パワポケでエロパロ6

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1名無しさん@ピンキー
パワプロクンポケットシリーズのエロパロスレです。

SS保管庫wiki
ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/FrontPage

前スレ
パワポケでエロパロ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208351641/

sage進行・ルール遵守でお願いします。
2名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:43:20 ID:dMTfhAQF
パワポケでぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:55:25 ID:wNfMLBas
1乙
4名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:06:43 ID:KCCNmVbB
乙でやんすぅ
5名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 23:02:17 ID:3TB9AE9z
>>1
乙…あっ、か、勘違いしないでよ!べっ、別に労ってるわけじゃないですからね!!
6名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:36:50 ID:+6f75yzw
友子はビッチ
7名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 12:37:50 ID:uhfmzrDm
>>1
乙だぁぁ
8名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 04:27:16 ID:vxiQPBZX
保守
9名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 09:47:49 ID:YL0QDdJj
もうすぐ夏休みだ…
10名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 09:56:52 ID:83pnRSma
少女の服が透ける時期だねぇ
11名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 12:57:47 ID:ePaRTZiQ
>>2
パワポケでガッ
12埋め失敗した人:2008/07/17(木) 23:33:25 ID:8/EUsvsJ
埋めで容量アウトとかアホだorz
wikiにまとめとくんで暇な人はどうぞ
13名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:51:27 ID:nx/DqKfj
GJすぐる…!ハラショーだ!
俺もやる気が湧いてきたぞ
14名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 07:15:26 ID:liY5EjIj
前スレ >>984-991  乙でした!
読了後、この数年後に

シルバー「なにこれ、ケシズミじゃない!あんた忍者のくせに料理もできないの?」
エリ「忍者と料理は関係ありません!しかもあなたは寄生虫じゃないですか!」
シルバー「寄生虫言うな、寄生生物よ!」
エリ「見た目は似たようなもんじゃないですか!このムシムシムシ!」
ブラック ← 傍らの喧騒をよそに静かに本を読んでる

なんて仲良くなってる3人組の姿を幻視しました。
15名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 00:52:19 ID:4BPufbDc
ヘルガのブルマをくんかくんかしたい
16名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:08:11 ID:31nPVGGR
このスレ的に一番人気って誰?
17名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:12:01 ID:4BPufbDc
真央か武美じゃない?
18名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:30:49 ID:lfnl0cG3
そんなに真央は好きじゃないな、批判はしたくないがイベントが楽しくない
19名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 03:12:08 ID:Nkx7KuNN
7主が真央の名前を近藤勇と信じてたらどうなってたことやら。


唯一7主は記憶操作に勝てるんだよな。
20名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 05:48:19 ID:dZtsTCHY
GBAの彼女のが好き
21名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 16:30:05 ID:Z5WTNNm1
確かに彼女候補のクオリティが上がったのは3からだよな
絵はもちろんイベントも設定も

ギャルゲーと呼ばれ始めたのはいつからだったか…
22名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:39:09 ID:aFxXt78+
おそらく5からだろう
従来のツートップからエリ、めぐみ、タマちゃんのスリートップへ変わったからな。
それ以降は、無論以前もだが、以前に増して甲乙つけられなくなった。
もしくはDSになったとき。ジャンルすら変わったのは『野球のゲーム』と呼べても『野球ゲーム』とは呼べなくなったからか。
23名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:39:30 ID:aFxXt78+
おそらく5からだろう
従来のツートップからエリ、めぐみ、タマちゃんのスリートップへ変わったからな。
それ以降は、無論以前もだが、以前に増して甲乙つけられなくなった。
もしくはDSになったとき。ジャンルすら変わったのは『野球のゲーム』と呼べても『野球ゲーム』とは呼べなくなったからか。
24名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:40:07 ID:aFxXt78+
連投スマン、ミスった
25名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:41:33 ID:ZrhEevSG
It is important things ,so I said twice.
26名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:49:39 ID:5f6F3dx+
>>21
個人的には智美Goodは歴代トップ3に入るとおもうんだが
27名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:51:00 ID:FKXo/shi
児童ポルノ禁止法改正反対署名が始まりました。

是非、皆さんご協力お願いします。

創作物の規制-単純所持規制に反対する請願署名市民有志
http://www.savemanga.com/

ついに、署名用紙のDL開始、近日中にはセブンイレブンのコピー機からも入手可能になるとのこと、
9月10日を第一次集約として国会や関係省庁に届ける予定。


児ポ法問題の初心者向けまとめサイトが出来ました。
今までの情報の整理や再点検に使えますよ。

『STOP!今そこにある「漫画・アニメ禁止法案」』
http://svcm.2-d.jp/index.html
携帯向け
http://svcm.2-d.jp/m/
28名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 01:31:02 ID:2Sc8z6au
まぁ5からだろうな・・・
6は女子高生、ヤクザの令嬢とかだしw
7〜10はいわずもね。今年も発売まであと5ヶ月くらいかー
29名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 08:47:12 ID:ngxgh3vA
やっぱ5だろうね
恵理、めぐみ、タマちゃんのシナリオで確立されたな
7からはもうちょっと頑張ればエロゲにだってなれると思ってる
30名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 16:20:00 ID:oN7j13ng
ねぇ、皆ってエロパロ読む時パワ体で想像してる?
もちろん行為とかは人間体だろうけどさ。
主人公とか頭の中では常にパワ体なのにちゃんと成り立つのが面白いなぁ、と。
31名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 16:57:48 ID:FzlyXJdF
俺の頭の中にはちゃんと人間体のキャラも主人公がいるな
パワポケファンサイトで描いてくれてる人のを引用することも
32名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 18:41:59 ID:eHKwuq+O
>>25
文法中学生レベルで思いっきり間違えてるぜ

想像は妄想の賜物だから人間体でもパワ体でも関係ないと思うな。俺はどっちも使う
33名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 19:12:03 ID:l38myAhZ
>>32
いや間違ってないだろ・・・多分
34名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 19:20:16 ID:5CRqzrNt
間違ってはないが、あんまり見ない形だと思う
It is 〜 for 〜 to 〜… とかは良く見るが。
まぁ10の主人公ならこのレベルも間違えるだろうがな(笑
35名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 20:29:54 ID:Yvjw4W4v
単数系be動詞なのに複数系目的語
それはいかに
36名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 20:56:52 ID:1jB4FGv3
わかればよいのだ
37名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 21:23:34 ID:5CRqzrNt
>>35
おっと確かに!
こういう正誤はよく引っかかる
38名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 21:48:24 ID:Yvjw4W4v
まぁなんだ
俺も同感でこんなミスはパワポケシリーズの主人公なら絶対間違うな
とくに高校生シリーズは
39名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 22:33:58 ID:5CRqzrNt
学力ネタに便乗して…
高校野球編に生徒で出てきたキャラで一番頭の良いのって誰だ?
40名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 22:51:50 ID:5f6F3dx+
教師になった水原君に一票
41名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:19:21 ID:eHKwuq+O
東キャプテンとかも捨てがたいがやはり茜だな
42名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:31:46 ID:5CRqzrNt
しまった!茜がいたじゃないか!
聞く必要もなかったのにな…
43名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:36:26 ID:tdBhLvsd
>>42お前自分の質問読み直してみろ
44名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:41:03 ID:eHKwuq+O
高校野球だと7彼女が結構強いな
45名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:46:37 ID:3SVObkeY
春香って実は頭良かったりするし
46名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:07:04 ID:Ls2KC1qi
>>43
高校生は高校野球編にしか出てこないって勘違い…
よく考えたら茜だけじゃばくて詩乃とか沙耶とかもいるのになorz
47名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:11:23 ID:uUyGj99P
まあ悪いのはお前じゃない、社会人で普通に高校生とお付き合いできる6主が悪いんだ
48名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 01:32:35 ID:Ls2KC1qi
8で友子エンドなら、9は武美エンド
この流れは絶対に外せない
49名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 01:35:56 ID:Ls2KC1qi
>>48
もちろんハッピーエンドでな
50名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 04:15:09 ID:dGy7rDOW
茜はテストの点はよくても、むしろ頭は悪いと思う

維織は天才かもしれないけど、経営者には向いていないと思う
51名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 08:35:04 ID:q8gTG+Ue
そして主人公ズと仲良く保健体育の勉強をするわけですね?
52名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 10:06:05 ID:7nYwgiwm
ブルー「おい、ブラック。やけに熱心に保健体育を勉強しているな?」
53名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 11:30:07 ID:UFK6o5+o
主に厨一くらいの範囲ですね
54名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 12:39:00 ID:dGy7rDOW
この際、一番頭のいい高校生彼女候補を決めるための戦いを描くSSでも誰か書いてくれ

え、種目は保健体育の実技だって?!
55名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 13:13:30 ID:q8gTG+Ue
紫杏「え〜、赤ちゃんを作るには男性の生殖器と女性の生殖器を合わせることが必要である。
……そして、これ……が女性の生殖器……だ」
主「紫杏、よく見えないからもっと足を広げてくれないか?」
紫杏「わ……わかっ…た(ううう……なんで私がこんな事を……)」

こんな感じですか?わかりません。
56名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:04:59 ID:q5eTjNrU
猿のくせに学者になった森本か堤が一番頭いいんじゃね?
東も学者には成れないだろう。
57名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 16:35:20 ID:tpo1BiqF
「あれっ、なんだか透明な液体が出てきたぞ。」
「そ、それは…お前たちが見つめるから……きゃあっ!」
「胸をもむと出てくるということは、こことそこがつながってるのかな?」
「ば、ばか、ちがうっ…よ、よせ…そ、そこは…弱いから…ハァハァ」

勝手に>>55の続きをちょっとだけ妄想してみた
58名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 18:36:43 ID:sNC2ogUB
堤も頭良いよな。裏だと特に
59名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 19:20:17 ID:7LWXkfj+
>>56
いや、俺の高校時代の先輩は当時偏差値40代しかなかったけど今は海洋学者になってるし、55がせいぜいだった友人も今では言語学者の卵だ。かく言う俺も文学者を目指してるが、東ほどなら何にでもなれるだろう。もっとも、彼はプロ野球選手になったけど

時に>>57
お前『たち』ってどういうことだ!?
紫杏の裸を見ていい男は主人公と俺だけだぞ!
60名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:04:15 ID:q8gTG+Ue
59の言う事はもっともだ………が!

紫杏の裸を見るなんて許さん!見ていいのは10主1人だけだ!
61名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:46:16 ID:4kxawph4
「……なあ、ウチら忘れられとるんやろか?」
「いいんじゃない?そろそろ二人の世界に入りこむ頃だし。しばらくおあずけなんていつもどおりじゃないの」
62名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 22:42:21 ID:k5yGiUXT
たしか>>61な感じのSSが一本あった気が…
63名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 22:43:19 ID:k5yGiUXT
アゲた
スマソ
64名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 06:43:25 ID:Y+O8vg5T
いやいや、ここは自治会長サマがクラスの学力向上のために一肌脱いで男子生徒複数の前で、ってとこでしょうが!
65名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 08:27:57 ID:WvgwTXwE
8主×友子と9主×武美の4Pが読みたい
あ、いや、4Pじゃなくて同じ部屋でやってるから見える
っていうシチュで
66名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 12:45:03 ID:khKSrlF/
いいね
友子と武美は友達だし
友人が気持ち良さそうに喘いでるのを見て
自分の興奮も高まるってもんだ
67名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 17:47:41 ID:D4rrazx/
なぁ、今考えたんだが…
夏休みと保健体育ということで、みんなで高校生の保健体育ネタを書かないか?
ちなみに俺はカズ希望
68名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 19:05:47 ID:qBME+6HW
>>67
さぁ、まずは君から書くんだ
69名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 19:43:13 ID:CYeCA5sP
>>67
テストが終わったら書くかな?
個人的には武美か友子がよかったが高校生だから霧島さんで

で、いま投稿がないのは盆休みや夏休み前でなにかと忙しいからか?

70名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 20:03:18 ID:D4rrazx/
>>69
ありがとう。是非お願いします。

投下がないのは、大学生の事はよく分からないが……俺は浪人生だからだ、と言っておくぜ
71名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 22:12:46 ID:Ovm2G5LV
一番頭の良い主人公は……
72名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 22:45:44 ID:qBME+6HW
勉強って意味なら8とか頭良さそう。
73名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 00:17:13 ID:OqKfm+2T
なんでアンドロイドは可愛くてセクシーなんだ、造られたものの癖に!
74名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 00:51:23 ID:8SSystJL
武美や友子をモノ扱いするな!
……BADだと殺されちゃう悲しい彼女達なんだぜ……
75名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 01:20:14 ID:589QJAUe
>>67
保健体育…
由紀、春香ら後輩キャラは書きやすそうかな…
あ、あと綾華SSが75%程度。
今週末までには投下します。
76名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 01:51:02 ID:t5ufBKN+
綾華か…骨抜きにされそうだ
77名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:05:42 ID:DXlm1V25
カズってアレでハッピーエンドなんだな…
公式見てちょっとがっかりした
78名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:20:00 ID:8SSystJL
そうなんだよな……切ないよ。
そういう彼女ほど、幸せになる作品を書きたくなるのは俺だけだろうか
79名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 09:09:28 ID:liUjXEtA
分かる分かる!
っていうか俺は幸せなSSしか掛けないがな
80名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 10:25:40 ID:X2wh7pcr
自分もだー
シリアスにしたとしても最後は必ず幸せENDにしちゃう。
81名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 12:40:40 ID:jiydEpwm
このスレ良いやつ多いな
82名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 13:38:01 ID:8SSystJL
カズにタマちゃん、智美に葉月……
サブキャラ以上彼女未満をいれるなら、ヘルガにリンに准……
むくわれない人が多すぐる……
83名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 13:58:27 ID:jiydEpwm
に対してバッドENDのないヒロインもいるよな
84名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:12:06 ID:aIx38032
俺の中では誰一人死んでない
85名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:16:59 ID:/ZDax5u9
そりゃ誰だってそうだろう
86名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 20:05:10 ID:haKj7XLm
>>65
正に俺が今書いているネタ むちゃくちゃ長くなりそうで投下は>>500くらいになるかも知れんが。
87名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:24:35 ID:TyFUB5zl
じゃあ>>500まで加速させちゃおうぜ
88名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 22:39:09 ID:/ZDax5u9
>>65だが
wktkwktkしながら待ってる
89名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:55:09 ID:OqKfm+2T
>>86
めちゃ期待してます!
90名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 12:31:00 ID:AgifJjPH
>>86
期待!期待!(AA略
9186:2008/07/24(木) 21:24:31 ID:i8nyvSfy
>>87
…いや今のペースで進行させたらの話ね。

>>88
本気で4P(予定)だから希望に沿えんが…いいか?
92名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 21:35:04 ID:VFpQknXg
まぁ>>65のシチュを希望だったが、それでもダイジョーブ
話運びと8主と9主の行動に期待だ

ちなみにいままで主人公が共演したことってないよな?
9386:2008/07/24(木) 21:41:36 ID:i8nyvSfy
スマソ下げ忘れた…。
94名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 23:03:42 ID:lRAj7o8R
友子と武美ならどんなのでもいーす
95名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 23:32:40 ID:e2u+BhzK
3ヶ月ぶりにこのスレ来たけど、雰囲気全く変わってないなw
気が向いたら、俺も何か書くぞ! カズあたりで
96名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:21:09 ID:vkCqpqcB
しかし最近めっきり投下が無くなったな。待ち遠しいぜ
97名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:50:37 ID:8tPD8nKl
67だが、今カズで書いてる最中なんだが……飛びっきりの香川県人には関西弁って難しすぎて、まったく進まねぇ
98名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:55:08 ID:uUNs2bJq
職人頑張れd(@^∇゚)/ファイトッ♪
99名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:57:38 ID:cnA5Kxno
関西弁ジェネレーターとかいうものがあるよ
まあ、前使ってみたら微妙な感じだったけど
標準語で書いて、関西弁っぽく修正してみるとかどうだろ
100名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 07:20:33 ID:c7ExpJX6
ファーレンガールズの活動地点が、なんと香川県で
影響されたカズが関西弁から香川県のしゃべりに…
って設定でやればいいと思ったんだが

「どこに行っても関西弁をしゃべり続けるのが関西人」って聞いたような
101名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 09:04:45 ID:/y1HLLmw
千葉に3年間来てる関西人がいるが未だに関西弁だな
102名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 09:16:06 ID:5uFwXHBF
約10日で100か
>>91の言う500までは一ヶ月半といったところか
103名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 21:08:56 ID:oOZoftXu
投下があると加速するぜ〜
104名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 21:36:06 ID:KBlwIw4B
>>92
7で一回あったが、主人公同士が絡んでないからこれは共演とは言えないな。
あと武美ネタでも一回。だがこれは「ドッペルゲンガー!?」で終わってるからまともに絡むのは>>91が最初かな。

そういや主人公の名前はどうするんだ?
105名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 22:03:07 ID:9bJug42/
大波小波でおk
106名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:01:55 ID:Wf7M3uTP
そうだな。
それでいいや
変に八とか九とか使わなくてそっちの方がしっくりくるし
107名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:04:38 ID:kfxRB465
そういうコトじゃなくて、89コラボなら主人公が2人になるから名前はどうするってことだろ?
108名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:37:23 ID:UyUqWL+6
え?どゆこと?
109名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:48:44 ID:Wf7M3uTP
だからどっちかが小波でどっちかが大波じゃないのか?
っていうか名前は職人さんが考えたのでいいよ
110名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:30:37 ID:tzbiuieg
小波、パワポケでもいい気がするけど
まあいいや
111名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:54:55 ID:gH73AaOT
森、広川、小波、パワポケ
……って明らかに最後不自然だろwww
112名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:26:55 ID:lDO8BNhd
どうしてもと言うなら『戸井』でいいんじゃないか?
ある意味公式の名前だ
113名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:34:24 ID:xqXozdYc
パワプロ5だかの主人公か
あれって名前変更できたっけ?
そういえばデビルスターズにもいるよな
114名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:41:02 ID:NwBFW8nb
風来坊でいいかと
115名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:46:24 ID:usDollWY
>>114
それだ!
116名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 20:05:00 ID:xqXozdYc
これで解決……
まぁ>>109の言うとおり職人が考えてくるだろうけど
9主は名前小波にできたり風来坊に出来たり便利だな
117名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 20:18:51 ID:Vhmwctfd
9主なら、まだ師匠という手もあるな。
1主なら、うんこマン、負け犬、うじ虫……。

何なんだこの差は!
11886,91:2008/07/26(土) 22:08:20 ID:M4a90DTi
>>104
9主は「小波」。8主は隠しアルバムにいいネタがあったのであれを使おうかなと。
119水道局:2008/07/26(土) 22:12:23 ID:6m+bEbZt
>>86に期待しつつスレ進行を兼ねて5・綾華投下します。
120真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:14:27 ID:6m+bEbZt

「綾華のやつ、こんな時間に何だろう……」

季節は秋口、真夏の暑さが僅かに残る日の時刻は深夜12時過ぎ。
明日は試合が無く、練習も休みなので遊ぶ為に早目の就寝でも、と考えていた小波の元に突然、
綾華から「今から外に来てほしい」との電話があったのはそんな時だった。

一方的な内容に戸惑いつつも、眠りかけていた頭を立ち上げ、
小波は古沢さんに気付かれない様、寮の外へ向かった。

電話の際、彼女の声が妙に艶やかだった事が気になった。

『真夜中の散歩』

外へ出ると当然そこには闇が広がる。
辺りには街灯が幾つかあるのみで、人通りも無い。
静寂な雰囲気が闇と相まって、何か不気味な世界を醸し出している。

……何かあったのだろうか。

普段、デートに誘う時も小波から、という場合が多い。綾華から誘うという事は皆無と言っていいだろう。
そんな彼女から、しかもこんな時間に突然の呼び出し。
急用だろうか、彼女の身に何かあったのだろうか――
そんな心配を抱いている内に、近くの街灯の下に彼女の姿を発見した。

とりあえず無事である事に一安心し、彼女に近づく。
しかし、何か今日の彼女は雰囲気が違う気がした。
121真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:16:02 ID:6m+bEbZt
夏は過ぎたとは言えまだ着るには早いコートを羽織り、物思いにでも耽るように俯き加減にしている。
そんな様子に疑問を覚えつつ、彼女に声をかける。

「綾華、どうかしたのか?」
「あら……」

こちらに近付くと、綾華は静かに顔を上げた。

――やはりいつもと違う。

普段は何を考えているか悟らせない表情で、
こちらを射抜くような視線を向けてくる綾華。

しかし今の表情は気怠げで、たった今目覚めたかの様だ。
少し閉じられた瞳は、何故だか潤み、
その上、妙に頬が上気していて小波をドキリとさせる。
白い肌の中で、口紅に彩られた唇の紅がとても印象的だった。

思わず見惚れてしまった小波に対し、綾華がクスリと笑った。

「待ってたわ……」

静かな彼女の声。
しかしその声は艶が篭っている。
何か一夜にして成熟してしまった感じだ。

「どうかしたのか?」
「あら、何か?」                              
「いや……何か普段と違うぞ」
「そうかしら?別に変わらないわよ……ねえ、それより散歩に行きましょ?」

その為に貴方を呼び出したの、と綾華は腕を絡めて来る。
それだけ?と拍子抜けした小波だったが、甘いシャンプーの香りが鼻を擽り、
彼女の長い艶かな黒髪がヒラリと舞う様子に翻弄されるままだった。

「こんな時間に、空いてる店なんて限られてるぞ?」
「ふふ、違うわよ」

妖艶な微笑み、背筋がぞくりとした。
そんな小波に構わず、綾華は小波の腕を引き、深夜の散歩に連れて行く。
122真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:17:15 ID:6m+bEbZt
疑問を抱きつつ、無言のまま綾華に連れていかれた先は、そう遠くない公園。
こちらも明かりは幾つかの街灯のみ。その中央にある噴水の水に、満月の光が反射している。
水がある為か空気は冷えており、深夜という事もあって人影は他に無い。

日中はまだ暑い日が続いているが、季節は既に秋口。
夜ともなれば流石に冷え込んでくる。
しかし右腕を引いている綾華の手は、異様に暖かい。
彼女の頬も朱に染まり、心なしか呼吸も荒い。

……風邪でも引いているのか?

「調子が悪いなら無理しない方が……」
「調子?どうして……?」
「いや、顔が赤いし、それに普段と雰囲気が……」
「……ふふ、それは興奮してるからよ……」
「?」

散歩で興奮?
どういうコト?と問い掛ける前に、
綾華は身体を預けるようにしていた小波の腕を取り、そしてコートの上から自身の秘所の上にあてがった。

「!?」

突然の彼女の大胆な行動に困惑するが、掌に伝わる感触にさらに衝撃を受ける。

「お、おいっ!?ま、まさか……」
「そう、何にも着てないの……ブラジャーもショーツも……このコートと靴だけ……」

ね、興奮するでしょ?と、漆黒の瞳に危険な色を浮かべる。

小波はすっかり動転していた。
確かに興奮する状況ではあるが、それは普段の彼女ではない。
何かと挑戦的な彼女であるが、決して露出趣味がある訳ではない。
何かがおかしい。

「ほ、本当にどうしたんだ!?」
「どうしたか、ですって?そうね、最近あまり相手をしてくれない誰かさんの所為かしら……」

確かに最近はシーズンも佳境を迎えている事もあって
以前よりも会う機会は少なくなっているけど……

すると綾華のコートのポケットから一つのビン容器が落ちた。
それを拾い上げ、ラベルを見てみると、

『ホーレル:女性用 アンドロゲン、エストロゲン含。
 コーヒーやアルコール等でお飲みください』

……これは世間一般で言う媚薬では……。

そんな小波の内心を他所に、綾華の行動はさらにエスカレートした。
戸惑う小波の掌を両手で掴むと、秘所により強く引き当てる。
布地と擦れ、淫靡な水音が響く。
123真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:18:45 ID:6m+bEbZt
小波がそれを耳にして生唾を飲んだのを確認すると、手はそのままに、
綾華はこちらの耳元に吐息と共に静かに囁く。

「分かるかしら?もう濡れてるのよ……濡れて、溢れて、膝まで垂れて……。
 それに下着を着けずに歩くと、布でクリトリスが摩擦されて凄く良いのね、イッちゃいそうで……。
 ここまででニ、三回かしら……?」
「あ、綾華……」

綾華の口から飛び出す、素面じゃとても言えないであろう台詞の数々。
さらには見る?と媚びるようにコートの裾を膝上まで持ち上げ、
彼女の細く白い美肢を晒してくれる。

「見えるかしら?」

確かに白く美しい太股の上に、ネットリした愛液の筋が垂れて妖しく光っていた。
染みなど一片もない純白の細い脚線と、月の光が紡ぎ出す妖しきコントラスト、
あまりに刺激的な情景に心臓が跳ね上がった。

「ここでしない?」
「こ、ここで?」

最早、彼女は止められない。
小波にははそれが十分過ぎる程に理解できた。
問題も何処でするか、に変わっていた。

それに野暮ったさの欠片も無い、神々しい彼女のこんな媚態に魅せられたら、
どんな男でも、即座に理性は消え飛ぶ。
当然、小波も例外ではなかった。

「前に、外でしたがっていたでしょう?」

確かに言ったけど、あの時はぶっ飛ばされて……
その後は悲惨な目に……思い出すだけでも怖い。

「で、でも……」
「また待たす気なのかしら……?ね、見て」
「ちょ、ちょっと……」

コートの下の部分のボタンを外し、綾華は暗闇にも鮮やかな白い太股の間隙を見せる。
気品すら感じさせるデルタ、そしてその下に息づく真紅の華。
124真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:19:58 ID:6m+bEbZt
絹よりも滑らかそうな輝く柔肌の中で、対象的な真皮の器官は目立つ事この上ない。
透明なゼリーのような粘液が妖しく光り、周囲をコーディネートしている。
あまりの淫靡さに中てられ、下半身に血液が集まり、暴発しそうになる。

「フフ、大きくなった……」

綾華はこちらの膨らみを見て取り、妖艶な笑みを口元に浮かべ、
右手でズボンの上を優しく撫で回す。
そして、ジッパーを下ろして得物を取り出すと彼女の白い掌に収めてしまった。

「貴方も元気ね……」

綾華は自分の秘所にも手をやると、合わせ目に沿って指を滑らせた。
幾度か往復させ、手に愛液を塗りたくると、
指先に纏わりつく液体が糸を引く様を見せ付けながら、こちらの物に擦り付けた。

「くっ!」

思わず呻いてしまう。

女性の液を使っての手淫、野外ではかなり危険な状態であるが、
彼女の粘液と絹の様に滑らかな感触の手の味は、とてつもなく心地良い。
皮膚と粘膜の間を、綾華の粘りが引っ張る様な感覚。

とてもじゃないが、ここで終わりとは言えない状態。
それどころか、このまま彼女に流されてしまいそうだ。

「どうかしら?」
「そ、そりゃ良いけど、こんなの誰かに見られたらマズイ……」
「いいじゃない、その時は見せつけてあげれば……」
 
 …………。

全く動じない綾華の行動は、益々エスカレートする。
こちらを握りつつ、空いている左手の指先を口に咥え、唾液を付着させると、
下からコートを押し上げている胸の先端を、指で触り始める。

くふん、と鼻に掛った甘い吐息を漏らし、
何度も口と胸を往復する綾香の指。
布地が唾液で濡れて、微妙な凹凸が浮き彫りになり、更なる艶やかさを醸し出す。
下の息子が、はち切れんばかりに硬くなる。

「え、えと、綾華さん……?」

終いには、綾華はコートのボタンを全て外してしまった。
開かれた場所から、彼女の全てが見える。
125真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:21:51 ID:6m+bEbZt
半球型の美しいバストと、その頂点に位置する朱鷺色の突起。
胸骨から折れそうに細く引き締まった腰、
絶妙なラインで構成される、なだらかな腹部から下肢への曲線、
ほっそりとした太股の間にある、露わになった陰唇の花弁。
さらに彼女自身の持つ、神秘的な雰囲気と上品さ……。

何処にも贅肉など無い、実に豊かなラインを持つ躰は、
手触りの良さそうな白い肌と、女体の起伏が創る影が、
見事な陰影のコントラストを演出し、溜息をつく程に美しい。

美人であるとは知ってはいたが、目の前のこの姿は芸術品以外の何物でもない。
いや、芸術品ですらこの魅力に及ばないかもしれない。

それら全てが醸し出す色気の魔力に、小波が抗う術はなかった。

「どうかしら?」
「ああ、綺麗だ……言葉に表せられない程綺麗だ」
「嬉しいわ……」

綾華はコートを開けたまま跪く。
こちらの腰に手を回すと、そのまま自分の粘液で濡れた陰茎を口内に導いた。

快感を得ると共に、小波は驚いた。
普段、プライドの高い彼女が自らフェラなどしてくれることなど無い。
これも媚薬の力と、闇に浮かぶ月の光の魔力だろうか。

熱い口内の感触を受け、彼女の舌の上でビクンと脈打ってしまった。

「く、つ……」

舌が絡み付く。
唇が幹を上下し、喉奥で先端が嬲られる。
いつもと異なる、情熱的な綾華の口陰、場所も忘れて快感に脳が沸騰した。

「で、出るっ……」
「ん、んぅ……」

ものの数十秒で、あっさり不覚をとってしまう。
それを綾華は喉を鳴らして嚥下した。

「濃くて美味しいわ……ん、少し早すぎな気もするけど……」

そう言いながら、飲み残した白濁液を口から紅の唇に垂らす綾華。

「あ、綾華!!」

遂に理性を保っていた糸が切れ落ちた。
126真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:23:04 ID:6m+bEbZt
綾華が何を考えてるのか解らないが、何でもよかった。
ここまで来たら、最後までやり通すべきだ。

彼女を押し倒して、犯して、蹂躙したかった。

「フフ、早く来て……」

公園の隅に植樹されている銀杏、そこなら目立たない。
太い幹に綾華の背を押し付け、あてがうのももどかしく、一気に挿入した。

「あ、ああぁん……っ!」

皮を剥かれるみたいな圧倒的な快感。
そして初めて聞くような、吹き込まれる多分に媚びを含んだ綾華の嬌声。
瞬時に性感が爆発した。

「は、はあ……いいわ、もっと深く、動いて……」

立位のまま、綾華の右足が持ち上がり、腰の後ろに回された。
自然に力が入った秘裂が、搾るように捲き付いて来る。

雁字搦めになった中を強引に動くと、何千もの濡れた羽毛に包まれた感覚で、今にも爆発してしまいそうだ。
先に口で出していなければ、とっくに果てているだろう。

「ああ……凄いわ……あ、あん、いつもよりも大きい……
 そ、外でして興奮してるのかしら?それとも私の格好の所為……?」
「どっちもだよ。頭が海栗になりそうだ……」
「いいわ、とことんしてね……
 ん、終わってもお口で勃起たせるあげますわ……お尻も胸も……全部貴方のモノよ……あんっ!」
「綾華っ……!」

濡れてヌルヌルとした感触の摩擦、
だが中にはざらついた場所が在り、擦るようにすると削られる感じになる。

「ん、あ、浅く突いて……そう、いいわ……今度はゆっくり、深くよ、あああっ!
 んん、気持ちいい……あ、あん!何度でも……あ、んんんぁっ!!」

快楽に目をトロンとさせながらも、綾華が行為をリードする。
普段は嬌声を上げるにも抑え、どこか冷めた印象のある彼女だが、今夜は積極的だった。

「あ、あはぁっ!……も、もっと激しく……あああああぁ!」

彼女のしなやかな肉体が、淫靡に腰を振り躍っている。
珠のような汗が、朱色に上気した素肌に浮かび艶めかしい輝きを放つ。
相当に感じているらしく、何時になく彼女の躰は火照っていた。

彼女の背中が大きく反り返る。
こちらを離さないかのように中を締め付ける。
127真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:24:44 ID:6m+bEbZt
「あ、ああっ!……は、はあ……ん、溶けそう……
 早く出して……中に貴方を直接感じたいの」
「いいのか?」
「いいのよ……一杯にして……」

腰を左右に捻り催促する。
既に我慢は限界、直にでも果てることが出来る。
あとは、最高のタイミングを待つだけ。
銀杏の木との間、体重を掛け遮二無二に挑む。

肉と肉が鬩ぎ合う音が響き、結合部からは淫水が滴り落ち、
辺りに淫媚な香りが立ち込めた。

「あ、ああ、はああああ……っ!」

絶頂直後の敏感な躰は、彼女に忘我のエクスタシーを与えている様で、
長い官能の喘ぎに喉を震わせている。
半ば抱き付き、肩に顔を埋められている体勢で、綾華の声が耳に心地好い。
それだけで何度でも出来そうだ。

「あ、綾華、出るっ!!」

生き物の様に蠢く、粘膜の襞で形成された女の器官を、躰ごと捏ね回し、
彼女が与えてくる快感に耐え切れず、背筋が寒くなる程の最高の頂点で解き放った。

「くぁっ……!」

何かが躰から無くなっていく、喪失感と引き換えの快楽。
自分でも信じられない大量の液体が出た。

「は、あん、あぁああぁ……っ!!」

電流が流れたかの様に、綾華の躰が震え、
膣壁は急激に収縮して、こちらから全てを奪おうとする。

ほろ酔いしている様な赤い顔で瞳を閉じ、切な気に柳眉を寄せて射精を味わっている。

「あ、ああ……貴方が、染み込んでる……」

半開きの口唇から一筋の唾液が滑り落ち、
喉を伝わり鎖骨まで濡らしている光景が、とてもエロティックだ。
普段はどこか距離を置いた様な、そんな彼女が見せると最高に美麗な感じがする。
……そして興奮する。
128真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:25:48 ID:6m+bEbZt
「んぁ……あん……あら、あれだけ出したのに……?」
「綾華が魅力的過ぎるからだ……信じられないくらいに綺麗だ」

真剣な声で言ってしまった。
普段聞かない調子だったからか、綾華は一瞬驚きの色を瞳に浮かべたが、
言っていて恥ずかしくない?、と囁くと、

「フフ、まだ足りないみたいね……」

そしてまた、歳に似合わぬ色香の溢れた顔で、続きを促す。
こちらには抵抗の気力など無い。

小波の首に手を回し、腰を動かす綾香。
ストロークは短いが、不規則な捻りを演出する。

「こういうのはどう……?」
「え、なっ!?……い、いつもと違う場所が擦れる感じだ……くっ、綾華!」
「気に入ったみたいね……」

優しく頬にキスをされ、頭を抱き込まれる。
柔軟な硝子で出来ているのかと錯覚しそうな程滑らかな肌に、
彼女の汗と甘い体臭を直に感じる。

度数の高い酒で、瞬時に酔った様に朦朧とする。

「あ、そ、そこ……ん、先が今当たってるところ、
 あぁっ!‥‥‥んぁあ‥‥‥いいの、漏らしちゃいそうに感じるわ……」
「ここか?」

小刻みに上下する綾華は、正に女だった。
解れた髪に、長い睫毛、鼻梁の線、全部が清楚と対極の美となっている。
ん、んぁ、と切れ切れに漏らされる鼻からの息を聞くだけで、気が狂う。

彼女も快楽に耽り、悦びに陰をしとどにしている。
隠された女を全開に、貧欲にこちらを求め、乱れていた。

「そう、も、もっとそこだけ擦るみたいに……あ、ああ、いいわ……」
「くっ、奥からどんどん溢れてくる……」
「か、感じて……ああ、もっと抉って、お、奥もいいの……あ、ああぁ!」
「ん、この辺りか?」
「ひ、ひうんっ!?ええ、そこ……あ、ああぁっ!!」

ビクリと痙攣する綾華。
襲われる絶頂に、言葉を途切らせながらも自分の弱点を暴露し、より身悶えさせる方法を囁き、性感を享受している。
普段なら絶対にありえない状況なだけに、小波の興奮も衰えるどころか、増す一方だ。

もう一度綾華の中に吐き出し、甲高い嬌声をあげさせた。
そして体位を変え、綾華の両手を木に付けさせ、
今度は彼女の形の良いヒップから貫いた。
129真夜中の散歩:2008/07/26(土) 22:28:51 ID:6m+bEbZt
「あ、あぁ……垂れてきたわ……」
「いい眺めだよ、コートからお尻だしてる綾華でしてるんだから」
「んはあっ……ああ、私のお尻、いいかしら……?」
「最高だ、形も揉み心地も……」
「フフ……味わってね……」

目眩く性交に溺れる二人。
地面に落ちた二人の腺液が、湯気を上げている。

「あ、ああっ!!」

背後から綾華を存分に貫き、擦り切れる程紅の陰唇を摩擦する。
綾華の切ない程甘美な嬌声を聞き、果てる。
力を失った躰を抱き、また前からの交合。

いくらやっても飽きること無く性欲が発生し、
彼女も卑猥に躰を濡らして淫婦となって狂喜する。

桜より可憐な口にも、梅の様にほんのり紅い胸にも、菊の華のような後ろにも、
散々に綾華の美貌へと欲望の白濁を振り撒き、自分の匂いを付けてやる。

終いには、彼女が少し動く度に、中に放った精が溢れて滴るようになった。
白い肌には、小波のつけた鬱血のあとが盛大に残っている。

「あ、ふぅ……躰中ドロドロね……」

最初の格好に戻り、最後とばかりに交わりあう中、
夢見心地の顔で、綾華は頬に付いた精液を掬うと、
こちらを挑発する様に、その指を口に運ぶ。

恍惚の表情で、こちらに流し目を向けてくる綾華。
頬が蠢き、チロチロと舌先が唇を割って、指先でそれを絡めていた。

ニチャニチャと淫靡な音。

「フフ、甘くて美味しいわ……ああ、また……」

鼻を抜ける、脳天まで痺れそうな綾華の音色。
痛い程に硬くなる。ゆっくりと綾華の最深部まで突き上げ、残りの全てを注ぎ込んでやる。

「あ、あぁああっ……!」

感極まった、甲高い嬌声に喉を震わせ、肢体を弓なりにする。

艶めかしいヒップから背筋を昇る淫靡な震え。
絶頂の余韻に浸る綾華は、ゆっくりとこちらに振り向くと、
心底満たされた女の貌で一言呟いた。

「満足かしら……?」
「あ、ああ……ん?綾華?」
「フフ、良かった……。じゃあ、これから私の家へ来ない?」
「え?別にいいけど……まだするのか?」
「どうかしら……」

まあ何もないから良いか。たまにはゆっくりしよう。
そんな楽観的な小波に聞こえない様、一言。

「ネギがあったかしらね……?」
130水道局:2008/07/26(土) 22:32:12 ID:6m+bEbZt
以上です。
彼女の場合心中が詳しく述べられている訳でもなく、
かなりミステリアスな部分があるので難しい印象を受けました。
次は紫杏で書こうと思います(これも難しい?)。
131名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 22:38:36 ID:2dCGE5a5
リアルタイム最高。そして久々の投下乙。激しくエロいですね!
132名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 23:04:33 ID:e1eD92lV
もうほんっとにビックリした!
もうホントに綾華エロいって、水道局様すごいってね
また一つ、確信させて頂きました
133名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 00:22:58 ID:6EVMM3N3
やばすぎるぐらい素敵でGJ!!!描写も台詞も良すぎだし、エロいね!
いくらでも書いてください!
134名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 01:53:36 ID:jMx72Q0R
水道局様バンザイ!
GJ!
135名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 07:11:11 ID:cFotHd4j
GJGJ!
野外プレイ最高!
136うどん人:2008/07/27(日) 19:10:15 ID:cFotHd4j
67、97です。和那のネタが完成したから、水道局さんに便乗して投下します。
関西弁、難しいよ関西弁。

和那はこんな子じゃない!と思った人、すいません
137名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:15:01 ID:cFotHd4j
 親切高校の森の中。いつもの、少し周りが開けているあの場所で、小波と和那は二人並んで腰かけていた。
 夜遅く……というほどでもないが、森の中という事もあり、辺りは少し暗い。

「なぁ小波……一つ協力してほしい事があるんよ」
「俺に、か?」
 少し申し訳なさ気に、和那が小波に向かって話し掛ける。
 何を隠そう自分の恋人のお願いである。小波はそんなお願いを何の理由も無しに断るような白状な人間とは違う。むしろ真逆の人間と言った方がいい。
「うん。……ゆうても、アンタにしか頼めん事なんやけどな……」
「…………いったいどんなお願いなんだ?」
小波の顔つきが真剣な物に変わった。――彼女の為、自分に出来る事なら何でもする――そんな表情だった。
 きっと深刻な話なのだろう、と小波は真剣そのもの。しかし対する和那の表情はそんな感じではない。
 むしろ――出来れば言いたくない――そんな顔をしていている。
「……カズ?」
 何も言わない和那に心配の視線を向ける小波。その視線が和那にはとっても痛かった。
「うう………あんな……」
何とバカ見たいな事を今から私は言うのだろうか。彼はあんなに真剣になってくれているのに……。
そう考えると胸に鈍い痛みが走った。
……だが言わなければいけない。それしかない。これは避けることができない運命なのだ。
 そう自分に言い聞かせて、和那は声を振り絞った。

「……ウチに男の体を教えてくれへん?」
「……はぁ!?」


『森の中の勉強会』


 小波の表情が180度真逆のものに変わった。対する和那は真っ赤になって今にも倒れそうであるが。

「……とりあえず理由を聞こうか」
 少し間を置き落ち着いた後、とりあえず理由を聞くことにした。ただしさっきまであった使命感、緊張感は、まったくない。
「えーとな……もうすぐウチ達ってテスト期間やん?」
「まぁそうだな」
どこの学校にも存在するように、この親切高校にもテスト期間は存在する。
その間はみんな必死になって勉強する。赤点を採った時の事など………考えたくもないからだ。
 噂ではあれやこれや………世にも恐ろしい事が待っているらしい。
 そんな事は置いといて、和那の説明は続いた。
「んでな。今回は保健体育もあるらしくてな……」
「そりゃそうだろ。期末ともなれば」
「まぁそうなんやけど………でもよりによってな、範囲が『人の体』らしいんよ……」
「? でもカズ、お前も中…………いや、なんでもない」
「? どうしたんや? 急に」
――そんなの普通は中学校の時もやるだろうし、高校になっても勉強しただろう――と言う事が出来なかった。
男性恐怖症だったの和那のことだ。そういう事からはずっと逃げていたのだろう。
そう結論づけると、小波は和那に向き直った。
………やらしい事を思い付いた顔をして。
138名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:17:34 ID:cFotHd4j
「よし。カズ、お前の願いはよーく分かった」
「え? ホンマ?」
「ああ、もちろんだ」
和那の両肩を持って見つめ合う。身長の都合上、小波が見上げる形になるが気にしない。
小波が自分のお願いを聞いてくれて上機嫌な和那。女の子らしい笑顔が眩しく光る。
「ただし、それには条件がある」
 その笑顔を遮るように、小波が言葉を繋いだ。
「条件やって?」
「ああ」
和那が不思議そうな顔をした。小波の言う条件とはいったい何なんなのだろうか。想像がつかなかった。
小波はさらに言葉を繋ぐ。
「カズ達の範囲がそれなら、俺達の範囲もきっと一緒のはずだ」
「まぁ、そうやろなぁ」
 ここで小波は一旦間を置いた。息を吸い込み、溜めを作って、力強く言った。

「という訳で、カズも女の体を俺に教えてくれ! もちろん実物を使って!」
「……え? え? ……………えええええ!?」
小波の言葉を理解すると同時に、和那の顔が一気に真っ赤に染まった。
一瞬の内に肉薄する距離まで詰め寄る小波。そのスピードは和那も惚れ惚れする程だったという。
「ちょ、ちょっと待ってぇな」
思わず小波を両手で押し止める。途端に小波が悲しそうな顔をする。
「……俺に見せるの、嫌なのか?」
「ううん、嫌じゃないんよ。………ただ、やっぱり恥ずかしいやん?」
「何を今さら、初めて見るわけじゃないのに」
「………ウチが言うのもなんやけどな、アンタは人の体の前に、少し乙女心っちゅうんを勉強した方がええと思う」
どんな時だって、女性にとって肌を見せるのは少し恥ずかしい事だ。その相手が好きな人ともなれば尚更の事。
だが、そんな微妙な乙女心を小波が理解出来るはずもない。今までも、そして多分これからも。
「まぁ、そんなの今はどうでもいいさ」
「どうでもええって、アンタなぁ………んっ!?」
言葉を吐こうとした口を唇で塞がれる。首に腕が回され、手が頭を掴んだ。
「ん……ん、ん……」
 突然の出来事に少し驚いたものの、少し時間が経つと和那は全てを小波に預けた。
まぶたの力が抜けて、目が閉じる。いや、まぶただけではない。全身から力が抜けて、リラックスする感じ。
和那もそろそろと小波を抱きしめた。力が強いため、優しく、丁寧に。
「ん、ふ………はぁ…………いきなりなんて反則や……」
「? そうか?」
「そうや」
「ま、それはともかく今は勉強をしないとな」
「べ、勉強て……アンタ………!」
139名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:19:26 ID:cFotHd4j
和那が何かを言う前に、小波は彼女を横に押し倒した。勿論相手は女の子なので、出来るだけゆっくりと。
そして素早く反転し、体制を入れ換える。
「へ? い、いや、こんなん恥ずかしいって!」
和那が羞恥の声をあげた。今の状況は69によく似ている。そんなことを和那が知ることはないが。
和那の目の前には小波の股間が、小波の目の前には和那の股間が広がっている。
「ほら、ズボンを脱がさないと勉強できないぞ。赤点はいやだろ?」
「ううう………今日の小波、なんか鬼畜や……」
そう言いながら、馴れない手つきで怖ず怖ずと和那はベルトを外していく。
手が微妙に震えているが、まぁいつもの事だ。
 カチャカチャと言う金属音に紛れて、小波はスカートを少しずつずり上げていった。
「………今日は水色なんだな」
「……って、小波!? 何しよるん!?」
小波の声で初めて自分が脱がされていたことに気づく和那。下着を手で隠そうとするが、小波がそれを許さない。
整った太ももから腰へと続く繋がりに目を奪われる。絶対領域とはこのことか。
「何って………こうしなきゃ俺も勉強出来ないだろ?」
「〜〜……! でもこんなん絶対勉強なんかにならへんって」
「いや、そんな事ないさ。………俺のアソコどうなってる?」
「へ? どうなっとるって……」
視線を前にもどして、小波の言う場所を改めて観察する。そこはいつものようにテントを張っているが、たいした変化は見当たらなかった。
「………大きなっとるけど、いつもの事や思うけどなぁ」
強いて言うなら、少し小さいのかもしれない。口に出すことはしなかったが。
 ここから小波の授業という名の前戯が始まる。
「じゃあカズ、これが大きくなる仕組みを知ってるか?」
「え? ……いや、知らんけど」
我が意を得たり。
小波の顔が怪しく光った。
「なら、アソコの上側………あ、そこそこ。そこをなぞってみな?」
「こ、こう?」
和那の手が小波の生殖器に触れる。
 固柔らかい。いつも自分の中に入っているのとは違う。
「そこにな、陰茎海綿体ってのがあるんだ………次は握ったまま擦って。あ、優しくな?」
言われる通りに、軽く握ったまま手を上下運動させる。なんだか上手い具合に流されてる気もするが、今は置いておくことにした。
 なんだか往復する度に強度が増していっている気がする。初め掴んだ時は固柔らかかったのに、今では固いとしか感じない。
140名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:21:49 ID:cFotHd4j
「カズ。どうなった?」
「なんか……大きなって、固なった」
「それはな、陰茎への刺激が脊髄に行くと神経が海綿体の小動脈と毛細血管を拡大させる。
その結果、陰茎が充血して勃起―――つまり、大きくなって固くなって――」
「ちょ、ちょっと待って! そんなん絶対分からへんって!」
和那の悲鳴にも似た声が小波を制止させる。
 こんな事だけは意外に博識な小波。何も見ずにここまで完璧に説明出来る高校生は多分いない。
「覚えてても損はないと思うんだけどなぁ」
独り言のように呟くと、和那の太ももに手を這わしていく。筋肉質だが、スベスベしていて柔らかく触り心地のよい足だ。
下から上に、焦らすように手が上っていく。
「さて、次は俺の番だな」
「……勉強する必要ないやろっ! て思うんはウチだけやろか」
おそらく、というより実際その通りなのだが、小波はしらをきる事にした。
水色のショーツ―――うっすら湿っているような気がする―――に手をかける。
 少しずつ、本当に少しずつ、下へ下へとずり下げていく。
「もう………ホンマ手つきがやらしいって……」
「脱がさないと観察できないからな」
 勉強って都合のいい言葉だなぁと内心思いつつ、小波はショーツを脱がしきった。
 丸だしの和那の生殖器―――まぁ何度も見た事があるが―――が目の前に広がる。
 直線的に走るその筋に、小波は指をはわした。
「んんっ!」
和那の体が震える。調子にのってもう一度。熱く、柔らかい割れ目が指に吸い付いてくる。
「カズ、ここは何て言うんだ?」
「ゔぁ! そ、そんなん言わんでも絶対知っとるやろ!?」
「何て言うんだ?」
「んんんっ! あ、あかんって。ウチ変になってしまう」
「何て言うんだ?」
しつこい言葉責めと股間への責めが繰り返される。やはり和那が言う通り元々知っているのだが、聞く耳など全くない。
「ほら、言ってくれないと分からないぞ?」
「ふぁ! んんっ………やぁ!」
更に何度も擦る。いい加減指を易々受け入れてもいいくらい濡れているのだが、それをしようとはしない。微弱すぎる刺激が和那の体を蝕んでいく、より強い快感を求めて。
 和那の口から喘ぐ声以外の音が吐き出された。
「ゔぁ………なんや、よう分からん、けど…………大陰唇………やったかな?」
「ふーん、そうかそうか」
小波の顔が緩む。指の腹で擦るのを止め、指全体を和那の中に差し込んだ。
「っん゙ん゙ん゙ーーーー!!」
数秒前より数倍の快楽が襲い、咄嗟に口を手で塞ぐ。
 自分の中で小波の手が動き回る。入り、まさぐり、抜き出される。肉棒を握る手に思わず力がこもる。
141名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:28:10 ID:cFotHd4j
「次、今俺の指が入ってるココは何て言うんだ?」
「ん! うぁ……あ゙あ゙! そ、んな……あ!」
再び繰り返される質問。しかし和那は答える事が出来ない。迫りくる快楽に翻弄され、口から出るのは喘ぎ声とたどたどしい単語のみだった。
「ほら、ちゃんと教えてくれよ」
「ああ! こん、なん……ゔぁ!……むり、や」
 それは好都合と、更に責め続ける小波。なぞってばかりいた筋―――大陰唇―――を空いている手で大きく広げた。
中から現れるピンク色のひだ。雌の臭いが小波の鼻をつく。
「いやぁ! あかん、見んといてぇ!」
「いや、ちゃんと見ないと覚えられないからな」
和那の抵抗もなんのその。小波の視線は一点を凝視し続ける。
羞恥心、背徳感。恥ずかしいと思う感情が和那の体をより敏感にさせていく。
「!! ゔぁあああ!! あかん、そこはあかん!」
和那の体が一段と震える。小波の指が尿道を捕らえていた。
漏らしてしまうほど強くはないが、それでも十分過ぎるほどだ。
「何て言うんだ? 教えてくれないと分からいぞ?」
「うぁ! あぅ! あっ! ん゙! あ゙あ゙あ゙!」
「………答えてくれないんじゃしょうがないな」
掻き乱していた指を一旦抜いた。指から透明な粘着力のある糸が垂れる。
指がそのまま最終地点―――ヒダや陰唇にやらに包まれている膨れあがった小陰唇―――に触れる。そしてそれを剥き出しにした。
「ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ほら、さすがにここは知ってるだろ」
「う゛ぁ! はっ、ふぁああ!!」
小陰唇、つまりはクリトリス。女性の1番敏感な所を弄られては普通に話すことはできない。
和那の体の底から何かが沸き起こる。遠くに昇天してしまいそうな感覚が体を支配する。
「う゛ぁ!! あかん! あかん!!」
「カズ、ちゃんと教えて………よ!」
これで最後! とばかりに膨れた豆を指の腹で押した。
「ん゛! ああ………う゛ああああああぁぁぁぁぁ!!!」
「!! ぐおああああああ!!!!!」
最高潮に震える体。思わず握っていた物を力強く握りしめる。
森の中に響き渡った和那の絶頂、鳥やら何やらがガサガサと動きだした。
「ううう………ふぅ、……はぁ……」
思わず大きな声を出してしまった事に赤面しつつ、小波の顔が見えるように体を動かした。
「小波………こんなん絶対に勉強にならへんって……」
 顔を小波に近づけながら呟く。
そういえば、さっき自分の声に紛れて、何か断末魔のような叫びが聞こえたような気がする。あれはいったい何だったのだろうか。
「ところでな、さっき変な声がせえへんかった?」
「……………………」
小波の返事はない。
口から白い泡を吐き、全力で気絶している。
「あれ!? 小波?! 大丈夫!?」
全くもって大丈夫ではない。
絶頂と同時に、和那に一物を思いっきり握られた小波。男なら分かるだろうが、その苦痛、痛み、苦しみはハンパなものじゃない。
 拷問……いや、それ以上の仕打ちだろうか。

「ううっ………あ、……ぐ……ぐふ」
「小波、死んだらいかん! 小波!! 小波ぃ!!」

自分が原因だとは知るよしもなく、和那は小波を揺さぶり続けた。
その日、寮に帰った二人が怒られたのは言うまでもない。
142名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:32:00 ID:cFotHd4j
以上です。69さんの霧島さんVerと武美達の4Pに期待してます。
143うどん人:2008/07/27(日) 19:32:38 ID:cFotHd4j
ごめんなさい。下げ忘れました
144名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 20:09:12 ID:rhGaCJ49
GJ!
実際にこんなことがあったらなあ・・
145名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:33:34 ID:TY5/p90t
GJ!

バスケットボールを握り潰す、100以上ある和那の握力で両手でモノを握られたら死ぬな……
146名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 19:40:48 ID:ejuVBdVi
投下しただけなのにアク禁くらった・・・
いままでそんなことなかったのに、なぜ。
147北乃:2008/07/28(月) 22:11:58 ID:lPPL0WHd
おう>>146!お前が次の作品に集中できるようにアク禁にしといてやったぜ!
次は俺が主役のやつを書いてくれよ!絶対だからな!
148名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 01:10:00 ID:eikJraFj
めちゃgj!!
149名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 20:27:21 ID:I2+52Kge
超短編(2、3レス分くらい)、ほぼエロ無しな内容だけど、
よかったら後で書いて投下してもいいかな?
150名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 20:47:02 ID:cJDDnye7
頼んだ!wktk
151側近A:2008/07/29(火) 20:53:22 ID:jMfts/3O
>>149
「ムダ口たたいてないでさっさと投下しろ!」と北乃様がお怒りです。お急ぎくださいませ。
152名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 04:41:14 ID:1LfcEBaY
投下してもよさそうなので、投下させてもらいます。
6の瞳さんの超短編です。ほぼエロなしです。
153名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 04:42:36 ID:1LfcEBaY
俺はふと目を覚ました。
どうやら、急に目が覚めてしまったようだ。
時計の針は、既に夜中の2時を回っていた。

「スゥ、スゥ」
隣では瞳が吐息を立てて、すやすやと眠っていた。
俺はそんな彼女の寝顔を愛おしげに見つめ、彼女の髪をそっと撫でた。

もう、あれから2年になるのか――――。

俺があの島―――「しあわせ島」から帰還して、そろそろ2年が経とうとしていた。


俺は瞳に『ずっと傍にいる』と約束した。
だが、大帝国キラーズに敗れ去り、俺はしあわせ島に流されることになった。
試合に負けたからとはいえ、これは瞳との約束を破ったことに他ならなかった。
俺はそんな自分を断罪し、悔やむことしかできなかった。

だが、瞳はそんな俺を許してくれた。
そして、俺が帰るのを待ってくれると約束してくれたのである。
俺は聖母のような彼女の優しさに、ただ涙した。
彼女は、そんな俺を、優しく抱きしめてくれた。


それから数ヵ月後、俺はしあわせ島から帰還するに至った。

日本に帰国した俺は、真っ先に彼女のもとに向かった。
アパートの扉を開けて現れた俺の姿を認めた彼女は、
一瞬の驚きの表情の後、目いっぱいに涙を浮かべ、
以前と同じように慈母のような微笑を湛え、あの日のように俺を優しく抱きしめてくれた。

「お帰りなさい。」
「…ただいま」
気が付くと、俺も涙を流していた。
俺は一生忘れないだろう。この瞬間。この時間を。


それからしばらくは和桐の再建などで多忙だった。
幸い、俺の努力によって歴史の修復には成功した。
俺の任務は、達成された。

だが、俺は未来に還る気は無かった。
俺が還るべき場所、それは、愛しい彼女のもと、瞳のもと以外には無かった。
俺は彼女に、己の心に誓った。
もう二度と、瞳のもとを離れないと。
一生を、瞳と共に添い遂げることを。
154名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 04:43:34 ID:1LfcEBaY



「・・・ん・・・小波・・・さ・・ん・・」
気が付くと、瞳は目を覚ましていた。
「ごめん、起こしてしまったかな?」
「いえ、いいんです。・・・・・・なにか、考え事でも?」
「ああ、昔のことをね・・・。」
瞳は上半身を布団から起こすと、俺に顔を近づけて、まじまじと俺の顔を見つめてきた。
相変わらず、慈母のような微笑を湛えて。
思わず俺は、彼女の笑顔に見入った。
彼女の美しい笑顔は毎日のように見ているので、別段珍しいものではなかった。
だが、改めてこんな近くまで来られると、やはり見惚れてしまうものがあった。

甘いシャンプーの香りが、俺の鼻をくすぐった。
不意に、唇に柔らかく、甘い感触がした。
目の前の瞳の目と、目が合った。

瞳に唇を奪われたということを理解するのには、少し時間がかかった。

「・・・・・・ん、・・はぁ・・」
しばらくすると、俺達はどちらからともなく、ゆっくりと離れた。
俺は放心状態で瞳の顔を見つめていた。
瞳はというと、当初は顔を真っ赤にして照れていたが、しばらくすると、いたずらっ子のように微笑んだ。
「ウフフッ、油断しましたね?」
「・・・ふふっ、一本取られたな。」
俺も彼女につられて、くすりと笑った。
「小波さん、私、幸せです。」
「ああ、俺も幸せだよ。」
嘘、偽りのない、心の奥底からの本音。

「えい。」
どうやら、また油断したようだ。
俺の身体は、瞳さんの身体に押し倒されていた。
胸に瞳の豊満な胸の感触が押し当てられ、思わず下半身に血が昇ってしまう。
「私・・・不安なんです・・・。」
紅潮している俺の耳元で、瞳が囁いた。
「今こんなに幸せなのに、この幸せが、いつか壊れてしまうかもしれないと思うと・・・。
 あの人みたいに、小波さんがまた突然いなくなってしまったらと思うと、私・・・。」
徐々に涙声になっていく瞳の声。
「もう、二度と、あんな哀しい思いは・・・。」
彼女がそこまで言ったところで、俺は彼女の唇を奪った。
そして、彼女を強く抱きしめた。
155名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 04:44:07 ID:1LfcEBaY

しばらくして、俺は唇を離して、彼女の瞳をはっきりと見つめて、言った。
「前にも言っただろ。俺はもう、どこにも行かないよ。ずっと、君の傍にいるよ。永遠に。」
俺は、もう絶対にこの誓いを破るつもりなどない。永遠に。
やがて瞳は俺の胸に顔を埋めた。胸に熱い涙の感触が伝わる。
そしてひとしきり俺の胸の中で泣いた後、今度は自分から唇を合わせてきた。
「んっ・・・・ん・・・・ふぁ・・・・・ぁ・・・・」
先ほどまでとはまた違った。更に情熱的なキス。
俺達は時間が経つのも忘れ、しばらくの間、唇を合わせていた。

気が付くと、今度は俺が瞳を押し倒していた。
俺も彼女も、すっかり興奮しきっていた。
もう、互いに限界のようだ。
瞳は熱を帯びた声で、それでも慈母のような微笑を湛えて、言った。
「これからも、ずっと、私を愛してください・・・。」
「ああ・・・。」
俺は微笑み、頷くと、彼女のパジャマのボタンに手をかけた。




「スゥ、スゥ」
俺の隣では、瞳が先のように、吐息を立てて、すやすやと眠っていた。幸せそうな笑顔を浮かべながら。
そして俺は、そんな彼女の寝顔を、やはり先のように、愛おしく見つめていた。


結局、あれから俺達は何度も互いを求め合った。
瞳は疲れ果てて眠ってしまったが、どうも俺はすぐには眠れなかった。
もっとも、俺も彼女の膣内に何度も射精し、精根尽き果てたので、疲れ果てているのは同じなのだが。


「・・・ん・・・小波さん・・・」
瞳が寝言を漏らした。
夢でも俺のことを想ってくれているのか―――。
あまりの彼女の愛おしさに、俺は彼女の頬に口付けた。
もう、俺は君を一人にはしないよ。傍にいるよ。永久に―――。
俺は胸のうちで誓いを想い、もう一度彼女の頬に口付け、眠りに落ちていった。
156名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 04:45:31 ID:1LfcEBaY
以上です。
こんな超短編な上、エロ無しな上こんな駄文で申し訳ない。
157名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 13:13:11 ID:jaNzjX8m
これは貴重なヒトミさん!GJ!!
158名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 17:22:44 ID:WB14j0Mg
いやっふーーーー!!!!gj!!!
瞳さんすげぇ好きだよ
159名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 02:50:34 ID:QcNtZjcO
同じキャラが連続しちゃう上に、エロ無しなんで恐縮なんですけど、
自分もヒトミさんで一つ書けたんで今日か明日投下してもよろしいでしょうか。
160名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 02:58:49 ID:/0JU7TqM
かかってこいっ
161名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 05:32:39 ID:R/BaM+xO
まだやれる!上等だ!
162152:2008/08/01(金) 10:19:56 ID:Kpv0t6lb
上の瞳さんのSS書いた者ですけどすごく楽しみです。
とにかく期待して待ちます!
163名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 17:32:45 ID:8KcwFB7f
いつも携帯で読んでるんだが、規制中で感想が書き込めないんだ・・・
パソコンつけるまでコメできんが、物凄い見てるしGJだから
どんどん投下してくれ!!!
164名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:22:16 ID:2fj0uc5y
俺もだー。
何か知らないけど今ドコモケータイは全部規制されてる。

なかなかコメできないけど、じゃんじゃんお願いします
165名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:21:34 ID:QcNtZjcO
ただいま帰宅しました。では、投下させていただきます。
パワポケ6の8月2週休日にヒトミさんに電話するとデートを断られるあのイベントから想像を膨らませてみました。
166名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:22:34 ID:QcNtZjcO
(トゥルルル…トゥルルル…ピッ)
「…はい。」
「あ、ヒトミさん?よかったらこれからいっしょにどこかに行きませんか?」
「ごめんなさい、今日は用事があるんです。」

いつもなら喜んで答える小波からの電話。だが、今日は断らねばならなかった。
何故なら今日はとても特別な日だから。

「そうですか…あ、そっか、もしかしてお盆だから実家に帰省、ですか?」
「えっ!?あ、は、はい。そうなんですよ。せっかく誘っていただいたのに、ごめんなさいね。」

何気ない、しかし予期せぬ小波の言葉にヒトミは焦ったが、何とかその場を取り繕った。

「いえいえこちらこそ。じゃあ、ゆっくり休んでくださいね。」
「……」

帰れる実家なんて、もう無いのに。咄嗟の事とはいえ、小波に嘘をついてしまったことを後悔した。
しかし、だからといって小波に本当のことを言うなど到底できなかった。
あの人のことは、いつか小波に話さなければならなくなるのだろうか。その時彼は一体どんな反応をするのか…
考えれば考えるほど胸が苦しくなってくるのだった。
167名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:23:27 ID:QcNtZjcO
──────────5年前──────────────────────

夏真っ盛りの八月の中頃、今日は夏の風物詩である花火大会の日である。
集合場所に少し早めにヒトミが着き、5分もしないうちに向こうから声が近づいてきた。

「佐倉センパーイ!すいません、遅れてしまって。」
「私もさっき来たばかりだから大丈夫よ。ところで智林君は?」
「とりあえず家に出向いてはみたんですけど、やっぱりいませんでした…」
「そう…」

昔からの間柄であったヒトミ、菊池、智林の三人は毎年この時期は一緒にこの花火大会に行くのが慣例になっていたのだが、
今年はいつもと違い、親友である智林がいなかった。
どうも、最近智林の様子がおかしい。もっとも、一般的な視点から見ると元々かなり変わった人物であることは事実で、
今までにその数々の行いの所為で出席停止になりそうになったり、彼らの野球部が廃止になりかけたことも度々あったのだが。
(ちなみに処分を言い渡した教師は何故かもれなく左遷されていった)
それでも学校を欠席することはそれまではほとんどなかったことも考えると、
とにかく智林の身のまわりに何かあったことは確かだった。
一度智林に問い詰めてみたこともあったのだが
「野望のために急遽まとまった軍資金が必要になっただけだ。心配は無用だ。」
としか言わず、菊池もそれ以上は聞くに聞けなかったのであった。

「どうしたのかしら、智林君…。」
「さあ……一応、元気でやってはいるみたいなんですが」
「あんまり無理してなければいいけれど……じゃあ、智林君がいないのはちょっとさびしいけど、行きましょうか。」
「はい。」

二人は会場の河川敷へと向かっていった。
168名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:23:56 ID:QcNtZjcO
会場は家族連れ、カップル等で既に賑わっていた。

「買ってきましたよ〜、先輩。」

人ごみの中から会場の出店で売っていたキンキンに冷えたジュースとビールを持って菊池が走ってきた。

「ありがとう。もうすぐね。」

程なく花火が上がり始めた。赤、黄、緑…色鮮やかな花が大きな音と共に雲ひとつない闇夜を照らす。
それを見上げながら、二人はぽつりぽつり話し始めた。

「早いものね、菊池君達も今年で卒業だなんて。」
「ええ、まあアイツのおかげで毎日退屈しませんでしたし、ほんと、あっという間でしたね。」
「菊池君は卒業したらどうするつもり?」
「そうですねぇ、とりあえず○○大学に行って全力で野球をしたいですね。
俺たち、結局三年間一度も試合できませんでしたし。(…それに先輩にかっこいいとこ見せたいし)」

菊池が苦笑しながら答えた。

「ウフフ、応援してるわ。」

終了の時刻はまたたく間にやって来た。
クライマックスの特大の花火の余韻もやがて消え、見物人も帰り支度を始め、人ごみもまばらになってきた。

「あら、もうこんな時間。楽しい時間ってほんとあっという間ね。じゃあ、そろそろ帰ろうかしら…菊池君?」
「あ、は、はい!」
「…?」

菊池は何か考え事でもしていたようで、ヒトミの声に最初気づかなかったらしく、慌てて返事をした。
169名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:24:22 ID:QcNtZjcO
帰り道、二人は無言で歩いている。ヒトミは菊池が何か言いたそうな様子であることに気づいていた。
ある予感──とても幸せな予感に期待しつつ、ヒトミは菊池が口を開くのを待った。
歩き始めてから約10分後、沈黙は遂に破られた。菊池は勇気を振り絞って、ヒトミに告げた。

「…佐倉先輩。」
「…はい。」
「えっと、…なんていうか…その……俺、佐倉先輩とは大学行っても、その後も、ずっと…ずっと一緒にいたいんです!
…先輩は、その…俺のこと、どう思ってますか!?」

予感は的中した。そのことをとても嬉しく思いながら、ヒトミはニッコリ笑って答えた。

「…菊池君からその言葉を聞けて、とても嬉しいわ。嬉しいけど……」
「………」

緊張がピークに達する。菊池は真剣な表情でヒトミの顔をじっと見つめ、次の言葉を待った。

「一つ、お願いしてもいいかしら?これからは………二人の時は『佐倉先輩』、じゃなくて『ヒトミ』って呼んでほしいな。」
「……!…は、はい!わかりました!…ヒ、ヒトミs……す、すいません、やっぱり『ヒトミ先輩』じゃダメですか?」

菊池が頭を掻きながら、ばつが悪そうに言った。

「ウフフ、分かったわ。今はそれでいいわ。でも、いつかきっと…きっとよ。」
「はい!」
─────────────────────────────────────

彼との思い出は数え切れないほどあるが、とりわけあの夏のあの日のことは生涯忘れられないだろう。
170名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:25:20 ID:QcNtZjcO
小波からの電話の後、ヒトミはすぐに仕度をして、花束を用意して公園の奥にある墓地へと向かった。
彼が亡くなってからは、毎年夏と冬の2回、彼の眠る墓へお参りに来ていた。
彼もまた、自分と同様に結婚の際に両親から縁を切られていて、自分以外に彼を訪れる者はいなかった。
お盆の時期とはいえ、まだ日の高い、この時間帯ではさすがに人の気配はなく、ただ蝉の鳴き声だけが響き渡っていた。

「(……………)」

献花した後、ヒトミは彼の最期のとても苦しそうで、そして悲しそうな顔を思い出しつつ、彼の天国での安息を一心に祈り続けた。


家路につく途中、ヒトミは小波のことを考えていた。何故自分は彼にこんなにも惹かれてしまうのか、と。
顔も、性格も、あの人とは違う。同じなのは、とにかく野球が好きなことだけである。確かに自分も野球が好きだし、
野球を一生懸命にやっている人は好きだ。だが、彼にはそれとは別に、何か他の人にはないものがあるように思われた。
そして何より、彼と一緒にいると、あの人と一緒にいた時のような気持ちになる。どうしてだろうか…
そんなことをあれこれ考えていると、ふと、道端の電柱にくくり付けられている看板が目に入った。
それは、来週行われる隣町の花火大会の看板だった。
──久々に花火を真近で見たい、小波さんと──
今はただ、彼と一緒にいたい。そして彼のことをもっと、もっとよく知りたい。
それが今のヒトミの願いだった。
171名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:26:47 ID:QcNtZjcO
以上です。
10までに今でも彼女候補キャラの中ではヒトミさんが一番好きです。
172名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:30:03 ID:QcNtZjcO
おっと訂正
10までに色々な彼女候補キャラが登場しましたが今でもヒトミさんが一番好きです。
173152:2008/08/01(金) 22:02:54 ID:Kpv0t6lb
GJです!感動しました。

私もパワポケシリーズの彼女候補キャラの中では瞳さんが一番好きです。
174名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 22:08:41 ID:8qInkqRq
コテはずせよ
175名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 22:31:15 ID:xXU+k+Oo
GJ!
瞳さんね…このシナリオは少し手を加えればもう泣きゲー。。。
でも瞳さん好きです…
176名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 16:05:17 ID:eBuapTqS
なんという感動・・GJ!!!
いいよね、6・・・瞳さん好きだあああああ
177名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:04:35 ID:ZYR0N63/
鈴音さんを投下します。
178名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:05:01 ID:ZYR0N63/
 空を覆う木の葉の隙間から、私たちを照らす満月。
胸を切なく締め付けてくるその光の円を、
私――木岡鈴音はじっと見つめていました。
 古典に書かれていたように、夏は月の輝く夜が一番良い。
そんなことをしみじみと思います。
蛍を見ることができないのは、少し残念でしたけれど、
静寂の森林の空気は、それを補ってあまるほど心地よいものです。
「鈴音さん」
 耳に入った愛しの人の声に誘われて、
ゆっくりと、視線を幸せな重みがある膝上に向ける。
「どうしました?」
 敷物もなく座り込んでいるのは、少々行儀が悪いことではないのか。
今更ながらにそんなことを思いましたが、
こちらを見上げて安らいでいる彼と視線が絡んだ瞬間、
そんな些細なことは、どうでもよくなってしまいました。
「いや……」
 返答をせず、彼は迷うように頬を掻いて、
視線を私から逸らしました。
熱気のこもった風が、彼の前髪を揺らす。
 急かすことはせず、私は彼の頭を軽く撫でた。
手に絡む、自分のものより少しだけ固く、少しだけ艶のない黒い糸。
汗をかいているためか、それとも手入れを怠っているためか、
触り心地はあまり良いとは言えません。
ですが、気持ちよさそうに眼を細める彼の、
その子供のような無邪気な表情を見るだけで、心が幸せに満たされていきます。
「……好きだよ、鈴音さん」
 しばらくして耳に届いたのは、飾り気のない愛の言葉。
それは少々唐突ではありました。……が、なんとなく、
そう言われるだろうと、わかっていました。
「私も……愛しています」
 そのため迷うことなく、隠す必要のない本心を舌にのせます。
彼と同じ――けれど少し違う、愛の言葉。
「あ……うん。俺も、愛してる」
 愛と言う言葉を使うのを恥ずかしがったのか、
――どうも彼はそういう傾向がある――
彼は少し顔を赤らめて、言葉を返してきました。
 ちゃんと口に出して愛を伝えてくれる、
それだけで、十分にうれしいものです。
「……ははは」
「くすくす……」
 照れを隠すように、互いに笑う。
 鼓動が緩やかに激しくなり、彼の瞳に吸い込まれて。
「ん……」
 閉じる瞳。いつのまにか、私たちは口づけをしていました。
本当に、いつのまにか。
 始めて口付けした時のような高揚感は無いのですけれど、
甘美な時間を共有することは、とても良いものなのでした。
「…………あら?」
 口づけを終えると同時に、強い光に照らされる地面。
 見上げると、私たちを祝福するように、
――そう思うのは少し傲慢でしょうか――夜空に輝く花が咲いていました。
それは、聞き慣れた轟音によく似ている、
けれど恐怖感より腹に響く心地よい感触が勝る、
そんな音を伴う夏の風物詩。
179名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:05:37 ID:ZYR0N63/
「始まっちゃったね、……ちょっとまずいかな?」
 花火大会に行こう。彼がそう言ったのは一週間前。
もちろん賛同して、彼と一緒に父やイチにバレないように計画を練り、
二人で浴衣を吟味して、今朝早く家を出発したまでは良かったのですけれど。
「そう……ですね。そろそろお父様のところに戻らないと」
 どこからか(彼の同僚からの可能性が高いです)情報が漏れたのでしょう、
会場についてすぐ、激怒した父(と必死にそれを止めようとしているイチ)に追いかけられて、
森の中へと逃げることになって。
「……気が進まないなぁ」
 二人をまくため、私を抱えて走り続けた彼が力尽きたのが十分ほど前。
休憩している間、父に見つからなかったのは、幸運と言えるでしょう。
 それに――
「ふふふ。大丈夫です、お父様ならすぐに機嫌を直してくださいますから」
「そうだと……いいけど」
 実のところ、彼とお父様が喧嘩しているところを見るのが、
少しだけ楽しいのです。まるで昔見たテレビのネコとネズミのように、
仲良く、楽しくケンカをしているのですから。
「そういえばさ、なんでお父さんは怒ったんだろ?
デートぐらいで怒るのはなんだからしくないような」
 前髪をいじりながら、不思議そうに彼がつぶやく。
最近は彼がついうっかり(非常に頻度の多いうっかりですけれど)
言葉を滑らせない限り、お父様が怒ることはあまりありません。
色々と思うところはあるようですけど、
なんだかんだ言って、彼のことを認めているのですから。
「たぶん……仲間外れにされたのが寂しかったのでしょうね」
 そんなお父様が起こった理由。
それはきっと、とても単純で、少々子供じみたものなのでした。
「……くっ、ははははは」
 私の太ももに顔をうずめ、彼は笑いだしました。
その発作にも似た笑いを鎮めようと、震える広い背中を優しく撫でる。
暖かく、少しだけ汗で湿った背中。
だんだんと、震えは小さくなって。
「ああ、苦しかった。……花火、奇麗だね」
 動きが止まると同時に、彼は再び私の膝を枕にして、空を見上げました。
それにつられて、私も咲き乱れる花を見つめます。
「……そう、ですね」
 月と星を覆い隠すように、
赤、黄、青、様々な色の花が空を染めています。
「よいしょっと……行こうか?」
 勢いをつけて立ち上がり、彼が手を差し出してきました。
「はい!」
 その手を掴む。花火が終わるまでにはまだ時間があります――
「うーん、会場はどっちだっけ?」
「……えっと」
 彼の言葉に困惑する私。
慌てて逃げたため、どちらへ進めばいいのかがまったくわからないのです。
「まあ、適当に歩けばいいか」
「……はい!」
 彼は――きっと私にそっくりな――苦い笑みを浮かべながら、歩きはじめました。
汗ばんだ熱い手。手の冷たい人は心が温かいといいますけれが、
熱い手の持ち主でも、心の温かい人はいるものなのです。
180名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:06:03 ID:ZYR0N63/
 それからしばらく。
時折立ち止まって花火を見つめつつ、歩を進めていると。
「しかし……なんだか薄気味悪いね、この森」
 突然、彼がそんなことを言い出しました。
まばたき。改めて森を見渡してみます。
確かに、人の気配のしない夜の森は、
少々恐怖感をあおるものかもしれません。
「……そうですね。けれど、これはこれで、風情があって良いと思います」
 ですが、都会には無い、正常な空気に満ちた森の中は、
心を十分に安らげてくれるものでした。
「いや、俺も嫌いじゃないけどさ。何か出てきそうで」
「何か……ですか?」
 彼が不吉なことを口走った、その瞬間。
(……んっ、あっ!)
 花火の音にまぎれて、妙な声が耳に届きました。
甲高い――おそらく、若い女性の声。
『………………』
 どちらともなく顔を見合わせて、見つめあう私たち。
少々――いや、かなり気まずいです。
「……聞こえた?」
「はい、向こうの方……でしょうか?」
(ふぁ! あっ、あっ!)
 私が顔を向けた先から、断続的に声が届いてきます。
距離としてはあまり遠くないようで、集中して聞こうとすると、
はっきりと――その……喘ぎ声だとわかります。
「そ、その」
「……」
 顔がだんだんと熱くなるのを自覚して、私は頬に手をあてました。
 私も、うぶなねんねではないのですが……やはりその、恥ずかしいです。
「行ってみようか?」
「はい?」
 素っ頓狂な声が喉から飛び出して、慌てて両手とで口元を押さえました。
恥じることはないでしょう――彼の言った言葉の、突拍子もなさを考えれば。
 手をゆっくりとお腹の上において、深呼吸をひとつ。
気分が落ち着いたのを確認して、問いました。
「その……覗きに、いくというのは、
少々野暮というものではないのでしょうか?」
「いや、こういうところでしてるってのは見られたいってのもあるんだよ」
 迷うことなく即座に反論してきた彼の瞳は、怪しげな光に満ちていました。
「そう……なのですか?」
 その瞳に操られるように、つぶやいてしまう私。
……間違っているとは、わかっているのですけれど。
「そうなのです」
 こちらの口真似をしながら、
うんうんと首を縦に振り、朗らかな笑顔をつくる彼。
無邪気な、本当に邪気の一片もない笑顔。
「できるだけ忍び足で行こうか、さっ」
「あ……はい」
 その笑顔の裏には――邪気はないのですけど――獣が潜んでいるのでしょう。
ですが……
181名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:06:37 ID:ZYR0N63/
(興味がない、と言えば嘘になりますし)
 結局彼に逆らうことができずに、歩き始めます。
 彼と肌を重ねた回数も、それなりに数を数えました。
初めはかなり苦痛だったのですが、
最近ではだんだんと、その、気持ち良くもなってきています。
この前など、良くなりすぎて、大量に……。
(いえ、あのことは忘れましょう)
 あの痴態は、いくら彼が『可愛かった』と言ってくれても、ひどかったものですし。
軽く頭を振って、浮かびかけた記憶を心の奥底にしまうことにしました。
「抜き足、差し足、忍び足〜♪」
 小さく歌いながら、けれどまったく足音を決し立てずに、彼は中腰で移動していく。
私もできるだけ音を立てないようにしているのですけれど、
なかなか彼のようにうまくいかないものです。
「……ストップ」
「!」
 低く、短い声が聞こえて、私ははっとして、視線を前に向けました。
真剣な表情を――それでも、どこか邪な笑いを含んだ――浮かべながら私に語りかけてきます。
「ちょっと遠いけど、見える?」
「は、はい」
 彼が指し示す先――連なる木々の隙間に、何かが動いているのが見えます。
夜の闇のせいで、あまりはっきりとは見えないのですけれど、
人が絡み合っている、というのは何となくわかります。
「……もうちょっと近づく?」
 にやけた彼の声に、いつのまにか、
眼を凝らしている自分がいることに気がつきました。
 はしたない。羞恥に顔が熱くなる。
「あそこの茂みまで行けば、鈴音さんも満足できるんじゃないかな?」
 そんなことをいって、彼が蠢く影から少し離れたところを指さす。
彼に他の女性の痴態を見てほしくはない。
そんな気持ちもあって、少しだけ悩みました。が。
「……は、はい」
 結局、頷いてしまいました。
『…………』
 ゆっくりと、二人無言で歩を進める。
近づいていくにつれ、男女が絡んでいる姿がはっきりしてきました。
白い浴衣姿の――私達と同じく花火を見に来たのでしょう――女性が、
木に上半身を預けて、男性に後ろから突かれています。
花火の音にまぎれて聞こえる、本当に気持ちよさそうな声。
(……私も、あんな声を出しているのでしょうか……)
 疑問に思いながら忍び寄って、
 彼の言っていた茂みへとたどり着いた頃には、
なんだか、体中が熱くなっていました。
「あんっ! は、はやく……はなび、終わっちゃう、からぁ!」
「大丈夫だって、まだ時間はあるから……」
「も、もう。ん……」
 茂みの隙間から、絡みあう男女を横から見ることのできる、絶好の位置。
絶え間ない花火の光が、彼らを照らしているため、暗くて見えないということもありません。
会話の内容さえも、きちんと理解できるほどです。
「んあぁ……んっ、はぁ、ふぁっん、やぁっ!」
 男性は女性のうなじにむしゃぶりつきながら、腰を叩きつけています。
何かスポーツでもしているのか、
隣にいる彼と同じぐらい、しっかりとした体の持ち主でした。
182名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:07:06 ID:JsxFcHTE
「んっ……ふぁ……はやく、はやくっ!」
「……もっと早く? しょうがないなぁ」
「ひぁ! ち、ちが……うぁ! あっ、あっ、ぁあ!」
 女性の言葉が曲解されて、さらに動きが激しくなる。
その獣のような身体のぶつけあいが、私の頬を赤く染めていきます。
野外にもかかわらず、ひどく乱れている男女。
 何故かそれは、うらやましい、と思える姿でした。
「すごいね」
「…………はい」
 ぼうっとした恍惚の表情で、後ろから身体が浮き上がるほどに
激しく突かれている童顔の女性。――年齢は私と同じぐらいでしょうか。
どこかおどおどとした感じで、時折辺りを見回しています。
さすがに、外で身体を重ねているということは、不安が強いのでしょう。
(本当に、気持ちよさそうです……)
 彼女の性器から流れ出る液体は、
薄く朱に染まった太ももに、一筋の線を作っています。
男根が、入って、出て、入って、出て。
単純な動きなのですが、それがとても気持ち良いということを、私は知っていました。
『…………』
 行為を始めてかなり時間がたっているためか、
辺りに据えた匂いが充満していて、
ここが野外だと忘れそうになるほどです。
「ふぁっ、んっ……んっ! んっ、あっ、ぁあ!」
 一応。女性は手で口を押さえて、声を出さないようにしているようでした。
けれど、快楽を我慢することができないのでしょう。
熱を吐き出すような、こもった声を断続的に上げています。
限界が近いのか、懇願するように手を男の身体に伸ばしていますが、
震えるその手は、力が入っているようには見えません。
「……ひゃっ!」
 無意識のうちに、もじもじと股を擦り合わせていた私の肩に、
ぽん、と音を立てて、何かが置かれました。
「……んっ……」
 飛びあがるように振り返ろうとした瞬間、唇に湿り気を帯びた柔らかい感触。
それは私が、心の奥底で待ち望んでいたもの。
「っちゅ……んっ」
 固く締めていた唇をこじ開けて、舌が私の口内に侵入してきます。
熱気を帯びた彼の指も、首筋へと伸びてきていて、
さわ、さわ、と、くすぐるように撫でてきました。
「んっ、んんっ……ん!」
 彼の舌が、淫猥な水音を立てながら、
私の舌を潰してしまうかのように激しく暴れ始めた。
その、口の中だけではなく頭の中身さえも掻きまわすような刺激に、、
私は身悶えしながら膝をつきました。
密着した背中からは、どく、どく、と激しい鼓動が伝わってきて。
「んっ……ふぁ、んっ……あっ」
 口から飛び出して、汗を吸い取るようにうなじに噛みつく彼。
発する快楽はなぜか普段よりも強く、
このままどうなってもいいかと思ってしまうほどです。
183名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:07:37 ID:JsxFcHTE
「だ、だめです。気づかれて……」
「大丈夫だって、夢中になってるみたいだし」
 なんとか抵抗しようとするのですが、
彼が少々強引な言葉と同時に下半身を擦りつけてきて、
ジーンズにさえぎられても分かるほど、
はっきりとした硬い感触が私の臀部に当たります。
(もう、こんなに硬く……)
 皮膚の一部とは思えないほど固い、その感触に、
私はまるで酔ってしまったかのように、ふらっと、力を抜きました。
「ぁ……」
 両手を地面につけて四つん這いになる。
快楽を欲求し、自由に動かない身体。
彼のことを満足させたくて、働かなくなる心。
無骨な指で顎を掴まれ、
後ろを向かされて、彼の邪な眼差しに瞳を射抜かれる。
「……なんだか、期待してる目だね」
「!」
 そして、ずばりと心の内を見透かされてしまいました。
 そう、私は期待しているのです。
いつ見知らぬ人に見つかるかもしれない、その状況の中で、
彼に貫かれ、精を注がれ、愛されることを望んでいる。
 その考えはとても恐ろしい、ありえないもののはず。
ですが、それには、逆らえないほどの誘惑がありました。
「何も言わなくていいよ」
「ぁ……」
 耳の穴に息を吹き込むように囁かれて、私は完全に抵抗をやめました。
手慣れた手つきで、帯がしゅるり、しゅるりと外されていきます。
「はぁっ……」
 下着をずらされ、あらわになる乳房に、彼の指が触れた。
乳首に汗を塗りたくるように動き、すでに固くなった突起をいじる指。
 熱に似た快楽が、胸元から脳髄へと伝わっていく。
私は声を洩らさないように、両の手を口元に寄せました。
「あぁぁぁぁぁ! あ、ぁ……」
 口元を押さえた瞬間。
大きな――それこそ、花火の音に負けないぐらいの――女性の絶叫が聞こえました。
二人して絶頂を迎えたのか、絡みあっていた男女の動きが止まる。
「ふぁ……あっ、あぁ……ふぇ……」
「おっと」
 女性の足が崩れ、地面に崩れかけたところを、男性がしっかりと支えました。
女性の紅く染まった頬に、輝く汗。
彼女の呆けた表情は、大きな幸せに包まれているように見えました。
「ひぁ!」
 耳に届く、自らの嬌声。
彼の指が、私の秘所へと侵入を始めたのです。
触れられていないうちから、存分に濡れそぼっていたそこは、
彼の指をたやすく飲みこんでしまう。
「鈴音さんも、あんなふうに気持ち良くなりたい?」
 そんな言葉を、彼が耳もとでささやいてきました。
そして秘所をいじっていないほうの彼の手が、
私の手を掴み、男根を触れさせます。
手のひらに伝わる、ぴくぴくと蠢く熱いモノ。
少し濡れているのは、彼の汗か、それとも先走った体液なのか。
「い、いえ、その、今は……」
 その液体の感触に心震わせながら、私は彼の言葉を否定しました。
184名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:08:38 ID:JsxFcHTE
すでに抵抗する気力はすでにないとは言え、
素直に『気持ち良くなりたい』とは、言えるはずもありません。
野外で、見知らぬ人がすぐそばにいるというのに、
『気持ち良くなりたい』等と言ってしまっては……その、
『いんらん』な女と思われてしまうかもしれませんし。
「嘘は、駄目だよ」
「あっ! そ、そこは……んっ!」
 胸の突起がつねられ、うなじに歯を立てられ、太ももの内側を爪で引っ掻かれる。
どの場所も、彼に快楽を教えてもらった、私の弱いところ。
「お。あの人たち、第二ラウンドに入るみたいだね」
「え……?」
 彼の言葉に、知らずに閉じていた眼を開き、前を見る。
先ほど終わりを迎えたはずの男女は、
いつの間にか体勢を変えて、情事を続けていました。
男性が下、女性が上。所謂騎乗位。
女性の身体はこっちを向いていますが、
幸いにもこちらに気づいてはいないようです。
「ふぁ、はぁ、はぁ……、また、硬くなったね……」
 情欲に満ちた瞳で、女性は自らの性器を男性器に擦りつけていました。
すでに外でしているという自覚は無いのか、
先ほどまでの、おどおどとした感じは全くありません。
「恵理。花火見たいんじゃなかった?」
「ご、ごめんね……その……」
「物足りなかった? ……恵理はほんとエロイなぁ」
「うぅ……」
 目の端に涙を光らせ、うなだれる女性。
それを見ている男性の声には、どこか、
私の身体を撫でまわしている彼と、似ている響きがありました。
「まあ、花火は来年もあるから、俺は別にいいんだけど……そうだな」
「?」
 そんなことを言って、男性が女性の乳房を掴む。
改めて見てみると、少しだけ私の方が大きいようです。
ちょっとだけ、優越感が生まれた、のですけれど。
「こっちで、していい?」
 どん、花火の音が聞こえて、彼らが一瞬強い光に照らされます。
その光で、男性の指が触れている箇所が見えました。
女性器、よりも後ろ…………!?
「え? お、おしり? ……う、うん。準備は、してきたから」
「!!!!!!!!!!」
 優越感が、一瞬で消えさります。
 あろうことに彼らは、その、お尻の穴の方で、するつもりのようです。
「と、止めたほうがよいでしょうか?」
 慌てて彼の方向を向いて、聞いてみます。
「いや、止める必要はないって」
「ですがその……」
「まあ、大人しく見てようよ。せっかくだし」
「……はい」
 頷いて、快楽に小さく震えながら、彼らを見つめていると。
「あ、ローション持ってきてたんだ……」
「もちろん。恵理と出かけるときはいつも持ち歩いてるから」
 そんな会話が、聞こえてきました。
「あ、そうなんだ。……え? いつも持ち歩いてるの?」
「もちろん。バイブ、ローション、コンドーム。三点セットでお買い得」
「わけわかんない……ん!」
 妙な会話を続けながら、男性はローションを自らの手に出して、
女性の秘所――その後ろへと、手を伸ばしました。
指を菊門へと侵入させられて、女性が小さく身じろぎする。
185名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:09:02 ID:JsxFcHTE
「ふぁ、ふぇ、ゃぁ……おしり、はいって、ん!!」
 その声があまりにも気持ちよさそうで、ああ、私も……
「……興味津津だね、鈴音さん」
「! そんなこと……んっ!」
 からかうような彼の言葉を、全力で否定、するのですけど。
「……実は、鈴音さんもこっちでしてほしいとか?」
「ぁ……ん!」
 彼が、指で菊門の周りとなぞってきます。
 背徳感が、背筋にぞわっ、という快楽を襲いかからせて。
「だ、だめです! その、準備していませんし、その! あ!」
「その?」
 涙が瞳から溢れだし、頭がくらくらする中、それでもどうにか。
「やはりその、初めては……あなたの部屋で……お願いします」
 精一杯の、懇願をしました。
「…………」
 訪れる沈黙。少しだけ冷静さが戻ってきました。
なんだか、ずいぶんと恥ずかしいことを口走ってしまったような気がします。
「鈴音さん、ごめん。我慢できない……」
「え……ぁん!」
 いきなりでした。宣言してすぐに、彼が一気に私の中へと男根を侵入させてきました。
小さな衝撃が身を襲って、息が詰まる。
 硬い肉棒が、私の膣内を蹂躙し始めます。
「んっ……ん! あっ、ん〜〜!!!」
 彼の腰の動きは、あまり激しくはありません。
一応、音が聞こえないように注意しているのでしょう。
ですが、その分強く膣壁に強く擦りつけてきて、
大きな声が出そうになるほど、きもち、いいです。
犬のように四つん這いになり、他人の性行為を眺めながら交わっている。
それを意識しながら、私は。
「ん゛〜〜〜〜!!!!」
 三十秒もたたないうちに、軽い絶頂を迎えました。
一瞬だけ白む意識。
手の力が抜けて、地面へ倒れそうになって。
「ふぁ……ん」
 危ういところで、彼に手を掴まれて、地面に顔をつけることを回避します。
なんとか再び四つん這いの体制を取って、絶え間なく続く彼の攻めを耐える。
「いつもより、凄いね。いい感じに締め付けてくるし、
えっちな液がだらだら出てるよ」
「そんなっ、こと、ふあぁ……あっ! 言わないで、ください……」
「でも全部ホントのことだからね……鈴音さんは」
 彼は胸の突起をつねり、胸全体を強く揉み始めながら、
「外でしてるのがいいの? それとも見つかるかもしれない、ってのがいいの?」
 問いを、投げかけてきました。
答える余裕など、あるはずもないのに。
「うぁっ! ……ふぅ、あっんっ、んっ……ん!」
 彼の膨れ上がった先端部分が、浅い膣内に擦りつけられた。
そう思った次の瞬間、奥まで一気に貫かれる。
首筋を噛まれて、腰をさらに強く押しあてられ、奥の奥――子宮口付近を擦られて。
深い絶頂へと、私は押し上げられていきます。
「けほっ……はぁ……ん、ん〜〜〜!」
 こぼれる嬌声を抑えるために、再び口元に手を当てました。
まだ、なんとか絡んでいる男女を意識する余裕はあります。
「恵理。どんな感じ? 言ってみて」
「は、はいってる。はいってるの。おしりに、あなたの、全部。
あ、ああ、うごいてる、うごいてる……やあ!!」
 向こうも、再び動き始めたようで、気持ちよさそうな声が、聞こえて。
186名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:09:34 ID:JsxFcHTE
「んんん〜〜〜〜!!!」
 それに影響されてか、急に、彼の動きが、激、しく、なって。
「鈴音さん! 鈴音さん!」
 耳元でささやかれる彼の声、お尻に彼の腰が痛いほどにぶつけられる。
「だ、だめぇ、で、す。あ、ああ、あ。おと、音が、聞こえてしまい、や、あん!」
「ごめん。止めれない!」
「ふぁ! あっ、あっ、ん! はっ……ぁ!!」
 彼の固いものが私の膣内で激しく暴れる。
最奥が、突かれて、突かれて、突かれて。
頭の中が、白く、白く、消えて、いって。
「や、ぁっ! あっ、ああっ、ん゛〜〜〜!」
 身体に力が入らず、私は冷たい地面に顔をつけた。
冷たくて、気持ちがいいです。
ああ、でもそれ以上に、彼のモノが、気持ち良くて。
なにかが、くる、きてしまいます!
「はっ、はっ、はっ……鈴音さん! 鈴音さん!」
 彼の声が、脳を痺れさせるほど強く聞こえる。
ぱちゅぱちゅという音は、私たちの音なのか、男女のものなのか。
視線を向ける――彼女も、限界が近いので、しょうか。
ずいぶんと、声が。……声?
「気づ……かれて、しまいます! だめっ、だめです! あ、声が、大きな声が、出」
 私の口から、いつの間にか大きな声が漏れていました。
必死で口元を押さえるのですが、指の隙間から、漏れてしまって。
「あああ!!! あっ、あっ、あああぁ!!!」 
「だ、だめ。いっちゃう。外なのに……おしりなのに!
くる、きちゃう、だめ、だめぇぇ!!」
 私の嬌声に重なって、誰かの声が聞こえて、私は。
『ああああああぁぁぁぁぁ!!!!!』
 絶叫とあげる同時に、身体をびくんと震わせて、絶頂へたどり着きました。
快楽が体中を襲い、ふわふわと身体が浮かぶ。
「ふぁ…………あっ……ああ……」
 どく、どく、と、精液が子宮の底にまで、流れ込んでくる。
身体の全てを彼に支配されて、彼のものになって、
彼を感じて、彼と快楽を共有して。
「あ……あぁ……はぁ、あっ……」
 彼の射精が止まるまで、私はずっと絶頂の中にいました。
ぬぽっ、と。私の中からモノが抜ける、間抜けな音が響くまで、ずっと。
「ふぅ、ふぁ、はふ…………」
 息を整えながら、私は地面に擦りつけていた顔を上げました。
「え…………?」
 眼に映ったのは、女性の顔。
こちらをしっかりと見ている、呆けた顔。
「…………」
 眼を二、三度、瞬かせた後、
女性は、ふらっと後ろに倒れてしまいました。
どうやら気絶してしまったみたいですが。
……これは、その。非常にまずいような気がします。
「……恵理? そんなに良かった? ……おーい?」
 男性がそんなことを言っていますが、気にする余裕がありません。
「? 鈴音さん?」
 手早く浴衣を身体に巻きつけて、私は後ろを向きました。
戸惑う表情を見せる彼に、口を開く。
「気づかれてしまった、みたいです。
逃げたほうが、よいでしょうか?」
 混乱する頭をなだめながら、なんとか彼に伝えると。
「え? ほんと? ……よし。逃げよう!」
 彼は事の終わった後のけだるさに満ちた表情から一転、
真剣な眼差しを作り、立ちあがった。
 私も、続いて立ち上がろうとしたのですけど。
187名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:10:02 ID:JsxFcHTE
「……す、すいません。……腰、が」
 あまりにもよすぎたせいか、腰が抜けてしまっていました。
慌てたように眼を躍らせる彼は。
「げ……く、くそ、こうなったら! よっ!」
「!」
 叫んで、私を持ち上げました。
まるでおとぎ話のお姫様を抱えるように。
「しっかりつかまって!」
「は、はい!」
 勢いよく、走り始める彼。その首筋にしがみつく私。
私がお姫様というならば、彼は王子様なのでしょうか?
……そんなことを思いついて、無性におかしくなって。
「ふふふっ……」
 私は小さく笑って、空を見上げました。
 花火の煙にまぎれて輝く月。
やはり何故か、切なくなる胸。
ですがその冷え切った感覚さえも、
彼のぬくもりがそばにあるのなら、どこか心地よいものでした。

「ん…………?」
「お、気がついた?」
「え……?」
 眼を覚ました恵理に、俺は優しく語りかけた。
股間をふきふき、ふきふき、ふきふきと拭きながら。
事後に愛しい人の秘所をふくのは、とてもいい気分だ。
そんなことを考えながら、微笑みかける。
「あ、あれ? ……えっと……ああ!!」
 恵理はしばらく呆けた後、慌てて一点へと視線を向けた。
その場所は……
(さっき誰かが逃げてった場所だよな)
 ついさっき、誰かが逃げていく姿が見えた場所である。
どうやら覗かれていたらしい。
恵理はきっと、彼、あるいは彼女を見てしまって、気絶したのだろう。
「……ゆ、夢?」
(よし!)
「ね、ねえ。……あそこに、誰かいなかった?」
「いや? 人の気配はしなかったけど」
 素知らぬ顔で、丸っきりの嘘をつく。
まあ、マスコミではなさそうだったため、たぶん心配はいらないだろう。
「良かったぁ……見られてたら私……」
 恵理の心底安堵した言葉は、途中で遮られた。
「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
 がさり。そんな音とともに、聞こえてくる叫び。
同時に、何かが茂みから飛び出してきた。
「む、無理はしないでください! お父様はきっと許して……」
「くれないって! どこかできる限り迅速な遠くへ逃げよう!」
「……」
 勢いよく、女性を――どこか、和の雰囲気漂う――抱きかかえた男が、
俺たちの横を走り去って行った。
聞こえた会話は、さっぱり意味はわからなかったが。
「夢じゃ……なかったんだ」
「……」
「おしりでしてたの……見られちゃった……」
 恵理が、呆然とつぶやく。どうやら彼らは、俺たちを覗いていた人たちらしい。
「…………もう、お嫁にいけない……」
「いや。来てるから、もう」
 うなだれる恵理。その頭を撫でる。
 なんとなく夜空を見上げると、
心が温かくなるような、奇麗な満月がそこにあった。
188おまけ:翌日:2008/08/03(日) 00:10:38 ID:JsxFcHTE
「〜♪」
「……?」
 朝。怒られることを覚悟しながら、食卓に向った私は、
昨日の激怒が嘘のように食卓についている父を見て、
少なからず驚きを隠せませんでした。
 鼻歌を歌っているほど、上機嫌なお父様。
……少しだけ、怖いです。
「おはようございます。お父様」
「おう! ……ん。そうだ。ほらよ」
「は、はい!……?」
 朝の挨拶をすると、お父様が椅子から立ち上がって、私の手に何かを置きました。
白い球――彼がよく、手持無沙汰なときにいじっている球です。
「……野球のボール、ですか?」
「そうだ。……あの野郎に渡しとけ。二度と無様に負けないようにな。
まあ、お守り代わりになるだろ」
「????」
 よく見ると、サインが書かれています。
誰のものかはわかりませんが、プロの選手のものなのでしょう。
……機嫌が良いのは、これが理由なのでしょうか?
「……まあ、昨日のことは大目に見てやる。さっさと席につけ」
 そんなことを言うお父様の手には、色紙がありました。
やはりサインが書かれているようです……文字が崩れすぎて、誰のものかはわかりませんが。
「は、はい……ありがとうございます」
 礼を言うと、お父様は優しく微笑みました。
戸惑いながら、私はボールを両手で包む。
 何故かあの森の匂いが、鼻に届きました。
189名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:11:36 ID:JsxFcHTE
終わりです。
190名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 01:12:11 ID:NjvueVoc
GJ・・!
(なぜか)恵理萌え!!
191名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 01:21:06 ID:+1ERQUHz
GJです…!
鈴音さんかわいいよ鈴音さん
恵理もかわいいです。
192名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 03:09:01 ID:xCFkpRnI
流れは6か!GJ!
193名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 15:51:07 ID:D1CP8Bi7
鈴音さんも恵理もかわいいよ
GJです!非常にGJなのです!!
194名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 18:01:49 ID:zUqHONLu
夜中読んだが、なんて上手いんだ・・・!!!!
めちゃくちゃ感動というか凄いと思った
長さも良いし、表現とかもGJすぎる!!!上手いなぁ
また書いてください!!!
195名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:28:43 ID:Ha9+f81e
GJ!!GJ!!
あとサインボールと色紙は恵理の彼が書いたのかが気になる
196名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 10:26:41 ID:F0++dr0A
9裏で

主人公、テラーからブラックが子供が産めると聞く
          ↓
主人公、その後ブラックとセクロス
          ↓
エンディング後のアルバムで
シルバー「男なんかにかまってられないわよ」
ブラック「キャプテンの子供が・・」
シルバー「( ゜д゜)」
という夢を見たんだ

          
197名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 10:43:23 ID:lR5Wzi82
それは書くべきでしょ!
198名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 11:21:24 ID:c99c4ZcW
>>196
そしてリコが「やっぱり誰もいないじゃない」ですね。わかります。
199名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 12:37:36 ID:lR5Wzi82
そういえばちょうど宇宙船も船だし……
いや、でもこの場合はshipか…
200名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 15:52:13 ID:F0++dr0A
設定上で主人公とブラックは両想いでいいと思うけどな・・・
201名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 18:45:54 ID:Vgp7/dcj
リンは…?
202名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 19:32:32 ID:kxDotOeV
今書いてるけど、ケータイが規制されてて投下できない。
203名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:52:12 ID:/ZH+CTRf
ところで真央って無口キャラだよな?
不思議っ娘じゃないよな?
204名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:56:39 ID:hKjck+Pr
不思議っ娘成分もあるだろ、特訓とか山で遭難とか怪人の目の前でピクニックとか
ブラックは不思議っ娘成分が減ってる感じ
205名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 03:00:37 ID:9he/l6/q
未だに貴子の話が無いのはどういうことなの…
206名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 02:43:50 ID:jmUsA7YP
>>205
自分で書く
→ブームが来る
→貴子祭り
>>205は喜ぶ
→HAPPY END
207名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:31:03 ID:bxWRchXT
選択肢は最初の『書く・書かない』の一つか
だがバットエンドはないっぽいな
208名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:02:30 ID:nyTWncPG
>>205
自分で書かない
→自分でかかない
→マスを自分で(略
→貴子ちゃんとちゅっちゅしたいよぉ〜
→BAD END
209名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:18:54 ID:9/7UkfBY
ププ
210名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 23:43:33 ID:6CljRxWh
よお>>205!貴子のSSならたった今俺が書いてる最中だぜ!
完成は未定だがな!

それまで俺のパンツでも洗ってろ!
211名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 02:51:10 ID:Tp43PAEX
>>206ルートになるか・・・>>208ルートは嫌だわ
212名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 07:38:00 ID:jeL1Guj4
ふと思ったけど9の裏主って頭よすぎるだろ
自分で宇宙船設計して変形機能つけるとか設計図書くだけで地獄だろう
213名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 07:38:52 ID:jeL1Guj4
sage忘れたスマン
214名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 20:40:07 ID:kg0+azMb
>>212
その昔シロッコという奴がいてな…
215名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 20:47:01 ID:Q4008Gkx
そうか、9裏主人公はニュータイプだったのか。

確かに女性にも男性にももてている点もシロッコさんと共通しているな。
216名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 00:18:09 ID:8ppyBTGK
眼鏡一族の親父が主人公の彼女を次々と寝取るSSがほしいよー
217名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 00:41:55 ID:gGcpZMhP
8主が小野さんを寝取るSSがほしいよー
218名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:03:59 ID:E6/O0E0Z
>>216
そんなの私が許さない
219名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:06:36 ID:E6/O0E0Z
連レスすまんがこれだけは言わしてくれ。

あぁ……書き込めるって素晴らしい。
220名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:30:37 ID:kham5MUd
眼鏡の親父は刺されたんだぜ
221名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:45:50 ID:/AdIcBuU
眼鏡パパって誠なんじゃ…
222名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:56:12 ID:CnLDfcEf
どちらかというと止
223名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:35:35 ID:z6LujNx2
燃料投下はまだかのう
224名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 13:16:15 ID:IY2+9AMy
任月会長も誠の素質はあったな
225名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 14:53:49 ID:1WGpDXyv
>>217
純愛でいいじゃない
226名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 15:44:32 ID:dnVXDE/K
任月会長のイベント詳しく見る前に2なくしちゃったからなあ…秘密の写真見せるとどうなるんだろ
227名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 15:45:04 ID:dnVXDE/K
うわ書き込めた!すげえ!

あとはPCの規制がとければ…
228うどん人:2008/08/12(火) 20:52:21 ID:E6/O0E0Z
規制解除されたし、リン物を投下します。
こんなのリンのキャラじゃないって思った人、すいません。
229名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:53:36 ID:E6/O0E0Z
世間一般では───普段怒らない人物が珍しく怒ると異常に恐い───と、よく言われている。
多分……というか実際その通りで、みんなもそう思っているだろうし、俺自身もその通りだと思っている。
しかしだ。それだけでは物足りないと、俺は先程から考えるようになった。
 普段大人しい人が怒ったら確かに恐ろしいが、それ以上に怒ったら恐ろしい人物は存在する。
 できれば、心の中に刻んでおいてほしい。

───普段クールで、冷静沈着な情報屋が珍しく、珍しく怒ると……その恐ろしさは、それを遥かに凌ぐ───と言うことを。

「コナミ君」
「……………………はい」
「これは何?」
正座状態の俺の目の前に広げられる、表紙が女性の裸の雑誌の数々。
 目の前に立ち塞がる黒いコートが身動きを、そして精神を奪う。
「……………………本です」
 ささやかな抵抗。事実を先延ばしにする。
「何の?」
「……………………ご、娯楽の……」
「じゃあ、その娯楽って何?」
しかし容赦ない追及。いや、もはや追及じゃない。尋問………ひょっとすると拷問だろうか。
これから向かう自分の運命に血の涙を流しつつ、覚悟を決めて答えた。

「……………………Hな事です」
「コナミ君、辞世の句は決まった?」
黒いコートが近づいてくる。輝く眩しい笑顔が逆に怖い。
 必死で後ろに後ずさるが、足がしびれて体が上手く動けない。
最終的には壁に追い詰められて、レーザーポインタのような視線が上から降り注ぐ。
 視線の先は俺。そして眼差しは怒り。
「ま、まてリン! 話せば分かる!!」
「大丈夫よ。苦しいのは一瞬だから」
そう言うとリンは一瞬で間合いを詰めてきた。無秒子───武術の極みがこんな所で見れとは。
振り上がる右足。脳裏に浮かぶ走馬灯─────────

ズドムッ!!
「たわばっ!!」

 フットスタンプが腹に炸裂し、俺の意識は暗転した。


『もしもリンとこんな関係だったら』


砂漠の惑星ウインダストの宇宙港。そこに数多く並ぶ宇宙船の中の、俺達の宇宙船の中の、ある一室で、この惨劇が繰り広げられていた。
 オチタ君やブラック、そしてリコは今は船の中にいない。皆して出かけて行ってしまった。行き先はおそらくあのツインテール少女の所だろう。
「小波君、起きなさい?」
「……………………」
自分でやっといてその言葉はないと思う。いやだ。と口にする勇気はないが、起きたくもない。
とりあえず、まだ気絶しているふりをする事に決めた。
「起きないと……小波君の○○は□□で☆☆だ。って情報が世界規模で流出するわよ?」
「起きてます! さっきからずっと起きてます!!」
……どうやらそれも許してくれないらしい。脊髄反射的に、俺は思わず起き上がった。
230名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:54:44 ID:E6/O0E0Z
「さて、ゆっくり説明してもらいましょうか」
「説明する前に、問答無用でぶっ飛ばしたのは誰だよ」
「文句あるの?」
「いいえ、別に」

俺もずっと正座の状態でいるのは少々キツイものがある。
 今は『落ち着いてちゃんと座って話そう』という提案をリンが受け入れ、俺はベッドに、リンは椅子に、対面して腰掛けている。

「ま、この本の山なんだけど……」
リンの前に積み重なる雑誌の束。1番上の物の表紙にはスズネ姫のコスプレをした少女が印刷されている。
 その下には露出系、マンガ、SM、etc……充実した品揃えが控えている。
(洋モノの中に自分と似ている人がいたのが、リンは気に入らなかったらしい)
「よくもまぁ、こんなに集めたわね」
上から数冊とってパラパラとめくるリン。ここまできたら恥ずかしくとも何とも感じない。
「俺だって男だ。持ってて当然だろ」
「そうかもしれないけど……」
 呆れたようにリン。それでも俺は主張したい。
「だいたいな? 今じゃ未成年の高校生だって当たり前のように持ってるんだぞ? 下手りゃ中学生、小学生だって1、2冊は持ってる!
 それから考えれば俺が持ってるなんて当然の事!! むしろ持ってない方が犯罪だ!!」
「正論のような極論でごまかさないでくれる?」
口ではそう言うがリンも大人だ。男がどんなものかを分かっているのか、大して批判をしない。
「じゃあ一つだけ聞くわ」
 どこか諦めたようにリンは続けた。
「この部屋にリコやブラックが入ったりする?」
「……二人とも結構頻繁に来るな」
実際にブラックは修理報告やら体の調子やらで、俺の部屋を出入りする事が多い。最近では話をする為に来るようにもなった。
 リコなんて時間があれば必ずやって来る。そのたびに何かをやらかすので頭痛の種であるのだが。
「小波君」
「な、なんだ?」
リンの目付きが変わった。
「未成年者が頻繁に出入りする部屋にこれはマズイんじゃない? 見つかったら二人の教育によくないわ」
「む………………」
 お前は二人の成長を見守るお母さんか。と突っ込みたかったが、今は置いといて。
「そうかもしれないが……欲求不満になった俺が二人を襲ったらもっとマズイだろ」
男として……というか、もはや人間として危ない。
俺自身、耐えれる自信がないのも問題なのだが。
「だからって、この量も十分危ないと思うけど」
「ぐ……………」
 こう正論を言われると反論もできない。考えを巡らすが、何も思いつかない。
「じゃあ、どうすればいいんだよ……………!!」
疑問を投げかけたその瞬間、頭に稲妻が走った。
素晴らしい解決策を思い付いた。顔がにやけるのが分かる。
231名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:55:38 ID:E6/O0E0Z
「まさかとは思うけど……『俺の欲求不満をお前が解消してくれよ』みたいな事考えてたりする?」
「知っているのか、リン!」
「小波君………私はそんな冗談が嫌いだ、ってよく知ってるわよね?」
ゆらり、といった感じでリンが立ち上がった。体中から汗が噴き出す。
「ま、待て待て! 落ち着け!!」
また問答無用でやられたらたまったもんじゃない。
十分に距離が詰まったあたりで、ようやくリンの動きが止まった。
「何か言い残したい事でもあるの?」
「違う! 俺だって、お前がそんな奴だって事よく分かってるさ」
「………じゃあ何なの?」
リンの表情が今日初めて見るものに変わった。珍しく首を傾げ、頭に疑問を浮かべている。
そんなリンの瞳を見つめて、俺は真剣な顔で言った。
「冗談じゃないからさ」
「……………………………………え?」
不思議そうなリン。きっと言葉の意味は理解できただろう。
頬がほんのり赤く、本当に少しだけ赤く染まっているのがその証拠。
「………小波君。私はそんなに………」
「軽い女じゃない、か?」
リンの言葉を封じる。お前が言いたい事くらい俺にだって分かるさ。
確かにお前はすごい女だと思う。だけどな?
「俺だってそんなに軽い男なんかじゃないぞ?」
「………………………」
こんなリンは久しぶりだと思う。目を大きく開いた驚愕の表情、それでいて驚きを隠そうとしているところがまたリンらしい。
「好きでもない女を抱くなんてこと、俺には出来ないさ」
言葉を切ってリンの反応を待つ。言いたい事は言った、もう言う事はない。
何かを考えるリン、リンを見る俺。重い沈黙が辺りを包む。
「……………二つ、条件があるわ」
「……何だ?」
それから5分ほど経った頃だろうか、リンが重い空気に終止符を打った。
「一つ、あの本を全部捨てる事。二つ、あの娘達────いえ、他の娘に手を出さない。これが条件よ」
「む…………」
後者はともかく、前者は厳しい条件だ。リンの言う通り集めるのにどれだけ時間がかかったことか。中にはもう手に入らないレア物もある。
………しかしそれでも、リンの方が何倍も、いや何十倍も、いやいやいや何百倍も、いやいやいやいや…………………………
 とにかく、リンの方が圧倒的に魅力的だと思った。「そんな条件たやすいもんだ」
「…………そう」
そう言うと、リンが腰を下ろした。さっきまで座っていた椅子にではなく、ベッドに座る俺の横に。
「………………」
「………………」
無言で見つめ合う。表情はいつもの通りだが、心なしかほんのり赤い。
照れているのか、それとも恥ずかしいのか。まぁ今はどっちでもいい事だけど。
「リン………」
「ん…………」
どちらかともなく近づいて、俺達はキスを開始した。
232名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:56:24 ID:E6/O0E0Z
熱い唇、柔らかい感触。ぬめぬめとした生暖かい液体が俺の唇に付着する。
「ん…………はぁ…ん」
一端離れ、再び開始。目を閉じたリンの顔が目に映る。
「………そんな顔もできるんだな」
「あなた……私を何だと思ってるのよ」
唇を離しジト目で睨むリン。普段なら恐ろしいが、今は、これはこれでいい。としか感じない。
「いや、少し意外だっただけだ」
「……私だって女なんだから、こんな時はこうなるわよ」
「それもそう、か」
「ぁ、ん…………」
顔に手を当てて引き寄せる。目を閉じ、今度は大人のキス。
「ん…………ふぁ、んん…」
舌でリンの中を掻き乱す。リンもそれを追うように舌を動かしてくる。
絡み合う唾液、溢れたそれが口から垂れる。
「ん………ふ………! …………ちょっと待って……」
フレンチキスを堪能している内にコートを脱がそうと、影で努力していた俺に制止の声がかかった。
体を離して一呼吸。
「こんなの……自分で脱げるわ」
羽織っていた黒いコートが外される。初めて見るコート下────案外普通の服だった。
「いや……女の服を脱がすのは男のロマンなんだが……」
「だから、何?」
「いいえ、何でもゴザイマセン」
そう綺麗に微笑まれたんじゃ、従うしかない。
決してそれが逆に怖かったからじゃない。断じて違う、絶対に違う。
「ほら、コナミ君も脱いで」
「あ、あぁ」
促されるままに服を脱いでいく。生まれたままの姿───とまではいかなかったが、お互い下着姿になった。
上下黒色のリンの下着。やっぱりなと、どこか納得した。
「リン………」
「あっ………」
どこか恥ずかしいそうに腕を組むリンを押し倒す。こいつを押し倒すなんて、もう二度とないかもしれない。
大人の雰囲気を感じさせるその胸に軽く触れた。
「んっ」
ピクリ、と可愛い反応が返ってくる。もしかしたらこういう事には案外弱いのかもしれない。
流れるようにブラの隙間から手を入れる。柔らかい、だが弾力のある感触が手を包む。
「リンの身体って敏感なんだな」
「慣れてっ……ないだけ、よ……んんっ!」
軽く揉むだけで言葉が途切れる。何だろう、すごく楽しい。あのリンを俺が手玉に取っている。
 ならば存分に楽しまなくては。胸を隠す黒い布を、手品の様に抜き取った。
「………でかいな」
「………普段なら殴るところだけど………今は誉め言葉として受け取っておとくわ」
一瞬殺気が飛んだが気にしない。しかしお世話じゃなくでかい。リコなんて相手にならない。
果物に例えるなら、リコのはリンゴ、リンはグレープフルーツだろうか。ブラックは…………………………いや、何でもない。
233名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:57:26 ID:E6/O0E0Z
「触るぞ?」
「さっきから何度も触ってるじゃない」
「……………」
リンの言葉に答える事なく、目の前の乳房に再び触れた。
先端を軽く摘む。くすぐったいのか、リンが震えた。
「ふ………あ、はぁ………」
ピンク色の先を弄りながら円を描くように胸を揉む。だんだん指先に触れる突起の固さが増してきた。
それに便乗し、胸にあった片腕を下半身に滑らしていく。
 雌の臭いが漂うその股間に、指先が触れた。
「うぁっ!」
「へ?」
 思わず手が止まる。そんなに強く刺激したつもりはないんだが……。
「リン………敏感すぎやしないか?」
「しら……ないわ」
「でもなぁ」
ショーツの隙間から手をいれ、直に割れ目を擦った。
「!!」
飛び上がるように体が反応する。………やり甲斐のある身体だ。気分はそれとなく悪代官様。
 リンの最後の砦を剥ぎ取りにかかる。
「リン、少し腰を上げてくれ」
「ん……」
腰が上がったところで素早く脱がせる。股間が触れる股の部分、そこは既に湿ってシミになっていた。
 蕩けそうなくらい熱そうなアソコに顔を近づける。
「……綺麗な色してるな」
「こ、こら! やめなさい!!」
「いや、ここは引けないな」
「あとでひど………んっ、ああっ! ぁあ!!」
股間を舌で舐めていく。割れ目をなぞるように丹念にそして丁寧に。
しかし湧き出る液体は止まらない。寧ろ量は増えてきている。
「吸っても吸っても、どんどん液体が溢れてくるな」
「ゔぁ……そんな、のあっ、たりまえ……!! じゃない」
「…そうかもな。でもなリン」
そう言って一端顔を離す。割れ目に指を当て、左右に開いた。
「お前のココ、さっきからずっとヒクヒクしてるんだぞ?」
「う、うそ…………っ、やぁああ!!」
豆を剥いた。悲鳴に似た絶叫。物欲しそうにリンのアソコと俺の息子が疼いて主張する。
 まだダメだ。自分にそう言い聞かせ、割れ目の中に指を挿入した。
「あっ、ゔぁ、ぁああ゙あ゙!!」
指にひだが絡み付いてくる。熱く、とろとろした快感。指でこれだ、俺自身を入れたらどんなに凄い事になるのか……。
 だが、それにしても
「リン……お前、結構淫乱だったんなんだな」
「ぁ゙あ゙! ち、ちがっ! う!」
「違わない………さ!」
指の数を増やし、更に深くまで挿入する。
難無く受け入れるリンの秘部、中を指で掻き乱した。
「ゔぁああ゙あ゙! だめ……だめぇ!!」
口ではそう言うが、抵抗を全く見せない。
……ダメだ。俺ももう我慢デキナイ。
リンに快楽を与えていた指を引き抜き、変わりに息子を擦り付ける。
「いくぞ、リン!」
「ふぁ……あぁ…………え?」
リンの返事を聞く前に、リンの中に息子を一気に挿入した。
234名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:58:46 ID:E6/O0E0Z
「!! やあぁっっ!! あ、うぁあ゙!!」
「やばっ………すごい!」
リンの中は想像以上に気持ちよかった。少しでも気を抜くと全て持って行かれそうになる。危なく、挿入しただけでイってしまいそうだった。
……まぁリンも同じようなところだろうが。
「あ゛っ……ぁ゙あ゙あ!!」
いつものクールな表情からは想像も出来ないほど乱れた顔。快楽に酔いしれているのか、無我夢中なのか、手を伸ばして俺にしがみついてくる。
「お、おい! そんな、に……締め、付ける、な!」
「あ゙あ゙! だ、だめっ……こわ、れる!」
腕の力が更に強まる。密着して離れない肌と肌。
息子が熱い。ぐちゃぐちゃと卑猥な音を発てながら、リンの愛液を纏っていく。
「ん゙!! や、あ゙あ゙!!」
「リン………リン!」
もっとリンを味わおうと腰を更に大きく動かす。顔を起こして乳房にしゃぶりついた。
まだ何も出ないだろう先端を少し強く吸ってみる。
「ひぅうっ! あ゙、はぁ!!」
予想通り何もでなかったが、リンが俺を胸に押さえ付ける結果になった。いわゆるパフパフの状態、至福の瞬間だった。
「ん゙ぁっ! ……ひ、やぁ………ああ゙っ、ゔぁあ!」
「うぁ……! 俺もヤバイ……!!」
だが終わりの瞬間もどんどん近づいてくる。締め付ける肉圧が俺を責めたてる。
裏筋からカリの部分まで全体に、余すところがない。
「もう、だめ! とん…じゃう!!」
「リン………いくぞ!」
 もう限界だ、とラストスパートをかける。今まで以上に深く打ち込み、腰を前後する。
先端が子宮か何かに触れた瞬間、俺の防波堤は決壊した。
「あ、ぁ、ぁぁああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
「ぐぁああああ!! あ………あぁ……」
リンの中に俺の欲望が吐き出される。アソコを白く汚し、入りきらなかった精子が溢れてベッドを汚す。
抱き合う二人、乱れた呼吸音、終戦。静けさが辺りを包んだ。
「…………コナミ君」
しばらくそのままで動かないでいると、リンが俺の方に首を向けた。
……すごく優しい笑顔で。
「…………あぁ」
俺もその顔を見つめ返す。そしてそのまま再びキスを────と顔を近づけると。
ダダダダダダダ!!
響く足音。
バン!
開いた扉。
「ただいまーコナミ! 帰ったよー」
「キャプテン………ただいま」
部屋中に木霊する声。
リコとブラックがやって来た。
235名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:00:40 ID:E6/O0E0Z
「「「「あ゛」」」」
 空気が凍った。身動きをとるものなど誰もいない。
この部屋の時間が止まったかのように、四人とも固まってしまっている。
その部屋にやって来る足音がもう一つ。
「コナミ君、ただいまでやん……す……」
オチタ君の帰宅。俺の部屋の中を見るなり、先人二人同様に凍りついた。
「…………………あー」
が、意外とすぐに立ち直って、俺達に向かって言葉を放つ。
「………倉庫でいるから、終わったら来いでやんす」
刺のある言葉を吐くと、ズカズカと不機嫌そうな足音をたてて向こうへと行ってしまった。
……いまだ固まって動かない、リコとブラックを引きずりながら。
「……………………おい、リン」
オチタ君の足音が完全に聞こえなくなってから、俺はリンに重い口を開いた。
「これって………俺にしても、お前にしても………一番最悪の状況になったんじゃ………」
「………………………」

バキッ!
「ひでぶっ!」

無言のリンの鉄拳を頭にくらい、俺の意識は再び暗転した。

その後、リコのリンに対する闘争心は一層激しさを増し、ブラックまでリンを敵対するようになったのだが、それはまた別の話。
236名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:02:03 ID:E6/O0E0Z
以上です。
改行の関係で1レス多くなりました。すいません。
237名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:03:54 ID:wHKYWQd9
GJ!!!!!
しかしなんという修羅場w
238名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 22:48:02 ID:dnVXDE/K
GJです!
やっぱりうまいなあ!
239名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:17:33 ID:4BZoZnmw
うおおおおおおおっっっ!!!
GJです!!!あなたが神か!!!
240名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 01:20:37 ID:rh4Y8uKt
神が降臨なさった……
御GJです。
241名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 03:35:52 ID:8iDaOl2f
ハァハァ…久々の燃料投下おいしいです(^q^)
242名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 03:40:42 ID:8b329re3
おもしれえええええGJです!!
243名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 03:49:01 ID:0KEiv6yg
GJでやんす!!

起きると武美が布団の上に寝てる

注意するがまたやってきたのであんな事やこんな事をしてお仕置き、

何故かほぼ毎日一緒に寝るようになってしまう

というレアイベ?のSSを書こうとしたが無理だったorz
244名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 07:21:22 ID:Z/YNHZee
GJです!!
いまから出かけなきゃならないのにおっきしたw
245名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 15:16:05 ID:ev6cHMkF
>>243
ではそのネタいただく
……と思ったが明日からコミケ上京だ
246名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 00:16:51 ID:xk67Wbyy
質問なんだが……タマちゃんにコスプレさせるとしたら、衣装は何がいい?
247名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 00:17:48 ID:V0uvW49R
248名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 00:46:08 ID:Q3F0ENZW
>>245
それ読みたかったわ
249名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:37:14 ID:T3bAVHqE
こんな夜中に申し訳ないけど、俺の妄想が爆発しちまったよおい

ギターからペンに持ち替えたような全く文を書いたことないやつだし、ましてエロなんてと思ったけど、書いちゃったからひどい出来だけど載せちゃいますごめんなさい
250名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:38:28 ID:T3bAVHqE
ボクは、あれからなにか変だ。
春川先輩そっくりの妹さんに住宅街で会ったときから、ずっと変なのだ。


よく考えたら、「お兄さんがかわいくなったみたい」だなんて歯の浮くようなセリフを、よくもボクが言えたものだけど、確かあのとき内心はすごくびっくりしてて、何か言わなきゃって思ってたんだ。
地面に足が着いていないかのような感覚に襲われて、なんとか飛んでいかないようにするのに必死だった気がする。
そんな感覚はボクには初めてのことで、その女の子を思い出しては、終いには春川先輩を見てさえ妙な気持ちになっていた。やっぱりボクは変なんだ。

それからはただ感情をくすぶらせてるままで、何度か春川先輩に妹さんのことを聞こうとは思っても、野球以外のことで春川先輩に話しかけるのは、なんとなく憚られるものだった。


そしてこれといって何も話せないまま、ボクたちは今、合宿で沖縄にきている。親父がいなくなってから、みんなで海を探してくれた時の産物だ。
しぶしぶだけど、費用はボクに宛てられたお礼の100万円を使うことになった。
それにしてもみんな、ボールになった親父すらいなくなった身寄りのない少年をないがしろにしすぎだよ。


予想はしてたけど、沖縄はやっぱり暑かった。
習ったばっかりだからよくわからないけど、ボクたちの住んでるところと違って温帯らしい。
だから羽柴先輩は昆虫採集に行ったっきり戻って来ない。
「春川には内緒だぜ!」と旅立ったが、いないことを不思議に思った春川先輩に聞かれ、「羽柴くんは虫採りに行ったわん!内緒なんだわん!」と誰ともなく答えた。
「あんのやろ、今日こそは!」と春川先輩がバット片手に探しに出かけてしまい、キャプテン不在の合宿一日目はチーム崩壊で幕を閉じた。



ボクたちは民宿で雑魚寝するらしい。安上がりでいいとのことだが、100万円のうち余ったお金は今後のガンバーズの運営に使われるそうだ。おのれ。

羽柴先輩が帰ってきたのは、春川先輩が戻ってきてしばらく経ってからだった。額を押さえたまま、全く言葉を発せず力なく座り込み壁に寄りかかっている。


めいめいに風呂に入り、ひとしきりバカ騒ぎしたあと、みんなついに床についた。
枕投げの流れ弾が真薄くんに当たって、緊急参戦したのは意外だった。
251名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:39:20 ID:T3bAVHqE
電気を消し、みんなの小さく笑う声も消えてしばらくして、今まで何も話すことのなかった羽柴先輩がうちつけにこう言った。


「お前らって…好きな子とかいる?」

みんな態度には表さなかったけど、大広間の空気が変わったのは分かった。無田くんの寝息がわざとらしく強くなったり。


「大波はいるの?好きな子」
羽柴先輩のキラーパスがボクを襲う。
「え、ええ!?ぼ、ボクは特にいないですよ…」
「そうか?お前ももう5年生なんだから好きな子の一人や二人作りなよ」
「二人ってお前!」
「ぐふぉ!」
春川先輩の枕が羽柴先輩の顔に埋まる。
そしたらなんだか、春川先輩の妹だっていうあの女の子を思い出しててしまった。

好き、なのかな。
まだ子供だからか恋を自覚したことはなかったけど、ひょっとしたらボクは、あの女の子が好きなのかもしれない。

「おい無田。狸寝入りなのは分かってんだぞ。お前はどうなの?」
羽柴先輩は枕を投げ返しながら言った。
「お、オイラ!女には興味がないのでやんす!」
「うにゅー!」
無田くんの答えが気に入らなかったらしく、会話を聞いていたさくらちゃんが男たちの巣窟に乱入してきた。同時にわんこまで飛び込んできて、第二次枕投げ大会が催された。


終わった頃にはみんな眠りこけていて、大広間に敷き詰められた布団に自由に散らばっていた。
でもボクは、どうも目が冴えてしまってロビーに一人座っている。
ボクはあの女の子が好きなんだと思うと、どうにも胸が疼いてとても寝てられないのだ。

あれ?春川先輩も眠れないのかな。
お風呂セットを持ってきょろきょろしてる。
あ…そうだ。悩んでてもしょうがないや。ボクも一緒に入って妹さんのことを聞こ。
ちょっと考え春川先輩に遅れること数分、お風呂場に向かった。


「でへへ、来ちゃいましたw」
予め努めて明るく振る舞おうとしたボクだけど、あの女の子と会ったときみたいに、また妙にひょうきんぶってしまった。
すると、奥で髪を洗っていた春川先輩が振り返り驚きを見せる。
「お、大波!なんでここにいるんだ!?」
へへへ、ついて来ちゃいました、と笑いながらボクは春川先輩の隣へ歩く。


「わああ!こっちくんな!」
そう言えば、春川先輩夕方はお風呂に入ってなかったっけ。
ひとつ疑問が浮かんだら、もうひとつの疑問もまた浮かんだ。

夕方入った時は壁の色は青だったはずなのに、今はピンク色の壁。
252名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:40:13 ID:T3bAVHqE
あ、あれ…?
ひょっとしたら…
「き、きゃー!」
「ここは女湯!?」


何回か転びながら、ボクは扉に向かって走り出す。
ええと、ここは女湯なら、春川先輩も間違えたのかな?いやそれとも、いや。頭がどうにかなりそうだった。

「いやちょっ、大波!待ってくれ!」
体にタオルを巻きながら春川先輩がボクを呼び止める。扉を引く寸前、強張ってまた転んでしまった。
ああ、怒られるのかな。
「すまなかった。あの…このことは誰にも言わんでくれ」
「…へ?」
ボクは転んで、セクシーポーズをとったまますっとんきょうな声を上げる。
「だから、その…俺が…女だってことだよ」


「ええええええ!」ボクの声がディレイする。
「だああうるせえ!お前こそなんで女湯にいるんだよ!」
「いやボクは春川先輩の後ろをついて行っただけで!ご、ごめんなさい!」


春川先輩は怒ってるというより、驚いただけみたいだ。そして今、動揺しまくるボクを見て、軽く呆れてる。

「はあ…分かったよ。話があるならあとで聞くから、悪いけど今は出てってくれないか」
ボクはまだ春川先輩が髪を洗ってる途中だったことを思い出し、慌てて出ていこうとした。けど…



あの女の子は確か、春川先輩のことをおにいちゃんと呼んでいた。でも春川先輩は女の子で、ならつまり、あの女の子は春川先輩で…


ボクは、春川先輩を好きになっちゃったんだ。



「は…せ、先輩…」
頭がからっぽになって、ボクは立ち尽くす。
一瞬でいろんなことが変わっちゃって、どうすればいいか分からくなった。

「おーい、大波?ぼーっとしてどうした?」
手のひらをひらひらと返しながら近づいてくる、いつもと違って艶やかな春川先輩。
ギザギザの殺人的な髪型の面影はなく、かわいらしいストレートで、毛先からは水が滴っている。


なにより、ボクをずっと変な気持ちにしていた女の子が、目の前でタオル一枚でいるっていう事実が、ボクをこんなにも惑わせる。

「!
や、やばい…!」
不意に、ボクの股間のタオルが盛り上がる。
こんなところを見られたら、嫌われちゃう…!
ボクは焦った末、ドアを背に座り込んで、下を向いて動かないようにした。
これが収まるまでごまかし通すんだ!


「お、おい大波!お前ほんとにどうしたんだよ!?」
春川先輩は心配そうに肩に手を乗せる。
ボクは好きな人の顔を見ないよう努めて下を向き続ける。
253名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:40:49 ID:T3bAVHqE
願ってもいない状況なのに、先輩の優しさがひどくつらく思える。


「お腹か?お腹が痛いのか?」
「お腹じゃ…ないです」
「じゃあさっき転んだところが痛いのか!?なあ!」
「それも…違うんです」
春川先輩がすごい剣幕で迫ってきて、正直に答えてしまいそうになる。


「体起こせ!見せてみろよ!」
意地でも肩を持ち上げ、ボクのお腹を見ようとする。
嫌われたくない!ボクだって意地だ。
「だめです!大丈夫ですから!」
「大丈夫ならなんでそんなに苦しそうなんだよ!」
急に肩を揺すられる。


迂闊だった。
その瞬間、ボクの体は右に倒れ込み、春川先輩に押し倒された。腰に纏っていた我が最後の砦、腰巻きタオルがめくれて床にはたりと落ちる。
ふあっ…!という甘い吐息がボクの耳にかかる。ボクは感じたことのない高まりを覚え、更に股間を大きくしてしまった。


「ご、ごめんな。どこか打ってないか?
…えええ!?こ、これ…お前の、チ…ンコだよな…?」
終わった。
春川先輩は、ボクの大きくなった股間を見つめてる。
こんなえっちな気持ちでいただなんて知られて、嫌われないはずはないじゃないか。
グッバイ。ボクの短すぎる初恋。自覚してから僅か2時間の見事な戦いであった。


「どうしたんだよこんなに腫らして!やっぱり転んだときにぶつけてたんじゃねえか!」
え…?
あれ?気付いてない?
ひょっとして、男の子がこういうことになるって知らないのかな。

「なんで正直に言ってくれないんだよ…心配したんだよ?」
春川先輩の見せてくれた初めての気遣いと上目遣いに悶える。

「あの…ごめんなさい。嫌われると思って…」
「へ?なんで俺が大波を嫌うんだよ。
むしろ…俺が怖がらせたみたいで、ごめんな」
そう言って、先輩はボクの腫れたところを優しくさすってくれた。
ボクの…腫れ上がったチンコを。


たどたどしい手つきで、いたわるように上下にさすってくれてるのだ。
「は、春川先輩!なにやってるんですか!?」
「あ!痛かったか?晴れてたからさすってたんだけど…」
「いえあの!…その、気持ちよかったです」
「ふふ、よかった」
ちょっとの間をおいて、また上下の動きが再開される。
下にさすってもらったときに、先っぽの皮が剥けて先輩の指の側面がたまに触れるのが最高に気持ちよかった。


先輩の吐息が僕にかかる度に、我慢できずに震え、足の指をぎゅっと閉じる。
254名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:41:30 ID:T3bAVHqE
そして訳の分からない腰の痺れが来た頃、後ろめたさに耐えきれなくなった。


「せ、先輩!
…ボク…ごめんなさい!」
「おいおい、悪いのは…」
違うんです!と春川先輩の言葉を遮る。


ボクは意を決した。
「その…チンコが腫れてるのはぶつけたんじゃなくて…
ボクが春川先輩のことが好きだからなんです!」
「はああああ!?」
言ってしまった後悔より先に押し寄せたのは今日何度目かの絶叫だった。

「え、いや、だってお前、今まで俺を男だと思ってたんだよな?」
「住宅街で妹だってごまかしてた先輩を好きになってしまったんです!」

「あああ、えっと、でも俺、男より言葉汚いし、女っぽくないじゃん」
「そんなことないです!目の前の先輩はこんなにもかわいいです!」

「えっとその、男ってそういう風にチンコが腫れ上がるものなのか?」
「よく分かんないんですが、先輩をかわいいと思ったらこうなりました!」



やってやった。ボクは少しの恥ずかしさと、それ以上の達成感を得る。
そして先輩は、真っ赤にした顔を手で覆う。
「はははなんか暑くてのぼせたみたいだ。俺たち風呂場で何やってるんだって話だよな。出ようぜ大波!」
しどろもどろの先輩が取り繕う。
「春川先輩、髪洗ってる途中ですよ?」
「う、うるせえばか!ああもう、どうすりゃいいんだよ!」


「あの…ボク、もう一回先輩にさすってもらいたいんです」
「ヘンタイ!分かったから床のタオル巻いてくれ!」

ここまで来たら後には退けない。なにより真っ赤になって慌てる先輩は信じられないほどかわいいんだ。
「でも、ボクがこうなったのは先輩がかわいいせいなんですよ?」
「くうぅ…っ
ち、ちょっとだけだからな!」


キャプテンの正義感を利用したようで少しだけ後ろめたかったが、逆にその後ろめたさが何とも心地よく感じられた。
ヘンタイっていうのも間違ってないみたいだ。


さっきまでの優しい表情ではなく、恥ずかしそうに、そしてちょっと恨めしそうにこっちを見ながらさすってくれる。
「先輩…気持ちいいですよ」
「うるさい、ばか」


それからしばらく先輩はボクをさすってくれたけど、いい加減疲れてきたのか、もともとたどたどしかった動きが緩慢になってきた
「なあ…これ、いつまで続ければいいんだ?」
「…ぼ、ボクが最高に気持ちよくなるまで、ですか?」
255名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:42:45 ID:T3bAVHqE
「だからそのためにずっとこうやってるじゃねえか!お前、そろそろ怒るぞ!」
や、やばい!春川先輩すごく怒ってる!そろそろじゃなくてとっくに怒ってるよ!
ボクは逃げようと足をバタつかせる。

すると奇跡が起こった。
春川先輩を包んでいたタオルの端にボクの足が引っ掛かり、タオルが床に落ちたのだ。
「てっ、てんめー!俺は本当に怒ったからな!」
わざわざ宣言する春川先輩の声は聞こえず、ボクは先輩の体に釘付けになる。
今まで以上の高ぶりを感じた。


「聞いてるのか大波!」
そう言って注意を促そうとしたのか、ボクのチンコを強く握りしめた。
「!うわ、だめです先輩!なんかきます!」
一体、ボクに何が起こっているのかが分からない。未知の感覚に見舞われている。
「なにがくるんだよ!分かるように言わないと恐いぞ!」
更に強く握られる。こんなの、もう耐えられない。
「先輩!やめてください!すごくまずいです!なんかくるんですってば!」
「お前がやれって言ったからやってるのに、急になんなんだよ!やめないぞ!お前が気持ちよくなるまでずっとこうしてる!」

春川先輩は、ボクにトドメを刺しに来た。
ボクは抵抗できず、激しくなった先輩の責めを甘んじて受け止めてるだけだ。
「違うんです!その、気持ちよすぎるからやめないとやばいんです!」
息も絶え絶えこれだけ言うが、責めは続く。
先輩が手でボクをさするときに、先輩の小さな胸がすこしだけ揺れるのがボクをもっと熱くする。

そして身の置き場のない程の快感が襲いかかってきた。
「は、春川先輩…っ!お願いですからやめてください!」
「やだ!お前に気持ちよくなってもらうまでやめないって言っただろ!」
「だから…!最高に気持ちよくてやばいんですってば!」
「うそつけ!気持ちよくてやばいなんてことがあるかよ!」


腰が痺れて動けなくなってきて、頭に熱さがこびりつくようだった。
ボクは好きな女の子の前でよがって叫ぶ最低な状況で、最高の快感を覚えてしまった。
なにかが、なにかが出る!分からなくて怖いけど…!
「うわあああ!先輩の、ばかー!」
「てめーばかって…
うわ!おい!なんか顔にかかったぞ!」
先輩の顔に白い液体がついていた。ボクが今出したものなのかな…
切れた息を調えながら妙に満ち足りた心持ちになったが、とりあえず春川先輩に「ごめんなさい」と伝えた。ったく、なんて仕方なさそうな返事も嬉しい。
256名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:43:16 ID:T3bAVHqE
「おおなみーぃ…これ、なんだよ。変なにおいだしまずいし、洗っても顔が変につるつるするぜ?」
「ボクに聞かれても…分かんないです。だからやめてって言ったのに」
「だああ!だったら何でやめて欲しいのか言えよ!」
「だからなんで白いのが出てきたのも分からないんです!」
「開き直るなばか!」
その後ボクたちは軽い言い争いをした。全裸で。
春川先輩は、自分のせいでボクが変になったからっていう責任感だけじゃなくて、ボクに告白されて嬉しかったからしてくれたらしい。


「だったら何で怒ったりしたんですか?」
「う、うるせーな。
…あんなこと言われたの初めてだったんだよ。男友達はみんな俺のこと男扱いするからよ」
「だったら、ボクと友達になりませんか?」
「待て。それは男友達としてか?」

ボクはまた意を決して、こう応えた。
「いいえ。ボーイフレンドてして、です」
257名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 03:44:08 ID:T3bAVHqE
以上ですすみませんでした。
めちゃくちゃ長い割に盛り上がりなくてもう、、
258名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 04:06:37 ID:QyrOr7tk
おお!ダッシュとは珍しい!
大変GJであります!!
夏海先輩かわいいよ夏海先輩
259名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 09:09:14 ID:kt8tH54W
小学生でやるとは……。通報レベルのGJだな。
260名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 14:02:56 ID:BBuAEPW/
GJ!
しかし春川でなく晴川だったような……
261名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 14:16:04 ID:T3bAVHqE
うわなんかみなさんすみませんありがとうございますwとりあえず通報されたらまずいのでおどおどしてます、、

>>260
やべええ間違った!
すみません、脳内補完をお願いします。
ダッシュはひらがなだからなんて理由にならねえよおい
262名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 15:10:24 ID:ngnJOEiH
GJ!楽しかった!!

>>246がめちゃくちゃ気になる
タマちゃんものなら何でも幸せだー
263名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 17:35:26 ID:ekQiS3bc
だけどBAD系は不幸せだ
264名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 21:21:53 ID:3L+A1Zx+
書き上げるペースって皆さんどれくらい?
自分の場合、書き始めれば1日で終わる。
書き始めるまでがグダグダだけどw
265名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 22:44:56 ID:xk67Wbyy
俺は色々だな。
一ヶ月以上かかる時もあれば数日で終わる時もある。
まぁ大体はやる気に左右されるけど
266名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:58:18 ID:X3GVHjcP
>>262
いやもう、誤字もあるしへったくそだし見るに耐えないのにありがとうございますw
僕もタマちゃん大好きです。ああいうのロマンだと思うんです。

>>264
妄想に火がついて一晩で書いたんですが、きちんと推敲しなきゃだめみたいでしたね、、
267名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 07:51:21 ID:RWyLGA+G
あの……タマちゃんの衣装は……?
ネタが浮かばないんだ
268名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 09:08:38 ID:KhvaxDr9
ふんどし
269名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 09:14:55 ID:Cyptodg0
270名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 11:56:16 ID:xfflQ8LJ
みつあみメイド
271名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 03:10:07 ID:jhTlFlO0
迅雷コーチ風
272名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 03:14:58 ID:zxsitBRo
ミニスカポリス
273名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 06:48:10 ID:UZieFgEj
黒装束
274名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 07:57:16 ID:ShuXGbd9
>>272
いただきます
275名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 14:22:05 ID:OhjCyfkQ
練習中で、迅雷コーチでいなければならないという立場を利用しちゃう主人公
その後たっぷり怒られます
276名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 14:39:24 ID:UZieFgEj
>>275
それって主人公が迅雷コーチにいたずらするってことかな?
遠隔操作のやつとかよさそうな。


タマちゃんのやつって主人公のところに帰ってからじゃないと書きにくそう。
277名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 15:36:46 ID:+FFdy62d
帰ってきてからじゃないと迅雷コーチ=タマちゃんにならないからね
278名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 18:13:11 ID:LGiusyEN
忍者性感だ
279名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 18:22:40 ID:jhTlFlO0
>>276
世間評価、監督評価、仲間評価が30ぐらい下がりそうだ
280名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 20:01:48 ID:UZieFgEj
とりあえず「捕らわれの女忍者」的なプレイを主人公が思いつくのを妄想した。
実力つけるまで温めておきますw

>>279
「今日の迅雷コーチはなんか変でやんす」
くらいの危なさにロマンを感じずにはいられないわけです。
281名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 20:33:32 ID:OhjCyfkQ
レス読むだけでヤバイな。物凄く良い。
ただ、実際の5主はさすがにそーいうキャラじゃないのが引っ掛かるんだ
野球は真面目だし、タマちゃん可哀相だからなぁ
まぁ、そういうのもたまにはありか。
寮でも何でも良いけど迅雷コーチの姿使いたいな。けど、ちゃんと愛しあってるのがいい
282名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:05:04 ID:UZieFgEj
>>281
パワポケの主人公はみんな真面目でいいやつだけど、その中で5の主人公はファミレスでウェイトレスを注文したり、
水着見たさに海海連呼したり浮き立った言動が多めだからプレイの一環ならありかなって。
それにタマちゃんは頼み込みに弱そうだと思うんですよええ

でも性格に合わせると3の極悪主人公しか陵辱系できなくなるから、あくまでパロディと割り切ってもいいかも。僕も陵辱系苦手ですけどねw
283名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:16:06 ID:/SHU+Gbq
俺は陵辱も好きだぜ
284名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:22:07 ID:ShuXGbd9
凌辱はあれだな、のりかがやられるなら、存分にやってくれておK
285名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:31:13 ID:UZieFgEj
>>283
>>284
ノーマルですらのりか誰も書いてないよなw
てかふたりのIDすげえ!
286名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:42:16 ID:h0Rp5w77
>>282
5裏も割りと黒いことやりそうだけど
287名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 23:38:40 ID:UZieFgEj
>>286
そう言えば、浪人を襲ったり、たんまり持ってやがったぜとか言ったり、愛を殺して喜んだりいろいろと気になるよな。忘れてた
288名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 23:47:51 ID:OhjCyfkQ
>>282
先程から感じてはいたが、貴方とはかなり話がはずみそうだ…!
分かってらっしゃる、タマちゃんは5主にはなんだかんだでベタ甘だと思うんですよええ


IDすげぇwwww
289名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 00:00:23 ID:Pv9JPfFN
>>288
いやそんな光栄ですw
泳ぎ方ひとつで飲めない酒の代わりに水をバカ飲みするあたりにいじらしさを感じるわけですよ!


僕のIDはすごくねーよw
290名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 00:20:53 ID:A/nLhWNq
俺もそう思うんですよ。
5主はタマちゃん大好きと言われてるけど、タマちゃんも同じくらい5主が好きだと思うのですよ。
291名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 00:45:05 ID:XsPxhGIO
>>289
別れる時、笑顔でサヨナラしてたけど、裏ではボロ泣きだったと思うんすよね。
タマちゃんは強い分、忘れ物の場面とかアルバムは萌えたし本当に泣ける…何度見ても

IDの話分かりづらくてさーせんw

>>290
自分の身が危険になるとわかってたのに5主の側にいることを選んでたからね
292名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:42:15 ID:Pv9JPfFN
>>290
>>291
アルバムのタマちゃんはあれ、泣いた後みたいに見えません?主人公に危険が及ばないように身を引いただけだから複雑なんだろうなあ、とか思うと。好きだから身を引いたんだなあと思うとあああ!
僕のID見て氏家かな?とか深読みしちまったw
293名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:50:15 ID:Aqs8HPIF
萌えスレいけよ
294名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:54:31 ID:jVScNIGm
どこでもいいさ
295名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 02:49:28 ID:9W1B5egc
さて、タマちゃんの話で盛り上がっているところ非常に恐縮なんですが、
タマちゃんではないんですけど一つ書き上げることができたんで
今日中に投下してもよろしいでしょうか。
296名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 02:59:12 ID:Pv9JPfFN
>>295
せっかくの作品をうpできないような空気をすみません、、
楽しみにしてますね!
297名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 03:41:03 ID:XsPxhGIO
>>292
あああ…やはり素晴らしい。こんな楽しいのも久しぶりだ。また別のところで会えたら光栄です。
作品待ってます!こっちも絵頑張ろう
>>293>>295
話ずれてってスミマセンでした。さすがに引っ張りすぎてしまった。以後気をつけます。
恐縮させてしまってこちらこそ申し訳ないです..。作品凄く楽しみです!!
298名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 03:49:21 ID:kO0LpucE
俺もSSを元に挿絵とか描きたいんだが許可とかどうすればいいかな
駄目かな
299名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 05:05:32 ID:5382pSjp
タマチャソはやさぐれ5主より年上だよな。。。
凡田よりも上だから8で40代は確実。
300名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 07:02:48 ID:A/nLhWNq
>>298
別にいいんじゃないかな。
許可が必要だと思うならここに書き込めばいいし
301名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 10:15:57 ID:Zo8iTcaJ
攻略本に年齢書いてなかったっけ?
302名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 11:33:55 ID:3hVsDuhG
俺の記憶ではタマちゃんが25くらいでやさぐれ5主が29、小杉は24だったかな? まあ、どうでもいいと思うけど

303名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 11:47:03 ID:nqOsrkPM
10のようこ先生があの美しさならタマちゃんだって……
304名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 11:50:01 ID:jSDHwVP0
>>302
全然違うぞ
5主人公28、小杉23、タマコ28
305名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 12:05:41 ID:Zo8iTcaJ
恵理が20代後半って設定は驚いた。どんだけロリ顔なんだ
306名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 12:28:53 ID:3hVsDuhG
次作以降も大神だのジャッジメントだのサイボーグだののネタを引っ張るなら年齢なんて意味をなさなくなるな

というか年齢気にしたら負けだと思う
307名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 13:25:31 ID:Pv9JPfFN
>>305
しかも水商売っていうから信じらんねえ
308名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:06:39 ID:XjKsgj2q
女は化けます
309名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 21:18:53 ID:Zo8iTcaJ
>>308
わんこのことですね。わかります
310名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:10:40 ID:3hVsDuhG
>>308
きっとパワポケ最大の犠牲者こと裏アキミのことですね。わかります
311名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:11:13 ID:9W1B5egc
投下させて頂きます。
今回初めてエッチネタを書いてみました。
312名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:11:52 ID:9W1B5egc
「小波さん、次はあっち行こうよ♪」
「はぁ…(ほんと、元気だなあ沙耶ちゃんは…)」

お化け屋敷1回、コーヒーカップ2回、昼食の後に回転木馬2回、ジェットコースター3回、そして観覧車2回…
一日中連れ回された小波は参っていた。
今日のデートは遊園地がいいと言っていたのだが、それを承諾したのは正直失敗だと思った。
普段の体力ならこれだけ回っても何とかなるのだろうが、今週はとりわけ仕事も野球の練習もハードだった。
自分の体力の過信を小波は悔いた。
ふと時計に目をやる。時間はまだまだある。今は沙耶と一緒に居たい気持ちよりも
早く帰って休みたい気持ちが強くなっていた。そんな時、

「小波さん、もうそろそろ出ようか?」
「え!?」

願ってもない沙耶からの提案に小波は思わず声を上げてしまう。しかし、それもぬか喜びにすぎなかった。

「それで…今日はもう一つ、行きたいところがあるんだけど」
「(ああ…やっぱり…)」

がっくりと落胆する小波。今の気持ちを正直に吐露しそうになったが、沙耶の目を見ると断れそうにない。

「えっと…どこに?」
「…とりあえず、ついてきて。」

何か買ってほしいものでもあるのだろうか。行き先くらい言ってくれても、そう思いつつ歩くこと十数分、
沙耶が足を止めた場所の看板を見て小波は目を疑った。

「ええと、なになに、ホテ…ル…PA…WA…?ええ!?」
313名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:12:23 ID:9W1B5egc
そこはどう見てもホテル、しかも男女の営みの為の場を提供することに主眼が置かれているホテルだった。
看板から沙耶の方に目を移す。沙耶はうつむいて頬を赤く染めている。
この状況でこれからすることといえばただ一つに決まっている。
もっとも、小波もこのような場所に入るのは初めてではなかったし、
今回の歴史修正の任務の前にも何回か女性経験はあった。
だが、沙耶ほど年の離れた、それも年下の女性との行為は経験したことがなかった。
それに、沙耶とはつきあい始めてまだ半年も経っていない。
キスでさえ今日の観覧車の中でしたのが初めてだった。いささか事を急ぎすぎでは、と小波は思った。

「ええと、沙耶ちゃん。その…嬉しいんだけど、これはちょっと…沙耶ちゃんにはまだ…早過ぎない?」

すると沙耶は事の顛末を話し始めた。

「…あのね。小波さん、実はこの前…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「えぇ、マジ!?美香も!?」
「うん…昨日、彼の家で…」

部活の同じ学年の友達である美香の言葉に沙耶は驚きを隠せなった。

「おめでとう♪これで美香も立派な女だね!あ、そういえば沙耶はどうなの?
修行デートじゃなくて本命のカレシできたんだって?ねえねえ、どんなカンジなの?
まあ、沙耶のことだからさぞイイ男なんだろうけどさ」

先輩がニヤニヤしつつ沙耶の方を見て言った。

「え?う、うーん、まあまあ、ですかね?」
「沙耶もさっさと済ませちゃいなよ。それに、確か沙耶のカレシって年上さんなんでしょ?
カレシに任せとけば大丈夫じゃない?まあ、為せば成るって!」
「は、はあ…そうですかね…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…というわけなんだけど…」
「…そっか、つまり、沙耶ちゃんの部活の友達も先輩も皆やってるし自分も、ってこと?」
「うん…やっぱそういう話聞いてると、興味がわいてくるし…
小波さんなら大丈夫かなって思ったんだけど…ダメ?」
「ダメっていうか…沙耶ちゃんはいいのかい?その…俺が初めてで?」
「…いいに決まってるじゃん。こんなこと、小波さんにしか頼めないよ。」

ここまで言われてしまっては、もはや逃げ道などなかった。小波は腹を括った。

「…わかった。じゃあ、早く入ろうか。」
「うん。あ、ゴム持ってきてあるから、その…ちゃんと付けてね。」
「はは…用意がいいね…(沙耶ちゃん、今日は最初からここに来るつもりで…)」

だったら、午前中あんなに連れまわさなくても…小波は心の中でぼやいた。
314名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:13:26 ID:9W1B5egc
「へぇ、中って、こうなってるんだ…」
「まあ、俺もこの時代のは初m…いや、何でもない」
「?」

うっかり口を滑らしそうになってしまった。動揺を隠すため沙耶の手を引いて足早に部屋へと向かう。
沙耶の手は少し強ばっていて、汗をかいていた。
部屋に入り、辺りを見回す。どうやら未来の世界のそれと大きく異なるところはなさそうだ。
先に沙耶がシャワーを浴びている間に小波は自販機で買ったドリンクを飲み干し、
その後小波もシャワーを済ませ、いよいよその時がやってきた。

「ええと、とりあえず、ベッドに入ろうか?」
「うん…」

いざベッドに入ってはみたものの、沙耶は美香から聞いた、初めてはかなり痛かったという話を思い出して緊張し、
小波は小波で処女の女の子のお相手をするのは初めてだったので、少し戸惑っていた。
二人の間に流れる沈黙。その沈黙を破ったのは沙耶だった。

「小波さん。聞いてくれる?」
「うん?」
「あたし…ずっと寂しかったんだ。」
「え?沙耶ちゃんは結構友達もいるんじゃないの?」
「うん。今日行った遊園地も何回か皆で一緒に行ったよ。でも、今日が今までで一番楽しかったかな。
小波さんの前なら、見栄なんて張る必要もないし。…あたし、今まで誰かに心の底から甘られたことなんてなかった。
お父さんは昔からああだったし、母さんも毎日忙しそうで、あたしの事をかまってくれる暇なんてなかった。
それに、母さんが出て行ってからは、弱音吐いてる場合じゃなかったし…
だからあたし、ずっと寂しくて辛かった。でも、誰にもそんなこと言えなかった。だから…」
「沙耶ちゃん…」
「ん…」

沙耶の気持ちは痛いほど伝わってきた。
何か気の利いたことを言えればよかったのだが、咄嗟に返せなかった小波は沙耶の身体を抱き寄せ
沙耶の口を自分の口で塞いだ。沙耶も小波にその身を委ねた。
肌から、口から、小波の体温が直に沙耶の身体に伝わってくる。
315名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:14:12 ID:9W1B5egc
「んん……(ああ…小波さん…あったかい…)」

小波は沙耶の緊張をほぐすためにそのまま愛撫を続けた。

「ぁ…んん!…」

沙耶の口から自然と喘ぎ声が漏れる。それを聞いて小波の興奮もますます高まっていく。
更に小波は指だけでなく口も使って沙耶の身体を探るようになぞり、刺激していく。

「ひぁっ!…ぁ…ああ!」

口から首筋へ舌を這わせていき、そして乳首に触れた時、一際大きな声を上げた。胸を舐め回し続けたまま、
指を下の方へと持っていき、秘所へと入れていく。そこはもう既に十分熱を帯び、湿り始めていた。
中に入れた指を少しずつ動かしてみる。

「ああん!…あぁ!ひゃぅ!」

沙耶はよりいっそう激しく感じ、身をくねらせた。それに合わせて指の動きをより速く、大きくしていく。

「あぁ!!…あん!あぁん!!」

今や沙耶は小波から与えられる快楽に支配され、汁は秘所から溢れ出し、
その表情はすっかり蕩けきっていた。そして小波の方も準備万端となった。指を抜いた小波は沙耶に告げた。

「沙耶ちゃん…そろそろ…しようか。」
「う…うん…。」

沙耶は小波の言葉を聞いて、また少し、身体を強ばらせた。沙耶から渡されたコンドームを首尾よく付けた小波は
改めて沙耶をやさしく寝かせ、足を持って股を広げていく。

「痛かったら、ちゃんと言うんだよ。」
「うん…」

沙耶はまるで注射器を打たれる直前の子供のようにギュッと目をつぶり、小波の一物が入ってくるのを待った。
沙耶の秘所に一物をあてがい、腰に力を入れ、ググッと押し込む。
316名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:15:01 ID:9W1B5egc
「ッッッ!!あッ!ぁあッ!!」
「だ、大丈夫!?」

すぐに沙耶の股間を痛みが襲い、堪らず悲鳴を上げる。
小波は一旦力を抜いて、すぐに沙耶に問いかけた。

「うぅ……大丈夫…何とか…我慢できそう…だから…そのまま、続けて…」

目にいっぱいの涙を溜めながらも、小波の手をグッと握り、小波に促す。
沙耶の身を案じつつも、その健気な姿に更に興奮した小波は沙耶の奥へと一物を押し進めていく。

「くッ…!(キ、キツ…イ…)」
「うあッ!あああッ!」

かつて経験したことのない強烈な締め付けに小波は圧倒され、気を抜けばすぐにでも射精してしまいそうだった。
奥まで完全に押し込んだことを確認して、ゆっくりとストロークを始める。

「あぅッ…!ああッ!…ああん!」
「くぅッ!」

まだ痛みは多少あるが、今は快感の方が勝っていた。
昂っていくのに比例して、小波はストロークの速度を上げていく。

「あん!あぁんッ!はぁんッ!!はあぁんッ!」

沙耶にとって、もはや痛みなど問題ではなかった。今はただ、下腹部から電撃のように伝わってくる
強烈な快感に身を委ね、勝手に出るに任せるまま喘ぎ声を発することしかできなかった。

「あぁッ!うああッ!あぁん!…小…波さ…ぁん!…くっ…くる…来ちゃ…う!!」
「お、俺…も…!!」

やがて二人は快感の絶頂へと駆け上がっていき、そして…

「「ああッ!あああッッ!!ああああああああッッッ!!!」」

わずかに沙耶の方が先に絶頂に達し、それに続いてすぐに小波の一物からも精液がほとばしった。

「あぁ……はぁ……はぁ…小波…さん…」
「沙耶…ちゃん…」

果てた後も二人はお互い抱きしめ合い、唇を貪り合うの止めなかった。
─このまま、ずっと、小波さんとこうしていたい─
そう思いながら、沙耶は疲れから徐々に意識が遠のいていき、そのまま眠ってしまった。
小波はしばらく沙耶の寝顔に見とれていたがやがて時計へ目を移した。
どんなに粘っても、あと30分後には沙耶を起こして仕度をさせないとマズい。
その場で自分も眠ってしまいたいのを何とか我慢して、小波は汗を流しに行った。
317名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:15:47 ID:9W1B5egc
沙耶もシャワーを終え、帰り支度を済ませて外に出る頃にはもうすっかり暗くなっていた。途中まで一緒に歩き、
沙耶の家の近くの交差点で別れの挨拶をした。

「小波さん、今日はあたしのワガママを聞いてくれてありがとう。」
「いや、別にそんな大したことじゃないって。」
「全然大したことあるって。やっぱ、あたし…小波さんが初めてでほんとに良かったって…そう思った。」

ほとんど誰にも打ち明けられず、今まで抱え込んできた辛さ、苦しみ…それらを自分が少しでも
軽くしてやれることができているのなら、これからもいくらでも聞いてやろうと小波は思った。

「それで…来週は、大丈夫?」
「え?あ、ああ、大丈夫だよ。 じゃあ、また来週ね。」
「うん!」

…そういえば、来週はガンダーロボSEEDのDVDBOXの発売日で
山田君と一緒に買いに行く約束をしていたっけ。
そんなことを思い出して山田君に謝らなきゃいけないなと思いつつ、小波はアパートへ帰っていった。
318名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:16:47 ID:9W1B5egc
終わりです。もし続きを書くとしたら今回は6主が主導だったんで
一転攻勢、沙耶ちゃんが主導のを書きたいです。
319名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:23:13 ID:Pv9JPfFN
GJです!主人公いい男すぎw
そういや沙耶のうpは初めてでしたね。
320名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:31:04 ID:qxLN02Hb
沙耶とはレアな……GJでした。

ところで6で沙耶と詩乃は高校生だけど違う学校だから接点ないよなぁ…
とか思っていたがパワポケのヒロイン同士のつながりって少ないよなぁ…
321名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:48:18 ID:Pv9JPfFN
>>320
そんな中あるふたりが気になったので妄想して今書いてる僕です。
なんとか今日中に仕上げたかったのですが…無理そうなので明日の朝までに仕上げますね
322名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 00:05:00 ID:4OspK/Z0
沙那とはまたレアな物を……GJ!
沙那は好きなキャラだけに嬉しい。

>>321
期待して待ってます
323名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:44:22 ID:FQOgw3BC
今日から普通通りの生活に戻るってのに徹夜とかw
盛り上がりのない話だし、エロめありませんが、維織さんの話を書きました。
324名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:46:46 ID:FQOgw3BC
「ふう…ちょっと重い…」
賑わいを取り戻しつつあるここ、ヴギウギ商店街。その中の惣菜屋より、ひとりの女性がよちよちと現れた。
両手いっぱいの袋の中身は、合わせて250個ものコロッケ。およそ、小柄な彼女には似つかわしくないほどの量だ。
「これだけあれば、2週間は暮らせる…かな」


しばらく歩いた彼女は、「…疲れた」と河原の土手に座り込んだ。
海パン姿の痩せた男が延々と準備体操をする様をぼんやりと眺めていたが、2メートル四方に渡り草が生えていないのを見て、また歩き出す。
「大波くん、お腹空かせて倒れてるかも…大変」
同居人のことを思い出す。彼女の親友の准をして、ペットとまで言わしめたナイスガイだ。
つい先日まで河原にテントを張り暮らしていたナイスガイ大波だったが、あえなくもテントを彼女に焼き払われ、それから奇妙な同居が始まったのだ。
2メートル四方に草がないのは、つまり彼女が焼き払ったものである。


牛のような速さで、だが彼女にしては全力で歩みを進めるが、自宅までは遠い。ついには自分の横を快速で行く自動車が疎ましく思えてきた。
「チーズコロッケ、内緒で食べちゃおうかな。お腹すいた」と呟く彼女。するとその前に、追い抜かれた覚えのある黒い自動車が戻ってきた。


「これはこれは、野崎様のお嬢様ではありませんか。お久しぶりでございます」
「城田さん」
調理服の男は、運転席から降り彼女に頭を下げる。
「ずいぶんと…重そうな荷物でございますな」
袋をしげしげと見つめ言う。
「よろしければ、ご自宅まで乗って行かれますかな?」
「いい。それより、冬子ちゃんはどうしてる?」
「お嬢様でしたら、変わりはありませんぞ。今など、お嬢様が急にチョコレートケーキが食べたいなど仰るもので、こうして材料を買いに行かされているほどです」
城田は自分の後頭部を撫でながら、目を細めて笑った。
「城田さんの…ケーキ?」
彼女は城田の作るケーキのおいしいことを思い出し、目を輝かせる。
「ほほ、維織お嬢様も召し上がりますかな?」
「…うん」


敷居の高い住宅街の中でも異彩を放つほどの屋敷の中、冬子は城田のケーキが待ちきれずに部屋で紅茶を用意していたところだった。
「あら、いらっしゃい。こんなにたくさんのお土産も」
「コロッケはお土産じゃない」
「分かってますわよ。もう、せっかく洒落てみたというのに…」
漂う高級感にも全く物怖じせず、維織は入る。
325名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:47:51 ID:FQOgw3BC
「冬子ちゃん、手伝おうか?」
「…その前にそのコロッケを置きなさいな」
執事の牧村がさっとコロッケを受け取ると、維織は面白くなさそうにむっとする。
「冬子ちゃん、いつもそう。私の方が年上なのに…」
「せめて年相応の振る舞いを身につけてからおっしゃいなさい」
むう、と頬を膨らます維織。
冬子は呆れたように指で維織の頬をつつくと、ぷうと空気がもれる。
「それが子供みたいだっていうのよ」
「…今度は私の冗談」
まったく…と息をつき、紅茶を注ぐ。
維織は薄地のコートを脱ぎ、そばにぱっと現れた牧村に手渡した。
「牧村さん、必殺仕事人って感じ」


淹れたばかりの紅茶を音もなくすすり、
「それにしても突然いらして、今日はどうしたんです?」と冬子は聞く。
「…城田さんがケーキ作るって言ったから…来た」
「あなたそれはわざと言ってるのかしら?」
「ケーキ、遅い」
言ったそばからの子供らしい発言を受け、冬子は密かに笑みを浮かべた。
「ケーキというものは、そんなに早くはできないのよ」
わたくしも作ったことはありませんけどね、と付け足し、カップを受け皿に戻す。と同時に、
「完成しましたぞ!改心の出来でございます!」
バアアンとドアが開く音がした。
「城田さんも、できる男って感じ」



あむ、と一口、維織はチョコレートケーキを口に運んだ。甘すぎない絶妙な味を、ふわりとした生地が引き立てる。
「…しあわせ」
「やはり城田のケーキは最高ですわ」
ありがとうございます、と言いながらふたりのカップに紅茶を注ぎ、城田は上機嫌で冬子の部屋から出る。
継ぎ足された紅茶にふうふうと息を吹きつけ、維織は言った。
「冬子ちゃんの家って、にぎやかで楽しそう」
「ふふ、ありがと。一人暮らしは寂しいでしょうし、これからもたまに遊びにいらっしゃい。」
冬子はまた、さっきのように慈愛の表情を浮かべ言う。
腹ぺこだった維織は、ケーキを頬張りながら答えた。
「ううん、私、今一人暮らしじゃないよ」
「…そうやって重大なことをさらりと。初耳ですわよ」
「大波くんって人」
「しかも男性!?この数ヶ月に一体なにが!」
「冬子ちゃん、食事中は静かにしなきゃだめ」
「ああもう、こんなときばっかり!」

チョコレートを頬につけたまま維織はお姉さん風を吹かす。そこはかとなく得意気だ。
「でも…どうしたらいいのか分からない」
「どうして?一緒に住んでるほど、その…親密、なんでしょう?」
326名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:48:45 ID:FQOgw3BC
恥ずかしさに目を反らしながら冬子は尋ねるが、維織は下を向く。
「大波くんの住んでるテントを燃やして、私の部屋に来させただけなの」
「…どこから突っ込めばいいやら」
「…大波が私をどう思ってるか、知りたい」
「わたくしは大波くんじゃないわ。それを本人に言ってやりなさい」
「…そんなの、できない…」
もじもじと維織は下を向いたまま体を揺らす。
テントを燃やして男を家に住ませる行動力がありながらこの人は…冬子は複雑そうに、うつむく維織を見つめる。
何もかも諦めていた彼女が、自分の意志を強く表現したことは喜ばしかったが、自分の知ってる目の離せないような彼女が段々といなくなっていくのが寂しい。
それに、好きな人のことで悩める維織が、羨ましくもあったのだ。

「それでは、維織さんから近づいてみたらどう?」
「近づく?」維織は首を傾げる。
「そう、例えば、料理を作ってさしあげるとか」
「ご飯なら、コロッケがいっぱいある」
「そんなものじゃなくて、維織さんが1から作った手料理よ」
手料理…と繰り返し、ケーキをまた口に運ぶ。
「こんなにおいしいケーキが作れたらいいけど、私、料理作ったことない…」
「あのねえ…始めから完璧に料理が作れる人間なんていないのよ?それを彼のために頑張って作ったからこそ、彼に近づいたって言えるのではないかしら」
目を瞬かせる維織。んー、と思い悩み、
「…なにを作ったら、大波くんが喜ぶ?」
と料理に挑戦する決意を示す。
そして冬子は笑顔を見せ、
「何を作るかは問題じゃないのよ。維織さんが、一生懸命作れば大波さんは喜ぶと思うわ」
と答えてやる。
「ありがとう、がんばる」と聞き、ふふ、とカップに口をつける。
「うまくいくといいですわね」


会話に一段落がついたとき、めいめいにフォークを動かしたり、カップを持ったり、しばらくは食器の音だけが響いた。
だから維織は、せっかくふたりでいるのだからと、何の気なしに尋ねた。
「冬子ちゃんは、好きな人いる?」
唐突な質問に心痛するものも、平静を勤め、毅然と答える。
「…わたくしだって、それくらい…いますわ」
「好きって、伝えた?」
が、途端に平静でいられなくなる。
冬子は黙り込んだかと思うと、嗚咽を上げ始めたのだ。

「…冬子ちゃん?」
「わ、わたくし、頑張って気持ちを伝えましたのに…あの人ったら…気持ちに応えられないだなんて…!」
冬子の目から涙がこぼれ落ちる。
327名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:50:10 ID:FQOgw3BC
「あ、あの人も…わたくしといることが楽しいって…そう思ってくださるから…で、電話を毎週のようにくれたのだと…思ったのに…!」
泣きじゃくり、一言一言吐き捨てるかのように言う冬子には、いつも自分に厳しく、威厳のある面影は感じられない。しかし維織は、戸惑うことをせず、真っ直ぐ聞いていた。
「冬子ちゃん…」
「あんなに…好き、だったのに…あの人はわたくしの…お見合いの理由の為だけに付き合ってくれてたと思うと…わたくしを哀れんでいただけかと思うと…」
おもむろに息が整ってきた冬子は、
「もう、あの人から電話はかかってこないけど…わたくしがもっとあの人に近づいていたらと思うと…
だから維織さんには、頑張って近づいて欲しくて」と笑顔を取り戻そうとする。その姿は痛々しくもあった。

維織は黙って席を立ち、冬子のそばに寄る。
すると顔を上げた冬子の顔を見据え、「冬子ちゃん…」と呟き、そのまま唇を重ねたのだ。
「んあ!い、維織さん、一体なにを…!」
あまりの事態に、冬子は顔を真っ赤にし、整ってきた呼吸をまた乱しそっぽを向く。

「…こうするのがいいかなって。冬子ちゃん、甘くておいしい」
「ど、どうしてそんな突飛な…甘いのはケーキを食べたがら当たり前でしょう」
「…イヤ?」
「嫌とかではなくて…」
やけに大人びた顔をする維織に、冬子の胸は騒ぐ。
本当に、わたくしの知っている維織さんではないみたい…と思うも束の間、維織の頬に付きっぱなしになっていたチョコを発見し、冬子に笑顔が戻った。
「維織さん…さっきからずっと顔にチョコがついてますのよ」
右の頬を撫で、とれた?と聞く維織を愛おしく覚え、冬子はチョコのついた維織の左頬に口をつける。
「ふふ、とれましたわ」
「…冬子ちゃん、かわいい」
「な、そ、そんなこと…!」
顔を背ける冬子の頭を撫で、もう一度唇を重ねようとする。と同時に、
「コロッケが私のインスピレーションを刺激しましたぞ!ぜひ家でお召し上がりください、維織お嬢様!」
バアアンと雰囲気の壊れる音がした。



「それじゃあ、私、帰るね」
「そ、そうですわね。もう夜も遅いことですし」
ふたりを取り巻く妙な雰囲気はすっかり消え、維織は牧村からコートを受け取る。
「夕食も作ってしまったので、もうちょっとゆっくりしていかれてもいいのですが…」
「城田…あなたって人は」
328名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:50:59 ID:FQOgw3BC
冬子は、ふうと息をつく。その横で城田は維織に、「コロッケ風味の自信作ですぞ!」とビーフジャーキーを手渡していた。

「冬子ちゃん、お料理、がんばるね」
「ふふ、がんばって大波さんに自信作を振る舞ってさしあげなさいね」
冬子は、また優しく笑った。
「ほう!維織お嬢様が手料理を振る舞うと…
男なら愛する人が作るカレーなどにイチコロにされるものですぞ!」
「城田、あなたはまったくもう…」
呆れたような冬子と対比したように、城田の言葉に抜群の興味を示す維織。
維織の頭の中では、大波が自分の作ったカレーをおいしそうに食べ、自分を褒めてくれている。考えただけで眩暈がする。


「カレー…私、頑張って食べてもらう!
ありがとね、冬子ちゃん、城田さん」
そう言って維織は、雪白家を後にし、とてとてと高級住宅街を走ってゆく。
「おや、送って差し上げようと思ったのに」
「まったく…いつまで経っても目が離せないんだから、維織さんったら」



「ううう…お腹がすいた。
ここは准に投げつけられた殆ど真っ黒のバナナを食うべきか。
維織さん遅いよー…」
想われ人、ナイスガイ大波は、ひとりソファの上でのたうち回っている。それもユニフォームのままで。
冷蔵庫の在庫が切れ、食料を買い出しに行った維織が戻らず、しかも空腹で動けず、にっちもさっちも行かなくなったらしい。
「あああー、ラッキョウが食べたいー…」


「ただいま」と維織が戻ったのは、それから10分後。
ぐうぐう鳴るお腹を無視し、「お帰り、遅かったね」と維織の心配をするあたり、やはりナイスガイである。
そして大波の腹の唸りは維織の耳に届き、維織はごそごそと袋を漁る。
期待に胸を膨らませる大波の手にビーフジャーキーが乗せられ、大波はしばし考え込む。

「私…」
維織さんが自分のことを話すとは珍しい。大波は、ビーフジャーキーをくわえたまま、うんと頷く。
「カレーを作ろうと思うの」
329名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:52:20 ID:FQOgw3BC
おしまいです。外が明るいです。
ほんとなら昨日の僕の誕生日のうちに、しかももっと百合ゆりさせたかったのですが…うまくいかないものです
330名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 06:45:50 ID:oIJaE2I/
お二方とも、乙です
幕間補完型というのか、本編でもあったかもしれない話は色々と妄想が誘発されるから困る

>>329
お誕生日おめでとうございました
プレゼントに白い肉食小動物の人形でも(アレ、目ガ ヒカッt
331名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 16:10:36 ID:Q7uMB5p2
沙耶の方も百合の方もGJ!!
どれも好きキャラだから困る

>>329
ではプレゼントに赤貝ちよ子の写真集を……
あっ!きたのせんぱ(ry
332名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 17:01:23 ID:2+1Si4y0
どちらもGJでやんす!
333名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 19:31:36 ID:dCGW4e9L
らっきょうを食べたがる主人公に吹いたw

俺も何か書きたいけど、最近パワポケやってないなぁ
pcは規制されてるし
334名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 20:00:44 ID:4OspK/Z0
二人ともGJ!

>>333
パソコンがダメならケータイがあるじゃないか。俺はいつもケータイで書いて投下してる。
335名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:02:46 ID:D0890Kkv
>>329
GJ! 「大波」に誰も突っ込まないことに吹いたw
336名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:19:54 ID:O1ebI1+W
>>299
その頃には既に
337名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:21:02 ID:O1ebI1+W
>>299
既に追い忍に始末されてそうな悪寒
338名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:32:22 ID:FQOgw3BC
みなさんほんとにありがとうございます。これからちょっとでも表現力と文章力つけますね。
北乃先輩のおさがりの写真集って汚そうですよね

>>335
知り合いに大波っていう神様がいるので名前を拝借しましたw

>>337
あぁん?そのころにはケリがついて穏やかに暮らしてるはずなんだぜ?
339名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:37:48 ID:4OspK/Z0
>>338
そして俺はその妄想の元SSを書いてるんだぜ
340名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:41:07 ID:dCGW4e9L
>>334
携帯かー、それしかないかぁ
7の空k で書こうと思ってるんだが、上手く話がまとまんないや
341名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:07:33 ID:1vb9Axkt
思いつくまま書いたら案外傑作になる
342名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 07:38:11 ID:mNnHRu20
>>339
ごめん詳しく。タマちゃんのこと?
343名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 07:40:32 ID:mNnHRu20
って連レスごめん!
今wikiみたら僕のが載っててたまげたようわああ
返ったら重大すぎるミス直さなくちゃw
344名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 13:49:45 ID:IC61iTtQ
百歩譲ってSSの後書きならまだしも、雑談で自分が書き手であることを言い連ねるのは目障りでしょうがない
345名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 14:45:32 ID:unN2i7xs
>>344
すんません。以後気をつけます
346名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 17:45:21 ID:krxou1sx
まぁ良いじゃないの。
目障りなんかじゃないし、実際作りあげてくれたんだし
347名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:46:56 ID:mNnHRu20
>>344
すみません。粘着でしたね。
ご忠告ありがとうございます!
348名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:02:41 ID:NGrJcyaH
なあ

こんなの勝手に想像してろって話だけど、みんなは白瀬は処女だと思う?
349名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:24:41 ID:YeBlLabz
処女だったらいいんだけどそうは思えないな
350名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:27:08 ID:TdH9itgG
20過ぎてあんな仕事やってて処女ってのはないな
どっちでも燃える
351名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:30:19 ID:0NJHyS5p
>>348
後ろにいる隊長が教えてくれるってさ
352名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:33:08 ID:NGrJcyaH
やっぱり非処女の意見しかないか…
雨で髪が濡れたときのイベントの反応に一縷の期待をかけたんだけどな

>>351
…足音は聞こえなかった
353名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:35:16 ID:Wf2pQZs7
膜は無い。自分で破ったが経験はないイメージがある
ってこれは処女なのか?
354名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:36:54 ID:NGrJcyaH
>>353
ああ、負けず嫌いな白瀬ならありそう
それなら処女って言えるよね
でもそんな白瀬は見たくないような
355名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 01:00:19 ID:Q55gsmPF
処女だけど、厳しい訓練もとい激しい運動で破れちゃって膜は無しに一票。
そしてそれを知らずに主人公には処女だから、というも膜ナシ。
そして主人公に他の男との関係を疑われ、雨の中絶望した白瀬がレイプされるという…
おっと、飛躍してしまったようだ。
356名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 01:06:06 ID:Le2T2VQ+
芙喜子がそんなんで絶望するとは思えないが
357名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 01:17:20 ID:PpsBrLVo
俺も355の意見に1票。
しかし8主は白瀬の事を信じると思うのさ。
358名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 02:11:21 ID:NGrJcyaH
>>355
あ、それいいっすね
でも8の主人公はいいやつだから、
「こっちは正真正銘処女さ」とかなんとか言ってアナルプレイで優位にたっちゃいそうな感じがします
359名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 06:21:28 ID:4wPN6sRn
白瀬はロマンチストという設定を忘れてないか?
きっと初めては好きな人に……いや、コレは俺の妄想だが。自分のことを大人の女というあたり強がっているのかもしれない。

あるいは、ストーリー開始以前から主人公と経験済み……とか
360名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 11:10:13 ID:kNh+yeLP
ロマンチストでもしっかり現実見てるけどな。
361名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 14:28:45 ID:4wPN6sRn
いずれにせよ主人公といちゃついてれば文句はない
362名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 15:22:43 ID:0PTwnpMg
ここのSSにもあったが、依存するにを嫌う芙喜子はあんまイチャイチャしないと思うなー
363名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 15:27:40 ID:PpsBrLVo
なに、イチャイチャしたいなら水をかければいいのさ
364名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 15:27:43 ID:HGF7UbGW
上の口ではそう言ってても下の口は正直(ry
365名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 16:04:42 ID:NGrJcyaH
>>359
じゃあ昔好きな人がいてあげちゃったって可能性もある…かな
とりあえずストーリー開始からってのすごくいいっす

>>364
吹いたw
366名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 17:22:55 ID:CSAs7CZ6
これからはいきなりしても文句を言わないいやらしい(ry
367名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 20:08:10 ID:3H8JKoKi
>>365
昔から組織にいたんじゃなかったっけ。
俺の勘違いか……?
368名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 21:15:49 ID:1yeP0Tfq
きっと訓練生時代に8主と…
369名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 21:19:08 ID:NGrJcyaH
>>367
主人公と白瀬っていくつだっけ。
主人公のホッパーズ入団前に白瀬はCCRの真相を知ってたんだから長いこといるはずだよな

>>368
とんでもない環境を一緒に過ごした人たちって信じられない絆があるんですよね!なるほど
370水道局:2008/08/21(木) 00:51:42 ID:ZxbR9qJ2
>>369
確か公式な年齢設定はなかったかと。まあ20代でしょうが。

白瀬論議真っ只中、書きあがったので投下します。
10より紫杏です。
371紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:52:58 ID:ZxbR9qJ2
秋の夕陽の光で、ほんのりと朱に染まった放課後の教室。
開いた窓からは少し冷えた空気と共に、秋の薫りに包まれた風が舞い込む。
普段何気なく生活している教室も、それら自然の輝きによって普段とは全く違う雰囲気を創り出している。

そんな穏やかな空間の中に、2つの影。他には誰にも居ない。
その二人は男子生徒と女子生徒。そして二人は恋人同士。
この状況であれば、こそばゆい出来事があって当然――
「やった、あがり!あたしの勝ち!!」
「…………」
なはずだった。

『紫杏の思案』

「ふっふっふ。これで4連勝だな?」
「むむむ……」
雰囲気の良い教室で、二人はPカードに興じていた。
「くそ、あそこでさおりちゃんカードを捨てなければっ……!」
「ふふ、判断が甘かったな。しかし負けは負けだ」

振り返れば修学旅行でのPカード大会。当時の紫杏は、絶望的なまでに弱かった。
それからというもの、小波が練習相手となり、少しずつながら確実に紫杏の実力は向上している。
野球部を引退した今では、その時間を利用して練習している。
今や、皆で対戦しても引けを取らないレベルだろう。

そんな考えと共に、小波は少しの残念な想いを抱いていた。

紫杏と付き合うようになって何回も二人で街に繰り出しもしたし、男女の関係も経験した。
そして、こんな雰囲気の中、二人きりの放課後。
他愛ない話をするうちに二人の距離は近づき、そしてシルエットが重なり――
なんてシチュエーションを想像しないこともない事もない。

紫杏の抱えていた問題を共に乗り越え、
それまでどことなく距離のあった彼女とも本当に心から繋がり合えたと思う。
そんな彼女と、もっと触れ合いたい――との想いが小波にはある。

だが、現在はそんな想像とは掠りそうもない。
勿論、自分の前で楽しそうにしている彼女を見ているのは幸せだ。
自分の前だけで、様々な表情を見せてくれる彼女と一緒にいるのは楽しいし、大好きだ。
しかし、そんな彼女と男女の関係になったからこそもっと……という事だ。
372紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:54:27 ID:ZxbR9qJ2
「ふふふ、今日は負ける気がしないな。……どうした小波?」
少し考えに耽っていたこちらを心配そうに紫杏が覗き込んでくる。
「……あ、いや何でもないよ」
「そうか…?少し元気が無いようだったが……もしかして用事でもあるのか?」
「いや、本当に何でもないんだ。少し、考え事してた」
「ふむ……」
紫杏は少し何かを考えているようだったが、突然思いついた様に顔を上げる。
「よし、じゃあこうしよう。5回勝負して、もし私に勝てたらひとつだけ言う事を聞いてやろう」
「何だって!?」
紫杏の提案に思わず身を乗り出してしまう。机がかなり揺れた。

「ほ、本当か!?」
急にテンションの変わったこちらに驚きつつも、
「あ、ああ。先程から心ここにあらず、という感じだったからな。こうすればやる気も出るだろう?
 だが私が勝った場合は……同じ条件だ」
「よし、絶対勝つ!」
「ふふふ。だが、今日の私は絶好調だ」
こうして、紫杏の思案は実行された。

 ………
「む、やるな」
「紫杏の方こそ……」
4回戦を終えて2−2。
最終5回戦、
「リーチ!」
何とかこちらが先にリーチ。
しかしカードは残り僅か。このまま上がれないと得点の多い紫杏の勝ちが決定してしまう。
そして、遂にカードは残り一枚。小波はまだリーチのまま。

勝利を確信した紫杏は余裕の表情で話かけてくる。
「ふっふっふ、どうしようか……何にしようか……?」
小波は覚悟を決めてラストカードを引く。
「そうだな……ささやかな事にするか……
 うん、アレにしようか……い、いや、でもっ……」
「……紫杏」
「うん?」
「ほるひすとさおりちゃんでオール9。そして逆転サヨナラ勝ち」
「………なぁああぁああ?!」
373紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:55:23 ID:ZxbR9qJ2
翌日の朝、人影のない校舎裏。
「付けてきた?」
「あ、ああ……。ほ、ホントにやるのか?」
「そりゃ約束だから。それに言い出したのは紫杏だろ?」
「そ、それはそうだが……」
「さあ、授業が始まるぞ」
「うぅ……」

昨日の勝負に勝った小波は、とっておきの「お願いごと」をした。

それは、――ローターを挿れて一日を過ごしてもらう!〜in school〜

最初、紫杏に話した時はあまりのトンデモなさに呆然としていた彼女だったが、
「――いやいやいや!!言ってる意味が分からない!!」
首を一生懸命振って焦る紫杏に対し、さも当然といった口調で小波が言う。
「意味って……。だから、学校でローターを付けたまま授業とかを受けてもらうって事」
「えぇ!?そ、そんなの……」
「大丈夫。小さいサイズだし、自動で振動もしない。ただ挿れてるだけ」
「で、でも……」
「約束は約束だ」
「う……」

そして今、紫杏の膣内には黒光りする楕円形のボールが入っている。
「うぅぅ……」
「気になるか?」
「当たり前だ!何故こんなことに……」
「あ、そういえば言い忘れてたけど」
そう言うと小波はポケットから黒い箱を取り出し、中央部にあるスイッチを回した。
「――んあぁ!?」
突然の刺激に思わず紫杏が身を捩る。
そして小波はすぐにスイッチを元の位置に戻す。
紫杏の方は、何が起こったか分からない、という表情で体を抱きかかえるようにその場にへたり込む。
「な、な、な……」
「これ遠隔操作が出来るんだ。ちなみに強さは3段階」
「だ、だって……動かないって……」
「自動では、ね。ほら、授業行くぞ」
「え、えぇ〜!?」
状況が整理出来ていない紫杏を強引に引き連れて小波は教室へと向かった。

一限目の授業中。
教壇では教師が上手くない字で英文を書き続けている。
普段なら眠気に襲われるところだが、今日だけは違う。
紫杏の席はこちらから見て前列左。
普段から接している小波には、紫杏が落ち着かない様子でいるのが良く分かった。
ほんの些細な事だが、微妙に座る位置をずらしたり、スカートを直したり……
そんな元自治会長の様子には誰も気付かない。
試しに、そっと箱を取り出し、周りに注意しながらスイッチを『弱』に回す。
「………!」
僅かだが、紫杏の体が震えた。
ローターが生み出す音はごく小さなものであるし、教師の声もあって周りには絶対に聞こえない。
一定の間隔でスイッチを入れたり切ったりしつつ、時間は過ぎていった。
374紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:56:00 ID:ZxbR9qJ2
二限目、現代国語の授業。
これも普段なら真面目に受ける気などしないが、今日の小波はしっかりと前を向き、
優等生の様な姿勢で座っていた。勿論、紫杏の様子を観察する為。
この教師は指名した生徒に文を読ませるのが特徴だ。
次々と生徒を指名し、
「それじゃあ神条、次のページを」
「は、はい……」
紫杏が立ち上がる際、こちらと一瞬目があった。
不安げな表情ながらもその眼からは、『何もするな!』というメッセージが読み取れる。
……しかし、そんな事を言われると逆にしてみたくなる訳で。
紫杏の薄い背中を見ながら小波は再び、注意しながら箱を取り出す。

紫杏が教科書に載っている小説の朗読を始める。
「『…私、祖母は嫌いです。祖父は平凡で真面目なだけの人でしたが、祖母を大事にしていました。
 なのに、祖母は若い頃の失われた(っ!)ロ、ロマンスのことばかり…だ、だから野球部に勝って、
 欲しく、なかった……』」
ザワッ……
ここで初めて周囲が紫杏の様子が違う事に気付いた。
紫杏が朗読で躓くなんてことは殆ど無い。
普段、英文にしろ、日本語文にしろスラスラと綺麗に読んでいく。
しかし今は顔が赤く、詰まりながら息苦しそうにしている。
「『…ぜ、全部、おかしな呪いのせい、だよ。さ、さっきの話、他の人にしちゃだめ…だよ。
 本気に…する人がいるかもしれないから…』あ……」
「どうした神条、大丈夫か?具合が悪いのなら……」
「い、いえ……大丈夫、です……」
「そうか?なら次は……」

紫杏の朗読中、小波はスイッチを先程よりも強い『中』に回した。
いくら紫杏と雖も、敏感な部分への強烈な刺激に反応せざるをなかったが、
それでも最後まで読み切った根性は流石と言うべきか。
紫杏が読み終わると同時にまたスイッチを切る。
使命と刺激に解放され、椅子に倒れ込む様に座った彼女を見ながら、小波はそんな事を思っていた。

休み時間。紫杏の事を気にかけて大江と浜野が話しかけている。
「なあ紫杏、大丈夫なんか?めっちゃ苦しそうやけど」
「顔も赤いわよ。熱があるのかしら?」
「いや、何でもない。大丈夫……」
「ん〜でもなあ……小波、なんか知らへんの?」
突然振られ、小波は内心ドキリとしながらも、
「いや、分からない……体調が悪いなら無理するなよ?」
白々しくそんなことを言う。そんな小波を紫杏は恨めしそうに見ていたが。
「本当でしょうね?何か悪戯でもしたのなら……」
「いや、何も!」
今度は浜野の鋭さに驚きつつも、何とかその場を誤魔化した。

その後、小波は適当に緩急をつけながらスイッチを回したりして、
昼休み、午後の授業と過ぎて行った。
375紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:56:44 ID:ZxbR9qJ2
…………
「よし、今日の授業終わりっと……」
授業が全て終わり、腕を伸ばす。
視線を紫杏へと向けると、今度も大江と浜野の姿があった。
「ウチらこれから用事あるから付き合えへんけど、大丈夫かいな?」
「ああ……」
「無理はしない様にすることね」
「ああ……すまない二人とも……」
「んじゃ、お大事に〜」

手を振り教室を出て行く二人をぼんやりと眺めていると、いつの間にか紫杏がこちらにやって来た。
顔は赤く上気していて、目はとろんとしている。
「ん?どうした紫杏?」
「早く、帰る準備して……早く……」
周りに聞こえない、か細い声でそう言ってくる。
小波は黙って支度を済ませ、紫杏と共に喧噪の残る教室を後にした。

紫杏に連れて行かれたのは森の中。
小波はよく通るが、普通の生徒が通る事はほとんど無い。
周りに誰も居ない事を確認すると、紫杏がこちらの胸へ抱きついてきた。
柔らかい感触と、甘い香り。そしていきなりの激しいキス。こちらも拒むことなく受け入れる。
舌を絡め、吸い、厭らしく水音を立てながら、お互いの唇を求めあう。
唇を離すと、とろけきった表情で紫杏がこちらを見つめる。
「小波……あたし、もう我慢出来ない……」
「紫杏……」
「授業中も、休み時間もずっと……見て……」
そう言うと彼女はスカートを捲り上げ、すっかり濡れたショーツを露出させる。
大胆な行動に驚いたが、黙って紫杏の言葉を聞き続ける。
「こんなに濡れちゃって……んぁ」

そこは大洪水だった。
度重なる刺激によって生み出された愛液によって、白の生地はすっかり透けて秘所を隠せてはいないし、
ぴったりと張り付いた布の下、膨らんだクリトリスの形もはっきりと認識出来る。
そんなエロティックな様子を凝視しながら、思わず唾をのむ。
「んん……そんな見つめられると……」
「……奥から溢れてきてる」
「しょ、しょうがないじゃない……ショーツは何回か換えたけど……」
「それじゃあ、最後に」
紫杏のショーツを擦り下げ、小波はスイッチを『強』に回した。
「ああぁあぁああっ!!」
既に限界だった中、今日最大の刺激に耐えきれる訳も無く、紫杏は一瞬で絶頂を迎えた。
同時に、湿り気を帯びたローターが飛び出してきた。

「はぁはぁ……やっと……」
絶頂の余韻に浸っている紫杏を見ていたが、小波も小波で今日は我慢の日だった。
艶やかな表情を浮かべる彼女に対し、何度襲ってしまいたい衝動に駆られただろう。
それでもギリギリ理性が保てたのは少しは大人になったという事だろうか。
しかし、もう限界だ。
小波のそれは、服の上からもはっきり分かる程大きくなっていた。
376紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:57:51 ID:ZxbR9qJ2
それを見て、もうすっかり女の表情を浮かべている紫杏がそっと呟く。
「一回だけじゃ、足りない……ちゃんと、小波のでしてくれないと……」
「……分かった」

木の幹に体重を掛け、こちらにお尻を突き出す様な体勢にさせる。
初めてのバックという事で不安なのだろうか、こちらを何度も振り返る。
そんな紫杏の頬をそっと撫でる。
多少は安心したのか、余計な力が抜けたのが分かった。
「じゃあ、いくぞ」
「うん……」
小波は紫杏の脇腹に後ろから手を添え、腰を抱き上げる。
そして、はち切れそうになったモノを一気に挿入する。
「あ……ひゃあぁあああっ!!」
散々焦らされた上に一気に奥まで挿入されたことで、紫杏は簡単に絶頂を迎えた。
それに合わせて膣内が急激に収縮する。
「くっ!!」
あまりの締め付けに思わず意識が飛びかける。

「あ、はぁっ……あぁ、はぁ……い、いきなり激しい……」
少し苦しそうに喘ぐ紫杏。体は軽く震えている。
「ごめん。……でも抑えられそうにない」
しかし、小波の方も既に理性は保てなかった。
「え……?んっ、んあぁぁああ!!」
脇腹を抱え直し、腰を前後に動かし始める。
「あっ、あんっ、あんっ、あぁん、あぁ、あっ!!」
体を揺さ振られる動きに合わせて、紫杏が嬌声を上げる。
嬌声と肉のぶつかり合う音、そして粘膜の絡み合う音が混ざり合いながら、森の中に消えていく。
「あん、んぅ、はぁぁあっ!」
「っく!」
小波にも余裕など無い。
ペースを合わせるため、紫杏の脇腹に添えていた手をずらし、胸元に伸ばす。
ぷるぷると揺れていた乳房を、下から責め立てた。
「はぁっ、ひゃあぁあ!?」
びくっと肩を緊張させた紫杏の乳房を、強めに揉みしだく。
手の平サイズの乳房が跳ね、指の間で硬くなった突起を挟み込む。
「あ、あっ……そ、そんなぁっ……あっ、あっ、ひゃあぁんっ!!」
同時に胸も責められ、紫杏の嬌声も一層熱を帯びていく。
次第に紫杏の体から完全に力が抜けていく。
「ああっ!!んぁ、あん、はあぁああっ!!」
ほとんど抱きかかえる様な体勢で、胸を責める手を休めず、スパートをかける。
「ひゃあっ、ん、あぁあっ、こ、小波……あ、あたし、もうっ……あぁっ!!」
「お、俺も、もう……」
「う、うん、一緒にっ……あぁあああん!!」
紫杏を抱きかかえ、一番奥まで突き入れる。
そのまま腰を縦に揺すり、深奥を擦った。
「くっ!出るっ!!」
紫杏の最奥に精を吐き出す。
「あ、ひゃああぁあぁぁああん!!」
今日最大の絶頂。長く伸びる嬌声と共に、紫杏の背筋が大きく震え、細腕が宙を掻いた。
377紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:59:00 ID:ZxbR9qJ2
「……はぁん、ふっ、はふっ……」
数回、痙攣するように紫杏は肩を震わせる。
「はぁあぁ……」
気の抜けた溜め息と共に全身を弛緩させ、こちらと繋がった状態で前のめりにへたり込む。
「は、激しかったな……」
「こ、小波があんなにするから……あん、腰が砕けて……ん」
啄ばむようなキスで紫杏の言葉を遮る。
「んっ、あむ、ん……ちゅ」
唇を離すと紫杏が恍惚の表情で見つめてくる。
「本当、いきなり……」
「いや……紫杏を見てると我慢できなくて」
「も、もう……は、早くここから――」

(「でさ、ここが抜け道なんだって」)

「!?」
「む、誰か来たか」

(「ホントか?でも気味悪いな、この森…結構深いぞ」)

突然聞こえてきた他人の声に紫杏が飛び上がる。
男女が二人きり。服も乱れている――。
そんな所を見られたらどうなるか。紫杏はパニックに陥っていた。
「こ、小波!早く隠れないと!」
「まあ、確かに見れれたら大変だ」
「で、でも腰が……」
「それなら、よいしょ」
小波は紫杏をこちら向かせ、抱き上げる。
「え!?」
「よし、隠れるか」

小波は紫杏を抱っこしたまま幹の太い木の影に隠れる。
そうしていると少し離れたところで二人の生徒が歩いているのが見えた。
「よし、大丈夫だろう……って」

紫杏は今、小波の腕の中にいる。
抱っこしている状態なので、体は密着。
恥ずかしそうに頬を赤らめている紫杏の髪からの、甘い香りが鼻を擽る。
制服越しにトクントクンという心臓の鼓動も感じ取れる。
そんな状態で、先程までの感情が落ち着く訳は無かった。
「紫杏」
「え?……んむぅ!?」
紫杏の唇を求める。先程から抱っこをしたままだったが、不思議と疲れは無い。
「ん、あむ……はぁ、ちょ、ちょっと……!」
378紫杏の思案:2008/08/21(木) 00:59:40 ID:ZxbR9qJ2
生徒たちの声は徐々に近づいている。
「んん、だ、だめ、見つかったら……んぅ」
紫杏の言葉お構いなしにキスを続ける。
すっかり硬さを取り戻したモノを、露出した状態の紫杏の秘所にあてがう。
そして紫杏を支えていた力を少し弱める。
小波が、紫杏を下から貫いた。
「――――!?」
驚きと刺激によって、悲鳴に似た嬌声を上げようとした紫杏の唇をキスで塞ぐ。
小波が紫杏を抱きかかえ、下から突き上げる格好。俗に言う駅弁スタイルというものだ。
「んっ、んっ、んっ!!」
必死に声を抑えようする紫杏の口にポケットから出したハンカチを咥えさせ、ピストン運動を開始する。
「んんっ、はぅ、んんんっ!!」
「ほら、紫杏、声抑えないと……聞こえちゃうよ?」
「!!!」
近くに、他生徒がいる――。
そんな状況に紫杏が興奮しているのだろうか、中の締め付けが一層強くなった。
「元自治会長がこんなことしてるのがバレたら……」
「…………!!」
そう言いながらも腰を動かすことは止めない。
「ぁっ!ぁっ!ぁっ!」
声を上げないようハンカチを必死に咥えて抑えようとしている紫杏。
そんな様子に、小波も興奮を覚えた。
「ぁ、ぁ、ぁっ!」
「もう……」
苦しそうにしている紫杏を見て一瞬迷うが、もう抑えきれなかった。
「くっ!!」
「〜〜〜〜!!」
声にならない悲鳴を上げる紫杏。
限界まで突き刺し、精を注ぎ込むと共に、彼女を抱き締めた。

 …………
既に生徒たちの声は聞こえない。
それを確認して、崩れ落ちた紫杏に話しかける。
「行ったみたいだ。多分見つかってないよ」
「…………」
俯いている紫杏の目に涙が浮かんでいる。
しまった、流石にやりすぎたか――。
「ご、ごめん、その……」
「……小波」
顔を上げた紫杏の目に映るのは怒りの感情。こちらを突き刺す視線に思わず飛び上がる。
「小波」
「は、はい!」
「お前は……やっていい事と悪い事の区別が出来ないようだな……」
口調も会長モードに戻っている。この状態の紫杏はマズイ。
逃げようとするも、目の前から発せられる威圧感がそれを妨げる。
「きちんと教え込む必要があるようだな……!」
「ひ、ひぃ!」

その後、小波がどんな目に遭ったかは二人以外誰も知らない。

(おまけ)
「そう言えば紫杏が勝ったらどうするつもりだったんだ?」
「わ、私か!?そ、それは……その……ロマンチックに、キ、キスでも……」
「……紫杏」
「なっ!?あむっ!ん、ぷはぁ、そ、そうじゃなくてもっとロマンチックに……」
「紫杏、愛してる」
「ム、ムードも何も無いだろう!……はむぅ、って人の話を、ああぁあ――――」
379水道局:2008/08/21(木) 01:01:19 ID:ZxbR9qJ2
以上です。
…口調が一定でないので難しいですね、この人は。。。
380名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 01:05:29 ID:Yfgzi41S
うお、リアルタイム投下!ほんとにGJです!同じクラスでローターとかえろすぎる

現国のテキストにワロタw
381名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 01:14:32 ID:8qUOlrAc
何と言うGJ……!!
これから寝るというのに、おっきしてしまったではないか
382名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 02:03:01 ID:uPAvRSSM
あああGJ!!同じく寝れん
教科書ワロタwww
383名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 02:05:56 ID:vXvmLObm
乙です!毎回いい仕事してますねw

それはそうと…この教科書を作ったのは誰だぁ!(AA略
384名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:24:14 ID:1oNTvJSt
准が攻略できないのは致命的なバグ
385名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:27:06 ID:vXvmLObm
>>384
            /  \―。
           (    /  \_
           /       /  ヽ   / ̄ ̄ ̄
        ...―/          _) < ちんちん キッ!キッ!キッ!
       ノ:::へ_ __    /     \___
       |/\:::: :::: :/::: :::: \/_
      /-o-ヽ―ヽ::-o---::::(::::::::.ヽ
     |:: ̄/  /::::: ̄ ̄: (:::::::::::::) ─┼─
     |::::/  :::: :::::::::::::    ヽ/   ─┼─
      |  \`    \     /     │
      \  ------       /       | | /
        \  -       /         _/
         \____-イ
エロパロにパワポケスレがある。
これが意味するところを理解する者は幸いだ。
今すぐしかるべき行動をとれ。
わからぬ者はパンを焼け。
餡を詰めろ。
一生そうしているがいい。
386名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:28:21 ID:8qUOlrAc
ていうか今気づいたんだが、紫杏の思案て
387名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:47:52 ID:TfeeF1O4
最近嬉々として珍種AA張ってるやついるなぁ
珍種に引きこもってろよ
388名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:47:53 ID:ng89K9JC
なんつーか
ダッシュ書く人すくないな
389名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:51:32 ID:vXvmLObm
>>388チャンスじゃないか!
390名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:55:35 ID:ng89K9JC
>>389
さすがに小学生を書く度胸は俺にはない
恐らくみんなそうなんだろう 
な?
391名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:09:47 ID:r635BT7Q
俺は単にダッシュをやってない。
カード野球なんて勝てないんだよこんちきしょう
392名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:23:26 ID:Fswuv2HF
>>391
慣れればバカみたいに打てるよ
だから早くやってわんこを書くんだ
393名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 03:20:37 ID:BDbtpJA0
誰か春川先輩を書いてくれないかな?
風呂で先輩が女と分かる→ばらさない代わりにセクロス。
それか、先輩女と分かる→弱みに付け込んでレイプ
というかんじのシチュで書いてくれないかな?
男と思ってたときはバッターとして好きだったが
女と分かってからは、一人の女として好き
394名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 05:03:28 ID:c0aM8sRY
ダッシュのSSで数年後の話にしたのあったな
395名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 06:36:46 ID:KIJ8Sj58
奈桜があまりにも好きすぎてSS書こうとしたけど挫折した
誰か書いてくれぇぇぇぇぇぇorz
396名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 07:43:44 ID:r635BT7Q
諦めるな、最後までやるんだ。
自分で書くんだ
397名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 08:01:11 ID:ACPsd51E
>>393
小学生でレイプはないだろ…
あと晴川ね
398名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 21:39:42 ID:r635BT7Q
というか小学生でセクロスっていうのもあんまりないよな。
しかしわんことセクロスなら、それは獣姦になるんだろうか
399名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 21:54:04 ID:Fswuv2HF
というかさ
児ポってどうなのかな・・・?
400名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 22:10:12 ID:r635BT7Q
児童ポルノは犯罪です。
でも二次元がまだ大丈夫なら二次創作も大丈夫なんじゃない?
401名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 22:20:02 ID:Fswuv2HF
あ、まだ大丈夫だったんだ
それなら神の降臨を待つしかないが・・・
俺にはダッシュでエロをやるシチュが思いつかない
402名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 22:38:31 ID:HcXKx0rs
それでも親父なら…モモコから回し蹴りされた親父なら何とかしてくれる…!

で、実際どのへんまでしたんでしょうかね、子供のころの親父さんは
403名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 02:06:00 ID:NdgQNgQ9
>>402
かんなりエロティックな心境だったらとっくにモモコは見えなくなってるみたいなことを本編で読み取れるから、抱きつこうとしたくらいかな
でも俺の小学生時代はもっとエロかった気がする
404名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 02:30:13 ID:1q8pRm8h
晴川先輩好きって言ったのは俺
春川は普通に変換ミスだった
あと、レイプのことだけど中学生でもいいけど・・・・
ついでにもう二つの設定で書いたけど
うpしたほうがいいかな?
405名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 07:56:13 ID:CduS8/XS
しましょう。是非やりましょう。
ただしsageなさい
406名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 08:34:33 ID:NdgQNgQ9
>>404
あー、相手は主人公じゃなくていいんだった
パワポケってことで主人公以外考えられなくなってたわ
よし、うp期待します
407名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:45:27 ID:CduS8/XS
しかしもうあと100くらいで500だが……86の友子、武美、8主、9主の4Pの件はどうなってるんだろうか
408名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 19:02:43 ID:ILqu/PYU
別にここでダッシュの小説書くだけなら犯罪でもないだろ。
営利目的じゃないし趣味だし、表現の自由だしなにより二次元だろ
40986:2008/08/23(土) 20:02:57 ID:R1Zx37fU
>>407
鋭意執筆中。てかまだ話の6割くらいしか書き終わってないのにtxtファイルの容量が30KB超えてるんだが…。
410名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:23:19 ID:30lWHGXm
長編フラグ。これは期待
411名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 21:18:25 ID:NdgQNgQ9
>>409
すげー!頑張ってください!期待してますね。
412名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 01:37:42 ID:3KDLMIad
なんだ神予備軍か………

頑張って下さい!
413名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 02:10:31 ID:+ITZ0xjH
お前らも(神予備軍を)よく見とけよ
414名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 10:32:04 ID:u+jiEufB
過去の作品を見直してて思ったんだが
どうやら、俺はバッドエンドをハッピーにするのが好きみたいだ
これって邪道だろうか?
バッドもバッドで好きだけども
415名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 11:21:01 ID:x/jBW2QS
いや邪道じゃないんじゃね?
このスレはカズ、リン、ヘルガとかBESTが幸せじゃない人を幸せにしてあげたい人の集まりだし。
416名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 12:31:44 ID:FZ+ymI71
タマちゃんは言うまでもないけれど、ついででいいからインミンも助けてやって下さい……
417名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 13:33:44 ID:UvahTBlb
智美や深雪先生とか考え始めるとたいてい皆苦しんでたりする
418名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 15:38:19 ID:IBBZBRjr
あくまでパロディだから邪道なんてないと思うよ
でも深雪先生は救いようないよなあ
419名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 17:27:17 ID:1AIOwEAx
それでも救えばいい
420名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 18:07:42 ID:oB3BHc6l
真央が田西にぐちょぐちょに犯される話を書こうとしている俺はどうすれば?
421名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 19:07:28 ID:fINtE7ow
10の主×高科奈桜のSEXお願いします。
422名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 19:43:51 ID:F9sPwGmM
>>420
書いて投下すればいいジャマイカ
少なくともそれによって股間のバットが火を噴くことになる男がここに一人はいるんだから
423うどん人:2008/08/24(日) 20:10:06 ID:x/jBW2QS
タマちゃん物が書けたので投下します。
前の続タマちゃんが〜の続きと思ってくれればいいです。
あと345の発言を不快に思った方々、非常に申し訳ありません。以後気をつけます。
424名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:13:20 ID:x/jBW2QS
言い忘れましたが、多分キャラが少し壊れてます。
覚悟して見てください
425名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:14:17 ID:x/jBW2QS
 私は昨日───時間的には今日というのが正しいが───小波から酷い仕打ちを受けた。
 何をされたかなど、私もあまり口にしたくないので割合するが、私が泣くほど酷い事だったとだけ言っておく。
 しかもやった後がまた酷い。女を泣かせて、やるだけやって、そのくせ自分は熟睡し、私におぶらせるときたものだ。
 帰り道にその温もりが少し嬉しく思ったのも事実だが、それとこれとはまた別の話。女を泣かせた罪は本当に重い。
 償ってもらおうと心に誓った。昨日、小波が口にした言葉『新しい刺激』に習うとしよう。
 ならば
「私が受けた辱めを身を持って味あわせてやる……」
 どこか黒い感情に身を任せ、私は行動を開始した。


『埼川珠子の逆襲』


 作戦は朝早くから始まった。
 昨日行為をした身体で早起きするのはかなり辛いが、小波が目を覚ましたりしたら話にならない。
 音を発てないようにベッドから抜けだし、イスを一つ、そしてロープを少々用意する。準備物はこれで終わり。
 次に、小波を起こさないように全裸にする。上半身はたやすく脱がせたのだが、下半身はそうはいかない。
 悪戦苦闘しながらズボンを脱がす。………まさか朝立ちが敵になるとはな。
 ズボンを脱がしたら次は下着。薄い布を取り外すと、アレがドン!と勢いよく飛び出した。
(き、昨日あれだけ出したのにか?)
 ………どれだけ元気なんだこいつは。
 少々言葉を失ったが止まっている時間などない。衣類を全て剥ぎ取った小波を担ぎ、イスのに座らせ、手足をイスに括りつけた。
 ………準備完了。あとはこいつを起こすだけ。
「おい小波、起きろ」
「んぅ…………あと……5分……」
 肩を揺らして声をかけると、寝ぼけた様に身じろぎした。
 今はまだ分からないようだが、すぐに自分が置かれた状況に気がつくだろう。
「却下だ。ほら、早く起きろ」
「ん〜〜、タマちゃんが……厳しい……」
 小波の瞼がゆっくりと開く。起き上がろうと体を起こそうとしたその瞬間、目がパッチリと開いた。
 ニヤリ
 顔が邪に歪むのがわかる。驚いた顔で、自分の状態を確認している小波に向かって一言。
「おはよう、小波」
「おはよう…………………………ねぇ、タマちゃん」
「ん?」
「朝っぱらからだけど、少し叫んでもいいかな?」
「別に大丈夫だ」
 そう言うと、小波は大きく呼吸をし始めた。肺いっぱいに空気を補給し、最大音量で叫ぶ。
「なんじゃこりゃぁぁああああああああああ!!!!!」
 絶叫が部屋中に響き渡った。多分隣の部屋まで聞こえただろうな………近所迷惑な奴だ。
426名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:15:02 ID:x/jBW2QS
「タマちゃん、何コレ!? 罰ゲーム?!」
 ……全裸でイスに縛りつけられるって、いったいどんな罰ゲームだ。
 まぁそれは置いといて。
「まぁ簡単に言うなら、昨日お前が私を散々虐めてくれたからな? 私もお前にお返しをしようと思ったんだが……」
 そう言って、余ったロープで作ったムチをしならせる。小波の顔がどんどん引き攣っていく。
「じゃあ何? 俺にお仕置きとか体罰でもするの?」
「体罰とは失礼な」
 いくら私が怒ったからといっても、お前にそんな事を絶対にやりはしない。
「これはアレだ。お前の読んでる本にあった、確か………SMだったか? それをやってやろうと思って……」
「いや、これは違うって! これ明らかにイジメだって!!」
 頑なに否定する小波。
 ちなみにSMと言っても私の服はいたって普通だ。あんな恥ずかしい服が着れるわけがない。
「だがな小波、口では拒んでも身体の方は………」
 視線を下へと下ろす。目標はいつも猛々しい小波の一物。
 寝ている間も存分にいきり立っていたそれは………………完全に勢いを失ってしょぼくれていた。
「…………まだダメみたいだが………まぁそのうち元気になるだろ」
「ならない! 絶対ならないから!」
「大丈夫だ。常時発情期のお前なら」
 そう言い捨て、鞭を手にして一本前に踏み出す。………小波の顔色が悪いようだが………気のせいだろう。
「ふふふふふふふふふふふふふふふ………」
「止めて! お願い! 違うから! SMと体罰は全然違うからぁああ!!」
 止めるつもりなどさらさらない。止めろと言われて止める程度の事なら初めかやりはしない。
 何より、私が止めろと言ってこいつが止めた事があっただろうか?
 答えは否、だ。
「では………いくぞ?」
「ダメ! 来ないで!!」
 小波の言葉を無視して、私は鞭を振るった。

 ビシィッ!!

「痛ぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」

 バシィッ!!

「ぎゃああ!! タマちゃんお願い、止めて!!」
「………こんな時は、確かこう言うらしいな。『女王様とお呼び!』」

 バシィン!!

「ぬぁあああ!! 女王様お願いです! 止めてください!」
「えっと……確か次は…………『もっといい声でお鳴き!』だったか」

 ズバン!!!

「ぐぉあっ!! …………タマ……………ちゃ…」

 ビシッ!バシッ!バシン!ズバッ!バン!

「か、は……………………」

 ズバンッ!バシュッ!パシンッ!ビシュッ!ズバァアン!!ドゴッ!バキッ!グシャッ!

「……………………………」
「………ん?」
 声が無くなった。小波の様子を確認してみる。
「小波…………?」
「………………………」
 返事はない。完全に気を失っていた。
「おい、小波!?」
 慌てて鞭を放り捨て、意識の無くなっている小波の介抱を早急に開始した。
427名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:15:43 ID:x/jBW2QS
「ううう……………タマちゃん……酷い」
「あ〜〜…………本当にスマン、悪かった」
 あの後、身体を揺すったり応急処置をしたりすると小波は直ぐに意識を取り戻した。取り戻したのだが────その後が問題だった。
 イスから解放されると、私に背を向けて体育座りでさめざめと泣きだした小波。
 なんと後味の悪い事だ。
 ………………まぁ、自業自得なのだけど。
「うう………こんな身体じゃ……練習なんて行けない…………」
「ああ、休んでいいから。私と特訓していると言っておいてやるから」
 今だに人差し指で『の』の字を床に書き続ける小波に向かって言う。
 確かに体中に痛々しい傷痕を付けていては、練習どころではない。もし人に見られたら大変な事になるだろう。
「許せ……………とは言わんが………本当に悪かった」
 小波はこういう事をいつまでも根に持つ様な奴ではないが、今回は全面的に私に非がある。
 感情に流されるがままに行動してしまい────結果、小波を傷付けてしまった。
 やはり、償うべきだろう…………いや、償わなければいけない。
 少しの間考えて、私は小波に言った。
「詫び……………にはならんかもしれんが………何か好きな事をしてやるから」
 何か物をやる───でもよかったのだろうが、何か味気無いものがあるし、物ですむ問題でもないだろう。『物より思い出』とは、正にこの事だろうか。
 馴れない事だが、料理でも作ってみるかな─────とか、考えていると
「………………何でも?」
 小波が突然泣くのを止め、ゆっくりと立ち上がった。
 私に向けたその背中にすさまじい気迫を感じる。
「好きな事………………何でも?」
 まずい。
 そう思った時には、もはや後の祭り。いつの間にか距離を詰められ、肩を掴まれて逃げる事ができない。
 私の瞳に、欲望に燃えた小波の目が映る。
「あ〜〜…………一つだけだからな?」
 せめての妥協案。………あまり意味がないかもしれないが。
「わかったよ。じゃあ、まずは買い物に行こうか」
「? そんな事でいいの…」
「で、その後は……」
「いや、一つだけと言ったんだが……」
 結局妥協案など完全に無視され、服を着た小波に手を引かれるがまま、私達は買い物へと出掛けていった。
428名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:16:27 ID:x/jBW2QS
 買い物の内容はダイジェストで説明する。
 私が買ったのは食料などの生活必需品であり、特にたいした物ではない。小波も初めのうちは服やスポーツ用具など、至って普通の物を眺めていた。
 ………そう、初めのうちは。
 そしてその時はやって来た。
 続いて私が連れて来られたのは、マニアショップとはまた違った怪しい感じの店。あれ以上に悍ましい雰囲気が周囲に漂っている。
 中で何を購入したかは、その内分かるだろうから省略する。中での出来事など正直思い出したくもない。
 そして話は現在に移る。

「おい、小波…………」
「ん? なぁに?」
 時と場所は移って、今いるのは私のアパート。購入時から言いたかった質問を小波に投げかける。
「いったいコレは何だ?」 震える手で小波の購入物を掴み、本人の目の前にさらけ出す。
 手の先で青い布がヒラヒラと揺れている。
「何って……………服だけど」
「分かった、質問を変えてやる。これは何をする服だ?」
 服とは人が外に出る時に着る『衣装』だ。しかし、これは絶対に『衣装』などではない。こんな物を着て外に出る奴なんていないだろう。
 ────警察官の服なんて。
「まぁぶっちゃけて言うと、それを着たタマちゃんとヤりたいな〜って思って」
「お前の頭の中はそんな事しかないのか!」
「着たまま帰ってもらおうとも思ったんだけど、タマちゃんもさすがにそれはキツいと思ってさ」
「………………そんな事させられたら、多分私また泣くぞ?」
 改めて手に持ったそれを見る。心なしか一般のこれよりスカートの裾が短いような…………いや、間違いなく短い。
 こんな恥ずかしい服、本当に誰が好んで着るのだろうか。
「じゃあ早速、タマちゃん着てください!」
 悪魔の宣告が私を襲う。
「断る。何故私がこんな恥ずかしい格好を……」
 私がここまで言うと、小波がある所を指差した。
 指の先を追う。そこにはイスにロープに鞭───朝の惨劇の跡が広がっていた。
「…………………こ、今回だけだからな」
「やったー!」
 ……今回の事もそうだが、もしかして私は一生こいつに勝てないのではないか………?
 これからの生涯に不安を覚えながら、私はこの服を身につけた。


 …………着替え完了。


「おおおおおおおおおおお!!」
「………そんなに凝視するな……バカ者」
「タマちゃんイイ! 恥じらってるところが、またイイ!」
(こ、これは恥ずかしい……)
 こんな格好、もはやバカでしかないではない。
 しかもこのスカートはいくらなんでも短かすぎて、少し動けば下着なんてまる見えになってしまう。
 不安に思うその辺りに、視線が集まるのを感じる。
「さて、よいしょっと」
「わ、わわわっ!」
 小波が近づいたと思うと、私を軽々と持ち上げた。どこかの姫を運ぶ様に丁重に運び、行き着いた先はベッドの上。
 優しく置かれ、頬を撫でられる。
「タマちゃん……」
「ん……………」
 近づく唇。私達は口づけを開始した。
429名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:18:28 ID:x/jBW2QS
「ん………んん……」
 唇が熱い。何の味かよく分からないが、好ましい味が口の中に広がる。
 一度、二度、三度と触れるだけの優しい口づけが繰り返される。耳に届く呼吸音、目を閉じているのに小波が近くにいると分かる。
「タマちゃん、両手上げて?」
「ん? ……分かった」  小波の言葉に何の疑いも持つことなく言われた通りに両手を上げた。
 そして再び始められる口づけ。今度は舌を使った、大人の激しいそれだった。
「ふ………ぁ、ん……………ん?」
 手首に違和感を感じる。何かが絡まっているような、そんな感じ。
「何………だ?」
 体を捻って上を見る。
 小波がベッドに両手を括り付けていた。
「ちょっ、コラ! 小波!?」
 小波に向かって吠える。だがあいつは相変わらずの調子で言い返した。
「いや、普通にヤってもいいんだけど、せっかくタマちゃんがそんな格好してるんだから
雰囲気は大切にしないとね。テーマは『悪人に捕まった女警察官』って事で」
「止めろ小波、これを外せ!」
「あれ? タマちゃん結構ノリノリ……」
「違う! 本気で嫌がってるんだ!」
 何とか外そうと体をよじる。このままいくと、昨日、今日と二日連続で縛られた事になる。何が嬉しいものか。
「ん〜〜でもタマちゃん、朝止めてくれなかったし……」
「それは普段お前が止めないから………………んんっ!」
 言葉が途切れる。小波が私の胸をまさぐっていた。
 服の上から少し強く揉まれ胸の形が変わる。抵抗しようにも身動きは取れない。
「んっ、は…………あぁ」
「大丈夫、昨日みたいに誰かに見られる心配はないから」
 それ以前にお前の行動が心配だ。調子に乗って足まで縛る、とかやりかねん。
 胸の刺激に耐え、何とか逃れようと必死に体を捻る。
「♪〜〜〜〜〜」
「………………どうした?」
 何故か至極ご満悦の小波。
「タマちゃんが動くとさ、スカート短いから下着がこうチカチラと……」
「なっ!」
 慌てて下を見る。スカートが捲り上がってショーツがまる見えになっていた。
 隠そうと手を動かすが、動かない。下半身に熱い視線を感じて、体中が熱くなる。
「そ、そんなに見るな! 見慣れているだろ?」
「いや違う! 違うんだよタマちゃん!」
 力強い声。………できれば別の場所で聞きたかったが。
「チラリズムは神秘なんだよ! 脱がして見るのもいいけど、俺はこっちの方が好きだ!」
 そして力説。男というのはよく分からん。
430名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:19:16 ID:x/jBW2QS
「そう言う訳で……」
 小波が私の方を向いた。ギラリと光る瞳、本能的に足を閉じる。
「じっくり見せてね」
「わっ! おい、コラ! やめっ…………んんっ!」
 抵抗虚しく、強引に足を開かれた。できた隙間に身体を入れられ閉じる事が出来ない。
 そして膝を持ち上げられ、足の裏がベッドにつく。属に言うM字開脚の状態。
「あっ!………たの、む………恥ずかしい……から……」
 最後の辺りは消えるような声だった。
「もっと恥ずかしい体位でした事もあるのに?」
「恥ずかしいものは………恥ずかしいんだ……!」
 思わず顔を背ける。こんなの私のキャラじゃないだろう。
「でもさ、もっと恥ずかしい格好になるんだけど」
「なっ!」
 再び襲う悪魔の宣告。今の私に逃げる術などない。
 服のボタンが外され、下のブラが露にされる。そしてそれも上にズラされ、胸が外に露出した。
「何で………服を脱がさない」
「脱がしたら服の意味がないからね」
 そう言って胸を触り始める小波。円を描くように揉みながら時々乳首を摘んでくる。
 しかしこの状況……映画とかでよく見る、犯される直前の警察官と犯人にそっくりじゃないか?
「ん! は…………くんっ!」
 胸感じるヌルヌルした感触、おそらく小波の舌。乳首の周りを丹念に舐めていき先端でその中心を弾く。
 噛み付かれ、吸われ、全身の力が抜けていく。
「あ、ああ…………あああっ!」
「ん〜、やっぱりまだ母乳はでないね」
「孕んで、ないんだ、から……当たり前、だ」
 ………まぁ何度も危ない時はあったが。
「んんっ!?」
 そんな事思っていると、突然股間に刺激が走った。指で撫でるだけの優しいものだが、敏感な所だけに刺激は強い。
「やっ! あ゙っ! やぁっ!」
 しかしそこを何度も擦られる。ショーツに形作る筋に沿って、何度も何度も何度も何度も。
「あ゙っ! うぁ………あっ! あ゙あ゙あ゙!」
 指が動く度に身体が震える。蒸れているのだろうか、股間の周りが熱い。
 そして蒸れているのなら、私のアソコはもう完全に濡れているのだろう。
「タマちゃん、もうパンツグショグショであそこ透けちゃってるよ?」
「うぁ゙………だか、ら……言うな……と」
 分かってはいても、口にされると異常に恥ずかしくなる。
 言葉だったり格好だったり、こいつは私を辱めるのが本当に好きらしい。
「それじゃあ、脱がすよ」
「………へ? お、おい!」
 私が声を出した頃には既に半分以上脱がされていた。ただしスカートは穿いたまま。
 最後まで剥ぎ取られるショーツ。小波に凝視された後、それが宙を舞った。
431名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:20:03 ID:x/jBW2QS
「おお……こういうのもいいな……」
 舌で舐められるような視線が全身に走る。
 今の私は手を縛られ、服は開けて、生殖器を完全に露出しているただの女。もういつ犯されたって可笑しくはない。
「はぁ………ぁ……はぁ……」
 息が荒い。身体も熱い。そのまま何もしないでいると、小波が股間に顔を近づけてきた。
 自分であそこの様子を見る事はできないが、大体予想はできている。
「ふぁっ!」
 息が吹き掛けられる、たったそれだけで体中に電流が走ってしまう。
 更に強くなる吐息。顔を限界まで近づけてきた。太股に小波の顔が当たる。
「タマちゃんのココ、凄い臭い」
「う…………あ、うああ………やぁ…だ…」
「愛液でベタベタになって……舐めてもきりがないね」
 顔から火が出るとはこんな時に使うのだろう。もはや声も出ない。
 そして股間を襲う刺激。指とは違う柔らかい物が侵入してきた。
「あ゙あ゙あ゙! やめっ………きた、ないっ!」
「大丈夫。綺麗だしおいしいよ」
「や……あ、ぁぁあああ゙あ゙っ!」
 私の中で舌が動き回る。奥に入り掻き回し、私の中を壊していく。
 舌が抜けたと思うと、液体を下品に飲むような音が聞こえた。愛液が吸い取られていく。
「あっ! う………ぁああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!……………あ………ぁ………」
 軽く頂点に達し身体が硬直する。股間が緩む、何かを噴き出してしまった。
「ぁ…………ぅぁ………」
「………これが、タマちゃんの味………」
 互いにぼーっとする二人。ただし私は動けないでいるが、小波は今にも襲おうと臨戦体制だ。
 存分にそり立った生殖器を私の入り口へと動かしている。
「タマちゃん、いくよ?」
「………え? いや、まっ……」
 言葉を言い切る前に、衝撃が全身を走った。
「うあ゙ぁ゙!! んんっ! あ゙あ゙あ゙!!」
 腰を掴まれ一気にアレが私を貫いた。さっき達したばかりなので、敏感過ぎてしょうがない。
「あ゙あ゙あ゙!! や、ぁ………ゔあ゙ぁ゙!」
 また軽く飛んだ。小波が私の中を動く度に快楽の波が押し寄せる。
 絡み合う肉体。刺激で頭が可笑しくなりそうだ。
「ゔぁ…………あ、うあ!?」
 身体が回される。俯せにされ、お尻を突き出した体制になった。
「や、恥ずか、しぃ!!」
 再び貫かれる。しかしさっきとは違い、深くまで入りこんでくる。
 しかもこの体制では、お尻の穴までまる見えではないか。
「うあっ! ああ! ああああぁぁぁぁ!!」
 無意識に手を固く握る。獣のような体制で犯される私。それでも快楽を受け入れる私。
 口からあそこから液体が溢れ、ベッドを汚していく。
「タマ、ちゃん……やば、い」
「こ、こわ! あ゙っ! れ、る! ぁあ゙あ゙!!」
 小波のアレが膨んでくのが分かる。私なの中で欲望を吐き出そうと暴れ回る。
 マグマの噴火の前触れ。秒読み体制に入った。
「うあっ! はあっ! あっ、あっ、ああぁ!!」
「鈴……霞、いくよ!」
「!!」
 名前を呼ばれると体中がときめく。刺激が倍になった感覚。
 激しく頂点に達し、小波が中にぶちまけられた。
「んぁ!! あぅ、ああああああぁぁぁぁ、ゔああぁぁ゙あ゙!!」
「うあぁ………あ、あぁ……」
 中に感じる熱い液体。抱きしめられる体。互いの生殖器が締め付け合う。
 硬直が解けて力が抜ける。その場に倒れるように寝転ぶと、小波も上に覆いかぶさってきた。
「あ…………あぁ……」
 体に力入らない。おそらく小波も同様だろう。それに、例え力が入っても、動けないのなら同じ事。
(………しばらくは……このままでいるか)
 そう結論づけて、小波の腕を枕にして目を閉じた。
432名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:22:17 ID:x/jBW2QS
「…………この………バカ……!」
 それからしばらくたった後、私が目覚めた時には既に小波も目覚めていた。
 とりあえず真っ先に頭に浮かんだ言葉を放つ。
「へ? えっと……よく分からないけど……ゴメン」
 怪訝そうな小波。何故怒られているのか分かっていないらしい。
 だが私は更に言葉を繋ぐ。
「ドS、変態」
「いや、それは……」
「何か文句があるのか? あれだけ散々好き勝手やっておいて」
「ゔ…………………」
「万年発情期、縛りプレイ好き、制服マニア」
「ゴメン。すいません。許してください」
 ここぞとばかりに反撃する。やはり、やられっぱなしというのは性に合わない。
 責められる苦しみをお前も味わうがいい。
「悪いと思っているならコレを外せ、今すぐに」
「あ、うん」
 いそいそと動き出す小波。紐が解かれ、ようやく腕の拘束が解かれた。
「まったく………見ろ、跡が付いてしまった」
 腕を伸ばして手首を見せる。そこには縄の縫目が赤々と付いていた。
「それは………本当にゴメン」
「いくらなんでもやり過ぎ……」
「でもね、タマちゃん」
 私の言葉を小波が遮る。停止した私に、上半身を開けて一言。
「俺はそれが全身に付いてるんだけど」
「うっ!」
 鞭の嵐、朝の光景が頭を過ぎる。
 このままではマズいと、話題をそらした。
「と、ところで聞きたい事があるんだが」
「…………ごまかした。今すっごいごまかした……」
 小波が何か言っているが気にしない。
「え〜と………だな……」
 頭をフル回転させて言葉を探す。
 小波に聞きたい事、小波に聞きたい事、小波に聞きたい事───
「!! そうだ、お前………何でやる時はあんな執拗に私を責めるんだ?」
 咄嗟に浮かんだ疑問、しかし確かな疑問。
 普段のこいつはそんな風に見えはしない。どちらかと言うと正反対の人間に見える。
 だが、いざそんな雰囲気になると人が変わった様に責めてくる。何故なのか分からなかった。
「ああ、それはね───」
 そう疑問を浮かべる私に向かって、小波はあっけらかんと言った。
「責められてる時のタマちゃん、すっごく可愛い顔するから」
「…………………」
 ……何だこの気持ち。今なら鞭一撃でこいつを気絶させれそうな気がする。
 ではあれか?小波は私の表情を見る為に、毎回あんなに責めていたと言うのか……?
「こ、の…………!」
 理解は出来ても納得できない。黒い感情が再び私を支配する。
 まぁ今日みたいな例があるから、流石にあんな事はやらない。
 が、仕返しはたっぷりとやらせてもらおう。
「小波………………お前、明日球場の周回100周な?」
「えっ?! なんで!?」
「お前は選手、私はコーチ。練習メニューを考えるのは当然だろう」
「いや、だからって100周は多過ぎ……」
「100周な?」
「絶対無理だから! 丸1日終わるって」
「100周な?」
「タマちゃん、それはパワハラ……」
「ひゃ・く・しゅ・う・な!?」
「タマちゃん〜〜……」
 苦しむ姿をとくと見せてもらおうじゃないか。
 うなだれる小波のその頭を、励ましの意味も込めて優しく撫でた。
433名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:23:25 ID:x/jBW2QS
以上です。お目汚し失礼しました。
434名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:42:59 ID:0hMoGtho
グッジョーーーブ!!!!!

前のカラオケボックスの続編かい?
435名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:09:18 ID:1AIOwEAx
ミニスカポリスを提案した者ですが最高です
436名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:56:23 ID:UvahTBlb
うわあああああタマちゃんきたーーーーGJすぐる!!!!
貴方でしたか!やはり貴方とは話が尽きるまで語り合いたい!!!

鞭ワロタwwwのの字とか懐かしいなぁーミニスカポリス想像して萌えた。そう、恥じらってるのが良いのだよ!
拘束とか色々詰めて頂いて満足です!そしてまさか例の球場ジンライコーチ責めフラグ?とか色々妄想してしまったww
何はともあれタマちゃんGJでした!!
437名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 22:58:54 ID:OZPsJW6V
GJです!ひょっとして>>281ですか?
「捕らわれの」ネタをやってのけるとはさすがです!

あと>>345について、作者が作品について語るのは悪いことじゃないと思うので、タマちゃんについて語っちゃってくださいw
438名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:09:36 ID:29PdbQHb
>>437
煽るなよ…
タマちゃんについて語りたいなら別のところでやれ
439名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 03:42:34 ID:VgvaOgx4
おいおい
あのキャラこのキャラの魅力について語る事は否定・禁止してない
誤読しているぞ

ただ、作者ということをかさに着て、甚だしくしゃしゃり出るのは控えて欲しいってだけで


さて、インパクトの割には話題に登ることが少ない、テラーとかヒヨリンとかピンクについてry
440名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:06:46 ID:wvuDliqN
>>439
10裏のピンクは可愛かったよな…そばかすとか。

しかし、彼女に抱き締められたら
2つの意味で昇天するしorz
441名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:24:09 ID:a/vGll9d
作者じゃないのに語ってしまって悪いね
タイトルに『〜逆襲?』って?ついても良いと思ったよww
442名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:49:22 ID:C4CO/o7/
>>441
寧ろ作者以外が語るほうがいいと思うけどなw

あのピンクは裏だけの設定じゃないんだろうか
そうじゃなかったら7のピンクが憎たらしくなくなるから不思議
443名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:49:45 ID:gUb7fXSs
ヒーロー戦で花丸が勝つ。↓
ピンクとブラックだけ残り白石とか湯田にまわされるとか。
444名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:42:21 ID:91aV45SN
ブラックだけが特別、とか赤が言ってたが
7主人公の思念や大神・ジャッジメントの科学力からすると
そんなのは屁でもないぜ

というかCCRは普通にオレンジ解剖してたしな
445名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 19:33:07 ID:VEkqLcsp
オレンジが捕まったあとってピンクはどっかで身を潜めてるのかな

つか、実態があるのってブラックとイエローとあと誰だっけ?
446名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 20:23:09 ID:wwOfhM8d
ニートの姐さんが大神の研究員にまわされるSSマダー?
447名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 01:35:49 ID:mni1tBkt
パワポケでニートと聞けば智林昭しか思い浮かばない不思議。
448名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 01:42:19 ID:sNLcUJwz
働く気がないという点では9の主人公だろ
449名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 02:35:09 ID:pnZ1C2R0
9主はニートじゃないよ
風来坊だよ
450名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 02:42:30 ID:2AWmWsl+
風来坊はハーレムの素質アリ
451名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 04:55:32 ID:OtzsMaHl
9主は米屋やカレー屋でちゃんと働いてるだろ。

喫茶店で無料コーヒー飲んでたり、レストランのあまりものもらってたり、
劇団に入り浸ってたり、漢方薬屋で一日中ゴロゴロしてたりもするけどさ
452名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 08:24:28 ID:P4D9gB81
>>451
人はそれをプーと呼ぶ
453名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 10:49:24 ID:F9z3LmKe
おなじく智林昭雄兄さんしか思い浮かばない
454名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 12:34:10 ID:TnZL4J0z
つまり風来坊と書いて『ぷうらいぼう』と読むと
455名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 13:06:57 ID:s/D1pqP5
>>454
誰が上手いこと言えと
456名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 16:13:50 ID:GIXZmSFo
うわっ、…ここエロパロ板だよな?
レス見てて思わず確認しちまった
457名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 17:23:04 ID:gDzwRNYa
話を戻すにはピンクがまわされるSSを誰かが書けばいいんだな
458名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 17:57:50 ID:pnZ1C2R0
『 ピンクハード 』

正義の為にドマグニーに潜入するピンク。
だが、それはギャスビゴー星人の巧妙な罠だった。

「ピンクの両腕は 私に崩される為に築いてきたんですものね」
「いつもの力が出せれば…こんなギャスビゴーなんかに…!」
「よかったじゃないですか 機械のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、ワクチンを用意しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「ピンクの生おっぱいゲ〜ット」
(いけない…!リミッターが外れかけになってるのを悟られたら…!)
「生ピンク様の生乳を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、覆面に当たってしまったか。甘い痺れがいつまでもとれないだろう?」
459名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 18:11:09 ID:ntjmasBg
弾道がマイナス4ぐらいになったわ…
460名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 19:18:33 ID:s/D1pqP5
>>458
それなんてクリムゾン
461名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:12:04 ID:gDzwRNYa
クリムゾンワロタw
462名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:57:23 ID:RuI8a8Ho
投下させて頂きます
463名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:58:05 ID:RuI8a8Ho
10月の終わり、工場の命運が懸かっていた市役所の市民課との試合に見事勝利した小波はすぐに沙耶に電話をかけ、
工場、ひいては自分の無事を報告した。

「もしもし。」
「もしもし、小波さん?お父さんから聞いたよ!試合、勝ったんだって!?」
「うん。とりあえず、これで工場の立て直しの目処が立ったよ。」
「よかった……また、小波さんの島送りがかかってたんだよね?
小波さんと離れ離れになるのなんて、絶対イヤだもん。」
「約束したでしょ?絶対勝つって。」
「まあ、そうだけど…でも、小波さんにも分かってほしいな。ほんと、試合の日は毎回ハラハラしてるんだから。」
「ごめんごめん、心配かけてちゃって。……それで、明日はどうかな?」
「明日?ええと、午前中は部活があるから、午後からなら大丈夫だよ。」
「分かった。じゃあ、いつもの喫茶店でいいかな?」
「うん、いいよ。じゃあ、また明日!」

任務の達成がようやく見えてきたことはもちろん嬉しかったが、沙耶との関係を守れたこともそれと同じくらい嬉しい。
だが任務の達成は同時に未来に帰還するかどうかの決断に迫られることも意味する。
いつまた時間犯罪が起きるのか分からない以上、タイムパトロールの一員としては帰還するべきなのかもしれない。
しかし、今のこの生活もまた捨てがたいものであり、今では馴れ親しんだこの時代で一生を終えたいとすら思える。
もっとも、任務の達成が現時点で確約されたというわけでもなく、時間犯罪者によって改変された歴史における和桐製作所が
閉鎖される日まではまだ数ヶ月ある。とりあえず今はその日が来るのを慎重に待ちつつ、この時代での生活を楽しむべきだ。
電話を切った後、小波はしみじみとそう思った。


翌日の午後。いつもなら沙耶が先に来ていることが多いのだが、今日は珍しく沙耶の方が遅れてやって来た。

「お待たせ!ごめん、ちょっと家で探し物していたら遅くなっちゃって。」
「まだまだ時間はあるから大丈夫だよ。さあ座って。」
「うん。じゃあ、今日もたっぷり話そう!」

勉強のこと、部活のこと、友達や先輩のこと、そして以前はあまり話さなかったが、
あの日、この喫茶店で社長と鉢合わせしたあの一件以来、少しずつ話すようになった家のこと…
他愛のないことを話しているうちに時間はあっという間に過ぎていった。
時計を見ながら沙耶に告げる。

「沙耶ちゃん、そろそろ行こうか。」
「うん。」

これを合図にして、二人は喫茶店を後にして、いつものようにホテルPAWAへと向かっていった。
464名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:58:26 ID:pxYkXIL9
リアルタイムktkr
支援支援ww
465名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:58:43 ID:RuI8a8Ho
ほどなくホテルに到着し、部屋を決める。今では二人はすっかりここの常連となっていた。
部屋に入って開口一番、沙耶が思いがけないことを言った。

「ねえ、小波さん、その…最近、あたしたち、ちょっとマンネリしたりしてないかな?」
「えっ?…」

沙耶の言葉に少なからず動揺してしまう小波。ひょっとして自分のセックスは飽きられてきているのか。
男として、沙耶の言葉は少し堪えるものがあった。

「あっ…ごめんごめん、別に小波さんを責めてるわけじゃないの。
ただ、この前、先輩が『やっぱ何度もヤってると、新しい刺激がないとどんなカップルでも
マンネリ化は避けられないものよ』って言ってたからちょっと気になっちゃって…」
「あっ、そうなの…」

小波の顔色を見て、慌ててフォローする沙耶。それを聞いて小波は少し安堵した。
すると沙耶は自分のカバンを開け、何かを取り出そうとしている。

「えへへ、そういうわけで今日はコレ、持ってきちゃった♪」
「そ、それは!?」

そう言ってカバンから取り出したのは、普段沙耶が学校で着ている制服だった。
小波はすぐに状況を理解した。そう、これから制服プレイをしようというのである。
さっきの話からするとどうやら沙耶の先輩の差し金のようだ。
成る程、確かに新鮮で良いと思ったが、しかしここで小波にある懸念が生じた。

「…でも、もしそれ汚しちゃったりしたら、マズくない?明日も学校あるんだよね?」
「あ、平気平気。これ、夏服だから。それに、もし汚れてもすぐ水で洗い流して、
クリーニングにでも出せば大丈夫だって先輩も言ってたし。だから心配しなくていいよ。」
「そ、そうなんだ……わかった。じゃあ、やってみるか。」
「うん!」

懸念も払拭されたところで、二人の新たな試みが始まった。
さっそく制服に着替える沙耶。しっかり黒のハイソックスまで履き、準備は整った。
466名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:59:29 ID:RuI8a8Ho
「ど、どうかな?」

自分から制服を着ることを提案したものの、今になって何となく恥ずかしく思われて
沙耶の胸はいつもよりドキドキしている。

「おお、すごい似合ってるよ!ほんとかわいいって!」
「ええー、なんかベタ過ぎじゃない、それ?…まあいっか。」

そっけない言葉とは裏腹に沙耶は少し照れながら笑みを浮かべる。
まずは二人ともベッドに横になり、抱きしめあいながら口付けを交わす。
成績優秀でスポーツも得意な沙耶は性行為に関しても例外ではなく、
回数を重ねるごとに初めてのときとは見違えるほどに上達していた。それはキス一つにも表れていた。
互いの口に舌を入れ、絡ませながら涎液を混ぜ合わせ、どちらのものともつかなくなったそれを飲み下す。
長い長い接吻を終え、離れた口からは涎液が糸を引き、滴り落ちた。

「……むはぁ…、沙耶ちゃん、ほんとキスが上手いね。」
「えへへ、キスだけじゃないと思うよ。」

そう言うと身体を起こし、仰向けになった小波の足に跨った。
そしてカチャカチャとベルトの金具を外し、ズボンを下ろして、小波のパンツに手をかけたところで沙耶がつぶやいた。

「…なんか、これって犯罪チックだよね。たまにニュースでやってるみたいな。」

ドキリとする小波。ただ制服を着ているというだけで、こうも背徳感が増すものなのか。

「…沙耶ちゃん…それはちょっと笑えない冗談だね…」
「大丈夫、言ってみただけだから、あむ、ひんふぁいひあいへ…んむ…」

イタズラっぽく笑いながらパンツを下ろし、そして小波の一物に刺激を与えていく。

「んんっ…んふぅ…んむ…」

亀頭を口に含み、ぐるりと舌を一周させたり、先をつついてみたり、裏スジを重点的に舐めたり…
色々な動きで小波を攻めていく。
これらに加え、右手で竿を軽く扱き、左手で玉をさすってくることも相まって、小波の一物はあっという間に
最大限まで膨張し、ビクッビクッと脈を立てはじめる。

「う…くっ…ああ…」

堪らず呻く小波。そのまま沙耶の攻めは続く。

「んむっ…んんっ…」

小波の声を聞いて、自分自身の興奮も高まってきていることを感じつつ、
攻めのペースを上げていく。

「あぁ…ぅう…く…沙耶ちゃん、…そろそろ…」

いよいよ我慢の限界が近づき、射精の意思を伝える。
沙耶は小波の一物を咥え、スパートをかける。

「う…うぅ…くぅっ!!…」
「んんんっ!…んん…ん…うぅ…」

間もなく絶頂に達し、ビクン、ビクンと脈を打ちながら、小波の一物から沙耶の口の中に勢いよく精液が吐き出される。

「うぇぇ…やっぱ変な味がするね…」

独特の臭気に軽くむせながらも、なんとかそれを飲み干し、苦笑いする沙耶。
唾液と混じり、口からこぼれた精液が制服の胸元に落ちた。
467名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:00:09 ID:RuI8a8Ho
口元の精液を拭いてやった後、今度は小波が沙耶をベッドに押し倒す。
制服のボタンに手をかけ、一つ一つ外していき、はだけさせる。
ブラも丁寧に外すと、沙耶の乳房が露わになる。
そのまま左の乳房にむしゃぶりつき、左手で右の乳房をこねくり回し、
たまに少し強めに乳首を摘み上げたり、甘噛みしたりする。

「んん…うぅん…あん!…」

その度に沙耶は敏感に反応し、嬌声を漏らす。
次に右手をスカートの中に入れ、ショーツを指でなぞってみる。
既にそこは外から触っても分かるくらいに濡れそぼっていた。
すかさずショーツに手を突っ込み、中をかき回していく。

「ひあぁ!…あぁ!…んん!…いやぁ!…」

上だけでなく下からの刺激も加わり、ますます乱れていく。

「ああ!…小波さ…ん!…く、口で…してぇ!」

身体を震わせながら、堪らず小波におねだりしてしまう。
小波は身体を沙耶の下半身の方へと移し、すっかりビショビショになったショーツを脱がせる。

「おぉ…すっごい濡れてる…」
「はぁ…はやくぅ…」

沙耶にせかされ、小波は雌の匂いが充満するスカートの中へ頭を入れ、ドロドロになった沙耶の秘所を指で広げ、
舌をねっとりと動かしていく。舐めれば舐めるほどに溢れる愛液を小波は淫靡な水音を立てながら舐め啜った。

「はあん!…ひぁん!…い…いい…よぉ…ああ!…あああん!!…」

指とはまた違った感覚に喜び咽ぶ沙耶。
ほどなくして、小波の頭を抱えながら、軽く絶頂を迎えた。
そして一度目の射精後、萎縮していた小波の一物もこの頃には完全に復活し、反り立っていた。

「沙耶ちゃん、そろそろ本番…いくよ」
「……あ、う、うん…ちょっと待ってね…ん…んむ…」

しばらく余韻に浸っていた沙耶は小波の呼びかけで我に返った。
そしてカバンからコンドームを取り出して口に咥え、小波の一物を飲み込むようにしてそのままコンドームを被せた。
468名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:00:49 ID:RuI8a8Ho
「小波さん、今日は…あたしが上になろうと思うんだけど…」
「うん…いいよ。」

そう言いつつ小波ははだけていた沙耶のワイシャツを剥ぎ取る。
上半身裸で、スカートと黒のハイソックスだけになった沙耶は、まだ荒い息のまま膝立ちになって小波の下半身に跨った。
ゆっくりと腰を下ろし、天を仰ぐ小波の一物を包み込んでいく。

「ッッ!!んん、くぅ…」

根元まで飲み込んだところで小波のがっしりとした胸板に手をついてバランスを取り、腰を動かし始める。

「あんッ!…ふあっ!…ひぁあッ!…」

腰を動かす度に、入り口では沙耶の肉芽が小波の陰部周辺と擦れ合い、
中では小波の一物がゴリゴリと沙耶のGスポットを擦りながら圧迫している。
すぐにでも意識が飛んでしまいそうだった。
沙耶の膣の締め付けはますますキツくなり、小波も気が遠くなる。

「ああんッ!ふあぁんッ!あああんッッ!!」
「くッ!…ううッ!!」

更なる快感を求め、沙耶は無我夢中で腰を振る。
小波も乱暴に沙耶の胸を揉みしだきながら下から沙耶を突き上げていく。
お互いただ情欲に突き動かされ、身体をぶつけ合い、求め合う。限界はすぐそこまで来ていた。そして…

「あんッ!!…あああぁん!!…小波さ…あぁあん!!!」
「うぅッ…く…うぁッ!あああッ!!」

沙耶はビクンと身体をしならせ、絶頂に達し、堪らず小波も一度目に劣らぬ濃い精液をぶちまける。
絶頂に達したことで全身の力が抜けてしまった沙耶はそのまま小波の上へと倒れかかり、
小波は沙耶をしっかりと受け止め、そのまま抱きしめた。
すっかり疲れてしまった二人はしばらくそのまま動けなかった。
469名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:01:22 ID:RuI8a8Ho
その後、ようやく起き上がった二人は軽くいちゃつきながら身体を洗い合った。
すっかりクタクタになってしまった二人はトボトボとホテルを後にした。

「ふぅ…今日は一段と激しかったね、沙耶ちゃん。」
「小波さんこそ。ほんと、あの時は気を失っちゃいそうだったよ。」
「たまには、こういうのも良いかもね。またお願いしてもいいかな?」
「うーん……いいよ、あたしも良かったって思ったし。」
「よし、じゃあ次やるときは(チョメチョメチョメ)を着てくれないかな?俺が用意するからさ。」
「ええー!(チョメチョメチョメ)!?……しょうがないなあ…
じゃあ、これからの小波さんを見て、頑張ってるなあ、って思ったら、イブの日は(チョメチョメチョメ)着てあげるよ。」
「ほんとに?よーし!」

小波の提案には驚かされたが、内心期待している沙耶であった。


※(チョメチョメチョメ)は皆さんのご想像にお任せします。
470名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:02:20 ID:RuI8a8Ho
終わりです。
471名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:10:05 ID:pxYkXIL9
GJっ!!面白かったぜー
さや可愛いよさや
6主羨ましすぎるwww
472名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 02:42:57 ID:odAFvIST
羨まし過ぎてしっとマスクに覚醒しそうだよ
473名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 17:58:49 ID:m/YgVpMZ
しっとの心は!
474名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 18:12:26 ID:AvHWCiiC
父心!
475名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 00:52:55 ID:r4fzP00T
小学5年生を見て良いケツをしてると言ってのける親父
476名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 02:20:27 ID:I5oyD176
ピンクと沙耶がダブルであがってるだと・・・寝られなくなったじゃないか・・・!
477名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 04:40:28 ID:iPIIKlyI
本編じゃ一切絡んでいなかったが
沙耶と詩乃が出会ったらちょっとした修羅場になる気がする
478名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 07:19:50 ID:+P/kjuuZ
ふつうに仲良しになればいいと思う
479名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 18:54:27 ID:vlyxrJaM
対立したほうが話は膨らむかも
どっちが先にイかせるか勝負!
みたいな
480名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 19:19:32 ID:IFr52+O5
しかし主人公は一人。難しい問題だ
481名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:09:15 ID:gNezd72h
問題ない
一時間後の主人公・一日後の主人公・一週間後の主人公・一月後の主人公…を時間転移
って具合に多人数プレイが可能だから
482名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:35:17 ID:+P/kjuuZ
時間移転はそんなにカンタンじゃねーよw
483名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 21:48:55 ID:TnodGTQq
それなんてドラえもん?
484名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 23:36:44 ID:DvTzVzo9
タイムリープ!
485名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:05:25 ID:ainFWW+E
4主×天本を投下させていただきます。
最後までいかない上に天本が暗いです。
486名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:15:25 ID:ainFWW+E
7月間近まで時は近づいてきた。
日の出高校野球部のキャプテンを務める彼はあの慰霊碑の前に立っていた。
そのそばには黒髪の巫女の服を着た少女がそっと立っている。

「いよいよ、夏の大会ですね・・・・」

少女がそっと声をかける。少女の名前は天本玲泉。
不吉ババアと呼ばれる天本セツを祖母に持つ物静かで笑顔が絶えない少女だ。

「ああ、この大会が、最後のチャンスなんだな・・・・」

彼が慰霊碑を倒したことにより起きた呪い。
甲子園に行くことができなければ神隠しにあってしまうという呪い。
昨年の大安高校に惨敗の後、部員の一人が周囲の人々の記憶ごと消滅。
呪いは彼を少しずつ追い詰めていたのだ。
しかし、彼は臆することもなく自らの運命を打ち破るために弱小野球部を立て直した。
その努力の甲斐あってか、秋の大会では一回戦を突破できたのだ。

「昨年は、あのキノコのせいで駄目だったけど、今年は絶対にいってやるぞ」
「そうですね・・・・・」
「どうしたの?天本さん・・・」

一回戦を突破したが、毒キノコを何者かに入れられ、それで不戦敗となったのが、
秋の大会の結果である。
もう後はなかった、この大会で優勝し、甲子園に行けなければ、彼は神隠しに遭ってしまう。
大神という頼れるエースを仲間にした野球部ではあるが、可能性は絶望に近い。

「もし、負けてしまえば、俺・・・消えてしまうんだな」
「その時はきっと・・・私の記憶から貴方も消えてしまうんですよね・・・」
487名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:29:40 ID:ainFWW+E
彼の言葉に天本はやや暗めの表情になる。
(あばあ様は・・・本当にこの人を消してしまうのかしら?)
呪いをかけた張本人は祖母であることを知っている。
祖母は若い頃の恋人と彼の姿が瓜二つであることを機会として、
彼に甲子園へ行ってほしかったのだ。呪いは彼を追い詰めるための手段である。
(でも・・・私はおばあ様の思うとおりになってほしくなかった。
だから・・野球部には勝ってほしくないのに・・・・)
彼が一年の時、部室に放火したのも、毒キノコを入れたのも彼女である。
(でも・・・どうして、私は貴方を好きになってしまったの・
私は・・・・貴方を・・・許されることじゃないのに・・・)
ただ、祖母のかけた呪いに必死に立ち向かおうとする彼の勇姿を見て、
天本は少しずつ惹かれていった。
彼から告白された時、強い罪悪感が彼女を襲っていた。
自分は彼を本気で愛してしまった、その人を騙して妨害していると。
前に車に轢かれた猫を弔おうとしたときに、気まぐれだと言った自分に彼は言った。
「それが優しさなんじゃないかな?」
(どうして、そう思えるのかしら・・・本当に優しいのは・・・)
そう思った時、自分は行動に出ていた。
じっと、慰霊碑を見つめている彼に抱きついたのだ。

488名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:41:30 ID:ainFWW+E
「えっ!?天本さんっ!」
いきなり抱きしめてきた天本に彼は仰天する。
普段、大人しい彼女がこんな行為をすることに頭がついていけないのだ。
「どっ、どうしたの!?」
「私を、・・いて・・・」
「・・・・・ええっ!」
彼女が耳元で呟いた言葉にさらに仰天する。
「私、怖い・・・貴方が消えるのが怖い・・・・。
だから、その前に、その温もりを感じさせて・・・・・」
「で、でも・・・」
「お願い・・・・・」
それは建前に過ぎなかった。人前で笑っている時のように。
本当は、自分を汚して欲しかった。こんな自分を・・。
そうすることで自分を憎んでほしかった。このままでは自分が罪悪感に押しつぶされる。
自分が自分に耐えられなくなって・・・・。
「一度でいいの・・・」
「・・・」
彼はそっと彼女を抱きかかえる。
「ここじゃ誰かに見られるよ、場所を変えよう・・・」

489名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:59:35 ID:ainFWW+E
日が暮れて月の光が二人を照らしていた。
移動した場所は、いつも彼女とデートに行っている海岸。
夜遅くの海岸に近づく者などいなく、そっと二人は寄り添いあう。
「手の届かない所に行くんだよ・・・それでもいいの?」
「はい・・・・」
「わかった・・・」
そう彼が返事した途端、
「んっ!」
強い勢いで唇が重なった。強くて、そして暖かいキス・・・。
「んっ・・・んんんっ!」
彼女の小さな呻き声が海に響く。強いキスが彼から離された。
「はっ・・はあはあ・・」
「ごめん、ちょっと苦しかった?」
「いえ・・・・」
「続けるよ・・・」
彼も本やビデオなどの知識しかこういうものを知らない。
いきなり服を脱がすなどをする勇気はない。
だからまず、彼女の体に慣れようとそっと服越しに肌に触れた。
「きゃっ」
そっと鎖骨を撫でられたかと思うと、首筋に口付けをされる。
そして彼女の体の線にそって手のひらを滑らせる。
服越しではまったくみえることのない小さな膨らみの所を撫でられて、声を上げたっ。
「はあっ!」
自分の体が熱くなっていることを徐々に彼女は感じつつあった。
そしてその行為を拒んでいるのではなく体が喜んでいることも・・・・。
物静かで情熱的というさそり座の意味はこういう意味なのかもしれない。
太腿を撫でられる中、天本は声をあげながら言った。
「私・・・・・私・・・」
「わかったよ」
彼は器用な手つきで彼女の巫女の服に手をかけはじめる。
490名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 18:09:53 ID:ainFWW+E
海岸の砂浜に彼女の生まれたままの姿が横たわった。
服越しからでもまったく見えなかった膨らみはやはり小さい。
しかし、既に女性としての体はできていた。
ほっそりとした肢体に彼は魅了される。
「天本さん・・・綺麗だよ・・・」
「あ、あまり見ないで・・・・」
頬を真っ赤にしながら彼女は自分の体も熱くなることを感じる。
「それじゃ、いくよ・・・」
彼がそう言った後、彼は自らの唇を彼女の膨らみの突起に合わせる。
「ひゃああっ!」
(ああ・・・何、この感じ・・・)
今まで感じたことのない甘い衝撃が彼女に走っていた。
その衝撃がなくならない内に、彼は全身をそっと撫でる。
「きゃんっ!」
普段とは想像もつかない彼女の変化に興奮を忘れられない彼・・・。
彼女の全身を愛する。
(お願い・・・私をもっと・・・汚して・・・・・)
触れられる体の快楽を感じながらも心ではずっと思っている言葉・・・・。
しかし、もうその時だと思った時、彼は言った・・・。
「俺ができるのは・・・・ここまでだよ」
491名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 18:17:54 ID:ainFWW+E
「っ!どうしてですか!?」
天本の言葉を聞いたのか聞いてないのかの表情の彼はやがて言った。
「俺は消えないよ」
「!?」
「俺は最初から負けるつもりなんてないさ。
それに・・・・君を傷つけることは・・・まだ・・・できないよ」
「でも・・・・」
「呪いが解けて、すべてが終わったら・・・今度こそ、続きを・・・」
そっと、天本の服を渡す彼。
(どうして・・・・どうして!?
どうして・・・貴方は私に・・・こんなに優しいの?)
「・・・ぐっ!ううっ!」
彼の優しさに、そして自分の罪悪感に自分は泣いていた・・・・。
「ううっ!・・・・っひぐっ!」
そんな彼女をそっと抱きしめながら彼は思っていた。
(全部・・・あの呪いのせいだよな・・・・・。
だから・・・決着をつけなきゃ、甲子園にいって・・・・!)

夜の海岸に小さな泣き声が響いていた・・・・・。

492名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 18:19:34 ID:ainFWW+E
これで終わりです。
行為がなくてやや暗めですが、ありがとうございました。
493名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 18:43:49 ID:cwr5d1rt
乙です!よかったよ!

あと・より…のが見やすくて良いよ!
494名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 19:09:21 ID:pJVNTz05
大変GJであります!!
こういうちょっと影のあるSSもいいですよね。

やっぱり天本さんにはくるものがあるなぁ・・・。
495名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 21:32:13 ID:MncykOP4
天本さん好きだぁーーーっ
GJ!巫女いいよねー
496名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 00:32:29 ID:41ATNWiD
お楽しみのビール飲みながらピザポテトを食ってる途中に
天本さんのSSを見れるとは人生稀に起こる至高な日だな
497名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 00:56:43 ID:PLwFzV60
天本さん分が足りないと思ってたところに・・・GJ
498名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 02:38:09 ID:HuDbvdnf
天本さんの魅力が余す事なく描ききれてますな。
GJとしか言いようがない…
499名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 11:28:54 ID:eQ7QyV96
おぉ……GJ!続きを、続きをお願いします!!
500名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 11:59:10 ID:s7rDm2kt
GJ!
天本さんってやはり人気あります…よね?
そして自分も天本さん書き中でかぶるというOTL
501名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 12:13:35 ID:eQ7QyV96
もーまんたい、無問題。
是非書いて投下してください
502名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 16:20:49 ID:m3zTJvfc
GJだあ


そういや500過ぎたな
4Pまだかな
503名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:09:14 ID:G8AgSK/g
あんましパワポケの小説書いてるサイトってないな……

ググってもほとんど出てこない
504名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:11:42 ID:tYcdDGMb
>>503
            /  \―。
           (    /  \_
           /       /  ヽ   / ̄ ̄ ̄
        ...―/          _) < ちんちん キッ!キッ!キッ!
       ノ:::へ_ __    /     \___
       |/\:::: :::: :/::: :::: \/_
      /-o-ヽ―ヽ::-o---::::(::::::::.ヽ
     |:: ̄/  /::::: ̄ ̄: (:::::::::::::) ─┼─
     |::::/  :::: :::::::::::::    ヽ/   ─┼─
      |  \`    \     /     │
      \  ------       /       | | /
        \  -       /         _/
         \____-イ
エロパロ板にパワポケスレがある。
これが意味するところを理解する者は幸いだ。
今すぐしかるべき行動をとれ。
わからぬ者はパンを焼け。
餡を詰めろ。
一生そうしているがいい。
505名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:20:47 ID:kzaGq4FD
>>504
パンを食べたい人がわざわざパンを作ってから食べるのは遠回りだからこの弁は通用しないぜ


詩乃がみたい
506名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:58:16 ID:IeXFahD7
>>505
まあそう言うな
急がば回れという一言もあることだ
つまり2で多人数プレイ(ふふふ〜ん除く)をしたければ周回を重ねる必要があるということに繋がる
50786 ◆f6FJKao1sQ :2008/08/31(日) 20:18:34 ID:OO59Qlox
投下が遅れて申し訳ない。

現在、エロパートが試行錯誤状態で、書いては消し、書いては消し…といった状態。
複数人プレイって男女同数だと非常に書きづらいな…と思った。
キャラの追加、削除も考えたけど、それはポリシーに反するので今のところはしてない。

>>500ちょうどの投下を目指してたんだが、とても無理だった。
とりあえず忙しくなってるし、近いうちに(最悪でも9月中)に前半だけでも投下しようかなと思ってる。

最後に、多くのレスを寄せてくださった皆さん、その他(いらっしゃるなら)期待していてくれた皆さん。
投下が遅延していて大変申し訳ありません。どうか今しばらくお待ちを。
508名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 20:26:50 ID:kzaGq4FD
>>507
そこまで作品を高めようとするなんてすばらしすぎる
ほんと、応援してます。頑張ってください
ちょうど最近友子を攻略したことだしw
509名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 20:43:09 ID:KG5956yz
さらにwktkしながら待っている
いつまでも待つですぜ
510名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 21:23:56 ID:eQ7QyV96
俺もだ。夜は裸になってまってるぜ
511名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 00:56:42 ID:mvOSDWrl
頑張ってください!

……それまで武美と友子を攻略してるか
512名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 05:09:52 ID:oVUhlXRK
>>507
期待して待ってます


ところで、ヒヨリちゃんて需要ある?
一応起承転結は思いついたんだけど…
513名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 05:12:45 ID:2KAXpVxe
エロパロ板で需要の有無を聞くなんて愚問だぜ
514名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 11:54:59 ID:HL3chafF
のりかのエロは需要あります?
515名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 12:25:47 ID:4HvOrDCg
既に書いたのか書きたいのかネタで言ったのか釣りなのか、目的によっては返答に激しい落差を出してしまうかもしんないが
516名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 13:12:18 ID:xHyJpSGn
パワポケだったら何でも読みたいね。描いてくれるのに文句は言えないさ。
嫌なら見なければ良い話。
のりか可愛いし
517名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 14:06:54 ID:37JCCh45
世の中には怖いもの見たさという言葉があってだな…
518名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 15:06:28 ID:HL3chafF
ごめんなさい
反応が気になったから聞いてみただけです
519名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:07:55 ID:+pks4j9O
3は主人公がサイボーグでえちできないからか人気ないのな
520名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:09:02 ID:37JCCh45
サイボーグとロボットは違う
それはロボットだ
521名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:28:00 ID:+pks4j9O
できるのかよ
小学生の時からずっと「主人公はサイボーグだから特定の彼女を作らないんだ」と勘違いしてたぞおい
522名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:45:06 ID:qkW5kV3b
人間が体の一部位を機械に入れ替えてるのがサイボーグで、元々サイボーグにする為に生み出されたのがガイノイド
全部機械なのがロボットって感じ?ようこ先生も厳密にはサイボーグか
エチーは必要な機能を取り外されてなければ大丈夫じゃないか
523名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:47:59 ID:UCmxaRyW
3主人公は脳みそ以外全部機械だよな?
グッドエンディング後なら人間になってるけどさ
524名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 21:53:47 ID:XMpoBCTJ
サイボーグだからこそ、一線を越えないでゆかりちゃんとにゃんにゃんできるんだろうが
525名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:04:13 ID:oVUhlXRK
>>522
>元々サイボーグにする為に生み出されたのがガイノイド

間違っちゃいないが、ガイノイドってのはアンドロイドのなかでも特に女性型のもののことを指す言葉だよ
526名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:34:54 ID:7oFT+wPK
486〜491を投下した者で続きとして4主×天本を投下させていただきます。
再び天本が暗いです。
527本物の笑顔で:2008/09/01(月) 22:47:35 ID:7oFT+wPK
3年目の夏の甲子園大会に日の出高校は出場し、見事、優勝を果たした。
決勝戦の超最強学園との試合は2点差で9回裏まで押されていたものの、
日の出高校野球部のキャプテンである彼は、相手エースの皇の投球を、
見事ライトスタンドに叩き込み、逆転サヨナラ3ランホームランを決めた。
今まで無名だった、日の出高校は甲子園優勝という成績を収めたのだ。
そして彼の呪いも……呪いをかけた本人、天本セツごとこの世から消滅した。
「ついに…、ついにやったんじゃなあ……廉也さん……」
「おばあ様っ!おばあ様あっ!!」
天本セツは若い頃の恋人、河島廉也に瓜二つな彼を見て、彼と廉也を映していたのだ。
そして彼に甲子園に行って欲しかったのだ。呪いをかけてでも…。
若い頃の乙女の心を忘れられない老婆は最期に幸せな顔をして逝った。
日の出島に帰還した彼に天本玲泉はすべてを話した。
「だから俺に甲子園に行って欲しかったのか…」
そして自分の本音もすべて吐き出した。
(私は野球部に勝って欲しくなかった。
若い頃のロマンスに依存する祖母が…大嫌いだった…。
勝手に命を削って、勝手に死んでしまわれて…。
一人だけ幸せそうに逝ってしまわれて……)
「天本さんは、結局おばあちゃんが好きだったんだよ。
本当は全部、おばあちゃんのためにやったんだろう?
全部おかしな呪いのせいだよ…」
「す…すみません……」
自分は再び泣き崩れていた。もうこれ以上、姿を見せられないとその場を去った。
528本物の笑顔で:2008/09/01(月) 22:56:30 ID:7oFT+wPK
プロ野球のドラフト会議で彼が1位で指名されたのはしばらくの時が流れてからだ。
「やったでやんすねっ!」
「凄いよっ!キャプテンっ!」
「お…俺が…?」
甲子園に優勝したときのように実感がわかない彼に周囲は必死に褒め称えていた。
学校は休日だというのに、お祭り騒ぎと化していて、彼が通る所どころ、
彼を祝う言葉が、並び聞こえ続ける。
校門には、彼から取材を取りにきたマスコミが彼を待っている。
しかし、今彼はマスコミを見てはいなかった。彼女を探していたのだ。
3年間、自分の側にい続け、見守ってくれた彼女を…。
(天本さん…、どうしたんだろう?)

「これですべて片付けが終わったわ…」
自分の家、神社のすべての整理が終わった彼女は神社の門に立っていた。
天本セツが死んで、ただ一人の居住者となった彼女。
しかし、祖母が死んでからはもうここにい続ける理由はない…。
(さよなら…おばあ様…。そしてお母様…。
貴方の敵は絶対に…私は父を絶対に…)
「ここにいたんだね?天本さん…」
「っ!?」
後ろから優しい声が聞こえる。振り向いた所には彼が立っていた…。
529名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:59:32 ID:ABqh08He
よし!面白いぞ!やっぱリアルタイムで見ると面白いわww
530本物の笑顔で:2008/09/01(月) 23:07:31 ID:7oFT+wPK
「貴方…。どうしてここに?ドラフトで皆さんが…」
「どうしても伝えたい人がいるって言って、抜け出してきたんだよ。
天本さん、何をしているの?」
すべてを告白した自分だが、今やろうとしていることは、彼には関わりのないこと。
巻き込むわけにはいかない…。とりあえず笑顔を取り繕って言う。
「あの…外回りをお掃除に…」
「そうかい…?」
彼の疑問の表情は変わらずだった。
(もうだめ…この人にこの笑顔じゃ騙せない…)
自分の作り物の笑いをもう既に見破っているのだろう。
それと同時にまた強い罪悪感が彼女を襲う。
(このまま黙ってたら、この人は私を通してくれないよね…。
どうしてこんな時に貴方が来るの…。
もうこれ以上、貴方を騙したく…苦しませたくないのに…)
「それは俺に言えないことなのかい?自分で背負わなきゃいけないことなのかい?」
「…?」
彼の思いがけない言葉に自分はきょとんとする。
「天本さん、凄く悲しそうな顔をしているよ。
俺、そんな天本さんの顔を見るの…嫌だよ。
一緒に何かできないの、俺には…?」
(もうやめて…。私をこれ以上、追い詰めないで…)
祖母が呪いをかけたことを知っておきながら逆に彼を追い詰めようとした自分。
それは解放はされたのはされたが、まだ自分の罪悪感は自分を締め付ける。
これ以上は、もう心が耐えられなくて…。
「どうして…?」
「ん……?」
「どうして貴方はそんなに優しいの…?」
531本物の笑顔で:2008/09/01(月) 23:21:40 ID:7oFT+wPK
「俺が優しい…?」
「そうです。貴方は優しすぎます!
私は、貴方に対して許されないことをしてきたのに…。
軽蔑されてもおかしくないのに…!どうしてそんなに私に優しくできるの!?
どうして私を最低な女だと言ってくれないの…!」
(そう言ってくれた方が…、私は楽になれるはずなのに…!)
自分でも最低な女だと思う。
自分は笑顔を取り繕って、他人から自分を守っていて良い子を演じているのに、
本心では父が憎いとか、祖母が嫌いとか…。必死で頑張っている人を騙して。
騙している人を好きになってしまって…。それで自分から嫌われようとして…!
「どうして…どうして…ぐすっ…ひぐっ!」
汚い自分への自己嫌悪に自分は泣いていた…。
そんな自分を彼はじっと見つめながら…。
「俺が優しいのなら…、天本さんのおかげだよ…」
「…え?」
「この3年間、天本さんはずっと俺を見守ってくれて、励ましてくれたじゃないか。
俺が自暴自棄になってしまっていても、冷静に答えてくれたじゃないか。
天本さんが、俺の側にいてくれなかったなら、俺、消えてたのかもしれないよ。
でも、俺必死に頑張って甲子園まで行って優勝して、ドラフトまで指名された。
これは天本さんが一緒に見守ってくれたからだよ…」
「私が…でも私は…!」
ふわりと包まれる感触がした。彼が自分を抱きしめたのだ。
彼の逞しい腕が自分の体を優しく包む。
「辛いかもしれない…苦しいかもしれない。
でも…、自分をそこまで苛めなくてもいいんだよ。
天本さんは、素敵な人だよ…俺から見たら…とても素敵な…」
(やっぱり貴方は優しい、優しすぎる…。
でも…どうしてこんなに嬉しいの?どうしてこんなに癒されるの…)
「ぐすっ!…うわああああっ!」
自分はまた泣き崩れてしまった。そんな自分を彼は優しく抱きしめてくれた……。
532本物の笑顔で:2008/09/01(月) 23:34:20 ID:7oFT+wPK
「落ち着いた?」
「はい…」
いつの間にか日が暮れ、夜の光が照らし出される。
出て行くはずだった神社の自分の部屋で二人で寄り添い合う。
「もう夜になっちゃったね。そろそろ帰らないと…」
「……」
「天本さん…?」
「今日は、ここにいてほしいの…」
「天本さん…、その言葉の意味、わかっているの?」
「はい…あの時の続きを…お願いします……」
自分があの慰霊碑の下の海で生まれたままの姿になった大会前の日。
あの時はこんな醜い自分を汚してほしいと思っていた。
そうすることで自分を軽蔑して嫌ってほしいと思っていたのだ。
だが、彼はまだ自分を傷つけるわけにはいかないと自分の体を離した。
(けど…、今度は違う。
私が好きになってしまった貴方に…今度は愛されたい…)
「じゃあ、いくよっ!」
彼がそう言った途端、彼の唇が自分の唇に強く押し付けられてきた。
「ひゃあっ!んんんんんんっ!!」
前以上に強く、優しく…そして甘いキス…。
あっという間に自分は虜にされていて、唇が離れると、後味悪いような表情をしてしまう。
「今度は…最初からいくよ…」
「はい…」
自分が了承の言葉を言うと、またキスをしてくれながら自分の服に手をかけていった…。
533本物の笑顔で:2008/09/01(月) 23:46:46 ID:7oFT+wPK
いつのまにか布団をしかれて、自分の体が抱きかかえられて横たえられる。
自分の生まれたままの姿を…。
自分でも、まだまだ子供の体だなあって思っていた。
それでも彼は言ってくれた。
「やっぱり…天本さんは…綺麗だよ…」
「恥ずかしいです…やっぱりあまり見ないで…」
そう言いながらも、綺麗といってくれた彼の言葉は嬉しかった…。
彼がすっとその小さな自分の膨らみに触れると痺れが走る。
「きゃうっ!」
今度は、膨らみの一番上の蕾を唇で咥えられてさっき以上に痺れが走る。
「きゃああんっ!」
膨らみの場所を愛されているだけなのにこんなに体が反応する自分は、
淫らだなあとか思っていた。
いつしか彼が言っていた自分のさそり座は物静かで情熱的、こんな所で情熱的だなんて…。
彼の右手がすっと自分の体の下へすべり落ちていくのを感じると、
「えっ…ああああっ!」
前以上に痺れと甘い想いが体を横ばしる。
「そこは…あああっ!」
自分の体の下から何かがどっとあふれるような感じがしながらも、
その甘さと痺れを味わっていた。
「私……、もう…」
534本物の笑顔で:2008/09/02(火) 00:00:14 ID:7oFT+wPK
彼が自分の目の前で服を脱ぎ捨てていくのをその目で確かめてみる。
彼も生まれたままの姿になるのを見る。
野球とか運動で鍛えている彼の体はやっぱり逞しかった。
彼の体のすべてを見ていたけど、不思議と驚きは少なかった。
(大丈夫…この人は…私を……)
自分が身篭るのを恐れているのか、
どこからか身篭るのを防ぐ道具を持ってきてそれにつけていた。
それが自分のその場所にそっと押し付けられて…。
「いいね…力を抜いて……」
そのまま貫かれた…。
「ぐっ!!」
体が下から引き裂かれるような感じとともに押し広がられる感じ…。
そして自分の中に彼のそれが熱さと共にやってきた。
「天本さん…」
名前を呼ばれて、少し痛みが和らげた…。ちゃんと心配してくれて嬉しかった。
「はい…大丈夫です…」
「よかった…じゃあ、続けるよ…」
ゆっくりと彼は腰を動かし始める。最初は痛みがじんじんと感じていたけど、
だんだんそれがなくなっていって、代わりに甘く、痺れる想いが走る。
「きゃんっ!あああっ!わたし…わたし…ああんっ!」
自分でも何をいっているのかわからないほどくすぐったくて気持ちよくて、
気づいた時にはほのかな熱い想いを注がれていた……。
535本物の笑顔で:2008/09/02(火) 00:09:48 ID:16heeraJ
一つの布団で自分と彼の体が寄り添い合う。
彼の体の温もりを感じて暖かかった。外の空を自分達は見つめる。
「すっかり遅くなってしまいましたね…」
「ああ…父さん…心配しているだろうなあ…」
「ふふふ…」
「天本さん…笑ったね…」
彼の言われたとおりに気づいていたら微笑んでいた。
作り物なんかじゃない…本当の自分の笑顔で…。
自分を守るための笑顔をしてきていたけど、もしかしたら、
本当の笑い方を忘れていただけなのかもしれない…。
「その笑顔…とっても素敵だよ…」
そんな彼の言葉に内心飛び上がるほど嬉しく思いながらも、
祖母の想いが少しだけわかったのかもしれない。
「天本さんは…やっぱりここから出て行くの?」
「…はい……」
自分は話した、自分を身篭った母を捨てた父を探すと…。
やっぱり父を許すことは今はまだできない、でも会ってみて、ちゃんと話したら、
「いつかは、父を許せる時がくるかもしれません…」
「そう…俺はプロ野球で頑張るよ…」
もしその時がきたら…今度は本当の笑顔で彼を迎えたいと…思っていた…。
536名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:11:06 ID:16heeraJ
これで終わりです。暗めですが、ハッピーエンドみたいな感じにしました。
たくさんの感想をありがとうございます。ネタが出ればまた天本さんのSSを書こうと思います。
537名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:12:10 ID:D1qAiYRd
投下GJ
だが次はまとめて投下してくれると嬉しい
538名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:47:36 ID:wFiWRoBB
神  降  臨
大変素晴らしいSSをありがとうございました。
超絶GJです!!!
539名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:49:27 ID:CPpgwEPU
GJ!天本さん難しいのに凄いな。またの投下待ってます!
540名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 02:12:23 ID:TUaNWpkd
しかし>>529みたいなのは新手の嫌がらせか?
541名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 02:24:54 ID:WkE1IVie
いや、まとめて投下しないことへの牽制だと思われる

確かにリアルタイムで見てる人にはじれったいし、いきなり止めないかハラハラするからまとめて投下して欲しい
542名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 02:32:32 ID:Ak3BY0o6
GJ!天本さん大好きだー


さっき初めてさらを攻略したらBADになってかるく鬱……
543名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 04:54:25 ID:nh5O0qhq
>>542
仲間を信じてた夏もあったのになあ・・・
544名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 07:45:03 ID:UAo5jn0h
GJ!2連続天本さんとは…!
そしてまたもかぶった(泣
書き直しだー
545名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 07:46:03 ID:jzAiHKHl
GJ!
直さなくていい!自分の妄想をありのままに表現するんだ
546名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 17:11:37 ID:HM+HfWhX
普通に寝取りを妄想する俺ってなんなの
547名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 21:10:27 ID:SYQGHmix
紳士だよ
548名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 21:48:29 ID:jzAiHKHl
今瑠璃花で書こうとしてるんだが、この時の水木って独身でおk?
それとも愛と結婚してるのかな?
549名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:08:58 ID:sT5sNnrE
寮に住んでるから水木は独身なんだよな
どこに引き取ったダッ主を住ましてるんだろうな
寮の中か、それとも水木の実家か?
550名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:14:50 ID:wI4NHFR1
瑠璃花グッドエンドで水木の実家って書いてあったような
551名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:23:34 ID:jzAiHKHl
実家と言う事は水木の両親がいるんだよな?
いかん、全て書き直しになってしまう。
552名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:24:52 ID:wI4NHFR1
>>551
温泉旅行にでも行かせればいいんじゃね?
553名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 01:12:21 ID:7WIVy3qJ
>>552
それもらおうか
554名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:58:19 ID:bhEtRrCS
やばい、なつみで書いてたのにそのことすっかり忘れてた
555名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 08:18:09 ID:Q2348EiR
愛と水木ってどうなったんだろな
556名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 08:38:20 ID:wUweth1z
愛ちゃんみたいな子に水木はもったいない
557名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 13:44:40 ID:h+qLdetw
愛ちゃんは俺が貰っていきますよ。
558名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:15:07 ID:07wv79GE
じゃあ水木には藍ちゃんをあげようか
559名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 00:29:09 ID:qM6J+yvA
誰やねん
560名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 18:41:37 ID:EswStGUX
GB2では藍だったはず・・・!
561名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 20:50:00 ID:Yqh894UE
本当は藍だけど2では愛と誤植。
その後5裏で藍と修正したがプレイヤーにはこちらが誤植と勘違いされた……らしい。
562名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 20:59:17 ID:fQyDBgCy
>>561
愛と藍が逆だぞ
563名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 22:26:50 ID:ZFKbEz0s
パワポケ2の攻略本だと愛って書いてあったと思うんだけどよく覚えてない
当時のテキストはひらがなカタカナだけだったし
564名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 08:13:26 ID:dRjW9/Rf
ゲーム中では「あい」だったぞ
565名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 14:08:30 ID:BmEcTO0D
亀だけど
>>554
なつみ好きの俺が居るからぜひぜひ描いてくれ
566名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 15:21:04 ID:vPYwZQ6H
sageたらね
567名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 18:54:44 ID:WEdEl7P+
>>563
野々村愛
ののむら あい

ゲームボーイでは、ひらがなで「あい」
だったため、攻略本(こうりゃくぼん)
では、「藍」になっていたが、
本当は「愛」が正解(せいかい)。

パワポケダッシュより
568名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:39:46 ID:+SaDMNr8
聞きたいんだけどどこまでが書ける許容範囲かな
心理描写の多い陵辱系とか寝取りは人を選ぶよね
569名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:09:55 ID:SWwP8ql+
心理描写が多い凌辱か……
好きなキャラで、あまりにも悲惨だったら読んでるだけで心が折れるよ
570名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:41:15 ID:SYibDhOa
主人公による調教ならば良いが凌辱はなぁ…
571名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:42:25 ID:2QJG2B9n
>>568
寝取りなんかパワポケ本編で慣れて……
いや慣れないわ
普通に主人公と幸せになってほしい
572名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:08:43 ID:uU1lTdyh
陵辱はいけるが寝取りは無理だな
573名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:13:00 ID:NNNfzH4G
晴川とか言葉遣い荒いし男装趣味の変態だろ 
好意を持ってるのはしば(笑)と主人公と俺くらいだろ




誰か書いてくださいおねがいします
でもレイプ物は否定はしないけど読めない
574名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 03:42:11 ID:LDtJw29B
>>568
自分は読みたいが…
注意書きがあれば大丈夫だと思う
575名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 12:55:47 ID:8oLkE4Jo
パワポケの彼女ってグッドエンドもあるけど死亡、失踪、昇天エンドもあるから、
彼女が重傷を負って死ぬ間際に主人公に抱かれてその後息を引取る悲しいものも書けるけど、
やっぱり人を選ぶから難しいな。
576名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 18:38:30 ID:4M9WW7Uv
名前欄に注意を書いておけば問題なし
577名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 23:38:30 ID:RHmlnTE5
読み手に媚びるべからず。まずは自分の書きたいものをかくべきなり…。

表現の自由です。
読みたくないやつは読まなけりゃいいじゃないか。
…一応ハンドルはつけておくと吉
578名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 01:18:34 ID:os8WYSrY
>>568
俺は覚悟は出来てる・・・
579名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 07:56:42 ID:giOk56bt
俺はメチャクチャ見たい
だけど本気で駄目な人もいるから最初の注意書きとトリップはつけるといいと思う
580名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 20:45:36 ID:kbT5ZxwF
>>575
主人公の前で死ぬ彼女だっているもんな
581名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 20:57:55 ID:TerI8b6j
発狂するのもいるしな
582名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 15:44:35 ID:XBptAjKf
>>568
segeるから投下汁。
583名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:24:09 ID:BHQsKqfi
燃料投下カモーソ
584名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:04:56 ID:YO2q2/Y1
こんな時こそ自分達で書こうとするんだ
585名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 23:15:58 ID:LIP36anB
誰もsegeるにツッコまないのね
586名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 00:52:47 ID:RznXZt+4
今気がついた
まぁメアド欄じゃないからセフセフ
587名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 04:58:07 ID:N/LGTEmi
パワプロ11に栄光学院大でたからポケ11に映子学院出てもいいだろ。
588名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 10:22:41 ID:aiMJmUck
>>582は俺。
今気づいたww
ちゃんとメアド欄にはsegeでは無くsageと入れたから安心してくれ
589名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 18:13:13 ID:RznXZt+4
ダメだ。瑠璃花が上手く書けねえ。
グダグダになってしまう
590名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 18:39:25 ID:NMqTgRbF
>>589
頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れ
そこだそこだ諦めんな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張れ頑張れ
591名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 19:41:22 ID:7ZmlYf2X
>>590
うぜえwwww
592名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 22:37:27 ID:RznXZt+4
いや自分的には嬉しいぞ
593名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 23:32:22 ID:Eqk5SScD
>>590
おまえ萌えスレにもいただろW
594名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 01:41:15 ID:jn+eEi0J
諦めんなお前!
595名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 18:59:58 ID:HBC+l2yo
で、なつみの話はどこ言った?
596名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 19:05:44 ID:7kcTx/Re
釣りでした
597名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 20:50:40 ID:AVrRtgeV
壮大な釣りだこと
598名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 03:35:11 ID:iA5l5tK/
住民票を断った方のルートのヒヨリって人間?それとも宇宙人だけど主人公が気づいてないだけ?
599名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 04:14:02 ID:Hr4ZvyNQ
6の島岡姉のようなものでしょ。どちらも有り得る
600名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 00:26:01 ID:LuZRjlBj
島岡姉って結局どうなったんだろう
601名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 22:49:03 ID:smdy0ET2
流れ切ってすまんがこのスレ的には4のみゆき先生てどうなの?
この前4借りた時に一番印象に残ったキャラなんだが
602名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 23:04:45 ID:LuZRjlBj
自分的には涙なしには見れないキャラ。
合言葉は甲子園優勝とか……欝になってしまう
603名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 00:11:10 ID:h0nS7QPR
もう少し4主人公が来るのが早かったらと考えた時期が僕にもありました
604名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 02:53:22 ID:OeqdBPk7
燃料不足です隊長!
605名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 13:09:01 ID:JKzLWqoy
4Pを待つんだ!
606名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:11:20 ID:ndkYwdae
オクノが補給係を誤射したらしい
607名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:21:28 ID:3bdaBLN9
4Pを期待しているところで悪いけど……瑠璃花物を投下していいだろうか
608名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:22:45 ID:K8lADShP
どうぞどうぞ
609名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:31:27 ID:3bdaBLN9
了解しました。
少し手直しして8時くらいに投下します
610名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:40:16 ID:Wks4f+/J
期待してますね!
ちなみに小学生のままだったりします・・・?
611名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:53:07 ID:inTZOPPY
楽しみにして待ちます。
612うどん人:2008/09/15(月) 20:26:43 ID:3bdaBLN9
では瑠璃花物を投下します。
処女喪失ネタでダッシュの数年後の設定です。
613名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:28:39 ID:3bdaBLN9
 小波の引っ越しから約1年半――――
 蝉の鳴き声が少し騒がしく感じる、夏休みのある日。
南雲家の台所では、今日も朝早くから瑠璃花と母親が朝食を作っていた。
 瑠璃花は味噌汁担当。母親はその他諸々。お互いにずいぶんと手慣れた様子で、
あっという間に料理が出来上がっていく。
「瑠璃花、お皿をだしてくれる?」
「わかりました」
 母親の言葉に、はいと頷き、食器棚から人数分の食器を取り出す瑠璃花。
 取り出された食器は三人分。一人分多いと思うかもしれないが、
今日の彼女達にはこれで正解なのだ。
 いつもより一人多いその張本人。それは――――

「瑠璃花。あとはお母さんがやるから、あなたは彼氏を呼んできたら?」
「なっ! こ、小波は彼氏なんかじゃありません!」
「あらあら、お母さんは小波君だなんて一言も言ってないわよ?」
「いや! だから、それは……」
「ほら、ご飯が冷えちゃうから早く早く」
「〜〜〜!! い、言っておきますけど、絶対に違うんですからね!」
 母親にからかわれ顔を真っ赤に染めながら、
瑠璃花は最後の一人、隣の家で眠る小波の元へと歩きだした。


 『夏休み中学生日記:南雲瑠璃花』


「「「いただきます」」」
 食卓に座り、三人揃って手を合わせ、一礼。
そのあとは談笑しつつ、それぞれが各々の朝食を食べはじめる。
 しかし、何故こんな状況になったのか。それを説明するなら、
『水木の父母が旅行に行った』
 この一言で十分だ。
 そして水木の実家に一人となってしまった小波は、
必然的に南雲家に朝も夜もお世話になる訳で。
「あ、今日の目玉焼きは瑠璃花が作ったんだ」
「あら、小波君よく分かるわね」
「うん。だって形が………」
 小波の視線の先、目玉焼きは黄身が完全に潰れてまっ平らだっいた。
「も、文句があるなら食べなかったらいいじゃないですか!」
 恥ずかしそうに瑠璃花。
「いやそんな事言ってないって、美味しいよ」
「そうそう。瑠璃花ったら張り切って作ってたんだから」
「お母さん!」
 再び恥ずかしそうに瑠璃花。
「はいはい、ごめんなさい…………そうだ。小波君は今日も部活なの?」
「うん。練習試合だから早めに終わると思うけど」
「暑いのに大変ねぇ……」
「ううん。楽しいから別に大変じゃないよ。……確かに暑いけどさ」
「……頑張ってくださいね。あとケガだけはしないでください」
「瑠璃花ったら、やっぱり小波君が心配なんだ」
「ち、違います! 小波がケガしたら私に迷惑がかかるからです!」
 再び再び恥ずかしそうに瑠璃花。
「うん、頑張るよ。まぁケガの方は約束出来ないけどね」
「小波! ちゃんと気をつけてくれないと困るんです!」
 こんな感じで、三人の食事の時間は楽しく賑やかに過ぎていく。
614名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:29:26 ID:3bdaBLN9
「あ、小波。一つ言いたい事があるんですが」
「ん? 何?」
 食事も終わり、今は後片付けの最中。
 食器類を流し台へと運んでいる小波に、瑠璃花は後ろから声をかけた。
「……あなたの部屋、またかなり散らかってたんですけど」
「うっ!」
 じと目で睨む瑠璃花。言葉に詰まる小波。
 小波の後頭部を、一筋のでっかいマンガ汗が流れ落ちる。
「あれほどちゃんと掃除するように言っているのに……」
「いや、まぁ……そうなんだけど……」
 瑠璃花が言っている事は正しい、確かに正しいのだが……
 水木の年老いた両親、そして中学生の小波の三人暮らし。
 小波の部屋は二階であり、ご老体の祖父母が部屋に入る事はめったにない。
 それどころか二階にすらほとんど上がってこない。
 そして小波はほとんど毎日休みなく部活であり、掃除をする暇など限られている。
 そうなると、多少散らかってしまうのは当然の事。
 ………しかし、瑠璃花にはそんな言い訳は通用しない。
「……この頃部活が忙しくてさ」
「……忙しくなくても散らかっているような気がするんですが」
「う………」
 おっしゃる通りで。
「…………………はぁ……」
 何も言い返さない小波に、瑠璃花は一つため息をついた後、苦笑しながら言葉を出した。
「………しょうがないですね。掃除は私がやっておきますから、小波は試合に集中してください」
「あ、ありがとう瑠璃花。ホントにゴメンね」
「そう思うなら、これからはいつも綺麗にしておいてくださいね?」
「え………うん、出来るだけ頑張るよ。じゃあ行ってきまーす!」
 そう早口で言い切り、小波は凄い速さでその場から離れ、
あっという間に南雲家からさよならしてしまった。
 取り残された南雲親子。 少しの間を空けて、ぽつりと呟く。
「………逃げましたね……」
 ……多分、これからも部屋は散らかったままなんでしょうね……
 そう心の中で呟きながら、瑠璃花は外を走る小波の後ろ姿を見送った。
615名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:32:23 ID:3bdaBLN9
 ガァーーーーーーーーガシャ、ウィイイーーーーー

 部屋中に掃除機のエンジン音が響き渡る。
夕方近くになり、日が少し傾きかけた頃、瑠璃花は小波の部屋の掃除を開始した。
 出来る事なら午前中にやっておきたかったのだが、
色々とやる事があったのでこんな時間になってしまった。
「はぁ………また布団も出しっぱなしで……」
 一旦掃除機を止め、布団を三つ折りに畳んで端に寄せる。
 布団から―――いや、部屋中から漂ってくる小波の匂い。
 ……布団に倒れ込んでみましょうか。
 そんな事を考えたりしながら。

 散らかっている、と瑠璃花は言うが、決して部屋が汚いわけではない。
 ゴミはちゃんとごみ箱に入っているし、余計な物もほとんどない。
 ただ、収納されていない洗濯物と散乱したマンガ類が
そう見せているだけなのだ。

「えーと……この本はここ……これは、ここ………」
 机の上やら床にやら、そこら中に散らばっている本。
それらを本棚に戻しながら、ふと考える。
 ―――小波の外出中に彼の部屋を掃除する私。
何となく気分は夫婦みたいな―――
「な、何を考えてるんですか私は!!」
 自分の妄想に自分で突っ込む瑠璃花。
 変な考えを振り払おうと、急いで立ち上がって動き回る。その結果。
 ゴッ!
「いだっ!!」
 タンスの角に小指をぶつける事になってしまった。
「っ〜〜〜〜〜〜!!」
 痛さのあまり、小指を握ってその場にしゃがみ込む。
 なんでこんな所にタンスがあるんですかなどと、間違った怒りを感じていると。
「………………ん?」
 ぼやけた視線の先、タンスと本棚のその隙間。
そこに挟まっている数冊の雑誌を発見した。
「……何でしょうか」
 野球か何かの本だろうか。
なんじゃらほいと、興味に任せてそこから数冊取り出してみた。
 一冊目。
「なっ……」
 二冊目。
「ななな!」
 それ以上。
「ななななななななな!!」
 表紙を見て、その全てを理解する。
それらは全てR18指定の雑誌、いわゆるエロ本だった。
「何ですかこれは!!」
 手にしたソレを放り投げ、瑠璃花は尻餅をつき座り込む。
顔を真っ赤に染めて、それらを睨みつけながら一人で叫ぶ。
「小波! これは犯罪です!」
 確かにその通りなのだが、女の体に興味のない男子なんてほとんどいない。
瑠璃花もそのくらいは分かっているのだけど。
「……そりゃ小波も男性だから当然なんでしょうけど!」
 頭では理解し、口ではそう言うが、内心は非常に穏やかでなかった。
やりきれない感情が心の中で渦巻いている。
忌ま忌ましい、ああ忌ま忌ましい忌ま忌ましい。
「こんな胸の大きい人ばっかり……!!」
 改めて一番上の一冊を取り、パラパラとめくる。
映っている女性はいわゆる巨乳と呼ばれる人ばかり。
対する自分は……………………今後に期待と言うことで。
616名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:35:18 ID:3bdaBLN9
「………小波もやっぱり………」
 大きい方がいいんでしょうか―――と、
ここまで思って、その後とを考えるのを止めた。
 まだムカムカとした感情は残っているけれど、今は我慢して置いておく。
 やるべき事があるだろう。これらの本を元の場所に返す事とか色々。
「…………掃除の続きをしますか」
 本を閉じ、重ね、見つけた所に一冊づつ戻していく。
このまま全て返却して、何も見なかったことにすればいい。
そうすれば、今まで通りの二人でいることができる。
 そう思い、一冊、また一冊と返していく瑠璃花。
 だが、それは問屋が下ろさない。
 最後の一冊―――と、瑠璃花が手に持った。その瞬間、
 バタン!
「ただいまーーー」
 ドアが開かれ、小波が部屋に入ってきた。
「あ…………………」
 固まる瑠璃花。
「げ…………………」
 硬直する小波。荷物が肩から滑り落ち、音をたてて床に落ちた。
「あの、その、これは……」
 音に反応したのか、瑠璃花がようやく動き出す。
だが口から出るのは意味を持たない単語ばかり。
 まぁ小波もほとんど同じような感じで。
「いやそのそれは先輩に押し付けられた物で俺が買ったやつじゃなくて
まぁそりゃ見たことはあるけど何と言うか俺はそんなのより瑠璃花の裸の方がみたいっていうか………」
「な、何変な事を言ってるんですか!」
 とんでもない事を口走っていた。

「…………コホン、まぁ小波も男の子ですし……別に可笑しくはないと思いますけど……」
 周りに自分以上に慌てている人物がいると、結構落ち着いてくるもので。
 一つ咳ばらいをして息を整えた後、瑠璃花は小波に話しかけた。
「瑠璃花………怒ってないの?」
「……何で私が怒らないといけないんですか?」
「まぁそうなんだけど………」
 納得の言葉に反して、小波の表情が複雑なものに変わる。
――むしろ怒ってほしかった――そんな表情。
 嫉妬とか独占欲とか、そういった意味で。
617名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:36:18 ID:3bdaBLN9
「………瑠璃花は…俺がこんな本読んでても何も思わないのか?」
 どこか不安げに小波が尋ねる。
心臓が高鳴り、身体を緊張感が包む。
居心地の悪い時間が流れた。
少しの間が開いて、瑠璃花がボソリと呟く。
「…………そりゃ正直言うと……少し腹立たしいですけど………」
 今にも消えそうなくらいに小さな声。
その途端、小波の表情が表情が嬉しそうに崩れた。
「……でも…私には………ですし……」
 この辺りなどほとんど何も聞こえなかったが、
「瑠璃花!」
そんなのお構いなしに、小波は思いっ切り瑠璃花を抱きしめた。
「えっ? え、ええ!?」
 身体が軽々と胸に飛び込んでくる。
髪から首筋から漂う、女の子特有の甘い匂い。
心が、身体が、癒されていくようだった。
「一つ言っておくけどさ……」
 このままずっとこうしていてもいいのだが、今は伝えたい事がある。
顔を耳元に、手を頭に当て抱き寄せて、言うべき言葉を繋いだ。
「さっき言った事、本当だからな」
「………………へ?」
「だから、俺はあんな本とかよりも、瑠璃花の体が見たい」
「へ?……え、……ええ!?」
 顔を真っ赤にして、驚いて、強引に小波の顔を凝視する。
真剣な表情。ふざけている様子など全くなかった。
「え………あ……えっと……」
 瑠璃花も小波も、中学生になって色んな事を勉強した。
古典も英語も、そして保険体育も。
 瑠璃花だって理解している。
小波の言葉の意味を、そして小波が何をしょうとしているかを。
「…………一つ、聞いてもいいですか?」
 ―――だけど、別にいいじゃないか。
「何?」
「………避妊具は……あるんですか?」
「一応、あるけど?」
「………なら、優しく……してくださいね?」
「ああ、もちろん」
 自然とお互いに目を閉じる。
そして二人は口づけを開始した。
618名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:37:07 ID:3bdaBLN9
「ん……………」
「ふ……ん………」
 ゆっくりと近づき、ゆっくりと離れる。
これがお互いのファーストキスになるはずなのだが、確かではない。
「ファーストキスは苺の味って言いますけど……ちょっと違いますね」
「そう? 俺は甘いって感じたけど……」
「いえ、何となく土の味が……」
「う………」
 試合中、頭から滑り込んだ時だろうか。
 やっぱりうがい手洗いをしなかったのはまずかったかな。
 そう小波がそう考えていると。
「まぁ、それも小波らしくていいですけど」
 瑠璃花が苦笑して呟き、顔に手を添えて再び顔を近づけていく。
「ん………ふ、ん……」
 触れるだけの優しいキス。
ただしひたすら長く、何度も何度も。
「小波………もっと……」 甘い声で囁く。小波はそれに行動で答えた。
 人生って分からないものだ、瑠璃花はそう思う。
よくよく考えと、小波は自分達が夜逃げしてきた先の、
ただのお隣りさんで赤の他人。
 色々な事があったけど、まさかその赤の他人が全てを解決してくれるだなんて誰も思わないだろう。
「………ほんとにお人よしなんですね」
「ん? 何か言った?」
「いいえ、何にも」
 言葉はいらないと、唇で口を塞ぐ。
 彼を支えたいという気持ちはあれからも、そして多分これからも変わりはしない。
「………小波」
「何?」
 視線を下げて、恥ずかしそうに言う。
「……後ろを向いていてくれませんか」
「え?……あ、う、うん!」
 瑠璃花がしようとしている事を読み取り、慌てて小波が後ろを向く。
自分は何も恥ずかしくないはずなのだが、顔は真っ赤になっていた。
 シュルシュルと布が擦れる音、ホックが外れる音、服が落ちる音、
その全てが、後ろで起きている事を連想させる。
「………電気、消してください」
「あ、………うん」
 そそくさと移動し、スイッチを切る。
まだ外は明るいのであまり変化はないが、それでも少し視界が悪くなった。
「瑠璃花………振り向いてもいい?」
「あ! ちょっ、ちょっと待って下さい!」
 慌てた声のあとに、何かが滑る音がした。
おそらくカーテンを閉めたのだろう。部屋が更に暗くなる。
「………………もう、いいですよ」
 承認の言葉。
 喉を鳴らしながら唾を飲み込み、ゆっくりと瑠璃花の方へ振り返った。
「お………ああ……」
 その姿に見とれ、立ち尽くす。
全て脱ぐのはやっぱり恥ずかしかったのか、上下ともに下着を装着していて、
右手で左腕を掴み、内股で足をモジモジさせながら、恥ずかしそうに瑠璃花は立っていた。
619名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:38:05 ID:3bdaBLN9
「………そんなに……見ないでください」
「あ、ご、ごめん!」
 口ではそう言っても、ついつい視線は瑠璃花を捕らえてしまう。
と言うより、見るなと言うのが無理な話だろう。
今までずっと見たかった身体がそこにあるのだから。
「瑠璃花…………」
「はい…………」
 瑠璃花が畳んだ布団を再び広げ、その上に瑠璃花を押し倒す。
服の上から伝わる体温。
熱い、そう感じた。
「ん………ふ…ぁ…ん…」
 再び口づけ、ただし舌も使った大人のキス。
もちろん今までやった事なんてない。本やAVで見ただけの見様見真似の技術である。
「ん……ぁ……はぁ……んん…」
 それでもお互いに必死で舌を動かし続ける。
不器用ながら舌と舌が絡み合い、口を離すと糸が二人の間に繋がった。
「……脱がすよ?」
「…………はい」
 瑠璃花を守る最後の鎧が外されていく。
まずは上、その次は下。
ほんの少し膨らんだ乳房と、なけなし程度に毛の生えた股間。
どちらもまだまだ子供である事を教えてくれる。
「…………やっぱりこんな子供の体……つまらないですよね」
「……そんな事ないさ。すごく綺麗だし、正直俺今凄く興奮してる」
 小波の言葉の通り。
小波の股間は完全に膨れ上がっていて、ユニホーム姿では少々つらいものがあった。
「ちょっと待って、俺も脱ぐから」
 そう言ってボタンを外し、ベルトを外し、次々に服を脱いでいく。
中学生にしては引き締まった筋肉、無駄のない身体。
股間のテントが雄々しさを強調させている。
 小波が再び瑠璃花に近づき、一言。
「触るよ?」
「…………はい」
 言葉が終わると、宣言通り触りだす。
まずは軽く触れるだけ。
柔らかい、それが第一印象だった。
「こんなに小さいのに………凄い」
「んっ!……小さい……とか、言わ……ない、でっ!」
「あ、ごめんごめん」
 触るだけから揉むように動きを切り替える。
少ないながらも、胸が形を変え瑠璃花の息が荒くなっていく。
「ん………は……あぁ……」
 だが何しろ初めての経験だ。知識はそれなりにあっても、程度が全く分からない。
どれだけ揉めばいいか、なんて分かるはずもない。
 ならば
(楽しむだけ楽しんでやる)
 そう判断し、徹底的に胸の感触を楽しんだ。
強くもんだり、乳首をこねったり摘んだり、引っ張ったり。
「はぅ……ぁ、ふぁ! あぁ!」
 それに伴って、瑠璃花の喘ぐ声も大きくなっていく。
「こ、小波………!」
「ん?」
 一旦胸を触る手を止め、瑠璃花の方に視線を向ける。
顔を真っ赤に染めて、体が少し震えていた。
「もう……そこはいいですから………次は、こっちを……」
 そう呟き、自分の股間を指差す。
そこは既に液体で濡れていて、ヌメヌメと粘っていた。
「…………(ゴクッ)」
 再び小波が喉を鳴らす。
子供ながら、女の臭いをさせるその場所に、恐る恐る指を一本差し込んだ。
620名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:39:21 ID:3bdaBLN9
「んんっ!」
 瑠璃花の体が一段と震える。
肉厚が指を締め付け、中の温もり、湿り気が指に伝わる。
「うわ………熱い」
「んっ! ぁ……ああ、あっ!」
 確かめようと指を前後させる。
よく濡れているせいか、指がどんどん中に入っていく。
そして最終的には、指の根本まで入りこんでしまった。
「こう……だっけな…」
「やぁっ! だ、め………ぁあ゙あ゙!!」
 この状態で行う、本で読んだ技術、フィンガーテクニック。
指を開いたり閉じたりして、瑠璃花の中を掻き乱していく。
指を曲げ、中を掻き出すように刺激し、抜く。
「あっ! ぁ、ぁぁああああ゙あ゙!!」
 普段勉強嫌いな小波だが、善がる瑠璃花を見て、この時だけは
勉強って大事だなぁと心から思った。
「はぁ………ぁ……こな、み……?」
 突然止んだ刺激に疑問を浮かべる瑠璃花。
寝た状態の自分からでは小波の姿が見えないので、少し体を起こしてみる。
 小波は瑠璃花の股間を凝視していた。
「ちょっ! 小波!?」
 恥ずかしさのあまり足を閉じようとするが、小波に防がれ閉じれない。
 小波の顔はほとんど0距離まで近づいていた。
「何か、瑠璃花の臭いがする……」
「小波……止めて、くださ…い……!」
「何で?」
 そう言って、瑠璃花の縦筋を舌で舐める。
「んっ! ふ………んんっ!」
 自然と開かれる脚。股間から何かが噴き出し、顔にかかった。
「きた、ない……っ! です……か、らぁ……ぅあ!」
「大丈夫。汚くなんかないよ」
 瑠璃花の制止を無視して、何度も舐め上げ、指で掻き出す。
瑠璃花も手で小波の顔を押して抵抗しているのだが、
完全に力負けしていてほとんど意味がない。
「や………あっ、あっ、ぁああ!!」
 瑠璃花が今日一番の大きな声を出した。
背筋を反って、しばらくそのまま制止する。
「………これくらいなら……もう大丈夫……かな?」
 どのくらい濡れていればいいかなど全く分からないが、
この状態なら大丈夫だと思えるくらいに瑠璃花の秘部は濡れていた。
事実、瑠璃花のそこはヒクヒクしていて、
小波の生殖器を迎える準備万全である。
「えっと……確か……」
 財布を開き、中からコンドーム―――先輩から貰った物―――を取り出した。
授業の内容を脳の奥から引っ張り出す。
 袋を破り、取り出し、先を捻った後、装着。
これで妊娠を防げるはずだ……………破れない限り。
「瑠璃花………いくよ?」
「ちょっと………待って下さい」
 心の準備をしているのだろう。1、2回深呼吸して息を整え、目を開く。
「………いいですよ?」
「初めは一気にいった方がいいらしいけど………どうする?」
「……お任せします」
「あぁ、分かったよ」
 返事の後に、軽く触れるだけのキスをする。
腰を掴んで、先端を入り口に差し込んで、小波は一気に瑠璃花を貫いた。
621名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:42:20 ID:3bdaBLN9
「!!!!!………………あ……は……」
 痛み―――と言うより、それは衝撃に強かった。
刃物で刺されたような、硬い物で殴られたような、そんな感じ。
異物が自分の中に入りこんで、中から自分を壊していく。
 痛みのあまり声もでない。
 …………でも
「瑠璃花……大丈夫?」
「いた………………でも………だいじょう、ぶ…」
 嬉しいから。
痛みで言葉には出来ないが、本当にそう思っていた。
「大丈夫って………泣いてるのに、そんな訳ないって!」
「ほん、とうに………だい……じょうぶ、です」
 あの日、小波が試合に負けていたらこの痛みを味わう事もなかっただろう。
いや、味わったかもしれないが、相手はきっと小波ではないはずだ。
 そう思うとこの苦しみさえも幸せに思えてくる。
「もう、本当に、大丈夫………ですから」
 そう言い続ける瑠璃花に、小波は静かに頷いた。
「………分かった。出来るだけ優しくするよ」
「………お願い、します……」
 瑠璃花が呟くのを確認してから、小波はゆっくりと動き出した。
「んっ! あ゙っ! 〜〜〜〜〜〜!!」
 正直、まだズキズキとしてかなり痛いが、我慢出来ないほどではない。
歯を食いしばって、腕や足で小波を力の限り抱きしめる。
 そうすれば耐えられる、そんな気がした。
「うぁ、これ………凄い……」
 小波は小波で苦しんでいた。
幼さを見せる瑠璃花の生殖器は締め付けがものすごい。
 自分で慰めているのとは全く違う快感。頂点に立っするのも時間の問題だった。
「あ゙っ! うぁあ…………んんっ!!」
 次第に瑠璃花に変化が訪れる。
確かに痛い、痛いのだが…………最初ほどではない。
 だんだんと快楽の方が強くなってきて、痛みを和らげていた。
「あっ! こな………みっ!!」
「ん! 何!?」
「キス………し、て……あぁっ! くだ、さい………っ!!」
 まだ苦しそうな途切れ途切れな声。だが中に少しだけ色気が篭っている。
「んっ! うあ゙っ! ぁあ……んん!!」
 お願いを聞きいれ、瑠璃花の声の出口を唇で塞ぐ。
瑠璃花が首に抱き着いて、唇を押し付けるようなキスになる。
 だが二人はひたすらに続ける。小波の終わりがくるまで、何度も何度も。
「んんん! んーーんん!!」
 小波の限界が近づく。瑠璃花に言おうとしても、口を塞がれているので声はでないが。
どんどん高まっていく射精感と絶頂感。
 そして
「んん、ん、ん゙ん゙ん゙〜〜〜〜〜〜!!!」
 絶頂、昇天、快感。
全てが感覚が小波を満たしていく。
 0距離で感じる瑠璃花の温もり。力尽きたように、瑠璃花の手足が離れた。
「………大丈夫?」
「……………はい」
 息が上がっているが、それは別に大丈夫だろう。
確認の意味で瑠璃花の身体を隅々まで見渡していく。
 股間周辺に付いた血が少し生々しいが、あとは問題なさそうだ。
「瑠璃花……お疲れ様」
「………小波も、お疲れ様です」
 二人はどちらとなく近づいて、優しくキスをした。
622名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:43:28 ID:3bdaBLN9
 数十分後―――
「暑…………やっぱりクーラーつけるべきだったね」
「確かに……そうですね」
 真夏日に、窓もカーテンも閉めきった部屋でこんな事をすれば当然の結果だろう。
部屋の中は、暑いやら湿気やら匂いやらで大変な事になっていた。
 部屋の状態をザッと見て瑠璃花が言う。
「それよりも、私は掃除が出来なかったのが残念です」
「う………」
 確かにその通り。
 部屋は初めよりはましになったが、掃除機も完全にはかかっていないし、
まだ出しっぱなしな本や洗濯物もある。
 また瑠璃花に迷惑かけちゃうな………と小波が思っていると、
「………じゃあ小波、後は頑張ってくださいね?」
「……………………え? な、なんで!?」
 言葉の意味を理解し、瑠璃花に詰め寄っていく。
 すると瑠璃花が呆れた顔になった。
「何でって…………ここは小波の部屋でしょう」
 違いますか?と瑠璃花は続ける。
おっしゃる通りで。粉う方なき小波の部屋である。
「まぁ……そうなんだけど………せめて手伝って………」
「……小波は、痛みを訴える女の子に手伝わせる気ですか?」
「…………はーい……」
 渋々といった感じで、小波は掃除を開始した。
 先ずは床に広がった本やら服やらを片付けていく。
 その後は掃除機だ。
「…………はぁ」
 いつもなら適当にやって掃除機をかけるのだが、今日はそうはいかない。瑠璃花の監視がある。
 その瑠璃花はというと、布団の上に座ってずっと小波の方を見つめていた。
「あぁ…………」
 小波が大量の本を持って移動していた時、当然瑠璃花が口を開いた。
「私の処女……小波に奪われちゃったんですね」
「奪った………って、おいっ!」
 そんな言い方はないだろう、と瑠璃花の方を振り返る小波。
 しかし瑠璃花はまだ続ける。
「お母さん………私、傷物にされちゃいました」
「ちょっ………瑠璃花!?」
 何言ってるだよ、と叫ぶ小波。
同意の上での出来事をそんな風に言われたらたまったものじゃない。
 この後、汚されたとか言われたら卒倒物である。
「瑠璃………」
「だから……」
 何とか反論しようと小波が口を開いたが、瑠璃花がそれを遮った。
 改めて小波に向き合い、飛びっ切りの笑顔で言う。
「一生………責任取ってくださいね?」
 小波は、そこら中に本をぶちまけた。
623名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:44:31 ID:3bdaBLN9
以上です。
イメージ、性格とかが違うと思った人、すいません。
624名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:47:43 ID:inTZOPPY
あなたが神か!
ご馳走様でした。超絶GJであります!!
瑠璃花かわいいよ瑠璃花
625名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 21:19:37 ID:Qq94Ffzo
これはいい……凄くいい…!!
…が、中学生でこれは羨まし過ぎる…
GJです!!!
626名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:35:34 ID:uzxAPo0D
なんだ、ただの神か
627名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 23:50:08 ID:JKzLWqoy
初々しくてイイ………
よすぎる!GJ!!
628名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 03:12:58 ID:eQ9hz6q0
いやーよかったよ!GJ!
629名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 07:40:10 ID:I55YzYQd
中学生でHなことなんてけしからん!
GJ!
630名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 03:36:09 ID:lkYuwaSY
乙です
なんという羨ましい中学生…

それはそうと
陵辱系(?)のが一つ書けたことを声を小さくして申し上げておきます
631名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 05:57:56 ID:mPgx9LYi
では適宜投下を
無論注意書きを忘れずに

さてwktkして待っとくか
632名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 07:22:53 ID:3lXPjpi9
俺もwktkして待ってますぜ
633名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 19:57:38 ID:k38Y9Yuu
お、投下楽しみにしてますね
634名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:13:49 ID:lkYuwaSY
投下しようとしたら内部サーバーエラーとか出てきてもうホントにビックリした!
それでは投下させて頂きます。
朝っぱらにも言いましたが陵辱系(?)です。
大事なことなので2回言いましたよ。
635名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:15:37 ID:lkYuwaSY
『ヒヨリン大ピンチ!?』


「こんばんは〜♪」
「こんばんは。さあ、あがって。」

今日もミルキー通りで皆を歌で元気にしたヒヨリは、小波から電話で呼ばれ、遊びに来た。
小波の部屋にもすっかり慣れたヒヨリは足早に入っていく。

「じゃあ、今日も小波さんにいっぱい歌っていっぱいエナジーあげちゃうよぉ!」
「ああ、ありがとう。でも、その前に……キスをしないか?」
「えぇ?……う、うん、いいよぉ。でも…ちょっとだけだよ。」

唐突な小波のリクエストに戸惑うものの、ヒヨリは恥らいつつも承諾する。
目を閉じ、小波の唇が来るのを待つ。

「では、お言葉に甘えて…」
「え?きゃあぁ!むぐぐ…んむ…」

ぐいっと力づくで体を引き寄せられたかと思うや否や、驚く間もなく捻じ伏せられ、強引に唇を貪られる。
普段感じられた優しさは全くなく、かなり一方的なもので、
いくら自分の最愛の地球人である小波でもこのような乱暴な行為は許しがたいものだった。

「うぅ…もう!ヒドいよ小波さん!いきなり何するの!……って、あ、あれ…?」

ヒヨリはすぐに自分の体に起こった異変に気づかされる。
小波の口が離れた途端にヒヨリは全身が重くなるのを感じ、まったく動けなくなってしまった。

「フ…フフフ…ハハハハ!」
「こ…小波さん?」

立ち上がってヒヨリを見下ろし、高笑いをする小波。
ヒヨリを見つめるその瞳は冷たかった。
いつもの優しい姿とはかけ離れすぎた小波の様子に
何が何だか分からずに混乱しているヒヨリに小波は言い放った。

「ついにこの時が来たか。ヒヨリちゃん…いや、ヒヨリ。おまえの最期を見る時がな!」
「何を言って…ま、まさか……ギャスビゴー星人!?」
636名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:16:43 ID:lkYuwaSY
ヒヨリはようやく悟った。目の前にいるこの男は小波によく似ているが、
実際は小波とは全く正反対の性質を持った、悪の宇宙人であることを。

「ふふふ、その通り。最近、この男がお前と共に行動していることが多いことを突き止めてね。
真っ向からではお前にはかなわないだろう?だからこうしてこの男の心と体を乗っ取り、
おまえに近づこうと考えたのさ。まさかこうも上手くいくとはな。」
「そ、そんな…ひどい…ゆ…許せない!」

自分の恋人を利用するギャスビゴー星人の卑劣な手段にヒヨリは強い憤りを感じた。
小波は自信たっぷりの口調でヒヨリを挑発する。

「ふん、そんな状態でも威勢はいいな。ならば攻撃するか?…できるものならばな。」
「…うぅ……か、体が…」

起き上がろうとしても、鉛のように重い体は動かない。
勝ち誇ったような笑みを浮かべ、小波はヒヨリの首を掴んでそのまま持ち上げる。

「ふふ、どうした?動けないのか?まあ、当然といえば当然か。
さっきの口付けでお前の体にあるエナジーを根こそぎ吸い尽くしてやったからな。
当分は立ち上がることすらままならぬだろう。
もっとも、動けたところで、この男を傷つけることはお前にはできないだろうが。
…さて、このまま無抵抗のお前を始末するのは簡単だ。
しかし、せっかく奪ったこの体、存分に楽しんでからでも十分だ…そうだろう?」
「…!…い、いやあああ!」

これから何をされるのかを理解したヒヨリは逃れようと必死に体を動かそうとするが、
エナジーを失ったヒヨリの力はもはや赤子同然で、小波に抵抗するなど到底不可能だった。
持ち上げられた状態からベッドへ叩きつけられる。

「くくく、お前にやられた仲間の分まで犯してやる。覚悟しろ。」
637名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:17:44 ID:lkYuwaSY
「と、その前に…念には念を押しておくことにしよう。」
「え?きゃああ!」

そう言うと小波はヒヨリの頭にある先端に星のついた2本のアンテナを鷲づかみにした。
ブチリ、という音とともにアンテナはいとも簡単に引きちぎられてしまった。

「これでエナジーがあろうとなかろうと、お前の仲間に助けを呼ぶことはできまい。」
「ひ…ひどい…」

引きちぎられたアンテナを投げ捨てた小波は続いてヒヨリの服に手をかける。
日頃から肉体を鍛えている小波の腕力の前ではヒヨリン星で作られた丈夫な服も
紙のごとく引き裂かれ、あっという間に裸にひん剥かれてしまった。
露わになったヒヨリの肢体を目をギラつかせつつ、舐めるように見てつぶやいた。

「ふふ、これは犯しがいがありそうだ。
そうだな、まずはお前のその大事な口を使わせてもらうとしようか。」
「い、いや…やめて…」

服を脱ぎ捨てた小波の怒張がヒヨリの眼前に迫る。
起立したそれを見てヒヨリは恐怖で顔を背ける。
ビクビクと脈打つ一物をヒヨリの頭を押さえ、強引に口をこじ開け、押し込んでいく。

「無駄なあがきはよせ。そうれ、咥えろ。」
「んん!んむうううう!」

嫌がるヒヨリに対して頭を掴んだまま前後に動かし、容赦なく口内を蹂躙していく。

「くッ…なかなか、この体も、いいものだな…」

憎き宿敵を為すがままにする征服感で快感が高まるのを感じ、ますます乱暴に動かす。
喉の奥まで小波の一物でいっぱいになって息苦しくなり、吐き気を催し、
ヒヨリの目からボロボロと涙がこぼれ落ちる。

「…そろそろか…このまま出してやる。しっかり受け止めろ。」

それまで激しく動かしていた腰の動きがピタリと止まり、小波は絶頂に達した。

「んん!んんん!………うう…うえぇ、ゲホッゲホッ…」

一際強く脈を打ち、大量の精液がヒヨリの口内へと注がれる。
強引に口腔へ子種を流し込まれ、その味と鼻へと抜ける匂いに咽かえり、涙が止まらないヒヨリ。
そんなヒヨリが息をつく間もなく小波は次の責めへと移る。
638名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:18:46 ID:lkYuwaSY
ヒヨリの足を広げ、秘所を覗き、わざとらしく言った。

「ほら、休んでいる暇はないぞ。どれ、こちらはどうなって…ふふ、もうこちらも大分濡れてきてるぞ。
まさか、正義の宇宙人であるにも関わらず、レイプ願望でもあるのか?んん?」
「う…うぅ…そ、そんなこと…な…あ、あ…あん!」

ヒヨリが顔を真っ赤にして反駁するのを聞く間もなく小波は指で秘所を責め始める。
堪らずヒヨリは嬌声を上げてしまう。

「ふん、強がっても無駄だ。おまえの体は正直に反応しているぞ。」
「い、いやぁ…やめ…んあッ!ああん!」

自分の意思に反して、ヒヨリは興奮が高まっていくのを感じていた。
ますます秘所は蜜をあふれさせ、潤いを増していく。
指の感触で小波はそれを感じ取り、更にヒヨリを責め立てる。
更に秘所への責めに加え、空いたもう片方の手で乳房を揉みしだき始める。

「ああんッ!ふああぁん!!」
「ははは、なんだ、やはり喜んでいるではないか。
まったく、とんだ変態宇宙人だな。」

小波の指と言葉による責めにヒヨリは屈してしまった。
ヒヨリの顔から反抗の色が消え失せたことを確認して、小波は指を引き抜く。
淫靡な水音と共に、糸を引いて秘所から指が離れた。

「そろそろトドメといくか。おまえから奪ったエナジーで増幅した、
俺の悪のエナジーでおまえを中から汚し尽くしてやろう。」
「…!…い、いや…!」

責めから解放され、グッタリとしていたヒヨリだが、小波の恐ろしい言葉を聞いて戦慄した。
口を蹂躙した先ほどよりも更にいきり立った怒張がヒヨリの秘所に迫る。
639名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:20:08 ID:lkYuwaSY
「ではいくぞ。」
「ッッッ!ああぁ!」

濡れそぼったヒヨリの秘所を小波の怒張が一気に貫いた。
そして無慈悲なまでに激しく腰を振り、ヒヨリにぶつかっていく。
先ほどの責めとは比べ物にならない快楽に、たちまちヒヨリの頭が真っ白になる。

「いやあああ!あああんッ!」

今はただ、自分を襲うこの快楽に身を委ね、体を悶えさせるのみ。
ヒヨリの表情が変わったと見るや、小波は更に腰の速度を上げていく。

「はは、いい表情だ。このまま壊れてしまえ。」
「ああッ!ああああ!ふああああぁぁぁんッ!」

崩落寸前だったヒヨリの理性はもろくも崩れ去った。
理性のたがが外れたことでヒヨリはますますよがり狂う。
やがて小波の二度目の絶頂が近づく。

「く…い…いきそうだ…うおお!」
「ああああ!!はああッ!!ああああああああんッ!!!」

小波とヒヨリは絶頂に達し、ヒヨリの中に悪のエナジーが込められた精液がほとばしり、注がれていく。

「ふう…まだだ…これで済むと思うな。」

放心状態のヒヨリの耳に小波の言葉は届いていなかった。
その後も幾度となくヒヨリの体内の中へと精液を吐き出し続けた。ヒヨリもまた幾度ととなく絶頂に達した。
ようやく満足した小波は、失神したヒヨリの首に手をかけたが、ふと、ある考えが頭をよぎった。

「…やはり始末するには少々勿体無いかもしれないな。我が星に連れ帰って……ぐあぁ!な…なに!?…」

と、その時、突如頭部に走る痛打。小波は堪らず倒れこんでしまう。
いつの間に現れたのか、目の前にはヒヨリによく似たヒヨリン星人が仁王立ちになり、こちらを睨みつけている。

「そこまでだっちゃ!…よくもうちの妹をさんざん弄んでくれたっちゃね!
もう許さないっちゃ!ディープ・ギャラクシー・インパクトォーッ!!」
「う、うわああああ!」

小波の視界はみるみる不明瞭になり、ついには目の前が真っ暗になり、そこで意識が途絶えた。
640名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:21:02 ID:lkYuwaSY
「…う、う〜ん、ハッ!……な、何だ!?」

頭に感じた衝撃で、小波はガバッと起き上がり、目を覚ました。
そこはさきほどと同じ自分の部屋だったが、
自分の傍らではヒヨリが気持ちよさそうにすやすやと眠っている。
服は着ているし、アンテナもちゃんと2本あった。
どうやらヒヨリが寝返りをうった際に腕が額にちょうどぶつかり、それで目が覚めたようだ。
時計を見ると午前3時過ぎを指していた。

「…夢…だったのか?…ずいぶん生々しいような非現実的なような夢だったな…」

頭が回り始め、昨夜のことを少しずつ思い出し始める。
ヒヨリがコンサートの後に遊びに来たところまでは夢と同じだが、
その後はヒヨリの名曲メドレーを聴いて、真夜中を過ぎたあたりで珍しく
ヒヨリが疲れたと言ったので今日はもう早く寝ようと自分が提案したのだった。
そして、先ほどまで見ていた夢について考えた。

「(…ヒヨリちゃんに対する妄想が誇大化されて夢に出てきたのか?
…いや、確かにキス以上のことをしたいと思ったことは何度もあるけど、
さすがにあれはちょっと…ていうか、いくら夢の中とはいえ、
ずいぶん恥ずかしい台詞言ってたな、宇宙人に乗っ取られてた俺…)」

無邪気に眠っているヒヨリを見て小波は一瞬、今がチャンスと思いかけたのだが、すぐに考え直した。
焦って事を急いてはいけない。これからもじっくり付き合っていかなければ。
そう自分に言い聞かせつつ小波はヒヨリの頭を軽く撫でた後、再び眠りに就いた。

「うぅ〜ん、大変…小波さんのここに…悪い宇宙人が取り付いてるみたいだよぉ…今すぐ追い出して、やっつけてあげるよぉ…」

幸か不幸かヒヨリの寝言は小波の耳には入っていなかった。
641名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:21:45 ID:lkYuwaSY
終わりです。なんていうか、超展開ですいません。
642名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 22:25:40 ID:0qsbdG3G
GJです!
超展開?ヒヨリンにはそんなの関係ねぇ!
非常に楽しめました。
643名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:52:55 ID:fIly3kgd
煮詰め方次第では本編並みになりそうな超展開だなw
GJ
644名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:33:09 ID:nXy2V/KJ
何と言う超展開。
だがそれもヒヨリらしいかもGJ!
645名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 02:53:19 ID:l7X2b3vO
これは超展開だがヒヨリンだからこそ認められる展開
他のキャラでは出来ない展開だな。GJ!
646名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 15:44:44 ID:L/8w4z8O
さあな
647名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 02:42:34 ID:MlwqeYir
正義の味方ではなかったようだが
648名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 09:51:31 ID:YNbnikCc
さて、11が12月4日に発売するらしいな。
今回はどんな彼女候補がでてくるんだろ
649名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 12:15:59 ID:ScCP7QBd
順番だとホッパーズか
ミーナは出て欲しいな
あと大神側だと、ルッカさんと組ませるとロミジュリになっていい感じに…


しかし考えてみると、結構な属性キャラは出てるな…
650名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 14:14:07 ID:MlwqeYir
ホッパーズ存続なら石中はともかく小野さんはいるんだよな...
651名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 14:42:29 ID:YNbnikCc
属性キャラか…
ロリっ娘はもちろん、ツンデレ、クーデレ、ボーイッシュ、無口娘。人妻に巫女もあったな。
残るは眼鏡っ娘やヤンデレとか?
652名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 14:59:11 ID:E1hm96ar
>>651
恵理が微妙にヤンデレ属性持ってる希ガス
653名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 15:50:00 ID:KFDJU0Lv
パワポケでガチなヤンデレ出したらCEROが…
654名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:43:44 ID:YNbnikCc
恵理……ってどの辺が?
小杉にボコボコにされるあたり?
655名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:47:55 ID:iy0dFcga
>>654
心中エンドがあるからだろ
656名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 23:54:39 ID:lmYCa3I5
3歳はメガネっ娘とは言いたくないし、メガネっ娘属性って言えるのは彩だけどメガネをかけると
目が眼鏡族みたいになるのがマイナスだから

やっぱり11にはメガネっ娘が必要だな!
657名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:09:24 ID:vQPzLJTJ
日出子「絶対に許さない。絶対にだ。」
658名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:19:20 ID:3Crr4dRD
>>657
やべぇ、日出子とテラーさんを忘れてた。
659名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:26:32 ID:Yr1Cv7Tj
終始言及されなかったモモコカワイソス
660名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:36:55 ID:BBbvLmzp
うわああ素で日出子も寺岡もモモコも忘れてたw

寺岡さんはいいとおもうぜ!な!
661名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 02:20:59 ID:It+SzQX8
いつきのSSはまだ無かったんだな…
662名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 02:24:28 ID:BBbvLmzp
いつき書こうとしたことあるけど、イベント少なすぎて無理だったぜ
663名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 02:25:45 ID:OExo2edl
そろそろロボットが来ると思うんだ
664名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 02:43:33 ID:wa4NJ3ko
完全な幼馴染まだー?
665名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 09:58:33 ID:SzVDOiwB
いじめられっこという個人的性癖ジャンルを書いておこうか。
666名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 11:07:40 ID:SbcEQ5Y7
>664
明日香は幼馴染ではないと申すか

ところでそろそろ女子プロが出てきてもいい頃じゃないかと
アンヌは社会人野球だったし
667名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 12:05:30 ID:3foBQI+o
女子プロ出てくるなら由佳里が良いな
668名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 17:14:18 ID:1aT9TENF
アンヌなんてどうだい?
669名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 18:24:30 ID:LyI1N4CK
10の時点でゆかりは何歳くらいなんだろう
670名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:59:39 ID:gt5oGPx5
3主人公(当時20付近)が40超えるとか書いてた気がする
これが本当なら・・・
671名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 01:02:17 ID:8hgzhQ2I
3の3年目から10の3年目まで12年ぐらいみたいだぞ
672名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 05:57:04 ID:Ms1yvFyF
>>666
そうじゃなくて『完全な』幼馴染
やっぱ幼馴染は何年も一緒にいたってのが魅力だからな
小中高といつもいっしょだったヒロインとか出ないかなぁと

…ポケじゃ難しいか?
673名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 08:58:02 ID:wxPxb20m
ラブハンターな主人公だから、小中高といつもいっしょにいたら既に虜になってしまっているような気が……
674名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 09:12:07 ID:FWGjIvH5
完全な幼馴染の定義とはなんだ
675名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 10:08:48 ID:KIcMpUh8
小学生で落としてるんだから高校まで一緒にいたら妊娠しちゃってるだろ
676名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 11:34:32 ID:D8CSH1v3
ダッシュのヒロインの何人かは怪しいなw
677名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 12:18:25 ID:9/uPvmxX
>>651
人妻ってだれだっけ?
678名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 12:34:13 ID:wxPxb20m
奈津姫さんの事では?
679名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 14:09:37 ID:gt5oGPx5
未亡人・・・奈津姫&キクチ
680名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 17:09:15 ID:RqpkhvnP
准の維織さんのイベント最後まで起さなかった時喫茶店に行ったら言う
「ねえ…もういいじゃん逃げた維織さんなんてどうだって。あたしだったらずっと…」
っていうセリフは微妙にヤンデレスメルを感じた。
681名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 17:46:17 ID:FWGjIvH5
>>680
え?何それ!?
682名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 17:46:25 ID:2rL3BkSU
では然るべき行動に移っていただこうか
683名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 18:18:54 ID:wxPxb20m
>>680
自分もそんなの初耳だ!
684名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 18:32:26 ID:0lFJYQlG
確か主人公聞き逃すんだっけ?
685名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 19:32:28 ID:6ftCBG0m
准の良さがイマイチ分からない俺はS?M?
686名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 20:32:45 ID:FWGjIvH5
>>685
鬼鮫
687名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 20:56:12 ID:gt5oGPx5
>>680
ヤンデレではないだろ・・・
ツンデレといいヤンデレといい誤用が多くてワロス
688名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:05:43 ID:wxPxb20m
ヤンデレってあんな感じだろ?
ひぐらしだったり、スクールデイズだったり……
689名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:07:45 ID:MuW4+naN
未だにヤンの意味がわからない。
690名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:17:43 ID:2rL3BkSU
みなこは元ヤン
691名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:47:42 ID:p1dFuFa8
准に言葉責め&手コキされながら口内射精してしまう風来坊さん
692名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 23:06:49 ID:e9vmWacu
病んでる→ヤンデレ
693名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 23:44:43 ID:lKa6bMIR
しょうがないだろ、彼女候補は恋の病に冒されてるんだから
694名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 16:24:34 ID:mLr5F8M4
捕手
695名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 17:04:54 ID:NAGKikz+
まったく需要ないキャラっている?
696名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 17:05:17 ID:J02zw5at
立花
697名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 17:15:47 ID:xsY3bwDG
確かにないかもしれん。

が、女ですらない
698名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 19:04:29 ID:nnXCFyA7
のりかと美友はいらないな・・・
4の希美もかなり人を選ぶ気がする
699名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 22:51:59 ID:5J1Z2j0z
ゆかりちゃんの需要なんてないんだからね!
700名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 22:57:11 ID:6fXQS7fl
ゆかりたんは需要あるでしゅ!
701名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 23:12:10 ID:NAGKikz+
需要ないようなキャラを書こうとしたんだけど、なるほど紀香とみゆとゆかりか
702名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 23:31:34 ID:fqEk8jiD
>紀香とみゆ
誰得
703名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 09:54:22 ID:s9FmihQ0
はぁ?
ゆかりいるし、のりかもいるわ!
704名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 10:20:54 ID:4MI2FSGj
いや、のりかだけは無理だ
705名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 15:10:00 ID:tLgBTQzf
のりかと美友は無理
それと蘭も無理
706名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 15:27:45 ID:mzx5f+Tv
>>615
今更だが掃除機にエンジンは付いてない
707名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 15:43:35 ID:zmZ9dw0O
んな下らん事書いてるなら、小波の下の名前でも考えてな。
708名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 16:00:36 ID:Twk4v80m
イチロー
709名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 18:39:43 ID:s9FmihQ0
うん、イチローだな。
あータマちゃんが読みたい
710名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 21:23:12 ID:SQ1IORgs
イチローはねーよw

どうせポケの彼女候補は名字かあだ名か二人称でしか呼ばないしね
711名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:06:56 ID:4pUbnEJj
小波は小波というひとつの固有名詞であり小波は常に小波以外の何物でもなく上の名前でもなければ下の名前でもない。
小波とはひとつの完成された概念であり、故に何かを付け足すことは蛇足に過ぎない。従って考える必要性は皆無である……って、本村先生(7)が言ってたな(嘘)

4Pーーーーーーーーーー!!!!!!
待ってるぞーーーーーーー!!!!!!
712名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 01:45:42 ID:TacJk4HY
大波 久ってのがいたよな?どれに出るか忘れたけど。
713名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 02:01:43 ID:UPMC2eU2
晴川の人が大波って名前にしてたけど久かどうかは知らん
714名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 07:13:57 ID:Hh+oqtYa
もう、小波一路でよくね?
715名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 07:20:10 ID:qf4zzgJL
むしろコナミイチローでよくね?
メジャーを意識した感じでさ
716名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 08:41:51 ID:OfQb6339
なにこのキモイ流れ
717名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 13:29:40 ID:dEFLVyI9
>>716
おいおい、変態紳士度が足りないぞ
718名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 18:55:11 ID:VbR01w45
ふふふ〜んです。
719名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:41:39 ID:R3a8RTWm
アンヌって需要ある?
720名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:45:55 ID:e9gZ1QEU
あるないじゃない。
まずは書くんだ
721名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 03:16:59 ID:EfZHkqZR
アンヌはパワプロに出た3人目の女性投手なんだよな。



豆知識な。
722名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 04:11:02 ID:vY1u6kFD
保守
723名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 00:44:39 ID:ABLb+Uvb
たしかアンヌと3主って結婚しないんだよな?
その時3主ってまだサイボーグだったっけ?
724名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 07:57:52 ID:HBD5gN4O
>>721
パワポケでは一人目だけどな。

二人目は和那。
725名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 13:31:12 ID:jvMUNUbM
ひなとり忘れるな。
726名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:08:30 ID:0ntX54ey
保守
727名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:55:57 ID:375MLiFA
>>724
バーローがいる高校の控えにアンヌの顔使ってる奴いなかったか?
728名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 19:05:48 ID:ABLb+Uvb
>>726
保守やめい
729名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 23:26:30 ID:XgMiQiV/
>>728
下げようぜ
730名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 00:43:52 ID:s+rnjDMY
すいません。素でミスってた。
つーかやっぱカズ書くの難しい
731名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 23:08:53 ID:LnEpD6p7
武美のパンツをくんかくんか
732名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 00:37:41 ID:dC9wmPn9
何か保管個にえらい事書かれてる……
733名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 01:22:52 ID:Q73teaCF
>>732
本当だwしかしこれはねーよw
二次創作ってなんだか分かってんのかなこのやろうはw
734名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 01:26:24 ID:qSioPnzF
18歳以下が来ちゃ駄目だというのに・・・なんだ・・・こいつは・・・
735名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 01:29:25 ID:EbaqDSp4
別段荒らした形跡はないみたいだしスルーが一番
736名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 04:47:40 ID:qFGk/j3M
メアドまでご丁寧なこったww
ガキ臭い文章で吐き気がする
737名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 09:22:44 ID:UrOH+gsG
コメントのことか?
738名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 12:50:52 ID:DOEKgZSp
釣りじゃないのかってくらい厨くせえwww
739名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 11:55:25 ID:yZaTmGyA
大佐、燃料をくれ
740名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 12:10:37 ID:MU0AVcSv
4Pが……きっと4Pがきてくれる……!!
741名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 18:21:30 ID:tR4zw3Rx
○><
742名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 03:18:24 ID:xTYrZH56
〇@@〇
743名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 18:36:41 ID:9kXVYt/q
誰か……俺にエネルギーを……
744名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 20:25:25 ID:uNVCPt60
>>743
「ふふふ〜ん。
あなたかわいいです。ペットにするです。」
745名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:06:02 ID:YnL2GA/w
ネタなら…
武美が9主の出掛けてる間に、布団に潜り込んでこっそり自慰してるところを帰ってきて見つかりそのままとか…
いつきが、ナオとサラの事で10主を旧校舎に呼び出すけど怖くてビクビクしながら抱き着くとか…
駄目ですね\(^O^)/
746名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:11:22 ID:LKgM96YB
と思ってるあなた
どうしてやめるんだそこで!!! ダメダメダメダメ諦めたら!
747名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:49:00 ID:t49el4IP
何でこのスレ時々松岡がいるんだよw
748名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:39:27 ID:UpzL4jwu
3の智美がパラレルワールドの夢を見る。
夢は1の智美グッドエンド後のバレンタインで好きな彼にチョコをあげるもの。
その後幸せな気分で彼に抱かれている中、夢が覚めて、
彼がもういないことに憂鬱を感じながら、綾華にバレンタインにいい思い出がないと、呟く智美。
その後サイボーグの彼を見つけて恋がまた始まるというネタはどうだろ?
749名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 04:57:05 ID:n2JG9GA/
智美はパワ10決主人公が美味しくいただきました。
750名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 07:48:42 ID:AjBFA3LY
>>748
とってもいい話じゃないか。
長くなりそうなのが問題だけど
751名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 18:47:39 ID:J88a2Y+v
>>749
ん?10に完全版が出てるのか?
裏のイベントが少ない気がするからイベント増量されてるなら欲しいね
752名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:23:46 ID:LDik5qov
パワプロの10の方じゃないか?
753名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:52:54 ID:AjBFA3LY
パワプロに智美って出てたっけ?
754名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:59:47 ID:n4pPSJ5f
10のサクセスオールスターズに出てる
智美以外にも何人かパワポケの選手が出る

ただ顔がパワプロ仕様になってるのでパワポケの顔に慣れてるとショック受けるかも
755名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 00:22:27 ID:GFj/BNGG
最近、過疎り杉
756名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 01:06:37 ID:U8a6NZhc
原因は何なんだろうな
757名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 02:04:34 ID:Zc4Nz0WT
時期もあるんじゃね?
あとニコニコの彼女攻略・動画が消えたのはショックだった。
758名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 06:33:46 ID:eay8v4S/
>>756
最近時間があまりないんですけど、なんとかなるでぇっていうか、やったらムンムン、カマしたらぁー!
みたいな気持ちでいたんですけどもね、ところがもう何が現実は、もう、そうでなくて 自分の思うようにできないんですよ。
759名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 22:20:03 ID:GFj/BNGG
ブランクがあるとは思えん
760名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 22:29:46 ID:a6CaY1yQ
大佐乙
761名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 05:21:08 ID:yPsI2WUl
サクセスオールスターズがまたあるとしたらポケから誰が秘書で出るのか予想してみる。



浅上綾華
秋本彩
霧島さん
白瀬ふきこ
いおりん


パっとしない。。。
762名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 12:07:32 ID:YV09vxxp
>>761
763名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:23:10 ID:oBxNWyi+
>>758
頑張ってくだせぇ。私ゃまってますぜ
764名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:35:53 ID:voRMEzC2
保守小ネタ投下します
765名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:36:39 ID:voRMEzC2
 角を曲がると、道のど真ん中に人が倒れていた。
行き倒れ、殺人事件、ただ道の真ん中で寝るのが趣味な人。
どれも可能性としてはありうる。
 彼女は至極真面目にそう考えて、気を落ち着けるために深呼吸した。
個人的には、三番目であってほしい。話のネタになるし、何の事件性もない。
(……ありえないよね)
 声をかける、悲鳴をあげる、警察を呼ぶ。
そのどれかの行動を選ぶべきだと頭が叫ぶ――いや。
(関わらない、ってのが一番いいのかも)
 その考えを、頭を振って否定する。
もしかしたら一刻も早く助けが必要なのかもしれないし、
やはり放ってはおけない。
(血が出てたりは、してないみたいだけど)
 少しづつ近寄って、観察する。ぱっと見た感じでは外傷はない。
それは幸いといえることなのかもしれないが、
倒れている人間を見つけたという時点で、彼女にとって幸いとは言えなかった。
「……えっと」
 助けを求めるように周りを見回すが、夜の街の裏通りに人影はない。
そもそも現在時刻は午前四時……まっとうな人間は夢の中だろうし、
まっとうじゃない人間も、こんな場所をわざわざ通ろうとはしないだろう。
 小さくため息。もう一度、勇気を振り絞って倒れている身体を見つめる。
金髪なのは髪を染めているだけかもしれないが、
肩の露出した肌の色からしてどこかの外国の人のように思えた。
 加えて髪の長さ、体型、服装から判断するに女性のように見える。
……もちろん、ニューハーフの人の可能性も捨てきれない。
彼――いや、彼女らには時々、
女としての自信がなくなりそうなほどきれいな人がいるのだ。
 ともあれここまで来たらとる手段は二つに一つ。
声をかけるか、否か。
「うーん……」
 人が倒れているというのはそれなりに異常事態ではある、
だが、珍しいというほどのことでもないのだろう。
きっと毎日誰かがどこかで倒れているのだから。
それに出くわすと言うのも、長い人生の中で一度や二度はあるはずだ。
「ん……」
 唸り声が聞こえて、思考が妙な方向にそれていたことに気づく。
現実から目を逸らしたかったのかな。
そんなことを思いながら、倒れている女性にさらに近づいた。
少なくとも死体ではない、
それだけで話しかけようと思えるに到ったのは少々軽率だったかもしれない。
「あ、あの……大丈夫ですか?」
「ン……」
 しゃがみこんで、肩に手を置くと同時に語りかける。
柔らかな肌、熱いとさえ感じる体温。
肌の色は違っても同じ人間だということを今更ながらに実感する。
「ウ…………お」
「?」
 ゆっくりと女性は顔をあげて、こちらを見つめてきた。
綺麗な瞳だった、けれどそれはガラス細工のような危うい煌きではなく。
「オナカ空いた……」
「………………え?」
 何となく真面目なことを考えていた彼女の耳に、ぐぅ、と間の抜けた音が聞こえた。
766名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:37:29 ID:voRMEzC2
(ガツガツガツガツ……)
「……………………」
二十四時間営業しているファミレス、
都会ならどこにでもある、庶民の心強い味方。
 手元には税込二百十円のホットコーヒー。
ぐるぐると回る白い円をかき消すようにスプーンで混ぜる。
たっぷりと入れた砂糖は体重を増やすことにつながるのかもしれないが、
甘い砂糖で疲れを癒すことのほうが、今の彼女には重要だった。
「ガツガツガツガツ……ごくごく」
 さらにその前には六百八十円(+大盛りで二百円)の焼肉定食。
価格の割にはボリューム満点、らしい。
彼女にとっては量が多すぎて、見るだけで胸焼けしそうなものなのだが。
「あむ……ごくごく……ガツガツ……」
 ……その皿はすでにほとんど空になっていた。
先ほど拾った外国の女性がものすごい勢いで貪っているのだ。
「ごくごく……ふー! オチついたネ、アリがと!」
 食べ終えて、女性は満面の笑みで礼を言ってきた。
朗らかなその笑顔に彼女もつられて小さく笑う。
天真爛漫とはこのような人のことを言うのだろうか。そんなことを思う。
「そ、そう……よかったね」
「ホント、ヨカったネー!」
 ややアクセントがおかしい、あまり流暢とは言えない日本語。
けれど伝わる分だけましだと言えた、
彼女の同僚には日常会話ができない人もいたことがある。
「えっと、それで……なんで倒れてたの? ……込み入った話なら聞かないけど」
 何となく放ってはおけずにファミレスへと連れ込んだのだが、
彼女に深く関わろうという気はなかった。
そもそも自分のことで精いっぱいなのに、他人の面倒を見ることができるはずもない。
――もっとも友人に言わせれば、一人の男の面倒を見ているということだったが。
「ムー? コミイッタ? マあ、倒れテタ理由はあれダ、オナカ減ったからダヨ」
「……そ、そうなんだ」
「明日モ知れぬクガクセーだからナー、トリあえず……ウン? 今何時ダ?」
 クガクセー、学生。少し驚いたが、良く考えれば不思議ではない。
そんな言葉を耳にしてすぐに。
女性は慌てたようにあたりを見回し、質問してきた。
問われた言葉を少し遅れて理解し、腕時計を見る。
味のあると言えば聞こえはいいが、ずいぶん古いものだ。
これをもらった時は、もう少し彼も――
「……?」
「!」
 不思議そうな顔をする女性に愛想笑い。
「えっと、五時ちょっと前……」
「アー……」
 がくりと女性が机に突っ伏す。
もそもそと携帯を取り出し、ぴこぴこと操作……
画面に映し出された履歴を見たのだろう、落胆した表情になり顔をあげた。
「うーん、困ったナ、テンチョー激怒してルヨ」
「え……?」
「ツギ遅刻したらクビだー! ってマエいってたカラなー」
「そう、なんだ」
「ムー、このママだと飢エ死にスるネー」
「……」
767名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:38:35 ID:voRMEzC2
 放っておくのが一番いい、それは十分に承知しているつもりだった。
二十も半ばを過ぎれば、騙されて痛い目にあった回数も多い。
けれど――
「その、もしよかったら」
「うン?」
「仕事、紹介しようか?」
 女性の力になりたい。そんな単純な気持ちが、迷いを吹き飛ばした。
「ンー……アヤシイ仕事は勘弁ネ」
 けれど女性は困ったように眉をひそめて、そんなことを言ってくる。
普通に考えれば、この反応は正しいのだろうが。
「アヤシイ……のかなぁ?」
「?」
 彼女の仕事は――あまり人に誇れるものではなかった。
怪しい仕事、世間一般的にはそう思われているものだ。
もっとも、彼女自身は自らの仕事を、決して嫌ってはいないのだが。
「えっと、ホステス、ってわかる?」
「ほるひす?」
「ほるひすじゃなくて……うーん」
 どうやらわからないらしい。困りながらもなんとか、説明しようとする。
「えっとね。お客さんにお酒をついで、そのあと……」
「アブラギッシュなオッサンの股グラにクチを突っ込むのカー?」
 彼女が言い淀んだわずかな隙に、女性はずいぶんと過激なことを口走ってきた。
驚きに眼を見開く。言葉の過激さにも驚いたが、それよりも。
(アブラギッシュなんて表現、知ってるんだ……)
 そっちの方が気になった。
実は日本語がすごくうまいんじゃないだろうか。
生じる疑念を押さえこんで、口を開く。
「うーん……そういうののの、三歩手前……ぐらいかな?」
「サンポテマエ? ……自己紹介グらいカ?」
「うーん、自己紹介よりかは二歩ぐらい進んでるかも」
「二歩……キスぐらいか?」
「それよりは少し手前……なんだか、話がずれてるような」
「そうカー?? で、結局何スルンダ?」
 遠まわしに言おうとして、結局うまく伝えられずに、
直接的に説明することにした。
「えっと、お酒をついで、話を盛り上げて、少しセクハラされるところまで……かな?」
 建前上は、お触り厳禁なのだが。建前は建前でしかない。
「オオ、つまり酒デ酔わして、いい気にサセて、男をダマスってことダナ?」
「……なんだか、悪意が混じってるような」
「キノセイねー。ウン……オッケーダヨ。ミズショーバイはモウカルってキクシナ」
「……水商売は知ってるんだ。じ、じゃあ、連絡先を……」
 いろいろと言いたいことはあったものの、追及はせずに、
彼女はポケットに手を入れて、携帯電話を取り出す。
「……わわっ!?」
 その途端、大きく震える携帯電話。
 ――がしゃん。手が滑って、女性の方へと転がって行ってしまった。
「オマエ、ドジだナー」
 机から滑り落ちそうになった携帯電話を、女性は華麗に手に取って、
彼女の方に差しのべてきた。
768名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:39:23 ID:voRMEzC2
「あ、ありがとう……」
 礼を言って、画面を開く。心臓が高鳴る――もしかしたら、彼かもしれない。そう思ったからだ。
 そして目に映った件名は――『お手軽ダイエット方法!』。 
「…………はぁ」
「?」
 彼からのメールでないことに気づいて、溜息をつく。
馬鹿だ。これは仕事用の携帯なのに。
「ドうしたんダー?」
「え? ……ううん、なんでもないから」
「?」
 最近、彼からのメールが減っていた。
デートしても淡白に終わることが多く、お店でも楽しそうにしてくれない。
別れてしまえばいい、そう友達は言うけれど――
「……ゲンキダセヨー!」
「ひゃぁっ!?!?」
 少し痛いくらいに肩を叩かれて、彼女は驚きに身をすくませた。
いつの間にか机から身を乗り出していた女性が、にっこりと笑う。
「ワラうカドにはフク来たる――だからナ!」
「……そ、そうだね。……ふふっ」
 やっぱり、すごく日本語が上手じゃないんだろうか。
そう思ったが口にせず、彼女も女性につられて、微笑んだ。
 少しだけ、気が楽になった。
「じゃあ、携帯の番号を――」
「コウカンシマショー」
 通信機能を使って、番号を交換する。携帯に表示された名前は、やはり外国の人名だった。
「……ン? 何て読むンダ? コレ」
「あ、その名前は源氏名だから……」
 仕事用の携帯電話は、ひいきのお客さん、あるいは同僚に教えるためのものだった
プライベート用は別に持っているが、今はそれを言う必要はないだろう。
「ゲンジメー? ヘイケメーもアルのカ?」
「……その源氏じゃないと思うんだけど」
「ムー、ニッポンノ言葉むヅカしイネー」
「……そうだね」
 やっぱり、ものすごく日本語が上手じゃないんだろうか。
そう思ったが、やはり口には出さず。説明する。
「えっと、仮の名前みたいなもので……」
「カリ? あレのサキッちょカ?」
「そ、そうじゃなくて……嘘の……」
「顔赤いゾー」
「うぅ……」
 顔が熱くなる。
これぐらい、いい加減なれた方がいいとは常に思っているのだが。
「嘘、カー。本当ノ名前は何ナンダ?」
「え? ……えっと」
 迷う。いくらなんでも本名を教える必要はないんじゃないだろうか?
「……」
 けれど迷ったのは一瞬だった、相手の名前を知っておいて、
自分だけ隠すのは良くない、そう思ったから。
「私の名前は――」

 これが二人の出会いだった。
769名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:40:59 ID:voRMEzC2
終わりです、萌えスレに投下でもよかったかも
いつの間にか過疎ってるみたいなんで、11までにエロいのを3つ投下すると宣言しておきます
たぶん順番は恵理、芙喜子、真央
770名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:02:31 ID:9LzLr89n
おおお!GJです!恵理の話はいいなあ

3つも・・・すげえ
楽しみに待ってますね!
771名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:10:44 ID:qGBjSofQ
サブキャラなのにすごくキャラ濃い人キター
772名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:31:48 ID:c/qAXRtK
サブキャラなのに恵理よりキャラが濃い気がする不思議
773名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 02:45:43 ID:Q7UyHYhw
寝る前に良きモノを見れた。
乙乙
774名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 18:49:01 ID:X9iE63hz
乙すぎるいい話ダナー
ほるひす吹いたwwww
775名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 20:41:45 ID:CW7dYtJu
乙です。
恵理もソムシーも好きな自分にはたまらん
エロの方も期待してます
776名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:44:32 ID:90K2ghxn
ところで恵理とソムシーって同居してたのかな?
貧乏そうだしありそうな気が。
唐突に恵理が布団で悶々としてる横で、のんびり爪切ってるソムシーの映像が浮かんだんだが。
777名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 02:13:40 ID:hwYyljcX
同じ店のソムシーって自己紹介するあたり同居はしてないような。
そもそも二人が貧乏って表現あったっけ?
恵理がロスに行く時は金よりも逃げたいって願望っぽいし。
778名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 16:26:02 ID:twTrt9M2
まいったわーよりにもよって瑠璃花にはまってしまった・・・
寝ても覚めても頭から離れない
「何だよこのツンデレ氏ね」て第一印象だったのにどこで何間違えたかなー
ロリコン、か・・・
779名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 17:35:57 ID:CQatOqBj
>>778
いらっしゃい
我らが世界へ……
780名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 17:36:42 ID:91AaS0vj
何を言うか、瑠璃花はいいじゃないか。
あのツンデレで小学生とは思えない
781名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 18:40:30 ID:A22D1o5J
むしろ小学生らしい感じだったような
782名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:24:57 ID:QIkqKw1e
実はまだるりかがカンに障る俺
783名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:45:24 ID:twTrt9M2
あぁ、やってしまった・・・瑠璃花で・・・
もうダメだ俺はもうダメだるりか、るりかああああ・・・・・・
784名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:46:48 ID:QIkqKw1e
おもしろすぎるw
785名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:24:28 ID:iRNB3rHH
>>783
安心しろ、俺も瑠璃花で何十回もやったことあるぞ
あ、リアルでは紳士です^^
786名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 00:16:31 ID:tebN7eeA
エロ紳士が何を言っている
787名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 00:19:17 ID:tebN7eeA
ひいいあげちまった
1日ROMるわ
788名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:06:13 ID:yPmn/gV8
>>787
瑠璃花「しかたありませんね……でも、何回もあげちゃダメなんですから!!」
789名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:34:11 ID:9xrSW4W6
ふぅ…
ロリコンは犯罪だろ
790名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 08:09:00 ID:fVsEr5S3
ゆかりたんと子作りする3主を妄想したのであった
791名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 11:07:31 ID:jjPjeWkG
ぅぁっ・・・・・・ハァ・・ハァ・・


いたいけな小学生に欲情するとかマジあり得ねーよ死ねよ・・・俺・・・
792名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 11:53:02 ID:/t/Jpsk6
変態と言う名の紳士なんだよ
793名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 17:25:04 ID:t1U83A3h
だいじょうぶ、みんな仲間さ
794名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 23:12:37 ID:/OIHsqmN
ちょっと聞いてみるんだけどさ、ダッ主×青空を投下してもいいだろうか?
根本的にダッシュてロリばっかだから気が引けるんだよな…
相手も年相応だからいいような気はするんだがなんとも
795名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 23:15:41 ID:lEzTYO77
No、という奴が居たら俺がミンチにするから気にせず投下したまえ
796名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 01:18:10 ID:f2qhPMvw
さあはやく投下する作業に戻るんだ
797名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:26:35 ID:OA6IXc+5
それじゃ落とさせていただきますわ。ろくなもんじゃないですが。
798名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:27:29 ID:OA6IXc+5
ある晴れた夏の日。戸並は家で一人貴重な休日を満喫していた。
世間一般には夏休みと言うが野球部にとっては休みではない。夏特訓である。
鳴呼美しき哉白球に懸ける青春、青春を遠く懐かしむ監督はこう言って毎度厳しい練習を課すが、
当事者にとってはたまったものではない。青春なんてそんなにいいもんじゃない、
いくら野球が楽しくても辛いもんは辛い、それが嘘偽らざる気持ちだ。
とにもかくにもこうして休める事に感謝しつつ家でごろごろとしていた。
「あぁ、青空に会いたいなぁ」
ふと口をついて出た言葉。照れてしまう。
連絡こそとってはいるが、もうそらとは半年以上会ってない。いわゆる遠距離恋愛。
話す事はお互い野球(ソフトボール)の事ばかり。でもそれだけでも幸せだった。
「会いに、行こうかなぁ…」
一瞬考えがよぎる。貯金は、ある。泊まるところ、監督泊めてくれるかな?もしくは無田君を頼るか。
休みは無いけど1日ぐらいサボったってバチは当たらないよな。普段あれだけ頑張ってるし。
きっと青空は驚くだろうな。喜んでくれるだろうか?いや、サボった事を怒るかな。
そんな他愛の無い事をほわほわと考えていると、突然玄関のチャイムが鳴った。
気持ちのいい空想を邪魔された戸並は舌打ちを一つ打つと、
「はーい」とあからさまに不機嫌な声を発しながら階下へと降りていく。
どうせつまらないセールスマンか宅急便だろう。前者だったらバットでぶん殴ってやろうか、そんな事を考えながら。
しかしその予想は鮮やかに裏切られた。

「はいどなた…って、青空!?何でここに!?」
扉を開けると目の前には誰あろう愛しの青空が立っていた。
一瞬の驚きの後にこみあげてくる歓喜。やっぱり自分達は赤い糸で繋がってるのだろうか、
うわすごくうれしい、でもあんまり喜んだらみっともないかな?うん、ここはクールに決めようそうしよう。
「戸並、その、ちょっといいかな?」
「え?」
しかし青空の予想外の声色にそんな浮ついた気持ちは一瞬で吹き飛んだ。
彼女の声に喜びは無く、明らかに沈んだものだった。驚く戸並にかまわず青空は続ける。
「その、お願いだ、ちょっと私に付き合ってくれないか?」
彼女の眼は真剣そのものだ。まっすぐに、切実に、戸並の事を見つめてくる。
ただ自分に会いに来たわけじゃない、これはきっと何かあった、
野球漬けでちょっとおつむが怪しい彼でも容易に想像出来る、それほどの勢いがあった。
「う、うん、分かった」
「ありがとう、頼れるのは戸並だけなんだ…」
ほっとしたようにつぶやく。これはなおさらただ事ではなさそうだ。
「ちょっと待ってて」と急いでよそ行きの服に着替えると、
出かける旨を伝える書置きを残し戸並は青空と共に家を出た。
799名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:28:46 ID:OA6IXc+5
数時間後、2人は小さな砂浜にいた。
青空が流れついた、そして父親と感動の再会を果たしたあの砂浜だ。
そこで2人は体育座りで静かに夕陽を見つめている。
誰もいない砂浜には、潮騒だけが響き渡っていた。
「綺麗だな、夕陽」
「うん」
青空は遠い目で夕陽を眺めていた。どこか憂いた様子の横顔が夕陽に照らされる。
それはたまらなく美しかった。しかしそんな感傷にひたってもいられない。
戸並は彼女が話し出すのをひたすらに、我慢強く待っていたが、ついに意を決して尋ねた。
「どうしたんだ?そろそろ何があったのか教えてくれよ」
道中青空が口を開く事はほとんど無かった。どこへ行くのかを聞いてもただ一言、
「私に、付き合って欲しいんだ」と言うばかり。
そして鈍行を乗り継ぎ、途中で手持ちが底をついた戸並の電車賃を立て替えつつ着いた先がここだった。
戸並も途中でどこに行くのかの見当はついた。しかし何をしに行くのかだけはさっぱり分からない。
ひょっとしてふられるのだろうか? そんな一抹の不安さえ抱きつつ大人しくついてきた次第である。
「………」
しかし青空は相変わらず押し黙ったままだった。
いくらお人よしの戸並とは言えそろそろ限界だ。ついに不平を口にしようとしたその時、
「お父様が、な…」
「えっ?」
「お父様がな、その……再婚、するって」
感情を押し殺したような声で、ただ二言そう言うと彼女はまた黙り込んだ。
いざ怒ろうとした戸並はびっくりして感情の行き場を失ってしまう。冷や水をぶっかけられた気分だ。
しかもそこにもってきて重大な告白だ。きっと彼女はこの事で悩んでいるんだろう、
その程度の事は彼にもすぐに想像はついたが、たて続けに襲い掛かるサプライズを受けて思わず
「そ、その…おめでとう…」
と口走ってしまう。言ってから激しく後悔した。
(おめでたいと思ってたらこんなに落ち込んでるわけないじゃないか!俺のバカ!うわぁどうしよう…)
激しい自己嫌悪に陥ると同時に、謝る言葉を探し始める。しかし容易には思いつかない。
戸並は一人忙しく考えをめぐらしていたが、そんな彼にかえってきたのはいささか予想外の言葉だった。

「そうなんだ、おめでたい事なんだ。お父様に幸せになってもらいたい、
いや、お父様は幸せにならなきゃいけないんだ。ずっと私の側で貝として苦しんできた
お父様が幸せになって初めて、私達は失った時間を取り戻したって言える、
頭の中では分かっているんだ。でも、せっかく戻ってきたお父様が他の人にとられてしまう、
私から離れていってしまう、って考えたらすごく悲しくて、
そして何で私を放って他の人に愛情を注ぐんだ、ってすごく腹が立ってしまって、
でも自分が間違ってるのは分かってて、そんな自分がたまらなく嫌で、嫌で……」
800名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:31:16 ID:OA6IXc+5
淡々と、しかしはっきりとした口調で語る彼女。だが言い終わる頃には声が震えていた。
内容も感情的で、普段の冷静でキリッとした口調はうかがえない。
「青空…」
「私は強くなったつもりだった、でもダメなんだ、お父様が私の事を気にかけなくなったら、
他の人の事ばかり考えるようになったら、て思うと辛くて悲しくて胸が張り裂けそうなんだ……
そんな自分が嫌いだ、でも頼らないと辛い、でもお父様にも嫌われたくない、幸せになって欲しい、
どうすればいいんだろう、私はどうすればいいんだろう……」
声はさらに震え、その目からは涙があふれ始める。
そうなるともう止まらない。今まで我慢していたものが一気に崩れ去り、激しい嗚咽へと変わった。
彼女は激しい自己嫌悪と葛藤に陥っていた。
父親の幸せを祈る気持ちと自分のエゴ、その板ばさみで完全に心がまいっていた。
そして衝動的にすがるように戸並を頼ってはるばる家までやって来た、というのが事の顛末だ。

戸並は半ば唖然としつつ彼女を見つめていた。
突然の重い告白、そして号泣。どうすれば慰められるのか自分には見当もつかない。
慰める言葉ぐらいは思いつく。お父さんはきっと青空の事を見捨てたりしない、
ちゃんと前のように愛してくれる、しかしそんな言葉で慰めになるのだろうか?
そんな彼女を見つめる内に、半ば確信めいたものが芽生え始めていた。そして
「俺が…」
「え?」
「俺が守ってやる!俺がお前を支えてやる!お前を全部受け止めてやる!だから泣くな!!」
とっさに口をついて出た言葉。しかし嘘偽りは無いつもりだ。
誰にも言えなかった胸の苦しみを、こうして自分にだけ打ち明けてくれた、
そして自分の前でだけ心をむき出しにして泣きじゃくる、
そんな彼女がたまらなくいとおしくて、いとおしくて、ただ守りたくて、自然とそう叫んでいた。

しかし、返事は、無い。青空はぽかん、とした表情で戸並を見つめるばかりだった。
(ヤバイ、かっこつけすぎたかな…?)
その通り、いくらなんでもクサい、クサすぎる。青春ってレベルじゃない。
これはきっと自分があまりにも滑稽で泣くのも忘れてびっくりしてるんだろう、
そう思い至って先ほどのあまりにもクサイ発言を笑ってごまかそうとしたその時、無言で青空が抱きついてきた。
押し倒されるようにして砂浜に倒れこむ戸並。
戸並の引き締まった体に、青空の引き締まりつつも、しかし女性らしくほどよく肉付いた体がのしかかる。
胸に何か女性特有の柔らかい塊が押し付けられてくる。初めて味わう感触だった。
匂いが、息遣いが、脈打つ音が、本来通すべき五感では無く肌で伝わってくる。
戸並は突然の事に目を白黒させ、ただ青空の熱い抱擁になすすべなく身をまかせる事しか出来なかった。
「ありがとう、本当にありがとう、私、嬉しい…」
そう言うと頭を抱き寄せる。
青空の薄く柔らかい唇が戸並のそれと重なる。頭に電流が走ったような、それでいて心地いい感覚。
青空は戸並を離そうとはしなかった。押し返す気力も沸かぬまま、とりあえず成り行きに身を任せる事にした。
そして戸並は、持て余した自分の手を青空の背中に回し、そしておっかなびっくりと初めての抱擁を満喫した。
801名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:32:09 ID:OA6IXc+5
数分後、二人はばつが悪そうに元のように座り直していた。お互いに顔は真っ赤である。
「そ、その、さっきは、すまなかった」
「う、うん…」
全然すまなくないよ、むしろ嬉しい、て言いたかったけどさすがにそれは憚られる。
いくら戸並でもそこまで図太くは無い。
「でも、嬉しかった、すごく嬉しかった。お父様が私だけのものじゃなくなっても
私の事支えてくれる人がいるんだ、ってすごく嬉しくって…今ならきっとお父様を素直に祝福出来ると思う」
さっきとは違う柔らかい声で語る青空。その声にさっきまでの切実さは無かった。
その事に一安心する。少しは彼女の役に立てたようだ。
「それと、こんなに遅くまで私に付き合ってくれてありがとう」
「うん…あ、帰れるかな……」
もうすぐ夕陽が沈みきろうとしていた。歩み寄る夜の闇と混じって紫に染まる雲が美しい。
しかし戸並の頭にあるのは
(お金は借りるとして、でも結構乗り継いだよな、あれ?どこで乗り継いだっけ?
それに電車ちゃんとあるのかな?ヤバイなぁ、これ帰れなかったら野宿か?駅のホームで寝るのかなぁ?うへぇ…)
などという、そんな情景とは無縁な現実的な悩みだけだった。
「あぁ、今日は私の家に泊まっていってくれないか?」
そんな戸並の脳内を知ってか知らずか、青空は言う。
「え?いいの?」
「お父様も恩人である戸並に会いたがっていた。きっと喜んでくれるだろう」
「で、でも…」
(本当にいいのかな?泊まれるのは嬉しいけど女の子の家に外泊、って言うのは…)
そんな悩みも次の一言で吹き飛んだ。いや、正確には立派な大義名分をもらって安心した、といったところだが。
「それに、黙って家を飛び出してきたから、お父様と顔を合わせるのが少し怖いんだ…
 だから一緒にいてくれると心強い」
「う、うん、分かった、それじゃそうさせてもらうよ、ありがとう」
「いや、元々私が無理なお願いをしたのが悪いんだ。それぐらいはさせてくれ。
……無理ついでにもう一つ無理なお願いをしたいんだが…」
そう言うと青空は黙り込んでしまった。そして恥ずかしそうに目をそらす。
「どうした?」
さっきとはまた様子が違う青空を気遣って声をかけるが返事は無い。
「戸並」
「なに?」
「私を、女にしてくれ」
「は?」
何を言ってるのか分からずに思わず聞き返す。そんな彼におかまいなしに
「え、ちょっと、何してんの!?」
青空はおもむろに服を脱ぎ始めるとあっと言う間に下着だけになって、
「分からないか?私を抱いてくれって言ってるんだ!」
「……はぁ!!?」
802名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:34:07 ID:OA6IXc+5
夕陽はついに沈み切ろうとしていた。代わって、月明かりが辺りを照らし始める。
そんな光景をバックに、青空の肢体が露わになった。
どこか幼さの残る、それでいて艶かしい肢体。熟れかけの果実とでも評そうか。
世に言うロリコンはその妖しさにあてられてしまうのだろうか。
「私は戸並の事が好きだ。お前にならこの体を捧げられる。
 さっきのを聞いてなおさらそう思った。だから抱いて欲しい」
「いや、そんな……その、家に帰ってからじゃダメなの?」
「それじゃお父様にバレそうで怖い。ここならもう誰も来ないし思い出深い場所だから」
「ええ、っと…」
戸並は激しく困惑していた。そりゃあ年頃の男の子だ。そういう事に興味が無いはずは無い。
これまでに青空の事を思いながら一人慰めた事だって何度もある。
しかしいざ彼女の下着姿を目の前にすると、よこしまな気持ちは微塵も沸いてこなかった。
もちろんいきなりの展開に驚いているから、というのが一番大きいが。
「その、すごく、きれい、だね」
とりあえずそう言うのがやっとだった。
「やめてくれ、照れる」
勢いで脱いでしまって勢いで「抱いてくれ」とまで言った青空、
が、その一言でふと我に返る。そしてひどく恥ずかしそうに胸を両手で隠した。
そんな生々しい様に戸並は一気に興奮し、先ほどの驚きも一瞬にして吹き飛んだようだ。
「その……本当に、いいの?」
どうやら相手は本気なようだ。なら願ってもない。据え膳食わぬは男の恥だ。
「あ、あぁ、たのむ」
戸並の声色が少し変わった事に少し怖くなりながらも、
荷物に入れていたバスタオルを砂浜に敷きその上に横たわった。
803名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:34:39 ID:OA6IXc+5
下着姿の彼女を見下ろす戸並。
その姿は、これまでに自分が想像したものよりもはるかに美しく、はるかに艶かしく、
そして煽情的だった。戸並の息遣いが一気に荒くなる。
「脱がすよ?」
戸並には既に先ほどまでの腰が引けた様子は無い。返事も待たずに一気に下着に手をかける。
「待って、優しくして…」
逆効果だった。普段強気な彼女が見せる恥ずかしげな様はわずかに残った戸並の理性を完全に吹き飛ばす。
「いやっ!」
荒々しく手をかけると不器用にブラジャーを剥ぎ取った。
目の前に小さくも形の整った膨らみが露わになる。
(怖い、怖いよ…)
豹変した戸並に怯える青空。男に抱かれると言うのはこんなにも怖い事だったのか、
いくら相手が愛する戸並とは言え、彼女は自分の安易な提案に激しく後悔し始めていた。
「すごい…」
戸並はそうつぶやくと続いて股間の布にも手をのばす。
「ま、待って!」
「え?」
「そ、それは自分で脱ぐから、ちょっと待って」
戸並の手つきが怖かった。だから脱ぐのぐらいは自分でしたい。さすがに口には出せないが。
「う、うん、分かった」
意外にも素直に応じる。さすがに脱がすのはちょっと気が引けるようだ。
そうして青空は生まれたままの姿を愛する人の前に晒した。
最近女として熟れたばかりの彼女のそれには満足に毛は生え揃っていない。
しかし、戸並を興奮させるには十分だった。
息を荒げながら荒っぽく服を脱ぎ始めると、あっと言う間に全裸になる。
「ひっ…」
初めて目にする怒張した男の象徴。決して大きなものではない。
しかし、初めての青空を萎縮させるには十分なサイズだ。こんなに太くて大きいものが入るのか、
考えただけで背筋が凍る。初めては痛いって言うけどそりゃこんなものを挿れられたら…
そんな青空にはおかまいなしに戸並は彼女の上に四つんばいになろうとする。
「ちょ、ちょっと待って!!お願い、そんなの入れられたら!」
必死になって制そうとする青空。その手が図らずも戸並の股間をわしづかみにする。
「!!!う゛、う゛あっ!う゛ああぁぁ……っ!」
戸並の股間は既に爆発寸前だった。先ほど抱きつかれた時に生殺しになった分も含めて、
戸並の理性を完全に吹っ飛ばしてしまうまでに。
それが青空のひんやりと柔らかい手に鷲づかみにされた。
えも言われぬ感触に彼は一瞬で果てると、絞り上げるような声をあげながら辺りに白濁液をぶち撒けた。
青空の体中に熱い体液が飛散する。
「いやぁ!!!」
思わず悲鳴があがる。勢いよく精を放った戸並はそのまま彼女の体に倒れこんだ。
図らずも全裸で抱き合う形となる。しかし、戸並にそれを感じる余裕は無い。
自分を慰めてる時には体験した事も無いほどの快感に彼は失神していた。
804名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:35:08 ID:OA6IXc+5
しばらくして我に返る戸並。どうやら自分は抱きついているようだ。
しかも自分の下では青空が涙目で見上げている。抱き心地を感じる間も無く慌てて体を離す。
「あ、ご、ごめん!!えっと、どうなったの?」
「あ、あなたが、私を襲おうとして、そしたら何か出て、それで、それで…」
青空はさめざめと泣き始めた。理性が飛んで無理矢理犯そうとする戸並、初めて見る屹立した男根、
そして体中にぶち撒けられた体液、全てが初めての青空には刺激が強すぎた。
「ご、ごめん、本当にごめん!今度は優しくするから!」
必死に謝る戸並。
「本当に、優しく、してくれる…?」
「う、うん、約束する」
「うわぁ、すごい、こんな風になってるんだ…」
改めて青空の秘所を眺めながら戸並はつぶやいた。そこは既にしっとりと濡れそぼっている。
失神した戸並をそのままにしていたからだ。とりあえず襲われる心配は無くなった、
そうなると彼の引き締まった体を味わう余裕も出てくる。
青空は恐怖を感じながらも男の体の感触を堪能していたのだ。
「あ、あんまり見ないでくれ、恥ずかしい…」
顔を真っ赤にしてお願いするが、戸並はそんな事おかまいなしだ。
手をのばし、うろ覚えな知識を頼りに触り始める。
初めて触る女性の秘部は、柔らかく、それでいて弾力があり、ぬるりとしていて、
とても不思議な感触だった。
(ここに入るのか…)
さぞ気持ちいいんだろうな、と思うとまた股間に血液が流れ始めるのを感じる。
間もなく何か小さな肉芽に手が当たった。
「あ…」
青空の口から先ほどまでとは違う艶かしい声が漏れる。どうやらこれがそうらしい。
指でこりこりっ、と弄び始める。
「ん、ぁ……やめ、ひっ……ふぁ…」
青空が感じている、自分が感じさせている、その事実に興奮した彼はがばっ、と顔を埋めた。
あふれ出す愛液が顔にかかる。青空の臭いで頭がくらくらする。
「や、やめっ…!汚いってぃっ…やぁ、あ…ぅぁ……あぁっ!」
頭を手で押しのけようとしてくる。しかし快感が強すぎるのか力は全く入っていない。
戸並は容易に払いのけるとなおも口で愛撫を続ける。
(すごい、こんなに興奮してる…)
青空の豹変に驚く戸並。もう先ほどまでの恐怖はどこかにいったようだ。
ただ、戸並の不器用な愛撫に感じまくっている。気がつくと自分の胸をもみしだいていた。
「ひ、ひぃい……ぎも……い゛…う゛ぁっ、あっ、ぁっ…」
嬌声がだんだんと切羽詰ってきた。しかし戸並は自分でも驚くほどに冷静だった。
さっき力いっぱい精を出し放ったからだろう。まだいくらも心に余裕がある。
「ぃ……ぅっ……!ぁあ!?ぅあっ!いああああっ!!!」
潮騒をも切り裂くほどの絶叫があがった。と同時に、顔に大量の体液が吹きかかる。
そのまま青空は動かなくなった。荒々しい息遣いが戸並のところにまで聞こえてくる。
もう大丈夫だろう、そう感じた彼は再び青空の上に四つんばいになった。
805名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:35:59 ID:OA6IXc+5
「いくよ?」
「あ、あぁ、ひ、一思いに、や、やって、くれ」
青空の声は明らかに恐怖で震えている。
「ほ、本当に、いいの?すごく怖そう…」
今度はさすがに理性の方が勝った。青空の様子が心配になる。
「い、いいんだ、気にしなくていいから」
「分かった……こ、ここ?」
怒張したそれを彼女の秘所にあてがう。何が当たったのかを理解したのか、体がビクリ、と震えた。
「た、たぶん」
「わかった、いくよ…」
何度か失敗した後、先端が少し穴に引っかかる。
それを把握して逃げ腰になる青空の体を両手で押さえつけると、そのまま勢いよく一気に奥まで貫いた。
「ん、んんん!うああああっ!!」
「!!!!!!!!!!!!!あっ………………ぁ…………」
温かく柔らかな彼女の秘肉が戸並の男をねっとりと、しかしぎゅっ、と力強く締め上げてくる。
これまで味わった事の無い感触だった。
「な、に……これ………すご…」
あまりの快感に声もあがらない、いや、あげられない。さっき襲っていたら挿れた瞬間に果てていただろう。
しかし、さっきかなりの量を出した彼にはまだ、まだ幾分かの余裕はあった。
激痛に震える青空をしっかりと抱き締める。初めて抱く青空の裸体は儚いほどに震えていた。
胸の膨らみが自分の胸を圧迫してくる。それがまた彼を興奮させる。
「い、いい?う、動くよ?」
貫かれた瞬間、信じられないほどの激痛が電撃のように全身を駆け抜けた。
声も上がらない。意識が飛びかける。
その時、戸並がしっかりと、しかし優しく抱き締めてきた。大丈夫だから、と言わんばかりに。
硬い胸板が自分の胸にのしかかってくる。それだけは何だか心地良かった。
「え、えぇ……」

戸並はゆっくりと、しかし大きく腰を動かし始めた。
「うっ、あっ…すごい……きもち………ぃ…」
出し入れする度に味わった事の無い快感が股間から全身へと駆け抜ける。
「あ…いっ……ぐぅ……」
その度に青空の顔は激痛にゆがみ、苦しげな声をあげた。
そんな様は戸並をさらに興奮させてしまう。
(青空をぐちゃぐちゃにしたい……!)
黒い欲望が芽生えた戸並は、苦しむ彼女にかまわず腰を動かす速度を上げていく。
806名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:36:56 ID:OA6IXc+5
一方の青空は既に意識が飛びかけていた。
声もあげられないほどの激痛はマシになるどころか全身へと衝撃が広がっていく。
(苦しい、苦しい……たすけ、て…)
しかしそれはほとんど声にならない。そしてそれは戸並を余計に興奮させてしまっていた。
激痛の走るストロークがどんどん短くなっていく。
(や、め……)
彼女は思わず戸並の顔を抱き寄せ濃厚なキスをかわしていた。

戸並は突如顔を抱き寄せられると、青空の唇を押し付けられ激しく舌を絡められた。
(!)
今までに味わった事の無いキスだった。
青空の舌が戸並の口の中で暴れ回る。とても褒められたものではない乱暴なディープキス。
しかしそれはお互いを激しく興奮させた。
「ん、んんー、ん……んん!」
上からも下からも押し寄せる快感に一気に絶頂が近づいてくる。
一方の青空もやっと激痛のピークを越え、感触を味わうだけの余裕は出てきてはいた。
まだ快感とまではいかない、しかし不思議な感触。
それに加えて苦し紛れのディープキス。気持ちはゆっくりと、しかし確実に昂ぶっていった。
息苦しさに重なった唇を離す戸並。2人の舌を粘液が糸のように結び付けていた。
「青空、俺、もう、イキ、そう……」
息も絶え絶えに絶頂が近い事を伝える。既に頭は半分真っ白になっていた。
「い、いい、いい、から……おね、がい…キス、し、て……」
青空が残る痛みに耐えながら懇願する。もう中に出すだの出さないだのそれどころじゃない。
とにかく痛みを紛らわすのが先決だった。その為にはキスしかない、と。
もう抜けばいい、と言う当たり前の思考をする事すら出来なくなっていた。
「わ、分かった」
そう言うと2人はまた激しく舌を絡め始める。
片や快感に耐えながら、片や激痛に耐えながら、相反する2人を繋ぐのは最早不器用なディープキスだけだった。
そしてついに迎える絶頂、
「あ、ぁあ、うあああああ、ああああああああああああ!!!!!」
戸並は無理矢理顔を上げると絶叫をあげた。何もかもが真っ白になるほどの凄まじい快感。
と同時に、さっきと変わらないほどのおびただしい量の精が青空の傷だらけの生殖器の中にほとばしる。
「!!うわ、うわああぁぁ………」
さっきの挿入感にも勝るとも劣らない不可思議な感触。結局絶頂に達する事は出来なかったが、
いずれ快感になるであろうその感触は、青空の幼さを残す体に確実に刻み込まれた。
そこに、激しく射精して力尽きた戸並がぐったりとのしかかってくる。
激しく息を切らして戸並は何だか滑稽だった。青空はそんな戸並の顔を自分の方に向けると、
また激しいディープキスをするのだった。
807名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:37:56 ID:OA6IXc+5
全てが終わり、2人は砂浜を後にした。
「……あぁ、痛かった」
突然青空が不機嫌そうに口を開く(内心満更でもなかったのだが)。
「ご、ごめん」
いきなりの事に戸並はしゅん、とうなだれてしまった。
いくら誘われたとは言え自分ばっかりいい気分になるのはなぁ、などと考えていると、
「謝る事はないじゃないか、誘ったのは私の方なんだから」
「うん、そうなんだけど、俺はすごく気持ちよかったのに青空だけ痛いのは不公平かなぁ、って…」
ひどく申し訳ない気分でいっぱいだった。
(まったく、元々俺が青空に感謝される立場のはずなのに何でこんなに申し訳ない気分になるんだろう…)
「きっとすぐに慣れるさ、セックスて言うのはそういうものなんだろう?」
「俺に聞かれても知らないよぉ…」
まさかここでセックスなんてストレートな単語が出てくるとは思わなかった。思わず赤面してしまう。
全く、青空にかかるといつもこれだ。さっきまでのかっこいい俺はどこに行ったんだろう。
しかし、いつもの青空に戻った、って事はとりあえず元気は出たって事だよな、
そんな事を考えていると、楽しそうに笑う青空が急に真剣な面持ちになって話しかけてくる。
「でも、本当にありがとう。おかげで私はこれからも何とかやっていけそうだ」
やっぱり力にはなれたんだな、本当によかった。
と思うと同時に少しいたずら心が芽生えてきた。
「セックスのおかげで?」
「な、ちがっ!」
今度は青空が赤面する番だった。当然こっちは分かってて言っている。してやった、思わず顔がにやけてしまう。
「バカ!」
「いてっ!殴らなくてもいいだろ!?」
「いいじゃないかそれぐらい、私はもっと痛い思いしているんだから」
「青空がやってくれ、って言ったんだろ!俺は何も悪くない!」
「この、開き直るか!」
「やるか!?」
「やらいでか!」
怒ったように顔を見合わせる二人、しかしそれはすぐに笑いに変わった。
「よかった、いつも通りの青空だな。安心したよ」
「だから感謝しているじゃないか、それをお前は茶化してきて…まったく…」
青空はぶつぶつと不平を言っている。しかし心から不愉快に思っている様子は無い。
「罰として私が気持ちよくなるまでやってもらうからな」
「え、えっと…それは罰なの?」
「うるさい、お前は黙って付き合えばいいのだ!年下だろう!」
「年下って言うな!」
楽しげな会話が途切れる事は無かった。
808名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 05:39:23 ID:OA6IXc+5
終わり。改行考えずに作ったからところどころ長かったり短かったりするけど勘弁してくだせぇ。
反省はしていないが後悔しかしていない
809名無しさん@ピンキー
GJ!GJ!
まさか俺の誕生日に朝早くからこんなスバラシイ作品が投下されようとは!
ありがとうありがとうGJ!