2get
>>1乙であります。
しっかし前スレ情報によれば、Wikiが最近荒れてるそうで…。
ここは平和であってほしいと願わざるを得ない!切実に!
>>5 結構隅々まで見てるが、そうは思わないな<wikiが荒れてる
議論はよく行われてるけど、ああいうのは
荒れてるとは言わないんじゃないかな
今後よりよくする事を考えたらそういう時期も必要だよ
確かに荒れるというところまではまだ行ってないな。
ただ絵板でモメてるのは確かだ。
困ったもんだね。あとなんでも掲示板のほうで少し話題になってたけど
カップリング絵は自重すべきって流れにとうとうなってきたな…
少なくともこっちの話題をあっちに持ち込むのは控えないか?
もし持ち込んだ人間がいても荒らさず、紳士スルーでどうよ。
10 :
KBC:2008/05/18(日) 09:51:18 ID:nJa/+sQS
11 :
前スレ828:2008/05/18(日) 10:12:26 ID:VqYkzJmj
>>1乙うううううううううううううううううううう
麻雀の続き、投下しますー。
「NA☆NI!?」
「おいおい、随分と早いじゃないか」
「こ、これは復活フラグ!?」
親の魔理沙のダブルリーチに、驚きと焦燥を隠せない他家三人。
親のダブリーのみは最安目だと2900点だが、おそらくそんな和了にはなるまいと、魔理沙を含めた全員が、様々な経験や勘からそう思っていた。
「さあ、みんな強気で攻めて来いよ?」
にやにやと笑みを浮かべながら言う魔理沙の第一打は、四索。かなり真ん中の牌である。
「…悪いが、そんな挑発には乗らないZE」
対する一人目、遊戯が最初に切り出した牌は、これもまた四索。
しかも、この四索は降り打ちと言う訳ではなく、王様補正によって手の中で完全に浮いていた牌である。
(手牌はチャンタ寄りの3シャンテン…取り敢えずは悪くないな)
(さて、こいつはどうしたもんかな)
次いで二人目、阿部の手には四索は無かった。
しかも、こう言う場合比較的安牌となる一九字牌まで一枚も無い。良くも悪くも、典型的なタンヤオ手である。
(なら、またのびのび打つだけさ)
数秒後、阿部の手から切り出された牌は八萬。阿部の手の中で唯一浮いていた中張牌である。
「ウホッ、いい捨て牌……なんてな。通しだぜ」
「いい男はツキもナニも太いもんさ」
三人目、こなた。理牌した手にはおもむろに対子が並んでいた。
対子が4つに順子のターツが1つ、そして浮いた中張牌が3つの、七対子2シャンテン。
(むぅ、安牌は無いねぇ…)
渋い顔をしながら引いた第一ツモは七索。魔理沙が切った牌の筋であり、また、自分の手牌の対子が暗刻になる牌である。
(こりゃ七対に決め打ちかね。現物も無いし、まずは筋を切って…)
こなたはそう決めると、タン、と軽く七索をツモ切る。
と、
「その七索、ロンだぜ!!」
「うげっ!?」
魔理沙が勢い良く手牌を倒した。
手役はダブリー、一発、東、ドラドラの親っパネ。18000点の大物手である。
「阿部、裏ドラめくってくれ」
「ああ」
魔理沙に言われ、阿部が目の前の王牌から裏ドラをめくる。
裏ドラ表示牌は───北!
「げぇっ親倍!」
ジャーンジャーンジャーンと何処からか鉦の音が響いてきそうな叫び声を上げ、こなたは顔面蒼白になった。
親倍萬24000点の直撃。一瞬でトップとラスの入れ替わりである。
乙!なかなか熱いなwww
しかし麻雀ネタは人を選ばない?私はいけるが
他のみんなはどうなんだ??
麻雀知らないけど雰囲気で楽しんでるよ。だが、麻雀のルールちゃんと知っていたらもっと楽しめたんだろうな…
麻雀のルールを教えてもらってもさっぱり分からなかった俺は、たぶん負け組。
1スレ立て乙です!!
>>12 麻雀は全く分からないがそれでも楽しんで読めるよ。
どうしよう、前スレの埋め用にさくっと読めるロクミクを書いてたのに、気がついたらどんどん話が長く壮大になっていく
連載は似非SS版があるから無理。書き直して埋めにするべきか…
でもこのまま消すにはもったいないネタなんだよな…
1スレ立てに感謝する男スパ(ry
>>15 自分個人の意見だけどロクミクに期待せざるを得ない…!
突然だが初投稿。
一応リョウアリものだが、SS自体はじめてだから出来上がりは
ひどいと思う。覚悟してくれ。
17 :
17:2008/05/18(日) 22:53:41 ID:rNjtcIT0
アリスは困惑と苛立ちを感じていた。
彼女は今まで感じたことのない感情を抱いていたからだ。
( ・・・なんなの、この感情は・・・!
今まではただいっつも筋トレしたり、
「〜せざるを得ない」とかを大声で言ってる
うるさい奴くらいにしか思ってなかったのに・・・。
確かに顔はそれなりにかっこいいし、私の嫌いなタイプじゃないわよ。
でもたったあれだけのことで・・・。)
リョウはさっきの戦いで体力がほとんどなくなっていた私を
目の前に迫ってきたナイフから身を挺して守ってくれた。
そのあと何とかDIOを倒すことができたが、
時空のはざまに行くまでの間なぜかリョウの顔を見ることが
できず話しかけられても素っ気無い返事をしてしまった。
「別に私じゃなくても助けてたよね、
仲間なんだから守ってくれたんだよね、当たり前よね・・・。」
そんなことを上海人形に言い、自分の気持ちをごまかした。
幻想郷ではまわりは女ばかりで、
異性に恋愛感情を持ったことがない。
だから今、自分がリョウに対する恋愛感情を抱いていることが
信じられなかった。しかも魔理沙に対する好きという気持ちとは
どこか違っている。
あの時守ってくれたリョウの背中は何よりも大きく、
そしてアリスに安心感をを与えた。。
今は他の仲間たちが時空のはざまにそろうのを待っている。
ロックマンとミクは私とリョウのために食料を探しに行っていて
この部屋は私とリョウだけだ。
内心ドキドキだがリョウに気づかれないように下を
向いて人形を弄んでいた。
最初は気まずくならないために話しかけていたリョウも
適当な返事ばかりしていたのでさっきの疲れもあってか、
背を向けさっさと寝てしまった。
ちらりっと横目でリョウのほうを見る。
私をかばってくれた背中はあのときよりは小さく見えたが
がっしりとしていてやはり安心感を与えてくれている。
(そういえば、一言もお礼言ってなかったな・・・)
そんなことを考えながら人形をかたずける。
「寝てるから・・・気づかないよね・・・。」
誰にも同意を得られない独り言を言いつつリョウの方へ近づく。
なぜそんなことしたのか自分でも分からない。
でもなんとなくそばに行きたくなった。
道着は若干汗臭かったが、不思議と不快感はなかった。
そして・・・あの背中を触った。
格闘家なだけあり、筋肉質で硬いが
なぜかやわらかい暖かさを感じた。
軽くつまんでみたが起きる様子もない。
それを確認するとリョウの耳元で・・・
「今日のことはお礼をせざるを得ない」
っと呟きながら頬にふっと口づけをした。
自分でもなぜこんなに積極的なのかも、
こんなことで本当にお礼になるのかなどの疑問を抱えていたが、
何かしたくていてもたってもいられなくなった結果である。
たぶん今自分の顔は真っ赤になっているだろう。
しかし、不思議と後悔はしていなかった。
18 :
17:2008/05/18(日) 22:58:42 ID:rNjtcIT0
やっちゃった。
でも反省はしないつもりです。
一応続きもののつもりで書いた。
しかも無理やり18禁に持っていくつもりだったりする。
初めてなだけに初々しさが出るSSだ、GJ
あえて注文つけるなら、もう少し改行少なめのほうが良いんだぜ
…とりあえずロクミクネタは埋め向けに書き直すことにしたぜ
良かったら誰か↓のネタ使ってくれ
@ロックがネットで調べ物をしていてウイルスに感染してしまい、機能が停止してしまう
AEDFの技術ではロックを診ることはできない為、彼の世界に送還するという結論に至る
Bそれを嫌がったミクが、ロックの回路に直接アンチウイルスソフトを届けようとハッキングをかけると言い出す
Cハッキングの最中、偶然的に彼の記憶回路からロックの気持ちを見つけてしまい困惑するミク
D無事帰還後、ミクのロックに対する態度が少しだけ変わったとか何とか
>>17-18 確かに改行が少し気になるかな?でもGJ!
書いてりゃ段々上手くなれるさ、だからもっと書いてくれw
>>17 GJ!!
何かすごくにやにやしてくるww
続き楽しみにしてる
>>17 恋する女の子してるアリスかわいいよ!GJ!!!
自分も前スレで初めてSS書くようになったんだ
一緒にがんばっていこうぜ!
今更ながら
>>1乙です
前スレ埋まりました。職人の方々、本当に(ry
24 :
17:2008/05/19(月) 03:19:07 ID:XffVIfP/
>>19-22のGJに感謝。初投稿でGJは相当嬉しい、素直に。
>>19のロクミクに期待する男ス(ry
>>22オレもがんばるZE☆
R18を期待した人には悪いが、さっきの話のリョウ側を書いてみた。またもひどいことになったが改行には気をつけた…つもりだ。
25 :
17:2008/05/19(月) 03:26:47 ID:XffVIfP/
リョウは困っていた。自分の行動、アリスの行動…それが自分の理解できる範囲を越えていたからだ。
(…なぜだ?いつも人形を抱えて国名をやたら知ってる魔法使いぐらいにしか見ていなかったはずなのに…たしかに金髪もリボンも似合うカワイイ少女だし話してみたら意外にオレの苦手なタイプではなかった。しかしなぜ…。)
さっきのDIOとの戦いでオレはアリスの目の前のナイフに刺さりに行った。かばおうという意識はなかった。気がついたらアリスを守っていた。それだけだ。そのあとDIOとの戦いは何とか勝利することができた。
「アリス、怪我はないか?」
「うん…」
「全くあのDIOの野郎ホントにやっかいだったな!」
「そうだね…」
「どうした?元気ないな??おんぶしてやろうか??」
「いい…」
「そうか…」
「…」
「…」
こんな会話を繰り返しつつ歩いて行くと時空のはざまを見つけ、とりあえず休憩ということになった。ロックマンとミクがオレとアリスのために食料を探しにいってくれたのはいいのだが、結果的にアリスと二人きりになってしまった。
「ふぅ…とりあえず一段落だな。」
「そうね…」
「他のエリアの奴らどうしてるだろうなぁ?」
「わかんない…」
「
26 :
17:2008/05/19(月) 03:33:12 ID:XffVIfP/
「ふぅ…とりあえず一段落だな。」
「この世界の魔王もきっと強いんだろうなぁ。」
「多分ね…」
「…」
「…」
今はそんな会話を終えしょうがなく横になることにしたときである。アリスは怒っているのだろうか。気を使って「〜せざるを得ない」はつかわなかったのだが…。
しかしなぜだ?いつもなら話などしてなくても平気なのになぜか胸に隙間ができた感覚がある。
ふと『恋』という文字が頭をかすめた。オレは(あるわけないだろ。会話を求めたのは暇だったからであって、かばったのも仲間だからだ。ユリの為に働き、強くなるために修行にあけくれたオレが恋愛感情を持つなんてことは…)
しかしオレは恋愛感情を抱いてあることにを否定できなかった。いくら大切な仲間だからっといって無意識に助けにいけるだろうか
。あのオレの後ろで怯えている姿はまるで犬におどかされた猫のように丸く縮まっていた。
27 :
17:2008/05/19(月) 03:36:27 ID:XffVIfP/
こんなことを考えつつ、眠りにつこうとしたとき、不意に背後から気配が近づいてきた。まるで暖かいものに寄ってくる仔猫のような気配が。かなりおどろいたがとりあえず寝たふりをしておく。その仔猫はオレの背後に座ると背中をなで始めた。触れられた手は少し冷たかった。
相当動揺したがなんとか気づかれず寝たふりを継続する。一体なにがしたいのだろうと考えていると次は背中をつままれた。痛みは感じないが動きを止めるので必死だった。
なんとか我慢をして、ほっとしたのも束の間、耳元に口をもってきて何かを呟いたてきた…と思った瞬間…
世界一柔らかく繊細な物が頬にふれた。
オレはなにがなんだか分からなくなった。アリスがなぜこんなことをするんだ?怒っていたんじゃなかったのか?
これがアリス達の世界でのお礼なのか!?そんなことを考えられるほど冷静ではいられなかった。そして今は頬に残る感触を味わずを得ない。
28 :
17:2008/05/19(月) 03:43:33 ID:XffVIfP/
>>25のミス○TL
っというか単純に長くなりすぎた…すまない。携帯でやると勝手が違ってやりづらかった。
次はこれをR18にもっていくつもりだが時間がかかると言わざ(ry
29 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 19:45:26 ID:DfF80cjR
単純?これは見事だというもんだ!ってなもんですよ
ものすごくwktkしていると言わざ(ry
>>28俺も応援してるよ!!
ところで聞きたいことがあるんだが、エロ無しカップリング無しのネタ系SSって投下してもいい?
全然おk
>>30 おうともよ。勿論だぜ。
前スレでは半分くらい15禁未満で進んだけど皆ごきげんだったんだZE
34 :
17:2008/05/19(月) 21:15:03 ID:btT6byKa
応援サンクス!
>>30の作品にwktkだ。
ところでこれから続きを考えようと思ったのだがみんなはエロは有り無しどちらがいいか?
正直、かなり迷ってる…
書きたいように書けばいいんだぜ!
>>31や
>>32がおkと言ったので投下するぜ。
今回は冥王戦です。(前回はエイプマン戦でした)
今、崩壊したラピュタのとある場所ではピコ麻呂たちと冥王なのはの激しい戦いが繰り広げていた。
周りの景色は冥王なのはが放つ凄まじい魔力で妖しく景色が歪んでいる。
戦況は冥王なのはが優勢だ。立っている面々は言葉・ハルヒ・ミクといった面々だけであった。
冥王なのはがレイジングハートを高く振り上げる
「ファーーイ!!」
圧倒的魔力がレイジングハートからほとばしる。その魔力で顔をゆがめる言葉。
「.rar!!」
魔力の中からすぅっと手がのびてきて言葉の襟元をしっかりと掴んだ。言葉は完全に不意をつかれてしまったのだ。
それが冥王なのはの手だと気付くにも、非常に危険な状況だと理解するのにも、数秒もかからなかった。
速く手をほどこうとしたが、しっかり握られているし、戦いでついた傷のせいで上手く力が入らない。
おまけに冥王なのはから発する凄まじい魔力で体が思い通りに動かない。
「シークレットショット2・・・」
速くこの手から逃れなければ!しかし体が言うことを聞かない!!
冥王なのははレイジング・ハートを言葉にむける。
そして、その時は来てしまう。
「ディバイン・バスター!!」
高密度の魔力の光線がレイジング・ハートから発射され、それは言葉に直撃する。
無論、無事なはずが無く、言葉は大きく吹き飛んで、倒れてしまう。
「(うそ・・・でしょ・・・?)」
そばにいたハルヒはショックを受け、放心状態になっていた。
その時、やや離れたところから長ネギを構え、不意を付くかの如く、初音ミクが突撃してきた。
「なのは師匠!!お金返してぇ〜やぁ!!」
本人なりに気合いを入れたようだが、あまり意味が・・・というか意味不明である。
当然、冥王なのははミクとは一度もあってない。だから彼女も「えっ!?」と驚いてしまった。
しかし、油断していたわけではない。ミクの長ネギによる突き技をかるく受け流した。
攻撃を受け流されたミクは自分のもちうる最強の必殺技を冥王なのはにかました。
「ガトチュエロスターイル!!」
上半身のバネのみで繰り出した強力な突き技は冥王なのはに直撃したかのように見えた。だが・・・
「油断・・・?これは余裕と言うのよ・・・」
僅かに横にずれ、冥王なのははミクのガトチュをかわした。
そして、戦いのさなかでできた傷口に指を突っ込んだ。
「少し・・・頭冷やそうか・・・」
冥王なのはは冷たく言い放つとミクに魔力の塊をぶつけ、弾き飛ばしてしまった。
後に残ったのは、ハルヒだけだった。
ハルヒは覚悟をきめ、冥王なのはに挑んだ。
「フタエノキワミ、アッー!!」
だが、その拳は冥王なのはには届かず、冥王なのはは逆にハルヒを思い切り殴りつけた。
ハルヒも大きく飛ばされてしまう。
「(畜生・・・畜生・・・!!
戦うのが・・・こんなに難しいだなんて・・・!!)」
「フフフフフフ・・・・」
冥王なのはが妖しく微笑む。もうおしまいなのか?
否、まだ一人いた。親撃退機能を搭載したキーボードを両手に持つ戦士が。
「いや、ホモレモン・・・
勝負のお芋・・・
ママ早い!!」
ここで終了。今回はキワミネタです。続きもいずれ書きたい。
あとそろそろ名乗ろうとおもうのだがいいだろうか?
37 :
前スレ828:2008/05/19(月) 23:27:56 ID:3gntoZIX
>>12-14 暖かいお言葉に感謝せざるを得ない!
>>17 キング涙目…でもいいぞもっとやれ。
>>11の続き、投下!
「あうう、初振り込みかぁ……んじゃこれ外すね〜」
魔理沙への直撃により、この半荘初の振り込み失点を喫したこなたは、割とあっさりと、セーラー服のタイに手をかけた。
小さくシュッと衣ずれの音がしてタイが外され、しかし、その微かな音にすら反応した谷口とKBCが、ハートマンから熱い鉄拳を貰った。
そして、対面の遊戯は僅かに頬を紅潮させてたじろぎ、両隣の魔理沙と阿部に「可愛い奴だな」と同時に言われた。
勿論、二人の言葉のニュアンスは微妙に……否、多いに異なるのだが。
そして、卓から少し離れた所ではアリスが、「成程、ああいう態度が…」なんて呟いていた。
試合再開し、南二局一本場。
先の倍満で波に乗った魔理沙は、この局で更に南ドラ3の親満をツモ和了(あが)り、
+12300点で48100となり、現在2着の阿部との差を27500点にまで広げた。
更に南二局二本場。
「よしっ、リーチだぜ!」
魔理沙は六巡目にしてテンパイし、即座にリーチをかけた。
役はリーチタンヤオドラ1。六、七筒の変則二面待ちである。
「おっと、そいつは見逃せないZE。…ポン!」
しかし、すかさず遊戯がリーチ宣言牌の三萬を鳴いて一発の目を消し、入れ替わりで魔理沙の現物の南を切り出した。
続く阿部とこなたも魔理沙の現物に合わせ打ちし、次巡、魔理沙はツモ和了りならずに三索をツモ切り、遊戯は再び南を手出しで切る。
「うわ、そのダブ南の対子もったいないな〜、私にちょうだいよ」
「いや、無茶言わないでくれ…っと、その三索もポンだ!」
こなたの物欲し気な視線とお願いに冷や汗を流しつつも、次の阿部が合わせ打ちした三索を、遊戯は更にポンする。
つまり、遊戯は魔理沙が三索をツモ切りした直後に自身もラス三索をツモった訳で、
阿部の合わせ打ちのタイミングを考えると、このツモは遊戯にとってベストタイミングであった。
しかも、この鳴きにより同巡、本来魔理沙がツモる筈だった六筒をこなたが掴んで止め、魔理沙の和了を阻止するにも到った。
そして三巡後、
「いい男はいい男の心を知るもんさ」
そう言いながら阿部が九萬を切ると、
「みたいだな。ロン、三色同刻のみだZE」
遊戯が牌を倒して和了を拾い、魔理沙の親を流した。
38 :
前スレ828:2008/05/20(火) 00:03:27 ID:3gntoZIX
うーん、結構待たせたのに脱衣シーンは淡白……許せッ!
まあ、だから半荘二回勝負にしたんだけどw(その代わり長くなりそうだが…
ところでスレ住人のみんなにちょっと質問…てか、アンケート。
新作のうpが予告されたが、その前に「書き始めたモン勝ち」で、他のキャラでの麻雀話も同時進行で書きたいんだがいいかな?
二つ案があるんで、もし良かったら協力してほしいと言わざるを得ない。
A案:周りで見ていた他のメンバーの内4人(未定)が触発されて、同じ様に脱衣麻雀を始める。
B案:紫&Foo子VS水銀燈&闇サトシによる、(何故か)コンビ麻雀勝負が始まる。
C案:今書いてる話に集中する。
Aも捨てがたいが、俺はせっかくだからBを選ぶぜ…!
Bを選択する男、スパイダーマッ!!
Cを選ばざるを得ない!!
個人的にはA希望
他のメンバーバージョンも是非見てみたい
Bを!
せっかくだから、俺はAを選ぶぜ!
Aだな
Aがいいな。
前スレ埋めに間に合わなかった小ネタ。勿体無いから投下
高校生組&KBCです
「・・・あ!」
「しまった!」
「ぃやったー!初めて遊戯君にデュエルで勝てたぁ!!!・・・長い道のりだったよ」
「ああ、強くなったな。・・・ただ、悪いが、海馬には内緒にしていてくれ」
「?いいけど、どして?負けたの気になる?」
「いや、あいつの事だ、何かと面倒なことになりそうだからな。泉さんにまで迷惑をかけるかもしれない」
「あ〜たしかに『貴様が遊戯を負かせただと?馬鹿も休み休み言え!』とか絡まれそうだしねえ、うんわかった」
「その代わりなんか記念になる物貰おうかな?」
「ああいいぜ、俺がやれる物なら何でも言ってくれ」
「ん〜〜〜、じゃさ、それのスペアある?」
「ああ、あるけどこれで良いのか?」
「うんうん、じゃあ早速っと。・・・さて、そろそろ皆のところに戻ろうかな〜」
「そうか、じゃあ俺も一緒に行くぜ」
バタン
「ふぅん、何か騒々しかったがまたその小娘が負けて騒いでいたのか?俺とも勝負しろ遊戯!」
「小娘とは失礼な、これでも先輩なのだよ」
「!!!み、見損なったぞ遊戯!!!恥を知れぇ!!!」
「な、なんだ、海馬?(負けたのがばれたか?)」
「お、落ち着いてください、海馬さん。貴方が武藤さんの胸倉つかんで持ち上げたら、確実に動脈決めて落ちます!」
「ええぃ!古泉、HA☆NA☆SE!!!」
「も〜何の騒ぎ・・・って、こなたなにそれ!」
「ふふ〜ん。遊戯君からご褒美にもらったのさ!」
「あ、あの泉さん。そういうのは二人っきりのときにしたほうが良いと思いますよ」
「桂さんも取り乱さないで!・・・こなたあんた、わかっててワザとやってるでしょ?」
「ん〜なんのことかな〜?」
「って、ご褒美ってkwsk(;´Д`)ハァハァ」
「ん〜〜〜」
「・・・・・・・・」
「「秘密」だ」
「ふぉおおおおおあqwせdrftgyふじこlp」
「ちっくしょーーー!!!なんで、お前や海馬はおいしいトコもっていくんだーーー!!!デュエリストか、デュエリストってヤツになれば良いのかーーーー!!!」
「とりあえず」
「「セーラー服に<首輪>は、やめろーーーーーー!!!!」」
「・・・え!?・・・え?だ、だめなのか?」
「・・・谷口、KBC、貴様らの持っている本でも画像でも何でもかまわん、遊戯にそれの<意味>を教えてやれ」
「いえっさーーー!!!」
以上。タイトル入れるつもりで忘れてた_| ̄|○
「ごほうび」で
絵だとバレバレなネタを書くのにSSは便利だなと思った。
Aで。
ただし配管工には一切牌を触らせるな
Aで頼む。
あと、よく投下する書き手さんはトリップつけるといいかも。
前スレで、凸凹師弟やDIO銀・ハート魔理沙・阿部さんいい男ネタ×2やら小ネタやら書いてた男だけど
トリつけた方が良いか? 羅列してみたらそこそこ投下してたんだな、と思った。
俺みたいなのがつけて需要があるのかは解らんけど
しかし桂馬書くと言っておきながら進まないよ、何か他のキャラでも良いからネタくれw
俺も前スレで社長こなたやらエイプマンネタを書いていた男だけどトリップつけようかなと思う。
まだ4つしか書いてないけど・・・
あと俺の頭の中には「もしミステリーパートナーがみんなの予想していたキャラだったら・・・」
という構図があるのだが、上手く書く自信がない orz
トリは付けても付けなくても、書き手さんに任せるよ
設定が同じシリーズものとか、長期連載とかならトリあったほうが分かりやすいけど
個人的には必要ないと思うので自分は付けないが
とりあえずトリップつけてみます。
・・・次いつ書くか分からないけど。
前スレで新婚ロクミクやら社長こなたやら思春期ーズやら似非SS化シリーズやら色々書いてた者だけど
一応連載物持ってるし酉つけることにします
遅ればせながら
>>49GJ!
王様…けしからんなw
北高で平気で男子の前で着替えてたんだから、ハルヒはここでも平気で着替えそうだよなあ…
とりあえずトリつけてみたよ、連載もしてないし、必要ないなら消すが
さて、特に希望等も無いから王様こなた書いてみた
何時何処での話なのかは考えない男、スパイダー(ry
エロいかもしれんし、そうでないかもしれん
逆に考えるんだ、エロいと思った奴がエロいのだと
「ああ見えて、ミクちゃんは髪の手入れ、簡単らしいんだって」
こなたの唐突な言葉に、遊戯は思わず、え? と聞き返す。
彼の表情が面白かったのか、いつもの猫口をむにゅりと動かし、によによとした笑みを浮かべながら、こなたは続ける。
彼女の視線の先には、ハルヒに髪を弄ばれるミクがいた。
普段のツインテールではなく、片方は三つ編み、もう片方は今結ばれている最中らしく
花の飾りが付いたヘアゴムを口にくわえたハルヒが、ブラシ片手に頑張っていた。
「んー、前に聞いたんだよ。面倒くさくない? って。そしたらさあ、
『私はボーカロイドですから、老廃物は出ません。
それに汚れが付いても、拭けば落とせるように表面が加工されてるんです』
って事らしいよ。いやはや、YA○AHAの技術は世界一ィイイイ! ってやつなのかねえ」
面倒くさくないって、良いよねえ。
等と、独特の眠たげな口調で一頻り羨ましがった後、こなたは遊戯を見上げて笑いかけた。
「ねえねえ、遊戯君はさあ、面倒くさくない? その髪、洗うの大変そうだけど」
「ん、そうでもないんじゃないか? 多分」
そう答えてから、遊戯は少し考えた。
元々この身体は、彼本人の所有物ではなく、彼の相棒のものである。
流石の遊戯も、余程のことがない限り、朝の身支度や洗顔・入浴などの細々としたことは、身体の主に任せている。
だから、正しくは「そうでもない」ように見えている、ということになる。
もしかして、案外この髪型を維持するのは面倒なのか、と遊戯が妙なことで悩んでいる間にも
こなたは猫が咽を鳴らすような音を立てながら、ミクの方を羨ましげに見ていた。
「ん〜……髪は切りたくないけれど、手入れはめんどくさいし。女の子の悩みだよねえ〜……」
彼女の髪は、長く膝の裏まである。確かにここまで来ると、逆に勿体なくて切ることは躊躇ってしまうだろう。
「まあ、俺や海馬位の長さ、とまではいかなくっても、涼宮さん程度の方が、何かと手入れはし易いのかもな」
遊戯の言葉に、こなたはセミロングかあ、と自分の髪を弄る。
「長いとシャンプーするのも一苦労だし、リンス・トリートメント・ヘアパックってなると、軽く一時間以上かかるのだよ」
「り、リンスまでは解るんだが、トリートメントにヘア……? 悪い、違いが解らないんだが」
こなたが愚痴として呟いた言葉に、遊戯は眉を顰める。女性が髪を守るために費やす労力は、男には解らない世界だ。
混乱する彼を見て、こなたはくすりと、含みを持った妙な笑い方をした。
「ま、私はエッチいから、切っても伸びるの速いだろうけどね……あれ、女の子は逆だっけ? 遅い方がエッチい?」
唐突な話題に、遊戯は羞恥で頬を染める。
初心だねえと楽しげに笑いながら、こなたはぐいっと顔を近付けた。
「良い機会だから、女の子のヘアケアの大変さ、理解してみないかい?」
鼻先が触れそうな距離で囁かれ、遊戯は思わず首を縦に振っていた。
シャワーカーテン越しに、湯気が広がっている。
布越しに、機嫌良くハレ晴れを唄われるのを聞きながら、遊戯は何でこうなったんだと排水溝を見詰めていた。
流石に、彼が女風呂に入るのは無理があったので
個室のユニットバスを使っての実演になっているが現状は変わらない。
ただ、遮るカーテン一枚があるか無いかの違いだけである。
隙間から差し出されている長い髪と、足下に置かれている数々の洗髪用品を見比べながら、遊戯は心中で嘆く。
「(こんな事、誰かに知られたら泉さんはどうするつもりなんだ、全く……)」
幸いなことに、なだらかな平野しかないこなたのスタイルでは、映る影にさほどの問題はない。
だが、それでも思春期の少年にとっては、目に毒だ。
「ん〜、まずはシャンプーからだよ、頑張ってね〜」
シャワーカーテンから器用に頭だけを出し、こなたは他人事のように言ってのけた。
どうやら、浴槽に浸かった身体をカーテンで包んで隠して、頭だけを遊戯に洗わせるつもりらしい。
変なところで器用だなと思いながらも、さっさと済ませるしかないと腹を括り、遊戯は薄目を開けて彼女の頭に触れた。
シャンプーは、甘い花の香りがした。
次はどれを使えば良いんだと、ピンクのボトルを見比べる遊戯に、こなたは次はコンディショナーねと指示を出す。
遊戯の手が余程気持ちが良いのか、先程から湯面を叩く、ちゃぽちゃぽという音が響いていた。
湯から出て、浴槽の縁をなぞり、時たま落ちてきた雫が当たってびくりと跳ねる。
こなたのきまぐれな爪先は、綺麗な桃色に染まっていた。
その爪が視界に入り、遊戯はさっと視界を逸らす。
「泉さん、行儀が悪いぜ」
精一杯の反抗のつもりだったのだが、こなたは悪びれもせずに、遊戯君の手が気持ちいいからだよと言ってのけた。
「んあー。私、人に髪を洗って貰うなんて、散髪屋に行ったとき以外だと初めてだよ」
「ん、え? 親とかに洗って貰ったこと、無いのか?」
何気なく口にした言葉で、彼女の表情が一瞬曇ったのを見て、遊戯はしまったと思った。
案の定、こなたはどうしようかねと困った声を上げる。
「うち、お母さん居ないんだよ。私を産んで死んじゃったからさ。お父さんも、私のこと溺愛してるけど
物心ついた頃には流石に一緒には入らなくなってたし。だから、うん。初めてかなあ」
返す言葉が見付からず、遊戯は手に付いた洗髪料を眺めて途方に暮れた。
そんな彼の反応を予想していたのか、努めて明るい声で、こなたは遊戯の方に手を伸ばす。
「んふふ、と、いうワケでえ。こうなったら髪を洗うだけじゃなく
一緒にお風呂まで入って、二つめの初めてを試してみるかね!」
「い、いや! それは!! 流石に問題在るぜ!!」
慌てて飛び退いて、そのままタイルの上に尻餅をつく彼の姿を見て、ありゃりゃ、とこなたは苦笑した。
「そんなに照れなくても良いじゃんか〜別に」
減るもんじゃないし、と続けようとした彼女の言葉を、一杯一杯になりながらも遊戯が遮る。
「い、泉さん!!」
「ほへ?」
「俺は、そのう、泉さんはやっぱり長い髪の方が良いと思うんだぜ!!」
きょとんと、目を見開くこなたの前髪から鎖骨に向かって、ぽたりと雫が落ちる。
何て言ったらいいか、解らないけど、と口の中で呟きながら、遊戯は言葉を探す。
「俺も、人の髪を洗うなんて初めてだったけど。泉さんの髪はさらさらで、水に濡れたらもっと深い青になって」
しどろもどろの言葉が、浴室に木霊する。
「髪が、洗ってて気持ちの良い物だって、初めて知った。だから、二度でも三度でも、時間があれば、洗うから。
短い髪なら、俺のだって相棒のだってそうだ。でもこんなに長くて綺麗で洗い甲斐があるのは、泉さんだけだ」
だから、と必死で自分の思いを紡ごうとする遊戯を、こなたは何処か別世界から眺めていた。
私の髪なんて、長いだけで、オタクっぽくって。お母さんと同じ髪で、髪型なのに、お母さんみたいに綺麗じゃなくて。
お父さんが、こなたの髪はかなたの髪と同じで綺麗だなあって言う度に、全然違うじゃんって、心の中で吐き出してきた。
でも、今、遊戯君。何て言った――――――?
さあっと、顔が朱に染まるのを感じて、こなたは思わず顔を伏せて、遊戯の手を引いていた。
いきなり手を取られたことで、遊戯は驚いてバランスを崩し、こなたを押し倒す形で上半身を浴槽に飛び込ませる。
「な、わわわわわわわ!!」
温かいお湯と、服越しに感じる柔らかい感覚に、遊戯は全力で起き上がった。
「わ、悪い泉さん!! 見てない! 触ってないからっ!!!」
必死に目を瞑りながら全力で否定する遊戯の耳に、堪えきらないような笑い声が届く。
「……っ、くっ……は、は……ゆ、遊戯君……良く見てってば」
意地でも見るものか、と頑なに閉じていた瞼を、此方の指がなぞる。
「私……水着……着てるんだって……っ、く、く、……あははははっはっはっっはは!!!!」
「は、はあっ!?」
こなたの思いがけない告白に、遊戯は漸く目を開き、彼女の姿を確認する。
肩ひものないデザインの白い水着を、指でぐいっと引っぱりながら
笑いの波に呑まれるこなたの姿が、そこにはあった。
ずっと一糸纏わぬ姿で話していたのだと思っていた遊戯は、気が抜けて浴槽の縁にもたれ掛かった。
「な、なんだったんだ。俺の気遣いは……」
がっくりと項垂れる遊戯の頭を撫でながら、こなたは目を細める。
「ん、ゴメンね。今度はさ、私が遊戯君の髪、洗うから、それで良いでしょ。おあいこ、ね」
何なら今度こそ、バスタオル一枚でサービスしちゃうよ、等と付け加え
真っ赤になる遊戯の反応を楽しみながら、彼女は安堵した。
大丈夫。遊戯君は、私の赤くなった顔なんて、見てないよ。
見てたとしても、お風呂に入ってるから赤くなったんだって、思ってくれるさ。きっと、ね。
髪にたっぷりとつけたコンディショナーが、湯に溶けていくのを感じながら、こなたは気付かれないように、そっと遊戯の髪を噛んだ。
終わり
>>62 GJ!萌えた!
ウブな王様からかってるつもりだったのに赤くなっちゃうこなたかわええ
>>62 ヤバイ!ツボはいった!!
王×こなは最高だな〜
無駄に続くリョウアリシリーズ。
とりあえずエロにはいるぎりぎりまでうpする。
もし「エロなどいらん!」とういうが多かったらこのままで終わらせるつもりだ。
あっ!一応トリはつけました。
二人は困っていた。ともに頬を赤く染め、耳を澄ませば聞こえそうなくらい心拍数が上がっている。
「ねぇ…起きてるんでしょ…?」
「…。」
「あのね…その…なんていうか…ね…。」
「…。」
「あの時、体を張って守ってくれたでしょ?で、私も何かしてあげたらなぁ…と思って…。」
「…。」
アリスはずっと下を向き、手を弄びながら独り言のように呟く。
「迷惑…だったよね…。ゴメンね、さっきのは忘れて!なにかの間違いだと思って………!」
そう呟いた刹那、アリスは何かに包まれた。それはどんなものでも溶かしてしまいそうな暖かさを持ち、
そして何からも守ってくれそうな安心感をくれるものだった。魔理沙に抱きつくことがあっても誰かに抱きつかれたことなどないアリスはかなり驚いた。
でも、離れたいとは思わず、むしろこの時が続くことを望んでいる自分に気づいた。
二人は無言のまま抱き続けていた。互いの胸のドキドキが相手の体を突いていた。何分かだったのだろうが何時間にも感じられた。
しばらくしてアリスが口を開く。
「ねぇ…一つお願いしていいかな…?」
「なんだ?」
「あのね…ちょっと言いにくいんだけど…聞いてくれる…?」
「ああ、俺のできることなら何でもかまわないぜ?」
「えぇっとね…その…。」
「何だ、はっきり言ってみろ。」
「…さっきの…ちゃんと前でしたいな…」
リョウは相当動揺した。まさかアリスがこんなことを言うなんて夢にも思わなかったからだ。
「本当に…俺なんかでいいのか?あの魔理沙とかいう奴が…」
「魔理沙のことはいいの!!今は…今だけは、リョウと一緒にいたいの…。」
「…分かったよ。」
そう呟くとリョウはアリスの唇へ自分のものを重ねた。暖かいリョウのものと冷たいアリスのもの。
それぞれが中和し溶けていく感覚を味わっていた。そのうち自然と互いに舌を入れていたのだが、それに違和感は覚えなかった。
中途半端だといわざるを(ry
今エロパートを書いているが難しすぎる…一応やってはみるが需要があるかは微妙だなぁ〜
っというかタイトルつけてなかった!!「仔猫人形と橙の背中」…センスがなさ過ぎる男スパ(ry
>>38 Aで頼みたい・・・がやっぱり本人が好きなのを書いたほうが面白いものだ。
>66
うっはーーーー。
需要?ありますあります。
はやく続きが読みたいです。
>>59 是非トリつけてください!
あなたの前スレのハート魔理沙が凄く好きでした!
そして今回の王様こなたも素晴らしいです!!
たしかに遊戯の髪ってどうなってんだww形状記憶??
桂馬も大好きなんで、無理せずゆっくり執筆して頂ければ嬉しいです。
いくらでも待ちますよ!!
マリリョウの人、内容はいいと思う
せっかくだから、もう少し文を書く練習してみれば、もっと良くなるはず
とりあえず「」・三点リーダー・!や?の使い方とか、基本を覚えてみろよ
格段に上手くなるはずだ
王様こなた乙!
この二人は萌えるな、あんたの作品好きだぜ
リクを聞いてくれるなら、小ネタで良いからもう一度谷口紫を頼む
リョウアリエロ需要アリスま!ありすま!
今更だが前スレ埋めネタのかなたAIBOと風邪引きロックミクの続きが読みたい
アンケートへの多大なる御協力に俺涙目( ;∀;)
んで、結果はAが最多でしたので、今回の話で別の組にも派生させて、以降は同時進行で交互に投下する事にします。
それと、勧めに従ってトリも付けてみました。
>>62 …ティウンティウンティウン(←萌えダメージ的な意味で
>>66 GJ!
…だが、そのタイトルはどうしても橙(ちぇん)の背中と読んでしまわざるを(ry
>>37からの続き。
「さて、それじゃあ今度こそコイツを脱ぐか」
遊戯に先の振り込みの点棒2600点を支払うと、阿部はおもむろに腰まで下げたツナギに手をかける。
「いやいや、ここは是非先に靴を脱いでくれないかな〜(=ω=;)」
慌ててそれを制止するこなたの懇願に、遊戯と魔理沙もうんうんと力強く頷く。
「なんだ、意外にマニアックなんだな三人共」
「違う」と拒否する三人の心中を知ってか知らずか、阿部はツナギを下ろしかけた手を止め、その手で靴を脱ぎ始めた。
ちなみにこの、阿部のツナギを二回に分けて脱ぐと言うものの他にも、この脱衣麻雀には幾つか、脱衣に関する特別ルールがあった。
詳しく述べると、
・阿部と女性陣は靴と靴下を別々の着衣と見なす(阿部の着衣の少なさと女性陣への配慮から
・靴下は和了った者が希望すれば「脱いだ事」にして脱がなくても良い(こなたの発案
・残り着衣が二着の者が更に振り込んだ場合、その場で試合は終了とし、残り三人に1000点を支払う事で脱衣の代わりとしても良い(つまり、残り一枚になるまでは脱げる
以上4点が、この脱衣麻雀の特別脱衣ルールとなる。
「あーあ、それにしても退屈ねぇ…」
遊戯達が試合に熱中する一方で、卓から少し離れた所では、ハルヒが小さくそう呟いていた。
合流してから特にする事の無かった彼女は、脱衣麻雀が始まってからは暫くそれを見学していたのだが、
東場が終わった頃には既にそれにも飽きており、今はこの何も無い空間で、とかく暇を持て余していた。
「それでは、涼宮さんも他の方をお誘いして、同条件で麻雀を打っては如何でしょうか?」
情報交換を終えた古泉がハルヒにそう提案してみるも、
「厭よ。そりゃあルールぐらいは知ってるけど、面白くないもの」
と、にべも無く一蹴し、ぷいと横を向いてしまう。
だが、そこへ古泉が続けて耳打ちした言葉に、ハルヒの瞳がカッと見開かれた。
「──同条件と言う事は、トップを取ればラスの方に何でも命令できるのですよ。異世界や過去の方々にも…」
「!! …それは盲点だったわ! よっし、そうと決まれば古泉君も付き合いなさい。二人で頂点を目指すわよ!」
「はい。仰せのままに」
「ふぅん、いいだろう。俺様も少々暇を持て余していたところだ。麻雀であろうと何であろうと返り討ちにしてくれるわ!」
かくして始まったハルヒと古泉の勧誘により、まずは海馬があっさりと参戦を表明した。
「更に俺からも提案がある。この試合の1位2位の者は、向こうの遊戯達の卓で同じく1位2位になった者二人と合わせて決勝戦を行うのだ」
「成程! そうすれば最高で二人の異世界人に何でも命令できるってワケね、乗ったわ!」
勿論、海馬の真意は遊戯との勝負──ひいてはその命令権を行使してのデュエルモンスターズでの決闘にあり、その為に提案したに過ぎないのだが。
こうして、遊戯達本人の与かり知らぬ所で彼等の意思は程良く二人の思考から除外され、実に勝手にそんな案が纏まってしまった。
「何にせよ、これで面子は後一人で「そう言う事なら私も参加するわ!」…おっと、これは珍しい」
ややヒートアップしつつあった二人の意識を古泉が戻そうとしかけた時、不意に、彼の背後からそんな声がかかった。
驚いた三人がそちらを振り向くと、果たしてそこには、何故かほんのりと頬を熱っぽく紅潮させた、七色の人形遣い、アリス・マーガトロイドの姿があった。
(魔理沙に何でも命令できる……魔理沙に何でも命令できる……)
こうしてまた、様々な思惑のもと、もう一つの脱衣麻雀勝負が開始された…。
結局31話うpに間に合わなかった……orz
けど、まだ見てないから自分の中ではOKって事でどうか一つお目溢しを!
キャラは色々考えた結果、この四人になりました。
もうちょっとイロモノ連中も入れたかったのですが力及ばず…。
それと、アンケートでB案とC案を選んでくださった方々、申し訳ありません。
…ちなみに、「空間の隙間から脱出したマスク・ザ・斉藤が、ミクとこなたを誘って麻雀」と言う案もあったのですが、流石にこれはセルフ没にしましたw
リョウアリも麻雀もGJですよ!
>>64 俺はエロが書けないから、雰囲気のいいエロい話が書けるのは凄いと思うんだZE
>>73 新展開ktkr! 男が脱いでくれるのも密かに楽しみにしているのは邪道ですかw
連投で悪いが、明日用事があるというのに眠れない+
>>72で一つ浮かんだので投下する
前スレAIBOとかなたの続きです(しりとりメカップルとコレ書いたのは自分でした)
※RPGに登場していないキャラがいます(こなたの母親かなたさん)
相変わらずエロはありません 二人してぼーっと話してるだけだからつまらんと思う
この話での『遊戯』は所謂AIBOの事であり、王様(闇遊戯)のことではないです
遊戯は、薄く半透明に透けている、自称泉こなたの母親の姿に驚いていた。
もちろん、死んでいるはずの人間が見えている、という事実に対しての驚きもあるが
半分は、彼女があまりにも若く、いや、言ってしまえば幼く見えたということにもある。
一体、彼女は幾つでこなたを産んで、亡くなったのか。
聞いてみたい気もしたが、流石に不謹慎だと思い直し、遊戯はおそるおそる話し掛けた。
「ええと、かなたさん……でしたっけ」
「はい、泉かなたと申します。娘が何時もお世話になっています」
にこにこと、邪気のない笑みを向けられ、遊戯は言葉に詰まった。
彼女が見えているのは、自分だけなのだろうか。ここでもう一人の自分と交代したら?
そうすれば、彼にも彼女が見えるようになるのか。
疑問は尽きなかったが、何分彼の身体は、今はもう一人の彼によって使用されている。
目の前で繰り広げられている、こなたとの対戦は真剣そのもので、口を挟める状態じゃあない。
「楽しそうですね、これ、デュエルって言うんでしょう? 最近こなたが良くカードと睨めっこしてたから、覚えちゃった」
うふふ、と優しげに微笑む彼女は、こなたと似ているが、こうしてみると全くの別人だ。
混乱しながらも、遊戯はそうですねと、適当に相槌を打つ。
彼女がもしこなたの母親なのだとしたら、僕は。彼女がここにいることを、泉さんに伝えるべきなんじゃないのかな。
こなたは、かなたの存在に全く気付いていない様子で、ぬううと唸りながらカードを吟味している。
仕方なく、もう一人の自分に声を掛けようと、遊戯は身体に戻りかけたが、それはかなたの甘い声で遮られた。
「良いんですよ、私は。見ているだけで幸せだから」
下手に声を掛けても、きっと吃驚して、あの子、泣いちゃうかもしれないから。
でも、と口ごもる遊戯の傍を通り抜け、かなたはそっとこなたの傍に腰を下ろした。
こなたの手札を覗き込み、無邪気にコレを出した方が良いんじゃないかしら、とアドバイスをしている。
聞こえるはずもない彼女の声に応えるかのように、こなたはかなたが指差したカードを裏表示でセットした。
それに満足したのか、かなたはふわりと立ち上がり、今度は遊戯の傍に腰を下ろす。
「あの、嫌だったり、怖かったりしないんですか?」
どうして良いか解らず、遊戯は問いつめるかのように尋ねる。
「何が?」
「その、この戦いに、泉さんが参加してること、です。だって、怪我をするかもしれないし、もしかしたら」
笑顔のまま小さく息を吐くと、こなたは自分の隣を指差した。
行動の意味を理解して、遊戯も彼女の隣りに座る。申し訳なさそうにする彼の頭を、彼女は優しく撫でた。
「良い子ね、貴方。私は心配してないわ、大丈夫。こなたは強い子だし、それに」
彼方の笑顔が、真剣な表情でデュエルを続ける王様の横顔に向けられる。
「何かあったら、みんながこなたを、ううん。みんながみんなを守って、手を差し伸べてくれるわ」
青い空に手を伸ばして、掴むような真似をしながら、こなたは独りごちた。
「私は、身体が弱かったから、いつもそう君に手を引かれてばっかりで……
そう君って、こなたのお父さんのことなんだけどね。私の旦那様。
何時も私を引っぱって、色んな所に連れて行ってくれたのよ。凄く温かくて、幸せだった」
思い出すかのように、真っ白な掌が握ったり開いたりを繰り返している。
「私、最期まで手を放さなかった。そう君の手を放さずにずっと、歩き続けて。
途中からは小さな小さな、私よりも柔らかな、こなたの手を繋いで。最期まで、三人一緒だった」
だから、大丈夫よ。と、かなたは言い切る。
つられて自分の掌を見詰めていた遊戯も、その声にはっと驚いたように、空を見上げた。
「でも、こなたは外見はともかく、中身は私じゃなくって、そう君に似たの。だから、きっとあの子は」
引っぱっていく側だわ。
広げられた掌は、一杯にこなたを包んでいた。
遊戯は、苦しくなる胸を押さえて、もう一人の自分を眺めた。
自分と似てはいるが、全く違う人間。何時かは、彼女と同じように彼も去ってしまうのだろうか。
千年リングを繋ぐ鎖のように、離れずずっとある事なんて、出来はしない。
「その、あの。離れてしまうことが、不安じゃないんですか?」
項垂れて顔を上げようとしない遊戯の声に、かなたは小首を傾げた。
泣きそうになっているのは、自分の方だと思いながら、遊戯は嫌な想像にかられる。
その背を、かなたは優しく撫でた。
「あのね、私もそう考えたこと、あったわ」
かなたからの意外な告白に、遊戯は驚いたように顔を跳ね上げる。
儚げな外見とは裏腹に、気丈な想いを紡いでいた彼女が、自分と同じ思考に陥ったことがある。
遊戯は縋り付くように、彼女の澄んだ瞳を覗き込んだ。
「そう君に、一度だけ聞いたことがあるの。私で良かったの? って、ね。私はこんな身体だから
何時かは貴方の元から消えてしまうかもしれない。それでも良いの、って。そうしたら、そう君何て言ったと思う?」
解りません、と絞り出すように答える遊戯を、こなたは後ろから抱きしめた。
「そう君ね、こう言ったのよ。
『二次元の世界の女の子は、妄想の中では幾らでも相手をしてくれるけれど
同じ世界で会話をしてくれることも、触れ合うことも出来ない。
でも君は、こうして隣にいて、話し掛けて、手を繋いでくれる。
例え君が何処か遠くへ行ってしまったとしても、此方から彼方まで、青い空が繋がっているように
そこに居て待っていてくれれば、きっと君の元まで辿り着いてみせるよ』って、ね」
ぽんぽん、と、背中を優しく叩かれながら降ってくる言葉の雨に、遊戯は濡れていた。
温かな雨は、じんわりと心を満たしていく。
「僕と、彼の道も、繋がっているのかな」
「ええ、きっと繋がってるわ。もし貴方が不安になったなら、こなたに聞いてみればいいわ。
あの子も、そう君と同じ事を言うはずよ。だってあの子は、私とそう君の子供なんだから」
鼻の奥が熱くなるのを感じ、遊戯は恥ずかしそうにそっぽを向いた。
男の子のプライドねえと、こなたは愛おしげに三人を眺め、すっと背筋を伸ばす。
ふぁさりと、純白の羽根が広がり、彼女の身体が宙に浮いた。遊戯は気付かないのか、しきりに鼻を擦っている。
「(ありがとう、こなたの友達と初めて話せて、楽しかったわ。また、ね)」
最後に大きく羽根を振るわせ、こなたの額に口付けを一つ落とすと、かなたはつうっと空へ消えていった。
「な、何でもないです。目にゴミが入って、もう大丈夫ですから……かなた、さん?」
振り返ると、もう彼女は居なかった。遊戯は一瞬呆気にとられた顔をしたが、すぐに我に返り、空を見上げる。
青い空と同じ色をした髪を持った、純白の天使。彼女の存在は、きっと夢じゃあない。
撫でられた背に、うっすらと残る温もりは、母親のように優しかった。
「かなたさん、か」
おそらく、こなたを見る度に思い出す事になるであろう、温もりを抱きしめるように
自分の肩に手を置きながら、遊戯は瞼を閉じて呟いた。
「僕も、もう一人の僕も、もしかして同じような難しい恋をしちゃったのかなあ」
終わり
桂馬+谷口紫もネタが出れば頑張るよ、連投すまんかった
ええ話や・・・かなたさんがでてくる話は正直卑怯すぎるで。
しっかし、そうじろうはシリアス気味の台詞でもギャルゲにからめんと気がすまんのやろなぁ。
そういや、ここのスレではあまり関係ないが、RPGの最新話があがっとるぞい。
見せ場はまたしてもミニゲーム。Foo子の運命やいかに?
情報サンクス。このスレにも結構関係あるんじゃないか? シチュとかもあるし。
とにかく帰ったら見てみるかな。
>>78 谷口紫にDIO銀に軍曹魔理沙の方でしたか!
GJ!そしてありがとう
きっとこれからもAIBOは王様を、かなたさんはこなたを暖かく見守ってくれるんだろうな
最新話を見てると、何だか銀はDIOよりサトシとのほうが仲が良さそうに見える
今
>>53でいった「もしミステリーパートナーのメンバーがみんなの予想していたキャラだったら・・・」の構図を考えているんだが
wikiでのみんなの予想が思い出せない orz
だれか教えてくれませんか。
色々あるけど…ニセ麻呂とかドナルドとか
>>76-78 かなたは弱点だ。おっと目から汗が…
需要があったので一応続きを完成させてみた。
応援サンクス!一応第二話では初の18禁ものだ。
初投稿のくせにいきなりエロはハードルが高すぎといわざるを得ない。
以下の文には幼稚なエロが含まれております。不快な人は見ないでね。
すると、リョウの”もの”が本能で隆起してしまった。しかもそれがアリスの体に当たっている。
「あぁ!!すまん!これはなんというか、その、な。」
リョウは焦りまくっていた。「まったく自分が恥ずかしいといわざるを得ない」といいながら後ろへ下がろうとしたとき
ばっ!とアリスはリョウの腕を掴み自分のほうへ引き寄せ、
「私でよければ…”して”あげるよ…?」
「なに言ってるのか分かってるのか!?気持ちはうれしいが自分を大切にしたほうが…」
「リョウは私じゃ嫌?私はこのままじゃ嫌なの!もっとリョウと…。」
リョウは残っているわずかな理性で最後の質問をした。
「後悔はしないか?」
「うん、きて…!」
リョウはその言葉を聞くとゆっくりとアリスの服を脱がし始めた。普通の服ではないため脱がすのに苦労したが、何とか下着を残すのみとした。
下着だけになったアリスの体は妹のユリと大して変わらず、まだ幼さが残る小さいものだった。
リョウは無言のまま下着越しにアリスの胸を触る。少し小さめではあるが、しっかりとしたふくらみと柔らかさがある。
「んぅ…くぅ…」
アリスはわずかに喘ぎ声を出す。必死に我慢している中からでる声はリョウをさらに興奮させるのに十分な材料だった。
胸に当てている下着を外す。好物のもちよりやわらかい胸の上にはほんのり紅色の粒が乗っている。先ほどより強く揉んでみる。
「んんっ!!くぁ…!」
さっきより強い力にアリスは声を漏らす。リョウの手がアリスの冷たい胸を暖め、さらに声がでる。
「あっ!…気持ちい…いよ…」
声にならない声でリョウに今の気持ちを伝える。止まらない手でさらに激しく揉んでいくリョウ。
「あっ!あっ!そんなに激しくされたら…あぁ!(ビクッ!)」
そのあまりの激しさにアリスは絶頂に達した。初めての体験ではあったがこれが”いく”というものだと理解できた。
リョウの手にはアリスの胸の感覚が残っている。これほど柔らかいものがあったのかと思うほど気持ちのいいものだった。
「次は私がしてあげる。」そういうとアリスはおもむろにリョウの道着を脱がせ始めた。布を紐で縛っているだけである。脱がせるのは簡単だ。
布を下げ、現れたものにアリスは愕然とした。格闘家として鍛えた体の”もの”は人並み異常なものだと初めて見るアリスにも理解出来たからだ。
「うそ…これってこんなに大きいの!?」
「ははっ…これは大きいと言わざるを得ない。」
「しょうがないわね、私が小さくしてあげるわよ。」
いつもの調子を取り戻しつつアリスはリョウの”もの”を手に取った。その温度は手や唇とは比べられないくらい熱いものだった。
手を上下させつつ、”もの”を舌で舐める。きついにおいがするものの決して嫌なものではなく、ぺろぺろと舐め続ける。
さらに大きくなるリョウの”もの”をアリスは口に咥える。大きいため大口を開けて何とか入れる。口の中で舐めるとわずかに汁が出る。正直、苦い。
「アリス、できれば君の中で…」
「んぅ、も〜わがままね。分かったわよ。」
リョウの”もの”から口を離す。そしてリョウはアリスの下の下着をゆっくりと下げる。
現れたアリスの”それ”は小さいながらもうっすらと金色のものが生えていた。
リョウは顔をうずめつつ”それを”舐める。わずかに塩辛く苦いがまずくはない。舐めるとどんどん汁が溢れてくる。
「きゃ…激しいよぉ…」さっきまでの強気が嘘のように再びよがりだすアリス。それを見て少しニヤッとしながらリョウは指で弄り始めた。
(くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…)指を動かすたびにアリスが小刻みに震える。指を抜くとねばっとしたものが糸を引いている。
「さて、そろそろ」とリョウが構え始める。アリスの顔に緊張が走った。分かっていたとはいえ、あれが自分に入ると考えるとさすがに恐怖心を覚える。
そんな不安そうなアリスの顔を見て「どうした?やめるか?」とたずねる。「いいの、大丈夫、きて。」
やせ我慢なのはリョウも気づく。しかし止められるだけの理性が残っていなかった。慎重に狙いを定め、リョウは”もの”をアリスの中へと入れた。
「ああ!!い…いたい!」アリスの”それ”から出血しつつ、苦悶の表情を浮かべた。
「もっとゆっくりぃぃ!」必死に叫ぶアリス。なんとか興奮を抑え、リョウは動きを止める。
「だ、大丈夫か!?」
「うん、大丈夫だから…もっとゆっくりして。」そう言われ動きを遅くする。アリスの表情も少しずつ柔らかくなり、頬を紅く染めている。
「んっ…はぁ…いいよぉ…気持ちいぃ…」甘えた声を出しながら、リョウに抱きつく。その様子を笑いながら眺め、次第に動くスピードを上げる。
「あぁ!激しいのも…いぃよ!」その言葉を機にリョウは動きを速める。そろそろ限界に近い。
「アリス、そろそろ…!」
「うん…中で…いいからぁ!」フィニッシュに向けラストスパートをかける。お互い汗をにじませながら激しく動く。
「い、いくぞっアリス!」
「うん!きてぇーーー!」
二人同時に絶頂に達し、その場に倒れこんだ。二人とも息が上がりながら先ほどの余韻に浸っていた。
冷たかった仔猫人形は橙(だいだい)の背中の持ち主に暖められ、もはや人形ではない。
しばらくしてお互い服を着て、ただ黙ってすわっている。どちらも話し出さないが気まずい雰囲気ではなかった。
「リョウ。」
「ん?なんだ?」
「トイレに行きたいんだけど、腰が抜けちゃってね。…おぶってくれる?」
「もちろんだと言わざるを得ない」そういってリョウは笑ってアリスをおぶる。仔猫は居心地のいいひなたぼっこの場所を見つけたようだ。
とうとうやってしまった。
足りない部分は脳内補完でよろしく。
>>69の言うとおり、未熟な文章ですいません。
6939とかピコ琴とか考えてたけどとりあえず基本を学ぶことにする。
応援してくれた奴ら…サンクス!
GJ以外の言葉が見つからないと言わざるを得ない!
>>88 よくやったと言わざるを得ない
次回の作品も待ってるよ
>>78 千年リングじゃなくて千年パズルですよね?
>>88 これなら次回にも期待できるww
>>91 素で間違えてた、指摘されて初めて気付いたよ、有難う
>>85 乙です! やー、エロらしいエロをここで見るとは思わなかったw 次も楽しみです
前スレで書いた、阿部さんとリョウ、それに追加の古泉が書いていて楽しかったので
うっかりすると女っ気のない話になりそうで困る
エロ分がない話も大丈夫とは言われたが、女っ気のない話、RPGに登場していないキャラの出る話は
矢張り自重した方が良いんだろうね
さて、平野あ……ではなく、関東平野な胸の女の子達の話でも妄想しますか
気〜が〜付い〜たら〜 いきなり〜2ス〜レ〜目突入
そして い〜つ〜も〜 過去ログ未確認〜
・・・\(^o^)/
17氏>
個人的な意見だが、リョウ編は逆に改行が少なくなりすぎている気がするッス!
自分のイイと思う書き方でいいんじゃないッスかね。
当方は相変わらずカードデータ収集中w
デュエルなので、SSと言うより「マンガのネーム」っぽくなりそうな悪寒・・・
>>85のリョウアリを偶然目撃したメカップルもしくはどちらか片方というのを期待してみる
>>92 あれは読んでて楽しかった
前スレにはカイトが出てきた話しもあったし注意書き書いとけばおkじゃないか?
今書こうかなと思うSSがいくつかあるんだがどれを書こうか迷っている。
みんなに聞くけど次の内どのSSが読みたいですか?
1:前スレの「痛恨のミス」の続き
2:
>>36の続き
3:
>>53や
>>83で言っているミステリアスパートナーの案
とりあえずみんなの意見を聞かして下さい。
ミスパ物は少ないから読んでみたいなぁ
同じくミスパが読みたいぜ
投票どうもありがとう。
ちなみにミスパは「wikiでのみんなの予想に出て来たキャラとのバトル」が
メインになります。したがってDIOや銀様は一切出てきません。
それでもいいなら書きます。
>>101 その発想は無かったから是非読みたいな、執筆頑張ってくれ
>>102 応援ありがとう。
とりあえずニコニコエリア、市街地エリア、荒野エリアは
メンバーが決まっています。希望があればそのエリアから書き始めます。
>>103 荒野エリアが気になるな…主人公側が一番煩い面子だけにw
>>98 亀レスですが、自分も3を希望します。
確か、チーターマン三兄弟やイチロー、ルルーシュやKAITOなんて予想もあった筈ですが……何にせよ新しい可能性にwktk
>>97 しかし二人共行為の意味が解らなくて、本人や他のメンバーに訊いてしまって大波乱ですね、解ります。
>>74-75の続きを投下します。
あ、まとめサイトの方でタイトルが付いてると助かると言われていたので、タイトルを付ける事にしました。
タイトルは『フルニコ』です。
元ネタは解る方だけ解ってくれればそれでw
──海馬side──
「確かさっきの時点で、あっちは南二局だったわね」
「ふぅん、ならば終了の時間を合わせる為に、我々は半荘一回勝負としよう」
「そうね、サクサクいきましょ」
かくして、再び海馬の提案にハルヒが賛同すると言う形で、こちらの卓は半荘一回のみの勝負となった。
尚、サイ振りと話し合いによる起家決めの結果と席順は以下の通りである。
東家:アリス
南家:海馬
西家:古泉
北家:ハルヒ
(起家か…東パツの配牌が鍵ね)
「アタシはラス親ね。いいわ、例え海馬君達がどれだけ強くても引っくり返してあげるんだから!」
「ふぅん、やれるものならやってみるがいい」
(さて、何とか涼宮さんに勝って頂かないと…)
かくして試合開始、東一局。ドラは八萬。
「古泉君、それチーよ!」
「では、僕はその中をポンです」
「やるわね、でもアタシもその一索をポンさせて貰うわ!」
四巡目、最初に動いたのはハルヒだった。
直前に少し長考した古泉が七萬を切ると、すかさずそれを鳴いて、七八九の端の一面子を完成させる。
そして入れ換わりで切り出した中を今度は逆に古泉が鳴き、更にそれと入れ換わりで切り出された一筒を、再びハルヒが鳴いた。
「ガードが甘いわよ古泉君!」
「いやはや、これは参りましたね」
そうビシッと言いながら次にハルヒが切った牌は二筒。今度は古泉も鳴けなかったので静観した。
(よし、五筒。本来ハルヒのツモだったのが、いい形で流れて来たわね)
一方アリスはこの連続鳴きのお陰でツモれた五筒を手牌に加え、四萬を手出しする。
(ふぅん、古泉のサポートを受けている涼宮は兎も角、アリスも早そうだな。だが俺も…)
流石に古泉のあからさまなサポートを看過していた海馬が、指先にぐっと力を込めて牌をツモる。
引いた牌は九索。有効牌である。
(これで1シャンテンだ)
そして二巡後、
「リーチよ」
先制リーチをかけたのはアリスだった。
親の先制リーチで、しかもその時切った牌がドラ側の七萬。迂濶に追っかけリーチはかけられない状況である。
が、
「やるじゃない、アリス。けどアタシは引かないわよ!」
前巡、既に満貫をテンパイしていたハルヒは、宣言通り全く引く事無く、無筋の二索をツモ切りし、
「ロン。リーチ一発タンピン三色ドラ2。倍満よ」
「はぁ!!?」
見事なまでに炎上した。
※このお話は若干ノンフィクションです
ノンフィクションって、作者の実体験か!?w いつか作者さんと麻雀打ってみたいなぁ。
ところで半荘一回って、普通の東南戦のこと? それだと「南2局と終了の時間を合わせる」という台詞が合わない気がするけど俺の考えすぎかな。
>>106乙〜麻雀シリーズの完成度の高さはさすがです!
>>97 >>105実は6939サイドの話も考えるつもりだったんだ。
そこでエロか非エロかを聞いておきたい。書き上げられるかは別問題だが……
半荘じゃなくて東風戦では?
>>108 半、実体験です。振ったのも和了ったのも他家だったので…。
しかもその時は東風戦(20000点持ち25000点返し)だったので、東一で終わってしまいましたorz
昨日の出来事だったのですが、あまりに衝撃的だったので急遽作品に反映させたくなりまして…w
>>109 うお、有り難う御座います!
でもまだまだ要精進の身です…。
あ、スレ的には間違ってるのでしょうが非エロ希望でw
>>108、
>>110 まとめサイトの2ページ目を見て頂ければ解りますが、遊戯達の卓は半荘二回勝負制で、一回目の南二局なので、海馬達の卓はそれに合わせて半荘一回にしました。
112 :
578:2008/05/23(金) 00:53:29 ID:/SYSoN0s
>>1さんスレ立て乙といわざるを得ない!!
いつのまにか新スレたってるし麻雀とかリョウアリとか素晴らしいSSがうpされててGJとしか
言えない状態になっていることに感動した!
おかしいな……アリマリがジャスティスのはずなのに……
以前投下した社長ハルヒの続きです。あまり進んでいません。
前スレで内容に不快感を示された方もいたので、閲覧にはどうか注意なさってください。
近日中に完成……するかな?
113 :
578:2008/05/23(金) 00:56:12 ID:/SYSoN0s
……………………………………………
(こいつ……ほんっとに冗談通じないわね……)
ハルヒは脳内でこなたとの会話を思い出していた。
初めはただこの部屋に来るだけでなんらかのアクションを起こすと思っていたのに、不発。続いての即興の色仕掛けも不発。
その事についてはなんとなくだが予想は出来ていた。あの社長が遊戯君のようにオタオタする様が想像できないからだ。
だが、こんなに本気で怒ってしまうとは完全に予想外だった。せいぜい先日のように怒鳴り散らす程度だと思っていたというのに、自分を見つめる海馬の目は冷たい熱を含んでいる。
あれは、本気の目だ。
ハルヒは緊張によって高鳴る鼓動を感じていた。
(この俺が、たかが一度などとは……認めん!!)
海馬は悔しそうにこちらを睨んでくるハルヒを前にして、煮え立つ思いを押さえ込んでいた。
(この俺の存在を…貴様の心の底に焼き付けてくれる………)
海馬にとって、ハルヒの悪戯は彼のこの行動の原因ではない。原因は、彼の高すぎる歪なプライド。
誰よりも何よりも自分は優れており、特別でなければ気が済まない、それはどんな場面においても。それが彼のプライド。
海馬のハルヒに対する怒りとは、ただ単純なものだった。
つまりは、彼はハルヒに、そこらへんの一般人と同じものとして自分を見て欲しくないだけなのだ。
『他人よりも自分を特別に思って欲しい』
その思いを、海馬は支配欲によってすり替えようとしていた。
114 :
578:2008/05/23(金) 00:58:07 ID:/SYSoN0s
自分が自分で無いような感覚だった。いくら力をこめても体はピクリとも動かない。その上、技まで封じられているようだ。さきほどから何度神人を呼んでも一向に現れない。
「↑、↑、↓、↓、←→←→」
海馬の声と同時にハルヒの体が動いた。
徐々に視線が下がっていく。床に膝が着くと、続いて上体が前へ。そして移動した体重を腕が支える。
「ふぅん……よい様だ」
四つん這いとなったハルヒには、そう呟いた海馬の顔を見ることはできなかった。しかし、口の端を吊り上げた嫌味ったらしい笑みを浮かべていることが彼女には容易に想像できた。
「↑、←、↓、→、A」
再び海馬の声、今度はハルヒの腕が動く。体重を支えていた両手が、ゆっくりと前へ。
(こ……これって………)
自分の手の向かう先を見たハルヒは、目を見開いた。そして数秒もしないうちに、手は予想通りの位置へ移動、予想通りの作業を開始した。
ジジジジッ………
ハルヒの白魚の様に細い指が、海馬のズボンのチャックを下げ始めた。
「ア、アアッ、アンタねぇー!!!」
「ふぅん、まずは手始めだ………」
ハルヒが叫んでいる間にも手はテキパキと作業を続け、海馬のモノを露出させる。
「っっ………!!」
顔を背けることも視線を逸らすこともできない。目の前で屹立するモノに、ハルヒは言葉をなくすしかなかった。
赤面しているハルヒに、海馬は短く直接的な言葉をかけた。
「舐めろ。」
115 :
578:2008/05/23(金) 01:01:33 ID:/SYSoN0s
ひとまずここまでです。続きはどうかもうしばらくお待ちください。
あともう1つ言い忘れてました。保管庫作成おつかれさまですGJ!!
文章力の成長が相変わらず全くないのでぜひご指南お願いします……
>113、114
GJですっ!
やっと続きが投下されたー。
続きを楽しみにしています。
>>113-114 すごく続き待っていたから嬉しいな!GJ!
前回(前々回?)のNiceboatフラグもどうなったか気になる…続きもゆっくり頑張ってね!!
>>113-114 心理描写しかりキャラ設定しかり何よりエロさがgood!
私は足元にも及ばない…。
いろんな方のGJ
>>97>>111がくれたスレを見てなんとか6939を完成させた。
一応非エロだがびみょ〜な表現はある・・・許せっ!
しまったなぁと思いつつ、ロックの手を離し缶詰を拾いにいく。すると中から二人の話し声が聞こえてきた。何気なくのぞいてみると二人の距離がかなり近いことに驚いた。
(あの二人、あんなに仲が良かったかしら?)出かける前はアリスさんの元気がなかったのでリョウさんに頼んではいたのだが何かあったのだろうか?
「ん?ミクさんどうかしましたか?」
(しぃ〜!)人差し指を立て口につけて沈黙を促すと手招きでロックを呼んだ。不思議がりながらも私の後ろから部屋を覗いた。
すると、後ろを向いていたアリスさんを後ろからリョウさんが抱きしめた。
(っ!!)
私とロックはお互い顔を見合わせて今この部屋での状況を理解しようとしたが、二人のAIでは解析不能なようだった。
中に入るにも入れないのでとりあえず様子を伺うことにした。リョウさんはアリスさんの耳元で何かつぶやいている。アリスさんはうっすらと涙を浮かべていたが表情はやわらかい。
5分くらいだろうか。ずっと抱き合っていた二人が離れたのでふぅ〜とため息をしたその時、二人は正面で向き合って口づけを交わした。
(っっ!!!)
再び驚き、顔を見合わせる。ロックは頬がさっきより紅くなっている。きっと私も同じだろう。ロボットの二人もさすがにキスぐらいは知っていた。しかし実際に、しかも身近な人のを見るのは初めてだった。
またしばらくするとリョウさんがアリスさんから離れた。次こそは大丈夫だろうと中に入ろうとした瞬間、リョウさんがアリスさんの服を脱がせ始めた。
(っっっ!!!!)
これには驚きを通り越し、呆然となった。隣のロックも何があったのか理解できていない様子だ。なおのこと入りにくくなったので仕方なく二人様子を観察する。
しばらく、私たちの理解の超えた行動は続き、最後は二人ともぐったりと横になっていた。その間、ロックの顔は真っ赤になっていた。回路がショートでもしたのかな。
(アリスさんは、あの時ずっと苦しそうに叫んでたのに、どうしてあんなに気持ちよさそうだったのかしら・・・)理解はできなかった。でもなぜか体の電気の流れが速くなっているように感じた。
ふと、いつもの縞縞の下着がなぜかしら濡れている。雨漏りでもしていたのかな。
二人は、服を着て、なにやら話している。リョウさんが立ち上がりアリスさんをおんぶしてこちらに向かってきた。私たちは慌てて、廊下の陰に隠れてやり過ごした。
「二人はいったい何をしてたんでしょう?」
「さ、さぁ・・・なんだったんだろうね。」
まだ、顔の赤さが抜けきっていないロックはしどろもどろに答えた。
「と、とりあえず先に部屋に戻っとこうか。」
「そうですね。」
と立ち上がろうとしても足に力が入らない。なぜかはわからないが頭が立つことを拒否してきた。
「ミクさん、どうしました?」
「なんだか足に力入らなくて・・・どうしよう。」
「大丈夫ですか、無理しないほうがいいですよ。」
と言いながらロックは私を両手で持ちあげ、いわゆるお姫様抱っこということをしてくれた。
「あ、ありがとうございます。重くないですか?」
「重いわけないじゃないですか。さぁ着きましたよ。じゃ僕は食料を取ってきますのでちょっと待っててください。」
「あっ!ロック君待ってください。」
「どうかしました?」
「頬っぺたがよごれてます。取りますかちょっときてください。」
そうですか、と横になっている私の近くに顔を近づけるロック。
「どこについてますか。」
ここですよ、というのと同時にロックの頬っぺたに(チュ)とキスをした。
「へへっ、運んでくれたお礼です。ってお礼になりませんよね」
「そ、そんなことないよ・・・ありがとっ!」っと言いながらロックは再び顔を紅く染め、走って食料を取りに向かった。
このときのミクのAIがアリスたちを見たときにエラーを起こしていたことは言うまでもない。
前のほうの文が消えている!
こっちを先にお読みください。
「食料、見つかってよかったですね。」
「そうだね、二人ともお腹すかせてたみたいだし。」
私とロックは古城の食料庫で見つけた缶詰なんかの保存食を抱えながら空間のすきまへ戻っていた。
「ロック君、食べ物重くないですか?」
「大丈夫だよ、これくらい。ミクさんこそ疲れてるんじゃない?」
「私は大丈夫ですから。だから半分もちますよ。」
「いいよ。大丈夫だって。」
「いいから貸してください!」
そういうと私はロックの左手の荷物を半ば強引に取って自分の左手に持ち替えた。そしてロックの左手を自分の右手で掴みぎゅっと握り締めた。
「これで軽くなりました?」
「う、うんありがとう。」
ロックは顔を少し赤らめながらお礼を言ってくれた。余裕ぶってる私も内心はドキドキだった。
しばらく進み、空間のすきまの前の廊下で私は缶詰を落としてしまった。コロコロと転がる缶詰は部屋の入り口で止まった。
貼り付けミス・・・申し訳ないOTL
内容もひどい上に貼り付けミスは最悪だ…。
話は変わりますが、まとめサイト見ました。本当にありがとうございます。
載せる際はお手数ですが、
>>120→
>>119の順番でお願いします。
あっちなみにタイトルは「ロクミクは見たっ!」
元ネタはもちろん火サ(ry
122 :
578:2008/05/23(金) 23:19:55 ID:U3JNsBJT
>>119 GJ!何この初心なロックミク。可愛すぎるんですけど。
同じく昨日投稿したやつに最初の文章がはいっていなかったので、こちらを読んでから
113に戻ってください。
……………………………………………
「遊戯君をからかってみたらね〜、いや〜これがまた可愛い反応してくれてね〜♪」
「へぇ〜…見た目軽そうな割に、意外と初心なのねぇ〜」
「遊戯君があれだからね……いつも一緒にいる海馬君も、きっと初心でおもしろい反応を……」
「あのすました顔に一泡吹かせたら気分最高でしょうねぇ〜……よし!!この私に任せなさい!!あの高慢社長を一発ギャフンと言わせてやるわ!!」
「おぉ〜さっすがハルにゃん!期待してるよ〜!…………んでも海馬君って冗談とか通じにくそうな性格してるからね〜………やりすぎると本気で怒っちゃうかも……」
「大丈夫よ!もしもの時は神人でも呼び出してアッーー!!の刑よ!!」
……………………………………………
>>121乙! 純情メカップル萌えだぜ! 貴方の作品大好きですよ
そしてエロスが着々と増えてきていることに幸せを感じる男スパイダー(ry
麻雀といいエロスエロスといい、色々な分野の小説が見られるのは嬉しいぜ
てなワケで、連投になって済まんが
>>69のリク通り谷口紫です
31話、紫の戦闘シーンを捏造しました。辻褄が合わないのは解っているが書きたかった
今回もエロスはない
Foo子を先に行かせ、自ら雑兵の相手となった紫は、僅かに焦っていた。
もちろん、彼女の実力は幻想郷でも折り紙付きである。
否、この世界でも限りなく最強に近い座にいると言っても過言ではない。
しかし、魔法封じの結界が近くにある所為か、彼女の能力は今一つ発揮出来てはいなかった。
雑兵とはいえ、人数を集めてかかってこられると厄介である。
幻想郷では、基本的に複数の相手と弾幕ごっこをすることは少ない。
二人でタッグを組むことや、三人組の音楽家やら悪戯妖精達を相手にすることはあっても
これだけの人数を一人で一掃するのには紫も慣れていない。
いかに圧倒的な攻撃の力を持っていたとしても、小さな傷が重なれば何時かは膝を折る羽目になる。
彼女はそれを良く理解していた。
「(拙いわね。少しずつとはいえ、確実に体力が削られている。何かで回復しないと)」
限界値の境界を歪めれば、持ちこたえられるかもしれないが、それは出来る限り避けたかった。
下手に体力や生命維持に関わる境界を狂わせると、後で元に戻すときが大変なのだ。
「(何とか持ちこたえないとね、あの子の為にも、この世界のためにも。私一人で)」
自然と彼女の眉は顰められ、常に柔らかい曲線を描いていた唇が、薄く噛み締められる。
紫は片手に持った卍傘で敵をあしらいながら、境界の隙間
……無限の眼球と混沌、そして可愛らしいリボンに包まれた空間を、必死で探っていた。
空間の歪みが原因か、それとも彼女の中にじわりとしみ出てくる焦りの所為か、隙間は中々繋がらない。
紫を拒むかのようにズレ続ける境界の中で、彼女の細い指先は、頼りなく空を切っていた。
そのころ―――。
「全くよお、何時の間にアイツらフラグ立てまくってるんだコンチクショー!」
悪態を吐きながら谷口は、一人淋しくメンバーからはぐれた位置で座り込んでいた。
漸くのメンバー全員集合だというのに、谷口が目を付けていた女性陣は皆、誰かの傍に佇んでいる。
楽しげに会話をしていたり、ゲームをしていたり、特訓に励んでいたりと忙しい彼女達の邪魔をすることは
毎度毎度、読まざるを得ない空気の境界をあっさり切り裂いて登場する彼といえど、出来なかった。
谷口は幸せそうに笑う彼女達を、羨ましさを籠めた目で見詰めながら、とぼとぼとアイテム袋の元へ移動した。
「ま、俺だって男だ。可愛い女の子の幸せのためなら、独り身の虚しさだって堪えてみせるぜ……っと」
エロ動画でもこっそり持ち出して、KBCと見るかね、等と愚痴りつつ、谷口は袋の中に手を突っ込む。
瞬間。ひやりと、冷えたものが彼の指先に当たった気がした。
「!?」
一瞬だけだが、確かに谷口の指先には、何かが触れた。
谷口はひるみ、反射的に袋から勢い良く手を抜いて、まじまじと中を覗き込む。
「何も、変なものなんて……ねーよ、なあ」
乱雑にアイテムが詰めてあるだけで、其所には怪しい物など何も無い。
気味が悪いなと思いつつ、谷口はアイテム袋を放り出そうとして、ふっと思いとどまった。
「ちょっと待てよ。何か、何か、覚えがあるような……?」
氷のように冷たい何かの感触を、谷口は必死に思い返す。
人差し指と中指の先が触れたそれは、弱々しく縋るようだった。
その冷たさは、谷口の知らない温度だ。
だが、刹那感じた幽かな、細く小さい布と、中に包まれる指先の爪の痛さは。
教室のドアを開くように、空間に扉を作って移動することに初めて成功したあの日。
『良くやったわ、谷口』
そう耳元で囁くと同時に、谷口の背に立てられた爪は、手袋越しだというのに異様に熱を帯びていて
白い布地を押し破るようにぎりりと刺さった。
まるで桜の花びらのような、小さな爪だというのに、三日間も痕が消えなかったのだ。
その指が、一人で凍えきったかのような冷たさで、差し伸べられている。
「っ!! し、師匠!!!」
谷口は我を忘れて、アイテム袋の中に再び手を突っ込んでいた。
ごちゃごちゃと詰まっているはずのアイテムの中を手がすり抜け、がっしりと、氷の手を掴む。
「たに、ぐ、ち?」
握られた指先の熱さに、紫は彼女らしくもなく驚きを露わにした。
今まで隙間の中を彷徨っていた迷子の指が、しっかりと絡め取られている。
熱い、熱さで手が痺れてしまう。
冷たくなっていたのが自分の手だと彼女は気付かなかったが、相手が誰なのかはだけは、何故か悟っていた。
「師匠、うけ、とって、くださいっ!!」
ぐいぐいと、二人分の手の隙間から、回復用の至高のコッペパンが押し出される。
もちろん、彼女は今自分の状態を伝えられる状態にはない。
声も届かない、状況も解らない。だが、その薄布越しの体温だけで、谷口は紫の異常を察した。
「師匠、師匠……くそっ! 何で、何でそんなに寂しい温度になってんだ!!」
送り出される回復アイテムを無言で使用しながら、紫は段々いつもの微笑を取り戻す。
体力が満タンになるのを察して、彼女は最後に大きく、いつもの倍の力で谷口の指先に爪を立てた。
するりと手が放されると同時に、二人を繋いでいた隙間が掻き消される。
だが、紫は余裕綽々といった不敵な笑みで、消えた空間に向かって呟いた。
「良い弟子を持ったわ、本当にね。いい子、その痕が消えるまでには、雑魚を全部蹴散らして戻ってみせるわ」
途切れた空間を眺めながら、漸く彼の異常に気付いたメンバーが近寄ってくるのを背後に感じ、谷口は苦笑する。
「師匠、無茶苦茶痛いですよ、この指。治るまでには帰ってきてくださいね。ぜってー、舐めて治して貰いますから」
偶然か、必然か。彼の言葉もまた、紫と同じだった。
終わり
(桂馬は書いているうちに言葉様上位のパイズリエロスになってきかけているので、どうしようか自重中)
やべぇ…これは燃えたぜ…キャラ違うとはわかってるけどこういう谷口もたまには見てみたいもんだな。
GJっした!
>>123-124GJ!!
谷口に男気を感じるZE☆
桂海馬…パイズリ…期待せざるを得ない!!自重を自重してください!
エロが増えるのは同じく嬉しいッス!もちろん非エロも好きですが…
紫谷口ファンである俺にとってこれはごほうびだぜ。これはいい谷口
今の谷口なら横島ポジションのエロゲかラブコメ主人公の座を取れるかもしれんw
とりあえず桂馬も大いに期待期待
桂馬が投下されるまで全裸で待ってる
これは良い原作保管、GJ!
なるほど、だから紫はアイテムを使えたんですね
そしてあえて言おう
パイズリは男の浪漫と書いて夢であると
>>123-
>>124 谷紫スキの俺いはうれしすぎる一品だったぜ…
もっと読みたくなるなこれは
>>123 GJ!!至高のコッペパンはこうやって渡してたのか
それにしても谷口男前だな。いいな
>>115 社長ー! それ犯罪、犯罪ーー!!
って、よく考えたら今更か
。
>>121 こいつぁいいロックミクですな!
そうか、ロックマンは知ってたんだね…(遠い目
>>123-124 GJ……おお、GJ……。
遂に谷口にも光明が…!
でも、個人的には谷口紫と言うよりは紫谷口な気がするんだZE。
それにしても貧乳派は肩身が狭いぜ…。
パイズリも嫌いじゃあないんだけどね…。
まあいいや、『フルニコ』の続き投下しますー。
>>106の続きです。
──遊戯side──
遊戯と阿部の即席連携プレイで魔理沙の好調な流れはひとまず止まったものの、それでも、現在の魔理沙の持ち点は48100。
他の三人がこれを一局で追い抜こうとすれば、現在2着で持ち点23000の遊戯ならば、跳満以上の直撃か倍満以上のツモ和了、
3着で18000点の阿部ならば、倍満以上の直撃か役満のツモ和了、もしくは他家からリー棒が出ている状況での三倍満ツモ和了、
更に、現在ラスで持ち点7900のこなたに至っては、三倍満以上の直撃か役満のツモ和了でなければ不可能と言う、何れにしてもかなり厳しい状況である。
ただ、まだ最少でも二局残っているので、一局でそれだけの和了を目指さねばならない訳でもなければ、
そもそもこちらの卓は半荘二回勝負なので、この半荘戦での敗北=そのまま最下位とも限らない。
とは言え、そんな先に繋ぐ事ばかりを考えている様な心構えや打ち方では、まず流れなどやってこないのが麻雀と言うものであり、
この場に居る四人は全員、その事をしっかりと認識・熟知していた。
(諦めたらそこで試合終了ですよ…って安○先生も言ってたしねー。最低でも跳満は狙わないとネ)
(守りに入るなんて私らしくないぜ。それに、こいつ等相手じゃあ、逆に全ツッパで先にツモり勝つぐらいのつもりじゃないとな)
「まだ俺の親番は終了してないZE!」
「ウホッ、いい気迫…」
「遊戯の貞操が危ない!」
「仲間の純ケツを守る男、スパイダーマッ!」
「「「「外野うるさい」」」」
「………」
「………」
かくして、卓を中心に情熱と熱情が絡み合い、その周囲を微妙に暗くなった空気に包まれた中での南三局、遊戯の親番。
各人山から牌を取ってゆき、理牌し、一瞥し、
『なぁにこれぇ』
呼んだ訳でもないのに、一瞬、遊戯の表層意識にAIBOの意識が浮かび上がってそう言い、そしてすぐに沈んで行った。
しかしそれも無理なからず、肝心の親番の遊戯の配牌は、一九字牌が八種類十一牌、中張牌がバラバラに三枚、しかもドラ無しと、余りに酷いものであったからだ。
至高→オヤジがデレる→師匠もデレる
ゲームの王様ならきっと何とかしてくれる…
原作さながらの俺ルールで大逆転に期待だ
遊戯「即効魔法発動! 九種九牌! こいつは手札に使えない牌が多かった場合、勝負を無効にし、再勝負できる! そしてその数だけ、場に100点棒が追加される!」
三人「「「八種しかないからできないって!!」」」
しばらく見に来れない間になんか一杯投下されてるー!!!
なんだ、ここは天国か?
リョウアリの人激しくGJ!そして、ミクのAIのエラーがその内深刻なエラーに発展するんですね、わかります。
『フルニコ』どんどん賑やかになっていってて楽しいぜ。遊戯サイドも海馬サイドも一緒に卓囲みたくないメンツだけどw
ハル海の人待ってましたー!!!続きも楽しみに待ってるよ。
谷口紫、なんてイイ谷口!脳内でこれ再生しながらも一回31話観帰してくるノシ
ねんがんの ことのはかいばをかきあげたぞ!
この二人が一線を越えるにはどうすればいいか、個人的に考えた結果です
あくまで俺個人の結論なので、解釈が間違っていたらすまん
エロは直前で止めました、もう少し吟味してからにします。そんでもって連投自重しろ俺
じっとりと重苦しい暗闇の中、ぎいと、ベッドのスプリングが軋んだ。
一人用の寝室には、互いの吐息の音すら聞こえるほどの静けさが漂っている。
言葉に押し倒される形で、ベッドに躰を預ける海馬の首筋には
彼女の得物である古青江がぴったりと押し当てられていた。
その切っ先はシーツを突き破り、中のマットにまで刺さっている。
少しでも彼女が手を傾ければ、あっという間に白い敷布は鮮血に染まるだろう。
「何の真似だ」
あまりに真剣で、操られているとも思えないほどに淡々とした言葉の表情に、海馬は抗う気を無くした。
代わりに、何故こんなことをと問いかける。
「御免なさい、御免なさい」
悪びれもせず、機械的に謝罪しながら、言葉自身も考える。
どうして、こんな事をしているのだろうと―――。
メンバーに加入した当初、彼女は年の近い相手との会話を拒んでいた。
彼女の豊満な身体を、自重の心があっても隠しきれない照れや興奮で眺める男は、彼らを。
活発で自分の言いたいことを言い、積極的に動く女は、彼女達を。
全てが、かつて言葉を傷付けた誰かに重なって見えた。
自意識過剰と言われれば、それまでなのかもしれない。
だが彼女は、どうしても自分から誰かの傍にいるようなことは出来なかった。
自らを励ますように、誠の事を思い出そうとするが、それも上手くは行かない。
何時も浮かぶのは幸せな恋人同士の学園生活ではなく、彼から受けた心ない仕打ちや
逆に何もしてくれなかったという事に対しての、絶望だった。
そうやって自分自身を過去の記憶で縛り付けて、苛めることで、言葉は己を保っていた。
けれども、記憶の中の誠は、彼女の心を刻むことはあっても、傍に寄り添って温もりを与えてはくれない。
人の体温を求めて言葉が辿り着いたのが、海馬の隣りだった。
海馬は、基本的に女も男も区別したりはしない。する必要がないからだ。
彼にとっては、自分と自分の前に立ち塞がる者、そして愛する弟とカード以外は、全て単なる有象無象である。
例え隣りに立つのが、女性としてこの上なく魅力的な言葉であっても、道の端に落ちている石ころのように扱う。
だからこそ、言葉は彼の傍にいようと思った。そうすれば、僅かだが人の温もりは感じられる。
自分を女として見ることも、いや、人として見ることもしない海馬は、彼女にとって都合が良かった。
故に、その場を選んだ。
そうしている内に、段々メンバー一人一人の個性が、彼女には見えてきた。
慣れてみれば、彼女を邪険に扱う酷い人間は一人もいない事が解る。
彼らは、性的な目で言葉を見ることはあっても、そこに正しい好意を存分に含んで接してくれた。
彼女達は、言葉の性格を真っ向から否定せず、寧ろ彼女の感情を代弁してくれることさえあった。
温かい人々に囲まれ、年相応の友達が出来て、誰もが自分を受け入れてくれる。
そんな幸せを自覚した瞬間、彼女は自分の中の圧倒的な絶望に気が付いてしまった。
誠との思い出が、あれほど彼女自身を苛め苦しめ、爪痕を遺した記憶が、色褪せてしまったのだ。
「誠君との、日々が」
虚ろな瞳で海馬を見下ろしながら、言葉は淡々と口にする。
「どんなに思い出そうとしても、消えて行ってしまうんです。セピア色の写真みたいに」
ぽたりと、海馬の頬に一滴の涙がこぼれ落ちた。
僅かに眉を顰め、彼は力なく、それがどうしたと言い返す。
「あんなに辛くて苦しくて、死んでしまいたいとすら思った事があるのに、もう、思い出しても胸が痛まないんです。
今、皆さんに囲まれて、凄く幸せで。でも、このままだと私は、誠君を忘れてしまう」
不幸せで閉じられた空間で、彼を愛するしか逃げ出す道がなかったのだと、悟ってしまった。
誠からの告白を、目の前に垂らされた蜘蛛の糸だと信じて、ひたすらに縋った。
どんなに辛くても、それだけしかないのだと盲信し続けた。
それが、今ここに来て打ち砕かれる事になる。
ぽたりぽたりと、雫が流れを作り、海馬の頬を打つ。
「忘れたくない、ん、です。記憶は、痛くて苦しくて辛くて、でも、その痛みさえあれば、私は誠君を忘れない。
想い続けていられるのに、それなのに。皆さんの優しさが、私から誠君を消し去ってしまう!」
言葉は片手で海馬の胸元を掴み、ゆっくりと顔を埋めた。
「忘れたくない……忘れたくない。お願いです、海馬君。私を傷付けてください。私に罪を犯させてください。
そうすれば、誠君を裏切ってしまった罪悪感で、また私は苦しむことが出来る……彼を、忘れないでいられる」
ひくひくと、目の前で揺れる言葉の黒髪を睨みながら、海馬は身動ぎもしなかった。
自分を道具に使うなと蹴り出して仕舞えば、それで終わる話だ。普段の海馬ならば、迷うことなくそうしただろう。
しかし、動けなかった。
刃物があるからではない。彼の根幹にある傷と、言葉のそれが、まるで同じだったからだ。
幼い頃、両親を失い入れられた施設で、彼は幸福だった。
自らの願望を弟に語り、大きな夢を見ていた。幸せな日々。それは、彼が捨て去りさえしなければ、続いていたはずだ。
その幸福を、海馬は自らの手で一枚のカードのように破り捨てた。
プライドを投げ打ち禁を犯してまで、海馬剛三郎の養子となり、地獄の日々を針の筵の上を歩くように過ごす。
肉体と精神への痛みを抱えることで、彼もまた忘れぬように刻みつけていた。
大人達への恨み、憎しみ、復讐の心。
それらは幸せな世界の中で、弟と共にまっとうな道を歩んでいれば、いつの間にか消え去ってしまっていただろう。
目の前に示されていたはずの、その安寧な道を、海馬は選べなかったのだ。
忘れたくないという一心で。
「どうして俺を選んだ」
拒否も受け入れもせず、海馬は呟く。
驚いたように顔を上げて、言葉は今更のように、失礼かもしれませんがと前置きをして説明する。
「海馬君は、私が何をしても気になさらないでしょう? 私なんて、どうでも良いと思っているから。
ただの芥が今夜何をしたって、それを翌日まで持ち込んで、態度を変えたりしない。気にもしない。だから、です」
少しおどおどした困ったような声は、彼女の考える海馬像を述べる。
彼女からの評価を、海馬はふぅんと鼻で笑った。
「賢明だ」
皮肉か、それとも本当の賞賛か。解りかねる意見に、言葉は小首を傾げる。
今から彼女がやろうとしている事には、全くそぐわないあどけなさに、海馬は呆れたように溜息を吐いた。
そして、ぎっと逸らすことのない強い視線を、彼女に向ける。
鋭く抉るような勢いに、言葉はびくりと硬直した。
「だが、罪を犯すなら一人でやれ。俺は共犯者ではない。共に堕ちる相手が居るなどという逃げは許さん
やるなら狂え、完全に壊れろ。貴様が本気で狂いたいと願うなら、この躰なぞ幾らでもくれてやるわ。」
外すことを許さない瞳の奥には、傷跡から流れ出した膿の残滓が、今も積もり続けている。
蒼が映し出す闇の深さと、それでも揺るぎない光に、言葉は笑うときのように目を細めた。
「宜しく―――お願いします」
古青江の刃で幽かに傷付いた首筋から、うっすらと滲み出る血を舐めあげ、言葉は海馬の服に手を掛けた。
続く、かもしれん
何この思わず憧れてしまいそうな素晴らしい心理描写は
何はともあれGJだ、ちょっとばかし切ないが続き期待してますぜ!
神を見た!俺は今神を見たぞ!!
続きを全裸靴下にて待ちます
これは・・・ただすごいその一言
出来れば続きが読みたいです
携帯から失礼します
心理描写がすごく上手いです。続き期待してます
それからみんなに一つ質問
おじいちゃん&なのはさんを書いていて行き詰まって
「こうなったら他の子も混ぜちゃえ」って事になったんだがそれでも構わないですかね?
>>138 よくやった。うちに来て妹をファックしていいぞ
>>138 なんて言っていいのか・・・すごい。
できれば幸せになってほしいが、切ない系になるんだろうな・・・
続き楽しみにしてます。
>>143 私も一向に構わん!
書きやすいように書いちゃえ〜
>>138 続きが気になり過ぎて眠れん!!
エロパートwktkしながら待ってます!
>>101でいったSSの一部が完成したので投下しやす。
ちなみに、荒野エリアです。
今、4人はニコニコの荒野エリアを歩いていた。
ジリジリと太陽が照りつけるので、4人とも汗を垂れ流している。
普段うるさいスパイダーマやクラッシャーも騒ぐと余計暑いので何も喋らない。
「海馬・・・そのマスクいい加減外せ。」
マリオは汗を拭いながら海馬に言った。
「ならんな。これは大切なマスクだ。」
よっぽどかぶっているカイバーマンマスクが気に入っているのか、一向に外そうのしない。
そのおかげで、彼の汗は滝のように流れていた。
これは先ほど見つけた宝箱に入っていたもので、一緒に海馬の弟であるモクバからの手紙も入っていた。
おそらく、紫があちこちに飛び回り集めてきて、Foo子が先回りして置いてくれたらしい。
マリオもメタル帽子を宝箱から入手したピーチ姫の手紙が入っていたので、彼女が用意してくれたのだろう。
(マリオはその時、昔の冒険のことを思い出した)
やがて一向が谷にかかる橋にきた所で、マリオは口を開いた。
「この先に・・・敵がいる!!」
その言葉を聞いた他の三人は驚いた。
「なっ!!それは本当なのかマリオ!!」
「ああ、しかもこの橋には・・・」
しかし、ここでマリオの口が一旦とまった。
「変だな、確かに孔明の罠があると思ったのに・・・」
「気のせいじゃないのか?」
「勘違いだと、少し許せん!!」
そんな2人の感想をよそに、海馬は一つの可能性を提示した。
「その孔明とやらが橋の向こうにいるかもしれんぞ。」
「それだ!!!」
「「な、なんだってー!!」」
驚く2人をよそに、マリオは疑問に思った。何故あいつはここに来ているのか?
答えは単純。マリオを今度こそ潰すためである。
マリオはみんなに呼びかける。
「みんな、この先にいる敵は手ごわい。
みんな、俺に力をかしてくれるか?」
「フン、そんなの当たり前だ。」
「おk」
「勿論だ!!」
4人は覚悟をきめ、橋を渡っていった。
今回はここまで。遅いうえに短いと言わざるを得ない!!
あと、半分自分の妄想が入っているかもしれん。
誰かこのスレと過去スレの非エロ小説をまとめて、wikiにあげてくれる人居ないかな
あそこのまとめには途中までしかないし
全年令対象の良作が埋もれるのは惜しい
ついでに、過去作品への感想はどこに書いたらいいの?ここ?
>>148 こ、孔明殿だと!どんな攻撃をしてくるか全裸でにワイシャツで待ってるぜ!
>>149 一応
>>1にもまとめはあるけど…たしかにあそこは過去作品に感想かけないよな
かと言ってここに書くわけにもいかんし…
感想も書ける保管庫も作るべきかもな
>>149 別に過去作品の感想をここに書いてもいいんじゃね
流れを読むのは大切だが
あと、たしかに全年齢対象SSもあるっつーか多いが
書き手さんたちがwikiじゃなくエロパロ板のこのスレに投下した以上は
ここはここだけにするのが住み分けってやつだぜ、旦那
久しぶりに社長こなた読みたいな
クレクレばっかり言っててもどうしようもないので自分でもかいてみた
季節はずれも甚だしいロックミクです。クリスマス、10話と11話の間のメカップル妄想
「今日はークリスマスの飾りつけー サンタさんはー何処から来るのー」
「楽しそうだね、ミクさん」
「はい!私夏生まれで季節変化の乏しい機械の町で育ったので、クリスマスって初めてなんです」
ミクは青い長いお下げの髪を揺らして隣を歩くロックマンに微笑んで見せた。
異世界の冬、町を歩く大勢の人間達。白い息。予報では雪も降ると聞いている。
そのすべてがミクにとっては珍しく興味深いもの。それらをメモリに記憶できるだけ記録せんとばかりに視線を動かすうちに、ミクはひとつのことに気づいた。
町を行く人々だ。親子連れも多いがカップルも多い。人間達の殆どは互いに仲が良さそうで、大半は手を繋ぐなり腕を絡ますなり体を触れ合わせてる。
自分達はどう見られているのだろう。足を止めて店のショウウインドウを見る。
大きなくまさんのぬいぐるみの手前に写る二体のロボットは、人間の関係で喩えるなら親戚のお姉ちゃんと弟とかそんなところではないか。
確かに自分達は恋人同士では無い。
今でこそ移動中のちょっとした休暇でこんな風に二人で出かけているが、ここ日本に来た本当の目的は魔王の手下を倒すためである。
しかし、今日のこの日のこのタイミングを逃すと、次にいつ、二人きりで出かけたりできるだろうか。
勢いをつけて振り返る。
「ロックマン、腕組んで歩きません?」
今回のデートに誘うときの勇気に比べれば、そしてこのデートの最終目標達成のためには、これくらいの発言どうってことない。
EDFの専用機が日本に向かうまでの間、ミクはストーム1とボブ、そして琴姫と一緒に居た。
『日本か、何年ぶりじゃろうか。孫もお前さん位大きくなったかの』
ノートパソコンでメンテナンス中のミクの頭を優しく叩くストーム1。こんな時も胡坐をかいたそのすぐそばには機関銃。
『お孫さんには最高のクリスマスプレゼントですね』
筆の手入れをしながらボブが返すと琴姫も同調した。
『そういえばクリスマスの飾りつけで何かあったらいいですね』
『もみの木は無理でも柊の葉が手に入ればリースでも作りますのに』
クリスマス、もみの木、柊、リース……どれも言葉では識っていても実際にどんなものかは分からない単語の集団。
半分落とした意識の中でミクはそれらがどんなものであるかイメージを膨らます。
――で、わしは若い頃柊の枝の下で婚約を交わして戦地に赴いたんじゃ
―ほう、では柊の木伝説は迷信ではなかったんですね
―流石死亡フラグブレイカーですね
「い、いいけど」
どうして急に?ちょっと困ったような顔でロックマンがミクの腕に恐る恐る手をかけながら聞く。
「えと、こうしたほうが仲良く見られるんじゃないかなーって。ほら、皆さんもこうしてるし!周りに溶け込めるかな、と思いまして」
その、い、嫌だったら別に!いや!あ、嫌って意味じゃなくて、僕は全然構わないから!
足の長さは違うのに案外歩く速度は変わらない。あるいは戦闘時のすばやさの違いからみてロックマンがミクの歩調に合わせているのか。
「しかし、どのあたりに生えてるものなんですかね、柊の木って……あ」
繁華街から少し離れたあたりでミクが立ち止まり灰色の空を見上げる。
「雪だね。ひょっとしてミクさん初めて?」
「はい、うわ、冷たくてなんだかくすぐったいです」
小さな子どものようにはしゃいでいたミクも、ロックマンからまるで保護者目線で見られていたと気づき慌てて傍に寄る。今度は先ほどより少し距離を置いて。
「ロックマンは見たことありましたか、雪」
「僕は冬生まれだからね。丁度去年のこれ位の時期かな、最初にワイリーが暴れだしたのは……ん、そういえばミクさん、何でそんなに柊が必要なの?」
お花屋ででも買えると思うけど、とロックマンが不思議そうに尋ねる。
「リースを作ろうと思いまして。ちょっとでも雰囲気出したくて。
お花屋は…その、前回の戦いで私達新装備買ったりメロンパンとか食パンとか使いすぎたりして正直お金がですね」
「わかった。それは僕のせいでもあるしね……それで僕か。植物のことなら富竹さんか魔理沙さんあたりが詳しそうだと思ってたけど」
「は、はい。ごめんなさい、私現物を見たことが無くてどういうのか分からなくて」
彼女なりのこだわりなんだろう。ロックマンは必死になって柊の木を一緒に探してほしいと願い出たミクの姿を思い出す。
この前のアメリカでの時もそんな事があったっけ、先ほどより少し早足で歩きながら、隣で大きく揺れるお下げに目をやる。
ミクはかわいいと思う。失礼だと思って面と向かって言った事は無いが、なんだか妹みたいでかわいいと思う。見た目は自分の方が幼いが、その、中身的に。
ロックマンは、でもなんだかそれだけじゃないような気もしていた。
だからこのあたりでちょっと行動を起こしてみても悪くは無いような……目の前でだんだんと量を増す雪のようにふわふわと考えていた。
「見つからないね」
雪が酷くなってきたし、ちょっと休憩でもしない?
すぐ隣の歌唱用ロボットは雪に見とれていたのかへ?という気のない返事と驚いたような緊張したような変な顔で答えた。
人気の無い公園のベンチに二人で腰掛ける。
葉も落ちかけた木が小さな雪よけを作っていた。小柄な二体のロボット達はその雪の被害の少ない場所に並んでいた。
先ほどより吐く息は白く、仕様上あまり敏感でないはずの触覚器官機器が空気の冷たさを訴える。
むき出しの腿に雪が積もる。人工皮膚に覆われた鋼の体の表面に、人のような温もりは無い。
「結構、遠くまで着ちゃったね」
「はい」
「残念だけど、そろそろ帰った方がいいかもね。皆心配してると思うし」
「はい……いや、ダメです!」
おそらく冬の間水が止められているであろう噴水に張られた氷とそこに転がる氷の粒を眺めながら呟いたロックマンはミクの強い否定の言葉に驚いた。
普段控えめなこのボーカロイドの少女がこれほどまでに否定の感情を顕にしたのはどれだけ珍しいことか。
これまでの戦いの中で殆どの時と場合で最もミクの近くにいたロックマンが驚くほどに強い拒否。
「ダメです、クリスマスに柊は絶対なんです。来年もこうして二人会えるかなんて分からないから、今年じゃないと、今じゃないと!」
夏の日の空のような、透明度の高い湖の底で揺れる波のような綺麗な人工の蒼の髪を振り、ミクは真剣な目でロックマンを見つめた。
取り乱したことを恥じたのか、頭に熱が集まり見る見る顔が赤くなる。
「騙しちゃってごめんなさい。その、もちろんこの大人数でこんなイベントって初めてだったから、皆とクリスマスのお祝いをしたいのも本当なんですけど」
口ごもって顔を伏せる。ミクの頭に積もった雪が長い髪を滑り落ちる。
「ストーム1さんから柊の伝説を聞いて、その、絶対ロックマンと……」
柊の伝説?何のことだろうとロックマンは首をかしげ、恥ずかしそうに声を切り出すミクの事を直視出来なくなって思わず白い氷の粒を量産する灰色の空を見上げる。
視界の上半分はベンチのすぐ後ろに生えた木の枝に覆われた。
この季節だ。殆どの葉が散ってしまっているが丁度自分達の頭上の枝にだけ、緑色の葉が僅かに雪を積もらせているのを見た。
ひょっとしてこの事か。ロックマンは体を流れる電流の電圧が上昇したように感じた。
だとしたらミクは自分と同じ、いや、それ以上の事を考えている。それが堪らなく嬉しかった。
「ミクさん、」
恥ずかしさのあまり体を縮めていたロボットの少女がこちらを向く。何時もとは違い目線の高さが同じだ。その分顔の距離が近いと気づいたミクは姿勢を正す。
ロックマンはゆっくりと立ち上がり、ミクの前に出た。
「雪積もってるよ」
青緑の頭に、むき出しの細い肩に、膝の辺りで固く組まれた手に積もった雪を払い、乱れたお下げを整える。
「ロックマン?」
今度緊張するのはこっち番だね、とロックマンは笑う。ミクは意味が分からないようでとりあえずつられて笑う。
再び、今度はしっかりと、でも力はこめ過ぎずミクの肩を掴む。
「目、瞑って」
ようやく意を察したボーカロイドは、更に顔を赤くして瞼を閉じた。
雪は無音の世界を作り出し、二人の青いロボット達を見守るように優しく降りつづけていた。
終
>>154-155 心理描写も風景描写もうまいすぎるよ〜
いいロックミク、ありざーした!
今、俺の書き上げた6939を自重せざるを得ない…
>>137 マリオ「じゃあ、あいつらの代わりに俺達と三麻でもやるか?」
ボブ「いやあ、この話が始まってから、私達だけ出番が全く無くて暇なんですよ」
>>50さん「「牌」を積ませるなッ!」
マリオ「いいや! 「限界」だッ! 積むねッ!」
>>138 あなたが神か?
>>143 私も一向に(ry
>>152 あまーーーーーーーーーーい!!!11
これは実に良いロックミクですね!
>>156 関係ない。書け。
いや書いて…つーか上げてくださいおながいします。
さて、では私も『フルニコ』の続きを投下します。
全体としては
>>133、卓としては海馬sideなので
>>106の続きになります。
──海馬side──
「信じらんない! なんで東パツからそんな手が入るのよ!?」
「なんでって言われても知らないわよ…」
初っ端の親倍の振り込みに、ハルヒはほんの一瞬愕然としていたかと思うと、次の瞬間には声を荒げてアリスに詰め寄っていた。
「ふぅん、逆ギレとは見苦しいぞ涼宮。手なぞ入る時は入る、入らない時は入らない、そう言うものだ」
「っ……解ってるわよ!」
首を90度回して怒鳴る対象を変えつつも、ハルヒは己の髪を留めていたカチューシャを乱暴に掴んで取り外し、
そのままその手を自分の点棒入れに遣り、親倍24000分の点棒を取り出すと、「はい!」と不機嫌全開の表情でアリスに手渡した。
(これはマズいですね…。異世界故に涼宮さんの力が働かないのか、或いは涼宮さんが「引っくり返してあげる」と言った為に、「引っくり返す事のできる状況」になったのか…。
いずれにしても、下手をするとまた閉鎖空間と神人が現れかねませんし、ここはご機嫌を損ねない様にしないと…)
「まだ東一局ですよ、涼宮さん。トビは無いルールなのですし、これからしっかり逆転して行きましょう」
「…そうね、その通りだわ。ようし、反撃開始よ古泉君!」
「はい」
しかし、やはり麻雀には流れというものがあるもので、東一局一本場、
「ツモよ。600オール」
仮テンの形で手変わりを待っていたアリスがそのままツモのみの和了を拾い、僅かながら2着以下との差を更に拡げた。
これでハルヒの点棒は残り400。トビ無しルールではあるものの、次に誰に何をツモられてもハコ割れになると言う状態である。
「まだよ、まだ終わってないわ!」
「その意気です、涼宮さん」
続けて東一局二本場。
「リーチ」
九巡目、再びアリスの先制リーチが入る。
(ふぅん、どうやらスタートダッシュが得意なタイプの様だな。ならばそろそろ親を流すか。あの捨て牌なら…)
海馬はアリスの河を一瞥し、場に二枚切れている九萬を切る。
この時点で既にハルヒが八萬をポンしている為、ほぼ当たる事の無い準安牌である。
「おっと。その九萬、チーです」
すると古泉がその九萬を鳴き、代わりにアリスの安牌の四筒を落とすと、
「ロンだ。七対子ドラ2、7000」
それを見越していたかの様に、海馬がにやりと笑みを浮かべて牌を倒した。
「これはこれは、嫌な所で待たれてしまいましたね」
「ふぅん、これが戦略と言うものだ」
159 :
153補足?:2008/05/25(日) 22:35:47 ID:b3CuT00D
終とか書いたけど説明不足っぽい気がしたから追加で。gdgdしててすまん
ちゅっ
人間だったら判らないかもしれないほど小さな音を立てて二人の唇が離れる。
離れる際名残を惜しむように、でも優しく、ロックマンがミクの下唇を唇で引っ張るように噛んだことはミクの電子頭脳のメモリの最重要項目にロック付きで保管されるだろう。
肩から手を外して、立ち上がりやすいように片手を差し出すロックマンの顔はほんのり赤い。
自分も同じか、それよりもっと酷いんじゃないかと思いながらミクは差し出された手を掴み立ち上がる。
帰ろうか、と上目遣いで彼が言う。
厚い雲に覆われた空は、さっきよりも暗い。雲の向こうの太陽が傾いた証拠だ。
深めに被ったヘルメットは更に影を作り、青い少年型ロボットの瞳の輝きを引き立てている。
じっと見ているとなんだか恥ずかしくなって、ミクは首を上下に動かすことで返事に代えた。
幸せだ。とにかく幸せだ。
どんなに困難な歌を一人で歌い上げても、どんなに大勢の観客の前で歌を歌えても、この幸福感には及ばないのではないか。
ボーカロイドとしてちょっと問題があるかもしれない考えかもしれないが、今のミクはそれくらい満ち足りているのだ。
柊の木なんて、
「そういえばミクさん」
ロックマンが繋いでいた手を離し、今度は指と指を絡める形で繋ぎなおしてくれた。
なんだかよくわからないけれど兎に角ロックマンに触れていたくて、ベンチから立ち上がるときに差し出された手をそのままの形で握ってしまっていたみたいで、
ロックマンからすれば非常に歩きにくい姿勢だったようだ。
「ミクさんの言ってた柊の伝説って、クリスマスの日にその枝の下でキスをした男女は永遠に結ばれるってやつ?」
「あ、ロックマン知ってたんですか。それです」
公園の入り口辺り、慌てて肯くとロックマンが立ち止まって笑う。
「あはは、やっぱり。ミクさん、それ間違って覚えてるよ。本当は柊じゃなくてヤドリギだよ」
「ええ?!」
ミクは恥ずかしくなってそっぽを向き、早くその場を離れようとするも、戦闘用ロボットの少年がボーカロイド少女の手を引き返してそれを許さない。
「ヤドリギってね、あれのことだよ」
ロックマンが指差した先は、先ほど自分達が腰掛けていた場所のすぐ真上。
「あ」
「まあ、結果オーライってやつだね」
顔を赤くして再び来た道を引き返すロボット二体。
火照った頬を基地に帰り着くまでに冷ますには、雪が降るくらいの気温が丁度いい。
160 :
152:2008/05/25(日) 22:49:29 ID:b3CuT00D
以上、昨日wiki絵板で絵を描いてるうちに膨らんだ妄想のせいで寝付けなくなって結果書いてしまった6939でした。
ミクさんはこの後マカロニとクラッシャー君が壊したキーボードを利用してリースを作ったそうですよ。
>>158 続編きたー
海馬サイド特に自分の中でのドリームマッチなので嬉しいです!
>>156 頼む!読ませてくれ!
いいよいいよーGJ
とりあえず感想が書ける保管wiki作りに挑戦してみようと思う
完成したらここにて連絡するぜ
>159
ごちそうさま。
>>158 「フルニコ」きたぁーーー!
久々にゲーム以外で麻雀したくなってきたよ。
>>157>>160のスレもあり一応うpしてみる。
ネタがマンネリだが許せッ!
「ふぅ〜・・・。」
僕は一人深いため息をつきながら悩んでいた。(せっかくミクさんと仲良くなれたと思ったのに・・・。)
リョウさんとアリスさんが何事もなかったように戻ってきた直後、FOOさんから集合をかけられ、紫さんとFOO子さんの帰りを待つことになった。
束の間の休息に入ってすぐ、僕はミクさんの元へ向かった。あの後から彼女の調子がおかしいと思い調べさせてもらうとAIの方にエラーが発生していた。
原因はミクさんのAIが理解不能のサインを繰り返しショート寸前にまでなっていたことだった。多分、あの二人の行為を見たせいだろう。
とりあえず今は、自分のコンピュータとつなぎエラーを解除し再起動するのを待っている。
結局、あのキスもエラーによるものだったのか。僕はミクさんに少なからず好意を持ってた。だからあの時のキスも嬉しかったのだ。
しかし、それがエラーによるものだったとわかるとぬか喜びした自分が恥ずかしく、いたたまれなくなった。
「んぁ・・・ここ・・・どこですかぁ〜?」
「あっ!起きたんだね。」
「ロック君おはよう・・・。」
初めて見るミクさんの寝起き姿はいつにもまして瞳が潤っており、いつもとは違うやわらかな微笑をかけてくれる。
僕はこれまでの経緯とこれからのことを簡単に話した。
「すいません!私のせいでロックマンに迷惑かけませんでしたか?」
「大丈夫だよ。それになにかあってもミクさんが悪いわけじゃないし。それより何か違和感はない?」
「えぇと・・・だ、大丈夫です。」
「そう、それなら良かった。」
といっては見たものの、なんだか様子がおかしい。
「あっそうそう、記憶についてなんですけど・・・」
と口にした瞬間、急に彼女の顔が引きつるのが目に見て分かった。
「み、ミクさん?」
彼女は下を向くと、黙りこんでしまった。話しかけようとも思ったが、なぜかそれはできなかった。
しばらく沈黙が続き、依然下を向いたままで彼女は重い口を開いた。
「あ、あのですね・・・起きてからだんだんとさっきのことを思い出してきまして・・・。」
次は僕の番だった。やはり彼女同様、下を向いてしまった。
「あの時、私ロック君に・・・本当にすいません!なんか自分でも抑えられなくて、なんていうかそのぉ・・・すいません!」
彼女は顔を真っ赤にしながら必死に僕に謝っている。自己嫌悪と彼女に対する申し訳ない気持ち、自分の中で様々な感情が渦巻き僕のAIを交錯する。
「あのぉ…ロック君?ロック君!?」
彼女の呼びかけも耳に入らずただひたすら自分の中で混乱が続いている。そして僕は一つの答えを見つけた。
「大丈夫ですかロック君!私やっぱり失礼なことをしてし・・・!」
気づいたときには、彼女を押し倒しその小さく可憐な唇を塞いでいた。
とりあえずここまで。
はい、またエロフラグたってますよ。
反省はしません。でも6939のエロは嫌いな方もいそうなので自重しようかな。
>>161wktkしてまってます!
>164
ごちそうさまです。
167 :
161:2008/05/26(月) 00:40:44 ID:MRp4JjO4
>>167 お疲れ様! 凄いな。
ええっと、前スレで王様×魔理沙書いたヤツなんだけど、
古泉&言葉パート書き終わったので投下する。エロは無いです。
169 :
古泉&言葉1:2008/05/26(月) 01:37:40 ID:7co6VPRN
「霧雨さん! 武藤君ー!」
着地した所で床が崩れ、落下して行く二人を目にし、言葉は叫んだ。
駆け寄ろうとした言葉の肩を、古泉が掴む。何を……!
と、逆らおうとした言葉に、古泉は直ぐ側の壁に仕掛けられたトラップを目線で知らせた。
はっと、そもそも何故二人が箒に乗って先に行くことになったのかを瞬時に思い出し、
言葉は出していた足を、一歩、引いた。
駆け寄ることは出来ない。魔理沙たちが落ちた所から、
自分たちが立つ場所まで、かなりの距離がある。二人の様子も、分からなかった。
唇を噛締めながら、二人が落ちた穴を見つめる。空を飛べる魔理沙だ。
いつもならばこの程度の落差、気にも留めずに此処まで上がって来る筈だ。
だが、どれ程待っても上がって来る気配は無かった。
壁に置かれた照明の炎がばちばちと、やけに大きく聞こえていた。
「霧雨さんなら、無事です。だから、僕らは信じて待ちましょう」
まるで、予見でもしたかのような古泉の抑揚に、言葉は飲まれたように頷いた。
ピラミッド内部はじっとりとして、暑い。先の戦闘の疲労もある。
行儀が悪いとも思ったが、壁に背を着け、地べたに腰を下ろす。
スカートの裾を手で押さえながら体育座りをすると、古泉もそれに倣ったかのように、
隣に座した。手を伸ばせば届く距離に、自分よりも大きな体格の男性がいる。
思わず、身を固めた。
男性は、苦手だ。
電車の中や、人ごみでの嫌な記憶を思い出す。無骨な、誰だか分からない、男の手。
洋服越しに触られた瞬間の、あの、不快感と、嫌悪感。
不潔だと思う。どうして、知りもしない相手にそういう事が出来るのかと神経を疑う。男性全てが、そういうモノでは無いことは、知っている。
誠のように、男性の中でも素敵な人間だっている。
だが、それでも、男性全般に対する苦手意識は拭い切れない。
言葉はそっと身を動かして、古泉からほんの少しだけ、遠ざかった。
距離を取り、ひっそりと、息を吐く。
(あ、でも……古泉さんって、男のひとが好きなんだっけ……?)
ラピュタの中での、こなたとの話を思い出す。ゲームの話から、仲間の印象へ。
これだけ男がいるのだから、恋愛フラグがあっても良いのにね。
古泉君とか同じガッコなんだしさ。ああ、でも、古泉クンはガチホモっぽいからなぁ。
ガチホモ?
ああ、要するにヤオイ。……あー、同性愛者のことだヨ、桂さん。
聞いた瞬間、固まった。
いや、そういった趣向の者が居ることは知っている。
別に恋愛は個人の自由であるから、互いに了承の上なら別に良いんじゃないかとも、思う。
あの青ツナギの男性はすぐにそうだと分かったが、まさか古泉がそうだとは予想外だった。
しばしの硬直の後、そうなんだ……と、こなたに返した。
こなたはそうした言葉の反応を見、おお、初々しい反応だのぉ。
と、妙にババ臭い言葉で、ふぉっふぉっふぉ、とどこかの怪人のように笑った。
でも、と、それからくにゅりと首を傾げて、こなたは言った。
古泉クン、それっぽ過ぎるんだよねェ。なんつーか、絵に描いた餅と言うかー……
「いかにも」過ぎるって言うか……阿部さんは、もう一線も二戦も飛び越えちゃってるから納得なんだけどさ。
古泉クンはなんか、ちょっと、違うんだよね。
「桂さん?」
横からの声にはっと我に返る。は、はい! と慌てて顔を上げると、
柔和な古泉の顔があって、自分の失礼な思考に自己嫌悪を覚えた。
勝手に痴漢と同一視して、ひとりで趣向を異端視して。はっきり言って、失礼極まりない。
恥ずかしさから顔が赤くなり、思わず俯く、な、何ですか?
とか細い声で聞くと、くつくつ、と笑い声が頭上からした。
「そんなに、緊張しなくても、取って食ったりなんてしませんよ?
僕はガチホモなんですから」
「え……!? や、やっぱりそうな……!!」
「嘘です」
変わりの無い笑顔で、朗らかに告げられた。その場で、固まる。
古泉はやはり、そんな言葉の反応を見ながら、今度はくすくすと笑った。
桂さんて、と笑いながら、古泉は告げる。
「感情が良く出るって言われませんか? 分かり易過ぎますよ。
男性と一緒だから、警戒したり、こんどは考えに耽って警戒を解いたり。
男である僕が一緒だから、警戒して、僕がガチホモだってことを思い出したから、
警戒を解いたのでしょう?」
「ええっ!? 何で分かったんですかッ!?」
微笑みながらの古泉の指摘に、言葉は頬を紅潮させた。
自分はそんなにも考えが表に出易いのだろうか? ぱっと、両頬に、手を当てた。
古泉は動揺する言葉を、変わらぬ様子で見つめると、
良くぞ聞いてくれましたとばかりに人差し指を唇に当て、ぱちり、とウィンクをしながら、告げた。
「実は僕、エスパーなんです」
本日何度目かの、沈黙が落ちた。
古泉の笑顔は、変わらない。彼は、エスパーなのだという。
エスパー、Extrasensory perception.超能力者。
詳しくは知らないが、透視したり、物を動かしたり、燃やしたり、
瞬間移動やら思考を読んだりなど、不思議な力を持っている人間であることは、
言葉も知っている。普通、驚く。そう、普通は。
だが生憎、妖怪に襲われたり、Nice boat.に恋人を殺されたり、
空飛ぶ城に行ったり、異空間に飛ばされまくっている身としては驚くに値しない。
何と言っても、先程罠に掛かって離れ離れになった魔理沙などは魔法使いであるし、
一緒に落ちた遊戯はエジプトの王かも知れないのだ。他にも陰陽師やらマッ!
の人など、奇妙奇天烈な人間のオンパレード。その中で、エスパー。
はっきり言って、『凄く』普通だった。
よって言葉は凍りついた。気まずい汗をだらだらと流し、会話に惑う。
これが魔理沙や遊戯であれば、構わず突っ込みを入れるだろう。だが、
生憎、言葉はそういうキャラではない。
いや、言葉とてツッコミを入れることはあるが、
会って間もない古泉そうした態度を取ることは失礼に思えた。結局、迷った挙句に出た声が、
「そ……そうなんですか……」
という、実にありきたりな、返答だった。
そうなんです。と古泉はそうした言葉の反応を気にも留めずに、軽く頷く。
「ああ、でも、別に読心術を使ったわけでも無いですし、
ガチホモじゃないっていうのは、本当ですよ? 僕にはちゃんと、好きな女性が居ますから」
「え……?」
静かに、だがはっきりと再度、告げられた内容に言葉は古泉の顔を見つめた。
古泉はどこか遠くを見ていて、言葉の目線に気付いてから、また、にこりと笑った。
「えっと、でも、泉さんが、古泉さんは、怪しいって……。
どうして、ホモじゃないのに、それっぽくしているんですか?」
問うと、古泉は座り込んだ床を見詰め、どこから説明しましょうか……と、歌うように呟いた。
「桂さんは、この世の中が、どうやって出来ていると思いますか?」
「どうやって、って……」
唐突な質問だった。やや、目を見開きながらも、ええっと。と、言葉は指を口元に当て、答える。
「確か、ビックバンが起こって、塵とかガスとかが集まって――」
「それは、地球がどうやって出来たか、ですね。
そうではなく、僕がしている質問は『世の中』です。
例えば、日本神話では二柱の神が世を創ったとされ、
インド神話ではヴィシュヌ神は創世の夢を見、それが世界を創っているとされた。
桂さんが言ったことは、確かに現代では科学的な事実ですが、
当時の人々からすればそれこそ神話だ。在り得ない。
今、僕らが信じている宇宙の誕生も、
数百年後には全く違う説の上に成り立つかもしれない。
例えば、この世の中の誕生も、神話の神が見た夢であると同じく、
『どこかの誰かが望んだこと』であったり、ね……」
そう語ると、古泉は口の端だけを上げて笑った。彼らしくない自嘲気味の、どこか暗いものを含んだ微笑みに、僅かに言葉は息を飲みながら、発問した。
「……ものの考え方は、自由です。古泉さんがそう思うというなら、
そう思っていれば良い事です。でも、古泉さんは、私の質問に、答えていません。
私は、『どうして、ホモじゃないのに、それっぽくしているんですか?』
と聞いたんです。この世の中がどうだとか、神話だとか、
全然、その答えになっていないじゃあないですか」
「僕と、涼宮さん。泉さん、桂さんは同じ学校の生徒です。そうですね?」
「……そうですよ。それが、どうかしましたか?」
「同じ学校なのに、どうして僕らの着ている制服は違うんでしょうね?」
「――!!」
「桂さんは、どうやってこの学校に入学したのか思い出せますか?
入学式や、運動会、文化祭の時の事を。何が行われて、何があって、
校長はどんな人で、どんな授業が行われていたか、分かりますか?」
「――そ、れは」
思い出せなかった。不思議だった。誠と出逢った時、電車の中、学校の机や窓、
グラウンド近くの芝生など、細かな場所は思い出せる。
なのに、校舎全体や、学校行事など、中心とも言えるものが、
全くと言って良いほど思い浮かばなかった。
自分は県立北高校の生徒だ。それは分かる。学生証だって、持っている。
だが、何故、自分の着ている服と、古泉や涼宮、
泉らの着ている制服が違うのかは説明出来ない。
クラスが違うから? 学年が違うから?
だが、学校に、学年やクラスの違いで制服が違うなどという決まりなど、聞いたことが無い。
いや、それよりも、何よりも、
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
古泉に指摘されるまで、意識さえもしなかった。
「或いは『胡蝶の夢』を例に挙げた方が良いですか?
荘周は自分が蝶になる夢を見た。夢を見ている間、自分は確かに蝶だった。
だが、目を覚ましたら自分は蝶でなく荘周であり、蝶ではなかった。
果たして夢は本当に夢だったのか。ひょっとして、夢はまだ続いており、
今ここに居る自分は、蝶が見ている夢なのかも知れない――」
今、ここで、と古泉は言った。
「今、ここで、こうやって。
喋っている僕達は、本当に、『僕達』なんでしょうかね――?
ひょっとしたら、誰かが望んで視ている、『夢』なのかも知れない」
「そんな、それじゃあ、誠くんは――」
一緒に映画を見たことを、膝枕をしたことを、男性恐怖症ぎみだった自分が、
彼を好きになることで、少しずつ心が解れていった日々を思い出す。
駅で重なった、二人の唇。世界と彼が睦みあったなど、嘘だ。
彼女の悪い嘘に決まっている。実際、中には誰もいなかった。
――汝、殺人の――という、あの声が、頭に響いた。
切り開いた肉の感触。生暖かい血飛沫を、後悔するつもりはない。
悪いとも思わない。行うべきだと思ったから行った。
良心とやらに従って、誠を譲り、後悔するよりはずっと良かった。
殺人が悪いこと。罰されるべき事であることは、言葉だって知っている。
ただ、それ以上に自分にとっては誠の方が大事だった。それだけだ。
その彼を失うシナリオを描いた人物が居るというのなら、許せない。
許せるわけがない。
ぐ、と、復讐心を滾らせている言葉を見透かしたように、言っておきますが、
と古泉は声を上げた。
「桂さんの恋人を殺したのは、僕が知っているひとじゃあ、ありませんよ。
僕が知る、『夢を視ている』相手は、無意識下で行っている。
それに彼女はそこまで悪趣味じゃあない。破壊衝動を抱くことはあれど、
そんな悪趣味なシナリオを練ることなんて、しませんよ。
もしも桂さんに何かトラブルあったとして、それが誰かの仕業だと言うならば、
それは僕も知らない『誰か』の仕業なのでしょう」
古泉の話に、言葉は顔を上げる。つまり、誠と古泉が言っている相手とは、
無関係だと言うことだ。
「……『彼女』って……女のひと、なんですか……?」
言葉の問い掛けに、古泉はふぅ、と溜息を落とした。
そうしてあの、本心が読めない顔で、笑った。
「『彼女』は今言ったように、願望を現実に変える力を持っている。
ただ、彼女は無意識下でそれを行っていて、自分の力に気付いていないんです。
そして、とてもナイーブだ。
注目を浴びたいという反面、煩わしいのは嫌だと思っている。
我侭だし、自分の欲望に忠実なんです。
でも、誰かを傷つけるのは嫌だと思っている。
――自分を理解してくれる人が欲しいと願いながらも、
おいそれと心を許すのは矜持が許さない。自分とは全く違う目線で、ルックスでも、
成績でもなく、『自分』を見てくれる相手を望んでいる。
少しずつで良い。理解して欲しい。そしていつの日か自分と、連れ添って欲しい。
そう、願っているんです。
そうしてね、それとは別に、彼女は『仲間』を願った。季節はずれの転校生です」
そこで古泉は、言葉を切った。どこか遠くを見詰めながら、話を続ける。
「転校生は常人とは異なる能力を宿していて、男性の、ですます調で、
物腰が柔らかく、どこか底が知れないような、不思議な人物が良い。
――そう、願ったのでしょう。
そして、それは『仲間』です。『恋人』でも、『友人』でもない、
『仲間』を彼女は願った。
『彼女』が望むのは、平凡とは程遠い日常だ。
どこにでも転がっているような恋愛じゃあ、ない。
だからその男の転校生は、一般的な恋愛には興味が無い方がいい。
でも、本気でそういうのは、御免被る。そう願った、ようですね……。」
「その、『彼女』って……涼宮さん……ですか?」
古泉は何も言わなかった。ただ、口の端だけを吊り上げて、笑みをつくった。
「『彼女』は人の機微に鈍感だ。そうやって望んだ存在が、
まさか『彼女』に対して好意を持つなんて、思わなかったんでしょう。
僕は、彼女が好きです」
古泉の告白は、静かに、だがしっかりとした抑揚で、遺跡の中に響いた。
言葉は息を飲み、隣に座した男の顔を見上げる。
じっとりとしていた遺跡の内部が、妙に温かく、
どこかぬくもりを持ったように、その時感じた。
「告白しないんですか? 涼宮さんに。そんなにも想っているのに、
同性愛者だと勘違いされたままだなんて、悲しすぎます!
大事なものなら、離しちゃ、駄目です!」
大事なもの、ですか。と、古泉が呟いた。
「先刻の王の裁き、僕らは王の裁きを受けましたが、桂さんは何の罪で罰されましたか?」
私は。と、言葉は古泉の問い掛けに口ごもった。ひとごろしで、などと、言えよう筈が無い。
告げられない言葉の心中を見越したらしい。古泉が言葉の声を待たずして、
僕は、と述べた。
「”汝の虚偽を罰する”
実際の言葉とは違いますが、遠まわしにそう告げられたように、聴こえました。
僕は、嘘つきなんです。
彼女の気に触らないように、望みの通りに、同性愛好者のフリをして、
こんな風に、喋って、笑って。いかにも彼女の望みのように、気に入るように、演じて。 その実、僕は、この場の彼女の想い人がこの場に存在せず、僕が存在していることが、馬鹿みたいに嬉しいんです。
彼の知らない彼女を見れることが嬉しい。彼が持たない、彼女との想い出が出来ることが嬉しい。
彼女はちょっとした気まぐれで、僕と谷口君とを選んだであろうに、一抹の夢でしかないのに、馬鹿みたいに、嬉しいんです」
「――一抹の、夢?」
「……多分、全てが元通りになったら、僕達は僕達の世界の、『同じ制服』の学校に戻る。
きっと、何事も無かったかのように」
「! だったら尚更、涼宮さんに想いを――!」
僕は! と、声が響いた。古泉らしくない大声に、言葉は肩をびくりと震わせた。
ピラミッド内部に、古泉の声がわんわんと反響する。僕は、と、肩を落として、
再度古泉は、告げた。
「僕は……『彼女』の想い人である、『彼』のことも、友人として、好きなんです。
顔近付けて、僕がささやかな嫌がらせをすると、『彼』は実に素直に嫌がってくる。
ごく当たり前の、ごく普通の反応を返してくれる。
『僕ら』と『彼』は違うのに、僕らをもっと奇異の目で見て可笑しくない筈なのに、
『彼』はごく普通に、本当に、部員の一人として、仲間として、扱ってくれる。
『彼』に対し『彼女』が正直に自分を曝け出しているところが、好きなんです。
『彼』の困ったような笑顔と、『彼女』の弾けんばかりの笑顔が、好きなんです。
僕は……あのふたりを、愛してるんです……。
――馬鹿みたい、でしょう?」
目を、見開いた。
この男は、涼宮のために嘘の自分を演じ、自分の心とは相反する行動をし、
この、一抹の夢とされるこの世界でさえ、その嘘を貫き通そうとしているのだ。
涼宮が好きだから、彼女を傷つけないために。
彼女の想い人が好きだから、二人を見守るために。
自分の気持ちばかりに、蓋をして。
ぽろぽろと、涙が零れ落ちた。ふっ、くっ、と、嗚咽が響く。桂さん、と声がした。
「……どうして君が、泣くんですか……」
「古泉君が、嘘つきだからです」
どうして、僕が――と言い掛けた古泉の声を、言葉が嘘つきです、と再度続けた。
「古泉君が、泣きたいのに泣かないからッ! 周りにも、自分にも、
嘘をついてばかりだから、だから、代わりに私が、泣いているんですッ!
――女の子を、泣かした罪は、大きいですよ?」
ぽろぽろと零れる涙を拭き取りながら、
言葉がどうにか笑みを浮かべて古泉に告げると、古泉はそれは怖いなぁと肩を竦めて、
ぽん、ぽんと、言葉の頭を撫ぜた。
二人が好きだということは、本当ですよ、という古泉の声に、分かっています。
それが真実だから、尚更、辛いんです。と言葉は応え、本当ですね、
と古泉は言葉の頭を胸に抱いたまま、ふわりと笑んだ。
言葉さんは、此処にいる間に、女性陣と仲良くなって、
色々な話をした方が良いと、古泉は言った。
「こちらの学校で、貴女と世界さんの噂はそれとなく聞いていました。
桂さん、恋も素敵ですけれど、本当の意味で、『仲間』と呼べる人々が存在するのは、
とてもとても素敵な事なんです。
桂さんが、男性が苦手なことも、知っています。でも、
幸いにも僕らの仲間は男だけではなく、女のひとだっている。
そして彼女たちは、『彼女』に負けず劣らず、とても素直だ。
彼女たちと触れ合って、自分の気持ちを素直に表現する方法を身につけるのも、
大事なことだと思いますよ?」
言葉のすぐ隣には、古泉がいた。自分よりもずっと体格がある存在を隣にしても、
不思議と不快感が無く、寧ろ、頼りがいある印象をそこに感じた。
そうですね、と言葉は頷く。
「……夢じゃなきゃ、良いのに……」
ぽつりと、そう呟く。この時間が、古泉との語らいが、
皆との出逢いが、ひどく貴重な経験のように思えた。
この世界に、誠はいない。自分はひとを殺めた。
それでも、自分を必要とし、迎え入れてくれる仲間が居る。
これは何と、力強く、喜ばしいことだろう。
そっと、言葉は手を動かす。傍には古泉の手があった。
言葉は小指だけで、古泉の手に僅かに触れる。
古泉は一瞬、僅かに震えたが、それ以上の反応は示さず、
言葉の手に触れてくることも、払いのけることもせずに、ただ、触れられたままにしていた。
夢だからこそ、と、古泉の声が、響いた。
「また、やり直せるんです。
知ってますか? 予知夢って、目覚めた時に意識したからこそ、予知夢なんです。
予知夢を見たところで、見た当人が意識をしなければ、単なる夢なんです」
古泉の柔らかな声を聞きながら、言葉はそっと、眼を閉じた。
指先からは、古泉の体温が伝わってくる。
(これが、夢で、目覚めたとき、忘れてしまうというのなら。
想いが叶うというのなら……)
この時、この瞬間を。皆と過ごした時を、己の過ちを、
目覚めた時に決して再度繰り返さないように、言葉は願った。
自分は古泉の言う『彼女』のように、想いを現実にする力は無い。
それでも、祈りたかった。自分の為に、誠の為に、そして、隣に座す、
知り合って間もない友の為に。
(どうか、彼が――)
想いが報われることを、彼は望んでいるわけではない。
彼は彼女と一緒になることが、「幸い」なのではない。それは重々、分かっていた。
(『仕合せ』に、なりますように――)
語にすると余りにも陳腐な語で、言葉はただ、
ひたすら彼の幸いを、祈った。
= E N D =
>>177 GJ!
素晴らしいSSをありがとう
描写も深いし、古泉好きな俺としては大満足です
古泉ガチホモフラグ粉砕www
良かった!
定着してるガチホモも、ネタとしては好きだが
本来のこんな感じの?古泉が好きだからグっときた。
wikiの鉄十字氏の絵見てからだと、古泉のセリフが更にググッとくるぜ。
作品登録作業が大変すぎる…誰か手伝ってくれるとありがたい
職人達GJ、後々じっくり読ませてもらうぜ
>>165 自分この二人でエロ描けないから普通に続き気になるのだが
>>177 ありがとう!
ハルヒ思いな古泉好きにはたまらん!設定に矛盾も無くて描写も丁寧で読みやすかった!乙
>>101 孔明だと思うと本編のミスパとは違い強敵臭がプンプンするぜー!
>>152 ほのぼのメカップルいいね(・∀・)ニヤニヤ
原点回帰って感じだよね!
>>157 マリオは全力回避!理想のメンバーはピコ、ストーム、ボブのおっさんチーム。
『フルニコ』の連載毎日楽しみにしてるよ〜
>>164 深刻なエラーでたのはロックマンの方だったかw
自分の中でのロクミクは手を繋いで、あははうふふしてるだけだから、エロ期待!
>>168 すまん、なんか知らんが泣けてきた。
前向いてお互いに語り合えて支えあえる仲間っていいな。
>>181 お疲れ様です。
補完手伝いたいけど、wiki編集したこと無いんで、練習がてら自作ss補完しに行ってみるよ。
ところで、まとめサイト『王様的フラグ』の2〜4pは15禁にしといた方がいいだろうか?
『かけひき』『ごほうび』ともに仕事終わってきたら登録しに行ってみるノシ
お絵描きBBSのおかげでカプがいくつか増えたね(ってこの話題は遅いかw)
個人的にリョウ×アリスがツボだった
>>183 一々俺に聞いてたら保管もしにくいからできるだけ各自で判断してくれ
あの作品はとりあえず15禁にすべきだと思うが
それと保管のやり方がわからなくても、wikiにやり方を書いた場所を作っておいたから参考までに読んでみてくれ
あれでもわからなかったらスマンと言わざるを得ない
186 :
贅沢者:2008/05/26(月) 17:46:07 ID:WQFqu5VO
あのー、無茶を言ってすみませんが、だれかこなた×遊戯×マリサを書いて欲しいのですが・・・
188 :
贅沢者:2008/05/26(月) 20:17:45 ID:WQFqu5VO
やっぱバレてます?
どうでもいいけどsageような
ROMっちゃ駄目だろ
192 :
贅沢者:2008/05/26(月) 22:14:48 ID:WQFqu5VO
一応19ですが こういうスレは初めてです
193 :
贅沢者:2008/05/26(月) 22:15:15 ID:WQFqu5VO
一応19ですが こういうスレは初めてです
>>193 とりあえず悪いことは言わん、書き込みは控えておけ。
言われて分からなかった語があった場合はgoogleなり何なりで調べろ。
>>177 うはぁ…これは素晴らしい……!
読みかけの原作もそろそろ続き読まないといかんな…。
古泉の扱いも考え直さないと。
>>183 よろしい。ならば『フルニコ』だ。
でも日刊だけは勘弁な。
全体としては
>>158、卓としては遊戯sideなので
>>133の続きになります。
──遊戯side──
南三局、迎えた遊戯の二度目の親番。ドラは二索。
その遊戯の配牌は以下の通りである。
─東、南、北、北、白、白、中、一萬、一萬、五萬、三索、九索、一筒、八筒
軽い早いの手が全く望めない、悪形4シャンテン。
おまけに、一九字牌も八種しか無いので、九種九牌で流局にする事もできない。
上手く育てれば一発逆転も不可能ではない手ではあるが、それは余りに厳しい話である。
(最高形は國士無双か字一色……だが後者はまず無理だな。途中から誰も字牌を切らなくなる。
混老頭やチャンタの目もあるから……まずは役満との両天秤で進めて、後はツモと場の流れに沿うのがベストだな)
そう考えた遊戯が最初に切った牌は五萬。この手牌の中では唯一、先程考えた役の何れにも一切絡まない牌だ。
しかし当然ながら、そんな所を第一打で切れば、誰だって高い役を狙っている事には気付く。
「ほう、面白い所から切ってくるじゃないの」
「これは要注意かもね〜」
この五萬切りを受けての阿部とこなたの第一打は、それぞれ北と九萬。
第一打としては至ってよくある、しかし、遊戯にとってはいきなり考えていた役満手の両方が遠ざかる、嬉しくない捨牌だ。
「じゃあ私は、同じ土俵に立たせてもらうぜ!」
そう言いながら続く魔理沙の第一打は、なんと遊戯と同じく五萬。
やはりと言うべきか、全く守りに入る気の無い、実に魔理沙らしい第一打である。
「…オーケー。改めて対局(デュエル)スタートDA☆ZE!
俺のターン、ドロー!」
叫びながらツモった牌は西。役満手と混老頭への有効牌である。
「手牌から八筒を河に捨て、ターンエンドだ」
「あー、できればサクサク進めてね。一々リアクション取りながら行動するのはマナー悪いし、時間かかるから」
「う…解ったぜ」
こなたに軽くいさめられて、ちょっとバツが悪くなり、静かになる遊戯。
普段の王の威厳も形無し、何処へやらである。
そして六巡目、九萬ツモで遊戯の手牌から中張牌が消え、典型的な國士or混老形になった直後、事件が起きた。
「ポンだぜ!」
こなたが手出しで切った四索を魔理沙が鳴いて一索を切り、下ヤマにズレた遊戯のツモが、よりにもよってドラの二索。
配牌にあった三索が残っていた時点で引いて入れば、ドラをいい形で抑えつつ、
役満や混老頭に比べれば比較的狙い易いチャンタへと手を進めれたのだが、今となっては最早手遅れ。
(コイツは今の内に処分するしかないか…!)
心中に嫌な汗をかきつつ、鳴くな、と念じながらドラを強打するが、
「そいつもポンだぜ!!」
「くっ…!」
更に魔理沙がその二索も鳴き、一気に魔理沙の手が早く、高くなった。
しかも次巡、
「おっと、今度はカンだぜ」
魔理沙はヤマからツモった牌を確認すると、その牌を含めた四牌を手牌から倒した後、横へと晒した。
晒した牌は───撥!
(NA☆N☆DA☆TO!?)
>>196 注意されるわ、手牌はボロボロだわ、いいとこ無しだな王様w
>>185 wikiの保管のやり方わかりやすかったよ、ありがとう。
ただ、自分のやり方悪かったみたいで文字化けしちまった俺涙目。
他の作者さんのssの保管も手伝おうと思ったけど、またミスりそうで怖くて出来ん。
誰か親切な人、あとはたのんだ!!!
>>193 てか書き込み自体が初めてなんじゃないの?
とりあえず、まずは「2ちゃん 初心者」でグーグル検索してみなよ
現wikiTOP絵になってる『永遠に(仮)』に感銘を受けて、
あれをテーマにして一筆書いたんだが、どこに投下したらいいだろうか。
wikiネタだからあっちのほうがいいかな?
>>167の保管庫のうp手伝ってみたんだが、
エロネタの一般と15禁の境目がわからなくて中断した。
下ネタ(主にギャグでエロネタがはいってるものなど)は一般でいいのか?
定義が曖昧なんで、そこんとこ誰か境界線を教えてほしい。
202 :
贅沢者:2008/05/27(火) 07:59:23 ID:eQqS+F4A
それでは、初心者のルールを理解して、書き込みもたくさんして、20になったらまた(書き込みに)来ます。
>>201 ネタの程度にもよるけど、下ネタくらいなら別にいいとおもうけどな
性描写があれば18禁、キスとかあるなら15禁てとこか
女子児童向けのマンガに性描写があるこんな世の中じゃ…
ごめん、是非とも投下してくれ
でもwikiが元なら、そっちのほうが良いんじゃね
描いた絵師さんも、自分の絵が元ネタの小説見たいだろうし
このスレは初投稿だけど、エロなしのを投下します。
遊戯王が好きな人向け?
終盤の展開は、遊戯王のアニメ107話を参考にしています。
(知らなくても問題ないとは思う)
「退屈ね」
アリスの不満なつぶやきに、仲間たちはうなづきこそしないが、無言をもって同意の返答とした。
古城最奥の次元のひずみの前で、これからどれほど待たされることになるかわからない。
他のエリアに飛ばされた友人たちが、無事に務めを果たすことを待つのみだ。
上海人形を離し、あげた両手で他方のひじをつかみ思い切り伸びをしてから、
アリスはいく分前から考えていたことを、少し勇気を出して誰の顔を見るでもなく口から投げかけた。
「デュエルしない?」
EDF基地で軍事教練を受けた5日間は、みなが娯楽に飢えていた。
貴重な自由時間をしゃぶりつくせるよう、めいめい必死になって楽しみを探したものだ。
海馬が予備の決闘盤やあまったカードを提供してくれたために、デュエルモンスターズをかじってみたものは何人もいた。
教えるのはもっぱら遊戯の役目だったが、彼はどのカードが強くて、必須であるかをあえてほとんど教えなかった。
名前でも絵でも、おぼろげにしかわからない効果でも、気に入ったカードたちでデッキを組み、まずは楽しければいいと、遊戯は言った。
質問すれば出し惜しみなく答えてもくれたため、わずか2,3日でアリスたちのデッキはよく磨かれていった。
もう何ヶ月も前の遠い話に思えたが、実際の月日はそれほど流れていない。
ラピュタにいき、魔王を倒し、ニコニコにつれられ――せわしない日々の中で、誰も遊ぶ時間など持てなくなった。
ミクもリョウもロックも、この提案には賛成だった。
アリスたちは早速、木製の人手からFoo子に連絡を取り、決闘盤を4つ運んでもらった。
彼女はこの妙な機械のことをよく知らず、何かの武器であるとしか考えていないようだったので、これから遊ぶのだなどとは悟られずにすんだ。
「じゃあ、ミクとロック、リョウと私のタッグデュエルね」
「えへへ。ロック、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
「電子頭脳が相手なら、厳しい戦いにならざるを得ないな」
両タッグ代表がじゃんけんをして、進行順はロック→リョウ→ミク→アリスとなった。
各人がデッキを取り出して装着し、空間の裂け目をまたぐ形で部屋に散らばる。
プレイヤーはそれぞれ独立して4000ライフポイントを持ち、相方の場ががら空きなら自分のモンスターで攻撃からかばうことが可能。
みんな初心者だし、相談可能――事前に取り決めたのはこのくらいだ。
「「「「決闘!」」」」
「僕のターンからです。ドロー!」
鉄人形であるはずの指が、そうは思えない繊細な動きで、三十余枚の山札から上の1枚だけを抜き取る。
「《スパークマン》を攻撃表示で召喚し、ターンを終了します」
現れた立体映像は、メットとスーツに身を包んだ近未来風の戦士。攻撃力1600。
ロックのデッキは、アメリカの漫画のようなヒーローたちが集う、エレメンタル・ヒーロー・デッキである。
「俺のターン、ドロー!」
リョウが大振りな動きでカードを引く。
背は海馬よりも低い彼だが、体格がよい分、決闘盤も心なしか小さく見える。
「《モンク・ファイター》を、攻撃表示で召喚!」
召喚者と同じ橙色の――ただし、こちらは中華風な胴着に身を包んだ、銀髪の若い格闘家モンスターである。
しかし攻撃力は1300と低い。
「カードを1枚セットして、ターン終了だ」
タッグデュエルでは、各プレイヤーの第1ターンが終わるまで、いずれのモンスターも攻撃を行えない。
ミクはモンスターを裏側守備表示で召喚するだけで終了。
アリスも、裏守備モンスターを出し、カードを2枚伏せてターンを終えた。
(ミクのことだから、あれは《ハープの精》か何かかしら)
近い過去のはずなのに、アリスはもう、仲間たちがどんなデッキを使っていたかよく覚えていなかった。
ただ、あのころのミクとロックはまだお近づきになってはいなかったはず。
突発的なタッグデュエルでもあるし、互いを支援できるデッキ構成にはなっていないだろう。
「僕のターン、ドロー。魔法カード《融合》を発動します」
突如、丸いからだの土気た化け物が現れたかと思うと、スパークマンとそれの体がグニャリとゆがみ、金色の装甲をまとった巨人が召喚された。
場の《スパークマン》と手札の《クレイマン》を融合することで、《サンダー・ジャイアント》へ進化させたのだ。
1枚1枚は満足な力を持っていないが、それぞれが緊密にかかわりあうことで強力なモンスターを速やかに用意できる――
これがエレメンタル・ヒーローの強みである。
いかずちの巨人の攻撃力は2400ある。
「そして、《サンダー・ジャイアント》の効果を発動します。
手札を1枚捨てることで、自分より攻撃力の低いモンスター1体を破壊する!」
裏向きになっているモンスターは、攻撃力を判定できず、この効果の対象に取れない。
必然的に、破壊されるのはリョウの《モンク・ファイター》ということになる。
「永続罠発動だ! 《孤高の格闘家》!」
リョウの場の伏せカードが表がえる。
《孤高の格闘家》により、《モンク・ファイター》を含む幾種かの格闘家モンスターは、一切の破壊を受け付けなくなる。
サンダー・ジャイアントの放つ雷球は、何の戦果もあげず消え去った。
「それでは、バトルフェイズに入ります。アリスさんの壁モンスターに攻撃!」
今や《モンク・ファイター》は戦闘では除去できず、攻撃力の差で発生するプレイヤーへの貫通ダメージも、こちらは《モンク・ファイター》自身の効果で遮断される。
アリスが攻撃を受けてしまうのはやむをえないことだ。
《謎の傀儡師》がいいところを見せることなく破壊され、アリスの場は空になってしまった。
もっともこれでリョウのモンスターに守ってもらえるようになったので、ミクのターンを恐れる心配はない。
「俺のターン!」
リョウが先のターンよりは威勢のない様子でカードを引く。
《孤高の格闘家》は強力な防御をもたらしてくれるが、自分の場にモンスターが1体しかいないときでないと適用されないという、強烈な妥協点がある。
それに守ってばかりでは勝てない。うかうかしているうち、《孤高の格闘家》自体が除かれる危険もある。
リョウはアリスに小声をかけ、手札を見せ合うことにした。
「私の《魔法の操り人形》なら、逆転できるかもしれないけど……」
アリスのデッキの攻めの要であるカードだが、召喚にはいけにえが必要であるし、魔法カードで補助しなければ《サンダー・ジャイアント》を上回ることはできない。
それに長々と話をするわけにもいかなかった。
相談可とはいえ、進行を妨げないよう配慮するのは、最低限のマナーであった。
だが、この短い間に、リョウは手を見つけたようだった。
「この決闘、意外と早く終わるんじゃないか?
《モンク・ファイター》でミクの守備モンスターに攻撃する!」
一瞬映し出された立体映像は、大きなおたまじゃくし、その名も《悪魂邪苦止》。
まがまがしい名前に似合わぬ、攻撃力0守備力0の低ステータス。
ミクがこんなカードを使っているというのも意外だった。
「《悪魂邪苦止》が戦闘によって墓地へ送られたので、別の《悪魂邪苦止》2枚を、デッキから手札に加えます」
決闘盤のデッキホルダーからカードを取り出し、一瞥してそれらを探し当てる。
彼女がデッキを切りなおすのを待たずに、リョウはカードを1枚セットしてターンを終了した。
「私のターンです。ドロー。《アビス・ソルジャー》を召喚します」
もりを手にした、気味の悪いさめのモンスターだ。
1ターンに1度だけ、手札から水属性のカードを捨てることで、場のカード1枚を手札に戻す、強力なレアカードである。
「《悪魂邪苦止》を捨てて、リョウさんの《モンク・ファイター》をバウンスします」
「しまった……! 1800ダメージ、甘んじて受けざるを得ない」
身を守る僕(しもべ)がいなくなり、《孤高の格闘家》も形無しになってしまった。
しかしミクはすぐに攻撃命令を出さず、楽しげな表情を見せた。のりに乗って歌っているときに見せるような顔だ。
「何勘違いしてるんですか? まだ私のメインフェイズは終了してません。
通常魔法発動! 《二重召喚》!」
文字通り、通常は1ターンに1回しか行えない召喚行為を、もう一度可能にする魔法である。
「《アビス・ソルジャー》をいけにえに、《デスガエル》を召喚します。
《デスガエル》が召喚されたことで、墓地に眠るおたまじゃくしの数だけ、追加の《デスガエル》を手札およびデッキから特殊召喚します!」
本来はかわいらしい緑蛙も、立体映像が人の腰の高さほどまであるため、非常に気味が悪い。
そして、攻撃力1900が3体並んだということは、ミクの宣言しだいで、アリスとリョウのどちらかがこのターンで退場させられることを意味する。
「いきます! すべての《デスガエル》で、リョウさんを攻撃――デス・リサイタル!」
「リバースカードオープン!」
ミクが高らかに叫んだ技名が、リョウの声量にさえぎられる。
リョウが発動したのは《手札断札》。各プレイヤーが手札を2枚捨て、2枚ドローする、手札交換カードの一種である。
ロックが怪訝そうな顔をする。
「珍しいですね、こんなタイミングでそのカードを使うなんて」
確かに戦闘中に発動する利点はあまりない魔法だが、この攻撃でリョウのライフは0になる。
ミクとロックはそれ以上突っかかることなく、さっさと捨ててドローした。
アリスは考えている。場は絶望的な状況。何を捨てていいのかわからない。
決めあぐねているところへ、リョウが声をかけてきた。彼はすでにドローまで済ませたようだ。
「アリス、負けを恐れるな」
「何よいきなり」
「どうすれば負けないか、負けていない状況を引き伸ばせるかじゃなくて、勝てる道を探るんだ」
格闘家らしい、少々暑苦しい正論だ。大方魔理沙からでも自分の性格と傾向を聞いたのだろう。
だが彼は少々誤解しているようだ。確かに向きになって、力を見せ付けて、それで負けてしまったらかっこ悪いことこの上ない。
この前、花見のためにちょっとした妖怪退治をしたときも、かなわない相手に挑もうとは思わなかった。
それでも自分は、勝負事を嫌っているわけではない――実力を完全に悟らせずに、かつ勝てるものなら、勝ってしまいたい。
しかし、アリスは不機嫌ではなかった。
これらをいちいち説明するのも面倒だし、今はデュエル中だが、リョウが自分にあんな助言をくれるなんて、少し前までなかったことだ。
20人を越える大所帯にもなれば、早々顔を付き合わせることがない人たちも出る。
自分とリョウも、さしずめそんなものだと、この古城にくるまでは思っていた――
アリスは改めて自分の手札を見直した。今ここで何を捨てるべきか。
場の状況。デッキの中身。最初のターンに伏せ、まだ発動していないリバース・カード。
必要な枚数を計算する。足りる。
そう長考することもなく、アリスは2枚のカードを墓地に送った。
止まっていたデスガエルたちが再び動き出し、リョウに襲い掛かった。
「私のターン、ドロー。伏せカードオープン」
発動されたのは《リビングデッドの呼び声》。《魔法の操り人形》が蘇生する。
「《手札断札》で捨てたんですね?」
ミクが確認してくるが、いちいち返答はしない。こちらは今、高ぶっているのだ。勝利の予感に。
現在の手札は5枚。その中からアリスは、切り札モンスターの召喚を宣言した。
それはリグラス・リーパーでも、ブロッカーでも、まして魔法である生け贄人形でもおとり人形でもない――
「《鉄の騎士 ギア・フリード》召喚!」
――無骨な西洋甲冑であった。
「そして、……《蝶の短剣―エルマ》を発動!」
ミクとロックの顔が、同時に引きつった。こわばった。
彼らの優秀な人工知能は、これから何が起こるのかを一瞬に理解したのだ。
《魔法の操り人形》の基本攻撃力は2000だが、誰かが魔法を発動するたび、攻撃力が200ポイントアップする。
さらに上昇分から400ポイントをカットすることで、相手モンスター1体を破壊する。
《ギア・フリード》は、自分に装備カードがつけられたとき、それを直ちに破壊してしまうという、奇妙な能力を持つ。
《エルマ》は攻撃力上昇の装備カードだが、他のカードの効果で破壊されると、手札に戻る――
「まさか、攻撃力――無限大……?」
「しかも、僕たちのモンスターは全滅する……! 《デスガエル》も、《サンダー・ジャイアント》も!」
見た目には、彼らは芯から驚いているように見える。だが、ロボットの合理的な思考は、まだ絶望していない。
たとえ無限の力があっても、1体のモンスターが攻撃できるのは、1ターンに1回だけ。
生き残った側のターンで、《魔法の操り人形》か《リビングデッドの呼び声》、どちらかを除去できる魔法なり罠なりを使えばよい。
だが、アリスとリョウの戦術は、次のターンを彼らに与えなかった。
「《二重魔法》を発動! 手札から魔法カードを1枚捨てることで、他のプレイヤーの墓地から魔法カードを借りる効果を持つカード!」
他のプレイヤーには、リョウも当然含まれる。すでにライフを失っているが、デュエル終了まで場や墓地のカードは残るのだ。
「俺が《手札断札》で捨てたカード、《ダブルアタック》は、モンスターの2回攻撃を可能にする。
コストとして、対象モンスターよりレベルの高いモンスターを手札から捨てなきゃならないけどな」
「《操り人形》はレベル5。私はレベル6の《死霊操りしパペット・マスター》を捨てるわ」
かわいらしい2人のロボットの顔は、いよいよ悲壮になっている。
右手の人差し指を勢いよく彼らに向け、最後の攻撃宣言を行う。隣のリョウが神妙な面持ちでつばを飲んだ。
ようやく遊戯や海馬が、このカードにのめりこんでいる理由が、わかった気もする。
ちょっと自分らしくないかもしれないと思いながら、おなかのそこから彼女が出した声が、古城の一部屋にこだました。
「《魔法の操り人形》の攻撃!
―――――粉砕! 玉砕!! 大喝采!!!」
(終)
以上です。いろいろとつたないと思いますが
アリリョウ描写が本と申し訳程度にしかなかったり(そういうの苦手なので……
ちょwww何この本格的なデュエル描写w
自分OCGはじめたばっかなんで参考になったわ。リョウTUEEEEE
GJ!本気具合が高くて良かったわー。
解説も凄い分かりやすかったですよ。
意外と好評をいただけたようでうれしいです。ありがとうございます。
蛇足補足です。
・《二重魔法》は最初のターンに伏せたうちの1枚でした。
違いますね、《二重魔法》は手札から発動してます、(手札5枚だから)
最初のターンの伏せカードが1枚なんです。
スレけがしすみません、ROMに戻ります……。
>>220 もどらないでくれ!頼む!!
ここの住人はどんなSSでも暖かく迎えてくれるから!じゃなきゃオレもとっくにROMってるから
次回作をwktkしてまってる☆ZE☆
222 :
200:2008/05/27(火) 22:21:18 ID:u2QehdhH
>>206 ありがとう、このまま日付が変わるまでスルーされたらどうしようと思ってたとこだw
>>208 助言サンクス。原案をくれた氏のためにも、あちらに投下しました。
ミスパ小説の続きが書けたから投下します。前回の続きです。
4人が橋を渡り終えると1人の黒コートの男が立っていた。
「待っていましたよ皆さん。どうやら、
自己紹介はいらないみたいですね。」
そう言うと男はコートを脱ぎ捨てた。その男はやはり、マリオの予想通りだった。
「久しぶりだな・・・孔明。」
「フフフ、そうですね。」
この男こそ孔明。マリオの第二のライバルである。罠の扱いを得意とする。
なので、人前に出てくることは、あまり無い。
「珍しいな。お前が人前に出て来るなんて。」
「あなたを倒さないと、我が一族の恥になってしまいますから。
そうだ・・・せっかくなので我が一族の秘密を教えましょうか?」
真っ先に発言したのは、クラッシャーだった。
「産業で。」
「あなたは自重しなさい。」
こうして(?)孔明は一族について語り始めた。
「我が一族を語る前に、「定向進化」について説明する必要があります。
例えば馬が、「速く走りたい」それだけを願い、何千万年も生きてきた。
より速く走る雄を雌は選びその子を残した。何万世代に渡って同じ事を繰り返す。
・・・するとどんな変化が起こるか。」
「足が速い馬に変化していく。」
スバイダーマが途中で口を挟んだ。
「その通り。「速く走る」事に特化した別種になる。」
そして次に孔明は一族について語り始めた。
「我が一族の系譜は、およそ七千年前まで確認できる。
当時の人類は戦争や生きる糧を得るための狩りに、罠が必要不可欠だった。
そして、罠に使われた技術のすべては、最も技術のある息子へと受け継がれた。」
ここまで語った時、海馬は口を開いた。
「なるほど・・・「罠」の定向進化か。」
「その通り。そして、七千年の世代の結晶にして最高傑作が私だ。」
そして孔明はマリオを見据えて語る。
「マリオ・・・あなたはながく生かし過ぎた。孔明の名のもとに、貴様を殺す!!」
今回はここまで。分かる人には分かるネタですよ。
「定向進化」という単語が出てきた瞬間元ネタ把握したぜ
まさかこのネタが拝めるとは思わなかったぜw
>>220 おもしろかった!カプ描写は気にしないで他のメンバーでのデュエルも見てみたいぜ!
>>223 元ネタわからんorz
次は決戦かな?たのしみにしてる。
俺も分からん
ネウロしか出てこない俺はきっとゆとり
素晴らしいデュエルやミスパを有難う
さて、此方は性的な意味のデュエルでしかも社長が苦戦しております
言葉海馬、前回の続きで言葉上位、喘いでいるのは社長のみです
温い微妙なエロですが本番は在りません、期待して下さった方申し訳ないです。苦手な方はトリをNGでお願いします
歯で軽くズボンのジッパーを噛み、引き下げる。金属が擦れる音は静謐な室内に響いた。
言葉は器用に片手で海馬の性器を探り引き抜くと同時に、自身のブラウスのボタンも外す。
薄い水色の下着が食い込む白い肌は、興奮か寒気からか、ぷつぷつと鳥肌を立てていた。
「お借り、します」
礼儀正しく頭を下げてから、言葉は海馬の服の隙間から腹に手を伸ばした。
下着からはみ出した横乳と脇の間に、亀頭を触れさせながら、彼女は海馬の臍に唇を落とす。
「つっ!!」
冷えた指先で脇腹周辺をなぞり、掬い上げるように臍に舌を這わされる。
ぬるりとした熱を帯びる塊に腹を掻き回され、反射的に彼は躰を跳ねさせた。
ちりっと焦げるような痛みが首筋に走る。
「あ、動かないで下さい。深く刺さってしまいます」
片目を開けると、未だ抜かれることのない古青江が、頸動脈を切り裂こうとぎらぎらと光っている。
彼女にはこの刃を取り除く気がないらしい。
じわりと血がしみ出すのを感じて、海馬は深く息を吐き、胸元を握り締めた。
その様子を見て安堵したのか、言葉は彼の亀頭を、すべすべした腋と横乳で挟み込む。
マシュマロで覆われ扱かれるかのような感覚に、海馬は強く目を瞑った。
腋の間の窪みにすっぽりと先端が入る度に、骨と脂肪が亀頭を締め付ける。
臍への言葉の愛撫は続く。下着のゴム痕を指で追い、時に赤く染まったラインを爪で更に深く傷付けていく。
舌は腹筋と骨で出来た窪みを擽る。
猫のようだ、と緩やかな細波を感じながら海馬は思い出す。
施設にいた頃、裏庭に餌を求めてやってきた子猫が、こうやって自分の指を舐めていた。
ざらついた舌が指先をくるむ度に、項の辺りがぞくぞくとした。
それを快感と呼ぶのなら、これはどう呼べばいいのだろう。レベルが段違いだ。
郷愁の心とは裏腹に、躰はずくずくと脳の後ろを掻き回すような熱を訴えている。
言葉の舌は股関節を伝い、性器の真上まで来ている。
腋で弄られていた性器はいつの間にか緩やかに立ち上がっていた。
形を確かめるように、彼女の指が根本から先端へと、爪先だけが当たるように持ち上げられる。
言葉は人差し指を尿道に置き、グラスの縁を撫でるときのように、つうっと一週させると
小さなひくつく隙間に指を押し込んだ。
「ぐっ! き、さ……っ!!」
もちろん入る訳はない。だが、言葉は差し込む指を止めることなく、掻きむしるように爪で敏感な部分を抉り続ける。
覆い被さる刃の所為で、躰を大きく跳ねさせる訳にも行かず、海馬は必死で痛みに耐えた。
だが、痛みすら快楽と捉えているのか、海馬の性器はじゅくりと先走りの精液を漏らし始めていた。
ぐちゅぐちゅと、弄る度に水音が混じり始めた性器を、光のない瞳で眺めながら、言葉は付け根を噛む。
陰毛の一本一本を舐め回し、時折噛み切り引き抜く。
だらりと口の端からこぼれ落ち、シーツに染みを作る唾液に、白い精液と茶色い体毛が混じり始めたのを見て
彼女は漸く顔を上げ、海馬の性器から指を放した。
訪れることの無くなった痛みに、荒い息を整え出す海馬を無視するように、言葉はぐっと己のブラジャーを掴む。
通常の少女が着用するものよりも、桁違いで大きいそれを無理矢理、上方に少しだけずらすと彼女は
ぴくりぴくりと震える度に、汁を零す海馬の性器をぐっと握り締めた。
「こんなになって、少し可哀想ですね。今、楽にしますから」
脈打ち硬く屹立する性器を、言葉は豊満な胸と下着の間に挟み込んだ。
ずらされたブラジャーは、彼女の胸の一番大きな部分を締め付け、はみ出し突っ張っている部分からも解るように
ぱつんぱつんに海馬の性器を押し潰した。
「私が動かしますね。死にたくなかったら、海馬君は動かないで下さい」
谷間から僅かにはみ出す先端を、ちろちろと舌で舐め、言葉は両手で乳房を掻き抱いた。
両側から挟み込み、リズミカルに上下させ圧迫する。
その度に、柔らかな肌と肉の感触と、弾ける胸を無理矢理押さえ込もうとする下着の、ワイヤーの感触が性器を襲う。
ずるりと持ち上げられ、どたぷーんと落とされ揺れる度に、谷間には白濁液が溜まっていく。
彼女の舌と尿道の間では、薄く色付いた唾液の糸が、太く短く細く長くを繰り返している。
延髄に絶え間なく訪れる、雷のような衝撃に堪えながら、海馬は言葉を見た。
情熱的で淫靡な行為とは温度差のある瞳は、ずっと冷たく色を失っている。
慣れてきた手を、ゆっくりと陰嚢の方へ動かしながら、言葉は自問自答を続けていた。
今の自分を、もし誠が見たらどう思うだろうかと、取り留めもない幻想は終わらない。
恐らく、この様な場面を見ても、誠は何もしないだろう。
もしかしたら裏切られたと感じて、言葉には近付かなくなるかもしれない。
彼女がどうしてこの様な行動に走ったのか、問いつめることもなく、只驚き、悔しがり、何もせずに諦める。
誠がそういう男だと、言葉は分かっていた。それでも信じたかった。
世界と楽しそうに睦み合う誠を見た自分のように、少しは怒ってくれるのではないかと。
海馬に対して、言葉の彼氏は自分なのだと、憤り主張してくれるのではないか、と。期待した。
だがそれは、彼女の願望であり、都合の良い妄想だった。
口の中に広がる精液の味は、苦くえぐみと生臭さを鼻の奥にまで広げ、涙腺を犯す。
「……く、ん。まこ、と、くん。ま、こ、と……く、ん」
誠はいつでもそうだった。自分からは動こうとせず、周りが動くままに流される。
何時でも取り合い、奪い合い、こうなればいいと行動を起こすのは彼女や世界、そして彼を愛する女ばかり。
だから、こうやって自分が穢れ堕ちてしまったとしても傷付くのは自分だけで、誠はどうもしない。
ちぇっと舌打ちを一つして、世界や彼を構う女性の元で嘆くだけだ。
なら、どうして自分はこんな事をしているのだろう。
誠のことを覚えている、それだけのために。今この躰を捧げている。
言葉の視界は、ぼんやりと形を崩していった。
激しく揺れる度に、彼女の胸から下着がずれて上に持ち上がっていく。
色づき、きゅんと固まりかける乳輪がはみ出しても気にならないのか
言葉は包皮の隙間を舐め、僅かに溜まる恥垢を刮げ取る。
左手の指先は、先程からやわやわと陰嚢を揉み解していた。
笑顔は完全に消え、唇は一人の男の名前を呼び続ける。
壊れた人形のような様子の彼女を、白く染まる閃光で視界を覆い尽くされながら見詰め、海馬は唸った。
快楽を堪えるためか、無意識のうちに胸元のロケットを握り締めていた指が、存在を主張するかのように痛む。
中にあるのは幼い弟の、幸せだった頃の写真だ。
無邪気に笑う木馬と、その姿を見て笑みを零す自分。優しい世界、小さな子猫。
あの猫は、確か暫くして姿を消してしまった。木馬は知らなかったが、自分は知っている。
猫は死ぬときに、姿を見せずひっそりと、一人で命を落とすのだと。
途切れ途切れに紡がれる声と、その合間に薄い精液を口に含み、強請るように舌を動かす彼女は、何処か似ている。
海馬は、徐にロケットから手を放し、絶え間なく溢れる言葉の頬に指先を近付けた。
脳内を火花が散る。
ひとしずく、彼女の涙を指が掬い上げた瞬間、海馬は達していた。
続く
>>227 ネウロで合っているよ。
どうしても書きたかったネタなんです。
>>216 面白かったけど禁止カード活躍し過ぎです><
原作ルールだとなんでもありだがエルマが気になって仕方がない、そしてロクミク頑張れ
桂馬続きキター!
言葉切ないなあ
しかし少年漫画出身と18禁ゲーム出身の差が如実に表れていると言わざるを得ない!
続きに大いに期待してます
>>233少年漫画出身と18禁ゲーム出身の差が如実に表れていると言わざるを得ない!
↑禿同と言わざるを得ない!
それにしても言葉優位すぐるwwww
全裸で続きを待ってます。
>>216 GJ!!俺も遊戯王の小説書いてるけど、こんな熱い展開無理だ。本当に楽しかった!
他のキャラのデュエル楽しみにしてます。
本当
流石エロゲ出身者だ言葉。エロい!
ここがエロパロスレなのを思い出すぜ
続き期待
>>234 つ靴下
ったく全裸マナーくらい守れよ。
成人向けの絵板もできたなー
エロいカップリング絵は果たして投稿されるのか!?
242 :
前スレ578:2008/05/29(木) 03:18:50 ID:mNjxiAtm
>>123 谷口かっこいい……本編で3枚目なだけに余計かっこよく……
>>132 犯罪?いいえ、デュエルです。
>>フルニコ
麻雀分からない人種だけど雰囲気で楽しんでる!
こなた、それを言っちゃ王様のアイデンティティーが……
>>138 文章表現とエロスが……すごく、すごいです……(大事なことなので2回言いました)
なぜか夜中に眼が覚めてしまったので、海馬×ハルヒの続きを投下します。
短期間に良い作品ばかりが出されてるんで、初投下のときよりプレッシャー感じますね。
もちろん途中までです。
243 :
海馬×ハルヒ:2008/05/29(木) 03:23:10 ID:mNjxiAtm
ドクッ、ドクッ、ドクッ………
自分の鼓動が耳の奥から響いてくる。五月蠅い。
フゥ…フゥ…フゥ…
息も、もっと静かにできないのか?コイツに聞こえてしまう。
「舐めろ。」
言葉と同時に指を動かす。指の動きに合わせて、コイツの頭が……
「ぐっ……!」
しまった!声が……っくそ、もっと丁寧にできないのか、ガサツな女め……
操っているというのに、性格が舌使いにでているぞこの淫売!!
……どうやらもう少し、おとなしくさせてやる必要があるようだな……
初めは柔らかいゴムのような感触だった。
それが、どんどんと熱く、硬く、大きくなっていく。いや、、大きすぎる。
「んも………!んぉ……」
ハルヒは海馬のモノを根元まで咥え込んだ。
自分の意思とは関係無しに喉の奥までモノは突きこまれ、ゆっくりと引き抜かれる。
口から引き抜かれる陰棒は、ハルヒの唾液と少量の先走りとの混合液でテラテラと黒光りしている。
海馬の股間に顔を埋め、羞恥で顔を真っ赤にしながらの奉仕。
「ん……ほぉ……んん〜……」
(く……苦しい)
ネトネトとした液体が喉に絡み付いて呼吸がし難い。さらに、ハルヒの口には海馬のモノは大きすぎた。突きこまれる度に喉の奥まで侵入する異物感に、おもわず吐き出しそうになる。
(舌は……ちゃんと動く……)
頭に霞がかかったように思考が鈍い。しかし、舌が自分の意思で動くことに気づいたハルヒは、呼吸がしたいという一心で舌を海馬のモノの裏筋に走らせた。
「ぐっ……!」
海馬のうめき声が聞こえた。
よし。この調子なら……
ヂュ…ッチュ……チュ……
「んむ……んっ………んぅ……」
「くぅっ………」
舌の先端を海馬のモノの裏筋に引っ付ける。そして頭の前後移動に合わせて、ソフトクリームを舐めるようにチロチロと細かく舌を動かす。
舌がモノの先端に触れるたび、海馬の体が強張るのが分かる。舌をすぼめて亀頭全体を包み込んでみると、今度は足が震え始めた
244 :
海馬×ハルヒ:2008/05/29(木) 03:24:28 ID:mNjxiAtm
(先っぽが弱いのね……よし、もっと…っうむぅ…!?)
頭のストロークが止められた。海馬の片手がハルヒの後頭部を押さえたためだ。モノが喉の奥に突きこまれたまま固定され、窒息してしまいそうだ。
さらに、ハルヒが心の中でうめき声を上げたのは、そのせいだけではなかった。
四つん這いとなったハルヒの股の間、スカートの中に、海馬のつま先が突っ込まれていた。
ぐり…ぐりぐり……
「っむぅ!?……んむぁ……!!」
海馬のつま先が、ハルヒの柔らかな秘所を下着の上から圧迫する。硬い革靴が、力を込めて食い込んでくる。
背筋を電気が駆け上がるかのようだった。
海馬のつま先が、食い込んだつま先が、力をこめる、わずかに動く、回転させるように、それだけで快感の波が理性を壊していく。
クチュ…クチュ……
「水音がするぞ、涼宮……このようなことをされて、悦んでいるのか……?」
足の先端から聞こえる音に海馬がいち早く反応した。唇をさらに吊り上げ、よりサディスティックな笑みをその顔に浮かべる。
同時につま先の動きが、秘所の割れ目に沿うように、こねくり回すように、いやらしいものへと変化した。
呼吸困難と快感の狭間で、ハルヒの思考は揺れ動いていた。
(なん……でぇ……?)
気持ち良い。なぜだろう?
この踏み躙るような足の動きが?いや、体を操られ物のように扱われることがもしかして……キモチイイ?
苦しい 悔しい 何様のつもり? こんなことして、許さないわよ 私刑で、死刑だからっ
でも、アンタのこと嫌いじゃない 嫌いじゃないから
高慢ちきで 我侭で 人のこと小馬鹿にして 嫁が大好きで
それでも、私の大切な――
大切な、SOS団のメンバーだから
感謝しなさいよ?全く……
245 :
海馬×ハルヒ:2008/05/29(木) 03:27:12 ID:mNjxiAtm
「ぐぅっ…ぁ!!」
「ぅんん……!!んぅぅ……」
どくっ……どくっ……どくっ……
肉棒が一瞬硬さと大きさを増したと思った瞬間、白濁液がハルヒの口内を満たした。唇の裏、歯と歯の間、喉の奥まで、まるで口内を全てその色に染めてしまうかのような量だった。
「んぶ……ぷぁっ!!……ゲホッ、ゲホッ……んぁ…」
頭を押さえていた海馬の手が離れると同時に、ハルヒも海馬の肉棒から口を離した。いつの間にか、Eコントローラーの効果は消えてしまったらしい。
飲み込めなかった精液が、口の端からドロリと溢れ、白い喉を伝って落ちていく。
口内だけでなく、ほっぺたにも鼻の頭にも、髪の毛まで、ハルヒは白で汚されていた。
虚ろな瞳で海馬を見上げるハルヒ。己の精液で穢れた美少女を見下ろす海馬。
数秒間、部屋に二人の荒い呼吸だけが響いた。
「涼宮……」
数秒間の沈黙を経て、海馬が口を開いた。ハルヒの腕を掴むと、力を込めて引っ張り上げる。
抵抗せず、力に引かれるままに立ち上がるハルヒ、しかし、腰を上げた瞬間膝が崩れ、後ろ向きに大きくバランスを崩す。
思考が鈍い。何も反応できない。手をつくことも、体をひねる事も。
体が大きく反れ、そのまま後頭部から床へ……
グン
凄まじい力で、体が引き戻された。手首が、痛いほどに握り締められている。
掴んでいるのは、海馬。
ハルヒの瞳に映るのは、いつも通り無表情で、無愛想で、不機嫌そうな顔。
(こういう時ぐらい……)
もっと違う顔見せてくれても。亡羊と考えながら、力のベクトルに従って海馬の胸へと吸い込まれていくハルヒの体を、彼の両手が包み込んだ。
(あっ……)
海馬の手つきは、優しかった。
その手の内にある存在を、全身全霊をかけて慈しみ、愛しむような抱擁だった。
逞しい胸板、大きな手、広い肩幅。
海馬の腕に力が入る。ハルヒは彼に抱きしめられ、密着していることに、何の不快感も感じなかった。むしろ、このままでいたいとさえ感じていた。
表情で感情を表す代わりに海馬は、ハルヒを抱きしめることで、彼女に伝えようとしていた。
彼の、純粋な気持ちを。
246 :
海馬×ハルヒ:2008/05/29(木) 03:31:44 ID:mNjxiAtm
今日はこれまでです。
投下してから気づいたんですが、タイトルを全く考えていなかった……誰かいいタイトル考えてくれないかな……
やったー!
海馬×ハルヒの新作DAー!
海馬社長の恋鬱
海馬ハルヒきたあああああ
いいな、いいなーGJです!
何だこのスレw
クロスオーバーでエロパロとかw
>>251 正確にはクロスオーバー作品でのエロパロだけどなw
ホント、ニコニコはカオスDA☆ZE
クロスオーバーとか好きだから、そういうエロパロがあると結構嬉しいんだよなw
>>243 ハル海の続き全裸靴下で待つわ
今第三話目を書いてるんだが…wikiのほうでもノベライズ化作品が投下されてるのか…
俺は自重すべきなのだろうか
>254様
貴方の作品も読みたい。
今気が付いた、モクバは片仮名表記が正しかった。すまん、こういうミスは他にもある気がする
海馬ハルヒ乙です、エロイ話をエロく書けるのは羨ましいw
似非ノベライズも見たいから頑張って下さい。人それぞれ書きようが違うからどれも面白い
さて、桂馬ラストです、エロは無しのはず
あくまで自分の中においての二人の考えを書いたつもりなので、間違っていると感じたら申し訳ない
やたらに女の子が強かったり頭撫で描写が多いのは(マゾ男的な意味で)仕様です
言葉は、何をされたのか解らないと言いたげに、ぼんやりと海馬を見詰めていた。
目を閉じて荒く息を吐く彼の指は、彼女の涙と飛び散った精液で濡れている。
汚してしまった。
反射的にそう感じた言葉は、躊躇いなく彼の指を咥えた。
一本一本を丹念に舐めあげていくその様が、ますます猫じみているように感じられ
海馬は、薄く開けた目をもう一度閉じ眉を顰めた。
彼の不快そうな顔を見て、言葉はいっそうの自己嫌悪に陥る。
結局、こんな事をしても、実るものは何も無いのだ。
海馬の精液が広がる胸を見ても、彼女には誠に対する感慨も後悔も、痛みも無かった。
ひたすら虚しさと、そして海馬を利用してしまった自分への嫌悪感だけが募っていく。
共犯者にはならないと宣言されていたのに、こうして気を遣わせてしまった。
口の中に広がる潮の味は、辛く苦みばしり、舌に突き刺さる。
「おい」
突然海馬から声を掛けられ、言葉はびくりと咥えていた指から身を引く。
唾液が糸状になって繋がる様を、忌々しそうに眺めてから、彼は問いかけた。
「貴様は、快楽に身を委ねる気はないのか」
海馬からの思いも寄らない発言に、言葉は驚き、困ったように身を縮こまらせる。
欲望のままに己を弄んでは、罪にならない。
何より、言葉の貞操観念は、誠でも突き崩せないほどに固かった。
胸や手足、口などは穢れても構わない。けれども、操だけは何があっても守る。
こんなことになっているのに、今更と思わないでもなかったが、言葉は緩やかに首を振った。
「もう、充分です。本当に御免なさい、こんな」
みなまで言わない内に、彼女の目前に、海馬が迫ってきた。
「え、え?」
大分落ち着いたのか、器用に古青江を引き抜き傍らに置いた海馬は、真意の見えない笑みを浮かべている。
「貴様、この俺に失礼だとは思わんのか?」
「しつ、れい」
目線を落とし、彼の腹に広がる精液を見て、言葉は遅まきながら頬を朱に染めた。
自分は海馬を道具のように使い、辱めた。それなら海馬にもまた、彼女を自由に扱う権利がある。
「そうだ。これだけ好き勝手やってくれたのだ。次は、俺のターンだろう」
海馬の長い指が、言葉の顎を掴んだ。
貴様にも快楽と屈辱を与えてやろう、と、低い囁きが耳元で響き、思わず身をすくめる。
急に、露わになった胸元が寒々しく恥ずかしいものに思え、彼女は自らの顔を手で覆った。
ぽふり。
小さな衝撃が、言葉の頭に落とされる。
海馬の長い指は、彼女の艶やかな黒髪を掻き分け、項を撫で上げていく。
ゆったりと動かされる手が、胸元や唇に降りてこないことを不審に思い、そろりと指の間から覗くと
そこには、普段よりもぎこちない笑みを浮かべた海馬がいた。
「どうだ、子供のように扱われるのは屈辱だろう」
屈辱。
そんなものを、彼女は感じては居なかった。海馬とて、本気で言葉を責め立てているつもりはないのだろう。
手の動きは何かを思い出そうとしているかのように、拙い。
「海馬、くん」
撫でられる際の僅かな圧力の所為か、そろそろと下がっていく言葉の頭と、窺うような上目遣い。
遠い昔、モクバが泣きそうになったときも、こんな事をしていた気がすると、海馬は片方の手で再びロケットを握った。
『兄サマ、どうしよう……あの猫、いなくなっちゃった。
オレ、もっと餌とかやってたら良かったのかな。そうすれば、もっと……』
何時からだろうか、彼の目の前で弟が泣かなくなったのは。
それは、剛三郎がビルから飛び降りて死んだ日からだったかもしれない。
それよりももっと前の、あの運命を決めたチェスの日からだったかもしれない。
涙を零さず、寂しいと訴えることもなく、代わりに自分や他人を傷付けて、生まれた歪みを埋めていた。
「頭、そのう……かい、ば、君?」
幸せで、優しかった頃の自分は、そんな時。弟の頭を撫でて、どうしてやっていた?
「――――――け」
「ひゃうっ!」
言葉の頭を、更に強い力で押さえ付け、海馬は彼女を見下ろす。
「痛いだろう、泣け」
「え、え」
何を命じられたのか解らず、言葉は真意を探るように顔を上げようとした。
だが、背筋を伸ばすことを許さないかのように、海馬の手はがっちりと後頭部に掛かっている。
言葉は、ぎりぎりと頭皮に食い込む痛みに、疑問符を浮かべ続ける。
「惨めったらしく、声を上げて泣けと言っているんだ。先程のような、泣いているのかいないのか解らん態度は認めん
この俺に謝罪したいと思うのなら当然だろう。魂が枯れるまで泣き叫べ、妥協は許さん」
ぐいぐいと、更に掛かる力の所為で、言葉の方から海馬の顔を見ることは出来ない。
言われたことを頭の中で何度も繰り返し、彼の意図するところを捉えた途端、瞳からは止め処なく涙が溢れだした。
忘れたくない。その為だけに自分を傷付けた先に待っているのは、誰も鞭打つ者の居ない一人だけの世界だ。
暗闇の中で拘束具に身を包み、鞭の音だけを思い出す日々の積み重ね。
それは、海馬のよく知る崩壊だった。
「あ、あ……っ……あああああ……うあああああっ……」
悲壮な嗚咽の声が、言葉の口を突いて出る。
茨で縛られて、砕け散る直前のようにみしみしと音を立てていた彼女の心は、今。
鋭い刃の一撃で切り裂かれ、大きな傷を残し血を噴き出させながらも、解放されている。
血も膿も、痛みを恐れずに全て吐き出してしまえば、良い。
本当は、海馬は言葉も、過去の自分と同じように壊れてしまえばいいと考えていた。
それが救いだというのならば、粉々に打ち砕かれてしまえと。
けれども、ぐっと握り締めた掌の中にある物に気が付き、海馬は
崖の上に立つ言葉を、狂ってしまえと突き飛ばすのではなく、誰かのために生きろと、引き戻していた。
小さなカード型のロケットの中で、モクバは彼の名を呼んでいる。
『兄サマ』
暗闇の中で一人、砕け散った心を拾い集めていたときに、背中を支え、呼びかけてくれていた声。
泣いても良い、縋っても良いのだと。
許しを与えてくれた弟の掌は、幼い頃自分が彼にしていたように、優しく体と心を撫で包む。
セピア色のそれは、海馬の心の中に今も昔も変わらず、在り続けていた。
言葉もまた、同色の想いの存在を感じていた。
何も意図せず、肉体が求めるまま従って、堪えていたものを垂れ流す。
そうして段々心が空になっていくうちに、まるで深く水を湛えていた海の底が、引き潮とともに浮かび上がるかのように
彼女の中にも変わらず在り続けるものが、姿を現した。
初めて、誠と話した日。携帯の中で遠くを見る、自分の姿を見て。
好きだと言われたあの時の、幸せな気持ち。色褪せてしまったけれど、優しく。水底にあった記憶。
胸元で祈るように両手を握り締め、言葉は首を横に振った。
「在りました。在ったんですね、無くなるんだと思っていたものは、無くなるわけじゃなかった
大事に仕舞い込んでしまって、見えなくなっていただけ」
だから、と続けて、言葉はゆっくりと顔を上げる。海馬の手は、彼女の頭上から頬へと降りてきていた。
その手に自分の手を重ねて、言葉はふうわりと微笑んだ。
「私は、思い違いをしていました。もう大丈夫です」
柔和な笑みを小馬鹿にするように、海馬は鼻で笑いながら瞳を覗き込む。
「この俺を道具のように扱っておいて“思い違い”か。良い身分だな」
挑発的な物言いを気にも留めず、言葉は自分から、鼻先が触れるほどの距離になるよう顔を近付けた。
「はい、私の“思い違い”でした。だって、海馬君はこんなに優しいんですから」
冷たい人間のように言ってしまって、御免なさい。
こつんと、額が触れる。
近すぎて海馬がどんな顔をしているのか、言葉には見えなかったが、何となく察しは付いた。
蒼い瞳は、言われ慣れない言葉に戸惑い、虚空を彷徨っている。
くすりと小さく笑ってから、言葉は心の中で誠に謝った。
御免なさい誠君。でも、私は今、幸せです。
この記憶も、思い出としてセピア色に染まって、何時か心の海を漂うのだろう。
沈んで、時折海が干上がりそうになったときに、そっと顔を出す、優しい貝殻のような記憶になる。
細波のような心音を感じながら、言葉はそっと、捨て台詞を吐くつもりだった海馬の唇を塞いだ。
終わり
長々と続けてしまい申し訳ありませんでした。次はKBC×なのはさんでも書くかね
これはヤバイ。後半普通に読みふけっていた!GJ!
そして次回作予告がまたw
感動した!
心よりGJと言わせておくれ!!
KBCと誰かでカップリング作れないかと妄想してた俺としては一向に構わん!むしろ読みたい>次回予告
なんだよもうなんだこれすごすぎて言葉が出ないじゃないか
このスレほんとにレベル高くて幸せだ!GJ!
なんだこれ過ごすぎるじゃないか
そしてKBCなのは共に初のカップリングにも期待してるぜ、全裸にマフラーで
>258
KBC×なのはさん
なんというチャンレンジャー。期待してます。
元魔王とその魔王に操られた少年だからな、接点はあるな
すごく楽しみだ
何だコレやべえぇぇぇぇぇぇぇぇ
エロなしだけど、エロ以上の衝撃があった。感動した!
難しい設定の二人を、どっちのキャラも崩さず上手く絡ませてるなぁ。
いつかまた、二人の話書いてほしいわ
まさかのKCBキター!
wktk
高校生組SS投下。
エロなし、ギャグで王様×こなた、古泉×言葉、海馬×ハルヒっぽい表現あり
初の小説だからヤマなしオチなし意味なしと色々おかしいと思うけどスルーしてくれ。
267 :
谷口の策略1:2008/05/29(木) 20:51:02 ID:S8EA6kp6
タイガーモス号のとある一室。
海馬、遊戯、こなた、ハルヒ、言葉、谷口、古泉―――いつもの高校生組が集まって雑談をしていた時のことだった。(最も海馬は雑談には参加せず、興味が無さそうに立ち尽くしていただけだったが)
それぞれの第一印象、そしてそれからこの冒険が終わったら何がしたいかなど、些細な話題でも盛り上がるのはやはり年相応と言えよう。
互いに喋りつくし、話題が無くなってきた頃―――そうだ、いいもん持ってたんだ、と谷口がとある瓶を取り出した。
268 :
谷口の策略2:2008/05/29(木) 20:51:50 ID:S8EA6kp6
「? 谷口、何よそれ」
ハルヒが素っ頓狂な声をあげる。
その瓶は一見古臭いものに見えた。…が、どうやら飲み物らしい。
どこからともなく古泉が人数分のグラスを調達してくる。…こういう気配りが彼のモテる理由だろう。
なみなみとグラスにその液体をそそいでいく谷口。
透明なそれは小さな泡と共にはじけ、甘いにおいが空間に広がった。
その様子に言葉がわぁ、と歓声をあげる。
ようやく全員分のグラスが満たされ、谷口の手によってそれぞれにグラスが手渡された。
女子群は嬉しそうにキャッキャッとはしゃいでいるものの、海馬はいつもの人を嘲笑したような笑みを浮かべており、遊戯は遊戯で疑い深そうにグラスに入った液体のにおいを嗅いでいる。古泉はいつもの笑顔だ。
269 :
谷口の策略3:2008/05/29(木) 20:52:32 ID:S8EA6kp6
「…谷口君、これはもしかして、」
遊戯が最後まで言い終わらないうちに口を何かに塞がれる。
ふと横を見れば、こなたが人差し指を口に当て「内緒」のポーズをしていた。もちろん片手は遊戯の口を覆っている。
―――確信犯だ。…遊戯はそう思った。
「さーっ乾杯しようぜ乾杯!俺たちの出会いを祝して、かんぱーい!」
かちん、とグラスが鳴る。
乾杯の音頭を谷口に取られたことでハルヒは機嫌を損ねたのか、流し込むようにグラスの中身を一気に飲み干した。
続いて言葉がくいっとグラスを傾ける。
その二人が飲んだ瞬間、ゴクリ―――と谷口が息を飲んだのを遊戯は見逃さなかった。
こなたはニヤニヤとその様子を眺め、古泉もいつもの営業スマイルのまま。
その時、それまで言葉を発する事の無かった海馬がようやく口をひらいた。
「ふぅん。…この香り、口触り―――雑魚のくせになかなか良い酒を持ってるようだな」
270 :
谷口の策略4:2008/05/29(木) 20:53:12 ID:S8EA6kp6
「は、はれ…?」
ガシャン。言葉が持っていたグラスを床に落とした。
まだ半分以上残っていたグラスの中身が広がっていく。
そのまま崩れ落ちるように倒れ込み、胸元を押さえ苦しそうに呟いた。
「あ、熱い………」
プチン、プチン。
言葉の白い指が自らの制服のボタンを外し、その柔らかい肌を徐々に露出させていく。
キタ―――――――(゚∀゚)―――――!!!!
谷口がまさに狙い通りと言わんばかりにガッツポーズをした。…なるほど、これが狙いだったらしい。
「酒で脱衣はエロゲじゃ定番だからね〜」
「は、早く止めさせ……って、い、泉さん?何してるんDA☆」
遊戯は思わず硬直した。
…なぜならこなたに後ろから抱きつかれたからだ。
酒を一滴も飲んでいない遊戯だったが、まるで茹でタコのように顔を真っ赤にさせる。
「あんれー?遊戯くん照れてる?可愛いのぅ〜うりゃうりゃ!」
「ちょっ、や、やめるんだ泉さん!っていうか泉さんも飲んだだろう絶対!」
背後からくすぐり攻撃を受けて悶絶する遊戯。最もくすぐり自体にそんなにダメージがあるわけでなく、その際に密着するこなたの体温、感触にたじろいでいた。
271 :
谷口の策略5:2008/05/29(木) 20:53:53 ID:S8EA6kp6
二人がいちゃついている一方、言葉は着々と服を脱ぎ初めていく。
とうとう下着が露出された時、谷口は鼻血を垂らしながら思った。
生きててよかった……!
とうとう言葉の手がブラジャーにかかる。たわわな双丘まであとひとつ…!思わず身を乗り出す谷口。その時だった。
「これ以上女性を辱めるのはオススメしませんね」
穏やかな落ち着いた声と共に言葉の背後からふわりとブレザーがかけられる。
「こ、古泉ぃい…!!あと少しだったのによぉお!!!」
「すみませんね、我が団長に手間取っていたら言葉さんの救出が遅れてしましました」
ふぇ?と何がなんだか分からないような言葉の顔に古泉は苦笑する。
その様子を見て谷口ははぁあと大きく溜め息をついた。
「ったくフェミニストが!
で、その涼宮は?あいつ、一気飲みしてた……よ…な…」
谷口の口があんぐりと開かれる。その視線の先にあったのはとんでもない光景だった。
「オラオラオラー!キョンはどこなのよ!ここね?!ここにいるのねっ!?」
「や、やめんかこの痴女がぁあああっ!!キョンなど知らぬわああああ!!!」
谷口が見たのは、暴君ハルヒによって着ているものを身ぐるみ剥がされた海馬だった。
いつもの特徴的な服は乱暴に投げ捨てられており、今や着ているものはトランクス一枚といった状態だ。
(さすが涼宮…恐るべし)
心から谷口はそう思った。
こうして今日もタイガーモス号での夜は更けていく―――。
以上です。
お目汚し失礼しました。
海馬×言葉の人も海馬×ハルヒの人もGJ!!最高でした
おまけ↓
「ん〜?遊戯くんはここが弱いのかな?お姉さんに言ってみなさい?」
「おっ、おっさんくさいぜ泉さん!わき腹を撫でるのはやめてくれ――!!!」
こなたによりさんざん弄くられる遊戯
***
「キョンどこにもいないじゃないの!」
「ぅ…ぅおのれぇ…!この屈辱は必ず返すぞ!!」
ハルヒによって最後までひんむれた海馬
***
「す、すいません古泉さん!私、酔ってとんでもないことやらかしちゃったみたいで…」
「いえ、女性を守るのは当然の事ですから」
ガチホモフラグ消滅の危機な古泉
***
「フラグ狙ったのになんで俺以外うまくいってんだよぉおお!!!!」
哀れな谷口。
そーいえば…琴姫ってSSないな。
やっぱりピコ麻呂とカップリング決定済みがいけないのか?
それとも年r…
んー、一レス一レスが短いからもっと詰めたほうが良いぞ
>>272 乙!
なんか古泉と言葉っていいな、このスレはほんといろんな組み合わせが読めて素晴らしい
そして哀れ谷口www
>>273 個人的には好きなんだがなぁ
マイナーな組み合わせをあえて妄想して楽しんでる俺としては
ピコ麻呂だけじゃなくダーマや古泉とも合いそうな気はするんだが……
最近古泉が同姓愛者じゃなくて両性愛者な気がしてきた
ニコニコ的にはガチホモみたいだが、本来はただの男好きな訳じゃないだろ
あのメンツでガチなのは阿部さんだけだろ
でも、いつか阿部さんと女キャラのエロパロも読みたいぜ…たとえ邪道だろうと
そういやKBCの綴り間違うてた
>>256 遅レスになってしまったが乙でした!
やばい感動して言葉にできない
やっぱり桂馬いいなあ、大好きだ
いつかその後の2人の話も読んでみたいんだぜ
そして次回予告に大いに期待してます!
>>273 ピコ麻呂と琴姫は他のメンツとちがって元ネタのゲームにそれほど
関わってないからキャラが解りづらいんじゃね?
SSは無いが絵版に琴姫おっぱいならあるぞ
分かりづらいも何も元はステージの背景キャラだからな
ある程度は書く側の想像でいいんじゃないの?
283 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 16:11:33 ID:9/uhz2QE
sage
失敗したー!(汗)
ニコニコ麻雀の感想言いたかったのに。アリス41000でハルヒ9000点。古泉が見逃しまくりフラグが(笑)
カップリング的に言葉は遊戯とデキてて、古泉はハルヒに片思いという図式が俺の中にあったのに
あとひっそり古泉×アリスも気になってたのに、この古泉言葉ラッシュにやられちまった
阿部×琴姫をおしてみる
あと34の事を念頭から外せば6話で富竹×琴姫できそうな気がする
既婚者じゃなければボブとか、エロなしならおじいちゃんも良さそうだけど
ボブは実在の人物だし同じ実写キャラでもKBCのようにネタ扱いし辛いから無理っぽいからなー
王様理沙派は誰もおらんのか……。
前スレでちょっとブームになっとったのに。
287 :
177:2008/05/30(金) 19:17:25 ID:s2Fvth7o
いや、王様理沙、好きだよ。
ただ、この二人は男女の異性愛を越えた本当の意味での純愛っつーか、
信愛っつーか、互いの背中を預けられるカンジで好きだ。
(凡骨じゃない城之内?)
>>285 あるぇー?自分もちょうど阿部×琴姫って書き込もうと…
前スレで言ったハルヒ×琴姫なんだが
自分が言いだしたんだし書いてみようと思って今書いてるよー
でもハルヒのキャラつかめね。
ハルヒに「阿部さん」って呼ばせたらなんか違和感あるし…
誰か助けてくれ\(^O^)/
ハルヒは、大人の目上の人には「さん」づけでいいんじゃね?
若しくはもう、統一して「あなた」とか、興奮状態なら「あんた」にするとか
ハルヒはなー……傲慢で我が儘、自己中心的で何でも出来るけれど、意外と気も使える常識人
但しそれを表立って出したがらないから、所謂ツンデレ的な表現になってしまう、みたいな?
王様魔理沙も萌えるし海馬ハルヒも萌える、このRPGに登場するキャラのCPなら
誰と誰でも萌えるから困るw
名前欄消し忘れてたorz
琴姫でも何か一つ書けたらいいなと思う、大人のお姉さんは良いものだ
でも巫女は結婚するまで処女は捨ててはいけないらしいからなー…エロは難しいだろうな
まぁエロ作品で倫理観とか言ってたらきり無いが
処女を捨ててはいけないって言うんなら百合で…
アレ?
ええい、このスレの職人達は化け物か!
みんな纏めてGJだぜ!
そして、そんな余り有る良作達に圧倒つつも、『フルニコ』の続きを投下します。
全体としては
>>197の、卓としては海馬sideなので
>>158の続きとなります。
尚、KYで申し訳ありませんが、当作品の古泉はあくまでニコニコRPG仕様ですw
>>291-292 人間の身体には菊門と比喩される場所があってだな…。
──海馬side──
「さあ、ルール通り一枚脱いでもらおうか」
「仕方ありませんね。では…」
放銃のペナルティに従い、古泉は制服のネクタイに手をかけると、顎を軽く上げながら、それを器用にシュルリと抜き取る。
その仕草は何処となく優雅で手慣れた感があり、彼自信の好顔と合わさって中々に絵になっていた。
「やっぱり傍から見る分には割と格好いいのよね。もったいない」
そんな光景を目の当たりにし、ふと、アリスがそんな感想を漏らす。
「お褒めに預かり光栄です。それと、これは自分で選んだ道ですので。…貴女と同じく、ね」
「!……何の事かしら。それより早く牌を取りなさい」
「おっと、これは失礼」
そんな遣り取りが交わされながらの東二局、海馬の親番。ドラは白。
各自配牌を取り終え、理牌する。
(ふぅん、2シャンテンか。なかなか良い配牌だ)
心中でほくそ笑みながら、海馬はまず西を切る。
「ポン!」
「何?」
すると、いきなり一巡目からハルヒがそれを喰い、換わりに六萬を切り出した。
そして、その直後にアリスの第一打の三筒もポンし、今度は一索が切り出される。
(筒子の混一か…相変わらず強気に鳴いて強気に攻めてくるわね…。あ、カンチャンが入った)
ハルヒの早仕掛けで軽々に筒子は切れなくなったものの、代わりに絶好の有効牌を引き入れ、アリスの手も海馬と並び2シャンテンとなった。
それから暫くは静かに場が進み、五巡目のアリスのツモ。
(一通テンパイ、九索単騎待ち…取り敢えずはダマね)
このツモで早々にテンパイしたアリスだったが、待ちの悪さと、ハルヒへの警戒もあり、リーチは自重した。
しかしその直後、
「リーチだ」
親の海馬の先制リーチが入り、場に緊張が走る。
切られた牌は生牌の六索。
(涼宮さんの鳴きを警戒する様な素振りも無かった。…となれば、好形の多面張か、或いは涼宮さんの手が安いと踏んでいるか。何にせよここは…)
海馬のリーチを受けて古泉は暫し黙考すると、手牌の端に寄せていた二枚の撥の一枚を落とすと、
「ポンよ!」
すかさずハルヒがその撥を拾い、先に鳴いた西と三筒と共に、手牌の横に晒し、入れ替わりで五筒を切る。
「さあ勝負よ海馬君。この五筒、通るの通らないの!?」
「…ふぅん。通しだ」
その応えによっし、とハルヒは声を上げ、小さくガッツポーズを取ってみせた。
(…何だか、ハルヒが鳴く度にいい牌がくるわね)
ハルヒの鳴きでアリスに流れた牌は、ドラの白。現状では超級の危険牌であり、また、アリスの手の得点力を一気に高める最高の牌でもある。
(これならダマでも満貫…ここが勝負所!)
「通らばリーチよ!」
仮テンにしていた九索を切ってリーチを宣言し、箱から千点棒を取り出──
「ふぅん、そいつは通らんな。ロンだ!」
「!!」
千点棒が卓に置かれる前に、海馬がパタンと手牌を倒した。
(白と九索のシャボ待ち…!)
「安目だがまあいいだろう。リーチ三色ドラ2に…裏は乗らずで12000だ」
この親満の直撃により、トップの座は海馬へと入れ替わる事となった。
ちなみに
>>295直後の現在の海馬sideの状況↓
東二局一本場
東家:海馬 …44400
南家:古泉 …17400
西家:ハルヒ…400
北家:アリス…37800
>>284 アリスの東パツの和了りは親倍なので24000点ですよー。
感想は感謝です。
作家の皆様本当にGJです。
というかレベルの高さに日々驚きます。
覚えてる人も少ないと思うが
>>164の続編をうpしてみる。
元はといえばエロが少ないから書き始めたが書いてるうちにすばらしい
エロものが増えていてうれしいと思いつつ出しづらくなってしまった。
しょぼいのは…仕様です(orz
以下の作品には性的描写が含まれています。見たい人だけゆっくりしていってね!
「んぅ・・・くちゅ・・・。」
押し倒され急に口を塞がれたミクは困惑しながらも抵抗することもなく、流されるがままロックの舌を受け入れた。
「ちゅ・・・ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・。」
拒まれないことが分かるとロックは人工皮膚に覆われた味覚器官をミクの中にさらに押し込む。さらに激しくなった動きにさすがにミクも苦しくなる。
手で押し返そうとしたが、歌唱用ロボットの力ではどうしようもない。その間にもロックの勢いは激しくなる。異変に気づき、目を開けロックの顔を確認するミク。
その顔はさっきまでの優しい笑顔とは違い、目が据わっていて狂気すら感じられる表情になっていた。さらに抵抗されたことによりロックが腕を押さえてきた。
何とかしなければと思い、足を上げようとするが機械の体というものは重く、か細いミクの足ではどうしようもない。
(!!)ロックの手がミクの胸と局部に触れる。服越しとはいえ他人に触られるのは初めてである。左手は胸をもみ、右手は下着越しにそのカタチを確かめるようにゆっくりとなでる。
さっきから体全身の電流の流れが速くなり、時折痛みを与えてくる。しかしそれは不快なものではなくむしろ気持ちのいいものだった。
ロックの右手が下着をすり抜け中に進入してきた。そのまま中指を立てミクの膣に入れ引き抜く。
(どろ・・・)ミクは明らかな下半身の異常に驚く。普段は排泄物の出口としての機能しかない器官にそれ以外のものが出てくる。
ロックの冷たく硬い手が自分の秘部を出入りするたびに溢れ出す。
いつの間にか脱がされていた上半身ではミクの小ぶりの胸がロックにより揉まれ舐められている。
開放された口も初めて受ける快感に脳が支配され言葉を発することができない。
(ビクッ!ビクビクッ!)体全身が強い電気が走り、力が抜けてゆく。
ミクが絶頂に達したことを確認するとロックは無言のままミクから一歩引く。そしておもむろに腰の一部分のカバーを外し、あるボタンを押す。
ロックが離れていくに気づき、体を起きあげロックを見たミクは驚愕した。いわゆる男性の生殖器がロックの下腹部から現れたからだ。
なぜロボットである彼からそのようなものが生えたのかはわからない。しかしこの前みたリョウのものよりも若干小さいものの”それ”は間違いなかった。
ショックを受け固まっているミクをよそにロックは”それ”を手に持ちミクに近づく。
これからロックがしようとしていることは分かっている。それを考えると恐怖心が溢れてきた。
だがいくら考えたところで絶頂により腰が抜けているミクに抵抗の手段はなかった。
「や、やめてロック・・・だめぇ・・・!」なんとかつむぎだした言葉も暴走する家事用ロボットの耳にはとどかない。
ロックはミクをうつ伏せにし、よつんばえにする。
(ぷちゅ・・・)小さなミクの膣の大きさを無理やり広げ、ゆっくりとミクの中に”それ”は入っていく。
「あぁー!い、痛いよロッ・・・クぅ・・・。」自分では叫んでるつもりだが、大きさが伴わない。思わず目から雫が垂れる。
そんなものは見なかったかのように少しずつスピードを上げながら無言のまま腰を動かす。
「ひゃん!痛い・・・痛いからもっとゆっくり・・・。」
しかしロックの速さはおさまる様子もなく、さらに激しさを増していく。
「はぅ!・・・た、助けてぇ・・・。」
助けを求めたところで周りには誰もいない。あまりの痛みに頭がおかしくなりそうになる。
「はぁ…はぁ…。」動かすたびにロックの口からも息が漏れる。顔を赤らめながらも依然無表情なロック。
スピードを緩めることなく続けられるストンピング。
「はぁ!はぁ!」ミクはもう特定の言語を発することすらできない。そして痛みを通り越し快感を感じつつあった。心に残っていたわずかな理性も風前の灯である。
「はぁはぁはぁはぁ!」激しい息づかいとともにロックの動きが最後に向かう。
「あっ!あぁ…。」ミクの口からさらに声が出る。そして心のストッパーが外れた。
「気持ちいいよぉ!もっと…もっと激しくぅー!!」
その声を聞いたか、それとも自然になのかさらに動きが早くなるロック。
「いいよぉ…遠慮なんかいらないから!めちゃめちゃにしてぇ!!」
フィニッシュにむけミクを仰向けに戻す。
「はぁ!はぁ!」
「きて!きて!膣に…膣にぃーーー!!」
(ドクドクドク………)ミクの生殖器官にロックの白濁液が吐き出される。
すべてを出し切ると”それ”が自動的にロックの体に戻りそのまま気絶する。
出されたミクは、少し痙攣を起こしながらいまだロックのものを感じ続けそのまま意識を失った。
しばらくして起き上がったミクは再び驚くことになった。さっきのことはなかったかのように明るい部屋でベッドに横になっていた。
しかも傍らではロックが器用に包丁でリンゴを剥いている。
「あっ!おはよう。」
「お、おはようございます!こ、ここはどこですか??」
「さっき気絶していた僕らをリョウさんとアリスさんがみつけてくれたんだ。
それで僕らがおきないから紫さんが用意してくれた休憩室で休ませてもらってたんだ。」
「そ、そうなんですか。」
「それで僕の記憶がミクさんを直してからないんだ。なんで僕らは気絶してたのかな?
ミクさん何か覚えてる?」
「い、いえ私は何も…。」
「そう。まぁ海馬君にも見てもらったけど異常はないみたいだから心配しないで。はい、りんご。
「あ、ありがとうございます。」
ロックは覚えていないらしい。下着は新しいものに替えられていた。きっとアリスが替えてくれたのだろう。
心に安堵と残念な感情が入り混じっていた。さっきのことを思い出す。目の前にいるロックからは想像出来ない強気な彼。そして太くたくましい”もの”。
いつもの優しい彼とは違う。それを思い出すと…
(きゅ…)
しばらくミクの一人切ない日々が続きそうである。
もともと6939のエロが書きたくてSSを始めたのでとりあえず自己満足。
ロボットの彼らになんでこんな機能がついているのかは一応考えていたのですが、
あえて皆さんのご想像にお任せします。
いつもどおり足りないところは脳内補完で。
タイトルはまとめの方がつけてくださいました。「思考回路はショート寸前?」です。
正直、時間の割りに内容が伴ってないです。ゴメン・・・
琴姫論議が盛んですが自分個人の意見ならやっぱりピコが…。
でも自分でも書こうと思ったが確かに難しいです。
この状況ならハルヒが何箱かぶるかが楽しみです(笑)
6939サイコー!
一万年と二千年前からはぁはぁはぁはぁ(をい
>>302 マイナス60000くらいでこそハルヒw
>>223の続きが完成。投下するぜ!あと、孔明の戦い方は俺の妄想です。許せ!!
マリオを殺す。孔明がそう宣言した瞬間、地面から八つの丸ノコが飛び出してきた。
「この丸ノコは私は思い通りに動くよう改造してあります。これであなた方を切り刻みます。」
丸ノコは真っ直ぐマリオ達に迫ってきた。
「まずい、逃げろ!!」
しかし、丸ノコ達も別々に分かれて、マリオ達を追跡する。このままだと、いずれは追い付かれてしまうだろう。
「ええいこしゃくな、出でよ青眼の白龍!丸ノコを砕け!!滅びのバーストストリーム!!!」
しかし、丸ノコ達は器用に攻撃をかわしていく。
「フフフ、無駄ですよ。それに、その丸ノコ達を破壊することは不可能ですよ。」
「ならば飛べ、青眼の白龍!!」
海馬は青眼の白龍の背に乗り、他の仲間を乗せて、上空へ逃げ出した。
「果たして・・・上手くいきますかな?」
孔明が手で何か合図をすると、八つの茶色のブロックが海馬達を叩き落とそうとするために迫ってくる。
「ならばこちらは青眼の白龍を二体召喚!青眼の白龍よ、ブロックを叩き落とせ!!」
青眼の白龍達は尻尾など使い、ブロックを攻撃するが、一向に落ちる気配はない。
このままでは叩き落とされ、下で待ち構える丸ノコの餌食となるだろう。
「(丸ノコとブロックの組み合わせは世界一。そうそう簡単には潰せまい。)」
孔明は悪戦苦闘する海馬達を見て、ほくそ笑んでいた。
その時、上空から何かが飛び降りてきた。それは・・・
「孔明・・・覚悟しろよ。」
メタル帽子でメタル化したマリオだった。
ふぅ。今回はここまで。ちなみにブロックとはハテナブロックを叩いた後に残るあのブロックです。
面子が面子だけにクラッシャーとダーマ空気w
…とりあえずマリオ(おそらく友人状態)が本気の孔明に対し
今までのように攻略するのか、それとも動画のように削除されるのか今後の活躍に期待
18禁絵板にもどんどん絵が投下されてるな
いい傾向だ
308 :
578:2008/06/01(日) 00:39:47 ID:aw2/Fa6w
>>256 これが……神っ!!……
>>298 あれ?鼻からミートソースが……
もっと自分も頑張らないとって思えてくる……
続きを投下……はせずに勝手に皆にアンケートです。
答えていただけたらモチベーションが上がって投稿スピードが増すと思われます。
Q、海馬×ハルヒの次はなにを読みたいですか?
@ハルヒ×海馬+言葉?の続き
Aこなた×王様の続き+阿部・古泉×王様
B暗黒長門×ハルヒ
Cピコ×琴姫
自分で決めろ
お前さんが今書きたいものを書くのが一番だと思うが
あえて答えるなら@で!!
>>301 少なくとも下着を換えたアリスは何があったのか気付いている予感。
そして「そんな事」ができる人形(ロボット)に興味津々になったアリスに二人が色々されちゃうんですね、わかります。
>>305 流石孔明w
しかし、孔明で一体目だと、奥に控えるミスパはいったいどれ程の強敵なのか、それも今から楽しみです。
>>308 やっぱそういうのに答えて貰えるとモチベが上がりますね、わかります。
と言う訳で折角だから俺はBを選ぶぜ!
…本当に頑張らないと。
>>308 自分が今一番書きやすいと思っている作品を書けばいいと思うよ
…と言いつつ、敢えて@を選ぶ
スマン
南家をみなみけと読んでしまった俺は負け組
>>313 絵板の説明文をもう一度よく読み直してくるんだ!
にしても18禁絵板王こな多いな
意外だと言わざるを得ない
>>308 琴姫の初投下に期待…
せっかくだから、俺はCを選ぶぜ!
3。とか言いつつも実は言葉×ハルヒとかw
>>308 王こな好きとしてはAを選びたいところだが+以降に不穏な空気がwww
とりあえず、時間はかかっても全部投下してくれるんだよなっ!っな!!!
ところで交歓所に入れないんだがorz
>>313 wikiの「ニコニコRPG 交歓所」にあるよ
誰か谷口×紫を描いてくれないかなー
ここのSSを元にした絵を描きたいと思うんだが
モトネタがエロくない場合でも18禁板に描いたほうがいいのだろうか
それともうpろだでここに載せるか
>>321 うpろだでここに載せて保管はエロパロwikiにするとか。
あと交観所の無制限絵板(非18禁)てそういうのだめなのかな?
エロパロwiki、SSの保管は作者の人以外が勝手にしたらまずいかな?
あんまり保管が進んでないみたいで気になるんだけど…
していいんじゃないか?
作者さんも、嫌なら嫌と次の作品を書くときに言うか
保管された後にこっそり消すだろ
個人的には保管のしかたが解説を見てもよく解らないのでお願いしたい
作者別のカテゴリもどうにかなるか?
>>323 私は是非ともお願いしたい。全然詳しくないので保管してくれると助かります。
>>314 そ の 発 想 は な か っ た わ
>>323 あ…ありのまま、昔起こった事を話すぜ!
『俺は、あるエロサイトを堪能したと思ったら、後日凄い金額を請求された』。
……それ以来、俺はパソコンをネットに繋げさせてもらえなくなりましたorz
ニコニコRPGを含むニコニコ動画は、弟が「見せてくれて」知りました。
そんな訳で自分では保存できないので、寧ろ保存して頂けると大変有難いです…。
それは兎も角、『フルニコ』の続きを投下します。
全体としては
>>295の、卓としては遊戯sideなので
>>197の続きになります。
──遊戯side──
(ほう、これで遊戯の國士は無くなったな。嬉しい鳴きしてくれるじゃないの)
(でも代わりに、魔理りんに緑一色の目が出てきたネ…しかももう張ってる可能性もあるよ)
そう阿部とこなたが思う通り、魔理沙の撥カンにより、遊戯の國士無双の成就は不可能となり、逆に魔理沙に役満──緑一色の目が浮上した。
よしんば緑一色でないとしても、最高は混一対々撥ドラ3の倍満16000点、最低でも撥ドラ3の満貫8000点がある上、
更にそれに加え、先の撥カンのドラが乗れば更に点数が跳ね上がる可能性がある。
「じゃ、新ドラめくるぜ」
そして、満理沙が余裕の表情で目の前の王牌に指を伸ばし、慣れた手つきで新ドラをめくり、
果たして現れた新ドラ表示牌は、なんと再び一索。
先に晒した二索のドラ3がドラ6へと倍増する、他家にとっては凶悪極まりない新ドラだ。
これで魔理沙の手は、最低でも跳満12000点、役満ならずの最高では、三倍満24000点と言う超大物手となった。
「こ、これが麻雀を司る魔物の意志……っ!」
「凄いドラの乗りですねぇ」
「魔理沙のカンが危ない!」
「いやな新ドラだったね…」
「成仏しろよ!」
こなたの驚愕を皮切りに、試合の様子を観戦していた面々もざわ…ざわざわ…と騒ぎ始め、場の空気は完全に魔理沙に飲まれようとしていた。
(……こうなったら、もう索子は切れないし、混老頭も狙えないか…)
極度の緊張感の中、遊戯は魔理沙がツモ切った嶺上牌の白には反応せずにツモをし、それを加えた自分の手牌に視線を遣った。
ツモ牌は五索。そしてこれを加えた現在の遊戯の手元の牌は、
東、南、西、北、北、白、白、中、一萬、一萬、九萬、五索、九索、一筒の14枚。
(…いや、まだ希望はある!)
遊戯は魔理沙の現物の一筒を切り、神経を卓に集中させた。
(…ほう、こいつはこの局、俺は和了れそうにないな)
阿部は魔理沙の鳴きと遊戯の気配で何らかの見切りをつけたのか、手牌の面子から安牌を切り、ベタオリをし始めた。
(おんや〜、遊戯君覚醒フラグ立ったかな?…うげっ、六索)
続くこなたは、魔理沙の緑一色気配に超危険牌の六索をツモって手中に収め、
手牌で暗刻になっており、且つ、魔理沙が三巡目にツモ切っている安牌の三萬を一枚落とした。
(…ちぇっ、かすったぜ)
そして、魔理沙がツモった牌は九索。
現在の魔理沙の手牌は、六索、八索、八索、八索の、六、七索待ちテンパイ。六索なら高目の緑一色和了となる手格好だ。
なので当然、魔理沙はそれをツモ切りする。
(現物が増えた…!)
遊戯は牌をツモってそれを確認すると、即座に安牌となった九索を切り出した。
更に同巡、魔理沙は中をツモ切りし、更に遊戯の手に安牌が増え、続く遊戯はツモ牌と入れ換えで手から中を落とす。
そしてその二巡後、
(うーん、なかなか和了れないぜ…)
魔理沙が五索をツモ切りすると、
「ローン! 一盃口は付かないけど、どっちにしてもタンピン三色で満貫!」
「うわ、そっちで4枚も止められてたのかよ! 畜生、折角の緑一色が…」
「ふふん。直撃だねー」
「…悪いが泉さん」
「ん?」
喜び満面の笑みを浮かべていたこなたの正面から、遊戯の声がかけられる。
何事かとこなたがそちらを向くと、一瞬で表情から笑みが消え、代わりににザッと縦線が大量に走った。
「その五索、頭ハネだぜ。七対子のみ2400DA!」
おお!王様はじまった!
麻雀はわからないけど、毎回楽しみにしてます!
自分
>>323なんだが、GOサイン出たので保管頑張ってみます
wikiの編集は初めてなので、何か問題あったらご指摘お願いします
とりあえず◆YwLV7iJ2fwさんのフルニコ保管してみた
明日休みだから気合入れて頑張るぜ!
>>324 作者別はトリップ付けてくれてる人のならいけると思う
よっしゃあ!
初めて王様が何を出すのか予測できた!!
麻雀好きにはTA☆MA☆RA☆NA☆I☆ZE! GJ!!
>>324の作者別の件についてなんだが、作者がトリップを付ける前の作品を作者別に
登録してもらうために、自分の作品を紹介するのはOKですか?
前スレ686でダーマ&言葉を書いた者です
ストーム1&なのはができました…が
いつの間にかストーム1を中心としたSSになってしまいました
ただ、作品としては完成したので投下します
タイトルは「仲間はみんなワシの孫」です
Fooさん達が“鍵”というものを取ってくるまで、待機ついでに安息の時のピコ麻呂一行
ある者はそれぞれの戦いの軌跡を話し、ある者はなにやらゲームを始め、またある者は走り込みをさせられたり様々である
その中でストーム1はその様子を見ながらボブと談話をしている
「谷口君、元気ですねぇ。あんな強敵と戦ったのに、走る体力がまだ残っているなんて。若いって事はやっぱり羨ましいですねぇ」
「そうじゃのぅ。ワシも戻れたら戻りたいくらいじゃ」
バテバテになった谷口やKBCの弱音や、ゲームで負けたハルヒの負け惜しみも、ストーム1にとってはとても微笑ましい光景だった
「今の時代の子は幸せじゃ。ワシがあの子たちくらいの歳の時は、本当に大変じゃったからのぅ」
海外へと出兵し、戦後はその功績によってEDFへ入隊したストーム1。若い頃は本当に死と隣り合わせだった
「あなたは…出兵されたのですか?」
「あぁ、そうじゃ。知らない土地で仲間を失う悲しみと、なぜ同じ人間を撃たなくてはならんのか理解できずに苦しんだわい。お主はどうだったんじゃ?」
「私は兵役の経験はありますが、戦地へ赴くことはありませんでした」
「そうか、お主と銃弾を交えなくてよかったわい。そうでなければ、こうしてお主と共に戦う事も無かった訳じゃからな」
ボブの予想とは裏腹に、ストーム1は笑顔で答えてくれた
ボブは話題を変えた
「そういえば、お孫さんがいらっしゃるんですって?」
「あぁ、ゲームが大好きでな。休みの日には一緒に遊んでるのぅ」
ストーム1には孫がいる。自分が休みの日には、孫と二人でゲームを楽しむのがもはやお決まりである
「もし彼らがあなたの孫だとしたらどう思います?」
「うーん、それはそれで楽しいじゃろうな」
『おじいちゃん、お肩叩きましょうか?』
『あ、あのホットレモネード作ったんです。お口に合うかわかりませんけど飲んでください』
『おじいちゃんの人形作ってみました。釘とか刺さないでくださいね』
『おじいちゃ〜ん、ゲームしよ〜。今日は格ゲーで勝負!』
『ちょwwwおじいちゃんTUEEEEEEEE!!!!!』
『こなちゃんも甘いわね。今度はアタシ!』
「おや、口元がにやけてますよ」
いつもの好々翁の笑顔とは少し違うストーム1にボブが気づく
「おっと、わしとしたことが。こりゃ失敬」
「何考えてたんですか?」
「何だっていいじゃろぅ?」
ストーム1は照れを隠すようにヘルメットを深くかぶる
「いつの時代だって子供はかわいいもんじゃよ。わしの孫ももちろん、今向こうにいる皆はわしにとっちゃかわいくてたまらない存在じゃよ」
多くの戦いで仲間と出会い、そして別れた。ストーム1はそれを嫌というほど見てきた
ラピュタでの戦いの後、ハートマンは
「出会って間もないのに、あれだけのチームワークが出来る者は見たことない。大したものだ」と驚きを口にしたが、ストーム1は
「なんじゃ、今頃気づいたのか?」と言い返した
「なのはちゃんは下がってなさい!ここはわしらで食い止める!スターライトブレイカーの準備をするんじゃ!」
白菜らとの戦いは主にストーム1が指揮を執った
彼は戦いのいろはを知ると共に、仲間の大切さを知っている。だからこそ老兵として在り続けているのかもしれない
ボブはストーム1に聞く
「それだけの功績があって、なぜ昇進しなかったのですか?」
「上に立って口だけ出すのもつまらん。ただ退屈なだけじゃ」
たとえ身の危険に晒すことでも、彼にとってはスリルの味付けにもってこいである
それがストーム1が望むことなのだ
「やっぱり若いのは本当にいいのう。この老いぼれた体じゃつまらんわい」
自分より一回りも二回りも若い仲間たちを見てストーム1は少し羨ましがるように呟いた
老兵は死なず ただ戦うのみ
たとえ自分は未来にいなくても、その時代を生きる人たちが幸せである世界
そのためにストーム1は銃を構え続ける。いつか安心して銃を置ける日まで
「帰ったら、久しぶりに長い休みでも取ろうかのぅ」 おわり
以上です
カップリングは本当に難しいということがよくわかった製作期間でした
本当はお絵かきBBSの1403番みたいな展開にしたかったんです
>>258さんの書く、なのはさん&KBCに期待してます
それから私の処女作を保管してくださった方、ありがとうございます
最後にこれからはトリップの使い方がよくわからないので
某エロパロスレから1-686と名乗らせていただきます。今後ともよろしくお願いします
>>332 分かりました、自分の作品を紹介します。
前スレの作品
>>1にあるまとめサイトのショートSSの最初にある社長×こなた
「痛恨のミス」(後半は違う人の作品)
ショートSSにある9Pの「ドーピングエイプマンダンス」
このスレの作品
>>36の冥王なのは戦
ミステリアスパートナー小説
が私の作品です。(作品は投下順に並べてあります。)
あと、これから「電人パソボー」と名乗るつもりです。よろしくお願いします。
>>337 おじいちゃん…渋いぜ!
血の繋がりにこだわらず本当に孫扱いしたっていいじゃない!
似非SS三話目ができたけど他の方の投下直後だから投下は明日にする
とりあえず
>>338にならって自分が書いた作品を言おうかと思う
前スレ
123の『ある新婚家庭の風景』
166の『社長と言葉とおでん』
185の『第二の好敵手』
207の『彼女にとっての人形使い』
231の『縁の下の相談役』
294の『その頃の待機組』
312の『空腹のデュエリスト』
333の『親友』
359の『思春期ーズINお風呂』
404の『ニコ☆すた』
487の『死者と生物』
723の『そして誰もいなくなる』
996からの埋めネタ二つ
そして似非ノベライズシリーズ
このスレではまだ投下してない
340 :
石ころ:2008/06/02(月) 01:50:39 ID:8O34Cfr4
ハルこなで微エロ書いてみた。ほぼ妄想の書き殴りだからクオリティなんて気にしないしする気も無い。
ある日の事、ハルヒはいつも通り暇をもてあましていた。
「あー!もうヒマすぎる!このままだと退屈で死んじゃうわ!」
とりあえずやることも無いので基地の中をぶらぶらしていた。すると、部屋の中から誰かの声が聞こえてきた。
「誰かしら?…ちょっと覗いても良いわよね♪」
ちょっとドキドキしながら中を覗くと魔理沙とアリスが見つめあっていた。
「魔理沙…」
「アリス好きだぜ」
「わ、私も魔理沙が好き!」
二人の顔が近付き唇が重なり合う。
「んちゅ…まり…さ」
「ちゅ…む…アリス」
だんだんエスカレートしていき18禁な展開になった所で声をかけられた。
「なにしてるのハルにゃん?」
「……!!」
驚きで声が出そうになり必死で声がでないように両手で口をふさぐ。
「静かにして」
こなたの目に部屋の中の光景が入りこなたは状況を理解した。
「これ以上見るのもあれだしとりあえず私の部屋に来て」
とりあえず二人は気付かれないようにその場を離れた。
「いやー、覗きなんてハルにゃんも趣味が悪いね〜」
無事にこなたの部屋に着き、二人はさっきの事について話していた。
「べ、別に覗きたくて覗いたわけじゃないわよ!//////」
「真っ赤になって否定するツンデレハルにゃん萌え」
「うぅ…///」
「(≡ω≡.)」
なんか悔しかったのでハルヒは少し反撃してみた。
「私、大きなおっぱい好きだけどこなたみたいな可愛いおっぱいも好きなのよね〜」
こなたのスキをついて後ろから抱きつき胸を触る。
「うひゃあ!?////」
「微かに感じる柔らかさがまた良いわね」
こなたは赤くなりながら抵抗するが体格差もあり、さらに胸を触られているため力が出ずにされるがままになる。
「ハァハァ」
「ぁ…だめ///」
急に手が離れる。
「へ?」
ちょっと物足りなさそうな顔でハルヒの方を向く。
「冗談はこれくらいにしとくわ、仕返しもできたし」
「むぅ…」
ハルヒが部屋を出ていった後。
こなたは
「ちょっと濡れちゃったよ」
ハルヒは
「やばかったわ、途中から本気になりかけてた」
二人はこんな感じだった。
駄文書いた事については反省するけど反省しない。
342 :
石ころ:2008/06/02(月) 01:54:41 ID:8O34Cfr4
書く時二つ悩んだ。
一つ、マリアリ描写をガチで書くか
二つ、はるこなをガチエロにするか田舎
三つ、キャラとか呼び方とかおかしいんじゃないかと悩んだ。
>>343 なんのことかと思ったら…
音女=ミク、斬首の美女=言葉ですね、わかります
つまりミク×言葉を書けと
交歓所ってまだエラー?
携帯からだと未だに繋がらないんだけど
>>345 >サーバー側によりますと、1日午前7時にサーバー室で火災発生、
>一部接続障害が発生しているとのことで、
>復旧は2日午前3時ごろの見通しとのことです。
wiki掲示板で交観所の管理人の書き込みのコピペ。
…だがまだこっちも見れない。
(見れる人もいるらしいが)
では似非ノベライズ三話目投下します
第三話『公園の男に御用心』↓
基地を目指し歩みを進めるピコ麻呂と仲間達。
だがもうすぐ基地という所で、ピコ麻呂の足はぴたりと止まった。
その視線は、まっすぐ何かに注がれていた。
琴姫が何事かと思い、彼の視線を追った。そこには、遊具一つ無い簡素な公園に一つだけ存在する公共施設が一つ。
「ピコ麻呂様?」
「少しもよおして来たのでな、用を足してくる。後から追いつくから先に行っててくれ」
今は襲撃を受けている基地に急がなくてはいかないのに、何とも呑気な事である。
とは言っても、彼も人間なので生理現象には逆らえないので、それを咎める資格は彼女には無い。
それにピコ麻呂という人物は、余程の事が無い限り嘘をつく人間ではない。
彼自身が言ったとおり、必ず後から追いつくだろう。
それにこの辺りまでくれば妖怪の数も少ないので、彼を一人にしてもそれ程危険は無い。
琴姫はそう判断し、公園に向かっていく彼を見送ると、坊主達を促し再び基地への道を歩みだした。
そして一方、トイレに向かったピコ麻呂はと言うと…。
「うートイレトイレ」
現在トイレを求めて公園を歩いている彼は軍に所属するごく一般的な陰陽師。
強いて違う所を上げるとすれば、魔王に敵対している所だろう。
名前は矢部之ピコ麻呂。
そんなわけで、彼は基地の道中にある公園のトイレにやってきたのだ。
トイレを見つけたピコ麻呂は、早い所用を足して琴姫達を追おうとトイレに駆け寄る。
しかし、そこでピコ麻呂は見た。
「ん?」
ふと見ると、トイレのすぐ前にあるベンチに一人の若い男が座っていた。
特徴的な濃い顔に青いツナギを着た男だ。歳の方は二十代そこそこと言ったところか。
「ウホッ!いい男…」
ピコ麻呂は、無意識に自分の口からそんな言葉が出ていた事に気がつかなかった。
何故か彼を見ていると、脳がある一定の事しか考えられなくなるようになっていくのだ。
その一定の事が何なのかまでは、わからないのだが。
何かフェロモンのような物でも出ているのだろうか。不思議な魅力である。
もちろんピコ麻呂にそのような趣味は無い。しかしそれでも、その男から視線を外すことはできなかった。
それほどこの男は、どこか魔力めいた物を持っている。
「やらないか」
男がピコ麻呂にそう呼びかけ、トイレの中へと入っていった。
ピコ麻呂も状況を頭でよく理解しないまま、ふらふらとそれに着いていく。
※此処から先は性的な表現が含まれる可能性があります。このSSは万人が読めるものを目標としていますので、誠に申し訳ありませんが音声表現のみでお楽しみください
「いいのかい、ほいほい着いてきて。俺はノンケだって構わないで食っちまうような男なんだぜ」
「アッーーーーーーーーーーーー!」
「いい事考えた。お前、俺のケツの中で【閲覧規制】
そして数十分後…。
ピコ麻呂は気がつくとトイレの外にあるベンチに座っていた。
あの何とも言えない不思議な感覚は…今はもう無い。
「夢…だったのか?」
というか夢であって欲しい。ピコ麻呂はそう思った。
意識に霞がかかっていたとは言え、よりにもよって同性にほいほいと着いて行って【閲覧規制】されてしまったなど、認めたくは無い。
いや、というよりそんな事がありえるはずがない。先程も言った様に彼にそのような趣味は無いのである。
きっと、トイレに入ろうとして寝てしまったのだろう。
この所悪霊退治に忙しくてろくに寝ていなかったし、ありえない話ではない。
寝てしまったという事は相当時間が経っていることだろう。
琴姫達を待たせているのだ、遅くなれば心配をかける事になる。
「急がなければ…」
ピコ麻呂は、僅かに乱れていた服装を軽く整えると、公園を出て再び基地への道を駆け出した。
「ふふふ…」
後ろから付いてくる熱い視線にも気づかずに…。
そして数十分後…。
「ピコ麻呂様!」
ピコ麻呂は、彼らが所属している軍基地の入り口前で、琴姫達に出迎えられた。
予想外に待たせてしまったせいだろう。案の定少し驚いた様子である。
ピコ麻呂は彼女達に近づき、謝罪の言葉を述べる。
「いや、すまん。少しヤボ用があり遅れてしまった」
公園で寝ていた、とは口が裂けても言えない。増してや同性と【閲覧規制】していたなどと言うのは論外である。
なので彼は、ヤボ用と言う事で誤魔化す事にしたのである。
しかし、その誤魔化しは突如彼の背後から発せられた声であっさりと打ち砕かれてしまうことになる。
「おいおい、俺とのお楽しみがヤボ用だなんて酷いな」
「うお!?」
背後からの不意打ちに、ピコ麻呂は思わず飛び上がってしまった。
見ると、先程夢に出てきた男が背後に立っているではないか。
いや、そもそも本当に夢だったのだろうか…。
「お、御主何故ここに!?」
「俺がお前さん見たいないい男を放っておくと思うか?」
微妙に応えになっていない。
アレは夢では無かった。それを現実に突きつけられ、ピコ麻呂は激しく狼狽している。
一方琴姫達はというと、突然現れた謎の男を不思議そうな目で見ている。
ピコ麻呂が連れて来たという事で、警戒はしていないようだが。
「あのピコ麻呂様、その御方は…?」
「あぁ申し遅れた。俺は阿部高和。自動車修理工だ」
いい笑顔で自己紹介をする阿部と名乗った男。どうやら礼儀はそれなりに良いようだ。
おそらくピコ麻呂の言うヤボ用というのは、彼に関係があることなのだろう。
琴姫はそう判断した。
「それはそうと此処は軍施設じゃないか。あんたら軍関係者なのかい?」
阿部は自らの目の前に立つ巨大な建物に目をやる。その目は何か想いを秘めている目である。
どうやら軍に関して何か思うことがあるようだ。
「ふむ、ここは確かに軍施設で我等も関係者だが。其れが何か」
ピコ麻呂は阿部に尋ねる。
すると阿部は、顎に手をかけ何かを考え込む。
やがて顔を上げ、ピコ麻呂に向き合い言った。
「いいこと考えた。お前、俺も妖怪と戦わせてくれ」
「何!?」
突然の参戦の申し込みに、ピコ麻呂は狼狽の声を上げた。
戦いに身を投じることの重大さを、彼は知っているからである。
だが、阿部の目はどこまでも真面目である。決して軽い気持ちで言ってるようには見えない。
「俺はこれでも妖怪でも食っちまうような男なんだぜ。じゃないとあの公園でとっくに妖怪に食われちまってるしな。足手まといにはならないつもりだぜ」
確かに、彼には何か不思議な力がある事は、ピコ麻呂自身が思い知っている。
彼にも、ピコ麻呂達のような戦う力がある事は理解できた。
だが、だがである…。
「妖怪達との戦いは遊びではない。最悪の場合死に至る。それでも良いのか」
「構わないさ。あの公園も最近は妖怪のせいで人がめっきり来なくなってな。俺にとっちゃ死活問題なのさ」
彼にも戦う理由がある。彼はそう言った。そして戦うための力もある。
最早ピコ麻呂に、彼を止める理由は無くなった。
ピコ麻呂は琴姫や坊主達に向き合い、軽く頷くと再び阿部に向き合った。
「わかった。ならば止める理由もない、我等に力を貸してくれ」
こうしてピコ麻呂達は、頼もしい仲間…かはわからないが、阿部高和を仲間に迎え入れたのであった。
今回はここまで
第三話目で早くも息切れしてきている感が否めないが気にしないでもらえるとありがたい
ピコ麻呂が阿部さんにほいほい着いて行ったのは、きっと阿部さんから特殊で強力なフェロモンが出てるからだと思うんだ
そうすれば妖怪や機械も魅了できる理由になるし
というかそうじゃないとノベライズ書く身としてはやりにk(スキマ
>>352 ノベライズ乙!毎回楽しみにしてるよ、こっそり。
阿部さんは自重してくれwwww
352の言う通りピコにその気があるんじゃなくて
阿部さんが謎のフェロモン出してるって
考えたほうがゲーム的にはが正しいよな、俺もそう思ってた
阿部さんは本当にいい男だと思う。
ガチホモを差し引いても十分に魅力ある男性だと俺は思った。
でも掘られるのは勘弁(;´Д`)
ミスパ、フルニコ、似非ノベ、おじいちゃんにハル×コナ・・・
ちょっと見ないうちにすごいことになってますねぇ〜。自分も頑張らないと。
あとwiki登録ありがとうございます。自分じゃできなかったので。
交歓所早く復帰しないかなぁ。
突然、質問ですが今アリス×ミクのR-18を書こうと思百合エロはありですか?
無しならかつて百合15禁を投下した俺の立場がなくなってしまうわけで
wikiに再録された作品にコメント書くにはどうすりゃいいの?
下見ても書きこむところがないよ・・・
まだコメント欄つけてない作品なのか
どの作品名は?
すんません誤爆しました
ここにもwikiあったんすね、見なおしてきます
>>323です
一応今までの分は保管完了したと思う
漏れがあったら申し訳ない
作者別も、わかる分は登録してみたので、よかったら
間違いがないか確認してもらえたら助かります
ところで桂馬って結構嫌われてるのか?
お絵描きBBSでリョウアリや王こなを匂わせる過激なコメが書き込まれても叩かれないけど、桂馬はちょっとでも匂わせるコメを書くとすぐに叩かれまくるよな?
そういう書き込み自体したことが無いが、やっぱり直ぐに叩かれるってことはやっぱり嫌われてるのか?このCP。
だとしたらこの2人の小説を書いこうと思ってたけど、やめといた方が良いのだろうか…
自分はむしろ本命だから是非書いてほしい
最初に盛り上がったカップリングだから、神経質な人がいるんじゃないか?
言葉に原作で既に特定の相手がいるのも原因かもしれない
>>362 ネギ板の言葉スレ見てたら何となく分かると思うけど、言葉を誠以外のキャラに絡ませる(性的な意味で)のを嫌う人も多いんだよね…
あと一時期wikiで桂馬熱がすごく熱が高まって、それを良く思わなかった人達が取り締まっている可能性もある。
でもここで人の好き嫌い気にしてたら何も出来んと思わないかね?
>>361 どうもご苦労様です・・・と言いたいんだが、2スレ目の所に俺の冥王戦のSSがない・・・ orz
すまないが、なんとかしてくませんか?
>>362 そんなことないと俺は思う。というかSSは書いて投下欲しい。
>>365 わーすみません!!直しました!
確認ありがとうございました
ここはカップリングさせてなんぼな所だからな
相当変な組み合わせじゃなければ大丈夫なんじゃないか?
>>363-365,367
ご意見有り難う御座います。
確かに気にしていたら何も書けないし、ここはCP書いてなんぼだよな。桂馬の小説(執筆スピードが遅いんで何時になるか分からないが)頑張って書いて見ようと思うよ。
>>368 楽しみに待ってます。ゆっくりがんばってね!!
遊戯王も原作の方向性もあってか、そういうネタを嫌う人が多いよ<カップリング
動画やコメも細かくルールが作られていて、腐動画、キャラ萌え動画、手書き動画は検索避け対象
腐コメ萌えコメは禁止、最近はカップリング動画も検索避け対象になる方向
wikiのノリで遊戯王関連に突っ込むとスルーor叩かれるor害虫認定だから気をつけたほうがいい
盛り上がるのはここか交歓所だけにしとくのが吉
何せ遊戯は、全38巻中1度も女に靡かないという枯れ夫だからなw
俺は、それだけ王こなが新鮮に思えてワクワクできる側だが。
>>368 逆に考えるんだ。アンチがつく位人気だと考えるんだ。
私も桂馬大好きなので応援します。無理せず頑張って下さい!
社長言葉も良いが、なぜ谷口言葉が一つも無いんだ
RPG内でAA+ランクをつけていたのに・・・
自分で書くしかないのか
375 :
578:2008/06/02(月) 23:15:34 ID:pG/qkb1d
>>334 wikiの絵版と合わさってもうおじいちゃんが大好きだよ……
パーティを家族だとするとピコ麻呂が情けないお父さんになりそうだwww
>>348 相変わらず乙!毎回楽しみにしてるぜ!
でもガチフェロモン誘惑はやめてくれぇ(;´Д`)
>>338と同じく自分も作品を紹介します。
前スレ
こなた×遊戯 こなたは大変なフラグを立てていきました
王様的フラグ
ハルヒ×海馬 ハルヒ×海馬+言葉?
ハルヒ×海馬+言葉?U
他短編 最終谷口全部爆破
以上です。
>>323 作品を書き終わると「よし、次!」と考えてしまい、作品の保管のことをよく忘れてしまうので、
どなたかに保管を手伝っていただけると非常に助かります。
そして本題。海馬×ハルヒ完成したので投下します。
タイトルは
>>249さんのものを使わせてもらいます。
376 :
578:2008/06/02(月) 23:17:19 ID:pG/qkb1d
海馬はハルヒの体を再度持ち上げると、自分の膝の上に座らせた。
「涼宮……」
「ぁ……んぅ……」
呟きが合図だったかのように、2人が同時に頭を動かし、唇を重ねる。
以前の一方的な口辱ではない。双方が積極的に舌を絡めあい、唾液を交換し、唇を貪りあう大人の口付け。
キスと同時に、ハルヒを包んでいた腕が動いた。
片手でハルヒの体を抱き寄せたまま、もう一方の手はハルヒのスカートの中へ侵入し、下着の上から秘所の割れ目をなぞる
「やぁ……ぁ…」
湿った下着からはクチュクチュと小さな水音が、しかしはっきりと2人の耳に響いてくる。
「ふゃ…、ぁ、んぁ……んっ……」
海馬の指が前後し、時折下着に食い込むように力がこもる。その動きに合わせて漏れる、ハルヒの吐息。
ハルヒは拒むことを一切しない。むしろ、指の動きに合わせて腰をわずかに前後へ揺すり、自分から割れ目を指へと押し付けている。
「やぁっ、ぅ……ん…ひゃぅ……海馬…君……」
耳元から聞こえる声と吐息、指から伝わる湿った感触。鼻腔を擽る髪の毛の香り。リンスだろうか?よく分からないが、良い香りだ。
「海馬…君……」
そしてこの声だ。平時のあの高飛車で傲慢なものとは違う、猫のようなこの声。貴様らしくないぞ涼宮。
これは、駄目だ。聞き飽きるということが無い。
もっと聞きたくなってしまう。もっと鳴かせたくなってしまう。
だから、俺が満足するまで鳴いてもらうぞ涼宮。思う存分よがり狂え。醜態を晒せ。痴態を演じろ。俺に貴様の全てを見せろ。
責任は、俺が取ってやる
377 :
578:2008/06/02(月) 23:18:25 ID:pG/qkb1d
「っひゃあぁっ!?」
ハルヒが悲鳴を上げた。ハルヒ自身が驚くほど、甘い声音で。
それまで割れ目をなぞっていた海馬の指がいきなり下着の中へねじり込まれると、恥毛を掻き分け、割れ目の中へ指を突きこんだからだ。
すでにドロドロになった秘所は、なんの抵抗もなく海馬の指を受け入れた。
グチュッ、グチュ…クチャップチュ……
「ゃ!ぅあぁぁ…あぅ、やっ……ま…って…!いゃ…!」
響く水音と嬌声
ハルヒの背筋を連続して電流が駆け上がり、目の前を快感の靄が覆う。
出し入れされる指が時折膣内でかぎ状に曲がり、内部を引っかく。そのたびにハルヒの腰が痙攣し、口からは甘い声が。
「どうだっ……涼宮…」
海馬が指を増やした。1本、さらにもう1本。
「きゃぅ…!?む…むり……やめにゃぁ…ひぃ!?」
もう呂律すら回らない。声にならない抗議をあげても、海馬は止まる気配を見せない。
3本の指が突き込まれ引き抜かれ、膣内でそれぞれがバラバラに暴れ回る。
秘所からは愛液が絶え間なく溢れ、ハルヒの太腿と海馬のズボンをベチャベチャに濡らし、床にまで小さな水溜りをつくっている。
グヂュン、グチュ!グヂュ、グチュっ
「ひ、ぐっ!やぁぁ……ぁううぅぅ……!!」
指の責めは止まらない。むしろ激しく、無茶苦茶なものに。しかし、ハルヒは痛みを全く感じていなかった。痛みさえ快感と感じているのかもしれない。
体中を貫く快感の電流が、ハルヒの思考を許さない。指の動き1つ1つが気持ちよく、心地いい。
快感の天国と責め苦の地獄を同時に味わいながら
「あっ……!!」
ハルヒは達した。
378 :
578:2008/06/02(月) 23:20:37 ID:pG/qkb1d
部屋に再び、二人の荒い呼吸音だけが響いていた。
ハルヒは顎を海馬の肩の乗せ、力なく彼に抱きつき、腰をヒクヒクと震わせている。
「ぁ……んぁぁ……」
絶頂の余韻の中、その口からは呼吸とともに小さな喘ぎ声が漏れてくる。
対する海馬は、泣く子をあやすかのように、ハルヒの体を抱き寄せ背中を撫でている。
手つきは優しい。しかし、彼は無表情だった。
むしろ、不機嫌をわずかに含む顔だった。
「……ちぃ」
海馬は舌打ちを一つすると、両手でハルヒの肩を掴み、彼女の顔を自分の目の前へ持って来た。
「ん……ぁ…」
ハルヒは相変わらず、ぼぉっとした顔のままだった。虚ろな目で、海馬に視線を返してくる。
海馬はハルヒを見つめたまま、口を開いた。
「涼宮、そのような顔を、俺に見せるな」
そう言うと、ハルヒの口元の涎を指で拭き取った。
「………え?……なに…?」
一拍遅れて聞き返したハルヒを無視して、海馬は続けた。
「そのような情けない顔は、貴様に似合わん」
ハルヒの頭を両手で掴むと、ずいっと自分に引き寄せる。
「無様な姿も中々見ものだったが、やはり貴様はいつも通りのままの方がまだ良い」
呆然としたままのハルヒを穴が開くほど見つめながら
「いつも通り高飛車で傲慢な笑みを浮かべていれば良い。今のような締まりの無い凡骨のような表情よりは、数段マシだ」
海馬は再度、ハルヒの体を抱きしめた。
「いつも通りの顔でいろ。その方が少しは、好感が持てる……」
それだけを言うと海馬は黙り、またハルヒの背中を摩り始めた。
耳が先ほどより赤みを増しているのは、気のせいではないだろう。
再び沈黙
いつの間にか、ハルヒの瞳は光りを取り戻していた。そして、海馬の言葉の真意を理解し、
「……プッ…ふふ……」
小さく吹きだした。
「……なぜ笑う……」
「だってアンタ……馬鹿じゃない…?こんなことされていつも通りでいろなんて、無茶もいい所じゃないの……」
ハルヒの顔には、弱弱しくもいつも通りの笑みが浮かんでいた。そして、いつも通りの口調での憎まれ口も。
「ふぅん、言われた通りにしていれば良いのだ、貴様は……」
海馬の表情も不機嫌だったさきほどのものから、唇をわずかに曲げる笑みへと変化していた。
「そろそろ、アンタも気持ちよくなりたいんじゃないの?」
言いながらハルヒは、自分の又の間で存在を誇るモノに指を這わせる。ハルヒの痴態を目の当たりにした海馬のモノは、再び硬さを取り戻し、先端からは透明な汁が滴っていた。
「……そういう貴様も、まだ足りんのだろう?」
一瞬体を硬直させた海馬だが、余裕の表情を繕うと、手をハルヒの秘所へと伸ばし、わずかに触れる。
「ぶつくさ言わずに、さっさとやるぞ」
「無粋ね〜……もうちょっと雰囲気作りとか出来ないの?アンタ?」
「ふぅん、貴様にだけは言われたくないわ。」
言葉を交わしながら、海馬はハルヒの尻を下から持ち上げ、ハルヒは海馬の首に抱きついて持ち上げやすいように体重を預ける。
くちゅ……
海馬のモノの先端がハルヒの秘所に触れた。そして慣らすかのように海馬は腰を揺らし、数度擦り付ける。
「いくぞ……」
「んっ……ぁ……」
海馬の宣言と同時に、海馬のモノがゆっくりと侵入してくる。
腹部の圧迫感とわずかな痛み、そして快感への期待。ハルヒはそれらを感じながら、心の中で思った。
今は無理だけど、こいつの前ではいつも笑顔でいてあげよう―――と。
部屋に再び、水音と嬌声が響いた……
ハルヒは諸々の汁やら汗やらを拭き取り、スカートとパンツを履き直すと、扉の前に立った。
「……じゃぁ、私部屋に戻るから」
「あぁ……」
情事を終えた2人は、言葉少なだった。
海馬もまた、いつも通りに操縦桿へ向かっている。
ハルヒは扉に手をかけると、再度海馬に声をかけた。
「……帰るから」
「あぁ」
「……帰るからね?」
「さっさと帰れ」
「………っっ!!」
まるでハルヒに興味を無くしたかのように、素っ気無い返答しかしない海馬。彼のその態度にハルヒはため息とともに、わずかに胸の痛みを感じた。
(男なんて、やっぱりこんなもんよね……)
古びた扉が、嫌な音を立てて開かれる。ハルヒは外に出て、扉を閉めようとした。
「待て、涼宮」
扉が閉まる寸前に、声をかけられた。
「……何?」
あからさまに不機嫌を含んだ声音で答えるハルヒ。操縦桿を掴んだまま、海馬は口を開いた。
「貴様の夢は、宇宙人やら未来人やら、超能力者と遊ぶことだったらしいな」
「……そうだけど、だから何よ……?」
「今俺は、海馬ランドの目玉となるアトラクションについて考えている」
「……それと、何の関係があるの?」
ここで数瞬の間が空いた。海馬はまるで躊躇うように深呼吸をすると、小さく言った。
「宇宙人やら未来人やら、超能力者と遊べる遊園地というのも、なかなかおもしろいかもしれん。そいつらが見つかったら、俺の所へ連れて来い」
「貴様も……好きなときに来れば良い。企画発案者として、いくらでも遊ばせてやる」
この夢を誰かに話しても、皆に呆れられた
自分でもそんなこと出来るわけ無いと、心の奥では思っていた
真剣になど、一つも思っていなかった
「……おもしろいに決まってるでしょ!?」
ハルヒの顔には、高飛車で傲慢な笑みが浮かんでいた。
そして海馬の背に指を突きつけ、高らかに。
「なんてったってこのSOS団団長、涼宮ハルヒの夢なんだから!!」
タイガーモス号の廊下を、ハルヒは笑顔で歩いていた。
歩調は軽い。今にもスキップをし始めそうだ。全身から「私今すっごく気分がいいわ!!」オーラを発散していた。
「涼宮さん……」
それゆえにハルヒに声をかけ、目の前に現れた少女とは、正反対のオーラだった。
通路の角から姿を現した少女。
その立ち姿、表情、声音、全てから暗鬱なオーラが漂っていた。
「桂さん……どうしたの?」
ハルヒはその少女の名を呼んだ。
「ちょっとお時間いただいても、いいですか?」
名を呼ばれた少女、桂言葉はその顔に明るさが微塵も含まれていない笑みを浮かべ、光沢を失った瞳を、ハルヒに向けた。
「……分かったわ……」
その有無を許さない笑みに、ハルヒは引き下がれなかった。
「じゃぁ……こちらに来てください……」
まるで真昼に現れた幽鬼のように、ハルヒを誘導する言葉。
涼しい日だというのに、ハルヒは背筋を伝う不快な汗を感じながら、彼女の後に付いて行った……
つづく
382 :
おまけ:2008/06/02(月) 23:27:49 ID:pG/qkb1d
おまけ
「俺のターン!ドロー!ってあれ?」
「ん?どうしたんだ?遊戯?」
「海馬のブルーアイズが……なんで俺のデッキに?まさか……(ゴソゴソ)あ、他の2枚もはいってる……!?」
「あ、ホントだ。おい遊戯、まさか……」
「ち、違う!魔理沙と一緒にしないでくれ!」
「失礼だな!私はただ借りてるだけだぜ!でも入れた覚えが無いなら、なんで入ってるんだろうな?あの海馬がこのカード手放すとは思えないし……」
「ああ……海馬のヤツに何かあったのか……?」
(恋心に傷が付きました)
(愛しの彼が振り向いてくれません)
(ゆっくりしていくからね!!)
383 :
578:2008/06/02(月) 23:32:51 ID:pG/qkb1d
以上です。
書いてるうちに、増加の見られない自分の語彙量に軽く落胆しました。
>>310〜
皆さんありがとうございます。現在書きたいものが多くて、自分で決めきれない状況です。
ハルヒを連続してるから、次はこなた辺り、もしくはアブノーマルとか……あ〜……悩ましい……
>>383 最後のゆっくりで吹いたw
最近、残業とか友人の結婚式とかで来られなかった私も作品を公開します。
前スレ
84 兄貴戦後の会話想像
465 「痛恨のミス」の勝手に続き(電人パソボーさん設定勝手に借りてすいません。ありがとうございました)
754 ちゅるやさんとスモークチーズとたこ焼きボール
842 古城エリアエピソード〜上海人形の冒険〜 (書きかけ)
907 馬鹿二人は大変なものを盗んでいこうとしました
上海SSは、時間が足りないのと思ったより掛け合いが難しくて難航中だがもう少しでできそうなので完成させてから投下するつもりです。
こうしている間にもゆちゃく。氏のシャンハーイシリーズはどんどん増えていってるというのに俺って奴は……!
GJ!
つか社長・・・ブルーアイズの事を忘れるなよ・・・・
>>383 乙!今回も楽しませてもらいました
続きが気になってしかたないけど
書きたいものをゆっくり書いてください
>>362 遅レスだが、wikiのLONG掲示板の「wiki絵板と保管庫作りについて〜」を見てみれば解る(だいぶ後ろの方にあるが)が、
カプ自体が嫌われてるんじゃなくて、自重しないカプ厨が嫌われてるんじゃないか
一時期海馬が他の女キャラと一緒にいる絵のコメに、絵に対するコメ書かず必ず「言葉が〜」とだけ書く奴がいたから
まるで「桂馬嫌いな人なんていません!桂馬は公式!」みたいな感じだった
王こなやリョウアリはそういった他のカプ許さない!といった空気がなく、
他の絡み絵に特攻しかけないから平和なだけじゃないかな
確かに一時桂馬好きがかなり暴走してたよな。今はかなり自重してるみたいだけど。まぁ、直ぐに目くじら立てる奴が多くなってきたから、下手にコメント出来なくなっただけだろうが。
二人が一緒に書かれたコンビ絵でさえ、スルースキル無い奴に叩かれるのはちと可哀想だと思わないこともない
どっちもどっちだな
いかなるカプ好きもそれが公式なんかじゃないことを忘れず、
最低限の尊重の心を持とうな
フルニコの続きを裸靴下で待つのが俺のジャスティス。
同士はいるかい?
あたいは裸に毛布がジャスティスだぜ。
>>384 俺のSSのネタの利用・・・許せる!!
絵版じゃ今日は6月3日=6(9)3(9)=ロックミクの日で
盛り上がってたな
交歓所が復活してたら今頃制限絵版は…(´・ω・`)
まだ6月9日があるさ!
絵板のコメにもあったけどロックミクの初夜とか見たいなあ……
ロクミク祭りに便乗してSS投下しようと思ったら日付が変わってしまったorz
気付いたの2時間前だもんな・・・
エロ無し、ロックマン独白。やっつけと言わざるを得ない。
始めに境界線を越えてきたのは彼女だった
いつの間にか二人で居ることが増えた。
皆で居るときも気が付けば隣に居た。
タイガーモス号では僕の居る見張り台にまでやってきた。
色々な話しをして、<名前だけ>で呼ばれた。
他の誰でもない、僕だけの特権。
同じロボットでも僕より大人びた姿をした彼女は僕よりも起動時間が短いらしく見た目より幼い。
いろんなことに興味を持っては皆に質問して廻る。
そんな中同じロボットである僕には特に懐いた。好意といってもいい。
純粋に、ただ純粋に僕へと思いを伝えようとするその姿は
正直とても辛かった
この戦いが終わればそれぞれ自分の世界に戻っていく仲間たち。
彼女もその一人で。
僕の思いと彼女の思いとを伝え合ったりしたら、きっと別れは辛くなる。その後の生活も。
きっと彼女は泣くだろう、そんな思いはさせたくない。そんな姿は見たくない。
僕よりも大人びた姿の、それでも幼く弱い彼女を守りたくて。
あえてはぐらかしてきた思いと答え。
けど、それすらも超えて伝えてくる思い。
声に、歌に、瞳にそのすべてをこめて
ああ、弱いのは僕だ。
君が、僕が、傷つくのが怖くて踏み出せない一歩。
今この一歩を踏み出して君へと手を伸ばそう。
きっと、君と僕と二人なら大丈夫。
互いの電子回路に組み込まれた思いは何時までも永遠で色あせることはないだろう。
隣を歩く彼女をちょっとだけかがませ、耳元で彼女だけに聞こえる声で囁く
「僕も大好きだよ。ミク」
彼女は少しだけ涙を浮かべて
飛び切りの笑顔で笑ってくれた。
乙乙乙乙乙乙!!
アク禁中だがこの礼だけは書き込まねばなるまいっっ
祭りの余韻にふさわしい爽やかな話をありがとう。
うむ…エロパロらしかぬ爽やかな作品だ(褒め言葉のつもり)
さて次の話どれ書こうか悩んでる、だから需要調査するぜ
@似非ノベライズシリーズの続き
A魔王一家(魔界導師とかドラゴナスとか)の短編
C最終章の雑魚短編
Bその他
H馬鹿
>>398 乙です。次はHを希望
wikiの交歓所が回復したようだが…
サーバー火災だったみたいだね。仕方ないね
>>398 あなたにお任せします。あえて決めるならHでw
せっかくだから俺は馬鹿をリクエストするぜ。
馬鹿の人気に嫉妬
という訳で、せっかくだから俺はこのHを選ぶぜ
Hの選択肢は冗談で出したつもりだったんだけど…まぁいいや
逆境を跳ね返す事を試みる男、スパ(ry
さぁて、そろそろ
>>305の続きを投下する作業に戻りますか。というわけで投下です。
丸ノコはマリオの足をガリガリと引っ掻いている。どうやらマリオにダメージは無いらしい。
「アナタも懲りないですね。素直に諦めれば良いものを。」
「諦めるのは俺のプライドが許さんからな。」
「仕方ない・・・私の手で直々に葬ってさしあげましょう。」
そう言うと孔明は懐から刀を取り出した。
「この刀は鋼鉄すら切り裂く。この刀ならアナタもただでは済まないでしょう。」
そういうと孔明は刀を構え、マリオに襲いかかった。マリオは見事なバックステップで孔明の攻撃をかわした。
マリオもお得意のファイヤで孔明を攻撃するが、孔明は刀で炎をはじいた。刀の攻撃を受け止めれないので、マリオは
流れるようなステップで刀をかわし、ファイヤで猛攻を加えた。
こんな一進一退の攻防戦が繰り広げられているその時、マリオは足を止め、口を開いた。
「孔明、俺の勝ちだ。お前の後ろにある、落とし穴にお前を落とせば、もうおしまいだ。」
確かに、孔明の後ろには、彼自身が仕掛けた落とし穴があった。しかし・・・
「フフフ・・・確かに落ちれば私はピンチになりますね。」
にやりと微笑むと孔明は予想外の行動を取った。なんと、そのまま後ろに後退し、自ら落とし穴に落ちたのだ。
「な、なんだと!!」
マリオが驚くと同時に、突如落とし穴の周りから鎖が飛び出てマリオに襲い掛かり、マリオを捕らえしまったのだ。
鎖はマリオの体にキツく巻き付き、ビクともしない。
「こ、これは・・・!!」
「残念でしたね。この落とし穴は私が落ちれば鎖で相手を捕らえ、私以外が落ちれば串刺しになるように作ったのです。
まぁ、アナタなら気が付いて、落とし穴に私を落とそうとするから、この罠は有効だと思いました。」
孔明は落とし穴から這い出て、マリオに刀をつきつけ、宣言した。
「アナタの負けですよ、マリオ」
今回はここで終了。マリオ、絶体絶命のピンチである。
>>391 俺も待ち遠しいZE
ハルヒがフリテンチョンボかます夢を見た(笑
>>404 流石孔明…裏の裏を読むその罠や見事だ
さて、H短編ができたが投下おkだろうか
正直もの凄いイロモノ作品なんだが
>>404 やはり孔明。一筋縄ではいかぬか。
>>406 投下щ(゚Д゚щ)カモォォォーン
イロモノ・・・むしろ楽しみだw
じゃあ遠慮なく
Hがニコニコ入りするまでの経緯を描いた短編
題して『Hさいきょうにっき』
ネタ無しオチ無し山場なしの上に め っ さ 読 み に く い が気にしないでくれ、なんせHの日記だから
それでは↓
くがつじゅういちにち ほしぞら
きょうからにっきというのをつけてみることにした
れいむにどうやってかくのかきいたら、そのひにあったことをかけばいいといっていた
あきれたかんじでいっていたのがすこしだけむかついた
きょうあったこと
きょうはずっとよるだった
よるはねるじかんだからよるがおわるまでねてることにした
でもいっぱいねてもよるはあけなかった
それにしてもすぐにえんぴつがしめってかきにくい、どうしよう
くがつじゅうににち くもり
いいかげんねてるのにもあきた
だからにっかのさいきょうのしょうこさがしをすることにした
あたいはさいきょうだけど、みんなばかにするからしょうこがないとだれもしんようしない
だからまいにち、あたいはあたいがさいきょうというしょうこをさがしてる
でもみつかったことはない、だからいまだにだれもさいきょうとみとめてくれない
くがつじゅうさんにち すこしだけはれ
しょうこさがしもあきたからほかのことをすることにした
ひまだからぶらぶらしていたら、ふらふらととぶれいむをみかけたからさっそくあいしくるほーすをしかけた
でもれいむはわたしをひとにらみするとめのまえまでちかずいてだんまくをうってきた
ちかよられるとあたいのあいしくるほーすはあたらない、ちかずくのははんそくだとおもう
けっきょくあたいはあっさりとまけた
なんだかれいむはいらいらしてるみたいだからりゆうをきいてみた
でも、まるきゅうにはわからないことだといわれておしえてくれなかった、まるきゅうってなに
わたしはぶとかゆかりにおいてかれたとかぶつぶついってたけどなんだったんだろう
くがつじゅうよんにち
ひさしぶりにあさがきた
でもとくにやることはなかった
くがつじゅうごにち
なにもない
くがつにじゅうさんにち
ひさしぶりににっきをかいた
れいむににっきをみられてわらわれたからもういちどかくことにした
でもみっかぼうずはひどい、みっかいじょうかいてる
さいきんまりさをみかけない
あたいがさいきょうとみんなにみとめさせるためには、まりさをたおすのはさけてとおれないみちなのに
いちにちじゅうさがしてみたけどけっきょくみつからなかった
くがつにじゅうよんにち
きょうはもりをさんぽしていたらしんぶんやのてんぐをみかけた
すごくうきうきしていたからりゆうをきいてみた
なんでもいせかいとかいうところにしゅざいしにいくらしい
にこにことかあなごとかよくわからないからききながしていたけど、とちゅうでききおぼえのあるなまえがきこえた
まりさがしゅざいさきとかいうところにいるらしい
ついでにきんぱつにんぎょうつかいも
そこにはほかにもまりさとおなじくらいつよいやつらがたくさんいるらしい
そこであたいのさいきょうづのうがひらめいた
そこについていって、あたいがそいつらをたおせしててんぐにしんぶんにしてもらえば
みんなあたいがさいきょうだということがわかるんじゃないだろうか
まったくあたいったら、さいきょうなだけじゃなくててんさいね
というわけであたいはてんぐにたのみこんでいっしょについていかせてもらうことにした
ほうしゅうは、ほんとうにまりさたちをたおせたらいちばんにしゅざいさせることだそうだ
よくわからないからてきとうにうなづいておいた
というわけであたいはしばらくおでかけなのでこのにっきはとうぶんかけなくなる
このにっきをよんでるやつは、つぎのしんぶんをたのしみにしておくように
パタン…。
「くっ、私も着いて行けば良かった…!」
幻想卿にひっそりと建つ博霊神社。
そこの茶の間にチルノの縄張りから借りてきた(あくまで借りてきた)日記を読みながら激しく後悔する一人の巫女が居たという…。
異常(誤字にあらず)
いや、なんていうか、うん
とりあえずアレだ。皆まで言うな、言いたいことはわかるから
決して手抜きではありません。手 抜 き で は あ り ま せ ん
大事なことなので二回言いました
できるだけHな感じに見えるように書いたつもり
チルノのH具合を堪能していただければこれ幸いです
さて、こんなHな作品かいてないでノベライズSSの続き書かなければ…
413 :
578:2008/06/06(金) 00:49:44 ID:d0WJPi2L
乙!これはよいおHさん
でも日記なんて書いたことも無い自分より立派だよH可愛いよH
そして腋巫女、魔理沙に感化されたかwww
ノベライズも楽しみにしてますよ!
『Hさいきょうにっき』チルノのH具合がうまく出てて面白かったです。
ひらがなばかりだけど読みやすかったし。
415 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 04:21:11 ID:DEB3T3W2
おいてかれいむで腋巫女服まで行方不明。霊夢不憫だw
>>412 乙です
腋巫女服は三日坊主をHにされた仕返しで持っていったつもりが
Hだから落としちゃうんですね、わかります。
それにしても最新話は泣けたなぁ
「Fooさん!」
「Fooちゃんは来ちゃダメ!」
このやり取りを想像しただけで目が潤んだ俺もH
>>◆rsmnIpLXNU 氏
乙です。
Hの書いた日記を実際に読んだ脇巫女すごいよ、なんか読むっちゅうより解読になってそうだからw
成人向け絵板できて、よっしゃー!初めてのお絵かきbbsデビューしにいっちゃうぞ、と勇んで行ったら入れない。
KBCのごとくキーボード振り回すわけもいかずキーボードに打ち込んでみた。
もとは一枚絵の予定だったのでssにするには結構設定が苦しかったんでかなり無理がある。
王こなエロ。こなた一人称。
トリップつけたんで避けたい人はよろしく。
(あれ、どこで選択肢誤った?)
気が付くと床に押し倒され、上半身固定されている。
かろうじて動く両足をばたつかせてみても、腰から上、覆い被さる様に押さえ込む相手には通用しない。
その反応が楽しくてついからかってしまう。今もポッキーを片手に追いかけてる最中だった。
タイガーモス号の中を追いかけっこしながら、気付くと誰も来ないであろう倉庫の片隅まで追い詰めていた。はずなのに。
(う〜ん。ちょっとからかいすぎたかなぁ?とりあえず)
「お〜い、遊戯君。こんなトコ誰かに見られたら誤解されちゃうよ〜」
いつもの調子で声をかけてみる。これできっと、何時もの様に顔を赤くして身を離すはず…そう思ってた。
「…何、勘違いしているんだ…」
「ひょ?」
「まだ、俺のバトルフェイズは終了してないぜ!速攻魔法発動!闇のポッキーゲーム!!!」
「なにぃ!?」
思わずノリで返してしまうと、その隙に遊戯君は体制を入れ替える。しまったぁ!投げ飛ばせるタイミングがぁ…
って、それよりも!!!
体勢を入れ替えた遊戯君は私の胸から下に自分の上半身を乗せこちらに背を向けている。つまり。
(スカートの中見られてるぅぅぅ!?)
さっき足をばたつかせたせいで確実にスカートはめくれあがっている。はず。
アクシデントだったり自分でワザと見せたりする分には何てことないのに、あり得ない位の羞恥心が沸いてくる。
「ちょ、ちょっと、遊戯君!キャラ違ってない!?」
返答は無い。その代わり下着に手をかけられずらされようとして…これ、なんてエロゲ?
現実逃避をしそうになるも、あわてて足をばたつかせる。下着どころじゃない、リアルでこの展開は想定外だってば!!!
抵抗むなしく両太腿を抱えるように押さえ込まれると、ようやく遊戯君が口を開いた
「あまり暴れるとあぶないぜ」
「へ?」
こちらからは遊戯君の体とその特徴ある髪型のせいで何をしようとしてるのか分からない。
それがこんなに怖い事なんて。背筋がヒヤリとする。
改めてずらされた下着。カサカサと何かの音。
その一つ一つがとても恐ろしいものに思えて、思わず遊戯君の背の制服にしがみつくとぱさりと落ちた。
(戦闘中でも外れないのに、なぜ!?何で出来てるのこれ!?)
マント風ガクランの下にはいつもの黒のインナーに包まれた背中。
お父さんと比べると一回り小さいけど、かがみんや皆と違うガシリと筋肉質な背中、そして二の腕。
お と こ の ひ と だ
遊戯君だけど遊戯君じゃない、リアルな男の人なんだ!
どうしよう、どうしよう、せっかく習ってた体術だってこんな体勢じゃ使えない!!!
頭の中がぐちゃぐちゃと混乱していくのが自分でも分かる。
(え?)
なにか硬くて細くて冷たいものが自分の中に差し込まれた。まだ濡れてもないのに、なに!?…まさか!?
「や、そんなトコ、ポッキー入れないでっ」
異物感で怖くて体が動かせないまま訴えてみる。弱弱しい声、これ、ほんとに私の声?
「ポッキーゲームは『まうすとぅまうす』でやらなきゃ、お互い食べてけないじゃん」
がんばれ自分、上手いことペースをこっちに取り戻すんだ!
(でないと…)今までやってきたエロゲの色々なシチュが頭に浮かぶ自分が恨めしい―――
「でも」
姿勢を変えないまま遊戯君が答える。答えてくれたことにちょっと安心する。
「こちらでも咥えられるし、それに」
そこまで言うとそれまで私の中に入れていたものを引き抜く。思わず、「やぁっ」と声がでる。
「こっちでも上手くチョコは食べれてるぜ、泉さん」
遊戯君の指の先、引き抜かれたポッキーは所々チョコが剥げて地のクラッカー部分が見えてあきらかに私の中に居て、私の熱で溶けた…
一気に顔に頭にと血が昇った気がする。
どうしよう、相手のほうが一枚上手だった、私の負けだ。
抵抗する気力もなくなって脱力していると、再び中に差し込まれる
さっきよりすんなり入ったけど濡れてきたのかな…?
カリカリと遊戯君がポッキーをかじるほんの小さな振動がなんだか気持ちいい。
一本食べるとまた新しく次のを足して、繰り返されていくうちにパキリと今までとは少し違う音がした。まさか。
「折れちゃった!?」
「ああ」
「ああ、って!?やだ!取ってぇ!―――ひゃぅ!!!」
突然今までとは別の刺激がそこにきた。自分で指でするのとは全然違う感触があそこに。
ぬるりと生暖かく弾力のある物、たぶん舌、がひだを広げて入り口を探すように蠢いては、一段敏感なとこにまで触れる。
時折、唇や歯で甘噛をしながら舌は中へと進んでいき、中に残された物に触れるとかき回すように動き出す。
「やぁっ…ぁう……んっ、なん、でぇ?」
「手を使ったら反則、だろう?」
そう言うとまたそこに口をつける。
くちゃりともぴちゃりとも聞こえるヤラシイ水音と自分のものとは思えない甘い声。
「おね、がい…指、で…して」
なんだかとんでもない事を口走った気がする。かすかに笑った気配がしたのは気のせい?
引き抜かれた舌の代わりに1本2本と入ってくる指の感触。ちょっときつい。
簡単に掴める筈なのに、じらすように、遊ぶように指を蠢かしてくる。
「うぁ!…はぅ…気持ち…いい、よぅ……」
あいてる両の手を遊戯君の背に伸ばして服を握り締める。
ねえ、どうして、そっちむいたままなの?なんで、こっちむいてくれないの?
きもちよくて、なんか、よくわからな
「!ぁん、いっ・・ちゃぅ…よぉ……あ!あっ、んぅ―――!!!」
…いっちゃった。
まだ、頭も体もふわふわしてるまま、目の前に差し出されたものを口にする。
ちょっと塩辛い、いい加減ふやけてチョコの味もほとんど無くなった私の中にあったポッキー。
差し出した手を掴む、顔は伏せたまま。…さすがにちょっと恥ずかしいから。
「遊戯君ので、して」
離された手がちょっとさみしいけど、ファスナーをおろす音、衣擦れの音にちょっとどきどきしてしまう。
(私こんなに乙女だったかな?)冷静な自分が突っ込みを入れるけど、そんなのは無視しておこう。
濡れた場所にくちゃりとあてがわれたモノは入り口を探すように何度かなぞって入ってきた。
「っつ!」
今まで散々慣らされてきた気がするけど、やっぱり痛い!けど
「!いずみ…さん……!!!」
息を荒げる遊戯君。つらいの?気持ちいいの?なら、私も我慢する。
たくし上げられた制服とブラから開放された胸。…おっぱい大きいのがスキだったらごめんね(泣
ちょっと強くもまれる…もめるほど無くてごめry
ささやか(泣 な胸に顔をうずめて舌を這わせては胸の頂を刺激する。
聞こえるのはお互いの荒い息づかいと声、そして湿り気を帯びた体がぶつかるヤラシイ水音。
痛いのももうほとんど感じない、むしろ気持ちよくて。
「ゆ…ぎ…くぅん」
何度も打ち付けられる腰の動きが激しくなってく。そろそろ限界!
「やぁ…また……いっちゃうぅぅぅぅぅ!!!」
さっきよりももっと深い波がきて頭の中が真っ白になる。
遊戯君のが中から抜かれた感触に「ひゃう!」と声が漏れる。と、おなかの上に暖かいしぶきを感じた。
とりあえずスカートのポケットにティッシュがはいっててよかった。
最低限の身支度を整えてみる…誰かに会ってもばれないよ、ね。
体のあちこちが痛かったりべたべたしたりするけど不快感は無し。
むしろ…
ちらりと遊戯君のほうを見ると、俯いたまま座って片手で頭を抱え込んでいる。
背景に『ズーン』とか『どよ〜ん』とか書かれていそうだね、こりゃ。
なんか傍から見ると私が遊戯君を襲って犯しちゃったように見えるんじゃないか?
ことが終わって、それぞれ自分の処理(遊戯君は自分のハンカチ使ってた、持ち歩いてるなんて意外だ)をして…お互いずっと無言。
そろそろ何か言ってほしいけど…無理っぽいね。…なら
「…ひどいよ……初めて、だったのに…」
俯いて肩をふるわせてみる、と
「すまない!泉さん!!!責任は出来るだけ取る。だから…」
少し乱暴に両肩をつかまれて、俯いてた顔をあげると真剣な顔した遊戯君。うん、いつもの遊戯君だ。
それがうれしくて、おかしくて思わず笑ってしまう。
「泉さん?」
不思議そうな、困ったような顔。
「…あ、はは…ごめん、冗談!あ、でも、初めては冗談じゃないから、ね。」
「…すまない…」
おっとぅ、また鬱はいっちゃう。軌道修正、軌道修正。
「あのね、大事なこと、ふたつ忘れてる。」
「?」
「キス。まだ、口にしてもらってない。」
遊戯君が息を呑む、見る見る顔が赤く染まってく。
さっき散々とんでもない事しておいて何を今更。と思いつつも、そこがかわいいんだよね、萌え。
「もうひとつは?」
むぅ、視線と話をずらしてきたか。卑怯な。
でもまあ、次の答え次第では許してあげよう。
「わたしのこと、好き?」
おまけ
「それにしても、初めてが『野外(しかも飛行船)』『異物挿入』『着衣プレイ』とは…レベルが高すぎだよねぇ。」
「すまないが、また自己嫌悪に落ちそうだから言わないでほしいぜ…」
王こなエロキタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!
なんという闇のポッキーゲーム
>>417-421 エロなのにこなたも王様も可愛くて微笑ましいな
GJでした!絵板投下も待ってるぜ!
ところで、wiki保管用にタイトルとかないですか?
うは、金ロ見た帰ってきたらいっぱいレス付いてる
正直内容が内容なんで王様と自分に対して「へんたい、へんたい」や「へんたいだー」のAA張られるかとおもってたw
こなたをかわいく書く事に全精力つぎこんだから、可愛い言ってもらえると最高にうれしいんだぜ。
王様視点や三人称で書くともっとエロくなったと思うんだけど、王様がな、東映版になりそうでな…
絵板はこなたにポッキー突っ込んで端から食ってる王様描こうと思ってたけどss書いたら気が抜けたw
気力が戻ったら描くかも。むしろ誰か書いてくry
>>424 こういうのってアイテムプレイってことかい?
ならば、だ。人肌レモネードをだな言葉様のおっぱい寄せて出来たくぼみに注いだり、むしろストレートにわかめ酒風にでな、後は言わなくても分かるな兄弟。
トリップつけたついでに過去に書いたss自白
前スレ 853-855 とある青少年の健全なる悩み(578氏の「こなたは大変なフラグを立てていきました」元ネタにさせていただきました)
940-942 かけひき
現スレ 47-48 ごほうび
396 ロックマン独白
みごとに王こなばかりです。本当にありry
保管してくれた方、これからしてくれる方、いつもありがとうございます。これからもお願いしていいですか?
あと今回のタイトルはなんのひねりも無く「闇のゲーム」でいいです。
さて、書きかけで進まない琴→ピコの続きを書く作業に戻るか
すげぇよGJだよ。こなたの一人称って新鮮で興奮したぜ。
これはいいエロス、GJです
俺もSS書いてみようかなー、絵は致命的に描けないし…
429 :
ニコニコRPG的パンツレスリング?:2008/06/07(土) 05:04:54 ID:sZ8kqMy9
この話は兄貴戦で全滅した後(動画と同じメンバーで)と言う設定でお願いします。
ピコ麻呂:「まさかあのような男が居ようとは・・・。」
こなた:「あうぅ・・・。私もうお嫁にいけないよ・・・。」
なのは:「何も思い出したくありません・・・。」
阿部さん:「そうかい?俺には一生の思い出になったが。」
リョウ:「それはお前だけだと言わざるを得ない!」
アリス:「ところで次は誰が戦うの!?私は絶対嫌よ!」
魔理沙:「あんなのとホイホイ戦うのは阿部だけだぜ。」
富竹:「でも本当に次は誰が戦うんだい?誰も戦いたくなさそうだし。」
ダーマ:「全力で拒否する男、スパイダーマ!」
ゴッドマン:「パンツが危ない!」
クラッシャー:「ノーパンハッズッカッシィィ〜〜〜!!!」
ハルヒ:「ここは公平にジャンケンかなんかで決めましょ。勿論女の子は除外で。」
谷口:「何言ってんだ!ズルいぞそんなの!」
ハルヒ「うるさいわね、アンタは下心見え見えなのよ!」
魔理沙:「この際阿部一人で戦うってのはどうだ?」
阿部さん:「俺は一向に構わないが?」
一同:「それだ!」
ハートマン:「お前らあの二人の戦い(?)を見たいのか?」
ストーム1:「レスリングの範囲で収まればいいんじゃが・・・。」
ピコ麻呂:「いや、そういう問題では・・・。」
琴姫:「そもそも4人パーティ以外組めませんが・・・。」
魔理沙:「あ、そうか。イイ案だと思ったんだけどな。」
ハートマン:「話が進まんな・・・。」
ストーム1:「とりあえずメンバーだけでも決めたらどうじゃろう?」
ピコ麻呂:「そうだな・・・、最初に戦った4人は除外して、女性陣からは1人選んでくれ。」
ハルヒ:「ちょっと!女の子に恥かかせる気!?」
ピコ麻呂:「しかしな、今更男だけ選ぶとこなたとなのはが可哀想ではないか?」
ハルヒ:「うっ!そう言われると・・・。」
こなた:「そうだそうだ!あたし達だけあんな目に遭うなんて不公平だ〜!」
ピコ麻呂:「それにだ、女性陣は1/6、男衆は3/14、かなり公平だと思うが?」
ハルヒ:「わかったわよ!1人決めればいいんでしょ、決めれば!」
初投稿です。小説風には書けそうにないので会話形式でいきたいと思います。
見辛いかもしれませんが何卒ご勘弁を。
430 :
ニコニコRPG的パンツレスリング?:2008/06/07(土) 05:08:43 ID:sZ8kqMy9
魔理沙:「とりあえずさっさと決めちまおうぜ。」
アリス:「何でこんな事に・・・。」
言葉:「誠君、私に力を貸して下さい・・・。」
ミク:「どうか勝てますように・・・。」
琴姫:「ピコ麻呂様の前であんな姿になる訳には・・・!」
ハルヒ:「それじゃあいくわよ!」
ジャ〜ンケ〜ンポン!
魔理沙:「やったぜ!」
アリス:「助かったわ。」
言葉:「誠君有難うございます。」
ミク:「ええ〜っと喜んでいいんでしょうか?」
琴姫:「何とか勝てました・・・。」
ハルヒ:「・・・・・。な〜んで私なのよ!?何かの間違いだわ!」
ミク:「ハルヒさん頑張って下さい。」
ハルヒ:「納得いかないわ!やり直しを要求するわ!」
アリス:「言いだしっぺのくせに往生際が悪いわよ。」
魔理沙:「そうそう。さっさと行って来いって。(ニヤニヤ)」
ハルヒ:「くぅ〜、何とかこの窮地を脱する方法は無いかしら・・・?」
一方男性陣は
ストーム1:「とは言ったものの・・・。」
富竹:「誰も行きたくないよねぇ。」
谷口:「当たり前っすよ!」
ピコ麻呂:「とりあえずゴッドマン、お主は戦わなくてよいぞ。」
谷口:「何でっすか!ズルいっすよ!」
クラッシャー:「ホワアァァ〜〜!!!ズリィィィ〜〜〜!!!」
ピコ麻呂:「まあ聞け。FOOさんの笛の力で我々は新しい技を覚えたな?」
谷&C:「それが?」
ピコ麻呂:「ゴッドマンが覚えた技が何だか分かるか?」
谷口:「え〜っと確か・・・”ゴッドマン拡大”でしたっけ?それが何か?」
ピコ麻呂:「もし拡大した後にあの技を食らったらどうなると思う?」
阿部&古泉:「とてつもなく・・・大きいです・・・。」
クラッシャー:「ちょwwおまっwww」
谷口:「ぅぉ・・・。そ、そっか、それなら仕方ないな。」
ピコ麻呂:「と言う訳でゴッドマン、お主はめでたく除外だ。」
ゴッドマン:「これで危なく無くなった!」
431 :
ニコニコRPG的パンツレスリング?:2008/06/07(土) 05:27:02 ID:sZ8kqMy9
ピコ麻呂:「むっ、女性陣の方は決まったようだな。」
リョウ:「そっちは誰に決まったんだ?」
魔理沙:「ハルヒに決まったぜ。」
ハルヒ:「私はまだ納得してないわよ!」
ロックマン:「ミクさんじゃなくて良かった・・・。」
古泉:「涼宮さんが行くのなら僕も行かざるを得ませんね。」
ピコ麻呂:「むぅ、良いのか?古泉。」
古泉:「ええ。勿論谷口君も来てくれますよね?」
谷口:「何が勿論だ!誰が行くか!」
ハルヒ:「谷口、アンタも道連れにしてやるわ!」
谷口:「ふざけんな!大体、俺が今ここにいるのもお前等が巻き込んだせいだろうが!」
古泉:「仕方ありませんね・・・。クラッシャー君、ヒソヒソ・・・。」
クラッシャー:「・・・!フヘヘ、谷口ちょっとこっち向いてくれ。」
谷口:「何だよ?」
クラッシャー:「食らえ!邪気眼!」
谷口は麻痺した。
谷口:「クラッシャー、てめぇ覚えてろよ・・・。」
クラッシャー:「ア〜オカシHOHO。」
古泉:「これで後1人ですね。」
ハルヒ:「めんどくさいから適当でいいわ。スパイダーマ来てくれない?」
スパイダーマ:「頼まれると断れない男 スパイダーマ!」
ピコ麻呂:「やっと決まったか・・・。」
残りのメンバー:「とりあえず助かった・・・。」
ハートマン:「ところでお覇王。何でさっきの闘いで誰も復活させなかったんだ?」
ストーム1:「それはわしも不思議に思っとったんだが。お前が最後まで残ってただろう?」
リョウ:「いや、それは・・・。」
ハートマン:「何だハッキリせんか!」
リョウ:「復活させてまたあの技食らったら申し訳無いと言うか・・・。」
ストーム1:「なるほどな。」
ハルヒ:「・・・!それだわ!」
432 :
ニコニコRPG的パンツレスリング?:2008/06/07(土) 05:33:36 ID:sZ8kqMy9
戦闘開始
アニキ:「今度は俺に勝てるんだろうな?」
アニキはスパンキングを放った!
ハルヒ:「ハルヒは999のダメージを受けた!ティウンティウンティウン。」
谷口:「うぉい!お前そんな技1発でオワるタマじゃねぇだろ!」
古泉:「何を言ってるんですか谷口君?涼宮さんはどう見てもオワタじゃないですか本当に(ry」
谷口:「こうなったら次のターンに究極のコッペパン使ってやる・・・。」
アニキ:「戦いの最中にケンカなんて随分と余裕じゃないか。」
アニキはパンツゲットを放った!谷口はパンツを奪われた!
谷口:「やっぱりこういう役回りかよ〜〜〜!!!」
ハルヒ:「うまくいったわ。正に計画通り!!」
スパイダーマ:「真っ赤な誓いを歌う男 スパイダーマ!」
古泉:「うおおお!」
谷口「うおおぉぉぉ・・・。」
ハルヒ:「うぉングッ・・・!(古泉が口を押さえる)」
古泉:「涼宮さん、叫んだら狸寝入りがバレてしまいますよ。」
ハルヒ:「助かったわ古泉君。」
アニキはスパンキングを放った!谷口は100のダメージを受けた!
アニキはスパンキングをry
アニキはry
谷口:「真綿で首を絞める様な攻撃はやめてくれ〜!!」
アニキ:「そうかい?じゃあ取って置きの技でトドメを刺してやるからな。」
アニキはツームストンドライバーを放った!
谷口:「ぎゃ〜〜!!近い!近い!何が近いか口じゃ言えない!!!」
谷口は600のダメージを受けた!ティウンティウンティウン
古泉:「二人オワタになってしまいましたし、ログアウトしましょうか。」
谷口:「もっと早くにそうしてくれよな・・・ガクッ。」
スパイダーマ:「出番が殆ど無かった男 スパイダーマ!」
てってって〜てってって〜♪(さくら)
色々とツッコミ所があるかもしれませんが(キャラの口調等)続きます。(いいですかね?)
まずsageる事を覚えなさい。
あと遊戯と社長はどこいった?
すみませんでした。
あと遊戯と社長は次に登場します。続きを書いて良いのならですが・・・。
別に構わないが台本形式はどうかと思うぜ
台本でしか書けないみたいなんだからいいじゃないか
SSというより小ネタっぽくなるが
相変わらず素敵なものが多量に投下されてますね。
クラッシャー×なのはさんよりも先に、こっちが出来たので投下。
HA★GA×リグルです、オリジナル設定も多少あるので注意。
相変わらずエロはありません、俺には無理です。
まさか、自分がスペルカードになってしまうなんて。
冬が来る直前の、木のうろの中にいるかのような感覚と暗闇に、リグルは身を縮こまらせた。
目の前にいきなり、魔王と名乗る怪しいスク水の大男が現れ
みょんな魔法を使って自分をカードに閉じこめたのは、もうどれくらい前だったのだろうか。
このほの暖かい闇の中では、時間の感覚がよく解らなかった。
一度だけ、冷たい空気に触れて、何か人に触られるような感覚もあったが
それは直ぐに消え、再び闇の中へと押し込められる。
外の見えない不安感と窮屈さに、リグルは羽をふるわせ僅かな抵抗を示す。
それでも、カードの中から出ることはかなわなかった。
「まあ、まだマシだけど」
呟くと、周囲にいた小さくて大勢の気配が、ゆらりと揺れる。
これは、カードになった直後の闇では感じられなかったものだ。
『だいじょうぶ?』『なれてないの?』
羽音の間から微かに聞こえるざわめきに向かって、リグルはなるべく元気そうな笑顔を向けた。
「何でもないよ。ただ、やっぱり外に出たいなあって思ってさ」
『でたい?』『でたいの?』『でゅえるになったらでられるよ、がんばろうね』
声こそは小さいが、なだめるような多くの“仲間”の声が、リグルを取り囲んだ。
「デュエル、ねえ?」
リグルにはよく解らなかったが、彼女と同じ、このカードに閉じこめられた“虫”達は
元からその姿で生を受け、デュエルという勝負事にのみ使役されているらしい。
簡易版の式神みたいなものなのだろうと、彼女は納得している。
『ごしゅじんさまは、やさしいよ』『ちょっとへんなひとだけど』『ぼくたちがすきだから』
虫達の声は優しく、主人を怖がっていない。
自分が使役される立場になるとは思ってもみなかったが、彼らが幸せそうなのだから
それほど変なことに使われたりはしないだろう。
ある程度の予想は出来るが、それでも不安には変わりない。
出来ることなら幻想郷に戻って、お尻の光る仲間達と夕暮れの空を羽ばたき
美味しい水をたらふく飲みたいのだけれど……と内心でぼやく彼女の目の前に、大きな影が現れた。
「あ、女王様」
『しょうがないよねえ。アンタは精霊でも何でもない、本当のムシなんだから』
一見するとグロテスクともとれる、巨大で毒々しいまでに鮮やかな躯を揺らしながら
この虫達の頂点に立つ、インセクト女王はリグルの頬を撫でた。
撫でた、と言うよりは、優しく傷にならないよう引っ掻いたとする方が正しいのかもしれない。
空元気を見せる彼女の心情を察してか、女王は困ったように目を細める。
『アタシ達も、元を辿ればヒトガタの魂に宿る魔物だった時もあるんだけれど。
もう何時の記憶だか解らないぐらいに錆び付いちまってるから、アンタみたいな子は初めてなんだよ』
女王の言葉を静かに聞きながら、リグルは白い指を絡めあわせて俯いた。
「そうですか。ここから出られるか、解らないんですね」
頭の中では、幻想郷に残してきた仲間達や、友人の記憶がぐるぐると回っている。
彼女を慰めるように、女王はおどけて見せた。
『まあウチのマスターは、変人だけど虫だけは何でも可愛がってくれるヒトなのさ。
ヘタレで姑息で一人じゃ何にも出来ない割に、プライドだけは高い馬鹿だから
よくよく酷い目に遭うんだけどねえ。それでもへこたれない、虫のいいやつなんだよ』
「そう、なんですか」
そうだよ、と頷くと、女王はふっと頭上を伺った。
「さ、挨拶してきな」
挨拶? と思う間も無く、リグルの視界は白い閃光に包まれた。
「ひょうっ! 凄いなー!! やっぱり魔王がくれたカードはレア中のレアだ!!」
眩しさに慣れ、ゆるゆると目を開けると、彼女の顔を喜色満面の少年が覗き込んでいた。
驚いてぐっと後ろに下がろうとするが、うまく身体が動かない。
彼女の身体は、まるで半霊のように薄く透け、何もしなくとも宙に浮いていた。
抵抗が無駄だと悟り、リグルは仕方ないので目の前の少年を観察することにする。
緑の髪に緑の服。服の模様も眼鏡の飾りもすべて虫の柄だ。
「(虫好きって、こういうことね……)」
多少辟易しながらも、リグルは年頃の少年の顔が近くにあるということで、顔を赤らめる。
羽蛾はリグルの変化に気づかないのか、デュエルディスクを振り回して一頻り興奮した後
漸く彼女の方に向き直り、ぐっと鼻先に指を突きつけた。
「いいか、魔王様からの命令なんだぞ! 絶対に遊戯に勝つんだ!
それでもってぎっちょんぎっちょんのぼっこぼこにして、アイツのレアカードも奪ってやるんだ!!」
ひゃーっひゃっひゃっひゃっ!! と高笑いを続ける羽蛾を見て
リグルは四肢を動かせないものの、頭を抱えて蹲りたくなった。
「(あー…あの子達が、こんなトコから抜け出さない理由、何となく解ったわ)」
これだけ虫を愛していて、尚かつ負け犬フラグが立っていれば、逆に面倒を見たくなる。
自分が側に居てやらなければ、どこでどう道を間違えて酷い目に遭うか、解らないレベルの駄目人間だ。
言わば、彼自身が虫達を呼び寄せる、誘蛾灯のような存在なのだ。
リグルは、やっかいな巣に引っ掛かったなと感じながらも、羽蛾の方に向き直り
ぺこりと、心の中だけでだが頭を下げる。
「短い間、に、なる、と思いたいけど。宜しくお願いします」
「ひょ?」
虫の知らせのような感覚に、羽蛾は高笑いを止めて振り返ったが、時間が切れたのか
ソリッドビジョンシステムは終了しており、リグルの姿はカードの中に戻っている。
けれど、彼の耳には確かに、蛍の光のようにほうっと灯る、少女の声が届いていた。
羽蛾は不思議そうにカードと誰もいない空間を交互に見詰めていたが
やがて飽きたようにリグルをデッキに戻すと、誰にでもなく語りかけた。
「女王様はもう居るから、虫のお姫様ってところなのか、な」
終わり
HA★GA出番すくねえええ!!女王様大好きです踏まれたいです。
きっと羽蛾はデュエル後にゴキボール破ったことで、カードから相当ボコられたに違いない
等と思ってしまう自分が末期。
HAGA嫌いだったけどこれで少しだけ好きになれたよこん畜生
リグル、帰れないならせめて優しくしてもらえるといいな!
GJ、KBCなのはも楽しみにしてるぜ
あとエロは俺もほぼ書けないから気にするな
GJ
ナイスな負け犬だHAGA
そしてなんとなく32話の斉藤のセリフ「お前達はもはや誰一人欠けることは許されない」から思いついた
中二っぽいネタを勢いで書き上げてしまったんだが、良作の後なんで投下してもいいのか迷うZE
GJ!!この虫達とっても優しいな。
俺もエロは書けないから安心しろ。
>>441 少し間を置いてから投下するのがさりげない気配りだぜ
>>441 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、 問題ない
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |)) さっさとやれ
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
445 :
441:2008/06/08(日) 00:50:33 ID:kAHHmMJA
>>443 アドバイスありがとう。初めて書いてみたんで分からなかったぜ
とりあえず1〜2時間くらい待ってから投下を試みるZE
そんなに待たなくても、他の作者さんの場合はどうか知らんが
俺の後ならさっと投下してくれて良いですよー
寧ろ清涼剤として投下お願いします、初めてとか関係なく、愛が籠もっていれば良いと思う
447 :
441:2008/06/08(日) 01:02:59 ID:kAHHmMJA
じゃあお言葉に甘えて…
かなり自己解釈な妄想の産物なので本気にしないでください
時間軸としては会話シーン→アナゴバトル前の画面が切り替わるあたりで
エロ要素はやっぱり無理でした。紫×谷口
「師匠……どうしても、ですか?」
「どうしても、よ……谷口」
最後となるかもしれない弟子と師の会話。紫の前には立ち止まった谷口、その後ろには進み始める仲間たちがいる
もはや彼女と彼の会話を盗み聞こうとするような者は誰もいない
「確かにオレには師匠から教えられたスキマ能力がありますけど…
けど…――オレみたいな普通の人間が、なんの役に立つというんスか!」
谷口は爪で血が滲むほど自らの拳を握り締め、最愛の師へのやりきれない思いや自らの無力さを込めて言う
「オレがいなくても、みんながきっと――いや、そうじゃない
オレは師匠を置いてなんて行けませんッ!」
パンッ!
紫の平手が谷口を頬を叩く
「聞こえなかったのかしら?『誰一人欠けることは許されない』と言ったはずよ
――いいこと谷口?あなたには『あなたの役割』がある
…あなたの役割は『その能力(ちから)を使って皆の道を切り開くこと』よ
これは「ただの人間」であるあなたがやらないと意味がないわ」
「??……どういう意味ですか師匠?」
「――……ハァ、最後になるかもしれないから言っておくわ
あなたたちは『希望』なのよ
世界を救う者、困難を打ち砕く者…そして、救われるべき、あるいは守られるべき者
その中に「ただの人間」はいるべきなの
あなたがいなければ、世界が守られたとしても、それは「みんなの勝利」じゃないわ
世界を救うには「ただの人間」では手に負えない。けど「ただの人間」の力も確かに必要なのよ」
たとえば邪悪を祓う陰陽師「ピコ麻呂」「琴姫」
たとえば世界を選択する者「涼宮ハルヒ」
たとえば世界を守るヒーロー「ゴッドマン」「スパイダーマ」「マリオ」「ロックマン」
たとえば救われるべき者「富竹ジロウ」「桂言葉」「泉こなた」
誰一人欠けても世界は救えない
正直言えば、みっともなく泣いてすがり付いてでも彼女を止めようという思いはあった
だが、師が命を賭して自分たちを前に進めさせようとしているのだ。弟子として、男として、それに応えない訳にはいかない
谷口は血を吐くような思いで決心を固めた
「……分かりました。師匠がそういうのなら…オレ、行って来ます」
谷口は踵を返す。――顔を見てしまえば泣いてしまいそうだった
「そう…それでいいの。良い子ね谷口
――――いってらっしゃい」
「―――ッ
いってきます。師匠」
終わり
448 :
441:2008/06/08(日) 01:04:54 ID:kAHHmMJA
短くてスマソ
これが俺の精一杯でした
>>440 GJ(グッドジャムパン)!
ゴキボール破ったHA☆GAってオレイカルコスの影響受けてた性じゃね?
ゴキボールレアカードじゃないけど虫を布教したかったということもあるだろうし
wiki見てきたが、ゴキボールはガチでレアカードらしい(微妙にだけど)
>>483 GJ!!!なんてステキな昆虫大家族。虫のお姫様なんて結構ロマンチストだなHA★GA
>>441 32話紫×谷口 先越されたorz
けど、俺が書くのよりずっとかっこいい谷口だよGJ!
ところで皆エロ書けないいいすぎ、ちょっと前にエロ投下した俺がとてもエロい人みたいじゃないかw
中にはばっちりエロ書いてる人も居るしw
>>438 GJ!! そうだよな、HA☆GAだって虫カードは大事にしてるもんな。それにしても女王様……大人だ(ぇ
>>449 多分その認識であってると思う。HA☆GAのインセクトデッキへの拘りは確かなものだろうし。
ハルヒ×海馬
続きマダー?
>>438 こんなHA☆GAを知ってれば王様もあそこまでフルボッコにはしなかったかも…
>>441 谷口に男を見た!師匠絡みだとやけにかっこいいなぁ。
>>450 心配するな!俺もエロい人だ。
>>453には申し訳ないが、6月9日でロックの日ってことで
>>394が言ってた6939の初夜を書いてみた。
RPGクリア後の設定なのでかなり妄想いり。
さらに若干リョウアリ入り。
もちろん18禁なのでよい子は見ちゃだめ!
それでもいいなら見てください。
6月某日の日本EDF基地。
あの壮絶な戦いから約1年の歳月が流れていた。
各世界に帰っていた仲間たちが一同に介している。ある"行事"のために…
「ふぅ〜。」
僕はネクタイを整えながらゆっくりと溜め息をついた。
いつもの装備を外し、白いタキシード姿という不慣れな格好だ。
未だに夢を見ているのではないかと思ってしまう。まさかこんなことになるなんて僕自身も信じられない…
(コンコンッ!)
「よぉ、ロック!」
「あっ、リョウさん。」
ノックとともに入ってきたリョウさんはいつものボロボロの道着ではなくしっかりとしたスーツを着ている。
「ん〜、意外に似合っていると言わざるを得ない。」
それはこちらのセリフだと言わざるを得ない。
「あ、ありがとうございます。」
「そろそろ時間だが準備はできたか?」
「はい、僕の方は大丈夫です。」
「まさかこんなことなるとはなぁ〜。ん?どうした、元気がないな。」
「いえ、ただまだ実感が沸かなくて…。」
「自信をもてと言わざるを得ない。今日も大切だがこれからもっとたいへんなんだぞ。」
「ですよね、頑張ります。」
「よし、そのいきだ!!」
豪快に僕の背中を叩き笑い声を響かせる。
「ちょっと、ロック。もう時間だけど準備はできたの?」
「あっ、アリスさん。」
開いていた扉から顔をだしたのはいつもと違い黒いドレスを身に纏った大人の雰囲気をかもしだすアリスさんだ。
「あら、似合っているじゃない。作った甲斐があるわ。ってちょっとリョウ!ロックを早く呼んできてって言ったじゃない。」
「すまないと言わざるを得ない。」
この二人も相変わらずだ。"僕たち"とは違った意味で仲がいいんだと思う。
「ともかくロック、時間が無いわ、さぁいくわよ。」
「は、はい!」
アリスさんにせかされ、僕等三人は急ぎ足で部屋を後にする。
いつもは冷たく感じる基地内もデコレーションのおかげですごく暖かい。
みんながしてくれたのだろう。本当にいい仲間たちに出会えた。
「ろ、ロック君、似合ってるかな?」
ドアの向こうにいたのは恥ずかしそうに少し下を向いているドレス姿の僕のお嫁さんだ。
「うん、かわいいよミクさん。」
「あらあら、お熱いわね。、長いおさげに合わせてつくるのは難しかったわ。」
「これは立派な花嫁だと言わざるを得ない。」
「私もいつか…。」
「なにかいったかアリス?」
「な、なんでもないわ!それよりみんな待ってるんだから早くいくわよ。」
かくして僕等は基地内の会議室へと向かう。
普段は大人数での作戦会議なんかで使われているらしいけど今日は軍基地とは思えないほど飾りつけられている。
「じゃ私達が先に入るから呼んだら二人で入ってきてね。」
「わ、分かりました。」
「それでは、これよりロックマンとミクの結婚パーティーを始めます!」
司会のリョウさん、アリスさんの挨拶とともに会場は大きな歓声に包まれた。
繋いでいるミクさんの手が少し震えている。
「緊張してるの?」
「そうじゃないんですけど…みんながこんなに祝福してくれるから嬉しいんです。なんだか夢をみているみたいで。」
「それは僕も一緒だよ。でもこれは夢じゃない。」
そう言うと僕はミクさんの頬に口付けをする。
「ね、夢じゃないでしょ?さぁみんなの所へ行こう。」
突然だったからミクさんは驚いていたが、すぐにいつもの笑顔にもどり「はいっ!」と元気のよい返事をくれた。
さらに強く握られた僕等の手を高くふりあげ仲間たちの待つ会場へ入っていく…
「今日はいろいろ大変だったね。」
「そうですね。」
結婚パーティーが終わり新居にへと帰ってきたのは午前零時をまわっていた。
「ミクさんも疲れたよね。今日はもう寝ようか。」
「あ…そ、そうですか。」
「じゃおやすみなさい。」
「お、おやすみなさい。」
そういって僕はベッドに入り横になる。ミクさんを見るとなんだか顔を紅く染めそわそわしている。
「どうしたの?」
ともにベッドに入ったミクさんは黙ったまま下を向いていたミクさんが口を開く。
「あの…やっと二人きりになれたんですし……その…」
上目使いで軽く潤んだその緑色の瞳はどんなものでも魅了してしまいそうだ。
そして僕も例外ではない。
「きゃっ!」
僕はミクさんの頭をくしゃくしゃと撫でた。可愛くてしかたなかったのだ。
「もう、なにするんですか!」
「いや、ゴメン。なんかつい…」
膨れた顔もまたかわいい。
「ミクさん…」
「ロック君…」
しばらく、見つめあいそしてキスを交した。
「ん…んぐぅ」
互いに重ねた唇が溶けてしまいそうなくらい激しい口付け。
口内の全て舐めつくしてしまうのではないかと思うように動く舌。
そんな中、僕はミクさんのネグリジェへと手を伸ばす。
ゆっくりと上半身の部分を捲り上げ小さく膨らんだ胸に触れる。
(!!)
さっきまで動いていたミクさんの舌が止まる。かわりに全身を小刻に震わせている。
胸の先端についている小粒の乳頭も指先で弄ぶ。
(!!!)
声を出したくても僕が口で塞いでいる。
ミクさんの口に力がはいらなくなり、ゆっくりと唾液の糸を作りながら口を離す。
「おかえし…」そう呟くとミクさんは僕の下半身へと顔を近づけ、下着をさげ中
にあるボタンをおす。
すると僕の股間から男性器が出現する。
「やっぱり、大きくて立派だね。」
その言葉と同時に僕の性器を舐めるミクさん。
「ん、んぁ…」
あまりの気持よさに声がでる。
ふと、顔を上げると目の前にはふっくらとしたミクさんの"もも"がある。
おもむろに割れ目に触れる。
「ひゃうっ!」
彼女は全身に電流が流れたように背筋が伸びる。
僕はそのまま下着を脱がし舌の口を舐める。
「ひゃ…もう、ロック君のエッチ…」
言葉では強がっているが嫌がる様子もないのでさらに激しく吸い続ける。
「きゃぅ…気持ちいいよ…」
といいつつも僕のものを舐め続ける彼女。
「ミクさん…そろそろ…」
「…うん…」
そう言って僕等は体勢を直す。
そして仰向けになり恥ずかしそうに彼女は足を開く。
「…いくよ!」
「きて…!!」
(ぷち…ぷちぷち…)
「きゃうっ!!」
「だ、大丈夫だから…つ、続けて…」
ゆっくりと腰を動かす。
「あ…あん…あう…」
動くたびにミクさんのあえぎ声が漏れる。それが僕をさらに興奮させる。
「あ、あ…あん!」
次第に速度を上げ、激しさをましていく。さらに僕の興奮は収まらない。
ミクさんを抱え、立ち上がる。
「あっ…さっきよりも奥まで…きてる…!」
そのままお互いに腰を動かす。抱きかかえている彼女を見ると快感のあまりか、
軽く目が白くなっている。
再びベッドに戻りラストスパートへと入る。
「ロック…わ、私…も、もう限界…」
「僕も…もう…いきそ…!!」
フィニッシュに入り、かなりの速度で腰を振る。
「ロック…ロック…ロックぅ―!」
「ミクさぁ――ん!」
(びゅ、びしゅ…!)
僕から出された精液はミクさんのお腹の上へと落とされた。
しばらくの間互いにが受けた快感に浸る。
「ふぅ…」
僕がいくらロボットといえど性行為を行えばさすがに疲れる。
「ねぇロック君…」
「どうしました?」
彼女は僕の腕を軽く引っ張りながら…
「もう一回…しよ…?次は膣に…欲しいな…」
再び上目使いで言われたら僕のものも隆起する。やっぱりこの表情には敵わない。
まあいいじゃないのかな、新婚だし。それに夜は長い………。
記念ものだから1スレにまとめるつもりが意外と長くなってしまった…
タイトルは『緑眼の花嫁』ってことにしてもらえると助かります。
アリ×ミクが思うように進まない。…OTZ
というか相変わらず皆さんの需要とか無視ですみません。
これは素晴らしいな、GJ!
やっぱ新婚はいいなおい…
そして奇遇だな、俺もつい今ノベライズをサボって6939を書き上げたところだ
しかも、偶然なのかある種話が繋がってるかもしれん
とりあえず投下直後だから時間を置いてから投下する
多分明日あたり
461 :
578:2008/06/09(月) 00:50:45 ID:Ub4cRFio
>>438 あれ?おかしいな……HAGAは嫌な子って思ってたのに……
>>447 畜生谷口かっこいいぜGJ!!
これこそが師弟の絆ってヤツなんだろうな……
>>450 すでに2本もエロを書いた自分はドエロな人間なんだろうなぁ……
>>453 せっかくだからオレはこの要求を無視するぜ!!
>>455 相も変わらず初心いヤツらだなこの野郎!!(ほめ言葉)お幸せにと言わざるを得ない!
さりげなくリョウとアリスも気になります。
>>460 そして奇遇だな。自分もつい今ハル海をさぼって王こなを(途中まで)書き上げたところだ。
投下直後なんで自分も明日〜明後日もしくは完成後にでも投下することにします。
>>461 おまいがドエロならエロパロ板に居る職人のほとんどがエロ神だろwwwww
>>447 谷口株ががんがん上がってるな。
スキマツアーズ大好きだがそのうちハーレムでも作れるんじゃないだろうか
>>455 文章が以前に比べてかなり読みやすくなってる。
「新婚」という単語がここまでしっくり来るロボットはそうそう無いんじゃないだろうか。しかもクロスオーバーネタで
メカップルはやはり見守りたくなる感じがいいな。
横島ポジションだと思ってた谷口が
なんだかダイの大冒険のポップのようにも思えてきた
最近絵板のながれ氏の絵を見てピコ琴に目覚めそうな俺がいる
ていうかカプ関係に限らずながれ氏の絵の影響力は凄まじいと言わざるを得ない
さて、それでは予告通り6939を投下する
題して『夢か現実か』↓
トントントントン…。
「ふぇ…?」
私、初音ミクは包丁がまな板を叩く音で眼を覚ました。
見覚えの無い天井が見える。ここは何処なんだろうか?
確か、古城エリアで他の仲間達を待つ間に睡眠を取っておこうってリョウさんが言い出して…。
おそらくそのまま寝てしまったはずである。少なくともこんな民家で寝ていた覚えは無い。
「んー…」
私は自分の寝ているベットを見てみる。
結構材質の良い毛布とシーツ、これは寝心地が良さそうである。何故かダブルベットだが。
次に自分の体を見てみる。特に外傷は見当たらないしシステムにも異常は無い。何故かパジャマ姿な上に僅かに乱れているが。
どうやら寝ている間に敵に攫われたというわけではないようだ。
敵が攫ったのならこんな至れり尽くせりな状態にはなっているはずがない。
等と考えていると、私は何処からか聞こえてきていた包丁の音が何時の間にかやんでいる事に気が付いた。
そして代わりに聞こえてくるのは、こちらに近づいてくる足音。
「……誰?」
敵……ではないだろうが。それでも私は警戒を解かない。
旅に出るようになる前はこんな他人を警戒することなんて考えることはなかったのに、人は変わる物である。人じゃないけど。
足音が部屋にあるドアの前で止まる。
誰が入ってきても良いように、私は歌う準備をしておく。
だけど私の警戒は、ドアの前の人物によりあっさりと解かれてしまった。
「ミクちゃん、起きた?」
ドアの前の人物がそう言いながらドアを開けて中に入ってくる。
この声、そして普段あまり見ない、けど決して忘れはしないヘルメットを取った姿…。
「ろ、ロックマン?」
ヘルメットを取って何故かエプロンを付けてはいるけど、間違いなく彼であった。
手にはさっきまで使っていたのか包丁を持っている。
あまりに意外な人物が出てきた事で私の回路は凄い勢いで動き情報を処理していく。
だがそれでもこの状況を説明する結論が導き出されない。
要は何が何だかわからない。
そんな私を置いて、ロックマンは意外そうな顔をしてこう言った。
「ロックマン?どうしたのミクちゃん、そんな昔みたいな呼び方して」
「む、昔?」
昔も何も、ロックマンの呼び方は出会った時からロックマンである。
そもそも昔と言うほど彼と出会ったのはそんな前のことではない。
そして私の呼び方が変わっている。何時もはさん付けなのに。
別に、その、ちゃん付けが嫌なわけじゃないのだけれど…。
私はますます困惑する。
とにかく今は状況の判断が最優先である。
仲間である彼なら今の状況も問題なく教えてくれるはずである。
「ロックマン。此処は何処なのかな?さっきまで古城エリアに居た筈なのに…」
「え、古城エリア…?ミクちゃん寝ぼけてるの?まぁ皆とお別れになって寂しい気持ちもわかるけど…もう一年も前の話でしょ」
一年も…私はそんなに長い間眠ってたの?
いや、それにしては彼の反応が和やか過ぎる。
一向に状況を把握しきれない私を見て、彼はやれやれと肩をすくめる。
そして言った。
「んー、昨夜ので記憶回路にエラーでも起こっちゃったのかな。どれどれ…」
え、昨夜って…ロックマン私に何したの?
赤くなる私を気にした様子もなく、ロックマンは私に近寄ってくる。
…というかちょっと近すぎる。
「え、ちょ、ロックマン…!?」
「んー、特に異常は無いようだけどなぁ…。もしかしてミクちゃん、お仕事サボりたいからって嘘ついてない?
だめだよ、結婚して嬉しいのはわかるけどちゃんと仕事しなくちゃ」
け、結婚!?
ま、待って。私達まだ付き合ってすらいないよね!?
いや、まだって何私!
もう状況も説明できないほど真っ赤になっている私を見て、ロックマンは何やら思いついた顔で私を見てくる。
「そんな悪い子にはお仕置きしたほうがいいかな?」
「お、お仕置き…?きゃっ!」
私の視界が変わった。具体的には前方から上方へ。
そう、つまり私は彼に押し倒されていた。
ちょ、ちょっと待って!
「ふぇ、ロックマン…!?」
「どうしたのそんな恥ずかしがって?古城エリアで僕が告白した後ミクちゃんの方からキスしてきたくらいなのに…今日はやけに消極的なんだね?」
ふぇぇ!私何時の間にそんな事したの!?
もう何もまともに考えられない私の視界では、どんどん彼の顔が近づいてくる。
そして…。
「だめぇ!まだだめだよぉ!」
その瞬間、私は自分の大声で目を覚ました。
気が付くと、周りは石でできた壁や床、天井。そして隣には寄り添うように眠るリョウさんやアリスさん、そしてロックマン。
もしかして…。
「夢…?」
私は安心した中にほんの僅か残念が混じっていた事をあえて無視して、ホッとため息を漏らす。
それにしても、何ともリアルな夢だった。
もしかして私は、ロックマンにああされるのを期待してるんだろうか。
私は隣で眠るロックマンに目を向ける。
と、そこで私はロックマンの目が開いて、何時の間にか私を見つめていた事に気が付いた。
「あ、ロックマン…起こしちゃった?」
「うん…ミクさんの大声で。怖い夢でも見たの?」
「う、ううん。ちょっとロックマンの夢を見てて……あ」
「え…?」
しまった、言ってしまった。私は慌てて手で口を塞ぐが、もう遅い。
私は恐る恐るロックマンの顔を見る。
そして私の目に映ったのは、顔を俯かせて落ち込む彼の姿だった。
「ろ、ロックマン。どうしたの?」
「う、ううん…僕の夢で嫌な思いをさせちゃったのかなぁって…」
それは誤解である。別に良いのかと聞かれると返答に困るけど、決して嫌というわけではなかった。
私は彼にそれを教えるために必死に弁解する。
「そんな事ないよ!その、ちょっと恥ずかしかっただけで…」
…って私は何を言ってるの!?
嫌なんかじゃないって言えばいいだけだったのに。
どうも先程から彼の顔を見ると思考回路にエラーが生じてしまう。
焦る私を余所に、ロックマンは僅かに顔を赤くしてもう一度俯く。
「そう、なんだ」
「う、うん…」
そして、しばらくの沈黙が生じる。
あの時の、タイガーモス号の時の様な重苦しい、けど決して嫌じゃないあの沈黙。
「……」
「……」
沈黙は続く。何か喋らないと、そう思っても言葉が出てこない。
私はちらっと彼の顔を見る。
そこで彼も同じ事を考えていたのか、目が合ってしまい私は慌ててそらす。
だが、彼はそれをしなかった。
彼は意を決したような顔で私に向き合う。
「ミクちゃん、言っておきたい事があるんだ」
「え…?」
古城エリアで僕が告白した…。
告白した後ミクちゃんの方からキスしてきたくらいなのに…。
夢の中での彼の言葉が私の体中を巡る。
まさか…ね。
以上
この後ロックが何を言ったのか、そしてミクが何をしたかは各自脳内妄想するように
ついでに夢の中で昨夜ミクがナニをされたのかも(スキマ
うん、あれだ。いきなり思いついて、創作意欲を激しく刺激されたんだ
だからノベライズサボって書き上げたんだ
…なんていうかごめんなさい orz
さて、今度こそノベライズの続き書かねば…gdgdやってると冨樫ってしまう
>>469 ノベライズの続き頑張ってね。というワケでわたしたちも
>>404の続きを投下。
鎖はマリオの四肢をしっかりと締め付けており、もはや一人で脱出するのは不可能であった。
「フフフ、ここでアナタを縦に真っ二つにするもよし、じっくりゆっくりといたぶるも悪くない。
それとも・・・その帽子を剥ぎ取り、生身に戻して切り刻むのが良いですかねぇ。」
どう考えても、マリオは圧倒的に不利だ。しかし、マリオは諦めてはいないのが、孔明には分かった。
「イラつきますねその目は。どんなことがあってもアナタは決して諦めない。それに無限の残機・・・
そんな事をされたら、孔明の罠なんて突破されるに決まっている。」
孔明は半分グチをこぼす感じで語りかけていた。やがて顔に笑みが戻り、マリオに向かい合った。
「しかし、こんな状況ではアナタも孔明の罠からは逃れられない。無限の残機もなし・・・それでもアナタは、まだ何か手があるのですか?」
こんな状況でも諦めないマリオに、孔明はたずねる形で、マリオを挑発した。
「罠は避けなくても突破できる。避けることが出来ないのなら・・・破壊すればいい。」
予想もしなかった答えがマリオの口から出た。孔明はとてもおかしくて、笑ってしまった。
まさかこんな幼稚な答えだとは!!
「アハハハハハ!!不可能ですよそれは。アナタは鎖でガッチリと捕らえられいる。そんな状況でどうやって罠を・・・」
だが、孔明はこれ以上しゃべれなかった。凄まじい威圧感を背後から感じたからだ。孔明はそうっと振り返り、背後を見た。
そして、全てを悟った。
マリオはあくまで囮。真の狙いは青眼の白龍三体を生け贄にし、破壊神オベリスクを召喚することだと。
今回はここまで。早く他のミスパも書きたいのに、なかなか進まない・・・
by 電人パソボー
471 :
w=ニヤ:2008/06/10(火) 08:27:20 ID:hpXJVJAV
>>469 (*´∀`)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>470 無限の残機吹いたwww
中学生は帰ろうな
>>465 あれはピコ阿部に萌えるんじゃなかったのかwwいや俺もピコ琴いいなぁと
思ったくちだけど、最近の白菜うどんげ絵が妙にツボったんだよね…
そんなつもりで描かれたんじゃないだろうけど下の方のコメで
さらに萌えたぜ(誰か白菜うどんげのSSを書ける猛者はいませんか??)
なにはともあれ
>>465ピコ琴SS期待してる
474 :
578:2008/06/10(火) 19:52:03 ID:dj3JSSC+
>>466 駄目だ、ミク可愛いよミク
そしてロックはもう主夫で固定かwww
>>453 無視してすまなかったな。2,3本平行しながら書いてるからもうちょっとゆっくりしていってね!!
>>470 なぜかこの孔明がシバイに見える
そして青嫁ついに愛人の生贄にされるか……
こなた×王様前半部ができたので投下します。「王様的フラグ」の続編です。
タイトルは「闇、無音、船内にて。」
475 :
578:2008/06/10(火) 19:54:09 ID:dj3JSSC+
夜空を照らす金色の月の下で、1組の男女が向かい合って佇んでいた。
彼の目の前にいる少女は可愛かった。
大きな瞳に、締まりっ気のない猫のような口。風に乗って遊ぶサラサラの青い髪。頭の上にちょこんと出ている大きなアホ毛も、彼女のキュートさをさらに引き出している。
そしてもちろん、泣きボクロもチャーミングだ。
「遊戯君……?」
声は、どことなく人のやる気を削ぎ、落ち着かせる効果があるように感じられる。顔に見合った、可愛い声。
「上ってみる?大人への階段……」
彼を見上げる幼げな顔。少し赤みがさしている。
いつもの元気なものとは違うしおらしい表情は、彼女的にいう萌え要素というやつか。
「別にいいよぉ?私は……」
言うと、ゆっくりと眼を閉じる少女。
「いっ……」
彼は言葉が出せなかった。かわりに震える手が、彼女の肩を掴んだ。
細い。女の子の肩とはこんなに細いものなのかと彼は初めて知った。それに制服の上からだというのに、手のひらにはほのかな体温が感じられる。
腕に力をこめ、彼女の体を引き寄せる。
そして彼自分も体を少し曲げて、ゆっくりと彼女と自分の顔を近づけて行き……
476 :
578:2008/06/10(火) 19:57:38 ID:dj3JSSC+
「寝ている時ぐらい静かにできんのかこのウニ野郎!!」
「お、ぉうわ!?」
鼓膜を破らんばかりの大声が木霊し、遊戯は反射的に飛び起きた。
驚いた表情であたりを見回す。暗い部屋。月なんてどこにもない。
横を向いて見ると、ハートマンの怒り顔が。反対方向を見ると、阿部や古泉、リョウなど男性陣が布団に身を包んで眠っている。
(夢か……)
遊戯は大きなため息をついた。
ここは月夜に照らされたロマンティックな場所なんかじゃない。ここはタイガーモス号船内のとある1室。男性陣のための5人部屋だ。
自覚することで、圧倒的なリアルが夢を覆い潰していく。
背筋を伝う冷や汗が気持ち悪い。まるで悪夢を見た直後のようだった。いや、遊戯が見た夢は、彼にとっては一種の悪夢と言えるもjのだった。
「……ふぅ…」
いい年こいてまだママが恋しいか、と、普段よりいくぶん音量を落としたハートマンの説教を聴いてから、遊戯は部屋から出た。
背筋を伝っていた汗が、強風によってあっという間に引いていく。
目の前には、夜闇。
暗い。天上で気ままに輝く月でさえ、視界の果てまで照らし出すことが出来ないでいる。
ただただ広がる金と白と黒。
遊戯の心は、これらの何色でもなかった。
暗いのか、明るいのか。手のひらに未だに残る夢の名残は、何も答えてはくれない。
心は無色だ。問答を繰り返すだけで色気づく様子が一つもない。
彼女と出会ったのはつい2,3日前のことだ。
なんてことはないはずだ。魔王を倒すため、相棒を取り戻すための旅の途中の、ほんの一時の仲間。ただの仲間だ。旅が終われば、お別れだ。
そう、旅が終われば、もう会えなくなる。もう話せなくなる。遊べなくなる。触れることも、一緒にいることも……
確かめるため握り締めた拳から、彼女の温もりがすり抜けていった。
震える手は、彼女ではない自分の肩を抱いていた。
声は出ない。代わりに出たものも、悲しみか嘆きか分からない小さなうめき声。
抱きしめた自分の肩は冷たかった。
彼女は、どう思っているだろうか?
こんな所で震えている自分のことなんか、きっと知らないだろう。
その方が良い。知らないほうがいいんだ。今まで通りの仲間でいい。それだけでいい。
それだけでいいはずだ。
ただそれだけで。
477 :
578:2008/06/10(火) 19:58:47 ID:dj3JSSC+
ぶるり、と遊戯は肩を大きく震わせた。の独特の肩を出した服装では、この風の中は寒すぎる。
「寒いな……」
遊戯は声を出すことで、先ほど自分の中で目まぐるしく揺れ動く感情を紛らわそうとした。
「……すぐには寝られそうに無いな……」
完全に眼が覚めてしまった。再び寝床に入っても、まず寝られないだろう。
何よりも眼を閉じてしまうと、また悪夢が襲ってくるかもしれない。
遊戯は顎に手を当てしばし思案すると、海馬のことが頭に浮かんだ。
ここ最近、船の操縦は海馬に任せっぱなしだ。特に以前の『アレ』以降は、ブリッジにさえあまり近づいていない。
(手伝ってやらなきゃな……)
2人でさえそれなりに大変な仕事である。最近海馬がやつれているように感じられるのも、1人で頑張ってくれているせいかもしれない、と遊戯は思った。
(その前に、トイレに行っとくか……)
冷える場所に出たせいか、急にもよおして来た。
「さぶっ」と小声でぼやきながら、遊戯は歩き去って行った。
478 :
578:2008/06/10(火) 20:00:01 ID:dj3JSSC+
カチ……キィ――……
「行ったか?」
「行ったようですね」
遊戯が通路の角を曲がり姿を消した数秒後、ドアが開いた。
開いたドアから顔を出したのは、ハートマン、リョウ、阿部、古泉の4人。
「よし……では、打ち合わせ通りだ。すみやかに任務を遂行しろ……」
「じゃぁオレは、あっちのほうを任せろと言わざるを得ない……!」
「よし、遊戯のヤツは俺たちが犯る、おっと……やるとしますか」
「では、2人で行きましょうか、阿部さん。んふふ……」
「そうだな。ふふふ……」
ハートマンが指示をだすと同時に、リョウ、阿部、古泉が動いた。
リョウは船内のとある一室を目指して。阿部と古泉は、遊戯が消えた方向へ。
「おっと、ハートマン」
「なんだ?時間が無いんだぞ!」
通路の角から顔だけ出して、阿部はハートマンに言って投げた。
「思った以上に優しいんだな。ますますいい男じゃないか」
「!!……さっさと言ってこい!この……!」
「ふふふ……」
ハートマンの怒声を背中に浴びながら、阿部はその顔に妖しい笑みを浮かべた……
479 :
578:2008/06/10(火) 20:05:53 ID:dj3JSSC+
一旦ここまでです。
書いてて王様の性格はこんなんでいいのかな?と思えてきました。メンタルが弱い、とのことだけど、書いててもよく分からなくなってきます
書いてるうちにリョウアリのフラグもついでに立てとくかとか考えてしまった
悩む遊戯可愛いなぁおいw
そして何を企む四人組…ww
続き期待してるぜ
今日も
>>470の続きを投下。孔明戦もいよいよラストです!!
通常、デュエリストである海馬や遊戯は、モンスターを召喚するのにMPを消費する。
なぜなら、
・デッキから任意のカードを手札に加える
・手札に加えたモンスターを生け贄無しで召喚
といったチート技を使い、さらに実体化させて攻撃するのだから、当たり前と言えば当たり前なのである。
それは言い換えれば「通常のデュエル通りに召喚すればMPの消費が減らせる」と言うわけだ。
海馬にはまだオベリスクを召喚するためのMPが足りない。だからせめて生け贄無しで召喚する時のMPを節約するために、
海馬は青眼の白龍三体を生け贄にしたのだ。(無論、嫌いな駐車場おでんを大量に食したのは言うまでもない。)
「貴様の負けだ、孔明。」
海馬は孔明の負けを宣言した。
少なくとも、今ならマリオを人質にとり、オベリスクの攻撃を止めさせる事も出来るであろう。
だが、圧倒的威圧感を発している神の前では流石の孔明でもそんな判断をする事も実行する事も出来なかった。
「喰らえ!!ゴッド・ハンド・クラーッシュ!!!」
神は海馬の命令を受け、孔明に向かって鉄拳を下した。
孔明は断末魔をあげる暇もなく、凄まじい破壊音と共にこの世から消えた。
そして、丸ノコとブロックは操縦者が存在しなくなったので、活動を停止した。
海馬達は、孔明に勝利したのだ。
あぁ、やっと孔明戦が終わった。これで次のミステリアスパートナーを書く事が出来る。
by 電人パソボー
>>455 ほほえましいのにちゃんとエロいあたりいかにも新婚さん、GJ!
アリ×ミクもゆっくりがんばってね!
>>465 ミクかわえぇ、嫌がってないってあたりがw
ノベライズもたのしみにしてるよ。
>>470、
>>481 孔明戦お疲れ様でした。さすが孔明、倒すには神が必要だったか。
次はダーマとKBCにスポットあたるか?
>>475 なんて嫌な部屋割りwあんな状態の王様でなくても安眠でき無そうだwww
こなた×王様ってしっかり書いてあるのに、古泉と阿部さんのせいでガチホモフラグしか感じないよw
wiki編集できる人にお願いなんですが
作者別の◆rsmnIpLXNU氏にある『親友』がリンク繋がってないみたいなんで直してもらえますか
同じく作者別578氏『ハルヒ×海馬+言葉?』もなのでお願いします
あと、ついででいいんで俺のところに『ロックマン独白』入れてもらえるとうれしい
さて、今日もSSを投下します。タイトルは違うけど、
>>481の続きになります。
孔明を倒した海馬達は鎖で縛られているマリオを救出した。マリオの腕は鎖の跡だらけで、赤くなっていた。
「それにしてもよく青眼の白龍を生け贄にしたな。いいのか、そんなことして。」
海馬にとって青眼の白龍は恋人の如く大切にしているカード。
そんな大切なカードを生け贄にしたことが信じられず、マリオは質問した。
「フン、あのままだったら間違いなく地面に落とされ、確実にやられていただろう。
それなら、神を呼び出し、奴を倒した方がいくぶんマシであろう。青眼の白龍も分かってくれるはずだ。」
青眼の白龍を愛する海馬にとってつらいのは、青眼の白龍が傷付いてしまうこと。
海馬の取った行動も、愛ゆえの行動と言えるだろう。
それを聞き、納得したマリオ達は、再び荒野へと向かった。
途中、燃えないアフロや陰陽師の人形などを入手したので、他の者へと転送した。
そして、他の者が入手したであろうミニソードビッカーやオリハルコンキーボード(マリオは「これがあったら孔明を倒せたのに」と
ぼやいていたのが聞こえた。)」が転送されてきた。
更に荒野を進んでいくと突然、上空から光の球がマリオ達の目の前に降りてきた。
光の球が着陸すると、中から見覚えのあるシルエットが現れた。とんがり帽子をかぶったその少女は・・・
「Foo子、只今参上!!」
笛のお兄さんことFooさんの妹のFoo子だった。
「Foo子、敵の偵察をしてきました!」
「おお、そうか!で、どんな奴だったんだ?」
マリオはFoo子にどんな敵だったかを聞いた。
「ハイ!この先の小屋でゲームをしていました。きっとゲームで勝負です!!」
「ふぅん、ゲームなら俺は絶対に負けん。」
「ホアアァァァ!!ひさびさの出番キター!!」
ゲームと聞き、二人のゲーマーは興奮していた。
「あの・・・Foo子、もう帰っていいですか?」
「ん?ああ、いいよ。どうもありがとう。」
Foo子は光の球となり、空の彼方へと飛んでいった。
マリオ達はこの先にある小屋へと向かった。
今回はここまで。次のミスパは少なくともドアラよりは強いはず。
by 電人パソボー
まさかTAS…?
>>484 そのまさかなんだよ実は。
ただ、TASってキャラ設定が少ないから俺が書くとほぼオリジナルキャラみたいになるかもしれん。
それでも書いていいかい?
TASさん相手にゲーム対決か…
ちょ、二人とも逃げてー…
そして元祖ゲームキャラのマリオはともかくとして
スパイダーマッ空気…。
487 :
578:2008/06/12(木) 20:54:17 ID:s4+h3aPc
>>485 私は一向に構わんッッ!!
交観所の影響で海馬ハルヒのアナル羞恥プレイとか思いついてしまった……
はやく書かないと……
>>487 ハル海は本当に海馬がヤりたい放題だなww全裸靴下で待つぜ!!
>>485 電人パソボー氏がTASさんをどう料理してくれるか楽しみなんだぜ!
>>487 奇遇だな、俺も交歓所のおかげでマリアリリョウ3Pネタがグルグルしとる。
そして578氏の書くこな王の続きを裸ネクタイで待つ!
個人的なことで悪いが、交歓所の絵師さん本当にありがとう。
愛してるぜ――――――!!!
もうニコニコRPGとかどうでもよくなってるね
んなこたぁないと思うが
そんなことはない。
あと、交流所ではないが、ハルヒおしっ娘の需要の高さに全俺が驚いた。
そして、絵を見て「あぁ、なるほど」と私も末期になった女だw
新ジャンル「マリアリ」
え?何処が新ジャンルかって?
マリアリはマリアリでも
マリオ×アリスだからさw
さて↑のネタ拾ってくれる冒険者を待つか…
↑鬼才現る
ロックミク、社長×言葉、リョウ×アリス、王様×こなた
…が今のところ派生カップリングか?
こなたがかがみ並に構うとしたら…誰が適任だろう?
やっぱりやっぱりハルヒ?
>>495 紫×谷口、阿部×リョウ、DIO×銀、ストーム1×紫は派生カプ入らんのか?
いや2つ目は半分冗談だが
498 :
578:2008/06/13(金) 21:05:20 ID:rPLWMWe5
>>492 ありがとう。おかげでアイデアに詰まってたハル海の続きが閃いた
>>496 ありがとう。おかげでガチレズもありかと思ってしまった
大事な事なので二回言いました。
ピラルートのオリジミスパネタとおもらしぃハルヒネタ描きたくなってきた。
しかし俺は交歓所でハルヒ漏らし祭りまで待つぜ!
>>492>>504 俺もおしっ娘は楽しみだZE☆
そういや交歓所のレスに「にょー系もスカトロに含む」的な事が書かれてたけどにょーはスカとは違うよな?
まあ、専用のうpろだがあるからそっちにうpしちゃっても良いけど……
おじいちゃんx紫が予想外にツボった
今後増えてほしいなぁ
飲むのがスカ。漏らすのは羞恥系。
あぁ、それにしても海馬マント一枚ハルヒがつぼに。
ちょっと待てよ?
海馬にはハルヒも居るし、遊戯は所々で魔理沙フラグが立ってる。
このカップリングはカウントするのか?
それを言い出したら言葉古泉や社長こなた、王様言葉あたりも……
お前らテンプレを見ろ
『カプは基本的に自由』
つまりお前らがカプだと思えばどれでもカプになるんだ
他のやつらに賛同してもらえるかどうかは別としてな
個人的にはリョウアリが好きだな
あとは谷口×紫、DIO×水銀燈か
前スレのダーマ×言葉のSSが良かった
ヒーローと少女ってなんか良いな
マイナーかもしれんが魔理沙×ハートマンがイイと感じる俺ガイル
あと、正確にはカップリングじゃないがおじいちゃん×なのははかなり和む
>>508 成人向け交歓所の絵版のアレか?
あの人が描いたんだよな
俺も気になって仕方がない・・・
基本的に海馬相手なら(勿論男性相手は除く)どんなエロでもいけることに気が付いた
…「俺もあんな風になりたい」と初めて思った漫画のキャラが海馬だったからか。今思えばどこに憧れていたのかさっぱりだ。
取り敢えず、社長×言葉、社長×ハルヒ、社長×魔理沙を贔屓。三つ目なんて確実に同士いねーよw
>>516 3つ目アリだと思う
実際プレイで二人スタメンだったって人多そうだし、人気投票でも接戦だったし
そういう自分は社長絡みならこなたかハルヒが好きだ
そういや社長×こなたもあったな。
いまではもう昔のことだけど・・・
身長差40cm以上ってのがそそる
前スレでは社長大活躍だったんだけどなぁ
社長は基本的にどんな女性キャラとでも合うような気が
社長×アリス、もいける
むしろ誰でもいける
前スレで社長をエネコンで自滅させたのはいい思い出です。あ、そうそう、
>>483の続きを投下します。
しばらく歩くと、目的の小屋に着いた。小屋の両端は切り立った崖で、小屋の中を通らないと、向こうには行けなくなっていた。
「よし、いくぞ。」
マリオ達は小屋の扉を開け、中に入った。右に見える棚には、様々な機種のゲームソフトがみっちりと収納されていた。
左側はゲームソフトの棚と、黒いコートを掛けておくクローゼットがあった。そして、奥には、人影が。
ただ、動いたり、喋ったりする気配がなかった。不思議に思い四人が近づくと・・・
「すー…すー…」
寝てた。
「おいおい・・・のんきなやつだぜ。」
「睡眠の邪魔をしない男、スパイダーマッ!!」
「ふん、そんな奴はほっといてさっさと先に進むぞ。」
そう言って海馬が先へ行こうとした。しかし、扉に手を触れようのしたら、何かにはじかれた。
「ちょwwwバリアwww」
「倒さないと進めないのか。」
「というより、コイツ誰なんだよ。」
KBCは顔を見ようと黒いコートの頭の部分をめくった。するとそこには……
「な……!?」
「ちょww」
「フゥン……」
「なんと……!?」
黒いコートの下の顔は、魔王の部下とは思えない、黒髪の美しい少女の顔であった。
今回はここまで。実は私は前スレでSSを初めて投下した男……のはず!!
by電人パソボー
>>522 アリスだってリョウじゃなく社長が
古城で一緒だったらカプになってたんじゃないかな?
リョウより社長の方が女性から見ていい男だし
実際リョウが社長よりステータスで上回ってる点なんて一つも無いしなww
汗臭くてうるさいだけの男よりは社長の方がいい男だねw
苦労を重ねてる分社長の方が根底はしっかりしてそうだし
痛い信者が沸いてるな。
俺は普通に社長が好きだが、他のキャラを叩くとかねーよw
痛い信者に好かれているから、接点がないようなカップリングもどんどん
とりあえず社長の相手は基本的に青眼の白嫁と思っている俺がいることも忘れないでくれ
むしろ社長から嫁を奪ったら何が残るッ!!というくらいな心意気で
まぁ社長はルックス、地位共に揃ってるしね、更に若い
実際合コンなんか行ったらリョウよりは海馬でしょ
あれで優しい所もあるし精神的にも強いしさ
他のキャラとは違って悲惨な過去があるから
あういう性格なだけだしな、言葉にも言えるが
おまえらSSの感想も書けwww
それにしてもTASが少女とは驚きだ
海馬と遊戯は原作やゲームだとエジプト時代に結婚してたっぽい事は禁句ですね、解ります。
ぼくのかんがえたニコニコRPGのSSに感想なんて書けるか
もしかしてこっちにもアンチが沸き始めたか?
今さらだがなんでミスパが別のキャラになってんだ?
ぼくのかんがえたにこにこあーるぴーじー?
IFネタって奴だろ
そんな事言ってたらロクミク以外のカプ全般だって全部IFネタだぞ
脇役ならともかく原作に名前さえ出てないキャラがメインというのは…
>>530 海馬みたいなクールで気取ったヤツより、
リョウみたいな明るくて人付き合いの良いヤツの方がモテるよ。リアルではね
>>530 そもそも二人を同じラインに並べて比べるのもどうかと思う
社長のルックスがいいという設定はどこにもないのと
リョウが作品によってはアイドル並のイケメンになることも付け足しておく
両方とも良いキャラだってことは既に分かり切ってることだから、もうこの話題は終わりでよくね?二人とも阿倍さんに「ウホッ!いい男…」みたいなこと言われてるキャラだから、二人ともいい男だろ
これ以上この話題を引き摺るのはスレチだし、自重しようぜ
リョウも海馬も苦労人で妹や弟思いな共通点あるじゃないか
>>540 小説だと端正な容貌って書かれてる原作でも
カードの貴公子(奇行子)ってどかどかと書かれるぐらいだし
一応美形ライバルキャラなんだろう
>>541 ウホッ、更新してなかったから空気読めてないレスになってしまった
あなたの言うとおりだ
それはともかくとして、
市街地組はこなたと誰か、
学校組はなのはと誰かのカップリングが成立するんだね?
…待て…それじゃあ荒野組は…?
>>546 それ確か前スレで書くって誰かが言ってたんだが
社長はロリコ(ryいや違った、青コン(青眼白龍コンプレックス)だな。
とゆうことで誰か青姦ネタを頼む。
誰だ、おじいちゃんがロリコンなんて言った奴は
ゾクゾクさせる悪松本声のサトシは大切なレイプ要員ですよ
きゅうりはいい使い方ができると思うんだ
ここから先はIFネタと作者の妄想が多量に含まれております。苦手な方や嫌いな方は飛ばして下さい。
ちなみに
>>523の続きとなっております。
すやすやと眠っていた少女だったが、今の四人のやりとりで目を覚ましたようだ。
「ン〜……アナタ達、誰?」
眠たそうに目をこすりながら、彼女は四人に問いかけた。この質問に答えたのは海馬だった。
「こっちもいくつか質問する。貴様は魔王の手下か。」
「ええ、そうよ。じゃあ、アナタ達は私の敵?」
「そうだ。」
「ここを通り抜けたい?」
「それには貴様を倒さなければいけないのだな?」
「Exactly、その通りよ。」
「ゲームで対決するつもりか。」
「ゲームはあたしの得意分野だから。ゲームじゃなくてもいいんだけどね。あと・・・」
そう言うと彼女は黒いコートのポケットから、白紙のカードを四枚取り出した。
「もし負けたら、アナタ達の魂はこのカードに閉じ込められるわよ。」
「貴様……!!」
「あら、懐かしい?でも安心して。アナタ達と一対一で対決して、一人でも勝てばここを通してあげるわ。悪くないでしょ?」
彼女は机に腰掛けながら、意地悪そうな笑みを浮かべて、この小屋のルールを教えた。
「さぁ、まず最初に誰が私に挑むの?」
「俺がいくぜ!!」
真っ先にKBCが名乗りあげた。
「いいわよ。どのゲームで対決するの?」
「スマブラXでいくぜ!!」
今回はここまで。実は本来ならタイトルを「ミスパ小説〜対???戦〜」にする筈だったのですが、
ネタバレしてしまったので堂々とTASさんと書いております。従って、海馬やKBCは彼女がTASさんだとは知りません。
by 電人パソボー
どうでもいいが
トリありで次にKBCなのは書くって言ってたひと
リョウアリ、DIO銀、谷紫、軍魔理と制覇してるんだよな
すげえなと思った
それだけなんだが
KBC×ハルヒはありだろうか
タミフル使って無理やりみたいな。
KBCをひどい奴にするのはなんだか気がひけてしまう
ある意味で実在の人物だからだろうか
今頃はまともな兄ちゃんに成長して、海の向こうで何も知らずに生活してるかと思うと…
まさに「若き日の過ち」って奴か・・・
>>553が完全スルーされてて可哀想ながらもワロタ
それにしても、最近SSが投下されてなくて寂しいぜ
そういえば「働いたら負け〜」で有名(?)なニートの人も
最近働き始めたと聞いたが…
>>558 逆に考えるんだ
皆書き溜めてて後日一斉放出されるんだと
最近なんか俺のSSスルーされるなぁ。性懲りもなく書く俺も俺だが。という訳で
>>553の続きを投下します。
「オッケー、いいわよ。」
そういうと少女はWiiとスマブラXとTVを用意した。
「コントローラーは何がいい?」
「GCで。」
「さて・・・ルールはストック三人制、時間無制限、ステージは終点、アイテム無しでやるわよ。」
「おk」
KBCはガノンドロフ、少女はリンクを選択した。
「貴様に一つ聞いていいか。」
「なぁに、海馬さん?」
「貴様の名はなんだ?」
「・・・暫くすれば、分かるわ。」
そして、KBCと少女との対決が始まった。が・・・
「ちょwwwwTUEEEEEEwwwww!!」
否、強いとかそんなレベルではなかった。次元が違う程の実力の差がそこにはあった。
そして一分半後には、決着が着いていた。
「あなたの負けよ。それじゃあ、アナタの魂、もらうわよ。」
「嫌あああぁぁぁぁぁ!!!」
KBCの体に電流のようなものが走り、やがて白っぽいKBCの魂が出て来て、少女の持つカードの中に吸い込まれた。
白紙だったカードの中に、KBCの絵柄が浮かび上がった。
「貴様、まさか・・・!!」
海馬は少女の正体がやっと分かった。
「世の中には・・・ツール等を使い、ゲーム最速記録を出した動画がある。
それらの動画は、Tool-Assisted Speedrurの頭文字をとり、TASと呼ばれる。
しかし、実際には、ある一人の人間が実機でクリアした動画であると言われている・・・」
海馬の顔に焦りの色が見える。この女に、ゲームで勝てるはずが無い……!!
「そう、あたしがその張本人のTASさんよ。
さぁ、次は誰が私に挑戦するの?」
今回はここまで。他の作者さんはやはり、
>>561のように書き溜めているのだろうか??
by 電人パソボー
最近なんか俺のSSスルーされるなぁ。性懲りもなく書く俺も俺だが。という訳で
>>553の続きを投下します。
「オッケー、いいわよ。」
そういうと少女はWiiとスマブラXとTVを用意した。
「コントローラーは何がいい?」
「GCで。」
「さて・・・ルールはストック三人制、時間無制限、ステージは終点、アイテム無しでやるわよ。」
「おk」
KBCはガノンドロフ、少女はリンクを選択した。
「貴様に一つ聞いていいか。」
「なぁに、海馬さん?」
「貴様の名はなんだ?」
「・・・暫くすれば、分かるわ。」
そして、KBCと少女との対決が始まった。が・・・
「ちょwwwwTUEEEEEEwwwww!!」
否、強いとかそんなレベルではなかった。次元が違う程の実力の差がそこにはあった。
そして一分半後には、決着が着いていた。
「あなたの負けよ。それじゃあ、アナタの魂、もらうわよ。」
「嫌あああぁぁぁぁぁ!!!」
KBCの体に電流のようなものが走り、やがて白っぽいKBCの魂が出て来て、少女の持つカードの中に吸い込まれた。
白紙だったカードの中に、KBCの絵柄が浮かび上がった。
「貴様、まさか・・・!!」
海馬は少女の正体がやっと分かった。
「世の中には・・・ツール等を使い、ゲーム最速記録を出した動画がある。
それらの動画は、Tool-Assisted Speedrurの頭文字をとり、TASと呼ばれる。
しかし、実際には、ある一人の人間が実機でクリアした動画であると言われている・・・」
海馬の顔に焦りの色が見える。この女に、ゲームで勝てるはずが無い……!!
「そう、あたしがその張本人のTASさんよ。
さぁ、次は誰が私に挑戦するの?」
今回はここまで。他の作者さんはやはり、
>>561のように書き溜めているのだろうか??
by 電人パソボー
とりあえず落ち着け
まぁアレだ、もう少し書き溜めてから纏めて投下したほうが良いぜ?
・・・一回だけ書き込んだはずなのに、何故二回も・・・?
なんかも何も受けてないだけだろ
567 :
578:2008/06/17(火) 00:20:25 ID:Gbcy6xl+
>>563 某動画のせいでTASさんが脳内で新世界の神としてしか再生されないから、なんかびみょ〜にムズがゆい感覚が……
>>561 あれ?もしかしてプレッシャー与えてる?やめてー
以前の王様×こなたの続きです。
勝手に3部作扱いしており、今からのは2部の前半です。短いです。その分後半は長くなる予定です。
タイトルは未定。タイトル考えるセンスが欲しい……
568 :
578:2008/06/17(火) 00:21:38 ID:Gbcy6xl+
ジョボジョボジョボ………
「ふぅ……」
遊戯は用を足しながらトイレの天上を見上げ、ため息をついた。
真っ暗な夜空を見つめるよりも幾分、思考をせずにすむ気がした。天井の染みを視線でなぞっていれば、それなりに気もまぎれる。
「はぁ……」
今度はうなだれながらのため息。
自分の足元を見つめながらも、遊戯の脳内には違う映像が映し出されていた。
青い髪、小さな肩、大きな瞳、愛らしい唇……
「はぁ……」
三度のため息。しかしそれは前の2回とは違う、どこか恍惚を含んでいた。
カ…チャ……
「!!」
背後から聞こえた物音により遊戯の思考は現実世界へと引き戻された。
上半身と首をひねり、後ろを振り返る。誰か来たのだろうか?
ドアは20センチばかり開いていた。しかし、視界の及ぶ限りは誰の姿も見て取れない。逆後ろ方向にも振り返ってみる。誰もいない。
遊戯は数秒間黙りこみ気配を探ったが……人の気配は無い。
(風で開いたのか……)
なにぶん空中である。通路に出れば強風がビュンビュン吹き荒れている。自分がドアを閉切っていなかったせいで、ドアが開いたのだと結論をだした。その瞬間
「どんな気分ですか……遊戯君?」
安心した瞬間に真後ろからかけられた声。遊戯は文字通り体を飛び上がらせて驚いた。
「動けないのに、背後を取られる気分というのは……」
「っ!?ぉ……うっ」
肩に手を置かれた。そして甘い声色、耳たぶに吹きかけられる生暖かい息。人に対してこのように話しかけるのは……
「こ……古泉君…?」
「こんばんは、遊戯君」
にゅっ、と遊戯の顔の横に古泉の整った容姿が現れた。いつも通りの、眼を細めて口元をわずかに曲げた笑みを浮かべて。
569 :
578:2008/06/17(火) 00:24:20 ID:Gbcy6xl+
「瞬間移動でも使えるのか、古泉君は?」
遊戯は視線を古泉から離し彼に尋ねた。古泉の手は遊戯の肩に置かれたままだ。
簡単なことですよ。と、古泉は答えた。
「僕はトイレのドアを開けた瞬間に球体に変化。遊戯君がこちらを向く前にあなたの死角へ移動。そしてあなたが気を抜いた瞬間、元に戻って話しかける。それだけですよ」
遊戯はその説明を聞き、なるほど、と声を返した。
「賢いんだな、古泉君」
「いえいえ、僕はごく平均的な男子高校生ですよ」
それよりも、と、古泉は呟きながら視線を下へと向けた
「遊戯君、なかなか……んふっ」
「!!!?」
遊戯は瞬間的に思い出した。彼、古泉がガチホモ、すなわち同性愛を好む人間だと言うことを。
あわてて自分のモノをしまい込む。気のせいかもしれないが、肩に置かれていた手が今は首筋をなぞっているような気もする。このまま大事なモノを露出していては、何をされるか想像するだに恐ろしい。
早く離れたほうが身のためだ。男としての本能がそう告げている。
「じゃ、じゃぁ古泉君、もう夜も遅いし、俺は寝るぜ。おやすみ……ぅぶ!?」
手を洗うのも忘れ、一刻も早く古泉から離れようとする遊戯。しかし、トイレのドアを開け外に出ようとした瞬間、ボフッと何かに顔をぶつけて体が跳ね返った。
「な、なんだ?ドアの向こうに壁が……」
いてて、と鼻頭を押さえながら入り口を見てみる遊戯。その視界に映ったのは……
青い作業つなぎを着込んだ大柄な男。チャックを少し下げた胸元からは逞しい胸筋が覗き見える。
顔は日本人離れして彫りが深く、しかしその瞳は少年のような輝きを放っており、そのギャップが見るものを男女関係無く魅了するかのように思える。
「いきなり胸に飛び込んでくるなんて、うれしいことしてくれるじゃないか」
声は低く、耳に心地よい程度だ。
「あ……あ…べ……」
遊戯の目の前に現れたのは、古泉をはるかに上回る同性愛者、自他共に認めるいい男、お覇王曰くアホ毛ガチホモ。
阿部高和。その人であった。
「さっそくだが、や ら な い か 」
蛇に睨まれた蛙の如く、遊戯はその場を動けなかった。ただ、阿部の小さな笑い声と、肩に再び置かれた古泉の手の感触を感じることしかできなかった……
570 :
578:2008/06/17(火) 00:27:00 ID:Gbcy6xl+
以上です。今後の予定は……
今の続き→海ハル言葉×2,3→王こな
の予定です。気分で変更する可能性も有りの方向で。
……がんばるぞ、おーっ
>>570 がんばれ。応援してるぞ
18禁絵版が出来てからというものショーンさんは生き生きとしとるな
久しぶりに見にきたら…なんかなぁ
俺は電人氏のss好きだよ。まだミスパが誰だか判明してなくて皆で想像めぐらせていた頃思い出して。
書き溜めてからまとめて投下はちょっと同意。ちょっとづつだとまとめてくれる人の負担にならないかと心配。
それはそうと、TASさん美少女設定ですかw
俺の脳内ではKBCの見た目、ゲームの腕をかなりバージョンアップさせた感じのヤツで
こんなヤツに負けてたまるかあああああああqwせdrftgyふじこlp
と、KBC覚醒フラグをちょっと期待していたw
>>578氏
少し前交歓所でショーン氏がうpした絵と相まって、俺の脳内にとんでもない自体がおこってますw
どうにかしてくださいwww
ss書きかけ三本たまってます。上手く仕上げれないorz
>>570 前回も思ったが何をするつもりなんだガチホモ共wwww
次回も楽しみにしてるぜ、全裸にワイシャツで
>>571 ある意味絵板のエロ第一人者だからな(褒め言葉のつもり)
wikiでもよく限界にチャレンジしてたし
王様逃げてー!
575 :
578:2008/06/17(火) 01:17:16 ID:Gbcy6xl+
>>572 たしかに、バラバラに投下するとまとめてくれる方の迷惑になりますからね。
時間が空いてしまいますが、極力書き溜めてから投下することに自分も賛成です。
ここエロパロだから、ミスパの人のはちょっとスレ違いじゃないかとは思う
あとノリが2ちゃんじゃない
まぁ、このスレはエロじゃなくても容認する方針らしいからミスパ小説は良いんじゃないかと。
せめてまとめて投下して欲しいとは思うがな。
電人s>
もし貴方のSSにタグ付けるならもっとまとめるべきってつけるw
好きなんで頑張って下さい
>>576じゃないが、作者がレス乞食だから、SS以上に厨臭く見える原因になってるんだと思うが
ああ
↑すまん。間違えた。
583 :
1-686:2008/06/17(火) 18:49:28 ID:i7P4ldko
お久しぶりです
いくつか構想があって、その中に某絵の影響を受け
この面子でかぐや姫(正確には竹取物語)をやってみようと思うのですが、いかがでしょうか?
もしNGでしたら別の作品に取り掛かろうと思います
よろしくお願いします。
私は一向に構わん!
期待大だと言わざるを得ない
今このスレを見た所だが、応援してくれている人がいてビックリした。
もう誰も見てくれなくなっただろうと思っていたところだから余計嬉しい。ありがとう。
>>572 このSSを書くのにTASさんについて調べていたら、13〜17才の少女説のような物があったので、それを採用しました。
実は、まとめて投下は諸事情によって不可能なんだ。
こればかりはどうしようもない。みんなに謝らざるを得ない。みんな、ゴメン……orz
俺も絵板とか交換所のエロ絵板に触発され、書いてみた。リョウアリ。
「ちょっと、服ぐらい脱がさせてんんんっ!」
部屋に入ると同時に、後ろから抱きしめられ、上から口づけされる。侵入してきた舌が口内を蹂躙し、歯をなぞっていく。
敵を殴り倒してきた無骨な手が服の上から胸を撫で回し、足をさすって来る。
初めてしたときも思ったのだが、見た感じ格闘バカなのにわりと手馴れている。……恋人でもいるのだろうか?
そうこう考えているうちに、リョウは床の上に胡坐を掻いて、私もつられてそのうえにスポンと座り込む。
……まさか。
「ぷは、リョウあんた、ちょっと、やめ!」
やっと離れた唇で抗議の声を上げるが、後ろの男は聞く耳持たず。耳やら首筋やらを甘がみする。
ここでやるの? ブーツも脱いでないのに? ベッドも遠いのに? 扉の前なのに? 誰か外を通ったらどうするの?
「っはぁ、もう本当に、やめ、てったら」
「止められないと言わざるを得ない」
部屋に入ってやっと口を利いたらそれか。と考えているうちに上半身をはだけさせられ、ロングスカートをとられる。
ドロワーズも取られ下半身を晒される、まだ触れられてもいないのに濡れていた。恥ずかしくて顔を赤くしてうつむく。
でもそれは許されず、手で顔を向けさせられ二度目のキス。
したい放題されてなんだかくやしい。しかし相手は後ろを取っており、それ以上にリョウである。抗ってもムダ。
なのでせめてもの抵抗に今度はこっちから舌を入れてやった。そしたら多少は驚いた顔をしていた、してやったりと思った。
でもそれが癇に障ったのか、それとも挑戦と受け取ったのか、反撃に出られる。リョウなら後者だろう。
「ん!? んんんっん、んん!?」
胸を強く揉まれ、ついでに乳首をつままれる。さらに秘所に指を無遠慮に突っ込まれかき回される。
リョウとしてはかなり手加減しているのだろうが、なんせ格闘家。基本ブレインの都会系魔術師にはたまったものでは無い。
強い刺激に振り回され、ブーツでリョウの膝を踏み、爪で腕を引っかく。だけれどビクともしない。
頭も逃れようとするのに、体全体で抑え込まれ唇を離してくれない。
下と上と口からの三つの刺激を与えられる。私の中で溶け合い混ざり合い、もうわけがわからない。
そんな状態を十分間。やっと口が離される。
「……あぁ、リョ…ウ、うう…」
酸素が足りなくて何度も深呼吸する。思考がまとまらず、浮きっぱなし。二、三回は逝った気がする。
視点が定まらない。私とリョウの口同士にかけた涎の橋を、切れるまでみつめる。
「そろそろするぞ、アリス」
なにを? と問いかけようとするが、口が回らない。リョウは私を軽々と持ち上げ、向かい合わせにした。
私の汗と愛液で濡れきった胴着、そこから顔を出す、リョウのあれ。始まったときからずっとお尻に当たっていた。
ああそっか、エッチするんだ、あんな太い棒を私の穴に突き入れて、何度も上下させる気なんだ。
あれってきついのよ、だって終わらないもの。なんど逝ってもどれだけ懇願しても、私が狂っても失神しても終わらない。
リョウは格闘バカだし、体力に底は無いし、抜かないで何度も出してくるし。
私はただひたすら、嗚咽しながら泣き叫んでるだけだもの。途中でそれすらできなくなる。
ああ、やっと頭脳が動いてきた。なにか自分の事までひとごとだった。これから悲鳴を上げるものね、誰がって? それはもちろんわた……し?
「……!? ちょっとまってリョウ、休ませっ、あああん!?」
やっと状況を認識した私が、休憩を申し込んだのにも関わらず、無常のピストンが開始される。
「ひ、ひゃっ、もう! や、っめ、ひゃ、ああ!」
言葉は快感に塗りつぶされ、ただ力なくリョウの肩に手を置いて、上へ下へと行く男の顔を見ていることしか出来ない。
このとき私は失念していた。いま、自分たちがどこにいるのか。
「おーい、アリス。変な声あげて、どうかしたのか?」
「!?」「!?」
(魔理沙!?)
私とリョウは停止する。
扉の外ではノック、続いて扉のノブを動かす音。ガチャガチャと何度もなる。
「返事しろ、しかばねか?」
「なに! なにかようなの!?」
私は高ぶった感情そのままに厳しく言い放つ。あぶなかった、魔理沙ならあと一秒でも遅かったなら扉を破壊していた。
「扉の前を通り過ぎようとしたら変な声が聞こえてきたんで、大丈夫か?」
「別になんでもないわよ」
「なんだ、人が心配したのにそのいいぐさは」
「もう、用事が無いならはや、っひゃあ!?」
リョウが腰をゆっくりとだが、前後に動かし始める。
「やめて」と私は目で合図するが、「我慢できない」と目で返される。このケダモノ。
「なんだ? どうかしたのか?」
「んんっ、なんでも、ないわ、よ、んふぅ。それより、用事が無いなら、はやくイきなさ、いよ」
「……ちぇ、わかったぜ」
魔理沙はぶつぶつ言いながら、扉から離れていく。
ほっとしたのもつかの間、突然、リョウが立ち上がった。繋がったまま。
「んひゃっ! な、なによ」
「ここはやはり、危ないと言わざるを得ない」
「そんなのする前からわかっていたでしょ!」
「というわけで、ベッドへと行く事にする」
「え? ちょっと下ろして、ゃあ!」
私を抱え、下から貫いたままリョウは歩く。私は状態が怖くてリョウにしがみ付くほか無い。
私の体重が結合部にのしかかる。振動が私の頭まで響く。快感が私を奪い取っていく。意識を失う前に、逝ったのだけは理解した。
そこから先のことは良く覚えていない。頭が真っ白と言わざるを得ない。
気づけば裸で汗だく、とんでもない倦怠感と疲労。そして快感の跡。一時間後のことである。
「そういえばアリス、魔理沙のことが好きなのか?」
「……なんで?」
「なんとなく、さっきのを見て」
どこにそんな風に見える要素があったのか、ともかく魔理沙とは女性同士だ。
あの幻想卿において、それがたいした意味が無い事は承知だが。
「なるほど、アリスは魔理沙が好きなのか」
「まだ何も言ってないでしょ」
「つまり、今度は3Pだな」
私のパンチがリョウの顔面に入った。
身支度を整え、部屋を出る。とりあえずさっきのことで魔理沙に謝っておこうと思った。
でも匂いをなくすのが先だ、早くお風呂に行かないと。
「まったく、リョウのやつ、なにが3Pよ」
だとしたら、私が真ん中で魔理沙が前、リョウが後ろかな?
自分の中のイメージを頭を振って、消し去る。Hか私は。
しかしそれを頭に思い浮かべたとき、体が火照り、下半身が濡れてくるのを感じた。
「というのが『アリスとリョウが二人して見えない+アリス汗かいてる』事件の真相だと名探偵コナタは推理します」
こなたの話しを聞き、真っ赤になって震えるアリス。首を傾げるリョウ。
ちなみにアリスは本当に汗をかいているが、それはリョウに護身術を教えてもらって馴れない事をしたことでかいたもの。
つまり上の話は。
「こなたの妄想でした(≡ω≡.)」
「上海、覇王翔吼拳!」
「ギャー\(≡ω≡.)/」
「おお! 簡単な護身術を教えただけなのにアリスがあの技を、覇王翔吼拳のバーゲンセールだと言わざるを得ない!」
突然アクセス禁止解除されててびっくりした。
最後吹いたw
妄想オチかよw
…でも後に本当になったりして
オチで吹いたwww
こんなん本人の前で話すなよw
>>587-590 GJ!中々良かった、こなた妄想しすぎだろw
そこから紆余曲折して3Pの絵に繋がるのだろうか
>>586 どう考えてもまとめられない理由がわからない
パソコンでも携帯でもまとめるのは可能だし時間無くてもある程度時間できた時少しずつやってけばまとめられるし
トミーと組ませるとしたら誰がいいんだろ?
やっぱり三四がいるから難しいのかなぁ…
トミーか…
カメラ繋がりで射命丸?
お絵描きBBSには射命丸はひろしとの組み合わせがあったけど
カップリングで言えば琴姫かこなたあたり
コンビで言えばボブ、ダーマあたりかな
ふと思ったが、富竹って雛見沢全滅させたなのはのことどう思っているんだろう
描写がないからなんとも言えないけど
そのときは『なのは』じゃなくて『魔王』だから、あんま気にしてないんじゃない?
ふと、エアーマンで書きたいと思った
戦いが終わった後に生き残っていたが新婚ロックミクを見てたら戦えなくなりました的な
で、自分も幸せを探そう……って感じで書きたいけど、相手がいないんだよねぇ、やっぱ相手もロボだろうし
名前はでてこないけど一応存在だけ分かっている鏡音(♀)とか?
エアーマンか・・・難しいな、人型じゃない時点で
何かメカオタなキャラとくっ付けるのが良さそうだが・・・いるかな?
つ【メカ千早】
こなた「おーい、ゴッドマーン」
ゴッド「お、出番だな」
エアーマン登場
ゴッド「こな、いや出番が危ない!!」
トミーか……そういえば、社長が首からモクバの写真を下げているよな。
社長カワイイよ社長ww
何て言うか二次創作に必要な要素を全部兼ね備えてる人だね
社長は汎用性高すぎ!良いキャラだ
谷口も社長ばりに使えると思うんだけどなあ
元ネタのほうでの掘り下げが甘いからSSで使いづらいのかな?
>>601 リンはDIOの技だからなあ
ここは>603と同じくメカ千早を推す
まあ何より今はクラッシャーなのはが早く読みたいです
社長はギャップ萌えみたいな所があるしね
あういう性格のクセにRPGパーティの中でも
1番兄弟を大切にしてる人だし
早い話がツンデレだからな
ツンデレが人気出やすいのはこの世の絶対的な法則
>>586 ミスパ楽しみにしてますよ!
>>587 俺が書いたリョウアリより何倍もエロいな・・・
以前言っていたアリス×ミクができたので一応投稿。
っとその前にいくつか注意事項。
・作者は一応ガチ百合のつもりで書いてますので苦手な人はよけてください。
・カプがカプだけにマリアリ、ロクミク、リョウアリが好きな人にはオススメできません。
・表現べたなのは許してください。
・
>>298-300の続きなのでそちらを見てからだと話がつながるかと思います。
・それでもよければ見てやってください。
もっとギャグキャラに愛の手を……
と言おうと思ったが、そういや社長もニコニコ動画的にはネタキャラだった事を思い出した
「それじゃミクさんが目が覚めたことみんなに報告してきますね。
「あ、はいお願いします。」
そういうとロックはニコニコ空間へとつながるドアに手を掛けた。
「わぁ!アリスさん、どうしたんですか!?」
「ちょっと様子を見に来たのよ。ミク、調子はどう?」
「はい、大丈夫です。」
「じゃ、僕はみんなの所へ行ってきますからミクさんをお願いします。」
「わかったわ。」
そういうとロックはドアの向こうに消えていった。
「さっきはご迷惑おかけしました。」
「いいのよ、気にしないで。あっ下着汚れてたみたいだから私のと替えといたけどサイズ大丈夫だった?」
「はい、ぴったりです。本当にありがとうございます。」
アリスは上海人形とともにベッドのそばの椅子に座った。
「アリスさん…。」ミクは少しうつむきながらアリスに問いかける。
「なに?」
「相談したいことがあるんですけど。」
「私でいいの?」
「たぶんアリスさんにしかできないことなんで…。」
「ふ〜ん、で、どうしたの?」
「ちょっと言いづらいんですけど…。」
「なによ、もったいぶらずにいったら?」
「じ、実はですね、か、体の調子がおかしくて…」
「あら、そういうのはロックとか海馬君に相談するべきじゃない?」
「そ、そういうのじゃなくて…」
「?」
ミクは紅く染まった頬を見られないようにさらに下を向きながら言葉を発する。
「な、なんか言葉で説明しにくいんですけど…。」とベッドの布団ごしに下腹部に手を当てるミク。
「こ、ここが熱くて…頭もぼぉっとするんです。」
アリスは顔に焦りの表情を浮かべ思わずミクから目を逸らす。
たしかに気絶していた二人を発見したアリスは驚いていた。
うつぶせのまま動かないロックと上半身の服ははだけ股間から精液を垂れ流しているミク。
この状況を見れば何が行われたのかは容易に想像できた。
幸い、アリス一人で様子を見に来ていたのでとりあえずミクの体を拭き服を整えリョウをよび、気を失っている二人を運んだ。
ロックはあの時の記憶を失っていた。だからミクも忘れているだろうと踏んでいたアリスにとってこれは誤算であった。
「ろ、ロック君のことを考えただけで…胸が…苦しいんです…」
ミクが言葉にしていることはリョウとの性行為後のアリスと同じであった。
好きな人のことを考えると体がうずく。このことはごく自然のことである。ただミクはその対処法を知らないのだ。
不謹慎ながらもアリスは恥ずかしそうに悩むミクの姿がかわいく見えた。いや、かわいいと言うより愛しいのかもしれない。
今まで生きてきて誰かに頼られることなどほとんどなかったアリスにとってミクから相談を受けたことが妹ができたみたいで嬉しかったのだ。
それ故になんとかしなきゃという使命感に燃え始めたアリスはアイテム袋から"なにか"を取り出し、それを口に含むと奥歯で半分に噛み砕く。
実はパーティ内でも一番優しい兄だからね
「さっきから頭の中をその事がぐるぐる回って…もうどうすればいいのか………!!」
顔に手を当て涙を流していたミクはさっきまで隣に居てくれたアリスの思わぬ行動に自分の目を疑う。
彼女はミクの手を外し、優しく微笑みかけるといきなりミクの薄い唇に自分のものを重ねた。
更に強引に舌で口をこじ開け"なにか"の半分をミクの口内に入れ、残りはアリス自身が飲んだ。
ミクは驚きのあまり、疑う暇もなく"なにか"を飲んでしまう。
「な、なにするんですか!そ、それに私になにを飲ませ…たんです…か…」
大声で反論しようとしたが何故かしら思うように体が動かない。
しかも先程より全身の電流が異常な速さで巡り、体が発熱している。
「体の調子が悪いんでしょ?だから"薬"を飲ませたのよ。この"薬"はこうやって飲まないと効果がないの…」
平気で嘘をつくアリス。
確かにアリスが飲ませたのは"薬"ではある。
しかし本来、自分や味方に使用するはずのものではない。
…"タミフル"…である。
元々は特殊なウイルスの特効薬としての役割があるのだが幻覚の見える副作用が強く、通常は敵を暴走為せるために使用する。
「で、でもさっきと変わってない…というかむしろ酷くなってると思うんですけど…」
「大丈夫、今から治療してあげるから心配しないで…」
そういうとミクに目を瞑るよう指示をする。
いくつかの疑問が頭を霞めながらもタミフルのせいか思考回路が上手く働かないミクはとりあえず目を閉じる。
(!!)
突然のことでとっさに目を開く。
目の前では左手でミクの胸を掴みつつ右手で服をたくしあげるアリスの姿がある。
「あ…あ…アリスさん…い、一体なにをしてるんで…すか…」
またしても予想外GUYの行動にミクは恐怖を感じ、アリスへの問いかけも若干弱々しくなる。
「だから治療よ。いい子だからじっとしててね…」
完全に暴走を始めたアリスは上海人形を呼び、僅かに残っていた力で抵抗するミクを押さえ上着を剥ぎとる。
そして露になった乳房に手をかけ、乳首を甘噛みする。
「ひゃうっ!!」
初めての感覚に思わず声がでる。
その声に反応し、少し強く噛むアリス。
「あぅっ!い…痛いですぅ…」
潤むミクの目がなおのことアリスを興奮させる。
(かりっ…!)
「!!きゃぅ!!」
突如きた強い感覚に絶頂に達したミク。瞬間的なものだったため膣から漏れる液体を止められない。
「フフッ…治療は順調ね…次は……」
と言いながらアリスはミクのスカートのホックを外し、下着の上に顔を埋め脇から漏れるものをすする。
「あ…アリスさん…や、止めてください…女同士じゃないですか……」
「あら、相手が男ならいいの?」
「うぅ…」
口のまわりを膣液でべたべたにしながらアリスからからかうように言われ、墓穴を掘ったミクは只唸ることしかできない。
「さぁ治療を続けるわよ…」
言葉とともに最後の衣服を下げミクを丸裸にする。
小刻に震え全身で不安を表すミク。遠慮無しに人指し指をさしこむアリス。
「あ…アリスさ…はぅ!こんなことで本当に…治るん…ひゃう!で…すか…あぅ!!」
ミクの言葉を無視し、出し入れしていた人指し指に中指を添える。
(ずぶ、ぐちゅ…ずぶ、ぐちゅ…)
「はぁぁう!!い…痛…痛いですぅ…」
「上の口は強がってるけど下の"口"は素直ね…」
ミクの精液によりべちゃべちゃになった指を舐めながらまたしてもからかうアリス。
そのまま薬指を自分の唾液で塗らし3本をミクの中へと挿入する。
「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛…!!」
激痛と快楽の狭間で断末魔に近い声がミクの口から洩れる。白眼剥き出しの目はその痛みを表し、膣から放出される愛液は快感を示していた。
(ずぼ…ずぼ…ずぼ……)
ゆっくり、しかし確実に奥を突くアリスの指。子宮に触れられたため背筋が伸びきり電流が駆け巡るミクの体。
普段のアリスならこの歌唱人形の精巧さに驚き感動するだろうが、タミフルのせいか、ミクのかわいさのせいか、あまり考えが回らなかった。
「はぁ…はぁ…」
指の出し入れで幾度となく絶頂に達したミクは、もはや微かに息を吐き出すだけだ。
(脱いでおけばよかったわ…)
穿いていた下着を自分の液でずぶ濡れにしたアリスの残り僅かな冷静さはこんな所に使われた。
「さぁ…仕上げよ…」
そう言って自らも全裸になったアリスはミクの枕元にに手を伸ばす。
「アリスさん…もう許してくだ…さ…!!」
回復した微々たる意識の中、ミクは今日、数度目の驚きに出会す。
白く真っ直ぐに伸びた茎に二股に分かれた葉。
アリスが手に持ち彼女の膣口に擦りつけているものはミクが踊る為に使うネギであった。
「ま…まさか…だっダメです!それだけは…しちゃだめです!」
必死に抵抗するミクしかし体に力が入らない。まるでデジャブのように…
ふと顔をあげてミクの瞳に写ったのは、アリスもネギもなく、自分の"もの"を手に持ち構えるロックの姿。
しかし先程と違い、いつもの優しい目をし、苦しみから解き放ってくれる、ミクにはそう感じられた。
「ろ…ロック君…?ロック君だったら…いいよ…」
タミフルの幻覚効果により都合のよいシチュエーションを作り出す。
アリスの精液まみれのネギがミクの膣内へゆっくりと挿入されていく。
「はぁぁぁ!!ひゃはぁ…!ふ…太いの…ロックの太いよぉ…!!」
抜きさすたびに快感に腰を振るミク。
幻覚により右手に握るにネギがリョウのイチモツに見えたアリスはおもむろにネギの先端を舐め、くわえる。
ネギから染みだした水分の苦味が精液を連想させる。
唾液まみれのネギを秘部へとあてがう。
「はぁぁん!!…あぅ…ぁん!」
ミクが動くため強制的に奥へと突き刺さる。
「はぁ!はぁ!はぁ!…」」
ネギによって結合された二人。片方が動けば片方が感じる連鎖。
「ロック…も…もう私…」
「きて…きて…リョウ!!」
「「はぁぁぁ!!」」
抜けたべたべたのネギはベッドの傍らに転がり二人の意識は遠くなる。
快感に浸りながらも心の片隅にどこか寂しさを残しながら………
ミクは目を覚まし周りを見回す。先程となにも変わらない部屋。隣ではアリスが
ネギを拭いている。
「あ…あのぉ…」
「気がついてたのね。ゴメンね、大切なネギ汚しちゃって。」
「いえ、それは構わないんですけど…」
「体調…よくなったかしら…?」
語りかけつつも目を合わせないアリス。
「と、とりあえず大丈夫です…」
「また悪くなったら一人で試してみるといいわ。」
「…!そ、そんなことできません!!」
「なら誰かに頼むといいわ。」
互いに視線を合わせ黙りこむ。時間にすれば数秒だが妙に長く感じられた。
「そろそろ行くわ。ミクはもう少し休んでなさい。」
「は、はい…」
ミクに背を向けドアに手をかけたアリスは一瞬間をおき振り返る。
「あと…もっと素直にならなきゃね…お互いに…」
ニコっと笑いかけ、そのままドアの向こうへと消えた。
しばらくの間瞬きもせず固まっていたミクも意味を理解してか感謝の意を表し頭を下げた。
やっちゃった感が否めない・・・orz
もうスルーも叩きも覚悟でうpしました。
後半gdgdなのもごめんなさい。
タイトルは『人形のお医者さん』ってことにしてください。
>>614 ロックやリョウなんかよりずっと愛情を注いでるって感じだしね
マリオは論外wwwwwwwww
>>620 他キャラとの比較は、スレが荒れる原因になるからやめてくれ
本気で社長好きなら、そういう社長を持ち上げて他キャラを貶める書き方は避けて欲しい
by社長信者よりお願い
社長好きを装ったアンチだろ。きっと
>>613 乙です!しかし意外だなぁこの2人は
この後ロクミクなりリョウアリに続くのかな?
>>622 だね、というか18以上の書き込みとは思えん
谷口には紫が居るが、おじいちゃん取られそうだしなぁ…
…で、ふと藍と橙の存在を思い出した
修業中にこの2人と仲良くやってたとかどうだ?
言えない…実はこっそり谷口×魔理沙を書いてるなんて言えない……
しかも書き終わる目処が立ってないなんてもっと言えない……
誰か俺に時間と余裕と文才をくれ
がんばれ。そして。成人版おえび。あんまり進んでないなぁ。
こんなこというのもアレだが谷口×紫派の俺にとって
おじいちゃん×紫が絵板における正義になりつつあるのが辛い
こんな辛いとは思わなかったってぐらい辛い
ていうかおじいちゃん既に家庭持ってんじゃないのか?
確かおばあちゃんがいるよな>ストーム1
まぁ、人の趣向は十人十色だから仕方が無い。ついでに、人は流行りに流されやすいものだから諦めようぜ。
自分も谷口×紫派だし、お絵描きBBSでの同士が居なくなったとしてもこのスレにはいると思えば良いよ。俺とか。
俺も谷口×紫派なんだけどなー…
どうにかして藍&橙と絡ませるか
どうしても受け付けない組み合わせがあるというのも仕方のないことだ
自分も、言葉はきれいな誠のもとに帰れればいいと思ってる
俺も谷口ゆかりんだけど、最近のおじいちゃんゆかりんの流れを受けて谷口なのはってよくね?とか思い始めてしまった…
それがカプかどうかはともかくとして。面倒見のいいあんちゃん見たいな感じでさ
…やっぱなしか?
何度も言われてるけどこのスレでは
どんな組み合わせだろうがアリだぜ
それらが絵板とかで流行るかは別だけども
谷口紫も谷口なのはも俺は好きだ!
あとこっそり紫×斉藤も気になってるんだ
谷口×紫好きって意外と多いのな
ちょっと安心した
谷口&紫も嵐&紫もどっちも好きな俺が通りますよっと
まあなんだ、アリス一人取ってみたってマリアリもリョウアリも共生してるんだし、紫にそれが出来んわけでもなかろうさ。
要は互いを傷つけない程度に自己主張をすればいいのさね。
そしてあえて言おう、俺がゆかりん周りで一番好きなのは谷口&嵐&ハルヒ&なのちゃん&紫の擬似家族だとッ!
>>635 さてはあんた、匿僧さんとこの常連だな!
ならば俺もだと言わざるを得ない!
……いつかはあのレベルのSSを書いてみたいもんだZE
>>627 リョウアリが大嫌いだけど何も言わず黙ってた俺みたいなのもいるんだ
少しは周りに合わせて我慢するべきと思う
黙ってねぇww
最近空気を読めていないレスが多いな
>>637 ここでいわなきゃどこでいうんだって話しだから
あんたのレスは俺は真摯に受け止めるよ。
ちなみに俺は谷口ゆかりんもおじいちゃんゆかりんもどっちもイケル!
谷口とは現在進行形で、おじいちゃんとは昔いい仲だったと勝手に妄想中だ。
リョウアリは静観してたなそういえば。
あと絵板の白菜うどんげ漫画は反則だwww
子供が紛れ込んでるのか?
まあ、なんだ。
好きじゃないものがあったら、好きになれるよう最大限努力する。
それが無理なら黙って流れが去るのを待つ。で、自分の好きな流れに持っていく。これで無問題だ。
言うは易し、だとは思うがね。やろうとすることは悪くないはず。
少なくとも、好きじゃないものに対して延々だらだらと攻撃を続けるよりはよっぽど建設的だ。
お絵描きBBSで関係無い絵での桂馬コメントやめてもらえないかな…同じ桂馬好きだからこそ本気でやめて貰いたいぜ。
だが、あっちは全年齢対象だから小中学生がコメントしてる可能性もあるし、難しいな。あの年頃は、注意してもなかなか聞かないもんだから
関係ない18禁スレでの愚痴コメントやめてもらえないかな・・・同じ桂馬すきだからこそwiki側でやって貰いたいぜ。
せっかくカップリング絵板とかできてるみたいなのに、なんで住み分けないんだろうな
膝枕の絵のやつか?
あれは愉快犯な気がするんだがな…
まぁ新作も来たしこの話題はやめよう。
絵板にさっそく谷口ゆかりんおじいちゃんの良絵が来て嬉しかったので
この三人の微妙な関係SSを激しく期待したい。
新作を見て
>>447で谷口が必要と言われた理由を理解した。
八頭身ネタを何か使えないだろうか?
すまん。成仏するよ。
>>646 すまん、前スレで普通にそういう愚痴が何個か書かれていたから良いのかと思ってたよ。以後気をつけるぜ。
>>648 谷口と紫とストーム1が好きだから三人が良い感じの絵を見ていると嬉しいなw
誠が復帰してしまったな・・・どうしたもんか
言葉誠を書けばいい。
誰か×言葉がいい場合は、片想い萌えに目覚めるとよい
誠と言葉はニコニコRPGが終わったら自然に再会するのは分かり切っていたことだし、今回はその時期が早まっただけだ。だから、誰か×言葉の妄想に対する支障は正直あまり無いぜ?
取り敢えず、成人向け絵版のマリアリとリョウアリみたいに言葉含めて三人仲良くエロもありかと思う。
656 :
447:2008/06/20(金) 21:21:20 ID:4lv7VAdM
33話の谷口大活躍と
>>649のレスを見て、調子乗ってつい
>>447の続き書き上げちまった
やっぱり自己解釈の妄想の塊なんだが投下しても良いかい?
>>655 言葉が誠が死んでると思ってたからこそできることもあったんだぜ
>>656 私は一向に(ry
じゃ、それなら投下します
やっぱり谷口×紫風味です
他の皆が魔王であるアナゴに向かって攻撃を仕掛け始めたが、谷口は動くことができなかった
「斉藤たちは、すでにこの手で葬っておいた」
その言葉の意味を、谷口はすぐに理解することが出来なかった
はっきり言えば、信じられなかったと言い換えてもよかったかもしれない…
…悪い予感はしていた。だが、谷口は師匠である紫が負けると思いたくはなかった
いや、正確には無意識にそのことを考えないようにしていたといった方が正しいだろう
――谷口は、その場を動くことができない
それはおそらく――誰よりもこうなることを知っていて、何よりもこの結果を覆せなかったことを悔いていたからだ
「どうした。お前たちの力はそんなものか?」
およそ数回の攻防の後、仲間が少しずつ倒れはじめた
「――天からお塩!!」
富竹が――
「――塵は塵に…AMEN!!」
海馬が――
「――ジェノサイドカッター!!」
ボブが――
「――ゲシュタルト崩壊!!」
ハルヒが――
もはや誰もが魔王アナゴのその圧倒的な力に飲まれようとしていた
そんな中、谷口は―――
…死んだ?
…誰が?
…斉藤さんが?
…Fooさんが?
………―――師匠が?
倒れるハルヒの姿と、紫の散る姿が重なって見えた―――ッ
「お――あああああぁぁぁぁぁああぁッッ!」
心のそこから、谷口は咆哮を上げた
――その様子に、アナゴは気が付かなかった
おそらく気がついたならば、アナゴは真っ先に彼を消しにかかっただろう
アナゴが魔王に選ばれたのは、その実力もさることながら――多数の異世界に存在する強大な同位存在と同調できるという点が大きい
だが、強大なそれを乗り越える存在も確かにいるのだ
その存在は得てして――
――ただの人間から生まれ落ちるッ!
――……谷口の周りだけ、空間が歪み始める
谷口の本来の能力は「閉鎖された空間に出入りできる」というのではない
谷口にできたのは「雰囲気を壊す」「相手のペースを狂わせる」ただそれだけだった
空間に出入りできるのは、その力を紫が修行によって開花させた副産物にすぎない
―――そしてその力は、
今、その完成形を見せた――ッ!!
―――――世界が、谷口という存在で満たされる
必殺のはずの一撃が、命を奪うはずの技が、わずかにその動きが鈍る
「――……な、何ィッ!?」
空気が変わったことでやっとアナゴは谷口の存在に気がついた
谷口は静かに呟く
「……分かったんだ。師匠の言っていた「意味」が――」
――…あなたの役割は『その能力(ちから)を使って皆の道を切り開くこと』よ
「俺の役割は――お前のペースを崩すことだったんだ」
終わり
――33話バトルシーンに続く
660 :
447:2008/06/20(金) 21:31:24 ID:4lv7VAdM
そしてやっぱり短くてスマソ
…さて、谷口×魔理沙の続きを書くか
661 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:42:18 ID:SuWwK1lR
>>660乙!!
綺麗な妄想だ・・・
久々の作品ありがとう!
谷口×魔理沙wktk
>>―――――世界が、谷口という存在で満たされる
これが最終鬼畜全部谷口ですね、わかります
またしても涙腺が…っ!俺は今日何回谷口で泣けばいいんDA−!
664 :
贅沢者:2008/06/22(日) 07:46:51 ID:fjGPKOm+
ここは盲点をついて紫は帰ってきたが記憶喪失になっていたと言うのはどうだろう 舞台はアナゴ戦後、例の飛行船っぽいやつの谷口の部屋。
>>664 以前にも同じような事を言ったような気もするが
とりあえずsageなさい。話はそれからだ
>>664 mail欄に「sage」と入力しなさい。
そして書き込めばsageれますよ。
言葉が旅に同行したのは誠の仇を討つためであって
誠が生存してて再会できたし、その誠もキレイな誠らしいから
もう戦う理由が無さそうだな
誠がいるんならヤンデレにもならないだろうし戦力外通告だされんじゃね?
発想を逆転してみたんだが……
誠がいるからヤンデレにならない→じゃあ誠を殺せば言葉は復讐するというモチベーションが生まれる→言葉が戦うには相手に対して因縁が必要
――つまり今回の不自然な誠登場は…ホントの誠死亡フラグだったんだよ!!
というのはどうだろう?
669 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 14:58:53 ID:oDqDesQe
>>668 あなたがその話を書くんですね、わかります。
彼氏が死ぬ→復讐を誓う→でも彼氏生きてた!→えっ?今度は本当に…
これ復讐フラグというより、廃人フラグのような気がするぞ
廃人になりかけている言葉を男キャラが支えて励ましてフラグが立つんだな
>>671 まさに『永遠に』だな。
自殺の可能性もある。
世界は原作のノリ、ムスカは殺したと思い込んで殺害。
とばっちりとはいえ、お約束だから仕方ないとも言えるけどw
それより。ついにおもらし祭り始動の時間だ。
最近紫の死(?)によって谷口やおじいちゃんが輝きまくってるな
…よく考えたら動画内の谷口って何だかんだで主人公っぽい成長をしてるよな
最初は何の変哲もない男子学生だったけど、師や仲間との出会いと通して成長してるし、師との決別を境に覚醒してるし
>>675 まあ、その全ては動画内のことではなく俺達の妄想なのだが
だが俺はその一連の妄想好きだわ。
アナゴ戦の谷口空間はまさに覚醒って感じで
某正義の味方と某英雄王の最終決戦みたく
主人公の唯一許された特殊能力こそが最強の敵を倒すための
鍵みたいな演出で燃えた。
とろとろ書いているうちに本編が更新されて書き直しになった俺涙目。
KBC×なのはさんです。相変わらずエロはない。ちょっと谷口紫あり?
本編見てたら谷口紫書きたくなった。その内谷口紫で、両思いの幸せそうなの書きたい。
誠も復活したし、それを踏まえての前回の桂馬後日談も書きたい。書きたい物が多いな。
「あの、クラッシャーさん。パソコン、貸してくれませんか?」
Nice Boat.IIの船内で、ストーム1や梨花に、得意のはずのゲームでこてんぱんにやられた彼に話し掛けてきたのは
以前は魔王と呼ばれ恐れられてきた、なのはだった。
「家族にメールを出したいんですけれど、そのう。この船上の機械を使うのは、ちょっと……」
あどけない、しかし何処か怯えを含んだ表情で彼を見つめるなのはは、語尾を濁しながら掠れそうな声で呟いた。
ゲーマーとしてのプライドをずたずたにされて、ふて腐れていたクラッシャーは、
彼女に向かって、ずいっと予備のノートパソコンを押し付ける。
「勝手に使えよ。別に、使い方なんて説明しなくても良いだろ」
正直なところ、彼はなのはが苦手だった。と、言うよりも、明らかに嫌いだと言った方が正しい。
只でさえ精神的に未だ未熟なクラッシャーである。
相当年上であるストーム1や、僅かに年上とはいえ同レベルの谷口に絡まれるならまだしも、自分よりも幼く
それでいて精神的には非常に大人びている彼女は、まさに鬼門だった。
何よりも、自分は彼女に操られ、手下として破壊活動を行っていたのだ。
それが魔王という枷に填められていたが故の、彼女本人の意志ではない行動だったにせよ、不快感は拭えない。
クラッシャーは、その感情を隠すこともなく、露わにしながらなのはにぶつけた。
「終わったら返せよ、ったく……」
ぼやきながらその場を立ち去ろうとする彼の服を、なのはが意を決したようにぐいっと引っぱる。
つんのめって転びそうになり、かあっと頭に血が上ったクラッシャーが怒鳴りつけるよりも早く、彼女は大声で叫んだ。
「わ、わかりません!! 使い方教えてくださいっ!!」
部屋中に響く声に、地球防衛軍をプレイしていた二人が振り返り、彼らを眺める。
二人の視線から、『教えてやれ』という感情を読み取って、クラッシャーは憤慨した。
が、ここでキレて暴れても、勝ち目はない。
興奮する自分を宥めながら、彼は努めて冷静を装って、どっかりと部屋の隅に座り込んだ。
「ちっ、解ったっつーの。ほら、ここにコード繋ぐところあるから、そのノーパソ置けよ」
「は、はいっ!!」
一転して、ぱあっと明るい表情を浮かべた彼女の眩しさに、クラッシャーは思わず顔を背けていた。
かちりかちりと、キーボードを叩く音が木霊する。
ゆっくりと、だが正確に記される文字は、今までの冒険の一端を綴っている。
その手慣れた仕草に、クラッシャーはまたしても嫌な気分になった。
彼女に彼がパソコンの使い方を教えることは、殆ど無かった。
ただ、画面を指差して、コレがメールだとか、ネットに繋ぐにはここをダブルクリックするといった、初歩の初歩を指示する。
それだけでなのはは全てを理解して、さらさらとメールの文面を打ち始めた。
何だよ、俺に教わる必要、無いんじゃねえか。
自分がここにいる意味を見出せず、クラッシャーは心中でぼやく。
何で俺ばっかりが、ガキのお守りなんてしなきゃならねえんだよ。
あの谷口でさえ、巨乳の紫まみれのねーちゃんと、仲良くやってたって言うのによ、ったく。
そこまで考えて、クラッシャーはぐっと、苦虫を噛み潰したような顔になる。
彼と仲の良かった谷口は、今も飄々とした様子は崩していないが、気配は明らかに穏やかさを失っていた。
普段から空気を読まないクラッシャーでさえも話し掛けづらい雰囲気。
原因が、魔王アナゴに立ち向かっていった、彼らの中の一人にあることは解っている。
だが、解っていたからと言って、どうこうできるわけではない。アナゴの強さは桁が違うのだから。
ぎりぎりと、無意識のうちに歯を噛み締め、鈍い音を漏らしていた彼の不安を打ち消すような
やけに明るい声が、耳朶を打った。
「クラッシャーさん、あの。見てください。こんな文面で良いでしょうか」
はっと、目が覚めたように彼は顔を上げる。
目前にはなのはが、ノートパソコンをこちらに向けて、窺うように彼の顔を覗き込んでいた。
その近さに驚き、かあっと、頬を朱に染めながら、クラッシャーは飛び退く。
「な、な、何の話しだっ!!」
「ですから、私の家族に送るメールです。私だけじゃ心許ないので、クラッシャーさんも、添削してください」
「あ、あ。ああ」
ずいと、鼻先に近付けられるディスプレイに、しどろもどろになりながら、彼は目線を落とす。
綺麗な日本語が、そこには並んでいた。
「って、読めるわけねえだろ! 俺は在独ロシア人だっつーの!!」
きょとんと、クラッシャーの顔を見つめていたなのはは、その言葉の意味を少し考え、やがてふっと笑った。
彼女の笑顔の理由が解らず、クラッシャーは混乱する。
「な、何笑ってんだよ、バカにしてんのか?!」
頭に血が上りそうになる彼を押さえるように、彼女は違います! と慌てて両手を小さく振り、その意見を否定した。
「違います、馬鹿にしてるんじゃないんです。ただ、ちょっと嬉しくって」
嬉しい?
自分の発言に、何か彼女が喜ぶことがあっただろうかと、クラッシャーは頭を捻った。
その様子がまた面白かったのか、なのははにこにこと笑みを浮かべ続ける。
「だって、断られると思ったんです。知るか、自分で推敲しろ、って言われるんだろうなって。でも、きちんと見てくれたから」
何が書いてあるか、ちょっとでも目を落として読まなければ、日本語が分からない、なんて言わないでしょう?
なのはの意表を突いた発言に、クラッシャーは暫くぽかんとする。
頭の何処かから、ぽいぽいと螺子が抜けてしまったかのように、彼は彼女の笑顔を見ながら呆けていた。
「本当は、ピコ麻呂さんに頼めば、メールじゃなく直接家族の顔が見られるように、通信してもらうことも出来たんです」
でも、と、なのはは顔を曇らせる。
「今の私には、その資格はありませんから」
常に大きく見開かれている、彼女のつぶらな瞳が、悲しげに幽かに揺れた。
「な、何でだよ。すりゃあいいじゃねえか。連絡の一つや二つ―――」
「駄目です。魔王としてこの世界を破滅に導く手助けをしていた私には、家族に合わせる顔なんてないんです」
クラッシャーの言葉を遮って、きっぱりと言い切られた決意は悲壮だった。
「私が、堂々と前を向けるのは、魔王として犯した罪を償って、この世界が平和になったとき。
それまでは、何があっても、無関係な身内の優しさに縋ることは出来ない。だから、駄目です」
白いスカートの裾を、震えながらぎゅっと掴む手は、小さかった。
どう声を掛けたらいいのか迷うクラッシャーに、なのはは小さく謝って、寂しげに笑う。
「私、嘘吐いてました。メールを送りたかったのは本当です。
でも、それはクラッシャーさんじゃなくても良かった。私が貴方に話し掛けた本当の理由は、違うんです」
ぺこりと、手と同じく小さな頭が、下げられる。
「ごめんなさい、私、ずっと貴方に謝りたかった。魔王になって、無関係な貴方を巻き込んで。
責任は全て私にあります。恨まれても怒られても、殴られても仕方ないです。そうされるだけの理由はあります」
ぎゅっと、少女の瞳は瞑られている。
クラッシャーは、その頭を殴ることも、撫でることも出来なかった。
確かに、彼は自分を操っていた魔王に怒りを覚えていた。殴りたい、蹴散らしたい、そう考えていた時期もあった。
だが、魔王という存在に対する真実と、目前の少女を重ね合わせたとき、拳は行き所を無くしてしまう。
本当に悪い物は何なのか、クラッシャーも解りかねていた。
仲間が―――それほど共に戦ったことは無いと言えども、確かに、同じ目的のために動いていた彼らが
散ることを解っていながらアナゴに立ち向かったとき。
無性に悔しくて、辛くて、無力さに打ち拉がれどうしようもなかった。
あんな思いは、もう二度と味わいたくない。繰り返すものか。
ぐっと、クラッシャーはノートパソコンを、なのはの方に押し付ける。
「メール、送るんだろうが」
はっと、驚いたように彼を見上げる彼女の瞳は、潤んでいた。
「送るなら早く送れよ、俺はゲームがしたいんだ。お前がずっと使ってたんじゃ、出来ないだろうが」
はいっ、と反射的に返事をして、なのはは画面に向かい、キーボードに指を置く。
「ありがとう、ございます」
「何がだよ、ったく。いいか、もう二度と貸すつもりはないからな」
ふいっと横を向いて、拗ねたように唇を尖らせる彼に、なのはは画面越しに微笑みかける。
「優しいんですね、クラッシャーさん。凄く、優しい人です」
何処がだよと、クラッシャーはなのはの言葉に、耳を赤くしながら頬を膨らませた。
画面に向かう彼女には見えていないと思っているからか、仕草は子供っぽさを増している。
可愛らしいな、となのはは、感情を言葉に出さずに目を伏せた。
「キーボード」
不意に出た単語に、クラッシャーは頭上に疑問符を浮かべる。
「ぼろぼろになってるけれど、ずっと、同じの修理して使ってるからですよ。
飛び散った文字の部分も、わざわざ集めて貼り直して使ってるんでしょう? 解りますよ」
確かに今彼女が触れているキーボードは、ノートパソコンだというのにがたがたで、打っても反応を示しにくい物も多かった。
明らかに接着剤で簡易に止めただけのような、ぞんざいな修理がされている箇所も、少なくはない。
けれど、なのははその傷跡一つ一つに、クラッシャーの、彼なりの優しさを見付けていた。
「乱暴には扱っているけれど、粗末にはしてないじゃないですか。それって、優しいことだと―――」
「ホワアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
クラッシャーは、なのはの言葉を最後まで聞かずに、奇声を上げ暴れ始めた。
恥ずかしさが限界値を上回ったのだろう。
ゲームに集中していたはずの二人も、その騒ぎにびくりと身体を震わせ、振り返っている。
大丈夫か? と問いかける二人に、なのははにっこりと笑いかけ、大丈夫ですよと返す。
クラッシャーは暴走しながら、扉を破る勢いで飛び出し、船内を走り続けた。
「ちくしょううううううう!!!!!!!!! て、てんのうへいかばんざあああああああいいいいいいいいい」
叫びながら走る彼を、後ろから、ハートマンが「五月蝿いこのウジムシが!!」と射撃してきたが
それでも火照る身体を止めることは出来なかった。止まってしまえば、叫ぶのを止めれば、なのはの。あの、あどけない笑顔が浮かんでしまう。
「お、お、俺はロリコンじゃねえええええええええええええええ!!!!!!!」
蒸気機関車のように湯気を立てながら、それでもクラッシャーは走る。
真っ白な服を着た少女は、すっぽりと包み込める程に小さく、幼い。
『何だよ、何なんだよ。あんなに小さいのに、あんなアッタマ良いこと言いやがって。
だったら、守るしかねえじゃねえか。あいつが、笑って親に会えるようになるまで、守るしかねえじゃねえか』
普段使わない筋肉を総動員しながら、クラッシャーは、ぐっと腹の底に力を入れて、叫びながら走り続けた。
その先に待つ何かに、全力で立ち向かうかのように。
おわり
おまけ
「お、クラッシャー! 一緒にエロ動画見ようぜ〜〜〜……!?」
谷口は、真横を風のように走り去る悪友に声を掛けた、が、その声は届かず、彼の魂からの叫びに掻き消される。
「お、お、俺はロリコンじゃねえええええええええええええええ!!!!!!!」
全速力で駆け抜ける悪友の台詞は、谷口を硬直させるには充分だった。
「ろ、ろり……え?」
そもそも、あの様子では、彼は谷口の存在を認識してはいないだろう。
ぱちくりと瞬きを数度繰り返し、谷口は血の気の引いた表情で、一陣の風だけが残る通路に立ち竦んだ。
「な、何だ。クラッシャーの奴、何かに目覚めたのか? ロリ…ロリ……貧乳萌えか?」
脳内に、堂々とステータスだと宣言する、こなたの姿が浮かんだが、慌てて掻き消す。
谷口はどちらかと言えば巨乳好きだ。貧乳に価値がないとは言わないが、在るに越したことはない。
悪友との嗜好の違いに悩みながらも、谷口はちくりと刺さる部分に思い至って、ずるりとその場にしゃがみ込む。
彼の中の美少女ランキング現在の一位は、言葉である。巨乳でお嬢様で美人で頭も良い。年も近い。まさに理想の美少女のはずだ。
だが、彼の頭の中を現在占めているのは、言葉ではない。
理想からは程遠い、大人しげもかわいげも無い、傲慢で不敵で何を考えているのか解らない、相当な年上。
人を振り回して傷付けて、謝りもしない。谷口の中を乱す存在。
理想の美少女が間近にいるというのに、彼は言葉に会いに行く気も起きなかった。
何かしていないと不安になる。だが、考えずにはいられない。あの人に、もし。何かあったら。
激しい嘔吐に、谷口は手近な部屋に駆け込んだ。幸い空き部屋だったらしく、其所には誰も居ない。
洗面台に顔を埋めながら、谷口はまるで自分が、世界のスキマに一人で堕ちてしまったような惨めな気分になる。
「……アンタ、スキマから出るの得意だったでしょうが……出てきてくださいよ……俺の心、スキマで一杯ですよ」
呟きは水音に掻き消されて、誰の耳にも、谷口自身の耳にすら届かなかった。
おわり
GJ!
こうしてKBCは精神的に成長して行くんだな
……谷口切ないよ谷口。そんでもって谷口格好いいよ谷口
毎度毎度どうしてこうもGJな作品ばかり書きやがるんだお前さんは!!!
クラッシャーはいつか自分の思いと向き合えるときが来るのだろうか
谷口もはやく師匠と再会してほしい
しかし、軍曹銃撃つなwww
遂にKBCなのはきたか!
いや素晴らしいな本当に
そして谷口が切なすぎて胸が…
なんだろう…谷口×Foo子という電波が…。
Foo子が「これで元気を出すのです」と包帯グルグル巻きの手で谷口にヒトデを手渡そうとするのだが…
気の滅入っている谷口はそんなFoo子に冷たく当たってしまう。
…そんなとこから始まる谷口×Foo子のらぶストーリー。
…だが私には文才がまったく無い。
こんな電波をSSに変えてくれる作者が居たら…私はビビる…。
>>677 GJ過ぎる!!!◆TmK8dn3Gxg氏のSS大好きです!
相変わらずキャラの使い方がうめぇww
ついにKBCにも春が来たww谷口紫も切なくて素晴らしい!
桂馬後日談も楽しみに待ってます!
突然小ネタを投下
うん、すまない。シリアスな谷口紫ばかり続いているので、
突拍子なくギャグが書きたくなったんだ
紫「幾多のスキマを渡り歩き、ついに私は私の後継者になりうる力を持った存在を見つけた!
その力の名はWA力!WA力とは、そこに存在するだけでありとあらゆる雰囲気をぶち壊す力!
……谷口、あなたのフラグクラッシャー能力は、私の弟子になるためにあったのよ!」
谷口「絶ッッッ対嘘だああぁぁあ!」
元ネタ、ナイトウィザード・愚者の楽園
>>381 これの続きはまだか…!
もう三週間近く靴下だけの生活だぜ…
もういやだ!!!
俺…もう服を着てもいいかな……
>>687 股にあるオベリスクだけ隠せばおk
纏めて投下するって言ってたから無理強いはダメよ
さぁ、靴下にシルバーを巻く作業に戻るんDA
689 :
578:2008/06/25(水) 02:45:38 ID:SySHQQ/V
>>687 いいえ、あなたはすでに服を纏っています。愛という名の衣を……
もうちょっとゆっくりしていってね!!
王こな2部後半です。
纏めてっていったわりに3部までまとめられてないのは……許せん!!(自分が)
690 :
578:2008/06/25(水) 02:48:43 ID:SySHQQ/V
「『いいこと思いついた。お前、俺と古泉とで3Pしろ』
そう言うが早いか、阿部は遊戯の肩を掴み、床に押し倒した。
うっ、と、遊戯がうめき声を上げたと同時に、今度は古泉に両腕を押さえ込まれ、万歳の体勢で身体の動きを封じられた。
髪型で誤魔化してはいるが、遊戯は実は身長が160センチもない。同じ高校生とはいえ、遊戯よりはるかに長身の古泉と、いいガタイをした阿部の2人がかりで押さえ込まれたら、逃れる術は残っていない。
『あ、阿部さん!古泉君!一体何を!?離してくれ!』
『何って……『ナニ』ですが?』
『男は度胸!初めてが3Pなんて滅多に無い経験だぜ、遊戯?』
手足をばたつかせても、拘束はビクともしない。古泉を睨んで叫んでも、いつも通りの食えない笑みで返されるだけだ。
『さて、それではさっそく……おっと、なかなか引き締まったいい体してるじゃないか』
『本当ですね。実においし……バランスの取れた体です』
『うっ!?……ゃ…やめ……』
阿部の冷たい手が、遊戯の上着の中に侵入してきた。
指の1本1本が、まるで絡みつくように下腹部、へそ、わき腹と伝い、遊戯にくすぐったいような、むず痒いような感覚を伝える。
『やめ…っぅ…て、くれ……』
遊戯の制止の声も、もはや、いや、むしろ初めから微塵の効果もない。ライオンの狩場に迷い込んだ子ウサギに残された道は、ただ2つ。黙って食べられるか、泣き叫びながら食べられるか
阿部の手が遊戯の胸部に到達した。数度円をかくように薄い胸板を撫で回すと、胸の中心にある小さな突起に触れた。
『「ん…!ぅあ……ふぁ……」
『おや、意外と敏感なんだね。仕方ないね』
『その顔、可愛いですよ?遊戯君……んん……』
阿部の指が突起を摘み軽く引っ張った瞬間、遊戯の体は跳ね上がった。その様子を見てニヤリと、笑みを浮かべる古泉。遊戯の羞恥心を引き出すことを目的とした言葉を浴びせ、言い終わると同時に自分と遊戯との唇を合わせた。
もう声すらもだせない遊戯。頭の中には、何故こんなことになってしまったのかという疑問と、認めたくないが気持ちいいかもしれない、という思い……
(く、くやしい……だが、感じちゃうぜ……ビクビク)
……遊戯は本能的に感じていた、自分がノンケの世界から、何もかも新しい世界に踏み込もうとしていることを……」
「起こってもいないことをさも起こったように語らないでくれ!古泉君!!」
「んふっ、これはこれは、失礼しました……っと」
691 :
578:2008/06/25(水) 02:52:37 ID:SySHQQ/V
「まぁやらないかってのは冗談だよ遊戯。そんなに警戒するな」
自分を警戒して身構える遊戯に笑顔を見せる阿部。遊戯の脇を通り抜けると、洗面台に軽く腰掛けた
「俺は人の男に手を出したりはしないんでな」
そういうと、手で遊戯にこっちへ来い、と伝える。未だに警戒を解かない遊戯だったが、彼自身、阿部という人の紳士ぶりは知っている。自分から手は出さないと言った以上、おそらくその通りにするだろう。
古泉に視線を向けて見る。彼はすでに遊戯の肩から手を離しており、トイレの壁に体重を預け、まるでモデルのような姿勢で柔和な笑みを浮かべている。古泉は遊戯の視線に気付くと、首を小さく縦に振った。大丈夫だ、ということだろうか。
ふぅ〜、と遊戯は大きくため息をつくと、阿部のすぐ隣の壁に背を預けた。
「それにしても、2人ともどうしたんだ?こんな夜中に。偶然じゃないだろう?何企んでいるんだ?」
時間差から考えて、2人は自分が部屋を出た直後に自分を追跡してきた、と遊戯は気付いていた。目的としては2人の性癖から考えて、アッー!的なことだと思ったが、阿部曰く、それは違うらしい。
ではなんだろうか?遊戯には想像がつかなかった。重大なことならこんな冗談を交えている場合ではないし、軽い用事なら明日言えばいいだけだ。
それにもう1個、遊戯には気になることがあった。
「それに……人の男ってどういう意味だ?」
この遊戯の質問に、阿部と古泉は視線を交わし、くくっ、と喉を鳴らして笑った。
「……何がおかしいんだ?」
不機嫌そうに眉をしかめる遊戯に、古泉は笑いながらこれは失礼、と返した。
「いえ、もしかして本気で仰っているんですか?前々から思ってはいましたが遊戯君、少し鈍すぎではありませんか?」
古泉の言葉に、意味不明、という表情をする遊戯。古泉は今度は軽くため息をつくと、阿部に視線をおくった。
阿部は頷くと、なあ遊戯、と遊戯に向かって一言言った。
「最近、こなたと仲がいいじゃないか」
その一言だけで、遊戯の顔は一瞬で真っ赤になった。
「いいいやそんな!俺はただデュエルに誘われたりしただけで!泉さんとはただ仲間として……」
「彼女が仲間に入って以来、日中は甲板、室内でデュエルや談笑、並んで空を見上げることもしばしば……」
手を振りまわして阿部の一言に過剰反応する遊戯の言を、古泉と阿倍の静かな声が遮った。
「なんらかの作業がある際には、何も言わずとも2人で行い、コンビネーションもなかなかのもの」
「夕食も、まず間違いなく隣同士に座ってお喋りしながらだしな。その後も大体一緒にいる、と。まぁなんていうか、これはアレだな、古泉?」
「えぇ、どう見てもアレですね」
「あ……アレ……?」
またも意味不明、といった表情で阿部と古泉を交互に見やる遊戯。2人はニヤニヤと口元を綻ばせながら、茶化すような口調で言った。
「どう見ても、仲のいいカップルですよ?」
「どう見たってウホッ、いいカップル、だぜ?」
「なぁぁっ〜〜!?―――………!!」
692 :
578:2008/06/25(水) 02:57:14 ID:SySHQQ/V
遊戯は耳まで瞬時にタコのように真っ赤になり、素っ頓狂な悲鳴をあげた。そのまま開いた口が、陸に上げられた金魚のようにパクパクと開け閉めを繰り返す。
「ちっ……ちが……」
「おや?違うんですか?泉さんはとても元気で無邪気で、まるで太陽のように明るい人ですからね。一般的な目線から見ても、魅力的な方だと思いますよ。
遊戯君にその気がないなら、僕が狙わせて……おっと、そんなに睨まないでください。ほんの軽いジョークですよ。阿部さんも睨まないでください」
遊戯と、ついでに阿倍の射殺すような視線に古泉は肩をすくめ、笑顔で取り繕う。
ふっ、くっ、と数度息を詰まらせてから、遊戯は出来るだけ平静を装った声で言った。
「でも、そんな反応をするということは、好きなんですよね?」
「……分からないんだ……」
「分からないとは……何がです?」
「どうすればいいのか、分らないんだ……」
壁に預けていた遊戯の背が、ゆっくりとズレ落ちてゆき、遊戯は床に座り込んだ。
そして勘弁したかのように、語りだした。
「俺が泉さんが好きだとしても、泉さんは俺をどう思っているんだろうな?ただ、仲がいいだけの仲間、って思っているかもしれないし、実は嫌いなのかもしれない。だから、どうすればいいのか、俺には分らない……それに」
「それは違うぜ遊戯」
「俺の……え?」
遊戯の沈んだ声を、阿部のよく通る声が遮った。
阿部は洗面台から腰を上げると、遊戯の前で腰を下ろし、遊戯の肩を掴んだ。
「お前はな、ただ怖がっているだけなんだよ」
「い、いや、怖がってなんて……」
「こなたのヤツの気持ちがどうとかなんてのは、言い訳だ。違うか?自分の気持ちを伝えて断られるのが怖いんだろう?傷つくのがな。あいにくオレは、いい男の嘘はすぐに分っちまうんでな」
お見通しさ、とウィンクしてみせる阿部。遊戯はその阿部の顔をしばらく見つめた後、彼から眼を逸らし、顔を伏せた。
「……スゴイぜ阿部さん……その通りだぜ……」
「その通りなんだ。怖いんだ、正直なところ。俺の思いを拒絶されたらどうしようって考えてしまうと、もう……」
「いずれ旅も終われば、別れる事になるのは分かってる……それまでに、答えを出さなければならないはずなのにさ……俺は、一体どうすればいいんだ……」
片手で頭を抱え、大きくため息をつく。口から漏れた言葉のイントネーションは、遊戯の今の感情を正確に表現した、悩みに溢れかえったものだった。
「遊戯君……」
古泉は遊戯に歩み寄り、その肩に手を置いた。その表情は。悲しげな色をたたえていた。
あなたは、自分の弱さを僕たちに見せてくれました、と古泉は始めた
693 :
578:2008/06/25(水) 03:02:04 ID:SySHQQ/V
「ほんの少し前、僕も、とある女性を好きだった時期がありました……いえ、もしかしたら、現在進行形かもしれません。僕自身、自分の心を覗き込むことが出来ないのです」
「そして同時に、とある男性が好きでもいたんです」
言葉に反応し遊戯が古泉を見上げたとき、古泉の表情はいつも通り、柔和と皮肉を含んだものへと戻っていた。
古泉は遊戯の隣に腰を下ろした。ふぅ、と大きくため息をつくと、トイレの低く薄汚れた天井を仰ぎながら続けた。
「彼女と彼のどちらかを選ぶなんて言うのは、到底僕には無理なことでした。そして不可能でもありました。その2人は互いを意識し合い、僕の入る余地は、初めから存在していなかったのですから……」
古泉の目は、天井を見ているのだろうか、それとも彼の言う、ほんの少し前を幻視し思い返しているのだろうか?
「恥かしい話ですが、僕は友達が少ないんですよ。目的を共にする同士なら、いくらでもいるんですけどね。僕自身も、あまり必要性の高いものではないと思っていたんです。でもあの時ばかりは、サンタの存在を信じる無邪気な子供のように、ひたすら心の中で願っていました」
「友達が欲しい。僕のこの気持ちを理解し、受け止めてくれる友達が欲しい。と」
古泉の声のイントネーションは、普段の怪しくいんちき臭いものとはかけはなれた、今にも声が震えだしそうなほど悲しいものだった。天井を仰いでいた顔は、話すにつれて下がっていき、今は伏せられている。
「結局僕は、自分1人で結論を出しました。僕の大好きな2人が幸せそうに並んでいる。それを少しハなれた場所から見つめるのが僕の幸せだと、自分に納得させたんですよ」
長々と失礼しました、というと、古泉は顔を上げた。
遊戯はあぁ、と小さな返事を返すことしか出来なかった。いつもニコニコと、まるでこの世に悩みなどない、という顔をしている彼が、こんな悩みを抱えているなんて想像もしていなかったからだ。
「僕は結局、諦めてしまったのですよ。それは仮に友達に相談したとしても、結果は変わらなかったでしょう。しかし、これは結果論ではないのです。この思いを外部に友達に相談できていたら、それは僕の心に対するカタルシスとして作用してくれたことでしょうね……」
ニコリ、といつも通りに微笑む古泉。しかし今の言葉の後では、もはやそれは自虐的な、自らを卑下するものとしてしか見えない。
「僕は遊戯君に、僕と同じ轍を踏んで欲しくないのですよ……」
古泉は横に手を伸ばすと、遊戯の先年パズルに触れると、その表面を愛おしそうに撫でた。
「以前、話してくださいましたよね……このパズルは、遊戯君の友達との友情の証、結束の力を現すものだと……」
「……あぁ、俺にとってもAIBOにとっても、かけがえのない宝だぜ……」
かけがえのない、というセリフに、古泉はため息をついた。そして心底羨ましそうな視線を、パズルに描かれたウジャド眼に注いだ。
数秒たつと古泉はパズルから視線を外し、遊戯の顔をじっと見つめた。遊戯君、と真面目な声音が室内に響く
「僕たちは、出会ってからほんの数日しか経っていません。互いに、互いの全てを知っているというわけではありません。しかし、どうか……」
古泉は一度言葉を切り、その涼しげな顔をわずかに赤面させる。しかし眼はけっして遊戯の瞳から外さずに、言った。
「僕をどうか……そのパズルのピースの1つに、していただけませんか……?」
「……っはは……」
最初に込めあげてきたのは、笑い声だった。そして次に、笑った喉が震えてきた。
遊戯は古泉の手をとると、自らの両手でその手を包んだ。
「いまさら何を言っているんだ、古泉君。君も阿部さんもピコ麻呂もみんなみんな、とっくに俺のかけがえのない仲間だぜ……」
「遊戯君……」
遊戯も古泉も、目頭が熱くなるのを感じていた。お互いの気持ちを吐き出し、お互いの弱さを晒した。お互いの心を見せあい、今の2人にはこれまで以上の仲間としての感情が芽生えていた。
そして遊戯の心には、それまで漂うだけだった思いが、固まっていた。
「古泉君…オレはもう、迷わない。自分が傷つくことを恐れない!」
「遊戯君……では……」
「あぁ……泉さんに……告白するっ!」
「……頑張ってください、遊戯君……!」
694 :
578:2008/06/25(水) 03:02:50 ID:SySHQQ/V
「全く、2人とも本当にいい男しやがって……」
こっちが恥かしいぐらいだぜ、と、古泉が話し出してからずっと黙っていた阿部が、頭をぽりぽり掻きながらため息をついた。
「いい目してるぜ遊戯。さっきまでの死人みたいなのとは大違いだ」
「阿部さん……」
阿部は2人の間に割り込むと、両方の肩に手を回し、抱き寄せた。
「今のお前になら、オレが掘られてもいいぐらいだぜ?いっそのこと、こなたなんか止めて3人で……」
「ちょっ!!」
「はは……ようやく決心がついたんですから、からかったら可哀想ですよ、阿部さん」
「それもそうだな。じゃぁ、励ました礼としてまた今度……ふふふ…」
「そうですね。また今度……んふふ……」
「ひぃぃっ!!?」
695 :
578:2008/06/25(水) 03:04:16 ID:SySHQQ/V
「船の最後尾へ行ってください。泉さんが待っていますよ」
立ち上がった遊戯に、古泉は行った。
え?と聞き返す遊戯に、古泉は笑顔で返した。
「あなたの心配をしていたのは、僕と阿部さんだけじゃないということですよ」
皆鋭いんだな、と遊戯はつぶやいた。同時に、俺ってそんなに分かりやすいのか?という疑念も浮かんだ。
どっちでもいいことだ、と遊戯は思った。そのおかげで古泉君と通じることができ、この心を決めることができたというなら、分かりやすいままでいい。
「行ってくるぜ」
手に力を込め、ドアを押し開く。
広がる星空、吹き荒れる風が、髪を弄び飛び去ってゆく。涼しくて、心地よい風だ。
「行ってくるぜ」
遊戯は振り返り、もう1度繰り返した。
「えぇ、頑張ってください」
「おう、行ってこい」
きっと上手くいくはずだ。俺の後ろには、こんなに頼もしい仲間が控えているんだから。絶対に上手くいく。
俺は2人に笑って見せると、歩き出した。不思議と緊張はしていない。もうこの心は揺るがない。それが分かっているからだろう。
チャリ……
パズルを繋いだ鎖が鳴った。
大丈夫だ。このパズルが俺を励ましてくれる。ピースの1つ1つが俺を励ましてくれる。
よし、行くぜ!
696 :
578:2008/06/25(水) 03:04:53 ID:SySHQQ/V
トイレ前の通路、阿部と古泉は柵にもたれながら風に当たっていた。
「上手くいけばいいんですが……」
「うまくいくさ。今の遊戯ならな。それよりも、古泉?」
「なんですか?阿部さん」
「さっき友達はいないってたが、俺はお前の友達として、カウントされてるのかい?」
「んふ、当たり前じゃないですか。阿部さんは僕の友達であり、かけがいのないおホモ達ですよ」
「そいつぁ……うれしいこと言ってくれるじゃないか。それじゃぁ、とことん喜ばせてやるからな。ふふふ……」
「ありがとうございます。んふふふ……」
キィ――……バタン……
「アッーーーーー!!!」
697 :
578:2008/06/25(水) 03:12:30 ID:SySHQQ/V
以上です。
続いて3部、「北風と太陽」に続きます。2部のタイトルは……誰か助けて〜っ
王こな終了後、687さんの要望どおりハル海言葉に戻ります。ゆっくり待っていってね!!
>>697 いつもながらGJ!
古泉ワロタwwww
裸には前をはだけた白シャツ(ただし乳首は見えない)+白ショーツ(ローレグだと尚良し)がマイジャスティス!
…まあそれはさて置いて、漸く『フルニコ』の続きが投下できます。
大変遅くなってしまい、真に申し訳ありませんでしたorz
全体としては
>>327-328の、卓としては海馬sideなので
>>294-295の続きになります。
…ところで、去る6月9日、某ネット対戦麻雀の東風戦で、リーチ一発ツモ東ドラ4(内ウラ3)なんて倍満で親っカブりさせてくれた、
登録名『霧雨魔理沙』さん。もしこのスレにいらっしゃいましたら名乗り挙げくださいませコンチクショー。
──海馬side──
「仕方ないわね…」
この試合、初の放銃とトップからの陥落を許したアリスが、渋々と言った感じで丁寧にカチューシャを外し、それを自分の膝の上に置いた。
「でも、もうやらせないわよ」
「そうよ。私だってまだ終わってないんだからね!」
「3対1ともなれば、いかな貴方とて厳しいでしょう?」
アリスを皮切りにハルヒと古泉も決意の言葉を口にし、三人が海馬に明確な敵意を向けた。
「ふぅん、そう上手くいくかな?」
上手くいかないんです←結論。
「ロンだ。混一ドラ2、12300」
「ウソ、そんな薄い所で待ってたの!?」
「貴様が勝手に仮テンに刺さっただけだ」
この振込により、ハルヒは早くも持ち点がマイナスとなり、同時に靴を失った。
続く東二局二本場。
「ふぅん、ツモだ。リーヅモタンヤオ三色…裏1で6200オールだな」
八巡目、先制リーチで他家を抑えた海馬は、そのままさらりと親っパネをツモ和了り、現在二着のアリスとの点差を43700点にまで広げた。
更に連荘して、三本場。海馬の快進撃は続く。
「フハハハハ!! その六萬、ロンだ! 小三元ドラ4、24900!」
「あ……っ!!」
またも振り込んだのはハルヒ。
しかもこの親倍は、自分の暗カンで海馬に新ドラを乗せてしまったが故の結果だったので、流石に今度は文句の一つも出なかった。
「………」
顔を伏せてこめかみをひくひくと震わせながらも、ハルヒは黙々と靴下を脱ぎ、スカートのポケットにねじ込む。
これで海馬とハルヒの点差は東二局にして143200となり、半荘一回勝負としては逆転不可能と言っても過言では無い大差となってしまった。
「ふぅん、もう負けを認めてサレンダーしたらどうだ、涼宮。もう勝負は決まったも同然。これ以上は無駄なあがきだぞ」
「…冗談じゃないわ。誰が諦めたりするもんですか!」
ハルヒは伏せていた顔をバッと上げ、海馬の顔面に向けて人指し指を突きつけて叫んだ。
「今に見てなさいよ。私の親番が来たら、その澄ました表情、一気に崩してやるんだから!!」
「…フン」
海馬はその気勢に、僅かばかりの鋭い視線を返して応え、そのまま無言で手元の牌を崩して洗牌を始め、
それを見た三人も、すぐにそれに続いて洗牌を始めた。
そして、そのハルヒの気勢に天が少しばかり味方したか、東二局四本場、漸く海馬の進撃が止まった。
「…ふぅん、テンパイだ」
「ノーテンです」
「テンパイよ!」
「同じくテンパイ。…お互い残念だったわね、海馬、ハルヒ」
「くっ、通りで何時までも和了れん訳だ…」
「何なのよもう! 折角また良い手だったのに…!」
この局の六巡目、またも先制リーチをかけた海馬に対し、古泉は面子から安牌を落とし、ハルヒは猪突猛進で無筋をツモ切り、
そしてアリスは、折良く浮いていた安牌切りで追っかけリーチをかけた。
だが、くしくも海馬とアリスの待ちは全く同じ西と二萬のシャボ待ち──所謂持ち持ちの状態となっており、当然どちらも和了る事ができず、
また、それを読み切れずベタオリした古泉と、全ツッパで跳満をテンパイしたものの、待ちがカン二萬待ちだったハルヒもやはり和了れず、
この局は場のリー棒と積み棒が増えただけで、対局開始から初の流局となった。
最近wikiの更新ないね、だれか更新してくれない?
もう一つこっちのwikiにも絵板を作ろうよ、このスレのSSをマンガや絵で見たいよ
ただでさえ絵板が多いのに、これ以上増やすのもなぁ…
麻雀新展開きたー!
この点差だとハルヒがどう逆転するかより、古泉とアリスのこれからが気になるところ。
>>701 今までのが異常すぎたんだろ
一日に50枚も絵版更新なんてアホすぎる
学校ある奴や働いてる奴だっているんだからまったり待とうや
>>704 エロパロのwikiの事だと俺は思うんだけど・・・
もう一つの方の保管庫とwikiで連動できたらいいんだがなぁ
ちょくちょく保存されてて良い感じなんだが、パソコンだとちと見辛い気がする
フルニコ再始動!!
個人的には親番を9種9牌で流されてキレてほしい。ハルヒに。
というか親役満直でも無理な点差だから。
ハルヒとアリスはここから逆転トップ狙うだろうけど。
古泉は「いかにしてアリスをラスに落とすか」だけを考えるだろうなぁ。と。
何よりガード固い打ち手が形にはまると恐ろしいからな。
ステキ小説がいっぱい投下される中、何も出来ない私はとりあえずエロパロwikiの保管がんばってみた。
量が多くてカテゴリ分けは後回しにした。…ミス連発で3時間かかったよ…orz
あまり編集とかしたこと無いんで何か不備があったら報告か手直しお願いします。
勝手にSSまとめサイトの仮タイトルで登録してしまった。許せっっ!!!
フルニコの人帰ってキタ――――――!!!
>>708 GJ!(良い仕事をしたな!的な意味で)
全力全壊で乙と言わざるを得ないZEッ!
…と、今ちょっと携帯でwiki見てたんだが
「谷口実の覚醒」の最初の投稿分が繰り返されてるみたい
>>710 早速直しておいた、報告ありがとう。
全力で全壊しちゃだめだZE☆
wiki更新乙です
でもwikiはあくまでwikiで、まとめサイトとは違うから、作者さん本人が認めている以外の
タイトルであげるのは問題在るんじゃないかね
いや、単にタイトル編集しようと思ったんだが、やり方が解らなかっただけなんだが
>>712 …ごめん、先走って馬鹿やった・・・
作者さん達、まとめサイトの人すいません…
タイトル編集やってみようとしたけど自分も出来なかった…
だれかwiki編集詳しい人いませんか?
全力で全壊すべきは俺だったよ…orz
wiki編集乙です。
でも仮タイトルは自分が勝手に考えたやつだからな…
許せるっ!
>>713 ドンマイ
ちょっと試しに@wikiメニューの隣の編集の「このページのページ名を変更」を試そうと思ったんだが
ページ名の変更にはログインが必要みたい
と言う訳で、誰かログインできる人編集頼む
ごめんなさい、うっかりロックしたままでした
具体的に何処のページを編集するか言ってくれれば編集できるようにします
いや、ちょっと試しに「ホントにタイトル編集できないのかなぁ」と思っててきとーにやってみただけなんで
特に今のままでも不具合はないですよ?
…まぁ問題は仮タイトルをどうするかですね
SSの作者が文句なければそれで良いと思うけど…
とりあえず次スレからは『作品に必ずタイトルをつけてください。つけない場合はwikiやまとめに保管される際に適当に決められます』
みたいなことをテンプレに追加するべきかな
>>719 そもそも仮タイトルをつけなけりゃいいのでは?
カップリングもしくは主要キャラ名表記で良いじゃん
適当に決めるって、言いたかないが失礼だと思う。タイトルとか、付けたくないから付けない作者さんもいるだろ
まぁ適当には言い方が悪いだろうけど
タイトルはつけたほうが良いと思う。主要キャラ名だけだったらどんな話かわからないし
保管庫見てきたけど、「夢か現実か」の文中に名前欄が残っているので、修正お願いします
>>721 それこそ、付けて欲しい作者さんはあらかじめ投下前にタイトル表記
付けて欲しくない、付けたくない作者さんは何も付けずに、保管の時にもCP・キャラ名のみでいいじゃん
第三者が勝手にタイトル付けるのはおこがましいよ
あと、wikiの方で、勝手に付けたタイトルに(仮)が入ってないのもあったよ
(仮)無しはさすがにヤバイだろう
>>722 報告乙です。直しておきました。
>>723 (仮)無し確認しました。
CP表記入れるとき間違って消してしまったみたいです。
こっちはページ名変更ができないんで直せないorz
なんかもう、誰かかわりに編集して………orz
なんか久々このスレに来た気がする。というわけで、性懲りもなく
>>563の続きを投下。
ちなみにまとめて投下は未だに不可能。許せっ!!
残りの三人は動揺していた。無理もない、相手は人類最強最速のゲーマーである。
ゲーム対決ならばほぼ100%の確率で負けてしまうだろう。
「誰も挑戦しないの?困ったわねぇ・・・」
そんな三人の心境を知ってか知らずか、TASは困り顔になっていた。
そんな中、ある一人の男が、挑戦者として名乗り出た。
「俺が行こう!!」
世界一のゲーマーに挑戦するのは、世界一有名な男、マリオであった。
TASはマリオを見て、少し考えてから口を開いた。
「マリオ・・・実はアナタとはゲーム以外のことで対決したいの。」
「・・・?何で対決する気だ。」
「それはね・・・」
そう言うとTASはクローゼットを開け、中にあった何かを取り出した。細長いその物体は・・・
「一対一の真剣勝負よ。」
TASが取り出したのは、二本の日本刀であった。
今回はここまで。とりあえずこのSSに出場予定のミスパ達より、TASが一番好きだと私は主張しておく。
by 電人パソボー
>>725 TASとマリオでまさかの一騎打ち…しかもTAS、刀使えるのか!!
続きが楽しみにしてるぜ
>>725 何故まとめられないか本気で謎だから理由を教えてくれ
単にめんどくさいんだろう
というかこんな物に感想を求めている時点でおこがましいな
ストーリーが引き延ばしで、毎回細切れな連載をしている少年漫画より酷い
>>728 じゃあ聞くが、お前にとってここに書き込んでいいレベルって、たとえばどの作品よ?
ここのトリ持ちでランキング付けるとしたら、どの程度までが許せるレベルなわけ?
まあ、細切れ連載の理由が携帯だからとかだとオレも切れるがwww
携帯からでも、フリーメモやメール作成画面利用して、コピペ貼りつけやったら
細切れにならずに済むし
あ、連投になるがまともなこと一つ
wikiの項目でトリ持ち別のページあるよな
あそこ、せっかくだから本家RPGwikiの絵板Pickupみたいに
簡単な作品系統なんかの紹介文入れてみたら?
あれだと誰がなに書いてるのかわかりづらいんじゃ
それとwikiの作者さん
作品タイトル編集ぐらいは、ログインなしでできるようにしといたほうがいい
でないと、後々ミスが出たときに面倒になる
編集は全ページログイン無しでもできるようにしておきました
作品タイトルの変更方法がわからない場合は、保管の薦めを更新しておきましたので、そこを参考にしてください
ご苦労様です
>>729 >>728じゃないが、ニコニコRPGのキャラメインのSSならとりあえずはいいんじゃない?
何やらwikiの事で色々と話が弾んでるようだが…ノベライズの最新作ができたから投下して良いだろうか?
あれー・・・書きこめない?
>>729 ランキングという言いかたは問題あるかもだけど
確かに過去作品でどれが好きだった、どの作者の作品がすき、とかいうのなら聞いてみたい!
>>731 タイトル編集しようとしたら、ログイン画面が出たんだけど・・・
>>734 投下してください〜
ページ名は一度入力するとログイン無しじゃ変えれないみたいだな
面倒だけどwiki作者に変えてもらうしかないか
それかログインパスを晒してもらうか
では投下します
色々オリジナル展開やら厨くさい展開があるけど、許せ!
というわけで第四話『魔王』↓
ピコ麻呂は琴姫と阿部、坊主達を負傷者の手当てに向かわせ、自身は妖怪を蹴散らしながらムスカの部屋へ急いでいた。
どこか胡散臭い輩ではあるが、彼も一応この軍の指揮を任されている身。指揮官を失っては軍は上手く働かない。故に彼は真っ先に守るべき人物なのである。
ムスカの部屋の前までやってくると、ピコ麻呂はろくにノックもせずに乱暴にドアを開け放つ。
やや古いドアが音をたてて開くが、中で机に座っていたムスカはそれを意にも介せず、その視線をじっとピコ麻呂に向ける。
ひとまずムスカが無事であった事に安堵し、ピコ麻呂は本題を告げるべくムスカに詰め寄る。
「ムスカ、今回は何とか凌ぎきれたようだが、このままでは此処を攻め落とされるのも時間の問題だぞ!」
ピコ麻呂達が基地に戻って来た時、攻めてきたと思われる妖怪達はほとんどがその姿を消していた。
情け無い話だが、ピコ麻呂達がここまで戻って来るまでに此処に駐在する兵達が粗方片付けてしまったのだろう。
実際ピコ麻呂達がこの部屋に来るまで見つけた妖怪は、精々撤退しようとして逃げ遅れた者くらいだった。
しかし、兵達も無事で済んだ訳ではない。
いかに知能が低い餓鬼と言えども、この基地がこの地域の最大勢力である事はとうの昔にバレてしまっている。
その時から今回を含め、何度も妖怪たちの襲撃受けるようになり、この基地は徐々に追い詰められてきているのである。
実際今回の襲撃で、何百という兵が負傷している。
ピコ麻呂の言うとおり、このままでは此処が攻め落とされるのも時間の問題なのである。
「君達が不用意に外出したからだろう。君達が行かないでも私が兵を寄こすと言うのに…。君達の悪い癖ではないか」
「しかし…!」
ムスカの言う事も最もではある。
ピコ麻呂とその仲間達は、妖怪の専門家であるだけにこの軍でも重宝されている戦力である。本来は軍基地で待機し然るべき所へ遣わされるべきなのである。
しかし、重宝されている故にピコ麻呂達はある程度自由に行動する事を軍に許可されていた。
今回の出動も、さほど重要でもない地域が襲撃されているという連絡を聞いて単独で動いたのである。
確かにムスカの言うとおり、ピコ麻呂達が行かないでも派遣された兵達が妖怪達を片付けてくれていただろう。
もちろんピコ麻呂は兵達の実力を信頼していないわけではない。むしろ仲間である事を誇りに思うくらいである。
しかしそれでも、ピコ麻呂は妖怪に襲われている人々がいる中、自分は基地で待機しているという事が我慢できなかったのである。
ピコ麻呂はそうゆう人物なのである。そしてそれに何も言わず着いて行く仲間達も。
「安心したまえ。アレさえ…、アレさえ見つければこの状況を巻き返せる」
そう言ってムスカは回転式の椅子を動かし窓から空を眺める。
その眼は、まるでその空に何かがあるかのように確信を持って空を射抜いている。
「……」
『アレ』の正体を知るピコ麻呂は、それ以上何か言うのをやめる事にした。
知っているからこそ、ムスカの言うことが正論である事がわかるからである。
空を眺めるムスカに背を向け、ピコ麻呂はドアのほうへ向かい始めた。
その時だった。
「ムスカ大佐、大変です!魔王が突然攻め込んでき…!」
ドアをぶち破る勢いで部屋に入ってきた黒服の男はその言葉を最後まで告げることはできなかった。
代わりにその口から出てきたのは、血。
そしてその腹から飛び出しているのは、刃。
「な…!」
驚いたピコ麻呂は黒服の背後を覗く。
そこに居たのは、二メートルを越す巨体。青黒い肌。そして手に持つのは刃の短い剣、グランドソード。
以前軍のデータで見た魔王の姿そのものであった。
「私を倒そうなどと言う愚かな人間がいるらしいな。この私が直々に殺しに来てくれたわ!」
そう言うと、魔王は黒服に刺していたグランドソードを引き抜き、黒服を蹴倒す。
黒服はまるで人形のように倒れ、夥しい量の血で床を染めていく。
「おい、しっかりするのだ!」
咄嗟にピコ麻呂は黒服の傍らにしゃがみ、必死に呼びかける。
しかし、黒服は呻き声すらあげない。出てくるのは赤黒い血液のみ。
どうやら、既に事切れているようである。
突然の仲間の死。つい先程までこのような事態になるとは夢にも思わなかった。
しかし目の前の光景は、そんなピコ麻呂に嫌という程厳しい現実を突きつけてくる。
「くっ…おのれ!」
ピコ麻呂は激昂して魔王の姿を探す。しかし先程居た場所に魔王の姿はなかった。
代わりに見つかったのはムスカが座る机の前。
そして次に聞こえてくるのは、その巨体の向こうから聞こえる銃声。
巨体が邪魔でピコ麻呂からは見えないが、どうやらムスカが銃で応戦しているようだ。
しかし、軍仕様の強力な銃を何度当てようと、魔王の巨体は一切揺るがない。
どうやら完全に効いていないようだ。
「くっ…この野郎!」
必死に銃を連射するムスカ。しかし魔王は机の前に仁王立ちになり余裕の表情をしてみせる。
そしてグランドソードを振り上げ、告げる。
「さらばだ、ロムスカ」
振り下ろされる魔王の腕とグランドソード。
そして響くムスカの断末魔。
それをピコ麻呂は呆然と見届けた。
「さて、次は貴様の番だな」
魔王はピコ麻呂のほうへ振り向き、そう告げる。
圧倒的なまでの戦力。
これが、人類の敵の親玉。現在兵器すらまったく効かない超人の如く屈強な力。
正に魔王の名に相応しい、圧倒的なまでの絶望の化身。
負の連鎖を作り続ける魔の王。
おそらくピコ麻呂はムスカや先程の黒服と同様、ここで力尽きることだろう。
だがそれもしょうがない、目の前に居るのは、人間の力では到底適わない存在である。
だが、どうやら負の連鎖はまだ終わらないようである。
ピコ麻呂が何とか対抗しようと手に光を集めだしたその時、ピコ麻呂の背後で音と声がした。
「失礼します。ピコ麻呂様、話は終わり…!?」
琴姫がドアを開けて中へと入ってきた。後ろには阿部もいる。
おそらく治療が粗方終わったので、阿部の紹介も含めてやってきたのだろう。
だが、今回はそれが完全に裏目にでている。
魔王の目がそちらに向き、人間にはできない邪悪な笑みを浮かべる。
「琴姫、阿部!入ってきてはならぬ、逃げるのじゃ!」
琴姫も本能的に何かを悟ったのだろう、ピコ麻呂の叫びに応じてドアから部屋の外へ出ようとする。
だが、魔王もそれをみすみす見逃すほど甘くはなかった。
「逃がさん!」
魔王のかざした手から何かが放たれる。
真っ直ぐ直線状に飛んだソレは、寸分の狂い無くピコ麻呂達へと向かってくる。
ピコ麻呂が本能的に危険を察知し、咄嗟に琴姫と阿部の背を押す。
「キャッ!」
「うお!」
廊下に飛び出し、前のめりに倒れる琴姫と阿部。
急いで体勢を整えるようとするが、突如後ろから響いた爆音と爆風でもう一度体勢を崩してしまう。
どうやら後ろで何か爆発が起こったらしい。
何が爆発したかは言うまでも無い。そしてその爆発をまともに受けていればどうなっていたのかも。
そして実際、琴姫達をかばってそれをまともに受けてしまった人物がいる。
「ピコ麻呂様!」
琴姫が、今度こそ体勢を立て直して自分を庇った人物の無事を確かめるべく振り向く。
だが、そこに居たのは…。
「う…ぐっ…!」
魔王の攻撃をまともに受けてしまい、全身傷だらけになり倒れるピコ麻呂の姿があった。
全身焦げ目と血だらけになり、場所によっては爆発の熱で肌が炭化してしまっている部分すらある。
それでもまだ命があるだけ大した者である。
おそらく、先程手のひらに溜めていた力を全て防御に回したのだろう。
その上でここまで酷い状態になる辺り、魔王の強さが伺える。
「ピコ麻呂様…」
「これは酷いな」
命を賭して仲間を庇ったピコ麻呂。
本来ならその覚悟に応えてすぐに逃げるべきなのだが、琴姫にはそれをすることができなかった。
ピコ麻呂は今瀕死の重傷を負っている。このまま放っておけば間違いなく絶命するだろう。
だが、琴姫の力を使い治療すればまだ間に合うかもしれない。
しかし、魔王がいるこの場でそれをする事ができるかと言われれば間違いなく不可能である。
万が一、ピコ麻呂を治す事ができたとしても、その上で魔王から逃れるか倒せる可能性もほぼゼロに等しい。
本来なら逃げるべきなのである。
しかし、それでも。
琴姫は自らを助けてくれたピコ麻呂を見捨てて逃げることはできなかった。
逃げるしかない相手を前に、仲間を逃がすために命を賭したピコ麻呂。
そんな愚かなまで勇敢で優しい彼を、琴姫は見捨てられはしなかった。
琴姫は一歩前に出て魔王に対峙する。
後ろに目を向け、琴姫は阿部のほうを向き、逃げるよう促そうとする。
彼女の無謀な挑戦に彼まで付き合わせることはない。
だが…。
「阿部様、貴方はどうかお逃げ…」
「ここで逃げてちゃあいい男失格だな」
琴姫の願いは、阿部が言葉と共に出てきた体に遮られてしまう。
阿部もまた、琴姫に並ぶように魔王に対峙する。
自らの為に命を賭したピコ麻呂を守るために。
琴姫はそれ以上は言わなかった。
この場で言って聞くなら最初から逃げてるだろう。
つまり言ったところで無駄なのである。
二人は今一度魔王に向き合う。全ては仲間の為に。
「…ほう、逃げずに立ち向かうか。やはり人間とは実に面白いものだ。そしてこの男も」
身構える琴姫と阿部、そしてピコ麻呂を眺め、魔王は素直に賞賛する。
いや、実際に評価しているのは三人では無く、三人の人間性か。
それをどう捕らえたのか、魔王は嫌らしい顔をさらに歪め、告げる。
「だが、今の貴様らに私を倒す事はできないだろう」
その言葉を聴いて琴姫と阿部は僅かに顔を顰める。
馬鹿にされたからではない、事実だからである。
彼女らは魔王を倒すことはおろか、この場を切り抜ける術すら持ち合わせてはいない。
それをわかっていても、彼女らは引かない。一歩たりとも。
しかし魔王は意外な事を告げた。
「貧弱な者ばかりで少し退屈していた所だ。少し経験を積んでくるが良い。それでも私を倒す事はできないだろうがな、私を楽しませるくらいには成長してくれることを願うぞ」
「何を…」
言っているのですか。そう続けようとした琴姫の言葉はそこで途切れた。
魔王がグランドソードを振るったのである。
だが何かを切るわけでもなく、ただ空を切っただけである。
…そう思われたが、そうではなかった。。
グランドソードの斬跡から、まるで空間が割れるように穴が開いたのである。
その突如として現れた空間の穴は、琴姫の言葉を周りの全ての音と共に飲み込み、そして更には周りの物までをも吸い込み始めた。
「な…!?」
琴姫と阿部、どちらともなくそう呻いた。
足に力を込め、何とかその吸引に耐えようとするが、少しずつ体は穴へと近づいていく。
だが必死に耐える最中、琴姫は見た。
気絶したピコ麻呂が、抵抗することもできず穴へと吸い込まれていくのを。
「ピコ麻呂様!」
「お、おい!」
それを見た琴姫は迷わなかった。
ピコ麻呂の後に続き考えなしに穴へ飛び込み、それに驚いた阿部も、一瞬悩んだ後それに続く。
琴姫達が穴へと消えてしばらく経った後、穴は少しずつ小さくなっていき、やがて消滅した。
穴が完全に消えた時、魔王の姿は、既にその場にはなかった。
以上
最初に書いたように厨臭くなってきている事は目をつぶってもらえるとありがたいです
それと今回は書き上げるのが遅くなってしまって申し訳ありませんでした
GJでしかないよ
相変わらずのRPG描写sugeeeee
原作の雰囲気を壊さず、それでいてきちんと『小説』になっている!
脱帽です
ところで今、投下して大丈夫かね?
コメントがついてないので気になるんだが
>>744 待ってました!遠慮なく投下してください。
んじゃ行きます。友情は時に単なる恋愛感情よりも、深い絆となるときもあると思う
誠言葉前提の桂馬、前回の続きです。コレで桂馬シリーズはラスト?
最終回うp前に、勝手にその後予想でハートマン×魔理沙のその後が書きたいんだぜ
多量のゴマ和えの元を口に詰め込まれた海馬は、水を求めて食堂を訪れていた。
強靱な肉体と精神力を誇る彼も、人の子である。
エベレストよりも高く聳え立つプライドを守るため、何とか吐き出さずに飲み込んだものの、口内に水分は残っていない。
いがいがする口元を無意識に押さえながら、海馬は食堂に踏み入れかけた足を、止めた。
室内では一組の男女が、調理台に向かい合って、包丁やお玉を動かしながら談笑している。
「…え? 胡椒、こんなにいらなかったですか? どうしよう…お砂糖で何とかなりますか、誠君」
誠―――。
聞き覚えのある名前に、海馬はすうっと目を細める。
言葉の隣りで野菜を刻んでいる一見穏和そうな優男が、彼女の求めていた『誠君』だと悟り
海馬は踵を返してその場を立ち去った。
甘ったるい恋人同士の空間に毒されたのかもしれない。
口元を押さえる手にいっそうの力を込めながら、彼は早足であてもなく彷徨う。
「海馬、君?」
背後から掛けられた声に、一呼吸分驚きながら振り返ると、そこには件の彼女が立っていた。
誠と調理場にいたはずでは、と訝しげに見つめると、同じように不審げな瞳で彼女も海馬を見返してくる。
「あの、先程からずっと、同じ所回ったり、壁にぶつかってましたけど……大丈夫ですか?」
自覚していなかった行動を指摘され、海馬は表情にこそ出さなかったものの、酷く狼狽した。
そういえば、心なしか額の辺りが痛い気もする。
「貴様こそ、あの男と乳繰りあっていたのではなかったのか」
誠のことを言っているのだと察し、言葉はうっすらと頬を染めながら、手の中の布地に視線を落とした。
「えっと、こなたさんが気を利かせて、二人きりにしてくださったんですけれど。
私、エプロンを付けていないことに気が付かなくって。それで、取りに来たんです」
照れが混じっているのか、しどろもどろになりながらも、彼女は腕にかけていた赤いエプロンを広げて見せた。
「海馬君、調理場まで来られていたんですか? 何か用でも?」
歩きながら手際よくエプロンを身につけていく彼女に尋ねられ、海馬は抑もの目的を思い出し、ぐっと妙な声を上げる。
香ばしいゴマと醤油の風味が改めて口の中に広がり、絶妙なハーモニーを奏でる。
だが、ここで素直にこれこれこういう事情があって水が欲しい、等と口にすることは
ラピュタよりも遥か上空に位置するプライドを持つ海馬には出来ない。
代わりに茶を濁すように、適当な問いを彼女に投げかける。
「貴様は、これからどうするんだ」
「どう、するって……どういう意味、ですか?」
質問の意図を計りかねたのか、言葉が聞き返す。
「伊藤誠、だったか。あの男とよりを戻して、此処から去るのか。という意味だ」
皮肉げな笑みと共に投げかけられた現実に、言葉はそんな、と悲しげな声を上げた。
「私も、EDFのメンバーです。最後まで皆さんと戦う、つもりです。それに誠君だって、支えて…くれる…はず、です」
気丈な発言とは裏腹に、言葉の首は項垂れ、瞳にはうっすらと涙が滲んでいた。
海馬がしまったと思ったときにはもう遅く、彼女の頬に一筋の線が刻まれる。
「お、おい。貴様、くだらんことで……」
泣くな、と制しかけて、海馬は彼女の肩に伸ばそうとした手を止め、その表情をまじまじと見る。
言葉の目尻には確かに潮の雫が溜まっていたが、瞳の光は消えていなかった。
「私は、未だ、誠君に何も話していません。誠君が死んだと思い込んで、ムスカを、そして
西園寺さんを殺めてしまったことも、話していないんです」
誠君が生きていたんですから、もしかしたらあの人も生きているかもしれないんですが。
それでも、私が明確な殺意を持って、西園寺さんに相対したことに代わりはありません。
言葉は、蕩々と喋りながら両手に視線を落とす。
真っ白で傷も痣もも無い掌だが、彼女はそこに染み出てくる赤く腥い液体を見ていた。
「問われれば、答えると思います。私がやったこと、全て。でも、今は―――
誠君も何も聞かない今は、このぬるま湯のような幸せに浸っていたい。
これからのことは、これから考えます。それで充分だと思うんです」
ぐっと握り締められた拳で、言葉はこんこんと扉を叩いた。
その音ではっと、目が覚めたかのように海馬は身体を震わせる。いつの間にか、彼らは食堂の手前まで来ていた。
「はーい、今開けるね。ことの……あ、え?」
ぎいと音を立てて開けられた扉の向こうから、誠はひょっこりと顔を出しかけて
彼女の隣に立つ人物に気付き、呆気にとられた顔をする。
「えっと、言葉。どちら様?」
海馬君ですと言葉が返すよりも先に、海馬はその長身を彼女と誠の間に滑り込ませる。
そして、蒼く射すくめるような視線を、誠の爪先から頭頂部に至るまで走らせ、鼻で笑った。
「ふぅん、話しには聞いていたが、こんな軟弱で軽薄で優柔不断そうな男が、貴様の婿か」
出会い頭にぶつけられた辛辣な発言に、誠は怒りよりも先に混乱する。
言葉もまた、海馬の発言に、誠とは別の意味で顔を赤くする。
「か、海馬君! む、む、婿とか……そんな……で、ではなくてですね!! 軟弱とか早漏だとか短小だとか…」
言葉、誰もそこまで……とぼやきかけた誠の鼻先に、びしりと海馬の指が突きつけられた。
「伊藤とか言ったな、貴様。覚悟はあるのか? この『斬首の美女』は扱いづらいぞ。
貴様のような下半身にしか脳味噌の無さそうな輩の首なら、あっさり切り落とすやもしれん」
ひくりと、海馬の背後で、言葉が息を呑む音がした。その感情を無視するかのように、海馬は誠に迫る。
明らかに挑発と取れる態度に、誠は暫く眉を顰めていたが、やがて頭を掻いてあ〜あと声を上げた。
「何で俺、いきなり会った人に、こんな事言われてるんだ……わかんないよ。うん。
わかんないですよ。言葉が気を遣う相手だっていうのは、俺もよく知ってますけどね。
確かに、めんどくさいなあって思うこともあるし。覚悟とか言われてもさっぱりですよ」
愚痴に近い誠の発言に、言葉の周囲の温度は僅かに下がる。
そんな彼女の様子を知ってか知らずか、誠は、でも、と続けた。
「でも、言葉は俺の彼女ですから。恋人だって思えるのは、言葉だけです。確かに俺、ふらふらしてるから
これから先他の子の所に行かないなんて、断言できませんよ
だけど、今は。今は俺が言葉の彼氏なんです。俺は言葉だけが好きで、これからも、そうでいられるよう、頑張る」
それじゃ駄目ですか? と困ったように促され、海馬は再度ふぅんと鼻で笑った。
呪われたコートの裾に隠れている為、誠からは見えないが、海馬からは赤面する彼女の様子が良く見えた。
「そうか、勝手にしろ」
その場でくるりと裾を翻し、海馬は未だ頬を朱に染める言葉に向き直る。
そうして、誠の方からはまるで口付けをしているかのように見える体勢で、熱く熱を帯びた頬を両手で包み、
耳元で彼女だけに聞こえるよう、幽かに囁いた。
「安心しろ言葉、もしこの下半身男が貴様を裏切るような真似をしたら、この俺に言うが良い。
我が海馬コーポレーションが誇るDEATH-Tで、貴様の言うことを従順に聞く家畜に作り替えてやろう」
物騒なことを堂々と告げ、海馬はすらっと背筋を伸ばし、勝ち誇ったように誠を見下した。
誠は言葉と海馬の顔をぽかんと交互に眺めていたが、漸く正気に戻ったのか、海馬に食って掛かる。
「な、な、さっき言ったのに!! 俺は言葉の彼氏で! 言葉は俺の彼女なのに!!」
ムキになって海馬の背後から言葉を引き寄せ、誠は吠える。
言葉も、海馬と誠に代わる代わる視線を移しながら、それでも何処か楽しげに笑っていた。
「海馬君、私」
貴方のような人が、友として傍にいてくれることを、幸せだと思います。
みなまで言わず、言葉は語尾を飲み込んで、代わりに海馬に話し掛ける。
「妹が、いるんです。心っていう……海馬君も、お兄さんですよね、そんな気がするんです」
ああ、と海馬は答えて、胸元のロケットを握る。
「モクバという弟が一人。俺の唯一の血縁だ」
誠の肩に頭を預けながら、言葉は花が綻ぶように微笑んだ。
「やっぱり。知ってますか? 長男や長女って、普段から大きい鞄を持ち歩く癖があるらしいんですよ。
ね、海馬君。この戦いが終わったら、そのモクバ君と、海馬君。それに心と私で、何処かに行きませんか?」
ふっと、海馬もまた笑みを零す。
「構わん、海馬ランドは何時でも貴様達を歓迎する」
不思議な繋がりを感じて、彼らは互いに声を上げて笑い出した。
誠だけが只独り、訳が解らないのか、言葉を抱きしめ海馬を牽制している。
自分が居るこの光景が、まるでパステルカラーで描かれた絵本の一ページのように思えて、言葉は
きっとこの記憶もまた、波打ち際にひっそりと姿を現す桜貝の欠片のように優しい思い出になるのだと、理解した。
耳を澄ませると、笑い声が聞こえる。自分の声と、海馬の声、そして誠の心音。
遠い海鳴りのような心地良い音に、言葉は目を閉じて、幸福の波間に漂うことにした。
おわり
749 :
578:2008/07/02(水) 02:44:41 ID:zhPI4T0k
>>737 GJ!!
本編じゃいがいと間抜けな魔王がかっこえぇ!!
さりげにロムスカって言ってる辺りも伏線はっててよいよぉっ
>>746 文章って、こんなに美しくなるもんなんだ……
海馬の優しさとらしい態度に思わず笑ってしまった。この後、海馬はこっそり調理場に戻って
水をがぶ飲みしたのだろうか……
そして王こなが全く進んでいないという罠……
本編が終わるまでに完成させたかったから、SD2氏のPCの故障も言っては不謹慎だけど時間ができて
よかった……
>>746 超GJ
相変わらずクオリティが高い
あなたのSS大好きですよ
>>746 GJと言わざるを得ない!!
社長が格好良過ぎて泣いた
これはたとえ恋愛じゃなくても誠涙目だなw
こんな頼もしい奴がバックで見守ってくれてるなんて
言葉、貴女は幸せ者だよ。
◆TmK8dn3Gxg氏のおかげでますます桂馬好きになりました!!
いい話だった
言葉が誠と誠の意味で幸せになれるといいなあ
ジョークではない
桂馬と誠言葉は良いな…出来ればこれから三人共仲良くしていったら嬉しい。三人で一緒に料理するシーンとかみてみたいな
取り敢えずWikiの伊藤誠の項に桂馬の項追加したやつ、さっさと消してこいよ
それはバカなことやったな
何も知らないファンから見たら、結果的に社長までバカにされるとか解らないんだろうか
あの記事を見て笑ったのは俺だけでいいw
まあ桂馬ファンの肩身がますます狭くなるとは思ったが
ちっとは自重しよう、な!
プールに行くロックミクが読みたいな
他のメンバーも一緒で言葉とかの胸みて自分ももっとあればと悩むんですねわかります。
(≡ω≡.)「じゃあ私はなんなのさ」
成人板に谷口なのはかかれて棚
だれか一筆お願いしたい
最近エロじゃないSSを此処と交歓所のどっちに投下するか悩むようになってきた
今のところはこっちに投下してるけど
エロをまったく書かない俺はどうなる…交歓所移ったほうがいいのか?
確かに最近エロ書かないのに此処に居る事に疑問を持っているが
長文すまんね。
俺もエロを書かんと言うか、書けんのだが、それは置いておいて、好きな方で良いんじゃないかな。
自分も、自身がエロ無しなのに此処にいることへの疑問はあるけどw
例えば2ちゃんのスレッド形式の方が書きやすいとか、大人に読んで欲しいとか
逆に交換所の形式の方が、連載しやすいしコメントも貰いやすいとか
色々メリットデメリットは双方にある。
それを踏まえた上で、好きな方を選べば良いんじゃないかね。
エロがないからといって、ここから追い出されたりすることはない、と、思う。
俺自身は自分が書いてるのがマイナーCPものだから、交歓所だとCP論争に巻き込まれそうで
怖くて行けてないのが現状だし。
桂馬もここでしか書けん。ここで書くのもちょっと怖いと思う時が未だにあるしな(悪い意味じゃなく)
まあ、交歓所行けとスレ住人に言われたら、出て行くつもりではいる。
でも言われてないのなら、無理して出て行く必要も、留まる必要もないんじゃないか?
自由に無理せず、好きなようにやっていったらいいと思うよ。
個人的には交歓所でやってほしい(ほのぼのラブで終わるなら
何故ならばせっかくそういう場があるのに、ばらけちゃったらある意味がないと思うから
というのと、ここが年齢制限ありのエロパロ板だから
板の意味的にも、閲覧者が限られててもったいないって感情からもな
あと追加だけど、他のジャンルもエロパロにはエロって使い分けたりしてるだろう
(途中にエロを含む、エロを含まない部分もあるシリーズとかもあるだろうが)
ここだけ例外っていうのはなんか申し訳ない気がする。ちゃんと他に書ける場所があるわけだし
エロパロ板は別にエロだけの板じゃないだろ
個人的には作者さんの好きな方で書いてもらって良いと思う
>>761の◆TmK8dn3Gxg氏の言うとおり、ここと交歓所双方にメリットデメリットはあるんだし
作品をありがたく読ませてもらってる身としては、あんまり我儘言って制限付けてここが廃れていくのは悲しいし
やりやすいようにやってほしいよ
ここだからこそ作品投下してくれる人もいるだろうし
>>761 自分も同意見です。
とゆうか非エロ無かったらこのスレはここまで続かなかった。
もとい交換所がよくわからないw
後成人板の場所も(´・ω・`)
おお、こんなスレあったのか!
そういや学生組では言葉様が一番年上なんだよな、エロゲキャラの年齢的に考えて
新ジャンル:荒らし萌え
空気男生存話
本編をかなり無視した設定ですので構わない方のみどうぞ
・未来
・ロックミク要素有り
・上の二人は人間とロボットが共存している町に暮らしています
タイトルは……そうだな『価値』、にでもしとこうか
草原の草を風が揺らしている。
その緑色の中に、ポツンと青い何かがあった。
カメラが捕らえているのは雲ひとつない青空。昨日はどんよりとした曇り空だったのに、今日は良い天気だ。
何日も何日もこの空を眺め続けた。だがそれは好きでやっていることではない。
先の戦闘で体の大半が故障し、上を向いたままの体を動かすことができなかったのだ。
だが、この意味の無い作業ももうすぐ終わる。そろそろバッテリーが付きかけている事を自分は知っている。
自分が助からないと知ったエアーマンは最後に色々な事を考えた。
何度も自分に立ち向かってきたロックマン。
ときおり彼がうらやましいと思った。戦うだけしか能がない自分と違い、彼は色々なことができる。
彼に負けたことは悔しいが、それでも彼と戦えてよかった。戦闘用ロボットとしての悔いはない。
バキン
体のどこか、この前の雨で劣化してしまった部品が一つ、音を立てて壊れた。
飛び散る火花と、電子頭脳に送られてくる『異常』という情報。
ここまでだな。
そう思ったその時。どこからか綺麗で、そして力強い歌声が聞こえてきた。
「.........ァー....が倒せないよ!」
綺麗な声だ。そう思った次の瞬間。自分の電子頭脳はフリーズしてしまった。
気がつくと、自分はベッドの上で横になっていた。体を起こそうとするが、自分の両腕と両足が付いていないことに気がついた。
仕方なくカメラを動かしその部屋を観察してみるが見たことの無い部屋だ。
大き目のベッドと髪の手入れ道具が並んだドレッサー。機械油が乗っているテーブル。一般的な『ロボット』が暮らす家だ。
自分が使っている枕の横にもう一つ枕が置いてある。ベッドの大きさも考慮するとこのベッドは二人に使われているようだ。
そこまで考えたところで部屋の外から会話が聞こえてきた。
「隣町からの帰りに、草原で倒れていたんです」
「草原で?メカニックの人はなんて?」
「元々精巧に作られていたようで、自分の腕では元のように戻すことはできないって……」
その会話が自分の事を指していると気がついたときに、エアーマンはやはり誰かに助けてもらったのだと思った。
一体誰が?そう思ったが、それはドアを開けてその二人が入ってきたことで分かった。
「この人が倒れていたんです」
「………え?」
一人はおさげがクソ長い女の子。そしてもう一人は……自分を倒したロックマンだった。
戦闘時とは違い、ヘルメットをはずして普通の洋服を着ている。
「ロックマン………」
自分がそう呟いたのを聞いた女の子はビックリした顔でロックマンにたずねた。
「えっと?ロックさん……知り合いですか?」
「………彼はエアーマン。ほら、この前話したピコ麻呂さんたちと倒したロボットだよ」
そう言ったロックマンは自分に向けてロックバスターを構えたが、動けない事を知ったのか銃を降ろした。
となりに立っている女の子は、しばらく自分を見ていたが目があった瞬間ロックマンの陰に隠れてしまった。
しばらく考え事をしていたロックマンだが、考えをまとめたのか自分に向けてこんな事を言った。
「ここは、僕たちが元々居た世界じゃないんだ」
では、ここはあの世界以外の何だというのか。
「彼女……ミクさんも僕たちの世界のロボットじゃない」
「まて、ここが別の世界だと言うのか?」
そうたずねるとロックマンはゆっくりと首を立てに振った。
「一時期色々と有って、色々な世界が繋がった。僕がミクさんと出会ったもそのおがげだけどね」
そう言って女の子………ミクと呼ばれた少女を見つめるロックマンの瞳は、どこか幸せそうだ。
「元の世界には帰れるのか?」
そう尋ねるとロックマンの顔は急に暗くなった。
「難しいと思う。空間を移動することができる人はこちらから連絡することができないんだ」
その事実を理解した自分の思考プログラムはどこか冷静だった。別にあの世界に戻る必要は無いと思ったからだ。
自分と違ってなんでもこなせるロックマンを見ているとそう思ったのだ。
「でも、もしまた僕と戦うと言うのなら。僕は君を破壊しなければならない」
当たり前だ。自分とロックマンは敵同士なのだから。
だがしかし、今の自分の思考プログラムはどこかがいかれているようだ。
「なぁ、ロックマン」
ロックマンにむけて自分の思いを伝える。
「戦えない戦闘用ロボットに価値はあると思うか?」
そう言うとロックマンは眉を寄せて自分を変な目で見つめた。
そんなロックマンに今の自分をありのままに伝える。
思考プログラムに異常がある。それはロックマンを見たときに気が付いた。
ロックマンと戦う気が起きないのだ。そして、今までのように戦えない自分が居ることに気が付いた。
普通のロボットなら構わないかもしれないが、自分は戦闘用ロボットだ。
戦う以外の機能は何も付いていない。だけど自分は戦えない。こんなロボットに価値はあるのかと。
それを聞いた二人は思い顔でエアーマンを見つめた。
ロックマンは何かを言おうと口を開きかけるがかける言葉が見つからない。
自分みたいに色々なことができるロボットとは違い、エアーマンは戦うことしかできない。
本当に戦えないのなら、たしかに価値はないのかもしれない。
その時ミクが、口を開き、息を吸いこみ、思いをのせて歌いだした。
ミクが紡ぐその歌はとても綺麗な歌で、エアーマンとロックマンは完全に聞き入ってしまった。
それを聞いたエアーマンの中に初めての感情が生まれた。
それは『感動』。涙を出す機能はないが、心はそれに近い状況だ。
やがてミクが歌い終えた。
息を吐き、呼吸を整えると、ミクは自分に向けてこう尋ねた。
「今、この歌を聞いてどう思いました」
「なんてあらわせばいいかわからないが………良い曲だと思ったぜ」
そう返すとミクはにこりと笑ってこう言った。
「だったら、エアーマンさんにはちゃんと心があるじゃないですか。
心があるなら色々な幸せを感じられる。価値が無いなんて言わないで、自分の幸せを探してみてください」
今まで、戦いに勝利することだけが自分の幸せだった。
だけど、それ以外に幸せを見つけることができたなら、それは自分の生きる意味になるのだろうか。
「とりあえず、僕が修理してあげるよ」
ロックマンはそう言って自分に笑いかけた。
「じゃあ私も手伝います」
ミクはそう言ってガッツポーズをとった。
二人はとても幸せそうな顔をしている。
エアーマンは自分の幸せを見つけようと決めた。
問題ないようなら続く
なんと、エアーマンが主役か
これは期待せざるを得ない
続き期待してる、全裸にエプロンで
一瞬、全裸にエキプロと見てしまった拭いたw
空気男の今後の展開に期待
>>777 ラッキィ…セブ遡!!
アナタがパチンカスなら、なおいっそうのことテラオメメ!!(ぐ)
33話見てて思ったが、RPG公認でこなたと言葉仲良しだよな。良い事だ。
ここまでFoo子ちゃんネタってあったっけ?
まだないな
まとめサイト見てると結構途中で止まってるSS多いのな…
続きが気になる
作者達にもそれぞれ都合があるんだろ、気長にwktkしながら待とうぜ
全裸に靴下で
社長×こなたを全裸で待ち続ける
それが俺のジャスティス!!
じゃあ俺はロックミク+KAITO×メカ千早のSSと
海馬社長の恋欝の続きを全裸に罪袋で待ちます
風邪引くぞ
社長こなた俺も待ってる
あと775の続きも気になるぜ
791 :
578:2008/07/17(木) 04:37:45 ID:7K+vpIe0
なぜかこんな時間に目が覚めてしまったので、以前の王こなの続きを投下します。
最近忙しかったので、量はすくなめです。
タイトルは「遊戯とこなた」(仮)です。
792 :
578:2008/07/17(木) 04:39:56 ID:7K+vpIe0
ギラギラと照りつける太陽とは違う、静かに影を地面に映し出す、満月の光。
月明かりの黄色と影の黒とのコントラスト。その中で、青色がじっと佇んでいた。
「……」
さぁっ、と風が青い髪を撫でた。少女はたなびく髪の毛を押さえ、中空を見つめ続ける。
時間は深夜。仲間達が寝静まったこの時間帯に少女は十数分、変化の乏しい空をひたすら眺めていた。
「よぉ、泉さん」
背後から聞こえた声に、少女、泉こなたは振り向いた。
「やふー。遊戯君」
お互いに片手を挙げて笑顔であいさつを交わす遊戯とこなた。遊戯はこなたの横まで歩き、「星が綺麗だな」と言うと、柵に肘を乗せ、
こなたと並んで空へと視線を向けた。
こなたも、遊戯にならって視線を再び夜空へ。
「……綺麗だな……」
同じセリフを繰り返す遊戯。こなたは無言を返事として、遊戯に顔を向けた。
瞬間、遊戯とバチッと目が合った。空を眺めていたと思われた彼は、実はずっとこなたの横顔を眺めていたらしい。
「す、すまないんだぜ泉さん……」
慌てて顔を背ける遊戯。表情は髪に隠れて見えないが、わずかに見える耳が、暗闇でもはっきりと分かるほど赤くなっていることに気付いた。
(な〜るほどね〜……夜中にいきなり起こされて、こーゆーことだったんだね〜)
バツが悪そうにポリポリと頭を掻く遊戯を見ながら、こなたは口元を手で隠しながらニヤニヤとほくそ笑んだ。そして自分が呼ばれた理由を理解したと同時に、
掌にじんわりと汗の粒が吹きだしてくるのを感じた。
(あれ?あれれぇ?)
湿った手を制服で拭う。しかし、またじんわりと噴出してくる汗。なぜだか呼吸もし辛い。その上、心臓の拍動がはやくなっている。
遊戯に悟られないようにこなたは大きく息を吸って、ゆっくりと静かに吐き出した。
(落ち着けぇ、KOOLになれ〜私〜。エロゲなら慣れたもんだけど……まさか現実で来ようとわぁ……プレイしてるときは男側ばっかりだったから、どーすりゃいいか分かんないよ〜……
あ〜も〜!誰かメニュー押して!!セーブしてぇ!!時は巻き戻る!BITE・THE・DUST TO DUST!!ERINNNNNNNNN!!!)
「どっ、どうしたんだ泉さん!?」
「(皆で吉良さん探しに〜……)はっ!?な、何でもないよ〜アハハハハ……」
一瞬冷静に考えようとするうちに、逆に頭が混乱してしまっていたらしい。頭を抱えてウ〜ウ〜唸り声をあげるこなたに、遊戯は驚きの声を上げる。
そして慌てて誤魔化すこなた。
「アハハ〜ハハ…ハハ……えっと……やっぱり、なにか用があるんだよね……?遊戯君……」
「あ、あぁ……」
793 :
578:2008/07/17(木) 04:41:49 ID:7K+vpIe0
何か用、と聞いたのが逆効果だったらしい。催促したことで、遊戯の話し出すタイミングを奪ってしまったようだ。
「……えっと、あー……なんだ……」
「…………」
どもりながらも会話を進めようとする遊戯だが、言葉がまとめられないようで、あー、とか、うー、とかといった声を繰り返すことしか出来ない。
「…………その……」
「…………(あ、あるぇー?なんか空気が……)」
しばらくするとその声も小さくなり、静、とした無音が場の空気を重苦しく変えていく。
ヘビーな状況になれていないこなたが、先に折れた。
「じ、実は今日はアリスちゃんとデュエルしたんだよー。いやーまさかギア・フリードと図書館エルマの無限コンボでスピリットドラゴンを強化させるとは……
さすが弾幕はブレインって信条にしてるだけあるね〜♪」
「そ、そうなのか……俺も一度やってみたいな」
「いやいや、もしかしたら遊戯君でも敵わないやも……」
「へぇ、やってみなけりゃ分かんないぜ?」
「そんときゃ私も呼んでねぇ?俺ルール使わないように見張っとくから」
こなたと遊戯を結ぶもの、それはゲーム。
ゲームの話を始めるだけで、2人はあっという間に盛り上がることが出来る。
特に、こなたの世界では単なるカードゲームであったデュエルモンスターズを実体化することができると知った時の彼女の興奮具合は、凄まじいものだった。
出会って以来、趣味の一致とこなたのテンションの高さも手伝い、2人は良い関係を保っていた。
こなたは、その関係をとても気に入っていた。
緊張しているのは、遊戯が嫌いゆえの拒否感からではない。知り合ってから日は浅いがむしろとても好いている。友達として好いていると思っているし、それ以上でも構わない、とも思っている。
(崩したくないな〜……)
明るい性格のこなたであるが、異性の友達はほとんどいない。ネット上なら「嫁」は数人いるのだが、それは別の話だ。
それゆえに今の遊戯との関係はこなたにとって、新鮮で心地よかった。遊戯の気持ちは嬉しく思うし、応えて上げたいとも強く思う。
だが、正直もうちょっと待って欲しかった。まだ、自分の心が決まっていない。
(エロゲの女の子も、こんな気分なのかなぁ……いきなり告られたら、そりゃビビるよね〜……)
笑顔の遊戯と楽しげに言葉を交わしながらも、こなたの脳内は激しくうずまいていた。
794 :
578:2008/07/17(木) 04:43:14 ID:7K+vpIe0
「ははっ……ありがとう、泉さん」
「それでね……へ?何が?」
言葉を急に遮った遊戯に、こなたは不思議そうな表情で彼を見た。
遊戯は笑っていた。しかし、談笑中の楽しげなものとは違っていた。首をわずかに傾げ唇を片方軽く上げた、自嘲に近い笑みだった。
はぁ、とため息をつくと、遊戯は肩を落とした。
「俺が話しやすいように……空気を軽くしてくれたんだよな?」
「………はい?」
「情けないぜ……阿部さんや古泉君まで協力してくれたていうのに、肝心なところで尻込みしちまうなんてな……」
(……えぇ〜!?私はただ空気が重かったからそうしただけなのに……むしろ談笑だけで終わらせたかった気も……って阿部さんと古泉君が協力!?ってこともしかしてアリスちゃんも……)
「でも……もう大丈夫だぜ泉さん!俺はもう迷わない!!」
(な、なんか見事に勘違いというかなんというか……俺ルール突っ走っていらっしゃるような気が……)
「泉さん!!」
「ふ、ふぉお!?」
それまで夜空を見上げ黄昏たように語っていた遊戯がこなたの肩を掴んだ。体に触れられ、身動きが取れなくなるこなた。心臓が、口から飛び出してきそうだ。
遊戯と目があわせられない。こなたは、自分の顔がきっと真っ赤になっているだろうと恥かしく思いながら、目を伏せた。
「お……俺、は……」
あぅっ、と小さな声を上げてこなたは体をすくめた。
決心はまだついていない。まとめなければならないのに、肩を掴む手から熱が伝わり、頭が沸騰しそうだ。
「俺は……泉さ…んが……泉さんの、ことが……」
ちょっと待って!と言えば、この場は切り抜けられるだろう。しかし、あぅあぅと言葉にならない音を発するだけで、口がそれ以上動かない。そしてなによりソレを口にすることを自分自身がためらっているようにも感じられた。
「泉……さんのこと……が……す…す……すうぅ……」
ふと、こなたは気付いた。自分の肩を掴む手が、かすかに震えていることに。
伏せていた顔を、上げてみる。視線は合わなかった。
遊戯は顔をわずかに伏せ、目をきつく瞑り、言葉を発する苦しみに耐えるかのように歯を食いしばっていた。
その様子を見たこなたは、ある一言が頭に浮かんだ。
795 :
578:2008/07/17(木) 04:44:16 ID:7K+vpIe0
その言葉を発すれば、遊戯は自分に告白することができる。しかし同時に、彼を自ら受け入れることを認めることとなる。
肩を掴まれた瞬間、こなたほんの僅かにだが恐ろしさを感じた。交際を強要されているかのように感じたからだ。だが遊戯のこの苦しそうな表情を見て、恐怖は彼女の心から消え去った。むしろ。感謝に似た感情を感じた。
『そんなに苦しむくらい、私のこと好きでいてくれるんだ』
そして同時に、『今』の遊戯との関係の崩壊に対する恐怖も、なくなった。
きゅっ……
「い……泉さん……?」
こなたは自分の肩を掴む遊戯の腕を、優しく掴んだ。そして顔を上げ、遊戯と視線を交わし、一言。
「……がんばって」
こなたは気恥ずかしそうに微笑むと、小さく頷いた。それに呼応して、遊戯も頷く。
遊戯の手の震えが止んだ。
「………泉さん……」
それだけ言うと、遊戯はゆっくりと大きく息を吸い込んだ。そして、柔らかな笑みを浮かべる。
「俺は泉さんのことが、好きだ」
短い一言だった。しかしこなたの心には、千言に勝る言葉として響いた。
「……私も遊戯君のこと、大好きだよ。とっても」
こなたの言葉も短いものだった。だが、遊戯にとっては十分すぎるものだった。
「泉さん……」
遊戯こなたの名をもう一度呼ぶと、肩に置いていた手を、こなたの首に回した。そして、その腕に力を込める。
こなたは抵抗しなかった。引き寄せられるままに、自らの体を預けた。
天上で神々しく輝く満月と、満天の星空の下。遊戯とこなた、2人の唇はゆっくりと近づき………
796 :
578:2008/07/17(木) 04:46:03 ID:7K+vpIe0
おまけ
「……若いわねぇ……2人とも……」
「甘酸っぱいと言わざるを得ない!!」
船の通路の曲がり角、遊戯とこなたを見守る2つの影があった。
「それにしても、アンタがいきなり部屋に飛び込んできたときはビックリしたわ。『こなたの部屋を教えてくれ!!』って。ノックも無しで」
「そ、それは正直に謝罪せざるを得ない……事前に調べるのを忘れてたから、仕方なく……」
「……バカみたいね。というより、バカね」
「ぐぅぅ……反省せざるを得ない……」
「全く……」
月明かりに反射する金色の髪の毛。リョウとアリスだ。
遊戯とこなたを見つめる2人の瞳、リョウにはただ純粋な好奇心が、アリスにはどこかしら、寂しさのようなものが含まれていた。
「ねぇ、リョウ……?」
「ん、どうしたアリス?」
アリスは自分の背後にいるリョウに振り返り、その顔を数秒見つめた。見返してくるリョウの表情は、キョトンとしたものだ。
「もし私が………いえ、やっぱりなんでもないわ……」
アリスは言葉を途中で区切り、大きくため息をついた。
「なんだ?変なアリスだな」
「変ってなによ!?変って!!」
「痛!殴るなって!済まないと言わざるを得ない!」
「まったく……バカなんだから!」
アリスは最後に1発リョウの背中を叩くと、プリプリと通路を歩き去っていった。1人ぽつんと残されたリョウは、一言小さくつぶやいた。
「うむ……よく分からないと言わざるを得ない……」
797 :
578:2008/07/17(木) 04:49:16 ID:7K+vpIe0
以上です
書いてて、こなたってこんなキャラだっけー?とか自分でも思います
王こなはあと1つ考えているのですが、
>>788を罪袋のまま待機させるわけにもいかないので、
以前の予告通り海馬社長の恋鬱でいきます
GJだぜ!とても良かった
_、_ グッジョブ
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ ( E)
GJでした。新作も楽しみにしております。
ところでそろそろ次スレか?
>>797 >>788だけど死ぬほどGJ!
こなたかわいいよこなたアリスかわいいよアリス
恋鬱の続きも楽しみにしてるよ
あれからNice boat.展開をどう回避してくれるか楽しみに…してもいいんだよな?
いやぁ、実にGJでした
二人ともかぁいいよ二人とも
803 :
腐女子:2008/07/18(金) 08:51:26 ID:lr//8N+8
>>801 ( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
お約束だが…
こっち見んな
こっちみn(ry
ショーン氏×ながれ氏
……なんてな
せめてこの板のSS書きさんでカップリングしろよw
そうゆう問題かwww
…いやでも某所でながれ氏には女性疑惑があるし(スキマ
>>807 カップリング表記がややこしくなりそうだなwww
>>809 そりゃトリのみがほとんどだから間違いなく表記は見ずらいなwww
これであげたカップリングを書く猛者が出たら凄いwww
ここのコテトリ持ちも女性はいるのか(うわらば
意外とノリノリなお前らに吹いたw
某スレで某コテハン同士のエロパロみた時の事を思い出した
世の中には中の人ネタやメタな部分がなかなかに面白かったりする場合もあるからなぁ
そんな俺は卓ゲ板住人
813 :
腐女子:2008/07/20(日) 16:55:27 ID:bKf2a4Xo
>>806 ( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
⊂( ゚д゚ )
ヽ ⊂ )
(⌒)| ダッ
三 `J
( ゚ д ゚ )書いてやろうか?
ショーン氏(♂)×ながれ氏(♂)
というパターンでなければ是非頼む
あとこっちみんな
流れをぶった切るようで悪いが、次スレのテンプレは何か変更するべき点はあるだろうか?
エロパロまとめwikiの追加くらいかな
成人向け交換所はどうしよう?
このスレの作品の挿絵も投下されてたからなぁ、まるっきり無関係というわけでも無いんだよな
どうするべきか…
挿し絵が在るとは知らなかった。
ぜひ見に行かねば。
>>291 実際は「健康」であれば問題無いんだぜw
821 :
578:2008/07/22(火) 14:35:33 ID:b6g/Df+V
>>wiki編集なさってくださる方へ
王こなのタイトル「遊戯とこなた」(仮)を「スタートライン」に変更します
806以降の流れに吹いたwww
脳内でながれ氏(♀)「エロっちぃ絵が描けない」ショーン氏(♂)「体験すればいいと思うよ」
というベタが瞬時に生み出された自分は末期です
>>821 逆でも面白い気がするwww「エロ絵ってどうやって描けばいいんだー」と嘆く純情ながれ氏(♂)と
「体験させてあげようか?」なエロねーちゃんショーン氏(♀)とかwww末期ですwww
>>810 その場合は、書き手全員女性verで、フルニコの◆YwLV7iJ2fw氏主催の脱衣麻雀が
開催されたと考えればいいのだろうかwww
「脱ぐなんて恥ずかしい、無理無理」と言いながら下着から脱いでいく◆TmK8dn3Gxg氏とか
「脱ーげっ!」「脱ーげっ!」とはやし立ててエロ親父化する17 ◆yW1FEWzknM氏とか
さっと脱いで何事もなかったように「次行きましょうか」と流す電人パソボー氏とか
「寒くないですか? 無理しないでくださいね」と言いながら一人勝ちしてる578氏とか
二番手ぐらいで勝てるように気を遣って、しかも自分は一切服を脱いでない◆rsmnIpLXNU氏とか
熟考してるうちに周りがじゃんじゃん脱いでいって、「え、自分も脱ぐべきなの?」と焦る◆oqHXZs6q6.氏とか
点数の計算の方に気を取られていて、参加しないの?と聞かれて慌てる◆1fnkB.cukA氏とか
……………………何というややこしい表記wwwこれで書ける人が居たら凄いとしか言いようがない
そしてこれが全員男性だと、あっという間にハッテンフラグwww
おまえら・・・そこまで話題ないのか・・・
あれだ。今は色々忙しい時期なんだろ
期末テストとか期末テストとか期末テストとか……
…ここ18禁だよな?
大学生は今頃テストです。
社怪人って何人(なにじん)?
専校生もテストの時期です
まぁそのかわり夏休みの時期も近いんだし、ゆっくり待とうぜ
夏休み期間に入れば投下も増えるさ、多分
>>822 ついでで申し訳ないのですが、wiki未保管の作品も収録していただけないでしょうか?
スレチかもしれないが
トミー×文 PAD長×イリー クラウド&てゐ×優曇華 赤坂×ちぇん+H
という夢を見たっぽい
>>823 よくそこまで思いつくなぁ。
俺は最初なら同じリアクションするかもしれんwww
>>831 その昔国崎最高×射命丸というのがあってな・・・
前スレで王様理沙っつー電波を発したヤツも居たっけな。
あいつのおかげで洗脳されちまったよ。
TASのイメージが絶望先生の小森霧にしかならない俺はどうしたらいい?
>>830を見てふと思ったが3Pでも
男→男←女
のSSってあんまし見た事ないし書いたら面白そうかもと思った、
でも男が突っ込まれてる描写は書きたくないから止めた。
第4話で魔王に犯されるえーりんと優曇華という電波が届いたが
返信することができなかったorz
両刀だからじゃね
そこまで行くとリョウが3人に廻される姿しか浮かばんな
腐女子も引きそうなメンツだw
>>832 まとめのSS読んで気に入ったから正直作品を待ち望んでたりするんだ国文
キャラ同士にFEみたいな支援会話とか、欲を言うなら合体攻撃が欲しい
かっこいいやつからサクラ大戦のあれみたいなこっ恥ずかしいものまで
例)合体必殺
使用ペア:ロック&ミク
「メルト〜恋するふたりエディション〜」
効果:全体攻撃。相手は死ぬ。
>>806の話だが
絵チャでのながれ氏曰く、書くならお好きにどうぞwとのこと
書く奴がいればの話だけど
ショーン氏にはまだ許可はとれていない
海馬社長の恋鬱の続きはまだか!
俺は…俺は……!!
一ヶ月半靴下とメガネだけなんだよバカヤロウ!!!
848 :
578:2008/07/25(金) 04:58:01 ID:Lz9Nc3Iq
>>847 ゴメンよぉぉぉぉ!!!ほんとにゴメンよぉぉぉ!!
自分頑張りますから!!徹夜明けだけど今から頑張りますから!!
実はさっき……休憩がてらに紅魔郷をやっていたんですが……ふふ……
チルノ……いるでしょう?あの妖精の……
恥かしい話なんですが……彼女のアイシクルフォール−Easy−で……『ピチュ』っちゃいましてね……
そのままさっきまで精神的に幻想郷入りしていたんですよ……
>>848 まず、寝ろ!
そして容量が足らない
誰か速く次スレ建ててくれ
>>848 俺も罪袋のまま待ち続けてるよ
ゆっくりやすんでかいていってね!!!
埋め
853 :
埋め:
ヾ(゚□゚@)
ヾ(゚△゚@)
ヾ( ̄¬ ̄@)ZzZz
「| ヘ___ヘ
||/〉 / ̄ くY\
|// ∠/ /| |丶 \ 丶
|Y // /- | |-丶 | |
|| /|イ○ 丶|○| | |
||/ ||@r―、@レ| |
(7\ V\L_|_∠/イ |
/  ̄T<∧//丶 | |
7~ ̄Г//Y 厂| | |
| |// / | | | i|
|i /-レヘ// 丶| ||
|| \/二/二>ェェェノ| ||
‖| | |=||=| ノ ||
‖ _ノ | || | フ ノ|
丶( | || |( |
丶_)(_ノ )_ノ
次スレもみっくみくにしてやんよ!