」
「よくないですっ」
出掛けにシャワーは浴びてきたけど、そういう問題じゃない。
淫らに濡れた花弁を、まじまじ見られるなんて耐えられない。慣れたりなんかしない。
「いやなの?」
小牧さんの望みは叶えてあげたい。でも…
毬江が言い澱んでいる隙に、小牧は強引に押えつけて脚の間に顔を埋めた。
茂みをかき分けると、ピンクの芽を見つける。そこにキスを落として、更に花弁を押し広げる。
小牧の視線を感じて、そこが熱くなる。やだ、見ないで…!
舌先で硬くなった芽を舐められると、新たな蜜が溢れ出した。息が上がる。恥ずかしい!
啄ばむ様に何度も吸う。声がでちゃうよ。なのに、身体は更なる愛撫を求めて揺れる。
私、こんなにHだった…?
小牧が脚の間から顔を上げる。よかった。ほっとしたけど、何故かさびしい。
だが、小牧はすぐさま指を花弁の奥へ突き入れた。
「やあっ!!」
唇を唇で塞ぐ。何度も深く嬲る。指を曲げ、強烈な快感を紡ぎだす一点を責められる。
熟しきった蜜壷が熱く蕩ける。指の動きが早くなり、目の奥がチカチカする。
「ん、ふぐっ、ふ、んん」苦しい。気持ちよすぎて、息が、うまく出来ない。
「こえ、聴かせて」
小牧が唇を離してくれ、のどが鳴る。でも、もう止まらない!
「あん!はあ…っ、あああっ、あーーーー」
毬江は絶頂に達し、がくん、と脱力した。
なにも考えられない。
このまま、下半身から絶え間なく、でも穏やかに打ち寄せる細波に身をまかせていたい。
「毬江ちゃん」
愛しい、小牧さんの声。この幸福感がずっと続いてくれたらいいのに。
優しくキスをしてくれる。このまま、ずっと、そばにいて…。
毬江は薄く眼を開け、ぼんやり小牧を見つめ返した。
「挿入れるよ?」
なあに?もう、すごく気持ちいいよ?今日の小牧さん、いつもよりえっち…
熱く濡れそぼった花弁に、硬い怒張が宛がわれる。待ち侘びたように吸い付いてゆく。
「ん…」
ゆっくり、揺すりながら奥へ入ってくる。小牧の圧迫感と重量感をおなかで受け止める。
やがて最奥の壁に突き当たり、ずしりとした例え様の無い快感に、きゅううっと締め付けてしまう。
「こ、まき、さ…」
「まりえちゃん」
「こまき、さん。ん、…だいすき…」
だから、お願い。そばにいて。
「大好きだよ。毬江ちゃん、もっと声出してごらん」
抜き差しされる。小牧さんのカタチ、はっきり感じる…
「…あ、っこまきさん、すき」
「ん?なあに?」動きが速まる。
「あう!ん、すきです!…あああ!」
また、快感の渦が速度を増す。ねえ、小牧さんは?
「毬江ちゃん、もっと」
「こまき、さん!こ、まき…さんっ!」
小牧さんもきて。いっしょに…一緒に溶けちゃって!
「もっと呼んで?大きな声で」
更に大きさを増した怒張が最奥を抉る。頭の中で快感がスパークする。
「あ、あああ」
『んふ!あん!あああ、あ…!あひっ!』
突然、自分じゃないイヤラシイ嬌声が聴こえた。思わず見ると、壁面一杯に濡れ場が映し出されていた。
「ほら、あんな風に感じてごらん」
「!?や、あああ!ん!ん!!」
火に油を注ぐように、快感が燃え上がる。自分の声がスピーカーから大音量で流れてるみたい!
叩き付けるように、何度も抉られる。ああ、もう、もうだめ。いっちゃう!いっちゃうの!!!
「ん、い、いくっ!あはあああ!だめえっ!!」
毬江の叫びと共に、小牧は精を放った。
帰り道。実家の最寄り駅で下車して、二人、夜道を歩いている。
毬江は俯いたまま、小牧の後ろをふらふらと歩いていた。
「ほんと、ごめんって。ほら、危ないよ」
毬江が、涙目で睨む。カクっと片膝が砕けて、またよろける。
「毬江ちゃん。ごめん。俺が悪かった。」
小牧さんが、腕を支えてくれる。ああ、捕まっちゃった…
「別に、怒ってないです」
あああ!恥ずかしい!もう、顔なんて上げられないよ。
あんなことして、なんで小牧さんはそんなに冷静なの?
小牧は、毬江に向き直って正面から抱きすくめた。
「ごめんなさい。やりすぎました。毬江ちゃんが優しいから、つい甘えちゃった。」
身を固くしていた毬江が、ふっと力を抜く。私のせい?私を…必要としてくれた…?
「怒ってるんじゃないの。…どんな顔していいか解らないの」
心の強張りが解け、素直に気持ちを言葉に乗せた。
小牧さんが笑う。あの変わらない大好きな笑顔で。
「笑ってよ。安心させて?」
fin
「堂上教官、堂上教官…!」
郁の声がして、振り返る。階段の陰から小声で手招きしている。
「何だ、お前、こんな所で。」
こんな真昼間から、まさかお誘いじゃあるまいが。
「あの、ちょっと気になったんですけどー」
「ああ?」
郁は周囲に目を配ってから、更に声を潜めて言う。
「…小牧教官、なんか今日おかしくありません?元気そうなんですけど、なんかヘラヘラして…」
堂上は思わず眉をしかめる。こんなバカにまで悟られるくらい有頂天な小牧。
理由は知っている。知りたくもなかったが、昨夜、早速部屋に押しかけてきて惚気ていった。
「教官、何か聞いてません?気になって、気になってしょうがないです」
言えるか、バカ!ラブホで大ハッスルして超気持ちいいとか、そんなアホな事!!
コイツのことだ、えーいいなあ!あたしも行きたい!なんて言い出しかねない。
「知らんな。柴崎にでも訊いてみたらどうだ。」
言ってしまって、しまったと思った。きっと柴崎はもう掴んでるに違いない。
「それが、柴崎に訊いたら、”堂上教官に訊け”ってー…」
あ、あいつ!わざとだな!!魔女の笑みが脳裏に浮かぶ。
「あーっ、その顔は知ってる顔だ!ねえ、教えてくださいよー。教えてー!」
こんな事だけ勘が働きやがって!こうなるとコイツはしつこい。
「うるさい!知らん!業務に戻るぞ!」
「あ、待ってください!堂上きょうかーん!!」
お粗末さまでした。
ひとりエッチはもういいや。誰か、誰かー!!
毬江視点キタ━━(゚∀゚)━━!!
小毬いいよ小毬!
そして有頂天になって惚気る小牧にニヤニヤした!GJ!!
今度は毬江視点か!GJGJ!!
小毬かわいいよ小毬
前にも、男女それぞれの視点での話があったけど(書き手が違ったが)
こういう試みも面白いね。
書き手さんGJ!!
鞠江ちゃん可愛いよ、鞠江ちゃん。
図書館と自衛隊三部作読み終わった〜
塩のカプの痛さがかーなーり好きだ。
年の差萌え。
DVD特典「ジュエル・ボックス」読んだ。
ヽ(ヽ´Д`)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(´Д`ノ)ノ
やっぱり堂郁は破壊力が半端無い。
ぐが〜!!
別冊3出してDVDのおまけ全部入れてくれ〜
自分もジュエル・ボックス読んだ
マジで床ローリングしたら服が埃だらけだ掃除しとけばよかった
ネタバレルールって本スレ準拠だったよな、早く0時になってくれ!
やっと規制解除されたー
ジュエル・ボックス、堂上にとって郁は宝物なのかww
あと郁の「どうじょうきょうかん。」が甘すぎる
オチたあとの郁の世話はずっと堂上がやってたと思ってたが公式で書いてくれるとは
581 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 02:04:57 ID:Aeh+qXlK
アニメが無理なら
ドラマCDでもいいから
特典の内容で発売してくれないかな
図書館読み終わって、自衛隊3部作とクジラを読み終わったら、次のオススメは?
自衛隊路線が読みたければラブコメ今昔
ちょっと毛色の違うものを読んでみたければ、阪急電車かなあ
あとは、図書館の派生でレインツリーの国
>>583 ありがとう。
ラブコメ辺り行ってみようかな。
ちょっと遅くなったがジュエル・ボックス読んだ
何だかんだ言って堂上は郁を他人に触らせたがらないだなw
堂上が見た「とても人には言えない」ような夢って何か気になる
>>581 「どうじょうきょうかん。」は甘すぎるよなww全くこの2人可愛すぎるw
振り込んだのにまだ来ない…
「ジュエル・ボックス」どんなんだ、禿しく気になる!!
587 :
586:2008/11/14(金) 02:42:31 ID:PrbXMF2L
キタ━(・∀・)━!
DVDそっちのけで「ジュエル・ボックス」(・∀・)ニヤニヤしながら読了。
>>587タソ
おめでとう!
届いたか気が気じゃなかったよw
>>587 良かったなw
ジュエル・ボックスもすげぇ萌えたが、今回DVD本編も丁度好きな辺りで繰り返し見てる
郁が堂上を好きになった瞬間ってどこだろう
はっきり自覚したのは茨城のコインランドリーでだろうが、それまでは「尊敬する上官」と「好きな人」が混ざった感じ?
戦争のラストではクソ教官ではなくなってる?
どーなのかなー。
柴崎の堂上教官狙ってもいいわけ?の頃は五分五分かなと思ったけど。
つか思わず読み返してしまったww
王子様期間を省いたらいつから好きか?ってのは郁自身あやふやだよなw意識だけなら内乱の時点で意識してると思う
>>591 つられて戦争から革命まで読み返してしまったww
しかし何だ、カミツレデートの破壊力はいつ読んでも凄いな…てか堂上ってスキンシップ大好きだよな
最初の切り抜き魔を確保しそこなってひっぱたかれた時からでねーの?
自覚はないだろうけど。えらく古典的だけどめ。戦前の映画みたい。
そのエピソードなしなら手塚に転んだかもよ。手塚は堂々交際を申し込んだわけで
郁がそれを受けても誰も文句無し。堂上ならいらんとこでもたついた自業自得。
柴崎の堂上狙いも障害が消えるわけだ。
>>593 確かにビンタで堂上への認識が多少変わったかも
でもビンタがなくても手塚の告白は断ってた気がする
まだあの時は王子様>>>超えられない壁>>>他男共じゃないかな
正直、郁と手塚があのまままとまるのも十分にあり得た気がする
長続きはしなかっただろうけど
気持ってちょっとしたことで変わるし、あり得たかも
堂上好き同士だしw
それはそうとあの引っぱたきは大きかったね
あれから本心ではクソ意地悪い教官じゃなくなったっぽい?
ちょっとづつちょっとづつ好きになってた感じがする
決定打はどれだろ
手塚と郁なら続くでしょ。万年中学生カップルだろうけど。
子供ができて高学年くらいになると精神年齢で追い越されるような。
個人的には手塚兄からの悪戯の王子様発覚ではっきり自覚したのかなーと思ってる。
ブックレットの表紙が早く知りたいんだよなー
>>599 ありがとう!五人揃っているんだね
>>597 >子供ができて高学年くらいになると精神年齢で追い越されるような。
ホントにね。笑ったw
>>599 堂郁を周りがからかいつつ見守ってる感じが良いな。
アニメで革命までやってほしかった。今からOVAでも良いから出ないもんかね。
手柴のキスが見たい。
>>592 堂上って頭撫でるのとか好きだからスキンシップ嫌いなイメージは元々なかったけど革命〜別冊の甘さには驚いたw
告白をキスで返すとか何だよ全くw
>>603 一足飛びすぎるよなw>キス返し
あれはいきなりチューしてきた郁への、堂上なりのお返しなのかもしれないけど。
ジュエルボックス読んでからというものの、あの日の夜は郁よりも堂上の方が
堪んなかったんじゃないのかと思えてならない。ちゃんと眠れたんだろうかww
手塚×郁のカップルが成立した場合。
堂上のゲンコツが郁に落ちるたびに手塚が露骨に嫌な顔したりして。
やりにくいとぼやく堂上を小牧が面白がる。
堂上は好きだけど彼女が殴られてるの見るのは辛いというジレンマか
想像すると可愛いなw
そしてやりにくいとぼやく堂上の心のうちにはかつての少女が…
てかんじになるのかな?そういう堂上にも萌えそうwwwww
>>602 手柴のキスシーン同意。
あの不意打ちキスどうなるかな。
カミツレデートも見たいなあ。
水戸立て直しに功があって、野々宮ちゃんあたりが昇進して関東図書基地へ転任。
事情を知らないもんだから、玄田狙いを開始。
若い娘には太刀打ちできなくなりつつある折口は焦り、相談持ちかけられた郁は
大困惑。性格もうんと積極的に変わっていたり。
>>604 確かにあの状況では郁より堂上の方が辛いかもしれんww
入院中はキスしまくってたんだよな、退院後に郁が物足りなくなるくらいはw
キスの気持ち良さをはじめ、アレコレ仕込むのは楽しかろう
余裕ある堂上といっぱいいっぱいの郁ってのも好きなんだが
何か最近郁攻めにも萌える
マグロじゃ教官に飽きられる、とか何とか柴崎辺りに入れ知恵されて奮起する郁とか
>>611 フェラしようとする郁に「噛み付くなよ!?」とビビる堂上がまっさきに思い浮かんだww
段々余裕なくなる堂上、感じてもらう悦びを覚える郁ってのは王道だが…
…いいな、うん凄くいい
>>611 そういう時こそ、酒の力で!ww
ワイン二杯で撃沈の娘には難しいかもしれないけど。
いざとなったら郁の方がガンガン行くんじゃないのかなー。
堂上は防戦一方で素直に喜べない年上の彼氏とか好きだ。
余裕のない堂上は破壊力あるぞ。宝石箱読んでから弱気堂上にハマってしまったw
尻の穴舐められたりしてね。柴崎がいらんレベルまで教えて。
>>612 >「噛み付くなよ!?」
笑ったww郁って犬みたいだと散々言われてるが何か噛み癖あれば良いと思った
恥ずかしさがMAXになると勢いで噛み付いたり力任せに握ったりしそうで確かに怖いww
>>613 同じく弱気堂上好きだ
宝石箱と言えばあれから「堂上=ポエマー」になったw
>>615 実際郁は噛み癖あると思うぞ
県展の前に口ふさごうとした堂上の手噛んでるし、
隊長が撃たれてるのを見て叫ばないように自分の手を噛んでる
初めての日の肩は言わずもがな
>>616 ああー、そういや県展前と隊長が撃たれたところでも噛んでたな
初めての日と雄大の事件の後で噛んでたのは覚えてたんだがそっち抜けてた
ちょっと読み返してくるよ!ありがとう!
唐突にごめん。
近距離恋愛なんだけど、相手の仕事の性質上、ほとんど会えない、携帯も繋がらない、
向こうからの連絡待ちっていう恋愛をした経験があるので、クジラがツボだった。
クジラカプ、読みたい!!
緒方×加代子って今までなかったよね?
この二人もいいよなー、読んでみたい。
再会できたらすごく盛り上がりそう。
突然、加代子が図書基地に現れたらい郁がキャーキャーと大騒ぎそそうだな。
緒方がのんびりした優しいおじさんから微妙にチョイ悪入るようになったりして。
あれ?
郁は緒方の事情知ってたっけ?
別冊の話は、緒方の回想なだけで、別に郁達に聞かせたわけじゃないぞ
堂上と小牧の話は、郁に聞かせたものだけど
知らないはず、だから突然現れて元カノですってことになる。
むしろ緒方は再会によってちょい悪からヘタレになる気がする
申し訳なさから逃げるけど事情を聞いた折口さんが玄田あたりを
使って拉致って無理やり鉢合せ
そこで懺悔モードに入る緒方に加代子さんが「心がふれない」の話をして
今度はこっちから告白
というところまで妄想したので後は任せた
有川作品は可愛い男が多いな
だんなさんが可愛いんだよきっと
女が考えてるからでねーの?
男が女のキャラを考えるのの逆を思えば納得だろう。で、あの男どもにリアリズムが
あるかといえば、男として考えてどうよ。
なんだかよくわからんけど…
>>627の言うリアリズムって自己投影できないって意味?
それならなんとも言えないが、現実に存在するかどうかってことなら
絶対こんな奴いないとはどのキャラも言い切れない気がするけど
というかエロパロ板でリアリズムって言葉が出たことに驚いたw
ラノベって男女共にリアリティのあるキャラクターって多くないぞw
有川作品の女性キャラクターは色んな意味でリアリティあるけど。
まあ、図書館でメインの男キャラ、堂上、小牧、手塚は、明らかに同人受けしそうなキャラだもんな
言いたいことは分かる
でっていう
別冊1読んでスポーツブラのとこ「脱げばいいじゃん」と思ったんだけど
H前にシャワー浴びた後ブラつけるもんなの?一般的にどうなの?
いやー、脱がす脱がされる楽しみが・・。
でも、これだけピンチなら、最初から脱いでおけば大丈夫だったね。
いわゆる男が好きな下着と女の子が努力を惜しまないでこった下着の間に大抵はギャップがあるもん
なんだが。高いお金出して上等な下着を買ってもいまいち受けない、分からない。
むしろ安く売ってる白とかパステルのコットンパンツが好きとか。安上がりなのはいいけど張り合い
がないったらない。と、世の女性を嘆かせるとこなんだけど。
そういうとこはついになかったね。むしろスポーツブラが好きって男は多いはずだ。
結局、書き手が女だからってことなんだろう。
実際に堂上は気にしてなかったと思うが
女が気にして男が気にしないってのはまんま別冊Tの内容通りだろうに
つーか、脱いでおけばOKじゃない人が郁だったわけで。
結局、本文で堂上の下着に対するこだわりうんぬんが一切ないあたりが、
案外いたす為にはジャマなモノなんだよと、センセ分かってるような気がするなあ。
普段から付けて寝ているせいで、そのままブラしてるのかと思ったけど、
ラストで普段は付けて寝てないって書かれているしなあ。
郁の想像する夜の営みには必需品だったんだろうな。
そういうのは脱がされるモンだという妙な刷り込みがww
作者が女だからこそのスポブラだと思ったな、俺は。
初めての夜にあれは幾らなんでも可哀想だ。革命でカミツレデートの
時だって気にしてそれなりのブラしきたんだぞ、あの娘。
昔、WACと付き合ってて初エッチでスポーツブラされてた俺ガイル。
いや、長身スレンダーな女子にスポーツブラは萌えましたよ・・・
喧嘩の時はガチで重たい蹴りが入るんで怖かったけど・・・
640 :
638:2008/11/27(木) 17:01:08 ID:KGuTOx0j
うんにゃ、しがない端くれ鉄鋼マンですよ。
会社の連中に引きずられて行った飲み会の居酒屋でぶっ潰れてたのを駐屯地まで運んでった(意識不明泥酔だったんで連れて行ったって感じではなかった)のが縁でお付き合い
>>640の話にびっくりするくらい萌えた自分がいる
642 :
638:2008/11/28(金) 02:19:10 ID:LTeoQOes
国防レンアイが読みたくなった
>大抵はギャップがあるもん
>郁の想像する夜の営みには必需品
そこがツボって爆笑しながら読んだーww
張り合いがないったらないと嘆く柴崎に同調する郁。うっかり、手塚を弁護して
ステレオで批難されて、好みの下着を詳細にカミングアウトする羽目になる堂上。
白無地の清楚なやつとか言うとロリコン扱いされんだよね。理不尽なことに。
稲嶺さんと玄田隊長じゃね?
下着ネタで盛り上がってるので場繋ぎにポロリしときます。
「ね、ねぇ柴崎。教官さ、可愛いブラしても何も言わないんだよ。やっぱりレースひらひらのとか、付けてるのか付けてないのか分からないぐらいきわどいのが好きなのかな?」
「つーかあんた想像してみなさいよ。雄弁に女物の下着を語る堂上教官の姿を。キモイ通りこしてミステリーよ」
柴崎はああ言ったけど、やっぱり気になる──!
「きょ、教官はっ、こういう下着嫌いですか? そ、それと、ど、どんなのが好きなんですか?」
色は白? それともハステルカラー? 真っ赤だったらどうしよう──!!
「……郁、落ち着いて聞け」
「……はい」
「はっきり言って暗くてよく見えん」
その日以来、郁が明かりを消して欲しいとは言わなくなったとか。
649 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 12:47:59 ID:JgADkE/z
次回から毎回感想を求められそうだな。
そろそろageとこうかね。
まぁなんだ自分で書いておいてアレなんだが
ハステルカラーってなんだよ、蓮の模様してるのかよ orz バカだバカがここにいる
亀だが
>>638=640
ちょ、>618見てクジラ読み返して来てみたら…!
すげえタイミングに萌えた自分もいる
>>650 ドンマイww
小ネタ好きなんで嬉しかった
柴崎があともう少しで終わってしまう独身生活を楽しんでいたころ。
ようやく順番が回ってきた柴崎の一人部屋に泣きべそかいた郁が転がり込
んできた。
「で、何があったわけ?」
コタツで向かい合った郁にお茶をいれて自分は缶ビールを開けた柴崎が聞いた。
「篤さんが、篤さんが…、口でしろって…」
口で何を?と聞こうとしたが柴崎だけにすぐに察しはついた。
「あー、フェラチオ」
コタツの天板に頬杖ついたまま事もなげにサラッと言われて郁が絶句する。
いいのか?素人娘が口走っていいのか!?顔を真っ赤にした郁が金魚のように
口をパクパクさせても言葉が出てこない。
「してあげればいいじゃない。堂上教官だってしてくれるでしょうが」
それはそうだ。他と比較し洋にも経験はないがいつも前戯はしてくれるし、
がっついて挿入なんてことは絶対ない。もちろん舌でも…。
「で!でも!男と女じ…」
ついてるものが違うと言おうとして言葉が止まった。もしかして、むしろ、女
の方がバッチイのか?と考えてしまう。篤さんだけ不公平だった?
半ベソで泣きついて勝手に自分の中で解決してれば世話がない。
「ま、今晩は気まずいだろうから泊まっていいけど、明日には仲直りすることね」
郁がこくんとうなずいた。素朴なだけに、こういう仕草は子供っぽい。
「で?口でしてあげるの?すごく喜ぶんじゃない」
柴崎の顔にニヤニヤ笑いが浮かんでいる。
このニヤニヤ笑いは郁にはよくないサインだ。絶対に内心面白がっている。それでも
しばらく考えた後、素直にうなづいてしまう自分の性格を郁は呪った。
「でもさ、気を付けることね。口を許すと次はお尻だから」
お尻とは何ぞや?純粋培養茨木県産も最近はその手の知恵がついてきた。
アナルセックス!と叫んでしまいそうになってあわてて声を飲み込んだ。
「ま、まさか手塚って!」
「一般論よ!」
とっさに否定した柴崎が珍しく動揺していた。絶対やってる!こいつらお尻で!
「ささ!ベッドは使っていいから」
柴崎はこれ以上追及されないうちに郁をベットに追いやった。郁だってこれ以上
踏み込んで詮索できない。いいのか?素人がそんな!?
「あのさ、柴崎…」
ベッドのカーテンを閉めようとする柴崎に布団で鼻から下の顔半分を隠した郁が
言った。もじもじして耳まで赤くなっている。
「精子って口の中で動いたりしない?」
一瞬キョトンとした柴崎の顔がみるみる赤くなっていく。柔らかそうな頬がプッと
膨れた。キュウキュウと苦しそうに笑いを堪えていた柴崎がついに盛大に吹きだした。
続きはないのかな?
あるなら待ってるよー
>>653のラストの柴崎がかなーり可愛かった件
柴崎好きと見た
柴崎は性格が屈折してるっていうか
複雑なとこがいいね
5巻ブックレット読んだらわりと
>>624が核心ついてた
>624鋭いなw
ダヴィンチみたけど恋愛小説に有川さんの作品がランクインしまくりだったな。
本スレあんまり好きじゃないwのでこっちに書いてみる。
>>659 それどころか女性作家ランキングではあの宮部に続いて堂々の2位ですぜ
文庫版塩の街が出た頃には想像もつかなかったよ
文庫ランキングでは「空の中」が5位で、三部作好きとしてはものすごく嬉しかった
来年はどうなるのかなー
SFっぽいのも書いて欲しいな
とりあえず今のところ3月予定の三匹のおっさんが一番早い刊行なのかな
本スレの内容はちゃんとあっちで書きなよ。
嫌いだからとか意味分からん。
ちゃんとスレはあるんだから守れよ。
本スレはアンチ(を装ったかまってちゃん)の巣だな。
郁が掘られる続きを待ってるんですけど?
>>661 正論だけどさ
あっちのアンチ(?w)のネガ営業に付合うのもね
って気持分からないでもない
愚痴スマソ
安置なんざスルーだ
スルー検定中なんだよ
指令の亡き妻も、実はイイ性格だったらいいな保守
でもさ、散弾銃を車イスに隠すのって違法なんだよね。
分解した状態で、弾と別々にカギのかかるロッカーに保管するんだそうだ。
護身用に持ち歩くのは禁止で、カギのかかるケースに入れて、車のトランクに
入れなきゃいけない。すぐには取り出せない。
>>667 それは現実の話でしょ。
これはあくまでお話なんだし、本の中ではそういう法律があるかわからないでしょ
こういうパラレルワールドものって後付けの設定はなるべく少ない方がいいんだけどね。
実は現実世界とは銃刀法が違うんです、は感心しない。
おそらく作者が法律を調べなかった。銃の許可をとれば持ち歩いていいもんなんだと
思い込んでしまったのではないかな。僕もそう思ってたし。
>>669 それはあなたの個人的考えだし、銃に興味があったからの疑問では?
自分は全然銃にかんしてはそこまで興味もないから、
あなたが書くまで疑問にも思わなかったし、実際にOKなのかも考えもしないし、興味もない
本スレのほうだいぶ落ちついてきたみたいだね
ここでリアルな話するなら、初めての時のブラでスポブラは
有なのかどうかの方が楽しかったなww
別冊Iで郁がキスするのも一苦労してるのはちょうど今ぐらいなんだよなー。
アリでしょう、それは!
674 :
638:2008/12/18(木) 16:15:17 ID:8wjcMW6b
アリとしか言えない( ̄^ ̄)
図書隊員は業務部も戦闘訓練するらしいから、柴崎もスポブラ持ってるだろうにね。
新人だけなのか定期的にやるのかまでは書いてかなったが。
郁のAカップスポブラもいいが
柴崎はCカップスポブラかー
柴崎はサラシ
訓練だけなら、わざわざスポブラなんか買わないでしょw
中学高校の体育の授業でも、スポブラなんかしてる子いなかった。
脱落者が出るほどハードな訓練って書いてなかったかに?
いや、普通のブラより、動く時はスポブラのほうが楽だし、
汗かくから結構着替えたりするよ。
だから訓練用に買っててもおかしくはないと思う
腕立て伏せハイポートのシーンは配属決定前だっけ?
そうなら業務部希望あたりから脱落者出るのも分かる
柔道は「女子初の第一希望防衛部」の郁以外の女子もいたから共通みたいだし
間違ってたらスマソ
柴崎なら、どっかのジムとか会員に入ってそうだから
それように何枚か持ってそうな気がしないでもない
最近のスポブラは色もカラフルでいいよな。
後ろがバッテンになってるのは水着みたいでセクシーだと思った。
ショーツはビキニタイプよりヒップハングの方がクると思うのは俺だけでないはずだ。
むっつり堂上のことだから、うっかり郁が付けてきたら、まじまじと見るに違いない。
でもって郁に勘違いされてしまえー。
革命のエピローグによれば防衛部組は疲労度が違うとあったしね。
グループは別なんじゃあるまいか。
ノリエガ紛争のとき海兵隊の事務方が襲撃されて大被害を出したせいで、事務屋まで
戦闘訓練する羽目になってるそうだし。ただし、別枠で。
植物図鑑イイヨ(*´∀`*)
ニヤニヤして仕事にならない
>685
ナカーマ!(AA略)発見!
イツキがいい男すぎる・・・
書籍化待ち・期待w
>667たいがい遅レスなんだが
普通に考えて演出じゃないか?>仕込み車椅子
座頭市の仕込杖みたいだな。ベタだがそこがいい
>685
ナカーマ!2人目
誰か省略された場面を書いてくれる神はおらんだろうか。
実銃じゃなかったなんてオチもあり得るけどね。発砲してないでしょ、確か。
>>690 稲嶺司令の過去そのものと台詞が武器になったってことか!
その発想は無かった!スレチな話題に付合ってくれてトン
なんで実銃じゃないか。
「クレーの的」と言ってるんだよ。経験者なら「ピジョン」と言うんじゃなかろうか。
作者が意図的に書いたならこれは実銃じゃないですよという暗示なんではないかと深読みしたわけだよ。
とすりゃ、見事なハッタリだけどw
693 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 03:14:29 ID:Mt0nBoRp
>>クレーピジョン
単に「クレー」か「皿」だぞ普通。
俺は「クレー」て呼ぶことが多いかな
年配のじいさま相手だと「皿」だな。
空気を読まずに、堂郁のクリスマスイベントに思いを馳せてみる
図書隊に暮とクリスマスはないそうだ。
まて、クリスマスのイベントで子供に接して、母性本能を刺激された郁が
赤ちゃんほしい病にかかるとか。
図書隊は育児書とかあってキャリアに影響なさそうだし。
育児書なら間違いなくあるだろうが、託児所の間違い。
697 :
○○×郁:2008/12/26(金) 01:36:59 ID:EcPd1iKv
「あっ!・・・・・・んんっ・・・・・・ふっ」
甘い喘ぎ声が、部屋に響きわたる
今年も年末年始の休館に向けて隊員達は、最低限の休暇を里帰りに充てる者が多い。
が、実家に帰らず、独身寮で年を越す隊員も中にはいる。
そして、ここにも。
「っ、………ん…ん」
吐き出される声を我慢しきらないのは、この部屋にいるのはあたし一人しか以内からだろう。
もう一人は既に、実家に帰っている。薄情者め。
いつもは二人で使う部屋。一人で使うとこの季節には、少し寒い。
「ぁ、・・・んんっ!・・・・・・はぁ」
けれども、今はもう火照った体にはむしろ、心地よさを感じる。
声、廊下にまで聞こえるかな。
でも、いまさら止まらない。
憧れの人への想い・・・。
やっぱり・・・心の底から――
「はぁ・・・はぁ・・・どう・・・っ、じょう…きょうか・・・んんっ!!」
思わず名前を呼んでしまう。
カーテンを掛けたベットの上で大きく足を広げ、自分の左手で秘処を探る。
開いた手で乳首を虐める。母親がみたら嘆きそうな、あられもない格好だ。
しかし、もう自慰の快感に嵌ってしまい、そんな余裕さえもない。
今も、憧れの人を想いながら。
その手を、憧れの人の手と想いながら。
「やっ……あっ! ああっ! はぁっ、あぁぁっ!!」
ついに声をこらえきれなくなり、それがまた、自身への絶頂へを拍車にかける。
もう駄目。我慢できない。もっと・・・もっと!!
憧れの教官に――
「あっ……やん、っあ、ふぅっ、ひゃぁっ・・・きょう……かん――――――――っ!!」
まるで電気が体に走ったかのように、ビクッ!と体が跳ね、
絶頂に酔いしれる。
「ぁぁ、あ、…あ、は、はぁ……はあ……」
――やっぱり。
「堂上教官に搾られたかったな・・・。」
安達萌絵一士は・・・。
憧れの堂上郁を思いながらそんなことを思った。
駄作すいませんでした。
>>697 ちょww そっちの教官wwwww
しかし読みやすかったし面白かったです、GJ!
おもいき騙されちまったじゃねえーか!ww
だがGJ。素晴らしくGJ。
安達は実際に恋人が出来ても郁に永遠に憧れてそうだww
最後数行で吹いたww
701 :
697:2008/12/27(土) 23:50:35 ID:a3jEplPn
新年迎える前に図書館戦争を読み直してたら、
不覚にも萌直してしまった
治まりが効かないから、
もういっちょだけ駄稚を投下させてください。
DVDネタバレとアブノーマル注意です。
どもスイマセン。。
あ、見てください。堂上教官」
館内警備中に郁が堂上を、小さく手招きをする。
警備中に何をやってんだ、お前。と、心の中でつぶやく堂上が近づいていくと、
郁の指差す方向に目を向けた。
「・・・カミツレか?」
「そうなんですよ。この前くらいから植えてるのを、柴崎が教えてくれたんです。
なんでも業務部の方から庭に新しく花を植えることになったらしくて」
無邪気に笑いながら郁がカミツレに見とれている。
「わかったから、行くぞ。カム」
「わん。・・・ってちょっと!いつまであたしのことを犬扱いしてるんですか!?
教官、あたしの事なんだと思って・・・」
「足はあるが頭が悪い犬・・・かな。二度もいわせるな。カム」
「もうっ。」
待ってください。堂上教官。
先に行く堂上に、まるで忠実な犬のようについていく郁。
ある出来事の後から、堂上は郁を犬扱いする。
―――教官の犬。
そんな卑猥な煩悩が郁の頭によぎる。
いやいや!何考えてるのあたし!!
郁は、煩悩を頭の外に出すように首をふった。
しかし、
「どうした?笠原」
「いえ!なんでもありません!」
煩悩の犬追えども去らず、
郁はこの後ずっと卑猥な煩悩を消すことができず、
堂上と目を合わせないようにしながら、
警備に戻った。
「すいません。」
図書館内の庭を警備していた所、
突然、声をかけられた。声をかけたのは、
愛犬のジェイクを連れた、初老の「上品な」女性。
前までなら、「上品そうな」女性と心の中で思っていた。
なぜならこの飼い主は以前、図書館内でマナーの悪さで、
一時期騒がせていた事があった。
連れてきた犬を、図書館の庭で放すのだ。
その間飼い主は、ベンチの上で本を読む。
彼女いわく、
犬を放してはいけない規則は書いてない。
気持ちいい庭を愛犬にも楽しませてあげたいと思って何が悪いの?
とのこと。――つまり、融通のきかないタチの悪い利用者だった。
以前までは。
――俺はな、素質のいい犬を駄目犬にしているあのバカ飼い主が心底許せないんだよ!
犬を放置プレイ(?)にしていた飼い主に、ついに堂上は見かねて、
飼い主にある賭を持ち込んだ。お互いの「犬」を徒競走させたのだ。
飼い主はもちろんご自慢の「犬」。
ジェイク ジャーマン・シェパード 成犬 ネコ目イヌ科イヌ属
対する堂上は足がご自慢の「犬」。
笠原 郁 純粋栽培乙女・茨城県産 人間 霊長目ヒト科ヒト属
対決カードの面白さも盛況に拍車をかけ、大勢のギャラリー(足フェチを含む)が見守る中、
堂上の策もあってか、「犬」である笠原郁が、
もとい、笠原犬が勝利したのである。
その出来事の後、決して負け犬の遠吠えを吐くことなく、
飼い主は犬のリードを放さないことを誓ってくれた。
今では、図書館利用者からも見直され、犬連れ愛読者として有名である。
そして今にいたるわけだった。
「すいません。」
再度、飼い主が声をかけ、堂上が答えた。
「どうなさいました?」
「実は、レファレンスをお願いしたいんですが・・・」
「レファレンスですか?でしたら、館内のカウンターで・・・っあ」
そこで堂上が気がつく。
飼い主は、愛犬のジェイクを連れているから、中に入れないことに。
「いつもはジェイクを置いて行くんだけど・・・、ねぇ」
あれ以来、マナーを守ってきた飼い主からしたら、気が引けるのだろう。
「そういうことでしたら、笠原」
「はい」
「すこし遠いが、ジェイクを庁舎の裏に連れて行ってくれ、
俺はレファレンスにあたる。」
「わかりました。」
「では、こちらへ。ちなみに、どのよな本をお求めで」
「ある人の、諸芸の本なんだけど・・・」
「たしかそれは先日、こちらで整理した際、奥の棚に変わりましたね。
すこし歩きますがよろしいですか?」
「ええ」
「ではまず、館内へ」
堂上が飼い主を案内しにいった。
「・・・ん?どうしたのジェイク?行こう」
郁がジェイクを庁舎の裏へと連れて行く途中のことだった。
ジェイクが突然立ち止まりそっぽを向いている。
こんなとき、どうすればいいんだろう?
1.リードを引き、無理矢理引っ張っていく
2.ジェイクがその気になるまで待つ
3.犬用のトレーニングコマンドを使用
・・・3?
「えっと・・・、ごー、すとれーと? ・・・って、きゃ!!」
いくら犬並の足を持つ、170cm級戦闘職種大女だろうと、
ジャーマン・シェパードの力と速さにはさすがに勝てない。
引っ張られる一方だ。
「わ、わっ!えっと、すてい!ステイ!ステーーーイ!!!」
声を上げて止める郁。さすが素質のある犬。
ピタッ。と止まり郁に振り返る。
「はぁ、はぁ。・・・と、止まったぁ・・・はぁ」
郁とジェイクの荒い息遣いが交差する。
どこまで引っ張られたんだろう。
周りを見渡すと、思ったより引っ張られたみたいだ。
塀と訓練道場の間まで来てしまっていた。
「もう。ダメじゃない、ジェイク。なんでこんな所まで・・・」
郁が叱ろうとジェイクを見るがどういうわけか、
ジェイクは郁周りをくるくると回り始めた。
「ちょっとジェイ、ひゃ!!」
目の前景色が変わる。仰向けに倒されたのだ。
ジェイクが郁周りを回った時、リードが足に絡まったのだ。
「コラ!ジェイク!!何やってるの!?いい加減、に・・・・・・っ!!」
しなさい、という言葉を飲み込んだ。
足に何かが当たっている。
思わず目をやると、ジェイクの「ソレ」が押しつけられていた。
その場にはもう、ジェイクの荒い息遣いしか聞こえなかった。
「ちょ!ま、待ってジェイク!?とりあえず離れ・・・きゃ!!」
リードが巻きついているためか、思うように足が動かない。
何とか上半身の動きだけで逃げようとしたが、ジェイクが体の上にのし掛かり、
それすらも叶わない。
「何でこ、んなこと、になんてんのよ。あっ・・・んんっ!!」
違和感を感じた。
転けた拍子にスカートが捲れたのだろうか。
さっきから押しつけている「ソレ」を足の下から上へ上へと、
擦りあげてゆき、探し当てたかのように、
郁の秘処を下着越しに「ソレ」を擦っていく。
「あぅ…やぁっ!お願い!、やめて、やだぁ……」
ジェイクはお構いなしに腰を振っていく。
段々――速くなってる。
どうしよう・・・。訓練道場からは声が聞こえない。
いや、もし聞こえてもこんな所、誰にも見せれない。
こんな所見られでもしたら、翌日には荷物をまとめ、実家に帰るだろう。
犬に欲情され、押し倒され、襲われている。
堂上教官が見たらなんて思うだろう。
仮にも、あたしは堂上教官の彼女だ。
彼女が犬に襲われている所を見たら・・・。
「んっ!!あっ…そ、んな、ダメだってばぁ…っ!!」
しかし、心で思っても体は正直になってきた。
下着が濡れているのは、ジェイクのせいだけではなくなってきた。
ジェイクと郁の息遣いに、水音が交じる。
・・・くっちゃ、・・・くちゃ。
「はぁ、ぁあ!・・・い、ぁっ!・・・はぁ、はぁ・・・んぁ!!」
思えば堂上教官と体を交えたのはずっと前になる。
スポーツブラ事件以来、何度かは経験を重ねたが、
最近はご無沙汰で、キスも恋しくなっていた。
「そ、・・・ぁっ。そんな。・・・あ!・・・・・・ジェイクに・・・」
・・・犬に襲われ、感じてるなんて。
あたしは・・・堂上教官の・・・。
―――教官の犬。
「んぁ!!はぁ!ぁ、ぁあ!やぁ!・・・っあ!!」
何を考えているんだあたし!
早く何とかしないといけないのに!
今にも堂上教官が飼い主と、レファレンスを終えてくるだろう。
そして、庁舎の裏にいるないと知るや、きっと探しに来るだろう。
自分たちの犬を探しに・・・。
煩悩の犬追えども去らず
「んぁ、・・・あぁ!!」
もはや罪悪感も、負い目も、快感を後押しする。
下着越しにもかかわらず、絶頂へと登り続けていった。
ごめんなさい。どうじょうきょうかん。
あたし、もう・・・だめです。
「はあ!ふっ、・・・ぁぁ、イ、イッちゃう。イク!!・・・っんああ!!」
郁が果てたと同時に、ジェイクもまた、自身の「ソレ」から精液を、
郁の下着に、足に、服装に撒き散らした。
「はぁ・・・ぁ、はぁ、・・・はぁ・・・」
後になって罪悪感と後悔が追いついてきた。
しかし、まだジェイクは腰を振り続けている。性欲が尽きないのだろう。
きっとそれは、この状況が発見されるまで続くだろう。
郁はもう、意識が遠のいていった。
「きょ、・・・っん。・・・かん。」
ごめんなさい。きょうかん。
こんな・・・・・・淫乱な・・・いぬで・・・。
・・・でもね。
薄らいでいく意識の中で、郁は・・・つぶやいた。
「ジェ・・・、ジェイクの・・・はぁ、きょうかんの・・・より・・・」
・・・大きっかったなぁ。
長々と駄作を書き込んで、すいませんでした。
よいお年を
最後の一行w
ジェイクのほうが…そうですか…
>>694-695 忙しくても手を繋いで帰るくらいはできるとおもw
この日だけは堂々と…特別な日だもんねw
かなりマニアックなネタを書き上げつつも、最後は冷静に挨拶をする
>>697にGJww
郁は犬に好かれそうだよな。じゃれていたのに突然さかられて
「きょ、教官助けて下さいー!」なんて涙目で乞われたらイチコロなんだがww
犬に負けた教官www
どんだけ小さいんだwwwwww
ワラタw
部屋に帰るなりイツキは寝室に向かってさやかをベッドに押し倒した。
「今、お酒臭いからせめて歯磨きさせて」
「駄目」
強引に唇を重ねられて、――やばい。気持ちいい。
高揚した気分はアルコールのせいだけではない。
イツキを「拾った」ときで彼氏と別れて半年ほどだっただろうか。
しかも付き合いの最後の辺りはレスだった。
イツキと暮らしはじめて三ヶ月。こういうことするのどれくいらいぶりだろう。
ブラウスにイツキの手がかかる。さやかの顔がさらに紅潮した。
望んでいたことだけど、叶わないと思っていた。
さやかはさらに舌を絡ませようと思ったが、イツキは唇を離し、起き上がった。
「……買うの忘れた」
何を、というのは暗黙の了解だ。
「……一応、残ってるのがあるよ?」
申告してみると、イツキは我の強い子供のように顔をしかめた。
「前の男の使いさしなんか嫌だ」
モノはモノじゃないか――とはいかないらしい。
「買ってくる。その間に歯磨きとかしたいならしとけば」
照れ隠しのようにふいとイツキは部屋を出て行き、
さやかはベッドから飛び降り特急で風呂場に駆け込んだ。
飲み会で分煙もくそもないので髪もたばこ臭くなっている。できればシャワーもという女心。
片手で歯磨きをしながら片手で服を脱ぎ散らかし、口をゆすいで浴室に飛び込んだ。
リンスインシャンプーを泡立てて、シャワーを浴びながら今しがたのキスの感触を思い出す。
――だいぶ経験があるな。イツキは。
感懐に浸ってる場合じゃない。これからだ。
泡を洗い流して風呂場を出る。さやかが下着を付けたときに玄関が開く音がした。
バスタオルを巻きつけてイツキを出迎えた。
「もうすこし待って。今着替えるから」
「どうせ脱がせるから関係ない」
さやかの意見は却下されてまたベッドに連れ込まれる。
「俺も脱ぐからそれ開けといて」
と、イツキが放って寄越したコンビニのレジ袋には――何て男らしい買い物!
それだけしか入ってない。パッケージのフィルムを剥がし、箱だけ開けておく。
股間の奥が疼いてくる。均整のとれた裸体姿のイツキが戻ってきた。
もうお互いの懸案事項は残ってないので再開されたキスに没頭する。
さっき中断された恨みを込めてさやかは舌を差し出す。
ブラジャーをはずされるとキスは終わり、さやかは惑乱混じりの溜息を吐いた。
「さやかって、すごい積極的なんだな」
「そんなことないよ」
さやかの顔が赤くなる。もうアルコールの影響はなかった。
「やっぱからかい甲斐があるなあ」
「何よ! イツキのキスが巧いから反応しただけなの!」
どうしよう。何だかすごく飢えてたみたいだ
イツキはさやかの胸乳に指を這わす。
柔らかいタッチで乳首を吸われると吐息を漏らすのは鉄板だ。
徐々にイツキの舌は下腹部に。パンツを脱がされて女陰に指が触れた。
「あぅ! イツキ、ダメ!」
「感じてるならそのままでいいだろ?」
さやかの愛撫を中断したイツキは言う。
「やだ。このままだと大声出そうだもん」
「恥ずかしがることはないさ」
さやかの頭を撫でる。軽くキスをして、さやかが箱を開けて用意したものをひとつ取った。
イツキがさやかの足を取る。さやかの体はゆっくりとイツキの生身を迎える。
前の男は貪っている感じだったが、イツキの扱いは前の男よりずっと優しくて、ずっと巧かった。
さやかもイツキのリードにあわせて身体を動かした。
そして初めて知った。気持ちがいいととても疲れる。こらえなければならないものが多すぎる。
イツキが果てると、さやかは火照った体と気を落ち着かせる考えもなく荒い息を吐いていた。
「想像よりも、きれいな体だった」
今度は額に口付けだ。
「昨日まで、ううん、今日改札出るまでこんなことになるなんて考えもしなかった」
いままでイツキの、さやかに対する感情は分からなかった。
謎だらけの同居人。同居が三ヶ月にもなったのに、苗字を知ったのがゆうべのことだった。
今ではお互いに、かけがえのない相手になったのである。
「俺もだよ」
「さっき帰り道で好きって言ったけど、取り消すわね」
「何で?」
「大好き!」
そうやってイツキの唇を奪った。
「俺もだ!」
イツキはまた、さやかの体にのしかかった。さっきよりも丁寧でゆったりとした愛撫だった。
疲れているのに感覚はさらに鋭敏になってしまい、途中でさやかの記憶は曖昧になった。
オレニエロハムリダッタ....orz
植物図鑑ネタキター!!
遅ればせながらGJ!
エロいのにすげ−スタイリッシュだった
…自分の語彙がイケてないのは無視する方向でorz
保守
720 :
方言(手柴):2009/01/12(月) 15:07:45 ID:EhUOvcSB
今のうちに…!!
エロ無し 手塚×柴田風味
手塚は上官の堂上の部屋で小牧と三人で酒を飲みながらこれからの自分達に必要な事を
熱く語り合っていた。上官の昔の体験や教訓などを教えてもらえるよい機会なのだ。
ふと空になったビールの缶の数を見て、お互い持ち込んだビールがそろそろ足りないことに気付いた
「自分が買いに行きます、つまみはまだ大丈夫ですか?」
「お、すまんな、つまみならまだ大丈夫そうだ」
「同じ銘柄でよろしくね〜」
上官の部屋を出て、ほろ酔いで機嫌よく歩いていると共同区間のスペースのテーブルで
のんびりと、雑誌を読む柴崎を見つけた。
「よう」
「あら、今日は教官達と飲み会?楽しそうでいいこと」
「そんなに顔に出てるか?そんなに飲んでないが」
「目の周りが赤いしちょっと潤んでる、眼福だわ〜」
そんな事をさらりと言うあたりが柴崎らしいが、どう見てもからかわれているとしか思えない。
何か言い返そうと思うが酒が入っている為、上手く考えもまとまらない。
いや酒が入っていなくても上手く返せない。面白くない…いつもこうだ。
突然柴崎の携帯電話からメロディが流れる。彼女はすばやくディスプレイを確認し
フリップを開く
「ちょっとごめん」
手塚に軽く謝り電話に出た。
「久しぶり。元気にしとった〜?うん私も元気やよ。そっちはどう、もう雪降ったん?」
柴崎の言葉がいつもと違う。
一瞬手塚は驚いて柴崎の顔をまじまじと見た
内容はさておき言葉のイントネーションだ。聞きなれない語尾に発音。
自分の見たことの無い柴崎がここに座って知らない言葉で会話をしている。
言葉が違うのでいつも程クールに感じにくい。
面白いので柴崎の言葉に耳を傾け、いつの間にか横に座っていた。
「年末の休みになったら、そっちに帰るしご飯でも食べに行こうね。久しぶりに、お刺身食べたいー」
と言い電話を切った柴崎は真っ先に
「人の電話に耳を傾けるなんて、マナー違反よ」
「聞きなれない言葉が面白かっただけだ、内容まであまり聞いていない」
「地元の友人に標準語で話すと、あんまり良く思われないのよ。金沢って田舎だから
東京に憧れもあるけど、その分自分の地域に変にプライドみたいのを持っているからタチが悪いのよ」
方言を話す所を聞かれたせいか、どこか照れたように言う柴崎を見てちょっと可愛いと思った。
今日は面白いものを見れてよかった。
知っているつもりでいた柴崎の、知らない部分を見ることができた。
自販機の前で金沢訛りの柴崎の言葉を思い出しながら。ビールを6本買う
今度、この事でからかってみたくなったが、きっと3倍…いやそれ以上に自分が嫌がりそうな
兄のネタで返り討ちにあうのでやめておこう。
きっと、いくつも持っているのだろう…。想像しただけで襟足が寒くなった。
さて上官達がビールを待っている。早く戻ろう。
>>720-721 おぉ、方言ネタとは…目の付けどころがGJ!
ただ仕事で金沢に4年間暮らしてたオレからすると、もうちょっと特徴的な言葉や語尾があったら良かったなぁと…
「だら」とか「〜がや」とかね
おいおい…柴田って誰だー!!orz
申し訳ない。後で見直して凍りついた
自分が金沢なんで方言入れたが。
確かにもっと特徴的なのを入れれば良かったな…えーと
「だら」は柴崎のイメージではなかったのと、女の人はあまり使わないので
…
柴「はー東京は冬でも雪が降らないから、楽だわ〜」
郁「え?今の時期って柴崎の実家ってどんな感じ?」
柴「そうねぇ…朝なんか、きんかなまなまで足元があぶないわね」
郁「え…?今なんて??きんた…?なまなま…それってちょっとアレな…言葉?」
郁「なんの事言ってるのよ」
みたいなのでしょうか?
「きんかなまなま」 雪が圧縮されてつるつるになった道の状態のこと
実際はお年寄りの方しか使いません。
>>723 「きんかなまなま」は初めて聞きました…
今日は日本海側が大荒れらしいので、そんな状態になってるのかな?
確かに「だら」は罵倒言葉なんで、あんまり女性の人は使わなかったですね
でも方言で話す女性っていいわぁ…
ふとした時に洩れる方言ってちょっと来るよねGJ!
手塚相変わらずヘタレなんだなw
久々の手柴投下thx
しかし…「きんかなまなま」って…聞き違えたらエライことになりそう
郁の方は茨木でしょ。千葉県民からさえ、あそこら辺の言葉は汚いと言われてるよ。
727 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 21:43:38 ID:0WosM3pP
>>722 だらか?お前何言うとんが?そりゃ富山弁やちゃ
729 :
722:2009/01/13(火) 23:14:22 ID:tNv0+OBT
>>727 おぉ、だらは確かに富山の人が言ってたわ
懐かしいなぁ金沢弁…727を見て片町のキャバ嬢を思い出したよ
やっぱり方言は萌えるなぁ…
ある程度の方言は仕方ないけど
汚ない言葉は、郁母が使わせないだろうし
と、書きながら
堂上に対して、初期段階では、そこそこ口悪かったと思い出した…orz
まあ、あれくらいは男兄弟がいてる女性なら
よくあるかな
たぶん…
731 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 12:30:01 ID:JXjSk1Cj
東京育ち、現在茨城県民ですー。
「言葉が汚い」というのもあるかもですが、イントネーションのせいで乱雑に聞こえるのかな?とも思う>茨城弁
特に茨城の北の方にいくと尚更……。
自分的には「〜だっぺ」とか、夫婦喧嘩して「このでれすけ野郎」と罵る郁たんも見たいかも(笑)
732 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 12:35:24 ID:T+QONsAG
上州弁に富山弁が混ざって普通にしゃべっとんがにぶっきらぼうとか言われとる俺がいる
方言って何であんなにキュンってくるんだろう
三河弁もだら使うよ。
汚いと言われてしまう方言なら広島弁も忘れんでほしいんじゃが。
〜〜やけぇ、って喋る子は胸キュン
自分は昔親の転勤で引越し何度もしとったせいで広島、美和(山口)、博多、三河、大阪弁が混ざっとる。
や、だからなんだと言われても困るんやけど…
>>731 茨城の県北に身内がいるんだが、確かにキツく聞こえるかもしれん。
語尾が上がるから、別に怒ってるわけじゃないのに怒ってる?とか聞かれるらしい。
水戸辺りだとまた違うような気がするけど、あの辺も結構訛ってるな。
電車で水戸に近づくにつれて女子高生の訛りがきつくなっていくのが面白いw
郁がぽろっと訛りを出したら東京育ちの堂上は意味が分からなくて変な顔しそうだ
武蔵野だから江戸弁でもないんだよな。
茨城県民から怒ってる?と聞かれる九十九里の浜っ子だけど。きついと言うより
濁音の多さ。千葉のだっぺ言葉に東北のズーズー弁が混じったような。
津山弁「つかーさい」
皆どんだけ方言好きなんだww
堂上の実家の近隣なんだけど江戸弁は発音から違うような…
まれに地域限定言葉があったりするらしいので
意外に郁があれ?と思ったりするのかも
方言もそうだけどマックスコーヒーも堂上が面食らいそうだよ。
なにしろ甘い。液体キャラメルって感じだ。
体使って働く人たちには人気がある。糖分濃いからね。
次は有川さんにゃ方言もん書いてもらおうか
関西弁はぽつぽつあるけど他はないし
土佐弁があるじゃないか
色んな地方からきた人が集まるアパートの話とか
いいね。大学の寮とかで、自宅通学できない地方出身の生徒が格安で住めるからってんで多くいたりするの。
地方出身の人間から見ると東京とかの家賃相場はとんでもないもんな。
言葉だけじゃなく食生活とかのカルチャーショックもかなりでかいし面白そう。
各地から隊員が集まってくる関東図書隊じゃ隊員食堂でどえらいローカル食が
出たりしないんだろうか。
納豆に絡んで郁と堂上母の間で戦争勃発
あの堂上母じゃ戦争どころか喧嘩にすらならなそう
まともに会話が成立しないじゃんwww
息子である堂上すら、まともに会話が出来るのは父親ぐらいだ、って言ってたぐらいだし
真面目すぎる郁母は絶対なじめなさそうだな<堂上母妹
西の人は堂上父じゃなかったかに?
自宅でお好み焼というくらいだから大阪だろうとは思うけど。
うちの母はバリバリの大阪人だけど納豆大好きだぞ
あと自宅でお好み焼きをする時はご飯は付かない
讃岐の方でうどん巡礼で製麺所に食器と薬味と汁持って押し掛けるやつ。
食堂付きでない製麺所ではそうするしかないんだけど。最近遠方からの巡礼で
納豆持ち込むやつがいると嘆いてたよ。
僕らは納豆うどんって美味いじゃんと納得なんだけど、あちらさんはテロらしい。
大豆の産地が納豆嫌いというのも変な話だよね。
納豆入れたら納豆が前面に出すぎるからじゃね
何にでもマヨネーズ付ける奴に対して嘆くようなものかと
うんや、最初こそあの臭いで分からないようだけど。
食べ慣れると繊細な味で、他の食べ物と喧嘩しないと分かるはずだ。
強制的に食わせ続けると、半年ぐらいですっかり嗜好として定着するらしい。
全くなんの根拠もなく
堂上母って納豆に砂糖を入れそうな気がする・・・
>>756 ああ、そんな感じがする。
でもって堂上父はそんな母を平然と受け入れてそうだ。何故か褒めたりしてな。
つーか、この夫婦相当の天然のバカっぷるじゃないかと思うんだが…
その血を受け継ぐ堂上ももれなく……
臆面もなくあんな台詞が出るってのは相当バカだと思う
堂上父×母読みたくなってきた
>>753 元香川県民だけど、香川県民はほとんど納豆食えないよ。
外来人か若い人くらい。
チェーン店には納豆うどんもあるけど。
ウチも家族全員納豆ダメな中、食えるのは私だけ。
しかも食ってたら「臭い!!!!!! あっち行け!!!」と迫害される。
ところで香川って大豆の産地だっけ?
農産物というと小麦とオリーブくらいしか思い浮かばんが。
くさくない納豆といったらテンペか。
青森の方だっけ?
各方面のローカル食が出されたら楽しそうだな>隊員食堂
納豆饂飩・蕎麦でも出された日には半分くらいが退避しそうだw
学食みたいに冬に北海道フェアとかやったりすんのかねw
>>750 讃岐うどんの醤油は小豆島産でしょう。小麦と大豆の産地でなかたっけ?
764 :
760:2009/01/27(火) 20:49:16 ID:GlSrOi27
>>763 そういえば醤油も作ってたな。スマソ
多分香川は、大豆=醤油なんだよ。
大豆=納豆という考えは無いに違いない。
ある日の図書基地食堂
「今日の昼食は納豆巻き〜」
「嬉しそうね笠原」
「だってそりゃ水戸生まれだもん!…篤さん、どうしたの?固まっちゃって…」
「あ…いや…」
「あ〜わかった、納豆が食べられないんでしょ!?」
「…」
「きっと食べず嫌いですよ〜ほらほら、食べてみてくださいよ」
「いらん!納豆巻きを顔に押し付けるな!」
「そんな事言わないで…さぁ!さぁ!」
ゴチン
「いったぁ〜」
その夜
「スマン、郁」
「…まだ頭が痛いんですけど…」
「わかった、何でも言う事聞くから…」
「ホント?じゃあこれを食べてくださいねっ!本場の水戸納豆」
「…それは…」
「はい、あーん」
「…」
「…あ〜あ、頭がこぶになっちゃってるかもなぁ」
「…」
「はいっ」
モグモグ…
「あれ、うまい…」
「でしょ?だから食べず嫌いって言ったのに〜」
その日から堂上家の食卓に納豆が並ぶことになりましたとさ
納豆ネタでちょっと書いてみた
どう見てもバカップルです、本当に(ry
いや、むしろタスクフォースなるもの好き嫌いはいかん!とか言って
人前じゃなんでも食べる堂上教官だけど、二人きりだと
これ食べれないから食べてくれとか郁に言ってるという電波をキャッチした
何というバカップルww
なごんだw
いいなー好き嫌いで郁に甘える堂上w
流れを読まず、手塚+笠原→手柴+ちょい堂郁 投下(エロなし)
本が手元にないのでおかしい部分は脳内変換ヨロ
NGワードはレス番で。
「あ〜手塚あっ!」
寮に戻ると、明らかに酔いで目の据わった堂上士長、通称笠原がいた。
「おま…なんでここに。堂上一正と喧嘩でもしたのか」
ちーがーう、と言いながら、自分の前の席に座れと示す。
人が全くいないロビーを見渡し柴崎でも呼ぶか、と
携帯電話を出そうとした手を引っ張られる。
「あんた、柴崎とつきあいだしたのよね」
お前に報告する義理はない、と思いはしたが、真剣な顔にああと頷く。
「本気なのよね」
「…当たり前だ」
「小牧教官が柴崎の能力を高く評価したからとかじゃないのよね」
「お前なあ…そんな訳ないだろうが」
「いいや、あんたには前科があるもの!
上官が褒めてたからって交際申し込んだ奴じゃない!」
しんと静まり返るロビー。人がいなくてよかったと心底から思う。
「忘れろ!!頼むからそれは即刻記憶から消し去れ!」
「へー、じゃあ本気なんだ。そっか」
ふふふーと今までの迫力はなんだったのかというように機嫌よく笑う。
あまにりも無防備な笑顔に一正の苦労が思いやられると思った瞬間、
また馬鹿力でぐいっと引っ張られた。
「おい!」
「ねーねー、柴崎のどこが好き?」
「……そんなのは他人に言うことじゃない」
えー他人じゃないじゃんーけちけちけちーとぶつぶつ言っていたが、
「へーんだ、あたしの方が柴崎のことよく知ってるもんねーだ」
と向き直って威張るように叫ぶ。
「隙ない格好してるときは勿論美人だけどさー
すっぴんだって寝顔だってめちゃくちゃかわいいしー」
だから何だ同室だったお前の方がいろんな顔を知っているのは当たり前だ。
そう言うのも何だか癪で横を向く。
「裸だってさー、同性の女子が見とれるくらい綺麗なんだからー」
「かなり酔ってるな。何が言いたい」
「柴崎ってさー、ああ見えて毒舌で腹黒で人の痛いとこつくの大好きで」
「……お前、柴崎に喧嘩売りに来たのか」
「でも繊細で人一倍気遣いするのに意地っ張りで強がりで弱音吐くの苦手で」
だから、と笠原はまた真顔になり姿勢を正す。
「ほんとに、大切にして」
なんと返したらいいものかと無言でいると腕をすごい力で握られた。
「おい!手加減しろ馬鹿力!」
「あたし、あんたが柴崎泣かせたら、半殺しではすまない目にあわせるから」
ほんとだよ、と物騒な言葉を更に念押しする笠原を見ていると
何だか神妙な気持ちになった。
「当たり前だ…そんなのお前に言われなくたって」
大切にするに決まってるだろ、と呟くと
心から安心したように笠原は脱力する。
「そうよねー今更あんたにそんなこと言っても馬の耳に念仏よねー」
「お前、どうせ朝起きたら忘れてるだろうが一応訂正しておくが
釈迦に説法とか言うんじゃないのかそれは」
すでに笠原は聞いていない。でろんとソファーに倒れこんでいる。
ため息をつき携帯電話を出したがこの会話の後で柴崎とは顔を合わせづらい。
堂上一正を呼ぶのが正しい対処法なのだろうが、何だかそれも気がひけた。
どうせそれほど距離はないのでかついで官舎まで運ぶことに決めた。
背負って玄関から外に出ると背中でごそごそと笠原が動きだした。
「起きたか?自分で歩けるか?」
「んー嫌ぁ、おりない」
「おい」
ぎゅーっと後ろから強く首を絞められた。
なんでここで絞め技が。
「…篤さん」
「ってやめろおい」
力が少しゆるんだと思うと、耳の後ろに生温かいものがあたった。
「……っ!!」
振り払おうとするが両手がふさがっている状況では限界がある。
「ちょ…っ笠原!手塚だ堂上一正じゃない!!」
「んー?」
こいつここに捨てて帰ろうかと思った瞬間、その堂上一正本人が
ゴルゴ13も真っ青な鋭い視線をこちらに向けているのに気がついた。
「ど、堂上一正!」
驚いて階段から足をすべらしたところで堂上一正が手を出し支え、盛大な溜息をついた。
「あー!!篤さんだぁ」
「この酔っ払いが。俺を間違えるな」
笠原の頭を軽く小突き、手塚の背から引き取る。
「あの!これは!!」
「いい、酔わせた俺が悪かった。事情は大方わかってる」
一緒に飲むと言い出したので2杯だけと念押して飲ませたところ
目を離した隙に3杯目に手を出し、いきなり
『手塚にひとこと釘さしてくる!』
と叫んで飛び出したのだという。
「女の思考回路は謎だな。
何だか柴崎をお前にとられたような気がするらしいぞ」
俺は別に小牧が付き合いだしたときに寂しいとはおもわなかったがな、と眉間にしわを寄せる。
「前は『早くまとまっちゃえばいいのに』とも言っていたんだが」
よ、と堂上一正はいわゆるお姫様だっこというやつで笠原を担ぎ上げ門から出て行った。
はー。
腰が砕け座り込む手塚に背後から声がかかる。
「なるほど、堂上夫はあそこが弱点か。
あの天然娘が自分から攻めるようになったとは成長したわね」
「……お前いつからそこに」
にっこりと完璧な笑みを浮かべ柴崎は手塚の傍に座った。
「手塚もここ、弱いの?」
耳の後ろから首筋を撫でる細い指先がぞくりとした快感を呼び覚ます。
「……っ、やめろよ」
「あらどうして?笠原がよくて何であたしはだめなのよ」
「お前は悪魔か」
「ひどいわ、人聞きが悪いじゃない」
ふうっと息を吹きかけられる。
ストーカー事件があってまだ間もない。
あの胸くその悪い変態を思い出すのではと人が我慢しているのに。
『裸だってさー、同性の女子が見とれるくらい綺麗なんだからー』
酔っ払い笠原の暴言がよみがえると同時に、柴崎を奪還したときの姿が記憶をよぎる。
待て。
これじゃあの変態とかわらないだろう。
深呼吸をし、あられもない姿を記憶から追い払う。
「おい離れろって。寮の前だぞ」
睨んでるこちらにはお構いなし。
柴崎は笑顔のまま手塚の目をのぞきこみ頬に唇を寄せてくる。
何かの糸切れた。
手を引くとやすやすと腕の中に納まる華奢な身体を、木陰に連れ込む。
乱暴に唇を合わせ舌を絡ませると腕の中で微かに柴崎が身じろぎした。
柔らかな匂いが鼻腔をくすぐられ更に理性が溶けていき、更に被さるように深く口付ける。
「…んっ」
苦しげに漏れる声で我に返った。
細い肩をつかみ身体を離す。
柴崎は手塚の腕にすがり乱れた息を整えている。
木陰に入ったとはいえ、寮の玄関のすぐ横で何をしているんだと頭をかきむしりたくなる。
「……悪かった、こんなところで」
呟くと、柴崎はそうよねーと笑った。
「大切にしてくれるんだものね、オシャカサマは」
「…………だから、いつからいたんだ」
「そうね、小牧教官があたしにベタぼれってとこ?」
「見てたなら助けろよ!!」
「えー、だってあの子の友情に感動しちゃって」
にっこりと微笑む柴崎を睨む。
間違いない。
天使のような笑顔をしているが、悪魔だこいつは。
ぐったりとうな垂れた手塚の手をとり柴崎はそっと口付ける。
「もちろん光の宣言にも感動したわよ」
……光?
「あたし、ヴァージンロードはヴァージン気分で歩きたいなー」
10秒くらい固まったあと、は?と顔を上げると、
柴崎は既にひらひらと手を振って玄関のドアをくぐり抜けるところだった。
「おい」
「じゃあ、お先」
結婚しましょうという意思表示と。
この先はそれまでお預けね、という意思表示。
「やっぱり悪魔だ」
そう言いながらも口元がゆるむのを押さえられず手塚は柴崎のあとを追った。
お〜いいねいいね
GJ!
こういう美人に弄ばれるのもまた一興
柴崎だけでなく郁にも堂上にも翻弄されてる手塚に萌えたw
結婚した後もストーカーのことが頭にチラついて中々手が出せない手塚
それに不安になる柴崎、というもの見たい
GJ!
思わずニヤニヤしてしまった
手塚は郁への交際申請とか他色々、真面目すぎて天然だよなぁw
一番まわりに遊ばれているが夜はしっかりリードしてくれよ!その前に幸せいっぱいの結婚式か
突っ込みも弄られもできるとか流石優秀な男だ
しかし手塚夫妻まで官舎暮らしとなると、郁の家出先が同じ棟の中?
女二人に追い出された手塚が堂上宅に行くってことになりそう。
手柴夫婦の場合、要領よく基地外に新居を構えるような気がする
なんていっても柴崎だし
番方の営外起居はいろいろ大変だろうな。
>>782 情報は生物だからと敢えて基地内に住み続ける道を選びそうな気もするな、柴崎の場合
どちらにしろ手塚に選択権はないがw
手塚は士官だけどまだ現場だからな。玄田くらいえらくなると話は別なんだろうけど。
非常招集、夜間哨戒、待機。敷地内に住めるのをわざわざ出ていくだろうか。
となると、小牧も役方に転出しない限り官舎だな。
3カップルとも官舎暮らしとなると、
2馬力で特殊手当ても×2の堂上家が世帯収入一番だな。
財テクはもちろん柴崎が詳しそうだが。
手塚はきっとサイフの紐を柴崎にガッチリ握られて少ない小遣いでヒーヒー言うんだw
で、喧嘩する度におごりの代わりに罰金徴収されるといい。
幸せな小牧夫婦を想像したらものすごく和んだ。
ベタだが堂上夫婦と手塚夫婦と小牧夫婦の子供達みんなで仲良く遊んでるといい。
堂上の子供がガンガン引っ張ってって手塚の子供がたまに諌めて小牧の子供が後追いかけてってる感じ。
それが女の子、男の子、女の子だとすごくほほえましい。
でもこの編成は将来修羅場になりそうで怖い
>>789 みんな2人兄妹(姉弟)で上手く好きな人が被らなければ問題ない
堂上家もしくは小牧家の娘が手塚家の息子に惚れたら手塚大変そうだw
結局手塚が一番オロオロするという構図かw
>>787 いや、手塚は坊ちゃんだから、爺ちゃんから相続した株の配当とかありそうじゃないか。
実は不動産物件持ってて、その賃貸収入が給料より多いとか。
予想で収入を比べるのは萎える
堂上が、娘に
「パパ嫌い!小牧おにいちゃんのお嫁さんになる!」
と言われて凹む電波を受信した
末期か…?
それをなぜか聞きつける鞠江ちゃん
そして始まる戦争
「小牧お兄さんのお嫁さんになる」より「小牧お兄さんがパパなら良かったのに」の方がショック受けそうだなww
子供に優しい小牧夫婦は大人気。
旦那3人が並んで話してる所とか見て「パパはいちばんちっちゃいねえ」とか「ママはいちばんおっきいのにねぇ」とかいちいち凹んでるといい。
おっぱいはちっこいねぇ
子供ができるころには堂上の努力のおかげで多少は大きくなっているはず
いいや、子供が出来ればπは大きくなる。
aの自分もdになったし。
戻ったけど。
m9(^Д^)
毬江ちゃんも郁とはるくらい胸小さそうだなw
だが、それもかわいい。
>>802 毬江ちゃんは小柄だからね、いいんだよそれで。
公園デビューのとき差がつくだろうな。やはりマリエの若さ。
毬江:ママ
柴崎;お母さん
郁 :おかん
息子が反抗期に入って無駄に悩みすぎる手塚、我が子すら軽くあしらう柴崎
そして白髪の割合が日々増していくのはダンナのみ
手塚はハゲではなく白髪型だと思う
手塚は、兄貴が子供にいらん事吹んでて、苦労してそうな気が。
小学校の父親参観で片思いしてる女の子が「手塚君のお父さんカッコいいねー」
とか言って親父に嫉妬しちゃう展開とかありそうだな
そんで母ちゃん大好きな息子が「何で父さんとなんか結婚したんだよ」とか不機嫌そうにきいて
大よその事情を察した柴崎が軽く惚気た後「あんたもあいつみたいな男になりなさいよ」とか言っちゃう
雑談でかなり空腹になってきました。
そろそろSSでお腹いっぱいにして下さい!
さやかはイツキが料る最中の匂いで目覚めた。週末恒例である。
昨日キイチゴのジャムが底を突き、狩りで得た植物はすべて姿を消した。
「あーあ。明日外に出れるかな?」
「降水確率80%。諦めたほうがいいな」
そうこう言って今朝になった。梅雨は週末の楽しみを奪っている。
出されたのはサンドイッチとコーヒーだった。コーヒーはイツキのお手製である。
「挽き豆買ったの?」
「ネルもな。バイト帰りに珍しい実を採ってきたから」
「なんて名前」
「テングフグリ」
テングフグリ! フグリとは陰嚢のことであるのは、前にイヌノフグリを見つけてイツキに教えられた。
この名前付けた奴は天狗なんて見たことあるんか! というツッコミは置くとして凄いネーミングだ。
「どんな形してるの?」
「種つぶしてコーヒーに混ぜたから、もうない。今度見つけたら見せてやる」
イツキの顔がいたずらをしかけた子供のようににやけている。
肉体関係を持ってからよく浮かべるようになった表情だ。
イツキがコーヒーをすすり、ふむと頷くとさやかにも奨めた。
少しだけ口に含む。苦味と少しエグさを感じる。ツクシ以来のハズレではないか。
「ちょっと苦すぎない?」
「そりゃそうだよ。漢方にも使われるものだから」
「薬効は?」
「勢力増強」イツキの説明は続く。
「エキスは媚薬で売られているぞ。知る人ぞ知る禁断の実だ」
その言葉を聞いてさやかの体が一気に熱くなる。
「俺はいいよ。真昼間でも」
――あの、ゆうべ事を構えたばっかりじゃないですか。
顔も首も真っ赤になったので俯いてしまった。
「ちょ・・・ちょっとだけなら」
交渉成立、とイツキは喜びながらさやかの服を脱ぎにかかる。
お返しよ、とさやかはせっかちにイツキの服を脱がせていく。
キスをしながらベッドに倒れる。――ヤバい、これだけで股間が激しく疼く。
早速薬効とやらを体感したさやかは、イツキが下着を剥くのが待ちきれなくなった。
イツキが首筋に唇を這わせてる間に、自らブラジャーを外した。
「せっかくの楽しみにしてたのに。悪い子はお仕置きだ」
さやかは肩を噛まれた。体に痕跡を付けるのは勘弁してもらいたかったが。
――いままでは。
「もっと力を入れて!」
さやかにとって意外なセリフだった。心臓の動きも激しい。
イツキは乳房を力強く噛んだあとパンティーを剥ぐ。
はやく陰唇を触ってと願ったが、さらに下の太腿に舌が行く。
「そこじゃない・・・」
さやかが呟くと、かぶり! イツキが腿に歯を立てた。
「痛、・・・気持ちいい」
「いつからマゾになったんだ」
「いじわる。・・・ねぇ、付けて」
イツキのいじわるぶりは続いた。あちこち噛まれて歯形が残る。
しかし愛情表現であるのはわかっている。さやかはこらえた。
満を持してイツキが挿入してくると、いままでにない快楽の波に溺れた。
さやかは何度果てたのか分からないくらい喜悦した。
「もう空っぽになったぞ」
イツキがあきれたように言う。さやかは痺れと軽い腰の痛みを感じていた。
ゆうべ徳用のを買って、二回したから・・・。新記録もいいとこだ。
「これ凄いね。副作用が心配だわ」
「副作用? 人によって暗示にかかりやすい事かな」
「え?」
「テングフグリなんて図鑑にも載ってないし、ググってもヒットしないぞ」
騙された! いままでの快感は地だったの! よくも弄びやがって!
さやかは拳を握りイツキの胸を突いた。イツキは痛がるそぶりも見せない。
「ごめんよ。でもさやかが喜んでるし、なかなか言いだせなくて」
イツキはいとおしむようにさやかの頭を撫でる。
「夕飯は外食にしよう。俺がおごるよ」
うんと高い物を選んでやろう。
「高くつくから、覚悟してね」
イツキは苦笑した。だが、そんなに困った様子でもなさそうだった。
テングフグリ に一致する情報は見つかりませんでした。
流れが止まってしまったorz
久しぶりにスレ見た、乙
ありげな名前にだまされたwww
>>817 いやむしろ一番このスレにふさわしい投稿だと思うw
GJ乙でした
タンポポコーヒー飲んだことある
いや、それだけなんだけど
「じゃ、またね」
いつものように改札前まで見送る高巳が笑顔で手を振る。
通常ならば名残惜しそうにそのまま改札を通る光稀だったが、この日はなにやら様子が違う。
何かを葛藤しているように、そわそわしている。
おや? と思いながらその様子を見守る高巳。
「どうかした?」
しばらく見守ってもそのままなので、高巳が声をかける。
あからさまにびくりとし、やがておずおずと高巳を見上げた光稀はこれ以上ないくらいに真っ赤で半分
泣きそうになっている。
「え、ちょ、待って! どうしたの!?」
慌てて光稀に駆け寄った高巳に光稀が何かを勢い良く突き出す。
「こ……これっ!!」
可愛くラッピングされたそれは――
「ちょ、チョコレ…バレンタインだからっ」
「くれるの!?」
喜色満面、という言葉がぴったりな表情で高巳が受け取った。
「ありがとう。すごく嬉しい」
「…い、一応…こ、恋人っ…だからな!」
照れ隠しなのかそっぽを向きながら言うが、声が上擦っている。
「うん。本当に嬉しいよ。じゃ、せっかくだし俺からも」
頭を撫でながらの高巳のセリフに、光稀はきょとんとする。
「高巳から…?」
「そ。今流行りの逆チョコ」
そういって小さな包みを光稀の手に乗せる。
「ちょっと待て! お返しは一ヵ月後が定石じゃないのかっ!?」
「うん、来月も楽しみにしてて。ほらほら、電車乗り遅れるよ」
そういって送り出す高巳。そんな彼をキッと睨み付け光稀が言う。
「私だって、すごいお返ししてやるからな!」
まるで宣戦布告のような雰囲気で、まったくもって恋人の甘い雰囲気はない。
そのままくるりと踵を返し雑踏の中に消えていく光稀を、高巳はいつもの笑顔で見送ったのだった。
822 :
821:2009/02/16(月) 21:23:29 ID:IAq/RXnw
高巳って各種イベントきっちりこなしそう&流行もきっちり乗りそうだ。
というところからちょっと妄想。
エロネタに走ろうと思ったけどダメだったのでエロ無し。スレの趣旨を無視ですいません。
おまけにあんま需要なさそうなカプでごめんなさい。
保守代わりってことで見逃して下され。
>>821 GJ!
いやいや、需要はありますよ
少なくともここに一人
で、3月14日編はどうなるの?
オレもエロなしで阪急電車ものを考え中
できるかどうかわかんないけどね…orz
824 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:06:48 ID:s83VLzr3
>>822 GJ!
高巳の要領の良さ&光稀のツンデレ具合が良い!
あと、光稀からはエロな雰囲気が感じられないから、恋人期間設定ならエロはなくてもいいと思う。
825 :
823:2009/02/16(月) 23:08:59 ID:s83VLzr3
やべ、上げてた
826 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:43:01 ID:JDC67rDf
バレンタインに知り合いのWACの愚痴聞き係になって朝帰りさせられた俺がGJしつつ通りますよと・・・
寄りにもよって警衛が中学の同級生だなんて・・・\(T0T)/オワタ
イブの夜に雪舞う弾薬庫で歩哨についた俺とどっちが不幸か比べてみるかい?
たとえWACとはいえ女の子と一晩話せるだけでも幸せなんだよこの野郎\(T0T)/
828 :
826:2009/02/17(火) 00:27:30 ID:2gk8SLb4
>>827 俺、イヴの夜は雨漏りならぬ雪漏りする工場で立て旋盤廻してた・・・orz
泣き上戸&絡み酒&吐き癖&落ち癖のある大酒飲みに付き合わされる禁酒の身にもなってくれ。
まぁ、酒入った途端に素直になり過ぎて逆に困るんだけどさ・・・
>>824 だが待って欲しい。
高巳は爽やか青年に見せかけてかなりのスケベだと思う。
そんな男が速攻で手を出さない理由が無い筈だ!
高巳はスケベで紳士なイメージだから、手出すのは互いの合意の上
だけど凄い事を不意打ちとか
なんの脈絡も無く堂郁を書きたくなったので
書いたら少し長くなっちまった
需要ありますか?
ありあり!大歓迎
>>829-830 つまりどちらにしろスケベなんだな
まぁ、有川キャラの中でも屈指のそっち系ぽいしな、高巳
ストイック系が多い(イメージ)の中で目立ってるというか
主役は不器用系男子で友人ポジションに要領良い系が多い中
主役で要領良いのが目立ってるというか
>>331 遠慮はいらぬ!
存分に書き連ねるが良い!
・・・嘘です、期待してるので宜しくお願いします
キミら、有川作品のモデルじゃないよね?www
835 :
831 堂郁:2009/02/17(火) 08:35:31 ID:aqo1V/4m
初投下します。
堂郁で単にエロを書きたかっただけです。
すみませんが、まとめには転載しないでください。
まとめていたら思ったより長くなかったです……
「久方振りに見たが、お前という奴は」
「ずっと館内業務無かったじゃないですかー!
無理です、明日いきなりカウンターやれとか」
「泣くな、そのために今俺が教えてやるんだろ」
閉館後の薄暗くなったカウンターで郁はすっかり小さくなっていた。
もう何ヶ月も触れていなかった端末をおどおどと操作し、
時折鳴り響くエラー音に肩をびくつかせる。
堂上は大きく溜息をつき、郁の隣に椅子を引き寄せ座ると
顔を密着させるように端末画面を覗いた。
「今度はなにした……また同じだぞ、このエラー。
仕方あるまい、あの方法でいくか」
「あ、あの方法ってまさか……」
「分類特訓時の成果はかなりあった。あれと同じ事をすればいい」
「チョコはダメですっニキビがっ!」
思わず額を押さえながら郁は堂上を見る。
堂上は違う、と手を振り郁の耳朶に息を吹きかけた。
「やっ……」
「一つ間違えたら、お仕置きだ。覚悟しろよ」
それってどういう、などと聞き返す間もなく課題を出され
郁は端末とにらめっこを始める。
さっきやったはずなのに。
焦りのせいか基本的な作業にも関わらずまたもエラー音が鳴った。
「ごめんなさいっ」
「謝ってもダメだ」
堂上は頭を下げた郁の髪を掻き分け耳朶を甘噛みし、ちゅうっと吸う。
「っ……ん」
郁はぎゅっと目を閉じて声を堪える。
そんな郁の様子に堂上はそのまま耳元で囁く。
「わざとか?さっきも教えたろうが」
「ち、ちが……います」
郁の心臓は一気に加速し、頬も熱くなってくる。
堂上はくすりと笑うと、次の課題を出した。
まだ比較的、基本作業の範囲内で郁の記憶にも
微かに残っている作業だが所詮うろ覚えだ。
勘でボタンを押しても思うようには動いてくれない。
「制限時間もあるからな」
「ま、待って、できますから」
「あと五秒」
堂上はカウントを小声で刻むと立ち上がり郁の背後に回る。
「これはここ。押すボタンが違ったな」
背中越しに堂上が端末を操作し正解を示すと、郁の白い項に口づけた。
ぞくっと背中を走った刺激に思わず息が漏れる。
堂上の柔らかい舌がつうっと項をなぞり、
強まる刺激から逃れるように身体を丸めた。
「ほら、次。やってみろ」
「は、はい……あ、また……」
なんでこんな箱にあたしはこんなに悩まされなきゃいけないのー!
白く光るモニターを前に愕然とした郁を、
堂上はさも楽しそうに笑うと一転低い声で言い放った。
「連続で不正解。お仕置きもきつくしてやらんとな」
郁が身構えるより早く、背後からのびた堂上の手指が
郁の制服のシャツの上から正確に乳首を捉え指先を沈める。
「っあ……」
堂上の指がゆっくりと円を描くように動き出し郁は顔を背けた。
「そのエラーを解除」
「は……い……んっ」
冷静な指示を受け必死に端末を操作する郁を嘲笑うように
堂上の指の動きが加速していく。
俄かに立ち上がった乳首を引っ掻くように指先が何度も往復すると
痺れるような気持ち良さが郁を襲い、つい作業の手を止めた。
「はぁっ……だめ、です……」
「できないのか」
「だって……こんな、されたら……」
郁が顔だけで振り返り堂上を見上げると、無防備だった唇を塞がれる。
端末との明るさのギャップで堂上の顔もよく見えず、
郁はその唇の形と舌の味で堂上を把握しようとあがく。
堂上の舌が郁の舌に絡み、次第に口内を犯していくと郁の中は潤み始めた。
「んふっ……んっ」
内壁を遠慮なく舐められ受け入れるしかない郁の唇から
小さく声が零れ落ちていく。
やがて唇が解放され気付いたときにはベルトが緩められ、
制服のシャツの裾が開けた中に素肌が見え隠れしていた。
カウンターの中で座った姿勢なら覗き込まなければ見られることはないはずだ。
だが絶対などない。
郁は小さくなりながら堂上を責めるように軽く睨んだ。
「明日、無理……」
「誰が教えてると思ってるんだ」
次、と容赦なく課題が出され郁はもたつきながら端末に向き直る。
……こんなに弄られて考えるとかあたしできない。
全身を紅潮させ自制できない今、作業に集中できるわけがない。
震える手で綱渡りのような感覚を覚えながら操作し、
あと一つ登録するところまでこぎつけたがその綱からあっさり落ちた。
自分で間違えたと分かるミスだ。
「い、今のは……分かってる間違いで……」
「利用者にとっては同じミスだ。ミスは繰り返したら駄目だと言ってるだろ」
「えっ、や……教官っ……」
背後に立つ堂上の手が制服の隙間から滑り込み郁の身体に直に触れていく。
郁は抵抗を試みたがすでに快楽によって身体からその力を奪われていた。
堂上の片手が素肌を辿り僅かな膨らみを包むスポーツブラを押し上げ、
逆の手は臍の辺りから撫で下がりショーツの上から敏感な辺りを探り始める。
「ここ、湿ってる……いけない子だ」
硬くなった乳首を摘み捏ねながら、ショーツ越しに柔らかな溝を
堂上の人差し指と中指が擦り上げる。
湿り気はじわじわと広がり郁の形が薄い布地に浮き上がると、
前方の膨らんだ芯を親指でぐっと押し込んでいく。
郁は力強い愛撫に身体を揺らした。
声を出すまいと自分の制服の袖に噛みつき、
紅い花を散らすように染まりゆく身体をのけ反らせる。
堂上は郁の反応を確かめつつ親指の腹で芯を押し擦り郁好みの快感を与え、
一方で蜜が溢れ続ける入口を二本の指でリズミカルに刺激していく。
誰もいない静かな館内に水音が思いの外響く。
天井が高いせいもあるのかもしれない。
履いていたショーツは蜜で濡れ、堂上の指までも
郁の蜜に塗れるほど郁の身体は感じていた。
「どうした、課題を進めろ」
耳打ちした堂上の声も熱く、郁を刺激する材料になるだけだ。
返事もままならない状態で郁は端末のボタンを押す。
目的と違う画面が開き、郁は慌てて画面を戻し手を止めた。
もうミスなんて知らない……
今の郁には堂上の手が次に何をするのかが全てだ。
その期待を裏切らない堂上の指はショーツを僅かにずらし
直に濡れそぼる秘部へ沈んでいく。
「作業に集中していないな……ここがいいのか」
「はっ……あぁっ」
油断した郁の喘ぎ声がカウンター内に響く。
館内警備はルート通りであればこちらにはしばらく来ない。
それでももし見られてしまったらと考えるだけでも、
羞恥で熱い身体がさらに熱くなる。
制服のシャツに噛み付いたまま郁は
いやいやと首を振り堂上に逆らってみせた。
「郁の中はひくついて悦んでいるぞ……ほら、よく締まる……」
二本の指が入口をこじ開け侵入すると淫靡な水音が響き始める。
堂上は乳首を扱き愛撫していた手を止め
郁の大腿を持ち上げると椅子の肘掛けに置いた。
堂上の指を飲み込み鳴いている下半身が、
淡い光の中に晒され郁は小さく声を上げる。
解放度を増した堂上の指は奥まで突き上げ、
郁は噛んでいたシャツを離し自分の腕に噛み付く。
そうしないとちぎれるほどにシャツを噛み締めていた。
「課題は中断だ……郁が集中しているのはここみたいだからな」
「んーっ、んっ……」
堂上の指は激しく郁の中を掻き混ぜ何度も突き上げる。
僅かに曲げた二本の指が凹凸のある柔らかな内壁を滑り、
郁は反射的に堂上の指をきつく締め上げた。
突かれる感覚は次第に波となり、郁に降りかかる。
すぐに軽く達した郁は身体を小刻みに震わせた。
「はっはあっ……んっ、はあ……」
「もう満足か……郁は」
「……」
声が出なかった。
心臓は忙しく跳ね息を整えようとしても言うことを聞いてくれない。
まだ郁の身体は満たされることなく、さらなる快楽を求め疼いている。
椅子の背もたれにだらしなく寄り掛かり嬌態を晒す郁を見た堂上には、
きっと郁の身体が物足りなく感じていることぐらいわかっているだろう。
堂上が「最後だ」と告げ端末を操作する。
「この課題をクリアしたら褒美をやろう。どうする?」
虚ろな目で堂上の口元を見、そのまま視線を落とし端末を見る。
『貸出処理の終了』
モニターに浮かび上がる文字に思わず嬉しくなる。
間違えようもないその問いにボタンを一つ押し、
端末を黙らせると堂上を見た。
「よくできたな」
「これ、くらいっ……きゃっ」
郁の身体がふわりと持ち上げられ、
端末が乗るひんやりとしたデスクに腰掛ける格好になった。
熱い素肌にはその冷たさが心地好いくらいだ。
郁が戸惑う隙に堂上は手早く装着し、郁の脚を抱えると蜜の溢れ出す入口へと
猛る自身を当て行い一気に貫く。
全身に走った衝撃に郁は歯を食いしばり、辛うじて声を堪えた。
待ち望んだ快楽は敏感になり過ぎた身体に少々強く郁は堂上の腕に爪を立てる。
郁の中を押し広げる硬く熱い堂上のそれは郁に飲み込まれて
さらに膨張していくのがよくわかった。
「郁……こんなに……濡らしたら……ダメだろ」
「やだ……はぁっ、んっ……んっ……」
デスクの縁に手をかけ、激しく腰を打ちつけてくる堂上に
なんとか姿勢を保とうとする。
しかし片腕は声を堰き止めるために取られ、
空いた片手だけで身体を支えられるはずもない。
堂上の顔を抱くように腕を回し身体を安定させた郁に堂上は容赦なく攻め立てた。
「やっあぁん……」
シャツを捲り傷一つない乳房を堂上の舌が舐め舌先で固くなった乳首を転がす。
体に響く重低音のような快感と乳首を嬲る繊細な刺激に郁の意識は飛び始めた。
重低音が長いストロークになり、終わりが近いことを思わせる。
もう限界だった。
何度も意識が飛ぶ度に感覚が鋭くなる身体は、
堂上が腰をほんの少し揺らすだけでアイスのようにとろけてしまう。
「どう、じょう……きょうかん……あたし……」
「もう、いいか?……俺も」
いく。
耳を掠った堂上の声は自分の名前を呼んだのか、
それとも堂上が達した知らせなのか。
高く高く昇った郁の意識は張り詰めた堂上を締め付け、一瞬で落ちていった。
翌日、カウンター業務は思ったよりもこなすことができた。
しかし、一つの動作を行う度に堂上の手が脳裏を掠め
一日中真っ赤になってしまう。
同期には心配されるし、柴崎にはニヤニヤ笑いされるし散々だ。
郁は何食わぬ顔で業務をこなす堂上にいつか仕返しを誓った。
fin
845 :
831 堂郁 :2009/02/17(火) 09:15:47 ID:aqo1V/4m
以上です
スレ汚しすみませんでした
お読みいただいた方ありがとうございました
監視カメラとかないのかな
GJ!!
きっと堂上は綿密に計画を立てて実行したに違いない
監視カメラはどうなんだろうね?
図書館内にはあんまりあるイメージだが…、軍事施設と考えればあるんだろうか?
柴崎がその様子をしっかり見ている、とか。
ないか、ないよなまさかそんなことはアハハハハ
で、堂上は柴崎に弱みを握られるんですね、分かりますw
柴崎「背は低いけどアレは立派」とかw
図書館によってあったりなかったりする>監視カメラ
武蔵野第一図書館はあると思う
良化隊の襲撃に備えてというのもあるだろうし、
あれだけ大規模施設なら人目が届かない死角って絶対あるだろし
だから館内巡回警備もしてるんでしょ、郁たちは
そんなんは原作者しか分からん話だ
どうでもいいよ
ララ版コミックスによれば書庫にはあるみたいね。
イチャついてる(?)ところを小牧に見られてた。
あったあったw
てーかカタブツ堂上の行動ではないな。
まあそれ言ったら公私の区別つけようとしてる2人の行動ではない
パロディですから
つ【所詮二次創作】
せっかくの投下作品を批判するのはやめようぜ
神々が投下しづらくなるよ
公私の区別つけようとしつつも、付けられないってのが
職場エチの醍醐味じゃないかw
俺は寮内でもいいww
原作に沿ってないと言うなら前に投下された獣姦のがよっぽど沿ってない
ここはそんなのがありなエロパロ板なんだからまったりいこうぜ
流れ止めてしまってすみませんでした
あんなエロパロしか書けませんので、
気を悪くされた方々には申し訳ありません
おまいは悪くない
いろんなシチュが楽しめるのがここの良いところ。
それよりせっかく書いてくれた職人にGJを贈ろうぜ
>>861 GJ!!! 楽しく読ませてもらいました
>>861 気にするな
投下された作品にわざわざケチつけてスレの雰囲気を悪くした阿呆が悪いだけだから
自分は楽しませてもらったよ
GJ!!!!
塚、文句言う奴は自分で書けばいいのにな
というか軽く流せばいいのにみんなで噛みついてフルボッコにするから
おおごとっぽくなるんじゃないかと思うんだが…
感覚は人それぞれなんだし、心を広く持ってスルーしれ
書いてくれるのは本当にGJなんだけど
時々卑屈な誘い受けっぽいことを書かれるのが
どうなんかなーと思わんでもない
投下していいですか?とか
○○ですいませんとか
特殊嗜好の注意書きとかは必要かもしれないけど
書いていいですか?とかは別に聞かずに
ガンガン投下しちゃっていいんじゃないかと
うん、まあどんとこいよ!ってことで。
俺はいつでも正座で投下待ってる
全裸で
服は着ろwwwwwwwww
靴下は履いてるだろw
ネクタイも忘れずにな
これぞエロパロ紳士の嗜み
この時期そんな格好じゃ風邪ひいちまうだろ!
せめて手袋とマフラーはしとけ
あとせめてパンツとシャツな
海パンとゴーグルもしとこうぜ
ハチマキは?
まったくおまえらときたら…!
俺の心配は、っくしょんっ、いいか、っくしょいっ、ら
はやく妄想を形にする作業に戻るんだ!!
ゴホッゲホッ
だから言ったのに!風邪ひいてるじゃない!
玉子酒とスポーツドリンクおいときますね
↑
「待て!酒とスポーツドリンクは止めとけ!地獄を見るぞ!」
by 手塚
王子様と強壮ドリンク置いておくわね♪
「あら、笠原?」
柴崎の前に通路を小走りに過ぎようとする郁が飛び出した。
「ゴメン、今急いでるの!後で!」
郁は空いている片手を顔の前で立て謝るポーズを見せると、その場を後にする。
始業からまだ二時間と過ぎていない。
今日の特殊部隊はグラウンドでの訓練だったはずだが、何があったのだろうか。
柴崎は首を傾げ郁を見送った。
昼休みまでに柴崎の耳に入ってきた情報は訓練で何かがあったわけではないらしい、ということだけだった。
しかし、それでは辻褄があわないことがある。
午前中すれ違った郁は手に湿布薬と思われる白い物を持っていた。
誰かは知らないが使う本人が医務室に行かず、郁が走るということはナニカがあったに違いない。
……なんだか面白そうじゃない。
柴崎は探りを入れるため、お昼に誰を誘うか決めるとターゲットの居場所へ向かった。
「お前が俺を誘うなんてどういう風の吹き回しだ?」
どうせ何か企んでいるんだろ、と目の前の相手は可愛げのない態度で
自分のカレーライスにスプーンを突っ込みながら言う。
「あら、たまには一緒にランチでも、と思っただけよ。あーんなこととかした仲、じゃない?」
「お前っ、そんな今言うことじゃ……」
手塚は柴崎の言葉に赤くなりながら、周りをちらりと窺う。
キスくらいで赤くなっちゃうなんて。
柴崎はくすりと笑うと本題を切り出した。
「今日、午前中はグラウンド訓練だったのよね?何か変わったこととかあった?」
「変わったこと?なんでそんなこと……あ、そういえば」
一瞬きょとんとした表情を見せた手塚は、何かを思い出したようだ。
「そういえば?」
「堂上二正が途中で隊列から抜けて、どうしたんですかって聞いたけど、何でもないの一点張りだった」
「何があったのかしらね」
柴崎がさして興味なさそうに振る舞いながら話を促すと、手塚は少し考えて口を開いた。
「笠原も顔真っ青だったな。あいつ、何も言わないんだ。堂上二正に口止めされてるらしくてさ」
いつだったか肩に湿布を貼っていた時もそんな感じだったな、と納得しかねる様子で手塚はこぼす。
相変わらず鈍いんだから。
でもそこがカワイイのよね。
「そ、ありがと。それで十分よ」
柴崎がにっこりと微笑むと手塚は訳も分からず、ああ、と答えた。
昨日、公休日の外出から帰って来た郁は明らかにテンションが低く、まさか振られでもしたのかと心配になるほどだった。
もしそうなら泣きついてきそうなものをそんなことは無く、
「疲れたから寝るね」の一言で郁はベッドに入ったので気になってはいた……が。
腰が痛いとは一体どういう事だろう。
手塚とのランチの後、さらに入手した情報では堂上は腰に湿布を貼り、
郁以外誰にも自分に触れさせなかったという。
湿布を貼ってからは郁も近付けない程の威圧感だった。
とは、目撃者情報であり、おそらく特殊部隊では面白いネタ扱いのはず。
付き合って一年未満、公休日前夜の外泊、明けには彼氏が腰痛。
なんてわかりやすいネタなんだろうか。
まさか特殊部隊の男がそんなヤワなんてことはないのだろうが、
特殊部隊二人が揃えばアクロバチックな事も、体力、運動神経的に十分可能だ。
ただ一点、若干彼女側に不足があるかもしれないことを除けばだが。
そして、その不安が的中したとしたら。
……今日はこれで遊べるかしら。
柴崎は郁の答えを期待しながら、夜を待った。
「ただいま……」
「おかえり。テンション低いわね、今日も」
郁はうん……と聞いているのかどうかわからないような曖昧な返事をする。
やらかしたナニカが尾を引いているのは間違いない。
郁の分かりやすい表情を見逃さないように注視しながら、柴崎は郁に聞いた。
「今日、大変だったって?」
「あー……さすが柴崎。言わなくても知ってるかぁ……」
「まあね」
「でも、堂上教官は自業自得なんだよ」
あたしもちょっとは悪かったけど……肩を竦め郁はぼやき始めた。
時々赤くなりながら今日の一部始終を話す。
赤くなる理由はやはり外泊の夜にあるらしい。
が、なかなか話がそこまで辿り着かないので柴崎は郁のノロケのような説明をぶった切った。
「で、どっちが悪いかとか些細なことはいいのよ。結局何があったわけ?」
「そっそれは、ちょっとっ……さすがに恥ずかしいと言うか……」
「肝心のそこを聞かなきゃ、さっきから堂々巡りよ」
それとも、この前の寝言、堂上教官に言っちゃおうかしら。
柴崎が同室の特権をちらりと見せると郁は慌てた。
「ずっる……もうわかった。堂上教官には話したこと、言わないでよね」
「もちろん」
柴崎が微笑むとさっきよりもさらに重い口調で郁は話しだした。
「その……外泊で……泊まるでしょ?そこに行ったのは初めてなんだけど……」
今さら言わなくても外泊と言ったら、などと突っ込むと機嫌を損ねかねないので柴崎は黙って相槌を打つ。
郁は相変わらず赤くなりながら言葉を続けた。
「部屋にさ、ベッドがあったの。すごく大きなベッド。クイーンサイズって四人くらい寝れるんだよ?」
「それは良かったわね」
素っ気なく返すと郁は少し不満そうに唇を尖らせる。
そんな仕草が可愛く見えるようになったのはいつからだっただろうか。
「で、あたしその前にお酒飲んでて酔ってたみたいで……」
「大胆になっちゃったわけか」
「そうなんだよねぇ……」
「相当すごかったの?」
郁が肯定したので思わず身を乗り出してしまった。
やだ、あたしったら。
「激しいっていうか、えっそんなことまで?って」
「若いわねぇ。で、具体的には何したのよ」
郁はうーんと考え込んでから、やっぱりあれかな、と呟いた。
悩むほど、あれこれとしたのだろうか。
「ほら、言っちゃいなさいよ」
「……バックドロップ」
は?
今、かつてないほど自分の顔は崩れているに違いない。
そう確信しながら柴崎は郁を見つめた。
「今、なんて言ったの」
「だからあ、バックドロップ!何度も言わせないでよっ、恥ずかしい!」
どうして妙齢の男女がホテルに入ってバックドロップなどかまさなければならないのか。
理解不能な話に気が遠くなりそうだ。
「なんかこのベッドなら技かけられるって思ったらつい……堂上教官だって結構乗り気で……」
「つい!?……あんたにちょっとでも色気を期待した、あたしが馬鹿だったわ」
「なっすっごい失礼な発言!」
「自分のやらかした事、反省してから文句言いなさいよ」
「うっ……」
黙りこくる郁に柴崎は呆れながら、
明日は堂上をターゲットにしてみようか、などと考えたのだった。
乙!
業の掛け合いとかどんなカップルだw
自演乙もビックリだな
ふう
やれやれ
GJ!
なんて堂郁らしいオチなんだwwこういうの大好きww
なにが自演なの?
>>888 一瞬神宮寺三郎のエロパロスレと勘違いしたじゃないかw
脳内をタイガーマスクの主題歌が駆け巡った
「ぱーやっぱーやっぱっぱやっぱやっ♪」
「どうした頭湧いたのか」
「……ここは優しく『やけに機嫌いいな』とか聞くところですよ!」
「とりあえず図書館利用者の前ではやめろよそれ」
「はい」
「で、どうした?」
「3年目の浮気です!」
「ん?ああ前奏の所か」
「今度カラオケに行きましょう」
「ちょっと待て、前後を繋げろ」
「だーかーら、今年で私と篤さん、結婚3年目でしょ」
「そうだな」
「一緒に歌おうと思って」
「……俺は浮気してないぞ」
「してたら毎日ハイヒール履きますよ」
「地味に嫌だなそれ……」
っていうような夢を見たんだがいまいち萌える感じにできない……
>>894 夜中に声出して笑ってしまったじゃまいかw
謝罪と賠償は要求しないが次回作の投下を要求するw
GJ!
流れ豚ギリあんど超亀レスごめん
>>742 堂上が面食らいそうなマックスコーヒー見つけたんで買ってみた!
ジョー○アだったせいかキャラメルほどには感じなかったけど
なんかホッとする甘さ
やっぱり甘いのはいいねw
899 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 10:31:16 ID:hNhI1hnL
>>894だけど
夢の中では確かに萌えたはずなんだ…!
なのに書き出してみたらただのギャグになってた不思議。
GJくれた人ありがとう
下げ忘れたorz
ごめんなさいorz
来月号のダヴィンチ、有川浩特集らしいね
メールアンケートで、「好きな有川作品、好きなキャラクター、カップルを3つずつ」とあったが、
3つとか絞りきれない…
>>901 そりゃ厳しい設問だな
図書館だけでも
王道の堂郁、イノセントラブ小毬、女王と騎士な手柴、
古淡の玄折、純愛中年緒加、忘れちゃいけない
稲嶺夫妻…と、六組も素敵カップルがいる
(マニアな視点では、堂上の父母っつーのも←天然ナースとリーマン系堂上だぜ?
恋愛経過がすげー知りてぇw)
他作品にも目白押しだし、自分にはとても選べんww
お父さん仕事しすぎで倒れて入院→出会い→このナース、大丈夫なのか?→仕事中のギャップに萌え
なんだかんだドラマチックな恋愛をしてそうだ>堂上父母
こまめに手紙を交換したり、時計台の下で待ち合わせしたり、なんか昔の少女マンガなイメージがある。
無口ながら堂上父は天然な堂上母をやんわり守るように手を引いて歩くとか。
全部妄想だけどね。
「いい人」と思って女友達として付き合ってたら。いつの間にか公認になり、
そろそろまじめな付き合いをしてますって彼女の両親に会いに行ったら、式場の予約
の話をされたとか。
>902だが、マニアな視点に付き合ってくれて有難うw
調子に乗ってついでに告ると、柴崎の独立独歩な弟も気になるキャラだったりするww
郁の両親て、見合い婚かな?
それとも実は乙女心満載母が、郁父にベタ惚れしたとかw
バレンタインネタも書いたことだし懲りずに
ホワイトデーにかこつけてマシュマロ色の下着を渡そうとして殴られる高巳という妄想
を、ちまちま書いてたのに強制終了食らって泣く
…………もうとっくにホワイトデー終わってるという事実から目を逸らしてますが何か
あっという間に1年経つよ、気にするな
7
保守
隠れドSの小牧をだれかー
小牧、Sであることを隠してないと思うがw
しまったエイプリルフールネタ書けば良かった
緑の日・母の日・父の日・敬老の日他いくらでもネタはあるさ!
…ウソです
書けない身はただお待ちするのみ
植物図鑑、終わったよぉw
誰か、二人のラブラブな後日談書いてください^^
植物図鑑終わった……
週2の楽しみがなくなってしまうぜorz
読後の勢いで妄想投下。
ラブラブなのか謎で、エロはないがそれでもおk?
誘いうけ
するくらいなら
ヘタレ攻め
918 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 03:55:40 ID:3w5YydPn
916だが、投下前に前半が消えたorz
今書き直してる。
919 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 04:02:30 ID:3w5YydPn
傍らにはスーツを着たイツキ。先ほどから何度も深呼吸を繰り返している。
「……緊張してるの?」
さやかが顔を覗きこむと、イツキは強張った顔で答えた。
「緊張しないと思う?」
その顔がなんだか可笑しくて、さやかは思わず噴出した。
「……笑うなよ」
イツキは唇を尖らせる。さやか今度は声を上げて笑い出してしまった。
「ったく……」
しかし、イツキの顔はまだ緊張気味だ。
それを見ると、さやかはそっと自分の指をイツキの指に絡ませる。
「大丈夫。まぁそれなりに色々言われるかもしれないけど、なんとかなるって」
イツキの不安が晴れるようにと、にっこりと笑ってみせる。
「ありがと、さやか」
照れくさいのか、そっけなくそれだけ言うと、イツキはゆっくりとチャイムを押した。
920 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 04:02:59 ID:3w5YydPn
「そうかな?……きっと今日のイツキが可愛いからだと思うなぁ」
可愛かった数々の行動を思い出して、またさやかは笑ってしまう。
すると、突然イツキはさやかの頭を乱暴に撫でる。
「ちょ、何すんのよっ!」
さやかが講義の声を上げると、イツキはあさっての方向を向いて顔を抑えている。
「……どうしたの?」
さやかが小首を傾げると、イツキはそのままで返した。
「あなたの方が可愛いですよ、奥さん」
奥さん。その響きにさやかまで顔を両手で覆って俯いた。
沈黙が二人を覆う。
そこへ人工的な声で列車の来訪を告げられる。
しかし、二人の顔の熱はまだ治まる気配を見せない。
「……この次の電車に乗る?」
イツキがやっとのことで問うと、さやかも消え入りそうな声で返事をした。
二人が電車に乗れたのは、もう随分と日が傾いてしまったころだった。
「日下部」と書かれた表札。宅配便が来た時に押す判子は三文字。
傍からみたら小さなことかもしれない。
けれども、それがたまらなく嬉しいのだ。
end
921 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 04:04:03 ID:3w5YydPn
ごめん、920みすった。
ちょっと待ってくれ……まじですまん。
922 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 04:08:35 ID:3w5YydPn
919の正しい続き。まじすまんかった。
駅には向かい合わせのベンチ。そこに座るのは二人だけ。
「緊張した割にはあっさり認めてくれたね」
そう言いながら息をつくイツキに、さやかはくすりと笑った。
「にしてもさやか、今日笑いすぎ」
やれやれ、とイツキは嘆息した。
「そうかな?……きっと今日のイツキが可愛いからだと思うなぁ」
可愛かった数々の行動を思い出して、またさやかは笑ってしまう。
すると、突然イツキはさやかの頭を乱暴に撫でる。
「ちょ、何すんのよっ!」
さやかが講義の声を上げると、イツキはあさっての方向を向いて顔を抑えている。
「……どうしたの?」
さやかが小首を傾げると、イツキはそのままで返した。
「あなたの方が可愛いですよ、奥さん」
奥さん。その響きにさやかまで顔を両手で覆って俯いた。
沈黙が二人を覆う。
そこへ人工的な声で列車の来訪を告げられる。
しかし、二人の顔の熱はまだ治まる気配を見せない。
「……この次の電車に乗る?」
イツキがやっとのことで問うと、さやかも消え入りそうな声で返事をした。
二人が電車に乗れたのは、もう随分と日が傾いてしまったころだった。
「日下部」と書かれた表札。宅配便が来た時に押す判子は三文字。
傍からみたら小さなことかもしれない。
けれども、それがたまらなく嬉しいのだ。
end
投下乙
いいかんじだな〜
ほのぼのしたw GJ
保守
3匹のおっさん読んだー
熟年夫婦のSSもたまには良いかも
いや、エロパロは需要が…
このスレももうすぐいっぱいになるなぁ…。
次のは1に保管庫の案内も入れるよね。
あとの取りこぼしは無かったかな…??
928 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 23:19:52 ID:Hfzwjgfp
確かに、スレまとめや保管庫は重要。自分はどっちも探せません(涙)
930 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 03:25:56 ID:G7Haqkcm
>>929サンクス!!
後でケイタイから、リンクしてみよう。
そろそろ次スレか
932 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 13:27:00 ID:wN/ONFLV
海の底【文庫版】発売記念あげ
「力抜け、郁」
「っ……く……」
痛いのは耐えられる。
でも、中々入らないのはあたしじゃどうにもならない。
痛い、なんて言ったら負けたような気がするのでなんとか堪えた。
堂上の肩にしがみつき、ぎゅうっと目を閉じる。
思わずそうしてしまった態勢だけど、これはこれでマズイと後から気付いた。
耳元で規則正しく繰り返される堂上の呼吸。
熱く切なく、時折苦しそうだ。
そして耳に息が吹きかかる度に背筋に甘い電流が走っていく。
そして目を閉じている分、身体中の神経が澄まされて内股を支える堂上教官の手ですら愛撫のようにあたしを熱くする。
「痛く、ないか?」
「だい……じょぶ、です……っ」
鋭くなった感覚は今、あたしの中に入ってこようとする何かを正確に捉えてしまいあたしを動揺させた。
動揺している間にも容赦なく堂上教官はあたしを支配していく。
痛い、という感覚は全てを飲み込んでしまうとあっという間に姿を変えた。
「……っ、はっ……」
息を詰まらせるように短い呼吸を繰り返す。
腰からくる余りの気持ち良さに声が漏れてしまいそうだ。
や、やだ、変な声出ちゃうう。
くしゃくしゃに顔を歪ませ声を堪えていると、噛んでろ、と聞こえた。
助かった、そう思いながら薄闇に白く見えた堂上の肩に口を押し当てる。
そうすると無駄な力が抜けたのか、波のように押し寄せる快感が全身を巡り、郁は身体をのけ反らせた。
事が終わると、説教を喰らった。
そんなの咄嗟に分かるわけがない、そう反論したかったけど火に油を注ぐのは嫌なので黙って聞いた。
「……はぁ。もういい、大丈夫か痛くなかったか?」
「あたしは……堂上教官のほうが痛かったかと……あああっ!
」
慄いた堂上をよそに郁は自分の寝ていた辺りを探る。
シーツがぐしゃぐしゃで手でしわを伸ばしながら見てみるが特に異変はない。
「どうした?」
「ないんですっ」
「……何が」
郁の動揺振りに堂上も若干不安げにしている。
おかしい、初めてなら出る、って聞いたのに!
もしかしてあたし昔にどっかで傷つけたとか?!
結構痛かったのに、そんなのアリか?
「郁、何を探してるんだ」
「あたし、初めてなのにっ……」
そこまで言って、堂上が片手で顔を覆った。
あれ、あたしなんか変な事また言ったか?
うって変わって不安げに見つめる郁の前で堂上が徐々に肩を揺らす。
探しているものが見つからない不安と堂上のこの反応が何を指しているのか分からない不安。
両方に挟まれ泣きそうな顔になった郁が口を開きかけると、
堂上が顔を上げて両手で郁の顔を包み込んだ。
「……アホか、貴様」
「……!」
「さっき、タオル敷いてただろうが。ちゃんと織り込み済みだ
」
堂上は可笑しくて仕方ないと、肩を揺らして笑う。
郁は恥ずかしさに頬を染めながら堂上に枕を投げつける。
しかし堂上は軽くかわすと郁を抱きしめ、嬉しかった、と小さく呟いた。
GJ!
なごんだ。GJ!!
保管庫入れないなんてもったいないGJ
ああこの二人やっぱり好きだな…
GJでした
「い…嫌っ…、篤さんが見てると恥ずかしい…」
「…いいから…っ…早く乗れよ。」
堂上が低く呟く。郁は恐る恐るその上に乗った。
瞬間。何かが振れて、たまらず郁は悲鳴をあげる。
「ああっ…!!」
その声に堂上は小さく苦笑した。
「…や…っ…やっぱり体重増えてるー!!篤さんのご飯が美味しいからこういう弊害が起こるんですよ!」
「何でも俺のせいにするな!!」
体重計オチ。
申し訳ない。
小ネタ好きだ。乙ー。
郁可愛いw
GJです!
ふと思ったんだけど
安達一士が郁に憧れてる理由って何だったのかな
>>941 女性の特殊部隊は憧れの的みたいな事茨城で言われてなかったっけ?
あれの延長じゃね?
教育期間中に何か事件があって、それ見て惚れちゃった…ってのも個人的にありだと思う。誰か書いてくれないかな。
>>942 ありだと思います!>教育期間中の事件
どんなことがありそうかな
さすがに、クマとか見計らいは無いでしょうけどw
本物の熊に襲われてたところを助けられたとかw
先輩方のイタズラだと思ってたら、アレ何か息が獣臭いんですけど?腰抜けちゃって逃げられないんですけどみたいな感じになったところに王子さまな郁が颯爽と助けに…ないな
話ぶったぎるけど、三匹のおっさんってエロスな要素はありましたか?
未読なので、読むときのスタンスを迷ってるんだ…
一応あるっちゃあるよ
女で30過ぎても体重が変わらんとことか。
かっこいい上官には憧れるしかも数少ない女性だったなら同性なら余計に
いやまて、一巻の最初の方で持ってない権限で絵本を守ったのがあったろう。
あの女の子が実は、安達の妹だったんだよ。
>>950 そうやって憧れの王子様が代々…w
でも安達ちゃんって性格は手塚タイプって感じだな
手塚と郁を足して2で割った感じ
あ、でもやや手塚寄り?
なんか真面目な郁、うるさい手塚って感じする
郁が不真面目というわけでもない。
寧ろ真面目過ぎた結果があれって感じだよな。
もう少し冷静な郁ってことだろ。
柴崎のアイコラ事件で安達×吉田は消えたかな。
自分はそれがあるからこそ、安達×吉田はいいと思う。
そのまま腐ったりしなければ吉田は挽回しようと奮闘するんじゃないのかな?
マイナスからの出発って感じで自分は好きだな。
まあ、男の視点から見れば情状酌量の余地はあるんだけどな。
つい出来心、届け出る前にもう一回だけじっくり鑑賞…とやってるうちに安達に見つかった
とかそんなとこだろうし。
そういうところ、女の子はなかなか分かってくれねーもんだな。
「実は悪友に渡されてどうしていいかわからない吉田が安達に相談しようと
「こんなのが……」と見せた結果173ページにつながる。見てしまったのは
事実なので制裁を甘んじて受け、事件解決後も言い訳せず自主訓練に励む」
という二次創作を以前読んだことがあるので、そういう流れでの展開も
ありかと。
(その作品は自主的に走りこむ吉田を手塚が激励する……という流れだったが)
それじゃ冤罪で私的制裁かまして郁はいいとこなしになるな。
>>957 それは、女子としては。なんとなく意識してる相手なら特に
いつも冷静な人が、彼女の為にいっぱいいっぱいになるのが好きです
>>961 分かる分かるw
郁が査問かけられる話で、堂上が声を荒げて郁を庇った(?)とことか
顔がにやけちゃってしかたなかったw
>>916 判るーw
自分は、毬江ちゃんがピンチになるたびに恐くなる小牧教官がツボだったw
>>962 その後の「命令」「約束」のやり取りも
ニヤニヤが止まらなかったw
くじらで、ボンが家まで来た時の冬原もツボです。
別冊U終了から数年後に歳まわりと派閥のめぐりあわせからして玄田に指令職
が回ってくるんだろうな。柴崎の予言が当たれば、良化はじり貧。
いつ敵が息を吹き返すか分からない状況で味方の戦力削減て難しい仕事をする羽目
になるんだろう。折口さんは前途多難だな。
撤退が一番難しいと聞くね。
情報収集や駆け引きを楽しむ玄田が目に浮かぶなw
その場合、折口さんはいつまで待てるか。
案外革命後にさくっと結婚してたりして。
楽しめないだろ。部下の首切りすんだから。
生活が立ちいくように品性すり減らして駆け回って再就職先を確保するとか、
そんな仕事ばかり続くだろう。
なんとなくだけど
玄田は「気分だ!」と早期退職して新しく事業を立ち上げたりしそう
しかも成功しそう
むしろ柴崎が難しい仕事を引き受けるような
気がしなくもない
それはないと思う。
一監に昇進したとき、そういう仕事を押し付けられたんだなと悟ってると思うぞ。
むしろ気分だで退職したほうがいいのは堂上と小牧だな。
人員削減するにしてキャリアが率先してやめてくれたら玄田も助かる。
結婚決めていきなり柴崎が家庭的になったらそれはそれで怖いが見てみたい
柴崎ほど子どもの扱いが上手い母親はいないと思うなw
そして手塚は懐かれてそうw
しっかりした子供で親がうるさく言わなくていいから、
友達親子でいけるんじゃね。
974 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:44:26 ID:cNvf85KA
何だかんだで一番の貧乏くじは堂上だろうな。
仕事じゃ玄田と郁の尻拭い。
家庭じゃ子供と子供みたいな郁
まぁ、文句言いながらも上手くやってそうだが・・・
堂上は家での扱い見るとそういうのがデフォだろうからなんとも思わないだろう
うまい事くっついてると思うよ
次スレはまだか?
>>965 うんうん
ハルは女子の理想を絵に描いたような男だしな
自分だけに極甘な彼氏か…サイコウだ!!
979 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 18:34:07 ID:HwhzCoba
あげ
981 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 23:12:16 ID:G9okgkmv
>>980 板名でわかるってば・・・
植物図鑑の表紙がアマゾンにうpされたね。配信された分だけじゃなくて後日談とか書き下ろしになってると嬉しいなぁ。
ケータイで横書きで読んでたけど、タテ書きで書籍になるとまた新鮮なんだよね。
板名まで見ないだろ。
騙されたんでしょwww
それでいいじゃない、疑ってばかりじゃ人生殺伐だよ。
本人乙ってやつかな
専ブラいれるより先にpinkに来るような18歳以上の人がどれだけいるのやら
>専ブラいれるより先にpinkに来るような18歳以上
ここにいるぞ、そんでもて見事に騙されたぞ。
それは置いといて、だれか次スレ立てれ、さっきやってみたが駄目だった。
挑戦してみます
規制中でした(涙
すまん
どれどれ
>>989 乙!
緒方副隊長と加代子さんの再会物が読みたいと他力本願しておく