つよきす　prat2

つよきすのエロかも〜ん！！

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　 ｌ::::::::ｉ:::::::::l K::| {ﾊ:::ﾄ､:ｌ　 ヽ{ ＼〉_,｀ﾄ､.＼}　!::::l
　 {､::::::ｌ::::::::.ﾊ从｀` ＼::ヾ　‐==='"´　l::::::｀Yノ;:::::l　私が立ててやったぞ。
　 　}ﾄ从 ､::::ｉｆ=='"´　 ヾ､　...::::::::::..　/::::::::::|;;;;;::}::|
　　　　 ＼N;ﾊ..:::::::　,　　　　　　　　 ｉ::::::::::::|;;;;::ﾊﾉ
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sage進行で進めるんだ。
荒らし、叩き、煽りはスルーだぞ。
自分の趣味押し付けは迷惑だ。
ＳＭ、百合、８０１などの特殊なＳＳは注意書きをした上で投下してくれ。
次スレは480KBか960レスをこえたら立ててくれ。

2get

>>2
すまん
隣にいる友人が勝手にレスしやがった
スルーで頼む

>>1
乙

>>1乙

早速よっぴーに飼育されるレオ希望

スレタイのpartのつづり間違えた。
すまん。
あと前スレが落ちててURLが貼れなかった。

>>1乙〜
そしてドンマイｗパラット(笑)

>>1ご祝儀
前スレ
つよきすのエロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1170597373/

ほしゅ

９レス目で保守とかｗ

まだかな〜

まだ2学期購入しようか迷ってます。

姫の対面座位まだかな？かな？

>>12
やめとけ。
近年稀に見る地雷だ。

>>1乙
立たないのかと思ってた。というか前スレの強引さに吹いた
なんかまた書くかな

>>13
それ書いて良い？

>>16
よろしく頼む
キス多めで頼む
頼む

>>16
孕んでしまうくらい、中出し多めで

>>17
某MAD思い出して笑ってしまった


>>16
全裸待機してるわ
肺炎になる前に頼む
よろしく頼む

待機

待ちきれず1学期のなごみんで暴発した。ｽﾏｿ

>>21
大丈夫
誰もお前を責めはしない

PS2のよっぴーの扱いの酷さに絶望した。

誰か救いの手を

そもそもパソコンがぶっ壊れててやっと直ったぜ

そいつは大変だったな

>>24
乙
うちのパソコンもメンテっつーか、買い換えないとな……

保守

ああ、オレも待ちきれず一学期の姫のラストで…orz

まーだー？

デレ姫

オッス！　久しぶり！　対馬レオだ。
まぁそんな四次元的な発言は置いといて。俺と姫――霧夜エリカが竜鳴館を卒業して三年。
あの生徒会室での宣言通りに己を高めることに励んだ俺は、なんとエリカと同じ大学に通っている。
我ながら快挙だね。本当、血反吐吐くかと思った。もちろん今だって鍛錬や勉強は欠かしてないけど。
とは言えそこは華のキャンパスライフ。いわゆる合コンみたいな物にも顔を出すことはある。
「悪いな対馬。向こうがどうしてもって言うからさ」
「ははは。光栄だね」
今日も学科の友達の誘いで合コンだった。
学生用の安いチェーン居酒屋にて他愛も無い会話。しかしそこに全てを賭けている男もいる。
前に偶然フカヒレと一緒になった時はあまりの熱意に引いた。
俺自身は彼女のいる身分だからあまり興味は無いけれど、付き合いってものがある。
四対四だったのだが、俺と今日の幹事を務めた友達は二次会に出ずに帰宅路を辿る。
「幹事のくせに抜けて良いのか？」
「いーのいーの。俺は飲みを楽しみたくて行ってるだけだし。
お前こそホイホイ参加して良いのか？　姫に怒られたりして」
ちなみに大学でもエリカのあだ名は姫。
俺と姫が付き合ってることは学内では有名だ。むしろエリカの存在を知らない奴の方が少ない。
「大丈夫かな。むしろ可愛いくて巨乳の子を持ち帰って来いって命令されるよ」
「ほぉ。さすが姫。軽く受け流してるわけだ」
「多分本気で言ってるけどね……」
電車に揺られながら軽口を言い合う。
対馬ファミリーの連中と離れ離れになってしまったのは寂しいが、
別れがあれば新しい出会いがあるとはよく言ったもの。
大学の友達とも上手くやっている。
それに引っ越した訳じゃないので週末などはたまに会ったりするし。
「んじゃ、俺ここだから」
「おう、またな」
ホームに降り、手を振って友人を見送る。
家までの道中、フラフラとコンビニに立ち寄る。なぜ人は特に用も無いのにコンビニに入ってしまうのか。
そしてなぜ飲んだ後は麺類が食べたくなるのか。カップうどんを購入。
酔って火照った体に夜風が気持ち良い。まだまだ子供だけど、こんな時はなんだか大人になった気がする。
そんなことを考えていると我が家に到着。
「ただいまー」
相変わらず両親は海外だし、乙女さんもとっくに実家に帰っているので返事はあるはずもない。
「おかえり」
と思ったらリビングから声。考えてみたら明かりがついてる時点で誰かは居るはずだ。
当たり前だが鍵は掛けて出たので、窓からファミリーが侵入したとは考え難い。
ま、合鍵を持ってる人間は一人しかいないけど。
「来てたんだ」
「今日は時間があったから」
天然物の金髪に整った顔立ち、何より天性としか思えない大物のオーラ。
霧夜カンパニー時期総帥筆頭候補にして、俺の彼女、霧夜エリカ嬢でございます。

「今日合コンだったんでしょ？　で、成果は？」
「まぁまぁかな」
ポットのお湯をカップに注ぎながら答える。
エリカはというと置いてあった煎餅をボリボリかじってたりして、オヤジ臭い。
これももう見慣れた光景だけど。
大学の連中に言っても信じないだろうなぁ。
「典型的な日本人の回答ね。そういうところは変わんないわね」
彼氏の家とは言え、勝手に人の煎餅を食べながら偉そうに話す姿がこれほど似合う人間がいるだろうか。
対面の椅子に座って三分待つ。
「どうせなら誰か上玉をお持ち帰りしてくれば良かったのにー」
「まだハーレムを諦めて無いの？」
「当然。乙女先輩やなごみんも逃がす気は無いわ。
おっぱいの為ならたとえ火の中、水の中、森の中、あの子のスカートの中」
「最後のは犯罪だからやめようね」
「ところでそれ、美味しそうね」
視線が俺の啜っているうどんに向かっている。
好奇心旺盛な性格なので、知らない物へは興味を持ちやすい。
「いる？」
「うん」
カップと箸を渡す。
「……」
手に持ったまま動かない。まさか食べ方が解からないなんてことはあるまい。
「熱い……」
そういことか。
「これは気が回りませんで」
箸を取り、うどんを一本すくう。息を吹きかけ、程よく冷ます。
もうそんなに熱く無いはずだが、野暮は言わない。
「はい」
「ん。ありがと」
うどんを租借するエリカ。
「うーん。ま、一般人の食べるものならこんなもんか」
「そりゃエリカの家と比べちゃ可哀想だ」
「あら、褒め言葉だったんだけど」
開発者が聞いたら泣くぞ。残りを食べ終え、片付ける。
「今日は泊まっていくの？」
「そのつもりだけど。それともこんな遅くに女の子を一人で歩かせるつもり？」
「まさか。大歓迎です」
「よろしい」
実際に痴漢が現れたらボコボコに打ちのめした上に、裸にして町内一周くらいはやらせそうだけど。
いや、命を取られないだけまだそれはマシかもしれん。
いろんな意味で命（タマ）の一つや二つ潰される覚悟が無いとエリカに狼藉は働けない。

健全な男女が一つ屋根の下に居ればすることは一つ。
ご多分に漏れず、俺達もやることはやってるわけでして。
「ん……はぁ」
エリカの中から息子を引き抜く。幾度と無く体を重ねているのに、全く飽きない。
お互いしか知らないけど、エリカ以上があるとは思えない。
「エリカ……」
「レオ」
唇を合わせる。行為が終わったばかりなので、本当に合わせる程度。
エリカの横に寝そべる。こうしていると無言で抱き締めてくれる。男女の立場が逆の気もするけど。
「ねぇレオ」
「ん？」
「合コンって楽しい？」
エリカは参加したことがない。声は毎日のように掛かるけど、全て断っている。
『私に釣り合うような男が来るとは思えないし。単純にそんな暇じゃないしね』
とのこと。
「まぁ楽しいのは楽しいかな。ワイワイ騒ぐのは嫌いじゃないし、たまに面白い人も来るし」
「可愛い子は？」
「俺の基準はエリカだから。エリカに匹敵するとなるとまずいないね。
客観的に見れば可愛い子はいっぱい居たけどね」
「あらあら。レオの癖にずいぶん生意気言うわね」
嬉しそうに言うエリカ。
「でもレオはそう思ってても向こうは違うんじゃない？」
「正直『二人で抜けない？』って誘われることはよくあるよ。行かないけどね」
「むぅ」
「ヤキモチ？」
「嫉妬するくらいなら最初から行かせないわよ。気になるのは確かだけど」
「至極光栄」
エリカにここまで気にかけてもらえるのは佐藤さんと俺くらいだろう。
「エリカの方こそ、仕事は順調なの？　と言っても、不調ならここに来ないか」
「そういうこと。レオが頑張って私に着いて来てくれてるんだから、私も腑抜けてるわけにはいかないわ」
「さすが。でも授業との両輪だし、疲れたらいつでも甘えてくれて良いよ」
「ありがと。十分甘えてるわ」
もう一度キス。
贔屓目抜きでもエリカの努力は凄まじい。
大学に入って、勉学、カンパニーの仕事共にさらに忙しくなっているのに弱音を一切吐かない。
それに比べたら合コンに行く時間のある俺なんて甘ちゃんもいいとこだ。
もっと俺も頑張ろう――そう思っていると、
エリカに抱かれている心地良さも合わさってすぐに夢の中へ入っていった。

「うぉぉぉ！！　行くなぁぁぁ！！」
布団を跳ね飛ばし、上体を起こす。
「な、なに？　どうしたの？」
さすがに驚いたのか、エリカも起きる。
「いや、ちょっと……恐ろしい夢を」
「夢？」
「うん。エリカが俺と別れて両親の薦めるお見合いに行くって夢……」
「はぁ？」
「なぜか髪が短くて金髪ってよりピンクになってて……」
「落ち着きなさい。現実はこっち」
「解かってるけど、嫌にリアルな夢だったぜ……」
時計を見ると七時半。目覚めは悪いが、起きるには丁度良い時間だ。
「汗かいてるわね。シャワー浴びた方がいいわ」
「そうする」
ベッドから抜け出す。
「エリカ、もし本当に両親が『対馬君とは別れてこの人と結婚しなさい』って言ってきたらどうする？」
一応聞いてみる。
「下らないわね。そんな妄想してる暇があるなら
如何にして乙女先輩のおっぱいと純潔を奪うかを考えた方が余程生産的だわ」
それも十分妄想だと思うけど、突っ込まない。
シャワーを浴び、朝食を作る。トーストとコーヒー程度の誰でも出来る朝食。
「毎日似たようなもので飽きないの？」
「たまにはご飯も炊くよ。何よりおにぎりじゃないってだけで新鮮だ」
「何の話？」
「内緒の話」
食べ終え、片付けたら大学へ出発。
校内に入るとさっそく視線が集まる。長い大学の歴史上唯一人入試で満点を取った姫とそのお供。
入学して以降もその実力を周囲に見せ付けているエリカはもはや大学の名物と言っていい。
賛辞の視線はエリカに向けられていると解かっているが、なんとなく俺も優越感にひたってしまう。
「この大学ってレベルが高いのは良いんだけど、中々私好みの胸が見つかんないのよね〜」
本人はこんなだけど。
同じ学科とは言え、履修している授業は違う。
「じゃ、また昼休みに」
「わかった」
手を振り別れる。
さて、勉強は勉強でしっかりやらないと。
エリカや友達と面白可笑しく過ごすのも大事だけど、基礎が疎かになっては本末転倒だ。
何時までも乙女さんとスバルに尻を叩かれている俺じゃないぜ。

午前の授業が終わり、空き教室にてエリカを待つ。さっきメールを送ったのでもうすぐ来るはずだ。
二人で一緒に昼食を食べることは多い。人ごみを嫌うエリカは食堂よりも空き教室を使うのを好む。
もっとも、空いてる部屋を探すのは俺だけど。
ここの授業のレベルは高い。必死とまではいかないが、油断しているとすぐに置き去りにされる。
しかし不思議なもので、初めはうんざりすることもあったが、今では結構授業も楽しい。
何でも本気になれば面白いものなのかもしれない。
「対馬君」
何をするでもなく携帯をいじっていると、声をかけられた。
「えっと……同じ学科の山口さん？」
「そうそう」
何度か話したことがあるので憶えている。何の用かは検討もつかないけど。
「今、良いかな？」
どうしようか。そろそろエリカが来るはずだ。手早く済ませてもらおう。
「すぐに済む用事なら、大丈夫だよ」
「うん、大丈夫。あのさ、対馬君って霧夜さんと付き合ってるんだよね？」
「あー、うん。付き合ってる」
「彼女がいる人に言うのは自分でもどうかと思うけど、私じゃ駄目かな？」
「へ？」
駄目って何が駄目なんだ？　いや、なんとなく……と言うか正直言わんとすることは解かるけど。
「別に二番でも良いんだよ。一夫多妻歓迎」
「いやちょっと待って」
「霧夜さんが凄過ぎて隠れてるけど、対馬君も相当魅力的だしね。抑えとけば将来安泰かも」
勝手に話を進める山口さん。普通なら嬉しいけどそうも言ってられん。
とりあえずお断りしようと口を開いた、その時。
「私の彼氏に手を出そうなんて、大した度胸ね」
降臨……満を持して。
ドアに背を預けて腕組みしているエリカ。マニュアルを見ずとも誰でも解かる。大変お怒りです。
「で？　あなた誰？」
「同じ学科の人間くらい憶えときなさいよ。やっぱ腹立つわね、あんた」
エリカは強烈なカリスマの持ち主である分、アンチも同じく多い。山口さんもそのようだ。
「ごめんさいね。記憶容量の無駄遣いはしない主義だから。
て言うか、消えてくれない？　それとも、消されたい？」
やばい。思ったより怒っていらっしゃる。学び舎を血の海にしない為にも俺が動かねば！
「そ、そういう訳だから、ごめんね山口さん」
彼女の背を押し、無理矢理教室から押し出す。素早くドアを閉めて鍵も掛ける。これで良し。
振り向くと仁王立ちのお姫様。
「気に食わないわね」
「ごめん」
「謝るような事したの？」
「いや……してない」
「じゃあ良いじゃない」
とは言えどう見ても怒りは静まって無いわけでして。
無言で時間が流れる。き、気まずい。

「盲点だったのよね」
先に口を開いたのはエリカだった。
「私に釣り合うくらいの男になれって言って、レオがそれに応えてくれたのは嬉しかったわ。
でも、私に釣り合う男って他の女の子から見ても魅力的よね」
確かに。自画自賛になるけど、大学に入ってから妙にモテる。
スバル共々、フカヒレに呪い殺されそうになるほどだ。
「最初はレオが私から離れるわけないと思ってたんだけどね。まぁ今も思ってるけど。
だから合コンとか行っても余裕だったわ。でも、レオから行かなくても、寄って来る悪い虫はいるわけだ」
「さっきみたいに？」
「そう。私は私でカンパニーの方の仕事もあるし、同じ大学同じ学科だからって毎日ベッタリとはいかない。
だから……レオを取られたらどうしようって、思うときもある。
嫌われたくないから、物分りの良い振りもしちゃうし」
「エリカ……」
見ているか元竜鳴館の生徒達よ！　諸君らの『姫』に俺はこれほど愛されているぞ！！
「ジレンマよね。レオが離れないように頑張るほどにレオと居る時間は減っていく。
かといってレオと野望を天秤に賭ける気も無い。どうしたらいいのやら」
何を今更。少し可笑しくなって笑う。
「ちょっと、人が真剣に話してるのに笑うなんて、どういうつもり？」
「ごめんごめん。うん、やっぱり、エリカは少し疲れてるよ」
「別に疲れてなんか……」
言い終わる前に抱き締める。急だったので抵抗されたがすぐに大人しくなる。
「あの放送憶えてる？」
「どうやって忘れるのよ。あんなもの」
「その時自分で言ったじゃん。男も野望も手に入れるって。そういうことだよ。
簡単な話だ。エリカはいつも通り、『私についてきなさい！』って言えば良い」
「レオ……」
「ま、ここまで来てドロップアウトする気は無いから勝手について行くけどね。
それに、昨日も言ったけど、いつでも甘えてくれて良いのに。合コン行って欲しく無かったら行かないし」
「行くな」
即答。
「了解」
「告白されるのは仕方ないけど、すぐ断る」
「了解」
「私がハーレム作るのは許されるけど、レオは駄目。レオは……レオは私だけのものなんだから」
そう言うとエリカの唇で俺の唇が塞がれる。しばらくお互いの口内を堪能する。
舌が独立した意思を持っているかのように絡み合う。静かな教室内にピチャピチャと音が響く。
「ぷは……」
ようやく顔が離れる。俺の胸にもたれるエリカ。十センチの身長差があるので丁度良い。
頭を撫でてみる。普段は俺が甘える方なので滅多に無い光景だ。
「ん……こういうのも、悪くないかもね」
「気に入った？」
調子に乗って髪に口付ける。
「うん。むしろ好きかも」
綺麗より可愛い。こんなエリカは本当に珍しい。
「ねぇ……したい」
「ゴム無いんだけど」
「大丈夫な日だから。お願い」
ここまで言われて立たない、いや、起たない奴は男じゃない。

「う……ん。あ、ふぅ」
平均より少し大きめのエリカの胸を揉み解す。下着と服の上からでも柔らかさが伝わってくる。
「レオってほんとに胸好きよね」
「エリカには負ける」
立ったままじゃやり難いので教員用の椅子に腰掛ける。
「エリカ、おいで」
膝に手招き。大人しく従うエリカ。挿入はしてないけど、いわゆる対面座位の形。
「誰か来ないかな？」
「次の時間はここ使わないし、大丈夫よ」
「なら、いいかな」
この体位の良い所はキスが非常にしやすいところだ。
当然、俺達も何度も唇を重ねる。
「はぁ……ん、んんぅ！」
キスしながらも胸への愛撫は忘れない。憶えたての頃は胸ではあまり感じなかったエリカだが、
俺の弛まぬ開発によって、十分な性感帯として機能している。
上着をめくると薄青色のブラジャーが現れる。
「おぉ、清楚系。珍しい」
「あのねぇ。私だってそういうのくらい持って……あぁ！」
ブラをずらし、乳首を甘噛み。首がちょっとつらい。
「ちょ……レオぉ、そんな、噛まないで」
頭を腕で押さえつけられる。噛んじゃ駄目なら舐めてみる。
「あ、あ、ああぁ！」
空いている方の手をスカートの中へ潜り込ませる。
「や！　そこは……」
あえて本丸には行かずに太ももを撫でるだけ。それでも、汗がうっすらと浮いてくるのが解かる。
さーて、珍しくお姫様がデレモードだ。これを利用しない手は無いぜ。
背中に回している手をゆっくりと下ろす。キスに夢中なのか、エリカは気付いていないようだ。
ロックオン完了！　直腸の奥まで狙い打つ男だぜ俺は。
下着の上からエリカのお尻を撫でる。
「しっかり掴まっててね」
「え？　あ……ふあぁ！？」
下着をずらし、中指を入れる。ただし、本来なら出す方の穴にだ。
「そ、そっちは駄目だってば！　ん！　あぁ！」
第二間接近くまで挿入し、曲げたりこねたり。動くたびにエリカの背が跳ね上がる。
それでも俺をガッシリ掴んで離さない。
本人は意地でも認めないけど、エリカは絶対後ろが弱い。
「ごめん、ちょっと腰上げて」
「？」
意図は解からなかったようだが、少し腰を浮かしてくれる。その隙間を利用して前にも指を入れる。
体勢は少々つらいが、膣は濡れていたのですんなり入る。
「二本差し」
「バ、バカ！」
不規則に動かすとエリカの体も合わせて動く。膣が痙攣するかのように指を締め付ける。
「イキそう？」
「キス……キスして」
俺の問いには答えず、ついでに返事も聞かずに、貪るように唇が奪われる。
にゅるりと舌が入ってくる。それに応えようと俺も舌を動かすが、許されない。
下は俺が、上はエリカが、それぞれ支配してお互いを感じあう。

「ん、エリカ、そろそろ」
「私も入れて欲しいけど、その前に……」
俺の膝から降りてしゃがむエリカ。
「こっちにもキスしてあげる」
意味を察した俺は自らズボンを下ろした。降臨……満を持してないけど。
「な、なんか私がしなくても準備万端ね」
「そんな事は無い。今か今かと息子共々待機中だ」
「じゃあ、あむ」
「うあ……」
サービス精神旺盛なのか、自分がやりたいだけなのか、イメージとは逆にエリカは割りとよくフェラをしてくれる。
「ん……」
性格的には大雑把なところもあるエリカだが、フェラは懇切丁寧。
持てるテクニックの全てを動員してくれる。
まぁそのサービスの裏には――
「う、あ、エリ、カ……」
「んー？　出ちゃいそうー？」
俺の反応を面白がってる節があるけど。
「こういうのは如何でしょう？」
亀頭を甘噛みされる。痛いような気持ち良いようなくすぐったいような。
「これは？」
尿道に熱い感触。指で開いて舌を差し込んだらしい。
奥までは入りようも無いのでほんの入り口程度だが、なんか不思議な感触だ。
「ちょっと気持ち良いかも……でもあんまりやらないで欲しいかも」
そう言って止まるエリカなら苦労しない。
「ふふ。ここが良いんだぁ？　ねぇレオ？　やられたらやり返せが鉄家の家訓だったわよね？」
「そうだけど俺は対馬家……うわ！」
さっきよりも強めにねじ込まれる。おまけに器用にも舌先を動かして刺激を与えてくる。
なんだか背中がビクビクするし、頭がボーっとする。
「さっきより硬くなったわよ。体は正直ね」
息子から口を離すエリカ。
「あ……」
「残念そうな顔しないの。出すんならこっちに、ね」
自分で下着を脱いで鞄の上に置くエリカ。
その姿を見ているとまたしても愚息が成長した気がする。

お互いの性器を合わせるとヌチャっと音がした。
「じゃ、行くよ」
「うん」
対面座位の体位に戻り、エリカが俺に体重を預ける。
「あ、あぁ！」
「ん……」
ズブズブと息子がエリカの中に埋まっていく。
ゴム無しでは滅多にしないから、感覚がついていかない。正直、すぐにでも発射しそうだ。
歯を食い縛って耐えるが、この締め付けとぬめりは反則だ。
「ん！　はぁぁ！　レオォ！！」
こっちのことはお構い無しに腰を動かしまくるエリカ。
この体位は女性のほうが動きやすい。
というか、ベッドの上ならまだしも、不安定な椅子で俺が動くと倒れかねない。
要するにやられるがまま。悔しいので乳首を噛んで反撃。
「ふぁぁぁ！　そっちも気持ち良いけど、キス……」
「なんか、今日はずいぶんキスねだるね」
「たまには……良いじゃない」
「お安いご用だす」
顔を上げてキスを交わす。今日何度目かもう数え切れない。
今度は上も下もエリカの思うがまま。
「ちょ……エリカ、もう……」
「うん、いいよ……出して」
目を合わせるとゾクっとするほど色っぽい表情をしていた。
そんな顔されたら……。
「あ……出てる、熱い……」
そりゃー出ますとも。
「あれ……出したよね？」
「うん。でも……」
「まだいけそうね」
硬さを維持したままの我が愚息。そう、俺は質より量で勝負する男だぜ！
エリカのお尻を掴み、動かす。
「あ、あ、んぅ、はぁ、ちょ、少し休ませ、て……」
「だが断る」
息をつかせぬ無呼吸連打……じゃなくて、無呼吸ストローク。
息子によってエリカの中がかき回される。先端に感じる感触は子宮口だろうか？
「わ、私も、頭、おかしくなりそっ……！」
エリカが感じれば感じるほど膣も締め付けてくるわけで……。
「え？　出て……る？　あ、んぁ！　出しながら……？」
「お婆ちゃんが言っていた、出しながら動けてこそ本当の男だと」
「な、何言って……あ！　も、もう駄目！　うあぁぁ！！」
一際大きく背を仰け反らす。慌てて支えなければ後ろに倒れてしまうところだ。
どうやらイッたっぽい。ようやく一息着く。

「結局抜かずに五回……か？」
「さぁ、数えてないわよ。さすがに疲れたわね……」
二人して教室の床に座り込む。
「腰いてぇ。動きたくないけど……」
「そうもいかないわね。ちょっとトイレ行って来る」
鞄と下着を持って出て行くエリカ。俺も立ち上がって服を正す。
ウェットティッシュで息子を拭くのも忘れない。
教室を出て待っているとエリカが戻ってきた。
「出し過ぎ。赤ちゃん出来たらどうすんのよ」
「うーむ、対馬エリカかぁ。それとも霧夜レオになるのか？」
「バーカ。まぁ良いわ。本当に危なかったら殴ってでも止めてるし」
「それにしても、授業サボってセックスって、実に大学生らしいね」
「サルよサル。ただの」
軽口を言い合いながら、並んで歩く。しばらくすると、腕を絡められた。
すでにキャンパスに出ているので周りの目線が痛い。
ただでさえエリカは目立つ。
「エリカ？」
「懐かしいわね。あの時もこうやって校内一周して、見せ付けたっけ」
「うん」
「もう一回やる？」
「嫌じゃないけど……」
「けど何よ？」
「そんなことしなくても、こうすりゃいい」
向かい合い、お互いの唇を合わせる。まぁすぐに離すんだけど。
「レオ……」
それでもエリカは嬉しそうで。恥ずかしいけど、やったかいはあったかな。
周りがざわめいている。うぅ。やっぱ恥ずかしい。
「なんなら『レオに手を出すな！』って宣言してやろうかな」
「それは多分男の台詞だよ」
再び歩き出す。
いつからかは忘れたけど、緊張せずに隣にいれるようになった。
「追い付いた、かな」
「ふふん。また置き去りにしてあげるわよ」
「そうはいかん」
ま、俺には一歩後ろが似合ってるかもしれないけどね。

ＥＮＤ

乙

待たせた？
たまにはデレデレの姫もアリだと思ったんだぜ
俺は無類のヤキモチネタ好きだぜ
キスは意識して多くしたが、満足したかはわからんぜ
中だしも同じくだぜ


どうでもいいけど、ビスタ使いにくい気が
ＸＰに戻そうかな……

ＧＪすぎるんだぜ

GGGGJ！
雨あんまり降らなかったから肺炎にはならなかったぜ！ｗ



ビスタよりXPのがいいと思うよ
ビスタ動かせるスペックならXPは更に快適っていうｗ

待たされたけど、それに見合う価値があるから平気だ
俺も無類のやきもち好きだぜ
とにかくＧＪ！

GJ！
姫スキーの俺にとっては最高だったぜ
姫可愛いよ姫

gjすぐる

ふぅ

Job

ネタ枯れかねぇ

職人が一人しかいないからな…

妄想（ＳＳ）の材料になる公式があのざまだからな…
職人も読み手もつよきすから離れていったのかもね

ネタが無ければリクすれば良いじゃない
前スレを見るに大抵は消化してくれるし

じゃあよっぴーの逆レイプをｷﾎﾞﾝしようか
レオが犯されるのは実にイイ(･∀･)

もうエロしかないんだな

そうか、二学期はレオのみた悪夢やったんや！
はじめから二学期なんてなかったんや！

なにをいまさら

ユーロとＭＧＳ４で寝れん……
>>49
ぶっちゃけ否定出来ないでごわす
>>54
一応エロスレだし
まぁ前スレは半分以上エロ無しだったけど

あげ

な
ご
み

エロの有無なんかどうでもいいからなんか読ませておくれ

クロスオーバー


「これ、ホームランボールってやつですね。あたしはあんまり興味無いんで、センパイにあげます」
と言って、なごみがボールを差し出す。ありがたいけど、俺もあんまりいらな……。
「ちょっと待ったぁ！！　興味無いならアタシがもらったぁ！！」
ん？　なごみの声が違う方向から……？
声のした方を見ると、真っ赤な長い髪をポニーテールに結んだ女の人がいた。
これほど主張するくらいだから余程熱心なファンなんだな。
まぁどうせならボールも愛してくれるファンの元へ行きたいだろう。
くれたなごみには悪いけど、渡すとするか。
「おいベニ公。いくら何でも人様の物を寄越せってのはないだろ」
ベニ公と呼ばれた赤髪の人の横から割り込みが入る。なんか目つきの悪いやっちゃな。
同時になんとなく親近感を覚えた。
「うるさいわよ下男。目の前で宝物を奪われた気持ちがあんたにわかる？」
「気持ちはわかるけどよ、少し落ち着けよ。ちっとも雅じゃねぇぞ」
「ぐ……確かに。ちょっと興奮しすぎたわね」
「あの、すいません、うちのアホが迷惑かけて」
「誰がアホじゃい！！」
目つきの悪い男が頭を下げる。悪い奴では無いらしい。よく見れば年も俺とそう変わらなさそうだ。
しかしなごみ似の声の人は怖ぇ。竜鳴館でも通じるなこれは。
「いや、良いですよ。ところでボールなんですけど、俺もなごみ……彼女もどうしても欲しいってほどじゃないんで、
良かったらもらってくれませんか？　なごみ、良いだろ？」
横に座っているなごみに許可を求める。一瞬間があったがうなずく。
やはり自分があげた物を他人に渡されるのは嫌なのか。でも今更「やっぱ無理」とは言えないし。
また今度埋め合わせをしよう。
「良いの！？　正直遠慮無くもらっちゃうわよ？」
言うが早いか俺の手からボールを取り上げる。
「ベニ公」
「ちゃんとお礼くらいするわよ。そうね、夕飯奢りとかでどうかしら？　そっちの時間があればだけど」
「俺達は大丈夫ですけど」
「じゃ決定ね。試合が終わったら球場の入り口で待ってるわ」

試合が終わり、例の二人と合流する。
「さて、それじゃ行きましょうか。と、その前にまだ名前聞いてなかったわね」
「俺は対馬レオです。こっちは椰子なごみ」
どうも、となごみが頭を下げる。
二人きりではないのでご機嫌斜めだが、俺が行くと言った手前、帰る気も無いようだ。
「レオとなごみね。アタシは朱子。皆ベニって呼ぶからそれで良いわ。んで、これは名無しの下男」
ベニさんが目つきの悪いのを指差す。
「このアホの言う事は放って置いていいぜ。俺は上杉錬。錬で良い」
「アンタなんか下男で十分よ」
「あぁ！？」
「何よ？　やるって言うの？」
放置してたら終わらなさそうだ。
「ははは。仲良いんですね」
「「誰が！！」」
ステレオ突っ込み。やっぱり仲良しじゃん。
痴話喧嘩もそこそこに、ベニさんに先導され歩き出す。この辺は詳しくないので任せるしかない。
「おいベニ公、飯奢るのは良いけどさ、俺あんまり金持ってねーぞ」
「あらアタシもよ」
「っておい！　どうすんだよ！」
「慌てない慌てない。アタシに雅な考えがあるから」
「カツアゲは犯罪だぞ。強盗も」
「あんた、アタシをどんな人間に思ってんのよ」
前を歩く二人の会話は絶えない。
「なんかカニとなごみみたいだな」
「そうですかね。あの二人は対等に見えますけど、あたしとカニには埋め難い格差がありますから」
「お互い、喧嘩するほど仲が良いって感じだけどなぁ」
「それは相手が人間の場合です。甲殻類相手は含まれません。喧嘩ではなく狩りです」
苦笑する。どうしてもカニと仲良し設定は嫌か。傍から見てれば仲の良い二人にしか見えないけど。
「ほら、ここ。着いたわよ」
ベニさんが自慢げに指差す方向には立派過ぎる屋敷が。レストランには見えない。
「なるほど、そういうことか。でも森羅様に許可取らなくていいのかよ？」
「とっくに連絡済。『面白いから連れて来い』ってさ」
「さすがだな」
「何か不安なんですけど」
「大丈夫大丈夫、さ、入って入って」
門を開けて手招きするベニさん。覚悟を決めて踏み入る。
「おかえりなさい、錬兄、ベニスさん」
「おう、客か。まぁゆっくりしていけや」
どこからともなく声がする。
しかし人影は見当たらない。
「ここだよ、ここ。下」
足元に目線を向けると……。
「なんですかねこれ？　ラジコン？」
「おい！　黒髪ロンゲ！　俺様をラジコンなんかと一緒にするな！　俺様はデ・ニーロ、誇り高きロボットだぜ」
「何なのこれ？」
錬に尋ねる。
「一言で言うとロボットだな。性能は良いけど、口は悪い。ま、害は無いから無視しても大丈夫だ」
「ふーん」
「現実離れしてますね」
「ウチの館長とか乙女さんも相当なもんだし、人の事は言えん」
広い庭を抜けて、お屋敷の玄関へ。
「うぅ……誰も僕に構ってくれない」
後ろで声がした気がするけど、多分気のせいだろ。

「錬ちゃ〜ん、おかえりなさ〜い」
玄関を開けると中から人が飛び出して錬に抱きついた。この人は姫に声が似てるような。
「怪我とかしてませんか？　ベニちゃんにいじめられませんでしたか？　お姉ちゃん分は足りてますか？」
「怪我はしてないし、ベニ公はまともだったけど、姉分は足りない」
「まぁまぁ。それでは補給ですー」
「鳩ねぇ……」
明らかに胸を押し付けてる。会話から察するに姉弟なんだろうが、やり過ぎじゃなかろうか。
「あのーこれはいいんですかね？」
「あぁ、そのシスコン＆ブラコンは死んでも治らないから」
「どこかの誰かさんみたいですね」
なんの事やら。
「ふむ、ベニスよ。客人は私が案内しよう。お前は着替えてきなさい」
「うぉ！」
何時の間にか背後を取られてた。でけぇ。櫛で髭を整えている謎の紳士。
「私はこの家で執事長を務めている、田尻と申します。気さくに大佐と呼んで下さって結構ですぞ」
「はぁ」
「ちなみにこれは私の美しい半生を綴った自伝でございます。お近づきの印にどうぞ」
俺となごみに一冊づつ手渡す。大佐が上半身裸で決めている写真が表紙だ。
言っちゃ悪いが売れないだろうな。
「プレミアですぞ」
嘘つけ。
「さて、ではこちらにお掛けになってお待ち下さい。すぐに支度をいたしますので」
食堂らしき部屋へ通される。
しかし外観だけでもわかるが、世の中あるとこには金があるんだな。
椅子に座って待つが、手持ち無沙汰だ。かと言ってチョロチョロ歩き回るのも失礼だし。
「緊張するな」
「取って食われたりはしないでしょう。こういう家の人が何を食べてるかは興味深いですね」
「普通の物だと思うけど」
「同じ料理でも食材によって味は全く違います。お金が有れば良い物が買えるのは事実ですから、
こういった機会は貴重です」
貪欲で結構。
「お待たせしました」
配膳車を押してベニさんが現れる。メイド服に着替えている。
「ここで住み込みのメイドってわけ。下男も同じく。あいつは執事だけど」
どうでもいいけど、下男って嫌なあだ名だな。
「鳩が仕込みをしてくれてたからすぐに出来たわ。主人を呼んでくるからもうちょい待っててね」
「その必要は無いぞ、ベニ」
ドアには絶世の美女。ん？　どっかで見たような。
「森羅様、これからお呼びしようと」
「客人を待たせるのは好かん。それに、せっかくの料理が冷めてしまったらつまらないからな」
「森羅……森羅ってあの久遠寺森羅！？」
「ほう、少年、私を知っているのか？」
「そりゃー有名人ですから。あの、良かったら握手を……」
近付こうとするが手で制される。
「止めた方が良い。まだ死にたく無いだろう？」
意味はわからんが、目は真剣だ。本当に止めた方が良さそうだな。
大人しく椅子に戻る。
「アッハッハ！　素直で良いぞ少年」
豪快に笑う久遠寺森羅。テレビで見るのとはイメージが違うなぁ。

「いただきまーす」
ナトセさんと言う執事（メイド？）の元気溢れる声と共に食事は始まった。
「おかわり」
早過ぎるだろ。乙女さんもビックリだぜ。
「昼間はベニスが世話になったみたいね。姉さんに代わって礼を言うわ」
「いえ、こちらこそこんなに美味しい物を食べさせてもらって、感謝します」
実際なごみも文句無しのようだ。割りと珍しい。
「良いのよ。久遠寺家の家訓みたいなものだから、遠慮せずにドンドン食べなさい」
そう言ってくれるのはロリっ子……ではなく久遠寺家の次女、久遠寺未有さん。
何でも飛び級で大学を卒業するほどの天才で、あの卵ロボを作ったのも彼女らしい。
「夢も人助けキャラを目指そうかなぁ」
「夢っちじゃただの良い人で終わりそうね」
「ガーン」
三女は普通の人っぽい。
「時に少年、私のグラスにワインを注いでくれないか？」
「へ？」
「森羅様、そんな事は専属のアタシが……」
「私は少年に頼んでいるんだ」
「はぁ。別に構いませんけど、作法とか知りませんよ俺」
「気にするな、ほら」
グラスを向けられる。大佐から瓶を受け取り、森羅様のグラスに注ぐ。
「良く出来たな少年。褒美だ」
立ち上がった森羅様に頬を撫でられる。
「ちょ、あ、あの」
顔を近付けられる。なごみが立ち上がる音がした。
口を開きかけたところで顔が離れる。
「ハッハ、懐かしいな。錬が来たばかりの頃を思い出す。許せなごみ。ほんの戯れだ」
「姉さんの悪趣味に付き合っていると身が持たないわよ。むしろ抵抗すると余計に面白がるわ」
未有さんに言われて座るなごみ。あからさまに舌打ちしたけど。
相手が久遠寺森羅だろうとお構い無しに向かって行くのは我が彼女ながら凄い。
なんやかんだで食卓は賑やかだった。
生徒会ではワイワイ食べる機会は意外と少ないので、結構嬉しい。
久遠寺家の人も気さくで良い人ばかりだし。
「食後は私の美しい過去をじっくり、たっぷり、バッチリ語るとしましょう」
これは遠慮しておこう。

「どうもありがとうございました。すっかりご馳走になっちゃって」
門まで皆が見送ってくれる。
「ふ、こちらこそ楽しませてもらった。また機会があれば良いな」
「その時は是非。では俺達はこれで」
「あぁ。またな。と、その前に……」
森羅様がなごみの手を引っ張り、暗がりへ連れ込む。
しばらくすると二人とも戻ってきた。なんかなごみの顔が赤い。
「なんだったんですか？」
「秘密だ。同じ悩みを抱える同士の、な」
何のこっちゃ。
「それでは」
「うむ」
「バイバーイ」
夢さんが手を振ってくれる。
「良い人達だったな」
「そうですね。少々騒がしいですから、あの家に住む気にはなりませんけど」
「でも料理には満足したんじゃないか？」
「はい。食材に頼らず、作った人の腕がわかる味でした」
「最後森羅様と何してたんだ？」
「そ、それは……秘密です。『私は同族を見抜く眼力がある』だそうです」
ますますわからん。なごみと森羅様はあんまり似てない気がするけどな。
「しかしあの姉弟には笑わせてもらいましたね」
「まったくだ。姉弟愛もあそこまでいくと犯罪だな」
「人の事言えます？」
「世の中には俺なんか足元にも及ばないシスコンがいるってわけだな。
風の噂では八人もの姉と暮らしてる男もいるらしい。いや、漢と呼ぶべきか」
「わからない……」
「まぁそれより本物のメイドって俺初めて見たよ。こんどなごみに着せてみようかな」
「センパイ相手なら構いませんけど」
とりとめも無い会話をしつつ、夜は更けていった。

おしまい

最近、君ある終わらせたからＰＣ版で唯一出てきたところを
なんか君あるのキャラ紹介みたいだけど気にしない

乙。呼び方は「レン」にしたほうがいいけど。
あと森羅様のレオの呼び方変じゃね？仮にも客なんだし。

君あるはアニメしか詳しく知らないがGJ

眼力でわかるものなのかｗ

GJ！
声優とか全然分かんないんだけど、同じ人なんだ？


大佐が良すぎるってか、うまいｗ

ベイがようやく勝ってうれしいお

乙
＞なんか君あるのキャラ紹介みたい
みたいじゃなくてキャラ紹介だｗ

檻・・・

>>67
当たり前だが互いの呼び方がわからぬ。久遠寺家に本当の客が来た描写も無かったし
錬→レンはやっぱ原作準拠にすべきか
>>71
ですよねーw
町内対抗運動会でもさせるか

なーご

みん！！

名ー護

や

>>76
その命、神に返しなさい……!!

未だに迷う2学期より、君ある買えばいいかな？

両方買え、そして「きみある2学期」買うんじゃなかったと後悔すればいいさ。

>>79
２学期買って生きていく事の苦しみってのを知れば良いと思うよ

>>79

>>80-81の意見を参考に、2学期をスルーして君あるを買うんだ。

のほほいさ

>>79
オプーナを越えられる傑作だから買っとけ

なごみ編ならなんでもいいです＞＜

素奈緒編ならなんでもいいです＞＜

良美編ならなんでもいいです＞＜

特に意味も無い１レスネタシリーズ
〜もしもレオの脳みそにエロしか詰まってなかったら〜

・乙女さん編
「技の名前はきりもみ乙女パンチなんてどうだ？」
「花びら大回転乙女パンツの方が良い」
「全校生徒の前で叫べるものなら叫んでみろ。当日口がきける状態ならな」

・カニ編
「昨日もテンチョーにこき使われて大変だったぜ」
「なにぃ！？　手コキに使われたぁ！？」
「オメー、フカヒレと一緒に二次元に帰れよ」

・なごみん編
「あたしは干渉されるのが嫌いなんです。気安く話しかけないで下さい」
「俺は浣腸されるのもするのも好きだぞ」
「死ね」

・姫編
「女だっておっぱいは好きよ」
「胸にばかり目が行って、尻には興味を示さない……二流だな」
「熱くなるところ違うと思うけど」

・よっぴー編
「よっぴー言わないでよぅ」
「じゃあマンｐ……」
「古いよ対馬君……」

・素奈緒編
「あーもう、いつまでも腐っててトサカ来る！！」
「俺の股間も相当トサカに来てるぜ」
「腐ってる方がまだマシね」

・瀬麗武編
「すまない対馬、教科書を貸してくれ」
「橘さんは処女っぽいからまずは『ふたりエッチ』からで良いかな？」
「天上より赤く染め上げてやろうか？」

・祈ちゃん編
「山は嫌いですわ」
「またまた〜デッカイ山を二つも持ってるくせに」
「いじめを始めます」

何やってんだろ俺……
二日も寝てないと人間は馬鹿になる良い見本
さて、レポート出しに行こう……

NOB乙

誰も喜ばない糞を垂れ流すなよ

最後の職人は大切にしないとメーなの。

ここは糞じゃなくてＳＳを載せるスレだろ
職人が最後だろうと一人だろうと贔屓する必要はない
俺はエロゲネタ板のＳＳも全部読んだが、今回のはトップクラスの酷さ
昔の職人の方が上手いよ活気があったしな

てかさ、公式発売の二学期も酷いのに、まだつよきすのＳＳなんか読みたいか？
職人が一人で住人もいないのは需要も供給も無い証だろ

君みたいな荒らしがいるからまだ大丈夫

俺は純粋にクオリティの高いものが読みたいだけだ

そんなに不満なら読まなきゃいいような
もしくは自分で書けば？
どんだけ上から目線だよ

>>95
手が付けられんほどの自己中だな
百歩譲って、あんまりいいSSじゃなかったとしても、スルーすればいいだけの話だろうに・・・・
ゆとり、か・・・・

こんな時期に沸くなんて…夏休みはまだ早いですよ

>>96
自分で書けとか安い挑発だな
書かなきゃ批判も批評もダメか？
そもそも俺はすぐにＧＪを出すお前らの姿勢が気に食わない
もっと作品を見る目を養えよ

>>97
何でもゆとりって言えば済むと思うなよ
スルーして読まなかったら意見も言えないだろ
そこから説明しないとダメか？

>>98
ちょっとまともに議論しようと思えば即荒らしかよ

>>99
自分で書けよ

おちつけお前らｗ

どこのスレにでも一回は現れる荒らしの典型だぞｗ
ずっとこういうのに構い続けると終わらないから放っておくべき。

つかこの手のマイワールド基準の思い上がり批評家気取りが暴れるとどこもスレが荒れ果てるからな。
多分荒らしの一種だろ
他でも俺の好きだったスレも２・３ヶ所は批評家イナゴが荒らしまくって崩壊した。

職人もたまに思いつきの暇つぶしみたいなの書いたら
えらい噛みつかれて大変だな

別にお姉さんの人のＳＳを悪く言う気はないけど、

たかが２ちゃんのＳＳにそこまで本気にならんでも…

てかIDにGJ出てるがな

>>99Gj

落ち着け…素数を数えるんだ…

素奈緒が一匹
素奈緒が二匹・・

お前ら読んでGJ出すだけで満足なのか？
少しでもスレのクオリティを上げようと努力しろよ

>>99
いちいち返信するのが可愛いね(^^)
いい？荒らしはメーなの〜

お姉さんの人のＳＳが好きな自分には、 >>99 さんの意見でお姉さんの人が書かなくなるかもしれないのが恐い。
確かに >>99 さんの言ってることもわかる気はするけど、
そこまで責める必要は無いと思う。

スイマセン！でしゃばりました！

＞99
スレの自治やクオリティーもなにも、お姉さんの人しか職人がいないのが現状なんだから。
お姉さんの人もノリで書いたって言ってるのに、お前が下らないこと言って職人が消えたら、それこそSS投下もなにもあったもんじゃないだろうが。
もう少し考えろ。


それに、そもそもノリで書いた文章をその態度が気に入らないからって猛烈に批判するのは良くないだろ。
嫌ならスルーすれば良いだけの話。

だからそいつはこのスレを廃墟にするのが目的なんだろうが

過疎ってるネギ板のスレ立てたヤツが妬んでるんじゃね
前スレも無理やり埋められたし

>>113
＞過疎ってるネギ板のスレ

ｷﾁｶﾞｲ>>1が無理やりスレを立てて丸1年以上
一つの作品の投下もないのに必死に保守しつづけてるスレのことですね、わかります

前スレ最後の埋めは確かに基地外染みてたな

そんなに俺を叩いて楽しいか？
職人を守ることよりスレを高める方が大事だと理解しろよ

ダメな職人ならいない方がマシだ
そして同様にこのスレの価値も無い
だいたいつよきすくらいの人気作ならＳＳ職人くらいいくらでもいる
お姉さんの人にこだわる必要は無い
そもそもほぼ一人で一つのスレを埋めるのも気に入らない
お前の日記帳じゃないんだって話だ
書くなら書くでクオリティを要求するのは当然
これはつよきす愛にも繋がると思う
ＮＯＢと大差ないクオリティを読まされる身にもなれ

それから前スレを埋めたのは俺じゃない
余計な濡れ衣は勘弁してくれ

>>117
>お前の日記帳じゃない
その言葉、そっくり返してやるわw
つまんねえグチを読まされる身にもなれっての

他人の意見を愚痴としか思えないとは浅はかなやつだな

(ﾟдﾟ)

>>117
いいから帰って過疎スレ保守してろよｗ

職人は居るに越したことはない

>>119
ＳＳ職人が大量にいて玉石混合してるならいざしらず、過疎ってるのに選り好みって時点で愚痴だろｗ
つか、お前みたな上から目線の奴がスレ潰してることはあっても、それで向上したスレなんざねえよｗｗ

いくら言っても理解されないようだな
なんなら本気で俺がＳＳ書いてやろうか？

>>124
素奈緒でよろしく！

今まで充分楽しませてもらってるから、たった２レスくらいどうでもいい
無駄なコピペと保守しかない某スレよりは全然良いしな
てかお姉さんの人生きてる？Wなんかコメントしてくれないと不安だ




>>124糞の垂れ流しはいらないけど、真面目に書くならどうぞ

>>126
書けるなら自分のスレにとっくに投下してるだろｗ

どうせゴミＳＳしか書けないクズだよ、放置

そこまで言うんなら自分でそれ以上の作品を投下してから
言うべきだな。それと批評と冒涜の違いくらいは理解しような。

>>126
生きてるよｗ
まぁ正直書き込みづらかったけど
言われてもしょうがないかなって部分もあるし
色々考えてた

もうお姉さんの人はこないのかな（´・ω・`）ｼｮﾎﾞｰﾝ
デレ姫面白かったから期待しているのになあ。

>>129
何だよ、上に居たじゃん。
次の投下を待ってますので、ので。

酉つけたほうがいいと思うんだがなぁ

>>131
うーん、じゃあドイツが優勝したら……
>>132
あれってどうやってつけるんだっけ？

>>133
名前欄に「#好きな文字列」
例：「お姉さんの人#お姉さんの人」で↑の名前

こうか

うむ、ありがとう

期待あげ

何を偉そうにトリップまで付けてるのやら
俺が二代目になってやるからもう引っ込めよ

>>138みたいなやつがお姉さんの人のふりして駄作作って評判下げないために酉を勧めたのさ

なんかもう可哀相だな
スレとか立てたことないからわからんけど、書き込みが無いと
そんなに寂しいのかね

あー、お姉さんの人よ、いっそネタ板のほうにも投下したら？

この流れで彼が神としか言いようのない作品を投下すれば
凄いけど……

ところで過去スレを見れない俺に保管庫を求む

荒らしたいだけなんだから放置しろよｗ
何で反応するかわかんねーｗ


お姉さんの人(の作品)大好きなんで、牛歩でもいいから引き続きご愛顧をry

138は口先だけのようだね。

自分は特別だと思ってる厨二病の人なんだよ
荒らしかどうかはしらんが、こんな過疎に来るぐらいのやつなんだから

>>138
ここまで絡まれると正直面倒くせぇな……

最初は批評云々言ってたけど、成り代わりたがってる時点で嫉妬してるの確定だけどね

スレ内に影響力ある人はいるもんな
ＳＳスレとかなら尚更
自分が中心に行きたいんだろね
方法がおかしいとは思うけど

>>143
昼まで待て

今ネットで検索してて、見つけたらコピーして適当に語尾とかいじるから
昼まで待てということか

さてはオマエNOBだなｗ

残念スペインか

ところでそれぞれのメイン回を数えてみたんだが、
乙女さん一回、蟹一回、なごみ五回、エリカ三回、素直一回、セレブ一回
…俺の嫁である良美メインが無いことと、なごみが異常に贔屓されてる件について

>>150
まあなごみんは人気あるしな
でもカニは俺の嫁

姫が俺の嫁です

素奈緒は頂いていく!!
つよきす再興の為に!!

>>150
一番投下量の多いお姉さんの人がなごみん好きだから
俺もなごみん好きだから多いのは嬉しい
つまりお姉さんの人は俺の嫁

カニはスバルの嫁だろjk

乙女さん他は俺の嫁

>>148
逃げました？それとももう相手しないのが吉か

まあまあお手並み拝見してからで遅くはないでしょう

久々にきたらなんだよこのカオスｗｗ

お姉さんの人は悪くないだろ〜良美がメインになってないこと以外は。

てかあんだけの啖呵切っておきながらまだ投下しないの？

で、素奈緒はまだかね？

え？真面目に待ってたの？
お前らが向上心持たない限り投下しないよ？

今日の昼とは言ってないとか言い出しそうだし、鬱陶しいから放置安定でしょ


どうせレス乞食なんだからほっときゃ消える

>>160
だったらいらん
SS作るとかでしゃばらなくていいよ

見事に釣られたねｗ
自分が惨め過ぎてワロタｗｗｗｗ
チックショー見事に釣られた！助けてなごみ〜ん

124 2008/06/28(土) 16:02:52 ID:cKlm9Q2J
名無しさん＠ピンキー(sage)

いくら言っても理解されないようだな
なんなら本気で俺がＳＳ書いてやろうか？

138 2008/06/28(土) 23:53:50 ID:cKlm9Q2J
お姉さんの人2(sage)

何を偉そうにトリップまで付けてるのやら
俺が二代目になってやるからもう引っ込めよ

143 2008/06/29(日) 04:02:10 ID:dVgLZ84M
名無しさん＠ピンキー(sage)

138は口先だけのようだね。

148 2008/06/30(月) 01:10:57 ID:8OIQ8/AA
名無しさん＠ピンキー(sage)

>>143
昼まで待て






160 2008/06/30(月) 21:12:34 ID:8OIQ8/AA
名無しさん＠ピンキー(sage)

え？真面目に待ってたの？
お前らが向上心持たない限り投下しないよ？



やっぱり口先だけでしたｗ

今ごろ>>160はジリジリしながらＩＤ変わるの待ってるんだろうなｗ

おまいら落ち着け。こういう時はスルーするのが一番いいんだ。

はぁ、たかがＳＳ投下しなかったくらいで何なの？
たかが２ちゃんのスレなんだろ？

>>166
じゃあたかが２ちゃんのスレですら負け犬にしかなれない屑は以後スルーでｗ

あっちの過疎スレに>>1がこんな悪さしてますって
事の顛末貼ってやればいいんじゃね

保守にもなるからいいだろ？ｗ

釣りの仕込みも出来ない三流のレス乞食なんだから放置しとけってあれほどry

このアホっぽいのはもういいよ

新規の職人歓迎
それかお姉さんの人の新作発言を待つ

実は三つくらいネタは溜まってる
実は明日明後日は何の予定も無かったりする
しかし絡まれるのは面倒
批判、批評は全然構わないんだけど……

お姉さんの人には完全スルー、もしくは煽り返すくらいの感じで行ってほしい

>>172
世の中には2ch専用ブラウザというものがありましてな･･･
それを使えば相手のIDを指定していくらでも見えなくすることが出来る機能も在りますゆえ。

>>173
「なごみんネタで俺を超えてから出なおして来い！　このボケナスが！」
アホ丸出しやがなｗ

>>174
実は既に専ブラだったり
機能は半分も使ってないけど……

まぁとりあえずどれか一つは書こうと思う
色々擁護と言うか俺のＳＳを好きだと言って下さった方ありがとうございます
お礼ってわけでは無いですが、今までメインにしていない良美、素奈緒、ハーレム系のどれかでいこうかと

>>175
おお、素奈緒大好きなオレがやってきました。
二学期でのよっぴー√のあまりにもな展開に泣いた俺も来ました。

素奈緒は過去のレオのヘタレ化をどういう風に捉えていたっけ。
怪我した素奈緒を見たりだの孤立する素奈緒を見たりなどでああなったと思ったけど。
あの時にレオが「お前が傷付くのが嫌なんだよ！」とか言ってたらそのまま素奈緒ENDになっていそう。

>>177
タカヒロ曰く「レオが素奈緒に対して何か行動した時点でルート突入」だったような

なんというか素奈緒ルートに入り損ねたっていうのが過去話ではありありと伝わってきたｗ

お姉さんの人がまだ名無しだったころからの住人としては
荒らしのせいでいなくなって欲しくはないな
二学期発売まで一番の楽しみだったし


さてと初期住人の証、全裸待機でもするか

>>180
何だか懐古厨みたいだから落ち着け
別にいつの時期から住人になろうと良いじゃない
てかこのスレは古参ばっかりな気もするけど
一番最初のやつとか覚えてる？
保管庫が無い分、投下までは思い出話でもするか
もちろん全裸で

前スレに未完の惜しい作品が多すぎるぜ

こんな状況の中、ＳＳを書こうとするお姉さんの人さん最高です。
これからも楽しみにしています。とりあえず>>180さんと同じく全裸で待機しておきますかな。

なにがなごみネタで越えてみろだよ、偉そうに
住人が俺とお前のどちらを望んでいるかは期待値からして明らか
過疎スレとやらに帰ったらどうだ？

ライオンとクローバー


「そんなわけだから今日の生徒会活動は町のゴミ拾いになります」
暑さも多少和らぎ、秋が近付く中、竜宮に姫の声が響く。
『生徒会足る者、地域の為に働くべし！！』
館長の思いつきに近い鶴の一声でそういうことになってしまった。
元々竜鳴館はリサイクルを推奨しているし、自分の住んでいる町が綺麗になるのは喜ばしい。
しかし本音はやっぱり面倒なわけで。
「うーん、ダルいからボク帰って良い？」
「ダーメ、私が一番帰りたいんだから」
直球過ぎるカニの希望は即座に却下。つーか姫は姫でどうなんだその発言は。
「蟹沢も姫も、何を言っているんだ。こういうことは本来なら自ら進んでやるものだぞ」
さすが乙女さん。義と愛の戦士は言うことが違う。
「そうだ！　こういうイベントは積極的に参加してこそ意義がある！」
おぉ。フカヒレがボランティアにヤル気を出すなんて、意外過ぎる。
「この混沌とした世の中のどこにフラグポイントがあるかわからん。
そう、ゴミ拾い一つでもどんな女性に会えるかは自分次第！　自分の足でフラグを立ててこそ真のギャルゲーマーだぜ！」
現実はゲームじゃないけどな。
「椰子は嫌じゃないのか？」
ずっと押し黙っている後輩に話を振ってみる。こうでもしないとこいつは会話に参加しようとしない。
「むしろ歓迎ですね。ここで頭がお花畑の先輩達に囲まれてるよりは有意義に過ごせるでしょうし」
同じ積極的な参加でも乙女さんとは大分理由が異なる。
一体何時になったらこいつは愛想が良くなるんだか。まぁ愛想の良い椰子はそれはそれで不気味かもしれんが。
ちなみにスバルは陸上の練習で抜けている。こんな場合に限れば羨ましい。
「うぐぅ！！」
「ど、どうしたのカニっち！？」
突如奇声を上げ倒れたカニを良美が心配する。
俺とフカヒレは静かにアイコンタクト。俺達幼馴染には予想がつく。
「じ、持病の脳梗塞が発動しちまったぜ……悪いが今日は参加出来そうもねぇ……」
全員がカニを哀れみを含んだ目で見る。
仕方ない、ここは代表して俺が。
「カニ……仮病はもう少し上手くやれ。突っ込み所が有り過ぎるが、とりあえずお前が抑えてるのは腹だ」
「う！」
「脳が頭に有ることすら知らんのか甲殻類。まさかここまで常識無しだとは」
椰子が止めをさす。
「うっせーんだよ！　この黒髪ワカメ頭！　耳の穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやろうか！？　あぁ！？」
カニがとても脳梗塞で倒れた人間とは思えないスピードで椰子に飛び掛る。
「うぐぅ！！」
今度は本当の悲鳴。椰子に届く前に首を乙女さんに抑えられた。
「そこまでだ。その元気は仕事にとっておけ」
「いつもの漫才も終わったところで、さっさと行くわよ」
姫の号令の下、出発する俺達。隣を見るとクスクス笑う良美の顔。
あの雨の日に追いかけて、本当に良かった。

一旦グラウンドに集合。
「じゃ、ここからは個人行動ってことで。そうね……二時間後にまた戻ってきて」
ゴミ袋を渡しながら進行する姫。
「ちょっと待ってくれ姫」
乙女さんから待ったが入る。
「お前達の事を信用していないわけでは無いが、一人にすると何をしでかすかわからんのも事実。
ここは二人一組で行動するのはどうだろう？」
「『お前達』の中に私も入ってます？」
「当然だ」
「この私を問題児扱いなんて心外です。ねぇよっぴー？」
「え？　あ、あはは……エリーは自由だからね」
「そう、私は誰にも何にも束縛されないの」
「だからこそお前は私が見張ろう」
「げっ！」
「何だ？　嫌なのか？」
「いーえー光栄でございますー」
姫と言えども乙女さんには迂闊に逆らえない。てか察するにサボる気満々だったんだな。
「それから蟹沢と椰子、お前達は事有るごとに揉め過ぎだ。共同作業で少しは仲良くしてこい」
「それはこのチビと組めと言ってるんですか？」
「もちろんだ」
「嫌ですね」
「はっ！　ボクの方こそ願い下げだよ。ココナッツと組むくらいならフカヒレと……ごめんやっぱ無し」
「何でだよ！！」
フカヒレの叫びがグラウンドに鳴り響く。
「つべこべ言うな。先輩命令だ」
体育界魂全開。実際カニと椰子には仲良くなってもらわんと困る。
喧嘩するほど仲が良いとも言うけど、それは元から仲が良い場合に限る気もする。
「となると必然的に……」
「私とレオ君だね」
「そうなるね」
「私だってそのくらいの気は利くからな」
偉そうに胸を張る乙女さん。ありがたいけど、自分で言っちゃ駄目でしょ。
「さて、それじゃ各自出発と行きますか。私と乙女さんは商店街、なごみん達は駅前、よっぴー達は公園の方をお願いね」
「了解」
「あの〜」
おずおずと手を上げるフカヒレ。
「俺だけ一人なんですけど」
「お、そうだった。すまんな鮫氷。忘れていたわけじゃないぞ。ちゃんと助っ人を頼んである」
「うぉ〜い、フカヒレ。お前の相棒は我輩だ」
空中から声がする。正体は空飛ぶ珍獣土永さん。いや、ただのオウムなんだけど、ただ者ではない。
「すまんな土永さん」
「気にするな。乙女の頼みなら我輩は何だってやってやろう」
「あ、ちなみにフカヒレ君の担当はさっき言った所以外全部だから」
強く生きろフカヒレ。

それぞれ持ち場に散って清掃開始。
そう言えばあの雨の日以来、外で良美と二人きりなのは久々だ。
「レオ君、ちょっと袋持って」
「はいよ」
とは言えサボってバレたら面倒だ。仕事は仕事で真面目にやるしかない。
「良い天気だねー」
「うん。それに風が吹いてるから暑さもキツくない。ずっとこんな気温が続けば良いのにな」
とりとめも無い会話。
以前の俺達はお互いの体を貪るだけで、コミュニケーションが不足し過ぎていた。
危ないことになる寸前で防げたのは僥倖だった。
それにしても……。
「全然終わらねー」
普段何気なく歩いている時には気付かないが、結構空き缶やら何やらがポイ捨てされている。
俺もやった事がないとは言えないが、他人のゴミを片付けるのはどこか腹立たしい。
本気でボランティアをやってる人は凄いな。真似出来そうに無い。
「ね、ねぇレオ君……」
「ん？　どうかした？」
振り返って良美を見る。何やら草むらからこちらを手招きしている。
顔が引きつってるけど大丈夫か。
「あの……これ、取ってくれないかなぁ」
良美が指差す先には馬鹿デカいミミズのような物体。
顔を近付けてよく見ると――。
「コンドーム？」
しかもどう見ても使用済み。まったく、いくら涼しくなったからってはしゃぎ過ぎだろ。
「確かに女の子にこれは取り難いよねーって良美？」
目が明後日の方向を向いて、息が荒い。
まさかとは思うけど。
「おーい、良美さーん」
ほっぺたをムニムニ。現世に帰って来い。
「レ、レオ君」
「スイッチ入ってないよね？」
「そ、そのような事実は一切確認出来ておりません」
「政治家答弁禁止」
俺が言う立場になる日が来るとは。
「あう……」
「さすがに外で、ましてや仕事中にはしないよ？」
「ひ、酷いなぁレオ君。そんなこと考えてないよ」
「なら良いんだけど」
（逆に言えば仕事が終われば良いんだよね）
「え？　何か言った？」
「ううん。なにも」
そんな笑顔で言われたら信じるしかない。が、なんか嫌な予感がするのはなんでだ。

「ふぃー。やっと一段落かな」
少なくとも目立つようなゴミはもうない。我ながら良くやったもんだ。
「暗くなってきたし、休憩しようか」
太陽が落ちて夕刻になっている。最近はここから一気に真っ暗だ。
二人並んでベンチに腰掛ける。
「ぷはぁ！　労働後の一杯は美味い」
「あはは。レオ君、おじさんみたいだよ」
たかだか缶ジュースで十分な満足感。この瞬間の為なら働くのも悪くない。
「働いたあとは眠い」
体を捻って横たえ、頭を良美の太ももに乗せる。要するに膝枕。
「レオ君……」
「嫌？」
「ううん。子どもみたいで可愛い」
頭を撫でられる。ヤバイ、本当に睡魔が襲ってきた。
「なぁ良美」
「なに？」
「俺のこと、信じられる？」
答えは返って来ない。やっぱり、そんなすぐに変わるのは難しいか。
「信じてないよ」
「いぃ！？」
変わらないどころか悪化してるじゃねーか。
「レオ君すぐに女の人を目で追ってるし。今日だって掃除しながら綺麗な人が通るたびに見てたでしょ」
「うぅ」
正直反論出来ない。美人に惹かれるのはフカヒレ曰く本能を超えた超能だから仕方ないじゃないか。
「信じるにはまだまだ時間が足りないよ。お互いにね」
目を開けると良美の顔がアップで映る。
あぁ、大丈夫だ。今の良美の笑顔に偽りは無い。

「相手のことが信じられないなら時間をかけて信じられるようになれば良い。
こんな簡単なこと、なんで気付かなかったんだろうね。あ、もちろんレオ君のことは大好きだよ」
「ずっと気付かないよりよっぽど良いさ」
「レオ君、お願い聞いてくれるかな？」
「どうぞ」
「今度ね、遊園地とか行きたいなぁ」
「うん、良いよ」
「部屋の中ばっかりで、ちゃんとしたデートってあんまりしてないもんね。
自分で閉じ込めておいて、相手を信じようなんて無理な話なのに」
「これからは色んなとこに行こうか」
「うん。レオ君の色んな部分を見たいしね」
「俺も良美の色んなとこを見たい。体は隅々まで見てるけど」
「セ、セクハラだよぅ」
「そうだ、コレ」
ポケットから隠していたものを取り出す。
「四葉のクローバー？」
「さっき見つけたんだ。良美がこいつに関してあんまり良い思い出が無いのは知ってる。
だから、俺のプレゼントで思い出を上書きってことで」
「キザだねぇ」
割と一世一代だったから冷静に言われると恥ずかしいな。
「でも、ありがとう」
大事そうに両手で包む良美。
「良かった」
安心したらまた眠くなってきた。姫達には悪いけど、ちょっと仮眠を取ろう。
「レオ君……あれ？　本当に寝ちゃった？」
「すいませーん」
「え？　あ、は、はいなんでしょう？」
「急にすいません。実は私、一応プロのカメラマンでして。
連載してる雑誌で『日常の幸せ』という企画をやってるんですが、一枚撮らせてもらってもよろしいですかね？」
「えっと、それは構いませんけど、なんで私達を？」
「いやいや、あなた達が何だか凄くお似合いのカップルに見えたもので。もうこれだ！　と」
「それは……ありがとうございます」
「いえいえ。それじゃ、撮らせてもらいますね。タイトルは……お嬢さんが持ってるものにちなんで、『幸福の証し』」

おしまい

おまけ
「帰りが遅いと思ったらレオの野郎……今日と言う今日は許せねぇ！」
「手を貸すわよフカヒレ君。よっぴーの膝枕は私だけのものなんだから」
「あたしもう帰りたいんですけど。放って置けば良いじゃないですか」
「椰子の言う通りだ。覗きは良くない。ところで蟹沢と椰子はなんでホコリまみれなんだ？」
「このボケナッツが全部悪ぃんだよ！　ボクに突っかかってきやがって！」
「最初に手を出したのはお前だろ。なんなら続きをやるか？」
「まったく、成長の無いヒヨっ子どもだな。我輩を少しは見慣らえ」
「オウムにダメだしされるようでは世も末だな……」

よっぴーこそヤンデレジェラシーエロエロネタ持って来いと思っていた人すいません
しかし日常パートでの救いが欲しかったんや……
タイトルの元ネタはハチミツとｒｙ

あーしかし>>184面倒だな
これは引っ込んだ方が賢い気がしてきた

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!

これはとてもいいよっぴーSSですね。
甘露甘露。

お姉さんの人GJでした!!自分は付き合う前の逆レイプを望んでましたがこういった温かいのもとてもいいですね!
これからも期待しておきます!!
特によっぴー(・∀・)

おまけは余計じゃねえかな

お姉さんの人GJ
鬱陶しいのは、いちいち反応しないでNGしたり無視すればそのうちいなくなるよ
携帯だと無理だけどorz


おまけはおまけなんだからいいだろ
というか、何で余計だと思ったかわかんないわ

オチまでの部分の方向とオチがズレてるので
唐突感というか取ってつけたような印象

おまけが余計は同意
オチをさらに落とすようなものにしないと

おまけに文句言うやつってw

ＧＪ
うるさい奴やおまけに文句しか言えない奴はスルーで。
批判と批評は違うってこともわかってないみたいだから。

ちゃんとした批評も受け入れられないなら
そこまでのスレだね

＞お姉さんの人
ＧＪしか反応して欲しくないならそう言って欲しい
ここはそういうスレだと思うことにするから

そういうスレです

>>172


おまけいらない、とかいちゃもんつけてるようにしか見えねーから反応してんだけどな

食玩買って「このラムネはガンダムと関連性がない」とか言ってキレる人ですか？

>>199
そこまでのスレです

早くクオリティの高いきゃんでいSSAAスレにかえりなよ＾＾

正直>>196みたいな感想を持つ人もいるとは思う
自分でも「会心の出来だ！」と思うようなＳＳの方が実は少ないし
いや、手抜きしてるわけではないけど
ただ読んでくれて、待ってくれる人がいるから、そこに甘えている部分はあるかも
そこは全面的に俺が悪いっす
それからＧＪだけが欲しいとも考えてない
褒められたらそれがモチベーションになるのも確かだけど

あ〜、おまけについては俺がそういうのを好きってだけなので
毒にも薬にもなりません
書き終ったあとの締めとしてスッキリ終われると
あまりに見苦しいって人が多いなら今後はやめときます

本当は早く面白いものを量産出来れば一番良いんだろうけど、中々上手くいかんもんです
え〜と、じゃあ反省を踏まえて
・投下に今以上の間隔が空くと思われる
・間隔が空くのはちょっとでも出来を良くするため
・エロいのも書けるように……？

読んで感想をいただいてる方達には本当に感謝してます
なんとか応えられるようにもっと精進してきます
それでは

読者がメインじゃないし、職人が気持ちよく書けるのが一番
批評も大事だが、批評が優先されて職人が消えても困る

>>203
自分のペースで書いてくれ
期待して待ってるけど、急かすつもりはないので
てか俺らなんて無視する勢いでww
お姉さんの人が書くほのぼの日常系の話が大好きなんで

おまけいらないと言っただけでえらい反応だなｗ

まあ護送船団方式で頑張ってくれ

そっちも保守がんばれよ

お姉さんの人いい人過ぎて感動したよ。

エロも待ってるから頑張って欲しいんだぜ

ようやくお前らも向上心を持つようになったな
俺が投下しても良いと思えるように頑張れよ

悪い上げた

もう夏か…

>>185
GJ!!
やっぱり、よっぴーは良いものだ

>>210
あれ…俺がいる？

小道具の使い方とか上手いと思うけどな

関係無いけど二学期についてお姉さんの人の意見が聞きたい

GJ！やっぱよっぴーは可愛いな

＞お姉さんの人
面倒な奴が沸いてるが、余り気にせず自分のペースで投下してほしい。
あのニ学期の悪夢から立ち直れたのはあんたのSSのおかげだし。
これからも期待しています。

そろそろなごみんメインが来てもいいと思うんだ
お姉さんの人はなごみん嫌いなんかね？

むしろ大好物じゃね？
最近はメインに持ってきてないけど、脇役時の扱いもいいしｗ
確か前スレに書きやすさとかでほぼ全てなごみ一位、素奈緒最下位って
素奈緒派涙目なランキングがあったような

連レスすまん

あとは祈先生メインを書けばお姉さんの人的にヒロインコンプすることに気付いた
いや別にリクじゃないよ
リクじゃないってば

ほほぅ ＳＳ部分以外は流してるから知らなんだ

クオリティ君また来ないかな
いい暇つぶしなのにw

フカヒレとメインとの絡みSSは禁忌ですか？
もしかして過去にありました？

禁忌じゃないし、過去の有無は関係ない
是非投下してくれたまえ
お姉さんの人亡き今のスレを盛り上げるのは君だ！

>>220
死んでねえｗ
てか前スレ終盤にきていた職人はどうしたんだ

読めるんならレオとスバルのアッー！でもおｋ

８０１板へ
と言いたかったが唯一許せる８０１であることは確か

ところでおまいら、乙女お姉ちゃんのコト忘れてないか？

ににんがし

もう投下しませ〜んwwwwwwwwwww

麻生

くー可愛いよくー

>>225
こういう愉快犯のせいでお姉さんの人だけでなく、
他の職人も投下を敬遠しそうで心配だ
最近はピリピリしてるし、状況を考えろ馬鹿

このたわけが!!
スルースキルが足りんぞ

荒らしに状況読む力求めるな馬鹿

やっぱり酉は要るよね

>>231
土永さんか…

もはや荒らしが遊ぶだけのスレか

第一話『戦闘態勢、準備ＯＫ？』
（※全員デレ直前と脳内パッチをダウンロードしてお読み下さい）


ここは私立竜鳴館の生徒会室、通称竜宮。
普段は生徒会の活動が行われる場所だが、今日の主旨は少し違う。
生徒会役員はもちろん、顧問である大江山祈や直接生徒会とは関係の無い近衛素奈緒までいる。
そして集まったメンバーは女性のみであり、男子は影も形も無かった。
「霧夜、わざわざ休みの日に呼び出してなんの用だ？　今日は特に仕事は無かったはずだが」
長い銀髪に意志の強そうなツリ目の少女、橘瀬麗武が言う。
「だいたいなんでアタシまで呼ぶ必要があるのよ？　生徒会のことは生徒会で片付けてよね」
演劇部部長の近衛素奈緒。
生徒会長である霧夜エリカとは何かと衝突しているが、生徒会役員でもなんでもない彼女の言い分はもっともである。
「まぁまぁ。銀ちゃんも貧ちゃんも落ち着いて。ちゃんと説明するから」
専用のソファーに座り、悠然と構える生徒会長。
「貧ちゃんって誰のことよ？」
「なごみん、よっぴー、人数分の飲み物用意してくれる？」
「無視すんな！」
素奈緒の叫びが響く中、命令をテキパキとこなすなごみと良美。
本来なら全員麦茶で良さそうなものだが、好みにうるさいメンバーなので、それぞれ別個に用意しなければならない。
文句一つ言わずに働く二人だが、結構な手間だ。
しばらくして飲み物が行き渡る。
「さて、姫よ。そろそろ本題に入ったらどうだ？」
「そうだぜー。ボクの貴重な休みを削ってるんだから、サクサク頼むぜサクサク」
「まったくですわ。今日は新発売のお菓子を買いに行こうと思ってましたのに」
「あたしも家の手伝いがあったんですけど」
口々に不満が飛ぶ。
「それじゃ、単刀直入にいくわね。良い？」
そう言うと周りを見渡し、全員が頷くのを確認する。
「対馬君のことなんだけど」
「レオ？　レオがどうかしたか？」
「えぇ。まぁ、何と言うか、ぶっちゃけた話、皆対馬君のことどう思ってるのかなと」
少し言い難そうに話すエリカ。前振りは威勢が良くても、突撃はしにくいようだ。
「どうもこうも、私にとっては弟みたいなものだからな。まぁ最近は良くやっているがな」
「ボクも同じかなぁ。やる時はやる奴だし」
「ただの先輩ってだけですね。やたらと話しかけられるのは鬱陶しいですけど」
「うーん……昔の対馬は良かったけど、今はちょっと、ね」
「そうかなぁ。今の対馬君も良いと思うけどなぁ」
「美味しそうな童て……コホン。生徒としては嫌いではないですわ」
「いや、私が聞きたいのはそうじゃなくてもっとこう……」
お互いがお互いの様子を窺うような展開に業を煮やす者が一人。
「面倒だな。霧夜、もっと分り易く訊いたらどうだ？　『この中で誰が対馬に相応しいか』とな」
瀬麗武の言葉をきっかけに、空気が一変した。

「橘先輩……それだとまるであたし達が対馬先輩のことを好きみたいな話になるんですけど」
「あぁそうだ。毎日見ていればそれくらい私でも解る。そこの２−Ａも同じくな」
「人をクラス番号で呼ばないでよ」
「サブヒロインに降格しちゃったもんね、なおちゃんと私は」
「佐藤さん、自虐ネタは止めて」
「はいはい、脱線はそこまで。銀ちゃんに台詞とられたけど、もう一回言うわね。
皆、隠し事は無しでお願いするわ。対馬君のこと、好きよね？」
エリカの問いに二名を除いてメンバーが頷く。
「あれ？　なごみんとツインテールは？　違うの？」
頷かなかった内の一人、椰子なごみが口を開く。
「対馬先輩のことは嫌いじゃありません。ですが好きかどうかはわかりません」
「なごみんが無下に切り捨てないってだけで好きに等しいと思うけどね。ツインは？」
「たまにはまともに呼びなさいよ。さっき言ったでしょ。昔の対馬は……まぁ、好きだったけど」
「今のレオでは不満か？」
「はい。昔を知ってる分、余計に今の対馬を見るのがつらいです」
「昔、か。私は対馬と過ごした時間が一番少ない。なんだか羨ましいな」
「そういうことなら、ボクが一番レオに相応しいね！」
きぬの威勢の良い声が部屋を駆け抜ける。
立派な（？）胸を張り、無駄に偉そうだ。
「なんたって、ガキの頃から一緒だからね。あいつのことは何でも知ってるし、
あいつもボクのことを良く知ってる。これ以上の組み合わせは無いね」
「甲殻類にしては一理あるな」
「確かにカニさんは対馬さんと仲良しですわね」
「ちょっと待て」
全員が声の方向に顔を向ける。
そこには雄々しいとしか言いようの無い闘気を漲らせた鉄乙女。
「レオとの付き合いの長さなら私は蟹沢以上だぞ。何より私はレオと同居中だ。
言わば既にお互いの両親も納得している仲。お前達には悪いが、私がレオに相応しいと思うぞ」
同居。この状況においては最強の切り札と言っても過言ではないカード。
加えて普段レオが見せる乙女へのシスコン振りが絶大な説得力を乙女の言葉に与えていた。
だがここで怯むようならわざわざ呼び出したりはしない――。
霧夜エリカが動く。
「二人の意見は解るけど、一番大事なのは対馬君の気持ちでしょ？
彼が生徒会に入ったのは私目当てが大きいわよね？　対馬君が私に憧れてるのは知ってるし」
「でも対馬君のエリーへの気持ちは敬意であって、好意じゃないんじゃないかなぁ」
エリカの切り札を良美がすかさず潰す。
「よ、よっぴー……裏切るの？」
ありえないはずの反撃に動揺するエリカ。
乙女のようにゴリ押ししてくるならいくらでも返せるが、良美相手は分が悪い。
「それより対馬君に対して何をしてあげれるかが大事じゃないかな。
私なら何でもしてあげれるし、何よりこの中で一番対馬君のこと好きだしね」
「誰が一番好きかなんて、わからないじゃないですか」
「あれ？　椰子さんは別に対馬君のこと好きじゃないんだよねぇ？」
「う……」
いつもは欠片も見せない良美の攻撃性に皆驚きを隠せない。
「誰が対馬さんを一番好きでもどうでもいいですわ」
真意の見えない表情で話す祈
「私は対馬さんの童貞にしか興味ありませんので。
初物さえ戴けるならその後はどなたとくっつこうとご自由に、ですわ」
ある意味一番の暴言である。

「ちょ、ちょっと待って下さい先生！　そういうのは恋人同士がするもので」
「近衛の言う通りです！　ちゃんと結婚して責任がとれるようになってから……」
「お堅いですわね〜。セックスを特別視するのは処女特有の発想ですわ」
経験値ブッチギリナンバーワンの祈からすれば、彼女達の意見は子どもの戯言でしかない。
「あぁもう！　皆好き勝手言って！　やっぱりあいつはアタシが面倒見ないといけないのかな」
「近衛……」
「い、いや、あくまで友達としての話ですよ」
「だからボクが一番だっての！」
「カニっち……あんまりうるさいと…………ろしちゃうかも」
「対馬君が私の誘いを断れるとは思えないけどなぁ」
「レオは私が面倒を見れば良い」
「では私が食べた後のお世話はお任せしますわ」
「下らん」
騒乱状態と化した場を瀬麗武が一喝する。
「この場でいくら話したところで結論は出まい。誰が対馬に一番相応しいか、結局決めるのは対馬なのだからな。
まぁ全員の想いがわかったのは収穫だが……」
言い終わると席を立つ瀬麗武。
「銀ちゃん帰るの？」
「ふむ……お前達の気持ちを教えてもらった礼だ。一つ教えておいてやる。
戦場では卑怯な手など一つも無い。勝った者が一番強い。抜け駆けされても、文句は言うなよ」
全員が瞬時に瀬麗武の言葉の意味を理解する。
話し合って結論が出ないなら――力ずくだ。
残りのメンバーもなごみを残して立ち上がる。
「じゃあ……誰が勝っても文句無しってことで」
「良いだろう。望むところだ」
「ボクが勝つのは決まってるけどね」
「不本意だけど、これ以上腐ってくのを見たくもないし」
「やだなぁ皆。安心して私に任せれば良いのに」
「早い者勝ち、ですわね」
ぞろぞろと出て行く女性陣。
残されたのは瀬麗武となごみのみ。
「とりあえず、コップを片付けるか」
「あたしがやります。橘先輩だと失礼ですけど割りそうなので」
「ズバズバ言う奴だな。自分の気持ちにもそれくらい素直になったらどうだ？」
「どういう意味です？」
コップを洗いながら背を向けて話すなごみ。一見冷静に見えるが、口調には棘がある。
「意地を張る場面を間違えるな」
「良いんですか？　敵に塩を送って」
「私を敵と認識するということは、お前も参戦すると判断していいんだな？」
「揚げ足を……」
「そう怒るな。敵は多い方が面白い。私が思うに、お前が一番戦いがいがありそうだ」
「いい迷惑です」
「いづれ本気を出してくれることを期待しているぞ。ではな」
まだ何か言いたそうななごみを無視して去る瀬麗武。
一人残されたなごみは再び椅子に座る。
（皆対馬先輩なんかに必死になって、バカバカしい）
悪い人間とは思わない。でも所詮は線の外側。自分にとっては関係の無い人間だ。
「そうだ――そうに決まってる」
自分に言い聞かすように呟く。
しかしその表情にも口調にも、絶対の自信は無かった。

残暑も終わり、秋が幕を開ける頃、少女達の争奪戦が始まろうとしていた。

このあとオープニングムービーを挟み、主人公選択画面に入ります。
選択した主人公がいかにしてレオと結ばれるかをお楽しみ頂く、
いわばヒロイン視点のつよきすとなっております。
嘘です。

続く、かな？
でも終わらせようと思うと糞長くなりそう。

>>212
近所の居酒屋で話そうか
>>216
素奈緒を書いた記憶が無い……

真二学期ですね、わかります
あとはシステムとグラフィック担当者を捜せば同人で作れる？

GJ
相変わらず面白いな
なごみんとか俺の嫁とかの行動が気になるんだぜ



しかしデレ期直前って、よっぴーとか先生はヤった後にデレるから……
いや、なんでもないです

GJ

>>239
二学期誰のルートにも入らなかったということで、「三学期」でいいのでは。

>>240
感情の話であってストーリー的な時間軸はオリジナルなんじゃね？


それにしてもどう見てもなごみん主人公です本当にry
だが俺は乙女エンドに一票入れておくぜ

乙女さんに一票とかいちいち言わなくていいから

お姉さんの人に迷惑だろ

お姉さんの人GJ　次も楽しみだ

超GJだ｡
つ、続きなんて期待してないんだからね!!

>>237
既出

>>238
うん、素奈緒は他ヒロインルートに入っちゃった後しか出番をもらってない気がする。

>>237
やっぱり素奈緒が一番さなあ。
ところでここの姫は金髪？それともピンク？

>>245
エロパロ内では無かった気がするが
てか被りを気にしてたらなにも書けないんじゃね？気に入らんならスルーすれば？

ハーレム期待
親子丼も

>>249
カニとマダムの親子丼とはお客さんもマニアだねえ

ハーレムが楽しいのは出来あがるまで

霧夜家のハーレム総動員の乱交パーティーは？

スバルが大人のリードで蟹を愛でるってのは…

蟹沢邸VS対馬邸であえぎ声対決か。
レオの相手は誰だろう。

乙女さんは家にいるだろうが…
ここは椰子なごみのニュアンスを感じました。

カニと来たらなごみんだろｊｋ

対抗してスピーカーの音量上げてエロゲやるフカヒレ。

>>257吹いた

もちろん霧夜邸でもエリカとよしみが(ry

第二話『負けないでＧＯ！』


竜宮で女傑達の宣戦布告が行われた翌日。
自分がどれほど恵まれた、あるいはとんでもない状況に置かれているか未だ気付かぬ少年。
少年の周りにはお馴染みの顔が並んでいる。いつも通りの昼休み。
「おいレオ、見てみろよこれ」
新一が指差す方向には胴着を着て仁王立ちする鉄乙女――の、ポスターが貼られている。
「『真の漢、乙女なら気合だ！』……言葉の意味はわからんが凄ぇ自身だな」
半ば呆れ顔で伊達スバルが呟く。
「拳法部が体験入部会を開くらしいから、その宣伝だろ」
「何でまたこんな時期に？」
「乙女さんが言うには夏合宿で着いて行けずに辞める部員も多いんだと。だからちょいちょい補充するってわけ」
「竜鳴館でもトップレベルのキツさだからなぁ。陸上部で助かったぜ」
「ほんと、ほんと。健全な学生は家でギャルゲーが正しい」
「それもどうなんだ」
「何を騒いでいるんだお前達は」
談笑するレオ達の背後から凛とした声。
「あ、橘さん」
「廊下で立ち止まっていたら邪魔だろう」
やる事成す事常識外れに見える瀬麗武だが、意外とまともなことを言ったりする。
「橘さんは部活入らないの？」
「あまり興味無いな」
「そのパワーがあればどんな部でも大活躍出来るのに」
「私が団体競技に向いていると思うか？」
「確かに」
「独裁者とは孤独なもの。戦う時は常に一人、それで十分だ。まぁ、部下の利用なら話は別だがな」
「お嬢も頑固だねぇ」
「大体私と勝負になる相手など……」
言葉を途中で切り、ポスターのある一点に視線を集中させる瀬麗武。
やがて瀬麗武の体から静かに闘気が立ち上がる。
武術経験など皆無に等しいレオや、ヘタレの象徴である新一でさえ目視可能なほどのオーラ。
「た、橘さん？」
「対馬……お前は鉄と同居しているんだったな？」
「う、うん。一応」
「鉄に伝えておけ、首を洗って待っていろとな」
言い終わると背を向け立ち去る瀬麗武。
出しっ放しのオーラに一般生徒が恐れをなし、道を開ける。まるでモーゼだった。
「お嬢の奴、急にどうしたんだ？」
改めて瀬麗武が凝視していた箇所を見るレオ達。
そこには『全国優勝した鉄先輩とスパーリングあり！　君も気軽に参加だ！』の一文。
「これ、か」
乙女との決着を着けたがっている瀬麗武がこのイベントを見逃すはずも無かった。
「お嬢対乙女さんか……こいつぁ儲け話の匂いがするぜ！　さっそくトトカルチョの用意だ！」
言うが早いか走り去る新一。
目だけでそれを追う二人の顔は軽蔑の色が浮かんでいる。
「アホは置いといて、坊主、お前はどっちが勝つと思う？」
「うーん、乙女さんと言いたいけど、橘さんも相当なもんだしね」
「じゃあ、どっちに勝って欲しい？」
「へ？」
「いや、冗談だ。どっちにせよ、面白い試合になりそうだな」
「あぁ」

噂が広がるのは早い。
午後の授業が終わり、放課後になる頃には既に瀬麗武対乙女のワンマッチが確定したかのように騒がれていた。
新一主催のトトカルチョによるオッズでは現在乙女が大幅に有利であり、瀬麗武が大穴扱いだった。
瀬麗武の戦闘力は学内でも有名だが、『鉄の風紀委員』のネームバリューには届いていない。
「まったく、ただのスパーリングで大げさに騒ぎ過ぎだ」
騒ぎの中心の一人、鉄乙女は見回りの仕事を終え、竜宮で一休みしていた。
「で？　受けるんですか乙女先輩？　銀ちゃんの挑戦」
揉め事好きな会長が興味を隠さずに尋ねる。
「喧嘩なら受けないが、こちらが用意した玄関から堂々と来るんだ。無視は出来まい」
「拳法部の体験ってより、そっちがメインになっちゃいそうですね」
苦笑しながら話すのは良識派として名高い佐藤良美。
「問題はそこだ。いっそ橘が入部してくれれば良いんだがな」
「負けたら入部ってルールにすれば良いんじゃないですか？」
「自分の意思で入部しなければ意味は無い」
「生徒会には無理矢理入れたくせに」
「それとこれとは話が違う」
「とにかく三日後を楽しみにしてますよ」
（やれやれ）
内心で溜め息を吐く乙女。自分と互角の力を持つ瀬麗武との勝負は実は楽しみではある。
しかし本来の目的である部員勧誘とは違う方向で盛り上がってしまっているのが悩みだ。
「ところで、肝心の銀ちゃんは？　てか対馬ファミリーは？」
「橘さんなら勝負が終わるまで竜宮には来ないって。敵と馴れ合う気は無いとかなんとか。
対馬君達は英語の補修じゃないかな」
「それは困るわねぇ。生徒会のことはやってもらわないと。
なごみんは家の手伝いで帰っちゃうし、自由な子って手が掛かるわね」
「お前が言うか姫……」
生徒会発足時のメンバーであるため、気心は知れている。
レオの事があるにしても、和気藹々とした雰囲気が崩れることは無い。
雑談が続く中、扉が勢いよく開かれた。
「鉄先輩いますか！？」
生徒会役員ではない女子が入ってくる。ネクタイの線が一本なので一年生だ。
「私ならここにいるが、どうかしたか？　とりあえず落ち着くんだ」
女の子の肩に手を置き、落ち着かせる乙女。この辺りが男女問わない人気の秘密。
「あ、ありがとうございます。その、今グラウンドに変な人が来てて」
「変な人？」
「はい、なんか意味不明な事を叫びながら暴れてるんですけど、刃物を持っているから誰も近付けなくて……」
「わかった。後は私に任せておけ」
乙女の目付きが変わる。優しい先輩から最強の風紀委員へ。
竜鳴館の守護神の証し、地獄蝶々を手に取る。
「佐藤、警察に連絡しておいてくれ」
「わかりました」
「それでは、行って来る」
「了解。行ってらっしゃいませー」
ハンカチを振って見送るエリカ。ノリは軽いが、それは信頼の裏返しでもある。
単純な戦闘で乙女に勝てる人間など、館長とその兄くらいしか思いつかない。
悔しいが、自分でさえ本気になった乙女には遠く及ばないだろう。
（銀ちゃんには悪いけど、私も乙女先輩に賭けるかな）

「と言うことがあったんだ」
「最近は物騒だからね。乙女さんには怪我は無かったの？」
自宅のリビングにて行われている会話。
乙女特製のおにぎりを頬張りながらレオは新たな武勇伝を聞いていた。
「あぁ大丈夫だ」
「それは何より」
「ふふ。レオは優しいな」
乙女がレオの頭を撫でる。その力強さは母性的な癒しと言うより父性の安心感に近い。
事件は一瞬で片が付いた。
いかに刃物を振り回していようと、所詮は素人。乙女から見ればただの雑魚に過ぎない。
「でも怪我人がいなくて本当に良かったよ」
「伊達が上手く立ち回ってくれていたんでな。素早く生徒を逃がしていたようだ」
「さすがスバル」
「向かって行かなかったのも褒めるべきだな。
ああいう手合いは刺激するほど危険だ。妙な薬もやっていたようだしな」
自分が現場に居ればどうだっただろうか？　
親友ほど器用に動ける気はしない。隅っこで震えてたりして。
レオの脳裏にそんな考えがよぎる。
だが思考はすぐに打ち切られた。ある事を思い出したからだ。
「そうだ乙女さん。橘さんのことだけど、どうするの？」
「どうするも何も……挑戦してくるなら受けるまでだ」
「おぉ、竜鳴館最強決定戦」
「主旨が変わっているぞ」
「でもさ、乙女さんと橘さんの勝負を見て拳法部に興味持つ人も出てくるんじゃないかな？」
「む。そういう考え方もあるか」
「そうそう、何にせよ注目されてるってことは宣伝効果バッチリだよ」
「だと良いがな」
「あー忘れるところだった。橘さんから伝言『首を洗って待ってろ』だそうです」
「なぜ橘の伝言をお前が伝えるんだ？」
「いや、一緒に暮らしてるし、一番都合が良いからでしょ」
「むぅ」
どこか気に入らなさそうな姉の態度。
「お前と橘はよく話すのか？」
「まぁ同じクラスで席も隣だしね。橘さんは転校して日が浅いし、校内の案内とかはするかな」
「そうか……」
「乙女さん？」
「いや、レオは誰にでも優しいからな。人の世話をするのは良いことだ」
褒めてはいるが、納得はしていない。そんな微妙な差を理解出来るのはレオくらいのもの。
とはいえ迂闊には聞き辛くもある。しばしの沈黙。先に口を開いたのは乙女だった。
「私と橘、どっちが勝つと思う？」
「え？　難しいな……俺は乙女さんの強さを身をもって知ってるけど、橘さんも強いし……。
かと言って乙女さんが負ける姿も想像出来ないし。昼間スバルにも聞かれたけど、わかんないのが本音かな」
「すまんな。つまらない事を聞いてしまった。さぁ、もう寝ると良い。明日も学校だしな」
疑問は残るが大人しく従うレオ。
洗面所にて歯を磨き、二階へ上がる。
リビングに残った乙女は少しの間物思いに耽っていた。
（たかが伝言や学校を案内した程度にムキになって……私もまだまだだな。
橘とは出来れば純粋な勝負がしたい。が、まず何より拳法部の楽しさを知ってもらわないとな
その為にもレオのことは、しばし忘れるとしよう）
最強決定戦まで、あと三日。

元々竜鳴館にはお祭り好きの生徒が多い。
しかも主役は霧夜エリカに匹敵する存在である鉄乙女、そしてその乙女と同等の戦力を持つ瀬麗武。
もはや学内はこのスペシャルマッチ一色に染まっていた。
ポスターはもちろん、拳法部体験入部会の申し込みはパンクし、ギャラリー用の座席まで設営される始末だった。
普通なら教員が諌めそうなものだが、館長からして『正々堂々とした勝負なら大いに結構！　存分にぶつかれぃ！！』
などと言い出すから誰も止めようとしない。
「うひょひょひょ。儲かってまっか、レオはん」
偽者丸出しの関西弁を操るのは鮫氷新一。どうやらトトカルチョが絶好調のようだ。
「お前なぁ。ほどほどにしとけよ」
「硬いこと言うなって。どうよレオ、お前も一口」
「止めとくよ。どっちが勝つかマジでわからん。分の悪い賭けは嫌いだ」
「つまんねーの。カニ、お前はどうする？」
「ボクは乙女さんに全額ぶち込むぜ！　お嬢にはワリーけど、乙女さんは無敵だかんな」
堅実と言えば堅実な選択だった。
「ふっ。後悔するぞ蟹沢」
「うおっ！　お嬢いつの間に！？」
「サル、ちょっと見せてみろ。ふん、下馬評では鉄が優勢というわけか」
「乙女さんの強さは皆が認めてるからね」
「構わんさ。試合が終われば誰もが認めることになる。圧倒的な力の前では鉄でさえ無力ということをな」
「橘さんの口調ってボスキャラっぽいよね」
「そうかぁ？　若干かませ犬っぽいような……」
「サル……この世に別れは告げたか？」
瀬麗武が構え、足を開く。握った拳がメキメキと音を立てる。
「橘式拳技！　音速克己拳！！」
パァンと空気が弾ける音が教室に広がる。
音がするのと新一が窓を突き破って吹っ飛んでいくのがほぼ同時だった。
「おー、フカヒレが星になっちまったぜ」
「説明してやろう。音速克己拳とはパンチの際に用いる関節を同時加速させ、マッハでパンチを叩き込む技だ」
「さすが２−Ｃのリーサルウェポン……」
人一人が星になっても特に騒ぎにはならない。
星になったのが新一ということもあるが、竜鳴館ではよくあることなのだ。
「だがこんな小手先の技では鉄は倒せまい」
音速の拳が小手先の技。改めて次元の違いを見せ付けれる一般生徒達だった。
パァン！　もう一度空気を裂く爆音が響く。ただし音源は瀬麗武ではない。
「おい……グラウンド！」
誰かの言葉をきっかけに全員が窓際に集まり、グラウンドを見る。
そこには核戦争後の荒廃した世界にいそうな連中が群をなしていた。
リーダー格と思われる、一際体の大きい人物が持っている鞭。それが先程の破裂音の元だった。
パァン！　パァン！　と立て続けに鞭を鳴らす巨漢。
「鉄乙女ぇ！　出てこぉい！！」
「狙いは乙女先輩か。お礼参りってやつかしら」
前髪をいじりながら話すエリカ。
緊急事態にも動じることは無いが、頭はフル回転している。
「ひーふーみーよー。百人くらいかな。とりあえず校内放送が必要ね。
パニックになったら面倒だし。乙女先輩には出て行かないように連絡……ってあらら」
エリカが案じるより早く、乙女は地獄蝶々片手にグラウンドに飛び出していた。
「さすが竜鳴館のヒーロー。ま、乙女先輩なら簡単にはやられないでしょ。
一応放送はかけとくけど。伊達君、よっぴー、手伝って」
「おうよ」
教室を出て竜宮に向かうエリカとスバル、良美。
「てかさー、館長に任せたほうがよくね？」
きぬの言う通りである。
「おじ様は午後から出張だ。今は居ない」
「マジですかい！　んじゃポリスメンの出番でしょ」
「警察が来るまで、連中が大人しくしていれば良いがな」

「何の真似だお前達」
物怖じした様子を欠片も見せずに乙女が言い放つ。
周りはグルリと取り囲まれている。
「昨日は兄弟が世話になったみたいだな」
巨漢が言う。
「あぁ、あいつの仲間か。それで逆恨みして来たのか」
「まぁ別にあいつ自身はどうでも良いんだ。
問題はあいつが捕まったせいで俺らにまで警察の手が伸びてきたってことだ。面倒なことをしてくれたぜ実際」
「変な薬を扱うからだろ。とにかく、他の生徒を巻き込むな。
もしこれ以上暴れるようなら、制裁も覚悟するんだな」
「乙女ちゃんよぉ。あんたの噂は色々聞いてるが、この人数相手に勝てると思ってんの？」
それが合図だった。
巨漢の振り下ろした鞭を軽く飛んでかわす乙女。
「遅いな。鍛錬が足りん」
「わざとだよ！」
そう叫ぶと巨漢は手首を捻って鞭をしならせる。
着地体制をとっていた乙女は防御するしかない。
「軌道が変わって……くっ！」
右手に持っていた地獄蝶々の鞘で鞭を受ける。並みの人間ならその衝撃で刀を落としていただろう。
校舎から叫び声が上がる。あの鉄乙女が一撃受けた。それは竜鳴館の生徒にとって脅威に他ならない。
「大した技だな。もっと世の中のために使うべきだ」
「力ってのは弱者をいたぶるためにあるんだよ。力を見せびらかして何が悪い？」
「ふん……本来なら制裁のあと説教でもしてやりたいが、そんな暇は無さそうだな」
「説教なら俺がしてやるさ。まずは動きを止める！」
再び鞭が唸る。狙いは乙女の右足だ。
（さっきより数段速い……だが！）
乙女なら十分に避けられる。しかし――。
パァン！
左足に強烈な痛み。
「あれ？　ごめんごめん。二本持ってるって言わなかったっけ？」
ヘラヘラと笑う巨漢。隠し持っていた方で足を打ち据えたのだ。
それだけなら問題は無かった、しかし周りを取り囲まれているせいで十分に動き回るスペースが無い。
乙女の力を持ってすれば、こんな人壁を吹き飛ばすのは容易だが、そんなことをしている間に次の攻撃が飛んでくる。
結果としてさらに数発の打撃を足に受けることになった。
校舎からの叫びはもはや悲鳴になっている。
エリカの放送によって抑えられているとはいえ、憧れの風紀委員が劣勢で落ち着く方が無理な注文だった。
２−Ｃも例外ではない。
「鉄先輩負けてまうんちゃうか？」
「真名、空気読むね」
そういう彼女自身も声に自信が無い。
「バカヤロー！　乙女さんが負けるわけねーだろ！　なぁレオ！？　ってあれ？　レオ？」
きぬの問いかけに答えるべき人物はとうに教室を飛び出していた。

「止めろお前ら！！」
「レオ！？」
「なんだお前？」
人壁の向こうからレオが叫ぶ。
敬愛する姉が鞭で打たれて、黙っていられる訳が無い。
「大丈夫乙女さん？」
壁を押しのけ、割って入るレオ。急に登場したレオに驚いたのかすんなり通す巨漢の部下達。
「わ、私は平気だ」
口ではそういうものの、足の傷は痛々しい。
これが格闘技の試合だったなら、心配はしても口出しはしない。
だが、馬鹿な逆恨みで、卑怯な戦い方で姉を痛めつけた。そんな奴らを許せるものか。
「お前ら、よくも！」
「あ？　やるの？」
拳を固めて突っ込むレオに対して鞭が振り下ろされる。
乙女ほどの回避能力は無い上に、逆上しているレオが避けきれるはずもない。
「うぁあ！」
「レオ！」
ガードも出来ずに正面から受けてしまう。
「止めろ！　レオは関係無いだろう！！」
「だってこいつが向かってくるんだから仕方ない。まぁそれもこれもお前らが弱いから悪い」
話しながらも連続でレオを打ち据える巨漢。止めようとするが、乙女の足は思うように動かない。
（私が考えも無しに飛び出さなければ……）
後悔が乙女の心を占める。自分がやられるだけならまだしも、弟まで危険にさらしている。
それが情けなかった。
「ぐぁぁ！！」
その時、壁の一角が崩れた。
「邪魔だ、雑魚ども！」
長い銀髪に凛とした声。そして大の男を軽々吹き飛ばす力。
「橘……」
「橘さん……」
「勘違いするなよ鉄。私との勝負を前に、怪我でもされては困るからな。
それから対馬。行動は立派だが、それに伴う強さが無くては事態を悪化させるだけだ。憶えておけ」
「返す言葉もありません」
立ち上がり、駆け寄る三人。
「おい橘、礼は言うがここは……」
「『風紀委員に任せておけ』だろう？　そう言うと思って、これを借りてきた」
制服の袖を見せる瀬麗武。そこには『風紀委員代行』の腕章。
「本当は曼珠沙華も持って来ようと思ったが、初日に置いているのでな。取りに行く暇が無かった」
「問題無い。私とお前がいれば十分だ。下がってるんだレオ」
瀬麗武の作った穴から壁を抜けるレオ。もう自分の出番は無い。竜鳴館最強タッグ、ここに結成。
「さて……敵は多いな鉄。いや……そんなことはないか。今日は私とお前で……」
「ダブル乙女だ！！」
決めポーズを取って並び立つ二人。
「ええぃ野郎ども！　やっちまえ！」
三流悪役の台詞を吐く巨漢。
ダブル乙女キックで彼が意識を失うまで五分もかからなかった。

「これにて一件コンプリートって感じ？」
いつの間にやらグラウンドにゾロゾロと人が集まっている。
警察への連絡を終えたエリカは嬉しそうに乙女に抱きついている。
「乙女先輩が怪我しちゃったのはムカつくけど、ダメージ残って動けない内にたっぷり触っとかなきゃ」
「上半身は無傷だぞ」
腕力でエリカを引き剥がそうとするが、エリカの執念も深い。中々離れようとしなかった。
「しかし無茶しすぎだぜ坊主」
スバルがレオの頭を小突く。
「無我夢中だったもんで」
「ま、そういうとこが好きなんだけどな」
「お嬢も熱いとこあるんだな。見直したぜ！」
きぬが瀬麗武の腰をバンバンと叩く。
「力ある者が弱者を叩き伏せる……奴の理論通りにしてやっただけだ」
「わぁクール。でもこれで銀ちゃんのオッズも良くなるかもね」
「そうだな。お前らも私に賭ければ儲けさせてやるぞ」
「賭け？　何の話だ？」
「やばっ！」
危険を察したエリカが素早く乙女から離れる。現金なものである。
「とにかく鉄、勝負を楽しみにしているぞ」
そう言い残すとグラウンドを去る瀬麗武。
去り際に向けられた視線に、レオが気付くことは無かった。
（あれが熱血モードとやらか。良い物を見せてもらった）
満足気に歩く瀬麗武。

最強決定戦まで、あと二日。
教室から吹き飛んだ新一の存在を皆が思い出すまで、あと八時間。

とりあえず乙女さん＆瀬麗武のターン前編
書いてて楽しいけど、エロスレの主旨からは外れまくってるよなぁ……
問題ありなら次でササッと纏めて終わります

乙。
好きに書くがよろし

瀬麗武美味しいとことりすぎで吹いた
確かにエロ無しだから次で終わらしたほうがいいかも

gj。初期つよきすしかやってないんで瀬麗武わかんないけどｗ


エロ無しでスレチでも、もっと読みたいのが本音だわ
他に書く人もいないしな

そうそうこれで終わるのはもったいない

エロでも日常のドタバタ劇でも何でも書いてくれ

>>266
途中まで読んだ
まあ乙

>>266
新作のつよきすSSがもっと読みたいのでこのまま突き進んで欲しい。

>>266
乙
別に何言ったって投下とめられるわけじゃないし
好きにすればいいと思うが

そうそう職人がほとんどない今

お姉さんの人を抑えつけるようなことは言わないほうがいい

次回も待つ

マッハ突きが小手先の技とか言われて某最終兵器涙目だなｗｗｗ


ここに関してはあんまりスレ違いとか気にしなくていいんじゃない？
というわけで次も期待してます

レオが「新一」とか「きぬ」なんて言ってたっけか？

新一は記憶にないけど、きぬならカニルートでさんざん言ってる

三人称タイプだから地の文で「新一」はおかしくないんじゃないのかね。

ちげーよ
俺はカニが一番嫌いだ
親子丼っいったら
椰子親子に決まってんだろが

そらそうよ

素奈緒&カニ派に言いたいんだが、
貧乳とロリに性的価値はあるのか？

本スレで聞けば?

>>279
確かにカニは親子丼にいれたことないが高級食材だぜ？

素奈緒は着痩せするタイプなんだお

いやもともと賓だって

>>281
お前は貧乳を何もわかっちゃいない。
何となく安心するだろうが。
そして貧乳にコンプレックスを感じているともっと素晴らしいです。

素奈緒はＢだしな

ひんぬーはおｋだが炉裏はマジ勘弁

なごみん好きにとってロリはムリ

カニと祈先生以外なら誰でもいいな。

>>290
ではきぬと祈先生は頂く

そしてあなたには土永さんをプレゼント

うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ
うんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこうんこちんこまんこ

うひょー

過疎りすぎ

ageage

5分なごみん

という夢を見たんだ・・・

nagomi

おねぃちゃ〜ん

管轄が多くて大変

いかにお姉さんの人のお陰でスレが保ってるかわかるな

ハッピーバースディ


「先生、誕生日プレゼントには何が欲しいですか？」
目の前にいる恋人兼英語教師に尋ねる。
平日午後の喫茶店。
夏休みが始まったばかりだからか、俺達の周りは学生カップルで溢れている。
相手がどう見ても年上――おまけに担任教師なのは俺くらいだろうけど。
「あらあら対馬さん。私の誕生日が近いことをよくご存知でしたわね」
「そりゃー、そんくらいは」
実際はフカヒレから聞き出したんだけど。何となく本人に聞くのはためらわれた。
それは俺達の交際の特異性『お互いに熱くなり過ぎない』というのが作用しているのかもしれない。
とは言え恋人の誕生日は祝うのが当然だ。欲しい物くらい聞いても良いだろう。
「そうですわねー。最近エアコンの調子が悪いので、新しいのが欲しいですわ」
「げ、現実的ですね」
「他には……まぁ現金が一番ですけど、それを対馬さんに要求する気は無いのでご安心を」
ニコニコしながら話しているが、内容は生々しい。
「おい祈ぃ。小僧にそんな甲斐性あるわけないだろう？　駄菓子の詰め合わせで満足してやれぃ」
うるさい鳥め。先生のペットじゃなかったら撃ち落してるところだ。
「もっとロマン溢れるものは欲しく無いんですか？」
「お城なんて素敵ですわね。南の島も捨てがたいですわ」
「ロマン溢れ過ぎです」
「我輩は焼き鳥食べ放題で良いぞ」
「自分で金払え」
「むぅ。これが人類と鳥類の格差社会……」
アホやってると時間がいくら有っても足りない。
「んー、現実的に手に入って、尚且つ彼氏に貰ったら嬉しいような物は？」
本当なら自分で考えるのが筋なんだろうが、付き合いだした今でも先生は読めない。
変な物を贈って地雷を踏むくらいなら本人に尋ねた方が気が楽だ。
「嬉しい物……ですか」
先生の表情に影が差す。妹さんの件があるからか、先生は自分の幸福を重視しない。
ましてや誕生日となれば余計に思い出すものがあるのかもしれない。
（軽率だったか）
少し後悔する。
誕生日を祝う。祝って貰ったら嬉しい。
大半の人間にとっては当たり前のことだけど、そうじゃない人もいる。何にだって例外はあるのだ。
「すみませーん。クリームソーダのおかわりいただけます？」
と、俺が真面目に考えているとまたニコニコ顔に戻って飲み物を注文してたりする。
ほんと、読めない人だな。
「我輩はコーヒーを貰おうか」
カッコつけてるけどミルクと砂糖入れまくるのはバレてるぜ土永の旦那。
「対馬さんは私のマンションに来た事はありましたっけ？」
唐突に話題が変わる。
「いや、今のところ無いです」
授業のある時は毎日学校で会っていたし、
体を重ねる際はホテルを利用していたのでお互いの家にはまだ行ってない。
「なら、誕生日には招待いたしますわ」
「良いんですか？」
「嫌なら言いませんわよ。それとも来たくありませんか？」
「滅相も無い」
「我輩は認めんぞー」
鳥の許可など必要無い。

「お邪魔します」
「どうぞ」
八月十六日夕方。祈先生の誕生日。俺は先生のマンションに来ていた。
初めて来る場所はどうしてもキョロキョロしてしまう。
「金目の物はありませんわよ？」
「いや、何も狙ってませんて。そう言えば土永さんは？」
「今日は遊びに行ってもらいましたわ。たまには土永さんも羽を伸ばしたいでしょうし」
いっつも伸ばしてる気もするけど。
「それにしても……結構片付いてるんですね。意外だ」
「対馬さんが私をどういうイメージで見ているか良くわかる台詞ですわね」
「これ、ケーキです」
「まぁまぁ。美味しそうですわね」
持っていたケーキを差し出して誤魔化す。きっと土永さんが掃除してるんだろな。
「とりあえず適当に座って下さいな」
「はぁ」
座って待たされる。手持ち無沙汰もいいところだ。
これがフカヒレなら下着チェックでもするんだろうけど、理性ある紳士の俺はそんな真似はしないぜ。
したいけど。
「晩御飯は食べました？」
「まだです」
「では何か作りますわね」
立ち上がってエプロンをつける先生。彼女の手料理。おまけにあの祈先生である。
これは貴重な体験だ。
「そんな期待に満ちた顔をしても、大した物は出ませんわよ」
苦笑しながら話す先生。期待するなって方が無理な注文だ。
作ってくれている間、テレビでも見て時間を潰す。
先生の誕生日なのに先生を働かせていいのかという気もするが、俺は料理殆ど出来ないしなぁ。
またこんな機会があるかもしれないから少しは覚えるか。おにぎりからも開放……ゲフンゲフン。
「はい、お待たせしました」
「カレーですな。いただきます」
彼女に作って欲しい料理ナンバーワンとどこかで噂される一品。さてお味は……。
「ん、ちょっと甘いけどいけますよ！　美味い！」
「カレーくらいで大げさですわよ。これくらい誰でも作れますわ」
「世の中には出来ない人もいます」
「誰の事かはあえて聞きませんわ。告げ口も」
絶対わかってるでしょ。弱みを一つ握られた気がする。
「あ、そうだ。すいません、言うの忘れてました。誕生日、おめでとうございます」
「遅いですわよ」
口を尖らせる先生。水の入ったグラスで乾杯する。
「あんまロマンチックじゃないですね」
「学生の対馬さん相手ですから、仕方ありませんわ」
「うぅ。すいません」
「別に責めてるわけではありませんわよ。無理に背伸びしてボロを出されるより余程マシですわ」
そう言ってもらえるのはありがたい。
「一応プレゼントは買ってきたんですよ」
小さな箱を渡す。
「マニキュアですか」
「はい。店員さんに今年の流行の色を聞いて、そのまんまですけどね」
消耗品なら後腐れは無い。渡す方も貰う方も気軽に済む。
「ふふ。ありがたく使わせてもらいますわ」
先生は確実に嬉しそうだった。

食べ終わり、食器を片付ける。洗い物はさすがに俺がやった。
その後ケーキを切り分け、再びリビングへ。
先生はお笑い番組を見ながらケラケラ笑っていた。
「好きなんですか？」
「えぇ。このワイングラス片手に貴族ぶった芸人のインチキ臭さは芸術の域ですわ」
ルネッサーンス。何か意外だ。
ケーキは夏季限定のフルーツタルト。どうでも良いけどなんでケーキって常に限定の何かが売ってんだろ？
値段の方も中々の物なだけはあり、味は良かった。先生も満足してくれたようだ。
ケーキも食べ終え、番組も終わる。子どもは寝る時間だ。
「寝ましょうか？」
「ですね」
歯を磨いてベッドに入る。恋人同士なので当然一つのベッドに二人。
さぁてこっからは十八歳未満は遠慮してもらう展開だぜ！
「対馬さん」
「はい」
「今日はありがとうございました」
「はぁ」
いつもなら先生の方から誘ってくるくらいなのに、そんな雰囲気が感じられない。
胸に伸ばしかけた手を引っ込める。
「親元を離れて以来、誰かと過ごす誕生日は初めてでした。まぁ土永さんは別カウントですが」
土永さんには悪いけど、光栄な話だ。
「俺の方こそ家に上げてもらった上にご飯まで作って貰って……今日は先生が主役なのに」
「構いませんわ。お姫様扱いされたいならそういう相手と付き合いますから。
さっきも言いましたけど、対馬さんは対馬さんらしくしていれば良いですわ」
褒められてる……と言うか気に入られていると解釈して良さそうだ。
「こうやって過ごすのも悪くありませんわね…………良く……眠れそうです……」
言い終わる頃にはもう寝息を立てていた。
量が減ってきているとはいえ、先生は未だに睡眠剤を使っている。
その先生が薬を使わずにスヤスヤ幸せそうな顔で寝ているんだ。
（自惚れますよ？）
小柄な体を抱き締める。性欲は自然と無くなっていた。
それよりも先生が横にいる事が単純に嬉しい。
相手もそう思ってるに違いない――。確信に満ちた安らぎが俺達を包んでいた。


end

以前投下した奴とは関係ない単体のＳＳっす
短くて申し訳無いっす
暑くて死にそうです
ハードディスクの熱がやばいです
親知らず痛いっす

来ないと思ってた矢先に来るから困る
この甘酸っぱさがたまらんわい
ＧＪ！

>>305
おお、GJ。
祈先生は何歳にｒｙ

死なれるのもHDDが破損するのも困るな。
よし歯痛には正露丸を詰めるとだな・・・
親知らずに穴が開いているかはさておいて。

GJ！祈先生いいよ祈先生
マイペースなキャラの掴み方すげえ


そーいや、正露丸の効能に歯痛とかあったけど、あれ歯に詰めるんだよね
小さい頃親にやられて地獄だったｗ

やおいじゃのう

SSなんてやおいで当たり前だろ、二次創作なんだから
気に入らないならスルーすればいいだけなのにわざわざ文句言う意味がわからん
批評ならとにかく、いちゃもんは空気悪くするだけ

GJ!!
祈先生、アダルトだよ(*´Д｀)=з

ようお前ら
また指導しに来てやったぞ
どうやらお前らもようやく向上心を持ち始めたようだな
そろそろ俺自身がSS投下してもいい頃合いかもしれんな
ただしこの勘違いした糞コテが邪魔だ
君らも勇気を出して糞コテは消えろと言うべきではないか？
こんなつよきすをなんにも理解していない馬鹿がいつまでも居座っていていいのか？

断言するが俺はこのコテ、
職人と呼ぶにも値しないクズより余程マシなSSを書ける
皆もどうせ読むならクオリティの高い優れた作品が読みたいだろう？
新しい風をスレに吹かせるか糞コテと心中するかは君ら次第だ
答えが出次第、投下を開始しよう


最後に糞コテよ、貴様はこのスレの癌だ
後は俺に任せて名無しに戻れ、消え失せろ

>>312
SS投下する前にぜひともコテハンを付けてくれ
いちいちIDをNG登録するのは面倒だからな

>>312
折角平和になったと思ったのにまた沸いて出たの？
とりあえず消えろ

>>312
おもしろいこといいますね！ｗｗｗｗｗ
別に消える必要なんてないじゃないですか。あなたも書きたければ書けばいい！

あと書きもしないのに上から目線で意見いうのやめろよ！

反応しちゃめーなの

一週間もすれば俺が正しいことをお前らも理解するだろう

なぜ>>311と>>312のIDが同じなのか
その疑問に答えてくれる勇者求む。

間違えたｗ
312と313なｗ

>>317
永遠にないから安心してどっかいけｗ

頼むからお前ら反応すんな
自演に釣られちゃ世話ねーよ('A`)

あぁん？最近だらしねぇな？

そろそろなごみん分が………ガハッ

なごみ要素が………グフッ

>>323
「センパイ、最近構ってもらってません」
「そうか、悪かった。じゃあ次はなごみを主役に……」
「ちょっと待ちなさいよ対馬！　アタシなんかまだヒロイン回無しよ！？　どうなってんのよ！」
「う、確かに近衛には不憫な思いを……よし、近衛メイン」
「おいレオ、お姉ちゃんも最近出番が少ないぞ。一番人気が椰子なのは認めるが、
公式のメインヒロインは私なんだぞ」
「お、乙女さんを蔑ろにするわけないよ」
「つーかさ、ボクのこと忘れてない？」
「いやだってエロに持っていき難いし……ゴニョゴニョ」
「だいたいオメーが出過ぎなんだよボケナッツ！」
「黙ってろカニミソ！　当然の結果だ」
「とにかく次の主役はアタシ！　これ正論！」
「えーと、近衛は普通のカップル過ぎて書き辛いって天の声がした」
「そこが良いんでしょうが！　何事も挑戦よ、やってみなさいよ」
「センパイ……あたし……」
「うーむ……」

→「俺はなごみ一筋だぜ！」
　「近衛！　君に決めた！」
　「やっぱり乙女さんだよね」
　「せっかくだから俺はカニを選ぶぜ」

　　　　　　　　by糞コテ脳内会議

素奈緒は今度のドラマCDにも出ないらしいし、マジで枯渇気味だ。

素奈緒はアニメで主役だったし…
まぁ随分叩かれたが。
姫と良美がいないぞ？
しかし俺は…
→「やっぱり乙女さんだよね」

ﾆｱ｢良美以外に考えられない｣

アニメ？
僕には>>327が何言ってるか分からないな。

アニメなんてなかった

SSスレはいろいろ見てるけど
ここほど一人の職人がフル回転してるのは珍しいな

そんなに他は職人に充実してたか？たとえばどこよ

ハルヒとかガンダム系は異常だよな

ハルヒはコピペなだけだろｗ
お姉さんの人フルスロットル

ネギ板じゃ1週間毎日、日によっては1日2本投下したり
リクエストに当日応えて投下する猛者もいたものだがな

そこまでいくと私生活が気になるなw

所詮エロゲとハルヒガンダム比べんなよ・・・

>ハルヒガンダム

新作ktkr

職人てか住人が多いとマナー悪いのが増えたりするけどな
ここは比較的まともな住人が多いと思う

まあ至極当然だね賑わえば嫉妬厨やアンチや荒らしが出てくるのは

いや、ハルヒのあれは異常だろｗ

>>お姉さんの人
やっぱり好きなキャラがメインの方が書きやすい？
たまにはカニとか素奈緒が読みたいぜ
それからもうちょっと投下の間隔早くならんかな？
わがままは承知してるが、公式が腐ってる現状では他に楽しみが無くてのう

NOB最高や！タカヒロなんか最初からいらんかったんや！！

本人乙

>>342
確かになごみんとか乙女さんを軸にした方がやりやすい
てかカニはバカップルを書けない、
素奈緒は普通のカップル（一応褒め言葉）過ぎて
事件を起こしづらいのが二の足を踏ませる理由
投下は……まぁ俺にも都合というか実生活があるわけでして
とても>>335に出てくる職人のような早さは出せねっす
あと夏は暑過ぎて動く気がしないのでさらに遅く……エアコンくれ
それと最近はちょっとアレな人に絡まれるので撤退の二文字もちらついたり

逆に俺が聞きたいのはエロ成分薄くね？ってこと
たまに自分のＳＳ読み返すけど、明らかにエロ描写少ないｗ
多分エロありきで書く事が少ないからだろうけど……
考えてみたらエロ有りで書いたのってなごみん、乙女さん、姫だけなんだな
この辺りで俺の贔屓振りがわかるわけです

>>345
とりあえずなごみんと乙女さんSSの再うｐ希望だな。

アレな人間を気にしすぎ
正直スルーすればなんの問題もない

お姉さんの人のSSで抜いたことのある俺からすれば十分満足してる
てかメインヒロインが祈ちゃん入れて八人もいるだから
カバーしきれなくて当然な気もする
むしろあんたのサービス精神を褒めたいわw

>>346
過去スレあるがな
こんな時保管庫あれば便利なんだがな

ぶっちゃけると夏の内は撤退してた方が頭いいかもしれないと思う俺
巡回スレとか荒れまくってて、もうね
せっかく初SSに挑戦してみたのに、あんな空気じゃry


あと、更新催促してる人はﾏﾀﾞｰとか言ってるより自分で書いた方がいいと思うよ！

全てはチャンス！

そう、全てはチャンス！

正直きゃんでぃSSスレに比べたら雑魚だよ

くじら用の釣り針ですね

バスプロスターシリーズ！

そういえば保存庫あったっけ？

ﾌｶﾋﾚの催眠寝取りﾏﾀﾞｰ?

姫ｙｐ素直の3Pﾏﾀﾞｰ?

どんなレズだよｗ

姫のハーレムﾏﾀﾞ？

ﾚｵｽﾊﾞﾙﾌｶﾋﾚの愛憎劇ﾏﾀﾞｰ?

伸びてるから来てみたら・・・
期待させやがって

霧夜家ハーレム総出乱交ﾏﾀﾞｰ

書きたいもん書いてくれそれ以上は何も言わん

なごみんのとある一日


生殺しって多分こういう状況を言うんだと思う。
いつもの生徒会室、いつもの仕事内容、いつもの軽口。
お姫様が指示を出し、佐藤先輩がお茶を用意し、鉄先輩と橘先輩は見回りへ。
カニは相変わらずサボっているし、伊達先輩は陸上部の練習、フカヒレ先輩は……どうでもいい。
そしてあたしの目の前にはセンパイが居る。
本当なら抱き付いて甘えたいけど、人の目が有り過ぎる今は出来るはずもない。
誰も知り合いの居ない異国の地ならとにかく、お姫様やカニの見ている前で甘えるなんてもってのほか。
もうからかわれるのはごめんだ。我慢、我慢だ。頑張れあたし。
「対馬君、ボケッとしてないでさっさとやる」
「ご、ごめん」
あ、ドサクサに紛れてセンパイを小突いたな。
会長だから命令するのは百歩譲って許してもセンパイに気安く触るなと……。
駄目だ駄目だ。平常心平常心。
あまりガタガタ嫉妬する女はセンパイだって嫌だろうし、ここは器の大きなところを。
でもお姫様には頭の上がらないセンパイも少しは悪い、と思う。
「おいレオー。早く終わらせてゲーセン行こうぜー」
黙れチビガニ。そうやって話しかけるからはかどらないんだろうが。
本当に遊びに行きたいなら少しは手伝え。
「うっせーな。ポテチ食ってないでお前も手伝えよ」
あぁセンパイ、その調子に乗った甲殻類にもっと言ってやって下さい。
分をわきまえろと、幼馴染だからって頭に乗るなと。
「しゃーねーなー。全く、レオはボクがいないと何も出来ないんだな」
そう言ってセンパイが整理していたファイルを取り上げるカニ。
が、しかし勢い余って床に書類が散らばってしまう。出来の悪い味方は最大の敵とはよく言ったものだ。
「カニ……隅でフカヒレと遊んでなさい」
哀れみを込めた目でカニを見るセンパイ。ふん、センパイの邪魔ばかりするからだ。
「す、すまねぇ。真面目に手伝うからフカヒレは勘弁してくり」
「どういう評価なんだ俺は……」
この場合カニの気持ちも少しはわかる。
「あたし拾いますよ」
「あ、良いよ椰子さん。私が集めとくから、自分の作業続けといて」
佐藤先輩の申し出に甘えることにする。センパイの役には立ちたいけど、まずは自分の仕事からだ。
ん？　佐藤先輩、その位置でその体勢だとセンパイにパンツ見えちゃうと思うんですが……まさか、ね。
「センパイ？　顔真っ赤ですけど？」
「え！？　い、いやそんなことないぞ！？」
なんでそんなにうろたえるんですか？　何かやましいことでもあるんですか？
問い詰めたいけど「佐藤先輩のパンツ見てましたよね？」などと言い出すわけにもいかない。
「あらあら対馬君、よっぴーのパンツでも見えたのかしら？」
「ぶっ！！」
「エ、エリー！！」
「冗談よ冗談。よっぴーのパンツを見て良いのは私だけなんだから」
時々お姫様のこの開けっ広げ振りを清々しく思う。なりたいかと言われたらお断りだけど。
「おぅ。お前たち、ちゃんと他の生徒の模範になるべく精進しているか？」
全員が扉に視線を向ける。そうせざるを得ない圧倒的な存在感。竜鳴館館長、橘平蔵。
入学するまでのあたしは超常現象の類を信じていなかった。
しかし館長や鉄先輩のような歩く超常現象がいる以上、信じざるを得ない。世の中は不思議だ。
「館長、何か御用ですか？」
さすがにお姫様と言えど、館長相手にはそれなりの態度を取る。
「うむ。実はちょっとした臨時収入があってな。
日頃から本館の為に働いてくれているお前たちにねぎらいも込めて、焼肉でもおごってやろうかとな」
「マジで！？　平蔵やるじゃねぇか！！」
このカニは命知らずと言うか大胆と言うか。いやただの馬鹿か。

見回りを終わらせた鉄先輩と橘先輩、練習の終わった伊達先輩と合流して学校の近くにある焼肉店へ。
別に焼肉には興味無いけどセンパイが行くなら行かない手は無い。お母さんごめん。
「さぁお前達、遠慮せずに好きなだけ食え」
「わかりましたわ」
ちゃっかり居る大江山先生。普段は寝る以外の目的では寄り付きもしないくせに。
さて、そんな事よりセンパイの隣、最低でも対面の席を確保しなければ。
「おいレオ、もう少し詰めてくれ」
ぐ、出遅れたか。鉄先輩相手は分が悪い。仕方ない、対面の席を……。
「いやー焼肉なんて久しぶりだぜ。館長に感謝だな」
そこをどけ、このザリガニ野郎。ちょっとは空気を読めサル顔。
普段は散々あたしとセンパイの仲をからかう癖に、こんな時に限って気の利かない連中だ。
結局席は窓側の端にセンパイ、隣に鉄先輩、カニ、伊達先輩、館長、
対面にフカヒレのボケナス、お姫様、佐藤先輩、橘先輩、あたし、先生となった。
要するにセンパイからは遠い。
あたしがもっと頭の弱い、
バカップルの素養のある人間なら「センパイの隣じゃなきゃ嫌だ〜！」なんて喚いていたのだろうか。
想像してげんなりした。内容と言うより割りと近い物を自分に感じたからだ。死んでも実行はすまい。
「ハァハァ、姫の隣に座れる日が来るなんて」
「これで思い残すこと無いでしょ、フカヒレ君」
遠回しに死ねと言ってるのか。
「ほらレオ、焼けたぞ」
鉄先輩がセンパイの取り皿に次々肉を放り込んでいる。あたしの役目なのにずるい。
そのペースはセンパイのペースじゃない。あたしだったら完璧なペース配分でセンパイに食事を楽しんでもらうのに。
「うおぉ！　めっちゃ、うめーよ！　ここの肉！」
「あせんなって小蟹ちゃん。肉は焼き加減の見極めが大事だ」
伊達先輩がカニに肉を焼いてやっている。伊達先輩は面倒見が良い。センパイもお世話になっている。
しかしカニに対する態度には単なる世話焼きを超えたものを感じる。まぁどうでもいいけど。
「はいエリー、焼けたよ」
「ありがとよっぴー」
このコンビはこれで幸せそうだからいいか。
「生ビールのおかわりを頼む」
「こちらもお願いしますわ」
「我輩もだ」
教師陣はもっぱらアルコール。
……鳥類が飲食店にいて良いのか？
「どうした椰子？　気分でも悪いのか？」
橘先輩が聞いてくる。この人は意外と鋭い上にそれなりに気遣いする方だ。
おまけにあたしはセンパイ曰く感情が顔に出やすいみたいだし。
「いえ、何でも無いです」
「ふむ。それなら良いが。せっかくおじ様がごちそうしてくれるんだ。食べなければ返って失礼だぞ」
そういうものだろうか。体育会系の思考はよくわからない。
ただ確かに食べずにいるのも馬鹿らしい。あたしも肉に箸を伸ばす。
「良いんだ……誰にも焼いてもらえない俺には端っこがお似合いなんだ」
視界の端に半泣きで黙々と口を動かしているサル顔が見えた。哀れ。

一時間もすれば常人は満腹だ。
しかしそこは食べ盛り揃い。男性陣はもちろん、一部の女性陣もまだまだ元気だ。
あたしとしては腹八分で十分満足だけど、次々注文したものが運ばれてくる。
それでもペースは少し落ちて、どちらかというと会話がメインになりだしている。
「ねぇなごみん？　あっちに移動したいんじゃない？」
お姫様が鉄先輩を指差す。自分の腹が膨れたので暇を持て余しだした様だ。
あたしとセンパイが交際しているのを知ってからというもの、事ある事にからかおうと仕掛けてくる。
「別に。席順なんてどうでもいいじゃないですか」
なるべく冷静に。抵抗するだけこっちが馬鹿を見るだけだ。
「またまたぁ。本当は対馬君にご奉仕してあげたいんじゃないの？　ね、よっぴー」
「あはは。ラブラブだもんね、二人は。妬けちゃうなぁ」
正直イライラするけど耐える。前みたいなことになってたまるか。
しばらくすれば飽き性のお姫様の事、他に興味を移すだろう。
「ほうか、ふふぃまと椰子はふきふぁってるんだったな」
「銀ちゃん、食べるか話すかどっちかにしなさいな。発音めちゃくちゃよ」
「これはすまない。私としたことが気が利かなかった。本来なら椰子がここに座るべきだったな」
「え、い、いえ。お気になさらず」
いつの間にか皆の視線があたしに集まってる。なんだこれは。
まるであたしがセンパイの隣に座りたくて仕方ないみたい。実際そうなんだけど、そんな注目はいらない。
出来れば誰も気付かない内にこっそり移動したかったのに。
「そーそー。ココナッツはココナッツらしく隅っこでキャベツ焼き占いでもやってろよな」
「や、椰子、なんだったら俺の隣座るか？　椰子なら大歓迎だぜ」
お前らはまとめてサルカニ合戦でもやっていろ。
「可哀相な対馬君。なごみんが奉仕してくれないみたいだから、私がやってあげる。ほら、あーん」
手近な肉を掴み、センパイの口元に運ぶお姫様。口で言って駄目なら実力行使。
単純なやり方だが効果は絶大だ。これ見よがしにあたしに視線を合わせてくるし。
「いぃ！？　いや、いいって。自分で取るから」
「そんなに遠慮しなくていいわよ」
真っ赤になった顔そむけるセンパイ。そんな困った顔も可愛いけど、そろそろこっちも我慢の限か……。
「こら姫。あまり椰子をからかうな」
「そうだぜ、レオだって困ってるだろ」
鉄先輩＆伊達先輩の横槍が入る。お陰で頭を冷ます余裕が生まれた。危ない危ない。心の中で礼を言っておく。
「はーい。つまんないの」
一目置く鉄先輩に言われてはお姫様も引っ込むしかない。本当にありがとうございます。
これから何かあったら鉄先輩を頼ります。
「じゃあ俺が移動するよ。乙女さん、ちょっとごめん」
センパイが席を立ってこっちに向かってくる。
「橘さん、場所変わってもらって良いかな？」
「わかった」
橘先輩とセンパイが位置を交換する。つまりあたしの隣にセンパイが座る。
嬉しいけど、何となく橘先輩が寂しそうに見えたのは気のせいだろうか。

「おやおや、対馬君自らご登場ね。彼女が遠くて寂しかった？」
懲りてないのかこのポニーテール。いや懲りるわけないか。
「まぁ俺もなごみの隣が良かったしね」
え？
「何だレオ。私の隣では不満だったのか？」
「そういう意味じゃないよ。どうせなら彼女の隣に座りたいじゃん」
えぇ？　
言ってくれたらあたしはいつでも……。
「対馬さんのくせに言いますわね」
「お陰さまで」
「はっはっは！　守るものがあれば強くなるのが男というもの。対馬よ、さらに精進せい！」
「おーおー。すっかり色ボケになっちまって、あのヘタレには定評のある対馬レオさんがよぉ」
「骨をかじるなよ蟹沢きぬさん」
「フルネームで呼ぶんじゃねー！！」
「つ、つまらない……からかいがいの無い対馬君なんてつまらなさ過ぎる。むしろバカップルぽくて腹立ってきた」
「理不尽過ぎるだろそれは」
アホガニの叫びもお姫様の暴論も耳に入ってはいたが、頭には届かない。
「そういやレオって椰子のどこを好きになったんだ？　見た目ってのは無しな」
フカヒレ先輩が会話に混じる。
「んー、なんか放っておけなかったんだよな。俺が勧誘したからってのもあるけど……」
皆が興味むき出しでセンパイの言葉を待つ。恥ずかしいけどあたしも聞いてみたい。
「あれだ、運命って奴だ」
店内が静寂に包まれる。
「馬鹿だ」
「馬鹿がいるぞ」
「馬鹿過ぎますわ」
「坊主も馬鹿になるんだな」
「正直その馬鹿振りが羨ましい」
「もう馬鹿を超えた新しい何かね」
「対馬君…………ろしたくなってきたよ」
「あーあ、レオがココナッツの毒にやられちまったぜ」
「ふははは！　対馬！　その心意気、ワシは好きだぞ」
「好き放題言い過ぎだろ」
口々に罵られるセンパイ。カニはどっちかと言うとあたしを攻撃してるし、館長には何故か褒められているけど。
その後センパイは完全に皆のおもちゃにされていた。
なのに不思議とあたしは落ち着いていた。いつもなら怒るところなのに。

会計を済ませて店を出る。
「ふぅ〜食った食った。平蔵、サンキュー」
「うむ。見ていて気持ちの良い食べっぷりだったぞ、きぬよ」
腹をポンポン叩きながら話すカニと満足そうに全員を見渡す館長。
「では、解散とするか。女は車で送ってやるぞ」
「男は？」
「言わんでもわかるだろう？」
「食後の運動がてら歩くとすっか」
屈伸運動をする伊達先輩と明らかに不服そうなフカヒレ先輩。
「どうするなごみ？　館長に送ってもらうか？」
「あ、いえ、その……」
一緒に帰りましょうと素直に言えたらどんなに楽か。
「わかってるって。おーいスバル、フカヒレ。俺はなごみを送ってくから、先に帰っててくれ」
「了解。気をつけろよ」
「う、羨ましくなんか無いんだからね！」
センパイに手を振って去っていく二人。
「邪魔をする気は無いが、最近は物騒だからな。用心に越したことは無いぞ対馬」
「はい」
「送り狼って奴ね」
「いい加減にしろ姫」
「あいたたた！　ポニーは引っ張っちゃ駄目ですって！」
漫才をしながら館長の車も去っていった。
「さて、俺達も行くか」
「はい！」
夜道を歩き出す。ここから家が近いのがちょっと不満。
本当ならこのままセンパイの家に泊まりに行きたいけど、今日は平日で鉄先輩がいるから駄目だ。
こればっかりは我慢するしかない。待てよ、逆にセンパイがあたしの家に泊まれば……。
止めておこう。センパイ本人は快諾してくれても、鉄先輩が許すはずも無い。センパイを困らせるだけだ。
「あ、センパイさっきのことですけど」
「運命って奴？」
「はい」
「さすがにくさかったよな」
「そうですね……」
「あはは。盛り上がったのはありがたかったけどな。嫌だったか？」
「そんなこと無いです。ただ、普段のセンパイが言いそうに無いことだったので」
「普段から言ってたらそれこそバカップルだぜ……まぁ俺の方も前の教訓ってことで」
「教訓？」
「あぁ。なごみが姫達にからかわれないようにするには俺が注目集めるのが一番手っ取り早いと思ったから」
「あたしのため……ですか？」
「うん。でももっと器用にやれたら良いんだけど、そう上手くはいかないよな。増して相手は姫だし」
そう言って笑うセンパイ。いつの間にか家の前まで来ていた。
「じゃ、のどかさんによろしくな」
「待って下さい」
器用じゃなくて良いです。センパイがあたしのことを考えてくれて、何かしてくれる。それで十分過ぎます。
口に出さないけど、態度で示す。向かい合って少しだけ背を伸ばす。五センチしかない差を埋めてキス。
家の前だし、唇はすぐに放す。
「今度こそ、おやすみ。また明日」
「おやすみなさい」
センパイの背中が小さくなっていく。名残惜しくて追いかけそうになる。
センパイ、言わないけどあたしも運命だと思ってますよ――。
あたしは居るとも居ないともわからない神様にほんの少しだけ感謝した。

end

今の俺には
内定単位エアコン現金、そして何より――なごみんが足りない！！

>>347
うむ。いつまでもウジウジして申し訳なかった

てことで４８時間以内に素奈緒エロ有りを投下する
と、宣言すれば俺自身もやるしかなくなって書く早さが上がるといいなぁ






ｐｓ
やっぱ７２時間以内でお願いします

>>369
流石はお姉さんの人…GJ!!
やっぱ、なごみん可愛いなぁ(*´Д｀)=з

さて素奈緒が来るまで全裸で待つか

おぉ久々のなごみん
ＧＪだぜ！！

>>369
ナイスなごみん！

素奈緒エロお待ちしております。

相変わらず乙

ＧＪ、やはりなごみんネタはキレが違うな

関係ないけどレオモテすぎだよな

GJです！このまま精進していってくだしあ

なごみんたまらんよなごみん
で、いつになったらクオリティ君は投下するの？

苦檻ティって変換される

本スレにもあったけどなごみんに温泉で全裸見たって言っちゃうシーンでSSできませんか？

>>378
本スレの112は実は俺だから、もし俺が書くならあんな展開にしかなりませんぜ

これまたびっくり
じゃあ仕方ないねｗ

ツンデレ　ツンデラー　ツンデリスト


「なんとか無事に終わったわね。一応あんたにも感謝してるわ、ありがとう」
「いやいや、俺なんてただの雑用その一だっただけだ」
色々問題もあったけど、竜鳴祭も無事終了。
クラスの皆が団結してくれたのはもちろん、対馬にも随分助けられた。
今は外部の人間も帰ったので片付け中。対馬はまだ手伝ってくれている。
「あぁそうだ、変な事聞いて良いか？」
「何よ？」
「近衛って部活でも演劇やってるのにわざわざクラスでもやるなんて、飽きたりしないのか？」
「え……」
演劇に飽きる。考えたことも無かった。
言われてみれば部活に入ってて尚且つクラスでの出し物もやろうって珍しいかも。
「あー、すまん。別に馬鹿にしたりしたかったわけじゃないんだ」
考え込んでいると対馬が申し訳無さそうな顔で謝ってきた。
「ううん。改めて考えてみたら、確かにそうだなって」
「ん？」
「他の人から見たらやり過ぎに見えるかもね」
「近衛……」
「でもさ、好きなものは好きで、飽きたりしないでしょ？　
あんた確かボトルシップとか作ってたと思うけど、理由とか考えたりする？」
「しないなぁ」
「でしょ？　アタシも演劇やる理由とか好きな理由の説明は出来ないこともないけど、
結局は好きなものは好きに行き着くと思うのよね」
「ふーむ」
「ま、集団で作るものだから、アタシだけが突っ走っても駄目ってのは頭に入れとかないとね」
半分以上は自分に言い聞かす。
いくらアタシが演劇が好きで頑張っても、クラスの皆が協力してくれなければ今日の成功は無かった。
「やっぱお前凄いな」
「な！？　急に何よ！！」
「いや……好きなものは好きってのは真理ではあるだろうけど、それを貫くのは大変だからさ。
大したもんだよ、実際」
そう言うと対馬はアタシに笑顔を向けた。
「と、俺が言っても偉そうに過ぎるか。てかもうこんな時間かよ！？　悪い近衛！
生徒会の方にも顔出さなきゃいけないから、そろそろ行かなきゃ」
「あ、うん。手伝ってくれてありがとう」
「こっちも良い物見せてもらったよ、じゃあな」
再び笑顔を見せて、去っていく対馬。ふと、中学の頃の事を思い出した。
「近衛さん、これ、こっちでいいかな？」
「え？　あ、あぁうん」
ボケッとしていたようだ。なんだか対馬に見とれていたみたいで、ちょっと癪だった。

「ふぅ。これでほんとに終わりっと」
電気を消して背中からベッドに飛び込む。
もう冬が近いとはいえ、舞台に上がって大道具やら何やらを運んでいたら汗もかく。
そもそも単純に体が疲れている。そんな時はお風呂に入ってさっさと寝るのが一番。
明日は休みだし、久々にぐっすり寝れるだろう。
「それじゃ、おやすみなさーい」
誰が聞いているわけでもないが言っておく。
布団に潜り込み、目を閉じる。あぁ、疲れてる時のベッドほど心地良い物は無いわね。これ正論。
準備時の寝不足も重なってたちまち夢の世界へ……。
「って全然眠れないじゃない」
体は疲れて睡眠を求めてるけど、頭が起きている。本番の日はたまにこういう状態になる。
要するに興奮が静まっていないのだ。
何とか眠ろうとするけど、意識は冴える一方。
仕方ない、こうなったらあんまりやりたくないけど……。
「んっ……」
胸に右手を伸ばして軽く揉む。左手は足の間へ。
オナニー。普段はしないけど、舞台本番の日はどうしても我慢出来ない。
おまけになぜか、すると眠りやすい。
「はぁっ……んぅ……」
自分の体だからどうすれば良いかぐらいわかってる。
乳首が立ってるのが服の上からでもわかる。あそこも濡れてる。
パンツをずらして指を入れる。すんなりと入るのに、ピチャピチャといやらしい音がする。
「あぁ！！」
お母さん達に聞こえないようにしなくちゃとは思うけど、声が抑えられない。
せめてもの防音にと枕に顔を押し付ける。
頭が白くなって、指の動きが早くなる。終わりが近いのを自覚する。
なんだかんだで好きなのかな、こういうの。
「はぁ……！　はぁ！」
クラスの女子とたまにそういう話もするけど、本当の経験は無いからよくわからない。
大体セックスしても良いと思える男なんて……。
「つ、対馬ぁ！」
へ？　自分の口から出た言葉の衝撃に、思わず指の動きを止める。
なんでこんな時にあいつの名前が出てくんのよ！？
「そりゃ昔は嫌いじゃなかったけど、い、今は嫌いなんだから！」
一人で言い訳。聞いてるのはせいぜいぬいぐるみくらい。
恥ずかしさの余りぬいぐるみを蹴飛ばしてしまった。ごめん、プーさん。
一人でするだけならまだしも、対馬の事を考えながらするなんてどうかしてるわ。
意識してるって、好きだって認めるようなものよ。
いや、誰か覗いてるわけじゃないからバレたりはしないけど、思うだけで負けた気がする。
そんなの、絶対認めたくない。
ただ……対馬の名前を口走った時……信じられないくらい、気持ち良かった。

これは実験。そう、物は試しという奴だ。
もう一度自分の指を入れる。ただし、今度は頭で対馬の指に変換する。
「う……あぁ！」
大きな声。大きな快感。
指がアタシの中を擦るたびに背が仰け反ってしまう。
やってることは変わらないのに、対馬にされてると思うだけで全然違う。
「対馬、対馬ぁ……」
いつの間にか対馬の名前を連呼していた。それも段々気にならなくなる。
それ以上に、もっと気持ち良くなりたいという思いがアタシを支配していた。
指を二本に増やす。いつもならキツくて苦しいけど、今はあっさりと入った。
「ん！　はぅぅ……」
対馬がアタシの中をかき回す。
「いい……対馬……もっと……」
アタシの反応に気を良くしたのか、対馬は一番感じるところ――クリトリスを触ってくる。
「あぅ！　そ、そこはぁ、だめぇ……」
ちょっと触れられただけで、頭の中に電気が走る。気持ち良い。気持ち良くてどうしようもない。
出来る限り、限界まで奥に届くように指を押し込む。
もっと、もっと指なんかじゃなく、大きなものでかき回されたい。
「やぁ、あぅ……ん！」
アタシ自身の限界も近い。
「対馬！　対馬ぁ！！　好き……！」
言っちゃった。
同時に、手に暖かい感覚が広がって、動きが止まる。
「はぁ、はぁ」
息がうまく出来ない。なんとか指を引き抜く。
「うわ……」
自分の指についた水分の量を見て引いてしまう。し、潮ってやつかなぁ？
汗をかいたし、下着が汚れちゃったからもう一度お風呂に入りたい。
だけど体が気だるくて動く気がしない。
それに……冷静になってみたらとんでもないことをしてた気がする。
「あー、もう最悪！！」
それもこれも全部あいつが悪い。休みが明けて会ったらぶん殴ってやろうかな。
大体なんでアタシがこうまであいつに振り回されなきゃなんないのよ。
中学の時ならともかく、今の腐ったあいつなんて……。
そこまで考えて、ついさっきのことを思い出す。
「あれは気分が高まったから出た、言葉のあやってやつで……」
プーさん相手に言い訳三昧。
わかってる。堂々巡りの無駄な言い訳をしてるだけ。
一万歩譲って認めるしかない。アタシは――対馬が好き。
だからって告白なんかしてたまるか。腐った姿は嫌いってのも事実なんだから。
「絶対にあいつを元に戻して、尚且つあいつから告白させてやるんだから！　ね、プーさん？」
返事は無かったけど、アタシの決意は固まった。

おしまい

チンコ入れるだけがエロじゃないって、ばっちゃが言ってた

素奈緒はなんか個人的に振られキャラなんすよ
でもカップル状態でもいつかは書いてみたいかも
さて、これでヒロインは一応コンプか
ＵＳＢメモリがえらいことになってんなｗ
思い残すことは何も無い……

別にエロくないから大丈夫だ＞チンコ入れるだけがエロじゃない

>>384
乙です。

＞素奈緒はなんか個人的に振られキャラなんすよ

姫ルートとかだと顕著かもね。天敵にレオを持っていかれて独白していたりするし。
でも一方通行ばかりだと切なすぎる･･･

オナシーンまでの過程が盛り上がらないせいか
エロというより作業っぽい
始めた目的も眠るためだし……

素奈緒寂しいよ素奈緒

>>387
オナニーした後は、気持ちよく眠れるぞ
SEXならなお良し

保守

お姉さんの人も卒業しちゃったね
仕方ないね

廃墟になるか
はたまた輝くスレになるかは俺達しだいだな…

俺達の明日はどっちだ！

保守

乙女さんは需要あるのかな？

ありすぎるくらい

両親から「出涸らし」と呼ばれた蟹の需要は？

SSの需要ならあるよ

嫁の貰い手ならあるよ

>>398
腹減ったからってリップクリーム食べちゃう子はちょっと・・・・。

>>399
そういう掛け合いは最高なんだけどなｗ

保守

総合スレがちと盛り上がっててワロタ捕手

なごみんにフェラされたい

もう保守とかいいよ

投下はないのだから…

神は甦るさ
何度でも


…多分。

神なんかいない

なごみんの髪は神

なごみはごみ

保守

その内大作を引っさげてお姉さんの人はひょっこり帰ってくるさ

まだ保守するの？
いい加減作品がくるまで保守をやめたらどうだね？
それとも保守と雑談だけで埋めるかね？

最後に投下された総合スレの勝ちだな

あげんなよカス

乙女さんモノ見たいよ〜

乙女さんも飲みたいよ〜

乙女さん揉みたいよ

エリカ様の黄金喰いたい

カニの蟹味噌はいらんけど

上げるなよカス。
うざいクレクレは死ね

お前ほどじゃないよ

わっしょいわしょしょい！

供給のないクソスレ乙

でもあげる

晒しあげ

人がいないのに晒しあげ（笑）

まあ地道に評判下げといて下さいなｗ

あげついでに

子供まで作ったのはカニだけってのも…

クソスレ乙

いいぞもっとやれｗ

>>425
カニは家庭がアレな分、結婚願望強そうだしな

そしてカニが虐待をする

>>429
親は何も期待してねえないだけで、別に虐待はしてねえだろｗ

ED見るかぎりいい母親になりそうだけどね

しかしエリカも乙女も素奈緒もある意味涙目だな

出涸らしのカニが二世産んでしまったからな

エリカにはよぴがいるし
乙女さんとは姉弟。カニより真理に近い存在
素奈緒は喧嘩したままだから問題無

エリカには俺がいるし

>>434
フカヒレ乙

良美には俺がいるし

>>436
フカヒレ乙

フカヒレって1万くらいの安いのしか食ったことないんだけど
高いのってもっと美味いのかな？

てっちりみたいなもんだろ

>>439
フカヒレに毒無いだろ

>>440
存在が毒みたいだけどな

フカヒレ乙

竜鳴館卒業後の竜宮メンバー＋２−Ａを想像してみた。
姫：霧夜カンパニー総帥
よっぴー：姫の第一秘書。レオのことが気になっている。
乙女さん：姫の護衛
お嬢：姫の護衛(＋松笠海軍の一部隊指揮)　レオのことが気になっている。
カニ：霧夜カンパニーのゲーム関係の部署所属(企画に当たりはずれが多い)
なごみん：霧夜本社の社員食堂の主(一流どころの店で修行してきた)　レオのことが気になっている。
素奈緒：霧夜と提携している劇団の脚本家。レオのことが気になっている。
くー：若手の有望カメラマン、北別府と交際中。

レオ：姫の第二秘書。乙女さんやお嬢に鍛えられたおかげか身体能力が上昇し「気」を使えるようになった。
色は何故か緑色。
スバル：霧夜がスポンサーの実業団所属のスプリンター。今でもカニに想いを寄せている。
フカヒレ：多くのジャンルをこなすミュージシャン。ヘタレだった過去さえも笑いの種にする強さを身に着けた。
北別府：霧夜本社に勤務するエリート。優れた折衝役であり、各方面との交渉を成功させた。

あくまでもこれは俺の中での勝手なイメージ。あと
北別府は摩周さん的ポジションになる気がする。

竜鳴館卒業後の竜宮メンバー＋２−Ａを想像してみた。
姫：霧夜カンパニー総帥。レオのことが気になっている。
よっぴー：姫の第一秘書。レオのことが気になっている。
乙女さん：姫の護衛。レオのことが気になっている。
お嬢：姫の護衛(＋松笠海軍の一部隊指揮)　レオのことが気になっている。
カニ：霧夜カンパニーのゲーム関係の部署所属(企画に当たりはずれが多い)。レオのことが気になっている。
なごみん：霧夜本社の社員食堂の主(一流どころの店で修行してきた)　レオのことが気になっている。
素奈緒：霧夜と提携している劇団の脚本家。レオのことが気になっている。
くー：若手の有望カメラマン。レオのことが気になっている。

レオ：姫の第二秘書。乙女さんやお嬢に鍛えられたおかげか身体能力が上昇し「気」を使えるようになった。
色は何故か緑色。
スバル：霧夜がスポンサーの実業団所属のスプリンター。レオのことが気になっている。
フカヒレ：多くのジャンルをこなすミュージシャン。ヘタレだった過去さえも笑いの種にする強さを身に着けた。
北別府：霧夜本社に勤務するエリート。優れた折衝役であり、各方面との交渉を成功させた。

あくまでもこれは俺の中での勝手なイメージ。あと
北別府は摩周さん的ポジションになる気がする。

>>444
……で？

姫中心ってだけで読む気が失せた

姫最高だろ

姫心中にみえた。
ある意味身内経営だなｗ

むしろこんなだろうな

姫：霧夜カンパニー総帥。レオのことは忘れている。
よっぴー：姫の第一秘書。レオのことは忘れることにした。
乙女さん：武者修行中。レオのことはときどき思い出す。
お嬢：松笠海軍の一部隊指揮。レオのことは忘れている。
カニ：ゲーム関係の会社に就職。レオのことは忘れることにした。
なごみん：一流どころの店で修行。レオのことは忘れている。
素奈緒：劇団の脚本家。レオのことは忘れている。
くー：若手の有望カメラマン。レオのことは忘れている。

レオ：普通の大学生から普通のサラリーマン。
スバル：実業団所属のスプリンター。レオのことをずっと気にしている。
フカヒレ：郵便局に勤務。まだレオの部屋にたむろしている。
北別府：エリートサラリーマンに。仕事でレオと会うことが多い。

俺はには「レオ」の部分が「オレ」に見えて一瞬何言ってやがんだこいつ････
と思ってしまった

それでレオスバとかフカレオとか妄想するんですね、わかります

俺は

「>>449：祈先生のことは忘れている」

って返して欲しかったんだよ！

待てなかったお前の負けだ！

祈…先生……？

>>449
カニ派の俺の場合だと、カニはレオの嫁
その他は

姫：霧夜カンパニー総帥。レオのことは忘れてよっぴー飼う
よっぴー：姫の第一秘書。レオのことは忘れることにして姫に飼われる
乙女さん：武者修行中。レオのことはときどき思い出して顔出す小姑。
お嬢：松笠海軍の一部隊指揮。レオのことは忘れている。
なごみん：一流どころの店で修行。レオのことは忘れている。
素奈緒：劇団の脚本家。レオのことはちょっと引きずっている。
くー：若手の有望カメラマン。レオのことは忘れている。

レオ：普通の大学生から普通のサラリーマン。普通の旦那
スバル：実業団所属のスプリンター。レオのことをずっと気にしている。
フカヒレ：適度に売れないミュージシャン。空気読まずにレオの新婚家庭にきたりする。
北別府：エリートサラリーマンに。仕事でレオと会うことが多い。

祈先生：相変わらず教師。レオのことはもう忘れている。

姫：霧夜カンパニー総帥。レオのことは忘れてOPハーレムをつくる
よっぴー：姫の第一秘書。レオのことは忘れることにして姫に飼われる。
乙女さん：武者修行中。レオのことはときどき思い出して姫に飼われる。
お嬢：松笠海軍の一部隊指揮。レオのことは忘れている。姫に飼われる。
なごみん：一流どころの店で修行。レオのことは忘れている。姫に飼われる。
素奈緒：劇団の脚本家。レオのことはちょっと引きずっている。姫に飼われる。
くー：若手の有望カメラマン。レオのことは忘れている。姫に飼われる。

みんなレオが嫌いなわけなｗ
じゃあレオは俺の嫁

乙女さんがなごみから寝取りそうになったのはなかなか面白かった

誤爆かｗ

ってそんな話あったっけ
保管庫にある？

>>459
別に誤爆でもないんだが。
http://yellow.ribbon.to/~nechan2/tuyokiss/0608151.html
と
http://yellow.ribbon.to/~nechan2/tuyokiss/0609091.html
かな？

いちおう読んだが……イマサンぐらいだな

これは前読んだな
長くて飛ばし飛ばしだけど

乙女さん・・・ハァ　ハァ　ハァ

>>463フカヒレ乙

>>464
レオ乙

>>465 スバル乙

乙女さん、今夜もしようね(はぁ〜と)

フカヒレ乙>>467

>>468レオ乙

無限ループやめれ

やるなら期間置け

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.　-─-　､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　／.;.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /.://.:.:/.:/!.:.:.l.:.i.:.:.ヽ:::ｒ-ﾊ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 1::iｒ!:l.:il::_Ll_::ｉ:li-i‐‐-::ヽゞi:i
　　　　　　　　　　　　　　　　|i::::VlィN:VヽＮヽ､ ＿ヽミri|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Vヽﾊ x==ミ　ヽ '´￣` !j:!ﾊ　　来い、抱っこしてやろう
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ〉∧　　 　 ,　　　　 ':l::|:ｌj　　　　　　　　　　　　　_
　　　　　 ( ヽ　　　　　　　　　 {i::ｉ|::ｌヽ　　 r‐┐　 /:/:ﾙ′　　　　　　　　　　 ／./
　　　　　　ヽ ヽ.　　　　　 　 　 �Y:::::l:::l>､　ｰ'　ィ/〃j:| 　 　 　 　 　 　 　 ／　/
　　　　　＿,ﾉ　 ヽ.　　　　　　,. -Vﾄﾊ从 ｨl｀¨´ .ト 从Hぅ- ､_　　　　　 _／　　. ヽ._
　 ⊂二＿　 　 　,ﾄ､＿＿_, <　　ヽヽ　ヽ_　　 ＿/　/ //｀ゝ_＞, -‐' ´ ,　　/　 ノ ｀二⊃
　 , -─ '_　.　ヽ　ヽ　　　　｀ぃ 　ｉiヽ.ヽ､_ヽ　´／ ／ /!　//　/　　　　 ゝ..__　　　 ､ ＼
　 ー　¨／,　 ＿,..ノ､ 　 　 　 i i　ﾘ　｀ -ニ.∨ =イン′! i !､　　　　 _／　 　 ＼ ヽ. ヽ-’
　　　　ｰ' / /　　　　ヽｰ----| i ﾘ 　 　 　 [r]￣　　 　 i l |　`ｒ一 i´ 　 　 　 　 ヽ_}ヽ_〉
　　　　　 ‐'　　　　　　 ﾄ､ 　 〃 {　　　　　|　|　　　　　 }､ぃ〃　 /
　　　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ/ ィ^i 　 　 　 !　 !　　　　　j＼ヽ._／
　　　　　　　　　　　　　　 ｀´　　 ',　　　　l　　i　 　 　 / 　 ￣
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　 l　　　 /

わ〜い、お姉ちゃ〜ん

今日はここが本スレより加速してる件

カニ可愛いよカニ

アッーーーーーーーー！

アッーーーーーーーーーー！

ハァ　ハァ
乙女さん・・・中で出すからね

>>478フカヒレ乙

　　　 _,..-―-.､　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼<>ヽ、
　 ,..:'´.:.:.:.:.-.､|}:｀≡=､　　　　　　　　　　 　 　 ヽ.<>ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.､:｀ヽ､.:rﾐミ／｀７ー-.､＿_　　　　　　　｀､<>ヽ
ｲ.:.|.:.:l.:.:ヽ､ヽ,坏j:|,ﾙﾍ.　/::::::紀:/ /｀i　　　　 　 　 ｀､<>ヽ
.|l:.l.:.:.:＼:.:.｀ﾒﾟ‐' ｌ:|::l | ∨::風::::/ /￣ ｀ー-- ､　　　 ｀､<>ヽ
八:ヾ..:.:代! ヽ　_ ﾘ::}｜へ、::::::{. {＿＿　　　　 ｀丶､＿｀､<>ヽ-､
　 ヽﾄ､.:j｀:ｰr-´-任lﾉ　 　 ｀‐┼し'′ ｀＞､＿＿＿＿/_ヾﾆツ /
　　 jﾍヽﾄ､ミ｀ヽﾉL/　　　　　 ｀ー-ｧ'´::::::::::::::::::::::;::-‐'´.:｀ヽ__,仆､
　　 　 ヾY ﾆﾆｈﾍ|::|::.　 ノ　　_,. -‐'ﾆ二二二_ ＜. .:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ､)ﾆ彳
　　 　 　 | ﾆﾆ}ﾉ　!::|｀"´　 ,'´　　　　　　　　　 ｀ヽヽ. :.:.:.:.:.:| ヽ.三ヽ
　　　　　 ヽ￣ﾌ　|:::|　 、　|　　　　　 　 　 ,. ‐' ´￣｀丶、.:ﾉ 　 ヽ三ヽ
.　　　　 　 ｀､　∨l/|ｰrﾍ、ヽ､_　 　 　 　 /　　　　　　　 ｀＞'´￣｀ヽ. ヽ
　 　 　 　 　 !　 |::::::lｰ′ ヽ_ム｀ヽ､　　 /　　　　　　 　 ／＼　 　 ヾ｀ﾞ丶､_
　　　　　　　 ｌ　 !／j　　　　　 ＼:::::＼　!　 　 　 　 　 /　 ／｀ヽ.　　 ＼:::::::｀丶、
　　　　　　 　 ヽ､_ノ　 　 　 　 　 ﾄ､:::::｀Ｔー--- ､,　 /　 / 　 　 l　　 　 ヽ:::::::::....
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |::|::ヽノ　　 　 　 ｀ヾ、/　　　 /　　　　　ヽ::::::.::.:..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::∧　　　　　　　　ヽ、　／　　　　　　 ｀;:::::.::....
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:厂.:.:｀､　　 　 　 　 　 ヾ´　 　 　 　 　 　 }::::::....
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀￣￣´ヽ.　　　　　　 　 |　 　 　 　 　 　 ,'::::::::....
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　 　 　 　 !　　　　 　 　 ノ:::::::::::....

レオ…私は週一でなくても、もっと回数を増やしてもいいんだぞ？

じゃあ毎晩で

ｂでｒｊさｄｂぬえｔりｗくぉいｄｈ

【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ16【つよきす】に最初投下したけど
こっちに誘導されました。てことで貼りなおし。

「駄目でしたか…」
「まぁね…」
エリカはドサリと疲れきった体を社長室の来客用ソファーに預けた。
くびれた腰、人並み以上の胸。タイトなスーツに縛られたそれらはおおよそ大会社の社長とは思えぬ体型だ。
整った顔立ちと美しい金髪も。
大抵の人間はその若さと美貌に騙され漬け込まれる。そういう場面に何度も付き合ってきた俺は
いつも彼女が敵じゃなくて良かったと思ったりした。
プルルル。電話のベルが鳴った。
俺は素早く受話器を取った。
「社長。お電話です。」
「ったく誰よこんな時間に…」
俺はふと時計を見た。もう日付が変わろうとしていた。
エリカは受話器を俺からぶんどった。相当お怒りだ。目つきで分かる。
だが受話器を耳に当てる瞬間、彼女はチラリと俺の目を見た、気がした。
エリカは乱暴に電話のボタンを押した。
「もしもしお電話変わりました」
彼女はさっきまでの表情からは想像もつかぬ程の愛想よさで電話に出た。
この変わりようには心底敬意を払う。それは彼女の得意業であり、苦痛の一つでもあった。
しかし大抵の人間は彼女のこの笑顔に騙される。
何かを丁寧に断った後彼女は電話を切った。
「何だって？」俺は彼女に尋ねた。
「またあのオッサンよ」
「あぁ…その様子ではまた、飲み会かい？」
「そうよ。ったく、気持悪いたらありゃしない。」
「そうか…今日は花金だね。」
彼女はまたソファーに横になった。
「断ったのかい？」
「まぁね。せっかく久しぶりに連休が取れそうなのに、あんな糞オヤジの相手なんて
してられないわよ。秘書！いやレオ！酒よ！酒。」
彼女は右手を挙げて言った。

「はぁ…」
「なによ嫌そうね。休みなんだからいいじゃない。」
彼女はギロリと俺を睨んだ。そしてソファーに横になった。
「…付き合いも仕事の内だよ？」
俺はコップに注いだ酒を渡した。彼女はそれを乱暴に引ったくると一気に喉に流しこんだ。
そして口に滴る酒を袖でぬぐった。
「るさいわねぇ」酒を飲むとすぐに顔が赤くなる。
「代わりに俺が出向こうか？」
「いいわよ別に。あいつも近い内に私の部下の一人になるんだから。」
彼女は首に掛った鎖をほどくかのように荒々しくブラウスのボタンをいくつか外した。
俺はエアコンのスイッチを入れた。もう秘書としての仕事がだいぶ身についてきた。
「それよりもレオ、今から貴方に頼みたい仕事があるの」
彼女はソファーから体を起こし、足を組んだ。片手にはグラス。唇は酒か唾液かで光沢をもっていた。
その姿は非常に艶めかしく魅力的だった。
「はい、何でしょうか社長。」プライベートではエリカまたは姫、公では社長、その辺のケジメはちゃんとつけている。
俺は彼女の傍へ寄り、腰を屈めた。
「ふふん…」彼女は不適な笑顔を浮かべた。嫌な予感がした。
「あのねぇ…」
彼女はグラスをポイと投げるとソファーの隠しボタンを押した。社長室の鍵が自動で閉まり勝手に灯りが暗くなった。
その間実に一秒足らず。
「今日のあなたの仕事はね、これよ！」彼女は俺をソファーに押し倒し馬乗りになった。
そして呼吸も許さぬ激しさで彼女は唇を奪った。俺は一応抵抗を試みた。
「大人しくしてなさい」酒で熱った顔から汗が一滴滴り落ちた。彼女は乱暴に上着を剥いでいく。
ジャーン！ジャジャーン！
その時、俺の仕事用携帯が鳴った。なんなんだこの"見計らった"ようなタイミングの電話は…
最近妙にこれが多くて確かにエリカとの行為は久しぶりだった。
しかもこういう時の仕事に限って割りとどうでもいい内容の仕事だったりする。
かといって人に頼む気は起きないが。

俺は電話に出た。仕事関連なら彼女はあまり口出ししない。逆に言えばそれ以外は彼女の言いなりなのだが…
「もしもし。」
「もしもし対馬さん？佐藤ですけど今大丈夫ですか？」
「あぁよっぴー？」
俺に覆い被さるエリカの顔色が少しくすんだ。
ちなみによっぴーもエリカの会社で働いている。いや、元々はここで秘書などをやっていたのだが最近子会社の社長へと格上げされた。
彼女はその時同時に秘書を解任された。もちろん善意だ。
対して俺は秘書以外にも役職を兼任している。
「あぁ、大丈夫だよ。うん、うっ！ふんぐぅ！」
エリカは俺の股間にカブリついた。
「うっ、うん大丈夫。えっ!?出来れば急いで来てくれって？そんな急なの？わったかった。…い、今すぐ車飛ばして向かうよ。」
俺は電話を切った。
「エリー、仕事みたいだ。」
俺は彼女を退かしいきりたったものをしまった。服を調え立ち上がる。
エリカは恨めしそうに俺を見上げた。
「そんな目で見るなよ…仕方ないだろ仕事なんだから…しかもよっぴーから直の呼び出しだよ。行かないわけにはいかないだろ。」
彼女は頬を膨らまし、酒を瓶ごと流しこんだ。
「レオ、貴方をたった今秘書以外の役職から解任します。」
「馬鹿なこと言うな」
俺はカバンを持ちドアを開けた。
「連休中には帰るよ」
そう言って俺は社長室を後にした。
静まりかえる部屋。薄暗い部屋に都会のネオンが眩しい。彼女はそっと酒を口に含んだ。
「一人にしないって、何処までも一緒だって、あの時約束したのに。」
彼女はうつ伏せでソファーに倒れこんだ。
「なにがナイトよ･･･レオの馬鹿･･･」
彼女は顔をクッションに埋めた。

続く･･･と思う

期待age

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期待してます。
頑張ってください><

それにしてもこんな時間に呼び出すとは一体何事だろう。とりあえず彼女の会社に来てくれとのことだが･･･
残業でもしているのだろうか･･･
エリカの会社には「社長専用駐車場」なるものがある。なんでも”専用”という言葉が好きな彼女らしい設備だ。
そこには二台の車が止められている。もちろん彼女と俺の車だ。
馬鹿みたいに巨大なホイールを履いたハマーH2。
俺はそれに乗り込･･･むのではなく俺のはその横に控えるように佇む普通の車だ。
このハマーという四駆はいかにも彼女らしい怪物のような車だった。
この駐車配置はどうも俺と彼女の実生活での勢力図をあらわしてるように思えて仕方なかった。
キーを入れエンジンスタートのボタンを押す。
BMW　M3CSLの巨大な４ℓV8エンジンが唸りを上げた。

車の流れに沿って走らせる。ラジオをつけると夜だけ雨だといっていた。
このままではもうすぐ降るかもしれない。珍しく雷が微かに鳴っているのが車内でも分かった。
よっぴーと会うのはかなり久しぶりだった。前に彼女が秘書をしていたときは毎日顔を合わしていたが
それ以来さっぱりだ。エリカともあまり会っていないそうだった。
というか最近は電話やメールすらしているところを見たことが無い。彼女はエリカの無二の親友のはずだったが、
勤務場所が離れるだけで、普通こうも疎遠になるものなのだろうか。
スバルは大企業の工場で勤務している傍ら、その会社の陸上選手としてさまざまな活躍をしているそうだ。
もう１年近く会っていないが週に数度の割合でオンラインメッセで雑談をしている。
そういうのも彼女とエリカとの間に無さそうだった。女の友情ってのはそういうものなのだろうか。
特に喧嘩したとかそういうのは聞いていない。男の俺には良くわからなかった。

いろいろなことを考えて走っているうちにナビが目的地に近いことを知らせてきた。
俺は彼女の働く会社が入るビルの駐車場に車を止めた。
とはいってもこのビルそのものがカンパニーのものなのだが。
ドアを開けると声がした。
「対馬くーん。」佐藤さんが走ってきた。
「さ、佐藤さん･･･？」俺は彼女のあまりの変わりように言葉を失った。
短時間でこうも･･･一人の女性として魅力的になりえるものなのだろうか。
学生時代は髪をみつあみにしていた彼女だが今はストレートの長髪になっている。前髪は分けている。
エリカのポニーテールもそれはそれは魅力的だがこの長いストレートもまた非常に魅力的であった。
「ご、ごめんね。もしかして、なにか用事あった？」上半身を屈ませ膝に両手をついて息をきらしながら彼女は言った。
さらさらと艶のある髪が揺れ、いい香りがした。視線をずらすと大きな胸の一部が服の隙間からのぞいている。
俺は思わず目を逸らした。
「い、いや別に･･･」
「そう。」彼女は首を上げ満面の笑みで言った。
彼女の変わりようはなにも髪だけでない。なんというかよくわからないのだが･･･やけに色っぽい気がした。
喋り方といい･･･血気盛んなエリカとはまた違い、大人の落ち着きがそこにはあった。
凄まじい雷の音がした。
「凄い雷だねぇ〜」よっぴー、いやもうそんな呼び名は不適切だ。佐藤良美さんはニコニコしながらそう言った。
「そ、そう･･･だね。」妙にドキドキと、まるで初恋をした中学生のように胸が鳴る。手に汗が染みる。
一体俺は何をしているんだ･･･俺は心の中で自分を叱りつけた。
「急な用事って？」
「うーん、別に用事って程のものは無いんだけどぉ･･･」
うん？こんなに車飛ばして駆けつけたのに何もないだと？？てっきり仕事手伝わされるものだと思い込んでいた。
「だって対馬くん「急用だ」って言わなきゃなかなか来てくれないじゃなぃ。」
「え･･･っ･･･まぁ････」確かにそうだ。もし急用と言われなきゃエリカとやってから来ていたかもしれない。
「でしょ？･･･今からさ、美味しいお店を見つけたから、食べにいかない？」
「え？･･･う、うん、いいよ」彼女にしては珍しい。自分から誘ってくるとは。
一体どうしたというのだろう。まぁ少なくとも、こんな美しい女性に夕食を誘われて嫌な気持ちになる男は
この世の中そうは居ないだろう。
「やったぁ！行こ行こ！」彼女は俺の了解を得ずに車の助手席に乗り込んだ。
ま、まぁ･･･夕食だけなら･･･朝までには帰れるだろう。エリかもまぁ･･･怒らないだろう。
普通の女性と二人きりで食事したというのならそれはそれは恐ろしい事態になりそうだが
佐藤さんなら大丈夫だろう･･･その時の俺はそう考えていた。

どんな高級レストランに連れて行かれるのかとヒヤヒヤしていたが、着いたのは普通のラーメン屋だった。
「ミカンラーメンを一つ。」いや、普通じゃなかった。
「えーっと･･･俺は･･･とんこつネギラーメンで。」無難なのを選ぶ。
「えぇー、ここのオススメはフルーツラーメンなんだよぅ･･･」佐藤さんは残念そうに言った。
「ま、また次の機会に注文するよ･･･」
「つまんないのぉ･･･」
「うう･･･」
うう、不愉快に思わせてしまった。うーん、でもフルーツとラーメンはどう考えても合わない･･･
食い物で冒険するのはあまり趣味ではなかった。
「ふふ。対馬くんのそういうところ、可愛いねぇ。」
「えっ･･･」予想外の発言に俺は驚いた。
「私そういうところは、好きだなー」彼女はメニューをメニューを見ながら嬉しそうに言った。
「そ･･･そう」なんなんだ。さっきから心臓の鼓動が激しい。

この店は深夜営業もしているようだった。時計を見る。既に３時を過ぎようとしていた。
「佐藤さん飲みすぎだよ･･･」
「大丈夫だよぅ･･･対馬君もさ、ほらぁ」陽気になった佐藤さんはコップに入った水を
食べ終わった皿に捨て、酒を注いだ。
「いや、俺は運転しなきゃならないから･･･」これを言うのは１０度目くらいか。
「うぅ･･･」言う事は可愛らしいが割と強引なところが彼女にはあった。
それにしても･･･よく飲むなぁ･･･彼女にこんな一面があるとは今まで知らなかった。
付き合い自体は長いが、俺は実は彼女のことを何も知らないのかもしれない。
携帯がビービーと振動した。メールが来た。エリカからだ。
”いつ帰ってくるの？”ただその一文だけだった。絵文字すらない。
”もうすぐ帰るよ。”俺はそう打ち送信した。だが瞬時に返事がきた。
”何してるの”
”よっぴーと飲んでる”今度はそう送ったきり返事が無かった。
「対馬くぅん、誰とメールしてるのぉ？」
「い、いや、仕事のことだよ。」隠しながらしたつもりが、バレていた。
「ふぅーん。」彼女はどうも疑いの目で俺を見ているようだった。

最初は仕事の話題や世間話が中心だった。だがいい感じに酒がまわり始めると次第にエリカの話題へと移っていった。
「エリカとは、どうなのぉ？」
「うん、うまくいってるよ。」
「ふぅーん･･･楽しそうなのね。」
「ま、まぁ･･･」なんでそんなこと聞くのだろうか。そんな話、エリカとよくしているんじゃないのか。
「いいなぁー」
「佐藤さんはさ、エリカとは最近どうなの？」
「どうって？」
「いや、仲良くしてるのかなーと思ってさ。」
「･･･うーん、対馬君は、どうだと思う？」逆に聞き返された。
「え、お、俺？うーん、よくわからないけどさ、学生時代から仲いいんじゃないの？」
「やっぱりそう見えるかぁー･･･」彼女は嬉しそうにコップに入った氷をカランカランと鳴らした。
何故彼女は答えをはぶらかそうとするのだろうか。そもそも俺は本当にエリカとの仲がいいのか気になって尋ねたのではない。
あくまでただの話題作りとしての質問だった。昔からの親友で今も仲いいのは俺だって知ってるし、
べつにそうやって話題をひっぱるところでもないだろう。
「エリカも佐藤さんを本当に信頼しているみたいだよ。いつも言ってるよ。」
「ふぅーん。」その割りに何故か、あまりその話には興味を示していないようだった。
「私さ、独立しようかなー･･･って思ってたりして」佐藤さんは舌をペロっと出してとんでもないことを言い放った。
「どっ！独立！？」俺は思わず叫んでしまった。幸い周りに客はまばらだった。
「声が大きいよぅ対馬君･･･」佐藤さんは指を口の前に立てて恥かしそうに言った。
「で、でも独立って･･･カンパニーは･･･」
「今の話じゃないよぉ･･･私の夢だよ･･･」そうか、今の話じゃないのか。
確かに佐藤さんは有能で会社の社長さんとしてもやっていけるのかもしれない。うむ、大きな夢をもつことはいいことだ。
「でもエリカとは･･･」
「･･･」何故か彼女は黙り込んだ。少しの間を置いて、彼女はニコッと笑った。
「エリーもわかってくれるよ。」
「そ、そうだね･･･でも･･･エリカは君を手放したくないと思うよ。」
「そうかなぁ。私以外にも有能な社員っていくらでもいると思うし･･･」
「いや、そういうのじゃなくてさ、エリカと佐藤さんは親友だろ？親友としての―」
「別に私が居なくてもエリカは困らないと思うよ？”私も、もう困らないし”」

「え･･･」
「ねぇ、そろそろ出ようか」彼女は俺の了解を得る前に立ち上がった。
「う、うん。」俺は後ろをのろのろとついていった。お勘定は彼女が払った。
せめて割り勘にしようと俺が財布から札を出して店員に渡したのだが、佐藤さんは笑顔でそれを俺に返した。
店を出る。外は土砂降りだった。車から傘を持ってきていたのでそれをさす。
雷がゴロゴロと鳴っている。彼女は少し足がフラフラとしていた。仕方がないから俺は彼女の肩を持ち、車まで誘導した。
「ごめ･･･んね、対馬く･･･ぅん」吐息がかかる。酒臭い中にも彼女の髪や体から発せられるいい香りが
俺の本能を非常に強く刺激した。
車に乗り込む。そとの騒々しい雨音がシャットダウンされ車内は静まり返った。酒臭い彼女の息が充満する。
「ねぇ対馬君、今日はもう遅いしさ、近くのホテルに泊まろうと思うんだ。」
「え？でも佐藤さんの実家はここから１時間もあれば着くよ？」彼女は就職しても実家から電車で通勤していた。
「どうせ今更家に入れてなんてもらえないしね。近くのホテル、どこでもいいから送ってよ。」
「う、うん、分かったよ。」仕方なく俺は近くのホテルに向かって車を走らせた。
「ね、ねぇ佐藤さん･･･」俺は彼女に話しかけた。しかし彼女はスースーと気持ち良さそうな寝息をたてていた。
時計を見る。午前４時半。なんとか日が昇る前には帰れそうだった。
俺は車を駐車場にとめ彼女を車に載せたままホテルの部屋の手配をした。そして鍵をもらい、彼女の元へ戻った。
「佐藤さん。着いたよ。」
「うーぅん･･･彼女は眠そうに目を擦った。」ここはホテルの地下駐車場だ。ここからは彼女自身に歩いて部屋に行ってもらわねば。
しかし彼女は返事だけしてなかなか起き上がってくれない。
しかたない、肩を貸して担いでいくしかないか･･･
「失礼しまーす」俺はそういってから彼女の腕を肩に回して持ち上げようとしたそのとき。
急に彼女の腕に力が入り俺はなぎ倒されて車内に引きずり込まれた。そしてすぐにドアを閉めてロックされた。
「フフフ･･･」俺は彼女に覆い被さるような状態になった。真正面にある彼女の顔は不敵に笑っていた。
「さっ･･･佐藤さん！？」彼女は俺の発言を封じ込めるように口をつけてきた。
しかし俺は無理に振り払った。
「な、なにをするんだよ佐藤さん！」俺はドアのロックを解除しようと手を伸ばした。流石にこれだけはどう考えてもマズい。
「対馬君、冷静になってみてよ」妙に落ち着いた声。俺は顔に目線を戻した。
明らかにいつもと違う目つき。気の弱いあの時の「よっぴー」はどこかに消えうせていた。

「今、どっちに主導権があると思う？」問う彼女の目を俺は直視できなかった。
今までみたこともない彼女だ。正直、恐怖だった。俺は抵抗をやめた。
ここで抵抗してもし叫ばれでもしたら･･･おおよそその後の見当はついた。
いつもの彼女なら叫ぶなんてしないだろうが、今の彼女ならどんな冷酷な事だって平気でしてしまえそうな気がした。
これは酒のせいなのだろうか。しかし明らかラーメン屋に居たときとは違っていた。
「物分りがいいね。」彼女は俺の上着を脱がせ、カッターシャツのボタンを全部外した。
そしてズボンのベルトを外し･･･
「な、なぁ佐藤さん･･･」
「ん？なぁに？対馬君？」彼女は俺の衣服を脱がしながら返事した。
「こんなことして･･･一体何になるんだよ･･･」
「･･･」彼女は押し黙った。もくもくとブラウスのボタンを外した。そして前をはだけ、下着を脱ぎ終わった。
二人とも、外から見たら服を着ている状態に見えるが、前だけは全てはだけていた。もっとも、全く人気のない駐車場。
何をしても誰も気付かない。
「ねぇ対馬君･･･見て･･･これ･･･ほら、触って？」
「えっ･･･」彼女は俺の左手を掴み、自分の乳房へとまわした。俺に揉ませようと腕を動かしてくる。
駄目だ。俺には帰りを待つエリカが居る。だが俺の下半身は準備万端だった。
最近ご無沙汰だったせいもあるが、もはやここまでされて本能を抑えることは不可能に近かった。
そっと自分から手を動かしてしまった。エリカを上回る大きさのそれは非常に魅力的だった。次第に手にも力がはいる。
右手は彼女の股間にまわす。次第に彼女の吐息も荒くなってくる。
「入れて･･･」彼女がそう言うと俺は自分のムスコを彼女の中にそっと挿入した―

ドロドロドロ･･･展開に続くかもしれない

あ、そう

そうだね、プロテインだね

エロが無い小説とか存在価値ねーよな

これはまずい流れ
仕方ないね

ヒドス･･･ここから面白くするはずが･･･
続きの投下は控える事にするけど最後に。
内容がスレチだからか、それ以前に内容が糞なのか
それだけ聞きたい

かなりGJ!!で、続き期待して待ってたんだけどな…orz


今はスレが荒れちゃってるからしょうがないよ
また今度気が向いたら投下して下さいな

>>501
・まずsageるべきだった。スレが上がると変な人を呼び込むから。
・ちょっと読みにくさを感じる。微妙に「・・・」←の表現が多すぎる気がするし。
・濡れ場をダイジェスト気味にしてるのは修羅場中心に描くから？
・よっぴーいつの間に脱いだの？

人がいない中での投下、非常にありがたいけどそれだけ期待されちゃうからね。

キャラ壊しすぎ
いまどき流行らないトレンディドラマに
つよきすのキャラ当てはめただけっぽい
出来不出来以前に読んで不愉快だった

>>501
うーん……
つよきすのよかったところって何だろう、と考えてみてほしい
そういう要素が盛り込まれていてこそ「つよきすＳＳ」なのであって
出てきたキャラの名前を使えばＳＳになるわけじゃない

ってとこかな

SSを書くのってやっぱり大変なんだなぁ、と思いました

SS投下して
誰もレスしなくても
叩かれても
泣かない

そして

退かずに
媚びずに
省みない
そんな事が大事だよ

負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じぬくこと

なるほど…みなさんのおっしゃる通りですね
これは2作目のSSでして、一作目はつよきすではないですが
原作に限りなく近い設定で萌えな展開で書いてました
受けはそれなりでしたがやはり書いてる当人はあまり面白くなかったので
今回はかなりはみだした設定にしてしまいました
その結果どうやらただの自己満SSになってしまいました。反省点ですね…
>>流行らないトレンディドラマ
ぐは、書いてた時は気付かなんだ…確かにありきたりな展開になっとる…
キャラもぶっこわしすぎたサーセン

いろいろ意見もあると思うが、ここは次回の投下からコテにしてしてもらい
気に入らない人はスルーするという事でどうだろう？

個人的には続きが気になるｗ

確かに技術はないし
sageもしてない

だがよっぴー好きの俺から言わせればよっぴーがレオを襲うなら何でも神になるけどな

技術は無いかもしれないが
話そのものは面白い気がするのは俺だけ？だろうな

保守

乙女さん、やらせてくれ！

>>515


　「っ……と襲い掛かって来たわりには情けないぞレオ！
　裸にされて、手足をベッドの脚に縄で縛られて繋がれて、大の字に拘束されて……酒の力を借りたとは言え、良く私を襲おうとしたものだ。
　なにっ？　ビックリさせようとしただけ？　ふっ……はははははははははっ！！
　なぁ、レオ？　お姉ちゃんは悲しいぞ？　強姦未遂までしたあげく、そんな嘘まで付くなんてな。
　シスコンで強姦魔で近親相姦か……変態の三冠王だな♪　いや、それにマゾを足して四冠王か？　この状況でペニスを勃起させるなんてどうしようもないじゃないか♪
　でもなレオ……お前がどんなふうになっても、お姉ちゃんはレオの味方だからな？
　他の奴なら警察に突き出す処だが、お前は簡単な罰で許してやる。
　んっ？　なーに、お前は寝転がってるだけでいい。唯な、お前の童貞を貰うだけだよ……コレ、でな。
　私が右手に持ってる物を見て、流石に青ざめたか？　ふっ、そうだよなぁ……男なら、好きな女と初めてを迎えたいよなぁ……
　だが残念だ。その初めて、私が奪ってやる！　この……おなにーほーるを使ってな♪
　どこで買ったかなんて些細な事。お前はこれから、このローションがたっぷり入ったオナニーホールで、私に童貞を奪われるんだ！
　ぐちゅぐちゅってイヤラシイ音してるだろ？　空になるまで搾り取ってやるから、気にせずに中出ししていいぞ♪」

>>516
採点してやろう。８点。

100点満点でな。

うむ、乙女さんらしくない！
もう一度ゲームをやり直してこい！
……二学期ではないぞ？

乙女さんは淫乱じゃない。エロくないんだ。

前に書いたのがあまりに不評で地味に凹んだんでリベンジ。

男性が女性をベッドに押し倒した。
薄暗い明かりの部屋の中の二人の激しい交わりが画面いっぱいに映し出された。
しかし陰部には上手く布団がかぶさりそれが見えないようにしっかりと仕組まれている。
よくあるドラマのワンシーンだ。
普通なら、今までのようにリビングに俺一人しか居ないのなら別段気になるシーンではなかった。
どうせすぐに終わるシーンだ。だが、今回は違った。
ドラマがこのシーンに突入した途端、リビングの空気は一気に気まずくなった。
ピッ！
痺れを切らしたのか、リビングのソファーで俺の隣に座っている彼女はリモコンでチャンネルを変えてしまった。
「あれ、どうして変えちゃうの･･･？」俺はあえて聞いてみる。
「ふっ不健全だ･･･！高校生が見るべき番組ではない。」
乙女さんは腕を組みながら大袈裟にうんうんとうなづいた。
耳が真っ赤だ。
「今時小学生でも見てるよ。こんなの。」
「なっ！？そうなのか？最近の小学生というやつは･･･」
そのとき･･･俺の中のSっ毛が目覚めた。
ピッ！俺はチャンネルを元に戻した。
「おっ！おいレオ！」
またあのドラマが映る。しかし例のベッドシーンはまだ続いていた。何故か妙に長い。
俺は視線をテレビから隣の乙女さんに移した。何故か彼女はテレビから目を逸らし足元をじっと見つめていた。
「どうしたの？乙女さん。テレビは見ないの？」
無反応の乙女さん。
「ねぇ、乙女さん？テレビは見ないの？」俺は彼女の肩を少し揺すった。
相変わらずテレビ画面は濃厚なキスシーンを堂々とうすしだしていた。
「乙女さん。ねぇ乙女さん。」
俺はしつこく乙女さんの名前を呼んだ。
「わっわかった。見る。見てやるから。」別に見ろ見ろと命令したわけではない。
テレビの俳優は妙な水音を立ててキスを続けている。この番組大丈夫か？
また乙女さんに視線を戻す。顔の赤さがさっきより倍以上になっている。
普段厳しい乙女さん。だがこういう、普段とギャップのある仕草をこうして見せられると
その破壊力は計り知れない。俺はもう彼女への欲求がそろそろ抑えきれなくなりつつあった。
「ねぇ、乙女さん」
「な、なんだ今度は･･･。」
彼女が振り向いたと同時に俺は目を閉じ、キスしようと顔を近づけた。
「おっおい！レ、レオ！ちょっとまて！落ち着くんだ！」
乙女さんは俺の肩を強引に掴むと自分から引き離した。俺はバランスを崩してソファーから滑り落ち尻餅をついてしまった。
「痛ってぇ。」
俺はそっと目を開け、ソファーに掛ける彼女を見上げた。
乙女さんはきつく目を閉じ、下を向いていた。ほっぺや耳がまるで充血しているように赤く染まっていた。
「そ、そのだな･･･前にも言ったが、お、お前が私を好きなのは重々承知だ。私もお前が大好きだ。だがっ！」
乙女さんは意を決したように堅く閉じていた目を開け、俺を見た。
その目は少し潤んでいるような、そんな気がした。
「だがっ！お前と私は･･･きょうだいだ。超えてはいけない一線というものがあるんだ･･･分かるな？レオ」

どうせ不評に決まってるから続かない。

>>516は姫でやればそれほど問題にはならなかっただろう

>>519
＞どうせ不評に決まってるから続かない。

その部分だけは評価する。

なぁ、このスレを保守する意味を教えてくれ。

SSっぽいのきてもみんな全否定だろ？
ここで練習させてやればいいじゃないか。

それともただ荒らしたいだけ？

練習大歓迎

これはひどい自演

保守

純粋なカップリング投票にしろや！

レオ・・・中で出していいんだぞ・・・


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　 ｌ::::::::ｉ:::::::::l K::| {ﾊ:::ﾄ､:ｌ　 ヽ{ ＼〉_,｀ﾄ､.＼}　!::::l
　 {､::::::ｌ::::::::.ﾊ从｀` ＼::ヾ　‐==='"´　l::::::｀Yノ;:::::l　
　 　}ﾄ从 ､::::ｉｆ=='"´　 ヾ､　...::::::::::..　/::::::::::|;;;;;::}::|
　　　　 ＼N;ﾊ..:::::::　,　　　　　　　　 ｉ::::::::::::|;;;;::ﾊﾉ
　　　　　 |::ｉ､;;ﾊ.　　 ヽ　　　　　　　ﾉ::/:::|::::|/ｉハ}
　　　　　 |:ｉ:::;;;;;;;＼　　 ｒ‐=､　　 ／ｌ::ｉ::::::ｌ::Y
　　　　　 |:l.:::;;;;;;;;;:ｒｆヽ.　` ‐’ ／　/:/:::::/ｉ::|
　　　　　 |:ﾊ:::ｆ从{　　　｀ﾆｉ ´　　 |//::::::ﾄ|/
　 　 　 　 }ハ::ﾊ} }_,.-'"´:_,.}　　　/ﾉｉ:/ヽ::|ヘ
　 　　 __ _,.-≦{´::::::::::::/　ﾉ　　　　 l/≦:::::::::::＼
　　　/＼　 ト､:::::::::::::::{ ヽ　　-‐／:::::::::::::::::::::::::::::＞､_
　 　 |. 　 Y |ハ.:::::::::::::ｉ　　　／:::::::::::::::::::::::::::,.-‐' ／ ⌒ヽ
　　 /　　　} .{　＼:::::::::|. ／´:::::::::::::::_,.-‐'彡"　 /　　　　 |
.　 /　　 　.ﾚ　ヾ=ﾆ≧:|/_,.-─‐‐'"´　,‐'´　 　/　　　　　 ﾄ､
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./　　　 /　　 　 　 ﾉ⌒/　　　　　　　　　　ﾚ　　_,.-‐'　-'´⌒＼

tesu

乙女さん大好き！

ここの保守部隊は乙女スキーか

乙女さん・・・子作りしYO！(はぁ〜と)

ああ、いいぞレオ・・・

ハァハァハァ、乙女さん…気持ち良すぎる

うっ、で、出る

ぶりぶりぶり

アッーーーーー！

イッーーーーー！

ウッーーーーー！

誰かが産んだのか？

>>538
>>534参照

このメス豚があ！

【表現規制】表現の自由は誰のモノ【109】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1228727019/

セッカッコー

乙女さん大好き！

前スレの未完SSまだかしら

　 　 　　　　　　　 , '´ ￣￣ ` ､
　　　　　　　　　　i　r-ｰ-┬-‐､i
　 　 　　　　　　　|　|,,＿ 　 ＿,{|
　　　　　　　　　　Ｎ| "ﾟ'`　{"ﾟ｀lﾘ　　　やらないか？
　　　　 　 　 　 　 ﾄ.i 　 ,__''_　 !
　　　　 　 　　　／i/ l＼ ー .ｲ|､
　　　　,.､-　￣/ 　|　ｌ　 ￣ / |　|` ┬-､
　 　 /　 ヽ.　/ 　 　ト-` ､ノ- |　 l　　l　 ヽ.
　　/　　　 ∨ 　 　　l 　　|!　 | 　 ｀>　|　　i
　 /　　　　 |｀二^>　 ｌ.　　|　 |　＜＿_,|　　|
＿|　 　　　 |.|-<　　　 ＼ i　/　,イ_＿__!／ ＼
　 .|　　　　　{.|　 ` - ､ ,.---ｧ^!　| 　　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l
＿_{ 　　＿__|└―ｰ／　￣´ |ヽ |＿__ﾉ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
　　｝／ -=　ヽ__ - 'ヽ 　 -‐　,r'ﾞ　　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
＿_fﾞ/／￣￣　　　　　＿　-'　　　　 |＿＿＿＿＿ ,. - ￣　＼＿＿__|
　　| |　　- ￣　　　／　　　| 　 　 _　|￣￣￣￣ ／　　　　　　 ＼　￣|
＿__`＼ ＿＿　／　　　　＿l -￣　 l＿＿_　／　　　, /　　　 　ヽi＿__.|
￣￣￣　　　 |　　　 _ 二 =〒 ￣　 ｝￣ ／　　　　　l |　　　　　　!￣￣|
＿＿＿＿＿__l　　　　　　 -ヾ￣　　l／　　 　 　　 　l|　　 　　　 |＿＿_|

　　　　　　　　　　　　＿＿＿,,,,,.....　-一ｧ
　　　　　　　　　/￣;;;´;;､;;;ヾ;;;, -──--､,!
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. 　 　 　　　　/:.:.:.ﾚ´:.ヾ;;;;;;i 　 断　 だ　,!
　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i　　る　 が ,!
.　　　　　　/:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ　　 　 　 ,!
. 　 　 　　/ﾚ'　;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉　＿＿,.,!
　　　　　/-､ヽ,:|:.:.:,／　/:.:.:/／.:,:ｨ:.:.:.,!
　 　 　 /'ヽ､ヾi ﾞ´.: 　 /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
.　　　 /ゝ-`';:/　.:〈ﾆ=-=ﾆ二￣ヽレ',!
　　　/::::;;;;;／　　'　,, ﾆ｀ｰ-,､__＼〉ｨ,!
. 　 /;:::::／　::.　　　　::.,,＼_ゞ;'＞ 〈;,!
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　　 ｀`ヽ.､_ ¨`　　,:'　　　　　 (_r:,!
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　　　　　　　　 l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ﾂ从ﾂﾂﾉlｲノ'彡ヽ
　　　　　　 　 ｲ从､从从从从从ll|| |ﾘ从//／／ノノ彡;j
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　　　　　　　　{;;;;ﾘ:ﾚ彡"三三ミヽ,,ﾘ{{,,ノ;;;;ｨ≦==ミ'"　|;;〉l.|
　　　　　　　 l"';;;l　ﾞ'''＜<~(::) >>::）-ら::ｨ'ｰﾞ-ﾞ,,彡ﾞ　 .:|;l"lﾘ
　　　 　 　 　 |l ';;',　:::　ｰ｀￣:::::::ミ}ﾞ'~}彡ｨ""´　　　.:::lﾘﾉ/
　　　　　　 　 l'､〈;', :::　　　　:::::::t､,j　iﾉ:::､::..　　　 ..::::lｰ'/
　　　,､,,,/|　　ヽヽ,,', ::.､　　　 :::::(ﾞﾞ(　 ),､)､ヽ::.　 ｲ ::::l_ノ
）ヽ"´　　 ''''"ﾚl_ヽ,,,', ヽﾞ'ｰ､:::;r'"｀' ﾞ'';;""　 ﾞl|　 ::j ::: |: l,,,,
　　　　　　　　　ﾞ''（,l ',　l| ﾘ {"ｨr''''' ｰｰ''ijﾂヽ　 l| :" l　 |',｀ヽ,
　　　言　無　　　　(l :'､ ｀',. 'l| |;;ﾞﾞﾞﾞ"""´ｰ､;;|　ﾉ:　 /　/ﾘヽ　＼
.　 　 う　 理　　　　Z::::ヽ　'､ ﾞ't;ヽ　｀ ´　ﾉ;;ﾘ 　　,r'　//　 |
　　　な.　な　　　　 >; :::ヽ　　::ヽﾐニﾆﾆ彡'" 　, '::::://　　|
　　　┃　事　　　　 ﾌヽ　::＼　: ﾐｰ―― "ノ , ':::: //:　　 |
　　　┃　を　　　 　 }ヽヽ　:::::＼::（￣￣￣　/::::／/:　 　 |
　　　┃　　　　　　 }|　ヽヽ　:::::｀'-､竺;;ニｨ':::／／　　　 |　 　 l
　　　//　　　　　 （: |　 ヽ ヽ ::::　::::::...　　::／／　　　　 |　 　 |
)　　・・.　 　　　　 (　 |　　ヽ ヽ::　 ::::::...　／／　　　 　 ﾘ.　 　 |
つ､　　　　　　　r､{　　|　　 ヽ　ヽ　　　／／　　　　　 /　　 　 |
　 ヽ　　　　　　'´　　　 |　　　ヽ　 ヽ ／／　　　　　　/　　　　 |

乙女さん大好き！

俺はなごみ超好き

姫超愛してる

乙女さんとSEXしながら行く年来る年を過ごすぜ！

明けましておめでとうございます


乙女さん…姫始めしよ

久しぶりに起動したら
「あけおめ」って乙女さんに言われてしまった

やらないか？

やろうぜ！

　　　　　　　　　　＿＿＿,,,,,.....　-一ｧ
　　　　　　　　　/￣;;;´;;､;;;ヾ;;;, -──--､,!
.　　　　　　　　/'´|;;;;,､;;;;;;;;;;／　　　　　　,!
. 　 　 　　　　/:.:.:.ﾚ´:.ヾ;;;;;;i 　 断　 だ　,!
　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i　　る　 が ,!
.　　　　　　/:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ　　 　 　 ,!
. 　 　 　　/ﾚ'　;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉　＿＿,.,!
　　　　　/-､ヽ,:|:.:.:,／　/:.:.:/／.:,:ｨ:.:.:.,!
　 　 　 /'ヽ､ヾi ﾞ´.: 　 /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
.　　　 /ゝ-`';:/　.:〈ﾆ=-=ﾆ二￣ヽレ',!
　　　/::::;;;;;／　　'　,, ﾆ｀ｰ-,､__＼〉ｨ,!
. 　 /;:::::／　::.　　　　::.,,＼_ゞ;'＞ 〈;,!
　 /i!:::::iヾ-'、::..　　　　　　 '';~　,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_､,.`　　　　　　　 .:　,;:'　　,!
/;;;;;i' ('ー､ヽ　　　　　　..: ,;:''　　　,!
ヽ､jゝ、`ヾ:､ﾞ､　　　,..:'.:'"　　　 .: ,!
　　 ｀`ヽ.､_ ¨`　　,:'　　　　　 (_r:,!
　　　　　　 ｀`ヽ.､..　　　　ノr;ｿ~,!
　　　　　　 　 　 　 ｀`ヾ､　/ ７,!
　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀`ヽ,!

保守

乙女さん大好き！



やらないか？

アッーーーーー！

イッーーーーー！

チッーーーーー！

乙女さん、俺と結婚して下さい！

dareka、kaitekure

保守

保守

保守

乙女さん大好き！

保守

とりあえず椰子信者死ね

しょうもない嫉妬は捨てろ

保守

よっぴーに襲われたい

乙女さんとヤリたい！

2学期PS2で出るみたいだな

絶対買わないな…
未成年は買うかもしれないがあの駄作はいらん。

それより昨日久々に無印乙女ルートやった

レオ調子乗りすぎｗ
乙女さんの騎乗位エロいよ

保守

気付いたらなごみん

乙女さんに中出し

パソが壊れてもいいならどうぞ

つよきすの真のヒロインは黒y(ry

保守

hosyu

保守

保守

な・・・なごみん・・・か、かわ・・・いい・・・よ・・・

保守

保守

保守

保守

保守

保守

乙女さん大好き！

乙女さんに中出ししたい！

乙女さんを孕ませたい！

フカヒレ乙

終了

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,r';;r"　　　　　　　　　　 　|;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　,';;/　　　　　　　　　　　　 /;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　l;;'　　　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',;;;;;;;
. 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　,l;L_　　　　　 .,,､,--ｭ、　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iｿノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　ヾｒ''‐ヽ,　　,､ｨ'ｒ-‐''''''‐ヽ　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　 　 ┏┓　 　 ┏━━┓　 　　 　　　l rＯ:､;　 ´　ｨ○ヽ　　　　'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､l　　　　　　　　　　┏━┓
┏━┛┗━┓┃┏┓┃　 　　 　　　| `'''"/　　　｀'''''"´　　　　 !;;;;;;;;;;;;;;;/ l |　　　　 　　 　 　 ┃ 　┃
┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━━━ .,'　　/　　　、　　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;ﾉヽ'/━━━━━━┓┃ 　┃
┏━┛┗━┓┃┏┓┃┃　　　　 . l　 ,:' 　　_　ヽ　　　　　　　.l;;;;;;;//-'ノ.　　　　　　 　 　 ┃┃ 　┃
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　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ヽ ヽ〈　　　 i|　　　　　　　　　 Viﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾞ, ,ヽ===-'ﾞ ,'　　　　 ,　　　／/　ヽ
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　',.' , ￣　, '　　　 ノ　　／.／　 　 ヽ,
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ヽ. ￣´　　　／　,､ ' ／　　　　 ／ ＼
　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ:lゝt-,-‐''"　／ ,.ィﾞ　　　　 ／

乙女さんでパイズリしたい！

毎回バカの一つ覚えのように上げて自演でフカヒレ乙とかやってて楽しいんだろうか

このスレまだ人居たんだ

つか乙女の胸でパイズリとか無理だろｗ

>>600
お前は何もわかっちゃいない
乙女さんの胸は今も成長をｔ(ry

なごみんなら分かるが乙女さんが成長って…

なごみんは乳でかいけどパイパンなのが惜しい

年相応に生えている乙女さんがいい

なごみんはまだ１５だぞ？

最高やん

年相応に生えている方か…生えていない方か…


難儀だな

中２の弟の部屋からつよきすのパッケージが出てきた…やはり兄弟か。でも弟はパソコン持ってない筈なのに

中２か…
少々はやいな
しかしなごみんと２歳しか変わらんぞ

俺もいつのまにか乙女さんより年上に・・・

このスレいらなくね？

実際雑談スレになってるし次スレは必要ないかと

保守

なごみ…アッー！

俺は二学期しかしたことがないんだが…
無印とどう違うんだ？

>>614
二学期は素奈緒がデフォででてくるのでお得だと思いますＹＯ

>>614
祈先生の攻略が可能だが
『・・・・え？』と思うぐらい短いシナリオだ

無印をやってから２学期をやるからダメなんだな