スタジオジブリ作品でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
落ちてたので
2名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 03:42:56 ID:LH7ji2Yv
落ちなくてもぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 05:32:56 ID:kXCDs9cK
> 落ちてたので


需要ありますか?何度目?
スレッド作るなら自分でまず二次小説書かないとね
4名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 12:43:37 ID:kXCDs9cK
いい忘れてた
即死判定で保守らないとすぐ落ちる仕様だったかな
5名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 14:28:11 ID:sGCxnh6D
そこには彼女の髪の色と同じ仄かな森に囲まれた、穢れを知らぬ谷が
ぴったりと佇んでいた
興奮に包まれたアスベルの翳が、ナウシカの白い肌を覆った
どくん!どくん!という熱い戦慄きが彼女の股間に接して伝わる

「いよいよ・・」

風の谷の姫は目を瞑った

一陣の風が白い砂を舞い上げる
攻撃色に染まったアスベルの股間の王蟲は一挙に、ナウシカの未開の谷を
踏み躙った!

「は!ぁう!!・・ぐぅ!」

拳を握り締め、上に乗ったアスベルを吹き飛ばさんばかりに身を反らすナウシカ
しかしアスベルも負けてはいない
がたがたと震える彼女の拳を掌で包み込むと、彼の熱い戦慄きは谷を奥深く、
宮のほとりまで道を拓いた

「ふぅ・・ うぅ・・」

同時に声を発する若者達
ペジテと風の谷はここに契りを完成させた
二人の番い目より、確かにペジテの王子が風の谷の姫を、どの国よりも先んじて
割った証が砂の上に鮮やかな染みを作っていた
6名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 14:42:27 ID:sGCxnh6D
このパターンで需要あるなら上の文含めてきちんと一本の作品にするど
7名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:50:14 ID:nYjS1L5S
いいんじゃなーい?
8名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:35:11 ID:v2Vwcktn
おっしゃ!
がんばってみるよ
9即死防止:2008/06/19(木) 01:52:07 ID:v2Vwcktn
ナウシカは絶対処女!
10即死防止:2008/06/19(木) 01:53:51 ID:v2Vwcktn
クシャナは・・ 原作では政略結婚してるから非処女かな?
11即死防止:2008/06/19(木) 01:55:13 ID:v2Vwcktn
映画しか見てないけど、今さっきまで原作を解説してるサイト見てた
12即死防止:2008/06/19(木) 01:56:18 ID:v2Vwcktn
アスベルは結局ケチャとかいうのとくっつくようだね
13即死防止:2008/06/19(木) 01:57:41 ID:v2Vwcktn
セルムというのにナウシカは求婚されるようだな
14即死防止:2008/06/19(木) 02:02:29 ID:v2Vwcktn
巨人兵大活躍のようだな、映画じゃ酷い扱いだったが
15即死防止:2008/06/19(木) 02:04:47 ID:v2Vwcktn
ナウシカ何気に巨乳だよね
16即死防止:2008/06/19(木) 02:05:46 ID:v2Vwcktn
ナウシカのヌードシーンがあったのだとか
どこかに転がって無いかな・・
17即死防止:2008/06/19(木) 02:08:23 ID:v2Vwcktn
クシャナは原作では五体満足ぽいね
18即死防止:2008/06/19(木) 02:14:56 ID:v2Vwcktn
ナウシカの父親は原作では自然死なのか
映画でもそれでいけばよかったような気がするのだが
19即死防止:2008/06/19(木) 02:16:29 ID:v2Vwcktn
ナウシカの主題歌は映画の何処にも流れない
製作背景を伺わせるね
20名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 02:19:06 ID:v2Vwcktn
これくらいやっときゃ大丈夫かな
当方遅筆なのと、過疎ってる状況から判断して保守いたしました
失礼をば
21名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 04:42:15 ID:45rI0lX8
いつか書ければ
22名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:22:51 ID:7cSOAzaH
hosyu
23名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:37:18 ID:TPJSM1PJ
あげ
24名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:40:53 ID:9qdHlIly
マジ頼むぜ

もののけ姫とかマジで頼む
25名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:23:22 ID:U4djIpta
書くのに役立ちそうなサイト発見したんで貼っとく
ttp://www.geocities.jp/ohmu2rko/index.html
26名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 12:19:40 ID:NnKhuDSV
ナウシカは処女くさいけどクシャナは絶対やってる
27名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 23:03:49 ID:2I05asGz
hしゅ
28名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 23:37:06 ID:U4djIpta
ナウシカの映画初めて見たときはクシャナなんか全然興味出なかったけどな
今は・・・
何時の間にか俺の方が年上
ナウシカよりむしろ可愛く見えるよ、ツンデレっぽいところが
29名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 10:01:33 ID:HwmzbmGb
「ちょっ! ちょっと・・だめ! テト!・・ じっとしてなきゃ!
 そんな!・・ いくら舐めたって・・乳なんて出ないから・・」

「あっはは! やめて! おへそ・・くすぐったいてば!」

「あ? テト! それ以上、下いっちゃだめ・・・ あう!!

 くぅ!・・ 気流が読めなく・・ どこか、着陸できる場所・・は!

 テ!・・テト! いや! だめったら・・ このままじゃ・・漏れ・・あ!
 ふぅ・・・」
30名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:37:10 ID:71iKhg5H
イイヨイイヨー!

と触発されてちょっと書いてみて自分の文才のなさに絶望した
31名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 23:55:35 ID:j4OlsPn+
hosyu
32名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 01:43:41 ID:JX8oGD+T
母親の体に溜まった毒を引き受けてナウシカの兄ちゃん姉ちゃん計10人は
死んじまって、末っ子のナウシカだけ育ったってか
女はガキ産むと体の毒が薄れていくわけだねこの世界は
33エボシ御前が華麗に保守:2008/06/25(水) 17:38:09 ID:9oE7QF0x
今宵、我が火処に火を灯そうと欲する者はおらぬのか?
34>5です:2008/06/28(土) 11:13:12 ID:45pPKpDF
ナウシカ×アスベル(和姦15レス)漸くですが投下しますよ
>5の綴りはほとんど跡形ありません

映画のエンディングシーン中アスベルとユパが旅立って行くのを
ナウシカが見送るシーンがありますが、
王蟲の大群が去ってからそこまでの間に起きた出来事を想定したものです
35ナウシカ×アスベル-1 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:14:37 ID:45pPKpDF
王蟲の群れが去って2週間、風の谷に新たな問題が浮かび上がっていた
移住して来たペジテの民との住民同士の軋轢である
当然であった、彼等は蟲を使って谷を滅ぼそうとしたのだから
森が焼失したことについてさえ、遠因を求めれば彼等にたどり着く

普段は表面的には両民は平静であるが、何らかの些細なトラブルがあると
谷の住民が彼等を責める状況へと発展してしまう
事件の興奮が冷めていくにつれ、そういう場面が増えていった

ペジテの人々に返す言葉は無い
そんな彼等に追い打つように谷の民の罵声が響く
今日も風の谷の姫の眼下でその光景が繰り広げられていた
大風車の回る音に負けない男らの大声、声の中身までは確認出来ないが
相当辛辣な言葉をペジテの数人の男に浴びせ掛けてるのが彼等の様子から
窺い知れた

「やれやれ・・ しょうがないのぉ・・」

溜息をつく城オジ、ミトの隣で、姫はぐっと手を握り締めていた

((このままじゃいけない・・))



率先して植林作業に勤しむアスベル
彼も又、あの日以来鬱々とした日々を送っていた
王子である彼は、ペジテの他の者以上に谷の者達に迷惑をかけた責任を
強く感じていた

「アスベル、精が出るわね」

振り向くと青い衣装と短い髪が風になびいていた

「やあ・・ 気が付かなかった」
「すごい汗、少し休んだほうがいいわ」

ナウシカは何時でも笑顔で振舞ってくれる
かえってそれが彼の胸を締め付けることになっていた
彼女の眼をまともに見返すことすらしない

「ナウシカ・・ いや、なんでもない」

何かを言いかけてすぐにやめ、横を向いてしまうアスベル
あの時以来この調子だ
自分を高らかに抱え上げ、共に喜び合ったあの笑顔はあれっきりと
なっていた

「アスベル 実はね・・」
「え?・・ 僕が? 君と?・・」

横を向いた彼の顔がしっかりと彼女のほうを向き直す
久しぶりに二人の目があった
36ナウシカ×アスベル-2 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:16:48 ID:45pPKpDF
ガンシップに数日分の食料諸々が積み込まれた
ナウシカが腐海の底の調査に赴くのである、アスベルを伴って

「それでは、ユパ様、ババ様、大オジ、行って参ります」

飛び立って行くガンシップ
前の席で固まったように操縦桿を握るペジテの王子と、
後部席からにこやかに手を振る風の谷の姫
城外の人々も作業の手を止めて見上げていた
勿論、見送る大半の大人達に姫の真意はわかっていた

「ふぅ、姫様のやることは・・ 相変わらず大胆じゃて」
「・・行ってしもうたのぉ 青き衣の乙女もこれで見納めじゃな」
「何やら、嬉しそうだな ババ」
「フッ・・ そう見えるかの? フッフッ・・」

城の屋上からユパ達は小さくなって行くガンシップを見送り続けた



腐海の底

テントの設営を終えたアスベルは、何やら夢中で拾い集めたり
調べ回っているナウシカをぼんやりと眺めている

「ほら、だめ!テト 邪魔しないでったら」

周りをウロチョロして、主人の手の中の見慣れない物に好奇心満々の
キツネリスを上手く身を捩ってかわす彼女もまた、活き活きとした表情を
浮かべていた

「彼女もキツネリスと変わらないな・・」

そんな彼の脳裏に彼女と歳も同じ、背格好もよく似た一人の少女が
想い浮かんでいた
いや、今まで一時も忘れたことはない・・・双子の妹のラステル

「・・ラステル、僕はつくづく駄目な人間だよ」

最愛の妹・・ しかし彼はそれを守り抜くことが出来なかった

 ・・・私が逃げれば、民が皆殺しにされます・・・

トルメキアから彼女を人質に差し出すよう要請され、
アスベルが二人で逃亡しようと持ちかけた、その時の答えであった

 ・・・大丈夫、私は大丈夫だから、アスベルは母さん達を守って・・・

王族としての決心を兄に促す彼女にアスベルはそれ以上何も言うことが
出来なかった
37ナウシカ×アスベル-3 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:20:26 ID:45pPKpDF
「ラステルが! ラステルの乗った船が!・・・ 墜落炎上だと!!」

街を占拠しているトルメキア兵どもの会話を耳にしたアスベル

 ・・・大丈夫・・生きてさえいれば、必ず会える・・必ず・・・

妹の別れ際の言葉が、その顔とともにゆらゆらと頭の中で燃え落ちた
堪えきれない怒りが体の奥底から噴出する
外部の無関係な人間までも焼き尽くさんほどに・・

蟲の群れを使ってでも遮る者を踏み潰し、どれほど犠牲が出ようが
巨神兵を必ず取り戻す
こんな案を容易に受け入れてしまうに充分な心境に陥っていた
この時の彼の感情は怒りに我を忘れた王蟲と何ら変わらなかったのだ

「・・・結局、僕は何だったんだ」

あれからこれまでの一連の出来事を振り返る
手が空くと、いつも考え始めてしまうことだ
人一倍仕事に精を出していたのは、これが嫌だからというのも理由の
一つであり、さらに自己嫌悪を助長させることにもなっていた

何も守れず、無意味な消耗ばかり引き起こし、挙句現実から目を反らす
アスベルはいつしか頭を抱え込んでいた


・・どれだけ時間が経ったであろう
はっ!と我に返るアスベル、辺りを見回す
ナウシカの姿も声も見当らない

「ナウシカ・・ ナウシカ! ナウシカーーー!!」

慌てて立ち上がるアスベル
ざー・・・ 腐海の根の天井から砂が零れ落ちる

「ナウシカ・・ ここにいたのかい・・」

砂の上に仰向けに寝転ぶ彼女、初めてここで出逢った時の様
ナウシカはうっすらと閉じていた目を開けた

「・・ちょっとウトウトしちゃった」

アスベルはその傍らに腰掛ける

「確かにここは、妙に眠気を誘うよね」
「あなたも居眠りしてるみたいだったから」
「え? はは・・、居眠りなんかじゃなかったけどね」
「アスベル、私はただペジテの人も谷の人も仲良くしてほしいだけなの」
「・・ナウシカ」
「立場が逆なら私達も同じことをしたかもしれない
 それなのに、結果だけ見て相手を一方的に責めるなんて」
「仕方が無いよ、人間だから・・
 特に今は大変で、どうしてもぎくしゃくしてしまう
 心配しなくとも僕等さえ我慢すれば・・・」
「だめ!」

ナウシカが大きく目を開けた
38ナウシカ×アスベル-4 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:22:48 ID:45pPKpDF
「それじゃ駄目なの、アスベル 時間が無いのよ」
「はは・・ 何だか、意味がわからないな」

再び目を細めるナウシカ

「私にもよくわからない でも予感がするの
 今はほんの序章で、これからもっと大変なことが起こる」
「・・・それで、僕等が諍ってる場合じゃないってことかい
 で今回、君は僕をここへ誘って・・・」
「そう、 ぺジテと谷の男女は手を携えないといけない
 私達がその最初の見本になるの」

ざーー・・ 天井からまた砂が零れ落ちる

「ナウシカ、君は相変わらず不思議な人だな
 でも、君が言うならあながち的外れとも思えないかな」
「あなたが初めてよアスベル、そんなふうに言うのは
 ユパ様にさえ苦笑されたから」

ナウシカがふふ・・と微笑んだ、アスベルはドキリと肩を竦めた
同時に彼女のサインを読み取った
だらりと脱力して体を完全に投げ出していた、あの日の妹のように・・

「ナウシカ のこのこ誘われるまま来てしまって何だけど
 僕には君には手を出せない」
「君自身自覚があるかどうかはわからないけど、風の谷のナウシカは
 もはやあそこにいる人達にとって単なる姫じゃないんだよ
 僕みたいな中途半端な男が手を出すべきじゃない」

しばしの沈黙、ふっ・・とナウシカの上体が起き上がる
ゆっくりと顔をアスベルのほうに向ける
うっすらと微笑を浮かべながら意思の固い眼の表情

「時間が無いのよアスベル・・」

にじり寄るナウシカ、後ずさるアスベル

「だめだ よせよナウシカ・・ 今日の君はどうかしてるぞ・・」
「ババ様に約束したの 必ず次の姫か王子を連れ帰るって・・」

その時・・
ザザァーーー!! 大量の砂が天井から二人の頭目掛けて崩れ落ちて来た

「うわ!」

揃って砂塗れになる二人
39ナウシカ×アスベル-5 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:25:49 ID:45pPKpDF
ぷぅ! 二人して口に入った砂を吹き出す

「ふふ・・アスベル おもしろい顔」
「君こそ・・ 美人が台無しだ」

お互いの顔を見合わせようやく同時に笑顔が浮かぶ

「ごめん・・ アスベル、無理やりはいけないよね」
「はは・・ まだドキドキしてるよ 君は何にでも大胆過ぎる」
「うん、ババ様に教わって・・
 男性は少し押せばすぐにその気になるって
 興奮させるのは蟲より簡単だって聞いてたから・・
 全然、そうじゃないのね」
「・・・蟲より・・・
 まあ、時によりけりかな」
「服の中まで砂だらけ 川へ水を浴びにいかない?」
「う・・ うん、そうだな
 それじゃ、ナウシカ先に・・・」
「アスベルが先に浴びて来て、私は服を洗っておくから」


川にのんびりと浸かるアスベル
さらさらとせせらぎを聞きながら、先ほどの冷や汗と張り付いた砂を
流し落とす

「・・・ナウシカ・・
 もし君が谷の人の言う”青き衣”とやらの姫なんかじゃ
 なかったら・・」
「いや、あの時・・ ここで初めて会ったあの日
 さっきみたいな真似されてたら・・」
「馬鹿だな
 有り得ないことを考えたって仕方ないじゃないか」

アスベルは苦笑した

「何とか彼女を説得して明日は谷に帰ろう
 谷の人々に潔白を証明する為の言い訳を
 今夜中に考えておかないと」

その時、ぱしゃ・・という音が背後からせせらぎを遮った
アスベルは恐る恐る後ろを振り向く
そして彼の周囲の時間が一瞬にして停止したのだった

ざーー・・ 天井から零れ落ちた砂が川の水に溶けていく
腐海の根の隙間から差し込む光が水面に乱反射して増幅した輝きによって
作り出された幻影かと一瞬錯覚に陥る

こぼれんばかりのたわわな胸を右の腕で、
頼りなげな腰と青さを残す伸びやかな脚の接する所を左の手で
其々覆った白い裸身が彼の良く知る笑顔を湛えていた

「ナウ・・シカ」

幻などではない、一糸纏わぬナウシカが確かにそこに立っていた
40ナウシカ×アスベル-6 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:28:29 ID:45pPKpDF
瞬きするのも忘れて凝視するアスベル
すると突然、彼女はぴょん!と水の中に頭まで飛び込んだ
ぶくぶく・・と水面に泡が立つ

「ふ!は!・・」

ばしゃ!と顔を上げ、ぶるぶる!と短い髪を振った

「ふぅ! いい気持ち」

面食らうアスベルに、髪から水滴を滴らせながら無邪気に
微笑んで見せるナウシカ
水面の下では彼女の手は、もはやどこも覆っていなかった

「ナウシカ・・ 君は・・」

アスベルもこうなるとただの若い男であった
何時の間にか、その下半身に熱い芯が通り始めていた

「アスベル、隠さなくともいいわ
 私だってもう隠していない」

慌てて手で股間を覆おうとするアスベルに対し
真面目な表情を作るナウシカ

「アスベル・・ 私は姫として、いずれ何処かの誰かと伴侶に
 ならなければならない
 次代の谷を・・ 人々を見守る者を生み育むために」
「ナウシカ・・」
「私はまだ見ぬその人と、この身を預けあう
 そして、その人の子を産む
 それは、どんな人だと思う?」

アスベルの脳裏にむらむらとした感情が芽生えていた
そして、過去に強烈にフラッシュバックを引き起こしていた

 ・・・兄さん、私はトルメキアヘ赴き、そこの誰かの
    伴侶とさせられましょう・・・
 ・・・そして、その人の子を産む
    それは、どんな人だと思う?・・・

あの時、アスベルの中で堪えきれない想いが噴出した

((ラステル・・ 僕は、僕はおまえが・・))

兄の手は妹を床に磔にし、そして服のボタンを外しにかかっていた
そして、兄としての威厳も説得力も全て失った
その三日後、妹はトルメキアヘ旅立って行った・・・


「ナウシカ・・・」

アスベルはナウシカに惹き寄せられていく
瞬く間に二人の距離は縮まり、彼の手が水面から辛うじて覗く
細い肩に触れた
41ナウシカ×アスベル-7 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:32:00 ID:45pPKpDF
「ナウシカ・・ 僕は、僕は君が・・
 誰かにそんなことをされるのを想像したくない」

先ほど迫られた時も、あそこで砂が降って来なかったら
彼はもはや理性を保つことは出来なかったであろう
彼女が一歩引いたことにより、安堵と共に後悔の念をも生じさせていた
そして今、彼の中でギリギリ保たれていたものはぷっつりと切れようと
していた

ナウシカの表情が再び崩れ、笑顔となった
アスベルにとって、真剣な顔より手強い彼女の笑顔
まるで心の中を何もかも見透かされるような・・・ いや、それでも構わない
もう自分に嘘をつくのは限界が来ていた

「先ほど言った、私とババ様との約束
 果たしてくれる気になった?アスベル」
「ナウシカ・・・」
「あなたは卑下しすぎ 私は神様でも何でもない
 今回は偶々私のしたことが皆の役に立っただけ
 誰だって過ちも起こせば、人の役に立てることだってある」

ナウシカの肩に触れてるアスベルの手にそっと白い指がかかる

「アスベル、あなたはどう?
 ぺジテと風の谷の絆を固める為の役には立てない?」
「ナウシカ」
「抱き上げて、アスベル
 ・・王蟲達を森に帰らせて、喜びあったあの時みたいに」

アスベルはごくりと唾を呑むと、ナウシカの背と膝の裏に手を潜り込ませ
そのまま、ゆっくりと立ち上がる
流れ落ちる水の中から、いよいよ眩しいほど白く輝く産まれたままの
ナウシカの姿が彼の網膜に広がった

「この体が・・ あれだけのことを・・」
((ナウシカ・・ いい匂いがする・・ これが君の香り))

彼女の数々の行ないが思い浮かび、記憶の中のナウシカが次々目の前の
芳香を放つ裸身と置き換わって行く
アスベルはナウシカを腕にしっかりと抱えたまま川から上がり
そのままテントに入り、大きな布でずぶ濡れの彼女を包み込んだ

「フフ、アスベル・・ 子供に戻った感じ」

拭うのに使ってる柔らかい布より、さらに柔らかいナウシカの素肌
彼女は弾けるように流れ落ちる水滴を布先が掬うのを見つめながら、
くすぐったげに笑う

「・・・こんな子供は、どこにもいないよ」

彼女の胸を眺めながらこぼすアスベル
少女らしい危うげな体の線の中で何故かその部分だけは
アンバランスなほど豊かに実りをつけていた
42ナウシカ×アスベル-8 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:36:22 ID:45pPKpDF
布を纏った手が二つの膨らみをやんわりと覆う
掌に布越しに彼女の温もりと心臓の音が伝わる

「・・なんて・・温かさ・・」

撫ぜるように拭うアスベルの指は、しだいにナウシカの豊かさの中へ
のめり込んで行った

「ん・・ アスベル・・」

篭った息がナウシカの口から漏れる
何時の間にかアスベルの手は布の中でナウシカの乳房を色々の形に
揉みくちゃにしていた

「あ、ごめん」

慌てて布を持った手を退けるアスベルの眼下に彼女の髪と同じ色の
仄かな茂みに囲まれた、穢れを知らぬ畔がひっそりと佇んでいた

アスベルはそっと布を丸めた指で撫ぜてみる、チラリと彼女の顔を確認する
秘所を男性に触れさせているというのに、のんびりと目を瞑って
気持ち良さげにリラックスしている

「ナウシカ・・ 君は、その・・ 初めてなんだよね?」

アスベルは思わず尋ねてしまった
ナウシカは安らかな顔をしたまま答える

「心配しないで、 ババ様に色々教わってきたから・・」

どこかずれてる姫君に、今度はアスベルがくく・・と笑った

「お尻、拭くよ」

ナウシカは躊躇することなくごろりと横を向く
きゅっと締まった十六娘の丸い尻をアスベルは拭い捲くった、
その割目までも手を這わせて

((ふふ・・ ナウシカのお尻・・ かわいいな))

尻をしつこく撫ぜられて、さすがにナウシカは身を捩るようにして腰が逃げる
しかしアスベルの手は追いかける

「アスベル・・ そこはもういいから」
「ごめん、もう少し・・・ じっとしててくれる」

仕方なく大人しくなった尻は尚もアスベルの手の中で揺れる
そして布の先は次第に太ももの間をくぐって前へ回り込んで行くのであった

普段タイツで隠れたかもしかのような活発な足がアスベルの手の中で
拭き摩られていた
きっと谷の多くの男たちがメーヴェで軽快に飛ぶ、タイツの下を想像してたに
違いない
今、アスベルはそれを鼻息のかかるほどの近さで拝んでいた
すべすべとした生足の触り心地に思わず涎が垂れ落ちそうになるのを堪える
43ナウシカ×アスベル-9 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:39:32 ID:45pPKpDF
「アスベル・・くすぐったい」

荒くなる一方の彼の鼻息に白いおみ脚が逃げ出す

「それから・・ そこ・・ 何時まで・・ 触り続けてるの・・」

ナウシカの生脚を撫で回しているのはアスベルの片方の手だけであった
もう一方の手は、彼女の股の間にあった
アスベルが耳元で囁く

「大ババさんに教わらなかったかい?
 ここは大切だから、もっと解さなきゃ」

アスベルの指の動きがより積極的になる

「あ・・ そんな・・ むずむずしてくる・・」

ナウシカの顔に生涯で初めての表情が浮かんで来ていた

「ふぅ・・ん そこを摘まれると・・おかしな・・気分」

短い髪が小刻みに震えながら、微かに艶のかかった息を吐く
湿度を観察する為、アスベルの頭がナウシカの股の間を潜った

「え・・・」

股間に異様な感触を受け、瞼を開けゆっくり顔を向けるナウシカ
そこには自分の股に咥え付くアスベルの頭があった

「!!・・ いや!」

それまでの大人しくしていたのが嘘のように
反射的に飛び跳ねるナウシカ

「ナウシカ・・」
「ごめんなさい・・ びっくりしちゃって・・ でも、そこを・・・
 舐めるのは・・やめて・・ 汚いから・・」

アスベルは黙ってナウシカの体に取り付く

「まだ湿度が足りないんだ・・ナウシカ
 それに全然汚くない 僕は君のどんな場所も汚いなんて思わない」

アスベルは再びナウシカの柔らかい丘にとりついた

「う! うぅ!・・ アス・・ベル・・」
((んぐ・・ んちゃ・・ ナウシカ・・
  僕はもう・・どうにも・・ならない))

アスベルは滲み始めたナウシカを存分に啜った

「ふ! あぁ!ぅ・・」

ナウシカは甲高い声を上げて頭を振った
そうしてる間にも、徐々に風の谷の姫の未開の畔は潤んでいくのであった
44ナウシカ×アスベル-10 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:44:26 ID:45pPKpDF
興奮に包まれたアスベルの翳が、ナウシカの白い肌を覆った
白い足が大きく広げられ、握り締めたものが宛がわれる
自身の股の様子を眺めるナウシカ

「アスベル ・・まるで怒った王蟲そっくり」
「ナウシカ・・ あんまり冷静なんで驚くよ・・
 あいつの時は・・」

言いかけて、慌てて口を噤むアスベル
風の谷の姫は、ふふ・・と微笑んだだけで、すぅ・・と目を瞑った
ぺジテの王子はかえってどきりとした

ドサー!・・ 腐海の天井から零れ落ちた砂がテントの屋根を揺らす
身を預けあうように向かいあう二つの若い肉体
どくん・・どくん・・という熱い戦慄きが処女の口から伝わる

((・・アスベル、すごい鼓動・・))
((・・ナウシカ、 もう我慢できない・・))

一瞬呼吸が止まる
次の瞬間、熱した固い鼓動は畔を割って内側に踏み入ってきた

「は!ぁう!!」

身を裂かれるような衝撃が脳天まで駆け
上に乗った侵入者を吹き飛ばさんばかりに身を反らすナウシカ
しかしアスベルも負けてはいない
爪先まで反った彼女の脚を掴んで折り曲げ、
更に腰を沈めて純潔の砦を突き破った

「・・ぐ!・・ぅぅ!」

ナウシカの破瓜の悲痛も省みず、アスベルの攻撃色を帯びた王蟲は
前人未踏の隘路をその太さに穿ち、根元まで埋め尽くした
ナウシカの無垢の内側にアスベルが己の棲処を切り拓いたのだ
風の谷とペジテの結合がここに為された

「ふぅ・・ うぅ・・」

噛み合う熱脈を互いに感じながら、同時に溜息を着くナウシカとアスベル
二人のつがい目より、確かにペジテの王子が
風の谷の姫の乙女を散らした証が砂の上に鮮やかな紅い染みを作っていた

「ナウシカ・・ ごめん・・痛かった・・かい?」
「ふふ・・ 少・・・し・・」

ナウシカは涙を滲ませながらも、しっかりとアスベルにしがみつき
辛うじて笑顔を作ってみせる

「アス・・ベル
 今の・・心地は 如何な・・もの?」

震える唇が尋ねる

「最高だ・・ 言葉が・・見つからないほど・・」
((・・・なんて、いじらしんだ・・
  僕は・・ 僕は・・ このナウシカと・・ ナウシカと・・ 遂に!))

アスベルは動き出さずにおれなかった
45ナウシカ×アスベル-11 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:47:59 ID:45pPKpDF
「う! いた! あ!・・」

ずり上がる風の谷の姫をぺジテの王子の腰はかつてない力を帯びて
追いかけテントの端まで追い詰めた

「つかまえた・・ つかまえたぞ・・ それ! そら!」
「ひ! いたぃ! あう! あぐ!・・」

がっしりとアスベルに占拠され、想いを施されるナウシカ

「はぁ! ははぁ! ナウ! ナウシカ!
 始めて! 見たときから! 気に!・・なってた!
 もう! 離れない! もお! 離さない!」
「う! うぅ! 耐えなきゃ・・ 谷の・・ため! ぺジ・・テのため!
 耐え・・なきゃ! あぁ! ああぁ・・・」

始めての異性との抱擁に歯を食い縛って耐えるナウシカの初々しい身に
アスベルは益々いきり立ち、熱い想いを主張する

「う! く! ナウシ!・・カ! ・・こしが!・・とまら! ・・ないよ!」
「うあ! あわ! 父さま! ユパさま! ババさま! ミトぉ!・・」

愛欲を直にぶつけるだけの未熟な性の営み
互いにしがみつき、噴出す汗でぐしょぐしょになりながら
無我夢中で肉体を鬩ぎ合わせる
そんな中、重なり合う本能が無意識に呼びかけあった

 ・・・ナウシカ  注ぎたい 全て  君に 注ぎたい・・・
 ・・・注いで  構わず  全て  注いで  アスベル・・・

アスベルはナウシカを猛然と突き上げた
喘ぎ疲れ、眼をかっと見開いたまま一撃ごとに歯を鳴らす彼女の中で
彼はぐんぐん欲情を膨らませていく

「う!!ぐぅ・・・」

低い唸り声とともに、ナウシカの中で絶頂を迎えるアスベル

「あ・・・」

白熱した動きが止まり、安堵したナウシカの涙で歪んだ瞳に、
恍惚として緩んだアスベルの顔が映る
深々と嵌り込んだ太い戦慄きが、彼女の胎の奥底をとても熱いもので
充たしていく

「ふぁ・・ あす・・ べる・・」

ナウシカは、彼の達成感に綻んだ表情を見つめながら、
穢れなかったその身を染めた感触だけが残っていくのを感じ取っていた
46ナウシカ×アスベル-12 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:50:05 ID:45pPKpDF
「・・・まだ零れてくる」

変わり果てた自分の股を、目を白黒させて眺めるナウシカ
体の奥から垂れ零れる、白く濁った粘液を指で掬った

「・・まるで腐海の粘糸そっくり」

ひとしきり指で弄んだあと、ちろりと舐めてみた

「・・・不思議な味」
「よく平気で舐めれるね・・」
「あら、アスベルだって、私のここをさんざん舐めていたじゃない」
「ああ・・ まあ、確かに・・・」

ナウシカは自分の腹に手を当てて目を瞑った

「・・ここに、アスベルがいっぱい・・
 今ぺジテと風の谷の血が混ざり合ってる
 やがてそれが生命になる・・・」
「ナウシカ・・」

ナウシカの目から行為中に滲ませたのと違う種類の温かい涙が
一筋頬を伝った

「アスベル」
「何? ナウシカ」
「ババ様がいってたの 伴侶となったものは証の接吻というものを
 かわすのだって」
「・・・そういえば、まだだったね」

二人の鼻の頭が接し合う、ナウシカの頬が紅く染まった

「変だな君は、
 営みでは平然としてたのに、今ごろ紅くなるなんてさ」
「だって、こんなに至近距離で見詰め合うなんて・・・
 ・・あ・・・」

性急にアスベルに唇を重ねられるナウシカ
こうして、ナウシカの朗らかな声を発する可憐な口もアスベルの
ものとなった

((ラステル・・ すまない・・ 僕は・・別の女性を・・
  風の谷のナウシカを愛してしまった・・ 許せ!))

アスベルの舌がナウシカの舌を絡め取った

「ん・・ アス・・ベル・・」

甘い息をアスベルの口の中に吹き込むナウシカ
アスベルはひたすらナウシカの頬と髪を撫でていた

「アスベル・・・ また大きく・・ また、営みをしたい?」

こっくりと頷くアスベル
ナウシカは抱き上げられ川へ連れて行かれた
抱き合ったまま水の中へ身を沈めていく二人、
そのまま性愛の淀みに溺れ、彼等の周りの水温だけ沸き立つのであった
47ナウシカ×アスベル-13 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:53:08 ID:45pPKpDF
数日が経過した
場所を点々と移動しながら、見慣れない植物の実や種を集めて回る
次来た時観察し易いよう、一箇所に纏めて植え付ける

「どんな実が綯るか楽しみ♪」

作業が一段落すると川で肌についた砂を落とす

「それじゃ、今度は私がアスベルを拭いてあげる」
「え? いいよ、自分で拭くから・・」
「いいから、任せて」

初めて身を交わしたあの時から、あたかも神話上の原初の男女のように
ずっと二人は裸で過ごしていた
さんざん水浴びして川から上がって来た二人
結局、横に寝かせられナウシカに体を拭われるアスベル

「・・君には敵わないな」
「ウフフ・・  あなたの王蟲・・かわいい子」
「ん? あ! そこは自分で!・・」
「いいの 私にやらせて・・
 あなただって、さんざん私のここを拭っていたじゃない」
「うう!・・ くぅ・・」

ナウシカに扱かれるアスベル

「ホラ・・ だんだん怒り蟲になってきた」
「はは・・ そりゃ、そんなふうにされたら誰だって・・・」

あくまでやめようとしないナウシカの腰にアスベルの手が伸びる

「すごい・・ もうぐっしょりじゃないか」
「・・自分でも、触ってたから・・」
「君は、回を重ねるごとに淫らになっていくな」
「嫌だ、そんな言い方・・
 体は嘘をつかないもの ただそれだけ・・・」
 
ぽっ、と頬を染めながらも、自分から腰を悩ましげに捻って挑発するナウシカに
いよいよアスベルの心と芯が攻撃色に染まる

少年の浅黒い肌は誘われるままに少女の白い肌に重ねられる
少女はしなやかな脚を開いて、少年の腰を迎え入れる
アスベルはナウシカを勢いよく侵した

腐海の奥で一対の雌雄と化した十六歳の肉体
一人前に交わりの悦びを知ったその物足りない部分に生温かい質感を得て、
ほぅ・・と同時に深い溜息を漏らす
それも束の間、繋がった腰は躍動を始め、性急に愛欲を貪り出すのであった
48ナウシカ×アスベル-14 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 11:56:28 ID:45pPKpDF
ギイィィ!!!

テトが歯軋りしてアスベルを威嚇する

「あ・・ あ・・ テト、大・・丈夫・・
 私・・ 苛められてる・・ ワケジャ・・ 無い・・から」
「ふぅ・・ ふぅ・・ すっかり・・ 嫌われたな 僕は・・」

砂の上で互いの肌を波打たせる二人
アスベルはナウシカの身体を味わいつつ、その揺れる胸の中央までも
口で啄ばんだ

「あ! アスベル・・・」
「くふ・・ テトにもっと・・嫉妬させてやろうと思って・・
 ここは今まで、彼の占有席だったからね・・・」

アスベルの悪戯な口はナウシカの薄桃色の頂上をその周囲毎含み込み
舐めずる音を立て始めた

ギギギイイイイイ!!!
「う! あ!・・ 感・・じる・・」

猛烈な歯軋りを立てるテトの傍らでナウシカは胸を漁られる甘美な
感触に思わず乳首に吸い付いたアスベルの頭を自ら腕を回して
むっちりとそのたわわな母性の海に埋め込んでしまった

「ウ! プゥ!・・」

ナウシカの胸の谷間に囚われたアスベル、
弾性に富んだ二つの巨大な柔肉の海嘯に外気を遮断され
彼女の芳香と温もりの渦に包まれて溺れて行く

((・・ムフゥ・・ナウ・・ヒ・・ファ・・))

アスベルの頭に響くナウシカの心臓の音が次第に遠のいていく
一方、繋がった腰はナウシカの尻がもう一つの海嘯となって猛然と振り立て
入り込んでいるアスベル自身を奮い立たせる

「あ!  アス!・・ベル! あぅ! あ!・・」

ナウシカはアスベルを抱き締めていた
母性と儚さを併せ持つ優美な肉体が彼の全てを抱き、烈しく慈しむ

「あ! あ! 私の・・胸の中! 私の・・お腹! アスベルがいる!
 こんなにも! 私の中で・・ 一つになってる!」 

感極まるナウシカの髪と耳飾が舞い飛び、汗の雫を輝かせる
瑞々しい身体に促されるままに、アスベルの脈打ちは絶頂へと導かれる
やがて胸の谷間からくぐもった声が流れた

「ン! ムム・・ぅ・・」

ナウシカの温床にアスベルの精が放出された

「ふぅ・・」

身を震わせながら受け止めるナウシカ 天を仰ぐように虚ろな目を向けた
49ナウシカ×アスベル-15 ◆wZraoCNSHo :2008/06/28(土) 12:01:21 ID:45pPKpDF
「ごめん! ごめんなさい! アスベル!・・
 ふー・・ はー・・」

息の根が止まったアスベルに人工呼吸を行うナウシカ
彼女の胸の中で落ちてしまっていたのだ

「目を・・ 覚まして! お願い!・・だから・・
 ふー・・ はふー・・ 」

ナウシカの口からアスベルの口へ、無我夢中で息吹が吹き込まれる

「ぷ!・・はぁ・・」
「やった! 生き返った・・」

「・・・はぁ テト・・ごめん・・ ぼくが・・まちがって・・た・・」
「よかった! 興奮しすぎちゃって、気が付かなかったの!
 ほんとにごめん!」

うわ言を並べるアスベルにナウシカは抱きついて頬擦りし捲くった
その様子をテトが呆れたように見守っていた




「おお! 姫様達が戻ってこられたぞ!」

ガンシップから元気に降り立つナウシカを城の面々が取り囲む

「皆さん! ただいま戻りました!」
「ナウシカ、おかえり で、首尾はどうじゃったかの?」
「はい、ババ様 彼より・・アスベルより、たくさん想いを頂きました」

そう言いながら自分のお腹を摩ってみせた
おおっ!とどよめく一同

「しかし、全然以前と変わっとりませんな」
「いやいや きちんと変わっておるぞ ふっふ 姫が母親になられる
 また一年死ぬわけにいかんようになったわい」
「アスベル、責任重大だな」
「はい」

ナウシカの後ろから付いて来たアスベルにユパが話し掛ける
まっすぐ見据えるアスベルであった


数日後

二匹のトリウマに跨り旅立って行くユパとアスベルを
メーヴェで見送るナウシカの姿があった
ここに残ることを志望する彼の背を強く押したのは他ならぬ彼女であった

「ナウシカ・・ 傍にいてやれなくて御免・・
 必ず、生まれ来る子の父親として、ふさわしい男になってくる」

互いに手を振り合う二人
次第に遠ざかっていく青い衣を纏った朗らかな笑顔が
髪をなびかせながら何時までも見送り続けていた
50名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 12:02:51 ID:45pPKpDF
以上です
51名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 00:21:48 ID:JoB7D0Hd
ぬるぽ
52名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 23:34:57 ID:0fY6xQXP
ほほう。
53名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 19:37:20 ID:jynBYik0
        /             、、.|^|,..      .:.:.:.:.:.:.:.l
       .{              ヽ== '"     .:.:.:.:.:.:.:l
       .',            , ''- l( ::::))'ヽ  .:.:.:.:.:.:.:.:.:/
        ヽ       o O○ ヽ'''ヽ、_,ノ'''-' ○Oo.:.:.:.:.:/
         ヽ、 ,.- '"      ___,,,,,,..... ュ....,,,,,__.:.:.:.:.:.:,/
          ヽ  ,., ,. -‐,.''"/,..- 彡 '" `ヽ、.,,::'ヽ,j
 ト、         l..-、ウ |-''-‐ ==、''''     -=、-ヽ::l"
 .i::::'ヽ 、   ,. ‐'"::i"l.O.l  "{o:リ`    ,' 〈o:リ ゙://
 .ヽ、 、、ヽ-‐'---、::::l. 'l__,l,,,... - ''゙     ',  `゙.:.:.l,'/
   ヽ ',. i `''i''''':ヽ-‐''"-- l:::::/     . ,'   .:.:|":ヽ
   ./::::ヽ l,..-、::::::/- l,/ ,.l-'、          .:.:/;;::::::',
   .レ/,:::/l,ヽ-' ‐ '-' -‐''0 ヽ ヽ.      =   .:.:イ;;;;;;;:::::'.,
    '.|:::::レ`''ヽ__//::::;;;;;;;;;;;| ヽ' 、     "  /;;;;;;;;;;;::::l:::|
    l::::::::ヽ、_、_、/レ:::::,/:/!  `''ヽ 、,__,/l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|l:j
    ヽミ::,.''゙゙゙ ゙゙゙ ヽ/l/ l        .:.:.:.l‐-.,,,_;;;;;;;l:jリ
      /      | l, ヽヽ、      .:./.:/ /''' ‐-- .,,_
      /    、  'l  ヽ、`ヽ .,____,,...-‐'" ./.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、

私の処女はアスベルなんかにあげないから
54名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:14:16 ID:a74qyJv5
そういや保管庫を忘れてた

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

「アニメの部屋」→「スタジオジブリ作品等の部屋」
55名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 09:39:13 ID:8LsmsjGM
Forbiddenだが
56名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:49:38 ID:EuGL1lTo
もののけ姫のフィルムコミック全四巻が古本屋で400円で仕入れられた
SS書き資料としちゃ充分
57名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 01:33:48 ID:XAlS2uog
もののけ姫久しぶりに見て、
カヤちゃんに幸せになってほしいと思いました。
アシタカもどってやれよおおおおお
58名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:50:31 ID:fcwMZ/K5
アシタカは終始サンとべたべたし過ぎ、挙句カヤが作った御守りあげちゃうし
いくら体の発育サン>>>>>カヤだからってあんまりだわな
59名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 10:21:28 ID:+gF32kLg
過去スレのネ申作品、アシタカの旅を思い出すな…
途中で終わってしまったのが残念でしょうがない。
60名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 10:04:29 ID:8d+H7PdW
性格面ではカヤ>>>>>>>>>>>サン
あたしは山犬!人間は敵だ!なんてほざいてんだから話にならない
しかしアシタカはサンにハァハァ
もう初対面から始終サンとやりたくてたまんね
てな雰囲気満々だったな

サンは肉の節食量が多い所為か、歳の割には肉付きがいい
お陰でやりたい盛り&巨乳厨のアシタカは一目で悩殺されちまって
カヤのことなんか忘れちまったわけだね


つまり、時空の歪みで突然ナウシカがアシタカの目の前に現れたら、
あっという間にサンはカヤと同じ運命
61名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 04:14:34 ID:a4eWIjqq
保守
62名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 10:26:11 ID:oxj2sUE0
ナウシカ全七巻、本屋に売ってたから買っちまったよ
はたして言われるほどの名作なのかどうか、ようやく確かめられる
あと俺は書き手なのでエロ抜き出し。ボリュームありそうだから愉しみだ
63名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 01:03:44 ID:FFzGQ1l1
読んだ
結局クシャナも処女据置か
読む前の予備知識でナムリスと結婚なんてなってたから済印かと思ってたが

もう何回か読む
一度じゃどうも全体の流れがよく把握出来ん
だが朧ながら見えてるぞ、エロが・・・
64名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 16:25:42 ID:RXtlPV8S
もののけはサンとアシタカのいちゃいちゃっぷりがいいな
隣で寝てる時と抱き合う所でニヤニヤした
65名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 13:21:34 ID:USw8JcqV
圧縮に備えよ!
一日一回保守体勢!
66名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 13:26:09 ID:smQf06IO
67名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 17:44:01 ID:oHX7piDS
お?
68名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 01:50:27 ID:bFjRHAVW
何でホタルすぐ死んでしまうん
69名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 15:05:23 ID:IagZGjAM
保守!
70名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 01:54:06 ID:bfIii2QB
ぷろとんび〜む
71名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 01:04:53 ID:jEbt3Wdl
凄まじいスレッド数だ!
腐海に呑み込まれてしまう!
72名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 02:55:42 ID:797CxNHJ
サンは魅力的だが、相手がアシタカか犬くらいしか思い付かんのがあかん
今一、びびっと閃きませんな
73名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 03:06:59 ID:DxSOP8vn
あい
74名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:21:19 ID:5DeyNm3T
>>72
アシタカで充分じゃないか
二人は個人的にはジブリで一番セックスの匂いがする
75名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 10:06:34 ID:SIlPqByQ
>>74
俺もそんなイメージ
くっついたり抱き合ったりよくするからかな
76名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:05:14 ID:9mOGdo5+
おめえら、その熱い想いを垂れ流せ
77名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:17:47 ID:JfDFJ3rI
人間の性交の仕方がよくわからず、アシタカに色々弄られて混乱するサンが見たいです
バック→最終的には騎乗位で頼む
78名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:50:28 ID:QannIv1t
ポニョは?
79名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 04:14:18 ID:/PacLvf+
やっぱさつきだ
80名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 01:17:54 ID:1yC/hUMQ
アシタカも童貞なんじゃないか
知らない者同士で格闘になりそうだな

深夜の山奥、洞窟の中
挿入失敗、アシタカを跳ね飛ばして壁に寄り添って身を固くするサン
ふー・・ ふー・・
双方、息は荒い

「や・・ やめろ!アシタカ・・ もお・・もお、いい 
 帰れ!」
「・・・エボシ殿にやっと暇を頂いて来たのだ
 今夜を逃しといつ会えるかわからぬ」
「く! 来るな! それ以上近づくと・・ あ!」

蹴りをかわしたアシタカの手が再びサンの両足首を捕らえた

「はなせ! はなせええ!!」
「く! じたばた・・ するでない・・
 某はもお・・後戻り出来ぬ」
81名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 01:48:22 ID:pDSlePlJ
なんというレイプw
だがそれがいい
82名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 08:25:19 ID:zPd5AF7/
>>80
個人的にはアシタカは経験ありと思っているけど



それ読みてええええええええええ
83名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 22:20:09 ID:NPMxDXXR
IDの変わらぬうちに書いておく
>80使っちゃってかまわんから誰か続き書きなしゃれ

某、忙しすぎてとても纏まった文章創作してる暇がありませぬ
8480:2008/07/25(金) 22:22:42 ID:NPMxDXXR
あれ?!うち一日固定IDなのに、変わっちゃってるじゃないか!
なんでだ

85名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 01:25:52 ID:Sn9wW69l
ジブリコンビは基本ピュアな気持ちでみれるけどもののけだけは別
正直サンの口移しには興奮した
アシタカの腕がピクってなるのもなんかエロい
アシタカがサンを抱きしめる前の動きもなんかエロい
結論としてアシタカはエロい


>>80
つづきまだ〜??
86名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 01:51:04 ID:YDPLM6Ks
サンとアシタカの格闘セックス!!!読みたすぎるwwwwwww
87名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 02:00:19 ID:ZLSkbOMI
「この娘、私が貰いうける!」のアシタカもエロい
サンの抱え方がお姫さま抱っことかじゃない辺り、最高にマニアック


てことで誰か>>80ネタで書いてくれ
88名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 01:16:53 ID:S/10XiqJ
「この役はどうするかって話で、千尋の声をやってもらった柊留美ちゃん。
彼女が良いんじゃないかっつって。で、来てもらったんすねぇ。
彼女随分女らしくなって。当日まで役柄を教えてなかったんで
ビックリしてましたよ。子持ちのママさんすからねぇ。
不安そうな彼女に宮さんが言ったんすねぇ」



「戻って来た宮さんの頬を見たら、吾朗君の描いたハイタカみたいでしたよ」

椅子にあぐらを書いた白髪髭の小男は下品な笑いをした。
89名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 13:02:27 ID:Kanll/66
洞窟でサンの寝顔を見つめるアシタカもエロい
というか二人で並んで寝てる絵がエロい
首を返すときさりげなくサンの胸とか腰に腕を回すのもエロい
その後草むらで抱き合って寝てるのが最高にエロい

サンなんか、もう抱かれてもいいーーー!!って顔に見えるけどw

アシタカがこん睡状態で、下の世話とかもしていたであろうサンの奮闘が見たいw
90名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:54:40 ID:2QnfRKiN
投下。
阿呆みたいに長いですがご容赦。

ネタを提供してくれた>>80に感謝。
91名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:55:10 ID:2QnfRKiN
「ふぅ…」

カンカンと照りつける太陽の下、アシタカは畑仕事に精を出している。

「今日も暑いな…」

手ぬぐいで汗をぬぐう。もう旅装束を着てはいない。
むき出しの二の腕から先には、もうタタリのアザはかすかに跡を残しているだけだ。

「アシタカさまー!」

村の方から一人の女性が走り寄ってくる。

「おトキさんか。」
「はい、お弁当とお水だよ!」
「いつもありがとう。」
「あれ?うちの幸六は?」
「ああ、幸六なら…」

アシタカは木陰で居眠りをしている幸六を指差した。
それを見てトキは眉根をしかめた。

「ったくもう!アシタカさまばっかり働かせて…こら幸六!!」
「…ふが?…うわぁ、お、おトキ!?か、堪忍!」
「牛の世話もほったらかしで何してんだいこの石潰し!」
「ははは…おトキさん、許してやってくれ。まだ怪我が辛かろう。」
「甘やかさないで下さい!大飯は食らうくせに、なーにが怪我なもんですか!」
「お、おトキぃ…堪忍してくれよぉ…」
「ダメだね、あんたの分の弁当は没収!牛にでもくれてやるさ!」
「そんなぁ…」
「ははは…」

タタラ場が崩壊してから、この地ではエボシを筆頭に戦とは縁遠い村づくりを目指していた。
タタリから開放されたアシタカもまたこの地で暮らしている。
シシ神騒動の際、石火矢衆も地走りは元より、男衆もタタラ場を守っていた女衆も
その数を減らしてしまっていた。人手はいくらあっても足りない。
悲しい出来事だったし、取り返せない過ちではあったが立ち止まるべきではない。
アシタカは村の再興のためにこの地に残るためにしたのだ。
そして何より…

「さて幸六、ここは任せたぞ。」
「へいダンナ!いってらっしゃいやし!」
「あれ、アシタカさま?」
「ああ、いいからいいから。ダンナ、ごゆっくりー!」

トキはせっかく弁当を持ってきたのに、とアシタカの背を見送った。
何故だろうと考えていたが、思い出した。

「ああそっか、今日は…」
「他人の恋路を邪魔する奴は、って言うだろ?」
「だったらなんでアンタが居眠りしててアシタカさまだけ働かしてんのさ!
 仕事代わってさしあげるくらいしないか、この宿六!」
「ヒィ!か、勘弁…!」
92名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:55:36 ID:2QnfRKiN
アシタカは慣れた足取りで森の中を歩いていく。
件の騒動の際、森の多くの木々から生命は失われ枯れ果てたかと思われたが
シシ神の命を分け与えられ、徐々にそれを取り戻してきている。

コロコロコロ…

「コダマか。今日も邪魔するぞ。」

森の精霊であるコダマの姿も徐々に戻りつつあるようだ。
自然と共に生き、先の騒動において森を守るために戦った彼に対して
森は優しく迎え入れる。
人々も今は山や森を切り崩すことなく、共存していこうと考えているようだ。
いつかは森と人が争うことなく、平和な村が出来上がると良いな。
アシタカはそう考えている。そしてそれはきっとエボシも同じはずだった。
そして…

サラサラ…

水音が聞こえてくる。
いつぞやのあの泉…シシ神の池だ。
チャプ、と水が弾ける音がした。
アシタカはそちらに足を向ける。


「…シシ神さま…」

そこにいたのは、森で唯一アシタカと心通わせた少女、サンであった。
サンは一糸まとわぬ姿を惜しげもなく晒し、腰まで水に浸かっている。
それに気づかず、アシタカは歩を進めた。

「…サン、ここにいるのか?」
「…!あ、アシタカ!?」

バシャ、と水が奔る。とっさに身を翻し振り返ったサンとアシタカの目が合った。

「あ…」
「あ…」

木の陰から現れたアシタカの眼前には、水に濡れ、木漏れ日にきらめくサンの白い肌があった。
二人はそのまま固まってしまう。
髪から垂れた水がピチャン、と水面に落ちた。

「す、すまない!」

アシタカは顔を逸らし、木の陰に戻った。

「…」

サンはそれに答えず、水中に立ち尽くしたままだった。

ぴちゃん。

93名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:55:57 ID:2QnfRKiN
「…」

水から上がり、服を着たサンは何も言わずにねぐらへの道を歩いている。
アシタカには声をかけない。
相当に怒っているのだろうか、アシタカもまた声をかけることもできず後ろを付いていく。
木々の合間を抜け、岩場に出る。
高台にある洞窟、そこがサンのねぐらだった。

ねぐらに入ると、サンは壁に背を向けてあぐらをかいてしまった。
いまだ一言も発さない。
せっかく十日に一度の逢瀬だと言うのに、下手を打ってしまった。
アシタカは後悔しながらサンに語りかける。

「サン…すまない。本当に、わざとじゃ…」
「…見たのか?」

背を向けたままサンは言う。
嘘はつけない。

「…すまない。」

あの池の水はとても澄んでいたが、木漏れ日が反射していたため、下半身は見えなかった。
見えたのは年相応に成長した、白い胸と…
だが実際のところ、そんなことはアシタカは考えてはいなかった。
ただただ混乱し、まじまじと見ることは叶わなかったが、もとよりそういうことにはあまり興味は無い。
サンは徐々に口を開いた。

「山犬の裸など、見ても面白くないだろうに。」
「サン…」
「それはもういいんだ。水浴びなら、いくらでも見せてやる。」

確かにサンはそういうところに疎い。
山犬として育てられたために、俗世の感覚からかけ離れているところがあった。
ならば、今怒っているのは何故だろうか、とアシタカは考えて思い当たった。
あの池は…

「…シシ神、か…」
「…そうだ。あそこにいると、またシシ神さまが来るような…
 シシ神さまを感じられるような、気がするんだ。」

サンはいまだシシ神を慕っている。
たとえ錯乱したシシ神に呪いを受け、命を奪われかけようとも。
そのシシ神にとって大事な場所であるあそこで、自らをさらす事でシシ神を思い出し、感じていたのだろう。
とすれば、邪魔をしたことは本当に悪いことをした、とアシタカは思う。

「…すまなかった。」
「…いいさ。もう、怒ってない。」

クル、と座ったままでサンは振り向いた。
良かった、いつものサンの笑顔だ。
胸元には玉の小刀が揺れている。

「今日は、長くいれるのか?」
「ああ、仕事はひと段落したからね。」
94名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:56:21 ID:2QnfRKiN
アシタカがこの地に残ったもう一つであり、最大の理由はこれだった。
森の近くに住めば、いつでもサンと会える。
願わくばサンと共に暮らしたかったが、それは叶わない。
せめて十日に一度でもこうして会えるなら、それで十分だった。
そうしてサンとアシタカはお互いに話をする。
村で何があったか、森の木々がどうなったか、獣たちは戻ってきたか、何を食べたか…
共通の話題も、くだらないことも、何でも話し合った。
そうすることで、お互いの存在を確認しあってきたのだ。
だが、アシタカは妙に思った。なにやらサンに元気が無い。
それに気になることはもう一つ。

「そういえば、山犬たちは?」
「…今は、いない。」
「いない?」

おかしな話だ。あの二匹はモロがいなくなってからというもの、それまで以上に
サンを大切にし、付かず離れず暮らしていたはずだ。
初めの頃などはアシタカが来るたびに警戒し、うなり声をあげたこともあっただろうに。

「サン…何かあったのか?」
「…」
「サン、教えてくれ。」

悲しげに眉尾を下げ、目を逸らすサンの顔がアシタカの胸に刺さった。
アシタカはサンの肩を掴み、サンの目を見据える。

「…盛りだ…」
「盛り?」
「あの子たちはオスだから…子供を作りたいんだって…」

盛り、発情期か。
なるほど、獣である山犬ならば当然あるだろう。

「それで何故、ここを出て行く?」
「…わたしがいるからだ。」
「何故サンがいると?」

そこまで聞いて、アシタカの鼻を甘い匂いがついた。
良い匂いだ、そのときは単にそう思った。

「…サン…」
「…この間、下の子がわたしを押し倒した。いつもみたいにじゃれあってるんだと思って…」
「…」
「でも、違った。…すごく興奮してて……大きくなってたんだ…」
「サン…」
「…上の子が、すぐ止めたからそれで終わったけど…
 しばらくの間は一緒にいられないって…わたしを、襲ってしまうからって…!」
95名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:56:44 ID:2QnfRKiN
ぽろぽろとサンは大粒の涙をこぼす。
兄弟のように育った山犬に襲われたことが悲しいのだろうか。
離れなくてはならなかったのが悲しいのだろうか。
しかし、サンの口から出たのはそのどれとも違った。

「わたしは山犬だ!山犬が山犬の子を産んでなにが悪いんだ!」
「サン…」
「わたしと子を作りたいならそう言えばいいだろう!
 母さまもいない!もう山犬のメスはいないんだ!わたしが産まなきゃ、山犬は…!」

髪を振り乱してうなだれるサンから放たれる甘い匂いがますます強くなった。
それにより、アシタカは確信した。
単に発情期だからあの二匹は出て行ったのでは無い。
山犬として育てられたサンもまた、同調するように体の準備が出来たのだろう。
この甘いメスの匂いが、二匹を狂わせてしまうからだ。
実際には山犬の子を産むなどできはしない。
それに、山犬の生殖器がどういうものかアシタカは知らないが、
サンを背に乗せて走ることのできるあの二匹とサンでは、体の大きさが違いすぎる。
きっと、サンの体が壊れてしまう。
サンは人間なのだから。
だが、今はそれを口にしない。
それを今言えば、サンはますます興奮してしまうだろう。
山犬として育ち、山犬の家族として愛されながら、決して山犬になりきれない。
サンは今、家族に捨てられたような、山犬ではないと言われたような気持ちなのだろう。
誰よりも強く、凛々しい少女の体がかつてなく小さく思えた。
アシタカはただ涙を流すサンの肩を抱きしめていた。
96名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:57:07 ID:2QnfRKiN
やがて、夜の帳が下りた。

「…夜に、なっちゃったな。」

もう獣たちの姿はほとんど失われたとは言え、夜の森を歩くのは危険だ。

「泊まっていけ。」

アシタカはサンの申し出をありがたく受けることにした。


更に夜が更ける。
岩場を煌々と照らす満月が紺色の空に上がる。
毛皮にくるまって寝ていたアシタカは、チリン、というかすかな音を聞き目を覚ます。

「…サン…?」

横で寝ていたはずのサンの姿が無い。
先ほどの弱弱しい姿を思い出し、ふと不安になる。
サンの姿を求め、洞窟の中を見渡すがやはりサンの姿は無かった。

チリン…

先ほどと同じ音が洞窟の外から聞こえた。
サンは外にいるのだろうか。アシタカは洞窟の外に出る。


月明かりが眩しいほどに降り注いでいる。
岩場は銀色に染まった荒野のように見えた。

チリン…

音は頭上から聞こえてくる。
洞窟の天井を作っている大岩の上からだ。
アシタカはそちらへ向けて岩を登っていく。


結論から言えば、サンはそこにいた。
だが、アシタカは目を疑った。

「ふ、ぅ…っ…ん…ぅ…」

クチュ、クチュ…シュル、チュプ…

サンは月明かりを一身に受けながら、銀色の丘の上で自らの股間に指をやっていた。
身を震わせるたびに胸元の小刀が揺れ、音を鳴らす。
アシタカは声を出せずにそれを見つめる。サンはアシタカに気づいてはいない。

「んっ…んぅ…くぅ…」

ぴちゃぴちゃ、と水音が響く。
ちりんちりん、と石音が混じる。
ハッハッ、と吐息が荒く、早くなっていく。
97名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:57:37 ID:2QnfRKiN
サンが今何をしているのか、アシタカは知っている。
だが、驚きを隠せない。サンはそういうこととは無縁だと思っていたし
そういうことを想像したことも無かった。
昼間、サンが何度も子を作る、と連呼していたことが思い出される。
子を作るのであれば、避けられないことがある。
そういうことをサンで想像することはしなかったし、したくはなかった。
アシタカにとってサンは何よりも大事なものであり、強く、美しくあって欲しかった。
そのサンが自慰にふけっている。
アシタカはその様を見つめ続ける。股間が硬く膨らんでいることにも気づかずに。

「ふ、うぅっ…ん、んくぅ…あ、あぅ…」

サンはアシタカに気づかず、自慰を続けている。
発情期、その言葉がアシタカの脳裏をよぎった。
サンは赤子の頃から山犬として育てられた。
兄弟として育った山犬が発情期なのだとしたら、サンもまた発情期なのでは無いだろうか。
そんな想像がかきたてられるが、すぐに消える。
今、アシタカの頭の中にはサンの姿を見続けることしかない。

「はぅっ…はっ、はっ、はっ、は…!あ、あ…、〜〜〜〜〜〜ッ!!」

ぎゅう、とサンが身を丸める。
腰巻の裾から水滴が飛び、月明かりで銀色に輝き、岩に落ちて染みこんでいく。
服の中から手を抜く。指先は余すところ無くぬめっており、きらきらと輝いている。
サンは指に舌を伸ばす。
ぺちゃ、と指先に付いた汁を舐め取っていく。
伸ばされた濡れた舌の動きから、細められた目の淫らさから目が離せない。
そういう経験があるわけでも無いだろうに、オスを興奮させる仕草だった。
股間で主張するアシタカの男根がギリギリと服に締め上げられて悲鳴を上げる。
身をよじった瞬間、衣擦れの音と共にジャリ、と足音を立ててしまう。

「!?」

サンが振り返った。アシタカと目が合う。
昼間と同じ状況が再現された。
だが、アシタカは今度は隠れる気は無い。
ザ、と岩場へ登っていく。

「あ、アシタカ…見てたのか…?」
「…」

アシタカは答えない。黙々とサンが腰掛けている方へ歩を進めていく。
サンは何をしていたのかを隠すように、そして無言のアシタカから逃げるように身をよじる。

「あ、アシタカ…」

アシタカはなおも答えない。
サンのそばに立つと、アシタカは手を伸ばした。
手はサンの腕を掴む。抱きしめられたときとは違う、遠慮の無い強い力で腕を掴まれ
サンは顔を歪ませる。
そのままサンは腕を引かれ、立ち上がらされる。

「あうっ…」
98名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:57:57 ID:2QnfRKiN
サンはアシタカに手を引かれ、洞窟へと戻る。
月明かりの届かない洞穴の中に入ると、アシタカはサンを寝床へ追いやった。
アシタカの手はなおもサンの腕を掴んでいる。

「アシタカ、痛い!」
「サン…私も、男なのだ…」
「…!?」

バッ、とサンが羽織っていた毛皮を剥ぎ取る。
中にこもっていた甘いメスの匂いが強くなった。

「やめろ、アシタカ!」

暴れるサンの両肩を掴み、寝床へ押し倒す。
乱暴に背中を叩きつけられ、サンの肺から息が押し出される。

「か、はっ…あ、アシタカ…!」

目の焦点が合わず、力の抜けたサンの体から服を剥ぎ取っていく。
動物の毛皮や、人間から奪った布切れでできているだろう服は簡素で、
たやすくサンは肌をはだけさせられてしまう。

「サン…ッ!」

上着を脱がせると、サンの白い肌があらわになった。
山野を駆ける生活を送っていたサンの体は肉付きがよく、それでいて引き締まっている。
ぷるん、と双の乳房が揺れた。
アシタカの目がそれを捕らえたとき、アシタカの動きが止まった。
乳房の先端、小さく尖った乳首に目を奪われる。
その瞬間、サンの手がアシタカの服を掴んだ。

「…!ふっ!」
「っ!?」

サンの手によって服を引かれ、アシタカは引き倒された。
その勢いを殺さず、サンは立ち上がって駆け出す。
だがアシタカはそれを逃さなかった。
アシタカの手がサンの足首を掴んだ。

「あっ!?」

足を掴まれたサンは地にヒザを付く。
アシタカはすぐに起き上がり、背後からサンの腕を掴んだ。
サンがアシタカをにらむ。

「やめろ、アシタカ!」

アシタカは先ほどまでとは違う、冷静な、いつくしむような目でサンの目を見据える。
そして、言った。

「サン…そなたは、美しい…」
「え…」

それ以上何かを言えないように、アシタカはサンの唇を塞いだ。

「ん…っ!」
99名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:58:18 ID:2QnfRKiN
サンの目が驚きに見開かれる。
かみ締められた歯を、アシタカの舌が舐める。
少しずつ、少しずつ、サンの体から力が抜けていく。
サンの目が細くなっていく。
サンの腕を掴んでいるのとは反対の手が、白いわき腹からへそのあたりへと滑っていく。

「んぅ…!」

サンはなおも身をよじる。だがアシタカの力には抵抗できず、
下半身だけがもぞもぞと動くしかできない。
その最中、サンの尻がアシタカの股間の膨らみに押し付けられた。
硬い感触が伝わる。

「…ッ!」

アシタカは口を離す。つぅ、と引かれた糸が月明かりに輝く。

「わかるか、サン…これが、人間なのだ…これが、男なのだ…!」
「あ、アシタカ…」
「サン…そなたも、人間だ…!」
「違う!わたしは山犬だ!」
「あの山犬たちはそうは思っていないから去ったのだ!」
「…!!」

アシタカは普段ならばこのようなサンを傷つけるようなことは言わない。
だが、アシタカにも今は余裕は無かった。

「サン…そなたでは無理なのだ…山犬の子は、そなたには産めない…!」
「嘘だ!わたしは山犬だ!母様の娘だ!」
「サン…」
「わたしが子供だったからだ!あの子達と交われなかったから悪かったんだ!
 だから、だから…!」

だから山犬のモノを受け入れるために、一人あのような行為に走ったとでも言うのだろうか。
それもあるかも知れない。
サンにとって、山犬はたった二人…いや、二匹の家族であり、
自身が山犬であることが自分の証明であったのだ。
だからこそ森のために命を賭けた。これからもきっとそうなのだろう。
どこまでも人間になりきれないこの少女が、今はたまらなく愛おしい。
それはサンの体から漂う、淫らな匂いのせいで無いと言い切れるだろうか。

「サン…!わかってくれ、そなたが人間であると…!」
「黙れ!黙れ黙れ!わたしは山犬だ!」
「サンっ!」
「あっ!?」

再びアシタカはサンを引き倒す。
うつ伏せに押し倒され、起き上がろうともがくサンの背にアシタカがのしかかる。

「やめろ、アシタカ!こんなのダメだ!」
「サン…もう止まらぬのだ!」
「アシタカ!」

サンの体にただひとつ残された衣服である、腰巻に手をかける。
一瞬の躊躇の後に、アシタカの手はそれを一息に剥ぎ取った。

「あっ!?」
100名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:59:23 ID:2QnfRKiN
下履きは履いていなかった。
ふくよかな白い尻があらわにされる。
先ほどの自慰のなごりか、股間から尻の間までは透明な露にまみれていた。
甘い匂いが濃さを増す。アシタカの鼻から脳を突き上げる。
引き下げられた腰巻を、サンのヒザの辺りで腕まくりをするように巻き上げる。
きつく締め上げられた両足は動きを封じられるが、なおも逃げ出そうとサンはもがいている。

「サン…なんと、美しい…」
「や、やめろアシタカ!そんなの、嬉しくない!」

つう、とアシタカの指が丸い尻の表面を滑る。

「ひっ!?」

つつつ…と指は外から内へと滑っていく。
その先に何があるのか、それはサンが一番よく知っていた。

「あ、アシタカ…!」
「サン…ッ!」

つぷ、とアシタカの指が柔らかな膨らみに触れる。
誰も触れた事の無いそこは蜜にまみれていた。

「う、うぁ…!」
「サン…濡れている…」
「や、やめろ…!」

クチュクチュクチュクチュ…!

「うあ、あ、あ、あ、あああーーーーッ!?」

アシタカの指が割れ目に添えられ、蜜をかき混ぜる。
遠慮も気遣いも無い、先ほどサンが自分でしていたのとはかけ離れた愛撫。
サンにとっての不幸は、それを受け入れられるほどに濡れていたことだった。

「や、めろ…あ、した、か…!」
「サン…!こんなにも、熱い…!」

前後に走っていた指の動きが変化する。
突く様に、広げるように、撫でるように。
なんとか逃げようと腰を揺らすが、無為に終わる。
それどころか動くたびに指が強く当たることがサンを苛んだ。

「う、うあ、うあぁ…は、ぅぁ、あぁぁ…あ、あああッ――――!!??」

ぴ、プシャ…

サンの股間から、一筋の水が噴出した。
ひくひくと腰が震えている。
達したのだ、アシタカはそれを目の当たりにして理解した。

「サン…わかるか、これが人間の交わいだ。」
「あああ、あ…」
「山犬の交わいではない。私も…そなたも、人間なのだ…」
101名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 15:59:45 ID:2QnfRKiN
上気した顔を寝床に伏せ、サンは言った。

「う、うるさい!お前なんか大っ嫌いだ!…っ!?」

そこまで口にして、サンはハッとした。
そんなこと、思ってもいなかったのに。
サンは混乱していた。
自分は山犬だ。こいつは人間だ。
わたしのことを、美しいと言う。
わたしのことを、好きだと言う。
わたしのことを、人間だと言う。
わたしは…?

アシタカは顔を伏せたサンの耳元に顔を寄せ、つぶやいた。

「サン…私が嫌いか?」
「…」
「…サン…すまない、ひどいことをした…」

バ、とサンは顔を上げて、アシタカをにらみつけた。
サンの目は涙に潤んでいる。
怒号のごとく、サンはアシタカに怒鳴った。

「うるさい!お前は卑怯だ!」
「サン…」

ぽろぽろと涙を流しながら、サンは怒鳴り続ける。

「わたしは山犬なのに!人間じゃないのに!人間なんてなりたくないのに!」
「…」
「人間なんて嫌いだ!お前なんて嫌いだ!」
「サン…」
「わたしを人間だって言うお前が嫌いだ!わたしの中にずかずか入ってくるお前が嫌いだ!」
「…」
「山犬になれないわたしが嫌いだ!お前が来るのを楽しみにしてるわたしが嫌いだ!」
「…」
「お前が人間の村でどうしてるんだろうっていつも考えてるわたしが嫌いだ!
 お前が来たら何を話そうっていつも考えてるわたしが嫌いだ!
 お前がくれた小刀が手放せないわたしが嫌いだ!」
「…」
「山犬じゃなくて人間だったら、なんて、考えてしまうわたしが嫌いだ!
 おまえに触れられるのが嫌じゃなかったわたしが嫌いだ!」
「…」
「お前のことが嫌いになれないわたしが、いっちばん大っ嫌いだ!!!」

嵐のように怒号を撒き散らした後、再び顔を伏せてはー、はー、と荒い息をする。
うぐ、えぐ、と嗚咽を漏らしている。
アシタカはそっとその肩に手を添えた。
サンの身を起こし、抱きかかえる。
サンはアシタカの肩口に顔を埋めて涙を流す。

「すまない…」
「…お前は、卑怯だ…」
「…」
「…勝手にしろ…」
「サン…」

二人は暗闇の中で口付けを交わした。
102名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:00:05 ID:2QnfRKiN
アシタカもまた裸になり、サンの背後に回る。
手はサンの尻肉を掴む。
柔らかな肉が指の間からはみ出している。

「アシタカ…」
「サン…そなたは、子供では無い。」

それを教える。そうは言わない。口にせずとも、今からそれをサンは知るだろうから。
硬く反り返った男根に手を添えて、サンの股間へと導く。
サンもまた、尻を上げてそれに備える。
覚悟ができていたわけでは無い。人間であることを認めたわけでもない。
後ろからするようにアシタカを導いたのはそのためだ。
するならば、山犬の交わいでしたかった。
それはサンの最後の抵抗だったのかもしれない。

「サン、ゆくぞ…」
「…」

サンは無言で顔を伏せる。
アシタカの男根の先端がサンの膣口に触れる。
静かな洞窟の中にくちゅ、と音がした。
ああ、今から交わうんだ。人間と。アシタカと。サンの心に様々なものが飛び込んでくる。
だが、それらは全て股間から走った激痛によって霧散した。

「ぎっ…い、痛い!アシタカぁ!!」
「サン…耐えろ!」

ぐ、とアシタカが尻を掴み、腰を進める。
硬い男根が少しずつサンの股間に呑み込まれていく、いや、割り入ってくる。

「う、あああーーーーーッ!!!」

身を引き裂かれるような痛みに、サンは手足を振り乱す。
じたばたともがき、何とか逃げ出そうとする。
だが、いまだ足の拘束は解かれていない上に腰を掴まれているのでは
それは叶わない。
少しずつ自分が壊されていくような感覚にただ耐えるしか無かった。

「痛い!アシタカ、やめて!!」
「もう、止められぬ…!もう少しだ!」

ぐぐぐ、と男根の先端、亀頭が埋まっていく。
男根の中で最も太い部分がサンの処女膜を引き裂き、膣へと侵入していく様を
アシタカは罪悪感と共に眺めていた。
サンの顔に目をやれば、涙が頬を伝い、寝床へとポタポタと落ちているのが見えた。
早く済ませなければ、そう思いなおも腰を進める。

グプン…!

やがて、亀頭の全てが膣内へと埋まった。
そこでアシタカは動きを止める。
処女膜の部分には、最も侵入に苦労した雁首よりもやや細い竿が当たっている。
先ほどまでよりも、幾分かは楽なはずだ。
サンを見る。サンは顔を枕に埋めて耳を真っ赤に染めている。
よほど辛いのだろう。プルプルと小刻みに震え、呼吸が浅い。
アシタカはサンの首に手を添える。
ビク、とサンの体が震えた。
103名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:00:29 ID:2QnfRKiN
「サン…大丈夫か?」
「…!」

ゆっくりとサンは顔を上げる。顔が涙に濡れていた。

「お、終わったのか?」
「済まぬ…これからだ。」
「ッ!?」

アシタカは残された部分を全て膣内に埋めんとし、サンの肩を掴み
腰を押し出した。

ズ、グググ…!

「――――――ッ!!」

声にならない絶叫を上げ、サンは目を見開いた。
開いた口がアシタカの手首を噛んだ。

「ぐっ…!」

食い込んだ歯がわずかに皮を破る。
アシタカの手首からは血が数雫滴った。
これでサンが少しでも楽になるならば、とそれを振りほどこうとはしない。
その代わりに、少しでも早く済むようにと腰を進め続ける。

「―――ッ!!―――――ッ!!――ッッッ!!」

獣のように、アシタカの手を加えたまま頭を振り乱す。
あと少し、というところでアシタカは意を決した。
空いた手を腰から離し、下腹を下から抱え上げる。
腰を固定し、一気に残った男根の全てを突き入れた。

ズンッ!!

「―――ッ!!!!カハッ…!!」

サンはこれ以上無いというほどに口を開く。
アシタカの手が開放されると同時に、背後からサンの顔が見えないアシタカの目から
開かれた口の隙間から、犬歯が垣間見えた。
背を反らしたサンの胸元で、小刀が漏れ入ってくる月明かりを反射しキラキラと輝く。
サンは上体を縮めるようにして痛みに耐えている。
数秒の間そうしていたかと思うと、突然糸が切れたようにサンの体が
寝床へと倒れ伏した。
ギチギチと男根を締め付ける膣とは正反対に、全身が脱力している。

「サン、無事か?」
「ぐ、痛い…!壊れそうだ…!」

サンは寝ワラをかみ締めて痛みに耐えている。

「辛いか?山犬とでは、もっと辛いぞ?」
「…」
104名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:00:52 ID:2QnfRKiN
サンもわかっていた。人間としての交わいがこれほど辛いのならば、
あの子達と交わえば、自分は本当に壊れてしまう。
サンは山犬ではない。
身を引き裂かれるような痛みは、サンの心もまた引き裂こうとしている。
アシタカも苦悩していた。
サンを人間としたいのに、それがサンを傷つけてしまう。
そして今、サンが苦しんでいることも、これから苦しむであろうこともわかっているのに
男根に絡みつくヒダの感触は、それを貪れ貪れとアシタカの頭をせかし立てる。
アシタカもまた、まだ年若い少年なのだ。
惚れた相手との交わいで後に引けるほど、年経ても磨れてもいない。

「サン、動くぞ」
「ま、待ってアシタカ、まだ痛い…!」

密着していたアシタカの下腹とサンの尻が離れる。
サンの股間から、アシタカの男根がズズズ、と姿を現してくる。
森を守るためにただ一人戦い続けてきた強く尊い少女が、今自分の下で、自分の手によって
もたらされる苦痛に歯をかみ締めて耐えている。
しかしてそれを拒絶するでもなく、受け入れようと耐えている。
その姿が、引き抜かれていく男根についた破瓜の血が、アシタカの心を責め立てる。
獣になれと。人間という獣になれと。
男根に絡み付いてくる少女の膣ヒダは、入ってくるなと拒んだり、出て行くなと引き止めたり、
まるで人と獣の狭間で揺れるサンの心を表しているようであった。

アゴを上げ、真白い背を反らしてふるふると震えるサンの横顔に顔を近づける。

「サン…」

耳元でつぶやいた。
サンは薄目を開けてアシタカを見る。
どちらからともなく、舌を絡め合わせた。
サンの手がアシタカの頭を抱える。

「アシタカ…怖い、怖い…!」
「大丈夫だ、私がいる」

アシタカの手がむき出しの乳房に触れる。
初めに指が触れたのは、ツンと立った乳首だった。
ピクン、とサンの体が強張った。
サンの目がアシタカを見つめる。
サンは不安そうな顔で、何も言わずアシタカを見つめ続ける。
アシタカもまた、内心では不安でたまらなかった。
だが、今一番辛いのはサンだ。溺れるものを救うには、自分が立っていなくては。
その一心…男としての誇り、とも言えるのかも知れない。
それがアシタカに不安げな顔をさせることも、目を逸らさせることも許さなかった。

目を合わせ、無言のままアシタカは指をふくよかな乳房に走らせる。

「…っ、…、…っぁ…!」

経験の無いサンには、何をされているのかわからない。
胸など、戦いの邪魔でしか無いと思っていたはずなのに、
アシタカに触れられると、そういうのが全部どうでもよくなるような、幸せな気持ちになる。
吐息のかかりそうな距離で、眉尾を下げて不安そうな、すがるような顔をアシタカに向けるサン。
アシタカはそれをまっすぐに受け止め、大丈夫だ、という言葉を目に込めて見つめ返す。
アシタカの指はなおも少女の胸を弄び続ける。
つつつ、と胸と腹の境目をなぞり、先端をくりくりと捏ね、乳房を絞り上げるように揉む。
少しずつ少しずつ、乳首は尖りを増していき、同時にサンの吐息も荒くなっていく。
105名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:01:43 ID:2QnfRKiN
ハッ、ハッ、ハッ…!

アシタカの指が尖りきった先端に触れる。二本の指で挟みこむように、つまむように。
決して圧力をかけず、触れているだけの状態にとどめる。
もう一方の指はすすす、と胸から下腹へと滑っていく。
股間の薄い茂みを越え、その奥にあるもう一つの突起へと迫る。
あとほんの僅か指を進めればそこに触れるだろう、というところで指を止めた。

サンとアシタカの目が合う。
サンの瞳は痛みだけでは無い潤みに濡れていた。
まるで、何かを懇願するような。

「…」
「…」

コクリ、とアシタカが頷いた。
サンが飛びつくようにアシタカの口を塞いだのと、アシタカの指が動きを再開したのは同時だった。

「…!ふ、んむ、むぅ…っ!ん、んっ、んぅ、んっ!!」

互いの唾液を貪るようにすすりあう。
アシタカの口腔にサンの甘い唾液が流し込まれる。
指は硬くしこった乳首と、股間の茂みの更に奥にある突起をつまみ、こねまわす。
キュ、と指が突起を締めるたびにサンの体が跳ねる。
それでもサンは口を離さない。
それどころか、アシタカの頭を抱える腕の力はますます強く、
細い指が首筋につきたてられる。
アシタカには、その痛みすらも心地よく、拒絶するものではなかった。

どれほど互いを貪っただろうか。
やがてアシタカの男根にかすかにぬめりが感じられた。
アシタカは腰を動かしてはいない。
しかしそれが感じられたということは、答えは一つだった。
アシタカは目を開き、サンとの結合部に目をやった。
サンの股間から湧き出た蜜が茂みを伝わり、ポタポタと滴り落ちている。
それだけではない。
硬く痛みに耐えていたサンの腰が、わずかずつ動き始めている。
それは自覚してのことだろうか。
答えは否だ。サンにその余裕は無い。
だが、三つの突起に与えられた刺激によって十分な潤みを得、
膣内を広げたまま動こうとしない男根から刺激を搾り取ろうという本能がそうさせたのだろう。
先ほどまでは痛みに耐えるように、ただただ強く締め上げられていた男根だったが、
今はその締め付けは緩んでいる。
もう痛くは無いのだろう、アシタカはそう考えた。
であれば、することは一つだった。
106名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:02:04 ID:2QnfRKiN
なおもアシタカの口を貪り続けるサンの顔を引き離す。
半開きの口から舌が覗く。
アシタカはサンの顔を見たまま、腰を数回動かしてみる。
決して乱暴にはならず、伺いを立てるように。

「あ…」

アシタカの言わんとするところを理解したサンは、アシタカの首に回していた腕をするりと解いた。

「サン…」
「アシタカ…」

荒い吐息を呑み込んで、サンは微笑んだ。
そして、顔を伏せて小さく頷いた。
それだけで十分だった。

アシタカは体勢を整え、サンの腰を掴む。

「サン、ゆくぞ」

返事は無かった。その代わりなのか、男根を締め付ける膣口がきゅうう、と締め付けを増した。
ぐ、と腰を押し出す。
まだ狭い膣はやはり抵抗は強かったが、それでも最初とは比べ物にならないほど
スムーズに男根を飲み込んでいく。
ずずず、と押し入れていくと、何度かサンの背がピクン、ピクン、と震えた。
アシタカの下腹とサンの尻が触れ、また離れる。
ぐぐぐ、と男根が引き抜かれる。硬く膨れ上がった亀頭がサンの膣内を抉っていく。
ヒダの合間にたまった蜜を巻き込むようにかき出していく。
サンの背はまたもピクンピクンと震える。
フーっ、フーっ、と何かに耐えるような荒い鼻息をかいている。
何に耐えているのだろうか、少なくともそれは痛みにでは無いことはわかった。
一回出し入れするのに数秒、いや十数秒もかかっていた抽送が、徐々に勢いを増していく。
それにつれ、サンの背がじっとりと汗をかいていく。

「サン…サン…っ!」
「……っ!」

アシタカは抽送を続けていた男根を引き抜いた。
つぅ、とサンの蜜が糸を引いた。
アシタカの手が、顔を覆うようにしているサンの手を掴んだ。
ぐい、と両腕を引っ張る。

「うぁっ!?」

サンの手の甲には歯型がついていた。
何かを耐えるように、歯を立てていたのだろう。
だが、それももう叶わない。
腕を引かれ、上体を起こさせられたサンの口を覆うものは何も無い。
アシタカは何をするんだ、と不平を漏らしそうに振り返ったサンに言った。

「聞かせておくれ、サンの声を」

言うや、引き抜いた男根を再度突き入れた。

ズプププ…

「…!ふぁ、ぁぁぁぁ…!!」
107名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:02:25 ID:2QnfRKiN
サンの口から、甘い声が漏れる。
アシタカは先ほどまでよりももっと早く、抽送を繰り返す。
サンの膣から湧き出た蜜に洗われ、男根にこびりついていた破瓜の血はもはや残っていなかった。

ズプッ、ズチュッ、ズチュッ、グププッ、グポ…!

「ふぁっ、あ、うああっ!あ、あぅっ、くぁあっ!!」

漏れ出す声は止まらない。溢れる蜜もまた止まらない。
パン、パンと肉と肉がぶつかり弾ける音が洞窟にこだまする。

「アシタカ、ダメっ!わたし壊れちゃう!わたしがわたしで無くなっちゃう!あ、あああっ!」

絶頂が近いのか、膣の締め付けがきゅうう、と強まった。
アシタカもまた、限界が近かった。

「サン…!私もだ、共にゆこう…ッ!」
「アシタカ!アシタカぁ!!」

それから数度、かつてなく深く、かつてなく強く、アシタカの男根が
サンの膣を抉った。ふるふると痙攣していることが男根を伝わってわかる。
小刻みな震えはやがてギュッ、と強烈な締め付けに変わった。
ほぼ同時に、サンの口から雄たけびが放たれる。

「ォァアアアアアアアアアアアッ!!!」

ギュウウ、と男根を千切るような締め付けの中で、
一瞬遅くアシタカも限界に達した。

その一瞬の中で、アシタカは逡巡した。
このまま出してしまって良いものか、と。
確固たる理由も答えも出なかったが、ためらいはあった。
そのためらいが、アシタカに男根を引き抜くことを選ばせた。

絶頂し、ガクリと頭をうなだれたサンの股間から男根を引き抜いた。
その瞬間、アシタカも達した。
力の入らない全身を、サンの尻の上にのしかからせる。

「うぐ…!」

ビュル、ビュク、ドク…!

「…!?わぷ、あ、アシタカ、やめ…うぶ…!」

男根の先端は、寝床に頭をつけて脱力していたサンの顔に向けられていた。
自然、放たれた精液はサンの顔へ、びちゃびちゃと振りかけられた。
アシタカはそれに気づいていない。
一通り射精を終え、全身から力が抜ける。
サンの腕を掴んでいた手を離し、寝床へと倒れ付した。

「はぁっ…!サン…」

肩で息をするアシタカの横で、絶頂の余韻がまだ消えないだろうサンが
むくりと体を起こした。
アシタカはそこでようやくサンの顔に自らの精液を振りまいてしまったことに気づいた。
108名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:02:46 ID:2QnfRKiN
「!さ、サン…済まない、私は…!」

サンの顔の赤い化粧が、白く濁った精液で乱されている。
ぷるん、と粘り、まぶたに張り付いた精液のために片目を開けないでいる。
アシタカはサンが激怒することを覚悟した。
だが、サンは怒る様子も無く、まぶたの精液を指ですくいとった。
それを眺めて言う。

「アシタカ、これは何だ?」

仰向けになり、虚脱感に襲われているアシタカを見下ろしながら、サンは尋ねた。

「…子種だ。」
「子種…これが…」

サンは指先でふるふると震える精液を口に運んだ。
ちゅぱちゅぱ、と子供がするように精液ごと指をしゃぶる。

「サ、サン…」

顔中に塗りたくられた精液を、すくっては舐め取っていく。
それはアシタカの子種だからなのだろうか、それとも本能なのか、何も考えていないのか…
だが、アシタカにとって自分の体からでた欲望の発露である穢れ、それを
惚れた少女が舐め取っていく様子は、たまらなく興奮させられるものであった。
やがて、全ての精液を飲み終えたサンが言う。

「やっぱり…変な味。」
「…」

アシタカは何も言えない。
サンはアシタカの股間の男根が徐々に硬さを取り戻し、雁首をもたげ始めているのを見た。
そこには、サンの膣から湧き出た蜜がたっぷりと塗られていた。

「…」

無言でサンは体を起こし、拘束されたままの足をひょこひょこと進めながら
アシタカの股間に顔を近づけた。

「さ、サン!?」

サンの手がアシタカの男根を掴んだ。
乱暴ではなく、添えられるような感じだ。
だが、射精直後で敏感になったアシタカの男根はそれでさえも
耐え難い刺激と受け取ってしまう。

サンの口が開かれ、舌が伸ばされる。
赤い舌がサンの蜜でてらてらと光る男根に触れる。

ピチャ…

「サン、よせ!そのようなことせずとも良い…!」
「大事なところだ。綺麗にする。それに、初めてじゃない。」
「なに…?」
109名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:03:18 ID:2QnfRKiN
静止を聞かず、サンはアシタカの男根へ舌を走らせるのを止めない。

ピチャ、ピチャ、ペチャ…

「う、ぐ…」

相手を気持ちよくさせようというのではなく、ただ単純に汚れを落とそうというだけの
舌での愛撫。無骨で他意のないそれはまさしくサンという少女の内面を表したようで
アシタカはそれによって再度欲望を高められていく。
やがて蜜をぬぐい終えたサンが、硬くそびえた男根を見つめて言った。

「綺麗になったな。」
「サン…初めてじゃないとは…?」

サンは屹立した男根を手で握り、ぐにぐにと揉みしだきながら言った。

「お前が倒れていたとき、苦しそうにしていた。ここもすごく大きくなっていたんだ。」

いつぞやの、シシ神に命を助けられたときのことだろうか。
あの時は意識も朦朧としていたために、よく覚えてはいない。

「母さまが教えてくれたんだ。こうやって、悪いものを抜いてやれって。」

シュニ、シュニ、シュニ…

「うう…モロが…?」
「そうだ。人間の男はこういうことがたまにあるって。
 シシ神さまからもらった命が暴れてるんだって。」

亀頭の先端、鈴口から先走りがプクゥ、と玉を作る。
サンはそれを指でぬぐい、潤滑油にするように塗り付けていく。

チュク、チュク、チュク…

「悪いものを何回抜いても治らなかったから、心配した…
 あれは、子種だったんだな。」
「サン…そのときに…?」
「…うん。ちょっと、飲んだ。悪かった。」
「い、いや…」

硬く膨らんだ亀頭をサンは口に含み、舌を走らせる。
指は根元から丹念、と言っていい指使いで男根を擦り上げている。

チュプ、ヌル、ヌルルルル…ジュル、ジュプ…

「う、ううう…さ、サン…!」
「…ぷぁ…わたしにしかできないからって、教えてくれた。
 アシタカ、楽になったか?」

110名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:04:56 ID:2QnfRKiN
どう答えればいいのだろう。
楽になったかどうかと言われれば、答えは否だ。
射精への欲望がさらに高まって、苦しいとさえ言える。
だがそれを説明する自信は無い。
言いよどんでいると、サンは男根から口を離した。

「…ぷぅ。…まだ、出るんだろ?」
「サン…?」

足を拘束していた履物を脱ぎ、ポイと放り捨てる。
サンは脱力したまま仰向けで寝転がり、されるがままになっていたアシタカの
頭上をまたぐ。しっとりと蜜にまみれた股間が眼前を横切った。

「サン、何を?」
「子種を中に出すのが交わいだろう?母さまに教わったんだ。」

たしかに本当の目的はそれだ。
だがアシタカにはその覚悟が薄かった。
だから先ほどはそれをせずに終えようとしたのだが、
この少女はそんなところでもアシタカよりも強い。
もう覚悟ができているというのか、アシタカは自分を恥じた。
サンはアシタカを見下ろし、屹立する男根の上に立った。
腰を下ろしていく。

「今度は…わたしが上だ。いいだろう?」
「サン…」
「見たいんだ、アシタカの顔…」

今度は山犬のするような交わいでは無く、人間のそれを、というのか。
それはサンの心の中の、山犬へのこだわりに何か変化が生じたのだろうか。
思案するアシタカの眼前で、サンの腰が沈んでいく。

つぷ…

「んっ…」

亀頭が粘膜に触れる。先ほどまでの交わいで、サンのそこは十分に準備ができていた。
大股を開き、アシタカの腹に手を置いて少しずつサンは腰を落としていく。

ズプンっ…!

「うぁ…」

男根が根元まで飲み込まれ、サンの口から喘ぎが漏れる。
じゅく、と膣から湧き出た蜜が溢れ、アシタカの股間を濡らす。

「サン…」
「アシタカ…」

サンはアシタカの顔に手を添える。
目を離さないまま、サンの腰だけがまるで別の生き物であるかのように
蠢き、男根を締め上げる。

グチュ、ジュプ、チュブ、チュク…
111名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:05:18 ID:2QnfRKiN
ハッハッ、とサンの吐息が早まっていく。
サンの頬は赤く上気し、瞳は潤みを増していく。
それでもなお、アシタカとサンは互いの目から目を逸らさない。
サンは上下の動きだけでなく、前後左右へ腰を揺らす。
まるで経験は無いだろうし、誰に学んだわけでもないのに、
そうすることが当然であるかのようにサンはアシタカを責め立て、自らも高みへ登っていく。
サンの柔らかい肉と、吸い付くような白い肌の感触が
アシタカとの間に塗りたくられた蜜を挟んで伝わってくる。
男根を根元まで加え、前後に腰を揺するサンの陰唇が
アシタカの玉を挟み込み、ねっとりとした愛撫を加える。

「アシタカ、アシタカぁ…!気持ちいい…アシタカ、気持ちいい…?」

半ば強引に犯されたような状況であるのに、まだ自分を気遣おうとしている。
サンのそんな様子がたまらなく愛おしく、アシタカもまたサンの顔に手を添えた。
互いの顔を見つめあいながら、アシタカは腰を突き上げた。

ズグンっ!

「ふあっ!?あ、アシタカ…」

サンは腰を止めない。アシタカも止めない。
前後左右に振り乱されるサンの腰と、激しく突き上げられるアシタカの腰。
それがぶつかり合う戦場となったサンの膣内は、容赦なくかき混ぜられ
溢れる蜜は所構わず撒き散らされる。
腰だけではない。サンは頭を振り乱して、慣れない感覚に耐えている。
胸元で小刀が揺れている。
アシタカはそれを見て、ふるさとで待っている少女の顔を思い出したが、すぐに消した。

「アシタカ、アシタカ!」
「サン…!」

自身の名を連呼し、汗と蜜にまみれて自分の上で踊るように腰を振り乱す
サンの姿から目を離せない。
頬に添えていた手をするすると滑らせる。
頬から耳へ、耳たぶへ、耳の裏からうなじへ…
指が新しい場所に触れるたび、サンの体が震えた。
眉根を下げ、口をへの字に縛りながら顔を赤く染める。
サンの体がぞくぞくと震え、やがて限界を告げる声がした。

「アシタカ!アシタカ!もう、わたし、もう…っ!」

くしゃ、とうなじから指を髪の隙間に入れる。
空いた手はサンの腰を捕らえて逃がさないようにし、
小刻みな痙攣を起こし始めた腰、その中央の結合部をめがけてアシタカは腰を突き上げた。

ビチャンッ!!

たっぷりと溜まった蜜が弾ける音と時間差で、サンの目が見開かれ、絶叫がこだました。

「あ、あ、あ、わた、わたし、あ、わあぁァァァアアアアアアアッ!!!!」
112名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:05:39 ID:2QnfRKiN
突き出された舌からよだれを垂らし、ぎゅう、と足を締めて腰を密着させ、
背を弓なりに反らせてサンは長い長い絶叫を上げた。
きゅうう、と膣が締まり、プシャ、と潮が飛んだ。
サンは滑らかな首筋を全開に広げ、天井を見上げたまま舌を突き出し、ヘッヘッと荒い呼吸を繰り返している。
開かれたままのサンの口の端から垂れたよだれが、つぅ、と頬から首筋へと伝う。
やがてサンの体はゆらり、と前に向けて倒れてくる。
アシタカはそれを両手で肩を掴んで止め、半ば失神したサンの体をゆっくりと
自分のもとへと抱きいれた。
ビクン、ビクン、とサンの体はなおも痙攣を続けている。
四肢を投げ出して脱力したサンの体が小刻みに震える。
アシタカの胸に押し付けられ、形を歪ませたサンの乳房の感触が心地よかった。
その中央でツンと自己主張している硬い突起もまた同様に。

「へぁ…あ…ぅ…」

サンはアシタカの肩口に顔を埋め、いまだ絶頂の余韻から抜け出せていない。
アシタカは身をよじり、投げ出されたサンの両足を自分の両足の下に敷いた。
アシタカはサンの耳元で告げる。

「済まない、サン…私はまだ、出していないんだ。」

その言葉の意味を、呆けた頭でサンが理解するよりも早くアシタカは腰を突き上げた。

ズンッ…!

「うあああッ!?」

がば、と身を起こして逃げようとするサンの頭を抱え込む。
もとより足を下に敷いているために、腰から下は逃げること叶わない。

「ダメだ、アシタカ…んっ…!」

騒ぎ立てるサンの口を口で塞ぐ。
強引に舌を割りいれ、サンの舌を引き出して吸い上げる。

「んっ…ん、んぅ…あひたか、んぁ…!」

サンの舌を捕らえた後、アシタカの手はサンのいまだ抽送から逃れようと引けている尻を掴んだ。
ふくよかで、しっとりと吸いつく尻肉に指を埋め、腰を落とさせる。
上からは手で押さえつけ、下からは男根で突き上げられ、逃げ場の無くなった
サンの膣を、アシタカは縦横無尽に容赦なく突きまわす。

ズグッ、ズンッ、グチュジュプジュプジュプ!!!

「んぉ、ぉおおーーーッ!!あ、あひたひゃ、ひゃめ、ひゃめろお!」

捕らえられた舌を動かせず、サンは口の隙間から舌足らずな声を漏らす。
だが、アシタカはそれを聞き入れない。その余裕もまたアシタカには無かった。
サンも、舌を逃れさせようと思えばできた。
振り払おうとすれば、それもできたはずだ。
だがそれをしようとはしない。それはアシタカを拒絶することになるからだった。
どれほど人間を嫌っても、どれほど山犬になりたいと望んでも、
どうしようもなくこのサンという少女は、この少年に惚れてしまっているのだ。
少年がそうであるように。

そして、覚悟はできている。
人として交わいに臨み、一度は外に放たれた子種を、今度は胎内で受け止める、その覚悟は。
山犬の子が産めないのなら、というやけっぱちというわけでは無い。
始めはそうだったのかも知れないが、今ではサンは…
113名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:05:59 ID:2QnfRKiN
「んぉ、ぅぶ、ぅぉぉ…ぉ、んおおぉ…!」

舌と舌を絡めあわせ、アシタカとサンは互いの目を見つめあう。
初めての感覚に翻弄され、心に火を燃やすサンの瞳は熱く潤み、
アシタカの瞳にもまた、目の前の少女への愛と、かすかな獣欲が燃えている。
逃れようとしていたサンの手から力が抜け、アシタカの頭へと回される。
サンはアシタカの頭を抱え込み、逃がすまいとがっちり捕らえ、舌と舌の交わりを強めた。

アシタカはサンの抵抗が無くなったのを知り、体を起こす。
上に乗っていたサンの腰に手を回し、抱きかかえたまま優しく寝床に横たえる。
その間も、サンはアシタカを離そうとはしない。
拘束されていた足は、逆にアシタカの腰から離れまいとがっちりとアシタカの腰で組まれている。
舌を貪るのをやめないサンをなんとか引き離し、アシタカは言った。

「サン…せめて、人として…」

獣のように背後からでも無く、商売女のように上下からでもなく、
人として、互いに向き合って。
それがアシタカの望みだった。
サンがそれを承諾するかどうか、それが不安だった。

「ん…」

サンはアシタカの目を見て、優しく微笑んだ。
コクリ、と頷く。
それが合図になったかのように、二人は今度こそ遠慮なく、余すところ無く、
お互いを貪った。

「ん、んぅ、ぷぁ、あ、アシタカ、アシタカぁ!!」
「サン…サン…!!」

舌だけでは無い。すべての粘膜を擦り合わせ、全ての体液をすするように口を重ねる。
アシタカの腰はその間もズンズンとサンの股間へと叩きつけられている。
サンもまた、浮かした腰をグネグネとくねらせ、より深くアシタカを迎え入れようとしている。

ズチュ、ズチュ、ズチュ、ジュパン、ジュパン、ジュパン…!!

サンの手はアシタカの背に回されている。
男根が突き入れられ、刺激に震える瞬間わずかに爪が立てられるが
それすらもアシタカには心地よいものだった。
アシタカの手はサンの双の乳房に回され、根元から先端までを余すところ無く
揉み上げていく。ぐにゃ、むにぃ、とふくよかな乳房がいびつな形に歪む。

パン、パン、パン、グチュプ、グチュ…パン、パンパンパンパン!!

「あ、あああーーーーっ!!アシタカ、アシタカ、わたし、わたし!!」
「サン…私も、私もだ…もう…!!」

ギリリ、とサンの爪がアシタカの背に立てられる。
それを引き金としたかのように、互いに体がビクビクと痙攣を始めた。
サンは下に組み敷かれながら背を弓なりに反らせ、アシタカの体を持ち上げる。
両足はがっちりとアシタカの腰を捕らえて離さない。
アシタカはサンの背から頭へと手を回し、がっしとサンの顔を抱き寄せる。
そのまま数度、男根をサンの膣へと突き入れ、最奥へと亀頭が触れた瞬間、そのときはやってきた。

114名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:06:20 ID:2QnfRKiN
「アシタカ、あ、ぅああーーーーーーーっ!!」
「サンーーーーーッ!!」

ビュク、ブビュル、ドクン!!ドク、ドク…

アシタカの男根から、サンの膣内へと精液が注ぎこまれる。
同時に、サンの膣がかつてなくきつく締まった。
狭い膣の中に大量の精液が流れ込んでいるのに、一滴も漏れ出さない。
サンはアシタカの背を抱きかかえながらフーッ、フーッ、と獣のような吐息を漏らしている。
全ての感覚を膣内へと集中しているのか、二人は一言も発さない。
サンの足がアシタカの腰を捉えたままピクピクと震える。

ドクン、ドクン…

徐々に射精の勢いが弱まっていく。
なおも二人は互いを抱きしめて離さない。
乳房は押しつぶされ、硬く尖った乳首が埋め込まれてもサンは手を離そうとしない。
やがて、射精が終わる。
それを確認したかのように、サンの全身から力が抜けていった。
腰を捕らえていた足が緩み、サンの腰が落ちていく。
ヌルル、と膣内に埋まっていたアシタカの男根が引き抜かれていく。
ヌポ、と水音を立てて引き出され、サンの腰が寝床に落ちた。
腕からも力が抜け、サンは仰向けにバタリと倒れた。
度重なる絶頂で疲労しきったサンは、うつろな目で天井を見上げていたが
やがて意識を失った。

アシタカもまた、全てをやり終えたかのような充足感に満たされて
サンの隣に倒れこんだ。

獣のような咆哮と激しい水音が響いていた洞窟内に静寂が戻る。
後に残ったものはオスとメスの獣欲の名残のような、甘い匂いだけだった。
115名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:06:40 ID:2QnfRKiN

夜明けが近くなった頃、サンが目を覚ます。

「ん…」

あたりを見回すと、もうすぐ太陽が昇るからだろうか、空が明るくなり始めていた。
こんな空を見ると、あの日のことを思い出す。
シシ神さまが乱心し、森が死に絶えかけたあの日のことを。
すぐに隣で寝入っているアシタカが目に入った。
すぅ、すぅ、と安らかな寝息を立てている。

「サン…」

寝言だろうか。自分の名を呼ぶこの少年の顔は
夕べ見せた、オスのような猛々しいものとは全く違って見えた。
身をよじると、股間がぬちゃり、とした感触に包まれているのが感じられた。
そこには交わいの名残とでも言える、サン自身の蜜とアシタカの子種が残されていた。

裸のままのアシタカに毛皮をかけてやると、
サンはそれを指でぬぐい、匂いを嗅ぎ、舌に運ぶ。


「人間臭い…」



終わり
116名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:12:47 ID:2QnfRKiN
以上です。お目汚し失礼しました。
117名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:55:35 ID:oHKHFrZg
GJGJ!一気に読んでしまったよ
サンはエロ可愛いしアシタカは男前だし…コイツら性的すぎてどうしようもないな!
118名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:40:26 ID:2QnfRKiN
すいません、訂正。
サンからモロへの呼び方は母さまじゃなくて母さんでした。
119名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 00:08:09 ID:iDKhnzzk
GJ!!!!久しぶりのまとまった作品乙!!
やっぱりアシタカ×サンはエロいなーw
じゃじゃ馬がだんだん組み伏せられて女にさせられていくのがいいわwww
120名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 00:17:06 ID:C6wxIIPm
うおおおおおおお!!
GJ!超GJ!神過ぎる!ほぼ全てのリクエストを組み込んでるし、エロ過ぎる!
サンの心中吐露のシーンと、ラストの「人間臭い…」がツボった。
あの告白とかすごいサンっぽくて納得した。「嫌い」が先に来るんだよなー、って。
山犬と人間の間で揺れるサンの心情描写も上手すぎるし、物語としてフツーに面白い。

欲を言えば>>80の原案にある、挿入失敗→逃げようとして壁を背にするサン
の構図が欲しかったけど…
それがどうでも良くなるくらい、久方ぶりに素晴らしいものを見せてもらった。

>>116は他でも何か書いてる人?
121名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 02:01:49 ID:f374X/tJ
なんだかアシタカ大人気だな
ニーズに関係なく壊したくなってきた

きひひ
122名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 02:40:41 ID:Q/PHDiuD
オットコ主も抜いている…
123名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 02:23:18 ID:IooGN4En
圧縮を生き延びたか
124名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 02:09:42 ID:jRB96zK+
サンの獣っぽくて荒々しい動作が好きだ
そんな子がアシタカに抱き締められて小さくなってる姿とかたまんねー
125名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 03:08:11 ID:7Lay7PMF
もののけファンしかいないのか?
126名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 03:14:35 ID:DOgPluV/
ナウシカがいい。
127名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 23:25:17 ID:aHyfq8Ii
「殿下! 風呂が沸きました!」

「そうか
 ナウシカ、一緒に浴びるか?」

「え? 私達、先に頂いていいのですか?」

「かまわんさ それがルールだ
 おい、きさま等!クロトワ!珍しい客がいるからといって
 無用に浴室の前を通るでないぞ! わかったな!!」

「・・・なんで俺だけ名指しだよ」




「クシャナさん、なんと長い脚
 それに、こんなにたわわ・・」

「ふふ・・ナウシカ、おまえだって歳の割に大層な実りっぷりではないか
 もう何年かすれば追い越され・・
 ・・こら、勝手に触るな」
128名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 18:59:16 ID:EL6De45V
保守!
129名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 00:51:55 ID:niXgTUcP
スタジオ♂ズブリ
130名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 22:03:32 ID:kIGwYA9f
耕一×リサが読みたい。
リサが拗ねて甘えて攻めるとこから始まって
いつの間にかナチュラルに攻めくるめられるリサが読みたい。
無自覚にドSな耕一にメロメロなリサのラブラブ物が読みたい。
131名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:32:32 ID:PbMRTRbh
リサって25らしい。20で生んだってことかwできちゃった婚かw
132名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:44:40 ID:cjmvvHPr
耕一とリサ、なかなか会えないしな。
それはもう燃えると思うよ。
133名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 12:13:30 ID:PiqNJh/W
マンマーレ×フジモトに萌えるのは俺だけか
134名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 02:29:32 ID:N6Zb1Idv
>>133
同志よ。
若き日のフジモトとマンマーレの馴れ初め話を読んでみたい。
135名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 11:58:37 ID:7xysI9Sm
マンマーレ×フジモトとは良く分かっていらっしゃる。

では案でも書きます。

・精神的にはマンマーレがリードして優しく手馴れた大人の女性の色っぽさを
・「私に全てをまかせて・・・いいのよ、じっとしてて・・・」
・お魚的生殖方法しか知らない事と、グランマ一筋なので女を知らない 
・最初のソフトなキスには驚かないが段々濃厚になってきて動揺するフジモト
・マンマーレはその手に触れる者の思考を読み取る能力がある為、
 事の際にはじっくり愛撫してフジモトの切なさや恥ずかしいほど純な気持ちを読み取る。
 それをマンマーレは可愛いと思ってしょうがない。可愛くてつい、いじめたくなる。
・フジモト、「恥ずかしい」も言えないくらい羞恥。とても初々しい反応。
・数々の名器に代わる代わるして快楽に喘がせる。
・初心者相手にいきなり指でアナル開発+やんわり言葉攻め。
・そのまま大きくなって全身舐め。
・フジモト何度もイって失神。
・マンマーレ、フジモトの意識にまで入ってきて
 「ふふ。お楽しみはこれからね。」
136名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 13:57:41 ID:j/OV937m
ごっつぁんです
マンマーレに翻弄されるフジモト可愛いなー
心読んだり巨大化したり、海なる母の扱いがエロス
137名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 20:04:12 ID:dj6VQ2w4
筒井康隆の『エディプスの恋人』という小説に
宇宙を統べる神(女)と人間の男のセックス(というのかな?)が書かれていて
昔読んだそれが、グランマ×フジモトのイメージになってしまってそこから抜け出せない。
138名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 20:39:02 ID:qG8c5g65
「いまはおやすみ、こどもたち」のあとは、
絶対に大人の時間が始まっていたと断言する
139名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 03:04:21 ID:FGOkAazd
人間サイズに変わる瞬間のマンマはメチャクチャ可愛いな!
140名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 09:20:05 ID:BEw85ekw
聖司と雫とか良いよね!
141名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 03:39:40 ID:CSXGu0jV
>>135
萌えた…グランマ×フジモト期待age
142名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 08:54:49 ID:yKvThNf8
私、案を書いた>>135ですがこの流れは・・・・

「狽、へぇっ!もしかして私、待たれてる!?」
と空気を読んでびっくりして、でももし待たれてるなら悪いし、
「投下しなくちゃいけないかも保険」として今から書いてますよ!
と言いますか、こんな所で生まれて初めてのエロ文章を書く事になるとは思いませんでした。
ついさっきまで自分の案を小説化してもらったのを、
見るだけ専門気分でゆったりしてましたから。
いきなり気合い込められた感じです。

でも誰かが先にマンマーレ×フジモトを投下しちゃったら
書いてるものをそのまま封印するかも知れないし、
それでも気になると言う方がいらっしゃれば玉砕覚悟で投下するつもりです。
普通の文章も良く分かってないので感性そのものだけが頼りです!
143名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 09:53:06 ID:Ok/slsjI
ここは匿名掲示板
期待されず、期待せずが基本だよ
気楽にやったらいい

144名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 16:41:28 ID:HqNOC3mp
S→ポニョ、耕一、マンマーレ
M→リサ、フジモト

だよな
耕一×リサとマンマーレ×フジモトはかなりオイシイな
マンマーレに翻弄されるフジモト羨ましい
145名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 14:33:09 ID:IRhwOoMx
テスト
146マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:31:19 ID:IRhwOoMx
お久しぶりです>>135です。
dion規制解除キタ!急げ!な状態です。
あれから拙いかも知れませんがマンマーレ×フジモト頑張って書いてみました。
玉砕覚悟で投下させて頂きます!
とぉっ!
147マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:32:29 ID:IRhwOoMx
「今はおやすみ、子供達」
マンマーレが遠くの一軒家に手をかざすと、フッと島の最後の明かりが消えた。
そして・・・今、目の前には現実味が薄く感じられるほど幻想的な、絶世の美女が私の目を見つめている。
柔らかな光を放ち微笑みかけるその人は、我が最愛の妻・・・グランマンマーレ。
「な、なんだ?私の顔に何かついているか?」
私がそう言いながら顔を触ると、こう話を切り出した。

「我が娘が明日、嫁いでいくというのに
 私達、まだ一度も交わっていないじゃない。
 嫁ぐ娘の親がまだそんなだと、娘の恥になりかねない大問題だと思うの。
 それに、あの子達が初夜を迎えるでしょう時間まで、あとほんの15年くらいしかないわよ?」

私達夫婦はずっとこの問題を抱えていた。私に勇気が無いのだ。
それを良く分かっていて100年も待っていてくれる妻に甘えて、問題を先送りにし続けていた。
でも。明日、娘が嫁いで行く。
バレれば娘の恥にもなりかねず、
バレなくとも妻の心に取っても痛恨の汚点となるだろう。

「わ、分かった・・・。出来るだけ、頑張ってみる・・・・。」
私は恐々した声で、承諾した。

マンマーレは私の頬を両手で包み、にっこりと笑って見せた。
彼女とのいつものふわっ、ふわっ、としたキス。
・・・ここからはどうすれば良いのだろう・・・?
お魚の娘達を2人で作った時は、お魚としての生殖方法を行ったが。
妻の要望通りに奉仕してあげようと思っていたのだが。
・・・そう言えば。
マンマーレと触れ合った事は、手を繋いだ事とキスをした事しか無いぞ!?
い、いかん!緊張してきた・・・・!
妻の顔が近くまで迫ってくる。
ああ、私は愛するこの人を喜ばせてあげる事が出来るのだろうか?
「私に全てをまかせて・・・いいのよ、じっとしてて・・・」
そう言いながら、グッと色っぽい顔つきになって行くのが驚くほどよく分かった。
今まで見たことのない顔だっ・・・!
もう一度、キスされる。でも。今度はいつものキスじゃなかった。
舌。舌が。舌が入って。入って来て私の舌に絡ませて来た。
これは、キスと言えるものなのか?また違った行為なのではないか?
戸惑いから思わずその行為から逃れようとすると、すっと顔を引いたマンマーレは私の心の問いに答えた。
「ちゃんとしたキスよ。深く親密に愛し合う2人だけの。」
この人に触れられていると記憶や思考が全て読み取られてしまう。
これからの2人の夜の気持ち、全てが。
小賢しい考えなど滑稽なだけだ。
言われた通り、大人しく従っていよう。
水の布団を敷いた岩場に仰向けに寝かされ、上の服を脱がされる。
148マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:33:03 ID:IRhwOoMx
彼女は寝ている上にまたがり、私の手を取り、スカートの中に手を招く。
「さあ・・・触ってみて・・・」
でも、気持ちが躊躇して手が、手が震えてきて・・・
「いや・・だ・・・・出来ない、おまえに酷い事をしてるみたいで・・・!」
「じゃあ、同じ所を触りっこしましょう。ね?」
そい言ったかと思うと、彼女はズボンを開いて私の大切な所を弄り始めた。
「ふぁっ!?」
たちまち力は抜け、震える手も容易く彼女の大切な所へと引き込まれた。
そしてその手はこの人の手に操られるまま、弄り始める。
柔らかい。
貝のヒダのようだがそれよりも遥かに柔らかい。
その中でまだ硬い、芽吹いたばかりの花の蕾のようなものを感触で捉えた。
同時に、私の先端を指が執拗に触れ回した。
「ふ・・・う・・んっ・・・。」
おまえのそれは、私のそこにあたる所なのか。
触られながら、そこを触らされていると。
「はぁ・・・あなたぁ・・・。」
吐息混じりで何か堪らなそうな表情で、
彼女は喉をカラカラにした人間が水道の水をかぶりつくように
私の大切な所にかぶりついた。
「ひゃ!?」
149マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:33:37 ID:IRhwOoMx
熱くなった舌が私のものの形を確かめる様に味わう様に食み、舐め始める。
はむはむ、ヌムヌム・・・。ヌロヌロ。チロッ、クチュクチュッ。
「・・・っはぁっ。ん・・・!ふぅっ・・・!ふ、くっ・・・・!ああああぁぁ─っ!!!」
口の中で吐精するという、初めての感覚にびっくりして目が潤んだ。
「こんな味だったのね・・・あなたは。」
口の中に出してしまった事を謝ろうと
「ご、ごめ・・・」
と言いかけた時。
お気に入りの様にまた丹念に、大事そうに舐める。
チュクチュクチュクッ、ヌルリ。チュウッ、ジュブッジュブッジュブッ、・・・・。
「あ〜〜っ、ハァッ、ハァッ、そんなに舐めたらまた・・・っ!あーっ!」
クチュクチャクチュルルル・・・
あ・・吸われる・・。
「ふふ。溜まりに溜まって濃厚な味。あなたの味が濃くて、好き・・・」
そう言われる中、パァッと頭の中が真っ白になっていく。
「ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・」

我に返ると、彼女は私の上で四つん這いの体勢で待ち構えていて言う。
「じゃあ、行くわよ。覚悟してね・・・」
そしてそのまま私の物はジュブリと彼女の中に迎え込まれた。
ジュクジュクと熱い粘液の海。
別の生き物が蠢いているかの様な感触。かと思うとザラザラした壁に変化し、締め付ける。
次いでは何段階もの部分で輪切りのように締め付けたり・・・奥へと吸い付く様であったり。
そんな目まぐるしい変化の中を、私の戸惑いを余所に立て続けに入ったり戻ったりと。
不思議な彼女の体の中に、段々とワケが分からなくなってきた・・・。
ジュブッ、ジュップジュップジュップジュップグッチュグチュグチャグチュウウウ・・・
「んんっ!!あっ、あっ、あっ、ひあ・・・っ!?ふぅん・・・!んんんっ!!」
「あぁん・・・あなたぁ・・・」
知らなかった顔。表情。
知らなかった甘い声。
知らなかった妻の体内・・・
他の夫はとっくに知っていて・・・
私は100年も、ずっと・・・・・!
胸の奥底に眠っていた黒い物が膨れ上がり、頭の中でプツンと何かが切れる音がした。
「い・・嫌だぁっ!イヤ!イヤ!嫌ぁぁあっ、あっ、あっ!」
「あなた、嫌な思いも私にまかせて」
「うあぁっ・・・!その体で何人の男と体を重ねて来た!」
「静かに心を委ねるのよ」
「くぅぅぅっ!・・・今度は私を穢すつもりか!」
「汚し合える幸福もあるのよ。あなただってそれを望んでいるの」
「いやだ!あっ、あっ、わ、私は穢れたくなんかない!」
「穢れる勇気のない人が体の事で嫉妬しないわ」
問答と共に動きも速さを増して。
「・・・私は!・・・おまえは!、!!あっ!あっ、あっ、はぁっ!はあぁっ・・・・・・・・!」
その瞬間、私の悪態や絶頂の叫び声まで全て飲み干すように深い口づけをされた。
「 ゛ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
私の精を、その身の中に受け止めて。
そして私に昔からずっと変わらぬ微笑みを投げ掛け。
「もう大丈夫・・・?落ち着いた・・・?」
錯乱していた私に少しも動じず、ずっとなだめ続けて。
「あなたの私はここよ。私のあなた・・・。」
私はと言えば情けない事に泣き叫ぶ赤ん坊そのものだ。
やはり、この人には絶対に敵わない、当然ながら。
マンマーレの夫達との体の関係も、私が100年も・・・かしがってる内に。戸惑ってる内に。
他の夫達に遅れをとってしまって。
私はずっとこの人を待たせ続けて可哀想な事をしていたんだ。
「今まで、ごめんなさい・・・。」
150マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:34:13 ID:IRhwOoMx
そして。
私が嫉妬する資格なんて、最初から無かったんだ。
もっと素晴らしい技巧の持ち主や、言葉巧みな人がこの方を楽しませてくれる。
きっと素晴らしい人ばかりなんだろう。私なんかとは比べるにも愚かな程に。
こんな私なんかがこんなにも尊い方の1番初めての相手でなくても・・・
私は、この方の夫になれただけでも奇跡だと思って・・・

マンマーレ:「どうしてもっと私を見てくれないの?」
妻の顔が冷たい表情に変わった。
「私が、「海なる母」だから?」
今度はなんて悲しい顔に・・・!
「もっと私を見て、感じて!」
襲い掛かるように女性器で私のものに喰らい付く・・・!
「待ち焦がれて、待ち続ける内にあなたにどれだけ飢えを募らせていたか・・・」
ズブッ、ズブ、ズボズボズボズボッ!グシュグシュッシュシュシュッ!
「あっ、あっ、あ、あ、あっあっあっあっ!?はぁっ!んうぅぅ・・・!」
言葉が感情的になる程に激しく責め立ててくる!
「愛して、欲していたのに、あなたの裸さえ見た事が無かった、想像しては悶えて・・・」
憎しみさえこもった表情に、幾つもの涙が貼り付いていた・・・。
「恐れ多いとか、大それたとか、私達は夫婦なのよ!?」
グリグリッ、ゴロゴロ。ズルンッズルルンッ!
「ああ〜〜っ!あ──っ!あ・・・!!ひ!」
「私の崇拝者になんて、ならないで!!」
チュプン、チュチュチュチュチュチュチュプン。ニュチッ!
「んん────!!!ああっ、はぁっ、はぁぁっ・・・!!」
「あなたが私を崇める事で、あなたの心が遠くなって・・・!」
あ、ああっ・・・!
そうか、今回の一件で満月が異常に近づいて気持ちが膨れ上がったのかも知れない。

なんだ、結局全部私が悪いんじゃないか!

「尊く神聖とか触れ得難いとか、格差とか!どうしてこういう事にばかり物分りがいいのよ!!」
絶頂が近づく。でもこの人の気持ちを最後まで受け止めたい・・・。
その為の物としてこの体は適わないのだろうか。
ズニュルルルルルルズロッ、チュギュウウゥゥ!!!
「ああっ!マンマーレ!んっ!!あ─────────────っ!!!」
絶頂の大声を聞いて我に返ったマンマーレは心配そうに私の顔に触れ、
いつの間にか流していた私の涙を親指で拭いた。
「あなた!!私ったら今夜が初めての人にこんな虐待まがいの・・・」
と言いかけたのをさえぎり、息を切らせながら言った。
「いいん、だよ、マンマーレ。みんな、私が、おまえを、苦しめた結果だ。」
気持ちが伝わるのを幸いに思い、精一杯に優しく、穏やかな気持ちになってみせた。
「おまえの、気持ちを、ぶつけてもらえて、良かった・・・。」
「あなた・・・」
「だから・・・おまえの、やりたい、ように・・・」
それを聞いた瞬間。物欲しそうな顔で私を見つめて急に静かになり。
「本当に・・・・・・いいのね?」

私は全裸に脱がされた。
151マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:35:06 ID:IRhwOoMx
「あっ、まって、そんな汚い所、おまえに触らせるなんて!あうっ!?」
信じられない・・・私が性の常識を知らないだけなのか!?
マンマーレは自らの指を私の体の出口に差し込んでいく。
そして中を探り始めた。時に引き抜いて、また差し込んだりしながら。

そして空いている手で私の髪を弄びながら、
クチクチクチクチュ・・・・ちゅぷっ・・・
「ふふふ。あなたのココ、こんな音を出して・・・まるで女の子みたいね。」
と私をどうしようもなく困らせる・・・・。
ここは目をつぶってひたすら我慢するしかないっ!
・・・・・!・・・・・!・・・・・!・・・・・・・・・・・・・・!
「我慢してると体に良くないわ。それでもだんまりを決め込むのなら・・・」
指を入れたまま、巨大化して・・・・
「──!い、い、たぁっ!?い、痛い!!」
私は彼女の手の中にいた。中指がギリギリ穴に収まるサイズに維持した彼女の。
「さっきの指運動で、体にいつもと違う様子はなかった?」
152マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:35:46 ID:IRhwOoMx
そう言えば、指が丸いものの形をたどるような・・・
「・・・中の腹側に何かあったような。」
マンマーレは嬉しそうに
「正解。良く出来ました。」
と言いながらふわっと胸に軽いキスをくれた。
そしてその丸い異物を、少しだけ、擦った。

 ピクンッ!
「あっ・・・!?」

か、体が、勝手に反り跳ねるっ!?
「いい反応するわね・・・ふふ。」
指の腹で例の異物を強く圧迫し、そのまま上下に摩擦し始めた!
指紋が引っかかる、こすれるっ!
「ひ!きっ!!待って、止まって、いやぁ!ああっ!あっあっあっあん、あんっ!!
 やっ、ああっああん!ふぁぁっ!?・・あ!!ああ───っ!!!」
吐精。それは私の先端に彼女の唇が触れ、飲み下された。
ちょっと自分でも出てしまった声が女みたいでかっこ悪い・・・と思ったが。
自分でも知らなかった体の部分・・・これは・・・?何だ・・・・?
「中でこすると感じてしまうココはね・・・えっちな行為で興奮が高まると出っ張ってくるのよ。」
そ、そんな・・・・・・!!
「分かってるわ、体はえっちだけど、心は純粋なのよ・・・ね。」
「・・・・そんなんじゃ・・・ない・・・。」
落ち着け、落ち着け私。頭の回転が悪いぞ。ああ、顔が熱い。きっと真っ赤になっているに違いない。
「純で恥じらいを忘れない。あなたのそんなところが、私にはたまらないのよ・・・」
ゆったりねっとり、しっとりじっくりと撫でられていく。
再び高みに上っていく今、私はどんな顔をしているだろう?・・・いやだ、見せられない・・・!
いやだ、・・・しい。ああっ、・・・しくて、心の中でさえ言えない!
・・・しい、は・・・しい、・・・・しいっ!!
「ああ、なんて愛しく可愛いのかしら・・・だから、可哀想なくらい、虐めたくなる・・・」
手のかかる夫で済まない・・・
「だから。大丈夫よ。私が上手に感情を込めて表現してあげる。」
 え!?

「はずかしい・・・」

マンマーレ、何を・・・!

「恥ずか・・・しい・・」

「恥ずかしい・・・!」

そんな事、そんな風に、そんな沢山言われたら・・・・・!

「嫌。恥ずかしくて死んでしまうっ・・・・・。」

この時とばかり、やんわりとほんの少し、中の指が上下運動させられた。
「ああっ!?今は!今それは・・・!許して・・・っ!あ、あぁ〜〜〜〜〜〜っ!」
待ち構えた様に大きな口が私の放つ精を吸い取る。
そして満足そうに微笑み。
「ほうら、素直に表現されたから体も素直に射精できたでしょう?」
「むぐ・・・。」
実際そうだった為何も言えない。
「ふふふ・・・。さっきのあなた、とっても可愛かったわ。あんあんっ、いやぁっ!許してっ!」
「そ、そんな、それは勘弁してくれ。すごく、困る・・・。」
伏せ目がちにうつむいた。きっとまた、赤面してるだろうから。
「さあ。もっと。もっと楽しませて。もっと悦ばせて。」
153マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:37:43 ID:IRhwOoMx
いつでも擦り上げんとずっと中に入れられ続けている指。
ほおずりし、胸の谷間に挟み。手足に胸、腹、背中に腰までキスが吸い付く。
空いているもう一つの大きな手でじっくり丹念に、感じる所まで隅々まで撫でて行く。
2人の大きさに差があるのに、小さな私をよくここまで繊細に撫で回せるものだ。
力加減といい、マンマーレはとても細やかな技巧を持ち合わせていた。
ああ、私はこの人に抱かれているのだなと強く実感した。
「あ、ぁぁっ・・・は、ふうっ、あわぁ・・・っ!」
感じる。きっと、愛してるから、余計に。彼女に感じる。
「まぁ・・・嬉しい・・・・。」
繊細な動きのまま、始めは優しく、そして序々に強く熱く。
全身を走り回る感覚が私の許容を超えてどんどん高みに突き上げる!
それなのに体の感覚は深く、深くなっていく・・・・・・・・・・。
高い、深い・・・!深い高い、深すぎる、高すぎる。
こわい。こわい、こわいこわいこわいこわいこわい!
「性の感覚に臆病にならないで、あなたには私がついてるわ。」
そう言って添えられた親指に、私は力一杯しがみ付いた。
「あ・・・!あ・・・!あんっ!!マンマーレ・・・!んっ!んっ!!あぁ!あ──────っ!!」
ある心が、生まれた。

切ない・・・きゅん、と、苦しい・・・
まるで、自分の中に花も恥らう乙女の素顔でも隠し持っていたかの様に。

「そうよ、男性の中にも女性性があり、
        それに目覚める事によって霊格も上がる・・・
                          だから。そう、それでいいのよ・・・」

ずっとずっと・・・


       そ ば に 、い さ せ て ・ ・ ・


そのまま涙がぽろぽろとこぼれた。
叶わない、大それた願いだとわかっている。
この人が触れている時にこんな事を思ってはいけない、困らせちゃいけない。
それが分かっていても、唐突に心を出さずには居られなかった。
涙で滲んでも、マンマーレの優しい光が照らしているのが分かる。
光の中から聞えたのは。

「いつも寂しがらせてごめんなさいね・・・。」

それを聞いた時、涙が邪魔で仕方なくて、急いで手で拭ったが。
あの人の顔はもうさっきの顔に戻っていた。
また一瞬でも、悲しい顔をさせてしまっただろうか。
154マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:38:33 ID:IRhwOoMx
「そろそろ疲れてきたでしょうから仕上げとしましょうね。」
この行為もようやく終わるようだ。ホッとした。
これでポニョやマンマーレの面目が立つ。
「仕上げは、私のテクニックで思いっきり刺激を与えてあげるわね。」
マンマーレ、おまえが言うと凄く迫力があるんだが・・・・ゴクリ。
「お、手柔らかに、お願い、しま、す・・・・」
「フィナーレの時なのよ?この顔がお手柔らかに出来る顔にみえる・・・?」
ふざけるでもない彼女の顔に、私の背筋はゾクリという音が聞こえた様な気さえした。
「最後はあなたを存分に味わわせて頂戴ね。」
そう言うと、大きくなった彼女の舌が私に迫る。
最初に普通の大きさで舐められたからきっと平気だ!と自分に言い聞かせたが。
ヌメリッ。
熱いっ!
「あ・。あっ・・・!!」
普通の舌と全然違う!
手でじっくりと撫で回されるのでも十分感じてるのに、こんな大きな・・・
突起が擦れて柔らかくも硬くもなる、広げたりとがらせたりも出来る舌で責め立てられたら・・・
「ま、まってくれ・・・」
「あら、また?ふふふ。今度は待ってあげないぞっ・・・」
ツ、ツ、ツ、ツツ─────ッ。
舌がもう私を舐め始めているっ・・・!
「そうだ、私は最初から、おまえに、はぁっ!してもらって、ばかりじゃないか。今度は、んんっ!こちらからっ・・・!」
「あなたがそうやって喘ぎ声と喘ぎ顔、そして体が反応してくれる事が最高に感じる奉仕だわ。」
「私は、ふぅっ!何もしてないのに、ひっ!どうして・・・・?」
「分からない・・・?私は愛するあなたにこうする事をずっと待ち焦がれていたのよ。
                 だから・・・もう自分に抑制が効かないの。ごめんね・・・」

彼女の目はうっとりと陶酔しきった瞳で、もう許しを得る事も、逃れる事も出来ないと悟った。

体の隅々まで性のの感覚を与え続ける舌と愛の言葉。
「あぅっ!あ!あ!声が、ビリビリ響くぅっ!!舌から、声が・・・・!」
「好きよ、フジモト。愛してる、愛してる、愛してる。」
ハァハァと彼女の熱く甘い香りの吐息が始終体に掛かった。
「ああ〜〜っ!!あっ、あっ、あ────っ!!ひ、あーーーーーーーっ!!」
一瞬たりとも休む事無く性の感覚を与えられ、連続で何度も訪れる絶頂と吐精。
気持ちと体が興奮させられて、ぼろぼろと大粒の涙が溢れ出した。
「泣いて喘ぐあなたも最高よ。もっと泣かせたい、もっと酷くしたい。」
ずっと体内へ刺さっていた指も、再び腹側の出っ張りに重点を置いて激しく擦り始めた!
ずっ、ずっ、ズッズッ、ズッチュズッチュ、ズチュッズチュズチュ、ズチュチュチュチュ!
ズチュチュチュチュチュチュン!ズチュン!!
中は強く擦られて。外は舐めまわされて。
ペロペロニュリ、ニュリリッ。ヌロヌロ、ツツツツッ。チロチロッ、ゴシュゴシュシュシュシュ・・・
「いやぁぁ───っ!!!ああっ!いやっ!やぁぁっ!ひぃっ!ひあっ!?」
ピクッ。ヒクヒクビクンッ!!

 はあっ!あっ!あああぁっ!あ─────っ!!あ───っ!あああ────っ!!!
「はあっ!あっ!あああぁっ!あ─────っ!!あ───っ!あああ────っ!!!」

けいれんの後。体がグンッと反り返り熱を帯び、涙が止まらない。
気が狂いそうなのを防護本能で叫んで喘ぐ事で抑える事しか出来ない。
「精を出して弓なりに体をしならせて。泣いて、喘いで、叫んで。
              ああっ・・・!なんて美しく愛しい姿でしょう・・・!!」

愛する人は涙さえ浮かべてフルフルッと震え、悦に入っていた。
そのまま目の前が暗くなる。意識が・・遠・・・の・・く・・・・・・
155マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:39:32 ID:IRhwOoMx
━━エピローグ━━━

気が付くと。
岩場に敷かれた水の布団に寝かされ、苦しそうにはぁはぁと息をついている。
「いまっ・・・!今だけ!触らないでっ・・・!」
全身が性の感覚にとらわれて。触れるもの皆嫌うかの様に疼いて仕方なかった。
回復するまで物欲しそうな顔でまっててくれたマンマーレに感謝。
でも。おかしな事に気が付いた。
私の寝かされてる岩場以外の景色が海ではなく花畑なのだ。
こ、ここは・・・?
「気付かないかしら。あなたの夢の中なのに。
 何度もイッちゃって気を失ったから夢の中まで追いかけてきたのよ。」
え?それはまたどうして。
「夢の中は時間の概念がなくて、一時間の睡眠でも何十時間分の夢を見る事だって可能なのよ。」
マンマーレは嬉しそうに手を広げてくる〜りと回ってみせる。
「夢の中では想いの強さ次第で何でも出来る・・・ほら・・・」
そう言いながら髪をかき上げたマンマーレは絶世の美男子になった。
「お、おまえ・・・まさか同性で!?」
「なんでも冒険してみることだよ?」
私に満面の笑顔で飛びついてみせるマンマーレ。
その手から出した首輪と鎖は何・・・???と疑問が沸いたが。
「そんなっ!?たった一晩でこんな・・・ステップアップにしてもし過ぎだろう!」
「イヤならあなたを女の子にしてしまうかい?それとも自力で起きるかい?」
それを聞いて起きろ、夢から覚めろ!と念じてみたが。
「多分無理だよ。疲れきってあんなにぐったりとしていたからね。」
男になっても美しいマンマーレはクスクスと笑っている。
ピンチだ。すごく、大ピンチだ。
「ふふ。お楽しみはこれから。ね?」
未だ私への欲望に満ちた彼女の表情に、自身を抱きしめ震え上がった。
「も、もう許して・・・!」
私の涙の訴えも、妻には余計にそそられる興奮剤にしかならず。
「愛してる。フジモト。永遠にね。」
始まりのキスによって却下された。
「ぐすっ、ひっくひっく・・・。んあぁっ・・・!あ────────────っ!!」



おしまい
156マンマーレ×フジモト:2008/08/23(土) 16:45:12 ID:IRhwOoMx
・挨拶・
今回初めてのエロ文章を書かせて頂きました。
元より玉砕覚悟のつもりでしたので、
ボコボコに叩かれるのは承知の上です。
そしてこれが人生最初で最後のエロ文章だと思ってます。
今回、私の心にきっかけと勇気を与えて下さった方々に感謝致します。
どうもありがとう御座いました。
では逃げます。
157名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 17:34:03 ID:MlGvubX6
GJ!
Sなのに可愛くもあるマンマーレに萌えました
へたれているフジモトもよかった
文章がエロイ

しかし娘にこの交わり方を知られたら将来、そうすけが大変なことになるなww
ごちそうさま!
158名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:05:04 ID:1+Ks/SxW
うお!GJ!GJ!素晴らしいエロス。
楽しませていただきました!
159名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 22:33:21 ID:5exjV7jb
GJすぎる
途中なんか切なくなっちゃったけど、ただエロだけじゃなくて余計よかった
160名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 08:30:22 ID:2g5Hg+Iz
GJ!!
凄い萌えた。エロだけじゃなくて、二人の想いが切なかったり甘かったり…
それにしてもマンマーレの技巧オンパレードで、フジモトも大変だなw

大変美味しく頂きました!
161名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 02:42:38 ID:wsHZklQB
一気に読んでしまった、GJすぎる!
この二人は本編で夫婦らしくしてるシーンが少ない分、なおさら萌えたよ。
よし、もう一回見にいってくる。
162名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 01:42:04 ID:KpZwFYcI
GJ・・・・・・・・・!!!!!!!!!

これが最初で最後でなく、あなたの駆け出しの一歩となる事を願ってます
163名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 01:23:00 ID:T8qNvTbu
これって、事実ですか?
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1218672086/710

もしそうなら大幅に修正せねばならなくなりますゆえ
出典ともどもお教え願いたい
164名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 02:21:18 ID:SFW4YP/K
事実かどうかはさておき
自分が知ってる一番近い情報は、「もののけ姫はこうして生まれた」。
裕福な武家の娘だったが、家が没落して遊郭に売られ、白拍子として娘時代を送る。
(エボシというのはこのころの源氏名)→倭寇の頭目に惚れられ、結婚。
中国・朝鮮とも貿易。(このころ明国の石火矢に出会う)→夫を殺し、逃亡。
この時ついてきた唯一の配下がゴンザ。

「こうして生まれた」で、設定ノートに書いてあり読み上げられたのはここまで。
岡山とか密造とかまでは、仮にあるとすれば他のソースと思われ
165名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:49:08 ID:T8qNvTbu
出典からすればそれが正しそうですな
いくらなんでもエボシが中国人なんて突飛すぎると思いました

ゴンザが元倭寇だったとは、てっきり石火矢衆の一員としてタタラ場へ来る前に
師匠連からエボシに貸し与えられた程度の存在だと思ってたよ
トキとのやりとり見ててとても海賊あがりには見えなかったもんで
おまけに泳げないし

ありがとう、参考になりましたよ、これだけ情報あれば充分す
ゴンザ関連大幅に書き直さんといかんわ
166ちゅっちゅしたいお:2008/09/07(日) 08:32:37 ID:DTozcMWP
アスベル「おっぱいちゅっちゅしたいお」

ナウシカ「まぁ甘えん坊さん」

そう言うと、彼女は胸元のボタンを一つづつ外しに掛かった。
ボタンが外れると、徐々に彼女のふくよかな胸の谷間が現れる。
なんとも艶かしい光景にアスベルは、ごちそうを食べる前の
幼子のような恍惚な想いに浸っていた。

アスベル「ゴクリ・・・いつみても大きいね・・・」

ナウシカ「やだ、いつも見てるのに、ホントにおっぱいが好きね」

胸もとの最後のボタンが外れ、彼女のふくよかな、そしてハリのある美しい乳房が露出した



                          _, ._
彼女が起きたので、今回はここまで ( ゚ Д゚) 
167名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 14:36:49 ID:4/w1fqIg
マンマーレxフジモト
禿げ萌えた!GJ!!
フジモト可愛いよフジモト
続きキボン
168名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 20:56:22 ID:kTdcLmJd
>>166 
   _, ._ 
 ( ゚ Д゚)  

彼女BJ

169名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 22:13:05 ID:pv2qiLHP
ブラックジャケット?
170名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 00:55:56 ID:W5CCrSOs
ブルージーンズ?
171名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 01:21:17 ID:ZKnLjcn3
マジレスするとバッドジョブ
172名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 05:44:33 ID:fnewdKMA
皇弟がナウシカを超常レイプ
173ちゅっちゅしたいお:2008/09/10(水) 07:28:04 ID:wniZApmN
先日は失礼した、いやぁまさかあの時間帯に起きてくるとは・・・・
ナウシカファンは知ってるが流石にエロSSはヤヴァイw

・・・さて、誰も期待していないかと思われますが、続きを書かせて頂きます。




アスベルは目の前の情景に、思わず息を飲む、
それと同時に罪悪感を感じる程に、彼女の乳房は美しく神がかり的なものだった。

アスベル「あ・・・えと・・・」

自分から言い出しておいて、つい恐縮してしまった。
しかし、彼のそんな純朴な部分がナウシカには愛しく感じた。

ナウシカ「まぁまぁ、アスベル君は恥ずかしいのかしら?」

アスベル「いや、あらためて見ると、つい・・・」

はにかむように笑うと、すっと真剣な表情になったアスベルは
少し頬を赤らめながら、彼女の乳房へ顔を近づけていく
ナウシカはアスベルの後頭部へ手を回し、やさしく彼を乳房へ導いてあげた。

ペジテ市は工房で栄えた都市で、また風俗等の文化も活発に発展している都市だった。
年頃になると、否が応にもそういった情報が目に入ってくる、そんな中で育ったアスベルは
特に女性の大きな乳房に性的な関心が強かった。

アスベル「こんな巨乳を吸えるなんて幸せだよ」

ナウシカ「まぁ・・私、巨乳なんて言葉、あなたに教えてもらって初めて知ったのよ
      風の谷では、女の人の胸を子宝の象徴として、神様から与えてもらったモノと崇めているから」

アスベル「おっぱいは大人の男性を惹きつける力があると、ペジテの学者は言っていたよ、
      進化の過程でそうなったって、ボクだって、なんでこんなに好きなのか良く分からないんだ、
      気が付いたら好きだったから・・・谷ではそうじゃないの?」

ナウシカ「ううん、もちろん男の人たちは好きみたい、でも巨乳とは言わないなぁ(笑)」

微笑みあった二人は、お互いを見つめあい、コクンとうなづき合った。
ナウシカの合図を見てアスベルは、彼女の乳首に吸い付いた。
174ちゅっちゅしたいお:2008/09/10(水) 07:29:48 ID:wniZApmN
アスベル「ちゅ〜ちゅ〜ちゅ〜ちゅ〜・・・はぁ・・・ちゅ〜ちゅ〜」

ナウシカ「うふふ、大きな赤ん坊さん・・・」

彼は乳飲み子のように彼女の乳房を恍惚の表情で吸っている
彼女はそんな彼をまるで我が子に乳を与える母親のように、
愛おしい表情で眺めていた。

彼の空いた手は、彼女のもう片方の乳房を揉みしだいている。
時折、胸の谷間へ顔を埋めて首を振って感触を楽しんだり、
もう片方の乳首へ吸い変えたり、思う存分に乳房を堪能している。

ナウシカ「私、あの時はこんな風になるなんて夢にも思わなかった・・・」

そのセリフを聞いたアスベルはハっと我に返り、彼女の顔を見上げた。

アスベル「あの時の事、僕も忘れないよ・・・」

"あの時"とは、オーマとの別れ、シュワ墓所で起こった出来事の一幕である。


しばし、ふたりは黙って見つめあう、ふたりの意識が急激にあの頃記憶へ
引き戻されていく・・・・・・・・






シュワ墓所は今まさに崩壊の時を迎えていた・・・・・

ゴゴゴゴ・・・・・

カ・・ア・・サ・・ン・・・ナカナ・・・イデ・・・・

「オーーマァァァーーーーーー!!」

ナウシカの悲痛な叫びが、響き渡る

望まれて生まれた者では無かった、彼女も彼を・・”巨神兵”を利用するつもりだった。
兵器として作られた彼は、誰よりも誇り高く、深い心を持っていた。
仮初めの母として、彼を導いたナウシカに、耐え難い罪悪感が襲う

「あなたは私にとって誇りよ、ごめんなさい・・・オーマ・・許して・・・」



・・・・スマソ、今日はここまで
175名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 00:34:37 ID:GyNb3rg5
なんかきもい
176クシャナは見た!-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/17(水) 09:39:02 ID:l+lAkAU/
サパタへ向かう途上の小休止、兵士達は全員外で食事をとっている
クシャナはふと何かを思いたってコルベットの艦内に戻ってきた

「おや?」

銃座の一室からの物音に気付いてクシャナはそっと中を覗き込んだ
そして仰天した
水平にした機銃座の上で素っ裸の男女がじゃれあっていたのだ
上になってしきりに娘の胸を口と指で弄りまわしてる男はクロトワだ

「ぬぅ!・・」

神聖なる戦の道具をふしだらな行為で汚す様に怒りが込みあげた
まして、それを行っているのが兵どもの手本とならねばならない参謀である
さらに驚いたのは男に組み敷かれてる娘はあのナウシカだった

「ん・・ ん・・」

クロトワのごつい指に豊かな乳房を揉みしだかれながら、涎を垂らした髭面に
ピンク色の乳首を吸われ押し殺すように微かな喘ぎをあげている
クシャナの表情は険しくなり、ドアの取っ手をつかむ手に力が篭る

次の瞬間、クロトワの舌を伸ばした顔がナウシカの胸とは対照的に無駄な肉のない
すっきりとした腹の上を滑り降り、臍をべろりと経由して足元へ移動していった
青さの残る辺境の姫のおみ足の間で黒い頭がしきりに蠢き出す
クロトワはナウシカの足首をがっちりと掴んで開かせ、髭と舌で若々しい蕾
を味わっているようだ

「うう・・ん」

ナウシカはぴくぴくと肌を震わしながら、そっぽを向いたまま口を手で塞いで
普段の彼女から想像できぬ甘い息を吐いていた
クシャナは何故か踏み込むことを躊躇し今しばらく見守ることにした

「へへ・・ 気持ちいいかい?」
「はぁ・・ はぁ・・ はい、とても」

二人の会話が聞こえてくる、これが初めてでは無いことが伺える

「ふぅ・・ これ以上、我慢できねえ」
「はぃ・・ わたしも・・・ おねがい」

クロトワの上体がナウシカの体を覆いつつ、ごつい腕に掴まれた
しなやかな脚がM字に折られながら開かれていく
その影からドス黒い女の手首ほどもあろうかという醜悪な肉棒が
覗いてるクシャナの瞳にはいった
・・やめろ・・ やめろ・・・
心で念じても、言葉に出ない
177クシャナは見た!-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/17(水) 09:43:25 ID:l+lAkAU/
目の前わずか一メートルほどの場所で、部下の男がはげしく怒張した肉棒を
手に握り、しきりに盟約国の姫の陰裂になぞりつけている
微かに濡れ光る彼女のそれは、一見するとそんな太いものが入るとはとても
思えない
・・いくらなんでも無理だ、あんなものが入るわけがあるまい・・
そう思いながら見守るクシャナ

しかし、クロトワは一点に宛がうと、ナウシカに”いくぞ”と声をかける
ナウシカはこくりとうなずく
次の瞬間、可憐な陰裂はぬずりとカリの直径に割られた

「く!・・」

小さく唸ってナウシカの眉間に皺がよる
かまわずクロトワはナウシカの肌の上をずりあがり、己の肉棒を徐々に
挿し入れていく

「あ!・・ はぁ・・」

結合が深まるにつれ、ナウシカの胸ばかり豊かな華奢な体躯が苦しげに
海老ぞる
それをおさえつけるようにクロトワは押し引きを繰り返しつつ尚も深く
侵入していく
・・はいって・・いってる  あんな・・あんな太いものが・・
瞬きひとつせず見入るクシャナ
やがてクロトワは一旦大きく身を引くと、一挙に突入、剣身を残らず根元まで
ナウシカの体内に挿し込み、でかい陰嚢を叩きつけるように蓋をした

「うあ!・・う・・」

衝撃でナウシカの豊かな胸がぶるんと揺れ、衝撃で大きく反る
クロトワのごわごわの陰毛とナウシカの薄い陰毛が縺れあってるのが見える

「おぉ・・ きつい たまらねえ・・ぜ」
「あ・・ あぁ・・ 奥まで・・あつ・・い」

結合を果たした二人の顔が接近し、接吻を開始した
・・・ばかな こんなばかな・・
クロトワとナウシカが・・ セックスしてるなぞ!・・
わなわなと肩を震わせながらも、凝視してやまないクシャナの前で
ぎしぎし・・と倒した椅子が鳴り始め、ナウシカの短い髪がふわふわ
形のいい豊乳がたぷたぷと揺れ動きはじめた

「ん・・ うん・・ あ・・ は・・」

清純だとばかり思っていたナウシカの口から漏れる歓喜の息
クロトワの腰の打刻にあわせてしぼり出され、クシャナの耳にこびりつく
爬虫類のようだと感じていた部下の男の獣のような獰猛な動きもまた意外だった
178クシャナは見た!-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/17(水) 09:50:50 ID:l+lAkAU/
・・これが・・ 男女の契り・・
25歳にして男を知らぬクシャナの目の前で生々しい裸の男女の姿が
繰り広げられ続ける
かぽ!かぽ!という肌のぶつかりあう音、はあ・・はあ・・と次第に荒さを増す
二人の息、時折漏れる気持ちよさげな嗚咽
年端もいかない小娘と三十近い男の淫らさ極まる姿態に、クシャナの中で
何かがふつふつと込み上げてくる

「あ! は! いぃ! くろ!・・とわ!さん・・ 
 もっと! もっと・・つよくぅ!」
「お! おほぉ! こ!・・こうかぁ?!」
「あ!!・・ あぁ!!・・ いぃ! きもち!・・いぃぃ!!」

ナウシカの白い肌の上にクロトワの浅黒い肌が倒れ込む
ナウシカの細い腕が男の背中に回され、クロトワの腕が小娘の首と頭をがっしりと
抱え込む
二人は溶け合うように抱き締めあい、いよいよセックスの終点をめざしにかかった
猛烈にきしむ倒れた座席、堅い胸板とたわわな膨らみが潰しあってむみむみと
揉みあう
振動で二人の角度が変わり、激しく打ち合う尻がクシャナのほうを向く
・・・なんたる光景
上下に組み合った二人の脚、重なり合って打ち合う二つの尻、
二人の熱い呼吸に合わせて丸出しの両の肛門が仲良くひくつくのが見える
その間でクロトワのドス黒い男根がナウシカのピンク色の産道を抉り抜くように
杭打っている
クロトワの毛むくじゃらの腰が深く打ち込まれる度、ナウシカの白い柔らかそうな
尻がクッションのように潰れる
しかし、ナウシカもやられっ放しではなく、左右に尻を振リ立て、しっかり己を
蹂躙する肉棒を貪っているのが確認できる

「あ!! ふぁ!!・・」

ぷしゅ・・ぷしゅ・・とナウシカの一段大きくなった嗚咽にあわせて白い露が
膣の奥から飛び散り、二人の尻から太ももまでびっちょりと濡らしていた

「はぁ! はぁ! いく!・・ いきそぉ・・なのぉぅ!!」
「ふぅ! ふぅ! おれ・・俺も!・・」
「こ!・・ このまま・・」
「わ!・・ わかった・・ それじゃ・・遠慮なく・・ だすぜ!!」

クロトワはナウシカに深々と挿入させた状態で、”んん!・・”と、くぐもった
低い声を響かせた
ナウシカの陰唇を押し潰すように栓をした馬鹿でかい陰嚢がびゅくびゅくと震える

「う!! あぁぁ!!!」

大きな嬌声をあげるナウシカ
同時に彼女のおみ脚がクロトワの腰に巻きつき、男といっしょになって
腰をひくつかせた
クシャナは厩舎で見た馬達の様子を思い出していた
・・種付けをしている・・ ナウシカの体にクロトワの・・・
寸分余さず結合させた人間の雌雄の性器が今まさに生殖を行ってる様に
クシャナは軽い興奮を覚えていた
179クシャナは見た!-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/17(水) 10:00:26 ID:l+lAkAU/
やがて、がくがくと強張った二人の体から力が抜ける
クロトワはナウシカの中に射精し終え、小柄な可憐な体に体重を預けていた

「ふぅ・・ ふぅ・・ どうだい? 天国は見えたかよ?」
「はぁ・・ はぁ・・ みえました・・とっても・・・
 あ・・・ クロトワさんの出した熱い液が・・・
 私の体の奥から・・流れ出ていく・・・」
「かわいいぜ・・ ナウシカ・・・」

ちゅっ! むちゅぅ〜!! 行為の余韻に浸りながら口付けを交わす音がする
へばりつきあう髭面とやわらかい唇の下で、いまだ結合したままの二人の性器
クロトワ側が力尽き萎んでいくにつれ、ナウシカの緩んだ産道から泡立った
白濁液がじわじわと垂れ零れ、座席に染みを作っていった
クシャナは足音を忍ばせながらそのまま立ち去った・・・



「・・・殿下! 殿下!」
「クシャナさん!」

自分を呼ぶ声に混濁した意識が徐々に鮮明になっていく

「ん・・」

ようやく目を覚ましたクシャナの目の上に、怪訝そうなクロトワとナウシカの
顔があった

「・・・おまえたち」
「おお、気がつかれやしたか 殿下がものすごい汗だくで
 悶えるような寝息を立ててると兵が報告してきまして
 それで見に来たんすよ」
「大丈夫ですか? さぞかしこわい夢をみてたのね」

瞬時に落ち着きを作るクシャナ

「すまんな 余計な心配をかけて もう大丈夫だ」
「汗とヨダレをぬぐって下さい」

ナウシカがハンカチをさしだす
クシャナは、こほん・・と照れくさそうに咳払いして、それを受け取った

(終わり)
180名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 11:24:33 ID:O1KsU58W
GJ!!
これはいいオチw
181名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 02:58:06 ID:lKlSYD7v
クシャナさんもだいぶ深層心理ではww
GJ!
182アシタカせっ記(一)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:33:50 ID:janYCubG
ここはシシ神がいた山
パカッ!パカッ!・・蹄が地面を蹴る音が山肌にこだまする

「・・いないな、匂いも感じない どこにいる・・」

ヤックルに跨ってアシタカはサンを訪ねて山に登ってきた
普段いる筈の洞に姿は見えず、かなり長い時間ここを開けているようで
微かな気配や匂いも感じ取れない

「ヤックル、サンの匂いがわかるか?」

周囲を嗅ぎ回るように頭を回すヤックル
やがてぶるると鼻を鳴らしてアシタカのほうを向いた
アシタカはその背に飛び乗ると再び疾風のように駆けはじめた

山の頂上まで登り、タタラ場から向かって反対側の斜面を駆け下りていく
小川の脇に沿って降りていくと、アシタカの鼻でさえはっきりとサンの居場所
・・・こんな深山幽谷で彼女以外考えられないと確信出来るいい匂いを感じた
パカッ!パカッ!パカッ!・・獣道が開け砂利の河原が現れた
周囲に魚を焼く香ばしい煙が立ち込めている
そして、大きな石の上で胡座をかいて魚をぱくつく見慣れた顔がいた

「サン!」
「ん・・ おそかったな、ムシャムシャ・・
 足音は聞こえてるのに、モグモグ・・ なかなか見えない、ゴク」
「美味そうに食べてるな、他の二人は?」

口を拭いながら顔はあくまで餌のほうを向いたまま目だけアシタカを見つめてる
久しぶりにありついた食事であることがありありと感じられた

「食い物を探しに行ってるよ、もう三日経つ
 この山は獲物がいなくなってしまったから」

そう言いながら、焼き上がった次の魚にぱくりと咥えついた
シシ神が倒れて、この山の環境はすっかり変わってしまっていた
生えている植物の種類が一変してしまったため、それまでいた草食獣たちが
一斉に他の山へ移動してしまったのだ
体の大きなサンの弟達は川魚だけでは腹が充たせず、遥々遠くの山へ
出向いていた

「もしゃもしゃ・・それと、つがい探しだな ぱくぱく・・」

並みの山犬から比べれば遥かに体の大きなサンの弟達
それでも母神のモロから比べれば二回り近く小柄であった
他の山に山犬神の姫がいるかどうかはわからないが、それが見つからぬ場合
普通の山犬の雌と交わらねばならない
産まれる子はさらに小さく、もはや人語を解すことさえ出来ないかもしれない
モロの一族はまさに滅亡一歩手前であった
183アシタカせっ記(一)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:36:34 ID:janYCubG
焼き魚を頬張るサンを脇で眺めるアシタカ
不意に、まるで・・と言いかけて口を慌てて噤む
しかしサンの聴覚は鋭い

「むぐむぐ・・ まるで人間のようだと言いたいのだろ
 昔から、生のままでは腹を壊すんだ・・・」

サンは火を使うこと自体が人間ならではの所業であることを百も承知であった
餌に恵まれていた頃は肉や魚を干したものを食っていた
保存されていた物を食い尽くしてしまった場合の最終手段が”焼く”であった
サンがアシタカに顔を向けようとしないのは食事に夢中というより
見るからに人間らしい姿を見せたくないというのが理由としては大きかった
むしろ今の姿を寸刻でも見せたくなかったに違いない
それ故、久しぶりに会えたというのに、やけに素っ気無い態度なのであった

「むしゃむしゃ・・ そういえばアシタカ、開けた場所に大勢の人間が
 集まって土を掘り返してるが
 もごもご・・ あれは、ハタケというものを拵えているのか?」
「ああそうだ 鉄作りの目処が立たぬゆえ 当面の措置として
 ささやかな畑づくりだ、収穫はだいぶ先の話だが」
「ぱくぱく・・ 人が減ってるな」
「そなたらと同じ事情さ 食い物に限りがある とても全員は養えない」
「もしゃもしゃ・・ アシタカがクワ?というのか? 見慣れない道具を
 振るってる姿がみえてた」
「そうか、収穫が多ければサン達にも分けれるかも・・・」

次の瞬間、突然サンはきっ!と表情をきつくした

「ふざけるな!! 人間などにほどこしなぞ!・・ んぐ!むぐぐ・・」

口一杯に物を詰め込んだまま、急に大声でしゃべったため食物を喉に
つまらせるサン
すかさずアシタカが脇に詰めより水筒の口を咥えさせた

「ゆっくりと飲まれよ」
「ん・・ ごく・・ごく・・」

ふは・・と息を吹き返し、まだごほごほと咳き込んでいる

「胸が・・やけるようだ・・ さすってくれ・・」
「ん? こうか?」

むにぃ・・という柔らかい感触がアシタカの掌に伝わる
言われるままに触ってしまって、今更はっとなるアシタカ
しかしサンは、どうした?もっと摩ってくれと催促する
アシタカはサンを岩の上にゆっくりと仰向けにさせると、まだ膨らみかけ
それでも歳の割にはよく成長していると思われる少女の胸を揉み摩った
サンはふぅ・・と気持ちよさげにため息をついていた
184アシタカせっ記(一)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:39:08 ID:janYCubG
シシ神が倒れて一月余り、タタラ場の再建の為、力を尽くすアシタカであった
タタリ神の呪いが解けた腕は腕力こそ元の人並みに戻ったものの、
死の恐怖から開放され、やれ木材の切り出しだ田畑の開墾だと大忙しの毎日
タタラ場の復興目指して、男も女も総出で手分けして村づくりに没頭していた

日も落ち、わいわいと夕飯時、今は男も女も同じ場所で飯を食う
酒が回され、一日の疲れを癒す

「サン・・・」

アシタカは飯を頬張りながらぼそりとこぼした
先日、久しぶりに再会したサンの温かい胸の感触を
思い出していたのだ
その時は、それ以上の進展はなかったものの、
もののけ姫の男の気持ちを知らぬながら、頬を赤らめていっぱしに女としての
反応を見せていた可憐な姿を思い出し、ふと笑みをこぼすアシタカであった

「また、会いに行こう 今度はさらに近しく・・」
「アシタカさま、どうしたんだい? にやにやしちまって」

不意に横からトキに声をかけられる
慌てたように咳払いして、表情を引き締める

「おトキさんか、にやにやなどしておらぬ」
「山犬の姫のことを思い浮かべていたのでしょ?」

ニッ、とした表情で横から覗き込む手ぬぐい女

「いやな笑いだな」
「まあま、そうむくれずに♪ すまなかったよ、はい一献召し上がれ」

ぽんと杯を渡され、とくとくと酒を注がれる
アシタカはそれを一気に懐中に流し込んだ

「いい、のみっぷりだねぇ もう一杯いかが?」
「頂こう」

夜は更けていく
185アシタカせっ記(一)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:42:24 ID:janYCubG
夜中、むんとした熱気を周囲に感じながら目を覚ますアシタカ
頭がふらつき、体に力が入らない
にも関わらず下半身の一点だけが妙にむずむずする
天窓の月明かりと蝋燭の灯りが部屋の中をぼんやりと照らしている

「ようやくお目覚めだね、アシタカさま」

声にはっとなり、一気に目を開けるアシタカ
ぼんやりとした像がはっきりと瞳の中で形になる
いつもの陽気な笑みを浮かべたトキが唇に紅をさしながら
こちらを見下ろしていた

「お・・ おトキさん、これは?!」
「説明が要るかい?」

紅をさし終わり目を細める手ぬぐい女
アシタカは自分が褌以外何一つ身につけていないで転がされてることに気付き
はっとする

「・・あの酒に盛ったのか」
「ここには亭主を亡くした者、
 亭主がいてもてんで役に立たない者が多くてね」

するりと手ぬぐいを外すトキ、長い黒髪が天窓からさす月明かりを一瞬遮る
そしてしゅるりと朱色の衣が肩からはずれる
揺れる蝋燭の灯りに照らし出される、豊かなタタラ女の乳房がぼろりと両側に
別れた裾の中からまろび出た
三日前に触れたもののけ姫のそれと比べて軽く二周りは大きく
重そうに垂れ下がっている

「な!・・ おトキさん、冗談はやめろ!」

巨大な乳輪に眼を奪われながらも、もぞもぞと体を揺すって何とかこの場から
逃れようともがくアシタカ
しかし体にまったく力が入らず、微動だに出来ない

「明国から石火矢といっしょに伝わった秘薬だってね
 エボシ様からもらったもんだけど、甲六にはてんで効き目なかったさ
 でもあんたには良う効いてるわねえ」

嬉しそうに言いながらトキは腰に丸まった衣を、さらに尻を突き出すように
屈みながら足元に落とす
タタラ踏みで鍛えた脚がアシタカの体を跨いだ
無駄な贅肉の無いくびれた腰がまっすぐアシタカの腹の上にしゃがんで来た

「おトキさん・・ 甲六は・・」
「許しは得てるよ もうあいつはすっかり駄目になっちまってね
 あたしも特別若かないし、そろそろ子を産んどかないとさ」

ここへ来てトキの表情に艶がかかり始める
若年増の裸身はむんとした牝性の匂いを発散しながらすぅーとアシタカの
体に倒れこんでくる

「やめ! やめるんだ!・・」
「なんだい? 山犬の姫に操を立ててるのかい?
 黙ってりゃわかりゃしないさ」
186アシタカせっ記(一)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:44:53 ID:janYCubG
艶やかな黒髪がアシタカの顔にかかる
いつも元気で豪快な肝っ玉姐さん風情はどこにも窺えず
若い男を前に色情丸出しの笑みを浮かべる、かつて彼の知らないトキが
目の前にいた

「眉の濃い女は嫌いかい?」
「と・・トキさん」
「心配しなくとも一夜限り・・ えぇと、あたしが身篭るまでさ
 心まで奪おうなんて大それたこと思っちゃいないよ」
「眉が濃いもの同士、せいぜい今だけ仲良くしようじゃないか、ね?」

舌を突き出してアシタカの眉毛をぺろりとなめるトキ
そして、派手に紅をさした唇がニッ、と微笑んだ


「ん・・・」

蝋燭の灯りが濃厚な接吻を交わす男女を壁に映し出す
トキが両手でアシタカの頭を抱え、べったりと口同士へばりついていた

「んん〜ん・・ あし・・たふぁ・・しゃま・・」

初めて見た時からこうしたくて仕方が無かったとばかり、
トキの唇はアシタカの口をぐっちょりと吸い立てる
むぐむぐと咥えあう二人の口の周りが涎でべとべとになり
トキの口にさした紅がぺったりとくっついた頬まで広がって赤く染める

「ぷは・・」

長い涎の糸を引きながら二つの口が離れる
はあはあ・・と双方、興奮して息が荒い

「はぁ・・ 若くていい男との口づけはひとしお燃えるね」
「はぁ、はぁ・・ おトキさん、かんべんしてくれ」
「そんなこと言わずに、もっとやろうよ・・ 今度は舌さしこんでさ・・」

言うやいなや、トキの口はアシタカの口に再び張り付いた
きゅっとアシタカは鼻を摘まれると、思わず開いた口の中にずるりとトキの舌が
もぐり込んできた

「ん!ん!ん!・・」
((うぅ・・ たまらない・・))

タタラ女の情熱的な口付け
間近で漂う女の匂いと熱く濡れた口と舌の感触に何時しかアシタカも
積極的に舌を蠢かしていた
鼻で息をしながら隙間無く咥えつき合う口のなかで、二本の舌がべろべろと
絡み合って互いの唾液を混ぜあう
187アシタカせっ記(一)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:47:56 ID:janYCubG
でろ・・と、さっきよりさらに大量の涎の糸を引かせながら舌を伸ばしたままの
二つの口がようやく離れた
トキの強引な口から開放され、新鮮な空気を吸って深い溜息をつくアシタカ
それも束の間、今度は女のたわわな胸がその顔に影をさした

「どうだい? もののけ姫とくらべて」

アシタカが何をか言おうと口を開いた瞬間、むぐ!と乳の先がその口を塞いだ
ん!・・と唸ったきりアシタカはトキの乳首を頬張ったまま、さらにたぷんと
重々しい柔肉に顔を覆われていくのだった

((む!・・ んぐぅ・・))

鼻の穴からも流れ込んで来るのはトキの匂いばかり
生温かいしっとりとした肌の感触に包まれ、女の心臓の音がどき!どき!と
脳髄まで突き刺さるよう
アシタカはトキの乳を吸った、無我夢中でもぐもぐと吸いたてていた

「んふ・・ くちゅくちゅ吸ってるね、こうなると男はいつも同じだね
 んふふ、たんと召し上がれね、んっふふふ・・」

男に乳を吸われる感触に太い眉毛にうっとりとした表情を浮かべ
女の手は男の褌の中へ忍んでいくのだった
ぐ!とその指先がアシタカ自身を捕まえる、若い男の体がぴくりと反応した

胸をアシタカに吸わせながら、トキの手は彼の手を引き己の女の部分に
触れさせる
もじゃもじゃに茂ったタタラ女の観音扉にアシタカの指がかけられた
そして早くも蜜が染み出している扉の奥まで無理やりに被せた女の手が
男の指を押し込ませると、抜けないように股をきつく閉じた

「指でよぉく、ほぐしておくれね・・ あんたのこれを入れんだからさ」

そう言うと手を伸ばし、さっきまで握っていたアシタカの男根を再び握って
やんわりと摩りだした

「ふぅ・・ ふうぅ・・」

トキは女陰の中をアシタカの指でなぞられ、しとどに溢れさせていた
すっかり固く太くなった男根を握る指に力が入る

「んん・・ おトキさん」

指先に伝わるトキの体の内側がいよいよ熱を帯びていくのを感じる
アシタカはこの熱い部分がこれから女にしては節ばった指に握られてる
己の分身に嵌め合わされる予感に胸が高鳴っていた
女を知らぬアシタカの股間と頭の中はもはやオナゴなら誰でも何でもいい
という感覚に陥っていた、
みっともなく女を欲しがるように腰をもぞつかせる
188アシタカせっ記(一)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:53:28 ID:janYCubG
トキもまた発情ここに極まる、物足りない部分に欲しくて仕方がない
そして遂に、もはや指なんぞじゃ我慢できぬとばかりトキの体が翻った

「我慢できないよ、あたしゃ・・」

胸にへばりついた男の顔も、股にはさんだ男の指も放り出し
ばっ!と男の腰に纏わりつく邪魔な褌を引きちぎるように取っ払うと
その上にでんと膝立ちで跨った

「はあ、はあ・・ さぁて、お開帳の時間だよ」
「はぁはぁ・・ お・・おトキさん・・」

すっかりたらしこまれて、綻んだ面のアシタカ
欲情に頭がくらんだ男女がみつめあう
らんらんと眼を輝かせたトキの火戸と化した女陰が
まっすぐ上を向く熱芯と化したアシタカの男根の先に触れた
びくん!とお互い一度身を震わせる

「うは!・・おトキさん・・ あ・・熱い」
「ふふぅ!・・そんじゃ、いくよぉ・・」

トキが腰を落とす、熱い涎をたらした女の女陰口がアシタカの男根の頭を
ぬずり・・と呑み込んだ、
そのまま触れ合った熱源がずぶずぶと重なる

「お!・・おぉ!・・」

二人して歓喜の声を上げながら、タタラ女の火戸に男の熱芯が
深く深く、奥へ奥へと貫通していく
やがてアシタカはトキを根元まで貫き、陰嚢ですっかり蓋をした

「ほぉら!ほら・・ 見てみな、あんたとあたしの・・火戸と魔羅がぴったり
 嵌め込まれちまったよぉ・・ ど・・どうだい?もののけの姫とくらべて」
「く!・・」

呼吸に合わせて体の中を這い登る快感に身を震わせながらも横を向くアシタカ
すまない・・サン・・ 心で詫びながらも、無様な男の本性丸出しで年上女の胎の
中で固くして、特別な感情の無い相手の子宮口を突いてる現実は変えられない
まさに蛇に呑まれた蛙同然
溜まり切った物を熱い中に吸い上げられるまで、どうしようも無いのである

「んふ・・ もしかして、アシタカさま初めてだったのかい?
 こりゃ、嬉しいねぇ
 覚えておいとくれ、あんたを男にしたのはあたし、このあ・た・し・だってね」

タタラ女は若い男の腰の上で、ぶるんと胸を張ってみせる
そしてゆっくりとその逞しい尻を躍動させ始めるのであった
189アシタカせっ記(一)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 09:56:45 ID:janYCubG
アシタカの全然女慣れしていない男根にぬずぬずと熟れた圧力が
上下にかかりはじめる

「う!・・ うぅ!」
「ふふぅ・・ 熱いよ・・あんたの
 あたしら今はメオトだからね・・ この体、あんたの好きでいいんだよ」

そう言いながら、トキは尻を縦横無尽に振りはじめた
かぽ! がぽぉ!
粘膜の擦れ合う音が小屋に響きはじめる、二人の息が一層荒くなり
部屋の湿度と温度は急上昇していく

「あ! はぁ! いぃ! いぃよぉ!!」
「う! くぅ! と・・ トキ! さぁん!!」

歓喜の叫びをあげながら、深く浅くを繰り返す
トキの肉圧に己自身を扱かれる快感にアシタカは薄眼で頭を左右に振った
サンではない相手に悶えさせられる事実ももはやどうでもいい
自分の腹の上で、たっぷんたっぷん重そうな乳房が揺れて、彼の顔に女の汗が
降りかかる
さらに顎を突き出して喘ぎ声をあげる女の口元から垂れた涎が
またまたアシタカの顔に降り注いだ

「ふふ! ふふぅ! どう? どうだぃ?!
 アシ! タカさま! これが! こいつが! 女だよ・・
 女って! やつだぇ!」
「あ! あぁ! きもち・・ きもちいぃ・・ ぞ」

必死にまぐわうトキとアシタカ
こんなのはどうだ?とばかり女の尻はひねりをいれて男を扱き倒す
濡れそぼって、ぐにぐにとこなれた柔襞がアシタカの青筋を食むように舐め絞り
カリの裏側まで食い込んだ

「う! ぐはぁ!!・・」

アシタカは大きく身を反らしたかと思うや、一挙に切れた
限界まで熱く太くなった芯先が弾け、
陰嚢の中身をトキの火戸の奥深くどぽ!と噴き上げた

「おふぅ!・・」

どくん!どくん!という戦慄きがトキの産道に伝わり、同時に熱く濃い液感が
胎の奥底で広がりはじめた

「うは! 出したね、アシタカさま・・
 うふぅ!・・ん はいってくるぅ・・」

ぶるぶると身を震わせながら、若い男の産まれて始めて行う膣内射精を
じっくりと味わうタタラ女
どっく・・どっく・・長々と続く生命の営み
すさまじい量の若い精液が年上女の膣の中を過流する
190アシタカせっ記(一)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:10:07 ID:janYCubG
精注がとまり、がくんと脱力したアシタカの男根を尚も離さず貪欲に搾ろうとする
トキの女陰
番った僅かな隙間から、どろ・・と黄ばんだ濁液が溢れ、逞しい太ももの内側に
筋を作った

「へへ・・ さっそく種付けしてくれたね
 ちょいと、早かったけど、 嬉しいよ
 ・・さて、それじゃ夜は長いよ、まだまだしっぽりと楽しもうじゃないかい」
「うぅ・・ おトキさん・・ もう、やめよぉ・・・」
「なんだい、なんだい? 若いくせにだらしないね、ほら手伝うから・・」

トキは、朦朧とした眼で後悔の念に取り付かれるアシタカの若々しい体に
取り付いた
ちろり・・と舌をのばしてアシタカの胸板を舐める
う!という彼の呻き声を聞きながら、トキの舌はまっすぐアシタカの腹の上を
滑って降りていく
やがて当然のように彼の萎れた場所にたどりつく

「さあてぇ しっかり元気にしてやっからね」

全裸でありながら腕まくりするように、ぽんぽんと自分の腕を叩き
べろべろと一頻り舌なめずりすると、ひょいとアシタカの男根を摘み上げ、
ぺたりと根元に舌を宛がった
ぬろ〜〜〜〜〜・・・と生温かいナマコが萎れた竿に足跡をつけていく

「おおぅ!・・」

若いアシタカはトキの手馴れた扱いにみるみる力を戻しはじめる
今度は睾丸を二つともしゃぶられる

「むぐむぐ・・この中身を出やすいよう、よく解さないとね」

存分に舌で嚢の中身を転がしたあと、再び竿に取り付き根元からカリ首の下まで
まんべんなく涎を塗りつけられる
そして亀頭の先にナマコは移動するやいなや、ぱくりと唇で捕らえ
そのままぬずぅ!・・と一気に咥え込んできた

「う!ああぁ!!」

あまりの快感に思わず尻を反らし、トキの頭に手が伸びて己の股から退かそう
としてしまう
しかし女の頭はすっぽんのようにアシタカの男根を捕らえたまま離さない
やがて温かいトキの口の中でアシタカの先端をナマコ舌が弄びはじめた

「う! うぅ! う!・・」

じゅる!ちゅるちゅる!・・派手に音を立てて男根を玩具にされるアシタカ
すっかり太く高く聳え立ち、女が欲しくてわなわなとトキの口の中で震えていた
191アシタカせっ記(一)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:18:26 ID:janYCubG
ぬぽん・・
アシタカの物を咥え込んで頬が膨らんだり萎んだりさせていたすっぽんの口が
空気の抜ける音を立てて彼を解放した

「さあおいで やられっぱなしでくやしいだろ
 あたしの体にたっぷりし返ししてみな」

あからさまに腰を捩って誘うトキ、男の生理を知り尽くしての所業
アシタカはサンの顔を思い浮かべつつも、もはやどんな形でも欲気を抜かなければ
おさまりのつかない心理に再び陥っていた

「うぅ! サン、すまない!・・・」

眼を血走らせたアシタカがトキに圧し掛かった
余裕の表情を浮かべる年上女を仰向けに組み敷き、タタラ踏みで鍛えあげられた
締まった足首を鷲掴みにして、彼女の尻が浮くほど持ち上げる
そして左右に大きくくの字に折り曲げて広げた

「ふぅ ふぅ と、トキさん・・」
「えらい勢いだね、 あたしももう欲しくて欲しくて・・
 さあ、この助平な穴に、どんとぶち込んでおくれね」

丹精な顔に似合わぬほど青筋立てて怒張した物をぐっと、ぐしょ濡れになった
女の入り口に押し付ける、触れ合った互いの体温が心地よい
もはやあの冷静なアシタカはなく、妖しげな薬と女の肌に翻弄され
興奮しきった十代の少年がいるだけであった
そして今また、女の誘うがままに刹那の快楽の坩堝へ身を投じようとしていた
この姿をサンがみたら一変で百年の恋も冷めてしまうだろう

ぬち・・ ずるん・・
慌てたアシタカは無理に押し込もうとして弾かれ、もじゃもじゃのトキの毛の上を
なぞり滑る
気を取り直してもう一度宛がう、再び互いの体温に顔を揃って綻ばせる
ぬち・・ ずぬ・・ ずずぅ!・・

「あお!・・」

見事触れ合った体温を噛み合わせるように滑り込ませ、同時に上擦り声があがる
あとは、互いの形を感じながら一挙に快楽の底へ雪崩れ込むだけであった
再び深く関係を結んだトキとアシタカ
じーーーんと熱く、火戸と熱芯と化した互いの粘膜が蕩けあう感触に
じわじわと全身も熱くさせていく

「あ・・ アシタカさま 離れないよう、しっかりと抱いておくれ・・」

アシタカは寸分の隙もないほど可憐さと無縁の熟した女の体をがっしりと
抱きかかえた
汗を浮かべたしっとりとした女の肌がむちっと少年の肌に絡みつく
むぐ・・んぐ・・ぐちゅ・・
下半身の熱い感触に痺れながら、激しく接吻を交わす
アシタカもトキも相手の顔や頭を揉みくちゃに撫で回し、舌を突き出してまさぐり
上下の唇を交互に咥えあう
やがて口が離れ、どちらからとも無く腰を揺すり始めた
192アシタカせっ記(一)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:32:16 ID:janYCubG
がぽ! かぽ! ぱこ!
アシタカの熱芯がトキの火戸を若さに任せてかき回していた
肉の打ち付けあう激しい湿った音が響き渡る

「あ!いぃ! あぁ!もっと! もっと!だよ・・」

トキの善がり声が部屋中に充満する
アシタカも声をあげているのだが、完全に女の嬌声にかき消されていた
トキは若い男の渾身の情けにぶるぶると身悶え、彼の背中に爪を立て
さらに愛接を求めて、みっちりとぶち込まれた腰を振りねだり捲くる
アシタカの太ももがトキの尻ぺたをぱつん!ぱつん!叩き
彼女を耕す芯が抜き挿しするに合わせて、ぷしゅ!ぴちゃ!と露が飛ぶ
トキがだらしないほどすさまじい量の汁を溢れさせているのだ

はげしい男女の業が繰り広げられるその様を幾つもの眼が終始覗いていた
タタラの女どもである
未亡人や役立たず亭主の女房は食い入るように、重なり合って鬩ぎ合う
肉体を凝視し続けていた
呼吸と動きに合わせてトキとアシタカが肛門をぴくぴくさせる様に、
全員が涎を滲ませ自ら胸や股間を慰めていた

「う! うぅ! で!・・でで!・・」
「は! ひぁ! いぐ! いぎそ・・」

絡み合った二つの肉体が絶頂への階段を上り切ろうとしていた
獣のような獰猛な動きでぶつけあうトキとアシタカ、一足早くアシタカが
限界を迎えた
・・ぐうぅ!!・・
どぼ!と迸る感触がトキの産道の底で弾け出した
・・あ!!ひいぃぃぃぃぃぃ!!!!!
間髪いれず、トキも大声をあげた

「ひ・・ ひぁ・・ あ・・」

がっしりとしがみつきあい、がくがくと小刻みに震えながら、
燃え過ぎて溶合うようなけだるい感覚が押し寄せる
男の側が注ぐ粘着液だけが双方の繋がった個所を熱く染めて行く
二人揃ってへな〜と舌を垂らし、生殖の悦びに浸っていた


「ふぅ・・ ふぅ・・」

ぐったりと顔を抑え、急速に眠りに落ちようとしてるアシタカの横で
股の間を拭うトキ、拭っても拭っても溢れ落ちる濁った泡立ち

「えらく射ったもんだね、さすが若いだけあるよ
 大した石火矢射ちだ・・
 アシタカさま、こんな真似しちまってごめん、あたしらも女なんだ
 ほら!後片付け手伝っておくれ!」

一通り呟いたあと、覗いてる連中のほうを見て声をかける
汚れたものを片付け、既に眠りに落ちたアシタカの体を綺麗に拭い
衣を着せてやる

「おトキ、ほんとに明日大丈夫かな?」
「なんだいキヨ、不安なら明日もあたしが愉しませてもらうけど」

キヨはぶんぶんと首を横に振った
アシタカは、今度はかつて彼を撃ち殺しそうになったキヨの相手をさせられる
手筈を勝手に整えられていた
193アシタカせっ記(一)-12 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:37:11 ID:janYCubG
「甲六済まぬ・・・」

昨夜のことについてトキの亭主甲六に詫びるアシタカ

「なに、良いってことよ役に立たん俺の所為だ
 あんたは命の恩人でもあるし、これくらいなんでもねえさ」
「これくらい・・か」
「いや、ほんとに構わねえってさ
 籤引きで決まったような夫婦だったしよ
 あいつの身体はこれまで随分楽しませてもらったしな
 それとも、あいつの身体はそんなにつまらんかったかい?」
「いや、そういうことは・・・」

実際のところ行為の中身そのものはあまり覚えていないアシタカであった
トキの体の様子もおぼろげで、女のにおいだけが鼻の奥に残ってるような
妙な感覚であった
甲六はこそっと近寄るとアシタカの耳元で囁いた

「いや、実はよ、俺もまあ色々とな、他の女と・・・
 これで責められる筋合いなくなったと、ホッとしてんだよ
 ・・あ、もちろん内緒だぜ
 え?内緒にする必要ないじゃないかって?
 いや、そういうもんなんだよ、まあ深く考えなさんな」

甲六は一方的にまくしたてると、尻を掻きながらさっさと行ってしまった
ふぅ・・と溜息をついてしゃがみ込むアシタカ

「サンは、どう思うだろう・・ 男の甲斐性・・そんなものを
 理解するものだろうか」
「・・・カヤなら、間違いなく許さないな」
「身体が・・だるい」

昨夜の酒がまだ残ってるのか、妙に身体が気だるく力がはいらない
それでもどうにか身体を押して仕事場へ向かった

タタラ場を出てすぐの小高い丘、ここを畑にすべく開墾作業を行っていた
大方の木をなぎ払い、今ではすっかり坊主になった場所を耕し作物を植えていく
アシタカはこれまで人一倍の働きを見せ、予定よりだいぶ早く作付けが
行われようとしていた

「どうしたい旦那? 顔色がよくないぜ、今日はもう休んだらどうだい」

この日、アシタカはどうにも体に違和感があり仕事に身がはいらない
ふと気が付くとぼおとしていた

「どうしたのだ・・ こんなことでは駄目だ!」
「いや、駄目じゃなくてよ、旦那は張り切り過ぎなんだよ」
「え? いえ・・はい、そうだろうか」
「ああ、旦那の働きぷりはエボシ様も誉めてたからな、
 だから休んできなって」
「・・・しかし」
「なぁに、病人がいたんじゃ、かえってこっちが気をつかっちまって
 はかどらねえよ」

こう言われてしまうと引き上げざるを得ない
アシタカは仕方なく村に戻り、ようやく建ち始めた幾つかある小屋のうち、
一番奥の建物に入っていった、中にはエボシがいた
194アシタカせっ記(一)-13 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:41:59 ID:janYCubG
「おや?アシタカ、どうしたんだい? 青い顔して」
「あぁ、仕事場から追い払われて来たんだ」
「そうかい、おまえはここのところ張り切り過ぎなんだ、
 ちょっと待っておいで、人を呼ぶから」

モロに片腕を食いちぎられたエボシは、あれ以来健康を害していた
あの直後倒れて何日も生死を彷徨ったが、十日ほど前より起き上がり
皆に指示をだせるくらいに回復していた
それでも微熱続きで一日を通じて床に伏してることが殆どであった

「ふらふらじゃないか、あんたこそ寝てたほうがいい
 また腕の傷が開いてしまうぞ」
「ふふ、しょうがないねえ、この腕の付け根が熱持っちまって
 でもまあ少しは体動かさないと、いよいよ鈍っちまう」

そう言いながら小屋を出て行った
ごろりと床に寝転がり、天井をぼんやりと眺めるアシタカ

・・・シシ神ならあんな傷・・・
「いや、彼女じゃ生命毎吸われるか」

アシタカはふっ・・と笑った
そしてまた、昨夜の女のにおいが鼻の周りに漂い出す

「・・・酒には気をつけんといかんな
 慣れぬことをするものではない、
 金輪際、酒はやめておこう」

その時、建物の入り口に人影が立ち、差し込む日の光を遮った
赤い手拭を頭に巻いて、白地に三つ鱗の模様が散りばめられた衣を着た女が
立っていた

「こんにちはアシタカさま、キヨです」

挨拶しながら近寄って来る、
手には握り飯と湯のみと小さな薬缶が載った盆を携えていた

「・・その”さま”づけはいい加減やめてくれぬか
 おトキさんにも言ったはずなのだが」
「いえ、アシタカさまは、アシタカさまです」

どうぞ召し上がれとばかり、そっと盆をアシタカのすぐ脇に置くと、
彼の背後に回って着ている物を脱がそうとする
今すぐ洗濯して干せば夕刻までには乾くという算段だ

「てきぱきしてるな、さすが慣れたものだ」
「時は無駄にできませんもの、さてこれ洗って来るついで
 盥と体拭く手拭持ってきますで、食べてておくれやし」

言いながらぱたぱたと去っていくキヨを、褌一丁に剥かれたアシタカは
握り飯に手を伸ばしながら見送った
195アシタカせっ記(一)-14 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:44:42 ID:janYCubG
しばらくして、キヨが水を湛えた盥に手拭をかけて戻って来た
アシタカは握り飯を食い終え、湯のみの水を飲んでいた

「おやまあ、なんと食べるの早いこと、食欲は充分おありだね
 それじゃ、体を拭きますんで」
「・・・まいったな
 私はあなたの亭主でも無いのに・・自分で拭こう」

構わず手拭を水で浸して絞り、アシタカの体を拭い始めるキヨ

「いんや、いいんです
 前に間違って殺しかけちまってるから、せめてこのくらい」
「・・そんなこともあったな 随分昔のことのような気がする」

ぴちゃ・・
体を拭かれるアシタカ
固く絞った手拭はキヨの掌で温められ、丁度良いくらいのぬるさである
背中から肩、胸から腹へと汗と垢を拭い取って行く

「どうです?ご気分は」
「うん、良い心地だ・・」

そう言いながらもキヨにごしごしと拭われるに合わせて体は揺れる
どことなく力が入らない妙な感じであった
キヨが正面にまわりこみ、・・どれ?・・とアシタカの額に手を当て熱を勘定する
水仕事でややざらついた・・しかしすごく温もった掌は子供の頃の母親を
思い起こさせる

「とりあえず、薬を持ってきたんで、飲んでおくれやし」
「何の薬かな?」
「気付け薬やとエボシ様は言うとりました」

湯のみの水に薬を溶かし、それを一気に飲み干すアシタカ
次の瞬間、体の奥からむらむらと熱い何かが込上げ始めた

「アシタカさま、どうなされた?」

キヨが息が荒くなったアシタカの顔に自分の顔を近づける
タタラ女の中では割と整った顔立ちの彼女は十五で結婚、一年もしないで
夫を山犬に殺された
年上とはいってもアシタカと大差なく、それでいて亭主に短い間だが
たっぷりと愛された所為で女の悦びは充分に知っている
196アシタカせっ記(一)-15 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:48:12 ID:janYCubG
「・・おキヨさん、離れてくれ 何だか妙な気分なんだ」
「妙な気分? どんな?」

アシタカの警告を無視してわざと身を寄せていくキヨ
はっ!と気付くアシタカ

「まさか・・キヨさん さっきの薬・・・」
「何、言ってるのアシタカさま あれはきつけ薬ですって」

鼻が接しそうなほど顔を近づける二人、女のにおいが男の鼻腔をくすぐる
アシタカの空ろに伏した視線に襟元から女の胸の谷間が覗く
益々鼻息が荒くなっていくアシタカ、そして遂にキヨの二の腕を両側がしりと
掴むと、その身を床の上に押し倒した

「ああ! やめてアシタカさまぁ・・」

わざとらしく身を竦めてカマトトぶるキヨ
弱弱しい素振りを見せて、男の嗜虐心を煽る寸法である
この期に及んでもアシタカは頭を振って、どうにか理性を保とうと踏ん張る
そんなアシタカの手をキヨの手が掴んだ
久しぶりの男の抱擁、それもこんな若くていい男、諦めさせてなるものか

「・・アシタカさま おトキはよくて・・私はだめなの?」

猫なで声を出しながら掴んだアシタカの手を己の胸の中に抱き込んだ
女の胸の温かさと柔らかさが指に伝わる、アシタカの頭の最後の砦が崩れた
理性を失ったアシタカはキヨの腰帯を解きにかかっていた
間もなく、長い間異性の手から放って置かれた白い肌が
襟から裾まで大きく開いた衣の中からまろびでた
肩に掛かっただけの衣もそのままに、アシタカは一気にその内側に
むしゃぶりつくのであった

「おお!・・ん」

まだまだツンと張りのある胸の先をアシタカの唇が捕らえる
久方ぶりの鋭い刺激に声をあげるキヨ、早くもじゅんと股の奥が湿ってくる
ちゅっ・・ くちゅぅ・・ 舌を鳴らしてキヨの乳首を吸い立てるアシタカ
もう一方の膨らみを鷲掴みにして揉みしだきながら、さらに余った手で
白い太ももを撫で摩る

「あふ・・ あん・・アシタカさま ここ・・ ここをさわって・・」

キヨの指がアシタカの指を己の一番感じる部分に誘い込む
それなりに生え揃った毛を掻き分け、しばらく未使用のくもの巣が張った
女陰口に男の指が潜り込む

「ふう!・・ん」

久しぶりの刺激に声を立て、じわじわと潤い出すキヨの女陰
ぬちゃ!とアシタカの指を濡らす
197アシタカせっ記(一)-16 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:51:11 ID:janYCubG
アシタカの舌がキヨの体を走る
胸から白い腹の上、臍をほじり、腰の稜線を伝って毛深い場所へ
濃厚な蜜を滴らす淫らな穴を見つめる
この時とばかり自ら脚を広げて腰をよじるようにアシタカの顔に股座を
押し付けるキヨ

「うぶ!・・」

アシタカの鼻が開き始めた縦穴にぬぷっと埋まり、一瞬呼吸を遮られて声が出る
ついで唇がびらびらに触れた
くんくんと中を嗅がれる感触さえ、キヨの身にじんじんと伝わり
自ら胸を揉みながら身悶えてみせる
すぬっ・・とアシタカの舌が膣の中に入り込んできた

「うはぉ!!」

うぞうぞと膣の中を湿ったナメクジのような感触に弄られ、キヨはびくびくと一層
身悶えさせる
アシタカは昨晩のトキから比べれば幾分ほっそりしたキヨの太ももを
しっかりと両腕で抱きかかえ、存分に股座に咥え付いて女の蜜を啜りあげた
亭主に先立たれて以来、ご無沙汰だったキヨの体がいよいよ開花していく

「おぅ! おほぅ! あし・・アシタカさまぁ! 
 キヨに・・ あたしの中に、アシタカさまのを・・くださいませえ!!」

哀願する女の体の上をアシタカはずりあがる
ずれた褌の脇から既に隆々として血管を浮かび上がらせた若い男根が
キヨの目に入った
昨晩のトキのように、キヨも脚を掴んで高々と持ち上げられ、尻から腹まで
剥き出しにされた
そして、そのど真ん中に先ほどの肉の棍棒が宛がわれるのであった

「まい!・・ まいるぞ! まいるぞぉ!!」

夜叉に憑かれたような声をあげる、眼を血走らせたアシタカ
トキから比べればこなれていない女陰口をぐにっ!と割る

「くぁ! いたぃ!!」

何年かぶりのまぐわいにきつくなっていたキヨの膣口がアシタカの亀頭の
形に広がった
肉欲に眼のくらんだ男はそのままずぶずぶ〜と女の産道からくもの巣を蹴散らし
己が分身の型に抉るように挿し込んだ

「あ!! はぁぁ・・」

乱暴な挿入にキヨは顎を反らして耐える
一瞬の裂けるような痛み、しかしすぐに訪れる心地よい一体感

「はいっ・・ てるぅ・・」

アシタカの分身の型はをキヨの子宮の口まで広げ終わり、
ぎっちりと繋がった外側で男女の陰毛が絡み合う
どくどく・・と熱い戦慄きを何年かぶりに胎内に感じてキヨの目から一筋の涙が
頬を伝った
198アシタカせっ記(一)-17 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:54:07 ID:janYCubG
澄み渡る青空が広がる山里
数件の掘建て小屋が立ち並ぶ、今は人影は無く、鳥の囀りが鳴り渡るのみ
午前中の日差しが小屋の壁や屋根の隙間から差し込む
部屋の中にもやもやと陽炎を立てていた
そのうちの一軒だけ、揺らめく陽炎の中、負けずに揺らめく重なり合った
人影あり

ぎし ぎし ぎし・・
茣蓙の上でまぐわう褌男と衣を袖にかけた女が床板を軋ませる
昼前から男女の契りに現を抜かすアシタカとキヨである
入り口から吹き込む爽やかな風に、はぁはぁ・・という熱い人の息が混じる
男が突き入れる度、女の今にも滑り落ちそうな衣ががさがさと派手に
衣擦れの音を立てた

「あ・・ あ・・ あし・・たかさま いつかは・・ ごめん
 ごめん・・ね うっ・・ちゃって 
 あ・・ あぁ・・ あたし ええように・・して もっと・・ すきなだけ・・
 ええように・・ して・・」

ぐしゅぐしゅと嵌め抜きあいながら、アシタカの口がおしゃべりなキヨの口を塞ぐ
ん!・・ んむぅ・・ 
お互い舌を噛みそうになりながらもねちねちと弄りあい唾液の味を
確かめ合う
アシタカの片方の手がいまだ赤い手拭を巻いたままのキヨの頭をがしりと
抱え、キヨもまたアシタカの頭に腕を回し、溶合うように接吻を交わす
そうしてる間にもつがいあった個所は浅く、深く、絶え間のない摩擦を繰り返し
ていた

一皮剥ければキヨの中はよく開墾された妙器であり、突き込むたび
柔襞が男の敏感なツボを舐め摩る
いよいよ火戸と化したキヨの中はしとどに溢れさせて行き来するアシタカの
熱の芯を潤わし、久方ぶりに乾いた胎底に注がせようと絡みつくのであった

ずぼ! ずぼ! ぬぽ! ずぼ!
「ぐ! う! でる! でる! で!!・・」

キヨの中で限界まで固く太く育ったアシタカの男根は勢いよく産道の奥まで
飛び込むと、ごにゅ!と入り口を押した
そしてアシタカがふやけた表情を見せた途端、熱い男の胤が迸ったのだ

「は!ふ・・」

胎の中で感じ出す今までと違う焼けるような感触にキヨもまた顔がふやけた
しっかりと抱き合い密着させた腰を双方ぶるぶると震わしながら行う種付け
びゅくん・・びゅくん・・という滾りがアシタカの股からキヨの子宮へ
流れ込んでいく

「は・・へ・・ へひ・・」

男に最後まで愛し尽くされる懐かしい快感に、キヨは涙ででろでろに顔を
濡らした
199アシタカせっ記(一)-18 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:56:50 ID:janYCubG
正午近く、出かけた連中は外で昼飯を取るのでここには戻らない
アシタカとキヨが飽きもせず、まだ抱き合って乳繰り合っていた
もはや褌も衣も頭に巻いた手拭もなく、正真正銘産まれたままの姿で
男女の営みに精を出していた

「あ! あ! あん・・ あんた・・ ご!・・めん」

アシタカにしがみつき、快感に身を委ねながらも亡くなった夫に詫びるキヨ
一度蘇った体の感覚はもはや後戻り出来ないほど熱く燃え、年下の男に
疼きを癒され、火戸の奥に子種を点される悦びに涙を流しながら悶え
捲くるのであった

ぎし!ぎし! ずぽ!ずぽ!・・間断なく響き渡る床の軋む音と肉の奏でる音
アシタカが逞しく突き込む度、最初に注がれた精の余りが己の溢れさせる露に
混じって掻きだされる
キヨの股から噴出したねばねばは、白い尻全体にべっとりと広がり
日の光を浴びて淫靡に濡れ光っていた

「ぬ!ぐぅ!!・・」
「ひ!あぁ!!・・」

二人して二度目の絶頂を味わう、がくがくと震えながらアシタカは存分にキヨに
精を注ぐ
そのままアシタカは急激な眠気に襲われ、キヨの中に入れたまままどろみ
はじめた

「あ・・ぁ・・」

大量の男の精に体奥を染められる余りの快感にキヨもまた白目を剥いた
本来なら後片付けをせねばならないわけが、アシタカの腹の下で一緒に
寝息を立て初めていた


静かになったのを見計らい、ごそりと二人に近づく影がある
エボシである

「やれやれ・・ しょうもない連中だね
 こちとら重病人だってのに世話が焼けるよ」

エボシはしんどい体を押して若者達の痴態の片付けをし始めるのだった
200アシタカせっ記(一)-19 ◆wZraoCNSHo :2008/09/21(日) 10:59:44 ID:janYCubG
一週間ほど経って、トキとキヨが臨月を迎えたことが発覚した
当然腹の子の父はアシタカである

「いいよアシタカさま、気にせんでもこの子はあたしらの子として
 育てるから」

トキはそう言って、ひたすら詫び続けるアシタカの胸をとんと叩いて
甲六と一緒に村を離れていった
開墾作業が一段落してささやかな畑が完成した頃から、ぽつぽつと人が村を
去り始めていた
収入のなくなった村では、畑は収穫はまだまだ先であり、倉に残った食料を
食い潰す日々であった
糧食は援助しない、人減らしで節約せよという師匠連の通達があり
従わざるを得ず、泣く泣く多くの者達が村を立ち去っていくのだ
石火矢衆も去った
残るのはエボシとゴンザと所帯の無い女とかつて病を患いここに匿われていた
者達そしてアシタカ

村の中ほどに一際大きな建物が建てられていた
村の再建に尽くした牛飼い達の最後の遺産である
ここに新たな大きな窯が据えられるのだ
入れ替わるように職工、新たな牛飼い、石火矢衆達がここに
送り込まれてくる手筈であった

豊かな森はなお良質な砂鉄の宝庫であり、師匠連は徹底的にアサノ公方に
圧力をかけ、この地を直轄の荘園扱いとしてもはやシシ神もいない
危険のない山を以前より大々的に食い潰す腹なのだ

シシ神駆除に関してエボシは首こそ天子にあげそこなったものの
駆除そのものはやり遂げたことは師匠連に評価されていた
強引な決定の中で、タタラと石火矢作りを習得した女と元病者はこの場に
残すというエボシの意向だけは受け入れられた
人の入れ替えはひとえに彼女の影響力排除が目的であるのは明白である

師匠連の計画ではタタラの施設を以前の倍に増やすつもりだという
本格的に稼動が開始された暁には職工もすべて総入替えと
させられよう
縁起を担ぐ生業であり、もはや神殺しの女も、女のタタラ踏みも
病者上がりの石火矢工も用はない

「このまま、のこのこ終わってたまるか
 この村は私のものだ、好きにはさせん」

だいぶ体調を取り戻したエボシは、巨大な窯が設置される予定の
大屋根を見上げた
一方アシタカは櫓に腰掛けうな垂れていた

「私は最低の男だ・・ サン、そなたに向けれる顔はもはやない・・・」

アシタカにはサンが弟達と住む山の頂上を見やることさえ憚られた

(つづく)
201名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 14:46:41 ID:W+DtxTfI
ここは漫画はNG?セシル×ナウシカ読みたい
202名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 16:01:12 ID:YDetn+VG
文章から湿気と熱気と情念を感じる。
本当に卑猥だ、GJ
203名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 18:44:15 ID:wB3wDH4M
素晴らしいな乙
204アシタカせっ記(二)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 20:59:57 ID:Ig+k2W2r
シシ神のいた山中、洞穴の中でサンと一頭の山犬がぼんやりと外を眺めていた
二日前から雨が降りしきる
もう一頭のサンの弟はここから遥か西の山で出会った牝の山犬の後を追い
もうここには戻らない
残ったサン達は餌探しも困難な中、余分な労力を使うまいとひたすらごろごろと
寝そべっていた

「・・・アシタカ」

何もしなくとも寝てなければ、脳裏に何らかの思いが浮かび上がる
河原で腹ごしらえしてる時に会って以来、アシタカの顔を見ていない
もうあれから二週間が経っていた
これほど会いに来る間が空いたことはなかった

・・まだ時間があるゆえ、明日の朝までここにいられる・・・
彼の言葉を思い出すサン
その意味を彼女自身理解していた
あの時は弟達はいなかった、二人きりで過ごす夜となっただろう
別に嫌ではなかった、なのにサンは”帰れ!”と言ってしまった
立ち去っていく彼の背中をみつめながら、どうしてそんなことを言ったのか
言ってしまったのか未だに理解出来ずにいた

”・・いっそのこと、あの男のところへ行ってしまってはどうだ・・”

不意に背後から弟が語りかける
サンの考えてることぐらいは全てお見通しであった
ゆっくりと弟のほうを振り向くサン、めんどくさそうに耳の後ろを掻く山犬がいた

「おまえひとり、ここに残るのか? 私は用済みだと?」
”・・そんなことは言ってないさ、 でももうこの山はだめだ・・
 餌もなく、人間どもが入り込んで食い荒らすのは時間の問題だ・・”
「そんな! そんなことは!!・・・」
”・・どうするつもりなのだ? 我らだけで戦いきれるとでも思うのか?・・”

サンにとっては辛い問い掛けであった
母モロの意思をついでこの山をなんとしても守りたい
守れないなら運命をともに・・ しかし今はそれを自分自身言い切れない心境
に陥っていた
この山には匂いがしないのだ まるで違う場所にいるような感覚であった
シシ神はもはやいない・・ ここは守る価値があるのか・・
また弟が話し掛けてくる

”・・おまえがいなくなれば、俺もここを離れるつもりでいる・・
 だから安心して自分の道を進め・・”

サンはふふん、と鼻をならした

「生意気な・・ 見え透いたことを言うな、
 この山から出て行く気など無いくせに」

弟犬はわざとらしく欠伸をして、寝たふりをはじめた
205アシタカせっ記(二)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 21:02:26 ID:Ig+k2W2r
「おや?アシタカどうした」

夜、珍しくエボシを訪ねるアシタカ
ぽつんと蝋燭の点る部屋でエボシは書状をしたためていた

「邪魔してよろしいか?」
「夜中、女の閨を堂々訪ねるとは、さすが噂の色男だな」
「・・・そんなつもりで来たのではない」
「あっはは 冗談じゃ まあ上がられよ」
「では失礼」

アシタカは土間から床に上がり座り込む、エボシは机に向いたまま視線さえ
向けようとしない
灯りに照らし出された横顔が勝手に話せと告げていた

「正直、よわっている 私はこれからどうすればよいのか」
「ふふ・・ 薬を盛った私を責めに来たのではないのか?」
「騙されたのはあくまで私の落ち度、 そなたは私をここから出て行かせずに
 もののけ姫から引き離そうとこのような真似をしたのであろう」
「トキならもうおらぬ キヨはおまえに夫になってほしいとは願わぬそうだ
 そんなことをして、他の女どもに妬まれては適わぬとな」
「・・・私は山犬とは戦わぬ」
「サンが泣くからか?」

ようやくエボシが書状を書く手をとめた

「もののけ姫を人間にし、山から退かせるよい方法がある」
「なに?」
「あの娘を助けたいのであろう?
 今回騙されたついでに、もうしばらく騙され続けてみぬか」
「どういうことだ」
「よい薬がある 気苦労に煩わされぬようになる代物だ」
「すなわち、この先今以上の気苦労がかかるであろうということか
 それを薬で紛らわせと」
「あの娘を助けるためには並ならぬ手を打たねばならぬ
 いずれこの山がどうなるかおまえとてわからぬはずがあるまい
 それに対するあの娘の施しようも」
「私にはサンは救えぬというのか」
「左様、あの娘と二人して苦悩するだけだ
 そうしてる間に手遅れになろう」

ぐっと拳を握り締めるアシタカ、ちがう!と反論しようにもやり返されるのは
目に見えていた
サンはどんなに山を乱されても決して離れようとはしないだろう
自分に彼女を説得しきる材料はない
まして山を守ろうと共に戦ったところで結果は知れていた
アシタカは拳に目を落としたまま尋ねる

「なぜ、そんなにもサンのことを気にかける?」
「おまえのことが気にかかるからさ」

ようやくエボシはアシタカのほうへ顔を向けた
大きな赤い口が彼女特有の意味を解せぬ笑いを浮かべていた
206アシタカせっ記(二)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 21:05:17 ID:Ig+k2W2r
部屋の隅に置いてある行李の中からエボシがごそごそと薬酒の入った壷を
取り出してきた

「以前私に飲ませたのもそれか?」
「さあ、何時飲ませたかの これは初めてのはずだが
 すまぬ、私はこの通り手が一つしかないゆえ、そなた封を開けてくれぬか」

アシタカは壷の栓を抜いてやる、そして一緒に渡された盃に注ぎ始めた
どろり・・ やけにねっとりした濃い色の酒

「そのへんでよい、先に私が飲んでご覧にいれよう
 さあ渡すがよい」

いかにも何かをすり潰して発酵させたような代物の注がれた盃をアシタカの手から
受け取ったエボシは躊躇することなくそれをぐっと懐中に収めた
飲み干すと口の周りを袖で拭い、空になった盃をアシタカに手渡す
アシタカはもう一度酒で盃を充たした

「さて、今度はそなたの番、 見た目よりはずっと口当たり良く
 飲み易いものだ」
「・・・そなた、見た目変化はないようだが
 これを飲むとどうなるのか」
「何、眠り薬だ 何もかも忘れ眠りに落ちれる妙薬だ」
「どれくらい眠り続けるのだ」
「私が起きてよいと思うまで今のおまえには眠ってもらう
 その間、もう一人のおまえに動いてもらうことになる」
「私に呪いでもかけるつもりか」
「似たようなものかもしれぬな」

アシタカは踏ん切りつかず、ひたすら盃に注がれた濁った水面を見つめる
それを他所にエボシがごろりと横になった

「ふぅ・・ それの所為で瞼が重くなってきた
 悩むのは仕方ないが、結局私を信用できるか否かだ
 しかし考える時間はそうはないぞ
 ここにも師匠連が使わす雑多の者達が幾らも経たぬうちに訪れよう
 おまえの意思など関係なく山に踏み入るであろうぞ」

迷いを払拭できないアシタカに対してさらに畳み掛けるエボシ

「時なのだアシタカ、時をかければ大概のことは片がつく
 しかし今はその肝心の時が余りにも足りぬ」

エボシの目をじっと見詰めるアシタカ、 彼はそのままの姿勢でゆっくりと盃を
口に運んだ
アシタカの喉がごくりごくりと動くのを見届けるエボシ
ふぅ・・と飲み干し盃を床に置いた、とその直後、耐性の低いアシタカは周囲の
像が歪み始めていた

「・・・なんだか・・ 妙な気分だ・・ 眠い・・いや眠くない・・」

ぐらぐらと揺れる視線の中で、変幻自在に歪み捲くるエボシ
ゆっくりと近づいてくるのだけは確認出来た
207アシタカせっ記(二)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 21:10:41 ID:Ig+k2W2r
「アシタカ・・ 聞こえるかい?」

エボシの鼻がアシタカの顔に接するほどの近さで呼びかける
半分寝言のような返事をもごもごと返すアシタカ
まやかしの術に落とされて寝そべるアシタカにエボシがしな垂れかかっていた

「・・・時にアシタカ、おまえは何故ここに来たのだ?
 答えられるところまで申してみよ」

アシタカは空ろな視線ながらも一瞬戸惑う色を浮かべ、初対面の時と同じ
答えを述べる
エボシはゆっくりとした口調で、それでもはっきりと答え返した

「ちがう、アシタカ
 おまえが来たのはそんな理由ではない」

エボシの一つしかない掌が優しくアシタカの頭から顔を撫でている
女の手の温もりが若い男の心の内に差し入れられ、まさぐり始めていた

「・・・嘘は・・いっていない・・・」
「それなら、おまえの頭の中にある思い出を聞かせてもらえるかい?
 私はおまえの味方だよ だから安心して話してごらん」

朦朧とした意識のなかでエボシの優しげな声と、鼻をくすぐる彼女のにおい
アシタカはぼつぼつと故郷のこと、子供の頃のことを語り始めていた
適当な間合いで相槌をうつエボシ、話せば話すほどアシタカの顔から険が取れ
肩から力が抜けて行く

「そうかい・・ そんなことが・・・」
「ふふ・・それは楽しそうだね」
「それで、そのあとどうしたんだい?」

アシタカはいまや子供と同じであった、尋ねられるままに次々と思い出を披露する
感情を剥き出され、辛い思い出には涙し、楽しかった思い出を語る際には
満面の笑みを浮かべていた
エボシはただ聞き流しているわけではない
彼の口から出る情報をもとに頭の中で再構成してまったく違う彼の物語を
創造していた

「それでアシタカ、なぜおまえは郷里に帰らぬのだ?」
「・・それは・・ ここにはサンが・・・」
「おまえは何もわかっておらぬ、 あの娘に取り憑いておるものの正体を」

唐突に切り出すエボシ、さらに間髪おかず吹き込む
山犬をあやつるもののけの姫のこと、
人を喰らう悪鬼と化しておりアシタカの郷里を狙っているのだということ

「・・・しんじ・・られぬ・・ そんなこと・・」
「では、同じことを聞くが、何故おまえは郷里に帰らぬ、
 何故おまえの思い出にモノノケを討った記憶がない
 おまえはまだ志半ば、この村でせねばならぬことの最中だからだ」

まったく考える隙を与えず、アシタカの剥き出しで揺れる心をエボシの手は
鷲掴みにして離そうとしない
山犬の姫がタタリ神と化したイノシシを遣わした、シシ神なる山の主がいたが
それはまやかしであり、真の山の主はもののけ姫である
そして、もののけ姫すら悪しき神に憑かれ身体を乗っ取られているのであり、
それを救わねばならぬと締めくくる
208アシタカせっ記(二)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 21:27:08 ID:Ig+k2W2r
目を瞑ってぼそぼそと何をか呟くアシタカ、頭の中が掻き乱れているのが
ありありと見てとれる、額から脂汗が噴出していた

「アシタカ!何を迷うておる!!」

突然、これまでの優しい物言いから厳しい叱咤をとばすエボシ
子供に退行しているアシタカはまるで母親の叱られた子供のようにびく!と
竦みあがった
かたかたと震えるアシタカ、エボシは包み込むようにその頭を胸に抱いた

「大声を出して済まなかったね」

しばらく二人はそのままの姿勢で蹲っていた
これから連日アシタカは意識を朦朧とさせる酒を投与され、エボシの
創作意識を頭の中に刷り込まれる
一週間もすれば、エボシがある合図を送るともう一人のアシタカが動き出す
ことになる

「気分はどうだ?」
「・・・喉が・・渇いた・・」

閉め切った部屋の中、一本だけ設えられた蝋燭の炎が風もないのにぼんやりと
揺れて見える
仄かな灯りに照らし出される男女、体が妙にけだるく重く、そして熱い

「さて、これを飲めば少しはしゃきりとするだろう」

エボシは湯のみに水を汲むと、すっ・・と彼女の手が彼の顔を上向かせる
その水をエボシはくいっと口に含むとアシタカの顔へ近づけていき、
尖らせた赤い唇が驚いてる若者の顔にくちゅりと重ねられた

「ん!・・・」

驚くアシタカを他所に口移しで、浄水が彼の喉奥へとろりと流し込まれた
摘まれたような表情で離れていくエボシの顔をみつめるアシタカ

「・・・エボシ・・ われ等はこのような・・・間柄ではないはず・・」
「深く気にしてはだめだよアシタカ」

喉の渇きは癒されたが、それでも尚気だるい
汗だくになっているアシタカはエボシに着ている物を脱がされ、何時の間にか
褌一枚で横になっていた、エボシがぼつぼつと話し出す

「アシタカ、そなたも山犬を追ってここへ参ったのだからわかっておろうが・・」

さも当然のことであるが如く、捏造した彼の過去を絡めたこの場所の現状に
ついて語り出すのであった

「・・・私はよく思い出せぬが、果たしてそうなのか・・・」
「おまえは遠く北と東にある国の出身、山犬を追ってこの地へ流れ着いた
 私におまえが言ったことだ」
「・・・なぜそれを覚えていないのかがわからぬ・・・」
「それがモノノケのタタリだ
 そなたはタタリ神に憑かれたイノシシを殺しておる
 その右腕の痣をみるがよい」
「・・・あざ・・確かに痣のあとがある・・・」
「それがタタリを受けたしるし、今はシシ神を倒したことにより弱まっておる
 だが完全にタタリを解かれておらぬのかもしれぬ
 全ては山犬とその姫に会えばわかること」
209アシタカせっ記(二)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 21:35:18 ID:Ig+k2W2r
「・・・その山犬はそれほどまでに悪事をなすものなのか・・・」
「左様、見た目は小娘だが、むごい所業をまるで厭わぬ血も涙も無い
 もののけの姫よ アシタカ、見るが良い」

エボシは着物の襟を掴んで片側だけすっ・・と脱いだ
先の失われた細い肩が現れ、続いてたわわな乳房が揺れながら顔を出した
惜しげも無く半身を晒してみせるエボシ
腕が失われてることが、一層肩を細く、胸の膨らみをさらわかけて大きく見せる

「・・それは・・その腕は・・」
「山犬に取られたのだ」

アシタカの視線は肩先よりむしろ見事に実った胸のほうに注目していた
呆気に取られ見入るアシタカにエボシの声が降って来る

「アシタカ、どうした?」
「・・は・・ いえ・・」
「正直に申してみよ、男であろ?」
「・・いや・・」
「これに触れてみたいのかえ?」

残った手でゆさりと持ち上げて見せるエボシ
人の頭ほどもある真っ白な肌に包まれた巨大な乳房
真っ赤な乳輪が肌の白さと鮮やかな対比を描いていた
淫靡で豊満な母性の塊は重そうに揺れながら若い男の視線を離さない
アシタカはごくりとあからさまに唾を飲む

「・・触れても・・よいのか?」
「構わぬよ、そなたも男、これを見て堪え切らぬは健康なしるし」

エボシはぐっと胸を突き出して見せる、そこへアシタカの手がおずおずと
伸び始め、ぴとりと触れた
吸い付くような柔らかい感触が掌一杯に広がる

「・・あたたかい・・」
「アシタカよ、隣にもうひとつあるぞ」

エボシは着物から完全に腕を抜き、腰から上を男の目の前に晒す
けだるそうな女の表情の下で揺れる見事な膨らみが二つに増え、
アシタカの視界を埋めた
しっとりとした白い肌に包まれた小山のような乳房の女の唇に負けないほど
赤い頂きがその呼吸に合わせてゆさゆさと揺れる
それに顔を埋めてみたいという堪え難い衝動に捕らえられるアシタカ

「よいぞ、そなたの好きにするがよかろ」

見透かすようにエボシの声がアシタカの神経を捉える
巨大な星に引きつけられるようにアシタカの顔はエボシの胸の中へ入っていき
その嗅覚が妙齢の女の色香で塞がれた
210アシタカせっ記(二)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 22:14:56 ID:Ig+k2W2r
「・・いい・・においだ・・」

アシタカはエボシの乳房にむにっと顔半分埋めてみた
頭に響く心臓の音と頬に当たるすべすべの感触が心地よい
これまでどれほどの男がこの胸の中で溺れていったのであろうか
今また若者が一人、この肉の海をもっと堪能しようと胸の谷間に自ら顔を
ぬっちりと落としこんだ

「・・・あぁ・・童子に返るような・・そんな気が・・」
「うん・・ しょうのない子だ」

エボシは腕でアシタカの頭ごと己の胸を自ら抱き寄せ、存分にその顔と意識に
母性のにおいを染み付ける

「・・・ん! んぶぅ・・・」

エボシの濃密に匂い立つ乳壁に顔を揉まれ苦悶のくぐもった声がする
抜け出そうとする若い男の頭を、エボシの腕ととがった顎がそうはさせない
エボシはこれを数分間続ければ大概の男は一ころに病み付きに出来ることを
知っていた

「・・・ん! んぅ・・ 鼻が・・頭が・・・」 

吸えども吸えども、鼻腔をくすぐるはエボシの肌のにおいばかり
むんと濃縮されたそれが、口からも忍び込み、頭の中まで染めていく
今また歳若い一人の男が、エボシの母性の海溝深くで温もりの圧で熱せられ
のぼせ上がっていった

幾ばくかしてようやく肉の海底から解放されるアシタカ
顔を紅くして見る影も無いほど綻んで涎を滲ます彼の顔は、己から再びエボシの
胸へ向かう、目指す先にある、彼女の真っ赤な乳首に赤子のように咥えついた

「・・・んむ・・ んぐ!・・ むぐぅ・・」
「はぁ・・ 私の乳、美味いかえ?」

掴み切れないほど掌一杯に広がる乳肉に全ての指を埋めさせ、ゆっくりと揉み
摩りながらさかんにちゅうちゅうと吸いたてる
片側が済んだら、もう一方に対しても同じ所業を繰り返す

「ふぅ・・ そんな勢いで・・吸われると・・ 感じちまう・・よ」

エボシも胸を年下の若い男に弄られ、時折艶のかかった息を吐いた
もはや、エボシの乳飲み子同然

「さて、そろそろおっぱいの時間は一先ずお預けしようかぇ」

エボシは何時までも終わりそうにない執拗な胸の愛撫からアシタカの頭を
引き剥がした
211アシタカせっ記(二)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 22:30:49 ID:Ig+k2W2r
エボシはアシタカの目の前で腰紐を解き、上着を投げ捨て、袴に手をかけ
するりと脚から抜いた
豊かな胸と対照的に抉れるようにくびれた細い腰に、胸に負けずよく発達した
尻がぶら下がるようにつき、そこから逞しさと優美さを兼ね備えた女の脚が
生えていた

全身過剰なまでの艶色の塊であり、むんとした芳香を放ちながらアシタカの
面前に立ちはだかる
妖艶という言葉はまさにこの女の為にあるかのようであり
その有無を言わさぬほどの女の迫力にアシタカの視線は釘づけであった

エボシは髪を解きながらそんなアシタカの褌を剥いでいった
ゆらゆらと揺れる蝋燭の灯の淡い光に包まれた横向きで向かい合う
一糸纏わぬ男女
揃ってけだるそうな表情を浮かべつつも体はもやもやと熱く、じんわりと汗を
滲ませる
互いの体を鑑賞しながら、ずりずりと体を揺すらせ、ゆっくり、ゆっくり、
近づいて行くエボシと引き寄せられていくアシタカであった

「アシタカ・・」

遂に互いの肌が触れるまでに接近したアシタカとエボシ
エボシがゆっくりと腕を伸ばしアシタカの肩に手をかける
二人の乳首がつんと接し呼吸を伝え合っていた

「アシタカ、そなたも手を私の体に・・」

言われるままにアシタカもゆっくりとエボシの体の中で一番掴みやすい
腰のくびれに腕を伸ばした

「アシタカよ」
「・・はい、エボシ・・」
「我らは共に手をとり、山犬と戦う身 手を携え立ち向かわねばならぬ」
「・・はい・・」
「これより心が離れぬよう固き絆を結ぶ
 私はそなたを擁こう、そなたも私を擁け」

エボシは先んじてアシタカの肩を己の肩へ引き寄せた
アシタカの胸板でエボシの豊乳が広がるように潰される
どき・・どき・・と高鳴る心臓の音が互いの肌から伝わった

「・・エボシ・・」
「恐いかアシタカ? 迷うのも当然、戦いは誰でもこわい」
「・・この眼で見ぬ物に恐ろしさは感じぬ、立ち向かう前に会うてみたい・・」

見詰め合うエボシの目に険しい光が宿った
212アシタカせっ記(二)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 22:40:34 ID:Ig+k2W2r
アシタカの顔はエボシの眼光に包まれ、その女の白い顔が若い男の顔に
吸い付くように近づいた
鼻の頭がずれるように噛み合い、エボシの真っ赤な唇が滑るようにアシタカの
口をぬちゅうっ!!と掠め取った

「・・う・・」

眼を見開くアシタカ
むんと成熟した女の芳香がアシタカの口の中に直に吹き込まれる
それは脳天へ這い登り彼の意識を痺れさせる
エボシは重ねあった口の中で直接言葉を発する

・・まだ!そのような世迷言をもうすか!
  あの者らにより、泣くものが跡を絶たぬというに・・
・・・う・・ふぶぅ・・・

アシタカはエボシの一本の腕を首に巻きつけられ、しっかりと頭を固定される
アシタカの口をエボシの大きめの口がむぐむぐと咥え込み息の根を止める
絶え間なく喉に流れ込む女の唾液と吐息

・・言葉に出さずとも良い、もののけの犠牲となった者らの無念を思え
  わかったらアシタカ、舌を伸ばすが良い・・

アシタカの口は一瞬開放され、ぷは・・と新鮮な空気が喉に流れ込む
アシタカはおずおずとエボシに向けて差し出すように舌を伸ばすのだった
その震える舌をぱくりと捕えるエボシの唇
ぷちゅ・・じゅぷぅ・・ 紅蓮のような真っ赤な唇に震える舌をねっとりと舐め
しゃぶられるアシタカ
窄めた口の中にずりっと呑み込まれ、蛇のような女の長い舌が巻きついてくる

「・・・う・・ ふ・・・」

アシタカは鋭い眼光に見据えられながら舌を食むられる
舌全体に走るむず痒い感触とエボシから漂う色香に頭がのぼせ上がる
すぽん・・と舌を解放され、今度はエボシのほうが大きく舌を突き出してみせる

「さぁアシタカ、今度はおまえの番だよ」

アシタカは導かれるままにぱくりとエボシの舌に咥え付いた
くちゅ・・じゅちゅ・・ 夢中でエボシの舌を咥えて吸い捲くる
女の唾液を扱きとって味わう
やがて一方的な奉仕は終わり顔の角度を変えながら顔が重なっていく
互いの唾液でべとべとになった口同士、舌を突き出したままぐちゅぅ・・と
咥えあった

「んふ・・ あしたか・・」
「・・え・・ぼし・・」

アシタカの首に回されたエボシの手が彼の頭を撫で摩る
くちゃ・・くちゃ・・じゅるり・・ アシタカとエボシの舌が絡み合い、
熱い口の中で二人の唾液が混じりあい喉に流し合う
余った唾液がだらだらと重なった唇の端から溢れ二人の顎から首筋まで
幾条もの濡れた筋を作った
長々と甘く深い口付けは続く、アシタカはエボシの赤く官能的な唇を上下とも
交互に咥え、たっぷりと味わった
そして深々と息が止まりそうなほど咥えあい、歯茎の裏側まで双方の味を
染み付け合うのであった
213アシタカせっ記(二)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 22:45:13 ID:Ig+k2W2r
ぷふぅ・・と深く息を吐き、つぅ〜・・と名残惜しげに濡れ光る糸を何本も
引きながらようやく離れる二つの口

「どうであったか?私との接吻の味は」
「・・なんとも・・なんともいえぬ・・味で・・あった・・」
「もっと、互いを知らねばならぬ
 これよりおまえの身に私をより染みつけてしんぜよう
 さあ仰向けになるがよい」

アシタカはごろりと天井を向いた、その上にエボシの体がずるりと這いのぼった
エボシのいやらしい大きな口と長い舌がアシタカの肌の上で舞を演じはじめた

「・・う・・ うぅ・・」

くすぐったさと気持ちよさで嗚咽を漏らすアシタカ
圧し掛かるエボシの体重も心地よい
女は若い男に己自身を揉みつけながら、慣れた舌技で翻弄していく
エボシの手がアシタカの背後に回りこみ、しなやかな指が若い男の尻を掴んで
撫で回す
男の表情を楽しみながら女の舌は前へと移っていく
目の前にぴくぴくと戦慄く若者の男根が聳えていた
エボシは敢えて触れずに、少年の脚に舌を走らせ、己の唾液で浸していくので
あった
アシタカの体からエボシの匂いが漂う
すっかり彼女色に塗れさせられた若い男の顔に女の顔が近づく

「今の気分はどうだ?」
「・・体中がとても熱い・・そして心地よい・・」
「私と歩むと誓えば、この感覚は永遠のものとなるが」
「・・誓う・・ そなたと歩む・・」

エボシはにっ・・と笑みを浮かべた
その指がアシタカの張り詰めた男根へと伸び、ぐっ!と握った

「・・う・・ エボシ・・」
「アシタカよ、もっとよい夢心地につれて行ってしんぜよう
 さあ、私を押し倒し組み敷いてみよ」

アシタカはけだるいながらも、掴まれた男根を引っ張られるようにして
のっそりとエボシの肩を持って押し返し、そしてその上になった

「見えるか?私の股の付け根 顔を近づけてよく見るが良い」

エボシの白い腹の下、よく手入れの行き届いた毛に囲まれた女の部分
それなりに使われているであろうにも関わらず、見た目は可憐さを装い
静かに佇んでいた
その淫靡な光景がアシタカの男の本能に火を点す

「ふふ・・ アシタカ、契りはまだじゃ 潤いが足りぬゆえ
 さあ、私を潤わせておくれ」

アシタカの手がそっとエボシの下の毛の中に触れる、そして顔を寄せていく
彼の鼻が遂にエボシの女陰の入り口に触れる、くんくんと鼻をならすアシタカ

「・・ここも・・いい匂いだ・・」

アシタカはエボシの女陰に接吻をした
214アシタカせっ記(二)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 22:49:54 ID:Ig+k2W2r
「おぅ・・ おぉ・・」

エボシが微かな悶え声をあげている
彼女のだらりと広げた足の間、股座に男の頭があり、しきりに蠢いていた
女の部分にアシタカの愛撫を受け、一本しかない腕が自らの豊乳を揉みしだいて
感動を表していた

ぴちゃ・・ぴちゃ・・ アシタカの舌がエボシの豆を責める
若い男の唇が女の一番敏感な個所を摘みあげ、舌先がちろちろと甘美な刺激を
与える

「くぅぅ・・ 中々・・よき手前・・」

堪らずエボシは太ももを締めてアシタカの頭をきつく挟む
アシタカにとっては苦しいどころか、エボシのむっちりとした太ももの
すべすべした感触に顔を包まれるのも、より心地良いだけだった

アシタカのエボシに対する奉仕は続く
入り口の周囲をぺちゃぺちゃとまんべんなく舐め回し、尿道を刺激する
そしてその舌先は遂に入り口を割って、ぬるりと内側の襞に触れた

「お!ふぅ・・」

腰を捩るエボシ、肌の色が染まりはじめ、熟した体が開花していく
エボシの膣の中でアシタカの舌が踊る、応えるようにじわじわと蜜が湧き出した
・・ん・・ ごく・・ ごく・・ 
アシタカはエボシのいやらしい蜜を啜り上げた
女の体はすっかり男を受け入れられる状態となっていた

「アシタカ、もうよい・・ さあ、私の身を・・ ずり上がっておいで」

これまでにないほど艶っぽい表情を浮かべるエボシ
乱れた黒髪、垂れ下がった数本を口に咥えて熱っぽい視線で見下ろしていた
体がけだるい
ずるずるとエボシの肌の上をずり上がるアシタカ
牡の匂いを放散する部分が、むわん・・と牝の匂い立つ場所に掲げられる

「・・エボシ・・物足りなくて・・仕方が無い・・」
「私もだアシタカ、
 さあアシタカ・・ 我ら契りを結ぼうぞ
 おまえのそれで、私を逞しく・・ 精一杯貫いてみよ」
215アシタカせっ記(二)-12 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 23:06:12 ID:Ig+k2W2r
アシタカの眼の色が変わる、けだるかった体に火が入る
エボシの両の太ももを抱えて、くの字に曲げながら広げ、己の腰を割り込ませる
アシタカは牝を求めて戦慄く先端を握って、蜜を垂らして誘うエボシの入り口に
宛がった
それぞれの先端にそれぞれの熱さを感じる、二人の器は熱芯と火戸と化していた
アシタカは腰を進めた
ぬず・・ アシタカの魔羅先の太さに広がるエボシの女陰口、より大きく絡む体温
頭を上げてその様子を期待の笑みを口に浮かべ、目をらんらんと輝かせながら
見守るエボシ

「さぁアシタカ・・ さぁ!」
「・・くう!・・エボシ・・」

堪え切れずアシタカは吸い込まれるようにエボシの中へ己を嵌め入れた

ぬぐぅ! 「・・んは!あつ・・いぃ・・」

アシタカはエボシのこなれた膣の余りの熱い包み具合に我を忘れた
もっと包まれたい!もっと奥へ! もっと根元まで!!
ずっ!ずずぅぅ・・・ エボシに思い切り挿入していくアシタカ

「ん! ふふ・・きたね・・ アシタカ・・遂に・・」

肉の軋む音と共に、瞬く間にエボシの産道はアシタカの男根で満たされ
男の堅い粘膜と女の柔らかい粘膜が寸分余さず絡み合った

「・・・お・・ おぉ・・エボシ・・・なんと・・いう・・
 包まれ・・心地・・か!・・・」
「ふぅ・・ アシタカ・・ 初めて会ったときから・・
 こんな時の来るのを・・・ 予感してた・・・よ」

根元まで繋ぎ終えた二人は、がくりと脱力した
物足りない部分はしっかり埋め合わされ、じんじんと互いの戦慄きを
伝え合っていた
体が一つになったことで安心したアシタカがエボシの体に体重を乗せる
エボシの手足がそっと下から回され抱きかかえた
擁き、擁かれる関係の完成である

「アシタカ・・・ 今我らは・・契りを結んでおるのだ
 おまえと私は・・ これで身内となったのだ」
「・・うぅ・・エボシ・・ そなたを・・強く感じる・・」
「ふふ、アシタカ・・私もだ この体、気に入ったか?」
「・・エボシ・・ まるで・・夢のようだ・・」
「もっと、もっと感じあい・・ 夢を愉しみ、貪りあおうぞ」


ずっ・・ ずっ・・・
夜も遅い女の閨房に肉の擦れる湿った音が流れる
揺れる蝋燭の炎が、ゆったりと体を預けあって情を交わすアシタカとエボシを
浮かび上がらせていた

「あ・・・  あ・・・  あし・・ たか・・・」

アシタカの打刻に熱く女の穴を濡らしながらエボシは初めて彼がここに
現れたときのことを思い出していた
216アシタカせっ記(二)-13 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 23:09:27 ID:Ig+k2W2r
見慣れぬシカに跨り現れた少年、
死の呪いに冒されながら取り乱しもせず、じっと自分を見返す澄んだ眼
シシ神殺しを最後まで止めようとした、憎しみの連鎖を断ち切ろうと立ち回った

ずっ・・ ずずぅ・・・
その若者に今抱かれ、揺れ動きながらそっと眼を閉じるエボシ

「お・・おまえは正しい・・ だがそんなものにきょ・・興味はない
 私がほ・・欲しいのは・・ おまえの物怖じしないし・・姿勢と確かな腕前」

相変わらず、けだるい身でゆっくりと自分を突き上げる若者を女はぎゅっと
抱きかかえ、ごろりと横向きになった
女の脚が若い男の脚に絡みつく、そして豊かな尻が振られ出した

「・・う・・ うぅ・・ え・・ぼし・・・」
「あ・・あしたか・・・ 私のものだ・・ 私のために、は・・働くのだ・・・」

急激に高まった心地よい男根への圧迫がアシタカのけだるさを吹き散らし
若者らしい勢いをみせはじめる
ずず! ぬずぅ・・・
嵌め込みあった男女の器がいよいよ熱く鬩ぎ合いを立て始めた

「ふ・・ うぅん・・ あしたか・・ よい・・ 実に・・よいわ」

エボシの指はがつ!がつ!と振られるアシタカの尻を摘んだ
アシタカが横向きの姿勢からエボシを抱きすくめたまま仰向けに組み伏せ、
正常の姿勢を取り戻す
アシタカとエボシの太ももがぶつかり派手に音を鳴らした
エボシはぐしょぐしょに露を溢れさせ、アシタカの懸命の打刻を潤滑させる
いよいよ上り詰めていく二人
共に吐く息は荒く、律動に合わせて絞り出される声はもはや人ではなく
獣の如きと化していた
色に狂ったようにエボシは頭を振る、普段の沈着冷静な姿は微塵もない

「は! ひぁ! いぃ! いひぃ!・・」
「う! う! で! でで!!・・」

一際大きくアシタカの尻が振られ、ずっぽしエボシの奥深く打ち込まれた
びく!という戦慄きと共に、どっ・・と迸る白い快濁

「いひぁ!!・・」

注がれ始めた感覚にエボシの体もぴくん!と呼応する
どく・・ どぴゅ・・ 
アシタカは注ぎ続ける、この時とばかり年上の女を羽交い絞めにし
がくがくと腰全体を震わせて溜まり切った陰嚢の中身を女胎の奥に吐き出し続ける

「あぁ・・ あつぃ・・ アシタカぁ・・」

エボシもまた体をぶるぶると震わせながら若い男にしがみついて
己の中に打ち込まれた部分をきゅっと締め上げ、より一層の仕込みをせがむ
あまりの心地よさに顔がふやけたアシタカはエボシの内でさらに威勢良く射精する
アシタカとエボシの貪欲な精のやり取り、エボシは全身で一適も残さぬとばかり
溢れ出る若い胤を受け止め続けた
217アシタカせっ記(二)-14 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 23:12:12 ID:Ig+k2W2r
けだるい時間が流れていく、肉体の燃えるような感覚が冷めても尚
ひしりと抱き合ったまま動かぬアシタカとエボシ
歳の離れた姉か母親に縋り付くかのように名残惜しげなアシタカの手から
ようやくエボシは抜け出した

「男らしう私にたんまりと精を射った、立派であったぞアシタカ
 いまだに胎の底がしびれておるわ」

エボシの呼吸に合わせて微かにぱくつく女陰の口からどろどろ・・と泡立った
余り液が滴り流れ、艶やかな太ももに白い河をつくっていた
時折、ぴゅっ・・と固まった粒が産道奥から弾ける

「ふふ・・ 威勢の良い胤だ 我が子宮を充たして跳ね回ってる様が
 目に浮かぶ・・・
 さあ、アシタカ、まだまだ刻はある」

エボシはごそりと体をアシタカの下半身に移動させると、二人の体液で
でろでろに塗れながら力尽きて萎れた男根を握った
エボシは一度舌舐めずりして、先端にちゅっと口付けしたかと思うや
次の瞬間、むぐりと根元まで咥え込んだ

「・・あ! あぁ・・ えぼっ・・しぃ・・」

恍惚の状態から突然の鋭い刺激にアシタカの若い体はびん!と仰け反った
ぬず・・ ぬちゅる・・ 
卑猥に頬を窄めたエボシの頭がいやらしい音を立てながら上下する
前回の後始末とこれからの準備を同時に行うエボシの長い舌
含み込んだ男の根に巻きつき巧みな舞を演じる
熱い女の口の中で弱々しくなった男根がみるみる逞しく育っていく

突然、ずぽっ・・と女の唇は男を解放する
今度はエボシ自慢の豊かな乳房がアシタカの男根を挟み込んで来た

「・・う! あわぁ・・」

あまりにも柔らかく、深い谷間、それでいて揉みつけられる時のすべすべの
重い圧力
ぬぶり・・ ぬぷり・・と熱く湿った谷間と柔肉の峰は若い男根を包み込んで
変幻自在に揉みしだく

「・・おぉぅ・・ はぁぅ・・」

並みの女では再現出来ぬ所業を散々ぱら食らわされ、女のような情けない声を
あげるアシタカ
白い柔肌の山津波にむみむみと鍛え上げられた若い男根は
堅く太く力を漲らせていくのだった
218アシタカせっ記(二)-15 ◆wZraoCNSHo :2008/09/22(月) 23:18:49 ID:Ig+k2W2r
ぼんやりと揺れる蝋燭の灯りを綻んだ顔でみつめるアシタカ
その眼の上にぬっ、とエボシの顔が現れた
優しげな女の視線が若い男の視線をとらえて離さない

「さあ、アシタカ この私を擁いておくれ・・」
「・・エボシ・・」

アシタカはエボシをゆっくりと仰向けに倒し、その身に己を重ねた
再びアシタカの男根がエボシの女陰に宛がわれる
アシタカはこれまたゆっくり、ずぶずぶとエボシの中へ沈み入っていった
再び結合を果たし、けだるそうに身を預けあうアシタカとエボシ
ずっちりと嵌め合わされた部分に点った炎が全身に回るにつけ
徐々に刻みあう動きを発していった

・・あ・・・あ・・・は・・・あ・・・・・・お・・お・・ふぉ・・お・・

蝋燭が燃え尽き、真っ暗になった部屋の中に男女のうなされたような
嬌声のみが響き渡る
長い長い時間をかけて肉体を交える悦びを享受するアシタカとエボシ
エボシの体にすっかり溺れたアシタカは空ろな視線で口から涎を垂れ流し
ひたすらに彼女の身を突き上げる
それを下から優しく抱き止め、見守りながらも己も快感に身をやつすエボシ

女一人生き延び、のし上がる為に散々はたらいてきた所業であった
男を操る術を心得た恋多き女が今また目をかけた若者と恋路の真っ最中
熱く情を結び、互いを深く刻みあう
エボシの香りと肌の感触はアシタカの意識の深い部分に刻み込まれじわりと
彼を縛ってゆく
これが終わればアシタカは眠りにつく
目が覚めれば、素のアシタカに戻り、この熱い一夜のことは殆ど覚えていない
そして夜の訪れとと共にアシタカはここに赴き、エボシと朝まで過ごす
もう一人のアシタカは、いずれ薬なしでもエボシの抱擁なしでは要られなくなる
ことになる
そのうえで彼女の捏造話も自然と受け入れてゆく

アシタカの頭が大きく振られ、エボシに深々と挿し入った奥で
この日二度目の射精がはじまった

・・ん!!ふぁぁ・・

どく・・という男女の血を掛け合う瞬間
鋭く熱い悦びの一瞬、繋がった二体の口より獣のような声があがる
エボシも感涙を流しながら、注がれる熱い男の想いに胎底を充たされる感触に
狂喜した

(つづく)
219名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 11:54:57 ID:CEIilGhP
エロすぎる
220アシタカせっ記(三)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 22:43:09 ID:+00mqoaL
「エボシ様、なんでございましょうや?」
「ゴンザ、そなたを男と見込んで頼みたいことがあるのだ」

ワラット衆の元頭目ゴンザ、大食漢の馬鹿力、
このタタラの山へ来るより以前からエボシとは主従の関係にあり
彼女の一の配下を自認する、最後の一人になろうともエボシを守り抜くことを
誓う彼であったが、しかし残された糧食が少ないことに気をつかう日々でもあった

「あら?あんたもう食わないのかい?
 その図体じゃ持たなかろうね」
「何をぉ? 武士は食わねど高楊枝じゃい
 がっはは・・」

村の女相手に強がりながらも湖の水をがぶ飲みしてる姿を何度も
見かけられていた
お陰でこの二月余りで頬はこけ、顔色がすこぶる悪い

「あんたにここを出て行って欲しいのさ」
「うぐ・・ そんな、わしにとうとう愛想がつきやしたか」
「話は最後まで聞きな、それでやってもらいたいことがあるんだ」
「は? なんでやしょう」
「用事は三つ、特にその一つはちょいと手間と危険が大きい」
「とんでもござんせん! このゴンザ、エボシ様の頼みとあらば
 例え火の中、水の中でござんす」

エボシは三つの用事について説明をはじめた



「・・というわけだ、一応、書いたものを持たせるから
 どうだい? やってくれるかい?」
「もちろんでさ! 危ねえ仕事もまさにわしならでは!
 やり遂げてみせますぞお・・」

ぐっと腹に力を入れた瞬間、ぐぅ〜・・とゴンザの胃が鳴った
エボシはくすっと笑うと背後から大盛り飯とおかずの載った盆を
出してきた

「においで気付いてただろ? ほらお食べ」
「いや、しかし・・・貴重な飯で」
「いいんだよ、腹が減っては戦は出来ぬと言うじゃないか
 気にせず召し上がれ」
「へ、へい・・それじゃ・・」

息もつかずに久しぶりのまともな食事にがっつくゴンザ、
瞬く間にたいらげ、げっぷを吐いた
余りの食べっぷりに思わず呆れるエボシであった
221アシタカせっ記(三)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 22:46:24 ID:+00mqoaL
「さてゴンザ、食後の一服にちょいと揉んでやろ、もそっと傍へ」
「・・・」

ゴンザは勝手に意味を察し、聞こえない振りをして立ち退いた
倭寇の頭目の女房だった過去を持つエボシ、その頃の配下の一人が
ゴンザであった
腕っ節ばかり強くて、海賊のくせに泳ぎも出来ず、うだつのあがらない彼に
唯一優しく接してくれたのがエボシであった
ゴンザはエボシに惚れていたが、あくまで自分の頭領としてであり
凛として皆をまとめ、毅然と敵に立ち向かう彼女に惚れているのであって
遊女のような彼女を見たくも知りたくもなかった

彼は、エボシがアシタカに何をしてるか当然知っていた
海賊あがりとは思えないほど根は純情で生真面目な男にとって、
それでも尚認めたくない一面であった

「エボシ様、わしは・・ エボシ様はわしのような者が抱ける女じゃありやせん」

ぐっと口を結んで、両手拳を握ってそっぽ向いたまま、まんじりともしない
ゴンザに言い聞かせるようなエボシの声が背後から降りかかる

「何をわけのわからないことを言ってるんだい
 いいからここへ来てお座りよ」
「エボシ様・・」
「あっはは!
 何勘違いしてるんだい? 私にだって選ぶ権利てもんがあるんだよ
 馬鹿言ってないで、ここにきて横になりな
 推拿の技を披露してやろうって言ってるんだ」
「・・へ? すいな?」
「白拍子の頃、ちょいとかじったことがあるのさ
 あんたときたら、ここのところ顔色は悪いし、猫背だし、
 大仕事の前に調子整えてやろうと思ってね」
「そうでやしたか わしとしたことが、とんだ大間抜けだ」

ようやく強張った表情を崩し、摘まれたような顔で頭を掻きながら、
エボシの指し示す位置に座り、横になろうとする

「ほらほら、横になる前に脱ぎなよ」
「え? 推拿は別に着たままでも・・」
「口数の多い男だね 
 流儀というやつだよ、わかったら四の五のいわずにさっさとやる」
「へえ・・・ 下もですかい?」
「全部だよ、褌一丁になりな」

何となく合点がいかない気がしながらも、勢いに乗せられて裸になるゴンザ
口で器用に片方しかない腕を捲くりあげるエボシの前に柄にもなく照れ臭そうに
身を縮めてでかい体を横たえた

「でかい図体してて、女みたいにしてんじゃないよみっともない
 もっと堂々としてな」
222アシタカせっ記(三)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 22:50:25 ID:+00mqoaL
「あいっ!・・てててぇーー!!!」
「ほら、我慢しな 痛みの先に喜びがあるんだよ」

ゴンザが何やらごりごりエボシの掌で揉まれ悲鳴をあげている
エボシ曰く姿勢が悪いので背骨が曲がってるとのたまう
肩の筋肉のツボを掌で押され、円を描くようにぐりぐりごりごり
激しい痛みであるにも関わらず、何故か抵抗できず、力も入らない
まさにされるがまま

「ん?・・ なんだか・・」
「どうだい? 楽になってきたろう?」

痛みが麻痺して妙な心地よい感覚に変わり、厳つい顔にのぼせた表情が浮かぶ
が次の瞬間、肩甲骨の隙間に手指が押し刺さってきた

「うっ!・・ごおおお!!」

油断したゴンザがまた歯を食いしばる、エボシは構わずぐりぐり挿し捲くる
一方が終わってもう片方、同じ目に合わせる

「なんとも、虐め甲斐があるねえ」

エボシは楽しげに口を歪めながら、ゴンザの太い腕の筋肉に沿ってぐりぐり
坊主頭の頭蓋骨の線に沿ってぐりごり、馬乗りになって腰を、骨盤を、
思い切りごりごり
ゴンザは最初激痛に絶叫しきり、やがて沈静して心地よさを感じてぐったり

「お・・ おぉ・・ どうなってんだ・・ 力がはいらねえ」

すっかり腰が抜けたゴンザは、だらしなく陸にあがった鯨よろしく身動き
取れずにうつ伏せのままエボシの眼下に転がっていた
しゅるしゅる・・ 頭の後ろで帯を解く音、衣の擦れて落ちる音が続け様に響いた

「さて、表にかえすよ」

ごろりと仰向けにさせられるゴンザ、上を向いた瞬間、配下の男の眼は
見開かれた状態で瞬きがとまった
見慣れたいつものエボシの顔の下にいつもの衣はなく、かつて見たことも無い
慕い続けてきた女主人の真実が余すことなく晒されていたのだ

想像を超える大きさの二つの膨らみ、抉れたように細い腰、縦長の綺麗な臍、
安産型の形のいい尻、すらりと長い脚
そして、その付け根に広がる卑猥な森と微かに覗く女の花園
極端な瓢箪体型を包む真っ白な肌に一点毒々しい色を添えていた

「エ! エ! エ!・・ボシ様! こ!これは! 話がちが!・・」
「何うろたえんだい、女の裸くらいで
 もうあんたは俎板の鯉なんだから、全部私に任せときな」

狼狽する配下男の脇にすとんとしゃがみ込むと、ばっと腰から褌を取り去った
そこにはエボシでさえ眼をむくほどの巨大な男根が半立ち状態で
ぶら下がっていた
223アシタカせっ記(三)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 22:53:25 ID:+00mqoaL
「すごい・・ まるでディダラボッチだね」
「え・・エボシ様・・ やめてくだされ」

口ではそう言いながらも、余りにも豊かなエボシの乳房からまったく眼が
離せないゴンザ
あの時・・シシ神を殺した直後、モロに腕を食いちぎられた彼女を背負い
必死に山を駆け下りた
走るたびに背中にぴたりと密着して揺れ摩る柔らかな感触
衣越しとはいえ、首のすぐ脇から漂っていた彼女の芳香も手伝って
思わず股間が熱くなっていたものだ
その遮るもののない実体が今、目の前腕を伸ばせば届く位置で揺れていた

「あの時は感謝してるよ、今までろくに礼らしいこともしてやれなくて
 本当にすまなかった」
「お待ち下せえ、それを言うならアシタカはなぜ・・」
「そなたは私を第一に考えてくれる、あやつは違う
 本来ならね、好きにさせればいいんだろうけど、問題はもののけ姫だ
 あの娘がこの山にいる限り、結局はアシタカと反目しあうことになる
 放逐できないなら傍に縛り付けるしかないじゃないか」
「エボシ様・・」
「ひどい女だと思うか? 私は私なりのやり方、考え方で人の輪を築く
 アシタカはそなたも思うように恩人でもある、殺すわけにはゆかぬ
 この先、あやつは私を憎むだろうが、なるべく犠牲を少なくするには
 これしかないのさ」
 
エボシはゴンザの腰の上に跨り、ぐっ!と巨大な男根を握った
思わず、”ぬお!”と声をあげ眼を細める、その顔をエボシが覗き込む

「そなたとより強固な信頼関係を築きたい、その為に今、契りを結ぶ
 先に私がそなたを擁こう、次にそなたが私を擁け」

エボシは相手の返答を待たずに握った男根を扱き始めていた
ゴンザは情けない声をあげるのが精一杯

「うお! おぉ・・」
「ふふ・・ 益々大きくなるねえ」

エボシは握り込んだゴンザの男根に顔を寄せた
女主人の紅い唇が左右に裂け、長い舌が配下の男の先端めがけて伸びる

「あ!・・あぁ、エボシ様! そんな真似!・・したらいけねえ!!
 したら、いけ・・ うほぉ!!」

ゴンザの男根がエボシの口に捕えられた
しっかりと手で握り込み、べろり・・ れろり・・と舌を縦横無尽に走らせる
びくびく!ぎんぎん!握ったエボシの指を弾かんばかりに戦慄き、さらに肥大化
していく

「う!おおぉ・・」
「ふふゴンザ・・どこまで大きくする気だい?」
「ぐうぅ! えぼし・・様ぁ・・」
「玉まで特大だね、この男は」

女の手首ほどに肥大化したゴンザの男根、尚もエボシの舌が巻きつき
竿から睾丸までまんべんなく唾液をまぶしていく
両方の玉を唇で吸うように噛み解しながら、舌でころころと玩んだ
224アシタカせっ記(三)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 22:57:50 ID:+00mqoaL
いよいよ堅く太く、天を向いてびきびきと戦慄きだすゴンザの男根
エボシの舌が陰嚢から膨らんだ青筋に沿うように亀頭目指して這い登る

「ふうー! ふふぅー!」

すさまじい鼻息を立てて快感に耐えてる配下の顔をちらりと流し見たのち
女主人の真っ赤な唇は亀頭の先端にぷちゅっと口付けした
そしてあんぐりと口を開けながら呑み込み始めた

「お!があぁ!!」

顎が外れそうなほど口を大きく開いて頭を振るゴンザ
エボシも余りの太さに目一杯口を広げ、尚呼吸がしづらく眉間に皺が寄る
端正なエボシの顔が、こちらも顎が外れんばかりに縦に伸びて、ぐぶぐぶと
ゴンザの巨根を口に含んでいく

「・・ふぅ とてもじゃないが・・ 全部は無理だわね・・」

そんじょそこらでは拝めない見物に興味本位で咥えついてみたエボシだが
喉奥まで呑んで、まだ余りあるのを確認すると、数度口腔で扱いて、
ぐぽぉ・・と糸を何本も引きながら唾液で濡れ光る巨根を吐き出した
早くも汗だくのゴンザの顔の上に影が差す、エボシが跨いだのだ
ゴンザの目の前に歳相応に濃い森に囲まれたエボシの女の部分が晒される

「さ、ゴンザ あんたの口でほぐしておくれ」

ゴンザの顔がかぁーっとまるで茹でた蛸のように赤くなる
山で彼女を背負っていた時にふんわりと漂っていた芳香どころではない
におい立つ女の色香が否応なしに鼻を中を通って脳天までくすぐる

「はぁ・・ はぁ・・ えぼしさま・・ ええにおいじゃぁ
 ほ、ほんとに・・ 舐めちまって?・・」
「今更、なんだい? さっさとやっとくんな」

そういってエボシは、くいっと尻をひねって見せる
ゴンザの頭の中で理性が弾ける、本能のままにおずおずと大口を開け舌を伸ばした
剥き出しの女主人の股をべろりべろりと奉仕し始める配下の男

「おぉ・・」

ざらついた感触に思わず感嘆するエボシ
より腰を落として、遂にゴンザの顎に腰掛けるまでにしゃがみこむ
ゴンザの大口は待ってましたとばかり股座に咥えついてきた
ぬぞぞぞぉ・・ 男の平べったい大きな舌が陰核から陰唇全体を舐めずり回す

「んふぅ・・ そう、その調子
 これから、おまえさんのこいつをここに収めんだから・・・」

幅広の舌がすぼまって遂に膣の中まで潜り込んで来た
くぅ!・・とエボシは鋭く唸って俯く
エボシの眼下で唾を飛ばして己の股を入念に坊主頭が舐めほぐしている
エボシの膣穴はじんわりと緩み、奥からじゅわじゅわ溢れさせはじめた
ん・・ ん・・ んぐ・・んぐぅ・・
ゴンザは喉を鳴らしてエボシの濃密な蜜を馳走になっていた

「あ・・ふ・・・」

男に啜られる快感にエボシの女にいよいよ火がつき始める
225アシタカせっ記(三)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:01:08 ID:+00mqoaL
エボシは坊主頭をさわさわと撫でてやり、股に咥えついた男の口から離れて
立ち上がった
膝立ちのまま後ずさりしながらゴンザの怒張が待ち受ける腰に移動する

「エボシ様・・ ほんとに・・ ほんとに・・ やっちまうんですかい?
 こ、こんな、拙者でよろしんですかい?・・・」

エボシはにこりと温かい笑みをもらした

「ゴンザ、長いつきあいじゃないか
 何かというと、助平な面して私を閨に引き込もうとする輩ばかりの中で
 あんただけだよ、それをしなかったのは」
「エボシ様・・・」
「私のほうから誘ってるんだ、据え膳食わぬは男の恥
 この私に対しても恥をかかせるつもりかい」

そこまで言うと、もはや問答無用とばかり、エボシはぐっと己の涎塗れの男根を
掴み、ゴンザの唾塗れの己の女陰に宛がった
共にだいぶ熱く、触れた先からその熱が互いに伝わる

「うおぉ・・ エボシ様・・ 先があつう・・・ござる・・・」
「ゴンザ、ひとつになるよ」

そろりと腰を落とすエボシ、
ゴンザの固い穂先がエボシの柔らかい口をめり・・とひしゃげるように広げ
互いの熱の伝わりが一層強くなった、いよいよ繋がり始める女主人と配下の男

「く!・・」

あまりの太さに顔を顰めるエボシ
しかしこれを全て体内に収め切った時の感覚を想像すると、旺盛な女の冒険心は
さらに腰を落とすことを躊躇できない
めりめり・・ずっ!ぷ と、大きく膨れたカリをどうにか呑み込む
ゴンザの巨大な亀頭の幅に歪に広がったエボシの膣口、早くも互いにひしめきあう

「うごぉ! わしの先っぽが! エボシ様に・・ はいったぁ!」
「ふぬぅ・・ なんたる・・太さ・・ さ、さあ、まいるぞ!」

痛さと心地よさを入り混じらせながら、エボシの腰はさらにさらに降下する
ぬちぬちと抉り込むようにゴンザの男根はエボシの産道に呑み込まれていく

「ふ!ごおお・・きっつい
 わしのが・・ エボシ様にぃ・・ 食われて・・く」
「か!・・ は!・・ いきが・・とまりそぉ・・」
226アシタカせっ記(三)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:07:28 ID:+00mqoaL
二人とも顎を反らし歯を食いしばりながらみしみしと繋がっていく
エボシは少し腰を浮かせては、ぐぐっ!と思い切って沈み込ませ、太さに己の
産道がなじむの待って、また浮き沈む
これを繰り返しながら、互いの器は食い込みあうように奥へ先へと結合を
深めていく

「あと・・少し・・ もう一息で全部・・・はいる」

エボシは苦しさと興奮の入り混じった息を鼻から吐きながら、豊かな尻を浮かせる
ずるり・・と生々しい色の膣肉が巨大な肉の幹とともにはみ出す
そして、ずぷぬぅ!・・と肉と肉の軋みあう音を立てて最後の沈み込み、
はみ出していた膣肉と共に肉の幹は根元まで呑み込まれた
恐ろしいことにこの異形の巨物を女の膣は一分残らず収め込んでしまったのだ

「は! ふ・・ぅ 入り・・きった
 ごん・・ざ みるが・・よい 我ら・・ついに・・ひとつに・・・」
「おおぉ・・ あつい・・ えぼし様の・・中 やける・・ようじゃぁ」
「あぐ! まだ、動くでな・・い こなれるまで・・・ しばし・・
 かぁ・・ すごい ゴンザと私の胎ん中・・ 勝手に食みあって・・るよ」

肩で息を弾ませ、互いの脈打ちを感じながら慣れるのを待つ
その間の余興として、エボシはぐぅぅと上体をゴンザの胸板の上に倒し込んできた
驚いたように目を丸くするゴンザの頭を引き寄せ、エボシの真っ赤な唇が
男の厳つい口に重ねられて来た

「んん!・・ えぼ・・し・・しゃま」

重ね合った口の中でエボシが囁く

「・・・ごんざ・・ われらは本物のめおとよりも・・ ふかく・・あつい・・」

エボシの長い舌がゴンザの幅広い舌にじゃれついて来た
ねちねちと絡ませあい唾液を混ぜ合わす
紅い大きな口と、厳つい大きな口がへばりつくように接吻を交わし続ける
永遠に手に入れることなど出来ないと思っていたエボシの体と唇
ゴンザにとってきつく締め付ける下半身も、甘い息を喉に吐き捲くる顔も想像で
汚すことさえ憚られる神々しい存在であった
他の男達とどれだけ関係を持って来たかなぞ関係ない

((なんと! なんということじゃ! わしは・・わしは今!
  えぼしさまと・・ えぼしさまと、交わっておるんじゃぁぁぁ!!!))

ゴンザは夢中でエボシ御前の唇を吸った、白い歯をこれでもかとばかり歯茎まで
舐め回し、ごくごくと喉を鳴らして唾液を馳走になる
だらだらと溢れた涎が互いの顎から首筋を濡らしていた
興奮の度を高める女主人と配下の男
むっちりと圧着した豊かな乳房と分厚い胸板の隙間に汗の雫が溜まっていく
につれ、痺れるように痛痒い繋がった下半身の奥が次第に馴染んでいくので
あった
227アシタカせっ記(三)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:10:59 ID:+00mqoaL
ずず・・・ ずずぅ・・ 仰向けに寝る大男の腰の上で妖艶な女が乗り
しきりに腰を上下左右に振っていた

「う・・おおぉ・・ えぼしさま・・」
「く・・ うふぅ・・」

荒馬の腰に乗って揺れるエボシ、白い腹の奥を深々と下から貫き通された
巨魔羅は手馴れた彼女にとってもこれまでで最も大きな熱の芯、
ゴンザの巨物は主人の女の火戸を目一杯広げて占拠していた
幾らか馴染んだとはいえ、動く度、かつてない圧力がエボシの全身を揺さぶる
左右に振れば骨盤に響き、上下に振ってずずん!と打ち込まれると
内臓が痺れ、脳天まで振動が届いた

「うくぅ・・ なかなか・・・手ごわいよ・・これは」

ゴンザにしても、実のところ、この大魔羅は花街でも持て余し続け
見せただけで悲鳴を上げられて逃げられるか、豚か牛かも区別のつかぬような
大柄の百貫醜女が相手となるのが精々であった
これほどの器量の女とまぐわうのは、人生始まって以来のことであった
しかもそれが、慕いに慕い続けたエボシ御前
今まさに己の嫌われ者の大愚息をその身一杯に包み込んで、愛であげて
くれてるのである
じんじんと伝わる主人の胎中の温もりが心の底まで熱くする

「お・・おぉ・・ えぼしさま・・ わしは・・わしは、かん、
 感激ですじゃぁ!!」

そうしてる間にも、一層二人の体が馴染んでいく
一突き毎にゴンザの太さが苦しみから快感へと変化していく
緩慢な動きでは、エボシのほうが先ず退屈になっていった

「ゴンザ、あんた下から・・ 動けるかい?」
「ふぅ・・ ふぅぅ・・ は!はいぃ! やって・・みやす」

単純にエボシの中の濡れそぼって、熱く締められる感触だけで感無量の
ゴンザであったが、主人の求めには応えないわけにはいかない
配下の男は淫らな女主人の股のど真ん中めがけて、えいや!とばかり己の腰を
打ちあげる

「は!ひゃ!・・」

力まかせの突入に、ずずん!!という烈震が体に走り、エボシは舌を噛みそうな
声を発した
やや辛げな表情を浮かべながらも目で続けるようゴンザに合図を送る

「うお! ぬおぉ!」

ずずん!! ずちゅうん!! ゴンザの腰が下から鐘をつくようにエボシの股を
叩き、配下の肉金剛棒は柔襞の参道を一気に抉るように突き込まれ、
奥の院に当たって主人の身ごと押し上げた
思わず悲鳴混じりの甲高い声をあげてしまうエボシ

「あわ!・・ ひは!・・」

どすん!どすん!という床の抜けるような音を立てて、激しい男女の交合劇が
繰り広げられる
汗塗れになって必死の形相で浅黒い配下の男が下から腰を突き上げる
その度やはり汗塗れの白い女主人の肌が波打ちながら、その体ごと浮き上がり
汗の飛沫を飛び散らした
228アシタカせっ記(三)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:14:46 ID:+00mqoaL
騎乗位で烈しくまぐわうエボシとゴンザ、配下の男は上に乗る女主人に
求められるままに荒れ馬を演じ、その白い体を捏ね上げる
豊かな乳房が撓みながら揺れ飛び、長い黒髪も乱れ飛ぶ
ゴンザの極太肉棒に体内を抉られ、内臓を掻き回され、その痺れるような感覚に
半分白目を剥きながら、エボシは善がり捲くった

「あ・・ はぁ・・ きく・・ きくよ、ごん・・ざ」

完全に淫らな本性に火のついたエボシは、いよいよ女の本領を発揮
しようとしていた
ぐっ、と産道を絞り、柔らかい襞が中に入り込んでる太いやつに絡みつく

「お!・・うぉ!」

カリの裏まで熱い襞に絡みつかれ、ずんと増した味わいがゴンザの全身を
駆け巡る
あまりの気持ち良さにしばし動くことを忘れ、大口開けて涎をひったらすゴンザの
上体にエボシの上体が倒れ込んできた
むっちりと圧着する男の厚い胸板と女の豊かな乳房、乳首同士がくりっと
噛み合うように接した

「うふふぅ・・ ごんざ・・ 本気で愛しあうよ」

エボシは妖艶な笑みを浮かべながら、ゴンザの巨躯の上で身をくねらせ始めた
むにむにと揉み合う胸と胸、擦れ合う乳首同士、固い腹筋と柔らかい腹
ゴンザの出臍がエボシの綺麗な臍にすぽっとはまり込む
そしてエボシは繋がった当初とは比較にならぬほど尻を上下に振りたて、
膣内のゴンザ自身を締め上げ、扱き上げた

「うお! うおぉ!!」
「ふ・・ ふふふ・・ ゴンザ、気持ちいいかい?
 さぁ・・ あんたも、しっかり・・ 腰を使っておくれ」
「おおおお!!」

ゴンザもいまだ力の入らない腕はそのままだらり下げたまま、
腰だけ必死に動かし包み込むエボシの中を抜き挿しし捲くる
ずずん! ずずぅ! ずぷん! ずぅっぷ!
抜く度、エボシの膣肉がゴンザの男根に絡みついたまま食み出し
挿す度、仲良く女の胎の中へ消えて行く
エボシの尻の肉がむっちむっち乱れ跳ねる勢いでそれが繰り返された

「はぁ! ごんざぁ! こわれそぉ・・」
「うがぉ! わしは・・もぉ! えぼしさまの一部じゃぁ!!」
229アシタカせっ記(三)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:19:15 ID:+00mqoaL
派手な肉の擦れ合う音を立てて、いよいよ二人が蕩け合っていく
エボシの中から掻き溢れた蜜液は二人の縺れ合う陰毛をぐしょぐしょに濡らし
二人の太ももから尻までねっとりと淫らな光を広げていた

「はぁ! あはぁ! いい! いいよ、ゴンザ!
 いく・・ いきそぉだぁ・・」
「お! おおお! えぼ! えぼしさま! でる!・・ でちまぁ!!」

限界まで怒張したゴンザの男根がエボシの産道奥まで一際強く突き込まれ
子宮の口をごりゅっ!と押して止まった
”ぐおお!!”とゴンザは低く唸り、その次の瞬間、どぽぉっ!!という迸る
感触がエボシの体の奥に走った

「あ!ひあ!!!」

エボシは鋭い嬌声をあげると、配下の男の射精を精一杯受け取るべく
ぐんと身を反らした

「ぐぉ! おぅ! えぼしぃ!さまぁぁ!・・」

厳つい腕で女主人の腰を離さぬよう抱えてがっしりと己の腰に押し付け
隙間無く密着したその奥で配下の男は何ら憚ることなく絶頂を味わった
腰をがくがく震わせながら巨大な陰嚢の中身を存分に放つ
配下の男が噴き上げる溶岩流のような灼熱のうねりが女主人の産道の奥で
渦巻く

「あ! あつ! すごぃ! あくぅ!!・・・」

この最も熱の高まる瞬間を迎えエボシの体はぶるぶると震える

「あぃ!!・・いひあああ!!!!!」

すさまじい叫びを上げて、どっと力尽きるようにゴンザの上に倒れ込んだ
うわ言を浮かべながら、ぴくぴくと小刻みに震えて絶頂の余韻に浸るエボシと
ゴンザ
精注を終えて萎えて尚、配下の男の男根は並以上に逞しく、女主人の産道に
後戯の悦びを与えつづける

「くふ・・・ ゴンザ・・
 こんなことなら、もっと早く誘うのだった・・ はぁ・・・」

配下の放った熱く粘った凄まじい量の液感が出口を塞がれ、己の胎奥で
二人のけだるい鼓動に合わせてじんわりと過流する様に、空ろな視線で
淫靡な舌鼓を打つ女主人であった
230アシタカせっ記(三)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/09/24(水) 23:22:31 ID:+00mqoaL
幾ばくか時が経ちゴンザの腰からエボシはようやく立ち上がる
どろどろ〜・・・ 解かれた結合の跡からすかさず主従の液の混合したものが
大量に女の胎奥から溢れ落ちた

ぽたぽた・・とゴンザの腹の上から脇の床までエボシの移動した通りに白い
濁った道が出来ていた

「ふぅ・・すごい量出してくれたもんだ」
「エ・・エボシ様 申し訳ござんせん・・・」
「全然、謝る事なんか無いよ
 でも勘違いされたら困るよ、私は一生独りで所帯は持たない」
「へい、わかっておりま」
「さてゴンザ、それじゃゆっくり体を動かしてみな
 もう動けると思うから」

ゴンザは片腕から順番に動かしていった、そして遂によろよろと立ち上がった

「どうだい?」
「へい、何だか身が軽くなった感じがしやす」
「それでは、ゴンザ約束だ
 今度はそなたのほうから私を擁け」

エボシはごろりと床に寝そべり、配下の男に身を投げ出した
ゴンザはごくりと唾を呑み込むと、麗しの女主人をその太い腕で逞しく
抱きすくめた
最初の遠慮はどこへやら、痣になりそうなほど、両の乳房を弄び
全身くまなく平べったい大きな舌で存分に堪能した挙句、主人の足を無様なほど
腕で広げさせ、一気に深々と身を重ねた
一度目の倍ほどの時間、肉の喜悦を共有し、女主人は配下の熱い情欲の再来を
全身懸けて遂げさせたのだった



「それじゃゴンザ、頼むよ そなただけが頼りだ
 こんな無茶言っておきながら、くれぐれも無理はせぬよう
 機会は一度きりじゃないのだから」

ゴンザはがっくしと両膝を折って、深々と頭を下げた

「エボシ様、このゴンザ今宵のこと一生涯胸に納め、この身枯れ果てるまで
 ご奉公いたす所存!
 此度のことも必ずや成功させてご覧にいれます!」

翌朝、ゴンザはエボシが用意した大荷物を背負って村を出発して行った
エボシは見えなくなるまでその背中を見送るのだった

(つづく)
231名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 00:29:37 ID:jhUldP0W
GJ
不覚にもゴンザに萌えた
232名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:12:48 ID:INBiyBrN
ゴンザに萌える日が来るとは
233アシタカせっ記(四)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:18:45 ID:DYKx8ShB
一週間ほど過ぎた、ゴンザが最初の用事を無事こなした証しが現れた
数人の男がこの村を尋ねて来たのだ

「ジコ坊殿、はるばるようこそ
 こんなにも早く来られるとは思いもよりませんでした」
「ふふ、なんじゃ”殿”なぞと他人行儀じゃの」
「しかし久しぶりだの、 シシ神退治以来じゃ」
「昔話をするためにお越し頂いたのでは御座いませぬ」
「ふふん、エボシ 話を急かすな で、何を企んでおる」

エボシは用件を話し出した

「わしは今のままで良いのかじゃと?
 ふむ、唐傘の者どもを束ねさせられ、これとして不自由なことは
 感じておらぬがの」

エボシが口を開く前に意を察したジコ坊がきり出した

「なるほどの、まあ追い詰められてる気持ちはわかるがの
 幾らなんでもその先は手に余るぞい」
「この山を我が物にする」
「ほほお、おまえ一人でか? せめて生き残っとる山犬を
 そこの軒に吊るしてから言うことじゃな」

エボシは数軒離れた場所で薪を割る若者のほうを見やった

「んん? おお! あの少年は!! まだここにおったんかい
 シシ神の首を返そうとした時の勇壮ぶりというか馬鹿っぷりには
 肝を冷やしたもんじゃが」
「今でも勇壮ぶりは変わりませぬぞ 
 アシタカはここからは離れることはありませぬ」
「何じゃと? さてはお主、得意の色仕掛けで絡め取ったのか」
「下品な物言いですこと それだけで落ちてくれれば苦労は
 しませなんだがな」
「何?、まさかエボシよ お主、あの例の明国の仙薬やらを・・」

エボシは唇を歪めるだけで応えた

「なんとまだ持っておったのか、
 あの連中といまだ付き合いがあるということじゃな
 それで山犬はどうするんじゃ?」
「薬は他にも色々と取り揃えておりましてな
 シシ神が倒れた時、隠し倉が無事だったのは幸いでした
 こう見えても伊達に病者との付き合いが長いわけでは御座いませぬ
 例えば獣に効く代物なぞも・・ モロには見破られましたがな」
「ふん、恐ろしい女じゃ 毒使いは女の十八番と相場は決まっておるか
 しかし見破られるのでは仕方があるまいよ」
「・・・今はもうモロはおりませぬ」

コーン!という薪を二つに割る音が青い空に響き渡る
薪を抱えた若者は、ジコ坊の顔をみると軽く会釈して立ち去った
234アシタカせっ記(四)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:21:26 ID:DYKx8ShB
「アシタカ、こんなにも会いに来ないとは・・・ 何があったのだ・・」

シシ神のいた山
山頂付近の山犬の塒の洞の入り口にある高見台から外を見下ろすサンがいた
自分を好きだと言ってくれた人間の男
憎しみにあけくれた自分を必死に宥め、共に生きようと何度も語りかけられた
母モロにさえ、彼と生きる道があると背を押された
でも自分は山犬、彼は人間・・ 
共に生きるなどと口にするは簡単だが、現実に越えねばならない壁は大きかった
アシタカが山犬になるか? それは断じてありえない
では自分が人間に?

「アシタカ・・ 私はどうすればいい、どうすれば・・・」

度々、会いに来てさえくれれば、自然と何か答えが見つかると思っていた
いや、会いに来てくれるのが当然とさえ思っていたことに今更気付いた

「さびしい・・・」

齢十四の娘は一人呟いた
母もシシ神もなく、弟の一人も立ち去った
もう一頭の弟のほうも、二日ほど前から餌探しに山を離れていた
物心ついてこのかた圧倒的に一人で過ごす時間が増えていたのだ

「アシタカは・・ アシタカはきっと、私のことなど忘れてしまったのだ!!
 しょせん人間だ きっと、私などより美しい人間の女にでも
 出会ったに違いない!!」

サンは首にかけた彼からもらった玉の小刀を掴み、首から引き千切ろうとした
しかし適わなかった
小刀を握り締めた手はぶるぶると震えるばかり
 
・・ガサリ・・
ふと背後から足音が近づいて来る、サンは耳を澄ました

「この足音は・・」

紛れも無く弟のものであった、どうやら山へ戻って来たようだ
しかし足取りがどうもおかしい
ガサリ・・ ガサリ・・・ 足音が次第に近づいてくる
と、同時に、ハッ・・ ハッ・・ という荒い息を吐く音も
サンは、ばっ!と音のする方に駆け出していた、怪我を負ってるかもしれないと
思ったのだ
235アシタカせっ記(四)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:25:18 ID:DYKx8ShB
「お・・おまえ、 一体、どうした・・・」

目の前に現れた弟は目が血走り、半分開いた口から舌と涎をだらだらと垂らし
やや乱れた足取りでゆっくりとにじり寄って来る

・・はっ・・ はっ・・
「おまえ・・ おまえ! しっかりしろ!! 何があった?!」

サンの問い掛けに対しても荒い息と歯軋りで応えるばかり
完全に言葉を失っている

「餌か・・ 人間の仕掛けた毒餌を食ったのだな」

怪我もなく、この異常な状況はそれしか考えられないという結論に達した
歯軋りするサン、人間に怒りを燃やしてる場合ではない
心を狂わせる毒に冒された弟犬の牙を宥めるのが今は先決であった
体格の違いで力でやりあえば敵うはずがない、
後ずさるサンにとって取るべき行動は一つしかなかった

サンはばたりと地面の上に倒れこみ、仰向けになって力を抜いた
抵抗の意思の無いことを示す姿勢だ
狂った相手には効かないかもしれない・・ それならそれでいい

「私はおまえに食われよう・・」

サンはゆっくりと目を閉じた
相変わらず荒い息は途絶えず耳に鳴り響く、しかし鳴り響くだけだ
寝そべった己の傍をぐるぐると回るばかりで一向に襲い掛かる気配はない
うっすらと目を開けて弟の姿を確認する
眉間に深い皺を寄せ、必死に理性と戦ってる様相を浮かべていた

「おまえ・・」

サンは地面を這うようにしながら近づいていった
ぶるぶると毒の怒りで震える四肢の間を潜り、後ろ足の下まで到達すると
股から半分露出しているものにそっと手を伸ばした

・・ワ! フゥ・・

サンの温かい手に陰茎を握られた途端、弟犬は情けない声を発した
しゅっ!しゅっ!・・サンの柔らかい手指が弟犬のだらしない陰茎を揉み扱く
小柄な並の牝犬と交われるよう、体の大きさに割にはこじんまりとして見えるが
それでも人間の成人男性に匹敵する持ち物の大きさである
やがてサンの手の中で弟犬は真っ赤に勃起させた物を完全に露出させ、
先ほどまでの凶暴さを滲ませていたのとは違う、はっ! はっ!という荒い息を
吐いていた
236アシタカせっ記(四)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:30:55 ID:DYKx8ShB
サンは弟犬の腹の下から抜け出すとその鼻先に移動した
そして彼の鼻にちゅっ・・と軽く唇を当てると、がばりと地面に膝と手をつき
四つん這いの姿勢を作った
そして腰から膝までを包んでいた衣をぺろりと腰上までめくり上げた
白いつるんとしたもののけ姫の桃のような生尻が剥き出され、
牡の山犬の面前に晒された

「さあ、おいで・・」

サンは心もち尻を振るようにして弟犬を誘う、
母に教わった方法、サンは自らの身を張って狂った弟を宥めようというのだ
はっ! はっ!という荒い息が近づいて来る、牡の名のつくものにこれまで一度も
触れさせたことのない丸い生の尻ぺたに熱い鼻息がかかり、やがてぽたぽたと
涎の雫が降りかかった
サンはぐっ!と歯を食いしばり、前を見据えて腹を決める
少女の背中に犬の影が覆いはじめ、震える細い肩と短い髪の上まで被さってきた

「くっ!・・・」

熱い肉の尖った感触が己の尻の割れ目を突付いている
世にもおぞましい交わりが始まろうとしていた
弟犬の陰茎の切っ先がサンの尻のど真ん中、放射状の皺を広げた

「え?・・」

訝るサン、ちがう!そこは、糞をだす穴!・・
間違いをただそうと翻そうとしたサンの身を弟犬の頑強な前足がぐっと両側から
挟み込んで固定した
そして間髪いれずに太く熱い肉の感触がサンの尻の中へ抉りこんで来たのだ

「そこ?!・・じゃ!・・なぃい・・ ひが!!」

ずぬ!ずぬぬぅ!!・・弟犬の逞しい陰茎がサンの生白い尻を割り、
肛門を穿って柔らかい腸に嵌り込んでいく

「あぃっ!・・ひぎぎぎぃ!!!」

サンは体を裂かれるような痛みに顔を顰め、尻の肉をきばって、
強引に入り込んできた固い異物をひり出そうともがく
しかし、侵入物は出て行くどころか益々、奥へと挿し進み、出すほうの穴を
蹂躙していく
やがてサンの臭い穴は固く熱い栓をみっちりとされ、柔らかいはらわたに
弟犬の陰茎の形が歪に刻まれた

「う!・・ ぐぐぅ!・・」

あまりの腹苦しさに息の根を止められそうなほど苦悶するサン
次の瞬間、異物感に占拠された尻の奥で熱い液がどっ!と噴出した

「は!はぁ・・・」

弟犬の容赦ない射精をこともあろうに腸の中で受けるサン
汚物の溜まる場所を熱いねばった濃い液に充たされる異様な感触に
尻たぶをぷるぷると震えさせた
237アシタカせっ記(四)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:53:16 ID:DYKx8ShB
あっという間に掘られた底に液注を受けたサン
しかしこれはこ衝撃的交わりのほんの序章でしかなかった
サンの尻に嵌り込んだ弟犬の陰茎は萎むどころか逆に膨らみはじめたからだ

「は! ひぃ!!」

尻の中で膨大な圧力がはらわたの粘膜に焼けつく
サンは己の尻の中で起きていることの痛さとおぞましさに自然に涙が滲み
はじめた

「かあ・・ さ・・ん」

強気な山犬の姫、どんなつらい時でも泣いた事などなかった彼女の口から
遂に弱音が漏れた 
弟犬の大きな体が組み敷いた小さな姉姫の体の上で前後動し始めた
ばふ! ばふ!・・山犬の毛深い後ろ足がサンの白い尻を餅をつくように叩く
そしてサンの尻の中からは、ずぽ!ずっぽ!という粘膜棒と肛門の粘膜が摺りあう
異様な音がこだまする
大量に出された犬の精液にサンの腸液が入り混じり、固い粘膜が抜ける度
無惨なほど広がった肛門との隙間からぴち、ぴちゃ、染み出した

「あぁ! あぐぁ! ふぁがぁ!・・」

弟犬の腰の律動に合わせて揺れ動くサンの体、涙を滲ませながらも必死の形相で
耐える
開いた口の歯の隙間から、弟犬に突き抜かれる度、腹の中の空気を押し出される
ような呻きを発した
サンは山犬として、弟犬の慰み者となっていた
・・オオン・・オオオン・・
姉分の尻の穴に己の分身を突っ込んで、さぞ気持ち良さそうな叫びをあげる弟犬
汗まみれで耐えるサンの尻を牝犬の膣穴と勘違いしたまま、いよいよ二度目の
因子を注ぎいれようとしていた

ばふん!! ばふん!! ずちゅ! ぐちゅ!・・
牡の後肢と牝の尻が打ちあう音、小便と糞の通り道が摺りあう音も激しく
不潔な交尾に興じるもののけ姉弟

「・・はぁあ! あがぁ! からだが・・ばら・・ばらにぃ!・・」

情け容赦ない牡犬の腰の動き、一突き毎が牝の内臓を揺るがし脳天まで
振るわせる
痛みはとうに痺れにかわり、サンは水を被ったような汗だくで半分白目を
剥いていた
幾ばくか前まで牡の体の感触なぞ何一つ知らぬ無垢の牝の体は事もあろうに、
本来なら異性の接触など受けない場所を無惨に貫かれ、固い感触をこれでもかと
ばかり彫りつけられていた

「ぐひ!! ぐぅ!! 耐え・・るんだ! 耐え・・るん・・」

意識を辛うじて保つサンの尻の中で犬の陰茎はひくひくと強く戦慄き出していた
やがて、弟犬はわおおおお!!!!と大きく雄叫びを放つやいなや
姉の尻に深々と根まで生殖管をぶっ挿した、
次の瞬間、陰嚢の中身が遡りサンの身に注ぎ込まれる
熱いおぞましい感触は彼女のはらわただけでなくその精神までも冒した

「あしたかぁぁぁ!!・・・ぁ・・ぁぁ・・・」

どっくん・・どっくん・・放心したサンの尻の奥に弟犬は長々と注射する
ぐるるぅ・・大量の熱い浣腸効果がサンの便意をくすぐり下腹を鳴らせた
238アシタカせっ記(四)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 18:57:58 ID:DYKx8ShB
日の光の射す森の中、
繋がったまま動きの止まった二匹の動物が木々の間から照らし出されていた
ぴく・・ぴくぴく・・と僅かに戦慄きながら放心した牝の尻の上から
ようやく牡の中身を出し尽くして縮んだ陰茎がずる・・と引き抜かれた

高くあがったままの尻からぷびゅぅ!・・と勢いよくたっぷり注がれたものを
噴出してみせる牝の空ろな表情の顔を牡犬はぺろりと一度舐めて、
そのままフラフラと立ち去っていった

再び怒りの混じった荒い息を吐く足音が遠のくのを聞きながらサンもゆらりと
立ち上がる
腰上までめくれあがった衣の裾がばさりと膝まで降りる
しかし尻と股に豪快な染みが広がり
さらにどろどろ〜・・と凄まじい量の濁った液が両の脚を伝い流れた
ちょろ・・ちょろちょろ・・さらにそこに黄金色の水が混じる

「ぁぁ・・あし・・たか・・・」

失禁したまま二、三歩進んで、再びばたりと倒れるサン
そのまま完全に意識を失った



元タタラの村、首尾を伝えにゴンザが戻って来ていた
素早い正確な働きぶりにおおいに満足し労うエボシ

「ごくろうだったねゴンザ、いや大したものよ
 ここまで上手くやるとは、あんたに頼んで正解だったよ」
「へい
 毒餌仕掛けはもっと梃子摺るかと思ってましたが
 どうも山犬は一匹しかいなかったようで」
「ふふ・・ ジバシリにでも鞍替えするかい?」
「・・いえ、やつらの真似事は、そうしょっちゅうは簡便でさ
 まだ獣の血の匂いが残っておりやす」
「うん、風呂につかって今日はゆっくりお休みね
 また、明日発たなきゃならないのだからね」

ゴンザが部屋をあとにしたあと、脇で聞いていたジコ坊が話し出す

「山犬は一匹か、他の山へ移ったのかのう」
「おおかた牝犬でも出来たのでしょう、所詮犬畜生です」
「ほっほっ・・ それを言うたら人とて同じことよ
 ところで、毒餌を食うた犬は死んだのかな?」
「あれでも神の端くれ、盛ったことを気付かれぬほどの量の毒では
 そこまでは・・ まあ、じきに結果が出ましょうよ」

エボシがにやりと笑った直後、見張りの者が慌てて駆け込んで来た

「ふふ・・どうやら来たようだ、噂をすれば何とやら
 さて、アシタカに頑張ってもらわねばな」
239アシタカせっ記(四)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 19:01:13 ID:DYKx8ShB
湖に囲まれた再建中のタタラの村の櫓からすぐ正面の山は切り開かれ
ささやかな畑が広がっていた
外界へ通じる道はその方角に一本しかない
櫓と同じ高さの山の上、距離にして約十町、白い大きな犬の姿があった

「山犬じゃな・・ どうするつもりじゃ?
 こんな櫓いとも簡単に越えられてしまうぞ」
「アシタカ、頼むぞ」

ジコ坊の心配をよそにエボシはアシタカを呼ぶ
周囲の狼狽と裏腹に冷静・・というよりは無表情な彼が、ざっ!と弓を担いで
櫓の上を一歩進み出る
その手に握られた弓はかつて彼が愛用していた軽快な単弓ではなかった
上下非対称の合板弓、侍どもの使う重籐弓であった
特別誂えの強弓で並の射手では弦を動かすことさえかなわぬ代物
それに番えられた矢もまた、彼が長年使用していた石の鏃ではなかった
鉄製の鏃に黄色く濁った液が滴っている
南国の毒蛇の牙から抽出された猛毒の塗られた毒矢であった

はぁはぁと息を荒立て涎を滴らせ凶悪に歪んだ悪鬼羅刹の如き山犬の様相

「むぅ、鬼じゃな・・ 恨みをたぎらせた相じゃ」
「来るぞ!」

山犬の炎のように血走った瞳が櫓の中央に佇むアシタカの目とあった
その瞬間、ざざっ!と山犬の脚が地面を蹴った
跳ぶように村目指して一目散に突っ込んでくる

「・・・皆、さがられよ・・・」

表情一つ変えずアシタカは周囲の者に命ずると、ぐぐぅ!と弓を引き絞った
びゅん!と日の光を受けて鏃が一閃、
走り込んでくる怒りの火の玉と化した山犬めがけて真一文字に飛んで行った

ザク!!  ・・ガアアアァァ!!!!

山犬の右の肩を見事に射抜くアシタカの矢、深々と刺さった鏃の毒がすぐに
回り始める
毒は肉を溶かしながら全身をじわじわと冒していく、その際凄まじい激痛に
襲われる
山犬の動きが鈍った、そこへすかさず第二、第三の矢が襲い掛かる

距離にして約三町、体に四本の矢を刺された山犬は怒りの炎をたぎらせ
ながらも足取りは重くもはや進むだけで精一杯の様子

・・ガフッ!! ガハアアァ!!!・・・

毒の苦しみと頂点に達した怒りが歪みきった顔からどす黒い触手を
生やし始めた

「おぉ!タタリ神になり始めたぞい!!」
240アシタカせっ記(四)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/26(金) 19:04:18 ID:DYKx8ShB
「アシタカ!とどめを!」

エボシは一本の重そうな矢をアシタカに差し出した
鏃の回りに火薬を詰めた炎の矢
重く飛距離がないのと、一本しかないため、最後の最後に使うとどめの矢である
体からみるみるドス黒い触手を生やしタタリ神と化していく山犬
されど動きは鈍く、もはや相当へぼな射手でも外しようのない動く的同然であった

アシタカは矢を番え、さして労も感じさせず不恰好な怪物めがけて放った
ぶーん・・と鈍い音を立てて飛翔する火矢はいまやうねうねととぐろを巻く触手で
真っ黒くなった山犬の額のど真ん中に着弾した

ドドーーーン!!!!

真っ赤の炎が噴出し大音響が鳴り響く
山犬の頭から両の眼が飛び出し、裂けた脳天から真っ赤な脳漿が天めがけて
吹き上がった
脊髄をぐしゃぐしゃに粉砕しながら亀裂は縦に山犬の体を引き裂き、
全身から生えていたタタリの触手は四方八方飛び散って、じゅぅと落ちた地面を
焦がす
出来たばかりの畑はバラバラになった山犬の周囲十五間にも渡って焼き払われた

しゅぅ・・と煙の立ち篭る中に恐る恐る近づくエボシ達

「いやはや・・ なんとも恐ろしき眺めじゃった」
「やれやれ、せっかく作った畑がこれじゃ台無しだね」
「ふむ、ここに祠を建てて祭らぬといかんな」
「そんな形だけのもので神の怒りが鎮まるものか?」
「もののけの姫はどうしたかのお」

アシタカが半分に割れ目玉の飛び出した山犬の頭の前に立ち尽くしていた

「どうしたアシタカ?」
「・・・これが、モノノケの山犬なのか?・・・」
「そうだ」

突然、アシタカは、うっ!と口を抑えて蹲った
駆け寄るエボシ達、アシタカは顔が真っ青になって呼吸が荒くなり
ぶるぶると小刻みに震えている

「手を貸して! アシタカを中に運んでおくれ・・
 ん? アシタカ?おまえ・・」
「・・なぜ・・か なぜ・・だか・・目が・・ 熱くて・・ たまらない・・」

アシタカは涙を流していた
すっとエボシが擦り寄り、アシタカの頭を抱いた

「緊張がほぐれ無意識に安堵したのだ、さあ向こうで休むがよい」

一部始終をジコ坊が呆れたように見つめていた

「これが薬と暗示で作られたもう一人の奴か 大した手なづけぶりじゃて
 人の心の底に手を突っ込む手腕はモノノケ以上じゃな
 くわばら、くわばら」

(つづく)
241名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 19:58:35 ID:NjpNl1oC
面白い
毎日続きを読むのが楽しみ
242アシタカせっ記(五)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:13:00 ID:irJMpeAv
キチキチキチ・・・
耳元で虫の鳴く声がする 頭の上では梟の鳴く声も
すっかり日が落ち、暗くなった山の中でサンはゆっくりと目を開けた
う・・ と静かに唸りながら頭を振る
立ち上がろうとするが尻がいまだにヒリヒリ痛む
木の傍まで這って行き、幹に掴まりながらどうにか立ち上がった
へっぴり腰のまま、足を引き摺るように歩くサン
二度深呼吸して大声で弟犬を呼んでみた、当然返事などあるはずがない
ただ山すそから吹きあげる夜風にサンの声が混じり山間にこだまするばかり
絶望的な予感に取り付かれながらもサンは歩き始めた

「腹が・・ 減った・・・」

木を伝いながらひたすら歩く、目から涙が溢れて止まらない
私をひとりにしないで・・・ 私をひとりに・・・
何度もころぶ、服は泥だらけになり、顔に落ち葉が張り付く
枝の間を通る度、引っ掛け捲くった小枝や蜘蛛の巣で髪がくちゃくちゃになる
それらを払うこともせず、ひたすら、ひたすら進む

森がひらける、小高い丘のような場所に出、眼下に湖が広がった
湖のほとりにあの忌々しい・・ しかしアシタカのいるタタラの村
さらにその手前に不自然に焦げた野原、ここに覚えのある匂いを感じた
地面に這いつくばり鼻で土を擦るように嗅ぎ捲くる
匂いの強い場所を探り当て、掘り始めた
ザクッ・・ ザクッ・・ ひたすら掘る、必死で掘る
爪が割れ、血を吹いても掘る勢いは衰えない、そして見覚えのある毛先に
指先が触れた

夜の山裾、小高い丘に山犬の姫の絶叫が轟き渡る
無惨な姿に成り果てた弟の頭を抱き、サンは喉が潰れんばかりに嗚咽した
サンの心に夜叉が宿った、弟の血を顔に塗りたくる
涙の色を真っ赤にしたもののけの姫は腰の短刀を抜くと一直線に
タタラの村めがけて駆け下りた


「山犬の姫だーーーー!!!」

見張りが大声で叫ぶ
エボシ、ゴンザ、女どもも石火矢工も手に手に得物を取って建物中から
出てくる
アシタカは薬でぐっすりと眠り込んでいた

「自分から現れおったか・・・ さてと」
「エボシ様、わしが先に出ます、他の者はエボシ様をお守りせよ!!」

ゴンザは得意の大野太刀を振り上げ櫓の下に陣取った
他の者とエボシはもう一度建物の中へ引っ込み身を潜めた
243アシタカせっ記(五)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:15:41 ID:irJMpeAv
櫓の上に立つもののけ姫を月明かりが照らし出している
その眼下には巨大な刀を担いだ大男がひとり見上げていた

「やい!もののけの娘、よう聞け!!
 今宵は何時ぞやのようなわけにいかぬぞ、
 その青い尻からまっぷたつにしてくれる!!
 さあ!かかってこいやぁ!!」

ぎらりと眼を光らせたもののけ姫は、何の躊躇もなく櫓を飛び降りると
馬鹿正直に正面から突っ込んで来た

あああああ!!!!

奇声をあげて短刀を振りかざすもののけ姫めがけてゴンザは大刀を
せいやぁ!!と振り放った
ガキィ!!・・火花が飛び散る、
もののけ姫がまともにその剣を己の短刀で受けたのだ
以前ならひらりと飛び退いたところだが今回はあきらかに違った
エボシ一人を狙い討とうというわけではなく村の者全員を皆殺しにするはらなのだ

ざざぁ!!・・ 剣圧で体の軽いもののけ姫は後ろに吹っ飛んだ
いくらなんでも真正面から力勝負ではとても太刀打ち出来る相手ではない
まるで冷静さを欠く娘の様子を見て、エボシが密かに周囲のものに指示を出す

むっくりと起き上がるもののけ姫、しかし手に握られた短刀は刃が折れ
柄だけになっていた
さっと役に立たなくなった手の物を捨てると、またしても遮二無二突っ込んで行く

きああああああ!!!!

鋭い奇声が近づいて来る
刀を構えなおすゴンザの背後から間髪いれずエボシの声が飛んだ

「ゴンザ! 殺すんじゃない!!」

ゴンザは慌てて刀を逆さに構えなおし峰打ちの姿勢
間合いをみて、ぶぅん!!ともののけ姫めがけて振り放った
今度はいつぞやの如く、姫はひらりと太刀筋をかわし、ゴンザの顔を踏みつけて
その背後に降り立った

「ぬお!! この・・おのれ!またしても!・・」

この世で最も難い敵、エボシ御前が何時の間にやらゴンザの背後に立って
いるのがもののけ姫の眼に入ったからだ

がああああああ!!!!

エボシめがけて素手のまま突進していく
涼しい顔でみつめるエボシの一本しかない手に、唐傘連の者達が使っていた
吹き矢筒が握られていた
244アシタカせっ記(五)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:40:29 ID:irJMpeAv
ヒュン!! 風を切り裂く鋭い針の飛ぶ音

「う!・・」

もののけ姫が顔を顰める、肩に鋭い針が深々と突き立っていた
それでも姫は突進をやめない
そして、遂にエボシの首に手が掛かる

「エボシ様ぁ!!」
「手出しするんじゃないよ!!」

ゴンザ他、周囲の連中が駆け寄ろうとするのをエボシは静止する

「しねええええ!!!・・ え?・・ えぅ・・・」

エボシの首にもののけ姫の指が食い込む、しかし一瞬だけであった
怒りにたぎった姫の瞳は苦悶の表情に変化した

「う・・ お・・のれ・・ にん・・げん・・め・・・」

痺れ針にやられ、エボシの首を締めた姿勢のまま、ずるずると崩れ落ちる
もののけ姫、皆が飛び出して来て駆け寄った

「エボシ様!!だいじょうぶですか!!」
「わしの貸した道具が役に立ったようじゃの」

びりびりと全身が痺れ地面に蹲るもののけ姫
それでも視線は鋭く、歯を剥き出して自分を囲む人間どもを鬼火の如き瞳で
睨み回す

「ぐぅ!・・ うるるぅ!!!」
「まさに人狼じゃの 凄まじい憤怒の相、とてもこの齢の娘とは思われぬ
 どれ、拙僧が引導を渡してくれよう 楽になるがよいぞ」

ジコ坊がエボシに代わって、小刻みに震えて動けずにいるもののけ姫の
肩から針を抜く、そして延髄に当て身を食らわした
もののけ姫は”う!・・・”と鈍く唸ると意識を失って脱力した

「案外、呆気なかったのぉ」
「凄まじい殺気の割に動きにまるで切れがなかった・・原因はわからぬが」

ぴくりとも動かなくなったもののけ姫を囲む面々は一同、ほっ・・と溜息を
漏らした
この地に来てから散々村を脅かし続けて来た山犬の娘は、こうしてついに
捕えられたのだった

「それにしても酷い汚れよう、酷い匂いだ、人間の娘らしくしてやらぬとな
 誰か風呂を沸かして、それと頑丈な牢屋を狭くてよいから拵えてくれ」
「・・・片付いたら私の閨に参るがよい、出発はもう一日延ばしでよい」

エボシは皆に指示を出し終わると最後にゴンザにそっと耳打ちした
ゴンザは身を固くして、でれっと鼻の下をのばしていた

「ア・・・シ・・・タ・・・カ・・・」

縛り上げられながらうわ言のように発するもののけ姫
建物の奥で何も知らずに夢の中にいるアシタカが一瞬薄く眼を開いた
245アシタカせっ記(五)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:48:28 ID:irJMpeAv
淀んだ頭が少しづつ覚醒していく、嗅ぎ慣れぬ妙な匂いが鼻をくすぐる
ゆっくりと瞼を開けるサン、ぼんやりと見慣れぬ風景が瞳に入ってくる

「・・・人間の・・におい・・・」

これほどまでに強烈にこの世で一番苦手な空気を感じたことはなかった
くわっ!と眼を開け、急激に頭を動かした

「う!・・・」

その瞬間、ズキーーンと鋭い頭痛に襲われ、手で頭を抑えようとした
しかし、腕はぴくりとも動かせない、手首を覆う重く冷たい感触とジャラリ・・と
鎖の引き摺る音だけが耳に入って来た
自分の手を見つめて唖然とするサン、重い枷を手首に嵌められてるだけでなく
両手とも握った状態で包帯でぐるぐる巻きにされていた
さらに足にも枷がつけられ四本の手足は鎖で結ばれ太い柱に巻きつけられていた

「ようやくお目覚めだね、丸二日間眠りっぱなしだったよ、もののけ姫
 いえサンと呼ぼうかね」

この世で最も嫌な声色に、ぼやけた頭が一瞬にして冴える
しかしズキズキと頭痛も倍加する、痛みに耐えながらも必死の怒りの相を
声の主に向ける

「おやおや、恐い顔だこと・・ せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか」

余裕たっぷりのエボシ御前が上から見下ろしていた
サンはぎりぎりと歯軋りしながら益々険しさを表情に刻んで睨み返した

「おのれ・・ エボシ・・ 私をどうするつもりだ!」
「人間の娘として育てる」
「ふ!・・ ふざけるな!! 殺せ!とっとと殺せ!!」
「ははは、死にたければ舌でも何でも噛み切ればいいさ
 そのくらいの自由は許している」

一矢報いて相討つならともかく、単純な自害などありえない獣の性分を
叩き込まれていることを見透かしたうえでの物言いであった
総毛立つほどの怒りを覚えながらも、目の前の敵から受ける屈辱に
全く手が出せずひたすら歯を鳴らすばかり

「どうだ?アシタカ、この娘は?」
「・・・はい、可愛らしい娘ごと存ずる、
 とてもモノノケの姫とは思われませぬ・・・」

一瞬、心臓が大きく高鳴るサン、恐る恐る男性の声がしたほうを振り向いた
そこには今まで待ち望んだ顔があった

「アシタカ?!・・」

しかしすぐに彼の顔が、彼女の良く知るそれではないことに気付いた
やや頬がこけ顔色があまりよくない、それに増して表情が暗い
まるで魂を失ったかのように表情が無く、瞳の光はすこぶる鈍い

「ど、どういうことだ・・ アシタカに何をした!!」

自分を包む周囲の匂いがきつく感じ始める、頭痛に続いて眩暈が起き始めていた
246アシタカせっ記(五)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:53:20 ID:irJMpeAv
「何を世迷言を言うておる、アシタカは前からこの調子だ
 おまえの仲間の山犬を討ち果たしたのもこのアシタカぞ」
「う! う! うそだ!!」

サンは大声で叫んだあと、頭が割れそうな頭痛に襲われ、顔を顰めた

「アシタカ、おまえの口からも言うてやれ
 人里に害をなす山犬を成敗したのだと」

眉一つ動かさず、口だけゆっくりと開くアシタカ

「・・・山犬は私が殺した・・・」

サンの胸の中で何かががらがらと音を立てて崩れた
目の前が真っ暗になる、全ての希望が絶望の色に染まっていく
嫌な人間の匂いが目に染みる

「おまえら・・・ おまえら、よくも・・・ よくも、よくも!・・」

怒り悔しさよりも好意を抱いていた相手からの裏切られた衝撃が大きかった
今更ながらサンは着ているものまで何時もの姿でないことに気がついた
タタラの女どもと同じ衣を着せられていたのだ
頭飾りも耳飾も首飾りもとりあげられ、もちろんアシタカから貰った
玉の小刀も姿を消していた
さらに人間の匂いが己の体から発しているのにも愕然とする
風呂に入れられ、垢という垢を根こそぎ洗い落とされていた
その所為か、やけに肌がむず痒い感じがしていた

「これからゆるりと時間をかけて、己が人間であることを
 人間の素晴らしさを教えてしんぜよう
 サン、我らがこれからすること、よう見ておくのだ
 アシタカ、さあ何時ものように」

胡座をかいて座っていたアシタカが立ち上がる
エボシに近づくと、その袴の帯に手をかけた

サンはそれほど馬鹿ではない、アシタカがエボシに操られてるのは一目瞭然
であった
彼の優しさにつけ込み、何か心を狂わす毒でも盛ったに違いない
そのうえでまんまと策にとらわれ女の言いなりになって我が弟を殺したアシタカ
に対する怒りも感じていた
247アシタカせっ記(五)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 20:59:09 ID:irJMpeAv
エボシの袴の帯がしゅるりと解かれ床に落ちる、続いて上衣の襟に手がかかる
襟が大きく左右に割れ、肩から外れて先に布の塊と化してる袴の上に落ちた
儚さを思わせる部分など微塵もない一糸纏わぬ熟した女の体が露になり、
相向かう少年の服にかかる
バサ、バサとサンの目の前でエボシが手際よくアシタカを剥いて行く
サンはこれ以上無いほど目尻に怒りの皺を寄せてその様子を眺め続けた

「母さん・・ シシ神様・・ 弟・・ 何もかも奪い去る・・
 許せん・・・ 断じて許せん・・・
 アシタカ!! アシタカよ!! 眼をさませ!!
 おまえはその程度の男だったのかぁ!!!」

エボシが淫靡な笑みを浮かべてアシタカになりかわり応える

「何を吼えているのか、サン」
「黙れ!! 母さん以外にその名で呼ぶのは許さん!!」
「サン、そなたは人間の娘
 これより人間の男女の交わり、種付けの様子をとくとご覧にいれよう
 よく見ておくがよい」
「わ!私は山犬!!・・・そ! そんなもの!・・」

まもなくエボシの一本しかない手はアシタカを産まれたままの姿に剥き終えた
わざとらしく彼をサンの正面に立たせる、サンにとって初めて見る人間の男の裸身

「よせ!やめろ!・・ 見たくない!」

サンは眼を伏せた、手を伸ばせれば届く距離に二人は立っている
唐突に頭の上でチュッ!チュクッ!という湿った口音が聞こえてきた
サンはちらりと上目で覗く
アシタカがエボシをしっかりと抱き止め、甘い接吻をかわしていた
サンにとって信じ難い、信じたくない光景、
あまりの親密な様子にアシタカは狂っているのでなく本心からエボシを愛して
いるのかとさえ思えてしまう
頭を振り払い必死に否定しようとするサン

「そんなはずはない! そんなはずは!・・」

その間にも、唇をまさぐりあう湿った音は頭上で響き続けていた
またちらりと上目で覗き見てしまうサン
アシタカの唇がエボシの真っ赤な唇を咥えこみ、むぐむぐと吸い立てている
最中であった
二人の重なりあった口の中で舌が絡みあってもぐもぐ蠢いてるのが確認出来る

「アシタカ・・・」

意思とは裏腹にサンはもう目が離せなくなっていた
248アシタカせっ記(五)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:14:19 ID:irJMpeAv
はぁ・・と溜息をつきながら男女の唇が離れた
大量の涎で二人の顎から首筋まで濡れ光っている
うっとりと見詰め合う二人、このようなことがこれまでも相当な頻度で繰り返され
ていることがサンに感じられた
唐突にアシタカがエボシを床の上に押し倒した

「・・さあ、アシタカ いつもみたいに・・・」
「・・・はい、エボシどの・・」

艶っぽい声色で誘うエボシの白い裸身に、アシタカの無駄な肉のない精悍な
体躯が取り付いた
アシタカの口がエボシの首筋に吸い付く、ちゅぱ・・ちゅぱ・・両の首筋を
音を立ててまんべんなく愛撫したのを皮切りにアシタカの舌はエボシの体を
這いはじめた

「おぉ・・ん」

エボシが歓喜の嗚咽を漏らす
サンの見てる目の前で繰り広げられる淫靡な男女の様子
アシタカが彼女の見知らぬ男なら、エボシもまた信じられぬ変わり様であった
この女がかつて勇猛果敢にシシ神を狩ったつわものだというのか
白い肌をうねらせるエボシに取り付いて全身を舐めまわすアシタカ
アシタカの女の肌を味わう美味そうな表情、エボシの目を細めて気持ちよさげな顔

「こんな・・ こんな者達に・・ 我が母は・・ シシ神様は・・」

軽蔑の視線を向けるサンに構うことなく、エボシ達は戯れあいの度を深めていく
アシタカの口が、唾液塗れで妖しく濡れ光る女の胸の膨らみの頂きを摘んだ
その瞬間、エボシはハァ・・と熱い溜息を漏らす
アシタカはエボシの豊かな乳房を鷲掴みにしてその乳首を吸い始めた

「乳を・・のんでる・・ 赤子でもあるまいし・・」

自分のより遥かに大きな乳房に咥えついてひたすら吸い立てるアシタカを
サンは軽蔑の視線に驚きの色を混ぜた
乱れきった髪を額にはりつけ、荒い息を吐いて快感にたえるエボシの潤んだ瞳が
サンをみつめた

「ふふぅ・・ そなたも、じきにこの思い・・味あわせてくれよう・・ぞ」
「これが・・ これが・・ シシ神様の首を飛ばした女か・・ 女の顔か!!」
「女の悦びを知れば・・・ 誰でも・・こうなるのだ・・・ そなたも」
「ならぬ!! 私は絶対にそんな顔にならぬわ!!」

その間にもアシタカはひたすらにエボシの乳房を貪り続けていた
己から深い谷間に顔を落としこみ、其々の手に掴んだ膨らみを両側から押し付け
頬にあたる柔らかい感触と温もりを堪能するのだ

「おほぉ・・ アシタカや、そんなに頭を振られると・・ くすぐったいぞえ」
「・・・んん・・ エボシどの・・ 柔くて・・温かくて・・
 気持ちようござます・・・」
「愚かな・・・」

己がこんな真似をどこぞの男にされると考えただけで背筋が寒くなるサンであった
249アシタカせっ記(五)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:19:24 ID:irJMpeAv
「アシタカ・・ さんざん私の体を拭ってくれたな
 今度は私がそなたを拭ってしんぜよう」

アシタカはごろりと仰向けになり、その上にすっかりいい色に染まったエボシ
の肢体が取り付いた
エボシの長い舌が若い体を這いずり始めた

「・・・あぁぁ・・・ エボシ・・どの・・・」

年上の女に体を舐め回されるアシタカの様子、
サンにとってそれはまさしく子供の頃に見た母と弟達の姿そのままであった
そのむず痒そうな、それでいて気持ちよさげな表情もまさにそのまま

「・・・えぼしどの・・ くすぐったい・・」
「ん・・ふふ・・」

男の若い体に己の唾液をまぶしつけていく女の舌の蛇のような動き
サンにとっては邪神の技のようにうつった

「・・・そうか、これで・・ アシタカを手なづけておるのだな・・
 まさしくモノノケ・・ もののけはおまえのほうだ!!」

唾液塗れでじゃれあう二人、アシタカの体の上にエボシが逆さまに寝そべった
そしてそれぞれの目の前にある性の道具を指でいじり始めた
サンは、はっとした、自分が弟達に偶にしてやってたのと同じ行為
しかし、その先が違っていた
二人の舌がべろりと伸び、それぞれの性具に咥えついたのだ

「な! ななな! そんな馬鹿な・・」

小便を出す場所でもあるそれを口にするなど考えも及ばないことであった
偉そうにしていながら、今までも軽蔑し続けていた人間だったが、
いよいよこの世で一番下等で下劣な存在に思え始めていた
さすがに目を背けるサン
こんな真似を自分がする、されるなど想像するだけで身の毛がよだつ

「アシタカ・・ どこまで落ちれば・・・」

エボシの白い足の間、ぼさぼさの縮れ毛の覆われた場所に舌を伸ばしながら
むぐりと咥えつく様を一瞬確かに目にしていた
くちゅ・・ぐちゅ・・ ぴちゃ・・ぺちゃ・・
アシタカとエボシが互いの性器を貪るように愛撫する湿った音だけがサンの耳に
こだまする
サンは出来るなら耳も塞ぎたくて仕方がなかった
じゅる・・じゅるるるぅ・・・
アシタカの頭のあった位置から何かを啜り上げる音がなる、
同時に間髪いれて、ううん・・という女の甘い声
気になってつい見てしまうサン

エボシの大きな尻と逞しくしなやかな太ももを抱え込んだアシタカが、べったりと
女の股座に咥えつき舌を伸ばして女から溢れた液を口の周りをでろでろにしながら
真剣に舐め啜っていた
サンはさっ!ともう一度目を伏せた、しかしそのアシタカの憑かれた目は瞼に
強烈に焼きついた
250アシタカせっ記(五)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:23:17 ID:irJMpeAv
「はぁ・・ はぁ・・ アシタカ・・そろそろ」
「・・・ふぅ・・・ エボシどの・・・」

ごそ・・と体を入れ替える音がする、背けていた目を再び彼らに向けるサン
仰向けに寝たエボシがひっくり返された蛙のように足を広げ、その足を掴んだ
アシタカの腰が女の股のど真ん中に宛がわれていた
見つめ合う上気した顔、汗が滲み朱に染まった肌同士、その腰の位置で
ずりずりと青筋立てて怒張したアシタカの陰茎がエボシの濡れそぼって
縮れ毛を光らせた間から覗く膣の入り口を馴染ませるように擦り上げていた

「・・交尾をするのだ、このふたり・・
 アシタカ、おまえは牡として、この牝と命を繋ぐのだな・・・」

サンはわなわなと唇を震わせ始めた
今更、なぜこんな嫉妬心が沸き起こるのかわからなかった
もう半分以上幻滅してるとはいえ、かつて自分が目をつけた牡を奪われる現実を
目の当たりにさせられ、堪え切れない思いが噴き上げていた
それを見透かすようにエボシがアシタカの顔に視線を向けたまま
からかうような声で言葉を発した

「はぁ・・ サン・・ よう、みておけ
 これから・・私がアシタカのものとなる様を・・
 さぁ、アシタカ・・・ 私を逞しう愛しておくれ・・ いつものように」

アシタカは軽く頷くと、陰茎の固い先端をエボシの柔らかい膣口にずぷりと
挿し込んだ
体温が噛み合う合図の、ふっ・・という二人の甘い溜息、
アシタカは腰を進めエボシの産道に己の陰茎をゆっくりと嵌め込んでいく
ずず・・ 部屋の中に微かに流れる男女の肉の結合していく音
エボシもアシタカもサンも固唾を呑み、呼吸が止まっていた
次に三人が息を吐いた時、エボシとアシタカは完全に腰と腰を密着させていた

「はぁ! 今宵もたくましい・・・ 実に・・よい」
「・・・う・・くぅ・・ エボシ・・どの 私も・・・」
「あはぁ・・どうだ、サン・・ よう、みるがよい、サン
 アシタカの魔羅が、このエボシの女陰を寸分余さず貫いておるわ
 ふふ・・ 神殺し同士の情交・・・ しかと拝むがよい」

アシタカと結合させた場所をサンに見せつけるエボシ
エボシは何時に無く興奮していた、秘所を貫かれる快感と勝ち誇ったような表情が
入り混じり一層歪んだ相を形作っていた

「ふぅ・・ エボシ・・こよいは一段と・・・味わいが・・」
「さぁ、アシタカ・・ 馴染ませあおうぞ・・
 しっかりと・・馴染ませ・・刻み・・溶け合い・・ そして、この胎に・・
 う! うはぅ・・ はぁ・・」

堪え切れずにアシタカはエボシを責め始めた
重なり合い、唸り声をあげながらへこへこと腰を打ち付け合って交尾を行う二人を
眺めるサン

「こんな男を・・思い続けていたのか・・」

・・・あっ!あっ! アシタカ! あっ!あっ!・・
・・ おぅ! おぅ! エボ!・・シィ! おぉぅ・・
感情が冷めていくサンの頭と顔に獣のような二人の熱い咆哮と
飛び散る熱い汗が降りかかった
251アシタカせっ記(五)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:44:35 ID:irJMpeAv
サンの目の前で激しく絡み合うアシタカとエボシ
互いの頭を撫でまわし、男の胸板と女の柔乳が揉みつけあう
浅黒い肌と生白い肌が上となり、下となり、文字通り溶け合うように互いの肉体を
交え、刻みあっていた
ぎっ!・・ぎし!・・ぬちゅ!・・ ぐちゅ!・・ 
床の抜けそうな軋む音、肉体の鬩ぎ合う水っぽい音、人間の牡牝の嬌声
見ているサンにはすべてがぼんやり霞み、蜃気楼を眺めているよう

「あ! いぃ! あ! あ! ひぁ!」
「・・・エボシ! エボ! もぉ! おぉ!・・・」

しっかりと抱き締めあい、憑かれたように揺れ動く一対の人間の番い
信じられないほどの勢いで牡の尻が振られ、組み敷いた牝の体を打ち抜いていた
海老のように折り曲げられたエボシの脚の影、アシタカの睾丸がぺたんぺたん
女の尻を叩き捲くっていた
エボシの股間をアシタカの腰が貫くたび、びらびらと震えるエボシの食み出した肉
の奥から液を吹き散らしている
何だかわけがわからないほど二体とも液塗れでびっしょりに濡れていた

「これが・・人間の・・・交尾・・・」

非現実的な情景のような錯覚に陥りながら、牡牝と化した二人のことに生々しく
生殖活動する部位をサンは眺め続けていた
そして、耐えるように戦慄きながら牝の体に出入りしていた牡の陰茎が、
ずごぉっ!とこれまでで一番、牝の体にめり込むように打ち込まれた

「・・・うぉ!!・・・」

アシタカが低く唸り、激しい前後動が小刻みな震動に変わった
締め潰さんほどにエボシを抱き締め密着させた腰を小刻みに震わせている

「ひあ!! はあぁ!・・・」

エボシも応えるように鋭く唸り、ぐっ!とアシタカの腰に脚を巻きつけていた
二人とも体は強張ってぶるぶると戦慄いているのに、顔はへなりと綻び、
舌を垂らして目を空ろにさせていた

「あはぁ〜んん・・・」

エボシのこれまでで最高の甘ったるい溜息
女の悦びを最大限味わってる様子がありありと顔に声に浮かんでいた
サンにはわかっていた、アシタカとエボシが種付けを行ってることを
今、熱いアシタカの牡汁がエボシの牝胎へ脈をうちながら注がれている
サンは目を瞑った、心の中で涙を滲ませる
はっきりと心の中でアシタカに別れを告げた証であった
252アシタカせっ記(五)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:50:54 ID:irJMpeAv
四畳半ほどの狭い部屋、蝋燭が二本部屋の隅にかけられゆらゆら揺れている
部屋の壁のひとつに沿うように大きな柱が一本建てられそこに鎖が巻かれて
鎖の端にサンがいた
・・・アシタカ、よかったぞ 少し休んでおるがよい・・・
うな垂れるサンのすぐ脇から声が聞こえる
しかしサンには随分遠くから聞こえてるような感覚がしていた
そして、女が立ち上がる気配がし、彼女の目の前に立ちはだかった
目だけ上に向けるサン
エボシが一本しかない腕を腰にやり、仁王立ちしていた
見下ろす真っ赤な唇、巨大な両の乳房、くびれた細い腰にぶらさがるような
豊かな尻
すぐ目の上にぐしょぐしょになった縮れ毛の底から、泡だった雫がどろどろと
溢れ、逞しい太ももに一条の河を築いていた

「サン、これが人間の子種ぞ 犬の精と比べて匂いや色は?
 なんなら舐めて味わってもよいぞ」

先ほどまでアシタカにさんざん挿し捲くられ、今目の前で女の胎底から流れ落ちて
いるねばねばの最高に人間臭い異臭が鼻を突く
からからとせせら笑うエボシに対し、サンはひたすら睨みつけるばかり

「そう、恐い顔をするな 今度はおまえをかわいがる番だ」

エボシは部屋の隅に置いてあった手提げ袋を取り、再びサンに近づいた
その脇にしゃがみ込むと中を開け、中身を次々と取り出し、サンの前に並べていく

「おまえの母犬の所為で腕が不自由で敵わぬ
 いっそのこと、首を噛み砕いてくれれば、こんな思いも、
 おまえらのような異端の面倒もみずに済んだのに、惜しかったわ」
「おまえの素っ首!! 必ずや掻き切って、母とシシ神様の祠に飾ってやる!!」

ようやく怒りの息を吐くサン、その面前に様々な薬瓶や壷、急須が並べ終えていた

「ふふ・・ 元気で何より そうでないと張り合いがないでな」
「ふん、なんだそれは? 毒か? 薬か?
 卑怯者め、火矢やそんな物に頼らねば我らと戦うこともままならぬか!」
「牙も爪も持たぬ我らの叡智よ、
 馬鹿正直に正面から押し通るしか能の無い野蛮な者どもから生活の場を守り
 広げゆくためのな
 さあ、その一端を味わわせてくれよう」

言うや否や、エボシは洗濯挟みを素早くサンの鼻に取り付けてしまった
ふが!!・・サンは息が出来ず、大きく口を開けた
そこへ今度は急須の飲み口が突っ込まれた
頭を上へ向けられ、ゆっくりと中身を胃の中に流し込まれる

「ん! んん! ごく・・ ごくん・・」
「ふふ・・ 美味であろう? 今宵新たな身内が生まれる祝いの酒じゃ」

急須が空になるまで飲まされたサン、顔が早くもぽぉと赤くなり始めていた

「・・はっ・・ ふはぁ・・」
「あっはは! 良いのみっぷりじゃった、これしきでもう酔うたか?」

産まれて初めて飲まされた酒、しかも媚薬入り
胃袋に納められた美酒は、まったく耐性のないサンの体にじわじわと染み渡り
ほこほこと内側から温めていくのだった
253アシタカせっ記(五)-12 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:54:29 ID:irJMpeAv
「ううっ・・ 体に力が・・」
「ふふふ 腑抜け薬を少し混ぜ過ぎたかの
 すごい効き様だ、さて・・」

エボシはサンに寄り添い、衣の腰紐を解き始めた

「さわるな!! さわるなぁあ!!」

必死の声だけの抵抗、対するエボシはまったく意にも介さずサンを剥いていく
しゅるるる・・・ エボシの手が抜き取った紐を脇へ放り投げる
はらりと衣の前が肌蹴、十四娘の初々しい生身がほころび出た

「ほぉ・・ なんとも可愛らしい身体だ
 このつんと上を向いた胸の膨らみ、やたらすべすべの肌
 私もこの頃はこんなだったかな」
「やめろ・・ やめろぉ! みるなぁ!」

力が抜け、ぴくぴくと肌を震わすのが精一杯のサンの身体にエボシが遠慮
することなく取り付いてくる
衣の前をさらに広げ、綺麗な少女の張りのある乳房を手で取り出す

「さ! さわるな! あぁ・・」
「歳の割に見事な育ち様だ、ふふ震えておるな、
 綺麗な桜色の乳首、どれ・・」
「う!ああぁ!!」

エボシの唇がサンの乳首をくぷりと摘み取った
そして口の中で舌先でころころと転がすように味をみる

「やめ! やめぇ! ああぅ!」

頭を振って、必死に胸に取り付いたエボシの頭を振り払おうとするサン
しかしエボシの口はあくまでサンの男を知らぬ胸をいいように味見する

「むぐ・・れろ・・ どうやらまるっきり男を・・・知らぬようだな
 ふふん・・ 処女の肌か・・ かぷ・・」
「く! あぁぁぁぁ・・・」

エボシがサンの乳首を軽く噛んだ、サンの身体が一際大きくぴくんと跳ねた
そしてようやく、ぬぽ・・とサンの胸はエボシの口から解放され、
ぷるんと揺れた

「感じやすい娘よ これは愛し甲斐がありそうだ」

胸をまさぐり捲くられた衝撃でいまだ深いため息をつくサンの顔にエボシの顔が
迫った
エボシの長い舌がサンの顔の刺青をぺろりと舐める
額から、頬をくすぐり、大量に流れ出た汗を綺麗に舐め取る

「かわいい顔だ、山犬と暮らしておったとは思えぬ」

サンの頬にエボシの真っ赤な唇が接吻する、小生意気な鼻の頭を舐め、
その柔らかい可憐な唇をゆっくりと奪い取った
254アシタカせっ記(五)-13 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 21:58:29 ID:irJMpeAv
ちゅっ・・ ちゅぅぅ・・ エボシの唇がサンの唇を玩んでいる
決して不用意にもののけ姫の口の中に舌を挿しいれたりはしない
可憐だが適度な厚みのある上下の唇を交互に咥えて吸うように扱き
舌先で唇の裏側や歯茎の表側をくすぐってやる

「ん! く!・・」

エボシのぬらぬらと蠢く舌先に的確にツボを突かれ、サンはその都度
声を発せられていた
最後に口全体を大きく咥えられ、ぬちゅうぅ!!と思い切り吸われて解放された

「とりあえずはここまで」
「はぁ・・ はぁ・・ お・・のれ」

エボシと自分の涎が混ざったものを口の端から微かに滲ませ、悔しげな視線
を向けるサンの前でエボシは次の準備にかかっていた
並んだ薬物入れの中で一番大きな壷の封を開け中身を手でよく解していた

「サン、これはよいぞ
 これを塗られると、女の芯が疼いて堪らなくなるのだ
 体中至るところ、火照ってかなわぬようになる」

・・・いやだ・・やめろ・・・目で訴えるサンに壷を持ったエボシが近づく
べっちょりと琥珀色の半液体をエボシの手が掬った
そしてその手はサンの鎖骨のうえに当てられた

「くぅ!」

異様な感触にサンの眉間に皺が寄る、エボシはぬず〜と薬液を首元から肩口まで
鎖骨をなぞるように塗り広げた
じわ〜ん・・と塗られた場所が熱をもつ、ぞくぞくとしたかつて感じたことの無い
感覚がサンの身体にはしった

「サンよ、山海経なるものを知っているか? 明国に太古から伝わる書物よ
 これはそれにも記されておるらしい仙薬のひとつとされておってな・・・」
「あ・・ くぁ・・ は・・」

ねりねり・・ぬりぬり・・講釈を垂れながらエボシはサンの身に薬液を塗ってゆく
生えかけの腋毛を撫ぜながら、日焼けした腕に塗り広げる
そして無駄な肉のまったくついていない腹を摩り、臍をほじった
わき腹に手を回し、まだまだ未熟で未発達な骨盤に沿って薬液塗れの指は滑り
落ちて行く
じんじんと痺れる熱を帯びた感触が若々しい身体に広がって行き、無意識のうちに
一人前に艶っぽい息を吐いていた

「明国はこの国と比べ遥かに広い、人界の及ばぬ所もまた果てしない
 仙人なる者でなければ分け入るも適わぬ険峻且つ魑魅魍魎の跋扈する所
 より採取せし貴重な霊草、獣の体を材料に煎じたものがこれなのだという
 伝えだ・・・」
「あぁ・・ あふ・・もぉ・・ぬる・・な・・」

ぬりゅ・・ぬにゅ・・ サンの引き締まった、それでいてぽこんと丸みを帯びた
尻たぶをエボシの手がこれでもかとばかりに揉み摩る
青さと豊かさの混じった子供と大人の合間の生意気な尻を摘み上げる

「あ!・・ひぅ・・」

サンは尻をぷるんと震わせた
255アシタカせっ記(五)-14 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 22:02:24 ID:irJMpeAv
エボシの手はさらに下へ伸びて行く、野山や木々の間を軽やかに駆け抜ける
サンのしなやかな太ももを柔らかい筋肉に沿って指を滑らせる、
少し傷のある膝小僧から、産毛の多い脹脛、締まった足首まで、縦横無尽に
手を走らせ、ねっとりと薬漬けにしていった

「さて、残りは特に念入りに塗り込んでやらぬとな・・」

エボシは壷の中にずぼっと手を浸すと、たっぷりと掬い取り、その手でサンの
胸を鷲掴みにした

「あ! うぁ・・」

もみもみ、ねちゃねちゃ・・エボシの手で揉みしだかれるサンの胸
まだ固さの残る育ち盛りの膨らみが見る見るでろでろの薬液に塗れて
いい色に染まっていく

「あぁ・・ やめ・・ ろぉぉ・・」
「伝聞の真偽はさておき、これは希少で高価な代物なのだ
 こんなに大判振る舞いされて、感謝するがよいぞ」

一方を揉みくちゃにしたあと、さらにもう一方の膨らみも薬を塗していく

「実に感じやすい子だ、このままこの桃色の頂きを啄ばんでくれたら
 漏らすやもしれぬな」

エボシは少女の胸を揉みながら、べろりと舌舐めずりした
そしてさらに壷の中に手を入れ残り全部の薬液を掬い取ると、その手を
サンの股の間へと運んだ
びくん! サンの体が一瞬波打った
全身で一番敏感な個所に液薬塗れの指が触れたからだ

「ど・・ どこを・・さわってる・・ あぅ!」

生えかけの薄い毛の上にエボシの掌がぺっとりと被され、そのうちの二本の指が
縦筋をなぞりはじめた

「ふふ・・よおく解してくれよう」
「あ・・ やだ・・ あぁ」

エボシの手がサンの恥丘を包んだまま孤を描くようにむみむみと揉み立てる
そしてしなやかな指先が陰核と尿道を同時に刺激する
男を知らぬ身体を強引に開花させようと、エボシの手は容赦なくサンを責め解す
敏感な粘膜にじわじわと薬液が染みていく、サンは太ももの内側をがくがくと
震わせた

「やだ! いやだぁ! ああぁ・・・」

激しい快感地獄にサンの短い髪が逆立つ、
脱力して、おまけに全身に塗られた媚薬の所為でぼぅと焼けるように火照る身体を
必死にひねって、エボシの手から逃れようともがく
しかしエボシの手は剥がれるどころか、さらに中指がサンの中へぬめり込んで来た
またしてもびくん!とサンの頭が反った
256アシタカせっ記(五)-15 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 22:07:18 ID:irJMpeAv
「ふふ・・腰が砕け、骨抜きになるのはまだまだこれから」

エボシの三本の指はそれぞれ、サンの陰核、尿道、そして無垢の膣道の三所
を巧みに責めていた
堪らずサンの奥から人生で最初の淫らな露がこんこんと湧き始めるのだった

「ふふ、ふふふ・・ 湧いて来たぞ おまえの中から女の汁が
 さあ、漏らすのよ もっともっと淫らに漏らしや」

サンは悔しさと快感の屈辱の中で必死に理性を保とうとしていた
エボシとアシタカがまぐわってる時は忘れていた頭痛が今また、当初の倍になって
蘇っていた
耐えようと歯を食いしばれば頭は割れそうになる
容赦なく下半身から快感のうねりは体の上へ、全身へと這い登って来ていた
鼻水と涎が止め処なく零れ落ちる

「か・・あさん・・」
ぷしゃ!!

サンは遂に軽い陥落を見せた、エボシの手を初潮で濡らした
少女が見せるこの世で最初の快感に満ちた顔、半面は悔しさに、もう半面は悦びに
歪んでいた
身体が気だるい、身体がふわふわと軽い感じなのに動くことが出来ない
快感の余韻でぴくぴく小刻みに震えるサンの身の上にエボシの身体がねっとりと
重ねてきた
成熟した女と未熟な少女の肌が密着し、エボシはサンの耳元で囁く

「おめでとう、サン これで一つ人間の女らしさに近づいた」

半分開いたまま閉じれなくなったサンの唇、今一度エボシの赤い唇に奪い取られた
そして今度はゆっくり舌を挿し入れられる

「う・・ うぅ・・ん」

くちゅ・・ むちゅ・・ 舌を絡め取られ、改めて唾液の味見をされる
激しくへばりついて吸いあうエボシとサンの口、サンはエボシにこの時とばかり
口の中を舐りまわされ、愉悦の吐息を混じり合わされる
野性味などというものは全て掬い取られ、代わりに人間の息を吹き込まれる

重なり合った肌がすりすりとうねり出す
サンの甘酸っぱい処女の香りとエボシの芳醇な大人の色香が混じり溶け合う
二人の乳首がむっちりと組み合い、揉み合っていた
エボシのこなれた花弁とサンの蕾んだままの花弁がぺっとりと互いの露を
なすり付けあう

「んん・・ ふぐぅ・・」

サンは口付けを交わされながら、短い髪をエボシに撫ぜられていた
エボシとサンの貝合わせは次第に激していく
257アシタカせっ記(五)-16 ◆wZraoCNSHo :2008/09/27(土) 22:12:17 ID:irJMpeAv
「ふふ・・ 一度逝くとくせになる・・ また天国を拝みたくなる
 お前の体にしっかり癖をつけてやるぞえ」

口付けを交わしてるのは二人の顔同士だけではない
エボシの淫らな陰唇と、サンの青い陰唇も熱烈な接吻を交わしていた
獣は絶対行わない牝同士の愛接、互いの豆を愛であい、蜜を塗しあう

「う・・ うぁ・・ う・・」

サンはひたすら、エボシの口の中に甘い息を吐くばかり
女同士の胸が揉みあい弾ませあう、むにぃ・・とエボシの豊満極まる柔圧が
年季が違うとばかりサンの青い膨らみを揉み潰し、サンの初々しい張りと弾力は
ぱつん!と弾き返して若さを主張してみせる
エボシのしっとりした肌から流れる汗が組み合った乳頭を伝って、サンの瑞々しい
肌に当たり、ぴちっ!と弾かれる

「サン・・ お前の体は絶品だ
 あんな山奥に封印しておくのは・・勿体無い・・
 私はお前が気に入った・・ 人間だからこそ探求しえた・・嬉戯の技の数々
 伝授してつかわそう」
「く・・ う・・ 人間の・・たわむれの・・技など・・・」
「まだ逆らう気力があるとはな・・・ よろしい、では共に天国に上ろうぞ」

エボシの唇はサンの唇を解放した、代わりに下半身の唇の接吻は一層烈しく
熱を帯びさせる
お互いにだらしないほどの量の愛涎を垂れ流す
それをエボシの濃い森とサンの薄い若葉がぬちゅぬちゅ縺れあいながら弾き捲くり
飛沫となって腹や尻まで濡れさせる

「う! あふぁ! とめ・・ろ! 腰を! とめ・・ろぉぉ!!」
「ふ! ふふぅ! よい・・手前だ! さぁ!さぁ! まいるぞ!」

ぬちぬち!ずちずち!壊れたカラクリの如く尻を振りあい、
股間の唇を咥えあう女二人、いよいよ大輪の花を咲かせんとする

「く!はああああぁぁぁ!!!!!」
「ふぁ! あああああぁぁぁ!!!!!」

遂に仲良く歓喜の咆哮を轟かせるエボシとサン
満開に咲き誇った花唇の奥から、揃って愉悦の潮を吹き上げるのだった


「はあ・・はあ・・ どうだ?サン 獣では味わえぬ悦びの味は」
「う・・ うぅ・・ わたしは・・ わたしはやま・・いぬ・・」

エボシの目がキッ!と吊り上る

「おのれ! まだ正気を保っておるか!!
 ここまですれば、大概の女は壊れるというに、何たる!・・
 生娘の分際で生意気な!!」

朦朧としながらも瞳から光を失わないもののけ姫の体を、エボシの体が再び
包み込んだ
四本の足が複雑に絡み、初々しい花唇とこなれた花唇が今一度熱く口付け
双方のひっ垂らす甘い淫水の唾を飛ばした

(つづく)
258名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 03:00:52 ID:EAY2220Q
サンカワイソス
あとアシタカが馬鹿すぎる
259名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 08:12:54 ID:1pAa31s0
犬好きとしては後味の悪い展開だ…
260名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 09:56:40 ID:t0FDe4il
偶にはコメントさせていただきますよ
残り三回、約50レス分です
推敲終わり次第落として消えますんで、もうしばしご辛抱くだされ
261名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 11:08:34 ID:l3NO25UJ
エボシ×サン大好きだからディープに書いてもらえて嬉しい
処女と熟女の対比が二度美味しいね
262名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 11:13:31 ID:l3NO25UJ
個人的に、誰もが納得する正しさ、正論が
現実や欲によって蹂躙される話は
エロ非エロ問わず大好物だから
不謹慎かもしれないけどwktkしてしまう。
キャラへの愛が無い訳じゃないよ!
続き楽しみにしてます。
263名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 11:49:14 ID:Z04eOjna
お願いしますハッピーエンドにしてください
264アシタカせっ記(六)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 22:43:29 ID:t0FDe4il
アシタカの目の前で重なり合った女の尻が揺れる
質感量感たっぷりとしたエボシの尻と、締まって適度に丸みをもったまだ青さの
残るサンの尻
そこから生えた四本の脚が巧みに絡み合い、互いの女陰を擦り付けあっている

「どうだ!サン!・・ もっと、もっと腰を入れてくれる!!」
「う! あ! うぅ!」

神殺しの女が山犬の娘にこれでもかとばかり快楽の味を食らわせている
アシタカは興奮して揺すりあう二つの肛門を眺め続けていた

これまでもアシタカは何度かエボシの肛門を味わったことがあった
膣とはまた違う趣に存分にそのはらわたの中でぶちまけたものだった
エボシは見つめているアシタカの視線に気付いていた

「どうした? おまえも混ざりたいか?」

アシタカは無言のままゆっくりと立ち上がると嬌声をあげる二人に近づいた
重なった四つの尻たぶにアシタカの鼻息がかかる

「・・・エボシ・・ ひさしぶりに、こちらを賞味させていただきたい・・」
「ま!待てアシタカ! そ、そっちは充分湿ってるか・・
 確かめてからだよ」

アシタカは指に己の唾液を塗るとエボシの肛穴にずぶりと挿し込んだ
”ひ!・・”という頭のほうから響いた鋭い声も気にもかけず、
もぞもぞと指をほじって腸の湿り具合を確かめる

「んん!・・ ど・・どうだい? 按配は・・」
「・・・申し分ないかと・・・」

アシタカはエボシの助平な尻の奥が十分に腸液で充たされてることを認めて
指を引き抜き、エボシの背に覆い被さった
そして、散々見せ付けられた二人の痴態で固くなった陰茎を女の尻のひり出す
穴に宛がった
ぬず・・ アシタカの亀頭の形にエボシの放射状の皺が広がった

「は! あぁ・・」

頭を反らして、目を剥き出すエボシ
尻への挿入はさすがの彼女も早々慣れてるわけでもない
アシタカは構わず、エボシの腰のくびれをがっしりと両腕で掴み
その後ろのむっちりとした尻たぶのど真ん中をぬずずずっ・・と割り裂いていく
アシタカの男根はエボシのきつい歯条線を貫き、ふっくらしたはらわたの粘膜
の渦の中へ侵入していった

「・・・くぅ!・・エボシ! これは・・かなわぬ・・・」

まんまとエボシの尻を手に入れたアシタカが余りの居心地の良さに溜息を溢す
エボシもまた、己のひり出す場所を逆挿された固い熱いものにはらわたを
どきどきと脈打たれる異様な快感に組み敷いたサンに伝わるほど身震い
させていた
265アシタカせっ記(六)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 22:47:45 ID:t0FDe4il
ぱん!ぱん!ぱん!・・ アシタカの腰がエボシの尻を叩く
しっとりとした尻たぶは、ぼよんと男の腰を弾き返し、肛門の中に嵌り込んだ
異物をひり出す
男の固い陰茎は尚も女の尻の中の温もりを貪ろうと、臭い穴に突入して
ぬぶ!と栓をする
その瞬間、何ともいえない心地よさが繋がった二人の身体に広がり、頭の中を
白く染めていくのだった

「はあぁ・・ たまらない、たまら・・ないよ、アシタカぁ・・」
「・・・く! ふふぅ・・ わたし・・もだ・・・」

アシタカは腰が砕け、エボシの背中に上体をもたれかけた
余った手はエボシを挟んでさらにその下にいるサンの身体に届いていた
サンは自分の体の上で起こってる淫ら過ぎる情景に気付かず、相変わらず
火照った身体を持て余すようにぼんやりとした表情を浮かべ、肉のうちつけあう
妙な音と烈しい振動だけが彼女の身体に伝わっていた

「あし・・ アシタカ・・ 今、我らの行い・・ サンにみせてやろう」

サンの体の上になってる者達が方向転換をはじめた
やがてサンの目の上に信じ難い光景が出現した
自分の頭を挟むように林立する四本の脚、すべやかな白い太ももに、
そこそこ毛深い太ももがしきりに打ち付けられてる
その上で女の白い尻に男の肉棒が突き刺さりさかんに出入りしていたのである
・・あ!・・あぁ!・・ 青筋を立てた怒張が不気味に広がった尻の穴を貫く度
サンの足元で嬌声が鳴り、ぱぃん!という肉の打つ音と共に、肛門の下の
陰唇の奥からじゅる・・と露が垂れ、サンの顔にかかった

「な! なんだこれは・・ 女の糞穴に男の性具が・・」

信じ難いほど卑猥な様に目を剥くサン、とその時自分の股の間に刺激を感じた

「あ!!・・」

快感に目を剥きっぱなしで尻を掘られるエボシの指がサンの股を弄くり始めたのだ
ぐっと脚を曲げられ、尻を覗き込まれるサン、エボシはそこに意外なものを
発見した
サンの尻が微かに割れていたのだ、これはまさしく今しがた自分らと同じ
行為をしでかした証拠

「ふ! ふふ・・サンよ おまえも・・ 隅に置けぬ
 こ、ここを・・ 山犬の兄弟に 掘らせたのか」

エボシの鋭い指がサンの尻の穴をずぷっと貫いてきた

「!!・・ わあぁぁ!!」

忌まわしい記憶ごとほじられ絶叫するサンであった
266アシタカせっ記(六)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 22:53:15 ID:t0FDe4il
「ふふ・・アシタカ みるがよい、この娘の尻の穴を
 犬に辱めを受けた跡だ」
「く!・・・」

悔しげに目を細めるサン、これだけは何としても知られたくなかった

「さあアシタカ、お前もその手でこの娘の傷を癒してやるが良いぞ
 私の舌と、お前の指で、この娘の淫らな穴を両方慰めてやろう」

遮るものの無いサンの蕾と菊穴にエボシの舌とアシタカの指が迫った
男の指が少女の未開の縦筋をなぞるように侵入、サンの豆を摘んだ

「うひゃ!・・う」

再び始まった下半身への甘美な刺激にサンは甲高い声をあげる
サンの小さな豆はくりくりと指先で撫ぜまわされる、その間にもエボシの指は
サンの尻の穴を捕らえて離さない
それでいて彼らの下半身も休んでおらず、肛膣による不潔な交わりは
続けられていた
アシタカの指に急所を撫ぜまわされて、サンの初々しい身体は女としての
反応を見せ始める、徐々に陰唇が開いてきた
そこへエボシの舌が降下していった

「ふひゃぁ!!・・」

膣の入り口に舌を挿され、また声を上げさせられるサン
エボシは長い舌をほじるように未通の牝穴に挿し入れていく
そして中を舐めずり、露が湧き出すのを促す

「う・・ あぁ・・ あぁ」

顔の上では烈しい肛姦、そして己の下半身では男女の指と舌で濃厚な愛撫
サンはまた鼻水と涎を滲ませはじめた
そして愛撫を受ける股の奥が熱くなり、十四の娘は女の生理反応を引き起こした
こんこんと露を湧かせ、エボシの舌を濡らし始めたのだ
エボシはべっとりとサンの愛液を掬い取ると、それを尻の穴に塗りつけ始めた

「尻穴と牝穴、同時にいかせてやろうぞ」

エボシとアシタカの三本の手と一本の舌で苛烈な刺激を股と尻に受けるサン
これまでの経緯ですっかり性感を剥き出された身体は生娘とは思えぬほど
熱く燃え上がり、じわじわと大量の露を垂れこぼした
ぱぁん! ぱぁん! ぱぁん! 目の上で繰り広げらる尻を掘る音さえ
遠くに聞こえ始める

「う! ふ! うは! ふわぁぁ!!!」
((もぉだめだ!・・・ おかしな・・きもちぃ・・・))

サンの頭の中が真っ白になった瞬間、本日何度目かの絶頂がその若々しい
肢体を駆け抜けた
ふやけた顔と対照的に、身体はびくん!びくん!と波打ち、股の間から豪快に
噴出していた
同時にアシタカもエボシの尻を押し潰さんほど腰をめり込ませ、女のはらわたの
奥に存分に熱い白濁を注射した
エボシは、 ”ひいぃぃぃ!!!・・” という歓喜の叫びを上げ、
その腹がぐるり・・と鳴った
陰茎を引き抜かれたあともぴくぴくと収縮する肛門の奥から漏れたアシタカの
濁汁が朦朧とするサンの顔にぼたぼたと垂れ汚した
267アシタカせっ記(六)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 22:57:48 ID:t0FDe4il
「腹が減ったろ? 今食べさせてやるよ」

体の異様なだるさで身動きの取れないサンの口に白湯のような薄い粥を
エボシは運んでやる
んぐ・・ぐぐ・・ 喉を鳴らして飲み込むサン
エボシの病人に飯を食わせる間合いの取り方も心得たもの、相手が物足りず
吐き出さず丁度良い頃合で胃に流し込んでやる
それでも時折むせいで吐き出しそうになる
アシタカの時にしたのと同じく、エボシは口に水を含み、そのままサンの唇に
重ねた
・・こく・・こく サンの喉が鳴り食道で滞った食物が溶けるように
胃に流れ落ちてゆくのであった

あれから数日、もうサンは手足に鎖はついていなかった
捕われた翌日からアシタカに使ったのと同じ薬を盛られ、今は酔っ払ってる最中
すぐに酔う割には薬効は殆ど現れないのは意外であった

「よう食うたな、まだまだ育ち盛り、食欲旺盛なのは良いことだ」
「・・・なぜ・・・ころさない?・・・」
「殺してほしいなら何時でも言うがいい」
「・・・おまえを・・ころしてから・・でないと・・しにきれん・・・」
「毎日、同じ台詞ばかりでいい加減飽きてこぬか?」
「・・・うるさい・・ほかに・・いうことは・・・ない」

やれやれといった表情でエボシは小屋をあとにした
頑丈な扉が閉じられ、ぼんやりと天井を見つめるサンが間もなく見えなくなった
外にアシタカが何気に立っていた、心根を察してエボシが話し掛ける

「今はまだ会わぬほうがいい」
「いつになったらサンに会えるだろう?」
「今はまだ何とも言えぬ、今のサンはおまえを嫌い抜いてるわいね」
「・・・」

催眠状態での出来事は何一つ覚えていないアシタカ
自分が扉一枚先にいるサンにどんな仕打ちをしたのか、さすがにエボシに対して
腹を立てていた

「すまぬアシタカ、私の読み違いが起きてしまった
 もう少し我慢してくれ、今はそれしか言えぬ」

強烈な体験をさせることで心を砕こうと謀ったものだったが、サンの精神は
そんなにヤワではなかったのだ、現在は心に付け入る糸口を探っている状況だった

((こんな間近にいるというのに・・ 顔も見れぬとは・・))

アシタカは拳を握り締めたまま振り向きもせず立ち去っていった
その背中にエボシはもう一度わびた

「薬を使うのはやめにするか・・・ 返って遠回りだ」

この数日の観察で、サンが思っていたよりずっと人間らしい情緒を持ってる点に
エボシは気付いていた、そのうえでの判断であった
268アシタカせっ記(六)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:02:24 ID:t0FDe4il
夜風に当たりながらエボシとジコ坊がのんびり月を眺めている
耳に心地よい虫と風の音に時折、弓を引く音、矢を放つ音が混じった
ハシュ!ヒューーーン!!・・・ 櫓の上から湖に向けて音が小さくなっていく

「何をしておるんじゃ? あれは」
「縛りが解けて元の自分に戻った時、記憶が抜けてることが、
 ひどい不快感を催す
 アシタカの場合、ああすることで、気を紛らわしているのだ」
「なるほどの
 それで、何時まであの少年を縛り付けておく気なのじゃ
 それと山犬の娘はどうする気だ?」

エボシがジコ坊の湯のみに茶を注ぐ

「お、済まぬな」
「中々良い茶でございます、わざわざのお持ちより有難う存じます」
「このくらいの物はいくらでも調達できるでな
 と、茶の話ではない、あの二人どうする気じゃ?」
「ずっと手元におきます」
「なんだと? アシタカはともかく娘のほうは無理ではないか?」
「アシタカを繋ぎ置くためにもサンが必要です」
「つくづく豪胆だのお、あの娘にとってこの世で一番憎んでおるのは
 まさしくお主だろうて、寝首を掻かれても知らんぞ」

エボシは目を瞑った

「あの娘はモロに人間の女として育てられております」
「ほお・・」
「それでも人に戻すは難題ですが、無理だとは思うておらぬ
 ただ時が足りませぬな・・ なんとしてもそれが心残り
 お陰で荒療治を施さねばなりませぬ」
「ほっほ、娘や病人を救うのが生き甲斐か?」

ハシュ!ヒューーーン!!・・・ 矢の音が夜空を切り裂いていく

「気になることがもう一つ、お主、侍とも何やら取引しようとしておるな?」
「天朝より侍のほうが身が軽い」
「わしの前でそのようなこと申すとは、いささか口が軽過ぎるな」
「所詮他所の国の集団と、この国で生きていかねばならぬ者の差
 というもの、ジコ坊殿とてこの国の者であろう」

ずず・・と茶を啜りながら、耳をほじってみせるジコ坊

「師匠連など金や書状でしか人を動かせぬ者どもとこきおろすか
 世の中そんな甘いものではないぞ」

急に笑い出すエボシ

「それも常套句ですな 天朝の書状もいつまでもここへの歯止めには
 なりますまい
 ジコ坊殿こそ気をつけられよ 身を寄せる先を見誤らば、
 この先増えるばかりの侍どもに尻を追われる羽目になりますぞ」
「・・やれやれ、お主も何やらとんでもないモノノケに憑かれておるようだ」
269アシタカせっ記(六)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:08:13 ID:t0FDe4il
サンのいる小屋、外に出すと他の者に危害を加える恐れがあるとして厳重に鍵
がかけられていた
扉と部屋の間にはさらに余った鉄材で設えた格子が嵌っており、座敷牢といった
趣である
彼女の目の高さよりずっと高い位置に拳大の窓が幾つもあり、そこから外の光が
差し込むため、決して真っ暗というわけではない

「ん・・・」

目を覚ますサン、頭は相変わらず重いが体がいつもより軽い
手足を動かしてみると、以前通りに自由が利く
すっと立ち上がってみる、辺りを見渡して部屋の中をぐるぐると三周ほどうろつく
すっかり薬の酔いが抜けていた

「・・・ふつうに動ける」

ぼやけっ放しだったサンの眼に以前のような強気な視線が戻って来た
さっそく部屋の探索をはじめる
コンコン・・と壁を叩いてまわる、格子を一本づつ掴んで力任せに押し引き
してみる

「恐ろしく頑丈に出来てる・・ 壁の厚さも並じゃない・・」

とても打ち破って脱出は無理だと悟る、今度は這いつくばって床に耳を当てながら
叩いてみる

「床板の下に石が敷かれてる・・・」

一人では持ち上げられないような大石を敷き詰めた上に床が設えられていた
サンは上を見上げる、天井までは高さ二丈余り、狭さの割に圧迫感がないのは
高い空間がある所為であった、七尺目辺りから天井付近まで拳大の窓穴が
四方の壁に空いていた
窓のついてる位置から上が何やらすべすべと光っている
サンは助走をつけると、やっ!と上へ跳躍してみた
民家の屋根へ地面からひょいと飛び乗れる彼女ではあるが、さすがにこの
天井までは手が届かない
途中の壁に手が触れたが、つるんと滑って、まるで掴み所が無い
板の継ぎ目を伝われないよう、滑りやすい何かが塗られていたのだ

「おのれ・・ お手上げか」

あのエボシのこと、そう簡単に逃げ出せるような場所に監禁するはずがない
サンはすとんと床に腰掛け、ふー・・と溜息をついた
その時、ガチャリ・・と鍵を開ける音がした、サンは咄嗟に横になり死んだ振り
扉が開き、エボシが食事の乗った盆を持って入って来た

「目が覚めたかい?
 ほれ、今日は少しは噛み応えのある物を持って来てやったぞ」

背中を向けたまま、まんじりと動かないサンに呆れたようにさらに話し掛ける

「何を今更寝た振りしてんだい? まったく耳をぴくぴくさせてからに
 ほら、ここに置いとくから勝手に食べな」

エボシは格子の外に握り飯と水桶を置くと出て行った
270アシタカせっ記(六)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:13:28 ID:t0FDe4il
サンはむくりと起き上がる、牢内に入って来たら襲撃してやろうという目論見は
脆くも崩れ、むくれた顔で膝を叩いた

「ふん! そんな飯など、だれが食うものか!!」

ちらりと横目で握り飯を見やる、ぐぅ〜・・と腹の虫が泣く
香ばしい匂いが鼻をくすぐり捲くる、そろりと手を伸ばしてしまう育ち盛りの
少女であった
くんくん・・と飯の匂いを嗅いでみる、嗅ぎなれない匂い・・
しかし美味そうな匂い、頭をひねるサン、食うべきか、食わざるべきか

「殺す気なら、今までも出来た・・・ 毒入りなんて疑うだけ無駄か」

結論に達したサンは、ぱくり!と食らいつく

「!! ・・・なんだ、この味は?!」

初めて舌に乗った妙な味覚に握り飯の中を覗き込む、
そこには鮎の塩辛が具として入っていたのだ
ぱくぱく!! はむはむ!!
瞬く間に用意された分、全て平らげ、最後に桶の水を柄杓でぐびっ!と胃に
流し込んだ

「美味かった・・ くそっ!・・」

何故か悔しいサンであった
周囲に聞き耳を立て、誰もいないことを確認するとサンはようやく悔しげな表情に
涙までも浮かべ始めた

「母さん・・ 私は・・ サンは、人間に囚われました
 人間の作った食い物を口にし、日に日に人間の匂いが
 気にならなくなってまいります・・・」
 
うな垂れながらサンは無意識に体を指で掻き始めていた
捕まった日に体中の垢を洗い流されて、あれ以来かいた汗の所為で体が
痒くなってきたのだ、山暮らしの頃ではありえない現象である

「くそ!・・ 体が痒い!」

そこへ、エボシが盆を下げに再び現れた

「おやおや、しっかり食べたね ん?どうした?体が痒いのかえ?」

サンは背を向けたまま、振り向こうともしない

「手拭を持って来てやろう、水桶ももう一ついるね」

それから一時経ち、裸になって汗を拭うサンがいた
ぴちゃん・・ 濡れ手拭いの水をサンの肌が弾く、肌の表面を流れ落ちる水玉を
見つめる、この雫ひとつひとつが自分の中から獣の匂いを消していく感覚に
捕われていた
水浴びは嫌いではない、兄弟たちと川でよくふざけ合ったものだ
しかし、今自分の体の表面に流れる雫には川の匂いはしない、一度沸かせた
水だからだ

「匂いが落ちていくからといって、山犬でなくなるわけではない!」

自分に必死に言い聞かせていた
271アシタカせっ記(六)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:17:45 ID:t0FDe4il
「そなたも女、己の顔を眺むるのも気が紛れるであろう」

翌日、エボシが何やら大きな包みを持って現れた、中身は大きな鏡
扉の横に据付けて行った、もっとも割られぬよう格子の向こうではあったが
サンは馬鹿馬鹿しいと思い一瞥さえくれない
時の流れの止まった空間、偶に軽微な運動をしつつ、あとはぼんやり床や天井
を眺めるだけ

「外に出たい・・ 山に帰りたい・・」
「帰ってどうする? 誰もいないのに・・」

時間を持て余すと鬱なことばかりが脳裏に浮かぶ、振り切るように頭を横に振る
ちらりと自分の顔が鏡に映るのが見えた
これまでは水面を鏡とするだけだったサンにとって、一瞬でもかなりはっきり己の
顔が映ったのに少し興味を引かれる、次第に眺める時間が長くなっていった
しまいにはもそもそと這って行き格子の傍で座り込む
己の姿がくっきりはっきりと映し出されていた

「これが・・私の顔・・ 私の姿・・・」

あの憎いエボシによく似ている、母モロや弟達に比べれば・・・
そこに映っていたのは紛れも無い人間の女であった
サンはぐっ!と目を瞑り、ぎりぎりと格子を握り締めた、
崩れ落ち、布団の中に駆け込んで丸まり、咽び声をあげることしばし
突然、布団を吹き飛ばして、奇声を上げながら、壁に格子に床に、体当たりや
蹴りを繰り出し始めた

びりっ!! 「つぅ!・・」

思い切り柱に肩を打ち付けて、木の削げに絡んだ衣の肩口が破れた
はあはあ・・と荒い息を吐く、肩の痛みが染みる
それでも気が紛れていいとさえ思えていた
そうしてる間に時が経ち夕飯の時間、いつものようにエボシが食事の盆を持って
入って来た

「随分どすどす音がしていたが、だいぶ鈍っておるようだな・・
 おや?肩を破いてしまったのか、繕ってやるから脱いで寄越すが良い」

あくまで無視するサン

「まあいい自分で縫うか? 裁縫の道具をあとで持って来てやろう」

何もしなくとも腹は減るのは若さゆえ、すっかり平らげた飯と入れ替えに
裁縫道具と幾枚かの布地が差し入れられた
272アシタカせっ記(六)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:25:33 ID:t0FDe4il
翌日、サンの朝食を持って訪れたエボシは思わず驚き呆れた顔をした
恐らく徹夜したのだろう、与えた布地で山暮らしの頃とすっかり同じ服を作り
着ていたからだ
与えた布地の色の所為で以前と比べればかなり派手
現在のワンピースのような下衣は緑地に桔梗色と蜜柑色の馬鹿でかい
幾何学模様
上衣は薄紫地に桜の花模様がそれぞれ鏤められていた
サンは満足げな顔ですーすーと寝息を立てている

「よほど、この格好が好きなようだな・・・」

エボシは起さぬようそっと立ち去った

「ん・・・」

昼過ぎ、赤い目を擦りながらサンが目覚める
瞳に入ってきた像に、はっ!として一挙に眠気が飛んだ
格子の向こうにエボシが座り込みじっとこちらを見つめていたからだ
美味そうな匂いが女の膝元から漂う、今しがた飯を運んで来たばかりのようだ

「よく眠っていたな
 よりによって一番派手な布地を使うとは、おまえの趣味がようわかったわ
 ほれ飯だ、こっちに来て召し上がれ」

にこやかで優しげな表情のエボシの顔、不審の色を浮かべながらもサンは
無言で近づいて行く、そして女から目を離さないで、格子の向こうの床に置かれた
握り飯に手を伸ばした
怪訝な表情のまま食べ始めるサンに対し、構わずエボシは笑顔のまま続ける

「山道が往き易くなったお陰で、ようやく米を里に買いに行かせれるように
 なったわえ 食い潰すのが米から金に代わっただけだがね
 でも、お前にも当分たらふく食わせられるよ」

サンはふん!と鼻を鳴らすだけ さらにエボシは語りつづける

「獣の骨を見繕ってきた、 暇つぶしにお前の好きにするがよかろう」

磨かれた動物の骨が格子の隙間からサンのほうへ差し出される
やや意表を突かれた感じで動きが止まったサンだったが、おずおずと手を
伸ばしてそれを受け取る
一つ受け取ると、次をエボシは差し出して来た それもサンは受け取る
以下、同様のやり取りが続き最後に、繰り刀が差し出された
サンの手がぴくんと震える
((・・・これがあれば、エボシを殺せる・・いや、今目の前にいる
  受け取った瞬間、格子の隙から刺せば!・・・))

「どうした? 早く受け取れ」

にこやかな表情のまま刃を返した形で凶器を渡そうとするエボシに、
サンの手が伸び遂に柄を掴んだ、エボシの手が持っていた刃から離れる
((・・今だ!!))
サンの目が鋭く光った!・・ しかし手に持った刃が一閃することはなかった
何故か金縛りにあったように繰り刀を持った手は動かなかった
相変わらずエボシは表情を崩さずサンを見つめていた
そして食い終わるのを待って全て片付けて小屋を出て行った
273アシタカせっ記(六)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:30:19 ID:t0FDe4il
シュッ・・ シュッ・・ 繰り刀で獣骨を削る音がサンのいる小屋に流れる
削りながら、サンは考えていた

「なぜ、あの時、手が止まったのか・・」

サンのしなやかな手元で無骨な骨の欠片が徐々に丸みを帯びていく

「あいつがあまりにも堂々と惚けているから、調子が狂っただけだ
 今度、来たときは・・・」

綺麗な楕円形に磨かれた骨片を、鏡を見ながら耳に合わせてみる
己の耳たぶの厚みに合わせて真円の孔を開けた
やがて、サンの両の耳と首にジャラリと素朴かつ大胆な装飾が施された


「・・ほお なんとも秀逸な出来具合だ」

訪れたエボシが、サンが暇に空かせて拵えた骨細工の数々を見て
感嘆の声をあげる

「驚くべきは、計ったように大きさの同じ物を作れる才だ
 しかも手際がいい・・
 サンよ、実は魚を釣る針が不足していてな
 これと同じ物を成る丈沢山拵えてくれぬかな
 さすれば漁獲も増え、握り飯に入れる具の量も増えるのだがな」

エボシは見本の釣り針を置いていった、それを摘み上げるサン
((・・ふん、馬鹿馬鹿しい わたしをこれで利用してるつもりか!・・))
そして、はっ!と気付く、エボシを殺すのを忘れてしまっていた

「機会なら幾らでもある!」


翌朝、ぐうすか寝息を立てるサン、又しても徹夜したらしくエボシが来たのも
気付かず、布団にくるまって熟睡していた
その格子の傍に、どっさり骨の釣り針が小山を築いていた
その日の夕刻、いつもより一回りも大きな握り飯を積んだ盆を携えてエボシが
訪れた

「本日は大漁でな、糸につける針の数が桁違いなのだから当然だが
 皆喜んでいるよ サンのお陰だ、礼をいうぞ」

サンは、うっ・・と言葉につまり両の瞳を鼻に寄せた
巨大な握り飯を取ると、照れた顔を見せまいと、さっ!とエボシに背を向けた
エボシを刺すことなどすっかり忘れて、ばくりと具沢山の大盛り飯に食らいつく
のだった
274アシタカせっ記(六)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:36:27 ID:t0FDe4il
桶に入った水と手拭で体を拭うサン
例の格子の向こうの大きな鏡を見ながら手拭を肌の上を走らせていた
自分の裸の体を怪訝そうに見つめるサン、腕を動かす度に両の胸の膨らみが
ぽむぽむと揺れる
何となく気になるので片方の腕で押さえてみる、深い谷間が出来て水滴が
その中にちょろりと流れ落ちた

「前より大きくなった?」

鏡の中の自分に問い掛ける、勿論答えるはずはない
サンは大きく息を吸い込むと、顔を突き出してべーーー!!と舌を鏡の中の
自分に向かって思い切り突き出した

お腹を拭い、鏡に向かって背を向ける、くいっと腰から上をひねってお尻を拭き
始める
ちらりと鏡を見てみる、やや尻を突き出して腰をひねってる艶かしい自分の姿に
思わずドキッとする
それでも尚、腰をどんどん屈め、尻を突き出していき、終いには完全に四つ這いに
なってみた
鏡の中に己の尻がどーーん!と大映しになっている
肛門も生えかけの陰部も丸見え

「母さんに教わった牡を誘う姿勢・・・」

顔を赤らめながらもくいっくいっと尻を振ってみた、
あまりの恥ずかしさと馬鹿らしさに耐えられなくなって吹き出しそうになった顔を
床に伏せてしまった
つっ伏せたまま、弟達のことを思い出す

「私が・・ 山犬の子を産めたのなら・・こんなことには」

”人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、あわれでみにくい、かわいい、
 わが娘だ”
母モロの君がアシタカに対して言っていた言葉を思い出した

「・・ごめんなさい母さん、私、弟達を守れませんでした・・・」

悲しくなり眼を細めた、もう何度この言葉を壁に向かって言ったことだろう
突然背後で、ガラリ!と扉が開いた、サンはぴょん!と飛び跳ね、慌てて身を繕う

「起きているね、身体を拭いていたか
 水が無くなるな、汲んできてやろうか」

エボシは食事の乗った盆を置き、軽くなった桶を持って出て行こうとした

「エボシ」

素っ裸で胡座をかくサンが、薬をやめて以来しばらくぶりにエボシに対し
口を開いた
275アシタカせっ記(六)-12 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:41:41 ID:t0FDe4il
「私を・・どうするつもりだ?」
「水を汲んできて、それからだ」

睨みつけるように尋ねるサンに対し、エボシは桶を持って出ていった
数分後、一杯になった桶を持って戻って来た、サンはがつがつ飯を食っていた
エボシは格子の鍵を開け中に入っていった、彼女に薬を使わなくなって初めて
のことだ
水桶を脇に置くとエボシはすとんと座り込んだ

「何も危ない物は持ってないし、何もしやしないよ ゆっくりお食べ」

一瞬、手の止まったサンは視線だけエボシに向けたまま食事を再開した
食べ終わるまでエボシは一言も発さず、じっと一方向を向いたまま待ち続けた
素っ裸のままがっついていたサンは、ぐびっと最後に水を一杯喉に流し込んだ
ようやくエボシが口を開く

「おまえから危険性が無くなったと判断出来るまでここにいてもらう」

突然、だっ!と跳ねるようにエボシに飛び掛るサン、その腹に強烈な蹴りを見舞う
エボシの胃袋にサンの爪先が食い込み、う!と呻いて片目だけ閉じ蹲る
サンの手が彼女の髪を掴んで蹲ろうとするのと逆方向に引っ張り、仰向けに
引き倒すとその腹に馬乗りになった
眉間に皺が寄り、興奮した怒気を鼻と口から吐き出すサン
相手の襟首をぎりりと握りこんで頭を固定すると、もう一方の手を高々と
持ち上げた、そして一気にエボシの顔めがけて振り下ろした

「このぉ!!・・」 ばっしっ!! ぱしぃ!!

血走った目は、続かない言葉を発しながら、エボシの顔面めがけて拳や張り手を
振り下ろし続ける
ばしん!! びしぃ!! ばしぃん!! ぱしぃん!!・・ 
エボシの端正な顔が派手な打撃音に乗せて歪み捲くる
彼女は片目を瞑ったまま声も上げずじっと為すがままにさせる
頬が腫れ、口の中や端が切れて唇から血が滲み出た

「おまえが!!・・・ おまえがああああ!!!」 

血走った目の少女は呂律の回らない叫びをあげ、殴るのを止めて
その首に両手をかけて締め上げはじめた
うぅ・・ さすがのエボシも苦痛の声をあげる
ぎりぎりと締め上げられるエボシの首、顔が青くなっていく

「この!・・ なぜ!・・なぜ!抵抗しない!・・
 なぜ!やられたままで! そ、そんな顔を!・・・」

エボシは苦しそうな相を浮かべてはいるが、あくまでそれは半面だけ、
もう半面はじっとサンの顔を見つめていた
やがてサンの手はがたがたと震え出し、徐々に力が抜けていった
エボシにサンが馬乗りになったまま、はぁはぁ・・と二人して荒い息を吐く

「おまえは汚い! ・・とことん汚い!なぜ敵のままでいない
 なぜ、底の浅い優しさを覗かせる・・・」

サンは大粒の涙を流し始めた、ボタボタといまだ苦しげに息を吐くエボシの顔に
涙の雫が降りかかる

「・・・いまさら・・
 いまさら、おまえを殺しても・・何も元に戻らん・・何も・・」

サンの身体は力が抜けてエボシの上にどっと崩れ落ちた
276アシタカせっ記(六)-13 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:46:36 ID:t0FDe4il
仰向けに倒れた、髪の乱れた袴姿の女の腹の上に短い髪の裸の少女が
取り付くように倒れ込んで、わーわー声をあげて泣いている
サンは悲しかった、あれほど憎んでいた相手を目の前にして殺せなくなって
しまっている自分が途方も無く情けなかった
エボシはとうに見抜いていた、サンの母親モロがどのような教育を彼女に
施していたのかを
モロ自身が予め人間の世界に戻れるよう、この娘に道筋をつけていたのだ

「母さん・・ 母さん、ごめんなさい・・ 私は皆の敵は討てません・・・」

自分の胸の上で泣きじゃくるサンの短い髪をエボシの手が伸びてきてそっと
撫でた

「・・・おまえは・・・、本当に優しい娘だな・・
 モロは良き母親だったようだ・・・
 ・・・憎みたければ、うんと私を憎めばいい・・
 だが人間すべてを憎むのは間違いだ・・」

嗚咽の止まらないサンにさらに話し掛けるエボシ

「・・・おまえの気持ちは・・・少しはわかるよ・・ 私も娘の時分・・
 親に捨てられた身だ・・・
 ・・・男の前で舞を披露し・・ 好いても無い相手と・・・ 
 男と床を供にすること数知れず・・・
 死のうと思ったことも・・・ やはり数え切れぬ・・・」

エボシの胸元に顔を埋めたまま、ようやく泣き声は止みじっと聞き耳を立てるサン

「・・・だが、私は・・・ 自分を捨てた親を恨んだことはない・・・
 家が落ちぶれ・・・一族で首を括る手もあった・・・
 しかし私の親は・・・どんなに惨めでも生きる道を私に残した・・・」

サンが細い声を発した

「・・・おまえも、山犬になればよかったのに・・・
 そうすれば好かない奴としたくないことをせずに済んだ」

エボシは思わず笑い出した、同時に腫れた頬に痛みが走り顔を顰めた

「・・・おもしろい・・言い草だ・・・
 おまえがどれほどモロに大切にされてきたか・・・ようわかる」
「なんで・・ なんで私を産んだ人間の親は私を捨てたのだろう?
 なんで、おまえはこの山に来た? なんで大勢殺した?!」

再び語気を荒げ出すサンに、エボシはあくまで静かな口調で答える

「おまえとて、エモノを取って食うだろう?
 つまり生き物だからだ、生きるとは何かを残し、何かを犠牲にすることだ」
「・・・そのうえで無益な殺生はしない
 私から見れば今のおまえは犠牲にすべき相手ではなくなっている
 あとはおまえ次第だ・・・あくまで戦うか・・我らと残るか」
277アシタカせっ記(六)-14 ◆wZraoCNSHo :2008/09/28(日) 23:58:23 ID:t0FDe4il
「それは!・・ それは確かに一理あるのかもしれない・・
 でも! でも、私の感情はどうする!! 犠牲にされたものの感情は」
「身内の犠牲を言うなら私の側とて多くの犠牲を払った
 おまえ自身はまだ生きてる、生き残ってるではないか」

サンは尚、エボシの胸の中で大きく振りかぶる

「納得できない!! 私は!・・ 私は、お前があくまで憎い!!
 お前と歩むなど! 私には!・・私には出来ぬ!!」
「私はお前がかわいい・・」
「・・・なんだと?!」

唐突なエボシの物言いに、彼女の胸の中でサンの目がぱっちりと見開かれる

「人の感情はどうしようもないこと 抑え切れぬぶんは私にぶつけたらいい
 ・・・それにはお前が私の傍から離れぬことだ」

エボシの目がここにきて何やら妖しげな光を宿し始めていた
その指が徐に伸びて、素っ裸のサンの肌を下からつぅー・・となぞった
サンはそれだけで、ひくん!と微かに波打つ
危険な予感が走る、なのに意思とは裏腹に体が動かない

「ずっと伝えようと思い、忘れていたことがある・・
 おまえが捕らえられた晩のこと、枕元にモロが現れおってな
 ”我が、箱入りの娘を頼む 世間を知らせてほしい”と私に囁いたのだ」
「なんだと!! そんなの、うそだ!! うそ!・・ あ?!」

エボシの手がサンを抱えるとごろりとひっくり返り、あっというまに上下が
逆転した
仰向けにされたサンの目の上にエボシの腫れた顔があった

「うぅ・・ はなせ!」
「サンよ・・ 夢の話だが、私はせめてもの罪滅ぼしに引き受けることにした
 おまえを立派な娘に育てると、モロに誓ったよ」
「そ! そんな話、信じるものか!!」
「信じたくなくば、信じなくともよい・・ 私は我が道を往くのみ」

エボシはサンを押し付けたまま器用に自らの着ている物を脱いで行く
サンの面前にみるみるあの日さんざん己を玩んだ豊かな肢体が露になっていった
散乱する衣に囲まれ、大柄なエボシの裸身が小柄なサンの裸身を抱き込む
温かい腕の中でサンは子猫のように身震いしていた
 
「うう・・・ ど、どうして・・こうなる・・ やっぱりおまえは・・卑怯だ」
「お前の家族を死に至らしめたことは私にとっての永遠の罪業
 それ故、私に科せられた罰としてお前を傍に置き、一人前の女にする」

エボシの顔がサンの顔に迫り、あの時同様、顔の刺青に接吻した
密着した胸の膨らみが互いに潰しあい、どきどき・・という心臓の音を
伝え合っていた
サンの頬から額、そして鼻先と愛撫したエボシの唇がやがてサンの口まで
這ってゆき、その唇をくちゅりと捕らえた

「ん!・・ふぅ・・ お・・のれ ひ・・きょうものぉ・・」
「んふ・・サン・・おまえからもののけのニオイを消し去るのが我が仕事・・
 その暁には・・外に出してやるぞよ」
「んんん・・・」

女同士熱く深く接吻を交わすサンとエボシ、ぬるりと二本の舌が絡み合い
互いの口の中を舐めまわす、エボシの口の中は血の味がしていた
278アシタカせっ記(六)-15 ◆wZraoCNSHo :2008/09/29(月) 00:14:48 ID:0v53YdDg
エボシの舌がサンの体を愛し始めた、サンの首筋から鎖骨までをすりすりと
行き来している
青い首筋と鎖骨を時折唇で軽く噛みながら念入りに舌で磨いていく
先ほどまで長々と交わしていた口付けの余韻で唇の周りを涎でてろてろに
濡らしたサンは、はぁはぁと熱い息を漏らす
体が妙に熱く、頭は現世にいるのに、体のほうは夢の中のよう

「・・この女の体・・ 重くて・・・ 柔らかい・・
 甘くて・・なつかしい匂いが・・・」

エボシは舌だけ動かしてるわけではない、
己の匂いを染み付けるように下に抱き込んだサンの上で微妙に身体を
揺すっていた、ずっしりとエボシの肌がサンの肌を浸していく

「やめろ・・やめろ!・・ はなれろ・・・
 私の体・・ この女の匂いに塗れていく
 私は山犬!・・ 私はモロの娘だ!・・・」

エボシの舌がサンの肩口から移動していく
サンの腕を捲り上げちろちろと脇をくすぐり立てる

「うあっはは! やめろ! くすぐったい! ひきょうだぞ!・・・」

笑い転げるサンを真剣な眼差しで舐め解すエボシ、次第に二人の肌に汗が
浮き始めていた

「あは! うは! げほ・・ けほ・・ もぉ・・やめぇ・・・」

エボシの舌は、いい加減勘弁してやるとばかり向きを変え、
サンの敏感な腑の下から育ち盛りの胸の膨らみに上り始めた、
青々とした孤を描きながら、歳の割にかなり立派に女を主張する急な稜線を
麓から頂きへねろれろと行き来する

「うぁ! ふわぁ! こんなもの! こんな胸・・ いらぬのに・・・
 走るのに邪魔なだけなのに・・・ やめろ! やめろぉ!
 よけい! 大きくなる・・・」

エボシの唇が薄桃色の頂きにちゅっと口付けした
サンはぴくん!と一際身を撓らせる
大きな真っ赤な口に頬張られていくサンの青い胸、エボシの温かい息がつんと
張った白い肌に広がり、長い舌は可憐な乳首でとぐろを巻いて刺激を与えてくる

「くぅ! 感・・じるぅ・・・」

薄桃色の乳首がエボシの口の中でみるみる震えながら立ち始める
弄られてない一方の胸にさえ刺激が伝播し、ぷるぷると震えながら頂きを
勃起させた
エボシは口でサンの胸を執拗に愛しながら、指は蜘蛛のように彼女の腰の線を這い
骨盤を伝いながら、まばらに生え始めた可愛らしい茂みの中へ潜っていった

「うわぁ!!」

青い蕾を女の指に摘まれ、サンはびくん!と大きく跳ねる
エボシは胸と股同時に熱の篭った愛撫を施しはじめた

「うわ! うひ! だめ! やめて! だめだぁぁ!!」
279アシタカせっ記(六)-16 ◆wZraoCNSHo :2008/09/29(月) 00:25:53 ID:0v53YdDg
エボシの指はサンの蕾に差し入れ、妖しげに慣れた舞を踊る
さらにエボシの舌はサンの乳首を入念の舐め解し、
その歯が弾力を確かめるように軽く噛み跡をつける
サンは頭を振って、必死に快感を否定しようとする
否定しても、否定しても、性感を剥かれた若い芽はじわじわと快感の波を頭に
送り込む

「はわ! ふわ! なにか! くる! なにか! きてる!!」

白い肌を紅く染め、いい汗を吹き出させるサン、エボシの瞳がにやりと淫靡な
光を放ち、その指はサンの既に奥からこんこんと漏らし始めてる蕾の中へ
入り込んだ
処女膜に指先が触れ、つにつにと撫ぜ回した
サンは大きく目と口を開き、ぐーーんと身体を弓なりに反らした

「あううううううう!!!!!」 ぷしゃぁ!!

サンはいかされた、十四の身空で知る女の極み、
ぴくんぴくん・・と又しても肌を震わされた

「あ・・ あぁ・・・ ふるえがとまらない・・ 何かもらした・・」

エボシは胸と蕾から離れると、サンをゆっくり横向きにしてその背にぴたりと
取り付いた
再び長い舌が伸びる、今度はサンのうなじにぴとりと乗せられた

「うぁ・・ また、舐めはじめ・・ はぁ・・ くすぐったひ・・」

エボシは熱い息を吹きかけながらサンのうなじから髪の生え際に沿って
耳たぶへ滑っていく
かぷかぷ・・むずむず・・耳の内側も裏側も咥えられ舐めとられる
サンの短い髪がぞわぞわと逆立った
エボシの舌はサンの耳から離れ、うなじを通って肩甲骨の線をなぞる
女の指がすり・・と骨の隙間に潜り込む、まだ若々しく、凝りなどどこにも
見当たらないことを確認して、指と舌はサンの背骨の上を走りながら、さらに下へ
と降りていく
サンの引き締まった、それでいてぽこんと丸みを帯びた尻
割れ目にエボシの高い鼻が潜り込む、放射状の皺に鼻息を感じてサンは訝る

「尻の匂い・・・嗅がれてる!」

そしてサンの片方の尻たぶをエボシの指が鷲掴みにして乳房のように揉みしだき
もう一方の尻たぶを肛門から離れた舌が、ねっとりと舐め回し始めた

「く!・・ 私の尻・・食われてる!」

エボシはまんべんなくサンの尻に人間の歯形と手垢をなすりつけていく
そしてそれは、窄めた舌により、肛門の中にまで及んだ

「あ! うん!」

尖った舌先に肛門内側を舐め摩られ、肩や頭をわなつかせて嬌声をあげるサン
青い尻もまたふるふると小刻みに震わせていた
そして、彼女の頭の中に懐かしい感触の記憶が蘇っていた

「そうだ・・母さんだ・・・ 幼いころ、私を優しく舐め回してくれた・・・」

サンは体だけでなく遂に心まで、すぅ・・と気を抜いた
母親に縋る幼子のように、今自分を愛撫する相手に対し身を任せていった
280アシタカせっ記(六)-17 ◆wZraoCNSHo :2008/09/29(月) 00:32:46 ID:0v53YdDg
サンの脚、やや傷跡が多いところは少年のそれのようにも見える、
しかし無駄な毛など一切ない、筋肉質に見えて触ると極めて柔らかい
やや日焼けしたふくらはぎと真っ白な太ももの光と影が健康的かつ
爽やかな色気を醸し出していた
サンの脚は片方づつ、エボシの愛撫に晒される
豊かな乳房が太ももから順に足先まで、たっぷり大人の人間の女の匂いを
塗りつけたあと、真っ赤な口と舌が続いて唾液で浸していく

「うふぅ・・・」

先ほどいかされたばかりの余韻も抜けず、何ともいえないくすぐったさに
猫なで声のような甘い息を漏らすサン
エボシは抱え込んだサンの足に、並の人間と比較にならないほど抉れた
土踏まずを発見した
幼少の頃より、木々や険しい岩場を飛び回る生活でこうなったのだろう
エボシは足の指一本一本全てを愛してやった

「うは! ひゃはは!!・・」

サンは無邪気な黄色い声をあげていた

さんざん笑わされ、感じさせられてぐったりしたサンの青い脚が開かれる
その間に向かい合わせて噛み合うようにエボシの長い脚が絡み付いてきた
女同士の股の付け根が、にちっ・・と湿った音を立てて密着する
サンとエボシの貝合わせが始まろうとしていた
ぎし・・ぎし・・ 床が鳴り出す

「あ・・・ うん・・・」

サンとエボシ、二人の豆が互いに揉みあい、同時に声を立てる
ゆらゆらと腰を揺らめかすエボシ、サンの若葉とエボシの濃い森がくちょくちょと
縺れ合う
二人の花弁の奥から蜜が溢れ、縮れた毛と肉の丘を潤わせていった

「ふん・・ うぅん・・ なんて・・いぃ・・きもち」

サンの腰を挟み込んだエボシの脚を真似、サンもエボシの腰に脚を巻きつけてみた
そして負けじと自分も腰を揺らめかしはじめる
少女と妖艶な女が腰を絡めて揺れあう様が格子の向こうの鏡に映っていた
エボシの胸がゆさゆさと揺れる、サンの胸もぽむぽむと揺れ動く
ぎし! ぎし! ぎし!  くっちゅ・・ぐっちゅ・・
エボシの豆とサンの豆がはげしくまぐわう
あぁ! はぁぁ!エボシの甲高い嬌声、
ふぅん! うぅん!サンも可愛らしく喘ぐ
甘い空気が部屋中に篭り、熱を帯びた女の時間が過ぎていく
二人は逝った、二度、三度、女同士でしか味わえない禁断の悦び

くちゅ・・ ちゅぷうぅ・・ 興奮の渦の中で盛んに接吻を交わすエボシとサン
度重なる絶頂で微かに痙攣させた肌をしっかりと抱き合い、
重なった二つの女の尻がぐっしょりと濡れて異臭を放つ
サンだけでなくエボシまでも失禁してしまっていた

飽くことなく快楽の追求は続く、エボシがごろりと仰向けになり、
今度はサンが鏡で確認しながら最も心地よい姿勢をエボシと作る、
サンから先に腰を振りはじめ、二人の口からまた歓喜の声が漏れ始めるのだった

(つづく)
281名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 00:46:02 ID:kg48/yiP
エボシがサンにシンパシーを感じているという設定、妄想してました。
まさかこの板で実現するとは…続き楽しみにしてます!
282アシタカせっ記(七)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 11:47:38 ID:hPf9P4DG
家畜達に餌やりをするアシタカ、二頭の牛とアカシシが一頭
タタリ神に焼かれた畑の整備や木材の切り出し、建物の建築と修繕、
それに家畜の世話とけっこう忙しい日々を送っている
餌をアカシシの前に持って来た

「ほら、ヤックル、お前のぶんだ・・」

餌を持って来たアシタカに悲しそうな表情を見せるヤックル
エボシと関係して以来、跨ろうとするとヤックルは拒否するようになっていた
伏目がちにアシタカは語りかける

「・・おまえの気持ちはわかっているよ
 変ってしまった私を許せとはいわぬ」

もののけ姫が捕われて来てから二月以上が経っていた
”私を信じて、もうしばし会うのは待って欲しい”
この台詞をエボシから聞かされ続けて来た日々であった

「相変わらずシシはご機嫌斜めかね」
「これはジコ坊殿」

赤鼻の唐傘を担いだ怪しげな僧侶が近づいてきた

「最近、また豪勢に木を切り始めてるようだな」
「邪魔するものがいなくなりましたので」
「いよいよタタラを復活させるのか
 うぅむ、今のままの村人の数を保ったまま、単なる山村としてなら
 山の幸も維持出来ようが、タタラを復活させれば、何れ禿山としてしまう
 結局エボシも師匠連とやることは同じか」
「新たに松と栗を植えるのだとか、山は枯らさないとのこと」
「んん? 何だそれは
 しかしアシタカよ、お主はもっと反対するものと思っておったがな」
「私に反対する資格などありませぬ」
「ふふっ 師匠連の圧がいよいよ強まるの
 お主はずっとここにおるつもりなのか?」
「私は私の出来ることをするまで
 戦う必要が生じるなら戦うまでのことです」
 ((サンがここにいる限り・・・))

その時、”うはあああ!!!”という娘の甲高い声が近くの小屋から漏れてきた

「そうでした、エボシのところに昼飯を持っていくわけでした」
「エボシは何やら顔が腫れておったが、少しは治ったかね?」
「はい、だいぶ まだ痣は残っておりますが」
「時にアシタカよ、あの娘に会うのは何時以来か?」

アシタカは一瞬、嬉しそうな相を浮かべた

「山で会ってより三ヶ月ほどになりましょうか・・ それでは失礼」
283アシタカせっ記(七)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 11:53:29 ID:hPf9P4DG
「エボシ殿、食事を持って参った」
「はぁ・・ おお、アシタカ、ご苦労さん」

久しぶりのサンとの対面、例えどんな態度を示されようとも構わない
やっと、やっと顔を見れる・・・

鍵を開け中に入る、女の荒い息遣いが狭い部屋中に充満していた
エボシとサンがつい今しがたまで熱い一戦を繰り広げていたのがありありと
感じられる
もたれかかり合う素っ裸の二人の女、あまりの艶かしい風情にアシタカは思わず
ごくりと唾を呑み、目を伏せた
エボシの努力の甲斐あり、サンはこの憎い女に対し、子供のような我侭を
言うまでになっていた
まさに驚異的な事だといえるだろう

エボシの胸の横に頭をもたせてるサンが物音にちらりと目を向けた
次の瞬間さっ!と飛び跳ね、脇に丸まっていた薄い布団を頭まで引っ被り蹲った
アシタカに早く出て行け!と全身で訴えるかのよう
((サン・・ 一瞬しか見えなかったが、思っていたより元気そうだ・・・))
アシタカはそれだけでほっと安心した息をついた

「ふぅ・・ サンよ、そんなアシタカを嫌うでない」
「はは、だいぶエボシには慣れた様子、それでは私はこれで」
「待て、アシタカ」
「なんでしょう?」
「今日はこれから、そなたにも手伝ってもらう」

アシタカより傍で聞いているサンのほうが布団の中でびく!と震えた
エボシは構わず、アシタカに上がるよう指示した
アシタカは入り口の戸を閉め、ごそごそと言われた通り上がり込んで来た

「その前に腹ごしらえだ、 アシタカ、サンの脇まで持っていってくれるか」

アシタカは飯の乗った盆を布団の塊と化してる頭の部分に運んだ
されど引っ被った布団の中から鼻をくんくんと鳴らす音はすれども、
ちらりとも顔を覗かせようともしない

「相当、私は嫌われてるな」
「これ、サン、顔を出して飯を食わぬか 冷えてしまうぞ」

ますます布団の中で身を固くするサン、アシタカは立ち上がろうとする

「私は一旦外に出ましょう」
「しょうのない子だ、アシタカ、飯を握ってやってくれぬか」

アシタカは椀に盛った飯を握り飯にしてやった、そして布団の先をつんと突いて
受け取るように促す

「サン、握り飯だ、受け取られよ」

一瞬間を置いて、布団の端からぬっと手が生えた
アシタカは結び飯を渡してやると、さっと布団の中に手は引っ込む
そしてむしゃむしゃ、頬張る音が布団の中から聞こえ出した
284アシタカせっ記(七)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 11:56:27 ID:hPf9P4DG
「サンよ、よく聞くがよい
 おまえの体に巣食うモノノケの瘴気が抜けぬ限り外に出すことは出来ぬ
 それには、女とばかり愛であっておってはいかぬのだ」

むしゃむしゃ・・布団の中から握り飯を食らう音が鳴る
構わず続けるエボシ

「女だけではなしに、人間の男の匂いをつける必要があるのだ
 したがって、ただ今より、このアシタカと交わってもらう」

ぶほっ! げほげほ・・ 布団の中で咽ぶ音がした
さらに脇で聞いてるアシタカもまた、目を丸くする

「ちょっと待たれよ!、何をわけのわからぬ・・」
「嫌だ!!」

アシタカとサン、同時に声を発する
しかしエボシは敢えて取り付くしまのない態度を取り、きっぱりと宣言する

「アシタカ!そなたの意思など関係ない
 サン! これを嫌がるなら、永久に外に出すわけにはいかぬぞ」

アシタカに暗示の発動する一言が発せられた
一瞬にしてアシタカの目の色が変化する
エボシの夢話を半ば真に受けてるサンは小屋の外に出して欲しくて相当
駄々を捏ねていたような様子がエボシの言い様から容易に推測出来た
こうなってしまうとアシタカとサンはまるっきりエボシに逆らえない

ようやく、布団の中から、少女の頭の毛と額の赤い刺青が現れ、そろりそろりと
目まで覗かせた
どこか怯えたような気の強い視線、初見の時と変らぬ嫌悪と疑念に充ちた目で
じっとアシタカを見据えた

「・・・なぜ、この男と?」

おずおずと尋ねるサン、捕縛初日に目の当たりにしたエボシとアシタカの様子
一部始終が心の棘になっていた
エボシがサンを埋めてる布団の山にゆっくりと近づいた

「私が決めたのだサン、この私が見初めたおまえにふさわしい男としてな」

強い口調のあとの優しげな諭し口調、何気ない行動だが、独特の間合い
声の抑揚、人を手なづけるうえでの彼女の強力な武器であった
すぅー・・とエボシの手が伸びてきてサンの額の刺青から頭の毛までを優しく
撫ぜる

「おまえを苛めるつもりで言ってるのじゃないのだよ
 サン、恐がることはない、 私がずっと見守っていてやる
 外の空気を吸いたいであろ?」

相変わらず目だけ覗かせるサンは迷惑そうな戸惑う視線を床とエボシの顔と
交互に行き来させていた
待つこと数分、結局床に視線を落としたまま、小さく頷いたのだった
285アシタカせっ記(七)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:01:16 ID:hPf9P4DG
「それではアシタカ、服を脱げ」

すっかり無表情になってしまったアシタカがそそくさと着ている物を脱ぎ始めた
その様子を相変わらず布団から目だけ覗かせたサンがじっと見守る

((・・・あの時のアシタカの顔だ・・・さっき覗いた顔とは違う・・・))

サンは改めてアシタカが二種類いることに感づいた
エボシに操られるアシタカと、共にシシ神の首を返したアシタカ・・・
なぜエボシはアシタカをいまだに操り人形にするのだろう
ちらりとエボシを見るサン、すぐに視線を逸らし目を伏せた、
何を尋ねても笑ってごまかす、今のエボシはそんな顔をしていた
この女に触れられただけで幼少の頃の母親の愛撫を思い出し
ぞくぞく感が走って腰から力が抜けてしまう
悔しいながら、その後の快感、充足感の欲求は堪え難いものであった

((・・・この女の愛撫が無いと耐えられない・・・))

やるせない気持ちのサンをよそに、アシタカは素っ裸になって胡座をかいていた
エボシは予め用意していた薬の詰まった袋を脱ぎ捨ててある己の服の中から
引っ張り出してきた
今日に限ってアシタカに食事を運ばせたことから、初めからこの予定であった
ことは一目瞭然である
エボシはアシタカに身体の表面に何やら軟膏のようなものを塗り始めた
ちらりと覗き見るサン
ぴっ!と背筋を伸ばして座るアシタカにエボシの手がねちゃねちゃと光沢のある
物を塗りたくっている様がみえた、あたかも母親に息子が薬を塗られてるような
風情である

「・・・こんなものかね、
 さてサン、何時まで布団を被ってるつもりだい?
 さあ出ておいで」

サンは布団にくるまったまま、わざとだらだら引き摺りながら、
尺取虫のようにエボシ達に近づく、全身で嫌さ加減を表していた
そこへ、さっ!とエボシの手が伸びて、巨大みの虫から布団を剥ぎ取った

「あ!・・・」

しゅるりと産まれたままの十四の生身がアシタカの面前に転がり出た
じぃーーと表情の無い男の視線がサンの肢体に注がれる
目は据わってるくせに、股間はみるみる逞しく屹立していく様にサンは
ぎょっ!とした
腕で胸を覆い、膝を折り曲げて身を固くするサンにエボシが近づく

「さあ、それじゃ始めようか」
「う・・」

エボシの手が、サンの胸をきつく覆った腕に触れた
あっさりと腕を引き剥がされ、体を開かれながら仰向けにされていくサンの身体
アシタカの眼下に胸も腹も股の間も全て曝け出されてしまった
エボシはサンの手を握り、身体から力を抜くように指示し、同時にアシタカにも
目で合図した
286アシタカせっ記(七)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:05:08 ID:hPf9P4DG
首から下、膝の上まで満遍なく媚薬を塗られたアシタカの影がサンの身の上を
覆っていく
完全に平行になって顔を見合わせる、サンのぱっちりとした瞳が自分を覆ってる
男の身体を何度も上下しながら観察した

「アシタカゆっくりとサンを抱き締めておやり」

いよいよ自分めがけて降下してくる男の身体、サンは口をきっと締めて
ごくりと唾を飲み込んだ
サンの寝そべっても形が崩れない若い乳房の頂きにアシタカの胸板が触れた

「う・・ くる」

サンは目を瞑り、顔を横に背けた
アシタカのしなやかで厳つい体が、サンの胸をむぬぅ・・と押し潰し
少年の硬い腹筋と少女の柔らかい腹筋がみちっ・・と圧着した

「く・・ 重い・・」

アシタカのがしりとした体が、エボシより二回りも華奢な体を包み込んだ
サンの背けた顔の目のすぐ下にアシタカの鎧のような肩が見えた
短い髪がアシタカの鼻息を感じていた、サンの髪の匂いを嗅いでるのだ

「きつくしたらだめだよアシタカ、あくまで優しくね
 そのまましばらく、じっとしておいで」

アシタカの表面に塗られた媚薬がサンの身体にも浸透していく
自分にかけられてる体重がじんわりとした温かさへ徐々に変化していく
みっちりと身体を預けあって動かない二人の肌がじとりと汗ばみはじめる

「・・・エボシ殿とは違う・・サン殿の髪のにおい・・・」

エボシが尋ねる

「どんな匂いがする?」
「・・・若葉のような香り・・・」

サンがそれを聞いてきつかった表情をほんの僅か緩める
つくづくキザな台詞に対する免疫がない
やがて抱き合ってから幾ばくかの時が経ち、若者二人は交互に
ふぅ・・という熱の篭った溜息をつき始めた

((こんな・・ 肌がまるで・・ 溶けあわさってしまったよう・・
  熱い・・ 芯から熱くなってきた・・・))

サンは横目でエボシを見る、あきらかに彼女に抱擁を催促する目
それをわかったうえでエボシはアシタカに合図を送る
アシタカはむくりと顔を起すと横を向いてるサンの顔のほうに近づけてきた

「ん!いやだ!いやだ!」

サンは口付けされまいと余ってるほうの手で口を覆い
迫ってくるアシタカの唇を頭を左右に振りながら拒否しまくる
287アシタカせっ記(七)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:10:47 ID:hPf9P4DG
「アシタカ、あとにしな」

エボシの指示に行動で示すアシタカ、
狙う方向を変えると、逃れようのないサンの首筋をアシタカの口は捕らえた

「ん!・・」

ぴくん!と反応するサンの首筋をアシタカの口と舌がぬず〜と舐めながら
鎖骨へと降りていく
エボシに仕込まれた女を扱う技、その手順はまさしくエボシがサンにさんざん
施してきたことそのままであった

「う! うぅ!・・」

エボシより荒削りながら早くもサンの身体はぴくぴくと反応させられるのだった
サンの片方の手は相変わらずエボシに握られたまま、アシタカの手と口が
サンの体に己の匂いをつけていく

「うぅ!・・ん」

一際大きく跳ねるサン、彼女の感度抜群の胸にアシタカの手が触れたのだ
大きさだけは立派な幼い胸に最初柔らかく被せ、掌に当たる感触を
確かめたあと強く鷲掴みにしてきた
サンの乳房にアシタカの指が食い込み、エボシにするのと同様、搾るように
むにむにと揉みしだく

「んん!! いたぁ!!」
「アシタカ! もっと優しくといったろ!」

アシタカは手は一瞬止まり、まだ育ちかけの胸に相応しい揉み加減に変化した
もみ・・もみ・・もみ・・もみ・・
アシタカの手垢をなすりつけられるように揉まれるサンの胸

「ん・・ ふぅ・・ うん・・」

そっぽを向いて手で口を覆ったままサンは艶っぽい声を発してしまう
そうしてるうちにサンの可憐の胸の頂きに、熱い鼻息がかかったと思うやいなや
くぷりとアシタカの唇に摘み取られた

「ん! ふぁ!!」

上半身で一番敏感な個所への甘美な刺激にサンの若い身体はまた一段と大きく
仰け反る、アシタカはエボシにするのと同じ要領をこの初々しい山頂に施す
ちゅぱちゅぱ、むぐむぐ、ほどよい加減でしゃぶられ、
サンもまたエボシにされてる時同様、アシタカの口の中で青い乳頭をびんびんに
立ち上がらせて悦びを表した
アシタカの指は乳首への刺激がどれほど下半身に伝わっているか、サンの股の
付け根へ伸びていく
これも毎度エボシにされてるのと同じ行動、そして普段ならここで軽く天国をみる

「この子はまだ未通女だから、指は爪より深く入れたらだめだよ」

アシタカのサンの股座で狙いをつける指が止まる
ここで普段と異なる動きにサンのほうがもどかしさを募らせることになった
288アシタカせっ記(七)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:13:54 ID:hPf9P4DG
アシタカの愛撫は続く、サンの柔らかい腹筋にことごとく唾液と手垢の線を引き
呼吸で微かに収縮する臍をこちょこちょと穿る

「ん・・ ひ・・」

くすぐったげに腹をよじるサン、アシタカはそのよじれた腰の線伝いに舌を走らせ
サンのまだまだ発達途上の骨盤を愛撫した
さらにくすぐったげな表情と仕草を行うサンの太ももに手が掛かる
がしりと捕まれ、よじれた身体をまっすぐに修正された挙句、軽く開かされる
アシタカの眼下にサンの恥丘
髪の毛と同じ深緑色の柔らかい恥毛がアシタカの鼻息でそよぐ
((・・股を・・ 舐められる・・))
顔を背けたままでも股間にかかる熱い息で、今まさに一番敏感な場所に
食いつかれようとしている雰囲気がぞくぞくと伝わっていた
やがて、ぴとりとアシタカの唇に覆われるサンの蕾
ぴく!と肩を震わせたものの、嗚咽はどうにかこらえる
アシタカの舌が伸びてきて陰唇をくすぐりだす

「ん!・・ んん!・・」

どっ!と汗を吹き始めるサンの肌、柔らかな花弁をざらついた感触にまさぐられる
快感に太ももの内側がわなわなと震え、股の間に取り付いたアシタカの頭を
どけようと無意識のうちに己の口を塞いでいた手を伸ばす
頭に触れてるサンの手など気にもとめず、アシタカの舌はサンの豆を捕らえた

「ん!! ああ!!」

遂にこらえ切れず、大声をあげるサン
ちゅぷ・・ぬぷ・・ アシタカに啄ばまれるサンの豆

「んは!・・ いや!・・ あぅあ!・・ だめだぁ!!」

青い身体をぴくぴくがくがくくねらせながら鼻水と涎を滲ませて善がるサン
エボシの調教が染み渡った身体はもはや自分の意志ではどうにもならない
湿り気を帯びていたサンの蕾がじんわり開きながら露を垂らし始めていた
((・・・ああ・・ また・・これだ・・ また、おかしくされる・・
  いつも・・いつも・・・ エボシに・・されて・・・))
アシタカの舌がサンの薄く開いた蕾の中へ侵入した
じゅる・・ちゅる・・じゅるる・・
男の口に初めて試飲されるサン
己の中から湧いた露とアシタカの唾液をその場で混ぜ合わされ
サンの花弁から股の内側全体をびちゃびちゃに浸していく
溶けそうなほどの快感にサンの目が空ろになりはじめ、切なげな息を口と鼻から
頻繁に吐き捲くる、サンの全身がいよいよわなわな痙攣しだす
((・・・くる! ・・・あれがくる!!
  あ!・・ うあ! ・・だめ! ・・いや! 
  う!! うふ!! う!!・・・))
べったりと咥えつかれて執拗に貪られるサンの身がぎくん!と大きく撓った

「う!ふあああああ!!!!」 ぷっしゃぁ・・・

アシタカの顔はサンの甘い噴水ででろでろに塗れた
289アシタカせっ記(七)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:21:10 ID:hPf9P4DG
実に気持ちよさげな表情を浮かべたまま、ぴく・・・ぴく・・・とひくつくサン
足元でぴちゃぴちゃ・・不審な水音がするので何げなく目をやる
サンの潤んだ瞳に、アシタカの男根を口に含んで湿潤させるエボシの姿が映った
視線を感じたエボシの目がサンと目を合わせる
”ほんとうはおまえの役目だよ”・・・エボシの目がそう語っていた
尺八を受けてるアシタカの顔、サンの噴出した潮水でべとべとにさせたまま
実に気持ち良さそうな表情を浮かべている
サンはいまだ余韻の抜けない空ろな目を横に逸らした

「それじゃ、アシタカ
 ゆっくりとサンを女にしてあげな」

((・・・女になる・・ 牡と交尾する・・・))
サンは横を向いたまま目を瞑った、すっかりいかされた体はもはや何も
抵抗する力はない、その汗に塗れた身体の上をアシタカの体の影が今一度
覆っていく
最初と違うのは、男の手に脚を掴まれ、体を覆われると同時に左右に
広げられていっていることであった

サンの柔軟な脚が目一杯広げられ、露でしとどに濡れた処女の蕾が余すところ
無くアシタカの眼下に晒される
その薄桃色の柔らかい花弁の真ん中に、これまでサンの知らない感触が
びと・・と当てられた
((・・・固くて・・少し熱い・・))
何気なくサンは顔の向きを180度変えてエボシのほうをみた
エボシはサンの手をしっかりと握り、目で安心するように呼びかけていた

「サン殿・・ では参る」

頭の上から声が降ってきた途端、固くて少し熱い物がぐっ・・とめり込んできた
股にかかる圧力に、”ん・・”と声を絞り出し、サンの呼吸が止まった
同時に固い圧力は鋭い痛みをサンの神経に伝えはじめた

「ぐぅ!!・・・」

処女痛に顔を顰めるサン、エボシが合図してアシタカの体は一旦抜け出る
そして再び挿入、アシタカの男根はぐぐぅ・・とサンの体をもう一段深く割る

「ひ! ぐぅぅ!!」

さっきよりさらに眉間に皺をよせるサン、処女膜を貫かれたのだ
またアシタカの体は抜け出ていき、サンの体からも力が抜け、
ほぉ〜と溜息を吐く
抜き出されたアシタカの男根は血を巻きつけており、サンの目にいくらか涙が
滲んでいた
”もお、いやだ・・”エボシに目で訴えるサン
エボシの優しげな視線と断固とした口許が変化することはなかった
290アシタカせっ記(七)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:31:07 ID:hPf9P4DG
「もう少しだよサン さあアシタカおやり」

はあ・・はあ・・と荒い息を吐くサンの体の上をまたしてもアシタカがずり上がる
((・・また、体に入られる!・・・ う!!))
固い圧力にずる!と体を抉られる感触がまたサンに来た
息が止まるサン
興奮した息を吐くアシタカの身体がサンの体を一気に割っていく

「う!! ぎぃぃぃ!!!」

歯を食いしばり、エボシの手を握り返すサン、体を反らせ上に乗ってる者を
跳ね飛ばそうとする、しかしアシタカの腕はびくともしない
がしり!と組み敷かれ、サンの体の穢れない柔らかな部分を、
アシタカの体の血走った固い部分がことごとくその形に抉り、貫いていく

「つ!・・ は!・・ぁぁ・・」

やがて、サンの産道は子宮の手前までアシタカの陰茎の形が彫り込まれ
アシタカの陰嚢とサンの陰唇がぺとりと接着した
遂に肉体の深い結合に至ったサンとアシタカ
どく!どく!とアシタカの牡の脈打ちがサンの牝の内部をも震わせていた

「おめでとうサン、これでおまえも一人前の女だよ
 さあ、存分に愛し合うんだおまえ達」

かつてあれほど嫌っていた人間の男ととうとう番いとなって、交尾の
状態に入った
・・・心は山犬、体はしょせん人間・・・
エボシに身を可愛がられても密かに必死に己に言い聞かせてきた
余り深く考えず、今回も外に出たい一心で引き受けてしまった
・・・私の体などどうなっても関係ない、
  外にさえ出られれば、出られさえすれば・・・

甘かった
そんな考えなど吹き飛びそうなほど、男の体は固く熱かったのだ
己の体内での雄々しい脈打ちがズキズキと全身から心まで震わす
心根まで人間に染められそうな予感にサンの心は打ち震えた
((・・く・・やしい・・・))
ぎゅう〜とエボシの手を力一杯握りながらサンは大きな瞳に涙が滲みそうに
なるのを堪える
しかし、ひっくひっく・・と歯の間から嗚咽を漏らすのは止められなかった

媚薬の所為か、サンが感じやすいからか、結合したアシタカの体と馴染んで
いくのが異様に早い
鋭い処女痛は、じ〜んとした熱い痺れに変化していった

やがてアシタカの体はサンの体を愛しはじめた
サンの肉体はアシタカの肉体と繋がった状態で揺れ動きはじめる
横を向いたまま悔しげにしゃくりあげるサンの体からエボシとしていたのと
同じ要領で、ずっずっ・・と肉の擦れ会う湿った音を立てさせる

「どうだアシタカ? この子の体」
「・・・異様に・・せまい・・・」

サンの体はエボシに比べ、固くきつかった
道を通されたばかりの未熟な襞がアシタカの怒張した粘膜と噛みあう

「ゆっくりと開墾してあげな あんたのものだから」
291アシタカせっ記(七)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/09/30(火) 12:40:56 ID:hPf9P4DG
平行に向かい合うアシタカの体とサンの体が律動よく揺れる
ぱん! ぱん! ぱん! ずぅぷ ずぅぷ ずぷぅ・・・
威勢良く打ち合う十代の瑞々しい肌、一人前に交接の水音を立てる早熟な性器
サンの意思とは関係なく湧き出る愛露が、中を我が物顔で行き来するアシタカの
男根を潤わし二つの肉体の摩合を助けていた

片方の手をエボシに握られ、そっぽを向いたままサンの体はアシタカの体と
性交を行っていた
ひしゃげた蛙のように広げられたサンの脚の間をひたすらアシタカの腰が
打ち込み続ける
・・ん・・ ん・・
押し殺したような溜息が時折二人の口から漏れる
いつしか汗びっしょりになるアシタカの体、元より汗だくのサンの胸の上に
ぴちゃぴちゃと飛び落ち、揺れ弾む乳房がそれを跳ね返して霧にする
むせ返るような若々しい汗の匂いが狭い部屋に充満していった

ぱぁん! ぱぁん! ぱぁん! 
二つの肉体の交接する律動の間隔が次第に速く狭くなって行く
アシタカの体がサンの体を折れそうな勢いで打ち抜く
初めての性体験であるサンは苦しそうな表情を浮かべ、エボシの手を
またきつく握る

ずずぅ ずずぅ ずずぅ・・
「ん! ん! ん!・・」 

一段と激しさを増す水音とくぐもった熱い吐息
サンは、自分の中を蹂躙するものがより固く太く熱していくのを感じていた
それが自分の胎の奥を突き上げる度に息の根を止められる
横を向いているサンの顔、耳のすぐ上で聞こえるアシタカの息吹はまさに獣
そのもの

「うっぐ! あがぅ! はぐぅ!」

舌を噛みそうになるほど揺らされるサン、もう疲れきって痛みに耐える気力も失せ
がくんがくん肌を波打たされながら意識が白くなりはじめた次の瞬間、
アシタカの腕がサンの腰のくびれをがしり!と掴んで持ち上げ、同時に己の腰を
逸らせてこれまでで最高にきつく突き上げた
めり込むように圧着するアシタカとサンの腰、”んぬ!!”というアシタカの
低い唸りと共に、縺れ合う縮れ毛の奥で隙間なく密着された性器がぶるぶると
戦慄きはじめた
アシタカの体がサンの体に精を射ち始めたのだ
どくん! どく! どく・・
サンの、子を宿す場所めがけて威勢良く放つ脈打ちが彼女の精神に伝わる
((・・・あつい・・・))
今まさに人間の牡の種を受けてることをひしひしと感じとっていた

アシタカの体は陰嚢の中身を存分にサンの膣内に放出すると、
力尽き崩れ落ちるように、半ば放心しているサンの体から退いた
交尾を解かれても脚を閉じることも出来ぬサンの体の中に残る熱い疼きと熱い滾り
疼きはじわりと忘れられぬ思い出となり、滾りはどろりと白く泡立つ涎となって
女となったばかりの膣口から溢れ落ちた

(つづく)
292名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 15:06:53 ID:zyAA2SHf
あぁ…エボシ様…
293名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:40:36 ID:CS/oKR97
先が読めない
294アシタカせっ記(八)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:01:38 ID:KSaD3a6O
数日が経過した、小屋の中でエボシとアシタカとサンが食事を囲んでいる
サンの捕われてる小屋も既に格子は撤去され、鏡に触れることさえ出来るように
なっていた
相変わらず鍵はかけられているが、エボシは寝起きを共に出来るまでに
なっていた
エボシはサンに人間社会の大まかな仕組みや事情を教え始めていた
理不尽な事象や難解な事象の説明を行っていると
・・・それはおかしい!! 納得できない!!人間はやはり変だ!!・・・
が始まり説話は中断されることしばしばであったが、エボシはそういう時は
すっ・・とサンの肩に手を伸ばすのであった
・・あ?!また!・・ おまえは汚い!!・・
サンは口では反発するも体はむしろ積極的、そして女だけの濃い時間が
始まるのである

そしてあの日以来、アシタカが夕刻訪れるのも定着しつつあった
本日は山で採れた山菜や茸の雑炊に舌鼓を打っていた

「今日はアシタカが山で沢山採ってきてくれたお陰で皆大喜びしてるよ」
「・・・さようでしたか・・・」

エボシがしまった!という顔をした、
今は別のアシタカなのだ昼間の行動は何も覚えていない
やや焦ったような顔をしているエボシを他所に、アシタカは箸を淡々と進めながら
正面に座ってぱくぱく食べてるサンの顔を見つめていた
初めて体を交わしたあれ以来、度々二人はエボシの立会いの元で交わりを
行ってきた
視線を感じてサンの箸が止まった

「なんだ? 私の顔に何かついてるか?」

ぶっきらぼうな喋りだけは相変わらず、
その時のアシタカの顔はサンの良く知る彼に似ていた、
本人なのにおかしな表現だがそれでもやはり少し違う

「・・・サン殿はとてもモノノケに憑かれた娘ごには見えませぬな・・・」
「もののけなどもうおらぬ!」

サンは横目でエボシを見ながら答える、エボシのほうは聞こえぬ振り
むっとしながらも視線を正面に戻し、またアシタカと見つめ合う

「じろじろ見るな! 飯が不味くなる!!」
「・・・あいすいませぬ・・・」
「そのものものしい言い草も嫌いだ!!」

アシタカは無表情のまま視線を落としまた食事に集中し始めていた
サンのあとの言葉は聞いていないかのよう

((気に食わないやつだ!!
  なんでこんなやつと、これから・・
  エボシがいつまでも外に出してくれないからだ・・・))

エボシのほうをちらりと一瞥したあと、また箸を動かし始めた
295アシタカせっ記(八)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:09:24 ID:KSaD3a6O
食事も終わり一段落、正座するエボシの前でバサバサと衣が床に散乱していく
入り口の近くに設置された大きな鏡が裸になっていく少年と少女を映し出していた
全て脱ぎ終わったサンを、先に脱ぎ終えたアシタカが見つめている
育ち盛りの肉体は、初めてここに来たときより、気持ち胸や腰が発達してるように
感じられた
己の身体を食い入るように見つめるアシタカを無視するようにサンは投げやりに
床に寝転んだ

「・・・それではサン殿、失礼いたす・・・」

((こんなことで、何時になったらモノノケの瘴気が抜けたと
  見なされるのか・・・ う・・))
投げ出されたサンの体にさっそく愛撫が加えはじめられる
いつも通り、エボシがサンの手を握り見守っていた
鏡に映るアシタカとサン、仰向けに寝そべり、天井を見つめるサンの体の上を
アシタカがしきりに指と口で弄っていた
あたかも人形を愛でてるかのような風情だが、時折娘の澄まし顔が微かに
歪んで、”う!”という呻きと同時にぴくんと跳ねる
そしてアシタカの的確な女体のツボをつく愛しっぷりに、いつしかサンの肢体は
いい色に変化して汗が滲むのであった

「ん!・・ んん!・・」

サンの股間に埋まった頭が、その上の口と鼻から甘い息を吐かせていた
何度かアシタカ自身を受け入れてきたサンの陰部、まだまだ薄桃色で乱れは
全くといえるほどない綺麗な入り口を、アシタカの指と舌が解し立てる
サンの体の奥から潤いが湧きはじめたのを見計らい、アシタカの体は彼女の脚を
広げながらずり上がり、サンの体と平行に添えられる
興奮して準備の整った二つの肉体はゆっくりと結合しはじめ牝牡となっていく

「く!・・うぅ!・・・」

体温が噛み合っていく感覚に思わず嗚咽が漏れる
アシタカの男根がサンの産道に挿入されていく様子が鏡にまざまざと映る
サンは目を細めながらアシタカの体を奥まで受け入れるのである
結合を完成させ一息つくと互いの性器の摩擦が開始される

「く・・ う・・」

アシタカの体に突き上げられる度、体が撓り上擦るような声を発するサン
アシタカは己の男根をサンの産道で一心に扱き、より興奮の度を高めていく

「う! う! ふ! う!・・」

烈しいまぐわいが展開される、アシタカの腰が別の生き物のようにサンの
腰を叩き、合わせて絞りだされる彼女の声も熱していく
アシタカが目一杯腰を打ち込むと同時にサンの腰をも持ち上げ圧着
アシタカの低い咆哮を合図にサンの胎内への射精がはじまる

「く!・・ふぅ・・」

体の内でどっと弾ける熱感、思わずサンの口から深い息が漏れた
296アシタカせっ記(八)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:12:52 ID:KSaD3a6O
気の済むまで精を放ったアシタカの体がずるりとサンの体から抜け出ていく
いつものように体内に残された熱いどろどろが体の外へ流れ出ていくのを感じる
ぶくぶくと泡立ったものが尻の下に広がって行く様を鏡越しに見ながら
サンは今日の役目は終えたのだと溜息をつく

しかしその日は違っていた
何時もならそそくさといなくなるアシタカがいまだに自分の上を覆っているのだ
鏡を見ていた顔が、不審げに視線を上方に移す
じっと自分の顔を見つめるアシタカの目があった

「な、何だ? どうかしたのか?」
「・・・サン殿・・」
「え?」
「・・・私は、そなたに惚れました・・・」
「え?!」

いきなりの物言いにぱっちりと目を見開くサン
聞き返すよりも早くアシタカの顔はサンの顔めがけて降下してきた

くちゅ・・ 「ん!・・」

湿った音が鳴り響き、サンの口は名残の息が漏れたきり言葉を失った
意表をつかれ、呆気なくアシタカに唇を奪われるサン
出会ったばかりの頃、傷ついたアシタカに口移しで肉を食わして以来の接吻
しかしあの時より遥かに深く熱い
容赦なくサンの口の中に己の舌を送り込むアシタカ、
エボシ仕込みの流儀でサンの舌を絡めとり巧みに愛撫する

くちゅる・・くちゅり・・ 「ん!・・ んぅ!・・」

口の中のツボをねっとりとつかれサンは甘い呻きを絞りだした
しかしサンとてエボシにたっぷりと可愛がられてきているのである

くちゅ・・くちゅ・・ ぬちゅり・・ 

顔の角度を変えてアシタカの口を咥えなおし、反撃に出るサン
彼の舌から器用に逃れ、お返しに裏側から潜り込んで弄り返した
さすがのアシタカもたまらず声が出る

「・・んく・・・ さ・・ん・・どぬぉ・・」

ねりねり・・べちゃくちゃ・・舌の弄ぐり合戦を口の周り涎でべたべたに
させながら繰り広げるサンとアシタカ
やがてどちらからともなく舌の動きを緩めゆっくりと絡めながら唇を重ねていく
・・・んんん・・ んふぅ・・・
ひとつになった口の中で二人の息が交差し、其々の唾液で喉を鳴らす
長々と濃厚な口付けを交わすサンとアシタカ、たっぷりと互いの唇の味を
堪能して剥がれ落ちる

「ふは・・ はぁ・・ この、ふざけるな!!」

離れて開口一番、サンから出た言葉であった
297アシタカせっ記(八)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:15:28 ID:KSaD3a6O
「・・・ふざけてなどおらぬ、サン殿、私はそなたが好きだ・・・
 そなたに心を奪われてしまった・・・」
「私はおまえが嫌いだ!!
 憎いエボシの操り人形!! 恥をしれ!!」

感情が激して噴出していくサン、この時とばかり胸のうちを吐き散らす

「エボシは憎い!! 大嫌いだ!!
 外に出れたら、山へ帰って、もう二度と会いたくない!!
 それなのに!・・それなのに優しい
 私に色々教えてくれる! 母さんみたいに・・・」
「おまえは! おまえは、アシタカじゃない!!
 私の知ってるアシタカは、日の光のように明るい!
 湖の水より澄んでいる・・・
 おまえは違う!! おまえはそこにある蝋燭の灯りだ!!
 桶に汲んだ淀んだ水だ!!」
「この体と交わったから私を好きになったのか?!
 私が好きでおまえなんかと交わるものか!!
 外に出たいから体を委ねてるだけだ!!
 これからも私の体を好きにしたらいい!!いくらでも交わらせてやる!!
 しかし私の心までも好きに出来ると思うな!!!」

怒り、悲哀、そして戸惑いを一気に目のすぐ上にあるアシタカの顔に
ぶつけるサン
様々な感情の入り混じった激昂した顔と、あくまで冷めた表情が見つめ合う

「はぁ はぁ・・ なぜだ?! なぜ、何も言い返さぬ!
 言うべきことが無いからか?! 何とか言ったらどうだ!!」
「・・・サン殿・・・」
「”殿”はやめろ!!」
「・・・では、サン・・・」

彼の冷めた目に微かに変化があったことをサンは認めた
尚更、ぐっ!と口を噛み締めて、対決の表情を強めた

「・・・運命・・いや宿命だったのだ・・・
 森が無ければ生きれぬ者と、森を崩さねば生きれぬ者が出会った
 その結果不幸な宿命が生じた・・・
 ・・・エボシ殿もそなたの母犬神も宿命に従い戦ったまでのこと
 互いに死力を尽くした、エボシ殿は決して敬意を失のうたわけではない
 モロ神に対する敬意あればこそそなたを助けようとしておるのだ・・・」
「調子のいいことを言うなあああ!!!
 私は!助けてほしいなどと言ったことはない!!」
「・・・では問う、山犬は調子のいいことをせぬというのか?・・・
 食い詰めれば、他所の山や野に出向くであろうが
 そこにいる先住者が去れといえば大人しく引き下がるのか?・・・」
「う・・それは・・」
「・・・ここには、もはや他所では食えぬようになった者、
 帰る場所の無い者ばかりが集まっておる
 誰が好き好んで恐ろしいモノノケのいる山に住もうなどと
 考えるものか・・・」

もはや聞きたくないとばかりそっぽを向こうとするサンの顔を、アシタカの手が
両側から挟んで強引に自分の顔のほうに向かせ続ける

「・・・サン、そなたも一緒だ ここで生きるのだ
 そなたはむしろ幸せだ 何時でも育った山へ行けるではないか・・・」
298アシタカせっ記(八)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:21:43 ID:KSaD3a6O
やめろ! やめろ! サンは必死で叫ぶが声にならなくなっていた
心が震える、より深く心の深淵に踏み込まれるのがおそろしい
しかしアシタカは一向に手をとめない
目を伏せ、沈黙で対抗しようとするサンの胸の内に容赦なく挿し込んでくる

「・・・サン、山犬の心を失うのを恐れているのか?
 山犬の心とは何ぞ?
 山でエモノを追うことか? 人間と戦うことか?・・・」

おまえに! おまえにわかってたまるものか! もうやめろ!・・・
心で叫びながらアシタカの言葉はサンの胸の中を侵し揺さぶる
山犬とは何なのか? シシ神を守るために戦ってきた
しかし今はもうシシ神はいない シシ神のいた山も森も存在しないのだ
それなら自分は何を守るために山にとどまるのか
実際にシシ神が倒れた直後から彼女自身が思い始めていたことだ

「・・・サン、山犬も人間も子孫を繋ぎ、未来を繋ぐ そのために生きる
 これ以上言わずとも賢いそなたならわかるはず・・・」

サンは心の中で泣き叫びたかった 山犬なのに山犬の子を産めぬ己自身
母モロが自分を人間として生きれるよう育てた最大の理由
”なぜここに人間がいる!” 
乙事主に率いられた猪どもの一頭が放った言葉が蘇る
人間なのだ、しょせん私は人間なのだ、自分を山犬だと言ってくれるのは
自分の家族だけ、それももう無い
他所の山や森の山犬は決して自分を山犬と認めないだろう

((心が・・・ 弾ける・・・))

サンの瞳が潤みはじめる、唇が震える、それでも必死でこらえる
山に戻ったところでそこには何も無いのだ 
時と共に風化していく思い出だけ
私は・・私達は森を守れなかったのだ・・
シシ神様を守り通すことが出来なかったのだ・・
負け犬となったことを認めるのがこわかったのだ・・
家族も使命感も全て失ったことをこれまでになく意識させられた途端、
急激に襲い始める空虚感と孤独感、サンの体が脅えで冷たくなり始めた

「・・・人も、けものも、森も、山も時間と共に生まれ変わる
 山犬として生きたそのことは誇りにすればいい
 新しい生き様を見つけても、人は決してどんな形の過去も
 忘れない・・・
「・・・サン、そなたも生まれ変われる、
 そなたを必要とする者がいるここで・・・」

かたかたと小刻みに震え独りの寂しさを実感しだす心と体を大きな手が
包んでくる
頼るべきものを何もかもなくしたサンの瞳にぼやけながら映るアシタカの顔

「・・・私はそなたと生きたい そなたを守りたい・・・」
 
アシタカは呼びかけながらサンの身体を脆くなった心ごと、両腕で包もうとする
サンとアシタカの鼻の頭が接する、サンは一瞬の躊躇ののち、自ら口を緩めた
その唇を改めてアシタカは摘み取った
脇で一部始終を眺めていたエボシ、そっとサンの手を取りアシタカの背に
乗せてやる
サンは自分からもう一方の手もアシタカの首に回した、アシタカはサンを
しっかりと抱き込む、二人の口はいよいよ深く咥えあい、強く吸いあう
エボシは二人を残してゆっくりと小屋の外に出て行った
299アシタカせっ記(八)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:32:44 ID:KSaD3a6O
蝋燭の灯りに照らし出される裸でもぞもぞと重なり合う男女
十六の少年が十四の少女の胸に吸い付いてしきりに愛撫を加えていた
アシタカはサンの青さと豊かさの同居した瑞々しい乳房の麓から頂まで余さず
唾液と手垢をつけていく
二つとも交互に執拗に揉み、舐り、解す

「う・・ うぅ・・ 感じる・・」

サンは甘い息を吐いていた、肉体の表面を撫ぜられているだけではない、
アシタカの指と舌はサンの心を弄っているのだ
アシタカのサンに対する愛撫は全身に広がって行く
サンはアシタカが弄りやすいよう彼の指や舌の動きに合わせて身をくねらせる
自分の体を愛撫するアシタカの体に常に手を添える
サンの脆い心は縋り付くものを求めていた、母や弟達の体温に代わるものを
赤子の如く探していた
そして目の前にアシタカの優しげな眼差しを見つけたのである
昔、母モロの見守る中、子犬だった弟達とじゃれあった記憶と合致していた

「うは・・ うぅん・・・」

これまでより一層熱心に自分の身体を愛撫しまわるアシタカの手と口
体中が彼の唾液と手垢で温められていくのと同時に心もまた染まっていく
冷たくなりかけたサンの体がじんわり解けて熱を放ち始めていた

「・・・サン、そなたを想うだけで私は・・ こんなにも熱い・・・」

アシタカはサンの手を取り己の最も熱い部分に触れさせた
サンの手に力強い脈動が伝わる

「おそろしいほど・・・かたくて熱い・・」

脈動はサンの心を振るわせ身体の奥まで伝わり子宮を痺れさせる
サンの股間は何時の間にか熱い潤いを垂れ流していた
アシタカはサンの股の間に己の体を割り込ませようとする
サンは迎え入れるように自ら脚を広げた、アシタカはサンと体を密着させた
互いの心臓の鼓動を伝え合う

「・・・離さぬ・・ 決してそなたを離しはせぬ・・・」

アシタカはサンを逞しく貫いた

「は!!・・ぐぅ」

アシタカの固い脈動に体内を占拠された衝撃はサンの体を荒波となって駆け抜け
サンの心までも貫いた
互いにしっかりとしがみつくサンとアシタカ、これまで何度も重ねた情の無い行為
とは違う、肌を密着させての交わり

「・・・サン・・ やわらかい・・ 実にいいにおいだ・・・」
「あ・・ かたい・・
 すごく・・ あたたかい・・ 体の・・中も・・外も・・」

じっと動かず、互いの体温、息遣い、汗のにおい、鼓動、脈動、相手の全てを
己に染み付けようとする
やがてそれは、一体感という名の自然となっていくのである
300アシタカせっ記(八)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:42:26 ID:KSaD3a6O
鏡にゆらゆらと、固く抱き合ってしきりに揺れ動く未熟な若い肉体が写っている
アシタカとサンが果敢に性交を行っている
少年少女の甘酸っぱい汗の匂いの充満する部屋に床が軋む音、肌を打合う音、
肉の擦合う音が交雑する

「・・・サン! ・・・サン! ・・・」
「うぅ・・ん ・・はふ・・ぅ」

アシタカがサンの体に深く入り込む度、その名を口ずさみ、
サンは応えるように嗚咽を漏らす
二人とも顔を真っ赤に染めて、青さを残す心と体を必死に絡ませあっていた
全身全霊熱の塊と化し、尚も足りぬとさらに烈しく温めあう

「・・サン! こんなにも! 好きだ!
 ・・サン! そなたが! こんなにも!・・・」

アシタカは想いの限り、己の愛をサンにぶつける
炎の芯と化したアシタカがサンの中を一途に行き来し、自らの形を刻む
サンの子宮を突き上げる度に起きる熱の漣が彼女の脳天まで震わせ、
心の底までも侵す

「く! う! いぃ!・・ はふ!
 もっと・・ きつく!・・やって・・」

サンはアシタカが溺れそうなほど溢れさせ、烈しい男の想いに応える
もし自分が弟達と同じ山犬だったなら、きっと今ごろはあの子達と
こうしていただろう
あの子達の熱い体を受け入れ、一族の絆の結晶を産み落としたに違いない
一時、上に乗り自分を温める男に感情が乗り移っていた
肉体の刹那の愛情が心の空白を寂しさを埋めようと、さらに要求を深めていく

「は! あ! もっと・・ もっと・・ 強・・く・・・」 

サンの開け放たれた心の中にこれまで経験したことのない快感を帯びた
高熱波が高潮となって押し寄せ続けていた
身も心も今融けあっていこうとするサンとアシタカ、性愛の高め合いの果て
生命の交渉へと結ばれていく

「・・・サン!・・・ そなたに! ・・私の子を!・・・」

サンにアシタカの生命の素が注ぎ込まれた

「う!!・・ あ!・・ あつい!・・ くあぁぁ!!!」

サンは必死に注ぐアシタカを下から羽交い絞めにする、
男の腰に己の脚をも巻きつけ、さらに、さらに貪欲に熱い迸りを促す
これまでで最も濃く、最も熱い生命の営みが今サンの胎の奥で繰り広げられる
未熟な子宮を充たす感覚が、その繊細な心の底までも充たしていく

「・・ひとりじゃ・・ない・・」

腰を小刻みに震わせながら、サンは男に抱かれる悦びを知った
301アシタカせっ記(八)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:45:47 ID:KSaD3a6O
外で夜空を眺めるエボシ、そこへジコ坊が通りかかる

「ジコ坊殿、まだ起きてらしたの」
「一度寝付いたのだがの また目が覚めてしまったわい
 ・・・して、あの若者どもは?」
「今ごろ三度目かと」
「ふっふっ! さすが若さよの
 ようやくこの件に関しては、肩の荷が降りそうか?」
「どうでしょう」
「しかし、アシタカは、今更だがまやかしに架ける必要があったのかのう」
「素面のアシタカは、あまりにももののけ姫に寄り過ぎていたから、
 ・・共に生きる・・我らにとっても森や山は大切、適うならそれが一番
 だが我らにとっての森と、もののけにとっての森はあまりにも違いすぎる」

エボシは袖の中から青く光る玉の小刀を取り出した

「おぉ、それは娘が首に架けてたやつだな」
「そろそろアシタカに返さねば」
「ん? それはもしかしてアシタカがサンにくれたものだったのか
 また再現させてやろうという目論見じゃな」
「色恋沙汰にとんと縁の無さそうな坊にしては、立派なご明察」

それから数日が経ち、サンは外出を許されるようになった
シシ神が倒されて五ヶ月、サンが村へ来て三ヶ月が経っていた




エボシタタラの村に懐かしい面々が集合していた
かつてのワラツト衆の頭目が涙を浮かべながら挨拶したのを皮切りに
主だった牛飼いの者達も次々懐かしげに挨拶をする、エボシも笑顔で出迎える

「お久しうございます!エボシ様」
「なんだいなんだい、大の男が泣いたりして・・
 よく戻って来てくれたね 大変だけど手を取り合って、やっていこう」

甲六もおトキもやってきていた、

「エボシさまぁ! いよいよタタラ場を再建ですか!
 駆けつけてきましたよ!!」
「おトキ、思っていたより顔色よく、元気そうで何より
 いくらかお腹が目立つようになってきたね、あまり無理はせぬよう」
「全然!平気です! また、もりもり働きます!!」

さらに見慣れない新手の牛飼い集団の長も挨拶する

「お初にお目にかかるエボシ殿、
 シシ神を狩り取るほどの御前、お目にかかりたく参上仕った・・」

かつての倍のワラツト衆に渡りをつけれたことに心なしかゴンザは
胸を張っているように見えた、ジコ坊もさすがに顔ぶれを見て驚いていた

「ほほお・・ あの頑固者をよくぞ口説き落とせたものよ
 いくら金を積んでも首を縦に振らなんだ者が・・」
「見くびられては困るぞ坊、
 銭で横面叩く奴らのやり方はよく見てきてるもんでな
 結局、銭より胆のある者が最後は頼りになりまさあ」
302アシタカせっ記(八)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/10/01(水) 22:49:35 ID:KSaD3a6O
彼らは米、味噌、乾物、その他諸々の荷をどっさりと持ち寄っていた
エボシが全財産叩いて用意した品々だ

「さて、それでは皆の者、これより色々説明を行いますゆえ
 中に入られよ」

集まった面々の中の頭領格を一番大きな建物の中へ案内する
全員が着座するとエボシは面々の前で大きな図案を広げる、
一斉に食い入るように見つめ出す
山上に貯水池を設け砂鉄を取るための土砂をその水に乗せてタタラ場まで流す
窯はこれまで通り一基のみ
大規模な製鉄作業は冬場だけ、木は炭に最適とされる松と栗を植え
約三十年で循環できるよう伐採し山を枯らさない
ワラツト衆達は春から秋までは麓の村に住み、農作業、河川工事に従事・・
次々と説明していくエボシ、さっそくジコ坊が口を挟んだ

「何ともどえらい計画だの 窯を動かすのは冬場だけかや」
「他の季節も少しは動かしますが」
「なるほどのお・・ この為に、地侍に使者を送り続けておったのだな」
「結局のところ、地元の者とは上手くやっていかねばならぬ
 きやつらもアサノにさんざん年貢を納めるのには飽き飽きしているでな」
「ふむ・・ しかし、地頭はどうにか話がつくとして、他にもかなりの人足が
 入り用だのお、師匠連の手配する鉱山師に頼らぬとなれば、自前で
 それを呼ばねばならぬ
 池を作る職人、植林に関わる者、あてはあるのか?」

エボシはふふ・・と不審な笑みをジコ坊の目に向けた

「ん? まさか、お主! わしの伝手を当てにしておるのか?!」
「坊は師匠連の目となり鼻となり全国を渡り歩く身、
 かなりの顔の広さを有しておられるはず」
「まいったのお、わしに紹介状を書けというのか・・」
「いえ ことがことですので私が直々に各方面に出向いたうえで
 お頼み申すことと致します
 そのうえで坊殿にもご同道願いたく存じあげます」

面食らうジコ坊の前で有無を言わさぬとばかり頭を下げてみせるエボシ

「・・お主、その様子だと、まさかわしを地頭にまで会わすつもりでは
 あるまいな?」
「さすが坊殿、大した洞察眼
 女だけですと足元を見られますゆえ、高僧に化けるなど朝飯前
 の坊殿に是非ご協力願われたく存じ奉ります」
「化けるとはなんじゃ! 拙僧はこう見えても・・・
 まことの僧籍のひとつも持っておらぬようでは役が勤まらぬわい
 で、何人で旅めぐりいたす気か?」
「そちらはご判断にお任せいたします、三、四人、供がおれば
 見栄えもよろしいかと
 私のほうは、我が里自慢の”若君”と”姫”を同行させる所存」
「な・・ なにぃ?〜・・・」

思わず開いた口の塞がらなくなるジコ坊であった

(つづく)
303名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 22:51:18 ID:KSaD3a6O
予定が変わりまして、次で最後になるかと存じます
304名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:08:22 ID:bMFL1ZoF
次で最後にしなくてもいいくらい、普通に壮大な物語になってますがw
305名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 01:13:57 ID:KWep+pSf
締めに向かっている空気を感じるなあ…
毎日楽しみにしていただけに寂しいが…
続きを心待ちにしています。
306名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 05:33:32 ID:hay/9pMH
サン両頬の赤いやつって刺青だったのか
ずっと化粧だと思っていた
307名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 19:28:47 ID:v1mW9cAP
続きまだ?
308名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:28:46 ID:w4WEPERJ
ナキアミの顔のアレもそうなのか
309名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:09:11 ID:KFc9uCUh
続き…
310アシタカせっ記(九)-1 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 00:48:06 ID:b4olOo+7
大屋根の上に座り込みぼんやりと空と山を眺める髪の短い少女がいた
桔梗色と蜜柑色の馬鹿でかい幾何学模様があしらわれた膝まである緑の下衣に
桜の花模様が鏤められた薄紫の上衣を重ね着している

「・・・きもちいい風」

季節の風がサンの頬の刺青を撫ぜる
骨製の大胆な耳飾りと首飾りが揺れて、カランコロンと音を立てていた

「サーーーン!! そろそろ飯だよぉ!!」

下から大声でトキが呼ぶ
サンはするするとリスのように舞い降りて来た

「相変わらず身が軽いねー」
「屋根の穴、塞いでおいたから、 飯の支度手伝わなくて平気?」
「うん、いいよ、こっちは」

サンはトキのお腹に注目していた

「また、大きくなってる」
「そりゃそうさ、どんどん大きくなって、早く出て来てもらわないと
 重くてかなわないよ
 それにしてもあんた、そんな格好で寒くないかい?」
「うん、平気」

カッポ・・カッポ・・ 蹄の音が響く牛飼い連中が放牧から戻って来た、
アシタカも混じっている

「あ、サン」
「アシタカ、ヤックルもおかえり 少し太ったか?ヤックル?
 そうか、山の草が美味しくて食べ過ぎちゃうのか」

ヤックルを撫ぜながら会話をするサンをみつめるアシタカ

「サンが羨ましいな、私には何一つ応えてくれないんだ」

外に出れるようになってだいぶ明るさを取り戻したサンであった
しかし、まやかしの効いていない状態のアシタカにはサンが少し遠い存在に
思えていた
初めてここにやって来て出会った彼女は猛々しく、女らしさとは無縁な
もののけの姫であった
眼光はひたすら鋭く、それでいて澄んだ光を放つ
剥き出しの鋭利な刃の輝きを隠すことも無く放散させていた

今のサンは鋭利な刃など表面上はどこにも垣間見えない
眼光も丸みを帯び、甘く淡い光を滲み出している、ヤックルを見つめる視線さえ
艶っぽく感じられた
模様は違えどあの頃と同じ型の服装なのに、浮き上がる体の線はあきらかに
一段艶かしく、山犬では無く雌鹿を思わせた

強さは相変わらずで、ゴンザと一騎打ち勝負を先日行ったが
飛びぬけたすばしっこさ、跳躍は人の域を凌駕しており、ゴンザをきりきり舞に
疲れ果てさせ完敗させた
サンは刃を常に剥き出す深い森のもののけ姫から、
刃を仄かに香る腑の下に秘める日の当る森の戦姫へと変貌していたのだ
311アシタカせっ記(九)-2 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 00:50:29 ID:b4olOo+7
「聞いたか?サン、
 今度、エボシと私、それにジコ坊殿らと一緒に旅に行くそうだ」
「え・・旅? 私もいくのか?」
「そうだ、都まで行くそうだ」

トキがうらやましそうに声をあげた

「わぁ!良いわね 広い世間を見させようとするエボシさまの計らいだね」
「サンの外套と頭巾をエボシが用意していた
 頭巾は私のと同じ形だが、サンは顔のスミが目立つので
 好奇の目を引かぬようにとの計らいなのだそうだ」

顔を伏せてあまり浮かない様子をつくるサン
この周辺から離れたことのない彼女は山が見えなくなることへの不安を感じて
いるのだ

「海も通るそうだぞ」
「海?!」

ふっと顔をあげ目をぱっちりと見開くサン

「海・・ 母さんに聞いた事あった、エボシにも・・・
 ほんとに通るの?」
「そのようだ」
「へぇ・・・ それで、歩いていくのか?」
「馬で行くそうだ」
「・・・ヤックルはいかないの?」

アシタカとトキは思わず顔を見合わせた

「私はヤックルと行きたいな
 ねえ、アシタカ、飯がすんだらヤックルと山に行かないか?」
「ううんと、そうだなエボシに旅の件も含めて相談してみよう」
「・・・こんな目立つ動物に乗っていったら顔を頭巾で隠す意味が
 なくなっちまうね」

トキは、ごもっともという顔をしたアシタカともども呆れた溜息をついた



あっという間に食べ終わりヤックルを引き出すサンとアシタカ
サンはヤックルの背に躊躇することなくひょいと飛び乗る
そしてアシタカにも乗るよう誘う

「無理だよ、ろくに触らせてもくれないんだ」
「大丈夫 ヤックル、アシタカを乗せてあげるよね」

従者よろしく姫を乗せたアカシシの手綱を引いていこうとするアシタカ
サンが大声で”アシタカのいくじなし!!”となじる
仕方なくヤックルのすぐ脇に立つ

「おまえ、私を乗せてくれるか?」 ブルルル・・・

サンの後ろ、ヤックルの後背に手をかけ、アシタカはよっと飛び乗る
終始大人しくしているヤックルであった
312アシタカせっ記(九)-3 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 00:55:44 ID:b4olOo+7
ドカラッ!!ドカラッ!!ドカラッ!!・・・ 
アカシシに乗った若者二人が山を駆け上っていく
サンが前で綱を握りアシタカが後ろで鞍の縁に捕まってる

「アシタカ! 私に掴まれば? 落ちるよ!」
「いや・・ 無闇に触るわけには」
「あっはは! いつも、どんなところも、しつこく触り捲くるくせに!」

ひさしぶりに見るサンの屈託ない笑顔、アシタカも落ちそうになりながら目を
細める
二人と一匹はいよいよ懐かしい場所を目指す

「ついた・・・」
「ここは・・」

ヤックルを降りて二人は草の上に降り立った
二人にとって思い出の場所、シシ神の首を命懸けで返した場所だ

「五ヶ月ぶり・・もっとかな」
「もっと遥か昔のことのような気がする」

澄み渡る青空、山裾から吹き上げる風が山の上に流れる風とぶつかる所
足元の草が、並んで立ち尽くすサンとアシタカの短い髪が、あらゆる方向に
靡かされる

「あ?!あれだ! あの岩・・・」

サンはたっ!と平たい大岩に駆けより、飛び乗った
シシ神の首を渡した岩の上、サンはあの日見ていた方向を向いて立ち尽くし
感慨に浸りながら風を味わう
アシタカがその様子を眼を細めて見つめていた

「サン、そなたは本当に女っぽくなったな」
「誰の所為で女っぽくなった?」

アシタカのほうを振り向きもしないで相変わらず流し目で風を見送る
少し気まずい気持ちになりつつアシタカはさらに話し続ける

「サンは外に出た途端、山に戻ってしまうのではないかと不安だったよ」

一呼吸おいてサンは応える

「私は逃げない エボシに仕返しするまでは」
「・・・」

アシタカの眼が少し曇った、サンには雰囲気が伝わっていた

「殺すなんて絶対しないよ あいつより賢くなって仕返しするんだ
 ・・・エボシ自身が言ったことだけどね
 私に仕返ししたければ、もっと学べと」
「エボシの優しさは認めてはいるのだな」
「・・・母さんとは違う、でも通じる部分はある」

サンが眼をぱっちりと開けてアシタカのほうを振り向く
岩の上から降り、すたすたと近づいてきた
313アシタカせっ記(九)-4 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 00:59:46 ID:b4olOo+7
「アシタカは、アシタカだね ここで私と首をシシ神様に返した」
「ああ、そうだ」
「よかった! 正直、どっちのアシタカだかよくわからなくなってたんだ」

すっ・・とサンが駆け寄ったとかと思うや、がばり!とアシタカの胸に飛びつき
抱きついた

「わっ! サン・・」
「アシタカ・・ やっと、やっと、私の知ってたアシタカと二人きりになれた」
「ああ・・・」

アシタカも腕を伸ばしサンを抱きとめた、しかしどことなく熱の篭らない感じ
サンは構わずアシタカの胸に顔を埋めたまま語りかける

「夜のアシタカはやはり苦手・・
 いくら愛してると言われても・・・やはりだめだ」
「・・・そんなに、嫌なのか」
「エボシの匂いがするもの 
 抱かれてるときは、エボシも夜のアシタカも、山犬の家族の代わりなの
 思い出が蘇る、それとあの者達にこの身に教えつけられた刹那の快楽
 一時の温もりを感じる でもそれだけだ」
「そうか 
 それで、エボシに仕返しとは、どのようにするのか?」

サンの細い肩を手でやんわりと包み込むアシタカ
鼻のすぐ下にあるサンの髪の毛に本当に久しぶりに鼻の中をくすぐられる
あの頃と違い、香りはむしろ古里のカヤに似てると思えた

「私の一族をつくる」
「一族?」
「あの村よりも、侍どもよりも、天朝よりも、どんな人間の一族よりも
 大きな一族をつくる」
「・・・この山に作るのか?」
「ここに作りたい、でもそれが無理ならば、どこか遠く
 海の向こうだろうとも」
「サン・・・」
「可笑しいか?」
「いや」
「アシタカならわかってくれると思ってた・・ アシタカ?」
「なんだ?」
「トキとキヨの腹、すごく大きくなったね」
「・・・そうだな」
「両方ともアシタカの子なのだろ?」
「・・・あぁ」

アシタカにとってかなりキツイ話題である、出来れば避けたい
まったくお構いなしにサンは続ける

「私も子が産みたい
 今のアシタカとの間に子を作りたい」

ゆっくりとサンがアシタカの胸から顔を上げ、弱った表情のアシタカの顔を
見上げた
314アシタカせっ記(九)-5 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:05:29 ID:b4olOo+7
「・・子ならそのうち授かろう、そなたの想いはいつか通じる」
「アシタカ、ここで交わろう ここで子作りしよう・・・」

いきなりの提案にアシタカは最高に弱った顔になる
アシタカが口を開く前にサンがさらに言葉を添える

「夜のアシタカじゃない、今のアシタカと命を繋ぎたいのだ
 出来る子は確かに同じなのはわかってる・・・
 でも、私はそうしたい・・・ 嫌か?アシタカ」

詰め寄るサン
しかしアシタカにとってトキやエボシなら難なく口に出せただろうが
サンにはあまり言いたくないことで困っていた
束の間の沈黙、サンのぱっちりとした瞳が、逃げるアシタカの瞳をどこまでも
追いかけてくる
とうとうアシタカは観念して口を開いた

「サン・・ 気持ちはうれしい
 しかし、実に・・・ どうすればよいのかわからぬのだ」

ぱっちりとした目をさらに丸くするサン、瞬く間に察しをいれる

「わからぬ・・だって? まさか、アシタカ・・」
「さよう
 女と床を共にしている時は必ず、酒、薬に酔うてる時か、
 まやかされてる時だけだった、覚めると何一つ覚えておらぬのだ
 結果、いまだ女の扱いは何一つ知らぬ」

さすがに驚くサン、目の前にいる男に純潔を捧げ、以来三日と空けず
愛し合って来たというのに
アシタカの表情は口惜しそうなものに変わっていた、あたかも自分で自分に
嫉妬しているかのよう
そんな彼の顔にサンの指が触れる

「アシタカ、心配しすぎだ そのくらい私が教える」
「・・・そうか」

口に出してしまえば楽になるもの、
アシタカは自分の馬鹿さ加減に思わず苦笑した

「アシタカ まず私を脱がして裸にするのだ」
「そうか・・ と、ずっと忘れていた、渡すものがあったのだ」
「ん? あ!それ・・・」

アシタカは懐から青く輝く玉の小刀を取り出した、そしてそれをサンの首にかけて
やる

「そうだ、脱がすのだった・・・」
「いいよアシタカ、これをかけたまま出来るから
 それでは衣だけ脱がすんだ」

アシタカの緊張した手がサンの肩にかかる、同時にサンは両手を高くあげ万歳の
姿勢をとった
315アシタカせっ記(九)-6 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:11:50 ID:b4olOo+7
アシタカの手がサンの単純な衣服を摘み持ち上げて彼女の頭から抜いていく
日焼けした膝下から、白い太ももが、白い腰が、白い腹が、白い胸が順番に
露になっていく
すぽんと着ている物を完全に頭から抜き取る
短い髪と、今しがた渡した玉の小刀を風に揺らす、産まれたままの姿のサンが
草の上に立っていた
日の光を反射してまばゆいばかりに輝くサンの肌

「サン・・・ これが、そなたか・・・」
「アシタカ、 アシタカも脱いで」

瞬きを完全に忘れてしまったアシタカのあまりにも欲丸出しの視線に、
少しサンも照れた仕草を取る
彼がどこを注視してるか一目瞭然であった
アシタカの視線は豊かな胸と、いまだ覆う毛の薄い股の間を舐めるように行き来
しているのであった
そそくさと脱ぎ捨てていくアシタカ、その間も決して視線が弱まることはなかった
やがて、残らず脱ぎ去りったいつも夜サンを抱きすくめる見慣れた体が近づく

「どうすればいいのか? サン」
「口付けするのだ」

言うやいなや、サンのほうから飛びついてきた
こちっ!という歯の当たる音を立てて、あっという間に二つの口が重なった

「ん!・・・」

アシタカの首にぶら下がるようにサンの唇がアシタカの唇を声ごと塞ぎ込む
アシタカはサンに口移しで肉を食わしてもらったことを思い出していた
((・・・また・・奪われてしまったな・・))
あの時の柔らかい溶けるようなサンの唇の感触、彼女の吐く息のにおい

”・・・横になろう アシタカ・・”

口の中に吹き込まれる囁きにつられアシタカはサンに押し倒されていった
そして、あの時の裂いた肉の代わりに彼女の唾液をたっぷり乗せたぬめった舌が
んずぅ・・と口の中に潜り込んで来た

”・・んふ・・あしたか・・”

サンの舌にアシタカの舌が絡み取られた、ぬちゃぬちゃと己の唾液を舌中に
塗りたて、容赦なく喉に流し込んでくる

”・・・あしたか・・飲め!・・・”
”・・・んん!・・ さんぅ!・・ごく・・ごくん・・・”

喉を鳴らしてサンの唾液を飲まされるアシタカ
無抵抗なアシタカの口の中はサンの涎と吐息で充満させられた
サンはアシタカの頭をしっかり抱え込んで、へばりつく
アシタカのやや苦しげな表情さえも愉しむように、むぐむぐ!くちゃくちゃ!
唇を貪りあう
316アシタカせっ記(九)-7 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:14:39 ID:b4olOo+7
やがて大量の粘った糸を引きながら二つの口が離れた
アシタカは烈しい接吻の余韻と久しぶりの新鮮な空気に溜息を漏らした

「はぁ・・ はぁ・・ サンの口付け・・すごい烈しいな・・」
「ふぅ・・ アシタカ、気に入ったか?」
「はぁ・・ あぁ・・・」
「そうか」

双方の涎で口の周りをでろでろにした二つの顔が見つめ合う
上にあるサンの顔が、べろりと舌舐めずりすると、またしても降下して
アシタカの口に噛み付いた

”・・あした・・かぁ・・もっとくちづけしよ・・・”
”・・んん!・・ ぶふ・・・”

すっぽんのように咥え合うサンとアシタカの唇、深く咥えた二人の口の中で
もごもご二つの舌が蠢く、熱く絡めあい、まさぐりあっているのだ

”ん!・・ ふ!・・”

サンの舌先がアシタカの口の中の弱いところをなぞる、アシタカはぞく!と
頭を振り逃げようとする、しかしサンの口も手も引き剥がせない
逃れようとした罰だとばかりサンの口はアシタカの口を尚一層、
熱の篭った口付け責めに遭わせる
二人とも咥えついた隙間からだらだら垂れ流れる余りの涎で顎までびっとりと
濡らす
((・・・あぁ・・サンの・・においが・・・))
朦朧としてくるアシタカ、自分の上に乗ってるサンの体重、胸板にむっちりと
押し付けられる異様に柔らかく張りのある感触、絶え間なく頭と喉に流れ込む
サンの息と涎
甘酸っぱい仄かなサンの芳香に体中が包まれていく


長い長い接吻からようやく解放されるアシタカ
はふぅ・・ はふぅ・・
サンも舌を伸ばしたまま彼と揃って荒い息を吐く、いまだに舌先から垂れる
涎の雫が、開けっ放しのアシタカの口の中へ垂れ落ちていた
サン自身なぜこんなに興奮してるのかわからないほど烈しく興奮していた
サンのアシタカを見る眼はまさにエモノを見つめる眼であった

((いつもいつも私の体を好きにする・・ 今日は私がそうする番だ!))
サンはぐっ・・と体を伸ばすようにアシタカの上を這い上がる
アシタカの胸板に心地よさを与えて乗っていた乳房がぷるんと揺れてアシタカの
肩と首を梳き抜ける
アシタカの目の前にサンにあげた玉の小刀が踊った
青く透き通った光が額の上に去った後、続いて下から目の前に現れたのはサンの
生白い胸であった

「わっ・・、これは」
「アシタカ・・これ好物だろ?」
317アシタカせっ記(九)-8 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:19:11 ID:b4olOo+7
彼女が走るたび、跳ぶたび、衣の下で揺れ動いていた
”わたしは山犬だ!!”興奮して叫ぶ彼女の服の中でいっしょに弾んでいた
拍子で抱きあう度、アシタカの胸板を布地越しにくすぐる柔らかい感触は
アシタカの想像を掻き立ててやまない代物
目の上、僅か一寸ほどの場所に遮るものの何も無い生の姿で彼女の呼吸に
微かに揺れながらそれがあった

「サンの・・・ナマの・・胸・・」

森を駆ける荒々しい少女の中の唯一ともいえる優しさと柔らかさを思わせる部位
白く尖ったまだまだ未熟な線を纏いつつ、それでもこの歳で早くも母性の
一端を覗かせ将来を予感させる実り具合
((不思議だ・・
  なぜオナゴの胸はこのように美味そうに膨れておるのか))
甘酸っぱいサンの香りをいっぱいに纏った瑞々しい美乳は、男の本能を大いに
揺さぶり、下から眺めるアシタカの口から自然と生唾を滲ませる

「アシタカ・・ ほら、あげる」

摘み取ってやりたい衝動に駆られてやまない薄桃色の乳首が自ら降って来た
二つの膨らみの片方がゆっくりとアシタカの顔に乗せられていった
弾力性と柔軟性の調和したサンの乳房がむちむちとアシタカの頬に額に鼻先に
唇になすりつけられる 

「あぁ・・ なんたる・・すべすべ なんという・・あたたかさ」

アシタカはもっとサンの胸の香りを嗅ごうと、張りと艶を味わおうと、
自ら顔を埋めにかかる

「あ・・ アシタカ・・そんなに頭を動かすな・・ 
 う・・ そんな、焦らなくとも・・」

サンは片手で自らの乳を持ち、アシタカの口元に運ぶ

「アシタカ・・ 吸え」

アシタカは飛びつくようにサンの乳首に咥え付いた

「うふぅ・・・」

敏感な場所を一挙に摘み取られ、サンの口から甘い息が漏れた
夜のアシタカの技巧的なそれとは違う、
赤子のようにひたすら、遮二無二吸い立てられる
それはかえって、サンの幼い母性を刺激し、堪え様の無い快感を胸から全身へ
伝えていった
いつしかサンはアシタカの頭を手で支え、赤子に授乳する姿勢を取っていた

「は・・ ふは・・ アシタカ・・私の乳  美味いか?」
「んぐ むぐぅ・・・」

アシタカは頬張る音で答えた、アシタカの舌がべろべろと頬張った口の中でサンの
乳首を舐め漁り、つんと立ったそれをますます吸引の度を高めていく

「く! うぅ・・ そ、そんな・・ いくら強く吸っても・・何も出ないのに」
「んむ・・ サンの乳 もっと もっと味わっていたい・・・」

アシタカの手が自然に伸びてくる、そして余った片方のサンの乳をぐっ!と掴んだ
318アシタカせっ記(九)-9 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:22:07 ID:b4olOo+7
「く!・・ あ!・・」

サンが絞りだすような声をあげる、
アシタカの手指がサンの乳房を揉みしだき絞り上げているからだ
サンの未熟さと豊かさ両方を備える二つの膨らみにアシタカの指と掌が食い込み
しきりに揉み解す

「サン、 痛いの・・か?」

まだ芯のある発達中の胸は多少ごりごりされると痛感が走る
しかしサンは細めた目でより催促する

「ん・・ いいよ・・アシタカ もっと・・揉んでも
 よく・・揉むと・・ 将来 乳の出が・・ よくなるのだと・・
 そう・・教わった」
「サン、わかった 私もサンの胸と もっとお近づきでいたい」

アシタカはその柔らかい手触りをさらに念入りに揉み解す
色々な形に捏ねて変化させるのを眺めて楽しむ

「サンの胸・・ さわり心地良すぎて・・
 手が張り付いてしまったようだ」
「く! うぅ! も、もう少し・・やさしく・・」

サンのつんつんに立った乳首がアシタカの指の腹で撫ぜ摩られる

「ふあ! アシタカ・・」

アシタカはまだ吸っていなかったもう一方の乳に口を近づけ吸い付いた
サンもまた再び彼の頭を支え授乳姿勢を作る、
十六歳の少年を胸に抱き乳を与える十四歳の少女

ちゅう・・ ちゅぱ! んちゅぅ・・・ 
「あぁ・・ アシタカァ・・・」
((・・・我らの間に出来た子に・・いずれこうやって・・・))

アシタカの執拗な愛撫に身悶えるサン、延々と続く将来の乳やりの予行
やがてサンは何時までもやめようとしないアシタカからすぽん!と自分の胸を
取り上げると、むくりと体を移動させ、彼の顔の上で小用を足す姿勢を
作るのだった
アシタカの目の上にサンの体の中で一番秘められた場所が広がった

「こ・・ こ・・ これが・・ 女の・・・」

十四娘の女の器、回りを囲む毛はまだ薄く、さんざんアシタカに抱かれて
いたとはいえ、まだまだ乱れるほどの房事を重ねたとは言えず
皺などない桃色、咲き掛けの蕾の中からうっすらと露が滲み、香ばしさを
見上げるアシタカの鼻に送り込む

「なんと・・ 美しい・・・」
319アシタカせっ記(九)-10 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:26:15 ID:b4olOo+7
おっぴろげた股の間から覗くサンの顔、上から彼女の声が降って来る

「アシタカ、そこにおまえのこれを入れるんだ」

サンは体をひねり手を伸ばしてアシタカの股間で早くも太く固くなってるものを
握った

「く! サン・・・」
「アシタカは準備できてるな でも、私はまだだから・・
 さあ、舐めろ 私を熱くするんだ」

サンの股がアシタカの鼻の上に揺れて誘う、アシタカは誘い込まれるままに
舌を伸ばした
じっとり爽やかなサンの縮れ毛をアシタカの舌が撫ぜた

「ううん・・ いきなりはつまらない・・
 ももの内から・・ 徐々にせまって・・・」 

アシタカの両脇を挟むサンの太もも、
派手な中心に気を取られて、その両頬に当たるすべやかな感触を見忘れていた
アシタカは顔の向きを変え、改めて間近にある胸と揃って触れてみたくて仕方の
なかったサンの生脚をみた

「サンの脛と・・生の腿・・・ シシ神の森を駆け続けて来た・・・」

膝をついて折りたたまれたサンの脚
ほっそりとした脛はやや日焼けして、いかにも健康的な少女の活発さの象徴
烈しい動きで偶にちらちら覗いていた腿、
脛から日焼けは薄くなり、付け根へ行くほど透き通るような白さ
太過ぎず、細過ぎず頃合の良い量感が仄かな艶を放つ
タタラ女達の色艶も逞しさも成熟した大人の女の脚とは違う、瑞々しい青さを
湛えた十四娘のしなやかな脚
アシタカでなくともこれを抱えたい、手と口で撫ぜまわしてやりたい
体に巻き付けさせたい欲望を起さずにおられない

アシタカの手がサンの脹脛を掴む、見た目に反してぽやぽやと柔らかい

「サンの体は、どこも全て柔らかいのだな」

アシタカの助平な手は脹脛の上を滑りながら膝の裏へ達し、腿の裏側へ
這い登る、そして揉むように撫ぜまわした
同時にその片側の内へ唇を乗せて、舌でくすぐり始めた

「うぅ・・ んん〜・・」

むず痒さにサンは腰をよじり、また青い息を絞りだす
アシタカの舌は股の付け根から膝の傍まで、アシタカの指は尻との境目から
膝の裏まで、すりすりと撫ぜ摩り、サンの脚を賞味する

「えろ・・れろ・・ ほんとにサンの体はどこも・・・
 柔らかく、かぐわしい・・」

アシタカの熱の篭った愛撫に次第にサンの脚は彼の涎と手垢に塗れていきながら
ぴくぴくと肌を震わし、快感を得ている証の露をその付け根からじゅん・・と
滲ませていた
320アシタカせっ記(九)-11 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:29:55 ID:b4olOo+7
「ア・・ アシタカ・・」

見下ろすサンの眼が潤んでいた、ぱっちりとした瞳に僅かに瞼がかかり、
うっとりとした表情はアシタカのかつて知らない彼女の顔だ
サンはぴくぴくと震える腰を微かに振り、今脚を這いずってる刺激を股間に
求めていた

「アシタカ・・・ そろそろ・・ その上を舐めて」

太ももの裏側を掴んでいたアシタカの手がサンの脚と胴の継ぎ目を越え尻に達した
むずりと両方の尻を一度に掴まれるサン

「うぁ! アシタカー!・・」
「おぉ・・ これがサンの尻の触り心地・・つき立ての餅より柔らかい・・」

サンの尻を掴んだまま、アシタカの舌はその股の真下へ向かって伸びる
やがて、ぬめるざらついた感触がサンの股間をべったりと拭った
それはぞわぞわとサンの身を脳天まで舐めあげる

「あ!・・ふぅ!」

声を立てずにおられないサン、更なる愛撫を求めて快感にぶれる腰を自ら
アシタカの鼻の下に落とし込む
たっぷりと蜜を滲ませたサンの陰唇とアシタカの口唇が接吻した
咥えあっていく上下の口、アシタカの上唇にあたる、こりっとした感触、
アシタカはこれか?と思い舌を伸ばした
間もなくサンの豆はアシタカの舌先でくりくりと転がされるのであった
ぞわぞわとサンの体を快感の波が這い登る、わなわなと全身の肌が震え、
とっくの昔から興奮して汗を吹いてるアシタカ同様、彼女もじわりと汗を滲ませる

「くぅ!・・ うぅ!・・ たまら!・・なぃぃ」

サンは悶えた、自らの胸に手を置き、股間を貪られる快感に耐える
一層大きくぶれる腰はその奥からしとどに蜜を分泌させる
アシタカの舌が豆から女陰の口のほうへ向きを変える、狭い入り口を割って
膣の中へ潜り込んだ
サンの甘酸っぱい蜜がアシタカの舌を伝ってとろとろと喉へと流れ込む
ごく・・ ごく・・・ サンを啜るアシタカ
女の尻というにはまだ小じんまりして、つんと丸く張った小生意気な尻を鷲掴み
にして乳房にするが如く揉みしだきながら、顔はいよいよ深く淫らな穴と咥え合い
鼻で香りを、舌で蜜を貪りたてる

「くぁ!・・ あしたかぁ・・・」

何時の間にかサンは片方の手で自分の胸を揉みながら、もう一方の手でアシタカ
の男根を扱いていた
性交をめざす二人の目があう、へばりつくアシタカの口からサンは腰を退かすと
その手で握ったドクドク!と怒張する物がある方向へ滑らせて行くのだった
321アシタカせっ記(九)-12 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:34:45 ID:b4olOo+7
山頂の乱れ舞う風に靡く草の上に寝そべる少年とその腹の上に乗った少女
肌に滲んだ汗と、胸にさがった玉の小刀が幾らか傾きかけた日の光を七色に
乱反射している
双方息は荒く、烈しい戯れですっかり牝と牡のにおいを発し、
潤んだ目で見つめ合う
跨るサンの体の中から垂れ落ちるものがアシタカの怒張の先に降り掛かっていた
少女は少年の逞しく青筋立てて天を向く男根のその上に腰をそっと降ろし宛がう

「サン・・・」
「アシタカ、このまま真上に私を・・ 挿せ」

アシタカの手がサンの腰のくびれに両側かけられた
高飛車な言い草なれど、サンのアシタカを見つめる眼は温かい

「では・・ いざ・・」

腰を浮かせるアシタカ、
その先がサンの入り口に触れ興奮の熱が互いに伝わりあう
ぴくんと震える玉の小刀、アシタカもまた、低く短く唸る
ことにアシタカは興奮の高まりが強い

「く!・・ サン!・・」

アシタカはサンの牝の香りに惹かれるまま、ぐい!と腰を突き上げ
欲の権化となった我が牡自身で女陰口を割った

ぬずぅ!! 
「くぁ!!・・」
「う!・・く・・」

亀頭が陰唇に呑み込まれ、アシタカは吼えた
サンも繋がり始めた熱と量感に喘ぐ

((ぐ!・・ぐうぅ・・ 何という・・ 熱さ・・と・・きつさ))
男の最も敏感な場所を包む女の膣の感触、アシタカは歯を食いしばり猛烈な
鼻息を立てながらサンの腰のくびれを掴む手にぎりぎりと力が入る
もはや我慢など出来ようものではない
本能の命ずるまま力強く腰を突き上げ、その淫らに熱い肉体の孔を一気に底まで
串挿しにした

ずず!ぢゅぅ!・・・ 「う!! はあぁぁ!!!」

サンとアシタカの股間が湿った軋り声を発し、
其々の肉体が相方の一部と化した衝撃に二人して吼え、頭を仰け反らせた

「ぬぅぅぅ サン・・・」
「ふぁぁぁ アシ・・タカ」

胸の小刀を煌かせながらサンの上体がアシタカの胸へどっと倒れ込む
アシタカはそれをしっかりと抱きとめた
322アシタカせっ記(九)-13 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:39:20 ID:b4olOo+7
草の海に埋もれるように体を重ねて寝そべるサンとアシタカ
体にかかるサンの体重を受け止めるアシタカの腕がわなわなと震えていた

「な、なんという・・ これが・・ おんなの・・からだか・・・」

ぴったりとアシタカに嵌るように開墾されて来たサンの牝孔
余すところ無く蕩けるように包み込んで愛する牡自身を歓待する
その息の止まりそうなほどの心地よさは、まさに未知の領域であった

「う・・ アシタカ・・ すごく・・ 脈打ってる・・
 私の中・・気に入った?」
「はぁ・・ 聞くまでも・・なかろう」
「アシタカ・・ 熱いか?・・・」
「溶けそうな・・ほど・・・」

少しでもサンが腰をひねれば、アシタカは脈打ちを瞬時に解放して
しまうだろう
血が上りすぎてる頭をどうにか冷やそうと意識を無理矢理飛ばそうとする
ふと、アシタカの脳裏にある情景が蘇っていた

”・・お前が一言でもうめき声を漏らしたなら
 噛み殺してやったものを・・・ 惜しいことをした”

モロがかつて放った一言
色々な意味にとれる言葉である、タタリの苦しみから解放してやるため
それとも別の種類のうめき、丁度今、発してるような・・・
快感に耐えるアシタカの首元からサンの声が漏れる

「母さんは・・ アシタカとなら生きて・・よいと・・ 私に言った」
「く!・・うぅ・・ サン・・」

サンの発する声ですら愛で合ってる場所にじんじん響く、しかしサンは続ける

「アシタカ・・ アシタカも共に生きようと・・私に言った」

サンはおもむろに上体を起すと己の髪を数本ぶち抜き、それをぺろりと
唾で濡らした
そしてアシタカの根元に手をやり、それで器用にぎゅうぅ!と締め付けるように
縛り上げてしまった

「うぁ!・・・ さ!・・サン・・ なんの! まねか・・」
「エボシに・・教わった 夜のアシタカを・・こうして鍛えたのだって・・」

サンは膣を締め、腰を微かに振りはじめた
ず・・・ ずぅ・・・ アシタカとサンの熱い場所が噛み合いはじめる
堰き止められたアシタカの怒張に、サンの膣圧が襲い掛かる
アシタカの顔がもがくような表情に変わる

「アシタカ・・ 宿命だったのだ・・我らの出遭い・・ は・・うん・・」
「ふぅぅ!・・ サン・・」
「う・・ く・・ モロ一族は滅びた・・ エボシは賢い人間だ
 敵を仲間に引き入れて・・・生かしたまま・・滅ぼす
 毒よりも・・ 石火矢よりも・・ 強い武器を・・見せてくれた」
「あ! が! サ・・ン・・・」

サンの尻が振られる勢いが増していく、
咥え込んだアシタカを勝手な昇天を許さず、じゅぷじゅぷ蜜を吹いて扱き立てる
地獄と天国の狭間がサンの胎の中で展開される
323アシタカせっ記(九)-14 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:44:37 ID:b4olOo+7
サンの小ぶりな丸い尻がアシタカの腰の上で踊る
ずっぷ! ずぷぅ!・・・ 堰き止められたアシタカとの交尾
サンの顔が、余りの痛烈な快感地獄にもはや声さえ出ないアシタカの耳元で
囁き続ける

「く・・ は・・ 何故・・・人間に・・最後は負けるのか・・・
 ん・・ ふ・・ よく・・ わかったような気が・・・する」
「・・! ・・!」
「山犬の心は・・・ は! う・・なくさない
 ケモノの心と・・ 人の顔を持つもの・・・ く! ふ・・」
 私は・・ 私は、またもののけになる!
 そして・・ 新しい・・一族を作る!」

首を横に振るアシタカ、拒否は許さぬとばかりサンは一層尻を振りたて
責め立てる
愛した牡の固さと温度に己の胎底を突かせる悦びにサンもいよいよ
がくがく震え出していた

「うぁ! ふぁ! あつい・・ アシタカ!
 我らの・・一族を築こう! アシタカ!」

サンはアシタカの首に組み付いて必死に尻を振る、残酷なもののけと化した
牝との交尾にアシタカは既に視線が定まらず殆ど意識が飛んでいた

「うぐ! ふぐぅ! それに・・は! たくさん・・子が! 要る!
 アシタ!・・カぁ・・・」

アシタカのカリの裏側まで絡みつくサンの産道、十四の身空で子を身篭らんと、
若い牝は健気に牡の生殖管を限界まで熱し、より多くの胤を自らに植えさせる
つもりなのだ

「ふぁ!! あしたか!・・ 放て!! 私の胎に・・」

ずぷ!!ずぷ!!ずっぷぅん!!! サンの尻が一際大きく、重くアシタカに
圧をかけた、アシタカの限界まで張り詰めた亀頭口が己の子宮口にずっちりと
接吻してるのを感じながらサンはふっ・・と尻から力を抜いた
どくん!という、津波のような脈動がぶちん!とアシタカの根元に巻かれたサンの
髪を弾き切り、産道を急激に遡り、ごびゅ!!・・と口付けしている子宮と亀頭
の咥え目に迸った

「んん!! あつい!!!」

サンは子を宿す位置に弾けはじめた灼けるような濃いどろどろ感を受けて
がくつくアシタカの骨盤に己の骨盤をがちりと押し付ける
噴出し始めたアシタカの陰茎をサンの産道がしっかりと搾り上げ
ここぞとばかり己に胤を植えさせる

「あぁ・・うぅ・・ いつに・・なく・・ あつぅ・・」

大量の精に膣内を過流される快感にサンは至高の表情を浮かべた

「おおぉ!!!・・   お・・・おお・・・」

アシタカも射精を解放されたことにより意識を戻す
そして再び緩みきった表情になる
地獄から天国へ、抑圧のあとの心の底から抜けるような射精感、
サンの体に存分に己の因子を刻み込む
綻びきった顔で互いにしがみつき、密着した青い肉体は子孫を繋ぐべく
延々びくびくがくがく戦慄き合った
324アシタカせっ記(九)-15 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:49:21 ID:b4olOo+7
ひゅーん・・山の頂を風が抜けていく ざわ・・ざわ・・風が草の海を靡かせる
はぁ・・はぁ・・清涼な風音に不協和な息の音が混雑する
草の緑に埋没するような肌色の尻と背中、
いまだアシタカの上で寝そべるサンの体だ、
烈しかった性愛の余韻いまだ覚めやらず、二人して生温い息を山の空気に
吐き出していた

「あの時もこんなふうに草の上に投げ出されていたな・・・」
「そうであったな・・・」

さんざん一方的に責めておきながら、今はうっとりと目を細めて、
アシタカの体の上で身をすくめているサン
サンの肩に手を回しながら、ひたすら彼女の今までの言葉について考えていた
((・・・私と・・自分達のだけの・・一族を築く・・・
  また・・もののけになる・・・))
アシタカは何故、エボシが”もう一人のアシタカ”を作り出したのか、ようやく
理解しはじめていた
サンがむくりと顔をあげる

「アシタカ・・ すまん、思い切り責めてしまって
 もしかして、誇りが傷ついた?」

アシタカはそんなことはないと首を横に振った
サンは、また元気にしてあげると、アシタカの体の上でごそりと頭と足逆さまに
方向転換した
アシタカの目の前に、サンの尻と股間が現れた
((・・・なんという・・どろどろではないか・・・
  すべて、私が今しがたサンの中で出したものか・・・))
はげしく汚れたサンの股間、薄桃色だった陰唇は泡立ちに染まり、彼女の呼吸で
ひくひくと開閉する膣口はいまだに粘った白濁汁をだらしなく垂れ流していた
異様に卑猥な光景はアシタカの劣情をくすぐり出す
そんな時、下半身に鋭い刺激が駆けた

「く! サン、何をする!・・」

己のいまやすっかり腑抜けた男根を撫ぜたざらついた感触はあきらかにサンの
舌の感触

「アシタカ・・・ おまえのためなら・・ 何でもできる」

もう一人のアシタカに対しては、手で扱いたことはあったが、口まで持っていった
ことは一度もなかった
サンはアシタカの萎れた竿を指で摘み上げると、口の中で唾液を溜め込み舌に
たっぷりと含ませた、そしてそのまま唇を亀頭の先に寄せていった
サンの鼻息がアシタカの男根を包むやいなや、ちゅぅっ・・という湿った音を
立てて亀頭と唇が接吻した
そしてサンはむず・・と口の中に茎まで含み込んでいくのであった

「おぉ・・ サン・・・」

アシタカは仰け反った、サンの奉仕に応え少し力を取り戻す

「んぶぅ・・ これが・・男根の・・味・・・ ごほ・・」

はじめての尺八に挑むサン、むせびながら、エボシの手解きを思い出していた
325アシタカせっ記(九)-16 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 01:52:31 ID:b4olOo+7
ぴちゃ・・ぴちゃ・・ 山の澄んだ空気に混じる卑猥な不協和音
サンが口の中で必死にアシタカの牡を育てていた
舌を蠢かして男の根にたっぷりと粘った水遣りをする
ちゅぶぅ!・・ひっぱるように吸いたて、裏筋からカリの裏まで舐め摩り
大きく逞しく育てていく

「くうぅ!・・ これは・・たまらない・・・」
((・・・サン、この娘はまだ人間と山犬の間で揺れているのだ
  この短い間ではいたしかたもない・・・))

そこそこ太く長く育ったところで、サンは咥えたまま頭を上下に振りはじめた
じゅぷ! じゅぷぅ!・・ 可憐な唇が熱烈に男根を扱き上げる
口の中では舌が根元から亀頭まで合わせてぬぶ〜・・と走り抜ける

「おう! サン!・・・」
「ん!・・ こほ・・息が・・・」

アシタカは頬張るサンの息を詰まらせるほど大きく立派に幹を張る
サンはずぽ・・と己の涎塗れで戦慄く、見事に育成させた牡の根から光る糸を
引きながら口を離した
そして今度は、アシタカの脇にごろりと仰向けに寝転んだ

「アシタカ・・・ 今度は上から挿して」

アシタカはサンの上に覆い被さる、同時にサンは自ら足を大きく広げた
その真ん中にアシタカは己の欲望ではちきれんばかりの物をおずおずと宛がった
サンの目をちらりと確認する、こくりと頷いてみせる彼女
アシタカはぐっ!と腰に力を込めた、ずるん・・と慌てん坊は弾かれ、その茎で
サンの縮れ毛を梳いた
ばつが悪そうにアシタカはもう一度宛がい直す

((・・・サンは、一生人間にはなりきれぬかもしれない・・・
  たとえそうであろと・・・サンを、この娘を守れるのは・・・))
アシタカの先端に熱が篭る、ぷつりとサンの熱い部分に先をつけた
さっきより強く互いの熱が伝わりあう

((この娘を守れるのは・・・この、私しかいない!!))
ずっ!・・と鳴って、アシタカの腰が重く滑るようにサンの腰と重なっていく
二人の熱い部分は纏わりつくでろでろしたものを吹き散らし固く結合
アシタカの亀頭口とサンの子宮口が再びきつく接吻した

「うはぁ!!」

同時に男女の肉体同士と心が繋がる歓喜の声が二人同時にあがる

「うぁ・・アシタカぁ・・」
「サン、そなたは・・ 私が・・死ぬまで守り抜く!」

アシタカは確認するように一旦引き出し、サンの胎の中へ
今一度、力強くぎっちりと挿し込んだ
サンは”ああっ!!”と鋭く嬉声を絞り出した
326アシタカせっ記(九)-17 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 02:00:09 ID:b4olOo+7
草むらの中で一対の若い牡牝がまだ未熟さを残す肉体を交える
再び性愛に現を抜かすアシタカとサン、十六の牡は十四の牝の体を
興奮した吼え声を立てながら打刻する

「ふぅ! ふっ! ふっ! ふぅ!・・・」
「あぅ! あっ! あっ! あぅ!・・・」

低く絞りだすアシタカの吼え声に比し、打刻を受け入れるサンの吼え声は
一段甲高い
ひしりと抱き締めあい密着すること一分の隙もなし
サンはアシタカの首に腕を回してしがみつき、アシタカはサンの撓る背中に
腕を回してみっしりと抱きとめる
互いに上になり、下になりしつつ身を融合しあう
飛び散る汗は周囲の草の葉をじっとりと濡らし、さらに濡らした草を
ごろ!ごろ!と転がり回って下敷きにする

「あっ! あっ! あつぃ! アシタカ!」
「んっ! ふぅ! あつぃな! サン!」

熱烈に交わるサンとアシタカ、肉体を刻みあい、精神を刻みあい、
生命を刻みあう
サンの肌にアシタカの汗が流れ、アシタカの体はサンの汗に塗れる
弾けるような瑞々しい肉体は髪から足元まで全身千切れた草を貼り付けたまま
快楽を貪るようにがつがつ尻を振り、最も血の昇った熱い所を熔け合せ続ける

背後からヤックルが来た
はっ! はっ!・・主人達の熱い吐息に耳を立てる
草だらけで夢中で性愛に励む主人達、ヤックルの瞳に重なり合って打ち付けあう
二つの尻が映る
絞り出される吼え声に合わせて、ひくひく・・と収縮する主人達の肛門、
その間で露を飛ばしながらアシタカの嚢がサンの淫唇を叩き捲くる
しばし不思議げに眺めたのち徐に近づいていった

興奮して紅に染まった二人の肌につんとヤックルは鼻をのせた

「わ!」
「きゃっ!」
「ヤッ!・・ヤックル?!」

鼻でつつかれても動きに変化のない主人達の肌にヤックルの舌が伸び始めた
人間の舌と比較にならないほど長く幅広の舌が先ず上になってるアシタカの肌に
触れた
327アシタカせっ記(九)-18 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 02:03:24 ID:b4olOo+7
「わ! ヤックル・・よせ」

アシタカの背中を舐め回し、汗で貼り付いた草を剥がしてムシャムシャ食む
堪らずアシタカはごろりと転がりサンと体勢を入れ替える
当然今度は、サンが犠牲になる

「ひゃわっ! やめぇ! ひゃはは!!」

サンのうなじから背中全体をヤックルの舌がべろべろ舐め回す

「あぅ! やめ! だめだ! ふぁ・・ アシタカ!代わって!!」
「はぁ はぁ 大丈夫・・・ そなたの分、私が・・くふ 動こう」

転がって逃れようとするサンをアシタカは下からがしりと抱えて押さえた
そして背筋に走るぞくぞくの所為で動きの弱まったサンの腰をこれまでにない
勢いで串挿しはじめた

「あわ! くすぐったぁ! ふわっ! あっつぃぃ!・・・」

背筋を上から撫ぜられるざらついた感触と胎の中を下から掻き回される熱く
固い感触にサンはびくびくぞくぞく肌を奮わせる
やがてヤックルはサンの背に貼り付いた草を掃除し終わると、舌を白い尻に
移動させた

「ふぁ・・・ん」

幅広舌がサンの丸い尻たぶをぺろんぺろん舐め回し、ぺっとり貼り付いた
草の葉を食み取っていった

「ひ!!いぃ!・・・」

サンの背中が思い切り跳ねる、
幅の広いざらついた感触に尻の穴を突付かれたのだ
さらにヤックルの舌はサンの尻の割れ目から二人が盛んに穿ちあってる場所
を経由して下になってるアシタカの尻の穴までを一直線に舐めおろした

「う!わぉ!・・」

アシタカも異質な感触に一段大きく吼える
以降ヤックルの舌は二人を祝福するようにしきりに重なった股の間をべろりべろり
舐め上げ下げしはじめた

「か!・・あ! たま・・らん!」
「ひ!・・う! ヤッ・・クル だめ・・」

ヤックルはことにアシタカの嚢とサンの肛門を何やら気に入ったらしく、念入りに
はむはむ・・つぷつぷ・・舐め回していた
苦悶の表情を浮かべつつ、二人の刻みあう勢いはますます増していく
328アシタカせっ記(九)-19 ◆wZraoCNSHo :2008/10/05(日) 02:06:46 ID:b4olOo+7
ざらついた生温かい舌がアシタカの陰嚢を解すように舐め回し
ぶしゅ!ぶしゅ!露を吹きながら出入りを繰り返す牡牝の器のまわりについた
滓を舐め取り、サンの呼吸に合わせてひくつく肛門にぷちゅと挿し入って、
腸の中まで掃除される

「うふぅ・・・ やっ・・くる・・ そこ・・だめ・・・」

ヤックルの気の利いた行動にサンとアシタカは深い快感の坩堝に陥る
もはや二人の下半身は蕩け切って、別の生命のように狂おしくがくがくと
躍動し続ける
急激に性愛の極みへと向かっていく、アシタカは腰をサンの腹にめり込ませる
勢いで没入、二人の骨盤が先ほど以上にがちり!と接した

「うぁ! ふぁ! あし! たかぁ!!
「うぉ! サン! ぬぉ!! おぉぉ!!!」

サンの体の最も深い所でアシタカは絶頂を迎えた
全身を突っ張り、さんざんヤックルに解された嚢の中身をなみなみとサンの胎
めがけて注ぎ込む

「あ! あした!!かああああぁぁぁぁ!!!!!」

ヤックルの舌に肛門を挿されたまま、サンも天上へ赴いた
しっかりと抱き締めあい、二人揃って顎をそらし舌を突き出したへなり顔で
命の素を繋ぐ
サンの胎内で繰り広げられる亀頭口と子宮口の熱く濃い接吻
生命の源をびく!びく!と伝え合う
アシタカは初回に負けない量の愛をサンの子を宿す所に注ぎいれてやった


日の落ちかけた山の頂上、裸のままじっと動かずに空を眺めるサンとアシタカ

「雲が流れていくな・・・」
「アシタカのが、私の中から流れ出てく・・・」
「・・・夕方になると山の空気のにおいが変わる」
「私のお腹からアシタカのすごい匂いがしてる・・・」

アシタカはちらりとサンの下半身を横目で覗く、
放出を終え、彼女から抜き取り、今寝そべってる場所までの道筋がくっきり
サンの開いた女陰から、太ももや草の上に白く泡立って印されていた
再び視線を空に移し、話題の転換を試みようと考えあぐねるアシタカ
サンのほうから切り出してきた

「アシタカは都というところへは行ったことがあるのか?」
「ない 秩序と混沌の同居する人の巨大な巣だと聞き及んでいる」
「人間の巨大な巣穴・・ 母さんも、エボシも同じように言った
 ところでアシタカ、古里へは帰る気はないのか?」
「ない」
「私の所為?」
「それもある」
「もし私が、おまえの古里を見たいと言ったら?」

アシタカは口をしばし噤んだ

「そろそろ帰るとしよう、皆が心配する」
「そうだね」

脇でヤックルがすっかり飽きてうたた寝していた

(終わり)
329名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 09:32:11 ID:UhQOswzM
ちょwwwヤックルwww
長編ありがとうございました!
330名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:36:26 ID:HhV5LC7+
ハッピーエンドでよかった。
なんか感動巨編というか…
続編はこれだと能内保管して生きていきます。
331名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:49:51 ID:84WznAGg
乙&GJ!
332名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 23:50:27 ID:wel1VENp
密かに夢落ちを期待していた
333名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 16:38:14 ID:0zAyvpai
エロパロに止まらないバックヤードに感心しました
またお願いします
334名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 17:38:36 ID:cwWAs6IU
あげ
335名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:43:30 ID:iGAUYV4B
山犬たちが人になってサンと
発情期でっていうのはないかな
336名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 16:15:31 ID:hB9pN6E8
感動をありがとう!!
さらにこの続きも読んでみたい気がする!
書けるのであればまた書いてください!
337名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 21:20:07 ID:DbsXK6UR
耳すまの雫と聖司お願いします。
338名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 11:26:31 ID:xI7xSnWd
まさかのヤックル
339名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 15:59:38 ID:M58/KxQx
もののけもえろいけどハウルはもっと露骨だよな
エンディングのあと2人でギシギシアンアンしたのは間違いないからな
340名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 19:48:07 ID:6ntcPHuP
ハウルスレ前にこの板にあったよね
341名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 22:09:52 ID:M58/KxQx
探したけどなかった
落ちたらしいorz
342340:2008/10/11(土) 04:44:26 ID:JOjU86DW
落ちたってはっきり書かなくてごめん
保管庫に全部の作品があるよ
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/contents/anime-ghibli.html
343名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:03:51 ID:KXOotjjp
>>339
原作では子供生まれるしね
344名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:15:19 ID:AWbsVc7w
宗介は五歳の段階で、女の子に誘われても「今忙しいから後でね」とか言っちゃう男前
将来モテモテになりそうでポニョの行く末が非常に心配になるます
345名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 07:59:17 ID:7XsfCq4H
ポニョ、宗介のチ○ポ大好き!







だめだ、俺は汚れているorz
346名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 09:50:42 ID:Qyg4+/Y1
ポニョはヤンデレな感じがする
347名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 15:18:05 ID:RIvOzCP/
10年後のソウスケとポニョ。

ソウスケ
かなりのイケメン。長身。スポーツ万能。頭脳明晰。性格もあの頃と変わらずモテモテ。純粋。

ポニョ
茶髪の美少女。スタイル抜群。体を動かすのが好きだがドジ。純粋。一途。天然。モテモテ。
348名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 15:32:58 ID:kekhhLlk
問題ない
349名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 01:00:36 ID:yir/B+WO
>>347
あの顔は美少女にならないだろ
ソウスケはそのうち他に好きな子ができるだろうな
350名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 02:43:41 ID:6ctgN6QI
宗助はくみこちゃんと付き合ってポニョはヤンデレ化か
351名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 03:07:24 ID:Ft46zk3m
ヤンデレ化する前に海の泡になっちゃうんじゃない?
352名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 03:50:37 ID:RWnyK8Et
耕一が海で死んで10年。あれ以来リサ、宗介、ポニョの3人で暮らしてきた。

リサは相変わらず毎日リサカーを乗り回し介護の仕事をしている。
宗介は高校1年になり最近すっかり体も大きくなり髭も生えはじめたようだ。何より耕一にどんどん似て来た。将来は父と同じ仕事をしたいと言っている。
ポニョも同じく高校1年になったが相変わらず明るく賑やかな少女だ。
彼女の明るさが耕一が亡くなって沈みきっていた2人を元気づけた。
水泳と走るのが得意でよく助っ人として駆り出されるのもしばしば。
最近はすっかり女性らしい体つきになってきて顔立ちも母親に似てきた。

そんな平和なリサ家である事件が起きた!

10年間ご無沙汰なリサ
年頃の若い男女
ポニョの積極的な性格

353名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 21:20:24 ID:HZUqbHzd
え〜と、3人で仲良く、あqwsでfrgtyふじこlp;@:「
354名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 00:53:36 ID:zPCV/iSI
耕一…涙
355名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 01:16:56 ID:JVwIyVaL
フジモトと愛人関係に
356名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 02:13:20 ID:0VElLcdU
おのれよくも耕一を・・・

リサはポニョと宗介が××してるところを目撃する。
翌日、ふたりが高校に行っている間にひとりでハァハァするリサ。
そこへフジモトがやってきて、慌てて身嗜みを整え出迎える。
しばらく雑談していたが、リサはやはり下半身の疼きが抑えられず・・・
357名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 13:38:36 ID:rl79lijS
ほっし
358名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 16:35:31 ID:XLxp+RtG
>>356
不倫ktkr
359356:2008/10/19(日) 21:04:09 ID:PeApJHiB
ちょっと書いてみたけど難しいな・・・
面白い話書ける人尊敬するわ。
360名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 01:31:32 ID:aed4xWGj
>>356
期待してますw



ところで、男の人に質問なんだけど
もののけで最後サンを抱きしめたときのアシタカって
ぜったい固くなってると思うんだけど
あのあと走れるものなの?w
361名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 02:09:21 ID:xdYQyZwD
その状態で走れなければ襲えない
362名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 02:20:12 ID:3lp1payL
>>360
上向きに角度を調節すれば余裕
ただし周囲の人間に気付かれないように注意が必要
363名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 03:05:27 ID:BjugAJvR
>>360 頼むから期待しないでくれwww
しかし自分以外に女がいて安心したありがとう

自分からも質問なんですけど、こういうのは無理っていうものありますか?(BLとか暴力とか)
もし書くときに参考にしたい
364名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 04:53:24 ID:keEdW/k+
自分の書きたい、自分の好きなものを書くのが一番だよ。
もし特殊な性癖が現われているのだったら、最初に注意書きをつければいい。
ただし、BLや百合はそれ専用の板があるのだからそっちに投下した方が望ましい。
365名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 04:59:08 ID:dAG8q6TY
くそみそのせいである程度慣れた

何で慣れてるんだよ俺、ふざけんなよ俺のバカ野郎w
366名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 22:00:26 ID:BjugAJvR
>>364
>>365
ありがとう参考になりました
慣れとは恐ろしいものよ・・・
367名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 04:20:44 ID:t4OaDYB3
自分は田亀作品で慣れたから大抵のものは大丈夫だぜ
368名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 13:05:39 ID:Qd7XM0SF
ちょっと365に萌えた
よく考えたらフジモトもリサも相手がなかなか帰ってきてくれないし
不満とかたくさんあるだろうな
でも二人とも一途だから難しいね
369名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 17:51:19 ID:uGkCtt3W
普通に耕一×リサがいい
370356:2008/10/21(火) 20:29:44 ID:p0aX/6Pz
>>369
>>356>>352を踏まえて書いたからああなった
自分的にも、リサもフジモトも真っすぐだから書きにくかった
371名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 22:20:43 ID:xtaB5RTw
保守
372名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 18:29:11 ID:OqzpE/Ue
アシタカせっ記、>>272以降のサン
http://niyaniya.info/pic/img/1322.png
373名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 18:47:24 ID:Md4zMoUB
>>372
     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
   <´ ネ申じゃ、ネ申の仕業じゃ! >
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: <   _,ノ`' 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ  //
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  /
// //,|:::     ( ( /    ヽ) )+     ;| /
/ // |:::     +  ) )|~ ̄ ̄~.|( (       ;;;|// ////
/// :|::       ( (||||! i: |||! !| |) )      ;;;|// ///
////|::::    +   U | |||| !! !!||| :U   ;;; ;;;| ///
////|:::::       | |!!||l ll|| !! !!| |    ;;;;;;| ////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|    ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: :   | `ー----−' |__////
374372:2008/10/25(土) 22:52:05 ID:OqzpE/Ue
気に入らん個所があったのでプチ修正
http://niyaniya.info/pic/img/1325.png
375名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 00:47:50 ID:5TXz1MXz
さらっと書いたから保守代わりに落としとく
376 ◆wZraoCNSHo :2008/10/28(火) 00:48:35 ID:5TXz1MXz
クシャナの蛇穴に捕らえられた者はもはや言いなりになるしかない
今宵も毒蛇の巣で熱い宴が繰り広げられる
軍団長たるクシャナ皇女と第三軍の新米兵士の儀礼
この情交により、姫殿下に悦びを三度与えられて一人前とされる

コルベット船内の指揮官専用の寝室
冠をつけたままの姫殿下と若い兵士は一対の雌蛇と雄蛇と化して
ぬずりと身を巻き付けあっていた
浅黒い兵士の肌を生白い姫殿下の肌が己の芳香を塗りつけるがごとく舐めずる
張り合わさった二つの肢体はじわじわと噴出す汗に濡れて波打ち、
炎のような嗚咽を同時に吐きながら果敢に絡み合う

互いの熱の集まるところ、雌雄の寸分なく嵌め合わされた生殖器
クシャナのぬめる柔襞に絡みとられた兵士の怒張した鎌首は
ヌチヌチと溶かされるように脈動させられ、
堪え切れない快感の中で姫殿下の胎底にびくびく!と白濁した愉悦を
献上させられた
若い男の濃厚で威勢の良い雄汁に雌胎を充たされる快感に姫殿下は身を震わし
顎を反らせ舌を突き出して熱い息を吐き、さらに貪ろうと産道内に捕らえた亀首を
締め上げる
若い兵士は歯軋りしながらさらに激しく放つ
無様に悶えながら痙攣する陰嚢の中身を心根ごとクシャナの子宮の口に
呑み下されていった

存分に吐き出し、抜け落ちようとする男の府抜けた腰を
白く長い足が巻きついてそれを許さない
くたびれた息を吐く男の顔をしなやかな指が抱きかかえ姫殿下の顔へと運ぶ
甘く深い接吻のあと、兵士の顔はそのまま胸に運ばれ、
深い谷間に埋められて行くのだった

むっちりとたわわな肉の海に包まれた男の鼻腔に
クシャナの発情した甘い匂いと汗のみが容赦なく流れ込む
もがく男の声と裏腹に、垂れた鎌首は二匹の溢した液塗れの蛇穴の中で
再起していく
再び毒蛇の巣がぬらぬらと熱を帯びていった
377名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 00:50:20 ID:5TXz1MXz
本来、こんな短いのにトリップつけんのだけど
今回だけなんとなく特別

自意識過剰気味ですまん
378名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 17:47:24 ID:kZ+xsmcF
「そうすけー!!」

先に自宅がある岬から船着き場まで歩き始めていた宗介
その後ろから、制服に身を包んだポニョが走ってくる。
12年前から相も変わらず"元気すぎる"とこは変わらず、靴下すら嫌がるポニョは
トーストをかじりながら、カーディガンの袖に腕を通しつつ、息を切らして

「宗介早いよー!!」

少しご立腹のポニョ

「寝坊するポニョがいけないんだ」

「起こしてよ―――ッ!!」

だだをこねるポニョに…

「今日は3回も起こしたんだよ?」

さとす様に告げる宗介
ポニョはぐうの音もない

「なんていうか…朝苦手なんだもん」

「夜更かしし過ぎ、今日から30分でも早く寝なよ」

横で腕を組ながら、首を傾げるポニョの頭上には
今にもマンガ等の表現で使われる"もじゃもじゃ"が浮かんできそうだ。

「見たいテレビが…」

上目使いで、透き通る様な視線を差し向けて言う

「ダメだよ、それに英語も少しは克服していかなきゃいけないのに」

思いやりなのか皮肉なのか、どちらにせよ
重い言葉がポニョに降り注ぐ
379名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 03:57:14 ID:A7Qj6dJT
ポニョは藤本ポニョなの?
藤本帆丹世
380名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 19:49:08 ID:FlCGGrJX
「ポニョ、そうすけすきー」
「だめだよポニョ、おちんちんをひっぱらないで!」
「ポニョ、そうすけのここなめるー」
「痛いよポニョ」
「そうすけじっとしてー」
「ポニョ、なんでそんなにぼくのおちんちん好きなのさ?」
「(ングング)」
「ただいまー」
「あっリサの声だ リサが買い物から帰ってきたんだ」
そしてなにごともなかったかのようにテレビに見入る二人。
「ただいまー、ポニョ、そうすけ、なにもかわりなかった?」
「うん、ちゃんとおるすばんしてた」
「・・・。」
「そー。 いまからカレーライスつくるからね。 まっててね。」
「はーい。」
「(・・ねぇポニョ、なんでそんなにポニョはぼくのおちんちんに興味があるの?)」
「えーとね、わかんなーい」
「(・・へんなの)」
「あっ アンパンマン アンパンマン!」
「ポニョってへんなくせがあったんだなぁ・・ しらなかったよ」

この日のことをつぎに宗介が思い出したのは7年のちのできごとのあとであった。
381名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 13:48:54 ID:yXEO4t50
なんで、このスレすぐ過疎ってしまうん
382名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 14:03:46 ID:yzR41StR
うんこびちびちやねん
383名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:02:34 ID:yXEO4t50
さすがに蛍の墓で書くやつはおらんな
384名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:17:21 ID:puQtCG7t
>>383
それ以前に組み合わせが思いつかんww
385名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:59:35 ID:ho3vtI6d
第二次大戦ものは防空壕で爆撃のさなか、
この世の最後になるかもしれない思いで・・・
なんてシチュもあるようだが、基本的に不謹慎な感じでネタにしずらい
386名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 12:51:49 ID:JjcZnupC
あるとしたら、清太とおばさんの娘かな
387名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 12:56:45 ID:VPzXcN5J
節子で死姦ってのを思い浮かんでしまったウゲェ
388名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:20:05 ID:Lj0yHfqJ
もう火垂ネタはやめてくれ
389名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 00:32:46 ID:QycBIBRI
蛍擬人化で
390名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:32:32 ID:Miif09IQ
>>387
さすがにどんびきww
発想が凄すぎww
391名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:48:22 ID:4KW8Z6OW
蛍×蛍
392名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 02:34:22 ID:AwBp4oXx
キキトンボきぼん
393名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 19:57:19 ID:FTg97K9I
ほしゅ
394名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 20:53:17 ID:ak4oA5Ap
>>386
もう清太×おばさんでいいじゃない
395名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 01:04:29 ID:PWY0iFO3
>>394
すげーなおいw
396名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 14:47:36 ID:odWE8udR
>>391
昆虫図鑑ですね、わかります

>>394
嫌すぎる
397名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 21:08:22 ID:hLfeeANH
すぐ過疎るな・・・
398名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 21:49:23 ID:4T1vA5xs
ジブリ自体は世間ではメジャーだが、同人世界ではどマイナー
それがここにも顕てる
ここももう少し色々なシチュを好む人がいればいいのだけどね
399名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 00:46:07 ID:QMAAr6PT
あげ
400名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 02:01:30 ID:ZfJZ93IJ
同人作品が少ない作品ってどれだろう。
401名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:09:26 ID:+ePMu9sn
海が聞こえる…やけにキャラ描写がリアルで、かなり同人向けだが、そもそも作品の制作理由上、知名度が無い。ちなみに原作の続編は更にエロパロ向け

On Your Mark…そもそも作品の(ry 展開的に同人にも向かない。劇場作品として作り直して欲しい。勿体無い。

ホーホケキョ隣の山田くん…てか、おじゃまんが山田くんやののちゃんの同人自体見たことねぇわ。おとぼけ課長やあさかぜ君でエロパロするぐらい無謀。

平成狸合戦ぽんぽこ…そもそも人型じゃねぇw 化けたらまあいけるかも

まあ、同人無いのはここらへんだな。
402名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 23:26:27 ID:+wo2E4yy
おにいちゃん、なんですぐイってしまうん?
403名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 01:21:36 ID:tv0icrLU
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        |             (。Д。'')~ |  |   \ \  .| (´Д`;,)  |
        |       ____.   ∨∨  |  )    |  ) |  ( : )   |
        |.|  ̄ | ̄ /   /||      / /     / /  .|   ∪∪   .|
       /|. : | | ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄ / / ̄ ̄ ̄ ∪  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |=| .\ ̄ ̄\|| ∧   ∪
             人人人人人人人/ `人人人人人人人人人人人人人
             )                               (
             )          せつこぉぉぉーー!!!      (
404名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 16:21:51 ID:8DLRxW1H
セツコ、これドロップやない!チンチンや!!!
405名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 15:28:38 ID:3EFRDd1e
406名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 17:22:11 ID:6smg7ucg
何ヶ月も前のにめくじら立ててどうするの?ww
407名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 18:31:34 ID:YLXXrLc4
>>401
http://park21.wakwak.com/~dolphin/up2down2008/as.jpg
>ホーホケキョ隣の山田くん…てか、おじゃまんが山田くんや
>ののちゃんの同人自体見たことねぇわ。おとぼけ課長やあさかぜ君で
>エロパロするぐらい無謀。
408名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 19:04:15 ID:iPTDxMDT
なんとw
409名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 02:11:30 ID:azKDFzcQ
>>407
トラウマになった
410名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 00:42:33 ID:yDyqMFwS
http://sukima.vip2ch.com/up/sukima000295.jpg
http://sukima.vip2ch.com/up/sukima000294.jpg
オタクの餌食になってない作品探すほうが難しい世の中です

ところで誰か俺にトトロ×サツキの和姦を…!
411名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 17:08:46 ID:08uhJG9G
ほしゅ
412名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:27:03 ID:QPLMG8mJ
保守あげ
413名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:23:56 ID:9gld/0yb
あげ
消えないで…!
414名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 20:52:15 ID:LzRI1rm2
今ここ見てる人どれくらいいる?
415名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 22:31:45 ID:B6JnGPFz
ノシ
416名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 23:54:43 ID:WJ33W8F4
俺も何週間かぶりに見た
417名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 00:06:29 ID:d7xMGenN
三人しかいねーのかよ!
これじゃ投下なんかあるわけない
418名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 16:22:07 ID:TJgNrXWP
いったいどうして、こうなってしまったのだろうか。


あの醜男に抱かれ続ける日々に嫌気が差していたから?


家に何ヶ月も帰れない生活にくたびれていたから?

 
背中を刺すような朝日が窓から差し込む。
シルクの毛布にくるまったまま声もあげずにむせび泣く少女の白くしなやかな太腿を、私はそっと振り返った。



時計の針が三時を刺す。重い樫の扉を片手で押し開けた。
窓辺にたたずむ少女はふい、と私を見たがまた視線を窓の向こうへと戻した。
カチャリ、カチャリ
彼女に近づくたびに紅茶のカップがゆれて乾いた音を立てる。
やっとの思いでテーブルの上においたポットからお茶をそそぎ、彼女へと差し出す。
「篭ってばかりで退屈だろう。お茶にしないか?」
カップからの湯気が彼女の白い肌を蜃気楼のようにやわらかく歪ませる。彼女はおずおずと、陶器のカップを手に取った。
「お菓子もあるから、ゆっくり食べるといい」
近くの椅子を引き出し、私も腰掛ける。自分の分のカップにそっと紅茶を注いだ。
彼女の顔に浮かぶ憂いの色は消えないままだ。悲しげな、苦しそうな表情のまま音もなく紅茶を啜っている。
しん、と静かに時間が流れる。カップを手に、私はシータの表情をぼんやりと眺めていた。
「いつになったら、出してもらえるんですか?」
不意に彼女が問いかけを漏らした。私は落ち着き払って答える。
「君が、ラピュタへ行くための呪文を教えてくれたならね」
無論そんなつもりはない。彼女は私とラピュタに同行してもらい、私の計画、理想を実現するために働いてもらう。
なにせラピュタの血を引いた正統な後継者だ。おちおち地上などで遊ばせておくわけにはいかない。
しかしそんなことはおくびにも出さずに私は微笑みかける。
今ここで彼女に萎縮され、心を閉ざされてしまったならそれこそラピュタへの道は閉じてしまう。あくまで彼女には優しく、紳士的に。
私の理想のために。
「知らないんです・・・何も・・・」
シータは泣き出しそうな顔で声を詰まらせる。私も困ったような表情を浮かべる・・・・が心の内は違う。
早く吐けば楽にしてやるものを、いや楽にはならないかとつめたい自問自答を繰り返している。
悲しげな彼女の前に暗鬱な空気が立ちこめはじめたとき、
こんこん、
ノックの音に静寂は破られた。振り返ると、私の部下がドアを小さく開けて顔を出している。
「ムスカ大佐、お忙しいですか?」
「いや、たいした用事じゃない。どうした?」
私は立ち上がりドアへと向かう。部下は黒い髭をなでつけながらそっと耳打ちをした。
「将軍閣下がお呼びです」
苦さが喉の奥に広がる。わかった、とだけ返し黙り込んだ。
立ち尽くしたままドアが閉じるのを見送る。ふと背後からの視線に振り返ると、シータが神妙な顔つきで私を見つめていた。あわてて苦笑いを作り、
「いや、少し用事ができてしまってね・・・・じゃあ、またね」
ドアを閉じるまで彼女は神妙な顔のままだった。

足が妙に進まない。いつもより鈍い足を引きずって、私はつきあたりの将軍の執務室へ向かう。何があるのかはわかっている。
どうせ仕事などではあるまい。


「失礼いたします」
 力を込めて、ゆっくりとドアを押し開ける。ふんぞりかえった初老の醜い男が、ちらりと私に目をやる。
「ふん、わかっているだろう・・・・さっさとこっちに来い」
私は歩み寄り、将軍の足下へとかしずいた。
419名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 17:05:13 ID:TJgNrXWP
どれくらいの時間が経ったものだろうか。窓からこぼれる西日が目に刺さるように眩しい。
ズボンのベルトを震える手でとめて、私は執務室を後にした。
足がふらつく。下半身に走る激痛に顔がゆがむ。ふらふらとさ迷う様に私は壁伝いに歩いた。
自分があの欲ボケした老人の慰み者にされている、という事実が全身に無力感となって覆いかぶさる。
苦しい、
苦しい、
苦しい。
がくん、と視界が急降下する。倒れこんでしまった床の湿ったような冷たさを全身に感じながら体の重さを感じていた。
のしかかりながら私を無能となじる将軍の怒声が頭に反響する。
ああ、どうして私がこんな目に遭わなきゃならない?
ふと、脳裡にゆれるみつあみが浮かんだ。
――あの少女だ。
あの少女を捕らえるまではうまくいっていたのだ、何もかもが。、
しかし逃げてしまうし、どうにか手なづけようにも意地を張ってなにひとつ話そうとしない。
そのせいで無能をなじられ今日もこの体たらくだ。
喉の奥からふつふつと熱い塊のような怒りがこみ上げる。すべてあの少女のせいなのだ。
憎い。
きしむ下半身に鞭を打つように立ち上がり、懐をまさぐった。かつて行おうとして、人道的でないとためらった手段。
しかし、今はどうでもいい。
「悪い子にはお仕置きをしなければな、シータ」

カラカラ、と何かを運ぶ台の音が近づいてくる。振り仰ぐと、トレーを運んでいる黒眼鏡と目が合った。
「お前…何をしているんだ?」
黒眼鏡はしどろもどろと戸惑いながら、
「い、いや、あの…人が足りないというものですから、夕飯を少女のところまで運んでくれと頼まれたもので」
ここの人間は特務を何だと思っているのか。
「ふん、まあいい…」
手中にある粉末をトレーの上にある水に溶かす。水は一瞬白くにごったが、揺らすとまたもとの透明さを取り戻した。
「自白剤のようなものだ…だれにも口外するなよ」
「は、はあ」
戸惑う黒眼鏡を残し私は足早に立ち去った。
夜が楽しみだ。
420名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:33:20 ID:2PBzYnlL
わっふるわっふる
421名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 20:23:24 ID:EJC6gCoN
期待
422名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 12:05:27 ID:y+XxM19K
すっかり暗くなったあたりを月が照らしていた。目を開け、椅子から立ち上がる。
真夜中の零時半ば、ちょうどいい頃合だ。
高鳴る胸を押さえ、私は勢いよく黴臭い書庫から飛び出した。
廊下に並ぶ小さなランプを頼りに北の塔へと走る。警備は手薄で、誰かと出くわすこともない。
小窓から漏れる月明かりが私の影をあぶりだす。月は知っているのだろうか、私のこの黒い魂胆を。
彼女の部屋のドアが見える。足音を消し、ドアの前へゆっくりと歩み寄る。
音をたてぬよう静かに静かに、ドアを押し開けた。
熱を帯びた吐息がかすかに聞こえる。いつも窓際にある彼女の影は、いまベッドの上にある。私は落ち着いたそぶりでベッドへと向かった。
はぁ、はぁと苦しそうに切なげに喘ぎ、白薔薇のような頬を真っ赤に染めた少女が横たわっていた。
厚いフランネルの寝巻きの上からも、ふたつの乳首が敏感に勃っているのが見て取れる。
「寝苦しいのかね?」
少女は熱でまどろんだ視線をゆっくりと向けると、小さくうなずいた。
「からだが…熱い、ですっ…」
両手で胸を抑え、体の奥から湧き上がる熱を押さえようとする彼女の姿に、私の体も熱でとろけそうに疼く。
ああ、たまらない。
「どれ、私がどうにかしよう」
上着とネクタイをとって背後のテーブルへと投げ、そして素早くベッドに膝をついて馬乗りにのしかかった。
少女はとまどったような表情を浮かべる。しかし熱のせいか反応は鈍く、とろんとした目がただ私を見上げているだけだった。
ポケットを探り、ジャックナイフをつかみ出す。彼女の顔が引きつった。
「や、やあっ…いやっ」
腕をじたばたとさせ抵抗するがのしかかっている私の重みと薬に完全に負けている。
「痛くはない…殺しはしない、いい子にしていなさい」
そうなだめるようにうそぶき、寝巻きの胸元に銀に光るナイフを当てた。
「やめっ、てぇ…いや、いやっ」
一直線に胸から裾までの布地を裂く。開いたそこから、むせ返るように濃厚な女の匂いが漂った。
本来は白いであろうけれども、恥辱のために薄桃色に染まった少女の肢体。
紅かった頬をますます高潮させた少女の顔が目に入る。両腕を圧迫していた手を離すと、後頭部を押さえ、ヒクヒクと震える小ぶりな唇へと私の唇をあてがった。
柔らかい。まだ誰にも許したことのないであろう少女の唇に吸い付き、舌を入れ、淫らに絡みつかせる。
力のない手が私の胸を必死に押しているのにも構うことなく、少女を抱き寄せ存分に唇を味わった。
唇を離し息をつく。彼女は涙で濡れた瞳を私に向け、睨むように唇を噛んでいる。
それはまるで狼に追い詰められた羊のよう。その瞳は私の劣情をかきたてるには、あまりに十分すぎるものであった。
ふと目線を落とした先に、白い乳房に洗った桃のような色味を帯びた乳首が目に入った。私はそれを指先でつまみ小さく舌を這わせる。
彼女の体がびくん、と跳ねた。手ごたえはある。もう片方の乳首を指でつまむと私は乳飲み子のようにむさぼりついた。
わざと淫猥に音を立てながら吸い付く。上目遣いにたどった視線から涙をこぼし唇を震わせる少女の顔が見えた。
汗ばんだ柔らかい肌が私のシャツに密着している。まとわりついて離さないようなその感触に胸が高鳴った。
423名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 12:10:02 ID:y+XxM19K
くちゅり
彼女の秘裂に指がふれる。執拗な愛撫のせいかそこはとろとろに蜜をこぼしていた。
太ももを両手で押し上げると、まだ恥毛も生えそろっていない彼女の蜜壷があらわになる。
そっと顔をうずめ、少女のぴたりと閉じている淫裂に舌を這わせた。
「ひっ…ああっ!」
シータの肢体が跳ね上がる。まだ自慰の経験すらもない乙女の体に、それはあまりに強烈な刺激だったのだろう。
右手で少女の太腿をしっかりと押さえひたすらに溢れ出る牝汁を吸い上げた。
「ああああああっ…ひあっ!」
左手の指で陰核を大陰唇で包みこりこりと弄ぶとその嬌声は一段と大きくなった。
体を起こすと、噛み締めた唇からだらしなく涎をたらし、紅潮した頬で涙ぐむ少女の顔が見えた。
そろそろ、いいだろう。
ズボンのベルトをはずしジッパーをおろす。赤黒く怒張し、天に向かってそそり立つような肉茎がむき出しになった。
「や、やめて…っ、だめ、らめぇ」
少女の目にもそれはうつったのか、体をよじらせて逃げようとする。わたしは非力な少女の体にのしかかり、逃げ道をふさいだ。
「やだ、いや、いやです…」
鈴口をシータの小さな小陰唇にぴたり、とあてがう。粘液の触れる淫らな音がかすかに聞こえた。
「君がいけないのだよ、シータ…今女にしてやるからな」
「いやああああああああああ!」
424名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 18:58:00 ID:UwdP0RKr
ムスカが将軍に掘られるシーンはいらないんじゃないか?っていうか、そんなにムスカの立場って弱くないだろうし
425名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:16:41 ID:diUdxtI0
なんとなくこうイライラする理由をつくるために入れといた
余計だったかなあ
426名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 22:53:29 ID:az9vCmim
続きキボンヌ
427名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 17:36:27 ID:XALP7AA8
張した肉棒の先端に牝蜜が塗りつけられていく。少女の男を知らない蜜壷を丸くこじ開けて、ゆっくりと押し込んでいく。
「いっ!い、あああああああっ!」
シータの甲高い悲鳴が聞こえるも、石張りの壁に反響するだけで届くことはない。
あまりのきつさに私も思わず顔をしかめた。これだけ押し込んでも、まだ自身の半分も入っていない。
絡みつく肉壁を引きはがすように、根元まで押し込めた。
鈴口が子宮口に触れた。破瓜の鮮血が、結合部からあふれ出して滴っている。
すすり泣く声に見下ろすと、涙ぐんで歯を食いしばりながら、私を睨みつけている少女の姿があった。
「どうだ?処女を奪われた感想は」
わざと微笑をつくり、意地悪に彼女に問う。
「うっ、こんな…ひどい、こんな…」
涙に濡れた彼女の顔からは被虐のエロスのようなものが感じられた。もっと痛めつけてしまいたい、そんな衝動が湧き上がってくる。
少女の体に覆いかぶさり首筋に吸い付く。絶望のうめきを耳元に聞きながらリズミカルに腰を動かす。
つい先ほど処女だったことに構うこともなく激しく抜き差しを繰り返す。鮮血が飛び散った。
「憎んでいる男のものでも、ここまで締め付けてくれるのだな王女様…気持ちいいぞ」
ずっと唇を噛み締めて睨みつけていた少女がとうとう大声で泣き叫ぶ。そんな悲痛な泣き声でさえも、劣情を煽るものでしかなかった。
絡みつき、離さんとばかりに吸い付いてくる少女の肉壷。たった13歳の少女を犯している背徳感に、全身がとろけてしまいそうだった。
428名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 20:07:54 ID:vC8Zyr9t
あけましてSEX ことしもよろしくSEX
429名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 09:48:24 ID:I1TD7+AE
>>424
自分的にはよかったがなあ
430名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 00:00:25 ID:+5Ah7b0n
職人さんの感性に任せたい。
なにはともあれ、書いてくれる人が居てこそ。
431名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 01:01:22 ID:k+ir9C0W
激しい抜き差しのさなかに、ふと体の奥からこみ上げてくるような感覚に襲われた。
「うっ、出る…」
必死の形相で唇を噛んでいた少女の顔が青くなる。
「いや…っ、やめて、お願い…!」
薬で動きの鈍った腕で私を押しのけようとするがその力はあまりに弱弱しかった。
もう我慢できない。
私は腰を動かすのをとめた。少女の顔に一瞬安堵が戻る。それを見計らって、両手で太腿を押さえ一気に最奥まで突き入れた。
「―――――っっあっ!」
彼女の唇から声にならない悲鳴が上げられた。先端に当たっているのは子宮口だろうか。
もっと、もっと奥深くまで。繋がったままシータの体に覆い被さると、汗に濡れた白い肌が吸い付くように密着した。
淫肉を蹂躙する異物の膨張を覚える。涙とよだれと汗で湿り、火照っている少女の顔をまじまじと見つめた。
「やめて…赤ちゃんできちゃう…いや…」
涙を浮かべ、うわごとのように唇を動かす少女の姿に否応なく劣情は掻き立てられる。
なにかがドッと駆け抜けてくるようだ。私は思わず口走った。
「出すぞ…存分に孕め!」
「やっ、いやあぁぁあぁあ!」

瞬間、頭が熱くはじけた。

ドクン、ドクン
心音にあわせ、脈打っている。
それは激しく脈打ち、少女の幼い胎内へと流れ出している。
「いや…やだああ……」
その感覚は少女にも伝わっているのか、ためていた涙をぼろぼろと流し絶望しきったような表情を見せている。
吐き出しきってもなお私は少女の中へととどまり続ける。脱力感とまぶたの重みを覚えながらゆっくりと目を閉じた。
すっかり力の抜けきった体を、少女に預けたまま。


汚れきった私を断罪するかのように、窓から差し込む朝日が背中を刺す。
ベッドには、胸から真っ二つに裂かれた服をまとい無残な姿で泣きじゃくる少女の姿。
シルクのブランケットからは白い太腿が覗いている。
針の筵にいるような気まずさに耐え切れず思わず口を開いた。
「そのままでは風邪を引いてしまうよ…」
シータが私のほうを振り返ることはない。石張りの部屋は悲哀に満ちた少女のすすり泣きに支配されていた。
胸が締め付けられるような感覚に襲われる。どうして私は、こんなことをしてしまったのだろうか。
「新しい服を持ってくるよ」
そうとだけ言い残し足早にドアへと向かう。重い扉を閉じても、まだ少女の泣き声は耳に残っていた。
暗鬱な気持ちが広がる頭の中に、ふと夕べの感覚が蘇る。
体中がとろけそうになる、あの感覚。
思わず薄笑いがこぼれる。
「ナイフで裂く必要のない服を、持ってこなければな」
そして私は歩き出した。
432名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 01:03:26 ID:k+ir9C0W
これで終わりです
初めてなのでうまくいかない点だらけでした…
読んでくださってありがとうございました
433名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 01:51:18 ID:3K4OrnVy
鬼畜ムスカGJ
434名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 11:15:18 ID:bMqEydJw
最後の最後で実はパズーでしたってオチだったらどうしようかと思ったw
435名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 14:15:55 ID:GqJarqjT
鬼畜ムスカGJ!

次は鬼畜繋がりで清太が節子に生めよ増やせよの
お国孝行するssを…
436名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 14:38:12 ID:v8k1vqwZ
アレン×テルーを書いてみようかと思います
原作はほとんど読んでいますが、映画は未見です

そこで、アレンとテルーが出てくる映画のシーンを
どなたか簡単に説明してもらえないでしょうか

もちろん、説明がなくても憶えている範囲で書いてみようと思っています
437名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 04:47:52 ID:9Uu69Tmy
>>432
もしかしてモバゲにも居るひと?
438名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:12:50 ID:slwkS5pg
>>437
いることはいます
439名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 03:00:31 ID:9coVZBb7
ジブリって二次創作つか同人には厳しいんだろうか?
こわいよー
440名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 06:33:03 ID:9V03VQBt
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441名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 22:34:21 ID:ePaqLEIa
そうなの?
442名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 03:59:12 ID:YGzAIS22
サツキとメイのお父さんはイケメン眼鏡

お母さん退院後の熱いセックスや
東京の大学へ行くときに会うセフレとの絡みを希望
443名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 03:20:47 ID:XGWlWmgz
wwwww
444名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 04:16:12 ID:yykWvI4S
>>442
なんかリアルだなwww
445名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 21:04:05 ID:5U/nCowr
どうせなら成長したサツキとお父さんとで
446名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:30:34 ID:yykWvI4S
むしろサツキ×メイで百合も希望
447名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 02:51:39 ID:N6UtwJvw
トトロ×さつきを…
448名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 10:28:03 ID:AcR+V9HC
マジキチw
449名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 03:04:17 ID:J1C9H5/H
だれか魔女の宅急便でOPの直後に出てくるおさげの魔女に名前を付けてください
450名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 08:29:57 ID:qtMlQkK1
初々しいサツキのふくらみかけオパーイを
カンタにちゅっちゅされるのんとか萌える
451名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 10:16:10 ID:yVRxbZRV
ドーラ夫妻の夜の営みについて
452名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:41:33 ID:J1C9H5/H
映画の設定だけではどうにも話ひろがらない。
だれかジブリエロパロ用の拡張キット(設定)つくらないだろうか。
完成度が高ければ、だれでもが納得できるものが・・ 
そしてジブリエロパロの新たな地平が・・ 新天地が・・
453名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:20:11 ID:YIVR3Gj/
具体的に
454名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:00:49 ID:3vsiW9jA
かえってそれが足枷になる可能性も
455名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 00:32:35 ID:Km7VL6ZY
まぁ出来たら出来たで内輪ネタになるだけな。 そして外からキモがられる。
456名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:04:23 ID:kZHIpjt6
天空の城ラピュタの空賊のドーラってぜったい年上のごついのとくっついたはずだよね。
457名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 21:25:22 ID:VUfayXNz
ドーラの夫は、当時本当の海賊だったドーラが気に入ってさらってきたって設定
んで、その夫が飛空艇の技術者だったんで
ドーラはそれ以来空の海賊になったんだとよ。
458名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:09:02 ID:MgEzWEMj
>>457
そんな設定どこで知ったの?
459名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:18:13 ID:GresnJ44
ロマンアルバムとか画集とかに載ってる。
460名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:44:22 ID:4x+1171w
ということは騎乗位!
461名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:56:53 ID:RGYWPf6Z
           ,.-''"´ ̄\
          /       `!
         | //      |
   <二 ̄`ー!  _,..-‐:フ'ーt-ノ   
      ,.>"二Vヘ「tぜ fぜ/__
    ∠-r‐(  ゙ゞ、  、__' /  ゙i⌒i"i⌒ヽ
  ,、_  r'''(  `fー'´ `ト、__/!ー-'^'ー'ー!  r′
 ノ `ヾ_ノ",.-、,.r‐''ヘ_,..-'´ ̄>-‐-、   ̄
 ゝ_/   /  , 〉/´|\_/    \
      ノ / /   |    ヽ   `ーi
    /   i   ー'ー‐'      ト-、_,.-  |
  /   -rゝ、 | ̄Τ"ヽ、.........ノ ,.┴-、 ノ
  |    ,.┴-,゙''┼‐┴-、/∨´ /ヽ,_/
   `''‐-(  /´ `yニ7';'ト、ニニヘ, /  i´
       ̄ ブ/ーl, ' ' ノー<:::ヾ  /,.-ニ´|
       /     ̄   ヽ::::∨ヾ_ノノ
      /           V:::ハ
 _,. -‐'/    \         ̄:ヽ
ニ-‐''/         /    ―: :ヽ
  /          ,        : : ヽ
. /           :|         : :ヽ
.|           : :|          : :|
. !         : : :|          : : :|
. |        : : : ∧         : : : :|
462名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 18:39:51 ID:zfaJow3H
あのエンジン技師がドーラの旦那かと思ってた時もあったが。
463名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 19:08:11 ID:Q+8Dpc/z
>457

>ドーラがさらってきた

どうやってさらってきたのかな・・ これだけじゃ好きに考えてと言ってるようなものだ!
464○○○:2009/02/26(木) 02:12:22 ID:TQBzZ+Pi
誘導されてきました

ナウシカののウンコSSです 貼ります
465○○○:2009/02/26(木) 02:19:04 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

はげしい冒険の物語のあと、乙女ナウシカのハートを射止めたのはアスベルであった・・
そしてこれは、ふたりが結婚の式を挙げ、新婚生活がはじまってしばらくの話・・

もぐもぐ、もぐもぐ。
自室でナウシカがひとり食事をしている。
皿にのっているのは塩でゆであげただけのキノコ。 ナウシカがキノコを食べている。
もぐもぐ、もぐもぐ。
ここ数日、ナウシカが口にするものといえば、キノコ、キノコ、キノコだけ。
べつに食事としては普通の量だが、ほかのものをいっさい食べないのだ。
「お腹キレイにしなくちゃ・・」

466○○○:2009/02/26(木) 02:22:10 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼


一週間ほど前、新婚夫婦の夜の床でふたりはこんな会話をしていた。
アスベル「はぁはぁ・・ ナウシカ、今夜もステキだったよ・・ きみのことが前よりもずっとずっといとおしく思えるよ、
      きみはすばらしすぎる。 ぼくは一生きみを放したくない!」
ナウシカ「はぁはぁ・・ うれしいわ、アスベル、わたしも、あなたのこと、好き、大好きよ!」
アスベル「きみのことをいつまでも愛し続けるとちかうよ。」
ナウシカ「わたしもあなたのことを・・ とても好きよ、アスベル。」
アスベル「この気持ち、どうあらわしたらいいのかわからない。 きみへの際限の無い好意、何にたとえたらいいのだろう?
      空のひろがり、海のふかさ、・・ううん、どれも十分じゃないな。」
ナウシカ「ううん、何も言わなくてもあなたの思いが伝わってくるみたいよ。 あら・・」 
ナウシカはアスベルのそれがふたたび勢いをもりかえしてきたことに気がついた。
アスベル「はは・・ きみのことを思っていたら、またこんなになってしまったよ。」
ナウシカ「まぁ・・」
アスベル「もう一度、いいかい?」
ナウシカ「ええ。」


467○○○:2009/02/26(木) 02:30:58 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

次の夜も、ふたりは寝室で燃えていた。
ナウシカ「ああ! アスベル! いいわ! きて!」
アスベル「ナウシカ! ぼくのナウシカ! いくよ! いま、いくよ!」
ナウシカ「はぁ・・ はぁ・・ しあわせ・・」
アスベル「きみはほんとうに最高だ。 きみのためなら、なんでもできそうだ。」
終わったあとも、アスベルはナウシカの体を舌で愛撫しつづける。
ナウシカも、それに答えて、アスベルの男性自身を口で・・
そしてたがいの部分を舌で・・ ふたりの情熱はまったくうすれず、それは何時間も続いた。


468○○○:2009/02/26(木) 02:34:03 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

次の日の夜。
アスベルの顔面に腰を下ろし、ぞんぶんに舌で愛されるナウシカ。
アスベルはなんとしても自分のナウシカにたいする情熱の深さを表現したいという気持ちにかられていた。
アスベル「ねぇナウシカ、ぼくはきみのためなら何でもするって言ったよね?」
ナウシカ「?」
アスベル「きみのためならどんなことでもしてあげられる。だからこうして・・」
そう言ってアスベルはナウシカの尻の真下にもぐりこんだ。
ナウシカ「何?」
アスベル「ナウシカ、いまここで、してほしい?」
ナウシカ「何を?」
アスベル「言ったろ? きみのことなら、何でもうけいれられるって。」
ナウシカ「・・・?  ・・・!」
さすがにナウシカもこのときばかりはおどろいた。アスベルはナウシカの肛門に吸い付いたのだ。
ナウシカ「・・・! そんなアスベル、やめて、いくらなんでも、そんなことはできないわ。」
さすがにナウシカも恥ずかしさがこみあげた。 だが常軌を逸している、とまでは思わなかった。
アスベルのナウシカにたいする思いは日常のいたるところで感じられていたからだ。
しかしいくらなんでも・・ とまどいの表情にむかってアスベルは言った。
アスベル「たのむナウシカ、させてくれ。 きみのすべてが欲しいんだ。 ぼくはぜんぜんかまわない。」
ナウシカ「そういうことでは・・ あっ」
このときアスベルのテクニックがものを言った。 アスベルはすでにナウシカの敏感な部分にアタリをつけていたのだ。
これではナウシカもことわる気になれない。
アスベル「きみのことをなんでも知りたい。 秘密はダメだよ、ね? ナウシカ。」
ナウシカ「・・まって、きょうはダメ。 また今度にして」
アスベル「出ないのかい?」
ナウシカ「うん・・。 そうね、 きょうはダメなの。」
アスベル「そうか・・。 無理をすることもないね。 でもいずれ」
ナウシカ「・・・。」


469○○○:2009/02/26(木) 02:42:00 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

次の晩も、アスベルはこだわった。
あまりの押しの強さに、まったく冗談ではなく、本気なのだと、ナウシカは理解した。
だけど、あまりなこと・・
ナウシカもさすがにこれは受け入れにくかった。 けれども、アスベルがのぞむことなら・・
でもそれならせめて、最善をつくしたい。
トイレから出てきたナウシカ。 やはり納得はしないようであった。
ナウシカ「ニオイが・・  これはどうにかしたいわ。 でも・・」
(食事に気をつけたらいいのかしら)
ナウシカは万全の用意ができるまで、アスベルには待ってもらうことにした。

470○○○:2009/02/26(木) 02:43:16 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

もぐもぐ。 ぱくぱく。

城の者には内緒で、ふだんの食事は袋にしまい、鳥たちの餌にしてしまうナウシカ。
城のそばの納屋でそだてているキノコをこっそりわけてもらい、台所でこっそり調理して自室へはこび、食べる。

もぐもぐ、ぱくぱく。

野菜も穀物も、ニオイのもと。 これをたち切れば、あるいは・・
そこでハッとしたナウシカ、フォークを落として考え込んでしまった。
「なんてこと私・・ キノコのかたまりをアスベルに食べさせるというの?」
最初は名案だと思っていたのに、ナウシカの試みはあっけなく終わった。


471○○○:2009/02/26(木) 03:15:53 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

その日の晩からはナウシカはふつうの食事にもどった。
そして。
夜遅く、ベッドで顔の上にのりあげたナウシカの肛門を指でつつくアスベル。
アスベル「まだ出ないのかい? はやく食べたいな、ナウシカのウンチ。」
そう言われて頬を赤らめるナウシカ。
ナウシカ「だめよ・・ きょうも済ましてしまったから。」
アスベル「恥ずかしがることはないんだ、ぼくたちは夫婦なんだよ。 さ、力んでご覧。」
ナウシカ「だめよ・・」

まだキノコがおなかのなかにあるんだもの。
そんなものが出たら、さすがにアスベルだって・・


472○○○:2009/02/26(木) 03:18:21 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

その夜、ナウシカは夢を見た。
夜の風の谷の空に暗雲がたちこめる。
海風が強く吹き、雨が降り始めた。
遠くの畑を見に行っていたナウシカ。 暗がりの中を走ってもどるが、城に帰り着く頃には
雨はめったにないほどの本降りになり、全身ずぶぬれになってしまった。

すっかり体を冷やしてしまった。
暖炉で体をあたためている最中に、アスベルがせまる。
後ろから抱きかかえられ、ふりむきざまにキス。
アスベルの手はナウシカの乳房をゆっくりともみしだく。
そしてベッドの上に。
押し広げたナウシカの腰に舌をはわせるアスベル。
ナウシカ「う、んん・・」
そのとき電撃のようなものが。
ナウシカはおどろいて起き上がり、手でアスベルをさえぎる。
「どうしたんだい?」
「だめ。 だめなの。 ちょっと。 ごめんなさい。」
その一言ですべてを察したアスベル。
「そうか。 ついに来たんだね。 大丈夫。 ここでしておくれよ。」
「だめ! だめなの! きょうはちがうの」
「はずかしがることはない。 いつも言ってるだろ。 さ。」
アスベルはナウシカの手をにぎって引き起こし、こんどはあお向けの自分の顔の上にナウシカを座らせた。
「そうじゃないの! きょうはほんとにだめ!」
「いいんだ、このまましておくれ」
「だめなの!」
もはや我慢できず、ナウシカの尻の穴がプスッと音を立てた。
興奮に息をのむアスベル。
だがしかし。
沈黙の中からすこしずつ出てきたものは固いそれではなく、液状のものがちょろちょろとアスベルの鼻の
あたまにふりそそぎ、やがてブバッといきおいよく洪水のようにアスベルの顔にぶちまけられた。
「アアッ!」
それはみごとなまでの下痢だった。
目をつぶるベッドの上のアスベルに、これでもかというほどに広がる金色の液体。
恥じらいのあまり両手で顔を覆い隠すナウシカ。 その意とは裏腹に、下痢は30秒もとまらなかった。
「アア・・ なんてことでしょう、ごめんなさい、アスベル」
一度とまったあとも断続的に出続けるナウシカの下痢。
やっと噴出がとまった後、ナウシカが覆った手の指の間から見ると、
そこには心底うれしそうなアスベルの顔が・・


473○○○:2009/02/26(木) 03:25:15 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

そこでナウシカは目覚めた。 顔には汗。
横には寝入っている裸のアスベル。 まだ夜明け前だ。
いやな夢を見てしまった。
寝所からはなれて、井戸で顔をあらうナウシカ。
服を身につけ、城の外へ出た。
まだ暗いが、空の様子はいつもと同じ。 きょうも晴れるだろう。
(今夜、さっきの夢のようなことがおきなければいいけど)
今夜は遠出はしないようにしようと決めた。


474○○○:2009/02/26(木) 03:47:00 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

そしてその日の昼。
「うっ。」
便意を感じ取ったナウシカは、いそいで城の中へ。
終わったあと便器の中をこわごわと覗いてみる。
(やっぱり・・)
まだ前日のキノコが残っている。 これで最後かしら?
(キノコのせいか便通はよくなったみたいだけれど・・ でも、これでは)
暗い顔で便所を後にした。


475○○○:2009/02/26(木) 04:21:57 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

その日の夜。
アスベルはナウシカの気分がすぐれぬ様子を見て、心配そうに声をかけた。
「・・どうしたんだい?」
「・・なんでもないの」
ナウシカも日がなアスベルののぞみことばかりか考えているわけではない。
新しい谷の族長として考えなければならないことはたくさんある。
だが・・ やはりどこかで気になっているのだ。
「疲れているんだね。 きょうははやく寝たほうがいい」
「ごめんなさい、アスベル」
「謝ることなんてないんだ。 谷の族長として、体に気を配らなければね」
「・・ありがとう」
その日の夜は自分をひとりにさせておいてくれたアスベルのやさしさに
しんみりと感じ入ったナウシカであった。


476○○○:2009/02/26(木) 04:28:21 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

それから一週間ほどして。

悩みもすっかりなくなった、忘れてしまったナウシカ。
いまはそれどころではないのだ。 夏のあらしの時期。
風使いはつねに空を気にかけなくてはならない。
雨が降った後は家々や風車の補修でいそがしく動きまわることになる。
工房育ちのアスベルの腕はここでも役に立った。


477○○○:2009/02/26(木) 04:29:04 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

そして秋。
麦の穂がすっかり重くなり、ブドウの房も大きくなった。
そのブドウを房からひとつとって食べるアスベル。
「うん。 美味いよ。 ナウシカも食べてごらんよ。」
ナウシカにひとつとってわたす。
「美味しいわ」
ブドウの垣根の間で、笑顔のふたり。
こんどは林をぬけて麦畑のほうへ。
「おや・・?」
麦畑のなかで、人影のおかしな動き。
「ナウシカ・・ あれ」
「あれは・・ 心配ないわ、マルメとキドよ。」
(ああ、あの二人・・ そうだったのか。)
マルメとキドという男女が、麦の穂にかくれて愛し合っている。
(アスベル、あそこ。)
ナウシカが指差す方向に、もう一組。
(うわぁ・・)
(麦の背が高くなるころ、谷ではいつものことなのよ)
(そうか・・ じゃあぼくたちも)
(あ。 そんなつもりじゃ)
(かまわないだろ?)
(それは別に・・ あ)
アスベルがふりむくと、マルメとキドがこちらに手を振っている。
(なんてことだ、ちぇっ)
(ここに来る者の間では、かくしごとはなしってこと)
(だったら・・)
(・・・)
アスベルは畑のなかにナウシカを押し倒した。


478○○○:2009/02/26(木) 04:36:09 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

ナウシカの服をずり上げ、出てきた乳房に吸い付くアスベル。
(ああん・・ そんな、強くしないで)
アスベルは無言でナウシカの体にこすりつく。
そして高まりがナウシカをも狂わせた。

麦の穂の向こうからはマルメたちのカップルの声がかすかに聞こえてくる。
ナウシカも耐えられず声をあげる。
秋の風がそよぎ、行為を終えて空を見上げるふたりの肌をさっとなでてゆく。
そこへ。
「うっ」
「どうしたんだい?」
「城へ・・ もどらないと」
腹をかかえてたちあがろうとするナウシカ。
「だめ・・。  間に合わない・・。」
「ナウシカ・・」
「アスベル、少しの間、見ないでいてくれる?」
「そうか! いや、遠慮することはないよ。」
「あ・・・」
「前に言っていたこと、本気だよ」
「でも、それは・・ 必要なことではないし」
「ぼくの覚悟、見てみる気は、ないのかい?」
そう言われると、返す言葉もない。
アスベルはふたたび土の上に仰向けになった。
「さぁ・・」
「う・・ うん・・」
こうなるとさすがに拒めなかった。


479○○○:2009/02/26(木) 04:37:00 ID:TQBzZ+Pi
△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼

アスベルの顔の上に腰を下ろし、りきむ。
「どうしよう・・ 怒らないでね」
やがてナウシカの肛門がムリムリッと開き、中から黒い立派な塊が出てきた。
「アア・・ 恥ずかしい」
その塊を口で受け止めるアスベル。
次から次へと出てくる塊を何本も、何本も。

その日からしばらく、アスベルはだれとも口をきかなかった。 くさいからだ。
ナウシカとも口をきけなかった。

やはり愛のためとはいえ、後先を考えてから行動にうつるべきではなかったか。

常識外の変態にはしばしば予測不能な事態が待っているということだけは、たしかである。


END.


480名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 03:18:56 ID:CrHiNZc0
うう・・ なんというか
481名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 22:34:58 ID:Fe/mVyVC
つぎはホモネタたのむ。 ユパ様とアスベルのからみで。
482名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 17:54:17 ID:Sxunt2y3
ホモは潔く腐海に帰るがよい!


               ,r'二l
 ____  _,,-‐}ェェェl、_   ,,-‐''´ ̄ ̄``'‐、
 `'‐、   ` ̄ミミ二=ャェェァ、-ニ‐''´, -‐''_ニフ  ̄  ̄
   `'‐- 、_,,-‐l`ヽミ;;;;;;;ミ_, -ァ'´'‐- ‐'
          }こ,(_ノ``'' /{___
         ,r'´`‐、/F-‐'' ̄   )
        { ヽ ヽ    /   /
        ヽ、〉'´`i、__/ヽ、ノ
           ヽ  l /_/
           ) ̄ (´   {
          ` ̄ ̄``'‐'

483名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 21:52:38 ID:SVhwvVvY
>>449
メアリー
とかどうよ

あの魔女まじで可愛い
484名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 17:44:05 ID:zYAllV2r
         ,-、
        ./  .\        ,,..-‐、
       /    \    /    ヽ
     ./{____   .:.ヽ  /     .:.
     / _\::::::::`ヽ、‐、`r‐{      .:.:
    ./イ´:::::::::::::::::::::::`ー―j    .:.:.:.:.
    _フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\.:.:.:.:.:.:.:.:.:
   `'.''フ:::::::::::∧ヽ:::::;::::::::::::::::::::::\.:.:.:.:.:.:.
    .{::::::::::/ ヽ.ヽ:}\:::::::::::::::::::::ヽ.:.┌::
    .ハ::::::i'  _ リ  ` _ヽ:::::::::::゙i:.l:::::
      )ィ{ .´,..-、    ,..-、`ハ:::::::::::}:|::::
       ヽ-=・=-   -=・=‐  ヽ::::::リ:::::
   .|、   |ヽ.}ニ⊃r'.   ``''    .|:::,::、:::::
   .|::ヽ_|:::{       ⊂⊃  レ'/) }:::
   .j-、:::,..-、!  ー―一       ノ::::
   { lノ:::{.l .}:ヽ、  ̄      .ノ ̄´:::::::::
   ヽ::゚::::`~´イ \  __,.-''´| w、__、_
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   /;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:/  /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:
  /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/  /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
485名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 00:32:33 ID:0l593Bq9
やめろw
486名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 11:16:15 ID:9ZbygIO9
顔www
487名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 16:33:10 ID:L0hQFWXL
              __  ヽ 、
       _、ー-‐"´   `` ‐ゞ `ト、
    , -‐`               ' └-、_,
   _フ                   ,、、く
  _フ            ,  , ,ィ ハ. } i
  ´7         ,  ∠ ィ/ jノ   !'ハノ
  ノ         / /. ‐_‐   ,. ‐ 7
、彡'        r‐v1  '{゚_j`  { ー' |} 腐海でバケーション
>‐ . . . .: .: .: .: l rヽ!       . 〉  |
`Z..__,. .. .: .: .: .:cゝ_;..、    、 __   !
   ∠:__: : : : : : : :,;:_;jヽ、   ‐  /
 /   ,二ニニニ^'..⊥.-`‐:-.../
   , '  ./, -‐- ,!-−' !    │_
          Vノ| /     _ノ>ー-- 、
         イ      γ:.r'     ト、
       rイ´:|      /:::/.      }`ヽ、
      ,ノ |l::|     /:::::::/        i  }::`ヽ
     j  V|::|    /::::::::{   jii.     l ノ:::::::::`ュ
     i   l::ハ   ノ:::::::::ル         レ´;:::::::::::::`i
      |   |:::::`ー..':::::::::::;;;;ゝ、       l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
     j   ゝ:::::::;;;;;;;、、;;::::;;;;;;;ハ       l;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 
    /    ト、;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;i       |;;;;;;;;;;_ノ
    j     ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l       l;;;;;;l´
   .i       / ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l       l;;;;l 
488名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 05:06:53 ID:8MVMAWDC
圧縮が近い
489名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 05:19:27 ID:BleW9xhG
保守れ
490名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 01:27:29 ID:F/cmsxE2
保守
491名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 04:19:05 ID:M5pjMMyN
保守
492名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 07:24:19 ID:A/McGJke
493名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:27:40 ID:ctyWF0CV
落ちませんように
494名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 10:57:44 ID:j7hVX9Rn
ほしゅ
495名無しさん@ピンキー
                /         \
             _ , イ            \
          ≦ ̄          ,      、ゝ
         ∠_   ト、    ,イ / ,ィ'   ィ   Y
           _>   !:`、 r、/ |'そニ<ィクノ| ノ !ノ
      ト 、   フ   ! 〉 |レ i,.ィ^' ‐、 _,,. レ ノ人
      ヽ  `>今、   ∨ ∨-ノ `‐-‐"^{" `リ     保守せよ
       \{ {  >rイミヽヒュ }    ィ `~~i 
         ` ┴〈 /  _ゝ-〈   ・=-、, ,イ
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