1 :
名無しさん@ピンキー:
いい度胸だ。ミッションが終わったら待っていろよ。
>>1乙してやる!
>>1乙樽
このスレこそ、影の薄い彼女達に光が当たります様に...
セヴンスヘヴンに光が当たると聞いて
ナジェージダに光が当たると聞いて
前スレで出された喫茶店ネタをアルゼブラの新旧女リンクスでやってよいものか……
>>7 リンクス☆カフェ書いた者ですが
書いてくれて構いませんよ。
>>8 礼を言う……
ちょっと真面目にネタ構成詰めてくるわ
10 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:46:52 ID:CLF2sOnT
何の
>>1乙ネタかと思ったらfAか
敵的な意味で最初からクライマックスで、シナリオもロクなオチがつかないからなかなか退屈だったな
目新しさでもったようなもんだ
明白な解決を求めてフォボスに飛び込んだり、衛星砲をかいくぐって未踏査地区に忍び込んだ日が懐かしいな
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \ < 明白な解決を求めてフォボスに飛び込んだり、
| |r┬-| | 衛星砲をかいくぐって未踏査地区に忍び込んだ日が懐かしいな
\ `ー'´ /
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ < だっておwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // バ
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ ン
| ノ | | | \ / ) / バ
ヽ / `ー'´ ヽ / / ン
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
ちょwやめろwww
16 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 17:32:30 ID:6VzixJcS
メイのSS投下wktkだぜ
あんな明るいのはメイたんじゃないやい!
俺のメイたんはもっと長門っぽい、もとい綾波っぽいんだい!
18 :
メイSS作者:2008/07/10(木) 19:52:57 ID:bmv7P1nT
>>16 悪いなw
某潜入ゲーのオンラインやってた
も、勿論ACもやってたぞ
1.2のブレオンな
罰として日付変わるころまで執筆してくる(´・ω・)
20 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 20:00:22 ID:6VzixJcS
>>18 遅かったじゃないか・・・
俺も今SOMを真っ二つにしてきたぜ
さぁ、ショータイムだ
誰かメイとブルマHするSS投下してくれんかな
もちろんブルマの下はノーパン、体操服の下はノーブラで、
ブルマは脱がさずずらしてハメ……
いかん、最近コジマ汚染が酷い…俺ももう先は短いな…
ある意味どこまでもいけそうだが
23 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 20:32:55 ID:6VzixJcS
最近はリリウム分が足りないッ!
>>21 学園モノ書いてるんだが、そのネタ頂いてくわ
>>26 きたぁぁぁああああああああああああ!!!
出来れば最初は体操服、ブルマ着たままで
いろいろとさすったり揉んだりつまんだり舐めたりして欲しAMSから光がぎぁくりゅうすえる!!
リリウムのスク水なんてのも・・・メインブースターがやられただとっ!くっ、駄目だ!沈んで(ry
キモい
リリウムが最後に投下されたの
前の前のスレの最後だっけ?
妄想垂れ流してもACネタに繋げておけば免罪符になるな
ACである必要なんざカケラもないよな
ふざけてんのかと
>>32 ____
/ ノ \\
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \
>>17みたいなレスつけた奴が言うなお
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
すまん、暴走しすぎたな…ふぅ…
お前らも俺みたいにはなるなよ
賢者が多いなwww
>>36 妄想など、所詮抜くしかないのさ
だろう?
まあ、否定はせんがな...
>>23&28&30
オマイラ、リリウムは(純粋ネタはともかく)複数ネタやギャグで何度も出て来ているからいいじゃないか...
俺の嫁のスティレットなんか、エロどころかギャグにすら...orz
(でも、何故かホッとしている...ふしぎっ!?)
39 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 23:33:54 ID:6VzixJcS
確かウィンディーのエロ描写も未だ無いよな?
>>38 お前もレイヴンなら、自分でネタにする覚悟はできているな
PHNだなんてとんでもない
両腕ETISでムームをいぢめてきた
そしたら保護者のケルベロス=ガルムにフルボッコにされた
ちくせう
>>43 おいおい、そこはガチタンに肩パルス、左手神バズ、実弾EOとか核腕とかで
ガルムを先に倒して戦意喪失したムームを陵辱するだろjk
>>44 そんな事言うから実際に執筆しちまったじゃねーかww
厳密には途中だが
>>45 まったく期待させてもらうぜ。
俺も久々に主ジナに手を付けるか
夏から秋へと季節が変わる頃。気温と水温の違いから視界が
まったく効かなくなるほどの霧が立ち込める水上の都市・ラインアーク。
企業連とORCA旅団の戦いによって壊滅の危機を逃れたラインアークの、
その守備隊の間である噂が広がっていた。
深夜。
洋上、暗闇に立ち込める霧の中にネクストが姿を現すという。
ブースターの音を立てることも無く、レーダーにも映らない。
そのネクストはじっとラインアークを見つめ、やがてまるで霧が晴れて
消えるように姿を消すのだと言われている。
白く有機的・生物的なシルエットと青く霧と暗闇を
切り裂く複眼を有するそのネクストを目撃したものは皆、口を揃えて語る。
あれはホワイトグリントだと。
かつて、ラインアークの攻防でこの水底に沈んだホワイトグリントの亡霊なのだと。
ゲド戦記見てますた
テルーハァハァ(;´Д`)
原作読んだ俺は理解できたお
さて、学園モノの続き書くか
夏から秋へと季節が変わる頃。気温と水温の違いから視界が
まったく効かなくなるほどの霧が立ち込める水上の都市・ラインアーク。
企業連とORCA旅団の戦いによって壊滅の危機を逃れたラインアークの、
その守備隊の間である噂が広がっていた。
深夜。
洋上、暗闇に立ち込める霧の中に亡霊が姿を現すという。
ブースターの音を立てることも無く、レーダーにも映らない。
その亡霊ははじっとラインアークを見つめ、やがてまるで霧が晴れて
消えるように姿を消すのだと言われている。
そのネクストを目撃したものは皆、口を揃えて語る。
かつて、ラインアークの攻防でこの水底に沈んだ乙樽の亡霊なのだと。
>>45 確か、初代スレにガルム殺害→ムーム拉致連行監禁陵辱調教物があった様な気がするが、
期待して待たせて貰おうw
アンジェが拙者にもっと斬れと囁いている by 真改
>>53 よくやった。帰還して俺のホッペにチューしろ
>>54 気持は嬉しいが、遠慮させていただこう。
しかし、角煮AC萌え燃えスレの保管庫は本当にありがたい。
更新されない&変な奴が落書しているエロパロ纏メスレwikiに代わって、過去ログ取っていてくれているからな。
因みに、(エロパロ纏めwikニは何故か載っていない)i♀ズベン+リムのSSもお勧めw
>>55 今見てきた
あっちの保管庫がんがってるな
淫天使ファイハァハァ(´Д`)
メイSSの投下を開始する
メイを押し倒してこちらから舌を絡ませる。
二人の唾液が交わり、水音をたてる。
「ちょ、ちょっと……」
唇を離すと抗議の声が上がるが、その瞬間に耳に息を吹きかける。
「ひゃあぁ!?」
メイの体から一瞬で力が抜けて、倒れこみ顔が赤くなる。
そのまま強引に服を脱がしていき、現れた桃色の突起を口に含む。
「あぁあん!」
それは既に硬くなっており、メイに快楽と羞恥を与えた。
そのまま愛撫を続けるとちょうど彼女の
股の間にあった足に、湿った感触が伝わってきた。
「へぇ〜、何もしてないのに随分濡れてるんだな。」
「そこは、やめぇ……」
空いている手を股にもっていき、指で陰核を摘み中に指を入れる。
「そろそろ、かな……メイの股の間から汁が止まらないから塞いでであげるよ。」
「ふぇ…?っ!ふぁぁぁあああああ!!」
ズボンを脱ぎ既にそそり立っているそれで、メイを貫く。
奥を貫いただけでメイは軽くイッてしまったらしく、愛液がその量を増した。
「あ、あ、あぅ!」
突く度に彼女の口から出てくる甘い声に興奮を覚え、
ピストン運動はより激しさを増す。
「うぁ!あぁぁあああああん!」
メイの体が跳ね、直後にグッタリする。
今度は完璧にイッてしまったようだった。
(……こっちはまだまだなんだけどな…………ん?)
視界の端に写ったもの。
メイから己を引き抜きそれを拾い上げてみる。
「これは……」
それはメイが持ってきた例の箱だった。
そしてあの時のメイの様子を思い出し、好奇心が沸いてきた。
恐る恐る開けてみると、そこには……
「………バイブ?」
所謂「大人のおもちゃ」と呼ばれるものがそこにあった。
形は男性の性器の形をしており、そこそこのサイズがある。
今、ベッドに寝ているメイはまだ回復しきっていない。
不意に悪戯心が芽生えた。
メイの元へ戻り、それのスイッチを入れて彼女の中に一気に挿しこんだ。
「ひゃぁぁぁああああああ!!!」
グッタリとしていたメイは突然の衝撃に体を跳ねさせた。
「う、ぁぁぁ、!?な、何でこれを……」
「さっき偶然見つけたんだけどな。まさかメイがこんなもの持ってるなんてな。」
そう言いながら彼女の股間に挿してあるバイブをグリグリと動かす。
それと同時に後ろの穴に指をうずめていく。
「!?らめぇぇ!!そっちはぁぁ!」
その言葉に反して、バイブと肉壁の隙間から愛液が溢れ出してくる。
「こんなことされてメイは気持ち良くなっちゃうのか。
そう言うのなんて言うか知ってるか?変態っていうんだよ。」
「ち、違……」
「違わないわけないよな?お尻の穴で感じてるんだもんな。」
言うのと同時にアナルに一気に指を沈めていく。
「あぅぁぁあああ!あたしは!変態ですぅぅ!!気持ちィィよぉ!!」
「よく出来ました。ご褒美にもっと気持ちよくしてあげるよ。」
指を引き抜き、先ほどの行為では不完全燃焼だった自分の肉棒を
彼女のアナルにあてがい、思い切り貫く。
「ひぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
「どうだ?二本で同時に挿されてるのは?」
「お尻もぉ、おマンコも気持ちィよォ!!」
アナルの締まりはよく、先ほどまでのバイブを使った愛撫で興奮していたので、
すぐに絶頂を迎えた。
「じゃぁ、一杯出すからな……!」
そして思いっきり腰をメイに叩きつけ奥へと射出する。
「ひぃぁぁああん!お尻で出てるぅぅ!」
そこで肉棒を引き抜くが、依然としてそれはそそり立っており、
メイも絶頂の寸前と言ったところだった。
「それじゃあ、交代するか……」
前に挿してあったバイブを引き抜き今度は後ろへ挿した。
「あぁ、ぁ、気持ちぃぃよぉぉ……」
そしてメイを自分に跨らせるような体勢にして、今度は前を下から貫く。
「ひぃぃぁああああ!あ!あ!あぁ!!」
上下のピストン運動に合わせて形を変える
巨大な乳房を鷲づかみにし、そのままこねくり回す。
「胸も、全部気持ちぃぃよぉぉぉ!!もっと!もっとやってぇぇ!!!」
その言葉通りピストン運動をより激しくし、胸をつかむ手にも力を込める。
「も、もうらめぇぇ!イッっちゃうぅよぉぉぉぉぉ!!!!」
最後に一突き。
思い切り突き上げ、中に己の欲望を大量に射出すると
彼女は体を弓なりにのけ反らせて、そのまま倒れこんだ。
「やっちまった……」
己の欲望を抑えきれずに彼女を犯した。
どうすればいいものかと悩んでいると、不意に
傍らで眠っているメイが自分の名前を呟いた。
そして一言、
「………大好きだよ…………」
その一言で不安が全て消し飛ぶ。
「悪くない、か………愛しているよ、メイ。」
首筋にキスをするとくすぐったそうに顔を歪める。
そしてメイの手が宙に伸び、自分を捕らえると抱きかかえるように引き寄せた。
「そこまでしなくても離れねぇよ。……お休み、メイ。」
目を閉じる間際に移ったのは、彼女の安らかな寝顔。
まず前スレで変な騒ぎを起こしてしまったことについて
お詫びを申し上げます。
すみませんでした。
とりあえずD編は書こうと思いますが
その後は未定です。
需要があり、ネタがあれば書こうと思います。
ではひとまずのお別れをω・)ノシ
>>62 GJ!
メイハァハァ(;´Д`)
需要ありまくりんぐだぜ!
>>62 そのシチュのエロさ、まさしくGJだ!!D編、愉しみに待たせて貰います。
さて、俺もスティレット姐さんのSSのプロット進めるか。
(相手の♂がまだ決まらんのよ...4でM.I.A.になった奴を復活させるか...!?)
新企業アルドラで大活躍中のヤンをMIAにすんな
4のときからあるアルドラを新企業にすんなw
まぁ一応独立したからな・・・シェリングを薦める
69 :
64:2008/07/13(日) 17:09:44 ID:+Pj0a9im
少し早いですが、自分なりにプロットを練って(影の薄い)スティレット姐さん物を書いてみました。
・SSそのものは初投稿ですので、文章的におかしい所や誤字があるかもしれませんがお許し下さい。
・一部、(ストーリー補完の為)ゲームと内容や設定を変更している所がありますので、『原作通りでないと嫌だ』
と言う方はご覧にならないようお願い致します。
・今回は絡みもなく微エロ、しかも途中で野暮な邪魔が..
・相手ネタの相談に載って頂いた
>>65-68に感謝!!
70 :
64:2008/07/13(日) 17:10:17 ID:+Pj0a9im
―旧ニース・コロニー、インテリオル・ユニオン企業軍ネクスト整備基地―
「...ふうっ」
自室に戻ると、私は溜息をついた。
先程の戦闘―インテリオル輸送基地を襲撃しているORCA旅団と思われる敵兵力の排除―は結果的
には成功したが、何処か物足らなさを私は感じていた。
―いつからだろう、戦闘後の火照った身体を一人で慰める様になったのは―
個室であることをいい事に、ベッドに横たわると、パイロット・スーツの胸元に手を伸ばす。
まだ戦闘の余韻が残っているような気がして、私は少しだけ顔 を紅潮させた。
頬がピンク色に染まり、瞳はとろんと潤んでくる。
「...んっ!!」
部屋に戻るまでの毅然とした私は既にどこかへと去り、代わりに自らの乳房を愛撫する淫らな牝が、
唇を湿らせて喘ぎ始める。
スーツのジッパーを下ろして上半身を顕わにしてスポーツブラをたくし上げると、年齢の割には垂れて
いない―最も垂れて困る程大きくはないが、形はいまだにいいと信じている―胸が露わになり、勃ち
あがった、まだ桃色の乳首を自分の指で強く押し潰し、引っ張り、つねる。
赤くなったそれを指先で転がしながら、私は股間が熱く潤ってくるのを感じた。
「...んんっ..んぅっ...ああっ...んあっ...」
声をださまいと閉じていた口から嬌声が漏れ、ベッドの上で大きく足を広げると、立掛けてあった姿見
がその恥ずかしい姿を正確に映し出す。
私は羞恥に身体を火照らせながら、どこかうっとりとした顔で喘ぎ出した。
「んっ...恥かしい...恥かしい所...見られちゃう...けど...止まらないっ...」
右手を下へと伸ばし、恥かしい染みを作り出したパンツの上からそこをなぞると、ぐちゅりという淫靡な
音がする。
引っかくように、ぷくりとその存在を主張し始めたクリトリスをなぞると、私の太腿はぴくりと引き攣った。
「だ...駄目...あ...こんな...恥か...しくて...いけないのにぃ...いいっ...」
声が外に漏れるかもしれない、と言う危険性が頭の片隅から消え失せ、口から獣の様な嬌声が漏れる。
―だが、無粋な呼び出し音が“私”を現実に引き摺り戻す。―
「...誰ぇ!?」
惚けた目でけたたましく鳴り響く通信端末に表示された相手を確認する。
相手はインテリオル・ユニオン企業軍作戦本部―私にとって、数少ない無視出来ない存在―からだった。
(...無粋過ぎる...)
誰かが見ている訳でもないのに、慌てて身嗜みを整え直し、深呼吸をする。
そして私は、もう一人の私―インテリオル・ユニオン所属のオリジナルリンクス スティレット―として、通
信端末のスイッチを入れた。数瞬のノイズの後、無粋なオペレータの顔が情報端末のモニタに現れる。
「...私だ。」
「ミズ・スティレット、お休み中申し訳ありません。至急、ブリューフィング・ルームに出頭して下さい。」
僅かに上気している顔と、不機嫌そうな私の声をちゃんと見聞しているのか否かは判らないが、オペレー
タは必要最小限の用件を私に伝える。
「...判った。10分後に向かう。」
「判りました。」
オペレータの顔が端末から消えたのを確認すると、私はシャワーを浴びて部屋を片付けてからブリュー
フィング・ルームに向かう事にした。
71 :
64:2008/07/13(日) 17:10:58 ID:+Pj0a9im
―ORCA旅団によって南極に設置された衛星破壊砲を破壊せよ―
作戦本部に呼び出された私は、企業連からの要請で南極―厳密にはオセアニア大陸にあるインテリオル海軍インド洋艦
隊補給基地―に輸送機で移動していた。
今回、企業連は衛星破壊砲基地襲撃の為に各企業グループに兵力派遣を要請し、その結果、
GAグループからは傘下企業のBFFよりネクスト二体とノーマル―サイレント・アパランチー一個中隊を、オーメルグループ
からはネクスト一体と飛行型AF―エクリプス―一機を夫々派遣。
そして、我がインテリオル・グループからはネクスト一体―私のレ・ザネ・フォル―を派遣する事になった。
本当なら、もう一機ネクストを派遣する予定だったが、先日のORCA旅団による補給基地襲撃で輸送中のネクスト“ヴェ
ーロノーク”が大破。幸い、別ルートで移動していたリンクス―エイ・プール―は無傷だったが、今回の作戦への投入は
時間的に不可能となり、結局私一人で参加する事になった。
―補給基地でインド洋艦隊に所属する空母“ジュゼッペ・ガリバルディ”に“レ・ザネ・フォル”を搭載し、V.O.B.で南極に向
う。途中で同じ様に自社の艦船からV.O.B.で発射されたオーメルの“ルーラー”と合流して、先行しているB.F.F.部隊と逆方
向から衛星破壊砲基地を強襲する。―
カラードの上層部―作戦立案は王小龍あたりだろう―が立てた作戦に意義や不平を言う暇もない―しかもチャットで行われ
た―慌しいブリューフィングを思い出しながら、私はいつの間にか輸送機の小さな窓から空を眺めていた。
(敵はノーマル1個中隊に固定砲台数門、ネクスト2体―しかも、一体はスミカの弟子―か、しかし後ろ向きだな...救われん...)
無論、私も熱圏上に飛び回っている“アレ”の存在を知らない訳でもないし、ORCA旅団が行おうとしている事や衛星破を
壊砲を完全に破壊する事の意味も判っていた。
―だが私にとって、人類の滅亡や衰退等、正直どうでもよかった―
何故なら、私の時間はあの日―あの人がM.I.A.になった日―から止まっている様な物だから...
今回はここまで。お目汚し&妄想爆発な文で申し訳ない。
>>71 期待してるぜ!GJ
あと確か「ブリューフィング」じゃなくて
「ブリーフィング」じゃなかったっけ?
>>71 この語彙力と文章力で初だと……?じょ、冗談じゃあ……
GJ、続きをwktkしてるぜ
ただ
>>71の二段落目第三行、「夫々」ってのは「各々」の誤字かそれとも俺が無知なのか教えていただけると嬉しい
>>71 GJ!職人が増えるのはいいことだ
誤字なんて気にしなくてイインダヨ!
続き期待してる!
75 :
64:2008/07/13(日) 20:08:01 ID:+Pj0a9im
皆様、感想有難う御座います。 <(_ _)>
お陰で、続きの筆も進みます。近日中に上げれる筈!?ですので、宜しければお読み下さい。
>>72 指摘有難う御座います。
×ブリューフィング→○ブリーフィング
でした...勘違いスマソ...orz
>>73 「夫々」と書いて「それぞれ」と読みます。
>>75 GJGJ
期待に胸と股間を膨らませつつ続きを待ってるぞ!
ところで
>>45の件についてだが
救いの無い終わり方と甘甘な終わり方とどちらがお好み?
>>76 両ほ(ry
冗談はおいといて、救いのない方向で
あ、甘々!甘々で!
虫歯になるほど甘甘でいこう
2対3で甘党有利か
まんまと投票してくれたな。まだ執筆途中なのにおめでたい野郎達だ…
だが安心しな、両方OKなように書いてやるよ!!
>>82 あまり無理はするなよ
,―-y'"'~"゙´ |
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ . __〜 ;;: お茶でもドゾー
゙ ~)i ;::l(~´''ミ
ミ l ::;;;;i
'; `ー‐' 彡
(/~"゙''´~"U
追加報酬やらリンクス☆カフェやら書いた者ですが
前のほうで言ってた学園モノができたので投下するお
・キャラのイメ(ry
・作者の性癖が(ry
・長いかも
・コジマ汚染が酷い
以上を了承できる方のみお読みください
所詮変態SSだ。刺激的に抜こうぜ?
85 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:06:49 ID:LgKQmGqx
どうも皆さん。メイ=グリーンフィールドです。
今日は私達の学園生活を紹介するね♪
変な校則があったりするけど、気にせず聞いてね☆
朝。私達はネクストに乗って登校するの。着いたらネクストを降りて校舎に入っていくわ。
制服はセーラー服。スカートの長さは特に決められてないけど、
膝が見えてないとダメみたい。凄く短い子もいるけどね〜
まぁ生徒は女の子しかしないから、階段とかでパンツ見られても大した事じゃないもんね。
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜
ン♪
朝のHRの時間、担任の先生が入ってきたわ。
この学校では教科ごとに先生が変わるんじゃなくて、
1クラスに1人の担任教師がいて、その先生が全教科教えてるわ
そういう決まりなの。
86 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:08:00 ID:LgKQmGqx
HRの内容はまず、今日の連絡事項、出欠確認。
それから、身だしなみ検査と持ち物検査。
これが時間かかるのよね、毎朝やるし。校則だから仕方ないけど。
身だしなみ検査は、スカートの長さチェックとか、頭髪とか。
この時に先生が太ももを撫で回したり、
髪の毛に顔をうずめてくんくん匂いを嗅いだりするけど、
検査中は抵抗しちゃいけない決まり。
それに検査なんだから、別に何も問題はないわ。
次は持ち物検査。勉強に必要ない物を持ってきてないか調べられるの。
まずはカバンの中。その後は、お口の中を調べて、次はブラジャーの中や、パンツの中も調べるの。
そこまでしなくてもいいのに…。って思うけど、校則だから仕方ないの。
ん…。次は私の番ね。
まずはお口を大きく開いて、先生に見てもらうの。
でも見るだけじゃ分からないから、先生はいつも私の口に舌を入れてくるの。
唇を舐められたり、舌を吸われたりするけど、これはキスじゃないわよ!持ち物検査!
検査なんだから、先生が私のスカートを捲ってパンツの中に手を差し込んで、
私のお尻をむにゅむにゅしてても何の問題もないわ。
「…んちゅっ…んふぅ…」
キス…じゃなかった、口の検査が終わると、先生は私の胸を優しく揉んでくるの。
そのうちYシャツのボタンを2〜3個外して、胸の谷間に手を突っ込まれたり、
ブラを脱がされて乳首を吸われたりもするけど、これも検査検査♪
87 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:10:05 ID:LgKQmGqx
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪
そんなこんなでHR終了!毎朝こんな感じね。
さて、今日の時間割は……と、今日は月曜日ね。
毎週月曜日の1時間目は内科検診があるの。といっても保健室の先生がやる簡単なものよ。
私達は持ち物検査で乱れてしまった服装を整えて、保健室に向かうわ。
番号順に呼ばれて、1人ずつ保健室に入って行くの。……次は私の番ね。
88 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:11:06 ID:LgKQmGqx
部屋に入ると、まずは椅子に座ってる先生の膝の上に、先生に背を向けて足を開いて座るの。
背面座位っていうんだっけ?
そして、先生に胸を揉まれたり、パンツの中に手を差し込んでおまんこをくちゅくちゅされたりするわ。
これも検診の一環だから、別に抵抗せずにされるがままにしてるわ。
たまに変な声がでちゃうけどね…
そのうち先生が、
「レントゲン撮ろう」
って言ったりもするの。そしたら私はベッドに上がって、先生に言われた通りのポーズを取るの。
先生は新型の小型レントゲンって言ってるけど、先生が持ってるの、どう見てもデジカメなんだよね(汗)
まぁ校則でも教師の言うことは全て正しくて疑っちゃいけないことになってるから、文句言わない(笑)
自分でスカート捲ってパンツ見せたり、M字開脚したり、
四つん這いになってお尻を突き出したりしてるところを何枚も何枚も撮られたわ。
そんなこんなで内科検診は終わり。なんだか疲れちゃう。
89 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:12:30 ID:LgKQmGqx
次は体育!まずは着替え!
この学校では、体育の時はジャージじゃなくて体操服にブルマ。今時珍しいよね。でももう慣れちゃった♪
20人くらいが少し大きめの更衣室で一斉に着替え始めるの。
この部屋には防犯用の監視カメラが20個くらい付いてるから、安心して着替えられるわ。
盗撮じゃないかって?
違うわよ。防犯よ。ぼ・う・は・ん。財布や携帯を盗まれたりしないための物なの。
だから私達のおっぱいやお尻がバッチリ録画されても、何の問題もないわ。
さて、着替え終了♪
体操服の下はノーブラ、ブルマの下はノーパンって決まり。
今日はマット運動!
マットの上で前転や後転はもちろん、M字開脚したり、他の女子と身体を絡ませたり。
女子全員が寝転がってマットになって、その上を先生がゴロゴロしたり、
先生の上に女子数人が乗り掛かる時もあるわね。
90 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:13:39 ID:LgKQmGqx
そんな感じで汗をかいた後は先生とHな運動をするって規則があるの。
先生がマットの上に寝そべって待ってるから、その上に跨がって、
先生の屹立した逞しいおちんぽを、私のおまんこに入れてあげる。
騎乗位っていうんだっけ?
まぁいいわ。服は着たままっていう規則があるから、ブルマをずらして腰を落としていく。
ずりゅんっ!
「あぁん!…入ってくるぅ!…あん!…」
気持ち良いよぉっ♪
あ、言っとくけどこれはセックスじゃないんだからねっ!
騎乗位でハメハメしてるけど、恋愛感情もないし、
先生のおちんぽを見てたらムラムラきた訳でもないわ!
ずちゅっ!ずちゅっ!
「んきゃふ♪…そんなに突いちゃ…らめなのぉ…♪」「騎乗位fuck気持ち良いよぉ♪癖になっちゃうんっ!」
あっ!勘違いしないでよ!ブルマHじゃないってば!運動の後のHな運動!
ぱんっ!ぱんっ!
「あぁん…先生…激しすぎるよぉ♪…」
「え?…なに?…体位変えるの?…」
91 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:14:55 ID:LgKQmGqx
先生に言われてバックの体勢になる。
先生は後ろから突いてくるわ。
「あぁん♪先生、先生今、教え子とブルマHしてるんだよ?…気持ちいい?…」
先生の腰の動きがだんだん速くなってくる。
「気持ちいいの?…メイのブルマの隙間からちんぽぶちこんで、…気持ちよくなってるの?…」
先生がフィニッシュに近づいてる……。
「気持ちいいの?自分の生徒に体操服着せて、バックからガンガン突いて、イっちゃう?」
ぱんっ!ぱんっ!
「ほら先生、おっぱい揉んでもいいんだよ?体操服の隙間から手突っ込んで?」
「乳首もコリコリしていいんだよ?私のピンク色の乳首つまんで?」
先生はバックの体勢から、私に覆い被さるようになって、体操服に手を入れてくる。
おっぱいをもみくちゃにされたり、乳首をコリコリしたり♪
モミモミ♪ずちゅっ!ずちゅっ!
92 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:15:47 ID:LgKQmGqx
「あ……はぁん!…」
「…う…っく…そろそろ…」
あは♪先生もう限界ね♪あと一押し♪
「イク?イっちゃう?」
「いいよ先生♪中に出して?メイのおまんこに中出ししてぇぇぇ!!」
ドピュ!ドピュドピュ!ビュルルル!
「あぁぁぁぁん!きゃぁん!」
ピュピュ!ドピュドピュ!
「止まんないよぉ♪あん♪あん♪」
ドクッ!ドクッ!
中に出されちゃったよぉ♪
93 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:16:45 ID:LgKQmGqx
「ど〜お?先生?自分の生徒とブルマHして、おまけに中出しした気分は?」
「気持ちよかった?ふふふ♪でもほら、これ見て?」
私はブルマの中に手を入れて、
おまんこから溢れてくる先生の濃厚な精液を指に絡ませて見せつける。
「ほらぁ♪ザーメンブルマになっちゃった♪こんなの穿いてたら妊娠しちゃうよぉ♪」
ふふ。先生焦ってる焦ってる♪
生徒はピルを飲むっていう規則があるから、
いつでもどこでも中出しし放題なんだけどね♪
94 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:17:46 ID:LgKQmGqx
ふぅ♪マット運動終了♪
次は……と…水泳ね
みんなで更衣室に移動〜。ここでも防犯用の監視カメラが私達の生着替えを録画中〜♪
さて、私はザーメンブルマを脱いで……と…
ぬちゃぬちゃ
「あぁん♪もったいない!」
溢れた精液をおまんこに塗り込んで、指に付いたのは舌で舐めとる。
「ん……おいし♪」
精液を無駄にしないように素早く水着を着る。
水着は学校指定のスクール水着♪
今時ホント珍しいよね♪
着替えが終わったら、屋内プールに移動っ!
このプールにも、安全確保のための監視カメラが設置されてる。
溺れたりしないように水中カメラもあるらしいよ♪
95 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:18:47 ID:LgKQmGqx
みんなが整列して待っていると、先生も水着姿で登場…
うぁっ!?すごい…先生の……か、海パンっていうの?その上からでも解る…
ギンギンに勃起しちゃってる♪…逞しくて素敵♪
先生は私達の視線を気にせず出欠を取ってるわ
それが終わると、みんなプールに入って好きなように泳ぐの。
ボールとかも自由に使えるから、遊んでるようなものね♪
勿論、先生も一緒。時々水の中でお尻をむにゅむにゅされる感触があったり、
太ももを撫で回されてるような感じがするけど、気のせいよね♪
プールの妖精さんが悪戯してるのよ。たぶん。
96 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:19:52 ID:LgKQmGqx
「…ふぅ…ちょっと休憩しよっと…」
ちょっと疲れちゃったから、プールから上がって、一休み。
プールサイドに座ってタオルで身体を拭いていると、先生が近寄ってきたわ。
「なぁに?先生?」
─────。
「え?また?もぅ…しょうがないなぁ…今度はおっぱいがいいのね?」
先生は私に膝立ちさせると……
ずりゅっ!
「ゃん♪」
やだ、先生ったら、スク水の隙間からおちんぽ差し込んできたぁ♪
そんなことしたら……
ずちゅっ!ずちゅっ!
「あぁん!おっぱい擦れちゃうぅ!」
プールの水のおかげで滑りがいいから、先生は容赦なく突いてくる。
「あは♪先生、先生のおちんぽが乳首擦ってるよ?」
「あはぁん♪おっぱい犯されちゃってるぅ♪」
ずちゅっ!ずちゅっ!
97 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:21:16 ID:LgKQmGqx
────。
「…え?やだ。もう?仕方ないなぁ…」
先生が私のおっぱいの中ではじけちゃいそうだから、ちょっとサービスしてあげる♪
「ほら、もっと突いていいんだよ?私のおっぱい気持ちいい?」
ぱんっ!ぱんっ!
「あぁん!ほらぁ…我慢しなくていいからぁ…」
「出して?私のおっぱいにぶっかけてぇぇ!」
ドピュドピュ!ピュルル!
「あは♪出てる出てる♪」
ピュピュッ!ドピュ!
「はぁ…はぁ…おっぱいに中出ししちゃったね♪」
「水着の中ぐちょぐちょだよぉ♪」
98 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:22:15 ID:LgKQmGqx
「ふ〜♪もう1泳ぎするかなっ!」
────。
「え?またぁ?今出したばっかりじゃん……っえ!?もう元気になってる!?」
「今度は…プールの中で?…わかったよぉ……」
先生と私はプールの真ん中まで来て、向かい合って立ってる。さてと……
私はスク水を少しずらして、隙間を作る。
「ほら先生♪この隙間からぶちこんで?」
先生は無言でその逞しいおちんぽを私のおまんこに侵入させる。
あぁん♪プールの水も一緒に入ってくるよぉ♪
じゃばぁ…じゃばぁ…
ふふふ。先生と私の周りだけ、不自然に波立ってる♪
周りから見たら向かい合って立ち泳ぎしてるように見えるよね。
でも水の中ではガッチリ結合してます♪
99 :
リンクス☆学園:2008/07/14(月) 21:23:20 ID:LgKQmGqx
「ほら先生、お尻触ってもいいよ?」
空いている手で先生の手をお尻に導いてあげる。
水着をお尻に食い込ませて、むにゅむにゅされてる♪
「ふふ。先生、プールの中で生徒とハメハメして、興奮してるんだ?♪」
先生の腰の動きが速くなってくる……
「スク水好きなんでしょ?スク水Hしたかったんでしょ?」
ばしゃぁ…ばしゃぁ…
「ふふ…そんなに波立てたら、みんなにバレちゃうよ?」
「……もう止まんないね♪いいよ。中出ししても。」
もう限界ね♪
「出して!中に出して!プールの中で中出ししてぇ!」
ドピュドピュ!ピュピュ!
「あっ……はぁ!…いっぱい出たね♪」
「どぉ?気持ち良かった?」
─────。
「ふふふ♪気持ち良かったの?教え子とスク水fuckして、イっちゃったんだ?」
──────。
「はいはい。わかってるわかってる♪水泳の授業がある日は毎回、スク水Hやらせて、あ・げ・る♪」
「もちろん中出しし放題だからね?」
「……ふーっ!!疲れたー!」
体育終了!
なんだか凄く疲れちゃったぁ……
さ〜て、次の授業は……家庭科かぁ〜…
うちの学校では家庭科は毎時間調理実習やるの。
料理は楽しいけど…毎時間やってたら飽きちゃうよねぇ…
でも文句は言わずに頑張んなきゃ!校則だし。
みんなで家庭科室に移動〜。家庭科室に入る前に……隣の更衣室に入る。
着替えるのかって?
うん。調理実習やる時の服装も校則で決まってるの。なんだと思う?
ふふふ。そう、裸エプロン♪
この更衣室にもカメラが付いてる。私思うんだけど、誰がチェックしてるんだろ?
こんな数あるんだから、1人2人じゃ無理よね……
まぁいっか♪さっさと着替えちゃお♪
セーラー服を脱いで、エプロンを着る。
エプロンは1人1着ずつ渡されるの。無くさないように名前を書いて……と。
実習が終わったら回収して先生に返すんだけど、何に使うんだろ?
まぁいっか♪今日の私のエプロンはかわいいピンク♪
たまにフリルが付いたエプロンとか、お腹の所に大きく「中出しOK♪」ってプリントされてるのとか、
おまんこの所に穴が空いてるエプロンだったりするから、今日は当たり♪
……今日のメニューは……・鮭のムニエル
・野菜炒めのサラダ
けっこう簡単ね。班ごとに別れて料理開始♪
出来た料理は自分達で食べるから、張り切っちゃう♪
私の担当はサラダ。
まずは野菜切ろっと。
トントントントン♪
しゅ しゅ しゅ
「ふんふ〜ん♪右手〜は包丁♪左手〜は手〜コキ〜♪」
包丁を使う時は、右手で包丁持って、左手で手コキする決まりなの。
何度もやってるから、もう慣れちゃった♪
猫の手?なにそれ?
切るのが終わると、次は炒める。
フライパンで炒めてると、先生が後ろからエプロンに手を差し入れてくる。
モミモミ コリコリ
「んはぁっ!……んふぅ…」
おっぱいを揉まれて、乳首をつままれる。変な声出ちゃうよぉ♪
丸出しのお尻には固いモノが当たってるし(笑)……
え?お尻に擦り付けられると思ったら……太ももに割り込んできた!?
───メイの太ももで擦って気持ち良くしてくれ。
ん♪先生に耳元で囁かれて、背筋がゾクゾクしちゃう♪
…でも、太ももで…?なんでだろ…?
あぁダメ!先生の言うことは全て正しいの!疑っちゃダメなの!そういう決まり!
きっと何か理由があるんだわ…!そうよ。頑張らなきゃ!
……今日のメニューは……
・鮭のムニエル
・野菜炒めのサラダ
けっこう簡単ね。班ごとに別れて料理開始♪
出来た料理は自分達で食べるから、張り切っちゃう♪
私の担当はサラダ。
まずは野菜切ろっと。
トントントントン♪
しゅ しゅ しゅ
「ふんふ〜ん♪右手〜は包丁♪左手〜は手〜コキ〜♪」
包丁を使う時は、右手で包丁持って、左手で手コキする決まりなの。
何度もやってるから、もう慣れちゃった♪
猫の手?なにそれ?
切るのが終わると、次は炒める。
フライパンで炒めてると、先生が後ろからエプロンに手を差し入れてくる。
モミモミ コリコリ
「んはぁっ!……んふぅ…」
おっぱいを揉まれて、乳首をつままれる。変な声出ちゃうよぉ♪
丸出しのお尻には固いモノが当たってるし(笑)……
え?お尻に擦り付けられると思ったら……太ももに割り込んできた!?
───メイの太ももで擦って気持ち良くしてくれ。
ん♪先生に耳元で囁かれて、背筋がゾクゾクしちゃう♪
…でも、太ももで…?なんでだろ…?
あぁダメ!先生の言うことは全て正しいの!疑っちゃダメなの!そういう決まり!
きっと何か理由があるんだわ…!そうよ。頑張らなきゃ!
しゅ しゅ しゅ しゅ
おっぱいを揉みしだかれて、太ももで奉仕しながら、平気な顔で炒め物する裸エプロンの私♪
先生の我慢汁で私の太ももはもうぐちょぐちょ♪
ずちゅっ!ずちゅっ!
───メイ…そろそろ……
「はぁい♪いつでも構いませんよ〜
太ももでぎゅって挟んだまま出します?それともお尻に?」
────お尻…に……っくぁ……
「わかりましたぁ♪私のお尻に精液ぶっかけてくださいね♪」
───あぁくぁ!びぃぃっとぉ……
ドピュ!ドピュドピュ!ビュルルルッ!
あは♪お尻にかかってる♪……あっ。太ももまで垂れてきたぁ♪
「どぉ?先生?私の後ろ姿?」
───凄く……そそる。
「でしょでしょ♪」
そりゃあ裸エプロンで、丸出しのお尻と太ももが精液まみれのまま
炒め物してるの見たら誰だって興奮しちゃうよね♪
さて、炒め物終了♪
ムニエルの方もできたみたい。
お皿に盛り付けて…完成!
あとは……ドレッシングがいるわね♪
「ふふ。せんせっ!ドレッシング出してください♪」
私は先生のおちんぽを握る。
1人じゃ時間かかるから、リリウムちゃんが手伝ってくれる。
2人がかりでにぎにぎ、シュコシュコ♪
ダブル手コキっていうんだっけ?
リリ「先生のおちんぽ、私の手の中でびくんびくんしてますわよ?」
リリ「気持ちいいのですね♪お出しになってもよろしいですわよ?」
メイ「ほら、我慢しなくていいから♪」
しこしこしこしこ♪
────…う…くぁ…そろそろ…
リリ「あぁ、イクんですね?」
メイ「手コキ気持ちいいの?イっちゃう?ちんぽイクの?」
────くっ!お前ら、もういいぞ。 全員集まれ!顔にかけてやる!
先生の呼び掛けでみんなが集まる。先生の前に座って発射寸前のおちんぽを見上げる。
────そんな物欲しそうな顔して……何が欲しいんだ?
「ドレッシング!」
「ザーメン!」
「スペルマ!」
「せーえきっ!」
「おちんぽみるくっ!」
みんなが口々に淫語を発するわ。
────おっぱい見せてくれたら……でるかも…
「わかったよぉ!」
「りょーかい!」
「おっけぃ!」
「ほら♪おっぱいだよ?」
みんなで一斉にエプロンの肩のひもに手をかける。そして………
ぷるるんっ♪ ぽよよん♪
乳首上向きのぷるぷるおっぱいが顔を出す。ふふ♪先生の手、スピードアップ♪
────くっ……うぅ
「イっちゃいそう?」
「顔射!顔射!」
「顔にかけて!」
「先生のドレッシング出してくださいぃ!」
────くあっ!
ドピュ!ドピュドピュ!ビュルル!
先生のドレッシングが私達の顔に降り注ぐ。
「よしおっけぃ!」
ドレッシングもかけてもらったし、私達は料理を食べ始める。
え?ドレッシングはサラダにかける物だって?
なに言ってるの?ドレッシングは顔にぶっかける物だよ?
うん。先生がそう言うんだから間違いないわよ。
さて、冷めないうちに食べちゃおっと!
……みんなで試食中……
会話を楽しみながらお食事♪もちろん顔はドレッシングまみれ♪
会話の話題は、○○先生の授業がどうとか、
売店の自販機にある《コジマジュース》ってのがドロドロしてて美味しいとか。
そんな感じ。
ふぅ♪美味しかった♪
お腹いっぱいっ!
食べ終わったら、みんなで片付け。
お皿を洗うときは市販の洗剤は使っちゃいけなくて、
先生のおちんぽから出てくる洗剤を使う決まりなの。
シュコシュコ♪
先生の逞しいおちんぽを手でシコシコ♪
そのうち真っ白な洗剤がどぴゅどぴゅ出てくる。
それをスポンジに付けて洗い物。この洗剤は泡立たないけど油汚れに効くのよ。
さて、洗い物も終わったし、片付け終了ね!着替えよっと!
更衣室でエプロンを脱いで、番号順に回収して先生に返す。
セーラー服に着替えて、みんなでお喋りしながら教室に帰る。
今はお昼休み♪午前中けっこう頑張ったから、みんな疲れちゃってる〜。
あ、トイレ行っとこ。
私は廊下を歩いてトイレに向かう。
…………着いたわ。
女子便所と男子便所の間に、「精液便所」ってのもあるの。
ここでは女の子が便器になって、先生の性欲処理をしてあげるの。
この部屋からはいつもイヤらしい音が聞こえるわね(笑)
便器をやってるのは「精液便所委員会」の子達。ご苦労様(笑)
便器になりたかったらなってもいいらしいけど、今日は疲れてるからまた今度ね。
私は女子トイレの個室に入る。ここにもカメラが。(笑)
パンツを下ろして屈むと、ちょうど顔の高さにカメラがある…
おしっこする時は、このカメラに向かって笑顔で挨拶してからじゃないといけないの。
見ててね。
「…私のおしっこ見たいの?……見ていいよ?好きなだけ視姦して?」
んっ♪はぁ♪すっきりしたぁ♪
私はトイレから出て、水飲み場で手を洗う。
そして、水飲み場の隣にある「精液飲み場」に向かう。
ここには大きめの椅子が何個かあって、先生が座ってる。
先生に挨拶して、飲む許可が出たら好きなように飲んでいいの。
もちろん下の口で飲むのもOK。
「先生、せーえきごっくんさせて?」
────。
ふふふ。OKだってさ。ミニスカの女子高生に上目遣いでお願いされたら、
誰だって断れないよね。
はむっ!んふぅ…れろれろ…
「ねぇ…出して?メイの口の中に…どぴゅどぴゅ射精して?…」
────。
ふふ。この先生早いんじゃない?
朝から何回も搾り取られて敏感になっちゃってるのかなぁ?
じゅぽっ!じゅぽっ!
「んちゅ…らひて、ひいよ?」
───ッ!
ドピュ!ドピュドピュ!
ん♪出てる出てる♪
「ん〜〜ごくん♪」
舌の上で味わってから、一気に飲み干す。
「おいし♪ちょっと薄めの精液も飲みやすくていいかも♪」
「せんせっ!下の口にもごっくんさせて?いいよね?」
…………。
失神しちゃってる…。ふふ。もう飲み放題ね♪じゃ、いっただっきま〜っす♪!
私はパンツだけ脱いで先生の膝にまたがって、騎乗位の体勢になる。
「あは♪もう元気になってる♪」
ずちゅっ!ずちゅっ!
─────。
「あ。起きた?ふふ♪どう?騎乗位でハメハメするの、気持ちいい?」
「ほら見て?」
私はスカートを捲って、隠れていた結合部分を見せつける。
「あは♪私の中でおっきくなったよ?」
「ほら、出して?」
ずちゅっ!ずちゅっ!
……ぁ……もぅ…。
ホントに早いなぁこの先生(笑)
「出して?中に出して!思いっきり中出ししてえぇぇ!」
ドピュ!ビュルルル!
「ん♪いっぱい出たね♪ごちそうさま♪」
授業は午前中で全部おしまい!
午後は部活動なの。
私はまだどの部に入るか決めてないのよね。
だっていっぱいありすぎて決められないんだもん!
いくつか紹介すると…………
フェラチオ部、パイズリ部、手コキ部、足コキ部、素股部に、
それからニーソ同好会でしょ、メイド同好会に逆さ撮り同好会とか。
あと淫語研究会ってのもあるし、コスプレ研究会なんてのも……。
1人で複数の部に所属するのは許可されてるけど…
いくらなんでも多すぎよ…。
あれ?先生が呼んでる。行かなくちゃ!
というわけで私の1日はこんな感じでしたっ!じゃねっ!
END
!!〜男性教師急募〜!!
当学園では男性職員が不足している。早急な補充が必要となった。
しかし、役立たずを集めてもしょうがない。
そこで、まずはAMS適性検査で人数を絞ることにした。
難易度はハード、レギュは初期(1.0)で測定する。
以下に数値表を掲載しておく。
AMS適性 測定基準
1000以上 同一アセン(チューン含む)で全ミッションS取得
1000〜800 ミッションに出てくる敵ネクストを全てブレオンで撃破(ネクスト以外の敵は自由)
800〜600 全ミッションランクS
600〜400 全ミッションランクA
400〜200 全ミッションランクB
200〜0 全ミッションランクC
適性が低くても採用の可能性はあるが、応募できる役職は限られる。
以下に役職表も載せておく。
用務員(監視カメラ映像チェック)
適性200以上 募集30名
用務員(精液飲み場)
適性400以上 募集5名
用務員(プールの妖精)
適性400以上 募集3名
クラス担任
適性600以上 募集3名
保健医
適性600以上 募集2名
教頭(時間割操作)
適性800以上 募集1名
校長(校則操作)
適性800以上 募集1名
適性1000以上の者には理事長と謁見する権利が与えられる。
それでは、連絡を待っている。
広報担当 ジョシュアッ!O・ブライエン
遅かったじゃないか……。(応募が)
自分のAMS適性と希望する役職を教えてもらおうか
わはぁん☆
>>117 乙だったじゃないか……
ミッションランクにぶれがありすぎてどのあたりかわからんがとりあえず400ちょっと超えたくらいだと信じたい
……ところでこのスレ的に♀フラジールじゃなかったCUBEネタって需要あるのかね
投下完了
途中の連続投稿スマソ
俺が書けるものはできるだけ網羅したつもり
下半身のコジマキャノンが反応した奴は
AMS適性と希望する役職書いてけ
>>84 正直に言おう、ウザい。ここはお前一人のスレじゃない。
>>120 そこまで言わないが、
もっと纏めるなり間隔を空けて投下すべきかも
>>121 まぁ、1レスの投下量が明らかに少ない部分が散見されたのは確かだな
次はもうちょっと圧縮してみたらどうだろう
乙とだけ言っておこう
>>120 残念ながら貴方の謝罪は前スレからまったく誠意を感じられない。
ついでに言うが、ちゃんとAC4&fAはプレイしたのか!?ちゃんとwiki等で情報
を集めたのか!?
正直、貴方の作品にはキャラやAC作品への愛を感じられない。
『エロい話で盛り上がっているから、キャラだけ借りてエロ書きましたw』
と言う作品は正直私は要らない。
だがしかしここはお前の趣味主張だけで成り立つスレというわけでもない
>>125 自分にレスしてどうする
それと前スレでなにかあったっけ?
kwsk
>>120 丸太で殴られたような感動ですね
スゲェ!
だが正直「AC?」って思うのはあると思うんだがなあ
130 :
120:2008/07/14(月) 22:14:36 ID:qk3msh2C
スマン、ちと頭に血が上っていた。(自分にレスしてどうする...orz)
>>120の文章は
>>121宛だ。
只、俺的には正直
「ゲームしていない奴にそのゲームのSSを書いて欲しくない。無駄に改行&長文でレスを占めているのに、実は同じ様な表現が
しかしていない作品は嫌い」なのでな。
何れにせよ暫くROMるわ。
>>127 ・最初の作品の時に『自分はゲームしていません。只、スレの中のイメージで書きました。』と言って、『他のキャラも書きたいが、
他のキャラってどんなのか教えて!?』と、調べもせずにいけしゃあしゃあと住人に聞いた。
・次作品を書いた際に『マイナー・キャラが、名前すら出てないぞ』と突っ込まれ、『ごめんね』としか回答していない。
なるほど
お前に同意、そいつは叩かれて当然だな
>>130 まぁ、正論だわなぁ……
俺もかっとなって噛みついたし、暫くROMるか
なんだか俺のSSや態度が雰囲気を悪くしてしまったようで……
申し訳ない
因みにAC4はやった。
じゃ、俺は消えるよ。
読んでくれた人ありがとう
>>133 貴殿の任務はACfAをプレイし、
無事にこのスレへ帰還することだ
今は投下しない方が良さそうな空気だな
冷静になって読み直してみて変じゃなきゃ大丈夫なんじゃないかな
確かに若干キャラ崩壊&長すぎ感は否めないが…
それでも頑張ってキャラを脳内変換してハァハァウッしてしまった俺はもうダメなのかな…orz
メモ帳に書き溜めして、一度書いたのを読み返して、
すっきりしてから投下するか判断するといいんじゃまいか
俺が言えたモンじゃないが、敢えて言う
書き手も読み手も粗製増えすぎ
ここ暫くの間にどうしたんだよ、一体
前スレの最初のころはもう少しのんびりしてた希ガス
とりあえず話をぶった切る
シャミア・ラヴィラヴィという名前を思った瞬間、
シャミィという愛称が浮かんだ
略しただけだが
シャムかもしれんよ
142 :
679:2008/07/15(火) 11:59:43 ID:JUQLf4xG
>>140 し、シャミィ……
ハァハァ(*´д`)
エロ書くのって難しいですね、なかなか表現しにくいです。
官能小説でも買ってみるかな。
エロパロ板で原作つきのスレだとどっちかというと官能小説より同人誌のノリのほうが近い気がする。
改めて聞くと「そうでもない」と言われるが、描写少なめ、
(元ネタの登場人物のキャラクター像を踏まえた)台詞多めのほうが好まれる感じ?
>>139 wikiのSSでも一時期そうなったね
絵板も粗製乱発だった時があるし、創作関連にはよくあることじゃない?
145 :
679:2008/07/15(火) 12:27:18 ID:JUQLf4xG
>>143 確かに。
ただ合間合間に入れる表現はリアルで有りたいんですよね、解りにくいと納得行かないだろうし、でも長いと詰まらない。
自分(視点)が動くと自然に表現も簡素になるんですけど、簡素にするために表現を圧縮して纏めるのが……
グギギ……
>>145 全ては書き手の技量か・・・
心に何かがグサグサ刺さるようだぜ
D編の下書きを書き直してみるか
急かして作ったものほど出来が良くないことが多いしな。
じっくり推敲してみるのも書き手としてありだと思う。
というか、何でここは
こんなに落ち着いて議論できるんだろうなw
いや、いいことだがな
>>143 それが一番だと思うよ>官能小説
普通の小説と違った言い回しも多いから、先達から、学ぶのが一番早い
二次ドリ文庫とかに影響されまくるのはまずいだろうが
投下しようしたのにパソコンに規制かかりやがった
151 :
64:2008/07/15(火) 23:23:20 ID:296ev76c
スティレット姐さん物を書き進めたのだが、推敲したら姐さんの胸並にボリュームが減ったんだけど
(前回比、約3/4、あと、エロさも下がってしまった...orz)落としていいか!?
日が変わるまでに要望があったら、お目汚しになるかも知れないけど落とすよ。
153 :
64:2008/07/16(水) 00:01:03 ID:296ev76c
と言う訳で、スティレット姐さんシリーズ第二話です。
・今回も微エロ(&甘甘)で(ry
・オリジナル設定がありますので、拒絶反応を起こされた方はご閲覧を中止して下さい。
・スティレット姐さん視点による回顧部分が長い&姐さんの口調が若い(当時、10代後半〜20代前半)部分がありますので、拒絶(ry
・結局、相手はサーにしました。他の人を薦めてくれた人、要望にお答え出来なくてスマソ <m(__)m>
154 :
64:2008/07/16(水) 00:02:29 ID:296ev76c
―夢を見ている。これは夢だと判っている...何故なら『彼』が生きているのだから―
―私の膣から彼の分身が抜け落ちた。―
鈍い音と共に大量の白濁した二人の愛液が、交じり合ったままベッドに垂れて地図を作る。
そして、言い様の無い快楽で弛緩した私の身体を、守るように彼が覆い被さる。
「...酷い...中で出さないでって言ったじゃない!?...デキたらどうするのよ、こんな時に!?」
荒い息の元、避難する様な口調とは裏腹に、私は上気した顔に笑顔を浮べていた。男性経験自身は彼しかな
いが、それでも彼との逢瀬は私には十分な快感と安心感を与えてくれた。
「...いや、お前の膣(なか)が気持ちが良かったのでな...」
答えながらも彼は私の唇に自分の唇を合わせた。つられる様に彼の口内に舌を入れ、彼の舌と絡めあう。
軟体動物同士が絡み合うような擬音が数十秒程続き、お互いの唇から名残惜しそうに舌を抜き唇を離す。
「...その時は、責任を取って式を挙げる。何と言ってもレオーネとメリエスの誇るオリジナル・リンクス同志の結婚
式だ。豪勢な式にするさ。」
「...もうっ、トマーゾったら...」
彼の本名はごく近しい人(私もその一人だ)にしか知られていない。大抵の人はリンクス・ネームか、彼が自称す
る敬称“サー”で呼ぶ。
そして、そのごく近しい者の前では、彼は傲慢で野心剥き出しのオリジナルリンクスNo.9“サー・マウロスク”で
はなく、年相応の青年―トマーゾ・マウロスク―に戻っていた。
―彼との付き合いは古い。―
メリエスの重鎮である父が、男児が生まれない事を苦にして『長女の入婿に』と言う事で、イタリアの名門、マウロ
スク家の次男―即ち、彼―と私が婚約を結んだのが、始まりであった。
死後も『自意識過剰で傲慢な、オリジナル・リンクスの典型』と証される彼だが、もう一つの面―有能な兄に隠れて、
どんなに努力をしても両親に認められない、繊細で不器用な青年―を知っている私には、最高の婚約者だった。
「...それより、『アレ』をしてくれないか!?」
「...いいけど、ちょっと待ってね...」
力が入る様になった身体をゆっくり起こして、ベッドに出来た染みと私の膣内から流れ出た物を部屋備付のティ
ッシュで拭取り、寝転がっている彼の―先程大量の精液を出したにも関らず―半勃ち状態な肉棒を私は咥え、それ
を清める様に舐めだした。ものの数分もすると、さっきと同じかそれ以上に彼の肉棒がそそり立つ。
「...くっ...上手くなったなぁ...」
「...ふぁれふぁほひえはふぉよ(誰が教えたのよ)」
「...判った、判った。頼むから、噛まないでくれ。」
「...ふぉう(もうっ)」
155 :
64:2008/07/16(水) 00:03:35 ID:296ev76c
それにしても、この日の彼は変だった。(あっちの方はともかく)デート中も気がそぞろで、何か隠し事か迷い事が
ある様な気がしてならなかった。
咥えていた彼の肉棒を離し、彼の瞳をじっと見つめる。
「...トマーゾ。」
「な、何だ!?」
「...何か、隠している事があるでしょう!?」
動揺する彼の顔を凝視する。
上目使いで哀しげな瞳で見られるのに彼が弱いのは、長い付き合いで心得ている。
彼は、最初視線を逸らせどうやって誤魔化そうかと思案していたが、やがて観念した様に口を開いた。
「...明日から東南アジアのローザン・マイヤー大橋の守備隊に増援として展開する。何でも、GAが戦力を集結して
いるらしい。」
「...!!」
「...噂じゃ『アナトリアの傭兵』や『GAの粗製濫造リンクス』も展開しているらしいが、大丈夫だ。格の違いと言うの
を見せ付けてくるさ。」
「けど...一人で行くんでしょう!?」
「ああ。スミカやシェリングに功績を取られる訳には行かないし、エイとかだと荷が重過ぎるしな。あ、そうだ...」
彼は何かを思い出したかのようにベッドから立ち上がり、洋服掛けに掛けていたジャケットから何かを取り出した。
彼の顔が、ネクストに乗っている時と同じ位、真剣その物になる。
「...!?」
「本当は帰ってから渡す予定だったのだが...コレ、貰ってくれないか!?」
―そう言って取り出した箱の中には、無地で簡素だがプラチナの指輪が入っていた―
「...!!」
周りを見渡すとそこは彼と最後の夜を明かしたホテル、ではなく、見慣れたレ・ザネ・フェルのコクピットだった。
どうやら私は眠っていたらしい。
カタパルトの故障で発艦予定時刻より10分近く遅れる事となり、現状をカラード作戦本部に報告して作戦の延期
を促したが『作戦はそのまま続行、貴機は後詰として展開するように』と回答された。
その結果、V.O.B.を背負って不恰好になったレ・ザネ・フェルは空母の甲板上で鎮座し、私はコクピット内でカタパ
ルトの回復を只待つしかなかった。
時計を見ると、眠っていた時間は5分程度。幸か不幸か、バイタルサインをモニタできるオペレータ以外にはばれて
いない様だし、オペレータからも何も言われなかった。
(あれから、もう十数年か...私も未練がましいな...)
結局、あの時に貰った指輪も捨てる事が出来ずに、ドッグ・タグを通す鎖に同じ様に通して身に着けている。
多分、これが私の“もう一つの首輪”なんだろう。
『...ミズ・スティレット、発艦準備完了しました。』
そんな内心にお構いなく、空母の艦長から通信が入り、私は慌てて“スティレット”に戻った。
「...いや、こちらこそ手間を取らせて申し訳ない。貴艦のご好意に感謝する。」
『いえ、任務ですので...貴女の御武運を祈ります。』
「了解した...レ・ザネ・フェル、発艦する。」
―次の瞬間、私の身体はレ・ザネ・フェルと共に音速の世界に突入した。―
今回はここまで。
相変わらずの乱筆&妄想爆発&エロ率低くて申し訳ない。
(影が薄い姐さんだけど、皆様のイメージが崩れていないか凄く心配す。)
因みに省いたのは、『サーとの馴初め〜姐さんから見たリンクス戦争までの流れ』の部分です。
そして次回なんだが、衛星破壊砲基地戦なので、多分今回以上にエロが...無い...orz
いいSSだ、尻を(ry
GJ、しかしサーよ、サーよ、お前はどれだけ虚勢を張っていたんだ……そしてスティレットのいじらしさに泣いた
157 :
45:2008/07/16(水) 01:01:20 ID:lUk+CSL3
その場の乗りと勢いで書いたが
何とか読めるレベルまで仕上がったと思う。
4とfa買わなきゃな・・・orz
ムーム&ガルム+αもの
注意:このSSには凌辱シーンやLR主が最低過ぎるシーンが含まれます
「とりあえずは上手くいったか。ムーム、さっさとずらかるぞ!」
目の前で何台もの輸送車を引き連れて行進しているガルムが後ろを振り向き私に話しかけてきた。
――ただの無線通信なんだから振り向く必要無いのに…
「…おい、体の方は大丈夫か?
こんな事ぐらい俺一人で出来たんだからお前はガレージで安静にしてても良かったんじゃねえか?」
私が一言も喋らないのを心配してくれているのだろう。
さっきから彼は頻繁に無線で私に呼びかけてくれる。
「そうね…これならしばらくは生活物資に困ることは無さそうね」
抑揚の無い声で返事をする私
――っ!
不意に吐き気が湧いてきて口を押さえた。
最近吐き気が頻繁に起こる。
これが『つわり』というものなのか?こんな辛いものだとは思いもしなかった。
まったく…こんなのに耐えて私達を生んだ母親は偉大だ。
彼は私がそんなことを考えているとは知ってか知らずか
「これでお前の負担も減るだろう。
後のことは俺が全部片付けておくから、帰ったら全てが終わるまで大人しくしてろよ?
俺は先に行って道を確保しておく。気分が悪かったらそこで暫く休んでろ!」
と言ったっきり奥に行ってしまった。
私はガルムの言葉に甘えて休むことにした。
自分のAC「METIS」のコックピットを開けて座ったまま外の空気を体に採り入れる。
158 :
45:2008/07/16(水) 01:05:44 ID:lUk+CSL3
かつて狂犬と呼ばれた人間がまさかこれ程変化するとは...
戦闘になるとその戦いっぷりは健在だが、
日常生活では私と手を組んでから牙が抜けたように大人しくなってしまった。
どこぞの三流リサーチャーはそんな彼のことを酷評していたが私はそうは思わない。
この人は狂犬なんかじゃない―――心のやさしい人なんだ。
無愛想がたまに傷だけどいつも私を守ってくれる。
作戦が私のミスで失敗して落ち込んでいた時も無言でコーヒーを差し出してくれた。
METISの整備に手間取っていた時も何も言わずに手伝ってくれた。
私がそんな彼に心を惹かれるようになるまで、それほど時間はかからなかった。
独立武装勢力として駆け出しの頃だった。
私はメカニックすらいない深夜のガレージに彼を呼び出して想いを伝えた。
それを聞いた彼はしばらく黙って考えていたが、何も言わずに私を抱きしめてくれた。
――そんな事を思い出したら自然と顔が綻んでしまう。
そこからの進展は比較的早かった。
まあ職業柄いつ死ぬかわからないし、オマケにこのご時世だ
生きてるうちにやりたいことはやっておきたかった。
ガルムと私は一つになり、その結果1カ月前に彼の赤ちゃんを身篭った。
そのことを彼に報告すると非常に驚いた顔をしていたが生むことを了承してくれた。
数日後、彼は何を思いついたのか
「ちょっとバーテックスの旧・ナイアー産業区に行って、生まれてくる赤ん坊に必要な物資を取ってくる!!」
と言い出して今に至る。彼一人では心配だからこうして私もついてきたのだ。
………彼って意外と天然なのかしら?こんな所にそんな物資があるわけが無い。
そう思っていたのだが…行ってみたらそれはあった。しかも大量に。
…ジャックは一体何のためにこの物資を置いていたのか?奴の考えていることは本当に分からない。
ガルムは輸送車の作業員達に命じて次々と物資を運び込んだ
ベビーカー、紙おむつ、哺乳瓶、etc
(待ってガルム、ベビーカーは1台で十分よ。そんな輸送車に満載しなくても――って、
今度はコンドーム?!輸送車に満載にして…あれは赤ちゃんに必要ないでしょう!
も、もしかしてあれを全部使い切るつもりなのかしら?私に対して…や、やだっ恥ずかしい!)
159 :
45:2008/07/16(水) 01:07:59 ID:lUk+CSL3
「―――ム?ムーム!」
彼の無線通信で過去の回想が終わりハッとする
「な、何?」
「未確認の機影が一機接近中だ!そちらへ真っ直ぐ向かってる
速度から言って同業者だろう。俺が行くまで深追いするなよ!!」
見ると確かにレーダーに一機の機影が映っていた。
「…来る!!」
目の前の隔壁がゆっくりと開いてゆく
姿を現したのは「勢力を問わずACを狩りまくっている」と噂のあのレイヴンだった。
頭部に搭載されたCPUが敵ACの詳細を報告してくる
「敵は各距離対応の武器を装備、レールガンによる熱暴走に注意してください
近接時のブレード攻撃にも注意してください」
(…要するにバランスが良いって事ね)
頭の中でそう呟く。
数時間前に私たちもダムの作戦で雇おうとしたレイヴンだ。「報酬が安過ぎる」と言われて断られた。
こちらの依頼は断っておいて、バーテックスの依頼を受けたことが不愉快だったが
報酬金額でその度属する勢力を変える―――最もレイヴンらしいヤツだな
そんなことを考えつつ私は出来る限りドスの効いた声で警告しようと思い
「アンタ、邪魔するなら容赦しないよ!」
と言って肩に装備されたマイクロミサイルで威嚇射撃を始ようとした。
しかし、METISのFCSがロックオンを終える前に敵ACの方が早く攻撃をしてきた。
不意を突かれて脚部に数発レールガンの直撃を受けてしまった。
たちまち機体温度が上昇し熱暴走によって歩くことしか出来なくなってしまう。
前方を見るとトドメと言わんばかりに敵ACがブレードを構えて突っ込んできた。
160 :
45:2008/07/16(水) 01:10:32 ID:lUk+CSL3
(避けれない!)
私は思わず死を覚悟して目をつぶった
――だがいつまで経っても機体が破壊される気配は無い。
恐る恐る目を開けるとガルムのAC…ニフルヘイムが私の前で仁王立ちしていた。
私を庇った為にニフルヘイムの左腕部は切り飛ばされ、
ブレードによる損傷はコアのコックピット付近まで達していた。
「ガルム!」
思わず愛しい人の名を叫ぶと弱々しい返事が返ってくる
「だから…俺が来るまで無茶するなって…言ったろ?
まったく……お前って、奴…は…いつも、無鉄砲な女だな……」
「ガルムしっかりして!今助けるわ!!」
ベルトを外して立ち上がろうとすると今度は強い口調で制止された
「来るな!俺が食い止めているうちに、お前は早く逃げ…!!」
そこまでだった。敵ACが至近距離で放ったレールガンでニフルヘイムが轟音と共に爆発した。
原形こそ留めているが、機体のあちこちから黒煙と炎が上がっている。
一瞬何が起こったのか理解できなかった。
「ガ、ガルム…嘘でしょ?こんな事って…返事してよ!ねぇ…!」
絶望と悲しみに暮れる私に、人を見下したような通信が入る
「馬鹿だねぇ…大人しく脱出してりゃ死亡扱いされるだけで済んだのに。
かつて狂犬と呼ばれた男がここまで腑抜けていたとはな…いや、元々この程度だったって事か。
期待外れもいいとこだぜ。ま、楽に報奨金が貰えるから良いけどよ
おい!そこのAC!機体を捨てて投降すれば命だけは助けてやる。両手を挙げてコックピットから出てこい」
敵ACが何か言ってきたが、今の私は聞き取ることが全く出来なかった。
涙で視界がぼやけてくる。胸が苦しい。
………もうあの人とは二度と会えない。
一緒に食事することも、キスすることも、寝ることも叶わない。
赤ちゃんを産んで、3人で静かに暮らしていこうという約束も果たせなかった。
ガルム…どうして…
161 :
45:2008/07/16(水) 01:14:04 ID:lUk+CSL3
私は戦闘中にもかかわらずトリガーから手を離し両手で顔を押さえて泣きだした。
「聞く耳持たずか?・・・だったら痛めつけるまでだ」
投降する意思が無いと判断した敵ACは攻撃を再開してきたが、私は反撃する気すら起こらなかった。
それをいいように敵ACはまるで私を弄るように攻撃を続けた。
ブレードでわざと浅く斬りつけ、脚部に中型ロケットを何発も撃ち込んでくる。
脚部と左腕部は2次破損させられ、右腕部は1次破損で機能障害を起こしていた。
それでも私は何もしなかった。この場合は何も出来なかったと言うべきか。
残りAPが10%を下回ったことをCPUがノイズの混じった声で警告したことで
やっと私は自分が置かれた状況を把握した。
私のACはもはや逃げることも反撃することも出来ないほど破壊されていたのである。
弄るのに飽きた敵ACは私の目の前で動きを止めた。
何をするつもりだ?
見ているとコックピットから拳銃を持ったレイヴンが出てきた。
こちらに飛び移ろうとしている
なるほど…私も殺す気なんだな。
ACを大破させるより、こちらの方が確実に中の人間を始末できるというわけか。
「ガルムのもとに行けるのなら、それでも構わない…かな?」
そんな事を呟きつつ私は目を閉じながら殺される時を待った。
コックピットの上部で端末を叩く音が聞こえる。
暫くしてロックの解除された音がしてハッチが勢い良く開いた。
ハッチを開けたレイヴンが第一声を発する
「動くな」
――抵抗するつもりなど、もとより無い。
さっさと手に持っている拳銃で私を撃ち抜けばいい…それで全てが終わる。
しかしこのレイヴンの反応は全く別のものだった。
「へぇ…なかなか俺好みじゃん。」
何を考えたのかレイヴンは銃口を向けたままオペレータに通信し始める
「シーラ、次の依頼までどの位の時間がある」
「そうね…大体50分といったとこかしら」
「それだけあれば十分だ」
短いやり取りで通信を終える。
依然銃口を向けたまま、レイヴンは薄ら笑いを浮かべて私のコックピットに入ってきた。
「さてと…時間が余ったから少し楽しませてもらおうか」
「どうゆうことだ?まさかお前…!」
言葉を言い切る前にレイヴンは銃底で私の頭を殴りつける。
鈍い音と共に私は意識を失っていった。
162 :
45:2008/07/16(水) 01:17:22 ID:lUk+CSL3
―――どの位の時間が経過したのか
気がついた時にはムームはコクピット内の端末に体を押しつけられて後ろから貫かれた状態であった。
「おっと気が付いたか
飼い犬のモノを咥えこんでた割にはなかなか締まりがいいじゃないか。
あまり飼い犬に抱かれていなかったのか?可哀想にねぇ…良い体をしてるのに」
「痛っ…!嫌ぁ!やめて!!」
「そのうち慣れるさ。我慢しな!」
悲痛な叫びに聞く耳を持たないレイヴンは
準備の整っていない膣に肉棒を無理矢理ねじ込んで、ただ欲望のままにムームを犯していく。
ピストン運動を繰り返す度に秘所から血が滲み出てくる。
乱暴な挿入によって秘所が傷つくのを防ぐ為に
身体はムームの意思とは関係なく潤滑油を分泌させ、痛みを快楽にすりかえるホルモンが脳内から放出される。
やがて結合部から濡れた音が響くようになっていた。
それに伴いムームの口からも甘い声が漏れ始める。
本能的な防衛機能とはいえ、乱暴されているのに感じるという事は
レイヴンにとってムームを揺さぶる格好の材料になった。
「おいおい、無理矢理は嫌とか言っておきながらしっかり身体は感じてるじゃないか。
それともあの飼い犬とやってた時もこうゆうプレイばかりだったのか?この変態め」
「あっあん!ち、違…!そんなことは…ん!ない…」
喘ぎ声を挙げ、顔を真っ赤にしながらも必死に弁解する。
「言い訳してても突かれる度に喘いでる様じゃ説得力が無いぜ?
今アイツがこれを見ていたらどう思うかね?」
この下衆に反論してやりたかったが、身体が発する快楽で喘ぎ声しか出ない。
しかもこちらは丸腰、相手は銃を持っている。
体格差を考えても到底敵わないだろう。
今まで全てガルムに守ってもらっていた…つくづく自分は弱い生き物なのだと惨めな気持ちになった。
163 :
45:2008/07/16(水) 01:20:15 ID:lUk+CSL3
そんな気持ちとは裏腹に快楽は確実に身体を絶頂へと導いていく。
「ひゃ…あっあっあっん!やぁぁぁあ!あぁ!!」
「ちっ!急に締め付けが良くなって来やがった。時間もねえからさっさと決めさせてもらうか!」
この言葉の意味が最初は分からなかったが、徐々に加速していく腰の動きで理解した。
同時にガルム以外の男に、赤子を宿している聖域を汚される恐怖がムームを絶望へと駆り立てる。
「えっ…嘘でしょ!?まさか中に出すつもりじゃ…!やめて!
あの人の子を妊娠してるの!お願いだから中だけはやめてぇぇぇ!!」
「なんだお前妊娠中だったのか……なら安心して中に出せるぜ。
今なら何発出してもガキは出来ないもんな!はっはっはっはっは!!」
そう言って高笑いするとレイヴンは腰の動きを更に加速させていく。
「あん!ほっ本当に、あぁぁ…やめて!中出し以外なら…きゃん!何でもするからぁ!」
「ゴチャゴチャうるせえ女だな……おら、出すぞ!!
あの男のACに中出しされる瞬間をじっくり見てもらえ!」
「嫌ぁん!嫌…見ないで!私がイクとこ見ないでぇぇぇ!いや・・・イク、イクの嫌ぁぁぁぁぁ!!」
ドプッ!ドクン!ドクッ!ドク…
欲望を全て解き放ったレイヴンは満足そうにムームの膣から肉棒を引き抜く。
肉棒で栓をされていた膣内からドロッとした精子がこぼれだした。
―――中に出された。
愛しい人の子供を宿した聖域をこんな男に汚された上に無理矢理イカされてしまった。
(ごめんなさいガルム。私は…私は!)
ムームはまた泣き出した。
「ふぅ…なかなか良かったぜ。ほら報酬やるよ。まだこんなところで野垂れ死にしたくないだろう?
嫌ならさっさと自分のガレージに帰って引き篭もってるんだな。
また何処かで生きて会ったら一発宜しく頼むわ!」
そう吐き捨てて後ろに手をヒラヒラしながら自分のACへ戻ろうとするレイヴン
その姿を見たムームの心の中にドス黒い感情が沸々と沸きあがる。
(こ…こんな奴に………こんな奴に!!)
反射的にトリガーを握り締め、射突型ブレードを自分の機体に乗り移ったレイヴンに向かって突き出した。
164 :
45:2008/07/16(水) 01:22:09 ID:lUk+CSL3
後ろから殺気と風を感じてレイヴンが振り向いた瞬間、
目の前にあった自機の頭部が射突型ブレードに持っていかれる。
右腕部が機能障害を起こしていなかったら、レイヴンもただの肉塊になっていただろう。
「ふ、ふざけやがって…そこまで死にたいか!だったら望み通りに殺してやるよ!!」
逆上したレイヴンはすぐさまACに乗り込み、大破したニフルヘイムに向かってMETISを蹴り飛ばした
2機が重なった上からチャージが完了したレールガンをコアに押し付けて引き金を引く。
(ガルム…ごめんね。私…あなたの赤ちゃんを守ることが出来なかった……)
彼女が最後に目にしたのは、巨大な銃口から放たれた青い閃光だった…
165 :
45:2008/07/16(水) 01:24:30 ID:lUk+CSL3
誰もいなくなった産業区に大破した2機のACが転がっていた。
装甲は焦げて黒ずみ、内装のケーブルが高温で溶けて異臭を放っている。
近くの隔壁のロックが解除され、女神のエンブレムが施された紫色のACが姿を現す。
ACは寄り添って動かない2機を確認すると、すぐ傍まで近づいて行き立ち止まる。
ACのメインカメラが忙しなく動いていた。
――――暖かい……ここはドコ?
眩しさを感じた私はゆっくりと目を開けた
一瞬視界が真っ白になったが、すぐに元に戻る
辺りを見回すと心配そうな表情をしたガルムが右手を握ってくれていた。
(そうか…私はガルムのもとへ行けたんだな)
「目が覚めたか?ムーム」
安堵感に包まれているとガルムが声をかけてくれた。
急に胸が切なくなり私は愛しい人の胸へ飛び込んだ。
「ガルム!ごめんなさい……私のせいであなたも…あなたの赤ちゃんも死なせてしまって…」
「…」
彼は何も言わなかった。許してくれるとは思っていない。
それでもいい。言葉の続く限り精一杯の謝罪を続ける
「本当に…本当に……ふっ…ぐすっ…ごめん…なさ…い!」
嗚咽で言葉が詰まる。ダメだ!ちゃんと謝罪しないと!
「…1つ言ってもいいか?」
ガルムはそう言うと私の顔を上げて涙を拭き取ってくれた。
「ぐすっ…くっ…何…?」
「俺を勝手に殺すな。もちろんお前もお腹の子もだ」
………今何って言った???
「え?え?どうゆう事?」
状況が飲み込めず混乱する。ガルムと私が生きていて、お腹の赤ちゃんも生きている。
ん?もしかしてみんな生きているって事?!
「じゃじゃじゃあここはドコなのよ!天国じゃないの?」
「馬鹿…どう見てもガレージ内の病室だろうが」
「病室?そうか…私はあの時レイヴンに乱暴されて…!お腹の赤ちゃんは大丈夫なの?!」
「赤ん坊?大丈夫だ。医者の話だと何の問題も無いそうだ。元気に育っている」
自分が乱暴されたことよりもまず赤ちゃんの心配をする私。
うん、確実に母性に目覚めてるわね!…しかし誰が私達をガレージまで運んでくれたのだろうか?
166 :
45:2008/07/16(水) 01:26:06 ID:lUk+CSL3
「みんな無事だったのは良かったけど、一体誰がここまで運んできたの?」
「ああ、ジナイーダが俺達を助けてくれた」
あのジナイーダが?戦うことしか興味の無さそうあの人が私達を?
どうゆう風の吹き回しかしら?
「そういえば彼女からメールが届いてたな。目が覚めたら見るようにと伝言を頼まれたよ」
そういってガルムは携帯用の端末を私に投げてよこした。
端末を手に取りそのメールを開く。
私宛に残されたメールを読み終えると自然と涙が流れた。
「―――――っ」
ガルムが生きていた嬉しさやジナイーダへの感謝の気持ちで胸が一杯になる。
再びガルムに抱きつくと彼は目を細めて私を優しく抱きしめてくれた。
長い時間抱き合っていた。
室内のカーテンが微風でなびく。
やがて互いの顔が近づいていき、重なる。
互いに舌を絡めたり口内に押し込み歯や舐め回す。
甘い快楽が私を支配する
「ハァハァ…ガルムぅ〜もっと…もっと頂戴」
「わかった」
彼は口を離して私を押し倒すと首筋から胸へ舌を這わせながら胸や乳首を愛撫する
くすぐったい刺激が全身に走って力が抜けた。
「ひゃぁん!私それ結構好きかも…」
彼は口で返事をしない代わりに乳首を吸いながら軽く噛んで反応してくれる。
「きゃ!ちょっと…そんな事してもまだおっぱい出ないよぉ…」
「…それは残念だ」
余裕のある態度の彼が小憎らしかったので少し懲らしめることにする。
ゴロンと半回転して彼をベッドに押し倒した形になった。
ズボンを脱がせると天井に向かってそそり立つ肉棒にしゃぶり付く
わざと音を立てて吸いついているとガルムも反撃しだした。
「あん…あ、あ、そんなトコ弄くるなんてズルいよ〜!」
「お前だって…人の敏感なトコばかり刺激するな」
こうゆう状況では先に限界を迎えた方が負けだ。
2人とも一気に畳み掛ける…程なくして同時に達した。
ガルムは私の口に大量の精液を放出し、私はガルムの口に潮をぶちまけてしまった。
167 :
45:2008/07/16(水) 01:28:03 ID:lUk+CSL3
息が切れた私達はそのままの格好で互いに愛撫しつつ呼吸を整える
「ねぇ…そろそろコッチに入れて」
我慢できなくなった私は彼に向かって足を開き誘惑してみた。
彼は待ってましたと言わんばかりに足の間に割り込んできて、自分の分身を秘所にあてがう。
「入れるぞ?」
「…どうぞ」
彼に何回抱かれてもこのやり取りだけは未だにぎこちないままだ
第一印象はもっと経験豊富なやり手だと思ったけど、彼は意外と清純だった。
ガルムの肉棒が私の中に入っていく。半分くらいまで挿入し、残りを一気に貫かれた。
「ああっ…んあっ!あ、あん!」
十分すぎる愛撫ですっかり準備の出来た秘所はガルムの肉棒をスムーズに受け入れる。
巧みな技こそ持たず、ただ闇雲に腰を振っているだけであるが
それ以上に愛されている、愛しているという気持ちが自体が快感の波となって押し寄せてくる。
「ひゃあん!あん!いいよぅガルム…ガルムぅ…」
強弱をつけて腰を打ちつけていたガルムは動くのをやめて肉棒を引き抜くと
私をうつ伏せにして後ろから再び貫いた。
射精が近づいているのかピストン運動がさっきよりも激しい。
深く打ちこまれる度に肉棒の先端が子宮口に接触して強烈な快感が私を狂わせる。
「あぁ!あ、あぁん!イク、ガルム!私もぅらめぇぇえ…!ガルム、イクぅぅぅぅ!!!」
力強い一突きで絶頂まで打ち上げられ、熱く煮えたぎる大量の精液が膣内に拡がっていく。
真っ白になっていく頭の中で私はこんなことを考えていた。
――もし自分がACだったら、射突型ブレードで打ち抜かれた衝撃はこんな感じだろうか、と。
168 :
45:2008/07/16(水) 01:30:05 ID:lUk+CSL3
「ガルム〜!ガルム〜!!」
ベッドの中で愛しい人に思い切りじゃれる。
「あまり暴れるな。これじゃ眠れないだろう」
子供みたいな私を諌めようとするがそんなものはこの私に通用しない。
逆に「……えいっ!」と言ってガルムの頬っぺたを人差し指でとっ突いてやった。
何かプチッと切れた音がした
ニコニコしているが目が笑っていないガルムは私の頬っぺたを両手でつまんで左右に思い切り伸ばした。
「ギャ、ギャルム!イヒャイ、イヒャイ!!(ガ、ガルム!痛い、痛い!!)」
「ごめんなさいは?」
「ふぇ?」
「ご め ん な さ い は ?」
ガルム…そんなニコニコしながら怒らないでよ…気持ち悪いよ?
「こりぇふゃいべにゃいひょ〜(これじゃ言えないよ〜)」
「…あ?なんだって?」
怖すぎる……素直に謝っておこう
「ぎょ、ぎょめんにゃしゃい」
果たしてこんな言語が地上にあっただろうか?
とりあえず謝るとガルムはようやく頬っぺたから手を離してくれた。
「ふん」
手を離したガルムはそのままそっぽ向いて不貞寝してしまう。
ちょっとやり過ぎちゃたかな?
反省してガルムの背中にピッタリくっ付くと、少し拒否する仕草を見せたがそれ以上は何もしてこなかった。
普段は無口で無愛想で大人っぽいけど、私と2人でいるときだけはこんな子供っぽい姿を見せてくれる。
そっぽを向いたガルムの顔を自分の方へ向ける。
――私はそんなガルムが
「大好きだから………怒らないで…ね?ガルム…ちゅ」
「…ふん」
少し照れたガルムは腕を伸ばして私を自分の胸に抱き寄せた。
169 :
45:2008/07/16(水) 01:32:22 ID:lUk+CSL3
彼の胸の中で目を閉じ、睡魔が意識を刈り取る前に私はさっきのメールをもう一度思い出す。
ジナイーダ…今まで冷酷な人だと思っていたけど、あなたも本当は優しい人だった…
助けてくれてありがとう――私、絶対に幸せになるからね。
「お前がこのメールを読んでいるということは、全ての争いに決着がついた後だろう。
勘違いされても困るから先に言っておく。
お前達を助けたのは単なる気まぐれ…いや、私の中で眠っていた最後の良心だ。
私は常に強くあろうとした。その先に自分の生きる道があると信じて今まで戦い抜いてきた。
その信念は今後も変わらないだろう。だが信念を保つ上で良心は邪魔な存在だった。
そんな時、あの地でお前達を発見した。私はお前達を助けることで自分の最後の良心を殺そうとした。
…そうそう、お前に乱暴したあの男は私が倒してしまったよ。
もし復讐しようと考えていたならすまないな。
アイツなら私の理想を解ってくれると思ったが、それも期待はずれに終わった。
まったく…エヴァンジェといいアイツといい、己の力を過信している奴ほど大した事は無いものだな。
そしてジャックの最期の依頼を果たした今、私が存在する意味は無くなってしまった。
この先何のために生きていくかはまだ決まっていない。
生きる為の理由があるお前達のことが少し羨ましくなってしまったな…
最後に、僅かながらだが祝い金と2人の未来にささやかな祝福をさせてもらおう。
願わくば…貴女達に永遠の幸せが訪れますように――――――ジナイーダ」
170 :
45:2008/07/16(水) 01:36:32 ID:lUk+CSL3
以上です
投下しながら思ったが長いうえに段々とムームの性格がイカれてきてるなw
機会があればもう少し短く纏めれるように努力します
>>170 何これ……ふざけてるの?(良作的な意味で
GJ。実は生きてましたというある意味お約束だが問題なかった、むしろよかった
とりあえずジナも幸せになればいいと思うよ
>>155、
>>170 ともにGJだ
投下の間隔だが連投されると、レスしにくくないだろうか?
一人のSS書きとして住人の意見を聞きたい
煽りレスは勘弁な
感覚が短くても終わってから纏めてレスできるから、問題はないと俺は思う
というかここのところ妙に投稿が多いから様子見してる間に別のSSが投稿されてたりしてる罠
175 :
64:2008/07/17(木) 21:49:19 ID:clFaeDv5
24時間以上書き込みが無いけど、皆、箱○の新レギュで愉しんでいる最中か!?
いや、私も箱○組です、ハイ。スティレット姐さんが強くなって嬉しい反面、自機の
アセン変更で泣いています...ジェネやフレームから組み直しだよ...orz
で、相変わらずエロく無いですが、落としていいですか!?
反対や『今回は私が落とす』と言う方が居られなければ、日が変わってから
落とそうかと思うのですが...
>>175 問題ない、投下してくれ
俺テスト終わったら1.20レギュ落として重二組むんだ……
177 :
64:2008/07/18(金) 00:05:15 ID:clFaeDv5
と、言う訳で第三話、投下します。
・予告通り、戦闘シーンメインになりました(しかも、終らねぇ...orz)。なのでエロの欠片も(ry 騙して悪いが(ry
・姐さんのある台詞を別の意味で使ってい(ry
・王小龍、リリウム、リザイア各ファンの方、出番が少なくて申し訳ありません。
・ストレイドはアリーヤフレーム(ry
―レ・ザネ・フェル 発艦10分前―
『オメガ1よりHQ、降下位置につきました。』
『AF“イクリプス、まもなく予定空域に到着します。』
『...HQより展開中の各員へ。悪い知らせだ、レ・ザネ・フェルでトラブルが発生、合流に10分以上の遅れが予想される。作戦を中
止するか!?』
『...その必要も無かろう。向うのネクストは2機、こちらはレ・ザネ・フェル抜きでも3機だ。リリウム、ストレイドを押さえられるな!?』
『はい、王大人。リリウムにお任せ下さい。』
『こちら、ルーラー。無駄は好きじゃないの、始めましょ。』
『...判った。レ・ザネ・フェルには予備兵力として後詰について貰う。各員、予定通り、状況を開始しろ。』
『『『『了解』』』』
私が南極大陸入りした時真っ先に見た物。
それは火を噴いて海岸に突き刺さった円盤―撃破され、ここまで飛行したものの、力及ばず墜落したAFイクリプス―だった。
(...所詮、量産型AFか..)
インテリオル=オーメル共同開発の量産型AF―実際は、両企業が技術の出し惜しみをした結果生まれた、妥協の産物―の不
様な姿に半ば予想通り、半ば諦観の念を抱きながらも、回収班の手配を要請した。
次に視認したものは、歩く残骸―頭部と右腕、左前脚は欠落し、左腕のライフルも半ば溶解。プライマルアーマー整波装置から
コジマ粒子を辛うじて噴出しているが、ブースターの不調か地を這っている―と化したストリクス・クアドロだった。
「...こちら、レ・ザネ・フェル、王小龍聞こえているか!?...おい、どうした!?」
だが、ECMでも働いているのか、ノイズしか返って来ず、視界をストリクス・クアドロから自機の前方に移すと、今度は派手に獲
座したORCA側のネクスト―月輪―の姿だった。こちらは、右膝下と右肘下、左肩が欠落し、各部からスパークを生じている。プ
ライマルアーマー整波装置も停止している様だった。
(...王小龍、まさか養娘や部下も放り出して逃げ出した挙句、追撃されたのか...不様な...ん!?)
王小龍との通信を諦め、各座した月輪の映像をズームする。余りにも歪な為に記憶に残っているパーツが、視覚野に飛び込ん
できた。
(アサルト・キャノン!?...トーラスめ、怪しげな...)
―インテリオル・ユニオン傘下グループ内で行われた技術研修会で、トーラス社の研究員が嬉々とした表情でその性能を熱く語
っていた試作兵装を、ORCA旅団のネクストが使っている―
大量のネクスト―しかも、カラードの上位ランクのリンクスに匹敵する腕を持つリンクス付―を保持し、噂では独自のAFも保持し
ていると言われているORCA旅団の資本元は、未だにカラードもインテリオル情報部は掴んでいない。が...
(...まさか...テレジアまでもがORCAに...)
既にカラード側のリンクスのうち、ランク9―ホワイトグリンドの代りに昇進した―クラースナヤと、ランク10―こちらはトラセンドを
堂々と破り、昇進した―ストレイドの二機がORCA側に寝返っている。
冬季迷彩の四脚ネクストが敵として南極に居る事を想像し、私は最悪の事態を覚悟した。
―そして、予想を遥かに上回る地獄絵図が知覚情報として飛び込んできた。―
既に勝敗は決し、そこは屠殺する者と屠殺される者しか居ない戦場だった。
獲座して動けなくなっているアンビエントと、それを守る様に円陣をひいて何か―多分、アンビエントからイジェクトされたコクピット・
ブロックだろう―を担ぎ、戦場から離脱しようとするサイレントアパランチ隊の生き残り達。
右腕とレーダーを吹き飛ばされても、毅然とストレイドに牽制攻撃を続け、サイレントアパランチ達か敵を遠ざけようとするルーラー。
が、敵として立ち塞がる漆黒のアリーヤフレームのネクスト―ストレイド―ともう一機の前では手負いのルーラーの攻撃等、蟷螂の
鎌に過ぎなかった。
―ネクスト史上、最強最悪の悪夢と言われる機体、プロトタイプ・ネクスト アレサの前では―
178 :
64:2008/07/18(金) 00:06:42 ID:MLoUhW0k
―情報戦のレベルから、カラードが負けていたとはな...―
既に勝敗を決した戦場に舞い降りた後詰に出来る事等、敗戦の後片付け―味方の撤退支援―位しかない。
「こちら、レ・ザネ・フェル、スティレットだ、遅くなってすまん!!」
『こ...ら、ルーラ...遅....たじゃな...来な...かと思...たぞ!』
『......らサイレ...トアパラン.......メガ中隊、最...任のオ...ガ11だ...状況は、見ての通...ナンバー・テン(最悪)だ...』
V.O.Bをパージしつつも残存部隊に通信を入れるが、ECMや損害で会話は途切れ途切れになる。
―ルーラーは半壊、アンビエントは沈黙、サイレント・アパランチの残存数は5(コクピット・ブロックを持っているので実質3)
向うは、ストレイドと化け物、か―
嘗ての同僚―霞スミカ―の弟子、ストレイドについては、幾つかの戦闘データを見たが、その才能の荒削りな所につけ込
んで押さえ込む自信はある。問題は、化け物―プロトタイプ・ネクスト アレサ―の方だ。
アレサの前では、レ・ザネ・フェルの装甲やPA等ブリキ缶、否、ダンボール並である。
―頼りになるのは、左腕のAXIS6射分か。―
数瞬、勝つ―正確には生残る―為の策を考え、覚悟を決める。
―今思うと、この時“何故”この様な作戦を立案したのかは自分でも判らない....ひょっとして私は無意識下で死を望んでい
たのかもしれない。―
「レ・ザネ・フェルより、ルーラー並びにサイレント・アパランチの生存者。今から、救援部隊が到着する予定の座標を送る。
50秒後に、私が接敵して奴らを引きつけるから、そこへ向って全力で退避しろ!!」
OBで疾走しながら、通信機越しに彼らに指示を出し、座標データを送り付ける。
本来、私に彼らを指揮する権利は無い。
もし、彼らが意見を聞いてくれなければ...その時は死亡者が今以上に増えるだけだ...
最初に反応してくれたのは、サイレント・アパランチ隊の生き残りだった。
『...オメ...11より、レ......フェル。そ...に行けば、救...部隊...のか!?』
「要請は既に掛けている。少なくとも、イクリプスの回収に向かう連中が待っている筈だ。」
『...判......。サ...ント....ンチ隊は、貴...の指示...従う。リ...ウム様を助...出せ...のなら...』
『こ......ラー。そんな...令には...えない!!』
「...なら、好きにしろ。」
『...!?』
「お互いリンクスだ 連携もないだろう!?好きにやれ、私もそうする...只、現状で唯一無傷の私が殿(しんがり)をするのが最も
効果的、そう判断しただけだ...だが、貴女にはして貰わなければならない仕事がある。」
『...!?』
「サイレント・アパランチの残存兵力が脱出できる様に、先鋒を務めてくれ。そして、敵前逃亡した王小龍を査問会に掛ける証
人になってくれ。最初から作戦を見ていた貴女にしか出来ない事だ。」
『...こち...ーラー...了...た、今回だ...は貴...の指示...う。』
「...貴方達の判断に、感謝する...では...行け!!」
私はレ・ザネ・フェルのOBを切ると同時にAXISのチャージを開始。レ・ザネ・フェルを乱暴に着陸させ、ドリフトをして派手な土煙
を巻き起こした。
それが合図の様に、ルーラーが最後の散布型ミサイルをストレイドに放ち、そのまま後ろに跳躍する。
ミサイルを呆気なくかわして前進しようとしたストレイドに、私は土煙越しにAXISを発砲した。
―狙いは、ストレイドの足元―
『!!』
牽制の一撃は、直撃こそしなかったもののストレイドのPAの一部を剥ぎ取り、ルーラーがサイレント・アパランチ隊の生き残りと
合流する時間を十分に稼ぎ出した。
「...お前達の相手は、このレ・ザネ・フォルが引継ごう。来い!!」
ECMで阻害されるのも見越し、外部スピーカーで名乗りを上げる。
ストレイドとアレサがこちらに向き直る。
刺すような冷たい殺意が機体越しに突き刺さるが、戦場の空気に高揚し始めた私にはいい刺激だった。
「見せてやろう、オリジナルの戦いという奴を!!」
―私の切った啖呵が、激戦の幕を開けた―
今回は、ここまで。
長い&エロい要素がまったく無くて本当に申し訳ない...orz
そして、次回前半も...orz(戦闘シーンでどうエロいの書けばいいんだ!?その後なら、幾つも思いついているんだが...)
179 :
64:2008/07/18(金) 00:23:27 ID:MLoUhW0k
...あ、機体名間違えてた...
×レ・ザネ・フェル→○レ・ザネ・フォル
...姐さんに踏まれて来るよ...orz
後、何時もにもまして長文でごめんなさい <m(__)m>
>>178 何これGJすぎるふざけてるの?
エロも楽しみだがこの後の戦闘描写も期待させてもらうぞ、リンクス
あ、あと王小龍ざまぁwwwwwwwwwwwwwww
良い腕だゲイヴン
>>178 オ○ガ11が「イジェーーークト!!」してないだと・・・!
皆が指摘しないのが不思議だが、サイレント・ア「バ」ランチだぜ
184 :
64:2008/07/18(金) 21:31:31 ID:MLoUhW0k
>>156 >>172 >>170 >>181 様他、お読みいただいた皆様、感謝のきわみです。
>>182 実は、第三話で削った部分に...蛇足になりそうだったので削りました→イジェクトネタ
けど、冷静に考えたら、イジェクトしたらコジマ汚染+南極の寒さで...あ、○メガ11なら死なないか...
(元ネタが判らない人は、空のAC04をやってくれ.)
>>183 ( ゚д゚) (確認の為、ACfA某ミッション起動)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; Д ) !!
...すまん、素で間違えていた...orz
指摘、thx お詫びに、スティレット姐さんに捧げる予定だった尻を貸(ry
>>184 GJだぜ
誤字多いみたいだけど頑張ってな!
それだけ期待されてるってこったw
あとあんたの方に、
バーテックスの盟主と、アスピナのリンクスと
古い王が向かってったぜ
>>184 もう少しで全身スナイパーの4脚でサイレント・アバランチ引き連れて突撃するところだった
もうちょっと練ってから投下しろ
前書き後書きがくどくてウザい
粗製野郎イラネ
まあ、推敲はもうちょっとした方がいいかな
二次創作だと誤字が余計に目立つからね
191 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 20:12:50 ID:XusDiN3+
この様子じゃ、投下させない方が良いな…
>>191 投下しようと思ってるなら遠慮なく投下を
だが投下を阻止しようというなら全力でもって相手になる
このスレ雰囲気悪くなったな
マッチポンプ
196 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:46:26 ID:rATUzBoN
197 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:00:08 ID:MnYw51Mr
ACfa主×セレン
先ずは短く…
「あの…セレンさん…」
「ぅん?ほおひた?」
出撃前の僅かな時間、いつも通り起動直前のネクストの足元で、オペレーターとの最終的な打ち合わせの最中
「ミッションについて確認したいことがあるんですが…」
そう問い掛けられたオペレーターは、膝立ちの状態で青年のペニスを強く根元まで咥え込み、ゆっくりと顔を離しその行為を中断した
「ふむ…何だ?」
声の調子もその眼差しも、何一つ普段と変わらないが、左手は唾液塗れのペニスを扱き始めていた
「今回のミッション…なんで態々あの…ローディーさんが…」
青年はオペレーターの行為による快感に耐えながら、疑問をぶつけた
「私が頼んだんだ……お前一人では荷が重過ぎるからな」
扱く手は速度に緩急が付けられ、ペニスの先端には潤滑液が粒となり、垂れ落ちようとしていた
「あいつは信用出来るし、戦力としても十分…」
言い終わる前に、今まさに垂れ落ちる潤滑液を舐め取り
「…だしな、お前が死んでしまっては意味が無い」
真剣な眼でそう答えた
「そう…ですか…」
青年を上目遣いで見つめ、沈黙を質問の終了と受け取ったオペレーターは迷う事無く青年のペニスを咥え、先程と同じ行為を始めた
198 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:01:14 ID:rATUzBoN
>>197 「もう…出そうです…セレンさん…」
「前より、随分我慢出来る様になったじゃないか…」
一段と硬さの増したペニスを扱きつつ、先端を舌で舐め回し、時には尿道をも刺激していたオペレーターは、青年の限界を感じ取り、顔をペニスの裏側に擦り始めた
「良い傾向だな、御褒美だ…」
左手でペニスを扱き、顔を擦りつけながら器用に自身のシャツのボタンを外し、魅惑的なデザインの黒い下着を青年に見せ付ける
「結構、大きいだろう…?」
胸を弄る手に釘付けになり、返事を出来ないでいる青年を尻目に、下着を強引に上へずらす
反動で、押さえ付けられていたとも言える豊満な乳房が大きく揺れた
「セレン…さん…?」
ようやく言葉を発した青年だったが、オペレーターの次なる行為にただされるがままになった
「所謂パイズリだ…逝きたくなったら言っていいぞ…?」
両手で胸を持ち上げ、青年のペニスを優しく挟み込み
「今日は特別だ…私の顔に掛けても良いぞ、お前の濃厚な精子をな…」
妖艶な言葉と行為により、青年は数分と経たずに絶頂を迎え、射精した
オペレーターの言うとおり、その顔に、指に、そして胸に、大量の精子をぶちまけた
「ぅ…ん!ぁ……!…」
その全てを浴び、目を瞑ったまま精液塗れとなっているオペレーターは射精の終わりをじっと待つ
その姿からは普段の冷静で強気なオペレーターは想像出来ず、只快楽に身を任す一匹の雌の獣に過ぎなかった
射精が終わり、青年の荒い息の音が落ち着き始めた頃になり、ようやくオペレーターは目を開けた
その瞳は何を見つめるでもなく、右手で顔を、左手で胸に飛び散った精子を撫で、手に付いた精子を舐め取る
念入りに舐め取っているオペレーターを見つめていた青年だったが、出撃予定時間が迫っていることに気付き、下ろされていたパイロットスーツを上げ始めた
「まだ…だ」
粗方精子を舐め取ったオペレーターは、垂れ下がったペニスをもう一度咥え、尿道に残った精子を吸い、飲み込んだ
「中々濃くて、私好みの味だな…お前の精子は」
オペレーターはそう呟き立ち上がる
手早く下着を身に着け、シャツのボタンをし、いつも通りの冷静で強気のオペレーターに戻っていた
「さっさとネクストに乗らんか!一流のリンクスは遅刻などはしないぞ!」
「は…はい!」
急いでパイロットスーツを上げ、ネクストから垂らされた昇降機けと走る
しかしミッションのことは頭に無く、先程の行為のみだった
それを知ってか知らずか、眼下のオペレーターは小さく、だかハッキリと
「無事帰ってきたら…もっとしてやろう…」
「……え?」
その言葉に思わず聞き返したが、オペレーターは既にこちらに背を向け歩き始めていた
ネクストの各システムを確認する最中、青年のペニスは再び熱を帯びていた
sageるんだ。
<<199
すまん、忘れてたよ
無償に妄想を垂れ流したくなった
目が覚めたら別世界で、体が自分のACと同じになってて……
なんか、ECM食らって頭痛がってるジナイーダとか
熱ハメ食らって灼熱地獄に悶えるのを妄想してる俺は異端児
>>199 作者さんに対して偉そうな口をきくなボケ
読ませてもらってる、という立場が理解できてないようだな
だからなんでそうやって喧嘩腰になるの……
スレが殺伐とするようなレスを投げてからしばらくして
>>193-194みたいなレスをする。
荒らしの定番手法だろう。
まずは投下してくれたSSには素直に感謝するのが普通だと思うぞ
至らぬ点があればそれをヤンワリ伝えるだけで済むんだし。
批評するなと言ってるんじゃなくて、その言い方に問題があるだけなんだよな
至らぬ点とか、読んでるだけにすぎない俺らが言うのが間違ってる
変だと思うことがあっても黙ってろ
嫌なら読まなければいい
作者さんの気分を悪くするのは許せん
こりゃやっぱ荒らしだわ
>>207みたいな考え方はいくらなんでも頭が固すぎやしないか・・・?
それとも作者擁護に見せかけ荒らしなのか
この状態じゃ、誰も書かんわな…
荒らしなんてどうでもいいから歴代ACで一番可愛いオペ子決めようぜ!
つ「fAオペ嬢」
つフィオナ
レインだろレイン
次点でエマ
俺もレインだな
いやでもフィオナも…
つ ラナor霞姐
なんと分かりやすい俺
セレンの「可愛い」は「可愛い奥様」の可愛いと同じ意m
おや、来客か
このスレがこういう状態になるのは正直意外だな
俺に文才が有れば、レジーナを粘着責めとか
シーラを砂浜に首だけ出して埋めて、ローター装備で放置とか色々……
練習するか
最初は誰だって初心者なんだぜ
レジーナと林檎の目を覆いたくなるほど
ベタなカップル
弱王とゲドの目を覆いたくなるほど
ウホなカップル
ジャウザーとトロットの目を覆いたくなるほど
敬語なカップル
ミダスとバーチェッタの修羅場
ジノーヴィとクンプレの目を覆いたくなるほど
ロリなカップル
フランシスカとユージンのお約束過ぎる
禁断のカップル
は!?まさかリリウムの両親は...
書かれた作品を無視して雑談か
投下はしないことにするよ
>>227 俺はリリウムは密かにユージンを狙っていたと思っている。
>>228 まあ、ヨロモグの人の時よりはマシじゃね
酷すぎるシカトっぷりだったからな
しかしここの住人、あまりにも調子がよすぎ。ふざけてるだろ
2ちゃんのエロパロスレに投下された作品への反応に作者でもないくせにかみつく男の人って……
反応が欲しければ冒頭に「感想ください」って書けばいいと思うよ。
ただし批判的な内容が返ってきても泣かないならば。
作者さん側もこういう反応も覚悟して投下してるんじゃないかと。
それでこれ以上投下するかしないかは作者さんの問題だが…
この状態は読み手も書き手もよくない雰囲気だよな。
お互いレイヴンだ、余計な詮索は無しにしよう
もっと作者さんを大事にするべきだと思う
否定的な意見があってもグッと堪えておけばいい。毒を吐いてもいいことなんてないんだから
作品が投下されたらGJとレスするのは住人の義務だろう
236 :
679:2008/07/22(火) 21:15:36 ID:oldiYFny
>>235 でもある程度の毒が無いとクリエイターとしては成長しないのが現状なんだよ。
@とりあえず書く
↓
A批評を貰う
↓
B考える
この流れが必要なんだ。
読む人には出来るだけAを作者に与えてあげて欲しいし、自分を含めた作者はAを参考にBをする。
一方通行はどちらにも良い影響は無いし、ましてや掲示板に投下するんだ、コミュニケーションの場なんだから、それくらいは有っても良いと思う。
何だか偉そうでごめんなさい。
そういう批評家気取りのクレーマーどもに潰された作者さんを何度見てきたことか
いいんだよ、GJだけ言ってれば
読んでなかろうが気に入ってなかろうが、とにかくGJ
そうすれば荒れることはない
内容の無いクレーマーとあるクレーマーでは大違いだなー
てかこういう流れ自体がスレに良くない
流れを無理に変えてもどうせ蒸し返す人が出てくるだろうしどうしたもんか
批評する時には丁寧な言葉で、一旦自分のレスを読み直してから書き込む
作風によってはスルーする人もいるだろうが無理に感想言えっていうのもあれだし
投下する側もそれを念頭において置けばいいんじゃないかな
ファイ!ファイ!
>>230 ヨロモグの作品が好きで毎回欠かさずレスしてた俺はマイノリティーだったのか・・・
せめてイレギュラーと(ry
まあ、ヨロモグーの人の話の場合、最初は『♀fA主×乙』と言う設定の物珍しさもあって惹かれたけど、
同じ様なシチュや変な設定ばかりの話が続いて、段々食傷気味になったからなぁ...
ええ、SS書きとして、自分の言っている事に耳が痛いです、ハイ。
>>243 よくやった。帰還して俺のホッペにチューしろ
>>243 後ろでBGMが鳴ってたら素材として使えなくね?
聞く分には面白かった〜
MADの素材としてはともかく、我々のコジマ脳の活性化には十二分な物だっただろう!?
(特にメアリー。あんな事言っていたとは...何と言う箱入り。俺の鬼畜S心に火が付きそうだ。
あんなのを手篭めにして...)
メアリーの逆調教ものでも書くか?
248 :
64:2008/07/24(木) 00:15:18 ID:WEoRiOYZ
話を月光剣して悪いが、そろそろSS落とて...いいかな!?
(私の誤字や間違いで荒れた様で申し訳ない。)
スティレット姐さん物、完結まで書き終えてまして、現在、終わりの方の推敲中。
で、相談なのだが、エロは終わりの方でかなり濃厚なの纏めて書いたんだが...
・長い(今まで落としたのと、同じ位!? 落とす時は2〜3回に分割予定)
・エロ率が低い(具体的に言うと、エロ部分:非エロ部分=1:3)
と言うのは、やっぱり致命的ですか!?
いや、悪いが投下はしばらく自重してくれ
250 :
64:2008/07/24(木) 00:28:31 ID:WEoRiOYZ
おk、判った。暫く自重する。
そんなこと言うから書き手減るんだぞ
自重すんのは読み手の方だろ
いいか悪いかと聞かれたから、悪いと答えただけだろう
わけがわからん
投下しなかったらただの雑談スレだしな
まあ、皆ネクタイと靴下を穿いて正座していようか。あくまで紳士的にな
ネクタイと靴下だけですね、わかります
罪袋も被っとけ
みんなやめて!
僕のために喧嘩だなんて!
現在、
ウィンとセレンさんとエイプルたんとリリウムと古王が
主人公の今日の夜の相手を巡る戦いをしている
わけですか?
輝美が寂しそうな眼でこちらを見ている(首輪外し的な意味で)
ORCAに入りますか?
ニア はい
YES
affirm
しかし、一週間近くもSSの投下がされない&出来ない状況と言うのが何とも
歯がゆいな...
実際、他の職人さん達は何処まで準備が進んでいるんだろうか!?
260 :
♀主×ド・ス:2008/07/25(金) 01:31:45 ID:NF90yVKO
えっと、本業の専門学生としての忙しさとアルバイトが重なって半分死んでる状態が続いています。
官能小説も買ったは良いけど、全く読めてない状態で放置中。
楽しみにしてる人、ごめんなさい。
261 :
分岐SS:2008/07/25(金) 07:13:27 ID:e+DFoS97
メイからの分岐でウィンディーのSSを書いてる者です
下書き自体は終わってますが、リアルで忙しいのと、
今のスレの現状を見て執筆を断念しています
普通に投下してもいいと思うが・・・?
263 :
主×ジナ:2008/07/25(金) 17:32:59 ID:oMPkleyN
実は書いてます。制作率は約二割。
今回で一つ区切りにします。
投下を楽しみに2段QBをエアアヒャアドヒャアして待ってる
先日も書いた様に、私はいつでも落とせます。
大体、2〜3回に分割かな!?
しかし、個人的に「SS投下自重しろ」の声も荒しの罠に聞こえる罠。
そこで提案。
今から18時間使って、「投下賛成」&「投下反対」の票を取って、
賛成票が多かったら落とそうかと思うんだが、どうよ!?
良いから早く落とせよww
誘い受けうざい
>>265 投下したきゃいちいち荒れるようなことしないで、好きにしろよ…
>>266みたいに言われるんだからさ
268 :
ドス×♀主:2008/07/26(土) 02:04:19 ID:+rTUEut7
とりあえず突入直前一節うp。
上の階を吹き抜ける風は、次第に荒々しくなっている、いよいよ吹雪いてきたらしい。明日には晴れるだろうか?いや、晴れると信じるしかないか。
「スタルカ?」
「あ?」
仕方の無い奴じゃった。
途方も無く仕方の無い奴じゃった。
『着替えくらいは積んどるんじゃろ?』
『いいえ』
『毛布は?』
『持ち合わせてないです』
『暖房装置は?カイロでもええ』
『かいろ?』
帰ったら、とりあえずこいつのオペレーターに一言言っとかんとな、サバイバルの基本は──と、長々と語る自分が脳裏に浮かび、らしく無い、掻き消した。
当面の問題はこいつじゃ。
「もっと寄っていいですか?その、寒くて」
寝る時くらいは一人がいい、咄嗟の出来事に即座に対応出来るように一回り大きい寝袋を積んでいたのが仇となった。
「これ以上、どう寄れっちゅうんじゃアホ」
一つの寝袋に二人は、苦しい。息もだが、その、男としてだな。
「解りません」
「ワレ喧嘩売っとんのか」
「……あぁ!」
女の腰に手を回し、女はワシの胸部に手を当てて、顔を、顔が近い、息がかかる。こっち見るな。
「スタルカも脱いで直接体温で」「ダァホ!!とっとと寝ぇ!!」
顔が熱くなった。瞬間、心音が聞こえた。らしく無い、まったくらしく無い。キラキラと輝く目から顔を背けた。
「スタルカ?」
ふぅっと、首元に息がかかる。これがトドメだった。
マズイ。
脈が速くなるのが解る、体温も異常に上がってきた、熱い、何よりナニが、あぁ、マズイマズイ、これはマズイ。
「……ぅん?スタルカ──」ふぅっ
「──!!」
「何か当たってま……す?」
>>267 投下しちゃだめとか言われたんだから確認取らなきゃ不安で投下出来ないんだろ
>>268 GJ!! 期待してるぜ
残業で遅くなった、スマソ...<m(__)m>
俺が書き込みすると荒れる様なので、予定を変更して一度に全部落として、
今後、このスレに来ない様にするよ。
KYでごめん...
二機のネクストは、レ・ザネ・フォルの武器が満載された光学兵器である事に気付くと、距離を取って実弾兵器―ストレイドのグレ
ネードとアサルトライフル、そしてアレサのガトリング砲―に兵装を切り替えて反撃してきた。
更に衛星破壊砲周辺に備え付けられた長射程ハイレーザー砲や対空砲までがレ・ザネ・フォルに撃ち込まれる。
無論、黙ってやられる道理はこちらには無い。
隆起する地形とQBをフル活用して攻撃を回避、隙を見ては火力を一点集中して目標を破壊後、その破壊した残骸を盾替りに踏
み越えて安全圏に離脱する典型的な一撃即離脱戦法―何時もの戦い方―で一門、また一門と火門を潰し、時には牽制として
衛星破壊砲をロックして、敵の注意をこちらに引きつける。
事実、ネクスト二体は元より、固定砲台群の注意も完全に此方へ集中し、撤退するルーラーやサイレント・アバランチの残存部隊
の姿は水平線を越え、潰した火門の数が五指を越える頃には既に姿は見えなくなった。
やがて、水平線の向こうから一発の信号弾―安全圏まで脱出出来た合図―が打ち上げられたのを視界の片隅で捕らえた私は
ハンティング・スマイルを浮べる。
(...反撃開始だ..)
左腕のアクシスのチャージを開始。
右腕のアルタイルでアレサに牽制を掛け、それをカバーするべく突出したストレイドの懐にこちらからQBで飛び込み、チャージを
終えたアクシスから必殺の一撃を放つ。
「...貰ったな、ルーキー。」
だが、ストレイドは絶妙なタイミングでQBを吹かして回避運動を取り、コアへの直撃を回避。
亜光速の域にまで加速されたコジマ粒子が僅かに避け切れなかった左肘下をもぎ取り、ストレイドのバランスを崩すが、ストレイド
は右腕のマーヴを地面に向けて発砲。碗部緩衝装置が吸収しきれなかった反動を利用して機体を立て直すと、左肩のオゴトを展
開。殆ど目測―だが、狙いは正確だった―で此方にグレネードを放つ。
「...やってくれる!!」
ストレイドの放ったグレーネード弾をアルタイルの一射で空中爆発させ、爆風越しに撃ちこまれたハイレーザー砲の弾幕を潜り抜ける。
その時、視覚野の隅にアレサが飛び込んで来た。
位置は―左後方、200m―
(...嵌められた!?)
―アレサの5連ガトリング砲が至近距離で咆哮をあげる―
ランダムQBによる回避運動をAMS経由で指示を出し、衝撃に備える。
が、異様な不協和音―例えるならドラム缶に入れられた状態で金属バットで連続で殴られるような音―と共に、耐Gゲルで覆われた
筈のコクピットが凄まじい振動で私をシェイクした。
全身に鈍痛が走り、声にならない絶叫が口から漏れ身体が一瞬跳ね上がった。鼻の中の毛細血管が裂けて鼻血が噴出す。
(...鈍ったな...私も...)
『寄る年波には勝てず』と言う訳ではないが、最盛期に比べ衰え出した反射神経と肉体で、新出気鋭のルーキーと化物の相手は、
所詮無謀だったのか...諦観が頭を過ぎる。
(いや...まだだ...私もオリジナルの端くれだ。最後まで足掻いてみせる!)
ともすれば、絶望に萎えそうな身体と精神に活を入れて、レ・ザネ・フォルの機体状態をチェックする。
AMS経由で報告される機体損傷状態は、何処を見ても警告表示で埋まっていた。ブースター系は約73%が使用不能、コジマ粒子
噴射機もほぼ機能停止、左腕のアクシスは左肩のシリウス共々ちぎれ落ちている。
右腕のアルタイルと右肩のスルタンは無事の様だが被弾している可能性は高く、使用は危険だ。
―だが、この二つの武器に掛けるしかない。―
二体のネクストが―勝利を確信したかの様に―ブースター移動を止め、足音高く近付いて来る。
幸い、レ・ザネ・フォルは上半身をタンク部に預けるような形で不時着しており、既に撃破されていると言ってもおかしくない様に見
える筈である。
(...チャンスは一度だ...)
戦闘に不要なシステムを全てパージ、ジェネレータのエネルギーも、全てアルタイルとスルタンにまわす。
更に、AMSのリミッターを解除。本来出来ない挙動―右側の火門のみを全開射撃する―を可能にするべく脳神経に負荷を掛ける。
突如、背中に腕が生えるような感覚に囚われると同時に、凄まじい幻肢痛で粗相をしてしまうが、それを無視して照準をつける。
(...600...500...400...300...200...今だ!!)
目標をアレサに絞りロックをする。幻肢痛が再度身体を駆け巡るが、先程に比べればマシなレベルだ。
「...当たれっ!!」
全身全霊を掛けてトリガーを引く。
―レ・ザネ・フォルのそれまで伏せていた上半身が跳ね上がり、アルタイルとスルタンが只一点―アレサ―のコアに向って光の槍を
叩き込む―筈だった。
だが、アレサを貫く筈の二つの武器は、ここに来て私を裏切った。否、私より先に限界を超えた。
右頭上で何かが弾ける異音と共に、それまで受けた事の無い衝撃が私を襲い、私の意識を根こそぎ吹き飛ばした。
目が覚めるとぼんやりとした白色の風景が目に入った。
数度瞬きをすると、目の焦点が合ったのか自分は何処かの建築物の天井を見ている事に気付いた。
記憶をさかのぼり、脳神経に負荷を掛けた博打が失敗して武器が暴発した事までは思い出せたが、その後の記憶は無い。
(ここは何処だ!?)
取敢えず動けるかどうかを確認しようとしたが、身体に力はまったく入らず、首はもとより指一本動かす事も出来ない。
辛うじて動く目を使い、見える範囲での周りを見る。
周り全体は薄暗いが、白く清潔感の溢れる一室で、視界に写る部屋の調度品や清潔感から考えると、どこかの施設にある
病室に居る事位しか、想像出来なかった。
そして、私の身体には様々なチューブやケーブルを接続されており、少なくとも治療を受けている事は理解できた。
暫くすると、何処か見覚えのある初老の老人―よく見ると、左腕を三角巾で吊っていた―が視界に入ってきた。
「ほう。目が覚めたようじゃの、スティレット。」
(貴方は誰だ!?それに何故、私の名を!?)
誰何しようとするが、声帯も機能しない。
「色々と聞きたそうじゃのう。」
もし、私の首が動くのなら凄い勢いで首を縦に振っただろう。
「まあ、ワシの説明できる範囲で説明してやろう。」
その初老の男はネオニダスと名乗った。
―まあこの名前とも、もうすぐお別れじゃがな。―と、少し淋しそうに笑いながら答えたのが印象的だった。
「次にここは何処か、と言う事じゃが、ここは南極のORCA旅団衛星軌道掃射砲基地の―独房を改良した―お前さん用の
個室病棟じゃ。まあ、他の怪我人―ウチの関係者じゃな―と一緒の部屋に置いてトラブルを起こさんようにな。」
―成る程。私は捕虜になり、お情けで治療して貰ったと言う訳か―
「...そんな自虐的な瞳をするもんではないな。そして、最後にお主を何故知っているかと言う事じゃが...」
その時、何処かで通信端末の呼び出し音が鳴り響いた。視界からネオニダスの顔が消える。
「すまんの...お、ワシじゃ...そんな事は、お前で決めんか...取敢えず、そちらに行くから待っておれ。」
再びネオニダスの顔が視界に戻る。
「すまんが野暮用が出来たのでな。話の続きは、また今度じゃな。」
そう言うと、ネオニダスが視界から消え、私は再び一人部屋に残された。
(...捕虜、か。)
どこか実感が湧かないのは、まともな監視もされず―まあ、この状態では逃走など不可能だが―事もあるのだろうが、怪我人
に対する至極真っ当な扱いをされ、尋問や拷問も受けていないせいであろう。
捕虜になったリンクスの扱い等、一人の例外―セーラ・アンジェリック・スメラギ―を除いて、真っ当なのを私は聞いた事が無い
が、ORCA旅団の連中は各企業軍の連中よりは紳士的なのだろうと思う事にした。
(まあ、怪我をしたままレイプされ、ボロ布の様に南極の大地に捨てられて死ななかっただけマシか...そう言えばリザイア達は、
生きて帰れたのだろうか...あの化物、誰が動かしていたんだ...それに、あのネオニダスと名乗る男、私はあの男にあった事が
ある...けど、何処でだ!?)
色々気になる事があるが、何れにせよ、今の私に出来る事等無い。
(...寝るか。)
瞼を閉じると急激な睡魔が私を襲い、私はそれに抗う事無く眠りについた。
脳神経に掛かった負荷の影響で文字通り微動だに出来なかった私だが、数日後には自力で起き上がり、喋る事も
出来る位回復した。幸い外傷は打撲と擦傷が殆どで傷跡は残らないようだが、リンクスとして復帰できるかどうかは
精密検査を受けないと判らないらしい。
尋問―最も私の持っている情報等、無いに等しいが―も行われたが、相手もネオニダス―しかも、只一人で―が行
い、暴力もふるわれる事無く簡単にすんだ。
尋問が終了した後、ネオニダスが手短に現在の戦況―ORCA旅団のペースで戦況は進んでおり、企業側の対応は
後手に回っているらしい―を説明してくれた。
「...さて、お主も色々知りたい事があると思うが、ワシが知っており答えられる範囲での質問なら受けてやるぞ。」
―その一言が、私を質問魔に変えた―
まず、私が命を掛けて逃がしたカラード南極派遣隊の生き残りは、どうやら企業軍に救出され、オーストラリアに引き
上げたらしい。
―ま、これで暫くはここには来ないじゃろうのぅ―
―あれだけの戦力を投入して、上げた戦果はネクスト一機撃墜(あの雪原で獲座していた月輪の事だ)、ORCAのリンクス
を一人仕留めただけ(お陰でワシは、また死んだ事になったようじゃな)、被害はAFを初め、リンクス数名が病院送り、オリ
ジナル・リンクスがM.I.A.となったからには相当兵力を派遣せねば落ちない事を自覚するじゃろう。まあ、企業連も面子があ
るじゃろうが、再攻略するにはアルテリア施設の防衛や何やらで、兵力も時間も足らんじゃろう―
と答えられた。
ネオニダスが何故私を知っていたかは、思ったより簡単に教えてもらった。
―ワシも最古参のリンクスじゃよ。―
―オリジナル・リンクスの内、生死不明で居場所が確定しておらず、年齢と容姿が一致しそうなのは只一人―
「...まさか...貴方は...テペス...V...!?」
「よく思い出したのう...流石に王の様に、声だけでは当てられなかった様じゃがな。」
そう言うとネオニダス、否テペス.V―嘗てのオリジナル・リンクスNo.7―は楽しそうに笑いだし、此方も釣られて笑って
しまった。
この地に居た、ORCA側のもう一人のオリジナル―霞スミカ―は弟子―ストレイドのリンクス―を連れ、次の戦場に向った
らしい。
今度の相手は、AFアンサラーイクリプスの失敗を踏まえて、インテリオル/オーメル両陣営が持てる技術を結集して作成し
た新型AF―との事だ。
―あの元カラードのリンクスなら問題なかろう...それよりも、あやつら、何時くっつくと思う!?―
テペスが人の悪そうな笑みを浮べていたので、『結構初心なスミカが押し倒される』の方で掛ける事にした。
そして、最後の質問―アレサを操縦したリンクス―について聞いた時、テペスは少し思案顔になってから口を開いた。
「本人から口止めされているので、スマンが教えられない。只、あの男に感謝するんじゃな。あの男が率先してお主の救
助を行ったのじゃからな...」
「口止め!?」
「そう...じゃが、一つヒントをやろう、その男はお主も、否、お主が―ある意味、本人より―よく知っている男じゃ。」
そう言うと、用事があるらしくテペスは部屋を出て行ったが、私の頭の中でその言葉がぐるぐると回転し始めた。
―お主がよく知っている男―
その言葉に、私は自分の身体が瘧に罹った様に震えるのを止める事が出来なかった。
私がよく知っている男は一人―彼―しかいない...
...もしかして...あの人が...彼が生きている!?
...けど...どうして...どうして帰ってこなかった...!?
その夜、この部屋の住人になって初めて眠れない日となった。
『...何でバラした!?』
『何れ判る事じゃからのう...幸い、彼女の扱いについてはメルツェルから白紙委任状を貰っておるしな...会って来い。』
『...』
『お主の気持も判らんでもないが...霞スミカも言っていたが、お主を―薹が立っても―待ち続けた娘じゃぞ...』
『...判っている....だが、会ってどうする...俺はアイツに...』
『...まあ、右フックの一発位喰らう覚悟をしておけ。只...』
『只!?』
『ここで会っておかないと、ワシの様に後悔するぞ...』
『...もう後悔はしているさ...』
明け方、私の部屋の前に誰かが来て扉をノックされた。
捕虜である私には扉を開ける事は出来ない。
しかし、ドアのノックを聞いた時、私は身体を硬直させた
―この独特のリズムのノックは“彼”だ。―
「...だ、誰だ!!」
虚勢を張るように精一杯威厳を持って問い掛けるが、自分でも判る程その声は震えていた。
「...俺だ...扉を開けさせてくれとは言わない。只、少し話があるんだ...せめて、謝罪と理由を話させてくれ。」
―その声を聞いた時、不覚にも涙が溢れ出した。―
私が扉の前に来ると、扉越しに“彼”は語り出した。
―ローザン・マイヤー大橋で“アナトリアの傭兵”に撃墜された事―
―辛うじて死ななかったものの、記憶をなくし彼方此方を彷徨った挙句、生きる為に傭兵になった事―
―とある独立系傭兵部隊に入隊し、主に汚れ仕事に従事していた事―
―ある作戦活動時の怪我で入院した際に、記憶を取り戻した事―
―契約終了による除隊後、“一人のリンクス”として“アナトリアの傭兵”に会いに行こうとした事―
―“アナトリアの傭兵”の操るホワイト・グリントが、ラインアークをめぐる攻防戦で撃墜された事―
「...そんな中、俺はネオニダス―否、テペス.V―と再会した...既に目標を無くし、企業の汚れ仕事を請負い続けた俺にとって
ORCAのやろうとしている事は...羨ましい位、眩しかった...だから...俺は...」
彼の言葉が詰まる。
「...何れにせよ、君の元に帰らなかったのは本当にすまないと思っている...許してくれ...」
扉越しに彼が鼻を啜り上げる音が聞こえた。
―昔のままだ...外では虚勢を張りながらも、私の前ではいつでも正直に喜怒哀楽をさらけ出してくれた“彼”だ。―
「...許しせる訳...ないよな...君の人生の大半を無茶苦茶にして...そして怪我をさせた男を...」
「...ゆ、許せるわけないじゃない!!」
「...!!」
「さ、散々人を待たせて、人に怪我をさせた挙句、今更『すまない』ですって!?ほ本当に『すまない』と思うのなら、せめて顔位
見せないさい!!ねえ...ねぇってば!?」
いつしか私は泣きじゃくりながら、扉を握り締めた拳でひたすら叩いていた。
「...判った...」
―少しの沈黙の後、部屋のドアが開いた。―
扉の向うには、“彼”が居た。
中肉中背で引締まった身体、十人前より少し上程度―だが私は、世界一格好いいと言える―の顔は、変っていなかった。
昔と違う所は、どちらかと言えば釣り目気味だった目尻が下がり小皺が出来、右目尻から右頬に走る大きな裂傷跡が出来
ていた位で、どこをどう見ても紛れも無く“彼”だった。
「...トマーゾ...この..馬鹿っ!!」
彼の左頬にフックを一閃。いい音が響いたが、その後の事は覚えていない。
気がつくと、私は彼の胸の中で赤子の様に泣きじゃくっていた。
―どれ位、泣きじゃくったのだろう―
何時の間にか彼の腕に包み込まれる様に抱きしめられ、私もそれに身を委ねていた。
気がつくとお姫様抱っこされ、ベッドに運ばれていた。
彼がドアをロックしてこっちに戻ってくる。
「...あ、あああああのさぁ...私、ここ数日間、シャワーどころか身体も拭いて...」
年甲斐もなく顔が真っ赤になる。
「...気にしないさ。それに..」
「...それに...!?」
「久しぶりに嗅ぐ君の匂いだ。臭い訳ないさ。」
「...馬鹿ぁ...」
キスで唇が塞がれ、お互いの舌が絡み合う。
呼吸も忘れて久方振りの彼の舌を貪り、舌と唇を離した時に、お互いを一本の銀糸がつないだ。
ベッドに座り、最初に私が、続いて彼がお互いの服を脱がせる。
「...相変わらず、綺麗な肌をしているな。」
「...ううん...もう、おばちゃんだから...張りがなくなって...それに、胸もちっちゃいまま...」
「...そんな事ない。胸だってこれ位で十分だ。それに、ほら...」
「...あっ...」
優しいタッチで乳房を触られ、少しぎこちない動きで乳首―私の弱い所だ―を指の腹で転がされる。
「相変わらず...敏感だな...乳首...」
「...んんっ...だ...だって...久しぶりに...」
「久しぶりに...!?」
「さ触って貰って...あぁん...か、噛まないで...うぅん!!」
いつの間にか勃起した乳首を軽く噛まれ、艶のある嬌声を奏でてしまう。
私の反応に気をよくした彼は、両胸を手と口を使って、昔の様に愛撫した。
「あぁぁぁ...トマーゾ、はぁっ...胸だけで...いっちゃう...いっちゃうよぉぅ...」
「いいんだよ、いって...いっちまえよ...いっちまえ。」
「...ふ...んぁ...んんっ...ふぅ...はっ...」
彼のなじる様な言葉にも反応してしまう。
「―――――――――っ!!」
少し強めに乳首を齧られたのが止めとなり、私は身体を強張らせ、痙攣を始めた。
「...いったな...」
こくん、と頷く私に彼は唇を重ねた。
「さて、今度は...」
彼は唇を離すと、ゆっくりと首筋から胸、乳首、と、私の身体をキスして行きながら、身体を下にずらして行った。
その意図が理解できた瞬間、私は真っ赤になって彼の動きを止めようとした。
「え、ちょ、ちょっと!!...洗ってないから駄目だって!!」
「気にしない、気にしない。」
「貴方が気にしなくても私が...ひゃんっ!!」
止めようとした私の努力もむなしく彼の頭は私の股間に達し、彼の一舐めで私は抵抗出来なくなった。
「...ん...すえた汗の臭いとほのかなチーズ臭、僅かなアンモニア臭か...安心しろ、臭くないから...」
「...馬鹿ぁ...だから、嫌だって言ったのに...」
「大丈夫、直ぐに綺麗にしてやるからさ。」
私は涙目で耳まで赤くなって抗議する。そんな私の事もお構い無しに、彼の舌がリズミカルに動き、犬が水を舐
める様な音が物の数秒もしない内に室内に響く。
「...ひぅっ!...んっ!あ...ああっ...!」
「...本当に敏感だな、お前は...」
「だ、だって...わ、私には...あっ!ん...くふうっ!...あなたしか...あうっ!」
「あれから、ずっと...!?」
「...うん...く、ふっ!...んっ、ぅうっ!や、あっ!」
「...男冥利に尽きるな...」
「だ、だから...ふ...んぁ...お、お願い...んんっ...ふぅ...はっ...今だけでも...んんんっ...んぅ...」
彼の舌の責めに感じながら、今の思いを正直に答える。
「...いいや...今だけじゃない...これからも...ずっと側に居てやる...」
「ほ...あ...んっ...本...当あっ、あぁぁ....!?」
「ああ...約束する。二度と離さないから...ついて来てくれ...」
「...う、んっ、あっ、はあっ...うれ、しいっ...」
―歓喜と快楽が波の様に私を満たす。―
「...ありがとう...」
耳が詰まった様に彼の声が遠くに聞こえる様になり、潤んだ瞳から涙が零れ落ちた。
「―――――――――っ!」
全身を引き攣らせて、ひくひくと痙攣させながら私はベッドに身を預けた。
―今度は、私が攻める番だ。―
「いいのか、身体だって本調子じゃないんだろう!?」
「...いいの。」
久しぶりに見る彼の身体にはしる幾多の傷跡が、私の知らない彼の十数年間の生き様を物語っており、
同時に愛おしさも込上げて来た。
「お、おい。」
「...いいから、黙って。」
舌を使い、―無論、そんな事で傷が消える訳ではないが―彼の傷を一つ一つ舐めあげ、空いた手で彼
の肉棒を―ぎこちなくだが―ゆっくりと愛撫する。
「...いひゃくひゃい(痛くない)!?」
「...大丈夫だ...それより、何処で...」
「ひふんひゃほひへひゃんへしょ(自分が教えたんでしょ)!!」
少し爪をたて―ただし傷がつかないように―肉棒を軽くなでる。
「くっ!わ、悪かった。」
「ひょう(もう)!」
やがて、彼の肉棒がゆっくりとそそり立って来たので、身体を舐めるのを止めて、彼の肉棒を口に咥えた。
舌が肉棒の上をゆっくりと這い回り、喉の奥で亀頭を締めつけてくる。唾液が私の口腔から溢れ、彼の股
間を濡らす。
「...うっ...俺、こんな事まで教えたっけ...!?」
「...教えた。結構最初の頃に『苦しいけど奥まで咥えてみてくれ』と言ったのは貴方でしょう!?」
そそりだった肉棒を手で扱き、今度は睾丸も舐める。
その時、彼の右足の親指がゆっくりと私の股間の茂みを通り過ぎ、奥のクリトリスに触れる。
「------んっ!!」
ぐちゅりという淫靡な音がする。
引っかくように、無意識のうちに勃起していたクリトリスをなぞられ、私の身体はぴくりと引き攣った。
そのまま、親指にクリトリスを刺激され私は愛撫に集中できなくなり、いつしかすすり泣くように喘ぎ声をあげ
出した。
「あくぅ...ふ...はぁぁ......っ!あっ...あああ...くぅっ!」
「...なんだ、もうこんなに濡れていたのか。」
「だ...だって...はぁっ......ふっ......あはぁっ...」
―快楽で声が大きくなる。―
「ね...ねぇ...そ、そろそろ...お願い...はぁっ...あぁん...あぅっ...」
三度目の絶頂が近い私は、彼に懇願した。
「お願いはいいけど、何をどうして欲しいんだい!?」
そう言いながら、彼の脚の親指は私の陰核を弄る。
「わ、判っている癖に...いっいじわ...る...しないで...あっ、ああっ...はぁ...うん、あっ...」
「だから、何をして欲しいんだ...主語と述語をちゃんと言ってくれ。」
彼の足の、親指と人差し指が器用に動いて、私の陰核を摘む。
「...ひんっ!」
思わず悲鳴に近い嬌声を漏らす。
「ほら...何処に何が欲しいんだ!?言ってくれよ。」
―彼の言葉責めに私は屈した―
「お、お願い...わわ私のマ○コにぃ...あ、貴方の...お....おチ○○○をぉ...い、入れてぇ...」
「...よく出来ました。」
そう言うと、彼の足の指は私の股間を弄るのをやめ、私の上半身を一旦離す。
そのまま私をゆっくりひっくり返し、私の上に覆い被さる。
「...入れるよ。」
今までの快楽で呆け気味の私が、無言で頷くのを確認すると彼は一気に私の胎内に肉棒を押し込んだ。
「--------------------ッ!!」
久し振りの挿入は快楽で呆け気味の私を、一瞬で二度目の絶頂に導いた。
ぶるぶると痙攣する私に気付いた彼が、耳元で囁く。
「もう、いったのか!?」
「...うん...」
快楽で息が荒くなりながらも頷く私に、入れたままキスをする。
「...けど、俺はまだなんだ...今度は一緒にいこう。」
「...うん...」
「...動くぞ。」
そのまま、彼の腰が動き出し、私に再び快楽の波が訪れる。
「あはぁぁぁっ!あぅぅ!いい...はぁっ...」
それまで私が出していた嬌声が、より派手なものにとってかわり、それがさらに彼を煽り立てる。
私は、がくがくと足をひきつらせ、与えられる乱暴な悦楽に眉根をよせて耐えた。
ひくひくと痙攣する私の膣は、無意識の内に肉棒をきつく緩く締め付けていく。
飛び散る汗に混じって漂う、私の―牝としての―匂いが彼の情動を煽り、彼の腰もその速度を上げた。
「はあっん!...いい、いっちゃう!...ト、マーゾ!...私...」
きれぎれに喘ぐ私の唇を己のもので塞ぎながら、両手で私の身体をつかみ、奥へ奥へと突き入れる。
「...俺も、もう、いき、そう...」
「い、いこうよ...今度こそ...い一緒に...いいっ!」
身体を突っ張らせて痙攣をはじめた私の首筋を舐め上げて、彼はさらに激しく腰を動かす。
結合部からはひっきりなしに互いの粘液がこすれあう音がする。
「いっちゃうよ!.....いっちゃう!........いっちゃう!!....いっちゃぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「...出すぞ!!」
一段と高い嬌声のあと、私は激しく身体を引き攣らせ、やがてぐったりとベッドに四肢を投げ出した。
激しい締め付けと私の媚態に、彼もまた私の中に欲望を撒き散らした。
やがて、彼が私の上に覆いかぶさると、互いの荒い息を重ねる様に、何度も口づけを交わした。
―数ヵ月後―
私は、南米の自由都市―最も、表向はGAの勢力下ではあるが―ブエノスアイレス・コロニーの郊外にある自宅に、買い物袋
を下げて向っていた。
左薬指で指輪―十数年前に、彼から貰った奴だ―が薄っすらと光る。
あの後、ネオニダスと基地守備隊関係者―どうやら...途中から覗かれていたらしい...―に冷かし混じりの祝福を受け、捕虜に
なった私はインテリオル・ユニオンに戻る事無く―ネオニダスの言った通り、企業連合軍は南極にやって来る事無く―衛星破
壊砲エーレンベルクによるアサルト・セルの掃射が開始されるのを目撃して、彼らと共に潜水艦に乗って南極を離れた。
―ワシらの役目は終った。宇宙への道が開く。これでクローズ・プランは終了だ。後は生き残っている奴らが勝手にする。それ
が全てだ。ORCA旅団南極方面隊は解散する。―
最先任とも言えるネオニダスが、ORCA旅団服旅団長メルツェルから受けていた最後の命令を伝達し、全員が夫々の道を歩き
出す事になった。
ネオニダス―否、テペス.V―は、既にリッチ・ランドに小さいながらも農園を買っていたらしく、そちらで隠遁生活をするそうだ。
―今度何か出来たら、新婚祝いに送ってやろう―
と言っていたが、食べられる物を作れるかどうかは物が来ていないので判らない。
名前を変えたらしいが、新しい名前かは『荷物が来たら判るじゃろう』と言われて教えて貰えなかった。
クローズ・プランの立役者ー霞スミカとその弟子―はアルテリア・クラニアム占領後、二人とも失踪。
噂ではどこかの自由都市で隠遁生活を送っている、とか、北アフリカで傭兵生活を送っているとか色々言われているが、
こっちは元より、テペスの所にも連絡や情報が来ない為、正直判らない。
TVニュースでは、連日クレイドルの難民の様子が映し出され、新生児や幼児、そして高齢者の死亡率増加、高濃度汚染
地域に墜落したクレイドルの住民全滅等、痛ましいニュースも多いが、ラインアーク型の閉鎖型コロニーや、地下埋設型
コロニーの新造、コジマ粒子除去装置の開発が進んでいるニュースもあり、正直、人類や企業のタフさに驚かされている。
企業間では、ORCA旅団はオーメルグループの資本によって結成され、その指示の元破壊活動を行っていた事が発覚し、
GAグループはこれを非難。オーメル主導の企業連から脱退すると宣言し、不穏な空気が流れているが、現状はどの企業
も自社の損害回復と宇宙への進出に躍起で、正直、企業間紛争等できる状態ではない。
そして、私は―
「ただいま。」
「お帰り、晩御飯は作っておいたぞ。」
「珍しいわね。じゃ、食後の後片付けは私がするわ。」
―元よりインテリオル・ユニオンに未練の無い私は、彼について行く事にした。―
彼と共にブエノスアイレス・コロニーに難民問題のどさくさに紛れて移住して、新しい戸籍を確保。そのまま入籍し、郊外の小
さなワイン工場―どちらかと言えば、ワインプラントに近いが―を彼の蓄えで購入し、その所有者夫婦として暮らしている。
お互い、ネクストを駆り戦場を巡るには歳を取っているし、正直、肉体的にもきつい。
幸い、彼の蓄えとワイン工場の稼ぎを合わせると―裕福とまでいかないが―十分に食うに困らないだけはあるし、それに...
「...で、何かいい物売ってたのか!?...顔がにやけているぞ。」
「...何故だと思う、パパ!?」
「...え!?」
〜Fin〜
以上で終わりです。おご都合主義&甘々な話でスマソ。
それでは、皆様さようなら。
GJ!!
ありがとう。これでここも
(良い意味の)変態達の巣窟に戻れそうだ。
>>282よ、お前どっちの意味で『GJ ありがとう』しているんだ!?
作品か!?
出て行った事か!?
無神経にも程があるな。
まあ職人が『気に食わない』からいちゃもんつけて罵倒する
>>266と
>>267の様な馬鹿と
>>282の様な無神経な奴がここには居ると言う事と、SS職人育たず減る一方と言う事だ。
>>281 GJ! すばらしい!
>>284 いや、誘い受けはうざいだろ……何処まで優しく接しなきゃいけないんだよ
おまいらとりあえずゲドに尻でも貸してもらって落ち着け
287 :
282:2008/07/27(日) 02:03:05 ID:8u0S0ynl
申し訳ない。
こっちとしては
『作品が投下されることで、どことなく誰もが
迂濶に会話しづらい雰囲気から明るい空気に戻
るきっかけを作ってくれた』事へのありがとう
だった。誰が出ていくとかは出ていく必要も無
いので考えていなかった。
もちろん作品自体素晴らしいと思う。
とにかく、誤解からまた不快な事になってしま
ったのに関しては申し訳ないと思ってる。
なんか…口調やら文体やらでなんとなく誰だか解ってしまう…
そんなに熱くならずにラジエータ強化でもしようぜ
俺?賢者タイム中だよ
……何やっているんだ、お前等
ふと思ったんだけどウィンディーってクレイドルを人質にとればなんでも言うこと聞いてくれそうじゃね?
・・・ちょっとスミカさんとの偽姉妹レズプレイしてもらうためにクレイドル行ってくる。
クレイドルなんて最初から存在しない。
騙して悪いがこれも仕事なんでな。
「な…なぁ……」
「ん?」
男は風呂からあがったジナイーダの髪を撫でるように乾かしているときのこと。
ジナイーダは気分が良いらしく、静かに文庫本のページをめくった。
「…いや、何読んでるのかなぁって…」
「これか?『罪と罰』だ、もう三回目くらいかな?」
「そりゃまた難しそうなのを」
「本は読まないのか?」
「あんまりな。『不思議の国のアリス』くらいかな…」
「ふふ、あれはあれで私も好きだ。で、一体なんだ?本のことじゃないだろ?」
もう二年以上ACに乗っていないはずだが、さすがに鋭い。もう誤魔化しは効かな
いだろう。
「……じゃあ。やっぱりさ、家族を増やしたいと言うか子供欲しいと言うか…だ
から、うん。今日いいか?」
ジナイーダはしばらく黙りこくって、本をめくる手も止まっていた。時計の秒針
がせわしなく音をたてて、緊張を煽る。
「…良いぞ」
少しだけ、顔を紅くしたジナイーダが振り返って頷いた。男は胸を撫で下ろす。
「美人だよな…」
「何だ急に。照れるな、まったく…」
「なんとなく、改めてな、さっ行くぞ」
手を取り、舞踏会のようにベットまで案内。ベットで膝立ちのジナイーダを見て
男は抑えがたい劣情に駆られた。
「全部脱がないのか?」
「俺が脱がす方が盛り上がる」
「いやらしいな、まったく」
ボタンにかけていた手を制されると、ジナイーダは呆れてため息。
「分かった。好きにして良いぞ」
諦めた子兎のように男に身を差し出した。男の中の獣性は遺憾なく発揮され、力
任せにジナイーダを押し倒した。
「きゃ!」
「そんな可愛い声出すなよ。嫌でもいじめたくなっちまう」
情事の際に一方的に攻められるのは嫌いではない。
むしろ、強い男に抱かれる事に対して、本能的な快感を覚えていた。
食い殺されそうなキスが、常識や冷静さと言ったものを剥ぎ取り、ジナイーダを
何の束縛もない一人の女に戻していく。
「…ッふあ!!はぁ!」
呼吸すら忘れるほどに激しく重ねた唇は、男から離していった。名残惜しさに唇
を指でなぞった。
その指を掴みベッドに押さえ付けると、今度こそジナイーダは身動きが取れなく
なった。男の口は主張の乏しい胸に移り、容赦なく貪ることでジナイーダのパジ
ャマは唾液で透けだした。
「あ…っ!はぁ…ん!!」
胸に叩き付けられる無尽蔵の快感を離すまいと、男の頭を残った左腕で抱え込む。
男の舌が走る度に身体が震え、奥から悦びが滲出す。ぐちゃぐちゃに濡れたパジ
ャマが、びちゃびちゃと音をたてていた。
快感だった。
ジナイーダを自分の思うままに狂わせる事にどうしようもなく、そそられしまう。
右ばかり責めていた胸。目標を左に移す。すでにジナイーダの服の胸回りは限界
まで水分を含み、服本来の機能を果たせないほどに透明になっていた。
「…!やぁ…っ!」
ジナイーダが頭を左右に振り、快感に身悶えしているのだと考えると、堪らなく
嬉しかった。
「キュ…!キスをくれ…」
「…了解」
ここではあえて軽いキスをしてやる。
すると狙い通りジナイーダの方からねだるように唇をつき出す。
「最近、甘えん坊になったな」
ほんの二三秒、そんなジナイーダの顔見たさにやった意地悪。それで良かった。
キスをしている最中、無意識の内に下半身をすり寄せていた。布同士の擦れる乾
いた音。ジナイーダもうずきを取り払うかのように、下から股間を押し付けてく
る。
「ふ…う…ん!!」
銀色の糸をひいて舌をほどく。
「下」
「…あぁ」
ジナイーダのズボンを下ろし、そのままパンツも引きずり下ろす。
「その前に、あれやってくれないか?」
「あれって?」
ジナイーダは横を向いて、少し頭をあげた。
「昔やってくれた、耳へのやつだ」
「あぁ、はいはい」
隣に添い寝をして、顔をうなじに近付けた。首筋にキスを落とし、そのまま舌を
耳に流す。
「そう…ん!」
頭の中が舌と唾液の音で満たされ、現実感が喪失し、一人の男に染めあげられて
いく感覚は、ジナイーダを恍惚ともさせた。
「もっと…激しく…ぅあ!!」
耳の中が濡れる、ひんやりとした感覚。舌の熱い熱い感覚。二つの差を埋める快
感。徐々に痺れは身体中に回り、甘美と熱を生んだ。
「…はぁ、あ…熱い。も、もう脱がせてくれ…」
「了解です」
ボタンをはずす指が焦っていた。
鋭い美人と見事なスレンダー体型。それだけで一つの芸術のようにも取れる。
「全力で愛してくれ」
「分かってるよ」
もう一度本能任せの荒いキス。
美しい顔が唾液で汚れる絵は他にない優越感だった。
すでに自分の手によって受け入れる態勢になった秘所に指が入り込む。
「いやらしい…指だ…はぁ!だが、それでいい…っ!」
ひどく湿度の高いジナイーダの中は男の指を悦んで受け入れ、動かせば面白いく
らい簡単に愛液が溢れでた。
「っなぁ!ーー!!」
瞬間、クリトリスを弾き一気に指を引き抜くと、ジナイーダは甲高い声を挙げて
体を大きく反らせた。
「イった?」
十中八九答えは分かっていながらの、下らない質問。ちょっとだけの悪戯心。
「もしかしてさ…?指、好き?」
愛液で糸ひく指をジナイーダの目の前に掲げると、何か愛しいもののようにその
指をくわえこんだ。温かな舌が指に絡みつく奇妙な快感を味わう。
「まるで赤ちゃんだな」
「んむぅ…」
「恥ずかしがるな、可愛いぞ。それより、挿れっからな」
指をくわえたままジナイーダが頷く。
先端が触れる。ひどく熱い。筋肉は苦しいほどに男性器を締め付ける。
「…むうう!」
上手く口に力が入らないのか、ジナイーダは指を吐き出せずにいた。息が苦しそ
うなので、慌てて抜いてやる。
「ごめんな…」
「やはり指…あん!ま、待て、動くな!!指より、キスが良い…」
そう言って目をつむり、少しだけ唇を曲げるジナイーダ。今度は純粋に美しいと
感じた。
それでも、繋がってぐちゃぐちゃに乱してやりたい衝動に襲われ、男は急いで自
身のを割れ目に当てた。
全てが接している。一糸も纏わず指も唇も、肩から胸、腹まで。脚も寄せあい体
温が伝わる。
「ふぅうんんん!!」
二人のキスの中でジナイーダが快感に貫かれ、甘い音を挙げた。
神経を掻くような官能的な刺激。それを拒むことなく互いに与えあえる喜びが、
二人の中で大きな波になった。ジナイーダが乱れて唇が離れる。
「んんんー!!ぁぁあ!」
ジナイーダの肌から汗。それすらも今は心地好くて、体の隅々まで触ってみた。
目をつむっているのか、開いているのか、よく分からなかった。ジナイーダの表
情もも全て鮮明に分かるのに、目は閉じている気がした。どちらでもよくなった。
血が集まっている。
「あぃッ…!!」
「出すから、受け止めてくれよ」
射精する寸前に見たのは壊れたからくり人形のように頷くジナイーダ。
体から熱いものが抜けて、中に放たれると、ジナイーダは肌を一際紅潮させて大
きくのけ反った。
最奥で放たれた精液は中々外に漏れ出すことはなく、ジナイーダは体内に残った
熱と情事の余韻に浸るように、不定期に小刻に揺れた。目も虚ろだ。
「……」
「ふぇ?」
男は小さな小さな声で囁いて、最後にもう一度、今度は花を愛でるようにキスを
した。
目が覚めてしまった。どの位の間寝ていたのかは分からない。
覚えのないが寒くないのはあいつが毛布をかけてくれたからだろう。
「起きたのか?」
「そっちこそ、寝ていなかったのか?」
ちょっと喉が渇いてな、と言いながら男はジナイーダの隣に滑り込んだ。
「最後、何て言ったんだ?」
「聴こえなかった?」
「済まない」
男はばつが悪そうに、頭を掻くと少し躊躇してから口を開いた。
「あ…『愛してる』。ほ、本当に初めてだから、その。言いづらいって言うか」
何かを言うより先にジナイーダは男に抱きついていた。
それ以上の幸福の表しかたは知らなかった。
「産むからな。絶対に。私達の子を絶対に」
男の胸の中で静かに誓いを立て、ジナイーダはもう一度男に抱きついた。男はジ
ナイーダの火傷痕を擦り慈しむように眺めた。
「改めて、今私は幸せだと思ったよ」
ジナイーダの中にもう一つの幸せが生み落とされたのが知れるのは少し後のこと。
終
以上、長々と続けさせて頂きましたラストレイヴン後日談は
これをもちまして終わらせていただきます。
未だにリンクス知らずな身ゆえ、今度立ち寄らせてもらうときにも
4以前かと思います。
では。
この難しい空気の中、よくぞ良作を落としてくれました、GJ!
また、作品が出来たらこの板に落として下さい、粗製な読み手ながらお待ちしております。
しかし、今回のスレは『甘々なおめでたEnd』多いなぁ...いや、俺は好きなんだがw
GJ!ジナ可愛いな
しかしジナの子が女だとしたら娘もまたひn(とっつき
>>301 GJ
俺、こんな甘々なノリの作品、大好物だわ
なに大丈夫、俺もリンクスになれなかったレイヴンさ
今夜はエネの泣き落としを完全に無視しながら寝るわ。
306 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:48:34 ID:9BKOxPq3
ほしゅ
AMS光
この時期は保守せねばなるまい
これもヨロモグの祟りか
まああれだけ我が儘を通した読み手達には当然の報いだが
夏だよ?はじける季節のはずだよ?
グレネード・サマー!
はじける前に熱暴走によりエネルギー切れを起こしてる人が多数いるようだな
まぁ・・・夏には気をつけないとな
暑すぎる…これは。
書き手さんはバテてるから投稿してくれないって信じたい
ミサイルカーニバル
お前らが自分勝手なこと繰り返すからだろ
投下がなくなったのは自業自得
ミサイルパーティー
まぁ、なるべくしてこうなったと言ったところか・・・
まさに大破壊。
レイヤード建設を急ぐか。
書いてあるネタ、投下を見合わせていただいていますけども
正直投下しようにも怖いんです……
まあ、新参者の私が投下してよい訳でもなさそうですし……
投下きてほしいが趣味に合わなかったら乙程度しか言えないのがなあ
文章に違和感があるとかなら問題なく言えるのだけど(´・ω・`)
というかいい加減書き手も飽きてきたんでは・・・
投下していいと思うけどな
俺も叩かれたけど、「この書き手は気に入らない」とか「こいつの書く文章が嫌い」
みたいな理由で叩く奴が1人いただけで、他の2、3人はそれに便乗して(自演かも)叩いてただけだから
投下されて、GJ言って、皆で妄想して、投下されて。のんびりやってたんだけどなぁ
俺も
>>323と同じ見解だが、そいつが去ったかどうかはわからない。
変なのがいるが気二寸菜
はやく新作が来ないと俺のAMSから光が(ry
書いてたけど、あまりにも雰囲気が悪いのでやめました・・・
叩かれるの怖いし・・・
>>326 叩きより多くの乙を約束するから書いてくれ
まあみんな新レギュを待つぐらいの感覚で待とうや
だが書こうと思ってる人は是非とも書いてくれ
大丈夫、最初から上手い人なんて極少数なんだから
叩き方も参考にならないしな
投下されないのは自業自得さ
やっぱりまだ荒らしの人がいるんですか?
じゃあ投下しても叩かれるだけですね・・・
叩かれるならまだ良い
無視されたりもする
まだいるよ…
今までROM専で書き込むことなんて無かったんだがあえて言わせて貰う
>>332 空気読め。読めなきゃ半年ROMれ
fA主人公イチャイチャ権争奪
ウィンVSメイ
エイプルVSリリウム
セレンさんはシード権
古王には権利ないのか?
俺的に
リリウムVSメイ
ウィンVSえいぷ
そして4主争奪戦も…
フィオナvsメアリーvsアンジェvsフランシスカ
ジョシュア「…」
メノたんのおっぱいは核ミサイル
GAE社員はメノを見てソルディオスを思いついた
メイとリリウムとシャミア料理上手
ウィンとセレンさんは料理下手
エイプルはつまみ食い専門
ジュリアスはソムリエ
個人的イメージ
>>341 つまり首輪つきは料理が微妙だということですねわかります
リリウムは実は味音痴。
代わりに王小龍が中華料理を作る。
なんか不意に、王小龍がリリウムに麻雀を教えてる姿を想像したら…
覚えの悪いリリウムに、頑張って教えてる王小龍に不覚にも萌えた
4主×メノSSが見たい
ところで英語のテストで
「surprise」
を「シュープリス」と読んだのはこのスレでは俺だけでないと信じている
>>345 掛け値なしのシリアスか、それとも多少はっちゃけたギャグかだな
ちょっと頑張ってみるが期待はするな
>>346 大学でも英語の講義があるところはあるぞ
携帯の書き込み規制はまだ解除されんか…
い け た
最終調整後投下します、ハルヒ並の矛盾があったので時間はかかりますが。
おk
待ってる
>>346 知ってるか?
18歳以上でも高校生と一緒の場所で勉強しなきゃいけない人種もいるんだよ・・・orz
だから?
<<メイお手製ハート型愛妻弁当食べたいってことだよ>>
<<相棒>>
まあまあw
けど、愛妻弁当にはあんまり夢を持つなよ...嫁さんと喧嘩した翌日の弁当が、日の丸どころかごま塩弁当だった同僚がいたなw
かなしす
>>342 首輪付きならさっき古王に甘いもので餌付けされてたぜ
358 :
分岐SS作者:2008/08/21(木) 12:26:12 ID:S31uKxaF
エロパロよ!私は帰ってきた!
最近恐ろしく忙しいが暇を見つけて書き溜めるようにするよ
いつになるか分からないけど投下するよ
(*・ω・)楽しみにしております
>>358 おお、期待に胸を膨らませて全裸正座してお待ちしておりますw
これで連載2本の復活と
>>347氏の努力次第で更に1本...今後が愉しみだw
>>347氏が今一番の楽しみ
ちなみにメノはさっきハイダで俺がとっつきで調教しときました
え?
かけたああ!
企業連ルートだと、ウィンDと主人公が英雄になってるけど、どんな扱いになってたんだろ?
ぶっちゃけ(企業側の思惑はともかく)世界救っちゃったワケだし、反抗しないように(領地とか専用部隊とか)おだてるんだろうなぁ・・・
まぁウインDは、滅多なことない限り今回みたいなイレギュラー行動には出ないだろうけど。
企業側も、インテリオルの一人勝ちでいいのかな?世界を救った英雄の一人を擁しているのはデカい。
主人公がGA寄りの独立傭兵だと面白そうだけど。
王がリリウムを嫁にやるSSは、何故か多いけどw見返り考えれば実際やってもおかしくなさそうだ。
>>364 独り勝ちも何も企業連ルートにおいて行動したのはウィンD単独の意志であってインテリオル関係ない
インテリオルがことさら囲い込みをしようとすればかえって他の企業全体から反発を食らう
まぁ最初に主人公がインテリオル機選んでかつルート上もインテリオルよりだったならそうかもしれんが、そうでない限りはウィンDはまだしも主人公はおっかなびっくりな扱いだと思われ
インテリオル出身のスミちゃんがオペ子だからな、なんかやりそうな気がするけど。
これで、エイ・ウイン・スティレット・スミカ(これは元からか)フラグの成立ですね、ヒャッホイ。
しかしその住ちゃんはインテリオルを非難しまくってるぞ
>>367 古巣のミミル軍港救援終わったら「次は襲撃を請け負うさ」だもんなwww
スミカさんいったい何があったんすか
単純に考えると、長年、(古くは旧レオーネ時代から)インテリオルグループの汚い所を見てきて、
愛想が尽きて出て行ったんだと思う。>スミカが出て行った理由
実際、仲介人を見ても、
“口は悪いが情報精度が(Normalでは)高いオーメル系”
“気さくだが、自社の不利益になる事は言わない(言えない?)GA系”
“可愛い声で嘘八百を平気で言うインテリオル系”
と、各企業のリンクスに対するあり方が非常に判り易い。
オーメルは危険分子でもあるリンクスに対しても
取引相手としてある程度の分別を持って振舞っているよな
インテリオルは使い捨て感がありありと出ているw
しかも裏切るしなw
最悪じゃないか
情報統括部:リリウム・セレンさん
特殊戦術部:シャミア
戦術支援部:エイプルたん・メイ
実働戦術部:ウィン・ジュリアス・首輪付き
パトロン:有澤
引き抜きして新組織を旗揚げ
フランソワ「やっぱり、アタシ達は仲間外れか...グスッ」
リザイア「....予想通りといえば予想通りだけど、腹が立つを通り過ぎて哀しい物があるわよねぇ...」
奥様「まあ、嫌な事は忘れて、四人で飲みに行きましょう?だからフランソワも泣かないで、ね!?」
スティレット「あ、いい店知ってるから、そこに行かない!?無論、
>>372さんのツケで。」
全員「さんせー!!」
...そして四人の姿が、夕闇の繁華街に消えて行った...
>>372さん、スマソ...
何度裏切られてもインテリオルの為に頑張る首輪付き
その姿をみてインテリオルもついに…
中々いいじゃないか
>>374 ミッッションオブジェクティブはカ―パルスの選挙(ry
>選挙
首輪付きまさかの大統領
秘所 セレンさん
SP ウィンD
他は頼む
セレン「フン、このカーパルスに攻め込むとは、なんて失礼な・・・大統領!!ジャンクにしてやれ!」 」
首輪付き「もちろんだ・・ですよ、セレンさん。紳士なのは17時までだ!」
首輪付き「レッツパーティィィッィ!!!」
「WOOOOOOOOOOOOOOO!!これが!!カーパルス大統領魂だ!」
乙樽 「ンフフフフハハハハ!!!!!ハローハロー首輪付きィ!!」 」
アツアツのローストチキンにしてやるww
みん・・・な、早く、逃げろ・・・
アレに手を出しては、・・・グハッ
ジョディとエロいことしたいお
ジョディ?...誰だっけ(嘘)!?
ああ、ジョシュアの愛称(大嘘)か!!
よし、
>>383の為に呼んで来て上げるから、盛大に遊んでもらいなw
乱入してくるとはとんでもないやつだ と言いたい所だが
[フロムソフトウェア ジョディ]で検索すると幸せになれるかもしれん
大統領秘書だろ
レッつぱぁぁてぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
大統領にはAMS適正ありますか?
何故だろう...大統領ならAMS適性が無くとも、大統領魂だけでネクストが動かせるような気がする...
なんかそんな動画が某所にあったな
ウィンDが企業ルートEND後に主人公にお礼に身体を差し出すのを妄想してしまった・・・・
>>392 何してる!?ボサボサするな!
早くその妄想を具現化させるんだ!
レイテルパラッシュを大破させ、カラードと企業連の意向にも逆らったウィン・Dは
必然的に状況が収束するまではインテリオルに戻れず、主人公の元にしばらく身を寄せることになる。
・セレンと暮らしていることもあって女性との生活には慣れてるので、ウィン・Dと暮らしてても割りと平然としている主人公
・冷静を装いつつ
>>392を実行するタイミングを見計らうドキドキのウィン・D
・気が気でないセレン
どこぞのエロゲみたく、ウィンとセレンの召使になってる首輪付しか想像出来ません。
おお、結構人はいるんだな
>>394 さらに頻繁になぜか訪ねてくるメイさん・・・
そのころ病院で目を覚ましたシャミアは、ついでにMにも目覚め、主人公の家を探していた
首輪つき
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┌───┴───┐
│ │
┌─┴─┐ ┌─┴─┐
│ │ │ │
シャミア メ イ セレン ウィン・D
首輪つき
│
┌───┴───┐
│ │
┌─┴─┐ ┌─┴─┐
│ │ │ │
│ │ │ ┌─┴─┐
│ │ │ │ │
古王 社長 メイ セレン ウィン・D
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
|::::ヾ,| !|ソ:| <私も参戦しよう
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ト、_::::|:: :|;イ、
__,,, :-―,ァ''" i l `ゝr'´ヽj゙ア´ ̄`ゝニ'ィ,〉
,:f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ
ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/:.l:.:し′
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ノ ゙i:.:.:.:.:.:リ:.:.lミ‐〒=r==t=テ''ヲ:.:ム'";;ツ ビ
l:.:.:.:.:.:ノ:.:.リ`` ''―ト=f−'"Zイ彡'"{
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ノ:.:.:.:./:.:.:/''"~´::::::::,ィョ!:::l:::::::::::キ:.:.》:.:.:.:.:
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何気に下半身が追加されとるwwww
首輪付きを養うためには家事は必須事項
あと裸エプロン
とするならばエイ=プールは有利か?
なんとなく料理上手なイメージがある
「味、薄くなかったですか?」
>>404 濃すぎる上に金かけすぎだよ!
なにやってるの!!
主人公の看病する時に
セレン、ウィン・D、メイが台所でもめてるとか・・・
そしてつくったものを選べさせられる主人公・・・・・
南無・・・・・
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
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>>486胸を貸そう
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lソヘ、_/ | ,r‐くミ〃 l
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l. l |
>>408「隊長、ROMしますか?」
隊長「慌てるな...次も弱王とは限らんだろう(
>>407が、萌え燃え画像の弱わはー姉さんなら...私のものだ)」
シェフ・メルツェルVS愛妻・メイ
「フォックス・・・」
「ダァァァァイ!!」
「・・・じゃなぁぁぁぁい!!」
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
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ト、_::::|:: :|;イ、
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,:f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ
ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/:.l:.:し′
,ィテ'J´,,..::;;゙i, ,;,, ;;; ,,;; ,frア:.l:.:ヾ
リ:.:.:.{'" ,ィト. ';;;;;;;;;;;' ,!;V:.:.ノ:.:.:.:
:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l ':;;;;;:' ,;;/;;:.:/:ノ:.j:.:.:.
:.:l:.ミ:.:.∨:.:.:.:ヽ、 人__,,,;;;;;ノ/N/:/:.ィ:.:.:.
:.:ト:.トミ:.:ヽ:.:.:.:.:ト-―テ" ⌒ `ヾj ::;;;;}/:.:.:.:/:/ ヽ:.:
:.:ト、:.:.:.:.:ヽ:.:.:.l ' -:十:‐' ゙l, 〃:.:.:/:.リ ゙i:.:
:.:l:.:ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.l t,,__,災_,ノl f:.リ:.:./:.j ,イ ヾ
:.:l、:.:ヾ:.:.:.:.:〉:.:l l, ,;, ,ィレ j:.:.:./:./ V
:.:l ヾ:.:弋:.:.:l:.:.:l,,_l;, ーr;;T;;―;イ' ィ':.:.ソ:.:ム、
ノ ゙i:.:.:.:.:.:リ:.:.lミ‐〒=r==t=テ''ヲ:.:ム'";;ツ ビ
l:.:.:.:.:.:ノ:.:.リ`` ''―ト=f−'"Zイ彡'"{
/:.:.:.:./:.:.:/二__::::::::l::::,j-‐''";;ィ"!:.:l,:.:.ゝ リ
/:.:.:.:.ノ:.:.:/;;;;;;;;;テZ;´彡'r''"´::::l:.:.:.l:.:.:.:.:l
ノ:.:.:.:./:.:.:/''"~´::::::::,ィョ!:::l:::::::::::キ:.:.》:.:.:.:.:
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, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
|::::ヾ,| !|ソ:| 遊んでリンクスもふー
|::::ヾ,|.:V:|ソ:|
|::::ヾ,|:: :|ソ:|
ト、_::::|:: :|;イ、
ミ丶 )==[=]=丶)
ミ ;':
;: ミ
`:; ,:'
U"゙'''~"^'丶)
レイヴン助けてくれ!クリケ付きだ!
騙されたとも知らずに・・・じょ、冗談じゃ・・・アッーーーーーーーーーーー!!!
助けてくれレイヴン、下半身だアッーーー!!
いい加減ホモネタうざいからやめ・・・
アッー
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
|::::ヾ,| !|ソ:| ホモネタはやめましょう!
|::::ヾ,|.:V:|ソ:| 次は女の子に萌えてね☆
|::::ヾ,|:: :|ソ:|
ト、_::::|:: :|;イ、
,,,,,,,`-ミ厂 . / ゙,゙`-,゙二..;;、
│ `'' l;.l, /゛、;;ニ-‐!'リ. ̄'i.'リ,
│ ,,┴イ'゙´ ./ . . | !
! ! /''''" . / . . /' l
! _ '7l'!、 / ,i^,i" /
(,,、 -'" .lイ `'、, ./ /.i__/
,, '"゛ ./ ! . ゙''゙l, .メ/゛
゙゙''ッ, ./ :| : .l,,l゙i_..、
lソヘ、_/ | ,r‐くミ〃 l
! ! ゙‐'/゛ ゙l!┴、 │
│ .l ./ / .!''ヘ、
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/ } :l-゙_l゙ / l ...l. l : >
.,./ / ! .|'゙/ .,l'| .l ..l. l/
. / . / .,ゝ l,i′ / .! ! .l...l
.く. / / ! / / .| .! . l ゙l,
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422 :
分岐SS作者:2008/09/01(月) 23:13:46 ID:QL6+Wf3w
スマン・・・
思った以上に筆が進まない・・・
本当に少数ながらこんな駄作を楽しみにしている人もいるようなので
今週中には投下するように頑張るのでしばし待ってくれ
>421
取敢えず、そのクリケを取って貰おう。
取れない、或いは取ったら男なら、干、ジョシュア、サーダナ、古王の四人に引き渡すからな。
>>422 OK、OK、幾らでも待っているからゆっくり書いてくれ。
メルツェェェル
まだまだイケるぜメルツェェェ……ウッ!
だからホモネタは…
干<てこずっているようだな、尻を貸そう
王<リリウム、お前も言ってみろ
リリウム<て、てこずっているようですね・・・お、おし・・・///
すみません、王大人。リリウムはご信頼に背きました////
>>428 リリウムはいつもこう言う風にされてたのか・・・
何故か王がボイスチェンジャーで声変えてるお姉さんなんだと思ってしまった
リリウムやメアリーに男の躾け方を教えているのだと思ったら俺のエーレンベルクが
カラード主催の各企業の首脳陣を集めたパーティー。
そこに彼とウィンディーは招かれていた。
ORCA旅団を壊滅させ世界を救った英雄として賞賛するためか、
はたまた危険すぎる力の扱いを決める為なのか、
このパーティーにはそれほどと言ってもいい顔ぶれが集まっていた。
先に述べたような企業の首脳陣、それに王小龍。
共通していることは先の襲撃で皆、クレイドルの住民を見捨てたということだった。
自分の身の可愛さに。
裏に何かあると考えるのが普通だが、今のところそれらしい気配はないので
折角のパーティーを満喫しているところだった。
この他にもカラードランク上位のリンクスも何人か見かけた。
こちらはただ、祝い事だから呼ばれた、その程度のことだろう。
「どうだ、楽しいか?」
横からの声に反応するとそこにはウィンディーがいた。
だが、
「………」
言葉を失う。
そこにいたのは確かにウィンディー、の筈なのだが
「ん?どうかしたか?」
普段見ているパイロットスーツとは違う、
パーティードレスを着飾った彼女がいた。
リンクス、ウィン・D・ファンションではなく1人の女性、ウィンディーとして。
「……あまりこういうような服は着ないのでな。………やはり変か?」
思わず見惚れていると怪訝そうに訊ねてくる。
「いや……綺麗だ。」
「そうか……ありがとう。」
そうわずかに微笑んで近くの席に着く。
促されて彼女の隣に座るとお偉方による演説が始まった。
「やっぱり慣れないことはするもんじゃないな…」
そう言ってパーティー会場から個人にあてがわれた部屋への道を歩く。
元々、堅苦しいのは好きではないし、
あの企業の重役達の雰囲気もあまり好きじゃなかった。
「…………?」
人気の無い廊下に人の声が聞こえた。
若い男と女の声のようだった。
面倒ごとは嫌いだったが会話の内容に対する好奇心と、
女の声に聞き覚えがあったので出来るだけ静かにその声のほうへ向かっていった。
「あれは………」
丁度、曲がり角の少し先にその二人はいた。
「ウィンディー?、と………誰だ?」
そこにいたのは紛れも無いウィンディーと見知らぬ男。
男に見覚えはあるのだが中々思い出せない。
「………インテリオルの社長の息子……か?」
今日のパーティーでインテリオルの社長が息子と言って紹介していた、そんな記憶がある。
「……とりあえず、僕の部屋で話さないか?」
「いえ……遠慮しておきます。」
さすがのウィンディーも相手がマズイと思ったのか下手に出ているようだった。
「さっきからそればかりだな……。君は僕と話す気があるのかい!?」
「…………」
雲行きが怪しくなってきた。
相手が相手だけに迂闊に話すととんでもないことになりかねない。
ウィンディーも解っているからこそ黙ってしまっているのだろう。
すると男がいきなり彼女の手を掴んだ。
力ずくで連れて行こうとしたらしい。
が、次の瞬間、向こうの曲がり角から人が飛び出してきた。
434 :
分岐SS作者:2008/09/07(日) 23:44:26 ID:XImhv1sI
はは・・・
糞クオリティに加え、明日から出張で少しの間とはいえ執筆できない
ホントにファルスだぜ・・・
ここで切るとか……
大ACスレを裏切る気か!?
貴様・・・乱入してくるとはとてもいい奴だ(;´Д`)ハァハァ
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
|::::ヾ,| !|ソ:| 布団にお邪魔するもふー
>>434 |::::ヾ,|.:V:|ソ:|
|::::ヾ,|:: :|ソ:|
ト、_::::|:: :|;イ、
ミ丶 )==[=]=丶)
ミ ;':
;: ミ
`:; ,:'
U"゙'''~"^'丶)
寸止めはらめぇぇぇぇぇ
まだまだいけ(お前なら書け)るぜメルツェェェェェェル!!
440 :
分岐SS作者:2008/09/08(月) 10:46:40 ID:115ww+6g
携帯から失礼
次はなるべく早い内に投下できるように努力するよ
それまでは首輪付き弱Oで我慢してくれ
何がなんだかわからない人は前スレの主×メイを参照してくれると有り難い
441 :
分岐SS作者:2008/09/08(月) 11:47:56 ID:115ww+6g
追記
前スレ476でメイとのフラグをブレイクしたという設定です
>>441 俺が437を押さえているうちに続きを書くんだ!
アッーーーーーーーーーーー!!!
俺ももう限界だ… あと24時間で437が覚醒する… それまでに投下しないと
アッーーーーーーーーーーーーーー!!!
とびだしてきたのがロイじゃありませんように
また誘ってくれよ。こんな男なら大歓ゲイだ
オルカルートでロイをぶち殺したあとウィンディを機体から引きずり出し、罵倒されながら犯しまくりたい
やがて屈服し自らチンポをねだりはじめたウィンディの頭を撃ち抜きその穴にチンポを突っ込んでズコズコしたい
アーマードコア ラストリンクス
オルカ旅団との戦いから数年後、宇宙へと活路を見出した人類に再び戦火が降り注ぐ。
コロニー開発、惑星の資源や土地の利権や分配・・・。
オーメル、GA、インテリオル、何度か話し合いの場はもたれたものの各グループは一歩も譲ろうはとせず私利私欲に走る。
オルカとの戦いでは紛いなりにも協力しあった企業連ではあったが、解体し対立し合うのにそう時間は掛からなかった。
穿たれたる空の下、荒んだ大地に再びネクストが呼吸を始める。
初投稿です。次回作のシナリオを考えてみました。
とてもありきたりな感じがしますが・・・。
ハラショォォーー!!
>>448 期待させてもらうとしよう(ガチ輪風に)
メアリーを逆調教してぇ
>>452 ・・・ふぅ
さてと、メアリーは俺の嫁認定
可愛がって可愛がってベッドの上ではデッレデレにさせてやんよ
けど、王以外でメアリーを服従させられそうな人物がB.F.F.に居ない罠w
...ちょっと王が『不幸な事故』にあうように手配してくるノシ
通報しますた
まぁ、その、なんだ
身内に不幸があってな・・・
書けるようになったら続きを書きます・・・
>>457 ご愁傷様です。
落ち着いて書ける環境になりましたら、また書込んで下さい。
一ファンとして、貴方の帰参をお待ち致します。
静かだ…
今ならレジーナ持っていけるか…?
じゃあ俺はえいぷーを持っていこう
ファナティックは俺が貰っていくわ
フランソワ・ネリスはもらってくぜ
……誰だとか言った奴表出ろ。
なら俺はメリーゲートのおっぱいにふもふもしてくる
なら俺はフィオナ
勿論、国家解体戦争以前のな
じゃ俺はメノの爆乳を頂いていく
レギュレーション1.10時代。
ランクマッチはGAフレームとミサイルが猛威を振るっていた。
そしてミサイルのアウトレンジから攻撃可能なスナイパーライフルも量産アセンの一角を担っていた。
レギュ1.20では産廃当然の061も、この時はまだ最前線に居た。
「ひゃん! だめっ……そんな、勢い良く飛び出したら……ライフリングと擦れ、てっ……んっ!」
バレル内を、弾丸が回転しながら進んでいく。
その摩擦に耐えかねて061は咽び泣いた。
敵ネクストまでの距離は約1500。
ミサイルの有効射程外である。
例えスナイパーライフルといえど命中する確立は低いが、どうせ主力は近接信管かハイアクトである。
牽制程度に気軽に発射された。
「ふぁぁあっ! まだ出ちゃ駄目! さっきの射撃でバレルが熱くなってるの……だからお願い撃たないで! や……だっ…………出ちゃだめ……だめだよっ!」
弾丸は容赦なく061のバレルを抉るようにこねくり回し、休む間も無く攻め立てた。
敵ネクストは一向に近づいてくる気配が無い。
伝家の宝刀32連動を恐れてかは知らないが、061のバレルはもう限界だった。
(お願い、敵ネクストさん……もっと近づいて……じゃないと私!)
061は願った。
一瞬でもいい、休ませて。
その願いは通じた。
制限時間ギリギリで敵ネクストはOBで急速接近し、アサルトアーマーへ全てをかける。
APが逆転した。
こちらはロックオン不能となり、逃げていく敵の背をなすすべも無く見つめるしかない。
終わった。
061は安堵する。
これで次の試合までは休むことが出来ると。
しかし、まだだった。
銃口が敵を向き、そのまま制止する。
ロックオンが回復するのを待っているのだ。
もし061を一発でも当てれば、再びAPは逆転する。
しかし残り時間は僅かだ。間に合うのか。
(間に合わないで!)
あと三秒。
もう大丈夫だ。
ホッと安堵の息をつく。
その瞬間、ロックオンカーソルが復活し敵を捕らえる。
061は絶望的した。
「やだっ! 撃たないでよ撃たないでよ……! あ、ひぃっ! らめっ、らめらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!」
焼けるような快感が、体の中を貫く。
あまりの衝撃に、061は気絶した。
だが、彼女の意思に関係なくその後の試合も容赦なく発射された。
快感によって気絶と覚醒を繰り返し、061は最早何も考えられなくなっていた。
そんな日が毎日続く。
彼女たちは道具なのだ。
自分で選択する権利は無い。
そしてレギュレーション1.20時代。
061は解放された。
軽レールガンの躍進によって061の存在価値は消え去り、ランクマッチで使用されることは殆ど無くなった。
悪夢の日々は過ぎ去ったのだ。
何の憂いも無い穏やかな日常。
061は幸せだった。
だが、妹の047や050は日常を嫌っていた。
再び戦場に出ることを願っていた。
「あぁぁぁっムカツク! あの軽レールさえ居なければ私たちが長距離の主役のままだったのに!」
047が引き金を真っ赤にして叫ぶ。マザーウィルの端から端まで届きそうな大声だった。
「そうよっ! ぽっとでのインテリオルのにせに! 射撃は昔からBFFって決まってるのにさ!」
050がそれに同調する。
レギュ1.20が来てから何度も繰り返された光景だ。
しかし、彼女らがどんなに文句を言っても何も変わらない。
フロムはもうレギュを作るつもりは無いのだから。
「そんな他所様を悪くいうものじゃないわ。軽レールさんが使われているのはリンクスの皆さんが選んだことなんだから」
061は妹たちをたしなめる。
半分は躾として、もう半分は軽レールに全てを押し付けたいという気持ちから。
「何言ってるの061姉さま! 私たちは中距離でたまに使われるけど……姉さまが一番ヤバいんだよ! あの軽レールのせいで全然出番が無いじゃないのっ!」
「そうよ。姉さんはもっとフロムに強く言うべきだわ! ああ、考えたらますます頭にきたわ。あんな消費ENが大きい大食らいの軽レールの何がいいって言うのさっ!」
047と050は再び軽レールの罵倒合戦に入る。
061はため息をついて自室に戻った。
もう戦わなくていいのに、どうして妹たちは戦場に出たがるのだろう。
ベッドに倒れこみ枕にグリップを埋める。
こうしてジッとしていると、思い出す。
弾丸を撃ちだす感覚、バレルの中を貫かれる快感を。
「……んっ」
061は砲身が熱くなるのを感じた。
知らず知らずの内に、弾丸が装填される。
そしてゆっくりと引き金が――
「やだっ……私ったら何をしてるの!」
慌てて跳ね起き、気を静める。
なぜだ。
嫌なはずなのに。
体が、疼く。
「姉さまぁ……見てたよぉ」
047が後ろからバレルを絡ませてくる。
「047! いつの間にっ」
「私もいるよ」
布団の中から050が現れる。
妹たちに見られてしまった。
あんな恥ずかしい所を。
「やっぱり姉さまも忘れられないんだね、戦場の感覚」
「ち、違うの、これは……」
「ちがわないよねー」
047と061の銃口が擦れる。
「あっ!」
「えへへ、姉さまのここ熱いよ。今すぐ出したいって言ってる……」
047の撫でるような愛撫が、薬莢の奥まで痺させた。
今すぐ火が付いてしまいそう。
「姉さん……我慢することないのに」
050のバレルが061の引き金を軽く押す。
「ひぁ……で、でるぅ! そこ弄っちゃらめぇぇぇぇっ!」
050は執拗に引き金を攻め立てる。
そのくせ一気に押し込めるようなことはしない。
あくまで061の意思で発射させようとしている。
「姉さま可愛い……」
047のスコープが060を真っ直ぐ見つめていた。
撃ってしまう。このままでは妹たちの見ている前で撃ってしまう。
そんな恥ずかしいこと、耐えられない。
「大丈夫、全然恥ずかしいことじゃないんだよ」
引き金を押す力が時折強くなったり弱くなったり、緩急を付け出した。
いや違う。
061が自分で押し付けているんだ。
そのことに気が付いて、必死に自分の体を止めようとする。
が、止まらない。
勝手に動いてしまう。
「いや……出ちゃう…………出ちゃうよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
発、射。
雷管の起爆が火薬を着火させ、狭い薬莢内で爆発を起こす。大量のガスと高温が荒れ狂い、弾丸が強烈な勢いで飛び出した。
061は思い出した。
突き抜ける快感。
そうだ。私はこれが忘れられない。
どんなに言いつくろっても、本当はこのエクスタシーを求めているのだ。
「しゅごいぃぃぃしゅごいにょぉぉぉっ! 弾丸がごりごりって擦れるっ! はっしゃするときもちいいのぉもっとはっしゃしたいのぉぉぉぉおおおおお!」
「うん。いいよ姉さま。一緒に発射しよう」
「あ、047だけずるい。私も混ぜなさいよ」
スナイパーライフルたちは身を寄せ合い、快楽に落ちていった。
決してこない新たなレギュレーションに思いをはせて……。
ゲリラ的に投下してすんません
乱入するとはとんでもない奴だ
いいぞもっとやれw
なんという汚染者……コレはw
いいぞもっとやれ
これはアンサラーも真っ青な汚染源ですねw
もっとやれ
寧ろ、スフィアやB7採掘場ど真ん中に放り込まれた様な汚染度だ...もっとやれ
後、今度は擬人化じゃなくて作品登場人物でやって欲しいのは我侭か...
スナイパーライフルでこれならアサルトライフルでしかも使われまくってる063とか凄い淫乱娘になりそうだ
もっとやれ
>>473 「FAの主人公がショタ」っての書いてるからそれでよろしければ……
476 :
>>473:2008/09/23(火) 15:59:50 ID:xnWjidDk
>>475 ガチホモネタじゃなかったら一向に構いません(きっぱり)!
ショタ投下されるとヨロモグの時みたく超スレストするからやめれ
>>476 むしろガチホモこそ歓迎だ
月輪X王小龍なんか悪くないと思うぞ
ネクストとファックする王とな
480 :
475:2008/09/24(水) 17:31:22 ID:WlyuqmY3
>>477 スレストするのかな
変なのさえ張り付かなければ大丈夫じゃないか?
ヨロモグの時のスレストは明らかに住民の総意だった
今この瞬間は新しいSSこそが全てだ
>>477 主人公に関する情報がほとんどないから、どういうふうに設定しようが書き手の自由と思うんだが…
スレストだのなんだのって騒ぐのなら貴方がネタふるなり投下するなりしたらいいんじゃないか?
それと
>>482、総意ってなんだよ?
自分の意見をそういうふうに決め付けないほうが良いと思うけど?
こんな後々までギスギスした空気を残すとは
なんつーかなぁ
>>484 んー?
そりゃまあ作者の好きにしたらいいけどさ
でもどーせまたスレストするよ?
作者もせっかく書いたんだから感想は欲しいだろうし、場所は選んだほうがお互いのためじゃね?
つーかヨロモグ来るたびに止まったあの期間を総意でなくてなんというのかw
いやまあ好んでた人も一人か二人はいたみたいだし、総意ではないのか?
どっちにしろ大多数の意見だなー
総意とか別にお前ら個人個人は好き・どっちでもない・嫌いのどれ?
個人的意見を求めているのなら嫌いに入るなー
勿論ワザワザ書き込みはしなかったが
んな話しても、書き手が遠退くばかりだぞ
ん、そのとおりだな
控えるわ
わざわざ嫌いだと書き込む奴はいなかったが、だからスレストしたんだよなー
つまりそういうことだ
まあ住民も入れ代わってるだろうし、今なら受け入れられるかもな?
こういうときNGID機能って便利ですね!
お前らもレイヴンだ、妄想を垂れ流して作品にする覚悟はできているな
妄想を垂れ流しても文章にできなかったりまとまらなかったりして悔しい俺ゴミナント
そういう風に「妄想垂れ流しばっちこい!」とかいっててもさ、受け止められるのはあくまでも自分の嗜好の範囲内だけなんだよなあ
無責任な発言はよしたほうがいいと思う
その言葉が真実なら、ヨロモグの人は出ていかなくてよかったはずだろ
貴様らは水底がお似合いだ
今のうちにくびわつきけものをモフモフしてくるぜ
4主×フィオナ=fA主
なんか急に頭に浮かんだ
wikiにそういう話無かったっけ?
あったな。しかもORCAルートの続きのラインアークルートと言うSSが...
「う〜〜ロケットロケット」
今五連装ロケットを求めて全力疾走しているわしは
テクノクラートに通うごく一般的な男
強いて違うところをあげるとすれば
ブレードに興味があるってとこかのう
名前はド・ス
そんなわけで、テクノクラート本社にあるガレージにやってきたのじゃ
ふとみるとネクストの横に一人の若い男が座っておった
「ハラショーッ!いい男・・・」
そう思っていると、突然その男はわしの見ている目の前で
奴のネクスト「リバードライブ」の腕部武装を見せ始めたのじゃ
「 闘 ら な い か 」
そういえばこのガレージは、イクバールのとっつき職人が出入りしていることで有名じゃった
いい男に弱いわしは、誘われるままホイホイと訓練場についていってしまったのじゃ
奴――
ちょっとワルっぽい、イクバールリンクスで、K・Kと名乗りおった
射突型ブレードも使いなれてるらしく、訓練場にはいるなり
とっつきの猛攻を受けてしまったのじゃ
「よかったのか、ホイホイついてきて。俺はロケッターでもブレーダーにしちまう人間なんだぜ。」
「こんなことは初めてじゃが、よい。わしはブレーダーが好きじゃからのう」
「うれしい事言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん教えてやるからな」
言葉どうりに、奴は素晴らしいリンクスじゃった。わしはというと、
ネクストに与えられるダメージの波に、身を震わせ悶えておった
しかしその時、予期せぬ出来事が・・・
「うっ・・・」「弾が無くなりそうじゃ・・・」
「もうかい?以外に早いんだな」
「ち・・・違うのじゃ。実はさっき腕部武器を外しておってのぅ、ガレージに来たのもその為で・・・」
「そうか・・・」「いいこと思いついた。お前俺のとっつきを使え」
「何?とっつきをわしが使うのか?」
「男は度胸!何でも試してみるもんさ!きっといい気持ちだぜ!ほら、遠慮しないで装備しろよ!」
奴はそう言うと腕に装備したMUDANをパージし・・・その逞しい刀身をわしに突き出してきおった。
(他社のリンクスに武器を渡すとは・・・この男、何者じゃ?)
しかし、奴の硬く引き締まったとっつきを見ているうちにそんな変体じみたことを試してみたい欲望が・・・
「ならば・・・行くぞ・・・」
クン・・・ズズズ・・・ガシャン
「そ・・・装備したぞ・・・!」
「ああ・・・次は次元とっつきだ・・・」
「えぐらせてもらうで、K・K」
ウィーン、ズガァッ!!
「いいぞ・・・どんどんAPが減っているのが分かるよ・・・しっかりプライマル・アーマーを締めとかないとな」
ズガッ!ズガッ!ズガッ!
「ぐう・・・気持ちよい・・・!」
この初めての体験は、ロケットでは知ることのなかった絶頂感をわしにもたらした
あまりに激しい快感にとっつきを使い切ると同時に
わしのスタルカはリバードライブの装甲をたやすく抉ってしまった
「ハラショォォォーーーーーッ!!!!!!」
ボボボボボ・・・ズガーン
YOU WIN
「はっはっは、どうしたい」
「あまりに気持ちよくてな。とっつきを使ったのは初めてじゃからのう」
「だろうな・・・ところで俺のKIKUをみてくれ。こいつをどう思う?」
「すごく・・・二本目じゃ・・・」
「二本目なのはいいからさ、このままじゃ収まりがつかないんだよな」
「今度はガチバトルの番だろ?」「ああっ!」
いいぞ・・よく使いこなしてきてやがる・・・
「あ・・・・・」「何だァ?今とっつきを渡したばかりなのにもうか?弾使い荒いんだな」
「ち・・・ちがう」「なにぃ!?今度はKIKUを使いたいィ!?お前俺を武器商人と間違えてるんじゃねえのか!?」
「しーましェーン!」
「しょうがねえな、いいよ、いいよ、俺が機体を設計してKIKUもやるから、このままとっつきを使い続けちまえ!
お前が新たなとっつき職人になるのもいいかもしれないしな」
「ハラショー!!」
――と
こんなわけでわしは
次期とっつき職人に選ばれたのじゃ…
バロスwwwwww
普通に吹いた後読み直して、
>ド・ス「しーましェーン!」
脳内再生して吹いたw
GJ!
リアル烏龍茶吹いたw
久しぶりに来てみればなんだこの汚染度w
オーメル・サイエンス社---リンクス用の休憩室で、彼---「セロ」は、ベンチに横たわり、眠っていた。
誰もいない休憩室で居眠り。なんと気楽な光景だろう。
彼がオーメル社最強のリンクス、名誉あるNO.4であるなど、信じられないほど隙だらけだ。
・・・と、そんな平和な休憩室へ一人の女性が入ってきた。年は十代後半か、未だ幼さの残る顔つきをしている。
「セロさん・・・セロさん・・・!起きてください!!」
「ん・・・ああ、なんだ、ミドか・・・」
眠そうな目をこすりながら、セロは気の抜けた返事をする。
「なんだ・・・じゃないでしょう。こんな所で居眠りして。また訓練をさぼりましたね?教官、怒ってましたよ。」
「訓練なんていいじゃないか。大袈裟なんだよ。教官も。」
「よくありませんよ。週五回は訓練をサボるじゃないですか。大体そんなことではNO.4としての示しが・・」
「あー・・・わかったわかった。行ってくるよ・・・」
説教される事がよほど嫌だったのだろう。ミドの話を途中で切り、セロは休憩室を後にした。
「セロさんも、あのサボり癖が無ければ、結構タイプなのに・・・って何を言ってるんだろう私・・・」
ミドもまた、休憩室を後にした。顔を真っ赤に染めながら。
「ミドもなぁ、あの説教癖が無ければ結構タイプなんだがなぁ・・・って何を言ってるんだ僕は・・・」
セロはそんな独り言を言いながら、トレーニングルームへ向かう通路を歩いていた。
彼の思う女性が、同じような独り言を言っていたのも知らずに。
その数日後の事だ。
ミドに一つの作戦が言い渡された。GA本社に対するネクストによる直接攻撃。レイレナードに潜んだ内通者から齎された情報。
ミドに言い渡されたミッション・プラン。それは、その作戦の阻止。
僚機としてオーメル陣営の企業、ローゼンタール社から、NO.5 レオハルトのノブリス・オブリージュが付くそうだ。
ついでにノーマル部隊も援護に付くとの事。
(私がNO,5と共闘・・・?それにレイレナードの精鋭部隊の殲滅なんて・・・)
ノーマル部隊など、熟練のリンクスならば梃子摺る相手でもない。
レオハルトは彼女にとって心強い味方だが、それでも実質的には4対2だ。
(NO.30の私が、他社の強豪相手に勝てるの?こんなところで、私は死ぬの?)
レイレナード陣営の精鋭ネクスト部隊・・・ブリーフィングで聞かされた言葉が脳裏に焼きついている。
四人チーム、全員がオリジナル、レイレナードの切り札、そして、NO,1 ベルリオーズの存在。
これに勝てば、ほぼオーメル陣営の勝利は決まる。それほどまでに重要な戦い。
個室に戻っても、そのことばかり考えていた。作戦決行は、明日。死を覚悟していた。覚悟せざるを得なかった。
不意に、インターホンが鳴る。ドアを開けると、そこにはセロがいた。
「聞いたよ、レイレナードの精鋭と戦うんだろ。」
「・・・」
返事が出来ない。目から涙が滲む。
次の瞬間、彼女はセロの胸に顔を埋め、大声で泣いていた。
一瞬、ほんの一瞬だけ、セロは驚いたような顔をしたが、すぐ元に戻った。そして、言った。
「ミド・・・好きだ。絶対に、生き延びて・・・帰ってきてくれ。僕の為にも。」
ミドは、泣いていた。いつまでも、いつまでも。
と、ここまで書いておいてなんだが、エロシーンが書けませんorz
>>507 新しい職人、か…惹かれるな…
冗談はともかくGJです!気長に続きをお待ちしておりますので、頑張って下さい。
重箱の隅を突くようだが セロはNo.6じゃなかったっけ? No.4がレオハルトでNo.5はメアリーだよな。
511 :
セロミド作者:2008/10/06(月) 02:08:22 ID:e3GqQYoL
>>510 プランT 所謂痛恨のミスですね。
・・・どうやらロクに調べずに書いたのが仇となったようです。
お手数ですが脳内変換よろしくお願いします。
しかし、レオハルトとセロのナンバーを間違えるくせにミドのナンバーが合ってるという。
そんな自分が情けない・・・。
永遠に続くかと思われたミドの涙は、長い時間を要したものの、止まった。
時計の針は、もう11時を指していた。今二人はミドの部屋の中にいる。
正確には、ミドの部屋の中の、ベッドの上だが。
ベッド上で、舌を絡ませている男女がいる。言うまでも無く、ミドとセロだ。
深いキスをしながら、お互いの衣服を脱がす。一枚、一枚と取り去られる衣服。
二人とも数分の間に、あられもない姿となった。
「本当にいいんですか?私なんかで。」
ミドはもう落ち着いている。いつもの調子だ。
好きな男性がずっと側にいてくれたことが、彼女の心を助けたのだろう。
「今更何を言ってるんだ。僕は君でいい。いや・・・君が、いい」
そう言いながら、セロは背後から彼女の胸を刺激する。既に胸の頂上部は硬く尖っていた。
「そう・・・ですか。んっ・・・私も、貴方が、いいです・・・」
胸の刺激に悶えながらも、ミドは返答する
二人とも興奮してきたようだ。体位が変わる。
ミドがセロの肉棒を咥える形---つまり、フェラチオの姿勢になった。
「では、いきますね・・・」
セロの肉棒。小さくは無い。凄く大きいわけでもない。そんなモノをミドは舌で刺激する。
フェラチオなどしたことがない。話で聞いただけだ。というより性交自体がミドにとって初体験だ。
慣れない手つきと舌使い。だが、愛しい人を気持ちよくさせようと、一生懸命だった。
「そろそろ・・・イクよ、ミド・・・・あぁっ」
白濁液が口の中で放出された。二、三度むせる。少し溢してしまった。
「良かった・・・感じてくれたんですね。私、初めてなんで・・・上手く出来るか、心配だったんですけど。」
「実は僕も初めてだ、こんなことは。君とするのが、僕の初体験なんだよ。」
どうやらセロは童貞だったらしい。だが、自分も彼もしたことが無い。それは一つの親近感を彼女に与えた。
また体位が変わった。正常位。本番の姿勢だ。
もうミドの秘所は洪水の如く濡れている。セロの肉棒はまだ元気だ。
二人とも未だ二十歳の一歩手前。ギリギリ未成年。つまり、盛んな時期だ。無理も無い。
「準備はいいね?いくよ・・・ミド・・・」
処女と童貞の解遁が、始まった。
「っ!!」
彼女の秘所から血が溢れる。
「!・・・ご、ごめん!ミド・・・大丈夫・・・?」
「少し痛いです・・・でも大丈夫です。貴方と一つになれるなら、我慢できます。このぐらい。」
彼女は少し微笑んだ。よかった。セロは少し安心した。
「奥まで、挿れるよ。」
「ぁんっ・・・すごい・・・セロさんのが入ってきてます・・・」
彼女は感じてきているようだ。これだ。経験は無いし、知識もあまり無いが、解る。
始めはゆっくりと、そしてだんだん早く腰を動かす。
「あっ!あぁっ!セロさん!」
「うっ・・・すごい・・・!」
挿れただけでも射精しそうな感覚。駄目だ。彼女より先にイっては。
セロはなんとか我慢しながら腰を動かし続ける。
「あっ!あっ!あっ!あっ!!」
二人分の嬌声がミドの個室に響き渡る。
「もう・・・限界だ!ミド!」
「はいっ!セロさん!きてっ!きてくださいっ!!」
イった。二人が、ほぼ完璧に同じタイミングで。
行為が終わって、お互い疲れていた。そのまま、ミドのベッドで寝た。
シングルベッドだったので、少し狭かったが、嫌ではなかった。
明日、戦場へ行く彼女と、少しでも長い時間一緒にいたかったから。
オーメル・サイエンス本社、屋上、発着場---
輸送機の発進予定時刻まで、セロとミドは話していた。
「ごめんね、ミド。僕がその任務に就くべきだったのに。」
「いえ、いいんです。セロさんのおかげで吹っ切れました。セロさんは自分の任務に集中してください。」
セロもまた、今日、レイレナード陣営に対する攻撃任務を言い渡されていた。
単機でのアクアビット・エネルギー施設の襲撃。
現在、アナトリアの傭兵により、次々とレイレナード陣営主要リンクスが撃破されている。
更に、レイレナード陣営、最後の切り札であるネクストチームもGAへの直接攻撃の為に出払っている。
となれば、これ以上の好機は無い。セロは本社攻撃への足掛かりとして、この任務に選ばれたのだ。
「・・・分かった。僕は僕の出来ることを精一杯やるよ。」
彼女の愛機「ナル」が輸送機に運ばれる姿を見ながら、セロは言った。
「フフッ・・・変わりましたね。セロさん。少し前までは、あんなに子供だったのに。」
「守りたいものが見つかったからかな。僕が変わったのは。・・・あとさ、セロさんじゃなくて、セロでいいよ。」
「わかりました。では、そろそろ時間なので、行ってきます。・・・セロ」
「言ってらっしゃい・・・ミド」
ミドは輸送機の中に入っていった。「ナル」も既に積み込まれている。
輸送機のバーニアに火が点いた。屋上に設置された滑走路を鋼の機体が走る。
オーメル・サイエンス本社から離陸した輸送機はやがて、空の彼方に消えた。
「守りたいもの・・・か。」
我ながら臭い台詞を吐いたものだ。セロは自嘲気味に少し笑った。
だが、「守りたい」 その気持ちに嘘偽りは無い---
「目的地まであと100km。作戦開始に備えてください。」
「了解。」
オペレーターの事務的な声に、返事をする。
AMS接続、システムチェック、完了
プライマル・アーマー展開準備、メインシステム、通常モードから戦闘モードに移行
「ナル」起動開始
断頭台への行進。その第一歩が踏み出された----
…GJ!
そしてこの後の二人の事を考えると…あれ、何で目から汗が…(/ー ̄;)
まもなくミッションか・・・だが俺はあえてレオハルトを助けに行くんだぜw
ゲドファナやら主ジナなどを書いてた者です。
少し出来たので前半投下します。
気がついたら、ずいぶんといい思いをしていた。
グローバルコーテックス内でも中堅といった位置にまで昇った。同棲中のレイヴ
ンの彼女もいる。互いに常時生死の境に居るようなものだが、生まれつき性分か
ささくれた関係にはなっていない。
勘癪が多いのも彼女の性分だが、可愛いものだ。この日も男―アップルボーイの
耳に怒鳴り声が響いていた。
「もう勝手にすれば!!」
ただ今日のは少し話が違った。彼女―レジーナの怒声は涙を帯び、アップルボー
イがいつになく落ち着いていた。
事件は二人で向かった任務で起きた。
市街地を占領した武装集団の排除。良いことではないが、『管理者』が破壊され、
秩序が根底まで引っくり返りそうな現在では、なんら珍しくない話だ。
ただ、今回の誤算はテロリスト達もレイヴンを雇っていた。
『…死ねるか!!』
二人で追い詰め、もう敵の機体から火花が散り始めていた。
『卑怯とは言うまい…?』
敵ACは逃げ遅れた民間の自動車に銃口を向けた。
「なっ!?」
『こちらが離脱するまでに戦うようならすぐに撃つぞ』
劣性での人質。相手のバズーカなら一撃で粉微塵になるだろう。
『…アップルボーイ。救出は無理だここで叩こう』
二機だけの回線でレジーナが追撃を促す。確かに依頼の支障となる犠牲にしては
小さすぎる。ここで一気にACを撃破してしまうのが上策、と言うよりも当然の選
択だった。
しかし、アップルボーイのレイヴンらしからぬ善性がそれを許さなかった。
「…民間機の安全を最優先しろ」
『分かっている…』
敵は銃口を車に向けたまま、引き下がる。アップルボーイのエスペランザが急加
速して、民間機の盾に回った。
「レジーナ!!」
バズーカに被弾して右腕部がえぐられる。それでもアップルボーイはかばい続け
た。
レジーナの火力重視機体が一気に畳み掛けるように弾幕を張る。
『貴様らッッ……!!』
ノイズと共に敵ACが爆散する。
依頼は果たした。人も救った。しかし、レジーナはアップルボーイが許せなかっ
た。
「なんであんな事したッ!?」
敵勢力の消滅を確認して降り立つと、レジーナは一番最初にアップルボーイの胸
ぐらを掴んだ。
「…あんたのことだから大体分かるけど…それでもね!!」
アップルボーイの事を理解しているが故に、正当性も分かっている。
「ごめん。けどやっぱり…」
「〜〜〜ッッ!!もう勝手にすれば!!」
アップルボーイは死んでいたかもしれない。そう思うとレジーナはどうしようも
ないほど怖くなって涙が出た。
「この馬鹿ッ!!報酬も勝手に使えば!!」
その日から、レジーナは二人の家に戻らなかった。
それから十日。アップルボーイは憔悴していた。レジーナが本当に帰って来ない
のではないか。考えると、身体中が苦しくなる。
「もう帰ってきてくれないのかな…」
二人で過ごした時間が長いこの部屋は、今のアップルボーイにしてみれば監獄の
ようだった。家具から食器まで、全てがレジーナと関わってきた物だ。
作ってみたものの、まったく手をつけられないスープ。すっかり冷めて湯気も何
も立っていない。
やはりあの時二人で倒せば良かったのか。結果全てが丸く収まったが、アップル
ボーイにとって一番大切なところが壊れてしまったではないか。
喧嘩(と言ってもレジーナの一方的な叱咤)が多い二人でも、こんなに離れたの
は初めてだった。
結局少しも口にせずに、ソファーに体を沈めた。
「…よっ」
目覚めた時、まず目に入ったのは見慣れた姿。寝起きの脳が一瞬でフル活動した。
「レジーナ!?」
「合鍵で入らせてもらったから」
「…えっ、あの。あぁ…」
何から話せば良いのか見当がつかない。言葉にならないもどかしさがアップルボ
ーイの口から漏れた。
「こないだの、助けた人がコーテックスの施設来てて。どうしてもお礼がしたい
って言ってて。で、メロン貰ってきたの。助けたのは私じゃないし…」
レジーナは言葉を探して黙りこくる。待つだけでいい。待つだけがいい。アップ
ルボーイはソファーに沈んだまま、後ろ姿を見守った。
「悪かった…考えてみりゃ、私の方が酷いことしようとしてたのにさ…ごめん」
アップルボーイはようやく立ち上がって、背後からレジーナを抱き締めた。
「ありがとう。レジーナが僕のこと大切に思っててくれたんだって…すごく嬉し
かった」
「アンタってそういう恥ずかしいセリフ結構さらっと言うよね…」
もういつもの二人だった。
振り向いた時に、レジーナのショートヘアが鼻の頭をかすって少しくすぐったい。
「嫌いじゃないでしょ?」
「…本当馬鹿」
キスをした。
仲直り?謝罪?復縁?きっとどれでもない。ただ単純に好きなのだ。
後半はまだ構想段階です。
GJな作品が続出すれどもPS2が限界でついていけず…
でもここの(良い)変態さんは、ホントにいい意味で変態とだけは分かります。
では。
GJ!
後半楽しみにしてます
523 :
1/3:2008/10/09(木) 21:15:31 ID:ACVPu0q9
旧ピース・シティエリア。廃墟と化したこの町に、三機の輸送機が.飛行していた。
一機はミドの機体「ナル」を積んだ輸送機。
もう一機はローゼンタール唯一のオリジナル。レオハルトの駆る「ノブリス・オブリージュ」を積んだもの。
最後尾を行く機はオーメル陣営が集めた、精鋭のノーマル部隊。
内通者の情報により、レイレナードの部隊がこの地点を通る事は既に分かっていた。
レイレナード部隊の到着前に、こちらの部隊を展開し、待ち伏せで一気に叩く作戦だ。
輸送機からネクストが投下された。
「ミド・アウリエル君だね?私はレオハルト。今回の作戦、宜しく頼むよ。」
「いえ・・・こちらこそ宜しくお願いします。」
軽い挨拶を済ませる。
その直後、眼前のビルが砕け散り、ナルとノブリス・オブリージュの間を何かが掠めた。
薄緑色に輝く粒子の塊。レーザーのようにも見える、光。
それがコジマ粒子砲だとミドが気づいたのは、背後に控える輸送機がノーマル部隊ごと爆散した後だった。
「馬鹿な!?待ち伏せの筈が・・・先制攻撃を受けただと!?」
「・・・情報は罠だったという事ですか。」
ミドは冷静に、素早く状況を分析する。敵の一機はコジマ兵器、当たれば致命傷は逃れられない。ノーマル部隊は既に全滅。
完全な二対四。更に敵はレーダーに映らなかった。恐らく内一機は高精度のECMを所持----
「これで二対四だな・・・P・ダム。何故ネクストを狙わなかった。」
群青色に塗装したレイレナード製ネクスト「ラフカット」のブーストを吹かしながら、ザンニは問う。
「リンクス同士の闘いを邪魔する無粋な奴らを消しただけだ。私はリンクスとリンクスの闘いがしたい。」
薄桃色のアクアビット製ネクストが、再度武器腕のコジマ粒子砲と肩のPAチャージャーを起動する。P・ダムのネクスト「ヒラリエス」だ。
「あぁ!?てめぇ、ふざけんな!戦いなんて勝ちゃぁいいんだよ!素直にレオハルトの野郎をぶっ殺しやがれ!!」
「落ち着け、アンシール。やってしまった物は仕方が無い。」
BFFのパーツで構成されたネクスト「レッドキャップ」の搭乗者、アンシールはECMを展開しつつ、P・ダムを怒鳴り散らす。
それを宥めるのはレイレナード社、アーリヤフレームをベースに他企業の武装を盛り込んだ機体。
NO,1、ベルリオーズの愛機。「シュープリス」。
「各機、準備はいいな?敵はネクスト二機だ。潰すぞ。」
「了解」「了解した・・・」「解ったぜ。」
ベルリオーズの合図を受け、四機のネクストは戦闘を開始した。
524 :
2/3:2008/10/09(木) 21:16:13 ID:ACVPu0q9
「くっ・・・これでは我々が一方的に不利だ!」
ラフカットが前後左右上下に不規則にブーストする。ザンニの得意とする三次元戦闘に、完全にレオハルトは惑わされていた。
ラフカットが放つASミサイルとレーザー弾の回避のために、エネルギーは少しずつ少なくなってきている。
かといってエネルギーの回復のために足を止めれば、ヒラリエスからコジマ粒子砲とプラズマ弾が飛んでくる。
ミドも同じだった。レッドキャップの精密な射撃に足止めされ、思うように動けないまま、シュープリスの圧倒的な技量に翻弄されている
「期待外れだな、ローゼンタールのオリジナル。終わりにさせてもらおうか。」
P・ダムがそう呟くと、ヒラリエスの、腕と一体化されたコジマ粒子砲の銃口が一層に光り輝いた。
しかし、腕に収束された粒子の塊は、結局放たれることは無かった。
何故なら、粒子砲のチャージの為、殆ど無いに等しいプライマル・アーマーを弾丸が貫いたからだ。
プライマル・アーマーを貫通した上で、ヒラリエスのコア---それもコクピット部分を、その弾丸は正確に射抜いていた。
搭乗者を失い、薄桃色の巨人は地に臥した。
「遠距離からの攻撃・・・援軍?」
ミドが弾丸が放たれた方向を見る。ネクストが一機。
なんとも特異なシルエットを持った機体が、そこに居た。
元々はローゼンタール標準フレーム、「オーギル」と思われるが、もはや原型を留めておらず、
辛うじてコアと頭部のパーツで判別できる程度だ。腕のパーツはGA製、足はBFF製の中二脚。
更にレオーネのレールガンと、鳥殺しのアンジェ。彼女が使用していた筈の特別製大型レーザーブレード。
肩にはレオーネ製軽量ASミサイルとアクアビット製軽量プラズマキャノン。
統一感の無い、滅茶苦茶に組み合わされたようなネクスト。ミドの知る限りこんな物を使うリンクスは一人しかいない。
通称「アナトリアの傭兵」 近年多大な戦果を残し続けている、正体不明のリンクス。
オーメル陣営で在りながら、顔を見ることはおろか、声すら聞いた者が居ない。
判明している事は、驚異的な戦闘力のみ---
「援軍か・・・有難い!済まないがベルリオーズの足を止めてくれ!頼む!」
レオハルトが突然の来訪者に対し、支援を求める。
返事は無い。シュープリスに向かって放たれたプラズマ弾が、返事の代わりだった。
「三機目だと!?糞が・・・!聞いてねえぞ!?」
ナルをスナイパーライフルとキャノンで狙撃しつつ、アンシールが叫ぶ。その声は苛立っていた。
「慌てるな。援軍とはいえ、たった一機。残りの二機は既に手負いだ。仕留めて見せろ。」
迫り来る薄紫色の刃の切っ先を回避しながら、ベルリオーズが落ち着いた声で言った。
ベルリオーズは気付いていなかった。アナトリアの傭兵が来た時点で、状況はオーメル側に傾いていることを。
525 :
3/3:2008/10/09(木) 21:16:56 ID:ACVPu0q9
戦闘開始から数分が経っていた。
アナトリアの傭兵とベルリオーズ。レオハルトとザンニ。ミドとアンシール。
戦闘は完全な個人対個人に変わっていた。
ナルの右腕に装備されたレーザー・ライフルの光線が、レッドキャップの右肩、ECM装置を射抜く。
アンシールは即座にレッドキャップを操作。爆発する前に、両肩のハードポイントからECM装置をパージする。
「クソッタレ・・・!おい!ザンニ!接近されたぞ!早く援護しやがれ!!」
後ろにレッドキャップのブーストを吹かし、ナルから距離を取ろうとする。
「随分偉そうな態度だな、アンシール。私も今、手が離せんのだ。決着が付いたら、行ってやる。」
台詞が言い終わるか終わらないかの間に、巨大な六本の閃光がラフカットに放たれる。ノブリスの肩に装備されたハイレーザーだ。
致命傷は免れたが、左腕が、装備されたスタンダード・レーザーライフルごと消し飛ぶ。
「ちっ・・・全く、流石はNO,4と言ったところか。援護は無理だ。諦めろ。」
ラフカットを操作し、右手の突撃型ライフルで応戦しながら、ザンニは冷たく言い放つ。
「畜生・・・!!だから俺は言ったんだ!まずレオハルトを殺せってよ!P・ダムの糞が!昔からアイツはどうも気に食わなかったんだ!」
「戦闘中にお喋りとは、随分余裕そうですね?」
いつの間にか、ナルは目の前に迫っていた。
横に薙ぎ払われたEB-O305---刀身の長さを追求した、オーメル製レーザーブレードが、レッドキャップの左前足を半ばから両断する。
「このアマッ・・・!!ふざけやがって・・・!!」
アンシールは肩のスナイパーキャノンをパージすると、レッドキャップの左腕、DRAGON SLAYER を起動した----
ベルリオーズは、自らが劣勢に立たされていることを、未だに信じられなかった。
だが、目の前のこの男---アナトリアの傭兵---は確実に、自分を追い詰めている。
両手のライフル銃は、何発か命中したものの、決定的なダメージは与えられていない。グレネードは、幾ら撃っても掠りもしない。
逆にこの男は、距離を離せばレールガンとミサイルで的確なダメージを与えて来る上、詰めれば左手の MOON LIGHT で攻めてくる。
少し気が緩めば、即座にプラズマ砲を放つ。距離でも技術でも、全く隙が無い。
さて、どうするか---思案していた所にすかさず MOON LIGHT が振り下ろされる。
プライマル・アーマーごと右手のBFF製ライフルが薄紫色の刃の餌食となる。
「当ててくるか・・・!!」
驚異的な戦闘技術に、思わずベルリオーズは舌を巻く。
戦闘開始から、早十分ほど経過しようとしていた----
よくできてる。GJ!
戦闘描写カッコいい。
羨ましい才能だ
528 :
1/4:2008/10/12(日) 02:09:23 ID:eCsKeSTG
荒れ果てた大地に、砂塵が舞う。日は、落ちようとしていた。
銃身の三分の一が溶解し、使い物にならなくなったBFF製ライフルをアナトリアの傭兵に向け、投げつける。
溶解したライフルはプライマル・アーマーに弾かれ、火花を散らしながら、あらぬ方向に飛ぶ。
これは相手の隙を作るための動作に過ぎない。狙うはアナトリアの傭兵の足元。
直接当てる気は無い。外した際のリスクが大きすぎるからだ。グレネードが炸裂する。
轟音、爆炎、---プライマル・アーマーが爆風の衝撃で減衰する。
「世界は、私たちが変える---レイヴン、貴様に邪魔はさせん。」
ベルリオーズはここで劣勢を一気に巻き返すつもりだ。
アサルトライフルをアナトリアの傭兵に向けて連射する。プライマル・アーマーが正常に作動しない今が好機---
コア周辺に弾痕が出来る。アナトリアの傭兵は、レールガンを放ちつつ後退しようとする。
その隙を逃すほど、ベルリオーズは甘い男ではない。
畳み掛ける---!更にシュープリスに装備されたグレネードランチャーを交え、猛攻を加える。
レールガンの外装が砕け、破片が飛び散る。右肩の装甲に穴が開く。
アナトリアの傭兵は、後ろに下がりつつ、破損したレールガンをパージし、同時にASミサイルを連射する。
フレアを射出---ミサイルの軌道が歪み、地面に当たり爆発するもの、空中で放たれた熱源にぶつかり、爆散するものが出る。
地表で、空中で爆発したミサイル。砂と黒煙が巻き上がる。
「・・・!煙幕のつもりか・・・!!」
突然の視界の縮小---に動揺し、シュープリスの動きが一瞬止まる。
その刹那、黒煙の外から一筋の閃光---プラズマ砲がシュープリスに向かって放たれた。
瞬間的に反応し、直撃を避ける。右手が吹き飛んだ。上にブースト。黒煙から脱出しようとする。
しかし、それすらアナトリアの傭兵の計算内だった。
シュープリスが空中に飛び立つ。黒煙は消え、視界が開ける。
目の前に一機のネクスト。左腕から光の束。頭部パーツが焼き切られた。
プラズマ弾が右足に命中する。膝から下が本体から離れる。
機体が、安定を崩し、地表に落下する
「良い戦士だ・・・感傷だが、別の形で出会いたかったぞ・・・。」
コアが両断された。
529 :
2/4:2008/10/12(日) 02:09:56 ID:eCsKeSTG
DRAGON SLAYER---刀身を短くした代わりに威力を追求したレーザーブレード。
ナルの装備しているEB-0305とは真逆のコンセプトだ。
リーチの長い武器と短い武器。この二つの武器が戦うとするならば、よほどの使い手で無ければリーチの長い方が勝つだろう。
残念ながら、アンシールは「よほどの使い手」では無かった。
「糞・・・ッ!糞・・・・ッ!!!当たりやがれっ!!!」
当たらない---アンシールは狙撃を得意としている。だが、接近戦は大の苦手だった。
だからこそ、このネクストチームでは完璧に後方支援に徹していたのだ。
一対一。これこそがアンシールの最も恐れていたことだった。
「遅い!」
ミドの掛け声とともに頭部が、首から切断される。既にレッドキャップは満身創痍だった。
「畜生!卑怯じゃねえか!!オイ!こんなのアリかよ!?」
状況は最悪だ。今さっき、ベルリオーズの反応が消えた。
NO,1、そしてチームリーダーでもある彼が死んだのであれば、もはやこの戦、勝ち目は無い。
だが元よりこの作戦自体、特攻に等しい。逃げる手段など無い。勝つか、ここで無残に屍を晒すかだ。
「覚悟を決めろって事かよ・・・・!!」
ナルのロングレンジブレードが再度光る。
DORAGON SLAYER が起動され、三本足のレッドキャップがナルに向かって切り込む。
ナルのコアに、横に薙ぎ払われたショートブレードが命中する。しかし、リーチが極端に短いその刃は、機関部に届くことは無かった。
ナルのジェネレーターが露出する。後一歩、いや、半歩踏み込んでいたら、ジェネレーターごと切られていただろうが---
「惜しかったですね。」
ロングレンジブレードは、正確に、コアと脚部の間、ハードポイントを切り捨てた。
胴体と脚部が離れ、鉄の巨人の上半身が、砂上に落下した。
「敵ネクスト、撃破しました。」
勝利の報告。
残るネクストは一機。
530 :
2/4:2008/10/12(日) 02:10:37 ID:eCsKeSTG
ノブリス・オブリージュが、白銀に塗装された腕を振り上げ、ライフルを放つ。
クイックブーストを活用し、ラフカットはライフル弾を巧みに回避する。
「なるほど、強いな。だが・・・」
ザンニは、既にレオハルトの攻撃パターンを見切っていた。
「NO,4」---上から四番目の実力者。その先入観に騙され、一時は左腕を破壊されると言う失態を犯した。
だが、今ならば言える。彼---レオハルトは、NO,4の器では無い。
レオハルトは、そのプライドの高さ故に背中の、明らかにネクスト戦では重荷にしかならないハイレーザーをパージしようとしない。
国家解体戦争では、ネクスト同士の闘いは展開されなかった。敵は圧倒的に性能の劣る、MTかノーマル。または通常兵器か。
そして彼は、国家解体戦争以降はローゼンタールの切り札などと祀り上げられ、温存されていた。
つまり、リンクス戦争での出撃回数が少ないのだ。
だからこそ彼は、未だにその高負荷の、非効率的な、象徴性のみの三連ハイレーザーキャノンを愛用しているのだ。
そして、今のレオハルトは最初と比べて明らかに操作が雑になってきている。心の奥底にあるのは、焦りか、苛立ちか----
「その程度の実力でローゼンタールの切り札?笑わせてくれる。お前は騎士ではない。只の犬だ。」
「なんだと・・・!?勝手なことを・・・!!我が名に懸けて、貴様は倒してみせる!」
ノブリス・オブリージュが背部の三連ハイレーザーを構えた。彼は挑発に乗った。完全に予想通りだ---
「落ちろ----レイレナード!」
左右両方のハイレーザーが起動し、計六本の光の柱が放たれる。空中、しかも近距離にいるラフカットに、当たらない筈が無い。
レオハルトは、勝利を確信していた。
ザンニは、素早く機体を操作する。前方に、少し高度を下げる為に、ノブリス・オブリージュの足元に向かって、クイックブーストを起動した。
ハイレーザーが、頭部、コアの上部、両肩の上半分、肩のASミサイルを抉り取った。だが、これでいい。
残りの武装は半マガジン分しか弾の残っていない、アサルトライフル。これだけあれば十分だ。
完全にノブリス・オブリージュの懐に入った。レオハルトは、慌ててハイレーザーの構えを解き、ブレードで応戦しようとする。
もう---遅い。尊敬すべき師、ベルリオーズが以前シミュレーターで使用していた戦法を思い出す。
ノブリス・オブリージュのコアを、レイレナード製突撃型ライフル「MARVE」の、鋭利な先端が貫いた。
「!!」
レオハルトは驚愕する。一発、二発、三発----銃弾が撃ち込まれる。ブレの強いこの銃も、突き刺し、固定すれば、外す道理はない。
十五発----全ての弾丸を撃ちつくした。もう弾は残っていない。
砂漠に立っているのは、戦う力を失った巨人と、胴体に巨大な風穴が開いた、動くことの叶わぬ巨人。
アナトリアの傭兵と、ナルが、遠くから、ブーストも使わず、ゆっくりと近づいてきた。
「・・・個人では勝ったが、チームでは負けたと言う事か。まあいい。敗者は死ぬ。それがこの世界だからな。」
戦う力を失った巨人---「ラフカット」が、プラズマの塊に呑まれた。
531 :
4/4:2008/10/12(日) 02:11:19 ID:eCsKeSTG
--俺は、死んだのか?
いや、息はある。目を開ける。少し、ほんの少しの間だけ気絶していたのだろう。額から血が出ている。
見慣れたコクピットの中。国家解体戦争から変わらぬ機体。接続は切れている。
AMS再接続---脚部に異常有り、頭部に異常有り---接続率38%、プライマル・アーマー起動不可能---
脳に直接、情報が送られてくる。サブ・カメラから見える光景。アナトリアの傭兵---そして、自分を叩きのめした、あの女。
恐らく、輸送機を待っているのだろう。二機のネクストは、並んで立っていた。
「この程度で勝った気でいやがる。屑が・・・・・!!」
接続率は40%を切っている。プライマル・アーマーも展開できない。いや、これでも良い。
そう、右腕---スナイパーライフルを持った手さえ動けば良い。
悟られないように、ゆっくり、ゆっくりと狙いを定める。俺はアンシール。ただで死ぬ男じゃ無い----
狙いはあの女。P・ダムといいコイツといい、自分の関わる女にはロクな奴がいない。
ロックオンカーソルが赤く染まった。
「オーメルの時代遅れが・・・!!死に腐れ!!!」
銃弾が、放たれた。
プライマル・アーマー解除。メインシステム、通常モードに移行。
たった七人の決戦。それはオーメル側の勝利に終わった。
リンクス戦争の勝敗に直結する、この決戦に自分達が勝利したのだ。
ミドは勝利と生還に歓喜していた。
生き残れた---私は生き残れたのだ。大きく深呼吸をする。生きている。
帰ろう。オーメル・サイエンス社へ、あの人が居るところへ。
きっと喜んでくれるだろう。長かった戦争ももう終わり。オーメルの勝利は決まったも同然。
戦争が終わったら、何をしようか。何処かに出掛けるのもいいだろう。
勿論一人では無い、セロも一緒に----
機体に鈍い衝撃。
銃弾が、露出したジェネレーターに突き刺さった。
---熱量上昇、ジェネレーターに異常発生。
え?---何が起きたか一瞬分からなかった。
ジェネレーターがスパークする。エネルギーの塊。ネクストの心臓と言っても良い、それ。
軽量型のネクスト一機、内側から完全に爆破できる程度の出力は、十分あった。
セロ----ごめん。約束、守れなかったみたい。
ナルが爆散した。
やあ (´・ω・`)
厨二病全開の駄文を長い間読んでくれてありがとう。
このコジマジュースはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「もうエロは無い」んだ。済まない。
ここはエロパロ板だしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、僕のここまでに至る駄文を読んだとき、君は、
きっと言葉では言い表せない「抜けない」みたいなものを感じてくれたと思う。
ノーマルな作品でもいいんじゃないか?そう思ってこんな駄文を書き綴ったんだ。
じゃあ、注文を聞こうか。
ナンバー間違えました。三つ目は2/4ではなく3/4です
>>532 エロがないのは場所的にあれだが、非常によかった、GJ。
感傷だが、違う場所で会いたかったぞ。wikiとか。
>>478 銀:児戯じゃのーお前さん
王:私ではこんなものか…
的なものか
背に当たった腹の感触にレジーナは驚いて、アップルボーイと向き合った。
「まさかあれから食べてないんじゃないか?」
「えっ…あ、うん。食べられなかったって言うか…」
「あぁもう!!ホントにっ、いま何か作るからちゃんと食べなさいよ!」
突き放して、レジーナはキッチンに駆け出す。
「ちょっ…と……。せわしないなぁ」
アップルボーイはもう一度ソファーに座って心から安堵して微笑んだ。
「…どうなの?」
「何が?」
「〜!味とかさぁ!!」
向かいのレジーナが机に拳を振り下ろすので、せっかくのオムレツのソースが震
えて散った。
「お、美味しいよ。うん」
同棲して結構な月日が経った。互いの好みはとっくに承知している。それでもな
にか言葉が欲しいものなのだろうか。とアップルボーイは少し疑問だった。
「ま、いいや。それより早くしちゃってよ…私も食べたいから」
「なんか…エッチしたいからってそんなあからさまに…痛いっ!」
「メロンだよ!!」
ゴッと頭を殴られた。レジーナは顔を赤くしてふんぞりかえる。さすがに今のは
やりすぎたとアップルボーイはうつむいたまま悪戯っぽく笑った。
「じゃあ、やっぱり今日はやめとく?レジーナも出かけて疲れてるみたいだし」
「えっ?」
「だから、今日はエッチやめとこうか?って」
喧嘩の後に二人で寝るのは、暗黙のルールだった。
「えっ…いや、そんな疲れてはない…かな…だから……」
「だから?」
レジーナはらしくなく、おろおろとして今にも泣きそうだった。その顔が可愛い
からこういう意地悪をやめられない。
「…したいから、そういうのやめてよね……本当恥ずかしいんだから…」
ベットの上でのレジーナはしおらしい。
「…やっ、ま!」
仰向けになってアップルボーイの口による女性器への愛撫に、ただ身を震わせた。
曲げた人指し指をくわえて、漏れる声を防いでいるだけだ。
「声、隠すことないよ。もっと聞かせて」
「また、変なこ…と言っ…ああ!」
アップルボーイの舌がレジーナの隠核を弾いた。思わず大きくなった声は、やは
り恥ずかしい。そんなことはお構い無しにアップルボーイはレジーナのものを口
で愛し続けた。
「顔離してぇ…もう、っ!イッちゃ…う……ん!!」
耐えきれず、レジーナは腰を浮かせて絶頂を迎えた。
「だから…ヒクッ!言っただろ…エグッ」
「何にも悪いことないよレジーナ」
上に上って、指でレジーナの涙を掬う。
「可愛い」
キスが心を暖める。
アップルボーイのと自分のと自分の愛液のブレンドを飲み下した。
誤解を恐れず言えばセックスは好きだった。快感を求めているだけでなく、普段
言えないような心情をアップルボーイに告白出来る。恋人に尽す歓びも知ってい
る。日常では恥ずかしさが先だって、強く出てしまう。
「…いくぞ?」
「うん。いいよ」
逆転して仰向けに寝るアップルボーイの下半身に股がるように膝立ち。騎乗位。
こう言うとき意外に意地悪なアップルボーイは自分からは動かない。レジーナが
進んで腰を沈める。
「ハあぁん…!」
先端が埋まるとレジーナは歓喜の甘い声をあげた。
出会ったのは観戦に行ったアリーナでだった。
レイヴンには有り得ないような人種で、第一印象は情けなさが全面に出ていて、
友人に話した言葉を使えば『ホント最低』だった。
いまレジーナはその男と情事に耽って大いに乱れている。他の誰にも聞かれたく
ないような、甘い言葉もアップルボーイにだけは言えた。
自分が変わったとは思えない。
理由が何であれ、気が付けばアップルボーイの事ばかり考えていた。結局、交際
を申し出たのはレジーナからだった。それが間違いだったとは思っていない。
感傷が体を熱くした。
「あぁ!…もっと、突いて!!はあ、はああ!!きゃあん!」
アップルボーイは腰と尻を掴んで、自由にレジーナを動かす。意外と大きい手だ
った。アップルボーイが起き上がって、ベットの上で向かい合って座るように組
み変わる。レジーナの乳房に吸い付いた。
「あっ!両方なんて…!んんっ!」
レジーナ曰く『まだこれから』の胸に顔をうずくめて先端をいじめる。
「あっ!あっあっ!!これ…スゴい、ん!!」
肌が赤みを帯る。視界が溶けていく。アップルボーイだけしか見えない。揺れる。
「イく!もう…また!!ひぃ!!…ぃん!」
「レジーナ…僕もっ!!」
「くん!おぁ……あアあぁ!!!」
体の中で爆発が起きた。衝撃は脳髄まで僅かな緩和もなく、フルに快感を叩き込
む。射精が終わってしばらくしてもレジーナはその快感に体をよじりながら絶頂
を味わい続けた。
「…!!馬鹿ァッ!今日危険日じゃん!!」
「……えっ!?えぇ!!」
睡魔が瞼を重くしている最中にレジーナはふとして、月のものを思い出して血が
引いていくのを感じた。
「あぁもうホント馬鹿!っ〜馬鹿!!死ね!!ホント馬…あぁもう!!」
「ごめん!どうしよう…ごめんなさい!」
アップルボーイがうろたえているのを見ると、何故か落ち着きを取り戻した。
「死ぬって言ったけど、言うと本当に死にそうだからやっぱり死ぬな…あとやっ
ぱり忘れてたの私だから馬鹿じゃないから…もし、出来ても、私は構わない…構
わないって言うか、うん。だから良いよ。おやすみ」
「おやすみ…って……それ?え!?ねぇ!!」
「うっさい!恥ずかしいんだから空気読みなさいよ!!」
怒鳴って怒鳴って、時々甘えて。いびつかもしれないがこれが二人の性に合う。
多分こうしているのが好きで、幸せなんだ。レジーナはそう思いながらそっぽを
向いて眠った。
大好きなメロンよりもっと好きな甘い林檎。見えないようにレジーナは微笑でいた。
以上です。
携帯からしか書けない状況なので改行が上手く言ってるかは分かりません。
最後の一行は一文字だけだと締まりが悪いので故意にやってます。
それ以外にあったら完全にミスです。すいません。
では。
>>539 GJ!いや〜ラブラブなカップルはええ喃w
只、この後のトルーパパの出方が凄く気になるw
保守〜
まとめサイトってあるの?
あったけどなくなった
いや、まとめスレは存在はしているけど、管理人が管理を放棄してそのまま。
その上、勝手に自分のSSを書き込んでいる奴が居る。
AC萌え燃え保管庫に行けば過去ログが読めるから良いけどね。
あそこの過去ログは自分もお世話になってます
この空気、久しぶりだな
・fa主×セレン
・前スレ「二日目」からの続き物
・前半エロ無し
・コミカルすぎる点があるので、ご注意を
「邪魔しているぞ」
言われなくても、それはわかる。
「ああ、オーバーホールの件だがな。予定よりは幾分、早くなりそうだと言うことだ。よかったな」
それも、整備班のお兄さん方たちと会話をしていれば、なんとなくでわかる。よいか悪いかは別に
しての話だが。
「む……おい、ストックが切れているぞ。点検不足だな。マイナス1点だ」
だが、上司であるはずの女性が真昼間の最中からガウンなぞを羽織って、自分の私室で缶ビールを
片手にくつろいでいるのは、流石の青年にも理解はできなかった。
「そんなに気にすることでもあるまい」
ぐい、と片手で青年へ酌をしながら、セレンは口をへの字にして抗議の声を上げた。
「シミュレーターで一汗かいてきて、虎の子の一杯を本当に残りの一杯にされちゃあ、誰だって泣き
たくなりますよっ」
「一汗というような時間ではなかったと思うのだが」
半分気の抜けたその液体を飲み干す青年を横目に、セレンがぼそりと呟いて持ち込みのファッショ
ン雑誌をパラパラと軽快な音を立てながらテーブルの上に広げた。
「それに汗をかいたと言うのであれば、シャワーが先だろう。浴びてこい」
「はい、はい」
「返事は一回でいい。後、シャワーと言えばここのバスタブは手狭すぎるな」
なんと返してよいのかわからずに、青年は肩を落してシャワールームへと歩き出していた。
「もう上がったのか」
見上げてくるセレンのガウンの合間から除く、白い谷間が目に眩しい。
「鴉の行水とは、お前のためにある言葉だな」
ひっきりなしにやってくる、古風めいた小言は耳に痛い。
二つの感覚器官に喜びと悲しみの相反した感情を訴えられて、青年は軽く眩暈を感じていた。
「野郎の風呂なんて、こんなものですよ。それよりもセレンさん……雑誌だけならとにかく、よく
見れば椅子やPCまで持ち込んで何してるんですか」
「不詳の弟子の指導にわざわざ出向いてきた師匠に向かって、その口のきき方はなんだ」
むっとした表情を見せて、箸と呼ばれる奇妙な道具でもってセレンは袋いりのポテトチップスを
器用につまんで自らの口へと運んだ。
「大体、片付いていない部屋は嫌いじゃなかったんですか」
「汚いからな、お前の部屋は。掃除しておいたぞ」
「へ?」
予想外の返答に憎まれ口を叩き合うのを中断して、青年が反射的に周囲を見回す。
「……どこも片付いてないじゃないですか」
「一体何処を見ている。ここだ、ここ」
視線を動かし続ける青年に、セレンがお行儀悪く箸であるエリアを指してみせた。
「ここ、って言われても――」
怪訝な面持ちを浮かべていた青年が、はたとその動きを止めた。
そして、呆れ果てた顔になって再び上を――セレンの満足気な笑みを確認する。
彼女のくつろぐ、部屋の中でもっとも広々としたそのスペースだけがチリ一つなく片付けられて
いたのだ。それも御丁寧にワックスがけでぴかぴかに。
「その、何ですか。これはつまり」
「お前も自らのテリトリーくらいは、やはりこうしてキチンと整頓しておかねばいかんぞ」
駄目だ、この人――。
天を仰ぐ気持ちで埃がかった自らの部屋の天井を見上げながら、青年は本格的な眩暈をおぼえて
いた。
「いつまでもそんな格好じゃ、風邪ひきますよ」
「平気だ。髪は念入りに乾かしている。ああ、ドライヤーは自分のを使ったから安心しろ」
もはや何を言っても手遅れ。
そんな気持ちになりなつつも、青年はある事柄が気にかかってセレンに声をかけ続けていた。
「いや、そうじゃなくてですね」
「――なんだ、言いたいことがあるのならはっきりと言え」
「や。あー……いいです、やっぱり」
デリカシーと打算の心から、遠慮がちに身を引いた青年にセレンが反応を示す。
「お前、何か隠しているな」
すぃっ、と切れ長の瞳を更に細めてセレンが専用の椅子から身を離した。
鋭いのは仕事の時だけにしておいて下さい。
喉元まで出かかった抗議の声をなんとか飲み込み、青年はその瞳から視線を逸らした。
「いえ、せっかくリラックスしているところに悪いんで、いいです。お気になさらず」
「隠すと為にならんぞ。いまの内に吐いて楽になってしまえ」
二人は身長なら、青年の方がいくらかも高い。
セレンの方から詰め寄られてしまえば、必然的に青年は彼女を見下ろす形になる。
「あー、えっと……ですね」
宙に泳がせていた青年の視線が再び彼女の方へと――正確にはそのガウンのはだけた、艶やかな
胸元へと引き寄せられていった。
「む」
遠慮がちとはいえ流石に間近でのことだったせいか、セレンも青年のその動きに気付く。
「この」
「馬鹿野郎ですよ、どうせ」
溜息混じりにそう言って、青年は半ば自棄になりながらその顔を、彼女の作り出したやわらかな
谷間の上へと近づけていった。
「……構わないぞ」
予期していたような罵倒の言葉も制裁の一撃も振ってこず、代わりに青年の耳へと届いてきたの
は、その一言だった。
とうとう自分も殴られすぎて、五感に異常を来たし始めたか―――
呆然とそんなことを思っていた青年の、最近良く手入れを始めた髪の上を優しく撫でつけてくる
感触が伝わってきた。
「本当は、ベッドは新調しておきたかったのだがな……」
ちぃ、と舌打ちをするのが直に伝わったきたが、この際それは無視することにして青年は更にそ
の顔を彼女の胸元へと埋めていった。
(これって……つまり、いいってことだよな)
どんな気の変わりようかはわからないが、意外にもOKが出たのだ。
眼前の好機をみすみす逃すようでは、真のリンクス足りえはしない。
そう教え込んできたのは、他ならぬセレンその人なのだ。
据え膳食わねば男のなんちゃらとかいうものあるし。
心の中でそう結論付けてから、青年は彼女のくびれたウエストを片腕で抱き寄せた。
「んっ……」
その挙動に、セレンが静かに目を伏せた。
完全に「食ってもいい」のポーズだと判断できる。
内心のガッツポーズを隠し、できるだけ乱暴にならぬように青年がそこに唇を重ねた。
たっぷりと時間をかけたその口付けと甘い抱擁に徐々にセレンの全身から、彼女特有の固さが抜
けおちていった。
表情も変わる。
紅潮していく頬につられるようにして、目付きからも普段の鋭さ以外にやや憮然としたような、
拗ねたようなものが覗き始めていく。
「っ、あ……」
抗いをみせるかのようなその表情に刺激されて、青年は思わず彼女の腰に回した指を引き締まっ
たお尻の上へと奔らせていた。
「セレンさんっ……!」
「そう、焦るなよ……ふふっ」
劣情に身を任せてそのまま彼女を押し倒しそうになる青年を、未だ自由を残す己が指先と声で押
し留めてセレンは部屋の隅に置かれた寝台に視線を向けてみせた。
「――っ!」
セレンの視界が急転する。
青年に勢いよく全身を引き上げられた彼女は、声も上げられないまま彼の両腕に身を任せるだけ
であった。
ぼうっと霞んできた頭の中で、これから自らが受けるであろう行為と青年の荒々しさに思いを馳
せて、彼女の半ば停止した思考が一層かき乱されてゆく。
(酔いが回ってきたのかもしれないな)
たかが半ダースで、情けないものだ。
自嘲の意味でない、なにかを愛でるような気持ちで苦笑を浮かべたセレンのその顔が、不意に凍
りついた。
(今、何か――)
俗に言うところの「お姫様抱っこ」の形で抱え上げられたままで、寝台の方へと仰向けに顔を向
けていた彼女の逆転した視界の中を、何かが通り抜けていった。
「今日のセレンさん、すごく魅力的ですよ」
馬鹿な。この区画内でヤツの生存など――いや、ここでならば、在り得る――!
青年の正に青臭い口説き文句も彼女の耳には届いていなかった。
寝台のある位置の更に奥、その汚れの染み付いた壁の上を再びそれが疾駆した。
なまじっかな飛び道具を受け付けず、黒光りするその胴体。
殴殺する武装の悉くをすり抜け、己の身体を次なる安全地帯へと運ぶ三対のその脚部。
背筋も凍る不快な羽音を立てて飛翔する、その薄羽根。
根絶して久しいと目していたその姿。
即ち、G。
『只今より、当施設内に置いて大規模な清掃、並びに消毒作業を行う。作業に従事する者以外は防
護服を着用して指定区画へと退避しろ』
棟内全域に非常事態を告げる警告音と、青年がつい先ほどまで肌を重ねていたはずの己が上司の
声が響き渡っていた。
『異論のあるものには特別に武装を赦す。お祈りを済ませてから作戦会議室へと足を踏み入れてく
るがいい――では、作戦開始だ』
ミッション、ミッション開始。それならば仕方がない。
多少の不条理さも、呑んでいかなければ生きていけないのがこの世界の掟なのだろう。
他に生き方も知らない少年だった頃から青年へと成長してきた男には、この程度のことは日常茶
飯時だと言えた。
「ロッカールームに、予備があったっけ……」
勝てない敵と対峙するのは、彼の流儀ではない。
恐らくは壮絶な奪い合いになる防護服の入手へと向けて、青年は行動を開始していた。
やっべー「続く」入れてなかったです。
久しぶりすぎて物凄い緊張がgggggggggggg
では……お早うの時間か。
続きはまたノシ
554 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 15:28:26 ID:/85Q8smF
フランシスカ「来たわあれがアナトリアの傭兵
ジーン行くわよ」
姉弟丼フラグ
>>553 お帰りなさい、お待ちしておりました。
しかし、セレンさんもGには勝てないか……
ウホッ!久しぶりじゃないか
ウホッ!いい読み手……読 ま な い か
しがない妄想をまた読んでくれてありがとう
実は虫嫌いな姐さんにもにょもにょしながら続きを書いております
SSの概要を説明する。
・fa主×セレン
・山猫師弟の「三日目」 昼 からの続き物
・ちょっと自分でも方向性がわからないぜメルツェェェェェル!!!!!
・以上の点にご注意してお読み下さい
以上だ。
投下を開始する。
時間は夜半過ぎ、とある独立傭兵業を看板に掲げる事務所兼ネクスト整備施設の一室でそれは行
われていた。
「虫のくせに……大きな顔をして歩き回るから」
クリップで一纏めにして提出された報告書へと目を通しながら、セレンは満足気な笑みを浮かべ
ていた。
「こうなる」
再生紙の端をピンッと細い指先で弾いてから、彼女はつい今し方熱い液体が足し注がれたばかり
のお気に入りのカップを傾けていった。
「美味い」
「そりゃどーも。そんなにパカパカ飲んで、寝付けなくなっても知りませんよ。俺は」
掘り出し物の年季の入ったコーヒーサイフォンに掌をあてながら、彼女の愛弟子で部下にあたる
青年が忠告の言葉を発した。
最近は恋人の役柄に加えて、妙な仕事まで押し付けられ始めているのが悩みの種ではあるが、そ
れはまた別の話であろう。
「水を注すな。勝利に祝杯は付き物だろう」
「勝利……ねぇ」
昼間に行われた、どこかのリンクスが灰になって燃え尽きそうな大規模駆除作戦の敢行によって
施設内のほぼ全域が消毒されていた。
それはもう、汚物はなんとかだとばかりにその道のプロの方々の手によって速やかに行われたの
だが、その後の有り様が青年にはどうにもよろしくなかった。
流石に仕事に必要な機材等にはシートによる保護が成された状態であったので、特に困ることも
なかったのだが、問題なのは部屋及び施設全域に染み付いた消毒薬独特の臭気であった。
ネクストの整備に携わる作業員たちは、その鼻を刺す臭いに難儀しながらも定時を迎えて、そそ
くさと退出を済ませていたのだが、この事務所の中の一室そのものを寝床として利用している青年
には、そのような逃げ場所は持ちえなかったのだ。
そんな施設内においても、今日の作業箇所の対象から唯一逃れた区画が存在した。
それが、セレン・ヘイズその人の私室である。
「さぼるなよ。まだまだ仕事はあるのだからな」
「まだまだです、か。そんなに溜めてるんなら、人の部屋に転がり込む前に片付けてきて下さい」
当初は青年の乱入を快く受け入れる素振りを見せた部屋の主も、明らかに暇を持て余していた彼
に「交換条件」だと称して次々と雑用を押し付けて来始めたのだ。
(にしても、アレの発生源に居た割には入室は拒まれなかったのは意外だったな)
心の中でもアレ呼ばわりなのは、一度セレンの前で実名を口にした際に大変な目にあったからで
あった。
結構かわいいヤツなのに、という感想は口に昇らせたことはない。
流石の彼も、彼女との間に築き上げてきた関係を、たかだか昆虫類の一種に対する見解の相違か
らこじれさせる気はなかったからだ。
「しかし……一人が寂しくてドアをノックするとは、お前も可愛いところがあるじゃないか」
「は?」
上機嫌のままで、急にそんなことを言い始めたセレンに青年が思わず間の抜けた声を上げた。
「身体の方はでかくなって、生意気な口をきき始めても根はまだまだ子供なのだな」
(コーヒーで酔えるのか、この人は)
突拍子もないことを口にし始めた彼女のその得意げな顔を、半ば呆然とした面持ちで見つめつつ
青年は作業に従事し続けていた。
電子ロック式のドアーを一々ノックしたのは、アレの発生源からやってきた自分にセレンが敵意
でもって反応してきそうで、純粋に怖かったからであった。
一人が寂しくてと言われて思い当たるのは、普段は当直の人間で宴会を開いたりする作業員が
今日に限っては仲良く全員退出という形だったので意味的にはわかる。
だが、その二つを繋げて考える彼女の思考が青年には理解できなかった。
自らの思考に埋没する青年へと向け、セレンが穏やかな口振りで声をかけてきた。
「そろそろ眠くなってきただろう。疲れているところに、悪かったな」
優しげな響きをもった彼女のその声に、青年の肌に寒気が走る。
非現実的な御都合展開が目前にあるとしたら、それはまず間違いなく――罠だ。
悲しいほどに戦場での生き方を叩き込まれてきていた彼の理性は、セレンの投げ掛けてきた労い
の言葉をそう認識していた。
「今日は色々とあって私も疲れた。床を貸してやるから、お前も来い」
そう言うと、髪留めを解いてセレンは腰掛けていた椅子を軋ませながら立ち上がった。
甘い誘惑の言葉に、やはりこれは罠なのだと意識だけは再認識する。
が、肝心の身体の方がついてゆかない。
虎穴に入らずんば虎子を得ず、だ――
昼間のお預けを喰らっていたダメージは予想以上に深刻だったらしく、そんな負け惜しみに似た
コトワザだかをもっともらしく例えに並べ立てながら、青年はふらふらとした足取りで気怠けに歩
を進ませるセレンの後を付き従っていった。
そんな風に疑念と期待に身を固くする彼の様子を、何故だかセレンは寝室の中に入ってからも上
機嫌のままで眺め続けていた。
「まあ、そう怖がるな……そうだ、今日は子守唄代わりに私の昔話でも話してやろうか」
隅から隅まで丁寧に手入れの行き届いた寝台の上に腰かけると、セレンはそんなことを口にした。
コーヒーの飲み過ぎで寝付けない自分の道連れにする作戦か。
もしそうならば、今が撤退を図る最後の機会だ。
隣の執務室に舞い戻れば寝具はなくとも夜を明かすくらいはわけがないだろう。
問題はどうやってここから離脱するかだが、それもどうにかなるはずだ。
「今日は、思いっていたよりも熱いな」
決断を下しかけた青年の鼓膜の奥へと、セレンの声が響く。
とさり。
何かやわらかい素材でできた物が寝台を覆う純白のシーツの上に、音を立てて落ちていった。
たった一つのその音が、青年の心の天秤の両端に乗せた恐怖と期待のアンバランスな関係を瞬く
間に逆転させていた。
「ふ……ぅ」
艶かしさを感じさせる吐息と共に、赤のクロークを肩から滑り落ちさせたセレンの姿が青年の視
界の内へと補足される。
だが、青年にとって真に驚愕すべき点はそこではなかった。
二人がいる寝室の中は、未だ明々と照明が灯されている。そんな状況だったのだ。
(脱いでいる……よな)
もう幾度かは彼女と肌を重ね合わせ、そのしなやかな肢体とやわらかな肌の両方を知っていた青
年ではあったが、それでも成し遂げておらぬ一つの願望が彼にはあった。
セレンさんの身体、暗いとこじゃなくてもっと明るいとこで見たいのです――
事あるごとにそう言いすがる青年に、セレンはいつも決まって冷たく突っ撥ねるだけだった。
そういったやり取りを繰り返すうちに、初めのうちはちょっとした好奇心から来ていただけに過
ぎなかったその行為が、青年の持つ独占欲を刺激する特別な行為のように感じられ始めたのだ。
だが、彼女の意向を酌まず無理矢理にというのはどうしても心理的なブレーキがかかってしまい
今では要求を受け入れぬセレンの頑なな反応を愉しむ程度に踏みとどまっていた。
それが一体、どういった心境の変化からなのか、今日の彼女は青年からせがまれたわけでもない
のに、自らすすんでその裸体を光の元にさらそうとしている。
(やばい、緊張してきた)
この情景を待ち望んでいたはずの青年が次第に落ち着きをなくしていく最中、白い肌の上から衣
服を滑らせていくセレンの態度は、それとは対照的にとても落ち着いたものであった。
部屋の入り口で立ち尽くすばかりであった青年の目には、既に薄い桜色の上下の下着を残すのみ
となったセレンの姿が映っている。
いよいよだ――
否が応でも高まる期待に胸を膨らませて、青年が彼女の一挙一動を見守る。
「ん、そうだな……」
そこに来て、セレンの両の指先が動きを止めた。
落ち着け、これはこっちが焦れるのを待つ誘いだ――
喉を鳴らしてその光景を見守る青年の目前へと、セレンが歩み寄ってくる。
(最後は俺の手で……そういうことですね。わかります、先生――!)
「よし、これにするか」
カチャリと小さな開閉音を立ててセレンは部屋の隅に設置されたクローゼットの中から、一着の
ネグリジェを選んでいた。
シルク製でかなり薄手の、しかも微妙にフリルつきのそれを手にセレンがその場から離れる。
そして満たされたような笑顔を浮かべ、手際のよい手つきでそれに身を包んでゆく。
色気よりも、どちらかと言えば可愛さを前面に出して作られたそれは、今日のセレンには意外す
ぎるほどに良く似合っていた。
そしてその行動も、青年にとっては意外すぎるものだった。
「え? 着るんですか……?」
しっとりしっぽり、な展開が目の前に迫っていたはずが、それが微妙に遠のいてしまった。
全力で肩透かしを喰らった気分の青年に、今度は寝台の上に腰掛けたセレンから声がかけられて
きた。
「大人しく待っていたな。偉いぞ」
可笑しい。
言い回しもだが、どこか決定的に意志の疎通にズレがある。
「さあ、お前もいつまでもそんな格好ではベッドにもぐり込めないだろう?」
絶対に可笑しい。
彼女の浮かべる穏やかな微笑みにも、何か大きな勘違いがある。
「脱がせてやるから、こちらにこい」
(どんなプレイですか、それは)
声に出してツッコミを入れたくなるところを、彼はギリギリで踏みとどまっていた。
ここまでの彼女の言動・行動共に、何か二人の間に大きな食い違いが起きていることは何となく
青年にもわかっていた。
本当なら、その食い違いを是正するべきなのだろう。
なのだろうが、怖いものみたさの好奇心とスケベ心とが半々でブレンドされた心境になってきて
いるのも確かだった。
「ほら、次はこっちの腕だ。……よし、いい子だ」
(いい子だ、と来ましたか)
セレンと同じように寝台の上に腰掛けた青年が、彼女の手解きに従いルームウェアを脱がされる。
実戦どころか、シミュレーターでの訓練でも、普段は絶対にこんな褒め方はしてこない。
「下は自分で脱げるな?」
その問いかけに対して神妙な面持ちで頷く青年へと、セレンは暖かみのある穏やかな眼差しを向
けていた。
大地の汚染も、そろそろ限界なのかもしれないな――
ふと、そんなことを思いつつも彼はアンダーウェアのみを身につけた状態になる。
そしてセレンと向き合う形になり、ネグリジェ姿になった彼女を見つめてみた。
肩口まで伸びた艶やかな黒髪と、この時代においてもあまり混血の感を見せぬ白い肌のコントラ
ストが良く映え、ほっそりとした手足は何故だか華奢だとまでは感じさせない。
(綺麗だよな、やっぱり)
あらためて青年は、そう思う。
希望通りの一糸纏わぬ姿には程遠いが、それでもいつものように暗がりの中でおぼろげに見える
のとは、やはりわけが違う。
「そろそろ灯りを消すから、遠慮はせずにこっちに入れ」
どこか心配げな様子で言ったセレンのその言葉に、青年は思わず「えっ」と口に漏らしていた。
せっかく、こうして彼女の魅力的な肢体をお目にかかることが出来たのだ。
もうしばらくの間はそれを眺めていたいとの思いで衝いて出たその一言を、しかしセレンは全く
別の意図として受け取っていた。
「仕方のないやつだな……」
クス、と可笑しそうに小さく笑みを見せたかと思うと、たじろぐ青年の腕を手にとり、それを自
らの胸元へと優しく引き寄せた。
「こうすれば、怖くはないだろう?」
あまりに自然な仕種でそうされて、青年は抗することもできずにセレンに身を預ける形になって
寝台の上へと倒れこむ。
それを彼女が全身で包み込むようにして受け入れた。
「本当に、身体ばかり大きくなって……な」
もう一度、彼女が微笑んでみせた。
なにか、ふとなにかの言葉が青年の口を衝いて出た。
頬が熱い。セレンが、驚くような表情を見せるが、それも夢の中の出来事のようで。
音もなく、部屋の中を照らす灯火が掻き消えた。
「セレンさん」
腕と吐息のその二つが押し包むように青年の頭部を撫でつけていたが、不思議と圧迫感のような
ものは感じられなかった。
「ん。どうした」
ぬくもりを感じさせるその声に、青年が大きくゆっくりと息をはく。
「寝ちゃってましたね。すいません」
「なにを謝る必要がある」
時計を目にしたわけではないが、結構な時間が経ってしまったことはわかる。
気恥ずかしさと安堵感とが、ごちゃまぜになった頭の中で青年は眠りに落ちる直前のことを思い
返していた。
「ストレイドの修理、終わったら、また俺、頑張りますから」
「いまぐらいは、そういうことは考えなくていい」
少し顔を動かしてそう言った青年の髪を、セレンが指でくしゃくしゃにしていった。
それが妙に心地良くて、青年は素直に頷いてしまう。
「私の方こそ、すまんな」
「似合いませんよ、セレンさんにはそういうの」
「こいつ……っ!」
「いててててっ! ちょ、ぬける、抜けますってば!」
遠慮なしに髪の毛をひっぱられて、青年がセレンの肩を叩いてギブ・アップのサインを送る。
そして闇の中で互いに顔を見合わせると、ひとしきりの間、笑いあった。
そこからは、二人で昔の話をした。
会ったばかりの頃は、お前は全然笑わない奴だったとか。
セレンは、男嫌いかと思っていただとか。
そういった他愛のない話を続けるうちに、二人はどちらからともなくキスを交わし始めていた。
「ん……ぅ、はっ」
「セレン、さ……ん」
始めはふれるように、そして次第に貪るように。
指先を絡ませあいながら、今度はそれで互いを語るのだとばかりに繰り返す。
「っ、ふ……世の中の、仕組みとは……意外に単純なものだな」
「俺も、いまそう思ってました」
ほんの少しだけ唇を離してまた言葉を交わす。
確かさと不確かさの両方を抱えたまま、二人は互いの衣擦れの音を耳にしていた。
濡れた水音と粗い息の音だけが、静寂の中に木霊する。
(そういや、今日は本当に二人しかいないんだっけ……)
ぴたりと唇に吸い付かせたセレンの秘裂の感触を丹念に味わいながら、青年はそんなことを考え
ていた。
「くっ!」
不意に青年の半身を強い圧迫感が包んだ。
ふふ、と小さくどこか勝ち誇ったような笑い声がそれに続いて、更にその圧迫感とぬるりとした
生々しい感触が増していく。
「どうした? こんな時にまで考え事か?」
「っ、お見通しですか、セレンさん……!」
「いい加減に、な」
青年の剛直した竿の部分を解放して、その先端をぺろりっと舐め上げてからセレンが言う。
「しかし、何度も言うが……本当にこの体勢はきつくはないのか?」
今度は心配げな声だ。
「平気ですよ。セレンさんって、見た目よりも随分軽いですし」
「む……」
二人がとっている体位は、いわゆるところのシックスナインの体勢であった。
例の如く青年が希望したのだが、今回のセレンはあまり難色を示さずにそれを受け入れたのだ。
だが青年への負担が気になるのか、はたまた自分の体重を気に掛けてか、いざ実際に行為に及び
始めると中々それに集中できない点があるようでもあった。
「やっぱり、普通にしないか?」
「大丈夫ですって。それにこの体勢だと、こう……触れている面積も大きくていいでしょう?」
「むむ……」
青年の主張を耳にして、尚もセレンは悩ましげに考え込む。
――好機だ。
その反応を盗み見て、青年は再びセレンの濡れそぼり始めたばかりの秘部に己の舌先を這わせた。
「ひゃぅ!?」
セレンの身体が、びくりと弾けるように反り返る。
「かわいい声――どうしたんですか、セレンさん。こんな時にまで考え事ですか?」
「こい……っ、あ、やっ――!」
「ここ、駄目なんですよねー」
跳ね回ろうとする尻たぶをやや強引に掌で押さえ込んで、逃げ場をなくしてから思う様かき回す。
徐々に溢れ出してくる温かなその液体は、もう片方の手で受け皿を作るようにして待ち受けた。
「ひ、卑怯だぞ! お前っ!」
「じっへんにひひょうもふひょもっへ」
「減らずぐちを――あ、ぁっ! お、まえ、はっぁ!」
堪らず、セレンが目の前にある剛直に手を伸ばす。
(は、反撃を――)
ぐいとそれを握りしめた彼女が、必死の思いでそれを実行し始めた。
好き勝手に、しかし丹念に弄ばれる快感に耐えながら、真上から覆いかぶさるようにしてセレン
は青年のペニスへと唇を近づけていく。
(もう、少し――)
目に物見せてやる。
心の中でそう念じて、標的に迫るセレンに追撃が来た。
「――ぁあ! や、はっ、ひぅっ! あぁ、っ!」
目の前で火花が散る。
そう錯覚を起すほどの衝撃と、痺れるような感触が彼女の全身を駆け巡っていた。
(い、一体なにが……)
振り絞っていた力も抜け、思わず青年の下腹部の上にセレンが崩れ落ちる。
その刺激が途絶え、青年の責めから解放されたにも関わらず、彼女は肩で息をついていた。
「セレンさん――?」
聞こえてくる青年の声が、妙に遠くからのものに感じる。
ぐったりと倒れ伏し、粗く呼吸を繰り返すと身体の奥からぶるぶると震えが起こってきた。
なんだろう、これは。
AMSの接続から解放された後に感じていた、あの安心感と虚脱感にも少し似ている。
でも、とてもあたたかい――
薄れゆく意識の中で、セレンは自らの身体を支える力強い感触を実感していた。
「――さん」
心地の良い眠りの中に、それは何度も割り込んできていた。
「……さん! ――さんっ!」
(うるさいな)
徐々にわめくようになってきた呼びかけに、彼女はもどかしげに手を振って見せようとしたが、
どうにも巧く力が入らない。
「セレンさん!?」
「やかましいっ!」
硬い手応え。
はっ、と気付いてみればそこにあるのは握り締めた自分の拳がひとつ。
「……いっつー」
「――ど、どうしたんだ、お前!」
声のする方を振り向いて見れば、そこには頬骨を押さえてうずくまる愛弟子の姿があった。
突然のことに巧く思考がまとまらなかったが、それでも彼女は迅速に行動を開始していた。
(もしや、企業から刺客か)
寝台と壁の間に据えつけた固定式のホルスターに素早く右手を伸ばし、目当ての物を手に掴むと
膝を畳んだ勢いで射撃の姿勢を整える。
セーフティに指をかけ、辺りの気配を探ってみるがそれらしい人影はない。
「ぐっ……」
「痛むか。少しの間だけ我慢していろ。すぐに片を付けてやる」
思っていたよりも傷が深いのか――
(おのれ……楽にはいかんぞ)
ぎり、と歯噛みして神経を集中させる彼女の肩に青年の指先が触れた。
「よかったぁ……」
「な、あ、後にしろ! 今はそれどころでは」
「良かった、ほんと俺、どうしようかと……」
「え、わ、ちょ――」
後ろ向けにひっくり返されて自由を奪われたセレンが、再度周囲の気配を探るが当然そんなもの
など存在するわけもない。
(どうゆうことだ?)
混迷する思考に首を傾げ、セレンは自分の上へと覆いかぶる青年の肩を叩いていた。
「まあ、なんだ。その」
なんとか落ち着きを取り戻した青年から事の顛末の説明を受けたセレンが、鼻先を指でぽりぽり
とかきながら口を開いた。
「あー……すまん」
乱れてしまったネグリジェで、膝を内股に寄せた格好で彼女は謝罪の言葉を口にした。
「いえ、俺もセレンさんがああいう風になるなんて思ってもみなくて、取り乱しすぎました」
「――っ! そ、そうではなくて、殴ってすまなかったと言っているんだ!」
「そんなの、慣れっこですよ」
けろりとして返してくる青年に、セレンはしばらく無言になって考え込む。
(そんなに、日常的に殴っていたか?)
「でも……セレンさんって、見た目に反して乱れる人だなって思ってはいましたけど」
「は?」
内心密かに思い悩むセレンを余所に、青年が感慨深げに喋り始めた。
「いやあ、あそこまで派手に反応してくれるなんて予想外でしたよ」
「……人をまるで淫乱かなにかのように言うなっ!」
一瞬なんのことを言われているのか理解できなかったセレンが、青年の言わんとすることに辿り
着き、食ってかかった。
「あー、そういう表現もあるな。確かに」
「忘れろ。いますぐに、だ」
チャキッ、と器用に音を鳴らしてセレンがピストルを構える。
「ちょ、それ、あぶなっ!」
「安心しろ。セーフティはして……あー、最近手入れしていなかったな。外れているかもしれん」
「キオクヲ、ショウキョシマシタ」
「よろしい」
わざとらしく銃口に息を吹きかけてみせてから、セレンはそれを部屋の隅へと投げ捨てた。
「ふぅ……で?」
一息だけ深呼吸をして、セレンが青年に詰め寄る。
「――え、なんですか。突然しおらしくなって」
「っ、この朴念仁が。先ほどのヤツだ。さっきの」
「……あー」
ポンと掌と握り拳を打ち合わせてから、青年が得心の表情を見せた。
「わかりました」
心得た、とばかりに青年がセレンの肩に両手をかけた。
「いや、それでは私はわからんのだが……」
「いえいえ。今度はちゃんと加減しながらやりますから、安心して下さい」
「何を――あっ!」
「いきなり、何をする!」
話の途中で再び寝台の上へと押し倒され、セレンが抗議の声を上げる。
「何って、さっきのですよね?」
「それはそうだが……あ、ち、違うぞ!私が言いたかったのはだな」
そこまで言って、セレンは「あー」だの「うー」だのと言葉を濁らせる。
「んん? つまり、ここを……」
首を傾げた青年が、顔を紅潮させて呻くセレンの下腹部にいつもよりもやや慎重な動作でもって
手を伸ばしていった。
「こう」
「ぃぅっ!」
「っと――」
びくん、とセレンの腰が跳ね上げるのを、さっと機敏に腕を引いて青年が避ける。
「これのこと、ですかよ?」
「そ、そうだが――でき、れば……説明を先に」
脱力し、首を横向きにくてっと倒したセレンが息を荒げながら声を発した。
(説明って……)
どうにも彼女の意図が見えずに青年は眉を顰めていたが、ややあってその答えに辿り着いた。
「ああ、なるほど」
合点はいった。
それと同時に、自分の口元が意地悪げに歪むのも青年にはわかった。
「セレンさんでも、知らないことがあるんですね」
「あ、当たり前だ」
先ほどの騒ぎもあって、今の室内には再び照明が灯されている。
その為、ニヤリとした笑みを浮かべる青年を克明に見ることとなったセレンは、背筋に軽い悪寒
を感じ、反射的に身を硬くした。
「じゃあ、今日は俺がセレンさんに教える番ですね」
「……お手柔らかに、頼む」
もしかしたら、自分はとんでもないことを言い出してしまったのでは――
今更ながらにそんなことを考えつつ、セレンは緊張の面持ちで青年の次の動きを待ち受けた。
「じゃあ、早速授業の方を始めちゃいましょうか」
きゅっと身を縮めるようにして、これから起こる事態に備えようとするセレンを前に、青年はこ
れまでに体験したことのない高揚感を感じていた。
「授業って、おまえ……あっ」
「ほら、聞き逃さないように注意していて下さいね。まあ、聞き逃したら追試決定ですけど」
青年の指先がセレンの秘裂の上に位置する、慎ましい形をしたぽっちへと伸びる。
「セレンさんが質問してくれたのは、ここのことですね?」
「あ、ああ――っく、あ、やめ……っ!」
「はい。返事は、はい、でお願いしますね」
くちり、と下の方も器用に音立てて弄り回しながら青年が「説明」を続ける。
「聞いたことくらいはあると思いますが……ここは陰核、クリトリスという女性器の一部です」
「クリ、とり……ぁ、ひっ!」
「ご存知でなかったですか? じゃあ、手入れの方もあまりされてないんですね」
彼女自身から溢れ出た愛液を中指へとたっぷりと塗りつけてから、それを使って優しく、丁寧に
青年がそこを擦り上げてやると、セレンが悲鳴じみた声を上げる。
「て、手入れは、していた……」
「そうですか。でも、それにしては初心な反応過ぎやしませんか?」
消え入りそうな声で、しかし律儀に受け返しをしてくるセレンを青年が更に問い詰める。
「じ、自分で強く触れるのは……なんだか、怖くて」
「なるほど。でもまだ、これで終わりってわけでもないんですよ」
青年の宣言に、セレンが「え?」といった具合で首を傾げた。
「ちょっと見え辛いとは思いますけど、ここをね。こう……」
「あ、んぅ……ひっ!?」
青年が彼女の陰核の包皮にあてがった指の腹を、やや乱雑な動きで剥き上げたのだ。
「さっきは、ちょっと調子に乗りすぎて強くしすぎたんだけど」
ふぅ、と息を吹きかけて青年が彼女の反応を見る。
「ぁあ……っ」
(ちょっと敏感すぎ、かな)
たったそれだけのことで、セレンはその身を戦慄かせて息を吐いていた。
「まあ、こういうことなんですけど。今の説明でわかりました?」
剥き出しのそこを放置したままで、青年が問いかける。
セレンは声も出ない。代わりに震える肩を押さえ込みながら、小さく首を縦に振るだけであった。
「流石、セレンさん。覚えが早いですね」
そんな彼女の反応に、下半身に強い滾りを感じつつも青年は賛辞の言葉を述べた。
「これ以上は、少し怖いかなって思うんですけど」
ついっ、と空いている方の指先をセレンの内腿に走らせ、その肌の火照りを確かめながら続ける。
それだけのことで彼女は強く反応を示す。
過敏になり過ぎている証拠だ、と青年は判断した。
なんとなく、青年の考えていることがセレンにはわかった。
無茶ばかりで後先知らずな部分も目立ちはしたが、それでも彼は自分のことを大切に扱ってくれ
ているのを彼女は知っていた。
その青年が、怖いと感じてくれていると不思議と自分では怖いこともそう感じなくなることも。
(どちらが無鉄砲なのか、これではわからんな)
こんな状況だというのに、震えは止りそうにないというのに、彼女は心の中で苦笑していた。
「構わないぞ」
我ながら、可愛げのない。
そう思いはしたが、青年にはそうは感じられていないようなのが彼女にとっては救いであった。
「セレンさん」
「どうせ、後二日すればお前はまた戦場に出る。それまでは、私が好きなだけ相手をしてやるから
余計な気など回すな」
セレンがそっぽを向く。
少しだけ、まともに顔を合わせづらく感じたからだ。
「さっき、仕事の話はするなって……いてっ」
「本当に口が減らんな。誰に似たのだ、全く」
「そりゃあ、ねぇ」
言わずもがなだ、と青年が片目をつぶってみせた。
「こいつ」
「また、手が出る。――ねえ、セレンさん」
「なんだ」
「したいですよ。俺」
くくっ、と苦笑いがもれた。
「そうだ。お前はその調子でいいのだよ」
「でも簡単にはさせてくれないんですよねー」
「ばぁか」
こつんと青年の顎に拳先を当てて、セレンが笑った。
青年も顔をしかめてから、笑い返した。
「ほら、来い」
「はい、はいっと」
「返事は一回」
「はーい」
「伸ばすな」
ぴちゅ、と吸い付いたものが離れる水音が彼女の耳朶を打つ。
リズミカルに動く指と、舌先の両方の責めにただ息をつくばかり。
「感じすぎて、つらくなったら蹴っ飛ばして下さいね」
そう言って笑っていた青年の、懸命な様子を目にしていると愛着の一つも湧いても仕方がない。
(いい訳だな)
惹かれたのだ。自分は彼に。
怒涛ように押し寄せる快楽の波と、煩悶する感情の渦に飲み込まれるのに彼女はその身を任せる。
「声、今日は気にしないで思いっきり出して下さいよ」
「ん……、はっ、やぁっ、ひっ、ひぅ!」
素直になっているのか、初めて愛撫を受けるそこへの刺激が強すぎるのか、青年に言われるまで
もなくセレンは普段よりも大きな嬌声を上げ、身をくねらせていた。
「凄いな。今、ここに俺を押し込んであげたらどうなるんでしょうね」
待ちきれない、といった感じで青年が身を震わせた。
「やっ、あ――くぅ、はぁっ……」
セレンもその情景を想像してか、一層大きな反応を見せて艶っぽく息を吐いてみせた。
「ここを、こうするのが気持ち良くて……」
くちゅり、ぴちゅ、にゅる……
「あぁ、ぅんっ! はっ、あぁぁ――」
「で、ここをこうされると」
むりゅっ、ぐちっ! びちゅっ!
「ぁあ、ぎっ! ひぅっ、はっ、あぐっ!?」
「少し、つらいんですね。だいぶ、わかってきましたよ」
這わした指先は決して離さぬままに肩で息をするセレンに優しく声をかけてから、青年は寝台の
上に膝立ちになって見せた。
「セレンさんの反応が可愛すぎるから、俺、もうパンクしちゃいそうです」
「あ……」
セレンの腰の上に迫り出すようにして現われた青年のそれに、彼女の目が気恥ずかしげに泳いだ。
普段であれば、暗がりの中で目にするそれも今日ばかりは照明の元でくっきりと目に映る。
ほんの少し逡巡してから、セレンが上体を起して身を乗り出した。
「んぅ……っ」
期待感からか、時折びくんと脈打つように動くその一物にセレンは手を添えて自らすすんで口を
近づけ、一気に口内へと包み込んだ。
「く、う……あいかわらず、すごい」
「んふっ」
以前と変わらぬ彼女の口内の気持ち良さと温かさに、思わず苦鳴の声をもらした青年の反応をみ
て、セレンがペニスを頬張ったままで誇らしげに笑みを形作る。
だが、それがどうにもくすぐったくて青年は思わず腰を引いてしまった。
「ぅ、ぷぁっ……あ」
ちゅぽん、と水っぽい音を引いて口の中から出て行ってしまったペニスを、セレンが物寂しげな
表情で見送った。
「――」
「ん……?」
その光景を無言になって見つめていた青年を、セレンが不思議そうにして見上げる。
「今のセレンさん、すっげーエロかった」
「な、なにを……」
言われてセレンの頬にさっと朱がさしていく。
自分が一体、どういう行動をとっていたのか自覚はあったらしい。
「そんなに大好きなら、ほら」
「あっ、んぶっ」
たじろぐセレンの頭を軽く引き寄せ、青年はますます凶悪さを増した一物を彼女の口内へと再び
捻じ込んでいった。
「ちょっとだけ、動きますよ。今度は逃がさないように頑張っていて下さいね」
「――ん」
観念した。
そういった感じでセレンが頷いたのを見て、青年は被虐的な笑みを浮かべた。
じゅぽっ、ずちゅ、じゅ、じゅ! ぐぽぉっ!
「ぐっ、く! は、はぁっ! はっ!」
傍から見たとしても、やや狂気じみた、少年の持つ残虐さをありありと滲ませ、青年はセレンの
口内へと矢継ぎ早に己自身の注挿を繰り返していく。
「んぅ、あ、っ――ぷっ、はっ……」
セレンがそれを懸命に受け止める。
暴君の如く青年の口辱を受け、当然苦しさも感じるが、彼を受け入れてやれるという心地よさも
そして自分自身への純粋な快楽もあった。
「くっ……は、ふぅ、はぁ、はっ」
青年の動きが次第にスパンを開け、ゆっくりとした優しげな動きへと代わり始める。
一方的な行為ではあるが、彼なりにセレンの限界はわかるのか、決して自分自身が達するまでと
強引に続けたりはしない。
それでも荒々しい行為であることに変わりはない。
口内を開放されたセレンはその口の端から、ひとすじの煌きを引きながら青年の身体にもたれか
かって息を整えていた。
その彼女の髪を、青年も自らの呼吸を整えながら慈しむように撫でてゆく。
ややあって、自然に二人の目が合った。
ちょっと心配げな、そして悪戯がばれてしまった子供のような表情の青年に、セレンは穏やかとも
挑発的ともとれる眼差しを送って見せる。
「ん」
彼女独特の、二人きりの時にだけの肯定の声に青年がやや緊張した面持ちで頷き返した。
セレンを押し倒しながら、抱き寄せながら青年がゆっくりとそこに折り重なる。
「セレンさん」
「ん――なんだ」
いつもよりもはっきりと、そしてたおやかに映る彼女の全身を眺め見てから、青年が口を開いた。
「その……せ、責任は取りますから」
自分でも、何故今になってそんなことを言い出したのか青年にもよくわかってはいなかった。
ただ、きっと笑われてしまうんだろう。と思ったりはした。
「――」
だが、それを受けたセレンの表情は至って真剣であった。
「大事してくれよ」
「え、そ、それは……」
「しろよ!」
「ぐえっ」
潰れた両生類のような声を上げる青年に、セレンがニカッと意地悪気に口の端を歪めてみせた。
その腕が寝台の横へと伸びて部屋の照明が落ちると、彼女は彼にそっと唇を寄せて囁いていた。
「っく、あっ! ふぅっ、あぁ……」
「セレンさんっ、くっ、はっ! セレ、んっ――!」
ぱん、ぱんっと時に規則正しく、時に不規則に柔肉の合わせ打つ音が闇に満ちていく。
廊下からの非常灯の光のみがほんの僅かに差し込む、暗がりの中で互いの存在を確かめるように
二人が激しくまぐわいを交わす。
瞳にぼんやりと映る輪郭の発する熱気と、ぶつかりもたれかかり合う肉の感触が実感をくれる。
「ね、セレン、さん」
「ん……なん、だ、ぁ、うっ! やぁっ、あっ!」
「あつっ、きっつぅ……」
蕩けるような感触を青年のペニスに与えてきていたセレンの膣内の締め付けが、より一段と強烈
なものに変化していく。
「これくらいならっ、動きながらでも、いけそう……ですね!」
「ひっ! あくぅっ! あ、ああ、ぁあっ! うぁぁああっ!!!」
跳ね回るセレンの肢体を右手で引き寄せて、青年は前後へのピストン運動を繰り返しつつ右手の
親指で剥き出しになった彼女のクリトリスを掠めるようにして刺激し始めていた。
その反応は凄まじく、セレンの上擦った嬌声と共に、先刻までよりも明らかに増した締め付けと
媚肉の滴りが、青年が突き入れるペニスに痺れるほどの快感をもたらしていた。
「ぅ、あぁっ、やっ! は、あぁっ! くっ、ひぅっ!」
「ちょ、セレン、さんっ、締めつけす……うあっ! くっ!」
まずい。そう頭のどこかで警鐘が鳴らされるが、セレンの吸い付くかのようなぬめりと絞り尽く
すかのような膣内の感触に、青年は無我夢中になって腰の動きを速めてしまっていた。
じゅっ、ぐぱっ、と響く卑猥で大きすぎる没入音がそれに拍車をかける。
互いの限界を確認しようと歯を食いしばってセレンへと気を向けた青年のその肩に、場違いなく
らいにやわらかな感触の掌が触れてきていた。
セレンの腕だった。
その手と指が導く。がっしりとした青年の身体全体を己の内側へと向けて。
ぐっ、と青年の両腕に力が込められた。
「セレン!」
「んっ!」
びくんと跳ねた際に、まるで頷くように顔を縦に揺らしたセレンの全身を引き寄せ、青年は渾身
の力を振り絞って己の全てを解放していた。
昼白色のダウンライトに照らし出された艶やかなセレンの黒髪を、指先でパラパラと弄びながら
青年は宙空を眺めていた。
「こうして見ると……お前があのマザーウィルを墜としたなどとは、とても思えんな」
ぼうっとした様相の青年を見つめていたセレンが呟く。
「やっぱりですね」
その言葉を聞き咎めて、青年が彼女の方へとごろりと向き直った。
「ん?」
「仕事とプライベートを切り離すなんて器用なこと、俺達には無理なんですよ」
生真面目な表情になってそう主張する青年に、セレンは思わず苦笑を浮かべてしまう。
「かもな……いや、お前が言うのならば、きっとそうなのだろう」
「いや、俺はまだそこまで重症でもって、ちょ、ムードムード!」
「お前が言うか。この馬鹿弟子が」
振り上げた鉄槌の機先を制され、セレンが呆れ気味になって説教を開始した。
「大体な。ムードなどと一丁前の大人のような口を聞くのなら、夜中に一人が怖くて恋人の部屋の
戸を叩くなど、恥ずかしいとも――」
「あ、それ。それが気になっていたんだ。それって一体どういう解釈をすれば、そうなるんですか」
「どうも何も、言葉通りの意味に決まっているだろう」
何を今更、といった口調のセレンに青年が首を捻る。
それと同時に、なんとなく事の成り行きを察したのか、セレンの顔色も変わっていった。
「……では聞くが、お前は一体どういった用件で私の部屋を訪れたのだ?」
察しつつも、質問するにあたってはそれを顔に出さず、むしろ最近になって使い慣れてきた笑顔
を駆使する辺りは流石だ。
そんな彼女の思惑にも気付かずに、青年は能天気な口振りで返してきた。
「そんなの決まっているじゃないですか。昼間のゴ……Gの駆除作業で、自分の部屋じゃ寝れなく
なったから――」
「ほう。つまりお前は、消毒の後から逃げてここに訪れたのだと」
セレンの声のトーンが徐々に落ち、その顔が俯きだす。
「そりゃあそうですよ。他のスタッフだって裸足で逃げ出す勢いでしたもん。普通の神経の持ち主
なら、到底寝つけやしませんよ」
「では、消毒の行われていない部屋であれば、別にどこでもよかった。と」
「……は?」
そこまでやり取りをしておいて、青年はようやっと冷え切った彼女の声音に気付いた。
弟子のくせに。
誰にともなくそう口の中だけで呟いて、セレンが顔を上げた。
「お前にいい寝床を紹介してやろう」
にこやかな表情だけはそのままに、極寒の地を思わせる響きで彼女は続けた。
「整備班の者に感謝しろよ。実はもう夕方の内にストレイドのコアパーツだけは再搬入を済ませて
いてな」
「ああ、確かAMS関連のチェックの為に優先して修理を済ませたと……か」
「そうだ。よく人の話を聞いているじゃあないか」
ぎぎぃ、と青年の顔がセレンの方へと向き直る。
「ま、さ……か」
「今夜は、そこがお前の寝床だ。明日は必ず整備の者にお礼を言っておけよ」
ビッと鋭い音を立て、セレンは親指で格納庫ある方向を指していた。
せめて毛布の一枚でも。
そうせがむ愛弟子を叩き出し、セレンは心地良い眠りの中へと落ちていった。
< 完 >
投下を確認。
感想なり指摘なりあると改善点にできるので嬉しいです。
そして、訂正
>>572の最後の行「被虐的→加虐的」です
他にもミスはあるかと思いますが、これは完全に逆の意味でしたので
ではノシ
GJ!
シリエジオの中で寝たい
GGGGGJ!
セレンさんのオッパイ枕で就寝かと思いきや、最後に見事やってくれましたw
そこに痺れる憧れるぅ!
読んでくれてありがとうございます
オチはつけなくてもいいのでしょうけど
無意識でやっちまいます、サーセン
ぶっちゃけ過疎ったけど、少しばかり懐かしい空気ですな
そろそろまとめサイトの更新を誰か頼む。
スレ4の作品が読みたくても保存し忘れて読めないから。
つ言いだしっぺの法則
したくないなら
つAC萌え燃え保管庫に保管されている過去ログで我慢
SSの概要を説明します
・リリウム物 今回分は非エロです
・彼女の言葉少ない(勝手な)イメージから全体的に台詞が少な目
・登場人物にオリジナルの人物がいます
・地の分が多く、話の展開は遅いです
以上の点に御注意してお読み下さい。
雷雲に昏く閉ざされた廃墟の空の元、踊り続ける機影がふたつ。
同じようにコジマ粒子を放ちながらも、二機のネクストが置かれた状況には天と地ほどの差があ
った。
迷彩色のペイントを施し、ライフルでの火線を描きながら建造物の合間を縫って走るネクストに
は強かさと勢いこそあれ、既にその身に刻まれた傷跡は深い。
それに対して、悠然と空を駆け抜ける白銀のネクスト――アンビエントには、被弾らしい被弾の
跡も無ければ、焦燥を感じさせるような攻めの動きもなかった。
『敵ネクストにダメージを確認。出力、制動、ともに予想されていたデータを下回るものですね。
やはり、貴女の手を煩わせるほどのミッションではなかったようです』
BFF専属のオペレーターの声が、いつも通りの抑揚と口調で作戦の経過を伝えてきた。
「了解いたしました。これより、任務を遂行します」
補佐としてのメッセージのみに答えを返し、彼女は自機の周囲を取り巻く状況へと気を傾倒させ
ていった。
王小龍の期待に応える。
彼女にとってそれ以上の戦果というものなどは存在してはいない。
アンビエントの右背面に搭載されたミサイルコンテナから、白煙が上がる。
ハイクトミサイルでの撹乱に、ターゲットは容易く反応をみせていた。
ブーストを吹かして迷彩色のネクストが回避行動を行う。
そこには隙というほどの無駄な動きは見受けられない。
だが、彼女にはそれで十分であった。
指先にわずかに込められた力が文字通りの引き金となり、灼熱の閃光が灯される。
掠めた。
そう見えたレーザーの一撃は、瓦礫に押し潰された大地を焦がすことはなかった。
アンビエントが、ブーストを吹かしながら地上へと降り立つ。
標的であるネクストの主力武器であり、前衛機と目されている彼女の乗機が不得手とするドッグ
ファイトでの脅威と成り得る、スラッグガンの駆動機関を撃ち抜いたのを確認したからだ。
距離700。
敵機に残された武装は、ローゼンタール製のライフルとレーザーブレードがひとつずつ。
牽制に用いられていたライフルでの攻撃は、目に見えてその頻度を落していた。
切り札であろう背中武装を沈黙させられた相手のパイロットが未だ無傷のアンビエントに抗する
には、無駄撃ちを控えて集中砲火の機会を窺う他より選択肢はない。
それが彼女の予測であった。
事実、相手ネクストの動きはその想定の内を逸脱していない。
強引にでも距離を詰め、ブレードでの格闘戦を仕掛けてくるという選択肢も本来ならば有り得た
のであろうが、その為に必要なもうひとつの武器は既に封じられている。
優秀なリンクスとしての資質は備えている。
でも、向いていない。
アンビエントの挙動を読み、着実にダメージを与えるべくして放たれた銃弾をあるものは避け、
あるものはPAで護られた装甲部に当てさせ、彼女は相手パイロットのことを心の中で評していた。
ディスプレイに映る簡素な報告文が、目の前に崩れ落ちたネクストの駆動反応の消失を告げた。
やはり、向いてはいなかったのだ。
自身の評の正当性を確かめるように、リリウム・ウォルコットはダークグレイの瞳を閉じていた。
敵ネクストのパイロットが、自機の置かれた状況と敵対する勢力の戦力を把握していれば、あの
場を引くより他はなかったはずなのだ。
引けないものが、人にはある。そういうものを言葉の上で知りはしていても、実感したことはま
だなかった。
『敵ネクストの撃墜を確認。見事なお手前です』
「ありがとうございます」
規定事項を告げるように、オペレーターからの通信が入ってくる。
だが、彼女は見過ごしてはいなかった。
アンビエントの機動モードは、未だ戦闘システムの稼動を最優先に設定されている。
既に与えられた任務を達成したネクストが所属勢力への帰投を行うのであれば、機体と燃料の無
駄な消耗を防ぐ為に索敵システムの稼動をメインに回すのが、当然のことであるはずなのにだ。
その当然のことを実行しない理由は、ただひとつ。
突如、ディスプレイ上に熱源反応を示す一文が表示された。
続いて歪んだ鋼材同士がぶつかり軋む音と、地響きが起こる。
(やはり――)
被弾に続く被弾から、いたる部分を焦げ付かせ欠損させた敵ネクストのアームに装着されたレー
ザーブレードよりも、彼女の乗機が放った一撃こそが最後の火となった。
『――見苦しい限りですな。しかし、お怪我が無くてなによりです』
平静を取り繕ったオペレーターの声に、彼女の心は動きを見せない。
失態は失態として受け止めるのも、任務の一部と考えてはいたが、それをここで口にしてみても
意味があるとも思えなかったからだ。
彼女に与えられた任務は、新たに鉱物資源の存在が確認されたこの地域を制圧する為に、BFF
並びに王小龍にとって目障りであった、所属不明のネクストを撃退することであった。
それが達成できたのであれば、過程をどうのと言うつもりも元よりない。
「アンビエント、これより帰還します」
『受け入れの態勢は整っております。お疲れ様です』
前半の部分に殊更力を入れて発言するオペレーターの声にゆっくりと頷いて、今度こそ彼女はシ
ステムの切換えを実行する。
(おわかりだったはずでしょうに)
擬態ではなく、本当の意味での撃墜を受けた眼前のネクストをモニター越しに眺め、彼女は心の
内でそっと問いかけた。
彼女専用の回線への着信を告げる音が、シャワールームに鳴り響く。
心地良い温もりを与えてくれるそれの蛇口を軽くひねって、リリウムは透明な滴りに濡れたブロ
ンドの髪を肩口に撫でつけた。
王小龍。
メッセージの送信者は、彼でしか有り得ない。
回線の使用を許された人間はそれなりの数がいたが、このタイミングでメッセージを送ってくる
のはいつも彼一人のみであったからだ。
メッセージの内容を想像することなどはないが、返事は早めに返さねばならないので、急ぐ。
その為、通信映像に映るときには彼女の髪はまだ乾ききっておらず、着替えも少しばかり疎かに
なるのだが、王小龍その人が忙しい身であるにも関わらず通信を入れてくるのだから仕方のないこ
となのだ。
戦場に出て、人を殺せと命じられたのであれば、迷いを見せずにそれを達成するしかない身で、
なにを、という気持ちがそうさせた。
今日のミッションとて、彼女自身が廃墟と化した街に住む人々を手にはかけずとも、続くBFF
の対人・対地上制圧部隊がそれを成すからには大差はないのだ。
とかくプロメシュースとの引き合いに出されつつも、賛美の言葉を受ける彼女の乗機アンビエン
トが戦場に出ること自体、企業側のパフォーマンスの色が強いのだが、それが誇りになるわけでも
なければ、増して免罪符代わりになるわけでもないのを彼女は自覚していた。
「お待たせして申し訳ありません、王大人」
ホットラインを開き、送信用のカメラが取り付けられた端末の前に据えつけられた椅子へと腰掛
けたリリウムの姿は、まだシャワーを浴びている最中であった形跡を隠しきれてはいなかった。
『今日の働き、ご苦労だったな。リリウム』
モニターの中で満足気な笑みを浮かべる老人の姿と口調は、いつも変わらない。
「いえ、王大人や皆様の前で拙い姿を晒してしまいました。申し訳ありません」
豪奢に飾り立てられた白い椅子の上で、リリウムが恭しくそのこうべを垂れた。
『ふ。まあ、割合ましな相手のようではあったが、所詮奴らなどにはその差もわかりはせん』
「――」
『それに、その後の抵抗者どもの反応の方も受けが良くてな――ああ、いかんいかん。あまりお前
の好きではない話を聞かせてしまったな』
「いえ」
続けて謝罪の言葉を口にする老人の顔には、悪びれたものもなく、ただ只管にありふれた日常の
出来事を語るような表情が映し出されるだけであった。
部屋の中には、予め空調を効かせてあるので彼女が直ぐに風邪をひくようなことはない。
それでも、なにか寒気とも怖気ともつかない感触が背筋や体中のいたる場所を這い回ってゆくよ
うな気分だけは、どうしようもなかった。
次第に口数だけでなく、反応までも薄れさせてゆく彼女とは対照的に、モニターの中からそれを
覗き見る老人の笑みはその表層を覆う皺と重なり、一層と深さを増していく。
時には言葉すら返さずにいる彼女を咎める言葉など、王小龍は決して口にはしない。
女王の振る舞いを制する者など存在するはずもないのだとばかりに、その謁見は静かにゆっくり
と進行していった。
通信が途切れ、モニターの電源が待機状態に移行したのを確認してから、リリウムはプライベー
トルームへと戻ったいた。
部屋に入り、自動で閉まってゆくはずのドアーを手動で閉ざしたところで、彼女は安堵の溜息を
つく。
通信室でそうしなかったことに、取り立てて意味などはない。
それはわかってはいても、やはりこうして行動として現われてしまうのは、彼女が先刻の戦場で
の出来事に後ろめたさを感じていたからであった。
控えめな飾りつけのなされた調度品の置かれた広すぎる室内を気持ち慎重な挙動で歩いて、リリ
ウムはクッション付きの小さな椅子に腰を下ろした。
中途半端に乾いてしまった髪の手入れをする為に、ドライヤーを手にとり、櫛で梳かす。
そういった道具も先刻まで使用していたシャワーも、最先端の技術による作りの物ではなく、ア
ンティークの感のある品が多かった。
そういった物が、好きなのだ。囲まれているだけで、心が安らぐといっても過言ではなかった。
ただ、その全てが見た目のように生まれるべく時代に生まれた物ではなく、現代の技術によって
模られた紛いものであることも、彼女は自覚していた。
そして、だからこそ安らぐのかもしれないと思いもする。
髪を梳かし、時計に目を向けてそこで初めて、結構な時間が経っているのに気付き、リリウムは
寝巻きに着替えることにした。
帰還してから、まだ彼女は夕食を口にしてはいなかったが、ネクストへ搭乗した後はあまり食欲
らしい食欲も湧かないので、取り立てて気にかけはしない。
気にするのは彼女の晩餐を担当するシェフくらいのものなので、そういう時は予め声をかけてお
くようにしているのだ。
自分の身体の管理は、自分でしていると思うと少しは気が楽だったし、なによりも今日は食事ど
ころではないというのが彼女の本音でもあった。
(今日どころか明日も、もしかしたらその先もかもしれませんね)
今更になって、自分はとんでもないことをしてしまったのかも、という思いが浮かび上がってき
て彼女は大きく息をついた。
そして、その吐息がいつものような控えめな溜息ではないことに遅まきながら気付く。
「もう少し、起きていないと……」
そう呟いて、それ自体がクローゼットルームとも呼べるほどに広い収納の扉へと向き直る。
羽織るようにして身に着けていた衣服を脱ぎ、身に着けていたシンプルなデザインで纏められた
ビスチェのみの姿になると、それに合わせてやや長めのスカートを選んで脚を通す。
寝巻きを身に着けるには少しばかり早い気もしたのだが、意外にも私的な考え事を行うときには
そういった物で過ごす方が彼女には不思議と纏まりが良かったのだ。
着替えを終えると今度は空調の気温を下げて、短めにしているブロンドの髪をカチューシャでや
や後ろよりに留めた。
「名前は……そうですね、これで。次は……」
樫の木を素材に造られた机の前に腰を下ろし、専用のパーソナルツールの電源を付けると、彼女
は自らの思い立ったことを次々とそこに書き留め始めていた。
「すみません、お尋ねしたいのですが――」
くたびれた衣服と壊れた寝具、それにタイトルが読めないほどに表面の掠れた書物とが乱雑に放
り出された部屋の中で、男はごそごそと何事かに没頭している様子であった。
こほこほと小さく咳き込みつつも彼女は幾度か声をかけてはみるが、男はなんの反応も示さずに
作業に熱中し続けている。
声をかけたが、それに対して反応をしめされなかったこと自体に、彼女は戸惑う。
呼びかける自分の声が小さかったのだ――
そう思い、彼女は埃に咳き込みそうになるを堪えて息を整えた。
「すみません、こちらの方に一昨日の夕方、急患として運び込まれた男性の方がいらしておりませ
んでしたでしょうか」
「聞こえておるよ。そんなに窮屈な喋り方はせんでいいから、そこの受付簿に名前を書きなされ」
僅かに声量を増したその声にもやはり振り向きもしないままで、男は返事だけを返した。
「あ、は、はい。――お仕事中に、失礼をいたしました」
「失礼もなにも、別段迷惑なぞしておらんよ」
妙な客が来た。それがこの病院の院長であり、唯一の医者でもある年老いた男の持った、彼女に
対する第一印象であった。
「す、すみません。ええ、と……あの、受付簿とは一体どこに置いてあるのでしょうか?」
「なんじゃ、そんな物もわかりゃせんのか。仕方がない。ちょっとそこで待っておれ」
面倒な上に声も若い。こりゃあ少し可愛そうな子かもしれんな――
そんなことを考えながら散乱するカルテや器具を追い払うようにして、老人がカウンターの奥か
ら這い出てきた。
「――ホ」
婆さんの若い頃に似ておる。それが第二印象でもあった。
「こりゃあまた、えらいべっぴんさんのお客様じゃな。どうした? 腹が痛いのならすぐそこで上
着を脱いで横になるとええ」
「い、いえ。今日はそういった用件でお邪魔させて頂いたわけではないのですが……」
「そうか、そりゃあ残念でならん。お、あったあった。ほれ、これに名前だけ書いてくれ」
老人の問いかけに、身を縮めるようにして首を横に振った少女の目の前に染みのついた一冊のノ
ートが放り出される。
ぺこりと頭を下げてから少女がそれを開き、持参していたペンで名前を書き記していく。
「どれどれ……リーリエ・ダスライゼン、じゃな」
緊張の為か、流麗ではあってもどこかぎこちない感じの書体で記されたその名を、向かい側から
眺めていた老人が読み上げた。
「リーリエの嬢ちゃんか。用件は……一昨日運び込まれてきた、あの死に損ないの見舞いか」
「死にぞこ……では、無事でいらっしゃったのですね」
事あるごとに驚きの表情を見せる少女の顔にも、その訪問目的から興味が薄れたのか、老人は再
び彼女に背を向けて、元いた場所へと歩き出していた。
「ま、そうと言えばそうじゃな。病室はそこの階段を上がってすぐ右手じゃ。うるさくせんけりゃ
別になにをしても構わんから、ゆっくりしていくとええ」
「了解いたしました。なにからなにまで、ご親切にありがとうございます」
丁寧に頭を下げて礼の言葉を述べる少女に、老人は顔は向けぬままで手だけをひらひらと振って
応えてみせた。
老朽化に軋む階段を少女が慎重な足取りで昇っていき、やがてその姿が見えなくなると老人は首
の付け根に手を置いて、コキコキと音を立てて肩を回した。
「べっぴんさんじゃが、肩が凝るのが欠点じゃな。その点では、婆さんのが上じゃったか」
男を見る目もそうじゃろうなと心の中で付け加えてから、老人は作業を再開していた。
階段を上がって右。
確かに、その説明は正しかった。
正しくはあったのだが、そこにあったのは彼女の想像していた光景とはいささか掛け離れたもの
であった。
まず、彼女の連想する病室とはその外見からして異なっていたし、その物体がこの場所に存在す
るということ自体も、想像とは掛け離れていた。
「これは、非汚染物資用の輸送コンテナの一部……でしょうか」
彼女の口から思わず、その物体の正体を推測する声が漏れていた。
その声が不安げに揺れていたのも、自分の推測に自信がもてなかったからではなく、その物体が
この場所に存在すること自体への不信感から来るものであった。
あまりと言えばあまりに非現実的に思える光景に、しかし彼女はなんとかその場に踏み留まった。
動揺を押さえ込むことはできないが、こうして不慣れな場所へと訪れたのを無駄にするわけにも
いかなかったのだ。
あの老人が病室と言ったからには、とりあえず出入り口は機能しているはずだろうと気を取り直
し、コンテナの側面部を見回してみると、やや奥側の建物本来の壁の近くに電子式の開閉口を見つ
けることができた。
その直ぐ傍にあった開閉の為のスイッチへと少女が手を伸ばす。
動くのだろうかという疑念が彼女の脳裏を掠めるが、それは意外すぎるほどにまともな反応を見
せ、圧縮空気の作動音を漏らしながら合金製の扉をスライドさせていった。
おっかなびっくりといった体で少女がコンテナの外側からその内部を覗き込むが、室内に灯され
た照明は薄暗く、中の様子を正確に掴むことは不可能である。
奮起させたはずの身体が、自然硬直していくのが彼女自身にもわかった。
暗い場所は昔から苦手なのだ。
特に理由などないはずなので、生理的に受け付けないとしか言えないのだが、それ故にその単純
な苦手意識を克服することも困難であった。
元々、この病院内自体も彼女の居住まいであるBFFの特別住居施設に比べて、灯された照明の
量と明度ともに劣っており、どこかしら腰が引けていたところに、これは効いた。
(――戻ろう)
それが彼女が下した結論であった。
普通に考えてみれば、先ほどの老人に声をかけてコンテナ内の照明を強めてもらえばいいのだが
じわじわと心の中を塗りつぶしていくような圧迫感が、少女から正常な思考を奪い去っていた。
(直接が無理なのであれば、書面や記憶媒体からでも――)
後ろ向きに傾倒していく自らの欲求に納得をしかけた彼女の肌に、突如として凄まじいまでの気
が浴びせられかけた。
その圧力に、少女は思わずその場から半歩退く。
彼女が直前まで感じていたような内側からくる類のものではなく、他者から発される無形有力の
それは、紛れもない殺意であった。
「其処にいるのは誰だ」
闇の向こう側から響いてきた声からは、力強さもなければ苛立ちも感じられはしなかった。
ただ、刺すような気の突出だけが別物のように少女の肌に責め苦を与え続けてきている。
「誰だ」
短く、それだけが繰り返された。
その圧力に、膝を折るかのようにして少女は名を告げようとした。
リーリエ、と。
(ダレダ)
誰かが、無機質な響きで問いかけてきた。
膝が震える。名を発しようと喉は、まるで枯れ果ててしまったかのように、なんの言葉も響かせ
てはくれなかった。
リリウム、リリウム・ウォルコット。
真のはずのその名を叫ぼうとしてもそれは同じことであった。
後ろを振り向いてその場から逃げ出したくなるが、無機質なその問いかけはそれを阻むようにし
て頭の中で反響し続ける。
「泣くな」
恐怖と、重圧に呑まれかけた彼女の元に声が届く。
それは気遣いや優しさといったものとは無縁の、命令の声であった。
気がつけば彼女は眩しいほどに照明の灯された場所で、鉄パイツで作られた簡素な椅子の上に腰
かけていた。
「落ち着いたか」
丸い大きな照明の吊り下げられたレールの奥から、男性の声がしてくる。
その光の強さに思わず手をかざしながら、声のしてきた方を少女が覗き込む。
「悪いな。まともな電灯はこれしかなかった」
謝罪の言葉を口の片端に乗せつつも、忌々しげに舌打ちでその後を引く男が寝台の上に横たわっ
ているのが見えた。
「よっ……と」
急にその男が自分の方へと手を伸ばしてきたので、少女は反射的に後ろへ仰け反ってしまうが、
彼がその手に掴んだのは点滴レールにぶら下げられた電球であった。
「あっちぃ――くそっ」
シャアッ、という滑走音を鳴らしながら、電球が寝台の足元の方へと押しやられる。
それで光が遠ざかり、霞んで見えていた男の姿が少女の瞳にはっきりと見えるようになった。
がっしりとした、巨躯と言っても差し支えのないほどの大柄な身体が、鉄パイプで組まれた寝台
の上に窮屈そうに収まっている。
だらしなくのびきった白い病院服から覗く肌の色は浅黒く、硬いくせ毛の髪は濃い赤茶けた色を
していた。
「――」
「なに、阿呆みたいな面していやがるんだ。半病人に手間かけさせやがっておいて」
ヘーゼルブラウンの瞳が、惚けたように男の姿を見つめていた少女へと向けられる。
「え、あっ、その……」
少女――リリウム・ウォルコットが、男の不機嫌な態度に戸惑いを見せながらもなんとか返事を
返そうとして辺りを見回した。
そこは部屋の中に見えた。
ただし、少女が住居としていた建物の部屋などと比べると狭く窮屈で、特に天井の高さなどは相
当な差があるように見えた。
リリウムはともかくとして、目の前の男が立ち上がれば、それこそ頭をぶつけてしまうのではな
いかと思うほどである。
内装らしい内装も見当たらず、金属質の壁面と床の上には申し訳程度といった感じに、ぼろとそ
う大差もないようなカーテンとカーペットが配されていた。
「あの、ここは一体どこなのでしょうか」
「……自分から来ておいて、なに言っていやがる。病室に決まっているだろうが」
「病室――あ」
要領を得ない少女の反応に、巨漢の男は寝台の上の大きな枕に起していた上半身を沈めながら大
袈裟に溜息を吐いていた。
「そうでした。私、本日はお見舞いに窺おうと思って……」
「見舞い、ねぇ。見ず知らずのあんたがか」
「そうですね、そういうことになります」
予め決めておいた「台本」の台詞を口にするうちに、彼女は次第に平静さを取り戻し始めていく
ことができた。
「自己紹介が遅れていましたね。すみません」
予定よりも、少しだけ背が高く口の悪い相手役に向けて、彼女はクッションの効いていない椅子
から立ち上がり、その場でたおやかな仕種でお辞儀をして見せた。
カラードの主催するオーダーマッチランキングでNo.2という立ち位置を与えられている彼女
には、周囲の者が予想する以上にリンクスとしての「仕事」は回っては来なかった。
無論、リンクスとしての戦力的な評価が低い為にそうなっているわけではない。
王小龍が後押しするBFFでの旗印としての、政治的な役割でその権力と実力を発揮するのが、
彼女に求められている立ち位置であったからだ。
結果的に彼女がリンクスとして振舞うのは、BFF――王小龍が己が勢力を拡大したと、周囲の
者たちに声高に宣言する場合と、「お茶会」と揶揄されるカラードお抱えの主力リンクスたちが集
う場においてのみというのが、主な機会となっていた。
なので、予定の入っていない日には自分の時間を持つことがそれなりにできたのである。
BFF陣営自体は、主力AFであったスピリット・オブ・マザーウィルをオーメル・サイエンス
の雇い入れた独立傭兵の手により轟沈させられたことから、やや浮き足立った気配を見せてはいた
が、王小龍の掌握する新鋭派が中心となってそれを外部にまでは伝播させてはいなかった。
そしてそれは、彼女にとっても興味の外にある出来事だった。
「これで良し、ですね」
そのフリーの日は、慣れないタイプのおめかしをすることから幕を開けていた。
普段着用するような着飾ったドレスや襟の整えられたスーツではなく、一般の層の者たちが身に
着ける街着を選ぶことから、まずそれは始まる。
親身になって自分の身の回りの世話をしてくれる者に、無理をいって用意してもらった物だった
が、それだけに服装はそれっぽく仕上げられたと自分では満足していた。
次に、大事なのはリンクスとしての素性を隠す為のデコレーションである。
一見して普通の人間ではないことを外に伝えるのは、やはり彼女の首の側面に施されたAMSと
の接続ジャックであった。
これについては、散々に悩み首元と覆うような衣装を選んでもみたが、客観的に見ても街着とし
て選ぶには無理があると思えた。
なので結局は、少々大きめの絆創膏を貼り付けることで隠してみることにした。
カモフラージュのつもりで腕や、スカートで隠れて見えないふくらはぎにも小さな絆創膏をして
みると、段々それっぽく思えてきたのでそれで良しとする。
化粧の方は最近では御付きの人間に任せており、リリウム自身それほど拘るわけでもなかったの
で、軽めに抑えておいた。
「思っていたよりも、簡単ですね」
貴族の紋章が掲げられた縦長の鏡の前で、自身の手で完成させた「街娘」の姿に上機嫌になった
リリウムが、その場でくるりと一回転してにっこりと微笑む。
上は青のタンクトップ、下は黒のバルーンスカートのツーピースに、グレーのハーフジャケット
に身をつつんだ姿は、可愛らしいと言えば可愛らしい。
だが、慣れない服装に身を包んだリリウムの姿は、どこか浮いた感じがあった。
悪く言えば、着替えというよりも変装と言ってもいい。
暫くするうちに、お気に入りのバッグの中身の小物を点検していた少女の耳へと、ドアーを小さ
くノックする音が届いてきた。
「はい、いま開けますからお待ちになって下さい」
彼女がそれに返事をしてから、入り口のロックを手動で解除する。
できる限り、データの上に残る外出の形跡は控えておきたかったのだ。
部屋の前には口裏を合わせてもらう為に呼んでおいた使用人の女性が、不安げな面持ちで食事を
運ぶ為のカーゴを持って待機していた。
「お嬢様、その姿は一体……」
「驚かせてしまいました? あ、いま準備をしていますから、中に入ってらして」
使用人の女性が、彼女の変装に呆気に取られつつも手を引かれて室内に入ってくる。
「あの、本当にこのようなことをして、大丈夫なのでしょうか?」
「そうですね。見つかったらお叱りを受けるでしょうが、その時はリリウムが王大人にご説明をい
たします」
落ち着かないようすの使用人を宥めながら、リリウムは最後のチェックを終えてカーゴの戸を開
き、身を屈めた。
カーゴの中からは食器を置くための平板が取り外されており、彼女が身体を丸めてしまえば中に
隠れるだけのスペースは十分にありそうであった。
「では、手筈通りにお願いしますね」
慣れないウィンクをして見せてから、リリウムがカーゴの中へと乗り込む。
暫くの間、動き出す気配を見せなかったそれは、彼女が声をかけるようとした直後からカラカラ
と小さく車輪の回る音を立てて移動をし始めた。
己の意志で、初めての経験に身を投じることから来る期待感に胸を膨らませて、彼女は一時の間
カーゴから伝わってくる僅かな振動に身体を預けていた。
「リーリエ・ダスライゼンと言います。以後、お見知りおきを」
出立をしてから、ようやく自らが思い描いていた状況にまで漕ぎ着けられたのだ。
そう思えばこそ、少女は自らの足で歩み続ける勇気も湧いてきた。
無関心そうな態度で伸びを打つ男にも怯むまいと、しゃんと背筋を伸ばして彼女はにこやかに微
笑んでみせていた。
< 続く >
投下の完了を確認。
王小龍が好きになり始めている自分に気付きました。
ではノシ
好みの分かれるところだ
リリウムかわいいよリリウム
「お許しください、王大人。リリウムはご信頼に背きました……」
リリウムは俯きながら呟いた。
自責の念で一杯の彼女は、それ以上言い訳もせず、じっと王小龍の言葉を待っていた。
「お前のような奴はもういらん」
告げられた判決はその短い言葉だった。
やっぱりか、とリリウムはうなだれた。
一度でも失敗した者を、王小龍が許すはずが無い。
覚悟はしていた。
でも――
「どうした。さっさと立ち去れ」
嫌だ。
離れたくない。
王大人の傍にいたい。
私はこの人なしでは生きられない。
「お願いします王大人……どうかもう一度リリウムにチャンスを下さい。もう二度と恥をかかせることはいたしません!」
リリウムは生まれて初めて我侭を言った。
それによって王小龍の逆鱗に触れても良かった。
「聞き分けの無い奴め。私はお前をそのように育てた覚えは無いぞ。ふん……まあいい。今回だけは大目に見よう」
「ほ、本当ですか!」
「その代わり、お前は基礎から叩きなおしてやる」
「はい。お願いします!」
これからも大好きな王大人と一緒にいられる。
それだけでリリウムは嬉しかった。
だが、まさか辱めを受けるとまで考えていなかった。
「ではまず服を脱げ」
「……え?」
「脱げと言っているのだ!」
「は、はいっ!」
突然のことに戸惑いながらも、王小龍に逆らえるはずもなく、リリウムは衣服を脱ぐのだった。
「これでよろしいでしょうか……」
「下着もだ」
「そんな……」
ついに完全な裸体をさらけ出してしまう。
王小龍に見られていると思うだけで、脳が焼ききれそうだった。
「胸を隠すな! 腕をどけるんだ!」
「うぅ……恥ずかしいです…………」
リリウムは自分の胸が小ぶりであることを日ごろから気にしていた。
たんに露出しているという以上に、そのコンプレックスが羞恥心をかきたてる。
「今からネクストの操縦方法を体に教え込んでやる」
王小龍はそう言って、リリウムの乳首を無造作に摘みあげた。
「ひゃぁっ!」
「まずは前進だ。左スティックを前に倒す。後退は後ろだ」
王小龍の指が乳首を上へ下へとこねくり回す。
リリウムはその動きにあわせて体をくねらせながら喘ぎ声を上げた。
「ひっ……ら、らめ、んっ!」
「旋回は右スティックだ。視点の上下も同じだ。どうだ分かるか」
右左右左、上下上下。王小龍はリズム良く動かす。
今までそのような刺激を受けたことの無いリリウムは、初めての感覚にどう反応してよいか分からず、息をすることもままならなかった。
「やめてください……んぁ、らめで……す……そんな、所を……いじられたら…………ぁ」
「馬鹿者め。この程度のことで音を上げてどうする。そんなことだから敗れるのだ。これは厳しく鍛えなおす必要がありそうだな」
「あひっ!」
王小龍は右乳首を強く押し込んだ。
桃色の突起が乳房の中に沈みこむ。
「これが視点のリセットだ。そして次は――」
王小龍の指が、リリウムの体を這いながら下半身へと向かっていく。
その撫でるような動作だけでもリリウムは鳥肌を浮かばせた。
「どうした。体が震えているぞ。もしや感じているのではなだろうな」
「そ……そんなことはありません!」
「ならばよい。次はクイックブーストだ。爆発的な加速を得ることが出来る」
その瞬間、リリウムの体を爆発的な快感が貫いた。
ビクンと跳ね上がり、自分の力で立っていることも出来なくなる。
王小龍に倒れこみ、寄りかかって辛うじて体を支える。
「何だ。軽くクリトリスに触れただけでイッたのか?」
「違います! 私、感じてなんか……」
「ほう、ではこれは何だ」
王小龍は自分の指をリリウムの前にちらつかせる。
それにはねっとりとした汁がまとわり付いていた。
「あ、あぁ……それは……」
「そう。お前の割れ目から流れ出てきた愛液だ。今自分の股間がどのような状態になっているのか分からんか? 淫乱娘め。やはりお前はここまでの器だったのだ。この程度の刺激で果てるようでは、到底奴には敵うまい」
もうリリウムの体は限界だった。
ろくに自慰もしたこともない彼女は、性的な刺激をほとんど経験したことが無かった。
前戯にすら値しないような行為でも、リリウムにとっては耐え難いものなのだ。
しかし、リリウムは逃げ出すわけには行かない。
「続けてください王大人。リリウムはご期待を裏切るようなことはいたしません」
「よく言った。しっかりと体に刻むが良い」
王小龍の指がクリトリスを押し込む。
リリウムは唇を噛んで、それに耐える。
「まず軽く半押し。この力加減が重要だ。分かるか?」
「ん……ぁ……はい…………」
「そして一気に押し込む!」
「ひゃぁぁっ!」
「これが二段クイックブーストだ。軽く半押し、そこから強く押し込む。軽く、強く! 軽く、強く! このリズムを覚えろ」
「あっ! あっ! あぁっ! イ、イクッ!」
リリウムの股間の突起は、膨れ上がり真っ赤に充血していた。
体全体がガクガクと振るえ、汗がドッと噴き出す。
股の間からは、ヌメヌメとした液体が次々と溢れ出し、床に大きな水溜りを作っている。
頭の天辺からつま先まで快感が走り、正気を保っていられるのが不思議なほどだった。
「そして連弾クイックブースト。左スティックとクイックブーストのタイミングを合わせるのだ!」
乳首とクリトリスの二点同時攻め。
リリウムの体に電流が走る。
いっそ気絶してしまえば楽になる。
だが、リリウムは強靭な精神力で意識を繋ぎとめた。
王小龍の期待に報いるために。
しかし、その無垢な体には酷過ぎる攻めだった。
耐えられるわけが無い。
「あ……ぅ! らめです……もうらめ! らめらめらめぇぇぇぇっ! いっちゃういっちゃいますリリウムいっちゃいますもうやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ついに決壊した。
目の前が真っ白になり、何も見えなくなった。
びちゃびちゃとだらしの無い音を立てながら、大量の汁を撒き散らしてリリウムはへたり込んだ。
もう足に力が入らない。
四肢の全てがブルブル振るえ、自分の体ではないかのように言うことを聞かない。
「はぁ……はぁ…………もう、し訳……ありません……王大人…………」
ふわふわとした浮遊感がリリウムを支配していた。
体と意識が離れ、どちらかが遠くへ飛んでいってしまった。そんな感覚だった。
「ふん。まあ、無理も無かろう。次は自分でやって見せるが良い」
「自分で……ですか?」
たった今飛んでしまったばかりだというのに、もう一度、それも自分でやるなんて耐えられるだろうか。
しかし、やらなければ今度こそ王小龍の信頼を失うだろう。
リリウムは恐る恐る乳首に指を乗せる。
「はぅ……」
それは初めてのオナニーだった。
コリコリとした突起を弄ると、ぞわぞわとした感覚が脳に流れてくる。
それはとても気持ちのいいものだった。
更に股間へも手を伸ばす。
「あ……っ」
乳首とは比べ物にならない快感。
だが、まだ触れたばかりだ。
「軽く半押し……そこから強く押し込む……」
王小龍の言いつけに従い、お豆を愛撫する。
初めは怖くて力が入らなかったが、だんだんと体が慣れていき、指の動きが徐々に激しくなる。
リリウムは自分の変化に戸惑いながらも、それを止めることが出来なかった。
快楽に流されていく。
大好きな王大人が見ている。
ヨダレをたらしながらオナニーしているところを見られている。
そう思ったら、感度が倍になった。
一気に階段を駆け上る。
「見られて興奮しているな。まったく。お前はメアリーに負けず劣らずの淫乱娘だな」
「はい! そうなんですっ! 王大人が見てくださると、リリウムはとってもエッチになっちゃうんですぅ!
だから見ていてください! 今からいきます! リリウムいきますいきますっ! はっ! ふぅ……んっ、んんんんんんあぁぁあああああああああああああああああああっ!」
リリウムの体が土砂崩れの濁流の如く大きく波打つ。
暴れる馬のように跳ね上がる。
目からは涙が、口から涎、毛穴という毛穴から汗が溢れ、秘部からは尿が噴射し王小龍の足を汚した。
「見事だリリウム。まさか二段と連弾を同時に繰り出すとは思わなかったぞ。それでこそ私が見込んだ娘だ。では次は攻撃の講義に入ろう。私の攻撃を受け止めて見せろ」
王小龍はそう言ってズボンを下ろし、自らの大砲をさらけ出した。
その砲身はあまりにも立派で、外敵の侵入を許したことの無いリリウムの中に納まるとは思えなかった。
だがリリウムは逃げたいなんて微塵も思わなかった。
王大人が自分を認めてくれた。
それが嬉しくて嬉しくて、また涙が流れる。
「お願いします、王大人……リリウムのプライマルアーマーを貫いてください」
リリウムは満面の笑顔で言った。
完
>>603 大規模コジマ反応を検出
システムを賢者モードに移行します
ネクストはたどたどしい手つきで、カブラカンのスカートをそっと捲り上げた。
赤いプリーツの下に隠れていたソレを見て、ネクストは息を呑む。
「カブラカンのキャタピラ……凄く回転してるよ……」
「や、やだ! 恥ずかしいこと言わないでよ!」
カブラカンは体を真っ赤にして頭を振ったが、抵抗する素振りはない。
「行くよ……いいんだね?」
「うん、ネクストので突いて……」
ネクストが問いかけると、カブラカンは小さな声で肯定した。
とっつきの先端をキャタピラに当てると、カブラカンの体が僅かに震えた。
「んっ……擦れてる……ぅ……」
「あはは。カブラカンって意外とエッチだったんだね。もしかして普段から地面とキャタピラをこすり付けてオナニーしてた?」
「馬鹿! そんなことする訳ないじゃない! ネクストのだから……気持ちいいの」
「あ……ごめん。それ、凄く嬉しいよ」
「ねえ。早く奥まで突いてよ」
「うん。いくよ!」
ネクストは意を決し、とっつきを一気に突き出す。
先端がキャタピラの奥深くまで入り込む。
「ぁんっ!」
カブラカンは短い悲鳴を上げた。
強くしすぎただろうか。
「大丈夫? やっぱりまだ早かったんじゃ……」
「いいの! それより、私の中、気持ちいい? ネクストはちゃんと感じてる?」
「うん。カブラカンの中、とっても気持ちいいよ」
「じゃあもっと動いて。私でもっと気持ちよくなって」
実のところ、ネクストは激しく攻め立てたい気持ちで一杯だった。
カブラカンのことを思って自制していたのだが、当人の許しを得て遮るものは何も無かった。
そうでなくても、欲望を抑えるには限界がある。
先程までの探るような動作とはうって変わって、首輪を外した獣のように突撃を始める。
「あひっ! ひっ! ちょ、ま……いくらなんでも、は、はげし、んっ!」
「うぅっ! すご……気持ちいい、気持ちいいっ!」
ネクストは一心不乱に突いた。
最早カブラカンのことを考える余裕はなかった。
「あ、やだ。出ちゃう、出ちゃうよっ! 見ないでぇぇぇ!」
「え?」
突如カブラカンの外装が剥がれ落ちた。
ネクストが唖然と見ていると、そこから大量の自立兵器が飛び出していった。
「やだ……止まらないよ……こんなところ見られたくないよぉ…………」
「一杯出てきちゃったね。我慢できなかったんだ」
ネクストがそう言うと、カブラカンは身を震わせた。青ざめているようにも見える。
「ち、違うの! これは……っ!」
必死の形相で取り繕うとするが、現物が在る以上言葉の並べようがなかった。
カブラカンは、ネクストに醜態を見られたことで絶望の表情を浮かべていた。
「あぅ……私……私……!」
「大丈夫だよ。エッチなカブラカンも大好きだよ」
「本当? 嫌いにならない?」
「なるもんか。さぁ、もっとエッチなところを沢山沢山見せて」
「うん。そのかわり、ネクストのエッチな所も見せなさいよ!」
完
どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!
願わくばギガベースも出して欲しかった
これは・・・おそかったか
>カブラカンは体を真っ赤にして
ここで深夜だというのに何故か大爆笑した
なんという汚染だ・・・
613 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:42:25 ID:cbAPHpez
なんというコジマ汚染www
そしてちょっぴり萌えたオレはもう駄目だww
ちょっとカブラカン落としてくる
sage忘れたorz
本格的に駄目だ・・・
ネクストのコックピットハッチは首の後ろにある。
滑り降りるとそのままシートに落ちる形だ。
メイ・グリンフィールドはいつものように颯爽とメーリーゲートに乗り込もうとした。
ところがどういう訳か途中でつっかえてしまい動けなくなってしまった。
おっぱいが挟まったのである。
「どうかしましたか?」
上からリリウムが覗き込んできたので、恥を承知で助けを求めた。
「おっぱいがつっかえて動けなくなっちゃったのよ。助けてくれない?」
するとリリウムの温和な顔が悪魔のように歪んだ。
一瞬だったが、メイは確かに見た。
危機を感じ、逃げようとしても不可能であった。
「あら。それは大変ですね。私が何とかしましょう」
そう言ってリリウムはメイの乳に手を伸ばし、揉みしごいた。
「あんっ……リリウム、何するの……」
「だって、おっぱいが邪魔をしているんでしょう? だったらどかさないと」
リリウムの手に更に力がこもり、メイの豊満な乳房は変形し、痛みをともなった。
「や、やめて! 痛い!」
「この! このっ! 私はこんなにぺったんこなのに……何で貴方にはおっぱいがいっぱい!」
鬼の形相でリリウムはメイの乳房を攻め立てる。
その痛みはやがて快感へと変わり、メイは喘ぐ。
「あひっ、あひぃっ、つよすぎ、もっと、やさし、くっ、んっ、あ、あぁっ!」
そして、ついに絶頂を迎えた。
「あぁぁんっ!」
エクスタシーの痙攣で乳が激しく揺れ、そのおかげでメイは滑り落ち、無事コックピットに入ることが出来た。
「はぁ……はぁ……これが棚からぼた乳、じゃないやぼた餅というのかしら。じゃあねリリウム」
「あっ! 逃げるのですか!」
メイはメリーゲートを発進させ、その場から退散した。
リリウムから逃れた安心感から、出るときはどうすればいいのだろうということに頭が回らなかった。
続く
ワロタw
最近リリウム大活躍だなw
SSの概要を説明します。
・リリウム物
・
>>585からの続き物
・登場人物にオリジナルの人物がいます
以上の点に御注意してお読み下さい。
鼻をつく硝煙の臭いが、コクピット内に充満する。
「畜生が」
いくら整備不足であろうともそれまで経験したことのなかった事態に、彼は短く吐き捨てていた。
夢だ。これは夢なのだ。
首筋と眼底に重い感触を受け、彼の思考が淀む。
狙いを定めて放った銃弾は、彼の眼前に迫る白銀の巨人に対して一切の痛撃を与えることなく飲
み込まれてゆく。
「ぐ、う――がっ」
白銀の巨人の放つ紅い閃光が、男の操る機体を貫き、全身に激痛が疾る。
やはり夢なのだ。この紛い物の痛みこそがその証なのだ。
ばらばらになりそうになる四肢を無理矢理に押さえ込み、男が指先に力を込める。
ブレードの一撃が振るわれようとした瞬間、光が全てを覆い尽くした。
眩しい日の光が、寝台の上に横たわっていた男の瞳へと差し込む。
「おはようございます、と言うのには少し遅かったですね」
続く若い女性の声が男の意識を覚醒させる。
「……また、あんたか」
頭重の残る頭へと手をあてがって、男は身を起した。
「はい。ご迷惑とは思いましたが、お邪魔させて頂いています」
コンテナを改装して作り上げた変り種の病室の窓――正確にはハッチを開放して、リリウムは部
屋の中へと春の暖かなぬくもりを招き入れていた。
「たまにはこうして、外の空気もお吸いにならないと身体に毒ですよ」
そう言って少女が気持ち良さそうに伸びをするが、男の視界にその姿は映っていなかった。
(そんなことを考えるのは、保護区画で育った連中だな)
如何にもな苦労知らずに見える目の前の少女に、男が思わず舌打ちを漏らしそうになる。
「あの、やっぱりお邪魔でしたでしょうか」
「あーあー、もうなんだって好きにしろ」
押し黙った男の態度を不服の返事として受け止めたのか、顔を曇らせて俯く少女の姿を見た男は
投げやりになって承服の返事を返した。
「あ、ありがとうございます」
それを聞いてリリウムは顔を明るく輝かせると、紺色のフレアースカートの端を指先で持ち上げ
ながら、寝台の脇に据えられた鉄パイプ製の椅子へと腰を下ろす。
「それでは、今日もよろしくお願いいたしますね」
一々丁寧にお辞儀をしてくる少女に、今度は溜息でもって返事を返し、男は今更ながらに半病人
の自分へと禁煙を言い渡してきた院長のことを恨み始めていた。
「今日こそ、貴方のお名前をお聞かせ下さい」
その言葉を口にし、耳にすることから二人の会話は始まる。
王小龍の留守の期を利用すること、既に三回。
リリウム・ウォルコットはこうして自らの撃墜したネクストのパイロットである男の病室へと、
その脚を運び続けていた。
「……わかった。教えてやる」
先の見えぬその押し問答の繰り返しに、形の上で折れたのは男の方からであった。
「本当ですか!」
その言葉に、男が前回見た時よりも心なしかしょげているように見えていた少女の表情が明るく
なる。
「ただし、だ。条件は出させてもらう」
「わかりました」
唇の端を意地悪く吊り上げて付け加えた男の言葉に、少女は即答する。
「おいおい。まだ俺はどんな条件か言っていないだろうが。安請け合いは、やめとけ」
「いえ、リーリエには重要なことです。なので、可能な限りそちらの提案には沿えるよう、努力さ
せて頂きます」
脅しのつもりで口にしたその台詞を真っ向から受け返され、思わず男が鼻白む。
(たかが名前一つ、俺の口から聞き出すのにこれか)
男からしてみれば、リーリエという――恐らくは偽の――名前以外、他の一切を語ろうとしない
この少女の存在は、鬱陶しいことこの上ないものであった。
彼女のそれが、物珍しさからくる行動であればちょっと怖いところを見せてやってそれでお終い
にしてしまおう。
そう考えてわざと粗野な振る舞いを続けてみても、この少女はいつまで経ってもこの調子なのだ。
(食わせ者か、それともただの馬鹿なのか)
恐らくはその後者であろうとは思ったが、どちらにせよ何時までもこんな茶番を繰り返す気も男
にはなかった。
「そうか。じゃあ先に俺の出す条件を飲んでもらうぜ。それが出来ないなら、この話はなしだ」
そう言って、男は下品に顔を歪めて見せる。
ここですんなりと名前を教えるようでは、この先どんなことで付き纏われるか知れたものではな
い。そして彼女の正体を考える限り、男にとってそれは絶対に避けておきたいことでもあった。
「それも了承いたします。ですので、ご条件をお聞かせになって下さい」
そんな男の内心を知ってか知らずか、彼女の態度に変わりはない。
「……面倒だぜ、全く」
男から見た感じでは、引っ込みがつかなくなって意地を張っている風にも見えなかった。
「よし。じゃあ条件を言う。一度しか言わないから、聞き逃すなよ」
むしろ自分の方が意地になってきていることには気付かずに、男は言葉を続けた。
その言葉を口にした直後の少女の反応は、男にとって非常に痛快なものであった。
真面目ぶっていたその表情は一変して狼狽にとって代わり、白亜の磁器のような白さを保ってい
た肌は、羞恥に朱く染まっている。
愉快だ。
こんな子供相手になにを大人げないと、どこの誰から笑われようとも、愉快でならない。
「ちゃんと聞こえたようだな。意味がわかっているのなら、さっさとここから帰れよ。でないと、
あんたが条件を飲んだと受け取るからな」
自分が、先ほどまでとは違う意味合いで笑みを浮かべていることに気付いてはいたが、そんな些
細なことは、いまの彼にとってはどうでもよいことであった。
「――わかりました。その条件を受け入れます」
馬鹿笑いを堪えるのに必死になっていた男が、その言葉で固まる。
「……は?」
「受け入れます、と言ったのです!」
リリウムがその顔を赤く紅潮させたままで、呆然として口を開いていた男へと向け、食ってかか
るように言い放つ。
「あー……確認するがな」
「なんですか」
語気を荒くして言葉を返す少女に、我に帰った男が優しい口調になって問いかける。
「その、あんたな……初めてか?」
「え、あ――だっ、男性の方とそのような行為をするのは、初めてです」
「そうか。わかった」
ふーっ、と自分を落ち着かせるように深く溜息を吐いて、男がリリウムの肩の上に両手を置いた。
「あ、あのっ。リリ……リーリエも、まだ心の準備の方が」
突然のその行為に、少女が身を硬くして声を上擦らせるが、男はその腕をしっかと離さぬように
して真剣な眼差しを彼女へと向けた。
「お互い、冗談はここまでにしておこう。悪いが俺も男だ、お嬢ちゃんみたいな美人に抱いてもい
いと言われたら、本気にしちまうことだってあるんだ」
男の目からも、目の前にいる少女は美しく見えた。
一見して子供のように小柄で華奢に見える身体も、体型的には既に女性としての性的な魅力を備
えだしている。
完全な成熟を果した肉体ではなかったが、むしろそれが、その身体を自由にしてもよいという彼
女の言葉に、一種背徳感のようなものすらも漂わせる、絶妙のラインであるとも言えるだろう。
深入りは避けたい。
だが、正常な男性であれば、自ら深入りをしたくなる気持ちを皆一様に抱いてたとしても、なん
ら不思議ではない。
それが男が少女に対して抱いた、男性としての率直な感想であった。
「あんたにどんな考えがあるかは知らねえが」
「じょ、冗談のつもりなどありません」
「ああそうかい。それなら、もっと気の利いた色男にでも事を頼め。俺は面倒が嫌いなんだよ」
言葉の途中に割り込んでくる少女に、男は鷹揚に頷いてみせると、彼女の肩を掴んでいた両腕の
力を抜き、軽く突き放した。
「じゃあな。悪いが窓だけは閉めて帰って――」
「帰りません!」
どん、という衝撃が厚い胸板に走り、男が思わず咽返りそうになった。
「こ、の――」
分からず屋が。
そう口にしかけた男の鼻先に、甘い果実の香りが漂ってきた。
気が付くとリリウムの身体は男の逞しい腕に引き寄せられ、寝台の上へと倒れこんでいた。
「あ、ぅ」
少女が、苦鳴の声にも似た吐息を漏らす。
背中に廻された腕の力はそれほどでもなかったが、肩口から触れた男の肌がとにかく熱く感じら
れて、彼女は引き攣るようにしてその身を強張らせた。
(え――?)
下腹の、丁度へその脇辺りに新たな熱さを感じて、リリウムは喘ぐ意識の中で首を傾げる。
それが男の掌の感触だと気付いた時には、もう遅かった。
「や、ぁ――」
「大声出すな。じいさんに聞こえちまうだろうが」
男が息を荒げて、少女の上半身を覆っていた薄手のカーディガンをその下にあるアンダーごと、
一気に捲くり上げた。
「あんたの肌、本当に白いな」
目の前に露になった彼女のへそから胸元へかけての肌の透き通るような白さに、男は思わず手の
動きを止めて生唾を飲み込みそうになるのを堪えた。
「あっ、くっ――いやぁっ!」
「こ、こら。暴れんなって。服が裂けちまうだろうが」
「はなして、離して下さいっ」
まだ幼さを残すが故の、一種倒錯した美しさを見せるその身体に男が見惚れた隙を縫い、リリウ
ムは手足を必死にばたつかせて抵抗を試みる。
だが、大人と子供と例えても大袈裟ではない体格差の前に、その行動はあまりにも無力であった。
細い両腕は男の左手一つで頭の上へといとも容易く押し上げられ、暴れる両の脚はその付け根の
部分に膝をきつく当てられて動きを止めていた。
「今頃怖くなってくるなんて、虫が良すぎる話だぜ。それとも、最初ぐらいはやさしく、ってか」
「な、なにを――こんな乱暴をされるなんて、約束が違い過ぎます!」
「はあ? この身体とその顔で誘うだけ誘っておいて、その言い草かよ。あんたも大概だな」
「やあっ、やめて――ひっ!?」
いやいやをするようにブロンドの髪を振り乱し、拒絶の意志を現すリリウムの下腹へと再びあの
熱さが触れてきた。
「こちとら、仕事の前から溜まりに溜まっているんだ。そこまでして煽らなくても、思いっきり可
愛がってやるから、安心しな」
ついっ、と人差し指を少女のへその上へと立て、そこから円を描くようにして肌の感触と反応を
確かめると、男は軽く口笛を鳴らしていた。
肌理の細かさと柔らかさは、当然見た目の通りに素晴らしいものだったが、男を一番に驚かせた
のは、その視覚的な反応であった。
指先を這わせていくと、その白い肌の上に、うすい桜色の軌跡が描かれていくのだ。
しかもそれは、暫くの時を置くと、雪解けするかのように掻き消えてゆき、元の白さを取り戻す。
「いいね。初めてを頂くなんざ、今までは面倒なだけと思っていたんだが」
ここまので極上となれば話は別だとばかりに、男が少女へと覆いかぶさる。
その指先を下腹から外側へと逸らし、撫で上げるように脇の方へと走らせていった時点で、男は
少女からの抵抗が途絶えていたことに気付き、眉を顰めた。
(乱暴が過ぎたか?)
飽くまで楽しみとしての行為のつもりで、リリウムの自由を奪っていた男ではあったが、ふと心
配になって掴み上げた彼女の手首へと視線を移すと、そこにはうっすらと赤く腫れあがった後が残
されていた。
「っと、悪い。手荒にしすぎ――」
「ぅ、っく……ひっ、う、うぅ……」
想像していた以上に華奢な少女の体に対する、扱いの不味さを反省しようとした男の耳へと、微
かな嗚咽の声が響いてきた。
男が反射的に固まる。
それに対して、リリウムの喉から漏れる嗚咽の声は、その大きさを増していくばかりであった。
「ひっ、ひっ、ひぅ、う、あ……あぁ、ああぁぁっ!」
「ちょ、ちょっと待て! 泣くとか、ありかよ!?」
解放された両の手で顔を覆い隠し、まだなんとか着衣に守られていた胸元を、ひきつけを起した
かのように激しく震わせて、彼女は盛大な泣き声を上げ始めた。
「おい、泣くな。泣くなって。俺が悪かったから、な?」
小鳥が、ぴぃぴぃと親を呼び求めるように、細く高い音色を無遠慮に撒き散らし始めた少女を前
に、男は完全に毒気を抜かれていた。
(なんだって、俺がこんな役回りをしなきゃなんねぇんだよ)
彼女の着衣の乱れと姿勢を直し、先ほどまでとは一変して壊れ物を扱うかの如く、不器用な手つ
きであやそうとするが、当然それは巧くなどいかない。
「おい、じーさん! 聞こえているだろ、あんた! なんとかしてくれ!」
「あぁっ! ぅあああっ! うー、ぅ、ぁああああっ!」
お手上げになって恥も外聞もなく助けを呼ぶが、それは少女の怯えに火を注ぐだけの、余計な行
為に過ぎなかった。
この騒ぎを聞きつけているはずの院長も、他の病室の住人も、端から無視を決め込んでいたのか、
一向に姿を見せる気配もない。男は完全に途方にくれた。
一向に泣き止まない少女を見ていると、思わず口に綿でも詰め込んでやりたくなるが、それでは
行き着くとこまでいった馬鹿のやることだろうと、流石に思い止まる。
(なんかこう、ねぇのかよ。起死回生の巧い手ってのは)
そんなものを簡単に思いついて実行できるような人間であれば、彼はこんな場所に厄介になどな
っていないのはずなのだが、それでも必死になって対策を考えようとする。
しかし、それも巧くいかない。
元々こういった事態に慣れていない上に、すぐ傍に幼い子供のように泣き喚くリリウムがいるの
だ。むしろ、これでまともに考え事に集中できる方がおかしいくらいだろう。
「と、取り敢えず窓だ。いっ、つぅ……くそ、半病人になんてことさせやがるんだ、こいつは」
この調子で外に延々と泣き声を垂れ流しにして、本当に手に縄が回っては洒落にならない。
そう考えた男が寝台の上から脚を下ろそうとして、足全体に鈍い痛みを覚えた。
戦闘、しかも完膚なきまでの敗戦で機体のみならず、彼自身の肉体にも多大なダメージが残され
ていた為だが、いままではそんな状態であっても、そっちのこととなれば痛みも吹き飛んでいただ
けの話なのだ。
「ぐ、いててててっ――こ、のぉ」
引き摺るようにして病室の窓を閉めてまわり、男は精根尽き果てた状態で、再び少女の泣き続け
る寝台の上へと倒れこんだ。
「まぁだ泣いてやがるのか、お前は」
――疲れた。
最早なにを考えることもできず、男は両腕を広げて、重くなってきた目蓋に全てを任せていた。
ふにふにとした感触が、男の意識をまどろみから引き戻そうとする。
(なんだよ、おい)
やわらかいと感じていたのは、遠慮がちに引っ張られる己の頬の肉ではなく、むしろその心地良
い刺激を与えてくる、別のなにかの方であった。
「んん……」
くすぐったいような、もどかしいようなその感触に男が声を漏らすと、その刺激がぴたりと止む。
暫く空白の意識に己を任せていると、またふにふにとした感触がやってきた。
「ん、あ――」
――ふにふにふにふに。
「く、んくく」
――ふにふに、ぐに、ぐにっ。
「んお? う、む、む……」
――ぐぐぐぐぐっ。
「む、い、いでっ! いででででっ!?」
「きゃっ」
頬を強く引っ張られた鈍い痛みと、甲高い驚きの声で男の意識は覚醒した。
「――ああ、あんたか」
「あ、はい。おはよう……ですか?」
「んんっ。ちょっと待ってくれ。いま、思い出す」
「はい」
腕の中に収まるリーリエと名乗った少女の姿を認めて、男は判然としない記憶の扉をこじ開けよ
うと眉間に皺を寄せた。
「……ああ、そうか。寝ちまったか。悪かったな、お嬢ちゃん」
「いえ、リリウムこそ、突然のこととはいえ、取り乱してしまいました。すみません」
ガリガリと後頭部を掻きむしりながら、男が謝罪の台詞を述べ、少女がそれに対して横になった
ままで器用にお辞儀を返す。
「あんたが謝ることは――ちょっと待て、いまあんた、なんて言った」
「あ」
「リリウム……リリウム・ウォルコットか! って、あだだだだだだっ!?」
「あ、だ、大丈夫ですか!?」
反射的に体を跳ね上げた男が、その動きの反動としてやってきた激痛に、顔を歪めて仰け反る。
しかしその痛みも、いまの彼にとっては優先して対処していくことではなかった。
「くそっ、あんたか。あんたが、あの銀色のネクストの」
「む、無理をなさらないで下さいっ」
「無理? 無理だと? 手前の手でこうしておいて、よくも、そんな、ぐっ、ツッ――」
仕事で出くわした敵に恨み言をいうなど、負け犬の遠吠え以下だと頭ではわかっていても、いざ
その相手を目の前にして平静でいられるほどに、男は出来た人間ではなかった。
「なんなんだ、あんた。負けた俺を、わざわざ笑いにでも来たってのか、天下のBFFの女王が」
「――っ!」
怨嗟の声で叫ぶ男に、彼の身体を支えていたリリウムの体が、びくりと震えた。
「あいつは、フェイトシェアはどうした! 俺の相棒はっ! 鉄屑にでもしたのかっ」
男が、血を吐くように叫び続ける。
拳が苛立ち紛れに寝台へと叩き付けられ、重く響いた衝撃にリリウムは瞳をきつく閉じて耐えた。
耐える以外の術を、知らなかった。
静寂の後、寝台の上にうつ伏せになっていた男が、緩慢な動きでリリウムへと向き直った。
少女の肩がきつく、乱暴に掴まれる。
「っ、う……」
「お前は、なんの目的で此処に来た」
静かに問いかけてくる、男の目と身体に宿るのは殺意そのものであった。
「言え」
「く、ぁっ、り、リリウムは、ぁ」
肩を手に、心の臓をその気に鷲掴みにされた少女が、息も絶え絶えに喘ぐ。
「リリウムは、し……っ、知りたいのです」
「なにをだ」
苦鳴に喘ぐ姿にも一切の動揺を見せずに、冷えきった声音で男が後を促す。
「り、リリウム以外の、全ての人たちが闘う……闘う理由を、知りたいのです!」
それは叫びだった。
有形無力の、意味を成さない言葉でしかない、ただの叫びを彼女は繰り返す。
「知りたいのです! リリウムが殺した、奪っていった人たちの闘うわけが! 私が、私がただ言
われるままに閉ざしていった、その価値が、知りたいのですっ!」
絶叫に等しい言葉を口に、リリウムが眼前の男へ訴え続ける。
「……餓鬼かよ」
舌打ちを鳴らして忌々しげにそう吐き捨てた男からは、既に先刻までの冷たさは消え失せていた。
「ラーム、だ」
「え……?」
「意気地無しのラーム。それが俺の名前だ。苗字か名前かは知らねぇがな」
悪かったな、と付け加えて、男は少女を解放した。
「で? その理由とやらが知りたくて、偶然殺し損ねた相手に、わざわざ聞きに来たわけか? 流
石、トップランカーはぶっ飛んでいらっしゃるな」
付き合いきれないといった風に、男が大袈裟に肩を竦めてみせる。
「……リリウムは、ラーム様とお話してみたかったのです」
「あん?」
「なぜ、死を前に闘えるのか。なぜ、逃げ出さずに闘いを選ぶのか。私には、理解できません」
項垂れ、消え入りそうな声になりながらも、リリウムは己が抱いていた疑問を初めて口に昇らせ、
男へとぶつけていた。
「なんだそりゃ。戦場に、ネクストに乗っていりゃあ、誰だって死ぬんだよ」
理解できないといった口振りで男が受け返す。
「リリウムに、死は許されていません。死は、育ててくれた方への裏切りに他なりません」
「……カウンセリングかなにか受けた方がいいぜ、お前さん。俺はそっちの方で食っているわけじ
ゃないんだ」
なんだかんだで返答を続けつつも、俺はこんな子供相手に撃墜されたのかと、男は無性に悲しい
ような、虚しいような気分になり始めていた。
(BFFの女王、か。騙りにしちゃあ大袈裟すぎるが、本当なら、あそこも先が危ういな)
それとも、と男は考える。
あの噂は本当なのか――
傭兵たちの間でまことしやかに囁かれる噂話の、そのうちの一つを、男は思い出していた。
BFFという企業は、ある一人のリンクスの手に因って操られている。
いまの世の中を牛耳る企業と、その駒であるリンクスとの、関係の逆転を意味するその噂話は、
男にとってなんの価値もないものだった。
だが、彼の目の前にいる少女が、本当にあのリリウム・ウォルコットだというのならば、その話
も完全に無価値なものではなくなってくる。
「リーリエ、だったな」
リスクだけが恐ろしく大きい、賭けにもならない計画が、男の頭の中で立ち上がり始めていた。
「え、それは、あの……」
「一つ、答えてくれ」
突然偽りの名前で呼ばれて、リリウムはたじろぎながら男の言葉を待った。
「あんたは、俺のネクストがどうなったかは、知っていないのか」
「――廃棄されました」
男の搭乗していたネクストの廃棄を「客人」の前で命じたのは王小龍だったが、そのことは口に
はせずに、リリウムは意図して簡潔な答えを返した。
「そうか。ありがとよ」
「大事なもの、だったのですか」
表面上では、さっぱりとした口調で礼の言葉を述べる男に、少女は真剣な眼差しで問いかける。
「そこそこには、な」
そう、そこそこに。自分の手足程度には、大事だったと言えたのだろうと、男は思い返していた。
「……やはり、こんなお話をされてもご迷惑なだけですね」
暫し無言の時が過ぎた後に、自虐の響きのある口振りでリリウムが呟いた。
「ボランティアでやれってのなら、そうだな。だが、取引って形でなら、考えるぜ」
多少勿体を付けてその独白に返事をした男へと、少女が不信の眼差しを向ける。
「先ほどのようなことを、お望みですか」
「あ? ……ああ、そういやあんた、男が女を抱くって意味も、わからないんだな」
「いまは、なんとなくわかるつもりです」
つい、とそっぽを向くリリウムの頬は赤い。
「なるほど。まあ、それも魅力的ではあるんだがな。俺が欲しいのは、情報だ」
なんとなくそこから離れがたいのか、寝台の上で着衣を押さえたまま、恥じらいの仕種を見せる
少女の姿は、確かに男の劣情を煽るものではあった。
「情報、ですか」
「そうだ。あんたはリーリエとして、俺にBFFのちょっとした情報を売ればいい。無論、俺と話
してあんたが得るものがなくなったと判断すれば、取引はそこで終了だ」
それは、稚拙な引っ掛けであった。
男の狙いは、BFFという企業を相手にした、個人的な仕返しを兼ねた弔い合戦であり、それが
目の前の少女が持つ欲求にも似た、感傷の産物であることも十分に理解していた。
「別に、あんたやその周りの人間しか持たない、重要な情報でなくたっていいんだ。ネクストに関
わらない、些細なことだっていい。俺も、無料で付き合うんじゃあ、話にも張り合いがないだけだ
からな」
できる限り少女の警戒心を刺激せぬように、男は柔らかい口調で囁き続けた。
そう、情報の価値自体に意味はない。
――大事なのは、あんたが、リリウム・ウォルコットが、情報を売ってくれたっていう、事実だ。
殊更、リーリエという少女と自分の個人的な取引なのだということを強調して、男は言葉を重ね
た。
リリウムの美しいブロンドの髪が、その心の動揺を示すかのように、揺れている。
――もう一押しだ。
男がそう判断して、破談の素振りを見せつけようとしたその時、彼女は俯かせていた顔を上げて
口を開いてきた。
「お断りします」
やわらかな、しかし決然とした口調で、リリウムが拒絶の意志を告げる。
「リリウムの願いは、飽くまで個人的なものです。それを成す為に、大恩ある方に背くようなこと
は、できません」
少女のその眼差しに意外なほどの強い意志の光を見せ付けられ、男が一瞬怯みかける。
(女王としての一面って奴か)
だが、それまでとは打って変わって強気になった彼女の態度に、男の中で疑問が生じた。
苦々しく感じられたリリウムの言葉の一端が、どこかで引っ掛かって感じたのだ。
大恩ある方。そしてその前には、育ててくれた方。少女が確かにそう口にしていたのを、男は思
い返していた。
BFFの女王としてよりも、その誰かへと向けられた、信義めいたものが彼女を支えている。
そんな風にも感じられたのだ。
そしてそういった少女の有り方に、心のどこかで嫉妬を感じている、つまらない自分がいること
にも、気付いていた。
「あの、ラーム様」
「なんだよ」
苛立ちが表情に出ていたのか、男へと話しかけてきたリリウムの声は、遠慮がちなものであった。
「リリウムの方から、取引の条件をお出ししてもいいでしょうか」
「聞くだけ聞いてやる。言ってみろ」
男の理解の外にはあったが、少女にとって、自分と話をするということは、やはり大事なことで
あるらしく、それだけは会話の内に彼にも伝わってきていた。
「その、リリウムが納得いくまで、お話にお付き合いして貰えるのでしたら、なのですが」
途切れ途切れに確認の台詞を口にする少女の頬が、また再び朱色に染まり始めたことに気付き、
男は押し黙ってその後に続く言葉を待ち受けた。
「約束を、頂けるのなら……ラーム様が最初に提示された条件では、不足でしょうか?」
男の顔が露骨に歪み、それにいつもの舌打ちが加わる。
「まず、返事をする前に、だ。その様付けで人の名を呼ぶのは止めろ。調子が狂う」
「え、あ、はい」
それなりの決心で口にしたであろう台詞をはぐらかされ、リリウムは戸惑いの表情で男の言葉に
頷いた。
「それとな。あんた、BFFの連中に自分の身体は大事にしろとか、言われてないのか。世間知ら
ずにもほどがあるぜ」
「言われます。言われますが、私自身が貴方に供せるものは、他になにもありません」
「金とか、そういうのだって自由にはなるだろ」
我ながらどうでもいい話だとは思いつつも、徐々に増してゆく苛立ちが、男を饒舌にさせていた。
「それで引き受けてくれますか?」
「御免だね。食っていく分には、困ってないんだ」
「なんとなく、そう言われる気がしました」
力のない、困り顔になって少女が笑ってみせた。
それが出来損ないの苦笑であることが、男にはわかってしまう。
「いいぜ。それで契約してやる」
不機嫌な表情はそのままで、野放図に伸び始めていたその髪を、がしがしと音を立てて掻き毟り
ながら、男が了承の言葉を告げた。
「ラーム様」
「だから、様は止めろ。でないと、この話はなしだ」
「そうでした。――では、ラームさん、ですね」
あらためて男の名を呼びなおして、そこで少女は安心したように息をついた。
「嫌われているかと思いました」
「鋭いな。俺はあんたのことは嫌いだぜ」
内心を顕わにしてまた俯き加減になる少女の言葉を、男がすんなりと認める。
「お嫌い、ですか」
面と向かってそう言われ、傷付く部分があるのだろう。
リリウムが悲しげな顔でその言葉を繰り返す。
「ああ、嫌いだ。だから俺があんたの身体に満足するかは、あんたの頑張り次第だ」
「……どうしていいのか、わかりません」
こうもあからさまに言われてしまうと、気恥ずかしさよりも先に、申し訳なさの方が先に立って
しまい、リリウムは助けを求めるように男の顔を見上げた。
「今回はサービスだ。俺の方からしてやる。いいな?」
「……はい」
「次回からは、これからすることを参考に俺を満足させろ。そうしたら約束通りに話でもなんでも
してやる」
「はい。覚えます。覚えて、貴方を満足させるようにします」
蚊の鳴くようなか細い声で、リリウムが肩を震わせ、男の言葉に従う意志を見せた。
それを確認した男が、ほんの少しだけ表情を和らげる。
「といっても、俺は半病人で、あんたは生娘だ。互いに無理はあるからな。さっきみたいな手荒な
真似は控えるから、そこのところは安心しろ」
そう言った男が、身に着けていた上着をリリウムの目の前で無造作に脱ぎ捨てる。
「あっ――ありがとう、ございます」
男の気遣いと無遠慮さを同時に目の当たりにして、少女が伏目がちになりながら礼の言葉を述べ
た。
その言葉を男が意識的に無視していると、彼女はそのうちに落ち着かない様子で、自らの上着の
胸元とへその間の辺りで、細い指先を行ったり来たりさせ始めた。
「なにしてる」
「い、いえ。その、リリウムもラームさんのように……した方が良いでしょうか」
その動きを不信に思った男の問いかけに、少女は躊躇いがちな様子でそう答えた。
「脱ぐのは、恥ずかしいか」
男が単刀直入にその心情を言い当て、少女が申し訳なさそうな表情を浮かべて、それに頷き返す。
「じゃあ、着たままだな」
「え?」
事も無げにそう告げてきた男の顔を、思わずリリウムが覗き込みかける。
その次の瞬間、ふわりとした浮遊感が、彼女の全身を包み込んでいた。
すとん、と軽い着地の音を立て、リリウムが男の厚い胸板に背中を寄せる形で移動した。
「これでいいか?」
少女の脇の下に手を差し込み、その身体を軽々と持ち上げて場所換えをさせた男が、事後承諾を
求めるかのように彼女の耳元で囁いてきた。
「え――あっ、やぁ、ぅう」
「始めるぜ。最初のうちはくすぐったくても、我慢しろよ」
事態を把握しきれていなかった少女の返答を待たずして、男がその掌を彼女のアンダーの下側か
ら進入させ、ゆっくりと動かし始める。
「撫で回しているだけで、くるものがあるってのは、俺も初めてだな」
「う、ぅぅ、く、くるも――? あ、うぅ」
すべすべとした少女の肌の触り心地を十ニ分に堪能しようと、指の腹で下腹部全体をなぞり上げ
るようにして男が愛撫を行うと、全身を戦慄かせてリリウムがそれに反応を示した。
男が、不意にその動きを止める。
指先は彼女の胸の頂を捉えていた。
「ブラは外すぜ」
「……はい」
その宣言に、暫しの逡巡を見せてからリリウムは首を縦に振る。
背中に男の指が触れた。
そう感じた時には、既に彼女のふくらみを護る布切れは、その役目を失っていた。
心細さをおぼえたのか、腕を交差させ、背を丸めて少女が俯く。
「リーリエ」
「――」
羞恥の気持ちからか、男の呼びかけにも答えずに、リリウムはきつく瞳を閉じている。
「そういう仕種は、そそるぜ。男の喜ばせ方だって覚えておきな」
「――そ、そんなつもりは、あっ!?」
「動くな。そっとふれてやるから」
弾けるように顔を上げたリリウムの、細い腕とやわらかな肌の間にできた僅かな隙間を、男の指
先が掻き分けるようにして進んでいった。
反射的に身をよじって逃れようとする動きを、少女の肩の上に自分の顎をかけて男が封じる。
「ん、うぅ、う、あ」
自然、それがうなじを責め上げられる形になり、リリウムは己の背筋を這い上がってくる奇妙な
感覚に、声を上げ身体を震わせた。
「はぁ、はぁ、はっ――」
「可愛いな、あんた」
「あ、くぅっ」
互いの肌に段々と滲み出す汗と、その鼓動に合わせて昂りだした情欲の影を認めて、男は堪らず
目の前の少女の耳たぶに吸い付いていた。
「な、なにを、あぁ、うぅ」
「手、後ろに回してみろよ。あんたにも触らせてやる」
じりじりと胸のふくらみを刺激しながら、男がリリウムの腕を身体の後ろ側へと引きおろす。
その手が、なにか硬いものに触れた。
「あっ」
はっとしたように、リリウムが声を上げる。
「わかるか?」
「はい。熱い、です」
「違う。どこだかわかるかって、聞いているんだ」
少女の身体が、ぴくんと小さく跳ねて、眉の根がきつく寄せられた。
「男性の方の、その……生殖器官、でしょうか」
しどろもどろといった口調で答えるその頬の周囲は、火がついたかのように赤い。
「色気のない言い方だが、当たりだ。ご褒美はいるか?」
「……はい」
「いい子だ。じっとしていろよ」
男の言葉通りに、リリウムがその身をじっと動かさずに次の行為を待ち受ける。
既に彼女の心の内からは、当初感じていたような不安感は薄れてきており、それに変わるかのよ
うに漠然とした期待感のようなものが芽生え始めていた。
「んぅ、あ、はっ、うぅ……」
男の指先がやや性急さを増した動きで、少女の胸のふくらみをまさぐるように責め上げ始める。
自分の肌が、じっとりと汗にまみれ、頭の芯の辺りがぼうっとしてくるのがわかり、リリウムは
瞳をきゅっと閉じてその熱さと得体に知れない感覚に耐えていた。
「意外に、あるな」
「――え? あぅ、ふっ、う、くっ」
「胸だよ。服が子供っぽかったからな、騙されていたぜ」
「う、うぅぅ……」
自身の肉体の性的な部位を、生まれて初めて異性に愛撫を受けたままで指摘され、気恥ずかしさ
と狂おしさから、リリウムは顔を真赤にして俯かせた。
「リーリエ」
「うぅ」
「悪かった。だから、こっち向け」
意地になったかのように顔を背ける少女の瞳を、男が上側から覆いかぶさって追いかけた。
青色と茶色の、色合いの異なる瞳が向き合う。
「悪かった」
「ぅう、嫌いですっ」
額と額を合わせて、男はリリウムの目に赤い名残を見つけた。
「泣かせて悪かった」
「大嫌いですっ!」
うなり声を爆ぜさせて、リリウムが言う。
「キスしてもいいか」
「知りませ――んぅ! ぅんーっ!」
目元から口元へ舌を這わせて、男は少女を黙らせた。
長く後を引く吐息が二人の唇から漏れる。
再び瞳を合わせた時、リリウムは憮然とした表情を男に向けていた。
「どうした。息が持たなかったか」
「いまのは、契約違反でした」
「そりゃ悪かった。反省している」
迫力不足の怒りの眼差しでにらみ付けられ、男が首をすくめて謝罪の言葉を口にする。
「反省して下さい。んっ、ぅう、あぅっ」
「した。……嫌だったか?」
男の腕が再び少女の服の下から差込まれ、やわらかなふくらみを揉みしだく。
「されるの、ぅ、でしたら、リリウムのことを……好いて、下さる方に、っく、され、たいです」
「リーリエの方なら、嫌いじゃないから安心しろ」
「詭弁、で、ぅあ、はっ、うぅ――あっ!?」
男が少女の上げた抗議の声を意図的に途絶えさせて、その着衣を乱暴に捲くり上げると、未だ胸
の頂を覆い隠していたブラを一気に引き抜いた。
それに続くように、少女の体が均衡を崩して寝台の上へと横這いに倒れこむ。
「やっ、駄目ですっ、服っ」
リリウムが声を上擦らせて、はだけた胸元を手で隠す。
「全部着たままじゃ、出来ねえよ。それとも、照明落とすか?」
手足をばたつかせて抵抗しようとする少女へと、男が何気なくそう口にした。
「く、暗いのはもっと駄目です」
「あん? 本当に餓鬼なんだな、あんた。ここは、こんなに成長させちまっているのにな」
腕の隙間から覗かせていた、リリウムのぷっくりと腫れ上がった桜色の乳首を、男が指先でそっ
と撫で、軽く弾いた。
「え、ぁう、あっ!」
たったそれだけのことで、少女は悲鳴のような声を上げて身を仰け反らせる。
「っと、指じゃ刺激が強すぎたか」
暗闇への恐怖に後押しされたその反応を、しかし男は別のものとして受け取った。
「それじゃあ、こっちだな」
男がリリウムの腰へと腕を回し、その身体を胸元の方へと優しく引き寄せる。
「あ、あの、一体なにを」
「指が駄目なら、こっちだろ」
「え、あっ、きゃっ」
不安げな面持ちで男の顔を見上げたリリウムに、彼はちろりと舌先を見せてから、彼女の身体を
軽々と上へと持ち上げた。
(あ……)
一瞬の浮遊感が過ぎ去った後、下半身を抱きしめられた反動で、リリウムの視点がまるで振り子
のように上下に揺らされた。
「――あっ、うぁ、あ! あぁっ」
攪拌された意識の底を、突如として痺れるような甘い感覚が突き抜け、彼女は我知らずあられも
ない嬌声を己の口から発していた。
男の舌が、自分の胸の中心を舐め上げ、そこに吸い付いてきたのだということには、リリウムは
すぐに気付けたが、それが何故自分にこのような反応をもたらすのかが、わからなかった。
「うぅ、あっ、ひぅっ」
「すげえ乱れ様だな。感覚強化でも受けていたのか? それとも、胸が特別弱いだけか?」
「かん、あっ、うぁ、ぅううっ」
男が漏らしたその言葉の意味を正確に捉えることもできずに、尚も少女は嗚咽にも似た声を上げ
続けていた。
「ぅ、うう、あっ――は、ぁ、はぅ」
「声もいいな。約束がなけりゃ、すぐにでもぶち込んでるところだ」
一度濡らしてやった方の胸は、指の腹でゆっくりとこねくり回してやりながら、男はまだ手付か
ずであった、もう片方の胸の頂にも舌先を寄せてやった。
「ぅあっ! うぅっ、ひっ、あぁ……」
赤く泣き腫らしていた目元と、感極まった叫びを漏らす口元を両の掌で覆い、リリウムがいやい
やをするように頭を左右に強く振る。
「泣き虫だな、あんた。泣くほど気持ちがいいのか?」
「な、ないてなどっ、ぅ、ひぅっ! い、いませんっ!」
誰がどう見ても強がりにしかすぎないその言葉に、しかし男は安堵の笑いを浮かべてみせた。
「そうか、じゃあ気持ちはいいんだな。安心したぜ」
「うぅーっ!」
全身を紅潮させて、リリウムが男の肩に拳を叩きつけるが、非力で、しかも大した力を入れるこ
ともできない体勢では、反撃らしい反撃にもなっていない。
「こら、暴れんなって」
「嫌いです、大嫌いですっ」
それでも少女は男への報復を諦めない。
仕方なく男が行為を中断して、最初していたように彼女を背後から抱きしめるまで、その抵抗は
止むことなく続けられた。
「機嫌直せよ、リーリエ」
「――」
「キスしてやるからよ」
内股になって息を整え終えたリリウムが、彼女の髪を撫でてくる男へと不服の眼差しを向ける。
「……なにか、納得いきません」
「じゃあ、あっち向いてろ。こっち向いたままだと、するぞ」
リリウムが、顔の向きはそのままに視線だけを外す。
「どこを向くのかくらい、リーリエの勝手です」
「そうか。今度は、途中でちゃんと息しろよ」
陰影の中に隠されていた少女の首筋に、ブロンドの髪を梳いて通った男の指先が辿り着く。
「んっ……」
その爪の先端がうなじを通り越し、汗で剥がれ落ちそうになっていた一枚の絆創膏へ触れると、
リリウムはなにかに怯えるように、その身を硬くした。
男の指先が、そこをきつく撫で上げた。
それで剥がれ落ちかけた仮初めの皮膜が、彼女の白い肌と再び繋がる。
知らず安堵の溜息を漏らす少女の下腹部へと、もう片方の男の指先が押し当てられた。
それで男の意図を察してしまい、脱力しきっていたリリウムの膝が反射的に震える。
「してみるか?」
「……怖いです」
「俺もだ」
男が器用に片手でスカートの留め金を外すと、リリウムが軽く腰を浮かせて肌と布地の間へと、
男が手を入れ易いよう、自らそのスペースを造り上げた。
そこへ、まるで壊れ物を扱うような慎重さで、男の指が差し込まれた。
男のごつごつとした感触の指が、少女のじっとりと汗ばんだ肌の上を滑り落ち、ショーツの上端
に達すると、二人の呼吸が自然重なり合った。
「――あっ!?」
遠慮がちな動きで以て、男の指先がそのショーツの中へと差し込まれた瞬間、リリウムはそこで
ようやく自分自身の変化に気付かされることとなった。
ひんやりとした空気が、彼女の大切な場所を撫で上げる。
それと同時に、むわっとした、大量の熱気が其処から立ち昇るのが、わかってしまったのだ。
知識の上で、濡れるということをまだ知らない彼女にも、それがはしたないことなのだというこ
とが、本能的には理解できる。
「随分と、薄いな」
「え――」
いまのは、恥ずべきほどのことではなかったのだろうか。
耳元で囁かれた男の呟きに、リリウムがそう安堵しかけた。
「いや、ここがな。薄いというか、細いのか」
「あ……うぅ、また、そんなっ」
彼女が想像した内容とは違う意味で、その言葉が使われたのだと、直に陰毛を触れられてから気
付き、リリウムは声を震わせて男の言い様を非難した。
「褒めたつもりなんだがな」
「そういうのは控えてく、ぁ――え?」
尚も抗議の声を上げようとする少女の肩が、突如糸が切れたかのようにかくんと垂れ下がった。
「ぇ、やぁ、うぅっ」
「こっちの方は、まだ可愛らしい感じ方だな」
ちゅくっ、と水が泡立つような音が寝台の上に響くが、くすぐったさを多分に含む感触に身を捩
じらせて鳴き声を上げるリリウムの耳に、その音は届いてはいなかった。
まだ男の指先は、少女のきつく閉ざされた肉の蕾の外周を、そっと撫でる程度にしか動かされて
はいなかったが、それだけのことで、既にリリウムは瞳の焦点をぼやけさせながら、その身を震わ
せていた。
「あ、うぁ、うっく……あ、あっ、うぅ」
「気持ちがいいか?」
「んっ、は、はぃ――あっ、ああっ、ひぅっ! い、ひぎっ」
「中はまだ、きつかったか」
――ここまでだな。
それまでとは明らかに異なる、苦痛の声を確かめて、男が指先の動きを止める。
水音を立てるその中心へと浅く突き立てた指を引き抜き、彼は肩で息をするリリウムの額を撫で
上げていた。
二人では窮屈すぎる寝台の上で、先ほどまでよりも傍に寄せられた照明の光が輝いていた。
「ぅ、う、いたい、です……痛かったです」
「そういうもんだ。知らなかったか?」
男の胸に身体の重みを預けながら、少女が首を横にぶんぶんと振ってみせた。
「想像していたよりもです。それに、まだ痛みます」
「そりゃあ――もしかしたら、入りきらねぇかもな」
涙混じりで瞳を伏せるリリウムの頭の天辺を、男が掌で軽くぽんぽんと撫でてやりながら、独白
するように呟いた。
「いえ、痛いことは事実ですが、リーリエの見立てでは中指くらいまでなら」
「いや、ちげぇよ。こいつの話だ、こいつの」
今後の健闘を誓うリリウムの宣言を遮り、男は自らの股間に起立する物体を指し示して見せた。
「――」
「見立てだと、どうだ?」
「お腹が裂けてしまいそうです」
「だよな」
飽くまでも他人事といった風で返した男が、両の掌を頭の後ろで組んで、寝台の上に仰向けに倒
れこんだ。
「非道いですね」
「後悔しているのか……よっと、そら。拭いとけ」
男が戸棚の引出しから、きちんと洗濯が済まされていたタオルを取り出し、膝を抱えて座り込ん
でいたリリウムへとほうってやる。
「いえ、そうではなく、騙すような真似をしていましたので」
ぺこりとお辞儀をしてそれを受け取ると、少女はそう言って首筋にそのタオルをあてがった。
「リンクスには向いてなさそうだな、あんた」
「そうですか? ラームさんの方こそ、向いてないように感じられましたが」
「言ってくれるな。ま、Aなんたらの適正とやらは低いらしいから、否定もしねぇがよ」
灯りに照らされて煌く、リリウムのブロンドの後ろ髪と、自身の光沢のない前髪とに、交互に目
をやりながら、男は深い溜息を吐いた。
そんな彼の様子を、リリウムもまた、着衣の下にかいた汗を拭き上げながら見つめる。
「不安なら、別に次からはしなくてもいいぜ」
「いえ、不安がないわけではありませんが、そういう取り決めでしたので。――それに」
「それに……なんだ?」
困り笑いの顔になって言葉を区切るリリウムに、男が半身を起して問いかけた。
「貴方は、やさしい方のようですから」
少女に面と向かってそう告げられ、男は呆れ顔になって視線を宙に彷徨わせた。
「男を見る目もねぇな、あんた」
「すみません」
「謝んな。微妙な気分になるだろうが」
「それでは、今日はこれで失礼いたします」
「ああ。見送りもできなくて悪いな」
「いえ」
少しばかり話し込んだ後に、男が院長に頼み込んで用意させた、替えの服に着替えたリリウムが
鉄パイプの椅子から立ち上がって、別れの挨拶を口にした。
「気をつけろよ」
「……はい」
最後にそう声をかけて、男は立ち去ってゆく彼女の後姿を見送った。
部屋の入り口を折れてその姿が消えうせ、ドアーが閉じられる。
暫くそこを眺めていた男が、戸棚の引出しに手をかけ、その裏側に貼り付けておいた煙草とライ
ターを強引に引き剥がすと、素早く箱の封を切った。
「本当に、見る目がないぜ」
紫煙をたっぷりと口の中に含み、それを部屋の中に垂れ流してから、男は寝台から身を離した。
< 続く >
投下の完了を確認。
俺も戦場でリンクスを捕獲したいです。
, 'i´ヽ ゙i'、
i:::ヽ,:l__,l,.ノi
|::::ヾ,| !|ソ:|
|::::ヾ,|.:V:|ソ:|
|::::ヾ,|:: :|ソ:|
ト、_::::|:: :|;イ <いいだろうGJだ、私の奥深くの施設をとっついてくれ
ミ====[==]=l==ミ
ミ ヽ) つ;;
';, ミ
;;,, ,;;゙
∪"゙'''"゙∪
じょ、冗談じゃ…アッー!!!
読んで下さってありがとうございます
>>636 な ぜ あ わ せ た
いや微妙に欲しいが
惜しいな・・・・・・
保守
,;r''"~ ̄^'ヽ,
./ 古 ;ヽ <選んで撫でるのが、そんなに上等かね
l _,,,,,,,,_,;;;;i
l l''|~___;;、_y__ lミ;l
゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |
,r''i ヽ, '~rーj`c=/
,/ ヽ ヽ`ー"/:: `ヽ
/ ゙ヽ  ̄、::::: ゙l,
|;/"⌒ヽ, \ ヽ: _l_ 彡
l l ヽr ヽ | _⊂////;`) ナデナデ
゙l゙l, l,| 彡 l,,l,,l,|,iノ,ハ,
| ヽ ヽ _ _ ,;゙ ・ω・;,
"ヽ 'j ヽヽ, ̄ ,,ミU/~~U,ッ
ヽ ー──''''''""(;;) ゙j
ヽ、_ __,,,,,r-'''''ーー'''''
642 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:36:04 ID:W6ur5vdg
-=ニニi百i〈三ニニニ=
-=ニニ 凵_〈三ニニニ=
///
//〈_ うぁわぁぁぁぁおぅ♪
,Ll/` /`/
, ' _ l´ '⌒ヽ-‐ / / } } +
/ / / リ | | / ノ
C、/ / ╋ / | |/ / //
& \____/ / ノ/ _/―''
⌒ヽ-、__/  ̄ ̄ ̄`ヽ '´ / 十
/  ̄ ̄`ー- ...,,_災__,/| / +
/ ノ {= | |
+ ∠ム-' ノ,ィi、ヽ
いたのかお前等w
,__、
,r‐'l、__,.rl-ュ
l l-、___,-l .l
f⌒ヽ ,l 。_l l_。 l
/しイ i /7 l 。_l l_。 l
/ しイ:.:. V { /ヽ_,l__,-、__l,,、/ヽ
/}_ノ:.:.:.:.. i | 〈___,>.┬.<__,〉
Lノ):.:.:.: / /,ィー―', : i{ \ /∨: /―¬ 、
| | {: : | | ! / └==}: :!く\ V />i: :.{==┘ ヽ
| | ヽ/⌒\.i l |: :∧廴興廴〈∧: ! i ,
/ ヘ | !: :| 〃llヾ 、 |:.l l / i
| | i i | ノ―-|: :トL/ l| }:」┌l:.!―-W }
| | | i | | | ∨ゝ┬-i:/-| l! o ├レ┬┬┤/ !
l | ヽヽ l j l ∨ ! ノ ! l| l | } } | |
またも投下させて頂きます
・リリウム物
・登場人物にオリジナルの人物がいます
・
>>618からの続き物
以上の点にご注意してお読み下さい
十七世紀代の北欧式の宮殿を模した、大壁造りの室内に慌しい足音が響く。
「ああ、もうこんな時間に――」
壁掛けの時計の短針が指し示す位置に、着替えの途中にあったリリウムが焦りの声を漏らす。
ズボンのジッパーを引き上げ、慣れぬ手つきでベルトを締めると、彼女はポーチを片手にドアー
の傍に立ち、その瞬間を待ち詫びた。
「世話になったな、じいさん」
くたびれた革製のジャンバーの袖へと腕を通して、男が寝台から立ち上がる。
「次は素直に、棺桶の中に向かうようにな」
赤茶けた髪を天井すれすれに、コキコキと肩の骨を鳴らす巨漢の男を、老人が見上げた。
「ここより狭い場所は、勘弁だな」
「ふん。どいつもこいつも、変わった物を治療費代わりに寄越すが、これはまあ一番の変り種じゃ
ったな」
塗装の剥がれかかった金属製の壁を、二人が見回す。
「さて、行くとするか。達者でな、じいさん」
「よかったのか?」
「良いも悪いもないだろう。――ああ、そうだ」
よれよれになった白衣の肩を竦める老人の前を横切り、男が腰を屈めて寝台の脇に手を伸ばした。
「餞別代りに、こいつを貰っていくぜ」
「なんじゃ、未練たらたらではないか」
「手厳しいな。貴重な現金払いの良客相手に」
男が苦笑いを浮かべてそれを片手に掴み、もう片方の手を老人へと差し出した。
「長生きし――」
「きゃっ!?」
別れの言葉を交わしかけた二人の耳へと、なにかが盛大に倒れこむ音と、若い女性の悲鳴の声が
届いてきた。
「いらんかったようじゃの。それは」
楽しげな口調でそう言った老人に、今度は男の方が肩を竦めてみせる。
「裏切りには慣れているが、これはどうかと思うぜ」
「道楽じゃよ。これくらいは見逃しておけ」
寝台の脇へと、鉄パイプで作られた小さな椅子が戻された後、病室の照明が落されていた。
「買い物、ですか?」
リリウムが青くつぶらな瞳をぱちくりとさせて、男を見上げる。
「ああ。今日でここを出るからな。色々と物入りだ」
「出る……退院されるのですか!?」
病室を出てすぐの通路で、二人は言葉を交わしていた。
「大声を出すな。一応、他の患者もいる」
「も、申し訳ありません。……ですが、まだ怪我の方が完治なされていないのでは」
「人一倍丈夫なのだけが、取り柄でな。そういうことだから、俺はいくぜ」
不安げな面持ちで自分を見つめてくる少女とは、できる限り視線を合わせずないようにして、男
は階段の方へと向かって歩き始めた。
一歩ごとに大袈裟な音を立てて軋む段差を下り、備品の散乱した一階の待合室へと足を踏み入れ
た時点で、男が振り向く。
そこには、当然の如く自分の後をついてくるリリウムの姿があった。
「行かれないのですか?」
急に立ち止まり、自分の方へと振り向いてきた男に、少女が首を傾げて問いかける。
「ついて来る気か。あんた」
「退院されるのでしたら――あ、そういえば、退院おめでとうございます」
「こっちこそどうも……じゃなくて、だな」
話の途中で、深々とお辞儀をしてくるリリウムに、男はあからさまに迷惑そうな表情を見せた。
「なにか、不都合なことがありましたでしょうか?」
「――いや、もういい。好きにしろ」
きょとんとした顔で聞き返してきた少女に、男は喉元まで出掛かっていた言葉を飲み込み、歩み
を再開させた。
「あ、そうでした」
リリウムが、男の横に並んで病院の門を後にしようとしたその時、突如声を上げてその場を振り
返った。
そして小走りになって院内に駆け戻ると、暫くしてからまた男の前に姿を現した。
「挨拶、してきました」
「律儀なもんだな」
「お世話になりましたから」
リリウムが照れたような笑みを浮かべて報告をしてくる。
「しかし、今日のあんたの格好はいいな」
「え? そ、そうですか?」
動き易そうな綿のズボンに、黒い無地のTシャツ、それに白いベレー帽を身に着けた格好の少女
が、気恥ずかしそうに自分の肩口や足元に目をやって答えた。
「ああ。そうしていると、ぱっと見は男の子だな。目立たなくて助かる」
ちら、と視線を少女に寄越して男が口元に意地の悪い笑みを浮かべる。
「ひ、酷いです!」
一瞬、ぽかんとした表情になって動きを止めていたリリウムが、はっと我にかえる。
早足になって路地を抜けようとする男の後を追い、彼女が駆け出した。
「あの、買い物と言われておりましたが、具体的にはこれからどうされるのですか?」
所々舗装の剥がれ落ちた歩道の上を、精一杯歩幅を大きくして歩きながら、リリウムは男に問いか
けた。
「じいさんに教えてもらった店を何軒か回るつもりだが、その前に、まずは飯だな」
「ご飯、ですか」
「ああ。病院食にもいい加減飽きていたんでな。今日は朝から食ってない」
そこまで話すと、男が立ち止まって周囲を見渡し始めた。
「あそこだな」
男の指差す先には、歩道の中にまで商売場所を広げた、大小無数の露店が立ち並んでいた。
「わ……あれ、全部お店屋さんですか」
それを見たリリウムが、口元に手をあてて驚き、瞳を輝かせた。
「見りゃわかるだろう。あんた、飯は食ってきたか?」
「あ、そういえば、今日は午前の予定が押していたので、まだでした」
答えを返しつつも、彼女の視線は店先に並べられた、大量の雑貨や衣料品から離れていない。
「じゃあ、なにか食いたいもの探せ。別々で食うのも面倒だ」
「え?」
リリウムが、きょとんとした表情で男の顔を見つめる。
「探す、のですか?」
「面倒か? まあ、これだけ数も多いと――」
「探します! 探しましょう!」
「うおっ!?」
少女の分まで適当に見繕ってやる気になって、手近な店に足を向けた男の上着の裾を、少女が己
の元へと必死になって掴み、引き寄せた。
「ちょ、こらっ、引っ張るな!」
「あ、あれはなんでしょうか! 行ってみましょう!」
「うお、こら、狭いから走るな、って離せ! お気に入りなんだぞ、これ!」
人でごった返す露店街を、食べ歩き、走り回る少女に連れまわされること、二時間半。
男は人通りの少ない路地の傍にある、ベンチに寄りかかって宙を眺めていた。
「すみません……」
「――あ、いえ。もう、用件はお済でしょうか」
申し訳なさそうに俯く少女に、何故か敬語になって男が返事を返す。
「私、食事や買い物をするのに、自分の足で探して回った経験がなくて……つい夢中になり過ぎて
しまいました」
「なるほど」
山ほどに膨れ上がった荷物と、目の前で頭を下げ続ける少女とを交互に眺めながら、男が無気力
に相槌を打つ。
この細く、小さな体のどこからあんな勢いが生まれてくるのだろうか。
そんなことを考える男の腕に巻かれていた時計から、小さな電子音が流れてきた。
「げ、こんな時間かよ――っ、と」
時計を覗き込んだ男の上体が、一度沈んで、跳ね上がる。
すたん、と小気味のいい靴底の着地音を立てて、男はベンチから身を離し、軽く肩を鳴らした。
「さて、ねぐらに行く前に、俺の買い物を済ませるか」
「ねぐら、ですか」
「新居だよ。誰かさんが、見ず知らずの土地に連れ込んでくれたからな。取り敢えずの拠点に探し
ておいた」
度々繰り返される、リリウムの反応にも最早慣れてしまったのか、男は苛立つそぶりも見せずに
説明をすると、ベンチの傍に下ろしていた荷物に手を掛けた。
「うぅ、色々とご迷惑を」
「もう慣れた。命を助けて貰ったことに変わりはないしな」
慣れた。
それは、男の本心から出た言葉であった。
前回、少女と会ってから一週間ほどの日が開いていたが、今日という日に再び会うことなく終わ
ればそれで良し。
もし、会ってしまうのならば、仕方がないと男は決めていたのだ。
「じいさんに、してやられちまったけどな」
「なにか仰りましたか?」
「なんでもない。さて、少しばかり急ぐぞ。手続きを終わらさないと、部屋に入れねえ」
退院の期日は、男が厄介になっていた病院の院長に決められたものであったのだ。
もう少し早く出たいという男の要望を、なんだかんだと理由を付けて引き伸ばした上で、見計ら
ったかのように、少女が姿を現したとなれば、予め、次の訪問日を確認していたとしか思えない。
しかし、それを問いただしても、今更益するところもない。
そう思い、男は歩みを再開した。
「わ、こんな道があるのですね」
「頼むから、転ぶなよ。また病院に逆戻りは勘弁だ」
「ふふ、そうですね。気をつけます」
坂を越え、二人は早足になって細い裏道を歩き始めた。
少女の肩が、びくりと震えて、男の胸元へと寄ってくる。
日の光があまり差し込まぬ、路地の暗がりと同じように、リリウムの表情は曇りを見せていた。
「あ、あの。ここは一体、どういった場所なのでしょうか?」
「ん? ああ、そうか。あんたには居心地が悪い場所かも知れないな。まあ、少しの間だけ我慢し
ていてくれ。手早く済ませるから」
「はい……」
リリウムの声が、消え入りそうなほどに小さい。
真昼の光に面していた路地街とは打って変わり、周囲には如何わしい雰囲気の店が、細く暗い路
地に所狭しと乱立している。
路地を行き来する人々の顔ぶれも、中々に凶悪で、そういった者たちの多くは、リリウムに向け
て、少々品に欠ける微笑を向けてきたり、口笛を鳴らしてきたりと、しきりに歓迎の意志を顕わに
していた。
「あんまり、びびりすぎるなよ。余計にからかわれるぞ」
「了解いたしました……ぅ」
巨漢の男が彼女を庇うような位置に立ち、明らかに性質の悪い手合いへの牽制を行っていたので、
いまのところは直接手を出してくる者はいなかった。
先ほどまでとは違う心情で、自然、二人の歩みが早くなる。
「ここだな」
表面に赤錆の浮き出た、立て付けの悪い扉を前に、リリウムはそれまでのように男へと、疑問の
声を掛けることはなかった。
「待っていろ、ってわけにもいかないな。入るぞ」
目をぎゅっと瞑り、頷き返してきた少女の肩にそっと手を掛けて、男は扉を開いた。
「先日、連絡を入れておいた者だ」
男が手短に用件を述べて、店主とおぼしき人物と交渉をし始める。
薄暗い通りとは違い、店内は照明で明るく照らされていた。
しかし、リリウムの表情は明るさを取り戻さず、むしろそこに混迷の色が加わっていくだけであ
った。
「悪い、待たせたな。出るぞ」
見慣れぬ品の数々にも、好奇の目を向けたりはせず、じっと瞳を閉じて身を振るわせる彼女へと、
男が優しげな声をかけた。
「お客さん、今晩はその子とお楽しみですか? いや、いまから早速でしたか。ヒヒッ」
「テメェは死ぬまで、ゴキブリでも抱いてな」
カウンターの奥から投げ掛けられた卑猥な言葉と視線から、少女を隠すように移動させると、男
は静かに店の扉を開け放った。
「ここだ。もう、怖がらなくてもいいぞ」
裏道を抜けて、再び露店街の筋を遡り、二人は雑居ビルの一室の前へと辿り着いていた。
「先に灯りをつけてくるから、少し待っていろよ」
男が、両手に抱えていた荷物を玄関先のスペースに下ろし、少女に声をかける。
先ほどの店を出てから、リリウムは一言も喋ろうとはせず、ずっと男の傍を離れようともしなか
った。
「……リーリエ」
先に靴を脱ぎ、部屋の中に入ろうとした男の服の裾を、少女がその掌できつく掴み、頭をふるふ
ると左右に震わせた。
「わかった。灯りは、付けながら入る。ついてこい」
こくりと頷く彼女のブロンドの髪を、ベレー帽越しにそっと撫で付けて、男はフローリング張り
になった部屋の通路の照明を灯しながら、ゆっくりと寝室を目指した。
リビングを抜け、目的の場所である寝室の戸を開け放ち、照明のスイッチに男が手を伸ばすと、
暖かみのある色合いの光が、大きなダブルベッドの配された室内に広がっていった。
「本当に悪かった、リーリエ。俺が軽率すぎたせいで、怖い思いをさせたことを、謝る」
男が先に寝台の上に腰を下ろし、肩を震わせる少女と同じ目線の高さになって、侘びの言葉を繰
り返した。
「……リリウムです」
「――悪かった、リリウム。もう、泣くな」
リリウムの青い双眸が薄く見開かれ、その両端から涙がこぼれ落ちた。
「申し訳ありません、私、泣いてばかりで」
「ああ、泣かれるのは苦手だから困るな。まあ、どうせ他のことでも困らせられてばかりだがよ」
沈んだ面持ちではあったが、ようやく口を開き始めた少女へと、男が苦笑いをして見せた。
「酷いですね」
「お互い様だな」
ほんの少しだけ笑みを見せて、短く言い返してきたリリウムに、男が笑みで返す。
「少し、横になっておけ。俺は少し、買ってきた物を整理しておく」
「待って下さい」
彼女の落ち着きを確認して、寝台から立ち上がりかけた男の動きを、リリウムが制した。
「どうした」
「……この前のように、して下さらないでしょうか」
男がわずかに驚きの表情を浮かべて、眼前の少女を見つめた。
その目を見つめ返すリリウムの頬が、段々と朱に染まってゆく。
「今日は、そっちの方はなしだと思っていたんだが」
恥じらいの気持ちからか、俯き始めた少女に男が確認の台詞を告げる。
「どうして、そう思われたのですか?」
「そんな格好だったからな」
「これは……その、この前、とても恥ずかしかったので」
「なるほどな」
リリウムの言葉に、納得の表情で男が頷く。
「わかった。それなら、あんたの要望に答えよう」
その顔に、意地悪げな笑みが形作られた。
「あ、ありがとうございます」
恥じらいと安堵の二つの感情をない交ぜにした、照れ隠しのような笑みでリリウムが礼の言葉を
口にした。
「気にするな。俺にとっても嬉しい話だからな」
「……ふふっ」
彼女の腰の中央、へその位置へと手を伸ばして男が微笑むと、リリウムもそれにつられたかのよ
うにくすくすと小さく笑い声をあげた。
その彼女の鼓膜へと、ジーっという、あまり聞きなれない、しかしつい最近耳にした気のする音
が、微細な振動と共に伝わってきた。
「え――」
彼女が、男の行動に気付き、それに理解するよりも早く、彼はそれを実行に移していた。
ズバッという鋭い、張りのある擦過音が寝室の中に響く。
それと同時に、リリウムのへそから膝下にかけて、ひんやりとした空気がまとわりついてきた。
「――っ!」
その感触に、遅まきながらリリウムが、男にズボンを引き摺り下ろされたことに気付き、声にな
らない悲鳴を上げる。
「おっと、しゃがみ込むなよ。折角の可愛らしい格好が、見えなくなる」
反射的にその場に屈み込もうとした少女の上体を抱き寄せ、その内ももに男は掌を割り込ませた。
白のベレー帽が、絨毯敷きの床の上に落ちる。
「な、なにをっ」
「なにをって、脱がしたんだよ」
平然とした表情で男が言う。
「それは、見ればわかります! リリウムが言いたいのは、恥ずかしいと、言っていたのに、うぅ」
「そりゃあなあ。スカートならともかく、こんなにぴっちりとしたもん佩いてこられたんじゃ」
「……!」
男の言わんとすることを、一呼吸遅れてリリウムが察した。
「し、失敗でした」
露出を避けたつもりが、結果的に正反対の方向へと状況を招いたことに気付いて、少女は再び涙
目になり、がっくりとうなだれた。
「だから言っただろ、嬉しい話だって。そら、上も脱いで、こっちにこい」
「せ、せめて、上はご容赦頂けないでしょうか」
「諦めが悪いな……っ、と、いいぜ。じゃあそのままで」
「助かります」
尚も衣服を脱ぎ去ることに抵抗を示すリリウムに、男は一瞬の思案の後に頷き、自らのジャンバ
ーを足元へと脱ぎ捨てた。
「ちゃんとズボン脱げよ。転ぶぞ」
「はい……あ、きゃぁっ」
リリウムが膝下に残っていたズボンから、両足を同時に引き抜こうとして、大きくよろけた。
「言わんこっちゃないな。ほらよ。引っ張ってやるから、つかまれ」
にやりとした笑みを浮かべて、男が少女に手を差し出す。
「あ、ありがとうございます」
リリウムが、それにもたれかかるようにして左手を預け、残る片方の手でズボンの裾をもって足
を引き抜いた。
それを見届けてから男が腕に軽く力を込めると、リリウムもそれに従い肩膝を寝台の上に付く。
裏手に隠されていた、男の指先が素早く走った。
「よっ、と」
「んっ!」
バネの良く効いた寝台の上に、リリウムの身体が投げ出される。
ぼよんとシーツの上を跳ね、肩口から半回転して転がると、少女は仰向けになって動きを止めた。
その傍らに、男がゆっくりと体を倒してくる。
「んぅ……」
二人の顔が近づいてゆき、唇と唇がそっとふれあう。
「あっ」
男の大きな手が、少女の内ももへと再び伸びて、リリウムが膝を寄せて瞳を閉じた。
(――え?)
違和感に、リリウムが目を見開く。
「ん? どうした」
にやりとした笑みを浮かべた男の顔が、目の前にあった。
腰の後ろには、既に太く逞しい腕が廻されている。
そして彼女の肌に伝わってくるその感触は、明らかに直にふれられた時のそれであった。
「うぅ、また、貴方という人は……」
リリウムが半泣きになって身体を丸めて縮込め、非難の声をあげた。
「お、ようやく気付いたか。あんたやっぱり、鈍いな」
「あっ、返して下さい!」
横向きになって身体全体を隠そうとする少女の鼻先に、男がリボン付きの可愛らしい白のショー
ツを、わざとらしくちらつかせて見せた。
「お、いい眺めだな」
「え、あっ!」
手を伸ばして下着を取り戻そうとしていたリリウムが、無防備に男の視線に晒されていた、お尻
とその前の部分を手で覆い隠した。
「ぅう、うぅぅーっ!」
「まあ、そう怒るな。あんたを見ていると、つい悪戯心がな」
「理由になっていませ――ひゃぅ!?」
うつ伏せになっていた少女の一本筋に等しい割れ目を、男の指先がなぞり上げた。
「やっ……いきなり、そん、ぁ、んぅ!」
「安心しろって。マッサージみたいなもんだろ、これくらいは」
やわらかくはあるが、まだ十分には濡れていないことを気遣い、男の指の動きは愛撫とも言えぬ、
上下への緩やかな摩擦運動に留まっていた。
だが、リリウムにとっては、それは未だに十分に恥ずかしく、刺激的な行為であった。
「ぅ、んんっ……ぁ、くぅっ」
男は軽い口調で、マーサージのようなものと言うが、それが逆に彼女の羞恥の心をくすぐるのだ。
「それに上は脱がせない約束だ。その分は、こっちの方で可愛がってやらないとな」
「やぁ、あっ、はぅ――あ、あぅ、んぅっ!」
ぷっくりとした少女の恥丘を、さわさわと撫でこするような動きをとっていた男の指先が、少し
ずつ陰裂の方へと進みだすに従って、リリウムの声にも微かな艶っぽさが滲み出し始めた。
「ほぐれてきたな」
時折、動きを中断して少女に休息を与える。
その間に男は掌を上の方へと移動させて、腰骨から尾骨のラインにかけて、引き締まった盛り上
がりを見せる、彼女の小さなお尻のさわり心地を愉しんでいた。
「――あっ」
うつ伏せになったままのリリウムの全身が、ぶるりと一度、大きく震える。
男の指先が再び少女の秘裂へと伸び、そこから染み出た透明な液体にふれた。
「んっ」
男が中指全体にその滴りを塗りつける。
「聞こえるか? お前の、いやらしい音だ」
ちゅ……ぱちゃ……ぴちゅっ!
全身に力を込め、身を引き締めるリリウムによく聞こえるよう、男は指先を勢い良く彼女の肌か
ら離して、二度、三度と水音を立てた。
「わ、私の……?」
「そうだ。お前が自分から濡らしたので、どうなるか、ちゃんと聞いておけよ」
「んっ、あ、はっ、はぅ――」
少女の耳元へと囁きかけつつ、男は更に溢れ出してきた液体を手にすくい、彼女の薄い繁みへと
なすりつけた。
そして、指先の動きを速めて繁みそのものをたっぷりと濡らし、じゅくじゅくとした大きな音を
立て始めた。
「あ、そ、そんな……い、やぁっ」
リリウムが、頭の上にあった大きな枕を口元に引き寄せて、なにかを堪えるように目を瞑る。
「気持ちが良くなってきたか?」
彼女のその反応に、男が気を良くして問いかける。
「――ありませんっ、気持ちよく……ぅ、な、なんて、ありません!」
ぐっと拳を目元で硬く握り締め、リリウムが強い否定の声をあげた。
「っと、生意気、言いやがって」
怖がる彼女の気持ちを、解きほぐしてやっていた気分に浸っていたところを、派手にぶち壊しに
され、男がむきになる。
「きもち、よくなんて、あ!? ひっ、ひゃん!?」
「ほーれほれ。我慢せずに、言えって」
親父丸出しの口調で、男が少女に迫る。
彼女のシャツの内側へと、腰から伝って指を差し入れ、指先を背筋の上で蛇行させて責め上げた
のだ。
無論、その間にも空いている方の手で、濡れた秘裂を嬲るのも忘れていない。
「うっく、あっ、やぁ! あ、あっ」
「びちょびちょになってきたな。これで気持ち良くないとは、もう言わせないぜ」
「あ、あっ――」
リリウムの頬が真赤に染まり、その口が、息も苦しげになにかを訴えようとする。
「言ってみろよ」
男が大人気なく勝利の笑みを顔に浮かべて、少女の口元へと耳を寄せた。
「あ、あつい! 熱いですっ!!」
「――っ!?」
寝室に、彼女がいままで発したことのないような、大音声が響き渡った。
「み、耳がぁ、耳がぁっ」
サドッ気を出して、彼女の口元へと思いっきり耳を寄せていた男が、情けのない悲鳴を上げて、
寝台の上をのたうち回った。
「うぅ、ううーっ、熱いです、らーむさんっ」
一方、リリウムもうつ伏せの上体から、ごろごろと横に転がって悲鳴を上げていた。
「あ――っ、やばい、マジで五感の一つを潰されるところだったぜ」
「あついですぅ……」
「あー、わかった、わかった。……そういや、熱いな。脱ぐか」
リリウムに訴えかけられたことで、ふと上昇していた自分の体温にも気付き、男は素早く自分の
上着を脱ぎ捨てた。
「ふー、涼しっ」
赤銅色の素肌に直に空気がふれ、男は思わず掌で自分の首元を扇いでいた。
「じぶんだけぇ、ずるいです……!」
「いや、脱げよ。自分で」
「えっ、うぅ、それはぁ」
非難の声に対し、男が冷たく返し、リリウムが口をつぐむ。
「上から引っ張ってやるから、ほれ」
「うぅ、ん、っふ」
男が手を差し出すとそれで観念したのか、リリウムがシャツの裾に手をかけて、もぞもぞと動き
始めた。
「そら、よっと」
「んんっ、ぁ――ふぅ」
万歳の格好で両腕を差し上げ、シャツを引き抜かれたリリウムが、ぽおっとした表情で溜息をつ
いた。
「そらよ」
「あ、ありがとう……ぁあっ、そ、そこまでされなくても結構です!」
男の腕が少女の背中へと伸び、抵抗を受けるよりも早く、ブラジャーのホックを外した。
「よ。やっと全部見せてくれるんだな」
「もう……知りませんっ」
男が上機嫌で少女のさらさらのブロンドヘアーを撫でつけるが、リリウムは胸のふくらみと股間
の繁みを手で覆い隠し、そっぽを向いて目を伏せていた。
「悪いな。ムードってもんがなくて」
「初めから期待していませんので、お構いなく」
怒ると言うよりも、呆れたような顔でつれない返事を返すリリウムの肩を、男が横手に回ってそ
っと抱き寄せる。
「拗ねるなって」
「すねていな、んぅっ! んっ、ぅん……」
反論をしかけた少女の唇を、男が待ち構え、強引に吸い付く。
「ぅ、んっ、ぁ、ふ……んむぅ」
「ん、上手だ」
「うん……あっ」
舌先で唇をついばみ、受けるのを繰り返して頷いたリリウムの白い肌の上を、男の掌がふれて回
り始めた。
「嫌か?」
胸の一体を隠す少女の腕にふれる寸前で、男がその動きを止めて問いかけた。
「いや、では……ないです」
「じゃ、見せろよ。お前の身体全部、見てみたいのだ」
あやすようにリリウムの髪の毛を撫で続けて、男がはっきりと己の欲求を口にした。
「一つ、約束して貰えないでしょうか」
ややあって、リリウムが男の顔を見つめ、真剣な表情で口を開いた。
男が、無言で頷き返す。
それを見て、リリウムが少しだけ俯き、言葉を続けた。
「笑わないで、欲しいのです」
「……わかった」
平時であれば、それこそ一笑に付していたであろうその言葉に、男は真剣な表情で答えた。
リリウムの顔に緊張が走る。
「怖いです」
「泣くなよ」
「泣きません。ですが、抱きしめて下さらないでしょうか」
答えはこない。
代わりに、大きく、熱い抱擁が少女の全身を包み込む。
内股になって座り込んでいた彼女の身体が、一瞬宙に浮き、寝台の上へと横倒しにされる。
「あぁ……」
強く、暖かなその感触に、リリウムの口から、喜びの声とも嗚咽の声ともつかぬ吐息が漏れた。
「こうしていると、落ち着くのです。……落ち着きます」
穏やかな表情を浮かべて、自分自身の言葉を確認するように、リリウムは繰り返した。
「俺も、悪い気分じゃあないな」
「パパに、抱かれているようです」
何気なしに漏らした
「俺は変態親父かよ」
「? トーラスのおじ様方のことですか?」
リリウムが不思議そうな顔をして、男の顔を見上げる。
「いや、忘れてくれ。少なくとも、いまは関係のない話だ」
「はい」
苦笑を浮かべて少女の頭をぽんぽんと叩く男に、リリウムが満足気な声で答えた。
「……もう、大丈夫かもです」
男の瞳を覗き込んで、リリウムが笑ってみせた。
唇と肩を震えさせながら口にする類の台詞ではなかったが、男はそれを咎めはしなかった。
夕暮れの光にも似たダウンライトの色合いが、二人を照らしあげる。
寝台に手をつき、目を見開く男の体の下には、瞳を閉じて己の全てを晒すリリウムの姿があった。
声がでなかった。
正確には、それを表現する為の言葉すらも碌には出てこない。
平静を保っていたつもりの男の心臓が、早鐘のように打ち鳴らされる。
年甲斐もなく、なにを俺は。そんなことばかりを考えていた彼の手に、やわらかなものがふれて
きた。
その感触に、男が反射的に顔を仰け反らせた。
「やはり、可笑しいでしょうか」
男の反応を否定的な意味合いで捉えたのか、リリウムが薄くその瞳を開き、悲しげにつぶやいた。
「あ、いや、違うぞ。そういう、わけじゃない」
男がこれまでに見せたことのない狼狽の表情で、自分から目を逸らしたのが彼女の瞳に映った。
恥ずかしさよりも先に、悲しさの方がやってくる。
まだ、数えるほどにしか顔をつき合せてはいなかったが、リリウムの目からは、男は何事に対し
てもはっきりと物を言う人物に見えていた。
その男が自分の言葉に戸惑いを見せたことが、彼女を打ちのめしていた。
絶望にも似た哀しみの思いに、リリウムが眼を閉ざしかけた。
その視界の片隅に光るものを感じたその直後、彼女の頬になにか冷たいものが降り注いできた。
「――泣いているのですか?」
リリウムの言葉の意味が、男には一瞬理解できなかった。
だが、彼女の頬を濡らす無色の雫がその事実を伝えてきた。
「は、は? な、なんで俺が」
「泣くな、ですね」
リリウムがシーツの上に投げ出していた両腕を、男の両頬へとふれさせた。
「ちょっと、待て。これは、なにかの間違いだ」
「泣き虫ですね。泣かれては、困りますよ」
慌てふためきつつも、彼女の掌を振り払うこともできない男へと、リリウムが此処ぞとばかりに
言い募る。
「いや、だからこれはな!」
「これは、なんですか?」
「――っき、綺麗すぎるからだっ」
微笑みすら覗かせて、自分を優しく見つめてくる少女を前に、男はわけもわからぬままに喋り始
めた。
「え?」
「お前が綺麗すぎるのが悪い! こっちは、あんたみたいな女を褒めたような経験も、言葉を選ぶ
ような学もねぇんだ! だから――ああ、くそっ。いや、くそじゃねえ、だからよっ」
浅黒く灼けた男の肌が段々と赤く染まるってゆくのが、リリウムには、はっきりと見えていた。
「……嬉しいです」
「だから――え?」
「可愛いよりも、綺麗だと言って欲しかったので、嬉しいです」
男の頬にあてがっていた指先を、赤茶けた髪の中へとそのまま滑り込ませて、リリウムはその唇
をゆっくりと寄せていった。
「ぐ、んんっ……う、く、ぷぁっ!」
「んぅっ――ぅふふっ」
男が顔を紅潮させ、荒く息をつくのを見て、リリウムは悪戯っぽい笑顔を浮かべて見せた。
「可愛い、ですね」
「はぁ……畜生」
楽しげにそう言ってくる少女の声を耳に、男は枕の上に顔を思いっきり埋めた。
その横でリリウムが自身の胸元に手を沿えて、誇らしげに上体を逸らした。
「では、どうぞ。以前からのお約束の通りに、リリウムの身体で満足なさって下さい」
「くぅ――調子に乗るんじゃねえぞ、子供が!」
「褒めて下さったのは、そちらですから。あ、んぅん」
にこにこと笑みを絶やさないままの少女の唇を、男が強引に塞ぐ。
捻じ込み、唇の裏を舐め上げ、顎を開かせると、リリウムの舌が男の舌を向かい入れた。
「んむ、ふぅ、ん――ぁ」
「……もう、容赦しねえぞ」
深い口付けの後、男が憮然とした面持ちで、負け惜しみにも等しい宣言を口にした。
呼吸がまだ乱れたままのリリウムの白い肌へと、男が覆いかぶさる。
「んっ」
胸のふくらみに舌をべろりと這わされ、少女の顎先が軽く跳ね上がった。
男の左右の掌が、彼女の腰のくびれとうなじのラインに伸ばされた。
形の良い乳房の中央の突起はわざと避け、その周囲に薄っすらとした桜の色合いを見せる、小さ
めの乳輪にだけ、男は舌でたっぷりと唾液をまぶしていった。
「はぅ、く……ぁ、う、うぅ」
「じれったいか?」
「よ、よくわかりま――あ、くぅ、ふっ」
身体の奥からなにかが湧き出てくるかのような、ぞわぞわとした感触がリリウムの全身を包む。
しかし、そのなにかが身体の外へと溢れ出しそうになると、男は動きを止めてくる。
「う、うぅ……ちゃ、ちゃんとして下さいっ」
思わず、彼女が声を上げる。
「ちゃんとって、こうか」
男が掌でリリウムの胸のふくらみを包むようにして押し上げ、その先端のぽっちに、れろんと舌
を這わせた。
「あっ!?」
一度責めが始まると、そこからは重点的に男は愛撫を行いだした。
舐め上げ、吸い付き、少しずつ起立し始めた少女の可愛らしい乳首を、舌全体で押し潰すように
して転がす。
「――っ! あっ、ふぅっ、あ! ひぅ、ひっ、あぁ、やぁっ!」
堪らず、リリウムがびくびくと身を震わせながら、跳ねるようなリズムで鳴き声を上げだす。
「やっぱ、ここは弱いみたいだな」
「うぅ……あっ、やっ!」
頬張るようにして吸い付かせていた唇を離し、男が指先での愛撫に動きを切り替えた。
そこに、リリウムと目が合った。なにかを訴えていると感じる目だった。
「片方じゃ、つらいか?」
リリウムが、その問いかけにこくりと頷いた。
一度の刺激も受けていないにも関わらず、少女の左胸の中央には、腫れ上がるようにして起立す
るものがあったのだ。
頬が、朱にそまる肌の上へと寄せられた。
「そろそろ、いいか?」
たっぷりと舌先、そして指での愛撫を胸にのみ受け、上気しきった顔を見せるリリウムへと、男
が問いかけた。
「……はい」
その意味を察して、リリウムが掌をぎゅっと握り締めた。
「多分、今日はもう止まれねぇぞ」
心の中では、まだ少女の身体が自分を受け入れるには、無理があるだろうとは思いつつも、男は
そんな台詞を口にしていた。
「はい。やめないで下さい」
先ほどよりもはっきりと答えると、リリウムは自ら片膝を立てて、男を招き入れる仕種をとった。
そして、汗と唾液にまみれた肌が、照明を弾いて妖しく輝く中で、穏やかに微笑む。
「遊びじゃねぇんだぞ、わかってんのか」
「御免なさい。確かに、少しわくわくしているかもです」
「……緊張するのが、逆だろう」
心の動揺を隠す為に口にした、苦し紛れの警告の言葉をまともに返され、男が不満げにつぶやく。
だが、彼の視線は既にリリウムの下腹部へと自然に吸い寄せられていた。
「本当に綺麗なのがな」
「うふふ……あ、んっ」
男がリリウムの腿に手をかけ、秘裂の上に小さく生え揃った、細いヘアーへと顔を近づけた。
まだ先ほどの行為の名残を残す、しっとりとした湿りを帯びた金毛は、少女の髪の色よりもやや
薄く、プラチナブロンドに近い質のものであった。
「んっ……あの、おかしくはないでしょうか?」
少女の敏感な部分に、男の荒い息がかかって刺激されるのか、リリウムが肘で上体を立てて下の
様子を窺おうとした。
「いや、おかしいところなんて――お?」
「え、え? な、なんですか。あ、み、見えないですっ」
「まあまあ、じっとしていろって」
彼の反応に不安を覚えたリリウムの上体を、左腕一本で軽く制して、男が少女の大事な場所で起
こり始めたその光景を、食い入るように見つめていた。
「ど、どこがおかしいのか、言って下さいっ」
「いや、おかしくなんかねえ。むしろ、最高だな」
男の目に映っていたのは、先ほどまで、貝のようにぴっちりと閉じていたリリウムの秘裂が、ほ
んのわずかではあるが、外側へと開き、鮮やかなピンク色の花びらを覗かせている光景であった。
「――あっ」
リリウムも自身の変化に遅ればせながら気付き、声をあげ顔を手で覆った。
男が少女の立てていた膝を手で押しのけて、顔を更に近づけた。
「お前のここが、欲しい、欲しいって言っているぜ。リリウム」
「うぅ、苛めないでくだ、あっ、んぅ! さ、ぁ、あっ、ひっ」
開き始めた蕾を傷つけぬように、指先に細心の気遣いを込め、男がリリウムの陰裂を撫で上げた。
ちゅく、ちゅく、と小さな水音を立てて外側をかき回し、溢れる愛液を包皮につつまれたままの
クリトリスに塗りつけると、少女の口から甲高い鳴き声が漏れ、周囲に響き渡った。
「あ――はっ、あっ! ふっ、うっ、ふふっ」
「気持ちがいいか?」
「はい……っ、あ、あっ、あふっ!」
「エロいガキだ。こんなにしやがって」
見る間に裂け目を深くしたリリウムの入り口で、男が指をリズミカルに跳ね上げ、ぐちゅぐちゅ
と卑猥な音をかき鳴らした。
「一度いかせてやる。驚いて、蹴っ飛ばしたりすんなよ」
「え、あ、はい。じっとしていますね」
男の台詞の後半だけを理解して、リリウムが嬉しそうに頷いた。
「よし。そら、よっと」
男が腕を少女の脚の下に回して、顔を股の間へと寄せていく。
「わ、え、ええっ! そ、そんなっ! そこは、汚いです!」
濡れた秘裂の上に唇を寄せられて、リリウムが混乱気味に制止の声をあげた。
「んなわけあるか。子供が産まれてくる場所だぞ」
「で、でも――ひっ、あぁっ! やぁ、やあぁっ!」
じゅるっ、という粘り気のある水分が一気に吸い上げられる音と同時に、リリウムの下半身を鋭
い快感が突き抜けた。
「あぁう、あっ、やっ! だ、だめですっ、ぅあ、ひ、んぅ!」
割れ目の一番下から、クリトリスの間までを何度も舐め上げられ、背を逸らして逃げようとした
ところに、腰を引き寄せられて尖らせた舌を突き込まれ、リリウムが半狂乱になって嬌声をあげた。
「ほ、ほんとうに、ぃ、ぅ……はっ! やぁあ、あっ!」
ぞわぞわと、急速に広がる快感から逃げ場を封じられて、リリウムの下半身が、がくがくと大き
く揺れて寝台の上に沈んだ。
「あっ、はっ、あっ――!?」
舌先で陰核の包皮が向きあげられ、リリウムの身体がびくんと跳ね、再び浮き上がろうとした。
だが、少女の腰のくびれに沿えられた男の両腕が、その動きを無理矢理に押さえ込んだ。
歯で傷つけぬよう、舌先と上唇の間の空間を使って、剥き出しにされたクリトリスに男がやさし
く口付けをした。
「あ、あ!? へ、へんですっ、そこ、そこ変ですっ! あ、あっ、そ、そこはっ!」
リリウムの身体が、がくがくと大きく揺れ、男の頭がやわらかな内ももに挟み込まれた。
「あぅ、はっ、も、だ、だめです」
「しょっぱいな、汗の味だ」
「ぅうっ、そん、なっ、あっ! あぁっ……」
その言葉で少女の腰がひときわ大きく跳ね、次の瞬間には男の顔を締め付けていた太ももから、
すぅっと力が抜け落ちていた。
「いったな」
「いく……? あぅ、からだが……びくびくします」
男が、リリウムの股の間から身体を引き去り、しなやかに潤ったままの彼女の陰毛をそっと指で
撫で上げた。
「ぅぁあっ! だ、だめですよ、まだ、びりびりです……」
「やっぱり可愛いぜ、リリウム」
もじもじと腕をお腹の方へと寄せ、ぴくんぴくんと身動ぎするリリウムに、男が満足気な笑みを
浮かべて撫で回し続ける。
そうして暫くの間、少女の息が整うのを男が待っていると、リリウムが瞳をぱっちりと開いて、
不思議そうな表情を見せた。
「いまのは、一体なんだったのでしょうか」
「言葉では覚えねぇ方がいいな、こういうのは」
率直な質問をはぐらかしで返され、リリウムが真剣な面持ちになって考え込む。
「……では、質問を変えます。リリウムが、ラームさんを満足させるというのも、こういった行為
を行うことなのでしょうか」
「お? ……まあ、そうだな。男と女じゃ、少し違うのかもだが、大筋は一緒だろうな」
彼女の言葉に、下半身のものが期待に硬く膨れ上がるのを感じつつ、男は肯定の言葉を口にして
いた。
「あの、こういうことを口にするのは、はしたないとは思うのですが……」
少女の真剣な表情に、恥らいと好奇の感情が入り混じる。
「その、貴方のも……見てみたいです」
「すごい……ですね」
寝台の上に膝立ちになった男の股間から、天を仰ぐほどに反り返った一物が姿を現していた。
「男性の方は、いつもこのようなものを隠して生活しておいでなのでしょうか」
「いや、普段はまあそうでもねえ。俺もここまで元気になっちまうとは、思ってもいなかったしよ」
剛直した逞しいペニスを、食い入るように見つめるリリウムよりも、むしろ男の方が気恥ずかし
い思いで、視線をふらふらと辺りに彷徨わせていた。
「そうですよね、こんなに――あ! み、みました? いま、動きましたよ!? ビクンって!」
「……なるほど、これが言葉攻めって奴か」
「わ、わ。今度は先端の方から」
「ストップだ。もう終わりな」
放っておくと、何時までも続きそうな報告を遮り、男がリリウムを押し倒した。
「えぇ、ずるいです。御自分はリリウムのをあんなに見ていましたのに」
リリウムが頬をぷぅっと膨らませて、その動きを受け入れる。
「今度な。今度。マジで勘弁してくれないと、使う前にしぼんじまう」
「し、しぼむのですか!」
「――」
少女の反応に軽い眩暈を感じ、男が災いの元である口を固く閉ざした。
「でも、それを一体どのようにすれば――あっ」
尚も疑問の声を上げるリリウムの股の付け根へと、男が無言で指を押し当てた。
「んぅ……え、えぇっ」
少女が、それまでとは違う秘裂への感触に戸惑いの声をあげる。
「この間やめたところは、もう平気みたいだな」
男の中指が彼女の陰門をくぐり抜け、膣口にその第二間接の節目が見え隠れしている。
「うぅ、ぞわぞわします……」
「そうか。もっと奥まで、いくぞ」
「あああっ」
男が飲み込ませた指に、円を描くように小さく振動を与え、じわじわと割り開いていく。
こぽりっ、と新たな水滴が肉襞と指の隙間から湧き出してくる。
それを見て、男が「おや?」と小さく首を傾げた。
いくら絶頂に達し、固さが抜け落ちた直後の性器とはいえ、指先に感じる滑りといい、零れ落ち
る愛液の量といい、少しばかり順調過ぎていたのだ。
「リリウム」
「あぅ、ぁあ、はっ、はいっ」
声の質も、それまでのものとは明らかに違う。与えられる性感に身を震わせはしても、戸惑うよ
うな響きは殆ど感じられなかったのだ。
「あれから、お勉強していたろ」
「はい。準備っ、し……てぇ、いましたぁ」
リリウムの表情が、宿題をやり遂げ、教師に褒められた教え子のように誇らしげなものになる。
「それも、ここだけ重点的にやったな。ぐいぐい飲み込んでいきやがるぞ」
「あっ、はぅ、いっ……いたくて、遠慮をさせてっ、しまったの、でぇ」
男の問いかけに、リリウムが律儀に答えを返す。
その膣内へと、男の指がずぶりと根元まで、一気に捻じ込まれた。
「あああっ、いっ、ひぃ!」
「流石に指の長さが違ったな。ここはまだ学習前だったろ?」
硬い、こりこりとしたしこりのある部分を指の腹でノックしながら、男は少女の滴りを吸い上げ、
意地悪げに笑った。
「いっ、ひぅ! ひ、ああ、やあぁーっ」
自身の耳を覆うように手を顔にあて、リリウムが半狂乱になって髪を振り乱す。
「あ――あっ、あっ、ああ、ぅううっ」
身体の奥を引き裂かれるような痛みが、一旦は退いたかと思い、胸を撫で下ろすと、また再び痺
れを伴う感触が、彼女の中へと攻め寄せてくる。
「痛むんなら、俺がしていると思わずに、自分で慰めていたときを思い出してみな」
「は、はい。あ、ふぅ、うぅ、あぁんっ」
そう語りかけると共に、男はぷっくりと膨れ上がった少女の陰核に、軽く息を吹きかけた。
同時に、指先の刺激もほんの少しだけ弱める。
少女自身に、異物の浸入を一番奥へと許しても気持ちがいいのだという、刷り込みを与える為だ。
「んぅ、あっ、ああ……あふっ!」
「な? できるだろ。もう、平気だ」
「はい……はいっ! できますっ、リリウム……ぅう、ちゃんと、できそうですっ」
まだ痛み自体はかなりあるのだろう。握られた掌は硬く、歯を喰いしばられている。
だが、涙ぐんだその顔はある種の到達感からくるものであった。
「……したいです」
リリウムの視線が、男の股間ではちきれんばかりに怒張した、赤黒いペニスへと注がれた。
「ああ、俺もだ」
思わず男の口を衝いて出たその言葉に、リリウムはぶんぶんと髪を振って否定の意志を示した。
「違います。リリウムが、貴方のを、びりびりにして差し上げたいのです」
「……ああ、そうだな。してくれ。お前ので、思いっきりびりびりに」
懇願するように少女に告げられて、男は強烈な締め付けを受ける指先を一気に引き抜き、性急な
動きで身を前に乗り出した。
「ぁんっ!」
ちゅぽんっ、と一際大きな水音を立てられ、指先を引き抜かれたリリウムへと、ぽっかりと身体
に穴が開いたような感覚が広がっていった。
それで、彼女の頭の中にぼんやりと思い浮かんでいた、男を満足させるという行為が、一体なん
なのか、リリウムにもはっきりとわかった。
それを想像し、不安と期待が同時に押し寄せてきて、全身が熱くなり、震えた。
「……心配すんな。俺も準備はしているからよ」
その彼女の反応を、別のものとして捉えた男が、床に脱ぎ捨てていたジャンバーへと腕を伸ばし、
ポケットに手をつっ込む。
そして手馴れた動作で準備を済ませた男が、少女へと向き直った。
「え、なんですか、それ」
リリウムが、スキンに包まれた男のペニスを不思議そうに見つめた。
「紳士淑女の嗜みだ」
普段のように、悠長に説明する余裕を失くしていた男が、それだけ言って、リリウムのやわらか
なももの間へと、素早く身体を割って入らせた。
「きゃっ……」
性急そのものといった男の動きに、リリウムが驚きの声をあげる。
「わり、もう本当に余裕ねえわ」
「あっ」
男が少女の両脚を手で押し上げ、膝を立てさせて、覆いかぶさるように腰と腰を密着させた。
「姿勢、きつかったらすぐに言えよ」
そう言いつつも、リリウムの返事は待たずに一物に片手を沿え、ピンク色の肉襞を割れ覗かせる
少女の秘裂へと、それをあてがった。
「凄いですね。こうして見ると、さっきよりも大きく見えます」
「――嬉しいね、そう言ってもらえると」
十分な前戯でほぐされたとはいえ、比して見れば明らかなサイズ差のある男のペニスを前に、リ
リウムは落ち着いた様子を見せていた。
逆に、男の方に落ち着きが足りないくらいだ。
「んっ、あ……あはっ、はっ、あっ」
「くっ」
彼女の為というよりも、自分自身を落ち着かせる為に、膣口へとペニスを押し当てるが、心地良
さげに声を漏らすリリウムの痴態の前に、余計に興奮が高まるばかりであった。
自制が効かない。そんな、確信にも近い予感が訪れてきた。
「リリウム」
少しだけ時間をくれ。
そう口にするつもりで後ろへと退きかけた男の身体を、少女の細い足先が彼の腰を挟み込む形で
引き寄せてきた。
「どうぞ」
胸元に手を寄せて、照れの混じった嬉しげな表情でリリウムが告げてくる。
それが、男に残された細い理性の紐を、見事に断ち切った。
「――ああっ! あんっ! あ、ひっ、あぐっ!?」
「このっ、エロガキっ! なんて顔して誘いやがるっ……!」
男の怒張が、少女の許容できる領域をあっという間に占拠し、更にその侵攻を広げようとして凶
暴に暴れまわる。
「なにが、女王だっ。人の気も知らねぇで、このっ!」
「ああ゙ーっ! あ゙っ! あふぅ! あ!?」
少女の腰を引き寄せ、ごりごりとした感触を伝えてくるペニスを、男が膣の浅い部分で乱雑に行
き来させると、リリウムの喉から半ば絶叫じみた響きが奏でられた。
じゅぶぅ! ぐぽっ! じゅっ、みぢっ!
「こんなに、きついマンコの癖しやがってっ! 馬鹿だろ、お前っ!」
「い゙ぅっ! ば、ばかじゃ、あっ! あ、すごいです、あ、うっ、ぅあ゙っ!」
男のペニスは、少女の恥丘の盛り上がりを歪に変形させても、まだ全体の半分ほどしか入りきら
ずにいる。
それでも、彼の分身をちぎれんばかりに締め付けてくる、リリウムの肉襞の抵抗は、男の想像を
悠に超える代物であった。
「くっ、そ……おかしいぞ、お前」
苦し紛れに、男がそんなことを口にしつつ、なんとか激情を抑えようと己の腰を浮かせた。
「うぉ!? ぐっ、やべっ」
そこに、いままでとは違う快感が襲い掛かってきた。
「ちょ、まてお前っ、まだ入り口だろ!」
ペニス全体にざわざわとした襞の感触が絡み付いてくる感覚に、男が慌てふためく。
「うぅ、うゔーっ!!」
「なんだ、お前、なに怒って……う、っく!」
見ると、リリウムが顔を真赤にして肘を支点に上体を起しかけている。
「あっ、くっ! い゙っ――お、おかしいって言いましたっ!」
彼女の腕が伸び、男の首筋にしっかと巻き付く。
「わけがわか、ぅお! やめろって、リリ――うっ!?」
「うぅ! んあっ、あゔっ! ぅあっ!」
びゅるんっ! びゃっ、びゃっ! びしゅぅ!
蠢動する膣壁が与えてくる快感が、男の限界を呆気なく超えた。
スキン越しに、一気に熱い迸りが渦巻くのが、わかる。そしてそれを取り込もうとするかのよう
に、リリウムの肉襞が間断なく締め付けてきている。
「……マジかよ」
「あ、あうぅ……」
力尽きたように腕を離し、寝台の上へと落ちていく少女を片手で受け止め、男が呆然とつぶやく。
「ぁ、ゃんっ」
剛直したままのペニスを膣内から引き抜かれ、リリウムが猫のような鳴き声をあげる。
「いや、出すぎだろ、これ……こっちでも瞬殺とか、自信なくすぞ。俺」
男が疲れた顔で、自らが放った精子で膨らんだスキンを見つめ、ゴミ箱に放り投げた。
「いまのは、なんだったのでしょうか」
シーツの上で頭を横向きに、ぽてっと投げ出した体勢で、少女が口を開いた。
「平気か、お前」
「ちょっとひりひりしますけど、平気のようです。それより、いま、リリウムのお腹の中でなにか
が、びゅくびゅくっ! ってなって、その後、真っ白になったのですが」
「……ドローだったか」
アバウトな表現をしてくる少女には聞こえないよう、男がこっそりと安堵の息をはいた。
「すごかったんですよ。びゅーっ! って、音がしたみたいに」
「あー、あー。教えてやるから、ちょっと待て……って、お前、血ぃ出てないな」
男が、少女の股間とその下のシーツに目を向け、はたと動きを止めた。
「そういや、指で奥まで突っ込んだときも出てなかったか。意外に頑丈だな、お前」
感心するように口元に手をあて、男が唸り声を上げるが、当のリリウムは「?」といった感じで
自体を全く把握していない様子であった。
「まあ、いいか……ん?」
出すもん出したし、と割り切って考える男の腕を、少女の指先が遠慮がちにつついてきた。
「もう、終わったのでしょうか?」
「ああ。正直、ムードとか無視し過ぎだけどな。最後の方、手荒にして悪かった」
その答えに、リリウムが胸を撫で下ろしてお腹の上に手をあてた。
「そうですか、よかったです。では、あのびゅくびゅくが、男性の方のびりびりなんですね」
「まあ、大体あっている。本当はもう一、二回くらいは平気なんだけどな」
一応の治まりを見せた息子に目をやって、男が床に投げ捨てていた衣服を手に掴んだ。
「まあ、シャワーでも浴びてスッキリしておこうぜ」
「はい」
寝台の上から起ち上がろうとした男の目の前を、声と同時に白い軌跡が通り抜けていった。
軽やかな着地音を立て、先に絨毯敷きの床の上に降り立ったのは、少女であった。
「……お前、元気だな」
「はい。とても楽しかったです」
呆れ半分になってその動きを見ていた男へと、リリウムは朗らかな笑顔を見せた。
「いや、痛くないのか。色々と」
「平気ですよ? リリウムは丈夫だって、周りの方にもいつも言われていますし」
「……イメージと、随分違うな。まあ、とにかく汗流して着替えるぞ」
段々と自分の気遣いが無駄なものに思えてきて、男は思考を中断して起ち上がった。
「わぁ……こんなに狭いお風呂、輸送機の中でしか見たことないです」
他人の住居に好き勝手な感想を述べて、少女が浴室を見回す。
「こら、滑るからはしゃぐな。そら、背中流すからあっち向け」
シャワーのノズルを片手に、男は先刻から保護者の真似事に精を出す羽目になっていた。
「前からがいいです。しぼんだところ、見せて下さい」
「少しは恥らいってもんを持て。さっきまでと違いすぎるぞ」
熱い湯を頭から盛大に浴びせかけられ、リリウムが気持ち良さそうに伸びをする。
「泣くほど褒めて下さったので、もう貴方の前では平気です」
「ぐっ……忘れろ」
少女を振り向かせるのは諦めて、男はシャンプーを手にとり、それを頭に付け洗いだした。
「忘れるなんて、無理です」
リリウムが、男の言葉に下を俯き、シャワーの音に掻き消されそうな程の小さな声でつぶやいた。
「忘れたくは、ないです」
「わかった。忘れるな。話だって、これから幾らでもしてやる。だから、忘れるな」
肩を落して繰り返す少女の頭を、男の大きな掌が撫でる。
そして、少女が顔を見上げたところにそっと唇を重ねた。
「んっ、ぅん……あっ」
「どうした」
暫くの間、そうして互いの唇を貪りあっていたが、少女の驚きの声でそれは中断された。
「また元気に、なられていますね」
「……わりぃ、昔からこういう奴なんだ」
がくりとうなだれて、溜息をつく男を余所に、リリウムはじっとその元気になった一物を眺めて
いた。
「あの、もし宜しければですが」
そして口を開くと、胸のふくらみと腰のくびれに手をあてて、男の顔を見上げて続けた。
「また――致しますか?」
< 続く? >
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もう新作でないと書き手さん達こないんでしょうかと
代休の朝から思う次第です
乙。エロくてよかったぜ
ちょいと菊でリリウムとっついてくる
王「そんな破廉恥な娘に育てた覚えはないぞ。これはお仕置きが必要だな。りりうむ」
4系を持ってないから書けずにROMってるだけになってしまったな
4系じゃなくても大丈夫だろ
シリーズ物ならなんでもこいこい
俺なんて4系わからないけど読んで、萌えてるぞ
何も難しいことはない。
要は萌えればいいんだよ。
non-position queenを読んで俺決心したよ
今の仕事やめてリンクスになるよ・・・
なのでハロワ行ってくる
その後、「AM(ryがありません」と言われて絶望する675の姿が・・・。
今までなんだかんだでAC4を買うのを先延ばしにしてきたが…
こんなエロい娘にとっつけるならリンクスに転向してやる!今すぐにでも!
そしてAC4にはリリウムがいなくて意気消沈するも、メアリーハァハァする
>>677であった
一応マジレスでAC4faの方な
>>679 なんとなく弱王を出した。
反省はしていない。
ならこっちか。
( ´乙`)<うほっ、いい空気
ACfaは今絶版扱いだから高いんだよな
買うなら12月のベスト版待った方が得だ
>>677 PS3版が12/18、箱○が1/8に夫々Best版/プラコレが発売、な。
fAを待つ間に4(大体2K前後?)をやって、女王様や怪しい姉妹、聖女様
や漢女(おとめ)と戯れながら待つもよし。体験版でババァの罵声&声援
の元、SoMと闘うもよし。頑張ってくれw
683 :
>>682:2008/11/16(日) 11:45:08 ID:09GOO+RE
おっと、少し間違った。
誤)怪しい姉妹→正)怪しい姉弟、なw
ええいヘリックス姉弟モノはないのか!
昔、誰かが書き掛けのまま放棄していたな>ウォルコット姉弟ネタ
俺的には、二人の禁断の子供がリr…おや宅急便?ちょっと取ってくる。
アンジェとナーに黄金の時代を・・・
アンジェは、ジナとかと被っているのと、出番の少なさでイマイチ人気が・・・
セリフや立ち回りかっこいいのになぁ
ナーは、NB自体がマイナーだし、尚且つセリフとか一切ないからな・・・
女性初のトップランカーとか、ナインボールに倒すために、自分の腕磨いているって設定とか
妄想膨らませる設定多いのになぁ・・・
>>681 またまたご冗談を
ACが絶版てないない
旧作をみてもどれもこれも普通に中古で投げ売られてるじゃないか
>>687 絶版とは、生産が中止され一般流通からの入手が困難になっている物品に対しても用いる
中古は物によるけど、法的には違法。流通が止まるから黙認されてるだけに過ぎん
>>688 いやいや生産中止ではないし一応ちょっと大きい店いけば普通に手に入るじゃないか……
いや、fa止まってるだろ。大半のゲーム予約分と見越し分作ったら生産中止だ
MH見たいにロングセラーでもない限り、追加生産はないぞ?残念だがACそこまで需要ないし
見越しも何もなく、生産し続けたら会社が潰れる
一般流通での入手困難は、探さなきゃ手に入らないものを言う。ネットじゃAmazonでも中古以外取り扱ってないだろう
それに、大きい店いけばってそこらへんは地域や店によりけりだろう
よし、尻を貸すから皆ティーブレイクしようぜ
>>686 アンジェに絡めるとなると真改がベターだが、
真改ってすげぇ書きづらい気がする。
フィオナいるから4主とは絡ませづらいし。
真改はギャグになりそうで怖いなw
そう考えると、アンジェの相手として絡めそうなのは…
本命:真改(性格上、書き辛い)
対抗馬:ベルリオーズ(妻帯者と思っている人多数?)、4主(既に相手が居る)
大穴:キャラが立っていないオービエか、影が薄いザンニ
って所か?
管制室ちゃんと保守しろよぉ!!
>>694 よし、こうなったらfA主人公と絡ませよう
時空の一つや二つ歪んだって良いさ、いっそ真改ではなくアンジェとクラニアムで戦った事にすれば
…本当はメアリーと「狙撃と剣どっちが強いか」で火花散らして何故か4主人公を逆レイプって話が頭の中に急に浮かんだのは秘密
>>694 ザンニ=女たらしのイタリア男性、でも戦闘時の相棒(心の友)はベルリオーズ
って妄想をした奴が友達にいる
ここはオービエやザンニに新しい解釈を与えてみるというのはどうだろうか
職人様に敬意を表して、ほしゅ
リリウムやジナ、レジーナのSSは良く見るんだがエイプールやメイのSSは今までなさげ?
後者の人物達のSS読みたくて探してるんだが、普通のSSしかみつからない・・・
702 :
701:2008/12/07(日) 14:11:37 ID:P8vE3vWf
すまない誤字だ。
×はぜ
○はずだぜ
鯊
プリンシバル姐さんのエロは需要は終わったのかのう・・・
いやいや、SS書きが落とさないだけで需要はある。
少なくとも、俺は読みたい。
ネタはあるんだけど・・・それをSSにするための文才とモチベーションが無いんだよなorz
>>706 俺がいる・・・
アイディアはあるんだよな!アイディアは・・・
擬音が苦手な俺がいる
書けば書けるようになるものさ
クリスマスはリリウムと霞ババァの丼もので
先人達に聞きたいのだが、前スレと前々スレのSSをまとめたサイトはないのか?
まとめ見に行ったが、掲載されていないのでな
dat見れない俺には、読む方法がまとめくらいしかないというのにorz
もしもリリウムがNXに迷いこんだら慣れないノーマルの操作でジャックから
「役立たず」よばわりされたり
エヴァンジェからは
「何?この程度?」と嘲笑されたりするけど
ジノーヴィーさん達のお陰で今日も元気です
な話は・・・でも、特攻兵器の猛攻にラストは散ってしまうか・・・
>>711 AC萌え燃え 保管庫でググって過去ログを見る
スマンがこれくらいしか俺にはでいないな
Mr.破壊天使が天井が低い所で天使砲無理やり展開しようとしたせいで
砲身がべきべき折れて涙目になってる夢を見た
萌えた
>>712 なに?リリウムが蟲特攻機の触手に機体から引きずり出されて犯されるとな?
クレストホバーに乗ったリリウムがアグラーヤに向かって
「偽りの依頼、失礼しました。あなたにはここで果てていただきます。理由はおわかりですね?」
って言ってるところが浮かんだ
ベイロードシティーのミラージュのOWLからフルボッコされてる所に
ジノーヴィーが助けにくるわけですね
リリウムのACの構成はどうなるんだろう?
>小さい存在だな
ジノの台詞が的を射すぎてしまう件
そしてPS3に新レギュが来た訳だが…
ウィンDとフランソワ以外女性陣全員重量過多って…
太ましい・・・・
体重に危機を感じる乙女チックなお約束パターンですね
メイの悪魔超人が重量過多になる日がこようとは…
エイプー重量過多とか…あれ企業標準機の一つじゃないのかよw
スマイリーって、重量機としては控えめな装備だと思ってたんだが
あれですら重量過多なのか
ダイエットの為に体を動かそうと主人公と各女性リンクスが性を出すわけですね
激しく分かります
>>718 リリウムへの復讐に燃えるリム・ファイアー戦も面白そうだな
リリウムをいじめて泣かせたい。
じゃあ、俺は
>>728が泣かせたリリウムを慰めるよ。
>>729 ジャック・O「ふん!役たたずめ!!」
エヴァンジェ「この程度とは・・・(プ」
キサラギ通信士「貴様はここに何をしに来たんだ・・・テストを終了する!」
キサラギ通信士「前回はふがいない協力者のせいでろくなデータが得られなかった」
アモー「出来損ないめ・・・!」
BFFの女帝にふりかかる屈辱の嵐
731 :
>>729:2008/12/24(水) 00:23:22 ID:j+RylKcE
そこまで言われても気丈に振舞い続けるリリウムを、ハンガーの片隅で優しく抱きしめて
「大丈夫、泣いていいんだよ」と言って自分の胸の中で泣かせて慰める…
いいシチュエーションじゃないか…( ´ ii ` )
確かネクサスのOPのshiningのムービーで水面に羽根が落ちていく描写があるが・・・
アンビエント=水面
社会人になったばかりの女は昼間のストレスで夜が激しいらしいので、
リリウムの夜の相手は俺が引き受けますね
年末暇だからまとめwiki更新しようと思うんだが、
>>4にあるwikiってどのぐらいから更新してないんだ?
現行スレが、アーマードコアでエロくて熱い妄想を依頼【3】ってなっているから、3か4あたりからまとめればいいのか?
半虹側の保管庫と比較してみれば放置っぷりが理解できるかと。
何故かあそこにここのログも保管されてる。
保管庫は、地味に書き手のやる気を左右する
ほす
リリウムとお風呂に入りたい
リリウムのお風呂入りたい
リリウムとメアリーの二人に苛められたい
むしろリリウムを苛めたい。つか困らせてみたい。
ヲチスレってなんですか?
gbk失礼
困っているリリウムを助けてあげたい
資金に悩むエイプールを影からサポートしてあげたい
喧嘩するメイとシャミアの仲裁をして、3人で仲良く出かけたい
>>734で保管庫更新するって言ってたけど、ちょっとごちゃごちゃしてたから面倒になって
>>4とは別に1から作ってしまったんだが、まずいかな?
ダメっぽいならまだ4の途中までしか終わってないし、消しちゃうからだれか意見くれー
>>746 個人的にはやりやすいほうでやって欲しいし
今のwikiは放置だし、パス知らないと変更できない所とかあるから
新しく作ったほうが手間もなくて良いんではないかとと思う
是非お願いします
以前いた人たちはそれほど思っていなかったようだけど
そういうのができない自分としては物凄くありがたい
超乙です
>作者別の項目
個人的にはここをまとめて貰うだけでもかなり嬉しいです
ノーマルとネクストは操縦方法は一緒なのか?
違いがあるとするとどの辺なんだぜ?
AMS
多分、自転車とバイクぐらい違うかと
>>749 作成お疲れ様です
さっと見た感じでは、SSの横への表示文字数が少なすぎて読み難いかなと思いました
形式上無理がなければそこらを変更してくれると有難いかなあと
>>751 ・QBの有無
・AMS
・コジマ技術の仕様(PA・AA・OB)
バーラット部隊とか飛行ノーマルとかは通常ブースト並みの機動性は持っているみたいだね。
サイレントアバランチも気を抜くと殺られるぐらいの火力は持ってるし。
まあ、最強のノーマルは倉庫内の核ミサイルノーマルだけど。
オルレアが倉庫に来たときにあの核装備ノーマル配備してたらな・・・
アンジェ涙目
アンジェも巻き込まれてPAはがされて・・・
(*´Д`)ハァハァ
「アナトリアの傭兵か、できると聞いて……」
ちゅどーん!
「誇ってくれ、それが手向け……」
ちゅどーん!
「あの人、戦いを楽しんでいるみたいだった……。
なんだか、とても不安で……。あなたが無事で帰ってきてホッとした」
「(; ゜Д゜)マジデ?」
AC4のノーマルACはN系ACでも瞬殺できるんじゃね?
本来ならMTに乗るような人材がACに乗っているから
ドミナントちっくな動きができないんだろう。
>>760 ネクストとの火力差あるから無理じゃね?
火力もノーマルと同等、ハイエンドって事を考慮してもちょい上ぐらいだろう
故に時間掛かりそうだな。ブレ系なら別かも試練が
>>749 乙。凄く見やすいけど、敢えて重箱の隅を突くなら…
・分類は元ネタ別の方が分かりやすいかな?と思う。
・どのカプか、簡単なシチュか書いてあると無題でも分かりやすいんじゃないかと思う。(エヴァンジェ×ジャック・O 小ネタ)とか
>>760 初代のムラクモやクロームの量産型ACが近いだろうとは思う。
あれは後方支援目的と対AC戦を考慮はしていない。
AP高めでもAP12000の陽炎と同じく防御力がザルな可能性あり
なのでブレード2、3回で破壊されるものではないかと思われる。
火力の方もハードポイント的に考えてやはり
ネスト製、火星製、レイヤード時代製、ネクサス時代製どれを取っても
性能は間違いなく見劣りしてる。多分。
よって瞬殺できるんじゃいの、多分。
ネクストでの戦闘になれるとレイヴンに戻った時に
以前と比べて弱くなっちゃってる気がするが
リンクスもノーマルに乗るとそうなるのかな
ネクストとノーマルの両方に乗れるリンクスならあるんじゃね?
ただ、ネクストで導入されたAMSとやらの仕様次第じゃ、
ネクストは手足のように使えるけど、ノーマルはサッパリ、っていうリンクスも居るかもしれん。
個人的に、ネクストの操作はコクピット座って考えるだけってイメージがある。
五感を各種センサーで代用して、「飛ぼう」とか思えばブースタふかして、とか。
適性が無いと精神にダメージがあるらしいけど、アレはやっぱり根本が人体とは別のネクストを
人体のように操作する所から来るストレスなんだろうなぁ、って。
適性無いと四脚とかタンクみたいなので普通に歩くだけでもつかれそうだ。
どっかのSSの設定だけどオリジナルやfaのリンクスは、兵士としては経験などほとんどなく
AMS適正だけで選ばれたものが多いっていうのがあったな
だから、ネクストを降りての実践は弱く、人を殺すストレスに耐え切れないって話があったな
その設定を使ってよくメイ、メノ、エイプールで妄想したもんだ
「機械のボディを動かすのに必要な先天的器質(AMS適性)」と
「(経験を積んだ)兵士であること」は別の要素だからなあ。
元が軍人だったり、あるいはリンクスになってから
兵士としての訓練も平行してできるような奴なら両立可能かもしれないけど、
CUBEみたいに(兵士として鍛えるのが)物理的に不可能っぽいのも多いし。
4主やシェリングなら大丈夫だ
ヤンも大丈夫だな!
CUBEはAIなのか
脳味噌入りカプセルなのか
意外にも見た目普通の人なのか
最近そんな妄想をする
AIはないだろう流石に……とはいえアスピナだしな。
外見は普通の人だけど完膚無きまでにACのパーツ化した人格になってそうだ。
……これで女の子だったらなあ。
ダルシムみたいに以上に体が柔らかい、ひょろながで想像してる
>>772 CUBE女化はかなり萌える。VIPの方でも盛り上がってたわ
俺はスティンガー女体化を推奨したいのだがな・・・
むしろACを擬人女体化してほしい
例えばすぐ息切れする喘息持ちのバリオス・クサントスとか・・・
と考える俺はイレギュラーだろうか?
どいつもこいつも擬人化擬人化、どこがイレギュラーなんだと
森の女体化を想像したらなんか萌えた
ジナの女体化をだな
あれ?
リリウムをネクサスに行かせたらな話題があったが
アンビエントに似たアセンって組めるっけ?
真綾がFF13の主人公の声してるぞ
ようこそ変態サミットへ。
おや、お主は噂の新人か。
霞スミカを性奴隷にしたというのは本当だったらしいな。
どれ、ちと拝見。
ほほう!
素晴らしい表情じゃ。
まるっきり発情期のメスじゃな。
お主、奴隷にしておきながら相手をしてやっておらぬのか?
なに? ここに来る前にも一発やってきた?
それでもこんなに物欲しそうな顔をしておるのか。
あの霞スミカがのぅ。
おや、床にヌメヌメしたものが垂れておる。
なんと霞スミカの愛液か。
見れば歩いてきた後に滴り落ちておるわ。
カタツムリみたいじゃの。
いやはや、新人にしては素晴らしい調教技術じゃ。
ん?
おお、そうじゃった。
ワシの娘を紹介しよう。
ほれ、リリウム。こちらに来て挨拶をしなさい。
どうじゃ、美しいじゃろ。
何じゃと。意外と普通で拍子抜け?
心外じゃな。
では、リリウムがいかに優れた作品か、新人殿に教えてやるとするか。
まずはリリウムの生い立ちから説明しようか。
リリウムの親は、あのフランシスカ・ウォルコットとユージン・ウォルコットじゃ。
そうじゃ、ワシの前の前の人形じゃ。
リンクス戦争で死んでしまったがの。
そういうことを言っているんじゃないって?
ああ、そうじゃよ、二人は姉弟じゃ。
なんじゃ、そんなことで驚いていたのか。
ほほほっ。
新人には分からぬかも知れぬが、この変態サミットでは親相姦なんぞを一々話題にしていたら笑われるぞい。
それよりもリリウムが生まれた後、フランシスカの胎盤をサミットの皆で食べたんじゃが、中々に絶品じゃったよ。
レバーみたいな味じゃ。
お前さん、ちょっぴり引いておるな?
まあ、じきに分かってくるじゃろ。
話をリリウムに戻すぞ。
リリウムは生まれてすぐワシが引き取った。
フランシスカもユージンもすぐ死んでしまいおったし、元々ワシの人形にするつもりで生ませたんじゃからな。
さて、最初にワシはリリウムに何を食べさせて良いものかと思案した。
何せ母親は死んでしまったし、メアリー・シェリーが爆乳だからといってミルクまでは出せないしのう。
いや、別に改造して出るようにしてやっても良かったんじゃが、そうするとメアリーが壊れてしまうからの。
リリウムは今でこそ立派じゃが、当時はどうなるか分からん。
分からんものの為にメアリーを犠牲にするのは流石のワシも躊躇うのよ。
もったいないじゃろ。
まあ、そのあとメアリーも死んでしまいおったから、やっておけば良かったかも知れんが。
とにかく母乳は駄目じゃった。
しかし市販の粉ミルクなんぞ飲ませても芸がない。
そんなことするくらいなら喰うぞ。
何をって?
無論リリウムをじゃが?
何を引きつっておるんじゃ。
そんなことじゃ、これから先やっていけんぞ。
で、ワシは考えに考えた。
何を食わせよう。
寝ているリリウムの前で禿げるほど考えた。
一向にいい案が出ない。
しかし、いつまでも考えているわけにもいかん。
赤ん坊に何も食べさえないで放置するわけにもいかんからな。
ワシはリリウムの顔をじっと見て、インスピレーションを働かせようとした。
するとな。不思議なことに、こう、ムラムラッと来てしまって。
うむ、生まれたての赤ん坊に反応したんじゃ。
なに、そう珍しがるものでもないが、自分がそうなったのは初めてだったので、少し面白かったな。
それで、こう思わずリリウムの顔に向けてビュビュビュと発射してしまった。
こりゃいかん、と思って慌てて拭こうとした。
ところが!
ところがじゃ、このリリウム。
凄いことに目を開けてワシの精液をペロペロ舐めだしたんじゃ。
そしてそのままゴックンじゃ!
ワシは感動したぞ。
何も教えていないのに自分から飲んだんじゃ。
もう、これしかないと思ったよ。
リリウムの食事はワシの精液じゃ。
それ以来リリウムにはワシの精液しか与えておらん。
言葉より先にフェラが出来るようになった。
素晴らしい才能じゃ。
わしゃぁ、もう興奮して、一日に何発でも出せた。
言っておくが今でも出せるぞ。
まだまだ現役じゃ。
無論、精液だけでは栄養が足りんから、その分は点滴で補っておる。
しかし、未だかつてリリウムの胃袋はワシの精液以外を消化したことはない。
リリウムは髪の毛からつま先まで、全部ワシの精液で出来ておる。
血は繋がっておらんが、まぎれもなくワシの娘じゃな。
なんじゃと?
リリウムが隠れて他のものを食べているかも知れない?
何と言うことを!
リリウムがワシの信頼を裏切るようなことをするとでも言うのか。
リリウム、もっと怒って良いぞ。
まったく。
いや、まあ、お主がそう思うのも無理はないかも知れん。
しかしリリウムは何も食っておらんよ。
一度試しに普通の食事を取らせみたが、すぐに吐いてしまった。
なにせ、もう十五年も精液ばかり食っておるから、胃が受け付けないのじゃ。
ワシが死んだらどうなるか?
そりゃあ、リリウムも死ぬしかないじゃろ。
ワシの精液しか口に出来ないのじゃから。
ほっほっほっ。
リリウムや。そう嬉しそうな顔をするな。
どうじゃ新人。
これでワシが変態王と呼ばれる理由が少しは分かってもらえたかな。
おや、そろそろ皆が集まってきたようじゃな。
では変態サミットを始めるとするか。
今日シャミアとメイが俺を取り合いする夢を見ました
修羅場でしかなかったとです
>>782-784 ここまで来るとBFFのリンクスは男も女も王大人に手ぇつけられてそうで嫌だwwwww
ちょっとBFFに入社してくるわwwwwww
789 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 04:53:41 ID:5nNBcwix
イアッーコス逃げて
実はイアッコスはフタナリ美女で王の第一側近兼(最古参の)性奴隷と言う妄想が……
いかん、精神科行って来よう……
コラw胎盤www食うなwwwwwwww
>>790 ふたなり以外なら俺の妄想と同じだから安心しろ
……その設定で書いたSSに需要はあるのか?
794 :
>>790:2009/02/03(火) 22:56:34 ID:u0Lig0TP
イアッコスが♀ならここに需要があるぞ、と言うか書いて下さい、お願いしますorz
メイ・グリンフィールドはノーマルに乗っても活躍出来るかな?
そしてライウンと遭遇してしまったら・・・
解体戦争期にノーマル乗りだったメイの憧れが、ワカ=社長だった
ってのが持論
>>796 それだとメイの年齢が……おや、緑色のネクs
メノと間違えたんでない?それだとメイはオリジナルになるからな
オリジナルは国家解体戦争時のリンクス
ノーマルでは無理
オリジナルはもっと強い設定でもよかったのにな、なんか影が薄い
だが、サーとアンシールとハラショーは嫌でも忘れない気がする
>>801 アンジェを忘れるとは……
まあいい彼女は俺が頂いていくとしよう。
>>802 倉庫番最強ノーマルの名に賭けて阻止する
たまにはベルリオーズの事も思い出してあげてください
オマイラ……皆、南極でメアリー女王様に踏まれて来いwww
メノはもらってきますね。
つーか体感的にシェリングが一番強かった気がする
何て言うか、別格っていうのを初めて見せつけてくれる相手
809 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 21:11:42 ID:fP4Zt6X5
おまいら・・・皆、南極で全裸でメアリー女王様に踏まれてこいwww
むしろメアリー女王様を踏みつけたい。
コクピット以外は完全に動作不可能になるまで破壊したネクストを安全圏まで運んでから
乱暴に引きずり出して、嘲笑しながら足蹴にしたい。
耳元に屈辱的な言葉を囁いて悔しさに打ち震えさせたりしたい。
…あぁ、病気だな。
>>810 ああ、病気だ。
だが、とても素晴らしい。
メアリーよりシャミアだろう
普段は強がっているシャミアだが組み伏せるといい声で喘ぐに違いない
メイと二人係で色々な奉仕の仕方を仕込んでやりたいものだ
813 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 03:14:32 ID:TTlBOKBN
イアッコス確かに雌かもな
4→FAでわかったエイブルの例あるし
P.Qのキャラがつかめん
メンヘラらしいがふつうに落ち着いてるし
>>813 4のメンヘラ〜なP.ダムじゃなくて鎧土竜大好きのP.Q.?
P.ダム=某笑笑動画のコジマ旅団長のイメージに染まっている俺はどうすれば…orz
あのP.ダムは反則すぎる。
……あれ準拠だとリリウムがひどいことになるんだが、さっぱりエロくないのは何故だろう。
816 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 15:36:57 ID:TTlBOKBN
間違ったPダムだwwwwwwww
アーマード・コア レイヴンの反乱
もし、コジマを無効化できる粒子が発見されたら
もし、ノーマルがQBやAAは無理だけど飛行・機動能力を増したら・・・
スターウォーズのクローンの反乱を見て一瞬想像しただけとです
>コジマを無効化できる粒子が発見されたら
| \ /
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\/ \ / / ##ヽ /
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/ ( ) ヽ ############_/ ←アンサラー
|⌒ ヽ \ |############ノ
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丿⌒\/⌒ヽ ヽ##∠ |二l
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>>817 そうなるとネクストとリンクスは企業、乗り手にデメリットが多すぎるから
ますます少数派になるだろうな。
盛者必衰か・・・。
AAとPAはノーマルにも付けれるだろ
AMS関係ないから
>>820 たぶん、コストの問題じゃね?ハイエンドに乗せるならともかく
量産型にまでコジマジェネを手配したらかなりの経費になるぞ
あとは撃破率的にノーマルに乗せるのはもったいなく
集団行動が多いからAAAあってもノーマルは使いどころすくないような
バレンタイン当日。なんらかのSSが投下される事を激しく機体したい
任せろブラザー、俺が一本書いてやる。
…からどっかにSSの書き方的なページ無い?
>>823 お前の脳内に溢れる妄想をそのまま出力すればいいだけ
薄暗い地下室に十二、三歳の少女が拘束されていた。
その四肢には、細い体とは不釣り合いに無骨な枷がはめられ、枷からは鎖が伸び、天井から宙づりにしている。
手足を広げたまま、仰向けで身じろぎも出来ず、白い裸体を寒い地下室に晒していた。
吐く息は白く、うっすらと鳥肌が立つ。
その幼い肢体に、黒いドロドロの液体が垂れた。
「っ!」
少女は突然の感覚に体を緊張させるが、鎖が固く拘束しているため、ピクリとも動くことが出来ない。
ただ金属が擦れる音が響くだけだった。
黒い液体は体で冷やされ、固体となる。
甘い香りがした。
「どうだ、リリウム。美味いじゃろ」
王小龍が楽しげに言う。
「はい、とても美味しいです……」
「ほっほっほっ。そうじゃろう。何でも今年は男からチョコを送る、逆チョコというのが流行らしいのでな。リリウムにはいつも世話になっておるから恩返しじゃ。ほれ、遠慮せずもっと味わいなさい」
胸の膨らみの上に熱いチョコレートが降る。
「あぅっ! 熱いぃっ!」
「うぅむ。中々乳首に命中しないのぅ」
「うあっ、あぐっ」
ボタボタと煮えたぎった液体が、リリウムの白い体に黒の紋様を描いていく。
その度にリリウムは鎖を鳴らし、泣き叫ぶ。
しかし、決してあらがおうとはしなかった。
「……ぁぁ……お、ぃしい……です……王大人……はぁ、はぁ…………」
涙で濡れた顔で笑顔を作り、感謝の言葉を述べる。
「うむ。ワシも嬉しいぞリリウム。では、次はここで味わってみるか」
「あっ……そこは……」
リリウムは始めて戸惑いの表情を作る。
王小龍の指がクリトリスを指したのだ。
「どうした。やはりワシのチョコなど不味くて食えないのか? ん?」
「いえ……どうか、リリウムにお恵み下さい」
「ほっほっ。食欲旺盛じゃな。よいことじゃ」
王小龍はリリウムのクリトリスの皮をむく。
今まで守られていた敏感な部分が、突然冷たい外気に触れ、その感覚に震え上がる。
「んっ、ぅ……ふぁ……ぁ……」
触れられていないのに、リリウムは切なそうに息を吐く。
鎖がガチャガチャと鳴る。
「寒いか。どれ、温かいチャコレートで暖を取りなさい」
クリトリスに落ちた。
「あ゛ぐっ! あ゛があァァァァァッ!」
まるで獣のような絶叫が上がった。
しかし、リリウムにはのたうち回ることも許されない。
その体は完全に固定され、自由は欠片もないのだ。
「ほぅ! そんなによかったか。では、もっとくれてやろう。なに、遠慮することはないぞ」
王小龍の手にある大きな容器がひっくり返り、中に入っていたチョコレートが全てリリウムの性器に注がれる。
クリトリスだけではなく、陰唇や尿道口、膣や肛門にも流れ込む。
「う゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ゛っ! あづいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
鎖が引きちぎれるのではないかというほどリリウムは暴れた。
吊されたリリウムはブランコのように振り回されるが、力を緩めることは出来なかった。
チョコレートが冷えて固まるまで地獄は続く。
ようやく苦痛から解放されたとき、もはや意識は朦朧としており、まことな受け答えが出来る状態ではなかった。
だが王小龍はそれで終わらせようとはしない。
リリウムの尻を叩き、叱咤する。
「何をボーとしておる! ワシに言うことがあるじゃろうがっ!」
「……ぁ……ふぁ……ありが、とう……ございました…………」
最後の力を振り絞り、リリウムは王小龍が望む言葉を口にする。
もう限界だった。
リリウムの小さな体では、王小龍のような猛者の望みを全て受け止めることは出来ない。
「うむ。実はまだまだあるのじゃ。リリウムはとてもよい子じゃから、もっと沢山やろう。うれしいじゃろ?」
王小龍は奥から大鍋を持ってきた。
グツグツとチョコが沸騰している。
たった今まで火にかけられていたものだ。
そんなものをかけられてしまったら、リリウムはどうなるか分からない。
それでも、リリウムは王小龍の望むがまま答える。
「はい。リリウムはもっともっと……欲しいです。どうか、卑しいリリウムにお恵みを……」
完
>>825 ………ふぅ
ちょっとトイレ行ってたから遅れちまったが、超GJ!
王小龍! 貴様に言いたいことがある!
弟子にしてくださいッッッ!!! orz
ちょっと銀翁と一緒にBFF潰してくるわ
リリウムに真っ当な愛というものを教えにゃならん
シリアナバンザーイ
>>829 雑魚とAFの相手は俺がしよう
その代わり変態爺は確実に殺れ
俺はリリウムの救助に向かうぞ
833 :
王小龍:2009/02/14(土) 14:28:28 ID:0SaGIhZt
ほっほっほっ
リリウムはワシの精液しか口にせんのじゃ
ワシを殺せばリリウムは餓死してしまうぞ
それでもいいのか?
834 :
イアッコス:2009/02/14(土) 15:25:38 ID:MQ81El5n
大丈夫ですよ、王先生。
下賎な輩はこのイアッコスが防ぎますので、先生には指一本触れさせませんわ。
(王の首に注射器を刺しながら)
(弛緩した王の身体を愛しそうに撫で回しながら)
ふふふっ、先生は私だけののモノ……B.F.F.は元よりメアリーやウォルコット家のモノではありません、ねぇ、王先生?
ここまで自演
>>833 実際そうだったら物噛まないから顎がライールみたいにになりそうだな。
なんか、PA-N51でメイを僚機に選ぶ→ドスとラヴィに撃破される。→メイはドスに、fa主はラヴィに調教されるという場面がAMSから逆流したんだがどうすればいいんだ。。。
>>837 それ、散々既出。
そして、前スレだと“漢、或いは侠であるド・スは何もせずにメイを逃がす”という結論になってた。
漢である前に隠れドMであったド・スがメイに自分をいたぶるよう強要するという何だか分からない
イメージを俺のOP-INTENSIFYが送ってきた。
メイが捕まったと聞いたら、ローディーがOB吹かせながら、GA部隊が主砲ぶっ放しながら
突撃してきそうで怖いな
プリン姐さんがやられそうになったら
隊長がOBとEO吹かしながら
ジャウザーがEマシとスラッグを連射しながら
ゴードンがW鳥&オービットを連射しながら
トロットがレーザーを撃ちながら
モリはグレネードを連射しながら
突撃するだろうな
>>841 『撃ちながら』って、トロットは生まれつき
体力無いんだから、そんなことさせたら…
ジナイーダが捕まったら助けに行く途中で、自力で生還しそう。
>>836 吹いたwそれなら王に持って行かれても悔いはないぞw
レイヴンA「お前メアリーだな!?」
レイヴンB「メアリー?」
メアリー「誰だ?何故私の名前を知っている?」
レイヴンA「メアリー!俺だ!ウォルターだ!」
メアリー「ウォル・・・ター・・・?」
レイヴンB「メアリーか!俺もいるぞ!ランディだよ!」
メアリー「ランディ・・・。・・・っ!」
メアリー「うるさい。私に話しかけるな」
レイヴンA「メアリーよせ!脱出しろランディ!脱出するんだ!」
レイヴンB「嘘だろ・・・!?メアリー!嘘だろぉ!」
バスッバスッバスッパスッバスッバスッバスッバスッレイヴンB「ぐわああぁぁぁああ!!」
国家解体戦争もこんな感じだったのかわからんが
どこのハフマン島での出来事だw
ランディ・・・(´・ω・`)
主「シーラ、聞こえてるか?」
シーラ「どうしたの?」
主「愛してんよ」
エド「!!まさに狙い撃ちだな!」
シーラ「///〜!!いいから早く行って!」
エド「シーラ、報酬の取り分がおかしい。修正を」
シーラ「…」
エド「シーラ…」
シーラ、銃を向ける。
エド「シーラ何を!?」
シーラ「何を?…決まってるわ…だって私は、守銭奴なんだから」
発砲音
シーラ「・・・」
フィオナ「・・・」
二人「(レイヴンのパートナーは私よ!)」
AMS適正が高いと機体に間隔が同一化するって話を某ACスレでしてたら
戦闘の衝撃で濡れるリンクス→基地に帰還後専属の整備員orオペ男にハメられるって電波を受信した
前者の整備員なら濡れ濡れのコックピットの中で悶えるリンクスに襲い掛かるという電波まで受信したのだが
俺には文才がなかったorz
マナイータもそうだったりしてな
機体の感覚があるつっても快感とイコールになる代物じゃない気もするが、
そこは特殊なリンクスということでどうにでもなるか。
ネクストの動作を深部感覚として認識してるとしたら、表現はあれだがACの腕や脚は
腹の中で現実には存在しない内臓が蠢いてるようなものなんだろうか?
DOVEとIBIS視点は何か悲しい話になりそうだな
なんというか旧世代からの人類とAIの間の絆を感じる。
そう考えるとNXのOPのshiningは管理者の心情を歌っているのかも知れない
モーリカドゥールサーン
アーマード・コア レイヴンの反乱
fAの企業連ルートのクレイドル体制確立から5年・・・。
地上にコジマ汚染より回復されつつある地域が複数確認された。
企業連は調査隊を派遣するがどの隊もほどなくして消息を絶つ
記録からは所属不明のノーマルACらしきものに襲われたことが確認され
それと同時に政府再建委員会という
解体戦争後に地下世界に逃れていた組織による地上における国家復活の声明も発表される
ネクストらを送る企業連
誰もが疑わなかった解体戦争と同様のネクストらによる圧倒的勝利
しかし終わってみればネクストらの敗走という結果だった
それはコジマ粒子を無効化するヤマダ粒子を組み入れたノーマルらによるものだった
みたいなのを
>>817に触発されて想像してしまった・・・
三体の戦闘機型MTが変形合体してACゲキ・ガンガーという電波をry
>854
ヤマダ粒子とかまたトーラスが喜々として研究解析にかかりそうな……。
ヤマ〜ダ粒子♪
AP還元セール開催中!
つか発見するのは必ず日系人なのかw
じゃあテクノクラートの技術者が発見者でその名もミn
光が
>>854 政府再建委員会・・・。
きっとそこにはカテゴリーFというリンクスになり損ねて純正リンクスを憎む
レイヴン兄弟がいるんですね、よく分かります。
>>860 二人ともゲテモノACに乗ってるんですね、わかります。
ジナイーダが実は生きていてオペ娘になって新米レイヴンを育成していたら・・・。
ん?何処かで聞いた気がするな?
それはつまりセレンさんもまないt
敵増援確認、人類種の天敵だ
主人公が特定の勢力に依頼が偏りがちだと
メールで「下らない考えの持ち主」と叱咤激励してくれて、挙句にキャンセルしてくれます。
ジナイーダ「ナルホド…オマエモ…」
マナイータ…
ジナイーダ「くっ・・・!」
>>867 ジナイーダの正体はキサラギ社社長のご令嬢だと!???
親がド変態だからあんなストイックな娘に…
おい!まちがえるな!
それはマナイータではなくムナイータだ!!!
興<俺のな。
ジナイーダがアライアンスやバーテックスに加わらなかったのは
実はキサラギ派に加わっていたからなんじゃ…
俺、気付いたことがあるんだ
「ジナイーダが最後のレイヴンになる」これはジナイーダ以外のレイヴンが存在しないことを意味している。
そう。ジナイーダよりも胸が大きいレイヴンは存在しなくなるんだ!!
ジナイーダ最巨乳レイヴンになるんだ!!
全ては、この時の為に――――ってファシネイター!?なんでこk
そもそも女性レイヴンがプリンシパルとジナイーダしかいないから
割と早い時間で最巨乳になる件
ムーム「……グスッ……」
興>>>>>越えてはいけない壁>>>>>>プリン姐>>>シーラ>>>越えられない壁>>>ジナ>ムーム
かな?
アグラーヤがアグラーヤが生きていれば…!
アマジーグ・・・お前もカ・・・・・・ふ・・ふぁてぇまぁあ・・・・・
じゃああみだととっつきとつんでれいう゛んが姉妹ということなんですね
十日以上もステイシスとはな
俺の股間がステイシス!
カワイソス
まるでパルスだ
過疎をなんとかしようと思っても
妄想ネタが思いつかん
ホワイトデーも過ぎたから卒業ネタとかかね。
個人的に根拠はないけど3、3SLの主人公はモテそう。
鼻の穴から牛乳が逆流する!
ATMから硬貨が逆流する!!!!!
シュレッダーから紙屑が逆流した(´・ω・`)
そもそも光が逆流するってどんな感覚なんだろうか?気になる
五感全てに許容限度を超えた刺激がなだれ込んできてオーバーフロー
(既に痛いとかいうレベルじゃなくて「真っ白に塗り潰される」的な)してんじゃね?
……むう、なんとなくエロいな。
腐乱汁
死に腐れダニ
この静けさなら…一時間でアグラーヤを持ち出せる!
華麗に阻止
犬臭いです
1時間以内にレスがなければムームは貰ったぞ
カレイに阻止
サンダルフェザーでも、中身は重量級。
特に胸と太ももが
903 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 11:32:11 ID:98ETnbWk
もう中身とかどうでもいい
四脚ってエロいよな
浮遊型ガードメカで下に潜ってつっつきたい
ここはトーラス研究員が沢山いるスレですね
まあ、変な粘着が居座っているせいで、職人さん皆逃げちゃったしね。
あ、そうそう、まとめwiki更新されていたな。
907 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 14:41:28 ID:RksK8uVp
480KB
では、新参者ですが妄想を一つ…。
不明ネクスト+ノーカウント撃破終了後、疲れたから早めに休むと寝室に行ったセレンを見送り自分の部屋に戻ると、そこには背の低い可愛らしい少女がいた。
外見は10〜13くらいだろうか大きな瞳に肩までの黒髪で、控えめな表情が母性をくすぐる。
しかし、少女は外見に似合わない服装をしていた…
パイロットスーツ…
そう、この少女は先ほどのミッションで僚機として協力してくれたリンクス、エイプールである。
彼女はこちらに気付くと、てとてとと可愛らしく近づいてきて目の前まで来ると、大きな瞳でこちらを見上げてきた。
「あの…今回は迷惑ばかりかけてしまい、すいませんでした…。」
今回のミッション、彼女は毎度のごとくミサイルをバラまいてくれたせいで、弾薬費が払えなくてセレンに借金をしたのだ。
>>909続き
結局、セレンがいろいろとネマワシをしてくれてなんとかなったのだが、この少女はどうしても踏ん切りがつかないらしい。
「あの…わたしに出来る事があれば…。」
ならばと思い、自らの愚息をエイプールの前に突き出した。
エイプールは一瞬、何が起きたのかわからなかったらしく、目をぱちくりさせている。
愚息を慰めるように丁寧にやり方を説明すると、エイプールは頬を紅潮させてコクリと頷いた。
「あの…このような感じでいいのですか…?」
エイプールは愚息を小さい手で掴み、先端を一生懸命舐めている。
ミッション終了後、いつもならばセレンに抜いてもらってるのだが、なるほど、たまには年端もいかない少女に抜かせるのも悪くない。
生まれ持った特異なAMS特性のため、ミッション終了後は愚息にホルモンが凝縮してしまうため、通常の男性器の数倍はある愚息を、エイプールは丁寧に舐め、しごき続けていた…。
>>910続き
「えっと…すいません…こんなに大きくなるなんて、想定外です…。」
愚息は肥大を続け、エイプールの太ももよりも太く、醜く膨らんでしまっていた…。
驚くエイプールの小さな口に押し付け、ラストスパートとばかりに愚息をねじ込みピストンを開始すると、エイプールは結合部からよだれを垂れ流し白眼を向きながらも、健気に愚息を吸い上げていく…。
「んぶ…ううう…んんぐぶぶっ!?!!?」
たまらず、愚息を根本まで突っ込んだ瞬間にありったけの弾丸をエイプールの喉奥へとぶちまけた。
「んくっ…んくっ…んぶ!ぐぶぶぶっ!!」
こちらまで聞こえてくる程の噴出音をたてながらバラまかれる汚塊を懸命に受け止めるが、あまりの量と勢いのために愚息がエイプールの口から抜けてしまい、その瞬間…。
「んあっ!?ああああああっ!!??」
凄まじい量の汚塊がエイプールの可愛らしい顔に絶え間なくぶちまけられる!
顔が黄ばんだ汚塊で見えなくなっても愚息から噴き出す濁流は止まる事無く、エイプールの顔、綺麗な黒髪、パイロットスーツを満遍なく汚していく…。
912 :
ミッション終了後…エイプールの受難:2009/04/17(金) 19:20:26 ID:PHYUhFSW
>>911続き
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
エイプールは、幼い身体を凄まじく粘着く汚塊にまみれながら口から黄ばんだ汚塊を胃袋から何回も吐き出し、やっとの事で呼吸が出来ていた…。
可愛らしい顔は疲れきっていて瞳は涙をぼろぼろこぼし、口からはまだまだ大量の汚塊が出て来ている。
綺麗な黒髪からパイロットスーツにかけては、半ゼリー状の凄まじく粘着く汚塊がシミを作り今だにビチャビチャと流れ落ちている。
ふと、股を見てみると黄色い液体がじょろじょろと流れ出していた…。
エイプールは当然の事か大声で泣き出してしまい、仕方なくシャワーを浴びさせた…。
シャワーから出て来たエイプールにぶかぶかのYシャツを着させると、エイプールはか弱い力でしがみつき…。
「すごい…弾幕でした…。」
と、真っ赤な顔を私の腹にうずめていた…。
明日、セレンに殺されるな…と思いながら私はエイプールを自分のベッドに寝かせ、その可愛らしい寝顔にキスをして眠った…。
913 :
912:2009/04/17(金) 19:22:49 ID:PHYUhFSW
>>912 以上です。
相当妄想入っているので、突っ込み所満載ですね…。
未熟者ですが、感想よろしくお願いします。
>>913 日本語にはだいぶ難があるがw、内容はけっこう良かった。乙!
915 :
912:2009/04/18(土) 01:49:41 ID:J4yUsYTc
>>914 感想サンクスです。
首輪付きの雰囲気をどうするかで悩んでたらこのような結果に…orz
次回作も書こうと思ってるのでよろしく頼む。
この設定で話を書こうと思っていますが、キャラとかシチュの希望があれば頑張ろうと思うので言ってください。
「ふ…んっ!あぁんっ!」
ある一室…欲望と快楽がぶつかり合う度、より一層激しく響き渡る液体が飛び散る音…。
リズムを変え、体位を変え…狂ったかのごとく勢いで突き上げ、何度も、何度も欲望が爆発する…。
「…で?エイプールはどのようにすると言ったんだ?」
俺の師でありオペレーターである気丈な女性、セレン・ヘイズは髪をかき揚げながら俺に聞いた。
「しばらく俺の所で働くとかなんとか言ってたかな…。まあ、アイツを連れてくと弾薬費もかさむし、家業でも任せるよ。誰かさんと違って料理も美味いしな。」
「なん…だと…?」
図星だったのか、セレンは静かに殺意を込めた視線をこちらに送ってくる…が、あえて視線を逸らす(怖いしな…)。
「まあ、こちらとしてもミッションに行く度に何回も抜かないと収まらないお子様の相手をする負担も減るしな。最近腰が痛いよ。」
自分の腰をさすりながら子供らしい表情でからかうセレン…。
「さっきまで、お前のバカチンコ最高だぞぉ!子宮潰れるぅ!とか言ってたの誰だよ…。」
こちらも冗談交わりで対応したその瞬間、俺の首に激痛が走り、いつの間にか床に仰向けに倒れていた…。
「ほう…文句だけは達者だなぁ…あと、あの小娘に手を出す事を否定しないのか?」
俺の身体に跨り、頭に銃を突き付けるセレン。
ギラリと瞳が輝き、俺を見下ろしている…。
「いや、すまない。あと、エイプールなら一度相手をしてもらって…グファ!!?」
鳩尾に拳が突き刺さる。
一瞬にして肺から空気が無くなり、呼吸困難に陥る…。
「貴様…覚悟は出来てるんだろうなぁ…?」
セレンは俺の口にAMS技術を発展させた強力な媚薬を何錠もねじ込み、強制的に理性のタガを外された俺の愚息の上に跨る…。
(あぁ…今日は眠れないかな?)
俺はセレンの身体を突き上げ、脳内から大量に分泌される快楽という麻薬に身を任せて、狂ったように欲望をぶちまけた…。
917 :
912:2009/04/18(土) 03:43:49 ID:J4yUsYTc
>>916 とりあえず、文章の練習と主人公とセレンの関係を…てな感じで書いてみた。
感想…出来ればお願い。
俺も好きだ
921 :
912:2009/04/18(土) 18:35:09 ID:J4yUsYTc
>>918>>919>>920 皆様、感想ありがとうございます。
とりあえずはこんな感じで続けていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。
改めて読み直してみると、自分の文章能力のなさにへこむ…。
「エイプール。そういえばお前、リンクス戦争の生き残りなんだよな?」
狭いコクピット内を丁寧に掃除していた小柄な少女が、ハッチを開けぴょこんと顔を出して頷いた。
…エイプール、リンクス戦争の数少ない生き残り。しかし、この少女は確実に幼く、数十年前から生きていたとは思えなかった。
「はい。でも…そのあたりの記憶が曖昧で…。」
エイプールは小首を傾げ、一生懸命思い出そうとしている。
「そいつはな…」
資料が詰まったファイルを脇に抱え、セレンがヒールの音を響かせて歩いて来る。
「先代のエイプールのAMSに残ったデータを植え付けられて作られた、一種のクローンみたいなモノだ。」
淡々と告げられたその言葉に驚愕しながら、思わずエイプールの方を見ると、少女も俺と同様に衝撃を受けていた。
「…何故わざわざそんな事をしたんだ?」
「所詮、企業の権力象徴のためとか、そんな所だろう?まあ、そいつも戦争の犠牲者だな。」
俺はどうにか言葉を吐き出そうとしても出来ないでいると…。
「でも…それがわたしの任務なら、それを遂行するだけです。」
コクピットから顔を出していた少女が口を開いた。
しかし、その瞳には溢れんばかりの涙を溜めて、小さな身体は静かに震えていた。
「作られた役割をただ遂行するのが楽しいのか?企業の操り人形のまま死にたいなら、今すぐ死ね…小娘。」
「…っ!」
必死に我慢していた感情が溢れ、少女は大声で泣き出してしまった。
「泣けば誰でも許してくれる…そんな甘い世界はもう無いぞ…。」
ため息をつきながらエイプールを見下ろすセレンの表情は、どこか寂しそうな顔をしていた…。
923 :
912:2009/04/19(日) 02:08:50 ID:1VwWXedU
>>922 以上です。
まず、エロ無しですいません。
リンクス戦争での生き残りである二人が、何故こんなに若いのか…という所を妄想全開で執筆しました。
ツッコミなりなんなり、感想をお願いします。
924 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 16:19:00 ID:RygCXV/L
何か希望のネタを投下してください。
内容に応じて出来る限りの謝礼をします。
依頼主:不明
主とリリウムとの奴を希望
付き合ってるor付き合う直前に戦場で
敵同士で会って・・・とか
でも接点無いから無理か
王とリリウムに見えた。
>>925 主人公とリリウムか…接点といえば、カーパルス占拠後に満身創痍のリリウムを無理矢理…ってシチュは浮かぶんだけどな…難しい。
希望のネタねぇ…出番が少ない人のも見てみたいと思うと…
リザイア:主と南極で遭難ネタor乙樽と悲哀物
フランソワ:部下に襲われる
奥様:主やダンを逆に襲う
メノ:ローディーとラブラブ
アンジェ:ベルリと不倫or真改と純愛
フランシスカ:ユージソに襲われる
位しか思いつかん。すまん、役立たずだ…
まとめかなんかで見た気がするなそれ。
やっぱり難しいか。
今さらSLで止まってる私としては、2あたりのネタがいいなぁ・・・。
前にレジーナものもあったけど、レッドアイとかどうだろ。
>>925 フロム脳を働かせていろいろ設定を付け加えてみた。
・王小龍に命じて主人公の調査をする。当然、王小龍には自分だけがいればいいと思っているリリウムは面白くない。
でも、調査をしていくうちに「企業色」がせず、まっすぐな性情の主人公にどこと無く惹かれて行く。
・オーダーマッチでボロ負けして逆恨みする。だが、アルテリア・カーパルスの襲撃犯が主人公であった事で
なぜか胸の痛みを覚える。
・ORCAのネクストによるクレイドル03襲撃が起こり、ORCAの非道さに憤りを覚えると同時に、それに与した主人公に
強い反発を抱く。
・軌道衛星掃射砲基地で主人公と対決。王小龍に見捨てられた挙句に敗北し、今までの人生全てが木っ端微塵になる。
気が付いたらORCAのアジトで、主人公に救出されていた……。
こんな感じで続ければ割と無理なくつなげられるのでは。
912です。
未熟ながら、投下しますね。
「メリーゲートよ、こちらもはじめるわ。怪しい任務を受けるものね…あなたも。」
「お互い様だろ?まあ、いつも通り気楽に行こうか。」
僚機のメリーゲート、メイ・グリンフィールドに軽く返事を返し、荒廃した街を進む…。
「何コレ…ふざけてるの。」
敵AFランドクラブの上部に球形のコジマキャノンが搭載されていた。
メイはすぐさま背部垂直ミサイルと連動ミサイルを展開し、ランドクラブ本体に向かって連続発射した。
まるで流星のように降り注ぐミサイル群は敵AFを正確に捉え、いくつもの瞬く間に敵AFを爆散させる。
「簡単なモノね…。」
崩落していくランドクラブを背に、メイはこちらに振り向く。
しかし、その刹那…緑色の禍々しい粒子がメリーゲートに降り注いだ。
「きゃああああああっ!!?」
何が起きたかわからないとばかりに、凄まじい衝撃を受けたメイの悲鳴がAMSを通じて脳内に突き刺さる。
迂闊だった…。
爆炎の中から上部コジマキャノンは自立飛行を始め、不規則な軌道で宙を漂っていた。
俺はメリーゲートのAPを確認。レッドゾーンを向かえているのを確かめると、禍々しくこちらを見つめる球体達の中央部に突っ込んだ。
「何してるのっ!?早く逃げてっ!!」
メイの必死な叫びをあえて無視し、背部ロケットを起動させる。
俺の周囲を取り囲み緑色の光が身体中を包み込むが、そんなモノをお構いなしに大火力のロケットを敵に叩き込む。
あっという間に目の前で弾け飛ぶ敵、俺は無意識のうちに笑っていた。
セレンの警告やメイの悲鳴が脳内に響き渡るが、そんなモノはあまり気にならなかった。
ただ、俺は目の前に飛び交う敵に銃弾を浴びせ、徹底的に蹂躙し、破壊し…笑っていた。
>>932続き
…て…きて…
何か、やかましいな…。
またエイプールがペイント用のペンキひっくり返したとかか?
きて…きてよ…
しつこいな…俺は眠いんだ。少し寝かせてくれよ…。
「起きろってんでしょっ!!」
「ぐおおっ!!?!」
下腹部に凄まじい衝撃を受け、強制的に目覚めさせられる。
何だよと、思考を目覚めさせながら見上げると、そこにはメイが俺の丹田に足を思い切り踏みながらこちらを睨み付けていた…涙を流しながら。
「何よ…急に動かなくなったから、心配して機体降りて行ったのに…。」
涙がポタポタと落ち、パイロットスーツに染み込んでいく…。
「あ〜…悪い、寝てしまったらしいな…。」
寝ぼけていた俺はいつもの癖か、メイの腰に手をまわして抱き寄せてしまった。
「きゃぁ!?バカ…なにするの…?」
メイは涙でぐしゃぐしゃな顔を必死に整えながら、突然の事に驚いてこちらを見つめる…。
あ〜…ヤバいな…。
メイの体温がパイロットスーツ越しに伝わる…ボディラインを強調させるようなデザインのそれは、メイの成熟途中の身体を艶めかしくさせている。
メイの未成熟ながら張りのある乳房が俺の胸に当たり、細く引き締まっていながら柔らかい太ももが俺の足の間に入り、ただでさえ特異なAMS特性を持つ俺の思考を狂わせていく…。
「えっ…ちょっと、コレって…きゃぁ!?」
メイの身体を強く抱き締めると、メイは年相応の可愛らしい悲鳴をあげる…。
その太ももには、俺の体質と醜い欲望とで爆発的に肥大していく愚息を押し付ける。
「や…離して…んむっ!」
困惑するメイに足を絡ませ、お互いの性器をスーツ越しに擦り寄せながら頭を掴み、無理矢理にその柔らかい唇を奪う。
舌をねじ込み、震えるメイの舌に絡ませる…しばらくするとメイは顔を真っ赤に染め、俺の行為を受け入れていく…。
「はぁっ…はぁ…はぁ…。」
唇をゆっくり離してメイを見つめると、メイは頬を染め上げて、とろけそう表情をしながらこちらを見つめていた。
「メイ…悪い、な。」
俺はメイの張りのあるおしりを鷲掴みにし、秘所を隠すパイロットスーツを引き裂いた…。
その瞬間。
「ミッション終了だ…。」
いつの間に到着したのかだろうか…。
見上げると、開いていたコクピットハッチの上からショットガンを俺の眉間に突きつける女性、セレン・ヘイズがいた…。
「悪いな、メイ。コイツは少し病気でな…。」
容赦なく振り下ろされる鉄拳を鳩尾に食らい呼吸困難に陥る俺をよそに、メイに上着を羽織らせ外に連れて行く…。
回収された機体はそれぞれ別の輸送機に乗せられた…。
「大丈夫でしたか…?」
輸送機の席にぐったりしている俺に、何も知らないエイプールは濡れタオルを俺の額に当て、心配そうな表情で見上げてくる。
「ほっとけ、そんな色情魔など…。」
ギラリと睨みを効かせるセレンに、エイプールは軽く悲鳴をあげて座席に座った。
とりあえず…今日はゆっくり休もう…。
俺は様々な思考を無視し、眠りに着いた…。
後日…一通のメールが俺に届いていた。
差出人は…メイ・グリンフィールド…っ!
先日の事を思い出し、俺は慌てて内容を確認した。
そこには…。
「先日は助けてくれてありがとね。いろいろ迷惑かけちゃって…。それでなんだけど…。」
まだ下に何か書いてある…何行も下に行くと…そこには一言。
「また…会えるかな?」
添付ファイルには、メイ個人の携帯端末機のアドレスが書いてあった。
俺はすぐさま返事を返した。
「俺も…すまない。また会えるよ。」
935 :
912:2009/04/21(火) 05:39:54 ID:dYhFSL7D
以上です。
いろいろ書いてみようと書いていたら、ヤバい…メイも可愛いと思ってしまった。
浮気だな…俺、とか思いながら執筆しました。
次は本番アリになるかも…。
感想よろしくお願い。
>>935 話は好きだが、何箇所か日本語がおかしいかな
937 :
912:2009/04/21(火) 22:57:56 ID:dYhFSL7D
>>936 確かに、変ですね…。
これからは気を付けます。
次はちゃんと本番を書くんだ!
良いな?絶対だぞ
939 :
912:2009/04/25(土) 01:57:14 ID:3sFJufcv
>>938 サー、イエッサー!
次のですが、エイプールの初体験とセレンとのラブラブ(?)Hのどちらが良いかな…。
セレンに調教される首輪付きが・・・
いや、なんでもない
調教しているつもりがいつのまにか首輪付きのもふもふ感触に溺れて
主導権を奪われてしまうセレンさんですね、わかります。
ところでそろそろ容量やばいんだが、次スレは?
942 :
912:
>>941 スレ立てれれなかった…。
誰かよろしくお願いします。