1 :
名無しさん@ピンキー:
BASARA、7SEEDS、巴がゆく、シカゴ、龍三郎シリーズ、etc.
頑張ってる女性キャラ達に愛の手を。
SS神の降臨をお待ちしております。
落ちちゃったのが残念だったので、今更ながらですが立てました。
「2」がdat落ちしたので、今スレは「3」で。
よろしくです。
即死防止
市松×菊音とかほのぼのしてていいよね
と思いつつ、蘭や梅に嬲られる菊も興味あったり
5
>>1乙ですー。
気付いたら落ちててその後立たなかったから次は無しって事で前スレ終わったのかと思ってた。
前スレの最後らへん、忙しくて来れなかったから嬉しいです!
即死するなー。
BASARAは萌えカプ多いよね。
7種の12巻読んだら
セミナツに萌えた。
BASARAしか知らないけど、リクしておきますね。
聖×薫子
市松×菊音
四道×千手
茶々×座木
花×鷹希望
前に、揚羽x更紗、とか浅葱x更紗、とか落としました。
2chエロパロ保管庫に無い・・・当たり前か。
ちとさみしい。
>11
??
揚羽×更紗、保管されてるけど・・・
それとは別のってこと?
>9
座木×茶々じゃなくて茶々×座木なんだw
保守がてら、聖×薫子書きました。
方言が違っていたらすみません。
4レスお借りします。
「ひーちゃん、きばらな」
ぐっと握りしめたこぶしを突き出して真顔でそう言った那智だったが、その口元はすぐににまりと歪んだ。
「那智……にやけとるがな」
「にやけるなっちゅーんが無理な話や。
ひーちゃんの初夜やもんな!」
那智はがははと笑いながら、バンバンと背中を叩いてきた。
「いてて……」
確かに今夜これから、自分は薫子との初夜を迎える。
薫子と寝るのはこれが初めてだが、女と寝るのが初めてという訳ではないから、感慨深いものがある訳でもない。
ただ、薫子は今までの女とは少し違っているから、いざその段になったら感慨深いと思うのかもしれない。
聖はそんな事を思いながら、白い寝間着に袖を通した。
お互いが了承しての結婚ではあるが、この結婚は家同士の結びつきもあるから、こういう事はやけに形式的になる。
「今時三つ指ついて、しかも薫が『ふつつか者ですが』なんて言う訳ないやろ。
アホくさ……」
しかも、親戚一同、近所の子供から年寄りまでが隣室で様子を窺っているという。
出来ない訳ではないだろうが、そんな話を聞かされてはその気になれる訳がない。
薫子は、どんとこいやで、とか言っていたけれど。
……処女、なんやろな。
ふと、そんな事を思った。
度胸が据わった女だし、覗かれる事を屁とも思っていないようだから、緊張してなどいないだろう。
けれど、本当にそうなんだろうか?
自分だって初めての時は舞い上がっていたような気がする。
もうずいぶん前のことだから、その時の感情なんて覚えていないけれど、
自分ならへまなんてしないと思っていたのに、思っていたほどうまくいかなくて焦った記憶はある。
いくら肝が据わっていたって、いざその時になったら少しくらいは……。
「男のエゴやな」
聖は自分の浅はかな期待に思わず苦笑してしまった。
帯を締めれば覚悟が決まるかと思っていたけれど、相変わらずいまいちその気になれないまま、
聖は寝室に足を向けた。
足が重い。
往生際の悪さに、我が事ながら呆れてしまう。
薫子が嫌いな訳ではない。
むしろ気に入っているし、夫婦として自分と一生を添い遂げてくれる女は薫子くらいだとさえ思っている。
では何が嫌なのか。
隣から覗かれるのが嫌なのか?
靄のかかった気持ちのまま寝室のふすまを開けると、そこには布団が二枚並べて敷かれており、
ふすまの前では薫子が両手をついて頭を下げていた。
「な、なんや」
彼女がそんな姿勢を取っているなんて思ってもいなかったせいで、聖は思わずそう口走ってしまった。
「なんやとはなんや」
そう言いながら顔を上げると、薫子は目を細め袖で口元を隠して、くくっと笑った。
「……なんや、聖さん、ビビっとるんかいな」
「お前がそんな所でそんな恰好しとるからや」
聖はそう言いながら、布団に腰をおろした。
「そんな恰好はないやろ。
形式は大事やで」
隣の布団にちょこんと座り直してもっともらしく言う薫子に、聖は小さく笑った。
「思ってもいんこと言うなや」
「ま、じじばば満足させんとな」
老い先短いんやし、と隣に居るというのに遠慮なく付け加える薫子。
「それもそうやな」
相槌を打ってから、聖は改めて薫子を眺めた。
自分と同じ白い寝間着をきちんと身につけ、姿勢正しく、正座した膝の上に両手を揃え、
いつもと変わらぬ様子でこちらを見ている。
緊張している様子などみじんもない。
当然、頬が染まっているというようなこともない。
本当に肝の据わった女だ。
やっぱり、初めてやろな。
聖は改めてそう思った。
他の女であれば、今の彼女の表情は場慣れていると解釈するような顔だ。
けれど、目の前にいる女は薫子だ。
遊びや一時の舞い上がった恋愛感情で気軽に抱ける女だとは思えないし、
この女に手を出そうという度胸のある男がそんじょそこらにいるとは思えない。
「聖さん……顔が阿呆になっとるで?」
薫子がやや呆れたようにそう言った。
「ん?……ああ、ええ女やなあ、て見惚れてたわ」
「今頃気ぃついたんか」
期待していた訳ではないけれど、本当に動揺などみじんも見せない女だ。
この女の頬が紅く染まるところを見てみたい。
羞恥に困惑した顔が見てみたい。
快楽に堪えきれなくなって零れてしまった声を聞いてみたい。
そう思った瞬間、聖は今まで自分の気を重くさせていたものの正体に気がついた。
なんのことはない、単なる独占欲だ。
「阿呆やな」
思わずふっと顔をほころばせて呟くと、薫子が怪訝な顔をした。
「薫、明かり消すで」
「なんや、聖さん、見られるんが嫌なんか」
「当たり前や。見せてたまるか」
「意外と恥ずかしがり屋さんなんやな」
そう言って笑う薫子に身体を寄せて、聖は彼女の耳元に囁いた。
「おまえを見せたないんや」
薫子の顔に一瞬、困惑の表情がよぎった。
自分の言葉の意味を計りかねての困惑か、それとも自分の言葉を理解した上での困惑か。
それは分からないけれど、表情の理由など何だって構わない。
これからじっくりとたくさんの表情を見せてもらおう。
傲慢と言われても構わない。
この女の顔を見ていいのは自分だけ。
ならば、明かりは月明かりだけで十分だ。
聖は枕元の明かりを吹き消して、薫子を抱き寄せた。
(了)
ちょw
神降臨早杉www
>>14 乙ー
結構好きカプなので嬉しい。薫子が男前なのに可愛いです。
ところで、違ったらゴメン。
もしかして
>>14は初代スレの
>>33?
20 :
14:2008/06/27(金) 18:17:20 ID:yd0f+d2N
>>19 レス、トンです。
おっしゃる通り、初代スレ33です。
21 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 00:33:06 ID:5Y3M2dXs
即死防止あげ
スレ立ってたんだ、わーい。
>14
初代スレの時から読んでました。おかえりー
萌え!
おお、復活してたんだこのスレ。嬉しい。
>>14GJ!
>>14 GJです!!
関係ないけど、エロパロといって真っ先に連想したのは、技に開眼した柊×銀子だったwwww
技に開眼した柊×銀子って、ある意味、ハッピーエンドだと思うんだwww
>23
確かに、作者自身によるエロパロだよな、あれはw
いいに決まってるじゃないの
素敵w
26 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 01:33:02 ID:8KlfCllM
>>14 素晴らしい作品ありがとうございます!
聖さんが素敵過ぎる〜!萌ました
またぜひお願いします。
>>23 柊×銀子様もまた改めてエロパロ文章で読んでみたいなぁ……
>>23 あれ、ものすごいラブラブバカップルになってくれそうだよなw
もしそうなってたら、
蛇王は死ななかったし、
沖縄の大騒ぎもないし、
朱理は蘇芳を追われなかっただろうし、
浅葱がタタラ軍に来ることもなかったし、
・・・あ、あれ?
>>27 沖縄の大騒ぎにワロタ
源五郎×茜とか見たいー。
今でも即死って30?
保守
31 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 02:27:16 ID:Jynwwm4U
保守&SS期待あげ
>>28 いいねそれ。
ヤってる最中の方言についつっこんで、
茜を怒らせる源五郎がみたい。
33 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 16:16:03 ID:vPHucytt
保守
34 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 22:10:12 ID:iubbnV6X
ほしゅ
35 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:53:39 ID:ubvfpbrR
あげるで
えらい事短いですが、保守がてら。
「お前の声が早く聞けるようになればいいな」
私の優しい旦那様は笑ってそういいました。
この人は心底笑うと目が無くなってしまいます。
今も全然目が見えません。とってもニコニコと笑っているものだから。
『そんなに嬉しい?』
目で問い掛ければ、おや、という顔で聞き返してきます。
「お前はそんなに嬉しくはないのか?」
いいえ、そうでは無いの。
勿論とても嬉しいのだけれど……。
『貴方は喋らなくても、私の言いたい事を解ってくれるでしょう』
目を合わせれば伝わる気持ち。
こうして寄り添っているだけで満たされる。
そう…貴方となら、言葉が無くたって大丈夫。
寧ろ、私に言葉がある頃は酷く口下手で。人に誤解ばかりされていた。
声だってそんなに綺麗じゃなかったもの。
貴方はガッカリしないかしら?
言葉が遅くてつまらないと思わないかしら?
もしかしたら私が感情にまかせて怒鳴り散らす事だってあるかも知れない。
そうしたら貴方に、嫌われてしまうかも……。
37 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:32:24 ID:JJmHxPFU
次々と嫌な考えばかりが浮かんで、私はつい俯いてしまいました。
そんな私の気持ちを察したのか、旦那様がまた笑います。
「俺はな、お前に惚れてるんだ」
え?
「会った時から今まで、ずうっとベタ惚れだ」
ええ?
「可愛くて愛しくて、頭から爪先までぺろっと食べてしまいたい位だ」
…まあ!いきなり何を言うんでしょう!
私の顔が熱く火照ります。
「だからな、お前の事で知らない事があるのは嫌なんだ」
熱い私の頬を、旦那様の温かい手が包み込みます。
「声が聞けたら、それだけで俺は嬉しいんだ。お前をもう一つ知った事になるからな」
コツリと合わせた額。
周りの皮膚と違う、顔の傷の感触が感じられます。
人よりずっと傷だらけの貴方。
なのに、どうして人より優しくあれるのか。
私こそ、貴方が好きです。大好きです。
会った時からずうっと、惚れっぱなしです。
私はもう嬉しくて嬉しくて。
旦那様の胸にぎゅうと抱き付いていました。
そんな私を見て笑った後、ふと、悪戯っ子の顔になった旦那様は小さな声で囁きました。
「それに……アノ時に声が聞けたらもっと興奮するだろう?」
〜〜〜〜もうっ!
『助平!助平!』
私はもう恥ずかしくて。ばしばしと側にあった枕であちこち叩きます。
人が見れば私の顔は煮えたタコの様に真っ赤に違いありません。
「はは、痛い痛い」
ばしばしばしばし。
「そうだ、その子が生まれて二人目の時には声が聞けると良いんだがなあ」
『…知りません!』
後で私の様子を見に来たナギ様は、とても不思議そうな顔をして私達を眺めていました。
助平な雷蔵ちゃん萌えで書いた。今は反省している。
一水さん偽物だ……しかも勝手に声が無くなってから恋人になった設定。
雷蔵ちゃんは喋れた時から気になってはいた、みたいな。
回線切れた…。
でもちゃんと話した事は無くて(二、三言くらい)、互いを知る前に声を無くした…な設定で書きました。
下手ですみません。
イイヨイイヨー(・∀・)
雷蔵さんエロくて素敵!w
真っ赤になっちゃうイズミさん萌え
普段しっかり者の一水さんが旦那の前ではこんな可愛いとは…
萌 え る
13巻発売記念保守
あゆ、こえぇ
42 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:44:23 ID:Uai72pV5
保守
エロい多聞さんとか読んでみたいなぁ
保守
エロい多聞想像つかないw
ハル×こるり期待
ハル小瑠璃、源五郎茜に期待
源五郎は間違いなくでかい
安居はED
ありそうw
もしくはとち狂ってレイープに走りそうだ
小瑠璃あたりヤりかねん
恋愛感情ではなくあくまでも兄弟愛のようなものだが、
自分たちの苦しみを知らない他チームの奴に奪われるくらいならと。
そんで妊娠してボテ腹になった小瑠璃が「もう空は飛べない」と鬱々とつぶやく。
3日に1レス。これ基本。
51 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 21:00:55 ID:XadBQ17t
たまにはあげてみる。
ほすすとくのだす
ほす
ほしゅい
ほしゅ!
ほしゅ
保守ばっかじゃつまんない
この前7種の新刊を読んだけど、ハルと小瑠璃は意外だったけど萌える組み合わせだな!
あと、公式なのにまったく萌えない今帰仁と志麻の萌えるエロを誰か書いて欲しい。
>>14 遅ればせながら、職人さんありがとうです!!!
というか、前スレ33さんだったんですね…市松×菊音の数々の名作、ありがとうございます。
また気が向いたら市菊投下をお願いします!(深々)
>57
今帰仁と志麻は盲点だった。
何だかものすごく初々しいエロになりそう。
3日に1レス。これ基本。
シラスと揚羽はー?w
63 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 02:37:34 ID:Jo2WAI/y
そろそろあげとく。
>59の「初々しいエロ」が「生々しいエロ」に見えた。寝る。
3日に1レス。これ基本。
3日に1レス。これ基本。
66 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 18:26:08 ID:0oLEVsST
過去の作品でもいいので持っている人いたら乗せてほしいなぁ
本スレの話題がエロパロっぽい流れになってるな。
菊ちゃんは処女なんだろうか…
菊は処女でいてほしいなぁ…(願望
更紗と語り合っているときなんか、恋に恋する女の子なんですもん。
私は非処女希望だなー
「好きな人の裸以外はへちまかキュウリ」って言ってたし。
処女だけど男の裸はどうでも良い、みたいな可能性もあるな。
ムサくないのばっかりとはいえ男所帯育ちだし。
梅や蘭の裸なんか見慣れてて、「ショボい身体だなあ」とか
冷静に分析してるかもしれん。
まあ、処女であってもなくても
初夜では、旦那の裸に思い切りオタオタして頂きたい。
>>71 梅や蘭の裸は見慣れてて〜、って群竹さんの裸はなぜ書かない?w
あーなんか4人の成長期とか読みたいなぁ。
男どもが14歳ぐらいで菊が8、9歳ぐらい?の頃とか
別に×菊じゃなくてもいいんだ、もんもんな思春期ってすごくいいよねハァハァ
ちょwおまwwこっちくんなよwww
って前かがみになっちゃってるとか
73 :
70:2008/08/28(木) 01:45:15 ID:4eDtiDnj
>71
1.悲鳴→回れ右→猛ダッシュで逃走
2.悲鳴→手で顔を覆う→指の隙間からガン見
どっちにしようか迷ったからw
>>73 2の時の菊ちゃんww
ガン見されてる市松さんの対応が気になりまくり過ぎw
ヘチマはけっこうデカいのではと思った私は、初めてBASARA読んだ頃より明らかに汚れてるwww
>>75 ちょww
ヘチマってそういう意味だったのかよw
「その辺にいくらでも転がってる野菜程度の存在」と
解釈していた私は、意外に汚れてなかったんだな。
じゃあお市さんはヘチマより大き(自主規制)
>>76 菊音にとって、ヘチマでもキュウリでもない男は2人いるわけで。
お市はヘチマ以上でも良いけど、
群竹がそのサイズとはちょっと考えたくない。
今帰仁はキュウリみたいだな(笑)
今帰仁……
立派なキュウリだってあるはず
キュウリっぽいのが今帰仁の良いとこじゃないか
うん、そうだよね。
エロい今帰仁を想像してみる
……思い浮かばないorz
絡みはないけど、茶々あたりに手ほどきされてる姿が似合うなw
手ほどきというかいただかれてるというか。
あーいいねぇ〜茶々ねえさんの手ほどきにwktk
志摩ちゃんといよいよ!っていう前日あたりにありそうな気がする……
「ところであんた、実際どういうもんかわかってんのかい?」
「わかんないことは何だって聞いてくれて構わないんだよ!」
とかなんとか……
……ごめん失礼した。
85 :
83:2008/08/31(日) 17:16:59 ID:wn/1qExj
そう言っていただいてすごい嬉しいのですが、文才がないんですorz
妄想は膨らむのに描けないお…
もしネ申がいたらば、ぜひぜひ描いてもらえないでしょうか……
だめだよ茶々は座木さんのものd…
ちがった、座木さんが茶々のものなんだっけか。
今帰仁に手ほどきしてる茶々と、食堂で1人しょんぼり酒呑んでる座木さんが浮かんだwww
>>86 でかい図体を縮こませてショボーンとする座木さん…。
萌えるかもwww
座木さんとしてるところを今帰仁に見学させれば無問題。
今帰仁=キュウリ
市松=へちま
座木さん=マグナム
そんなん見学したら自信がなくなるっしょー
マグナムって…!
きゅうりにへちまとくれば、次は大根あたりで(´ω`)
じゃ大根は角じいでおk
座木さんと茶々のタメになる性教育講座を受講したいっす!
角じいはたくあ…ごめん何でもない
あれ、お市さんはヘチマより大きいんじゃなかったっけ?
>>93 たwたくあんってwwwマジで笑いとまんねぇーwwww
しかもリアルに想像できる!w
岩さん(土の熊)「長かったよぉ」
>>96 wwww
これ以上笑わせるなやww
岩さんの喋り方がw
角「一緒にビ○ーザブートキャンプするかと誘っても
来なかったじゃないか」
岩「まさか本当に大きくなると誰が思うかよ!」
ちょっ、何この角じい祭りww
今帰仁に角じいw
おまえら、イマイチ報われないキャラが好きだなw
む、報わないだなんて何をおっしゃいますか!?
きゅうりとたくあん、美味しいじゃないですかっ!美味しいじゃないですかーっ!!
浅葱は白瓜かな。
色白だし。
白瓜・・・だと・・!?
……ゴクリ
雷蔵ちゃんなんか下半身サファリだぜ!キリンが住んでるぜ!
ちなみにぞうさんは熊野にいるから。
じゃあ蒼の王(浅葱じゃないほう)はミミズですね。
バサラ時代のおパンツって幅の広い布ぐるっと巻きなの?
褌は廃れちゃったのかな?
でも相撲とったときはおフンドシ着用してたよね
>>107 ありゃ?相撲してたんだっけ?
すっかり記憶ないや…
穂積と廉子さんのところであったね>相撲大会
増長さんなんかはオンもオフも和服だから、フンドシかも。
しかも似合いそうだw
紫黒あたりは微妙?
お市さんは普段着和服だけどオンは洋装みたいだし。
数馬は浴衣着てベッドに寝てたしな。
IDが熟睡してる記念にもういっちょ
夜郎組はフンドシ締めててほしい。
野郎組はふんどしがいいねぇ〜
男らしさがぐっとますの〜
あと揚羽はピタッとしたブーメラン型ビキニブリーフ(黒)のイメージが……
四道は白ブリーフかな。
ハヤトも白ブリーフで!
市はフンドシかな…
それとも菊音の改良ブリーフ、ウェストのゴムをひっぱると何かが起こるww
ほしゅ
116 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 16:48:02 ID:/rSoFuxI
そろそろあげとく
117 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:32:20 ID:EIL9i+Vx
らんらんるー
3日に1レス。これ基本。
うわあああああ、違う、まだ11時だったー!忘れて今のナシ!
ほす
過疎ってんな
アク禁のせいもある気がする
わざわざ携帯使ってまでレスする事もなくて放置ってパターンが多い気がする
そして
>>119に萌えた。
タムさん作品でドジッ子ってあんま見ないなー
強いて言うなら七尾?
123 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 16:43:57 ID:QyluX4Ad
七尾いたねーw
最初めちゃくちゃ重要キャラになるかと思っていたのになぁww
私は更なる悪役だと思っていたw
125 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 02:02:20 ID:1di2p61s
七尾は最終的に多聞兄ちゃんに美味しいとこ全部もってかれちゃったよねー
恋愛もそうなのかな?
多聞は恋愛に興味ないだろ。魚も人間も同じように考えてそう。
七尾→女→多聞→魚
という全員片思い状態はあるかもしれん。
そんな片思い図鑑なのに多聞さんは絶対幸せだってわかるのがw
そんな片思い相関図なのに多聞さんはどうみても幸せだよな
130 :
1-33:2008/10/07(火) 02:18:20 ID:TUdE9AKl
ネタ、投下します。
多聞→魚とさゆり×増長のつもりです。
増長の嫁のさゆりさんが出てきますが、さゆりさんは捏造です。
2レスお借りします。
131 :
1-33:2008/10/07(火) 02:20:41 ID:TUdE9AKl
ショックであった。
多聞が『べっぴんさんを見つけた』などというから、てっきり女であると思っていた。
が!魚であった……。
しかし!それよりなによりショックであったのは、嫁のさゆりさんの方がそれを見抜いていたことであった。
多聞が美人を見つけたことを喜ぶわしに、彼女は『甘いですわ』と言いおった。
それでもわしは多聞が女に興味を示したとばかり思い込み、喜んで日々を送っておった。
だが、その喜びは数日で儚く消えた。
しょんぼりと肩を落として歩く多聞を見かけたわしは、やつに声をかけた。
「多聞ではないか。どうした?そのように消沈して」
「おお、増長でねぇか」
「どうした。何かあったのか?」
「……こないだ、べっぴんさんを見つけたという話をしたべ?」
「おお、したした。……まさか、その美人に何かあったとでも!?」
「何があったかは分からんべ。だども、昨日から姿を見ていないのだす」
「昨日から……。一日や二日姿を現さんことは誰にでもあるだろう?」
「それはそうなのだすが……」
多聞には似合わぬ深いため息であった。
わしは励まそうとすべく、やつの肩を叩いた。
「気にするな。明日にはきっと元気な姿を見せてくれるだろう」
「わしもそう思うのだすが、他の人に釣られてしまったんでねぇかと思うと、胸が締め付けられるのだす」
”釣られる”という言葉に眉根を寄せたわしに構うことなく多聞は続けた。
「もちろん、彼女は誰のものでもねぇから、誰が釣っても構わんべ。
だども、あんなべっぴんさんはそうそう会えるもんでねぇ。
オラ……彼女を釣った人に嫉妬してるんだべか……」
「多聞……彼女と言うのは……」
魚か?と、わしは聞けなかった。
132 :
1-33:2008/10/07(火) 02:22:59 ID:TUdE9AKl
家に帰り、さゆりさんにその話をすると、さゆりさんは、
「気づかないのがおかしいですわ」
と言いおった。
何故、多聞のことをわしより、わしの嫁であるさゆりさんが見抜いているのか。
それが更にショックであった。
そんなわしにさゆりさんが言った。
「あなた、何か思い違いをされているようですが」
手をかざしていた火鉢から顔を上げて彼女を見るとさゆりさんは続けた。
「あれだけ多聞さんの話を聞かされれば、いやでも多聞さんがどういう人か分かります。
あなたは多聞さんにお嫁さんが来ることを願うばかりに簡単なことを見落としたのですわ。
冷静に考えれば分かるでしょう」
これは手厳しい。
が、的を射ているだけに反論できず、わしは、
「誰かいい嫁は来ぬかな」
とぼやいてしまった。
「多聞さんのお嫁さんになる方はお魚に嫉妬しない人でないといけませんわね」
さゆりさんはふふ、と小さく笑った。
わしも困ったものだと小さく笑って、
「まったくだ」
と返した。
「もっとも、……はじめのうちは嫉妬しても、次第にそんなものかと慣れることもありますわ」
「そんなものかね?」
わしが問うと、さゆりさんは目を細めて何か含みのある笑みを浮かべてこう言った。
「わたくしも始めは、多聞さんの話ばかりするあなたにやきもきしておりましたから」
(了)
GJ!
増長さん可愛い、いい嫁さんもらったなぁー
増長の可愛いらしさに萌える件について。
彼は萌キャラだったのか。
増長さん萌えるよ。
あの髪型といい、意外に端正な顔といい、
奥さんには頭があがらなさそうなとこといい、
密かに好きだ。
137 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 11:06:51 ID:NweGauTy
ここって5人ぐらいで回ってるのかなw
そろそろ上げます!
4日に1レス。これ応用。
ほすがてら…
多聞ちゃんに「白くて、なめらかで、きれいなのだす」
って言わせてみたい。お魚さん相手ではなく。モヘー
多聞「いつ見てもきれいだすなあ。
白くて……舌触りもなめらかで、たまらんのだす」
増長「そうであろう。何しろ特注の豆腐だからな」
スマンカッタ
でもさー更紗が白虎になる場面あたりの多聞さんはすんごいセクシーだと思うんだよー
セクシーかもしれないけど、エロと結びつかないんだよね、多聞て。
本能で相手の感じる場所を敏感に感じとり、包み込むように優しく抱きしめながら刺激しつづける…
耐えきれずに、やめてっ…!とすがりつくと、
「感じるままに感じればいいのだす…」と囁く多聞…
優しい表情をしているのに、感じる相手のすべてを見逃さない鋭い目線。
たくましく打ちつけてくる体のせいで視界がぶれる…
体の中からじわじわと広がっていく、熱を帯びた抗いようのない感覚。
どうしょうどうしていいかわからない、多聞にしがみつく。
「はぅ…んっ!あ……あん!」
「…白虎とか、心配いらんだす……全部、受けどめる……」
その瞬間、すべてが真っ白になっていた…
「大丈夫だすか?」
汗で顔にぺたっと張り付いた髪を丁寧に掻き分けながら、あの目で見つめる。
近くで感じる温もりと優しさが恥ずかしくて嬉しくて、更紗はまたギュッと多聞に抱きついた。
という妄想をしてみました、まとまりなくてすいません。
多聞さんイズセクシーが私のジャスティスです!
多聞さん・・・ハアハアハア
保守
7日に1レス。これ危険。
3日に1レス。これ基本。
149 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 23:48:11 ID:/nH28CUM
どなたか安居の花レイプを書いてくださる神はおらぬか
今月の発売日まで待て
単行本派なのでひとこと注意書きがあると嬉しい
152 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 02:07:17 ID:EohZjzR3
ほしゅ
3日に1レス。これ基本。
3日に1レス。これ基本。
3日に1レス。これ基本。
156 :
sage:2008/11/28(金) 02:47:31 ID:hIHbU0rM
4日に1レス。これ応用。
保守がてら雑談
マロンでバサラ連載中スレやってるのに今気付いた。
まだ2スレ目なのにもう23巻あたりまで進んでて涙目ww
せめて菊音登場回くらいには参加したかったんだぜorz
>158
2回目始まったのは知ってたけど、
そんなに進んでたんだ。
市の特攻ktkrしたかった…
マロンてどこ?
連載中スレは漫画サロン板だよ。
マロンと略すのは知らなかったけど。
そして>159のせいで黒い特攻服姿でメンチ切ってるお市さん、
という図を想像した。
余りに似合っていて、萌えを通り越して燃えた。
>>161 そんな板があるのか。
知らんかった。
ありがとう
6日に1レスは・・・何だ?
3日…基本
4日…応用
5日…応用
6日…?
7日…危険
6日は「発展」を提案してみる。
7種、次のコミックっていつ頃出るんだろ?
待ち遠しくてならん。
1月9日だよ
トン
3日に1レス。これ基本。
168 :
sage:2008/12/18(木) 03:30:12 ID:F9FWEUno
4日に1レス。これ応用。
…寒い?ほすすとくのだす。
メリークリスマス保守!
5日に1レスこれ応用
あけおめ保守
173 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 04:16:31 ID:Rbp2LE1o
お正月も終わったな
174 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 07:53:46 ID:JbUM6OeG
7種14巻ととらじ2巻発売記念あげ
誰かパイやんとキムで
KANATAの朱理×更紗を詳細に
田村さんの描くエロは女の子が幸せそうだからいいなと思う
手首を押さえてとかの無理矢理くさくなくて
そーいやそうだね。BASARAのおかげで悪代官ごっこ萌えに目覚めたの思い出した。
久しぶりに巴読んで伊織×巴に萌えた。伊織=義仲バレの回で
あんなイチャイチャしながら寝るんだしあのままエロパロ的展開になっても良いと思うんだ。
>>178 伊織×巴、いいよねー。
いまだに大好きだ、連載終わって二十年近いのに。
巴ってそんなに前の作品だったか!
だから「SHOGUNは戦の女神に云々〜」なんてとんでもモノローグできたのか・・・!
そういやBASARAももう連載終了から10年近くたってるもんなー。
昔の連載だと、のーこ×つるちゃんも好きだ
>>178 将来、伊織サマに隠し子が!!になってしまう
182 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 21:16:48 ID:V5MqV0R4
パクラーのスレあったんだなw
そんなことより鷭ちゃんの性癖考えようぜ。
彼はSなのかMなのか。個人的にMだと思うけど似た外見の他門さんはSに見える不思議。
更紗の色っぽさが足りないと思うのでそういうエロパロが読んでみたい
BASARAで一番色っぽい女キャラは、八千代さんだと思うなあ。
BASARA3巨乳のひとりだよね。
一人は茶々だよね。
もう一人の巨乳って誰?
ぱっと思いつかない・・・
唇タラコの人じゃない?
銀子さま(白の王)茶々、八千代さんじゃなかったかな、
タムさん公認basara3大巨乳。
そういえば、白の王はおっきかったねw
巴と伊織さまってあの後どうなるんだろうね。
タムさん本人が出してた同人誌では秘書になってたけど。
よくある、伊織の会社のピンチを巴が暗躍して救って、
周りも結婚を認めるパターンじゃないかな。
秘書になってた段階ではもうやった後かな…とオモタ。
そのピンチには当然上総が首を突っ込んでくる、と。
祇園の時は上総と一緒に行っちゃって、伊織さまぽかーんだったけど、
今回はきずなが深まってて、
私はもう伊織さまと行くって決めたんだ、上総今までありがとう、
的な流れがあると妄想。
上総外国だよw
シドニーが好きだったので可愛い彼女でもできて報われてほしかった。
月子は彼には扱いきれないと思う。
銀子、茶々、八千代が三大巨乳ということは・・・
三大貧乳は更紗、菊音、ナナか。
一水さんもひんぬーだと嬉しい
もむとでかくなる?のか?
赤の王と風の梟はそう信じてるみたいだが
さすが従兄弟。思考回路が同じだな。
浅葱や揚羽は鼻で笑いそうだ。
貧乳であってこそ更紗
市松あたりには、「大きさより感度だろうがバーカ」と言い切ってほしい。
あっかんべーしながら。
「みんなちがってみんないいのだす」
風の梟を胸に抱きかかえた時のような母性を更紗が朱理にも発揮する場面が見たかった。
どっちかっていうと浅葱に対して多かった気が…。
更紗は朱理の腕を気遣って服脱がしたりしてくれそう
205 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 03:28:28 ID:Pznbwehv
このへんでいっぺんあげておく
206 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 11:34:26 ID:0Qxkb+eI
朱更SS希望
新橋なしで
>207
ヒドスw
まあ、言いたいことはわかるが
ほしゅ
大仏殿で助けてもらったことはいつお礼言ったんだろう
>>210ゴチ。
「あ……そうだ、ありがとう」
さっきまでシーツを握りしめていた更紗の左手が
朱理の右手を絡め、そこにそっと唇を寄せた。
「何の話だ」
動きを止めた朱理が不機嫌そうに眉をひそめる。
「大仏事件のとき。助けてくれたよね」
「……」
深くなる眉間の皺を気にすることもなく、
更紗は朱理の指を一本ずつ口に含んでゆっくり舌を這わす。
「この手が……あたしを助けてくれた」
「ふん」
「ありがとう……」
更紗の手をきつく握りしめ、朱理は自身をより深く沈めた。
ひさびさのSSだっ
\ ∧ ∧ /
キタ━━━(゚∀゚∩━━━!!!!
⊂/ ,ノ
 ̄  ̄ 「 _ |〜  ̄  ̄  ̄
∪ ヽ l
/ ∪ \
/ :
乙
Flowers本誌読みました
鷹花SS所望します!!
ほしゅ
まだあげなくて良い?
217 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 00:37:06 ID:fZC01zV+
ほ
し
219 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 18:29:46 ID:qqQSn0CK
15巻発売記念age
>>215 鷹花読みたい同意だけど
キスしてるのも想像できないぞ、、、
>>220 だからこそ神の光臨を望むのではないか。
待つぞ。私は待つぞ。
ところで7種ではマークとマリアが好きなんだけど、少数派?
茂のオナ書いちゃだめ?
15巻読んで思わず…
3日に1レス。これ基本。
3日に1レス。これ基本。
3日に1レス。これ基本。
>222に期待。
保守
3日に1レス…
意表をついて伊織×巴が見てみたい。と言ってみる
222だけど、茂オナ書いちゃったので投下します。
自分の趣味に走ってる上、無駄に長ったらしいので、
不愉快な方はぜひスルーしてください。
特別疲れ果ててベッドに入った夜、決まって似たような夢を見るようになった。
安居と一緒に風邪をひいた、あの日から。
茂は、のろのろと二段ベットのはしごを登る。
「早く寝なきゃ、明日起きられないぞ」
安居はすでに自分のベッドに横たわった状態で、茂に声をかける。
「うん、わかってるよ。おやすみ。練習に付き合ってくれてありがと」
身体能力にあまり自信のない茂は、よく課題をこなせず、安居に特訓してもらうことがある。
今日も散々体を動かした後だった。茂ははしごを登っただけで疲れ切ってベッドに倒れこむ。
ああ、今日も…
寝がえりをうって、仰向けになる。
ちんちんが、おかしいよ安居
初めてこうなったときは、安居にそう言って相談した。
自分の局部にすべての感覚が集中したかのように熱かった。
恐る恐る触ってみると、いつもとは全く違う硬さ。
白いねばねばしたものが先から出て、精通した。
性教育の授業で習っていたとはいえ、ひどく驚いた。安居に相談しなければ、思い悩んでいたかもしれない。
(今日も、ちんちんがおかしい…)
最近、法則を見出した。風邪のとき以外にも、疲れたときにこうなってしまう。
少しだけ息があがる。意識が股間に集中する。鼓動が早まる。
でもこれにどう対処すればいいのかはわからない。
茂は息を整え、眠るように努力した。
…
源五郎の声。
「ああ、交尾なら今動物たちがやってるけど」
茂は、動物小屋のそばにいる。隣には安居。
小屋には、すごい声を上げて動き回る豚。
「すごいな、興奮してるんだな…」
安居の言葉。豚を指す言葉なのに、なぜか茂の頬が熱くなる。
(僕も、興奮してるんだ…)
いつのまにか、雌の豚の上に乗っているのは茂だった。
体全体を動かすように激しく動く。
興奮する。
興奮する…
「ふぁっ」
はっと目を覚ました。寝汗をかいていた。股間がしびれている。
恐る恐る体を起こし、ズボンとパンツを一緒にめくる。
白い液体がパンツと腹にべったりとついていた。
(また、でちゃった…)
夢精するのはこれで二度目だ。
以前も、同じように動物の交尾の夢を見て夢精してしまった。
しかし、今回の夢では、豚に代わって交尾していたのは茂だった。
(僕、おかしいのかな…)
自己嫌悪で涙が滲む。
外はまだ薄暗い。安居はこんな夢を見たりしないんだろうかと、そっと眠っている安居のベッドを覗く。
この日は授業の後、特別することもなかった。
安居と2人の男子と、茂たちの部屋で4人で一緒に宿題を片付けたあと、雑談にうつった。
「なあ、安居」
1人が安居に話しかける。
「あのさ、…」
安居にそっと耳打ちする。もう1人もしたり顔でにやにやと笑っている。
「なに? 僕には教えてくれないの?」
「茂はなぁ…」
二人はにやついて茂を見る。安居は照れたような憮然としたような顔で尋ねる。
「お前ら、そんなもんどこで手に入れたんだよ」
「卯浪の部屋だよ。あいつすげーいっぱい持ってたから一冊くらいばれねえぜ」
ちょっと待ってろよ、そう言って1人が自分の部屋に戻った。
数分後、こそこそと手に持ったものを隠しながらまた茂たちの部屋に戻ってきた。
「これだよ」
「えっ」
茂には、それがなにかわからなかった。表紙には胸の谷間を強調したポーズできれいな女性が笑っている。
安居が顔を赤くしている。
「エロ雑誌。結構すげえんだよ」
「え、エロ雑誌?」
茂が赤くなる。安居と茂にその雑誌が渡された。
安居が平然と(茂にはそう見えた)表紙を開く。
「うわぁ…」
「…すげー」
最初のページには女性が裸で横たわっていた。安居の指がページをめくる。
次のページには、仰向けに寝た女性が、足を大きく開き、濡れて光る性器を見せつけている。
声もなく見つめる安居と茂に、1人が声をかける。
「な、すげーだろ。卯浪の部屋には、そこんとこが隠れてる写真ばっかりの雑誌もあったんだけどさ、これは違うんだぜ」
得意げに言うその声は茂には届いていなかった。
初めてみる女性の性器。グロテスクで、淫靡だった。
ページがめくられる。そのたびに興奮が高まっていくようだった。
無意識に、息が浅くなるのを隠す。
興奮する…
「茂ー。そんな真剣に見んなよ」
声を掛けられて気づくと、全員がこちらに注目していた。思わず真っ赤になる。
雑誌の1ページが破かれ、茂に渡される。
「そんなに気に入ったんならこれ、やるよ。オナニーのときに使えば」
「お、オナニー?」
戸惑う茂を笑い、1人が指を筒型にして縦に動かす。
「オナニー、知らねぇの? 自分でちんちん触ってさー射精させんだよ。気持ちいいぞ」
「そ、そんなこと…みんなしてるの?」
2人はためらいなく頷く。安居は、少し赤くなって「ああ」と言った。
「安居まで…」
「今日、やってみろよ。ちょっとこの雑誌は茂には刺激が強すぎたなー。今夜は眠れねぇぞ」
雑誌をすべて読み終わる前に時間が来て、その場はお開きになった。
寝がえりを打つ。
もう安居は寝ただろうか。そっと下のベッドを覗く。安居は壁のほうを向き、よく寝ているようだった。
そっと枕の下から、折りたたんだ雑誌の1ページをとりだす。
卑猥なポーズをした裸の女性。これを見るまでもなく、もうずっと『ちんちんが変』だった。
(今日は疲れてるわけじゃないのに、やっぱり僕変だ)
鼓動が早まる。やってみようか、と考えて、またためらう。
そっと起き上って、ズボンを下ろした。いつの間にか鼻息が激しくなっている。
先が少し濡れている。触ってみる。
(あ…)
不思議な感覚だった。性器を揉むように触る。
しびれるような、こそばゆいような感覚。どんどん息が荒くなるが、これが快感なのだとはまだ茂は気づいていない。
手を、友人がやっていたように筒型にして性器に添わせ、縦に動かしてみる。
「あっ」
思わず声が出て、あわてて手を止める。
(安居が起きちゃう…)
もう一度手を動かす。しびれるような感覚がどんどん強まっていく。
裸の女性の写真を見ると、その感覚は一層強まった。
声を出すことは我慢できたが、はぁはぁ、という息遣いだけは隠すことができなかった。
(これがオナニー…)
快感に目を細める。夢中で手を動かす。
突然、さらにしびれたような感覚に変わった。怖くなる。手を止めようとする。止められない。
なにかが突き抜けるようだった。
(だめ、なんか…おしっこがでちゃいそう…)
そう思っても擦り上げるのを止められなかった。頭の中が真っ白になる。
性器の先から、白い精液が放出された。
終わった瞬間、自分の鼓動の早さと息の荒さを自覚した。
ベッドに仰向けに寝転がる。
(射精、しちゃった…オナニーしちゃった…)
大きく息をつく。
出したものの処理をしなければ、と思いながらも、茂はいつのまにか眠りについてしまった。
**************
終わりです。
読んでくださったかたがいらっしゃいましたら、ありがとうございました。
233 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:32:24 ID:K/oOzw24
3日に1レスこれ基本…
あげちゃえ
234 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 19:45:26 ID:KZxXgdzy
源五郎・茜を投下します。
二人ともちょっと美化し杉かも。
エロは控えめ。
236 :
源五郎・茜1:2009/05/16(土) 17:40:51 ID:2JKqn2nl
台所に立っていたのは、茜ではなくくるみだった。小さく鼻歌を歌いながら、手際よく芋を剥いていく。
ドアに立ちすくんでいる源五郎に気づいて、茜は包丁を持つ手を止めた。
「今日は、あたしが夕食当番の代理です。茜ちゃんが具合悪くて」
「茜さんが?どんな様子ですか?ばんちゃんを行かせましょうか?」
「ちょっと疲れが出たみたい。熱っぽいって。寝ていれば治るって言ってたよ」
他にも何か言いかけようとして、結局何も言えずに源五郎もくるみと並んで芋を剥き始めた。
食事当番は夏とその他で一人ずつ割り当てられるのだが、源五郎は茜と一緒のことが多い。
最初は関西弁で何を言っているのか分からなかったが、一緒にすごしているうちにだいぶ分かってきた。
おそらく、夏のほかのメンバーは茜の言っていることを理解できないだろう。
それを考えると、ちょっと優越感を感じる源五郎である。
最近は食糧事情も安定し、みなで同じものを食べるようになっていた。
「あ、ねえ源五郎くん、この食事、茜ちゃんに持っていってもらっていい?」
くるみがお盆にすいとんとジャガイモのサラダを載せた。
「え?僕が?」
「ね、お願い」
意味ありげに笑うくるみに半ば強引に頼まれ、源五郎は台所を追い出された。
が、嫌な気分ではない。茜の顔を見たいという気持ちもあったのだ。
夏Aとそれ以外は居住区域を分けている。
秋のチームも基礎からしっかりとした平屋を作っているのが意外だった。
自分たちが得た知識が唯一にして最高だと思っていたが、そうでもないことを思い知らされる。
安居などはそういうことを知るたびにイライラしているようだが、源五郎としては、いずれにせよ
新しい知識が増えるのは大歓迎であった。
「茜さん、源五郎です。食事を持ってきました」
遠慮がちにノックをしたが、返事がない。二回声をかけて、それから思い切ってドアを開けた。
部屋の隅に布団が引かれており、茜が規則正しい寝息を立てていた。
「茜さん」
声をかけても目が覚める様子はない。額に手を当てる。かすかに熱っぽい。
色白な頬が今日は赤みがさしている。誰もいない部屋で二人きり。しかも相手は眠っている。
躊躇いながらではあったが、誰に教えられたわけでもないのに、源五郎は自然に顔を寄せいていた。
茜の寝息が源五郎の長い髪を揺らし、あと少しで唇に触れる、そのとき
「源五郎?あんた何してるの?」
盛大にドアが開いて、蘭が仁王立ちしていた。源五郎は飛び上がるほど驚いた。
「あの、そのくるみさんに茜さんの食事を頼まれて、それで、その、茜さんが熱っぽかったので、
ちょっと熱を測ろうかと」
「ああそう」
「食事はここにおいてあります。何かあったらばんちゃんを呼んで下さい。それではこれで」
すれ違いざま、蘭が鼻で笑うのが見えた。見られたか?キスしようとしているのを見られたか?
恥ずかしさに叫んで走り出したい心境だったが、それでも、頬に残る茜の頬の柔らかさは
源五郎をますます熱くさせたのだった。
237 :
源五郎・茜2:2009/05/16(土) 17:41:33 ID:2JKqn2nl
我ながら自分の取った行動に驚いた。
茜の安らかな寝息を聞いたら安心し、寝顔さえもいとおしく、ただどうしても彼女に触れたかった。
こんな気持ちは初めてで、どうしていいか分からない。
すぐに家に帰る気になれず、フラフラと歩いていると、視線の先に安居が怖い顔をして立っていた。
最近は些細なことでイライラし当り散らしていて、他のチームに恐れられている。
本来は気持ちのまっすぐな少年であっただけに、源五郎は誤解されている安居が気の毒でもあった。
しかし、それでも、最近の安居の苛立ちは源五郎たちのフォローできる度を越えていた。
「あまり他のチームに深入りするのはよせ。所詮俺たちとは立場が違うんだから」
「立場って…そんな言い方はないと思うよ」
「お前は逆上せているだけなんだよ。もっと冷静になれ」
はき捨てるようにそういった安居に、源五郎も思わず感情的になる。
「そんな一方的な言い方はないよ。他のチームの人だっていい人たちばかりだ。お互いに足りない
知識を補って、協力して生活していかないと、この世界ではすぐ破綻する」
「協力?俺たちが協力することなんてありえない。教え導いてやるだけだ」
「でも現に、彼らは僕たちの知らないことをたくさん知っている。僕たちは全能じゃない」
安居の体から、熱いオーラが立ち上る。本気で怒らせたかもしれない。しかし源五郎も引く気はない。
この狭い世界で、上だ下だ言ってても仕方ない。協力しなければ病気や天変地異で一発で全滅する。
「源五郎、お前はあいつらの肩を持つのか」
「だからそうじゃないって」
安居の視線が源五郎を射抜いたその時。
「あんまりくだらない理由で喧嘩なんてしないでよね」
草むらから野草の束を持って現れたのは、あゆだった。ぞっとするほど冷たい視線を二人に向ける。
「あなたたちが本気で喧嘩したら、最低でもどっちか一人死ぬわね。ただでさえ人が少ないんだから
馬鹿なことはしないでよね」
言葉は辛らつだったが、安居の怒りをうまく吸い取ったらしい。安居は小さく舌打ちをして去っていった。
「あゆさん、ありがとう」
「別に、お礼を言われることなんてしていないわ。でも…。安居くんはちょっと重症ね。
私もなるべく見るようにしているけれど、やっぱり花さんが原因なのかしら。彼女に随分突っかかるし」
春のチームの花が、貴士先生の娘と知ったときの驚きは、源五郎も忘れられない。
だからといって花を恨む気にはなれない。親子という観念は源五郎たちには良く分からないし、
花を害したところで自分が手にかけた動物たちが生き返るわけでもないから。
だが安居は、すべての元凶を花にすり替え、持てる憎悪すべてを花に注いでいる。
「彼女に当たったところで、過去に戻ることもできないし、失ったものが蘇るわけでもないのに」
氷のように鋭い一言を残し、あゆは家に戻っていった。
238 :
源五郎・茜3:2009/05/16(土) 17:42:11 ID:2JKqn2nl
風呂場は数人の女性たちが思い思いに一日の疲れを取っていた。
夏Aの三人はは機械的にお湯に浸かってさっさと出てしまったが、残りのメンバーは二日に一度の
お風呂をそれは楽しみにしていたので、名残を惜しむかのように浸かっている。
シャワーは24時間使い放題だが、風呂場は男女で一日交代なのだ。
そうでなくても一日働いてへとへとになるので、時間ギリギリまで粘っている。
蘭と花が先に上がり、最後にくるみと茜が出た。
茜の熱も午後ゆっくり休んだことですっかり下がっている。
「あ、これからばんちゃん先生に見てもらうんだった。先に戻るね」
脱衣所には茜一人が残された。着替えて周りの掃除をしていると、ドアが開いて人が入ってきた。
くるみかと思ってそのまま無視して床を掃除する。と、気配を感じて顔を上げた。
目の前に立っていたのは、安居だった。
今日の風呂当番は安居で、入りしないつもにも増した凄みでにらまれたのを覚えている。
安居は初めて会ったときから敵意をむき出しにしており、茜たちも極力かかわらないようにしていた。
「も、もう出るからちょっと待って」
立ち上がって荷物を取ろうと伸ばした手を、力いっぱいつかまれる。
「痛っ…。何するん?」
「お前が…源五郎をたぶらかしたんだろう?」
唸るように呟いた安居の視線は虚ろで、まるで壊れた機械のようだった。
ぎりっと捻りあげられ、茜は小さい悲鳴を上げた。
「どうやってたぶらかしたんだよ。言え!言ってみろ!」
今までの安居は敵意をむき出しにすることはあっても、殺気を感じることはなかった。
しかし、今目の前にいる安居からは、はっきりとした殺意が向けられている。
茜は口を利くこともできず、ただひたすら首を横に振るだけだった。
「お前ら…何もできないくせに、そういうことばっかりは得意なんだな。もう一人のあの女も、
早々と妊娠なんかしやがって」
安居は忌々しげに舌打ちした。
「いいか、俺たちはお前らを対等になんて見ちゃいねえ。お前らがあまりにも何もできないから、
救いの手を差し伸べてやってるんだ。そこを良くわきまえろ!」
「何なん?その勝手な言い方!そりゃ確かにウチらは出来ひんことも多いけど、それでもみんな
頑張ってるんよ!あんまり馬鹿にせんといて!」
「ちゃんと日本語で話せ!」
「日本語やっちゅーねん!アホか!」
売り言葉に買い言葉で、気づいたら子供の喧嘩のように叫んでいた。言いすぎた、と思った時は遅い。
「この…!大人しくしてればつけあがりやがって」
安居の顔が怒気で真っ赤に染まる。力いっぱい突き飛ばされ、茜は壁に背中を打ちつけた。
一瞬呼吸が止まり、ずるずると床にへたり込んだ。
「痛い目見ないと分からないみたいだな」
茜のあごをぐいっと持ち上げ、安居は口をゆがめて笑った。
その時。
239 :
源五郎・茜4:2009/05/16(土) 17:42:55 ID:2JKqn2nl
「茜さんっ!大丈夫ですか?」
扉を蹴破る勢いで飛び込んできたのは、源五郎だった。安居はとっさに茜を突き飛ばして立ち上がる。
「源五郎、お前なんで」
「あゆさんが教えてくれました。安居くんの様子がおかしいって…」
源五郎は茜と安居を交互に見て、次第に顔色を変える。ゆっくりと拳が握り締められるのを見て、
茜はとっさに叫んでいた。
「ウチが悪いの!ウチが長風呂してしもて、安居くんが様子を見に来てくれたん。ほんまやて」
源五郎がと安居が怪訝な表情で茜を見る。茜は源五郎の腕にしがみつき、必死に握り締められた拳を解く。
安居も、これ以上揉め事を起こすのはよくないと判断したのか無言で部屋を出て行く。
茜はほっとして床にへたり込んだ。
「茜さん、なんでそんな嘘つくんですか」
しかし源五郎の顔は強張ったままである。
「ちょっと言葉で強く責められただけやわ。なんてことあらへん」
「でも、手」
源五郎は茜の手にそっと触れた。手首に赤い痕が残っている。安居に握り締められた痕だ。
「ただつかまれただけや。力が強いから、痕が残ってしもてん。それだけや」
茜は小さく笑って首を横に振った。その笑顔が、不安を内包しているような頼りなさで、
まるで小さい子供が泣くのを堪えているように見える。源五郎は思わず茜を抱きしめていた。
茜の肩に顔をうずめると、なんだか、自分の方が泣きそうになる。
「ここに来る途中にずっと考えてました。もし茜さんを傷つけるなら、安居くんでも許さないって」
「そんなこと言うたらあかんよ。大事な仲間なんやろ?ウチらには単なる怖い人やけど、
源五郎くんたちにとっては一緒に育ってきた友達やろ?」
小さい子供をあやすように背中を優しくさすっていると、ゆっくりと源五郎が顔を上げた。
切れ長の瞳が熱く潤んでいる。その距離の近さに急に照れくさくなり、茜はぎくしゃくと体を離す。
「く、くるみから聞いたんやけど、夕食、持ってきてくれたんやってね。ありがとね」
「……」
「ウチ、寝てたから気づかんかってん」
「……」
「じゃ、じゃあ、おやすみなさい、また…」
ふわりと背後から抱きしめられた。耳とに口を寄せ、好きです、と小さい声で囁かれた。
見上げると、源五郎の顔は見たことないほど真っ赤になっている。
「学校では、その、こういうときどうすればいいのか、誰も教えてくれませんでした」
真顔で言う源五郎に、茜は思わず笑ってしまう。
「わ、笑わないでください」
「アホやなぁ、源五郎くん。そんなんウチらも習わへんよ。自分で考えて」
茜は腕を解いて真正面に立ち、答えを待つように源五郎をじっと見上げた。
目を閉じて何事か考えていた源五郎は、やがて茜の肩に手を置いて、そっとキスをした。
「正解や」
茜はそう言って源五郎の背中に自分の手を回した。
240 :
源五郎・茜5:2009/05/16(土) 17:43:27 ID:2JKqn2nl
最初は触れるだけのキスだったが、次第に角度を変えこすり付けるように、咥えこむように激しくなる。
いつの間にか口が半開きになり、互いの舌が縦横無尽に絡みつき、飲み込みきれない唾液が互いの
あごを伝って床にぽたぽたと落ちる。
茜は立っていられなくなり、源五郎にしがみつくようにして体を預ける。源五郎は軽々と茜を抱え、
脱衣所ののベンチに座らせた。
「源五郎くん、どこで習たん?すっごい上手や。って、ウチも経験はそないにはあらへんけど」
荒い息を吐きながら、茜は顔を膨らませて源五郎を見上げた。
「授業で一通り、その、子供の作り方を。あとビデオとか本とか。そういうのは色々回ってきました」
あくまでも大真面目な源五郎に、茜は足をばたつかせて笑ったが、やがて真顔になった。
子供を作ること。それは源五郎や夏Aの人々にとっては至上命令で、興味本位や好奇心ではなく、
必要な知識として与えられているのだ。
「そやね。源五郎くんたちはそう習うんやろね。でも、ウチは、少なくとも今のウチは子供とか
関係なく、好きな人と一つになりたいって、そういう単純な気持なんよ」
「茜さん…」
「だから、続けて?」
茜は自分から源五郎に抱きついた。きっと先ほどの源五郎に負けず劣らず真っ赤になっているだろう。
源五郎は抱きついてきた茜を全身で受け止めた。先ほどにもまして激しくキスを交わす。
茜を抱いたまま、マットのある場所に移動する。そこに横たえて覆いかぶさる。
風呂上りの茜はブラを身に着けていないようで、突起がシャツ越しに存在を主張している。
源五郎は我慢できずにシャツをまくり、じかに触れた。初めて触れる女性の胸はびっくりするほど柔らかく、
今までに触れたどんなものとも違う感触だった。突起を指でつまむと、茜は小さく声を上げる。
胸に顔をうずめ、突起を口に含んで舌で転がしてみる。
「やぁ…っ、あ、んっ」
とたんに茜のかわいらしい声がして、源五郎の背中をぽかぽか叩く。もっと声を聞きたくて、もっと
触れていたくて、源五郎は飽きることなく胸を弄った。
と、重なりあった下腹部が、もぞもぞと動いている。茜が足をこすり合わせているのだ。
「どうか、しましたか?」
「もうっ、源五郎くんが胸ばっかり弄るから、我慢でけへん」
真っ赤になった茜は、怒ったように言って、源五郎の手を取って自らの下腹部に導いた。
「こっちも、触って」
ショートパンツの上から触れると、かすかに湿り気を感じさせる。ごくりと息を飲んで、源五郎は
恐る恐る下着ごと足から抜いた。秘所はすでに濡れて妖しく光っていた。
241 :
源五郎・茜6:2009/05/16(土) 17:43:59 ID:2JKqn2nl
導かれるように秘所に手を伸ばし、手のひらで包み込むようにしてぬくもりを感じる。
やがて指を一本、割れ目に沿って上下に動かす。
「くぅ…ン!あ…っ、そこ、気持ちええよ」
茜は恥ずかしさもあったが、あえて自分の感情を素直に源五郎に伝えることにした。どこまで知識を
持っているか分からないが、今の行為が正しいものであることを、教えたかったのだ。
源五郎の指がにゅるっと、茜の中に入った。
「う…ッ、あ、あぁン!」
その歓喜の声でその行為が正しいと認識した源五郎は、荒い息を吐きつつ一気に奥まで貫いた。
「ああ…っ、あ、あン!そこ…っ」
茜は仰け反り、源五郎の頭をかき抱くように引き寄せる。
源五郎は中で角度を変えてかき回し、強弱をつけて抜き差しを繰り返す。
自分のやること一つ一つが次々に茜を乱していくのだから、たまらない。
「んんっ、んぅ…」
何かにつかまっていないと押し流されてしまいそうで、茜は必死で源五郎にしがみつく。
源五郎は二本目の指を入れ、中でぐっと広げてみせる。三本目を入れようとしたが、茜がかすかに
苦痛を感じたのか眉を寄せたので断念し、その代わりに、と親指で膨れ上がった蕾に触れた。
「んんーっ!!や、な、何なん?」
茜がますます声を上げる。新しいスポットを発見したのがたまらなく、源五郎は二本の指で中を
かき回しつつ、親指を蕾にぐりぐりと押し付けた。手のひらはもう、泉からこぼれる蜜で
ぐっしょりとぬれており、それが潤滑油となっている。
「や、やぁ…っ!あかん、指、抜いて!もう、もうウチ…ッ!」
高みを味わった茜はびくんびくんと仰け反ったあと、ゆっくりと弛緩した。
「茜さん、大丈夫ですか?」
突然糸の切れたようになってしまった茜に、源五郎は起き上がって不安そうな顔を浮かべる。
「大丈夫や。気持ちよすぎてイッてしもた。あー、びっくりした」
「行く?どこに?」
大真面目に問い返す源五郎に、茜は小さく笑って起き上がり、股間に手を伸ばした。
すでにその部分は見て判るほど盛り上がっており。触れられただけで源五郎は後ずさりした。
「あ、ああ茜さん、いったい何を」
「今度は源五郎くんをイかせてあげるよってに」
「だからどこに?」
半泣き状態の源五郎に乗っかってジャージを脱がせて、茜は姿を見せたソレをそっと手で包んだ。
「て・ん・ご・く」
242 :
源五郎・茜7:2009/05/16(土) 17:44:27 ID:2JKqn2nl
茜自身、それほど経験豊富ではないが、手と指を使ってソレを愛撫し始めた。
「あの、あのいいです。そんなことしなくて」
源五郎はおそらく生まれて初めてであろう行為にかなり動揺している。
学校で教える範囲では、おそらくこういうことは習わないだろう。
しかし茜は構うことなく続行する。すでに痛いほど反り立っているソレは、手で扱き上げるたびに
先走りの液を放ち、茜の手を濡らしていく。
「源五郎くん、びっくりしたらあかんからね。これは、普通のことなんやからね」
先に言い置いて、茜は股間に顔をうずめ、ソレを口に含んだ。
「!!!!!」
予想どおり飛び上がるほど驚いた源五郎であったが、そのあまりの気持ちよさに茜を止めることも忘れ、
暴発しないように我慢するのが精一杯であった。
源五郎のソレはかなり立派で、茜も口に含むのがやっとであった。指と舌を使い、丁寧に舐める。
頭上で必死に声と暴発を我慢している源五郎の気配も伝わってきて、より愛おしさがこみ上げる。
ぎゅっと口をすぼめて深く吸い上げると、今までにない反応が伝わってきた。口の中でソレが膨らむ。
「あ、茜さん、出ます!顔離して」
源五郎が茜の顔をぐいっと引き離すのと、顔めがけて発射したのはほぼ同時であった。
白濁液が茜の顔を汚し、源五郎はまるで人を傷つけてしまったかのように狼狽する。
「ご、ごめんなさい茜さん、僕、初めてで、その、本当に」
「ええよ。ウチので気持ちよくなって、それでなんやろ?」
タオルで汚れをふき取っていると、源五郎のソレは一度精を放ったばかりだというのに、
すでに起き上がり始めていた。
「元気やね、源五郎くん」
「はぁ…スミマセン」
「謝らなくてええよ。嬉しいんや。今度はちゃんと、ウチにして」
再び二つの影が一つになる。源五郎は茜を抱き寄せ、激しくキスを交わした。ところどころふき取り
切れない己の白濁液がこびりついており、それがまた、よりいっそう源五郎を激しくさせた。
噛み付くようにキスを交わし、舌を絡ませ、唾液を交換する。
その間もあいた手は茜の胸を激しく揉み、頂を親指でこねくり回す。
「あふ…ッ、あうン」
茜は切なげに眉を寄せ、源五郎の背中をかき抱くが、バランスを崩して床に倒れこむ。
源五郎の長い髪が茜の降り注ぐ。たくましい胸板に手を置いて、鼓動を確かめる。
閉じられた足がこじ開けられた。大きく開脚し源五郎を招き入れる。源五郎も膝立ちになっていざり、
足の間を割って入って屹立したソレを、茜の蜜壷に挿入した。
243 :
源五郎・茜8:2009/05/16(土) 17:44:54 ID:2JKqn2nl
「……ッ!!」
最後にこういうことをしたのは、この世界に来る前のことだ。
三年ぶりに男を迎え入れたその体は小さい悲鳴をあげた。源五郎のソレはまだ全部入りきっていない。
茜は何度も大きく呼吸をし、力を抜く。
「あの、大丈夫ですか?」
なみだ目で歯を食いしばっているのを見て、源五郎が不安そうな顔をする。
「大丈夫や。だから、もっとちゃんと入れて。最初はキツいんやけど、じき慣れるから」
「でも」
「ええから。早く、ウチの中を源五郎くんでいっぱいにして」
そういわれると、源五郎も理性のたがが外れてしまい、本能の赴くままに体を進める。
中が狭いのか、途中で突っかかってしまうのだが、一気に腰を進め、一番奥までたどり着いた。
「全部…入ったね」
処女ではない。しかし、一つになれたことに、なぜか涙がこぼれてきた。
こんな世界に飛ばされて、好きな人と結ばれる日が来るなんて、思わなかった。
一つになることがこんなにも嬉しいなんて、思いもしなかった。
源五郎は涙のわけを問おうとはせず、顔を寄せて涙を吸い取った。
二人はつかの間、繋がったまま体を密着させていたが、やがて、源五郎が動き始めた。
浅く抜いてピストン運動を繰り返す。
「んっ、あ、あぁン!」
浅めに抜き差ししていた源五郎だが、次第に、子宮に届けとばかり腰を叩きつける。
繋がった部分から水音が漏れ、抜き差しする空気音もまた、茜たちの耳を打つ。
いったん火のついた源五郎の本能はもはや止めようがなく、しゃにむに打ち込んでくる。
鈍い痛みを感じつつ、それ以上に一つになった喜びが茜を支配する。
源五郎が茜を抱えたまま起き上がり、対面座位の形になる。
源五郎のたくましい上半身は汗でぬれており、発射と快楽をこらえて歯を食いしばっているのが
セクシーでもあり、茜は顔に張り付いた髪をかきあげてやる。
頬を挟んでキスを交わす。上も下も繋がっている。その事実がより興奮を煽る。
「茜さん、そろそろ、限界なんですが」
「中に、出してええよ」
「でも、そうしたら」
子供が、という源五郎の不安げな声をさえぎって、茜は自ら腰を振って結合を深める。
源五郎もまた最後の力を振り絞って腰を動かし、茜を抱きしめる。
「あ…あっ!も、駄目ぇ…っ」
「く…っ」
源五郎の精が、茜の中で弾ける。二人は同時に高みを迎え、折り重なるように床に崩れた。
244 :
源五郎・茜9:2009/05/16(土) 17:45:32 ID:2JKqn2nl
「もし子供が出来たら、くるみの子と同級生やね」
「この世界には学校がないから、あまり意味がないと思うけど」
「ものの例えやん。でも、今回で出来ることはないなぁ。ちょうどアレ終わったばっかやし」
風呂場で二人で並んで湯船に浸かりながら、取り留めのない会話をする。
湯はだいぶ冷めてしまったが、火照った体にはちょうどよかった。
体を重ねたことで、すべてをさらけ出したことで、二人には目に見えない親密感が芽生えている。
「それに、やっぱり妊婦二人はあかんね。もうちょっと生活が安定しないと、子供は作れんわ」
「もうじき安定しますよ」
そやね、と茜は源五郎の肩に頭を乗せる。
「あの、茜さん、あまり密着されると、そのこっちの都合が」
「えーっ。まーたぁ?ほんまに元気やね。夏Aの人たちはみんなそんなに精力絶倫なん?」
「絶…。いや、普通だと思いますが。その、好きな人が一緒にいればこうなるのは、男として」
しどろもどろと言葉を濁す源五郎がおかしくて、茜は心持ち体を離した。
実際のところ、あの後三回もしてしまったので、これ以上はカンベンというのが本音である。
「安居くんには知られないようにしなくちゃね。バレたらまた言われるなぁ、源五郎を
たぶらかしたんはお前かーっ!てね」
「そんなこと言われたんですか…」
ぶくぶく、と源五郎は湯船に沈んだ。
「気にしてへんからええよ。あれで、源五郎くんのこと心配してるんでしょ?」
「そう言ってもらえると、助かります…」
「じゃあ、そろそろ帰ろっか。あんまり遅くなると、みんな心配するし」
「…もうちょっと」
上がりかけた茜の手を取り、無理やり自分の腕の中に抱き寄せる。
「茜さんに会えて、良かった。今初めて、ちゃんとした人間になれた気がする」
「源五郎くん…?」
「今までの僕は特殊な環境で生まれ育って、人々を教え導き子孫を残せと命令され、思い込み、
ただそれだけのために、ただ生きるためだけに生きてきた。でも、今は違う」
見上げる源五郎の瞳は迷いなく澄んでいる。初めて会った時の、俊敏ではあるがどこかうつろで
翳を帯びていた源五郎の姿はどこにもない
「僕たちも知らないことは山のようにあって、足りないところを補って暮らしていく。その中で
信頼関係が生まれて、愛情が芽生えて、結ばれて、子供が出来る。生きるって、そういうことでしょう?」
「…そやね」
茜は何度も頷いて、源五郎の手を握り締めた。
繋いだこの手は二度と離さない。
<終わり>
以上です。
本当はもうちょっと安居を悪役にしたかったんですが、
最新号での安居があんまりにも哀れだったので、つい抑えてしまいました。
GJ! どきどきしました。
GJすぎて最高です
248 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 15:18:44 ID:9whbCO2q
自演乙
GJ!良かった!
でも生理の後は妊娠しやすいよ
本誌読んだ
あゆ×鷹書いて下さる方いらっしゃいませぬか?
鷹さん呼び萌え
書いてみようかな
お待ちしてます!
久しぶりに来たら源五郎×茜が!
二人ともイメージ通りでgjです。この二人いいよなあ。
本誌はまさかの鷹×あゆという組み合わせにこっちも楽しみだー
鷹×あゆより
あゆ→鷹って感じになりそう
あゆ→鷹→←花→←嵐
うん、あゆは鷹に惚れそう。でもそれは、本当の恋じゃない気がする。
「あゆさん、あなたは初めて会った大人の男への憧れを、恋と勘違いしているだけだよ」
とか言ってくれないかなぁ、鷹。
10日に1レス。なんてこと!
ほしゅ
ほしゅ
保守
人いないなあ
夏は苦手なのだす…
そんなことより、
>>259のIDはなんということだすか!
262 :
259:2009/07/08(水) 01:56:30 ID:20bresR5
>>260 ホントだ、今気付いた・・・
昨日なら神IDだったのに、ああ勿体無い!
ほす。夏は苦手でもすいかは好きなのだす。
あ〜、多聞ちゃんて夏苦手そうだよね。汗をかいてるとこが想像できん。
ナギも汗かきにくそうだ
暑さでへばった多聞ちゃんは、
真夏でも襟きっちりな増長さんに叱られてそうだ。
北の人でも、お市さんは着流しのエリを思いっきり着崩してそう。
勿論、手には冷酒w
世界観を無視するなら、ビール大ジョッキの方が似合いそうな人だけど。
そして菊ちゃんに「もー!だらしないなぁ」とかエリを直されるんですね
市菊はやっぱいいよなぁ
エチの時の汗も多そうだ。
菊が結婚報告した時、既に二人はやっていたと思うんだよね。
菊ちゃんは体温低そう 汗かかなそう
BASARA本編終了から結婚まで菊ちゃんはどこに住んでたんだろうね?
更紗と朱里を輪になって守った後、お市さんちに転がり込んだんだろうか?
それとも紫の上の女官部屋で暮らしてたのかね?
しばらくは、朱理が危険な状態にあるのを見守る更紗を見守るため同じ場所にいたんじゃないかな。
後は王家崩壊後の処理のお手伝いとかかなーと思っている。
>>269 自分は、「初夜まで清い仲」派だ
それまでは、
>>268の「だらしないなあ!」と襟を直す菊ちゃんに向かって、
「逆だろ、脱がせろよ」みたいな冗談言って
真っ赤になった菊ちゃんを肴に飲んでいて欲しいw
口は悪いくせに、通すべきスジを通し切るのが、お市さん。
>>272 そこで「あーはいはい」ってシレっと脱がす菊ちゃんにあわてるお市さんも見てみたいw
菊ちゃんは純情そうだけどいたずら心もかなりありそうだからw
お市さんは革命終了したら紫の上の警護やらで紫黒にすぐ帰ってそうだから、菊ちゃんが革命後も
更紗についてたのなら、しばらく遠距離恋愛になるんだろうな
どうやって連絡とるんだろ? 鳥は飼ってないから、自作グライダーで菊ちゃんが飛んでいくのだろうか?
仙台〜広島間って飛べるのかな。
鳥にしても、試作品グライダーにしても。
遠征に慣れてる軍人の市松は、案外アッサリ一人で帰りそうな。
そうなると寂しい…と、乙女モード入る菊音を希望する。
さっさと嫁行っちまえー、
お市さんとこなら三食晩酌つきだぞーw
ババに嫉妬する菊音がみたい
誰がババだ無礼者!
(お約束ツッコミ)
紫の上ってこの場合、姑ですか。
>>277 その発想はなかったわww
お姑、意外に嫁を可愛がってくれるんじゃないか?
ベタ惚れの嫁と主君兼母親がタッグ組んだら最強すぎる。
旦那の立場が心配になる家庭だw
残ってた
>>278 お市さんには是非とも「自称は超亭主関白・実情は嫁の尻の下」希望w
大丈夫、相手が菊ちゃんならきっと喜んで敷かれてくれる。
鷹×花で書こうとしたけど無理だった。
この二人は本当に頑固だからなぁ…。
私の中では、どんなに頑張っても、
唇の端にそっと触れるだけのキスが限界。
鷹視点→花(嵐×花前提)です。
花と嵐再会後で、メンバーは他にハル・蝉丸・ナッちゃんがいます。
すみません、鷹花を書くために、嵐くんを殺しました(爆)。
そのくせ、キス(もどき)しかしません。全然エロくなりませんでした。
こんなはずじゃなかったのになぁ(T T)
↓それでも宜しければご覧くださいませ。
::::::::::::::::::::::::::::::::
嵐くんが、死んだ。
花さんは冗談だと思ったのだろう。
いつもの笑みを浮かべたまま、一報をもたらしたハルを振り返った。
その後ろで土砂と血に塗れた蝉丸くんが、肩を震わせて地面に倒れている。
岩清水さんが彼を支えようとしながら、ぼろぼろと涙を零している。
花さんの表情が凍てついた。僕も信じられなかった。
花さんと嵐くんが再会して、ちょうど一週間が経った日だった。
僕たちはすぐさま吹雪と美鶴さんを引き連れ、
土砂に埋まってしまった洞窟の周囲を捜索した。
蝉丸くんの話をもとに、位置を予測し、
名前を呼びかけ、犬たちに匂いを辿らせては、慎重に土砂を掘り返した。
ナツさんは、涙で顔をくしゃくしゃにしていた。
蝉丸君は、怪我の手当てもままならない状態でやってきた。
ハルをはじめ、他の仲間たちも懸命に手を貸してくれた。
それでも、嵐くんはみつからない。
花さんは、ただ黙々と作業に集中していた。
そして、誰とも話そうとしなかった。
事故から5日が経ったとき、ついに捜索の打ち切りが提案された。
蝉丸くんの証言から、崩落時、相当量の土砂が嵐くんの上に降り注いだことがわかっていた。
洞窟が埋まった時点で、既に亡くなっていた可能性が高かった。
さらに、運よくそれを免れたとしても、5日間飲まず食わずで生存するのは難しい。
この世界でそれなりに生きてきた僕たちには、現状の厳しさが痛いほどにわかっている。
捜索の断念が合理的な決断であることは、このコミュニティの全員が理解している。
それでも花さんを思えば、どうしても諦めきれないという感情が僕のなかで込み上げた。
あと、3日、2日、いや1日でもいい。もう少しだけ――。
そう言い掛けた僕の前に、花さんは掌をすっと差し出した。
「花さん…」
「新巻さん、ありがとうございます。でも、いいんです、もう……。」
「皆も、本当にありがとう」
そのまま深々と頭を下げた花さんに、
誰も、声を掛けることはできなかった。
集会はお開きになり、それぞれが沈鬱な面持ちで、
寝床や持ち場へと帰っていった。
ハルと僕だけがその場に残った。否、動けなかった。
3人で旅をした分、他の仲間よりも花さんのことを知っているという
ある意味自分勝手な自負が僕らの胸を突き刺していたからだ。
ハルは、花さんが座っていた辺りの地面をじぃっと見つめ、
そっと掌で撫でた。
「やっぱり」
「え?」
「花、もしかしたらオレたちに頭下げてるとき、見えなかったけど、
泣いてたのかな、なんて思ってたんだけど。」
「……」
ハルの白い指はさらさらと渇いた地肌を撫でた。
花さんが零せなかった涙の音を探るように。
:::::::::::::::::::::::
花さんはいつか僕のことを頑固だと言っていたが、
やはりそうなのかもしれない、と最近自覚し始めている。
「おいっしょぉ」
掻き分けても掻き分けても、嵐くんは見つからない。
嵐くん、どこにいる?心のなかで問いかけても、答えてくれないのは当たり前だ。
黙々と穴を掘り続けながら、僕はきちんと知り合うことのできていなかった
嵐くんのことを考えた。
僕が嵐くんについて実際に知ってることは少ない。
なぜなら、僕にとっての彼は「花さんの恋人」としての印象ばかりが強くて、
「青田嵐」個人について知る機会はあまり得られなかったからだ。
だから、花さんのことばかり考えて、彼を見つけようとしていることが、
本人に対する礼儀を欠いているようで、非常に申し訳なく感じられた。
本当なら、もっと時間をかけてお互いのことを知り合いたかった。
最初に会ったときは僕が怪しい風体をしていたせいで拒絶されてしまった。
けれど彼は再び会ったとき、そのことをひどく申し訳なさそうに謝ってくれた。
彼は水泳部に入っていたそうなので、泳ぎを教えてもらうことができたかもしれないし、
互いにスポーツ選手らしい話題で盛り上がることができたかもしれない。
もっと彼のことを知りたかったと思う。
「うーん、よく見えないなぁ」
月明かりと手持ちのライトだけでは、作業に十分な明るさを保てない。
しかし、火を焚くことで、他の仲間たちに――特に花さんに――
知られてしまうのも避けたかった。
花さんは「もういい」と言ったのだ。
それなのに、嵐くんを探し続けている僕の行為は、
彼女の傷を抉るだけだろう。
「美鶴さん、吹雪、俺、やっぱり間違ってるかな…」
自信が無くなって振り返ったその先、
二人はぶんぶんと闇に向って千切れんばかりに尾を振っていた。
その先には光も足音も気配もない。
なんだろう?
とりあえず害をなす相手ではなさそうだと検討をつけ、
再び眼をこらそうとして――
心臓が、凍った。
あの日のあの寒さが、悲しみが、一瞬で蘇った。
青白く、美しい、その姿は見間違いようもなかった。
15年かけても風化しなかった彼女の存在が、今そのまま目の前にある。
――美鶴さん!!
絶叫は喉の奥で詰まり、その代わり体中に砕け散った。
けれどそれを聞き届けたかのように、美鶴さんはこちらを見て微笑み、
そうして長い黒髪を揺らしてそっと僕たちの居住地区の方向を指差した。
「え、あっち?」
美鶴さんは、そう、と頷くと、かつてよくしていたように、
僕を抱き締めてくれた。
そこには感触もぬくもりもなかったけれど、懐かしい優しい匂いがした。
瞬きの間に美鶴さんは消えた。
これは夢?幻か?そう惑う間もなく、美鶴さんの指差した方向から
別の人影がこちらに近づいてくるのが分かった。
今度は足音もする、気配もある、人間だ。
僕は咄嗟にライトを当てようとした。
けれど駆け寄ってきたその人影は、そんな間すら与えず体当たりしてきた。
やはり、というべきか、その人影は花さんだった。
「あ、嵐、嵐、嵐!!生きてたの?!」
体当たりされたことよりも、その言葉に衝撃を受けて、僕は一瞬眩暈を覚えた。
ああ、美鶴さん、吹雪。僕はどうすればいい。
抱き締める腕の力は、僕の腰骨も折らんばかりに強かった。
僕には、その腕を引き離すことも、ましてや抱き締め返すこともできなかった。
ただ残酷と知りつつも、もう一度、彼女の名前を呼んだ。
「花さん…」
「!」
自分が抱きついている相手が彼でないことに気づくと、
彼女はゆっくりと体を離して、恐る恐る僕の顔を見上げた。
表情のないまま首を振り、彼女の腕が離れていく。
離れていく体温に、月の光に照らされた青白い顔、
ああ、デジャヴだ。
手を離せば、また失ってしまうかもしれない。失いたくない。
使命感と恐怖が入り混じった感情に突き動かされて、
僕は彼女を手放すまいとした。
ぼんやりと俺を見つめる眼がやがて滲み、鼻頭が赤く染まっていく。
そうして、瞳から先走った一滴が伝い落ちてようやく、
花さんはくしゃりと顔を歪めた。
「あ…あ、新巻さん……」
それは、最初に出会ったときの表情にも似ていた。
『抱き締めて』
遠くか、近くか、不思議な距離で声が聴こえた。
ああ、美鶴さんの声だ、と思った。
さっき美鶴さんがしてくれたように、やさしく抱き締めてあげたかった。
でも、溢れる感情をコントロールできず、僕はぐい、と半ば強引に抱き締めた。
やがて、胸元から嗚咽が漏れ始めた。
熱く濡らす涙も、しゃくりあげる振動も、彼の名前を呼び続ける声も、
彼女の全てが、今はかなしかった。
大切な人を失う悲しみを、僕は知っていた。
彼らがいなくなっても尚、何故、自分は生き続けなければならないのか。
祈るように、呪うように、ずっと己に問い続けてきた。
だからこそ、「わかるよ」などとは口が裂けても言えない。
痛みはそのひとだけのものだ。
僕は彼女が泣き疲れて眠ってしまうまで、ずっと彼女を抱き締めていた。
頬に流れる無数の涙の跡に、嵐くんの存在の重さを実感していた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::
「吹雪、美鶴さん、帰ろうか……ん?」
彼女を抱きかかえたところで、靴に硬い何かが当たった。…本?
僕はしゃがみながらまじまじとその本をみつめ、題名を読み取ろうとした。
「…ロビンソンクルーソー?」
花さんが持ってきたものだろうか。
もしかしたら、嵐くんとの思い出の本をここに埋めようとしていたとか。
「そうやってさ、」
唐突な呼びかけに顔を上げれば、不機嫌そうな顔をしてハルが立っていた。
「ハル!」
いつからいたんだ、という問には答えず、複雑な表情のままハルは本を拾い上げた。
「どうせ花は、一人で片をつけようとしてたんでしょ」
また、とひとつ付け加えた後に、ハルはぱんぱん、と本についた土を払ってくれた。
この本に詰まった彼との思い出を埋めて、葬って、
みんなに心配をかけないように、とにかく前向きに生きよう。
それが死んでしまった嵐への愛情でもあるし、
心配してくれたみんなへのお礼でもあるし、
これからの自分のためだから。
「…とかなんとかさ。
前向きになろうとしすぎて、
今の自分が全然見えてない。」
ハルの指摘はまさにその通りだった。
まだ誰もが泣いていても赦されるときだ。
それなのに、花さんはまともに「いたむ」ことすらできないまま、
それを跳び越えようとしている。
「花さんらしいね……」
「ホント、馬鹿だよ」
この人は、と、ハルはふにふにと花さんの頬を指でつついている。
いじめちゃ駄目だよ、と笑えば、愛情表現だよ、と真顔で返された。
小瑠璃さんに言いつけてしまいましょうか、ねぇ花さん。
「あのさ、新巻サン」
「なんだい、改まって」
「多分、もうわかってると思うんだけど…悔しいからあんまり言いたくないんだけど…」
「オレは花のこと、新巻サンに任せたい」
「ま、任せるって…」
「勿論、オレには何の権利もないけど、でも、ずっと見てきたからさ。」
花は、誰かに寄りかかったりするの嫌ってるけど、
アンタになら、いいんじゃないかなって。
「ハル……」
「嫌なら、オレがやるけどね」
照れたように視線をそらす年下のこの青年を、
弟のように大切だと思う。
「だから、小瑠璃さんはどうするつもり」
「ほら、こんなご時勢なら、一夫多妻もありじゃない?」
「いやいや……」
帰り道の後半はほとんどたわいも無い話になってしまった。
僕はハルのおかげでようやく、笑うことができた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::
花さんを彼女の寝床に横たえ、寝具をかけてあげた。
ふぅと一息ついて間もなく、自分の手がぎゅっと掴まれたのを感じた。
「あ」
「あーあ」
どうしようか。
男女別の寝所が用意されている今、女性の布団の傍に長居するのは失礼だ。
かといって、無理やり外してしまうのも憚られた。
それに、花さんはあの日からまともに眠っていなかったのだろう。
これまでの間、一度も眼を覚ましていない。このまま自然に待つのがいいだろう。
ハルは、彼女の荷物の傍に本を置くと、やれやれとため息をついた。
「ハル、ありがとう。後はいいよ、君も休んで。」
「んー。あ……花に変なことしないでよね」
疑り深い視線に、しないよ、と笑って返す。
それでも不信そうな表情のハルに、ほらここにはナツさんもいるんだしと
横目で示して、ようやく納得してもらえた。
「オヤスミー」
「おやすみなさい、ハル。」
僕もしばらくしたら戻らなくちゃ、とは思いつつも、
花さんが手を放してくれない限りはどうしようもないだろうとも思う。
そうだ、と思い当たり、小さく口笛を吹いて、ダイとバツを呼び込んだ。
寒冷地でない限り、普段は、犬と人は別々に眠っているけれど、今日ばかりは多めに見てもらってもいいだろう。
美鶴さんが亡くなったとき、吹雪の、もとい、あの母犬の温もりに救われたことを思い出した。
少しでもいいから、貴方の助けになればいい。
子犬たちは眠っている花さんの傍をくるくると回り、
やがて自分の按配のよいところをみつけると、ぺたんと体を伏せた。
仔犬たちに囲まれて、花さんの表情が少しだけ和らいだような気がした。
もしかしたら、ただの願望かもしれないけれど。
いつもは綺麗で可愛らしい花さんの顔が、今晩はたくさん泣いたせいか、
瞼と唇が腫れて、頬と鼻先も赤くなっていた。
――嵐くん、ごめんなさい。
心のなかで謝って、額に口づける。
それは、誓い。そっと触れるだけだったけれど、それでも。
花さん、あなたのために僕は生きよう。
了
291 :
282:2009/08/07(金) 05:18:55 ID:0LO/T/ik
お目汚し失礼しました。
最後までエロくならなかったので、
スレチ投下だったと後悔中です。
生温かい目で読み飛ばしてやってください。
他職人様のご活躍にこれからも期待!
ものすごく原作の雰囲気が出てて、
良いお話でした!
GJGJGJGJ!!!
吹雪と美鶴が亡くなったわりと最初の刊で7シード脱落したけどまた読みたくなってきた。
サンクス!鷹頼りなかったけどいい男になったんだね。
294 :
282:2009/08/13(木) 00:44:59 ID:F61AJK9o
>>292,
>>293 ご感想ありがとうございました!
楽しんでいただけたようで大変嬉しいです。
鷹さん、ほんといい男なんです……が!
超ストイックキャラなので彼でエロパロを書くのは
本当に難しいです。
いつか鷹あゆを書いてみたいんですが、あゆの襲い受けじゃないと
エロは成立しなさそう…w
精進いたします。
295 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 21:31:03 ID:2L/GwHyo
age
襲い受けてw
ハル×小瑠璃
:::::::::::::::
触れるか触れないかの臆病さで、
オレはきみにくちづけた。
きみは小鳥のように震えたけど、
けして逃げようとはしなかった。
そのまま二度、三度と口づけて、
息が上がっても止められなくて、
苦しさに紛れて二人草むらの上になだれ込んだ。
仔犬がじゃれあうみたいに転がるうちに
小瑠璃はくすぐったいと笑い出して、
オレも小瑠璃のくりくり頭がくすぐったくて、
結局二人笑いながら抱き締めあった。
気に入りのくりくりに鼻を埋めると、お日様と風の匂いがする。
「ひゃひゃひゃ、ハル、くすぐったい!」
ねえ、小瑠璃。
どうしようもなく、胸が熱いよ。
膨らんで、溢れ出して、世界が満ちる。
ここにピアノがあったなら、
オレは今までの人生で
きっと最高の演奏をきみに聴かせることができるだろう。
「小瑠璃」
いつかきみに聴かせたい。
きみと共にいる喜びを。
ポエムかー
>>291 良かったよ!
鷹らしさがよく出ていたとおもう
エロなしでも今後もこういう作品があると嬉しいな
ほす…そろそろ秋の気配だす…
7種16巻出たね。
夏のBが出てきて嬉しい。
保守
涼×茂 需要あるますか?
涼→茂←安居・・・
書いてもいいでしょうか
BLは数字板でやってほしい
数字板にスレあったんだ。あそこは何でもあるなw
ほしゅ
涼↓茂↑安吾→
309 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:36:12 ID:mdhrJJJ7
そろそろあげとく
ちさと藤子は今頃どうしてんだろうな…
この二人と花・角又・ひばりが合流してくれないかな
311 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 21:48:29 ID:Jo5S+ftn
そろそろage
ほしゅ
313 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 05:26:20 ID:b5xPPOpN
今、全巻一気読みしたんだけど、マークとミキマリに一番萌えた。
てかマークが好き過ぎる。
マイナーそうな所に萌えてしまった…
ここで言うのも何だけど、7種面白いね。
最初辛い話すぎて最初の6巻位迄凄い読むのしんどかったんだけど、
そこ過ぎたらハマった。
頑張って読んで良かったよ。
自分もマークが一番好きだ
本編でガッツリ描かれてるカプは
このスレ的に盛り上がりにくいのかな…
(バサラも主役カプより市菊とかの方が盛り上がってたし)
自分もマーク好き。
316 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 19:07:02 ID:ROH2IVg8
好きなカップル多いんだけどね。
花の両親とか好きだけど、人間出来すぎてて萌える隙が無いよね。
ほしゅ。
花ちゃん 花ちゃん 保守だよ――
保守
年末だ、大仏だ。
ほす。ゆず湯であったまるのだす。
あけました保守
322 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 04:15:17 ID:2BxVUyru
保守
保守
ほしゅ