あればうれしい
書くべき
リアで諸事情があるので終わったら書きます
そろそろ危ないかも
おっぱいおっぱい
プルンプルン
ちん
……言わせないよ?
・・・・・・・・
(保守)・・・
V
434 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 19:44:42 ID:Shy1xVqX
ホス
今年の夏も暑い。
女「寄るな、鬱陶しい」
男「いや、お前クールだからさ、体もクールなのかなぁと思って…」
女「余計暑苦しくなるだろうが…お前見たいなヤツは扇風機でも恋人にしてろ!!」
男「分かったよ、じゃあ扇風機に甘えてこよー」
女「少しくらいならくっついても良いぞ、ただ暑くても我慢しろよ」
かわゆす
438 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:52:33 ID:1YupdOt+
―龍也side―
「平井さん!」
俺がそう呼びかけると彼女、―平井里香はくるっと振り返り、ちろっ、と上目遣いで俺を見た。
う、その目、苦手なんだよなあ…。
俺は心の中でそうつぶやく。
里香は見た目は目鼻立ちの整った美しい顔立ちをしていて、男子生徒の間でもひそかに人気があった。
そういう俺も高校に入って初めて里香を見たときは正直かなりドキドキしたクチだ。
だが里香はあまり人と会話をしたがらないタイプで、たまにしゃべるときも、表情をほとんど変えずに淡々と話すためか、何を考えているかわからないところがあった。
クラスの女子は陰で彼女のことを「不気味ちゃん」などと呼んでいたが、彼女は陰でそう呼ばれることもあまり気にしてはいない様子だった。
「あ、あのさ!今度の学園祭、うちのクラス、お化け屋敷やることになったじゃん!
で、俺と平井さんがお化け役になったんだけど…、って知ってるよな!平井さんもさっきのホームルーム出てたし。
でさ、ふたりでちょっと打ち合わせしたいな、と思ってさ!文化祭まであと一週間しかないし」
実は今のセリフは全部適当なこじつけだ。
これは罰ゲーム。昨夜、杉山たちとの麻雀で負けた俺に杉山が課した課題だった。
439 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 02:37:21 ID:1YupdOt+
「今金ねえんだよ!頼む!今日の負けは貸しにしといてくんね!」
両手を合わせ拝み倒す俺に、杉山は何かを思いついたような表情でニヤニヤしながら言った。
「いいぜ!そのかわり条件。明日、平井に話しかけてくれよ。そしたら今日の負けはチャラにしてやるよ」
「うわ!それきつい!不気味ちゃんかわいーけど怖そうだからな!いきなり平手打ち食らったりして」
「てか罰ゲームにしてもキツくね?それ!」
「でもちょっと楽しそうだよな!」
いつのまにか周りの無責任な奴らも乗り始め、結局話はその方向で盛り上がってしまい、そして今に至るわけだ。
俺はちらっと彼女の表情を盗み見た。 里香は俺が話し終えてからというものずっと黙ったまま、表情ひとつ変えずこちらを見つめている。
彼女の長い髪がさらさらと揺れるかすかな音以外何も聞こえてこない。
あー何だよこの緊張感。せめて何か言ってくれよ。
だが里香はきつく口元を引き締めたままひたすら黙っている。
お、怒っているのか?ならそう言ってくれた方が楽なんだが…。
少し離れた席では杉山たちがニヤニヤしながらこちらを見ている。
くそ―!覚えてろよ。今度はぜってー勝ってほえ面かかせてやっから…
「…いいよ」
…ん、今何か聞こえたような…、
「いいよ、いつやる?打ち合わせ」
里香は相変わらず淡々とした表情でそうつぶやく。
…あ、いいんですか。
「じゃ…!、じゃあ、明日、放課後、教室で…」
「…わかった」
里香は小声でそうつぶやくとすたすたと去っていった。
俺はその後ろ姿を呆然と見送りながら思った。
何だ?何か知らんが明日本当に打ち合わせすることになったみたいだぞ。
遠くの席で杉山たちが少し驚いているのが見える。
まあ、いいか。
…とりあえず、すっげえ疲れたんですが。
440 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 22:53:30 ID:1YupdOt+
―里香side―
…はあ、びっくりした。まさか龍也君に話しかけられるなんて…。
…私、変な顔してなかったかな?大丈夫だったかな?
無表情のまま教室から廊下へ出ると、いまだにドキドキしている胸を抑えつつ、私はゆっくり息をはいた。
…龍也君と、話ししちゃった…。なんだか夢みたい。
私は動揺を周りに悟られないように気をつけながらも、頬が緩んでいくのを止められずにいた。
―みんなは私のことを怖がっているみたいだけど、本当の私は、すごく臆病で、弱虫だ。
そんな性格のせいで私は昔からよくいじめられた。
転校が多かったせいもあってか、私は新しい学校に移るたびに、いじめの標的になった。
みんなとうまくなじめずに浮いている私は、格好のいじめの対象だったのだ。 もちろん最初のうちは私も私なりに努力した。
無理やり明るい笑顔を振りまき、地方に転校した時はみんなの会話についていくために方言も覚えた。
私なりに必死だった。
けれど転校した先のクラスで、必ず私はそのクラスのリーダー格の女の子に目を付けられた。
私はいつも仲間外れにされ、いじめられた。
友達だと思っていた子でさえ、私がそのリーダー格の子に目を付けられたのを知ると、自然と私から離れていった。
常に転校生である私は、どこにいってもクラスの中の異物に過ぎず、教室という檻の中の秩序を保つための贖罪の山羊にすぎなかった。
クラスのみんなは私をひたすらいじめ続けた。
まるでそうすることでクラスの絆を強めようとするかのように。
だが転校のたび、そんなことを繰り返すうちに、いつの間にか、私もひとつの処世術を身につけていた。
絶対に人に弱みを見せないこと。
人に自分の心を開かないこと。
無表情で高圧的に周りと接すること。
そうしていればみんな、私を怖がって遠巻きにするようになるということを私は知った。
怖がられたり、遠巻きにされるのは本当はいやだったけれど、それでもいじめられるよりはましだった。
私は無表情という仮面を身につけることで何とか教室という檻の中で生きていけるようになった。
その習慣はこの学校に来てからも変わらなかった。
高校は一年の一学期からずっとこの学校だったから私はもう「転校生」ではなかった。
それでも私はうまく人に心を開くことができなくなっていた。
うかつに心を開いて誰かに傷つけられるのが怖かった。
書くなら書くでメモ帳にでも一度したためて推敲してから一気に投下しろって言う
龍也sideは読んでて何か緊張した
>>441に加えて
・MAIL欄に『sage』と記入
・一区切り終わったらその旨宣言
が出来れば上々かな
投下そのものは大歓迎なので、続きも(続くよね?)待ってますよー
そして一週間が過ぎた
そんな私にとって龍也くんは憧れの存在だった。
彼はクラスの人気者で、彼の周りにはいつも人の輪が出来ていた。
明るいし、誰にでも優しいし、お調子者に見えて、意外に男らしいところもある。
クラスの女子の間でも龍也くんの人気は高かった。
私は、ひそかに龍也くんみたいな人になりたいと思っていた。
あんな風に、誰からでも愛されるような人に。
だから、平井さん、と名前を呼ばれたときは、びっくりして心臓が止まりそうになった。
―…私に話しかけてくれてる?!龍也くんが!?な、なんでっ!?何で私なんかに…!?―
心の中では軽くパニックを起こしつつも、私はいつもの無表情のまま振り返った。
本当はうれしかった。すごく、すごくうれしかった。
でも長い間、感情を押し殺したまま生きることに慣れてしまっていたせいか、私は感情を表情に表すことが不得手になっていたのだ。
私は深くため息をついた。
―きっと嫌われただろうな…。あんな顔してたら。せっかく話出来たのに…―
そもそも何で私なんかに話しかけてくれたんだろう?
高校一年で同じクラスになってから高校二年生の三学期になる今まで、一度も話なんてしたこと
なかったのに。
でも、と私は思った。とにかく明日また龍也くんと話せるんだ。
―約束、したんだからね―
私はほころびそうになる頬を引き締めながら、走り出したくなる気持ちを必死で抑えていた。
―思えば誰かと約束をしたのなんて久しぶりのような気がした。
以上です。駄文でした。続きはまた書きます。
448 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:01:51 ID:RiXfT9ti
―龍也side―
「うーす! 杉山」 翌日いつも通り杉山に軽く蹴りを入れながら挨拶すると、杉山はニヤっと笑いながら言った。
「おう!これはこれは今日の放課後、不気味ちゃんとデートの予定の龍也くんじゃないっすか!」
「ばーか!ネタだろ!あんなの。不気味ちゃんだってもう覚えてねぇよ!」
「まあ、そうだろうけどな!でも放課後待ってたらどうする?」
「いねえって!千円賭けてもいいぜ!」
「そのまえに麻雀の金返せ」
「…すまん」
そんなバカな会話を交わしたきり、俺はすっかりその約束を忘れていた。
その約束を思い出したのは、放課後、杉山たちとスタバでさんざんバカ話をした後、帰宅の途につこうとしたころだっした。
―そういえば…、でもまさか、いねぇよなあ―
そう思いながら俺は念のため学校に向けてチャリを走らせた。
消灯後の学校はすでに薄暗く、人の気配はない。
さて、帰るか、と思いながらも念のため教室を覗くと…
―嘘だろ―
そこには不気味ちゃんがいた。
空調の切れた教室が寒いのか、マフラーを巻いたままの姿で、誰もいない教室の中、里香は自分の席に座り、じっと前を見つめている。
顔は相変わらずの無表情。
ほの暗い教室の闇の中で白く美しい顔だけがぼんやり浮いている。
―…怖い、マジで怖いんですが―
身じろぎひとつしない彼女の血の気の少なそうな顔は、夜の闇にまぎれると、すでにちょっとしたホラーだ。
―まさか待ってるなんてなあ。―
俺は見なかったことにして帰ろうかと思った。
―里香side―
時計を見る。
19時10分前。
遅いな、と私は思った。部活か、何かの用なのかな?それとも、と私は思った。
―じ、冗談だったのかな?―
私は頭をふってその考えを否定した。そんなわけない。龍也くんがそんな悪ふざけをするとは思いたくなかった。
でも…。
もう一度時計をみる。
19時5分前。
19時になったら帰ろう。
私は白い息を大きくひとつついた。
―龍也side―
時計を見る。
19時5分前。
一体いつから待ってるんだろう。
ていうか俺の冗談をホントに真に受けてるなんて思わなかったし。
さっきから無表情のまま首を振ったり、大きく白い息を吐きながらため息をついたりしているのを見ると、随分長いこと待ってたんだろう。
悪いことしたな。
冗談だったって謝ろう。
そう思いながら俺は教室の扉を開けた。
その瞬間、びくっ、と体をそびやかして里香がこちらを見る。
一瞬、うれしそうな顔をした…、ように見えたが、気のせいだったらしい。
里香は相変わらずの能面のような無表情だった。だが、一方でどこかほっとしたような表情にも見えた。
「わるい、ちょっとしたやぼ用が入ってさ…」
そう言いながら里香の前の机に座った瞬間、里香は俺の袖の裾をきゅっ、と握ってうつむきながら呟いた。
「…よかった。来てくれて」
以上です。
>>44 ご指摘ありがとうございます。こういうとこに書き込むの初めてなので。
続きはまた時間ができたら書きます
GJ
良かったよ
>>452 GJ!
2人の心情の違いが上手く書かれてて、臨場感があった
これからどうムフフになるのか楽しみだぜ!b
>>455もわざわざ乙
ー龍也sideー
「え!?ち、ちょっと!」
俺は突然引かれた袖の強さに驚いて少し後ずさった。
「あ!…ご、ごめんなさい!」
自分の大胆な行動に気づいた里香は、そう言って、ぱっ、と袖を離すと無表情なままさらにうつむく。
そのリアクションは意外なくらい可愛らしかった。
ー不気味ちゃんて見た目怖いけど、意外と普通の子なんだなー
俺はそう思った。
不気味ちゃんのいつもの冷たい態度は、ー何のためかはわからないけどー、つまり一種のポーズで、本当の彼女はむしろ普通の女の子より繊細で、か細いんじゃないか。
そんな気がした。「…来ないかと思ったから」
彼女はうつむいたまま続けた。
「また、からかわれたのかと思ったから」
また?
その言葉の意味が、俺にはわからなかった。
ー里香sideー
ー中学の頃、少し気になっていた男の子から、放課後、呼び出されたことがあった。
私はドキドキしながら体育館の裏でその人のことを待っていた。
遅いな、と思いながらも、それからさらにしばらく待っていると、突然、物陰からたくさんのクラスメートが現れて、私を指差ししながら一斉に笑いはじめた。
からかわれたのに気づいたのはしばらくしてからだった。
哀しいことに私が気になっていたその人も、私を指差す輪の中に入っていた。
みんなグルだったのだ。
ーもう二度と、誰も信用しないー
私はその時、固く心に誓った。
信じたら、人は必ず裏切るんだ、それからの私はずっとそう思って生きてきた。
ー龍也sideー
「…でも、来てくれたから」
里香はそう呟くと再び僕の袖に手を伸ばし、袖を握った。
今度は離さなかった。
「…今度は、来てくれたから」
僕の右手を両手で包み込むように握り締め、里香は僕をじっと見た。
ー…何か、冗談でした、何て言える雰囲気じゃなくなっちまったなあー
俺が頬を軽く掻きながら、何を言うべきか言い澱んでいると、里香は俺の目からふたたび目をそらしながら尋ねた。
「ねぇ、何で私を呼び出したの?」
「え?」
「お化け屋敷のお化け役の打ち合わせなんてただの口実でしょ?ねぇ、何でなの?
ずっと気になってたの。そのことが」
ーいや、罰ゲームでさー
何て言えるわけないだろ、この雰囲気で。
俺は思いつくままに話しはじめた。
「そ、それは、ほら、ひ、平井さん、か、かわいーからさ!」
「え…?」
「そ、そう!それで話してみてぇな、って、ずっと思っったんだよ!それでさ!そう!うん…」
俺は一気にそうまくし立てると、ちらと里香の顔を見た。
薄暗い教室の中にいてもはっきりわかるくらい、里香の顔は赤くなっていた。
ー里香sideー
ーか、かか、かわいいっ?!今かわいいって言ったよねっ!?龍也くんが、私を?!ー
私は混乱した頭で、必死で考えをまとめようとする。
…ホントは少し期待していた。そうであればいいな、と。
でも信じられなかった。私は不気味ちゃんだ。みんなから怖がられている、女の子だ。
…またからかわれているのかな?
一瞬、そんな考えが頭に浮かぶ。
私はすぐ首をふる。そんなはずない。龍也くんがそんな人のはず…。
ーそうだ。ためしてみればいいんだ…ー
その時の私はたしかに少し変だった。
いつもの私からは考えられないくらい大胆な行動に、私は出た。
私は龍也くんの方に顔を向け、唇を軽く閉じると、龍也くんの方にそっと差し出した。
以上です。感想書いてくれた方ありがとうございます。エロ少ないですがもう少し続きます。
GJ
老婆の孤独死
GOODJOB
続き待ってるよ
ー龍也sideー
…美少女が、目の前で、唇を軽く突き出して、目を閉じている…。
…って、おいっ!ちょ、ちょっと待てっ!
何だこのシチュエーションはっ!!なっ、何が起きてるんだ、今っ!
お、落ち着けっ、俺っ!!考えろっ!考えるんだっ!
このシチュエーションが意味するものは何だっ!?
彼女のこの行動が意味するものとはっ!?
1…急に目の中にゴミが入った。
2…急に猛烈に眠くなった。
3…キスがしたい。
…無理だっ!ギャグに逃げても全然無理だっ!
つか3番しかありえねーだろっ!このシチュエーションじゃ!!
ど、どうした?!不気味ちゃん!
君はそんなキャラじゃないだろっ!
頼む!正気に戻れっ!戻ってくれっ!不気味ちゃんっ!!
だが精一杯、その華奢な体を揺さぶるつもりで彼女の肩に触れた瞬間、俺は気づいた。
彼女の体が、小刻みに震えていることに。
よく見ると軽く閉じられた彼女の瞼も、唇も、小刻みに痙攣を繰り返している。
それが緊張のためだということくらいは、いくら鈍い俺でもすぐにわかった。
相変わらず表情は読みとりづらいが、長いまつげを小刻みに震わせながら、彼女は必死な様子で俺に向かって唇を差し出している。
それを見ているうちに何だか急に愛おしさが体の底から湧いてきた。
…ええい!ここまでさせて女の子に恥をかかせる気かっ!俺っ!
昔の人はいいことを言ってるぞ!
とにかく今はその言葉に従うんだ!いいな俺っ!
俺は彼女の小さな唇に唇を重ねながら、その素晴らしい格言を思い出していた。曰わくー
ー据え膳食わぬは男の恥ー
ー里香sideー
男の子の汗の野性的な匂いが、間近にせまってくる。
次の瞬間、唇に、温かい感触が広がった。
その瞬間、沸騰しそうなほど興奮した頭の片隅で、私が感じたのは、ほかでもない安堵だった。
今度は拒絶されなかった。
騙されたんじゃなかった。
嘘じゃなかった。
私は泣きそうなほどうれしかった。
好きな人に受け入れられたのは、はじめてだったから。
好きな人から裏切られなかったのは、はじめてだったから。
私はそのことをたしかめたくて、さらに深く唇をからはじめた。
続きはまた
書き方がノベルゲー
それ同感
内容は良いんだがこう細かく投下されると
いい所で終わり過ぎて待つのがキツイな
作者さん、時間が掛かってもいいので
一気に投下してください