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-''":::::::::::::`''> ゆっくりしね!!! <
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5 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:32:11 ID:1XjhX35H
6 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:52:07 ID:G3DK8po+
あ
前スレ、センスの欠片もない荒らしまがいのコピペで無理やり埋める意味あるのか?
1おつー
最近空気読めない変なの増えたよね
おかげで恒例のお別れコピペが途中までしか貼れなかったな・・・寂しいもんだ
>>10 恒例のお別れコピペは雰囲気があって好きなんだけどな。
なんか、キューンとくる(俺キモスorz)
恒例っても結構最近なんだけどな
それ以前はアニメ1期のAAを貼ってたんだっけ?
13 :
ボルボX:2008/05/29(木) 20:47:02 ID:M8gN2697
>>1乙
ラブエロ版の続き投下します。……途中までだけど。
その窓のすぐ外には薔薇のしげみがあって、ひらいた夏の花が人の目を楽しませている。
けれど西に面した書斎の窓辺にたたずむアンリエッタは、眼下の花壇を観賞しているわけではない。
開いた窓の横わくに肩をあずけるようにもたれて、横向きに外に視線を向けてはいたが、その双眸は何を見るでもなくぼうっとたゆたっていた。
女王の離宮滞在も半月を越している。
予定ではそろそろ王宮に帰る準備をはじめるころだが、どうにもアンリエッタは身が入っていないようだった。
書斎の机に置かれたティーカップでは、飲みかけた二杯目の茶が冷めてしまっている。
休暇とはいえ仕事をしないわけではないが、午前中にちょっと決済が必要な書類を片づけてしまえば、あとは特に予定はない日だった。
だからではあろうが、午後をつうじてアンリエッタがやったことといえば書斎でぼんやりしていただけである。
いちおう、机についているときは棚から持ちだした図鑑を開いてたりしていたが、それとてほとんど読んでいない。視線は文字の上をただすべるのみだった。
ときおり今のように、急に立ってしばらく窓辺で外をながめたりしている。
夕刻のはじめ、おちついた古色をかもし出す煉瓦の室内。
トパーズ色の淡い陽光を浴びて、いつもの白いドレスのたたずまいが窓辺でほんのり浮きあがって見えていた。
ぬるい風が一陣、髪を吹き散らして窓からふきこむ。
紫のラシャのカーテンが動き、机では広げられた図鑑がぱたぱたとページをめくられる。
クルミ材の机に置かれた、幾何学文様のある白磁のカップの中では、琥珀色の紅茶がちいさく波紋を起こす。
壁には黒の額縁にはまったトロンプ・ルイユ(だまし絵風)の小さな絵画がかかっている。
幻想的な空間となっている夕方の書斎のなかで、アンリエッタが何度目かのため息をついた。
その頬は、夕陽のためだけでなくうす赤く染まっている。
窓の下からたちのぼる薔薇の香に、つやめく息がふわりと混じる。
心ここにあらずの主君からやや離れた場所にひかえ、用を言いつかるのを待つ召使や侍女たちのささやきには「最近、なんだかますますお美しくなられて」と感嘆が混じっている。
それに気づくこともなく、アンリエッタはわずかにあえぎをもらし、左手で右のひじをきゅっとつかむ。
寄せられる形になった乳房が、ドレス胸部を張りつめさせて盛りあがりを強調し、うるみをたたえた瞳が物憂く揺らめいた。
切なさをこらえるように自分の体を片腕で抱きしめる少女は、たしかに離宮に来る前より色香が増しているようだった。
連日、徹底的に「女」であることを刺激されている体は、より扇情的に成長してさえいる。
元から柔らかな重みをたたえていた胸元は、最近ふっくらと量感を増してきたし、腰から形よい尻にかけての曲線も同様に張りだしている。
ほかの箇所はやつれたのか肉が落ち、細腰のくびれなどは深まった感さえあるのに、女らしい部分はむっちりと豊麗に育っているのである。
もともと華奢な少女の体ながら、それらの要所要所はじゅうぶんに出ていたが……この官能の日々のなかでさらに性的成熟が進み、女体のメリハリが以前より目立ちだしていた。
くわえて本人は無自覚ながら、最近はその立ち居ふるまいの一つ一つが、周囲の召使いたちをもじもじさせている。
新鮮な甘い香りで人を誘って、摘みとられるのを待つ若い花のような、白くも妖しい美しさ。それを周囲に感じさせているのだった。
無垢な淫魔のごとき、透きとおった淫靡さがしたたっていた。
彼女が着ているのはいつもと同じ白ドレスだが、いま歩けばいつもとは周囲の評価がちがうだろう。
張りつめた胸や尻が、一歩ごとに体をひねるたびドレスの下で悩ましくうねり、隣り合った肉の双球がプリプリこすれてむにゅんと柔らかくゆがむ。
その妖艶さに満ちた肉感的な情景を、すれちがった者に簡単に連想させて顔を赤らめさせてしまう少女が、今のアンリエッタなのである。
彼女は公務のときは凛と張っていた雰囲気を、しどけなく弛緩させてしまっていた。
桃色におぼろめく月、たとえるならそんなところだった。
そんな艶麗そのもののたたずまいで、ぼんやり花壇を見下ろしていたアンリエッタだが、ぴくりと顔をあげた。
視界のすみで、離宮の門が開いたのである。
前庭のかなたにある鍛鉄の格子門が開き、荷物をかかえた黒髪の少年がそこをくぐりぬけてきた。
彼は仲良くなった門の守衛となにか言葉を交わして笑いあい、手をふりながら後ろむきに石の敷きつめられた歩道を歩いてくる。
その姿を見るや窓辺から離れ、ふらふらとした足取りで書斎から出て行ったアンリエッタの後ろでは、侍女たちが顔を見あわせている。
…………………………
………………
……
その部屋の煉瓦の色は暗い赤。
窓からの光をある程度さえぎっているのは朽葉色のカーテン、床には古いが清潔な毛氈。
部屋の中央、やや窓寄りには革張りの肘かけ椅子がある。古風な様式の、茶色の年代ものだった。
夕方の薄暗い室内、ドアのかたわらの壁によりかかりながら、少年と少女は唇を重ねている。
「ぁむ、ぅ……ぷぁ、姫さま……ちょっと落ち着いて」
アンリエッタの頬を両手でつつんで離し、才人が苦笑いした。
離宮の外での用事をすませて戻ってくると、廊下をいくらも行かないうちに一人きりの女王に出迎えられた。
そのまま、すぐ近くにあったこの部屋に連れ込まれたのだった。
才人の首に腕をまわして抱きつき、背伸びして唇を奪っていた少女が、押し殺した熱っぽい声で間近からささやく。
「大丈夫です、ちゃんとドアには鍵をかけましたもの……」
「いや、だからって急にこんな……」
言いさしたところで、少女に下唇をちろりと舐められる。
才人は黙った。口づけを要求するこの合図は、彼自身が教えたものだった。
要求された側は、相手の唇と舌に奉仕しなければならない。
……一見してまどろっこしい手順だが、あいだに一幕おいて「相手からするよう要求する」形のキスは、有無をいわせず自分から奪うのとはまた別のおもむきがある。
渇望がアンリエッタのうるんだ瞳の奥に秘められ、妖しいかがやきとなっている。
魅入られたようについ目が離せず、才人はそろそろと顔を寄せていく。
先ほどのキスで湿っていた柔らかな唇がふっくらと開き、少年の舌を受け入れた。
少女は自分から要求した深いキスを与えられ、夢中になって応える。
「ちゅっ、んむぅ、ん、ん、サイト殿ぉ……はむ、はふ」
蜂蜜漬けの甘い声。
彼の胸板にたおやかな体をあずけ、唇を「奪って」もらう。
合間合間に甘えきった声で何度も彼の名を呼び、才人に抱きしめられると情感のうずきに耐えかねて、頬を上気させて腕の中で身を震わせる。
指一本分だけ唇がはなれる。
あえぐ桜桃の唇を、今度は少女が舐められた。
熱い息を唇と唇の間からときおりこぼしながら、アンリエッタは才人の首を抱く両の腕に力をこめ、背をそらす。
また軽く背伸びして上向き、少年をふわりと引き寄せて積極的な口づけをしていく。
白ドレスの下で張り詰めた双乳を、意識せず少年の胸板にすりつけるように押しつぶしたとたん、ひくんと乳首が勃ちはじめたのがわかった。
同時にじゅわっと下腹部が熱くなり、切なく鼻を鳴らす。
きつく抱きつくようにして、少年に当てた胸をむにゅっといっそう押し付けると、乳肉が甘悦の電流を流した。
鼓動とともに、乳房といっしょに押しつぶされた乳首が、ドレス下でさらにヒクヒク勃っていく。
少年のものか自分のものか、伝え合う鼓動がうるさく頭のなかにまで響いてくる。
才人が少女の腰にまわしていた両手を、そろそろと少し下におろす。
スカートの上からいきなり両の尻房をつかまれ、ぐいと上に引きあげるように引っ張られて、アンリエッタは思わず唇を離して真っ赤な顔で鳴いた。
布地の上からでも指が沈むほど柔らかい、魅惑的な尻をわしづかみにされて揉みあげられる。
男の手の感触に、脊髄をぞわりとしたものが駆け抜ける。
反射的に服の下できゅっと桃尻の谷間を閉じると、陰唇も締まり、じわんとした新しい疼きを点火してくる。
アンリエッタはとろんとした顔をうつむけ、才人に体の前面を完全にぺたんとくっつけた。
たった今まで外出していた少年の体臭を間近でかぐと、子宮が痺れた気がした。
それに、才人のズボンの前面はとうに大きく盛り上がっている。それを下腹に感じた瞬間、はっきりと女の肉情が煮立った。
発情の汗がアンリエッタの雪肌に噴く。体の淫熱が高まるのと比例して、理性が薄れていく。
冬のオコジョのように優美な白ドレスの上体を、火照る双乳を押しこねまわすように、自分から妖艶にくねらせさえしてしまった。
俺はいつでもお前を見守っているぞ……支援!
とたんに尻肉をもっと強くつかまれ、引き寄せられて腰の前面を密着させられ、真っ赤な顔で「あうっ」と叫ぶ。
少年のズボンの固い盛り上がりが、少女の柔らかい恥丘をぐにゅと圧してきていた。すっかり血管を浮かせてがちがちになっている男根が、裏側の幹を押しつけてくる。
乳首に遅れて反応しかけていたクリトリスが、何枚もの布をへだてて肉棒に圧迫されると、腰がくだけかけた。
前のめりに爪先立ちになって体重を才人にかけ、その首にすがる。
頬を少年の肩に埋めながら瞳をとろかし、ゆるんだ唇をひきむすんで必死に声を殺す。
「んんぅ――……っ」
誘う花のような少女の甘い香りにくらくらしそうになりながら、才人も興奮を強めていっている。
腕のなかにあるアンリエッタの柔らかい女体が、尻をむにむにとこねるだけで艶めく息をはずませ、密着したままうちわななくのを感じる。そのたびに血が燃えるようだった。
才人は、血の色を透かした少女の耳たぶに口を寄せ、呼気で愛撫するようにささやく。
「……また我慢できねーんだ?」
アンリエッタが、甘い蜜をからめた怨嗟の声で返事する。
「放っておかれたからです、あなたのせいだわ、
わたくしにあ、あれだけのことをしておいて、いきなり何もしなくなるから……わたくし、もう……」
「なーに言ってんだ。何もしてないってことはないだろ、そっちからおねだりしに来るしな」
鼻で笑った才人が、すこし確かめるような声を出した。
「そのう、いま、シたい気分になったんですよね?」
「い、いまじゃ、ないわ……」
きわめて小声で、熱に浮かされたようにつぶやく。
聞き取れなかったらしく「え? なんか言いました?」と首をひねる才人にもたれて、千々に震える息をつく。
いまどころか、夜毎に抱かれることがなくなったこの四日間ずっと。
体が火照りっぱなしなのである。
一昨日からは夢まで「あのこと」で埋め尽くされていた。文字どおりの淫夢で、才人に抱かれる夢である。それだけといえばそれだけなのだけれど、体の芯から切なくなるのだ。
今までされたときの情景――嬲られるように抱かれるかと思えば、優しく扱われることもあった――がつぎつぎ現れて、快楽に溶けていく自分のすすり泣きや甘い叫びも生々しい。
そのせいで昨日の朝も今朝もアンリエッタは、目が覚めたときベッドの上で胎児のような格好に体をまるめて横たわり、閉じた太ももの間に両手を差し入れてしまっていた。
薄手の夜着の上から恥丘下部をぐっと押さえ、ネグリジェの前をお漏らししたように愛液で濡らしてしまっているのである。
思い返して恥ずかしさに目を閉じ、羞恥を忘れようとするかのようにますます強く少年に体を押し付ける。
こんな状態は明らかにおかしい。それは自分でもわかっている。
それでも「あのこと」しか考えられない。理性が情欲に席をゆずってしまっている。
アンリエッタは発情の色に瞳をうっとり溶かし、才人の耳たぶを桜色の唇にくわえて、ねぶるように愛撫した。
ひゃ、と少年がくすぐったそうな声をあげている。
その耳を甘噛みしてくいくい引っ張り、押しつける心音を高まっていく興奮でどんどん速めながら、恨みがましい声で問う。
「毎晩あれだけしていたのに、なんでいまさら……この前まで無理やりしてきたではありませんか」
才人が、少女の腰のなめらかな曲線を愛しむような手つきで撫でながら、笑い未満の意地悪げな表情を浮かべて白々しく答える。
「それですよ。ついこの前まで無茶しちゃってましたから。
反省して、このへんで少しつつしむべきかなと」
「うそつき……そんなの信じられるわけがないでしょう……」
すねた声にかまわず、才人が少女の腰にまわしていた腕をほどき、体を離した。
とまどうアンリエッタに、彼は命令した。
「――後ろを向いて。スカートを自分で広げて」
少女はわずかにためらいながらも、言われるままに後ろを向く。ドレスのスカート部分を自分の手でつまみ、持ち上げるように開いて広げた。
ドレスに隠されていた下半身の前面、白い下着とニーソックスにくるまれた肌があらわになる。
「こうでしょうか、……あっ……サ、サイト殿……」
後ろからあらためて優美な肢体を抱かれる。
ぎゅうっときつく抱きしめられ、肩越しに少年をふりむいた麗貌が、ご褒美をもらったように陶然となる。
服ごしに勃起した男根が、こんどは桃尻の谷間に押し付けられるのを感じた。
男そのものの熱さと硬さが伝わってきた気がして、無意識に少女の腰がくねる。
ドレスの上から妖艶な丸みをみせる尻が、誘うように肉棒をこすりあげてしまう。
前に回された才人の腕が動いた。
すっ、と左手が、ドレス裾の深いスリットから差し入れられてきた。
太ももに指を当てられ、つぅぅっと白のガーターベルトの横をなぞり上げられる。
アンリエッタの首筋がぞわっとした。
少年の指がミルク色の綺麗な肌をなぞりあげ、下着やガーターなど薄い布地の上を越えて、太ももからへその下まで移動してくる。
その指が止まったのはすべやかな下腹の中央である。そこは下着の上端でもあった。
指の当てられたアンリエッタの下腹に、細腰ごと微細に震えが走る。
おびえと期待のこもった妖しいそのわななきは、子宮で起こり脊髄をかけのぼって全身に伝わっていく。
が、予想に反して男の手はすぐには責めてこなかった。
背中に密着した才人がふと、いったんまさぐる動きを中断して訊いてきたのである。
「だいたいさ。なんでわざわざこの部屋まで来たんです?」
その問いにアンリエッタが答える間もなく、心得顔で才人がうなずいた。
「……ほんとはわかってるけどさ。『あれ』だろ?」
後ろからアンリエッタの肩を抱きしめるように回されていた少年の手が、少女のあごの下に添えられて、ある方向に顔を向けさせる。
「あれ」を目にさせられて、少女は恥じらいに呼吸を乱した。
それは部屋の中央にある、古風な様式の肘かけ椅子である。
「昨日はそこの椅子の上で、アンのたまった欲求を優しくヌいてやったよな。
ここに俺を連れ込めばまたしてもらえると思ったんだ?
忘れられなかったわけね、気持ちよさそうだったもんなあ……」
揶揄をこめた声。
あごを持っていた手が上にすべってきた。剣ダコのあるやや硬い手が、そっと少女の頬をなでる。
柔らかくなめらかな頬をごくごく繊細になであげられ、アンリエッタの唇から濡れたしめやかな息が漏れた。
昨日乱れた、というのは事実である。
とぎれとぎれの思考で言い訳をつむぐ。
(だ、だって、我慢できなかった、もの……)
今のように、高まるばかりの淫情にこらえかねて、何度もためらったあとで才人の袖を引いたのである。
そしてこの部屋で、指で「欲求の処理」をしてもらった。
すぐそこにある肘かけ椅子に上がらされ、後ろ向きの膝立ちになって背もたれにしがみつく格好をとらされた。
純白の果実のような尻を少年のほうに突き出し、ドレスの裾をまくりあげられ白い下着を引きおろされて、たっぷり指で蜜壺をなぐさめてもらった。
肘かけ椅子の背もたれ――赤い上等の子牛革張り――を抱きしめ、アンリエッタは鳴き続けたのだった。
こぼした官能の汗やよだれで、椅子の革に染みをつくっていないか後から心配になるくらいに。
潮は何度も噴かされた。粘っこく蕩けて吸い付くように反応する蜜壺を、じっくりと指で刺激されつづけたのである。
後ろに陣取った少年がいちいち「お豆の裏っかわのおま○こ壁、ほんとに反応いいですね。何度お潮ふいちゃってもかまわないからな、ほら、いっぱい噴いてスッキリしちまえ」のように呼びかけてくるのだった。
こころえたもので才人は木綿のタオルを持ってきていた。
背もたれにしがみついたアンリエッタがぶるぶると胴震いして絶頂の先触れを見せるたびに、尻を後ろに突き出すように言い、タオルを丸めて秘部にあてがってくれたのである。
おかげで潮を漏らしても、すぐさま当てられたタオルに吸い取られて下にこぼれることはなかったし、内股を垂れ落ちる愛液をもふき取ったりと丹念に世話してくれたのだけれど……
それがあるからこそ、いたたまれないほどの恥ずかしさと快楽の記憶がよみがえる。
「お潮漏らしそうなときは言ってくれよ」とうながされながら、恥ずかしくヒクンと後方に桃尻を突き出させられ、ヒクつく尿道口のあたりにタオルをクシュクシュと押し付けられてすぐ上のクリトリスごと刺激される。
熟れとろけてにゅるにゅるになった蜜壺をかき回されて、尿道の裏をなぞるように丁寧に掻かれていき、やがては指の動きに導かれるままタオルの中に潮を漏らしてしまうのである。
その自分が拡散してしまうような快楽の時間のなかで、潮液とともに理性まで指で抜き取られていき、終わりのほうでは(いつものことだが)ひどい痴態をさらしていた。
夢見心地で椅子の背を抱きながら、喜悦の涙の幕をはったうつろな瞳を肩ごしに才人に向けて、「またイクぅ、お漏らししながらイきますっ」と甘叫びで報告していた気がする。
昼間にこちらから誘って、してもらっているという状況が背徳感を刺激し、アンリエッタは夢中になってしまったのだった。
いつのまにかクリトリスの包皮まで指で剥きあげられていたのに、肉豆ごと尿道口周辺を押さえてくるタオルに自分から敏感な粘膜をすりつけさえしていた。
もっともっととせがむように、腰を微妙にゆすって。
――けれど最後まで、挿入されることはなかった。
快楽に疲れて椅子にへたりこみながら、「わたくしの淫らな体をなぐさめていただいてありがとうございました」ともつれた舌でお礼を言わされ、自分自身の愛液をべっとりからめた才人の指を口で清めさせられて終わり。
くすぶる肉情の火種までは消してもらえず、夜にはまた救いようのないほどはしたない夢を見た。
「……さきほど言ったではありませんか、あなたのせいです……」
ドレスをかたく握り締めて全身をふるふる震わせつつ、愛欲にうるんだ声で甘く責める。
「あんな毎晩いやらしいことをしておいて、いきなり、あ、相手してくれなくなるから……」
「ちょっと待てよ。
ていうかさ、おま○こしてないっていっても、たったの四日じゃねえか。
それに、ち○ぽ入れてないだけで、いろいろ可愛がってあげただろ。そっちが俺に奉仕させてたようなもんだよな」
「で……ですけれど……中途半端では……」
「明瞭に言ったら?
ちょっとおま○こされなかっただけで、いやらしい体が夜泣きしてますってさ。
おま○こにち○ぽ入れられてグシュグシュ磨かれて、子宮を精液で叩かれたいんだろ。
それって、もう完全に淫乱じゃねえの?」
突き放す口調で言葉を浴びせられる。
同時に小蛇のようにするんと、下着のなかに才人の指が入ってきた。
言われたことをとっさに否定するより先に、「ひぁん」と甘い声をあげてしまい、アンリエッタはさらに真っ赤に頬を燃やした。
恥丘のふくらみを撫で、少女のさらさらした恥毛をしゃりしゃりもてあそんでから、才人の指がごくごく優しくその下のクリトリスに触れてくる。
八割がた勃起していた快楽の芽を、包皮の上から人さし指と中指でほとんど力をいれずつまむ。というより周囲の肉を押さえることで、包皮をゆっくりゆっくり剥いていく。
それに合わせて少女の脳裏に、熱い感覚がジンジンとしみとおっていく。
「ぁ、あふ」
腰がぷるぷる震えるのが、もう止められなくなっていた。それでいて、自分で開いたドレスのスリットを閉じてはいない。やめてほしくないと体が訴えていた。
そんな様子を見とおしたように、少女の顔の横で才人が薄く笑う。
アンリエッタは上気した横顔を彼からそむけて、切なげに唇をひきむすぼうとした。けれどたやすく唇はゆるみ、やはり押し殺したあえぎがもれてしまう。
くにゅる……と肉豆の根元まで、完全に包皮をずり下ろされる。
反射的にきゅっと尻がかたく締まり、かかとがはねてつま先立ちになりかけた。
叫びをこらえたのは奇跡的だったけれども、その努力を次の瞬間に無駄にさせられた。
「なに我慢してんだよ、声を出したほうが可愛いんだからさ。
さ、よがってみろよ」
「ひんっ!」
指の腹を剥けでた肉豆にあてがわれた。じわんと青の瞳が淫蕩にうるむ。
くにくにと快楽器官をあやされだすと、「〜くっ、ひぅ、や、あっ」と鳴きながら内股をすりよせ、腰を落としそうになってしまう。
背後から抱きしめられたまま愛撫され、やすやすと肉体を操作されていた。少年の思惑どおり、牝の反応を存分に見せてしまっている。
満足したように指が離れ、さらに下りていく。
肉体の興奮にふっくら盛り上がった大陰唇をすりすりとさすり、折り重なった小陰唇をかきわけ、官能の源泉に埋められていく。
すぐに濡れそぼった肉が指にうがたれる淫靡な音がたちのぼった。それと同時に、アンリエッタの鳴き声がますます高まる。
「またこんな熱くぐちゃぐちゃにしちゃってる……ったく、しょうがねえなあ。
昨日のようにスッキリさせとこうな。今日も指でしてほしい?」
才人が耳元でささやきながら、下着にすべりこませた手を卑猥に動かしてきた。
膣口のあたりを浅くくちくちと男の指に責められ、子宮がきゅんと収縮してしこる。
抱きしめてくる手はいつのまにかドレスの上から、重く張った乳房をこねまわしている。
アンリエッタの汗ばむ肌から甘い淫気がむわっとあがった。媚声をこぼして唇をつややかに濡らし、首筋まで赤くする。
あえぎながら長いまつ毛をしっとりと伏せたアンリエッタは、男の問いに夢中でこくこくとうなずく。
が、すぐに才人のほうが首をひねって「いや、そうだな……」と言い出した。
「今日は口でしてあげますよ。昨日とまったく同じじゃ芸がねえし。
椅子に座って」
…………………………
………………
……
室内はしだいに暗くなっていくが、ほどこされる愛戯にアンリエッタは時間を忘れていた。
背は椅子の座席の上に乗っている。座った肘かけ椅子からずりおちかけたような窮屈な格好である。
白いニーソックスの美脚は大きく扇のように開かれて、ふくらはぎが左右の肘かけにそれぞれ乗っていた。
脚の間にはかがみこんだ才人の頭が埋められている。
「んんん」とアンリエッタは目をほそめて天井を見上げ、うっとり浸るような鼻声を出した。
自分の腰が、愛液をすすり飲まれる肉の杯になった気がしている。
下着を取られたあとに、肘かけ椅子のうえでひっくり返った体勢をとらされた。
円い牝尻に少年の両手をかけられ、ふんわりした尻房を持ち上げられ、やや上向いた女の秘部を口で愛してもらっている。
少年の目に女の陰部のすべてをさらけ出して、舌や指で快楽を与えてもらうのはいつものことだが、もちろん羞恥がないわけではない。
けれどそれすらもう甘酸っぱい愛悦の一部だった。
乱暴な快楽ではない。
もどかしいほどに、大切に悦びを育てられていく。
最初は艶やかに薄く紅潮した内ももから会陰部までに、舌を丹念に這わされた。そうすると、つぼみが開くように大陰唇がわずかに広がってしまう。
自分の指で広げるように命じられ、火がつきそうなほど耳を赤くしながら、アンリエッタは両手で大陰唇を広げた。
膣前庭の粘膜の肉色をさらけ出させられると、そこに才人が顔を埋めてきた。
小陰唇も尿道口も、恥ずかしげにきつく収縮して閉じた膣口の上も舐められ、身をよじってあふあふと色っぽい呼気を速めてしまう。
うごめいて男を誘う濃ピンクの膣口からくぷ……と新たな愛液が出てくると、待っていたようにそこにとがらせた舌を挿入された。
ゆっくり舌をくねらせられると、アンリエッタの背筋に甘美な波がかけのぼり、自分の股に埋められた少年の頭をかかえて指を黒髪にさしこみたいという衝動がおこる。
クリトリスに吸い付かれ、男の舌と唇だけで延々と愛撫されると、肘かけ椅子にのせたハイヒールのつま先をぴんと伸ばしてしまう。
脚をはねあげなかったのは激烈な刺激ではなく、あくまでもゆるやかに触れられているからだった。
とろりとろりと上り詰めそうになって、「ふゃぁぁ」とお腹いっぱいの子猫のようなうっとりした声を出すと、見すましたように敏感な部位から口が離れ、また大陰唇あたりから舐めだされる。
蜂蜜を砂糖菓子にかけまわしたような濃い甘さの官能が、とくとく注がれて溜まっていく。腰を溶かされているようだった。
充血した粘膜を柔らかく舐めしゃぶられるのは、こんなにも気持ちがいい。
決定的なところでは責めを中断され、なかなか達することができず焦らされているのだけれど……
そのもどかしさも、いまはまだ甘受できている。
才人の舌が広げられた膣前庭をつつと移動し、潮を噴きそうに持ち上がった尿口をつつき、ヌルヌルとほじくりだした。
脳裏をひりひりさせる悩ましい感覚に酔い痴れ、アンリエッタは嬉しげに鳴いてしまった。
もっと舌が欲しくて、自分で広げた大陰唇をくにゅっとさらに左右に押し開いてしまう。
花弁が開いたあとから、剥き身になった肉花がより鮮明にあらわれ、くちゅりと湿った音をたてて淫艶なさまを見せ付ける。
温かい湯気がたつほど熱くうるおった蜜壺の入り口に、また舌をくぷくぷと差し入れられる。
少年に持たれた尻がわなないてぐぐっと上がり、淫麗な肉の杯を才人の口にますます押し付けてしまう。
ピンク色の膣口が、才人の舌に浅く犯されて卑猥にうごめき、締まって舌を外に絞り出すような動きを見せる。
ぴとっと膣口に唇をつけられて音を立てて愛液をすすられ、色づくアンリエッタの全身が骨ぬきになったように柔らかくなっていく。
少年のほどこす濃厚な口唇愛撫に、温まった生クリームの風呂に入っているような官能にひたらされていた。
才人に口でされるのはもちろん初めてではないけれど、ここまでじんわりと感じさせられたのは初めてだった。
恍惚の涙ににじむアンリエッタの視界のむこうで、顔をあげた少年の舌先と、息づき濡れた女の源泉を、愛液の銀糸が細くつないでいる。才人がその舌をひっこめて、上げた袖で口元をぬぐって言った。
「ぷぁ……後からどんどんお肉の汁でてくる。
無理ねえか。俺もそうだけど病みつきになっちゃうんだよな、口でされるのはさ。
ところで、ただよがってるだけじゃなくて、いつもみたいに何か言ってみろよ。お礼でもおねだりでも何でもいいから、自分で考えながら、さ」
「あ……」
どんなことを言えばいいのか、これまでの経験が教えてくれた。
責められながら、卑猥なことを言わされる。アンリエッタが何度もさせられてきたことである。
それでもためらいを覚え、もじもじする。その煮え切らない態度はあるいは恥じらいだけでなく、もしかしたら無意識に後押しを期待していたのかもしれなかった。
期待していたとしたら、それは与えられた。
少年が「言えっての」とうながしてからまたクリトリスをついばみ、ゆっくり責め立てだしたのである。
紅玉のような快楽器官をそっと唇でくるまれ、やわやわねろねろと舌を使われる。優しい愛撫でも、椅子の上でビクンッと肢体が勝手にはね悶えてしまう。
官能が高められ続け、さすがにここらで限界が来そうだった。
アンリエッタは悩ましいすすり泣きをもらしながら、要求されたことをあえぎ混じりに口にしはじめる。
女王として臣下に接するときのはっきりした語調とはほど遠い、男に可愛がられる悦びに緩みきってほつれてしまった声。
「『わ……わたくしの、はしたない女の欲求を、お口で鎮めていただいてぇ……あふ、うれしいです……
ぺろぺろしてもらって気持ちいいの……ひっ、そこ、お豆……はしたなく勃起した、め、牝ちんちん……
皮を剥いてもらって、ぷくって膨らんだのをちゅうちゅうされると、んんっ、あたまがすぐ白くなってしまって……』
……ゃあ、もう駄目、だめぇっ! んうぅん、イくっ、イっ――」
そこで唇をはなされた。
今日で最初の絶頂を味わえる、その直前だった。
また焦らされた少女はくったり椅子に身を沈めつつ、汗の浮いた美貌に、かすかに不満げな色を浮かべた。
アンリエッタに劣らないほど情欲を瞳に宿し、ただしそれを巧妙に制御しながら才人が笑う。
「……姫さまのすけべ」
わざと呆れをふくませた少年のからかいの言葉に、少女の羞恥心が沸騰した。
思わず力んだ抗議の声を、自分の股のあいだにある少年の顔に投げつける。
「あ、あなたが言わせてきたことでしょう! それに毎回あんなに言わされていれば、いやでも覚えますわ!
そんなことを言うのであれば……あ、や、やぁ……ン……」
陰唇をくつろげた秘部の粘膜にキスされると、それだけで肉の反応にあわせて声も表情もとろけてしまう。
「ちゅ、ちゅ……ごめんごめん、お詫びにもっとぺろぺろしてやるからさ。
だからほら、姫さまもやらしーこと、もっと言って。もっと聞きたい」
「んっ……ううっ、ふぁん、し、しかたのない方ぁ……あんっ……
言ってあげますから、あの、わたくしを……」
「わかってるって。きっちり最後までイかせてあげるから。
ちょっと広げますよ」
少年の両手の人さし指が膣口に入ってきた。それぞれの指が中で鉤のように折り曲げられる。
突然に節くれだった指をむかえ、反射的に緊縮しようとする蜜壺の柔肉を、みちっと横に引き伸ばされた。
横に少し伸び広げられて暗い膣内をのぞかせ、水気たっぷりに、くちゃり、と温かい銀糸をひいた入り口。
奥の子宮口が見えそうなほど広げられて羞恥の鳴き声をあげる間もなく、そこにふうっと少年の息を吹きこまれた。
子宮まで息が届いた気がしたとたん、鮮紅色の濡れた肉洞が入り口から奥までいやらしくわなないた。
「ひゃぁっ! ……んふぅっ、んんん、ぁやぅぅっ……
『い、今おま○こを、広げられて、ふーっとされて……おなかの奥がビクっとなりました……
サ……サイト殿、そこをそんなまじまじと見ないでくださいまし、あまり広げないで……
どうか、ただこのまま気をやらせて……切なくてたまらないの……』」
アンリエッタのささやきはあきらかに、才人の要求にかこつけて心の声を解放しているだけだが、恥じらいながらのしめやかな口調は十分に淫靡さを感じさせた。
才人はそえに直接答えず、閉じようとうごめく膣口をひっかけた指で引き伸ばしたまま、鮮やかな女肉の穴に舌を入れて抜き差しする。
アンリエッタの肌がますます紅潮し、薔薇の色を頬に散らして上体をよじる。
今度は、入り口近くの膣壁横手にある敏感なポイントの一つを、踊る舌にくじられていた。
少女は自分の陰唇から両手を離した。秘部を開くのを男の手のみにまかせ、豊満にドレスを押しあげる乳房の下できつく腕を組む。
自身の体をぎゅっとかきいだき、けんめいに羞恥と快楽に耐えるような格好。
「っ〜〜、うぅっ……
『抱かれていないと、さみしくてたまらないのです……
おま○この穴、奥まであなたのもので愛していただきたくて、こんなに浅ましくドロドロにしてしまいました……
ぁふ、あぁん、ふわふわします……もっと……して、もっとお口でしてくださいまし……』」
その言葉にあわせて自分の股ぐらからピチャ、プチャと恥ずかしい音が聞こえてきた。アンリエッタは手で耳をふさぐか顔をおおってしまいたくなる。
甘露をあふれさせた蜜壺が、空気と愛液を内部でまじらせて鳴っているのである。
指をひっかけられた入り口を、コインくらいに穴が開くまで軽く引き伸ばされたまま、濡れた肉の洞が内部からヒクついていたためだった。
才人が引き伸ばしていた膣口から指を抜く。その入り口は生き物のように一瞬で閉じた。
彼はこんどは両側の小陰唇のあたりに親指を置いて、むきゅっと広げた。うるみ光る膣前庭がせりあがるように、また淫猥な剥き身をさらす。
膣穴の周縁部からクリトリス下の尿口まで、熱をはらんだ肉色の秘部粘膜をまんべんなく舌にせせられ、少女の口から「は、ぁふ」と千々に震える陶酔の息がもれる。
アンリエッタは目を細めて繊細なまつ毛を重ね、われ知らず下唇をちろりと艶っぽく舐めた。
全身に快美のおののきがはしり、尻がもぞもぞとかすかにくねる。
本当はアンリエッタにもわかっている。しかたない女なのは自分だった。
いまの自分は彼の前でころんとひっくり返って恥部をすべて見せ、安心しきって甘えた態度を少年にむけて取り、素直に快楽に鳴いている。
宮廷の官僚たちや貴族など、たばねるべき臣下にはけっして見せられない、弱く淫らな女の顔をさらしている。
まるで飼い犬になった気がした。主人に甘えて、服従のポーズをとって、愛撫をねだる犬。
あるいは楽器。管楽器のように唇と舌で奏でられ、また弦楽器のように指によって震わされる。澄んだ快楽の鳴き声を、少年に聞かせるために存在しているような。
今回は才人に奉仕されている――とは言うものの、どちらが主導権を持っているかは明白だった。
才人が「指、一本だけ入れるからな」と声をかけてきた。
そのときにはすでに少年の中指が、熱くぬめった膣口をくじり、締め付けをえぐりながらぬぷぬぷと侵入してきている。
くいっとその指を膣内で曲げられて、恥骨裏の肉壁に指腹をあてられた刹那、それがどんな責めかアンリエッタの体が頭より先に理解した。
瞬時に、小さく叫び声をあげて括約筋を締め、蜜壺の肉で男の指を食いしばってしまう。
「あ、あ、それは、そのやり方は、わたくし……っ」
「どうなんの?」
才人が楽しそうに、指で膣壁に弱い刺激を送りこんでくる。こするというより、リズミカルに押さえて揉みこむような動きだった。
何を言わせられようとしているのかアンリエッタも悟り、栗色の髪先をふるふると淡く震わせながら口にする。
「『そこを指でこすられたらいっぱい、お、お潮を漏らしてしまいます……』」
「ほんとはお漏らししたいんじゃないの? すっきりお潮出しながらイっちまいたいんだろ? 昨日みたいにさ。
正直に言えたら、ご褒美あげますよ」
間髪いれず才人がそう言ってきた。確認というより、次の淫語をうながす口調である。
くちくちと快楽ポイントを押し揉みされ、発情した体を巧みに絶頂寸前の状態にとどめ置かれて、アンリエッタは逆らえなくなった。
(どうあっても言わされるのだもの)と自分の矜持に言い訳して、沸騰しそうになりながら言葉をつむぐ。
「『はい、そうです……昨日のようにしてほしいわ……
指でされて、気をやって、あなたにタオルを当てられてお漏らししたのが、とても気持ちよかったのです……』
サ、サイト殿っ、そこ駄目ぇ、あ、あっ、息がぁ……!」
才人が指を使いながら、赤くしこったクリトリスに至近距離から息をふーっ、ふーっと吹きかけていた。妖美な肉の粒が、空気の流れを当てられただけでヒクヒク反応する。
的確に膣内のポイントを刺激する指の動きが、丁寧なままやや速まっていく。
存分に肉豆を息だけで嬲られてから――そこにちゅっと吸い付かれた。
「ひゃうん……っ!」
もう何度目かのクリトリスへの責めで、またすぐ焦らされるかと思っていた。
けれど、今度は違った。あいかわらず唇と舌だけには違いないが、ついばむようなやり方ではない。
快楽神経の密集した器官を、アメ玉を転がすように執拗にしゃぶりたてられていく。粘膜で粘膜を愛撫される濃厚な愛撫。
すでに剥けた肉豆から、さらに舌で薄皮をくりくり剥こうとするようなねちっこい責めだった。
そろそろご褒美にしてやるよといわんばかりに、才人が、女にとどめをさすための責めに切り替えたのである。
「あんっ――うあぁ、ひん、あぅっ」
嬌声が止められない。
こりこりとしこった肉壁の上側を、鉤状に曲げられた中指がシャクトリムシのような動きで追い詰めていく。膀胱に潮がどんどん溜まっていく。
アンリエッタの腰がぶるりと大きくわななき、そしてひゅくひゅくと小さく上下に動き始めた。
「え、な、何なの、これっ、あ、ああっ!?」
少女の肉体が、少年の指に翻弄される操り人形のように、アンリエッタ自身の意思をはなれて動いていた。焦らされて高まって――興奮しきった体が、暴走しているのだった。
自分ではどうにもならない卑猥な空腰を使いながら、当惑に目を見開いて鳴き声をあげる。肉豆を吸引され、熱病患者のように総身をガクガクさせる。
肉豆をきつく吸いあげられて、ちゅぽんっ、と唇を外されたときにアンリエッタの脊髄を閃光がかけのぼった。
「あ、あっ、イきます、あんんっ、イクぅ……っ!!」
「あ……姫さまのおしっこ穴、ぱくぱくしてる。お潮出そうなんだ」
クリトリスから口を離した才人がそうつぶやき、顔を寄せて今度は、ヒクヒクあえぎだした尿口をヂュッと吸引した。
アンリエッタの脳裏に白いうるみが生まれ、それが急速にふくらんで弾けるような感覚がもたらされる。
「……ひいいいいっ……!!」
先ほどまではゆるやかに高められていた快楽曲線が急にはねあがり、助走をつけて跳んだように軽々と肉の高みに到達した。
ニーソックスを履いた脚のひざから先が、開かされたままはね上がって宙に固定され、ピンと伸びたハイヒールのつま先まで絶頂のわななきが駆け抜ける。剥きだされた蜜壺がきゅ、きゅっと収縮して、愛液をびゅると絞りだす。
指に導かれて、潮が尿道を走って出ていく。そのほとばしりを加速させるように、出る片端からジュルジュルと吸い上げられ、腰が溶けていくような快美感を与えられていく。
眩めくほどに激しいけれども、たまらない甘美の極みだった。
少女は与えられた絶頂に、組んだ両腕を目隠しのように顔に当てて耐える。
奥歯をかみしめて「……くっ……ふぅっ……くっ……」と悩ましいうめきをこぼし、叫びをどうにかこらえていった。
――至福の深みから戻ってきたあとも、アンリエッタは夢うつつのまま起き上がる気になれず、温流のようにたゆたう余韻にひたっていた。
椅子の上でぐったり沈み込むように脚を開いたまま、心身を甘くときほぐされた感覚をかみ締め、茹だったように上気した肌をときおりゆるく痙攣させる。
潮をさんざん吸い上げられた尿道が、妖しい官能に内部からひくんひくんして痺れっぱなしなのだった。
「いつも俺が姫さまに口でせーえき抜いてもらうときは、たいてい最後まで飲んでもらってますからね。
たまには逆の立場もいいだろ。ところでどう、すこしは落ち着いた?」
そう言って、才人が口をぬぐいつつ立ち上がった。
アンリエッタは彼を見る。淫楽のなごりで朦朧としてはいたが、拡散しがちな視線がふと一点に吸い寄せられた。
少年のズボンの前は、最初から大きく張ったままである。
(……サイト殿もずっと興奮してらっしゃるのね……我慢しているの?
あんなに大きくして……つらくないのかしら……)
我慢などしなくてもいいのに。
そう思ってしまった自分に気づいて、アンリエッタの意識に濃い羞恥が浮かびあがった。
少年への気づかいもあるけれど、やはり少し――自分の体にも心にも不満が残っている。
そのことを意識して恥じながらも、淫らな渇望がおさまらず続けて考えてしまう。
(とても良かったけれど……でも、いつもならもっと何度もしてくれたのに)
今日はたった一度だけの絶頂である。
前戯だけなのは昨日もおなじだが、昨日は疲弊して突っ伏してしまうまでやってもらったのである。
もちろん、才人は意識して責めの趣向を変えたのだろう。丁寧に丁寧に押し上げて、最後の快楽を大きく純粋なものにするための焦らし愛撫だった。
それはアンリエッタにもわかっているし、実際に素敵な恍惚の時間を与えてもらったのだけれど。
昨日でさえ夜には我慢できなくなっていたのだ。前戯だけしか与えられないなら、せめてもっと――
(まだ、したいわ……もっとしてほしい……)
白ドレスの下でじっとり汗ばんだ玉の肌が、新たな火照りに色づいていく。ほとんど触れられていない乳房まで、手をかけて愛してほしいと張っている。
息が、わずかにせわしなくなる。血管のうちをとどめられない淫情がかけめぐっている。一度絶頂を与えられたことで、かえって体に火がついたようだった。
なぜ最近ここまで自分の体が貪欲になっているのか疑問ではあったが、それさえ後回しでよかった。
部屋の夕闇は濃くなっており、視界は明瞭ではない。大胆なことをしてもはっきりとは見られないであろうことが、アンリエッタの背を押した。
……M字に開いた美脚のひざ裏を持って、もっと頭のほうに引き付ける。
体を折りたたんだため桃尻が淫美に丸みを増し、熱くうるむ股間がせりあがる。
アンリエッタはそれから大陰唇にほそやかな指をそっと当て、二ひらの肉片をもう一度、みずから押しわけた。
見て、とばかりに。
薄闇のなか、強調させられた少女の恥部を才人が見たのがわかった。
はっきりとは見えないがその驚きの表情と、自分の股間に釘付けになった視線が、アンリエッタに強烈な羞恥まじりの倒錯した快感をよびおこす。
膣口が開閉して濡れた淫靡な音がわずかに立ち、新たに分泌された蜜がこぷっと吐き出され、とろりとこぼれて尻の谷間を伝っていく。
茫洋としながらも静かに誘う少女から、甘い発情の香りがほのかにくゆる。
ごくりと少年が固唾を飲む音が聞こえた。その視線がちくちくと刺さりそうなほど、今しがた口唇愛撫したばかりの女性器をひたと見すえている。
男の強烈な情欲が、油断していたところに不意打ちを食らって燃え盛り始めたらしい。どれだけ精神力で封じこめていても、雄の欲求自体が消えるわけではなかった。
もともと性欲旺盛な年頃なのである。
アンリエッタは秘部と同じく濡れとろけた瞳をしばたたき、ぼんやりと少年を見つめた。
(……なにをやっているの、わたくし……でもサイト殿、あんなに見ているわ……
ああ……情欲を抱いてくれている……)
自分でやっている挑発なのに、羞恥で消えたくなる。だが同時に、かあっと思考と体が熱をはらみ、さらに大胆なふるまいをしたくなる。これで才人がどのように出てくるのか、不安と期待が交錯する。
以前みたいに、すべてを見せながら自慰することを命じられるのだろうか。
あるいは、今度はこちらが口や胸や手を使って、女の柔らかさで男の硬い肉をふんわりくるみ、『お慰め』することを要求されるかもしれない。
そうでなければ、きっと……数日ぶりで、交わることになるだろう。
自制心を捨てた少年にこのまま襲われ、椅子の上でのしかかられて無茶苦茶に犯されている自分。そういう光景が浮かんだ。
被虐的な想像で背徳感が満ちていき、じんじんと頭の中が痺れ、心悸がどくどくと速まっていく。
美麗な赤らんだ頬に、体熱の高まりによる汗がひと筋、つぅ……と伝わった。
けれど予想は、全部はずれた。
迷いをふっきるように才人は首をふり、ごそごそとズボンのポケットからハンカチを取り出した。ぱさり……とその薄い布が、愛液まみれになった女の肉のうえにかぶせられる。
縁がレースになった薄い白絹のハンカチは女物で、本来はアンリエッタの持ち物である。少年は、タオルの代わりに今日はそれを持ってきていたのだった。
少女の股間に覆いをかけた才人が椅子の横にまわり、横手からアンリエッタの上にかがみこんだ。
少年の左手が、もの問いたげに見上げた少女の濡れた股間に伸ばされ、ハンカチの上から秘部を押さえた。
ぷにゅぷにゅした白い蒸したてのパンのような感触が、薄い布地を通して才人の手に伝えられる。
「んっ」と切なそうにアンリエッタは目を細めた。
間近でその赤らみ顔を見下ろしながら、才人が秘部を軽く圧迫するようにこねてきた。布の下で、さすられる柔らかな盛り上がりが淫猥に、くにゅ、と歪む。
「くふっ……んぅ……」
達した直後の愛戯に快楽電流が流れ、甘声をもらして少女はなよやかに腰をよじった。
白絹のハンカチは、濡れた瞬間にたちまち透けて恥部の肌と粘膜に張りつき、半透明の膜に変わっている。隠すための役にはまったく立っていない。
それどころか女の肉に吸着したその薄布は、そこをより淫らに見せているかもしれない。
ふっくら張って内股ごとほのかな桜色になった大陰唇の土手肉は、閉じてハンカチを浅く食い締め、布に縦の筋を走らせている。
その縦筋の上端では、プクンと目立とうとする肉豆が張りつく布地を押し上げていた。
才人がその湯気がたちそうなほど熱い女性器を、ねっとりとこねてくる。顔を寄せてきて、ついばむような軽い口付けをアンリエッタに与えてきた。
ややかさついた男の唇が、少女の紅のさした白磁のような頬をなぞった後、耳たぶを軽く噛む。すべやかに頬をなでられ、反対側の頬に口づけされる。
恥ずかしい格好のまま、張り付いたハンカチを通して濡れた柔肉をくにゅくにゅとこすられながら、少女は陶然とまどろむような表情でその口づけを受けていった。
後戯にしてはやはり刺激が濃かった。が、簡単に再度の絶頂を与えられるような責めでもない。
先ほど慰めてもらった肉体のうずきを、またふつふつと煮立てられ、アンリエッタはかすれた息をもらした。
ゆるやかに流される股間の甘悦に、我慢できなくなる。せっかく処理してもらったのに、これでは元通りだった。
いつのまにかアンリエッタは双の手をあげて、下から才人の頭を引き寄せていた。
口づけを「ちゅ、ちゅ」と返し、合間に情感の高揚をこめてあえぎながら抗議する。
「ああ、こんなぁ……もどかしいのはやめて、切ないのはもう嫌ぁ……」
「……切ないんだ? 親切で拭いてやってるだけじゃねーかよ。焦らされてるみたいになっちゃうのは、そっちの体がやらしいからだろ。
なんだよこのべとべとの股間、もうハンカチが完全にぐっちょり濡れてら。透けておま○こ全体が見えてるぜ。
この皮が剥けたお豆なんか、布の下からはっきり浮きあがって色まで綺麗に丸見え。いつまでヒクヒク勃起させてんだよ」
言葉責めされ、クリトリスをごく軽くつままれた。
「ゃぁんんっ! ……よ、よく言えますこと、わたくしばかりが悪いみたいに……
こんな触り方をしているくせにぃ……あなたがそうして触るから……
こんな、上手で意地悪な……あふ……ぅぅ……」
鳴かされたのもつかの間、続いてキスの雨をふらされ、軽い怨みのこもった声がすぐ溶けていく。
この休暇ではっきりさせられた嬲る側と嬲られる側という立場は、すっかりこの二人の間で情交のときの約束事のようになっていた。
濃い背徳感のある行為を才人と共有することに、今ではアンリエッタは、秘めやかで深い喜びを感じている。こうされるのも絆の形のひとつなら、それでもいいと思えたのだ。
影と艶が混然となった室内で交わされる、痴酔の夕の夢がたり。
むつみあう少年と少女の、情欲の息が溶けあっている。
「さっき挑発してくれたろ。ちょっとしたお仕置きみたいなもんだと思えば?
だいたい、してほしいことがあるならはっきり口で言えっての。
聞いてあげなくもないですよ、ちゃんと言うならな」
夕くれないの色に染まったわななく耳に、そっと息をふきこむようにささやかれ、ほどかれた心の奥まで少年の言葉がしたたりにじむ。
アンリエッタは艶っぽくにらみ上げ、ほんのわずかに逡巡し――乞う言葉を低く細く、甘やかに奏でた。
「……あなたにちゃんと抱いてほしいのです……抱いてくださいまし……」
「ん、よしよし……あのさ、まだ日もあるけど、もうそっちの寝室に行っちゃわない?
食べ物も、おやつくらいのものなら台所で取ってこれるし。今から軽く調達してくる。姫さまのほうは、ちょっと晩飯はいらないってここの人たちに言っといてください。
部屋に戻ったら、四日ぶりでいっぱいしましょうか」
ここで中断。続きは後日に追加します。
33 :
ボルボX:2008/05/29(木) 21:03:01 ID:M8gN2697
SS書くのを一ヶ月ほど中断してしまいました。
つい先日再開したのでまだ前半しかできてないんですが、とりあえず置いておきます。
ぶつ切りのうえ、この前半はおとなしめのプレイですみません。
相変わらずやばいクオリティですな・・・。あなたのアン様は最高です。
>>33 今回も乙! 相変わらず凄い文章量ですな これからも頑張ってください
乙。
情景や小物の描写がS・キング的なねちっこさで大変読みでがありますな。
シリアス版の政治描写や料理のメニューなんかも詳細でこだわりが見えるし、
本業は名のある方なのかも。続きも期待してます。
>>33 素晴らしい!
いつもながらねっちょりとエロい筆致、さすがです。
アン様を魂消るくらいまで可愛がって差し上げてください。
寝る前にトイレ行きたいけどおっきしたままで座れません><
>>34 いやいやこれでおとなしめとかww
相変わらずボルボ氏の語彙は濃くてエロいです。
ふぅ…。
表現が凄すぎる。
よくこんなに書けるな〜。
とにかく乙です。
アン様が凄くアン様なんだよなー。うまく言えないけどアン様がアン様なんだよ。
素晴らしい・・・実に素晴らしい息子が起きてしまった
でも途中のID:clpMEqvnに軽く殺意が沸いてしまった
許してやれよ、支援なんだからさ・・・
>>33 GJ!続き待ってる
支援が何なのかわかってないんだろうな
まぁ無知は生暖かい目で見守る方向で
>>33 GJ!後半もwktk
>>42 たしか掲示板の仕組みで、同じ人が連続投稿できる回数は制限されるてるんだよ。
だから長いSSの投稿では、間に別の人がレス入れて、作者が間を空けず投稿できる様に協力するんだよ。
相変わらずスゲークオリティ
乙
47 :
バレット:2008/05/30(金) 11:16:27 ID:oobUiclw
うぐおっ、大作の次に投下とはなんというプレッシャー・・・
という訳で蒼から始まった物語幕間投下しやす。
でもまず最初にこれだけは言わせて欲しい・・・・・・
こんな内容になっちゃったのもみんなせんたいさんの
>>30-791が悪いんだー!
48 :
私の愛した王:2008/05/30(金) 11:19:31 ID:oobUiclw
おおうミスったorz
上のは気にしないで欲しいそしてせんたいさん人のせいにしてごめんなさい(土下座)
==========================
彼に出会えてからの事を忘れた事は1度も無い。
没落貴族の出身でドット以下の魔法の才能しか持っていなかった。
そんな自分が、この高貴な王家の人間ばかりが集うヴェルサルテイルの廊下を歩けているのも、彼が自分を見染めてくれたそのお蔭。
場違いな野暮ったい擦り切れた使い古しのローブを身に纏っているのも気にならない。彼はそんな事をちっとも気にしないと分かっているからだ。
魔法の代わりに彼女が持っていた才能。
それはマジックアイテムの作成・・・特に魔法人形に関しては、まだうら若き女性でありながら彼女の作る作品は最高級の芸術品にも等しい。
もっとも、大概の王宮や大貴族お抱えの人形技師は昔からその筋の大家しか―
―たとえ今となっては見た目だけの三流品しか作らなくなった様な所でも―
受け入れられなかった為、潰れた家の出の彼女の評判は無いに等しかった・・・・・・今までは。
だが、今は違う。
数年前、たまたま年の離れた親友ともいえる黒髪の青年と共に王宮を抜け出してきた彼と出会ってから、彼女の全ては変わった。
扉の前に立つ。身嗜みチェック。脇には厳重に梱包済みの丹精込めて作った特注の魔法人形
金を余りかけられる生活ではないので化粧などはほとんど最低限。最近城下町で流行っているという香水だけはさりげなく振りかけてある程度か。
深呼吸3回。そしてノック。
「シェフィールドです。ジョゼフ様、お頼みになられました物をお持ちしました!」
「うむ、鍵は開いてるから入っていいぞ」
高鳴る鼓動を抑え、頭を垂れながらゆっくりと扉を開けて踏み込む。
自分と彼はあくまで元貴族の人形技師と雇い主の大国の王という身分違いにもはなはだしい立場。
それでも彼に会えるだけで可憐な恋する乙女の表情を浮かべまいと必死に努力しながら、ビジネスライクな顔を作りつつ顔を上げた。
『ひああぁぁっ!ふあんっ、ああぁん!』
どんがらがっしゃん
そして、いきなり聞こえた嬌声にずっこけた。
「ああすまん、やっぱり刺激が強かったか?」
「じょ、じょじょじょジョゼフ様!?ななな何でしょうかそれは!?」
「『虚無』の魔法の1つでな、効果は『遠見』の魔法と同じだが数千リーグ離れた場所でも見れる便利な魔法だ」
そして光る鏡っぽいのに映し出されているのは、見覚えのある黒髪の青年と青色の髪の少女だ。
・・・・・・このオヤジ、自分の娘と使い魔兼婿(確定)の昼間っからの情事を覗き見てやがるようです。
49 :
私の愛した王:2008/05/30(金) 11:20:56 ID:oobUiclw
そしてその模様に青筋立てる事もせず、にやにや愉快そうに笑っている。
一方、シェフィールドの方はあわあわあわわわと口を魚の様にパクパクさせつつも目を離せないでいた。もちろん顔は真っ赤である。
「いやいや、やはり我が婿はお盛んなものだな。いくら今日が虚無の曜日とはいえ昼間から4人相手とは」
「あ、あうあうあうあうあうあう・・・・・・」
鏡がベッド全体を移す形になり、青年を4人のそれぞれ毛色の違う美女美少女が全裸で取り囲んでいるのが映し出される。
もはや瞬間湯沸かし沸騰。今彼女の頭にやかんを乗せたら魔法無しでも即座にお湯が沸きそうだ。
こけてから今の状態でもしっかり包みを保持して守っているのはある意味驚くべき事だろう。
「何ならお前ももっとそばで見てみないか、シェフィールドよ」
反射的に返事が出た。
「は、はい!喜んで!」
言ってから我に返るがもう遅い。数千リーグ離れた情事の覗き見よりも、むしろジョゼフのすぐそばに居られる事の方が目的ともいう。
しかしやっぱり彼女には刺激が強い。
ジョゼフはどういうつもりかいやらしいもの抜きで面白そうな表情を浮かべているが、シェフィールドは初心そのものに身を縮こませてそっと身を寄せた。
ジョゼフの顔がすぐ近くにある。ここまで傍に寄るのも彼女は初めてだった。
そこでふと、ジョゼフが驚いたように眉をあげた。
「香水をつけているのか?」
「は、はい!・・・お気に召しませんでしたでしょうか」
「ふむ。いやなに、お前から可憐な香りがしたからな。お前によく似合ういい香水だ」
ぽふん♪
(ほめられちゃったほめられちゃったほめられちゃったキャー!)
見た目は冷徹な美貌、でも中身は乙女なシェフィールドは音を立てて更に赤くなった。どれだけ赤くなれば気が済むのやら。
しかし「あ、ありがとうございます」とだけぼそぼそと返して視線をジョゼフの顔から無理矢理引っぺがす。
そんなにジロジロ見つめていられるような立場ではないのだから。
50 :
私の愛した王:2008/05/30(金) 11:21:49 ID:oobUiclw
だが、その拍子に傍にあったテーブルにぶつかってしまい、衝撃で倒れたグラスに入っていたワインが豪華な絨毯にシミを作った。
即座にシェフィールドの顔色が急転直下で青くなる。
この絨毯一枚で自分の1年の稼ぎの数十倍だろうし、よりにもよって憧れの王の部屋で憧れの王の目の前でドジを踏んでしまったのだから。
立場の差を考えると、無礼討ちになっても仕方がないのだ。
「も、申し訳ありません!」
しかし拭く物も無い―――いや、あった。
咄嗟に彼女の着ているローブでワインで赤く染まる絨毯を拭った。しかしとっくにワインは染み込んでしまって綺麗に取れる気配はない。
泣きたくなってくる。あこがれのこの方の目の前で、なんて醜態。死にたくなる。
「別にそれぐらい気にしなくていいぞ。絨毯なんて汚れて当たり前だからな」
対照的に気にした様子の無いジョゼフの気楽な声も、シェフィールドには届いていない。
えぐえぐえぐ、と何気に嗚咽まで漏らし始めながらもシミを拭い続ける彼女にジョゼフは溜息をつき・・・這い這いの体勢で自分の方に突き出されたお尻が目に入った。
拭く動作に合わせて右に左にふりふりふり、ローブの下からでも形の良さがよく分かるってもんである。
元より娘達の情事をリアルタイムで覗き見ていたジョゼフ、それなりに興奮もしていたので目の前の実物に目が釘付けになった。
・・・・・・実の娘達のヤッてるのを見てムラムラ来るって親として確実にどこか間違ってる事請け合いだが、ぶっちゃけ人間そんなもんだ。
とにかく、本能にも似た衝動に突き動かされて手を伸ばす。
さわっ
「ひゃんっ!?」
尻を撫でられたシェフィールドが飛び上がる。反応が予想以上だったのでジョゼフは少し呆けた後、すぐに我に返って珍しくもバツの悪そうな表情。
「む、すまん、つい魅力的だったんでな。やはり許可も無く淑女の身体に触るのは無礼だったか」
思わずお尻を手で隠すようにしてしまったシェフィールドだったが、どことなく気落ちしてしまったようなジョゼフの言葉にフォローを入れようとし。
「いいえっ、ジョゼフ様にならむしろどのような事をされても大歓迎で・・・あ」
そして自爆。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・本当にいいのだな?」
「は、はい・・・・・・・・///」
51 :
私の愛した王:2008/05/30(金) 11:23:13 ID:oobUiclw
さわさわむにむに
服の上から優しく撫でられ揉まれるだけだが、それだけでどうしようもなくシェフィールドは甘い声を漏らす。
愛人を何人も囲っていた立場なだけあって単純にジョゼフの手つきが慣れているというのもあるが、叶うとは思っていなかった恋心に昂ったシェフィールド自身のせいもある。
精神状況は容易く肉体にも反応を起こすのだ。
鏡の向こうでは4:1という可笑しな比率で絡み合う少女達と青年の艶姿。
情事を覗き見ながら憧れの相手に肢体を弄ばれているギャップに頭がおかしくなりそうになる。
「ジョゼフ様・・・もう大丈夫ですので・・・・・・」
いや、もうおかしくなっているのかもしれない。
ローブの端をたくしあげると、直接触られていないにも関わらずドロワーズはすでに滴りを漏らすほど濡れていた。
「私が入れさせて頂きますから・・・」
「無理しなくてもいい。お前は無理せず横になっておけ」
世話をかけまいとして言ったつもりだったが、むしろ反対に彼女自身がジョゼフに押し倒される格好になる。
「きついなら正直に無理せず言え
「んんんんっ・・・・・・!」
そのまま奥深く貫かれた。
痛くは無い。ただ、目の前の男性の灼けるような熱さだけが、ただただ愛おしい。
「ジョゼフさまっ・・・!」
「ああ――――シェフィールド」
「―――――っ、はいっ!」
びくびくっ!
名前を呼ばれるだけで軽く達してしまう。
それほどまでに、幸せな悦楽の瞬間。
「んんっ、むふぅ・・・・・」
深く深く、舌を絡め合う。
それは甘い毒。理性を蝕み、夢中にさせる。
立場の差ももう関係ない。ただ愛しい男性に抱かれてる悦びだけが頭を乗っ取り、更に欲する。
もっと、もっともっと、もっとぉっ・・・・・!
「じょぜふ、さまっ、わたひに、熱いの、いっぱい、おだひくだはいぃぃ!」
「決まってる、だろうっ!」
ぐりゅぐりゅっ!と均整の取れたスタイルの割に小さな膣内、その奥底の子宮の入り口を何度も抉り。
ジョゼフの先端が突き刺さり、更に奥へと潜り込んだ瞬間、立場も生まれも関係無しに1組の男女は融け合った。
52 :
私の愛した王:2008/05/30(金) 11:25:48 ID:oobUiclw
「あ、ああああああぁぁぁぁぁぁ――――っ!!」
白い溶岩が、シェフィールドの下腹部に満ちていく。
トロンと蕩けきった表情で、快楽の余り光の消えた瞳が王を見上げる。
王妃が1人娘を産んですぐに死んで以来好色な貴族も呆れる位女を抱いてきたジョゼフだが・・・目の前の女性にどうも嵌まってしまったようだ。
彼女を気に入ったの理由の1つに魔法人形作りの天才だから、というのも確かにある。
しかし王宮によく居る欲の皮ばかり突っ張ったゴマ擦り野郎どもと比べれば、彼女はどんなに従順で可憐な事か。
ジョゼフは飽きっぽい。しかしいつまで経っても飽きずに楽しみ続けている事もある。
1つは魔法人形のコレクション、1つは弟とのチェス勝負、1つは使い魔、そして今や家族の一員である異世界の青年や娘達とのじゃれあい、というか触れ合い。
そして、また1つ。
「愛い女だよ、お前は」
そっと、シェフィールドの頬を撫でる。
そして王は、今度はこぼれたワインとか汚れた服とかどう始末しようかと悩み始めるのであった。
・・・・・・数ヵ月後、新しい母親の誕生+腹違いの妹を懐妊という話題にとっても複雑そうな顔の王女と苦笑いを浮かべる婿が居たとか居なかったとか。
それは、定かではない。
53 :
バレット:2008/05/30(金) 11:30:19 ID:oobUiclw
という訳で、まともなジョゼフ×ドジっ子人形師シェフィールドなお目汚し失礼しました。
・・・だってね、あれなのよ。頭の中でミニスカノーパンでメガネっ子なシェフィールドの姿が全然消えないんだよぉぉ!
妄想と暴走の果てに書き上げた拙作でした。すんません。
GJバレット氏!
ミョズかわいいよミョズ。
原作のミョズの報われなさを思い出すとちょっとしんみりしてしまった。
もし原作ジョゼフがバレット氏版だったら、ミョズも素でこんな感じになってそうだ。
相変わらず甘いなぁ
ミョズかわいいよミョズGJ!!
でもボルボ氏はへんたいさんだけれども、へんたいさんとは別のへんたいさんです。
>>53 乙です。
でも、こんな凄いもん書かれちゃ俺の書いてるのは何なんだか…
バレット氏GJ!!!
ミョズ・・・もといシェフィールドかわいいwww
ほんと乙でした。
モリエール夫人相手に『雑草茶』や『殴りあいの喧嘩』をしちゃいそうな、
可愛らしいシェフィちゃんですな、グッジョブ!
>>53 乙でしたー。
ジョゼフの妻ということはシャルロットにとってはおばさ
ん?お客さんかな?
「ん、うーん」
カーテンから朝の光が漏れている、どうやら朝が来たようだ。
そういえば今日は休日だ、どう過ごそうか。隣で寝ている最愛の使い魔の胸に顔を押し付け、その匂い
を思いっきり吸う。うん、昨日は一緒にお風呂に入ってあげただけにそれほど匂いはきつくない。まぁ、
汗臭い彼の体臭も魅力的ではあるんだけど。と、手を彼の腰に回そうとすると何やら硬いものに触れて
しまった。手探りでそれが何なのかを調べると、それはすぐにわかった。
「(き、昨日あんなに出しておいて元気になってるの!?)」
それは彼の男の象徴、夜になると私を虐め体を汚す彼の武器。昨日もお風呂の最中「中まできっちり洗わ
ないとな」と奥まで突き入れて、白くて熱いどろどろした液体をぶちまけたのだ。使い魔が主の体を支配
するとはどういう事だろうか、このままだといずれ私は使い魔の子供を宿す主としてその名を連ねてしま
うだろう。しかし、そんな私の思考を他所に体は勝手に使い魔の男に意識が向かっている。気づけば、彼
の下着を脱がし、天に向かって威きり勃つソレを眺めていた。
改めて見ると、中々の大きさだと思う。とはいえ、私は彼しか男を知らない為、他の男のモノがどれだけ
のモノかは知らないのだが、友人のモンモランシー曰く、彼のソレは彼女の恋人であるギーシュのソレよ
りも大きいという事だけはわかった。ちなみに何故彼女がそんな事を知っているかというとこの間、外で
使い魔に犯されている所を目撃されたのだ、ファッキン。しかし、上には上がいるようでキュルケの恋人
であり、我が学院の教師である生徒に手を出した変態教師などはそれは凄いらしい。
「あんなのでアナルプレイに走ったら便が駄々漏れになるわ」という事だそうな。まぁ、彼とヤッたであ
ろう日の翌日は足腰ふらふらにして授業を受けているのであながち嘘ではないのだろう。
それはともかく話を戻して、我が使い魔は昨日お風呂場で散々私を犯しつくしたというのにも関わらず
現在はご立派にその姿を晒している。やはり万年発情期の犬だというのだろうか、犯っても犯っても犯り
たりないという事なのだろう。現在、彼の性欲を処理しているのは主である私とメイドのシエスタだ。
万年発情期のこの使い魔の事だろうから、他に青い髪のチビっ娘であったり半エルフの牛娘あたりも襲っ
ているだろう。最近、彼女達の彼を見る目がおかしいのもそれを裏付ける証拠だ。うん、これはいけない。
というのも、別にこの使い魔を彼女達に狩られるという事を心配しているわけではない。問題はこの使い魔
の節操にある。どの道彼女達も私達同様に体中を汚されている事だろう、そうなると問題になるのは妊娠だ
彼女達がこの使い魔の子供を孕むとなると、当然責任は主の私にも及ぶ事になる。となると金がかかる、ま
さか堕ろすわけにもいかず、彼女達とその子達の面倒は我がヴァリエール家がしなくてはいけないだろう。
それでも、彼女達は幸い貴族だ。上手く話をつければ何割かの負担はしてくれるかもしれない。
しかし…、と私は思う。このまま彼女達が妊娠した時、私やシエスタも妊娠したらどうなるのだろうか。
節操がないこの男の事だ、そうなったら今度は姫様やアニエスに手を出しにいくかもしれない。いや、間違い
なく出すだろう。そして彼女達が妊娠してしまった時には、チビっ娘の従姉、ジェシカ、フーケあたりに行く
だろう。そして、彼女達も妊娠したら今度はチビっ娘の使い魔、姉さま方、もしかするとチビっ娘の母あたり
に手を広げにいくかもしれない。そして彼女達も…、いけない。このままだといけない、ヴァリエール家も危
険だがトリステインいやハルケギニアが危ない。ハルケギニアの何割かの人間がガンダールブの血統なんて事
になったらガンダールブ株が暴落する。ついでにいえば虚無の担い手株も暴落する。増えるガンダールブに増
える虚無の担い手…、そしてあるきっかけで引き起こされるされる虚無の担い手とその使い魔達による戦争。
虚無大戦勃発、嗚呼惑星ダヴィーンが崩壊する。宇宙に響くその声はまさに流竜馬の声だった!!
大変だ、そうなったら世界が崩壊する、というか流竜馬ってだれよ。
そんな考えに至った私は、とうとう行動に移す事にした。射精(だ)さぬなら、射精(だ)して見せようヴァリ
エール。うん、一句浮かんだわ。社交界で発表すれば軽蔑される事間違いなしね。きっと他の貴族達からそれな
ら射精してみろと陰茎を目の前に出されて奉仕する事を強要されるんだわ。エレオノールお姉さまなんかはその
きつい視線で相手を睨み付けながら口を開けてしゃぶって、ちい姉さまはその豊満な胸に相手のモノを挟んで
しごくに違いないわ。そして、なんかのタイミングでドレスを切り裂かれて、そのまま犯される。口は元より下
にもお尻の穴にも捻じ込まれて射精されてしまうんだわ。「やめなさい!」とか切り裂くような声をあげつつも
次第にその声は弱くなっていい様に輪姦わされるエレオノールお姉さま。さしたる抵抗もできずに力任せに犯されて
白濁まみれになっていくちい姉さま。やめて、ちい姉さまそんなにされたらしんじゃうじゃない。
泣き叫ぶ私にもその手は伸び、組み敷かれたあげくがんがん腰を振られて膣内に射精されてしまう。「へへ、ゼロ
のルイズにきちんと魔法使える奴の子種を蒔いてやったんだ感謝しろよ」と耳元で囁かれて泣き腫らす私。
そしてその横でお母様に群がる中年と一部の好事家の青年貴族達、淫らに喘ぐ私たち娘の醜態を目の前にお母様も
雌の本性が浮き彫りにされる。「ちぃ、あいつめしっかりと使い込んでやがんな」、「口も下もアナルもそこまで
使えるんだらツェルプストーを馬鹿にできねぇなぁ」、「寝取り寝取られってか?ギャハハハ」
そして宴が終わって、夜が明けると。ボロボロのドレスに白濁の精液まみれの私たちが転がっているんだわ。
あん、そんな事考えてたら体が熱く疼いてきちゃったじゃない。そうというのもこの目の前でピースカ寝ている馬鹿犬
のせいね。主人が体を持て余していたらそれを静めるのも使い魔の仕事ね。私は下着を手早く脱ぐと、早速またがった。
本当は口でやろうと思ったけど、下の方が熱く疼いてとろとろだったんだからしょうがないわよね。うん、えーっとこう
固定して…あん、少し押し広げないと入らないじゃない。ん、こうして。んんん………だめ、ゆっくりよ。一気に腰を落
したらイッちゃんんん!こ、こらぁ。馬鹿…犬ぅ、変なタイミングで寝返りうとうとするんじゃない、わよ。全部入って
イッちゃったじゃない。まったく、人の事考えないで、少しは主人に気を遣いなさいよ。ほ…ら、動くわよ。朝から主人
に気持ちよくさせてもらえるなんて感謝しなさいよね。あ…はぁっ…ん、ん、ん、あぁ、ダメ大きく動くと意識がトンじゃ
う…。ダメよ、気をしっかり持ってルイズ、ここで倒れたら誰がこの馬鹿犬の性処理するっていうの?シエスタ?だめよ、
シエスタはこの前、媚薬を使ったら「ゆ、許してくださいサイトさん。もう堪忍してぇ」とか言って軽くふさぎ込んじゃっ
てるもの。馬鹿犬と目があうと顔を赤くしてそそくさ逃げちゃってまぁ。そろそろ復活すると思うけど。おかげでシエスタ
の分まで私がこの馬鹿犬の相手しなきゃいけなくなっちゃうなんて、体がもたないわ。これは、そろそろチビっ娘や牛娘
あたりを引き込んでおかないとダメね。
『ん、んぁ…。ってぇ何やってんだよルイズ!!』
何やってるってナニしてんのよ。あんたが節操もなしにモノをおったててんだから、それを静めようとしてるんじゃないの。
あ、ちょ、なっ、や、やめなさいよ。乳首弱いの知ってるじゃない。そんな、指で遊ばない…きゃっ、ダメ、イッチャう!
私、イッチャう!んん…あぁっ!!やぁ、らめぇ、意識がトン…んんっはぁ、や、やぁ、イッってる最中に動かしちゃやぁ!
あぁん、止めてぇ、虐めないで…虐めないでょぉ…。ぃゃぁっ、お腹の中でドピュッて熱いのがぁっ………、昨日散々射精さ
れちゃってるのに、また射精されちゃって…。ダメぇ妊娠しちゃう、馬鹿犬の子供妊娠しちゃうぅ………。
『ったくしょうがねぇなぁ、朝からなんて。きちんと満足させてやるからな御主人様』
違う、違うのぉ。朝から勃たせてたあなたが悪いのぉ。あぅ、そんな後ろからんん………!わ、わかったわよ。好きなだけ、
好きなだけ射精していいから。きちんと、責任、とってよね。
ミューズ可愛いよミューズ。
でもミューズって聞くと夢魔相手にジャイアントスイングかけたりナイアガラ
バスターかけにいったりするのが思いつく私は間違いなくロマサガ脳。
パリィ!
地の文吹いたwwww
>>61-62 GJ
ルイズのピンク色の妄想とゲッターエンペラー吹いた
ルイズのピンク脳吹いたwww
タバサとかを巻き込もうという発想が何処から出てきたのかwwww
このおピンク娘はもう駄目かもしらんねwww
>>66 淑乳同盟を締結する心積もりと見た
淑乳wwものは言いようだなw
>>63 新作乙! ルイズが真性のアホの子に
つーか本当に発情してるのはサイトじゃなくてルイズじゃね?
10代の若い男にとって朝だちなんて当たり前の生理現象だしな
虚無ったルイズに吹いたw
笑いもエロスも取れるせんたいさんとかバレットさんとか
>>63氏とかは
素直にすごいと思うんだ。
>>63 GJ!
俺のSSに足りないもの…それは。
情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ……そして何よりもォーっ!
エ ロ さ が足りない。
とか思うわけですよ。
ていうかエロなんておまけです、なんて思っている自分がいる。
まあそういうわけで投下いきます〜。
「よーし、野戦演習はこれにて終了っ!よくやったっ!
この演習を抜けたお前達はもう糞虫ではない!『兵士』を名乗ることを許可する!」
「サー、イエッサー!」
髭を蓄えた強面の老騎士が、目の前に並ぶ水精霊騎士団の面々に大音声でそう告げた。
水精霊騎士団の面々はその言葉に歓声ではなく敬礼で応える。
水精霊騎士団の面子は皆一様に薄汚れた姿をしていた。無理もなかろう。
ここはトリスタニアから一日程西へ進んだ、街道はずれの森。その一角、テントを張る程度には開かれた、沼のほとり。
その森は普段は狩人以外の人間が立ち入る事もなく、獣道以外に人の通る場所もない。
鬱蒼としたその暗い森で、水精霊騎士団は、七日間に及ぶ野戦演習をしていたのである。
正式な兵士としての訓練を受けていない水精霊騎士団を、女王の近衛として勤めさせるのはどうか、という意見が、他騎士団の団長から挙がったのである。
だったら正式な訓練を積ませればいい、と水精霊騎士団の後見人がわりであるアニエスは言ってのけた。
そして、騎士団演習で最も過酷と言われる七日間に及ぶ森林演習を、水精霊騎士団に課したのだ。
才人含む水精霊騎士団はその演習に強制的に参加させられ、鬼軍曹のしごきを受ける羽目になったのである。
奇跡的に一名の脱落者もなく、七日間の演習は無事終了した。
演習を終えた水精霊騎士団は、王都には戻らず、そのままトリステイン魔法学院への帰路へつく。
演習の教官を担当したエーリッヒ・ハルトマン卿のはからいで、演習の終了報告は後日でよい、との事で、騎士団の面々は第二の我が家とも言える学院での休暇を取ることにしたのである。
疲弊しきった水精霊騎士団の面々は、それでも何かやり遂げたような顔で、帰路についていた。
「うわ臭っ!」
帰ってくるなりこれである。
「ちょっと、何日お風呂入ってないのよもう〜」
「しょうがないだろ、演習中は風呂なんて気の利いた物なかったんだし」
才人のご主人様は、学院の正門で、七日ぶりに帰ってきた愛しい使い魔に抱きつこうとして。
半径5メートルに近寄った時点で鼻をつまんで動きを止めた。
しかしそれも無理からぬことだろう。
汗と垢と男の匂いの入り混じる、ちょっと嗅ぎたくない類の香りが、今才人からは立ち上っている。
普通の神経の持ち主なら、ちょっとこの匂いは遠慮願いたい。
ちなみに学院に到着した水整理騎士団の周囲のそこかしこで、同じような光景が繰り広げられている。
「僕は関係ないけどね」
一部、丸いのを除いて。
「さっさとお風呂入ってきなさい!その匂いが取れるまで女子寮に近づかないでよね!」
ルイズはきっぱりはっきりそう言い放つと、女子寮のほうへ行ってしまう。
酷い嫌われようだ。
水精霊騎士団の他の面子も同じような扱いで、ギーシュなどは土煙を巻き上げそうな勢いで共同浴場へ走っていった。
才人はしょうがねえ、俺も行くかなあ、などと思って荷物を背負った。
その瞬間。
「い〜匂いな〜のね〜」
ぎゅむ。
どこから沸いたのか、長い青い髪を揺らしながら、人間態のシルフィードが才人に抱きついた。
豊満な胸をぶにゅぶにゅと押し付けながら、特に匂いのきつい首筋のあたりの匂いをくんかくんかと嗅ぐ。
どうやらシルフィードにとって、今の才人の匂いは、たまらなくいい香りのようだ。
「ちょ、おま、シルフィード!何やってんだよ!」
「なになに〜?なんでサイトこんない〜匂いさせてるの〜?きゅいきゅい」
才人は抗議するが、上気した頬で興奮気味に抱きついてくるシルフィードには聞こえていないらしい。
荒く熱気の篭った吐息が、才人の耳朶を打つ。
そして聞こえる水音。
じゅるり。
チョットマテ。
今のは涎を啜る音…?
「サイト、おししそ〜な〜のねぇ〜。きゅ〜〜い」
どうやらその立ち上るスメルのせいで、エサとして認識されかかっているらしい。
才人は身の危険を感じてシルフィードの抱擁から逃げ出そうとするが、思いのほかアホ竜の抱擁は力強く、逃げられない。
そういえば、相撲のさば折りという技は、熊が大木を抱きついてへし折るところから考えられた技らしい…。
そんな豆知識を思い出しながら命の危険を感じ始めた才人だったが、ある人物がその危機を救った。
それは意外なことに風韻竜の主人ではなく、疎外されて不満げな丸い物体だった。
「サイト貴様ぁ〜っ!」
才人とシルフィードが絡んでいるのを視界に入れたその丸い生き物は、物凄い勢いでそう叫びながら詰め寄ってきた。
絡みつく二人の肩に手を掛けると、ふんぬっ!と気合を入れて引き剥がす。
すると、意外にあっさりと、シルフィードの戒めは解けた。
そしてマリコルヌは憤怒の形相で、才人に指を突きつける。
「貴様っ、僕の女神に何をしているんだっ!」
僕の女神。
フシギな単語に、才人は周囲を思わず見渡してしまう。
当然の事ながら、才人の視界にその単語に該当する物体は存在しない。
マリコルヌはそんな才人に構わず、才人とシルフィードの間に立ち塞がる。
どうやらマリコルヌの女神とはシルフィードのことらしい。
「何をしていた、と聞いているんだっ」
その鼻息で、軽く風が起きている。さすがは『風上のマリコルヌ』。
「いやどっちかってーとされてたのは俺の方なんだけど…」
しかし才人のその言葉は言い訳と認識されたようだ。
いよいよ怒り狂って、マリコルヌは才人に突っかかろうとする。
「貴様、言い訳も大概に」
「きゅ〜い。こっちはもっとい〜匂いな〜のねぇ〜。きゅいきゅい」
しかしそれは赤ら顔の『僕の女神』によって止められる。
マリコルヌも、水精霊騎士団の一員として演習に参加していた。
さらに彼の肉体は、普通よりもお肉の量が多く、汗や垢が溜まりやすい。
シルフィードには、目の前のマリコルヌが丸い肉の塊に見えていた。
シルフィードは本能の赴くまま、目の前のお肉を捕獲する。
具体的に言うと、背後から首に腕をかけ、背中からぎゅっと抱き締める形だ。
マリコルヌの背中に、極上の柔らかさを持つ肉の塊が遠慮なくぎゅうぎゅうと押し当てられる。
マリコルヌは一瞬で真っ赤になり、ほひ、と溜息を漏らす。
「ちょ、ちょちょちょちょっと!ななななななにしてっ」
「うーふーふー。も〜ガマンできないのね。キミを食べちゃうのね〜。きゅいきゅ〜い」
言って、垢の溜まったマリコルヌの耳の襞をべろんちょ、と嘗め回す。
あひゅ、と溜息を漏らして、マリコルヌは更に真っ赤になる。
たらり、とその丸い鼻から鼻血が垂れた。
「え、その、あの…。せ、せめて人気のないところにして…」
「きゅい?どーしてなのね?シルフィは別にここでもかまわないのね」
「は、恥ずかしいから…」
「きゅい?思ったよりシャイなのね。しょーがないのね。それじゃあ人気のない裏の倉庫でじっくり味わっちゃうのね〜」
「や、優しくしてね…」
そんなやり取りの後、前かがみになってマトモに歩けないマリコルヌを、シルフィードが丸いぬいぐるみを抱えるようにして、倉庫の方へと持って行ってしまう。
「…生きろよ…戦友…」
マリコルヌの冥福を祈りながら、才人は共同浴場に向かったのだった。
しかし共同浴場には直行できなかった。
才人は忘れていた。
使い魔と主人は常にセットであることを。
使い魔のいる所には、主人が必ずいる。
「お帰り。サイト」
正門の陰に、風韻竜の主人がいた。
サラサラの青い髪を揺らしながら、タバサは才人に近寄ってくる。
才人は慌てて後ずさる。
この従順な青い髪のお姫様にまで『臭い』とか言われたら、才人のガラスのハートは粉々である。
しかし、タバサはそんな才人になど構うことなく、すたすたと近寄ってくる。
そして、運命の半径5メートル。
一瞬、タバサの美麗な眉が歪む。
彼女の鼻に、才人から立ち上る異臭が届いていた。
しかし、彼女は逃げなかった。
才人にそっと寄り添うと、きゅ、と彼を抱き締める。
「く、臭くないのシャルロット?」
「へいき」
あの、北花壇騎士としての任務で嗅いだ匂いに較べれば。
むせ返る鉄錆にも似た血の匂いや、下水の嘔吐物の香りに較べれば。
才人の汗と垢の匂いなど、芳香にも等しい。
むしろ、才人の匂いだからこそ。
「ちょっとツンとするけど…嫌いじゃない」
タバサはそう言って汚れた才人の服に顔を埋め、すんすんとその匂いを楽しむ。
タバサの鼻腔を、才人の絡みつく牡の獣の匂いが犯す。
むせ返るような匂いに少しくらっとしたが、その感覚すらも、タバサは愉しめた。
「で、でもさ。臭いだろ?俺、風呂入ってくるからさ、それからな?」
正直、才人だって早く風呂に入ってさっぱりしたかった。
お風呂。だったら。
タバサの頭脳が高速回転を始める。
サイトとお風呂。お風呂でにゃんにゃん。
タバサはあっという間に結論を出すと、才人を見上げて言った。
「私が洗ってあげる」
「へ?」
呆気に取られる才人の手を取り。
タバサは才人を引っ張って、すたすたと歩き出した。
辿り着いたそこは女子専用浴場の個室。
男子禁制のはずのそこに、才人はいた。
大理石でできた個人用のバスタブに、なみなみと湯が張られ、あふれ出した湯気で石造りの個室を満たしている。
魔法の明かりで照らされた、女性を意識した薄桃色のその空間に置かれた低い洗い場用の椅子の上に、全裸で腰掛けている。
タバサは誰もいない女子浴場に才人を引きずりこむと、半ば強制的に服を脱がせ、先に洗い場へ放り込んだのである。
先に身体洗っちゃおうかなあ、などとぬめぬめする肌に不快感を感じながら才人が思っていると。
「お待たせ」
眼鏡を外した小さなタバサが、前を隠そうともせず洗い場に入ってくる。
真っ白なその肌は湯気の中で幻想的な雰囲気を醸し出す。
さらさらの絹糸のような青い髪は、洗い場の湯気を吸って少ししなっている。
軽く桜色に染まった頬は、照れからくるものか、それとも洗い場の温度のせいか。
タバサはその幼い肢体を才人の前に惜しげもなく晒しながら、彼の目の前で立膝になる。
そして、脇に置いてあったスポンジを手にとって、そこに石鹸を塗りこむ。
「あ、いいよ俺自分で出来るし」
ここまで来て何を言っているのかこの唐変木は。
タバサは才人の言葉を無視して、スポンジを泡立てると。
「はい、腕出して」
「あ、はい」
結局才人はタバサの言われるがままになる。
身体が垢と汚れで気持ち悪く、早々にすっきりしたかった。
それにせっかくタバサが洗ってくれると言うんだし。
才人はタバサのされるがまま、身体を洗ってもらった。
のだが。
「…あのう?シャルロットさん?」
「何」
泡だらけの才人は、首から下で唯一泡に覆われていない部分を指差して、タバサに尋ねた。
「…なんでココだけ洗わないんすか」
泡だらけの才人の唯一泡に覆われていない場所。
そこは一週間ぶりの牝の接近に雄雄しく天を突いてそそり立ち、才人の獣性をアピールしていた。
タバサはそこにけして触れることなく、才人を洗っていたのである。
タバサは、額に張り付いた青い髪をかきあげ、才人に言う。
「…立ってるから」
「へ?」
「…刺激すると、出ちゃうかもしれない」
なんせ七日分溜まっているのだ。
どうせなら、口に…とろくでもないことをタバサは考えていたのである。
そして、才人が防衛行動に移る前に、タバサは動き出す。
身体よりもずっと、『牡』の匂いをさせているそこに、顔を寄せる。
むわ…と、音を立てそうなほどの匂いがタバサを襲う。
だがそれは逆にタバサの官能を刺激する。
はぁ、と溜息をついて、愛おしげに竿に手を沿え、頬を寄せる。
その先端部の返しには、白い恥垢がこびりついていた。
…洗ってもらえなかったんだ…可愛そう…。
タバサは汚れたそこに舌を這わせようとして。
している行為に気付き、才人を見上げる。
才人は、腰を振りながら自分の足元で艶かしく動く青い髪の少女に釘付けになっていた。
タバサは、そんな才人に問う。
「サイトのおちんちん…私のおくちで洗わせて…」
その問いに、ごくり、と才人の喉がなる。
応えは決まっていた。
「好きにするといいよ」
愛する人の答えに、タバサは小さな舌を、今度こそ才人の亀頭の返しに這わせる。
舌先で恥垢をこそげとり、飲み込む。
少し塩気のあるそれは、奇妙な味がした。
そのまま丹念に恥垢を舐め取り、時には歯で軽く擦る。
溜まった牡の穢れを味わい、たまらない牡の香りに欲情する。
竿に口付け、丁寧に唇で汚れを落としていく。先走り以外の滑りを、唇で吸い上げる。
やがて、ビクビクと刺激に震えはじめた才人に、タバサは限界が近いことを知る。
先走りと、唾液で糸を引いた口をくぱぁ、と開くと、タバサは才人をくわえ込む。
そしてタバサの口腔内に広がる、たまらない牡の香り。
目も眩むような刺激臭に、タバサの動悸が早まる。
そして。
「で、出るっ!」
どく、どく、どくっ…。
七日間放出を禁じられて濃さを増した精が、タバサの喉に放たれる。
タバサはいつもと大して量は変わらないがいつもよりずっと濃いそれを、一度口の中でくちゃくちゃと味わってから、飲み干す。
たまらない牡の味がした。
その味と匂いに、タバサの中の牝が完全に覚醒する。
「はぁ…」
溜息をつき、才人を見上げるタバサ。
その股間からは、汗以外の粘液が分泌され始めている。
「ほんとに、エロくなったよなぁ、シャルロットは」
才人はそう言って、タバサの顎をつまんでその瞳を覗き込む。
獣欲に曇った目を逸らそうともせず、タバサは応える。
「サイトのおかげ」
「うん?」
「サイトがいっぱい、してくれるから。
いろいろ教えてくれるから。私はどんどんえっちになる」
サイトの『せい』ではなく、『おかげ』と言い切るタバサ。
淫らな自分を、完全に肯定するまでに、ガリアの姫君は淫欲に堕ちていた。
そして、才人を見上げる桜色に染まった頬は、恥ずかしさのせいではない。
これから訪れる、交わりに期待して、頬が上気しているのだ。
そんな淫らな自分を、タバサは好きになっていた。
才人に淫らに変えられていく自分を、たまらなく愛おしく感じていた。
だから、才人のすることには、いや、してくれることには、一切抗わない。
「じゃあ、今日もイイコト、教えてやるよ」
「う、うん…」
そして今日も。
淫らに染まった王女は、愛する男の言いなりになる。
言われるがままに、タバサはバスタブの縁に腰掛ける。
その前では、低い洗い場用の椅子に掛けた才人。
「じゃあ、右足上げて」
「うん…」
言われるままにタバサは、右足をつい、と上げる。
とろとろと蜜を零す女陰が露になるが、最早タバサはそんな事は気にしない。
才人は上げられたタバサの足先を両手で捕まえる。
そして。
ぴちゃ。
「ひゃうっ!?」
突然の刺激に、タバサの声と背筋が踊る。
細いバスタブの縁から落ちないように、慌ててそこを両手で掴む。
刺激の正体は、才人が突然、タバサの足の親指の裏を舐めたからだ。
「や、やだ…そんなとこ…きたない…」
さすがに開発されきっているとはいえ、愛する人に足を舐めさせる趣味はタバサにはなかった。
しかし、才人は勿論それを聞き入れない。
難癖をつけて、行為を続行する。
「前も言ったろ?シャルロットに汚いとこなんてないよ」
ぴちゃ。
「ひぁっ?」
今度は親指と人差し指の隙間を両手でこじ開け、そこに舌を這わせる。
タバサの声が踊り、頬が高潮する。
才人から丸見えの股間の肉襞が、ひくひくひくと蠢いている。間違いなくタバサは感じている。
才人は火のついた嗜虐心を、タバサの足責めで鎮めるつもりだった。
「それに、感じない?シャルロットは?」
ちゅ。
今度は足の裏、親指の付け根にキス。
そして、感じているのを確認して、立て続けにキス。
ちゅ、ちゅ、ちゅ。
「ひう!か、感じ、るぅっ…!なんでぇ…っ?」
足の裏に感じる刺激に、奇妙な官能をかきたてられ、タバサは震える。
「それは、シャルロットが変態さんだから」
逃がさないようにタバサの足をしっかり掴んで、タバサの足元で才人はそう言う。
「えっちが大好きな、変態さんだから、何をしても感じるんだよ」
「へ、へんたい、なのは、サイト、だもんっ…!」
真っ赤になって顔を逸らしながら、最後の抵抗。
しかし、こうなってはもう、後は新しい刺激に溺れていくだけだ。
タバサを調教しきった外道は、その足元でいやらしく笑う。
「さて、どうかなー?」
意地悪くそう言って。
ぬりゅ。
「ふわぁ!」
今度は、中指と人差し指を割り開き、その間を舌で舐める。
「足でいっぱい感じるような子は、変態さんじゃないのかなー?」
ぺろぺろぺろぺろ…。
そして、才人の舌が、今度こそ容赦なくタバサの足を這い回る。
「ち、ちが、わた、わたしぁっ、へ、へんたいぃっ、ちがっ、ひぃ!」
言葉と刺激の波状攻撃に、どんどん融けて行くタバサの理性と身体。
「ひぁ、い、やぁ、こ、こんな、のって、らめ、なの、にぃ!ひぁ!」
声が踊る。背筋が踊る。
そして、手が緩む。
タバサの体が傾き、才人の方へとくの字に折れる。
才人は慌てて倒れてきたタバサの上半身を抱き締める。
どうやら軽い絶頂を迎えたようだ。
才人は、その耳元で最後の悪魔の囁きを漏らす。
「あら?変態さんじゃない割りに、足でいっちゃった?」
「ふぅ、はぁ…。さい、との、いじ、わる…」
「でもこんなんじゃ足りないよね…?」
その先の台詞は、口に出されなくても分かっていた。
だから、タバサは先回りして言った。
「ほ、ほしいの。
サイトのおちんちんで、シャルロットの、えっちで、へ、へんたいさんな穴を、いっぱいにして欲しいの…」
今でも恥ずかしくて恥ずかしくて言いたくないような言葉を、タバサは吐く。
これだけで、タバサの身体は新たな潤滑油を分泌する。
「よくできました」
言って、才人は立ち上がって、脱力したタバサを裏返し、浴槽に両手をつかせる。
そして、後ろから。
ぐちゅうっ!
一気に奥まで、ひくひくと蠢き、とろとろと愛液を零すタバサの牝を犯す。
「ふわぁ…!」
それだけでタバサの視界が虹色に染まる。ひくひくと肉壷が蠢き、牡を搾り取ろうとする。
ただの一合で、タバサは絶頂を迎えていた。
ぶちゅ!ぶちゅうっ!
絡みつく肉襞をかき回し、才人はタバサを容赦なく犯し始めた。
「ひぁ!ふぁ!い、いいっ!あぁっ!」
青い髪が前後に激しく揺れ、それと同時に少女の意識も揺さぶられる。
絶頂に開いた牝の門は、容易く牡の出入りを許し、陵辱を加速させる。
激しく腰を打ち付ける音と、粘膜をかき回す淫らな音が、浴室にこだまする。
そしてその交わりはやがて、限界を迎える。
「やっ!い、いくっ、サイトいくっ、わたしいくのぉっ!」
「お、俺も、中に、中に出すよ、シャルロットっ!」
「あ、ああああああああっっ…!」
きゅ─────────────っ!
どくどくどくどくっ!
タバサの最後の締め付けと共に、才人は濃い精液を、少女の膣内にぶちまけたのだった。
「ん。もう大丈夫。臭わない」
タバサは着替え終わった才人に顔を寄せ、すんすんと匂いを嗅ぐ。
もう、才人からは石鹸の匂いしかしなかった。
そして、才人は同じ匂いのする少女を、引き寄せ、抱き締める。
「シャルロットが綺麗に洗ってくれたからな」
その腕の中で、ほ、と軽く頬を染めて、タバサは嬉しそうに微笑んだ。
そして言う。
「でも、もったいない気もする」
「なして?」
「…私、サイトの汚れた匂いも、好き、みたいだから…」
「…この変態さんめ」
腕の中で微笑むタバサのおでこを、才人はこつん、と小突いた。
「じゃあ、帰るかぁ」
言って才人はシャルロットを放し、個室のドアを開けて、まずタバサを先に出し、後から自分も出る。
すると、前方に見慣れた、桃色の長い髪が。
彼女は才人との久々の一戦に備え、風呂で禊を済ませておこうと思ったのであるが。
不幸なことに、二人は同時に互いを認識してしまう。
あっという間に間合いを詰めたルイズが、才人に詰め寄る。
「かしらかしら、どうしてかしら?どうして犬が女子用の浴場、それも個室にいるのかしらあ?」
答えは聞かずとも分かっているが。
応えたのは才人ではなく、青い髪の少女。
「私がサイトを洗ったから。
隅から隅まで、外から中まで」
「中までってどういうイミだぁこぉのチビっこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「やっぱりこうなるのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ちゅどーん。
そして、女子浴場の個室の一室が、系統魔法以外の魔法で爆破され、使い物にならなくなったのである。〜fin
*追記*
次の日、使われていない裏の倉庫の前で、謎の粘液でぬとぬとにコーティングされた、マリコルヌが発見された。
竜態に戻ったシルフィードに、飴玉のごとく口の中でさんざん舌で舐め尽くされたのである。
「こ、こういうのもアリかなっ」
どうやら真の変態には何物も障害にはならないようである。
いじょ!おしまい!
イロイロ要素詰め込みすぎてgdgdですね!どーしょーもねー!
それはともかく、ウチに緋想天がきたんですよ。
すいかエロいよすいか。
あ、言っておきますがお兄さんはロリコンさんでもへんたいさんでもないですよ?
んじゃねゆ。ノシ
へんたいさんGJ。
一番槍だよ。誉!
それにしてもマリコヌル…おまえは幸せ者だな(某竜態が好きな作者さんを代弁してみた(すみません
>>84 おお新作乙です!
そういや自衛官の人達も野外演習のあとは物凄く臭いそうで
むしろ臭い匂いがいいという自衛官の奥さん方もいるそうです
>エーリッヒ・ハルトマン卿
第二次世界大戦のドイツのエース自重ww
ああ…へんたいさんはへんたいさんだよへんたいさんハァハァ
それにしてもマリ公はうらやましすぎる
>>髭を蓄えた強面の……
ここら辺で例のあの人を期待してしまったw
89 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 04:13:17 ID:tePeUhNV
マリコルヌがシャーリーンで訓練教官と自分を撃ちぬかなくてよかった
>>87 205氏、新作はまだー?チンチン(AAry
92 :
ぺとるーしゅか:2008/06/02(月) 18:02:32 ID:VpO/gvaw
お呼びじゃないようですが、投下します。
※注意※
レズものです。
新刊に出れなかったあの人が暴走してます。
93 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:06:30 ID:VpO/gvaw
[[29-652]]に戻る
何故だ……。
「ええと、アネットさんでしたっけ。よろしくお願いします」
何故だ……。
「早速ですが、料理は何にしましょうか?」
これは何の陰謀だ?
「あのぉ、聞いてます?」
メイドとなった私―――アニエスの先輩としてつけられたのは、見覚えのある黒髪のメイドだった。。
--------------------
〜飼育箱〜
--------------------
オスマン氏による就職試験という名のセクハラをくぐりぬけた私は、教員に連れられ一通りの説明を受ける。その後厨房で一通り先輩方への自己紹介を終えた。
これで晴れて学院のメイドになったわけだ。そして現在にいたる。
「アネットさん、聞いてますか」
「あ、はい」
「もうっ、心配しましたよ。急に押し黙って」
「すいません。考えごとをしていて」
正直に言おう。
―――ウソだろ!?
なぜ数いるメイドの内から、最も危険な人物が選ばれているのか。
アニエスとしての私に会ったことがある者はできれば回避したかった。シエスタ以外なら誰でも良かったのに。
「それじゃあ早速、料理、始めましょうか」
「あ、あの」
「何か?」
「い、いえ。何でもありません」
一方のシエスタは何の疑問も感じていないようにすら見える。
この可能性を不思議に思わないのだろうか。それともホントに私がアニエスだって気づいてないのだろうか。
聞きたいが聞けるわけもない。『何故あなたが選ばれたんですか』などと、普通なら『偶然でしょ』で済まされる話だから。
『私がアニエスだってわかってるのか?』などは論外だ。
そもそもシエスタはサイトにつけられたはずなのだから、厨房に集まっていた“学院に仕えるメイド”の中にいることすらおかしい。そう疑問に思っていた。
が、次のシエスタの言葉で疑問は氷解する。
「それにしても、サイトさんたちが帰省するのに私が残るなんて何故かと思ったら、こういうことだったんですね」
シエスタは一人納得するようにそう呟く。
なるほど主がいないから後輩の指導につけられたのか、と私も納得する。
「こうなったら、ちゃちゃっと終わらせてしまいましょう。洗濯板にサイトさんは奪わせません」
「は、はい」
「料理は?」
「シチューで」
「ラジャー」
こうして妙なハイテンションで私の料理教が始まった。
94 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:09:11 ID:VpO/gvaw
最初に野菜を洗い、皮を剥く。
「こう、こうやるんです」
「は、はぁ」
今まで包丁を料理目的で持ったことのなかった私は、その持ち方から教わることになる。
幸いにして彼女の教え方も上手く、手本として彼女自身が見せてくれたために理解するのは簡単であった。
「む、むぅ……」
実際やるのはまた別だったりするのだが。
頭の中でやるのと、身体を動かすのは少々勝手が違うのはわかっていたのだがな。
これほどとは。
「皮を剥きすぎですよ」
「はいっ」
・
・
・
「包丁持つ方を動かすと危ないですよ」
「はい……」
・
・
・
「アネットさん、力を入れすぎです」
「はいぃ」
・
・
・
「もっと優しくやらないと」
「そう言われても」
「ん〜……そうっ、言うならばおっぱいを揉むように」
「……は!?」
私の耳がおかしくなったのだろうか。
それとも彼女の思考回路がおかしくなったのだろうか。
どちらにせよ、私は今変な言葉を聞いた気がする。
「今、なんて言いました?」
「“おっぱいを揉むように”です。こうやって……」
「え、ちょっと、やめろ……やめて、ください」
シエスタが私の胸に触れてきた。服越しにスリスリとさすられる。
95 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:11:30 ID:VpO/gvaw
「こうやってぇ、丹念に」
「揉みほぐさなくていいですからッ」
私は振り返ろうとして―――バランスを崩し、後ろに倒れ込む。
そしてシエスタに柔らかく抱き留められた。
背中にむにゅっとした感触を覚える。
シエスタはそれを見てくすりと笑った。
「やっぱりしてほしいんじゃないですか」
「ち、ちが」
「ほら。食べ物落としちゃダメですよ」
キッチンから離れてしまったので、イモと包丁を置けない。
戸惑いとで私は棒立ちすることしかできない。
「アネットさんのおっぱい、私の手にぴったりですっ」
―――知るかッ!
シエスタの息吹が耳元を、首筋を包み込む。
その感覚に全身が震えた。
シエスタの手が止まることはない。
「そういえば、胸元の開いたやらしい服を着てますよね」
「そ、それはっ、陛下が」
「へいか?」
「いや、ごめんなさいぃ。私が悪いんですっ私がッ」
実は服装は全て陛下が決めた物だ。
一重に陛下の趣味である。
断じて私には関係ない。
96 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:14:36 ID:VpO/gvaw
「そんなイケないアネットさんにはお仕置きが必要デスネ?」
しかし、彼女はそう言うと、私の胸の先端を摘まんだ。
「ひぐっ……か、はッ。お願い……しま、す」
息も絶え絶えにそう応えるしかない。
彼女に与えられた刺激は胸を痺れさせ、身体中を駆け巡りアソコをキュンとさせる。
「それじゃ」
そう言ってシエスタは私の服を脱がしにかかる。
ぷるんっ
装いを失ったおっぱいは剥かれたゆで卵のように震えながら姿を表す。
―――くッ、こんな恥ずかしい……。
羞恥に顔から火が出そうだ。
「あはっ。可愛い乳輪ですね。思わずしゃぶっちゃいます」
「ひぁっっん!!」
生暖かいざらざらした感触が這う。
くすぐったいような、やめてほしいのに、テラテラと光る唾液の跡が胸を冷やして、また欲しくなる。
まさに麻薬といってよかった。
両手がふるふると震えている。
「アネットさんの、味がする」
―――言わないで……くれ。
「こんなに美味しい」
「んッ!」
シエスタは更に右手を下着の中に差し込む。
ぐちゅ
私の下着は先の事件もあって、ぐっしょりと濡れていた。
「もう洪水ですね」
「くっ―――!」
「これならもう大丈夫そう」
―――大丈夫?
オーバーフローした思考回路で彼女の言葉を反芻する。
―――何が?
そして彼女の股に何か凄く嫌な予感しかしないモノが生えていた。
「な、ななななななななななななななな」
「まず、危ないモノはしまいましょうね」
そう言ってシエスタは私から包丁とイモを取り上げる。
というか貴女がつけてるソレの方が危険だろ!?
「何のことだかわかりませんね」
しらばっくれたな!
97 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:16:07 ID:VpO/gvaw
「ていっ」
「きゃっ!」
シエスタに床に突飛ばされる。
「な、なにを―――んむっ」
覆い被せるようなシエスタのくちづけ。
生まれて初めてのキスは、女性になった。
ん、ちゅ、くちゅ……
彼女は同時に私のはだけた服の隙間に手を差し込み、私の肌をさわさわとなぜる。
くすぐったいような、ふわふわとするような不思議な感覚。
でもあんまり嫌いじゃなかった。
彼女に蹂躙されている口内も、私を恍惚とさせる。
「ぷはっ」
数刻の交わりの末、シエスタは私の口から離れた。
見上げたその目には妖しい光をたたえている。
私に跨がった彼女は私を射るように見つめ、唾液に光る口の端が微かに上がった。
「えへっ」
何か思いついたらしい。
彼女は私に跨がったまま、キッチンの上を見回し探しものを始める。
「あったあった」
「いや、それは」
シエスタが見つけたのはケーキ用のホイップクリームであった。
「デコレーションです」
「ちょっ、まって!」
「待ちません!」
彼女は勢いよくそれを握り、私の腹部に、胸に、顔にクリームを塗りたくっていく。
特に頬と胸の突起には凝っていたようで、クリームの形まで意匠を凝らしている。
―――もう好きにしてくれ。
「よし、できました」
どうやら完成したらしい。
正直自分の情けない姿を見たくないので、そっぽを向いておく。
シエスタはそんなことお構い無しにうっとりとした表情で呟く。
「あぁ、今からクリームに彩られた純潔の乙女が、私なんかに汚され、食い散らかされてしまうのですね!」
「んなっ―――!」
「もう想像しただけで私の彼処が濡れてきました。早くっ、早くあなたと合体したい!」
98 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:18:02 ID:VpO/gvaw
言うや否や彼女は自信の秘処の張り型を私の股に擦り付けるように腰を振る。
もちろん下着は着けているので侵入してくることはない。
だが、男のモノの形をしたアレで下着越しにぐりぐりされる。
ぷちゅ……ぷちゅ
濡れた下着が嫌な音を発てる。
「……んくぅっ」
「合体はしたいです―――駄菓子菓子!」
―――あぁ今の私は確かにお菓子、もといオカシイな。
「まずは、 い た だ き ま す !」
ぢゅるるるるるるじゅるじゅる
「っあああああああああああああああ!!!」
何が起こったか理解できなかった。
シエスタが私の胸にしゃぶりついた瞬間、あり得ない刺激に私の意識が飛ぶ。
ぢゅぢゅ、じゅるるるるるるるるる
ぴちゃぴちゃ
「ひぃぃっ! だめっらめぇぇぇええええええええ!!」
あまりの衝撃に涙が出てきた。
「もう、やめ……て」
しかしシエスタの表情は未だ―――いや、更に妖しい光を目にたたえていた。
私はといえば動こうにも動けないほどに力が抜けてしまっている。
99 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:20:29 ID:VpO/gvaw
「次はぁ〜」
彼女はそう言うとクリーム片手に私のスカートの中に頭を潜らせてくる。
「や……。いや……」
微かな力を振り絞って手で抑えようとするが、時既に遅く、力もない。
彼女は私の予想通り、私の下着を脱がせた後、クリームを塗りたくってしゃぶりついた。
ずずぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あひぃぃぃいいいいい!!」
すごすぎぃぃぃぃぃ!!
だめっ、しんでしまうぅ。
「あは、美味し」
くちゅぐちゅ
舌入れないでぇぇぇぇ!
お豆いじっちゃいやあああああああああああああ!!
「はっ…はっ…はっ…」
「トドメです。受け取っちゃって下さい」
ずぷ
「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「これで。私たち……一つになれましたね!」
ずぷぷぷ
なかがっ。なかが吸いとられるっ!
ずんっ
「んぁああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
頭がちかちかするっ。
身体がびくびくってぇぇえええ!
バンッ
―――急に扉が開いた。
「アニエス殿、大変ですっ。陛下がっ陛下がっ………………へぁ?」
どうやら銃士隊の一人が部屋に飛び込んできたようだ。
「いや、その……」
100 :
アトリア:2008/06/02(月) 18:21:33 ID:VpO/gvaw
現在、自分の上官が同姓の人とアレしちゃっているわけだ。
困惑するのも当然といえよう。
可愛そうに……。
「報告を」
シエスタに貫かれたまま話を促す。
「はいっ、陛下が……その、失踪しました」
「なにっ。そう急に捜査を開始しろっ!! 私もすぐ向かう」
「は……はいっ!」
何やら彼女の顔が赤かったが。仕方あるまい。
貫かれたまま部下に指示する上官など滅多にいまい。
「で、どうしましょうか? ここら辺で止めときましょうか」
シエスタが聞いてきた。
私の両足が彼女の腰に絡み付いたのは、そう、きっと気のせいだろう。
すぐに任務に戻らなければならないのに、こんなところで時間を割いていられない。
「もっと………………突いて」
〜fin〜
続編へ→[[13-586]]
いじょうです。
保管した時のためにタグが付いてますが気にしないで下さい。
あぼーん?
ところで、そろそろ新刊ネタのSSが投下されてもいい頃だと思うんだ。
まぁ、ブリミルとエルフのカプが欲しい・・・
「おねえちゃん、できたよ!」
「あら、上手ね」
連日続いた雨が晴れ、久しぶりに日差しの戻った初夏の日のニダベリールの村。
久しぶりの日光を存分に浴びようと、老いも若きも関係なしに、屋外で日の光を浴びている。
エルフであるサーシャも例外ではなかった。
ひさしぶりの日光を楽しむのに、種族は関係ない。
だが彼女は意図的に人間たちの輪から外れ、別の場所で日光浴を楽しんでいた。
人間を蛮人、と呼び、嫌っているから…ではない。
自分が、人間の輪に入っていったら、きっとその和を乱してしまう。村の人間ですら、ましてや同じ種族ですらない自分が、あの輪に入っていい道理が見当たらなかったからだ。
しかし。
人気のない花畑で日光浴をする彼女に、話しかけてきた人間がいた。
引っ込み思案のノルンである。
その小さな少女は、いつもブリミルの傍にいる、使い魔のエルフに、少し照れながら話しかけたのだった。
「おねえちゃん、花輪のつくりかたしってる?」
ノルンは普段自分たちのために戦っているブリミルに、贈り物がしたい、という。
だから花輪をつくってあげたいというのだが、ノルンは花輪の作り方を知らない。
そして、他の女性たちは忙しそうで、とてもそんなことを聞きにいけそうにない。
そこでサーシャに白羽の矢を立てたのであるが。
「…私ってそんなヒマそう?」
少し意地悪げに言ってみるサーシャ。
ちょっと大人気ないな、なんて思いながら。
しかし、ノルンはぶんぶんと首を振った。
「おねえちゃん、優しそうだもん」
その言葉にサーシャの目が点になる。
「は?いっつもブリミルを蹴っ飛ばしたり殴ったり、ヴァリヤーグとやりあってるのに?
どこが?」
その疑問に、ノルンは間髪いれずに応えた。
「私たちのために戦ってくれてるし、それに、ブリミルさんみたいなぽーっとしたひとのガンダールヴやってるし」
なるほど。
その答えを聞いて、思わずサーシャは納得し。
そして、笑い出す。
「あははははははは!そうよね、あんな間抜けの蛮人のガンダールヴをするなんて、とんでもなく心が広くないとできないわね確かに!」
そして、続けた。
「いいわ、教えてあげる。でも私が教えたってのはナイショよ?」
「うん!」
そして二人は、仲良く花輪を作り始めるのである。
出来た白い花の花輪を、ノルンは嬉しそうに眺める。
サーシャはその笑顔を見て、自分も嬉しくなる。
母親って、こんな気持ちなのかな。
などと思ってみたりもする。
そしてノルンは、意外な行動に出る。
「はい、いつもありがとう!」
「え…?」
ノルンは、花畑に腰を下ろすサーシャの頭に、自分の作った花輪を載せる。
呆気に取られるサーシャに、ノルンは続ける。
「ブリミルのお兄ちゃんと、私たちを守ってくれてありがとう!」
「え?え?でもこれってブリミルにあげるんじゃ」
確かにノルンはそう言っていた。
サーシャのその言葉にノルンが応える。
「ううん、ブリミルのお兄ちゃんには、私があげるよりおねえちゃんがあげたほうがよろこぶと思うから」
「な、な、な」
軽く赤くなって思わず言葉に詰まるサーシャ。
『な、なんで私があんな蛮人に!』と言おうと思ったが、ノルンの中に芽生えた「優しいおねえちゃん」のイメージを崩したくなかった。
そんなふうにサーシャが逡巡していると。
「それじゃ、ブリミルのお兄ちゃんにはおねえちゃんから花輪あげてね!約束だよ!」
一歩的に言い放ち、ノルンは走り去ってしまう。
「あ、ちょっと待って…」
花畑に一人取り残されたサーシャ。
花輪の冠をかぶって、突然の不意打ちに気の抜けた彼女は、まるで恋に落ちた花の妖精のようだった。
そして、その夜。
しかたない、ノルンのお願いだし、ほんっっっっとはものすっっっっっごくイヤなんだけど!と思いながら。
サーシャは花輪をブリミルにあげることにした。
高貴な種族のエルフが、例え蛮人ととはいえ、交わした約束を違えるわけにはいかない。
サーシャは、ブリミルのテントを訪れていた。
「ねえ、蛮人。ちょっといいかしら」
テントの入り口から、そう呼びかける。
すると中から、ブリミルが勢いよく出てきた。
あっという間に接近する顔と顔。
思わずサーシャの顔が真っ赤になる。
「近いわよバカッ!」
どこ!
思わず拳が飛ぶ。
その一撃でテントの中に舞い戻り、尻餅をついてしまうブリミル。
サーシャは自分の条件反射にしまった、と軽く後悔し。
そして謝罪の言葉を述べる。
「いきなり出てこないでよ蛮人!」
…あれ?
しかしブリミルはそんなことは慣れっこなのか、構わず続ける。
「ちょうどよかったよサーシャ!実は今日、どうしても君に頼みたい事があって!」
「実験だったらお断りよ」
しかし結局、人のいいサーシャは、そう言いながらもブリミルのテントに入っていく。
それが、もう戻れない道だと知らないまま。
話を聞き終わったサーシャは真っ赤な顔で固まっていた。
その目の前では、用件を話し終えたブリミルがサーシャの返答を待っている。
それはまるで、曲芸を上手くできた犬が、主人のお褒めの言葉を待っているようだ。
そして、サーシャはすうっ、と軽く息を吸って。
その動作に、それが叱咤の言葉だと分かるや、ブリミルは身体を縮こまらせる。
「何考えてんのよ、ばかー!」
同時に美しい足での蹴りが飛ぶ。
ブリミルは上手く衝撃を吸収し、ベッドに突っ込むだけの被害に留めた。普段からの突っ込み慣れである。
サーシャは蹴りを放ったあと、腰に手をあて、真っ赤な顔でブリミルの前に立つ。
「よよよよよよ、よりにもよって、こここここここ『子作り』?私と子作りしようって?
おおおおおおおお思い上がるのもたいがいにしときなさいよ、このへんたい蛮人ッ!」
「ちょ、ご、誤解だよサーシャ!
僕はただ、エルフと人間の異種族交配ができないかな、と思って!」
「そそそそそそそそれが子作りだって言ってんじゃないのよ!何考えてんのよもう!信じらんない!」
そしてへんたい蛮人馬鹿あほまぬけ色魔ロリコン、などと罵倒の言葉がえんえん続く。
しかし、ブリミルはまじめな顔になると、言った。
「よく聞いて欲しい、サーシャ。このままだと、僕たちはたぶんヴァリヤーグに負ける」
「…え」
いままでそんな弱音を吐くことはなかったブリミルが、急にそんな事を言い出すとは。
罵詈雑言を並べ立てていたサーシャは、思わず言葉を止め、ブリミルの言葉に耳を傾ける。
「その最大の要因は、数だ。僕たちマギ族も、君達エルフ族も、ヴァリヤーグに較べて圧倒的に数が少ない」
「だから…何だってのよ。戦力で勝ればいいじゃない」
「違うんだ。今勝っても、未来で負けるだろう。どれだけ頑張っても、僕らにヴァリヤーグを殲滅することはできない。
残ったヴァリヤーグは再び数を増やし、僕らの子孫を襲うだろう。
未来に禍根を残さないためにも、ヴァリヤーグは根絶やしにしなきゃいけない。
そのためには、彼らが増える以上に、僕らも数を増やさないといけない。
そのためには、人間とエルフの垣根を取り払わないといけないと思うんだ」
「…まさか、あなた。一つの種族を、この世から消し去ろうっていうの!?
そんなの、大いなる意思が許すはずないじゃないの!」
「なら君は、その大いなる意思に従って滅びを享受するのか」
ブリミルの顔が、今までよりずっと真剣なものになる。
サーシャの言葉が完全に止まる。
「今のまま行けば、この世界は遠からず、ヴァリヤーグの跋扈する世界になる。
その世界に平穏はないし、ヴァリヤーグは容赦なくほかの生き物を滅ぼし、この世界を死の世界に変えるだろう。
僕はいやだ。そんな世界にしたくない。
僕はこの世界が、人間が、エルフが、君が好きだ。たぶん、君の言う『大いなる意思』よりもずっとね」
さらりと混ざった告白のような言葉に、サーシャの頬が怒り以外の朱に染まる。
そして、サーシャは反撃に出る。
「…あなたは悪魔だわ。大いなる意思はきっとあなたを許しはしない…」
「いいよ別に。見えもしない、触れもしないようなものなんかより、僕はサーシャに怒られる方がよっぽど怖い」
その反撃は更に強い言葉であっさりと潰される。
そして、ブリミルは立ち上がり。
サーシャを、容赦なく抱き締めた。
サーシャは動けない。…動きたくなかった。
しかし、言葉は勝手に抵抗を続ける。
「…私はこれからも大いなる意志に従う。だから、あなたのような悪魔を許しはしないわ」
「悪魔でいいよ。サーシャを、この世界を守れるなら、神も大いなる意思も糞喰らえだ」
目と目が合う。
サーシャの瞳はこれ以上ないほど潤み、頬が上気している。
気付いた時には、唇を合わせていた。
それは、エルフにとって契約の証。
唇を合わせた者と添い遂げるという、契約の証だった。
「契約の証…ずるい、やっぱり悪魔だわあなた…」
「いやなら破棄しちゃえばいいよ。ガンダールヴも契約も、大いなる意思だって神だって、人の意思を縛ることは出来ない」
「じゃあ、私の意志を返してよ。この悪魔め…」
「イヤだね。自分で取り返せばいいじゃない」
「ばかっ…」
今度はサーシャから、ブリミルの唇を奪う。
その勢いで、二人はベッドにもつれ込む。
二人はベッドの上で何度も何度も、契約を交わした。
ベッドの上でサーシャの白い裸体が、明かりの消えた薄暗いテントの闇を、切り裂いていた。
白い肢体は均整が取れていて、余計な脂肪は一切ない。
ただ、女性を主張する部分にはしっかりと脂肪がついていた。
「こういうところは人間と一緒なんだね」
「…なんでこんな時までそんなの観察してんのよ、ばか」
覆いかぶさりながら自分の身体を観察する悪魔を、サーシャは睨みつける。
ブリミルは軽く笑うと、サーシャの、男にとって最も魅力的な部分に口付けた。
白い丘の頂でぷっくりと膨らんだ、桃色の真珠。
「あっ…」
肌に刻まれる契約に、サーシャの喉が踊る。
ブリミルはその声に気をよくすると、今度は空いたもう片方の肉丘に手を伸ばす。
あくまで優しく、丁寧に、その肉の塊をもみほぐす。
その刺激に反応して、サーシャの先端が硬くなってくる。
「はぁ、あ…悪魔、悪魔だわ…こんなの…」
契約より先の行為には、悪魔が潜むと大いなる意思の教えにはあった。
その先の行為は、甘美な誘惑のみが存在し、溺れれば即ち堕落へと繋がる悪魔の行為だと。
サーシャには、その意味が今こそ痛いほど判っていた。身をもって判らされていた。
「あ、あ、あ、だめ、だめになるっ…!わたしが、だめになっちゃう…!」
胸だけで違う世界に行きそうになりながら、ベッドの上でサーシャはくねる。
しかし。
その手前で、ブリミルは手を止める。
「…え?や…だ、なんでやめるの…?」
不意に離れた温もりに、サーシャは顔を上げる。
すると。
立てられた膝の間。
一番女性として大事な、子作りの場所を、ブリミルが注視していた。
「や、やだ、何見てんのよ!」
「とろとろだね」
サーシャの怒声にもめげず、ブリミルは観察結果を述べる。
サーシャのそこは、行為を受け入れるための粘液を、惜しげもなく分泌していた。
そして、牡を受け入れるべく、ひくひくと蠢いていた。
「こんなになってるってことは、感じてるんだサーシャ?」
「ち、ちちち違う!感じてなんか!」
「へーえ?じゃあこれはなんだろね?」
ぐちゅ!
「ひ!」
すさまじい快楽の電流と共に、濡れそぼった女性器にブリミルの指が突き刺さる。
それだけで、サーシャの意識は軽く暗転した。
ぐちゅぐちゅ。
とろとろに融けたサーシャを、ブリミルの指が出入りする。
その度に淫らな水音が響き、サーシャがどうしようもなく感じている事を証明していた。
「エルフって敏感なんだね。マギ族はこんなにならないって本には書いてあったけど」
「だ、から、こんな、あくま、あくまなのにぃっ!」
堕ちる。堕ちていく。
ブリミルの行為に、サーシャは身も心も解けかけていた。
そして。
「あっあっあっあっあっ!だ、だめ、だめぇ、これ以上、や、やだ、もうだめえ!」
ぶちゅ…。
サーシャの絶頂の直前。
糸すら引いて、ブリミルの指がサーシャから引き抜かれる。
まるで名残惜しいと言わんばかりにサーシャの腰が動き、指の動きを追従した。
「え…や…なんでぇ…やだぁ…」
さきほどより高い絶頂の直前で放り出され、涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら、サーシャはブリミルを見つめる。
ブリミルは、普段のしかえしとばかりに、にっこり笑って言った。
「だってやだって言ったじゃない、サーシャはさ」
「え…」
「嫌がってることを人にするのはよくないって大いなる意思は言ってるんだよね?サーシャ?」
「だ、だけどっ…」
「サーシャがして欲しいことを言わなきゃ、僕は何もできないなあ」
言いながら、手に絡みついたサーシャの蜜を見せ付けるように弄ぶ。
心が折れる。折れていく。
「鬼、悪魔っ…!」
「悪魔でいいよ。悪魔らしいやり方で、やらせてもらうよ」
「…ばか、へんたい…」
「そ、それはさすがに…」
完全に折れたエルフの娘は。
真っ赤になりながら、蛮人に向けて足を開いて。
「して。してほしいの…。いっぱい、してほしいの…」
おねだりを、した。
桜色に染まった肌が、美しい均整の取れた肌に艶を沿え、発情して潤んだ瞳と真っ赤な頬が、サーシャがまだ乙女であることを想像させた。
そして。
引き締まった足の間で、真っ赤に充血し、まるで食虫植物のように、ひくひくと蠢きながら粘液を零し、牡を誘うサーシャの牝。
あまりに扇情的な光景に、ごくり、とブリミルの喉が鳴る。
そのままブリミルはサーシャに覆いかぶさる。
「サーシャ。いいんだね?」
「うん。でも、やさしくして…。しないと怒る…」
「約束するよ。全身全霊で優しくする」
「嘘ついたら嫌いになるから…」
言って、サーシャの方から抱きついて、最後の『契約』をする。
それを合図に、ブリミルは己の剣でサーシャを貫いた。
ずずずず…ぶちぃ!
ゆっくりとだが確実に。
ブリミルの牡が、サーシャの処女幕を突き破る。
しかし、サーシャは痛みを訴えない。
目を閉じ、痛みと襲い来る快感に耐えている。
「痛い?」
「きかないでよっ…ばかぁっ…」
「ごめん。痛いんだね…じゃあこのまま…」
一番奥で動きを止め、行き止まりでぐりぐりと腰を動かす。
その瞬間、サーシャの視界に、虹が走る。
「ひっ!だめっ、それだめっ!」
「え?ご、ごめん痛かった?」
「ちあうの、へんに、なるのっ…!」
きゅ、とブリミルに抱きつき、訴える。
それが痛みからでないと確信したブリミルは。
ぐにゅ。
「ひぃぃ!」
先ほどと同じように、腰を捻ってサーシャに刺激を与える。
「へんになっちゃうくらいキモチイイんだ?ねえ?」
「やだぁっ、ひ!こんな、こんなのぉ!」
必至にブリミルに抱きつき、トんでいきそうな快感にサーシャは耐える。
処女とは思えないほどの感じようだった。
確かに、エルフという種族の特質かもしれなかったが。
ブリミルは、思ったことを口にする。
「初めてなのにこんなに感じるなんて、エルフって意外と淫乱な種族?」
「ちがっ、ばんじんのっ、くせにぃ、ひぃ!」
「ああ、エルフがじゃなくてサーシャが?サーシャが淫乱で変態さんなんだ?」
「やぁ!ひぁ!ちがっ、あくまっ、あくまぁっ!」
言葉で責めると、きゅうきゅうとサーシャのそこはブリミルを締め付ける。
どうやらこの娘は、言葉で責められると弱いようだ。
「悪魔でいいよ。こんな可愛いサーシャが見れるなら、僕は悪魔にでもなんにでもなってみせるさ…ほらっ」
「やぁ!かわい、とか、いっちゃやらぁ…!」
優しい言葉にサーシャの膣がきゅうううう、とよりきつくブリミルを締め付ける。
彼女には、責めるより、甘い言葉がよく効く。
ならば、弱点を責めるまで。
ブリミルはサーシャの長い耳の傍で、優しく言葉を囁く。
「いくらでも言ってあげる。サーシャは可愛い。すっごい可愛い。世界で一番可愛い」
「いやぁ!こんなぁ!わたしぃ、だめぇ、だめになるのぉ!ひぃ!」
サーシャの中がびくびくと痙攣を始める。
絶頂の前触れだ。
ブリミルはさらにきつく、サーシャの奥を押し込む。
ぐに!
「ひ、いく、いっちゃう、だめぇぇぇぇーーーーーーーーーーーっ!」
「くっ、僕ももうだめだっ…!」
きゅうううううううーっ!
どくどくどくどくっ…!
サーシャの最後の締め付けに、ブリミルはありったけの子種をサーシャの子宮にぶちまけた。
目を醒ますと。
バカ面でぐがぐがと、ブリミルが隣で眠っていた。
思わず拳でブン殴りそうになり…サーシャは思いとどまる。
そして拳の代わりに、その間抜け面の頬にキスをする。
「悪魔め」
その言葉とは裏腹に、彼女の顔は優しい笑顔で、慈愛に満ちていた。
「エルフと人間の交わり…か」
可能性としては悪くない。
数の少ない種族同士で、交配できれば、数を増やすのも可能。
確かに純粋さは失われるが。
世界は常にそうやって、姿かたちを変えるのだと、大いなる意思の教えにはある。
「私たちがその最初になれるのかな…」
言って、隣でぐがぐが眠る主人を見下ろす。
サーシャは彼を起こさないようそっとベッドを降りる。
そして、服を着こむと。
昨日作った花輪を、そっとブリミルの胸板の上に置いた。
「とりあえず、それが契約の証よ。逃げたら承知しないからね」
まだ眠りの中にいるブリミルに背を向けて、テントから出て行く。
ちょうど、朝日が昇るところだった
サーシャの目に、その朝日はどんな宝石よりも美しく映った。
「きれい…」
六千年前のガンダールヴは、真の契約を果たして変わり始めた世界の朝日に、目を細めたのだった。〜fin
うん。サーシャかわいいよサーシャ。
このあとどういう話の展開でエルフと人間が敵対するようになっちゃったのかね。
サーシャ「へーえ?また使い魔作ったわけ?今度はなに?メガネロリっ子?」
ブリミル「ご、誤解だよサーシャ、これは戦力増強のためにだね」
メガネっ子「ああ、まだブリミルの熱いのがおなかでどろどろいってるぅ…♪」
サーシャ「…お前ら(人間)全員死刑。」
ってなったんじゃないかな!(マテ
じゃあ緋想天してくる。ノシ
へんたいさんGJ
>>116 GJ!あの情報量でここまで膨らませられるんだなあと感心したり。
6千年前にメガネってすげーな。というかその想像力がさすがMr HENTAI。
やっぱり14巻のブリミルとサーシャのやり取りは立場は違えど
ルイズとサイトのやり取りを意識して描いてるんだろうな。
すばらしい。
額縁に入れて「つんでれ」と題名をつけて部屋に飾りたくなるほどだww
キテゥァーーーーー\(・∀・)/ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
素晴しい!GJ!!
なんでせんたいさんの書く男は毎回Sっ気が強いんだろう。そして女はすぐに陥落するのもそう
せんたいさん、なんかパターン入ってる気がするんでここは一発今までと変わった趣向を凝らしてみるのはどうでしょう
まぁ何が言いたいかって言うとサーシャ可愛いよサーシャ
>>113 まずはGJ!相変わらず最高です。
>「悪魔でいいよ。悪魔らしいやり方で、やらせてもらうよ」
なのはさん吹いたw
GJなんだけど所々入ってるなのはさんのせいでエロさがああwww
笑いにかわってました
「いたぞ!逃がすな!」
「追え!追え!」
燃え盛る城を背景にぐったりと意識を失ったジョゼフを背負いながら敵兵から逃亡を続ける女が一人。
彼の使い魔、ミョズニトニルンことシェフィールドは必死に走っていた。自分の分身を生み出すマジック
アイテムを駆使しつつ、なんとか逃げおおせてはいるものの。そろそろ、精神力も底をつきかけてきている。
このままだと、間違いなく捕らえられてしまうだろう。とはいえ、それは担いでいるジョゼフがいたら
の話、彼を捨てれば自分は助かるだろう。それは単純に逃げ足が速くなるという事だけでなくジョゼフの
首級のでかさの為でもある。しかし、シェフィールドはそれができないでいた。
自分はジョゼフの使い魔でなければ取るに足らない人間である、とシェフィールドは考えている。
元々、魔法の素質はほとんどなく現在の力はミョズニトニルンとして覚醒した時に目覚めたものである。
よってシェフィールドにとってはジョゼフは主人であり自分を価値のある人間にしてくれた恩人なのだ。
恩人を捨てて生きるほど、自分は薄情ではない。だから、主人と使い魔という契約だけではなくそういった
点から彼女はジョゼフを捨てれないでいる。と現時点での彼女はそう自分に言い聞かせていた。
「!!」
シェフィールドの足が止まった。逃げ続けていた彼女の道の先にはすでに道はなく、そこは谷になり底には
濁流が走っていた。
「へへ、これでお終いのようだな」
「さぁ、お縄になれ」
追いついて来た兵士達が彼女の周りを囲む、シェフィールドは絶体絶命のピンチを迎えた。
しかし、ここにきてにやにやとすでに笑みを浮かべる兵士達をシェフィールドは一瞥すると、迷いもなく
後ろの谷へ身を投げ出した。
「何!!」
「あの女、やけになったか」
「くそ、みえやしねぇ」
「だめだぁ、こんな状況で飛び込んだらひとたまりもねぇ」
ボチャンと勢い良く人間二人が水の中に落ちた音が聞こえると共に、功に焦っていた兵士達から落胆の声があがった。
人里も遠くに離れた森の中、ここに一軒の寂れた人家があった。炊事の煙があがっているところを見る
と人は住んでいるようであった。炊事場で女が一人、常人が食べるには少し柔らかすぎる程煮込まれた
野菜のスープとふやけたパンを調理していた。女は調理が終わると、それを皿に移し、トレーに乗せて
その場を後にした。そして女はそれらをもって別室へと移動する。そして別室のドアを開けるとそこに
は一人の男がベッドの上で寝ていた。そう、かのガリア王、ジョゼフその人である。
兵士達に囲まれ濁流に自ら身を寄せたシェルフィードは実は前もってから川を逃亡ルートとして使う準備
をしてあったのだ。それも溺死に見せかけての、である。あの時、自ら飛び込んだのは事前に水に対して
抵抗が無くなるという秘薬『人魚薬』を服用していた為である。もちろん、ジョゼフにも口移しでそれを
飲ませておいた為、彼も水の中での抵抗は受けないようにしておいてある。人魚薬…その名の通り、水の
中では魚のように動き回れるようになる秘薬を服用したのではあるが、それでもこれはギリギリの選択で
あったといえよう。魚のように動き回れるようになっても、流れている川は先日に降った雨の影響でひどい
暴れ川と化していいるのだ、それに加えて気を失った人間を一人抱えての一仕事である。危険な賭けには
違いなかった。そもそも何も逃げるだけなら危険を侵さず逃げる方法はいくらでもあるのだ。しかし、自分は
ミョズニトニルンで主はガリア王ジョゼフだ、逃げ切ったところでそれこそ敵軍は血眼になって追撃の部隊
を編成して探し出して来るだろう。そうなれば、一貫のお終いだ。すでに戦の趨勢はあちらに流れており、
逃げ続けるにも限界があるからだ。
では一度の逃亡で生き残るにはどうすればいいか?それは敵に死んだと思わせればいいのである。ただし
そう思い込ませるにはそれだけのリスクを背負い込む必要である。結局、シェフィールドは危険な賭けを
選んだ。あれから、何とか濁流を越えて自分しか知らないこのアジトに辿り着いた。このアジトにはそれなり
の蓄えが常備されてある、二人で平穏に暮らすには一生は暮らせるだけのそれなりの蓄えが。潜伏先には
うってつけといえた。
そして、ここにきてからはやふた月、ジョゼフはまだ目をさまさなかった。
シェフィールドのミョズニトニルンとして覚醒してから覚えた知識、能力と魔法(特に薬作り)、そして
献身的な介護もあってか、肉体的な衰えは見られなかった。しかし、その分穏やかなその寝姿はもう二度
と目を覚まさないようにも見え、シェフィールドの心を不安にさせた。
寝ているジョセフのところまで来ると、シェフィールドはトレーを机に置き、野菜スープを自らの口に含んだ。
そして、すでに柔らかくなっている野菜をさらに柔らかくすべく咀嚼し。そのままジョゼフに口付けた。
口移しである。無論、ただ唇を合わせるだけでなく舌も使い食物を奥へ奥へと捻じ込んでいく。意識はないが
このようにすると、きちんと飲み込んでくれるため量に気をつけていれば咽る事がないのが幸いだった。
口に含んだ食物が無くなると、また口に食物を含み、それが無くなるとまた含んで………を繰り返していくと
気づけば料理は全て、無くなっていた。シェフィールドが口を離すとお互いの口から銀の糸が垂れ、消えた。
「ジョゼフ様………」
頬を上気させて、シェフィールドが呟くと彼女はそのままジョゼフを抱きしめた。このふた月、彼の介護
をしている間に彼女に芽生え始め、いや気づいていなかった『女』としてのシェフィールドがそこにいた。
自分は主従の関係、恩人への恩を返す為にこの人を救ったのだと考えていたシェフィールドだったが。彼の
介護をしている内に決してそれだけは無いという事に気づいていった。例えば、先ほどのように口移しで
食事を与える時に必要以上に舌を絡める自分がいた。体を清める為に体を拭いている時に必要以上に彼の体臭
を嗅いでいる自分がいたのだ。そして、そんな自分に気づくとシェフィールドは困惑した。幸い、考えれる時間
腐るほどあったので、彼女はそこで自問自答を繰り返した。しかし、それでも何故かはわからなかった。
ただ、自分がジョゼフの事を愛しているという事以外は………。
シェフィールドの目元から思わず涙がこぼれた、そしてその涙は頬を伝い、ジョゼフの唇を濡らした。
そして………
「ん………」
「ジョゼフ様!?」
それがきっかけになったのかはわからなかったが、ジョゼフは唐突に呻き声をあげた。
「シェフィールドか」
か細い、が覇気のある言葉でしっかりとジョゼフは呟いた。
「はい、あなたの使い魔シェフィールドにございます」
「ここは?あの後、私はどうなったのだ」
「はい、それは…」
ジョゼフの問いにシェフィールドが答えた。城が陥落した事、命からがらここまで逃げ延びた事、すでに
ふた月は眠っていた事……。
「そうか、そんなに…。ふふ、負けた、か」
「ジョゼフ様………」
「私が眠っていた間、お前が面倒みてくれていたのか」
「はい、それが私の務めですから」
「………。眠っていた間、何か暖かく心地良いものに包まれていた気がしたがあれはお前だったのか」
「え?それは…」
「ふん、そうだ。起きたついでだ、体を拭いてくれないか?」
「は、はい」
シェフィールドは大急ぎでジョゼフの体を拭く準備をした。
なんか長くなりそうだったんで区切って投下する事にしました。
シリアスな文体は難しいですね。どうしてくどくなっちゃう。
しかし、ジョゼフコンビがこんなにシリアスしてるっていうのにうちのルイズコンビ
ときたら・・・。どうせなら教皇コンビの話も書きたいんだけどなぁ、男同士だしアッー
な展開にしかならないなぁ・・・。いっその事片方でもTSさせ(これ以後の文字は
赤く染められて読めない)
改行を・・・・
>>128 シェフィールド可愛いね。続き期待してます。
最近シェフ作品が多い気がするけど、原作があまりにも不憫だから
職人さんの母性本能をくすぐるのかね。父性本能か。
読みにく…
マジックアイテムを使うのに魔力って必要だっけ?
作るときには魔法が必要みたいだけど、使うときはヨルムンとか命令すればかってに動いてたと思うし
クロムウェルとか魔法を使えなくてもアンドヴァリの指輪を使ってたし
アイテムによるんじゃね?
そんなもんノボルにしか解らん
135 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:53:25 ID:QlbOJD5U
sage忘れた
申し訳ございません
「あ、あの。ジョゼフ様?」
ジョゼフの下半身を拭くべく、彼のズボンとパンツを降ろすとそこに見えたのは勃起したジョゼフの息子
であった。
「すまんな、私の愚息はきかんぼうでな」
さも平然と言った風にジョゼフは言ってのけた。
「ふむ、それよりこれどう思う?」
「すごく………大きいです」
「お前はこれをどのように拭いていたのだ?」
「え…、そ、それは。その、こう手を使ってゴシゴシと」
さっきまで寝ていたとは思えないくらいジョゼフは立派な愚息をシェフィールドの目の前に突きつけ、
問いただした。
「よし、それなら。いいぞ、許す。さぁ、拭け」
「え?い、いや。ジョゼフ様?」
「拭けといっている、ただし手ぬぐいは無しでだ」
なんかやたら強気なジョゼフ王、そんな王の様子にシェフィールドは折れ白い手でジョゼフの愚息を包ん
でいった。
「お、おぅ…。何か手馴れてはいやせぬか?」
「そ、そんな事は…」
ゆっくりとした手つきでシェフィールドの手が上下する、強いのか弱いのかの微妙な手加減とその動き
にジョゼフは呻いた。しかし、シェフィールドの擦るソレはその刺激のせいもあってかより一層硬さを
増していっていく。
「むぅ…しかし、ただ擦っているでは垢すりにしかならんな。やはり、洗ってもらわねばな」
「?」
「シェフィールド…、お前のその口で私のモノを綺麗にしてくれないか?」
「っ………!」
ここでジョゼフからまさかの申し出があった。これにはさすがのシェフィールドも驚いた、と同時にある
疑念が彼女の中に生まれた。それは、意識不明だったこの二ヶ月の間ジョゼフは実は起きていたのではないか?
という疑念である。ケースこそ稀だが、意識不明だった人間が実は目が開けれないだけで意識だけは明瞭だった
という話をなんかの本で読んだことがある。いや、読んだんじゃないかな?ともかくとしてジョゼフは実はその
ような状態にあったのではないか?それならば、ジョセフが先ほどから自分に対しセクハラを強要するのも合点
がついた。
というのも実はシェフィールドはある日下半身を拭いた時、ジョゼフのそれがむくむくと大きくなって
いったのを目の当りにした事がある。今年で2X歳になるが男性経験のないシェフィールドにとって、それは衝撃
的な光景だった。そして、性の知識が文献あるいは耳年増な女性達の話を立ち聞きしていたくらいしかなかった
シェフィールド。ここで大きくなったモノをマジマジと見つめて『そういえば溜め込むと体に悪いんだったけ』
という思考が先立って、指名半分興味半分でジョゼフのモノをしごき始めた。手から感じる男の硬さと熱さ。
そして特有の匂いを感じつつ、顔を紅潮させながらシェフィールドはジョゼフのモノをしごく。しかし、やれども
やれどもカウパー液はでるが、肝心の白い液体が出てこない。手馴れぬシェフィールドの手淫ではジョゼフを絶頂
に導く事はかなわなかったのだ。こうなってくるとシェフィールドもなんとか射精させようと頭を働かせる、そうして
いきついた答えはフェラチオ。口でやったら気持ちいいという話を聞いたのを思い出し、早速実践してみた。
むせかえりそうなジョゼフの匂いにくらくらしながら、シェフィールドはその口を開けてぱくりとモノを飲み込んだ。
聞いた話と文献から得た知識を総動員して歯を立てないよう、唾液を分泌させ口を上下にゆっくりと動かす。
おそるおそる舌を伸ばして、ちろちろと亀頭の先を舐める。そして、軽く吸い上げた時不意に口の中に熱く粘り気の
ある液体が放出された。当然、予期していなかった為シェフィールドは咽た。そして自分の手のひらにその出された
液体を吐き出すと、そこで初めて自分がジョゼフを射精に導いた事に気が付いた。これがシェフィールドの初めての
奉仕経験となった。そして、その日を境にシェフィールドは何日か起きにジョゼフのモノを慰めるようになった。
この一連の流れは、所詮ジョゼフのあずかり知らぬ所と思い込んだシェフィールドの暴走によるものだが。果たして
この時、ジョゼフが『意識のみ』回復していたとしたらどうだったであろうか?真相は結局ジョゼフのみぞ知るといった
ところではあるが、いえる事は一つシェフィールドはこの二ヶ月の間に奉仕技術が上達したという事だけである。
さて、話は戻して。ジョゼフはシェフィールドに口で奉仕するように頼むとさらに一言付け足した。
「ああ、そうだ。どうせなら、お前のその胸で挟みながらしてくれないか?」
いわゆるパイズリである。さらに踏み込んで言えば暗に服を脱げと言っているのである。
この主の言葉に対しシェフィールドは羞恥に顔を染めながら、服を脱ぎ始めた。着ている服は粗末なワンピースであるので
当然、脱ぐと即下着姿。カーテンは閉め切っているとはいえ、まだ昼間の時間帯。細身ではあるが付いているとこにはしっかり
と肉がついているシェフィールドの熟れた体がジョゼフの眼前に晒された。黒のレースの付いたパンツが色気を沸き立たせた。
そして、コルセットを外すと人並みより少し大きいサイズの胸がプルンと揺れた。
「こ、これでよろしいでしょうか?」
「おぉ…、中々いいぞ…」
シェフィールドがジョゼフの前に前かがみになり、その胸でジョゼフのモノを包み込むとジョゼフはその柔らかい感触に
感嘆の声をあげた。そして、シェフィールドはその声を聞きながらビクビクと脈動するジョゼフのモノを咥え込む。
「う…、そう。そうだ、胸はそのまま挟み込んで口は上下に…。舌はもっと全体を舐めるように、だ」
「ん、んん………」
ジョゼフの指導を聞きながらピチャピチャと音を立てながらシェフィールドは奉仕に夢中になった。
ジョゼフも、そんなシェフィールドを見て優しく目を細めた。そこにはあの狂った王の面影は微塵も感じられなかった。
「お…、そろそろでそうだ………。そのまま、飲んでくれないか?」
「ふぁい、わふぁりまひた」
「おお、その舌使いに…っ、出る!!」
ドピュっとシェフィールドの口の中で音がする。何日か置きに熟成されたジョゼフの精液がシェフィールドの口内を犯す。
前もってしらされていたシェフィールドは咽る事もなく、その精液を飲み干す。一滴も漏らさぬよう軽く吸いつくとジョゼフ
から情けない声があがった。
「ああ、よかったぞ。シェフィールド………」
「ジョゼフ様が喜んでくれるなら、私はそれだけで…」
「よし、ごほうびをやらないとな。シェフィールド、下も脱いで跨れ」
「!!それは…」
「とはいっても、体が上手く動かん。お前に動いてもらう事になるが…」
「ジョゼフ様…」
「さぁ、一つなろう…シェフィールド」
シェフィールドを見るジョゼフの目は強要する目ではなかった、ただただ彼女を慈しむような目だった。
シェフィールドは体を起こすと、パンツに手をかけそのまま下ろした。シェフィールドの陰部は見た目の年齢に合わぬほど
茂みは薄く、ピンクの綺麗な色をしていた。
「濡れているな」
「は、恥ずかしい。あんまり見ないで下さい」
「いや、よく、見せてくれないか。お前のモノはとても綺麗だ」
おずおずとシェフィールドは恥ずかしがりながらもジョゼフの言葉に従い股を開き、そして指でその綺麗な割れ目を開いて
見せた。とろりと、愛液が滴る。
「これから、これがお前の中に入るんだな」
「はい………」
「なんとか腕は動く、支えておくから。そこに腰を落せ」
「わかりました…」
シェフィールドは膝で立つと、ジョゼフの上に跨った。片手でジョゼフは己のモノを支え、シェフィールドはそれに狙いを
つける。やがて、ゆっくりとシェフィールドは腰を落としていく。
「ん………っ!!」
「ほぅ、これは見ものだ」
「くっぅぅぅっ」
「シェフィールド?お前、まさか」
「あぁぁぁっ!!あっーーー!!」
「んんん!?」
ゆっくりとシェフィールドの肉裂がジョゼフのモノを飲み込んでいく。しかし、初めてのシェフィールドにはそれが辛い。
苦悶の声をあげるシェフィールドに困惑し、もしやと思うジョゼフ。そして、シェフィールドがここで勝負を決めようと
一気に腰を落とし破瓜の痛みに耐える声をあげると、急に全体を包み込む暖かい感触にジョゼフは戸惑った。
「おぉお、お前。処女だったのか…」
「は、はぃぃ…。たった今、ジョゼフ様に捧げました」
「だったら、そうと言ってくれればいいのだが。それよりも、凄い締め付けだ。さっきお前が口で出してくれねば
出しておったところだ」
くいっと、ジョゼフは唯一動かせる手を使ってシェフィールドの手を引っ張り抱き寄せた。胸で柔らかいシェフィールドの乳
がむにっと形を歪めた。
「あっ…」
「無理に動かすなよ、このままでも充分だ」
「ジョゼ」
不意にジョゼフに唇を奪われた。口に舌が割り込まれて、無理やりだが優しく舌が絡めとられた。ねっとりとする舌の感触に
シェフィールドは驚いたが、すぐさまジョゼフの動きに合わせて舌を絡め合わせる。ピチャピチャと唾液が混ざり合う音があたり
に響いた。口を離すとつーっと銀の橋ができ、ぷっつりと折れた。
「あふっ、ジョゼフ、様」
「シェフィールド、このまま中に出してやるからな」
「中に………?っ!!ダメです、それだと赤ちゃんが!」
「産んで欲しい、といったら?」
「それは………!!」
「シェフィールド…、俺はお前が欲しい。だから、主従としてではない、男と女として」
「そんな、そんな事言われたら…ずるいです」
「俺の子を産んでくれ」
「はい………」
ジョゼフの声にシェフィールドは答えた、いまだ破瓜の痛みは収まっていないはずだったが。シェフィールドの精神はその痛み
すらも凌駕し、痛みをものともせず腰を動かした。
「んっんっんっ!」
「ぬぅぉっ、いいぞ…シェフィールド」
「あん!ジョゼフ、様。中に下さい、赤ちゃんを…孕ませて、ください」
「あぁ、出してやるとも。母親に、俺の妻にしてやるよ」
「あふぅ!嬉しい、嬉しいです。ジョゼフ様、ジョゼフ様…」
拙い動きではあったが、それは確かにお互いを絶頂に導いていった。シェフィールドは涙を流しながら一心不乱に腰を動かし続けた。
そして……
「く、いくぞ!」
「あっ!中で、熱いのが、クル!きちゃうぅ!!」
ゴプッとジョゼフとシェフィールドの結合部から白濁の精液が破瓜の血に混じって溢れ出した。ジョゼフがシェフィールドの中に
己の精を解き放ったのだ。それと同じくしてシェフィールドの体が幾度か痙攣し、やがては収まった。ジョゼフの子種を子宮で受け止め
ると同時に絶頂の波が襲い掛かり、そのままイッてしまったのだ。
「ハァー…、ハァー…」
乱れた息をなんとか治めるべく深呼吸をするシェフィールドをジョゼフは抱きしめ、髪を撫でていた。
「よかったぞ…シェフィールド」
「ありがと…ハァー…ございます…」
「このような満たされている気持ちは初めてなのかも知れぬ」
ようやく落ち着いたシェフィールドをそのまま繋がり抱きしめながらジョゼフは呟いた。
「思えば、虚無に目覚め覇道を進まんとしていてもこの心は満たされていなかった」
「ジョゼフ様…」
「空虚…そうだな、虚無だけに空虚だったのかも知れぬ」
「・・・」
「シェフィールド、こうしてお前の体温を感じていると。何故だか、堪らなく落ち着く」
「それは、私とて同じでございます」
「案外、私が成すべき事は覇道を極める事ではなくこのような事だったかも知れぬ」
「私は…」
「いや、いい。戦争には負けた、再起をかけようとしてもそれは膨大な時間が必要となる。
それだけではない、何より精神力が必要だ。もう、私にはそれらをやる力は…ない」
「・・・・・・」
「だが、私は生きている。お前と、共にな」
「はい」
「シェフィールド、もう俺には何も残されていない。だが、それでもついてきてくれるな」
「私は、私は貴方の使い魔です。今までも、そしてこれからも」
「シェフィールド…」
「ジョゼフ様…」
二人は、やがて見つめあうとお互いともなく口付けをかわした。そして、唾液を交換しあう音と共に
ベッドが軋む音が再度聞こえ始めた。
思ったよりも長くなってしまった。
初めはコルセットかさらしか迷ったけど結局コルセットにした。
だってさらしは短剣とかで切り裂いた方がエロいんだもん。
胸設定は中か小か悩んだけどこれでいいよね。でも貧乳のパイズリもそれそれ(エクスプロージョン)
>>142 GJ
>初めはコルセットかさらしか迷ったけど結局コルセットにした。
>だってさらしは短剣とかで切り裂いた方がエロいんだもん。
変態紳士・・・
シェフィールドがこんなに可愛いとは・・・。
アトビック氏、投下乙です。
>>137 >「すまんな、私の愚息はきかんぼうでな」
自重しろこのアホ王www
147 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:03:10 ID:bKsVVNFa
14巻のギーシュカッコよすぎるだろ…
初めてギーシュに掘られてもいいと思ったわ
でも俺の嫁兼性奴隷のティファニアにデブが手を出したのが許せん
>>147 >俺の嫁兼性奴隷のティファニアにデブが手を出したのが許せん
俺の嫁兼性奴隷のデブにティファニアが手を出したのが許せん
に見えて吹いたw
ははは、このマリコルヌスキーめw
>>142 乙です。
ときにエロスを感じたので転載。
>78 :この名無しがすごい!:2008/06/08(日) 19:51:31 ID:8z+36mZ9
>お尻に関して評価をする場合重要なのは
>(ヒップ)/(身長)比(以下H/T比)と(ウェスト)/(ヒップ)比(以下W/H比)
>H/T比はお尻の身長に対する大きさを表し、0.54が理想的な大きさを表す。
>W/H比はお尻のウェストに対するバランスを表し、0.70が理想的なバランスを表す。
>でゼロ魔の主要メンバーに対してやると
>名前 H/T比 W/H比
>ルイズ 0.49 0.71
>キュルケ 0.56 0.66
>タバサ 0.47 0.73
>モンモン 0.48 0.73
>シエスタ 0.52 0.71
>アンリエッタ 0.54 0.69
>となる。
>で結果から言うと
>シエスタ、アンリエッタは大きさ的に適尻でバランス的にも美尻でまさに理想的
>ルイズ、タバサ、モンモンは大きさ的には貧尻だがバランス的には美尻
>問題はキュルケでH/T比の0.56はやや大きめながらも適尻の範囲なのだが、W/H比が問題で
>0.66だとお尻のメリハリがなくなってしまう。バランスを考慮すると案外隠れ貧尻なのかもしれない。
>でお尻の評価だが
>アンリエッタ>シエスタ>ルイズ>モンモン>タバサ>キュルケとなりそうだがどうだろうか。
きゅいきゅい(竜態)の体つきこそ至高
異論は認めない
全面的に同意する
>>150-151 この変態どもがww
つーかそんなに愛してるならきゅいきゅい竜態SS書けよ。
>>152 それはヌイマリィーゴ氏の専売特許だから…
アン様分が足りなくなってきた・・・・
痴女109号氏は元気かな・・・・?
みんな大好きエロカワ陛下
みんなかはともかくとして、人気ページ見ても
エロパロ板的にかなり需要はあるんだよな。
ベアトリスものが全く無いってのは、これは陰謀ですね
↑不満があるなら君が書くんだと言ってみる
ベアトリスものは261氏のテファが忘却かけていくやつが好きだったな
>154
じゃあアンリエッタ女王陛下をどんな風にエロ調教すればいいか
妄想するんだ
>>159 先生、アニメ誌にも設定欄に巨乳女王とか書かれてました!(;´Д`)
だけどこのスレで毒されてる俺にはせんたいさん、痴女氏のアン様イメージ
である「淫乱女王」に変換されたw
巨乳でイイ尻。さらに心もひっそりエロ。
色香むんむんの女っていいですね。
思いつきのネタを垂れ流してみる
「サイト、僕は・・・僕はどうしていいかわからないんだ!!」
夜中、俺が一日のパシリを終え、パシリで疲れた心と体を眠って忘れようとしている時に、
今日も一日ナンパばかりしてプラプラ過ごしていたであろうギーシュがやって来て俺を叩き起こし
眠い目を擦る俺の気持ちを無視して夜中にでかい声でしゃべりはじめた。
ギーシュの要領を得ない話を要約すると、どうやら昼間ケティに告白されたギーシュは激しく動揺したために
ケティとの交際を承諾してしまい、勢いそのままに今夜の夜のお付き合いもOKしてしまったらしい。
こいつはこんな夜中に自慢話をしに来やがったのかと思ったので早速たたき出そうとしたその時、
「だからサイト、今夜一緒に付き合ってくれないか?」と言い出した。
・・・3P?こいつは童貞のくせになんてマニアックな奴なんだと考えていると、ギーシュは
実は自分にはその手の知識が著しく欠けていること、むこうも恐らく初めてなのでよくわからないらしいこと、、
こんなことを相談できる人間がサイトしかいないことなどを切々と語り、
「だからサイト、今夜一緒に付き合ってくれないか?」と繰り返した。アホだ、と思った。
解った、協力はする。だからやり方だけ教えるから帰ってくれと
言おうとした俺の言葉を遮り、「そうかサイト!!、ありがとう!!君は僕の親友だ!!!」よかったよかったと手を握るギーシュ。
いやちょっと話を聞けよ3Pなんてむこうも嫌に決まっているだろ、と続けようとした俺を無視して
グイグイと俺の手を引っ張り、よりによってモンモンの部屋の前で止まって「さあ入ってきてくれ!!!」と促す。
おいおいここでやるつもりかよとか、ケティもそのつもりなのかよとか、第一モンモランシーはどうするんだよとか考えていると
「彼女にはこの通り、一服盛って眠ってもらったわ」とケティが言った。モンモンいるし!!! 目の前でやんのかよ!! そこまでマニアックかよ!!
ケティそれでいいのかよ!!! ギーシュ何考えてんだこの野郎とかいい加減ツッコミ疲れてくると、
「それではギーシュはそこで見ていてください。まず私とサイトがお手本を見せます」
…何でそうなる?!ダメだ、こいつらはダメだ。何だかすごく関わっちゃいけない気がする。
「頼むよサイト。僕は初めての娘は自信がないんだ。」
「私のあとはモンモンも貫通してもらいましょうね。ぐっすり寝てますから大丈夫ですわよ」
ダメだ。こいつらの性癖は俺には理解できない。俺はどうするべきなんだろうかルイズ。
翌朝、仲睦まじく食堂で食事をする女子二人とギーシュの姿があり、俺はと言えば部屋で黒焦げになっていた。
全然エロくない?・・・ちょっとしたネタなんだ。ゆるしてくれよ。
全然おk。gjです。
アンアン×テファ
とか
ルイズ×テファ
とか
…………中の人的にw
>>159 むしろサイトを執務室の椅子に貼り付けてモノを下の口で貪りながら執務するアン様をwww
サイトが勃たなくなったらアナルプラグをサイトにぶち込んで強制勃起でwww
あかんw毒されてるw
ちょっと火竜と戦ってくるわ
親父が昨日山梨行ったんで思い出したが、フルーツ狩りの季節なんだよな。
それ絡みで才人争奪戦でも書いてみよ。
先週末にせんたいさんの書き込みがなかったのは、ネタ切れか
あるいはタバサシリーズの長編を書いているのかな?
シエスタに搾り取られてからの話が止まっているからね。
169 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 08:14:15 ID:4MLE1u8o
我らが唯一神その名は―――せんたいさん!
ノリなのはわかるが
「われらが唯一」とか引く。
他の作家や作家好きな人もいるんだから・・・・
>>162 エロシーンも書いてください。
そのオチじゃやったのかやってないのかわからんじゃないですかw
皇帝神仏救世主etc.etc.
敏腕作家諸氏を形容する言葉は万でも足りない位だ
「唯一」とか他の作者さんに対して失礼すぎる
たかが1週間(週末)書き込まなかったからと言って催促紛いの書き込みも不快
書き手を尊敬する気持ちはわかるが、受け入れ方がおかしいぞ
最近新しい人が増えたな。
アニメの影響かのう
全然関係ない話だが前スレの痴女109号さんの話読んで
「ねえ、シエスタこれくらいでいいんじゃない」
「それがどうしたぁっおらあっもう一発」
「シエスタが危険だ」、「シエスタをとめろ」
小林まことの柔道部物語に脳内変換されたのは内緒だぜ。
>>173 >たかが1週間(週末)書き込まなかったからと言って
>催促紛いの書き込みも不快
せんたいさんはコンスタントに作品を投下してくれるけど
彼にも生活がある以上無理強いや催促はいいこととは言えないよなぁ
168の者ですが催促したわけではなく、ただ毎週週末に楽しみに待って
いて今週書き込みがなかったから気になったので書いただけです。
誤解を招いてすいません。
>>177 そんなかしこまらなくても・・・。全然変なレスじゃないよ。
>177
ダメだ。
あの失礼な発言は到底許されないぞ。
アン様のSSをお前が書くまでは。
そろそろアン様分が足りなくなってきた
国境を越えるというのは、容易なことではない。
しかもそれが、正式な手段に則ったものではなく、違法に、それも誰にも知られずに、となると。
さらに今、ガリアとトリステインの国境、ラグドリアン湖の周辺には、飛竜を主力とした斥候部隊が駐屯していた。
戦争をするわけでもないのに、この厳重な警戒は何ゆえか。
国境を警備する兵士達にその真相は知らされてはいない。
ただ、『外患罪を犯した大罪人が、国境を越えるかもしれない』との情報が流されていた。
そう、彼らは『ガリアから逃げ出そうとしている外患誘致の大罪人』を捕らえる為にここにいる。
トリステイン王家にもその通達は成されており、彼らの行動を妨げる者は法的には存在しなかった。
しかし真実は違う。
タバサ達一行を、たった四人を止める為に、彼らはガリア王の謀によって国境を守らされているのだ。
「…迂回しましょう」
すでに街道から外れた台地を平たく削っただけの側道で、一行は休憩を取りながら、今後の事について話し合っていた。
四人はそろいの濃緑のマントとフードに頭からすっぽりと身を包んでいる。遠目には、誰なのかはわからないだろう。、
そこでタバサの出した結論は、街道を大きくはずれ、ラグドリアン湖を西から迂回することだった。
「待ってよ!」
タバサの指したルートに、異議を唱えるルイズ。
青い髪の少女が指したルートは。
鬱蒼としたアルデンの森を、街道も使わずに抜ける、危険極まりないルートだった。
特にこの時期、アルデンの森の動物たちは活発に動く。もちろん、その中には大型の肉食獣だっている。
グリフォン、マンティコア、レッサードラゴンなど、大型の動物を好んで捕食する幻獣も当然その中に入る。
ルイズはそんな危険な道を通るくらいなら、ラグドリアン湖を抜けて、駐屯している飛竜部隊とやりあった方が気楽よ、と言う。
「それに、サイトの力だってあるし」
言ってルイズは、同じように地図を囲む、自分と同じ境遇の少女達を見る。
才人と、使い魔の契約を交わした二人の少女を。
彼女らは、才人に『使い魔の刻印』に口付けを受けることで、ガンダールヴの力を宿し、人外の力を行使できる。
旅の途中、六千年の記憶を持つ剣は、二人の力についてこう語った。
『ちっこい嬢ちゃんの力な、アレは多分絶対零度ってヤツだ』
『絶対零度…。あらゆるものが凍りつく温度…』
『現象のイミは知ってるみてえだな。まあ俺っちも見るのは初めてだが』
『でも。理論で存在が証明されただけで、実際には…』
『じゃあありゃ絶対零度以外のなんだってんだ?飛び掛ってきたヤツが、一瞬で動きを止めた。運動すら凍らせる力っつったらそれ以外にゃねえよ』
そしてシエスタの力。
『で、メイドの嬢ちゃんの力だが。ありゃ単純に肉体能力を限界まで引き出してるだけだ』
『え、でも。あの黒い炎みたいなのはなんなんですか?』
『たぶんな、ありゃ余った力で体の周りの慣性を制御してんだよ。その力が溢れて炎みたいに見えるんだ』
『かんせい?』
『分かりやすく言うと、物の運動する力だ。物を投げたりすると飛んでくだろ?そういう力だよ。
たぶんだが、嬢ちゃんの力で体を動かすと、体の方がもたねえんだと思う。それを保護するために、ああいう力が作用してるんじゃないかねえ』
しかし。
二人の力を使うことに、タバサが反対した。
「それはだめ」
「どうして?」
「…サイトが、動けなくなる…」
この力には大きな問題がある。
発動後、その行使した力の補填のため、使い魔へ主人から精を注がなくてはならないのだ。
それも、才人の腰が抜けそうになるほど大量に。
そのため、力を使ってしまうと三日は移動と、才人の戦闘への参加が不可能になってしまう。
「な、なら私の力ならどう?」
言ってルイズは、自分のうなじに刻まれた、桃色の羽の刻印、自分の使い魔の刻印を撫でる。
まだ、ルイズは才人と融合したことはない。彼女の力は未知数だといえた。
「やめといたほうがいいぜー」
今度は才人の背中からデルフリンガーが反論する。
「どうしてよ!」
「この二人の『力』の質から考えるに、相棒と融合して使える力は、その人間が持ってる力を引き出してるんだと思う。
そして嬢ちゃんの力は『虚無』だ。はっきり言うが、相棒と融合して限界以上に『虚無』の力を引き出したりしたら、ラグドリアン湖が消えてなくなるぜ」
「それに、まだ問題があるんだ」
今度は才人が反論した。
「サイトまで…」
「飛竜部隊とやりあったりしたら、俺たちの居場所がばれちまうだろ。
せっかく、スキルニルを置いてきたっていうのに」
四人は出立の際、ラ・ヴァリエールに立ち寄っていた。
そしてそこで、自分達の分身をスキルニルで作り出し、置いてきたのだ。
そのスキルニルの管理は、カトレアに任せてある。
すべての事情を了解した彼女は、快くその任を受けてくれた。
何故そんなことをしたのかといえば、これから命を狙う相手に、自分達の所在を気取られないため。
ガリア王ジョゼフ一世に、自分達の存在を気取られてはならないのだ。
ルイズはとりあえず納得したのか、引き下がる。
タバサは今一度目の前に広げられた世界地図の、ラグドリアン湖の西を、つい、となぞった。
「アルデンの森を抜けて、ガリアに入る。しばらくは野宿になる」
「しょうがないわね…」
「まあ、なんとかなるでしょう」
最初は野宿について色々と文句を吐いていたルイズだったが、何泊か野宿を重ねた今や、文句も言わなくなった。
それに、使い魔として心の通じるようになったタバサの心を、ルイズが知ってしまった事もその理由の一つだった。
タバサの内に渦巻いていたのは恐怖。
大切な人を、友達を、失う恐怖。
その友愛は、才人はおろかルイズやシエスタにも向けられていた。
…まあ、友達の頼みじゃしょうがないわね。
そう考え、ルイズは渋々、野宿を容認していた。
そしてその夜。
アルデンの森迎えた最初の夜に、ルイズは初めて野宿を後悔することになる。
バキバキバキっ!
耳障りな音をたて、樹齢百年近い樹木があっさりとなぎ倒される。
目標ではなく、特に興味もない木立に突っ込まされた苛立ちを、グリフォンは鳴き声で現す。
ヒュイーーーーーーーーッ!
その雄叫びはとりもなおさず、ここが彼のテリトリーであることを現していた。
雄叫びと共に、高空から、グリフォンの巨大な前肢が振り下ろされる。
目の前の、自分の縄張りを侵した愚かな小さな命を摘み取るべく。
しかし、その目論見は脆くも崩れ去る。
グリフォンの鋭い爪と全体重の乗った前肢による一撃を、才人はデルフリンガーで脇の地面に受け流す。
落ち葉と下生えに固められている緑の大地を、グリフォンの右前肢があっさりと貫く。
しかしそれでグリフォンの動きが止まる事はなく、第二関節まで埋まってしまった右前肢をあっさりと引き抜き、才人に対峙する。
「くっそ、寝かせてももらえねえのか!」
不幸なことに、一行の野宿に選んだ場所は、グリフォンのテリトリーだった。
幻獣の中でも特に縄張り意識の強いグリフォンが、その進入を許すはずもなく。
四人の人間を、今宵の晩餐に決めたのは、四人が晩餐を終えて、就寝の準備を始めた所だった。
才人は剣を取ってグリフォンの前に立ちはだかり、タバサは魔法の風でルイズとシエスタを守っていた。
グリフォンは爪の弾かれるやっかいな少女達はとりあえず置いておき、自分を狩りに来た愚かな騎士たちと同じ鉄の棒切れを持つ、黒髪の少年に目を付けたのだった。
バキン!
ヒュイィィーッ!?
才人の鋭い一撃が、引かれかけたグリフォンの右前肢を捉え、右端の爪を砕いた。
自らの武器の一つを破壊され、たじろぐグリフォン。
この人間は危険だ。
彼の中の本能がそう囁く。
しかし、幻獣としてのプライドが、この小さな命に屈することを良しとはしなかった。
「くっそ、まだだめかっ…!」
改めてデルフリンガーを構えなおし、前肢から血を流しながらも対峙をやめないグリフォンに、才人は辟易する。
しかし、次の瞬間。
「目を閉じて!」
バシンっ!
声と共に才人の背後の茂みから、鉄製の円筒が飛び出し、グリフォンの目の前で、炸裂音と共にすさまじい光が弾ける。
キュイィーーーーっ!?
今までと違う、苦痛の篭った声がグリフォンの喉から滑り出る。
グリフォンの視神経を、閃光が焼いたのである。
声に気づいた才人たちは、慌てて目を閉じたため、被害はなかったが。
もろに光を目に入れたグリフォンはただではすまない。
苦痛に身をよじりながら、才人から離れていく。
一刻も早く、棲家に帰って、体勢を整えなければならない。
そうしてグリフォンは、才人たちの目の前から消えたのである。
「…助かりました。ありがとうございます」
才人はデルフリンガーを鞘に納めながら、背後の茂みに向かってそう言う。
閃光を放った円筒が放たれたのがそこだったから。
そして、その茂みを掻き分け、現れたのは。
二十代後半であろう、妙齢の美女。
長いブルネットをポニーテールに纏め上げ、動きやすい茶褐色の狩衣に身を包んでいる。
すこしそばかすの目立つその顔は、そばかすが気にならないほど整っていた。
その美しい顔を笑顔で満たし、美女は才人に言う。
「お礼なんかいいわよ。それより、君達なんでこんなとこに?」
それは才人こそ聞きたい言葉であったが、彼女の立ち居振る舞いを見るに、どうやら彼女はこの森を狩場にする狩人のようだ。
…どうしよ。正直に理由話したもんかなあ?
才人の心の疑問符に、青い髪の使い魔が心で応える。
…迷ったと伝えて。彼女が何者かは分からない。
才人は、その言葉に従う。
「道に迷って。とりあえずここで野宿を」
その言葉を聞いた美女の目が点になる。
「は?この森で野宿?やめたほうがいいわよ」
そして彼女は、いかにこの森が危険な場所か、四人に講釈を始めた。
曰く、今は繁殖期で、森の動物自体が騒いでいること。
曰く、このあたりは幻獣のテリトリーが多く、並の人間では生きて帰るのも難しいこと。
だから早く来た道を戻りなさい、と彼女は言う。
しかし。
その言葉に、タバサが応える。
「…私たちは、この森を抜けてガリアに行く必要がある」
その瞳に強い意志を宿して、タバサは美女を見つめる。
そして、彼女は。
ふーん、と言って細い顎に手をあて、宙を見つめて考える素振りをする。
少しの間。
やがて考えがまとまったのか、彼女は才人たちに言った。
「なら今夜はこの奥にある、私の家で休んでいきなさい」
わけありか何かは知らないけど、せっかく助けた子に死なれちゃ後味悪いわ、と付け加えて。
そして彼女はさらに付け加える。
「私の名前はクリスティナ。クリスでいいわ」
しまった注意事項付け忘れた!
※このSSは原作にほとんど準拠していません。オリ設定バリバリの厨SSです。
『原作汚すなカス』と思われる方は読まないほうが精神衛生上よいものと思われます。
※あとえろぬきです。
さて、本日はここまで。んじゃねゆ。ノシ
オクセンシェルナ!?
何の事か判らなかったのでぐぐってみた。クリスティナさんてすごい人だったんだね。
コレは後半に期待するしかww
あと、ここの書き手の人たちはだいたいコテ外して雑談に参加してるよ
前に「そういえば○○さん最近見ないね。」って話してたら、普通におっぱい談義に参加してた事があったww
ミス・オクセンシェルナだと!?
ということは師匠直伝のアレもくるのか・・?
>>186 乙でした
オクセンシェルナってゲーム版のオリキャラだっけ?
はい、
>>182続きでございますが。
相変わらずオリ展開の厨設定です。
んじゃいくおー
一行が案内されたのは、森の一角、小川の脇に建てられた、丸太で組まれた家。
その前には手入れの行き届いた菜園がある。
家の周囲の四方には、奇妙な札の貼られた背の低い針葉樹が植えられている。どうやらこれが結界の役目を果たし、獣の侵入を防いでいるようだった。
「それだけじゃないんだけどね」
札の貼られた木を見ていたタバサに、クリスが話しかける。
「この家の周囲には、一定間隔で獣避けの符が貼ってあるのよ。
おかげでウチにはやっかいな獣は寄ってこないってわけ」
獣は自ら厭な音のする方には向かっていかない。
それは野生で生きるための術である。『好奇心が猫を殺す』とはよく言ったものだ。
しかし、その親切な説明にも、タバサの中の疑念が失せる事はない。
…どうしたんだシャルロット?
その疑念を感じ取り、才人が心の声でタバサに呼びかける。
才人の心に疑念はない。当然だろう。クリスは才人たちを助けた相手だ。
でも。
どうやってこのような所にこんな家を。どうやってこんな結界を。
そして、どうしてこんな所に住んでいるのか。
タバサの疑念の尽きることはなかった。
しかしそれはあくまで仮定でしかない。
…なんでもない。少し不思議に思っただけ。
タバサはあえて疑念を覆い隠す。
今は、才人を休ませてあげたい。
もし可能性が現実になるとしたら、その時は自分から動けばいい。
今日、二人のともだちを守っていた時のように。
「さ、入って入って。軽く飲むもの用意するわ」
入り口からクリスがそう呼びかけた。
一行は、彼女に誘われるまま家に入っていく。
「ああ、私殺し屋だから。
身を隠すのにここで暮らしてるの」
いきなりタバサの疑念は氷解した。
そして、クリスの言葉と同時に、一行に緊張が走る。
四人はほぼ同時に席を立った。
才人は背負ったデルフリンガーに手を伸ばし、タバサとルイズは杖を構え、シエスタを守るように動く。
しかしクリスは四人の行動など一切気にもかけず、手にしたカップを傾けてシエスタの淹れた紅茶を飲む。
そして言った。
「大丈夫よ、君達を殺したりしないわ。
だって依頼も来てないし、そうする理由もないし」
彼女の言葉の通り、クリスからは一切の殺気が感じられない。
暢気に紅茶をすすっている。
「でも、だからって殺し屋って名乗った人を信用しろってのは…」
構えを解かない才人に、クリスは反論する。
「あら。殺し屋って意外と信用第一なのよ?
依頼を受けない限り人は殺さないわ。まあ、依頼があったら肉親でも殺すけど」
さらりと物騒なことを言う。
その瞳に光る黒い瞳に、タバサは気付く。
タバサは杖を携えたまま席に戻る。
「…あなた、肉親を殺したのね」
タバサの言葉に、今度は才人が固まる。
…お、おいシャルロット!
心の声で才人は突っ込むが、タバサは怯まない。
この殺し屋がどういう人間なのか、知る必要があったから。
クリスは天井を眺め、少しの間んー、と唸っていたが。
すぐに視線をタバサに戻すと、明るい声で応えた。
「ええ。育ての親と、夫を殺したわ」
そして、彼女は堰を切ったように語りだす。
彼女はどこで生まれたかも知らない。
物心ついたときには殺し屋の男に育てられていた。
その男は本当の親のようにクリスに接し、クリスに殺しのノウハウを叩き込んだ。
そして、クリスの殺し屋としての初仕事が、殺し屋として数多の恨みを買った男の抹殺。
育ての親を殺すことだった。
クリスはあっさりとそれをやってのけた。
殺し屋として大事なことは、依頼を確実にこなすこと。こなせなければ死ぬしかないこと。
それが彼女に植えつけられた倫理だったから。
親を殺したクリスは、殺し屋としての人生を歩み始める。
そして、彼女は夫と出会う。
夫も殺し屋だった。それも、毒殺を得意とする陰険なタイプ。自ら手を汚さず、目標を葬る、クリスのあまり好きではないタイプ。
その夫との出会いも、やはり殺しの依頼だった。
しかしそれは、彼女の受けた依頼ではない。親と同じように、数多の恨みを買ったクリスを抹殺せよと、夫となる男は依頼を受けたのである。
その男は街で見かけたクリスに、毒を盛ることに成功する。
食堂の給仕に痺れ薬入りの水を届けさせ、動けなくなったクリスを拉致したのだ。
そして、クリスは依頼主とその男に、想像を絶する陵辱を受ける事になる。
男の調合した薬で性感を数百倍にされ、何も考えられなくなるほどの快感の中で、毎日依頼主に犯されたのだ。
ほとんど意思を無くし、廃人になりかけたクリスに飽きた依頼主が彼女を放り出した時、彼が彼女を譲り受けたのだ。
彼女の第二の人生が始まったのは、そこからである。
彼は己の得意とする毒薬の知識で以って、死にかけていた彼女の意思を元に戻す。
意外に彼に対する恨みはなかった。
彼は依頼に従っただけで、殺しの倫理には外れていない。
彼女は彼についていくことにした。
二人の生活はそれなりに上手くいっていた。二人で同じ依頼を受けることもあったし、二人で別々の依頼をこなすこともあった。
そして、転機が訪れる。
彼女の下に、夫を殺せという依頼が入る。それは、かつて彼女を陵辱し、そして夫に毒殺された依頼主の娘からの依頼。
またしても、恨みが彼女の人生に絡みつく。
彼女はその夜、ベッドの上で夫の胸に短剣を突き立てた。
そして、夫の遺品から、彼もクリスを殺せと依頼を受けていたことを知る。
その依頼主は、クリスの依頼主と同じ娘だった。
クリスの昔語りに、才人の喉がごくり、と鳴った。
とんでもない人生だ。そんな人生を、目の前の優しい瞳の女性が歩んできたとは思えない。
「狂ってるわ…!」
それまで紅茶のカップを握り締めて震えていたルイズが、そう漏らす。
それは、才人もシエスタも感じていたことだった。
クリスの人生は、狂っている。
「かもね。私も時々なんだかね、って思うけど。でもさ」
クリスはそこで言葉を止め、つい、とカップの淵を指でなぞる。
「じゃあ、世界の正気は、誰が証明してくれるのかしら?」
自嘲気味に笑ってそう言う。
ルイズが言葉に詰まる。才人も、シエスタも、その言葉に反論できない。
タバサだけは知っていた。
『正しいこと』などこの世界には存在しないのだと。
「何が正しいのかなんて、議論しても始まらないわ。
必要なのは、そうする理由があるかどうか、だけ」
そして、もう一度紅茶に口を付ける。
どうにも気まずい空気の流れる中、紅茶を飲み干したクリスは言った。
「それじゃ、今夜はお開きにしましょ。
この居間の奥が物置になってるから。自由に使っていいわよ」
言って、すべての元凶は、手を振りながら居間から出て行った。
そして終わらないフシギ。
すまにゅ、最終章は明日以降で。
ちなみにクリスティナの元ネタは、実はポルノの曲がたまたまかかってたから、ってそんな理由なだけなんだけどw
そんなどえらい人だとは思いませんでしたともええ(何
ではではノシ
196 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:47:25 ID:CpjVWb3b
ふぉおお…
GJ
177の者ですが、せんたいさんありがとうございます。
最終章を楽しみにしてます。
199 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:28:40 ID:9q9ZiF+z
そろそろかな?
原作者応募吹いたwwwwwww
なにやってんだよwwwwwwwwwwwwww
>>200 ちょwwwwwww何をしとるwwwwww
全く関係ないが、今日は仕事で横浜の中華街に行ってきた。帰りの車の中で、ふとチャイナドレス姿のアン様が頭に出てきて、これはいけると思ったんだが、肝心の自分の文章表現が・・・・・・・・・orz
せんたいさんなどの精鋭作家と比べれば、豆腐とダイヤモンドカッター位の差が目に見えるが、書いてみたい・・・・・
204 :
203:2008/06/14(土) 02:53:42 ID:3ClQSTB6
○昨日
×今日
だったorz
>203
箇条書きでも
台詞だけでも
ちょっとした仕草を書き込んでも
オールオッケーだ。
変態紳士達はSSに餓えている。
>203のリビドーを味わいたいと餓えている。
さぁ、そのたぎる思いをぶつけるのだ!
貧乳欠乏症でござる
ござる
貧乳が更に欠乏と。
致命的ですな、ルイズ。
アン様人気あるなあ
どんな展開でも彼女ならありえそうってのが大きいんだろうか。
特技が変装という設定とか、2次創作待ちとしか思えない。
「変態的な装い」、略して「変装」だからな。
>>209 原作でも普通に女王だから何をしでかすかわからないって示唆されてるしな
才人監禁拘束で強制的に結婚式?
>>212 ティファとアホ竜かわいい。
ジョゼフはまあこんなもんだろ。
ベアトリスは心底どうでもいい。
クリトリス?
ジョゼフはなんとなく装甲騎兵ボトムズのクメン編に登場した
カンジェルマン殿下みたいなのを想像してた。
>215
覇気のあるこなた父だな
これはかなたママンが惚れてもしかたないw
ジョゼフ、もうちょい狂人じみた顔でもいいと思うんだがなー
アヌビスのノウマンみたいな感じで
中の人的にも
俺はずっとナウシカのクワトロのイメージなんだよなぁ・・・>ジョゼフの顔
なんかやけにイケメンでしっくりこない。
>>209 アン様は国のトップだから、強権発動も辞さないだろうな。
サイトがもし地球に帰ったら、後を追ってきそうだし。
でも絶対自分の国のトップにはいて欲しくない人だな
そろそろバレット氏のが読みたくなったな。
>219
クロトワだろうw
クワトロだと赤いロリコンになっちまうぞ
224 :
223:2008/06/14(土) 21:47:54 ID:FXCaeV2E
自分で読み間違えて突っ込みを入れるとはw
アホだな・・・ナウシカ100回視てくるか
>>221 いちばん重要な「結果」をみるんだ。信じられないほど利益を
もたらしてくれてる国家元首ですよ?
ぶっちゃけ福田首相と取り替えてほしい。
結果オーライの王なんかこぇえよ…
新刊でも自分から罠に突っ込んでったのに、騙されたってヒス起こしてたし
>>225 部下の功績を横取りしてるだけだろ
軽率な行動をばかりしてそのたびにヘマの尻拭いさせられる部下こそ
いい面の皮だな
>>226 まともに読もうな?
激怒したのは「教皇が軍を展開させて挑発したこと」。
対等の同盟なのに一言もなしなんだから、激しく怒って当然。
騙されたことについては「次からはあなたの言葉は気をつけて聞く」と皮肉ってる。
それと、エロパロスレで的外れなキャラ批判はお門違いだ。
新参なら当分ROMって空気つかんでから来い。
最近は半年ROMってろって言われないよねぇ・・・・
んなもん普通は予測できr
>>230 ルイズもサイトも予測できず、特にルイズは大失態しただろw
14巻のルイズのヘマはアン様の比じゃねーよ。読者視点だから予測できるってのを忘れんな。
ルイズって実はサイトのことあんま信用してねぇな
そうか…気付いたぞ!
この小説の女はみんなめんどくせぇ!!!!!
だが好きだ!
面倒くさくない女なんているもんかよ
アニメ3期決まった時点で変なのがやって来るのは予想できたじゃないか。
いつも通り変態紳士的な態度でスルーしてれば良い。
そんな事よりアニメ公式のきゅいきゅいの胸がけしからん事について、お前らはどう思う?
とても・・けしからんと思います・・閣下
あとテファの耳ずっと触っていたいモフモフモフ
>>236 おま…そんなことしたら…
「ひゃわ…ひぅ!や…やめ、てぇ…ひゃうっ!」
「何だよテファ…ただ耳を触ってるだけじゃあないか」
「だ、だめなの…わた、しぃ…あっ…耳だめぇ…」
「ははは、テファはかわいいなぁ」
「やめてぇ!ああっ…もう、だめ…サイ、ト…ひゃっ!いや、舐めちゃ…っ!」
「あらら…耳だけでそんなに気持ちよくなるなんて…エルフじゃなくてエロフだな」
「いやぁ…!サイト、ひどいよぉ…あっ…ゆ、ゆるして…ひぅぅっ!」
ってなっちまうだろ…
>238
>〜また今度使って〜
・・・また? またなのか!??!
以前は… 以前はぁぁぁぁ!?!
240 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:08:45 ID:Cf8M3BfF
突然ですが、これまでゼロ魔の「乱交モノ」を見たことが無いので、この場を借りて投下したいと思います。
登場するのは、才人、ルイズ、シエスタ、ギーシュ、モンモランシーの五人となっております。
241 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:14:55 ID:Cf8M3BfF
『乱交パーティーinトリステイン魔法学院』
トリステイン魔法学院の、とある空き部屋にて。
「くっ・・・モンモランシー・・・出るよっ!!」
「ああっ!!出して!ギーシュ・・・・あぁぁぁっ!!!」
二人が肉体関係を持ってからというもの、二日に一回はこんな調子となっている。
実は、双方とも少し今の状態に飽きてきたとこだった。
つい最近まで童貞と処女だったために知識に乏しく、ただするだけ。といった感じだった。
しかし、この日は少しだけ(いや、かなり)違っていた・・・
この世界では、平賀才人、ルイズ、シエスタの三人は、しょっちゅう「3P行為」をやる仲になっている。
最初はとある「空き部屋」を使っていたが、最近では別の逢引場所を見つけたので、そこばかり使っていた。
「・・・なあ、ルイズ、シエスタ、いいだろ?」
「たく、しょーがないバカ犬ねえ」
「まあ、朝にあれだけシテ、もう回復したんですか」
こうして、その日x回目の才人とルイズ・シエスタによる「行為」の実行が決まった。
数分後・・・。
学園内を歩いていた三人は、ある空き部屋の前で立ち止まった。
「そういえば、この部屋って最近使ってませんね」
「じゃあ、今日はこの部屋使う?」
「そーだな。・・・ん?」
「サイト、どうかしたの?」
「シッ・・・・・・なにか聞こえる」
「なにかって・・・」
242 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:18:22 ID:Cf8M3BfF
『・・・ぐあっ・・・もう・・・だ、駄目だぁっ!』
「こ、これって!ギーシュの声だわ!?」
「いけねえ!!敵の侵入を許したか!?」
「た、大変です!」
壮絶な勘違いである。
とはいえ、自分たちが「行為」に使っていた空き部屋を他のカップルが使用している、
などと考えてもみなかった三人がその声の原因に気づくはずもなく・・・・・。
バアァァァァン!!(←ドアを蹴破る音)
「動くな!!おとなしくし・・・・ろ??」
そこにいたのは、部屋に四つあるベッドの一つにて、一糸まとわぬ姿で繋がっている、ギーシュとモンモランシーの姿であった。
「「「「「・・・・・・・・・」」」」」
10秒経過。
「う、うわああぁぁぁぁ!!!」
「キャーーーーーーーッ!!」
金髪カップルの叫び声があがる。
243 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:21:30 ID:Cf8M3BfF
「ギーシュにモンモン・・・・お前ら・・・」
「ち、違う!誤解だ、サイト!!」
「そ、そうよ!わたしたちは・・・その・・・・」
「何だよ?」
「あれだよ・・・ほら・・・そう!レスリングごっこだよ!!」
人間、追い込まれると何を言うかわからないものである。
当然こんな言い訳で言い逃れができるわけもない。
「ウソつけ!!」
「この部屋は私たちが使ってるのよ!!勝手にシテてるんじゃないわよ」
「いや、ここは学園の空き部屋、つまりは生徒全員のものだろ。だったら僕やモンモランシーが使ってもいいじゃないか!!」
「・・・ていうか、貴方たち、既にそういうことシテたのね」
「とにかく、さっさと出て行きなさいよ!!」
「はあ!?私たちが先に来たのよ」
「同意だ!!トリステイン貴族の名において断然同意だ!!」
「おいおい、俺らに廊下でシロってのか!」
かくして才人・ルイズ組とギーシュ・モンモランシー組の言い争いは混迷化していった。
「おやめなさーーーいっ!!!」
それを収めたのは、シエスタであった。
「部屋にベッドは四つもあるんですから、おふた方はおふた方で、私たちは私たちで楽しめば良いでしょう!!」
「・・・!!それもそうだな」
「そっかー。そういうのもアリよね」
もともと行為が目的だったため、シエスタにあっさり同意する才人とルイズだった。
244 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:23:23 ID:Cf8M3BfF
「え〜っと・・・・・」
沈黙を破ったのはギーシュだった。
「僕たち・・・さっきから繋がったままなんだけど、続きしていいかい?」
「ええ、どうぞお構いなく」
「二人がどんな風にヤるのか、興味あるな」
「好きにしなさいよ」
「・・・・だってさ、モンモランシー」
「そ、それじゃぁ・・・・」
数分後
ギーシュとモンモランシーの行為を見ていた三人は、「うーん」と頭を捻っていた。
先ほどから二人は正常位ばかりで、他の体位をまるで試そうとしていない。
「ああっ!!イク!イクゥゥゥゥッ!!!」
モンモランシーの膣内に欲望を吐き出したギーシュは、肩で息をしながら言った。
「・・・っ・・・まぁ・・・・こんなとこだな・・・・・はぁ・・・・」
「えっと・・・お前ら、他の体位はやらないのか?」
「へ?体位って、これ以外にあるのか?」
金髪カップルが正常位しか知らないことに硬直する才人たち。
やがて、真っ先に硬直が解けたルイズが、「しょーがないわねー」と言うと、二人のベッドに近づいていった。
245 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:26:04 ID:Cf8M3BfF
「あー、ルイズのやつ、すっかりセンセイ気取りだなー」
「ふふ、それじゃあ、私たちは先に始めましょう」
シエスタは、すでに行為を見たせいで大きくなっている才人のソレを取り出すと口にくわえた。
「んんっ・・・・ちゅぱ・・・じゅぶ・・・・ぷはぁっ」
経験豊富な舌使いで才人のものを刺激する。
「くっ・・・・シエスタぁ・・・」
「もっとしてあげますね」
シエスタは、十代後半の平均値を上回る大きさの胸で才人のソレを包み込む。
そして体全体をつかって刺激を加える。
「・・・・うっ、シエスタ・・・くるっ!!!」
シエスタの清純な顔に、大量の精液がかけられる。
「ケホッ。ふふ・・・・・美味しいです」
「シエスタ・・・・こんどはこっちからいくぞ」
そう言うと、すでに濡れているシエスタの秘所に狙いを定め、一気に貫いた。
「ああぁぁっ!!!すごい!!すごいです!!」
才人は激しく腰を打ち付ける。
二人の結合部から絶え間なく流れでる愛液が、ジュポジュポといやらしい音を立てていた。
「ああっ!!イっちゃいますぅ!!!イクゥゥゥゥ!!!」
「うおおおあぁぁっ!!!」
二人同時に絶頂へと果てた。
「ハァ・・・・ハァ・・・・・」
「・・・ん。シエスタ、向こうはかなりのペースだぜ」
連投規制用支援?
247 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:30:56 ID:Cf8M3BfF
一方、ルイズに指導されていたギーシュとモンモランシーは
「ギーシュぅぅぅ・・・・・感じる・・・・キモチイイよぉぉぉ」
「あぁぁ・・・・深い・・・・深い挿入だよ、モンモランシー」
「うっわー・・・ここまで乱れるなんて」
モンモランシーは、ギーシュにバックから貫かれていた。
同時に、ルイズへの「レッスン代」として、口で彼女の秘所を刺激している。
もっとも、モンモランシーがルイズを強引に押し倒し、半ばムリヤリ秘所に吸い付いているようなものだが。
「あ・・・あぁぁ・・・・クリもいじってぇぇぇ!!」
「あぁぁん・・・いい・・・ギーシュのが、いつもより太くて大きいのぉ」
「ひあぁぁん!クリ噛んだらいやぁぁ・・・イッちゃううぅぅぅ!!」
「く・・・モンモランシー・・・・出すよ!!」
「ちょうだいぃぃ・・・・モンモランシーの膣内に・・・ギーシュのセイエキくださいぃぃぃ!!!」
「・・・すげえな」
「ええ・・・私たちもいきましょう!サイトさん!」
「ああ・・・いこうぜ!」
二人は起き上がると、ルイズ、ギーシュ、モンモランシーのベッドに向かっていった。
248 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:42:45 ID:Cf8M3BfF
さらに十数分後
「サイト・・・・いい・・・・キモチイイ・・・奥に当たってるぅぅ」
「くっ・・・モンモンの中・・・キツイ・・・」
ベッドの上で、モンモランシーは、才人に騎乗位で貫かれていた。
「もうだめ・・・・またいっちゃううぅぅぅ・・・早くイかせてぇぇぇ」
「またイくのかよ・・・・まったくだらしねえやつだな・・・」
「わたしは・・・・モンモンは、だらしない淫乱女ですぅぅぅ・・・イクぅぅぅ」
「あぁぁぁ!!ギーシュ様の・・・大きい・・・・」
「シエスタのここ・・・すっごく締め付けてくるよ・・・・」
隣のベッドでは、シエスタが、ギーシュに座位で貫かれながら胸を揉まれていた。
「シエスタって・・・・キュルケほどじゃないけど、ほんと胸が大きいな・・・・」
「ああぁぁ・・・もっと強く触っていいですから・・・・イかせてくださいぃぃぃ」
「ギーシュぅ、・・・私のココも舐めてぇぇ・・・」
ルイズがギーシュの上半身を押し倒し、顔に秘所を密着させる。と同時に、シエスタの胸を舐め始める。
「ああぁぁぁ・・・ルイズ様・・・・もっと・・・・なめてぇぇぇ・・・」
「ギーシュ・・・奥まで舐めてぇぇぇぇ・・・・」
「イク!!ギーシュ様に挿入られてイクぅぅぅ!!!」
「クリだめぇぇぇ・・・・イっちゃう・・・イクのぉぉぉ・・・!!」
「ぐっ・・・中に出すぞ!シエスタ!!ルイズ、きみも一緒にイケぇぇぇぇ!!」
五人の行為に終焉はなかった。これ以後も
「才人×シエスタ&モンモランシー、ギーシュ×ルイズ」
「才人×ルイズ&モンモランシー、ギーシュ×シエスタ」
「才人×ルイズ、ギーシュ×シエスタ&モンモランシー」
といった風に組み合わせを変えて続けられていった。
それは体力の限界まで続き、最後には誰一人立てなくなった。
そして起きてはまた快楽を求め合い、
ギーシュが眠っている間に、才人が女三人とヤッたり、
才人が眠った後は女三人でヤッたり、
他の女二人か眠っている間に、モンモランシーが二本刺しされたり、
才人の姿が見えないことを案じ、捜索に乗り出したタバサたちに発見される其の時まで、五人は快楽に取り付かれていた。
〜fin〜
249 :
ID:Cf8M3BfF:2008/06/15(日) 13:04:16 ID:Cf8M3BfF
ゼロ魔の乱交モノがどうしても見つからず、我慢できなくなって自分で書いたものを投下してしまいました。
>246様
すいません。次に書き込む機会があったら、注意します。
いつも思うのだが乱交に
サイト×ギーシュがない
のはなぜだろう
帰してしまってはまた来るかもしれん。
ここはこの場で始末するのが得策。
>>249 乙でした それと次からはメール欄にsageと入れて欲しいのですが
上がったスレは荒らされやすいので
>>253 じゃあ、いつも通り
ヌイマリィーゴ氏を呼んできゅいきゅいの尻尾で…
俺はきゅいきゅいの舌でからめしぼりとられたい・・・
二股に分かれてそうですね
とりあえず、物置にあった荷物を隅に避け、才人たちは四人が寝られるだけのスペースを作る。
…本当に、大丈夫なのかしら。
ルイズの不安が心の声となって、四人の間で響く。
その声に応えたのは、タバサの声だった。
「大丈夫。彼女は信用していい」
タバサは、クリスの言動に信用に足るものを感じていた。
ただそれは、普通の人間としての信用ではなく…殺し屋としての、無法者としての信用。
『依頼がなければ』『命令がなければ』、相手を殺すことはない。
それは、殺し屋も…北花壇騎士も同じ。
彼女はプロだ。
その目に宿る狂気が、声に潜む昏さが、所作の一つ一つが、クリスが生粋の殺し屋だとタバサに語っていた。
その彼女が、動機もなく、報酬もなく、人を殺すとは考えられない。
タバサはそう確信していた。
そう。自分も同じ場所にいた人間だから。
それを、声には出さずに感覚だけでその場にいる全員に伝える。
「…そういう生き方も、あるんですね」
まるで信じられない、という顔でシエスタがそう呟く。
いままで真っ当に人の道を歩んできた彼女にとって、そんな生き方は想像もつかなかった。
そして才人は提案した。
「だとすると、彼女が依頼を受ける前に…ここを出たほうがいいかもな。
明日の朝にはここを出る。そして森を突っ切るんだ」
反論する者は、いなかった。
森の朝は、朝日に反応した小虫を捕食する鳥の声で始まる。
羽を休めに枝に降りたその鳥を、猫科の肉食獣が捕食する。
盛大に原色の羽を撒き散らし、肉を貪る肉食獣を、大型の猿が捕らえる。
一瞬で頚椎を叩き折り絶命させると、食い散らかされた鳥を添え物に、その肉食獣を喰らう。
朝餉を始めた大型の猿はしかし、朝餉を終えることはなかった。
傷ついたグリフォンが、己の傷を癒すため、タンパク源として、その猿の頭蓋を一瞬で砕き、喰らいついたからだ。
朝日と共に食物連鎖を始めたアルデンの森の奥。
結界に守られ、例外的に食物連鎖から外れた場所。
丸太で作られた家のドアが開き、中から長いブルネットの女が姿を現す。
女は家の脇にある家庭菜園から、比較的大きく実った青い実を、五つもぎ取る。
そして、そこに。
暢気な鳴き声を上げながら、一羽の鳩が菜園にやってくる。
食物連鎖を避けてきたのではない。
初めから、この鳩は、この家を目指してやってきた。
その足には、小さな足環が。
クリスは足元に下りて動かないその鳩を抱き上げ、足環から一本の紙筒を抜き取る。
クリスはそれを読み終えると、はぁ、と溜息をついた。
鳩は再び暢気な声をあげ、緑の天蓋から覗く青い空に消えていく。
「そうかぁ…せっかくのお客さんだったんだけどなぁ」
そして、青い実を一旦籠に入れると、少し離れた場所に自生している、赤い小さな花を摘んだ。
この花の花弁には、強烈な睡眠作用がある。大型の肉食獣ですら、一枚で昏倒させられる。
「その花をどうするつもり」
クリスの背後から声が聞こえた。
それは、聞こえるはずのない声。
きっと今頃寝ているだろう人物の声。
それでもクリスは慌てることはない。予想の想定外。しかし『想定外』など彼女にとっては大した意味を持たなかった。
殺すか、殺されるかの世界で生まれ、時を重ねたクリスにとっては。
花を持ったままクリスは笑顔で振り向く。そこには、彼女の予想通りの人物がいた。
青い髪の少女が、杖を構え、完全な戦闘態勢で、家の入り口に立っていた。
「ちょっと、朝食に花を添えようと思って、ね」
「その花は眠り薬の原料。それで何をするつもり」
誤魔化そうとしたクリスだったが、タバサには通用しないようだ。
タバサは、クリスを信用していた。
ただし、それは殺し屋としての信用。
依頼を受けない限りは、才人を狙うことはないという、裏の信用。
だからこそ、タバサは常にクリスの動向には気を向けていた。
そして見た。クリスが、伝書鳩から書簡を受け取る様を。
「…今の鳩が、依頼…」
「そうよ。ガリア王から、各地にいる殺し屋へのね。
どうやって私の居場所を嗅ぎつけたかは知らないけど」
言って振り向きながら、クリスは手にした花をばら撒く。
タバサの視界に、赤い花で所々穴が生まれた。
そしてその穴から。
小さな、投擲用のナイフが数本、タバサに向かって投げられる。
タバサは呪文を唱えることなく、身体に向かってくる数本を、手にした大きな杖で叩き落とす。
その間に、間合いを詰めたクリスがタバサに肉薄していた。その手には、大型の狩猟用ナイフ。
大型の獲物を解体する時などにつかわれるそのナイフが、クリスの身体の下から伸び上がるように両手を添えて突き出される。
タバサはバックステップでその一撃をかわす。
クリスは伸びきった状態から今度は後ろにステップを踏む。体の伸びきった状態からの二撃目では、タバサを捉えられないと踏んだのだ。
逆にタバサは、軽く踏鞴を踏む。伸びきった状態からの二撃目にあわせて、杖による打突の準備をしていたのだが、その予想は外されてしまった。
打突の用意をしていたタバサは、呪文の用意が間に合わない。このまま格闘戦を継続せざるをえなかった。
その一瞬の隙が、クリスに再度の攻撃のチャンスを産む。
一瞬動きを止めたタバサに、今度は右手で横薙ぎの一撃。
タバサはサイドステップでそれを避ける。
その瞬間。
タバサの目の前に、銀色の投げナイフが現れた。
クリスが、右の大型ナイフで薙いだ瞬間に、空いた左手のスナップで、投げナイフを投擲したのである。
さすがに狙いは適当で、致命傷を与える軌道ではなく、その軌道はタバサの左の肩口を注していた。
しかし。ナイフの速度に対し、タバサの体は追従できない。
かわせる位置じゃない…!
硬直し、ナイフの着弾に備えるタバサ。
しかし、衝撃はいつまでたっても襲ってこなかった。
「悪ぃ、遅くなった」
タバサに刺さるはずだった投げナイフはデルフリンガーによって叩き落され、地面に突き刺さっていた。
タバサとクリスの間に、才人がデルフリンガーを構え、立つ。
「…いつの間に」
クリスは驚いていた。
タバサが大声を上げたわけでもないのに、いつの間にか才人がここにやってきていたことに。
クリスは、才人とタバサの使い魔の『絆』の事を知らない。
タバサと使い魔の契約をした才人は、心の声で、離れていてもタバサと意思の疎通が出来るのだ。
その『絆』を使って、タバサは才人に、クリスに対する警告を送っていたのだ。
そして、事のあらましも。
「そうか、アンタガリア王からの依頼を受けたってわけか」
「気持ち悪いわねあなた。どこまで知ってるのかしら」
油断なくナイフを構えなおし、クリスは才人との間合いを計る。
後ろに控えるメイジの少女よりも、クリスは才人を目標として判断する。
魔法なら、発動する際にある程度距離を取ればなんとかなる。
しかし、剣士はそういうわけにはいかない。持久戦に持ち込もうにも、大剣とナイフでは獲物に差がありすぎる。
ならば先に。地の利のあるうちに、剣士の方を黙らせるのが上策。
じりじりと間合いを計りあい、二人は菜園の中を巡る。
器用に才人を間に挟まれているために、タバサは中々手を出せないでいた。
そして、才人の体に完全にクリスが隠れた瞬間。それは起こった。
ばふん!
クリスは、足元にあった、粉末状になるまで粉砕した枯れ木を才人めがけて蹴り上げた。
菜園の土に混ぜるため、準備しておいたものである。菜園の隅に置いてあったそれを、目潰しに使ったのだ。
「うわっ!?」
いかに才人にガンダールヴの力があるとはいえ、一瞬で広がる微細な粉末を防ぐのは不可能だった。
目に粉末の一部が入り込み、たまらず才人は下がりながら目を閉じる。
その好機をクリスが逃すはずもない。
一瞬だけ、右横にステップすると。
才人の左側、斜め下。粉塵の向こう側から、腕を盾にされても心臓を貫けるほどの勢いで、ナイフを突き上げる。
しかし、ここでも情報の不足が勝敗を分けた。
…左下!今!
心に響く使い魔の声に応じて、才人はその場所を全力で、デルフリンガーで薙ぐ。
ざぐっ!
鋭い剣閃。響く鈍い音と、手に伝わる衝撃。
「ぎぁっ!」
獣のような声を上げ、大地に転がったのは。
クリスだった。
才人は目をぬぐい、状況を確認する。
目の前には大量の血溜まりと、その中に転がる人間の手と、それに握られた大振りの狩猟用ナイフ。
そしてその奥に、右手と大量の血液を失い、青い顔でこちらを睨む、ブルネットの美女。
「…悪い、手加減できなかった…」
才人にクリスを殺すつもりはない。
自分を狙わなければ、彼女を助けるつもりだった。
クリスには、そんな少年の心が、手に取るように分かった。
…青い。
そして彼女の中の冷静な部分が、状況を分析する。
この失血では。そして、この状況では。
「…殺しなさい。ヒラガサイト」
「…できねえよ…」
「…ほっといても助からないわ。さあ早く」
「…できねえよ…」
「…しょうがないわね。全く」
才人は殺せなかった。
例え命を狙ってきた相手だとは言え、彼女は昨日、自分達を助けて、その上寝床まで与えてくれた女性だ。
そして何より。
彼女は生きている。生きている命を奪うことは、日本に生きていた才人にとって、タブーといえた。
だが、現実は容赦なく動く。
クリスは、まだ動く左手で、腰の後ろにあった一本のナイフを取り出す。
その刃には、猛毒が塗ってある。
大型の肉食獣ですら、一刺しで毒殺できるほどの。
この毒を使って、獲物にトドメを刺すのが…彼女と、夫の、築き上げた暗殺のやり方だった。
「待て、あんた一体」
慌てて才人は手を伸ばす。
しかし、零れ落ちた水は、杯には戻らない。
クリスは笑顔を才人に向けて、手にしたナイフで自らの心臓を貫く。
そして心臓が貫かれるまでの間に、辞世の言葉を放つ。
「坊や。いい男に、なりなさいな」
毒が回る。胸と口と右腕から血を流し。
アルデンの森の暗殺者は、息絶えた。
一行は、クリスを弔うと、アルデンの森を後にする。
「俺が殺したのか」
落ち込んでいるような才人の言葉に、タバサは淡々と応えた。
「サイトは殺していない。殺せなかった」
そして続ける。
その場にいる、彼女のともだちにも向かって。
「覚えておいて。私たちが相手にしているのは、彼女みたいな人間。
狂気の中で、狂気を自覚して、狂気に従う人間。
狂った世界の、住人たち」
かつては自分も垣間見たその世界。
その世界に、愛する人を、ともだちを、踏み込ませるわけにはいかない。
だから。
ジョゼフを倒す。狂気の中心を、自分達を巻き込もうとする、災渦の中心を。
殺すのを躊躇わないで。彼らは死ぬことを自覚している。
決意とともに、全員に心の声で伝える。
それはきっと、人を殺すことへの欺瞞にすぎないのだろう。
でも、そうしなければ自分の大切な人が壊される。
自分の愛した世界が、蹂躙される。
そう、私は自分の我侭で叔父を殺す。
それ以上でも、以下でもない。
決意を新たに、タバサはかつて幼少を過ごした、王都リュティスを目指す。〜fin
…アレ?コメディがないとこんなにつまらないのか俺の話orz
口直しにエロでも書こうかなorz
そしてお約束パターンしか見えない自分ガイルorz
そんなわけで猛省しながら寝ることにしますorz
…でもな、ホントにけしからんのは耳がヘナってるテファなわけで…つうかあの表情ははんそ(ry
>>265 いやいや、面白いじゃないですか。GJ!
続き待ってるよ
268 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 02:10:02 ID:W2908cmC
さすがはSS…
なんだかすんごく世界感が小さいような気もする…
タバサの外伝にサイトたちが入ったような。
せんたいさん、GJ!
シリアスだけでもいいじゃありませんか
今回みたいな話も十分面白いですよ
>「そうか、アンタガリア王からの依頼を受けたってわけか」
コメディとは違いますが、『アンタガリア王って誰???』と一瞬考えちゃいましたよw
此処の住人なら皆王道は大好物だと思うから、へんたいさんは今のへんたいさんままでいいよ。
ところで、そろそろきゅいきゅいに出番を…
きゅいきゅいは食い物に目がないから、その辺考えたネタがいいかもな。
まあ、食べるものは当然決まっているが。
肉棒ですねわかります
前にドリフの話で、あるコントを目立たせる為にわざとつまらない
コントを定期的に入れると聞いたことがあります。
せんたいさんも、たまにエロなしのSSを入れた方がエロを
引き立てる感じがするのは俺だけかな?
>>273 言いたい事はよく判るが、その例えだとエロ無しがつまらないと言っているように聞こえるぞww
あと、何がとはあえて言わないが「せ」じゃなくて「へ」な
いい加減へんたいさんをへんたいさんと呼ぶのはへんたいさんに失礼じゃないかね変態紳士諸君
へんたいさんだって嫌がってるじゃないか
ねえ、へんたいさん?
世間的にはへんたいさんはへんたいさんかもしれないが、変態しかいないスレに放り込まれたらへんたいさんはへんたいさんじゃないと思うんだ
「木を隠すには森の中」って言うだろう?
つまりだな、俺たちが変態がこのスレ住人の大半である以上、逆に普通人なんだよ
「け、け結婚してからも、3ヶ月は、しちゃダメなんだからっ!」
そんな事をほざくような、奥手のヤツが、このスレでは変態だな
木を隠そうにもハゲ山では意味がなかろう
つまりはそういう事だ
コルベールのことかああああぁぁっ!!
若い頃はフサフサのイケメン隊長だったのにな。
任務のストレスで頭皮と毛根がやられてしまったのか。
そこはせめて罪の意識によるストレスと言ってあげようよ
仕事のストレスで若くして月見頭なのですね。
管理職にはよくあることです。
アン様も男なら若くして禿げそうですね。
あるいは下の毛が(ry
>>282 このスレのSSに出てくるアン様ならサイトに剃られて
つるつるになっているアン様もいるだろうさ
>>283 ボルボ氏の姫様は綺麗に剃られてそう
へんたいさんの姫様は逆にお手入を禁止されてそう
ヌイマリィゴ氏の姫様はお手入れサボってるの指摘されて照れてそう
痴女氏はサイトが剃毛されてそう
285 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 00:49:56 ID:nUfe1c/l
もじゃもじゃアン様
サイトはいぢめられてこそサイトだと思う俺は異常w
でティファニアものはいつ投下されるんだ?
サイトが毛深いアン様のまんぐり返しを写真に残し、何故かそれが全国民に流出
ケ ツ 毛 バ ー ガ ー 事 件
それは酷い
アン様はパイパンに決まってるだろ・・・
しかし剛毛女王として更に人気が高まってしまうアン様
「毛も女王ですから!!」
アン様は上品な薄い草むらに決まってるだろ!
いや、ギャップも萌えるが。
俺は量が派手めで剃り甲斐のある毛質がいいなぁ。
一本一本が太くてゲイオヤジの剃り跡みたいに青く残っちまうようなヤツ。
ぶちぶち抜いていくわけか
>>276 いい加減へんたいさんをせんたいさんと呼ぶのはへんたいさんに失礼じゃないかね変態紳士諸君
へんたいさんだって嫌がってるじゃないか
ねえ、へんたいさん?
逆だ逆
>>294 あぁそうだな
薄い青なんだ・・・ハァハァ
でそれを剃るんだ・・・で生えてきて痒くなってきて
公務中もアソコを意識せざるを得なくなってきて
ふとしたことで何かが当たって「キャッ!!」とか言うんだ
トイレでスカートをめくりあげるともう大洪水
で、サイトとの行為を思い浮かべながらオナをついつい・・・
いかん、何書いてるんだ、けしからん、実にけしからん
>>299 >薄い青
アン様は栗色の髪だぞw
青いとタバサかシルフィじゃないかw
それはともかく、さあそのシチュで書くんだ
そういえば、能登ってゲームにでてたよね。ょぅι゙ょ役で。
で、アニメでは正反対の巨乳娘か……。
ティファニアの詠唱が恐怖ボイスで再生されるんだが………
か〜ご〜め〜か〜ご〜め〜♪
>>301 夢魔が紡ぐ夜風の幻想曲だね
といっても幼女は仮の姿で本当は胸のでかいキャラだったが
305 :
バレット:2008/06/19(木) 00:42:36 ID:587CeFX0
最近別名義で書いてるリリなのの方に手一杯でこっちが疎かに。泣けるぜ・・・
つーわけで、投下行かせて下さいなー。
イメージしろ。
息を深く吸い、吐いて、、呼吸を整える。
この身はガンダールヴ、全ての武器を自在に操る伝説の左手。
この手に握るは『地下水』、魔法を自在に操る短剣。
ならば例えメイジでなくとも『地下水』の能力を極限まで引き出し、本物以上の力を発揮する事も可能な筈。
否、必ずそうしてみせる!
その為に彼は、ここに居るのだから。
魂を沸き立たせろ。それがガンダールヴの能力を嵩上げする起爆剤になる。
思い浮かぶのは大切な少女達。青い髪の王女。小さな従妹。尖った耳の気弱な金色の妖精。どこかアンバランスな妖精の姉貴分。
もっと、もっと、もっと、もっと。この身は大切な人達の為に。この力は大切な者達の為に―――!
「うおおおおおお!!!」
そして青年は――――――『それ』を成し遂げた。
「〜〜〜〜〜〜♪」
夜、女子寮へと向かう影がある。
鼻歌交じりにスキップなんぞもかましている青年の名はサイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ。
異世界に召喚された挙句王族ハーレムなんぞ構成しやがった羨ま・・・ゲフンゲフン、とりあえずけしからん男である。
トリステイン魔法学院はどこの学び舎とも同じように夜間部屋から出歩く事は基本的に禁じられている。ほぼ形骸化してるが。
もっとも部屋から抜け出した不届き者を見つけるべく巡回中だがめんどくさがってあからさまに手を抜いている教師なんぞに、いくらサイトが浮かれていても見つける事は出来ないだろう。
何せ若くても経験が違う。鍛錬と実戦とで気配を消す術ぐらい習得してるのだ。
学院の人間で気配を消したサイトを発見できるとしたら、それは何気に百戦錬磨のセクハラ校長かコッパゲぐらいだろう。
しかし生憎前者は既に夢の中、後者は某微熱の美少女の強襲を受けて不純異性交遊真っ最中。とっくの昔に迎撃して奥深くまで征服済みだけど。
それでいいのか教育者。べ、別に後者が羨ましいなんて思ってないからな!
・・・まあとにかくそんな訳で、苦労する事無くサイトは女子寮の一室へと辿りつけたのだ。
今日部屋の中で待ち構えていたのは青い姉妹。
お2人とも、あからさまにスケスケで1対のぽっちとか片方は下の青い叢までうっすら見えるぐらい薄いキャミソール姿である。GJ。
サイトのハーレム内での決まりとして、夜のお楽しみの場合は翌日が虚無の曜日の場合以外は1度に2人まとめてサイトのお相手をするのが義務付けられている。
これまでは1人ずつだったり2人だったり3人だったり4人全員だったりと決まっていなかったのだけれど―――
なんというか、これは明らかにサイトの責任だろう。
何せ全員相手でも腰が抜けるまで責めて4人共翌日は授業や仕事があるのにベッドから動けなかったりでご愁傷様、な状況がしょっちゅうだったりしたのだから。
そして当の元凶はスッキリ爽やか平然と授業に出ている。
とりあえず、どういう体力というか精力してんだコノヤローと小一時間ほど問い詰めたいが今は置いといて。
まあそんな訳で、明らかに何か間違ってるけど結構切実な問題故に、こういうツーマンルールが採用された訳だ。
何で1人ずつじゃ無いんだって?
・・・1人だけだと負担が大きすぎて数日は普通に歩けなくなるそうです。本当にありがとうございました。
身体ガタガタになるけどその分いつもよりサイトも優しくしてくれるからそれもまたいいんだけどねー、とも彼女達は思っちゃたりするのだけれど。
――――ところで誰か言ってやって欲しい。サイトが自重すればいいだけの問題じゃねーかと。
彼女がそう考えつかないのは多分、惚れた弱みか何かだろう、きっと。
とにかく、今日はイザベラとシャルロットの当番という訳である。
「今日も・・・」
「一杯可愛がってくれなきゃ、許さないからね」
シャルロットはベッドの上でペコリ、イザベラは枕を抱き締めて下から支えられた胸を強調させながらどこか傲慢、けど目一杯甘えの混じった声でサイトをベッドに導く。
このまますぐに襲いかかりたいところだけど今日は我慢我慢。まず2人に言っておきたい事がある。
「あのさ、いつもどっちかに挿入(いれ)てる時ってもう片方はちょっとさみしそうにしてるよな」
「そう・・・かい?」
イザベラはちょっと首を捻ったが、シャルロットはコックリと頷く。おそらく、立場による考え方の違いだろう。
イザベラは本妻、シャルロットは半ば愛人ポジション。みんな仲良しでもそういう受け取り方の差異ぐらいある。
まあ、サイト自身に貫かれてるのとそれによる乱れっぷりを間近で眺めながら自分で慰めたりサイトの指だけで責められるだけでは満足度が違うというのもあるが。
「俺だってみんなの事平等に好きな訳だし、そんな風なまんまほったらかしにしとくのも嫌なんだよ」
真面目な顔で言われて約2名赤面しましたがそれはスルーして、
「だからさ、いっぺんこんな風にしてみたらどうかなーって」
サイトが抜いたのは『地下水』というマジックアイテム。正確には、インテリジェントナイフだ。セリフ無いけど(酷っ)
サイトはこれを杖代わりに使っている。『地下水』の能力をガンダールヴで引き出して魔法を使う事でメイジのフリをしているのだ。
平民の働き手として潜り込むよりは、同級生としている方がイザベラ達のそばに張り付いていてもそれ程無い違和感が無い。
もっとも一緒に居ると自然いちゃつきだすので相手持ちじゃない生徒は砂吐いて殺気飛ばしますが、本人達は気にしてないので無害です。
思い出せ。昼間、度重なる特訓の果てに、遂に成し遂げた時の事を!
「ユビキタス・デル・ウィンデ・・・・・・!」
次の瞬間――――サイトが4人に増えた。
目を白黒させる2人。
まったく同じ分身を生み出す『風』系統の『遍在』のクラスはスクウェア。
つまり、サイトは元は魔法の使えない異世界人でありながらスクウェア級の実力を持った事になる。
・・・・・恐るべきは少女達を悦ばせる為への執念と煩悩か。
『さあ、今日は2人ともいつも以上に満足させて見せるからな』
4人一字一句揃えて放たれた宣言。
イザベラとシャルロットはいつものだけでもギリギリです、それ以上されたら壊れるわ!と言いたかったけれど。
それを、言う事は無かった。
・・・彼になら壊されるぐらい責められちゃってもいいかもと、思ってしまっていたから。
ずちゅぐちゅずっちゅずっちゅ
「だめぇ、はげひぃ、いっぱいぃ!」
「きつっ・・・2本とも・・・あちゅぃぃぃ!!」
リズムの速い水っぽく重たい音。2つの穴に同時に挿入され、いつもよりも更に激しく責められている2人の少女はとっくの昔に涙と涎でぐしょぐしょに歪んでいた。
イザベラはのどの渇いた犬のように舌を突き出しながら喘ぎ、シャルロットは前後を埋め尽くす圧迫感と熱さに慄きながら前を塞ぐサイトに必死に縋りつく。
そんな2人を4人のサイトは首筋に舌を這わせ、うなじに吸いつき、開けっ放しの口を自分の舌で侵略して手の平にすっぽり収まる未成熟の胸を優しく揉む。
しかし、激しく少女達を責める腰の動きは止まらない。
上と下、緩急甚だしい責めにイザベラもシャルロットの頭ももうオーバーヒート気味だ。
「そらっ、それっ、どうだ、2人ともっ!」
「両方とも俺ので一杯になってるのって、どんな感じだ?」
イザベラの秘裂と奥底の子宮の入り口を突き上げるサイト(1号)と、
後ろから窄まりを根元の太さまで拡張して埋め尽くしつつキュッと胸に回した手で乳首を引っ張るサイト(2号)が聞くと、
「いいの、だいしゅきぃ、サイトので、みんないっぱいで、しあわへなのぉ!」
「わらひも、おにいちゃんが、ひっぱいで、ひあわせぇ!」
サイト(3号)に何度も浅い天井を抉られながら小さく引き締まったお尻を優しく揉まれ、
根元まで収められた杭を円を描くように動かされて後ろを拡張され、入口を擦られていたシャルロットもイザベラと同じように歓喜の鳴き声を上げる。
「よし、なら、もっと一杯にしてやるからな!」
「両方一緒に出してやるよっ!」
「「あああああああああああんっ!!!」」
4つの穴へと同時に発射。繋ぎ目から一筋二筋、白い欲望が具現化した粘液が2人の股の間から垂れて、2人は快楽と歓喜のない交ぜになった笑みで恍惚となる。
しかし、余韻に浸る彼女達にお構い無しに・・・というか確信犯的に浸らせない男が4人。正確には1人×4。
3号がシャルロットの前から引き抜くと、4号は後ろを抜かないままシャルロットの両膝を抱えて支える。
人呼んでおしっこしーしーの体勢。
ちょっと呆けていたシャルロットも、今どんな体勢か我に返ると身を捩った。顔が悦楽の刺激以外で赤くなる。
「やあぁ、お兄ちゃん、恥ずかしいから止めてぇ!」
「ちっちゃい子供みたいだなーシャルロットー?ほら、おしっこみたいに垂れてるぜ」
「言わないで!見ちゃいやぁ!」
尿を出す穴とは違うポッカリ空いた膣の入り口からは、漏れ出る尿の様にポトポトと少しずつ注ぎ込まれていた精液は流れ出ていく。
それは、うつぶせの格好で繋がったまま1号2号に挟まれているイザベラの目の前に突き出されている形で。
「んちゅっ」
「ひんっ〜〜〜〜〜〜!!?!?お姉ちゃん、吸っちゃやあぁ!」
「ちゅっ、シャルロットと、サイトのが一緒になってて、ずずっ、おいひいねぇ」
ずずっ ぐちゅっぐちゅっ ちゅううぅぅ ずちゅっぐちゅんっ
おしりもぉ、まえぇもぉ、気持ち良すぎてっ・・・・!
「シャ〜ルロット、俺もお願い♪」
「んぐっ!」
後ろを再び抉られだして、前はイザベラに精液と膣内ごと舌に蹂躙されて、更に口には3号の物を突き入れられて。
快楽の二重奏と息苦しさに涙目になりつつも、ぼんやりした頭は彼女自身青年達(複数形)へも快楽を与えて見せようと積極的に尻をゆすり、咥えさせられたモノを吸い上げだした。
そして、イザベラを挟み込んでいた1号2号も活動再開。
「なはあぁっ!?またそれ、はげひっ、こすれて、そんなにおくつかないれぇ!」
擦れ過ぎてブクブク泡立つ結合部もお構い無し。
再度同時に出された時には、早くもイザベラもシャルロットの下腹部は僅かに膨れ始めていた。それだけサイトの出す量が多いという事で。
・・・・・・よく今まで妊娠しなかったな。
しかもどこぞの誰かみたいに4人に分裂したからって1人の能力が4分の1な訳でも無し、つまり今回の攻めはいつもの4倍というかむしろ乗数的な感じで。
「しきゅぅ、さいとで破裂するぅ!」
「だめ、これいじょうだされたら、胃までおにいちゃんので一杯になっちゃうのぉ!」
ようやく4人揃ってサイト達が満足して偏在が消えてしまった頃には、もはや2人の目からは光が消え、身体全体を白く染め上げられて虚ろな笑みを浮かべていた。
ぽっかりと完全に閉じ切れていない前後の穴からは、どくどくと3対7な愛液と大量の精液の比率のおかしいカクテルが垂れ流された状態で。
・・・その段階でようやくやり過ぎたと反省するサイトであった、まる
もちろん、その後『遍在』を使ったプレイは禁止された事は言うまでも無い。
あとこの禁止令が出るまでに、残る2人の美女美少女も同じような結果になった事を追記しておこう。
310 :
バレット:2008/06/19(木) 00:51:43 ID:587CeFX0
今回はこれだけ。
今までちょっとダラダラ長い文章だった分削ぎ落として試行錯誤中。ある意味手抜きともいう。ダメじゃん。
そーいやここの作品って輪姦物少ないよね。『遍在』なんておいしいネタもあるのに、って訳で書いてみた一品です。
んじゃ、お目汚し失礼〜
>>306-309 欲望を抱いたまま溺死しろ!!!www
サイト…なんという特化した魔力回路を持ってるんだ…
>>310 バレット氏はスクエアクラスの変態ですかwwwwwwGJ!!
まさかの偏在にワロタwwwwwww
原作だとワルドやギトー(不発だが)くらいしか使い手がいないからな。
発想がスクエアクラスだなw
魔法も科学も結局 戦争とエロに使われるんだよなぁ・・・
317 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 14:03:01 ID:SP3PVJ06
テファ+マチルダ編希望!
フーケが嫌いなサイトがサド心全開でイジめるSSってのもいいなぁw
机の上で寝そべる女が一人、ここはモンモンことモンモランシーの部屋だ。昨日、知的好奇心に動かされて
とある秘薬を精製していたのだが、連日の夜遅くまで行っていた研究がたたり完成と秘薬の完成と同時に
寝こけているのである。その秘薬は彼女のすぐそばにあり容器には蓋をしていない、そんな中でモンモンは
寝返りをうってしまった。机がガタンとゆれ、秘薬の入った容器はこれまたお約束のようにその衝撃で横に
倒れてしまった。容器から秘薬が溢れ、床にぶちまけられた。秘薬がぶちまけられた床に小さい物陰が一つ、
ゲコっと彼女の使い魔であるカエルのロビンが小さく鳴いた。
・・・下さい、起きて・・・・
「う、うーん。何なのよ」
起きて下・・、ご主・・様起きて・・さい
「ああ、もう。何よ、後5分」
起きて下さい、ご主人様。起きて下さい!
「あー、もう。なんなのよー。起きるわよ!・・・ってあんた誰だーーーー」
可愛い声をした何者かに起こされ、今まで半目に涎を垂らしながら寝ていたモンモランシーががあっと吼える
様に目を覚ますと、瞬間疑問の声を口に出し叫んだ。朝からテンションが高いが、それもそのはず今彼女の
目の前には茶色い髪とくりっとした可愛らしい目、そして平坦のあまりないすらっとした肢体の全裸の幼女が
自分の袖を掴んで起こしにかかっていたのだ。モンモランシーの叫び声に幼女がびくっと反応する。
「えぅ、あの・・・その」
「え?幼女?な、何で?連れ込んだ覚えは・・・い、いやそもそもこんな子この学校に」
「えっ・・・と、ロビン、ロビンですよ。ご主人様」
「ロビン?何で私の使い魔の名前を・・・。そうだ!ロビン、ロビンはどこなの?」
「ここにいますよ」
「は?」
「だから、私がロビンなんです」
とりあえず、幼女を裸のままにしてはおけず毛布代わりにしていたマントを羽織らせてやり詳しい話を聞くこと
にした。どうやら、この幼女は自分の作り、寝返りでこぼしてしまった秘薬・・・『人化薬』をかぶってしまった
ロビンだと言う。確かに、空になった秘薬の入った容器は横になってころがっていて先ほど呼びかけたロビンの反応
もない。かといって、自らをロビンと名乗るこの幼女をあっさり信じてしまってもいいものか。モンモンは少し考えた。
「そう、それじゃあ。貴方が本物のロビンかどうか、少し質問してもいいかしら」
「はい」
と、モンモンは自分とロビンにしかわからない事を質問して彼女がロビンかどうかを確かめる事にした。
Q.私のお尻にほくろはいくつある?
A.二つ、綺麗に直線状にならんである。−正解
Q.この前の休日、私は何をしていた?
A.ギーシュ様と愛の営みを、六発はやりすぎだと思います。−正解
Q.ではその前の休日は?
A.ケティ様を交えての3P、母乳プレイとはマニアックでしたね。−正解
Q.ケティの処女を失った時のセリフは?
A.『いぎぃぃぃ、助けて!お母様!』−正解
「あんた・・・、もしかして本当に・・・」
「はい、あなたの使い魔のロビンです」
なんとまぁ、自分とギーシュとロビン、あと一部でケティしか知らない事をずばずば答えて言ったこの幼女がロビン
だとモンモランシーは確信した。
「という事は・・・やった!成功したのね!」
「はい、さすがはご主人様です!」
わーぱちぱちと小さい手で拍手するロビン、その小柄な容姿も相まってかそれはひどく愛らしかった。
「それよりも、ロビン。あなた女の子だったのね」
「ええ、もう卵だって産めますよ」
ほう、とモンモンはうなった。こんな容姿だけども一応は大人という事か。という事はあれか、やはり交尾
するとなると相手はロビンと同じような容姿のショタなんだろうか。まだ剥けてはなさそうなモノをもった
少年とまだ初潮を迎えていなさそうなロビンの性交姿。なんか背徳的だけどこれはこれでありね。あ、でも
もし相手が牛蛙みたいなのだったら・・・
『げへへ、お嬢ちゃん。泣いてもむだや』
『嫌ぁ!いたぁい、抜いてよぉ!!』
『きゅうきゅう締め付けて、さすがは未発達の処女やな。おじさん思わずイッてしまいそうになるわ』
『ヤダ!止めて!中に出さないでぇ、赤ちゃんできちゃう』
『心配せんでも、まだガキは孕ませんわ。たっぷり楽しんでから孕ませたる』
『がぁっ!い、痛い・・・動かさないで』
『じきによぉなる、たくさん鳴かせたるわ』
『いやぁぁぁぁ・・・』
はっ!ダメよ!こんな可愛いロビンをそんな奴に汚されちゃあ!!私が・・・私が守ってあげないと・・・
「ご主人様?」
「あ、あぁ。何でもないわ、それよりまだもう少し眠りたいの。そうだ、ロビン一緒にベッドで寝ない?」
そういうとロビンはパァァっと顔を輝かせて、可愛い声で「はいっ」と元気良く答えた。
「はぁ、もう溜まりっぱなしだよ」
と朝早くモンモランシーの部屋に向かって歩いているこの男、そうご存知モンモンの恋人のギーシュだ。
「ケティも忙しいみたいだから相手に出来ないし・・・・、あぁこのまま夢精なんて恥ずかしい真似はできないよ」
そう、彼は今非常に性欲を持て余していた。モンモンは秘薬の調合で連日相手にされず、ケティはケティでテスト
が近いやらでケティにも相手にされていない。かといって彼女持ちの癖に自慰で性欲を発散するのも気がひける。
我慢に我慢を積み重ね、今日まで持ちこたえてきたがここに至って淫夢を見てしまいもう抑え切れない。
それなら朝這いをするしかないじゃないかと思い立ち、こうしてモンモンの部屋に向かっている次第である。
「これがサイトなら・・・うん、それは考えるのはよそう」
ふと、性欲を持て余す事が知らないだろう親友の姿を思い浮かべる。彼の場合、取り巻きが多いので自分の様に何日
も我慢せざるをえないというのは自分からやらない限りありえないだろう。ましてや、彼には専属のメイドがいる。
つまるところ、好きな時好きな場所で自分の性欲を発散できる相手が常にいるのだ。おおよそ、禁欲なんていう言葉
とは無縁の世界の人間だろう、と思いギーシュは考えるのをやめた。そして、モンモンの部屋に到着し。
「それじゃあいくよモンモランシー、僕の愛を受け取ってくれよ」
とドアノブに手をかけ、彼女の部屋に侵入した。しかし、部屋に入った途端彼は絶句する事になる。
なぜなら、彼の目の前には
「あ、ひゃん。らめぇ、イク!イッっちゃいますぅ!!」
「ほら、イキなさい。可愛い声をあげて」
ベッドにおいて素っ裸で絡み合う恋人と幼女の姿があったからだ。
というわけで今回も前・後編で。
ロビンって一応・・・雌だよね。まぁ雄なら雄でショタ化しますが。
なにぶん自分はウホネタは書けないもので・・・。
それでは後編は明日にでも。
一番槍GJ!
しかしロビンネタとはビックリだ
続き待ってるよー
2番槍グッジョッ!!
最早どこからツッコミを入れたらよいのやらww
とりあえず、ロビンの処女はどっちがいただくのかwktk
>>322 乙です なにげにギージュも恵まれてるなぁ
「へぇ、薬でねぇ」
はっと気が付いたギーシュはそそくさとドアを閉めて、モンモランシーにこの幼女は誰なのかと問い詰めた。
当たり前だろう、自分の恋人がどこぞの幼女を虐めているのだ。以前にモンモンに呼ばれ部屋を訪れた際、
すっかり出来上がったケティとそれを組み伏せているモンモランシーの姿を見たときよりも衝撃だった。
なお、もちろんこの時も二人とも全裸。「あ、やっときたわね。ほら、早くケティを女にしてあげて」開口
一番のモンモランシーのセリフがそれだった。
話を戻して、ロビンをイカセ少し落ち着いたモンモランシーはコレまでの経緯をギーシュに伝えた。自分の
作った秘薬「人化薬」をロビンが浴びてヒトになってしまった事。そして、ヒトになったロビンの愛くるしさ
に主従の絆をさらに深めようとした事。呆れて物が言えなかった。
「まぁ、朝這いに来た人間に言われたくないけどね」
「そ、それは仕方ないじゃないか」
「ま、いいわ。それより・・・」
とモンモランシーはギーシュのズボンに手をかけた。
「準備は出来てるんでしょ?なら、楽しみましょう?」
「ほら、ロビン。大きいでしょう」
「あ・・・あ・・・」
「い、いいのかい?」
モンモランシーに促され、服を脱ぎ全裸になったギーシュは早速モンモランシーと交わろうと手を差し伸べた。
が、それはあっさりとあしらわれた。なっと呆気にとられるギーシュを他所に、少し気を失っていたロビンを後ろ
から抱きかかえ、頬をぺしぺししてロビンを起こして。ギーシュにこっちにくるよう促した。そして前述のセリフ
である。今、ギーシュの目の前にいるのは裸のモンモランシーと彼女に後ろから抱きすくめられている裸のロビン。
そして、モンモランシーは自分の膝を広げロビンの脚を強制的に広げさせると、今度は手でもってロビンの秘所を
押し広げた。一度イかされているだけあってかロビンのそこは潤っていた。そんな光景にギーシュは唾を飲み込んだ。
仕方ない事だろう、今自分の目の前には秘所に蜜をしたたせている美幼女と美女がいるのだ。さらにいうならロビン
の秘所に陰毛はなく、その綺麗なピンク色の肉はダイレクトにギーシュの眼に飛び込んできているのである。
思わず、勃っていたギーシュの肉棒がビクンと跳ねた。
その様子を見て、ロビンは言葉を失った。それもそうだろう、ご主人と一緒に添い寝して寝るのかと思いきや襲われ。
そのあげく、ご主人はその恋人に自分を犯せと言っているのだから。
「ロビン、あれが私の中を掻き回して子宮を精液で満たしているのよ」
「ご、ご主人・・・」
「大丈夫、怖がらなくていいから。いい、力を抜いて」
「も、モンモランシー?」
「ん?ああ、いいのよ。ほらギーシュも早く、ヤルなら早く」
「ひゃうっ」
「あ、ご、ごめ」
「大丈夫、痛いかもしれないけど。私が抱きしめていてあげるから・・・」
「ん、い、いくよ」
「あ・・・ひっ、ひぎぃ!」
もはや、こうなったモンモランシーは止められないと。ギーシュはモンモランシーの思惑にのる事にした。
決して、幼女を犯すというシチュエーションに心動かされたわけでないと自分に言い訳をして。
そして、ギーシュの標準より少し大きく長いソレの先端がロビンの膣肉に触れ、少しずつ埋まっていく。
ニチっと音を立て少し埋めると、ギーシュは腹に力を込めてそれを前に押し込んだ。ミシっとモンモランシーや
ケティの初めてを奪った時と同じように処女膜を突き破る懐かしい感覚を感じると、キュウっと中が締められていった。
「はぁっ、す、凄い・・・締め付けだ」
「かはぁっ・・・」
ギーシュとロビンの結合部から破瓜の血が流れモンモランシーの太ももとシーツを汚す。ギーシュはロビンの感触
に感嘆の声をあげた。それはそうだろう、明らかに体の小さいロビンに挿れているのである。それはモンモランシーや
ケティの比ではないだろう。一方でロビンは苦悶の表情をうかべる、こちらもロビンの体に不相応な大きさのモノが中に
入っているのだ。モンモランシーはそんなロビンの苦痛を和らげようと、ぷっくりと立った乳首を指で軽く弄んでいた。
「頑張ったわね、ロビン。全部入っているわよ」
「おお、気を抜いたら出してしまいそうだよ」
「は、ぁ。はぁ・・・はぁ・・・」
「ご主人様が愛している男に愛される喜び・・・、これであなたも私の喜びを分かち合えるでしょう?
ああ、ギーシュ。なんだったら中に出して。その方が潤滑油になっていいわ」
「え?ちょ、そ、それは」
「いいから」
「あうっ!」
モンモランシーの言葉にくいっと腰を引こうとしたギーシュにそれは逃がすかとモンモランシーは自分の脚をギーシュの
腰に回し力を入れて締めた。結果、一旦後ろに下がったギーシュの肉棒は再度ロビンの最奥を突き上げた。
子宮を突き上げられたロビンの膣肉はそれに反応し収縮する、そしてその感触に我慢の緒が切れたギーシュのダムが決壊
する。
「くっ、出る!」
「えふっ、あっ!あ、熱いぃ!!」
ゴプっと何日も溜めていた濃いギーシュの精液がロビンの中に放たれた。初めて膣内で射精を受ける感覚にロビンは思わず
声をあげた。
「あは、どくどくいってる。よほど溜めてたのね。ギーシュ」
「も、モンモランシー」
モンモランシーの脚が緩まる、それを好機とギーシュは腰を一気に引いた。射精により、力はあまり入らなかったのでキュポ
っとロビンの中から出る事はなくヌルっとゆっくりとロビンの膣からギーシュの肉棒が這い出てきた。とたん蓋のなくなった秘所
から濃い色の精液が赤い血の色に混ざって溢れてきた。
「あはぁ、すごっ、濃いい!」
とその様子を見つめていたモンモランシーだったが、ここでギーシュは腰を前に押し出した。ロビンの秘所から抜け出た肉棒は
今度はモンモランシーの秘所に入っていった。その動きを予測できていなかったのかモンモランシーの口から甘い吐息がセリフ
と共に吐かれた。
「くぅっ、狭い所もいいけどやはり君のはここは格別だな」
「なぁぁっ!!」
こつんとギーシュの肉棒の先端がモンモランシーの子宮をノックした。すると、ロビンを弄んでいたのと、先ほどのロビンの痴態
を見てイキかけていた体に電流が走った。キュウっと膣内が収縮し、意識が軽く飛ばされる。しかし、いつもなら来るはずの身を
焦がす程の熱い奔流は体の奥から流れてこなかった。
「あ、あぁん。ひーしゅぅぅ」
「さっき出したばかりだからね、まだ出ないよ」
モンモランシーが蕩けた眼で甘えた声を出している一方で、ロビンは肩で小さく息をしていた。いまだ眼に焦点が合わさってない
所を見るとまだ我には返っていないようだ。しかし、ギーシュはそんなロビンをとりあえず差し置いてその主を責め立てようと腰
を振り始めた。
「ん、んん!ひ、久しぶりだからすごっ」
「ふむ、ちゅぷ」
「…ぁ、んやぁ。おっぱい吸っちゃ・・・」
ギーシュは腰を振りつつ、目の前て慎ましく揺れる小さいロビンの胸に吸い付く。急に胸を吸われロビンは意識を取り戻した。
「ほら、ん!ロビン、こっち向いて・・・」
「あんん、ご、ご主人様・・・」
モンモランシーは片方の手でロビンを抑え落ちないようにすると、もう片方の手を頬に伸ばしロビンの顔をこちらの方に向かせて
キスをした。
「うむ、んん・・・ちゅぷっ」
レロレロとお互いの舌が絡み合う、ここでいつもならモンモランシーはもっと上手く舌を使うのだが現在ギーシュに突かれているため、
その余裕はなく。ただただ欲望のままに舌を絡めあう荒々しいキスとなっていった。一方でギーシュの方もただ腰を振るだけでなく、
ロビンの胸を舌先で転がしながら、腰を回したり大きくグラインドさせたりと激しく動いていた。
ピチャピチャヌルヌルと唾液と愛液が爆ぜる音が部屋に響く。そして
「そろそろイクよ、モンモランシー」
「ふむ、ひてぇ・・・」
「ふむ、んんん!!」
ギーシュがモンモランシーに腰を大きく叩きつけると、モンモランシーは体を小刻みに痙攣させた。しばらくして、ギーシュが
体を離すとモンモランシーの膣から白濁した液体がドロリと流れ出てきた。
「ふー…、ふー…」
「す、凄いです…。ご主人様のあそこから、いっぱい…」
絶頂を迎えたのと、ロビンとのキスで軽く呼吸困難に落ちいったモンモランシーは息を整えた。
「ん、我ながら出したなぁ。…あぁ、でもまだ収まりがつかないよ」
すでに二度、射精しているとはいえギーシュの肉棒はいまだ健在であった。何日も禁欲生活を続けていたのと朝から幼女と
恋人の交わり、そして幼女の処女を奪ったという背徳感からボルテージが上がりっぱなしになったからだろう。
「ロビン、ちょっとうつ伏せになろうか。ああ、モンモランシーの上にのった状態でね」
とギーシュはロビンを仰向けにさせると、指をロビンの小さい膣へと突き入れた。
「はぁう!!」
人差し指と中指の二本を奥までずぷずぷと埋めていくときゅうきゅうと少し痛いくらいにロビンのモノは締め付けてきた。
そして、ギーシュは二本の指を少し折り曲げ、抜き差しの上下運動をそれに加えた。
「ひやぁ、んんん」
ヌチュヌチュと愛液と共にロビンの中で残留していた精子が掻き出されて、中からこぼれてくるのを確認するとギーシュは
ゆっくり指を引き抜いた。
「あ、あぁぁぁ」
ロビンが小さくビクビクと痙攣する、どうやら少しイッたようである。
「うーん、壮観だな」
ギーシュは荒い息を整える二人を見てそう呟いた、今彼の目の前には秘所から自分の精液がこぼれている光景があるからだ。
ロビンの膣は精液を吐き出しながらヒクヒクと可愛らしく動いているし、モンモランシーの膣精液を吐き出しつつ
ロビンの膣から吐き出された精液を受け止めている。そんな光景を見てギーシュは言いようも知れない征服感を味わった。
「よし、それじゃあ。また、いくよ」
「へ?あ、も、もうちょっと休ませ・・・んゃぁっ」
ギーシュは余韻を味わいつつ、ロビンの腰をがっしり掴み腰を上にあげさせると臨戦態勢をとっていた肉棒を再び秘所目掛けて
押し込んだ。すでに処女幕は破ってあるので先ほどまでの堅固さは感じなかったものの、やはりまだ少しきつかった。
「あ、あぁぁぁ…」
「激しくしないでゆっくりやるからね、ロビンもご主人様の胸を枕にしてないできちんと可愛がってあげようね」
「ぎ、ギーシュ?ひゃぅ!」
突然のギーシュの発言に少し戸惑うモンモランシーだったが、その声はギーシュの言葉通りに従ったロビンが胸に吸い付いた
おかげでカン高い声に変わった。
「吸うだけじゃなくて舌先も使うんだよ」
「ふぁい、ふむ、ご主人様のおっぱいの先、ちっちゃくてかわひゃん!」
「あ、ろ、ロビンそんな、あん!」
ロビンに乳の弄び方を教えつつ、ギーシュは一旦腰を引きロビンから引き抜くと今度はモンモランシーの中に入っていった。
「ロビンばかり気持ちよくなるのは平等じゃないから、ね」
「ひゃん、あん、ギ、ギーシュゥっ!!」
「あん、ご主人様、可愛い…ゃっ」
がら空きになったロビンの秘所は指を入れて掻き回した。そして、しばらくすると指を引き抜いてモンモランシーからも
離れて再度ロビンの中に突き入れる。
「あぁあぁぁっ!!」
「やふっ、ギーシュぅ…」
「どっちの膣(くち)が僕をイかせてくれるのかな?」
「あ、出さなくてもいいから…せめてイかせて下さい…」
「私のぉ、私の中に出してぇ……っ!!」
とりあえず、イキたいロビンに中に出してと哀願するモンモランシー。その様子を見ているギーシュは、心の中で行き当たり
ばったりに出すのでなく出す相手を決めて、中に出す事にした。
ロビンとモンモランシー交互に貫きながらギーシュは徐々に絶頂の階段を駆け上っていく。
「あん、あん、あん」
「よし、イクよ!」
「ひゃぁっ、また、熱いのが流れてくるよぉっ!!」
ギーシュはロビンの腰をがっちりと掴むと最奥まで突き上げ、その欲望を解き放った。
(出さなくてもいいなんて、もっと立場をわからせてあげないとね)
「あ、あぁぁっ…」
「やぁっ!ギーシュぅ、私にもちょうだいよぉ」
「ふむ、モンモランシー。だけども、さすがに4連はちょっとキツイよ。少し休ませてくれ」
「えぇ…」
「そのかわり、そんなに欲しいんならロビンの中にたっぷり出してあげたから。そっちから受け取ってよ」
とギーシュはロビンから肉棒を引き抜き、二人から距離を取るとそうのたまった。
「もぅ、いじわるぅ」
「はぁっ…はぁっ…ひゃぅぅ」
モンモランシーは少し寂しい声を出すが、観念してロビンを抱きしめたまま転がり上下関係を逆転させると
そのまま、自分の秘所をロビンの秘所にこすりつけた。
「ほぉら、ロビン。こっちも気持ちいいでしょぉ?」
「はにゃぁん、ふぁっ」
ギーシュとの性交による絶頂の波も冷めやらぬまま、そのまま主人にレズプレイをされてロビンはわけがわからなくなってきた。
一方で、ヌチヌチと相変わらず愛液が混ざり合いそして両者から溢れてくる精液もそれに加わった。モンモランシーのバランスの良い胸が
ロビンの小さい胸と触れ合いむにむにと変形する。女主人とその使い魔が交じり合うその光景はひどく淫靡な光景だった。
いつだったか、ルイズとタバサをレズらせて視姦しシエスタのフェラチオで抜く事もあると言っていた親友の気持ちが少し理解できたギーシュだった。
「ほら、そんなに欲しいんだったら。口で受け止めてくれないか?」
「んん、やっぱり私はいいわ。ほら、ロビン。その可愛いお口でギーシュを満足させてあげなさい」
「ふぇぇ…」
すっかりその目は焦点を失っているロビンはその理不尽な命令を受けて口を開けてギーシュのモノを含んだ。いい様に弄ばれて思考回路がショート
しているのだろう。ここにケティがいればおそらくディルドーで後ろの処女も散らされていた事だろう。
「ふむ、ちゅるっ、ちゅぅぅっ…」
「ちゃんと力を加減して…、それと舌もきちんと使ってあげて」
「ん、んん。初めてにしては…」
いかんせん、体が小さい分充分に咥え込み立派な奉仕はできないがそれでも先端はしっかりと咥えこんでいるので。ロビンは日ごろ主人達の痴態を
盗み見て覚えた技でギーシュの肉棒をしゃぶっていく。それでもその技術はモンモランシーやケティに比べると拙かったがロビンの外見もあってか
背徳感を感じながら、ギーシュは感じていた。
「ふむぅ…はむ、ちゅっ!!」
「はむ、んん…」
「あっ!」
モンモランシーは恋人に必死に奉仕する使い魔の様子を見て、アシストしようとお互いの性器を擦り付けていたプレイから指によるプレイへと方向
転換して、自分は恋人の精嚢へと口を向かわせた。これにたまらなかったのはいきなり袋を刺激されたギーシュである。つい情けない声をあげてしまった。
ピチャピチャと自分の下では二人の美少女と美女が懸命に奉仕する姿を見てギーシュはたまらなくなり、二人の頭に手をやり軽く撫でてやった。
「ふんん…」
「ん…」
二人は気持ちよさそうな声をあげつつ、ギーシュへの奉仕を続けた。
「そろそろ出るよ…」
「んん、ぴちゃ、じゅる」
「口の中に出してあげて…」
「わかったよ」
ギーシュはロビンの頭を撫でていた手を後頭部に持っていき少し抑えるように力を入れた。するとモンモランシーも手を伸ばしてきて二人の手は重なった。
「ん、ん、ん、んぐっ!?」
じゅるじゅると唾液を口の端から垂らしながら肉棒をしゃぶっていたロビンに戸惑いの声が漏れた。口の中で熱くて濃いどろっとした液体がビュルっと出された
からだ。
「ほら、そのまま。口を離さないで飲みなさい…、きちんと残りも吸い出してあげるのよ」
「ふぁい…」
「あ、おぉぉっ…」
コクコクと少しずつギーシュの精液を嚥下しながらロビンはちゅぅっと尿道を吸い上げた。その気持ちよさにギーシュは感嘆の声をあげる。
「あふ…、全部、飲みました」
「ああ、もう。端からちょっと出てるじゃない」
とモンモランシーはロビンの口の端からこぼれ出た精子をみるとそれを舐め取ってあげた。
「やりすぎちゃったかな」
「うん、そうねぇ」
とモンモランシーの胸の中ですーすーと可愛い寝息を立てているロビンを見ながら二人は反省会を開いていた。ベッドは愛液と精液、そしてロビンの破瓜の血で汚れていた。
ロビンの処女を奪ったのはまぁいいとして、それに加えてバックで中出し・絶頂冷めyらぬままのレズプレイにフェラチオプレイ。ぶっちゃけ初めての女の子にとってはやりすぎた
行いだった。モンモランシーはロビンのあまりの可愛さに暴走して、ギーシュはモンモランシーに誘われたのと溜まっていた性欲が爆発した為に起きた悲劇である。
「そういえば、ロビンはいつまでこの状態なんだい?」
「んー、わかんない」
「は?」
「ほら、試作品だし。いや、いつかは効果が切れると思うけどね」
「そ、そうか。それならいいんだ。それにしてもなんでこんな薬を作ろうと思ったんだい?」
「ちょっと知的好奇心に動かされてね」
嘘である、ちょっと金を積まれてマリコヌルに頼まれたのだ。
「クヴァシールはメスだ!きっとヒトになったらヤラシテくれるに違いない!!」
喪男の悲しい願いだった。なお、使ってみたらオスだった事が判明して打ちひしがれたというのは言うまでもない。
「しかし、良くこんな薬があるなんてね」
「ええ、文献を漁っていたら出てきたの」
多分、最初に作ろうとした人間もマリコヌルと同じ考えだったに違いない。ケモノっ娘萌えは時代と次元を超えて共通した価値観だからだ。
「ふふ、それにしてもロビン可愛いわ…」
「ん、まぁ。そうだね」
「でも、あれね。これでギーシュはロリコンの十字架を一生背負わなきゃいけないのよね」
「な!!」
「すでにサイトがいるけども、あっちは多少は育っているからねー」
ルイズやタバサはロリっ娘といえど、それなりに胸は膨らんでいるに変わってロビンはいい様にもないほど幼女だ。
ロリコンと言われても仕方なかった。
「は、はははは…。トホホ」
ガクリとギーシュは落ち込んだ、これでもしモンモランシーと別れるような事あったら…。ギーシュの将来の嫁はすでに決まってしまった。
結局、この後二日程してロビンは元の姿に戻った。カエルに戻ったロビンはモンモランシーだけでなくギーシュにも懐くようになったという。
そして、モンモランシーは今度は永遠にロビンをヒト形態にしておくべく『永久人化薬』の製作に励み、これの製作に成功したという。
「あのーご主人様、いちおー元の姿に戻れるので戻っていいですか?」
「そのままでいなさい、ほら。サイトに頼んであなたのスク水を作らせて上げたから」
「あーうー」
「モンモランシー、君って奴は…」
思ったよりも長くなっちゃZE。中篇、後編に分けてやった方が良かったかも
しれないですね。
きっとロビンはヒト形態でラグドリアン湖いったらそこの湖の精にヤられちゃいますね。
それにモンモンも加えてくんずほずれつの再契約が。
そういえばキュイキュイって人になるとき容姿変えれないのかな?ヒトに換算して5歳くらいだから
その姿になってタバサと一緒にうわなにするやめ
リアルタイムで読んだ。
GJ!!
>>334 乙でした
>マリコヌル
これ絶対ワザとでしょうww 名前まで変えられてしまった喪男に同情
わぉ!悶々のって珍しくて新鮮だ!
GJ
アトピックさんGJ!!
しかしこれは、困った事になったな。
ハルケギニアと地球が自由に行き来できるという設定のもとで執筆中なんだが、この文章見た以上、大幅な改編が必要になってしまった。(ちなみに今書いているのは東京が舞台。他にも海ほたる、横浜なんかで構想中。)
このまま投稿したら蟻vs戦車部隊になってまう。
別作品だけど「ケロケロするなっ!」っていう歌詞の歌を思い出したw
脳内グラフィックはそれで確定してしまったよ…
はいはい東方厨は巣に帰りますよっと。
341 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:56:45 ID:dCJPJX4v
>そういえばキュイキュイって人になるとき容姿変えれないのかな?ヒトに換算して5歳くらいだから
>その姿になってタバサと一緒にうわなにするやめ
ノ よお、俺
>>341 アンタ メール欄にsageって知ってるかい?
すまぬ、久々のカキコで忘れてたorz
半年ROMる
せんたいさん と へんたいさんどっちかな?
オリジナルのルイズシリーズだと内容から せんたいさん。
オリジナルのタバサシリーズだと内容から へんたいさん。
オリジナルのティファシリーズだと内容から せんたいさん。
普通のシリーズだと内容から へんたいさん。
量を見ればへんたいさんですね。
あとはオリジナルのシリーズに現状の設定でのアン様シリーズがあれば
ベストですね。
さてと、日が開いたけど投下いくよー
「きものかおり」続編です
ていうかしばらくこのお話し引っ張る予定w
そして終わってない罠。じらしてるわけじゃないんだけどねえ
ここはルイズの部屋。
どたんばたんとひとしきり騒音が収まった後、部屋の主人の声が響く。
「で、辞世の句は決まったかしら」
フルボッコにした才人の背中をまるで敷物のように踏みつけながら、ルイズはそう言った。
そう、いつものアレである。
しかし今回はちょいとばかし間が悪かった。
7日もの間才人と逢えなかった鬱憤を、全力で晴らそうと、丹念に肌を磨き、香水まで着け、とっておきの下着で完全武装したというのに。
このアホ犬ときたら、あのチビっこと!チビっことぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
ぐりぐりぐりぐりぐり…。
「ぐえええええええぇぇぇぇぇ…」
ルイズの足に力がこもり、ついでに捻りも入る。
才人はルイズの足の下で蛙のつぶれるような声を出す。
「あら、随分ユニークな辞世の句ね?まるで潰れた蛙だわ」
才人の上に乗ったまま、ルイズは酷薄な笑みで才人を見下ろす。
しかし、才人は最後の力を振り絞って抵抗してみせた。
「いやだってお前、俺が帰ってきたとき逃げたじゃんか」
才人の指摘どおり。
ルイズは、野外演習から帰ってきた才人から、『臭い』と言って逃げ出したのだ。
うぐ、と一瞬ルイズは言葉に詰まったが。
その程度で反省したり、考えを改めたりするようでは、貴族なんざやっちゃいらんねえのである。
「へ、へええええええええ?ず、随分と生意気ねえ?
いつから犬は主人のやる事に口出しできるほど偉くなったのかしらああああああああ?」
ルイズはそのままうつ伏せの才人の上に馬乗りになると。
一瞬の早業で才人の顎の下に左腕を回し、顎の下を抜けてきたその腕を右腕で締め上げる。
完璧に極まっていた。
「ぐへ、る、ルイズくるひ」
「反論は認めないッ!抵抗も許可しないッ!大人しく罪を認めなさいッ!」
苦しさから逃れるため、才人の背筋は反り返る。
しかしそれでもルイズの腕の力は緩まず、さらに的確に才人の急所を締め上げる。
そして。
「ぐへ…ぐほっ」
いとも容易く、才人の意識は暗転する。
抵抗するためにルイズの腕を掴んでいた才人の手は、その瞬間にくたり、と崩れ落ちる。
その瞬間、ルイズは慌てて腕を解く。
べち、と才人の頭が床に落ちる。
「ああああれ?サイト?大丈夫?」
大丈夫なわけはない。
才人はルイズの締め技で完全に落ちていた。
ルイズは才人の無事を確かめるため、よっこらしょ、と才人を裏返そうとした。
しかし完全に脱力した才人の体は予想外に重く、ルイズはバランスを崩してしまう。
「あ、わ、きゃっ!」
そのままぽてん、と仰向けに転がった才人の胸板にルイズは転がり込む。
その際、ひっくり返す時に取っ掛かりにしていた才人の腕がくたん、と倒れ、ルイズを抱きかかえる形になる。
「あ、ちょ、馬鹿犬っ…」
思わず抵抗しそうになったルイズだったが、すぐに思い直す。
…そういえばサイト、気絶してるんだった。
そして気絶した才人のなすがまま、腕に抱かれて胸板に顔を埋める。
…だだだだだってしょうがないもん。気絶してるんだから不可抗力なんだもん。
さっきまでのお仕置きムードはどこへやら。
ルイズは完全に気絶した才人に包まって、ちょっぴりのイケナイ気分と、そして7日ぶりの才人の温もりと匂いに、ドキドキしていた。
門の前で嗅いだ、あのたまらない匂いは既に雲散霧消しており、今は石鹸の匂いといつもの才人の匂いがするだけだ。
…ちょっと、悪い事したかな…。
少し反省などしてみる。
確かに自分にも非はあった。
野外演習で風呂に入れなかったせいで臭っていた才人を、臭いから、という理由で放置し。
そして、そこへあの青い髪のチビっこがやってきて、才人を洗ってむにゅむにゅしたのである。
…ガマンして、私が洗ってあげればよかった。
そう考え、今朝方嗅いだ才人のあの匂いを思い出す。
かなりツンとくる刺激臭。汚れと雄の匂いの混じりあった、たまらない匂い。
…ひょっとすると、慣れれば平気だったかもしれない。
むしろ、いい匂いだったのかも。
一瞬よぎったその考えを、湧き上がった思考が肯定した。
…そうよ。あのチビっこ、きっとお風呂でさんざん臭いサイトを堪能したのよ…!許せない…!
まるで臭いのがイイみたいな考えだったが、沸き上がったルイズのピンクの演算装置は、さらにとんでもない計算を弾き出す。
…ひょっとすると、あの匂い、ちょっとは残ってるかも。
そして、なんと、ルイズは才人の胸板に顔を埋めたまま。
細い鼻を押し付け、すんすんと、彼の体の匂いを嗅ぎ始めたのである。
しかし、綺麗に洗われた彼の体からは、石鹸の香りと彼自身の匂いしかしない。
あの鼻を突く異臭は、臭ってこなかった。
…ここじゃないのかな…。
そしてルイズは、もっと臭いそうな所、才人の腋に狙いをつける。
それと同時に、自分の身体の異変に気付く。
7日間もの間お預けを食っていたルイズの体は、雄の匂いを嗅ぐうちに、発情しはじめたのである。
頬が桜色に染まり、眼がとろんと潤み、太股が勝手に小刻みに擦れ、内股を刺激する。
より強い雄の匂いを求め、ルイズは顔を動かす。
手は使っていなかった。
溢れ始めた劣情を抑えるため、その手は股間に伸びていたから。
もぞもぞと芋虫のように才人の上を這って、ルイズは一番匂いのきついそこへ辿り着く。
才人の腋の下。
最も雄のフェロモンを分泌するそこに、ルイズは顔を埋め、すはすはと匂いを掻きこむ。
…サイトの匂い…オトコノコの、匂い…。
わずかな刺激臭がルイズの鼻腔を潜り抜け、脳髄を刺激する。
桃色に染まったルイズの身体は、劣情に突き動かされるまま、才人の上でもぞもぞと動く。
顔を才人の腋に擦りつけ、硬い胸板に柔らかい乳房を押し当て、ざらざらとしたズボンに太股をなすりつけ、指で股間をかき混ぜる。
ルイズの牝は完全に覚醒し、才人の匂いを、体温を、貪る。
「あ、は、はぁ…んッ…」
涎と媚声がルイズの口から漏れる。
ルイズの身体はくねくねとくねり、才人の動かない身体から刺激を搾り出す。
そして、その指はまるで別の生き物のように、左手でルイズの秘唇を割り、右の指でその割れ目を犯していた。
「さ、さい、と、さいとぉ…」
匂いと体温だけで、ルイズは達しようとしていた。
その時。
「…何やってんだよ」
「…へ?」
ルイズの頭の上から声がした。
それは今、ルイズが必死になって匂いを嗅いでいる相手の声。
才人が、目を覚ましていた。
だが。
ルイズは止まらなかった。
いや、止まれなかった。
指が勝手に動き、自分を高めていく。
「や、だめ、みちゃだめぇっ」
「って、ムチャ言うなって!」
「だめなのっ、でもみちゃだめなのぉっ!」
仕方なく才人は体を動かしてルイズの下から逃げようとするが。
なんと、ルイズは身体を器用に摺り寄せ、才人を逃がさない。
その間も、ルイズの指は容赦なく自らを犯す。
そして。
「や、だめ、だめぇぇぇっ!」
才人の上で、ルイズは自らを慰めて果てたのであった。
今日は以上。
んじゃねゆーノシ
>>349 一番槍GJ!
へ、へんたいだーっ!!
へんたいさんは本当に紳士という名の変態だな。
>>349 きものかおりってなんかシリーズあったか?と思ったらきみのかおりのことだったのかw
乙っす
俺は脳内でへんたいさんに爵位を授けたいぜ… むりだけどなorz
GJ!
脳内でくらい自由に授けりゃいいじゃないw
俺なんか脳内でケツを捧げてるぜ!
残念ながら、俺のケツは205氏によってすでにきゅいきゅいに捧げられているのだ!!
前はアナル好きだったせんたいさんが最近は匂いフェチか・・・
やっぱへんたいさんwwwww
基本の乳、尻、フェラ、アナルフェチからはじまって
髪、うなじ、脚、わき、へそ、唇、
匂い、ぶっかけ、精液ごっくん、
下着、手袋、さまざまな服と靴、
幼なじみ、疑似ふくむ血縁、高貴…
フェチっていっぱいあるからね。
>>359 ほぼアン様が網羅している点について。
ウェールズってたしか従兄妹だったよな
まあエロの申し子だからな
そろそろアン様分が足りなくなってきた
アンアンアンとっても大好き
タバサもん♪
そろそろナイ乳分g
無い乳ならおるではないか。
俺的には新キャラ投入で盆乳分を補給してほしいんだぜ。
1回きりで出番がなくなったベアトリス・・・
>>346の続き。
しかしまだ終わってない。べんべん。
そして、ルイズは言う事を聞かない犬にビンタをかますと、胸板に顔を埋めて泣き出した。
流石に泣かれては、いくらルイズが非常識なことをしていたとはいえ、才人は強く出ることができなかった。
惚れた弱みと言うやつか。
「…いやあのだな。気絶してるヤツの上でオナニーしてる方がどうかしてるわけで」
「…ばかいぬ。あほいぬ。死んじゃえばいいよ」
「だから、俺は気絶してたし…とにかくいいからどけよ」
「…やだ」
「…あのなあ…。分かったよ、お前がどかないんだったら俺が動く」
顔を上げずに文句だけを吐き続けるルイズに目を覚ました才人は呆れ、ルイズの下から這い出そうとする。
ぎゅ。
その才人の首に、ルイズの腕が巻きついた。
「ちょ、何する」
才人の言葉に、ルイズが割り込む。
「どこ行くのよ」
「どこって…」
「7日間もご主人様ほっぽっといて、どっか行くのが許されるとでも思ってるわけ」
最早理屈にすらなっていない。
もっとも、今のルイズに理屈など関係なかった。
離れたくない。放したくない。
もっとサイトの匂いに、埋もれていたい…。
心の底からわきあがってくる欲求に、ルイズはただただ正直に従う。
さらにきつく才人に抱きつき、身体を摺り寄せる。
才人の硬い首筋に顔が埋まる。これ幸いとばかりに、ルイズはふんかふんかと才人の匂いを吸い込む。ついでに、首筋をちゅぱちゅぱと吸う。
「ちょ、ルイズなにしてんだよ!」
「な、7日も、7日もガマンしてたんだもん。
オナニーもしないで、サイトが帰ってきたときの事だけ考えて。
だから、お腹いっぱいになるまで今日はサイトを放さないんだもん」
羞恥と怒りと雄の匂いが、ルイズの思考を完全にプッツンさせていた。
しかしプッツンしていたのはルイズだけではない。
ちゅぱちゅぱぺろぺろと首筋を舐め、柔らかい華奢な身体をこれでもかとこすり付けてくる、まるで発情期の牝猫のような主人に、才人はもうしんぼうたまらん状態だったのである。
そこにこの追い討ち。プッツンしないほうがどうかしている。
才人はおもむろにルイズの両肩を掴むと、がばっ!と床に逆にルイズを組み伏せる。
「あ、ちょ、ばかい」
ルイズは慌てて抵抗しようと右手を振り上げ、文句を言おうとしたが。
乱暴に才人はその手首を掴み、無理やり唇を奪う。
そして、抵抗する素振りを見せながら、全く力の入っていないルイズの唇を割り開き、まるで待ち構えていたかのような舌に自分の舌を絡ませる。
繋がった口の中で、二人の舌が絡み合う。
じゅぷじゅぷ、にちゃにちゃと、粘液を絡ませる卑猥な音と、その隙間から漏れる呼気だけが、しばらくの間部屋を支配する。
ルイズはまるで嫌がるように身体をくねらせるが、しかしその腕はしっかりと才人の頭に絡みつき、放さない。
時折びくん、と腰が震える。キスだけで訪れる軽い絶頂が、彼女の子宮と膣道を蠕動させているのだ。
牝の発情する甘い香りが、彼女の汗に濡れたうなじから、腋から、白く濁りきった愛液の伝う尻から、太股から、立ち上っていた。
「んッ…ぷぁっ…」
「ぷはっ…」
短めの詩篇なら読みきれるほどの間ルイズの口を犯すと、ようやく満足したのか、才人はルイズの唇を開放する。
才人の舌がルイズの口から引き抜かれる。その先端からは、白く濁り泡だった唾液が、糸を引く。
すると、ルイズの舌が名残を惜しむように伸び、才人の舌を追いかける。
しかし何度も絶頂し弛緩したルイズの身体は才人の動きに付いていけず、舌は結局追いつけない。
ちゅぷん、と泡だった二人の唾液の混合物が断ち切られ、ルイズの頬の内側にべちゃ、と落下する。
「ふぁ」
外気で少し冷えたその粘液が頬の内側に当たった瞬間、ルイズの瞳がほわん、ととろける。
ルイズの口の中に、どんな甘い蜂蜜よりも甘い、芳醇な濃い味が広がった。
それはルイズの錯覚でしかなかったが、彼女は口の中に落ちてきたその甘い甘い蜜を、くちゃりくちゃりと口の中で反芻する。。
「うわ…ルイズなんかそれエロい」
思わずその光景に魅入っていた才人に、ルイズはんふ、と艶かしい微笑みを返すと。
「らって…おいひいんらもん…こえ」
そう言って、口をにちゃぁ、と開いてみせる。
ルイズの口の中には、二人の唾液のミックスジュースが溢れかえり、唇の間に粘度を増して糸を引く。
ごく、と才人の喉が鳴る。
それを見たルイズは、もう一度艶かしい微笑みを才人に向けると。
「わかいぬには…」
ばか犬には、と言っているのだが、口を開いているせいで上手く言葉にならない。
そこまで言ってルイズは口を閉じる。
そして、口内にたまったねちゃねちゃの液体を、こくり、と飲み干すと。
今度は小悪魔のような意地の悪い笑みを才人に向け、言った。
「あげないわよぅ…」
言って、下唇につ、と右の人差し指を添える。
それを見た才人は。
「もうしんぼうたまらーんっ!」
一瞬の早業でズボンを脱ぎ、下半身裸になると、ルイズの両膝を掴んで開かせる。
連続的な絶頂で力の入らないルイズの足は、いとも容易く開かれる。
もっとも、抵抗する力が残っていた所で、ルイズに抵抗する気など微塵もなかったが。
むしろバッチコイ。
先走りでどろどろになった肉棒のやり場はしかし、愛液でどろどろになったフリルたっぷりの桃色のショーツで隠されている。
才人はそれを脱がせるのももどかしく、シルクでできたそれをずらすと、ねばねばの先走りに覆われた男性器をそこへ押し当てる。
「やんっ」
ぴくん、とルイズの腰が揺れ、背筋が軽く反り返る。
秘唇に雄が触れただけで、ルイズの中に快感が走りぬけた。
7日間のおあずけが、ルイズの身体を何倍も敏感に、そしてその快感に貪欲にしていた。
…やだ、当たるだけでこんなに感じてたら…入れたらどうなっちゃうのかしら、私…。
ちょっぴりの不安と、大きな期待を抱いて、ルイズは全神経を股間に集中する。
そして、才人に向けて両手を広げて、言った。
「はやくしなさいよぅ、ば・か・い・ぬ♪」
うっとりと微笑むその様は、まさに桃色の淫魔だった。
今日はいじょ。続きは明日以降。ねゆ。ノシ
リアルタイムで初遭遇した・・・
おのれへんたいさんめ。いつもいつも俺らの心をくすぐりやがる
b+
なんという寸止め。辛抱たまらんのはこっちだと叫びたい
376 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:44:54 ID:kIZz2dNo
このスレにはスクウェアクラスの変態メイジが闊歩しておるな
むしろ伝説がはびこってるのでは
ースクウェアクラスの変態メイジー
スクウェアクラスの変態メイジとは、属性を4つ掛け合わせる事のできる素敵なメイジである。
ここでいう属性とは主にフェチと呼ばれるものが該当するが、この属性は多数存在するため原作のように【火】、【水】、【土】及び【風】の4つとは限らない。
【ツルペタ】、【貧乳】、【ツンデレ】、【おしっこ】、【お姉さん】といったように、変態メイジの琴線を刺激するものが挙げられるだろう。
そしてスクウェアクラスにもなれば、4つも掛け合わせる事が出来るため、妄想も無限に広がるのである。
(例)
【髪コキ】×【スペルマパック】×【対面座位】×【朝まで入れっぱなし】
噂によると、スクウェアクラスを超えるペンタゴンクラスやヘキサゴンクラス、果てはオクタゴンクラスなるものが存在するというが真偽の方は定かでない。
〜ハルケギニア百科事典第3巻 P137より引用〜
属性の掛け合わせだけでなく、応用というか深く掘り下げることも威力に影響をですね
組み合わせ、順番によってチェインが発生して
相乗効果がうまれるんですね。わかります
ラインメイジって中途半端なせいか中々現れないよな
魔法学校上級生やメイジ軍人下っ端(ルネとか)あたりがラインかねぇ
雨が多いせいで夢に傘とカッパと長靴履いたルイズが夢に出てきてしまったじゃないか
頭にカビ生えたなきっと
>382
想像してみた、 …可愛いじゃないか!
才人は何の遠慮もなく腰を進める。
意思の力と、絶頂の余韻で完全に脱力したルイズのそこは、お互いの分泌液の効果も相まって、あっという間に奥まで才人を咥え込む。
そして、熱く滾った肉棒が己の底をえぐるのを感じたルイズは、いつもと違う行動に出る。
意思をもって、己の腰の奥へ力を込め、才人を締め上げたのだ。
ぎゅちっ…。
肉の軋む音をたて、ルイズの膣道は襞を才人の肉棒に食い込ませる。
「うわっ…なんだこれ、めっちゃ締まるっ…!」
肉の圧迫感が、才人に無上の快楽を与えていた。
ルイズは桜色に染まり、快感に耐える己が使い魔の顔を嬉しそうに見上げながら、尋ねた。
「ど、どう?わ、私のソコ…?」
「どうも何も…っ。ぎちぎち締まって…。すげえっ…イイっ…」
「んッ…そ、そう、なんだ…。えへへ」
才人が自分の身体で感じているのにたまらない幸福を感じ、ルイズはさらに腰に力を入れる。
ぎゅり…。
「くぁ!」
「んぁっ…ほ、ほら、早く動きなさいよ、ねえ」
才人の善がっている姿を見るのもなかなか乙だったが、自分の中にある一物を早く動かして欲しかった。
膣内で留まっているだけで熱く脈打ち、快楽を与えてくるソレで、想う様膣肉を乱暴に削って欲しかった。
しかし。
「む、ムリだって…ンなきつく締められたらっ…」
ぎちぎちと締まるルイズの淫肉は、才人を咥えて離さない、肉の顎だった。
腰を引こうにも、意思によって締め上げられた膣肉は、二人の腰を密着させたまま離さない。
そこでルイズは。
「ほ、ほんとに情けないばか犬ねぇ…」
それまで床の上に放り出していた腕を、きゅ、と才人の首に絡める。
そして、その耳元で淫靡に囁く。
「ちゅーしてくれたら、その間だけ、緩めてあげる」
「へ?」
間抜けにそう返す才人に、ルイズは顔を才人の正面に合わせ、続ける。
「ちゅーよ。キスよ。して。さっきみたいにイヤらしいキス。いっぱい、して」
言って唇を舌で濡らし、唾液のルージュを引く。
ぬるりと淫靡に光るその桃色の唇は、何よりも妖艶に、そして甘く才人の目に映った。
ちゅ。
まず軽い口付け。
それだけでルイズの首筋がびくん、と震える。どくりどくりと、下半身から淫靡な血液が後頭部の辺りに流れ込む。
そして約束どおり、ルイズは股間の力を緩める。
その瞬間。
ぞるるるるるるるるるるるるるるぅっ!
絡みついた膣肉が、才人の返しに一気に引きずられ、ルイズの背が反り返る。
緩んだ腰の肉が痙攣し、脚をM字に広げられ、美しい曲線を描く桃色の尻肉が、びくびくと揺れる。
「っあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ルイズの脊髄を快楽の電流が駆け回り、脳髄をピンクに灼き付ける。
視界が明滅し、意識が混濁する。
そして、次の瞬間。
ずぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
今度は一気に奥まで差し込まれる。
肉を削られる快感に、再びルイズの背が反り返る。
そしてごり…と才人が奥に当たった瞬間、ルイズは思い出した。
…あ…だめ…しめ、なきゃ…。
ぎゅう。
快楽に未だ震える腰を奮い立たせ、ルイズは才人をもう一度締め上げる。
「くぁ!」
今度は、ルイズを責めていた才人が、声を上げる番だった。
一番奥で締め上げられ、腰が蕩けたようになり、動けなくなる。
そんな才人に、ルイズはまたおねだりをする。
「ほ、ほらぁ…。ちゅー、し、しなさいよぅ…」
力の入らなくなった手を才人の腕に弱弱しく絡ませ、下から命令してくる。
「了解、ご主人様♪」
今度は、唇を割り開き、舌を絡ませるディープ・キス。
ソレを合図にルイズの膣道が緩み、才人を自由の身にする。
のるるるるるるるるるるっ!
引き抜かれる快感にルイズの背が反りそうになる。
しかし、今度は唇は離れなかった。
才人がルイズの頭部をしっかりとロックし、口内を犯し続けたからだ。
ぐちゃぐちゃと口内を犯され、膣内を乱暴に蹂躙され。
ルイズはどんどん高みに上っていく。
キスの間は緩める、と言う約束はいつの間にか忘れ、才人が奥に来た瞬間に、締め上げるようになっていた。
その極上のタイミングで締め上げる名器っぷりに、才人も限界を迎える。
ぷは、とルイズの唇を開放すると、ルイズに宣言する。
「…ルイズ、で、出るぞっ…!」
そして一度引き抜きかけた棒を、もう一度ルイズの奥に突き立てようとする。
しかし。
ルイズは、ずっとして欲しいことがあった。
その欲望を、欲望のままに、淫らに口にする。
「らめっ、かけてぇっ…」
「へ?」
「サイトのせーえき、かおにいっぱい、かけてぇっ…!」
サイトの匂いをいっぱい嗅ぎたい。サイトにいっぱい汚されたい。
そんな乱れた欲望が、ルイズにそんな台詞を口走らせていた。
「よ、よしっ…!」
あまりにも淫らな主人のギアスに、才人は緩んだ膣道から一気に己を引き抜く。
ちゅるん、とあっさり引き抜かれたそれを、ルイズの顔の前へ持っていく。
ルイズは朱に染まった頬で、口を軽く開き、舌を出し、精悍な眉を限界まで緩ませたあまりにも淫らな表情で、才人の射精を待ち受ける。
「くぁ、出るっ…!」
びゅるるるるるるるっ!
白い白濁が空中にアーチを描き、ルイズの鼻先を、舌を、頬を、眉を、髪を、容赦なく汚していく。
熱い精液でどろどろに汚されながら、ルイズもまた。
「ひ、ふぁっ、いく、いってる、いってるのぉっ!」
びくびくと腰を震わせ、絶頂した。
「ふにゅうううぅぅぅぅ…」
乱れて汚れた制服姿のまま、ルイズは顔に付いた精液を手で掬い、口許へ持っていく。
そして、仔猫が皿に溜まったミルクを舐めるように、ぴちゃぴちゃとその粘液を舐める。
「サイトのあじ…におい…だいすきぃ…」
にへにへとだらしない笑みを浮かべながら、才人の精液の味と匂いを楽しむ。
そんな姿を見ている才人は、またたまらんものを感じ、元気いっぱいになるわけで。
「な、なあルイズ。今度はさ、中で…」
しかし、その言葉はルイズがつい、と出してきた右の人差し指で止められる。
「ばか犬。サカるんじゃないの。お・あ・ず・け」
「え、で、でも、俺このままじゃおさまりがつかないぜ」
ギンギンに滾った肉棒を、これでもかとルイズに見せ付ける。
きゅん。
その瞬間、ルイズの牝の器官が音を立てて啼いた。
7日間もお預けを食っている、才人専用の精液処理袋が、精液の味を求めて切なく震えていた。
…そうね。お預け食ってたのはこっちだもんね。
だから、この埋め合わせはしっかりしてもらわないと。
ルイズは上半身を起こし、にしゃあ、と崩れた笑顔を才人に向けると、言った。
「続きはお風呂でしましょ」
「え、なんで?俺綺麗にしたばっかだし」
確かに今の才人は全身綺麗に洗ったばかりで、汚れている所などなかった。
ルイズはわかってないわねえ、とにっこり笑って言う。
「ばか犬。違うわよ。
…いまから、私を全身汚してもらうから。
髪の先から、つま先まで、全身才人の精液塗れにしてもらうんだから」
「ちょ、待てって、それはさすがに」
「お薬用意してあるから頑張るのよ。
す・け・べ・い・ぬ♪」
ルイズはそう言って、なんのかんの言いつつギンギンの才人の肉棒をきゅう、と細い指で握った。
にちゃあ、とその白い指先に、愛液と精液の混合物が絡んだ。
幸せと辛いって似てるよなぁ、と本気で思った才人だった。〜fin
はいおわりー。
結論。『ルイズはキス魔』というオチがしたかっただけでしたー。
別に匂いフェチがどうとかはないですよ?
ただ、匂いと言うものは最も性欲を刺激するものだと科学的には証明されているわけでありましてだね(ry
まあやることやったしねゆー。ノシ
ふぅ・・・(額の汗を拭いながら
へんたいさんのルイズは最終的に「キモチイイからなんでもいいや」ってなるから好きだww
>>389 ルイズがさらに駄目な女にww このスレ的にはむしろ正しい進化だが
乙でした
せんたいさん?いいえ彼は変態という名の紳士です
三巻の時点でルイズは匂いフェチだと判明してる
>>389 せんたいさんGJ!
ドラマCDだと髭フェチでもあるらしいな
そういえばせんたいさんのルイズは以前にもサイトの匂いだけで発情してたなw
シエスタがサイトの服をオカズにする妄想が浮かんだ
無論、ルイズとタバサもだけどw
ヴェアトリスはまだか!
ついでに400もらっとく
401 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 15:54:25 ID:DCp+gqDs
服だけで満足するなんて欲の少ないよい子達だなぁ。
話の流れぶった切るようで悪いが、今日は友人の結婚式に逝ってきた。
その時、送迎で乗ったバスが三菱ふそうのエアロクイーンというバスで、
名前から「ア」を抜いてみたら、バスガイド姿のアン様が勝手に脳内で作成された。
湿気で脳味噌がやられたな、こら。
運転手がサイトで、尻の穴に張り型が入ってるんですね、よく分かります
Sを連想しちゃいそうなエロクイーンより、エロプリンセスのほうがアン様にはしっくりくる気がする。
略してエロプリ。
アン様はプリケツプリンセスだよ
Wikipediaで調べたが、過去にはエ(ア)ロクイーンMというのも発売されていたらしい。
408 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 01:29:29 ID:RPZ0JKFg
「私、胸だけじゃなくてお尻も女王ですから、女王ですから!」
ルイズ:「お尻なら・・・負けない!」
>>408 シエスタ「私、ただの村娘ですけど……胸だけだったら負けません!」
>>409 胸でルイズが相手ならタバサ以外は勝つだろw
アンリエッタvsシエスタなら、作中のサイトの評価でも、
公式3サイズでも、乳の大きさはアン様が勝ってる。
>>410 でもシエシエならリップサービスからアナルキスから潜望鏡サービスまで
なんでもやってくれるよ?
>>411 アン様とシエシエの違いは究極の受けか責め課の違いだよなw
アン様はきっとなんでもさせてくれるぞ
反対にシエシエはあらゆることをしてくれるだろなw
思わず「桃源郷」を「トーキョー」と読み間違える今日この頃
415 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 03:25:00 ID:bVY/VE4K
>>414 とうとう頭だけじゃなく目も悪くなったのか源が見えないなんて・・・
悪いこと言わんから眼科逝け、な!
417 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 15:08:54 ID:i4Evs0JN
7/26/10:00
>>414 ティファニアが「ふーっ!」とか叫びながらジュリ扇振り回して
ヨルムンガントを操るんですね、わかります
>>404 俺の考えるアン様は・・・・エロイヤル。
やっぱロイヤルは外せないね。アン様の乳はまさにロイヤルミルクティー(ry
>418
テファは一人称を「わらわ」とか言わない
423 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:00:06 ID:RPZ0JKFg
ロイヤル胸毛?
今日辺りへんたいさんのアン様の作品投下がありそうな予感。
>>418 ま、待つんだ…それだとティファニアの胸がまな板になってしまう!
まぁそれもそれで良いかもしれんが
王道的にルイズに愚乳呼ばわりされるティファニアだろやっぱり
ぐ、GNU…
シエスタは前立腺攻めとかやってくれそうだ
なんという追い詰められキャラ、作者からしてイジメ愛をそそいでいる↓
931 :イラストに騙された名無しさん:2008/07/01(火) 12:05:05 ID:m3Qoaxqm
紅優(アニメ監督)はタバサを応援しています
望月奈々(漫画担当者)はシエスタを応援しています
ノボル(原作者)はアンリエッタを応援しています
ttp://ranobe.com/up2/updata/up38211.jpg PBでも語ってたけど、マジでアン様好きなんだなノボルw
932 :イラストに騙された名無しさん:2008/07/01(火) 12:10:03 ID:9tDPIeO8
>>931 ノボルの言葉
「やっぱりアンリエッタですかね。
根が弱い人なので、誰かが守ってあげないといけないのです。
負けず嫌いなのに実力が伴わない場面が多く、
一人こっそり悔し涙とか流しているところは応援したくなりますね」
えこひいきです!
933 :イラストに騙された名無しさん:2008/07/01(火) 12:11:18 ID:KVMyXnqv
作中での扱いを過分に良くするえこひいきではなく、
虐めて窮地に追い込んで、独自の魅力をより際立たせるえこひいきなので
さほど問題はあるまい。
934 :イラストに騙された名無しさん:2008/07/01(火) 12:12:05 ID:m3Qoaxqm
>>933 それは歪んだ愛って言うと思うw
>>430 つまり
紅優=ダメなへんたいさん
でおk?
紅優
望月奈々
ノボル
スレ住民
みんな変態紳士
ノボルは変態貴族です
ノボルは変態始祖だろjk
↑まぁ原作者だし貴族より始祖の方が相応しいかもな
つまり10巻のエロい描写はノボルの心の声を反映してるってことか
うっはアク禁解除されてる。予想外だ…orz
変態貴族の皆、これからお世話になりますよ!
さてと。
「きみのかおり」はまだ続くんじゃ。
今度はあの娘が生贄じゃて。
ふぇふぇふぇふぇふぇふぇふぇふぇふぇ…。
才人が野外演習から帰ってきた日。
ティファニアは王都へ赴いてた。
トリステイン女王であり、ティファニアの従姉妹であり、奨学金を出してくれるスポンサーでもあるアンリエッタに召還されたからである。
ティファニアのトリステイン魔法学院での様子を聞きたい、とのことであった。
「学院はどうですか?」
あくまでプライベート、ということで、人払いの済んだ執務室で、アンリエッタは緊張したまま椅子に掛けているティファニアに問う。
「…ほえ?」
執務机の前に置かれた椅子に掛けていたティファニアは、そう間の抜けた返事を返す。
緊張のあまり放心していた、のではない。
この7日間、野外演習のせいで逢えない、自分の飼い主に思いを馳せていたのである。
…サイト、今頃学院なんだろうなー。
学院に帰ったら思いっきり甘えよう、そして思いっきり可愛がってもらうんだ、などと妄想までしていた。
仮にも女王の前だというのにである。
大した色ボケぶりであった。
「学院はどうですか、と聞きました」
軽く無視された形になったアンリエッタは、そう繰り返す。
「あ、はいそのえと」
言葉を綴ろうとしたティファニアを、アンリエッタの言葉が止めた。
「…何か、悩み事でもあるのですか?」
ティファニアの先ほどの放心した顔を思い出しながら、女王は心配したような顔で立ち上がり、執務机を回り込み、ティファニアの前に立つ。
そして、その間に思い当たる。
さっきのティファニアの顔。
それは、恋する乙女の顔。
…そう、ついに我が従姉妹にも春が!
この世の春を謳歌している真っ最中の女王には、その相手がまさか同一人物とは知る由もない。
そして、この幸せをこの愛らしい従姉妹にも分けてあげましょう、といらん世話を焼く。
「…その悩み、殿方の事ですね?」
「え?え?なんで?」
なんでサイトの事考えてるって分かったんだろう、などと疑問に思いながら、ティファニアは思わずそう返す。
「…言わずとも分かります。私も女ですもの。
辛い、恋をしているのね?」
…どえらい勘違いである。
どっちかっていうと、甘えたりなくて欲求不満で辛いペット生活、といったところなのだが。
アンリエッタは勘違いしたまま、言葉を続ける。
「身分の差や生まれの違いなんて、気にすることはありません!
そう、惚れたら相手に尽くして尽くして尽くし尽くすのです!
己が身命を賭して、惚れた殿方に帰属する!好いた相手の物になる!それが女の幸せ、というものです!」
ティファニアの恋路(仮)を自分と才人の関係に当てはめ、そう力説する女王。
思わず隷属とか危ない言葉を口走ってしまいそうになったが。
ティファニアは従姉妹のそんな主張にうんうん、と頷いてしまう。
そうよね!やっぱり飼ってもらうのがいいよね!いっぱいたくさん甘えられるし!
最早完全に愛玩動物根性が骨身にしみているティファニアであった。
「『愛とは心を捉えられ、飼い慣らされること』と、偉大な詩人も言っています」
実はその詩人とは最近アンリエッタの愛読書となっている、『始祖のみぞ知る世界』(官能小説)の主人公である、ド鬼畜絶倫吟遊詩人が放った台詞なのだが。
ティファニアはその言葉にもその長い金髪を揺らしながらうんうんうんと頷く。
そうよね愛よね!飼ってもらうのは愛なんだよね!
どえらい愛もあったもんである。
「あなたがどんな相手を好きになったのかは問いません。
…でも、ティファニア。覚えておいて。
どんな障害があろうとも、お互いの愛があれば、容易く乗り越えられるのです」
そう言いながらティファニアの肩に両手を置く。
その心中は勿論こう続けている。
私とサイト様みたいに!やんやん!
もし口にしていれば、警護のため隣室に控えるアニエスから容赦のない突っ込みが入っていただろう。
実際、アンリエッタは才人に受勲した際に、何度か色ボケをかましてアニエスに突っ込みをもらっていた。
色ボケ女王ここに極まれりである。
「は、はい!」
従姉妹の言葉に感動し目を潤ませ、ティファニアは女王を見上げる。
そして決意した。
…よーし、帰ったら全力全開でサイトに甘えよう!
未だ逢えぬ飼い主の笑顔を想像して、身体を火照らせるティファニアだった。
…トリステイン王家の命運が尽きる日も、近いかもしれない。
さて序章はここまでじゃ。
続きはゆっりと待つがええ…ふぇふぇふぇふぇふぇ。
時に、今月のアライブの表紙はまずいと想うんだ。
ていうか兎塚御大、タバサの顔に生クリームぶっかけるとかやっちゃだめだってばwww
本屋でおっきっきするところだったじゃないのさwww
タバサについた生クリームペロペロしt(ry)
あ、言っとくけどおにいさんはロリコンじゃn(以下不適切な文により削除)
きたー
へんたいさんGJ!
続きwktk
まさかの続編!
ロリコンへんたいさんGJです。
ロリコンさんGJ
>>441 乙でした
>あ、言っとくけどおにいさんはロリコンじゃ
>タバサについた生クリームペロペロし
説得力0ですよww こんな事書いてる時点でww
せんたいさん乙です。
でもなんで匂いシリーズでこんなに延ばしているか気になります。
へ…せんたいさん投下乙っしたー。
テファの番なのに、その後に待ち受けているであろうアン様編が異様に気になる序章なんだぜw
いや、待てよいっそのこと2人まとめて(PAM!PAM!
※最後のは銃声ではありません。
>>446 せんたいさんは「幼女」と「匂い」を使いこなすスクウェアメイジなのですよ。
いや〜せんたいさん素晴らしく楽しみだ!
アン様とテファのコンボはもっとも楽しみなパターンだ!
最近職人様も少なくなったなか、お元気な執筆活動に脱帽ですだ。GJ!
せんたいさん乙でしたー!
てふぁてふぁかわいいよてふぁ!
そいやアニメ始まったら、その声でテファ台詞が浮かぶようになるんかね
今はぜんぜん別の声で喋ってるんだけど。
(アン様の愛読書って…タイトルだけ見たら中身想像つかないなw)
せんたいさんGJ!!!
>私とサイト様みたいに!やんやん!
どんどんアン様がアホの子にwww
だがそれがいい
いいぞ もっとやれ
さてと。
>>439の続きな。
この続きは美容院から帰ってきてからじゃ。ふぇふぇふぇ…。
その日はもう遅い、というので、ティファニアはアンリエッタの用意した部屋で一夜を過ごした。
そして次の朝。
日が昇ると殆ど同時に、ティファニアは馬を駆り、王都を後にする。
「お世話になりましたっ!それじゃっ!」
半分寝ぼけている当直明けの厩舎番の兵士にそう礼を言って、ティファニアは颯爽と馬を駆って王都を発った。
もちろん最速で学院に帰って、才人に甘えるためである。
鳥すらも追い抜く勢いで走ったお陰で、昼過ぎには学院に到着していた。
もちろん馬は完全にバテている。
馬を厩舎番にまかせると、ティファニアは土埃すら巻き上げる勢いで女子寮へ向かう。
愛しい愛しい飼い主の、才人に逢うためだ。
そして目標である、才人の住まうルイズの部屋に着く。
すうはあと数回深呼吸して。
こんこん。
軽くノックをする。
いつもなら、ここで黒髪のメイドか黒髪のガンダールヴが応対に出てくるのだが。
しーん。
今日に限っては何の反応もない。
「いないのかな?」
言いながらドアノブを回してみる。
がちゃがちゃと音を立て、しかしそのドアは開かない。
中で何かが動く気配もない。
どうやら完全に留守のようだ。
仕方なしに、ティファニアは才人を捜すため、学院の捜索を開始したのだが。
「…どこ行ったんだろ…」
中庭、食堂、教室、ゼロ戦の格納庫。
才人の行きそうな場所をおおかた当たってみたものの、どこにもその姿は見当たらない。
仕方がないので、人海戦術を選択することに。
「ねえタニア〜」
「今取り込み中だ帰れ」
メイド長屋に赴き、タニアに助力を頼もうとしたが。
ドアをほんの少し開けた瞬間に、勢いよくドアを閉められてしまった。
「ほへ?」
思わずドアの前で目を点にするティファニア。
その薄いドアの向こうからは、話し声が聞こえる。
『ご、ごめんね、空気読めないお姉ちゃんで』
『いいの?一応挨拶とかしといた方が』
『いいのいいの、あんなちちおばけ目に毒だから』
片方はタニアの声。片方は、少年らしき声。
どうやら、ボーイフレンドを部屋に連れ込んでいるらしい。
保護者として一言言っておいたほうがいいのかな、などと一瞬思ったティファニアだったが。
すぐにこんな事している場合じゃない事を思い出す。
サイト捜さなきゃ。
そうしてティファニアは再び学院を彷徨う。
しかし。
結局才人は見つからない。
ティファニアは溜息をつき、戻ってきた女子寮の裏の縁石に腰掛ける。
「どこ行ったのかなぁ、サイト…」
主人であるルイズも一緒に姿が見えないのだから、ナニをしているかはだいたい想像がつくというものだったが。
はぁ、と溜息をついて上を向くと、その顔の上にばふ、と何か布のようなものが被さる。
「ぷわ!」
慌ててその布を剥ぎ取り、その正体を確かめる。
トリステインではあまり見慣れない、四角い縫製されたカラフルな布。
化学繊維で出来たそれは。
才人の履いているトランクスだった。
窓際に置いてあったそれが、女子寮裏で空を見上げたティファニアの上に落ちてきた、というわけである。
なんという運命の悪戯。
ぴろん、とそれを広げたティファニアは、見覚えのあるそのカタチにどきん、とする。
さ、ささささサイトの、ぱんつ!
サイトの履いてるぱんつだ!
真っ赤になって思わずそれに魅入るティファニア。
少しずつ、その赤い顔が薄い布切れに近づいていく。
ティファニアは才人のトランクスの匂いを嗅ぐつもりだった。
普段主人のナニを覆っているその布キレからは、どんな匂いがするのだろう。
背徳的な興奮に心臓をバクバク言わせながら、どんどんティファニアの顔がトランクスへ寄って行く。
そして、いよいよその美しい鼻筋を布切れに埋めようとした瞬間。
「あら?ここに干しておいたサイトさんのパンツはどこへ…」
上から声がした。
そこはルイズの部屋。
脱ぎ散らかされていたルイズと才人のぱんつを、ぐちゃぐちゃだったルイズのソレは洗濯籠へ、全く汚れていなかった才人のソレは窓際に干していたシエスタが、行方不明になった才人のトランクスを、窓から身を乗り出して探していた。
シエスタはおそらくトランクスが落ちて行ったであろう下の方を見る。
そこには何もなかった。
「あっれー?おかしいなあ」
頭をぽりぽりと掻きながら、シエスタは顔を引っ込める。
そして、女子寮入り口。
才人のトランクスを抱き締め、ティファニアははぁはぁと荒い息をついていた。
シエスタの声がした瞬間、思わずここに逃げ込んでいたのである。
…ど、どーしよ。これ持ってきちゃった…。
思わず目の前で布を広げる。
ほわん、と己の体温で温まったその布から、主人の匂いがした。気がした。
ティファニアの瞳がとろん、と獣欲にとろけ、長い耳がへにゃん、としおれる。
ハァハァと荒い息をつきながら、今度は舌まで出してその布に顔を
「あら?お姉さま、どうなさったのですか?」
びっくぅ!
床から軽く浮き上がるほど驚いて、ティファニアは慌てて布切れを背後に隠し、声を掛けてきた人物を振り返る。
そこにいたのは、ベアトリス。
ティファニアを『お姉さま』と呼び慕う、大貴族の娘。
ベアトリスはこくん、と小首をかしげ、その長いツインテールを揺らめかせ、ティファニアに尋ねる。
「どうなされたのですか?お顔が真っ赤ですけど」
ティファニアは真っ赤な顔のまま、右手をぶんぶんぶん!と振る。もちろん才人のトランクスを握り締める左手は背後に回したまま。
「うううううううううううん!なんでもないの!なんでも!それじゃっ!」
そう言って疾風の如く女子寮の中に駆け込んでいってしまう。
「あ、あの、お姉さま?」
置いていかれたベアトリスはぽかん、とティファニアの去っていったほうを眺める。
…最近、お姉さまもタニアも構ってくれなくて寂しい…。
…私も男作ろうかなあ…。
はぁ、と溜息をつき、自室に戻るベアトリスだった。
部屋に戻るともう自制は利かなかった。
ティファニアはショーツだけを脱ぎ去り、ベッドに上がると、枕に才人のトランクスを被せて、顔を埋めてしまう。
枕の前で膝を曲げて座っている形から倒れこんだので、自然と膝立ちになり、短いスカートから形のいいヒップが放り出され、三角形に開いた腿の間で女陰がはくはくと呼吸に合わせて蠢くのがはっきりと見て取れた。
すはすはと今までガマンしていたその匂いを掻きこむ。
「サイトの匂い♪サイトの匂い♪サイトの匂いだぁ♪」
ふんかふんかと鼻を鳴らしながら、鼻腔いっぱいに入り込んだ雄の残り香を楽しむ。
左手でトランクスを顔に押し当て、そして余った右手で劣情のあふれ出した自分自身を犯す。
「はぅ…んッ」
この指はサイトのゆび。
そう思いながら、主人の匂いを掻き込みながら、ティファニアは自慰に没頭する。
しかしその行為は長く続かない。
7日にも及ぶ別離と、匂いと言う物理的な刺激が、ティファニアの絶頂を早めていた。
自慰を始めて三分もしないうちに、ティファニアの膝が張り詰めて、腰を高く高く持ち上げる。
「ひぁ─────────────────!」
ぷしゃっ………。
高く上げられた女陰から潮を吹き、カクカクと腰が痙攣する。
下半身の緊張が止むと、くなん、と腰がベッドの布の上に軟着陸する。
しかし。
くちゃ、くちゃ、くちゃ…。
指は止まらなかった。
「や、らめ、サイト、今イったばっからからぁ!
そ、な、コスっ、ちゃ、やらぁ!」
想像の中で、絶頂に達したティファニアを、才人は指で犯し続けた。
ティファニアの指がまるで別人のソレのように動き、己を犯す。
「くぁ、ひぁ!あっ、あ───────────────!」
ぷしっ…。
そして、へたり込んだ足の間でティファニアは再び小さな潮を吹く。
「はぁぁぁぁぁ……」
達した体をベッドの上に放り出し、とろんととろけた瞳で、ティファニアは枕の上で涎でべとべとになった才人のトランクスを見つめる。
…キモチ、よかったぁ…。
しかし、ティファニアの、才人のペットの欲求が、こんなもので満たされるはずもなく。
「よし。今度こそ本人捕まえてこよう」
絶頂の余韻が抜けてから、ティファニアはショーツもはかずに部屋を出たのである。
すぐに才人は見つかった。
女子寮一階の廊下で、ばったり出会ったのである。
「あ、サイト!」
「おー、テファひさしぶり」
7日ぶりに見る本物の才人は。
なんだか逞しくなって、ワイルドで、ちょっと男臭くて、やっぱりティファニアの飼い主であった。
思わず抱きつきそうになったティファニアだったが、ここでは人目もある。
そのへんはきっちり自制して、ティファニアはかがみこみながら胸の谷間を見せ付けつつ、才人に上目遣いに尋ねる。
『夜伽の達人 〜ひと目でわかる殿方の悦ばせ方講習〜』にあった、『胸の好きな殿方を喜ばせるポーズ・その123』であった。
「なにしてるの?」
才人はそんなティファニアの扇情的なポーズに、いかんいかんさんざんルイズとヤったばっかなのにナニ考えてんだ俺、と必死に己を押さえつけつつ応えた。
「ああ。部屋に干しといた下着がどっかいっちゃってさ。
裏庭に落ちたかも、ってシエスタが言うから探しに行こうかと思って」
下着。それは先ほどティファニアがオナニーに使用し、涎でべとべとにしてしまった才人のトランクスの事である。
…こ れ は チ ャ ン ス。
ティファニアの中の演算装置が、高速で処理を始める。
『拾った』と言って部屋に連れ込めば。
ず っ と 私 の タ ー ン!
ティファニアは、全力全開で顔を作り、才人に答えを返す。
「えっと、下着ってサイトのはいてた変な四角い布?」
「あ、たぶんそれだよ」
「それなら、拾って私の部屋にあるから…取りにきて」
才人の中の何かがキュぴィーン!と稲光を出しながら反応する。
臭う!臭うぜェ!罠の匂いがプンプンとなァ!
しかし、才人の中の軍師が格好付けながらそう宣言したのも束の間。
むぎゅう。
ティファニアは神速で己の谷間に才人を埋めてしまう。
「それじゃ、イこ♪」
ついでに、にっこり笑顔で才人を見上げる。
…まあ、なんとか断れば大丈夫だろ…。
その一見純粋に見える笑顔に、そう思ってしまった才人だった。
じゃ、帰ってきたら続き投下しま。
しかし、みんな神汁しらないのかぁ…面白いのになぁ。
11日に単行本出るから買っとけ(ぁ
せんたいさん投下乙です。
続き楽しみです
>>458 乙です。
神汁ってサンデー連載のやつ?
トリスタニアから学院までは2時間
>>458 乙でした!
>『いいのいいの、あんなちちおばけ目に毒だから』
タニアテラヒドスww 曲がりなりにも育ての親に何つー発言ww
>はぁ、と溜息をつき、自室に戻るベアトリスだった。
タニアやテファにもスルーされてベアトリス カワイソスww
さーてアニメも秒読みだしへんたいさんの読んでアン様とティファニアの受け入れ態勢取りますわ
アニメ最速組って今日だっけ?
>>トリスタニアから学院までは2時間
しまった忘れてた…。
修正版を保管庫に入れとくからカンベンしてたもれ。
さて続きいくお
ティファニアの部屋に二人が入った瞬間。
後ろ手にティファニアはドアの鍵をかけてしまう。
そして。
「サイトぉーーーーーーっ♪」
全力全開で才人に抱きついた。
ももりんごの容赦ない爆撃に、才人は思わずバランスを崩し、床に押し倒されてしまう。
ペットの絡みつく上半身を引き起こしながら、才人は言う。
「ちょ、いきなり何すんだよテファ!」
「サイトだっ♪本物のサイトだっ♪」
才人の抗議もしかし、完全にペットモードに入った淫乱エロエルフの耳には届いていない。
ごろにゃんと言わんばかりに抱きつき、首筋に顔を埋め、ふんかふんかと匂いを嗅ぐ。
「は、放せって!俺今日はもうムリなんだって!」
淫魔モードのご主人様に、薬まで使って抜きまくられたのである。
精も根も尽き果てる、とはこのことか。
しかし。
「嘘!だってカチコチだもん、サイトってば」
確かにティファニアの言うとおり。
彼女の下腹部に、ズボンの布越しに、硬い何かが当たる感触がした。
薬の影響と、男の悲しいサガであった。
「こ、これは護身用の短剣で」
その場しのぎの嘘をつく。
しかしその嘘はすぐに見破られる。
「ふーん。じゃあこうしても大丈夫なんだ」
言って、ティファニアは柔らかい下腹部で、才人の『護身用の短剣』をぐにぐにとマッサージする。
「くぁ!」
もちろん『護身用の短剣』は盛大に反応し、才人は背筋を仰け反らせる羽目になる。
「ね、ね、サイト、一回だけだから!一回だけでいいから!」
『護身用の短剣』が嘘だと証明されうや、ティファニアは尻尾が付いていたなら振り出しそうな勢いで、才人にわがままを言う。
ここが正念場。ここで引いたらまたお預け生活に逆戻り。
ティファニアも必死である。
「し、しょーがねえなあ…一回だけだぞ、テファ」
「はぁーい♪」
飼い主の許可が下りると。
ティファニアは、いそいそと才人のズボンをずり下ろす。
トランクスを履いていない才人のモノは、ずり下ろすとぼろん、と零れ出た。
ソレと同時に、むぁ、とむせ返るような雄の香りがする。
きゅぅぅんっ…!
その匂いだけで、ティファニアの牝は反応し、涎をこぼし始める。
そして、淫らに乱れた彼女の思考は、あることを思いつく。
「ねえ、サイト」
「ん?何?」
「なめっこ、しようよ…」
言ってティファニアは。
既に準備万端な自分の下半身を、才人の鼻先に押し当てる。
むぁ、とむせ返るような牝の淫臭が、才人の煩悩を刺激する。
「しょ、しょうがねえなあ…」
言いながらもまんざらではない様子で、才人はティファニアの股間に顔を埋める。
そして彼女のリクエストどおり、そのびしょ濡れの股間を、容赦なく嘗め回す。
「あっ…♪サイトの舌だぁっ…」
股間を嘗め回される感覚に、悦びの声を上げるティファニア。
そして、目の前でそそりたつ、臭い立つほどの雄。
「サイトの、おちんちんだぁ…♪」
はく。
そう言って口に含んでねっとりと舌を絡ませ、久方ぶりの才人の味を味わう。
ぬるりと不快な味のする粘液。少し塩辛い皮脂の味。どれもこれも、たまらない。
先端に口付け、返しを口に含み、竿を舐めあげる。
そして、腰を振ってぐちゃぐちゃに融けた女陰を才人の鼻先に押し付けることも忘れない。
そうしてお互いを高めあっていると、先に才人の方に限界が来る。
「く、テファ、出るっ…」
その声を聞くと、ティファニアは喉の奥まで一気に才人をくわえ込む。
絡みつく舌と口内の筋肉の感覚が、才人の堰を破る。
どくどくどくっ!
ティファニアの口の中で、あまりにも生臭い、美味には程遠い粘液が、暴れまわる。
ティファニアはそれを飲み干しながら。
「んふ、ふぅぅーーーーーーーっ!」
同時に、才人の顔に潮を吹きかけ、絶頂していた。
才人は、絶頂してひくひくと痙攣し、口の端から精液を零すティファニアを、正面から抱き上げた。
「ふぇ…」
才人にもたれかかるように抱きつきながら、ティファニアはされるがままになる。
とさ、とベッドの上に横たえられると、ティファニアの規格外の胸がばよよん、と揺れる。
「ふぁ、さいと…?」
気の抜けた顔で、才人を見上げる。
才人はティファニアの呼びかけにも応えず、ベッドに上がる。
下半身裸で、その股間では限界まで彼の肉棒がそそり立っていた。
目が完全にイっている。
やた♪計画通り♪
心の中で喝采するティファニアだったが、もちろんその思考はおくびにも出さない。
怯えた演技で、才人に尋ねる。
「あ、あの、サイト?一回だけって話じゃなかった…?」
「ここまでされて我慢きくわきゃねーだろー!
日本男児ナメんな。エロエルフ!」
「やんっ、サイト乱暴だよぅ♪」
覆いかぶさってくる才人に、ティファニアは笑顔でされるがままになったのである。
結局。
薬の影響もあったとはいえ、才人は欲望に抗えず、ティファニアを三回、汚した。
「…も、もう煙も出ねえぞ…」
全裸でベッドの縁に腰掛け、うなだれる才人。
そんな才人に、同じく全裸のティファニアが、ベッドの上を四つん這いで近寄ってくる。
その右手には、才人のトランクス。先ほど自慰に使用したそのままのため、ティファニアの涎でベトベトだ。
「あの、サイト、これ…」
言ってティファニアは、自分の涎でべちょべちょのそれを、両手でつまんでべろん、と広げてみせる。
「…あのーティファニアさん?謎の液体でべとべとなのはどーしてですか?」
当然の疑問であった。
そして、ティファニアの回答は、そんな才人の予想をはるか斜めに上回っていた。
「あ、あのね?そのね?
わ、私、サイトのぱんつでオナニーしちゃったの。だから…」
そして、才人のトランクスを脇に置くと、いつの間にか履いていた、薄い緑の小さな布切れを、よっこらしょ、と才人の目の前で脱いでみせる。
両手でぴろん、と広げられたティファニアの小さなショーツには。
溢れ出したティファニアの愛液で、いくつも染みがついていた。
「せ、洗濯して返すから。
それまで、代わりに私の履いてたぱんつ。
『使って』いいよ…」
どこをづしたらそんなトンデモな理屈が沸いてくるのか。
恥ずかしそうに、それでも笑顔でそう囁くティファニア。
『夜伽の達人 〜ひと目でわかる殿方の悦ばせ方講習〜』にあった奥義の三十二、『へんたいな恋人を悦ばせるプレゼントその27・脱ぎたてのおぱんつ』である。
才人の目が点になり。
そして。
「日本男児ナメんなー!どスケベ淫乱長耳娘ーっ!」
「やん、もう全然意味不明だよサイトっ♪」
結局五回を果たして、才人は完全に沈黙したという。〜fin
>>469 乙でした テファもどんどん駄目な娘にww
まあこのスレ的には正当進化なんだろうがww
このスレじゃきゅいきゅいはアホの子で、
ルイズとシエスタはイタい子で、
アン様とテファはダメな子がデフォだからなw
472 :
三熟女の輪舞:2008/07/04(金) 00:52:04 ID:+8USn+Pg
「・・・・・・・」
娘達の様子を見に、彼女達の居住地であるヴァリエール・ヒラガ邸。付近住民からヒラガハーレムとも呼ばれている所に
カリーヌは訪れていた。ここに来る度いつも彼女の目に映るのは、この館の主人の節操のなさであろう。
なんせ、自分の娘達の他それに従うメイド。まぁこれはギリ許容範囲内ではあるが、それに加えて半エルフ、元・女性衛士隊
隊長、元ガリアの王族の娘にその従姉の元ガリアの姫君、学院の女性秘書、あろう事かこれに加え我が国の女王も入るのだから
恐ろしい。正直これだけでもお腹一杯、というか頭が痛いのだが最近これに加えて新たな頭痛の種が増えた。
「カリーヌさん、お茶が入りましたよ」
「ほら、カリーヌ。何ぼーっとしているの?」
何故、トリステイン王妃とガリアのオルレアン公夫人が目の前にいるのか。カリーヌは頭を抱えた。
あれか、娘達が心配でついてきたかもしくは自分と同じように様子を見に来たか。うん、そうに違いないと思いたいが
すっかり膨れた彼女達のお腹を見ると最悪の事態になっているようだ。
「まさか、あの娘達より早く授かってしまうなんてね」
「そうね、でもそこは経験の差ではないかしら」
おほほほ、なんて上品な笑い方をする二人。いや、そうじゃねぇだろ。二人とも死んだ夫に操を立てて喪に服してろよ。
「所詮、私も女であっということよ」
「ええ」
いや、確かにまだ二人とも体をもてあましているのはわかる。わかるが少しは自重しろ!!とカリーヌは心の底から思った。
さすがにマリアンヌ、オルレアン公夫人はこの館の女性陣に比べると年は召されている方ではある。が、とはいっても15〜6
の頃には今の子供達を出産しているので、女としてはまだ若いともいえなくもない、とはいってもこれはさすがにやりすぎだと思った。
(あの平民め・・・!!)
カリーヌの奥歯が噛み締められギシギシと歯軋りした。この二人に子種を巻いたであろう青年の顔を思い浮かべるとコメカミに青筋が浮かんだ。
あの平民には本当自重してもらいたい。つーか、あれか。もしかして私も夫がいなかったらこのハーレムに加えられてたのか。
若い肉棒を無理やり捻じ込まれて子種を蒔かれて妊娠させられるのか、確かに若い肉棒は魅力的だが・・・いや私には夫がいる。少々衰えはして
きてはいるがあれはまだ現役だ、あと十年は闘える。
「カリーヌ、どうしたの?そんなに怒った顔して」
「いえ、ちょっと」
「そうそう、義母様これ見てくださいな。旦那様にもらったのですよ」
473 :
三熟女の輪舞:2008/07/04(金) 00:52:29 ID:+8USn+Pg
義母様言うな、こんな年を食った娘を持った覚えはない。
「あ、お母様。来ていらしたのですね」
「マリアンヌ様達のところにいらしていたんですか」
と、ここで長女、次女が入室。お前ら、これを見てどう思う。
「子供・・・早く授かりたいですわ」
「私は体力的に産めるかどうか」
スルーか、っていうか受け入れてるのかこんちくしょう泣けてくる。
結局、カリーヌは頭を痛めながらも娘達と談笑をしてなんとか家に帰った。
というか、終始あちらからこちらから惚気られてなんか体が疼いている。戻ったら取り合えず夫に慰めてもらおうとカリーヌは思った。
と、短いですがこれでどうでしょうか。
考えてみると母親’sってエロイ体つきしてると思うんですよ。
そしてマリアンヌ様あたりは秘伝の房中術あたりをマスターしておられるので
確実にエロイ、これは間違いないと思いますよ。
うわー、トリップ間違えとる。
やっちまったい。
それにしてもサイトは天然ハーレムが似合うな。
>>475 おもろかったです。
>>475 あほ過ぎww つーかサイト節操なさすぎだろww
いくらなんでも親子丼はヒドス
せんたいさん、アトピックさん乙です。
正直匂いシリーズがこういう風に持っていくとは思いませんでした。
せんたいさんの妄想には脱帽です。
アトピック氏乙 そう言えばマリアンヌもので一本あったよね?
480 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 20:02:27 ID:aqJs1KsV
うん、あったね。ないのタニアぐらいじゃない?
ガリア王女親子丼もいいけど、
ヴァリエール家親子・姉妹丼もいいなぁ…
皆さんに質問があります。
私がゼロにはまった時はルイズとシエスタが同じ位好きなキャラだった
ですが、最近はタバサになってきました。
私がせんたいさんの影響でロリ化してしまったのですかね?
あと皆さんはずっと同じキャラが一番ですか?
その質問をしてどうしようってんだ?
無意味なことすんな、裏が白いチラシ探せ
今居眠りしてたんだが、バラライカ(やらないか)やハレ晴レユカイを踊るオフが、トリステイン挙げての大イベントになって、その映像がニコ動にうpされてる夢を見た。
このスレとニコ動見るようになったから、こんな夢を見たのか漏れは。
>>484 ゼロ魔世界とニコ動を足して2で割った…いや、2を掛けたような光景だったのですね。
ただのカオスですわね
てふぁのお胸が躍っている映像が浮かんだ
ウマウマですね わかります
ルイズとテファニアの二人のウマウマだと胸が凄い事になりそう…
>>484 ちょっと危険なKA★N★JIな希ガス
衣装は各自のデフォルトに加えて、前者では青いツナギにうほ!いい男Tシャツ、後者では北高の制服を着て踊ってそうだな
コメントはこんな感じ?
ちょwwwww陛下なにやってるんすかwwwwwww
銃士隊うめえwwwwwww
テファにしか目がいかんwwwwwww
トリステインオワタwwwwww
アン様いったい何やってんの&させてんのw?
492 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 20:06:58 ID:TcpHDz1V
多分サイトに何か変な格好とかさせられているのだろう
揺れないウマウマならマイリスに入ってますが何か。
ていうか
>>484の電波を受けて40分で新作作っちゃいました。
ゆっくりしていってね!
「んぁ?」
目を醒ますと、馬車に乗っていた。
目の前にはルイズが、盛装のピンク色のドレスを着こんでちょこん、と座っている。
「ほら、行くわよサイト」
ルイズにいきなり手を引っ張られる。
才人はボーっとした頭で考える。
俺何やってんだっけ…?
「今から教皇庁の聖歌隊の歌を聴きに行くんじゃない。
ほら早く」
ぐい、と手を引かれ、外に出る。
野外コンサート場のような奥にステージの備え付けられたすり鉢状の会場には、既に沢山の人が集まっていた。
中にはギーシュやモンモランシーなど、見知った顔もいる。
あー、姫さまあんな前なんだやっぱり。ってタバサも前にいるし。あ?なんでシルフィードが一緒なんだ?
などと考えていると、ルイズに引っ張られいつの間にか席に着かされていた。
「ほら、始まるわよ。間に合ってよかったわ」
ルイズの言葉に合わせたように、舞台の上に人影が現れる。
それは。
才人の想像していた、見目麗しい少年少女たちではなく。
ごっつい鎧に身を包んだ、中身も相当ごつそうな、オジサンの群れ。
彼らは一糸乱れぬ動きでステージ上に陣取る。
その前に、教皇ヴィットーリオが立つ。どうやら指揮を執るのは彼らしい。
ヴィットーリオは客席に向かって軽く一礼すると、ささっと聖歌隊(?)に振り向く。
そして、指揮棒を振るった。
才人は一瞬疑問に思う。
アレ?楽器は使わないのかな?
そしてその疑問は一瞬で雲散霧消した。
聖歌隊(?)の面々は、その図体に相応しい野太い声で、各パートに分かれて、歌い始めた。
らぁぁああぁああぁぁ
るっだぁぁあぁぁぁああぁあぁ
らっだぁぁぁああぁ
るっだぁぁあぁーらーぁぁあーーぅ
れっでっでっでれぇれれっでっでっ
れっでっでっでれぇれれっでぇぃ
れっでっでっでれぇれれっでっでっ
れっでっでっでれぇれれっどぅぅぇえ
れっでっでっでれぇれれっでっでっ
れっでっでっでれぇれれっでぇぅ
れっでっでっでれぇれれっでっでぇ
れっでっでっでれぇれれっ
レロレロレロレロ
ラッダッダッダラーラダララッダー
ララダララーラララッダーララダラダーァ
ラッダッダッダラーラダララッダー
ララダララーラララッダラァァアアィィェ
(中略)
たちつたちつたつたーったったー
たちつたちつたたたーったったー
たちつたちつたつたーったったー
たちつたちつちんこたーったったー
たちつたちつたつたーったったー
たちつたちつたたたーってっとー
たちつたちつたつたーったったー
たちつたちつたたたーってっとっ♪
歌(?)を聞き終わった才人は。
「まてええええええええい!」
その電子音を模した聖歌(?)に思わず突っ込みを入れ。
そして、その自分の声で目が覚めた。
「んもぅ、なによいきなり大声出してぇ…」
隣で眠っていたルイズが、目を擦りながら起きてくる。
時刻は夜明け前。起きるには少し早い時間だ。
「わ、悪い、変な夢見ちゃってさ」
ぽりぽりと頬を掻きながら才人は苦笑い。
そうだよな。そんなことあるわけねえよな。
そして、ルイズは言う。
「ふふ。今夜の事考えて興奮してたんじゃないの?」
「へ?今夜の事?」
「忘れたの?…今夜、トリスタニアに、音楽隊の演奏を一緒に聞きに行く約束したじゃないの…。
『ラン・ラン・ルー卿魅惑の夕べ』に…ふふふふふふ…楽しみ。ふふふふふふふふふふ…」
「嘘だあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
げに恐ろしきは、夢よりも現実なのでございます…。〜fin
ニコ厨でサーセンwww
んじゃキラっ☆しに行って来るぉノシ
498 :
490:2008/07/05(土) 20:31:26 ID:QkU9ecxY
せんたいさん早速乙です!
それは正しく恐ろしい夢で…
ビートまりおの声で再生されるけどニコ厨じゃない
へんたいさん乙
ここはストライクウィッチーズって書いていいの?
おk
ヤマグチノボル総合だからな
おお!あれもノボルなんだ。
世間じゃパンツパンツ言われてるけどどうなの?
公式のストーリー見てもいまいち理解できない。
なんか女子が戦う必然性の面でスカイガールズとかぶってる気がしないでもない
>>490にコメント追加
ウェールズが草葉の陰で泣いてるぞwwww
ガリア警戒確定wwww
国家斉唱ですね分かります
>>505 アン様「ウェー……ルズ……? (誰だったかしら?)」
アン「ご親戚のどなたか・・・でしょうか? 人付き合いが多くて覚え切れませんわ」
アン「確か庭で飼ってる犬がウェールズという名前でしたわ」
509 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:21:04 ID:SNbx0lp+
アン様の心変わりの早さは異常
ビィーーーーーッッチ!!!
心変わりしたわけじゃねーだろ。
現にサイト好きになったときもウェールズに問いかけてるし、PBパラメータでも
ウェールズへとサイトと別々の想いが存在してる。
ふざけただけのつもりでも、キャラ叩きされたと思えば
>>510みたく言い返すやつがいる。荒れるもとなんだよ。
過去レスを知らずノリでやったなら半年ROMれ。
本気ならキャラにどんな感想もってようと自由だがラノベスレでやれ。
515 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:55:16 ID:vXyIOj4Q
>513
引いた。いろんな意味で
685 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/06(日) 14:45:32 ID:yXwpNXe3
男は気持ちよく射精できることが何より大事。
気持ちよく射精するには女を徹底的にイジメて汚すこと。これに尽きる。
生ぬるい愛情モノが男にウケルわけはない。愛なんてものは愛娘や母親に抱くモノであり、射精とはまったく反対に位置する。
射精とは攻撃であり、女に対するイジメ、屈辱を味あわせる為のもの。
陵辱の対象、女が苦しめば苦しむほど楽しいのが射精でありセックス。
エロ漫画やAVで女が気持ちよがるのも、例えばいじめで犬の糞くわせて、「うまいか?」「お、おいしいです!」「ぎゃはははは!きたねー!こいつ最悪だな!」ってのが快感なのと同じ。
女はそのへん勘違いしてるから困る。
>愛は射精感を阻害する
まったく同意。大切なヒトとセックスしたいとは思わん。なぜならセックスはムカツク奴をいじめる快感と同じだから。
FUCKYOUという言葉が最大の侮辱を意味するのはつまりそういうこと。ムカツク女を犯すのが最高の快感であり射精だ。
顔射とか飲精とかムカツク女を辱めて汚すのが愉しい。自分の精液なめるなんて死んでもゴメンですから。
そんな汚ねー精液を女の顔にぶっかけたりゴックンさせたりするのが快感でしょうがない。コレがセックス。
泣き叫ぶ女に糞を無理矢理食わせたい。くせぇションベンの風呂に沈めたい。オレは潔癖症だから自分がそんなことするのは絶対イヤだ。そしてだからこそそれを女にするのは至極の快感。
これは当然。男として当然の感覚。でもそんなことを言っては女は誰も男に近寄らなくなり、ひいては未婚の増加、少子化の促進になるから言わないだけ。でも男の本音はコレ。
なのに少女漫画とかで「好きならセックスしたいと思うのが当たり前でしょう!」とかいってるのが最高に笑える。お前らアホかとww
だがキャラにそう言わせる心理は分からないでもない。女も男にとってのセックス=汚辱侮辱の行為だとウスウスわかっているんだ。でも認めたら非処女はあまりにも自分が惨めだものな。
だから悲鳴のようにセックスは愛だと叫ぶわけだwwそしてそんな惨めな姿がさらに笑えるwwww
517 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 16:44:32 ID:SNbx0lp+
>>510ぐらいで・・・。ただのネタレスだろ。
己の沸点が低すぎだと気付いてくれ
まあ、本物の変態紳士ならばこの程度華麗にスルー出来るはずだし。
いちいちルールだ空気だと騒ぐ方がみっともない
お前等みんな魔王さまのSSできゅいきゅいの尻尾にアッ-!されてしまえばいいんだ
どっちもどっちね。
ネタの引き際を見誤って悪ノリしすぎる奴もヒステリックに叩く奴も変態紳士には程遠いわよ。
あんたたちは罰として『真実の鏡』で美女に化けたオスマン氏と肉体的な親睦を深めてきなさい。
変態紳士を変態紳士たらしめる礼節とやらを徹底的に叩き込まれるといいわ。
変態紳士の虎の穴で調教されてこい
ところで明日は七夕なんだぜ?
去年の七夕SSはお世話になりました職人さん達
完全に忘れてた、マジ感謝するわ、ありがとう。
>>522 >>523 おまいらいい奴だな 俺も見習うとしよう
SS職人の皆様 いつもありがとう そしてこれからもお願いします
「勝ち昇って来たのね、姫様」
「やはり最後の相手はあなたでしたか…ルイズ」
ルイズとアンリエッタ、二人の少女が四隅のポールにロープが張られた四角いリングの上で睨み合っている。
そしてそんな二人を見つめる視線がいくつか…タバサ、シエスタ、ティファニア、アニエス、そして…平賀才人。
あたりは異様な雰囲気がただよっていた、これは一体どういうわけなのだろうか。話は数日前に遡る。
あれは、アンリエッタが様々な謀略を重ねた末に才人をその手中に収めようとした時に起きた。
ベッドの上で手から脚から縛られ涙目になっている才人の童貞を奪わんと、ルパンダイブで飛び込もうとした
アンリエッタの後ろで轟音が起きた、おそらくエクスプロージョンでも使ったのかがらがらと崩れ落ちる壁の
土煙の向こうから5人の人影が現われた。
「姫様、よくもやってくれましたね」
「・・・許さない」
「いくら何でもやって言い事と悪い事があるんです」
「平民だからって舐めないで下さい」
「陛下、自重という言葉をご存知で」
上から、なんかはいてない妖精の格好をしているルイズ。黄色い帽子に水色のスモックにチューリップがプリント
されたバッグをかけているタバサ、ミル姉さんの格好をしているティファニア、さらしに褌姿でばちを片手に持って
いるシエスタ、食い倒れ人形の格好をしているアニエスが姿を現した。一体どんな経緯があってこんな格好をしている
のかはわからないが彼女達の様子を察するにどうやらアンリエッタがなんかやったのは違いなかった。
「くっ・・・いいところに」
「ふぁふぇふぇふれ!!」
表情を歪ませるアンリエッタにギャグボールをかまされ何を言っているのかは聞き取れないが、とりあえず何かふがふが
いう才人。
「何事ですか!!」
どやどやと騒ぎを聞きつけた兵士達が集まってきたようだ。
「く、曲者だ!!であえであえ」
兵士長と思われる者の掛け声と共に兵士達がルイズ達に襲い掛かる、そしてタバサが杖を構えた瞬間。
「うろたえるな!!小僧ども!!」
突如として飛び込んできた男の一撃によりその場にいる全員が車田飛びで吹っ飛んだ。
ルイズが鼻から鼻血を出しつつ、ダウンしながら顔をあげると男はマザリーニ枢機卿だった。ちなみに就寝中だったのか
その姿は単にローブを着込んだだけの簡素なもの。帯が解けた腰のあたりからはぶらぶらと男の象徴が揺れていた。
「何事ですか」
奥から何か凛としたそれでいてどこか艶っぽい声が聞こえてきた、アンリエッタの母であり王妃であるマリアンヌである。
しかし、その姿は下着も付けずにマザリーニ同様ネグリジェにローブを羽織っているというものだった。
ローブからちらちらとネグリジェから透けて娘にも負けず劣らずの乳が顔を覗かせていた。
紅潮した顔に、なんか不安定な動き。そしてそんな王妃の補助をするため肩を抱くマザリーニ枢機卿。マリアンヌはそんな
枢機卿の肩に体重を預けた。突如として現われたマザリーニ枢機卿とマリアンヌ、そして二人のこの雰囲気。これが何を
物語っているかはこれからの展開にはなんの関係もない。
「成る程、そういうことですか。それなら私に良い考えがあります、皆さん。剣を持ってそこのシーツに
投げつけて下さい」
場をなんとか治めたマリアンヌは、皆に剣を持たせるよう促し。そして女達はマリアンヌの言葉通りに剣をシーツへ投げつけた。
ティファニアとタバサの剣は別々の場所に刺さり、アニエスとアンリエッタ・シエスタとルイズの剣は二箇所に重なるように刺さった。
「お、王妃・・・まさかあれを!!」
マザリーニが声を荒げた。
「これより、皆さんにはサイトの貞操を巡ってのサバイバルマッチをしてもらいます。
アニエス・アンリエッタ、シエスタ・ルイズの両名がまず先に戦い。その戦いの勝者が次にティファニア・タバサと戦い。
それに勝ち残ったもの同士が決勝として争うのです。」
「な、なんだって!!」
「これは我が王家に代々伝わる本妻を巡っての決闘方法、異論は許しません」
「王妃よ!私は魔法が使えない、それに平民も混じっている。これでは公平性にかけるではないですか」
「心配ありません、決闘方法は女の武器・・・その肉体でもって相手を絶頂へと叩き落した方の勝ちとします!!
そして、勝者はこの張り型でもって敗者の処女幕を破りその破瓜の血をこの純白のシーツに染み込ませるのです。
勝者の特権はこの幾多の乙女達が無念の破瓜を迎えたシーツの上で愛する殿方に純潔を捧げ抱かれる事!
さぁ、己が信念と純潔を賭け闘いなさい!!」
こうしてマリアンヌの鶴の一声で前代未聞のキャットファイトが開かれる事になったのである。
そして・・・いくつかの死闘を経て冒頭のセリフへと繋がる。
ちなみに、これまでの闘いのダイジェストとして。
初戦、アンリエッタに相対したアニエスは主従の絆を越えてのベストファイトが行われた。両名が両名とも美乳の持ち主なだけにお互いの
胸と胸が潰れあっている様子は筆舌にしがたいものだった。そんな中、アニエスはトリステイン王家の地下の壁画に描かれた王家の三大房中術
が一つ『トリステイン・リベンジャー』でもってアンリエッタを追い詰める。しかし、それは偽りの技であったが為にトリステイン王家の先祖
から粛清を受け失禁してしまう。アンリエッタはそんなアニエスの隙をついてトリステイン・ドライバーを仕掛け勝利を収めた。
一方のルイズはなんとあっさりと勝利を収めてしまった。アンリエッタが様子を見に来たときはシーツに染み込ませる破瓜の血を採取するルイズ
の姿が見受けられた。
そして、二戦。アンリエッタの相手はあのタバサであった。小柄体格でせわしなく動きアンリエッタを翻弄するも、いっその事抱きしめてしま
えば動きを封じれる事に気づいたアンリエッタによって押さえ込まれ、新技・未完成版トリステイン・スパークによってその処女を散らす事になった。
ルイズはティファニアとあたった。一戦二戦目とも巨乳(というか貧乳はタバサしかいないのだが)を相手にする事になったのだが、シエスタをいとも
簡単に葬り去った実力のせいか、ルイズが圧勝かと思われたが。意外にティファニアは健闘を見せる、組み敷いてから能登ヴァイスでのささやき攻撃
はルイズですら、うっとりとさせた。しかし、さすがはメインヒロイン。すかさず反撃に出てロープを使った華麗な縄技を決め、勝利した。
アンリエッタはそのルイズの闘いぶりに驚愕するも、終了間際ティファニアが放った残り50%分のトリステイン・スパークから彼女の思いを受け継ぎ。
打倒ルイズに燃えるのだった。
「まさか、ルイズがトリステイン王家に伝わる究極の房中術が一つ『トリステイン・リベンジャー』を会得するとは思っても見ませんでしたわ」
「姫様も、『トリステイン・スパーク』完成させたのですか」
ふふんとルイズは不敵な笑みを浮かべる。
「さぁ、どうでしょう。それより・・・・」
アンリエッタがばさっとところどころ紅く染まったシーツを取り出した。
「さぁ、シエスタ、ティファニア両名の破瓜の血を」
とルイズは瓶を二つ取り出し、蓋を開けると中に入っていた紅い液体をシーツにぶちまけた。するとシーツの白い部分はみるみるうちに紅く染まっていった。
「これで残す部分には私かあなたの破瓜の血を。これで最後よ」
「負けられない・・・サイトは・・・サイトは私の物なんだから!!」
開始のゴングが響き渡った、果たしてこの最悪最低のデスマッチに勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか?
アニマックスでキンニクマンが始まってみていたら急に思いついた小ネタ。
ルイズが使った子牛の引き裂き刑はテファの乳を強調して母乳が吹き出そうな感じだったそうな。
ラストは水のルビーで皆の処女幕再生したアンリエッタがルイズを担いでなんか名言いって終了。
たぶんエピローグでは才人とアンリエッタ達の7Pでシーツが真紅に染まるんだろうなぁ。
>>528 乙でした 相変わらずおばかなSSですねww
マリアンヌって王妃ではなく大后ではないんですか?旦那はもう死んでるし
娘のアンリエッタが女王なわけだし
>マザリーニ枢機卿とマリアンヌ、そして二人のこの雰囲気。
そういえばマザリーニ枢機卿の原型になったと思われるマゼランも
アンヌ大后と愛人関係だったそうですな
乙!アニエスの格好を想像したら麦茶吹いたwww
531 :
205:2008/07/07(月) 01:06:32 ID:Ktu93uYX
謎の男に自慢のゴーレムを撃破された後、ミョズニトニルンは必死こいて夜の街を逃げ惑っていた。
(一体何者なんだい、あの男は!?)
何故だか知らないが、背後からあの男が追いかけてくるような気がして、その恐怖のためになかなか止まることが出来ない。
ようやっと足を止めたときには、明りも眩い町の中に入ってしまっていた。
(つ、疲れた……)
膝に両手を置いて、ぜいぜいと息をする。
元々、ほぼ何もかもマジックアイテム頼りでロクに運動もしてこなかったような女である。体力がないのは当然であった。
いや、どれだけ体力のある人間でも、これだけ逃げ回っていたら疲れるのが当たり前かもしれないが。
(ちょっと、休もうかね)
近くに噴水を見つけ、その前に設置されたベンチに腰を下ろす。ふーっと息を吐き出す。全身が重かった。
(……ん?)
休んでいる内に、ふと気がついた。道を行く人々が、何やら怪訝そうな顔で自分を見ていくことに。
中にはあからさまに嘲笑を浮かべている者もいる。
(……なんだ?)
自分の格好を見下ろしてみたが、特におかしなところはない。いつも通りのローブ姿だ。
だがすぐに、周りを歩いていく連中が、見たこともない格好をしていることに気がつく。
どうやら、見慣れない格好の女を珍しがっていただけのようだ。
(なるほど。どうやら、ハルケギニアとはかなり文化が違う場所に飛ばされちまったようだね)
疲労が取れて少し冷静さが戻ってきたらしい。
ミョズニトニルンは、座ったまま自分の置かれた状況を分析し始める。
(まずいね。ヨルムンガントの試験中だったから、ロクなマジック・アイテムを持っちゃいないし)
幸い、周りから聞こえてくる声や、妙な旋律に乗った歌声などは普通に聞き取れるから、言語的な問題は特になさそうだ。
となると、まずはなんとかしてこの地での活動基盤を築かなければならない。
(わたしもガリアの後ろ盾を失っているが、それはあの連中とて同じことだろうからねえ。
さっきの妙な男にさえ気をつければ、何人かは始末できるだろうよ)
こんな不可解な状況においても、ジョゼフへの忠誠心は全く翳りを見せない。
そんな自分の精神的な強さに満足しつつ、ミョズニトニルンは顎に手をやって思案する。
(さて、まずはどうするか。とりあえずは武器……いや、その前に食料とアジトの確保といこうかね。
言葉は通じるようだから、なんとかして協力者を作って……)
そのとき、ミョズニトニルンはローブの中に何か硬い感触があるのに気がついた。
何かと思って取り出してみると、それはメイドの姿を象ったと思しき小さな人形だった。
(なんだい、こりゃ?)
首を傾げたミョズニトニルンだったが、すぐに思い出す。
(ああ、そう言えば、試験前に部下が『これなんかのマジック・アイテムですかね』とか言って届けに来たんだったか。
忙しかったから後でゆっくり見ようと思って、ローブの中に突っ込んでおいたんだった)
何か役に立つアイテムならいいが、と少し期待して、『神の頭脳』たるミョズニトニルンの力を発動させる。
が、それで分かったこの人形の用途は、正直言って期待外れなものだった。
(メイドアルヴィー、ね。使い手の身の回りの世話を焼いてくれる人形ってか)
落胆し、肩を落とす。せめて攻撃に使えるものだったら、多少は役に立ったのだが。
とは言えこんな状況であるから、何でも利用するに越したことはない。
そう思い直し、ミョズニトニルンは手の中の人形を路上に置くと、封じられた力を発動させた。
人形から眩い光が放たれた、と思ったときには、もう既にそこに人形は存在せず、代わりに小柄な少女が一人立っていた。
やたらと明るい色使いの、奇抜なデザインのメイド服に身を包んだ、ショートカットの少女である。
髪の色は緑色で、両耳に何か白い板のような物体をつけているという、奇妙な出で立ちであった。
その少女はミョズニトニルンを見てにっこり笑うと、深々と頭を下げる。
「はじめましてご主人様、私、マル」
「能書きはいいんだよ!」
バチーン! と、ミョズニトニルンは少女の頭を遠慮なく手で叩く。
少女はたちまち悲鳴を上げて、涙目になりながら両手で頭を押さえた。
「な、なにをなさるんですかー」
「うるさいんだよ! こっちはお前の名前になんざ全く興味がないってのに。大体」
ミョズニトニルンは、少女のメイド服をじろじろと眺める。
所々にリボンやらフリルやらをあしらった、無駄に凝ったデザインだった。
少なくとも、ハルケギニアではこんなデザインのメイド服は見たことがない。
「おい、この服は一体なんの冗談なんだい?」
「え、なにか変ですかー」
少女は不思議そうに自分の格好を見下ろす。どうやら、それが変な服だと認識していないらしい。
(なんか、頭の緩そうな子だね)
若干、というかかなり不安になってきたので、一応確認してみることにした。
「おい、マル」
「へ? いえ、わたしはマル」
「名前なんざどうでもいいんだよ。わたしがマルって決めたんだからお前はマルだ。
で、マル。あんた、自分の役目がなんなのかは分かってるんだろうね?」
「はい、もちろんですー」
マルは自分の薄い胸を誇らしげに叩いた。
「私はメイド・アルヴィーですので、ご主人様の身の回りのお世話をするのが役目ですー」
「ふむ。具体的には?」
「掃除洗濯お料理、それから」
と、何故か顔を赤らめて、メイド服のスカートの裾を摘まんでモジモジと身じろぎし始める。
「夜のお世話、とかー」
「……」
「あ、そんな怖い顔しちゃいやですー」
「うるさいんだよ!」
バシーン! と、ミョズニトニルンは再びマルの頭をブッ叩く。
「はわわ、いたいですー」
だのと涙声で言いながらその場に蹲るアルヴィーを見ていると、むしろこっちの頭が痛くなりそうだった。
(落ち着け、わたし。なに、こんな奴でも一応アルヴィーだ、命令すればちゃんと自分の役目を果たすともさ)
自分にそう言い聞かせ、「元に戻した方がいいんじゃないか」という心の声を無視して、命じてみる。
「よし、じゃあ初仕事だ」
「はい、なんですか、ご主人様!」
マルがびしりと背を伸ばし、目を輝かせて叫ぶ。どうやらやる気は十分なようだが、それだけになおさら不安だった。
「ええと、なにか、食い物を持ってこい」
「はい、分かりましたー!」
何ら疑問を口にすることなく、マルは全速力で夜の街に消えていく。
あの奇抜なメイド服の背中が雑踏に紛れるのを、ミョズニトニルンは不安な気持ちで見送った。
(やれやれ、妙なことになっちまったねえ)
頬杖を突きながら、ぼんやりと夜の街を眺める。
改めて見てみると、夜だというのにずいぶん明るい町だ。
店、と思しき四角い建物が所狭しと立ち並び、そのほぼ全てから明るい光が漏れ出している。
マジック・アイテムによるものなのかどうかは知らないが、驚嘆すべき技術である。
通りを歩いている人間もかなり多く、みすぼらしい格好をしている者など一人もいない。
(なんにせよ、かなり文明が進んだところ、らしいねえ)
そのことは、彼女にとっては好都合だった。
(これだけ裕福なら、金が余ってる人間もかなりいるだろう。
あることないことでっち上げて、適当に儲け話の匂い漂わせれば、
体制を整えるのはそう難しいことじゃないかもしれないね。それに)
少し安堵して、ミョズニトニルンは息を吐く。
(これだけ豊かそうなところなら、さっきのバカも難なく食料を持ってくるだろう。変な問題は起こらないに決まって)
「ご主人様ー!」
先ほど放ったメイド・アルヴィー……マルが、何か包みのようなものを大事そうに抱えて小走りに走ってきた。
「お待たせしました、食料ですー」
差し出したものを受け取る。見慣れない素材で作られた袋だった。
表面にピエロのような不気味な男が描かれたその袋の中を覗いてみると、確かに食料らしきものが入っていた、が。
「おい、マル」
ミョズニトニルンは自分の頬が引きつるのを感じながら、目の前の少女に問いかける。
「お前、これ、どっから持ってきた?」
「あそこですー」
マルが嬉しそうに指差した先には、四角い鉄の箱のようなものがいくつかくっついて並んでいた。
通りかかった男が、手に持っていた何かを無造作にその箱の中に放り投げた。どうやらゴミ箱らしい。
そしてもう一度、袋の中身に目を戻す。
中には紙に包まれた二つの塊が入っていた。二つとも、パンで肉や野菜を挟んだ食べ物である。
問題は、その食べ物が二つとも食べかけだということであった。
「誰が乞食の真似事をしろと言ったんだい!」
パコーン、と再び殴りつけると、マルは頭を押さえながら必死に答えた。
「だって、食べ物たくさん売ってるお店に行ったら、『お金がない人には何も売れません』って」
「盗んでくりゃいいだろうが」
「はわわ、そんなこと言っちゃダメですー」
マルが両手をブンブンと振り回す。
「盗みはいけないことですから、どんなに心が貧しくてもやっちゃいけないです。
悪い人になっちゃったらブリミル様の御許へ行けないですー」
「あのねえ」
ミョズニトニルンは額を抑えた。どうも、この少女と話していると調子が狂う。
(ま、こんな奴の相手なんざ、まともにする必要もないか)
さっさと元のアルヴィーに戻そうか、と記憶を探ってみて、気がつく。
先ほどミョズニトニルンの能力を利用して読み取った使用法の中に、このアルヴィーを元の姿に戻す方法がない。
「おい、マル」
「はい、なんですかー」
ニコニコとバカっぽい微笑を浮かべているその顔に、嫌な予感を覚えながら問いかける。
「あんたを元の人形に戻す方法、自分で知ってるか?」
「知らないですー」
マルはあっさりと答えた。
「私の仕事は、ご主人様の身の回りのお世話をすることですから」
ミョズニトニルンは低い呻き声を漏らした。
(じゃあ何か。これから先、四六時中この役立たずを連れて歩かなくちゃならないってことかい)
考えるだけで気が滅入ってくる状況である。
にも関わらず目の前の少女がニコニコ笑っているので、余計に腹が立つ。
いっそぶっ壊してしまおうか、とも思ったが、寸でのところで思いとどまる。
(こんなのでも、何かの役に立つかもしれない。現に、食べかけでも食料を持ってきたんだし)
ミョズニトニルンは袋から食べかけの食料を取り出しながら、溜息混じりに言った。
「よくやった。お前もとりあえず隣に座りな」
「分かりましたー」
マルは嬉しそうにミョズニトニルンの隣に腰掛け、ニコニコしたまま主人の食事を見守り始める。
「ところで、これ腐っていやしないだろうね」
「大丈夫です、私、そういうのはちゃんと見分ける機能が備わってますから」
「なんでそういうところだけは充実してるんだい、ったく」
ムカついたのでマルの頭を軽く小突いたあと、ミョズニトニルンは先ほどの食料に口をつける。
途端に、柔らかいパンと濃い味付けをされた肉の旨みが口の中に広がった。存外に、美味い。
(へえ。食べかけで捨てられるぐらいだから、相当まずいもんだと思ってたけど)
逆に言えば、一般市民が美味なものを食べかけで捨てられるほど、この国は肥えているということだろう。
(こりゃ、案外見通しは明るいかもしれないねえ)
ミョズニトニルンが食料をほお張りながらにやりと笑うと、隣のマルも嬉しそうに笑った。
「おいしいですか、よかったですー」
「なんも言ってないだろうが」
だがおいしいと思っていたのは事実だったので、半ば照れ隠しにマルを横目で睨みつける。
「さて、と」
食べ終わって、ゴミを適当に投げ捨てる。すかさずマルが拾い上げて、先ほどのゴミ箱に捨てに行った。
(律儀な奴)
呆れつつ、これからどうするかを考える。
(とりあえずはアジトの確保か。そのためにもまずは手駒を……)
考えている途中で、ミョズニトニルンはあることに気がついた。いや、思い出したというべきか。
「お待たせしました、ご主人様……?」
小走りに駆け戻ってきたマルが、主人の顔を見て怪訝そうに首を傾げる。
「どうしたんですかご主人様、いいことでもあったんですかー」
どうやら、知らない内に笑っていたらしい。いや、これが笑わずにいられようか。
(ったく、あたしも間抜けだねえ。いくら予想外の事態が続いたからって、こんな大事なもののこと忘れちまうとは)
苦笑しつつ、ローブの中から一つの指輪を取り出す。マルが遠慮がちに問いかけた。
「ご主人様、それはなんですか」
「これかい? これはね、アンドバリの指輪と言って……
まあ、簡単に言うと、他人を思うままに操ることが出来るマジック・アイテムなのさ」
「はわわ、すごいですー」
マルがあまりにも単純に尊敬の念を露わにするので、ミョズニトニルンの方も少し得意な気持ちになった。
「そうだろそうだろ。なにせ、これがあればこの町の住人をみんな操って」
「慈善活動に参加させられます!」
「……その発想はある意味斬新だね」
ちょっと感心しながら、ミョズニトニルンは自信満々に立ち上がった。
マジック・アイテムを全て失ったと思っていたが、一番重要で便利なものは手元に残っていたわけだ。
(フフン、見てなよ小僧ども、すぐにさっきの借りを返させてもらうからねえ)
にっと笑いながら、マルに言う。
「さあマル、そうと決まったら早速探すよ!」
「はい! ……探すって、何をですか?」
「ああ、この指輪を使うには、水源を探さなくちゃならなくてね」
「水源、ですかー?」
「そうさ。具体的には……」
ミョズニトニルンは夜の街を見回して、首を傾げた。
「……井戸はどこだ?」
537 :
205:2008/07/07(月) 01:12:17 ID:Ktu93uYX
今回はここまでで。ミョズニトニルン編はまだもうちょっと続きます。
まああれだ、俺のやる気がなくならなければ、多分30年ぐらい後には完結してるんじゃないかな!
なんかそんな感じのSSです。
待ち続けていた作品の続編ktkr
しかし、何というホームレス使い魔とHMX-12マル(ry www
これから空き缶・残飯収集をめぐってベテラン無宿者や野良猫との激しい抗争が繰り広げられるに違いない。
おいおいおいおい
>マル
あー、シエスタにすごく良く似た声で喋るんですよね
わかりますしGJだ
普通に面白い
そういえばアニメを見て気づいたんが
ルーンが無くなるとハルケギニアの言葉が理解&話す事ができなくなるんじゃなかったけ
なんかデルフが原作のほうでそんな感じな事言っていた気がするのだが
すまん誤爆った
じゃあなんで原作8巻で消えてたとき理解&話せたんだよw
ルーンの影響があるのは読み書きに関する理解の方じゃなかったか?
>>538 着々と才人の白いビニール袋の人フラグがwww
はい、こんばんわ。
アニメ1話見ましたよ。OPだけな。
これはいいバスターマシン0号ですね(何
さてそれじゃあ、久しぶりの投票モノ、いきます。
七夕に間に合わなかったけどごめんしてねorz
トリステインに夏がやってきた。
照りつける太陽。まばゆく輝く白い雲。
才人は日本よりずっと乾燥した過ごしやすいトリステインの夏を、楽しんで
「うぁっちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜」
いなかった。
いかに空気が乾燥しているとはいえ、暑いもんは暑い。
それは日本もトリステインも同じ。
才人は比較的涼しい壁の脇の影で、デルフリンガーを抱えるようにして涼をとっていた。
「だいたい27度前後ってとこか…。七月くらいだとこんなもんかねえ…」
「なーなーあいぼー。『しちがつ』ってサウナの類かなんかかー?」
「あー。こっちじゃ言い方違うんだっけ?夏の月のことだよ。新年から数えて七番目の月だからだよ」
「へーえ。単純なんだな相棒の故郷ってなあ」
「ひでえなあ」
「分かりやすくていいんじゃないでしょうか?私はいいと思いますよー」
デルフリンガーと他愛のない話をしていると、いつのまにかシエスタが目の前に立っていた。
小脇に洗濯籠を抱えている。どうやら洗濯物を干してきた後のようだ。
「隣、いいですか?」
にっこり笑ってそう尋ねるシエスタ。
特に断る理由もないので、才人は隣の芝生をぽんぽん、と叩いて応える。
「どーぞどーぞ。ってか別に断らなくてもいいじゃんか」
「気分の問題ってやつですよ。それじゃ失礼しまーす」
必要以上にぴったりくっついて、シエスタは隣に腰掛ける。
そして、才人に話を振る。
「サイトさんの故郷にも夏ってあるんですね」
「まあね。四季折々で全く違う気候だからなあ日本は」
「それじゃあ、季節ごとにいろいろ催しなんかもあったりします?」
「うんまあ。たとえば今くらいの『七月』の話だけどもさ」
そして、才人が話したのは七夕の話。
一年に一度、仲を裂かれた恋人たちが、天の川を渡って逢瀬を重ねる、伝承の話。
それにあやかって、笹に願い事を託す話。
シエスタは才人の話を聞き終わると、言った。
「へえ。伝承も似たようなのがあるんですね」
「似たようなの?こっちにもあるの?」
「ええ。でも天の世界の話じゃなくて、騎士様と平民の娘の話ですけど」
シエスタがそう言って語ったのは、『騎士ラドクリフとアイシャの物語』。
昔、月の女神に愛された、ラドクリフという騎士がいた。
その騎士は月の女神の魔力を借りて、戦場で無敵を誇ったという。
しかし、その騎士が平民の娘、アイシャと恋に落ちたとき、悲劇は起こった。
アイシャに嫉妬した月の女神が、ラドクリフとアイシャに呪いをかけたのである。
月の魔力に囚われたラドクリフは、昼の間、蝙蝠の姿にされる呪いをかけられた。
月の光に厭われたアイシャは、夜の間、猫の姿にされる呪いをかけられた。
この呪いによって、二人は逢瀬を重ねる事が不可能になったのである。
だが、二人の嘆きの声を聞き届けた神がいた。月の女神の夫、太陽の神である。
太陽の神は妻の隙をついて、月の消える月蝕の夜、二人にかかった呪いを解いた。
しかし月の女神の魔力は強く、次の夜、二つの月が昇ると、アイシャは再び猫の姿になってしまう。
だが二人は年に一度の逢瀬を重ね、やがて二人の愛しあう姿に己が嫉妬を恥じた月の女神は、十六回目の蝕の夜、二人を赦したという。
「へえ。ハッピーエンドじゃん」
シエスタの伝承を聞き終わった才人は、感心したようにそう言う。
才人の言うとおり、七夕の織姫と牽牛は、千年経った今でも年に一度の逢瀬のまま、それも天に天の川のかからない年は逢えないという、不遇の恋に身をやつしている。
「ですね。でも、サイトさんの故郷の話もステキじゃないですか」
「そうかな」
「そうですよ」
そして二人で笑い合う。
あー、なんだかいい雰囲気ー、ちょっともたれかかっちゃおっかなー、などとシエスタが斜めになり始めた時。
「あ、こんなとこにいた!」
才人のご主人様が一体現れた。
ルイズ怒ったような顔で、はつかつかと二人めがけて寄ってくる。
「ちょ、ちょっと待って!俺まだ何も」
思わず言い訳を始める才人。
しかし、ルイズの目標は才人ではなかった。
ルイズはシエスタの腕を掴んでぐい!とひっぱったのだ。
「ほら行くわよシエスタ!女王陛下がお呼びよ」
「え?え?え?私がなんで?」
「知らないわよ!直接陛下に聞きなさいよ!」
ルイズは今朝方、アンリエッタ女王からの書簡を受け取っていた。
その書状には、シエスタを伴って王宮まで来られたし、との旨が書き記されていた。
…シエスタまで巻き込んで何するつもりなのかしら?あのわたあめ女王!
しかし疑問には思っていても、仮にも貴族の上に女王お付の女官であるルイズには、正式な書簡であるそれに従わないわけにはいかない。
…いざとなったら、あのわたあめぶっ飛ばして帰ってこよう。
などと物騒な事を考えながら、ルイズはシエスタを引きずって王都へ向かったのである。
「で…?俺は…?」
「あいぼー、たまには放置される者の悲哀を一緒に味わおうぜー」
伝説の一人と一本をほったらかしにしたまま。
ルイズが王宮に着くと、謁見の間ではなく、執務室に通された。
ということは、とりもなおさずプライベートな話。
ルイズは女王の謀を警戒しながら、シエスタを伴って王宮の廊下を歩く。
…ったくあのわたあめ、今度は何企んでるのかしらっ…!
そして執務室の扉を開けると。
そこには、既に先客がいた。
短い青い髪の小さな少女。
タバサだった。
タバサは執務室の簡素なソファに腰を下ろし、黙々と本を読んでいた。
タバサは部屋に入って来た二人に一瞬目をやるが、すぐに読んでいた本に目を落とす。
ちなみに本のタイトルは『素直になれない女主人・夏の章 〜夏のアリアドネは真っ赤に燃えて〜』である。
「…なんで、あんたがここに居るのよ」
「…これが来た」
言ってタバサは目の前の黒いローテーブルの上を指差す。
そこには、一枚の書簡。トリステイン王家の押印の入った、その書簡は、ルイズに届いたソレと同じもの。
そして、事実に気付いたのは黒髪のメイドだった。
「あれ…ひょっとして、この面子って…」
「…サイトと肉体関係のある人物」
シエスタの台詞を、タバサが追う。
あまりにもあからさまな一言だったが、確かにその通り。
ここにいる人物は全員、才人と肉体関係がある。
もちろん、この人物も。
「揃いましたね」
いつの間にか、奥の執務机のイスに、この王宮の主が座っていた。
アンリエッタ女王である。
女王は全員が部屋に入ったのを確認すると、閉じた扉にロックの魔法を掛け、部屋の周囲にサイレンスの魔法をかける。
「これで部屋の中の声は外に漏れません」
当たり前の事のようにそう言う女王に、ルイズは待ってましたとばかりに掴みかかる。
「くぉらこのわたあめ姫!何企んでるのか吐きなさいっ!」
女王の胸倉を掴んで詰め寄るなどという行為、普通ならば死罪にも等しい行為なのだが。
「あら企むなんて人聞きの悪い。
私はちょっとしたイベントに皆さんをお誘いしようと思っただけなのに。」
女王は涼しい顔でそう応える。
しかしルイズは納得しない。女王の胸倉を掴んだまま放さない。
「それが企むっつーことでしょーが!またサイトに手を出そうってわけ?」
「そ、そうなんですか?まさか女王の特権を利用してあんなことやそんなことっ?」
そんなことを呟くシエスタ。何を想像したのか、顔が赤くなっている。
一人冷静なタバサは、ルーンを唱えていた。
詠唱の内容は『ディテクト・マジック』。対象に魔法がかかっているかどうか、判別するための呪文である。
それをタバサは、アンリエッタにかけていた。
女王が本物かどうか、スキルニルや幻術の類ではないかどうかを確かめるために。
その結果は。
「…安心して。その女王は本物」
もしアンリエッタが本気で才人をどうにかしようと思うのなら、この三人を部屋に閉じ込め、身代わりのスキルニルなどを置いて才人の下へ向かえばいい。
それをしない、という事は。
タバサは続ける。
「用件だけでも、聞いていいと思う」
少なくとも、現時点で自分たちに危害が及ぶことや、才人に女王の魔の手が伸びるという事はない。
ルイズはタバサの言葉にようやく、女王の胸倉から手を放す。
「…何の用事か、言ってみなさいよ」
その態度は既に女王に対するそれではなく、幼馴染の喧嘩相手に対するそれであったが。
アンリエッタは乱れた胸元を軽く直すと、執務机の上にあった木箱を、ローテーブルの上に置く。
そしてその蓋を開く。
そこには、4本の、青い宝石をあしらわれた指輪が光っていた。
「ここにあるのは『アイシャの指輪』。
皆さん、『騎士ラドクリフとアイシャの物語』は知っていて?」
女王の言葉に、三人は頷く。
アンリエッタはそれを確認すると、続けた。
「この指輪には、変化の魔法がかけられているそうです。嵌めた者を、猫の姿に変える魔法がね」
「それとこの呼び出しと、何の関係があるっていうのよ!」
しびれを切らしたルイズがアンリエッタに詰め寄る。
アンリエッタはくすりと笑うと、右手を差し出す。その指には、大き目の水晶のあしらわれた指輪が。
『遠見の指輪』。離れた場所の様子を嵌められた水晶に映し出す、魔法の指輪。
そこには、馬を駆る才人の姿が映し出されている。三人にも、その姿がはっきりと見えた。
「サイト様に、夕刻までにトリスタニアに来るよう、呼び出しをかけました。
さて、ここで本題です」
にっこり笑って、女王は本題を話す。
「私たちはこれからこの指輪で猫の姿になり、サイト様の下へ赴きます。
ですが、この指輪には欠陥があって、自力では魔法を解除できません」
「…どういう事?」
ルイズの疑問符にしかし、アンリエッタは構わず続ける。
「この指輪の魔法を解くには、丸一日経つか。
もしくは、自分の名前を呼んで貰うか、しかありません。
猫の姿になった私たちは、本来の姿ではない状態で、サイト様に逢い、サイト様に名を呼んで戴く。
それが、真にサイト様と繋がっているという、証明となるのです」
そう言いきったアンリエッタの瞳が、妖しく輝く。
その瞳が、表情が語っていた。
この程度の挑戦を受けられないなら、女王と同じ戦場に立つ資格はありませんわ。
乗らぬのならば、女王の力でもって排除する気まんまんであった。
そして。
最初に指輪を手にしたのはタバサ。
「…早いもの勝ち」
そう呟いて指輪を嵌めると、その身体が青い光に包まれる。
光が消えると、そこには、毛足の短い、雪のように真っ白な仔猫が、残った三人を見上げていた。
その白い仔猫は一回だけなーん、と啼くと。
開いた執務室の窓から、ひょいっ、と飛び出していってしまった。
「あ、ちょっと待ちなさいよっ!」
慌ててルイズも後を追うように指輪を手にし、嵌める。
青い光が瞬き、そしてルイズも、猫になる。
クリーム色の、耳がぺたんと倒れた、寸足らずな手足の猫になった。
その猫はふしーっ!とアンリエッタを一回威嚇して、白猫の後を追うように窓から飛び出ていく。
「さて、それじゃあ私も行きますか。
それじゃあシエスタさん、お先に失礼」
目の前で繰り広げられる光景に呆気に取られていたシエスタにそう言い、女王は指輪を嵌める。
女王は、つややかな灰色の、長い尻尾の猫になる。
灰色の雌猫は尻尾をしゃんと立て、シエスタを一回見上げると、優雅にひらり、と窓の外へ身を躍らせる。
「あ、ちょ、ま、待ってくださいよ〜」
一人残されたシエスタは、恐る恐る指輪を嵌める。
青い光が驚くシエスタを包む。
光が消えた後に残ったのは、尻尾の短い三毛猫。
三毛猫はなんなんなん、と啼いて、慌てて先に出て行った猫たちを追った。
そして。
執務室には誰も居なくなった。
ほほぉ、投票SSなんてあるんだな。これはwktkだ
最近忙しすぎて久々にここに来た俺へのご褒美だなうん
さっそくぽちってくる!
三毛猫シエスタ超かわゆす。
人間形態よりもぬこ形態の描写に悶えてしまった俺オワットルw
558 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 07:25:49 ID:uauC/Eov
なぁに、ただ溢れてしまっただけさ
ぬこの鳴き声が「なーん」とか「なんなんなん」w
シエスタの不人気に泣いた
シエスタに入れた
不人気で泣いた
初めて投票できた。ルイズに入れた。
…ルイズに入れた?…ハァハァ。
ルイズに挿れた
タバサに挿れたい
シエスタの人気薄っぷりに絶望した!
おまいらどこに目を(ry
あんなに可愛くておっぱいでかくていじらしくて胸大きくて従順でおっぱいでかいのに!
もういい
こんなに票少ないんだったら俺が自分でシエシエSS書く
胸がでかいといってもルイズとたった1cm差なんだぜ?
まぁあれだ。雌ヌコの性感帯は背中なんでな・・・
サイトのひざの上で丸くなってるとサイトに背中を撫でられて逝きまくってしまってヌコに化けないと逝けない体になったりとか妄想してしまった・・・orz
569 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 19:38:04 ID:5ctNfBBc
>>565 突出したものがないバランス型だからなぁ
平民メイド服だけが武器
・・・おっと縦ロールしか武器のない女が震えながら僕を手招きしているよ
はい、帰ってきたので2003にて締め切り〜。
編集からコピペってきたのを持ってきたよ。
ルイズ[499]
シエスタ[117]
アンリエッタ[187]
タバサ[497]
2票差のご主人様とチビっこはともかく、おまいらホントにシエスタの事空気扱いなのな
そんなわけでシエシエは俺専用抱き枕にしますが構いませんね?
つーわけでルイズで一本書いてくらあノシ
シエスタはある意味おいしい
俺のアン様orz
シエスタ100票以上入ったのか
よかったよかった
せんたいさんに書いてもらいたいのはロリペタ系だしね(個人的感想
アン様は他にも職人けっこういるし・・・そんなにいなかったっけ?
ではアン様は私のひざの上でゴロゴロさせて上げますね?
合計1300も投票あったのか。しかしシエスタとアン様そんなに人気ないのか
577 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 20:42:44 ID:aZuwrkR9
しかしアクセス数は850前後
この意味わかるな?
アン様は普通にこのスレで人気だろ
保管庫のアクセス数はキャラで二位だぞ(ルイズの次)
ハードな調教されてるのが人気だよな>アン様
>>577 ほんとだw 誰かが複数キャラに投票した(考えにくいが)か、一キャラに何度も投票したかだろうな。
まーキャラの投票数には不正入ってるかもしらんが、このままルイズでいいんじゃね?
メインヒロインだし、たぶん不正抜きで一番人気だろ。
へんたいさんの意向に背くが2票差ならタバサも少しは絡ませて欲しいな。
でも絡ませたら多数決の意味がないとツッコミガ来そうだな。
不正がなければタバサが1位だったかもしれないな
せんたいさんがよければタバサ編も書いてもらうとかw
>>581-582 常識で考えてタバサの投票数が不正だと思うのだが。
以前の保管庫の投票でも明らかに数字いじってたし。
タバサ人気を甘くみてもらっては困るぜ
>>581-584 …ああ、そうか。
へんたいさんの投票物は久しぶりだから、最近来た人は知らないのか。
何か古参気取りむかつくわ
ハイ、ソコマデ。
ゼンラタイキカイシ
>>583 貴族は汚い手段を使うんですよ。
平民代表のシエシエを一番にするにはry
待機して全力で●んたいさんを待っていたら、ヌィーマリーゴ氏が投下し
587氏は*を奪われたとさ。めでたしめでたしw
>>586 …ゴメン。そういうつもりは無かった。
安心するといい。へんたいさんはへんたいだから、結局毎回全員分書いちゃうんだ。
あ、いや俺がガキ過ぎて悪かった
実際新参だし
皆さん紳士ですね
シエスタに入れた私はいつまでもシエスタ主役のSSを待ち続けます
581ですが、私も新参者です。
ルイズ派だけど少しタバサ派です。
アン様派の人に申し訳ないですが、まだアン様の魅力がわかりません。
せんた、もといへんたいさんのSSとあずれさんの同人誌で目覚めました
>>593 1-926氏の「少女の女王」で目覚めました。
>>552 新参者です。
じょ、おーさまに一票!!!
>>593 アン様の印象は見る人によってかなりちがいます。これまで私が見ただけでも
「王位に真剣に苦悩してる可哀想な人」「悲劇のヒロインぶってるのがムカつく」という対比からはじまって、
無能、有能、優しい、自分勝手、情が濃い、ビッチ、真面目で重い女、わたあめなどさまざまです。
ちゃんと読んでいない故の事実誤認非難は論外としても、毀誉褒貶さまざまなのがアンリエッタというキャラです。
かつて205氏が「キャラをとらえきれない」とのような評価を
アン様に下していたような記憶がありますが、まったく同意です。
ただ、原作者いわく「誰かが支えてやらねばならない弱い女」
だそうで、それだけは確かなことです。
やたら人間くさく複雑な女ですので、本気で考察しようとすれば、
噛めば噛むほどに味がじんわり染み出してくるキャラであることは保証します。
ひとしきり噛んでも味自体が気に入らないならしかたありませんが。
するめ女王ですね わかります
た、垂れてないもんっ>_<
600 :
sage:2008/07/09(水) 03:08:49 ID:jAOyWTCi
お、お前なんか混ザリーニ枢機卿にアー!されてしまえ!
ここは変態と言う名の紳士ばかりだ
変態という属性を使いこなすメイジの集いとも言えるな。
>>602 >>566はこの暑さで脳がやられちまったと思われ。
ルイズ
* ★年齢:16歳
* ★身長:153サント/B76、W53、H75
シエスタ
* ★年齢:17歳
* ★身長:162サント/B83、W60、H85
だぬ
まぁスリーサイズ的に同じくらいくびれてはいるんだがな
>ルイズとシエスタ
>>593 そんなお前はハード調教物は好きじゃないんだな
オレダイスキー
ハァハァ
てっぺんと腰の差が13と23じゃ結構違う気がするけどなー
>>606 先日発売のプリンセスラバーなるエロゲ(原画家がアン様同人描いたこともある人)やって、
「おお、萌えゲーなのにエロくていいね」と感嘆したんだが、
批評サイト見たら、「エロが濃すぎる」という批判があった。
つまるところエロに対する感性なんて人それぞれだからな。あっさり風味のが好きって人も多いんだろう。
薄すぎるで叩かれるならまだしもw
>>608 詳しくは知らんがタイトルから察するにゴムフェチのお姫様が
全身を覆うラバースーツを纏ってラバープレイでアイヤイヤー
とかそういう感じなのか。
それは確かに好みが分かれそうだ。
loverじゃないのかw
原画担当が、可愛い絵柄でアン様やシエスタに浣腸やら失禁やらさせまくった
サークルけもこも屋のこもりけいだ
それで内容は察してくれ
ボルボ師のお尻調教アン様ですねわかります
話は変わるがへんたいさんの「わたあめ」って姫様の蔑称は秀逸だな
名は体を表すとはまさにこのこと
ぜんまいざむら…ぅわなにするやめれ
そういやそろそろボルボ分が足りなくなってきた
カモンプリーズ!!
あーボルボ氏のあの蜂蜜ローションサウナはエロかったなぁ・・・
ローションスキーのオレにはたまらんぜ
>>615 前から思ってたけどアン様のどの辺がわたあめなんですか?
>>620 でも、アン様基本まじめな人じゃね?
「わたあめはハマってる」と断言されたって俺は「そうかぁ?」って気分になるな。
いや、自分の印象は置いといて、せんたいさんのアン様も楽しんで読んでるけど。
最近はシエスタのほうがわたあめっぽかったりするな
きゃあきゃあ言ってるし
俺、ゼロ魔の壁紙を集めてるんだけど
いまさらながら サイトメインの壁紙が全く無いことに気が付いた
七万の軍を止めた英雄なのにひどくね?
改めて思うと、サイトが七万止めたってこのスレ的に考えると卑猥な感じがするな
話変わるけど今日スーパーで買い物してたらパンコーナーに
『ももりんご』って神戸屋パンの製品が有ったので買ってみた
ももりんごウメー
唐突にミミズうめぇを思い出した
麗しいももりんごと汚らしいワームを一緒にしましたね?
綺麗なものが穢されていくのはたまらんですたい。
>>627 ヴェルダンデにとっては違った見方があることでしょう
>>62 4七万人の女の子のを「止めた」となると確かに伝説の勇者と言えよう。
ああ、四十七万はすごいな
四十八手
四万十川
京極
シルフィ「なんちゅうもんを食べさせてくれたのね…なんちゅうもんを…」
自称四万十川産のウナギを食べさせられましたか
踊りGUIですね
踊り食いは寄生虫とか怖いよね。
でも、女性陣は構わずサイトの股間の鰻を踊り食いして(ry
ごめんね、仕事忙しくてうp遅れそう。
途中だけど『猫と七夕』のルイズ編、投下します。
続きは数日待たれたし。
曇天の下馬を飛ばし、才人はトリスタニアへとやって来ていた。
ルイズが学院を発ったのとほとんど入れ替わりで、女王からの書簡を持った早馬が学院に着いたのである。
その書簡には、『夕刻までに王宮に来られたし』と書いてあった。
才人は仕方なく馬で王都へとやってきたのだが。
「陛下は明日まで予定が一杯なんだが。何かの間違いじゃないか?」
王宮の西門に着いた才人を出迎えたアニエスは、そう言った。
「でも確かにこの手紙には夕刻までにって」
言って才人は書簡をひら、と開けてみせる。
アニエスはそれを受け取って、呆れたように言った。
「サイト、字を読み違えたんじゃないのか?
ほれ、『明日の昼までに』って書いてあるぞ」
そう言って才人に向けて手紙を広げてみせる。
才人はそれを受け取ってしげしげと眺める。
確かにそこには、『明日の昼までに王宮に来られたし』と書かれている。
「アルェ?俺が見た時は確かに『夕刻までに』って…」
「だから見間違いだろう。私も忙しい身なんだ、仕事に戻らせてもらうぞ」
そう言ってアニエスは才人を西門に残し、さっさと王宮内に戻っていく。
残された才人はぽけー、っと閉まっていく城門を見つめた。
用件がなければ一介の騎士でしかない才人に、閉じられた王宮の門を開ける権利はない。
ちなみにこの書簡、アンリエッタがインクに水魔法で細工をして一定時間で書面の内容が変わるようになっていたのだが。
そんな事は、『ディテクト・マジック』の使えない才人には知る由もない。
「…しゃーねえ、今日はここで一泊かなあ」
そーいやルイズも王都に来てたっけか。せっかくだし合流するかな。
などと考え、くるり、と西門に背を向ける。
そして、王宮の城壁に沿って東へ歩き出した。
魅惑の妖精亭のある、チクトンネ街へはこっちが近道だからだ。
正直宿代がもったいないので、魅惑の妖精亭の屋根裏でも借りよう、という魂胆だった。
ルイズは猫の身体を持て余していた。
そもそも四本足で歩くなんて経験は、今までなかった。
ベッドの上以外では。
『こ、今夜はアナタがご主人様にゃんっ』
じゃーなーくーてー!
思わず思い出してしまったとんでもなくイタく恥ずかしい記憶を頭を振って振り払う。
そしてもう一度、城壁の上を歩き出す。
短い寸足らずの足でてちてちと凹凸だらけの石壁の上を歩く。
肉球のおかげか、裸足で歩いていると言うのに痛くない。
…そういえば服とかそのまんまだけど、どうなってるのかしらね。この魔法。
ちょっと疑問に思ったが、今は上手く歩くことの方が先決だ。
でないと、先行したタバサに才人を先に発見されてしまう。
それどころか、後発のわたあめとメイドにも、追い抜かれる恐れがある。
ルイズはとりあえず、歩く事に集中する。
てち、てち、てち。
しかしルイズのイメージしているような、軽快な猫のステップには程遠い。
ルイズが猫の体に不慣れなせいもあるが、その猫の体にも問題があった。
クリーム色の毛並みはふわふわと羽毛のよう。そんなふわふわの身体には、同じくふわふわの短い尻尾。
小さな体のわりに大きな顔には、大きなブルーの瞳と、へにゃりとしおれた丸い耳。
そして、小さな身体を支える足は、身体に較べて極端に短い。ただ、身体を支えるには十分以上にしっかりしていて、小さな丸太のようだった。
そんな姿のルイズが、てちてちと城壁の上を歩く姿は、まるでぬいぐるみがおっかなびっくり歩いているようだった。
あーもう!まだるっこしいいいいいいい!
ルイズは半ばヤケ気味に、短い尻尾をぴんと立て、四本の足を交互に振り回し始める。
てちてちてちてちてちてち!
しかし。
そんな寸足らずな短い足を、体に見合わない速度で振り回すと。
てちてちてちてちてっ…。
凹凸に足が引っかかり、小さな体がくるん!と宙を舞う。
「に!?」
そしてそのまま、城壁の上から足を踏み外す。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
まっさかさまに、城壁の下へと落下していった。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
真上から聞こえた猫の鳴き声に、才人が上を仰ぐと。
クリーム色の毛玉が空から降ってきた。
「へ?」
べち。
避ける暇もなく、顔の上に毛玉が乗っかる。
「ぶは!なんだよもう!」
才人はその毛玉を抱き上げる。
そして、毛玉の正体に気付く。
「…なんだ猫か」
才人の手の中で、その寸足らずな猫は落下のショックで目を回している。
「…可愛いなコイツ」
目を回してへにゃへにゃになっているが、その猫は今まで才人が見たことのあるどの猫よりも愛らしかった。
ふわふわでつやつやの毛に、ディフォルメされたような手足。大きな目に、へにゃんとしおれたような耳。
ペット雑誌の写真でしか見たことのないような種類の猫だ。
…首輪はないな。野良なのかな?だったら飼ってもいいかな。ルイズに許可をもらって飼おうかな。
などと考えながら目を回したその猫を才人は抱きなおし、胸に抱く。
その才人の頬に、冷たいものが当たる。
ぽつ…。ぽつ…。
「げ、雨かよ…」
曇天だった空から、雨の糸が垂れ始めていた。
才人は猫を濡らさないように、パーカーの内側に入れ、道を急ぐ。
「コイツだけは濡らさないようにしねえとな」
雨は少しずつ、強さを増していた。
はい今日はここまで。
神汁とこじかを読み直してきまつノシ
>>643 乙!待ってたよ
しかしアン様が細工した手紙はこっからどう役に立つんだろ
>>643 乙かれん
しかし続きが気になるー
早く続き、してして〜
>>645 ん?スケジュール上のずれを吸収するのに必要だっただけで、もう用済みじゃないの?
>647
昼過ぎには猫からみんな戻るから戻った後は自分と二人っきりになれる保険を
かけたんじゃないかな?
公務中にこんな事してたら怒られるからサイト以外にはバレないように
しただけでは。
今日の昼のままだとアン様がいなくなったのがバレるからじゃないのかな
まぁそのへんはいいとしてGJです!!続き期待してます
もう猫になっちゃったから仕事できないしスケジュールとか関係ないような…
1日もどれないんだからどっちにしろバレるような気もするし
へんたいさんちの姫様がわたあめなのは皆知ってるから
陛下が居ない
↓
そういえば、さっきサイトが来たな
↓
ああ、そういう事か
でアニエスさんあたりが代わりに仕事してそう
それにしても、寸胴カワイイよ寸胴
トゥスクルの聖上みたいだな
アニエスとベナウィは気が合いそうだw
でもアニエスの方もアレだから結局ベナウィは一人で愚痴ってそうw
そういや、せんたいさんとこのアニエスはコッパゲにアタック中だっけか。
私事になると大暴走しそう。
>インクに水魔法で細工をして
ほんと魔法って何でもありだな。
つまりアン様の水魔法で
ローション風呂やヌルヌルマットが簡単にできるわけですね
分かります
つまりアン様の水魔法で
閉じこめられたサイトはあんな事やコンな事を・・・
うむ、けしからん。
なるほど、水魔法でスライム使いで尿道アナルの同時攻めでサイトを完全下僕化するアン様ですね?
いや、これはこれでいいよw
660 :
205:2008/07/15(火) 00:24:29 ID:oF4PGGSh
661 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:25:13 ID:oF4PGGSh
『鉄の竜』の騒動から、また少しの時間が流れた。
幼き風韻竜シルフィードは、相変わらず楽しい日々を過ごしている。
主であるタバサが祖国の命で任務に赴くときは同行してあれこれと手助けし、何事もな
いときは魔法学院の中で他の使い魔たちと遊んだり、グースカのん気に寝こけたりする。
そんなのんびりとした日々の中でも、シルフィードが格別楽しみにしていたのは、やは
りサイトと一緒に出かけることだった。先の一件以来、才人は自分の言葉を守って、あの
『鉄の竜』にはほとんど乗らないでいる。遠出したいときは大抵シルフィードに声をかけ
たし、また、彼女が『一緒に出かけよう』という意志を伝えるために鼻先を摺り寄せると
きも、よほど忙しくない限りは承諾してくれる。
才人と一緒に出かける、とは言っても、目的地が決まっていることはほとんどなかった。
シルフィードが考えに考え抜いて選び抜いた『タバサおねーさまとサイトのラブラブデー
トコース』はもうほとんど踏破してしまっていたからだ。
だから、二人は気ままにフラフラと空の散歩を楽しんだ。面白そうなところがあれば適
当に降りてみたりもするが、だからと言ってそこでなにをするというわけでもない。渓谷
に降りれば才人が器用に即席の釣竿を作って釣り糸を垂らし、森に降りればシルフィード
が長い首を伸ばして果物や木の実を集めたりする。風の気持ちいい丘などに降りたときは、
大抵二人ともうたた寝してしまい、帰りが遅くなって互いの主人に叱られたりもした。特
にルイズの怒り方はタバサの十倍はきつかったから、シルフィードは彼が怒られるたびに
申し訳ない気持ちになってしょんぼりしてしまう。
だが、そういう彼女を見つけると、才人は決まって笑いながら首筋を撫でてくれて、
「気にすんなって。俺だって、たまにゃのんびり昼寝したいときがあるんだしさ。また今
度あそこいって一緒にサボろうぜ、な?」
と、悪戯っぽく片目を瞑ってみせる。それだけでシルフィードの胸はスーッと軽くなり、
また才人を乗せて空に舞い上がりたいという気持ちが湧きあがってくるのだった。
だが、あるとき、そんな日々に変化が訪れた。トリステインとアルビオンの間に戦争が
勃発したのである。
シルフィードには詳しい事情は分からなかったし、主であるタバサもこの戦争には不介
入の態度を取っていたので、さして興味を抱くこともなかった。しかし、才人がルイズに
くっついてこの戦争に参加することになったと聞いて、心中穏やかではいられなくなった。
「大丈夫だよ、なんとかなるって」
出兵の前日、不安に耐え切れなくなって会いに行ったとき、才人はそんな風に笑っていた。
(でも、もしかしたら帰れなくなるかもしれないわ)
シルフィードが不安な気持ちを表そうとして短く鳴くと、才人はまた笑って彼女の首筋
をぽんぽんと叩いた。
「なに、ちゃんと帰って来るって。それより悪いな、しばらくは遊んでやれそうにねえや。
ま、戦争が終わったら、また二人でどっか出かけようぜ」
そして、あの『鉄の竜』に乗って、才人は遠い空へと飛んで行ってしまった。それでシ
ルフィードはまた嫉妬に駆られたが、今度は前のように騒ぐことも出来なかった。アルビ
オンの空域には絶対に近寄らないよう、タバサに厳命されていたからだ。
そんなわけで、戦争が続いている間、シルフィードはずっともどかしい気持ちで日々を
過ごすことになった。
「ねえねえお姉さま、戦争はいつ終わるの?」
「分からない」
そんな問答を、何度繰り返したことだろう。
その間にも、いろいろなことがあった。魔法学院が襲撃を受けて教師の一人が重傷を
負ったり、彼を運ぶためにゲルマニアまで飛んだり。だが、そうした忙しさの中にあって
も、シルフィードの胸からは、常に才人の身を案ずる気持ちが離れなかった。
662 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:25:43 ID:oF4PGGSh
やがて待ちに待った終戦の日が来て、学徒兵として戦争に駆り出されていた魔法学院の
生徒達も、大半が無事に戻ってきた。だがその中に、シルフィードが待っていた才人の姿
は見当たらなかった。
「ねえねえお姉さま、戦争終わったのに、どうしてサイトは帰ってこないの?」
「分からない」
タバサは静かな声でそう言ったきりだったが、いつもの無表情は、いつもよりも少し沈
んでいるように見えた。
そんなとき、シルフィードはある噂を耳にした。
『サイトは主人であるルイズを助けるために、一人敵に立ち向かって死んでしまった』
と。それを聞いたとき、シルフィードは生まれて初めて『喪失』の恐怖というものを味
わった。この間まで隣で笑っていた人が、もう永遠に戻ってはこないのだ、というその事
実。頭では分かっていたつもりだったが、現実になってみるとその衝撃は耐え切れないほ
どに大きかった。
だから、シルフィードは無理にそれを否定した。
(嘘よ、嘘に決まってるのね! サイト、またシルフィと遊んでくれるって、ちゃんと約
束したもの!)
才人は今までシルフィードに嘘などつかなかったし、約束を破ったことも一度もない。
今度だって、その内ひょっこり帰って来る、と。
最初こそ半ば無理矢理そう信じていたシルフィードだったが、一日、また一日と日が過
ぎ、それでも彼の姿が見えないままだという現実を突きつけられて、次第に幻想を信じる
気力も無くなってしまった。
(サイト、死んじゃったんだ)
ある雨の降る寂しい夜、森に作った小屋の中で寝そべりながら、シルフィードはようや
くその事実を受け入れた。
死、という概念は当然理解していたし、タバサの任務中に人が死ぬところを見たことも
あった。だが、近しい人の死、というものを体験したのは初めてだった。人間に比べれば
はるかに寿命が長く、また外敵などいないと言ってもいいほど力の強い風韻竜という種の
生まれだったし、主であるタバサも、何度窮地に陥っても必ず生還してきた非常に強い人
間だ。だから、そもそも「親しい人が死んでしまう」ということが現実に起こりうるのだ
と、明確に意識したことすらなかった。自分の知らない人が死ぬのは現実だったが、好き
な人は絶対に死んだりしないと、勝手に思い込んでいた。
(でも、サイトはもう帰ってこない)
そう考えると、途端に涙が溢れてきて、胸がしくしくと痛んでたまらなくなった。こん
な痛いのは嫌だ、と思った。
(仕方のないことなのね)
シルフィードは自分に言い聞かせた。
(そもそも、シルフィは人間よりもずっと寿命が長い風韻竜だもの。いつか別れが来るの
は当たり前だし、それがちょっと早くなっただけの話なんだわ。そうよ、別に悲しんだり
泣いたりするようなことじゃないのよ。そう、きっとそう)
必死に言い聞かせているうちに涙は止まり、胸の痛みも少しはマシになった。
(さあ、寝るの、寝るのよ。何も考えずに寝て、また明日からお姉さまの使い魔をやれば
いいんだわ)
シルフィードは体を丸めて目を閉じ、ただ眠ろう、眠ろうとだけ念じた。頭に才人の笑
顔が浮かぶたびに必死に頭を振り、タバサとだっていつか別れる日が来る、という想像が
首をもたげるたびに意味もなく身じろぎした。結局、明け方まで眠れなかった。
苦しい想いを抱えたまま、シルフィードは朝を迎えた。こんなに体が重たい朝は生まれ
て初めてだった。
(お姉さまのとこ行って、朝のご挨拶をしなくっちゃ)
別に毎朝そんなことをやっているわけではないが、今日ばかりは別だった。一刻も早く
タバサのところへ行って、彼女がいつもどおり無表情で本を読んでいる姿を確かめたかった。
重たい翼で無理矢理空に舞い上がったとき、シルフィードはふと、ずっと向こうの空か
ら何かが近づいてくるのに気がついた。
663 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:26:07 ID:oF4PGGSh
(あれは……?)
目を凝らすと、それが何頭かの竜であることが見て取れた。竜が、太い縄のようなもの
に大きな箱をぶら下げて飛んでいるのだ。
(竜籠なのね)
人間達……特に、身分の高い一部の人間が、空を往くのに使う乗り物だ。それが、何故
かぐんぐん魔法学院の方に近づいてきて、ゆっくりと広場に下りていく。。
(誰が来たのかしら)
今はタバサのところへ行かなくてはならないというのに、何故かその船のことがやけに
気にかかった。
(お姉さまにも関係のあることかもしれないし)
誰にでもなく心の中で言い訳しながら、シルフィードはよろよろと飛んで、広場の方へ
近づいて行った。
体のだるさは本当に酷いもので、シルフィードは広場の近くで飛ぶのが億劫になってし
まった。だから地に降りてのそのそと歩いて行ったのだが、入ってみると広場はちょっと
した騒ぎになっていた。
「君は必ず生きていると信じていたよ!」
「あんた銅像作ってたじゃないの」
そんな会話がかすかに聞こえてくる。
(生きていると信じていた?)
その言葉を聞いたとき、シルフィードの胸の中に小さな希望の火が灯った。
(まさか、まさか……!)
急に体に力が戻ってきた。シルフィードは飛ぶのも忘れて必死に大地を駆け、人ごみの
方へ向かっていく。
「うわ、なんだ、なんだ!?」
群集の外側にいた生徒の一人が、突進してくる竜の姿に驚き、慌てて脇に避ける。周り
の生徒達もその声でシルフィードの接近に気がつき、結果的に人垣が割れた。
その向こうに、あの少年の姿がある。
(ああ、サイト、サイトだ……!)
走るシルフィードの胸が、じんわりと熱くなる。ひょっとして都合のいい夢ではなかろ
うか、と疑ったとき、少年が気楽に笑って片手を上げた。
「ようシルフィード、久しぶり」
懐かしい声だった。
(サイト―――――ッ!)
人間の声で叫んでしまわなかったのは、タバサの躾の賜物と言ってもいいだろう。
歓喜の涙を千切れさせながら力強く地を蹴ったシルフィードは、ほとんど踏み潰す勢い
で突進し、
「ぐえっ……」
せっかく生還した才人が、帰ってきて早々また死にかける結果となった。
そのあとにスライムが暴走して襲いかかられ、自分も堕ちちゃうドジっ娘女王ですね。わかります。
665 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:26:41 ID:oF4PGGSh
「全く、危なっかしいったらありゃしないわ!」
ぷりぷりと怒るルイズの横で、シルフィードはしょんぼりと身を丸めていた。才人が
帰ってきた嬉しさのあまり、またやってしまったのである。
(シルフィはおドジさんなのね)
と、落ち込む彼女の首を、誰かの手が優しく叩く。顔を上げると、そこに懐かしい笑顔
がある。
「気にすんなよ。俺は嬉しかったぜ、お前があんな熱烈に迎えてくれてさ」
気楽でありながらも愛情に満ちた声音。もう二度と聞くことは出来ないのだと思ってい
たその声に、シルフィードはまたも視界を潤ませた。才人が本当にそこにいるのか確かめ
たくなって、何度も何度も彼の顔を舐め上げる。彼は「おい、くすぐったいって」と苦笑
しながらも、シルフィードの好きにさせてくれた。
(良かった。本当にサイトだ。サイト、ちゃんと帰ってきてくれたんだ)
シルフィードはほっと息を吐いた。ただの風竜と身分を偽っているから、死んだと思わ
れていた才人がどうして無事に帰ってきたのか、詳しい事情を尋ねることは出来ない。だ
が、帰って来てくれただけで満足だった。
「しかしまあ、あれだね」
不意に、才人を囲んでいた生徒達の中から、からかうような声が上がった。
「君は相変わらずモテるみたいじゃないかね、サイト?」
そう言ったのはギーシュで、端正な顔が意地悪げににやけていた。
「帰ってきて早々女の子の熱烈な歓迎を受けるとはね! いやはや、同じ男としては羨ま
しい限りだよ」」
周囲の生徒達がどっと笑う。
「全くだな」
「いやー、お似合いだぜサイト」
「末永くお幸せにな、二匹……いやお二人さん」
シルフィードは最初こそ困惑して周囲を見回していたが、やがて自分と才人がからかわ
れているのだということに気がついて、低く唸り声を上げた。
「ほらほら、怒んなよ、シルフィード」
吠えて威嚇してやろうと口を開けかけたシルフィードの頭を、才人が軽く撫でた。
「気にすんなよ。俺はホントに嬉しかったんだからさ」
(うー、サイトがそう言うんなら)
シルフィードは、きゅう、と小さく鳴いて大人しく引き下がった。それを見ていたモン
モランシーが、感心したように言った。
「本当によく懐いてるわねえ」
「使い魔同士気が合うってことじゃないのかね?」
ギーシュが肩を竦めると、才人が豪快に笑った。
「使い魔とかそんなん関係ねえよ。こいつって空飛ぶし気が利くし元気だし、マジいい奴
なんだぜ! 俺らってばもう親友だもんな、なーシルフィード?」
(もちろんよ!)
同意するようにきゅいきゅい鳴いてまた才人の顔を一舐めすると、何故か周囲の生徒た
ちの表情が引きつった。
666 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:27:19 ID:oF4PGGSh
「おいおい」
「サイト、まさかお前マジで」
「それだけは止めとけよ。それだったらルイズの方がまだマシだぜ」
「ちょっと、最後の言ったの誰よ!?」
ルイズが怒鳴り、生徒達が悲鳴やら歓声やらを上げて散り散りになる。才人は笑ってそ
れを眺めていたが、やがてふと思い出したようにギーシュに問いかけた。
「そうだギーシュ、先生いるか? 俺、帰ってきた挨拶したいんだけど」
「先生? 誰のことだい?」
「コルベール先生だよ、コルベール先生」
その名前を聞いた途端、ギーシュとモンモランシーの顔が凍りついた。二人とも気まず
げに目をそらし、「なんだよ、どうしたんだよ」と才人に詰め寄られている。
シルフィードもまた、そんな才人を見ながら居心地の悪さを感じていた。だが、それは
先の二人とは別種の感情である。
(うー、あのおハゲの先生なら、本当は生きてるのねー)
才人がいない間に、この魔法学院は賊に襲撃を受けている。その際、コルベールという
教師が自ら杖を振るって敵を撃退したが、自身も致命傷を負ってそのまま息を引き取った、
と、ほとんどの者は認識している。
だが実際には、彼はシルフィードの背に乗せられて密かに運び出され、今もゲルマニア
で療養中なのである。
それを知っているが故に、シルフィードはもどかしかった。今、彼女の目の前で、事実
を知らされた才人が呆然と立ち尽くしている。突然の悲報に声も出ない様子である。
(ああ、サイト、かわいそうなのね)
だが、声が出せない以上、シルフィードには真実を伝える術がない。仮に声を出せたと
しても、コルベールが生きていることは秘密にしておけとタバサに言われているから、ど
ちらにしろ話せないのだが。
そうやってシルフィードが何も言えないまま話はどんどん進み、結局才人は恩師が死ん
でいると思い込んだまま、彼の研究室に帰還の報告に行くこととなった。誰もいない研究
室の中で、才人がどんな気持ちでいるのかと想像すると、シルフィードは胸が痛くなった。
(サイトも今、昨日のわたしみたいな気持ちを抱えているのかしら)
しばらく経って、才人は研究室から出てきた。肩を落とし、とぼとぼと歩いてくる。俯
かせた顔の中で、唇が一文字に引き結ばれているのがやけに痛々しく見えた。
(サイト、大丈夫なのよ。あのおハゲの先生なら、すぐに帰って来るのねー)
シルフィードはそれを伝える代わりに才人の顔をぺろぺろと舐めた。才人はぎこちなく
笑って、弱弱しく彼女の頭を撫でた。
「ありがとな、シルフィード。それとゴメン」
何かに必死に耐えるように、震える息を吐き出す。
「今日はちょっと、遊んでやれそうにねえや」
それだけ言い残して、才人は広場を立ち去った。付き添うように、ルイズも後について
いく。シルフィードは彼らを追うことも、引き止めることもできず、ただ小さくなってい
くその背中を見送るしかなかった。
667 :
犬竜騒動:2008/07/15(火) 00:28:20 ID:oF4PGGSh
その晩、シルフィードはまたも眠れぬ夜を過ごすこととなった。
森の小屋で寝そべっていても、昼間の才人の小さな背中や痛ましい表情が頭を離れず、
なかなか眠れなかったのである。彼が今も喪失の痛みに苦しんでいるのだと思うと、今す
ぐに飛んでいって真実を打ち明けたい衝動に駆られた。何度か翼を広げかけたりもしたの
だが、そのたびに、
(でもでも、お姉さまの言いつけがあるし)
と尻込みして、結局はまたその場に寝そべってしまうのである。
(言いつけ、なんて)
そんな思いが、一瞬脳裏を掠めた。
(別に、サイトに喋っちゃったところで、凄い問題になるわけでもないし。今も苦しんで
るサイトのためだったら、お姉さまの言いつけを破っちゃってもいいんじゃないのかしら)
少し迷ったが、結局その選択肢を選ぶことは出来なかった。
(だって、お姉さまの言いつけなんだもの)
その言葉で胸のもやもやに無理矢理蓋をして、シルフィードは別のことを考え始める。
(そうだわ。よく考えてみると、これはまたとないチャンスなんじゃないかしら)
今、才人は喪失の悲しみを嫌というほど味わっているはずだ。そばにいるのはルイズだ
ろうが、あんな我がまま娘に人を慰めることなど出来るはずがない(と、シルフィードは
見ている)。となれば、ここに主のつけいる隙があるのではなかろうか。
(そうよ、これだわ! 悲しみに打ちひしがれるサイトに歩み寄る小さな影。普段は無表
情な少女が懸命にかける慰めの言葉に、いつしか身も心もほだされて……! その上、お
姉さまは実は生きていたおハゲの先生の命の恩人! うひょー、これはもう上手くいくこ
と間違いなしなのね!)
自分の思いつきに興奮して、さっきとは別の意味で眠れなくなってきた。
(ああ、お姉さま早く帰ってこないかしら)
今日、タバサはガリア王国の使者から呼び出しがあったとかで出かけていて、ここには
いない。シルフィードを残して行ったのは、才人と再会した使い魔に対する、彼女なりの
気遣いかもしれない。
と、そのとき、不意に小屋の扉が開いた。見上げると、冴え冴えとした月の光を背に、
小柄な人影が立っている。
「おねーさま!」
シルフィードは歓喜の声を上げた。自分の名案を伝えようと思っていた矢先に主が現れ
るとは、これはずいぶん幸先が良さそうだ。
「おねーさま、あのね、わたし、おねーさまがサイトと仲良くなるためのとっときの」
シルフィードの言葉は尻すぼみになった。無言で立っているタバサの顔はいつも通りの
無表情だったが、その奥に深い苦渋の色が見え隠れしていた。
(なにか、悪いことがあったのね)
すぐにそう理解したが、自分から何があったのか聞くのは躊躇われた。いつも冷静なタ
バサがこれほど苦悩するのだから、それはおそらくシルフィードにとっても辛いことのは
ずである。
「命令が来た」
端的に話す声音は、やはりいつも以上に硬かった。
タバサはしばしの間、躊躇うように沈黙したあと、先ほど以上に硬い声で、こう告げた。
「虚無の担い手であるルイズ・ド・ラ・ヴァリエールを誘拐することが、今回の任務」
搾り出すような声で、付け加える。
「誘拐に際し、使い魔が障害となるようならばこれを抹殺するように、とも」
668 :
205:2008/07/15(火) 00:32:36 ID:oF4PGGSh
次回に続きます。
原作と同じようでいて微妙に違う展開ですがまああんまり深く考えなくてもいいですよ。
どうでもいい話ですけど、いまととモノ。やってんですよととモノ。
なんか新作とか言っといてほぼまんま移植だとかなんとかで微妙に評判悪いんですが、
自分は普通にハマッてます。動きちょっともっさりだけどマジオススメ。
特にバハムーンの姉御がいいよね。6人並べるとマジ最高だね。
あとそろそろFE暗黒竜リメイク発売ッスね。バヌトゥとチキ主力にゴリゴリ進めたいよね。
以上、ホントにどうでもいい話でした。
>>668 お久しぶりですGJ!
割り込んでほんとすみません orz
なんという名作・・・GJ
じっくり読みふけってしまった・・・。
ええのぅええのぅ205氏の作品は・・・
>>668 乙! チキは鉄板で主力だけどバヌトゥはありえないだろ
常識的に考えて あいつの成長率ジェイガンと同等じゃん
今回クラスを変更できるみたいだから、リフを傭兵にして楽しむつもり。
205氏、乙!
して、サブタイトルとはどのように繋がるのか!?
激しく続きを希望。
アホ竜の話を読んでいたら、いつの間にかシリアス大河ドラマになっていた!w
な、何を言っているかわからねーと(ry
205氏、投下乙です。
しかし、何という読ませる名作なのか。
676 :
ジョゼフの弟:2008/07/15(火) 18:24:51 ID:nwYlIR2s
注:今回は話の都合上、タバサの母に勝手に名前をつけてしまっています。
気をつけてお読み下さい。
「どうしましたか、ジョゼフ様」
「いや、少し昔の事が夢にでてきてな」
少し日が昇り始めた頃、隣で寝ていたジョゼフがなにやら寝言を言っていたのを聞き、シェフィールド
は目を覚ました。当のジョゼフも自分の寝言のせいで目を覚ましたのか、二人は一足早い朝の目覚めを
迎えてしまう。
「何が夢にでてきたのですか?」
「いや、弟がな…」
かつてジョゼフの妬みを買い自身が暗殺した弟、シャルルが夢に出てきたという。
「…もう、過ぎた事は」
「いや、いかに過ぎた事とはいえあれとは血を分けた兄弟。忘れる事などできんよ」
「………」
「ふ、そう気にするな。なにも奴にうなされたわけではない。それに私自身あれを殺ったのは間違いでは
ないし、後悔もしていないからな」
「そう、ですか」
「少し、奴の事を話しておこうか。そういえばこういった事はお前には話していなかったからな」
そして、ジョゼフの口からシャルルにまつわる過去の話が話された。
「あやつは、お前も知っている通り何でもできる完璧超人だった。私の目からみてもあれは羨ましい存在だったよ。
世間一般では妬みであれを殺した、と言われているようだが。それもあったかもしれない、が実はそれだけでは
ないのだよ。あれを殺した真相は実はな・・・」
そう、あれは私が14歳になる頃だろうか。ある日私はあいつを驚かそうとあいつの衣装タンスに隠れて様子を伺って
いた時の事。何も知らないあいつは部屋に入ってきたのだ、そこで私はわっやろうとしたのだが、よく見てみるとあいつ
の後ろをテトテトと付いてくる小さい生物が一人いたのだ。そう、あれは遊びに来ていた後のあいつの妻になる8歳の
キャルロットだった。キャルロットとは当時から婚約していたし、あいつが幼いキャルロットの遊び相手をしていたのは
知っていたが。自室に連れ込んでいるというのは初めて聞いたからな。ちょっと出るのをやめて様子を伺っていたのだ。
そしたら………。
677 :
ジョゼフの弟:2008/07/15(火) 18:25:21 ID:nwYlIR2s
「さー、キャル。こっちにきましょーね」
「はいっ、お兄様」
「はーい、両手を上に上げて」
「こう?」
「そう、しょっと」
「きゃあ、お兄様。ドレスを脱がして何するの?」
「ああ、ごめん。急にだったね。うん、これからキャルを気持ちよくしてあげるんだよ」
「気持ちよく?」
「うん、そうだよ。これから一杯気持ちよくしてあげるよ」
私にはあいつが何をしようとしているのか目を疑ったさ、ああ、疑いたくもなるだろうよ。
「でもキスだけでも気持ち良いよ?」
「うん、もちろん。キスもしてあげる、今日のはキスよりもステップアップしたのをやるんだよ」
「へーそーなのかー」
「じゃあ、キャル。ん…」
「ん…」
あいつは幼いキャルの体を抱きしめてベッドに優しく押し倒しながらその唇を奪った。なんか双方手馴れているようで、
ぴちゃぴちゃ舌を使って貪りあっていたのが今でも記憶に残っている。というかあれだ、幼女の癖になんかやたらと舌
使いがエロかった、どんだけ仕込んだんだとタンスの中にいる私は思ったよ。
「プッハァ。それじゃあ、キャル。最初はちょっと怖いしくすぐったいかもしれないけどちょっと我慢してね」
「はい…」
下着を捲くられ上半身剥き出しになったキャルをあいつは慣れた手つきで愛撫していった。まだ小さすぎる乳首を優しく
指で転がし、腋から脇腹にかけてを優しくさすっていた。キャルがくぐもった声をあげるとキャルの顔中にバードキスを
かましてなだめる。やたらと慣れた手つきだった。次第にそんなあいつのテクにキャルは翻弄され、8歳ながらも頬を上
気させ、容姿とは不釣合いすぎる女の顔を出し始めた。そうなってくると、あいつはますますエスカレート。そのまま舌
を伸ばしてキャルの幼い肢体に舌を這わしていった。あいつの体に押さえ込まれて、少し嫌々しながら呻くキャルの姿は
非常に扇情的だったのが今でも鮮明に思い出させる。
「ハァ、ハァ、お、お兄様ぁ…」
「それじゃあ、キャル。腰をちょっとあげて」
と、あいつはとうとうキャルのパンツに手をかけキャルの全てを曝け出させたのだ!!
「いゃん、は、恥ずかしい…」
「ふふ、キャルのここ。綺麗なピンク色でとっても可愛らしいよ」
「あふ、やぁそこおしっこ出るとこだよぉ」
「大丈夫、キャルの体に汚いところなんかないから」
とあいつはとうとうキャルの何も生えていないつるつるのソコに指を擦りつけにいったのだ。大丈夫とか抜かしていたが
お前の頭は既に狂っていると私は心の中で突っ込んだね。
678 :
ジョゼフの弟:2008/07/15(火) 18:25:47 ID:nwYlIR2s
「ん、さすがに指でもきついかな?」
「ひゃぅっ…、お、お兄様ぁ…」
「痛かった、だったらごめんよ。でもすぐ良くなるから」
と、あいつはそのままゆっくりとその幼い割れ目に指を沈めていきおった。まぁ、さすがに全部というわけでもなかったが。
とはいえ、8歳の幼女にそんな行いは恐怖なんだろうな。キャルは怯えていたよ。まぁ、そんなキャルをそのままにしてお
くあいつではない、そのままキスをしてなだめていたさ。
「ん、ちゅぷっ、ハムッ」
「ん、そう…。僕がそばにいるから…」
と舌を絡めたキスをしながらあいつは差し込んだ指をそのままゆっくり抜き差し抜き差ししていた。
キャルも次第に慣れていったのか吐息が甘くなっていった。
「んん!!お兄様、わたしへんですっ」
「ああ、キャル。イッちゃいそうなんだね」
「イ…ちゃう?」
「そうだよ、気持ちよくなる事をそういうんだ」
「いや、わたし怖い。お兄様、お兄様!!」
「大丈夫、心配しないで素直に受け入れて。僕は君のそばを離れないし、抱いていてあげるから」
「お兄様!お兄様!わたし…わたし……だめぇっ」
その時、キャルの体が可愛らしく痙攣した。そう、わずか8歳にして絶頂を経験したのだ。
「あ、あ…。ん…」
「可愛かったよ、キャル。気持ちよかったかい?」
「はい…、きもち…よかった…です…」
そういうとあいつはキャルのおでこに優しくキスをした。
この後も機会を伺ってあいつの部屋に侵入したり、外で会っているところ覗き見したりしたのだが。
あいつは事あるごとにキャルに猥褻な行いを働いていた、さすがに本番は行っていなかったもののフェラチオやら
放尿プレイやらあまつさえ軽いアナル調教さえも幼いキャルを言葉巧みに騙して弄んでいった。
さすがの私も幼女に素股プレイを行わせて、飛び出た精液に対して
「キャル、これはね赤ちゃんの素なんだよ。今はしないけど、これがキャルのここの奥にぴゅぴゅって出されると
キャルを妊娠させる事ができるんだ。正式に結婚したら、一杯だして孕ませてあげるからね」
なんて至極真っ当な表情でコメントしている様子には唖然としたもんだ。
679 :
ジョゼフの弟:2008/07/15(火) 18:26:11 ID:nwYlIR2s
「は、はぁ…。それで、それが暗殺になんの繋がりが…。正直、狂っているとしか言えませんが将来の自分の嫁を
猥婦(ワイフ)として調教しているだけとしかわかりませんが…」
「ああ、問題は私もあいつも成人を迎えて娘が産まれた頃に起きたのだ。当時はイザベラもシャルロットも仲が良かった
からな。その様子を遠めから見ていたもんなんだが…、ある日気づいてしまったのだよ。イザベラを見るあやつの目が
幼いキャルロットを汚していた時の目と同じだった事に」
「っ………」
「魔法と知略に長けるあいつの事だ、いまだ虚無に目覚めてない私を出し抜こうと思えばいつでも出し抜けていた。
イザベラの体がある程度育つまで狙っていたのだろうな。そして私はそんなイザベラを守らなければいけなかった…」
くっとジョゼフの目頭から一滴の涙がこぼれた、所詮ジョゼフも親だったのだろう(当時は)
「ジョゼフ様…」
「だから、私は後悔などしていない。確かに私は人の道を誤った、しかし奴もそれ以上に人として軸がぶれていた。
仕方がなかったのだ…」
そのまま俯いたジョゼフをシェフィールドは腕を伸ばして自身の胸に押し付けるようにして抱きしめた。
窓を見ると日は既に昇り、光がカーテンから漏れていた。今日も平穏な一日が始まろうとしていた。
というわけで、シャルルさんの話でした。
でもジョゼフが守ろうとしたイザベラもすでにサイトの・・・
いずれはイザベラの話も書いてみたいですねぇ、ではまた。
205氏、乙。しかしこういう話は読んでて悲しくなるなぁ
アホ竜がどれだけサイトのことを想っても所詮、竜
ただ胸がでかいだけのエルフにも敵わないのが現実だからね
アトピック氏も投下乙です
>>680 実は駄目人間だったオレルアン公ww まぁ現実のフランスのオレルアン公の
初代はガチホモだったそうなので ロリコンも有りかな 乙!
オルレアン公のあんまりな設定にワラタw
おお、なんと盛況な!アニメ効果ですかね。
では私もお目汚しなど。
犬ルイズに続いて2作目もサイトxルイズで。
(嫁は別におりまするw)
……おしまい?
不安げに問いかける声に、才人は頷いた。
「ごめんな、辛かっただろ?」
壊れ物を扱うように、涙のあふれた目元をそっと指でぬぐってやる。
「こんなことして、もうぜったい許さないんだからね。一生忘れてあげないんだから……」
涙まじりの言葉に苦笑がもれた。こんな時までいかにもルイズらしい台詞だった。
でも自分も同じだと才人は思う。
今日この日のために生まれてきた、なんて言ったらさすがに大げさ過ぎるけど、
「俺だって、今日のルイズのことずっと覚えてるよ。忘れろったってもう無理だし」
これぐらいは余裕で言いきれる。
バカ、と照れくさそうにそっぽを向いたルイズは、つけ加えるように小さく呟いた。
「でもこれで私たち、確かな絆ができたのよね?」
どこかほっとしたような声で。才人もその意味を理解した。
それは主人と使い魔の“絆”ではない。
まったく別の、いわば対等な人間としての“絆”。
どちらもが二人にとってはかけがえのない大切な宝石だった。どちらが上と比べることなどできやしない。
そっとルイズは目をつむった。ようやくサイトの気持ちに応えることができた、そんな満足感に包まれて。
脳みそがとろけるように歓喜の歌をかなでる。
いつしか幸せな気持ちで、ルイズは眠りについていた……。
柔らかな闇の中、才人は耳をすませた。
たしかに聞こえてくる。
すうすう……。ルイズがたてる寝息の音だ。
確かめるように口もとに顔を寄せてみた。生暖かい息が一定の間隔で頬をかすめる。
手探りでルイズの顔をぺたぺた触りながら、首筋をちゅっと吸ってみた。
んんっ。身じろぎをして顔をそむけると、またルイズはすやすやと夢の世界に戻っていった。
(……ってウソだろ、おい?)
ふへぇ、と才人は呆けた声を漏らした。
いつもならばとっくに深い眠りについている時間である。
才人ですら朦朧とする意識の中であくびを噛み殺すのに一苦労だった。ましてや女の子であるルイズの体が睡魔に負けてしまうのも無理はない。理屈では思う。が、それにしてたって、
(今のこの体勢で、寝るかぁ普通〜?)
張りつめていた緊張が一気にほどけ、へなへなとルイズの体に倒れこんだ。
ギリギリいっぱいの長時間耐久レース予選本戦を命をすり減らす思いでようやく駆け抜けて、やっとラスト一周ですよってときに、マシントラブルです残念THE・END。
そう水をさされて簡単に納得できようか。文字通りフィニッシュは目前だというのに。
俺がんばったよな? 自分を褒めてもかまわないよな?
切ない気分でルイズの生まれたままの体を抱きすくめた。すべらかな肌が、胸が自分の体に押しつけられる。すると伝わってくるルイズの温もり。やわらかい。なんて気持ちがいいんだろう。涙が出そうになった。
そして意思とはうらはらに、むくむくと欲望が再び頭をもたげてきた。
いやいやいやいやいや。才人は奥歯を強く噛みしめた。メフィストの誘惑に抗うようにそれこそ鋼鉄の意思をふりしぼって自分をいさめた。
いくら居心地がよかろうとも、すでに湿度を失いかけているそこに長く居座るわけにはいかない。さらにルイズを傷つけてしまうだけだ。
未練がましく駄々をこねる“己”をあやしながら、ゆっくりと慎重に引き抜いた。それでも感じる甘い痺れに脳髄がどうかなってしまいそうだ。我慢だ、俺。負けるな、俺。
一度ルイズが苦しそうに唸ったのでドキリとしたが、目を覚ますことはなかった。深く息を吐く。
後には大仕事を終えた空しい達成感だけが残った。
まあなんだ。最初は女の子にとっては辛いだけだって言うしな。ルイズさえ満足なら俺は構わないっていうかさ。
自嘲気味に無理やり自分を納得させた。ほんっと相棒もとことんついてねぇよなぁ。デルフが起きていれば、そうカラカラと笑うのかもしれないが、ったく笑い事じゃねぇっての。
俺だってねぇ、何が哀しくて彼女いない暦17年で二次元嫁で右手が恋人で……ってやめよう、空しすぎだ。なんにせよ昔の話だし。地球の俺はきっと別の生物なんだ。
(よし、とにかく寝よう)
どこまでも前向きな才人は現実に戻ることにした。今日のところはさっさと自己処理で済ませて、気持ちよく明日を迎えよう。ここまで来ればチャンスはまたいくらだってあるさ。
ルイズを起こさないように静かにベッドから這い出して、カーテンの隙間から外をうかがった。
天には二つの月。
一つは水色。一つは桃色。どういうわけかいつも寄り添うように並んでいる。それが地平線の方へ傾いていた。
見回したが、あとは遠くみえる森のシルエットぐらいだ。才人はカーテンを少しだけ開いて月の光を取りこんだ。
ベッドの上にうっすらと白い裸身が浮かび上がった。
幻想的な月明かりに照らされたそれは、息をのむほどに美しかった。
一糸まとわぬ細い肢体。それを彩る淡い桃色がかった金の髪。
両足の合間のひっそりとした部分にも同じ色の柔毛が申しわけない程度にそよいでいる。
寝息とともに軽く上下する胸。その頂きは淡く色づいていて、才人は思わず指をのばした。
「ん……ダメよ、バカ犬……」
はっとして引っ込めた。
「……そこダメ……やッ……調子にのるんじゃ……」
どんな夢を見ているんだか。ルイズはさらに口の中でもむにゃむにゃ言いながら向こうを向いてしまった。
かわりに可愛らしいお尻がこんにちは、する。
ぷるるっとそれが震えた。
くしゅん、とルイズの口からくしゃみが漏れた。
やれやれ。才人は小さくため息をついて、毛布をとるとルイズの体を覆ってやった。
大事なご主人様に風邪をひかせるわけにはいかない。そういう所は律儀な才人なのだった。
「1日お暇を頂きたいんです」
シエスタが休暇を願い出たのが、そもそものはじまりだった。
年に何度か、実家から送られてきた収穫物をトリスタニアの『魅惑の妖精亭』に届けるためにシエスタは休みをとる。
「1日でいいの?」
才人は聞いた。
トリスタニアまでは馬を飛ばしても2時間はかかる。たった1日とはずいぶん慌しい話だ。
しかしシエスタはけろりとしたもので、
「朝一番の駅馬車に乗れば、なんとか今日中に帰って来られると思いますから」
「そんな無理しなくっても。どうせなら2、3日ゆっくりしてきなよ。ついでに町で遊んでくればいいしさ」
「でもお掃除やお洗濯もありますから……」
ったく生真面目なんだから。
「いいって。こないだまで俺がやってた仕事なんだしさ。数日ぐらい任せてくれよ、な? あ、そうそう久々にあれ使うか。平賀才人、特技ルイズのパンツ洗い〜なんてなハハハ」
シエスタは救いを求めるようにミス・ヴァリエールへと視線を移した。生粋の貴族である彼女の方がよりメイドの手が必要なはずだった。
もちろんもし自分がいなくなったら大事なサイトさんをミス・ヴァリエールの魔の手から守る者がいなくなってしまう、その方がより重要ではあったけれども、それはそれとして、彼女の世話を焼くこと自体もそう嫌いではなかった。
そんなシエスタの内心を知ってか知らずか、ルイズは素っ気なく言い放った。
「こいつがそう言うんだから、そうすればいいじゃない。あんたサイト専属のメイドなんでしょ?」
こう言われてしまえば断る理由もない。シエスタはおとなしく頷いた。
そんなわけで、その夜、才人とルイズは久しぶりに二人きりの時間を過ごすこととなった。
妙な期待感をふくらませて、才人はいつもより長い風呂につかってしまった。五右衛門風呂ではない。シュヴァリエとなったサイトは今ではいっぱしの貴族扱いで、他の生徒たちと同じ風呂を許されていた。
いつにも増して爽やかな顔で、石鹸の匂いを漂わせながら部屋に戻った才人を待っていたのは、月明かりの下、ベッドの上で髪をすく美しいルイズの姿だった。
デジャヴのように蘇るサウスゴータの記憶。
才人は感動に包まれた。
期待していたのは自分だけじゃない。ルイズもだった。
幾度となくお預けを食わされて一生こういう日は来ないのではと諦めかけてすらいたけれど。でも、と才人は考え直した。
よく考えてもみろ。ルイズの方から拒んできたことが一度としてあったか? 単に状況が許さなかっただけのことじゃないのか?
ようするにルイズだって自分と同じお預けを食わされている気分だったんだ!
新たな発見に才人は胸を躍らせた。ごめんルイズ。待たせてごめん。女の子から誘うようなマネなんてできないもんな。俺がしっかりしてないばかりに寂しい思いをさせてごめんよ。
デモ俺コンヤハ絶対ニキメテミセルカラ、固い決意を抱いてルイズに近づいた。
「あの……、ルイズ?」
神々しいばかりにまばゆく輝くルイズに気圧されながら、才人は声をしぼり出した。
「なによ」
いつもと変わらぬルイズの様子である。
早くも折れそうになる心を奮い立たせて、才人はさりげない口調を装った。
「その、今日さ。シエスタいないんだよな?」
「だから?」
「だからその……久しぶりだよな? 二人で寝るの」
深く考えもせず言ってから、その言葉の意味する別のところに思い至った才人はうっすら頬を染め、照れ隠しの笑みを浮かべた。
ところがルイズときたら、実に素っ気無い態度だった。
「それで?」
わけがわからないというふうに眉をひそめる。
しゅわしゅわ。炭酸音とともに才人の意気ごみは泡となった。
その気のない相手にいきなり愛を囁けるほど、才人も恋の手管になれた人間ではさすがにない。だてに彼女いない暦を誇っちゃいない。とりあえず様子見するか。考え直した。
それに遅かれ早かれ一つ布団の中。すでに罠にかかった子ウサギちゃん。ぎゅっと抱きしめてしまえばなんとでもなろう。自分に負けず劣らずルイズが雰囲気に流されやすいことも才人は心得ていた。
さて一方のルイズはといえば、そんな才人の様子にいらいらと親指の爪をかんでいた。
(……ああもう。あいかわらず押しが弱いっていうか)
降ってわいたような好機を、ルイズだってまったく意識していないわけじゃない。どころか待ちかねていたとさえいっていい。才人の予想は当たらずとも遠からずだった。
別にね、したいってわけじゃないのよ?
ルイズは自分に言い訳した。そんなふしだらな気持ちあるわけないじゃない。
だけど近頃ときたら、水精霊騎士隊とか巨乳エルフとか頭のネジの緩んだ女王陛下とかガリアとか何考えてるかわかんないロリ女とかなにより邪魔なメイドとかメイドとか。
思い出したくもない不愉快なもろもろをも含んだアレコレな事情のために、ろくすっぽ二人きりになれる時間もなかったのだ。
たまには使い魔と親密な交流をもつべきだ。それは主人である自分の義務といってもいい。
それに……時々は確認しておかないと……、でないと自分の気持ちが落ちつかない。ただでさえ少ない自信がゆらいでしまう。
そうよ。ただの確認よ確認!
使い魔がいかにご主人様だけを敬愛し、ご主人様だけに忠誠をつくしているか、ちょっと確かめるだけなんだから。
けど理由がなんであれ、いかにも待ってましたという素振りを見せるのは、ルイズのプライドが許さなかった。
なので高鳴る気持ちを押さえつけて、才人の方を見上げるにとどめた。
「それで? なんなのよ」
あいかわらず立ちんぼうの才人は困った顔をしていた。しばらく言葉を選ぶように逡巡していたが、
「あー、じゃあそろそろ寝ようか。もう遅いし」
そそくさとベッドにもぐりこんでしまった。がっくりとルイズは肩を落とした。
まさかこのままおとなしく寝てしまう気じゃないでしょうね?
それともそういう気なのだろうか? 不安になった。そこまで自分には女性の魅力が欠けているのだろうか。
こっそり焚いておいたお香にも才人は気づいているふうもない。まったくバカにしてるわ。ため息をつく。
パチン。指を鳴らして魔法のランプの明かりを消した。
それから立ち上がって、窓のカーテンをぴっちりと閉めた。羽虫一匹入る隙のないぐらいに注意を払った。すると部屋は闇に包まれた。
普段とは違うその行動を、才人はきっといぶかしく思っていることだろう。
けれど万が一ということもある。
ガリアでの一件以来、時々タバサが窓の外から見張っているのを知っていた。ほんっと何考えてんだか、ラブシーンまがいのことをしている時でさえ、無表情で本のページをめくっているあたりなど常人の神経とは思えない。
そんなことを思いながら、手探りでベッドにたどりついたルイズは、ふくれっつらのままで毛布に頭までもぐりこんだ。
とりあえずここまで。
この掲示板には初投稿なので「行数制限エラー」とか出て慌てました。
読みやすいようにちょっと考えないとなぁ…
いい感じでござる
続き期待age
タバサの母親って名前出てなかったか?
タバ子さん
不意の夕立に、才人はずぶ濡れになってしまった。
「あはは。災難だったね?」
濡れ鼠の才人を出迎えたジェシカは、笑顔で温かいスープの入ったカップを差し出す。
才人は借りたタオルで濡れた髪を拭きながら、カップを受け取り、応える。
「いきなりだったしなあ。ホント夕立はカンベンだぜ」
言いながら、少し膨らんだお腹の部分を空いた左手で庇いつつ、スープを飲む。
「んんー?そのお腹なに?」
目ざとく膨らんだパーカーに目を付けたジェシカが尋ねる。
才人はパーカーの下から猫を取り出す。
「猫拾ってさ。濡らさないように抱えてたんだ」
「わ。可愛い!ナニコレ可愛い!」
すぴょすぴょ眠る寸足らずの丸い猫に、ジェシカは興奮する。
無防備に眠るそのクリーム色の毛玉は、この世の者とは思えないほど愛らしかった。
寸足らずな前足に大きな頭を載せ、薄く口を開けてひゅこひゅこ息をする様は、まさに生きたぬいぐるみだった。
「ね、ね、抱いていい?抱いていい?」
飛び跳ねそうに興奮するジェシカに、才人は応える。
「悪い、起きてからにしてやってくんない?
少し濡れたから拭いてやりたいんだ。服も乾かしたいし、屋根裏部屋貸してくれない?」
心なしか、クリーム色のその猫は、少し震えている様な気がした。
「…起きたら抱かせてね?絶対だよ?」
残念そうにうなだれながら、ジェシカは屋根裏部屋の鍵をカウンターの下から取り出し、手渡す。
「さんきゅ、ジェシカ。ま、コイツの機嫌しだいだけどな」
鍵を受け取り、スープを飲み終わった才人はそそくさと屋根裏部屋に篭ったのだった。
ルイズが目を醒ますと。
何か温かい肌色の上に乗っかっていた。
…なんだろこれ…?
寝ぼけ眼で辺りを見渡す。
肌色の上には、見慣れた顔があった。
「お、起きたか」
その顔は、見慣れた使い魔の顔。
才人は上着を脱いで部屋の梁に渡した細いロープに干し、上半身裸でベッドに寝転がり、その胸板の上に猫になったルイズを載せていた。
才人にとっては寝ている猫を愛でているだけだったが。
ルイズにとっては違っていた。
さ、ささささささささサイトだ!い、いつの間に?
いつの間にか目標に接敵しているこの状況に、混乱してしまう。
そして思わず、才人の裸の胸の上で暴れてしまう。
「にー!」
猫の本能で爪が飛び出し、才人の胸板をかしかしかしと削ってしまう。
「いててててててて!」
仔猫とはいえ、鋭く尖った爪で生肌を削られてはたまらない。思わず才人は声を上げてしまう。
その声にルイズは平静を取り戻す。
「ふにっ」
一声鳴いて、才人の胸板の上でへちょん、と伏せる。
『ごめんなさい』と言いつつ、頭を下げたつもりだった。
しかし、意外なことに謝ったのは才人の方だった。
「わ、悪ぃ、驚かせちゃったか」
そう言いながら、才人はそっとルイズを持ち上げる。
そのままベッドから起き上がり、床の上に仔猫を置いた。
「に?」
な、なんで?
お座りの姿勢で思わず小首をかしげるルイズ。
大きなくりくりの青い目が、驚きに見開き、傾けられた右側の耳が、へにゃりと三角に開く。
ジェシカがこの場にいたなら、あまりの可愛さに腰をくねらせていただろう。
「お前目ぇ回してたし、濡れるとまずいと思ってな。悪かったな」
言って、ルイズの頭をくしゃくしゃと撫でる。
それあなんだか気持ちよく、ルイズは思わず。
「な〜〜〜〜〜〜ぅ」
ごろごろごろと喉を鳴らし、頭を才人の手に擦り付けて甘えた声で鳴いてしまう。
はっ!?私なにやってんのっ!?
「なんだ、ずいぶん甘えん坊だなお前」
才人は抱いても大丈夫と思ったのか、もう一度ルイズを抱き上げ、胸元に抱く。
仔猫のほわっとした体温と、ふわふわの毛が心地よい。
そしてそのまま、抵抗の素振りを見せないクリーム色の仔猫の頭を撫でる。
「ふにぃ、にぃ、にぃ」
撫でられるたび、ルイズは浮き上がるような心地よさを感じてしまい、目を細めて撫でてくる大きな手に頭を摺り寄せる。
あ、だめ、なんかこれすっごいキモチイイ…。
才人の体温と、頭を愛撫される快感に、ルイズはとろけてしまいそうだった。
「はは。人懐っこいなあお前。やっぱ飼おうかな」
そんな言葉が降ってくる。
ルイズはほわんとした頭で考える。
サイトに飼われるのかぁ…。
毎日だっこされて…。
毎日なでなでしてもらって…。
あーだめ、すっごい幸せかもそれぇ…。
そんな事を夢想しながら、夢心地で才人の手にじゃれつくルイズ。
「にぃ、にぃ、な〜〜〜〜〜ん」
ごろごろごろと鳴る喉から、甘い甘い鳴き声が漏れる。
もうこのまま猫でもいいやぁ、だってサイトが飼ってくれるって言うしぃ、などとペットの快楽に墜ちていきそうになった瞬間。
「そだな、じゃあ名前決めないとな」
「に〜?」
名前を考えるために顎に手を当てたせいで、才人の愛撫は止まってしまう。
ルイズはそれに不満の声を上げる。
え〜?なに?やめちゃやだ、もっとナデナデして。ナデナデ〜〜〜。
「に。に。に〜」
目を細めたまま、才人の胸板に自分で頭を擦りつけ、おねだりを開始する。
そして、奇跡が起きる。
「よし、なんか甘えてる時の雰囲気が似てるし」
「にぃ、にぃ」
今度はてちてちと爪を引っ込めた前足で胸板を叩いて抗議。
ちょっとぉ、もっとナデナデしなさいよぉ、ナデナデだってばぁ。
「ルイズにしよう!」
ぼふん!
奇妙な爆発と共に、魔法が解ける。
上半身裸の才人の上に、半分だけ元に戻った制服を着たいつもとちょっと違う、ルイズがいた。
へにゃりと折れたクリーム色の丸い耳の生えた。
短いスカートの下から丸いふわふわの毛の短い尻尾の生えた。
ちょっと八重歯の鋭い。
ルイズが、背中を丸めて、才人の胸板に手を丸めて、てちてちてちと猫パンチをかましていた。
「なによぅ、名前なんてどーでもいいからもっとナデナデしなさいってばぁ」
「…る、ルイズ…?」
「へ?」
才人の驚いたような視線に、ルイズは思わず自分の身体を確認する。
元 に 戻 っ て る。
そして、先ほどの発言を思い出し。
一気に真っ赤になると。
「ばかーーーーーーーーーーーーー!」
顔を逸らして、全力で才人を両手で突き飛ばしたのだった。
はいおしまい。続きは後日。たぶんエロが温くなるこのままだと。
ていうか濃いエロが最近できてない気がします。反省。
…しかし能登ニア怖いくらいイメージ通りだなあ。
俺のテファのイメージは『大型犬』なんだけど再会のシーンなんかもろに主人にじゃれつくレトリバーじゃないかw
このままイメージ通りに最終回まで突っ走ってくれるといいなぁ。
さてんじゃ寝ます。ノシ
職人さんラッシュで幸せやぁ
701 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 01:38:10 ID:9PpGTrMG
せんたいさんgj
猫ルイズかわええ
想像しただけで悶え死ぬ
なーん
職人さん達GJです!!
なーお
なーむ
ここの猫は、にゃーとかみゃーとは鳴かない
708 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 16:20:51 ID:TU7XTm2q
うーっほ
なんだジュリオか
このシリーズは時間かかってもいいので全種類みたいなぁ…
せんたいさんよろしくおねがいします。
なーご
昨日に続いてストック分を投下です。
だらだらり〜とベットシーンが続いてます。
ずっと1話はこんな感じなので、つまらなかったらスルーしちゃって下さい
(って心にもないことを。斜めでも読んでくれたら嬉しいですマジでorz)
なによなによなによ。
いつもならほっといても襲い掛かってくるくせに。涎垂らしてがっつくくせに。どうして今夜にかぎって何もしてこないわけ?
毛布にもぐりこんだルイズは、あらためて心の中で悪態をつきまくっていた。
悔しさのあまり、握り締めた毛布をひきむしってしまいそうになる。興奮で息が荒くなる。
それともなにかしら。私の方から誘惑しないと相手にもできないっていうの?
なにそれ失礼しちゃうわ。犬のくせになによ偉そうに。犬犬バカ犬。
そんなルイズの心配は、しかしすぐさま杞憂に変わった。
いくらも立たないうちに、腕に何かが触れる感触がしたからだ。
サイトだ。反射的に息を大きくのみこんだ。才人の指がほんの軽くだけど腕に触れている。
ほっとすると同時に、嬉しさとにやにやがこみあげてきた。
そ、そうよね。男の子だもの。やっぱりサイトだって我慢できないわよね。やだ私ったらなんて罪つくりな女の子なのかしら……、なんて思って身を固くしていると、腕に触れた指はすぐに離れてしまった。
代わりに声がした。
「あの、ルイズ……、もう少しそっちに行っていい?」
押し殺したような声は興奮のせいかわずかに震えている。
ルイズは唇を噛んだ。なんでそんなこといちいち聞くのだろう。
そんなの返事のしようがない。それともダメと言ったら諦めるんだろうか?
ううん、きっとそうだ。
勢いでも照れでも冗談でも、万が一にもそんなことを言おうものならあっさり引き下がってしまう、それが才人だった。意気地なしなんだから。
仕方なしにルイズは言った。
「勝手にすればいいでしょ。でも変なことしたら……」
ゆるさないんだからね。言葉の続きは声にならずに喉の奥にのみこまれてしまった。するすると二本の腕が伸びてきて、強く抱きすくめられてしまったからだ。
近頃いっそう逞しくなったような気のする身体がぴたりと密着する。
ふわりと石鹸に混じって男っぽい香りが鼻をついた。
え? と思うまもなく耳もとに熱い息を吹きかけられて、ルイズは慌てた。なにするのよ、と抵抗するつもりがどういうわけか才人の背に腕を回してしまった。強く抱きしめ返してしまった。
耳もとで「好き……」と囁く声。吐息とともに繰り返し流しこまれる声。それでわずかに残っていた『慎み』という単語さえ、たちまち宇宙のかなたに吹っ飛んでしまった。
うっとりとして、ルイズは才人の腕に身をゆだねた。
暗闇の中。さらには毛布という狭い空間の中で。息を含んだ囁きはなににもまさる甘い媚薬だった。手もなくルイズをとろかせてしまった。
「サイト……」
無意識につぶやいた声を飲み込むように、才人の唇がルイズの唇に押しつけられた。すぐさま舌が入りこんでくる。意識が朦朧としてしまう。そんな熱いキスに、ルイズはただ陶然と身を任せていた。
結果オーライ。そんな言葉が才人の頭をよぎった。
どうやらここまでは予定通りに運んでいるようだ。ほっと胸の中で息をつく。
腕の中のルイズはすっかり出来上がってるみたいで、才人の与える深いキスにしっかりと自分から応えてくる。絡め合わせてくるその舌使いにくらりとした。
なんだこれ。ルイズって甘い砂糖菓子か何かでできてるんじゃないだろうか。無意識なのだろうが、その上達ぶりはなかなかのものだった。
(やだやだ言ってるわりに、ルイズもけっこうやらしいよなあ)
本人にバレたらおそらくぶん殴られるじゃ済まないようなことを、にやにやしながら才人は考えていた。
(それに態度がさ、丸わかりなんだよな)
正直ベッドにもぐりこむまでは半信半疑だったのも確かである。せっかく久しぶりに二人きりになれたのに、盛り上がってるのは自分だけかよと悲しくなってしまった。
そりゃ無理に押し倒せばそういう雰囲気になるかもしれないけど、どうせなら望んでそうなってもらいたい。甘ったるい感傷かもしれないけど、こういうのはお互いの気持ちが大事なんじゃなかろうか。
でもカーテンを閉めた時点で、ルイズの負け。気持ちばればれ。
その行動の意味するところを聡くも汲みとった才人のテンションは一気にMAXに跳ね上がった。
そろそろと指を伸ばして、とりあえずルイズの場所を確かめた。
触れた途端、息をのむ音が聞こえた。普段なら気づかないほどのわずかな。けれど闇の中で手ぐすねひいて待っていた才人の耳には十分すぎた。
カチッ。発火点すれすれのハートにあっさり火がつく。自分にGOサインを出した。
そこからは才人の独壇場である。抱きしめて囁いてキスをして。慣れたものである。ここまでは。しかし未知の領域にさしかかって、はたと勢いが止まった。
キスを続けたまま、ルイズの胸に向かって手を伸ばす。けれどあと一歩というところでためらってしまう。
(やっぱり嫌がるかな? だったらいっそ……)
ここはスルーすべきかと悩んでしまった。
ルイズから自分に向けられる想いにようやく確信が持てるようになったのは、ほんのつい最近のこと。
そうなるといろんなことが見えてきた。霧が晴れるようにその行動理由だの思考回路だのがわかってきた。
さすがに毎日一緒にいるだけあって、こう動いたらこうくる、こう言ったらこうなる、そんな決まりゴトは逐一インプット済みである。うちのご主人様、こう言っちゃなんだがわりと単純なのである。
その最たるものがあれだ。胸。
ゼロとまでは言わないが、ルイズのそれは実につつましやかな代物だ。そのことに並々ならぬコンプレックスを抱いている。その原因の一端は、いや、かなりの部分は才人自身によるものなのだが。
仕方ねーよな。大きいのに目がいくのは本能だし。自己弁護するように呟く。
でもだからといって胸に命かけたりはしない。胸のために異世界に未練を感じたりはしない。そこんとこなんでわかってくれないかな。男のロマンと現実の恋愛感情とは別ものなのである。
ええいままよ。才人は自分に渇を入れなおした。今ここでやれずにいつやるってんだ。
(男平賀才人いきます!)
恐る恐るネグリジェごしに胸に手を伸ばした。
そっと手のひらで触れた。すると驚いたことにルイズは抵抗する素振りをみせない。闇の中なら少しは恥ずかしさも薄らぐのだろうか?
ごくりと唾を飲み、才人は一層大胆になった。
実のところ、ルイズの心は拒否するどころか、お空を舞っていた。
キスの最中、首に回した手から才人の鼓動が伝わってきた。
なんだか自分と同じぐらいに高鳴っているみたいだった。
その脈拍がいきなり速くなった。どうしたんだろう。思っていたら、胸に手を触れてきた。
しかもその瞬間、才人がどうしたかというと。ごくり唾をのんだのだ。
ああ……。
ルイズの体の奥から、何か熱いものがぐっとこみあげてきた。
嘘じゃなかった……。
こんなちっちゃな胸でも才人にとっては特別なのだ。大きいのよりも自分みたいなのが好みというのは、けっして言葉の勢いなどではなかった。
ルイズには、それでもう何もかもが許せてしまう心地がした。
それになんていうか、胸を触られるのってそう嫌な気分じゃない。
目をつむった。普段は剣を握る大きな手が、ルイズのわずかなふくらみを包み込んでやんわりと揉みほぐしてゆく。
さらに頂きを指できゅっとつまみあげたので、思わずふぁっと吐息が漏れて、ルイズは恥ずかしさのあまり死んでしまいそうになった。
ときに優しくときに強く、休みなく与えられる刺激を、唇をかんで必死に耐えた。
何も考えず相手の男性のするのに任せなさい。そんな母様の教えが唐突に思い出された。ただそれだけを支えに身を固くしてじっと耐える。
次に才人は片方の手を下に伸ばすと、ネグリジェの裾を大きくまくりあげてきた。
以前にヴァリエール領の小船の中で太ももをなで上げられた感触を思い出して、ルイズの身体が熱くなった。
あの時は拒んでしまったけれど今はそうできる自信がない。というか、そうしてはいけない気がした。
才人がそれを望んでいるのなら、甘んじてそれを受け入れよう。それだけのものを才人は自分にくれたのだから……。
ところが才人はそうはしなかった。
二人を覆っていた毛布を遠くに跳ねとばすと、ルイズの体を抱き起こした。するするっとネグリジェを巻き上げると両腕をばんざいさせて、あっというまに脱がせてしまった。恐ろしく見事な手際だった。
そのために才人がどれだけ脳内演習を行ってたかなんてこと、ルイズは知るべくもない。
夜は下着をつけない習慣のルイズは、それだけで生まれたままの姿になってしまった。
ああ、もうだめ。ルイズは観念した。
この先はもう言い訳がきかない。
ごめんなさい、お母様。ルイズは……ルイズは……。お祈りのように口の中でつぶやき続ける。
ルイズはすっかり遠い世界の人になっていた。
そんなルイズをよそに、才人は才人でこれまたルイズとは別の世界にいた。呆然と固まっていた。
なんたって初めて目にする好きな女の子の全裸である。否が応にも期待が高まった。ところがである。
(何も見えねえ……)
しばしばとまばたきして漆黒の闇に目をこらしたが、すでに慣れたはずの目にもルイズの姿はぼんやりとしたシルエットとしか映らなかった。
才人は頭をふった。
そりゃね恥ずかしいのもわかるよ。俺だっていろいろと恥ずかしいもの。でもねもう少しこう男としてはですね。
灯りつけられないかな、と思ったが魔法のランプを作動できる当の人間はすっかりてんぱっているみたいで、祈りの形に両手を組んでガタガタ震えていた。なにやらもごもごと呟いているのがちょっと怖い。
おかげで少し冷静になれた。
とにかくこのまま続けよう。そのうち目が慣れてくるかもしれないし。さて次はどうすんだっけ。
手順を反芻すべく脳内マニュアルをあらためた。
それは主に地球時代に目にしたアレとかコレとかの集大成である。つまりは具体的に口にするのが憚られる類のモノである。
この世界、ハルケギニアではそういったものはあまり目にしない。せいぜいが前にシエスタが見せてくれたような大人向けの本、ぶっちゃければ官能小説というやつだが、それぐらいのものだ。
内容こそ知らないがしょせんは文字メディア。
いったいハルケギニアの男どもはまともに女を抱けるんだろうか。才人は疑問に思った。
気を取り直して、よっこらせとふたたびルイズの唇を塞ぎ、押し倒した。首筋や耳たぶにもキスを落としながら、そろりと足に手を伸ばす。
太ももにそってなで上げるとルイズの体がぴくんと跳ねた。気をよくしてさらに上へと手を進める。
きつく閉じられた内腿の合間に手を割り込ませながら、その付け根に指で触れた。じっとりと暖かく柔らかなその場所に、いよいよ来るべき時がきたと才人は身を震わせた。
ルイズの両足に手をかけ一気に大きく開かせようとした刹那。それは起きた。
何が起きたか一瞬わけがわからなかった。ただ目の前を星が飛び、ずきずきと鈍痛を覚えた。
「やだぁッ……」
涙声がした。その可愛らしさと裏腹にルイズのしたことは凶悪だった。思いきり才人の顎を膝で蹴り上げたのである。いつものように股間ではなかったのが幸いというべきか。
けれど才人にはさほど変わりあるとは思えなかった。拒否されたという一点において、それらはまったくの同意義であった。
今日はここまで。まだ続きます。
あとコテハン?って必要なんでしょか。もし必要ならアドバイス願います。
こういう場に馴染みがないので、いろいろ失礼してないか不安でもう
ではまた。今夜の夢に皆の嫁(な〜Ver)が現れますように……
鬼才がまた一人増えた・・・・だと?!
>>717 GJ.歓迎します。
通常は、転載してくれる人が保管庫にSSを入れてくれるから(作者が「載せられるのは嫌」だと公言したときは別だろうけど)、
分類のためにも、SS投下前の予告レスと投下直後の「ここまでです」レスにはコテハン付けといたほうがいいかも。
>>720 これはご丁寧に。ですが管理人さんとは別人です。
がんばってください。
GJです〜
続き楽しみにしてます
ぬおおおお・・・
エロいですしかも文章も上手くてていうかだんでんっていう寸止m、絵あm、あああ・・・
なかなかいいね。がんばれ〜
725 :
バレット:2008/07/17(木) 00:33:05 ID:f1KtwYhP
うい、皆さんお久しぶり。
・・・・・・別名義で書いてたなのはSSが一段落ついたんで小休止に久々にエロ書きやしたんで投下させてくだせぇ。
今回のエロ担当はアルビオン組でござい。
くあぁ、と長い青髪の少女が程々に開けた口に手を当てて、上品ではないけれど愛嬌を感じさせる欠伸を漏らした。
目を細めて瞼をくしくし擦るイザベラをぼんやりと見つめながらあー欠伸するイザベラも可愛いよなーと息するよりも自然に思考する男が約1名。
「眠たそーだなイザベラ」
「誰のせいだと思ってるんだい」
そっぽを向いてイザベラ。その顔が赤いのははしたない姿を見られた羞恥かそれともまた別の理由か。
「毎度毎度夜遅くまであんなに激しく・・・シャルロットなんかアンタがヤリ過ぎたせいで今日はベッドから動けなくなってるし・・・」
・・・どうも後者だったようで。
かく言うイザベラも鋭利な美貌を少し歪めてトントンと腰を叩く。彼女の方は大分マシだが、それでも腰回りが充実かつ多大なダメージを受けてる様だ。
目の前の男はそのお言葉にバツが悪そうに頭を掻きながら、
「あはは、悪ぃ。でもそれはイザベラもシャルロットも可愛過ぎるのが悪いって」
そうぬけぬけと言いくさりやがりました。
明らかに惚気です。本当にありがとうございました。
こう言われてはイザベラも真っ赤になって閉口せざる負えない。
どこぞの別次元のピンクとは違ってツンよりもデレデレの度合いが大きいのだ。違う意味でピンクだけどさ。
「ううううう〜〜〜〜///で、でもねぇ、そうやって可愛がってくれるのは・・・そりゃあ、凄く嬉しいさ・・・」
しかしそこで『でも』という枕詞が入るのはお決まりである。
「ここまで激しいと、身体が持たないよ」
そうちょっと恥じらいがちに、けれど申し訳無さそうにイザベラは申したのであった。
まあ確かに、夜のイザベラ相手だと実戦の倍、シャルロットが加われば更に倍どころか乗数、
ティファニアにマチルダでも以下同文はハッスルしちゃってる自覚はサイトにもあるけれど。
生か死かの実戦よりも恋人達相手の方がよっぽど張り切るのも周りをバカにした話っぽいが、これも男の性である。
とにかく、自分の快楽や発散ばかり考えて、彼女達の負担を気にしてなかった節も確かにあるだろう。
というか交代交替でも毎日ってのはやっぱりやり過ぎなんだろうか。うわ、俺ってもしかして猿並み?
サイト、ちょっと反省。あと今頃気づいたのか。
でもやっぱり皆可愛過ぎるのが悪いんだって、とも思うこの男。いい加減にしろコノヤロー羨まし過ぎ―――ゲフンゲフン!
実際ある程度身体が成熟しているイザベラまだしも、10代半ばで小柄なシャルロットは未だベッドでノックアウト中。これを無理させたと言わず何と言う。
・・・ちなみにファンタジーな巨乳オデコツンデレ姉系王女ロリペタ眼鏡無口本好きなクーデレ妹
超乳健気気弱ちょっと天然エルフクールっぽいけど実は初心な秘書型美乳お漏らし大人のお姉さんと、愛する(少)女達がかなりの萌え属性を網羅している事には無意識レベルで気づいていない。
だって、ぶっちゃけ皆可愛い事には変わりないんだし。
・・・・・・・・・・・・世界や作品の垣根を越えてどこぞの青髪ピアスが殴りこんできそうだ。
返り討ちにするのは確実だろうが。
「やっぱ自重しないとなぁ俺も」
学院の廊下を歩きながら天井を見上げてふとポツリ。
しかしそうなると今度はローテーションを自分達で決めてまで自分の相手をしてくれる彼女達に申し訳無い気がする。はてさて。
・・・・・・なら負担かけないように優しくすればいいんじゃねーか?
――――でもやっぱり人生経験とか積んで心身鍛えられて大人らしい寛容さを持ち始めていても、サイトの本質はやっぱりエロバカだった。
とりあえず、自重の意味を辞書で調べ直して来い。
昨晩がイザベラとシャルロットだったので、今日のお相手はティファニアとマチルダ。
似非姉妹丼と言うか、2人して今日もいつもの如く(使うのはティファニアの部屋)ベッドで待ち構えていた。
ティファニアは白、マチルダは黒のスケスケのキャミソール。
身体のライン浮きまくりでしかも脇の布が無いタイプなので2人のご立派なお胸が丸見えだった。特にエルフ娘。
これが俗に言う横乳というヤツディスカー!?と電光石火で襲いそうになるのを抑え込みつつ。
「きょ、今日もお兄様、宜しくお願いしますねっ!あ、で、でも明日も授業があるから優しく・・・・・・ああでも、やっぱりサイトお兄様が満足できるまで一杯しても構わないから!?」
「あんまり苛めないでおくれよ・・・当てにはしてないけどね(ボソッ)」
慌てたティファニアの言葉とマチルダの呟きに苦笑い。シャルロットが今日1日動けなくなっていた事は当然の如く2人も知っているのだ。
うわーい、やっぱりそう言われるぐらいには無理させてたか俺ー。
「うん、分かった。精一杯優しくするよ」
むにっ
「ひゃうんっ、んん〜〜〜・・・・・・///」
まずは薄いにも程があるスケスケの布地の上から揉みながら軽くキス。
毎度のパターンなら舌までずっぷり入れて思いっきりティファニアの口の中で暴れ回るのだが、今日は優しくいくと決めたので、丹念に丁寧に舌で口内をなぞっていく。
手の方もあまり力を入れずに、むしろ表面をマッサージする感じでもみもみもみ。
緩急はつけるが、それでも子供の顔ぐらいありそうな桃りんごの深くまで指を埋めたりはしない。
何時もと比べればあまり強くない感触でも、連続して与えられる優しい感覚と細やかに口の中で動くサイトの舌の相乗効果でフルフルとティファニアは快感に震えた。
脇から手を内側に突っ込んで更に優しく胸をさわさわ。そのまま下にずらして脇腹をなでなで。肌理細やかな白いお腹にすりすり。
胸の先端のぷっくり立ち上がった突起も、口に含むと甘噛みしないで舌でコロコロ転がす。
「ひううぅ、ふああああああっ、お、兄様、いつもと違って、はあああぁぁ」
「んー?精一杯『優しく』するって言っただろ?いつも俺が激しくし過ぎてきつかったみたいだしさ。イヤか?」
「ん、んんん、違うの、気持ちいいけど・・・・・・なんだか、頭がふわふわするぅ・・・」
ふんわりぷにぷにもにゅもにゅぷよっぷよっ
もう何度揉んだか覚えてやしないティファニアの超乳、いや魔乳だが、こうして揉み方を変えてみると改めて何と言うか、この胸の偉大さが良く分かるってもんである。
こんな感触再現できる枕とかクッションを生み出せたらきっとブリミル以上に尊敬するぞ俺、なんて思いたくなるぐらい気持ちいい。
・・・テファのお母さんもこれぐらいデカいんだよなー。しかも年俺のお袋並みなのにすっげぇ若く見えるし。キレーだし。
つーか、エルフの女の人って皆あんな感じだったような気が。
エルフ万歳。おっぱい万歳。
・・・きっとエルフが皆ティファニア並の魔乳持ちで美人揃いだとハルケギニアに伝われば、エルフとの更なる融和もきっと即座に進む気がする。最低でも世界の半分が支持して。
人間色気には弱いのだ。女で世界が繋がれば、女の奪い合いで盛大に戦争するのもまた人間。
まあ今この状況で世界の心理説いても意味無いけど。
身を寄せ、手が下に移り、サイトがティファニアの身体を抱える形になる。
専門用語でいえば駅弁の体勢に近い。何の専門用語かは聞くな。
胸板を押しつけて、ふにょふにょ形を変えてプルプル軽く抵抗してくる桃リンゴの感触を楽しみながらまさぐる。
むにむにむにと、胸よりも固さを感じるがそれでもどんなクッションも敵わない柔らかさを持つお尻を撫で擦る。
全体から太ももの裏側、内側を通って割れ目の底を優しく丁寧になぞっていく。
「ふああ、ふはあああぁぁぁっ・・・・・」
「うわ、何か、いつもより濡れてね?」
確かに、既にティファニアの足元はぐっしょり濡れていた。薄い金色の叢の少し下の割れ目からも、既に粘度の高い体液が滴るぐらい濡れ切っている。
指だけでも激しく突き込まれた訳でもないのに、とっくに蕩けた目になったティファニアは恥ずかしげに、
「お兄様が止まらずにずっと優しくするから・・・何だか身体中お兄様に触られてると感じちゃうようになってっ・・・・・・うあああああぁぁぁっ!?」
言葉の途中でゆっくりサイトが秘裂と窄まりにゆっくり人差し指と中指を差し込んだ瞬間、あっけなくティファニアは達した。
くったりともたれかかってくる。
いやうん予想外だった。激しくなくても弄りっ放しだと余計感じちゃったりするのか?
想像以上に早くティファニアが達してしまったので、標的変更とばかりに視線をずらし――――
「んんん、はふぅ、ふううぅぅぅんっ・・・・・・・うあ?んなっ!?」
我慢できずに自分で慰めてたり。
「うう、うううううううううううわああああぁぁぁ〜〜〜〜ん!!!」
「いや泣かなくてもいいだろつーかそのまま飛び出したら流石にまずいってマチルダー!?」
730 :
バレット:2008/07/17(木) 00:42:22 ID:f1KtwYhP
今回分はこれで完了。
やっぱ最近燃えとギャグばっかり書いてたせいでエロ書く才能が消えかけてる気が。
文才無いのは元からだけどな!HAHAHA!
733 :
ぎふと:2008/07/17(木) 22:08:45 ID:rlOcDGsp
続き投下します。
あいかわらずダラダーラ続いてます
あと今回ちょっぴりS入ってます(←作者的に)
「なんだよ。俺なんかした?」
不機嫌さを隠そうともしない低い声に、ルイズは我に返った。
まだ痛む顎を押さえたまま、才人が暗がり越しにこちらをじっと見ている。
(な、なによ……)
わけもなくルイズは泣きたくなった。怒るより泣きたくなった。
今まで浮かれていただけにその反動は大きかった。
才人の問いに答えるならば、それはYESだ。何か“した”のだ。
嫌だったから拒んだ。それだけのこと。
なのにどうしてこんなに怒られるのかわからない。
「ダメなの。そこは……」
やっとのことでそれだけを言った。
「なんで?」
ルイズは言葉を返せなかった。
拒んだ、それは単純に嫌だからで、それ以上に何の理由があるだろう。
しばらくして才人は諦めたように大きく息を吐いた。
「わかったよ。しないから。だからルイズがいいってとこ教えてよ」
「……キスはいいわ」
消え入りそうな声で言う。
恥ずかしかったけれど、才人の要求に全力で応えたいという気持ちは確かにあるのだ。
「……あと首と耳も。顔ぜんぶ。そ、それと抱きしめるのも」
才人は押し黙ったままだ。
勇気を振り絞った。
「む、胸も……許すわ……」
嫌だったのは他の女の子と比べられるからだ。いまとなっては拒む理由などない。
才人は喜んでくれるだろうか? 様子を伺ったけれど、身じろぎひとつする気配もなかった。
「あとは……その……」
ルイズは口ごもった。続く言葉がみつからなかった。
あからさまにそれだけ? という空気がピリピリと伝わる。
なにせルイズが挙げたのは、すでに許した場所ばかりだ。
でも、でも……、ルイズは唇を噛んだ。
仕方ないじゃない。才人が望んでいることが、ルイズにはわからない。
わからないのに、教えろといわれても困るばかりだ。
ルイズは決心した。最大の譲歩をみせた。
ぎゅっと目をつぶって、声をしぼりだした
「ぜ、ぜんぶ。さっきのとこ以外ぜんぶっ!」
あまりの恥ずかしさに身悶えした。かあっと顔が、全身が熱くなる。
ルイズ的にそれは『自分をあげます』と宣言するに等しかった。
そんなルイズを才人は冷めた目で見ていた。
なにそれ。なんだよ“以外”ぜんぶって……。
そこまでしたくないのかよ。それってそんなご大層なもんか?
あ、そうか。才人はひらめいた。いつもルイズが言ってるじゃないか。貴族がどうだって。
高貴なご身分だから、たいした公爵家のご令嬢だから、そんなはしたないマネはできませんってか?
ああそうかよ。なんかもう、すっかり萎えてしまった。
そういう行為が女の子にとって特別だってのはわかるよ。理解はしてる。
だったら、前もってそう言えばいいんだ。
それなら自分もそのつもりで、許してもらえる範囲でベタベタいちゃいちゃする。
そのぐらいの理性は持ってるし、好きな女の子を大切にしたいという気持ちの方が、欲望なんかよりはるかに上だ。バカにすんな。
ルイズが、じっとこっちを見ていた。
やせっぽちで体を抱きしめてる姿は、捨てられた子猫みたいだ。
見ていたら、急に哀れみの気持ちがわいてきた。
1つの例外があるとはいえ、全て許すと言ったのだ。
プライドが高くて素直じゃないルイズにしてみれば、すごいことじゃないだろうか。
才人はゆっくりと身をかがめると、ルイズの唇にキスをおとした。
ひんやりした少ししょっぱいキスだった。
舌を入れる気にはなれなかったので、首筋を顔を埋めて肌を吸った。
ほんのりとミルクのような甘い香りがした。
薄い胸に触れながら、なんでルイズはこうなんだろうと悲しく思った。
例えばもしシエスタだったら、事ははるかに簡単に運んだにちがいない。
ふと友達の家でみたメイドさん調教モノを思い出した。明るい茶髪でキツめの顔をしたその女優さんとシエスタとは外見はまったく似ていないけど、恥じらいながらも大胆に振舞うところなんかはどこか通じるものがある。
女の子ってのはそういうものじゃないのか? 好きな相手にならなおさら。
シエスタとルイズの差はどこにあるんだろう。才人は考えた。
やっぱりあれかな。愛の深さ。シエスタが向けてくる愛情は思わずこっちがたじろいでしまうほどのパワーに溢れている。
セーラー服姿でくるっと回ってくれたり、裸エプロンだったり。
あーあれはもったいなかった。目をそらさなかったらばっちり見えてた。胸を触らせてくれたこともあったっけ。こうすごく柔らかくて……。
私は2番目でもいいんです、なんていじらしいことも言ってくれるし。
ルイズに向ける気持ちとは違うけれど、シエスタのことも確かに好きだ。
それにもしシエスタがいなかったら、知る人もいないこの世界でこんなに居心地よく過ごせてはいなかっただろう。
そんなことを考えていたので、まったく気づかなかった。
ルイズの体が小刻みに震えていた。
その口からひっく……と嗚咽が漏れて、それは一気に爆発した。
ルイズはわんわん声をあげて泣き出した。
氷みたい。
ルイズは、才人の口づけをそんなふうに思った。
どうして? さっきまであんなに気持ちよかったのに……。
いまじゃ胸に触れる手も、なんだか汚らわしいもののように思える。
なんでこんなふうになってしまったんだろう。
ぼんやりと考えた。
あの時、蹴り上げなければよかったのか。
ううん、それは無理。きっぱりと言い切れる。
たとえ時間を戻せたとしても、自分は同じことをするだろう。
才人を喜ばせるためなら、黒猫衣装だって踊り子衣装だってメイド服だって着てみせる。
恥ずかしいけど頑張る。
媚びたっていい。いざとなれば貴族のプライドなんてかなぐり捨ててみせる。
実際にできるかはおいといて、それぐらいの気概はあるのだ。
でも……、どうしてもできないことはある。
だって可愛くいみせたいじゃない。
いちばん可愛い女の子だって、思われたいじゃない。
一瞬でも目を離せなくて、とにかくメイドにも誰にも目移りしなくなるような、そんな魅力的な女の子。
だからこそ、隠しておきたいこともあるのだ。
なのに才人はそんな気持ちを裏切った。調子にのって自分を辱めた。
男の人にはそういう部分があると、前にキュルケに聞いたことがある。
シエスタが見せてくれた本にも、にわかには信じられないようなことが書いてあった。
でもそれは別の世界のことで、才人はそうでないと信じていた。
なのにどうしてわかってくれないのか……。
喉の奥から熱い固まりこみあげてきたが、ぐっと飲み込んだ。泣くのは嫌だった。
涙はとっておきの最終兵器だ。簡単には使ってはならないものだ。
自分が泣くと、才人は一もニもなく折れてしまう。
どれだけ自分に正当な主張があろうとも、いかにルイズが理不尽であろうとも、涙をみせると才人は簡単に頭を下げてしまう。
時にはそれもいいだろう。
でも今回は自分にもちゃんとした言い分があるのだ。
口には出せないけど、でもうやむやにして欲しくはなかった。理解してもらいたい。
だからこそ泣くことだけはしたくなかった。
そうして必死に涙をこらえていると、ふと才人の様子に違和感を感じた。
視線を下に落とした。胸に触れている才人の手。その形はまるで……。
ピンときた。女の子が生まれながらに持つ第六感ともいうべきもので。
瞬間、冷水を浴びせられたように全身が冷たくなった。次にがくがくと震えがおそった。
自分の中の誰かが言う。
(バカなルイズ。あんな言葉本気にしてたの? 才人がいつもどんな目で他の子の胸を見ていたか、ちゃんとわかっていたじゃない。ほんとおバカさん)
でも言ってくれたの。私がいいって……。
(あんたが言わせたんでしょ。怖いご主人様に脅されて、才人ったら可哀想に心にもないこと言ったのね)
もはや抑えることのできなくなった涙が一気にあふれ出た。
ルイズは声をあげて泣き出した。
「……だ、だれ……なの?」
「え?」
「……メイドなの? エルフ? そ、それとも……まさか姫さま?」
ひっくひっく、泣き声とともに吐き出された言葉に才人は愕然とした。
なんのことを言ってるんだ?
いや……、わかりすぎるほどにわかっていた。
自分は最大のタブーを犯してしまったのだ。許されないことだった。
「知らない……もう絶対許さない……」
ルイズは胎児のように丸まって体を震わせて泣いていた。
(だ、だって仕方ねぇじゃん。あんなふうに拒まれたら……)
自分だって傷ついたのだ……。そんな心の声も空しく響く。
自分は男だ。女の子に拒まれたところでたいしたことじゃない。
でもルイズは……。信じていた相手に手ひどく裏切られたルイズは、もう決して自分を許してはくれないだろう。
きっと深い傷を負ってしまった。
「ごめん、ルイズ、ごめん」
認めてしまえばさらにルイズを傷つける。わかっていても言わずにはいられなかった。頭をすりつけて土下座した。その格好のままじっと耐えた。
バカだ俺。やっぱモグラはモグラでしかなかったよ……。
モグラ死刑。モグラ永久追放。いやもっと辛いのは、嫌われたままルイズの傍にいないといけないことだ。俺使い魔だから…・・・。ああダメか。デルフが言ってたっけ。心の震えがどうのって。
もう使い魔としても用無しかよ。いっそまた7万の敵でも来ないかな。今なら気持ちよくつっこんで行けそうだぜちくしょう。
しばらくそうしていたら、ルイズが動く気配がした。涙は止まったみたいだった。
でもきっと目がウサギみたいに真っ赤っ赤になってるんだろうな。その顔が頭に浮かぶ。
いきなり手をつかまれた。何をするのかと顔を上げたら……、
「え……ちょ、ちょっとルイズ?」
「黙って」
いや。でも。だって。……ていうか、この感触は?
「ほら好きにすれば? この変態下等生物。クラゲ。ミジンコ。あんたなんて犬以下だわよ」
さすがにさっきみたく濡れては……あ、いやじゃなくて。
「その代わり、二度とこんなマネしてみなさい。塵一つ残さないようあんたを処分してあげる」
うわっ。ちょっとそれマジ勘弁!
「変態ミジンコにお墓なんていらないものね。火葬してもらえるだけ幸せってものよね」
ってかなんだよ、人をつかまえて変態変態って。そこまで言われる筋合いねーだろ。
あ……。
なんだろう、今ちょっとひっかかった。
慌てて才人はそのひっかかりをつかまえた。するするとたぐり寄せる。
もしかして、そういうこと?
「なあ、ルイズ」
恐る恐る尋ねてみた。
「あによ」
「もしかしてお前知らないの?」
「何をよ」
「だからセ……、あ、いや、その子供の作り方ってか、やり方っていうか」
ルイズはあからさまに慌てた。
「ししし知ってるわよ!」
「じゃあ説明してみ?」
「そそそれは、その……、結婚した相手とひとつお布団に入って、その、いろいろするのよ。あ、その前に神と始祖ブリミルにお祈りもひ、必要よね」
「いろいろって?」
「だからいろいろよ!」
ビンゴ。
「そ、それでね、授かったらまず両親に報告するの。それから両家の親戚が集まって、お披露目をするんだわ。な、名前も、そうね決めないとね」
わかったわかったもういいよ。すでにそれ作り方じゃねーし。才人は額を押さえた。
738 :
ぎふと:2008/07/17(木) 22:11:54 ID:rlOcDGsp
今日はここまで。
今回よりコテハンつけました。ポルノの新曲タイトルからぽちっと。
がんばりますのでどうぞよろしくお願いします。
それにしてもこういう展開は激しく照れますな。ふぁいと俺。
前回エロく読んでくれた方に感謝です。自分はエロが書けないのが悩みなので。
今回さらにエロくなくて申し訳ない。まったく他の書き手さんは偉大すぎるる
・・・とにかく続きます
GJ
実際確かナニってどうするのかルイズは知らないんだよな
続き期待してる
最高。泣きそう・・・。GJバレット氏。
感謝ですほんと。
>>738 お名前間違えました。めっちゃ失礼な事を・・・。
すみませんぎふとさん。
>>738 初心なルイズは逆に珍しい感じがする今日この頃。GJです。
ところで、乙と書いてあるの見て思い出したんだが、
他のスレで、作家には GJ>乙 と受け取られると聞いた。
要するに乙はGJより格の低い褒め言葉だというわけなんだが、本当なんだろうか。
>>743 GJは感情を乗せてあるが
乙には儀礼的ってイメージがあるな。
いい仕事しましたねとお疲れ様ではなぁ・・・ 違い大きい希ガス
乙でありますのAAから敬礼かと思ってた
どっち使ってもいいと思うけど変なルール作るのだけは簡便な
>>738 寸止めGJ!
このままじわじわと可愛いルイズを描いてください
乙=お疲れさまの略だろ?
GJは言うまでもないよな
意味を考えたら よくやった! って感じか
俺も別の所でSSは書くが、当然もらってうれしいのは後者だな
やべぇww鬼才がすくすくと育ちつつあるw
とにかくGJ!
乙は書いたらとりあえずは言ってもらえると想う。面白さが いまいち〜普通 でもいってくれる
GJは良い作品の時だけ。GJが多いというのはそれだけ良い評価をしてもらってるということかと
単に>742氏がここでいうところの乙の意味を取り違えていただけなのでは。
「読んだ感想」なんて人それぞれだろ?
たしかに職人の人たちには敬意をはらうのは当然だけど
感想の天麩羅化なんかしてどーする
それぞれが心に浮かんだ言葉で感想書けば良い。それだけだよ。
乙だろうがGJだろうが何でも良いさ。
いいこというな
流れ見る限り、職人さんに喜んでもらいたいなら、
文による感想>GJ>乙
が現実みたいだな。
相手のこと考えるなら、どういう意図で書いたかより、どういう風に受け取られるかが重要だし。
ただまあ、なんにしてもスルーよりゃマシだから、あんま気にしなくてもいい気もする。
自分の感覚だとGJは作者の感性とピッタリ来たときとか好みのキャラのSSが来たときとかに多用。
乙はその他のキャラ、ちょっと趣向から外れたSS等に使うという感じ。
どっちも+の感覚で使ってるけどその程度には差がある。
君はこれまで幾つの乙やGJをもらったか覚えているのかね
ってへんたいさんが言ってた
e-mobole.ne.jp規制解除でやっと書き込める。
みんなGJ!!!
ぎふとさん、GJ!
原作読んでる気分だ。続きが楽しみ
ぎふとさんGJなのです。
いいなあ原作に忠実なSS。俺の改悪オリ設定SSとは大違いナリ。
そしてやっと終わった猫ルイズ。投下いきまっせ
吹き飛ばされた才人はすぐに復活した。
「な、なんでルイズがいるんだよ!」
当然の疑問である。
ていうかむしろ。
「そ、それにその耳は何の冗談だ!」
ルイズの頭の横にはへにゃりとしおれたクリーム色の三角形が、くっついていた。
それは間違いなく、先ほど才人が胸に抱いていた仔猫の耳。
問われたルイズといえば、才人の腰の上に乗っかって、真っ赤な顔で横を向いている。
「べ、べつにどうってことはないわよ。ちょっと中途半端に魔法が解けただけで」
言いたい事はわかるが、質問の答えになっていない。
「いやそうじゃなくてだな」
しかし続く才人の言葉はルイズの耳に届いていなかった。
やばいまずいどうしよう。
ルイズは焦っていた。
今自分がしなきゃいけない事は理解している。
まず、何故猫に化けていたのかを説明し、そしてアンリエッタとの勝負の話をして、才人の忠誠、もとい愛に対するご褒美をあげなきゃいけない。
しかし、そんな前提など軽くすっ飛ばすほど魔法が半端に解けたルイズはやばい状態だった。
無意識のうちに、腰がぐねりと蠢く。
ぐぶ、と重い音がルイズの中に響く。溜まりはじめた濃い液体が、牝の袋が動くことで、肉の道に染み出してきたのだ。
まるで灼熱の溶岩のように感じられるその液体は、ルイズの中で精製された獣欲そのものだった。
その粘り気のある濁った液体は、容赦なく牝の裂け目から溢れ出し、薄いショーツに染み込む。
真っ赤に染まった顔で、ルイズははぁ、と溜息をつく。
それが終わると、今度は息を吸う。
個室に満たされた、雄の香りと、雄の空気が、ルイズの鼻腔と喉を灼く。
そう。
ルイズは発情していた。自分でもはっきりと分かるほどに発情していた。
それは、今まで才人に対して感じたことのある、ヒトとしての『抱いて欲しい』という感情とはかけ離れていた。
いや、感情ですらない。
身体が、訴えるのだ。まるで空腹になった胃袋が、餌を寄越せと鳴るように。
ルイズの子宮が、『子種を寄越せ』と吼えていたのだ。
それは、猫と人間の狭間となった今のルイズの身体が原因だった。
『サイトに抱かれたい』という欲求と、『サイトと一緒にいたい』という想いが、混じった感覚。
ヒトの理性と妄想と、ケモノの野生と感覚が、混じりあった結果。
今、ルイズは『獣のように交わりたくない』という最後のプライドだけで、必死に欲望に抗っていた。
こんな状態で才人の顔を見たら、きっと間違いなく。
ルイズは、自分から腰を振り、才人を求めるだろう。
とんでもなく淫らな声で啼きながら、哀願しながら、脚を開き、股を開き、上からも下からも涎を垂らしながら。
そんな恥ずかしいコト、できるわけないじゃない…!
だから、才人とは視線を交わさないようにしていた。
「なあルイズ、聞いてんのか?」
聞いてない。聞こえない。聞いたら負けなんだから聞かさないでよ!
必死に聞こえない振りを続けていたルイズだったが、それは無駄な行為だった。へたりと頭に付けて閉じている耳には、しっかり才人の声が届いている。
甘い台詞を囁かれているわけでもないのに、才人の言葉が、雄の鳴き声が、純粋な重低音となってルイズのめしべをずんずんと鳴らす。
そのたびに雄を誘う蜜がこぷこぷと際限なく溢れてくる。
上に乗っかっているせいで、伝わってくる雄の体温が余計にそれを促進していた。
そしてルイズは間違いに気がついた。
こんな風に密着しているから、欲情してしまうんだ。
ルイズはそう考え、才人の方にはけして目はやらずに、ベッドの上を見る。
隅の方に、畳まれた毛布が置かれているのが見える。
ルイズは最後の気力を振り絞って、そこに逃げ込んだ。
…なにやってんでしょうねこのご主人サマは。
今、ルイズは俺の目の前で、毛布を頭からひっかぶってぷるぷる震えている。
ていうか、さっきのアレは何だったんだほんとに。
可愛い仔猫がルイズになって、そのルイズにはその仔猫と同じ色で形の猫耳が生えていた。
状況から考えるとさっきの猫はルイズが化けてたってことだろうけど。
…まあ可愛かったな。仔猫も、猫ルイズも。
なんで猫に化けてたのかはしらないけど、まあ俺にじゃれ付いてたってことは、甘えたかったんだろう。
だけど、今は違う。
全身毛布の中に納まって、丸まってぷるぷるしてる。
何かガマンしてるようにも見えるけど。
…ひょっとしておしっこか?
まあとりあえず聞いてみるか。
「おーい、ルイズー?」
俺はとりあえず、手前側にある、ルイズのお尻がある辺りの毛布の膨らんだところをぽふん、と叩いてみた。
毛布の塊は一回ぴくん!と震えたが、声は返ってこない。
くい。
ん?なんかお尻が上がったぞ…?
「おーい、どしたー?」
ぽふぽふ、ともう一度叩いてみる。
くい、くい。
さらに、お尻が上がってくる。
しかし声は返ってこない。
「おーい、おいってば」
ぽぽぽぽぽぽぽ。
今度はリズミカルに何度も。
くいっくいっ、くいっ。
ルイズのお尻は膝が完全に伸びた状態まで一度限界まで押し上げられると、今度は左右にくいくいと動く。
でも返事はナシ。
…何のつもりなんだか。
仕方なく、俺はルイズから毛布をひっぺがした。
…そして、理性がキレイに吹っ飛んだ。
才人が毛布を剥ぐと。
そこには、ひくひくと震えながら、白く濁った粘液をにゅるにゅると吐き出す、真っ赤な花が開いていた。
ルイズはうつ伏せから脚だけで腰を高く上げ、下半身だけ裸で、才人に恥部を晒していた。
「やら、こんなの、やらのにっ…」
ひっく、ひっくと嗚咽を漏らしながら、肥大化した八重歯を覗かせ、牝の裂け目の遥か下で、しおれた猫耳のルイズが訴える。
その花弁には白魚のような指が桜色に染まって添えられ、ひくひくと蠢く花弁を押し開き、牝の深淵を晒していた。
才人の喉がごくりと鳴る。
溢れ出る牝の液体が芳香を放ち、目の前で晒される痴態が、才人の理性を根こそぎ奪っていた。
新たに視線という刺激を得た牝は悦び、子宮から新たな蜜を溢れさせる。
膣圧によって押し出された酷く粘液質なルイズの愛液は、こぷり、と蜜壷から溢れ出し、雫となってベッドに垂れた。
「やらのにっ…やなのに…!
ばかいぬ、あほいぬ、見てないでなんとかしなさいよぉっ…!」
否定の言葉が懇願の言葉に代わる。
そして。
才人は、主人の言葉通り、高く高く上げられた真っ赤な熟れた果実に、指を当てる。
くちくち。
「ひにゃああああああああああああああっ!?」
粘液をかき混ぜる音と同時に、ルイズの喉が弾けた。
蜜の溢れる秘唇を擦られるだけで、ルイズはとんでもなく感じていた。
視界に虹が弾け、欲望が理性やプライドを押し流す。
「うわ…すげえにちゃにちゃだな、今日のルイズ」
ぶじゅ、ぶじゅる。
まるで蜜を指に絡ませているような感覚に、才人は感嘆の声を上げる。
「なぁ、んっ、にゃぁんっ」
びくびくと身体を震わせ、啼くルイズ。
その声はまるで猫のよう。確かに喉もごるごると鳴っていた。半分猫になっているせいだろう。
熟れきって割れ、溢れんばかりの果汁を零すルイズの実を、才人は遠慮なくこね回す。
指を差し込むたび、ルイズの腰は淫らにうねり、才人の指をくわえ込んでいる。
まるでおねだりしているようなルイズの動き。愛撫を止めるのは、可愛そうな気がしたから。
「やらっ、こんにゃの、やらぁっ」
しかしルイズは泣き声を上げ、猫の耳をしならせて頭を振る。
才人はその声と動きに、背徳的な嗜虐心を覚えてしまう。
ぬぷんっ。
粘った音と粘液の糸を引きながら、才人はルイズの果実から指を引き抜く。
嫌がる素振りを見せたルイズを、虐めてやろうと思ったのだ。
「そうかぁ、イヤならやめちゃおうか?」
指に絡みついたルイズの粘液を弄びながら、才人はルイズに言う。
しかし。
ルイズは、嫌がっているのではなかったのだ。
身体中を縛り付ける快楽の電流が止んだおかげで自由になったルイズは、立膝で脚を広げ、背中を曲げて脚の間から才人を覗き込む。
指を股間に絡めて、先ほどしていたように自らの花弁を引き伸ばし、果実を才人に晒す。
掻き回された愛液が白濁となってこぷり、と溢れる。
そして、甘い甘い甘い声で啼きはじめた。
「ゆびじゃやなのぉ…とどかないのぉ…」
「…へ?」
才人の動きが止まる。指先に絡む液体をこね回すポーズのまま。
ルイズは構わずに続けた。甘い甘い甘い、蕩けそうな声で。
「サイトのながくて…ふといのでぇ…」
「は、はひ」
「おくまで、ちゃんと、おくまでずぷずぷしてぇ…」
一番熱く疼く子宮の裂け目に、雄を押し当てて欲しいと懇願した。
指でさらに牝の顎を押し開く。くぱぁと開いたルイズの水門から、とろりとろりと欲望で煮込まれた白く濁ったスープが溢れ出す。
ここまで甘く誘われて、応えない雄はいないだろう。
そして才人の沸点は、通常の雄よりも微妙に低い。
才人はあっという間にズボンを脱ぎさる。その下半身では、熱く滾る雄がそそり立っていた。
そして、際限なく涎を零す牝猫の腰を両手で抱え込む。
「よ、よし、じゃあするぞルイズ」
「うん…サイトがしたいこと、して…」
待ちきれないルイズは、さらに腰を上げ、甘えるように視線を送る。
柔らかいクリーム色の耳がへなん、と頭に張り付き、短い尻尾が期待にふるふると振れている。
もう、限界だった。
ずぷぷぷ…!
「んにゃぁっ!」
柔らかく蕩けきっていると思っていたルイズのそこは、雄が入ってきた瞬間にそれを締め上げる。
しかし、溢れんばかりに滲み出た牝猫の潤滑油が、いやらしく雄に絡みつき、閉まった肉門の摩擦を打ち消す。
そして、才人の槌はルイズの底に容易く達する。
ぎちゅ…。
「ふにぃぃぃぃぃ…」
奥を突かれて夢心地のルイズの表情は緩みきり、はふはふと舌をだらしなく垂らしながら、次の刺激を待つ。
しかし。
才人はルイズの子宮口に己の先端が当たった瞬間、動きを止める。そのまま、才人は動かなかった。
先ほど刺激された嗜虐心が、再び彼の中で復活していた。
「ふに…?どうしたのサイト…?」
膣内を満たす雄の温度に焼かれながら、しかしさらに強い刺激を欲している発情した牝猫は、己を犯す雄にそう尋ねる。
才人はそんなルイズの耳元で、いやらしく囁く。
「ほんっと、ルイズは天性の淫乱だな?」
「ふにっ!?」
『淫乱』という言葉にルイズのプライドが蘇る。
違うもん…!私、淫乱なんかじゃっ…!
「ちが、ちがうもんっ」
「じゃあ何?この止まっててもウニウニ動いて締め付けてくるこのいやらしいおまんこは?」
才人の言葉どおり。
動きを止めている間も、ルイズの膣肉は休まず動き続け、もっと奥へ奥へと雄を導くべく蠢いていた。
「いやらしくないもん…!う、うごいちゃうのは、お、女の子なんだからしょうがないのっ…!」
「ふーん?じゃあ、そのお尻を押し付けてくる脚はエッチじゃないんだ?」
最奥までくわえ込んでいるにも関わらず、ルイズは膝で腰を押し上げ、ぐぷぐぷとさらに深く才人を咥えこんでいっていた。
それに気付いたルイズは、なんとか脚の動きを止めようとするが、意思に反して脚はぐいぐいと流線型のヒップを才人の腰に押し付ける。
仕方なく、言葉だけで抵抗するルイズ。
「にゃぁっ、ち、ちあうのぉ!そんなの、ちがうのぉ!」
「挿れてから、尻尾も嬉しそうに振りっぱだし、涎だって垂らしっぱなしじゃんか」
言って才人は、ふりふりと悦びを表すふわふわの尻尾をつまみ、根元からこしゅこしゅとしごき上げる。
「ふにぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
その瞬間、ルイズの喉から猫の声が漏れ、視界が真っ白に染まり、才人を咥えこむ膣肉がぎゅりり、と絞られる。
「うわ、すげえ締めつけ…」
「だめ、しっぽだめぇ!」
尻尾を擦られた瞬間、ルイズの理性が完全に飛び、腰が勝手に動き出した。
自分の身体が自分のモノではなくなったようなその感覚に、ルイズは軽い恐怖を覚えた。
しかし。
その声に、才人はさらに興奮してしまう。
「何がだめなんだよ。尻尾こすった瞬間、腰がびくびくってしたぜ。
キモチイイんだろ?ご・しゅ・じ・ん・さ・ま♪」
言って、こしゅこしゅと再びルイズの新しい性感帯を擦りあげる。
「ひにゃぁ、にぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
擦りあげられるたびに腰と足が勝手に動き、淫らなピストンを開始する。
才人は一切動かず、ルイズが四つん這いで激しく腰を使っている格好。
粘り気のあるぢぷぢぷという愛液の泡立つ淫乱極まりない音が、部屋に響く。
まるで、淫らな淫魔が、快楽を貪るために雄を喰らっているようだ。
「だめっ、ふかいのだめっ!だめだったらぁ!にゃぁ!」
否定の言葉を吐き続ける上の口とは全く別の生き物のように、舌の口は腰と連動してさらに深く才人を咥える。
そして、ルイズの腰の動きに合わせるように、徐々に子宮口がずるずると下がってくる。
直接どろどろの愛液を才人の先端に吐き出し、膣肉で絡め、さらに結合をスムーズなものにしていく。
「何がダメなのかな?俺何もしてないぜ」
もう、才人は尻尾をしごいてすらいなかった。
ルイズの暴れる腰に手を優しく沿え、ルイズが動くがままにしている。
しかし。
ルイズにはもうその言葉は届いていない。
「だめっ、だめだめだめぇ!いくっ、いっちゃうにゃぁ!」
猫の鳴き声と同時に、ルイズの腰がぎゅぷ、と押し付けられ、牝猫の膣肉がぎゅり、と最後の締めつけを雄に与える。
「くぁ…」
押し当てられた子宮口がぱっくりと開き、才人の亀頭を咥えこむ。早く子種を寄越せと、先端を吸い上げる。
その締め付けに才人の雄が応える。
ごぷりごぷりと、ルイズの弛緩した子宮に熱い熱い精子が吐き出される。
「ふに、ふにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…」
その刺激に、ルイズの腰がふたたびびゅくんびゅくんと脈動した。
才人が性器をルイズから引き抜くと、そこからどろり、と白濁が溢れる。
その白濁の半分はルイズの愛液で、半分は溢れた才人の精液だった。
「ふいー、良かったぜ、ルイズ」
猫耳のルイズを堪能した才人は、ベッドの上でうつ伏せのまま放心するルイズの頭を、ペットにそうするように撫でた。
そして、そのままベッドから降りようとする。
がし。
その手を。
少し爪の鋭い、ルイズの手が掴んだ。
「へ?」
嫌な予感がする。
才人は屋根裏部屋の壁に逸らしていた視線を、ルイズに戻した。
半分泣いているような、半分怒っているような顔と、目が合った。
「…待ちなさいよばかいぬ」
言いながらルイズは才人の下半身に覆いかぶさる。
腰は半分抜けていたので、腕でひきずるようにしながら。
「あ、あの、ルイズさん?」
「誰が淫乱よ。エロいことすんのはあんたでしょうが。私は淫乱なんかじゃないわよ」
言いながら、ルイズは才人のしおれた一物をきゅむ、と握る。
少し飛び出た爪が、かりっ、と才人の返しを削る。
その瞬間、悲しいかな、雄は刺激に完全復活する。
復活した才人を見て。
ルイズは、これ以上ないくらい、淫らで優しい笑顔になった。
それはまるで、発情した牝猫のよう。
「ほら、こんだけでおったてて。エロいぬのくせに生意気なのよ」
「あ、あのすんません撤回しますから許して?」
その笑顔に背筋の凍るような何かを感じた才人は、思わず腰を引く。
「許さない。絶対許さない。ちゃんとできるまで許さないんだから」
「あ、あの。できるって何が?」
ルイズは才人の間抜けな質問に、再び熱く滾り始めた才人のナニをこしゅこしゅと指で擦りながら応えた。
「ちゃんと孕むまでスルんだから。逃がさないんだから。へんたいいぬ。な〜〜〜ん」
言って、ごるごるごると喉を鳴らして、才人の肉棒にすりすりと頬ずりする。
「ま、待って、今日危険日なんすかルイズさんっ?」
「ふに?違うわよ?アブない日は明後日からかにゃあ」
ま さ か。
「あ、あのまさかルイズさん?」
「うーふーふー。だからー。明後日までずーっとスルのよ。ちゃんと孕むまで・ね♪」
「いやまってムリだってそれムリ!」
「反論禁止ー。言い訳禁止ー。ついでに私が音を上げるまでこのえろちんぽの休憩もき・ん・し♪うふ♪」
「悪かった俺が悪かったからーーーーーーーっ!
アッー!!」
世の理不尽を全身で感じながら、ルイズのちょっとザラザラした舌の愛撫を息子に感じながら、才人は自分の行いを悔いたのだった。
次の日。
魔法が解けて完全に『猫』の抜けたルイズは、猫だった期間の記憶に真っ赤になり、才人が記憶を完全に封印すると宣言するまで、才人を踏み続けた。
世の中は理不尽で出来ている、そう心の底から実感した才人であった。〜fin
はい終了。やっぱりエロが温くなった。
もうちいっとエロくできるようにしないと。
あ、それと猫編全部書けとか言ってた人。
俺を殺す気か。
…でも2位のタバサくらいなら書いてもいいかにゃあ。
まあ期待はしないほうが吉ですだよ。ノシ
>>768 GJ! 無理せずこれからも頑張ってください
せんたいさんGJ!
>>760 俺の改悪オリ設定SSとは大違い>でもせんたいさんのオリジナル設定のSSおもしろいですよ
サイトの子供達がでてくる未来の話すごい好きだし。また暇があったらあっちも書いてほしいです
>>768 いやいやいやいや、これでヌルいってアンタ…
へんたいさん恐ろしいww
もちろんロリ○ンのへんたいさんの事ですからタバサ編も…
>>768 GJ!これでヌルいとか言わせませんぜ!な〜〜ん
って前のコメとモロかぶってる?でも事実w
>>768 GJ!
これで温いというならタバサ編は・・・ゴクリ
>>768 GJ!
ルイズかわええ
あんたの書くルイズは最高や・・・
ルイズの化けた猫がどんな種類なのか皆目見当がつかない件
猫より犬が好きな俺にどうしろと
>>775 アニエスあたりに魔法をかけると案外猫じゃなくて犬に化けたり
777 :
バレット:2008/07/19(土) 11:39:48 ID:FjGnhtHm
続き書けたんだけど・・・容量がもう限界っぽいっすね。
でも新しいスレの作り方が分からないPC素人の自分。ダメじゃん。
新スレが登場次第投下しますんで親切などなたか、スレ立てよろしくお願いします(土下座)
書きこみがあってから4分wほんとに速攻だな
バレット氏GJ… 新スレで言いのがしたからこっちでGJ。
「………ふう」
「なによ、サイト? 溜息なんかついちゃって」
「ん? いや、そろそろかなって」
「なにがよ?」
「お別れだよ」
「……………え?」
「もう大分世話になったしな。いつまでもここにはいられないよ」
「ま、待ちなさいよ!! 何でそんな急に…」
「限界なんだ」
「え………」
「だから、もう無理なんだよ。もうここには居られない」
「うそ…うそよ…」
「うそなんかじゃないさ。前からこうなることは決まってたんだ」
「何よそれ…なんで? …なんでいきなりそんなこと言うのよっ!!」
「言ったところで、ルイズには何も出来ないだろ?」
「そんなこと……分からないかもしれないじゃない……!」
「…わかるんだよ、これは…もう、仕方無いんだ」
「そんな……」
「さて、もう時間かな。行くぞデルフ」
「やれやれ、相棒もせっかちだねぇ。まだもう少し時間はあるってのに」
「そうは言ったってここに居たって何も出来ないだろ?」
「まあな」
「………………だ」
「え?」
「…やだぁ……」
「ルイズ?」
「いっちゃやだあ! 出てっちゃ、やだぁ! ……ひっく、えぐ…もう、鞭で叩いたりし
ないからぁ!…ひぐっ、犬って言わない、からぁ…一人に…うぐ、えぐ…しないでよぉ…
サイトぉ…」
「ルイズ……」
「もうやなのぉ!! サイトがそばに居ないのはぁっ! だから…だから…どこにも行か
ないでぇっ! そばに…ずっと…いてよぉ…」
「ルイズ……」
「ぐすっ、えぐっ、ひっく……」
「……なにいってんだおまえ? なんで離れる必要があんだよ?」
「……………ふぇ?」
「あのなぁ、俺だけ行ったってしょうがねぇだろ。ルイズも一緒に行くんだよ」
「…え? え? だって、もう限界だって……あたしのことじゃ…」
「アホか、確かにルイズのわがままには我慢ならんが、それで出てくんだったらとっくに
でてくっつの」
「じゃ…出てくって?」
「あぁ、今のスレはもう500KB越えちゃうからな、次スレに行かなきゃ。書き込めないだ
ろ?」
「…………………………」
「早く準備しろよ? 遅くなるぞ?」
「………か」
「え? なに?」
「こんの…ばかあぁあああああああああああ!! まぎらわし言い方するなぁっ!! 不
安になっちゃったじゃないのぉっ!!」
「うわぁぁぁああああああああああああ?!」
「もう、ほんと…ばか…ご主人様泣かせるなんて…」
「悪かったって。…でも、ルイズは俺が居ないとダメなんだな、やっぱ」
「な、なによ急に?!」
「だって『ひとりにしないでよぉ〜』って。可愛かったぞ?」
「―――――――――っ!! あ、あれはっ!」
「あれは?」
「〜〜〜〜〜〜〜っっ! ……もう…ばかっ」
「ははは…ほら、置いてくぞ? ルイズ」
「あ、待ちなさいよ! ご主人様を置いてく気!?」
和んだ
うまいなぁw
この恒例のコピペを見ると卒業式の蛍の光を思い出す・・・。
蛍の光が流れる中、一人、また一人と退場していく変態紳士・・・。
ならば俺はここに残り、最後の変態紳士となろう…
お前だけにいい格好はさせないんだぜ?
ここは俺の思い出の地なんだ。砂を持ち返らせてくれ…
おい
>>788が掘ってる砂のとこ、さっきシルフィが片足あげて小便してたぞ
なに!?
おい!>788その砂よこせ!!!!
もう回収済みさ!残念だったなおまいらw
なんだこの流れ
ほーたーるのーひーか〜〜〜り〜
まーどのゆーきー
蛍雪のタバサ?
「きゅいきゅい、お姉さま。お引越しってほんとなの?」
タバサは無言で頷いた。
「新しい土地にもおいしいお魚はあるかしら?」
「…… 一緒」
この場所と一緒って意味かしら? シルフィードは考えた。
そして思い返す。この場所であったいろんな出来事。出会った人たち……。
少し考えて、シルフィードは片足をあげた。この場所に思い出の印を残すためだ。
「ねぇ、お姉さま。新しい場所でもいっぱい楽しいことがあるといいのね。いっぱい恋ができるといいのね」
タバサは何も言わず、ただ柔らかに吹く風に身を任せていた。
そして伝説(>788)へ…
そんな話が・・・
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{ハ: : | \:_:`ト、 \}: : : : ://_ \∧:/:| : : : :
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: : ヘ 弋_辷'_ノ ∠: :_/ 弋_辷'_ノ / : : : : :
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801 :
ぎふと:2008/07/20(日) 20:18:29 ID:N2v1/r9I
〜某話の外伝らしきもの〜
「お姉さま見て見て」
青い鱗のシルフィードが、主人を呼んだ。
ここは上空、三千メイル。
疾風のように飛ぶ風韻竜の目には、遠くトリステインの魔法学院の、塔の窓の1つ1つまで見分けることができる。
「どうしたのかしら。サイト今日はずいぶん早いのね」
しかし、主人は答えない。シルフィードの背びれを背もたれにして、悠然と本を広げている。
「それに、珍しく部屋の中が見えないのね、きゅい」
新しい発見に夢中になっているシルフィードは、気づかなかった。
目を細める青い髪の少女の手の上で、風にあおられた本のページが、前へ前へとめくられていることに。
魔法学院に着くと、シルフィードはまっすぐに寮塔の三階のとある窓へと向かった。そして少し離れた場所でくるくると旋回した。
「ほらね、お姉さま。今日はカーテンが閉まってるのね。サイトお出かけしてるのかしら?」
大好きな黒髪の少年の姿を見ることができなくて、シルフィードは不満げに鼻を鳴らした。
そんな使い魔の愚痴にもタバサはまったく取り合わず、ただ小さく呪文を呟いた。
すると杖から放たれた魔法がカーテンを一瞬輝かせる。
そして、「いく」と一言、自分の部屋に戻るように命じた。
仕方なしにシルフィードはふたたび空へと舞い上がった。
あれ? サイトは目をこすった。一瞬だけ窓の外が光ったような気がしたのだ。
雷光のような青白い光だった。続く雷鳴を期待して耳を済ませたが、夜の静けさが破られることはなかった。
それにしても暗い。いくらなんでも暗すぎる。
さすがに目が慣れてもよさそうなのに……。
それとも魔法学院のカーテンは特別製なのだろうか?
今度こっそり普通のものと取り替えておこう、そう決心した才人なのだった。
+ + +
埋め埋め。転載不要ですよ
…ぐはぁ、校正が甘すぎる。
どこかは秘密。見つけた人には、
先着1名に『シルフィの砂(ラベンダーの香り)』を差し上げますw
BYぎふと
「シルフィの砂(アンモニアの香り)」がいいでsざsxdcfvghんjmk、l
済ませる
807 :
埋め:2008/07/22(火) 00:01:34 ID:cnb6s1wA
夜。
月明かりが部屋を仄かに照らす中、私―――タバサは一人褥(しとね)で横になっている。
左手には愛用の本を、右手は秘処を這う。
くちゅ……
自分の息づかいといやらしい水音しかしない部屋。
ダメなのに……。
そう思えば、そう思うほど私の右手がやらしく自身をせめてくる。
んっ…ぁ……だめ
左手の官能小説、男をサイトに、女を私に当てはめて、何度も何度も読み返した。
だから、この先の展開も、どの箇所で自分がイキやすいかも知ってる。
あと数ページ……
ぷちゅ……
私の指が中に入った。
―――くる。
身体の奥から沸き上がってくる何かに身を委ねる。
一番気持ちのイイ瞬間。
…さいと…さいとぉ……
愛しい人を呼びながら、小説のヒロインは幸福の中絶頂に達し―――
んっ
―――私も一緒に果てた。
※0721の日だったので
808 :
埋め2:2008/07/22(火) 00:24:13 ID:mth/oxXy
夜。
いつも通り、サイト、ルイズ、シエスタの三人は同じベッドで寝ていた。
が、シエスタがふと起き上がる。
「あついですねぇ……」
ぱたぱたと手で扇いでみるが、あまり意味もない。
胸元に目をやれば、寝間着が汗でしっとりと濡れていて何ともまぁ色っぽい。
見せる相手は寝ているが。
ふと脇に目を向けるとルイズとサイトが寝ている。
ルイズとサイトは背中合わせに寝ている。
つまり、サイトはルイズではなくシエスタの方を見て寝ているわけで。
ちょっと優越感。
そして、サイトを見つめる。
―――今なら誰も見てない。
そのことが彼女を少し大胆にした。
ちゅっ
邪魔な髪を手で避けてのくちづけ。
それもほんの一瞬である。
「続きは……サイトさんの返事を聞いてからですよ」
ぽつり呟いて、彼女も眠りに就いた。
夜。
月明かりが部屋を仄かに照らす中、私―――タバサは一人褥(しとね)で横になっている。
左手には愛用の本を、右手は秘処を這う。
くちゅ……
自分の息づかいといやらしい水音しかしない部屋。
ダメなのに……。
そう思えば、そう思うほど私の右手がやらしく自身をせめてくる。
んっ…ぁ……だめ
左手の官能小説、男をサイトに、女を私に当てはめて、何度も何度も読み返した。
だから、この先の展開も、どの箇所で自分がイキやすいかも知ってる。
あと数ページ……
ぷちゅ……
私の指が中に入った。
―――くる。
身体の奥から沸き上がってくる何かに身を委ねる。
一番気持ちのイイ瞬間。
…さいと…さいとぉ……
愛しい人を呼びながら、小説のヒロインは幸福の中絶頂に達し―――
んっ
―――私も一緒に果てた。
※0721の日だったので
808 名前:埋め2[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 00:24:13 ID:mth/oxXy
夜。
いつも通り、サイト、ルイズ、シエスタの三人は同じベッドで寝ていた。
が、シエスタがふと起き上がる。
「あついですねぇ……」
ぱたぱたと手で扇いでみるが、あまり意味もない。
胸元に目をやれば、寝間着が汗でしっとりと濡れていて何ともまぁ色っぽい。
見せる相手は寝ているが。
ふと脇に目を向けるとルイズとサイトが寝ている。
ルイズとサイトは背中合わせに寝ている。
つまり、サイトはルイズではなくシエスタの方を見て寝ているわけで。
ちょっと優越感。
そして、サイトを見つめる。
―――今なら誰も見てない。
そのことが彼女を少し大胆にした。
ちゅっ