何が起きたのか理解した瞬間、リーネの顔は自慰の最中よりも遥かに紅く染まった。
リーネはびしょびしょに濡れた自身の太ももを指差して言う。
「……あ、あ、あ、あのっ!! こ、これは違うんです! その、お小水をっ……」
次の句はつげなかった。
小便を漏らしたというなら自慰行為並みに恥ずかしいことであるし、何よりそんな様子では全くないので
、苦しい言い訳だ。
芳佳もリーネが何をしていたのかは十分理解しているようだった。
その証拠に、芳佳は顔を赤らめ、かといって目を逸らさずに、リーネの痴態を興味深そうに見つめていた
。
視線に気づいたのか、リーネは叫ぶ。
「い、いやっ……み、見ないでください!」
「……あっ! ご、ごめんっ!」
慌てて手で顔を覆った芳佳だったが、依然、視線は指の隙間からリーネへと注がれていた。
「……鍵をかけていたはずなんですが」
リーネは諦めたようにうな垂れて言った。
ショーツは秘所をしっかりと覆っているが、濡れそぼった太ももを丸出しにして気落ちするリーネの姿は
とてつもなく扇情的だった。
芳佳はリーネに気づかれないように生唾を飲み干した。
「ごめん……廊下を歩いてたらリーネちゃんの苦しそうな声が聞こえたから……思わず鍵壊して入っちゃ
った」
見れば、確かに扉のノブは完膚なきまでに破壊されている。
銃器でも使ったかのようにノブのあった場所に空洞ができていた。
「そうですか……」
リーネは部屋の防音を慮んで、自慰をしていたのだが、廊下に丸聞こえだったのは誤算だった。
そういえば、以前、芳佳が扉ごしに話しかけてくれたことを、リーネはふと思い出した。
何が起きたのか理解した瞬間、リーネの顔は自慰の最中よりも遥かに紅く染まった。
リーネはびしょびしょに濡れた自身の太ももを指差して言う。
「……あ、あ、あ、あのっ!! こ、これは違うんです! その、お小水をっ……」
次の句はつげなかった。
小便を漏らしたというなら自慰行為並みに恥ずかしいことであるし、何よりそんな様子では全くないので、苦しい言い訳だ。
芳佳もリーネが何をしていたのかは十分理解しているようだった。
その証拠に、芳佳は顔を赤らめ、かといって目を逸らさずに、リーネの痴態を興味深そうに見つめていた。
視線に気づいたのか、リーネは叫ぶ。
「い、いやっ……み、見ないでください!」
「……あっ! ご、ごめんっ!」
慌てて手で顔を覆った芳佳だったが、依然、視線は指の隙間からリーネへと注がれていた。
「……鍵をかけていたはずなんですが」
リーネは諦めたようにうな垂れて言った。
ショーツは秘所をしっかりと覆っているが、濡れそぼった太ももを丸出しにして気落ちするリーネの姿はとてつもなく扇情的だった。
芳佳はリーネに気づかれないように生唾を飲み干した。
「ごめん……廊下を歩いてたらリーネちゃんの苦しそうな声が聞こえたから……思わず鍵壊して入っちゃった」
見れば、確かに扉のノブは完膚なきまでに破壊されている。
銃器でも使ったかのようにノブのあった場所に空洞ができていた。
「そうですか……」
リーネは部屋の防音を慮んで、自慰をしていたのだが、廊下に丸聞こえだったのは誤算だった。
そういえば、以前、芳佳が扉ごしに話しかけてくれたことを、リーネはふと思い出した。
「あ、あの、リーネちゃん……その、もしかして、オナニーしてたの?」
「っ!!」
好きな人に自慰行為を指摘され、リーネの顔は一瞬で湯気が出てきそうなくらいに茹った。
泣きべそをかきながら、やり場のない手を慌しく動かし、逃げ場所を探すが、そんなものはどこにも無い。
芳佳は、無言で俯くしかできないリーネを尻目に、開け放たれていた扉を静かに閉じた。
そして、リーネに気づかれないような所作で、ゆっくりとリーネに近寄った。
芳佳はベッドの惨状を見ながら言う。
「……すごい、ぐちゃぐちゃで、びしょびしょ。いつもこんな激しいオナニーしてるの?」
「ちっ…違うの! その、私……あの」
まさか言えるわけがない。あなたの肩車で感じてしまっただなんて。
答えられず口を噤んでいると、代わりに芳佳が言った。
それは、耳を疑うような言葉だった。
「実は……私もなの……」
「え……?」
リーネが顔を上げると、芳佳はセーラー服をたくしあげ、スクール水着に覆われた股間を露にしていた。
そこからは、明らかに汗とは違う分泌液が出で、太ももに伝っていた。
「……あ」
芳佳は、驚いているリーネをよそに、ベッドに乗りだし、リーネの傍ににじり寄る。
「私も、リーネちゃんの太ももの感触と、小股の熱さが忘れられなくて……思い返すたびに、しちゃうの……」
「よ、芳佳ちゃん……あっ!」
熱に浮かされたようにぼうっとしている芳佳の吐息が、リーネの太ももに吹きかかる。
芳佳は太ももを愛しそうに両手で掴むと上下にさすった。
「リーネちゃんの太もも……すべすべ……でも、こんなに汚しちゃって……」
頬ずりをした後、ちろりと舌を出す。
「綺麗に……してあげるね」
「だ、だめ芳佳ちゃん! あんっ!」
リーネは前のめりになって制止しようとしたが、太ももに走ったザラリとした感触に思わず仰け反った。
「ちゅっ……ちゅるっ……ぺろっぺろっ……ちゅ」
「あっあっあっ、ふっ…くうっ」
チロチロと舌が走るたびに、ぴくんぴくんとリーネの体は揺れる。
くすぐったさと同時に押し寄せる快感に、リーネは首を横に振ることしかできない。
芳佳が丹念に掃除を進めていくと、リーネの泉からはそれ以上の速度で再び潤いが漏れ出した。
「リーネちゃん、本当にお漏らししてるみたい……これじゃ全然綺麗にならないよ」
「ご、ごめんなさい……」
「ふふ、謝らなくたっていいよ。私も同じだし……」
掃除を一旦止めると、芳佳は身を起こし、リーネと向かい合った。
しかし、お互い無言になってしまう。
口火を切ったのは、芳佳からだった。
「リーネちゃん……私、リーネちゃんのこと……好きになっちゃったのかも」
「!!」
「……ごめんね、変だよね。女の子同士でそんな……」
芳佳の言葉はまたもや意外なものだったが、今度は、リーネは脊髄反射したかのように答える。
「わ、私も!! 私も芳佳ちゃんのこと好き! 大好きだよ!」
「リーネ、ちゃん……」
リーネは思わず叫んでしまった自身の口を両手で塞ぐ。
芳佳は、それが過ちではないとでも言うかのように、リーネの手に優しく手を添えると、ゆっくりと解いた。
そして二人は、どちらともつかなく、お互いの唇を絡ませあった。
「はむっ…ちゅっ、ちゅる、ちゅるっ、ちゅっ…むちゅっ…はんっ…はっ、芳佳ちゃんっ、ちゅっちゅっ」
「リ、リーネちゃ、んっ……ちゅっ……ちゅっ」
初めてのキスとは思えない程、舌を深く絡ませあった濃厚なキス。
お互いが秘めてきた想いが発露した結果だった。
永遠に続くかと思われたそれは、二人の息の限界によって中断させられた。
芳佳は水中から出でるように大きく呼吸すると、疲れ果てたのか、リーネの豊満な胸に埋もれた。
それをいいことに、芳佳はリーネの胸をぐにぐにと揉みしだいた。
「リーネちゃんのおっぱい……柔らかくてふかふか……ねえ、直接触っていい?」
おっぱいフェチの芳佳は二つの果実を掴みながら、目を輝かせた。
リーネは恥ずかしそうにしながらも、芳佳の要求に応えたくて、着衣を脱ぎ去った。
男性のみならず、女性の目すら奪ってしまいそうなほどの巨乳が露になる。
芳佳は、わあ、と口を大きく開けて、目元を震わせた。
「…すごい…羨ましいなぁ、私もこんなに大きければ自分で触れるのに…」
「芳佳ちゃんには、私のを、いつでも触らしてあげますから……」
心のままに言ったリーネだったが、芳佳はぽかんとしたようだった。
リーネは自分の言葉の意味に気づき、咳き込むように口を覆った。
「ご、ごめんなさい、私変なことを……あっ」
「ちゅっちゅっ……ありがとう」
「芳佳ちゃん……」
リーネの言葉に添えられた意味に応えるかのように、芳佳はリーネの胸元に口づけた。
そのまま、胸全体を隅々まで愛撫し、頂に添えられた幼い実を甘噛みする。
リーネは押し寄せる未知の快感にくねくねと身を捩じらせた。
「芳佳ちゃん……私もう……」
耐え切れなくなったリーネは、目に涙を浮かべながら懇願した。
芳佳はリーネが何を望んでいるのか理解すると、静かに頷き、リーネの下方に移動した。
「あれ、するね……」
「うん……」
芳佳は仰向けになると、首筋をリーネの筋に押し当てた。
そのまま両腕を太ももに絡ませて支えにし、強く秘所を圧迫する。
「「んっ……!」」
二人を狂わせた肩車の再現。しかも今度は、布越しではなく直接の肌の触れ合い。
結合部から伝わる圧倒的快感に、二人は顔を悦楽で歪ませた。
(やだ、これ、やっぱり凄い、気持ちいいっ……!)
最初は芳佳が首を動かし、リーネを刺激していた。
芳佳のためらいがちで鈍い動きも、じわじわと感じさせるものがあったが、リーネはより強い刺激を求めていた。
芳佳を自身に取り込みたくて仕方がなく、芳佳の動きに合わせて徐々に股間を押し付け始めていた。
(だめっ…腰が勝手に動いちゃう…っ)
「ごめん、芳佳ちゃん…っ」
「リ、リーネちゃん…?」
リーネは芳佳の頭を掴むと、無茶苦茶な勢いで腰を上下に振り乱し始めた。
芳佳の硬い頚椎と柔らかい首肉の感触のギャップを夢中で楽しむ。
時折、髪が敏感な豆に絡むのがまた堪らないほど気持ちが良かった。
芳佳もまた熱いびらびらが首筋を這い回る感覚に興奮を抑えきれなくなっていた。
リーネの激しいプレイに呼応するように、自身の秘所に手を伸ばし、かき回す。
「はっ、はっ! はぁっ! 芳佳ちゃん! 芳佳ちゃん!」
「リ、リーネちゃん…ちゅっ、ぺろっ…!」
最早雨のように太ももに滴り落ちてくる愛液を、芳佳は懸命に舐め取った。
その感触に興奮したリーネが太ももを更に強く締め付けるせいで、秘所の摩擦と快感は一層強くなる。
ベッドの上でぐちゃぐちゃに絡み合っている二人が、高みへ訪れるのは、そう遅くなかった。
「「あっ、あっ、あっ! アッー!!」」
二つのアーチがベッドの上に建築され、しばらくして、倒壊した。
とろけきって軟体になってしまったかのような二人。
そのうち、リーネが芳佳の元へとのそりと移動した。
達してしまったせいでまだ体を満足に動かせずにいる芳佳に、ちゅっと口付ける。
「芳佳ちゃん…好き…ちゅ、ちゅっ」
「リ、リーネちゃん…」
リーネは食後のデザートでも味わっているかのようだった。
動けない芳佳はただ唇を貪られるしかない。
そんな甘い雰囲気に浸っていた二人だったが、突如二人の心臓はぎゅっと締め付けられた。
「おい、宮藤! リーネ! 何を騒いでいる! 何かあったのか!?」
扉は既にぶっ壊れている。
難なく開いた扉から現れた坂本少佐は、乱れきった姿でいたリーネと芳佳と顔を見合わせた。
三人がそれからどうなってしまったのかは、誰も知らない…。
終わり