ソウルキャリバーWでエロパロ

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411乳と平和:2008/11/18(火) 12:14:12 ID:qbbzuyw2
新作です。エロというかギャグですが。
全てのキャラのファンに・・・・謝りませ〜ん。

(スターウォーズのテーマで)

ヴォルフクローネ王国帝国紀15××年、世界は二つに分裂し争っていた。
ヴォルフクローネ王国王女ヒルダの率いる小乳派と、彼女の宿敵ナイトメア
率いる巨乳派との間で。今オストラインスブルク城で両者は雌雄を決しようと
していた・・・・・。

<勢力図>
小乳派
(ヒルダ・ジークフリート・ミツルギ・タリム・ミナ・カサンドラ)

巨乳派
(ナイトメア・ティラ・タキ・ソフィ・アイヴィー・セツカ・アスタロス)

つるぺた派
(ラファエル・エイミ・ヴォルド・ロック)

リタイア組
(隊長 吉光 トカゲ アルゴル様 船長 アジア三人組)

おっぱいマスター
ヨーダ ザサラメール エッジマスター 

そしてユンスンは如何に・・・・

ヴォルフクローネ王国城で小乳派の円卓会議が行われていた。
議長のヒルダは口を開いた。「いよいよ明日は巨乳派との戦いです」
ジークはつぶやいた。「何で俺がここにいるんだ・・・・?」
ミツルギは陽気に尋ねた。「ん、お前もおっぱいのでけ〜女が嫌いじゃなかったのか?」
「そんなことはどうでもいい。俺はソウルキャリバーでソウルエッジを粉々に粉砕し・・」
「あなたの不能疑惑は本当ですか?」ヒルダは厳かに尋ねた。
「16の時にパン屋に金的を食らいすぎたんじゃねえのか?」
ミツルギはからからと笑った。
「な、なんだと・・・・」
「不能でないなら私を相手に実証なさい ささ」
ヒルダはスカートをめくりあげた。
「よし、三人でやるか〜!!」ミツルギはジークを羽交い締めにした。
「ささ、じゃねえ!!」
412乳と平和:2008/11/18(火) 12:15:21 ID:qbbzuyw2
「あんたら乳くりあってんじゃないわよ!!」それまで黙って聞いていたカサンドラが
吼えた。「あたしは巨乳派の魔の手に落ちた姉さんを救出しなくちゃいけないのよ、
姉さんたら母乳オプションがどうのとか口走ってるのよ!!」
「私は行方不明のユンスンさんが心配なんです」タリムも口を出した。
「そ〜よ、あのアホ、ほったらかしにしたら黄さんの二の舞よ!!」ミナも叫んだ。
ヒルダは厳命した。「さあジークフリートよ歴戦の勇者たちを率いて行くのです。
私は午後のおやつを食べます」
「あんた精神的引きこもりのくせにリーダーシップとれるの?」カサンドラが尋ねた。
「ナルシスト・・・」タリムがつぶやく。
「フラグだけ男」ミナが冷たく言い放った。
「うるさい!!俺はナイトメアを倒すだけだ!!ついてきたくばついてこい!!」
そうして小乳派の一行はジークを先頭に旅立った。

一方オストラインスブルク城では。
首魁ナイトメアは厳命した。「さあ乳のでかい女どもよ。世界をわが者にするのだ」
タキ「ふん、私は世界など興味ない。狙うのはミツルギの首ひとつ」
セツカ「奴だけは許すまじ!!」
アイヴィー「フフ、私こそが巨乳の中の巨乳。私は布きれひとつで世界をもてあそんでくれる」
ソフィ「まあ、BBAのくせに・・・」
アスタロス「オレ イチバン キョニュウ!!」
こちらの陣営もヒルダ同様統率力に欠けていた。

オストラインスブルク城の川のほとりにラファエルの一行の姿があった。
ラファエル「この世にはつるぺたしか必要ない。エイミの理想郷をソウルキャリバーの力で
作り出すのだ!!」
エイミ「・・・・・・」
ヴォルド「しゅこー(ベルチー様と言いたいらしい)」
ロック「バングー!!」
ラファエルのメイドはひざまついて主人に言った。「でかい乳をお許しください」
「実に不愉快だよ」
「申し訳ございません。ゆくゆくはドリュー・バリモアが受けた減乳手術を・・・・」

ユンスンはオストラインスブルク城のほど近い森を一人歩いていた。
ユンスンが姉弟子ミナとタリムの前から遁走した理由。
「どっちも乳がたりねえんだ!!」ユンスンはつぶやいた。
「タリムは小乳。姐さんは微乳・・・・・」
「オレは探したいんだ、オレだけの理想のおっぱいを・・・・・・・・」
それは彼が幼くして失った母への思慕の念からきていたのかもしれない。
「おばかさん、どこ行くの?」ユンスンの前にティラが現れた。
「あたしたちの仲間になりなよ。でかい乳の女がたくさんいるよ」
「おめーは乳ねえじゃねーかよ」
「う、うるさい!!成長期なんだよ!!」ティラは胸を隠した。
413乳と平和:2008/11/18(火) 12:16:48 ID:qbbzuyw2
死闘の果て、ユンスンは見事ティラを討ち果たした。
「はあはあ・・・・お前のごとき粗乳に負けてたまっかよ」
ユンスンは荒い息をついた。

そのときユンスンに近づく三つの影があった。
「ん?」
ユンスンの目の前にヨーダとザサラメール、エッジマスターが現れた。
「なんだ、てめ〜らは?」
ヨーダは口を開いた。
「迷える若者よ、我ら乳の三賢人」
エッジマスターが言った。「聖母マリアの美乳を洗礼したのも我らよ」
「世界観もへったくれもね〜な」ユンスンはつぶやいた。
ヨーダは言った。「お前はダークサイドに堕ちようとしておる。
我らが正しき道に導いてやろう」
「レイア姫はのう、1の頃はよかったが、ジョン・ベルーシという芸人に
引っかかってのう。クスリはオッパイによくないのじゃよ。レイアの奴隷姿
なんぞ激萎えじゃよ。その分パドメはいいのう。ありゃピチピチじゃ。」
「てめ〜ただのエロ爺じゃねえか」
ザサラメールがなだめた。「まあ待て若者よ。おっぱいにはしかるべき
攻略法が存在する。それを伝授してやろうというのだ」
「攻略法・・・・?」
「私がメインライターを務めた攻略本がある。一冊3800円フルカラー
エンタ〜ブレイン刊」
「たっけ〜な!!」
「大丈夫ファミ通の攻略本だよ」
ユンスンは叫んだ。「大丈夫じゃね〜よ!!」
しかし、彼はしぶしぶ本を購入することにした。
「なになに、巨乳は乳の分フレームの遅延がありその間隙を狙う・・・」
ヨーダは微笑んだ。「この分なら立派なジェダイ(乳騎士)になれそうじゃな」
エッジマスターは胸元から武器をとりだした。「お前にライトセーバーを授けよう」
「ん?これ含光じゃね〜か。黄先生のおさがりか」
エッジマスターは言った。「アホには見えない剣だ」
「ど〜りで!!オレには見えねえぜ!!」
「大抵の敵に通用する」
「あんたら親切にありがとよ!!」ユンスンは礼を言った。
ヨーダは厳かに言った。「この戦いの命運はお前が握っておる。よいか、
フォース(乳力)を忘れるな」
そうして若きジェダイ(乳騎士)は再び旅だった。
414乳と平和:2008/11/18(火) 12:19:16 ID:qbbzuyw2
ジークフリート達はオストラインスブルク城にたどりついた。盗賊時代の癖で
おやつ300円システムをジークが提案したため、すでにパーティは崩壊していた。
ミツルギは一人城内をすすんだ。

「む?」
タキとセツカが彼を待ち受けていた。
「またおめ〜らか」
「巨乳女どもめ、よくもさんざんこれまでオレの邪魔をしてくれたな!
でけ〜のは俺のソウルキャリバーだけで十分だ」
ミツルギはからから笑った。
「きさまの長年に渡るセクハラ発言は人として見逃すわけにはいかん!!」
タキは愛刀を構えた。
「そのオヤジギャグが許せんのだ!!」
セツカが番傘をはらりと開いた。
「うるせ〜てめ〜ら、まとめて相手してやる!!」
かくして三人の死闘が開始された・・・・・・

一刻後。いかなる戦いが行われたのであろうか。タキとセツカが地面に
横たわり、ミツルギは褌一丁の姿で荒い息をついていた。
「ちっ・・・・剣難女難というやつか」
「俺としたことが、2人相手位で精果てるとは・・・・不覚だぜ」
ミツルギは地面に寝ころんだ。
「まあ星二つはしとめたことだ・・・・あとはジークの坊主にまかせるとするか」
ペンペン草が彼の素肌をなでていた。

ラファエルは敵の到来を察知していた。幼く未熟な魂だ。どうせ軽薄なおっぱい観
をふりまわし、この私を説得しようとする小娘だろう。
ラファエル一行の前にタリムが一人で現れた。
彼らは断崖絶壁の上で対峙した。
「ここから先は行かせません!!」
「小娘、貴様は小乳派か?よく見ればお前もつるぺた。我が眷属に加えてやろうか?」
「な・・・・・・・」
ラフェエルは医者としてレクチャーを始めた。「いいかね、ネオトニー(幼児成熟)
こそが人類の進化系なのだよ!!つるぺたこそ最先端・・・・・・」
「ん?」
どん!とエイミはチチの背中を押した。
ラファエルは愛娘に崖から突き落とされたのである。
「なぜだあああああああエイミィィィィィィ・・・・・・・・・」
「しゅこ〜?」タリムは蹴り技でヴォルドを奈落に突き落とした。
「バング〜!!」ロックもつられて落ちていった。
「ご主人さま!!」メイドは自分から落ちていった。
そしてエイミとタリムが残った。二人の聖少女は固い握手を交わした。
そして世界平和のために祈りを捧げた。
415乳と平和:2008/11/18(火) 12:21:03 ID:qbbzuyw2
カサンドラはソフィーティアと対峙していた。
「姉さん・・・・・目を覚まして」
「どうしてそんな破廉恥な格好をしているの?人妻のくせに!!エッジの頃は
乳ガードをしてたでしょ!!」
「女は変わるのよ」ソフィは妖艶に微笑んだ。
「カサンドラあなたが聖女人妻巨乳堕落属性を持った私に勝てると思って?
妹パンスト属性しか持ち得ないあなたが!!」
「だいたいあなたもスカートはいてないじゃない」
「うっ・・・・ちょっと履いてくるのを忘れただけよ!!見せパンだから
いいのよ!!」
「丸出しなど未熟者のすること。見えそで見えないチラリズムこそが世界を
制覇するのよ!!」
「パンチラ全開のくせに!!」
「何よ!!」
「そっちこそ!!」
二人の姉妹のディス合戦は永遠に続くかと思われた。しまいにカサンドラは
泣き出した。
「え〜ん!!!」
「ちょっと、どうしたのカサンドラ?」
「どうせあたしは乳でも剣でも姉さんに勝てないんだ。昔からそうなんだ。
あたしが妹だから・・・・・・」
「ま、待ちなさい」ソフィは慌てた。
「姉さんが悪かったわ。落ち着きなさい。今度寄せて上げる補正下着を
貸してあげるから。さあ、帰りましょう?」
「うん・・・・・・」ひっくひっくとカサンドラは泣きじゃくった。
二人の姉妹はぎゅっと抱き合った。カサンドラは腹の底でニヤリと笑った。

ジークフリートとおやつバナナシステムに同意したミナは二人がかりで
強敵アスタロスを屠った。
「ふう・・・ふう・・・このお門違いめが」ジークは溜息をついた。
ミナは言った。「急ぎましょう、ユンスンが心配だわ」

若きジェダイ(乳騎士)ユンスンは、高台でアイヴィーと対峙していた。
「出たな」

「BBA」

「BBAは禁止ワードだ!!」アイヴィーは愛剣を鞭状態にシフトした。
「坊や・・・・お姉さんの巨乳ではさんでやろうか?」
「俺はだまされないぞ!!」ユンスンは叫んだ。そして喝破した。

「お前の乳は生理食塩水だ!!!!!!!!!!」

ユンスンの曇りの無い眼は見事偽乳を見破ってみせたのである。

「知ったな・・・・・(怒)」

アイヴィーの形相が変わった。
「生かしては帰さん!!ここで朽ち果ててもらおうか!!」
ユンスンは身構えた。強敵である。今こそ攻略本で身につけた技を
使う時である。
「秘技 おっぱいチャージ!!(BGK同時押し 一部技ガード不能化)」
ユンスンの繰り出したアホには見えない剣は見事アイヴィーを討ち果たしたので
あった。
ユンスンは叫んだ。
「でかけりゃいいってもんじゃないことを自覚しておけ!!」
がくりとユンスンは片膝をついた。熾烈な戦いであった。
「俺の理想のおっぱい・・・・小さくてもだめ。でかすぎてもだめ。
それはどこにあるんだ?」
416乳と平和:2008/11/18(火) 12:22:54 ID:qbbzuyw2
かくして巨乳派は瓦解した。ユンスンは城内に入り玉座の前に進んだ。
そこにはナイトメアが座っていた。
「ん?」
からりとナイトメアの鎧が崩れ落ちた。中身はからっぽだ。
「何だこいつ・・・・まさか傀儡か?」

コ〜ホ〜

ユンスンは謎の呼吸音を聞いた。「誰だ!!」
ユンスンの前にソウルエッジを持ったダースベイダーが現れた。
「ジェダイ(乳騎士)よ。ダークサイドに堕ちるがよい・・・・・」
ダースベイダーは黒いマントを脱ぎ捨てた。
「何!?」ユンスンは驚愕した。
ダースベイダーは女だった。その胸の張り、形、美しいシルエット。
それはユンスンが最もよく知っているおっぱい。
「まさか・・・・・あんたは・・・・・・・」
「母さん?」
ダースベイダーは仮面をとった。懐かしいその顔が微笑んでいる。
「私がお前の乳だ・・・・・・・・・・」
「うそだ〜!!!!!!!!!!」
ユンスンは頭を抱え地面に崩れ落ちた。

「ユンスン!!だまされちゃ駄目よ!!」
そのときユンスンは力強い姉弟子の声を聞いた。
ミナとジークフリート、合流したタリム、エイミが駆けつけてきたのだ。
ジークは叫んだ。「ユンスン、それはただの女体化だ!!!」
「なに?!」
ミナは言った。「それはソウルエッジが見せているあなたの理想の投射!!
さあソウルエッジに打ち勝つのよ!!」
ユンスンは力強く剣を握りしめた。「ゆるせねえ・・・・ゆるせねえ・・・・
ソウルエッジ!!貴様は俺の神聖なる乳を汚した!!」
ユンスンとダースベイダーは対峙した。
そこに乳の三賢人が駆けつけてきた。ザサラメールが叫ぶ。
「ユンスンよ今こそフォース(乳力)の出番だ!!」
「おうよ!!」ユンスンは力強い一撃をダースベイダーに放った。
ダースベイダーの裸体がむさくるしい男のそれに戻る。
ユンスンはクリティカルフィニッシュを放った。爆発がダースベイダーを
吹き飛ばす。自分もふっとんだユンスンは地面から身を起こした。
「やったのか・・・・・?」
417乳と平和:2008/11/18(火) 12:24:55 ID:qbbzuyw2
「これで小乳派の勝利が決まりましたね」おやつを食べ終わったヒルダが
駆けつけてきた。
ジークは言った。「てめ〜は何もしてねえだろうが」
構わずヒルダは続ける。「ここではっきりさせておきましょうか」
「ジークフリートよ。結局あなたはどんなおっぱいがいいのです?」
「う・・・・・・・・・」
「答えないとゲイだと触れ回りますよ」ヒルダは冷徹に言い放った。
「ファザコン」タリムがつぶやく。
「・・・・・かつマザコン」エイミも口を挟んだ。
「三重苦」三人は口をそろえて言った。
「う、うるせ〜!!!!てめ〜ら!!俺とソウルキャリバーと心中しやがれ!!!」
「まあとうとう本性を・・・・・・」
「自己中」
「ジーククオリティ」
かくして小乳派は内部分裂により瓦解した。

ユンスンは夕暮れの中一人高台の上でたたずんでいた。
「理想のおっぱい・・・・・オレは悟った気がする」
「大きくたって小さくたってそれでいいんだ。オレの見出したあの子の
乳なら、どんな乳だってオレは答えてみせる」
「そう・・・タリムが小さかろうが姐さんが微だろうが」
つんつんとユンスンをつつく者がいた。
「ん?」
「・・・・・・誰が微ですって?」そこには恐ろしい形相をしたミナが
立っていた。
「姐さん?!生き残っていたのか?」
「ソウルキャリバーの呪いはGボタン連打で回避できるんだよ〜だ」
ミナはぎりぎりとユンスンを締めあげた。
「復唱なさい」
「下乳こそ素晴らしい」
「下乳こそ・・・・素晴らしい!!」
「アジアの美乳」
「アジアの微乳・・・・あれ?」
ミナの斬馬刀はユンスンを葬りさった。力尽き果てようとするユンスンの
前に乳の三賢人が現れた。ユンスンはつぶやいた。
「ファミ通め・・・・なんで姐さん攻略法を乗せておかなかったんだ」
ザサラメールは冷たく言った。「フラグ立てを誤ったな」
「それが貴様の敗因だ」
ヨーダはふぉっふぉっと笑った。「ミナちゃんは姫ルートと母性本能ルートが
あるんじゃよ。まだまだ未熟者じゃのう」
かくして若きジェダイ(乳騎士)は敗北した。
418乳と平和:2008/11/18(火) 12:25:59 ID:qbbzuyw2
「あれ?あたしが勝ち残っちゃったの?わ〜い、黄さんと帰ろ♪」
ミナは明るい笑顔で帰国の途についた。

朝鮮の古歌は伝えている。(若先生風にご唱和ください)

どんなおっぱいだっていいの 惚れたあの子の乳だもの

加齢にだって 経産にだって

くじけない乳を知っているから



おつきあいありがとうございました〜
419名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 22:06:00 ID:Qoc9HCtW
>>418
GJ!!久々に笑わしてもらいました。
よもやベイダーが女体化とはw

…と、この流れにも関わらず、空気を読まずにシリアスネタを投下します。


注意
・ジーク×カサンドラ、シリアス9割ギャグ1割。
 ツンデレなカサンドラがどうしても書きたかった。後悔はしていない。
・二人は旅の途中で出会っており、カサンドラED後の話という捏造設定。
・長編。エロまでの前置きやや長め。

以上が苦手な方はスルーしてください。長いので何度かに分けて投下します。
それでは、暫しの間お付き合い下さい。
420ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:09:20 ID:Qoc9HCtW
「―――姉さん。髪の結い方、教えてくれる?」

夜分、突然訪ねてきたカサンドラが、開口一言そう言った。
一瞬目を丸くしたソフィーティアだったが、いつもと違う妹の様子に、
これから彼女が何をしようとしているのか、すぐに悟った。
「あの人のところへ行くのね?カサンドラ」
普段は快活で気丈な娘が、黙ったまま頷き返す。
それを見たソフィーティアは困ったように微笑むと、妹を部屋の中に招き入れた。
「困った子ね、カサンドラ。いいわ、あなたを誰よりも可愛らしい女の子にしてあげる」


その男とカサンドラは、ソウルエッジを追う旅の途中で出会った。
ジークフリートと名乗る若い騎士は、長い金髪に碧い瞳をした、無骨ながらに見目秀麗な青年だった。
カサンドラも最初はその容姿に目を奪われたものの、実際に彼と行動を共にしてみると、
ちょっとした意見の違いでぶつかり合う事が殆どだった。
「似たもの同士はそりが合わない」とよく言うが、頑固で直情的、
そういう点でふたりはその言葉通りの間柄だったのだ。

しかし、乙女心とは複雑なものである。そうやって衝突を重ねていくうちに、
カサンドラはいつしかジークのことを男性として意識するようになっていた。
―――無論、彼女が素直になれるはずもなく、顔を合わせば喧嘩ばかりしていた。
いわゆる、度を過ぎた好き避けというやつである。

そんな関係が、邪剣を探す旅の終わりまで続いた。
421ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:13:01 ID:Qoc9HCtW

そしてソウルエッジの脅威も去り、世界に平穏が訪れたある日。
カサンドラは人づてに衝撃的な話を聞かされた。

それは、ジークが彼の祖国であるローマに騎士として招聘されるというものだった。
それも、出立は明日の朝だという。
その時になって初めて、カサンドラは自分が失おうとしている存在の大きさを知った。
気がつけば彼女の足は、姉の元へ向かっていた。

「本当に、後悔しないのね?」
ソフィーティアは慣れた手つきで、カサンドラの伸びかけの蜜色の髪を櫛で梳いてまとめていく。
その仕上げに彼女も滅多に使わないような、母から貰った高価な香油をほんの少し、首筋につけてくれた。
唇には薄く紅を差し、頬にはほんのりと白粉を叩く。
目の醒めるような美貌の持ち主である姉には及ばないものの、
彼女は元々整った顔立ちの美少女である。
ソフィーティアの手で見違えるほど美しい淑女に変身したカサンドラは、
問いかける姉に毅然とした声で応えた。

「今行かなかったら、きっとそれ以上に後悔するから」
「……そう」
恐らく自分が何を言おうと、彼女がその決心を変えることはないだろう。
だから何も言わずソフィーティアは、妹をその愛する男の元へと送り出した。
422ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:15:29 ID:Qoc9HCtW
「誰だ?」
安宿の簡素な扉を叩く、乾いた音。
部屋の中で旅支度を整えていたジークが、それに応えて振り返った。
キィ、と扉が開く。その中からひとりの若い娘が現れたとき、彼は目を見開いた。
「俺に何か用か?悪いが、そういうのなら間に合って…」
「馬鹿。私の顔、忘れちゃったわけ?」
言いかけたジークの言葉をさえぎって、現れた娘―――カサンドラが口を尖らせる。
だが、ジークがその手の女性と間違えるのも無理はない。彼の知っているカサンドラは、
少なくともこんな夜半に、それも女性らしい衣装と香油の香を纏って彼の部屋に現れるような娘ではなかった。

「なっ…カサンドラ!?」
大げさなほどに驚いて、ジークはまじまじとカサンドラを見つめた。
均整の取れた彼女の身体を覆う薄手の衣服が、なんとも言えぬ色香を漂わせている。
ほんのりと潤んだ瞳と、艶めいた唇は彼を誘っているようにも見えた。
彼の視線に、カサンドラは恥ずかしくなって頬を染めた。

「あんたに聞きたいことがあるの。…ローマへ帰るって、本当?」
「……聞いたのか」
バツが悪そうにジークが答える。話はやはり本当だったのか。
それを聞いてカサンドラは、最後の希望が音を立てて崩れていくのを感じた。
423ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:17:59 ID:Qoc9HCtW

「…そう。本当なのね」
「黙っていてすまない。でも、安心しただろう?俺みたいな疫病神がいなくなって」
「―――っ!ふざけないでよ!!」
突然声を荒げたカサンドラに、思わずジークは言葉を呑んだ。
彼女のこれほど感情的な顔を見るのは、邪剣と見えた時以来だった。

「大体、あんたはいつもそうじゃない!さんざん好き勝手やって、心配ばっかりかけて!
それで、全部終わったらハイ、さようならってわけ?冗談じゃないわよ!!」
大声でまくし立てるカサンドラの、きつく握り締めた拳がわなわなと震えていた。
「私が一体どんな気持ちで、ここに来たと思ってるの!?」
悔しさのあまり、涙が溢れてぼろぼろと頬を伝う。唇をきゅっと噛んで、カサンドラが続ける。
「私は、あんたが好きなの!!」

「私を抱いてよ、ジーク。それとも、そんなに私、魅力ない?」
「カサンドラ……」
ジークとて、年頃の女性が夜分に男の部屋を訪ねることの意味が分からぬほど、子供ではない。
だが彼は、未だにこの現状が信じられずにいた。
自分をあんなに避けていたカサンドラが今、目の前で自分に抱かれたいと願っている。

「―――すまなかった。俺が、悪かったよ」
暫しの沈黙の後、ジークは泣きじゃくるカサンドラの頬に、そっと手を触れた。
女性の扱いに慣れているとは言い難い彼にとって、それが精一杯だった。
「…本当に、俺でいいんだな?」
指先で涙のしずくを拭ってやる。娘は濡れた瞳を彼に向けて、頷いた。
「…あんただから、いいの」

その言葉は、ジークの理性を奪うのに十分だった。
彼は強引にカサンドラの唇を奪うと、彼女の身体を抱きかかえ、そのままベッドに押し倒した。
424ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:21:00 ID:Qoc9HCtW

「…初めてなのか?」
長い口づけの後、ジークが一度唇を離して問う。
可笑しいぐらい真剣なその表情に、カサンドラは思わず言い返す。
「何よ。そうは見えない、って言いたいの?」
「……いや」

むっと尖らせたカサンドラの愛らしい唇を、もう一度ジークの唇が塞いだ。
軽く開いたそれを割って、舌を滑り込ませる。
貪るように何度も歯列をなぞり、小さな舌を絡めて吸う。
淫猥な水音が静かな部屋に響き渡った。

「あ…んっ、はぁ…」
息苦しくなって開いたカサンドラの口から、艶めいた溜息が漏れる。
その間に、ジークの手がカサンドラのふくよかな胸元に伸び、小さく触れた。
カサンドラの身体が驚いたようにびくん、と強張る。

「すまん…理性で制御できそうにない。嫌だったら、押しのけてくれて構わない」
本当に余裕のない顔でジークが言う。
カサンドラはそんな彼が愛おしく思えて、思わず自分から口づけた。
「馬鹿。もっと自信持ちなさいよ…こっちが不安になるじゃない」

それに応えるように、ジークはぎこちない手つきでカサンドラの胸に再び手をかけた。
不慣れな動きで男の手が、カサンドラの着衣をひとつひとつ剥ぎ取っていく。
ジークの長い指先がカサンドラの滑らかな肌に触れるたび、
それが小さく震えているのが分かった。

やがて衣服は全て脱がされ、カサンドラの背に回されたジークの手が、
ようやく胸を覆うビスチェの結び紐に到達する。
が、緊張のせいか思うようにそれが外せない。
じれったくなって、強引に肌布を引き下ろした。
425ジーク×カサンドラ:2008/11/18(火) 22:24:24 ID:Qoc9HCtW

「すごい…きれいだ」
目の前に、穢れのない白い双丘が露わになる。
ほの暗いランタンの灯りに照らし出された、肌理細やかな肌とツンと張った形の良い乳房に、
ジークは思わず息を呑んだ。
彼はムダ肉のない伸びやかな肢体を、その腕の中に抱きしめる。
ごつごつした手のひらがカサンドラの乳房を掴んで強く揉みしだくと、
彼女は初めて知る快感に喘いだ。

「あぁっ…いや…」
口ではそう言いながらも、その手はさらなる快楽を求めてぎゅっとジークの背にしがみつく。
彼女の吸い付くような柔肌と弾むような乳房の感触はジークの男を昂ぶらせ、
興奮した彼の荒い吐息が首筋に掛かるたび、カサンドラの全身を痺れるような感覚が走り抜けた。

「はぁ…あっ、あ…ん」
ジークの唇はカサンドラの首筋から鎖骨へ、そして乳房へと何度も口づけを落としては、
その白い肌の上に赤い痕跡を残していく。
やがてそれは豊かな双丘へと辿り着くと、硬く起立した桜色の突起を捉えて口内に含んだ。
「やっ…ひゃぁん!」
ほんの少し歯を立ててそこを甘噛みすれば、悲鳴にも似た嬌声が上がる。

「あっ、あっ…い、ぁあああっ…!」
今度は赤子のするように乳首を強く吸われ、
カサンドラは堪らなくなってビクビクと身体をくねらせた。
ジークの執拗な愛撫によって、もう既に下の口は熱く蕩けている。
カサンドラは秘所から滲み出た自らの蜜が、じわじわとショーツを濡らしていくのをはっきりと自覚した。
快感による涙が溢れ出し、羞恥で紅く染まる頬を伝い落ちる。

    ※ ※ ※ ※ ※

中途半端この上ないですが、今日のところはこの辺までで。
続きはまた後日、投下します。お付き合いありがとうございました。
426名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 01:10:08 ID:H2gqcugL
GJ!
続き待ってるぜ
427名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:17:42 ID:Q1lN8hw2
なにこの過疎
428ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:48:43 ID:urnKCgQm

こんばんは。間が空いてしまい申し訳ない。
とりあえず>>425の続きを投下します。

    ※ ※ ※ ※ ※

「いいか、触るぞ」
ショーツをずらすように脱がせながら、ジークの手がなだらかな下腹部を滑り落ちていく。
やがてそれが薄い茂みへと辿り着くと、そこは既に暖かな湿り気を帯びていた。
彼はそのまま筋に沿って柔らかな恥丘に指を這わせ、ぷっくりと膨らんだ小さな肉芽に触れる。
「ひぁっ!やぁっ…そこ、だめぇっ!」
そこに触れた瞬間、の全身が大きく跳ねた。どうやら感じているらしい。
静止も聞かず、ジークはその敏感な部分を念入りに弄ぶ。
そうしているうちにクチュクチュといういやらしい音を立てながら、
染み出してきた透明な愛液が指に絡み付いてきた。
その滑りを借りて、ジークはその指をゆっくりと膣口へと伸ばし、
淫らに濡れるそこをも欲望のままに刺激する。
「も…やぁ…っ…はぁ…ぁん」
カサンドラの涙に濡れた瞳が、ジークを切なげに見つめてくる。
それを合図にジークは愛撫を止め、カサンドラのすらりと伸びた両脚を抱えて大きく広げた。

「……っ!?や、やだっ… !」
抵抗できず、あられもない格好をさせられてしまったカサンドラが小さく声を上げる。
だが、ジークの目の前に晒された彼女の秘所は充分すぎるほど潤い、既に男を迎える準備は整っていた。
薄紅色の花弁はヒクヒクと動いて、まるでジークの欲を受け入れるのを待ちわびているかのようだ。

「いやぁっ……見ないで……っ」
羞恥のあまり両手で顔を隠してしまったカサンドラに、ジークはできるだけ優しく声を掛ける。
「カサンドラ。お前だけに恥ずかしい思いはさせない」
上着とズボンを脱ぎ捨て、ジークもまた腰布だけを残し裸になった。
その腰布をずらすと、中からいきり立った逸物が顔を覗かせる。
巨大なそれは完全に勃起して、はち切れんばかりになっていた。
初めて見る、勃起した男の欲。想像していたより遥かに大きいそれに、カサンドラは思わず息を呑む。
こんな大きなモノが自分の中に入ってくる―――その恐怖と期待に、彼女の全身が震えた。
429ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:50:10 ID:urnKCgQm

「……挿れるぞ」
ジークは己の欲の先端をカサンドラの膣口に押し当てた。
泉の如く密を溢れさせるそこは、くちゅり、と卑猥な音と共にジーク自身を咥え込んでいく。

「―――痛っ!!」
程なくして、抵抗の強い部分へと突き当たる。
あまりの痛みに、カサンドラはジークの腕に爪を立てた。
「大丈夫か?」
「へ、平気よ…これぐらい」
カサンドラはジークの背に腕を回し、強く抱きしめる。
「早くひとつになりたいもの」
彼女が強がりを言っているのは、その額に浮かぶいくつもの汗の玉を見ればすぐに分かる。
だがもうここまで来た以上、ジークもやめるわけにはいかなかった。
「……カサンドラ」
もう一度、腰を前に押し出す。
目を閉じて、血がにじむほど唇をきつく噛んで耐えるカサンドラに、ジークが囁く。
「痛いなら、俺の肩を噛んでいろ」
答える代わりにカサンドラは、ジークの肩に噛み付いてきた。
「うぐっ…!」
「…力を抜け。行くぞ」
自分がこれ以上躊躇っていては、余計に彼女を苦しめるだけだ。
そう思ったジークは、一際抵抗の強い場所を思いきり貫いた。
430ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:51:49 ID:urnKCgQm

「―――あぁあああぁっ!!」
激しい破瓜の痛みが、カサンドラの全身を突き抜けた。
ぐったりとジークの肩に身体を預け、乱れた呼吸を整える。
じんじんとした鈍い痛みが、彼女の膣内にまだ残っていた。
「…痛かったか?」
「ま、まぁね…けど、斬られるより全然マシよ」
強がってみせるカサンドラを、ジークはもう一度引き寄せ胸に抱いた。

しばらくは繋がったまま呼吸を整えていたふたりだったが、
柔らかな膣壁に包まれたジークのモノは、今更収まりが利くものではない。すぐに彼にも限界が訪れる。
「―――っ、すまん…動くぞ」
「…っあ!!あ…!」
熱く猛ったジークのモノが、カサンドラの膣内でゆっくりと挿出を繰り返す。
繋がった部分から、鮮血の入り混じった愛液が動きと共に溢れ出て、ふたりの脚を濡らしていく。
431ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:53:27 ID:urnKCgQm

「あんっ…あっ、あっ…やぁ…!」
「はぁっ…はぁ…カサンドラ…!」
狂ったように互いの唇を吸い、貪り合う。
純潔を失ったばかりのカサンドラの膣に、ジークのモノはまだ全て収まりきっていなかったが、
それでも彼はまるで獣のように腰を動かして、カサンドラの膣内をかき混ぜ、犯していく。
脚を抱え込んでより深く結合すると、カサンドラも自らジークの腰に脚を絡ませて快楽に身をゆだねた。
処女を失った痛みは、もはや快感へと変わりつつあった。
「はぁ…んっ、気持ちいい…ジーク、気持ちいいよぉ…」
「ああ、俺もだっ…カサンドラ…!」
カサンドラの狭い膣壁がくねくねとうねり、ジークを射精へと誘う。
だが彼はそれを堪えて、カサンドラを絶頂へと導くため必死で腰を振り続ける。
「カサンドラ…カサンドラ…っ」
「あぁ、ジーク…ジーク…っ!!」
うわ言のように互いの名を繰り返し呼びながら、ふたりは更なる快感の高みへと上り詰めていった。

「うっ…だめだ、射精るっ…」
もはや限界と感じ、急いで己を引き抜こうとするジーク。だがカサンドラはそれを制して、彼を抱き寄せた。
「…お願い、ジーク…中に…中にしてっ…!」
「カサンドラ」
ジークは押し寄せる射精への欲求に耐えながら、彼の抱く娘の名を呼んだ。
そして、激しく腰を打ちつけながら、彼女の耳元である言葉を囁いた。
やがて彼は膣の奥深くまで己の欲を突き入れると、その最奥へと向けて大量の精を勢いよく放った。
「―――う…ぉおおおおっ!」
「あ…ぁああああーっ!!」
感極まった、快楽の甘い悲鳴。ジークの射精とほぼ同時に、
膣奥に流れ込む熱い精の奔流を感じながらカサンドラは果てた。
432ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:55:24 ID:urnKCgQm

ふたりは肩で荒く息をしながら、身体を繋げたままぐったりとベッドに横たわっていた。
気だるく残る快楽の余韻が心地よい。
「ぐぅ…っ」
ジークはようやく半身を起こして、カサンドラの膣内に埋めていた己を引き抜いた。
そうしなければ、己の欲望が再び収まらなくなりそうで怖かった。
ジークの逸物が引き抜かれると、そこからドロリと鮮血の混じった白濁が溢れ出た。
ふたりの情交の証であるそれが脚を伝う温もりに、カサンドラは確かな幸せを感じていた。
「ありがとね、ジーク」
彼女らしくもなく素直に礼を言いながら、カサンドラがジークの胸に、こつん、と額を預ける。
「これが最初で最後でも…私、あんたのこと忘れないから」
もう心残りはない。カサンドラは確かに聞いたのだから。
絶頂を迎える寸前、ジークが彼女の耳元で囁いた言葉―――。

『愛してる』

だからもう、何もいらない。
例えそれが、行為の最中に口をついて出た虚言だったとしても。

しかし、それに対してジークは困った顔で乱れた髪をかき上げると、こう言った。
「いや、まぁ…その…こんなときに言うのもなんだが」
彼は急に居ずまいを正すと、真面目くさった顔でカサンドラを見た。
「俺と、一緒に来てくれないか?」
433ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 21:58:26 ID:urnKCgQm

「―――は?」
やや間があって、カサンドラは素っ頓狂な声でそう返した。
「つ、つまりだな、その…ええい、鈍い女だなっ。だから、俺の嫁になれと言ってるんだ!」
「え…」
突然のプロポーズに、暫しの間カサンドラの思考が停止する。
「じょ、冗談でしょ?だって、ローマ行きの事すら私に話してくれなかったじゃない!!」
「ずっと言おうかどうか迷ってた…お前も大事な家族と離れたくはないだろうと思ったし…
それに何より、お前を失うのが怖かったんだ」
まるで母親に咎められた子供のような顔で、ジークが続ける。
「けど、こうなった以上、男としてケジメをつけるつもりだ」
ジークはカサンドラの手を取ると、引き寄せて恭しく口づけた。
「これからも俺の傍にいて欲しい、カサンドラ。俺の妻になってくれないか」

まさか、夢にも思わなかった。ジークが同じ想いでいたなどとは。
「馬鹿。よりにもよって、こんな時にプロポーズなんて…女心ってものが、全然分かってないんだから」
急にうつむいて呟く娘に、ジークが問いかける。
「俺では不満か?」
その問いに、カサンドラは首をぶんぶんと横に振った。
「―――幸せに、してくれる?」
「ああ。…努力する」
カサンドラは答える代わりに、ジークの首に思いっきり抱きついた。
434ジーク×カサンドラ:2008/12/02(火) 22:00:43 ID:urnKCgQm

それから数日。
旅立ちの朝を迎えた若い騎士の隣には、彼の伴侶となったカサンドラの姿があった。

「カサンドラ、行くぞ―――って、おま…何だ、その格好はっ!?」
出会った頃と同じ、勇ましい戦乙女の出で立ちで現れた新妻に、ジークは思わず叫んだ。
「ふふん。やっぱ、この格好が一番落ち着くのよねー」
「だからって、もう剣を持つ必要なんか……ぎゃあ!!」
言いかけたジークの背に、わざと体重を掛けて飛び乗ってくるカサンドラ。
「と、ゆーわけで隣の街まで抱えていってね?ア・ナ・タ。昨夜の誰かさんのせいで、もう腰が痛くって」
「う、嘘をつけっ!さっきまでピンピンしてただろーがっ!」

姉のように華やかな式は挙げられなかったけれど、自分はアテネ一、いや世界一幸せな花嫁に違いない。
カサンドラはそう、確信していた。

    ※ ※ ※ ※ ※

長らくのお付き合い、ありがとうございました。これにてようやく完結です。
このスレも最近めっきり人が少なくなってしまったようで悲しいですが、
また他の職人さん方の、素晴らしい新作が見られるのを期待して待つことにします!
435名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 02:31:34 ID:m5eUPNtt
>>434 GJ
幸せそうでよかったよかった
436名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 20:45:36 ID:G9/hWUdS
GJです!
こういうカップルもいいね
437名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 20:58:02 ID:PZCYfIQg
やべぇちょっと泣けた。
幸せだー幸せな二人だー…!

素敵な作品投下に感謝を込めて。
438名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:02:28 ID:rIMrDcOS
4のEDは暗い物ばかりのもあるけど、単純にハッピーEDって凄くいいね。
乙でした!
439名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:50:32 ID:2aVtlH62
森林の中を彷徨い半日経つ。木陰で休むアイヴィーは己の過去を振り返る。
自然と涙が出て意識が遠退いた。眠りにつこうとしたその時だった。
数え切れないほどの獣人が囲った。
「獣など練習にもならないわ。汚らしい!」
華麗な舞で次々と叩きのめしていくその姿は戦闘的な輝きを放っていた。
背後からの強力なアックスを素早い動きでかわし一撃でしとめる。
獣人達は屈強な女戦士を相手に恐怖を感じた。
目の前の獣人に気をとられた。
「グゥア!!」
数本のアックスは避けた。だが太腿にめり込んだ。
膝から力が抜け不意をつかれた。
四方八方から獣人は飛びかかった。
440名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:10:11 ID:2aVtlH62
武器を奪われなす術はない。
人間がもつ理性はなく、本能のままに動く獣人の目は輝いていた。
片手を捕まれアジトまで引きずられた。
「ヒィ!あいつは!」
どこかで見たことのある女が無残な姿で倒れている。
獣人のただならぬ気を感じ最後の抵抗を試みた。
殴りかかったが転倒した。足の傷は致命的だ。
まるでピラニアが獲物に食いつくような光景だ。
「バシィ」
「グェ!」
「ヒィ!イヤァ!!」
衣服がひきちぎられ宙を舞う。獣人の間から出る両足が空中でばたつく。
獣人は生唾を飲んだ。凛凛しい面立ちに鍛え抜かれた肉体。
獣人にしゃぶりつかれる屈辱と抑えきれない高ぶり。
淫ら地獄につきおとされまいと歯を食いしばった。
441名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:32:28 ID:2aVtlH62
水泳選手のような背中、豊満な尻と胸、筋肉質な脚、ざらざらとしたその舌
が舐め上げゾクゾクする。必死に耐えた。だが誰にも許したことのない肉に
隠されたそこを抉るように犯した。
「アァァン!!!」
人に許したことのないそこを獣人に貪られ目の前が暗くなる。
数十センチの長い舌が内部にまで達した。情け容赦ないスピーディーな動き
はアイヴィーを徐々に淫ら地獄へと引きずり込む。口元から自然と涎が垂れ
落ちた。獣を相手に気をやるわけにはいかない。物を出すはずのその穴が警
告を発した。表面をジュルジュルと舐められ、貫かれ、堕落は近い。
目を閉じ堪えても無駄だった。アイヴィーは嬌声を上げた。
「ンァァァァン!!!!」
獣人たちは狂喜乱舞した。
442名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:41:15 ID:2aVtlH62
次第にアイヴィーの声は小さくなった。
部屋中に響き渡る獣人の雄叫びに倒れた女が意識をとりもどした。
「あなたはアイヴィー…」
かつて戦った相手が餌になっている。
時々体位を変えて楽しむ獣人に無意識に殴りかかるアイヴィーは
哀れだった。
443名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 01:36:52 ID:dymYgmts
つ、続きを聞かせてくれ。ダークでいい。
444名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 06:52:49 ID:Time2fht
wktk!wktk!
445439:2008/12/09(火) 03:37:32 ID:Q9AsSavX
「私にもまわせよ」
「キシィ!」
「忘れたとは言わせないぞアイヴィー」
アイヴィー「お前は…」
「まだ私が人間だった頃だな。お前との勝負は楽しみだった。だが失望した。
おまえは残酷な女だ。この無数の傷が証拠だ。」
リザードマンの眼がぎらついた。
「そこに倒れている女も同じだ。確かにいい腕だ。一対一では厳しいと判断
した。こいつらの目的はただひとつだ。この無様な姿になると欲求が100
倍になるんだよ。くそ生意気な忍者で苦労したよ。」
タキ「ウェ!」
「鍛えているのか?本当に?180度開くかな?タキさんよぉ?
おまえら好きなだけ楽しめ。」
獣人の群れは二手に分かれた。
「さすがに一流くのいちだ。お前ほど残酷ではない。後で解放する」
アイヴィーの両手を掴み束ね吊るされているチェーンで縛った。
「おまえは特別だ。」
446名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 03:55:25 ID:Q9AsSavX
吊るされて何もできない。囲む獣人の視線が全身に刺さる。
「ちょっと!いやぁ!!」
二匹がアイヴィーの両足を掴みじわじわ開いた。
「あなたはどうかな?偉そうな事を色々いってよなぁ?開脚くらい
余裕ですよねぇ?」
周囲の獣人がへらついた。
アイヴィー「ィッ!!!」
「あれぇ?何度くらいかな?90度くらいだねぇ」
部屋中に笑い声が響き渡った。
戦う者がもつプライドをずたずたにされた。泣きたかったが耐えた。
「おぃお前ら例のものを用意しろよ。」
特殊なドリルに長い金属の塊を取り付けた奇妙なものである。
「これはな一分間に6000回転するものなんだよ」
アイヴィーの顔がひきつった。
447名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:15:07 ID:Q9AsSavX
キュイーーーーン!!!
「ぃやあ!!!いやぁ!!!」
裸体をくねらせ頭を狂ったように振った。
両足がじわじわと開かれていく。二匹の視線が下から突き刺さる。
真下にそれは用意された。
「イタイ!!!!!イタイ!!!!!!!!」
「あなたたち後でどうなるかわかっているの?」
「いやぁ鋭い視線だ色っぽい!手加減してやれ。ゆっくりとな」
先端と股間の距離が徐々に縮まっていく。
「おぃもう少し後ろに置け。」
もう一匹が位置を変えた。
「ヒィ!!イヤァ!!!!!!!!!」
「イタィ!!!!!!」ウッ!!!!!!」
あと数センチである。
「やればできるじゃないか。おまえがわたしにしたことを思い出せ」
太すぎるそれは冷酷だった。それは鈍い音へと変化した。
瑞々しい身体を震わせ顎を突き上げた。声にならなかった。
異物は次第に赤ワインの色に染まっていった。
「おい次のを用意しろ。」
448名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 09:41:27 ID:p1+lxa6d

ところで他の職人は皆何処へ消えたんだろうか…
449名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 20:54:30 ID:jxQwjFqI
キャリバーだけがエロパロのネタじゃないもん。
それにココでいやらしい叩き方されたから書き手としてここでやる気がなくなったw

450名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:01:03 ID:jxQwjFqI
書き損じた。
書きなおしたい...でもできないw
451名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:23:41 ID:OiqXyt7e
只今執筆中…。

もうちょっと待ってて下さいね。
452名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 00:56:31 ID:/ERE5lLp
>>449

> キャリバーだけがエロパロのネタじゃないもん。
> それにココでいやらしい叩き方されたから書き手としてここでやる気がなくなったw

453名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 00:58:55 ID:/ERE5lLp
>>449
どんなジャンルだろうと、職人が集うスレには嫉妬厨が常駐してるもんだろう?
書くなら頑張ってスルーしないと。
454名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 09:10:51 ID:wf7Q7pQu
抜ければいいよ。あと、陵辱とか注意書きはしっかりと。
455名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 10:39:44 ID:3tbl+qWZ
非公式カプ、スカトロ、異種姦、SMなんかは特に明記よろしく。
作者がちゃんと明記してるのに自分の勝手で読んでおいて難癖つける人もいるんでね。
456名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 15:58:11 ID:mM8LefIj
保守
457名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:36:09 ID:cTXiqMci
仮にも20代、そして色男のイメージがあるというにも関わらず。
何故ちぃとも真喜志はネタに使われないのだろう…。
458名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:59:39 ID:W4ZhtdWh
ガチホモだから
459名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:16:27 ID:zZWWT3Bj
髪型変だから
460名無しさん@ピンキー
オストラ学園ネタ、また読みたいなぁ…。