1 :
名無しさん@ピンキー:
乙
「>>1乙、オア、フォールド?」
乙
前スレ1000いかなくて残念だた
>>1乙
よくある質問
Q.かぐやちゃん(仮)って誰?
A.知らないんですか? 2号指定で、元むしばねで分離型の彼女ですよ。
利菜に憧れていて(百合的な意味で)、千莉を大事に思って(スール的な意味で)いる彼女のことです。
利菜の一件でかっこうに対して憎しみすら抱いていましたが、最近真相とか知ってデレ期に入りつつあるとか。
保守
てか何故前スレ落ちた
>>10 本スレより
583 イラストに騙された名無しさん sage 2008/06/01(日) 22:55:27 ID:6SAtz73V
ここで言っていいのかな、エロパロの方dat落ちちゃった?
584 イラストに騙された名無しさん sage 2008/06/01(日) 23:02:27 ID:HatFntC3
>>583 dat落ちしてる
何故なら980過ぎて一定時間レス無いと落ちる仕様だから
新刊きたね、そういや
>>10 その本スレの584は俺だが補足情報
980過ぎて大体24時間位レス無いと落ちる
板によっては設定に不備あって1000まで言っても落ちなかったり
512kbいっても落ちなかったりする板もある。ラ板は512kbいっても落ちない板の一つ
ついでに新スレ立って一定のレス数に達する前に一定期間レス無くても落ちる
これ所謂「即死」ってやつね
板によって色々と設定等に違いがあるけど基本こんな感じ
2chってこういう仕様。これくらいは憶えておいた方が、まぁいいんじゃない?
やっぱりbugの霞王は可愛いよなあ
「俺様は飽く迄等身大タオルの為に抱きしめようとしてるんだぜ」
みたいな雰囲気がもうね、うん、最高
突っ込んだ嗜好について聞きたいんだが
霞王はエチの際でもツンツンしてるべきなのか?
感じてきたらちょっとデレるのか?
下の口はデレても上の口はツンツンなのか?
あるいはエチの最中だけデレッデレで、終わったらすぐ恥ずかしくなってツンツンになるのか?
どれだ……どれが一番萌える霞王なんだ
顔芸に定評があるのが霞王
どれでも萌えるよ、霞王だもの
ケモノマンに目の色変えて突撃するキュートな霞王も捨てがたいんだよなあ……。
アリスはどうやって霞王の誕生日を聞いたんだろうか……
誕生日を教えた霞王萌え
>>15 さぁ早く保管庫にある霞王が登場する作品を読み返すんだ!
貴方の求める答えはきっとそこにある。
個人的にはメイド霞王のような
友達以上恋人未満。
体だけの関係で終わるにはお互いを知りすぎていて、素直になろうとしても羞恥心が邪魔をする。
そんな読んでてニヤニヤできる作品がツボでござる。
俺キメェwww
>>15 下はデレても口はツンツンってのが好きだ
デレデレ霞王も最高ですけどね!
下の口がツンツンで
「ぜってー無理だよ! でかすぎんだよ、てめえ!」
とかいう霞王も悪くはない。いや、いい。
ツンデレと言ったらふゆふたるでしょう
ドジっ子ツンデレ娘ふたる
それにしても保管庫のふたる様は萌えるな
黒いのに、あっさり大助に手玉とられたり
兜さん相手に涙流したりするあたりにツンデレと同じタイプのギャップ萌えを感じる
って、書き込めってふたる様がいってた
わんこがせんりにせめられるのまだー?
>>26 「どいつもこいつも泥棒猫……大クンは私の幼馴染だっていうのに」
↓
「ふう……ようやく浸父の欠片にやられた怪我が治った……ボクとしたことがあやうく死ぬところだったよ。
……ん?
キ、キミは……その包丁は何のつもりだね!?」
↓
「せ、千莉……どうしたんだ、血まみれじゃないか……。
その生首はいったい……?
う、うわぁっ」
↓
「これからはずっと一緒だよ、大クン」
こうですか?
最近通っているスレで影響をうけちゃいました><
なんというNiceBoat
どうせ病むならもっと背筋がゾクゾク来るようなヤンデレになって欲しいぜぇ
え?
マジでこの方向でいいのか??w
詩歌「死んじゃえ」
やっぱこれだろ
「この利菜様にまっかせなさい!」
「この亜梨子様にまっかせなさい!」
↑これは皆の好みでどっちかに決めてください
上の方だな。
アリコはポニテだし中学時代の友人だし、加藤。
ところでほたるとふたるって別人ですよね
ほたるは大助にデレデレで、ふたるは兜にツンデレですよね
C「兜さんの上で(スノーボード的な意味で)腰ふってるような女が
大助さんに近づかないでください」
ワンコ×某はもっとソフトでいいと思うんだ
「むぅー…」
「きょ、教官どうかしま…ひゃうあ!!」
「あぁ、大きいなー、羨ましいなー…」みたいな
そして俺の中の千莉は美乳
それ最高じゃね?
まじ書いてくれ
微乳と聞いて飛んで来ました!
偽乳な利菜も棄てがたい
別にパット入れて大きくするのがいいのではない
パットを入れて大きく見せたいというその心理が美しいのだ
ちなみに一番の巨乳は誰なのかね
お姉ちゃん?
初季たんも捨てがたい
だがここはあえて柊子女史を推す
まさにどこぞの紙使いと同じスペックになるんですね、わかります
一番ではないが、カカシさんもなかなか大きいと思うぞ
で、魔王は放置?
で、性的な尋問に耐えるための訓練で特環の局員にいじられるワンコはいつ投下されるんだ?
ふたる「私、大助君の彼女なんだよね、もう少し遠慮してくれても良いんじゃない?」
ふたる「ははぁん、ひょっとして、大助君が取られてそれに嫉妬してるの?」
利菜「べ、別に私は薬屋なんか」
ふたる「『べ、別に』じゃないよ、何それ?可愛いと思って言ってるの?いい加減そのキャラやめたら?」
利菜「キ、キャラじゃないって!」
ふたる「キャラでしょ!」
ふたる「『か、勘違いしないでよね』とか『別にあんたの為にやったんじゃ』とか『うるさいうるさいうるさい!』
とか言っていれば良いんだもんね」
ふたる「楽・よ・ね、ツンデレキャラ!」
利菜パッド疑惑をふたるさんになじられてたの思い出してついさっきまで聞いてた
某風のドラマCDが脳内変換された、反省はしてる
kwsk
windなつかしす。妹キャラフルボッコだったけか。
最後ふたるさんが暴走して大助がむりやり上手くまとめる様子が頭に浮かぶようだ
46 :
34:2008/06/13(金) 22:15:25 ID:DwuJPL4i
ワンコ×千莉って需要ある?
書こうか迷ってる、長文書いたことないけど
>>46 書け。イヤ、書いて。むしろ書いて下さいお願いします!
「よし、今日の訓練は訓練はここまでにしようかー」
特別環境保全事務局東中央支部の訓練所に少女の声が響き渡る。
「まだやれます教官!、もう少しだけやらせてください!」
答えたのは土師千莉、異種3号の局員で、ここの支部長の妹である。
「熱心なのは大いに結構だが無理はよくないよー火巫女、休むことも大切だ。」
他の教え子たちもこれくらい熱心ならなぁ、と戌子は心中で呟いた。
そして自分が教えてきたのは問題児ばかりだと今更のように思う。
「はい…」
少し残念そうに答える千莉、自分の力が伸びるのを実感できるのが楽しいのかもしれない。
「じゃあ一緒にシャワーでも浴びようじゃないかー」
「むむぅ…」
獲物を目の前にした猛獣のような眼で千莉の裸体を見つめる戌子。
「ど、どうしたんですか?教官」
『てい』という声と共にその豊満な胸を鷲掴みにする。
「ひゃうあ!や、やめてください教官!」
「あぁ、大きいなー、羨ましいなー」
“おりおん”といい“ねね”といい、心なしか胸の大きい教え子が多い気がする。
この何とも言えない気持ちは嫉妬なのだろうか、そういえばかつての相棒にC並みの胸とからかわれて半殺しにしたことを思い出す。
「女同士なんだからいいではないかー、それともボクとこんなことをするのは嫌かい?」
「ぁ…ぁん…ぃえ、そういう訳じゃ…ふぁ…ぁ」
顔を赤く染めながら必死に答えようとしているが、声にならないのだろう。
「それにキミも少し感じてきているではないかー、実はそういう趣味じゃないのかい?」
「そんな…ちがっ…ひぁ…ぁっ」
少し意地悪に聞いてやる。案の定、目の前の少女は赤い顔を更に赤くして弁解しようとする。
「よく聞こえないなー、もう少しはっきり喋ってくれないかー?」
「ん…きょうか…やめ…」
ふと思い、一旦手を止め聞いてみる。
「時に火巫女、キミはもうファーストキスを済ませたかい?」
「はぁ…はぁ…ど、どうしてそんなことを聞くんですか?」
「いいから早く答えたまえー、教官の命令だー」
先ほどとはまた違った感じで頬を染めながらぼそぼそと答える千莉」
「した…ことは…ありま…す。」
「そうかーでは心配いらないねー」
「え…?んん!…ん…くちゅ…くちゅ…ぷは。」
「ふぅ、ごちそう様ー、さすがにボクでもキミの初めてを奪うのは気が引けるからねー」
「きょうかん…もっと…してほしいです…」
今のが効いたのだろうか、目が少しトロンとしている「ふふ…下の方もいじって
欲しいんじゃないか?もうこんなになってるよー」
言いながらそっと床に千莉を寝かせる。
もう既に濡れている陰部に指を入れ、軽く動かしてみる。
くちゃ、くちゃといういやらしい音と共に千莉の体が敏感に反応する。
「ん…ふぁ…ぁ…」
「本当にキミは淫乱だねー、いじめがいがあるよー。って、うわっ」
不意に千莉が体制を変え、戌子を押し倒す形になる。「教官ばっかりずるいです
…。私も教官を気持ち良くさせてあげます。」
ペロ…ペロ…くちゅ…くちゅ…
「ひ、火巫女。ど、どこを舐めて…ん…あぁ…ん…」「お尻の穴を舐められて喜
ぶなんて、教官も変態さんですね」
「き、キミはそんなキャラじゃな…ふぁ…ん。ボクも…ん…負けてられ…はぁ…
ないよ」
ペロ…ペロ…くちゅ…くちゅ…くちゅ…
しばらくの間、シャワー室には二人分の喘ぎ声が反響し、まもなく同時に絶頂を
むかえる事となる。
〜数日後〜
「ふゆほたるが脱走したという情報が入ったよー。」また大きな戦いの匂いがす
る、とは言わなかった。今回の作戦に自分は参加できないのは知っているからだ
。
「え?まだそのようなことは聞いていませんけど…」首を傾げながら千莉は聞き
返した。
「ふふ、情報班からの極秘情報だよー。といってもそのうち広まるだろうけどね
。」
そうなれば彼はふゆほたるに真っ先に会いに行くだろう。そう思い少しだけ…ほ
んの少しだけ悲しくなる。「ここもすぐに忙しくなる、その前にボクは逃げると
するよー。」
「もう…行ってしまうのですね…」
「悲しそうな顔をするな火巫女、キミは強い。もうキミは十分やっていけるさ」
そして意地悪っぽく笑いながら言ってやる。
「まあ、次に会ったときもたっぷり可愛がってあげるからねー」
次に会うとき―残された時間の少ない戌子にそれがあるのか分からない。それで
も生きようとするのが虫憑きである
「あ…ぃぇ…その…」
分かりやすい少女だ、途端に顔を真っ赤にする。本当に可愛い弟子だ。
何の話?と横に居る有夏月が不思議そうに聞いてくるがもちろん答えられない。
「ではそろそろ行くとしようかー、土師支部長と五郎丸支部長代理によろしく頼
むよー」
戌子の旅はまだ終わらない。しかし、自分の帰りを待ってくれる場所があるとい
うのはやはり嬉しいものである。
「次はどこに行こうかー、海の綺麗な街がいいねー」
勢いに任せて書いてみた、少し後悔している。
しかも後半すげー改行ミスってるし、携帯で書いたのそのままコピったのがいけなかったかorz
久しぶりに元気が出たよ
ありがとう、そしてGJだ
>>50 GJでございます!
これであと10年は戦える
GJ。教官ワンコいいな
GJ!!
>>50 GJ!
ふたる「前から聞きたかったんだけど、千莉ちゃんって本当に体弱いの?何かいつもタイミングよすぎない?」
利菜「2巻では普通に歩いてたし、局入りしてからも元気いっぱいだったよね〜」
千莉「そんな、利菜さんまで・・・わたしだって好きでこんな体じゃあ・・・」
ふたる「病弱なら病弱らしくベッドから枯れ木の葉っぱの数でも数えていなさいよ」
ふたる「わたしの力で雪を降らして木ごと粉砕してあげるから」
緑役が意外と難しい・・・
凌辱が足りない
自由に舞台設定ができる司書の能力とか嗜好とかがとっても陵辱向きだと思うんだ
今かっこうによる利菜凌辱話を書こうというか妄想してるんだが
初季の人のせいでかっこうがどんどん人間離れしていく……
もう人を殺せる位に兇悪な感じな一号指定の射精能力
これは期待wktk
あれをやるとネタっぽくなるから普通にしてほしいぞ
俺的には
保守
62 :
大助×霞王:2008/06/19(木) 20:35:16 ID:5fdODvZ5
大助と霞王は所謂セフレと呼ばれるような関係だった。
虫憑きだろうとなんだろうと性欲は一般の人間と変わるはずもなく、まして思春期の少年少女が特環のような機関に抑圧されていれば、そのはけ口を性行為に見いだすのも不自然ではなかった。
いつからだとかどうしてだとかも判然としないぐだぐだの関係を、己の欲求を解消するという利害の一致の元に、大助と霞王はずるずると続けていた。あくまで恋愛感情もそれに近いものもいっさいありません、というような態度を互いに貫き通していた。
それがただの意地と、心地良いぬるま湯から出たくないという無意識から生まれ出ていることに、二人とも気付いていなかった。
薄闇の中に荒い呼吸の音が響く。大助は細く白い太股に指を埋めて割り開き、溢れる蜜でぬかるんだ秘所に自身の昇ぶりを沈めた。
ひぅ、と息をのむ音が聞こえた。構わずに奥へ進み突き上げる。霞王の身体が跳ね上がる。
「……っ、ひぁ、ぁ、んっ、あんっ」
大助が動くたびに、霞王はびくびくと面白いくらいに反応した。ぽた、ぽた、精液が滴り落ち、くちゅくちゅと擦れ合う卑猥な音が次第に大きくなる。
「あ……ひ、ぁん、っああっ」
「……いつも思うんだけどよ」
「ぁ、なん、だよっ」
「お前でもそんな声出せるんだな、なあ、もっと聞かせろよ」
そう言うと大助は、律動をさらに激しくする。
「ふぁ、あ、バカにしてんのかてめぇ……っ、やぁっ」
羞恥と快楽と涙ででとけきった霞王の顔は酷く艶めかしかった。
普段の凶暴さはなりを潜めて、いるのはただの女だった。
己の下で喘ぐ霞王を眺め、大助は不意に抑えがたい何かが沸き上がってくるのを感じた。
いつもそうだ、そしていつもそれがこぼれ落ちないように必死に抑えつけて、でもそれが出来なくなるのも多分時間の問題だった。
それでも大助は知らないふりをした。
本気になんてなるものか。
こんな女を可愛いなんて、まさか。
意地の張り合いがいつまで保つのか、どちらが先に音をあげるのかは、大助にも霞王にもわからなかった。
初めて書いてみたけど難しいなw
ヤマもオチもないw
GJ!
なんつーかこう…いいよね。こういう雰囲気。
素直になっちゃう霞王マダー?
GJ!!
かなり好みだ
保守
体内の寧子さん分が不足してるんだが、どうすればいいと思う?
>>67 俺もだ。誰か書いてくれないかなあ
C×大助ってアリだよな?
>>68 アリだろ
誰か書け、書くんだ、書いてくださいお願いします
ところで愛恋×ヘタレってアリ?
>>67 死ねば良いと思うよ、世間的にも家族的にも
71 :
C×大助:2008/06/25(水) 00:18:52 ID:jxjCSuxS
文才ないけど投下してみる。変なとこは多目にみてくださ↓
「・・・なんの真似だ、C」
特別環境保全事務局―通称特環の戦闘員‘かっこう’こと薬屋大助は自分を見下ろしている少女に聞いた。身長は大助のほうが高いが、大助が仰向けに寝ているため自然とCが大助を見下ろす状態になる。起きようとしても力が入らず、指すら動かせない。
「私の虫でかっこうさんの脳を少し刺激しました。しばらくは動けないはずです」
ぼそぼそと少女は口を動かした。彼女も特環に所属している1人である。
「かっこうさんに・・・お願いが・・・あります」
Cが続ける。なぜか彼女の頬が赤い。
「・・・?なんだ、言ってみろよ」
Cの態度に疑問を持ちつつ、大助は答えた。
「かっこうさんに・・・お勉強の予習・・・と復習・・・のお手伝いをして・・・ほしいんです」
大助は唖然とした。そんなことのために、自分を動けなくしたのだろうか?
「俺で良いなら手伝ってやるけど・・・勉強なら‘霞王’のができると思うぞ?」
‘霞王’は特環に所属する前は、ドイツであらゆる教養を叩き込まれていたらしい。勉強を教えるならば、大助より‘霞王’のほうが適任だ。
「かっこうさんじゃなきゃだめなんです!!」
Cが叫ぶ。瞳が潤んでいる。今にも泣き出しそうだ。
「わ、わかったからとりあえず落ち着け。泣くな、泣くなよ?」
大助が慌てて言う。これだから子供は、と心中で毒づく。
「はぁ・・・で、その手伝ってほしい教科はなんだ?」
顔を真っ赤にし、照れたような顔をしてCは答えた。
「保険体育です」
大助の脳がフリーズした。
72 :
C×大助2:2008/06/25(水) 00:27:31 ID:jxjCSuxS
Cが続ける。
「昨日、授業で女性の性器について習ったんです。明後日は男性の性器をやるそうなので大「無理だ」
Cが言い終わる前に大助がきっぱりと言う。
「お前はまだガキだ。そういうのは大人になってから好きな人に嫌というほど教えてもらえ。その方が記憶に残るぞ、な?」
諭すように言う。言い終わった後Cを見ると、うつむいて肩を震わせている。納得してくれたか、と安心した。だが―
「なんでわかってくれないんですか!!!」
かきとめぶんおわたどうしよう
問題ない、続けろ
74 :
C×大助:2008/06/25(水) 23:21:10 ID:jxjCSuxS
携帯で文字打つの疲れるアル
再開↓
突然の叫び声に大助は声がでない。頭をフル回転させて考えてもCが怒る理由がわからなかった。
「・・・最初から、こうすればよかったんです」
Cが大助のズボンに手をかける―
「な、なにすんだ!やめろ!!」
Cの手を掴もうと腕を上げようとするが、まだ体が動かない。
「かっこうさんにその気がないなら、私がその気にさせます。無理やりやれば喜ぶってあゆゆさんも言ってました」
「ふざけるのもいい加減にしろ!!」
大助が吠える。
「かっこうさんの鈍感!!むっつりスケベ!!好色王!槍!!」
負けじとCも声を張る。怒鳴りつつ怒鳴られつつもCの手は進み、ついに大助のパンツを脱がした。
「これが・・・かっこうさんの性器・・・?‘兜’さんのより大きい・・・!」
兜さんカメラがあるとこで下半身さらすなよ
兜さんのはふたるさまに撮影されて一時ネットで公開されちゃってるからな
Cもふたるも対かっこう戦に備えて
兜にケツ穴に突っ込ませて練習してるからな
かっこうの弱点がケツの穴ってのといい
火種一級の射精といい過去の人の影響力は甚大だな
>>77 そしてCはかっこうに前に突っ込まれてもそれ程感じなくてアナルスキーになるんですね、わかります
80 :
C×大助:2008/06/27(金) 20:48:28 ID:aUS+AvKB
大助は驚いた顔をしてCを見る。
「‘兜’に無理やり見せられたのか?!」
「ち、違います!!特環のデータベースになぜかシャワーシーンが保存されてたんです!!・・・タイトルは【火種6号いっぽんづの】でした・・・」
Cの顔が赤くなった。‘兜’のナニの大きさを思い出したようで、耳まで赤くなっている。
「はぁ・・・さ、そろそろどいてくれ」
「嫌です。・・・性器をくわえたり舐めたりすると喜ぶってこころさんが言ってました。ふふっ」
かっこうのナニをくわえ、舐めはじめる。
「・・・んっ・・・はむっ・・・ちゅっ」
「・・・くっ・・・うっ・・・上手じゃないか・・・」
「ふへひひへふ・・・んちゅ・・・あむあむ」
嬉しいです、と言ったようだ。初めてなはずなのに本当に上手い。天性の才なのだろうか?
【数分後】
「じゅぽじゅぽっ・・・んっんちゅっちゅ」
「くぁ・・・うっ・・・はぁはぁ・・・C、そろそろ俺・・・」
「は、はひ・・・ひはへへはへはふへ・・・」
Cの舌の動きでCがイかせてあげますね、と言ったのがわかった。Cの動きが激しくなる。
「んっんっんっんっんっ!!!」
「うっ・・・うおおおおおぁぁぁぁぁ!!!!!」
ありったけの精力をこめて、Cの口の中に解き放つ !圧倒的な精子の量がCの口に注がれた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・・・・C、生きてるか?」
言いつつ、Cを見る。Cは精子の多さと処理の仕方がわからず困っているようだった。
「C、俺の精子を飲め。」
驚いた顔をして顔をあげる。こんなに飲めない、と目が訴えている。
「飲めない?」
わざと悲しい表情と言い方をする。監視任務で優等生を演じてきたため、演じるのは得意だ。
「・・・・・・」
首を横に振る。ゆっくり、戸惑いつつも大助の精子を飲み始めた。
「えらいな、C」
大助が優しく頭を撫でる。嬉しそうにしたCをみて、
「今度は、俺がCをきもちよくする番だな」
と言ってCの服に手をかけた――
おわり
ちょっとまてw
なぜそこで終わる
保守
そういやこのスレ、母乳ネタとか無いよね
孕み要員がいないジャマイカ
設定をちょこちょこ弄りました。かなりスローペースでぼちぼち書き込もうと思います。
思いつくままにダラダラ連ねた駄文の上に、推敲の仕方分からなくて無駄に長いんだけど、大目に見てください。
発展途上で日々工事の騒音が響き渡る街、桜架市。
市内のビルが乱立する地区は、大通りを外れると道が複雑に入り下り、人目に付かない小路が数多く存在していた。
今利菜が居る道も今日までは知らない場所だった。放課後、駅まで薬屋大助と一緒に下校していると、
少年がいきなり彼女の手を引っぱってここまで連れて来たのだ。壁と壁の間の暗くて狭い路地の半ばほどで大助は足を止めた。
後ろを振り返ると、遠目に向こうの大通りを行き交う人々がよく見えたが、向うからは意識して覗き込もうとしない限り、
死角になっていてこちらを見ることが出来ないような位置だ。
大助が急に真剣な表情で利菜の顔を見つめていたかと思うと、ぐいっと腕を掴まれ、体を引き寄せられた。
「……あっ…」
大助と利菜の顔が重なる。何度もついばむように唇を吸われ、ちろちろと舐められた。時折、額や、瞼や、目尻や、頬を大助の舌が這い、
ぺろぺろと飴をしゃぶるように食べられてしまう。利菜はこれから起こることに対する少しの不安と、胸が疼くような期待でいっぱいになる。
大助の舌がゆっくりと利菜の口内に潜り込んだ途端、荒々しく侵し始めた。そっと利菜は大助の背に腕を回し、ぎゅっとしがみついた。
「ん、ん、……ぁ、ちゅく、…ちゅく、っあ、んくっん、ん、んぁん、ちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅちゅ、んく。んくっ、んっ、ぁんっ、」
大助が利菜の歯列をなぞり、歯茎の裏側の皺や上顎や下顎、舌の付け根や粘膜の弱い部分を執拗に舐め尽くす。弱点を探る大助の舌が、
彼女の舌を絡めたっぷりと時間をかけて吸われた。利奈も大助に応えてあさましいくらい求め合った。
利菜のほうに流れ込んで来た大助の唾液を呑み乾すたびにのどが上下に動く。味は無かったが利菜は美味しくてキスの間じゅう何度もおかわり
し過ぎてしまう。鼻がかかった様な声を漏らしながらも二人の舌はお互いをなかなか離さなかった。ずっと続けていたかったけれど、
息が出来なくて苦しく、利菜は弱弱しく大助の胸を叩いた。
大助が体を離した途端、利菜は腰が砕けてへなへなと地面にへたり込みそうになった。
素早く大助が利菜の体を支え、一緒になって荒い息を整える。
「――どうだった……?」
「…はぁ……はぁ…はぁ……はぁ…ん、好かったわよ……」
二人の呼吸が静まると大助が利菜の口の端に垂れた唾液を舐め取った。利菜が大助に体を預けていると、背中からぎゅっと抱きしめられる。
「………するよ?」利菜はふぅっと耳朶に息を吹き込まれ甘噛みされた。
「んっっ、あん、ぁ、ぅんっ……」
制服のネクタイを解いてブラウスの釦も襟元を三つ外されるとそこから手を挿しいれられ、ブラの上からさわさわと弄られた。
ふわふわと包み込むように動いたり、ブラが無ければ形が変わるくらい揉み扱かれた。擦られた乳首が自己主張し始めたのを利菜は感じている。
上着を脱がされると汗ばんだブラウスからブラの色が透けて見えた。今日の利菜の下着は繊細な造りをした黒と赤のレース。
勝負服ではないがそう悪い品物じゃあなかった事を思い出し、利菜は内心ホッとして溜息を吐いた。ブラウスの釦が全部外されると、
大助の視線が刺さった。焦ったような口ぶりで大助が言う。
「…なんていうか、エロいよ、こうSMの女王様みたいな、変な貫禄があるって云うかさ。はっとすると云うか、うぅん」
「何いってんのよ……ああ薬屋大助クンはあたしにムラッとするあまりまともに喋れないようでありマス。危ない上にエロい人だったのです。」
「そりゃムラムラしてるけどさぁ、寧ろよりエロいのは立花さんだよ、さっきなんかキスだけで腰砕けてたクセに」
「なっ…っ」
大助が利菜のブラを外しながら、少し躊躇いがちにいう。
「あのさ、立花さんって胸、何カップぐらいあるの?」
「何よ急に。情緒がないわねあんた」酷く白い目で大助を睨んだ。
「一部のサイトの人とか某日記とかで、立花さんの偽乳疑惑が浮上してたよ。パットを二枚詰めて必死に貧乳じゃないように見せかけてるとか、
いたいけな青少年の集団やオジサンを見せ掛けで誑かしてる、とかさ。なんかいろいろ」
「はあっ!?なによそれっ!死ね!無に帰さらせ滅びろ。どこのどいつか知らないけど、見つけたらタダじゃ済まさないわよ……!!それにあんた
は前に見たでしょ、触らせてあげたじゃない。あたしは自前でこのプロポーション保ってんの、天然素材。わかるでしょ」
「いや見ただけじゃ分からないし、触っただけで分かるとかどんな奴だよ」
「そうね、そうかもね……。彼方此方の女の子を食い漁った上に、バカスカとフラグを立て過ぎて、クラスの女の子何人も手ぇつけてたの知って
たから、慣れで分かるかもって思ったのよ。地味なクセに女にとって有害生物よ、有害生物。」
げふんげふんと大助が咳払いをして誤魔化そうとした。白々しい。
「あたしのブラにサイズが表示されてるから、知りたかったら勝手に読めばいいわ」
「へー……●カップかぁー、こんぐらいの大きさなんだなー、ふぅん」
「ひゃぁあっ!ん、んんっ、な、なにっ、勝手に人の胸、揉んで、っはぁあぁ、大きさ覚えようとしてんのよぉ、ぁあっ、あああん、ひぃゃあ!」
「そりゃ覚えてたほうが楽しみが楽しみが増えるからね」
大助が与えた刺激が強すぎたのか腫れ上がって肥大化した乳首がピンと起っていた。息を吹きかけてだけでぴくぴくと震え出す。
「?」
「立花さんが下着を買い換える頃にオレがどれくらい大きく成長させたか、実感湧くだろ」
「あ、あんたねぇ……バッカじゃないの、何考えてんのよ、この変態……きゃあ!」
急に大助が胸から手を離して利菜の背後から正面に移動し、手首を握って利菜の体を壁際に押し付けた。
大助が剥き出しになった利菜の胸に顔を埋める。唇で強弱をつけて乳首を挟み、転がした。
舌も使わず吸いもされなかったが、それだけで利菜がくたくたになるまで追い詰めた。
「んっ、んっ、はあん、八、八、ぁくっ、ひぃ、んあ、ぁん、ひ、ひ、んはあぁぁ」
利菜が自分でも抑えられない声を上げ続けていると、ぼんやりと蕩けた頭に微かな羞恥心が生まれる。向こうの大通りの方まで自分の声は
聞こえているのでは?今の声で誰か来てしまうかもしれない。ここは、基本的には他人の死角だが、見ようと思えば見えてしまう位置だ。
「ぁ、ちょっと、く、薬屋ぁ、今更だけど、ここって人に見えるんじゃないの?」
今のあたしは大助の体ごと壁に押し付けられ、二人の指が絡まり合うように握られた手が両耳の脇に添えられていた。
布越しに伝わる体温が心地よくて、何だかシアワセな気分になれる。
「知らない。見られてたって知るもんか」無情に大助が言い捨てる。
「なっ……なによそれ。勝手過ぎるわよっ」
「こないだ立花さんだってオレに薬を盛って眠ってる間、随分なことをしてくれたじゃんか。だからこんな関係になったんだし。」
そう云われてかああああっと利菜の顔に血が上った。
美術室で大助の絵を描いたあの日、大助が彼女とデートに行く当日、利菜は見知らぬライバルから大助を寝取った。
休憩とお礼を兼ねてだと言って出したコーヒーに、睡眠薬と淫乱剤とあとちょっとアレな物を混ぜて飲ませたのだ。
眠っている間に体を縛って身動きを封じ込んだ後、起きた彼に利菜は色々いけないことをしたのだった。利奈が無理やりした事後は、
待ち合わせの時間を大幅に過ぎていたらしく、大助がブツブツと「こんなことした後にどうやって会いに行けんだよ……
少なくとも確実に嫌われたよな……うあああああああああっ、後ろめたくて会えないよ…」とかこの世の終わりみたいに騒いでた。
証拠写真を撮ってあたしに付き合えと丁寧に頼み、何度も何度も証拠品を使い込んだら、快く引き受けてくれた何度もヤルうちに彼も今の関係に
慣れてきたようだ。そういえばあの日家に戻ると詩歌がカレシがずっと待っていたのに来なっかたと随分落ち込んでいた。酷い男が居たもんよ
ねーと利菜は詩歌を一晩中慰めてへとへとになったな。
時々利菜はあの日の自分が痴女だったんじゃないかと疑ってしまいたくなる。
でも大助がカワイイ彼女とデートしに行くのを如何しても阻止したくて、あたしだけを見て欲しくて、あの大胆な行為を仕方なく決意したのだ。
本当に仕方なくだ。けど利菜はあの日の事を思い出す度、全身が悶えて熱くなり、甘く疼いてとろとろになってしまった時なんか、利菜は自分
自身の性癖を疑ってしまうけど。
「そ、それとこれとは話がち、ち、ち、違っ、違うわよぅ……」
利菜はしどろもどろになって、最後のほうは尻すぼみにぼそぼそいう。
「やられっぱなしはオレ、キライなんだよね」
パソコンが苦手手で字打つだけで四時間もかかった。
ホンと長いので嫌になったし、読みたい人なんか居ない気がしてきたから、
後日続きを上げようと思います。いや上げるの止めようかとも思います。
いやいや
すげえGJですよ
自信を持って続きを書きたまえー
やっべ。朝から俺の大好物が。
GJッッッッッッッッッッッ!!
続き楽しみにしていますぞ!
これは続きにwktkせざるを得ないな!
このスレは投下が無ければ活性化しない
乙。続きカモーン
94 :
85 :2008/07/01(火) 02:16:09 ID:B/+ZLag6
誤字脱字も多くて文才無いのに書き込んでも良さそうな反応なので嬉しいです。
靴の話の展開が凄すぎて再来月が待ち遠しくて興奮して書く意欲も湧いて来ました
では続きをどうぞ。
にやっと大助が笑いながら云う。
「あ、ほらあそこ。あのコ立花さんとオレを見てるよ?」
通りの向こう側に居る小さな女の子が不思議そうにこちらを窺っているのが利菜の目の端に映った。母親とはぐれたのか独りっきりだ。
少女はじっと食い入るように、こちらを見ている。
「うわぁ…」
利菜はあんな小さいコにこんな格好を見せてしまっている事が背徳的な気がして、酷く気まずく、恥ずかしかった。けれど後ろめたい気分
とは裏腹に利菜の下腹部はずんと重くなって、股の内側をどろりと生温いモノが一筋滴っている。
「ぁあ…やぁああ……っ」
な、なんで?もしかしてあたし……。
「わぁいつもより濃いのが出てるよ。幼女に見られるとカンジるんだ?凄いぐちゃぐちゃだよ、立花さん」
大助が利菜の太腿に手を伸ばし、ゆっくりと慎重な手つきで蜜を掬う。掬い上げる際にクリストスをわざと微かになぞるように掠められ、
悪戯に攻められる。びくりと快感に利菜は身を震わせた。
「か、カンジてなんか、ないわよ。」
倫理観と意地っ張りな部分が利菜に強がりを言わせた。
ちゅぱちゅぱと手に付いた利菜の愛液を大切そうに舐め終えてから、大助はその手を彼女の陰部を覆うように滑り込ませながら呟く。
「本当に?」
滑り込んだ手に少し力が加わり、強弱をつけてゆったりと揉むように動かした。
「あ……」
「本当に?」
下着の上からでも分かるワレコメに二本の指を埋め、ゆるゆると擦るように動かされた。
「ん、…ん、あっ、んんん、あんっ」
「本当にオレが触ったくらいじゃカンジたりしないもんね?」
大助が利菜の前庭に爪を立ててガリガリと引っ掻くと、ひりひりするような痛みと共に体の中が少し柔らかくなって来る。さっきよりも
強く指を押し込まれたけれど、下着が邪魔でそれ以上奥に減り込めない。利菜は大助にもっと奥に触れて欲しくて、でも口にすると何かに
負けてしまったようで悔しくて堪らなかった。頭の芯がグニャグニャして、何かヘンな事を口走ってしまいそうな自分を必死で抑え込む。
「ぁ…はぁ……んぅ…あ、ああ、……ひぃやぁっ、ン、ン、ン、んぁっ、ぁぁあ、あん……ひぃ」
するりと大助の指が下着の裾から潜り込み、Gスポットをぐりぐりと抉られる。指を一本に減らしたり三本に増やしたり、曲げたまま突き
込まれたりして、加減を丁寧に調整されながら出し入れを繰り返す。
大助の指は利菜をギリギリまで高め、イキそうになると、勢いを弛めて浅い所をちょこちょこ掻き混ぜたり、膣口に挿れたままぴくりとも
動かさずにじっと止まったままにして利菜を焦らした。体の疼きが引いた途端、めちゃくちゃに弄られる。焦らされて我慢出来なくなった
利菜は思わず何度も腰を揺らし、みっともなく喘いだ。下半身に意識が集中している時に、胸に指や息や髪がかすめただけでどうしようも
なくカンジてしまう。大事な場所を玩具みたいに弄ばれる度に、利菜の反発心が薄まって、何処までもこの快感に溺れてしまいたくなる。
そんな自分自身が利菜は何だか怖いようなヘンな気分だった。
「立花さんはカンジてないんでしょ?……だったらもっと刺激を強くしないとね」
大助がぷっくりと膨らんだ利菜のクリストスを探り当てそっと撫で上げた。
「……!ぁっ、ぁ、ふぁああっっ!」
大助の、壊れ物を扱うように繊細で絶妙な指使いが、利菜を追い詰める。そうっと、そうっと。あくまでイカせないまま、高めるように。
「…っ!…っ!っ!…っ!…っ!」
今度は声も出せず、喉の奥で低く喘いだ。びくびくと体が跳ね、全身の震えが止まらない。ぽたぽたと滴る愛液がアスファルトを染め上げる。
「く、薬屋あっ……も、もう…あたし……あくっ、ぇ、なっ、やっやあぁっ………ねぇもうっ」
利菜はイキたくて、でもイクのが怖くて、けれどもっともっとして欲しくて堪らなかった。自分がどうにかなってしまうのが怖くて、利菜は
ダメ、という意思表示に、大助の手首ごと挟んだまま太腿をぴっちりと閉じた。だが大助の指は挟んでしまった事によって奥まで喰い込んで
しまい、利菜はクリストスを指の腹で押し潰す羽目になる。
「ひゃぁっっ!んっ、ん、ん、ぁ、んんっ」
すると利菜の太腿は自然にもじもじと擦り合わせてしまい、快感がさらに強く増長した。
もっと続きを!!
96 :
85 :2008/07/01(火) 03:37:51 ID:B/+ZLag6
「そんなに欲しいの?だったら立花さんは今カンジてるんだ?ココ?ココかなー?ココだよね」
大助は満面の笑みで利菜に訊いてくる。
つんつんとクリストスを突き、ぐにゅと皮を剥いて抓まれたり、キュッキュッきゅっとリズムをつけて捻り上げられる。
「んああぁっ、あぅ、ぁん、あっ、あっ、ひゃぁああんっ、ん、んん、んはぁ」
―――さっきから思ってたんだけど、薬屋って絶対っ、
「本当に?そんなモノ欲しそうな目で見ないでよね。オレが悪いみたいじゃんか」
大助の指が利菜の中を滅茶苦茶に掻き混ぜるように泳いだ。出鱈目な動きに利菜は翻弄される。
「ふあぁぁぁっ、ひっひゃぁあっ、あンっ、あくっ、ちょ…くっ、薬屋ぁ、あっ。あうぅっ、んくっ」
―――わざとあたしをからかってるわよね!?…コイツ……結構性格悪いんじゃないの………?
「本当に?言葉で云ってくれないとオレ、バカだから分からないよ。」
大助は一気に利菜を落としにかかる。利菜の陰部で溜まっていたモノが決壊し、噴き出した。
「っ、はあぁぁぁあぁぁぁぁぁっ、ふぅぃぃぃぃ、あっ、あっあっ、んっ、はあんっ、いっ、いまっ、ひゃっ、ふぁぁん、
なっ、あうっ、あんたが欲しくて、んぁ、カンジて、てっ、ひぃぃっ、あああっ、だからぁ、んんんんんっっ」
バルトリン腺からごふごふと噴き出して止まらない潮が利菜の両脚と大助の手を濡らしていく。
利菜は何だか股間がふわふわとした心地だった。
「よく言えたねカンジやすい立花さん。もしかして自宅でオナニー開発してたんだろう?変態だね」
「んっ、変態じゃないわよ……あぅぅ」
「変態だろ?」
「違っ……やぁあっ、え、抉らないで」
じゅぷじゅぷっじゅぷ……
「変態なんだろ?」
「凄いぎゅうぎゅう締め付けてオレの指を喰っちゃって、放してくれないのに?変態じゃないって?」
ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ。ぬぷっ、ぬぷっ、じゅぱ、じゅぱ。ぎゅっ、ぎゅぎゅっ。
「あたしはっ、はぁああん、ぁん、どうしようもなっ、ひっ、い、淫乱のっ、変態っ、ですっ、一日
っ一回わぁ、オナってるのぉ、だ、から、ひゃああ、許して……!んんっ、もう、やぁあ、早くぅ……」
「ちゃんと認められたんだ、偉いね立花さん。でも、まだダメだよ。コ、コ、はまーだ,ダメだし」
小さな子供に言い聞かせるような口調で、当たり前のことのように大助は喋った。
97 :
85 :2008/07/01(火) 04:43:50 ID:B/+ZLag6
大助はココ、と言いながらびらびらに開いた陰唇の縁をなぞった後、愛液でびちゃびちゃになった手を利菜の胸に添え、染み込ませるように
擦り上げた。腫れ上がって形が少し崩れながらぴんと起った赤い乳首。大助の手をはみ出してしまうほど大きく品のある形乳房。なだらかな
ラインを描きながらもきゅっと締まった脇腹と腰。一切の余分な肉を削ぎ落とした腹部。それらにも同様に大助は愛液を塗りたくると、肌理細
やかな肌がしっとりとした感触で掌に吸い付いてくる。足りなくなると利菜からだらだら滴っているてくる分を掬い取って使った。
ぐにょぐにょと胸を押し潰すくらい揉み扱くと、利菜はぎゅっと目を瞑って顔を背け、喘ぎ声を抑えて快感に堪えていた。顔を上気させ、上目
遣いで挑戦がちに見つめて来たり、恥ずかしそうに伏せ目がちに大助の方を窺ったり、ツンと顔を背けてそっぽを向いて間もないうちにとろん
と猥らに揺れた目でこちらを仰ぎ見られたり、物凄く可愛い表情で目に涙を浮かべて縋り付くようにおねだりされたり、はにかんだように幸せ
そうな笑顔を向けられたりすると、大助の詩歌に対する気持ちも多少ぐらついて来る。
不覚にも無性に可愛く思えてしまうことがあるからだ。
付き合う振りをしながら、恥をかかされた報復にヤり返すだけのつもりだったんだけどなぁ……。
大助は溜め息を吐いた。なんだかなあ。取り敢えず徹底的に苛め抜いてやる。
指を一本だけ利菜の性器に突っ込んで置き、大助は利奈を焦らし終えるまで動いてヤル気は無かった。
98 :
85 :2008/07/01(火) 04:47:58 ID:B/+ZLag6
もう眠いので今日は寝ます。
字を打つのほんと時間かかるなあ・・・
gjであります
大助×利菜のひとGJ!
えろいよ大助
そろそろ誰かが
愛恋が「痴漢の実態を暴くのだ」とか言って満員電車に乗って、やられちゃう話を投下するはずだ
続きGJ!
どっちもエロくていいね!
また続きに期待!
靴読了
なかなかな展開だな
靴読んだ
壊れかけの病み亜梨子受けが読みたくなった
105 :
85 :2008/07/01(火) 23:37:55 ID:B/+ZLag6
続きです
大助は利菜の首筋に顔を寄せ、痕が残るくらい強く吸い始めた。鎖骨をなぞりながら肩へと下りて行き、汗ばんだ胸の谷間に顔を埋める。乳首だけを残して円を描くようにゆっくりと舌を動かしていくと、何度でも利菜はイった。
「……乳首……」と云って物言いたげにこちらを見つめて来る相手をわざと無視すると、我慢出来なくなった利菜が自分で乳首を弄り出した。
おまけに膣の中へ指を突っ込もうとしたので、クリストスをぎゅっと抓んで邪魔をすると、びくんと腰が跳ねた。酷くいやらしい手つきで蠢く利菜の指を大助が見つめていると、利菜は物足りなさそうにもどかしげな表情で苦しげに呻いた。
大助が利菜の手首を握ってその動きを止める。
「ひゃん、ん、あン、薬ぃ屋ぁのぉ、イジわるぅ……んあ」と、ろれつの回らない口調で利菜が言った。
「立花さんってホントどうしようもないね。フツー人の目の前で弄るかな?変態にも程があるよ、ヤリたすぎ。」
「そっ、そんなこと言わないで……薬屋がヤッてくれてたらならあたしだってしなかったのに…こんなの…」
「そんなにオレにして欲しいの?」大助が意地悪く訊いてやると、
「……ぅん。して欲しい……」彼女らしくない、かつて無いほど素直な言葉が返ってきた。
「何処を、どうして欲しいの」
「分かってるんでしょ……何でそんなにイジわるなのよ……」
「言わないんなら、何もしてあげられないんだけどね?」
「…ちくびを……って、……んこの中を…………してほしいの…………」
「聞こえない」
「……乳首を弄り尽して吸いまくって、おまんこの中を掻き回して……欲しいの」
「お願いします、は?」
「………お願いします………あたしの乳首を弄りまくって、おまんこの中をぐちゃぐちゃにして下さい…」
「そっかー、そんなにいうんならしてあげるよ。後でね」
云いながら大助は摺り上げると服が引っかかるだろうと思い、スカートのホックを外し、すとんと脱がした。ブラとお揃いのショーツも足首までずらし、抜き取る。ぽかんとした表情の利菜が大助を見ていた。
「はい、足上げて。」
「ぇえっ、ぁ、あ、アレだけ言わせといて何よ、それ、さっきだって、っひゃん、んんっ、……あ、そこは、違っ………ダメぇ………」
大助は空いてる方の手を利菜の桃尻へ回し、アナルに小指で解すように浅く出し入れした。
「物事には順序ってモノがあるからさあ、今じゃないよ。ほら、力抜いて。でないと痛くなるよ?」
そう言いながら大助は舌先で脇腹に浮かんだ肋骨を一つ一つ辿り、臍の周辺を探り、肌を赤く腫らしながら利菜の表面を滑り落ちるように下っていく。
這い回る大助の舌と唇が濃い味のする肌をしゃぶり、甘噛みする度に、利菜は切なくて堪らなそうな目で、困惑したようにこちらを見つめ、恥も外聞も無いようなあられもない声で泣き喚いていた。
ぐにぐにと直腸を押し広げるように、少しずつ時間をかけて挿入する指を増やしてゆき、ストロークを短めに愛撫すると、利奈がイヤイヤと幼い子供のようなしぐさで頭を振り乱した。
「あ、、はぁぁっ、ふあぁぁ、ぃやぁぁああ、そこはぁ、だめぇえ、ゃあぁ、……ひゃん、ぁう、ぅうう、んぁあ」
106 :
85 :2008/07/02(水) 02:14:34 ID:bLLZbmKk
「どっちもカンジやすいよね立花さんって。アナルなんて、今じゃオレが全部入っても大丈夫そうなくらい、挿入しやすくなって来てるし。
こっちを弄ってるとさ、おまんこの方に挿した指なんか動かしてもいないのに、熱くて、熱くて、さっきから潮をごふごふ噴いてるじゃんか。エロい体だよ。エロ女だね。」
「ふぁぁっ、んあ、はぁぅうっ、あ、あんっ、エロ女じゃないわよ、―んはぁあっ、…もし、ん、あたしがエロくなったとしたら、ひゃあぁぁぅ、あんたのせいに、んんんっ、
決まってる、はぅ、あんたがぁ、絶対ワルいの、んくっ、あんたが居なかったら、ん、あたし、自分が、ぁうううぅ、こんな風だったなんて、ぇ、ぁっ、知らなかっ……ひゃあっ!」
大助が急に膣の中に入れっ放しの指を二本追加し蠢かせた。
「足、広げて、そう、もっと」
利菜の臍の窪みをなぞっていた舌を恥毛の方に這わせ、、陰唇の奥に深く舌を挿し入れた。舌を尖らせてちゅるちゅると舐める。利菜の膣に溜まった愛液を全部掻き出してしまいそうなくらい激しい動きに合わせて、充血したクリストスを飴を溶かすように舌で攻め立てる。
ガクガクと体を痙攣させる利菜は、大助の頭を恐る恐る抱えて、彼女自身へ押し付けた。大助が目だけで利菜の方を仰ぎ見る。
利奈がこちらの気が遠くなりそうなくらい好い声で鳴くので、犯しがいがありすぎて大助は最近困ってしまう。ヤバイ、本気になったらどうしようか。利菜に妙に可愛い表情を向けられて、大助はどきどきして、体中が熱ってきた。早口に云う。
「あー、まだココはする気じゃなかったんだけどさ、立花さんがちょっと可愛い事言うし、仕方ないから予定より早めに犯っておく事にするよ。」
実はかなり前から大助は自身の昂りを今すぐにでも利菜に叩きつけたい衝動を抑え付けていたのだ。利奈を焦らすために耐えていたが、これ以上の我慢は体に良くない。もう大丈夫だとは思うけれどもう少し解しておくか。
大助は膣に入れた方の指を抜いてクリストスをぎゅっと捻る。両手で利菜のびらびらの陰唇を左右にギリギリまで引っぱり上げると、奥の方まで鼻と唇をぐりぐり潜り込ませ、一気に吸い上げ呑み干しました。
「……ちゅ…じゅるっ……んちゅぱっ……んくっ、じゅるるっ、ちゅぷちゅぷ、ずずずずずずずずっ、ちゅっ、んくっ、じゅぱっ」
「んはぁああぁん、あ、あ、あ、ひぃ、はあ、ひぃっ、はあ、あああんっ、あ、ひぃいっ、んくっ、ひぃっ、ううぅ、ぁぅ、ひゃあああ、っ!んんんっ、ぁあああぁぁぁあ」
利菜の卑猥なジュースは刺激を与えれば与えるほどドロドロと溢れ、大助の喉を嚥下した。ぐらぁっと利奈が倒れそうになったので、大助は慌てて利菜の腰を掴み、立ち上がって支えた。
「はぁっ、はぁ。ゴメン、大丈夫?」
びくびくと痙攣する利菜の体を抱きしめてだいすけはいう。二人とも息は荒かった。
107 :
85 :2008/07/02(水) 03:40:44 ID:bLLZbmKk
体の興奮が落ち着くと、利菜が寂しげな口調で呟いた。
「うん…平気……大丈夫よ。……なんか、あたしって玩具みたいよね」
「?」大助は利菜の唐突な言葉に、きょとんとした顔で首を捻った。
「あんた専用の玩具みたい。あんたの声で、肌で、手で、舌で、唇で、触れられるだけで、どんな時でも、どんなトコも、どんな場所でも、カンジちゃうの。
薬屋が触るトコロは全部気持ちが好くて、堪んないのよ。あんたはあたしをめちゃくちゃヘンな女にしちゃったんだから、脅してこうなったんだし責任取れとは云わないわ、
でもあたしを捨てるのはいつだって出来るから……今だけはあたしのこと考えといて。あたしがあんたに遊ばれ過ぎて壊れちゃうまでは、ずっと一緒に居て」
リナガ大助のズボンに手をかけ、ジッパーを下げ、ズボンを摺り下ろし、陰茎を握っていた。
大助が利菜の台詞に慌てていると、利菜が真剣な顔でこちらを見つめ、ゆるゆると大助を扱き始めた。既に充血して半ば起っていた大助にはしなやかに絡まる細い指が酷く心地いい。
「あたしは……薬屋なしじゃ生きられないくらいイカれちゃってるのに、あんたはあたしのことなんてなんとも想っていないんでしょ?……それが悲しくなってくるの。
薬屋の一番好きな人があたしじゃないなんて分かりきってる、だから………心は貰えなくても薬屋の体だけはあたしが独り占めするの。あたし以外のコとしちゃっても、
イケなくて満足出来なくなっちゃうくらい、性欲を処理する道具としてだけでもいい、どんなはしたない要求も受け入れるから、あたしが居なきゃ生きていけなくなるくらい、
薬屋をあたしに縛りつけるわよ。じゃないと不公平よ、あたしは誰よりも一番………あんたのことを想ってるのに」
目に涙を湛えて、ぎゅっと縋りつくように大助を握り締めて利菜が囁いた。
利菜の指は先走りで濡れるほど亀頭を苛め抜き、裏筋を揉み解すと陰茎全体に塗り広げて摩り下ろす。
うっすらと顔に朱がのぼり、眉を寄せて快感に耐えている大助の姿を見て、利菜は嬉しくなった。
地べたにしゃがみ込んで、体格には似つかわしくないほど堂々と隆々とした姿の大助を間近で見つめていると、利菜は圧倒されてしまう。
こんな大きくて太いモノが利菜の中に入って来られるのか、いつも利菜は不思議に思う。
世の中の七不思議に加えちゃってもいいんじゃないかしら。ねぇ、薬屋?
利菜は亀頭に口づけ、雁首を舌先でゆっくりとなぞると、舌のざらついた部分で大きく上下に陰茎を舐め尽くし、かぷりと一気に大助を咥え込んだ。
口いっぱいに広がる苦い味を、利菜は頬張った。
108 :
85 :2008/07/02(水) 03:42:46 ID:bLLZbmKk
もう眠ります続きは後日上げます
リナエロ〜い。そろそろ完結かな?とにかくも期待
110 :
85 :2008/07/04(金) 01:00:11 ID:HWqguKHJ
昨日は夕食後、朝まで爆睡してたので上げられませんでした。
済みません、続きです↓
いつの間にか大助が利菜の頭に手を乗せて、さやさやと髪を梳き、酷く繊細な手つきで頬や首筋をくすぐるように撫でている。
利菜は口いっぱいに大助を頬張りながら見上げると、小刻みに腰を揺らしながら困ったような焦ったような顔でこちらを見つめる少年に、目だけで笑い返した。
粘膜同士が擦れ合い、喉の奥まで突きそうになるくらいの激しさで利菜がしゃぶっていると、大助の喘ぎが少年らしい甘さを含み始める。
ビクビクと利菜の口内で暴れる大助に、きゅきゅきゅっと捻ってあげたり、頬の肉をすぼめて締め付けをきつくしたり、緩急をつけてストロークを短くし、じゅるじゅると啜ると、顎がガクガクと下がるくらい肉棒に撃ちつけられた。
吸っているのか吐いているのか分からなくなるくらい息苦しく、利菜は酸素が足りなくて時折だらしなく口を開けている。
「、んっ、じゅる、じゅぷっ、じゅ、じゅっ……はぁ、はあ、……ふぁぅー……ちゅぷ、ちゃぷ、ちゅぱっ、じゅるり。んちゅっ、ズ、じゅぷ、じゅぽじゅぽっ。ずずずずっ、じゅるるっ」
利菜は自分の動きに翻弄される大助を眺め、内心で二ヤッと笑った。
ヤられたらヤり返すのはあたしの信条でもあるんだからね。
「ぁっ…、くっ……立花さん……っ!オレもう………出そうだから……うう、…あ、んっ」
大助は申し訳なさそうに言って、腰を引いて利菜の口から自身を引き抜いた。
「あぐっ、だめっ、それあたしのなの!!」
「えっあっ、ちょっ、ぁ…立花さん!?」
獲物を逃がさないと言わんばかりに利菜は再び大助にむしゃぶりつき、先程までよりも髪を振り乱してフェラチオをする。
口内で物凄い音を鳴らして、大助の精液が勢いよく迸った。
利菜は全部呑み干そうとゴクゴクと喉を上下させながら構えていたが、ごふりとあまりの勢いの激しさに利菜は噴き溢した。
零れた精液が喉を下って乳房を辿り、下半身の茂みまでベトベトと垂れていた。
つ、つ、つぅっっと両脚を伝い、今朝履き立ての真新しいソックスが利菜の愛液と大助の精液を吸って、ぐっしょりと重くなってズレ落ちる。
利菜の濃い陰毛の毛一本一本に至るまでしっとりと汚された。
どくどくと脈打ちながら、未だに噴出するソレを利菜は最後の一滴まで丁寧に呑み込んでいく。
肉棒についた精液を舌でじっくりと拭うと、利奈自身の体に零れた分まで手で掬い取って、ぺろぺろと綺麗に舐め取った。
「立花さん、何もそこまでしてくれなくても………苦いだろうに」
「気持ち好かった?」
「男って吐き捨てられると興醒めするんでしょ?きちんと飲んで貰うほうが悦ぶって、言ってたもの」
「誰が言ったの」大助が顔を顰めながら言う。
「AV女優。家で勉強してるのよ、あたし。頭は割と良い方だから見よう見真似でも覚えられるのよね。」
「………女の子が独りきりでこそこそ自宅のAV見てるのかよ。さっき訊いたとき変態だってのは認めてたけど本当にしてたの、絶対オナニー一日一回っていう頻度じゃないだろ。
冗談じゃなくオナニーで自分の体を開発しちゃってそうだよ。前も後ろも指通りが凄く好かったし。」
「……教室のぁんたの机でぃろぃろ…………んんんんっ、なんでもない、何でもないっ。うん、ええ、オナニーはしてたわよ。うん。うん。」
怪訝そうな大助に引き攣った顔で利菜は答える。
「なんか怪しいし答えになってないんだけど……まあ、いいや。オレはさ、もしかしたら誰かに仕込まれてそんなエロくなったのかと思ったんだけど………立花さんってモテるからその手の経験豊富そうだし」
「なっ、し、失礼ね!あたし、あんたを襲うまではれっきとした処女だったわよ!!」
開き直って、というよりヤケクソになって利菜は叫んだ。
「いや、それ、そんな宣言するようなコトじゃないから!なに考えてんのさ立花さんっ」
111 :
85 :2008/07/04(金) 03:50:44 ID:HWqguKHJ
呆れたよう言いながら大助が利菜を抱き上げる。大助の胸に体を預け、ぽつりと利菜が呟いた。
「ねぇ……お願いがあるんだけど。この前、美術室で薬屋の絵を描いたじゃない」
「うん。描いてもらったね。……それがどうかしたの?」
「なんていうかね、写実っていうか、デッサン力を上げたくて。
人物のデッサンっていったらあんたのヌードが描きたいかなっていうか……興味があるから取り組みやすいかもって思って……ねぇ、あんたの全身裸身、描いちゃダメかな」
「へーえ、描きたいんだヌード、って待って、オレのヌード!?ぇ、ぇえ?」
裸なんてお互いとうに隅々まで知っていたが、絵に残されるのは話が別だろうと大助は思う。
「だめ?もしこのお願いを受けてくれるんなら見返りがあるんだけどなー」
「…見返り?」
首を傾げながら、ふぅーと息を吐いてから利菜は言う。
「絵が完成するまで描き終わったら、薬屋の…ペニス…もあたしの胸に挟んで扱いてあげる。パイズリってまだあたしたち一回もしてなかったわよね。
それとも何かのコスプレの服を着て設定考えてエッチなコトしてあげようか?衣装は隣町の便利屋さんに注文すれば色々レンタルできるらしいし、もう覚悟はしてるわよ、あたし」
ゴクリっと大助が喉を鳴らした。
「えっと……ソレって両方選んじゃ駄目なの?っていうか場所はどうするの?また美術室?」
「まさか。見つかったらヤバイじゃないの。あたしの自宅でよ。…出欠大サービスで今なら両方やってあげるから」
「よし、よし。交渉成立。楽しみが増えたね。でも今は……目の前にあるお愉しみを食べておこうか。………じゃあ、いくよ」
「え……んんっ、きゃあっ!!」
大助の指が利菜の膣口の濡れ具合を探るように蠢くと、射精した後もまだそそり立っている陰茎をあてがう。
にちゃにちゃと熱で蕩けそうな二人の粘膜を擦り合わせ、ゆっくりと利菜の奥まで突き入れた。
利菜の膣の筋肉が大助のカタチに拡張されていき、膣の襞一枚一枚が痺れたようにざわめき肉棒に喰らいつく。
「――――――っ!はぁっ、はぁっ!!ふぁあぁぁあっ!ぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃっ、ひぃ、ひぃ、ひぃ、ぁくっ、ぁあああああんっ」
徐々にストロークを短く、ゴリゴリと膣内の粘膜を削ぐように抉り、肉が破裂するような音を鼓膜に残して、大助が利菜の中でペニスを突き上げるように叩きつける。
「じゅぽっ、ごりっ、ごりっ、ごりり、ぐしゅっ、ぐしゅ、ぬぷっ、じゅ、じゅじゅ、ぬぷっ。ごりっ、ごりっ、じゅぽっ」
利菜が体は衝撃でガクガクと痙攣し、気が遠くなりながらも、大助の動きに合わせて腰を揺らし、片脚を大助のそれと絡ませて、もっと奥まで当たるようにしがみ付いた。
大助の肩を制服の上から噛んで、利菜は寄せては返る津波のような快感に耐えている。
大助が入れたまま、両足を掴んで高く掲げると、ぐるっと利菜を180°回転させた。
「!!んはあっ、あぁああぁあっ、ひぃゃぁっ、ふああああ、ぁっ、あっ、あっ、あっ、」
「お尻がピンと上がるように。壁に手を付いて、腰は少し下げて、はい。出来たよ」
利菜は両脚を手よりも上の位置で固定され、無理な体勢を強制されながらバックから犯されていた。
もうどれくらいの時間されたのか分からなくなるほど、グリグリと奥を貫かれ、ぐちゃぐちゃに掻き回された。利菜はまた、ごふっごふっと潮を噴いて、大助の腰をてらてらと汚してぬめらせた。
乱れてもなお艶やかに輝く髪が汗の滲んだ首筋に貼り付き、その首筋から背中まで、肩甲骨や背骨にキスの雨を落とす。
海老反った肌を甘噛みすると、大助は自身を引き抜いて利菜のアナルに少しずつ沈んでいった。
壊してしまいそうな音を立てながら大助はゆっくりと自分という異物を利菜に馴染ませ、きちきちに嵌め込んでいく。
陰茎が全部利菜のアナルに仕舞われると前後に大助は動いた。
「ひぃ、あ―――――――――、ぁああああああああんっ、あんっ!」
ずちゅずちゅ、ごりっ、ぬぷっ、ズチュッ、ズ、ずずっ、ごり、ごり、ぬぷっ、ぬちゃ。
利菜は朦朧とした意識のなか、怒涛の衝撃に抗うように暴れだした。
ずるりと壁から手を離したのでバランスを支えようと大助が掴み変えようとした一瞬、利菜の体は宙を浮き、ばちゅんっっ、と音を立てて落ちたため、一気に突き刺さった。
「はぁあああああ!んあああっ、あがぁっ!はぁあああああああっっっ!!」
利菜の目に狂気のような光が灯り、口の端に涎を垂らしながら快楽に身悶えし始めた。
112 :
85 :2008/07/04(金) 04:54:54 ID:HWqguKHJ
アナルをごりごりと後ろから貫きっ放しで大助が利菜の太腿に手を伸ばし、クリストスを弄びながら膣の中を乱暴に掻き乱す。
利菜はみちっみちっと体を軋ませながら精液を根こそぎ搾り取るようにぎゅぎゅうに肉棒を咥え込んで締めつける度に大助も呻いた。
「いくよ、立花さん」
どびゅっっ。どりゅりゅりゅっ、と洪水のような激しさで大助が本日二度目の射精をした。
「んがっ、あっあっあっ、ああぁっ、ぁんっ、ん、はあううぅっ、んはああっ、ゃあああっ。
ココじゃないのぉっ、もっとおっ、ひあんっ、欲しいのお、こっちじゃなくてぇ、あふぅ、何でさぁっきはぁ、おまんこにぃぃぃ、くれなかったのぉ………?
出して、よぉっ、たっぷり、んんんっ、欲しいのぉ、あたしにぃ、頂戴っ、ょぉ、ヤ、くれないとヤなのぉ……おくぅ、奥、にぃ、んっ」
アナルに中出しされながら利菜はうわ言を呟くように懇願した。今の利菜に出来るコトは自分が欲しいモノを浅ましく訴えるだけだ。
大助は両手を利菜の胸に伸ばし、こりこりにしこった乳房を掌で扱きながら射精の快感に酔っている。
どくどくと脈打つ大助が利菜から引き抜かれると、アナルから白濁した精液が水音を立てて溢れ、こぷっと滴った。
大助が利奈を正面に向き直らせると、他人には絶対聞かせたくないようなはしたない言葉で彼を求める淫らな女に、顔を寄せて乳首の先端を舌で転がした。
びくんと海老反りに利菜の体がしなり、鼻にかかった声をあげ、吸い込むと身をくねらせ、カリカリと甘噛みすると、もっとして欲しそうに甘えられた。
大助にたいして何の構えもない無防備な笑顔を利奈が向けた。
基本的に利菜は何処を触られてもイってしまうほど感じやすくエロい体だが、乳首を弄ったり、クンニしたり、膣やアナルへ中出しした時が、
愛おしさを覚えるほど酷く敏感に感じ入っているコトを、大助は利菜との経験上知っていた。
初めの頃はコンドームを着けてヤっていたが今じゃ着ける日の方が珍しくなったくらいだ。
大助は再び利菜の秘裂二自身をあてがう。イキっぱなしでぐちゅぐちゅに綻んだ利菜はぬぷぬぷと何の抵抗もなしに大助を呑み込み、膣の筋肉を収縮させて肉棒を迎え入れた。
本日じっくりと一番柔らかく煮えた肉壁が愛液を吹き溢しながら大助を包み込む。
何度もイキまくった後で感度が尋常じゃないものに変化したのだろう、まだ挿しただけで動いてもいないのに、利菜は恍惚とした表情で感じ入っていた。
激しく乱れながら腰を揺らして利菜が大助を歓迎する。
大助もまたしなやかな筋肉に絞られ、あまりの気持ちよさに何もしないまま抜いてしまいそうになる自身を抑え付ける。
利菜は毎回ヤればヤるほど膣の具合が好くなってきて、今は膣に挿しただけで意識が落ちて果ててしまいそうになるくらい抜群の状態だ。
大き過ぎる自分の陰茎が根元まで射られるのも、欲しい時にすぐ予想以上の反応を見せてすぐに大助と合わせられるコトも、利菜とヤるときの居心地の好い原因だった。
他の女じゃここまでは達していない。というより大助のコレが全部入るくらいのアレのデカい女は滅多に居ないからだ。利菜以前は半分くらいしか入れられず、イクにイけずに泣く泣く諦めたことが何度あったろう。
その点利菜は最高だ。これだけの女の子に迫られてるなんて、オレはかなり幸せ者なんだろう。
だが利菜の求めは激しすぎて正直な所ついて行けなくなりそうな事が何度もあった。
普通に楽しめるのは今のうちだけだろう。この年でヤりすぎで枯れちまった挙句病院送りにされるのはあまりにも痛すぎる。全く洒落にならないし笑えない。
大助は奥歯を食いしばりながら、腰に力を入れて動き出した。
113 :
85 :2008/07/04(金) 04:57:00 ID:HWqguKHJ
まだ書き終わっていないけれど睡眠時間が後30分しか取れなくなったので寝ます
続きは後日です。
睡眠時間大丈夫か?w
体壊さんように続き待ってるゼッ
そういえばみんみんのSSどころか影さえもない・・某より影薄いじゃないか
需要があるのなら
規制解けてる(・∀・)
巻き添え食らってたけどようやく……今日は土曜日だしいける!
118 :
85 :2008/07/05(土) 14:02:35 ID:oTh92QrA
今日は休みだしゆっくり書けます。続きです。オチをどうしようか悩んでいます↓
じゅぽ、じゅぽ、じゅじゅじゅじゅ、ぬぽっ。じゅじゅじゅっ、じゅく、ぬぷっ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぽ、ぬちっ、ぬちゅ。
「くっ……ぅう……」
徐々にピストンを強めて前後に陰茎を抜き差しするたびに締め付けが厳しくなり、大助は利菜の下の口にしゃぶり尽くされて犯されているような気分になる。
利菜の性器は、まるで極上のディナーを目の当たりにした美食家のように丹念に肉棒を味わい、ドロドロと経口を満たす卑猥なスープで食事の進行を円滑にし、ぐしょぐしょになった陰唇から満腹気に唾液をだらだらと締まりなく噴き溢していた。
子宮の内膜をごりごりと抉り、奥へ突き上げるように破裂音を鳴らして撃ち付けると,利菜は弓なりに体をしならせて、心地よさそうに啼き喚いた。
「ふぁぁぁあああっ、ぁぁぁぁあっ、ぁあうぅ、あふぃ、ん、んぁあぁぁぁっ、ん、ぁあ、はううぅ、ひゃあああああぅ!あっ、あっ、あっ、ひゃうっっ、んはぁぁあぁぁあぁあぁっ、ゃあああっ、あぐっ、ぁんっ、きっ、もちぃぃ……っ、
ひぃぃっ、はっ、気持ちいいわぁっ、んんっ、薬屋ぁっ!ぁう、だ、出して………!ひゃあぅぅぅぅっ、早くぅ、ぁっあっああんっ、きゃうぅ、薬屋のぉ、欲しい、はぅうっ、だからぁ、ぁぐぅ、ううう」
大助は肉筒を掻き回すような動きに替え、利菜を焦らしに焦らして弄んだ。
「ふぇっ、んはぁあっ、……ねぇ、薬屋ぁっ、んんんっ、そんなっ………あたしをイジめてっ、ひゃうっ、はあんっっ!そ、そんなに楽しいのっ?」
淫らな欲情が透けて見える瞳に涙を浮かべながらも、しっとりと悩ましい顔つきで利菜がいじけたように拗ねていた。
「うん。すごく楽しい。」
生き生きとした表情で明け透けに笑いながら大助は言う。めりめりと子宮に自身を叩きつけ、強弱の絶妙なピストンで、射精感を高めるように荒々しく動いた。何か云おうとした利菜の耳朶に息を吹きかけ、ちろちろと舐め上げ、甘噛みし、相手の文句を封じ込む。
「立花さんを苛めて好いのはさ、オレだけの特権だよ。」
大助は利菜の片脚を上げさせて、ずぶずぶと根元まで隙間が無いほど密着するように貫く。深く、深く。大助が利菜に溺れかねないほど、深く。
「はあっ、でも最後にはちゃんとあげるからさ、んっ」
…ぶしゅう、どくどくどくっ、どくどくどくっ、どくどくっ、どくっ、どくっっ……
大助は最後の一滴まで絞るように精液を抜き放った。利菜の子宮が大助のモノで熱く滾らされる。
「あっああぁあぁぁっ………ふがぁっ・………きてるぅ………んぁあぁぁっ、きちゃってる、熱い、もぉっ、熱いぃっ、はぁあぁんっ、くぁっ、いっぱいぃっ、いっぱぃいっ、中でぇ、薬屋がいっぱい、ひゃああぁぁつ、あたしっおかしくっ、なっちゃう・・…っ!
あんっ、あたしぃ、お腹がぱんぱんに張っちゃってぇ、ふぁぁあっ、スゴく気持ちがイイのぉ、奥でまだ、まだうねっててぇ、ひゃあんっ、気持ちぃぃっ!気持ちぃぃよぉっっ!薬屋ぁあっ!
なっ、んはぁぁあ。ク、クリストスっ、弄らないでよぉ、ぇ、ひっくっ、ち、乳首ぃ、そんな思いっきり、吸わないでぇ……今、噛まれちゃったら、ふあああああっ!あたしっ、あたし壊れちゃうぅぅぅぅ、ぁっ、あっ、あっ、――――ん!んんんんんんっん!!!」
大助に中出しされ、敏感な体を弄られて、利菜は感じまくるほどイっていた。うっとりと恍惚に表情を輝かせる。利菜はガクガクと痙攣し、足下が定まらず、体を弓なりにしならせて腰を振り乱していた。
ほんの少し、ほんの少しだけ声音に甘さを含ませて、大助は冷たい口調で言い放つ。
「壊れちゃえば?別にオレが壊す分には構わないよ。何度でも、立花さんを壊してあげる。」
ぎゅうぎゅうと利菜の締め付けがいっそうキツくなり、射精の余韻に浸っていた大助を呻かせる。無理して大助は、負けじと言わんばかりに利菜が啼き果てるまで、子宮口をごりごりと抉り乱暴に突きまくった。
「はああああああああああああっっっっっ、ふがっ、ひぃいいいぃぃいいいいいっ、ききゃぁあああああああああああああぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあああんっっっっっっ、」
119 :
みんみん−1:2008/07/05(土) 15:43:50 ID:jHcNKOeD
特別環境保全事務局局・東中央支部局長室
椅子に座る青年は、ソファーに腰掛けた二人の少女と向かい合っていた。
「彼女は君が保護したそうだね」
「はい、東中央支部が近いのでこちらへ連れてきました」
黄色いカッパを着た少女が答えた。姿勢を正して報告する姿は土師支部長への敬意が感じられる。
土「かまわないよ。むしろ歓迎する。けれど君は中央本部所属だから、彼らは権利を主張するだろう」
戌子「実は中央本部への報告を忘れていました。ですから彼女の所属はまだ決定されていないのです」
中央支部の幹部が聞けば激怒する怠慢を、ここでは真面目に報告する"あさぎ"。
土師も咎めはしなかった。中央本部がルールを守る健全な組織なら、誰も苦労はしない。
土「なるほど、よく分かった」
頷いて、土師は視線を隣の少女に移した。
"あさぎ"が保護したという少女は、土師の視線に気がつかないのか、職員が持ってきたジュースを飲み続けている。
それだけでも大したものだ。
通常、特環へ連れてこられた虫憑きは怯えているか、反抗するものである。
程度の差はあるが、暴れることも珍しくない。その危険を考えて"あさぎ"はここにいるのだ。
虫憑きは虫憑きにされた瞬間から恐怖と孤独を背負う。
夢を喰らう"虫"のへの恐れ、昨日まで傍にいた家族や友人が向ける嫌悪と畏怖、それも仕方ないと諦めるしかない"虫"の圧倒的な暴力。
しかもその日から虫憑き同士の戦いに巻き込まれるのだ。
人々の日常を脅かす虫憑きを排除しようとする者、虫憑きの居場所を創ろうとする者、虫憑きを産みだした元凶を抹殺しようとする者。
"虫"の力は否応なく戦禍を呼び込む。
"あさぎ"の報告では、堀崎梓に暴走の兆候は見られなかった。彼女が発見したときも落ち着いていたという。
だが、そう見えるだけなのかもしれない。もしそうなら、却って危険だ。
少女の様子次第では、ここで欠落者にすることも厭わない。
歴戦の戦士と歴戦の策士はそのように考えていた。
120 :
119:2008/07/05(土) 15:45:11 ID:jHcNKOeD
割り込んでしまってごめんなさいorz
書き終えたらすぐに撤退します
121 :
みんみん−2:2008/07/05(土) 15:55:09 ID:jHcNKOeD
土師支部長と"あさぎ"の思案を他所に、堀崎梓は高鳴る鼓動を抑えようと懸命だった。
梓(こんなところで会えるなんて、まるで――)
今年高校に進学したばかりの女子生徒と、特別環境保全事務局でもやり手として知られる土師圭吾に接点はない。
だから始まりは偶然。
土師の方は梓のことを全く知らない。会ったこともないのだから。
梓も恋焦がれていながら、土師の名前と特環の役割を知るのは今日が始めてだった。
けれどあの時から梓が抱いた夢が、彼女をこの場所へ導いた。
とはいえ運命論は梓にはどうでもよいことだった。
目の前に土師圭吾がいるという事実だけで十分。
土師や"あさぎ"が判断したほど梓は落ち着いているわけではなかった。
その逆で、ストローから口を離せないほど緊張していた。
「あまり長居しては余計な疑いを持たれるので、ここで失礼させていただきます」
ふと我に返って周りを見回すと、"あさぎ"が席を立って部屋の外へ出て行こうとするところだった。
梓をここまで連れてきたのは"あさぎ"だ。心細くなった梓は、彼女を引き留めようと声をかけた。
「待ってよ! "あさぎ"が教えてくれるんだよね? 虫憑きとか特環のこと」
「私の指導を望むとは見上げた根性だ堀崎君。しかし私は次の戦士を探しに行かなければならない。名残り惜しいがお別れなのだー」
梓が立ち上がる間もなく、"あさぎ"は出て行ってしまった。
「勝手に連れてきてそれは酷いんじゃない!?」
慌てて追いかけようとした梓は、けれど動けなかった。自分を見つめる土師の視線に気づいて気恥ずかしさで俯く。
「梓君だったね。不安に思うのは無理もないけれど、君はまず虫憑きのことを知らないといけない。大丈夫、彼女にはすぐに会えるよ」
梓の態度を不安の表れと受け取ったのか、土師は穏やかな声で告げた。
これからの梓に選択権は一切ないのだが、不安を煽る必要はない。
「大まかな話は"あさぎ"から聞いていると思う。少し詳しい説明を聞いてもらった後で、実際に虫憑きがどういう存在なのかを見てもらいたい」
「わかりました!」
気合の入った返事に、冷徹冷酷と恐れられる土師も流石に驚いた。
"あさぎ"から事前に説明を受けていたとはいえ、こうもあっさり納得できるものなのか?
こんな前向きな虫憑きは見たことがない。10年近い特環の歴史を振り返っても、あの槍遣いの少女だけではないだろうか。
122 :
85 :2008/07/05(土) 16:03:38 ID:oTh92QrA
――――事後。
完全に力が抜けてぐったりとした四肢を預けてくる利菜の、唇の端に浮かぶ泡を指先で拭うと、大助は彼女を抱き締めた。
ぼんやりと焦点の定まっていない利菜の顔を覗き込み、笑いかける。利菜もまた笑み返した。
それは幸せの中でまどろんでいた猫が、起き掛けに目を細めているような穏やかで暖かな笑みだった。
儚く散る花のように華麗で、秘めやかに輝く月のようで、何の疑いもなく両親に全幅の信頼を寄せている幼子のような姿だった。
不意に、ちくりっと胸が痛んで大助は唇を噛みしめる。大助は利菜に自分が“かっこう”であることを告げておらず、詩歌のことを愛おしく想いながら今のこの関係を続けていることに罪悪感を覚えた。
「ねぇ、苗字で呼び合うのは今日でやめるわ。これからは利菜って呼びなさいよ」
利菜がそう大助に囁いた途端、唐突に女性の声が辺りに響いた。
「どこ行ってたの!探したのよ!」
「あ、おかーさんだ!ねぇ、おかーさん、ほら、あそこの人たち、お外で遊んでるのー合体ロボットごっこだー」
「……ちょっ、コラっ、あんなの見ちゃいけませんっ!め!」小声で女性が興奮した幼女を非難する。
「なんで?おかーさんとおとうさんがおウチでたっくさんしてたコトだよ?おかーさんと合体してるんだーっておとーさんゆってたもん。
おウチの中だけしかごっこ遊びしないってゆってたのにお外でも遊んでるんだ、変なのー。
あ、そうだ。あのね、わたしもおとーさんとおかーさんと合体したいなあってゆったらね、おとーさんにいわせると私にはまだ早いんだって。
大きくなっても私の気が変わらなかったら、オトナの遊びが出来るかどうか一緒にがんばろうねっていってたの。
あ、おかーさんにはナイショっていってたかなぁ。うーん、まぁ、いいや。
それでね、それをよーちえんのせんせぇにゆったらね、ケモノマンがそうじゅーしてるロボットのお人形をくれたの。うれいかったなあ。
せんせぇがお父様とはケッコン出来ませんよってゆうからね、ケッコンじゃないよオトナのごっこ遊びだよってゆったの、そしたらすっごく変な顔でわたしに何かゆいたそうだったけ?
なんか、なんでかな?あきらめたみたいにね、この子は自分の手に負えませんって、せんせぇヒキコモリになっちゃった。今日も来てなかったもん。
会いたいなぁ、せんせぇ。あのね、ロボットには『おかーさん』、ケモノマンのレッドには『おとーさん』って呼んでるんだー。ほら、いつもいっしょなの。や、なにするのおかーさんっっ!痛い、痛いよっ!」
「ナニし腐ってるのかしら?あんのぉボケナスが……っ!なんてコト吹き込んでるのよ」
「おかーさん?おかーさんなんで怒ってるの?ねぇおかーさんてばっ!!」
「煩い。……今日はパパとたっくさん話し合わないといけないの……家に帰ったら静かに寝ていましょうね」
母親らしき女性が幼女の頬をつねり、能面のような笑顔を貼り付けながら、がたがたと震える子供と連れ立って帰っていった。
「………」「………」
―――幼女の存在を大助と利菜は完全に失念していた。
123 :
85 :2008/07/05(土) 16:16:21 ID:oTh92QrA
なんか長々のろのろ書き続けたせいで、
>>119の人を創作を妨害してしまってた。
確認せずにポチッと書き込んでしまったし、いまだ紙に書きとめた文を載せ終わってないし。
あああああ迷惑すぎるだろ俺。なんていうか、なるべく早く終わらせます。本当に済みません。
124 :
みんみん−3:2008/07/05(土) 16:22:26 ID:DT36TBpw
虫憑きは帰る場所を失くした者達だ。
自分が虫憑きだという事実を隠して元の生活を送る者もいるが、参考にならないほどの少数例である。
虫憑きは基本的に群れて身を守るしかない。
彼らを管理する特別環境保全事務局は、保護した虫憑きに住居を提供している。
互いを監視させるのが目的ではあるが、地下室よりはマシだろう。
案内の局員からそのような説明を聞いた梓は、
「今日はもう休んでよい」=「勝手なことはするな」
という言葉を額面通りに受け取り、土師支部長を探し回っていた。
「幹部の部屋には許可がないと近づけないし、どうしようかな」
梓は周りの視線に気がついていた。新参者を見極めようとする目だ。
1時間ほど歩き回っただけで、虫憑きが嫌われ者だとよく分かった。
ここの局員は二種類に分けられる。虫憑きの局員と、それ以外の局員。
後者は前者を恐れ、前者は後者を嫌ってる。それか他人に興味のない奴。
居心地が悪かった。先日まで彼女は高校に通い、友達と楽しく過ごしていたのだ。
家族が帰りを待っているかもしれないし……今帰ると迷惑を掛けることになると理解はしているけれども。
「迷ったのかい?」
「え……土師さん!」
驚いて声が上擦ってしまう。
「今日入局した局員が土師支部長を探し回っている、と聞いたものでね。質問があるなら答えよう」
「え、えっと……虫憑き用のマンションは案内されたのですが、他の局員はどこに住んでいるのかと思って。土師さんは?」
「自宅からだよ。帰る日は少ないけれどね。寮を使っている局員もいる」
当たり前の話だった。彼は虫憑きではないのだから。
流石に土師家の場所を訊ねるほど図々しくはない。
悄然とする梓を見下ろしながら土師は何事か考えて、後ろに控える局員を振り返った。
「"兜"を呼んでくれ。この時間は地下の訓練室にいるだろう」
125 :
124:2008/07/05(土) 16:24:05 ID:DT36TBpw
>>123 妨害してるのはこちらですorz
すいません、書き溜めて出直します
126 :
85 :2008/07/05(土) 16:35:13 ID:oTh92QrA
いえいえ、どうぞおさきにどうぞ。
127 :
みんみん―4:2008/07/05(土) 19:21:22 ID:DT36TBpw
「"兜"って誰ですか?」
虫憑きのコードネームだとすぐに判ったけれども、梓はまだ局員の全てを把握していない。
ここの局員からは東中央支部に"かっこう"という最強の悪魔がいることしか聞いていなかった。
「優秀な局員だよ。君の指導員を務めることになる。明日紹介するつもりだったが、早い方がいいだろう」
梓に気を遣ってくれたのかもしれない。
支部を案内される間、局員たちは土師支部長の力量を絶賛していたが、人間性については口を噤むことが多かった。
梓とて、出会ったばかりの人間を聖人君子と思い込むほどお人好しではない。
"かっこう"という化物を操るのが土師支部長なら、なるほど彼も化物だろう。局員たちの話は誇張とは思えなかった。
そんな土師さんが梓に気を遣ってくれる。彼がどんな人なのか、ますます興味が湧いた。
「ところで君はすぐに馴染んだようだね。元気な子が来たと評判になっていたよ」
もっと元気というか騒々しい娘がいたけどね、と梓は眼帯をつけた少女を思い出した。
128 :
みんみん―5:2008/07/05(土) 19:25:30 ID:DT36TBpw
「君は"虫"が怖くはないのか?」
空き缶を捨てた土師が、質問を変えてきた。
「気持ち悪いなとは思うけど――」
どう答えるのがいいのかと考えながら口に出す。
おかげで土師さんに会えました、とはまだ恥ずかしくて言えない。
「そうか。だが『虫は怖くない』その言葉を他の局員の前で言わない方がいい」
「はい、もちろんです」
そんなことをしたら明日から梓は袋叩きにされるかもしれない。
支部長のお荷物になるつもりなどないから、梓は素直に約束した。
「遅くなって申し訳ない」
背後から届いた声に振り返ると、コートを着た局員がこちらへ歩いてきた。
大柄な体格と厳つい表情から大人かと思ったが、よく見ると高校生か大学生のようだ。
特環の戦闘服を纏った彼は、静かな威圧感を漂わせている。
「彼が"兜"だ。こちらは堀崎梓、今日付けで東中央支部の局員だ。今朝話したとおり、君には彼女の指導教官を務めてもらう」
紹介を済ませた後、土師は外出した。中央本部の幹部と会議があるという。
取り残された梓は不満だった。
「局員達の訓練を見ていくか?」
「いいよ別に。今日はもう帰るから」
「分かりやすいな。噂になっているぞ」
「え? それホント?」
「ああ」
「土師さんに迷惑かからないかな……」
「その心配は無用だ」
「よかった……それどういう意味かな?」
「すぐに分かる。俺が口を挟む問題ではないからな」
厳つい雰囲気の割りに、なかなか話せる人物のようだ。流石は土師さんが選んでくれた指導局員。
「明日からはスケジュールに沿った活動を行うことになる。遅刻するなよ」
「りょーかい。じゃあね」
訓練室に戻るという"兜"と別れて、梓はマンションへ向かった。
土師の命令で監視がつけられていることに、気づいていなかった。
129 :
みんみん―6:2008/07/05(土) 19:53:46 ID:DT36TBpw
特別環境保全事務局に所属する虫憑きに自由はない。
虫憑きという存在を世間から隠蔽するため、夢を喰われて暴走する虫憑きの凶行を阻止するため、あるいは特環に敵対する組織を排除するために、虫憑きは使役される。
虫憑きが出会うと多くの場合は戦闘に発展する。それを話し合いで回避できるほど、"虫"の脅威は軽くない。
2年前、虫憑きの手を繋ごうとする少女が現れた。
けれど彼女の夢は圧倒的な暴力の前に敗北し、それ以降虫憑きの抗争は激化の一途を辿っている。
彼女は種を蒔いた。
種を心に育てながら、あの日彼女の手を握った仲間達は今も夢を追い続けている。
けれども種が芽吹くのはまだ先のこと。その日を目指して今は戦い続けるしかない。
「痛っ! 待ってよもう無理!」
床に叩きつけられた梓は、腕を振って降参の意志を示した。
「怪我はないか?」
声を掛けながらも"兜"は手を貸そうとはしない。
「痛いなあもう……女の子には優しくしてよね」
「欠落者になりたければ幾らでも手を抜くが」
「はいはい分かってますよ"兜"くん。うん……大丈夫みたい」
自己管理は局員の基本だ。兜が最初に教えたのはそれだった。
虫憑きの戦いでは、医者や救急車は来てくれない。仲間の怪我を手当てする余裕がない時もある。自分の怪我はまず自分で確認しなければならない。
「でもさあ、受身ばっかりでキツイよ」
「基礎の基礎で諦めてどうするるもりだ」
「"兜"の代わりに教えてやろうか?」
「要らない。ていうかあっち行ってよ邪魔だから」
文句を言いながらも、"兜"の教え方が上手いことは知っている。
教導を受けるなら梓をここに連れてきた"あさぎ"が一番だそうだが。
局員たちは真青な顔で震えながら"あさぎ"を褒め称えるのだった。
「気合入ってるね」
「当たり前だよ」
土師さんに訓練を指示されたんだから。
それに諦めて家に帰れるなら、そうしている。
一度逃亡を図ってみたが、すぐに連れ戻されて独房に監禁された。
人権侵害だと訴えたら、"かっこう"に撃たれるよりマシだと言われた。
そこで梓が黙ったのは、欠落者を見てしまったからだった。
130 :
みんみん―7:2008/07/05(土) 21:08:29 ID:DT36TBpw
虫憑きは"虫"を殺されると欠落者となる。
言葉で教えられても実感できない虫憑きの末路を実感するには、欠落者を見るのが手っ取り早い。
特別環境保全事務局が管理する地下訓練施設。そこでは虫憑き達が強制され、あるいは進んで過酷な訓練を受けていた。
梓を指導する"兜"はいつもここにいるわけではない。優秀な局員である"兜"は、特環と敵対するムシバネや無所属の虫憑きとの戦闘に何度も駆り出されていた。
その間は別の局員が指導を担当する。そう遠くない日にチームを組んで戦闘に参加するための、慣らしでもある。
虫憑きには他人に構う余裕などないが、協力しなければ勝てない敵もいる。というより味方の"虫"に巻き込まれないために、最低限の経験共有は必要だった。
『堀崎梓、戦闘班所属無指定の堀崎梓は至急――」
「やだなあ、もう」
虫憑きは実力に応じて号指定を与えられる。無指定はザコ、東中央で一番の下っ端に等しい。
号指定は権限に対応している。上位局員は権限が大きく、基本的に下位局員はその命令に従わなければならない。
「パシリなんて嫌だし、早く戦闘に参加できないかな」
目的の部屋には、コートを来た局員たちが集まっていた。半数が負傷している。流石に彼らの前で戦いたいとは言えない。
「"兜"くん、どうしたのこれ?」
「来たか。あれを見ろ」
指で示された先には、少女が立っていた。病院で着るような薄手の服を着て、虚ろな目を壁を見つめている。
昨日、梓を何度も投げ飛ばした教官役だった。
「何アレ?」
「歩け」
別の局員が告げると、少女は歩きだした。
「止まれ」
少女はその場でピタリと止まった。
「欠落者だ」
「冗談だよね? 欠落者だっていうなら――」
梓が何か言う前に、周りにいた局員たちが飛びかかって彼女の口を塞いだ。
騒ぎを見た局員が、少女に命令した。
「壁に向かって全力で走れ。ぶつかっても走り続けろ」
少女は本当に走り出した。小さな部屋だから壁はすぐ目の前に――
「止まれえぇ!!」
少女は止まった。勢いが止まらず壁に衝突する寸前、梓が強く腕を引いて後ろに転ばせた。
梓は蔑みを込めて局員たちを睨んだ。
「こんなもの見せるためにアタシを呼んだわけ? これじゃ裏切り者が出ても仕方ないよね!」
「これが欠落者だ」
欠落者の少女が出口へ向かう。正確には歩かされる。
欠落者はGARDENという施設に収容されるという。そこでは欠落者が命令されたまま動き、生活しているふりを続けさせられる――
少女とすれ違った時、彼女と目が合ってしまった。
「"かっこう"くんてさ、何人も欠落者にしてるんだよね」
「ああ。だから悪魔と恐れられている。だがアイツが手を下すのはいつも他に方法がない時――」
"兜"の話を梓は聞いていなかった。先ほどの衝撃が大きすぎた。
「どうでもいいよ。アタシは欠落者にならないから」
窓の外を眺めると、欠落者を乗せた車が発進するところだった。
虫憑きにされて見捨てられ、欠落者にされて忘れ去られる。
「そんなの嫌だよ……土師さん」
131 :
みんみん―8:2008/07/05(土) 21:54:09 ID:DT36TBpw
巨大なセミと巨大なカブト虫が睨み合う。
「…………」
「…………!」
動いたのはほぼ同時、怪物じみた昆虫たちはその羽を打ち鳴らす。
吹き荒れる暴風が地面を抉り、視界を塞ぐ。
その時すでに互いの『波』はすれ違い、互いの体を傷つけていた。
遙か後方の壁にヒビが入った。
カブトムシの真下の地面が爆ぜた。砂礫の滝を切り裂いて、足を畳んだカブトムシの巨躯が弾丸のごとく駆ける。
羽ばたくために羽根を広げるのが一瞬だけ遅れたセミは、足で地面を穿ちに滑るように回避する。
カブトムシの角がセミの足を抉った。
「!」
苦悶の鳴き声を上げたセミはしかし移動を止めず、二度目の突撃を避けた後、上空に羽ばたく。後を追いかけカブトムシも飛び立つ。
するとセミはいきなり翅を畳み、地上へ落下する。
地面に衝突する直前、翅で風を巻き起こして衝突を防ぎ、その風を利用して滑るように走る。
狙いは強固な殻に守られていない腹部。
だがカブトムシの降下も速かった。慌てて地面に着陸しようとするセミを角で掬いあげる。
無防備なセミの腹を角が突くよりも早く、セミはトンボ返りを敢行し、後方に逃げる。
カブトムシは追撃するが、その速度を予測していたのかセミは速度を落として完全にカブトムシの頭上を取り、羽音を鳴らして――
「詰めが甘い」
壁に背を預けて座り込んだ"みんみん"を見下ろして、"兜"は告げた。
「宿主を狙うのは卑怯だよ」
「"虫"は宿主を守る。宿主を狙えば、"虫"は宿主を守ることを優先し、攻撃が鈍る。"あさぎ"から聞いていたはずだ」
「"虫"を盾にするんでしょ? 難しすぎだよ、"虫"を操りながら予測を立てるなんて」
「できなければ敗北する。そしてこれは、訓練で身につく宿主側の技術だ」
「分かってるよ。でもアタシのセミが速すぎて追いつけないし。どうせ虫憑きになるなら、"かっこう"くんみたいな同化型だったらよかった」
「巨大な"虫"の懐に、小さな体で飛び込む勇気はあるか?」
「無理。分かってるよ、分離型は"虫"を上手く操ればいいんだよね」
今日も完敗だった。これでまだ六号指定。
土師さんに信頼される一号指定に届くには、どれだけの覚悟と経験がいるのだろう?
132 :
みんみん―9:2008/07/05(土) 22:50:19 ID:DT36TBpw
「きっついなあもう……うわ、アザだらけ」
汗でぐっしょりのトレーニングウェアを脱ぎ捨てた"みんみん"は、自分の腕を見て落ち込んだ。
親が見たらきっと泣く。友達が見たらきっと怒ってくれる。
「おかしいなあ、どこで間違えたのかな?」
虫憑きなら『始まりの三匹に目をつけられた時』、東中央支部の局員なら『土師支部長に恋をした時』と答えるだろう。
後者の意見は考えたこともない。
アザが急に増えたのは、訓練の内容が"虫"を使役する段階に入ってから。堀崎梓にも"みんみん"という虫憑きとしての名前が与えられた。
"虫"の力は圧倒的で、人間は振り回されてしまう。しかも"虫"を思い通りに動かそうとすると、精神が蝕まれる。
土師圭吾。
彼女が戦う理由はそれだけだ。虫憑きになり、東中央支部に所属したことで夢は叶っているといえる。
これ以上を望むには強くなる必要があり、逆に望まなければもう少し楽になれる。
虫憑きは孤独という意味が少し分かった。ここには頼れる親も、気軽に話せる友達もいない。
彼らは、全ての虫憑きが切り離された日常の中にいる。
「なんて悩んでいたら土師さんに会えるなら、苦労はしないよね」
痛む体を引き摺って、医務室へ向かう。
治癒能力は飛行能力よりも稀少なので、医務室はいつも長蛇の列ができている。
「土師さん!」
願いが通じたのか、廊下を歩いていた"みんみん"は廊下の向こうに土師の姿を見つけた。
局員たちを従えて移動していた彼は、足音に気づいて振り向いた。
「やあ"みんみん"か。訓練は順調なようだね」
「はい! いつでも実戦に行けます」
彼に会って話をしたかったのに、彼を目の前にすると何を話していいか分からない。
話題に悩む"みんみん"を他所に、局員たちは早く行こうと支部長を促した。
「会議室で管理官がお待ちです。急ぎませんと……」
「そうだね。予定より一時間も早く到着されるとは、随分と慌てておられるようだ」
一団は"みんみん"を置き去りにして歩き出した。
「待ってください! 土師さんに頼みたいことがあるんです!」
「支部長はお忙しい身です。要望は号指定者を通してください」
局員たちが梓の行く手をさえぎる。怯えているように見えるのは、彼らが虫憑きではないからだろう。
蹴散らしてやろうかという考えが浮かんだが、彼らは土師支部長の手足だ。"みんみん"が手出しできる相手ではない。
「すまないね。機会があればその時に話をきこう」
土師は告げて、階段を上っていく。その後を局員たちが付き従う。
土師支部長は忙しい。特別環境保全事務局の支部長として多忙な日々を送っている。
さらに強大な中央本部や勢力を拡大するムシバネに対抗できるのは彼がいるからだと誰もが信じていた。事実その通りだった。
土師支部長には、無指定の局員一人に構う時間も意志もないのは当然だった。
彼の夢を知らなくても、それくらいは知っていた。
「土師さんて一人で出かけることが多いよね。中央本部の連中に襲われたりしないか心配だよ」
食堂でパスタをつつきながら、"みんみん"は向かいに座る二人に尋ねた。
「"かっこう"と会う時だろう。流石に中央本部も手を出せない」
"兜"が答えた。隣に座る"まいまい"も頷く。
「それって"かっこう"くんが一番強いから?」
「ああ。それにアイツは他の虫憑きに影響力がある。他の支部にも、アイツを気に掛けている奴は多い」
『その通りです! しかも"かっこう"さんに恋する乙女は数知れずという噂ではなく真実が! こ、こんなことが"C"さんに知られてこちらに移籍してきたら"まいまい"ちゃんがまた降格です!』
「ふーん、人気者だね"かっこう"くんは。どうすれば手っ取り早く号指定をもらえるのか教えてよ"まいまい"ちゃん」
『"みんみん"さんから一号指定なみの殺気が漂ってます! 歴戦の"まいまい"ちゃんも大ピンチ! 助けてください"兜"さん、どこにいますか!?』
「アタシがこれ食べ終わる前に話してくれないかな、先輩?」
『そうです、"まいまい"ちゃんは先輩だから綺麗なお顔で怖い顔されても負けません! 支部長も逃げ出しそうっあわわ油に火をつけてしまいました!」
「つまり"虫"の強さと、"虫"を操る技術と、任務遂行の実行を総合的に評価する、と。"兜"くんの説明と同じだね」
『抜け道なんてありません、下積みが大切ですっ! "霞王"さんも降格ばかりで"C"さんにバカにされてたと"かっこう"さんが、"霞王"さんには秘密ですからっ!』
「うん、どうでもいいや。戻っていいよ」
『"まいまい"ちゃんショック! でも挫けません、次は先輩らしいところをお見せしますっ! 輝く未来は今この瞬間から――』
騒がしい先輩局員を追い立てるように席を立ち、ふと質問した。
「ねえ、一号指定に必要なものって何?」
"まいまい"は驚いて立ち止まった。
『はい?』
「一号指定は特別でしょ? どうすれば噂の"かっこう"くん達みたいになれるかな?」
『それは……うぅ、ぅっ……えぐっ、えう……』
「え? ど、どうして泣くのよ? アタシ酷いこと言った……?」
『な、泣いてませんっ! "みんみん"さんは、うぅっ、わ、悪くありませんっ! 誰も、わ悪くなんかっ、なのに……』
泣きながら走り去った"まいまい"を追いかける気になれず、訓練もサボって"みんみん"は廊下を歩いていた。
「一号指定は特別な存在? "まいまい"ちゃんが泣き出したり、土師さんが特別扱いする理由が強さの他にあるってこと?」
4年前に特環を壊滅寸前まで追い込んだ怪物"ふゆほたる"、その"ふゆほたる"を欠落者にして最強を証明した悪魔"かっこう"、特環と戦い続けてなお健在なムシバネの指導者"レイディーバード"、行く手を阻む者全てを薙ぎ払う魔人"ハルキヨ"、詳細不明の五人目"ハンター"。
他の虫憑きとの違いは何か? その違いを知れば届くのだろうか?
「4年前と2年前だよね、大きな事件があったのは。でも"かっこう"くんは支部に来ないし、無指定のアタシが特環のデータベースから引き出せる情報なんてほとんどないし」
"兜"や"まいまい"から聞き出せるかもしれないと検討したが、妙に口が堅いところもある。
「考えてみたら"かっこう"くんと普通に話せる"兜"くんとか、上位局員に知り合いが多い"まいまい"ちゃんは意外と大物だよね。もしかしたら土師さん、局員の力を隠して号指定を低くしてるのかな」
支援
特環内部に切り込んだSSは珍しい。これは期待
136 :
85 :2008/07/06(日) 11:05:23 ID:aqo7gnwv
なんか、
>>199の人、眠ってるのかな?
半日ほど上げてないみたいなのでちょっと続き上げて置きますね
オチに至るまでを手直ししてる最中なのでまだ書き終わっていないんですが
続けて上げさせて貰うのはやっぱ邪魔かな?
>>119さんの続きができたらコチラは気にせずに上げてくださいね。
137 :
85 :2008/07/06(日) 11:08:52 ID:aqo7gnwv
「………今日の授業、体育あっただろ。ジャージに着替えよっか?」
少し気まずそうに大助が利菜と自分の姿を見て云った。
「そうね……。あっ、でもあたし、もうくたくたで………着替える余力がナイんだけど………」
「オレが着せてあげるよ。ショーツ履かせるから足をちょっとだけ浮かしてって、……あれ?ショーツはぐしょぐしょになってるから履かせられないね。ソックスはオレらの体液が斑模様になってて、何かエラいことになってるし脱がせるよ。
うわっ、コレ脚にべちゃべちゃ貼りついてる。靴履いてるのに染み込んで爪先まで濡れちゃってるね」
大助は手際よくコンビニのビ二ール袋を取り出し、ぐちゃぐちゃに濡れたショーツとソックスを丸めて放り込んだ。
まるで愛撫でもしているかのように利菜の両脚に手を絡ませ、いそいそとソックスから剥いて滑った肌に縋るように舌を這わせる。
「体を拭くモンがないからね。脱いだ服でするにも肌を痛めちゃうだろ。さて掃除頑張るか掃除。キレイにしないといけないよな」
大助の精液と利菜の愛液がダダ漏れに垂れる陰部を吸い、ぽっかり大口を開いたアナルを舌をくるんと丸めて舐め、疲れて強張った太腿を揉み解してついばみ、セックスで痙攣したふくらはぎを辿って、
踝や踵を唇で撫で回し、足の甲にキスを落とし、ちゅぱちゅぱと足の指先の一本一本を丁寧にしゃぶり、爪の生え際に舌を這わせてなぞり、指の股を舌先でくすぐり、足の裏まで舐められる。
時々肥大化したクリストスがびくびく震え、ぴゅっっと感じるたびに愛液を分泌し、利菜の股座と大助の顔を汚した。
「掃除してる最中にまた汚して、もうダメだろ」怒った口調で真面目な顔を作りながら大助が言うが、目が笑っていた。汚れるたびに大助は何度も何度も同じ動作を繰り返す。
「ぁ、ゃ、ヤだ。か、体が動くようになってから、自分で着替えるわよっ…ンっ…あと何時間かかるかわかんナイけど…あ、あんたいつフェチに目覚めちゃったのよ、足フェチ?足フェチよね??」
「フェチじゃないよ、掃除してるだけだし。まあ立花さんの場合、学校中にいろんなフェチのファンが居るだろうけど。つーか立花さんを見かけただけでその日一日を幸せに過ごせるヤツごろごろ居るからねあの学校。ヤバイ同好会活動が盛ん過ぎるよ。
『立花さんを生暖かく見守ろう会』とかストーカー集団だし、『マル秘!赤裸々な立花利菜ベストショット撮影部』合言葉は【リナ様の激レア生写真と添い寝してぇ!】だし、
『職員室と生徒会には内緒・裏利菜サマご用達購買部』は立花さんがその日食べた物を研究して似たような物を作って試食し合ったり同じ持ち物を探し出して身につけたりする活動だし、
『ああ、利菜さまの今日の此の頃を憂う友の会』は立花さんの落ちた体毛をはぁはぁ言いながら拾った女子生徒たちが、」
「もういい、やめて、聞きたくない、頭が痛くなっちゃう……これ以上聞いてると死にたくなってくるわよ、特に最後が。……っていうか、ソレ初耳よ、あんたの作り話なんじゃないの?」
「あいつらバレないように行動することに死力を尽くしてるからね。あの活力をもっと別の方向で生かすことが出来たら物凄いことになるんじゃないかな……、それよりもさぁ、
ここまでヤった後で恥ずかしいも何もないだろ。人の親切は素直に受けるべきだ。じゃあ、まずはブラから着けるよ」
こんな力が出てこない無抵抗な状態じゃヘンなコトされても反撃も出来ナイじゃない、虫を出して虫憑きだってバレちゃうのなんて考えただけでイヤだし、と利菜が考える端からブラの肩紐を腕に通し、背中に腕を回してフックを留められる。
カサカサと充血して腫れ上がった乳首がブラの布地に擦れて、じんじん痛んだ。けれどその痛みは微かに甘みを含んで疼き、利菜に悩ましげな吐息を漏らせる。
「あぁ、腫れてて痛かったの?こんなふっくら乳首がデカくなってたら、そりゃ痛くもなるだろうさ」
痛みに顔を顰めた利菜を見咎めた大助がそう云い終えると沈考し、着けたばかりのブラを外し、自然な動作で彼のポケットの中に入れる。
138 :
85 :2008/07/06(日) 11:13:49 ID:aqo7gnwv
「ストップ。……何してるのかな?今ポケットの中に入れたもの、あたしに見せてくれるわよねぇ?」
「ん?コレ?オレの素敵な戦利品のこと?お持ち帰りするだけだよ。さっきのショーツとかと一緒に大事に持っとくの。痛いんなら要らないだろコレ、ショーツは確実に染みパンになるだろうし使えないよな。ならオレが貰っても大丈夫じゃんか」
「よくないわよ!!ぜんっぜんよくないっ!!第一お持ち帰りって………何する気よ薬屋?」
「オレだってさ、食生活を潤い豊かなものにする為にもね、購買の焼きそばパンから食堂のオバサンの牛丼定食ににクラスチェンジしたい年頃なんだよ。いやね、立花さんの下着って需要が多くてさ。値段吹っ掛けて売り払おうかなーって。あ、ブラは手元に残しとくよ。
云ったじゃん、胸の大きさ量って成長具合を確かめるって、持っとく方が覚えやすいし記念品としてもいいだろ?」
「しかも売るの!?牛丼如きのために!?最っ低ー。いい加減にしなさい。しかもブラだけ盗っとくな、ソレ記念品じゃナイから、ちゃんと返してよ、あんた。
………………………お昼、食べたかったんならあたしのおかずを分けてあげてもよかったのに。今度は作ってあげよう、かな」
前半部分は怒鳴りながら、終わり際は利菜自身の耳にさえ届かぬほどの小声でブツブツ呟いた。
「最後のほうが聞き取れなかったんだけど………なんて云ったのさ?」
「なんでもないわよ。薬屋が超がつく程の変態だって言っただけ、それだけよ。下着は返しなさいよあげる訳ナイでしょうが」
「NOーワタシィ、ニホンゴぉ、ワカリマセーン」
「エセ外人の振りして誤魔化すんじゃないわよ!!さっきまであたしたちちゃんと意思疎通出来てたじゃナイの!!あ、舌打ちした……あんたの顔はどっからどう見ても純日本産なんだから!!………バカなんじゃないのあんた」
「はいはいはい。オレはバカですよ、っと。ジャージ着せるから手ぇ上げて、ほら、ばんざーいする感じで」
「……あたしは小学校低学年なの?何その扱い………腕も気だるくて持ち上げらんないわよ、バカ」
「袖口からゆっくり腕を通そうか、うーん、立花さん膝がカクカクしてるから先に腰を落ち着けた方が好いか。じゃあオレが地面に足投げ出して座り込むから、オレの上に腰を下ろしてよ……よっこらしょっと、はいどうぞ」
「ふひゃぁあっ、あ、あんたのズボン凄くべちゃべちゃしてる」
「ああ、あれだけヤった後だし、てゆーか忘れてたよ。うん、それなら先にオレが履き替えるか。ちょっと待ってて」
ぱたぱたと慌ただしく大助が上下のジャージ姿になった。アスファルトに座り込み、利菜の腰を掴んでゆっくりと体を自分の上に下ろす。利菜は大助の胸に背中を落ち着けた。
ちょこんと小振りなお尻と陰部が大助のアレにぴったりとくっついてしまい、利菜は自分の意思では動かせない体が反応してびくんと震え、自然にゆらゆらと腰を揺さぶってしまう。。
「ちょっと、ぼんやり顔を赤く染めないで!反射で体を揺すられちゃあオレの方がモノが緊張してきて起っちゃうから!三回も抜いてヤった直後に勃起させられんのはさ、結構きついんだよ?………頭に被らせるよジャージ、それもズボンの方を」
すぽん、とジャージの上を着させると、大助は思い出したように手を打って、ごそごそと片手を鞄の方に伸ばして中をあさる。大助が取り出した物へ何気なしに目を向けて、利菜が顔の血の気をなくした。
「え……それって……まさか」
利菜の位置から大助の顔は見えなかったが、ニヤっと笑ったのが気配で分かった。
「そ。バイブレーター。一つが陰核に密着させて残り二つが2穴連結してるヤツ、遠隔リモコン式。うーん、下着がないから肌に直接テープ張って固定するしかないか、……うりゃうりゃ、ふんふんふんふーん」
大助の手が利菜の膝を割って侵入し、いそしそと楽しそうに玩具を取り付けていく。膣と直腸の奥に捩じ込まれ、クリストスに直にテープを貼り付けて固定された。ふるふると利菜はお尻が小刻みに震える。身動きできない利菜には大助の悪戯に抗う術などなかった。
「立花さん自分のコト玩具みたいだっていってただろ、ならさ、本当になってみる?オレの玩具に」
大助がいっそのこと艶めかしいと言えるくらい淫靡な声色で利菜に囁いた。
支援。投下するときはエディタなりなんなりに書き纏めてからコピー&ペーストおすすめ
ものによっては改行・誤字のチェックもできるから
140 :
85 :2008/07/06(日) 11:44:21 ID:aqo7gnwv
そうなんですか?
本文が長すぎますとか長すぎる行がありますっていうエラーが出る度に改行したので文はガタガタしてますし、
紙からパソコンに打ち直す毎に誤字脱字・変換ミスしまくるし、軽くチェックするだけだったしなあ。
今日まで上げてた文なんて目も向けたくない失敗レベルですし。
エディタってなんかのソフトなんだろうか、Wordとかのコトでしょうか?もっとチェックして文章直してから出直してきます。
おすすめの言葉ありがとうございました。
ねっちりとエロくて最高だな!
Wordはワープロ・書類作成ソフト。テキストエディタっていう「長い文章を打つ専用」のソフトがある
メモ帳やワードパッドのちょっとすごいやつ
フリーソフトで落ちてるから探してみるとよろし
あと国語辞典と類語辞典、難しい漢字変換できるIME、バックアップ用記録媒体まで揃えれば無敵だ
ついでにエロパロ板の書式だが、1レスにつき「60行×全角128字(256バイト)」「全体で4096バイト」まで、改行も2バイトだ
文字数カウント機能便利だよ、つかってみ
詳しくは書き手スレのテンプレから控え室の過去ログまとめを読むといい
あと、自信のなさを表に出しすぎると構ってちゃん扱いされることがあるぜ、気をつけな
自信持って書いてくれ、同志
みんみんの人も利菜の人もレベル高いな
睡眠時間に気をつけながら頑張ってくれ!
>>140 書き手スレのテンプレ読むなり質問するなりしてみちゃどうか。
145 :
85 :2008/07/06(日) 16:32:48 ID:aqo7gnwv
落ちてるソフトと、書き手スレのテンプレと控え室の過去ログまとめですね、わかりましたググってみます
変な態度で俺だいぶウザかったでしょうね、済みませんでした
いきなり自信までは持てないので、これからは強気で臨もうと思います
>>142-
>>144のご指摘ありがとうございました
日数がしばらく空くかもしれませんが、調べ終わったら文章を直して再度上げさせていただきます
146 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 05:48:48 ID:mRnd4Xmb
保守
147 :
133:2008/07/08(火) 03:31:29 ID:PIfVg+j2
遅筆な上に規制に巻き込まれて夢が喰われ(ry
投稿します。全部書き上げてから投稿すべきかと思いますが、長くなり過ぎて……"兜"カッコいいよ"兜"
管轄地域に未確認の虫憑きを発見、特殊型と推測される。速やかにこれを保護せよ
「ワクワクするねー」
「"霞王"のようにはしゃぐな。先ずは戦闘に慣れることだ。気負いすぎるな」
東中央支部の反応は迅速だった。すぐに保護対象の目的と移動経路を割り出し、必要かつ十分と判断される局員を現地に急行させた。
件の虫憑きはその間何もできなかったようだ。自衛隊に封鎖された公園の中、立ち往生していた。
「分かってるよ。でもここで活躍すれば一気に上位局員も夢じゃないし。"まいまい"ちゃん、アタシの活躍をしっかり土師さんに報告してね」
返事がなかった。
「あれ? また舌を噛んだのかな?」
疑問はすぐに晴れた。土師を乗せた車が現場に到着したのである。
「土師さん! おひさしぶりです!」
"みんみん"は急いで駆け寄った。東中央支部で無指定の"みんみん"はなかなか土師に近づくことができない。でもここなら誰にも邪魔されない。
「君は今回が初任務だったね」
「はい! 必ずお役に立ちますから!」
「"兜"、"みんみん"のサポートを頼むよ」
「了解。支部長自ら前線に出るとは大事だな」
「予行演習というやつさ。主役の"かっこう"とレイディーバードはそれぞれ別の場所で戦っているけどね」
局員たちが素早く指揮所を設置する。今回は土師が現場で指揮を執るのだ。"みんみん"の戦意は燃え上がった。
「張り切りすぎて足手纏いにならないようにな」
「もちろん。これから戦う相手はやっぱりムシバネなんだよね?」
土師は増援も連れてきていた。彼が現場に来ることを、先発部隊は知らされていなかった。
だが、その可能性はあると事前に教えられている。珍しいことではないらしい。
「ムシバネは手強い。最小限の被害で目的を達成するために、各地の戦況を判断して人員の配置を常に更新している」
「特環みたいな縄張り争いはないから出来ることだよね。だけど訓練を受けた連中は少ないから、急に作戦を変えることはできない、だっけ?」
「ああ。今回ムシバネは二方面の作戦を展開している。東中央支部と中央本部が送り込んだスパイが働いた結果らしい」
「"かっこう"くんは今日も来ないんだよね」
密かにライバル視する最強の虫憑きの登場に期待していたので、ガッカリだった。全ての虫憑きが恐れるという悪魔の戦いぶりを、一度この目で見ておきたかったのに。
『土師だ、本作戦の指揮を執る。地図を確認してくれ。"兜"指揮下の局員は目標を保護すること。任務遂行の障害は全て排除せよ。他の部隊は周囲の警戒。ムシバネの襲撃に備えてくれ』
「やっぱりムシバネが来ているんだね」
"みんみん"は仲間に続いて走り出した。
「ヒィッ! な、なんだよオマエら!?」
ベンチに座っていた虫憑きの少年は悲鳴を上げた。黒いコートにゴーグルという物々しい服装の局員たちが、彼を目指して一斉に駆けてきたのだから無理もない。
転がるように少年は逃げ出した。
「助け――くそっ!」
通行人が全くいなかった。
それに虫憑きが普通の人々に助けを求めてどうなるというのか。それは無駄な行為だと、虫憑きにされたばかりの少年は、ここへ逃げてくるまでに学んでいた。
彼は他の虫憑きに関わりたくなかった。
ムシバネとかいう連中が彼を保護すると申し出たときも、余計なお世話だと言って逃げ出した。
彼の"虫"は逃走に便利な能力を持っている。不意打ちされなければ逃げ切る自信はあった。
しかし油断していたところを襲われ、すぐ後ろから追手が来ている状況では、能力を発動する時間がない。
しかも走る速さが全然違う。少年はもう限界だったが、黒コートたちは息も乱していない。
諦めかけたその時、地面が揺れた。続いて爆音が続き、少年は思わず振り返った。
「土師さん!?」
手を伸ばせば届く距離まで追いついていた黒コートが悲鳴を上げた。
(今だっ!)
少年は茂みに飛び込んだ。
「想定の範囲内だ! 備えはしてある。まずは虫憑きを捕まえろ!」
「あ、ごめん!」
仲間に叱咤された黒コートも茂みに入ろうとして、
「……不意打ちに注意しないと、だよね」
慎重に進んでくれたおかげで、少年は距離を開けることができた。
そこは草むらで、あまり手入れされていないらしく、夏の日差しを受けて草はたくましく成長していた。隠れるのに適した場所である。
(けど……ここから動けねえ)
少年に宿る"虫"の能力は、体を『膜』で包み、その『膜』の色を変化させて周囲に溶け込ませる能力だった。匂いや光の反射も自動的に調節するらしく、"虫"にも気づかれない。
ただし溶け込むには時間が掛かるので、彼らの目の前で動けばすぐに気づかれる。捕食者が諦めて去るまで、ジッとしているしかない。
「近くに潜んでいるはずだ、油断するな。二人一組で死角を潰して捜索を開始する」
大柄な体躯の黒コートは、少年を捕まえ損ねた黒コートと組んで歩き出した。
「アタシの"虫"の出番だね」
うさぎみたいな髪型の黒コートの前に、大きな蝉が出現し、翅を広げた。
次の瞬間、衝撃破が草むら全体を駆け抜けた。
(え……ギャアアアッ!!!)
少年は全身の苦痛に呻いた。『膜』がなければ気絶していただろう。もう一度あの攻撃を受けたら、『膜』が破れて少年は発見されてしまう。
「威力を抑えろ。味方に被害が出る」
「難しいなあ。じゃあこれくらい?」
今度は弱すぎた。衝撃破は少年のところまで届きはしたが、『膜』を傷つけるほどではない。
(けどこのままじゃ捕まる。こうなったら……)
蝉を操る黒コートは体型から少女と判断できた。足は速かったが、抑え付けることができるかもしれない。
少年は汗ばんだ手でポケットに忍ばせたナイフを引き抜くと、黒コートからは見えない『膜』の一部を切り裂き、そこから腕を伸ばして石を投げた。
「あっ!」
「見つけたか」
「今あの辺で何か動いたように見えた」
「待て、迂闊に踏み込むな!」
制止の声にウサギ頭の黒コートが足を止めた瞬間、『膜』を捨てた少年が飛び掛った。
「お、大人しくしろ! さもないとこいつの命がな―ぐぇッ」
口上が終わる前に少年は腕を捻られ、転ばされていた。
黒コートは続けて少年の腕と腹を踏みつけ、少年が抵抗できなくなったことを確認してから彼が手放したナイフを掴んで遠くへ放り投げた。
彼女は最後に思い切り膝を蹴った。
「――――ッ!!」
悶絶した少年を見下ろして、黒コートは呟いた。
「初任務がこんな弱い虫憑きの捕獲なんて、拍子抜けかも。初めてだから緊張したけどさー」
ゴーグルを外して汗を拭う。
苦痛に呻きながら彼女を見上げた少年は、思わず息を呑んだ。
「――ん? ちょっと、人の顔ジロジロ見ないでよ」
「あ、いや、えっと、うぅ」
蹴られた膝が痛むのか、少年は真赤な顔で俯いた。
そこへナイフを回収した黒コートがやってきた。
「幸運だったな。初任務で強敵に当たり、命を落とす局員もいる。何度も言うが、油断するな。今も危なかっただろう」
黒コート達は少年を立ち上がらせると、持っていた手錠を掛けた。
「戻るぞ」
「了解。土師さん、褒めてくれるかな」
すっかり大人しくなった少年を車に押し込んだ後、捕獲部隊は土師の前に集合した。
捕獲部隊が標的を追い回している間に、指揮所は先走ったムシバネに襲われていた。
破壊された機材がそこら中の転がっている。
しかし土師が隠していた局員たちが追い返したので彼は無傷だった。
「初任務は成功したようだね。よくやってくれた」
「はい、ありがとうございます! 土師さんもご無事で何よりです!」
元気よく答えた"みんみん"を、他の局員達は呆れた気持ちで眺めた。こんなに前向きな局員は見たことがない。
「君達にはこのままムシバネとの戦闘に参加してもらう。といっても、戦局が変わるまではここでボクの護衛をしてもらう。臆病者なのでね」
本当に臆病なら前線には出てこないだろう。特環の幹部で稀とはいえ前線に現れる土師は例外だった。実際、指揮能力は極めて高い。
もちろん"みんみん"に文句はなかった。彼の傍にいられるのだから。
こうなるとムシバネに現れてほしくない。
ささやかな幸せに浸っていると、各地点から戦況報告を受けていた土師が振り返った。
「うん、なるほど分かった。すまないが"兜"は動かせない。"みんみん"を向かわせるつもりだ」
「え?」
「聞いたとおりだ。D地点の戦闘に参加してもらいたい。君一人で行けるか?」
「!」
緊張が走る。
これから戦う相手は、逃げ回るだけの虫憑きではない。特環を倒すという明確な敵意をもって襲い掛かるムシバネの虫憑き達。
しかも今まで"みんみん"を指導していた"兜"から離れて行動するのだから、些細な不注意も命取りになる。
「やります!」
「頼むよ。あちらの部隊には連絡しておく。ムシバネの刺客が公園内に侵入している恐れがあるから、気をつけてくれ」
装備を確認すると、同僚達に見送られて"みんみん"は目的地へ向かった。
「支部長、まだ早すぎると思うが」
"兜"が懸念を示した。初陣の相手として、ムシバネはあまりに手強い。
「確かに"みんみん"の潜在能力は高い。だが自分の"虫"に対する恐怖心が薄いから、虫憑きとの戦いを楽観する傾向がある」
「本当に無理だと判断したら、君は止めていただろう」
"兜"は頷いた。
「それにムシバネの指揮官はあの"ルシフェラ"だ。ここにいる方が危険かもしれない」
だからこそ土師は"兜"を留まらせた。
ムシバネ側の奇襲は失敗したが、それは後方との連携が取れない杜撰な攻撃だった。そこで、一度撃退して油断した指揮所に、精鋭を割いて送り込むという作戦は十分にありえる。
「お待たせー」
颯爽と駆けつけた"みんみん"を見て、局員たちはガッカリした。
「ちっ、"兜"じゃないのか」
「土師さんから聞いてるでしょ?」
「もちろんだ」
"兜"が動けない理由は理解しても、彼の代わりに新人が来たことは納得していない様子だった。
歓迎されていないことにムッとしながらも、任務を忘れず"みんみん"は尋ねた。
「で、どんな感じ?」
D地点は林と散歩道の中間地点で、特環側は公衆トイレと茂みに隠れながら攻撃の機会を窺い、ムシバネ側は木を盾にして移動しながら侵入を防いでいる。
「向こうは三人だ。動きが素早くてしかも硬い前衛向きの"虫"が二匹、それから動きは鈍いが土を固めて撃ってくる"虫"が一匹。そいつの砲弾は木を薙ぎ倒す破壊力がある。しかも狙いが正確だから厄介だ」
「アタシが来たからこっちは五人だね。回りこめる?」
「無理だ。さっき試したが、気付かれて返り討ちにされた。ソイツは林の中に転がっている」
支部の虫憑きは訓練を通じて互いをよく知っている。"みんみん"は暗い雰囲気を振り払うように話を続けた。
「向こうの目的は足止めだよね」
「林の向こうに本隊がいるからな」
"虫"の特性と地形を組み合わせて少数で戦線を支え、温存した本隊を動かして各個撃破。それがムシバネの作戦だろう。
一番狙われる危険があるのは、土師支部長がいる指揮所。膠着状態が続けば不利になるのはムシバネの方だから当然だった。
土師はその作戦を看破して指揮所に"兜"を置き、その手前にはバリケードを構築させている。持久戦の構えだ。
そうなるとムシバネに勝ち目はないと思われるが、各地点で人数を稼いでいるから本隊の虫憑きが多い。
またムシバネは逃走経路を確保するために後方にも虫憑きを潜ませている。退却の選択肢を放棄して彼らを戦闘に投入したら、特環の戦線が食い破られる可能性があった。
リスクが大きすぎる愚かな作戦ではあるが、ムシバネにはその作戦を敢行した先例が何度かあった。成功したのはレイディーバードが指揮した一度だけだが。
逆に特環側が一箇所でもムシバネを排除すれば、そのまま本隊に迫ることができる。
ムシバネ側は陣地を守るためにすぐに虫憑きを交替させるはずだが、本隊の虫憑きを削り、圧力を掛けることはできる。
指揮所への襲撃の危険が低下すれば、"兜"達も戦闘に参加できるから、特環側が圧倒的に有利。
「そこまで考えてるはずだよね、向こうのリーダーは」
そもそも土師圭吾を葬るのが目的だとしたら、幹部一人だけでは不足だった。
ムシバネにどんな事情があるのか知らないが、本隊を率いている幹部には始めから勝つつもりがないのではないか。指揮所への奇襲が杜撰だったのは、そんな指揮官に反発した虫憑きがいるということではないだろうか。
「そうじゃなくて」
仮定を重ねすぎていることに気付いて"みんみん"は思考を中断した。"みんみん"がD地点に送り込まれたのは、ここの敵を排除するため。
はっきりしているのは、"みんみん"が役割を果たせばムシバネを追い詰めることができるということだった。大切なのは土師支部長を守ること。
「確認するよ。その土を飛ばしてくるサソリは、砲弾を発射したら次の攻撃準備まで時間が掛かるんだね?」
「ああ。でなけりゃ俺達がいる場所は穴だらけだ」
「前衛の"虫"は、サソリを囲むように守っているんだよね?」
「サソリは動きが鈍い。砲弾の発射にも時間がかかるなら、その隙を埋めるためだな」
「サソリを守る"虫"とキミ達の"虫"はどちらが強い?」
「サソリの援護がなければ個々の"虫"の力は互角だ。おまえも知ってる通り、オレと彼女の"虫"は遠距離型だから仲間を援護できる」
茂みに身を伏せる少女が手を振った。"みんみん"も手を振り返して質問を続けた。
「"兜"くんて有名だよね?」
「そりゃそうだろう。ウチじゃ"かっこう"と"なみえ"の次に強いし、任務達成率が凄いからな。それよりアイツと組むと無事に帰れるっていうのが俺達にはありがたい」
「で、何とかなりそう?」
茂みにいた少女が匍匐全身でこちらまで来た。
「皆で飛び込めば勝てるのは分かってるけど、欠落者になんてなりたくないし」
サソリがいる限り、総攻撃を掛けても誰か一人は砲弾に撃たれて欠落者にされる。特環は軍隊ではない。確率は五分の一だからと飛び込める勇者はいなかった。
「夏でよかった。何とかなりそうだよ」
青々と茂る枝葉を見上げて"みんみん"は作戦を説明した。
「タイミング合わせてくれないとアタシが欠落者にされちゃうから、よろしくねー」
巨大なサソリの隣で、宿主の"虫憑き"は仰向けに寝そべりながら空を見上げていた。
サボっているのではない。上空からの攻撃を警戒していた。
特環の局員たちは誰かが確実に倒される状況では飛び込むことができない。サソリはD地点を制していた。
さらに木々を盾にして、その隙間を仲間の"虫"に固めさせることで、彼は敵の攻撃ポイントを上空に限定していた。
虫が体を這い上がってきたが、もっと怖い"虫"を宿している彼は気にしなかった。
「様子はどうだ?」
「動きがないな。仲間がやられてビビッてるのかもしれない。一発撃ち込んでみたらどうだ?」
「駄目だ、隙を見せるわけにはいかない。"ルシフェラ"から頼まれたオレ達の役割は、ここで特環の連中を通さないことだ」
彼の仲間は不満を抱いてる様子だったが、"ルシフェラ"の作戦に何度か参加していた青年は、彼女を信頼していた。
「我慢比べだ。先に動いた方が負けなんだ」
「分かったよ。おまえが頼りだからな」
仲間達は納得して巡回を再開した。
サソリの"虫"を操る青年は溜息を吐いた。
木々は高く逞しく空に伸びて、生い茂った枝葉の隙間から零れる光が薄暗い地上を照らし出す。戦いの最中でなければ、彼は素直に感動していただろう。
だが、今は枝葉を全て刈り尽くしたい。
「!」
梢の葉が不自然に揺れたのを彼は見逃さなかった。
「待て!」
尻尾で掴んだ砲弾を撃ち放とうとしたサソリを制止する。
サソリの砲撃は強力で正確だが、次弾の装填に時間がかかる。それに敵が動くまで構え続けるわけだから宿主の精神が消耗する。無駄撃ちは避けたい。
この地点ではムシバネ側の戦力が少ないのだから、僅かな隙も命取りになる。
特環より先にこの林に入った彼は、仲間に頼んで砲弾を用意していたが、数に限りがあるし、仲間に指示を出す青年が消耗しすぎて倒れたら話にならない。
「どうした!?」
青年の様子がおかしいことに気付いた仲間が駆け寄ろうとした。
「気にするな。風が吹いただけだ」
青年は声を抑えて梢の様子を観察する。サソリの射撃で青年が酷く消耗すると悟られてはならない。
彼には狙撃手の体力と忍耐強さが要求された。寝そべってはいたが、疲労は軽減されていない。
また葉が揺れた。
("兜"か? いや、ありえない。彼の"虫"は巨大だ。いくら枝葉と逆光で見えづらいといっても、オレが見逃すわけはない)
規格外の"かっこう"は別にして、東中央支部で最も手強い虫憑きを彼は恐れている。
"兜"の"虫"は飛行能力を持ち、衝撃波を発生させる厄介な敵だった。それにあの巨体で突撃されたら、大抵の虫憑きは戦意喪失してしまう。
だが、決して不利ではない。砲弾を当てやすいのだから。ただし急所に当てないと、そのまま降ってくるカブトムシに押し潰されてしまうだろう。
サソリの砲撃の威力が高くて、外殻の硬さが意味を成さないのが幸いだった。
戦歴の長い"兜"は、それ故に多くのデータを知られている。"兜"の"虫"が使う衝撃破の有効射程距離はもはや虫憑きの常識だし、その攻撃を行う際には"虫"が静止する必要があることも知られている。
つまり梢に止まったところを狙い撃てばいいわけで、最悪でも相討ちにできる。そして特環の虫憑きである"兜"が相討ちを望むわけがない。
同様の理由で、遥か上空から急降下する突撃も使えない。サソリの射撃の方が早いし速いからだった。
(また葉を揺らしている。"兜"の"虫"でないことは分かった。飛行能力を持つ"虫"で他に厄介なのは内通者の情報によると"みんみん"の蝉だったな……)
(衝撃波の威力と有効射程は"兜"の"虫"より上だ。衝撃破を使用する間"虫"が動けないのは"兜"と同じ、だから梢に止まったところを撃てばいい)
(問題は葉の揺れが"虫"の着陸なのか、空から何かを降らせているのか……後者なら石か何かが降ってくる。ただし確認が遅れたら、無駄撃ちだ)
(逆に"虫"の着陸だった場合、こちらの動作が遅れるとやられる。間に合えばオレの勝ち。"みんみん"という虫憑きが無謀ではないことを祈りたいが……。"虫"の動きを見極めてやる)
葉が揺れた。違う。
葉が揺れた。枝の折れる音が届く前に、青年は俊敏な動きでその場から飛び退いた。
直後、青年のいた場所に石が降ってきた。大した大きさではないが、人間に直撃したら病院行きは確実だ。
続けてまた石が降ってきた。今度はサソリを狙っている。
青年は素早く"虫"に指示をだし、サソリはハサミで石を受け止めて握り潰した。
「オレの"虫"はおまえの仲間が操る"虫"なみの外殻とそれを突き破るハサミを持っている! 岩石が落ちてきたって通用しないからな!!」
敵はすぐに次の手を実行するだろう。青年は再び寝そべって梢の観察に戻った。
「おい、大丈夫か!?」
「当たり前だろ。向こうは攻めあぐねて小細工しか使えない。さ、我慢比べを続けよう」
持ち場に戻る仲間に視線を移すこともなく、青年は空を見上げ続ける。
葉が揺れる。違う。葉が揺れる。違う。
葉が揺れる。小石が降ってきた。無視。葉が揺れる。小石が降ってきた。無視。葉が揺れる。小石が降ってきた……!
葉が一斉に揺れだした。次々と降り注ぐ小石の雨。人間にもダメージを与えられない大きさだが、敵の目的は葉を揺らすことだけだろう。
おそらく"みんみん"のセミが葉を揺らしている間に、彼女の仲間達が"虫"の力で地面を砕いて石を用意して、その石を投げさせている。
「どうする? 敵がアホなことしている間に仕掛けるか?」
「まだ大丈夫」
ここの木は高いし、サソリの砲撃は撃つ動作だけは速い。青年の視界の外から攻撃してくるなら距離は遠いから、相討ちにはできる。
"ルシフェラ"からの撤退命令はまだかと考えていると、仲間の悲鳴が上がった。
駆け寄りたい衝動を咄嗟にこらえる。
「どうした!?」
「水が降ってきた! バケツもだ! これまさか……畜生! あいつら便所の水を掛けやがった!」
手洗いの蛇口を捻って出したただの水だろうが、嫌に決まっている。
実際、手洗いの水だろうとトイレで水を汲んで運ぶのは"みんみん"が嫌がったので、彼女達はわざわざ指揮所に頼んで自衛隊に掛け合ってもらい、他所から水を調達していた。
だがバケツを一緒に落とすと効果はまるで違う。ムシバネ側のプライドはズタズタだった。
サソリの隣で空を見上げている青年なら、避けるなりサソリに振り払わせることができるが、水平方向からの攻撃に備えている仲間達は上空から降ってくる攻撃への対処が遅れる。
これは石でも同じだが、石なら彼らの"虫"が本能で動いて防いでいただろう。彼らが警戒する前に、挑発をかけてきたということだった。
「特環の連中め! どこまで人を見下してやがる!」
仲間が喚き出したのは、トイレの水を掛けられたと思い込んだだけではない。
疲労が彼らから余裕を奪っていた。
ムシバネの虫憑きと特環の虫憑き、両者の最大の違いは、訓練で培ったスタミナの差だった。
ムシバネ側は一時間も前からここで戦っている。人数が少ない分、彼らの疲労は敵よりも深い。
本来なら本隊の仲間と交替するべきだが、それでは戦いが長引いてしまう。戦いが長引けば全滅の恐れがある。
始めから撤退を考えている指揮官"ルシフェラ"の方針に従い、彼は交替の要請を出していなかった。
「……我慢比べだ」
仲間を侮辱された怒りで拳を振るわせながら携帯でリーダーに催促した。
「こちらD地点。撤退の指示はまだか?」
『まだ、ていうか本隊動かせって間抜けがうるさくて困ってるんですけどー』
"ルシフェラ"の支配力が及ばなくなってきた。青年は、ムシバネにスパイがいるという噂を思い出した。
この作戦は立案時点で無理があった。"ルシフェラ"が反対して他の幹部も彼女の意見に賛成しかけたのに、他の虫憑きたちの突き上げが激しくてレイディーバードも妥協するしかなかった。
今までのムシバネにはありえないことだった。2年前から少しずつ、ムシバネは狂い始めている。
ここで"ルシフェラ"が退却を命令しても、仲間を煽動して彼女に反抗する者が現れるだろう。
その事実をレイディーバードに突きつけて、ムシバネが内部から食い荒らされる前にスパイ狩りを提案・実行するのが、ノースから来た虫憑きたちの狙いだった。
内通者の存在を記録し、かつ被害を抑えて退却する。ギリギリの駆け引きが要求された。
『オッケー、交代を出すから。1分だけよろしくー』
「ごめん、それ要らない。ノースの皆によろしく」
一方的に通話を切った青年は飛び起き、サソリに攻撃を指示を出した。
サソリが尾を振るい、発射された弾丸が視認できない速度で木々の間をすり抜け、遥か先の公衆トイレを直撃した。
怒りを込めた一撃はコンクリートを粉砕し、なおも勢いを止めず地面に大穴を穿った。
「ば……何やってんだおまえ!」
「逃げろ。この戦いは始めからオレ達の負けだ」
青年は、サソリの尾に装填するために砲弾を転がした。
ノースはリーダーがそうだからなのか、冷静沈着で我慢強い虫憑きが多い。その一員がノースの枠から外れた。
仲間達は逃げなかった。覚悟を決めて、特環の攻撃に備える。
直後、樹上から弾丸のごとく降下した蝉の突撃が、反応したサソリのハサミをすり抜けて装甲を貫いた。
154 :
153:2008/07/08(火) 04:32:59 ID:PIfVg+j2
とりあえずここまでです。では、失礼します……
後の特環の白い魔王である。
頼られる素敵な兜と一緒に続きに期待w
ツインテに萌えようと思って読んでたら
いつのまにかバトルに燃えている件について
きっとこいつは「スコーピオン」とかいうコードネームだな!w
そして兜さんは敵にすら能力を知られているほど有名だな!
頼れる兜さんカコイイ
そうだよ設定上は頼れるんだよ
こんな兜さんを待っていた!
こんな兜さんを待っていた!
「恨まないでよね。特環に歯向かったキミ達が悪いんだから」
力尽きるまで戦って欠落者になったムシバネの虫憑き達を見下ろして、"みんみん"は呟いた。
サソリを倒せば他の二人は逃げると思っていたのに、彼らの"虫"は猛然と襲い掛かってきた。格闘戦に強い"虫"に前後を挟まれた蝉は、危うく潰されるところだった。
負けない用心を"みんみん"は疎かにする欠点があり、本人はまだ十分に自覚していなかった。旺盛な向上心と著しい成長がその欠点を隠していた。
「反省してよねー、本当に危なかったんだよ?」
「ごめんごめん、サソリの砲撃に腰が抜けちゃって」
細長い木の筒のようなものを肩に掛けた少女が誤魔化し笑いを浮かべて謝った。
もしあの時、トイレの後ろに隠れていたら、彼女はミンチにされていただろう。疲労と挑発で我慢の限界を超えたムシバネがトイレを攻撃するかもしれないと考えた"みんみん"が、作戦開始と同時に仲間を移動させていたのだった。
ムシバネは人殺しを特に嫌う。サソリの虫憑きはトイレの後ろに誰もいないことに気付いていたのだろうか。
「だが大したもんだな、おまえ。支部長に見込まれるだけのことはあるぜ」
上半身が異様に盛り上がった巨大な"虫"を従える少年が声を掛けた。彼の"虫"は前足で跳ねて移動を行うので、"虫"が動くたびに木が揺れた。
「え……そ、そうかな?」
感心されて悪い気はしなかった。彼女が支部長に認められている、と他の虫憑き達が見ていたことを初めて知り、嬉しくなる。
けれど、可能なら"虫"の力だけで勝ちたかった。土師さんを手伝うために、もっと強くならなければならない。
「欠落者を回収して公園に戻るか?」
「いや、前に進もう。林を制圧しないと、今の勝利が無駄になる」
支部長への報告は"みんみん"が行い、局員達は欠落者にされた仲間を木の根元に座らせると、先を急いだ。
「おかしいなー、ムシバネがいないなんて」
"みんみん"が口にした疑問に、一同が頷く。ムシバネはすでに退却を始めたのだろうか? しかし土師からそのような連絡はない。
「木の上で待ち伏せしてたりして」
「ありえるね、それ。アタシが見張るよ」
"みんみん"は蝉を飛ばした。蝉が狙われる危険もあるから、慎重に飛ばないといけない。
待ち伏せを警戒しながら進むと、どうしても移動が遅くなる。
このまま進むべきか、戻って他の部隊の応援に行くべきか。
その判断を土師に仰ぐために、"みんみん"がゴーグルの通信機能を使おうとしたその時、前方から轟音が響いた。
「落とし穴!?」
前衛を務めていた"虫"が、宿主の局員ごと大穴に嵌っていた。
穴は20メートル四方に及び、木々を根元から崩している。
幸い少年にも"虫"にも怪我はなかったが、倒木が邪魔して、這い出るのに苦労していた。
「な、なんとか生きてる。こりゃ前に進むのは止めた方がい――――」
「え? どうしたの!?」
言葉を詰まらせた少年の目は虚ろだった。
たった今、欠落者にされた。
「どいてっ!」
仲間を押しのけて前に出た"みんみん"は、呼び戻した蝉に命令して衝撃破を発生させた。
消えかけていた少年の"虫"が砕かれ、仲間が悲鳴を上げた。
「何をして――」
「見てよアレっ!」
穴から知らない"虫"が飛び出した。
枝のような姿をした小さな"虫"は、よろめきながらも素早く地面を滑り、倒れていない木を登っていく。
あの"虫"が倒木の枝に擬態し、鋭い角で少年の"虫"の急所を刺し貫いたのだった。
「逃がさないっ!」
蝉に後を追わせようとした"みんみん"の肩を、仲間の少女が掴んだ。
「蝉だけ飛び込ませるのは危ないって!」
「でも追いかけないと間に合わないよ!」
"みんみん"を除く他の三人の"虫"は空を飛べない。大穴を乗り越えるのは時間が掛かる。
「耳貸して。―――――――」
「うん、そーだね…………いっけぇー!」
内緒話の間に力を溜めた蝉が、凄まじい速さで、真横へ飛んでいく。
蝉が激突した木は、幹を撃ち抜かれてへし折れた。
同時に木筒を肩から外した少女が反対側へ駆け出し、片膝をつけて狙撃の構えをとった。
「拷問されたって何も喋らないから!」
特環に捕らえられた少女は、周りを囲む局員達を見上げて叫んだ。
"虫"に細かい動きをさせるには、宿主が近くにいなければならない。
蝉の破壊力に怯えた少女の足音を、特環側の"ツツムシ"が聞き取り、狙撃したのだった。
筒は彼女の"虫"が製作した武器で、銃のような機能を有している。ただし威力が低く、"虫"にはダメージを与えられない。東中央支部では虫も殺せないと言われており、"ツツムシ"は無指定だった。
サソリとの戦闘ではほとんど役に立たなかったことが"ツツムシ"に幸いした。"ツツムシ"自身の高い能力を知っていたら、ムシバネの少女はまず彼女を狙っただろう。
(アタシも、もっと鍛えないとダメかな……)
「ずっと隠れていればよかったのに」
「この悪魔!」
馬鹿にした口調の"みんみん"に、ムシバネの少女が喚いた。運が悪ければ死んでいたのだから彼女が怯えるのも無理はない。
あの"かっこう"と同じ悪名で呼ばれたことを喜ぶべきか怒るべきか。
少女を見下ろして"みんみん"は考えた。
特環の"虫"をあっさり倒したくせに、逃げるのは下手。独りで待ち伏せていたし、優秀だけど命令を聞かないタイプと見た。
「この子、どうする?」
「仲間がやられたんだ。欠落者にしてやろうぜ」
「彼女を人質にして進むのはどうかな?」
「隙を突いて逃げ出すかもしれないって」
意見が別れたので、"みんみん"が決めることにした。ムシバネの少女は"みんみん"に怯えているからという理由で。
「連れて行こうよ。アタシ達が進んだ分だけ特環が有利になるんだから」
本音は『土師さんが安全になる』だった。
少女は文句を言い続けたが、抵抗はしなかった。
林の端へ辿り着くまで、"みんみん"達はムシバネの襲撃を受けなかった。人質の効果は絶大のようだ。
「本隊の陣地はやはり難攻不落か」
林を抜けた先は芝生と丘が広がる場所だ。その奥に大きな池がある。
ムシバネ側は林の手前の土を掘り返し、その土を丘の上に盛って塹壕を作っていた。先ほどの落とし穴といい、土木工事が得意な"虫"がいるらしい。
林の中から出た途端に、集中砲火を受けるのは目に見えている。少女を人質にしても、開けた場所で多勢に囲まれたら勝ち目はない。
「もっと人数を集めないと仕掛けるのは無理だね。土師さんから指示があるまでここで待機」
局員たちはリーダーの意見に賛成した。
サソリとの戦闘で部隊長が欠落者にされていたので、ここへ来る途中リーダーを決めておこうと話し合い、"虫"の力が一番強く、機転も利く"みんみん"が選ばれた。
強い虫憑きの指示に従うのは特環局員の規定通り。土師はすぐに承認してくれた。
絶好調な"みんみん"は逸る気持ちを抑えつつ、木の陰からムシバネの様子を窺った。
「ねえ、"ルシフェラ"ってどんな子なのか教えてよ」
「言わない」
塹壕を頑丈そうな"虫"が行き来している。ここからでは見えないが、その後ろに射撃型の"虫"が並び、一番奥に"ルシフェラ"がいるのだろう。
"みんみん"達は交替で食事を取ることにした。
ポケットから栄養食品を取り出し、包みを破いて中身を軽く噛んで飲み込む。食の大国日本が開発した自信作は、なかなか美味しかった。
「あげよっか?」
「敵の施しなんて受けないから」
「頑固だなー、毒なんて入ってないよ」
「いらない!」
隣の木陰に隠れている"ツツムシ"が声を掛けてきた。
「ムシバネの様子が少しおかしいんだけど」
"みんみん"が見たところでは、何も変化は起きていない。
だが、"ツツムシ"の観察眼は確かだ。
「心当たりある?」
ムシバネの少女はやはり答えない。
脅して喋らせようと"みんみん"が蝉を出した途端、少女が声を張り上げて叫んだ。
「撃って! 私ごと撃って、"ルシフェラ"!!」
「えー、何それ。悲劇のヒロインごっこ? 残念だけどムシバネが仲間を撃つなんて出来るわけ――――」
本当に撃ってきた。
空を埋め尽くさんばかりの砲弾が、逃げる間もなく林に降り注ぐ。
「!?」
ムシバネが人質にかまわず攻撃を仕掛けたことに驚き、次に直撃を受けたことに驚き、そして痛みが全くないことに驚いた。
「……これ、泥水……」
「トイレの水よりマシでしょ?」
"みんみん"達と同じく泥を被った少女が、ニコリと微笑んだ。
ムシバネは、池の水を注いだ泥の器を投げつけてきた。ムシバネ本隊は数が多い。あっという間に"みんみん"達のいる場所は泥濘に変わってしまった。
ゴーグルに付着した泥を拭いながら、"みんみん"は舌打ちした。
「マズ……目と動きを封じたら次は――」
「来た!」
ムシバネの"虫"達が塹壕を乗り越えて隊列を組み、雄叫びを上げながらこちらへ突進してくる。
その間も泥水の雨は止まない。
「皆、走って! ここにいると人質は役に立たないよ!」
「見たかムシバネの槍衾! よかったぁ、これで戻れる……」
「キミも一緒に決まってるでしょ! 攻撃されたら身代わりになってもらうからね!」
仲間の"虫"に少女を抱えさせて、"みんみん"達は一目散に駆け出した。
ムシバネの追撃を振り切った"みんみん"達は、逃げる途中で欠落者を回収し、D地点で土師の出迎えを受けた。
「土師さん……すみません」
泥だらけの姿で"みんみん"は頭を下げた。
「謝る必要なんてないよ。強行偵察とその後の退却は適切な判断だ」
ムシバネを追い詰めるチャンスを失って悄然とする"みんみん"に、土師は笑いかけた。
相変わらず優しいというより皮肉な笑みだが、いつもの彼なので"みんみん"は安心した。
「えっと……ムシバネは林の中に凄い速さでバリケードを作っています。その後ろの陣地と繋げるつもりだと思います」
「そうなると厄介だな。お互い、無駄な犠牲を払うことになる。"兜"、君は待機しているA班とE班の局員を連れてムシバネ本隊に当たってくれ。深追いせず、陣地の拡大を防ぐだけでいい」
「了解した」
土師の命令を受けた局員達が、林の中へ入っていく。
「ご苦労さま。君達は休息してくれ。ただし最後まで油断はできない。気を抜かないように」
局員達がその場を後にする。
「"みんみん"」
「はいっ――!?」
振り返った"みんみん"は驚きのあまり息を止めた。
「顔くらい、拭いたらどうだい?」
「あっ、えっと、そのっ」
土師の背中を見送りながら、"みんみん"は震える指で頬を撫でた。
"みんみん"はしばらく動けなかった。
"ルシフェラ"は本隊の前進で盛り上がるムシバネを冷ややかに眺めていた。
目障りな蝉女を追い払った後、"ルシフェラ"は部隊を陣地へ戻す予定だった。
ところが各地点の虫憑きに後退を拒否する者が現れ、本隊では林の向こうまで押し出そうと騒ぎ出した。
ここまで戦いが長引くと、誰がスパイなのかはっきり判った。
彼女を囲んで口喧しく注文をつける心優しくて愚かな虫憑き達ではない。彼らを炊きつけ、"ルシフェラ"の言葉を曲解して仲間に喧伝している者達だ。
(ウザイし。後でどうしてやろうかな)
彼らがノースのメンバーだったら"ルシフェラ"は容赦なく彼らを処分できるが、他の地区のメンバーだと遠慮しなければならない。
そして退却のチャンスを失いつつある戦況。
仲間達を説得する時間を稼ぐためにバリケードを構築させているが、完成してしまったら動けなくなる。
それではもう、土師圭吾も見逃してはくれないだろう。ここで彼らを全滅させて、その事実でレイディーバードを挑発するはずだ。
彼がこちらの消極戦法に付き合ってくれた理由を、"ルシフェラ"は察していた。今のムシバネの歪みと限界を彼女に悟らせようとしている。
(余計なお世話だし)
"ルシフェラ"はすでにムシバネを見放している。彼女の保身のために組織の延命措置は講じるが、ムシバネと心中するつもりなどない。
(本当に余計なお世話)
レイディーバードの顔を思い出す。レイディーは彼女に、『貴女の夢を叶えてほしい』と言った。
"ルシフェラ"はまだ一歩を踏み出せない。だからその決意ができるまでは、迷う時間を稼がなければならない。こんなところで死ねない。
「バリケード作るのは中止してくださいー。各地点の部隊は全て本隊に合流、総攻撃の準備。戦力を集中して土師圭吾を狙うから」
やる気のない"ルシフェラ"の声とは正反対に喝采を上げる仲間達。その影でほくそえむ連中の処分をどうしようかと考える。
ノースのメンバーは"ルシフェラ"の命令に驚いて彼女を見つめた。だが"ルシフェラ"を信じているのか、抗議はしなかった。
"ツツムシ"は自販機で缶ジュースを購入し、"みんみん"に投げて寄越した。
"みんみん"は受け取り損ねて、落とした缶を慌てて拾った。
「ねえねえ、大丈夫?」
"みんみん"の様子が明らかにおかしい。先ほどから何度話しかけても、彼女は上の空でまともな返事をしなかった。
「え、えっ?」
「その驚きは今さらだって。私は見てたし。じゃなくて体調のこと」
"虫"を使役すると宿主は夢を"虫"に喰われて精神を消耗する。消耗が酷いと"虫"が暴走し、最悪の場合"成虫化"という現象を引き起こす。宿主は喰い尽されて死に至り、自由を得た"虫"は絶大な力を振るい破壊を撒き散らす。
無指定の虫憑きでもその"虫"が"成虫化"すれば、あの"かっこう"さえ一人では手に負えないといわれている。
"ツツムシ"の心配は"みんみん"の身を案じているだけではなく、自分を守るためでもあった。暴走する危険のある虫憑きに、背中は預けられない。
今回の作戦で"みんみん"は大活躍したが、それだけ"虫"を使役している。
頬を染めて物思いに耽る彼女が、実は公園へ戻る途中から頭痛に苦しめられていることを"ツツムシ"は見抜いていた。
「み、見てたの……?」
「話が通じないって。はいはい見てたよ。誰にも言わないから戻っておいで」
そんな話をしていると、全局員に指示が出された。
「ムシバネが総攻撃……!?」
「先に行くからね!」
我に返った"みんみん"が駆け出した。
「待って、無理するとホントに危ないんだって!」
165 :
164:2008/07/09(水) 00:03:41 ID:120pVg+N
長々と書いてすみません。ウザかったら教えてください。自重します
オリキャラに名前つけてしまいました。死亡フラグ立ってるので見逃してくださいorz
凄まじい勢いでエロがない!w
だが妙に面白い…
どこまでやるのかな、みんみんがスパイになるまで?
というかエロシーンひょっとして無い?ww俺はいいけどさw
俺も面白いから続けていいと思う
エロパロに投下する理由は無い気がするがww
うまいしサイトでも作ったらいいんじゃね?w
168 :
164:2008/07/09(水) 23:57:59 ID:j5LK7dgZ
エロは……なさそうです。"兜"は大活躍ですが!
サイトは一度別のもので立ち上げて投げてしまったので作る予定はありません
"みんみん"がスパイになるところまで、続けようと思っています
エロパロ板にそうではない長文を投稿し続けるのは、他の作者様の活動を妨害しているのではないかと恐縮しています
とりあえず今日、初任務編が終わるところまで投稿して様子見しようと考えています
ところで、もし"みんみん"と千莉が出会ったら、土師死亡フラグになりそう
林の中では特別環境保全事務局と虫憑きとムシバネが激しく争っていた。
双方とも相手の側面に回りこもうとするから戦線が延びて、"虫"が手薄になった場所を突破しようと集まって攻撃を掛けるという駆け引きを繰り返していた。
「"兜"くん、指示出して!」
「"みんみん"か。右から回り込め。ムシバネを追い散らしたら、味方の局員を一箇所に集めろ」
「りょーかい!」
林の中は、全く様変わりしていた。
ムシバネが資材として使用するために木を切り倒していたし、"虫"の攻撃で根元から抉れている大木もある。
落とし穴は一箇所だけではなかったらしく、そこら中が穴だらけだった。
その穴を出入りする巨大なミミズが他の"虫"に襲い掛かる。
"みんみん"の蝉にも飛び掛ろうとしたミミズは、動きを止めて地中に潜った。特環側の"虫"だ。
「すまん! 怪我はないか?」
「ないよ、気にしないで」
黒コートが特環、それ以外がムシバネ。判り易い。
"みんみん"の姿を認めたムシバネの虫憑き達が彼らの"虫"を突進させた。
待ち構えていた蝉が衝撃破を出して攻撃する。
敵の"虫"は奇声を上げてのたうち回り、逃げるように後ろへ下がる。
その間に"みんみん"は蝉に力を溜めさせた。
狙いを定めたその時、木陰から飛び出した虫憑きが"みんみん"に襲い掛かる。宿主を捕まえて"虫"を封じるつもりだ。しかも盾にすることができる。特環の同僚が攻撃を躊躇うかどうかは疑問だが。
"みんみん"は蝉を自由意志に任せ、自身はその少女を倒すことに専念する。
鋭く踏み込んだ"みんみん"は、相手の爪先を踏んで動きを封じ、少女の腰を軸にして地面に叩き付けた。
続いて大柄な少年が拳を構えて懐に飛び込んできた。"みんみん"は息を整え、迎え撃つ。
「!?」
倒れた少女が"みんみん"の足を掴んでいた。動揺した"みんみん"の肩に少年が拳を組んで打ちつけた。
(きつ……虫憑きが格闘戦なんて!)
足元の少女を蹴り飛ばすが、彼女は足を離してくれない。その隙に背後を取った少年は"みんみん"の首を絞めようと太い腕を伸ばした。
腕は届かなかった。少年がその場に膝をついた。さらに撃たれて倒れこむ。
拘束から抜け出した"みんみん"は、遠くから"ツツムシ"が"銃"を構えている姿を見た。
他の虫憑きもいつの間にか"みんみん"の援護に回っている。ここでは彼女の"虫"が一番強いのだから、正しい判断だ。
右肩の鈍い痛みを心配しながら、"みんみん"は声を張り上げた。
「蝉を飛ばすからフォローよろしくね!」
蝉が衝撃破でムシバネの"虫"を牽制すると、前足の長い"虫"が石を飛ばしてきた。"みんみん"を先に倒すべきと判断したのだろう。
敵の攻撃も"みんみん"に集中した。
蝉の隙を突いて木の上から降ってきた蜘蛛を虻が弾き、その虻を丸呑みしようとした巨大なコオロギの脚をミミズが掴んで放り投げた。
クワガタムシが駆け抜け、蝉の羽を切り裂く。蝉は衝撃波で反撃し、射程外へ逃れる前にクワガタムシは力を失って地面に落ちた。
(意識が飛びそう……"虫"がアタシの夢を食べてるんだ)
よろめいた"みんみん"の脇腹を石が掠めた。後ろから悲鳴が聞こえた。局員の"虫"に命中したのか。
踏み止まり、蝉の力を溜める。
脳裏に"かっこう"の名が過ぎった。
(……負けたくない!)
溜めた力を解き放つ。
石を飛ばしていた"虫"が頭部を失い崩れ去った。
「勝ちすぎたし」
"ルシフェラ"は唇を噛んだ。
一時的とはいえ特環の部隊を圧倒してしまったため、ムシバネの士気は高まり、暴走しかけていた。
もう一度だけ特環を押し返して、その間に退却するのが"ルシフェラ"の目論みだが、ムシバネの仲間達はそのまま深入りしてしまう恐れがある。そして包囲され全滅という最悪の展開が予想された。
皆、このままでは拙いと理解はしているが、戦いには勢いがある。命懸けで戦っているのだから、加減などできるわけがない。誰かが手を抜けば、皆に危険が及ぶ。
それにムシバネが弱腰になれば、特環は嵩にかかって攻めてくる。
退却こそ戦力が必要なので"ルシフェラ"はノースから連れてきた忠実な部下を退路に配置していた。ここでの戦闘が長引けば彼らも襲われるだろう。
彼らがまだ無事なのは、特環の縄張り争いのおかげで支部の動員数に限界があるからだった。
「戦う場所は他にあるしー」
切り札を使う時が来た。"ルシフェラ"は傍に控える部下に機材の準備を指示し、携帯を掴んだ。
呼び出し音が続き、しばらくして相手に繋がった。
『何が起きたの"ルシフェラ"!?』
切迫した声に、"ルシフェラ"が暢気な口調で答えた。
「皆やる気がありすぎて命令を無視するんですよー」
向こうから凄まじい破壊の音と悲鳴が聞こえてくる。この状況で"ルシフェラ"が通話している相手はなんと、中央本部と交戦中のレイディーバードだった。
「もしもしー聞いてますか?」
『ああもう、しつこいわねアイツ! 大丈夫、聞こえてるから。アンタが予測してた展開の中で最悪の事態なのよね?』
「演説お願いしますねー」
近くのムシバネを追い払った"みんみん"達は、"ルシフェラ"がいる場所を目指していた。
被害を抑えるのが土師の方針だが、だからこそ"ルシフェラ"を倒せばムシバネは統制を失い、特環の完全勝利となる。
功を焦るのは"みんみん"だけではない。行く手を阻むムシバネを彼女達は次々と蹴散らした。
「見つけた!」
椅子に座って携帯を操る少女が"ルシフェラ"に間違いない。
"ルシフェラ"の護衛がリーダーを庇おうと"虫"を動かした。
だが遅い。力を溜めた蝉の方が速い!
「迂闊だしー」
「!!」
椅子の下から溢れた眩い光が、視界を埋め尽くす。
思わず目を瞑った"みんみん"は、慌てて蝉を呼び戻した。
"ルシフェラ"に背を向けていたムシバネの虫憑きたちは、すぐに攻撃を始めた。
その勢いに押されて、特環側は退いた。
「あーまだ目がチカチカする」
円陣を組んでムシバネの襲撃に備えながら、"みんみん"は未練を口にした。
「"ルシフェラ"を倒せば上位号指定は確実なのに」
「いや、おまえ、自分の命を心配しろよ」
満身創痍の局員が呆れたように呟いた。
「今ウチが勝ってるのかね?」
「負けてたらムシバネはこちらにも来てるって。ほら、"兜"さんが頑張ってる」
「今回は何人欠落者が出たんだろう?」
「意外と少ないかもよ? 大怪我した奴は多いけどな」
「後で考えろよ、気が滅入るだろ」
リーダーの"みんみん"は、まだ元気な"ツツムシ"に尋ねた。
「"ルシフェラ"を狙撃できる?」
「ここから10メートル近付けば。でも、彼女の傍にいるあの"虫"とかあの"虫"すごく硬そう」
「そーだね。アタシの蝉じゃないと厳しいか」
蝉が破れた翅をバタつかせた。光を浴びた隙に"虫"の爪で切り裂かれたのだ。胴部は深く抉られて特に酷い。
虫が傷つくと宿主にもダメージが及ぶ。"みんみん"は気丈に振舞っていたけれど、立っているのがやっとだった。
「ん?」
「何か見えた?」
「いえ、変な音……じゃなくて声。ムシバネ本隊の方から」
その声はどんどん大きくなって、"みんみん"達がいる場所にもはっきり届いた。
『皆、聞いて。"ルシフェラ"の指揮に従ってほしいの』
「この声、レイディーバードなの!?」
動揺したのは"みんみん"だけではない。ムシバネも特環も、いつの間にか戦いを止めて聞き入っていた。
『彼女は私の代理よ、不満があるなら後で私が聞くわ。だからお願い』
綺麗で力強い声だった。
『私はまた皆に会いたいの。それに特環と相討ちなんてもったいないでしょう?』
静まり返った林に凛と響く。
『もう一度言うわ。"ルシフェラ"を信頼して、彼女の言うことを聞いてほしいの』
呆気に取られた虫憑きたちは、ただ立ち尽くしてレイディーバードの言葉を聴き続けた。
そこへ、荒々しい声が割り込んだ。
『お話中とは余裕だな雌鳥……舐めてんじゃねえぞコラアァァアッ!!』
『何でそんなに元気なのアンタは! 皆、戦闘狂いをまともに相手してはダメ!』
『てめえがアイツに認められたなんて、オレ様は納得できないからな!!』
『散って、"霞王"はアタシが食い止めるから!』
声が途絶えた。中央本部の"霞王"は戦闘力だけなら一号指定のレイディーバードと互角。話しながら戦える相手ではない。
ムシバネ側の行動は迅速だった。散開していた虫憑きがまとまり、バリケードへ後退する。
気を取り直した局員達が追撃を試みたが、ムシバネは前衛向きの"虫"を並べて敵の突撃を食い止め、射撃を得意とする"虫"が支援する。
レイディーバードの言葉は、ムシバネの虫憑きに落ち着きを取り戻させていた。
ムシバネは特環を押し返し、仲間を全てバリケードの奥に収容した。
さらにバリケードまで放棄して、丘の陣地へ後退する。
嫌な予感がした"みんみん"は"兜"に注意を促した。
「絶対罠があるよ!」
『分かっている。誘いに乗るな、全局員はその場に待機しろ』
"兜"がすぐに局員達を制止したが、一部の局員が足を止めずバリケードに飛び込んだ。
水飛沫が上がった。ムシバネはまたも落とし穴を用意して、池の水を移していたのだ。作業をした虫憑きは後日号指定を受けるだろう。
水溜りに落ちた局員を、他の局員が急いで引き上げようとした。
しかしムシバネの陣地から岩や炎の塊まで飛んできた。人質がいなければムシバネは容赦しない。
局員の"虫"が落ちた岩を掴んで陣地に投げ返した。
ムシバネ側は一斉射撃で特環を牽制した後、陣地を捨てて逃げ出した。
今度は慎重に近付いた局員が、折れた木を"虫"に投げ込ませた。
陣地に仕掛けはなかった。
土師から追撃中止の命令が下り、局員達は欠落者と負傷者を収容して公園に戻った。
「"兜"くんもおつかれー」
ふらふらした足取りでベンチへ向かう"みんみん"を見送って、"兜"は護送車に視線を移した。
車の中には、欠落者が特環・ムシバネの関係なく押し込まれている。
重軽傷者は多すぎて、自衛隊のトラックも借りることになった。
欠落者にならなければ何とかなる。それが虫憑きの価値観だった。
作戦が終了して安心する局員の脇を通り過ぎた自衛隊員は、怯えた表情を浮かべていた。
"虫"の暴威を目の当たりにしたのだから無理もない。"虫"の力が怖いのは、虫憑きも一般人も同じである。
虫憑きの不幸は、その"虫"がすぐ傍にいることだ。
「"兜"君」
何度か見掛けたことがある隊員が声を掛けてきた。
「我々は君達の名前も知らない」
ここで戦っていた少年少女のような子供達を守るために自衛隊に入った。
なのに目の前で争う彼らを救うことができない。それどころか"虫"を恐れ、虫憑きに怯えてしまう。
「君達はもう慣れてしまったのか? ……すまない、忘れてくれ」
"兜"は何も言わなかった。隊員達に責任はない。彼らには他に守るべき人々がいる。
"なみえ"なら何と答えるだろうかと考えている間に、その隊員は持ち場へ戻っていった。
撤収の準備を進めていた土師が"兜"に声を掛けた。
「"みんみん"の戦いぶりは、君の目から見てどうかな?」
「頭が切れるし、勘も良い。何より"虫"が強い。だが勝つ道筋が見えると視野が狭くなる欠点がある」
「そうだね。当分の間は用心深い局員と組ませよう。今までご苦労だった」
彼女は一人前と認められた。虫憑きとして認められるのは喜ぶべきことではない。
指揮所へ戻る土師の背中に、"兜"は疑問を投げかけた。
「支部長。貴方はアイツをどうするつもりだ?」
"みんみん"は土師に好意を抱いている。隠そうともしないから、東中央支部で知らない者はいない。
その好意に対して、彼は優しい言葉と態度で応じてきた。
好意を返したことはない。かといって拒絶してもいない。軽くあしらっているわけではなく、真摯に受け止めているわけでもない。
もちろん"兜"は他人の恋愛事情に口を挟むつもりなどなかった。
彼が懸念しているのは、別の問題だ。
「今回の作戦で彼女が優秀な虫憑きだと証明することができた。上位局員とまではいかないけれど、相応の指定を与えることになるだろう」
告げて歩き出した彼の周りに、虫憑きではない局員が指示を求めて集まった。
「一度"かっこう"と戦わせた方がいいか。逆効果になるかもしれないが」
土師支部長と"かっこう"が目指すものを"兜"は知っていた。
虫憑きをその運命から解放するという途方もない夢を叶えるために手を組んだ二人は、時に非情な手段を選び、悪魔と呼ばれながらも前に進み続ける。
彼らは夢を叶えるまで立ち止まらない。決して立ち止まることはない。
土師支部長は果たして、"みんみん"に手を差し伸べるだろうか?
空いているベンチに座った"みんみん"は、コートを脱いで手袋も外した。
焼けるような日差しに湿気を含んだ生温い風でも、泥と汗に塗れた肌には心地良い。
「…………」
ふと頬に触れて、彼が当てたハンカチの感触を思い出した。
あんなに近づいたことはなかった。気恥ずかしくて目を逸らしたいのに、彼の笑みから目を逸らすことができなかった。
苦しい。ムシバネとの戦いなんて問題じゃないくらい、息苦しい。
彼女は今まで、自分の気持ちに気付いていなかった。
憧れという感情に浮かれていただけで、自覚していなかった。
「土師さん……」
愛しい人の名を呟いて、彼を思い浮かべる。
火照った体に命を流す胸の鼓動が激しく、痛い。
その痛みを噛みしめて、彼女は熱い溜息を吐いた。
しばらく俯いて、彼の姿を探すために立ち上がろうとしたその時、
「!!」
激しい頭痛に襲われた。
「くぅっ……こんな……どうし、て……」
自分の中から、大事な何かが失われていく。
苦しみ呻く"みんみん"の耳に、蝉の鳴き声が聞こえた。
「アタシの、夢……返し……」
"みんみん"は初めて自分の"虫"に恐怖した。
"虫"は彼女の夢を喰らって傷を癒し、まだ足りないと告げていた。
そして宿主が本当の夢を見つけたことを知り、"虫"は歓喜していた。より豊かで美味な夢を貪ることができるのだから。
"みんみん"は這うように腕を伸ばし、ベンチを支えにして上体を起こした。
「ふざけないでよ……アンタなんかに、喰い尽されるような夢じゃ、ない……!」
ありったけの意志で"虫"の食欲を捻じ伏せた。
宿主の抵抗を受けた蝉は、諦めて地面に降りた。
「そうだよ、アタシは強いんだから。だから君も、強くなってよね。そうすれば、きっと」
納得したのか、蝉は姿を消した。
"みんみん"はベンチに背を預けて空を見上げた。死闘が嘘のような深い青空と大きな入道雲が見えた。
呆けたように体から力を抜いた。
"虫"の存在による負担は軽くなったが、疲労はどうしようもない。右肩の怪我も気になるし、支部へ戻ったら診てもらわないと。
「おい、ヤバいのか!?」
「"虫"の抑えが利かないの!?」
彼女の様子がおかしいことに気付いた局員が急いで駆けつけた。
「あはは、何そんなに慌ててるのー?」
"みんみん"は皮肉笑いを浮かべて誤魔化した。
「走り回ったから疲れちゃった。もー歩けない。車まで運んでよー」
「なんだよ驚かせやがって」
「こっちも疲れてんだから心配させないでよね」
"みんみん"の顔色を見て"虫"の暴走の兆候はないと判断し、局員達は安堵した。
ムシバネと戦った後で暴走した"虫"の相手をするなんて冗談ではない。
遠くで女性局員が手を振った。
「撤収の準備ができたわ。支部へ戻りましょう」
「はーい。あーもう泥だらけだし。土師さんに嫌われちゃう」
相変わらずねと苦笑する局員達に笑い返す。
(でもこれから土師さんの顔をまともに見れるかな……)
顔を赤らめてそんな心配をしていた。
財界の大物と知られる宗方塊路がムシバネの隠れ家として提供したホテルの一室で、幹部達はDVDを見ていた。
中身は"ルシフェラ"が部下に撮影させた戦闘記録。特環を打倒すべく、彼女達は敵の戦力分析を行っていた。
参加しているのはレイディーバードと親衛隊長の"センティピード"、それにムシバネのデータバンクを担当している"ハレンシス"。
各地のリーダーはそれぞれ特環と対峙していて今回は来れないので、後で報告書を送ることになる。
「また厄介な虫憑きが現れたわね」
画面の中を飛び回る蝉を見つめてレイディーが呟く。
ムシバネの仲間が欠落者にされる度、彼女は拳を震わせた。
「この"虫"、協力者が提供してくれた情報よりも攻撃の威力が高いし、範囲も広い。それに本人の判断力が優れている。手強いな」
「でも突撃には溜めの時間が要るみたい。装甲も薄いし、"虫"と宿主どちらかの動きを止めれば勝てるわ」
「戦う時は、三人でチームを作って当たらせよう。この蝉は先に叩くべきだ。じゃあ次の映像に移ろうか」
「待って。彼女を説得することはできないかな?」
「コイツは四人の仲間を欠落者にしている。君が本気で言ってるのは分かるけど」
「戦いを望む虫憑きなんていないわ。彼女が戦いを強制されているとしたら、アタシは助けてあげたい」
センティは頷いた。利菜が口にした言葉こそムシバネの存在理由である。
利菜は敵だった者にさえ手を差し伸べる。その優しさに惹かれて彼らは集った。ムシバネには特環の局員だった虫憑きも大勢いる。
"ハレンシス"が巨大なゴミムシから資料を復元して読み上げた。
「でも説得は難しいと思うわ。東中央支部局員"みんみん"――土師支部長に対する好意を示す特異な局員として有名。中央本部では査問の準備をしているという噂もあるみたい」
「騙されてるのね……土師圭吾が酷い奴だとは知っていたけど、そこまで屑だとは思わなかったわ」
レイディーの判断は常識的に考えて間違いでもお節介でもなかった。
土師圭吾とはそう思われても仕方のない悪党なのだ。本人がここにいたら、例の薄笑いを浮かべてあっさり認めただろう。
"みんみん"がいずれ捨て駒にされることまでレイディーは予想していた。
"ハレンシス"も不機嫌な顔で資料を睨んでいる。女の敵に対する二人の怒りに気圧されてセンティは縮こまった。
各地区に送る報告書を作成した後、レイディー達は部屋から出た。
「"ルシフェラ"の提案のことだけど……」
「ダメよ、スパイ狩りなんて」
ムシバネ内部に内通者がいる――それは利菜も気付いていた。
特環の東中央支部と中央本部がそれぞれスパイを送り込み、今回"ルシフェラ"を邪魔したのは中央本部のスパイだということも薄々は察していた。
ムシバネと東中央支部を戦わせて共倒れを狙ったのだろう。
ムシバネが虫憑きを保護していく過程で内通者を抱え込むのは仕方のないことだった。
終わりの見えない戦いに嫌気が差して、特環に寝返る仲間もいる。逆に特環から脱走してムシバネに参加する虫憑きは後を断たない。
ムシバネに助けを求める全ての虫憑きを利菜は受け入れてきた。
内通者の侵入を防ぐことは無理だし、スパイ狩りなど始めたらムシバネの中でも虫憑きが互いを敵視する。
そんな悲しい場所を創るためにムシバネを組織したのではない。
「もちろんだ。ただ、部下を失った"ルシフェラ"には何て返事をするか」
「……ありのままよ。仲間だもの」
「でも彼女は納得しないでしょうね」
その結果としてノース全体がムシバネから離れる恐れがあった。
特環に寝返ることはありえないが、これからの戦いでムシバネを見捨てるかもしれない。
「ねえ、"ルーシィ"や"エフェメラ"の夢を知ってる?」
不安気な二人に、利菜は力強く笑いかけた。
「ムシバネは特環とは違う。嫌がる虫憑きを無理に戦わせたりはしない。虫憑きの居場所を創るのが私達の目的なんだから」
「じゃじゃじゃーん!」
『凄いです"みんみん"さんっ! ついに抜かれてしまいました、"まいまい"ちゃんショック! 悔しくない、悔しくないです!』
"みんみん"が得意げに見せびらかしているのは、特別環境保全事務局からの辞令。
今までの働きにより"みんみん"は火種五号に認定され、今日からその権利を行使できる。
「そーいえば"まいまい"ちゃん、また降格処分だって? かわいそーだからお昼奢ってあげるね」
『哀れみなんてノーサンキュー! ここは私の奢りですっ! 先輩ですから!』
「え? マジ? いや〜助かったわ。支部で飯食うと家畜の気分がしてさ」
「カロリー計算面倒だから誤魔化してもいいよな。ところでこの店、変な食材使ってないよね?」
「素敵です先輩! デラックスハンターパフェとあんみつ、それにマイマイちゃん!」
『あなた誰ですか、知らない人が混じっています! それはそうと、アイドル活動を続けたいので署名にご協力くださいっ!』
テーブルの奥から"まいまい"を引き抜き、彼女に群がる局員達を火種五号の権力で追い払う。
「ウチって上位局員少ないよね」
『"かっこう"さんだけかもしれません! でも"かっこう"さんがいれば十分だと支部長は仰っていましたっ!』
「む……でもその"かっこう"くんも顔出さないよね」
"みんみん"が初めて彼を見かけたとき"みんみん"はまだ無指定で、彼と話す機会がなかった。
それに一号指定"かっこう"は単独行動を取ることが多く、何より最強の虫憑きとして恐れられていたので、そんな彼に話しかけようとする局員はほとんどいなかった。
彼とまともに話ができるのは、土師支部長と"兜"、他は目の前にいる"まいまい"しかいない。
自分が"兜"より強くなったら"かっこう"に模擬戦を申し込もうと"みんみん"は決めていたのだが、そもそも"かっこう"は春から監視班に移っていたので支部に来ることも滅多にない。
「アタシの方が学年上だし、戦闘班では一番強いんだから、アタシが支部を仕切ることになるのかなー」
本気でそんなことを考えていると、"兜"が店に入ってきた。
「見て見て、"兜"くんより偉くなったよ!」
「知っている」
「反応悪いなー。これからはアタシが皆に指示を出すから、よろしくね」
「文句はない。だが指揮官の誤りは支部全体の危機に繋がる。降格処分も厳しくなるが、任せていいか?」
「うわ、面倒かも」
指揮能力は号指定にあまり反映されない。
純粋な戦闘能力への評価を偏重する号指定制度に、不満を募らせる下位局員は少なくないと聞いている。中央本部は特にその傾向が著しいらしい。
「勝手なことしていても一号にはなれるんだよね。そろそろ教えてよ、"かっこう"くんがムシバネの誰を監視しているのか。五号局員なら知る権利あるよね。やっぱりレイディーバード?」
「さあな、"かっこう"の監視対象が誰なのかは機密だ。俺も知らされていない」
「だったら"まいまい"ちゃんに調べさせ……あれ?」
"まいまい"は隣のテーブルでファンに囲まれて揉みくちゃにされていた。
177 :
176:2008/07/10(木) 01:29:18 ID:1pG6OBzN
ここまでです。それではおやすみなさいzzz
乙蟹
乙乙。何故こうも違和感なく外伝的SSを書けるんだ。そして兜は格好いい。
何だこの超大作wwwエロパロ関係ないけどおもしれぇwwww
何やってんだ俺、何で酉つけっぱなしなんだよ
吊ってくるわorz
保守
大助とハルキヨと亜梨子の3Pが書きたいと思った訳だが、シチュが浮かばん
妄想力を鍛えないと駄目だな…
「強い虫憑きの言葉には影響力がある」
これを活かすんだ
命令系ですか
亜梨子がハルキヨと大助に理不尽なことしすぎて仕返しされるとか
むしろ亜梨子の理不尽な命令で大助が襲われる図しか浮かばねえ
シムウタのOP見たら兜さんカッコいいな!
兜さん主役で誰か書いてくれないかな…
ハルキヨのセクロスは激しそうだ
相手の娘壊れちゃうかもね
>>183 大助とハルキヨが仲良く亜梨子を分け合うとは思えないw
「くそっ。何でオレが亜梨子に跨られなきゃならないんだよ!」
「う、うるさいわね! あ……、やんっ。一号指定って本当に大きい……。ああ、大助ぇ、も、もう私、イッちゃ……!」
「なんだと……? ふざけるんじゃねえ! お前は俺がイカせるんだよ!」
「ば、バカッ、そんなとこ挿入るわけ……ああぅっ!! 前うしろでなんて、ああっ、いやぁっ、感じすぎるぅ……!」
「亜梨子……お前、はしたないぞ」
こうですかわかりません><
一号指定って単語を見るたびに前スレの一号指定の射精を思い出して笑っちまう
あの人また書いてくれねぇかなぁ…
大助もハルキヨも一号指定だからなw
その二人とセクロスとは……ゴクリ
ハルキヨが大助にアッー!しか浮かばん
>>191 亜梨子が気絶して出てきた摩理がひああ!で締め付けて
二人まとめてノックアウト
最強の一号指定はやはりハンター
ふゆほたる?知らんn……
見える……見えるぞ! 一号指定の話し合いにハブられたっぽいことに気づいて到着したはいいが、
三人とも情事の真っ最中でどうしようかもじもじ迷っている利菜の姿が!
そして見ているうちになんだか下腹がじんわり熱くなっていく利菜、知らず知らずその手は下へ伸びていき……
すべての虫憑きがつながりあうんですね、わかります
>>197 そのためには利菜もセクロスに参加しなきゃいけないから
>>191の状態で
利菜が大助にキスしつつアリコにクンニされるといった感じか?
…面倒くさいからもう四つ巴でいいんじゃね
梅が女の子ならハルキヨとかっこうの3Pも想像しやすいんだが
まぁ梅の命の保証はできませんが
かっこうとハルキヨが手を組んで、大喰いに挑むとかどうよ
無論性的な意味で
その二人でも、軽く受け流しそうな大喰い最強
無論性的な意味で
最後の一滴まで吸い尽くします
大喰い「大助ちゃん、千晴ちゃんは私が(性的な意味で)食べてから殺してね?」
なんか違うなぁ
千晴「あたしは大助のお嫁さんで茶深のお婿さんなんだから!」
茶深「呼び捨てにしてんじゃねーわよ!」
千晴「いた、痛た!」
茶深「そっちの気はねーの!」
茶深(もし千晴が男だったら///)
こうですか?分かりません
千晴×茶深はガチだろ、jk
茶深はいぢめると面白そうだよね、性的な意味で
茶深は頭がよく回る子だからな
108通りの調教がお楽しみできます
209 :
ムシウタ TS→BL:2008/07/16(水) 21:39:59 ID:EAu1dsvk
人物紹介
菰之村 茶深(このむら ちゃふか)
「ぐだぐだ言ってんじゃーねよ。どいつもこいつもこの俺が支配してやる!」
「下僕の分際でご主人様の命令が聞けないのか? 死ねと許可した憶えはねえな」
「魅車八重………ぶっ潰す!!」
特環を征服して虫憑きに君臨することを夢見る少年。
現実は中央本部のパシリで、屈辱の日々を送っている。身の程知らずを自覚していて、救いようがない。
鮎川千春の監視という雑用に扱き使われていたある日、転機が訪れた。
悪魔も出し抜く知略と感情を刺激する"虫"を武器に、少年たちを従えて茶深は特環に反逆する。
メガネを外すと少女に間違われるほどの美少年で、その事実を指摘されると怒る。残酷になりきれないお人好し。
下僕達から想いを寄せられているが、本人は全く気付いていない。
“梟”
「仰せのままに、ご主人様」
「貴方が茶深様に相応しいお方かどうか、確かめさせていただく」
茶深に従う国籍不明の少年。彼の無茶な野望に付き合う下僕第一号。
ロボットのように忠実で、茶深を心の底から慕い、彼の敵となる者には容赦しない。
千春の存在を疎ましく思いながらも、彼を認めている。
また、綾彦の手料理に弱い。
鮎川 千春(あゆかわ ちはる)
「抄子はイイ子だよ! 優しくて可愛い世界一の妹だよ!」
「バカって言うなー! そんなだから茶深クンは地味なんだよ!」
特環に監視されていた少年。生き別れの妹である薬屋抄子を溺愛している。
普通の高校生として楽しい生活を送っていたが、満ち足りない気持ちを抱えていた。
そんなある日茶深と出会い、失くしていた記憶を取り戻す。
天真爛漫=おバカな発言と行動で茶深のペースをかき乱すトラブルメーカー。
杉都 綾彦(すぎつ あやひこ)
「彼の為なら私は死ねる。この力と命は茶深のために使うと決めているから」
「私を二番目に好きになってほしい。そうしてくれたら、私も貴方を二番目に好きになる」
茶深に従う下僕二号。ムシバネ幹部の妹だが、茶深に魅かれて内通した。
日本人形のごとき物静かな風貌の裏に、激しい情愛を秘めている。
寂しがり屋で放って置くと死にかけるが、構うとウザがられる。厄介な性分。
茶深一味の食事を用意したり、ゴミの日はきっちり守ったりと良い女房役である。
“木乃葉”
「待っててね"アキ"……僕がきっと仇を討つから」
「痛……痛いのは止めて!」
特環に所属する虫憑きの少年。何者かに恋人を殺され、仇を探している。
階級は茶深より上位だが、彼に怒りを支配されて従い続けている。
そのおかげで"虫"の能力は向上したが、まだ実力を発揮できていない。
茶深によく八つ当たりされているが、あまり痛めつけると喜ぶので、茶深も自重している。
“ルシフェル”
「ずっとウジウジしてればー? オレは先に進むから」
「オレの夢ですかー? 他人に言いたくないしー」
ムシバネの参謀。リーダーの死後に混乱するムシバネを見限り、茶深に協力している。
直情型の下僕たちとは違い、戦術面で優れた作戦を立てている。
絶世の美少年だが、漂わせる倦怠感が全てを台無しにしている。
狡猾なようで押しに弱く、ムシバネの新リーダーに気持ちが傾きかけているようだ。
白樫 緒季(しらかし おのすえ)
「許さない……"先生"と皆を奪ったあのジジイだけは絶対に!」
「見つけたよん、大切な夢を」
特環から離反した少年。魅車に飼い殺しにされていたが、紆余曲折を経て茶深に従っている。
憧れていた"先生"と故郷を奪われて、復讐鬼と化していた。
だが杏本歌詩(あんもと うたのり)と出会い、新しい夢を見つけた。
田舎育ちで純情な少年。百戦錬磨のように振舞うが実は初心。
佐藤 陽太(さとう ようた)
「そう、ボクが魔王だ。全ての犠牲は真の魔王を滅ぼすために必要なのさ」
「酷いなあ茶深くん。そんなに冷たくすることないじゃないか」
傀儡師。言葉で他人を支配する。
『魔王』を討つべく虫憑きたちを実験台にしていたが、その行為を続けた彼こそが『魔王』だった。
普段は茶深よりも地味な服装で地味に振舞うが、脱いだら凄いらしい。
自分に恐怖を与えた茶深に心酔し、嫌がる彼をどこまでも追いかける。
魅車 八重(みぐるま やつしげ)
「あくまで私に歯向かうのですか。よろしい、貴方を愛してさしあげましょう」
「私は見届けたいのですよ。人の心から不純物を取り除いた後で残るモノは何かを」
魔王。中央本部を事実上支配し、多くの虫憑きを囲っている。
慈父のごとき微笑みを称えた好青年の姿をしている。
だが彼の鎖の笑みは少年たちの心を縛り、少しずつ蝕み、時間を掛けて壊していく。
虫憑きを生む“始まりの三匹”の一匹を隠して密かに実験を行っている。
茶深の存在には気付いてすらいなかったが、反逆者の成長に心躍らせている。
全ては彼の思惑通り――。
本編は無理でした……雪が降る前に逃げます
オゥルと綾が生きてるんならそれでもいいや
温泉バンドエロかわいいよ温泉バンド
ひはっを止めようとした兜が逃げ遅れて女性陣に制裁されそうだ
>>210で思いついた
薬屋抄子
「わたしたちは生きてるだけで誰かを傷つけるからだよ」
「真実なんていらない。私の目に映るのは敵だけでいい」
と言いながら拳銃を撃つ美人というより可愛い女の子
ムシウタbugを反転するとシャナみたいな感じになるんだな……
抄子「ああもう、おとなしく言うこと聞いてよ、バカ!」
亜梨○「うるせー、バカ抄子! ぺろぺろー、ぺろぺろー」
抄子「あ、あれは違っ!アイツが勝手に///」
かっこう「どいていろ。足手まといだ」
亜梨○「抄子///」
こうですね
性別逆転すると男前な男が増えて腐女子大悦び
男だけ反転させても腐男子は大喜びですがなにか
219 :
85 :2008/07/19(土) 09:03:14 ID:meM4Myk7
二週間近くも過ぎてしまった上に見直したのでなく書き足しただけで終わってしまいました。
Vistaだからフリーソフトで文字数カウント機能がついているものがなかなかなくて、残念な感じです。違う機種だったら好かったのに。
書き手スレを読んだらパクリの話が上がっていたので自作を読み直したところ、保管庫と似たネタがあったので上げるのを迷いました。
読むと似てたな、思える箇所がありました。しかし、書き直すと脳味噌が凍結してしまったのでそのまま上げることにしました。
気に食わないと思われる方もいるでしょうから、嫌に思われた方がいらっしゃったら続きはなしの方向でいこうと考えています。
220 :
219:2008/07/19(土) 09:04:22 ID:meM4Myk7
ぞくぞくと利菜に言い表しようのない痺れが背筋を走った。耳朶を愛撫する大助の声に反応して、頭の天辺から足の爪先まで小刻みに震え、下半身が熱って重くなり、だらしなく開いたままの陰唇がとろんと蕩けて涎を垂らす。
何度もイきまくった後で敏感になっていたからだろうか、理性の悪趣味な異物に対する嫌悪よりも、得体の知れない期待感が体の中心の一番奥から沸き起こり、利菜は自分の淫らな本能に困惑する。
あたしホントにどうしちゃたのかな………。
玩具を体の大事な部分に取り付けられて、利菜自身が玩具になって弄ばれると言われたというのに、そうされるコトを既に受け入れて悦んでいる自分が居る。
先程まで犯され続けて、口も喉も性器も排泄口にもまだたくさん大助の精液が入って満たされているのに、大助にされることなら玩具でも何でもイイからして欲しいと、何処までも浅ましい自分が居る。
自分で体を動かせずされるがままの状態だからこそ、そう思えるのかもしれない。体調が万全の状態で反抗出来てしまえば、プライドが邪魔をしてここまで体と心が素直にならなかっただろう。
言葉だけなら大助に反論出来たはずなのに利菜はすぐに言い返せなかった。
だって、こんなコトをしている間だけでもちゃんと薬屋はあたしのことを見ていてくれているのだ。今、この瞬間だけ、二人の肌と肌が触れ合っていると、愛されていると錯覚出来る。―――そんなことは、ないのに。彼の一番じゃないんだから。
他愛もない言葉をかけられる度に、利菜は自分が大切に扱わられているように思えて、途端に己を見失う。―――利菜に向けられる彼の言葉は、気紛れでしかないのに。
自分がただの玩具に成り下がってしまうほど触れられたい、自分と相手の境目が判らなくなるほど触れていたい。
こんなあたしは知らない、知りたくない、知りたくなかった。
そう考える側らで、利菜はこうも思うのだ、コイツと二人きりの時くらい自分の箍が外れたって別にイイじゃないのよ、と。寧ろこう考えればいい、望むところだって。
まじまじと大助が利菜の顔を覗き込み、じっと見つめる。それは鼻同士がぶつかり合いそうなくらい近かったので、一瞬、利菜はキスされるのかと思って目を閉じた。だが暫く待ったものの、何も起きなかった。
「ぷっ。あはっ、あはははっっ!」
急に大助が肩を震わせて笑い出した。
「…え?…なっ、なによ……?」
「いやー、なんかさぁ、つくづく立花さんってね…、時々、すげぇカワイイ顔するよなー、本当、うんマジで。」
けらけらとおかしそうに大助が言う。大助にしてみれば利菜が自分の体にバイブレーターを取り付けたコトを壮絶に不機嫌な顔で怒るだろうと思っていたのだ。
それが、今にも泣きそう崩れた顔を真っ赤に染め、羞恥心などこれっぽっちもないかのように太腿をもじもじと摺り合わせ、物足りなさそうに縋るような目つきの彼女は、心持ち頼りな気で、あまりにも愛らしく大助の目に映っていた。予想外の好印象だ。
利菜の陰部を覆うように添えられた大助の手は再びじわじわと濡らされていく。
「スイッチをまだ点けてもいないのに、もう濡れ出してるんだね。なんていうか、さすが立花さんってカンジだよ…」
大助はもう片方の手の中でバイブのスイッチを弄りながら、ぼそっと小声で付け足す。
「この調子じゃあ穿き替えさせても、すぐにズボンがぐちゃぐちゃになるだろうね。」
それはどこか面白がっているような、それでいて嘲っているような、利菜を見下した声だった。
「今スイッチを入れたんじゃあ、立花さんが悦ぶだけだしなぁ。つまらないよね、ねぇ?」
カチっ。
大助がクリストスに固定したバイブだけを選んでスイッチを入れる。
「……っ!はぁぁぁぁぁああああぁん!!」
振動の強さをこまめに切り替えると、利菜のおま○こが痙攣した。
「つまんないよねぇ?」
今度はアナルと交互にスイッチを切り替える。リズムカルな手捌きに、利菜の一番いやらしい部分が反応して、勝手に身をくねらせた。利菜の意志では全く動かせない体は、大助がもたらす性感に対してのみ反射的に活動した。
そのたびに利菜は気力も体力も消耗し、大助の行為に対する抵抗力が失われた。利菜は何処までも淫乱になり、少年に従順になってくる。
「あくっ!ぁぁん、ん、ふぁあぁぁっ、んんっ、んっ、はっ、はあぁぁっ、ひぃやぁあっっ、んんんっんんっ。」
こぷりっ、と利菜のアナルから音が鳴った。ついさっき射精された大助の精液を噴き零してお尻の割れ目をべちゃべちゃにする。利菜はクリストスが肥大化するごとに呼吸が荒く乱れて、はしたない声を上げて悶えた。
221 :
219:2008/07/19(土) 09:09:31 ID:meM4Myk7
バカみたいに出してしまうカン高い嬌声は、利菜自身も知らないような女の声だった。もう大通りの通行人たちは気付いてても知らないフリをしてくれてるんじゃないかしら、と利菜が考えてしまうくらい彼女は少年の玩具として一段も二段も段階を越えて淫らになってくる。
何度もイった後でこんなに弄ばれてしまってはカンジない筈がないのに、大助は利菜をまだ責めてくる。責めて、責めて、責め上げられて、利菜は身も心もくたくたになりながら、体をしならせた。
「これぽっちじゃ俺にはつまんねぇよ、物足りないね。――ほらほら、もっとイイ声で啼けよ、あぁ?」
大助の口調が乱暴になっている。意地悪なコトは前からあったけれど、なんかいつもの薬屋じゃないみたいだと利菜は思った。
――――幾度も立ち塞がった利菜をせせら嗤い、大型の自動式拳銃を携えた、黒い悪魔みたいなヤツが――――、一瞬、脳裏に憎き宿敵の姿を想い浮かべ、すぐに打ち消す。大助はあんな野郎とはゼンゼン違う、と。何故、急に奴のコトをこんな時に思い出したのだろう?
ばんやりと意識が途切れそうになると、大助が利菜の頤に手をかけ、彼女の唇を噛んで滲んだ血を啜られた。朦朧とした頭が痛みを覚えて目を覚ます。
「眠っていいなんて、誰も許してないだろうが」
大助はクリストスとアナルのバイブの電源を点けっ放しのまま、おま○このバイブのスイッチをONにした。
「ふぁ、ふがぁぁぁぁああぁああ、んぃ、はぁああんっっ、ぃひゃぁっ、んはあ、ひゃぅぅうううっっ、ぁぁあぅ、ひあああああ、ああっ」
利菜はスイッチが一つ入っただけで気が狂いそうになったのに、今は三つ同時に襲われていた。
大助の玩具で玩ばれて、体の穴を玩具に仕立て上げられている真っ最中なんだと、そんな風に考えて利菜は気がヘンになりながら、痴女のように本能のまま身をくねらせた。
「喜んでいいなんて、俺は一言も云っていないよな?………そうだろ?ん?」
ぱしんっ、と利菜のお尻を大助が叩いた。じんじんと痺れてお尻が赤く腫れ上がるくらいの手形が、くっきりと利菜の白い肌に浮かぶ。ぷるんぷるんと彼女のお尻は小さく揺れた。
「はぅっ…………んん……ぁああ」
「喜ぶなよ?なっ?」
今度は力を弱めて、ぺちぺちと可愛らしい音を鳴らして、利菜のお尻を打った。大助は腫らした肌を爪先でそろそろとなぞり、指の腹で擦って、しっとりとした尻たぶを揉み揉みと捏ね繰り回した。
「ひぃゃあああああん、ん、ぁぅうっ、いゃぁああっ、ダメぇぇええっ、くはあぁぁっ、ひぃあんっ」
「何がイヤだよ、アホの子みたいにカンジてるクセに。バカじゃねぇのお前?」
大助の手つきが凄くいやらしい。利菜はもし大助が痴漢でもし始めたらヤられた相手は逆らえないんじゃないか、寧ろ助けを呼ぶなんて思い付きもせずに、電車を乗り過ごしちゃうんだろうな、とかそんな妄想が利菜の頭にチラついたくらいである。
利菜はリズムカルに腰を揺らした。ぷるんぷるんと赤く腫れ上げながらも形の良いお尻を踊らし、身をくねらせる。
「こんなんで喜んでんじゃねえよ、バカ女が」
大助が利菜の桃尻を掴んで持ち上げ、ぺろぺろと舌を這わせ、舐め回した。ちゅうちゅうと肌を貪られる。
「……はぁっ、……あっ、あっ、あっ、あっ、あああっっ」
利菜のお尻をむしゃむしゃと大助が噛んだ。あたしは夕食でもオカズでもナイんだからと利菜が云いたくなるほど豪快に齧り付く。
こんなのただの変体プレイじゃないの!?、と利菜が思った途端、大助は尻たぶを左右に引っぱって、アナルに尖らせた舌を捩じ込んだ。
利菜は顔を羞恥で熱らせながらも、後ろの穴を悪戯されてドキドキしながら感じ入っている。いつものコトだけれど、大助とセックスする度に利菜は変態に目覚めさせられていってるような気がした。
そんな利菜を、ニヤニヤしながら大助が見つめている。利菜は大助が乱暴になったのは、興が乗ってスイッチが入ってしまったんだろうと、その程度に思っていた。もしそれが大助の本性だと知っていたら、そんな暢気な考えは浮ばなかっただろうに。
「…いや、そうだな。さっきお前がイヤがってたんだから、止めてあげるべきだよな。そうだろ?」
ぴたり。
大助はバイブのスイッチを全部切り、手と舌の動きを止める。暫しの間、じっとしたまま利菜の顔をとっくり覗き込んでいた。無慈悲な大助はスイッチを入れるフリを何度もし、バイブが稼動するコトを期待しては外される利菜の反応を見て、愉しそうに遊んでいる。
次第に焦れた利菜は、体をぷるぷると震わし始めた。下半身に何か切迫したモノが一気に溜まってくる。
「あっ、ああ……薬屋…っっ!……ねぇ…う、うぅぅ、ぁあああっ、薬屋ぁ、押してよ、それぇぇえ、ぅううぅ」
腰をくねらせて利菜は哀願する。
222 :
219:2008/07/19(土) 09:33:53 ID:meM4Myk7
大助がスイッチを推してくれないコトに、利菜は焦れてどうにかなってしまいそうだった。
もう何でもいいからめちゃくちゃにされたいと、恥をかなぐり捨てて利菜は大助に縋り付きたかった。もし体を動かせられたら、地べたに這い蹲っていたかもしれない。
大助は利菜の様子を見てもう一度、彼女の性器に挿入した玩具のスイッチを入れようとした、が途中で思いとどまる。大助には利菜を喜ばせてやる義理など一切無かったからだ。
利菜はバイブのスイッチを入れて貰えず、物足りなさそうに大助の名を呼んで喘いだ。
「ズボン穿かせようと思ってたけど、別にスカートでもいいよな。汚れてるのが味があっていい。ノーパンで他のヤツにも見せちゃうかもしれないけれどさ、余興としてはちょうどいいよね」
唐突に大助が言い、利菜の太腿を撫でながら、にんまりと笑っている。こりこりしたクリストスを人差し指で何度か弾いた。
ひくひくと、利菜はそこを痙攣させながらも精一杯の抗議をする。
「バ、バカっ!…ひゃあっ、ぁ…そ、そんなコトしたら、ん、んんんっ、ふぅ、いろんなトコが見えちゃう、……あ、ぁんっっ…、じゃ、ないの…?……っっはぁああん」
「うん、そうだね。そんなにもはしたない立花さんの体の一部をさ、偶然通りかかった人たちに曝しちゃうだけだよ。
ぐちょぐちょに崩れたおま○こと後ろで涎を垂らしてるアナルにバイブを咥えこんで、充血してデカくなった陰核にもそれをぶら提げててさ、てらてら形のいいお尻を滑らせてる立花さんを見せびらかすんだ。
…背中に背負って歩くから、スカートが全開になるように持ち方を考えないといけないよね。うーん、足を掴んで支えるんじゃなくて、お尻を左右に開いて抱えるようなカンジかな?」
「や、ちょ、あ、あんたそれ、ひゃうっ、正気?本当にやらないわよ、ねえ…………?はうっ」
大助だと実行に移しかねないので、利菜は真剣に怖かった。
「立花さんが自力で歩けるんだったらさ、もっとこう、オレとしては萌えるんだけどなぁ。
素足に学校指定の革靴を履かせてさ、ノーブラのぴんと尖った乳首の色がブラウスから透けて見えてね、丈の短いスカートの襞をぴらぴら翻して、ぴょこぴょこノーパンのお尻が見え隠れすんの。
まあ風でスカートが捲れ揚がって全開になったりすると風情が無いけどさ。チラ見せがいいんだよね。あ、ぃや、うーん、ここまでくると痴女過ぎるか。オレもここまでさせるほど鬼畜じゃないからさせないけどね?……ジャージで我慢するよ?」
大助は心密かに、いつか利菜を泥酔させてから真夜中の公園でヤらせてみようかなと、チラリと考えたが顔には出さずに云った。
心理的距離で利菜は大助からぐぐっと身を引く。何かマジよ、コイツ……!?
「死ね。ちょっと死になさい、今すぐ死になさい。なんかあんたのは犯罪レベルの変質者でしょ!?変態じゃないの…っ!いくらあたしでもそれは引くわよ!!」
「別に今さ、立花さんがイヤがってても喜んでさせる方法なんていくらでもあるんだけどねえ」
ジゴロな感じでさ、と聞き捨てならないことを大助が云いながら、服の上から利菜の乳房を捏ね繰りまくる。鼻にかかった声を漏らして蕩けそうになる自分を、利菜は懸命に抑えて文句を言った。
「な……はぁぁぁっ、何されるかわかったもんじゃないわ……!…んっっ…動けるようになったら、ぅああっ、自力で家に帰るわよ……っっ、ひぃゃああぅう、あ、あたしをほっといて先に、んああぁ、帰ってなさいよ、ぅひゃぁあっっ」
さすがにそんなことをヤらされるのは、利菜もイヤだった。
「本当にいいの?このままオレが先に帰ったらさ、賭けてもいいけど犯られちゃうだろうね。今日中は体動かせないだろ、立花さん?こんな暗い路地に無抵抗なままバイブ突っ込んで寝転がってるなんて、完璧に暴漢に犯されたいって言ってるようなもんだけど……。
なんつーか、ヤれるんなら誰でも構わないんだな、立花さん。そこまでして自分の痴態を他人に曝そうとするのか、オレには理解出来ないよ」
「……違うわよ…っ!ひぁあぅっ、あんたに何されるかわかったもんじゃないから、んんんっ、一人で帰ろうと思っただけよ、バカ。
……ちょっと、抗議してるのに、やぁあっ、揉まれてるとどうでも良くなっちゃいそう、なにその手つき。……あっ、あっ、あっ、そこは…、乳首っ、弄っちゃダメ、っはぁあんっっ、やあぁぁ…」
「オレ別に構わないんだけどなあ。だってさ、立花さんがオレ以外の野郎に犯されてる時って、どんな声で啼くのか興味があるし」
「ふひゃっ!?ぁ、あ、ええ?な、なにバカなこと云って……んんんっ」
「物陰に隠れて見物でもしていようかな。レイプされてる姿を撮ってさ、今みたいに立花さんが動けない時は目の前で上映会やってもいいよね」
223 :
219:2008/07/19(土) 09:38:39 ID:meM4Myk7
そっけない声でたいしたコトでもないように言う。
「助けようとは思わないのあんた!?…ぁ、あっ、ふぁああん…た、助けなさいよ!ぁ、……やぁあああっ」
「助けないよ。人がちゃんと連れて帰るって云ってあげてるのに、わざと此処に残ろうとしてるのは立花さんの方だし、オレの知ったコトじゃないね」
少しだけ怒りが滲みつつ、冷たく突き放したような声だった。わずかに目を吊り上げている。
だがすぐ思い直したようにそんな態度はナリを潜め、大助は普段の口調で利菜に話しかけた。
「冗談だよ。あはっ。レイプされてる立花さんを見てるだけじゃつまんないだろうし、しないって。まあ、第三者にレイプされるどころか視姦されてもイキまくっちゃう立花さんにとって、オレが連れて帰るのは拷問かもしれないけどさ」
ふむふむ、と頬をさする大助。
「あぅうううっ、そ、そんな状態でイっちゃったりしないわよ!あっ、あんたの中のあたしはどんな変態なのよ!!バカ、バカ、バカっ!」
「どうだかな」
大助が半眼で利菜を睨んだ。利菜の顔は与えられた刺激で淫蕩に崩れ、快感のあまり目が澱んでいる。見ている限り説得力ゼロだ。
「立花さんみたいな淫乱な女はさ、身をもって貞操の大切さを理解させないとダメなんだろうね」
「な、なによそれ…?んあぁ、ど、どういう意味よ…?」
「だから。お、し、お、き、するんだよ。レイプされたがってる立花さんに体に刻み込んでわからせてあげるね」
パチンっ、カチ、カチ。カチ。
再び大助がバイブのスイッチに手をかけ三つとも稼動させる。ブウブウ唸るバイブが利菜の下半身を苛み、身も心も玩具にされて辱められた。
立ち上がった大助が利菜の体を壁に預けると、彼女の足を掴んで観音開きに股を広げさせる。利菜はぐちゃぐちゃになった陰唇の上で肥大化したクリストスをひくつかせていた。
大助は両足の靴と靴下を脱ぎ、まるで準備体操でもするかのように、つま先をもぞもぞと蠢かせる。
「…?」
何をする気なのか、利菜はわからず内心で首を傾げる。大助の挙動一つ一つに利菜は見入っていた。
大助が左足を振り上げると、利菜のおま○こに向けて一気に振り下ろす。
ぐしゅ。
「……っっ!!痛っ、いっ、な、何して…」
大助は利菜の問いに答えず連続技を繰り出した。決して傷をつけないよう、だが強く性感帯を圧迫させる。クリストスや尿道口、陰唇や膣口を足の裏で押し付けるように擦り上げ、痛くなる寸前でソフトな力加減をしながら踏みつけた。
「……あっ、あっ、あっ、あっ、なんで、ぇぅ、えぁあ?」
ぐにゅっ。ぐしゅぐしゅぐしゅ。ぐに、ぐに、ぐりっ。
「………っ!かはっ……、ぁ、ぁああああああ!!んんっ」
クリストスがバイブごと押し潰され、大助の足裏がびちょびちょの陰唇にめり込み、爪先でぐりぐり押し込まれて膣の中のバイブが奥でGスポットに衝突する。
一瞬、目の前が真っ暗になった利菜は、自分の体がどうされているのか理解出来ずにいた。スキーン腺が刺激され、尿道口から透明な液体がちょろちょろと分泌される。
大助が再び足を持ち上げ、振り下ろした。バイブで痙攣するクリストスをぐにゅぐにゅと親指で潰したり、他の指先で挟んで弄り、足の裏で陰唇を揉み解すように刺激を与え、ぐりぐりと踵を膣口に捻り込む。
大助は利菜が壊れないくらいの力加減をしながら、壊れる手前まで彼女を追い詰める。
ぐにゅ。ぐにゅ。ぐしゅ。ぐにゃ、ぐしゅ、ぐしゅ。ぐにゃ。くちゅ。ぐしゃ。ぐしゃ。ぐ、ぐぐっ、ぐりっ。ぐぐぐ。
大助が利菜を踏みつける度にとうの昔に柔らかく熟したおま○こは、とろとろと妄りに崩れてきた。利菜が嬌声を上げて身悶えるにつれ、ぐちゅぐちゅと膣口から分泌される潤滑液が大助の足捌きをスムーズなものする。
屈辱的な大助の行為に利菜の体はただカンジてしまい、自分自身の反応に利菜はくらくらと眩暈がした。
ただの理不尽な暴行に屈してる自分に苛立ちながらも、この状況を既に体が受け入れてしまっていたのが口惜しいクセに、ずるずると目覚めていく快感に理性が流されてしまう。
利菜を守る大切なモノを剥ぎ取られ、剥き出しにされたままいたぶられる。
こんなことをされて喜んでる自分は実はマゾだったんじゃないかしら、一般的に、少なくともフツーの女の子は強姦紛いの暴行を受けて感じるコトなんてないだろう。
大概は体を強ばらせて不快過ぎて嫌悪感が募るはずだ。そんな風に利菜は自己嫌悪に陥りかけたが、大助は落ち込む暇も与えてくれないらしかった。
224 :
219:2008/07/19(土) 12:11:46 ID:meM4Myk7
「レイプされたかったんだろ?立花さん、オレ以外のヤツにココを弄られたかったんじゃんか、ねえ?」
ぐちゅ。にちゅ。ぐっ、ぐにゅ。にちゃっ。ぐしゅぐしゅ。にちゃっ。ぬちゃ。にゅぷっ。ぐにゅぐにゅっ。ぐちゅ。ぬちゅ。
大助は弾むような足取りで、利菜の大事な場所をぐちゃぐちゃにする。その際、奏でられた湿った水音が利菜の鼓膜を犯して惑わせた。
「ん、んんんっ………んはあああああぁ、あうっ、ふあっ、ふぁあああっっ、あぁんっ、ひゃぁあああああああああ……ぃやぁん……っっ」
"何よこんなのただの言いがかりじゃないの!あたしはレイプだなんてされたくないわよっ!"
そう答えようとしたつもりだったのに、利菜は抗議とは名ばかりの、艶めかしいと息を漏らしただけだった。
大助は足の指を五本全部、利菜の陰唇に咥えさせるように擦り合わせ、ぐりぐりと無理矢理膣口に捩じ込んだが、さすがに全部入らなくて余った指先で膣口をカリカリ掻き毟る。
まるで利菜の胸に痛みだけを与えるように両手で掴みかかり、ぐにゃぐにゃと捏ね繰りまくる。乱暴な動作で服の上から乳房全体に歯を立てて擦り上げながら、指先で乳首を転がし、容赦なんてモノが全くない程の強さでがりがり噛まれた。
「いぃいいぃいいいいいいいっ、はぁっ、ふぁあっ、はあっ、はぁっ、はあ、はあ、っひゃ、はああっ、ふあぁあ」
利菜が口をパクパクさせて喘いでいると、口の中に指を突っ込んで掻き回されたり、舌を抓られたり引っ張られたりした。
何が何だか判らなくなりながらも利菜は夢中になって大助の指を咥える。歯を立てないで丁寧にしゃぶった。大助の指に口内が犯される。
利菜は大助の下半身を見つめながら、アレを思い浮かべてちゅぱっちゅるちゅちゅっと大助の指を食べる。自分でもうまく出来たと思った時は、大助がほんの少しだけ愛おしそうに利菜を見つめて笑いかけた。
そんな時、利菜はどうしようもなく嬉しくて堪らなくなる。食べさせてくれないかしら、アレ。
とろんとした淫らな目つきで利菜が彼の下半身を見つめていると、目聡い大助に気付かれた。
「立花さん?お仕置き中にさ、もう何で発情しちゃってるんだよ。……はあ。まだ足りないみたいだねえ」
大助がどこか嬉しそうに、うっとりと利菜を眺めて呟いた。大助も結構今の状況に興奮しているコトに、利菜は今更ながら気がついた。
「……どうしてあげようかな?淫乱な女にはそれなりの対応が必要だよね?」
ぞくぞくと体の芯が痺れてしまうのを、利菜は止められなかった。
大助がまたスポーツバックからごそごそと何かを取り出した。左手には随分長く堅そうな臙脂色の組み紐と、黒いベルベットの生地に飾りレースがついたリボンを何本か掌でぶら提げている。右手で油性ペンと小さな和風の鈴を幾つも握っていた。
「…え?…ふぁあああっっ!…ちょ、ちょっと薬屋っ、あ、ぁ、あぁ、あっ、ああんっ、あ、あんた……まさか、ぅ、ぅうう、ひゃああああっ、それは、んぁ、しないわよね………?ん、んんんっんんんん、はうぅっっ」
体の中で蠢いているバイブに反応して、びくびく腰を跳ねる利菜を、大助は膝をついて押さえ込んだ。
「手元が狂うから、動かないでよね。立花さん」
折角着せたジャージの上着を捲り上げ、胸を組み紐で縛り上げる。利菜の形の好い乳房に紐が食い込み、淫靡な姿を誇張する。乳首の先端で輪っかを作った。
「人を縛るのってさ、縄よりも紐とか糸の方が向いてるんだよね」
リボンを首に結わえ、鈴を取り付けられる。利菜がバイブで悶えるとチリチリと涼やかな音色を立てた。飼い主がペットにつける首輪に、居場所がわかりやすいようされちゃったみたいだと利菜は思った。
まだ利菜は気付いていないが、リボンには表側にR.Tachibana.のイニシャルが小さく刺繍されており、裏側に“どこかで道草してるオレのペットがあなたにご迷惑な行為をなさいましたら至急こちらへご連絡ください。
【 090-××××-××××】”と、飼い主の連絡先が縫い取られていたのだが、利菜が知るのはまた後だった。
大助は紐を寄り合わせ、固く大きい結び目を幾つも作ると、利菜の性器に宛がった。クリストスや陰唇にめり込むよう、その場所を中心に大助は力をこめてキツく縛った。
「ふああああぁぁぁぁっ、ぁぁああぁああぁぁああんっっ、んんんん、やぁっ、食い込んで、はうぅぅぅ、もうぃやぁあっ」
アナルの方にも結び目を宛て、両足を動かせるよう別々に縛られる。
じゃらじゃらとリボンに鈴をたくさん通して、性器を縛った紐の上からクリスマスの電球を飾り付けでもするようにグルグル巻きつけられ、クリストスをバイブ後と結わえると、そのまま蝶ちょ結びにきゅっとリボンを締め上げた。
乳首の先端に輪っかを作った紐に、おま○こを縛った紐を通して繋ぎ合わされる。
続き待ってたんだぜ。
最後がどうなるか気になる
226 :
219:2008/07/19(土) 17:38:50 ID:meM4Myk7
利菜が少しでも足を動かすと、アナルと陰唇に紐が食い込み、その弾みで乳首が下に引っ張られ、ぶらぶらと乳房が揺れて紐がめり込む度にクリストスと膣口に振動が伝わり、リボンに結わえた鈴が喧しいくらい鳴った。
バイブが利菜の中で暴れまわる間、鈴の音と利菜の喘鳴が止むことなく続いている。
大助は淡々とバイブを弄り、利菜の耳朶を噛みながら、女の子の貞操が如何に大事かというコトと、利菜がそれに反して如何に卑猥な女であるのかという事実を鼓膜の奥に捩じ込んで説き伏せ、利菜を調教した。
「ち、ちがうもの……ぁ、ぁああっ」
利菜が否定するとバイブの動きを止めて、お尻を百回も叩かれた。彼女が口答えする度に大助はそれを何度も繰り返す。
―――どれくらいそれが続いたのか、利菜は打たれても打たれても欲しがるコトしか出来なくなった。ただただ、大助にねだり続ける。
「く、薬屋ぁあっ、バ、バイブ………」
パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。
「ぁああああ、もうっ、スイッチを……ゃあ」
パンッパンッパンパンパンパンパンッ。
「いれてよぅ…スイッチぃ……ねぇ、ぅぅぅ、ねぇったら、ぁう」
バシン。パン。パン。バシンっ。パン、パン、パンっっ。
「………自分の立場が判ってないよな。貞操の大切さを教えてやろうって云ってるのに、弄ってやるわけないだろうが」
バシっ。バシっ。バシっ。バシっ、バシン。バシっ、バシバシっっ、バシ。
どろんと翳りを帯びた視線を宙に投げかけ、涎を垂らしながら利菜は痛みが快感に変わっていくのを感じた。利菜は目に涙が滲み、顔が真っ赤になって熱い。ぴくぴくと痙攣するお尻を、利菜は体が勝手に反応してゆさゆさと揺らす。
バシっ。バシっ。パンっっ。バシン、バン、バシンっっ。バシン、パンっ。パン、パン、パン。
「入れて欲しそうに腰振ってんじゃねーよ。お仕置きが足りなかったのか、お前?そうなんだろ?」
大助がお尻を爪先で弄り、踵で踏み潰した。紐がぎゅうぎゅう食い込んで、リボンのにつけた鈴を鳴らしてしまう。
「そうだろ?バカ女めっ」
わきわきと大助が乳房を鷲掴みにしたので、ぷるんっと震えた弾みに乳首とおま○こを繋ぐ紐がピンと張った。
そのせいでクリストスがぎゅっと紐の締め付けをキツく縛られる。食い込んだ紐に擦れて、赤く腫れた乳首が起ち上がり存在感を増していく。
「ふひゃぁあああああああああああああっっ!んんんん、んぅううううううっ、はぁ、はあっ、はぁ、やあぁぁぁ、っっはあああああん!」
大助は片手で油性ペンを握り、おま○この上に×印をつけ、恥丘に陰毛を模して線を書き足し、精液でぱんぱんに膨れた利菜の腹部へ“オレの専用”、胸には“ガンバレ未来の哺乳ビン”と書き込まれた。
ペン先が肌を滑るとくすぐったくて利菜は身をくねらせるが、内容を見て大助を睨む。大助は利菜のお尻や背中にまた何か書いてる最中だった。
「な、何してるの薬屋っ、止めなさいよっ」
「何してるって、落書きだけど。見たら判るだろ」
利菜には見えなかったが、背中には“中出しOK淫乱娘”と書き込み、お尻に彼女のおま○こを実物を見ながら丁寧に描いていく。大助が無言で描いている間中、利菜はバイブのスイッチを入れて欲しくて堪らなかったので不満を抑えて懇願した。
時々大助は利菜を足で踏みつけながら拙い絵を描き、利菜の台詞を聴いている。
「ぃっ、あっ、ぁんっ、変態でも何でもイイからぁ、薬屋が欲しいの!……ひゃぁあっっ、他の誰でもなくて、はぅう、薬屋が、欲しいのよ。あ、あたしがねぇ、全部を曝して見せてあげるのは、んああぁぁっ、あんただけなんだからっっ!」
大助の動きがぴたりと止まる。少し優しげな表情で利菜に笑いかける。
利菜がほっと一息ついていると、カチリっ、アナルのバイブのスイッチを大助が入れた。
「ふひゃあっ!んあっ、あっ、ぁああああああっ、薬屋っ!薬屋ぁ!薬屋ぁぁぁあっ!!あうぅぅぅぅぅ、そ、そこじゃなぃのに……ひ、ゃんっ、んはぁぁぁああんっ」
「オレは立花さんに言わせると変態なんだろ?な?じゃあこのくらいヤるのは当然だろ」
ぐちゅ、ぐちゅぐちゃぐちゅぐちゃぐちゅ。ぐちゅ。にちゃにちゃ、ぬちゅ。ぐにゅぐにゅ。ぐしゅ、ぐしゅぐしゅっ。
大助は見た目にはとても穏やかな表情で、こぽこぽと愛液の溢れる利菜の秘所を荒々しく踏みつけた。
利菜が甲高い声を上げる度に、大助は利菜の髪を梳いて、いとおしむようにそれへ口づける。細やかな気遣いを感じさせる手付きで、紐で縛った乳房を揉み解し乳首を指先で転がしてぺろぺろと舐めた。
優しげだが悲しそうな目で首を傾げて大助に見つめられると、利菜は彼に対して何だか悪いコトを云ってしまった気がして居た堪れなくなる。
227 :
219:2008/07/20(日) 02:02:19 ID:Dt0S9HIi
だから、その間も休むことなく無遠慮に大事な場所を踏みつける大助を、利菜は甘んじて受け入れていた。大助の足がねっとりとべたついていき、足を振り上げるとぺちゃぺちゃと周辺に滴る。
大助が足を上げて、利菜の顔の前で掲げると、彼女に云った。
「オレさっき立花さんの大事な所を綺麗にしてあげたじゃんか、また汚れちゃった分は後でオレが掃除するからさ。コレ、同じように舐めてもらえる?」
わずかに残った砂粒ほどの理性が利菜に一瞬だけ躊躇わせる。そんな利菜を見つめて、大助が彼女の頬を愛撫しながら低い声で囁いた。
「舐、め、ろ。俺とこう言う関係になるのは嫌か?……じゃあ二度と立花さんの体に触れるのは止めておこうかな。オレ、他にもして貰える相手いるんだよね」
大助の言葉に利菜はショックですぐに抵抗を無くしてしまい、ぐいっと舌を伸ばして大助の爪先から掃除し始める。
…イヤだ。誰か他の女が薬屋とこんな……こんな・・・…関係になるなんて、ヤダ。あたしだけだもの、薬屋がこんなことしてて好いのはあたしだけだもの。他のコなんて知らない。あたしはあいつのモノだけど、あいつはあたしのモノなんだから……!
利菜はだんだん思考が倒錯していってしまい、大助に対する独占欲と他の大助の相手に対する嫉妬心だけで、犬のように夢中になって大助の足に舌を這わせていた。
顔を上気させながら利菜が大助の足の指をちゅぱちゅぱと、一本一本丹念に貪り尽くす。くすぐったそうに顔を歪める弱点を見つけては、そこを執拗にしゃぶる利菜が、大助の股間をじっと縋るような目で見つめている。
「…欲しいの?」
足を下ろした大助が優しく利菜に訊ねて、自分自身の股間を指で指し示す。勃起した陰茎を取り出して、利菜の顔をぺちぺちと打った。三回も抜いた後なのに、少し気だるそうなだけの大助はモノの大きさもそうだが、大物過ぎる気が利菜にはする。
「………うん…」
利菜が大助の一物に齧り付こうとすると、ひょいっと身を引かれた。こっそりと大助はズボンの中に再び納める。
「ダメ、立花さんはさっき一回だけ、勝手に食べてただろ」
「え…あたしがフェラしてあげるの、イヤ?気持ち良くなかったの、あたしじゃ不満?……他の誰かさんの方がずっと上手いのかしら、薬屋ぁ?」
「いいや。立花さんの口の中は凄く居心地が良くて、抜いてしまう程気持ち好いし。最高だよ。でもね、オレはコイツを大事にしないといけないから、淫乱な立花さんに何度もくれてやるわけにはいかないんだよね。
ほら良いコになって我慢することも勉強だよ。勿論悪いコにはあげないし、ごっくんさせたげないからね」
大助は利菜がどっちであろうとフェラさせる気は無いらしい。
「………ふぇええ……っっ」
利菜が親に叱られた子供のような顔でしゃくり上げながら、大助に哀願した。欲望に濁った目で自分の愛液でずぶ濡れになった下半身を見下ろし、利菜は荒く呼吸しながら小声で呟く。
「あ、あたし、もう……欲しくて……堪んないのっ!なんで、くれないのよっ……我慢なんて出来っこないのに、やああぁっ」
駄々を捏ねる利菜を眺めて、大助が笑いながら訊ねる。
「立花さんは良いコになれないんだ?」
「う、ぁ、あたりまえでしょっ。ここまであたしの体を弄り倒してあんた用にカスタマイズしたの薬屋じゃない、今更フツーの体に戻れるわけないわ!」
「はしたないところも直らないんだ?」
「あ、え、そのっ、だ、だって、薬屋が近くに居ると、いつもアソコがぐちゃぐちゃになっちゃうんだもの。原因はあんただから、あたしにはどうしようもないことなのよっ!仕方ないんだからねっ」
「そのぐちゃぐちゃのおま○こを見せびらかしちゃうのって、誰にかな?」
「薬屋。…薬屋だけよ。あのね、訊くまでもないコトでしょ、それ以外ありえないもの」
「オナニーする時は、誰とヤってるつもりで手を動かしてるのかな?…何を考えてるときにしたくなるの、立花さんは?」
「そ、そんなコトまで訊くの?薬屋のことを考えてると体中が熱ってきて、胸も張ってきちゃうし、アソコが熱く疼いて、それで…………気がついたら手が勝手に、ブラやショーツの隙間に潜り込んでて。
か、硬いものを見つけて股に挟んだり、宛がって擦ったりしちゃう、けど薬屋のアレは大き過ぎて調度好いカンジなのってゼンゼン見つかんなくて、あんたに苛められてるような気がしちゃうの。
イきたくてもイけなくて、いつも焦らされっ放しなのよ。あんたは………本当にどうしようもないヤツなんだから」
228 :
219:2008/07/20(日) 03:10:25 ID:Dt0S9HIi
今日はもう寝ます。嫌に思われる方がいらっしゃったら上げません自重します。
落ちまでの道のりはヘンな方向に走った所為で果てしなく遠いです。
上げることが出来たらまた後日上げます。
乙
今の今までしっかりおかずにさせてもらいましたw
変態度が高くて(・∀・)イイ!
乙
できればコスプレの話も読みたいですw
GJ! 個人的には、長編でも遠慮なく書いてもらいたいです
GJ
かっこう鬼畜すぎワロタwww
大助の目には異様な光景が映し出されていた。
任務の最中だった。相手の虫を殲滅している最中だったはずだ。
それが、なぜ自分がこんなところにいるのか全く分からない。
目の前でなぜか千晴と寧々が演奏と歌を繰り広げている。それも温泉の中、水着で
詩歌やCなども加わって一緒に楽しそうにはしゃいでいた。
亜梨子や霞王などもいる。
「いったいなにが?なんでこんなところに……」
「これが君の仲間たちかね?」
後ろから聞こえたその声に慌てて振り向く。そこには、かつてともに戦い、そして去っていってしまった戦友の姿があった。
いつも通り、黄色いカッパを着ているが、その手にホッケースティックはない。
「ワンコ、なんで……」
「なんだね、その反応は。もっと喜びたまえー」
大助の隣へとならぶ。よく見るとカッパの隙間から水着のようなものが見えた。
「お前までその格好か……一体なんだってんだ」
「見たいのかね?君にだけ特別に見せてあげようか?」
戌子が自分のまとうカッパを少しだけはだけさせる。そこから白い肌があらわになった。
「あほか」
それきり大助は黙ってしまう。目の前には水着の女の子たちがはしゃいでいて、すぐ横にも戌子がいる。
そんな状況で目のやり場に困っていた。
「顔が赤いね。照れているのかい?」
「そんなわけないだろうが!」
「最強の虫憑きが、女の子の水着に赤面か。なんとも馬鹿げた話なのだ」
「うるせぇ」
大助をからかうように戌子は話し続ける。その懐かしいやり取りに大助は少しだけ昔を思い出していた
二人でチームを組み、任務をこなしていた日々。もう二度と過ごすことの出来ない日々を。
「どうやら、やっとキミにも仲間と思えるような子たちが出来たみたいだね。なぜか、女の子ばかりのようだけれど」
「ふん、知るか。あいつらが勝手についてきただけだ」
「でも、君はそんな彼女たちが自分のそばに居ることを認めている。それだけで十分だよ」
「……ふん」
黙り込んで肯定するその癖を戌子は知っている。だから、うれしかった。
彼が相棒と認めてくれた自分を失っても、なお彼自身が認める仲間がいるということ、彼がひとりではないということが
「君はもう一人ではない。ボクが再び君の背中を守ることはもう、できないけれど。
次はちゃんと彼女らと一緒に闘い抜きたまえ。そして、戦いを終わらせるのだ」
「言われなくても、終わらせてやるさ。こんな戦い」
「キミならできる。だからもう少しだけ頑張りたまえー」
ドン、と背中をたたかれ、そのまま前のめりになる。その勢いのまま大助は倒れてしまう。
そしてそのまま意識が暗闇へと沈んでいく。
気がつくと、大助は一人で立ち尽くしていた。あたりには地面をえぐられたような跡が何か所もできている。
敵である虫憑きは、とっくに虫を失くし、欠落者となっていた。
(俺は……暴走していた……?)
「かっこうさん、かっこうさん大丈夫でしたか?なんかすごい暴れていたみたいでしたけど」
通信機から聞こえてきた声は、五郎丸柊子支部長代理のものだった。
「あ、あぁ大丈夫だよ、柊子さん。もう終わった」
(さっきのはいったい……?)
「いやぁ強い相手だったんですねぇ。かっこうさんが手こずるなんて」
「う、うん、とにかく終わった。帰ろう、柊子さん」
どうやら自分は本当に成虫化しかけていたらしい。あたりの様子と柊子さんの言い方を見る限りそれは間違いない。
つまりあの光景は──。
「夢……か?」
「え?大助さん何かいいましたか?」
「何でもないよ」
例え夢でも、大助があの場にいた人間のおかげで戻ってこれたことには変わりなかった。
戌子に、目の前の仲間とともに戦え、もう少しだけ頑張れと
その言葉のおかげで戻ってくることができた。
この戦いを終わらせるという決意ももう一度できた。
「ありがとう、戌子。俺はまだ戦えそうだ」
今はいない相手に向かってそっと呟いた。
(お前は最高の相棒だ)
ところどころ無茶があるのを承知でネタ程度に書いてみた。
誤字脱字あっても気にしなーい
うぁ、なんかせつねぇ……
そうだよな。利菜も、あるいは亜梨子と摩里も……乙でしたー
>>235 超乙
ほのぼのしつつしんみりとさせてくれるいい話でした
夏にふさわしく水着姿で乱交とはなかなかやるな!と感心した俺はどう見てもヨゴレです本当に(ry
利菜や亜梨子を徹底的に汚したいと思うのは俺に侵父が付いてるからに違いない
本編の壊れアリコは是非陵辱して欲しいな
もし亜梨子が魅車さんに操られていたら……
摩理との答え合わせが戦闘よりも前だったら、大助かハルキヨに慰めてもらったんだろうか…
なんて壊れ亜梨子受けを妄想したのは俺だけじゃない筈
保守するのだ〜
243 :
兜受難:2008/07/24(木) 18:29:40 ID:MyFR1gom
鮎川千晴――“かっこう”こと薬屋大助の姉
彼女の夢を喰らおうと姿を現した始まりの三匹“大喰い”
姉を守るために、たった一人で“大喰い”に挑む“かっこう”
“かっこう”を排除しようと動き出した中央本部
そして“兜”が所属する東中央支部は、“かっこう”と“千晴”を救うべく、総力を挙げて参戦した――
「“大喰い”が相手なら話は別だ!」
有夏月が呼び出した“虫”が尾からレーザーを放ち、“大喰い”の蝶を焼き払った。
同時に局員への指示も出し、大喰いを“包囲”をしていく。
(大したものだな)
有夏月と千莉を“虫”に乗せた“兜”は素直に感心していた。
有夏月は強力な虫憑きであり、同時に優秀な指揮官でもある。元ムシバネのサウスリーダーという肩書きは伊達ではなかったようだ。
(しかし土師支部長が健在だったら、殺されていただろうな……)
千莉の腰に手を回して彼女の体を支えている有夏月は、きっと彼女の兄の恐ろしさを知らないのだろう。
盲目の千莉が振り落とされないための措置ではあったが。
“兜”の“虫”は巨大なカブトムシで、人間を何人も背に乗せて運ぶことができる。
しかし大喰いの攻撃を回避するには、かなり無茶な飛行も必要だった。
一進一退の戦況が、突如破られた。
「何だと!?」
“大喰い”から放たれた光が、“虫”を次々と串刺しにしていく。避ける間もなく、ツノカブトもレーザーに貫かれた。
「飛べ――」
“兜”が叫ぶ前に、有夏月は千莉を抱えて飛び降りていた。
“兜”を乗せたままツノカブトは屋上に墜落した。
「く……」
痛みに呻く。“虫”がダメージを受けると、宿主の精神が傷つくのだ。
「無事か?」
だが“兜”は痛みを堪えて、仲間に声を掛けた。
「千莉、立てる?」
「うん。有夏月くんも怪我してない?」
二人は“兜”の声に気づきもしなかった。
244 :
兜受難2:2008/07/24(木) 18:50:49 ID:MyFR1gom
特環の局員たちは壊滅状態だった。
“虫”を殺されて欠落者にされた者はまだマシだった。
レーザーに撃たれ、“虫”から吹き飛ばされて地面に叩きつけられて命を落とした者もいた。
「何てことだ……」
“兜”は呆然と呟いた。痛みにのた打ち回る局員が、助けを求めて彼に手を伸ばした。
だが、もう手遅れだった。
仲間を看取ることもできない。生き残った局員は“大喰い”の次の攻撃に備えなければならなかった。
そんな虫憑きたちを、大喰いの言葉が絶望に突き落とす。
「あなたの大切な人の能力は、今も私を護ってくれているわよ?」
大喰いが謳う。そして、破壊の雪が降る。
“ふゆほたる”と戦った記憶を“兜”は思い出した。
校舎が崩壊する。
「……くっ!」
“かっこう”は千晴を抱きかかえて跳躍した。同化型の彼は“虫”と同化することで身体能力を飛躍的に強化することができる。
だが重傷を負った“霞王”と、彼女を治療している“ねね”はその場から動くことができない。
「!」
我に返った“兜”は傷ついたツノカブトを少女たちの盾にした。
瓦礫が“虫”の傷口を抉り、“兜”は膝をついた。
だが倒れることはできない。ツノカブトがさらに翅を羽ばたかせて雪を吹き散らす。
あの雪は触れた物全てを破壊する。一ひらでも人体に接触すれば、確実に死ぬ。“ふゆほたる”は人だけは殺さないように力を抑えていたが、大喰いは違う。
「や、止めてくれ!」
隣から悲鳴が上がった。ツノカブトが払った雪に、仲間の局員が巻き込まれたのだ。
しかし、雪を払うことを止めるわけにはいかない。共倒れになってしまう。
「“虫”の傍に来い!」
しかし辿りつける者はいなかった。“兜”は絶望する局員たちの悲鳴を聞きながら、雪を払い続けた。
見殺しにするしかなかった。多数の局員が一箇所に集まれば、またレーザーに狙われることも、分かっていた。
246 :
兜受難3:2008/07/24(木) 19:17:11 ID:MyFR1gom
大喰いは、分離型の虫憑きが持つ全ての能力を使うことができる
大喰いが語る圧倒的な力の差。その力を知り、虫憑きの争いを防ぐために独りで挑み続けた“かっこう”。
“かっこう”が戦う理由を知り、“兜”は納得した。
しかし彼の脳裏には、一つの懸念が浮かんでいた。
東中央支部が所有する医療施設。その一室で、“兜”は拘束テープでベッドに縛り付けられていた。
大喰いとの戦いで“虫”も宿主も深い傷を負った“兜”は酷く消耗していた。
彼だけではない。死者、欠落者、重傷者も多数出た。大喰いが引かなければ、特環は全滅していただろう。
戦闘から数日経ったが、彼の見舞いに来る者は一人もいなかった。皆、自分のことで精一杯なのだ。
有夏月と千莉、現支部長は今頃“かっこう”を心配して様子を見に行っているだろう。
力を使いすぎた“かっこう”は、“虫”が暴走する危険性が極めて高いと判断され、監禁された。
最悪の場合、“かっこう”の“虫”を殺す必要が生じるかもしれない。その時、手を下すのはおそらく“兜”の役目だ。
支部長は“かっこう”の排除という非情な決断はできないし、彼を兄のように慕う千莉は命令を最後まで拒否するだろう。
“かっこう”を憎む有夏月も優しすぎるから、いざという時は手を下せないはずだ。
損な役回りだが、“兜”が引き受けるしかない。東中央支部に所属した時から、それが自分の役割だと考えていた。
とはいえ、“兜”は“かっこう”の執念を高く評価していた。ここで諦めるような男ではない。
「暇だな」
誰も来ない病室は静かすぎた。
兜さんかわいそうです(`;ω;´)もっとやってください
248 :
兜受難4:2008/07/24(木) 19:55:49 ID:MyFR1gom
「“兜”さん、起きてる?」
「何かあったのか?」
扉の隙間から様子を覗いていた局員たちが、部屋の中に入ってきた。
「動けるようになったから、皆でお見舞いに来たの」
松葉杖を突きながら、その局員が答えた。
横に並ぶ局員たちもギプスを嵌めたまま、点滴を繋いだまま、包帯だらけで痛々しい。
それでも彼らは動けるだけマシだった。先日の戦いで東中央支部は多くの死者と欠落者を出し、生き残った局員たちも半数以上がベッドから動けない有様だった。
“兜”の見舞いに来たのは十人足らず。支部が現在保有する戦力の全てだった。
軽傷だった千莉と有夏月は、“かっこう”を監視するという理由でずっと彼の傍にいる。非常事態でもなければ動けないだろう。
「二、三日でリハビリを始める。お前たちも体を動かしておけ」
「分かってる。あのさ、“大喰い”の力について話があるんだけど……」
局員は言葉を詰まらせた。
「奴の言葉どおりだろう。分離型の虫憑きが殺しあうことを防ぐために、“かっこう”は一人で戦っていた」
「それは分かったよ。でも、“ふゆほたる”が欠落者だったら、こんなに被害は出なかった」
(やはり、そうなるか)
あまりにも圧倒的だった“ふゆほたる”の能力。12月の戦いでは“みんみん”を含めた多数の局員を欠落者に変え、先日は死者まで出てしまった。
「“ふゆほたる”だけじゃない。“月姫”の能力で仲間が大勢死んだ」
「先日の戦いは“ふゆほたる”や“月姫”に責任はない。憎む相手は“大喰い”だ」
別の局員が叫んだ。
「分かってるさ! けど、それじゃあ俺たちは何のために戦ってるんだ? 無駄死にするために戦ってるのか!?」
「土師の野郎は、命令に従えばいつかオレらを虫憑きから解放すると言っていた。だから同じ虫憑きと戦ってきた。犠牲は払いまくってるんだよ!」
「“ふゆほたる”は特環と敵対するムシバネのリーダーに納まったわ。“月姫”もムシバネの幹部だった。敵を助けるのに、味方は助けないのね。私達みたいな雑魚は何人消えてもかまわないのかしら」
「“月姫”ちゃんは“火巫女”ちゃんが無事ならそれでいいんだよ。あたしらを戦わせた土師の妹が無事ならさ。“かっこう”だって姉貴しか助けなかったし」
局員たちの怒りは膨れ上がるばかりだった。死と欠落と隣り合わせの日々の中で、ずっと我慢してきた感情が溢れ出したのだ。
どうしようもない悔しさを訴える局員たちは、だから気づかなかった。
部屋の前を通りかがった千莉と有夏月が、彼らの恨みを聞いて立ち尽くしていることに。
249 :
兜受難5:2008/07/24(木) 20:17:10 ID:MyFR1gom
有夏月は部屋に飛び込もうとした。
自分を卑怯者、裏切り者だと哂うのはかまわない。けれど、千莉を傷つける発言は許せなかった。
「待って!」
千莉は彼の袖を掴んで制止した。
「だけど!」
「……いいの。皆、きっと辛かったんだと思う」
「千莉……」
迷う有夏月に、部屋の中から“兜”が視線を向けた。
「……分かった。行こう」
「うん」
二人は手を繋いで歩き出した。
“兜”は仲間たちに言いたいことを言わせた。そして彼らの感情の歯止めが利かなくなる前に告げた。
「戦うことを嫌う虫憑きが、同じ虫憑きを欠落者にしろと願うのは矛盾しているな」
局員たちは言葉に詰まり、俯いた。
「で、でも仕方ないよ……“ふゆほたる”は強すぎる。四年前とは違う。“かっこう”だって勝てなかったんだよ!?」
「“ふゆほたる”が生き続ける限り、俺たちの誰かが死ぬか欠落者にされるんだ。“大喰い”を倒すこともできないから、虫憑きだって増え続ける」
「殺そうなんて思ってない。欠落者にすればいいんだ。あいつは欠落者から蘇ったんだから」
「『殺されるよりマシ』か。“かっこう”はいつも同じ台詞を口にしていた」
「「!!」」
病室が静まり返った。
250 :
兜受難6:2008/07/24(木) 21:46:16 ID:MyFR1gom
「……貴方はどちらの味方ですか?」
静寂を破り進み出た少女が、押し殺した声で尋ねた。
「自分の味方だ。誰にも肩入れするつもりはない」
「そうは思えません。貴方は明らかに土師支部長と“かっこう”を支持している」
“兜”への敵意すら視線に込めて、少女は言葉を続けた。
「弱さを言い訳にしたりはしません。弱い者は強くなればよい。だから厳しい訓練を課してきました。任務でも、誰一人手を抜いたりはしなかった」
「だけど届かなかったんです」
松葉杖の少女が会話に割り込んだ。
「六号指定の“兜”さんだって何もできなかったじゃないですか。皆、“ふゆほたる”にゴミみたいに潰されて」
「お前が戦ったのは“大喰い”だ」
「同じことです! “みんみん”はあの子に欠落者にされたんだから!」
涙を流して少女は呟いた。
「“虫”って夢を食べて強くなりますよね。わたしたちの夢が“かっこう”や“ふゆほたる”の夢に劣るんですか?」
「確かに“虫”は夢を喰らい成長するが、その性能は虫憑きにされた時点である程度決定されている」
「だからって簡単に潰される惨めな夢じゃない! 一度も忘れたことなんてなかった! 諦めないで特環を居場所にして頑張ってきた!」
とうとう泣き崩れてしまった少女に代わり、点滴をつけた少年が口を開いた。
「結果を出さなければ意味がないことも分かっています。皆さっきは好き勝手言ってたけど、分かってるから今まで我慢してきたんです。俺が許せないのは、“大喰い”を倒せる“かっこう”がそうしないからだ」
局員たちが頷いた。彼らのほとんどが、“かっこう”に捕獲されて特環に所属した経歴を持っている。
逃亡中に知り合った虫憑きを欠落者にされて、恐怖から“かっこう”に従った者もいる。
あの悪魔が唯一人の少女に手を下せないことが、納得できないのだ。
「“かっこう”はもう“ふゆほたる”を欠落者にしない。あの戦いで分かりました。そして“ふゆほたる”の力を遠慮なく使う“大喰い”に、あいつは絶対勝てない」
「まだ決まったわけじゃない」
「いや、分かりきってます。その戦いの中で、俺たちは虫けらのように潰される。弱いから当然だ。でも、勝てる奴が勝とうとしないのは許せない」
「どうするつもりだ?」
「……どうもしません。中央本部はもっと酷い場所だし、このままですよ。“かっこう”と“ふゆほたる”、化物どもの恋愛ごっこで、弱い奴から死んでいくんだ」
251 :
兜受難7:2008/07/24(木) 22:10:34 ID:MyFR1gom
「なるほどな」
“兜”がベッドから立ち上がった。傍にいた局員が慌てて支えようとしたが、“兜”はその手を振り払った。
「今の台詞を本人たちに言ってやれ」
「え?」
「目の前で伝えればいい。『お前たちは屑だ』と。それでアイツらが襲い掛かってきたら、俺が逃げる時間を稼いでやる」
「で、できるわけないだろ!」
「出来るはずだ。虫憑きではない鮎川千晴が、“大喰い”を退けたようにな」
「…………」
「心配するな。悪魔と恐れられてきた“かっこう”が、今さら悪口の一つや二つで怒るわけがない」
「ど、どうかな……お姉さんや“ふゆほたる”の悪口を言ったら、すぐに撃たれる気がするけど……」
「話を思い出せ。要するに“かっこう”の優柔不断さが許せないのだろう」
局員たちは顔を見合わせた。
“兜”の言うとおりだ。千晴にも思うところはあるが、“かっこう”の関係者だからという理由が大部分を占めている。
“月姫”や“火巫女”に対しては、そもそも嫌悪と呼べるほど関心を抱いていない。
大勢の局員を欠落者にしてきた“ふゆほたる”は敵だが、“かっこう”の方が遙かに酷い。
“かっこう”は実に分かりやすい悪魔の偶像だった。
そして“かっこう”一人に全てを押し付けるほど、局員たちは身勝手ではなかった。
夢を見られなくなった仲間に涙する者なら、“かっこう”を許せなくても彼が迷う理由は納得できる。
252 :
兜受難8:2008/07/24(木) 22:38:41 ID:MyFR1gom
しかし局員たちが全てに納得できたわけではなかった。
彼らから見れば、“かっこう”こそ身勝手である。
助けてくれと泣き叫ぶ虫憑きを暴力で蹂躙し、特環の任務で傷ついた同僚の“虫”を『暴走する可能性がある』と言って容赦なく射殺する。
特環に敵対するムシバネに協力したという理由だけで、幼い女の子を欠落者にしたこともある。
彼の所業はまさに悪魔だ。
その悪魔が、特環に甚大な被害をもたらした少女に恋し、その少女だけは見逃すというのだから、局員たちが怒り狂うのも無理はなかった。
二人の気持ちを理解することはできても、納得できるものではない。
それに納得したところで、“始まりの三匹”や一号指定の戦いに、虫憑きの大半を占める無指定が翻弄される事実に変わりなかった。
「“兜”さんがそう言うなら、もう少しだけ我慢します」
「無駄かもしれないけどな。“かっこう”が暴走しかけたら、ちゃんと欠落者にするんだろ?」
“兜”は黙っていた。五郎丸柊子がその決断を下せるとは思えないが、ここで話を蒸し返すと局員たちの忍耐も限界を迎えるだろう。
「でもさ、結局ボクらにはどうすることもできないんだよね」
両腕にギプスを嵌めた少年が呟いた。
今度は不満や弱音ではない。生き残るための相談だった。
「“兜”さんの傍にいればどうかな?」
「おまえがそうしたいだけだろ。群れたところにレーザー撃たれたらどうすんだよ?」
「となると“月姫”が頼りか」
「彼が守る相手は“火巫女”だけよ。“兜”がどんな目に遭ったのか、見たでしょう?」
「俺らがやれるのは、“大喰い”が出した同じ“虫”の相手することだけだな」
「我ながら情けない。ていうか下位局員は素直に逃げた方がいいんじゃない? “かっこう”も来るなと言っていたし」
「そうだなー先日の戦いも“月姫”のコピーに大勢やられたし。やっぱりアイツの“虫”は殺しておこうぜ」
「“ふゆほたる”の能力は、“かっこう”に責任を取らせましょう。当然よね、恋人なのだし」
「はあ……じゃあ普段の任務を続けるということでいいのかな。“かっこう”じゃあるまいし、虫憑きをいたぶる趣味は無いけどさ」
「強い虫憑きが支部に入るといいね。“みんみん”みたいに張り切りすぎる子は勘弁だけど」
253 :
兜受難9:2008/07/24(木) 22:56:59 ID:MyFR1gom
落ち着いた局員たちを追い出した後、“兜”は珍しく溜息を吐いた。
「アイツら……俺も未成年だということを忘れてないか?」
しかも見舞いのはずだったのに、“兜”を心配している仲間は誰もいなかった。
入院している局員が回復する度に“兜”の部屋を訪ねて不満をぶちまけることになる。
「!」
全身に鈍い痛みを感じて、兜はベッドに戻った。まだ起き上がれる体ではなかったのだ。
局員たちの怒りが収まらないなら、彼らを連れて“かっこう”に会いに行こうと考えていた。
ベッドに戻った“兜”に出来ることは、数日の間天井のしみを数えることだけだった。
完治していない体で訓練場まで来た“兜”は、そこで千莉と有夏月が他の局員たちと会話している姿を見つけた。
まだ打ち解けてはいないようだが、後は彼女たちの問題だ。
「あ!」
“兜”に気がついた千莉と有夏月が駆け寄ってきた。
「怪我の具合はどう?」
二人は一度も“兜”の見舞いに来ていないので、“兜”の容態を知らなかった。
千莉はずっと“かっこう”の心配をしていて、有夏月も彼女と一緒に“かっこう”に会いに行っていた。
「完治まで一週間足らずだ。それより“かっこう”の様子はどうだ?」
「大クンは……」
言い淀む千莉の手を有夏月が握る。
“かっこう”の状態は深刻なのだろう。“兜”の怪我を気遣う余裕など、二人には無かった。
254 :
兜受難10:2008/07/24(木) 23:15:32 ID:MyFR1gom
千莉と有夏月が去った後、入れ替わるように五郎丸柊子がやってきた。
「あれ? もう治ったんですか?」
あまり“兜”の怪我を気にしていない様子だった。
「ああ。まだ万全ではないが――」
「それより大変です! “月姫”さんと“火巫女”さんはどこにいますか!?」
コードネームで呼ぶということは、“かっこう”に異変が起きたのか。
“兜”は体の調子を確かめながら、注意した。
「放送で呼び出すわけにはいかないのか?」
「……できれば、あまり知られたくないんです」
(たった今、大声で知らせてしまったが)
「とにかく、“兜”さんも来てください!」
言い残して、柊子は騒々しく走り去った。
東中央支部・地下隔離区画
拘束着を着せられて、“かっこう”が転ばされていた。
目は血走り、息も荒い。激痛に耐えて歯を食いしばっていた。
「ここで終わるつもりはないだろう、“かっこう”」
「“兜”か。当たり前だ、“始まりの三匹”を倒すまで俺は死ねない」
脂汗を浮かべながらも、“かっこう”は不敵に笑ってみせた。
「見舞いじゃないな。俺を欠落者にする命令が出たのか?」
「そう進言する局員もいるが、支部長は命令を出していない。だが、もし“かっこう”が暴走すれば全てが終わる」
「俺を止めるつもりなら、傷を治して来いよ。怪我人はベッドで寝てろ」
結局、“兜”の怪我を心配したのは“かっこう”だけだった。
255 :
兜受難:2008/07/24(木) 23:18:06 ID:MyFR1gom
ここまでです
ギャグパートのはずが、シリアス展開で長くなってしまいました……
兜さんかっこよすぎる
乙&GJ!
大蔵さんかっこいいよかったです
>>255 GJ
しかし今後は書きためてから投下した方がいい
“兜”さんは“かっこう”に惚れてるのか
gj!
今度は救われる大蔵さんを見てみたい
261 :
219:2008/07/25(金) 15:54:39 ID:QtcgHjNQ
>>231 の方がコスプレを読みたいといったので焦りました。
利菜と大助の会話のネタとしか考えていなかったので話の都合上、特に出す必要がなかったからです。
折角だから時系列違っても何か考えようと思ってコスプレコスプレと念仏のように考えていたのですがちっともいいのが出来ませんでした。
コスプレの定義を間違えたかもしれません。
長くなると
>>227の続きが上げられなくなるので、話を深く掘り下げずに書きました。区別するために適当に題をつけておきます。
絵のモデルをさせた見返りに一日限りのつもりでコスプレをすることになった利菜は、今日で九回目のコスプレを利菜の自宅で行わされていた。
初日の一着目は、真っ裸にされた後、透け透けのエッチな下着と網タイツの上に、革ジャケットに体にグルグルと装飾的な黒いベルトを大助の手で巻きつけられて、口紅を塗られると、パイズリして少年を勃起させ足コキさせられる。
初めは確かに利菜が攻めていた筈なのに、いつの間にか手篭めにされて大助に好いように奉仕させられた。
このときに利菜は三週間休日と一部の平日に、一日1着ずつコスプレするように要求され、何度もイかされた利菜はなす術もなくそれを受け入れしまう。
土曜日の二着目は、利菜を浣腸して排泄物を空にすると尿意を済まさせて、大助は風呂場でボディソープで二つの穴を指を突っ込んで綺麗にしていく。その後、陰核やGスポットを刺激されてぐちょぐちょになるまで利菜は下拵えされてしまう。
新婚さんみたいに裸エプロンで三食手料理を作っている最中に背後から何度も何度も犯され、生クリームやバター、ジャムや練乳などを肌を愛撫するように味付けとして塗りたくられ、その全部を舌で清めるように貪られた。
冷蔵庫からイチゴやバナナやブルーベリー、胡瓜やナスビを膣やアナルに挿入され、果物は三時のおやつに、野菜は朝のおかずにする為に利菜の愛液の中で一日半も漬物を作らされた。
大助は漬けている間、利菜に度の強いお酒を少量口に含んでは吐き出させ、トイレに行くと汚くなるからといって排泄を我慢させたまま、次の日に三着目のコスプレをさせられていた。
白い小袖を胸を剥いてはだけさせ、膝まで緋袴を擦り下ろさせて巫女装束を着崩し、下半身の異物の違和感に苛み不快感を募らせがら、大助にイラマチオをさせられる。
御神籤の結果で、利菜にどの大人の玩具を使うかが決めさせられ、末吉の時は大助が素股で利菜の相手をした。
その日、情事が終わると大助は利菜のアソコにごそごそ手を入れて中のものを取り出す。
大助はバナナは素でそのまま食べ、他の果物はオレンジジュースと一緒にタッパーに詰めて冷凍室でキンキンになるまで冷やしてシャーベットを作った。
利菜は自分の手で大助にあーんしてそれを食べさせるよう強制させられる。就寝する前に大助が利菜の体をマッサージして解したので、愛撫に体をしならせてしまい中々寝付けなかった。
翌日学校で大助がクラスメイトの前でアソコに入れた胡瓜とナスビを弁当にして食べていた時は羞恥のあまり絶句して何も云えなかった。別の人に一口あげようとしたので、利菜は慌てて大助から取り上げ自分で食べた。
そんな日々を過ごす事、利菜の今回のコスプレは………。
「利菜ちゃん、今日も一段とカワイイー格好になりまちたねー。カワイイーでちゅよぉー今食べちゃいたいくらいでちゅ。」
「気持ち悪い幼児語でしゃべんなっ!!その赤ちゃん言葉はキモチ悪いわよ!」
大助はそっぽを向いて無視した。いっそのこと大助が赤ちゃん役をやればいいとさえ利菜は思う。
今日利菜はおしゃぶりを口に含み、涎掛けを胸につけ、指ナシのミトンを手に嵌め、乳首にローターを取り付けられたまま、四つん這いで室内をハイハイさせられていた。
「こんなのやってらんないわよっっ!毎回毎回あんたの選択肢はマニアック過ぎるでしょうが!!」
「やだなー立花さん。自分で覚悟してるって言ってたクセに、この程度で取り乱すかな?約束を破って嘘吐きになるんなら…………オレにも考えがあるけどね」
うっ、痛いところを衝かれて利菜は黙り込み、再び赤ちゃんのマネをした。自分から言い出した以上は守らなければならないし、反故にした場合、大助の報復が恐ろし過ぎたからだ。
「あぶー、ばあぶぅー、ぶぶぅう、ぷぅ。きゃきゃきゃぁっ」
半ば捨て鉢になった利菜がそんな感じの奇声を繰り返し発せさせられると、何か大事なものを諦めながら部屋の隅から隅までハイハイさせられた。屈辱に利菜は顔を赤く染め、体をぶるぶる震わせてヤル気がなさそうに床を這う。
「赤ん坊はもっと元気がいいよ。ダメじゃんか、もっと楽しそうにしていないとさ。その辺のものを口に含んで吸い付いたり齧っちゃったりするもんなんだから、ほら。」
大助が利菜にテレビのリモコンや利菜がいつも絵を描く時に使う平筆をカリカリ齧らせた後、自分の陰茎を利菜の口元まで持って来た。
利菜が亀頭を舌でちろちろと突き、陰茎をあむあむと唇で扱いて、ちゅぱちゅぅぅぅぅちゅぱっと吸い込み、睾丸を微妙な力加減で口に含み、舌でそっと嬲ると、大助が心地良さそうに溜息を吐く。
「勝手にいろんなものを食べたらいけないんだよ?オレのだけにしような、立花さん。食べたら運動しないとね」
利菜はコクリと頷く。云われなくともそのつもりだった。
利菜はまた大助にハイハイさせられる。利菜の這う動きが少しでも鈍ると、乳首のローターが情け容赦なく振動し、敏感に感じている利菜の呼吸を荒くさせる。
「ん、ん、んぁああ!!んんんんんっっ、ぁぁああぁあああぁぁぁっっ……!…はぁ……はぁ……はぁはあ………はあぁああぁあああ……っっ、ぁひゃあんっ!!」
四つん這いで背後にいる大助に秘所を見せびらかすようにお尻を高く突き上げて這い回る利菜は、興奮してきて陰裂を徐々に開いていき、ぱっくりとおま○こが全開になった頃には愛液でテカテカとぬめっていた。とろりと太腿に滴っていく。
「はぁ、はぁ。はあ、はぁ、はぁあああっ、ンンンっ、ふぅああああっ、はうぅうぅぅぅうううぅっ!!はぁ、はあ、はぁはあぁ、はあはぁ……」
そんな利菜に誘われるように大助は尻を高く持ち上げて、出鱈目に何度も何度も子宮口までごりごりと突き上げて、そこへ亀頭を擦り付けた。
「お昼寝の時間だよー利菜ちゃん、元気いっぱいで頑張ったよね」
利菜は追い立てるように這い回らされた上に背後から犯されまくったので、二の腕が痙攣するわ、膝小僧が擦れて黒ずむわで散々だった。イかされて気持ち好かったのも事実だけれど。
大助が利菜を抱っこしてベットへ運んだ。汗でべとべとに湿った肌を柔らかい布で丹念に拭われる。
惚れていなかったら間違いなくクソ野郎やメガネや変態に次いで抹殺リスト上位に食い込んでいるだろう。あたし男の趣味悪いのかな、と考え、うん完全に趣味悪いわねと肯定し、苦笑した。今更利菜自身の嗜好は変えられないし、もう手遅れだろう。
「汗疹が出来たらダメだからねーキレイキレイにしておこうか」
赤ちゃんが使っても大丈夫な弱酸性ベビーローションを大助が手にとって、利菜の体を隈なく塗りたくる。
「んっ、ぁっ、ふぅぅ、はぁっ、んんんっ、あっ、あっ、ひゃぁ、はぁ、はぁ、はあ、んんっ、ぁぁぁあっ、」
さわさわと胸を撫でられると、気持ちが好くて利菜は声を上げて悶えてしまう。円を描くように乳首を押し潰して塗り込められると、利菜は上気した顔を背けて見られないように腕で隠し、体を胎児のように丸めて快感に堪えている。
ふわふわした毛玉みたいなポンポンでパウダーをはたかれると、くすぐったくて利菜はコロコロと笑う。
「そうだ。ねぇ、ココはキレイなままかなー?赤ちゃんにはわからないだろうからオレが調べておくね」
大助が自分の顔の上に利菜を跨がせると、じぃっと膣口から奥の方を覗き込んだ。
「とっても可愛いピンク色だけど、見てるだけじゃ判らないよね、うん。」
そういって大助はぐりぐりと指を三本くらいアソコへ突っ込んでめちゃくちゃにGスポットを刺激すると、引き抜いて利菜の口に入れてしゃぶらせ、またぐりぐりと膣の中を抉った。
そうされて利菜は体をしならせながら、じょろじょろと、ねっとりとした透明の液体を尿道口と膣口から勢いよく吐き出し、利菜は太腿や大助の顔をびしょびしょに濡らす。大助は利菜のおま○こに口をつけ、ゴクゴクと呑み干していった。
「うーん、異常は特にないね。味もおかしくはないし。まあ、赤ちゃんのクセにカンジ易いのは問題あるけど……うわぁ、ココすげー充血してるよ。だめじゃんか利菜ちゃん。まだ赤ちゃんなのにこんなにクリストスを大きく起たせちゃってダメなコだね。」
利菜の愛液を呑み終えた大助がクリストスを舌で弄ったので利菜は悶えて太腿をきゅっと内側に寄せて大助の頭を挟み、アソコを押し付けるように体を捩じらせる。
「大きな赤ん坊の利菜ちゃんがエロい体つきに生まれちゃったのは仕方がないから諦めるよ。その代わり将来おま○こに大きなモノが入るように体を躾けてあげるね。お勉強頑張るんだよ?」
大助が特大のディルトを取り出した。赤黒く、いぼいぼの突起がついていて、人間のアレの形状では無かった。それを床に固定すると、利菜に自分からおま○こに嵌め込んでいくよう指示する。大助にしっかり見えるようM字に利菜を開脚させた。
「こ、こう?ぁ、じゃなかった、ばっ、ばぶぅぅー。あぶー、あぶぶぅう?」
利菜が躊躇いがちに少しずつお尻を床に寄せ、粘膜に宛がった。ディルトの先端を腰を振って粘膜に擦り付けると、ぬぷぬぷと利菜のやらしい下の口は呑み込んでいく。
「利菜ちゃんのお口は凄く大きくてすぐべちょべちょに濡れるからもうそんなに咥えられるんだね。ディルトに涎が垂れててヤラシイな、クリストスがさっきからひくひくして気持ち良さそうだよ。」
根元までしっかり入ると、利菜は満足げな吐息を零した。
「…………んっんああああっ、ふぅうぅうぅうっ、あ、あ、あ、あ、んん、はぁ、んんんっ、はぁあああああっっ」
利菜は快感を得るためにお尻を振って、スリスリと摩擦させる。お尻が擦れた痛みさえも自分の快感に変えていた。
また変態度が高いなw
いいぞもっとやれ!
>>263 投下乙
なんたるヘンタイカップルw
このまま二人にはトコトン突き抜けて行ってほしい。
「美術室でオレを襲ってきた時、フェラで勃起させた後に騎乗位で腰振ってただろ。あの時のコトを思い出して同じようにやればいいよ。凄い体を乱して上下に振ったりクルクル回転したりさせてたじゃん。
…ね?はしたない利菜ちゃんには簡単だよね?楽チンだ」
そう云われて利菜はあの時のコトを思い出して体中が熱ってきた。ディルトを入れたおま○こがぎゅうぎゅう締まってくる。じわじわと愛液が滲み出て、痙攣させたクリストスの傍の陰唇を甘く戦慄かせた。
利菜は自分の体のいやらしさに頬を上気させると、一度腰を上げて引き抜き、覚悟を決めて今度は勢い良く腰を下ろして突き刺した。形はともかく、特大で極太のそれは大助のアレと同じくらいだった。
大助に一切触れられていないのに、利菜は彼のアレに犯されているような気分になる。
利菜が初めて大助を襲った時の淫靡な体の動かし方や、大助が利菜の中で暴れて与えてくる衝撃を反芻し、今までの少年の肉棒の入れ具合やピストンを忠実に再現していく。
(…ああっ、ここ、ここがこうキて、キちゃって、何度も何度もイかされて、んんぁ、そうだもっと奥まで入ってた、ふぁぁあっ、こんなカンジで、うううん違う、もっと激しかった……。)
ずちゅ。ずちゅ。ぐっしゅ。ぐちゅ。にちゃ。ぐしゅぐしゅぐしゅ、にちゅっ。ぎちっ。ぐしゅ。ぬちゅっっ。ずちゅん。ぎゅちゅ、ぐ、ぐちゅ。ずちゅん……っっ。
(あぅぅぅぅうう……っっ、あん、はぅ、ここが、こうして、こうされちゃって、ああっっ、ゴリゴリ中を抉られちゃったじゃない、こうしちゃぇば……ぁ、あ、あっ、少し近くなった。ひゃああっ、来る、何かキちゃうぅぅ………っっ!
でも、こんな時に限ってアイツは、動きを緩めてあたしを焦らして来るもの。我慢、我慢、ぁぁあっだめっ、でもガマンガマン、うぁあっ、もうやっ、けどガマンガマン、はぁあああっ、ああん、あたしってこんなに無茶苦茶にされちゃってたの薬ぃ屋ぁあっ!)
ぎちっ。ぐしゅ。ぬちゅっっ。ずちゅん。ぎ、ぎぎ、ぎゅちゅ、ぐ、ぐちゅ。ずちゅん……っっ。ずちゅ。ずちゅ。ぐっしゅ。ぐちゅ。にちゃ。ぐしゅぐしゅぐしゅ、にちゅっ。ずちゅずちゅずちゅずちゅ、ずちゅんっっ。
けれど、どれだけ忠実に利菜が再現しようとも足りないモノがあった。コレは大助みたいにドクドク昂っていないし、中出し出来ないのだ。どうしようもなく惨めな想いで激しく淫らに腰を上下に振ったけれど、ちっとも満たされなかった。
「利菜ちゃんやらしすぎるよ。そんなにお尻を揺らして欲しがってるとか、なんてやんちゃな赤ちゃんなのかな。女の子って赤ん坊でもはしたないんだね。
今それだけデカいのを下のお口に咥えられるんだろ、将来、大人になったらさ、どんな巨根相手でも手加減されずにヤれちゃうよ。ああでも、一番イイのはその顔だよ、利菜。
なんつーか、焦れて焦れて肉棒に飢えた自分自身を、はしたないとも思わずに体を乱してくねらせてるし、でもやっぱり惨めになった表情を歪めて、泣きそうな目をしてるのがツボに入ったよ。ああカワイイよ利菜」
利菜はもじもじと股間を擦り合わせ、それにカンジつつも目の前の少年のモノを利菜はねだってしまう。
「薬屋あぁ、わかってるんだったら、あんたの頂戴よおぅ……ねえ聞いてるの?」
「言葉遣い」
「ぁ、え、ええ?ばっ、ぶうぶうー。ばあぶぅぅ。あぶー。あぶぶぅ。」
「ミルクの時間だからね。そのまま一番奥まで挿し込んで、ぐるぐるお尻を円を描くように振って、ぐちゃぐちゃにおま○こを掻き回しておいて。ゆっくりゆっくり動くんだよ。その状態で利菜にほ乳ビンに入ったミルクを飲ませてあげるんだからさ。
…あ、あっ……んんっ…、こらっ、オレのは出ないから」
慌てて大助が彼の乳首に吸い付き舐る利菜を引き剥がす。悪ふざけが成功してちょっと嬉しそうな利菜。
全部で十本ほどビンが入った保温器を開けると、大助はその中の一本を取り出す。粉ミルクの代わりに、60℃に温めた牛乳に満たされていた。乳首の形をした吸い込み口を利菜に含ませる。
「いっぱいいっぱい吞むんだよ?残すのは許さないからな。たくさん吞んで、今よりも胸をもっと大きく育てなきゃいけないんだよ」
ビンを受け取った利菜は、ディルトを使って自分で自分の膣を掻き混ぜながら一本目を呑み干した。ぷはーっと息を吐く。
二本目、三本目、四本目、五本目、六本目、七本目と本数が増える頃には大助が利菜に無理矢理ミルクを喉へ流し込んでいた。七本目を飲む最中に、利菜の敏感な乳首に取り付けたローターを中→強にしてスイッチをいれた。
「大きくなーれー、大きくなーれー」といって、大助が楽しそうに利菜の胸を乱暴に揉み扱く。
最近本スレでエロパロの存在をやたらと強調する奴が多いけど、大人なんだから自重しようぜ
ライトノベル板は全年齢対象の板、エロパロは誘導も示唆も控えるべき場なんだからさ
>>270 意識過剰だと思うけど
本スレ見てきた限りでは、荒れる前に予防線を張る形になってたし
まあ『エロパロ行け』→『該当スレ・板行け』の方がマシかな
まあ自分でも過剰反応しすぎなのかもとは思うけど
(自分で「分かってるぜ」みたいなこと言っちゃうあたり分かってないのかもしれないけど)
「そういう話題はエロパロ(適切な場)でな」みたいに注意を促すならまだしも
自分から”そういう話題”を振って、「ちょっとエロパロ言ってくる」みたいなネタレスが多いのが、ちょっと目に余ったんだ
「ちょっとエロパロ行って(ry」は確かに最近多いな
そういう話題のためにこっちがあるんだから向こうでは自重してほしい
まあ言ってる奴はネタだろうが
嬌声を上げ、利菜は首を仰け反らせて身を捩ってしまった。ミルクが鼻に入ってゴホゴホと噎せた利菜が、顎を伝って涎掛けに牛乳を噴き溢す。たらたらと、それでもかばいきれなかったミルクが利菜の腹部を白く汚した。
利菜の体を牛乳が下っていく。濡れた利菜の恥毛が重くなって恥丘に張り付き、肥大化したクリストスからぽたぽたと床に牛乳が滴る。
「バカ、残すのは許さないってオレ言ってただろ。こんなにも溢しちゃってまぁホントにダメじゃんか、ちゃんと吞めよ。」
「…げほっ…げほっ……ふぅー、今゛、あ゛だじ噎せてて…はぁ…ふぅ、…気分が悪いの、吐いちゃいそう……あんなに何本も飲んだのに、これ以上飲めないわよ…」
「いいや。飲めるね、ううん、残りも全部吞ませてあげるよ。お残しした利菜ちゃんにはいつもと違う所に呑ませるし。毎回苛められると悦んじゃう利菜ちゃんはわざと溢したんだろ?ね?じゃ、御仕置きをたっぷり堪能させてあげるからね。」
「ち、違、あれはあんたがあんな事するから…、痛いのはあたし嫌いだもの。でも、あんたのは何か、その、あの、ね、ちょっとだけ………き、気持ち好くて………。でも、たぶんあたしの気のせいよ、ゼッタイそうに決まってるんだからっっ!!」
利菜の言葉を聞き流しながら、極細の注射針でありながらもペットボトル大の大きな注射器を大助は取り出した。大助は八本目の哺乳ビンの蓋を開けると、注射器にギリギリまで牛乳を採取する。
「ほら。ココが空いてるじゃんか」
窄んだ利菜のアナルの周辺を指でむにむにと弄りながら素っ気なく言う。利菜のそこが赤く腫れだした頃に、大助は狙いを定めて注射針の先端を添えた。
「え、あ、や、そ、その……あ、あたし、フ、フツーに飲むからっ!だから…ねぇ?や、やめてよ、許して……」
「ダメ。もう遅いよ」
大助が利菜のアナルに注射針を挿し込んでいき、ゆっくりとピストンを押してゆく。注射器が空になると大助は空けさしのビンから牛乳を補充し、十本目を使い切るまで直腸に流し込んだ。
「あ、あっ、ああっ、ふぁあああぁあっ、あああっ、ぃやんっ、そ、そんなぁ、とこにぃ、や、やめ…………ぁああぁああっっ、ひぃやぅうううっ、あん!んんんんんっ」
利菜が大助にお尻へミルクを注ぎ込まれて、ぷるぷる感じ入って腰を振ると、膣に入れっ放しのディルトが体の奥をめきめきと突いてしまう。
あまり間も置かずに時間が経つと、今度はアナルの筋肉がゆるゆるに弛緩してだらしなくなったので、利菜はトイレに行きたくてしかたが無くなった。
利菜が内股になった脚をもじもじ擦り合わせてディルトを抜いて立ち上がると、大助がぐいっと彼女の手首を掴んで動きを止める。
もう一方の手でおま○この中に指を何本も突っ込むと、少年の方に体を寄せさせるような向きでにちゅにちゅと膣壁を抉って利菜を引き寄せた。
「どうしたの?急に立ち上がったりして。赤ちゃんなんだからあんよは出来ない筈なんだけどねぇ。なに勝手なコトしてるのかな?」
ぐりぐりぐりぐりぐりぐり、ぐちゅっっちゅっ、ぐりっ。ぐりぐりぐりぐりぐり、にちゅ・・・っっ。ぐちゅ。ぐちゅ。
「う、うあ、ぁあんっ、ん、んん、んああっっ、ト、トイレにっ、あ、ひひゃあああぁああぁああっっ、行き、っはぁあん!……たい、の……」
大助が利菜の膣の中を掻き乱し、Gスポットを抉って、内側から尿道を嬲りまくったので利菜はちょろちょろと失禁した。
しゃぁあああああああ……。ちょろちょろちょろ、ぽた、ぴちゃ…ん、ぽたぽたっ、ぴちゃんっっ。ぽちょん。ちょろちょろっっ。
イってしまった利菜が「あ、あ、あ、あ、あ、あ、ぅあ、あ、んあ、あ、あっ、あああ」と壊れたように声を漏らす。
「あ、あたし、やっちゃった……う、ううう、ヤ、ヤ、やぁあああっ!」
大助の手を汚しながら利菜の黄色い液体で、床へ水溜りを作った。その表面には羞恥で悶え本物の嬰児のように泣き喚く利菜と、そんな彼女の膣を穿くるように弄り続ける大助の指が映り込んでいる。
ぐりぐり、にちゅ…っっ。ぐちゅ。ぐちゅ。ぐりぐりぐりぐりぐりぐり、ぐちゅっっちゅっ、ぐりっ。ぐりぐりぐりぐりぐり、にちゅ…っっ。ぐちゅ。ぐちゅ。ぐりぐりぐりぐり、ぐちゅっっちゅっ、ぐりっ。ぐりっっ。
「トイレに行きたい?もうお漏らししちゃったのにまだ出ちゃうの?はあぁー、ホントに躾がなってない赤ん坊は世話が焼けるよ、何処でも所構わず排泄しちゃうんだからさ。あ、じゃあ後ろの穴もヤバイんだね。ああ、それなら、はいコレでいいだろ?」
紙オムツを取り出すと利菜に抵抗させぬうちに脚を上げさせて、さささっと穿かせた。
「あ……、ぇええっ?ちょ、ちょっとぉ………ぅう」
やっぱり変態路線過ぎたので続き上げるべきか自重するべきか迷っています。
書いていると、だんだん気持ち悪い内容になった気がしますし。
276 :
275:2008/07/26(土) 22:12:05 ID:xn8C+Mf4
次に上げる時は、
>>227 の続きから上げようと思います
コスプレの話は書き手が気持ち悪く思うくらいだから読んでくださる人も気分を害しそうなので。
おつー!
俺としては変態も好物だが、前の話のオチが気になるという気分もあるかな
おつー。
正直俺の趣味とは合わないんでスルーさせてもらってるが、いろんなシチュがあるのはいいと思うぜ。
ただ、書いてて気持ち悪いってのはさすがにどうかと思うんでほどほどになー。
書き手よし、読み手よし、スレによし
ですね
エロパロの三方よし?
防音よし鍵よしティッシュよし
ですねわかります
>>276 自分のわがままなんて
聞いてくださってありがとうございます
>>281 手を忘れてるぜ?
283 :
276:2008/07/29(火) 13:27:36 ID:vKCQgrk6
そうですか?私はこのままでもいーなーと思いますが?
284 :
275:2008/08/01(金) 01:48:46 ID:P54fX2b8
何故283の人に同じ数字が使われているんだろう?…それともこういう使い方が正しくて俺のほうが間違ってるのかもしれないですけれど。
取り敢えず
>>227 の続きです。前よりも出来はよくありません。
285 :
275:2008/08/01(金) 01:51:18 ID:P54fX2b8
「立花さんは、誰の所有物かな?」
「…………く、薬屋っ。今だってあんたがつけたキスマークが体に残ってるもの。コレって立派な証拠でしょ。ねぇ、薬屋とした後はいつもお風呂の中で鏡に映して数えてるのよ。
指で辿って、目で一つ一つ際どい所にあるのを見つけたらその日薬屋があたしにどんなことをしたのか思い返すの。あたしがお風呂に浸かる時はね、いつもそうやって幸せな気分に浸れるの」
「………そっか。悪いコでもそんなに言うんなら、ご褒美をあげるよ。本当は、良いコだったらあげるつもりだったんだけどね。最近この街で流行ってるんだってさ、コレ」
いつの間にか大助はまたスポーツバックから可愛らしいデザインのビンを取り出した。ピンク色に透けた液体がちゃぷちゃぷと揺れる。
「コレを使うと結構感度が好くなるらしいよ?」
きゅぽんっ。
蓋を開けて傾けると、トロトロと空気中を液体が滑り落ち、ぼたぼたと利菜のおま○こに垂らした。大助は膝を割って突っ込んだ手で紐の上からクリストスを撫で、膣の中まで擦り込み、Gスポットまでグリグリ抉るように塗りたくる。
塗って数分間は変化が無かった。ローションの類なのだろうが、そんなにイイものにも利菜には思えなかった。ただ大助の手付きが心地良くて、甘えたような声をついつい上げてしまう。
息遣いを荒くした利菜が訝しげに見つめていると、大助はちょっと困ったように頬を掻きながら、悪戯っぽく微笑んだ。
「んー、ちょっとヤバイ感じの筋から調達したから、オレには何なのか教えてあげられないねえ」
「ふぁあっっ、ん、んっ、んんっ、べ、別に、あたし、な、何ともない、わよ……?はあぁああっっ」
クリストスを指でピンと弾かれた。今、利菜が感じているのは、単純にジゴロみたいな大助の手捌きであって、それ以外の何物でもない。何も無いじゃないのよ、と利菜が思っていると。
―――じゅく。…っっじゅぷん…。
急にびりびりとアソコに痺れが走った。
じゅくじゅくじゅくじゅく。――ぷしゅっ。こぷっ。こぷっ。つつつつつ、ぽたっ、ぽたっ、…ぽたっ。ぽちょんっ
「へぁ?ふぁ、ふぅやゃぁっ?ひゃぁぁああぁ!ふゃあぁにゃっっ?、ぁにゃぁあ!?あ、ああああああ!!!!ん、んんっ、んんんんんんんんっっ!ひぃぁあああぁあぁあぁあぁんっ、な、何これっっ、………ぁぁあああ゛あ゛ぁっっ!!」
じゅぷじゅぷとバルトリン腺とスキーン腺から分泌された愛液が潮を噴くように溢れ出す。体を真っ二つにされたような衝撃が利菜の神経を駆け巡った。灼熱の超高温と絶対零度で低音火傷しそうな冷たさを感じる。
じわじわとおま○この熱が燃え広がり、火がつけられて焦げているように利菜には思えた。それと同時に性器に直接氷を突っ込まれたような冷たさが体の中心を貫き、刺すような痛みが利菜を痺れさせる。
おま○こがひりひりする度に、利菜のそこはきゅうきゅうと締りが好くなった。アソコが煮えたように熱されるのと、凍えてしまいそうなくらいの冷たさが利菜を襲って感覚を狂わせる。
敏感な利菜には刺激がキツ過ぎて、バタバタと体をめちゃくちゃに振り乱し、水揚げされた魚の尾びれみたいな勢いで腰を跳ね上げ、体中から力が抜けてぐにゃぐにゃになった。
何で、こんなのが、こんなに気持ちイイの………?ああぁ、あたしのアソコがおかしくなっちゃってる……こわれ、ちゃうぅぅぅ……ぁ…ああ……っっっ!!)
体をぶるぶると痙攣させ、淫靡な姿態でぐったりしつつも喘いでいる利菜を、大助が満足気に見下ろしていた。
クリストスもおま○こもアナルも、太腿や脹脛や足首も、両手で怪しげな液体が絡みつくように塗り込まれる。
これに比べれば今までの性感なんておままごとのようだった。ものが違う。利菜はほんの少し微かに触れられただけで、意識が飛んでしまいそうな快感を与えられてしまう。
なのに大助がやたら執拗にフェチっぽい手付きで、ノロノロと時間をかけて利菜を愛撫するものだから体が疼いて仕方がなかった。オトナになる前に不能になっちゃいそうだと思ったくらい、容赦の無い大助によって利菜はイきっぱなしのままだった。
利菜の湿った恥毛に指を絡め、ぬるぬるした恥丘を撫でると人差し指と親指の爪に挟んで強く引っ張る。
「んんっ……ぁいっっ、ぁあ、ふぅううっ、……ぁいっっ、んんっ、ああああっ、ちょっと、何して……ふぁああぁ?」
大助は、いつの間に取り出したのか、ピンセットを使い、一本一本の恥毛を摘まんで抜いていった。
「コレ?学校のさ、『ああ、利菜さまの今日の此の頃を憂う友の会』に売っちゃおうかなと思って、あの人たちには需要のある品物だからね、高値がつくんじゃないかな?うーん……販売元がオレだってバレないようにしなくっちゃね。」
思春期の訪れていない子供のようにつるつるになるまで、陰部をまる禿げにした。
286 :
275:2008/08/01(金) 03:43:50 ID:P54fX2b8
全部抜き終える頃には大助は手が疲れて怠くなった。引き抜かれて出来た毛穴の周辺が赤く腫れる。
赤く腫れあがった場所を執拗に大助が舌を這わし、ざらざらとした部分でそこを何度も往復して擦った。
ちゅっ。れろ、れろれろっ。くちゅ。にちゅ、ぺちゃぺちゃ。れろれろれろれろれろれろれろっれろんっっ……ちゅっ。ちゅちゅ。くちゅ…っ。
そこは既にかなり敏感になっていた所へそんな刺激がきたものだから、利菜は痛いのがイヤなのか痛いのが気持ちイイのかも判らなくなりながら腰をバタバタ跳ね、体を淫らにくねらせた。
「はぁ…はぁああんっ……ふあぁぁあああ……っぅううんぁああぁああ、あ、あ、あんっ、はぁっ、ふふぁあっ、はあっ…はぁあああああっ。」
大助がさわさわと紐で縛ったままのお尻を撫で回して塗りたくり、掌で包み込むように揉み解されると、利菜の肌にじわじわと馴染ませながら感じやすい場所を探られる。
背中をマッサージでもするような手付きで、大助との行為で出来たコリを解しながら刷り込むと、利菜は心地良さげに溜息を吐いた。
利菜の乳房に手を伸ばし、赤く腫れて起ったままの乳首を中心に円を描いてテカテカにぬめらせると、切羽詰ったような声で身を攀じって喘ぐ。
利菜が息も絶え絶えに悶えて大助の手付きを堪能していると、じゅわじゅわと、また急にその場所に痺れが走った。
塗られた場所が、利菜の性器を剥き出しにしてぐちょぐちょになるまで大助の手が弄り倒した後みたいに、物凄く敏感で感じやすくなっていく。
まるで熟し終えて腐り落ちる寸前の、甘酸っぱくツンと香る果実のように、小刻みに痙攣でブルってる体がドロドロに蕩けて崩れてしまいそうだ。
もうダメだと利菜は思った。体の中も外も気持ちが好過ぎて、なんだかとてもじゃないけど堪えられそうに無かった。
「はぁぁあああうぅぅ、イちゃう…ぁ…あ…あっ……キっ、キちゃうのぉおっ!んもぉぅ……ぁひゃぃっっ、ふぁあああああっ、ダメなのっ!
んんぅ、んんんんんっっ、ぁあんっ、ひっくっ………もっとぉ、いっぱいぃぃ、ぃぁああ、んはあああぁっ、ぃやんっ!
ぅ、ぅうううぅぁ、んんんっ、だ、だ、ダメ……っ、ふが………っ、ぁあああんっ!!もぅ、薬屋ったらぁあん、あたしをっ、何度っんんんっ!!
イかせたらっっ、ひああああああっ、気が済むのよぉうぅぅぅっ…あ、ぁああぁっ!!!」
利菜は爪の先で肌を軽く引っ掻かれただけで、体をしならせて大助におねだりしてしまった程だ。
そんな状態の利菜に大助は「御褒美日だからね」と言って彼女の全身の隅から隅まで塗りたくって言った。
ジャージの袖口を捲り上げた大助は利菜の両脚に腕を回し、見せびらかせる様に開いた利菜の股間に顔を埋めた。染み込ませる様に太腿や脹脛をねっちりとした手付きで愛撫する。
ふうふうと肥大化してピクピクしているクリストスに生温かい息を吹きかけられたり、膣口に突っ込んだ鼻先でにちゅにちゅと抉られただけで、利菜はびくびくしてしまう。
下半身の性感帯に掌を添えて軽く揉み解しただけで意識が飛びそうになるのに、スイッチを再びONにしたバイブをもっと奥へ突くように何本もの指がぐりぐり出し入れされると、ちょこんと残り少ない利菜の理性は脆くも破綻した。
「あ…ぁああ………あっ……ふあああああああぁぁっっ………あああああぁぁんんんっ!!ぁ、あ、ぁ、ぁぁあぁ、あああっ、ぁあああぁあ!!!」
利菜は与えられた快楽に気が狂いそうになる。とことん磨耗する理性とますます鋭敏になっていく性感が反比例の関係を結んで利菜を何処までも深く深く大助に溺れさせられる。今日の利菜は性欲しかない玩具にされて大助に遊ばれてばかりだった。
287 :
275:2008/08/01(金) 03:44:40 ID:P54fX2b8
もう寝ます。
続きはいつになるかわかりません。
おつ〜。
二人の行く末が楽しみなんだぜ
GJ!
とってもねっとりしたエロエロなんだぜwww
保守〜
ちょっと通りますね
「おはよー」
支部に入ったみんみんが挨拶すると、局員たちの反応は様々だった。
誰がどんな反応を返してくるか、もう把握したので無視されても気にしない。
ただ今日は空気が慌しい。見かける局員の数も少なかった。
「何かあったの?」
通りがかった“つつ”を呼び止めて尋ねた。
「虫憑きの保護に向かった局員が、ムシバネと今戦ってる!」
「え、それ大変じゃない!?」
「しかも隣街。ムシバネの数が多いから、今増援が出発したところ」
「近くて良かったのか悪いのか分からないね。キミたちは行かなくていいの?」
「支部を空にするわけにはいかないって。他の施設を襲われてもヤバイし」
「“兜”と“くろいと”ちゃんはどこ?」
「“兜”さんは今朝から北中央支部に出向してる。“くろいと”は増援部隊の指揮官」
「分かった!」
駆け出した”みんみん”を、“つつ”が追いかけた。
「何するつもり?」
「情報班に頼んで連絡取るの。アタシだってもう戦えるから。戦闘の許可貰ってくるよ!」
情報班の詰め所に飛び込んだ“みんみん”は、奥の扉を開けようと手を伸ばした。
『だ、ダメです“みんみん”さん! 作戦中は関係者以外立ち入り禁止ですっ!』
扉の向こうにいた“まいまい”が気づいて、慌ててみんみんを外に押し出した。
「それなら話を聞いて!」
“まいまい”を引っ張り出した“みんみん”は、自分も参戦したいから指導役に連絡して、と訴えた。
『えっと、その必要はないと思います!』
「もう戦闘は終わったってこと? ムシバネに勝ったんだね!」
「い、いいえ! 特環もムシバネも退却しました!」
“まいまい”は目を逸らして口ごもる。
「……負けた?」
『はい……』
虫憑き同士の戦闘は長く続かない。“虫”を使役して消耗するから、長引けば共倒れの恐れがある。敵を圧倒する強力な虫憑きが参戦していない場合は、頃合を見て引き上げるのが常だった。
特環の目的もムシバネの目的も、虫憑きの保護だった。今回は任務失敗ということらしい。
「そっか……ムシバネは誰が来てたの? やっぱりレイディーバード?」
『それなら特環はすぐに逃げてます! あの人と戦えるのはかっこうさんだけですから!』
そのかっこうは監視班に所属している。最強の虫憑きを戦闘班ではなく監視班に置く土師の意図は、誰にも分からない。
「今日は訓練中止かな。“くろいと”ちゃんに聞いておかないと」
少し待てば戦闘班が戻ってくる。それまで柔軟体操でもしておこうかと“みんみん”は地下の訓練場に向かう。
『あの!』
「ん?」
“みんみん”を呼び止めた“まいまい”は、しばし躊躇してから告げた。
『“くろいと”さんは――』
「“兜”が戻ってくるのは明後日だっけ?」
『予定ではそうなってますけど、長引くと思います!』
食堂で“みんみん”は暇を持て余していた。
向かいに座る“まいまい”は、心配して別の話題を延々と語り続けている。
「心配しなくていいよ。気にしてないから」
『そ、そうなんですか?』
「どちらかというと“まいまい”ちゃんの方が落ち込んでるみたいけど」
『う……』
“まいまい”は泣きそうな顔だった。頑なな局員たちの中で、彼女は例外的に人気者だった。
しかも好意には好意、善意には善意を返すお人好し。特に親しかったわけでもない局員たちの欠落に、彼女は心を痛めている。
他の局員も、程度の差はあれ嘆いていた。仲間意識を持たなくても、同じ境遇の虫憑きには何かしらの感情を抱いている。明日は我が身だから、なおさらだ。
「飴あげるから元気出してよ」
『いりません! “まいまい”ちゃんは強い子です!』
飴を押し付けると、“まいまい”は投げ返してきた。
『みんみんさんだって辛いはずです! 先輩を頼ってくださいっ!』
「どうかなー。あんまり気にしてないから、それがショックかも」
コップに注いだ麦茶を一口飲んで、話を続けた。
「あれだけ油断するなと言ってたのに、あっさり負けるなんて拍子抜けっていうか」
『“みんみん”さん……も、もしかして怒ってますか?』
「え……あーそうかも。うん、怒ってるよアタシ」
今の自分はそんなに怖い顔をしているのだろうか。怯えた“まいまい”を眺めていると、ここに鏡がなくてよかったと思う。
それから話題が思いつかなくて黙っていると、食堂の外が騒がしくなった。
「今度はどうしたのかな」
『戦闘班の皆さんが戻ってきたんだと思います!』
「そっか」
“みんみん”は席から離れなかった。敗北した局員たちに掛ける言葉が思いつかないし、声を掛けようとも思わない。彼らだって迷惑だろう。
『局員の呼び出しを行います。戦闘班所属無指定局員“みんみん”は至急第三玄関へ移動してください。繰り返します、戦闘班所属無指定局員の――』
「もーやだなあ。雑魚雑魚って何度も繰り返さないでよ」
苛立つ気分を軽口で誤魔化して、“みんみん”は席を立った。
『飴を差し上げます!』
「ありがとね」
“まいまい”から飴を貰い、ポケットに入れて歩き出した。
虫憑きの局員専用の第三玄関には、戻ってきた局員たちが屯していた。
負傷者もいて、担架で車に運ばれる者までいた。
虫憑きを一般の病院に入院させるわけにはいかないから、支部の設備で治療できる者は地下の施設へ、手に負えない場合は特環が運営する特別病院に護送されることになる。
「来たか。待ってたよ」
医務班に所属する“ひろ”が手を振った。
「アタシすごくお邪魔みたいだけど」
「すぐに終わるよ。ところで“みんみん”、貴女は欠落者を見たことがない?」
「うん」
欠落者がどういう状態の虫憑きを指す言葉なのかは知っている。一緒に訓練をしていた局員が任務の後で姿を消すと、聞かなくても想像がつく。
しかし自分の目で見たことはなかった。
「記録映像で見たことはあるけど……まさか」
ここへ呼ばれた理由が分かり、“みんみん”の頬が強張る。
「悪趣味だとは思うけどね。任務に就く前に一度は見せておきたいの。任務中にビビられると怪我人が増えて困るのが理由なんだけど」
“ひろ”が手を叩くと、ゴーグルをつけたままの局員たちがその場から離れていく。そして少女が一人取り残された。
ゴーグルを外している少女は、虚ろな目でこちらを眺めていた。
「そんな……」
「よく見ておきなさい。“くろいと”、壁に向かって全力で走れ!」
“ひろ”の命令に、欠落者が反応した。
目の前にいる“みんみん”を突き飛ばし、それでも足を止めない。
驚いた“みんみん”は、咄嗟に彼女のコートを掴んだ。
「止まって! 止まれえっ!!」
“くろいと”は壁に頭が激突する寸前で走るのを止めた。
腰にしがみつく“みんみん”を振り払わず、振り返ろうともしない。
「こんな姿を見せるためにアタシを呼んだの!?」
「うん。ごめんなさい」
「…………」
“みんみん”は“くろいと”を解放した。
「夜を待って、葉芝市に移送する。見送りに行く?」
「嫌。もう戻るね」
その場を立ち去る。自分でもよく分からない感情が胸の中で渦巻いていた。
「ちょっと、何してるの?」
訓練を終えた“みんみん”はシャワーを浴びて、帰るから私服に着替えようとロッカー室に入った。
制服を脱ぎ捨てたところへ、二人の少女が部屋に入ってきた。
一人は情報班、もう一人は監視班に所属していたはずだ。
局員たちは“くろいと”のロッカーから靴や小物を取り出してダンボールに詰めていく。
「ロッカーの整理。欠落者になるとね、その子の私物もGARDENに送られるの」
「こんな仕事やりたくないけど、虫憑きじゃない局員には任せられないわ。アイツら、酷く乱暴に扱うんだもの。勝手に捨てたことだってあるし」
少女たちは手際よく荷物を詰めてダンボールにガムテープを貼った。手馴れている様子だった。
「運ぶの手伝おうか?」
「いいや、軽いし」
監視班の少女は“みんみん”の申し出を断り、ダンボールを肩に担ぎ上げた。
「じゃあね“みんみん”。あなたは欠落者にならないでよ」
手を振りながら少女たちが立ち去った。
“みんみん”は下着姿のまま着替えるのも忘れてロッカーを覗いた。
空になった“くろいと”のロッカーからは、彼女の痕跡が完全に消えていた。
あの少女たちが吹きかけた消臭剤の匂いが漂ってくる。
「……このっ!」
力任せに扉を叩いた。
『貴女が強くなれば、私が生き延びる確率も上がるから』
あの時彼女は笑っていたが、もしかしたら切実な願いだったのかもしれない。
虫憑きは常に欠落と暴走の恐怖に脅かされている。
欠落者にされた少女の姿を見て、その現実を理解した。
「何でアタシが悔しい思いしなきゃいけないの!?」
宿主の叫びに応じた蝉が、地下ドームを飛び回る。
“みんみん”の“虫”は強力だ。他の局員たちが怯えて遠ざかる。
「虫を抑えろ“みんみん”」
万が一の事態に備えてツノカブトを呼んだ“兜”がこちらへ駆けて来た。
「抑えてるよ。アタシがそうしたいから飛ばせてるだけ」
「無駄な消耗は避けろと言ったんだ。それに訓練の邪魔だ」
「はーい。今日はもう帰るね。それじゃお先に」
一方的に告げてドームの出口へ向かう。
“兜”は止めなかった。
姿を消した局員たちの話題が出ることは滅多にない。初めからいないかのように扱われていた。
文句はない。いなくなった虫憑きのことをいつまでも懐かしむなんて嫌だった。
消えた同僚のことを考える余裕など、虫憑きにはないことも理解している。夢を叶えるどころか、誰もが生き延びるだけで精一杯なのだから。
けれど、自分が欠落者にされたらどうなるかと思うと、恐ろしかった。
抱いた夢を忘れてしまう。夢のために虫憑きにされ、日常を捨ててきたことが無意味になってしまう。
「酷いなあアタシ。自分のことばかり考えてる」
自己嫌悪を頭の隅に押しやって、“みんみん”は歩き出した。
その時、エレベーターの扉が開いた。
乗り込もうとした“みんみん”は、驚いて息を止めた。
目の前にいるのは、彼女が好意を抱く青年だった。いつも局員に囲まれて忙しそうな土師圭吾支部長は、珍しく一人だった。
「は、土師さん!」
「やあ“みんみん”か。会うのは久しぶりだね」
土師に笑いかけられて、彼女は有頂天になった。悩みも吹き飛んでしまう。
「乗るかい?」
「え、でも……」
土師と二人きりというのは緊張してしまう。
『でもこんなチャンスは滅多にないし』と悩んでいると、
「そうか、もう帰るんだね」
土師はエレベーターから出てきた。彼は地下に向かう途中だった。
「え、えっと……」
勝手に訓練を切り上げたことが知られたらどうしよう。本当に拙いなら“兜”が止めていたはずだが。
「ここにおられましたか、支部長」
廊下を駆けて来た局員たちが、あっという間に二人の間に壁を作った。
「急ぎの用件があるなら、呼び出してくれないか」
「いえ、そこまでの大事ではありません。猪瀬管理官から、これから支部長にお会いしたいとの連絡がありまして」
「今日会う約束はしていなかったはずだ」
「はい。ですがどうしてもと仰られてご用件も言わずに……」
「相変わらず強引な人だ。困ったものだな。予定していたGARDENの視察は延期すると向こうに伝えてくれ」
「了解しました」
“みんみん”は会話の輪から弾き出され、取り残されていた。
土師を囲む局員たちは明らかに彼女を無視していた。怯えてもいた。彼らは虫憑きではない。
「では行こうか。これで失礼するよ“みんみん”」
「は、はい、お気をつけて」
土師は局員たちと共に地下行きのエレベーターに乗り込んだ。
扉が閉じると、彼女はその場に崩れるように座り込んだ。
「…………」
土師にとって彼女は一介の局員どころか、まだ使う価値もない虫憑きに過ぎない。
彼が忙しい仕事の合間に貴重な時間を割く価値を、“みんみん”はまだ手に入れていない。
「もしアタシが欠落者になったら……」
他の局員と同じように、彼女のこともすぐに忘れ去られてしまう。
想いを伝えるどころか、隔離施設に収容されて意志を持たない欠落者の生活を送ることになる。
いきなり蝉が目の前に出現した。
驚いた“みんみん”は、廊下の向こうから歩いてきた局員に気がついた。
戦闘用の黒いコートを纏う少年だった。
「そこにいると邪魔だ」
注意しながら、彼女を避けて少年は通り過ぎた。
「!!」
その正体に気づいた”みんみん”は飛び上がった。羞恥で頬が真赤に染まる。
よりによって、密かにライバル視していた虫憑きに情けない姿を見られてしまった。
「“かっこう”……!」
追いかけて文句を言いたかった。
けれどそれは無意味だった。
彼は最強の虫憑きであり、土師の信頼を独占している。無指定局員で実績もない彼女が何を言ったところで、顔色一つ変えないだろう。
“みんみん”の名前すら知らないかもしれない。
おかげで彼の記憶からもすぐに消えるはず。それだけが救いだった。
必死に威嚇する蝉を抑えつけて、落ち着こうと深呼吸を繰り返す。
しばらくホールをうろついて、訓練に戻ることにした。
「待って待って! もう動けないっ!」
“みんみん”の訓練に付き合わされていた“つつ”が悲鳴を上げた。
「えー? “つつ”ちゃんは“虫”を使ってないじゃない」
「狙い撃つのは疲れる! しかもあなたの“虫”を傷つけないようにしてるんだから」
二人が走り回っているのは、元米軍基地跡に特環が建設した野外訓練場だった。
いわゆる土師外交の成果の一つとして、この訓練場に対する日本政府と諸外国、その他勢力が保有する衛星による観察は禁止されていた。
勿論その協定が反故にされることもありえるが、特環は虫憑きというカードをちらつかせて諸勢力を牽制している。
この点だけは土師圭吾と魅車八重子の方針は完全に一致しており、隠蔽工作のための協力体制は上手く進んでいた。
訓練場には丘があり山があり、森もあれば川も流れている。市街地を再現した区画もあった。
「その蝉に命中させたら、怒り狂った“虫”に殺されるかもしれないし」
「怯えてるのはアタシの“虫”の方だって。狙われてるのに逃げ回るだけなんだから」
“みんみん”が受けているのは、“虫”に敵の攻撃を避けさせる訓練だった。攻撃面ではほぼ完璧と言える蝉だが、守備には不安があった。
そのサイズに比べて生命力は旺盛で一撃を受けただけでは倒れないが、外殻が脆いので宿主の盾にするのは難しい。
『攻撃は最大の防御』を実践するには、さらに速く飛び回り、かつ宿主も常に最適の位置へ移動する必要がある。
「にしても気合入ってるなあ」
“つつ”は呻いて座り込んだ。
女性局員で指導教官だった“くろいと”が倒れた後、“みんみん”は自己管理を徹底しなければならなかった。
それは虫憑きに僅かに許されていた憩いを放棄することを意味した。
「もうすぐアタシにも任務が回ってくるからね」
「普通だったら嫌がるもんだ」
「そのために訓練を受けてきたんだから。大体さ、何でアタシだけ初任務が遅いのかな」
特環に入局した頃は知らなかったが、虫憑きはすぐ任務に駆り出されることも珍しくない。
虫憑きの価値を大きく左右する“虫”の力は、虫憑きにされた時点である程度決まっている。
「“みんみん”の“虫”は強いから、期待されてるんじゃない?」
「そうかな?」
「中央本部と派閥争いもやってるからね、ウチは。強い虫憑きは存在するだけで価値があるってこと」
「“かっこう”くんのように?」
「アイツは別格だからねえ」
“つつ”の表情が嫌悪に歪む。大半の局員と同様、彼女も“かっこう”を心底嫌っていた。
「東中央支部は土師支部長と“かっこう”の私物みたいなもんだよ。それが悪いわけじゃないし、中央本部に引き抜かれた戦友の話を聞くと、あちらよりは全然マシだけどさあ」
「じゃあ東中央に残れて良かったね」
「んなわけないでしょ。“みんみん”には悪いけど、私は土師支部長も大嫌い」
“かっこう”に捕獲され、土師の命令で戦わされている局員から見れば、どちらも悪魔に変わりなく、殺したいほど憎んでいる。
「ここで話す話題じゃないよ」
「……それもそうね」
二人は定位置に戻って訓練を再開した。
「これから先日の任務を検証する」
作戦室の一つを借りて戦闘班の局員を集めた“兜”が告げた。
この一年間で最悪の惨敗ということで、今後の対策を話し合うために各班の代表者が集められていた。
ムシバネと激突することになる戦闘班では、出席していない局員にも戦闘記録の閲覧が義務付けられた。
ただし同僚の欠落を見たくないという局員が多く、彼らは後日落ち着いてたから記録を見ることになるだろう。
情報班、監視班、局員の装備を開発する開発班、医務班からも局員が参加している。合わせて四十名ほどの局員は、静まり返った空気の中で緊張していた。
虫憑きの局員が大人数で集まるときは必ず出席する非虫憑きの局員も参加しているが、彼らはただの監視役だ。虫憑きの局員たちは彼らを無視していた。
最前列に座った“みんみん”は、隣に座る“つつ”に話し掛けた。
「ピリピリしてるね」
「そりゃね。ムシバネとはまたすぐに戦うだろうから」
「静かに」
後ろの席の“みずち”に注意されて二人は口を噤んだ。
「“まいまい”、始めてくれ」
『了解です! 前のモニターをご覧ください!』
巨大なモニターに、映像が映し出された。
「は?」
見知らぬ少女が映っている。
「“ねね”じゃないの!」
「中央本部から来てた子だっけ」
硝子細工のように儚げな少女が、俯いたまま小声で何事か呟いていた。
『……そう、だよ……“かっこう”くんに酷いことされて……言うこと聞かないともっと酷いことするって……』
局員たちが混乱している間に、画面が切り替わった。
『ええ、その通りデス。“かっこう”は拷問が得意デス、エロいのとか』
上品な顔立ちの金髪少女が憂い顔で喋っていた。
『やりすぎだったので降格されたこともありまシタ。すぐに一号指定に戻りましたけれど――ああ? てめえ今オレ様も被害者かと変な想像しやがったな? 殺すぞ!!』
砂嵐が流れた。
“みんみん”は汗を拭った。
「よく分からないけど、“かっこう”くんが変態だってことかな」
「あ、ああ……よく分からないけど恐ろしい奴……」
“みずち”が上擦った声で同意した。
画面は砂嵐のまま、幼い少女が叫んでいた。
『お二人ともデタラメな記録を残さないでください!』
『もうすぐ本部に戻るんだからいいだろ。それに半分は本当のことだしな』
『……あたしは嘘吐いてないよ……』
『誤解されるような言い方しないでください!』
幼女に庇われる“かっこう”がますます鬼畜に思えてくる。
『もう、何枚コピーしたんですか!?』
『……忘れちゃった』
『こ、こうなったら支部が保管してる電子媒体を全て破壊してでも……』
『止めろバカ!』
「な、何だったのかな……」
局員たちが呆気に取られていると、“まいまい”が会場に駆け込んできた。
『すみません間違えましたっ!』
「…………」
『こ、こんな失敗が“かっこう”さんや“C”さんに知られたら“まいまい”ちゃん大ピンチ! ここだけの秘密ということでお願いします!』
「いいだろう。作業に戻れ」
冷静な“兜”の指示が会場の騒ぎを鎮めていく。
「人選ミスだよね。どうして“まいまい”ちゃんに頼んだのかな?」
「ほら、先週また降格されてたじゃん“まいまい”。汚名返上のつもりじゃないかなー」
「アタシ思うんだけど、降格がなければ“まいまい”ちゃんて凄い虫憑きだよね」
「いや、失敗を続けていたら駄目だ」
“みずち”が呆れて指摘した。
『お待たせしましたっ! モニターをご覧ください!』
モニターに二本の中心線が走り、画面が4分割された。
『今回は、別の視点から撮影された映像と音声を、同時進行でお送りします!』
『右上が“くろいと”さん、左上が“こがね”さん、右下が“ほうし”さんのゴーグルを通して撮影された記録です!』
三人とも先日の作戦に参加した局員だ。
「左下は?」
『特環が派遣したヘリから撮影しています! 作戦地域の俯瞰映像です!』
作戦地点は自然公園と隣接する工場倉庫。“虫”と関わりを持たない人々は、特環の要請を受けた自衛隊が保護している。
『た、助けて!』
公園を逃げ回る虫憑きの少年。まだ幼い小学生だった。
少年の行く手を阻むように、黒コートの特環局員が現れた。
『我々に同行してもらおう。抵抗しない限り、君に危害を加えることはない』
『うぅ……』
走り疲れてしまったのだろう、彼は諦めた。
『待て!』
そこへ白仮面の虫憑きたちが現れた。ムシバネだ。
『君を助けに来た。こちらへ来るんだ!』
白仮面の怪しい集団に、少年が怯えた。
しかし黒コートよりはマシだと思ったのだろう。もがくように狐面の少年に手を伸ばした。
『ムシバネを包囲しろ。目標ごと撃破してかまわん!』
『仕掛けてくるぞ! あの子を守るんだ!』
双方の虫憑きが、“虫”を呼び出す。公園はたちまち化物が蠢く異界と化した。
腰が抜けてしまったのか動けない男の子は動けない。
「自分だって虫憑きのくせにね」
「あれが普通の反応だって。“みんみん”みたいな奴は珍しいから、おまえを基準に考えるなよ」
少年の元へ駆けつけた狐面が、彼を抱えてその場から飛びのく。
彼らが立っていた地面を、鋭い鎌が抉り抜いた。
狐面の隣に巨大なムカデが出現した。その威容に他の“虫”がざわめく。
『レイディーバードは来ていない。奴が指揮官だ。センティピードの“虫”を殺せ!』
特環の攻撃がムカデに集中する。ムカデは体をうねらせて弱点の頭部を守りながら、炎を吐いて上空の“虫”を追い払う。
「号指定者はやっぱり強いね。これでまだ九号なんて」
「レイディーバードと一緒にムシバネを創った奴だもの。簡単にくたばるような奴じゃないわ」
苦戦する“こがね”たち。同時刻、公園の別の場所でも戦闘が始まっていた。
『ムシバネの退路を断つんだ!』
『ここは死守する! スネイル、やれるか!?』
『できるよ!』
短髪の少女が叫ぶと、彼女を守るように巨大な巻貝が出現した。
「この大きな巻貝みたいな“虫”、資料で見たことがないよ」
「今回その存在が確認された虫憑きだ。ムシバネではスネイルと呼ばれている。特環でも仮のコードネームとしてその名を使用すると決まった」
「了解」
特環の“虫”が炎や氷の刃を浴びせ、接近して爪を振るう。
猛攻は、しかし貝殻に傷をつけただけだった。宿主の少女が健在な様子から、さしてダメージを与えられないことが分かる。
局員たちは同時に“虫”の柔らかな肉も攻撃していたが、巻貝は衝撃をほぼ吸収していた。
切り刻もうとカマキリが近付くと、巻貝はそれまでの緩慢な動きからは想像できない速さで“足”を伸ばし、カマキリを撥ね飛ばした。
「強いどころじゃないな。どうする?」
「一人を囮にして、巻貝の『足』が伸びきったところで横から切りつければいいんじゃない? アタシの“虫”なら殻も弾力も関係ないけどね」
“みんみん”の提案に局員たちが頷く。
画面の中の局員たちも巻貝の弱点に気付き、挑発した。その間に他の局員が宿主のスネイルを拘束しようと殺到した。
「危ない!」
会場の局員が思わず立ち上がった。
地面を割って出現した巨大なムカデの尾が、接近する局員からスネイルを庇う。
「これ“ほうし”くんの視点でしょ。“こがね”ちゃんの映像にもこのムカデがいるのに!」
モニターの左上では、“こがね”の“虫”を相手にムカデの頭部が奮戦していた。
「長大な体躯と俊敏な動きで、攻撃と防御を同時に行う。それがセンティピードの戦法だ。宿主に広い視野と迅速的確な判断力があってこそだな」
「“虫”を操りながら仲間に指示も出すのだから、大したものだ」
「こんなに強いのに九号指定ってどうなってるの?」
「破壊力は意外と低いからねえ。基本は噛み付きだけど、急所だらけの頭を敵の目の前に晒すことになるもの」
「それにレイディーバードの腰巾着と見られているからな。レイディーバードの“虫”が強すぎるから、目立たない」
「騎士がお姫様から離れて行動するのは珍しいわあ。レイディーは別の街で幹部集会を開いていたのかしら」
“こがね”の映像がブラックアウトした。
「機材の故障?」
『違いますっ! “虫”の能力です!』
視界が塞がれて恐慌状態の“こがね”を、隣の局員が叱咤する。
『立ち止まるな! 奴からは我々の動きが見えてるぞ!』
『は……はいぃ!』
画面に灯火が浮かんだ。灯火が増えて、闇の中に“こがね”たち局員の姿を浮かび上がらせた。
『見つけました。その角度で水を射出してください。ああ、『領域』の外へ逃げられました。すみません、私は後方へ下がります』
視界が晴れると、鬚面の青年が仲間の“虫”の後ろに隠れるところだった。
「ムシバネではカンテラと呼ばれている男だ。ムシバネの創設期に参加している。イーストリーダーの補佐役だが、呼び戻されていたのか」
「彼だけじゃないわ。監視班の仲間からの報告では、各地区の準エース級が、レイディーバードの直属に組み込まれているらしいの。ムシバネは明らかに、桜架市周辺に戦力を集中している」
「打倒“かっこう”かね。数を集めて倒せる奴じゃないが」
それで一号指定を倒せるなら、特環は局員の反乱でとうに壊滅しているだろう。
「でもレイディーバードの力は“かっこう”と互角。他の局員を排除した後でムシバネに囲まれたら、いくらアイツだって……」
「冗談じゃねえぞ! 化物は化物同士で殺し合ってくれよ」
「レイディーを侮辱したわね!」
「こんな場所で虫を出すな!」
掴み合いを始めた局員たちを、医務班の局員が腕づくで黙らせた。
レイディーバードの影に隠れて特環側からは今まであまり評価されていなかった親衛隊だが、徐々に特環を押し返していく。一人一人が粘り強く戦っていた。
仲間を見捨てられないムシバネは一人が欠けると、その仲間を庇って他のメンバーも倒されてしまうことがある。
親衛隊はお互いの“虫”の特性をよく知っているらしく、巧く連携していてまだ誰も倒れていない。
『無理に飛び込むな! 足止めに徹しろ!』
指示を飛ばしていた局員が隙を突かれ、カンテラの能力で闇に包まれた。
『ちっ!』
急いで『領域』の外へ飛び出した彼に、先回りしていた巨大なコオロギが牙を剥いた。
『うわああっ!!』
宿主の盾になったカメムシが、コオロギの強靭な顎に喰い破られて消滅した。
「ムシバネは宿主を殺そうとはしない。襲う振りをして、宿主を守ろうとした“虫”を殺すことはあるがな」
「……」
“みんみん”に話をする余裕はなかった。
欠落者を自分の目で見た後では、画面の中だろうと虫憑きの最期は重くのしかかる。
「い、いやああああ!!」
絹を裂くような悲鳴に驚いて振り向くと、後方の席で少女が失神していた。
医務班が担架に乗せて運んでいく。
「よ、用意がいいんだね」
「珍しくないから」
“みずち”が苦い表情で答えた。
「アタシたちも宿主を殺さなくていいはずだよね?」
「本部と各地の支部では方針が違うけれど、東中央では抵抗された場合でも欠落者にすることが望ましいとされているわ」
「さすが土師さん。よかったね皆」
「ちっともよくねえよ!」
指揮官を失くした分隊が追い詰められていく。
『き、規定に従い私“こがね”が代わって指揮を執ります!』
“こがね”は“虫”の肢を両手で掴んだ。虫が羽ばたき、彼女を乗せたまま空へ飛び立つ。
直後、彼女がいた空間を触腕が埋め尽くした。
『ひぃぃ……もっと、もっと上に昇って!』
「高い……落ちたら死んじゃうね」
「死ぬかと思いましたぁ……」
斜め後ろの席に座る“こがね”が呟いた。
「大変だったね……“こがね”ちゃん囲まれてる!」
ムシバネ側の“虫”が三匹、“こがね”を待ち構えていた。
「もう止めてえええ!!」
「おまえ生きてるだろ! 静かにしろ!」
騒がしい会場とは正反対に、モニターの中ではムシバネの虫憑きが穏やかな口調で投降を促していた。
『虫憑きを殺したくない。こちらの虫に飛び移ってくれ』
『うぐぐ……』
“こがね”が呻いた。
ムシバネに捕まっても酷いことをされたりはしない。人質にされることもない。
それがレイディーバードの意志であり、ムシバネの実践だった。
ムシバネへの期待と、特環に対する恐怖の狭間で彼女は迷っている様子だった。
『わ、私は――』
『認めません。局員の裏切りは欠落処分で報いられます』
巨大なトンボが両者の間に割り込んだ。
身構えた“虫”たちを、あっという間に噛み砕いて地上に叩き落した。
『予想以上の生命力……“虫”を殺し損ねたか。流石はレイディーの親衛隊』
『“くろいと”さん!』
『危ないところだったわ。到着が遅れたら、貴女を助けることができなかったもの』
『あわわわ……』
哀れなほど怯える“こがね”に、“くろいと”は笑顔で命令した。
『分隊の指揮を任せます』
『はい……了解です』
“みんみん”は“こがね”の様子を覗った。彼女は俯いて肩を震わせている。
もしかしたら、彼女はムシバネに行きたかったのかもしれない。
増援部隊の到着が一分でも遅れていたら、“こがね”はどちらを選んだのだろうか。
「この映像で“こがね”ちゃんが罰を受けたりしないよね?」
「問題なし。彼女はここにいるんだから。哀れなことにね」
“つつ”も小声で答えた。
『各局員へ通達。七号指定の権限を以て、私が総指揮を執ります』
『了解』
続いて到着した局員の“虫”たちが、次々とムシバネに襲い掛かる。
増援部隊は飛行能力を持つ虫憑きを中心に編成されている。すぐに制空権をムシバネから奪った。
「これでまだ七号指定なんだ」
息を呑む“みんみん”の視線の先で、特環側が地上への攻撃を開始した。
特環の“虫”が倒木を掴み上げ、ムシバネの“虫”の頭上に落としていく。
別の“虫”は地面すれすれの高度で飛び回り、ムシバネを撹乱する。
『このポイントは捨てる! 下がれ!』
センティピードが孤立した仲間を救出しながら、群がる“虫”を追い払う。保護した少年はスネイルが守っていた。
優勢だったムシバネはまだ欠落者を出していない。
公園の出口を塞いでいた局員たちを別働隊が追い払うと、ムシバネ側は慌てず互いを庇い合って脱出を目指した。
「このままじゃ逃げられちゃうね」
「いや、“くろいと”に逃がすつもりはないよ」
飛行部隊が出口に先回りしていた。
ムシバネは散り散りに逃げることもできたが、そうしなかった。
園内で特環の主力を引き受けている仲間を待っているのだ。
「何でこっちに逃げるんだ?」
「味方を逃がすために仲間が潜んでいるのでしょう」
“ほうし”の映像では、少年を庇ってスネイルが“虫”を戦わせていた。
だが彼女の“虫”だけは味方との連携ができていない。
一匹で飛び込んで反撃され、慌てて貝の中へ逃げ込んでいる。スネイルの顔も真青だった。
「スタミナと練度の差……」
「あの子は多分、虫憑きになったばかりだねえ」
特環に援軍が現れてもなお優勢だったムシバネが、限界を迎えようとしていた。
「戦力的にはまだ五分と五分。だがレイディーバード不在という状況は、精神的にもムシバネを追い詰める。この辺りでセンティピードの支配力が及ばなくなった」
互角でも、疲労と不安が敗北を招くと判断したのだろう。センティピードはスネイルに少年を預けて先に逃がし、彼自身は殿軍を引き受けた。
「ムシバネは保護した虫憑きを連れているわね。足手纏いだわ」
「それがムシバネなんだよ。特環に捕まりさえしなければ、僕だってあの中にいたさ……」
泣き叫ぶ虫憑きの少年は、歩く力も残っていないのか、その場に蹲ってしまう。スネイルも動けなかった。
ムシバネ全体が動きを止めた。
その隙に“くろいと”は飛行能力を持つ“虫”を左右から回り込ませた。
ムシバネを追いかけて地面を移動する部隊と連携して、三方向からムシバネを包囲した。
「容赦なしだね」
「しかも敷地の外には、別の局員を待機させているわ。味方の陣形を薄くする危険な作戦よ。けれど、退却を始めたムシバネには、押し返す気力が残っていない」
「ムシバネのルシフェラが同じ作戦を採ったことがあるよ。あの時は囲む振りをして、南中央の連中が怯えてる間にムシバネは逃げ出したけど」
「仲間の命を大切にするムシバネなら当然。でも特環はそうもいかない。この状況でムシバネを逃がしたら、“くろいと”が厳しい罰を受ける」
「無指定まで降格されて、謹慎処分?」
尋ねた“みんみん”に、“つつ”は皮肉な笑みを見せた。
「問答無用で“虫”を殺されて収容所送り。処分に怯えて脱走した彼女を捕まえる任務は、“兜”さんが引き受けることになるのかな」
“兜”を振り返ると、彼はいつもの表情でモニターを睨んでいる。
任務に忠実な彼が、命令を拒否することはないだろう。
「たとえ“兜”さんが断っても、今度はGARDENにいる“なみえ”さんが呼ばれて、“兜”さんを欠落者にすることになる。見せしめのためにね」
「“なみえ”ちゃんが断ったら、“かっこう”くんの出番というわけだね」
「そう。命令を出すのは支部長だけど」
「……」
「ご、ごめん……」
気分を害した“みんみん”に“つつ”が謝っている間に、ムシバネは公園から追い立てられ、境界線の柵を破壊して工場の敷地に逃げ込んでいた。
モニターでは“くろいと”が投降を呼び掛けている。
もちろんムシバネが受け入れるはずがない。
それを承知で“くろいと”は勧告していた。一秒でも戦闘を長引かせるためだろう。
ムシバネだった経歴を持ち出した彼女を、白仮面たちは『裏切り者!』と批難した。
激昂する仲間たちを抑えて、センティピードが“くろいと”に脱走を勧めた。
『ここではお前が一番強い。あの悪魔も“なみえ”も“兜”もいない。ムシバネに戻ることができるんだ』
『今さら戻れません』
「“くろいと”ってムシバネにいたの?」
「私もですよー」
“こがね”が手を挙げた。
「よく逃げ出さなかったね」
「“くろいと”さんと一緒に逃げたことありますよ。でも“かっこう”に追いかけられて、二人とも半殺しにされちゃいました。迎えに来たムシバネの仲間も欠落者にされたら、従うしかないじゃないですか。アハハハ……」
乾いた笑いが空しく響き渡る。
“つつ”が囁いた。
「今の話、禁句。ムシバネ出身者はかなり多いの」
「どれくらい?」
「局員の四分の一。私が知ってるだけでも。お互いの過去は詮索しないのがルールだから、もっといるかも」
泣き出した“こがね”を、周りの少女たちが宥めていた。
「彼女たちも元ムシバネ」
「……」
『サウスの皆は、おれが説得する。エフェメラなら理解してくれるはずだ。アイツは優しすぎるけど……いざという時は頼りになる』
『どんな顔でサウスの皆に会えと言うのですか。私は特環の手先として彼らの仲間を欠落者にしたこともあるのですよ』
『西南西支部との共同作戦は聞いている。サウスに戻りたくないなら、親衛隊に入ってくれ。レイディーとおれが、誰にも手出しさせないから』
『レイディー……しかし……』
“くろいと”は明らかに迷っていた。
結末を知っている会場の局員たちも、固唾を飲んで二人の会話を見守っている。
『それともおれ達を全滅させて特環に手柄を自慢するか。望んでいないはずだ、そんなことは。お前たちだってそうだろう!?』
センティピードは他の局員にも訴えた。
局員たちの動揺がモニター越しに伝わってくる。いや、今この会場にいる局員たちの感情も揺れ動いているのだ。
『だ、黙りなさい! ムシバネでも特環でも、虫憑きが戦わされることに違いないわ!』
局員たちの動揺で戦線が崩壊することを恐れた“くろいと”が、指示を出して包囲を狭めさせた。
『レイディーが一度だっておれ達を無理やり戦わせたことがあるか!? ないだろう一度も!』
『それでも戦わなければ生き残れない!』
『そんなに“かっこう”が怖いか!』
『ええ、怖いわ……貴方たちを見逃したら、私が特環に粛清される。ここにいる局員だって厳しい処分を受ける。私にまた仲間を裏切らせるつもりですか?』
『だったら皆で脱走すればいい。そうすればここにいる誰もが傷つかなくて済む。おれ達と戦った過去は気にするな。特環に従っていたら、もっと後悔することになるんだ!』
『何度戦っても“かっこう”を倒せなかったくせに! 特環に従えば、生き延びる確率が上がる……もう支部長を信じるしかないんだ。攻撃準備!』
局員たちは自分の意志ではなく恐れから、ここにはいない“かっこう”に対する恐れに従い“虫”を前進させた。
『残念だ。サウスにな、お前のことが好きな虫憑きがいたんだ』
『ふん、馬鹿馬鹿しい。そのような作り話が通用すると思うのですか?』
『……本当に残念だ。あいつはもういないけど……それにレイディーも悲しむだろうな』
センティピードが大きく腕を振った。
「「!?」」
次の瞬間、“くろいと”の視界の端から飛来した砲弾が、トンボを粉々に砕いていた。
『あ……』
屋上に叩きつけられた“虫”の死骸を眺めて、彼女は崩れ落ちた。
「“くろいと”……!」
“みんみん”が悲鳴を上げた。
戦況は一変した。指揮官を失った局員は、ムシバネを追うことも、寝返ることも忘れて周囲を警戒している。
高い能力を誇ったトンボを、不意打ちとはいえ一撃で粉砕した“虫”の存在に怯えていた。
その隙にムシバネは包囲網を食い破っていた。
包囲されていない北へ向かう前に、“くろいと”が直接指揮していた東の局員たちに襲い掛かり、彼らを蹴散らした。その上で退却を始めた。
特環の包囲が崩れた以上、北の伏兵も動くことができない。
「どこから撃ってきたんだ!?」
「私の画面を見てください!」
“こがね”が叫んだ。
彼女の“虫”も飛行型で、左翼に参加していた。“虫”から降りた彼女の足元、倉庫の天井に大穴が空いていた。
モニターの中の“こがね”が慌てて“虫”の肢に捕まり、倉庫から離れた。
遠ざかる視界の中で、倉庫の壁が罅割れ、崩れ去った。
粉塵の中から、巨大なサソリが姿を現した。両脇に仲間の“虫”を従えている。
怯える局員たちを睥睨するように、サソリがのそのそと出口へ向かって進んでいく。
局員たちを牽制しながら、ムカデと巻貝がその後を追う。
「ノースのスコーピオンだ……」
会場に来ていた監視班の局員が呻いた。
「あいつ何者なの? データベースに記録されていないわ」
「身元が割れたのは昨日なんだよ。今言った通りムシバネのノースメンバーだ」
「あんなにヤバい虫憑きが何で今まで知られていなかったのよ!?」
「ルシフェラが隠していたんだ。今までは存在を確認できなかった」
「じゃあ今回姿を見せた理由は?」
「特環に追い詰められたのが一番の理由だろうが……脅しだろうな」
「脅し……」
映像が巻き戻され、トンボが潰される場面から再生された。
「やめてえええええええええええ!!」
虫憑きが欠落者にされる瞬間をもう一度見せられて、“こがね”が気絶した。医務班に運ばれていく。
「見ろ」
“兜”は“まいまい”に指示して、トンボに砲弾が激突する瞬間をスロー映像で再生させた。
「あっ! 避けようとしてる!」
誰よりも早く気がついた“みんみん”が叫んだ。
トンボは回避行動に移っていた。
“虫”の本能か、工場の敷地へ逃れたムシバネに“くろいと”が不審を抱いていたのか。
「だが間に合わなかった。攻撃を察知してから回避しようとしても手遅れということだ」
同じ場面が通常速度で再生される。
砲弾が速すぎて、それが“虫”なのか瓦礫なのかも一目では判らない。
会場は騒然となった。
「おいおいマジかよ……」
「しかもこの威力、私達の“虫”で受け止めたらひとたまりもないわ」
「狙われたら最後なんて、一体どうすればいいんだ。これじゃあまるで……」
頭を抱えた局員が呪うように告げた。
「……まるで“かっこう”だ」
サソリが出てきた理由も納得できた。局員たちの間に絶望が広がる。
「おまえ、あの虫憑きがノースのメンバーだって言ったよな?」
「ああ。ムシバネに潜りこんでいる仲間に接触して確認したから間違いない。おかげでそのスパイの存在がルシフェラにバレちまったけどな」
「ノースの奴が何でこんな近くにいるんだよ!」
「やはりムシバネは、東中央支部に狙いを定めているようですね」
情報班に所属する少女が見解を述べた。
「センティピードがレイディーバードから離れて作戦指揮を執ったこと、各地区の有力な虫憑きを指揮下に置いていることから考えて、常に東中央支部に圧力をかける狙いがあると思われます」
ムシバネは激戦の疲労が嘘のように悠々と去っていく。それに比べて特環側は、余力を残しているのに何もできなかった。
「終わってみればこの結果。始めから狙っていたわけではないでしょうが」
「レイディーバードがいないのにこの様か……」
ムシバネのリーダーであるレイディーバードは各地を飛び回っている。彼女がいない間は、担当地域の支部も安心できるのだった。
「これからはそうもいかなくなるか」
「金魚の糞だと思ってたセンティピードがあそこまで闘れるとはな。厄介な幹部が一人増えたようなもんだ」
「サソリ野郎は“かっこう”にぶつけるつもりなのだろうか?」
「無理だな」
断言した“兜”に、局員たちの視線が集まった。
「根拠は?」
「スコーピオンには弱点が多い。“かっこう”と戦うには力不足だ」
「そりゃあ私たちだって“かっこう”に勝てる奴がいるとは思わないけどさ……」
「“兜”くんが言ってたサソリの弱点、アタシも見つけたよ」
“みんみん”が告げた。
「言ってみろ」
「まず動きが鈍い。いくら特環が怖がってるからって、のんびり歩かせるのはどうかしてるよ。それに見て、無傷のサソリをムカデと巻貝が守ってる」
「なるほど。身の守りにも不安があるのかな。装甲は固そうだけれど」
「本当は使いたくなかったんじゃないかな。ムシバネがスコーピオンを連れてきたのは、万が一の保険。宿主は仲間に守られて“虫”を出さずに逃げるつもりだったのかもね」
「切り札を温存しておきたい気持ちは分かるぜ。今までは隠れていたんだしな」
「もう一つ。“くろいと”の“虫”に命中させるのは見た目よりもずっと難しいから、宿主だってすぐに疲れちゃうよ」
訓練でトンボと蝉を競わせていた彼女だからよく分かる。実際、砲弾の狙いが少しでも逸れていたら、速度が少しでも遅ければ、トンボを殺すには至らなかっただろう。
「絶対とは言い切れないけどね。サソリの宿主は映っていないから。監視班で確かめておいてよ」
「承知している。ノースの活動地域から出てきた今なら、調べるのは簡単だ」
局員たちが納得したところで、“みんみん”は“兜”を振り返った。
「全問正解?」
「正解だ。だがムシバネの方が仲間の弱点は把握しているはずだ。当然それを補う方法は用意しているだろう」
頷きあう二人に、“つつ”が不安を告げた。
「サソリの弱点は判りましたけど、どうやって近付くんですか?」
「そうだよ、確実に“虫”を殺されると分かっていて飛び込む馬鹿はいないぜ?」
数を恃みに飛び掛っても、少なくとも一人目は欠落者にされる。戦いを強いられている局員に、挑む勇気はない。
「映像を思い出せ。サソリの傍には二匹の護衛がいた」
「まだ弱点があったね。後ろには撃てないんだよ」
「絶対と言い切れるのかよ?」
「えっと、どうかな? 監視班の皆、よろしくね!」
監視班の局員たちは苦笑いを浮かべた。偵察任務は命懸けだ。戦闘班と並んで特に危険な部署である。
「敵に圧力を掛け続けて消耗させ、背後に回り込む作戦ですね?」
「頭脳戦になりそうだね。あのサソリを倒せばきっと土師さんが褒めてくれる。アタシの初任務に相応しい相手かも」
命懸けの任務にやる気を見せる“みんみん”に、他の局員たちはドン引きした。
「いや、お前に任せるつもりはない」
“兜”に水を差されて、彼女は不満を覚えた。
「えー何で?」
「今挙げたサソリの弱点は全て仮説だ。様子を見る必要がある。そもそも俺たちに与えられる任務の大半は虫憑きの保護だ。そこでムシバネと戦うのは成り行きにすぎない」
「でもさ、またすぐにスコーピオンが現れたらどうするつもり?」
「俺が排除する」
“兜”の宣言に、会場のあちこちから安堵の溜息が漏れた。
「どーしてアタシが言った時と反応が違うわけ?」
「当たり前だろ、新人と“兜”を比べられるかよ」
「む……」
“兜”の強さは彼女も認めている。だが打倒“かっこう”を目標にする“みんみん”にとっては、“兜”も通過点に過ぎない。
「気負いすぎるな。まずは生き延びることだけ考えろ」
「はいはい分かってますって。あ、でも“兜”くんは有名だよね。ムシバネと何度もぶつかってるし。警戒されてるベテランより、無名の新人の方が有利だと思うなあ」
「その自信はどこから湧くのかしら……」
呆れた局員に“みんみん”が文句を言おうとしたその時、前方の扉が開いた。
「無理は禁物だよ、“みんみん”」
扉から入ってきた土師支部長を見て、局員たちは硬直した。
「“兜”に任せるべきだ。彼の戦いぶりを見て学ぶといい」
その言葉を聞いた局員たちが血相を変えて土師に詰め寄った。
「オレたちを無理矢理戦わせておいてよく言うぜ!」
「彼女の気持ちが分からないんですか!? 最低だわ!」
「もう止めてください! 戦うことさえなければ、僕たちは大人しく特環に従いますから!」
仲間が欠落者にされる瞬間を見たばかりの局員たちは、その憤りと哀しみを土師に向けた。
異常事態に驚いた“みんみん”は、慌てて机を飛び越えた。土師に殴りかかろうとした少年の腕を掴む。
「落ち着いてよ!」
「ふざけんな! てめえみたいな戦闘狂じゃないんだよ俺らは!」
「どいて“みんみん”! そいつは貴女の気持ちを利用しているだけなのよ!」
「やれやれ、仕方ないな――」
激情が伝染して次々と立ち上がる局員たちに、土師が何事か告げようとしたその時、
「何を騒いでいるんだ?」
悪魔が現れた。
「“かっこう”……!?」
「手を放せ」
局員たちは顔色を失って土師と“みんみん”から離れた。正確には、“かっこう”から離れた。
「助かったよ“かっこう”」
「勘違いするな。俺はこいつらを助けてやったんだ」
「どういう意味だ!?」
「邪魔するなよ“かっこう”! 虫憑きのくせに特環に媚売りやがって!」
“かっこう”は挑発的な笑みを浮かべて答えた。
「反逆行為は問答無用で欠落処分だ。俺の仕事を増やすなよ」
「ぐ……あ、貴方がいなければ!」
「そうだな。もっと俺を憎めよ。俺はここにいるぜ?」
たった一人の“かっこう”に、全ての局員が畏怖した。
「あまり脅かすなよ“かっこう”。彼らは仲間じゃないか。“兜”、作戦会議は終りだ。閉会しよう」
その言葉で解放された局員たちが、青ざめた顔で逃げるように後ろの扉へ向かっていく。
ちらちらと振り返りながら、やがて土師たちを残して去っていった。
取り残された“みんみん”は、出て行くべきか迷った。
「“まいまい”に戦闘記録を見せてもらった。ムシバネにまた強力な虫憑きが入ったらしいな」
「キミに対抗できるのはレイディーバードだけだと彼らはよく知っているよ。スネイルたちがキミと争うことはないさ」
「あの……」
「“くろいと”が抜けて飛行戦力はガタ落ちだ。これからはムシバネに頭の上を抑えられるぞ」
「実は中央本部に局員の異動を提案しているんだ」
「誰だ? 副本部長は“霞王”たちを手放したりしないだろ」
「ウチから送り込む上位局員もいないしね。目をつけたのは無指定の局員さ」
「初耳だ。支部長、詳しい説明を求める。七号指定の代役が無指定局員に務まるのか?」
「今の彼女には無理だろうね。けれど見込みがある。“かっこう”、キミと同じ同化型だ」
「!」
考え込む“かっこう”を眺めながら、
“みんみん”は同化型に関する噂を思い出していた。
虫憑きの中でも稀少な存在で、特環が確認しているのは僅か三名。
一人は目の前にいる“かっこう”、もう一人は中央本部に所属する“からす”。三人目は名前すら明かされていない機密扱いとなっている。
四人目の同化型がいるという噂もあるが、こちらは全く証拠がない。
「……待て。“C”から聞いたことがある。そいつは副本部長の『お気に入り』だってな」
「その通りさ。本人が乗り気だったし、猪瀬管理官どのを含めて本部の重役たちも承認しかけていたんだけどね」
「出張から戻ってきた副本部長に睨まれて、白紙に戻ったってわけか」
「では本部からの補充は無理ということか」
「スパイを送り込まれても面倒だしね。“からす”の件は本当に残念だ。彼女は心の底から副本部長を憎んでいたから」
「今いる局員たちで不足を補うしかないな。再編すれば何とかなるだろう」
「……俺を戦闘班に戻すか?」
「その必要はない。キミはもう少し高校生活を楽しんでくれ。エースなら目の前にいるじゃないか」
土師の視線が少女を捉えた。
「あ、アタシですか!?」
「こいつが? 本当なのか?」
“かっこう”は疑って“兜”に尋ねた。
「潜在能力が高いのは事実だが、まだ任務に出たことはない」
「おい土師、今度は何を企んでいるんだ?」
「監視班のキミが心配することではないよ」
彼はしばし土師を睨んで、踵を返した。
“みんみん”を一瞥して、何も言わず出て行った。
「俺も失礼する。北中央支部に提出する報告書の作成が残っている」
「ご苦労様。書き上げたら提出する前に僕に見せてくれ」
「了解した」
耳の先まで熱くなる。心臓が早鐘を打ち鳴らした。
そんな彼女の様子に気付いていないのか、土師は“まいまい”を呼び出して、戦闘記録を再生させた。
「“みんみん”、次の任務にはキミも参加してもらう」
「!」
「だがキミは戦えるかい? 欠落者という虫憑きの末路を見てもなお、“虫”を恐れず立ち向かえるのかな?」
映像の中で、再び欠落者にされた“くろいと”が倒れた。
人が絶望した顔は、モニター越しでも少女の心を竦ませる。
「アタシは……欠落者になったりしません!」
「キミに戦闘班のゴーグルとコートを支給する。コートのデザインは規定の範囲で変更できるから、担当者と相談してくれ」
「はい」
土師が去った後、彼女は呟いた。
「もうすぐ……」
足が震えて、しばらく動けなかった。
『同じ虫憑きの“虫”を殺せるのか?』
愚かな質問だ。彼女に選択権はない。だからその質問はしなかった。
冷笑を浮かべる土師を、廊下の先で“かっこう”が待っていた。
「もう一度訊く。何を企んでいるんだ?」
「いつもと変わらないよ。“始まりの三匹”を滅ぼすために、虫憑きをどのように戦わせるか。それだけさ」
「戦力が足りないなら、俺を戻せ。それでお釣りがくるだろ」
「他人に撃たせるくらいなら、自分が撃つか。そういえば“くろいと”を捕獲したのキミだったね」
「関係ないだろ」
「あるよ。キミが迷えば、虫憑きに未来はない」
「……」
「任務は変更しない。キミは引き続きムシバネを監視して、一刻も早くアジトを突き止めるんだ」
「分かってる」
「頼んだよ」
手を振って“かっこう”を追い抜く。
その背中に、“かっこう”が問いかけた。
「土師。おまえ、もしかして……焦ってるのか?」
「心配はいらないよ。僕はまだ夢を喰い尽くされたりはしない」
『みんみん』書いてる内にどんどん長くなってしまいました。
HPを作ると決めたのですが、00読み返していたら衝動が湧いてつい……
それでは失礼します。
GJ!
続きがかなり気になります
大作ktkr
相変わらず兜がかっこいい………
だが、そこがいい!
大助×愛理衣って前スレにあったような気がしたけど、保管されてないの?
保管庫には前スレの
>>629までぐらいしか保管されてない。
内定でたら俺が保管庫更新しようと思うんだ……
保守
GJ!
大作乙です
ちょっと通りますね
321 :
なななな1:2008/08/12(火) 01:10:27 ID:ssnxSQht
「ここがきらりの事務所……」
赤瀬川七那は汚れた雑居ビルを見上げて呟いた。
報告を受けてはいたが、実際に自分の目で見ると驚きが隠せなかった。
こんな場所で五十里野きらりは生きてきた。親友である七那に迫害されて。
七那は後ろを振り返った。
傍に控える秘書は、何も言わない。
車の傍では、詩歌が見守っている。
「行ってくるわ」
震える足を動かして、七那はビルに入っていった。
「ようこそ『便利屋きらり☆』へ――あ、七那!」
机で帳簿を付けていたきらりは、扉を開けたのが七那と分かると笑顔を浮かべた。
「どうしたの急に?」
「えっと……きらりがどうしてるかと思って」
「ありがとう。そこに座って、お茶を出すから」
そう言って彼女は事務所の奥へ向かった。
七那はソファーに座ってステッキを置いた。
ソファーはすわり心地が悪い安物だった。
部屋の中はよく掃除されていたが、殺風景だった。
年頃の少女がこんな環境で生活しているのは問題がある。
自分が彼女にしてきた仕打ちの罪深さを改めて思い知り、溜息を吐いた。
「お待たせ。口に合うか分からないけど」
コップを載せたお盆を持って、きらりが現れた。
「いただくわ」
中身は冷たい麦茶だった。カルキ臭が抜けていないそれを、緊張していた七那は一気に飲み干してしまう。
「お代わりいる?」
「いらない」
きらりに気を遣わせてしまったことを恥じて俯いた。
無意識にステッキを弄びながら、どう話を切り出そうか悩む。
きらりは急かさなかった。
322 :
なななな2:2008/08/12(火) 01:14:22 ID:ssnxSQht
「ねえ、この前仕事の報酬で大金が手に入ったんでしょう? 何で引っ越さないわけ?」
「ここを訪ねて来る人がいるから。それに思い出もあるし」
「う……ご、ごめんなさい!」
テーブルに頭をぶつけるほど頭を下げて叫んだ。
「え?」
きらりは困惑して七那を見つめた。
「どうしても謝りたくて……」
仕事の邪魔だと分かっていたのに、ここへ来てしまった。
αを巡る戦いの最中、駆けつけたきらりは七那を助けてくれた。
だが七那は自分を責め続けていた。もう一度謝りたくて、押しかけてしまった。
「もういいよ。私だって魔法使いさんのこと、秘密にしていたもの」
「で、でもそれはアタシのために……」
どうしてあの頃の自分は、その考えに思い至らなかったのだろう。
魔法使いの少女がいなくなって辛かったのは、七那だけではなかったのに。
「忘れないよ」
きらりが呟いた。
「七那にされたことは忘れない。中学を卒業できなかったことも、高校に通えなかったことも、便利屋のお仕事を邪魔されたことも忘れない」
「うぅ……」
真赤になって縮こまる七那に、きらりは優しく微笑んだ。
「でも友達でいたいから。七那に隠していることが他にもあるけれど、許してくれる?」
「うん……また友達になってほしいの」
恐る恐る差し伸べた手を、きらりが掴んだ。滑らかな七那の手とは違い、彼女の手は荒れていた。
便利屋の業務に加えて、虫憑きの過酷な争いにも介入しているからだ。
涙を拭いた七那は、もう一つの用件を切り出した。
323 :
なななな3:2008/08/12(火) 01:20:57 ID:ssnxSQht
「便利屋を辞めて、高校に通う気はない?」
便利屋は収入が不安定な仕事だ。しかもきらりは優しすぎるから、いつも損をしている。
本来彼女は高校生活を楽しんでいるはずだった。便利屋を辞めて、虫憑きの争いから離れる資格が、彼女にはある。
七那が手に入れた力を使えば、彼女を日常に戻すことは簡単なのだ。
きらりの顔に未練が浮かんだ。それでも彼女は迷わなかった。
「もう少しこの仕事を続けたいの。私が助けることができる人が、いると思うから」
「……知ってるわ。きらりは頑固だから」
二人とも、虫憑きに深く関わってきた。今さら手を引くつもりがないのはお互い様だ。
「心配しないで。今までも続けてきたんだから」
「けど特環は甘くないわ。多分きらりは、目をつけられてる」
変電所の事件では、きらりの助手が命を落とした。
対決した殲滅班は全滅したものの、中央本部はきらりを重要参考人と見なしている。
その動きを、七那は赤瀬川グループの諜報網を使って察知していた。
“α”を巡る戦いでは、きらりはムシバネと共に戦闘に参加した。
事件の後、七那はグループの総力を挙げてきらりが関与した事実を隠蔽したが、特別環境保全事務局の腕は長い。
国外の諜報機関すら恐れている中央本部の副本部長を欺けるとは思えなかった。
しかも七那がムシバネのリーダー“ふゆほたる”に協力して表舞台に上がった今、きらりは関係者というだけの理由でも中央本部に狙われかねない。
「赤瀬川の名前を使いなさい」
赤瀬川の力を借りるなど、彼女は嫌に決まっている。けれど、きらりが安全を確保するには、それが最も有効な方法だった。
これからも彼女が虫憑きを助けるなら、特別環境保全事務局は必ず仕掛けてくる。
いっそ傍にいてくれた方が守りやすい。
「この事務所で色んな人に出会ってきたの」
目を閉じて過去の日々を思い出しながら、きらりは告げた。
空き部屋だらけの薄汚れた雑居ビルに居を構える怪しげな事務所、それも少女が一人で切り盛りする頼りない便利屋。
それでも彼女に頼るしかない人々がいる。
「お人好し」
「知ってる」
二人は笑い合った。
「でも、アタシに手伝えることがあるなら遠慮なく言いなさいよ。償いなんて図々しいことは言わないわ。最後まで見届けるためにも、勝手に脱落なんてしたら許さないから」
その時、携帯の着信音が鳴り響いた。
324 :
なななな4:2008/08/12(火) 01:27:58 ID:ssnxSQht
「はい、五時からの予定ですが……分かりました。すぐに向かいます」
通話を切ったきらりが、申し訳なさそうに説明した。
「ごめんなさい。仕事の打ち合わせがあるの。すぐに戻ってくるけれど……」
「そろそろ帰るわ。邪魔しちゃったわね」
「今日は七那と話ができてよかった」
きらりは素早く書類を鞄に詰めて扉へ向かった。身軽な七那はステッキ一つで後に続く。
「?」
「どうしたの?」
きらりが扉を開けた。
廊下には、逃げ出しかけていた詩歌が固まっていた。
「あんた……まさか覗いてたの?」
「ううん違うよ! その、七那のことが心配で……」
事務所へ入ろうとしたところだったのだろう。本当に覗いていたら、きらりが気付いていたはずだ。
「先に帰れと言っておいたはずよね」
「そうは参りません。会長に至急決済を仰ぐべき案件が提出されています」
逃げもしなかった秘書が、いつもの口調で告げた。
“α”を手に入れるために、七那はグループ資産の多くを手放していた。それらを取り返そうと日々奮闘している。
秘書が示したノートパソコンの画面を見て、七那は呻いた。
「このタイミングで外資の連中が一斉に仕掛けてきた……黒幕はやっぱりあの連中ね」
「会長の予測どおり、複数の国際資本グループとロビー団体が彼らの背後で指揮を執っています。ですが――」
「世界を動かしている怪物たちを、特環が脅迫してる。あの副部長さんの毒がとうとう財界まで蝕みはじめたのね」
「え? ど、どういうこと?」
ムシバネを束ねる少女は、理解が及ばずオロオロしていた。
「あんたが心配することないわ。向こうも今回は振りだけだから。この動きはただの警告よ」
次々と切り替わる膨大な変動データと、赤瀬川グループに繋がる人脈が報告してきた水面下の策動から、七那は各勢力の目的を正確に読み取っていた。
これらのデータを今まさに七那が閲覧していることをライバルは知っており、彼らが知っていることを七那も知っている。
「連中は、自分達に都合のいい仕組みを特環に破壊されることを恐れてるわ。中央本部が全ての虫憑きを支配したら、もう誰も止めることができなくなる」
「うん……!」
詩歌が頷いた。
一度だけ話をした魅車八重子の目的を、彼女は知らない。だが虫憑きに対する残酷な実験は、絶対に止めなければならない。
325 :
なななな5:2008/08/12(火) 01:37:06 ID:ssnxSQht
「事務所を使う?」
きらりが提案した。彼女はすでに詩歌とも顔見知りだから、詩歌の訪問も歓迎していた。
「ええ、そうさせてもらうわ」
七那の経営スタイルは、役員や相談役と顔を付き合せて相談するやり方ではない。
彼女は多様な情報源と複雑な人脈を駆使して、グループと競争相手を内外から監視するシステムを離れた場所から操っている。
七那が動かなくとも、その場合は『誰かが気を利かせる』機構が出来上がっていた。
もっとも、七那は金という様々な面を持つ媒体に対する優れた分析力と直感を備えているから、自ら指図することが多い。
「行ってくるね」
きらりを見送って、七那たちは事務所に入った。
七那は携帯から次々と指示を出していく。
重大な商談は盗聴を警戒して直接会って行うのが経済を支配する者たちの常識である。
しかし七那はある確信を抱いていたので、敢えて競合者に手の内を晒していた。
「読みどおり、特環に繋がってる資産をアタシに押し付けてきたわね」
「え? え?」
「今の特環は世界最強の諜報機関でもあるから、深入りすると危険なのよ。かと言って目を離せる相手でもない。だから赤瀬川グループを応援して、アタシたちと特環を対決させようとしてるわけ」
「でも、その人たちが特環に脅迫されてるって、さっき言ってたよね?」
「特環の指示に従う振りをして、わざと負ける形で赤瀬川グループを強化する。連中がよく使う手よ。所詮は同類だし。その過程でどれだけ多くの人間が苦しんでも、悲鳴は届かない」
秘書が淹れたお茶で唇を湿らせて、七那は考え込んだ。
「特環は経済金融では素人だから、今は誤魔化せる。けれど魅車八重子には通じない。もし中央本部が全ての虫憑きを支配したら、あの女の気分次第で連中だって報復されるわ。誰も彼も必死なのよ」
「会長。宗方様からお電話です。協力を申し出ておられますが」
「病人は大人しく寝てなさいよ」
「あ、代わります」
詩歌が秘書から携帯を受け取った。
嬉しそうに話す様子からして、宗方は順調に回復しているようだ。
「宗方の部下を取り込んだおかげで人材不足は解消したけどね。赤瀬川の幹部は外の人脈に操られてるから。あら、抜け目ないわね。見返りを要求してきたわ」
モニターを睨んで七那が呟いた。しかしすぐに別の勢力からの介入が始まった。
「『円卓』が動いた。アタシの邪魔はしてこないか……今のうちに貰えるものは全て貰っておくわよ」
外圧と過去の失策からこの国が手放した資本や利権が、七那の手元に集まってくる。
今すぐ手に入るわけではないが、やがて確実に赤瀬川グループが所有するところとなる。
七那は経済への影響が最小限に抑えられるように、それらを赤瀬川グループの敵対勢力にも分配していった。
実際のところそれらの企業は経営陣も株主もほとんど替わらない。実体業務に支障を来たすこともない。
「流れが変わった。これが連中の考える、この国に認めた限界か……忌々しいわ」
七那はPCを秘書に返して、ソファーに体を沈めた。
「これ以上は流石に役員会議を開かないと、後で身動きが取れなくなるわ」
「かしこまりました。会議の予定を明日の13時に繰り上げます」
「ええ、頼んだわよ」
お茶を飲み干して、七那は息をついた。
326 :
なななな6:2008/08/12(火) 01:40:41 ID:ssnxSQht
ちょうど宗方との会話を終えた詩歌が、笑顔で言った。
「宗方さん、もうすぐ退院するって! 無理してたけど……でも元気だったよ」
「当然よ。最後まで見届けると決めたんだから」
七那も内心では宗方の健在を喜んでいた。
しばらくすると二人は暇になってしまった。
何度も時計を確認する。
「遅いわね、きらり」
「もしかして何かあったのかな……」
詩歌が不安を口にした。中央本部に襲われたのではないかと、嫌な想像をしてしまう。
「仕事先で無理難題を押し付けられてるんじゃない?」
以前きらりを監視させていた七那は、彼女の優しさに付け込む輩が多いことをよく知っていた。
「うん……」
仲間に連絡を取ろうかどうか迷いながら、詩歌が頷いた。
きらりの仕事を邪魔したくはないし、彼女を守るためとはいえ監視させるなんて考えてもいない。
10分ほど経過して、焦れた七那が探しに行こうとした。
扉を開けると、きらりが廊下を歩いてくるところだった。
「きらり!」
「ただいま」
きらりは荒い息をついていた。走って帰ってきたのだろう。
特環に追われたのかと七那は疑ってみたが、まさかあの連中も人通りの多い場所で襲撃したりはしないはず。
それにきらりの性格なら、七那たちが待っている事務所へ逃げ込んだりはしないはずだ。
「留守番押し付けちゃったから」
きらりが申し訳なさそうに言う。
その言葉を聞いて七那は嬉しくなった。
彼女が担いでいる重い鞄を強引に預かって、よろめきながら机に運んだ。
「おかえりなさい」
詩歌と秘書が立ち上がってきらりを出迎えた。七那を手伝おうとしたが、彼女は断った。
「どうぞ」
「すみません」
秘書が運んだ麦茶を両手で受け取って、きらりは美味しそうに飲んだ。
327 :
なななな7:2008/08/12(火) 01:47:14 ID:ssnxSQht
「依頼は取れたの?」
「うん。遊園地でイベントの手伝い」
時給を聞いた七那は激怒した。
「安すぎるわ! そんなバイト断りなさいよ、アタシが別の仕事を頼むから!」
「着ぐるみが欲しくて引き受けたの。断るつもりはないよ」
「ケモノマンですよね」
「他にも集めています。見せましょうか?」
きらりの言葉に、詩歌が目を輝かせた。彼女はたまに誰よりも深く物事を考えているが、外見も中身も幼いところがある。
七那は呆れながらも、きらりがどんな部屋で暮らしているのか気になっていたので、後に続いた。
「少し待っていてください」
自室に二人を案内したきらりは、横のドアから隣の部屋へ異動した。
コレクションが多すぎて、部屋一つを保管場所にしているらしい。
「……」
殺風景な部屋だった。壁は剥き出しで、小物も置いていない。他の服と下着は向こうの部屋に置いているのだろうが、部屋を閉めるのはベッドと痛んだ机だけである。
女の子らしい備品といえば、壁に掛けられた姿見だけだった。これだってお洒落ではなく、接客の身だしなみのために購入したのだろう。
机棚には会計学の参考書や法律辞典が並べられていた。何度も読み返したのか、擦り切れてぼろぼろの状態だ。
開けたままの引き出しには、高校生用の教科書が覗いていた。『¥100円』のシールが貼ってある。
「この人、お友達の方でしょうか」
詩歌が机の上の写真立てを見つめた。
一目見て判る高価な写真立てに、一枚の写真が飾られている。
写っているのは二人の少女。どこかの高校の制服を着たきらりと、帽子にジャージ姿という少女だった。
「田上萌々、きらりの助手よ」
監視者にきらりの身辺を調べさせていた七那は、彼女のことを知っていた。
妨害されてもめげずにきらりの手伝いを続けた友達。彼女こそ、きらりの親友だったと思える。
頬に流行のペイントをした少女は、きらりと腕を組んで満面の笑顔を浮かべていた。
困惑しているきらりも、楽しげな様子だ。
「でもこの人は……」
問いかけて、詩歌は口を噤んだ。
俯いて拳を振るわせる七那の様子から、萌々の結末を察した。
「あ、ケモノマンだ!」
七那ときらりを気遣って、きらりが戻ってくる前に詩歌は話題を変えた。
今度は壁に貼ってあるポスターを指差した。
328 :
なななな8:2008/08/12(火) 01:56:45 ID:ssnxSQht
「これも仕事で貰ってきたのかな?」
子供たちに大人気のヒーロー“ケモノマン”と、強敵“魔女”がポーズを取っている。
ムシバネの仲間に教えてもらったテーマソングを口ずさみながら、詩歌はポスターを眺め続けた。
「あれ?」
彼女はポスターの端が捲れていることに気がついた。その下にもう一枚のポスターが貼ってある。
「何かしら」
七那が近付いてポスターを捲った。
「だ、ダメだよ! え……?」
制止しようと七那の袖を掴んだ詩歌も驚いた。
ポスターは写真を引き伸ばしたものらしい。
白いコートを着てターバンのような布を頭に巻いた少女が、元気溢れる笑顔でVサインをしていた。
「初季の写真がどうしてここに?」
特別環境保全事務局は、秘密保持のために局員が写真を残すことを禁止している。
中央本部の局員だった白樫初季は詩歌とともに本部から脱走したが、その後は詩歌と別れて逃亡を続けている。
「お待たせ――あっ!?」
衣装を運んできたきらりが、大切なコレクションも放り捨ててポスターを隠した。
「きらり……?」
「これ、その……」
いつも冷静なきらりが、落ち着きを失くしていた。
思わぬ場所で仲間の消息を知る手がかりを掴んで意気込む詩歌と、混乱している七那が質問をぶつけた。
「初季に会ったことがあるの!?」
「その前に初季って誰?」
「変電所の事件で……私を助けてくれたの。その後、事務所を訪ねてきた彼女と再会して……」
「今どこにいるの!?」
「何でそいつのポスターを貼ってるの……?」
「虫憑きの秘密を知る鍵を手に入れたから、仲間の人たちと一緒に次の街へ行くと言っていました」
七那の質問だけ無視されて、彼女は不機嫌になった。
「どんな人たちと一緒だった?」
「依頼人の素性は話せません。守秘義務があります」
「そっか……うん、分かりました」
詩歌は引き下がった。これからも虫憑きに手を差し伸べるきらりには、その義務を守る必要があるのだから。
詩歌は初季との再会を信じている。いつか必ず、二人が歩む道は交わるはずだ。
「これが会場限定で販売されたケモノマンTシャツです。スタッフにも宣伝のために配られました」
「いいなあ。こういう服を買ったら、あの子たちも喜ぶかな」
ムシバネに所属しているまだ幼い子供たちの顔を思い浮かべて、詩歌は呟いた。
「すぐに売切れてしまって、熱心なファンに譲ってほしいと頼まれたのですけど……」
きらりが困ったように打ち明けた。
「わざわざドイツから来られた方だというのでお譲りしようと思ったけれど、他のファンが納得しないと責任者に注意されたので諦めてもらいました」
「それじゃあ仕方ないですね。これってナース服? お巡りさんの制服もあるんですね。特環のコートまで……白は初季が着ていた中央本部のコートで、黒は“かっこう”くんがいる東中央支部だよね」
衣装について話し合う二人に、七那が怒った。
「そんなことよりアタシの質問に答えなさいよ! このポスターは何!?」
「その……お守り代わりに、写真を撮らせてもらったの。それを引き伸ばして……もちろん初季さんの許可は貰ったわ。逃亡中だから写真は処分したけれど……」
頬を赤く染めて告白する姿は、恋する乙女のそれに見えた。
「うぅ……」
「どうしたの七那!? しっかりして!」
よろめいた七那を、詩歌が慌てて支えた。
329 :
なななな9:2008/08/12(火) 02:00:01 ID:ssnxSQht
事務所から出た七那は、呆然とした足取りで車に向かった。
理由はよく分からないが彼女を心配する詩歌と、全く表情を変えない秘書が後に続く。
車に乗り込んだ後も、七那はしばらく喋らなかった。
やがて彼女がムシバネに提供した隠れ家の一つに到着する。
「着いたよ。歩ける?」
「きらりが……変な女に取られちゃう……」
田上萌々の存在は認めることができた。
彼女がいなければ、きらりは絶望して生きることを止めていたかもしれない。
それに萌々はきらりを独占したりはしなかった。
「?」
詩歌にはさっぱり意味が分からない。
とりあえず七那の手を引いて車の外へ出た。
「おかえい、詩歌ちゃん」
ホテルの裏口から出てきた丁屋弐兵衛が、手を振ってこちらへ駆けてきた。
「弐兵衛さん。留守の間に何かありましたか?」
「アイジスパが心配してたよ。“なみえ”さんなんて携帯に掛けることも忘れて大騒ぎしてたし」
「ごめんなさい。皆に謝ってきます」
リーダーは常に健在を仲間に示す必要がある。そのことに思い至り、詩歌は仲間が待つ最上階へ急いだ。
彼女を見送って、弐兵衛は七那に近付いた。
「七那ちゃん、どうだった?」
「…………」
返事をしない七那を、彼は心配した。
七那ときらりの関係は知っている。二人とも優しい少女だが、割り切れないものもあるのだろう。
「気を落とさないで、七那ちゃん。一度は許してくれたんだから、希望はあるよ」
「……黙りなさいよ」
「へ?」
「弐兵衛のくせに!!」
「ええっ!?」
七那がステッキを振り上げて、まだ怪我が治りきっていない弐兵衛を追い回す。
そんな二人の様子に興味を示すこともなく、秘書はテディベアを抱えてホテルに入った。
330 :
なななな10:2008/08/12(火) 02:07:42 ID:ssnxSQht
今日もきらりに助けを求めて、依頼者が扉を叩く。
「ようこそ、便利屋きらり☆へ。迅速確実をモットーに、私があなた方をお助けします」
依頼者が顔見知りで同年代の少女たちでも、きらりは丁寧に対応した。
「おはよう、きらりちゃん!」
「この前はありがとうございました」
「“魔王”に追いかけられて散々だったわよ。けど隣町に置き去りにしてきたわ、ざまーみろ」
個性的な少女たちが騒がしく事務所に入ってきた。
「きらりたん、元気にしてた?」
彼女たちの後に飛び込んだ初季が、海老名夕を巻き込んできらりを抱きしめた。
「初季さん……はい、おかげさまで」
きらりは高鳴る鼓動を隠して、お礼を言った。
「く、苦し……離してください!」
初季の大きな胸に顔を挟まれた夕が、酸素を求めてもがいた。
「暑苦しーのよアンタたち。ったく、このバカ一人でも鬱陶しいのに」
「えっ? 酷いよ茶深ちゃん!」
「文句があるならさっさとソイツを叩き起こしなさいよ。“コノハ”が魅車を騙せる時間だってそう長くないわ」
「うん……」
鮎川千晴が、首に掛けているネックレスを握りしめた。
「焦ったらダメだよん。アリアたんは寝ぼすけなんだよ、きっと」
「それにアリアが目覚めたら、千晴さんは虫憑きになってしまうかもしれないですよね」
心配する仲間たちに、千晴は笑顔を見せた。
「大丈夫だよ。皆で夢を叶える方法を探すんだから。ね、茶深ちゃん」
「今さら舞台から降りるなんて許さねーわよ。アンタたちは、私が主役をぶちのめすための駒なんだから」
少女たちのリーダーである菰之村茶深が言い放った。
事情を知らない他人が聞けば何様かと驚くだろうが、少女たちが茶深を見る眼差しには、確かな信頼がある。
「そうだね……って大助を殴ったらダメ! 茶深ちゃんでも許さないよ! 絶交だよ!」
「下僕のくせに口ごたえするんじゃねーわよ。一発くらい殴った方がアイツもすっきりするでしょうよ」
「そんながさつだからいつまでたっても地味なんだよ!」
「地味――てめー……今日こそぶっ殺す!」
二人は本気で取っ組み合いを始めた。
生真面目な夕が彼女たちを引き離そうと割って入り、弾き飛ばされた。
陽気な初季はお腹を抱えて笑っていた。
初季に見蕩れていたきらりは、所長としての仕事を思い出して訊ねた。
「ところで今日のご用件は何でしょうか?」
「きらりたんに訊きたいことがあるんだって」
喧嘩を止めて、ずれたメガネを直した茶深が答えた。
「そうよ。アンタ、あの赤瀬川グループの会長の知り合いなんでしょ」
茶深の協力者は他にもいる。それに七那との関係は調べれば簡単に判明することだった。
「はい」
「酷い目に遭わされてきたらしいけど、どんな関係なのよ?」
千晴も夕も初季も、沈黙してきらりの回答を待つ。
もし赤瀬川七那が今もきらりを苦しめているなら、恩返しのために彼女を助けようと考えていた。
「私の親友です」
きらりは即答した。
迷いも無理も誤魔化しもない、心からの答えだった。
331 :
なななな11:2008/08/12(火) 02:19:19 ID:ssnxSQht
「そう。悪かったわね、変な質問して」
「いいえ」
「これで赤瀬川グループが私たちの邪魔をしないことがはっきりしたわ。さっさと行くわよ」
茶深がソファー立ち上がって扉へ向かう。
「うん。行こう、アリア」
「お騒がせしてすみません。それでは失礼します」
「またねん!」
少女たちは慌しく出て行こうとする。
彼女たちに未練はない。きっとまた会えると信じている。
けれど、きらりは彼女たちを呼び止めた。
「待ってください!」
「何よ。早くしないとあの女に追いつかれ――」
「あ、お話は終わりましたか?」
事務所の奥から、“魔王”が姿を現した。
「さ、佐藤さん!」
「すごい……あたしたちがここに来るってよく分かったね!」
「どうするの、茶深たん?」
呆然とする少女たちに、佐藤陽子はおどおどした態度で話しかけた。
「お、置き去りなんて酷いじゃないですか。探してる途中で男の人に絡まれたりして、大変でしたよ?」
「その馬鹿野郎に同情するわ」
陽子は抱えていたトランクから、札束を一つ取り出した。
「依頼の報酬です。受け取ってください」
「てめー、私たちを売り飛ばしたわね!」
「い、いえ、違います! 佐藤さんのご依頼は、今日だけ事務所に彼女を宿泊させるというもので――」
「よかった、すぐに会えて。あなたの能力をもっと知りたいの。私も連れていってくれるよね?」
「冗談じゃねーわよ!」
扉を開け放った茶深は、千晴の腕を掴んで駆け出した。
「わわっ!」
「ボスが決めたことだから、ごめんね陽子たん」
続いて夕を抱えた初季が飛び出した。
「あ〜あ、また逃げられちゃった……でも次の行き先は知ってるから、またすぐに会えるよね」
陽子は落ち込んでいなかった。部屋の隅に置いてあるカゴの前に座って、フェレットにちょっかいを掛けた。
フェレットが激しく暴れてカゴを揺らした。
「ご、ごめんなさい!」
そんな陽子に近寄って、きらりは報酬を返した。
「えっと……これはお返しします」
「いいのいいの。依頼は果たしてくれたんだから」
札束を押し返して、陽子は鞄を掴んだ。
悠然と歩いて出て行く陽子を見送って、きらりはぺこりと頭を下げた。
「ご利用ありがとうございます」
急に寂しくなった室内を見渡して少しだけ涙が零れた。
彼女を励ましてくれた友達はもういない。
きらりは椅子に座って、机の引き出しを開けた。
中学生だった頃のきらりと七那が撮った写真。秘密を抱え、苦しい生活を送る日々を支えた一つの誓い。
それを大切に仕舞って、きらりは呟いた。
「魔法使いさん……私ちゃんと約束を守れました。褒めてくれますか?」
目を擦って、きらりは業務を再開した。
早速電話が掛かってきた。
「はい、こちらは便利屋きらり☆です。ご用件をお伺いします。え? 欠員の補充ですか? それはちょっと……」
断ろうとしたきらりは、ふと七那の言葉を思い出した。
「分かりました、お引き受けします。それでは当日に」
彼女のささやかな復讐だった。
332 :
なななな:2008/08/12(火) 02:22:52 ID:ssnxSQht
おしまいです。
ムシウタ読み返したら涙が止まらない……
またもや大作GJ!
なななな可愛いよななななな
ななななななななではないか!GJ!
面白かったです。
GJですねー
でも萌々の名字間違ってる
田上じゃなく田央
うん、すまない……読み返して気付いた
手元のメモ帳では「田央」と書いていたのにorz
出直してきます
謙虚な作者様が多いみたいですが、
どんどん書いてスレを賑わせてくれたら嬉しいです
338 :
286:2008/08/14(木) 02:35:54 ID:iyYMMrtB
339 :
286:2008/08/14(木) 02:37:36 ID:iyYMMrtB
大助は利菜に一回一回愛撫する前に、いやらしい主張やはしたない言葉を250文字以上は口にしろと強制され、精一杯、利菜は必死になって水商売の女でも口にしないような卑猥な語彙を考えてねだった。
恥ずかしくて舌が縺れてしまったり、一字でも言葉が足りないと、大助は勃起した肉棒で利菜の両頬を叩いて亀頭を擦り付けたり、敏感な乳首だけを狙ってぐりぐり突いたりされてしまう。
酷い時にはどれだけおねだりしても、欲しくて欲しくて堪らなくて、精液がこびり付いた唇もおま○こもダラダラ涎を垂らして、ぱっくりと開いて戦慄く利菜を、ただ可笑しそうに笑っているだけで大助はずうっと放置したままだった。
そんなにも大助を求めてやまない利菜の頭をぐいっと俯けさせて、彼女の体で一番素直でいやらしい場所がどんどん猥らに崩れていく経過を見せつけられる。
利菜の頭が落とした影で細部こそ見えにくいものの、乱れた髪の間から差し込んだ光を反射させながら、ぐちょぐちょに潤ったおま○こから艶々とぬめりを帯びた輝きを放つ愛液が噴き溢れていた。
トロトロと彼女のそこをキツく縛った紐と鈴のついたリボンをべとべとにしていく。
「……あ……ああぁあっ………う、ううぅぅ……ぅううぅぅぁあ……ャ……やぁっっ……んんっ……ぁ」
利菜は、そんな自分の姿を間近で見つめてしまい、一時的に思考の止まった頭と顔の筋肉を弛緩させてぼんやりとしてしまう。
「ねえ、立花さん、この角度なら自分のおま○こがどうなってるのかよく見えるだろ。噴水みたいに噴き溢してさ、すげぇだらしないよな。嬉しそうに尻を振って地面に擦り付けてるから、紐の食い込みが際どくてエロいコトになってるし。
指を挿したらぎゅうぎゅう締めて来るしね。オレが舐めたり弄ったりして剥いて上げたからピンク色してんの判るだろ、まあ、オレがあんまり立花さんとヤり過ぎるといつか黒ずんで来るかもしれないけどね?
ほら、勃きたクリストスが震えてぴくぴくしてるじゃん。花が咲いてるみたいに綺麗な色のままの立花さんのおま○こも、今が見納めかなあ?そう考えるとさ、立花さんのココでいっぱい遊べるオレって贅沢だよね。一番旬な時期に愉しめるから。
それにね、でっかいクリストスは何度も元に戻そうとしても大きくなり過ぎてるからさ、ムニュムニュするだけで余計に膨らんじゃうんだよね。こんなカンジでさ、うりゃうりゃ。」
ぐにぐに。ぐにぐに。ぐにぐに。ぷにゅ。 ぴくんっっ。…むく、むく。ぐにぐに。くにゅ、ぷにゅぷにゅ。ぐにぐに、もにゅ。 ぴっ、ぴくん。……むくっ。むく むくむくっっ。くにゅんっっ。
「…ほら、な?立花さんのコイツはさぁ、もう本当にエロくて、エロくて、ヤってる間にすくすく育っちゃうんだ。小さかった頃には戻らないんだよね。」
利菜は自分の性器がぐしょぐしょになっているコトを自覚していたけれど、それを見せられて詰られるのを覚悟している訳も無く、何度指摘されても自分のはしたなさに慣れなくてイヤだった。
(うぁああっ…やっぱりぐちょぐちょになってる……あぁ、クリストスがいつもよりぷっくりしてぇ……んんっ…三倍くらい大きく起っきしちゃってるぅ……こ、こんなになっちゃっててぇ……こんなに、んんっあぁ、あたしっていやらしいかったの……?)
それなのに利菜がイヤだと思えば思う程、ぐちゅぐちょ、こぽこぽ、こぷっとおま○この水音が激しくなってしまう。
(しかも、ぁああっ、か、体が勝手に悦んじゃってる…ヤなのにぃぃ……やあぁっっ、またあたし、なんかアレ出しちゃって噴き溢しちゃって…るぅ……ぁぁあああぁっ……ぇ、またなの?まだ何か……キちゃう………っっぁはああぁぁあああ……っっ)
視界に映る利菜自身と、楽しそうに虐めてくる大助の言葉に微かに残った羞恥心が刺激されて、今までよりもいっそう濃い色をした粘っこい蜜がじゅぷじょぷと多量に染み出して来る。
もじもじとお尻を地面に摩擦させていた動きが、だらだらと利菜が溢すそれによって滑りが好くなっていった。
顔を熱らした利菜がお尻を左右前後に揺らす度に、アナルを縛っていた紐の結び目がより強く減り込んでしまう。きゅんきゅんっ、と前と後ろの穴が締まって来た。
「はあ……はぁはあ…っ……はぁぁあ…ああ…ぁぁああ、あ、あ、ああっ、あっ、ぁはあぁぁああああっっ」
愛液でアスファルトに失禁したような跡を残していく利菜をじいぃっと睨むように眺められて、自分と少年の視線だけで体中が犯されているような気がしてゾクゾクと体の奥から痺れてしまい、更におま○こがはしたなくなっていった。
恥ずかしさと変な悦びが綯い交ぜになって、利菜は自分のコトが判らなくなった。利菜の体が奏でている淫靡なリズムが、しっとりと鼓膜に刻まれ続けていると自分が信じられなくなってくる。
340 :
286:2008/08/14(木) 02:45:12 ID:iyYMMrtB
ぷるぷるとお尻を振る利菜の仕草は、飼い主に喜んで尻尾を振り歩くペットの動作に似ている。
大助の目には、利菜が犬に仕込んで置く芸のおちん●んの格好をしているようにも見えて、体を紐で縛ったのなら首にはリボンじゃなくて首輪にすればリードを付けられるのにと後悔したくらいだ。
はぁはあと利菜の息遣いが荒く、ちろちろと柔らかそうにぬめった舌を出して呼吸しているので尚更、発情期の犬のようだった。
「立花さんの大事な所がどうなってるのか、口頭でオレにきちんと説明してくれる?そしたらもっと気持ち好くしてあげるかも知れないよ?」
「薬屋はぁ、もう全部見てるクセにぃ、…んんぁっ…あたしに恥ずかしいコトっ、口にさせたいだけなんでしょ……はぁ……はあはぁ…はぁ…んんぁっ…しかも…どうせ、してくれないん、でしょ……?
だったら言ったって…無駄になっちゃ…ぅうっ!ンむっ!?な、やぁああっ!!」
利菜のアナルを大助がねちねちと虐め出した。うにうにと指が蠢くとバイブが中の壁のあちこちに当たって、直腸越しに膣に振動が伝わってくる。
「立花さんがちゃんと自分で見て、確認しながら実況して欲しいんだよね。オレのを何度も唇で扱いていたその口で語ってくれよ」
ぬちゅぬちゅねちゅ。ぬちゅ、ぬちゅ、にちにちっ。ぐにゅり。ねちゅ……ぐちゅ、ぐにっぐにぐにっっ。ごりゅ。ぐにょぐにぃ…くちゅんっ。
「――――――っつ゛!ぃいい゛、ぃいい゛、ぁ…あ、ンン………ぃいのよぅ……それっ……ぃい……気持ちぃぃく……なって…きちゃった……んああぁぁ」
「何かもう緩みっぱなしだもんなココ、だらいないよね。しゃんとして説明できるかな?喋らないと下の口に無理矢理聞いてあげるけど、イイのかな?好いんだよね?」
「あ、あぁ、ああ、あっ!イヤ!ココっ……ぁ…あ、あたしの………っっ!!……………………ん……こはっ…」
「『あたしの』?その続き声が小さくて聞こえなけど?」
「ぅうっ、あたしのお、お、おまっ、おま○こは……脚を開いてるからっ、左右にぱっくりと……開いちゃってて、余計、紐が食い込んじゃうから結び目が……………減り込んでて、うぁ、びらびらが中から……その、
……………うううぅ……………摩れて、×××しちゃってるの……ぁぁっ」
「うんうん。普段の言葉でいいよ。ちょっとこっち向いて。あ、顔が赤くてぼんやりしてるね、目がやらしいカンジに澱んでるよ。自分の見てて興奮してるのかな?それで?」
大助の指が利菜の頬を柔らかく辿り、唇をなぞった。利菜はちろりと出した舌先で大助の指を舐めて味わう。束の間、唾液の糸を伸ばしてするりと抜けた大助の指が利菜を離れた。そろそろと大助の手が下がっていく。
「うぁっ、いっぱいっ、おま○こからアレが……ねちょねちょしたモノがぁ、いっぱいね、漏れ出してるの……っ…テカテカ光ってて、凄く………びちょびちょしてる…おま○この中の色がよく……見えてて、ぐちょぐちょして、てぇ……生々しぃ……」
「うん。オレから見てもそう思うよ。立花さんが欲情してんのが露骨に伝わってくるよね。それで?」
大助の指が、利菜の場所に触れる数ミリ上の空中で、ぴたり、と留まる。その指は、触れてきそうで触れてこない。くいっくい、と利菜のねっとり潤んだ所を穿るような動きを指先を曲げて表現している。
利菜はそれを見て、おま○こを更にモノ欲しそうにヒクつかせてしまった。
「ああぁん……っっ、濡れて色が変わっちゃったリボンのね、ふやぁああ…ぅううぅぅ、ちょ、蝶ちょ結びが変態チックで……紐とリボンで包装されてて……薬屋への、プレゼントみたいにされちゃってるぅ……っっ…!
それにっ、鈴の中にあたしが出しちゃったものが溜まってて音が鈍くなってるのぉ……!あたしぃ、お、おま○こが熱くて、熱くて堪んないからあっ、地肌に冷たい金属の感触が触れるとびくびくしちゃうもの…………っっ、んっやあんっ!
……あ、あぐうぅっっ………ぃい、今はダメぇええ!薬屋のぉ、ゆっ、指がぁ………んんんっァあああぁぁあはぁぅううううあぁっ」
「いやさ、そのつもりでしたんだからね。で?続きは?」
341 :
286:2008/08/14(木) 02:52:21 ID:iyYMMrtB
「はあ、はぁあ、はあ、はぁはあ、はあ、はぁあ、はあ、はぁあ、はぁはあ、あ…はううぅっ…はあっ………はああ……っこのぉ変態っ!そんなのされながらじゃ、もう口にしたかったとしても云えないわよっバカっ!この鬼畜ぅぅぅううう〜っ!!
……ん〜ん〜んんっ、や………あ、あ、あ、あああっ、あうっ、やめて、ひゃああっ!?んひゃっ、ちゃんと、言うからっっ…!………んんぁあっ、バっ、バイブのコードがっ、おま、おま○こと……後ろの…ァ、アナルにっ、伸びててぇぇえ、
……あたしのク、クリストスにっ、バカみたいにねぇ……大きくなっちゃってるクリにぃ、くっついてるのっっ!変にぃっ……ぅぁ…ヘンにぃぃっ………凄いトコぉぉぶつかってるっ、ぁああ、ぶつかってるぅぅ中でぇえ…中でっっ滅茶苦茶うねってるからぁあ、
奥とか色々ねぇっ当たる所がヤバイとすぐに……………イっちゃいそうなのよ……っっ!!ぁあぁ」
前と後ろを、交互にスイッチが切り替わって、バイブで利菜はまた玩具にされている。前はGスポットが抉られてカンジ好くぬかるんで喘いで来ると後ろを、後ろが気持ちいい風になってヘンな方向に性感が昂ぶると前を、大助は弄ってきた。
「オレは体の中じゃなくて見た目のコト聞いてるんだけどさ。まあいいや、それで?」
大助の温かい手が利菜の太腿を撫で上げている。大助の愛撫が心地良くて、「ん…、んん……、ァ…ああ……んんんっ………ぁううっ…」とその動作に合わせて小さく呻く利菜を観察し、少年が笑みを深めた。
「薬屋が、全部っ抜いちゃったから……何処にもね、一本も生えてなくて、何かツルツルになってて……変なカンジよ。ついさっきまで生えてた所が赤くなっちゃってて腫れてるの……薬屋が舐めちゃうからヒリヒリしてて痛いんだけど……なんか、ね…」
大助の手が、利菜の足の付け根の際々まで届きかけるとUターンして膝頭や脹脛を摩られてしまい、体の一番熱い所を無視されて利菜は涙目で、勝手気儘な大助の手を見つめた。
「『痛いんだけど……なんか、ね…』か、それが何?」
「ちょっと、それが疼いてるみたいで…………痛いのが、だんだん気持ち良くなってるの……ぅぅうううぅ、あたし絶対っ…変になっちゃったの…っ!」
「ふーん。初めから変な女なのは知ってるよ。つーか、どんだけ変態さんなのかな?ぺらぺら喋ってて恥ずかしくないんだねぇ。じゃあさぁ、変態の立花さんはオレに何をして欲しいの?
おねだりの続きを云って御覧、貶しまくってバカにはするけどね、あははっ。云わないとホントに何もしないからな。ね?頑張ってよ立花さん」
利菜はくらくらと眩暈を起こしながら、必死になって快感で蕩けきった脳味噌を働かせる。だんだん利菜は頭の足りないコみたいになってしまい、途中から何を口走っているのか判らなくなってしまっていた。
大助はありきたりだとか面白みが無いとかヒネリが全然ねぇとか、何かと好き勝手なコトをほざいて、利菜に文句をつけては惨いくらい彼女の体を玩んだ。
それでも、触れられずに苛めれれるよりも利菜には良い事に思えてしまっているのだから、重症だ。
頭をフル回転させて考えようとしているのに、気紛れに大助が利菜に触れてくるだけで折角思いついたおねだりの言葉も、脳裏の彼方に消し飛んでしまう。
「ちゃんとした言葉で言わなくちゃ駄目だろ?高校一年生にもなって、人に説明するコトも出来ないのかな?しっかりしてくれよ。情けない立花さんには罰を与えなくちゃなんないよね?」
かちっ、…パシャ。
「やぁっ、と、撮んないでぇ………………………ぁああぅううぅっ……こんなになっちゃってる………っあたしを撮んないでぇよお…………ぁ」
大助が縛って卑猥な肉付きを強調された全身像を収めようと、携帯で利菜の姿を撮り出した。
紅く艶やかな唇に精液の滓をつけ、柔らかくて可愛らしい舌を出して涎を垂らしている淫蕩な表情を撮ったり、淫靡な形状になるよう乳房を縛り上げた紐の下で、腫れ上がって肥大化した乳暈をズームして画面に映す。
画面の中の利菜と目の前の現物の利菜を見比べながら、大助がニヤついていた。
「うぅぅぅううぅ…………イチイチ撮ったのをあたしに見せないでよ…っっ!あっ、んんっ、ダメなんだからぁああああっ!んんっ、イヤよぉおぅ……そこはぁあ……」
乱れて髪の張り付いた首筋を撮り、利菜の性液と大助の精液でねちょねちゃしている上に手形がついた桃尻を高く突き出すように持ち上げて、アナルの穴が良く見えるように角度を変えて撮り続けた。
利菜の体中で生き生きしているバイブを突っ込んで、クリストスを痙攣させているぐちょぐちょのおま○こを、大助が片手で弄りながら連写する。大助は利菜の手を掴み、その指をおま○こに咥えさせた被写体をなじりながら携帯に保存した。
342 :
286:2008/08/14(木) 02:55:57 ID:iyYMMrtB
「ああ、イイねぇー。立花さん凄くイイ顔してるよー。ポーズ変えてまた撮るからねえ――」
うきうきと大助が利菜の両脚を抱え、高い位置に固定して手首と脚を一緒に縛り上げた。大助は利菜の両足を掴むとそのまま利菜の頭の方に下ろして、おま○こが天井を向くように持ち上げてまんぐり返す。
利菜の間近でおま○こがぐしょぐしょに零してしまう愛液と、肥大化してヒクついたクリストスが露骨に見えてしまう。これは利菜にとって、さっき頭を押さえつけられて見せ付けられた時よりも別の意味で恥ずかしい。
「ちょっ、…………………あぅうぅっ……ぃやああっ………んん!……はあ……はあああっ……あああぁ…………………………………………………………あああぁ…」
左右にぱっくりと開いた秘所がずうっと膣の奥の方まで覗き込めるくらい利菜の大事な場所がもろに見せびらかせるような体位を取らされた。利菜はそこを、じっとりとした大助の目と、無機質な携帯のレンズに無言のまま見詰められる。
じぃぃぃぃっ。
ぐいっと、大助の顔とレンズが間近に迫ってきた。携帯のアンテナでぺちぺち叩かれて、角の部分をぐりぐり押し付けられたり、生温かい吐息がアソコに触れてびくびくしてしまう。
不安と淫らな興奮でガクガクと震えながら、利菜は自分の小股越しに、それを見上げている。時々視線が合って、ぎゅっと目を瞑ってこの場を凌いでいる利菜を大助が愉しそうに眺めていた。
じぃぃいいいいいぃぃぃぃぃいい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……っ。
息がかかった所から、熱かった場所へ更にじわじわと熱が篭ってゆき、そこに何だか変な快感が昂って来て、利菜はそわそわした。体中の穴から、嫌な汗と興奮した涎が噴き出す。
…………………………………………………………………………。
じりじりじりっ………じりじり……………………………………………………………じりじりじりじりじりっ。
じっ………っじりじり………じりっじりっ……じりじりじりじりじり……じりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじり…………………っっ…っ…っ。
ずっと見られている緊張がピークに達し、視姦されているだけなのに利菜はそれはもう至極簡単に、―――――イってしまう。
「…………………………………………………んっ!ぁんんっ、んんんっっ!!………んんぁあっ!!!………キ、キちゃうぅぅぅぅぅぅうっ、あ…………ああっ……ふやぁあああぁあっ…………………………ぁ…ぁあ…ぃ、あああああ゛ぁあ…………っ……っっ!!」
こぽこぽと愛液が滲み、潮を噴くように溢れ、お漏らししたようにアスファルトに水溜りを作っていく過程を、大助に動画で実況中継されながら録画される。
悶えつつも恥じらっている利菜をレンズの視線と言葉責めで嬲りながら、充血して肥大化したクリストスを指で転がしたり、2本の指で膣口を掻き拡げる。
大助がその場所をずっと奥まで見えるように連写したり、恥丘や服部や背中、臀部の塗り込められた液体で少し滲んでいる落書きも、記念にと撮られた。
結構容量のあるメモリーを1/4くらい使い終えると、声も無く、ひゅうーひゅうーと風切り音のような喘ぎを続けている利菜の手足を括りつけていた部分だけ紐をはずす。
利菜は血が下げられた頭の方に溜まって、ぼぉーっとし、意識が辺りにふわふわと漂っている。ぐるぐる利菜の視界が乱転している。何も考えたく無くなっていた。
「撮られ――イっちゃ―――うとか、どんだけ変態な――よ、――利菜。おね――――ゃんと云えないん―――、オレが―から言って――るから復唱し――せてよ。」
大助が何かを云っていたが、言葉の意味をあまり理解出来ていなかった。けれど、何故か大助が優しそうな声と、酷く――愉しくて愉しくて仕方が無さそうな笑顔で話しかけて来たので、とりあえず肯定した。
「……………うん、そうよね……」
「『あたし、立花―――利●は、どうしようもなく××な女で××ないので、■目■視の×、薬×大助に■されて×されて●されて×したいと―――いま――』」
「……………うん……………うん……うん………………うん……うん……うん」
「………んん?チ・ガ―――だろ。返事してっ―――――――ないよ、復唱してって云ってる―――。もしもし?あーあ、イっちゃって―――らない―――?何度でも云うよ?フ・ク・ショ・ウ、オレが――ってんのはフ・ク・ショ・ウだよ―――」
復唱、復唱、復唱と、大助の声が利菜の脳に木霊する。
「ふ・・・く、しょう……復唱…」
利菜は何とか音だけを真似続けた。少しずつ頭の鈍りが治まって来たものの、まだ快感に惚けている。蠱惑的に歪めた唇から、利菜は口を魚みたいにパクパクさせて、単語を一つ一つを紡いだ。
343 :
286:2008/08/14(木) 03:00:41 ID:iyYMMrtB
「そうそう――そんなカンジ■よ。『あたし、立××菜は、どう■■■■なく▼×な女で大層はしたないので、衆■■視の下、薬屋××に×されて■されて×されて▲したいと望ん―――す。』って、言ってみ■。■■い、立花さん」
大助の台詞も、利菜の鼓膜には曖昧に届いている。利菜の体の軸がぐらぐらしていた。
「あ…あたし…立花……利……菜はど、ど、どう」
肉の薄い耳朶に舌を這わせ、大助がくちゅくちゅと噛みながら利菜の中へ言葉を捩じ込んでいく。ぴくんっ、ぴくんっ、ぴくんっ、利菜の体が震えた。
「『どうしようもなく 淫乱な 女で 大層 はしたないので』」
「ど…うしようも………なくぃ、ぃぃ…っ淫………んん乱な、女なの、でっ……っ、た、たいそ……ぅぅう、あぅぅ、ぁああ、はっ、はした、ないっのぉ、ぉ、ん、でぇ」
敏感な場所を歯を立てて擦られる。ぬるっとした感触にぞくぞくした。大助の声は、何の特徴も無いのに、
「『衆目環視 の 下、 薬屋 大助 に 犯され て』」
「し、衆ぅ……目ぅぅ、環、んっ、んっ視の下ぉ、あぁ……、薬っ、屋あぁ、大助に、ぉ、お、おっ、犯され、……てぇ」
はあはあと乱れた呼吸をしているのは利菜だろうか大助だろうか、それも良く判らない。どうでもいい。
「『犯されて イかされて 達したい と 望んでいます』」
「おぅ、おっ、お、犯さ……れ………て…ぃィぃい、イぃっ、イ…か……されてぇぇえ…ぁ……ぁあっ、た、た、たたっ、達、したい、と望んでいま……………………すぅううぅっ」
「『あたしは イケナイものを お漏らししちゃう所を 他人に見せ付けたくなっちゃう 変態女子高生 です』」
幼児並みの知能が戻ってきた利菜は何か変だなと感じた瞬間、それを大助が見計らった様におま○こを縛っている紐をキツく食い込むよう、ぐいぐい引っ張られた。
紐がクリストスをぬちゅぬちゅと圧迫しながら擦れてしまい、利菜のおま○こは、まだ食べ足りなさそうに卑猥な音を鳴らす。
「……っっ!あ、あああぁんっっ!……も、もうぅ、もっとぉお………!やぁっ……な、中がぁ…………………ぁぁあああぁああぁぁぁぁ……っっ」
バイブの振動が、前も後ろも強すぎて堪らない。熱くてドロドロした利菜の中を、玩具に責められる。
「あぅぅううううぅ………!あんぁ、あ、あたし、は……ぁい、いけっ、イケナイものぉお…………おっ、お、お漏らしぃ、しちゃ……う所っ、んんんっあ!ぅうう、他人にぃぃぃいいぃ、み、見せた…あ、ああっ、く、なっちゃうぅぅううぅぅ変態っ女子ぃ高生ぇでぇ、…すぅぅ…」
かちっ…パシャ。カシャリ。
「携帯って便利だよねー。録音も出来るしさー。イイのが撮れたし、立花さんにもメールで送ってあげるね。最後のが一番イイ顔してるんだよ。」
自分が何を口走っているのか、もう快感に絆された利菜は理解出来なかったけれど、大助の表情を見てトンデモナイことを言わさせられているのだというのは、判ってしまった。
その時の利菜には、お気に入りの玩具が壊れるか飽きるまで使い続ける、子供のように無邪気に目を輝かせていた少年が悪魔のように見えてしまっていたのだから。
利菜の色々といけないモノで汚れている場所を、じゅるじゅると大助が舌を這わす。
手探りで大助が掃除していると利菜の腰が面白いように跳ねた。ベトベトになりながらヒクついた肉芽をバイブごと舌でじっくりと蕩かしていくと、イヤラシイ利菜の恥部は、開けっ広げに恥じらいの欠片も無く愛液を噴き溢す。
大助の舌が掃除しても掃除しても、すぐにトロトロと溢れてしまう。大助の舌の動きに過剰過ぎるほど反応しカンジ入ってしまうので、利菜はどれだけ大助に詰る口実を与えてしまっただろうか。
罵倒されればされるほど利菜はマゾのように下半身の穴がきゅんきゅん締まってきて、いけないモノが漏れ漏れしてるそこと共に、体がぐにゃぐにゃになった。
利菜の体に付着した愛液の大半を大助は舐めたり啜ったりして綺麗にしたが、あられもなく崩れたおま○こは舌と唇で犯せば犯すほど身を捩って涎を滴らせる。
だから大助は、最後にその場所を舌の裏側で大きく緩慢にひと舐めすると、はしたなく痙攣させている利菜の女の部分をそのままにして置いた。ぐったりと力の抜けた利菜の体勢を大助は元に戻しておく。
だらりとした利菜は、思考力が徐々に回復して、普段の半分くらいまで脳髄が働き出すように休憩していた。
壁に背を預けて淫らな肢体を投げ出している利菜は、ぼんやりと建物の隙間から垣間見える空を仰いでいた。宵の時間は過ぎているようだ。此処に来た時に比べると随分と暗い。
先程までの行為の余韻がとろんと蜜のように透明に濁り、気怠く退廃した空気と化して、二人の間に漂っていた。何時間くらいこうしていたのかしら、と首を傾げそうになる。
344 :
286:2008/08/14(木) 04:16:39 ID:iyYMMrtB
利菜は大助に犯され過ぎていて、陽が暮れていたコトにも気がついていなかった。利菜と大助の頭上に広がる都会の空はネオンのせいだろうか、明るすぎて不自然に白けている。
藍色の雲が悠然と泳いで、少しずつ空の色に混ざり合っていく。もう暫くすれば、境目も区別出来なくなるくらい溶け込んでいるだろう。
「運動した後だから喉渇いてるよな、コレ飲む?」
「……んっ………」
口にスポーツ飲料を押し当てられたので、ゆっくりと嚥下していく。んぐんぐと喉が上下する。上手く飲めずに、少しだけ唇の端から零れたそれを大助がそっと拭った。
中身を半分ほど残して人心地つき、荒い息を整えていると、大助がその飲みさしを取り上げた。コレはオレの分だよね、と言って大助はボトルの口を含んだ。
さっき利菜が口をつけた部分に舌を這わしてしゃぶり、喉仏を上下させて液体を飲み干していく。
そのしぐさは、利菜のアソコや乳首を弄っている時と同じものだったので、利菜は自分のその場所が大助の舌に転がされているような気がしてしまう。利菜は見なかったフリをして、体が疼くのを我慢してやり過ごしていた。
それでも、ついつい大助のちろちろと動く舌の滑りを眼で追っている。なんだか何気ない大助のその動作が、いやらしく見えてしまう。
それは利菜がどうにかなってしまったからだろうか。それとも大助に体も精神も、先程までの淫行で毒されてしまったからだろうか。じりじりと、熱った体を冷まさないように直火で炙られているような、変な気分だった。
ふわふわと意識が遠のいて上ずっているクセに、大助が利菜で遊び過ぎたからなのか体のよく解らない所に在ったヘンなスイッチが入ってしまって、利菜のテンションが妙に高く、カンジたらすぐヤられたくなる体になっていた。
利菜はバイブを突っ込まれてぶら提げたまま、紐やリボンで縛りつけている彼女の体を解かれるコト無く、大助に捲り上げた上着を下ろして貰い、情事中に出来た皺を伸ばされる。
ずるずると引き摺らせるように大助はズボンを穿かせ、パンっと利菜のお尻を手が痺れたくらい強く叩いた。
ぷるんぷるんと桃尻が踊り、「………はぅぅううっ!」と顔を赤らめた利菜が気持ち良さそうな声を漏らす。じわじわとした痛みと共にマゾっぽい快感が利菜の中に広がっていった。
「もう、終わったと思ってるだろ?」
利菜の鼓膜へ甘い毒を注ぎ込むかのように、そっと、大助は囁いた。ぐったりとした利菜がそれを気怠るげに訊ねる。
「ぁ……ぁん………ぁ、うあぅ…なにをする気なのよ……」
その声は何処か怯えつつも、縋るように何かに焦がれていた。
それは、利菜が大助の悪戯が終わったと考えてホッとしていた様でもあり、どうにも続きを望んでいるかのように淫靡な想いを瞳に込めて揺らしている。そんな利菜を見て大助が意地悪そうな顔で聞き返した。
「立花さんはオレがどうすると思う?」
……どうやら利菜は、無事に家に帰り着くコトさえ儘ならないようだった。
「いや、まあさ。なんつーかね、その前にな…」
大助はぐしょぐしょになった二人分の制服を指して肩をすくめる。
「平日だし明日は学校行く日だけどさ、こんなんになってるだろ。両方とも手洗いするとして、きっと乾燥機で乾かしたら生臭くてエラい事になるんだろし、今日中は無理だろうな。ジャージはぎりぎり汚さずに済んで良かったよ。帰れなくなるしね。」
二人分の服を、利菜のショーツやソックスと一緒にスポーツバックに詰めて、大助は言った。
「クリーニングはスルーして貰えない気がするし、数日かかるだろだからな、何日かズル休みしようぜ!………堂々とサボろーかなーって思ってるんだけど。うん。
今日、立花さんの家まで送るついでにさ、泊まるつもりだから。そーいうワケだから、よろしく。」
「あ、たしは、別………にぃ……好いけど………」
あっ、と利菜は声を上げる。利菜は舌打ちしたい気分だった。詩歌が家に居るんだった。こんな姿を見られたら誰だってゼッタイ突っ込まれるわよ、しかも男の子に背負って連れて来られるとか気不味いし。
彼氏ですって紹介する?いやあいつに本命が居る以上あたしが恥を掻くだけだ。
利菜は、その詩歌が大助の本命だということを、知らない。だから、どれだけ自分が危ない橋を渡っているのか、理解していなかった。
「あたし女の子の友達と一緒に暮らしてるんだけどね、薬屋があたしのマンションに来るんならあのコに連絡して暫く場所を移ってもらおうかな。当ては有るから、まあ大丈夫なんでしょうけど。
家に電話をかけたいんだけど、体を動かせないから番号押して貰ってもいい?リダイヤルで。」
345 :
286:2008/08/14(木) 04:21:30 ID:iyYMMrtB
「そういえば誰かと同居してたんだっけ?前にも言ってたよね。んー…立花さん、そのコとレズっぽい関係じゃあいよな、守備範囲広いし人に頼られやすいから、オレは少し心配だね。…なんだっけ、そうゆうのってネコだかタチだか言うんだったかな…?
そっち系って何か絵になるだろうしねえ。立花さんオレとする時は初め以外、全部受身だった気がするからさぁ、………どうなの、実際?」
―――『無礼者……っっ!!●たる様と御呼びなさい!雌鳥が偉ぶってってんじゃないわよっ!このはしたない体が自意識過剰に、身分不相応にも生意気な態度を取らせてるのかしらね?
外じゃツンツンしてたり、無礼者共の守護者を気取った態度を取ってるかアイドルみたいにちやほやされてるクセに、お馬鹿サンな雌鳥ってば、おま○こがデレデレしちゃってるんだもの。』―――
「ば…バカ!ち、違うし、そ、そ、そっ、そんなのじゃないわよ!そんなわけないじゃないっ!!」
冗談っぽく大助に訊ねられて、利菜はあの日の晩を思い出してしまった。
―――『雌鳥如きの分際で私が一晩中イかさせてあげちゃったからって、夜に良く響く声で啼き喚くから近所迷惑もいい所だわ。あーもう五月蝿い!煩い!ウ!ル!サ!イ!
鳥じゃなくてアレよね、引きこもりのクセに地面から出たら一週間鳴き喚いて生涯をエンドする蝉だったのかしら。耳障りなのよねぇ、寝苦しいから住宅街で止めて欲しいわね。』―――
美術室で大助を襲って帰宅した後、遊園地の待ち合わせに彼氏が来なくて凹んでいた詩歌を慰めているうちに、ぷっちんとキレた詩歌に主導権を握られて肉奴隷にされかかった。
―――『腐邪蹴てるの?そんなにパクパク喘いじゃって、喧嘩売ってるのかしら?ふふふ。鳥さん、鳥さん?ナニかしら?そんなツンデレ好きにしか受けないような媚た目、鬱陶しいのよね。ココをちょっと弄っただけで私に縋り付いて来るのに、バカ?
へー、泣くの。……ふーん、何でも泣いたら許されると思ってるワケ?ああ、可笑しい。やめてなさいよ、その顔ナニ?欲しいの?いきたいの?変態になりたいの?御免なさい、真性のマゾヒストだったのよね?間違えちゃったわ、どうでも良かったから。
ああ、もう自分でもどうしたいのか判ってないのね。さっきからコクコク頷いてばっかだけど、否定しないんだ?ふふん。私の言いなりになるって誓える?跪いて全人類の御主人様である私、ふゆ●たる様を額ずいて乞い崇めて奉仕なさい。
詩歌カワイイーカワイイーって毎朝毎晩就寝構わずに、私に対して一秒残らず人生の総ての時間を尽しなさい。ちょっと、邪魔なんだけど、裸で纏わりついてくるのウザいし。』―――
あの時の詩歌はいつもと違って髪に黒いリボンを飾っていて、ベットの上では性格も別人のようだった。小柄な少女が夜の女王様に変身していた。
―――『その卑しい舌でしゃぶるんじゃないわ!お退きなさい!(ゲシっゲシっゲシっゲシゲシゲシっっと利菜が詩歌に蹴られている音。)私の綺麗な足を雌鳥如きに舐めさせてあげないわよ。爪の間まで舐めてんじゃないわ。
第一、ナニよ口紅もつけてないクセに唇を艶々しちゃって、足の指咥えてるの見てて…………綺麗だから凄くムカツクのよ。ナニかしら、あたしはどんなポーズでも似合うんですってアピールしてるの?
飛べない鳥みたいに両手足拡げてバタバタさせて、駄々捏ねてて自分でバカだと思わないの?見た目より頭の足りない子だったのかしらね?バカ鳥は私が歩いた後の床でも頬擦りしてなさいよ。
ご自慢の身体ブルブル震わせて、あ、本当に床に顔をへばりつけてるわ。一心不乱に舐めてるわよ。クズねぇ。あははっ。無様ねえ。可笑しいったらないわ』―――
利菜は首をガクガクと横に振った。あのコ、普段はとても大人しくてイイ子んだけどなぁ……。ストレスが溜まりすぎてたのか、それともエッチの時のどす黒くて高飛車な性格が地なのかもしれない。
虫憑きは性格の変な人間が多いから、耐性はあるつもりだ。一般人でも性格がアレな方向に突き抜けちゃってる人も居るには居るけれど。
昔の家庭教師の三ヶ島とか、スポンサーをしてくれている宗方のオジサンはセクハラ気味でロリコンの卦があるし、他にも色々………。対人関係においてまともな性格の人の方が少なかったような………。寧ろ、フツーの人って居たのかしら?なにかしら、このもの悲しい疎外感は。
「……何で必要以上に慌ててるんだよ。こら、目を逸らすな。……いや、別にいいけどな、野郎じゃないんなら」
「…相手が男の子だったら嫉妬した?」
利菜は答えずに質問を返す。期待に表情を輝かせて悪戯っぽく嬉しそうに云った。
「まさか。人の遊び道具を許可なく勝手に使われるのがムカつくだけだよ。それ以上でも以下でもないし」
346 :
286:2008/08/14(木) 04:22:58 ID:iyYMMrtB
取り敢えず、寝ます。続きはいつになるか、本当に判りません。
怖い人出てきたwwwww
これは期待せざるを得ないな
GJです
できれば改行を・・・・・
投下乙です!
この変態馬鹿カップルに祝福を。
最凶キャラのふゆ●たる様も登場してこの先どうなるか予測がつかんw
350 :
346:2008/08/14(木) 18:38:31 ID:iyYMMrtB
一行を目一杯使って、どれだけ文字が詰められるかぐらいの感覚で打ってたので、気をつけて改行します。
何度読み直しても誤字脱字を見逃してしまうので、もう少し推敲してから上げれば良かったかもしれません。
上の文章も、誤字や改行や文が途中で切れている所が多過ぎて、訂正しようが無いです。
次は落ち以外、そこに繋がる続きを考えていないので、いつになるか解らないのですが、ダメ妄想を文字にして上げる事が出来たら、もう少し文章がマシになるよう努力します。
保守〜
352 :
332:2008/08/18(月) 00:51:02 ID:6zjcAcsQ
ホームページ作ってしまいました
どこかで皆様にお会いできる日を楽しみにしています
『みんみん』書き上げるのは当分先になりそうです……
おk、探しまくる
PCサイト? これだけ教えて欲しい
みんみんも気長に待つから頑張れ
354 :
332:2008/08/18(月) 22:20:26 ID:8fjoZMp6
PCサイトです
頑張ります!
おおくらさんの上で腰をふる●たる様を見たいな
足コキくらいが丁度いい
そこでパイズリと言えない悲しさ
●たる<こ、擦れるわよ! 胸でぐりぐりしてやればいいんでしょ! …はさむ? 擦れたらパイズリよ!
ほす
保守
亜梨子が摩理に話していた、文化祭のウェイトレス姿が見たい
大助がいる間の文化祭でもう一度着たりしなかったんかなー
そういや香魚遊のとこの文化祭には行ったけど、ホルス自体の文化祭は無かったな
それやっちゃうとただのエロゲになっちまうからじゃね?
岩井氏なりのラノベとエロゲの最終ラインなんだよ
てことで俺等が書くしかねえな
俺的に演劇は外せねー
お化け屋敷の中にはもちろん秘密の「休憩室」があるんだよな?
それは隠し撮りされてるからダメだwww
暗闇なのをいいことにあんなことやこんなことされるアンネさんが見れるんですね
わかります
お化け屋敷で思い出したが、ホルス三人娘はホラー苦手なんだよな
美味しい設定だ
「………いーい?行くわよ?」
微かに震える声で一之黒亜梨子が左右にいる友に呼びかけた。
「ねえ………亜梨子、や、やっぱりやめない………?」
亜梨子の右腕にしがみついて今にも泣きだしそうな表情で西園寺恵那が答える。
「私も………こういうのは苦手ですし、何より亜梨子さんも………」
声こそは冷静なものの明らかに表情はこわばっていた。
亜梨子の左腕の袖を摘まみながら、九条多賀子が少女をみる。
「だ、だってしょうがないじゃない………。行くって言ったんだし。それにお化けなんていう実在しないんだからべ、別に私は大丈夫よ!」
途中から自分に言い聞かせるように答えた亜梨子だが、後ろでまとめた髪が震えていることは二人の少女にバレバレであった。
この3人の少女がいるのは、ホルス聖城学園の『呪怨館』と書かれた看板がぶらざかった扉の前。
かなりの人が並んでおり、今回の学園祭では一番人気を見せている。
何よりの特徴は体育館をまるまる使った、他の学校では考えられない規模のお化け屋敷ということと、かなりのお金を費やされた結果、仕掛けやメイクなどにも手がこんでいることだろう。
看板の下には『心臓の弱い方、怖いものが苦手な方はご遠慮ください』という注意書き。
その『呪怨館』の行列の一番前に亜梨子達はいる。
「絶っっっ対に離れたら駄目よ?わかった?」
ポニーテールの少女が口を動かす。
コクコクと無言で頷く二人を確認したところで、
「次のグループはどうぞ御入りください………」
と暗幕のかかった扉から店員が亜梨子達に呼びかける。
「じゃ、じゃあ行くわよ!」
つとめて笑顔を作り、明るく喋る亜梨子。
「うぅ………帰りたい………」
しかし、恵那の呟きに肩をビクッと震わせるのだった………。
初めに3畳ぐらいの広さの部屋に亜梨子達が通された。
小さな豆電球が部屋を弱々しく照らしている。
目の前にはまた扉があり恐らくそれをくぐると本当のスタートなのだろう。
「…………」
一言も話さない3人に、ナース服を着た店員が
「大丈夫ですか?」
と心配そうに声をかける。
「………」
ひきつった笑顔でゆっくりと頷く亜梨子をを見て
「………では、懐中電灯をお持ち頂いてあの扉をおくぐりください」
と店員が一つの懐中電灯を手渡す。
「では出口でお待ちしております」
そう言い残し、横にあるスタッフルームに戻って行った。
最後まで3人言葉を発っさなかった。
ぎぃぃー、と不気味な音を立てて亜梨子を先頭にして3人が入る。
「く、暗いわね………ははは」
なぜか笑いながら恵那が呟く。実際に館内は暗く3寸先は闇といった状況であった。
遠くの方に緑色に点滅する非常口と書かれたランプがあるが、よけいに恐怖心を刺激するだけである。
「亜梨子さん……懐中電灯をつけた方がよろしいのではないでしょうか?」
「そ、そうね」
想像以上に怖い作りだったのか、入ってから硬直していた亜梨子がライトをつける。その瞬間
「…………!!!!」
背筋に悪寒が走る。
ライトをつけてわかったが、ここは廃病院をイメージして作られていた。亜梨子達がいるのは恐らく待合室室で、長椅子などが散乱し壁もぼろぼろなど想像以上のクオリティーだったのだ。
「むり!むりむりむりむりむりぃ〜!!むりだって亜梨子!!!戻ろうよ〜」
恵那が涙目で訴える。
「だ、大丈夫よ………恵那!3人で楽しく喋りながら行けば楽勝よ。ねっ、多賀子?」
「まあ御一人よりかは………」
「ほらっ。だから行こう恵那。………てゆーかこのお化け屋敷途中で出れないみたいよ………」
亜梨子が恵那に喋りかけている時に注意書きを見つける。
「リタイヤの場合は警報器を御鳴らしください………だって」
「じゃあ、今すぐ押そう。」
と恵那が警報器に指を伸ばすが。
「絶対に嫌よ。こんな恥晒しみたいなリタイヤのしかたなんか………」
亜梨子に阻まれてしまう。
それを聞いた恵那は諦めたように
「せめて薬屋くんがいてくれたら………」
と呟いた………
エロまでが難しいな
続きに期待
「よし。と、とりあえず進みましょ!道はひとつしかないみたいだから迷う心配はないわ」
亜梨子の言葉に頷き、再び三人ががっしりとお互いが服や腕などを掴む。そうして奥へゆっくりと進んで行く。
倒れた長椅子などをこえると受付のカウンターがあり、なるべく奥の方を見ないようにしながら左折する。
「恵那………腰に手を回されると動きにくいわ」
広かった待合室からせまい廊下へと移動する途中で亜梨子がなにげなく恵那に言う。
「えっ?私腰なんか触ってないよ?」
ほら、と両腕で掴んでいる亜梨子の腕を見せる。
「じゃ、じゃあ多賀子?」
「いえ。私はずっと亜梨子さんの服の袖を掴まして貰っています。」
その言葉を聞いて、サ――――と、三人から血の気が引いていく。
「き、ききき気のせいよ亜梨子さん。行きましょう」
「そ、そそそそそうね。気のせいよね。あ、アハハ………。」
笑ってごまかし廊下を進んでいく。突き当たり、右に曲がると更に長い廊下がまっすぐと伸びている。
奥の方には小さな赤いランプが光っているのが見え、その下に少し大きな扉がうっすらと見える。
「お化け屋敷って言ってるけど何も出ないわね。」
「そうね。このまま終わるんじゃない?」
そうであってほしいという二人の言葉に
「それではお化け屋敷にならないと思うのですが」
という多賀子の冷静な呟きで、再び三人の間に沈黙が落ちる。
ゆっくりと奥の扉を目指して歩いている途中、横手にある扉を通り過ぎようとしたその時
「バンバンバンバンバンバン!!!!」
と中から凄い勢いで誰かが扉を叩き始めた。
「「「○●★ッー!!」」」
3人は声に鳴らない声で叫び、奥の扉に向かい走る。
その時、後ろから扉が開く音がし振り返ると、先ほどの扉から血で濡れて元の色がわからなくなった、恐らく患者であろう人物が出てきていた。
顔は骸骨のように痩せこけ、目はまっ黒でこちらに向かって来ている。
「!!!」
その姿を見た瞬間更にスピードを上げ、奥の扉にようやくたどり着いた。泣きそうな表情で扉を開けようとドアノブを回す。が、
「なんで!?なんで開かないの!?」
無情にもドアノブは少ししか回らず、ガチャガチャと音を立てるだけであった。
靴読んでる途中なんだが
亜梨子が強すぐる
それぐらいならいいけど、靴読んだ感想は本スレに書こうな?
お化け屋敷、エロまで行くのか続きが気になります
エロまで頑張ってほしいなあ
でも
・大助が登場してエロへ
・お化け役に無理矢理
・奥にある秘密の休憩室で大助と女の子Aを発見して修羅場
以外の選択肢が思いつかねえ
大助とあゆゆがアハンウフンしてる声が聞こえてきてその場所に突入するがまいまいちゃんの声真似だった
とかどうよ?
>>376 声真似しながらまいまいちゃんがオナニーしてるんですね、わかります
まいまいちゃんが亜梨子の声真似をして大助に…
それを聞いた恵那憤怒
今月のザスニ、最後に大助が道歩きながら回想してるけど
思い出すシーンが蹴られたとこやスカートの裾気にしてるとこって……大助足フェチ?
詩歌の白ニーソや亜梨子キックされる瞬間の生足ばかり見ている訳ですね、わかります
ハルキヨはコスプレ好きっぽいな
メイド服発言といいチアガール発言といい
待て待てわんこの引き締まった尻とか霞王の絶対領域とかねねのパンストに注目してるかもしれないじゃないか
…これじゃ足フェチじゃなくて下半身フェチだな
そういえば、お姉ちゃんも踏んづけてたな……
つまり胸が薄くても大助は余り気にしないという事だな!
虫刺され?
キスマークのつもり
表現力皆無です
鯱が好きなんだけど、戌以外にフラグって立ってたっけ?
なぜ最初に梨音ちゃんを思い出さない
浸父ってボケようとしたら
浸父の本体が美少女とかいう電波を受信した
>>390 なんかエルとか魅車とか佐藤さんとかそういう方向性で脳内再生されてしまった
学園祭ネタ引っ張るが、大助は誰とフォークダンスを踊るのか
とりあえずふたるさまの直前で曲停止ですねわかりまs
おーい
>>393に真っ赤な水溜りがあるんだがこれが何なのか誰か知らないか?
大助×七那って想像しづらいよね
なななななはレズっ娘
なななは路地裏で汚いおっさんに犯されて欲しい
保守
どっちが大助のことを知っているかで張り合うエリィとあゆゆ、というシチュが思い浮かんだ
この二人って素敵に相性悪そうな気がするんだ、ライバル的な意味で
勝負した後友情を確かめ合って親友になってそうだよなw
エロパロ展開にするなら、やはり鉄板の「どっちが先に大助をイカせるかフェラチオ勝負」とか
感じやすさとM性を競う「荒縄耐久バイブ勝負」とか
最後は大助のほうから「双頭ディルドで相手をイカせたほうが勝ち」とか言われてなぜかレズプレイ展開
大助そっちのけでぐちょぐちょに絡み合うふたり…
結論は「フフン。やりますね」「そっちこそです」などと言い合い、好敵手としてお互いを認め合うのだった
なにより両方とも特殊型
データ重視の愛理衣に対して、香魚遊は占術同好会所属ってのも
デジタルVSオカルトな感じで対比としておもしろい
「私とかっくんは運命の赤い糸で結ばれてるんですよ。ニヤリ」
「ふん、赤い糸なんてものを信じてるなんて、ころろさんも案外子供ですね」
「ムカッ、運命を信じることもできないお子様は黙っててください」
「なっ! わ、私子供じゃないもん!」
こんな感じで
bugの段階だと師弟じゃね?
性的な意味で、初めて利菜に触れたのは何時だっただろうか、それを詩歌は思い返す。
ある深夜、ふと目が覚めるとベットの隣からぐちゅ…ぐちゅ…と水音が乱れた呼吸と共に、詩歌の耳に滑り込んだ。
「……はぁ…ぁ……はぁ…ぁ……はぁ…ぁ……はぁ…ぁああ…………」
顔を赤らめ、ぎゅっと物足りなさそうに眉根を寄せながら、利菜は掛け布団をもぞもぞと歪な形に膨らませている。
「ン…………ぁぁぁぁあ」
「………?」
むくり、と詩歌が重い瞼を開けて起き上る。
何をしているのか見当がつかなかったのでついつい好奇心で、そっと布団を剥ぎ取る。
「えっ…………!」
目を見開いた詩歌は、ぱふっと布団を元に戻した。
ちらりと、もう一度持ち上げる。
「うそ……だよね?」
顔を擦って叩いた後、頬を抓って痛いかどうか確かめる。
ぎゅうううぅぅぅ。
痛い。
すごく、痛い。
信じ難い事に、痛かった。
「………あぅ……欲しいぃ、のにぃい………」
はだけた下着姿で眠りこけている綺麗な利菜は、宛ら同姓から見ても極めて魅力的なお姫様のようだった。
「やめないでよ………もっと……して……ぇ…」
詩歌と同い年とはとても思えないくらいしっかりした少女だ。このマンションに彼女を匿ってくれたのも利菜である。
「いや………いや………いや………いや………ぃやあぁ……!………な、のぉぉ…………ん………も、もっとぉ……」
――下着の裾から股間へ潜り込んだ手を卑しく淫らに蠢かす淫靡な行為に目を瞑れば、本当に、女神様みたいに綺麗な女の子だ。
「――の…イジ……ワルぅ………んんん……ぁんんっ、……………それぇ…頂戴よ……ぅ」
恥部を弄る手とは逆の空いている手を利菜は口元に寄せ、大きく口を広げ美味しそうに親指へ舌を這わしている。
「……ん、んんんっ………ふぅぅ…………あぁ………ふぁぅう…………………れて…欲しい………っっ…………………の………ゃんっ…」
寝言を聞いた詩歌は、一体利菜はどんな夢を見てるんだろうかと思った。
少なくとも、凄くはしたなくてエッチなんだろうな、って事だけ容易に想像できるのだが。
「…………えーと、どうしよう、かな………?」
ポツリと詩歌は呟き、首を傾げうーんうん唸ると、意を決したように利菜の胸に手を伸ばした。
ちょっと、ふざけてみたい気分だったのだ。
いや、もしかすると詩歌は利菜の痴態に誘惑されたのかもしれない。
詩歌はブラジャーのホックを外し、ぷるんと張りの好い剥き身の乳房に触れる。
すでに起っていた乳首が詩歌の掌の中で圧し潰れた。
強く、弱く、強く、弱く弱く、強く強く、弱く弱く弱く、強く強く強く、弱く弱く。
むぎゅっと。
利菜の胸を揉み扱くと、甘いと息を漏らしてさっきまでよりも一層エッチな寝言を呟いている。
くねくねとプロポーションの良い身体を捩って、喘ぎ声を漏らし、ばたばたと暴れながら寝返りをうった。
本当に、どんな夢を見てるのかな………?
そう思いつつ、詩歌はびちょぬれになった利菜の股間に指を這わせ、何をしようかなと小さく微笑んだ。
続きが思いつけないので書けません
わっふるわっふる!
続き!続き!
詩歌は利菜の股間に一撃必殺! 電気按摩を繰り出した!
ぐちゅり。むちゅり、ぐりぐりぐり。
むにゅり、ごしゅごしゅ、もにゅにゅ。 もにゅっ。
毎晩毎晩、不眠症になるくらい踏んで踏んで踏みまくって、Mに目覚めさせて上げたよ。
毎朝毎朝、学校に行く直前まで舐って嬲って弄り倒して、色んな芸を仕込んで上げたんだ。
いつの間にか、利菜は 詩歌に欲しいいって、おねだりして来るんだけどね。
ちょっとアレ、ウザイから。うん。普通にウザイから。
もう、私飽きたのに何時まで続けさせるんだろう?わかんないや。
私、アニメが観たいから利菜の事はほっといて上げてるんだ。
テレビを自由に見る権利も、私には無いのかなあ………。
利菜、喘がないで。ケモノマンの決め台詞が聞こえないよ。
こんなのがリーダーでむしばね大丈夫かw
センティピードが胃に穴を空けながら頑張ってるから大丈夫
葉芝市にいた頃の詩歌に対する“なみえ”さんの言葉↓
か、身体を洗ってやらねばな……っ。ここも、ここも、ここも、私が全部綺麗にしてやるからな………。
こ、これもお勉強の一環なんだぞ?
独りで………自慰が出来るまで、私が君の大事な場所をぐちょぐちょにしておいてあげる、それだけなのだからな?
それだけなんだぞ?
そんなことを口にしたら任務から外されてしまうではないか、う……っそんな目でみないでくれ………!本音を言ってしまいそうだ……!
まだまだ私は君と一緒にしたいことがあるのだぞ?
本当に、色々、君にしてあげたい事が有り過ぎてな………………………………ああ、想像しただけで涎が垂れてしまった……。
毎日一時間に三回も、私が君に水分を大量に取らせる理由?
そんなもの決まっているではないか。
ト、トイレの時間だぞ。見守ってあげるからちゃんとするんだぞ。
どれ、私がお手本を君に、見せてあげるから良く見ておくんだ。君にも後で実演させるから、そのつもりで居るようにな?
ここを、こうして、こう、こうだ、こうすると気持ち良くなるからな。
やりなさい、詩歌。
命令されないと何も出来ないものな?
命令じゃなく、おねえさん、って呼んでくれると嬉しいんだがな……。
正義なら仕方ないよ
三人娘がオカルト苦手って一人言ってるだけで実際は平気なのがいなかったか?
C可愛いよ
C可愛いよ
お化け屋敷に入って、怖がりながら痛いくらいに手を握ってくる亜梨子……
「離さないでよ」なんて言われた日にはもう
ああ羨ましい大助が羨ましい
>>413 亜梨子と恵那は苦手だけど多賀子は平気
あの子けっこう黒いよね
黒いねぇ
ムシウタで一番黒いのはふたるでいいの?
ゴホンツノカブト>ほたる
ふたる様のぱんつ>ゴホンツノカブト
利菜の使用済みぱんつ>あゆゆの縛られた乳首≫ふたる様の履き立てぱんつ≧アンネの下の口≒大助が使用済みのCのおまんこ
ムシウタでエロゲ作るとしたらさ、メインヒロインは誰が必要だろう
ふたると利菜と亜梨子は確定だと思ってるんだが
キャラがいすぎてメインヒロイン多くなりすぎるんだよな…
攻略対象
詩歌、利菜、亜梨子、霞王、ねね、愛理衣、千莉、恵那、多賀子
FDで千晴、柊子、亜梨子(摩理)ルート追加
ばっか、お前
自分の好きなキャラ一人でイベント作りこむほうがいいに決まってんだろ
俺はアンネだけでいいよ、すべてアンネリーゼ
霞王たった一人といちゃいちゃするためのエロゲ、これ理想
俺はわんことねねがいればそれでいい
とりあえず好きなキャラ一人選んでシナリオ書いてこい
話はそれからだ
ワンコと監視任務でコンビ組むことになって学校に潜入
ルート次第ではラブラブ学園生活を送ることも
調教して凄いことさせたりも出来ちゃう、そんな妄想ええ制服のワンコが見たいだけですよ、はい
いいな
本編ではたぶん絶対見られないもんな
制服じゃあ犬耳っぽくできないんじゃね?
スキかもしれないヤツがいた
むしつきになって欠落者になってしまった。
多賀子よりあゆゆールートが必要だな
それより亜梨子の大助奴隷化小説を誰かが書いてくれる事を信じてる
「ねぇ、立ち入り禁止の張り紙が見えなかったかしら?バカ大助」
大助は、一之黒邸の洗面所で、お風呂上りにタオルを身体に巻いた亜梨子と鉢合わせていた。
「あん?そんなもんどこにも張ってなかったっつーの」
そういえば、洗面所のドアの手前に紙切れが一枚落ちていた。テープの粘着力が弱くて外れたのかもしれない。
ただ、別に張られてはいなかったから張り紙ではない、とも言えると大助は思う。だから嘘ではない。
風呂場の熱気で中てられたのだろう。
ほんのりと上気した肌と、雫が滴る濡れた髪が艶かしく目に映る。少女の身体を洗ったであろうシャンプーの匂いが、部屋に充満していた。
(こいつって良く見ると、意外と綺麗なんだよなぁ……………性格がアレだけど)
つい、そんな事を考えたばかりに酷くバツが悪くて、腰に手を当てて大助をジト目で睨む亜梨子から、彼は少しばかり目背けた。
「……。あんた、覗きに着たんでしょう! ――この、エロ!エロ大助っ! さっさとここから出て行きなさいっ!しっしっ」
「バ…覗かねーよっ!だっ、だ、誰が、お前のなんて……!お、俺はフツーに手を洗いに来ただけだし。どんだけ自意識過剰なんだよ」
大助が物凄く小さな声で、ぼそりと呟く。
「……第一、別に大して見る所なんて何処にも無いだろが。つるぺったんのくせに……」
「――なんですって?…ちゃんと、聞こえなかったわ?もう一度、言って貰えるかしらバカ大助?」
「どこぞの小学生と変わらん幼児体型のクセに見栄はってんなって、言っただけだけど。バカ女」
引きつった片頬をさらに歪める亜梨子。
「……躾ね?躾が足りなかったんだわ?そうよね?奴隷の分際で生意気な口をきくなんて覚悟は出来てるのかしらね。エロ助」
喧嘩なら、この後、着替え終わってからすれば良かったのだが。
カッとなった亜梨子は、つい、物の弾みでいつものように足技を繰り出そうとしてしまい――――………。
亜梨子は無言で、大助に向かって大きく脚を振り上げた。
ちらっ……。
その瞬間、大きく肌蹴たタオルの裾から垣間見えた少女の股間を見た大助の顔は、一気に血が昇って真っ赤になった。
(ちょっ……はしたないにのも限度ってもんがあるだろうが……)
しかし大助も気になるのか、亜梨子に自分が見えているモノの事を伝えようとはしない。
そのままそこから目を離さず、亜梨子の振り下ろした脚を避けようともせずに棒のように突っ立っていた。
ゴスッ。
大助は痛そうに顔を顰めながらも脚を振り上げる度に、じっくりと普段見られない亜梨子の身体の入り口を観賞している。
ゴスッ。
(……うわぁ)
ゴスッ。
(……あ、あんな形になってるのか…凄ぇ、ヒクヒクしてる)
ゴスッ。
(こんなに脚広げてんのに、秘裂が線みたいに閉じてるんだな………)
きゅうに、少女がはっとした表情を取った。その途端、亜梨子の顔は茹蛸のように瞬時に赤く変色した。
「……奴隷のクセにぃぃぃ…………………っっっ!このっエロ大助ぇ………っ!!」
大助の視線が注がれた先に、亜梨子が気付いて怒ったのか、より一層、暴力が激しくなった。
ゴスッ。ゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッボコッ。
(やけにピンク色つーか熱ってるみたいに赤いよな……。あれ?………………さっきより亜梨子の顔、赤くなってねぇ?)
ゴスッ。ゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッボコッ。
(見間違いじゃなきゃ……なんか濡れてるように見えるんだけど。んんん?風呂上りだからか?)
ゴスッ。ゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッボコッ。
(少し、内股気味に蹴り入れて来やがった…………でも、落ちつかなそうにモジモジしてるのは何でだ?)
大助の身体に、激しい痛みと見てはいけないもの見てしまったという興奮が、じりじりと募っていく。だんだん、亜梨子は妙に恥ずかしそうな素振りを見せつつも、大助に対する暴力を止めはしない。
「…はぁ……はぁ………はぁ…………………はぁ……………はぁ………はぁ………」
少しづつ亜梨子の息が、息切れしたように荒くなった。そして、
バサっ。
はらりと、亜梨子の足元にバスタオルか落ちる。あんなにも足技でタオルを肌蹴させていたからだろう、ズレ落ちて当然だった。
亜梨子は、ぴたりと静止した後、その場にへたり込んだ。暫しの間、少女は何が起きたのか判っていない様な顔で、ぼんやりと大助を見詰めている。
大助は金縛りにあったように動けず、初めて見た亜梨子の裸身へ釘付けになっていた。
しっとりとした癖のない長い髪が幅の狭い肩に、そっと降りて艶やかに縁取られた胸元。微かに上下する、なだらかに起伏のある双丘。
ふっくらとした乳輪に、在らぬ方向に向いてちんまり起った乳首。
その紅潮した肌からは薄っすらと血管が透けて見えた。
きゅっと、身体の締まる所が締まった括れた腰や腋腹も、細身の割には肉付いた太腿も、すっと円やかな輪郭の背筋も、ぺこんと緩やかに凹んだ下腹部も、後ろに突き出した真っ白なお尻も。
それらを。
呆然とした大助が正気に返るまで、亜梨子の身体を一つ残らず見逃さないといった態で、ガン見していた。
目の前の小柄な少女から、柑橘系の甘酸っぱい香りを濃く感じた。とても濃密な、芳しい匂いだ。
甘く、甘く、甘く―――――、その匂いを発する少女は目の前に、手の届く距離にいた。大助はゴクリと唾を飲み込み、陶然となって再び亜梨子を舐めるように見続ける。
(……亜梨子の肌も、甘いんだろうか……)
そう考え、もう少し、後数ミリで亜梨子に触れようかという、まさにその時。
ぴたり。
正気に返った亜梨子の視線と、大助の視線が絡み合う。
小柄な少女は、普段の傍若無人ぷりがまるで幻であったかのように、おろおろと、もたついた手付きで慌ててバスタオルで裸体を隠しだした。
亜梨子が潤んだような目をして、可愛らしく整った唇を戦慄かせる。大きく唇を開き
「きゃぁぁああっっ!ぁ!…ふぐぐ……っ?!ん!…んん……んんんっ…」
甲高い叫び声に変わって、少女のくぐもった声が、小さく漏れた。大助が思い切り、亜梨子の良く通る声を塞いだからだ。
――――少女の可憐な唇を、少年が唇で塞ぐ事によって、それは為されたのだが。
「んっ……ァ…ん…ん…………んんぁ………ん、ん、んんっっ」
大助は舌を入れて、亜梨子の舌を手繰り寄せ、くちゅくちゅと絡ませた。少女がが苦しそうに大助の胸板を忙しなく叩く。
「んん……んぁぁ………んん、ん、ん……んっ、ん……ぁふぅ………ぁん……んぅぅ」
容赦のない亜梨子が大助を叩くリズムに合わせて、彼女の感じやすく弱い箇所を探り、口内を舐った。
大助は亜梨子の蜜のような唾液の味を、暫し堪能していた。
大助奴隷化とは違う方向性になったし面倒なので続きは止めようかと思います。
別にいいではないか!
最後には「責任とって一生奴隷よ」て言うんだよ。
ちゅく…ちゅちゅっ………じゅるるっ……ちゅぅぅぅぅっ。
大助が舌先で亜梨子を突いたり啜ったりしていくと徐々に、亜梨子の抵抗が弱々しいモノに変わっていく。亜梨子が大助を叩く音も、止みがちになりつつあった。
「……んく。んくっんくっんく。ゴクンっ……はぁぁぅ……あんっ、ンっ………んぅぅ…んぁ……んく。んくっ。ンンっっ、んんんっ…………ア、っぁん!」
流れ込んだ大助の唾液を、反射的に亜梨子が飲み込んでいく。それに酔ったかのように頬を薔薇色に染めて、亜梨子は足りない酸素を望んで狂おしく喘いだ。
己を貪り続ける大助の舌に、いつの間にか亜梨子は彼女の方から答えて絡ませてしまう。寧ろ大助よりも激しいくらい、亜梨子は少年を求めた。
大助は、亜梨子の大きな瞳がとろんと蕩けて、怒りとは違う何か別の感情が透けて見えてしまった。
少女の瞳の奥でチリチリと輝く熱は、何処かしら淫らな想いを彷彿とさせような、妖しさを秘めている。
少女は自らの反応に戸惑うように視線を泳がせて、ついにはぐっと瞼を閉じてしまう。
完全に抵抗をなくし亜梨子は体中の力を抜いて、今度は大助の為すがままに己が身を任せた。
「…んん、んっ…んむぁっ?!」
亜梨子の手で押さえていた力が抜けたバスタオルが、ばさりと再び床へ落ちる。
「んーっ…んんんっ…………ぁうぅぅっ………ふぁ!んーっ!…んんんっ……んーっ!ふーっ!んーっ!!んんんーっ!!」
羞恥に瞳をを揺らした亜梨子が片腕で未成熟な胸を、もう一方の手で身体の奥深い茂みを隠し始める。
亜梨子の熱った顔の中でぎゅっとキツく閉ざされた目は、時折薄っすらと大助を窺がうように開いた頼りなげで儚く、何だか堪らなくなるほど可愛かった。
少女はタオルを拾って巻きたそうにしていたが、大助は構わず亜梨子の口内を陵辱し続けていた。くぐもった亜梨子の喘ぎ声が大助の耳に心地良く響く。
もうどうにでなれと言わんばかりの態度で、くたりと前のめりに亜梨子はその上気した肢体を大助に預けて来た。
ふにゅんっ。
柔らかな感触が、大助の身体に押し潰されながら触れる。キスを陶然と受ける亜梨子に、少女が感じて身を捩るたびに乳房の尖った先端を擦り付けられた。
(コレだけ小さくても、こんなに柔らかくふわふわして気持ち好いんだな……)
大助が亜梨子の背に腕を伸ばし、小ぶりな双丘を更に自身へ密着させるように抱きしめる。
亜梨子は、抵抗しない。このままずっと大助は、亜梨子を丹念に味わっていた。大助はじっと亜梨子の顔を見詰め、物珍しいものでも見たかのように笑う。
(コイツが―――こんな、顔をするなんて思わなかったな…………)
さすがに息が苦しくなった大助は、誘うように赤い亜梨子の舌から離れた。たらりと、亜梨子の口の端にかかった唾液の一滴を、大助は舌先でそっと拭う。
惚けたような瞳で亜梨子が大助に身体を支えられて立っていた。荒い息を整えながら、二人の間には妙に生ぬるい沈黙が生じた。
沈黙を先に破ったのは、少女の側だった。
「ど、ど、どどうして?な、なんでこんな………は、初めてなのよ、私っ!ぁ、あ、キ、キ、キスッ、舌、ぅああ、入れられ………はぅぅ………うううぅぅぅ………」
動転した亜梨子は非難を口に出そうとも、声が震えてまともな台詞を言えなかった。
「お、おいっ!ぁ、ぁ、あのな?さっき叫ぼうとしてただろ?そ、そんな声で騒がれたら、この家の使用人の人達に誤解、されるだろうが………。それはぜってー洒落になんねーかんな!」
違う。
黙らせるなら、手で亜梨子の口をふせぐだけで済んだはずだ。あの時点で、誤解も何もないのだろう。だが大助はやってしまった。
…どうして俺はあんなことしてしまったんだろうか。そう瞬時に大助は心中で疑問を呈す。
(…欲しいと、思ったんじゃねーの……?)
叫びだしそうになった亜梨子の唇にどうしようもなく惹きつけられてしまったのは、それまでは気付けなかった少女のそれが可愛くて、啄ばみたくなったのだ。
その上、勢い余って大助は舌まで入れてしまった。処女の口内をコレでもかというくらい味わい、しゃぶり尽くした。
ちっちゃい胸を除けば身体つきも整っていて、亜梨子は、凄く綺麗だった。
亜梨子の、あの何とも云えない発展途上の曲線を描いた姿態を見て、普段とは違う恥じらうような素振りに、俺は――――。
はっと、大助は我に変える。
(な、何考えてんだよ、俺……)
熱った手を小刻みに震わし、額に当てつつ大助は戸惑う。自分の事が良く判らなくなった。
キターーー
亜梨子が奴隷でも大助が奴隷でも何でもいい
とりあえずGJ
GJ!
そういや亜梨子はパンツ見えても蹴る子だったよなぁ。
あれは見せてるんだと何度言えば
いそいそとバスタオルを腰に回し、心の拠り所だといわんばかりに胸元をぎゅっと握り締めた亜梨子の方は落ち着き始めたのか、しっかりした口調で話した。
「誤解って何よ、もうしちゃってるじゃない。私が声を上げた事と、キスとは直接関係ないじゃないの………あっ!く、口止め?私を襲って弱みを握るつもりなんでしょう?どうなのよ……大助」
否。全く持って少女は、これっぽっちも落ち着いて居なかった。
「……こんな事されるような事、大助に何かしたかしら、私…………」
亜梨子が近づいてきて、大助に手を合わせて拝むように震える瞳を少年へと向けた。
「もしかして、大助の朝食をおかずを全部食べた事?それとも昨日恵那に捕まって悪戯されてたの一緒になって遊んだからから?怒ってるのよね?」
亜梨子の身体が、近い。あまりにも大助の極近くで、触れられそうな距離に少女は居た。
「でも、こんな仕打ちはあんまりじゃないかしら……っ」
(来るな。来るな。来るな。…………………………今お前がそんな近くに来たら、俺が持たねぇんだよ。)
「何か言いなさいよ……」
弱気に潤んだ亜梨子の大きな黒い瞳に少年の姿が映り込み、そのまま大助の理性が絡め囚われる。
(あ、ヤバイ……。何か俺、しちまう、かも……)
「エロ大助はまた、何かいやらしー事するつもりなんでしょ………?」
(しねぇよっ!)
内心で否定する、本人の理性とは裏腹に、大助の口から勝手に言葉が飛び出した。
「……そんなにいうなら、もっといやらしい事してやろうか?」
熱に侵されたようなような、上擦った声で大助は低く囁く。
「えっ、あ、何言って………きゃあっ!」
大助の腕が真っ直ぐ亜梨子に伸び、がばっと覆い被さった。
「………………ちょっ、だ、大助、止めなさいっ!こんなのすぐ振りほどいて……っっ」
亜梨子は常日頃から習っている体術を使ってがむしゃらに暴れだしたのだが、大助に力尽くでねじ伏せられ、押さえ込まれる。
「く……、離れなさいよ…………どきなさいエロ大助っ」
大助は身動きできないよう組み敷いた。亜梨子の脚の内側に割って入って脚を絡め、両手に少女の手を握り締めるかのように押さえつける。
少年はマウントポジションから亜梨子の顔を覗き込みつつも、迫上がって来る衝動に困惑していた。
大助の理性の方は、自分が何をしているのか良く承知していて、即刻止めるべきだと訴えかける。
ムラムラと湧き上がってくる衝動は、何言ってんだ折角ここまで来て躊躇うなよ、本能に身を任せて食っちまえと唆す。
ぐらぐらと眩暈が起きたように視界が揺れ、両者を秤にかけて決断した。錘の載った天秤は、ガチャンと地に落ちる勢いで後者に傾く。
食っちまえ。
「嫌だね」
隙を見せたら逃げられるだろうと思い、仕方なしに大助はバスタオルを口を使って剥ぎ取り、二人の身体の脇に除ける。
亜梨子の首筋にむしゃぶりついた。舌を這わして啄ばむようにキスを落とし、軽く甘噛みする。ちゅうぅぅと、繊細な鎖骨が浮いた亜梨子の胸元を強く吸い上げた。幾つも少女の肌に赤い斑点が浮ぶ。
「んんっ、大助ぇっ、やめなさ……………ん、ぁん、ん……ふぁぁぁあっ」
緊張していたのか、大助の口の中の水分が空になった。この場合、水分補給はどう行うべきか。立ち上がって台所の茶でも飲みに行く?論外だ。
亜梨子のはしたなく喘いで開ききった唇に、大助は顔を寄せる。大助は目の前で程よく潤った亜梨子の口から、唾液を啜って飲み下した。
ぐぢゅぐちゅねちょねと粘ついた音を立てて、先程よりもっとキツめの、濃密なディープキス。
「ぁうぅぅ……大助ぇ、そんなに………激しく…………ぁ…むーっ、んーっ、んんーっ、ふぅーっ、んぅ!ン!んんんっ!」
うしっ!と満足出来るくらい大助はたっぷりと味わいながら亜梨子を啜った。簡易式の蛇口だ。手っ取り早くすぐ飲めるし何度でも飲みたくなる。喉が渇いたらまた飲もめるだろう。
今まで誰にも触れられていなかったであろう可愛らしい乳房に大助は頬擦りをし、はぁはぁと息を吹きかけながら亜梨子の肌の感触を堪能した。
大助は、亜梨子の唾液で程好く潤った舌を小さな二つの丘に這わせる。じゅるじゅると亜梨子の右胸がてかてかになるまで、甘噛みしながら唾液を塗りたくった。
「んあぁっ。ふぁあああ…ア…ぁあ…ああああっ?!ちょっと、む、胸ばっかり舐め回さないでよ…ひゃぅっ…ぁ…ふぁあ……んん……………やあぁぁっ!ぁぅ、ん」
小ぶりの胸に歯を立てて、大助は痛くならない程度に擦り立てた。乳房を口に含み、舌先で起った乳首転がす。
「ふゃぅあ…んっ…あ……んんん―――………っっ!」
歯ごたえのあるそれを吸い上げた後に噛むと、びくんびくんと亜梨子の腰が跳ねるので、大助は体重をかけて押さえ込んだ。
>>438さんのおかげでオチは浮かんだものの、続きが浮かばないので質問。
あなたが大助なら、この後亜梨子にどうしますか?
胸がないことを言葉責めしつつも胸を貪り続けて欲しい
そうだな、胸が無いことの言葉責めは必要だな
あとは両手が塞がってるからどうにかして大助は両手を自由にしないと
つか、かっこう周囲は胸が薄めな方が大半だったような?
グラマラスな女性っていた?
ねね、初季
ふたる
不意に、亜梨子の手が爪を立てて大助の手を押し返そうとする力も、弱々しく抜け落ちる。
あの程度で、軽く少女はイってしまったようだった。
大助がぐぐぐっと力をこめて亜梨子の手を握り締めても、すぐにやり返そうとはしない。その無抵抗になりつつあった繊細な造りの手をすっぽりと少年の掌に包み込まれていた。
それは武術を習っている人間とは思えないほど筋張っておらず、ふにゃふにゃと柔らかく温かかった。
亜梨子も女の子なんだな、と当たり前のことを大助は改めて実感する。
(もう少しだな……後ちょっと亜梨子が抵抗しなくなったら………)
何度も何度も、尖った乳頭を吸ったり噛んだり転がしたりしていると、大助の腕の中から撥ね抜けようとする亜梨子の意志が薄まっていき、蕩けた目で彼を見つめ返してくる。
少女の瞼に、鼻頭に、頬にキスを落とすと、咲く時期に至らない蕾のような乳房の下部や乳首を、大助は実に慎ましい舌遣いで弄んだ。
「あぁん……んぁっ………………あぁん………ぅあぁ…っ!……ひゃぁうぅっ…」
「お前、結構敏感なんだな?そんなに俺の舌が気持ち好いのか、亜梨子?」
「なっ、び、敏感っですって……?!わ、わっ、私を誰だと思ってるのよ! エロ大助なんかに……エロ大助なんかに……気持ち好くさせられるなんて、ありえないわよっ!」
熱った顔を誤魔化すように、強気の発言をした亜梨子。
だが、もぞもぞと亜梨子が身を揺する度に、谷間と言うほどもナイ微かな窪みに大助の顔が強く打ち付けられて胸に刺激を受けてしまった。
「きゃぁあ!…んはぅぅぅぅっ!………んんっ私、は、気持ち好くなんて……ならないんだから…ぁぁっ」
ちっ。
そんな風に亜梨子は反抗的だったので、大助は舌打ちする。まだそんな事を云える余裕があったことに苛立った。
それにしてもコイツ、気付いているのだろうか?大助の身体を亜梨子の方から両脚で力強く挟み込んで、悶えながらしなやかな太腿を擦り付けて大助を煽っていた事に。
大助は容赦しすぎたのかもしれないと思った。それなら、まだギリギリまでヤバめの部分を抑えていた衝動、それをブレーキなんて存在していないように加速させるだけだ。
さっきまで亜梨子がカンジて身をよじった場所を、徹底的に舌で嬲り尽くす、それだけだ――今のところは。
「……大助、どうしたの?いきなり怖い顔して………ちょっ、ん、ふあぁぁっ?……や、あぁぁぁん…………ひゃにゃぅ?!」
「亜梨子の胸は、美味しいな。そんな声を出すと………………もっとしゃぶりつきたくなるだろ?」
「…あぅぁ、や、やめなさっ………ひぃっ……ゃあぁぁっ!……もう、許してぇ……ひぃゃああぁんっっ!」
亜梨子が自分の胸を舐め尽す大助の舌の動きを恍惚とした表情で見詰め、視線に気付いて顔を上げた彼から即座にそっぽを向いてしまう少女が、何だか可愛くて可愛くて堪らなかった。
(よし、今なら大丈夫か)
「ひゃぅ……ぁ…ぁあ…うぁ…胸がぁっ、じんじん……痺れてきちゃう、ぁ、イイのぉ…凄く…イイのぉ……ひゃぅ……ぁ…ぁあ……ぁ…ぁあ」
手を使いたかった大助は、呻いてぐったり余韻に浸る亜梨子を確認し、脇に除けていたバスタオルを素早く取り上げる。
少女の腕を後ろに回し、手首をがっちりとキツく固定するよう上向きに縛り上げた。念の為、暴れられると非常に困るのだから、これは仕方ないだろう。
腕を縛り上げられ、赤く腫れた二つのなだらかな丘に顔を埋められ、貪られて喘ぐあられもない姿の亜梨子。
あまりにも無垢で未成熟な肢体を汚される背徳じみた光景が―――扇情的だった。
大助は顔を起こし、とっくりと起伏のあまりない胸を見下ろした後、嘆息する。少女の耳朶に唇を寄せ、あむあむと口に咥えながら舌で弄った。
「ぁぁ、んんんっ……ふぁあ…ふぁあぁ…………んふぅぅ、ぅうー……ひぁ?」
伸ばした舌の先を尖らせて亜梨子の耳の穴に捩じ込みながら、残念そうに、心から残念そうに、大助は息を吹きかけながら呟く。
「……着痩せしてるとかさ、そういうのだったら未だ救いはあったかもしんねーけど。お前のを生で見て触った俺には断言できるっつーか……」
たっぷりと込もった憐れみと、スパイスに少量の蔑みを含め、可笑しそうに大助は言い放つ。
「お前って…………ホント胸ないな…………」
ぴしっ。
亜梨子は、自分の心臓の鼓動が止まったように感じた。時間が凍りついたかのように、彼女の表情が硬直している。
「女の子なのにな……………………なんていうか、ご愁傷様って感じだよ……」
その言葉は亜梨子のプライドに直撃し、ひび割れを生じさせるほどのダイレクトなダメージを与えた。
「んなっ………!わ、私はっ……………ちょっと控えめなの……そう、控えめなだけよっ!」
大助は狙いを定め、ぐにぐにと顎で亜梨子の勃起した乳首を押し潰す。柔らかく尖った先端に触れて、ほんの少しむず痒い。
「ふぁぁぁぁぁぁっ?!乳首……ぐにぐに、なんて…しないでっ!……もう私の胸が、潰れちゃう…ぁふぅ、わ………………ぁ、ぁああっ、ぁ…いゃんんっ」
ちちゅちゅちゅちゅちゅちゅ――――――うぅぅぅぅぅぅぅっ。むちゅっ。
「ひうぃぃぃぃぅいっ!ぁふぅう、す、吸い過ぎよっもう、これ以上は…駄目ぇ、なの!――――んゃぁぁぁああああああああああっ!」
「控えめ?控えめって言うのは微乳レベルまで到達してから云えっツーの。微乳ならまだしも、貧乳だぞ?ひんぬぅー。あん?巨乳になる将来性?見込み?――――そんなもん、お前に在ると思うワケ?」
「うぅぁああぁ!それ、言っちゃダメなんだからっ!まだ私は中学生なのよ?む、胸なんて、このくらいの大きさが普通よ!………たぶん標準なのよ………」
「判ってんだろ?お前さ、恵那はかなり大きい方だから勿論のこと――――多佳子よか胸ねぇーよ」
「うぅ…」
れろれろれろ。ねちゅっ…………。ねちゅっ……ねちゅっ……ねちゅっ……ねちゅっ……ねちゅちゅちゅちゅっ。れろれろれろ。――じゅるり。
「……ひゃぅ……ぁ…ぁあ……ぁ…ぁあもう………………んひゃぅ……ぁ…ぁあ……ぁ…ぁあもう………………ひゃぅ……ぁ…ぁあふぅぅ……ぁ…ぁあもう…………しつこく、し過ぎよぉ……あぁんんっ」
「つーか、クラスで一番ちっちぇ胸だろ?イヤ同学年、中等部の女子生徒のうちでもそんだけ貧乳なの、お前くらいのもんだよ。……あぁ、身長も女子ン中ではダントツで低かったけっ?」
「……ひっ、貧乳じゃないわよぅ……………美乳よっ!」
「………『微』乳の間違いだろ。まぁ、お前の貧相な胸は『微』もねぇよ、『貧』だよ『貧』。『貧』乳。」
「お前の胸は中学生とは思えないくらい薄っぺらいだろうが。下手するとさ、小学生どころか幼稚園児以下のペラペラだよ、ペラっペラっ」
大助はありすの胸を寄せ上げようと試みるも上手く掴めずに、肉付きが薄すぎて失敗する。手で包み込んで中央に、胸元の方にぐいぐい押し上げようと二、三度やって断念した。
無理だった。人間出来るコトと出来ない事があるらしい。
少年が、慰めるように、宥めるように、亜梨子の乳房を優しい手付きでなでなでする。
「ほら、ほら、な?こんだけしかねーじゃんか。」
亜梨子の僅かに膨らんだ乳房を、そっと触れているのか判らないほど軽い力で、大助は撫で回し続ける。
「うぅっ……………………私だって……いつかきっと……私ぃ……っ!大きくなる、もの……」
すりすりすり。すりすりすり。すりすりすり。すりすりすり。すりすりすり。すりすりすり。すりすりすり。
小柄な少女はがモノ欲しそうな表情で、上気した顔で惚けている。亜梨子は物足りないと言いたげな目で大助の手を見詰めて喘いだ。
「亜梨子、見てみろよ。このまっ平らな胸板!あんまりにもなさ過ぎて、俺が揉める分量もないんだぞ?」
かちんと頭にきた亜梨子は、短気だったので売り言葉を簡単に買ってしまった。
「コ、コレからよっ!!私の成長はこれからなんだらぁっっ!!私だって……そのくらいあるわよ!揉めるわよ!もみもみ出来るに決まってるでしょっ、早く揉んでご覧なさいよバカバカ大助っ」
にやり。いやらしく顔を歪めて大助がほくそ笑んだ。
「いったな?」
「え?」
「『俺』に『お前の胸』を『揉んで』欲しいんだろ?」
「………あ。そ、それは……言葉のあやで……ちょっと言い間違っただけよ?」
「たしか、『もみもみ』………出来るんだよな?」
こんなんでダメですか?ああーもおー無理無理。誰かー続き書いてくれ頼もー
>>447 ふたるって発育良かったっけ?リナよりは上ってだけで絶対評価では並以下じゃね?
ブラコン姉さんは発育どうだったっけ?
大丈夫です神超GJ!!!
俺これを糧に仕事頑張る
たしかにふたるさんは誰から見ても巨乳ですよ!
ますます大きくなってるんです!リナ(笑)なんかとは比べものになりませんって!
マジけっこうありますって! まな板とかそんなんじゃないです!本当です!
前までてっきり貧乳(笑)だと思ってたこともありましたが、ぜんぜんでした!ええ!
ね?ですよね?そう思いますよね?
ふたるさんマジ最高っす!!
保身に走るのは男らしくねーぞ!!
ふたるはまな板だろjk
この世界に存在する何よりも平らなもの、それがふたる様の胸
初季=千春=恵那=大食い=みんみん>佐藤=ねね=アンネ=支部長代理>あゆゆ=茶深=なみえ=魅車=もも>>きらり=多賀子=>>利菜=摩理=火巫女=戌子=愛恋>>亜理子=C>>ふた,,,,,,
なみえおねー様はスタイルが良いと詩歌様からお墨付きをもらってるぞ
あくまで詩歌さまが自分と比べたからじゃ……うわなにをするやめ(ry
>>457 あのふたるが認めるぐらいなんだ。相当すごいんだろうと思うぞ
なみえのスタイルが少々上なぐらいなら雪でなみえの体を削ってしまうだろうけど、認めたんだからなぁ
「ダメよっ!言い間違いなんだから、私の胸をもみもみなんて……許せないわ、大助なんかに揉ませてあげないんだから!」
「そうか。残念だな」
あっさりと。
慰めるように亜梨子の胸をなでなでし続けていた大助の手が、ぴたりと止まった。
微弱ながら軽く触れられるような刺激によって少女の性感を煽っていた愛撫が、終わる。
「ぇ……あ……?」
大助に弄られた胸がじくじくと疼く亜梨子は、なんとも切なそうな、もどかしそうな表情で口をパクパクと開けて大助を見詰める。
大助はそのままじっと亜梨子の反応を窺がっていた。
亜梨子が耐えられなくなるまで、じっとしたまま大助は何もしてこない。
いつの間にか自然と、少女のか細い喉が振るえ、欲求が可愛らしい唇から零れ落ちる。
「もう、やめちゃうの………?……大助ぇ………」
(あれ?あれ?私ったら…アレ・・・・・・?違うでしょ?!わ、私ったら何言ってるのよもう………)
「俺が、もみもみするのは許さないんじゃなかったのかよ、亜梨子?お前、台詞が180度もちげーぞ」
(そうよ………最初はエロ大助の行為をやめさせたかったじゃないの、どうかしちゃったのかしら?私………?)
つつつっ、と亜梨子の淡く膨らんだ乳房や尖った乳首の輪郭を指の腹でなぞりながら、大助は彼女を焦らし続ける。
「あぁ……んんんんっ、ぁううっ……ぁぁあ……」
亜梨子が気持ちよくなりかけた途端、さっと大助は手を引っ込められる。
「ふゃや?!ぁ…」
彼女の黒目がちな眼はチワワみたいに大きく、見開いてた。潤んだ瞳を大助に向けて戸惑っている。
「俺にはお前がどうして欲しいのか、ちっとも判らないね」
大助は明らかに亜梨子のして欲しい事を判っているくせに、真面目くさった顔でのたまった。
「どうしたんだ?言わねーと俺は何も出来ないからな?ちゃんと云えよ」
「んむぅ……エロ大助にして欲しいことなんて……何もなぃ、ぁう…あぅ、ふぁああっ、ぁ、ぁ、あ、ひゃぁうぅぅぅっ!……もっとちゃんとっ………にっ…」
まただ。少年は亜梨子が気持ちよくなりかると、すっうっと手を引っ込めた。
(バ、バカ大助……っ。そこで?そこでやめるの?!何でよ?!!)
キッと亜梨子は大助を睨み、威嚇したつもりだった。だが、如何せん少女の口はだらしなく開きぱなしで締まらず緩んでいる。
亜梨子はお尻を振って股間の泥濘を大助の身体に擦り付けて、下のお口からは、にちゅにちゃと喘ぎ声を漏らしていたので、彼には無駄な強がりにしか見えなかった。
「いや、ホントにホントだって。全っ然、俺、お前が何して欲しいかだなんてわかんねーし?」
痛いくらいの力で、大助が亜梨子の小振りな胸を両手で包み込んだ。それだけで、感度が強い亜梨子は気持ちよくなって呻く。
亜梨子の真っ赤に上気した顔を大助が見咎めた途端、さっと手を引っ込められる。
「あ……あ……っぁあぁ?」
亜梨子は自分の無念そうに漏らした声に愕然とした。これではまるで―――大助に触られたかったみたいではないか。
ニヤニヤと嗤いながら大助は亜梨子の胸に息を吹きかけ、こちょこちょと脇の下をくすぐり出した。
こちょばいだけだったものが苦しいくらい感じてしまい、笑い声を上我慢すればするほど堪えられず、くすぐったく気持ち好くて彼女は身をくねらせた。
「はうぁ………っっ!あふぅぅ……んぅ、んんんっ………ひゃうぅぅあっ!そ、そこじゃないの……私っ……私っ…!大助に……」
「んん?最後の方が聞こえねーよ。殆ど喘いでるだけじゃねーか。言葉にしないないと伝わんねーこともあるって、俺にそういったのは亜梨子、お前だった筈なんだがな?」
「…………大助ぇ……どうして……?」
亜梨子の声は大助の愛撫を乞うて、哀願するような響きが合った。亜梨子は腫れあがった自分の胸に視線を落とし、そっと胸の上に置かれた大助の手に問いかけるように呟く。
(あぁ、大助に………気持ち好くても………流されちゃ、ダメなのにっっ!)
「私の胸……もみもみ、しないの…………?私がさっき許さないって言ったっからかしら?……それとも……」
亜梨子は、物足りない。物足りないのにやめられてしまう、なんて。もっともっと大助に………たいのに。
どうしようもなく恥ずかしそうに、今の自分の頼りない表情を見られなくて済むように亜梨子は俯いて、
(私の胸………エロ大助に物凄ーくやらしー事されて、はしたなくされたわ。そうよ、エロ大助がエロいから私がこんな事云わされるはめになっちゃったのよっ!)
「胸が……ちっちゃいから?……もみもみ、してくれないの…………?」
土日しか時間がなくて、書き留める暇もないので今続きを考えています。でも、ネタなくて続きが、続きがちょっとしか浮ばないのですよ。良いネタないかな
「俺が揉みたいとか揉みたくないとかじゃなくて、お前が揉んで欲しいって言ったんだろ。その後はもみもみなんて許さない、だっけ?俺の聞き間違いだったかな?」
「い、今は違うわ」
(私まだまだいっぱい……いっぱい大助に触られたぃ……ぁ。違う違う!い、今のはナシ!ナシだからっ!)
ぶんぶん頭をもげそうなくらい振り、しかし大助に疼かされた乳房に覚えさせられた快感が忘れられなくて、亜梨子は思わず口に出して言ってしまった。
「バカ大助はエロ過ぎるのよ……ここにも、ここにも………あぅ、こんなとこまで………跡が残ってるわ……だから、だからねっ………大助に…………も、揉んで、もみもみして欲しいのよ…………っっ」
大助はしぶしぶと不機嫌そうな口調で顔を顰めながら亜梨子に言うが、眼だけが可笑しそうに眇めて彼女を見ていた。
「……また、コロコロ気分が変わるんじゃねーの?また、イヤになったりするんじゃ、ねぇ?」
心臓を大きく波打たせてドギマギしながら、亜梨子は一つ決心した。
(当然だけど、私がエロいんじゃないのよ?でも、変ね…変な気分。)
「胸って、人に毎日揉んでもらった方が、大きくなるのよね?大助?」
大助が少し眼を瞬いた。どうやら違う回答を想像していたらしいが、にやりと笑って亜梨子に言う。
「そうだな……毎日毎日、日課のように休まず揉み扱き続けてたら、大きくなるかもな?」
亜梨子は心持ちない胸をそらして偉そうに云った。
「光栄に思いなさい!あ、あ、あ、あ、亜梨子様の胸を揉ませてあげるんだからっっ!感謝しなさいよ!…………気持ち好くならなかったら、後でたっぷり……お仕置きしてあげるんだから」
大助が亜梨子の言葉を聞いて眉を顰めた。彼は当たり前のように亜梨子の胸に腕を伸ばし、不機嫌そうに舌打ちした。
「……………………………ちっ、バカ亜梨子が………調子に乗りやがって」
むぎゅっ。
左手で大助が亜梨子の胸を掴み、ぎゅっと右手で乳首を捻り上げた。
「んあぁああああぁぁぁぁふぅ!!………っっ…………ひゃぁあんっ!!いっ、痛っ、痛いから、大、助ぇ、やめ………ふぃんぁああっっ」
「どんだけ偉そうなんだよお前は。こんな時まで命令?揉ませてあげる?違うね。俺にお前の貧相な胸を揉み解して頂くんだろう、亜梨子?そうだよな?」
キュッキュッきゅきゅ…………ぎゅうぅうぅぅぅぅぅううっっ!
「――ひゃぅぅあんぁあぁぁ?!んあっ……んんぁ………あふぅうぅ………ふぁ、ぁ、ふ、ふざけないでよ…ぅ………ひぃああっ!」
「……気持ち好くならなかったらお仕置きだと?!……ああ、お前が俺にお仕置きされるんだな?亜梨子、一日20回はイッちまわないと、お仕置きしちまっても構わないんだよな?」
もぎゅ。もぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅっと、大助は少女の乳首を弄り、痛いほど強い刺激に伴って快感が亜梨子の身体の奥にじわじわと広がっていく。
(らめぇ……私の胸が、痛いのぉ、通り越して、……気持ち好くなっちゃったじゃないの……………ぃやぁああっ…………どうしてくれるのよぅ)
「『お願いします、薬屋大助さん。私のぺっちゃんこな貧乳のおっぱいを、毎日毎日朝一番と寝る前に揉み扱いて大きくしてくださると嬉しくて堪りません』って、ちゃんと云うんだぞ亜梨子?」
じんじんと胸が疼いて仕方ない亜梨子を、大助は見下すようにバカにして云った。
「いわねーと揉んでやんねぇからな」
少年の手が亜梨子の肢体を滑るようにずれ落ちていく。
「誰が……っそんなの、言うわけないでしょっ………………ぁ…ひゃあぁぁ?!んぁっ、あ、ぁ、あ、あ、んはぁぁぁぁぁっ!……云うからぁ、らめえっ!お願ぃします…薬屋大助…さんっ私のぺっちゃんこな………うぅぅ」
小振りな乳房から脇腹を、お腹を、臍に下り、恥部に届くと指が淡く茂った産毛が大助の指に絡みついた。毛先がしっとりと濡れて滑らかな光沢を放っている。
これから言わされる最悪な台詞を考えると、何故だか亜梨子は少しだけ興奮してしまった。
その証拠に、胸以外にも身体のそこかしこが疼き、ちゅぷんっと亜梨子の秘所からは熱い蜜が湧き出してしまう。
「ふああああっ……ひっ、ひ、貧乳のお、おっぱいを、毎日毎日…朝一番もっ寝る前もっ………揉み扱いてぇ、大きくして、くっ、くださると嬉しくて……た、堪りませんっ…」
亜梨子は大助に触れられただけで、身体をピクピクさせて反応し、大助を愉しませてしまった。
屈辱に頬を染めつつも無事に言い切った亜梨子は、期待を込めて少年の手を見詰める。
「いっ、云ったわ……こ、これでイイでしょ、ね?…………ぁんっ……ふぁあ…ふぁあぁ………ひゃぅ……ぁ…大助ぇ……ぁ…ぁあ…うぁ………ど、どこ触ってるのよっ!…………やぁあああああ……っ!」
大助の指が亜梨子の秘裂をなぞると、もうぐちゅぐちゅだった。
期待。超続き期待。
ちょっとアリコ買収にいってくる!
大助はぬるりとした亜梨子の感触を愉しみながら、ぐしゅぐしゅと秘裂の端から端までを手で覆い、はしたない音を立てて前後に擦り上げた。
「いや、まだだ。すぐには揉んでやんねぇよ。なんつーか、もっとお前が……」
亜梨子は驚き、戸惑ったような顔で大助の動きに視線を釣られて恐々と見ていたのだが、粘ついた水音が大きくなるにつれ羞恥心と悦楽が入り混じった表情を深めてしまう。
頼りなげな、儚そうな、普段の一之黒亜梨子であれば絶対ありえない顔を、大助の愛撫によって彼の眼前に曝していた。
大助は、いつも強気で生意気な亜梨子がこんなに容易く堕ちるなどと思ってはいなかった。
だから、ついつい欲張ってしまう。
見たい、コイツが――亜梨子がどこまで堕ちてしまうのか、最後まで見届けたい。
もう、大助が居なければ生きられなくなるくらい、どん底まで零落れさせちまいたい。
未成熟な姿態をみすぼらしいくらい辱めて辱めて、泣き喚く亜梨子を自分の腕の中で慰めながら、いつまでも嬲ってやリたい。
そうなったら、亜梨子は大助をどんな目で見つめてくるのだろう?
どれ程―――――いやらしい声で大助を求めてくるのだろうか?
早々に、大助は昂るままに亜梨子を犯したかった。
もう、あられのない姿の亜梨子を自分の好き勝手に出来るのだと考えただけで、先走りで大助も濡れていたのだから。
だが、下準備は必要なのだろうと思案し、ぐっと大助は堪えている。
興奮してきた大助の内面が、処女のよがり声に煽られて嗜虐心に塗り潰されていた事に、亜梨子は気付いていない。
大助の手の動きに、亜梨子の全神経が集中し始めた。
ゆっくりと。
未熟な身体に慎ましく隠されていた筈の亜梨子の秘裂は、溢れ出した蜜で緩み、蕾が綻ぶように大助によって開かされる。
はぁはぁと興奮して息も荒い大助と亜梨子の間に、匂い立つような芳しい雌の香りが漂い始め、鼻についた。
彼女が擦り上げられている陰唇の内側に、少しずつ大助の中指がめり込み、膣前庭をコリコリと抉り続けている。
くちゅ……くちゅり……くちゅ……ぐちゅちゅっ……くちゅ……くちゅり……くちゅ……っ。
「はぁぁあっ………んふぅうー…………んぁ…あぁ、あ、んんんっ、ひゃあぁっ!ちゃんと、云ったの、にぃ……やあぁ、あ、んんんっ……あふぅうぅ…っ!」
(……なんでなのかしら……大助にアソコを………擦られてる、だけで、あ、頭の中が………フワフワしちゃう………ひゃぅっ、ぁ、あ)
亜梨子は自慰などした事もなかったので、アソコを触られて気持ち好くなるなんて考えたこともなかった。
そこを弄られると感じちゃうんだ、なんて事はちっとも。
胸だけでも亜梨子は、もういっぱいいっぱいで危なかったのに、今大助に弄られてるアソコはこれ以上に感度が強いのだなんて。
(気持ち……イイ……っ…ああ……アソコ……を弄られるの………って、こんなにも……感じちゃうっ…・………………私、変なのかしら……?)
べちゃべちゃと、大助が溢れ出した愛液を恥部全体に塗り広げるように擦り続けながら、快感に上擦った声を漏らす亜梨子へ、呆れたような声をかける。
「……なんつーかお前ってスゲーな、おっぱい触ってただけで濡れすぎだろ、これは……」
「んんん、ぁ…あぅ…………ぬ、濡れてなんかないわよ………!汗よ!汗、汗っ」
大助が、びしょ濡れになった手を亜梨子の口元に掲げて云った。
「汗なんだろ?舐めてみろよ、それでどうか判るだろ」
「バカッ、な、なんで舐めさせられなくちゃならな………っん!」
大助がもう片方の手で、亜梨子の陰核を探り当て、先端を指で揉み解すように押し潰した。
「まだ胸は揉んでやんねーけど、変わりにコイツ揉んでやるからさ、舐めろよ」
「んっ、んんっ、んんぁあっ……ふああっ……ひぅっ…………………あぁんんっ!」
亜梨子は下を伸ばして大助の手に触れると彼女自身の味が、濃厚に舌に残った。
(あ……大助の手を舐めちゃってる……私って……)
よく目を凝らすと細かい傷跡が無数に残ったそれを、無心に亜梨子は舐め回していた。
陰核を揉みながら大助も顔を寄せて、彼女と同じように手に付いた蜜を舐めている。
殆ど奪い合うように舌を這わせていたので、舌同士が接触する度にお互いが唾液を啜り、相手の口の中まで蜜を求めて貪った。
その間も大助は陰核を揉む手を止めると、また秘裂を擦り上げて亜梨子を快感に苦しめた。
「………ん…ゃぁあ、もうそれ以上……っ……そこ擦っちゃうと、わ、私っ………!ひぃっ!ぁ、あぅ」
ずり……ずり……ずりずりずりずりずりずりずりずりっ……ぐちょ………ぐちょぐちょぐちゅっ…………ぎちゅねちゅぐちゃっ……にちゅにちゅにちゅん………っっ。
「ん?どうなるんだ、亜梨子?聞かせてもらおうか」
先程よりもキツいくらい力を込めて、大助が亜梨子の秘所を弄って摩り上げた。
亜梨子がやめさせようと大助に文句を言うと、余計に擦り上げる速度が上がっていき、そして――――――……。
「大助ぇぇ、も、もうぅっ、私…私は……ぃいっ…っぁふ!……あ……ぁ……あぁっ!!」
少女の腰がバタバタと床に跳ねる音と、切羽詰ったような喘ぎ声だけが洗面所の中に響き、大助の鼓膜を魅惑的に震わせる。
一瞬、亜梨子の頭が真っ白になった。
駄目だもう続きなんて浮かばないんだからかけない
ネタがない文才もない全部駄目だ
続きなんて別の人か誰か書いてくださいませっ
@ハンサムな
>>465は突如として続きを書きたくなる
Aブラックアウトした亜梨子に代わり摩理が責められるSSへと急遽路線変更したものを俺が書く
B誰も書かない。現実は非常である
超乙!
俺はかなり好みな文章だから自信を持て
Aもいいかも
「ねえ亜梨子」
「ん?どうしたの摩利?」
「『赤ちゃん』て、どうすればできるの?」
「えっ!?(もしかして病院生活が長すぎて………知る機会がなかったのかな………)」
「やっぱりコウノトリが運んでくるのかしら」
「え、えと………それは…………と、とりあえず保守よ!!保守!!」
「ねえ先生」
「ん?なんだい摩理?」
「『赤ちゃん』て、どうすればできるの?」
「えっ!?(もしかして……僕を誘っているのか………いやしかし……)」
「……やっぱり先生は変態ね」
「………」
ここまで再生した
「ねえ薬屋さん」
「ん?なんだ?」
「『赤ちゃん』て、どうすればできるの?」
「なっ!?(確かにそういう知識には疎いだろうとは思っていたが、さすがに…………いや誘っていると考えれば…………)」
「やっぱりコウノトリが運んできてくれるのかしら…………」
「(プチッ)…………………教えてやるよ………」
473 :
465:2008/10/11(土) 07:14:22 ID:z6jEBpno
真っ白な意識の中で、亜梨子は懐かしい声が響く。
――ねぇ、亜梨子……?代わってあげましょうか……?
脳裏に、今は亡き親友の、声が聞こえたような気がした。その声は、何故だか切羽詰ったような、熱に浮かされたような、妙な調子だった。
――今は手元に棒状の物が無いし、無理矢理同化したら亜梨子の身体を痛めてしまうから、例え亜梨子が彼を拒否したくとも攻撃は出来ないけれど…………。
花城摩理。
それが、彼女の名前。
摩理は何かごにょごにょと小さな声で恥ずかしそうに、ポツリと問題発言をかました。
――戦闘でもないのに表に出られる折角の機会だし…………私は、知識は有るけれど、こういった経験がないし……先生ともなかったもの……亜梨子が嫌なら、代わって欲しいなって…………。
(……………………………は?)
今、摩理は何と言ったのだろう?
今の状況の亜梨子と代わるということは、つまり―――………。
(ぃ!ふぅぇぇえぇっ?!――ま、ま、ま、まままままっ摩理っ?!ど、どうしちゃったの?………!何、考えて…………?!)
摩理は慎ましい口調でありつつも、それでいて亜梨子と同じように快感に流されてしまい後先のことを考えられなくなった思考に侵されている。
――いやらしいって……私も思っているわ。でも、亜梨子の身体越しに、私も……薬屋大助さんに弄られることになってしまったから…………もう、我慢出来なくて………私、いっその事、大助さんに………。
亜梨子と摩理は意識上、一つの身体を共有しているのだ。
それなら、亜梨子の鋭敏な感度のまま、摩理の精神は彼女と同じように弄られて、亜梨子に同調して興奮してしまってもおかしくはない。
大人しい摩理ならこんなはしたない事をしたいと思ったこと事態、初めてなのではないだろうか?
もじもじと恥ずかしそうに赤面した摩理の姿が、目に浮ぶようだと亜梨子は思う。
――ごめんなさい。亜梨子の身体の中から見ているだけなのって覗き見みたいで、はしたなくて……。
そういう摩理の声は、自身の道徳観念から外れた故の気まずさにしょんぼりしているように見せかけて、今すぐにでも亜梨子と身体を変わって欲しそうだった。
少しくらいなら、いいでしょう?と
――亜梨子の身体を今から私が使ってあげる。そうしたら亜梨子は、薬屋大助さんにこれからされる事は一切覚えずに済むから。……破瓜の痛みって、凄く痛いらしいから…………・……ね?代わりましょう?
(やっ………わっ、私は……!…………私は……………私は……っ)
亜梨子は言い淀んだ。
(私は……大助っ……大助と……まだたくさんっ………それに……む、胸を……揉んで貰ってないわ……大助と……もっと……いっぱいっ……しちゃうんだから)
摩理は、少し驚いたような声を上げ、微笑まししモノでも見たかのように楽しそうに云う。
――そうなの?………てっきり亜梨子は嫌がってるのかと思っていたわ。――違うのね?薬屋大助さんと、そんなに………したかったの?
(…………っっ!)
亜梨子は、ふいっとむくれて拗ね、黙り込んだ。
そんな亜梨子の様子に向けて、くすり、と少女の軽やかな笑い声が響いた。
――今度、亜梨子が気絶してしまったら…………次は私の番よ、亜梨子。………怒らないでね、この場合気絶した方が、悪いのでしょう?
ずちゅ……ずちゅ……ずりずりずりずりずりずりずりずりっ……むちょ………にちょっむちょぐちゅっぎちゅねちゅぐちゃっ……ぐちゅぐちゅにちゅん………っっ。
大助が何事か亜梨子に語りかけていたのだが、今の彼女は意識が戻ったばかりでちゃんと聴いていなかった。
(………何なの・……今の……?)
大助に弄られている所から、頭の天辺まで今まで味わったことのない感覚に襲われた。
自分の意識のほかで己を見詰めているよな、自分の理性と乖離したもどかしいような感覚。
くらりと眩暈を催すような、快感。
怖いくらい、嬉しくなるくらい、ワケが判らなくなるほど気持ちイイ。
大助の指に、膣の入り口の粘膜を抉られる度に出してしまう艶っぽい喘ぎ声が、亜梨子にはとてもじゃないが自分のものだと思えなかった。
生々しいくらい、興奮して発情しちゃってる女の性が剥き出しにされ、大助に痴態を晒されている事が悔しいクセに、亜梨子は腰を浮かせて少年の手に股間を擦り付けるようにお尻を振ってしまう。
(ばかじゃないの……私…大助を喜ばせるような、こと、しちゃって……………あ、あいつも調子、乗り過ぎよっ………終わったらボコボコにしてやるんだからっ!!………ふぁああっ)
秘裂から流れ出す蜜も、大助を求めてよがる声も、止めどなく漏れてしまった。
wktkGJ!
wktk
亜梨子にはしゃぶらせたり摩理には挿入したりと妄想が膨らむゼッ
476 :
465:2008/10/11(土) 14:02:21 ID:z6jEBpno
亜梨子は頭が真っ白に染まった時、俗に言うなら、イってしまったのだ。
擦られている間、何度も何度も何度も簡単にイっちゃったから、もう亜梨子は敏感だという言を否定できない。
まだこの感覚が、大助によって助長され開花され、体中の至る所を嬲られて大事に大事に躾されてしまうことなど、この時亜梨子には想像の埒外だった。
すりすりと感覚の鋭敏な亜梨子の秘裂を愛撫する大助は、完全に少女の神経がそこに集中しているのを見計い、乳首の周りを舐めて先端をキツく噛んだ。
「ンン……っっ!……き、きちゃうわよぅ………………………大助ぇ、こんな気持ちイイと、わ、私が……私じゃなくなっちゃうっ、んあっ!」
亜梨子の挙げる可愛らしい声をもっと聴きたくて、うっすらと歯形の付いた乳首と蜜を吐く秘裂を交互に玩んだ。
迫り上がってくる快感を必死に堪えるように、ぎゅっと目を瞑ってイきそうになる自分を無理矢理押さえ込んでいる亜梨子。
それは普通にイってしまうよりも淫靡に乱れているようにも見えて、大助はそそられてしまう。
イくのが恥ずかしいのだろうが、亜梨子がそんな顔で悶えられる姿の方を、事後に彼が揶揄して教えたらもっと恥ずかしがるのでは?
そう大助には思えてならないのだが。
これまで亜梨子のことを、あまり女の子だと意識していなかった彼自身を、大助は信じられなかった。
いつも大助は亜梨子の何処を見ていたというのか?―――大助が少女の裸体を一目見て、欲情してしまったほどなのに。
これほど彼によって乱れた姿態を見せ付ける彼女の、何処が女で無いなどと言えたのだろう?
感度の好い胸を弄ると、ぼうっとして大助の為すがままに身を任せてしまう亜梨子を見下ろして手を止める。
「大助………?」
亜梨子が訝しそうに、何をするの?と、目で訊ねてくる。
途中で止められた行為を惜しむかのような、妙に熱っぽさを声色に含めて大助の名を呼ぶ亜梨子は、微かに瞳が潤み目尻も赤く染まって、婀娜めいていた。
綺麗だ。
そう躊躇いもなく断言できるくらい、今の亜梨子は可愛い。
ほんのりと漂った色香めいたものも大助が亜梨子に持たせているのだと想うと、密かに愛おしさすら覚えて堪らない。
ニヤリと笑って少女の髪を梳くと、ぐちゅぐちゅになった亜梨子の股間に顔を埋めた。
ぴちゃっ………ぴちゃっ……ぴちゃっ………ぴちゃっ………ちゅっっ……ぴちゃっ………ぴちゃっ………ぴちゃっぴちゃっ………くちゅんっ。
「やぁ………っ?!」
とっさに亜梨子が大助から逃れようとするものの、腕を縛り上げられ両脚を押さえ込まれていては、何の抵抗も出来よう筈がなかった。
れろ…れろ…れろっ…れろり………じゅるうぅぅ。
啜るように、舐るように、大助は亜梨子の猥らな匂いを嗅ぎながら口づけた。
「……ふやぁあ!だ、大助っ、そんなとこっ……………んんんぅ、ゃ…あんっ……やめなさいよ、汚いでしょっ!このっ、へ、変態っ!エロエロっ!」
…………にゅちゅ。………ちゅっっ………ちゅっっ………ちゅっっ………………ちゅっっ………ちゅっっ………ちゅっっ………ちゅちゅちゅちゅっっ。
「ンあっ…ぁうっ!やめて……やめ、てぇ……お願いだからっ……ふあぁぁぁぁっ…………大助ぇもう、やっ……」
「へぇ?じゃあ、その変態でエロエロな俺に感じちまってるお前は、何なんだ?」
ぬちゅ。………ぬぷり…ぬぷり…………ぬぷり…ぬぷり………ぬちゅっ…………ぬぷり…ぬぷり…………ぬぷり…ぬぷり……………ぬぷり…ぬぷり………ぬちゅる……っ…ぬぷっ、ぬぷ………っ。
「……ひぃいっ……舌、舌がぁ…舌が中に………入ってきちゃうっ…………ぁ、そこぅ、ダメっ!ダメなのよっ…ふゃぁあ……きちゃうぅぅぅっ……きちゃうぅぅぅっ………………きちゃうからっ!」
大助は亜梨子の挙げる嬌声に引き摺られて、言うつもりのなかった言葉がポツリとこぼれた。
「それに………亜梨子は、汚くねえよ……………………綺麗だ」
ぬるりと舌を這わせて、ぱっくりと亜梨子の中が見えるように割り開ける。
大助が膣口を舌先で突くと、柔らかい粘膜の襞に押し返される。処女膜なのだろうか、それともこれとは別にあるのか、その小さな穴の中に大助は舌を潜り込ませる。
それを裂ける事無く、膣に大助は入れた。
処女膜が破れない人も居ると言うが、亜梨子もそうなのかも知れない。
もっとも、常人よりも特大サイズの大助の昂りをぶち込まれても、破れないという保証は全くないのだが。
破れるかどうか、それは急がずとも試せるのだ。
ホント、亜梨子は愉しませてくれる。
熱い。
亜梨子の体温が、大助に感じてどんどん熱くなる体温が、舌へ直に伝わる。
未だ固いつぼみのような場所の、もっと奥に這入るように大助は亜梨子の脚を広げる。
477 :
465:2008/10/11(土) 23:47:28 ID:z6jEBpno
亜梨子の股間が裂けてしまいそうなくらい、関節のぎりぎりまでしなやかな太腿を押さえつけ、広げる。
それだけ開いても亜梨子の秘裂は開いたばかりなのに、ぬめぬめと透明な汁を吐き出しながらも、緩んでこそいたがちんまりと鎖されていた。
まだ弄り足らないのか、亜梨子の喘ぎ声に反してここは慎ましくなっているな思うべきか判断に迷う。
両方かもしれないな。
もっとはしたなく淫乱にして亜梨子をここぞとばかりに罵ってやらなければ。
大助の手で、鞭と鞭と鞭と鞭と鞭と鞭と飴と鞭と飴と鞭と鞭くらいの割合で調教して調教して、彼の性欲を満たす玩具くらいにはしてやらなくては。
そう思って、目線だけを上げて亜梨子の顔に目を向ける。
眉を艶かしく顰める亜梨子は秘所に僅かな違和感を感じたのだろうか、紅潮した顔に何とも云えないようなもどかしい表情を浮かべて大助を見下ろしている。
異物が、大助の舌が、これまで誰も触れられたことのない場所に潜り込んでいき、亜梨子膣の中の肉襞がきゅんと収縮した。
膣に挿し込んだ大助の舌が、まろく、柔らかく、亜梨子に締め付けられてしまう。
ぴくぴくと身体を震わせる亜梨子は声もなく、蠱惑的に涎で潤んだ唇だけを動かした。
ダメよ、しちゃいけないんだから、後でボコボコにして後悔させてやるわ、とそう言いたげに少女は舌をなめらかに口内で躍らせている。。
この少女は、そう云われてしない男がいるとでも思っているのだろうか?
亜梨子は上の口も下の口も、どうしようもないくらい涎まみれのクセに。
少女に食べられながらも大助は奥へ奥へと移動して、にゅるにゅると亜梨子を味わい尽くした。
恐らく初めて、亜梨子の秘所は蠕動という経験を味わってしまったのだろう、少女は下半身の疼きに戸惑っているようだ。
もっと困らせてやりたい、恥ずかしい思いをさせてやりたい、そう思って大助は舌をギリギリまで深く深く挿入する。
くちゅ……っくちゅり………れろれろれろれろれろっ………にちゅっにちゅっ………ゴクゴクッ、ゴクリ。ちゅるるるるっ。
「んふぁ…あ………ああぁぅ……大助が、入って…………ぺろぺろしたり……飲んじゃうの、やぁ…やめ……やっめなさっ…………………ぃやあっ!私っ………おかしくなっちゃうぅぅ!」
限りなく深く、舌で抉り、亜梨子の恥じらいを覚えるべき蜜を啜って吞み込んでいった。
味はないものの、亜梨子の甘酸っぱく恥ずかしい情動がいっぱい詰まった濃ゆい蜜が、大助の喉を心地良く潤す。
「奥に…ひゃああぅぅ……奥にぃ……大、助、ぁ……入ってきちゃっやぁあっ……ふぁあっ、もう」
くちゅくちゅくちゅくちゅり……ぐぢゅり……ぐぢゅり……ぐぢゅり……ぐぢゅり……ぐぢゅっ、ぐぢゅっぐぢゅっ、ぐぢゅっぐぢゅぐぢゅっ……………ぐぢゅっぐぢゅっぐぢゅっぐぢゅっ!
「そんな…………入って……きちゃったわ……何か変な気分になっちゃうぁ、ひ…んんんっ、抉ら、ないでぇ大助……」
亜梨子の太腿の滑らかな感触を手で撫で回して感じながら、一端、亜梨子を啜るのを止めて顔を上げる。
「早いぞ、亜梨子。まだ、お前のおまんこを入り口だけ弄っただけだろうが……そんなにイっちまってたら身体が持たなくなるぞ?まだまだ、本番じゃねーんだからさ」
大助の言葉を聞いてびくびくと亜梨子の身体が震え、怯えたような、それでいて期待に満ちた大きな黒い目を揺らして悶えたような吐息を漏らした。
「大助は、私を………………どうしちゃうのよ?……私はこんなにも………して…………になっちゃいそうで怖いわ…………どうしてくれるのよ、大助………っ」
言葉は聴きづらいが、亜梨子はもう大助の行為を嫌がってはいないようだ。
寧ろ、小さな胸をどきどきと高鳴らして大助を受け入れようとし始めている。
だからまた大助は、舌先で亜梨子の秘裂をなぞった。
大助の舌に、亜梨子が興奮して漏らした愛液が絡みつく。
先程より大助は美味しく頂戴することが出来たのは、亜梨子の態度が原因なのだろう。
既にたっぷり潤った亜梨子の陰唇が、ヒクヒクと何かを切実に訴えるかのように嘶いていた。
少年を見詰める亜梨子の瞳の揺らぎも、股間を疼かせる悩ましげな喘ぎも、両腿を開いて腰を浮かせ恥部を見せびらかすかのように尻を振る姿も、大助を誘っているようにしか見えなかった。
(ああっ、もうぶち込みてぇ……)
勃起した己の一物を、大助はどうにかして宥め賺さなければならなかった。
今だと、まだ足りないのだ、亜梨子を、もっとイかさなくては。
プライドの高い亜梨子が自分の方から大助の奴隷になるようにする為には、これだけの前座じゃ温すぎる。
躾だ。
もう、大助の望みは何だってきいてしまうくらいお利口な雌奴隷にしてやらねば、昂った欲情が満たされないだろう。
478 :
465:2008/10/12(日) 00:47:10 ID:WHa+c6Pw
あれだけ言われたら書かなくてはと思ったのに色々ミスし過ぎた最悪だ
亜梨子の意識が飛ぶまで書いて
>>466さんに続き書いて頂こうかなとお願いしたい
摩理はキャラがよく判らないし自分は無理だと思います
亜梨子も性格に違和感があるわでダメだし休み中しか考えて書く時間がないから遅々として続きが遅れますしね
479 :
465:2008/10/12(日) 22:45:33 ID:WHa+c6Pw
まだ軽く遊ぶだけだが、亜梨子の中に挿入する時どんな風に突きまくって腕の中で啼かせてやろうか、そう考えるとゴクリと大助の喉が鳴った。
大助は、愛らしく見えるくらい不安げな目で身じろぎする亜梨子の、熱って淡く色づいた秘所をねちねちと苛め抜く。
「いやぁあぁあっ………そっ、そんな……そんな……ひゃううううぅぅ………っそんなに……んああっ……ダメなんだからぁっ!」
ぬぷっぬぷっと音を立てて、大助の口元を蜜だらけにするやらしい亜梨子を少しばかりお仕置きにと、敏感な粘膜を歯を立てて削り、責め上げた。
「あんあっ、あんあぁぁあっ、大助ぇ……ぃふああっ……大助ぇ……ひぁあぅうっ………あ、あ…大助ぇ……私っ………大助ぇ………私はぁっ…………」
そこの少々でこぼこしている凹凸の一つ一つに舌と歯が擦れただけで、亜梨子は泣きたそうな、嬉しそうな、壊れそうな顔で悶えて、頻りに大助の名を呼んでくる。
大助は自分の竿の先端をここに宛てがえば気持ちがいいだろうなと思いながら、常日頃は彼に暴力を振るう亜梨子を思う存分啼かした。
「ダメぇっ!……………………大、助………っ壊れちゃう…………あひぃっっ……私っ……………壊れちゃうわよ……ぁ……そこに歯がっ、きちゃっ………んひゃあああああっ!」
ぶつぶつした場所を丁寧に甘噛みしたからか、噛む回数を重ねるごとに亜梨子は品のない声で叫んで、身体中の余分な力を抜いていった。
だらしなく溢れた蜜を惜しみなく啜りながら、亜梨子の制止の言葉により歯止めを無くして、にちゅ……にちゅ………と大助は舐る。
「そんなとこ………ダメぇ………キツいぃ、やんっ…………な……んなっ、な、舐めちゃっやあぁぁぁぁっ」
亜梨子のいやらしい喘ぎを、濃厚な甘いスイーツでも食すように堪能し、ぐしょぐぢゅ弄んで処女の悩ましく蕩けた秘所を味わう。
時々、言葉責めをしてなじると感じてしまったのか、亜梨子は可愛らしい顔をなんとも表現しにくいような恥辱と快感に染めてとても好い声で啼くのだから、大助は嬉しくなる。
(亜梨子、かわいいな。今のお前は滅茶苦茶かわいいよ。)
彼はそう思うくらい、本当に、純粋に嬉しくて。
だから、よりいっそう大助は、可愛くなっていく亜梨子の秘所を苛めたくなってしまう。
心から今の、頼りなげではしたなく卑猥な風情の亜梨子を、もっと確かに大助のモノにしてやりたい。
随分濃くなったドロドロと溢れる蜜を舌で掻きだして、大助が含んだそれを亜梨子に口移しで飲ませた。
「ふ…………やぁ……やあぁぁぁっ・・・……んんんっ、ん、んくっんくっ、ゴクッ…………ゴクっっ」
ぼたっ…ぼたりと溢れてしまう唾液と混じった蜜が、亜梨子の首筋に垂れて胸元に下る。
どことなく恥ずかしそうで顔を顰めているクセに、積極的に大助に舌を絡めて貪る亜梨子は、いじらしく健気に見えて可笑しかった。
いつもの亜梨子を知っているだけに、尚更そうだった。
大助が舌の使い方を少女に実践して教えると、最初よりずっと巧くなって彼に返してくるのだから。
息継ぎに途中で止めた時、亜梨子はこんなの大した事じゃないわと小声で呟いたすぐ後で、それを再開すると薄く開けた目で大助を窺いつつ、もっとしたそうに恐々と彼の舌を引き寄せて吸い付く。
可愛いものだ。
大助は今度は優しく、熱くなっていく陰部を物足りなくなるくらい淡く触れる指使いで、弱気になった亜梨子を慰めるフリをしながら焦らしに入る。
そうすると、ゆるゆると気持ち良さが増しきたのか、ぞわぞわと何か得体の知れない感覚が這い登ったように亜梨子の身体が嬉しそうに震えた。
「ふぅあぁっ、んんゃ・・・・・・・・ふぁあうぅぅぅ、あ…・・・あぁん・・・・・・・・・あ、あ、あああぁあ・・・・・・いぃ、ひゃぅ・・・・・・・・・・・・んあぁあ・・・・・・・・・あふぃ、あ…ああ…・・・ぁぁあっ」
もっと強く触って欲しそうに、大助にぐしゃぐしゃにされたそうに、未成熟な肢体をくねらせて彼を魅了する。
犯して。
そう言いたげな、大助に可愛がって貰いたがっているような、そんな欲情が積もり募った艶かしい姿態を、恥じらいもなく亜梨子は見せつけてくる。
観賞しても食しても、亜梨子は彼を愉しませてくれた。
はしたなく大助を誘う行為に没頭した少女は、言葉じゃ表現しづらい程、実物を見なければこの魅力は判らないだろうと思える程、綺麗だった。
大助の背筋が予期せぬモノを見て震えるくらい、亜梨子は綺麗だったのだ。
性感に目覚めた亜梨子は、淡く膨らんだ乳房も、ずぶ濡れに崩れた秘所も、床に擦れ過ぎて痛そうなくらい腫れたお尻も、大助の頭を挟んで絡めてくる気持ちのイイ両脚も、どこかしこも少女は美味しく頂けた。
亜梨子の身体の中を突くのはまだだったが、口の中に残る蜜を舐めた感じでは美味しそうだった。
「綺麗だよ、亜梨子。」
480 :
465:2008/10/12(日) 22:56:13 ID:WHa+c6Pw
素直に大助がそう伝えると、亜梨子は淫らに澱んだ目で荒い息を吐きながら、ほんんりと強気に笑った。
「はあぁあぁぁ、はぅ、はぁ、はあっ、はぁぁあっ、はあ・・・・・・・・・・・・・・・私が綺麗だなんて、当たり前のことでしょ?ねぇ大助」
とろりとろりと、処女の漏らした透明な蜜液が惜しみなく溢れて下り、両脚を体液塗れにさせて亜梨子は笑っていた。
腕をバスタオルで縛り上げられ、少女の大事な場所を汚されながら、猥らに微笑んでいた。
まだ幼く見える肢体をべた付かせた蜜が、室内の灯りに反射して淫らな姿を露わにしている。
まだ強気でいられる事が口惜しくて、大助は亜梨子をまだ弄り出した。
「んん・・・・・・んんん・・・・・・・・・っっ!・・・・・・・・・んんんんんっ!」
ぐりぐりぐりぐりぐぃぃぃいっ・・・・・・・・・ぐりぐりぐりりぃぃぃ・・・・・・・ぐっぐっ・・・ぐ・・・ぐぐぐぐっ・・・・・・ぐにゅんっっ。
大助が起き上がった肉芽の先端に粘膜を掻き混ぜた指を添え、また指の腹で押し潰すように捏ね繰り回した。
漏れ出した淫らな蜜を潤滑液に、ソフトに、粘着質に、肥大してきた突起を愛撫する。
「ふぁああああっ・・・・・・ぁ・・……んんぁ・・・……んっ……ひぃうっ・・・…はぁああぁ」
しっぽりと濡れぼそった秘所を舌と指で弄ばれる亜梨子は、自分を持て余し気味に見下ろして顔を赤らめていた。
「気づいてるか?今、俺が弄ってる(そう云いながらぐにぐにと揉み潰して)コレな?お前興奮してるだろ、弄り甲斐があるくらいでかくなっちまってるんだけど。俺の気のせいか?」
「あぅあっ!くぅ・・・・・・あぅあっあぅあっ、あぅううぅっ、あっ……あぅあっあぅあっあぅ・・・・・・・・・…ぁぁああっ」
「これだと普段から弄ってんのかと思っちまうだろ」
大助はバカを見たような目で亜梨子を見下ろしつつ、肉芽を嬲り続ける。
「違っ・・・・・・あぅあっあぅあっ、あぅううぅっ、あっ違ぅぅうっ…あぅあっあぅあっあぅ…触った事なんて、一度も、ひぃあああああああっっ、んふぅうぅっ、な、ないわよ・・・・・・・・・ああぁ!」
「まじで?こんなでかくなってんのにか?俺が初めて弄ったのかよ?」
こくんと。
さすがにそんな経験を語るのは恥ずかしいのか亜梨子が微かに首肯すると、大助は今までよりも強めに突起を扱き出した。
「嘘つきめ。初めてでそんな反応いいワケねーだろうが」
「んんふぅぅうううう・・・・・・あぅああぁ!嘘じゃ・・・・・・嘘じゃないわよ・・・・・・本当に・・・・・・・嘘じゃなっ・・・・・・・・・はああああぁあぁああんっ!」
大助は陰核をくにゅんと剥いてしまうと、ソフトな指使いで抓んでコロコロと転がす。
「本当に嘘じゃねーのかよ?」
「んあっんぁあっんっ・・・・・・・・・んんぁあああっ・・・・・・ふぅうぅ・・・・・・・・・ああっ!嘘じゃないわっ本当よ!」
ぷっくりと膨らだそれをコリコリと絶妙な力加減で解し、抓んでモミモミした。
「本当なんだな?」
「ひゃふぃぃいいっ・・・・・・やんんんんっ・・・・・・・・・・・・ひ・・・ひぃいぃっ・・・ゃあっ…………ほ、本当よ」
「そうか」
その言葉の合間に、時々きゅきゅぎゅと指先で捻り、ぐいぐいと引っぱれるだけ引っぱってみたりしてみた。
「それは別にどうでもいいよ。本当だろうと何だろうと、俺はお前を虐めるからな」
「な・・・・・・・・・・そ、そんなのって・・・・・・・・・」
「嘘じゃなかったら何もしないなんて俺、言ってねーだろ?」
陰核のそばに在った尿道口を、舌先でねちねちと弄った。
生理現象を催しそうなくらい、陰湿に責める。
ねちゃ……ねちゃ……にちゅっ……ねちゃ……ねちゃ……ねちゃ……くちゅりっ…。
「ふ…ァ……ぁ、あ、ア、ぁぁぁ……………」
ふるふると。
桃色に上気した亜梨子の太腿の震えが、止まらない。
舌で陰唇をなぞり、指できゅっと引っぱって捲りあげるよう左右に広げた。
先程から思っていたのだが、本当亜梨子のこの場所は・・・・・・・・・。
「きれいなピンク色だな………」
大助がため息を吐きたくなるくらい、綺麗な色っだった。
まだ誰にも犯されていなかった事を誇るような、慎ましい花弁だ。
大助に汚されている最中で、ゆっくりと女の香りを漂わせて綻び出した、五分咲きの淫靡な花だった。
ぽかぽかと興奮で熱った大助の指以上に、少女の大切な場所は熱く潤み、ぬかるんでいく。
これだけ弄ったら三本くらいは入るだろうと、大助はぐしゅぐしゅになった亜梨子の入り口に指を添えた。
大助が触れると、びくんと亜梨子の瞼が震え、唇をわなわなと震わして熱い吐息を零した。
亜梨子が深く息を吸い込み吐き出したので、すべらかにへこんだ腹部と僅かに膨らんだ乳房が緩やかに上下する。
481 :
465:2008/10/12(日) 23:33:41 ID:WHa+c6Pw
そこを少年の指が、ねっとりねっとりと戯れる。
くにくにと恥部の前庭を探索する大助は、膣の入り口から更にその先に手を奥に伸ばした。
ぬちゅ…………っ。
「ひああっ……?」
大助の指が今いた入り口から少しづつ這入り込んで来たのだという事、それを意識しただけで亜梨子は感じてしまったようだ。
「…………ひゃうぅぅっ!」
人差し指の関節一つ分だけ、大助は蜜壺に指を埋める。
ちゃぷっ……と生温かい泥濘に浸ると、彼の指がその中で迷子になってしまいそうだった。
ぬぷ…ぬぷ…と大助のゴツゴツした指が根元までぐいぐいと指を埋め込み、亜梨子にぱくりと食べてしまいながらも、グリグリと抉る。
くちゅりくちゅりくちゅりと中に侵入し、高級な絹のように触り心地の好い膣の筋肉の収縮を促すように、大助は前戯に耽って彼女を見守った。
しなやかな指捌きでどこが気持ち好いか理解する、ぬかるんで生温かい中の、何所が反応しやすいか覚える。
とても狭く窮屈で、しなやかに戦慄く肉襞が指にぎゅうぎゅう食い付いて来た。
「お前さあ、凄ぇがっついてくるなよ。はしたない女だな」
「が、がっついてなんか・・・・・・・・・」
ぎゅううぅぅぅぅぅ。締め上げがキツい。
「なっ、ないんだからぁっ!」
身体の奥の、柔らかな肉襞の粘膜が、武骨な大助の指の探索が進むにつれて、ぬちぬちと削り取られていく。
指をくの字にして指の腹でぐにぐに抉っていた動きを、短く切った爪の平らな部分で反るように肉襞を押し当てながら出し入れを繰り返す。
何度抉っても、みっちりと柔らかな膣の果肉に指を弾かれる。
滑らかに潤った粘膜が確かな弾力を持ちつつも、まるで亜梨子の肉襞は男の昂りを扱くように指をきゅっと咥えた。
もぞもぞと指先で、亜梨子の顔が歪んで切羽詰った表情をして艶かしく感じてしまう箇所を探る。
触るとびくびくと、少々下品な音楽を奏でて、リズムよく少女の身体が震えた。
そこから全身に痺れるように広がる快感に亜梨子は呻く。
ぐちゅ。ぐちゅ、と動くが急に切迫したように速まっていく大助の指が戯れている。
ぐり、ぐりぐりぐりっと、亜梨子の中身を掻き出すように穿り、まさぐり続けた。
……にちゅにちゅっ、……にちゅにちゅっ、……にちゅにちゅっ、……にちゅにちゅっ。
僅かに感じ取れるくらい、微弱に、微弱に、亜梨子の身体のずっと奥の深い場所がさざめいた。
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅん、ぐりゅっっ。…ぐちゅ…ぐちゅん、…ぐちゅ…ぐちゅん、…ぐちゅ…ぐちゅん、ぐりゅりゅっっ。
何度も穿つ。何度も、何度も何度も、何度も。何度も何度も何度も。
ぐちゅりぐちゅぐちゅっと別の生き物のように膣の中に潜り込んで弄る大助の手を、亜梨子は止めて欲しくなかった。
亜梨子は自分の熱った身体を辱められる行為に、どんどん夢中になって腰を忙しなく動かしてしまう。
はしたない顔で、激しく自らの性器を玩ばれる行為に、我を忘れてもっともっととねだってしまう。
ぐちゅりねちゅねちゅっと膣を穿って、蜜液を掻き出した。
くにゅんと穿られるたびに張り詰めていた肉襞がたわんだ。
亜梨子の蜜壺が、慌しく蠕動する。
大量のミミズが身体の中で這い回っているかのように亜梨子の膣の肉壁は不規則に蠢動し、ねちゃねちゃと擦れあった。
肉壁がくねくねとうねり、小刻みに震える。彼の指の出入りが激しくなる。
膣の中をにちゅにちゅと掻き混ぜて、泡を吹いた分泌物がぷちゅぷちゅ溢れて恥部を覆った。
引き抜いた指が濡れて、ねっとりと滑っていた。
どろりと大助の指と秘所を繋ぐ一筋の糸ができ、くちゅっと落ちて床を汚した。
少女は快楽に溺れて淫らに汚れた表情を、はしたない想いが透けて見える顔を壊れたように歪めていた。
大助に大事な場所を汚された処女は、悶えて、悶えて、もっともっとと身体を擦り付けてねだってくる。
両脚で大助の頭を挟み、ふくよかな肌の温もりで彼を包み込んで、彼と彼女自身の欲望を煽り直裁的に伝えてきた。
普段の彼女のプライドの欠片だって、それには何も見当たらない。
亜梨子はもう、大助に逆らえないだろう。
そう、大助は思った。
今の彼女を見て、それを否定できる人間がいるのだろうか。
大助は絡み付いてくる亜梨子をそうっと引き剥がし、両腕の縛ったバスタオルを解く。
もう、必要ないだろう。
大助がズボンを脱いで、昂った己を少女の眼前に突きつけた。
「俺をちゃんとフェラで逝かせてくれよ?精液も全部飲んだらお前も逝かせてやるからさ」
亜梨子は初めてみた男のそれに驚き、呆然として見入り、恐々と手を伸ばし、そうっと触れる。
たどたどしく大助を撫でる。
両腕の縛りを解かれても、もう亜梨子は抵抗だなんて考えてないようだ。
482 :
465:2008/10/12(日) 23:43:54 ID:WHa+c6Pw
ブラックアウトまで書こうとしたが駄文過ぎてダメダメですorz
やっぱり
>>466さんに、この後の続きをお願いしてもよろしいでしょうか?
相変わらず無茶苦茶エロイな!GJ!
>>482 ちょwww頑張りすぎwwww
今から読むw
485 :
466:2008/10/14(火) 05:34:54 ID:o+DUMpw6
>>482 ちょwここまできたらイケるとこまでいこう、ぜ!
亜梨子が折角いい感じに堕ちてきたのに、もったいないよ。
時間は幾ら掛かってもいいからがんばれ、応援してる。
俺も応援してる
書くのが苦痛って訳じゃないなら時間掛かっても続き読みたいよ
エロい文章に尊敬してんだぜ!頑張れ!
無理強いはしないけど、できればアリスまででも書いてほしい!
488 :
465:2008/10/18(土) 10:22:26 ID:Wc9duugX
>>485>>486>>487 済みません、応援して頂けるなんてありがとう御座います。稚拙な文章だしもういいやーって投げようとしてたのに。
今から続きを考えることにしましたが二行程しか考えていません
というよりも亜梨子ってフェラが何か知ってるんだろうか、と思うと続きが書き難くて浮かばない
仮にもお嬢様なのだから、知らないんじゃないかと。ああミスったどう解決しようorz
>>488 耳年増ってことも有り得なくはないと思うけどな
まぁ自分の思うように設定して書けば良いと思うよ
最近あゆゆと戌子どっちがフェラ上手いか真剣に考える
戌子じゃね?ワンコ的な意味で。
あゆゆはイマラチオみたいな過激なプレイに適正があるイメージ
>>488 >>489の言うように耳年増はあり得ると思う
わからなくてもペロペロって言ったら通じそうだw
493 :
465:2008/10/18(土) 15:24:40 ID:Wc9duugX
大助に汚されていく敏感な胸と股間に、普段はありえなかった違和感が物凄く生じている。
いや、亜梨子の体中が何処も彼処も云いようのない感覚に支配されて、ぶるりっと強まっていく性感帯の感度に疼かされただけだった。
あまりにもこの淫らな行為は、経験のない少女への刺激が強くて、亜梨子には気持ち好くなり過ぎたのだ。
大助に悶えさせられてしまい、何もかもどうでも良くなるくらい甘ったるく喘いで彼にお尻を振っておねだりしてしまう亜梨子。
壊れそうなほど抉られて抉られて、苛めるように身体の奥深い鋭敏な器官を穿られて、亜梨子の本能的な欲求を掘り下げられてしまい、はしたない快感に目覚めた。
つぶさにそれを観察する大助にいやらしい女になるよう開発されてしまう。
今まで知ることのなかった自分の一面を、大助によって思い知らされる。
それをされていく事が亜梨子はもう嫌ではない。
彼女自身が信じている『一之黒 亜梨子』という人格を裏切ってしまったような、そんな僅かな憤りを覚えて後ろめたくありながらも――――泥沼のような快感に溺れた。
普段は燻っていたのだろうか、今は火が点いように亜梨子の身体は熱くて、風呂上りの彼女は汗と蜜に塗れて汚れ、その体液で冷やさても、それを上回る体温で発熱してしまう。
(頭が上せてきたのかしら……大助にもっと弄って欲しく思ってしまうなんて、私らしくないわよね………?)
いつもの自分なら、この快感を知らない亜梨子なら、大助に怒って殴りかかって懲らしめてやるのに、出来ない。
出来るわけが、ない。
(エロ大助の卑怯者ぉっ。こんなの……こんぁっ…気持ちイイのなんて病みつきになっちゃうぅぅうぅっ・・・……んぁあぁっ………身体が蕩けちゃいそう・・・・・・・・・)
この快感を知らずにいたられたなら、大助に責め上げられて気が変になったりしないんだろうに。
きゅんっと痛くて、気持ち好くて痺れるように疼かせる快感がまだ足りないと、さもしくも欲してしまう亜梨子をもどかしい気分にさせた。
少なくとも、普段はこんな気分になった事など一度たりとも無い。
身体の奥まで、イってもイっても大助の指と舌で少年の都合の好いように解れるまで弄ばれてしまった。
亜梨子の下半身の筋肉が、特に股間の膣の中のそれがこれでもかと言わんばかりに緩んでしまい、緊張を失って柔らかく痙攣する。
濃度の濃い官能的な痺れがそこから溢れて、どうしても堪え切れない本能的な欲求に、亜梨子の理性やプライドが脆くも破れ、崩壊する。
だからだろうか、亜梨子は大助の頭に両脚を絡めて、股間を彼に擦り付けてしまう。
ねぇ、大助。
もっと。
もっと―――して欲しいの。
弄って、舐めて、嬲って。
私の知らない、いやらしい事をたくさん教えて。
後戻りできなくても構わないから、はしたない私を晒し出して構わないんだから。
ぎゅうぅぅと、大助にしがみ付くように絡めた太腿で挟んで亜梨子は彼にそう欲求を訴える。
少女の股間で、大助の指と舌がリズムカルに揺れ動く動作を目で追ってしまい、亜梨子は泣きそうになるくらい乱れて、声が掠れるほど喘いでしまった。
ぐしょぐしょになった秘所から溢し続ける洪水のような水音に、ぼうっと上せて亜梨子は頬が熱くなった。
悶えていた亜梨子は、そんなにもおねだりしたのに絡めていた脚を除けられてしまい、縛りを外されたことに気付かなかったくらい愕然とする。
もっとも気付いていたとしても、腕を縛っていたバスタオルを解かれようが抵抗しようだなんて思えなかったけれど。
亜梨子はもっと――大助に犯して欲しいのだから。
中途半端な体勢だった亜梨子は少年に身体を起こされ、少し脚を開いて膝立ちしろと命令された。
何の躊躇いもなく、亜梨子は大助の云われるがまま膝立ちになって、次はどうしたらいいのかと視線だけで上目遣いに彼へ訊ねた。
大助は従順になった亜梨子を嬉しそうに眺めて微笑み、褒めるように身体を撫でられて彼女はびくびく反応してしまう。
特にさわさわと敏感な胸を撫で回されて、興奮した亜梨子は落ち着いていられなかった。
(やん、あぁううううっ、いつになったらぁ大助はっ私の胸を揉んでくれるのよぉ)
はぁはぁと息も荒く亜梨子を焦らしてから、大助はズボンのチャックを降ろした。
にょきっ。
大助がズボンを脱いだ途端、勢いよく天を向いて聳えた生々しい肉の塊が露になった。
「俺をちゃんとフェラで逝かせてくれよ?精液も全部飲んだらお前も逝かせてやるからさ」
かなり顔の間近で突き付けられて、亜梨子はその存在に圧倒されてしまう。
初めて、見てしまった。
(何これ……何か凄く、凄く………。)
少年の極端なくらい大きな昂りを突き付けられ、亜梨子は呆然とドクドクと脈打つ肉棒に見入っていた。
支援?
あの恵那の友人が初心なネンネのままであるとは思えないからなー
495 :
465:2008/10/18(土) 20:18:06 ID:Wc9duugX
太い血管が浮いて、すっと伸びた筋がひくひくと動いているのが見える。
まっすぐ長い棒状の肉は上の方が括れていて、一番太くふっくらと柔らかそうな先端が、濡れて滑っていた。
猛々しく怒り立ったその下に袋状のモノを二つぶら提げている。
女の子が襲われたら一撃で仕留めに入れば倒してしまえる男の急所というのは、コレの事かもしれない。
クラスの男子がよく玉とか何だとか騒いでいたから小さいボールか何かがついてるのかしらと想像していた、そのイメージとは違う。
保健の授業中、眠ったりお喋りしたりノートに落書きばっかり書いてないで、さぼらなきゃよかった。
心底、亜梨子は後悔した。
教科書で性について図解を付けて説明しているページは、妙に気まずくて斜め読みしてしまって、あまり判らなかった。
ペニスとか精子とか受精とか避妊薬とかって答案用紙に記すのが、恥ずかしく思ったのは女子では亜梨子だけなんだろうか?
意外なのか何なのか、恵那は兎も角、学年全体で性のビデオ学習の時など大人しく真面目な多賀子が一番熱心に観て、いつも満点近くの好成績を上げていたのだけれど。
(二人とも、恥ずかしくなかったのかしら………?)
テストで悪い点をとっても勉強しなきゃと思った事なんて一度もなかったのに、友人二人に置いてきぼりにされてしまったような気分だった。
二人は自分よりも進んでいるのだと。
もっとも今まさに亜梨子は大助に、学校では教わらなかった深い範囲まで身体を使って『実践的』に、性的な『お勉強』をみっちり教え込まれているワケなのだが。
女の子である亜梨子は持っていないからか、慣れないモノを見せつけられたからか、大助のそれは人間のモノじゃないようにも見える。
そう考えてしまうと、世間一般の男性に対して限りなく失礼な感想なのかもしれないけれど。
獣の匂いだ。
亜梨子と同じ、いやらしい獣の匂いがつんと鼻についた。
そそり立つ赤黒いそれは何か別の生き物のようで、内心では少しだけ亜梨子は怯んでしまう。
(………大きいわ。男の子ってこんなに大きいんだ………)
でも、ちょっぴだけ。
好奇心旺盛な亜梨子は、初めて見た大助の身体に興味が沸いて恐々と手を伸ばし、指先を軽く添えるようにそうっと触れる。
つうぅと指を滑らせていく。
トントンと指を乗せて薄い皮膚の先っちょを弱く突くとぷにぷにと柔らかく、ぴくんっぴくんと茸みたいな大助のモノが反応した。
亜梨子は何度もしつこく往復して、にゅっと括れた場所や、緩やかに動く皮膚と先端を繋いでいる筋に親しみを込めて愛撫すると、大助は機嫌が良さそうな表情で溜息を漏らした。
そろりと硬くなった棒の、根元まで優しくなぞる。
指先が大助の漏らした体液で滑りだしたのを感じて、亜梨子は指をしっかりと彼に絡めた。
びちびちと、握った亜梨子の手の中で活き活きと大助が跳ねて来る。
(大助も・・・……濡れてたのね)
こんなにも亜梨子に恥ずかしい思いさせた大助も感じてたのだと思うと、何だか情けないような、女として見られて嬉しいような、妙にハイな気分になって少年が愛おしくなってしまった。
亜梨子は酷く慣れない手つきで、たどたどしく大助を撫でる。
ふと、疑問を感じた。
果たしてこのサイズは普通のものなのだろうか?
それとも大助が特別大きいのだろうか?
見比べた事がないので判らなかったし、恐らく今の性の知識の乏しい亜梨子の定規では考えても答えなんて出てきはしないのだろう。
(………………でも、これは絶対、絶っ対っっ、大き過ぎるわよね?………おまけに大きくて長いだけじゃなく、なんだか………太いわ)
女の子の身体の中に入れるものなら、もっと小さい方が都合がいいんじゃないかしらと、亜梨子は存在も定かではない神様に言いたくなった。
(大助のコレ、絶対おかしいわよ。しかも『逝かせてやる』っていうのは………………………………たぶん私の中に、コレが入っちゃうのよね?)
ぼんやりとだが、さすがにそれくらいは亜梨子だって判る。
先程までの行為の間中、大助は彼の股間を撫でて凄く亜梨子の中に這入りたそうに彼女のアソコを弄っていたのだから。
さかった獣のような――――飢えた男の目で、美味しい餌に舌なめずりでもしてるかのように大助は指と舌で亜梨子を下拵えしていたのだろう。
実際、亜梨子はもどかしいほど疼く身体中が熱くて堪らなくて、もうちょっとした刺激を加えられただけで大助の意のままにイかされてしまうくらい出来上がっていた。
(でも、こんなの入っちゃったら…………………入っちゃったら私、壊されるというか……………死んでしまうんじゃないかしら?)
洒落じゃなく本当に『逝って』しまいそうだ。
(でも大助はそこまで私を追い詰めたりは………しないわよね?)
496 :
465:2008/10/19(日) 06:16:36 ID:QbZoexdb
そう思って大助の顔を見上げると、彼は身体が痺れるくらいサドっ気全開な、満面の笑みを亜梨子に寄越してきた。
(少なくとも手加減くらいは………してくれる筈。そうよね、大助?……絶対、その筈なのよね?・・・…そうでしょう?ねぇそう言いなさいよぉ……)
しかし、苛虐度200%の嗜虐に満ちた溢れた笑みが亜梨子に返って来ただけだった。
(ううぅ、何よその全力で私を苛めますって言いたげな、物騒な笑顔)
やばいやばい、大助絶対ヤバいと亜梨子が慌てていると、何故かはたと、保健のテストから連想して、ある事に亜梨子は気付いてしまった。
小学校高学年くらいの時、女子は先生からおりものとか月ものだとか、所謂ナプキン等の生理用品の使い方を説明された時、言っていたではないか。
あの時、亜梨子はもう女の子の証が始まっていたので、仕方なくちゃんと聴いていたはずだ。
『もう月経が始まってる子は、毎月それがきたら手帳にメモして置きなさい。何時自分の周期が判ってきたら、安全日も計算出来ますよ。』
(ええっと……安全日って、何だったかしら?)
亜梨子がそう考えると、頭の中の先生が教えてくれた。
『貴方達には妊娠せずにセックスを行える日と言った方が判りやすいかしら?厳密には比較的妊娠しづらいだけで、安全な日なんてありませんからね?』
(ああそうだ、安全日の計算の仕方も言ってたわよね……計算の仕方、計算の仕方……って例え憶えていたとしても私に計算出来るワケないわ……ううぅホント数学なんて嫌いよっ!)
でも、でもだそうだとしたら………。
大助が避妊の事を考えて事前に準備していなかったとしたら……。
(……に、ににに、妊娠しちゃうぅ……エロ大助に妊娠させられちゃうぅうぅうぅぅっ……!)
酷く落ち着かずに、亜梨子は指で輪っかを作り、根元から先端までをゴシゴシ扱いた。
(どうすればいいの?私っ、どうすればいいの?)
訳が判らなかった。
判らないなりに亜梨子は、大助に…………を、させなきゃいいのよと結論付ける。
しこしこしこ。しこしこしこ。しこしこしこ。しこしこしこ。
(私っ妊娠させられちゃう………大助にぃ妊娠させられちゃう………駄目駄目ダメだめぇ)
しゅこしゅこしゅこしゅこっしゅこしゅこしゅこっしゅこしゅしゅしゅしゅ。
(絶対大助に…………妊娠させられちゃう……この起ってる硬いのから精液がぁっ………………わわ私のっ、中にぃ……私の中に出されちゃうわっ……そんな、そんなのって……らめなんだからぁっ!)
ごしゅごしゅ。ゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュ。
パニくった亜梨子は錯乱して、大助をもぎゅもぎゅ掴んだ。
彼女がいっぱい扱いて、扱いて、扱き続けると大助が低く呻いた。
大助は何かを堪えているように、ぎゅっと亜梨子の肩に置いた手で爪を立てられる。
気持ち良さそうだった。
感じてしまっている大助の表情を見て、亜梨子はぞくぞくと背筋に震えが走った。
(私、大助にコレするの好きになっちゃうかもしれない………)
亜梨子はそう思うと、大助を扱く手も熱心に動かしてしまう。
しこしこしこしこしこしこしゅこしゅこしゅこっしゅこっゴシュっゴシュっゴシュっ。
「んんっ!……意外に上手いんだな。今お前に扱かれるのも気持ちイイけどよ、亜梨子それフェラじゃねーじゃんか」
(そういえば………ふぇらって何なのかしら?知らないのだけれど)
だから、きょとんと。
淫らな感情に支配されつつも、大きく丸い無垢な目を見開いて亜梨子は、これが先決で他の事はどうでもいいと云わんばかりに熱心にしゅごしゅご大助を扱き、よく判っていない口調で訊ねて来た。
「『ふぇら』って何?」
とても、不思議な単語だ、とでもいうかのような亜梨子の態度。
車の名前のことだろうか?と思って父親の持ってる車にそれもあったわよねと答えると、大助が固まってしまった。
たらりと、大助の身体に冷や汗が流れた。
「本気で云ってるのか、それ・・・・・・?俺をからかってんの?・・・………いや、えっ、マジ?」
何を驚いているのか判らないが、亜梨子は訝しく思いつつも頷く。大助は眉間を軽く揉んで、頭を掻いた。
「そこから教えんのかよ………………………………………………いや、一から教えんのもそれはそれで………………………イイかもしれねぇなぁ」
「よく考えたら、お前良いトコのお嬢様だもんな。うんうん。……知ってるほうが危ないのかもしれないな」
同い年で同じお嬢様の西園寺さんとか、平気で知ってそうだけど性格の違いかな、とそう大助は小声でぼやいた。
「コイツをぺろぺろしろよ。ぺろぺろするのに慣れてきたら、咥えて喉の奥まで入れてしゃぶるんだ」
……ぺろぺろですって?
時間かけてるのに全然エロくならないです
497 :
465:2008/10/19(日) 07:43:19 ID:QbZoexdb
亜梨子の脳裏に、以前、大助の首や顔にぺろぺろしていた狗理坂香魚遊の姿が思い浮かんだ。
まさか、私があんな事させられちゃうのかしら……?
「………ペロペロ?えあっ?ペ、ペロペロしちゃうの?私が大助の……コレに?」
しかも、喉の奥まで咥えてしゃぶらされるのだそうだ。
(………私が大助を……しゃぶっちゃうんだ………)
亜梨子の手元を見詰めて大助は、柔らかい口調で子供に言い聞かせるように説明した。
「初めはさっきみたいに扱きながらペロペロするんだよ。やりながら説明してやるからな?俺の言う通りにすればいいからさ、出来るな亜梨子?」
小さく口を開き、亜梨子は出来ないと言おうとしたのに。
いやらしいことを大助にさせられるのだどと思うと、亜梨子の身体の奥が疼いて、どろっとした蜜がまた両脚を下って床をびしょびしょにしてしまった。
(やぁああ……っ!わ、私の身体ってどうなっちゃってるのよもうっ!変態?変態は大助だけで十分よ)
かぁあっと頬を赤く染めて疼いてしまうはしたない身体に促されるように頷き、亜梨子は手に持っている大助に顔を寄せ、ちゅっと先端に口づけした。
やわらかく、ぬるっとしている。
ちゅちゅちゅ。ちゅちゅちゅちゅちゅちゅ。ちゅちゅちゅちゅちゅっちゅちゅちゅっちゅちゅちゅっちゅっ。
唇に付着した汁を、亜梨子は舐めてすごくエッチな気分になってしまう。
(変な……味、あんまり好きじゃないけど)
大助の表情を見て、意見を変える。
こんな顔は、見たことがなかった。
(ううん。こんな顔で悦んでくれるんなら………好きになれそうだわ)
少しだけ舌を口から出して、軽くちろちろと大助の先っちょを舐めた。
「んんっ……亜梨子、お前が今舐めてる場所は亀頭っていうんだ。………もっと舌全体を使えよ、舌のざらざらした部分で唾液をたっぷり塗りつけて啜るんだ。……そう、そんな感じにな」
今、亜梨子は亀頭とやらをぺろぺろしているみたいだ。
「我慢汁は残らず掃除しろよ、亜梨子」
少女が大助のナニを一生懸命舐める姿は、犬が飼い主の顔を覚えて親愛の情を示すように舐める姿と酷似していたからだろう、少年は満足気な息を吐いてイイ子イイ子と亜梨子を褒める。
普段の亜梨子ならふざけないでと一蹴しただろうに、今は妙に嬉しくて堪らなかった。
もっと大助をぺろぺろしたくなってしまう。
「括れてる所があんだろ?雁首とかカリっていうんだ。そのカリを裏から表まで舌を這わせて何度も往復するんだ」
亜梨子は自分から頭を上下左右に振って、カリの部分を丁寧に舌で弄った。大助の息が荒くなるまで舌を這わせる。
「一番長い場所が陰茎だの竿だのペニスだの肉棒だの色々名前があるヤツな。そこは………ぁあっ………って亜梨子お前ってヤツは……!」
話の途中で身体を揺らして小さな口を精一杯開くと、身体を移動して大助の横からぱくんと肉棒を咥えて唇をなめらかに動かし、ゆるゆると付け根から亀頭まで扱いた。
しゅこしゅこしゅこしゅこしゅこしゅっシュシュシュッぬぷぬぷぬぶぬぶぶっ。
大助の言葉に徐々に冷静さが失われていく。
「くぅっ、ん、ん、ぁ……筋を……裏筋を舐め……んんっ、ちょっ、お前、ホントに知らなかったのか?………とてもじゃねーが初めてとは思えねぇほど上手いんだけど……くぁあっ」
大助の声が高くなった。
エロが足りないというか、亜梨子視点で書こうとしたのが間違いだったかも知れません
女の人の描写はよく判らないので思いっきり失敗した
何書いてるんだよ自分orz
それでもGJだ!
次を楽しみに待ってます。
乙
利菜小説書いてる時から文章に惚れてるから、書いてくれるだけでありがたいw
「やあ"かっこう"」
「げ……!なんだよわんこ。俺はジャーキーなんか持ってないぜ。」
「わんこって呼ぶな!………まったく、せっかく可愛い女の子が話しかけてきたのだから、もっと喜ぶべきだよー。」
「自分で言うか?」
「そんなことよりも"かっこう"。最近、ボクは任務がなくてだね、身体を持て余してるのだよー」
「あ?だからなんなんだ?そんなことは本部長に言えばいいだろーが」
「それは違うのだよ。弱い虫憑きなんか相手にしても満たせないのだー。そこでだ"かっこう"。」
「いっとくが、俺は相手しねーぞ。」
「…………カチン」
「カチンってお前………この前俺の肋骨折ったの覚えてんのか?まだ治りきってないんだぞ!?」
「………わかった。戦闘はあきらめよー。」
「わかったんならもういいか?俺は今から」
「では競技を変えよう。」
「ってシカトかよ。違う競技?ジャンケンとかか?」
「君は本当にどーしようもないな。年頃の男と女の勝負は、何も殴りあいだけではないのだよ。」
「年頃って………まだ小○生………」
「ふふふ………そう堅いことを言うな。とりあえず、君の部屋へ行こうではないかー。そこで勝負なのだー。」
「はあ?部屋でできんのか?まあ別にいいけど………絶対に暴れんなよ」
(作戦どおりなのだー。ニヤリ)
「では、まいろうか。」
「お、おい!手を離せよ!」
「ふふふ………何を照れているのだ君はー?」
「こんなとこ他の局員に見られたら………」
「いいではないかー。それにこんな時間に、訓練室にいるのはボク達ぐらいだよー。」
「……………ハン。確かに、わんこと手繋いでも散歩ぐらいにしか思われねーだろうな」
「素直でないやつだね、君は。素直に嬉しいと言いたまえー。でないと………うりゃー。」
「ちょ、やめろよ!指を絡めるな!」
「おやおや?顔が赤いぞ"かっこう"?」
「ぐぅ………………こ、これは保守だ!保守!」
(逃げたなー)
ほ
しゅ
保守がてら好き勝手考えたキャッチフレーズを置いていきますね
夜明けに至る黒
世界を変える白
輝き残し沈む橙
業火燃え盛る紅
目覚めを待つ銀
それぞれ一号連中のイメージね
大助は夜の闇の中たたかって、夜明けと共に消えていく黒
詩歌は目覚めて外を見渡したとき、一面白く覆われている雪の朝
利菜は陽が沈んだ後も空を染めている、物悲しくも荘厳な夕焼け
ハルキヨは生命の奔流、焼き尽くさんばかりに盛る太陽の炎
亜梨子と摩理は目覚めと眠りの境界、夜明けに差し込む銀の日差し
それぞれ色と太陽に拘って割りふってみた、一号指定は太陽のイメージなのよね
過疎
bugも終わっちゃったし、あんまりネタが無いんだろうなぁ
まだだ、まだ終わらんよ
かっこうアリコの職人がまだ…いるよな…!?
>>503 厨二乙wwwww
って言おうと思ったけどキャラを捕らえてて感心した。
どこぞの厨ニ作者よりよっぽど的を得ているな
的を得る、だと……!?
ふたる様の黒は?
ふたる様は一号指定を遥かに超越された方だから書いて無いんだよ
ラウンドオブゼロみたいに零号指定ってのはどうだ。
昨日ハロウィンだったし
「お菓子(かっくん)をくれなきゃ悪戯(性的な意味で)します」
「どっちも同じじゃねーか!」
なあゆゆー×かっこうはどうだ
恵那でもいい
514 :
465:2008/11/01(土) 23:50:37 ID:wFDBZJJd
「『ふぇら』って何?」
とても、不思議な単語だ、とでもいうかのような亜梨子の態度に、たらたらたらと大助の身体に冷や汗が流れる。
その発言が冗談ではなかった事を確認すると、大助は眉間を軽く揉んで、頭を掻いた。
「そこから教えんのかよ……………………」
日常生活では普通使わないし、恋人同士でも積極的にはしない特殊な行為なのだろうが。
きょとんと純粋無垢な眼で何なのと訊ねられると、大助は今更ながら、亜梨子は本当にお嬢様だったんだなと思い、少し後ろめたい気分になった。
とても綺麗なモノを汚しているような、得難いものを壊してしまう、そんな気がする。
だが。
亜梨子の小さく整った咥内に自分の昂りがしゃぶられてしまう姿を思い浮かべただけで、そんな躊躇いは消え失せてしまった。
止める気は全くない、これっぽっちも、だ。
「…………………………いや、一から教えんのもそれはそれで………………………イイかもしれねぇなぁ」
初めてで戸惑うであろう亜梨子を想像すると何だか萌えてしまう。
結構それだけで、美味しく抜けるのではなかろうか。
「コイツをぺろぺろしろよ。ぺろぺろするのに慣れてきたら、咥えて喉の奥まで入れてしゃぶるんだ」
「………ペロペロ?」
亜梨子は何言われたのかしらと首を傾げ、数瞬の間を置いて理解したようでポカンと口を開けて大助を見詰めてきた。
「えあっ?ペ、ペロペロしちゃうの?私が大助の……コレに?」
困惑しきった亜梨子は所在なさげで、呆然としている。
大助はそんな少女を見かねて、柔らかい口調で子供に説明するように言い聞かせた。
「初めはさっきみたいに扱きながらペロペロするんだよ。やりながら説明してやるからな?俺の言う通りにすればいいからさ、出来るな亜梨子?」
何かを答えようと口を開いた亜梨子は、はっと何かに気付いて自身を見下ろし、可愛らしい声を上げる。
「やぁぁああぁ………っ!」
意識して口にした訳ではないのだろうが、小さくもにょもにょと、私の身体ってどうなっちゃってるよもうっ!…変態?……だけで十分よ、と亜梨子は呟いていた。
ぼちゃ………ぼたり、ぼたり、ぼたっ……ぼたりと顔を朱に染めた亜梨子から零れ滴った蜜が、少女の脚の真下だけずぶ濡れにしていく。
床も、亜梨子も、びしょびしょだった。
少女の秘所は大助が手を宛がって確認すると、欲しい欲しいと彼におねだりするように―――痙攣している。
びくびくびくびく………………びくっびくんびくびくびくびく……………びくんびくびくびくっびくびくびくんびくっっ……………。
……入れなさいよ、挿して頂戴ぃぃっ……奥にぃ這入って刺して。
それは、そんなふうに言いたげで。
大助の指に伝わってくる熱と小刻みに嘶きが、彼を誘いかける亜梨子を惨めなものにする。
何故って、彼はそうなっている亜梨子を慰めようとはしなかったのだから。
ぐじゅぐじゅになった股間を亜梨子はもじもじさせて膝立ちのまま、はしたない身体をぐらぐら揺らしている。
適度にしなやかさとふわりとした柔らかさを保ったふくらはぎと、小ぢんまりとした膝小僧が亜梨子の揺れに合わせて床に擦れ、卑しい蜜のペイント面積を広げていった。
恥ずかしくて堪らなそうな、熱に浮かされたような、いやらしい顔をした少女が大助に近づいてくる。
何度でも舌を絡めるキスをして、何時までも貪って味わいたくなる魅惑的な唇、それが。
ふにゅぅっ。
「んむぅ……ぁ」
柔らかく柔らかく押し潰れて、唾液で潤んで艶めいく形の整った小さく可憐な口が、大助の粘膜に密着した。
「はぁう」とか「ぁうぅ」とか、妙に愛らしい亜梨子の声が恥ずかしげに、大助に押し付けられた唇からくぐもって聞こえる。
ちぅ…ちうちぅ…ちぅぅ…ちゅちゅっ…ちゅちゅちゅちぃうぅぅぅ。ちゅっちゅっ。
亜梨子が最初に柔らかな唇で触れてきたのが、昂ったモノの先端の一番敏感な粘膜だったので、ぴくんっと大助は反応してしまった。
ちゅちゅちゅちゅちゅちゅ……ちゅちゅちゅちゅちゅっちゅちゅちゅっちゅちゅちゅっちゅっ。
啄ばむような、少女の軽いキスの音。
ちゅうぅちゅぅうと、生まれたての仔犬が本能で母親のミルクを必死で探って吸い付くような、妙に健気なしぐさで亜梨子は彼に擦り付いてくる。
このやり方で合っているのか、そう戸惑いうように不安げに眉を顰めながら、亜梨子は大助の先端をちゅっちゅっちゅして、これでいいのかしらと言いたげに上目でちらりと窺がいながら訊ねた。
その合間に、亜梨子は彼の先走りで汚れた唇を舐めて味わっている。
ゆったりと緩慢にまるく亜梨子の舌が上唇からのろり、下唇までねっとりと一周していく動作は同年代の少女とは思えないほど官能的で、目で追って大助の陰茎が疼いてしまう。
515 :
465:2008/11/02(日) 00:18:44 ID:pzo4ptQS
亜梨子は口の中で…変な味だけど…と呟いた後、顔を上げた少女は大助の顔をぼうっと熱のこもった眼で暫し仰ぎ、口の端に大助の滓をつけ、うっとりとした笑みを浮かべた。
怖いくらいぐんと性的な意味で大人びたような、大助の情欲を煽ってそそらせるような。
それは、あまりにも卑猥で。
大助のナニを無邪気にちゅちゅっしている亜梨子の喉の奥まで、いや、前も後ろもゴリゴリ突いて啼かせてやりたくなるような―――大助の身体で彼女を何処までも汚し、貶めてやりたくなるほど魅力的で。
まだ処女であろう身体のことなんて顧みずにボロボロになるまで陵辱したくて堪らず、亜梨子のすべてを余さず知り尽くしたくなるような、少年の性欲が暴走しかねないような期待を、持たせてしまう。
思春期真っ只中の少年には刺激の強すぎる、危険な笑顔だった。
そんな彼女をまじまじと見詰めて無防備になった大助の目が、彼にちゅちゅしている亜梨子と合った。
「んぅ……んっ……んむぅぁ………むぁぅぅ」
二人の視線が絡まり、どろどろと粘つき乱れた感情が刺激されつつ、恍惚とした表情で亜梨子は大助に口付け続ける。
「んっ、ん、んん、んっん、んぅんぁんっ……」
(うわぁ……亜梨子っ、お前…………なんて顔してんだよ………)
どきりと、どきどきと、大助の胸が喧しく高鳴って、落ち着けない。
魅惑的な処女に耐え切れなくて、つつつっと大助は視線を泳がせてしまった。
このままだとフェラなどどうでも好くなって、彼を彼女にしゃぶらせて食われる前に、前菜をほっぽり出してメインを丸ごと食ってしまいそうだった。
こんな普段とは全く違う、大助の昂りに奉仕する女になった顔を見て、動揺せずにいられるかってんだ。
そんなヤツが居たら、まず男じゃねぇよとそう大助は言いたくなる。
本当に、この少女は大助の知っている………一之黒亜梨子なんだろうか?
大助のナニを、つたないながらも懸命に舌を這わせて舐めてくる彼女は、誰なんだろう?
はぁあぁと艶めいた吐息と共に亜梨子からこぼれた紅い、色。
美味しそうなみずみずしい亜梨子の果肉が、ちろちろと舌が、卑猥な目つきの亜梨子の顔に覗き始める。
期待感で更に怒張していく大助を仰ぎ見て、その表情を濃くした亜梨子は嬉しそうに僅かに舌を出して、彼にくっつけて軽くちろちろとを舐めてきた。
「んっむぅ…………ぁ……んん……むぅぅう………………はぁ……ふぁあっ……ちゅぅぅうぅっ…」
……むちゅ……ちゅっちゅちゅちゅちゅっちゅちゅちゅちゅっちゅちゅちゅっっ。
少し出しては引っ込め、出しては引っ込めと、控えめに控えめに亜梨子の舌を伸ばされて、くすぐったさと心地よさの中間地点で大助はイクにイけず、寸止めされてしまう。
ぺろぺろ…ぺろぺろぺろ……ぺろぺろぺろぺろ……ぺろっぺろぺろっぺろぺろ…ぺろぺろぺろ……ぺろぺろぺろぺろ……。
これはこれで気持ちイイのだが。
あの亜梨子にフェラをやらせる折角の機会だというのに、これでは酷く物足りなかった。
「んんっ……亜梨子、お前が今舐めてる場所は亀頭っていうんだ。………もっと舌全体を使えよ」
ぐぃと、亜梨子は顎に付きそうなくらい舌を伸ばして、外気に晒した舌の表部分をぴったりと大助にくっつけた。
ぺろぺろぺろぺろっ………ぺろろぺろっ……ぺろぺろぺろぉっ……ぺろぺろぺろりぃ…………ぺろぺろぺろっ。れろりぃ………れろれろ、れろりぃ……れろるぃ……べろべろっべろんっっ。
亜梨子は舌先から付け根までべろんと口から出して、敏感な粘膜を擦り、ねちょねちょした涎を塗りたくる。
「んぅあぁ……大助の、べとべとにしちゃ…ぁむぅ…ったわよ……ン…んんっ…むぅぁ、れろれろっ…・……ん、ん、んん、んぅ、ほへへひひのぉ……ばひふへぇ?」
言葉になってねぇぞ、亜梨子。
「舌のざらざらした部分で唾液をたっぷり塗りつけて啜るんだ」
れろ…っ……れろれろれろれろれろれろっ…れろる……ぅ、れぇろ…………れぇろっろろろぅっ。じゅりっ、じゅるりぃ………れろれろじゅるるぅぅぅ………ちゅちゅうぅぅぅうううぅうぅう。
ざらめで扱かれ、単調にならないように気をつけているのだろうか、舐るリズムを変えて大助を愉しませてくれた。
先走りを亜梨子に舌で拭うか吸い取られたりしつつ、少女の唾液で潤った亀頭がつやつやに湿らされた。
(……ああぁ…)
亜梨子の舌遣いが。
ねっとりと生温かく蕩けるように柔らかな、のぼせそうなほど淫らな至福の感触が大助に這い回る。
上手い。
(やべぇ……マジで半端なく気持ちよくなってきやがった…………亜梨子が上達すんの、早すぎねぇか?……んんっ……)
「……そう、そんな感じにな」
大助は亜梨子に指示を与える声が上擦らないよう注意し、努めて冷静な態度を取り続けた。
516 :
465:2008/11/02(日) 01:11:43 ID:pzo4ptQS
先週は話を考える時間が取れず書き込めませんでしたので、この休み中に続きを上げられるようにしたいと思います。
土日も忙しくなってきたので、絶対上げられると断言は出来ませんし、話も視点変えただけで、進行していないです。
フェラは描写の書き分けが下手でエロくならない上に、上げるのが遅くてすいません。
>>513 読ませて頂きたいのでなんていうかもう、そのネタは513さん自身に書いて欲しい。読みたい。
けしからんにも程がある。
もっと
518 :
465:2008/11/03(月) 00:27:07 ID:wJmZ8Mog
「我慢汁は残らず掃除しろよ、亜梨子」
ぐりぐりと押し付ける舌で亀頭を弄られ、きゅっと尖らせたそれに大助は突かれながら先走りを舐め取られ、唇をすぼめて少女に吸い付かれる。
とても親しげに、亜梨子の舌と唇は大助のナニに酔って懐いてくる。
柔らかく温かくて気持ちのイイ少女は、呼吸する間も大助にくっついたまま、離れなかった。
「はふぅぅ…んっ、んん、んっ、ぁ大助ぇ、動かないでっ……。滑って舐めたい所っ舐めらんないわよっ……ひぃふぅぅ…むっ、んん、んっ、だからぁあっ、動いちゃ……ダメよ大助っ……」
気持ち好過ぎて、ついつい身動ぎしてしまう大助の昂りは亜梨子の唇から滑って、ふっくらと膨らんだ頬をぼすぼすと突いてしまう。
丸いラインを描いた顎を、軽く突き上げるように当ててしまい、亜梨子の顔がのぞけった。
「やだぁっ……暴れちゃっだめ、ぇもう、ほっぺた……突かないで……大助に………して、あげられなく…なっちゃぅ…………んふぅぅ、ぁぐっっ……」
顎から喉を下って胸元まで、先走りと亜梨子に塗りつけられた唾液を擦り付け、汚してしまった。
そんなことをされても少女は大助を叱らず、必死になって絡めた指で彼を捕まえ、べろべろ…れろっ……ちゅっちゅを繰り返してきた。
「んんむぅ……はぁあっ……つ、捕まえた………………私から、逃げちゃらめなんだから………………………びゃひひゅへぇ、ほふへひょほ?」
ちゅぅぅううと大助に吸い付き、綺麗な顔をはしたなく歪めて亜梨子は彼を見上げる。
ときめきそうなくらい、エロくて可愛かった。
だから大助は半分以上ふざけて、残りはちょっとした御褒美のつもりで、よしよしと亜梨子をあやす事にした。
とろんとした亜梨子の柔らかな体温を感じながら大助は満足気に息を吐き、まっ平らな胸をなでなでして捏ねつつ亜梨子を褒める。
「あっ……あっ………ぁんん…………ゃあぁぁっ!……ふぁうぅ」
ビクン……!
「亜梨子、………お前、可愛いよ。」
びく………びくびくっ…ひくっ。
敏感な胸を軽く撫でただけで、亜梨子は身体の奥から何かが込み上げて来たかのように、ぶるりと震えた。
大助を舐める余裕が無くなってきた亜梨子は、しこしこと代わりに手で彼を扱きながら、ぺたんとお尻を床に落とす。
それはいきなりだったので、亜梨子の胸を撫でていた大助の手がずれて、ちっともない胸を無理矢理持ち上げるように上向きに擦り上げてしまった。
「ひ、ひゃああぁぁぁ…………?!」
大助は、舌打ちしそうになる。
まだ焦らすつもりなのに、イカせてしまいそうになったのは本意ではない。
簡単にしてやっては台無しになってしまうように思えるから、泣いてよがられても、ダメなものはダメである。
そうだろ、亜梨子?
ぞくぞくするような目で、イキそうな顔で、少女は大助にされるがままに撫で回されて感じ入っていた。
「はぅ…あぅぁぁ……ひゃぅぅ…………あんっ………やあぅぁぁ……ひぅうぅっ…………んぅぁぁ……」
本当に胸の肉が薄いので、愛撫を悦んでいる亜梨子の鼓動が指先へ直に伝わってくる。
「んぁああっ……大助………、んで……揉……んっ……はあぁぁぁ」
亜梨子が大助の手を取り自分自身に強く押し付け、揉んでと、凄く小さな声で彼に懇願した。
やらしい女だ。
「すげぇ可愛いよ、素直なのってイイ事だよなぁ?」
少女はムっとしていたが、でも大助に怒りもせず逆らわなかった。
だが、亜梨子を揉んでやらない。
泣きそうな顔でねだられたが、大助はしなかった。
「言ったろ?フェラしてちゃんと俺のを飲めねぇと、お前を逝かせてやんねぇえってさ。亜梨子は胸が無いクセに敏感だから、ぜってーダメだ」
もみもみしてと、駄々っ子になった亜梨子は面白かったので、さわさわと胸を撫で続けていると、誤魔化されないわよと言いたげに顔を顰める。
拗ねた亜梨子に、睨まれはしたのだが。
すぐ我慢出来ずに亜梨子の顔は卑しくにやけて、大助をちゅぅちゅう吸って舐め出した。
(あぁ、コイツ………デレデレに堕ちてるな………可愛い、けどちょい気持ち好くなり過ぎて俺の感覚がおかしくなっちまいそうだ………)
機嫌がそこそこ良くなるまで撫でてやる。
大助はイイ子イイ子とふざけて褒めると、ふわふわに頭の中が浮つき始めた亜梨子が、すりすりと身を寄せて甘えてくるくらい撫で回した。
「括れてる所があんだろ?」
亜梨子の唇がゆっくりと、大助の括れた段差まで下っていく。
「んぅ、ここかしら………大助、ぺろれろっれろっ…………合ってる……?」
舐めながら言うな、気持ちイイから俺が喋りにくいだろ。
「雁首とかカリっていうんだ。」
「ちゅぅぅぅ……んうひゃほ?………ちゅっちゅっ………ほひょほぅ、はへへばひひほぉ?」
519 :
465:2008/11/04(火) 03:41:40 ID:1pYJc1ML
たぶんだが、『そうなの?ここを舐めれば好いの?』、そう亜梨子は云ったのだと彼は判断して、鷹揚に頷いた。
「そのカリを裏から表まで舌を這わせて何度も往復するんだ」
れろれろべろり……れろっ……れろるぃ……べろべろっ………ぺろぺろ、ぺろぺろぺろり……ぺろっ…………ぴちゅうぅぅ……っ。
「んうぅ………んっ、ん……んちゅぅ………ひゃうぅっ、あ……大助……びくびく……びくびくしてるぅそんなに……気持ちイイの………?」
にちゅっ………ぴちゃっ……ぴちゃぴちゃっ………ちゅっっ……ぴちゃっ………にちゅぅぅうううっ………ちゅぴちゃっ………くちゅんっ。
亜梨子はぬるぬると舌先をカリの裏側に沿って這わせ、なぞってなぞって、なぞり続ける。
くっと舌先を上を向いて反り返してから、舌の付け根の筋を大助に密着させて、スリスリと絡んでくる。
表側も亜梨子は同じように、ちゅぱ…ちゅぱ…といやらしく彼を弄ってきた。
ぷりぷりの可愛らしいお尻を少女は浮かしたり落としたりしながら首を捻ったり、ぐらぐらと頭を振って、亜梨子の舌と唇が大助に纏わり付いてきた。
それは。
いじらしくも、飼い主に懸命に尽す躾の施された犬のようで愛おしく、優しく健気であるように、大助の目に映る。
はぁはぁと荒い息遣いは獣のようで、亜梨子の声を聴いているだけで、大助の昂りが切羽詰ってきた。
柔らかく発情した少女の果肉がちろちろと伸びて、大助は食われてしまったような気分になる。
本能の赴くままの自由奔放に頭を揺らして、ぺろぺろ…ちゅっ…ちゅぱちゅぱ…と亜梨子に嬲るようにカリを舐め続けられる。
何度も往復しろと、確かに彼は亜梨子に云ったが、ここまでしつこくさせるつもりではなかった。
(ぁぁ……バカ亜梨子……………ぃ……ひゃぃぁ……やりすぎだ、っつーの……ぁぁ)
大助の息が荒くなり舐められてるだけで咥えられてもいないのに、射精したくなった。
ドクドクと彼のナニが疼き、射精感が増してくる。
亜梨子の顔面にぶちまけてしまいそうになって、眼に入ったら病気にさせちまうかもしれないし色々危険だ。
ぐぐっと彼は堪える。
恐らく、亜梨子にとっては性行為が初体験だろうというのは見ていれば判る、だから失敗して彼女を引かせるような真似だけはしたくなかった。
ここまで順調だったのに、亜梨子を白けさせたくはない。
風呂上りでいつもはポニィテールに縛った髪はしっとりと肩に垂れ、バラバラに乱れている。
眼に入って邪魔になったのか、つぅぅと髪を耳にかけるしぐさが艶めかしく、勇ましいというかアレな性格の亜梨子も女の子っぽい所があるんだなと、ふと思った。
ぱらぱらと背に垂れた後ろ毛が乱雑に散って、大助の目を引いた亜梨子に手を差し出す。
フェラはと大助に訊ねるように、亜梨子はきょとんとした目で首を傾げた。
だから、思わず大助は苦笑した。
「……お前さ、頭振り過ぎて髪の毛ぐしゃぐしゃに乱れてるぞ。」
純粋に梳いてやろうかと、そう思ったのだが。
「ふぇ………あれ?……私、そんなに大助に…………してたかしら……?」
こっそりと亜梨子はごく小さな小声で、「……私っ無我夢中に……大助の、ちゅぱちゅぱしちゃってたの?」と、そう呟くのが聞こえてしまった。
バカみたいに、弱々しくなった少女は、やたらと可愛い。
ニヤニヤと、にやけてしまったから。
戸惑った亜梨子は可笑しくて、可愛くて―――――無性に、大助は泣かせたくなった。
「亜梨子な、頑張ってるけどよ………俺がイっちまうくらいのテクがあるわけじゃねーからさぁお前気持ち好くさせんのは――お預けな?」
嘘だけど。
「ぇ……だ、だ、大助に言われた通りにしたわよ?……な、んで……気持ち良さそうに見えたのに……」
「ん?言われたこともちゃんと出来ないだけだろ。あん?俺が気もち良さそうだった?……気のせい気のせい。お前の勘違いだ」
そんなことは全く無かったが、しゅんと落ち込んでいる亜梨子を眺めると嗜虐心がざわめいた。
「いやな、フェラは今のままだと中途半端で全然終わってねぇから、おねだりするチャンスはあるぞ?上手くなったら……だけどよ。」
フェラが初めてだというワリに亜梨子はかなり上手かったが、大助はそれを口に出して伝えてしまうなら誤魔化して苛めてしまった方が気が楽だった。
「下手、下手過ぎるぞ。お前がしてることなんて、フェラでも何でもねぇしさ」
無茶苦茶気持ち好くて堪らず、イクのを我慢していたくらいだが。
「どうして言われた通りにできねぇかな?」
もう少しだけ、亜梨子を。
「わざとか?………なぁ亜梨子、お前が下手糞なままだと俺は――――」
もう少しだけ、亜梨子の人格を堕ちさせたい。
「お仕置きするぜ?」
ニヤリと不敵に笑った。
520 :
465:2008/11/04(火) 03:47:03 ID:1pYJc1ML
話の進行と書き込みペースが物凄く遅いです。
書き溜められる時間が作れればいいのにと思うのですが、次に何時上げられるかどうかもわかりません。
他の職人さん、いらしゃわれないかなぁ。自分のSS よりそちらを読みたいのだけれど。
神乙
大助ツンデレ過ぎるw
前々から大助&ハルキヨ×亜梨子&摩理を考えてるんだが、難しいな
どうやってエロに突入するのかと…
大助もハルキヨもツンデレだからなw
ここはアレですよ、ハルキヨを少女漫画ばりの強引なイケメンにしてしまうんですよ
「なんか今唐突にお前とセックスしたくなった。やらせろ」とか言って全力で迫っていくw
ハルキヨはツンデレで死にたがりだからな。
逆に亜梨子から迫れば糸口が見えそうだが・・・
亜梨子からか…
大助調教済みの淫乱亜梨子しか思いつかないな
ハルキヨ「君はものすごく僕の好みです。妊娠してください」
霞王の作品が見たいお〜〜〜
最近お姉ちゃんとねねさんにバニー服着てほしいなぁ、と思うんだ
最近戌子に犬耳つけて甘えさせてみたいなぁ、と思うんだ
戌子は元から犬耳だが?
保管庫って今どこまでまとめられてるんだっけ?
3スレの618氏……まで、だったはず
その次の妖氏の作品をどうするかで一瞬止まったきりだな
基本、全部保管でおkと思うんだが
533 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 17:35:55 ID:sQ2WqGyv
bugのハルキヨいいなぁ・・・
そういやOzのエロパロってどうすんの?
そもそも書く人がいるかもわかんないけど
まあまだ始まったばっかだし、しばらく様子見でいいんじゃない?
需要ありそうだったら次スレ立てる時に岩井恭平総合にするとか
あ、でもアライブ作品専用スレとかあるのかな
あるならそこ使ってもいいし
エロパロ03の過去ログ 持ってないから保管出来ないorz
ずいぶん前のこのスレで全選手入場ネタもできるかもとか言ってたが、まさか実現するとはな……
戌子と大助のどこぞの学園への潜入任務(?)を書こうかと思ったら
戌子が亜梨子のキャラになった
保管庫のカウンター 昨日と今日足したら100近く回ってるなw
今月バグが発売されるからな
皆ムシウタスキー度を高めているのだよ
そういう俺も昨日あゆゆ×アリスにお世話になったよ
保管庫の434氏大助×利菜と大助×亜梨子が一緒くたになってるな
利菜凌辱が見れないのだが……
>>536 ようやくアク禁解除されたんだが03うpする?
うpしてくれたらスゴク嬉しい
idxいれ忘れたからあげ直しした
>>543 ありがd
ミスばっかしたけど勝手に保管して来た。
保管庫の持ち主に断らずにして、もう遅いけどすまなかった。ゴメン。
>>547 ありがd
やっぱ自分の作品が保管されると嬉しいな
保管庫更新乙!
ホント助かる
550 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:58:50 ID:AWMjoIuZ
保管庫更新うれしいです。
早速楽しませて頂きました。
保管庫更新超乙!
GJだゼッ!
コスプレといえばきらりだけど、きらりから衣装を借りたと言えばどのキャラでもコスプレできることに気付いた
学園ネタとかに使えそうじゃね?
学園祭でコスプレ喫茶開店とか
なるほど
リナにメイド服を着させれるわけだな
おい!
誰かハルキヨ呼んでこい!
亜梨子にチアガールを着させられると
誰かハルキヨを呼んできてやってくれ!
利菜にはメイドもいいが、ナースもいいと思うんだ
コスプレか、ちょうどこの時期だしワンコにサンタの衣装を着せてみたい
もちろんミニスカで
>>557 それで大助がひくソリに乗って教え子にプレゼントを配る旅に出るとかなw
ホッケーで後ろから尻ぶっ叩かれるのは勘弁してほしいッス
可愛いではないかーと言いながら教え子達にもサンタ服を着せそうだ
任務なら着せても問題ないと思うわけだ
「うぅ、なんでボクがこんな格好しなくてはいけないのだ」
大助の隣にはぶつぶつと文句を言っているサンタクロースの姿があった。ミニスカサンタの格好が恥ずかしいらしく、頬は若干赤みをおびている。
その手にはケーキが持たされており、なにやら売り子のようなことをしていた。
「任務だ。仕方ないだろ!俺だってこんな格好……」
大助は大助でトナカイの格好をしていた。角付きの帽子をかぶり、人当たりの良さそうな笑顔を浮かべてときおり訪れるお客にケーキを渡している。
「良いじゃないかお似合いで。それに比べてボクのはミニスカートなんだぞ。なんでこんなに恥ずかしい格好を……カッパも取り上げられたし」
「どこの世界にカッパかぶったサンタがいるっていうんだ。バカかお前」
「サンタの仕事は雪でも嵐でもやるのだ。カッパくらい来てるさ。キミこそもっとトナカイらしく地面にはいつくばりたまえー」
「うるせぇ。このバカワンコ」
「またその言い方をしたな!キミのせいでボクがどれだけ――」
「はい、そこまで!」
言い合ってる二人の間に入ったのは客として現れた若い男だった。
「土師か……」
「君たち、任務なんだからもっとちゃんと仕事をしなよ」
「すみません……」
「ふん……やってるさ」
土師という男の介入によって二人の言い合いは終わり、二人ともどこかバツの悪そうな顔をしている。
「喧嘩するのが仕事かい?まぁちゃんと警戒してくれれば僕はかまわないけどね」
「うるさい。で、なにかようか?意味もなくこんなところに来たわけじゃないだろ」
大助が尋ねると土師は、大助の格好を見たあと笑いを堪えるように答えた
「いや、君たちの様子を見に……ね。一応上司だし。それと親愛なる妹にケーキでも買ってってやろうかと思って」
「笑いに来たのか……」
「いやいや良く似合ってるよ、あさぎもね」
「え、あ、と、ありがとうございます。あんまり、嬉しくはありませんが……」
戌子は、それきり恥ずかしそうにうつむいてしまった。
「ほら、これをやるからさっさと帰れ。邪魔だ」
「分かった、邪魔者は退散するよ」
大助からケーキを受け取ると土師は店から出て行こうとした。
「あぁそれと今回僕は指揮を取ってないけど、被害を考えてほかの局員数人は交替で、君達から離れた位置で待機してるそうだ。
暴れたら駆けつけるといっていたからそれまでは二人でイチャイチャしててもバレないよ?」
「黙れ!」
怒鳴る大助から逃げるように土師は帰っていった。
「まったくあいつは何を考えてるんだ」
「ホントだよ。なんでボクがキミなんかと……」
「お前みたいなカッパ女なんてこっちから願い下げ――」
シュッ、と風を切るような音がすると戌子の足が大助の腕によって頭の横あたりで止められていた。
「カッパをバカにするなーっ!」
「そっちかよ!ていうか蹴りを入れようとするな!この猛犬!」
「ボクみたいにかよわい女戦士に大して、なんてことをっ!」
次の手を入れるために退けようとした戌子の足を大助がとっさに捕まえる。
「人の肋骨折るようなやつをかよわいとは言わねえよ!ていうか暴れるな」
戌子は大助にがっちり捕まれ、足が動かない。
「くっ、訓練じゃボクに敗けてばかりのくせに力ばかりつけて……あっ」
戌子はそこまで言いかけて気づいた。自分は今、ミニスカートをはいているということに。
「いつまでもお前にばかりいい思い――」
「離せ!離してっ!」
戌子は顔を真っ赤ににして大助の手から逃れようと暴れるがなかなか上手く離れられない。
「お、おい、いきなり暴れるな!なんだよ突然……」
そこまでで大助もやっと気づいた。自分が掴んでいる足首の先になにがあるのか。
結論はすぐに出た。ついその先に目をやってしまう。
「見るなーっ!いいからはやく離したまえ!このバカー!」
大助がとっさに離そうとしたその瞬間に戌子のもう片方の足が大助の腹に直撃した。
「ぐっ」
大助の体は後方へと吹き飛ばされ、壁にぶつかった。
「ハァ、ハァ……この、バカ、者め」
やっとの思いで大助から逃れた戌子は肩で息をしながら大助を睨みつけている。
「いっつぅ。暴れやがって……」
「人の下着を見たキミが悪い。まったく乙女をなんだと思っているのだ」
「蹴ってきたのはおまえだろーが!」
「……そうか、見たのは否定しないわけだね」
大助はハッとする。わざとではないが目の前の相手に言い訳が通じるとは思わない。それでも言うだけのことは言おうと口を開く。
「別に見たくて見たわけじゃ……」
「さて、ボクはキミをこの場で叩きのめせばいいのかな」
戌子は、不敵な笑みを浮かべながら、店の片隅に置いてあるホッケースティックへと手を伸ばそうとする。
「ま、待て、任務中だろ!落ち着け!」
「関係ないのだよ。ボクは……ボクの思うように戦う」
ホッケースティックを手に取り、大助に向って今にも飛びかかろうとしていた。
「また見えるぞ」
「……」
戌子には一瞬何のことを言ってるのか分からなかった。
だがすぐにそのことを理解して、ホッケースティックに込めていた力を緩めてしまう。
大助がとっさには放った一言が思いのほか効いているようで大助もなんとか一息をつく。
「さっきと同じように吹っ飛ばされるのはごめんだ。訓練場でならいくらでも相手してやる。だから今はやめろ」
「うぅ〜」
戌子には大助の言葉も聞こえず、頭の中は大助に見られたという事実で埋め尽くされていた。
先ほどまでは誤魔化すように怒っていたがあらためて意識してしまい、なにも言えなくなってしまう。顔がやけに紅潮してるのが自分でもわかる。
「まったく、そんな服着てるときぐらいおとなしくしてろ」
「……うん」
投げやりのように言われたその言葉に、静かにうなずくのが精一杯だった。
ここまで妄想してみた。
虫憑きの出現情報を得て、あらわれるという場所の近くに潜入みたいなイメージだった
多少口調違うかもしれないがそこはご勘弁を
何て言うかめちゃくちゃGJ
GJ!!
GJっ!
愛恋のSSが読みたいぜ
ミニスカサンタと来たら
次は振袖か
利菜、亜梨子、千晴、千莉辺り似合いそうだな
初夢
とかいう設定にしてしまえばやりたい放題だな
573 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 08:38:27 ID:Qal38A9g
それでカルタ大会とかで大助をとりあうんですね
わかります
千晴「…茶深ちゃんとSEXしたいなあ」
茶深「!?」
千晴「大助、私の未来のお婿さんの茶深だよっ」
茶深・大助「!?」
大助「義姉?義兄?」
詩歌(大助くんのお姉さん…それってつまり…)
恵那(隣の子も、薬屋くんの彼女にとって義姉? になるわけで)
愛理衣(将を射るにはまず馬から…)
香遊魚(仲良くしておくのもアリです)
摩理(友達が増えて彼と話す機会も増えるなら…)
利菜(一石二鳥ね。や、あたしには関係ないけど!)
茶深&大助(寒気が……)
つまり茶深&大助総受け―――!
茶深が「こ、こんなはずじゃ――、ッ!」とか言いながら手下全員に舐められたり弄られたりしまくるという妄想が一瞬でできた
まさかのオゥル×おぅる……!
綾(茶深は 誰にも渡さない…)
茶深(こんなところで貞操失くすわけにはいかねーのよ!)
茶深「千晴! 弟がヒロインズに襲われてる!」
千晴「えっ?どこどこ!?」
あけましておめでとう
大助は初淫夢を見られるのか
あけましておめでとう
ここは一つ初夢みるふたるなんてのに期待
586 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 17:45:39 ID:2Ci3uLgR
保守
と言うか大助はそろそろ挿される覚悟をすべきだ
>>587 その変換だとなんだか嫌な予感しかしないのですが
大助「アッー!」
大助bugの最終巻である程度は亜梨子に好意寄せててたのかな?
けど亜梨子がみんな友達ゆうからエロ発展しねぇじゃねぇか!バカ野郎
エロパロなんて全てパラレルだ!
大助を調教しててもされてても、ハルキヨを追加してやり返されててもいいではないか!
あとほら、寝てる間に悪戯したりくらいならきっと…
大助が主人公の調教SLG
布団の中に入って抱きしめてってところまで妄想した
起きませんようにと思いながらキスするところまでは妄想した
アリスと一緒に繭の中に入って、眠っているアリスにひたすら中田氏しまくる
同人誌ってないですかね
一緒に繭に入ったらソイツも眠っちゃうだろw
「あなたはダメ」
眠りにつこうとした亜理子に近づく大助はその一歩手前で歩みを止めた。
「バカ、お前一人で行かせるわけが――」
「いいの!来ないで!」
大助の声を遮って、亜梨子が声を上げる。どちらも泣きそうな子供のような顔をしていた。その顔を隠すように亜梨子は下をむく。
「いいの」
「亜梨子……」
「うん、これでいい」
心を決め、亜梨子は顔をあげた。目に涙を浮かべつつ、微笑みながら……。
「あなたはちゃんと戦って、辛くても生き抜いて……。夢を、叶えるんでしょう?」
亜梨子の言葉に大助は言い返せない。言葉が見つからなかった。なにも言えず、ただうつむいているしかなかった。
黙っている大助の様子を見て、亜梨子はいつものような明るい調子で声をかける。
「いつか、そうね、いつか本当に私が必要になったら起こしに来なさい。下僕として」
大助は一瞬驚きながらも、その言葉を理解し、いつものように返そうと口を開く。
「……ふん、下僕か。いいさ、いつか必ず起こしてやる。お前にいつもやられるてる分返してやるさ」
「それでも良いわ。ちゃんと起きて、お仕置きしてあげるから」
そうしてる間にも、だんだんと銀色の輝きが強さを増して行く。
「そろそろお別れ、かな」
「ただ、寝るだけだろ」
大助は、自分の拳を力一杯握りそれだけを言う
「そうね、ちょっと眠るだけよ」
亜梨子は、もう一度笑顔で答えた
「もし起きたら、相棒として一つだけ、あなたのいうこと聞いてあげるわ。きっと頑張っただろうし」
「考えとく……」
「じゃあね、バイ―」
「待て」
大助から距離を取り、力を強めようとした亜梨子の肩を強引に掴み、振り向いた亜梨子の顔にそっと顔を近づける。
互いの唇が触れ合った。
目を見開いて驚いていた亜梨子はそっと目を閉じ、その強引なキスを受け入れる。
大助は亜梨子を抱きしめた。やわらかなその感触を大切にするように……
しばらくして離れると亜梨子の頬には涙が伝っていた。
「必ず、起こしに行く」
大助は、もう一度力強く亜梨子を抱きしめた。
「うん、待ってる」
大助の腕に抱かれながら頷き、その腕からそっと離れた。
そのまま大助から距離をとり、モルフォチョウの力を増していく。
銀色の光に包まれる寸前、大助と目があった。
泣きたいだろう。
とめたいだろう。
だがそれも出来ずただじっと、亜梨子が光に包まれていくのを耐えていた。
(ごめんね……)
大助に聞こえないように心の中でそっと、呟く。
大助にそんな言葉はかけるわけには行かない。これからも戦い続ける少年にそんな言葉は要らない
だから亜梨子は違う言葉を声に出す。その言葉が大助に届くように、とびっきりの笑顔を浮かべて
「また、明日ね」
お前らが繭、繭言うから泣けてきて、妄想が赴くままやった
反省はしていない
エロを期待していた醜い俺をどうか罵ってくれ
泣いた
亜梨子ENDを期待し続けてた俺には救いの一手じゃ。ありがてえ
目覚めた中学生亜梨子と成長した大助のエロ妄想までしちまった
成長した大助にドキドキしつつ、大助も惚れた女との初体験に緊張してたり
亜梨子ルート美味しいな…
亜梨子ルートはいろんな妄想膨らむ
確かに亜梨子ルートはなぜかお腹が膨らんでんだよな
誰の子だ?
俺のです
亜梨子Endがあるなら、摩理ルートもあるのかなとか思ってしまった
亜梨子には消えて欲しくないから二重人格状態が良いけど
エッチの瞬間に意識とんで急にチェンジであたふたですよ
黙ってればバレないとか思いながらも、やっぱり大助はみきってる
大助「チェンジ!」
馬鹿言うな。亜梨子相手だと強引な責め方で、それで意識が飛んでチェンジ。
変わった摩里は自分もそんなハードなことされるかとびくびくあたふたしてるんだけど
何故か大助はやたらやさしい責めに切り替える。
何かあるんじゃないかと怪しみながらも摩里は流されていき、
優しい責めに安心する反面、亜梨子と同じように扱われていないことにほんのりとした寂しさを感じたりとか
ああもう! 大助×摩里読みたいなぁ!
>>611 さっさとその素敵な妄想をSSにする作業に戻るんだ
僕の夢は僕が書いたムシウタのエロパロが全員に評価される事です
とりあえず書いて投下するんだ
摩理いなくなったメンヘラ亜梨子のSSを書くには書いたんだが、文章なんて書くの初めてだし
途中からエロも何も放り投げてるし、今訳あって携帯からしか投下できないし…
どうするべきだ
>>614 メンヘラアリスが大好物なので投下しろ、いや投下してくださ(ry
『摩理とは出会った頃から、一度も別れたことなんてないもの……』
――ペルセウス座流星群の前夜、亜梨子と摩理の答え合わせは終了していた。
もし摩理が亜梨子の体を乗っ取るならば、明日の大喰い戦は行われない。摩理が潔く消えたのなら予定通りに虫憑き達を結集する。
ただそれだけのことだった筈なのに。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
「…摩理……嫌、嫌嫌イヤいやあっ! ねぇ、摩理…摩理ぃ……」
「落ち着け、亜梨子っ!」
結果だけ言えば、摩理は亜梨子の中から消えた。大助に、亜梨子をお願い、ありがとうと言って。
それからだ。
摩理が消え去った後意識を取り戻した亜梨子は、呆然と焦点の定まらない瞳で『摩理がいないの』と繰り返す。
モルフォ蝶に関する一連の事件の原因は全て花城摩理にあると思い込んでいた大助は、その取り乱しようを見てようやく事態を悟った。
――俺達はずっと勘違いをしていたのか、と。
亜梨子の取り乱しようはひどいもので、始めは声を出すのも精一杯というような状態だったというのに、今は癇癪を起こした子供のように手足をばたつかせている。
ポニーテールを振り乱し、いやいやと頭を降る。何も見たくない、何も聞きたくない、何も考えたくないとでも叫ぶみたいに腕で頭を抱えてうずくまっていた。
「また明日って、言ったわよね…? 摩理はいなくなってないわ……摩理は、だって、だって…」
何を言っても、亜梨子の口からは摩理の死を否定する言葉と喉の奥から漏れる嗚咽しか出てこない。頬を伝う涙が、スカートに落ちた。黒いスカートに点々と広がっていく染みは増え続けるだけだ。
「……摩理…」
ポツリと呟かれた言葉。
何度口にされたかわからないその名前に、先ほど大助に笑いかけながら消えていった少女の姿を思い出し、頭に血が上ったのがわかった。
ギリ、と奥歯を噛み締める。
「――お前、さっきから何言ってるかわかってんのか? 摩理は、自分で答えを見つけたんだ。それなのにお前は、摩理が時間を掛けてやっと出せた答えを否定するのか? 亜梨子」
「……………摩理」
「ッ! お前それでも、」
花城摩理の親友なのかよ!?
そう怒鳴りそうになり、唇を噛む。
今までの亜梨子を信用していただけに、こうなってしまった亜梨子が信じられなかった。泣きたいのはこっちだ、と前髪で顔を隠す。
「なんでだよ、亜梨子…」
617 :
614:2009/01/12(月) 05:30:12 ID:l/dvSkVu
「………聞きたいのは、こっちの方よ…」
本当は、わかっていた。ずっと思っていたんだ。何故、虫憑きでもない中学生の少女がこんなにも強くいられるのだろう、と。
「全部…花城摩理がいたからなんだな」
亜梨子の嗚咽だけが部屋に響く。
置き去りにしてしまえ、と大助の心で一つの感情が揺れ動く。
少女に対する失望、自分や周囲の虫憑き達の“光”となっていた少女が力を無くしてしまったことへの絶望。裏切られたとさえ感じる心が、もう花城摩理は消えた。任務は終わったのだからこんな女に構うなと囁きかけてくる。
「私は…摩理がいないと、もう何も……何もできない……! まっ、摩理ぃっ、いやあ……」
弱い女じゃないか。今までこんな人間は数えられない程見てきた、その度に大助は見捨ててきたんだ。これならまだレイディー・バードの方が強いだろう。
もう、関わることもない。
「私を、一人にしないで――」
なのに。
「一人になんか、しない」
力任せに、泣きじゃくる少女を抱き締めた。
「俺がいる」
考えるよりも体が先に動いた。胸に抱いた少女を抱き締める腕に力を込める。
痛いほどの抱擁。そのくらいが心地いいのだと言うように、亜梨子が大助の胸に顔を擦り合わせてきた。
「俺が、お前の側にいる」
何をしているんだと心の中で叫ぶ。
こんな女、この場に置き捨ててしまえと叫ぶ声がガンガンと頭の中で鳴り響いた。
乱暴で自分勝手で我儘で高飛車で、止めても大口を叩いて危険な場所に飛び込んで、なのに花城摩理がいなかったらこの様だ。弱い。
こんなにも弱い、この少女を。
「……大、助」
俺は、見捨てることが出来ない。
「亜梨子」
置き捨てるなんて、出来ない。
「好きだ」
ずっと、惹かれていたのだ。
始めは本気で苦手だった。嫌いだった筈なのに、大助を巻き込み、何人もの虫憑きを巻き込み、ただ虫憑きのことを知りたいのだと、理解したいのだと前に走っていく少女の姿に惹かれていた。
いつか亜梨子の隣が俺の居場所になったらいいと、本気で思い始めていた。
「俺がここにいる」
抱き寄せていた腕の力を緩めると、泣いて真っ赤に腫らした瞳で亜梨子が見上げてきた。未だ溢れだしたまま止まらない涙が、止めどなく頬を伝っていく。
ぐりぐりと袖口で瞼を擦り拭ってやるものの、やはり亜梨子の頬は濡れていった。
618 :
614:2009/01/12(月) 05:32:08 ID:l/dvSkVu
「だっ、大助、摩理が、摩理がいないの……どこにも…いないの」
「……亜梨子」
「大助……大助ぇ…」
亜梨子が、大助にすがり付く。
元から細かったが、最近更に肉が落ちた細い腕が大助の首に巻き付けられる。
――ああ、もう、逃げられないなと大助は確信した。
振り乱された頭のリボンが解け、ポニーテールが崩れ長い髪が肩に流れる。大助はそんな少女の頭を撫でながら髪を鋤いていく。
「……………摩理」
手をこぼれ落ちていく綺麗な髪に口付ける。体内の水分を全て出してしまうかと思う程に涙を流していく瞼に口付けると、長い睫毛が顎をくすぐった。
頬に何度も唇を落とし、最後に言葉を遮るようにして唇を重ね合わせる。角度を変えて、もう一度。
亜梨子がもう何も考えられなくなるくらいに、何度も何度も口付ける。亜梨子と唇を重ねる度、自分の頭も真っ白になっていくのがわかった。
処女の唇に酔わされる。
……亜梨子は、ただの人間なのだ。
虫憑きでも何でもない、本当なら普通に生活できていた筈の一般人。それをどれくらいの人間がわかっているだろう?
特環は虫憑きとして扱って、ハルキヨは自分の目的のために関わって、立花利菜だってそうだ。亜梨子に助けられたCやねねや、いつの間にか仲良くなっている霞王も、忘れているだろう。
人より特別強くもなんともない、どこにでもいる中学生の女の子だって事を。
「だい…すけ……。大助…大助、大助………」
亜梨子に溺れる。お互いに、完全に二人の世界に落ちた。
摩理、と呼び続けていた名前が、大助、に変わっていく。
こんな女放って置いて前に進め、と揺さぶっていた声が聞こえなくなる。
二人、ここで立ち止まってこうしていたいと、それだけが心を支配していく。それほどまでに大助を絡めとる何かが――この少女にはあった。
「んっ…ふぅ、あ、ふぇっ……んん、んっ…」
少女の唇を軽く舐め、微かに開かれた口の中へと舌を潜り込ませる。されるがままになっていた亜梨子の肩がぴくんと反応し、少年が着ているシャツの襟をぐしゃぐしゃと握り締めた。
反射的に逃げていく亜梨子の舌を無理矢理引き寄せ、それからはお互いを貪り合うように舌を這わせていく。亜梨子の口元からどちらのものかわからなくなった唾液が伝い、大助がそれを舐め取る。
そんなことを無我夢中に繰り返す。
619 :
614:2009/01/12(月) 05:33:20 ID:l/dvSkVu
大助が少女の首にキスを重ね赤い跡を付けていけば、亜梨子も少年の首に顔を埋めながら吸い付いてきた。
片手で亜梨子を抱き寄せながら、もう片方の手で服のボタンを外していく。ほとんど無い凹凸。微かにある膨らみの間に指を這わせ、その幼い胸を覆う下着に行き当たる。
「ブラ、外すぞ」
「……ええ、大丈夫」
服の中に腕を入れ、背中のホックを外す。高そうな、フリルやレースがふんだんに使われていた下着が上にずれて白い膨らみが露になった。
んっ、とくぐもった声が漏れた亜梨子の表情を伺うと、真っ赤に染まった顔でふらふらと視線をさ迷わせていた。
夏とは言え服の中よりかは涼しいであろう外気に触れたからか、この異常な状況に興奮しているのか、膨らみの中心では既に勃起し始めている乳首が主張している。
淡いピンク色をした乳輪が、大助の欲情を駆り立てた。
「ふあぁぁ…っ? ひゃ、ぁっ、大助…だいすけぇっ」
少年の手でもすっぽりと収まるサイズ。それでも、ぷにぷにとした特有の柔らかさが心地いい。
手の平に柔らかさ以外の突起物が当たる。それをぎゅうっと摘まみ、指で転がす。ぐにぐにと押し潰してみれば、少女の口から恥ずかしそうな、それでいて心地良さそうな声が漏れた。
「――亜梨子、気持ちいいか?」
「わ、わかりきったこと、聞かないでっ! あっああ、ん…ッく……ぁあア」
乳首を爪で引っ掻くと面白いように反応した。背中がびくんと跳ね、もっとしてと自分から大助の指に胸を押し当てねだってくる。
普段の亜梨子からは想像もつかない態度。摩理と口を動かさなくなった分、大助の名前と快楽に身を任せた喘ぎ声しか喋らない。
泣き声と死んだ人間の名前しか言葉にしないのと、その悲しみにつけ込んだ男の名前とよがり声しか出さない状態。どちらの方がまだマシなのだろうかと考えてみるも、結局はどっちもどっちだ。
何かに、誰かにすがらないと生きていけない少女に自分と快楽を教え込む。
我ながら最低だと思うが、今大助から離れようとしてももう遅いだろう。もう大助は捕らえられてしまった。
きっと少女は、大助がいなくなったら数分前の取り乱した姿に戻るだろう。それよりも先に、少年を簡単に手放す気も無い筈だ。
「蝶かと思って追ってみたら実は蛾だったって所か…」
口の回りにキスをする。唇に触れ、ちゅうっと音を立てながら口付けた。
「…大助……」
620 :
614:
物欲しそうな瞳。
黒い瞳が揺れ、大助を誘う。
誘われるままにもう数回口付け、さっきしたよりも強く胸を揉む。可愛らしい声を上げる亜梨子。じっと顔を見詰めていたら、恥ずかしそうに腕で顔を隠されてしまった。
仕方ないので次に進もうと今まで乳首を弄り続けていた手が太ももを撫で、スカートの中へと入り込んだ。黒いフレアスカートが、下着を見せないギリギリのラインでとどまっている。
スカートから伸びる足が、また扇情的だ。白い太ももが黒いスカートに映える。これからこのスカートの中身を見て触ってしまうのだと思うと、自然に喉が鳴った。
「…………ぁッ……」
下着に触れる。下着の上から手の平全体で撫でてみると、亜梨子の声が漏れた。
今度は、指先を使って筋をなぞる。じっとりと湿った箇所を二本の指で擦ってみたら、下着の中で蠢いたのがわかった。つうとなぞり、前の方にあるぷっくりとしたものを指先でつつく。
「きゃっあぁ! んやぁっ! だ、ダメぇ…そこダメ……えあぁっ」
爪でなぞって引っ掻いて、むにゅむにゅと揉んでみる。人差し指と中指で挟み込み、そのまま交互に指を動かし押し潰しながら刺激を与え続けた。
嫌、と呟く声。だが、もう一度そこを触るといやらしく顔が歪む。柔らかい女の部分に触れると、先ほど触った時よりも濡れている。
指くらいなら簡単に入りそうだ。
「なあ、亜梨子。気持ち良かったなら、ちゃんと気持ちいいって言えよ?」
「ぁ…あ。ひゃうっ…わ、わかったわ。ち、ちゃんと、ちゃんと言うものっ……だから…あっひゃんっ!」
指を擦り付ける。柔らかい入口がぴくぴくと蠢くのがわかった。
「だい…すけぇ、んんっ! いっぃいのぉ、きもち……んはぁああっ?」
そうしているうちに指先が入口に入り込む。どこいれてるのよぉっ! 入れちゃダメぇっっ! そんな風に言いながら、亜梨子の蜜壷からは新しくいやらしい液が垂れ始めていた。
「これで本当に初めてかよ、この変態」
「ぅう…っ。……ご、ごめんなさい……」
「ホラホラ、指がどんどん入っていくんだけど。なんだよこれ? なあ? 変態亜梨子は、初めてなのにおまんこに指入れられて感じちまうんだよな? ぎゅうぎゅう締め付けてくるんだけど」
「やっうやぁっ! ち、ちが……ちがう…もの」