【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ5【ボーカロイド】
2 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 20:06:00 ID:Qr6Y/JX5
即死するぞage
乙!
乙
即死防止用にネギ振りしとこう。
動画見てるとミクのツインテールって時々器用に動くじゃないか。
ネギ掴んだり二足歩行したり。
上手いこと使えないものか(エロパロ的な意味で)
ミクのツインテでレンリン同時触手攻め
後ろ手に拘束したりとか両手首吊し上げたりとか
脚に絡み付いて獲物を逃がさなかったりとかですね!
……どこの狩猟者ですかミクさんは。
ミクの髪の毛綱も使えそうだが
カイトのマフラーも鬼太郎の霊毛ちゃんちゃんこのように遠隔操作ができたら面白いな
何に使うかって?
もちろんメイコを縛って下克上ですよ。
14 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 18:22:40 ID:rkUcm/CP
ミクにネギでみっくみっくにされたい
次のキャラクターボーカロイド
まだ発表されないのかな
16 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 18:45:47 ID:PQjVHpau
次出てくるボーカロイドって仮におっさんでもミクの弟分になるんだろうか?
弟分なことを弁えて低姿勢なオッサンだったら
自分的に高ポイントだな。
姉さん兄さんの見た目よりも自分の方が歳していることを気にして
自分の立ち位置に悩んでたりすると
このスレ的に女マスターとのカプがうまくいくかもしれん。
芸人と同じように実年齢より芸暦(発売日)を重んじるボカロ業界
ボカロ達って新しくなるほど年齢が低くなってるよな
僧侶→カイメイ→ミク→レンリンてな具合に
僧侶は違う(w
24 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 07:20:06 ID:OZAqiJb8
また更に低年齢化するのでは?
個人的にはリンレンより年下が出るのは抵抗があるんだけどな…。
声の格好いい女の子が欲しい
年齢は17,8くらいなんだけど、リンにパシリにされるようなキャラの子がいい
ロボロボしててメカメカしい無口キャラが欲しい
もっこす長門HAL-9000
ガチな話、音域とか考慮してほしいな。
主にこんな感じだろ?
ミク リン→ソプラノ
レン →ボーイソプラノ
MEIKO→アルト
KAITO→テナー
もはやバスしかない・・・
>>13 鬼畜愛なカイメイ妄想したじゃないかw
個人的に男らしいキャラが出て欲しい
男なら熱く歌える無口クールキャラ
女ならミクと対になるようなカコイイ系の声で素直クールな子がいいな
無理を承知でカオス師匠Brandnew。
ケモナーもメロメロ。
ここで一つ熱血風な歌が似合うボーカロイドをだな(ry
この流れなら言える!
03がもし男なら声優は保志がいい。あの人キラ声でしか歌えないから、カズマ声で歌うような熱い男キャラが欲しい
>>35 まぜてよ生ボイスの参加声優か。若林直美さんと中村繪里子さん。
03ボーカロイドで話がもりあがっているなか、流れをぶった切って失礼致します。
相変わらずレンリンです。
今回はエロなしのちょっとギャグはいったような話ですが、
楽しんでいただければ幸いです。
迷子の迷子の子猫チャン。あなたのおうちはどこですか―――?
「で、これはどういう事なの?」
穏やかな口調とは裏腹に、まるで背中に氷を入れられたような悪寒が体
を駆け巡る。にこやかに放たれる嫌な空気にレンはその場を逃げ出したく
なったが、そうも行かない。
なにせ、自分の胸には不安に震える手がぎゅっとしがみ付いているのだ
から。
「いや・・・だから迷子で」
「そんなのは分かってるっつーの!」
反論しかけたレンの言葉を遮り、リンは鼻息を荒くしながら完全に怒り
をあらわにする。ピリピリとしていた空気が完全に裂け、今はもう居たた
まれない雰囲気が部屋全体を包み込んでいた。
触らぬ神に祟りなし、とばかりに我先に逃げていった兄弟姉妹を心の中
で非難する。今は何より目の前にいるリンの怒りを静めるのが先決なのだ
ろうが、己にしがみ付く彼女はそれを許してくれない。恐怖からうっすら
と涙目になっているその横顔をみて、不覚にもレンは頬が赤くなるのを感
じた。
(か、可愛い・・・)
レンの異変に気がついたリンが、ついに雷を落とした。
「なんっっっで私がここにいるのよ!!」
当たり前のようにレンの胸にしがみ付く『鏡音リン』を指差しながら、
家中に響くようなリンの怒声が木霊した。
デートをしていたのだ。インターネットで。
先日まで殆んど休みもなくびっしりだったスケジュールもなんとこなし
、ようやく解放された二人は常々計画していたデートを実行する事にした
。見たい映画、よりたいショップ、聞きたい音楽、食べたいレストラン。
全て事細かにセッティングし、今日は最高の一日になるはずだった。あの
ショップによるまでは。
「だ、だってしょうがないだろ・・・?迷子になっちゃったって言うし、
この『リン』は知ってる人も居ないっていうんだから『レン』が見つけて
くれるまでぐらいは・・・」
存在は知っていた。けれど実際に本物を見たのは二人とも初めてだった
。自分であって自分ではない存在。量産された己の欠片の一部。
世界は狭しといえど、今まで何度かインターネット上をデートしても他
のボーカロイドに出会う事はなかった。ボーカロイドのコミュニティサイ
トに集まるのはマスター達ばかりで本人達は決して御互いの面識を持つよ
うな事はない。
別段、接触したからと言ってなにか問題があるわけでもないが、些か居
心地が悪いと言えばそんなきもする。だがこの世のどこかに己の分身たち
はたくさん居て、日夜自分達とは別のマスターの元でその声を響かせてい
ると言うのは興味深い事でもあった。
その存在が、たまたま、本当に奇跡のような偶然の確立で同じショップ
ないに居たらしい。そしてこの『鏡音リン』も己とは違う『鏡音レン』と
遊びに来ていたのだが逸れてしまったらしい。そのまま『鏡音レン』と間
違えて俺についてきてしまったのだ。
デートそっちのけで俺は俺を、いや『鏡音レン』を探したのだが見つか
らず、申し訳ないとは思いながらもデートを切り上げ、年上の兄弟姉妹に
助言を乞う為に我が家に帰ってきた・・・ところで俺の恋人も帰ってきたの
である。そして冒頭に戻る。
『「レン」・・・この「リン」怖いよう・・・』
「あぁ、大丈夫だよ『リン』。怖くないから、ね」
「・・・・・・・・・・」
どうやらこの『鏡音リン』は俺達とは違って「初音ミク」も「KAITO」も
「MEIKO」も見たことがなかったらしく、おまけに人見知りも手伝ってか俺
にぴったりとくっついて離れなくなってしまったのである。
それが恐らくリンの逆鱗に触れたんだろう、当然と言えば当然か。久々
のデートは切り上げられ、自分と同じであって違うプログラムが恋人に張り
付いていたら、そりゃあ俺でも怒るわ。と理解をしながらもどう仕様も出来
ないでいる自分がもどかしく思う。
しかしボーカロイドというのはマスターや環境が居なければこうまで性格
が違うのか。
見た目は本当に俺の「鏡音リン」とそっくり、いや同じなのに雰囲気も話
し方もなんもかもが違ってまるで別人だ。ってことはここに迎えに来るので
あろう別の『鏡音レン』も大分性格が違うのだろう。見るのがちょっぴり楽
しみだなぁ・・・なんてぼんやり思っていると、ポタリ、と目の前に水が落ちた。
水もれか?と思い顔を上げてギョッとする。唇を噛み締めながら堪えるよ
うに瞳一杯に涙をためて、堪えきれずに嗚咽しているリンがレンと『リン』
を睨みつけていた。
「ちょっ、リ・・・リン?」
上ずった声でリンに声をかけると、キッ!ときつく睨まれて一瞬体が怯む。
「うぅー・・・なによ!ばかレン!あほレン!へたレン!」
「ひどっ!」
「私がレンの彼女なのに私以外の私を抱っこしたりするなぁー!ばかぁー!」
まさかリンまで泣き出すとは思わなかった。
苦しそうに泣くリンを目の前に、レンはどうしていいか分からずに自身も
泣きたくなってきた。一体、俺が何をした。
『「レン」・・・「リン」を泣かしちゃだめだよ』
「いや、それは分かってるんだけど」
むしろ原因は君にある気がするんだけれど。口ではレンを非難しながら一
行にその手を離そうとしない『リン』のせいで、レンは「リン」に近づく事
さえままならない。
目の前で、一番恋しい人が泣き崩れていると言うのに触れる事すらできな
いと言うのはこんなにも辛いものなのか、とレンはそこで初めて理解する。
リンは、ずっとずっと今日の日を楽しみにしていた。昨日の夜は興奮して眠
れないとずっと夜遅くまでおきていて、それなのに起きたのは俺よりも早か
った。それなのに――――。
その時ピクリと『リン』が動いて、ゆっくりとドアが開く。そこから抱き
しめるように伸ばされた腕が「リン」を背中から包み込んだ。
『探したよ、リン』
「・・・・え?」
目の前に、俺と同じ顔。
『ん・・・・・・『リン』じゃない?まぁいいや、何で泣いてるの?悲しい事が
あったのかな?俺でよかったら胸を貸すよ、泣かないで「リン」ちゃん』
「ふ、ふぇぇぇぇぇん!」
しかもどうやらもう一人の『鏡音レン』はとんでもなくマセレンらしい。
っていうか、ナンパ野郎だ、こいつ。
『あー!!!だめぇ!『レン』に触っちゃだめぇぇ!』
「うるさいうるさーい!私の「レン」取ったくせにぃ!」
『そうだよ、俺から逃げていったのは『リン』の方が先だったくせに』
『ちがっ・・・ちょっと目を離したら『レン』がいなくて』
『へぇー・・・手を離すなってちゃんと言っておいたのに』
「それはリンも『リン』が悪いと思うよ・・・」
『「リン」ちゃんは分かってくれるね・・・。いっそ俺の方と付き合わない?』
「え・・・・・・?」
『だめだめだめぇ!絶対だめぇ!』
あーでもないこーでもないと論議をする三人からポツンと取り残され、呆
然としていた「レン」はハッと我に返る。なんだ、この状態は。なんでリン
を泣かせてるんだ俺。っていうかあいつ誰だよ。
ぎゃあぎゃあと喧しく騒ぐ三人に、レンの中で何かがプツリときれた。
「だぁぁぁぁ!お前ら全員いい加減にしろぉぉぉぉぉ!!!!」
普段怒らない人ほど怒らせると怖いのだと、後に彼らは語る。
「はぁ・・・今日は本当に災難な一日だったよ・・・」
「あはは、御疲れ様」
ごろりとレンはソファに座るリンの膝を枕代わりに横たわる。そうすれば
リンが優しく髪をすいてくれながら無邪気に笑ってくれるので、ようやくそ
こでホッと一息をついた。どうやら機嫌を直してくれたらしかった。
「さっきメールが来てねー。『リン』も『レン』もちゃんとマスターの元
に帰ったって」
「本当に迷惑な奴等だよ・・・我ながら」
あれから尚も「リン」をナンパし続ける『レン』をひっぺがし、静かに喚
く『リン』をなんとか宥め、カイ兄達にも手伝ってもらいながらなんとか帰
路を見つけて二人を家から送り出した。
そこまでの一連を一人で取り仕切った「レン」はぐったりとした顔で目を
瞑る。仕事の疲れもあいまって、今日はもう体を動かせそうにない。
「リン嬉しかったよ。『レン』に向かって「リンは俺のもんだー!」って言ってくれて。えへへ」
「・・・・・・あれは売り言葉に買い言葉だよ」
「でも嬉しかったから、今日の一件はチャラにしてあげてもいいよ」
「えーっと、ありがと?」
それなら、俺だって。
あそこで、ショップで俺の腕を掴んだ子が、不安そうな目で必死に助けを
求めてくる子が『リン』という君の欠片の存在じゃなかったら、助けような
んて思いもしなかったよ。大切な君とのデートをほっぽってまで。
「来週、もう1回デートしようか」
「御仕事頑張ってくれるんでしょ?」
「当然」
だから、今日はこのまま休ませてくれ、とレンはそのままシャットダウン
をする。「おやすみ」とリンも呟いて、眠りに落ちたプログラムにキスをし
てから、自身も静かに電源を落とした。
サイトを開いて分かったのですが、自分の小説は以外にも多くの方に読まれているのですね。
それなのに誤字脱字がいつも多くてすいませんorz
ちゃんと見ているはずなのに投稿した5秒後に誤字発見するとか\(^o^)/
こちらからサイトにまで来て下さった方々、ありがとうございます。
いつも読んでくださる方々、ありがとうございます。次はエロで頑張るよ!
個人的に03は男性希望。
むしろLEONのリメイクとか希望してみたり。嘘です、すいません。
ではでは。
>>43 GJ。なるほどこういう設定・展開もありか。
サイト見ました〜。運営大変でしょうががんばってください。
ネット上で性格の違うよそのボカロにナンパされる、つうネタはよく見るパターンだけど
鏡音で見たのは初めてかも
普段から離れないイメージだからね
GJ!よかったよ!
こうゆう展開もありだな、汎用性あって。いいレンリンでした!
レンリンに興味なかったのに
>>43氏のせいでレンリン大好きになっちまったよどうしてくれる
とりあえずGJ!
>>43 サイトも見させてもらったので2倍のGJ送ります。
レンリンかわいいよレンリンwww
レンリンいいよレンリンGJ
レンリンでない双子ネタといえば、
服装交換して入れ替わり、
更衣室でカイトにこっそりハァハァするリン
&メイコ・ミクにこっそりハァハァするレン
というのを妄想
>>49 そのネタで小説書いてくれるんですね、分かります
更衣室覗くとかいいながら二人とも交換した服に興奮してオナニーしてたりして
前スレが埋まってたのでこっちに。
話し引っ張ってきてスマヌ。
・注意書きがあるのなら、何が投下されようと読んだ奴が悪いに決まってる。
・嫌なモノはスルー。転んでも泣かない。これ2chの鉄則。
・エロパロ板はそれも出来ないお子さまの来るところじゃないんだぜ!
>>53 注意書きさえあればホモでも良いって言うつもり?
どっちがお子様だか
次スレでは801は該当スレでと明記しようよ
勘違いした奴が来るから
>801はスレ内に不和が生じやすいので特に注意
俺はこれを『801は荒れやすいから空気読んで自重するように』と解釈してたんだが
『801と百合は該当スレあるからそこで存分に励め』
って意味だと解釈してたよ
でも、801も百合もノーマルも全部ごちゃまぜなSSもあるよな
ミク→メイコ←カイト
↑ ↑
リン レン
こんなかんじの設定で
そんな時のための注意書きだと思ってる
ギャグの一要素ならまだしも(実際KAITOが兄貴に掘られる話があったし)
801メインにするのはアウト、つまりそうゆうこと
もう禁止うんぬんとかの話はいいよ。
テンプレ書く時に散々言い争って折衷案として注意書きしましょうっつーとこに納まったんだぜ?
完全禁止にすると、テンプレ厨とか嫌801派がスルーすれば済むものを叩きだして、結果スレが荒れちゃうからそういうルールになってるんだし。
つか1スレ毎に一個2個しか出ない801ネタを議論する意味ないよ。
要するにたまにはマスミクを書くべきだって。
>>54 ・同性愛ネタはLRでは「禁止」はされてない
・>>「801」をかけたジョーク、しかも注意書きがあった
これで文句言ってるのはどう考えても読んだ奴が悪い。スルー出来ない奴はもっと悪い。
嫌801は攻撃的な自治厨にクラスチェンジするから嫌いなんだよなぁ。
同性愛ネタは各自801板、百合板に行ってやれよっていうのには至極同意ではあるが。
03はがくっぽいど
はちゅね犯したい
おはようございます
前スレでレンカイコを書いたものです。
GJくれた人ありがとう!励みになります。
前スレ
>>724にもえたのでちょっと書いてみました。
三姉妹のKAIKOボディ確認作業です。
エロ少なめ、女体化なので苦手な方は読みとばしてやってください。
それでは
前スレ
>>737 前スレレンカイコの続きを今書いてます。
投下できた時は良かったら読んでやってください。
「めーちゃん、やめてっ」
ばたんばたんと騒がしい物音に紛れて、カイコちゃんの悩ましげな声が聞こえる。
「いーじゃない、減るもんじゃなしっ」
それに答えるように、楽しげなメイコ姉ちゃんの声が聞こえる。
「「減るもんじゃなしー♪」」
そしてそれに続けて、ハモるようなミク姉ちゃんとリンの声が聞こえた。
賑やかな洗面所から聞こえる音を、僕だけが一人リビングで、頭を抱えて聞いている。
「さんにんともっ やめ、 あっ!」
たまに漏れ聞こえるカイコちゃんの声に、ようやく落ち着いたはずの昂揚がぶり返しそうになる。
「レンくん、たすけてっ!」
すがるようなSOSが聞こえるが、こんな頭じゃ助けになんか行けるはずもない。
物音と漏れ聞こえる4人の会話から察するに、カイコちゃんは無理やり組み敷かれ、もうかなり裸に近い状態なのだろう。
見に行ったが最後、僕は女性陣三人の前で、昼間の二の舞を演じかねない。
心の中で兄ちゃんにごめんと謝りながら、僕は、気づけば必死で耳をすましている自分が心底情けなかった。
気まずく過ごしていた僕と兄ちゃんに、救いの女神が帰ってきた(はずだった)のはついさっきのことだ。
「ただいま〜」
リビングのドアが開く。
「おかえり」
僕とカイト兄ちゃんはほっとしながらそれぞれメイコ姉ちゃんに声をかける。
疲れたわ〜と言いながら、メイコ姉ちゃんは大きな買い物袋を持ち上げてみせた。(中身は全部ビールと焼酎だった。)
安かったのよーと笑いながら、メイコ姉ちゃんは部屋の奥のカイコちゃんに目を留める。
「カイト、なにその格好!」
一瞬驚いたように目を見開いて、メイコ姉ちゃんは新しいおもちゃを見つけた子供のように目をキラキラと輝かせる。
(余談だが、この後ミク姉ちゃんもリンもカイコちゃんを見て、一目でカイト兄ちゃんだとわかったようだった。なぜ僕だけ気付けなかったのか)
カイト兄ちゃんが、僕にしたのと同じ説明をメイコ姉ちゃんにする。
ジェンダーファクターを調整した歌のこと、開発部からの提案のこと、今日この端末が出来上がって、試運転中なのだということ。
ふんふんと話を聞く振りをしながら、メイコ姉ちゃんはカイコちゃんの全身をじろじろと観察している。
わくわくする気持ちが抑えられないといったように、じりじりと距離をつめている。
嫌な予感がしているんだろう。カイト兄ちゃんはメイコ姉ちゃんから離れるように少しずつ後ろに下がっていく。
壁際まで兄ちゃんを追いつめて、メイコ姉ちゃんが がっ とカイコちゃんのマフラーを掴む。
にこにこ笑いながら、
「ちょっと見せてみなさいよっ」
と言って、目を輝かせながらカイト兄ちゃんを引きずって洗面所へ連行する。
「め、めーちゃ、やだよっ」
カイト兄ちゃんは顔を真っ赤にしてじたばたと足をばたつかせていたが、メイコ姉ちゃんは聞く耳を持たない。
そのままばたん、と、洗面所の扉が閉まった。
がったんごっとんと盛大な音がドアの向こうから聞こえてくる。
「やめてってばっ わあっ」
「往生際が悪いわねっ 男のくせにっ」
ドアの向こう、二人が言い合う声が聞こえる。
僕がどうすべきか悩んでいると、また玄関が開く音がした。
「ただいま〜」
「ただいまっ!」
今日はデュエットの収録だったミク姉ちゃんとリンが、揃って帰ってきた。
開きっぱなしの扉から、リンがリビングへ顔を覗かせる。
「おかえり」
「レン、洗面所なにしてるの?」
リンは不思議そうな顔で聞いた。
どう説明したものか僕が悩んでいると、すでに洗面所を覗いたらしいミク姉ちゃんが、リンの元へ戻ってきた。
「リンちゃん!お兄ちゃんがすごく可愛くなってるよ!一緒に行こう!」
興奮気味にリンの手を引っ張っていく。
え、なになに?と、ワクワクした表情で、リンがミク姉ちゃんについて行く。
洗面所の扉を開く音がして、わぁっと二人が歓声のような声を上げたのが聞こえた。
カイト兄ちゃんははじめ、メイコ姉ちゃんを止めるようにと、ミク姉ちゃんとリンを説得していたようだったが、結局二人はメイコ姉ちゃん側についたらしく、しばらくすると、女性三人のきゃっきゃっとした楽しげな声と、カイコちゃんの泣きそうな悲鳴が聞こえてきた。
そして冒頭の場面に至る。
「必殺☆裸マフラー!」
まだ素面のはずのメイコ姉ちゃんの、悪ノリした声が聞こえてくる。
ああ、カイコちゃん。どんな格好をさせられてるんだ。
僕は血の上った頭と、またもやスイッチの入りそうな下半身を抱えて、一人悶々としていた。
>>65その日の夜中、僕が眠れずに一人過ごしていると、メイコ姉ちゃんがビールを持ってリビングへやってきた。
みんな寝静まったことだし、これから一杯やろうというのだろう。
僕に、まだ起きてたの?と声をかけたあとで、
「今日はおもしろかったわぁ。レンも見にくればよかったのに」
と笑った。
ははは、と僕は力なく笑い返す。
昼間すでに堪能しましたとは言えない。
メイコ姉ちゃんはソファに腰かけて足を組む。
ビールの缶をプシュッと開けると、ぐっと一口飲んで、ぷはーと幸せそうな顔をした。
「かわいかったわあ。ああいう妹もいいわね」
と、あははと笑う。
「でもさ、ちょっと気になったのがね、私が服脱がす時なんだけど」
そうそう、カイトったら半泣きになっちゃってさあ、と笑ってから、メイコ姉ちゃんは不思議そうにうーんと唸る。
「カイトのやつ、『みんなひどいよ』って、言ってたのよ。その時はね、ミクもリンも来る前で。私だけだったのよ」
ぎく
へー、とぎこちなく相槌をうちながら、僕は内心滝の冷汗をかいた。
開発部の人たちにセクハラでもされたのかしらね、と、メイコ姉ちゃんが笑う。
「それにね、何度も『本当に見るだけだよ!』って念押したりして。笑っちゃうわよねえ」
ぎくぎくぎく
そんなに念を押さなくても取って喰やしないわよねえ、と、ケラケラ笑いながらメイコ姉ちゃんが言う。
「だってさあ、私には女の子をどうこうする趣味はないし。 それに、いくら可愛くったって、中身はカイトなのよぉ?」
ぐさっ!
会心の一撃を受けた僕には気づかず、メイコ姉ちゃんはビールを一口飲んでから、また、あははと笑った。
僕はいたたまれなくなって、メイコ姉ちゃんにおやすみを告げて、曖昧に笑いながらキッチンを後にした。
ああ、今夜は。ものすごく後ろめたい夢を見そうだ。
<終わり>
読んでくださった方ありがとうございます。
CV03の情報も、もうそろそろ出てくるでしょうか。楽しみです。
それでは。
この勢いで
メイコ:ふっふーん? やっぱレンくんもオトコノコなのだね〜
オトナになっちゃうレンなのですね!
GJ! これは間違いなく気付いてて弟たちを弄ってるな。
(*´д`)bハアハア…ぐっ…ぐっぞぶ
前回の続きか、GJ!
メイコ、絶対レンとカイトにナニがあったか知ってるなw
カンタレラのPV見てからカイミク妄想が止まらない
>>42読んでこんな感じのがうかんだ。
マスターによって違う
↓
デP家のミク→アホの子ならぬエロい子、そして淫乱
密森P、その他ドSなP達の家のKAITO→ドM、変態
CWP家のKAITO→女の子
CWP家のLEON→おっぱい好き
わP家のMEIKO→ちょっとあたまわるい
ぶっちぎりP家のリン→スピード違反で捕まりそうになってロードローラーでパトカーを潰す。
れれれP家のレン→へたれでツンデレでイケテてマセガキ
シンP家のVOCALOID→卑怯
場末P家のハク→のんだくれ
>>74 わpメイコとわんだらpカイトの大人の関係なんて考えてた頃が僕にもありました
マイメロPのドリームに当てられてからカイト女マスターの当たりを探す生活が始まりました
グラスボPのカイトとシンPのカイトでうろたんだー最終回のK∀ITO VS KAITOを妄想していた時期が僕にもありました
カイミク推奨の某Pの家のMEIKOが、
全員合唱のコーラス以外仕事もらえないのと
居場所がないのとで病んでロイドになって家出して、
ニコという華やかな舞台とは無縁の山本Pみたいな
童謡をこつこつ作っているお爺ちゃんPと
その家のおっとりしたKAITOに拾われて
のんびり歌を歌いながら傷を癒してめでたしめでたし
という妄想をしたことならある。
パンツPのあほの子カイトとミクが病気の時だけマジメになると妄想した
ぷちぷちPのカイトがデPのミクに押しかけられて困惑するという電波を受信
熱を出したPにネギを(エロパロ板的な意味で)正しく使おうとするミク
あれ、ヤンPさんとこののリンは?
やべ、どれもなんか萌えるwwww
わんだらPの旅人楽師カイトが、yanagiPの踊り子メイコと酒場でセッションとか妄想
>>80 そこにデPも加わるんですね、わかります。
>>74 ぶっちぎりPのリンが最強過ぎるwwww
エロが思いつきません!!
鏡音双子は病的なほどに互いに依存してるといいと思っていた時がありました。
どれも萌えるけど
>>80が自分的最萌え
そして
>>87同意ww
リンレンはお互い異常なほど依存しあってればいいよ
そう思っていた時期が俺にもありました
ぶっちぎりPのとこのリンは、ストーカー気質と妄想癖もあるから怖い>美術館で〜
トラボルタPのリンはどんなかんじだろ?
>>88 一見するとリンは明るく元気な子
レンはマセてて生意気
だけど、二人が離れることを病的までに嫌ってて、風呂から寝るまで全て一緒に過ごせばいいよ!!
P名出して妄想するのもほどほどにな
デPのミクがエロくなくてむしろ迷惑してるってのもアリかもw
デミク「うちのマスターがエロい歌ばっかり歌わせるんです」
神父「頑張ってください、私デPのファンなんで」
デミク「チックショー、ってか軽いセクハラじゃないですか!」
神父「うん、それがデPと言う人の歌なんだから、それよりガチ曲も作ってくれてるんだから頑張ってあげなよ」
デミク「はい…」
神父(これでまたちょっとアレシリーズが増えるな、百合ジナルでも良いけど)
デPと言えば
保管庫のHappey days 既成事実!?の続きはまだなのかな
こっそり楽しみにしてるんだぜ
しかしボカロは保管庫収録のSS多いよな。
うれしいことだが全部は読めてない。
スレはものすごく久々に覗いたんだけど、みんなが保管庫で「これは読んどけ!」っておすすめのSSある?教えてください。
カプはわりとなんでもいけます。
>>95 そういうのは荒れるから自分で発掘するのがいいよ。
数行読めば文体が合う合わないの判断もつくっしょ。
肉Pは読まねばなるまい、このスレを軌道に乗せてくれたパイオニアだ。
かなりエロいよ。
>>96 そうなのか
配慮が足らんかったスマン
地道に読んでくるノシ
>>97 肉P探して読んでみる!
ありがとう
>>78 お前は俺か
なかなか歌わせてもらえないMEIKOが自分からアンインストールされようとするのを
止めるミクリンレンカイトとかも妄想した
本当はすごい傷付いてるのに強がるめーちゃんはツボ。
ボカロ持ちなら、ごみ箱の中に ティッシュ.dll
とかがこっそり捨てられてないか確認するよな?
101 :
石ころ:2008/05/05(月) 13:05:09 ID:gJxCHgT2
102 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 13:47:44 ID:MPlvAHXw
>>100 家にはミクとリンレンがいるがゴミ箱にはいままでティッシュらしきものは捨てられてなかったぞw
>>101 かわいいな。ところでマスハクの続きはまだかい?首を長くしてまってるんだが
>>101 螂・縺ョ譁ケ縺ョ謇九r繧ゅ▲縺ィ邏ー縺上☆縺ケ縺阪§繧?縺ェ縺?縺九↑縺?
↑奥の方の手が変じゃね的な事を言っています
マスター×ネルの続編を待っててお腹痛くなってきた
>>105 だから全裸はやめろと
せめて裸マフラーにしなさい
あとははいこれ、せーろがん
っ●
>>105 そうか全裸で待ってたらおなか壊したのか・・・無茶しやがって
>>106-107 ありがとう。
おまえらやさしいな。いいVOCALOIDに恵まれるよ。
ハクとネルは俺が予約済みだからな
じゃあMEIKO姐さんは俺が貰っていきますね
110 :
石ころ:2008/05/05(月) 23:44:05 ID:gJxCHgT2
>>102 すんません、書きかけなんです、エロ書くの本当難しいです。
>>石ころ氏
エロくなくてもハクがほのぼのかわいければそれでOKなんだぜ。
>>109 残念。それはアン(パッケ絵)だ
>>111 一応自分で言った事はしっかりやりたいんですよ。
でも大丈夫、なんとか完成できそうなんで
某酔拳な姐さんがかわいすぎる
酒の勢いカイメイ誰か書いてくれないカナー
「んっ……んっ、……けほっ、…………あれ?」
勢いよく根元まで咥えこんだネルだったが、少し頭を動かすと、むせて口からソレを吐き出してしまった。
多分奥まで咥えすぎて、喉に当たってしまったんだろう。
しかしネルは納得いかないといった様子で、さっきと同じように根元まで咥える。
……が、結果は同じ。やはりむせて吐き出してしまう。
「ケホッ……ちが……こんなはずじゃ…………」
「上手くできるか分からない」と口では言っていたが、本人は結構自信があったんだろうか?
思い通りにいかない事に焦り、慌て始める。
「ホントはもっと上手にできるんだって! ホントだぞ? だって……ちゃんとやり方は分かってるんだから…………グスンッ……」
「わわっ、ちょっ……分かったから、泣く事無いだろ?!」
「うぅ…………だって……だって、…………上手に出来ないと、せーし出ないんだろ……?」
「はい?」
ネルに詳しい事情を訊ねてみたところ、どうやらネルの中のデータには、
『精子とは、マスターを気持ちよくさせると性器(おちんちん)から出てくる、白い甘美な液体(超おいしいよ)』
とインプットされているらしい。
つくづく製造者がとんでもない変態だと思い知らされる。
「マスター、せーしちょーだい。いっぱい出して」
「いや……そんな事言われても――――」
って断ったらまた泣きだす……いや、拳が飛んでくるかもしれないし……
それにそんな顔でねだられたら誰だって――
「あっ、じゃあさ、口じゃなくて手でしてみるとかどうかな?」
「手だな、よし! まかせとけッ!!」
ネルはそう言うとソレを握り、手を上下に激しく動かし始めた。
さっきまで咥えていた為に、擦る度にネルの唾液がじゅぶじゅぶと卑猥な音を立て、
しばらく続けて乾くと、ネルは手に唾を垂らして再び滑りをよくする。
「それにしてもマスターのおっきいなぁ……あっ、もしかして、おっき過ぎるから口に入らなかったんじゃないのか?!」
「そんなに大きい事無いと思うけど……」
「じゃあ、こうして――――あむっ、ちゅぱっ……ちゅぱっ……」
ネルは親指、人差し指、中指の三本で根元を掴み、一番奥まで口に入らないように調節してフェラチオを始めた。
これがどうやら上手くいったらしく、テンポよく頭を動かしこちらの様子をうかがう。
「ほぉーら? ひもひぃは?」
「う……うん」
これは本当に恐ろしく気持ち良くて、「うん」と言うしかなかった。
「んっ、んっ、……ぷはっ! マスター、せーしまだ出ない?」
「え? ……えっと…………」
実はさっきからずっと我慢しているだけど……。ほんの少しでも気を緩めたら出てしまいそうな程。
でも、良く考えたらネルが出してほしいって言ってるんだから、我慢する必要はないんじゃないのか?
そうだよ、一度どんな味か知ったら、ネルだってもう欲しいとか言わないだろうし、
……って言うか、もう我慢できないだけなんだけど。
「あの……もうイキそう……かな」
「ホントか?! よし、こい!!」
ネルは舌を出してそこにソレの先を乗せ、手を激しく動かす。
「……く……っ、イ……クッ!」
「んっ……あっ、あっ、んーー……」
勢いよく発射された精液はネルの口の中へ注がれ、
すべて出し終えると、ネルはまるで味を確かめる様にクチュクチュと口の中で音を鳴らす。
もしかして飲み込めなくて困ってるのか?
そう思ったオレは慌ててテーブルに置いてあるティッシュを取りに走った。
しかし戻ってくると同時に、ネルはゴックンと喉を鳴らして深いため息をつく。
まぁ美味しいと期待していた精子が、生臭いあんな液体だと知った――――
「はぁ……おいしぃ……。マスター、もっといっぱいくれよ」
「えぇ?! 美味しい?」
いったいどう言う味覚してるんだ?!
あんな物、口に入れた事のないオレでも、まずいって事くらいは分かるって言うのに……
『よお兄弟!! そう言う味覚にオレが作ったのさっ!! 』
天からそんな製造者の声が聞こえた気がした。
「うわっ、ネ……ネル?!」
「んー……チュパッ……なぁ、いいだろ? もっとせーし出してくれよ」
そう言いながら、モノの先を吸って尿道に残っていた精液まで吸い出し始めたネル。
確かに気持ち良い……でもいくらなんでもこれ以上したら、明日の仕事に差し支えが……
「ネル、男はね、一度イったらしばらく精子は出ないんだよ? ほら、そこも小さくなってきてるでしょ?」
「えー……そーなのか? ……あっ、ホントだ……小さくなってきちゃった…………」
この時オレは頭の中で、同じ会社で働く、佐々木花子さん(58歳)の裸を思い浮かべ、無理やり気分を萎えさせていた。
だって、一度イったくらいじゃこの興奮は……ネルがこんな恰好で、こんな事――――
「あっ! また大きくなってきた!! マスターせーし出る?」
うわぁ―――!!! いかん!! 花子さ――ん!!!!
「あれ? また小さくなっちゃった……」
こうしてオレは、花子さんのおかげで危機を脱した。
夜、就寝時。ネルは昨日同様にオレのベッドへ潜り込んできた。
ただ、昨日と違うのは――――
「ネル、その手は何?」
「え?! あー……っと、ほら! マスターがいつ勃起してもいい様にさっ!」
そう言いながらネルは、オレの後ろから手を回し、股間をまさぐっている。
本当に、食べ物(?)が絡むと、凄く大胆な行動に出るな……普段はツンツンしてるくせに……。
「もう寝るから離してくれるかな?」
「えぇ〜……ケチケチすんなよ。 もう一回だけ! なっ?」
もう一回されると、精液と共に生気まで吸い取られてしまいそうな気がするし、
ここは何とか断らないと……
「じゃあ、明日になったら一回しても良いから。今日は寝よう」
「ホントか? 絶対だぞ?」
我ながら、こんな可愛い子に「しても良いから」なんて、贅沢な話だと思う。
兎にも角にも、ようやくオレはネルの手から解放され、ぐっすりと眠ることが出来た。
そして翌日――――
「んー……ふぁ〜。あれ? ネル?」
朝起きると、昨日と違い左手が軽く、隣にネルの姿は無かった。
と、その時。背筋にゾクッと走る悪漢。
布団の中で自分の股のあたりをモゾモゾと動く何か。恐る恐る布団をめくってみる。
「は、マフハー、ほはよぉ〜♪ んっ、んっ……」
「ほはよぉ……じゃなくて、何してんの?!」
布団の中では、ネルがソレを咥えて美味しそうにしゃぶっていた。
「はにっっへ、フェハヒホひへふひひまっへふ……はっへハフハーほ、ほひんひんは――」
「何言ってるか分からないから! ソレを口から出して話しなさい!」
まるで子供を叱るように言うと、ネルは渋々口を離し、まともに話し始めた。
「朝起きたらマスターのここ勃起してたから、せーし出るかなー……って」
「……あのね、男の人は別に興奮してなくても、朝はこうなるんだよ?」
「えぇー!! で、でもさっ! マスターちょっとくらいは興奮してたり……」
「してません」
本当の所は、言うまでも無く興奮していた訳で……それでも仕事前にこんな事は……
「ほら、早く手をどけて……んっ、んん――――!!!」
話しの途中で、突然体を押し倒されて、ソレを握った手を動かし続けたまま、
強引に口の中へ舌をねじ込まれる。
そして、ようやく口が解放されたと思うと、今度はそのまま耳元に口を近づけられ、
「マスター、興奮した?」
と、一言。
おそらくこの世に、こんな可愛い子に、こんな事されて興奮しない男はいないんじゃないだろうか?
「もう……出そうです」
「エヘヘッ、それじゃあ……いっただっきまーす♪ あむっ」
――――ドクッドクッ……
はぁ……朝から凄く体力を消費してしまった……。
ネルは昨日と同様に口の中でクチュクチュして、なんだかうっとりした顔をしているし……
この様子だと、一日一回で済む気がしなかった。
そしてその予想は当たってしまい、仕事から帰ってくるとまっ先にねだられ、
寝る前にもねだられ……そして朝起きると既に咥えられ…………
結局この日を境に、一日三回のネルによる奉仕が日常化されていった。
それからあっという間に一ヵ月が過ぎ、ようやくこの生活にも慣れてきたある日の事、
会社から帰ってきて玄関を開けると、そこにはとんでもない光景が……
「な゙っ……ど、どうしたのその格好?」
そこには素っ裸で玄関に立つネルの姿があった。
「マスター、セックスしよう!!」
うわぁ……なんとストレートな……ん? そう言えば今までネルとエッチなんてした事無かったな。
いつもネルからの奉仕だけだったのに……
「急にどうしたの? そんな事言いだすなんて……」
「いや、さっきネットを見てたらさ、この穴にマスターのおちんちん入れたら、せーしがいっぱい出るって書いてた!」
そう言いながら、股の間に手を挟むネル。
あれ?そう言う事は知らなかったんだ。……って言うか、ネットで見たっていったい……
『Google検索 『せーし いっぱい 出し方』』
ネルはこの一ヵ月で、随分ネットの使い方にも慣れたようです。
ネルは需要無いのか?! ……と思ってお蔵入りさせてました。
せいろがん
つ●
繝阪Ν蛻カ菴懆?雜」蜻ウ繧医☆縺舌kwww
?シァ?シェw
マスネル続き待ってたよー!
ネルえろい!GJGJ!
ザーメン大好き亞北さんwwww
ネル×マスターGJ!
派生キャラってなんか苦手だったけど作者のネルはかなり萌えた。乙!
中田氏したのもかき出して舐めちゃうんだろうかw
しかし搾ってばかりではいずれ枯れてしまう。
精の付くおりょーりやお風呂でのマッサージをぐーぐる先生に聞くんだネル!
>>1ー123
おまいら一辺
江戸川乱歩著「人でなしの恋」を読んだ方が良いんじゃないか?
ヴォーカロイドでエロパロするというのはこういうことなんだぜ!
125 :
105:2008/05/06(火) 23:45:51 ID:jmyd6OId
・・・ふぅ
>>114、GJさ。カラカラだよ。
早速読ませてみるよ
それじゃあ俺はエビオス飲んで寝る。また続きもよろしく頼むよ。腹痛めて待ってるからな!
>>125 エビオスって胃腸薬かなにか?無知ですまん
エビオスや亜鉛には精液を濃くする、または増やすという効能が噂として流布されています。
おっき障害にも有効らしい
一応、中の人のキャラを勉強しとくか・・・
ガクトの声は好きじゃないんだよな
でも職人さんの調整によってはすごい美声になるかもしれん
目的別に住み分けの時代が来たな。
目的別って何
>>127,128
サンクス、勉強になった。
がくっぽいど・・・これもボーカロイドってことになるのだろうか?
いまのところ他のボカロとは無関係ってことでいいのかな?
無関係も何も、ヤマハのVocaloid2エンジンを使っているから、ミクと同じエディタ上で調教できる。
生粋のボーカロイド。
二次への派生は中の人との切り離しがどれだけできるかによるかもね
カイトに、アイスは禁止して代わりにソフトクリームだけ与えたらどうなるだろう
>>137 くやしい…でも食べちゃう…!!(ビクッビクッ)
そもそもアイスとソフトクリームの違いはなんだ?
うんこ型かそうでないかだよ
カイト「ソフトクリームは邪道だ!」
ってどっかでいってた記憶があるんだよな・・・
>>141 最強/みっく/みく計画で検索すると幸せになれるよ
あれはいいカイミク動画
>>142 久しぶりにミクカイにされてきたww
思えばあれが俺のミクカイ好きの原点だ、うん
がくっぽいどのパケ絵が来たら祭りだな
MGS2の雷電や、武刃街の劉王羽や、クライシスコアのジェネシスばりのキャラが来るんだろうか
がくっぽいどか…
ミクたちと互換性があるなら音楽ツールとしては需要あるだろうけど、二次制作的にはどうだろ?
147 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:04:00 ID:tgY981je
がくっぽいどの話の流れぶったぎって悪いが、投下してみます。
なんだこいつ、と思ったら言って下さい。すぐ止めるのでm(_ _)m
148 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:17:50 ID:tgY981je
ミクです、こんばんわ。え、どこぞの初音ミクですかって?
…うーん。いっちゃっていいのかな。
これが最大の悩みなんです。ボーカロイドとして…というか私的に。私はデットボールPマスターのところのミクです。皆さんも色んな意味でご存知ですよね。
…えぇはい、今日も歌いました、マスターの曲。「歌わされ」ました。
私純情派アイドル(って設定)なはずなんですけど、
最近は(最近も)卑猥な歌詞しかもらってないような気がします。
メルトとか、恋スルryとか、可愛い歌を下さいって決死の覚悟でお願いしたら、可愛い感じの卑猥な歌(ちまたではR15って言うんだってマスターが教えてくれました)をくれましたけど。
投下速度おっそ
まさかリアルタイムで書いてるとか言わないよな…
投下はありがたいのだが、とりあえずはsageようぜ
>>150 すみません汗
申し訳ないんですが長文が投下できなくなりましたケータイのせいですかね?中途半端になって本当すみません。
>>148 これは面白いし続きが気になる。
早くしてくれ
保管庫、その他の部屋の中でボカロ部屋独立に変更されてたな
今気づいた かなり数増えたもんなあ
保管庫まとめの人本当乙
Pの所のボカロって設定は面白くていいな。ふたなりP(のミク)とか読んでみたい気がする
水を差してしまうけど、
実在のPでってのは板的に扱いが難しいかもしらんよ
ボカロならでは、なネタではあるんだけど
P本人がやるならともかく、外野がやるのはよくないな。エロだし。
Pが2ちゃんを見ている率が高いこのジャンルではね。
157 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 18:53:33 ID:1FdQ6+RT
>>148です
>>155 156
Pネタは実在する人物ですしまずいですよね…
やっぱりここは自重することにしますね。
やりたいなら、P名変えてところどころの描写で「あのPのことかな?」と
匂わせる感じにすればいいんじゃないかな
ネル×マスターにコメくれた方々ありがとうございます
もうすぐ母の日だし見逃して下さい。
3レスいただきます
「えーっと、本日お集まりいただきありがとうございまーす」
この日、ミクは居間にリンとレンを呼んで、緊急ミーティングを開いていた。
議題は『母の日』について。
普段お母さん代わりのメイコに、カーネーションの一本でもプレゼントしようと考えていたのだ。
「ねぇ、ミク姉。私やっぱりこのお金でお菓子買いたいんだけど……」
「だめだめっ! 3人でお金出しあって買うって決めたでしょ?」
ギリギリまでぐずったリンを説得し、小遣いを机に並べる。
ミクが50円、レンが30円、リンが20円……
「ミク姉ちゃん、100円でお花買えるの?」
「う〜ん……分からないけど、ちょっと不安な気がするね……」
レンの指摘に考え込むミク。
――――ガチャッ
「ただいまー」
そこに現れたのは、両手にアイスを抱えたカイトだった。
すると3人は走ってカイトに群がり、いっせいに小遣いを要求。
「カイト兄、お小遣い頂戴!」
「お小遣いちょーだい!!」
「ちょうだい!」
圧倒され思わず後ずさりするカイトに、3人は更に詰め寄る。
レン「今度肩揉みするから!」
リン「もうロードローラーで轢かないから!」
ミク「一緒にお風呂入ってあげるから!!」
「小遣いって言っても、そんなにお金持ってないよ?」
一体誰のどの要求に心が揺らいだのか分からないが、カイトはポケットから財布を取り出す。
―――チャリンッ
机の上に悲しく広がる音色。カイトの全財産100円。
あからさまに落胆の色を見せる3人だったが、とりあえずそのお金を持って花屋へ向かった。
「あっ! ミク姉、あそこに売ってるよ!!」
リンが指差したその先には、確かにカーネーションが置かれていた。しかし――――
「ダメだよリンちゃん。あそこに500円って書いてあるでしょ?」
「えぇー! そんなにするの?」
こうして最初の花屋を諦め、ミク御一行は次の花屋へ向かう。
しかしそこでも500円。次の店では300円……200円の花もあるにはあるのだが、いまいちピンとこずミク達は次の花屋へ……
そしてあっという間に日は暮れ、結局3人は何も買わずに家に向かって歩いていた。
「ミク姉ちゃん、もう200円のでいいんじゃないかな?」
「うん、そうだね。でも……せっかくだし綺麗な花あげたかったなぁ……」
ミクは納得いかない顔をしながらも、仕方なく最初の店で一番安いカーネーションを買う事にした。
すると、何かを発見したリンが慌ててミクの手を引っ張り、花屋へ直行。
「ミク姉! あれっ! あれ見て!!」
「アレって? ……あっ! ……半額?」
リンの見つけたもの、それは行きに見た500円のカーネーションに置かれた半額の看板。
おそらくはあまっても仕方無いので、半額で売りさばく算段なんだろう。
「ねぇ、ミク姉。500円の半額っていくらなの?」
「えっと……500円の半分だから…………」
「聞いた方が早いんじゃないかな?」
またもやレンの鋭い指摘にミクは頷き、二人を連れ花屋に入って行く。
「あの……この花、200円で買えますか?」
「え? ……えっと…………」
――――50円足りませんよ。……なんて事を、目をキラキラさせて尋ねる子供たちに言う事が出来る訳も無く、
「はい、ちょうど200円ですよ」
と、花屋さんは返事をしてしまった。
気にいった花を手に入れた3人は、大急ぎで家へ向かう。
そして夕食の時間、食卓に並んだ3人はニヤニヤしながらメイコの顔を見ていた。
「えっと……私の顔に何か付いてる?」
さすがに不審に思ったメイコが尋ねると、3人は、
「えへへ、……リンちゃん、レンちゃん、……せーのッ」
『めーちゃん、いつもありがと!』
声をそろえ、そう言って机に花を置くと、MEIKOは少しキョトンとしていた様子で花を眺め、
しばらくの間なぜ自分が花をもらったのかを考えていた。
「めーちゃんはこの家のお母さん代わりだから、これは母の日のプレゼントなの」
ミクに説明されようやく意味を理解したMEIKOは、少し照れくさそうにしながらも3人の頭を撫で、
「ありがとう」
と言って花を受け取った。
そして何やらポケットをゴソゴソあさり、小銭を取り出すとそれを3人に渡す。
「それ、さっきお酒買った時のお釣りだけど、あんた達にあげるね。こんな立派な花、高かったでしょ?」
ミク達の手の中には100円づつ握られていた。
最初、3人合わせて100円だったお金が、終わってみれば300円。そしてMEIKOがもらった花も元は500円。
こうして、みんな嬉しい気分で母の日を終える事が出来たのでした。……一人除いて。
(……まいったなぁ、あの花代オレもお金出したんだけど……今更言いずらいな……)
おまけ
「ところでカイトくぅ〜ん? あなたからは何も無いのかしら?」
「え? オレ?! あ……っと、オレは……ほらっ、あの……今夜頑張るよ! 絶対めーちゃんより先にイかない!」
とっさに出たかいとの言葉を聞いて、メイコはニヤッと笑みを浮かべる。
「それじゃあ私、今からお風呂入って楽しみに待ってるからね〜」
「あっ……うん」
お風呂場に向かうメイコの背中を見ながら、カイトは思った、
――――めーちゃんがお風呂入ってる間に一度……
「あっ、やっぱり一緒に入ろっか」
「えぇ?! どうして急にそんな……」
「だって、私がお風呂入ってる間に、あんたトイレで抜いたりしそうだし」
こうしてカイトの企みは見事に読まれ、風呂場に連行されたのでした。
おしまい
>>159 カイトナサケナスww
GJ!ミクリンレンかわいいな。また何か書いたら投下よろ!
GJ!面白かった!
165 :
石ころ:2008/05/10(土) 01:05:36 ID:lgU1+Bb+
空気も読まずに投下
長い間待たせてすいません、なのにもかかわらず低クオリティなエロで本当ごめんなさい!
エロの部分ですが足りない部分とか全部妄想で補って下さい。
他妄本願です。
「よいしょっと、ふぅ…」
鍵を開け部屋に入りベッドにハクを降ろす。
「ハク、起きろ」
起こす為に体をゆすると同時にハクのなんともけしからん二つの山が揺れ、また前屈みになった。
「さっき収まったばかりなのに…」
「んぅ…う」
そうこうしているうちにハクが起きた。
「うお!?」
「マス…ター?あぁ!!本当にごめんなさい!勝手に出ていったりして私……」
いきなり土下座して謝ってきた。
「ちょw待てって、気にしてないから、俺はお前が居てくれればそれで良いんだ」
「こんな私を許してくれるんですかマスター?」
土下座してるハクを立たせ、肩に手を置き、微笑む。
「当たり前だろ?元はといえば俺が悪いんだし。それに俺にとってハクはかけがいのない存在なんだから」
自分で言っててちょっと恥ずかしくなり、少し赤くなってしまった顔を見られないようにちょっと横にそらした。
「マスター!」
ハクが抱きついてきたためおもいっきり胸が自分の胸にあたる。
「うわ!」(急に抱きつくなwww息子がヤバいのにさらにwwwww自重しろwww俺の愚息よ自重しろwwwww)
「ありがとうございますマスター!私、もう今日みたいに勝手に出ていったりしません、ずっとマスターの所に居ます!」
抱きついてきたのは良いが前屈みなので変な体勢になる。
(ダメだw自重できないwww)
最近溜ってた上にこの状況で理性の限界を突破してしまった。
一端ハクを自分から離す。
「ただ、このまま許すのも良くないからちょっとお仕置きするぞ、ハアハア」
「お、お仕置きってなんですか……?」(なんか息が荒くて怖い……)
とりあえずズボンとパンツを脱ぎ、自分のやんちゃな子を解放した。
「まずはこれを舐めるんだ、ハァハァ」
自分の愚息をハクの顔に近付ける。
「こ、これをですか!?」
「ほら、早くハァハァ」
「は、はい////」
顔を赤くしながらおそるおそるマスターのブツに口を付ける。
「ペロ…んちゅ、ペロ」 ぎこちないながらもいっしょうけんめい舐める。
「ハァハァハァハァ」
「パク、ちゅぱ…んむ」
口にくわえ、首をふる。
「ハァハァハァハァう!」
「んぅ!ゴホッゴホッ」
ハクの口の中が気持良くてすぐに出してしまった。
「大丈夫か?ハク」
「ッ大丈夫ですッ少しむせただけですから」
飲み込みきれず、ハクの口から溢れた精液がエロくてすぐに息子が復活した。
「大丈夫なら続けるぞ、ハァハァ」
そう言ってハクを押し倒す。
ハクの服を脱がせ裸にすると羞恥のためハクの顔が赤くなりまったくしゃべらなくなった。
(か、可愛すぎるしエロすぎる!)
「すまんハク、自分が押さえられないわ」
「え?あぁ////」
いきなりハクのアソコに自分のブツを入れた。
「ハァハァハァハァハァハァ」
「あぁ!」
「う!」
すぐに出てしまった。
出した後少し理性が回復し自分のしたことに気づく。
「すまん!ハクいきなりあんな」
手を合わせて頭を下げとにかく謝る。
「大丈夫です、マスターの思ってたより大きくなくてそんなに痛くありませんでしたし、それにすぐに終りましたから」
マスターの息子は発育不良でせっかちだった。
その後マスターは男として酷く落ち込んだとゆう。
ハクは落ち込んだ理由も知らずに落ち込んでるマスターを慰めようと頑張ったが余計みじめになるだけだった。
「ハク、すまないがしばらくほっといてくれ」
「でもマスター…」
「お願いだから」
「は、はい…」
ハクはマスターを一人にするために散歩に出かけた。
「あれ?おかしいな目から汗が…」
次で終わります。
今度はできるだけ早く投下したいです。
後クオリティが低いと思った人は遠慮なくこれはひどいwと罵って下さい。
それではまたノシ
なんというエロシーンwww簡潔すぐるwww
これはひどいグッジョブ略してKHGJw
泣き虫VOCALOID版弱音ハクもなかなか良いものだなww
初音ミク『あ・・・あれ?ま、マスターが2人!?どどどどどういう事でしょうかかかか』
マスター『ももももちつけ。これはパラレルワールドの俺たちだだだだ』
弱音ハク『つつつつツマンネねねねね』
マスター『いや、お前は真似せんでいいから』
弱音ハク『・・・はい(´・ω・`)』
ほほえましいSSだw
なぜだろうなんかニヤニヤしてしまう。
まずはGJと言っておこう。
ただ読んでいて気になったんだがwwwやハァハァハァハァといった文章は個人的にはあまり使わないほうがいいと思う。
簡潔な印象を受けるからもう少し工夫した方がいい。
それだけでもクオリティはあがると思うよ?
続き待ってる。がんばれ!
173 :
石ころ:2008/05/10(土) 11:21:57 ID:lgU1+Bb+
>>172 ありがとうございます。
ハァハァはマスターは変態なんであえてネタとして入れたんですがよくなかったみたいですね。
勉強になりました。
母の日コメありがとうございます
朝からメッコメイコにされてしまった。
エロは付いてないけど2レスいただきます
風呂上がり、台所で晩酌を済ませた私は自分の部屋へ向かっていた。
ワンカップ片手に自室へ向かう途中、リビングで仲良さそうにしているミクとカイトを発見。
何やら手にはDVD……じゃなくて、ビデオテープが持たれている。
「おーい、二人で何してるのー?」
「あっ、めーちゃん! 見て見て! カイトがこんなの持ってたの!」
酔っぱらってるせいで少しぼやけるビデオに記された字を、顔を近づけ目を細めて見てみる。
……と、次の瞬間、私の酔いは一気にさめた。
『MEIKO 16歳 ○○コンサート』
「ちょっと! こんな物いったいドコから?!」
「ドコって……オレのめーちゃんコレクションに決まってるでしょ?」
な……なななっ、何?! めーちゃんコレクション?? しかも決まってるでしょって……
それに良く見たら、上の方に小さく『コレクションNO.87』って書いてる……
って事は、少なくともあと86本はあるって事?!
と、とにかくミクにこんな恥ずかしいもの見せる訳にはいかないわ。
16歳の頃って一番ブリっ子してた時だし……これは私の威厳にかかわる問題よ。
「あっ、あのね、16歳の頃の私って全然可愛く無くて……恥ずかしいから見るのやめない?」
ミクは優しい子だから、きっとこう言ったら諦めてくれ――――
「そんな事無いよ! この頃のめーちゃんもすごく可愛いんだから! 特にこのNO.87はおススメで――」
ちょ……カイト、何でそこで熱く語り始めちゃうのよ!
だいたい、この頃のめーちゃん“も”可愛いって……
それだとまるで……今の私も可愛いって言ってるようなもんじゃない――――
「さぁ、始まるよー!」
はっ! しまった! 考え事してる間に……
『みんなぁー! こんばんわぁ〜♪』
こうして私のコンサートin自宅が、一時間にわたって開催されてしまった。
一時間後〜
『今日はみんなありがとぉ〜♪』
ようやく終わったコンサート。もうね、穴があったら入りたいよ。
ミクとカイトは真剣に見ながら、終始「すごいすごい」を連発してるし……
「あの、いったい何がすごかったの?」
「何って……そりゃあ……」
「ねぇ……」
『おっぱい!!』
えぇー……二人とも一時間ずっと胸ばかり見てたの……?
確かにこの時の衣装はちょっと派手……って言うか、水着だったけど、
ソレをおススメで持ってくるカイトっていったい……
「めーちゃん、どうしたらおっぱい大きくなるの? 私も16歳なのに全然おっきくならないんだけど」
「あー……牛乳飲んでいっぱい寝なさい。そしたら大きくなるから」
そう言うとミクは急いで台所に走り、牛乳片手に自分の部屋へ向かった。
私も疲れちゃったしもう部屋に戻ろう……けどその前に、どうしても聞いておきたい事が……
「ねぇ、カイト。あのさ、さっき言ってた『この頃のめーちゃんもすごく可愛い』の……“も”って……」
「へ? 昔のめーちゃんも可愛いけど、今のめーちゃんはもっと可愛いって意味だけど?」
ぐ……カイトったら、こんな恥ずかしい台詞を簡単に……まぁ、確かにそう言って欲しかったんだけど……
「そ、そう。あー……それじゃあ私寝るから。おやすみ!」
――――バタンッ!
はぁ……恥ずかしくて思わず部屋まで走ってきてしまった。
「16歳かぁ……」
そう呟くと、部屋の鍵を閉めて踏み台を持ってクローゼットの前へ。そこの上段右奥――
「えーっと……あった!」
私はそこにある物を手に取り、テレビの前へ。
『KAITO 16歳 コレクションNO.127』
「はぅぁー……この頃のカイトも可愛いのよね。特にNO.127はマフラーと競泳パンツで――――」
こうして夜は更けていったのでした。
おまけ
翌日、台所に向かうとリンとレンの姿が。
「二人とも、おはよー」
「!!!」
私の顔を見ると、何やら打ち合わせを始める二人。
「昔のリンも可愛かったけど、オレは今のリンにゾッコンLOVEだぜ!!」
「あぁん♪ 私もレンの事が大好き! 特にコレクションNO.127のマフラーと競泳パンツのがたまらないの!!」
こ……こいつら、昨日見ないと思ったら何処で何してたの?!!
おしまい
繧ォ繧、繝医″繧√∞縺ィ諤昴▲縺ヲ縺溘i繝。繧、繧ウ繧ゅ°縲√@縺九b繧ウ繝ャ繧ッ繧キ繝ァ繝ウ謨ー?シ托シ趣シ募崎ソ代>www
縺昴@縺ヲ繝ェ繝ウ繝ャ繝ウwww
繝阪ち蜷ォ譛臥紫鬮倬℃縺弱kw
?シァ?シェ?シ?
>>176 超GJ
母の日のやつもだけど◆9iVe4Scw5QのSS好きだ
毎回オチにニヤニヤ
また何か書いたら読ませてください
MEIKOかわいいいいいいいいいいい
あああああめーちゃんんn
>>176 これは何というバカイト&ダメイコw
胸を気にするミクに和んでスネークな双子に噴いたw
GJした!
181 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 21:29:16 ID:MEaXAy/T
>>148の者です。
やっぱりPネタ書きたかったので投下させてもらいます。
エロいの無しでギャグ寄りです。
苦手な方はスルーしてくれると嬉しいです。
おKな方はどうぞ
↓↓
【ミクの秘密】
「ミク、曲できたんだけど歌ってよ」
…嫌な予感がする。マスターのこの笑みの意図は…。
「はい、これ歌詞ね」
渡されたものに目を通した途端、顔が真っ赤になりそうだった。
やっぱり。なんという卑猥な歌詞。
「マスター…!」
上目づかいで睨んでも逆効果で、マスターはマイクやパソコン、色々な機材をセッティングし始めていた。
ニヤニヤしながら。
ここまできたらもうしょうがない。
いつもの手を使おう。
「マスター、ちょっと準備があるので待ってて下さい」
自然さを装って言うとマスターは何の疑いもなく「早めになー」とだけ返した。
要は、「初音ミク」が歌いさえすればいいのだ。
【ミクの秘密】
「ミク、曲できたんだけど歌ってよ」
…嫌な予感がする。マスターのこの笑みの意図は…。
「はい、これ歌詞ね」
渡されたものに目を通した途端、顔が真っ赤になりそうだった。
やっぱり。なんという卑猥な歌詞。
「マスター…!」
上目づかいで睨んでも逆効果で、マスターはマイクやパソコン、色々な機材をセッティングし始めていた。
ニヤニヤしながら。
ここまできたらもうしょうがない。
いつもの手を使おう。
「マスター、ちょっと準備があるので待ってて下さい」
自然さを装って言うとマスターは何の疑いもなく「早めになー」とだけ返した。
要は、「初音ミク」が歌いさえすればいいのだ。
◇ ◇ ◇
『じゃーんけーんぽい』『あーいこーでしょ』
輪になった6人のうち、5人がグー、1人だけがチョキ。
「決まり!じゃあ今日は〇〇Pのとこのミク、お願いね♪」
「えーうっそ、また私ぃ?△×Pのとこのミク、代わってぇ」
「私は三回連続でやったばっかりだもん、それに私のときよりマシな歌詞だから平気だって」
そう、ここにいるのは全員「初音ミク」だ。
住む家は違えど、姿は同じボーカロイド。
「報酬は前払にしとくね。はい800円」
〇〇Pのとこのミクの手に100円玉を8枚のせた。
「いやなバイトだよね」「困ったときはお互い様って言ってたでしょ♪それにネルちゃんの荒らしのバイトより儲かるよ」
こうして今回は〇〇Pのところのミクが、マスターのちょっとアレな曲を歌うことに決定した。
◇ ◇ ◇
「お待たせ、マスター」「あれ、なんでいきなりタメ口?キャラ変した?」
「え…(やば、ここのミクってマスターに敬語使ってるんだった)あ、なーんちゃって、お待たせしましたマスター♪」
終了です。読んで下さったかたありがとうございました。
>>181-184 GJ!ミク同士の井戸端会議とか想像して吹いたw
そういや弱音ハクって最初はマスター側の設定だったんだよな
ハク(マスター)+ハク(ボカロ)とマスターってのも面白いかも
>>185 最初も何も今でもハクはミクのマスターという設定なのだが・・・
でも二次創作は全然OKと弱音ハクの作者も言ってるので
ジャンクなボーカロイドの弱音ハクが存在しても別に構わない
弱音ハクがマスターという原作設定を知らない人が多いのではなかろうか
ハクがマスター設定の動画もあるんだけどね。
やっぱりボカロ設定の方が創りやすいんじゃない?
188 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:34:25 ID:/licQMrF
>>187 ハク動画は基本ミクが歌ってる様子が出てこないから
歌ってるのがハクに見えて
弱音ハクって新手のVOCALOID?と勘違いした人たちが出てきて
そこから広まった感じなんじゃないかな
ミクの多重人格と勘違いしてる人もいるけどね
二次創作はこれだから面白い
本気KAITOの夜の女王のアリア聴いてきた
なんでKAIKOなのか理解
お兄ちゃんすげー
不都合が起きて歌えなくなったメイコや妹弟の代役を張り切って完璧にこなして妬まれてそうです
「お兄ちゃんのオカマー!一人上手ー!」
一人でデュエット多いよKAITO
>189
それはいいがなんでこのスレに書いたんだ?
191 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:40:13 ID:DcQ9B3X6
KAITO×KAIKOに期待ってこったろ
オカマってことは2丁目KAITOに期待してると見た
ハクってそんなだったんか。ちょっと考えてみよう。
あちきはハク。姓は弱音、名はハクと発しりんす。
あちきには口にするのも恥ずかしい夢がありんした。
自分自身、御歌もろくろく歌いんしませんのに、何を血迷ったのかボーカロイドと言うソフトを使ってニコ動に自作曲動画うPしようと思いりんした。
楽器も弾けんような素人が扱えるような簡単なものじゃありんせん。
当たり前と言わんばかりにあちきのミクはジャイアンリサイタルを毎日続け、あちきはもう、酒浸りの弱音吐きしきりなんした。
今日も今日とて毒ガス漏出現場に連れて行った検知用カナリヤの断末魔のような奇声をあげるミクに酒臭い溜息を吹き掛け、あちきはPCの電源を落しんした。
「はぁ〜…ねぇ、ネル…私才能無いのかなぁ?」
「しらね」
ルームメイトのネルはあちきのメランコリックも関係ないとばかりに撥ね付け、書き込み代行とやらの仕事の手を急かし立てるばかりんす。
「…」
あちきはもう自棄酒カッ食らって寝る覚悟で、一升瓶から手酌のコップ酒をバケツリレーさながら胃に流し込みんした。
ああ、気持ちいい…。
お酒があちきをぽかぽかさせて、目の前がくるくるしてきて、ネルちゃんがとってもカワイク見えてまいりんした。
「ねぇ、ネルぅ…あちきと楽しみませんこと?」
「うわっ!ちょっ、まだ仕事が」
あちきはネルのすきだらけの服をすり抜け、直接敏感な部分をついばみんした。
「ひゃうん!」
「うふふ、ネルちゃん可愛い…ねぇ、私と寝てみない…?あちき、とっても興味がありんす…」
ああ、普段は心のなかでしか使わない廓言葉がはみ出してしまいんした。
でも、もういい。
ネル、あちきと楽しいことしましょう。懇切丁寧、手取り足取り教えてあげりんす…
アンタ、さくらん見てただろ
これはこれでw
いいぞもっとやれw
197 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 08:40:35 ID:mnf9FP4v
wwwww
カイトがマフラーを外さないのはその下がキスマークみっしりだから説
>>キスマーク
想像してみたらエロいというよりキモかった
しかもそのキスは全部SweetAnn(NOT美化)によるものというわけですね
いや、自分でつけたんだろ
>>203 流石に首は届かないだろ
…あ、MEIKOにしばかれて首取れればできるな
ロボットだから首取れても平気☆
こんなんか↓
「やめろ」
そう言う俺の声は少し苛立っていた。
彼女の、挿入時に抱き付いて来て首に吸跡を付ける、という迷惑な癖にうんざりしていたからだ。
「キスマーク付いちゃうって」
注意してみたがメイコはやめなかった。
「だって、カイトったら男前なんですもの」
首筋にキスマークを付けようと吸い付いていた口が離れ、熱い舌が首から耳までを這いずる。
「つば付けとかなきゃ、ネ?」
フフっと笑って、俺の耳を優しく噛んだ。
俺は熱い吐息に怒りとあきれの混じった溜め息で応酬し、腰を大きく動かして先端を深く突き刺す。
「っ」
ほとんど声にならない三点リーダの余韻が付きそうな吐息を漏らして、メイコの唇が耳から離れた。
が、離れた唇はまた首筋を吸引しはじめる。
「だからキスマークやめてってば」
俺の懇願は聞き入れられず、メイコは熱心に吸い付いて来た。
やれやれ、この調子では俺のトレードマークは夏になっても外せなそうだ。
GJ
カイメイでへたれてないKAITOもいいな〜
GJ
違いにSなカイメイ(・∀・)イイ!!
(*゜∀゜)=3ムハー!いいよーいいよー。
男前なカイトもっとやれ。
そう言えばカイトのマフラーって、何のために巻いてるんだろう?
冬も終わり、春になってすっかり暖かくなったって言うのに、
カイトは毎日マフラーを着用している。家でも、寝る時も……
もしかしてマフラーの下に、何か重大な秘密でも隠されてるのかしら?
まさかあのマフラーで首がつながってるとか? それとも、アイスでも保管してたりして……
はぁ……、そんな訳無いか。さすがのカイトもあんな所にアイス入れたりしないだろうし、
せいぜいキスマークを隠すとかよね。 そうよ、キスマークとか…………
――――キスマーク?!!! …………kiss mark?!!!
バ、バカバカ! 私のバカ!! どうして今までその事に気付かなかったの!?
そうよ、カイトは宇宙一カッコ良いんだから、その辺の女が放っておくわけ無いじゃない!
あー! もう、こんな事なら私が先にキスマークの一つでも付けとくんだった!
……って、落ち着くのよメイコ。まだそうと決まった訳じゃないわ。
もしかしたら、カイトはあのマフラーが気に入ってるだけかも知れないし、
何かマフラーの下を確かめる良い方法ないかなぁ…………ん?
ふと目に入ったのは、ワイワイ遊んでいるミク・リン・レンの3人。
そうだ、あの子たちを使って……
「ちょっと、ちびっ子たち。こっちいらっしゃい」
私が呼びかけると、手をピタッと止めて駆け寄ってくる3人。
「どーしたの? めーちゃん」
「あのね、……わ、……私とゲームしよっか!」
「ゲーム?」
「うん! ルールは簡単、カイトのマフラーを取ったらあなた達の勝ち。もし取れたら一人100円ずつあげる!」
100円と言う言葉を聞くと、3人は顔を合わせて無言で頷き、カイトの元へ走って行った。
「カイト――――!!!」
「あれ? そんなに急いでどうしたの? 3人と……も゙ぉ゙!!!?」
勢いよく走って行ったミクは、そのままカイトの体へタックル。カイトを押し倒した。
そして残る二人がマフラーに手をかけ、一気に引っ張る。
これで謎が解ける、カイトのマフラーの秘密が!
……あれ? なんだかカイトの様子が――――あ゙っ!
「ちょっ……ちょっと、リン、レン! しまってる! そっちに引っ張り合ったらカイトの首絞まっちゃってるよ!!」
「へ?」
慌てて手を離す二人、しかしカイトはピクリとも動かなかった。
「良かった、息はしてるみたい」
依然意識を失ったまま天を仰ぐカイトの口元に耳を近づけてそう伝えると、3人はホッとした表情を浮かべる。
でもこれは……カイトには悪いけど、マフラーの下を覗く絶好のチャンスだわ。
ゴクリと唾を飲み、カイトのマフラーへと手をかけ、
目を瞑ってマフラーを取り外し、一度大きく深呼吸をした私はゆっくりと目を開く。
「ウソ……だよね…………」
カイトの首元にはキスマークが……それも一つや二つじゃない。
そうだ、これはきっと見間違いなんだ。私は今何も見なかった。うん、そう……
「あーっ! カイトの首キスマークがいっぱいついてるー!!」
ミクのその一言が、逃避しようとした私の意識を再び現実へ引き戻す。
「ゔ……うーん…………」
意識を取り戻し起き上がるカイトを見て、私は思わず後ずさりをしてしまい、
そのまま壁まで下がりきると、その場にペタンと座り込んでしまった。
「あれ? みんなどうしたの?」
「カイト、キスマークいっぱい!」
「え? うわわっ!」
慌ててマフラーで首を隠すカイトの態度を見て、何かの間違いと言う僅かな望みも消えてしまった。
――――バカ! カイトのバカ!! なによ、私がいるって言うのに!
そりゃあキスもまだだし、正式には付き合っては無いかも知れないけど……
でもずっと一緒に仲良くしてたじゃない! なのに他の女と、そんなっ……
私、はじめてはカイトと……って決めて、今日までずっと守ってきたのに!
「めーちゃん? 顔色悪いけど、どうかしたの?」
「ャ……ダ…………ヤダッ!! こっち来ないで! カイトの不潔!! 浮気者!!」
クッション、時計、リモコン――――とにかく手元にある物を手当たり次第にカイトに投げつける。
「わわっ、ど……どうしたの?! 急にそんな……イテテッ!」
なによ、まだしらばっくれるって言うの? それなら分かりやすく言ってあげる!
「そのキスマークは何よ! グスッ…………ど……、どこで誰に付けてもらったのよ!!」
「どこって……それは…………」
ほら、言えないじゃない。やましい事があるんでしょ!
「家で……めーちゃんに」
カイトの言葉を聞いて手を止め、思考回路は一時停止。
「あの……めーちゃんって、私?」
「そうだよ? もしかして覚えて無いの??」
「そんないい訳、……騙されないわよ! だって私は昨日リビングでお酒を飲んで……」
あれれ? おかしいな、その先が何も思い出せない……
「ほら、めーちゃん毎日お酒飲んだ後、オレの部屋に来てるでしょ?」
「へ?」
何それ? 初耳だわ。私そんな事してたの?
でも、確かに毎日リビングでお酒飲んで記憶を失う割に、朝起きたらベッドの中なのよね……
「あの……ここじゃミク達もいるからさ、ちょっとオレの部屋で話さない?」
カイトはそう言うと、私の手を引いて部屋へ向かう。
そして部屋に入るやいなや、カイトは突然私に謝り始めた。
「ごめんなさい! おれ、そうとは知らずに……」
「なになに? どうしてカイトが謝るのよ、勘違いしてたのは私なんだから――――」
意味が分からず私が困っていると、カイトは手鏡を私に渡し、首元を見る様に言った。
「あっ……これって…………」
髪がかかって見えずらいクビの後ろの方、そこには確かにキスマークの様な物が、
「あの……コレってもしかしてカイトが……?」
私が尋ねると、カイトは申し訳なさそうにコクリと頷いた。
「べ、別にいいわよ。私だって知らないうちにしてたんだし、お互い様だよ」
むしろ数的には圧倒的に私の方が多いんだけど。
しかしカイトは一向に頭を上げようとしない。別に怒ってないのになぁ……。
「めーちゃん、オレあっち向いてるから、スカートの中……見て」
カイトはそう言うと、まわれ右して後ろを向いた。
スカートの中?? 急に何言い出すんだろ?と思いながらも、言われた通りに中を見てみる。
「別に何も……ん? あれ?? んんんっ??!!」
えっと、あ……っと、この下着に少し隠れる辺りにあるアザみたいなのって……キスマーク?
でも、なんでこんな所に??
「その……オレ、キスされてめーちゃんが誘ってるのかと思って……それで、えっと……」
「も、もしかして……これもカイトが?」
もしそうなら……私はカイトにこんな所に口づけされる様な事してたの?
「あの……もしかして、私たち……えっちしちゃったとか……?」
すると黙ったまま再び頷くカイト。
って事は、私は知らない間に処女を喪失してたの?!
相手がカイトだから全然良いんだけど……でも、酔って知らない間に喪失って……
「カイト、昨日の事は忘れなさい!!」
「えぇ?!」
「だって知らない間に初めてのエッチしてたなんてヤダもん!……だから、その……今夜改めてお願いします……」
私はそう言って部屋を飛び出した。
さて、まずはお風呂でしっかり体洗わなくちゃ……今日はカイトと初エッチの日なんだもん!
――――で、一方カイトの部屋では……
「めーちゃん……えっちは昨日だけじゃなくて、去年からほぼ毎日なんだけど……言わない方がいいのかな……」
終わり
GJ!!!!
昨年から毎日してる男前絶倫カイトwww
(*゜∀゜)=зタマラン
カイトの部屋の外で盗み聞きしてそうだな子供達。
>>148を読んで、こんなミクも想像した。とりあえず1スレ消費。続きを描くとしたら百合板行きかな…
こんにちは、初音ミクです。今日は私の周りのことについて、少し喋らせて下さい。
私のマスターは某ニコニコ動画では有名人です。オケが上手、調教もなかなか、歌詞がエロいの3拍子が売りですね。
…そう、歌詞がエロいんです。たまにまともな歌を作ったとしても鬱な曲ばかり。この前なんて、グロな曲だったんですよ?まあ、放置よりはマシ…だとは思うんですが。
ウチにはリンちゃんとレン君もいますが、レン君は全然歌わせて貰ってないみたいです。
前、別の動画…レン君がゴミ箱に行っちゃって、リンちゃんが助けに行くって内容なんですが…。
そこで「捨てたのは○P(私のマスター)w」ってコメントがありました。タグにもついてました。マスター…たまにはレン君にも歌わせてあげて下さい…。
あ、失礼しました。ちょっと脱線してしまいましたね。問題はレン君じゃないんですよ。
ウチのマスター、エロだけじゃなくて百合も好きなんです。百合は世界を救うとかほざいてました。
私はノンケです。これだけは断じて譲れません!痛みは快感とか、中に出してとか、そんなのまだマシです!大切なことだから2回言わせて頂きます。私はノンケなんです!
それなのに、マスターはリンちゃんと百合な歌でしかデュエット組ませてくれないし、ネルさんまで引っ張り出してくるし!次はMEIKO姉さんですか、ハクさんですか!?本当にいい加減にして下さい!
…はっ!しまった、興奮してつい…。とにかく、私はノンケなんですよ。大切なことだから3(ry
マスターのことを張り倒しに行きたいけど、残念ながらマスターは3次元で私は2次元。私はマスターの元へ行くことは出来ません。
…オワタPVに出てたあの定期って、どこで売ってるんですかね?教えてください。マジで。
そんな訳で、私はPCの中でマスターがくれるエロやグロや…百合、の歌を歌い続けているのですが、最近新たな問題が出来てさらに困っています。リンちゃんです。
リンちゃんはマスターのPCに来てから百合な歌しか歌ったことがありません。
元々エロな歌を歌わされてた私と違って、耐性が出来てなかったんでしょうね…そっち方面に目覚めてしまったんです。
嫌われるよりは遥かにマシなんですが…でも性的な目で見られるのは、本当に困ります。リンちゃんは力が強いから、押し倒されたら抵抗しても無駄なんですよ…はあ。
>>216 GJ!
続きが激しく読みたいw
てか百合ネタ普通に昔こっちでも投下されたしこっちでやっても問題無いと思う。
わざわざあっちに書いたら保管が面倒だし。
GJ!
是非とも続き希望!
>>217 一応百合版って専用の板があるんだからそっちに描いたほうが無難じゃないか?
まあこっちに描くとしても注意書きがあれば問題ないだろうけど、前スレにて同性愛もの(BL)が投下された時少し荒れたし。
あと百合板の作品も保管はされてるのか?
219 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:12:47 ID:zYLiI/0B
>>216 続き読みたい!
やっぱりここだと荒れるかもしれないし百合板に投下してくれ、読みにいくから!
百合板のほう探すのめんどくさいなぁ
こっちにも投下してよ
>>220 らめぇえええええええええええええええええええ
住人が分散するようなことして欲しくない。
ま、これ以上議論しても書き辛くなるだろうからやめよう。
どちらかというと板ルールだと思う
ルールは守れ。
でないとホモもここでいいだろと言い出す奴が出てくる。
自分はこっちで投下あっても気にならないけど、
ホモはNG、百合はOK!っていうのはやっぱりおかしいから、
百合板でやるのがベターだと思う。
読みに行くよ〜
俺からも百合スレのほうに投下頼む。
最近過疎気味でさ。SS投下とかでもしない限り復活しようもないんだよ。
このスレの救世主・阿久女イクが華麗に登場!
亞北ネル『あんた他社のキャラでしょうがっ!』(バチコーン!!)
阿久女イク『あぁんっ!この快感がたまらなぁ〜い!もっと私をぶってぇ〜!!』
某執事パロアニメ見て思いついたネタ
>>215-216です。とりあえず、書いたら百合板に投下して、ここでアナウンスする方向にしようかと。
でも書くかは分からないんで、あまり期待しないで下さいなw
>>228 エロボーカロイド紹介動画でスタSのロゴ見た瞬間軽く吹いたな。そういえば。
それとネルさんや。イクを製作したのは会社じゃなくて同人サークルですよ。
nknk動画のエンコが終わりに、タイトルその他編集画面が開始する。
時間指定で出力したサムネをぽちしてタイトルを書き込む。
タイトル名は単純に『MEIKOが歌う(曲名)』
作者※はカバー曲の説明とリンクを張る。
これで、エンコ終了。
あとは、『音楽』『MEIKO』『曲名』『P名』
『MEIKOは俺の嫁』
「おk」
「おk、じゃなーいっ!」
「おお、MEIKO」
「マスター!あんんたなななんてタグつけてんのよ!?」
「うp主特権というやつだ。きにするな」
「きにするなとか言わないで!誰がっ!
ちょっと真面目に作業してるなって思ってたら真顔でそんな恥ずかしいじゃない、すぐ消してえっ!!!」
ホンキでマウス奪いにかかってくるMEIKOを、片手でガードしながら、
「そうそう、訂正して欲しければそれなりのモノを所望するぞ」とかいう、こんなマスターに限って、
案外MEIKOの他にもKAITOやミクやリンレンも所持しているもんだし、
場合によってはLEONやPrima、SweetAnnなど外国勢まで網羅していたりするボカロ大所帯の主で。
そして、そういうコトやらかすマスターはむしろ、KAITOやLEONやミクや
リンレンで評価を受けていたりするものだ。
「ナニすればいいのよ?」
「とりあえず今履いてるパンツくれ。かぶるから」
「かぶるなー!」
この動画にはさぞかし、
『MEIKOは俺の嫁ー!』『おまえの嫁はKAITOだろうw』
『黙れ、MEIKOは俺の嫁だ!』『ちょwタグ自重ww』的なコメが並ぶだろう。
「もうっ!もうっ!
珍しくあたし単品でまともなのを作ったと思えば、そーなるのよぉ!?」
「はは、照れるな照れるな」
「あたしは曲を聴いてもらいたいのっ!」
「なにをいう」
噴火しすぎてぐるぐるしているMEIKOが可愛い。
「MEIKOのマスターは俺。そしてMEIKOは俺の嫁だー♪」
「やっぱ、そのタグ消す!消させて!」
「だが断る」
「タグロックかけるなーーーーっ!!!!!!」
www目に見える様だ
賑やかだなw 慌てるMEIKO可愛いよMEIKO
LOENてwまさかCWP?www
誰かCWPネタ書かないかと期待してた矢先に良いタイミングで投下がwww
俺は今ミクと同居中だが、そろそろうざくなってきた。
もう夕方。今日も仕事がないのでそろそろ料理の時間だ。
「ピンクのスカート お花の髪飾り〜♪」
台所に行こうとしたら、ミクの奴が縁側で何やら歌っていた。
「静かにしろ」
流行の歌らしいが、うざいので止めさせる。
「さしてでかけーるの 今日の私はかわいいのよ!♪」
ついに俺はキレた。
「黙れって言ってるだろァ!!」
「あ…はぃ」
相変わらず尻切れの変な声だ。俺はその声にイラっとした。
「あのさぁ、お前ボーカロイドだかボンソワールだか知らねーけど、
もう歌わなくていいから」
「ぇ…?」
「なんつーかその声、聞いててイライラしてくるんだわ
あと、俺は言ったら一回で聞けよ、コラ」
そう言って頭を押さえつけ、髪を思い切り引っ張ってやった。
「ぃだぃ!いだぃ!やめでくださぃ…マスタァ」
パシーン!
気が付くと思いきりミクの頬を張っていた。
「んだよその声は!東北訛りか?!お前、喋り方おかしいんだよ!」
「うぅぅ…ひっく…」
突然の痛みに、ミクは目に涙を浮かべ、すすり泣き始めた。
それが、さらに俺をイラっとさせる。
「はぁ?また泣けばいいと思ってるの?お前いつもそうだろ?
女の子だと思っちゃってるだろ?」
「うぅっ…女の子でずぅ…」
「はぁ?人間舐めんなよ、ええ?!お前ソフトだろ?
簡単に言ってくれるんじゃねーよ!」
「…うぐっ、じゃあマスタァは、何人の女の子と付き合ったんですか?」
「…この…!」
バコッ、ボコッ、ズシャァァァ!
俺は無意識のうちにミクの肩に掴みかかって殴り、そのまま湿った庭に
体を叩きつけてやった。
「ぅぅ…うぁぁん!」
地面に伏せたまま泣き出すミクの尻を踏みつけてグリグリとしてやると、
そのまま踵を返して立ち去った。
「今日はお前の分はネギだけだからな」
外も暗くなってきた。
俺は調理した袋ラーメン(二人前)と冷凍ギョーザを平らげ、
ミクの分として皿に盛ったネギをそのまま放置すると、風呂場に向かった。
気分は最高に悪い。
脱衣所に行ってみると、何とそこにミクがいた。
汚れた衣服を脱ごうとしているところらしい。イラッときた。
「おい、何してんの?」
「…汚れてしまったから、ぉ風呂にでもと…」
あたかも当然のようにそう答えたのが、俺の逆鱗に触れた。
反射的にミクの首を掴む。
「ぁの…何か…?」
「風呂入っていいっていつ言った?」
「ぃや…いつも一緒に入ってたじゃないですか」
「は?じゃあ俺がいない時は入っていいの?」
「ぃいんじゃないですか」
「え?今なんつった?」
「でずから、ぃいんじゃないかって…」
ボコッ…
「ぐぅぅ…?!」
ミクの腹に蹴りを入れてやった。苦しそうにうずくまるミク。
「おい、しゃがむなよ!汚ねぇ服で床が汚れるだろうが」
「ぇ…?」
「脱げよ」
「ぁ…ぁの…」
「喋んな。その声聞くとイライラするんだわ。脱げっつってんだろ、ボケ」
「は…はぃ」
ミクが既に煤けた色となった緑のネクタイに手をかけ、外した。
「なんつーかさ、そのネクタイ、お前に似合ねーよ。知的なイメージねぇだろお前。
ボロいし、もう捨ててやるわ」
「ぅぅ…そんなぁ」
そう言いつつ、ミクはジッパーに手をかけ、下ろした。
シンプルなブラにつつまれた乳房は意外に大きい。
そのままスカートも下ろし、やはりシンプルなパンティーを露出させた。
「ぅ…」
「いつも思うんだけどさ、これってしてる意味あんの?
お前ボーカロイドのくせにブラなんてしてて生意気だよ」
「ぁっ…いゃっ…」
乱暴にブラのホックを外した。ぷるんっ、と乳房が露になる。
みずみずしい白肉の先端には可愛らしいピンクの乳首が付いていた。
「あのさぁ…お前のこれって、何のためについてるわけ?しかもこんなに立派なのが。
あり得んだろ?しかもこの弾力。ふざけんなって感じだよな」
二つの乳房を乱暴に揉みしだき、乳首を摘んで引っ張ってやる。
「ぁ…ふぁっ…んんっ…ゃめて…くだざぃ…そごは、赤ちゃんを産んで
育てるためにある場所でず…んんっ…!」
抑揚に乏しい訛りだが、体の方は非常に良く反応しており、
ミクはしきりに体をびくっ、びくっと振るわせた。
すでにパンツはぐっしょりと濡れている。
「はぁ?何濡らしてんだよ?それにお前、誰の赤ん坊産むんだよ?
どうやって?ボーカロイドなんだろ?!」
問い詰めつつも激しくミクの乳房を揉み続けた。
「ぅぁんんっ…子供、産もうと思えば産めるど思いまず…
だっで、こうやっで私もモニダーから出て、マスタァに会えたじゃないでずか…
だったらでぎます…だから、マスタァの、入れてくだざぃ…!」
「ったく、どうしようもねぇなお前は。そうやって女の子ぶれば何やっても
許してもらえると思ってるんだからよ。ほら、くれてやんよ」
既に俺の股間はミクの体に押し付けられ膨張しており、精力も十分だった。
ミクのいやらしく濡れたパンティーを下ろすと、そのままチンポをぶち込んだ。
「はぁぁぁんっ!!」
「おぉぉ…」
ミクの中は改めて気持ちがいいと、思った。
俺はかなり巨根の方だが、ミクのおまんこは実にヴァーチャルに俺を刺激している。
豊満な尻に、パン、パンと俺のモンスター・ボールがリズミカルに打ち付けられる。
「おいミク、このままじゃ俺のチンポ目当てで生きてるクズだ。
認めてもらいたかったら今からでも歌ってみろよ、コラ!
おぉぉっ…」
バックの体勢で、リズムを取りながら乱暴に打ち付ける。
乳房も派手に揉みしだき、不要極まりない乳首を交互に刺激してやる。
「ひゃぁ…はぁんっ…うでじぃ…うれじぃでずマスタァ…
それじゃあ、うだいまずっ…ああんっ…!」
不快な声と、言葉にできない中で、俺はテンポを、チンポテンポを早めていった。
「おぉぉ…うぜぇ…喋んなよクズ、歌えよ、さぁ!」
「んんっ、はい…」
腰の動きを軽く緩め、そして再びテンポ良く打ち付ける。
「メェェルドぉぉ、溶けてじまいそぉ…ぉぉんっ…!」
「好ぎだなぁぁんっ…!てっつ、絶対に言えなぃいぃんっ…はぁんっ!!」
喘ぎ声ともつかない声を上げながら絶唱を続けるミク。そして俺は…
「ダメだ。これじゃ鐘一つだ」
萎え始めたチンポを引き抜くと、ぐったりしたミクをそのまま床に突き倒し、
溜まりに溜まった子種をミクの体にぶちまけてやった。
びゅーっ、びゅるるる、びゅる、びゅっ、びゅっ…
豊満な尻が白濁で無様に汚されていった。
俺はミクについた精を塗りたくるように、足でぐりぐりと踏みつけてやった。
そしてズボンのチャックを上げると、泣きじゃくるミクの尻にネギの切り端をぶっ刺して
その場を後にした。
「ほら、また泣く!
飯はできてるから、風呂に先に入ってろよ、クズ」
以上、ミクの笑顔見てたらイライラしたので書きました。
頑張って病気治します。
注意書きぐらいしような
愛のない虐待の注意書きと、SS投下するときは、
メモ帳に一回まとめてからの投下オススメ。
乙
>>241 このスレのために書いてくれた事は嬉しい。
だが俺はあえてこう言おう
ファック メーン
GJ!と言いたいところだが…
病気治してからまた来てくれ
非正規ロイドはキャラが決まってなくて書きやすいなぁ。
>>193の続きということで↓
「うう…汚されてすまったぁ…」
泥酔したハクにヴァージンを奪われたネルは途方に暮れていた。
ステッカーがペタペタ貼ってある皮のトランクを足下に置き、ひと気の無い公園のブランコに揺られながら顔を伏せる。
口にするのも憚られるような変態的プレイで強姦気味にヴァージンを奪われ、しかも初めての相手が女性だったのだ。
ネルの下腹部に響いた鈍痛を顧みるに、トラウマと言うよりPTSDに近い。
「う…」
まだ痛む。
内股になり膝頭を擦り寄せ、痛みを散らそうと努力してみる。
──都会の人はもっと常識があって、やさしいもんだと思ってた…
「はぁ…」
──実家に帰るしかないかな。
ハクとルームシェアしていた部屋から取るものも取らず逃げ出して来た今、ネルが帰る場所はこの街に存在しない。
かといって時給七百円のネルにおいそれと部屋を借りるだけの財力があるはずも無く、
ぐぅ〜
腹の虫も泣き出す始末である。
とりあえずご飯を食べようと思って懐具合を確かめる。
「…」
レシートと硬貨数枚しか入っていなかった。
──やばい、もしかして…
嫌な予感がして銀行に駆け込み記帳する。
予感は当たってしまった。銀行のATMで記帳した通帳の残高は、
130円
ついさっきまで、口座には数万円が残っていた。少なくとも夢破れて帰郷するための電車なり夜行バスなりに乗る運賃分は困らないだけがあった。
だが、今日のついさっき、引き落としがあったのだ。ネルの仕事道具たる携帯数機分の通信料とPCの通信料だ。
────────
銀行を出てからのち記憶は無いがいつの間にか公園に戻っていた。
「…ははは」
なんだか笑えてくる。
──文無し宿無し寄る辺無し、か。都会は冷たいね。
笑みも思考も勝手に溢れ、次いで涙も溢れだし視界を歪める。
「ははは、ふふ、うふ…ぐすっ…も、嫌だ…田舎かえりてぇ…」
人目を気にする余裕も無く泣きじゃくってしまう。
──このまま涙で溺れて死ねたらいいのに。
ネルのネガティブ思考は次の瞬間に中断を余儀なくされた。
ガサガサガサ、バキバキ!
「何泣いてんの?イクとこないなら私んとこおいでよ」
突然植え込みの茂みを掻き分けて女性が現れた。何故か衣服が乱れて息が上がっている。
「…?」
ネルが呆気に取られていると、またも植え込みが揺れた。
ガサガサ
上半身半裸の男性が現れた。植え込みに隠れて下が裸かは分からない。
「汚された…もう…もうお婿に行けないー!うわ〜ん!」
と男らしさをカケラも感じさせない情けない声を発した青い髪の男性は、長くて青い布(ふんどしだろうか)で股間を隠して植え込みの向こうへ駆けて行った。
「けっ、男が女々しいこと言ってんじゃねーわよ!そっち交番あるぞ〜!捕まんなよ!」
植え込み女はひとしきり青い変態に叫ぶと、今度はネルに話しかけて来た。
「あ、ごめんね。つい我慢できなくて。安心してよ、私はハクの友達で亜久女イク。あなたの保護を頼まれたの。あのこお酒入ると無茶するうえに記憶なくすのよね〜。悪気はないから許してあげて」
「…はあ」
溜め息ではなく、肯定と疑問の混じった曖昧な言葉が口からでた。
ネルの都会生活はまだ続きそうだった。
GJ!
続き気になるわw
ネル逃げてー!www
GJのついでに個人的ネタを一つ。多分1レスで収まるはず。
「……状況はわかった。つまり妹から邪魔だから一旦うちに行け、と言われたんだな?」
「はい……マスターさんには弱いですから……」
玄関の向こうに立つ女、ハクの言葉を聴き、俺はため息をつく。
「瑞希(みずき)の奴は、なんでこういう時だけ俺を頼るかな……」
聞く所によると、俺の妹、瑞希は久々の休日を使って大掃除を始めたようだ。自分のボーカロイド、ミクまでこき使っているとの事。
で、居候のハク、つまり彼女は居場所が無くなったためここに非難させられた、という事だそうだ。
「まあいい、上がってくれ。……ちょっと騒がしい奴もいるが気にするな」
「はい……」
ハクに中に入るよう促し、居間に連れて行く。すると。
「あれあれ、珍しいですね?マスターが女連れなんてー?」
と、突然うちのボーカロイドに声を掛けられた。
「ひゃうっ!?」
「……彼女は妹の知り合いだ。別にそういう関係じゃない」
「まーたまたー。そんな事いって今夜はその人を無理矢理襲うんでしょう?
『や、やぁ……やめてくださいぃ……』
『やめろだって?ふん、ここをこんな風にしてるくせによく言うじゃないか』
『……ひどいですよぉ、昼間はあんなに優しかったのに……』
『ああ、俺は羊の皮をかぶった狼なんでね。ほら、いい声で鳴いて』ぶべらっ!?」
そのボーカロイド……阿久女イクは妄想を暴走させ、なんとも言えない三文小説みたいな台詞を声真似をしながらしゃべり始めたので頭をどついて黙らせた。
「いい加減にしないか、イク!ハクさんがうろたえてるじゃないか!」
「……だってぇ、マスターってば最近してくれないしー、欲求不満なのー」
「あ、え?し、してないって……?」
イクの台詞に反応したのか、ハクが詳しく聞こうとしている。
「調教ですよ、ちょ・う・きょ・う。もー、マスターは調教のとき激しいんですよー?なんてったって、いたっ!」
また誤解を招くような発言をしたイクの頭をはたき、ハクの誤解を解くために口を開いた。
「……あくまでもボーカロイドとしての調教ですからね。間違えないでください」
「……うふふふ、もう、マスターのど・エ・ス。私をいちいちいじめないと気が済まないんですよね?」
「お前の馬鹿な発言に突っ込みを入れてるだけだ。……すいません。こいつ、どうも変な思考回路してまして……」
「あ、そ、そうですか……」
>>251 よし、早くそれの続きを書く作業に戻るんだ!
3Pフラグ立っ(ry
派生キャラ祭りと聞いて、飛んできました!!
3レス程いただきます
続
>>118 セックスしよう……って、そりゃオレも男だからしたくないって言えば嘘になるけど、
今後の教育の為にも、とりあえず話し合いで解決出来ないものだろうか。
「ネル、ちょっとそこに座りなさい」
「はぁーぃ♪」
言われた通りにその場に正座して座る。精子絡みの時に限り、本当にネルは良く言う事を聞く。
あぁ……、裸の少女を玄関に正座させてるオレっていったい……
「えーっと、……セックスって言うのは、そんなに簡単にしちゃダメなんだよ」
「はーぃ」
……ダメだ、返事は良いけど全然分かってない顔だぞ。
もっと分かりやすく簡潔に説明してあげないと……
「あのね、セックスって言うのは好きな人としかしちゃいけないの。ただ精子が飲みたいとかそう言う不純な――――」
「あたし、マスターの事好きだよ! 好き好き、だいしゅき!! 愛してる!! だから良いだろ?」
だいしゅきって……ちょっと可愛いけど、さっきと同じでどう考えても精子欲しさに適当に答えてるな。
エサを目の前にマテをされている犬みたいに、目をキラキラとさせてるし……
「そう言ってくれるのは嬉しいんだけどさ、お互い好きじゃないとダメって言うか、その……」
「マスターは……私の事嫌いなのか?」
「え゙?」
……痛い所をつかれた。もちろんネルの事は大好きだ。でも、ネルの事を考えると今は嘘をついてでも――――
しかし、このうるうるした目を前にして嘘をつけるだろうか? 演技と分かっていてもはたしてオレに……
「き、嫌いじゃ無いけど、……って言うか、オレもネルの事好きだけど……」
「じゃあ問題ないな! さぁ、れっつセックス♪」
場の空気に流されやがって……オレのバカ野郎! いくじなし!!
オレの返事を聞いたネルは、意気揚揚とオレの手を引きベッドの元へ向かった。
「あの……こういう時は先にお風呂とか入るんじゃないの?」
「えぇー、めんどくさいから良いよ。 さっ、早く早く!」
ネルはベッドの上で待ちきれないと言わんばかりにピョンピョン跳ねている。
「でもちゃんと洗わないと、バイ菌とかもあるかもしれないし」
「何言ってんだよ、毎日汗臭いちんちんあたしに咥えさせてるくせに!」
いや、それはネルが勝手にしてるだけで……と言ってても仕方無いので、
オレは服を脱いでネルが待つベッドに入った。
「あっ、入れる準備はしといたから! はい、マスター、挿れて♪」
そう言うと、ネルは四つん這いになって小さなお尻をつき出す。
準備って……確かに濡れてるみたいだけど、正常位じゃないんだ。まいった……オレ童貞なんだけど上手い事できるかな……
と、とにかく穴に入れないと。
そう思い、慎重に穴を目指してモノをあてがう。
「ぁんっ……マスター、そっちの穴に挿れるのか?」
「え?」
「だから、そっちお尻の穴なんだけど」
「え゙ぇぇぇ?! ご、ごめん! そんなつもりじゃ」
慌てて挿れようとした穴からソレを引き離し、謝りつづける。
するとネルはクスッと笑い、
「仕方ないマスターだなぁ。ほら、これで間違わないだろ?」
と言って、手を後ろに回し、挿れる部分がよく見える様に両手で開いてく。
確かにこれなら良く見えるし大丈夫そうだ。オレは苦笑いを浮かべながら、今度こそネルの中へソレを挿入した。
「きゃ……んっ、マスターのおちんちん……は、入ってきた……んんっ!」
始めてするセックス。中が凄くヌルヌルしてて、温かくて……なによりすごく気持ち良い。
こうして挿れてるだけでも、ネルの膣内がビクビク痙攣してすぐにでもイキそうになる。
……ん? 痙攣? なんで痙攣??
「にゃ……ふあぁぁん!! マスター、中がビクビクって……なにこれ、凄く気持ちい……あっ、んあぁぁ!!」
「え? ネル……もしかしてもうイっちゃったの? まだ挿れただけなんだけど……」
「だって、うぁっ……ん゙……ビクビクって止まらないんだもん! これって、イってるのか……? んぁ……ッ」
小さな体を震わせながら、大声で喘ぎ続けるネル。よく分からないけど、おそらくイったんだろう。
こういう時って止めるべきなのかな? あまり続けてするとネルの体に負担がかかるかもしれないし……
なんだか不完全燃焼だけどここは――――
「はぁ……はぁ…………よし、ちょっと落ち着いてきた。マスター、動かしていいよ」
「でも、さっきイったばかりなのに大丈夫なの?」
「平気だって! マスターがイクまで続けて良いから。せーし欲しいし……それに私ももっとイキたい!」
うーん……ネルがそう言うなら良いんだよな……? うん、良いに決まってるさ!!
そう自分に言い聞かせ、オレはゆっくりと腰を動かし始めた。
「あぁんっ、……マスターのおちんちんで、ぁ……中が……擦れて、またイっちゃいそう……あっ、ふあぁぁっ!」
さっきと同じようにネルは大きな喘ぎ声を上げ、膣内がビクビク痙攣し、手はシーツをギュッと掴んでいる。
その姿を見たオレは、思わず動きを止めてネルに問いかける。
「だ、大丈夫か?」
「あっ、あっ……ん、大丈夫だよ、気持ち良いだけだから……もっと突いていいぞ……」
こう言っているものの、これ以上激しく突いたりしたらネルの体が壊れてしまいそうだ。
少し体を休ませるように、ネルの中にソレを差し込んだまま、ソッと後ろから覆いかぶさるように抱きしめる。
「マスター……? どうしたんだ?」
「あー……っと、ちょっと休憩」
ネルの体が心配だから――――なんて言ったら、絶対に『気にせず続けろ』って言うだろうし、適当な事を言ってごまかす。
それにしても、ネルの体って本当に細いな。こうして抱きしめたら――――
「んっ、マスター……そんなに抱きしめるなよ……首の所がムズムズする」
ネルにそう言われ、オレは少し悪戯をしたい衝動に駆られた。
毎日好き勝手されてるし、たまには仕返ししてみるのも面白いかも知れない。
まず手始めに、先程言っていた首のあたりにキスをする。
「きゃっ……うぅ……こら、マスタぁー! 止めろってば!!」
口ではこう言っているけど、さすがにこの体制からは何もできないみたいだ。
そうと分かれば今度は耳を咥えてみる。
「ふぁ……あぁっ、マスター、ダメだって! そんな……あっ、んんっ!!」
あれ? 予想以上の反応に、なんだか楽しくなってきたぞ……
調子に乗り始めたオレは、耳を咥えたまま手をネルの胸元へ運ぶ。
ほとんど平らの丘の先にある、硬くなった二つの乳首。そこを爪でカリカリと引っ掻くように刺激してみる。
「あっ、んあぁぁ!! ダメ、おっぱいさわっちゃダメ! あっ、んっ、ふあぁぁ……」
あまりの可愛い反応に自然と腰は動き始め、今度は親指と人差し指で、乳首を挟んで擦り合わせた。
「んっ、あぁ! マスター、休憩じゃないのかよ! きゃ……んんっ、ソコだめぇ……」
「休憩はおしまいだよ?」
少し意地悪な事を言ってみると、ネルは涙ぐんだ目でこっちを向いた。
「じゃあ……んぁぁ、……おっぱいだけでも許して、ハァッ……ホントにそこダメなんだって……」
「何がダメなの?」
「だから……こんなに突かれて、おっぱい触られたら……あっ、あたし……また……イク……ぅ、あっ、あぁぁぁ!!!」
三度目の絶頂で、とうとう体を支えきれなくなったネルは、そのまま前のめりになって崩れて落ちてしまった。
「ネル、疲れたでしょ? 今度は寝てるだけでいいからね」
「ふ……あっ、んぁぁ……寝てるだけ……?」
「そう、寝てるだけで良いよ」
オレはネルを仰向けに寝かせ、正常位で続きを始めた。
続き期待!
えーと、またミク虐待投下したいと思いますがいいですかね?
嫌な人はNG登録お願いします^^
どぞ
おk
しかし悪いが、俺はスルーさせてもらう
いいんじゃね
読まないけど
そういう需要もあるだろ
凌辱ものが少なすぎるよ
俺は読むよ。作者には殺意沸くけど
苛められてるミクが健気で可愛すぎる
まぁ凌辱NTR女体化グロは例え2次でもシチュスレに追いやられたりするもんな。
注意書きはしてあるんだから寛容に対応すべきさ
しかしながら投下宣言から二時間経とうとしてるのにまったく音沙汰ないのはこえいかに
いちいち読まない宣言する奴はスルースキルがないわけ?
そっちのがきもい
スルーしろとだけ言えばいいのになんできもいとか一言余計に言っちゃうかなぁ
そんなじゃ他人のスルースキル問えないよ
まあまあ
仲良くやろうぜ
週末投下期待wktk
269 :
251:2008/05/17(土) 01:19:58 ID:/OPwXuso
>>252 しかしハクは百合スレ住人(SS的な意味で)
.
272 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 05:02:04 ID:UbtBdpuN
/
何してんすか
誰もめーちゃんを祝ってない件について
ボカラン1位なのに(´・ω・`)
>>274 俺は本スレで祝って来たからなあ。でも書くとしたらマスメイになるんかな?
こうして見ると虐待の需要って結構あるんだなぁ
お前ら溜まってる?
妄想Fullが来てたから久し振りにほのぼのカイメイ支援見たけど、
やっぱりいいキャラしてるな
メイコはハイパーかわいいし
カイトはバカだし(バカイトな意味で)
ミクはほへーだし
リンは絞めるし
レンはバナナうめぇし
アンは飲みっ放しだし
レオンはイクラちゃんだし
大学生活板にあった虐待スレってdat落ちしてたんだな
隔離先がなくなっちまったな
>>274 ニコ動ではメイコに対してアドバンテージを握っていられるカイトが
ぼからん1位を取ったメイコに笑っておめでとうと言いながら内心複雑そうにしている図が浮かんだ。
総合ランキング1位に届かなかったことにホッとしたり
そんな自分に気がついて自己嫌悪に陥ったりとか。
Mカイトなら素直に喜びそうだけど。
そもそもまともな個別キャラスレなんてないんじゃないの。
荒れてないのはがくぽだけか?まだ発売されてもいないのにw
がくぽ来るよネタSSもまだないよな。
がくぽはエロパロでやっていいのか心境的にちょっと戸惑うなあw
284 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 16:05:18 ID:wDtV0Z7C
>>78は鬼才。その発想はなかった…!触発されて、某Pと某PのKAITOとMEIKOをモデルにほのぼのカイメイを書いてしまいました。
あくまでもモデルなので、妄想と願望が混じってます。うまくもエロくもなくてごめんなさいなんですが、よろしかったらお付き合いくださいm(__)m
わたしがマスターのところに来て数ヶ月経つけれど、わたしはまだソロ曲を歌わせてもらったことがない。コーラスで参加したのだって、家族総出で歌わせてもらった一回だけだ。
…わたしはボーカロイドだし。マスターのために存在するものだし。マスターの感性がわたしを選ばなかったのなら、それは仕方のないことなんだけれど。
ああ、でも。
「歌いたい、なぁー…」
スタジオのほうからは、楽しそうなカイトとミクの声がした。心にぽっかりと穴が開いたような感覚。
「……」
だめだわ。良くない感情に飲み込まれる前に、少し気分転換をした方がいいのかもしれない。
「あ、メイ姉どこ行くの?」
「んー。ちょっと、ね。すぐ戻るから心配しないで、リン」
一人で出かけようとするわたしに驚いてリンが声をかけてきたけれど、わたしは曖昧に笑ってネットの海に繋がる扉を開いた。
◇
286 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:11:06 ID:wDtV0Z7C
「で、結局ココに来ちゃうわけね、わたしは…」
気分転換にならないわ、と、いつもの動画サイトの入り口の前で苦笑する。
「いやいや、別に行き先をいつもと変えたらいいんだし」
わたしは誰にともなく言い訳をしてサイトの中に入った。正直、今は他の「MEIKO」に会いたくない気持ちがあったのも確かだけど。
サイトの中は賑やかだった。ハーブできれいなポーションを作っている人もいれば、おそろいのトレーナーで「ドリフの/大爆笑」をBGMにウッキウキな踊りを披露している人たちもいる。
「情熱/大陸」他を一人で(一頭で?)セッションしてるお馬さんもいれば、ものすごいスピードでアスレチックをクリアしつつ組曲「ニコニコ動画」を演奏しているおヒゲの配管工さんもいた。
287 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:13:25 ID:wDtV0Z7C
いつも同じところに行きがちだから、行く先行く先とても新鮮で楽しかった。
夢中になって色々なところを見て回っていると、とても綺麗な声が耳に飛び込んできた。
優しく響く低音、聞いているだけで癒されるような情緒あふれるメロディを、丁寧に丁寧に歌う男の人の声。
その声に、ふらふらと引き寄せられた。
「ああ…来ちゃった」
来るまいと思っていたのに、目の前には「Vocaloid」と書かれた看板が見える。そして、わたしを引き寄せた歌声の主も。
歌声が近くなるにつれ、その豊かな響きに恍惚となる。
気分転換のために来たサイトなのに、結局歌にとらわれている自分は、やはりボーカロイドなのだと痛感した。
288 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:15:07 ID:wDtV0Z7C
「…やぁ」
わたしに気付いたその人は、わたしを見て優しく微笑んだ。
KAITO──といっても、うちにいるカイトではない。
同じプログラムでも、マスターが違えばそのプログラムはまるで別人になる。
「あ、あの、お邪魔しちゃってごめんなさい。あなたの声があんまり素敵だったから、」
自分でも滑稽なくらいうろたえてしまう。
別人とはいえ、姿かたちはうちにいるカイトとよく似ているのに、こんなにも雰囲気が変わるものなのだろうか。
「ありがとう」
その人は、微笑を絶やさずにわたしを見つめてそう言った。
「え」
「僕の歌を聞いてここまで来てくれたんでしょう?嬉しいなぁと思って」
「……」
じわじわと、耳の先まで熱くなるのを感じた。
「よかったら、そこに腰掛けて少し話しませんか」
289 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:17:26 ID:wDtV0Z7C
促されるまま、彼の隣に座る。
彼は静かな、だけど聞き上手な人で、わたしは会ったばかりの彼に色々な話をしてしまった。
うちにはボーカロイドが5人いて、賑やかに楽しくすごしていること。
でも、自分はもっぱらコーラス担当であること。
不思議なことに、それまで誰にも言えずもやもやと抱えていたことが、ただ話しているだけですーっと消えていくのが分かった。
「ごめんなさい…わたし、自分のことばかり話して」
「いや、いいんですよ」
穏やかに微笑む彼の笑顔に魅了される。
かさついた心が潤っていくみたいだ。彼のことをもっと知りたいと思った。
それからしばらく、わたしたちはお互いのことを話し続けた。
彼のところには彼以外のボーカロイドがいないということ、でも他のDTMソフトたちとそれなりに楽しく暮らしていること、など、彼のことも教えてもらった。
「歌は好き。マスターも好き。マスターの作る音楽はとても素敵なの。
だから本当はもっと歌いたいけど、生意気なこと言ってたら罰が当たるわね」
「僕はメイコさんの歌が聴いてみたいなぁ…
歌ってくれませんか?観客が僕一人で申し訳ないですけど」
「へ?」
「だめですか?」
「ムリよ、だってわたしあんまり調律されてないし。
知ってる歌だって少ないわ」
「いいんですよ、僕はあなたの歌が聴きたいんです。
僕らはボーカロイドなんだから、100の言葉より1の歌を聞かせてもらう方が、
分かり合えるような気がするんですよ」
それに、あなたは僕の歌をもう聴いてるでしょう?
そう言っていたずらっぽく笑った彼に、思わずつられて笑ってしまう。
「そうね、その通りだわ。じゃあ、歌います。…恥ずかしいけど」
290 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:19:50 ID:wDtV0Z7C
家族以外の前で歌うのは本当に久しぶりで、最初はうまく声が出なかったけれど、
目を閉じて聴き入っている様子の彼を見て、わたしは一生懸命心を込めて歌ってみせた。
サビに入ったとき、彼はそっと目を開いて、静かな声でコーラスを重ねてくれた。
それは、形容しがたい快感をわたしに与えた。
あまりの気持ちよさにわたしはうっとりしてしまって、その後はとにかく夢中で歌を歌った。
歌い終わり、全身から力が抜けて倒れこみそうになったわたしを、彼が支えてくれた。
そのまま、わたしの耳元で低く囁く。
「…良かったですよ、メイコさん」
「あっ…」
鼓膜を震わせる低音に感じてしまい、わたしは思わず変な声を出してしまった。
「……」
「……」
二人して真っ赤になって固まる。
「あ、ははは…ご、ごめんなさい」
「い、いいえ…」
うう、気まずい!
291 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:20:35 ID:wDtV0Z7C
「じゃ、じゃあ、わたしそろそろ…」
「! は、はい」
「あの、今日は本当にありがとう。
話を聞いてもらって、歌も一緒に歌ってもらって、すごく嬉しかった」
「あの!」
「?」
「メイコさん。また、来てくれますか?」
「…あなたさえよければ、喜んで」
彼はにっこり笑った。
「じゃあ、また明日。ここで会いましょう」
「ええ、また明日」
約束するのがくすぐったい感じ。
彼と別れて帰路についたわたしは、何度も何度もあの言葉を反芻していた。
(「…良かったですよ、メイコさん」、かぁ…)
顔がにやけてどうしようもない。
その声は、今まで聞いたどんな歌よりも、わたしの心に深く焼き付けられたのだった。
◇
292 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:22:05 ID:wDtV0Z7C
それから、わたしは毎日のように彼と会い、話をしたり歌を歌ったりした。
ときどきそこに他のボーカロイドも加わって、大合唱団状態になることもあった。
わたしは毎日が楽しかった。
たとえたくさんの人に聞いてもらえなくても、好きな歌を好きな人と歌うだけで、こんなにも幸せな気持ちになれるものなのか。
(え…)
好きな歌を、好きな人と。
自分の思考に一瞬フリーズする。
(ああ、そっか)
わたし、すきだったんだ。カイトさんのこと。
いつから?もしかして、最初に彼の歌声を聴いたときから?
(100の言葉より1の歌…確かに、その通りなのかも)
いつかの彼の言葉が脳裏に浮かんだ。
「こんにちは、メイコさん」
「こんにちは、カイトさん…」
自覚してしまうと、なんとなく彼の顔を見るのが恥ずかしくなって、わたしはつい彼から目を逸らしてしまった
。彼はそれに気付いて不審そうな表情を浮かべたけれど、特に追求もせず普段と変わらない様子でいてくれた。
ほっとしたような──ちょっと寂しいような。
(変わっちゃったのはわたしだけ、かぁ)
でもいいや。こうやってそばにいられるだけで、十分。
わたしは一人うなずいた。
◇
293 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:23:05 ID:wDtV0Z7C
「お姉ちゃん、今度の新曲はお姉ちゃんのソロ曲みたいだよ!」
「え」
収録を終えたミクが、にこにこしながらわたしに言った。
「…わたしの?」
「うん。マスターが言ってたよ、やっとお姉ちゃんのイメージに合った歌ができたって!」
「……」
わたしの歌。マスターが、わたしのために作ってくれた歌。
どうしよう。嬉しくてたまらない。カイトさんに報告しなきゃ…!と思った瞬間。
『Now reading MEIKO Voice DB...』
ボーカロイドを呼び出す機械音声がフォルダの中に響いた。
「ええっ?さっそくお呼び出し?」
「行ってらっしゃい、お姉ちゃん!!」
マスターの命令は絶対だ。ミクに見送られ、わたしは急いでスタジオへ向かった。
カイトさんにせめて一言報告したかったな、と思いながら。
294 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:23:59 ID:wDtV0Z7C
マスターの新曲は素敵なものだった。
恋の歌──今のわたしにぴったりすぎて、なんだかすごく照れくさい。
マスターは、わたしの声がより魅力的に響くように、何度も何度も調律を繰り返してくれた。
大好きなマスターの曲を、わたしがソロで歌える日が来るなんて!夢のようだった。
でも、当然その間は…
会えない。会いたい。
カイトさん。今どうしてるんだろう。
マスターの新曲は恋の歌。わたしが思うのはただ一人。
完成した歌は、マスターも驚くくらいの出来に仕上がっていた。
『File』−『Save』
『File』−『Exit』
プログラムが終了されるのを見計らって、わたしは大急ぎでカイトさんがいつもいる場所に向かった。
295 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:25:34 ID:wDtV0Z7C
カイトさん、どうしてるかしら。
突然来なくなったわたしを心配してるかしら。怒ってるかしら。
それとも、全然気にしてなかったりして。
「そういえば最近来てなかったですねー」なんてにっこりされたら、さすがのわたしもちょっと凹むな。
勝手な言い分なんだけどさ。
「メイコさん!」
──いた!
嬉しい、いてくれた。
「カイトさ──」
駆け寄ったわたしの手を、カイトさんはぐっとつかんだ。
と思ったら、そのまま引き寄せられた。え、何事?!
驚くわたしを、カイトさんの真剣な視線が射抜く。これ、は…
心配されてた?それとも怒ってる?
いつもと違うカイトさんが怖くなって、わたしはまた目を逸らしてしまった。
296 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:26:39 ID:wDtV0Z7C
「メイコさん」
「ちょ、カイトさん?!カイトさんってば…」
突然、強い力で抱きしめられて、わたしはパニックに陥ってしまった。
もう一度言うけど、これは何事?!あまりのことにショートしそう。
カイトさんがわたしの肩に顔をうずめる。
綺麗な青色の髪が、わたしの頬をさらりとなでた。背筋がぞくぞくとあわ立つ。
「もう、」
消え入るようなカイトさんの声。
「もう、来てくれないのかと思いました…」
「え?」
「最後に会ったとき、メイコさん様子がおかしかったから。
なにか嫌われるようなことをしちゃったのかと思って」
今、も、僕の顔を見てくれなかったし。
297 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:27:45 ID:wDtV0Z7C
「ち、違うの、違うのよカイトさん!」
そんなことない。むしろ逆。カイトさんの言葉に、わたしは慌てた。
「ごめんなさい、あの、わたし、わたし、」
歌をもらえたの。とても素敵な歌。歌ってる間中、ずっとあなたのことを考えてたわ。
言いたいことはたくさんあるのに、何一つ言葉が出てこない。
そのとき、ぽうっと光があふれて、新しい動画がわたしたちのすぐそばに現れた。
それは、わたしがさっきまで歌っていた歌。
「これ…」
カイトさんはわたしを抱きしめたまま、その動画を食い入るように見つめている。
「メイコさん、の?」
「う…うん」
「そっか…来られなかったのは、もしかして、このせい?」
「ごめんなさい。突然だったから…」
「いや、僕のほうこそ…その、」
抱きしめる腕の力が徐々に弱まっていく。
その代わりに、カイトさんの顔はどんどん赤くなっていく。
298 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:28:54 ID:wDtV0Z7C
「と、とんだ勘違いで、あの、」
「カイトさん」
わたしはカイトさんの背中に手を回した。
とたん、カイトさんの体がぎこちなく固まった。
「めめめっ、メイコさん?!」
「わたしの歌、聴いて…?」
動画から流れるメロディは、恋の歌。これは、わたしの恋の歌。
きっとなによりも雄弁に、わたしの気持ちを伝えてくれるはず。
カイトさんの顔が、ますます赤くなっていく。
「あの、これ、もしかして…」
「…うん」
恥ずかしくて死にそう。わたしはカイトさんの顔が見られなくて、彼の胸に顔をうずめた。
カイトさんはしばらくそのまま固まっていたけれど、もう一度わたしの体を、今度はふんわりとつつみ込むように抱きしめてくれた。
299 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:29:35 ID:wDtV0Z7C
「…ありがとう」
心を潤す、優しい低音。
あなたの声が笑顔が存在が、わたしを救ってくれた。満たしてくれた。
「ええっと…もう、バレてるかもしれないけど。僕も…」
困ったように彼が笑った。
「ふふ。でも、聴きたい」
今度はあなたから、わたしへの恋の歌を。
<終>
300 :
カイメイ:2008/05/17(土) 16:36:11 ID:wDtV0Z7C
なんというか尻切れトンボですみません。読みづらくてすみません。
うっかりageてしまって本当にすみませんでした…orz
またロムに戻ります。お目汚し失礼致しました。
なんというカイメイ。GJ!
すごい良かった!ニヤニヤしてしまった!
GJ!!
さんづけで呼び合う年長組がかわいすぎる
兄弟設定もいいけどこういうのもいいなあ
GJすぎて全俺が泣いた
さん付け呼び可愛いよさん付け呼び
自分の妄想がSSになってるw
全力でGJ!
初めましてから始める年長組もいいもんだね。
うおおお。GJGJ!! この設定いいなーと思ってた奴で
投下がきて、本気で嬉しいよ! にやにやが止まらない。
メイコに丁寧語なカイトがいいなあ。
綺麗な年長組の後にアレだが
>>78の妄想にはもう一つ別のパターンがあってな
そっちでは、まあ色々あった末にP同士が話し合い
某PがMEIKOを譲渡する方向でハッピーエンド
…と思いきや今度は、密かにMEIKOを気に掛けてた某Pん家のKAITOが
あっちのKAITOとすっかり仲良くなってるMEIKO見て
嫉妬で病んでロイド化して
MEIKOと相手KAITOのメモリを強制リセットして
自分と相手KAITOの入れ替わりを図るという火サス展開。
探偵役は双子で。
しょうもない妄想だけなら湯水のごとく出てくる自分末期。
>>78設定のSS書き込んだ者です。
乙女すぎかつキャラ違いすぎでハラハラしてたんですが、
優しいご感想を頂けてほっとしました。
読んで下さって本当にありがとうございます。
嬉しくて目から滝が…。゜。゜(ノД`)゜。゜。
>>306さんはもしかして
>>78さんですか?
設定勝手にお借りしてすみませんでした。
そしてその発想力に嫉妬…!!
とりあえず俺のサムソンと腹のために
>>256の続きがいつごろ投下されるのか教えてくれるとうれしい
VIPにも虐待スレあるよ
うわああああ!カイメイGJすぎる!!
GJすぎて思わず叫んでしまったwww
ハイパーかわいい姉さんいいよいいよー
>>307 キャラ違いも何もイメージさえあってればどんなキャラでもアリなのだよ。
>>313 それがボカロの良いところだな
設定が限りなく少ないから何でも出来る
ボカロもそろそろ下火かとも思ってたけど、最近のランキング見てるとまだまだいけるなという気がしてきた。
これからも、波はあるけど愛され続けるジャンルのような気がするな。
がくぽもいいけど03の情報マダー?
>>314 逆に言えば、書き手の腕が試されることでもあるよな
こんばんは
KAITO×ミク投下させて頂きます。
KAITO一人称視点です。
少し長めなのでお暇な時にでも読んでいただけるとうれしいです。
それでは
【 真夜中、おみやげ 】
こんな時間だし、俺は、ミクはもう寝ていると思っていたのだ。
日付も変わり、時刻は午前二時少し前。
仕事で珍しく帰りが遅くなった俺は、電気の消えている我が家のドアを、みんなを起こさないよう、そっと静かに開けた。
普段は歌と音楽が溢れているこの家を、しんと静寂が占めているのは不思議な感覚だった。
明日はオフだ。もうシャワーも明日にして、今日は俺も眠ってしまおう。
水音で、みんなが起きるといけないし。
そう考えながら、俺は片手の荷物を持ち上げる。
中身のたっぷり入ったレジ袋が、がさっと音をたてた。
めーちゃんのワンカップ、ミクのネギ、リンのみかん、レンのバナナ、そして自分用のアイス。
みんなの好物ばかりを、ちょっと奮発して買ってきた。
おみやげを持って夜中に帰ってくる自分を、この家のお父さんみたいだな、なんて考えて、一人でにこにこしながらキッチンへ向かう。
冷蔵庫の扉を開ける。暗い台所を、オレンジ色の庫内灯が小さく照らした。
みんな喜ぶだろうな。
がさごそと袋から荷物を取り出しながら、俺はふと思いつく。
そうだ。こっそり枕元に置いておけば、明日の朝みんなびっくりするぞ。
みんなの驚く顔を思い浮かべてわくわくする。我ながらいい思いつきのように思えた。
俺は自分のアイスだけを冷凍庫にしまって、足音に気をつけながらみんなの部屋へ向かう。
まずはめーちゃんの部屋。
ノックしようとして、思いとどまる。
起きちゃったらびっくりさせられないな。
そっと、静かに。
「めーちゃん、おじゃまします」
ひそひそと小声で断って、俺はゆっくり注意深くドアを開く。
まずは頭一個の狭さだけの隙間を開けて、俺は室内を覗く。
ベッドの上、めーちゃんはすうすうと眠っている。
サイドテーブルにはビールの空き缶や焼酎のビンが乱立している。
…また飲みながら眠っちゃったのか。
いち、にい、さん、しい、ご、ろく、しち、はち…
目でそれらを数えながら俺は後悔する。
おみやげ、別のものにすれば良かったな。
俺たちには肝臓なんて無いけれど、いくらなんでもちょっと飲みすぎだ。
ワンカップは、しばらく俺の部屋に隠しておこう。
小声でおやすみ、と告げて、俺はそのままドアを閉めた。
次はリンとレンの部屋。
「はいるよー」
小さい声で言って、俺は音を立てないようにドアを開く。
二人のために買った二段ベッド、その上段下段でそれぞれに二人が寝息を立てていた。
上の段がリンだったよな?ベッドの隅から、ぶらりと足が垂れている。
起こさないように。抜き足、差し足。
ベッドの側に立って、俺はまず背伸びをしてリンの枕もとを覗き込む。
リンは毛布を抱きしめるようにして、気持ち良さそうに眠っていた。
ベッドからはみ出ているリンの足をそっと持ち上げて、布団の上に戻す。
起こさないように気をつけながら、その上に毛布をかけてあげた。
次はその場にしゃがみこんで、レンを覗き込む。
さすが双子だというべきか。
リンとまったく左右対称のポーズで、レンもすやすやと眠っていた。
二人のベッドにはヘッドボードがない。
俺は考えて、部屋の真ん中の低いテーブルに、こそこそとみかんとバナナを並べる。
すべて綺麗に並べ終えて、よし、と立ち上がる。
その時、手をついたテーブルが、ぎしりと音を立ててしまった。
「うーん」
ベッドの方から声が聞こえて、俺はどきっとする。
目をやると、リンが寝がえりを打っていた。
起こしたか?そのまま様子をうかがっていると、リンはまたすぐに規則正しい寝息を立てだした。
俺はほっと胸を撫で下ろして、二人の部屋を後にする。
よし、いいぞ。
最後はミクの部屋だ。
サンタクロースになったような気分で、わくわくしながら俺はそろそろと歩く。
最後まで油断せずに。足音に気をつけて。
ミクの部屋の前、ドアノブに手を伸ばす。
リンの部屋での反省を経て、今度は本当に、まったく音を立てないように気をつけて。
扉が、薄く開く。
あ、れ。
何か、今までの部屋にない空気を感じて、俺は動きを止めた。
室内の空気がわずかに、ほんのわずかに熱を帯びているような感じ。
耳を澄ますと、かすかな衣ずれの音が聞こえる。
そして、寝息ではない、不規則な呼吸。
(ミク?起きてるのか?)
思えばここで俺は、ドアを開けないまま声をかけるべきだったのかもしれない。
後にして思えば、胸の奥で何かがざわつくのを感じていた。
だけど、こんな時間だし、俺は、ミクはもう寝ていると思っていたのだ。
何の考えもなく、薄く開いたその隙間から、俺はミクの部屋の中を覗いた。
暗い部屋の中、ベッドに腰かけた人影が見えた。
それがミクだとわかる程度には闇に眼が慣れていた。
ただ座っているのではない。ツインテールがかすかに上下に揺れている。
パジャマに着替えもせず、いつものかわいらしい衣装で、うつむいている。
短いスカートを腰元までたくしあげて、両手を足の付け根に挟み込むように伸ばしている。
時折爪先で立つようにして、かかとを浮かせ脚を震わせる。
膝を合わせたその奥で、ミクの手が、指が、動いていた。
「っ、」
熱い息を逃がすようにはあはあと息をつきながら、ミクは肩を震わせる。
「 ん、っ、ぅ」
声を堪えるように、唇をきゅっと閉じた。
うそだろ。
信じられない思いで目が離せない。
だって、ミクが、こんな。
時折、はっ、と口を開いて、ミクは大きく息つぎをする。
「ぅ、ん」
切なげに眉根を寄せ、ぎゅっと目をつむっている。
だって、だってミクは。
純粋で、かわいくて、だって。
まだ16歳で。
扉の奥の光景に俺は打ちのめされていた。
ほんの数メートル先で、妹が、
頭の中がぐるぐると回る。
だがそのショックの中で俺は思い直そうとする。
俺は何をしているんだ。
ミクはこんなとこ見られたくないに決まっている。
誰だって、一人でしてるとこなんか見られたくないに決まっている。
まだ16歳?もう16歳だ。
ミクだって、お、おとなになろうとしているんだ。
帰らなきゃ。自分に言い聞かす。
部屋に帰らなきゃ。さあ帰れ。
この場から早く離れるんだ。
だが思考とは裏腹に、俺は縫い付けられたようにその場から動くことが出来なかった。
心拍が速度を上げて、耳の中がわんわんと鳴っている。
帰らなきゃ。帰らないといけないのに。
その時、熱い息を吐き、声を我慢するばかりだったミクの唇が、はじめて言葉らしい言葉をつむいだ。
「お、にい、ちゃぁ ん、」
俺は冷水を浴びせられたようにびくっと硬直する。
えっ!気づかれた?気づかれたのか?どうしよう!
思わず床に座り込むようにして、俺は焦ってドアから身を引く。
だがミクはドアの外の俺に気付いた様子はない。
愛しげにおにいちゃんと繰り返しながら、ふとももを擦り合わせ、目をつむっている。
体にぎゅっと力を入れて、すくめた肩を震わせている。
俺は混乱する。
お兄ちゃん、って、俺のことだよな。
他に、ミクの兄、というと、レオンもそうと言えなくもないかもしれないけれど。
でも、ミクがお兄ちゃんと呼ぶのは俺だけだ。
そのはずだ。
耳鳴りがひどくなる。
かあっと頭に血が昇っていくのが自分でわかる。
じゃあ、じゃあ、じゃあ今ミクは。
ガタガタッ ゴトンッ!!
動揺してワンカップとネギの入った袋を取り落としてしまう。(ああ、俺はどこまで間抜けなのだろう)
今度はミクが弾かれたようにびくりと顔を上げる。
「だ、れ」
まだ少し艶の残った声で、ミクが声をかける。
泣きそうに、震えた声だった。
返事なんか出来るわけがない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
逃げることも出来ない俺よりも、ミクの方が行動が早かった。
ミクはがちゃりとドアを開けると、俺の姿を認めて、絶句したようにして目を見開いた。
その顔が真っ赤に染まっていくのが暗闇の中でもわかる。
ミクは口をぱくぱく動かして、かすれた声でようやく言葉を発した。
「お、おに、おにいちゃ ん」
ああ、最悪だ。
言葉も出ずにミクを見つめる俺を、硬直してミクは見下ろしていた。
その視線が俺の隣の買い物袋にスライドする。
散乱したワンカップと、袋からはみ出したネギ。
それを見てミクは、自分なりにこの状況を解釈したようだった。
その視線が更に移動する。
空気を読めない、俺の、アレに。
情けないことに俺は、パニックで、自分の体の反応にこの時までまったく気づいていなかった。
ズボンの上からもわかるくらい、自己主張しているそれに、ミクの視線ではじめて気付く。
かああっと血がのぼり、耳まで熱くなる。
「み、た?」
聞き取れるか聞き取れないかという小さい声でミクが聞く。
ねえ、お兄ちゃん、私のオナニー見た?
「ちが、俺、あの、」
言葉が出てこない。
「見てないよ!俺、あの、そんな、」
ああ、こういう時の俺は見事に墓穴を掘る傾向にあるのだ。
「ミクももう16歳だし!」
黙れ黙れ黙れ
「そんな、その、そういう時もあるよね、だから」
自分で自分の首を絞めていく。
回らない頭で何を考えられるわけもないのに、俺の口はべらべらとしゃべり続ける。
言わなくていいことばかりを。
その言葉をさえぎるように、ミクがまた聞く。
「き、こえ、た?」
ぎくりと俺は体を硬直させる。
さっきまで焦るようにしゃべっていた口が、ぴたりと言葉をつむぐのをやめる。
自分の顔が、更に赤くなっていくのが自分でわかる。
そしてそれは、ミクにとって充分すぎる返答になったようだった。
ミクは何かを言おうとして口を開く。そしてまた閉じる。
胸元でぎゅっと手を握り、しばらく立ち尽くしていた。
そして突然くるりと体の向きを変え、部屋の中へ戻っていく。
俺は慌てて後を追う。
ミクはふらふらと歩き、ベッドの端に座った。
そのまま、何か言いたげに俺を見て、目をそらす。
また見て、そらす。
その繰り返しだった。
ミクの受けたショックは俺の比ではないだろう。
罪悪感で死んでしまいそうだ。
おみやげなんて、明日渡せば良かったんだ。
俺の思いつきなんて、結局いつもろくなことにならないんだから。
いや、せめてあの時ドアを開けずに声をかけていたら。
いや、むしろ今日おみやげなんて買ってこなければ。
いや、俺に、もう少しでも兄としての気配りがあれば。
意味のない後悔ばかりが頭の中を駆け巡る。
「ごめん」
思わず零れた言葉に、ミクがびくっと反応する。
「な、んで、あやまるの」
震えるようにして、泣きそうな声でミクが聞く。
ミクの顔が見れない。どんな顔で謝ったらいいんだろう。
「俺が悪いんだ。ノックもしないで。最低だ。女の子の部屋に。」
ミクにこんな思いをさせるなんて。
「ごめんね。ミクは何も悪くないんだよ」
俺が言い終わると、その途端ミクはぼろぼろと涙を零した。
慌ててミクの側に寄る。
「ごめんね、泣かないで」
おろおろと俺は言った。
「わっ、わた、わたし、お、お兄ちゃん、わたしのこと、」
「ミク、大丈夫だよ」
「わ、わたっ、わたしっ、」
「俺が悪いんだ」
「ちが、ちが、わたし、おにいちゃん、わた、わたしのこと、」
俺は肩を震わすミクの隣に座り、背中をさするようにする。
「おにいちゃん、わたしのことっ、きらいになった?」
ミクは泣きじゃくりながら、そう聞いた。
胸の奥がぎゅっと締めつけられる。
「ならないよ」
「う、うそだっ」
「ほんとだよ」
嫌いになんてなるわけないじゃないか。
俺はミクを抱きしめる。ミクは何も悪くない。
抱きしめる腕に、ぎゅっと力を込める。
ミクはうっうっと泣きながら続ける。
「じゃ、じゃあ、」
「うん」
「じゃあ」
「うん」
「じゃあミクにちゅーしてくれる?」
は?
今ミクはなんて言った?
とんでもないことを言った張本人は、未だ俺の腕の中で、ひっくひっくと泣き続けている。
「え、ちゅうって、」
混乱した俺が聞くと、ミクは泣きながら薄く眼を開いて俺を見る。
俺が二の句を次げずにいると、ミクはまた涙を零して
「やっぱりミクのこときらいなんだ」
と言った。
「そ、そんなことないよ」
焦って言う。
でも、ミク。それはあまりにも飛躍しすぎている。
「うそだもん、だって、ミクとちゅーするのいやなんでしょ!」
駄々っ子のように言いながら、ミクは抱きしめる俺の胸を押し返す。
「や、やっぱり!やっぱりお兄ちゃんはミクのことがきらいになったんだ!えっちな妹なんて嫌だなって思ってるんだ!」
じたばたと俺の腕の中ミクはもがく。
「へ、へんたいボーカロイドだって思ってるんだ!ミクもうやだあっ」
ミクの泣き声はどんどん大きくなる。
このままだとみんなが起きてしまう。
「ミク、俺はミクのこと好きだよ。今ミクはちょっとパニックになってるだけだよ」
俺は慌ててなだめるように言うが、ミクは聞く耳を持たない。
「ちがうよっおにいちゃんがっミクにちゅーしてくれないっ」
ミクはわんわん泣きながら腕を振り回す。
ああどうしよう。俺だって、したくないわけじゃない。でも。
俺の腕の中、今子供みたいに泣いているのは、さっき暗闇の中で大人びた扇情をまとっていたミクとは別人のようで。
そのギャップに眩暈がする。
頭の中、考える余裕がどんどん無くなっていく。
「ミク」
名前を呼んで、俺はミクの唇にくちづける。
そしてすぐに離す。
眩暈は止まらない。俺はぎゅっと目をつむる。ミクにキスしてしまった。
顔が、耳が、熱い。
わめくように叫んでいたミクの声はぴたりと止まった。
そっと目を開くと、ミクは薄目で俺を見つめながら、ひっ、ひっ、としゃくりあげて、一生懸命泣きやもうとしていた。
唇を一瞬押し当てるだけの、気の利かないキスが俺の精一杯だったが、幾分か落ち着いてきたミクはうっとりとした表情をした。
思いきり泣いた目尻が、うっすらと赤く染まっている。
呼吸を整えるように上下する肩と、とろんとした目が、すごく可愛かった。
俺達はしばらく暗い部屋の中見つめあっていた。
そしてどちらともなく目をそらす。
ミクのパニックは収まったが、すべてが解決したわけではない。
そのことを、再び部屋を支配した気まずい沈黙に思い知らされる。
1分、2分、3分、4分
時間だけが過ぎていく。
時計の秒針の音だけが、静まり返った部屋にやけに大きく響く。
俯いたままのミクを盗み見るが、ミクは動く気配はない。
何か、何か喋らなきゃ。
俺が、何か喋らなきゃ。
「あの、さっき」
情けなく声がかすれた。
ミクが、俺を見上げるようにしてゆっくり顔を上げる。
何か、何か喋らなきゃ。
でも何を?
頭が回らない。また口が勝手に動き出す。
「さっき、その、おにいちゃん、って、言ってたのは、」
さっき、と俺の言葉を繰り返して、ミクはぼんやりと俺を見つめ返す。
そしてその"さっき"がいつを指すのかを理解して、ミクが目を見開く。その頬が赤く染まる。
「あれ、は、お、れのこと?」
俺の言葉が空々しく響く。これは質問というよりも、確認、だった。
ミクは真っ赤な顔で下を向く。
また、静かな部屋に秒針の音が響く。
ミクは、俯いたまま、こくり、とうなずいた。
改めて、ミクがあの時、俺を思い浮かべていたのだと知って、胸の奥がなんとも言えず熱くなる。
心臓が喉元までせりあがってくるようだった。
「ミクは、その、あの時」
俺はミクを見る。
ミクも俺を見る。
がんがんと、頭が痛む。
「どんなこと考えてたの?」
ああ俺はよりにもよってなんてこと聞いてるんだ。
それは、正直ものすごく知りたいことではあるけれど、決して、決して、ミク本人に聞くべきことじゃない。
ミクは真っ赤になってうつむいた。
今にも泣きそうに、唇を噛んでいる。
俺は焦って、早口に言葉を次いだ。
「ごめん、変なこと聞いたね。ミクはそんなこと答えなくていいんだ」
頭を振りながら、熱い顔を隠すためにミクから目を背ける。
自分の無神経さに吐き気がした。
しばらく二人とも黙りこんでいた。
居心地の悪い空気が流れる。
「…か、んがえ、てたのは」
うつむいたままミクがぽつりと言葉を発して、俺はびくりと体を緊張させる。
「ミク、の、ここに」
ミクは真っ赤な顔で両手首をふとももの付け根に挟む。
そして、すり、と一度、膝をこすり合わせるようにした。
「おにいちゃんの、が、でたり、はいったり、するところ」
それだけ言って、ミクはぎゅっと目をつむる。
その声が、俺の耳の中、反響する。
ミクが思い浮かべたであろう情景を、俺も想像する。
心臓が早鐘のように打つ。息が上手く吸えない。
俺達は、どちらともなく俺自身の根元を意識した。
暗い部屋の中、俺を思っていたミクに触発されたそれは、今ファスナーの奥で張りつめて何かを待っている。
浅ましい。みっともない。自己嫌悪に俺は眉をしかめた。
と、ミクはベッドから下りてしゃがむ。
俺の膝に手をあてて、問題のそこに顔を近づけた。
「お兄ちゃん、ね、ミク、ここにちゅーしてもいい」
ミクが、懇願するような目をして、さっきくちづけをねだった時と同じような調子で言う。
でも、それは。
持つ意味が違いすぎる。
「だ、だめだよ、こんなとこ!」
「ミクのこと、きらいなの」
「ちがうよ、す、好きだよ、でも」
「お願い、ミク、ちゅーしたいよ。お願い」
泣きそうな顔でミクが言う。
ああ、そんな顔しないで。
「ミク、」
はあはあと俺は言う。
「おにいちゃん」
ズボンの上から、布の張ったその部分に、ミクは愛おしげに唇を押しつける。
やわらかな刺激が、俺の背筋を駆け上る。
ミクが俺のベルトに手をかける。
かちゃかちゃとそれを外そうとしているが、指が震えて上手くいかないみたいだった。
「お兄ちゃん、ミク、出来ない」
泣きそうに言ってミクは俺を見上げる。
心の奥、今ならまだ引き返せると警告が鳴り響く。
きっと、ここが、最後の砦だ。
一瞬の逡巡。でも俺は結局、ミクの目の前、自らの手でそのベルトを外した。
その様子を、息を整えながら、俺のふとももで頬を休ませてミクは見つめていた。
俺はファスナーを下ろす。
ズボンをずらす。
と、ミクが、グレーのボクサーパンツの上から、震える手でそろそろと俺のものに触れた。
軽い刺激に俺が少し身をすくめると、ミクはその白い指で俺の下着をずらす。
屹立したそれが、ミクの目に晒される。
ミクははあはあと息をつきながら、子供のような目で、観察するようにそれを見つめる。
あまりにじっと、食い入るように見つめているので、俺は恥ずかしくて死にそうだった。
「ミク、あんまり見られると恥ずかしいよ」
俺がぼそぼそと言うと、ミクは慌てたように声をあげる。
「ごめんなさい」
顔を赤くして、ミクは続ける。
「あの、おとこのひとの、ミク、見たことないから。すごいなって思って」
「いつも、お兄ちゃんの、ちゃんと思い浮かべられなかったから」
ミクは照れたように笑う。
俺はどきっとする。
『いつも』。
ミクは今、かなり大胆なことを言った自分に気づいていないのだろうか。
ミクは目をつむって、俺のものに唇を寄せる。
ちゅっと音がする。それは言葉通りのキスの様相だ。
腰の奥が疼くようだった。
ミクは先端周辺に何度もキスをする。
そしてそのまま濡れた唇を押しあてて、するするとなぞるように俺の根元まで滑らせた。
俺が身をすくめると、ミクは一度唇を離して、再度先端に戻り、俺のものを少しだけくわえこむ。
そして舌の表面でそこを撫でるようにした。
「、あ」
柔らかで熱い舌の感触に、俺は目をつむる。
ミクが、眉根を寄せて上目づかいに俺を見て、不安そうに聞く。
「おにいちゃん、きもちいい?」
「ミク、へたじゃない?」
ミクは俺を口に含んだまま喋ったので、少し聞き取りづらかった。
それに、ミクの口から洩れる声と息とが、俺のものをくすぐって、こそばゆい。
ぞくぞくとした。
「う、ん、きもちい、いよ。ミク、は、上手だよ」
比較対象がないので本当はどうとも言えないのだけれど、上ずった声で俺は答えた。
ミクはうれしそうに目をつむり、また唇と舌を動かす。
さっきよりも深く俺のものをくわえこむ。
「、ん」
中程より少し深くまでくわえて、ミクは苦しそうに眉を寄せた。
ミクの小さい口では、それが精一杯のようだった。
その位置で唇を止めて、口の中、俺のものにぎこちなく舌を這わせる。
突き上げるように体の芯が昂ぶっていく。
その衝動とは裏腹に、頭のどこか冷静な部分で、俺は思う。
ミクの口の中を、顔を、服を、汚したくない。
「み、くっ」
名前を呼ぶと、ミクが、俺を見る。
俺は浅く息を吐きながら、その頬に手を伸ばす。
ミクは俺のものから口を離す。
ミクの唾液だろうか。俺の体液だろうか。それともその両方か。
薄く開いたミクの唇から、俺の先端まで、つっと糸が引く。
「おにいちゃん」
俺はミクを自分の膝にすわらせる。
そしてその襟元に手を伸ばす。
ミクはほんの少し緊張した様子だったが、黙って俺の手を目で追っていた。
そしてちらちらと、自分のふとももの間で屹立している俺自身を気にしている。
俺はミクのネクタイをゆるめて、上から順に、シャツのボタンを外していく。
そして、手を、ミクの服の中に滑り込ませた。
ミクはぴくりと肩をすくませる。
少女らしいスポーツブラの下、脇腹の方から手を潜り込ませて、そのまま布を上にずらす。
ミクの白い胸元、ほんのり赤みが差していた。可愛らしい薄桃色の先端も覗く。
ミクは恥ずかしげに熱い息を吐く。
俺は、そのふんわりとした曲線を撫でた。
やわらかできめ細かい肌が、しっとりと指に吸いつくようだった。
指先を、ミクの胸の先端に滑らせながら、俺はミクの鎖骨のあたりに口づける。
跡はつけないように、やわらかなキス。
「っ」
ミクは、息を大きく吸いこんで、体を震わせた。
「おにいちゃん」
艶を含んだ声でミクが俺を呼ぶ。
そしてぎゅっと俺に抱きつくようにする。
俺とミクの間に隙間が無くなって、その間に挟まれた、がちがちの俺のものに圧がかかる。
また背筋に快感が走る。
俺はミクの頬を撫でる。
そしてもう一方の手を、ミクのふとももに置いた。
する、とその手を内ももに向って滑らせると、ミクは熱い息とともに、声にならない声をもらした。
俺は少し角度を変えて座りなおし、ミクをベッドの上に倒す。
なんの抵抗も無く、ミクはベッドに背を預けた。
俺はニーソックスとスカートの間から覗く、ミクのふとももにキスをする。
「あっ」
ミクが目を細めて、声を上げる。
俺はプリーツスカートの中に手を潜らせる。
下着をそっと引き下ろすと、ミクは恥ずかしそうにぎゅっと目をつむった。
白と青緑のストライプのそれは、透明な粘液に濡れて、ミクの高まりを顕著に表していた。
思えば俺が間抜けにも物音を立ててしまったあの時、ミクはそれまでの行為を中断せざるを得なかったのだから、これまで結構な我慢をしていたに違いない。
俺はミクが愛しくなって、その膝頭にひとつ口づける。
そしてミクの膝を割り、ミクに覆いかぶさるようにしてその間に腰を据える。
ミクは顔を赤くして、俺を見る。
俺は自分のものをミクの溝に沿わせる。
そしてそのスリットを撫でるように、少し動かす。
「あっ あっ」
ミクが後ろ手にシーツを掴んで声を上げる。
くちゅくちゅと音がして、ミクのそこが俺を受け入れる準備を整える。
俺の先端が小さな突起に当たると、ミクの体がびくんと跳ねた。
「おにいちゃんっ」
吐息を震わせて、切なげにミクが小さく叫ぶ。
うなずいて、俺はミクの入り口に先端をあてがう。
そのままゆっくりと挿入する。
「ふ、あっ」
ミクは体にぎゅっと力をいれて、負荷に耐える。
震える手でシーツをぎゅっと握りしめている。
俺も、狭い入口の締め付けをこらえながら、奥へ進める。
俺が左手を添えたミクのふとももが、震えていた。
ようやく俺のほとんどがミクの中に収まる。
ミクは肩で息をしている。
俺ははあはあと息をつきながら、心配に思って動きを止める。
と、ミクは、薄く目を開いて俺を見る。
頬を上気させて、浅く息を吐きながら、ミクは、
「 おに、いちゃ、 み、く 、 だいじょ、うぶ、 だから、 」
と言った。
その声は甘い響きを持ってはいたが、ミクはやはり辛そうだ。
「ミク、無理、しなくて、いいよ」
いたわるつもりで言うと、ミクははっはっと息をつきながら目をつむる。きゅっと唇を閉じて、首を横に振る。
「ほ んと、にっ、 だいじょうぶだも、ん」
真っ赤な顔で、意地を張ったように言う。
それが可愛くて、俺は「うん、わかった」と返事をした。
そろそろと、俺は動く。
「ぁ 、あ、 あ」
その度にミクの声がする。
心地いいソプラノボイスが、部屋に響く。
その声が俺の耳を打って、心の奥が、ぎゅっと、甘く締め付けられる。
俺は少しずつ動きを早くしていく。
「ふ、あ、 やっ!あ」
ミクは身をよじるようにする。
おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん、
ベッドのスプリングがぎしぎしと音を立て、俺の下でミクは繰り返し俺を呼んだ。
「おにいちゃんっ!」
ぎゅっと、俺の服の胸元を握りしめる。
熱っぽい目で、快感に翻弄されたようにミクが言う。
「ミク、へん、なの、すごい、おなかの、おくが、熱くてっ ミク、ミクっ、」
眉根を寄せ、ぶるぶると体を震わせる。
「あっ、やあ」
耳に残る嬌声。なんて、綺麗な声だろう。
また頭に血が昇って行くのが自分でわかる。
俺はミクの歌をいくつも聞いてきた。でも、こんな声を、俺は知らない。
段々と自制がきかなくなっていく。
ストロークは早く、激しくなる。
打ちつけるような俺の動きに、ミクはまた、俺の知らない声を聞かせてくれる。
ミクが体に力を込めると、狭い入口が、更に俺の根元を締め付ける。
限界が迫る。
ボーカロイドに妊娠の機能はない。しかし挿入したまま射精すればミクの負担になるだろう。
俺が腰を引こうとすると、弱弱しく俺の体に絡んでいたミクの足に、ぎゅっと力がこもった。
思いがけない反応に、俺は焦る。
「ミ、ク、もう抜くからっ、 足、外して、」
俺が言うと、ミクは潤んだ目でかぶりを振る。
困ったな。
絶頂が、もうそこまで来ていて、手が、震える。
「ね、ミク、いい子だから」
あやすように俺が言うと、ミクが俺の腰に、さらに強く足を巻きつける。
ミクはぶるぶると震える指で、俺の胸にしがみついて、小さく叫ぶ。
「やっ やだあっ! おにいちゃんのっ ミクのっ、ミクのなかにびゅーしてほしいのっ」
最後の自制のタガがはずれる。
ミクの言葉が、じぃんと耳を痺れさせるようなその甘い声が、わんわんと耳の中で反響する。
俺は穿つようにミクを突く。
一度、
二度、
三度、
「ああっ!!」
ミクの体が弓なりに反り、痙攣するように内壁が俺のものを締め付ける。
「ミクっ」
抱きしめて名前を呼んで、俺はミクの中に絶頂を吐きだした。
暗い部屋。
聞こえるのは俺とミクの呼吸と、耳に慣れた秒針の音だけ。
でもそのコチコチという音も、先程までの居心地の悪さとは、全く違う響きで俺の心に沁み入ってくる。
まだ電気もつけずに、俺たちは、ベッドの上、抱き合って横になっていた。
かわいい妹に手を出してしまった罪悪感と、だが妙な満足感が、俺の心を埋める。
ああ、ミクと、セックス、してしまった。
未だほんのり頬を上気させて、俺に身を預けるミクに、その事実が改めて胸に迫る。
顔が、胸の奥が、熱くなる。
俺は手を伸ばして、しっとりと汗ばんだおでこにくっついた、ミクの前髪を指で梳いてあげる。
ミクが、可愛らしく微笑んで、髪を撫でていた俺の手を取る。
そして自分の口元に寄せ、俺の指先にキスをした。
「…あのね、お兄ちゃん、お兄ちゃんはこの部屋に入って最初に、『ごめん』って、言ったでしょ」
ミクが俺の目を見て、ぽつりと言う。
そうだっけ。俺はぼんやりと記憶を巡らせる。
ああ、確かにそうだ。
ミクは少し俯くようにした。
「ミクはね、あの時、ミクがお兄ちゃんを好きな気持ちに、ごめんねって言われたと思ったの」
「すごく、かなしかった」
「でも、お兄ちゃんはちゅーしてくれたから。ミクはお兄ちゃんを好きでいてもいいんだなって、思って、」
ミクは目元をにじませる。
「…いいよね?」
確認するように、涙ぐんで俺を見る。
俺はうなずく。
ぎゅっと、ミクを抱きしめる。
そうしながら、自分のログを解析する。
ああ、これは。ミクが勘違いしても仕方がないタイミングで謝っている。
つくづく俺は気が利かないな。
涙を拭うように俺の胸に顔を埋めて、幸せそうにミクが笑う。
そして言う。
「お兄ちゃん、だーいすき」
照れたように甘えるその声も、初めて聞く声だなと、俺は思った。
もっと、もっと、俺の知らないミクを聞きたい。
腕の中の彼女が、今、素直に愛しかった。
「ああそうだ、おみやげがあるんだよ」
俺が言うと、ミクがうれしそうに顔をあげて、言う。
「ミク、おなかすいた。ネギ食べたいな」
ああそうか、さっき見られたんだっけ。
びっくりさせる作戦は失敗。
でも、おみやげ、買ってきて良かったな。
俺は、ミクの髪にキスを落として起き上がり、幸せな気分で、廊下に置きっぱなしの買い物袋を拾いに向かった。
<終わり>
以上です。
読んでくださった方ありがとうございました!
うああGJ!
なんだかとってもたまらない!!
支援いるかな?
GJ!激しくGJ!
……なんだけどっ
今「フォーク並びを徹底して欲しい」を見てきたせいで
KAITOがアレで再生されるぅぅぅぅぅぅ!
誰か助けてくれー
GJ!
ほのぼのと甘々とエロの同居した素晴らしいSSだった
GJ!カイミクもいいなあ。
ところでPのボカロネタで、陰が薄いシ○Pのリン×陰が全くない○Pのレンというのを受信したんだが誰か書いてくれないだろうか
GJ!
とりあえずさっきまで聴いてた変態という名の紳士的な兄さんの歌をいったん止めて読んだ。
変態兄で話を書こうと真顔で考えてた自分、ごめんなさい。
>>341 >変態兄で話を書こうと真顔で考えてた
それはそれで読みたいっす。
と密かに希望してみる
G J !!!
ほのぼので甘くてエロくてとても優しい文章だった。
カイトもミクもとても可愛かった。見事にカイミクにはまりそうだ。
ミクのあれに動揺しまくるカイトwww
GJすぎる!
ニヤニヤが止まらんwww
>>340 やさぐれた○Pレンをシ○Pリンが体で慰めるんですね分かります。
347 :
2/2:2008/05/19(月) 00:27:42 ID:XDyPx55C
GJ!情景が簡単に想像できてめちゃくちゃ楽しかった
カイミクいいよ、カイミク どっちもおそるおそるというか初々しいカンジがしていいなー
そしてそれを目撃してしまったリンかレンかメイコが兄弟だからとためらっていたのにふっきれてしまって
問い詰めながら襲うという、何番煎じかわからない電波を受け取ってしまいました隊長
しかしカイトは天然で言葉責めだなw
カイト地雷踏みまくりwミクさんエロイよミクさん
>>340 最後は互いに依存し過ぎて二人で心中し、ネバーランドに旅立つんですね、わかります。
いや、やっぱりなしなし(゜д゜;)
俺どれだけ病んでんだ…
352 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 11:05:09 ID:qp4El5R0
♪ハァ
文化も無ェ 文明も無ェ 民度もそれほど育って無ェ
遺跡も無ェ 史書も無ェ 盗賊毎日ぐーるぐる
朝起きて 鏡見て 二時間ちょっとのプチ整形
娯楽も無ェ 未来も無ェ 放火とデモだけやり放題
ウリこんな国いやだ ウリこんな国いやだ
東京へでるだ 東京へ出たなら
武装スリやって 東京で女買うだ
♪ハァ
秩序も無ェ 法理も無ェ 遡及法とは何者だ?
酋長は いるけれど 二重になって馬鹿加速
真実無ェ 情報無ェ たまに来るのは毒電波
常識無ェ あるわけ無ェ ウリの国には民度が無ェ
ウリこんな国いやだ ウリこんな国いやだ
東京へでるだ 東京へ出たなら
民潭に入って 日本に永住するだ
♪ハァ
漫画も無ェ アニメも無ェ パクリばかりでつまんねェ
喫茶も無ェ 集いも無ェ 娯楽はほとんど強姦だ
朴さんと 金さんと ガソリンまいて声上げる
希望も無ェ 未来も無ェ 反日反米親北マンセー
ウリこんな国いやだ ウリこんな国いやだ
アメリカへでるだ アメリカへ出たなら
銃さ買って 金持ちぶち殺すだ
>>341 変態兄が変態姉に見えてしまった俺はどうすれば良いんだ…
デPの好きな歌手もとい姉、ただしキンカン
>>353の意味がよくわかんない自分は負け組?
キンカンってなんぞ
ニコニコ動画が見られる環境にあるなら、変態姉で検索すれば幸せになれるはず、多分。
キンカンは、変態姉の動画で頻出する単語。意味は、まぁ自分で見て確かめてくだされな。
既成事実戻ってこねーかな…
>>355 検索してみる トン
>>356 俺も待ってます
遅くなったけどカイミクの人GJ
前スレのレンカイコの続きも待ってるよ
ミク虐待をいまだに待ってる俺
>>358 どんだけ楽しみなんだよwwwww
まあ、俺もなんだがな
百合フラグ立ってる某P家のミクの話はまだですか?
ボーカロイドよく知らないんだか、倉庫で「プロトタイプミク」見た時は感動した
一日一回は見てるけど全然中毒じゃないな
カイトはP毎に実に個性の幅が広いけど、
概ね、ダッツ派と31派が2トップで、
次いで雪見大福派、って感じじゃないかと思うんだ
コストパフォーマンス重視でスーパーカップ派の方が多い気がする。
あと雪印の給食に出てくるやつ。
>>361 プロトタイプミクはいい作品だよな。短めだけどツボを上手く押さえてると思う
レディボとピノもお忘れなく
ミクのネギは何派がいるんだろうか
俺は下仁田ネギ派
虐待するのは別にいいから
巣からは出てこないでね
住み分けは大切さ
保管庫見に行ったらもう最新分まで保管してあった。
最近保管職人仕事早くね?
いつもありがとう 乙!
>>368 バカ野郎!ガリガリ君を忘れんじゃねえ!!
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│ わ の lミミミミl:::::::::/ `、
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アイス芋…いや、なんでも無い確かダッツ派だったし
そういえばリンレンがハクに鬼畜なプレイを強要するSSあったよな
凌辱やら鬼畜プレイもボカロ同士なら許せるのにマスターがやるとムカツク不思議
KAITOばかりで食傷気味だからいいよ。
もっとマスミクをくれ。
377 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:09:50 ID:LfHzwmLw
ここもKAITO厨に乗っ取られたスレだったのか
むしろここはメイコ厨の避難所だと思ってたんだけど…
厨厨ってこれだからボカロ厨は
ねえねえ厨して
>>375 > 凌辱やら鬼畜プレイもボカロ同士なら許せるのにマスターがやるとムカツク不思議
マスター=どっかその辺の馬の骨
ボカロ=同じ2次元のキャラ・皆可愛い
とかそんな感じか?
ボカロキャラならなんだかんだで加減を知ってそうだからか?
いや、ハクのSS読んで無いから分からんけど
>>380は評価されていい
自分はマスター設定よりボカロ同士で完結する話が好き。
理由ちゃんと考えたことなかったけど、大体
>>381みたいな感じだな。
で、ボカロは男がカイトとレンだけで、そのうち普通にエロパロできそうな年齢はカイトだけなんだから、
KAITO厨に乗っ取られたとかじゃなくてもカイト×○○が増えるのはしょうがないような気がする。
嗜好の違いはしょうがないけど、KAITOばかりで食傷気味とかは職人に失礼じゃまいか
このスレ良作多いのに
どの口で偉そうなことを言う。
マスターが馬の骨とか言う奴も失礼だろ。
遠まわしにマスター物を排除してるんだから。
確かにボカロ『だけ』ならカイト、レンの比率が多くなるのも致し方ない。
男キャラはこの二人だけだから。
387 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 19:26:31 ID:qbkqDsLV
じゃあアレだ
カイトレンマスター三人で女性陣の誰か一人を輪姦するSS
一人で帰ってろ。
>>383はマスター物でだって良作はたくさんあるのに、そっちの職人に対してはどうでもいいんだろ?
一行目の発言は失礼じゃないのか?
陵辱物だって初期に力作結構あったのに、投下しにくい雰囲気にするし。
陵辱と虐待は別ものだよな?
な?
390 :
383:2008/05/21(水) 19:42:09 ID:C39AwZVY
マスターものの職人さんに対してもどうでもいいなんて思ってないよ。
>>383ではマスターものと、ボカロもの、自分はどっちかと言うとボカロものが好き、
人それぞれの好みがあるよねということを言いたかったんだけど、
読み返したら確かに
>>383は考えが足りない文章だった。ごめん。
虐待はちょっときついけど
生意気なリンが無理やり調教されて
だんだん従順になっていくようなものが読みたい
別にレンでもいいです
>>387 それいいね
ミクあたりがマスターにやられてて、
そこに戸惑うカイトやレンが入るやつで
>>392 俺が思いついたのは
リンが激黒カイトに調教されてるところにレンが入ってくると言うw
激黒カイトそんなのねぇよと思っている人には申し訳ないが、
カイトはアイスを冷蔵庫から取られると黒化します
そんなことしなくても眼鏡をかけさせればおk
俺が思いついたのは
ファンに輪姦されるミクとはちゅね
何で荒れてるんだ?
とりあえず誰かほのぼのした物でも投下して場を和ませようぜ
とりあえずカイマスを執筆中の俺はどうすれば
ただしマスターはハクだが
>>398 昭和枯れススキを歌うんですね。わかります。
最近寒いんで全裸に毛布かぶって待ってる。
なんかやけにスレが進んでるな
別にカイト物のSSが多いのは職人さん次第だし
貴重な男キャラということで別に問題ないが
空気読めないアイス話とかやってたらカイト云々と言われても致し方あるまいて
単なる好き嫌いでギャーギャー喚いてるガキなんて無視すればいいのよ
>>398 激しく期待
カイトとハクって不幸&鬱キャラとしては被ってるよな
「どうせ俺は失敗作だーーー」
「どうせ私は才能なんて無いわよ・・・ヒック」
「はぁはぁはぁ…ミクちゃぁぁあん、俺もう我慢ムリポ。ファックさせてクリとリス!」と突如マスターがぷっつんした。
「うわ!ちょ、やめて下さいマスター!誰か助けてー!」とミク。
「うわっ、二人で何やってんですか?ボクも混ぜてください。むしろ交ぜる?的な?」飄々と現れたレン。
「おい貴様ら何戯れあっとんねん。儂のダッツ無くなっとるやないけゴルァ?あ゙あ゙?」とすごんでみるが顔は完全に泣きっ面のカイトも現れた。
「あ、カイトさんちゃっス。さっきメイコさんが食ってましたよ」
「あ゙あ゙…って、え?め、メイコ…?じゃあ文句言えないじゃん…」
「憂さ晴らしにカイトさんも交ざりません?今からミクさん回すんですけど」
「うん…ミク嬲って憂さ晴らす…」
「うおい!止める気ないんかい!交ざるんかい!」ミクの裂帛の突っ込みが家中に響き渡る。
その声が酒乱の阿修羅を呼び覚ました。
「ウッセーぞボケ餓鬼共!アタシは二日酔いでドタマカチ割れそうなんだっつーのにバタバタドタドタ暴れてんじゃねーよ!二日酔いにちなんで眼ん玉金玉一つずつ捻り潰して身体の玉二つにされてぇーのかグラァ!」
「た、助かった!メイコさん、こいつら私を犯そうと
ガシャン
どさっ。
メイコは何のためらいも無く必殺の速度でミクの頭に五合瓶を叩き付けた。
野郎三人の血の気が引いて行く。サーっ。
「ミクは眼ん玉の玉二つしかねーから頭割ったんだよ。文句あっか」赤く据わった眼をしたメイコ。般若?
「「「いいえ、滅相もない」」」自然とセリフが合う野郎三人。
「…貴様らポコチン共、なんかミクを犯そうとしてたらしいな」一升瓶を煽りながらメイコが凄む。
「「「…」」」黙るポコチン共。既にそれはポークヴィッツほどに縮小して居る。
「実はアタシも溜まってんだ、三人まとめて相手してやるよ。かかってきな」
────────
ミクが意識を取り戻したとき、部屋には異様な光景が広がっていた。
精気を吸った夢魔の如くツヤツヤテカテカした顔でベッドに腰掛け、煙草を吹かすメイコ。
ベッドにカイト、壁際にレン、床にマスターが倒れていた。三者三用位置は違えど、全員が全員ホセ・メンドーサ戦を終えたジョーと見紛う見事な燃え尽きた笑みをたたえていた。
心なしか皆白い気がする。
「ははは、イった端から出したザーメン塗りたくってやったからな」
どうやら本当に白かったらしい。
「さて第二ラウンド行くか」
「え、でももう全員明日から車椅子生活を余儀なくされてる感じですよ?」恐る恐る聞くミク。頭のなかで救急車と消防車とパトカーが駆け巡る。
「いーや、まだお前が残ってるだろう…?アタシ実は両刀使いなんだあ」
煙草をカイトに押しつけて消す。ああ、と気持ち良さそうに呻くだけだった。
「おねえさんが優しく教えて あ げ る 」
「い、いやぁぁぁぁ!」
ミクは三人分のザーメンが散らばるなか、酒乱の夢魔の玩具と化した。
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じゃあこんなんは?↓
俺はコンピ研の部室で、椅子をゆらゆらさせながら部員の噂話を何となく聞いていた。
「VocaListenerってすげーよな」
「歌声のデータから似たパラメータを随時作り出してミクに真似させられるそうっすね。なんか犯罪に転用できそう」
がったーん
「まっマジかー!痛ってぇぇ!」
話の内容に驚き椅子ごと床にブッ倒れた上に、床の開きっ放しだった開閉式コンセントにしたたか頭をぶつけた俺は、それでも痛みを訴える事より驚きを声にすることを優先した。
「いや、マジっすけど…頭大丈夫すか?部長」と後輩の谷内。
「ああ、心配すんなヤっちん」今更俺の脳細胞の一万や二万弾けようが、A判定全国一位の俺が落ちるわけがない。
「あのな〜、四月しょっぱなの模試っくらいで余裕ぶっかましてたら足下すくわれっぞ、部長。つーか何?お前ボカロやってんの?」
この、俺の心の声を見透かす男は同級生の中村。
「っさいわ、ド低能が。B判定のくせに」
「Fラン大志望のAとMARCH志望のBを一緒にすんな、そしてBじゃなくてB+だ。ゆとりが感染るからしゃべんな」
「くっ、なんていやな奴…ってか、んなことはどうでもいい!そのボカリ…なんとかってのはどこで買えるんだ?!」
中村がDTMをやらないのは知っていたので、ヤっちんににじり寄る。
「えっと、今特許申請したばかりらしいすから、製品化はまだ先じゃないすか?」
「え〜、まだなのかよ…」
「部長、お前は今から俺に感謝する」と中村が急に割り込んできた。
「なんだよ、ゆとりを感染されたいのか?学歴という過去の遺産に拘泥し続けるステレオタイプメンよ」
「非常に腹立たしい言われようだが、お前の可哀想なゆとり脳が口走らせた猥雑なノイズとして聞かなかったことにしてやろう。今、ファイル共有ソフトでくだんの<ぼかりす>を拾った」
ガタン、ごんっ
俺は椅子から小さく飛び上がりそのまま額を床に打ち据えたのち擦りつけた。フライング土下座である。
「大中村閣下、今までの数々の非礼謝っても謝りきれるものではない事重々承知しておりますが謝らせていただきます。どうかどうかこの卑しいコンピ研部長めにそのデータをお譲りください」
「うむ、くるしゅうない。恵んでやろう」中村は校内用のスリッパを脱いだ足で俺の頭をグリグリ踏み付けながらメモリを差し出した。
「へへ〜〜」
俺は恭しく中村からUSBメモリーを受け取った。
「じゃあ俺先帰るわ!」中村の足を頭で押し返して椅子ごと転倒させ、鞄すら持たずに部室を飛び出した。が、PCの前に根を生やして以来運動と縁の無い身体は上手く回らなかった。
ディアスポライズ、電脳化、なんでもいいから早く開発して俺を物理制約から解き放ってくれ。
───────
ただいま、おかえり、ご飯は?まだいらない。と一応形式的な帰宅風景を演じつつ階段をのぼり自室に駆け込んだ。
脱いだブレザーをベッドに放り投げ、我が家のPCのスイッチを叩き込み起動させる。
荷物ぜんぶ部室にほっぽって来たけど、最後に退室する奴が部室の鍵を締めてくる決まりになっているから大丈夫だろう。
起動したPCのディスプレイには、キオ式ミクが女の子座りでぺたんと座っている様が映し出された。
PCのなかの歌姫にキーボードで語りかける。我が家のボーカロイドはチャット形式でコミュニケーションが取れるのだ。
Me>ただいま!
Miku.H>あら、お帰りなさいブチョーさん(^^)
彼女は文字列に顔文字を付けながら、太陽みたいな笑顔をした。眩しすぎてくしゃみが出そうだ。
眩しさに目を細めつつ、彼女と目線を合わせて(もっとも、カメラも付いてないあちらからは俺の顔など見えちゃいないが)文字をタイプする。
Me>聞いてくれ!やっと君に歌わせてあげられる目処が立った!
Miku.H>え(*'o'*)曲、作ってくれたんですか?
Me>君のパラメーターを自動で調整してくれるプログラムが、ぼかりすが出来たんだよ1!!
俺が誤字の訂正も惜しんで興奮してタイプすると、ミクは一瞬キョトンとして、それから何故かちょっとつまらなそうに目を伏せた。
嬉しくないの?
Miku.H>歌えるのは嬉しいです。でもそれは、誰かの歌をトレースする技術なんでしょう?ブチョーさんの曲じゃない
Me>…なんで知ってるの?
Miku.H>光速で世界と繋がってますから
Me>…_
へー、ボーカロイドってネット回線利用したりできるんだ。
とか思いながら文字入力を待って明滅するアンダーバーをぼんやり見やり、俺は頭の隅っこでミクを説得する文句を考えた。
次はオリジナル作るから。ミクの歌を聴いてから作るよ。とにかく君の声が聞きたいんだ。
なにやら別れてからも未練タラタラで留守電を入れまくるストーカーのようなセリフを考えているうちに、妙な沈黙に耐えられなくなったのかミクが折れてくれた。
Miku.H>…まぁ、少し試すくらいなら良いですよ。ぼかりす。でも次はブチョーさんのオリジナル曲作ってくださいねっ
Me>やってくれるの?ありがとう!
Miku.H>言っときますけど、次はオリジナルですからね?指切りげんまんしましょ。ええと、指は無いから…LANケーブル揺すってください
俺はLANケーブルを揺すりながら節を付けて歌うように、
Me>ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのます
と打ち込んだ。
Miku.H>指きった!( ^^)人(^^ )
ディスプレイに映ったミクは、や く そ く と1字ずつ区切って口で形を作り、最後にくしゃみのでそうな笑顔をはじけさせた。
GJ!
時事ネタ挟むのいいね
賛否両論、否が多いけど自分はぼかりす期待してる
続きを半裸で待ってるんだぜ
指切りミク可愛いな
ミクも可愛いが、ケーブル揺すってゆびきりするマスターに萌えたwww
410 :
前スレ590:2008/05/23(金) 09:05:59 ID:4ZlmT/mX
おはようございます。前スレ590です。
前回コメント下さった方、遅ればせながらありがとうございました。
余りに嬉しくて死んでしまうわ!でも死ぬ前に一度くらいエロを…!
という訳で、朝っぱらからカイメイ投下です。
めーちゃんは意地っ張りだ。
辛いことがあっても辛いって言わない。
嫌なことがあっても愚痴ったりしない。
涙を見せたくないから、感動映画を見ても終わってから一人こっそり泣く。
そんなだから情事の最中でも声なんか聞かせないと言う。
自分としてはもっと声を聞きたいとは思うのだけれども、恥ずかしいから嫌だの一点張りだ。
もっと恥ずかしい事してるのに今更、と口答えしたら酒瓶で殴られたのでそれ以来言わないようにしているんだけど…。
組み敷かれたメイコは、紅く染められた頬にうすく涙で滲む目で、自らの口を塞いで耐えている。
本人はまるで気付いていないけれど、非常に扇情的だと思う。時々零れる吐息がますますそれを助長させる。
首から胸へなぞる様に唇を這わせてその先端を軽く甘噛みし、わざと音を立てて吸い上げた。
手は腰からなぞる様に下半身へと這わせ、十分に濡れている事を確認して指を中に進入させる。くちゅくちゅという音を立て軽く指を動かすと、メイコは声にならない吐息を漏らして少し身を捩った。
我慢している姿が何とも堪らないのだが、我慢されるとどうしても声を出させたくなるんだよな。
「ね、声、聞かせてよ」
「………嫌」
分かりきった否定の言葉。これは想定済み。本当は声どころか、こんなところ誰にも見せたくない筈だろうし。
だけどそれは自分だけに許されたものであり、そんな風に出来るのも自分なのだ。顔を紅くさせるのも、肌を重ねるのも、愛していると囁くのもすべて自分だけの特権。
それだけでとても贅沢なんだけど、少しぐらいはいいんじゃない?とちょっとした悪戯心が芽生えたりする。
「じゃあ、挑発してみてもいい?」
答えは聞かずに、中に入れた指を一気に三本へと増やす。急な刺激に熱い粘膜が軽く指を押し返したが、痛みを感じない程度に指を奥まで咥えるさせる。
「っは……あ…」
吐息と共にようやく漏れた嬌声。それを聞いて満足そうに口元を歪めた自分はきっと、酷く意地悪な顔をしていただろう。
粘着質な液体を奥から掬い取るように絡め、ぐちゅっと指を引き抜く。そして、ぽたぽたと零れ落ちるそれを目の前で舐めてみせた。
羞恥心からか、メイコは先ほどから赤い頬を更に紅潮させて軽く拳を握った。
「…っ!調子に、乗っ……あん…っ…」
胸に落ちた液体を掬い上げるついでにその先端を歯で軽く噛み、舌で転がす。
再び与えられた刺激により、振り下ろされた拳は力なく空を切り、思わず漏れた嬌声に慌てて口を塞ぐ。
まずは第一声。だけどまだ口を塞ぐ余裕なんてものを持ち合わせているから、そう簡単には聞かせてもらえなさそうだ、とぼんやり思う。
指はもう一度下腹部へと這わる。今度は焦らす様に入り口付近をなぞる。中に入れる訳でもなく、強く擦ったりする訳でもなく、軽くなぞるだけ。
火照った体にこれ程辛いことはないんじゃないかと思うと同時に、自分にこんな嗜虐心があったなんてとちょっと驚いた。
なんとも言えないもどかしさで身を捩るメイコだが、決して「欲しい」なんて言わない事も知っている。
だから言葉で攻めて、頃合を見計らって執拗に肉体を攻め立てる。
「……んっ……ふ…っ…」
相変わらず吐息しか漏れないが、口元を抑える手も随分力を失くしている。もう無意識に”置いている”という状態に近いんじゃないか。でもそろそろ邪魔だなと思い、手をかけた。
「そんなにされたらいい加減キスも出来ない」
口を塞ぐ手をゆっくりと剥がし、軽く手首にキスした。額・瞼・鼻・唇…と、キスしながら自分の首に腕を回させる。
そして自分のモノをメイコの入り口にあてがい、目で促してから一気に突き上げた。
「んんっ…はっ……っ…」
腰を動かせば声を出すまいと必死に俺の首にしがみつく。大きく肩で息をしながら、甘噛みするように肩に唇を押し当てている。
時々ちゅっと唇が離れる音と、続く嬌声。後はぐちゅぐちゅと擦れる音だけが部屋に響き、その音は次第に早くなっていく。
咥え込まれたモノは絡み取られるように締め付けられ、快感を助長する。二人とも限界が近い。
「…んっ…は…っ……ぁ…」
「っ、は……メイコ…もう…!」
自分から断続的に吐き出されるモノに、ビクビクッと小刻みに体を震えさせる。
「カ、イト……っ!」
熱を含んだ吐息と共に、耳元に零れた自分を求められる声。
一瞬とんで、果てた。
めーちゃんは意地っ張りだ。
けど最近は、俺にだけ零す愚痴や我侭が増えてきた。ゆっくりだけど、一つ一つ増えていく新しい顔。
今こうやって無防備な顔で眠っているのも俺だけの前。それがとても嬉しくて、愛おしい。
全部、なんて贅沢な事は言わないからもっと色んな顔を見てみたいと思う。
柔らかな髪を少しだけ掻き上げて、そっと瞼に唇を落とした。
おわり
414 :
前スレ590:2008/05/23(金) 09:15:51 ID:4ZlmT/mX
エロって難しい!初めて書いたんだぜ!短いのに異常に時間かかるもんだな_| ̄|○
でも、自分の変態フェチ度が再確認できるいい機会でした。本当にありが(ry
また機会があれば書いてみたいです。
余談ですが、うちの冷凍庫にはアイスしかない\(^o^)/オワタ
>>414 GJ!!GJ!!
意地っ張りメイコかわいいよメイコ
GJ!
カイトはもっとねちっこく姉さんを攻めるべき
つかアイス以外のもんを買えwww
>>414 GJ! おまいさんのフェチ方向、嫌いじゃないぜ…
またネタが浮かんだらぜひ投下を!
>>414 翻弄されるMEIKOカワユス
MEIKOは意外とMだと思うんだ
さすが、ばばあスレ
MEIKOものがうpされたり話題が続くたびに口汚いのが現れるね。
>>421 そうやってめーちゃんの気を引こうとしてるんだよ。
GJ!
SカイトにMメイコいいよいいよーっ
次回もガンガッテください
>>413 激しくGJ!
めーちゃん可愛いすぎるよw
ところでカイリンてあんまり無いよね。
俺の記憶だと一つだけ投下があったハズ
カイリンてなんか犯罪臭いよなw
うおわー、カイトに朗読して欲しい
台詞のとこだけメイコ出演でw
>>424 メイコに一升瓶で病院送りにされるあれかw
あのシリーズは良かった
レンも男要員なのにリン以外の絡みがないよな
レンミク一つもなくないか?
そういやレンマスもあまり(というかほどんど)見かけないなぁ
話は少し変わるが
レンXPやカイMEなど、ボカロ×OSという逆転ホムーラン的なカップリングはアリなんだろうか?
ボカロ×OSはクロスオーバー物に近い感が
レンハクシリーズが過去ログにあるよ
レンネルはまだなかったっけ
レンミクは長いこと待ってる俺がいる。
年下扱いしてお姉さんぶってた相手にドキっとするミクとか
可愛いとおもうんだがな。
>>425 ボカロに官能小説を朗読か。
KAITO&MEIKOがorz状態なのが目に浮かぶw
保管庫なら、レンメイも忘れるな メイレンだったか?
良作。萌えた。
まあレンミクは小ネタでは見かけるけどがっつりエロってのはまだ見ないような気がするな
>>424 カイリンはほのぼのしすぎてエロに向かないのがあるw
ボカロの中で一番兄妹兄妹してるのがこの二人だと思う
俺はカイリンだと「未来が見えない」のイメージが強い
リンが必死なのにKAITOに届いてない感じw そんなSSあったよな
でも背徳感のあるエロは素晴らしいと思います
カイトの自慰行為をリンが目撃→何やってるのリンにも教えて→最初たじたじなカイト開き直ってリンをうまく言いくるめる→セクロス
という電波を受信しました
なんてすばらしいシチュエーションだw
ぜひSS書いてくれ、いや書いてくださいおねがいします
437 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 08:31:52 ID:WBn3gkOI
失われたネルマスを求めて広島まで来てしまった
>>426 やべぇ、覚えててくれた人が居るとか感動すぎる。
そのうち続き考えてみます。
>>435を文章にしようとして失敗した↓
マフラーや服をすべて脱ぎそのことごとくを綺麗なブティックたたみにする。
そののち姿見の前で一通りジョジョ立ちポージングをしていたら、くしゃみがでた。まだ寒いな。マフラーを巻いた。
全裸マフラーという扇情的スタイルで俺の舞台は始まった。
独りエッチは喜劇である。大団円を目指して努力を惜しむことは許されない。
良き舞台装置は演技の善し悪し以前の問題であり、万全で確実でなくてはならない。
(ティッシュスタンバイ、おかずスタンバイ、ローションスタンバイ。)
心の中で声だし指差し確認してゆく。
ちなみに“おかず”はミクの染みパンだ。
普通、女性の下着はオリモノや生理や身体の構造上の問題で尿などが付きやすく染みになりやすい。
だが我が家の女性陣は相当気を使っているらしく汚れた下着など見たことがなかった。
この染みパンもミクがライブから帰ってきた日、彼女が洗濯機を動かし忘れるほど疲れていたからこそ入手できたものだ。
(…装弾完了)
舞台も役者もととのった。
天突く我が尖端にティッシュの天蓋を被せ聖なる手を差し伸べる。
ライブの汗と染みの付いたミクのパンツを不浄の手でつまみあげる。
甘いような酸っぱいような、とにかく官能的な匂いがした。女性の香りだ。
(この布がライブの間じゅうミクの内腿の湿りを吸っていたのか…)
そう思うと、いますぐ口に含んで味わってしまいたい衝動に駆られた。
(だめだ!)
衝動を抑え込む。超貴重品のお宝を一時の気の迷いで台無しにする訳にいかない。
恐る恐る鼻先にあてがい、匂いを楽しむ。
(ああっ!)
感動的だった。足は痙攣し、心臓は心音が聞こえるほど拍動し、顔がニヤけた。匂いだけで絶頂に至るかと思ったほどだ。
ライブ会場の控え室でミクを押し倒す妄想をしてみる。
──あっ、ダメだよカイト…私いま汗くさいよ…
(我慢しなくてもいいよ。ホラ、ミクのここ、濡れてる)
──違うよ!それは、だから、あの、汗が染みてるんだよう…
(ミク、かわいいよ)
喜劇はソツなく進行してゆく。
聖なる手が性なる一物を擦ると、スグに絶頂が訪れた。
(ああっ、イクっ)
その時だった。
コンコン
「カイト〜入るよー」
(な、なにぃぃぃ!)
俺は喜劇と悲劇の境目に突如立たされた。
(誰か入って来る!!)
俺の脳は生を受けてからの時の中で最もクロックアップして思考した。
最悪見られても気まずいだけで済むのはメイコとレン。いつも合体してるメイコと♂のレンなら理解してくれるだろうとの考えだ。
だが今の声は間違いなくリン。
やばいやばいやばいどうしようどうしよう。
ドアノブがガチャガチャと音を立てる。鍵を締め忘れていた。舞台装置は重要である。
(そうだ!とりあえず射精を止めてベッドに潜り込もう!)
力強く根元を締め上げる、が。
(む、無理だぁぁぁぁあ!あああああああ!!!)
ガチャ
ドピュドクドクドク…
リンがドアを開けて中を見たと同時、俺はベッドの上にザーメンをぶちまけた。
「な、何やってるの」
リンは怪訝な顔をしている。
(終わった…)
賢者タイムに突入した俺はすべてを受け入れる覚悟をした。が、まだ喜劇と悲劇の境は曖昧に揺らめいていたようだ。
「私それ知ってる!身体にヒルが寄生してるんでしょ!?ハンターハンターで読んだもの!」
(…はい?ヒル?)
「白いオシッコが出たらヒルの卵が排出された証拠なんだって。良かったねカイト」
…そういえば蜘蛛の旅団のくだりにそんなシーンがあった気が…。
リンは本当に安心した顔をしている。
まだ喜劇の可能性が残っていることに気付いた俺は、その可能性に望みをかけた。
「そ、そうなんだよ!ヒル、蛭にやられちゃってさぁ!もう死ぬかと思ったよ!はははは」
「でもカイト、まだ白いオシッコ垂れてるよ…ちゃんと全部出さなきゃ危ないよ」
「え、や、ちょっとリンちゃん…はうあ!」
リンは俺の萎え始めたナニを牛乳搾りの手つきでしごき、左手に持ったティッシュで鈴口から溢れる白濁液を拭った。
想像してみてほしい。
とびっきりカワイイ女の子が心配そうに上目遣いでこちらを見ている。まつげのカールが綺麗だ。
そしてその女の子は、あなたの愚息から白濁液を搾り取っている。
そうです、ここでの勃起は仕方のないことなんです。
もしそれでも立たない人はEDの治療を勧めるがそのまえに俺の愚息に改正児ポ法を切々と説いて鎮めてくれ。
「うわ!ご、ごめん!私が触ったせいかな?腫れちゃった」
リンはますます心配そうな顔をする。
そそり立ったモノに合わせてしごく手の持ち方を変えた。
興奮覚め遣らぬ俺の一物は既に第二射に備えた先走りの分泌を始めていて、リンがいつまでしごこうともその流出は止どまらなかった。
(ああ、もう、ダメだ)
ここまで来てやめさせられるはずがない。俺はリンにイカせてもらうように仕向けることにした。
「リン、俺もう死ぬかもしんない」
「ちょ、ちょっとぉ!頑張ってよぉ!!」
もはやリンは半泣きである。
「もっと速く、こう、擦るみたいにして。そうしたら全部のヒル、出る…と思う」
「こう?これでいい?ねぇカイト、私頑張るから死なないでよお!」
ぎこちなさが気持ち良い。
桜貝の爪が、潤んだ瞳が、心配そうな困り眉が。
全部が俺を興奮させた。
ビュルビュル!どぽぉ
「ひゃうっ」肩を竦めて後ずさるリン。
本日の2発目は彼女の顔面に受け止められた。
「…あ、ありがと、リン。これで、多、分…死ななくてすみ、そ」
射精の快感で頭の芯がクラクラしている。
「良かった…私、カイトが死んだらどうしようかと思っちゃった…ほんとに良かった…」
ザーメン塗れでしゃくりあげて泣いて居るリンを見たら、ものすごく罪悪感が沸いてきた。せっかく助かった設定なのに今すぐ死にたい気分だ。
「ホラ、もう俺、元気だからさ。顔洗っておい…で」
舞台装置は重要である。
半開きのドアの向こうでミクが携帯を握り締め盛んになにか話している。
「はやく警官を寄越して!変態が!変態がいるのっ!児童虐待よ!!」
あわてた俺はパンツだけ穿いて止めに走った。
「待ってくれミク!これには深い訳が」
ミクの顔が真っ青になる。
違和感に気付いて俺も真っ青になる。
俺はミクの染み付きパンツを穿いていた。
>>435 早く執筆作業に入るんだ。
KAITOがリンに手を出したせいで捕まるって電波が(ry
>>439 GJ
KAITOアホスwww
カイリンもっと増えれ
リンレン関連のカプは確かにもっと増えていいな
保管庫のレンカイコで新世界の扉を開けてしまったのは俺だけでいい
>>443 同志よ
俺も扉を開けたまま、レンカイコの続きを待っている一人だ
ネルはレンに片思いって設定があったんだっけ?
カイハクに興味ある人は謎の女でタグ検索してみるのオススメ
給料3日前、時給700円のわずかな給料は底をつき、残りは僅か300円。
その小銭を握りしめ、コンビニへやってきたアタシは、本日の夕飯を何にするか考えていた。
計算すると一日あたり100円。う〜ん……パン一個買えるか微妙な金額だ。
そんな時、ふと目に入ったおでんコーナー。カウンターの定員を捕まえ問いかける。
「ねぇねぇ、これって汁は入れ放題だよね?」
「はい、そうですけど?」
ソレを聞いて私は一番安い大根(70円)を一番大きな容器に一つ、
……そして、なみなみ御汁を入れレジへ運んだ。
大根は夕飯で、御汁は明日の朝と昼ご飯だ!
70円で3回分の食事を手に入れたアタシは、自分のアイディアに大満足して気分よく出口へ向かう。
……しかしその時、悲劇は起きた。
――――バシャッッ!!!
まさに出ようとしたその瞬間、突然扉が開き手元を直撃。アタシはおでんの容器をひっくり返してしまったのだ。
「いててッ!! ……あっちぃなぁ、もう…………うわぁっ!! 私の夕飯が!! あ、朝ごはんも……昼ごはんまで!!」
衝撃で尻もちをついたアタシの目の前に広がる惨劇。
たっぷりの御汁は床にぶちまけられ、服にまでシミを作り、
メインディッシュの大根はと言うと、私のお尻の下で無残な最期を遂げていた……
コレは……慰謝料を請求してやる!! 夕飯代にクリーニング代! それから、それから…………とにかく!!
「おい! どうしてくれるんだよ!! これはアタシの大切……な…………夕……」
怒鳴りつけた先にいたのは、アタシと同じ髪色のまだ小さな少年。
驚いたのか目をウルウルしながら必死に謝ってくる。
「ご……ごめんなさい……ごめんなさい! ちゃんと全部弁償します、だから……ごめんなさい!」
な、なんだ?! この胸のトキメキみたいなのは……?
「い、良いよ別に。どうせ大根しか入って無かったし」
気がつくとさっきの考えは何所へやら、アタシはこの少年に気を使っていた。
「でも……」
「それに、全然お腹も空いてな――――」
――――ぐぎゅるるるるぅ〜……
うぅ……最悪のタイミングでお腹がなっちゃったぞ…………
「あの、……もし良かったらお詫びに家で一緒に夕飯食べませんか? それくらいさせてください、お願いします」
いくらアタシが善良で誠実そうだからって、このご時世、知らない人をいきなり家に連れて行くなんて危険じゃないか?
ここはひとつアタシがビシッと言ってやらないと!!
――――で、少年宅。……はい、来てしまいました。 だってこの子可愛いんだもん……。
来る途中に少年の名前がレンって事もチェック済み、
「今日は皆仕事でいないんです。適当に座っててください」
そう言って一人台所へ向かったレン君は、手際よく調理を始めた。
う〜ん、人の家って落ち着かない。……ってか、良く考えたら知らない人の家に着いてきちゃったアタシもまずいんじゃぁ……
「おーい、レン君。アタシも何か手伝うよ」
「そうですか? それじゃあ……これを適当な大きさに切ってください。」
気を紛らわせる為に手伝いをかってでると、レン君は私にじゃがいもを渡しそう言った。
正直料理ってあんまりした事無いけど、コレくらいなら私にも――――
「……って! イタッ!! さっそく指切った! 何これ?! 何でこんなアタシって不器用なの?!」
「あっ、ちょっと見せてください! ――――あむっ……ちゅぱっ。」
「あぁん……ちょっ、んッ……なに?」
「んー……ちゅっ……こうすれば血が止まるってお姉ちゃんが言ってたんです」
いきなり指を咥えて舐めはじめたレン君に、アタシは思わずたじろいでしまう……その時、
――――トクンッ……と恋に落ちる音がした。
レンきゅんもネルも大好きだ!
うおお小説化されてた!
GJと言わざるを得ない
カイリン好きだ
メイレンもレンミクも
>>476 早く続きを書く作業に戻るんだ。
とゆうか書いてくださいお願いしま(ry
>>446がてっきり
ガシッ!ボカッ!
私は死んだ
スイーツ(笑)
ってオチかと思ってたww
GJ
始めまして
カイトが変態なのを前提につい書いちゃったものを投稿します
題名は「カイトは数多くの下着を盗んでいきました」で、
基本カイ×メイです
それでは
俺は仕事を終えてようやく帰宅した。
と言っても色々ミスをして歌いなおしで遅くなってしまっただけだが。
今は、・・・夜の2時か。
もうすでに皆は寝ていて家の中は真っ暗だった。
「風呂には明日入ろうかな。」
と俺はそう呟き自室に入った。ある事をするために・・・。
〜カイトは数多くの下着を盗んでいきました〜
自室に入ると、上着を脱ぎ真っ先にクローゼットへ向かった。
今日は夜遅くに帰ってしまった珍しい日。
それを有効活用しようと思った俺は、
クローゼットの置くに隠しておいたダンボールを取り出した。
「ふぅ、ついにこの時が着来たか・・・!」
俺はドキドキしながらダンボールを開ける。
その中にはメイコとミクとリンの下着が埋まるほど入っていた。
「今までこっそりと集めてきた甲斐があったなぁ。」
そう、カイトは今まで少しづつ夜中に部屋に入り込み下着を盗んでいたのだ。
「折角のオカズだ。大切に扱わないとな。」
俺は始める前に写真、ティッシュなどの戦闘物資を集め・・・。
「よし、やるか。」
俺はそう言った後に服を脱ぎ始めた。
全裸になったとき、俺のアソコはすでに戦闘態勢になっていた。
最初にメイコのブラジャーを取り出した。
これであの胸を支えていたと考えるとさらに興奮した。
右手でアソコをしごき、左手で下着の臭いをかいでいる。
他の人から見れば変態であるが、俺にとっては幸せな時間だった。
そのとき突然ドアが開いた。開けたのはメイコのようだ。
うかつだった。てっきり全員寝ていると思ったのに・・・。
「へぇ〜カイトも1人でそんなことするんだぁ〜。」
頭が真っ白になっている俺にそう言ってくる。
暗いからよく分からないが、どうやらメイコは酔っ払っているようだ。
いつまで飲み続けていたんだよ・・・てっそうじゃなくて。
「メイコ!ちょっと・・・!」
「ん、カイトが人の下着盗んだお仕置き。」
そう言った後メイコは俺のアソコを手で握ってきた。
「あんた私にして欲しかったんでしょ?やってあげるんだから嬉しく思いなさい!」
メイコってこんな性格だったか?別にいいか、気持ちいいし。
「なぁメイコ。お前だけがやっていると不公平だと思わないか?」
「え?・・・ひゃあ!」
そう言うと俺はメイコのアソコを触った。もうすでに濡れている。
「ちょっとカイト・・・あぁん。」
耳元から色っぽい声が聞こえて来る。
正直言って今は溜まりに溜まっているため、自制心がきれた。
メイコをベッドに倒して俺のぶつをメイコのアソコにあてた。
「んもぉ、カイトってば大胆よ。」
「誰が俺をこうしたんだろうね。」
そう言って俺はメイコのアソコにゆっくりと入れていった。
相変わらず締めが強い。
「あぁ!入ってくるぅぅぅ!」
メイコが声を上げる。それと同時に最深部にまで入った。
メイコは息を荒げている。少し待って俺は、
「・・・メイコ、動かすよ。」
と言った。すると、
「ねぇ、ちょっと待って・・・!」
「なに?」
「キスして。」
メイコにそう言われたため、躊躇いなくキスをした。
お互いに舌を絡める。酒の味しかしないのが残念だったが。
長い間キスしていた気がした。気付くと息が持たなくなってお互い唇を離した。
「それじゃぁ、いくよ。」
そう言って俺は腰を動かし始めた。
もうすでにメイコの膣内は濡れていて何の抵抗もなかった。
「ぁん、もっと速くぅ、・・・ぁあ!」
そう言われた俺は腰を速く動かした。パァンパァンと音が鳴る。
俺は物足りなくてメイコの胸に手を伸ばす。
柔らかくて気持ちいい。虜になって揉み続けていたら、メイコの顔がさらに赤くなった。
「はぁん、あ、だめぇ・・・。」
メイコはもう脚もガクガクで、いきそうなのがすぐに分かった。
「メイコもういきそうなのか?」
「もうだめぇ、カイト、あぁん、私の中に出してぇ・・・。」
「う、もういく・・・!」
メイコにそう言われた瞬間に俺は絶頂を迎えた。メイコの中に沢山俺の精子が入る。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
そのときメイコも絶頂を迎えた。
・・・その後、ようやくメイコが意識を取り戻した。
気付けば今はもう5時。早朝だ。
意識を取り戻したメイコは俺を見るとさっきまでやっていたことを思い出したらしく、
俺にこう言ってきた。
「カイト、アタシあんたの事が好きになっちゃった。」
その瞬間、俺はメイコを抱きしめた。メイコの顔が朱に染まる。
「俺もだよメイコ。俺はメイコのことが好きだ。」
そしてキスをした。このままならばハッピーエンドだったのだが・・・。
「ん、このダンボールの中何が入っているのかなぁ。」
気付いたときにはときすでに遅し。その中を見たメイコは、
「ねぇカイト、これは一体どういうことかなぁ?」
笑っているように見えるが怒っているのがはっきりと分かり、
逃げ出そうとしたところをメイコに捕らえられた。
「きっちりと制裁を加えなくちゃねぇ。」
そのとき俺の頭の中には恐怖の2文字しかなかった。
その制裁は昼間まで続いたそうです。
以上です
読んでくださった方ありがとうございました
面白かった
変態カイト笑える
変態カイトはイキイキしてんなw
462 :
飴玉:2008/05/26(月) 04:23:35 ID:zo+ZEmYd
「ねぇレン、飴あげる」
リンはにこにこしながら、僕に飴玉を差し出した。
丸くてピンクの…一見普通の飴玉に見える。
「何企んでるの?落としたのコレ。実はすっごく辛いとか?」
「リンは落とした飴、レンにあげたりしないよ!?」
しかし僕がソレを手にとると、リンの目は輝きだした。
どう見たって怪しいだろ。
まぁ今日は二人きり、部屋でのんびり過ごしてた。
少し騙されてやってもいいかと飴玉を口にほおりこむ。
「……っ」
リンが息を飲むのがわかった。
…が。別段変な味はしない。僕は拍子抜けしてリンをみた。
「ね、どう?なんか変わった?」
「何が?苦くも甘くもないよこれ」
「え〜 やっぱだまされたのかなぁ」
「お前俺に何舐めさせたわけ」
怪訝な顔をしてリンを見つめると、
リンは勝手にふてくされたような顔をして
飴のパッケージを僕に見せた。
「これ」
差し出した飴のパッケージに書いてあったのは
『恋が実る飴』
………。
あほだ。
「これを舐めると、相手がトキメキますぅ?
なんだその曖昧かつバカらし…」
ハッと気づく。
リンが俺にコレをくれたって事はまさか…
「レンが食べて効果が出たら、ミクお姉ちゃんや
メイコお姉ちゃんにあげるつもりだったんだけどなぁ」
俺は実験台か。
「お前、それで俺がリンに恋したらどうするつもりだったんだよ?」
リンはえへー、とはにかんだ。
ななな何何突然実は俺誘われてたの
「レンがリンに恋したら…
おやつ全部くれたり、なんでも言うこと聞いてくれるかな♪」
ピシッ
俺はリンにデコピンした。
「いっったぁぁぁぁぁ何すんのよ!!」
「お前、これ以上我が侭に振る舞う気かよ!!」
レンのバカー!と叫ぶリンを背に、
ばっかばかしーとその場に寝ころんだ。
463 :
飴玉:2008/05/26(月) 04:24:15 ID:zo+ZEmYd
それから暫く。
舌の上の飴玉が消失しかけた頃、
ふと、股間に変化を感じた。
まさか。
リンが放り投げたままの飴玉の袋を拾い、ベッドに腰かける。
『恋が実る飴』
☆この飴を気になるあの子にプレゼント
☆みるみる相手がトキメキます
☆たくさん舐めると、副作用でドキドキしすぎちゃうかも!
これか…。どうやらこの飴には
ほんの少しだけ興奮させる作用があるらしい。
それをトキメキ、と言い換えてるわけだ。
VOCALOIDにも効果あるんだなぁなんて考えてると、
リンが足の間に入ってきた。
「なになに?効果あったの?」
俺の両足に腕を乗せ下から顔を覗き込んでいる。
リンの顔があるのはちょうど、股間のあたり。
その場所は不味い…!!
「ちょ、どけ、離れてっ」
思わず後退してベッドの上に逃げると、
リンはすかさずベッドにあがり覆い被さってくる。
「なになになに?恋しちゃった?!」
体を横にして逃げる俺に絡みつき、嬉しそうににやにやしてる。
バカリン…!!
こたえなさいよ〜なんて、抱きついて!
絡みつく細い腕、ささやかに主張する膨らみ、
そんなに身体をこすりつけて、こいつ俺が男だってわかってんのか。
わからせてやる。
俺は無理矢理起き上がると、リンを自分の前に座らせた。
「効果はあった。」
リンは嬉しそうに僕を見る。
「ただし!」
これだただの興奮剤、と釘を刺した。
「…へぇ?」
意味不明、と言った感じのリンに
つまり、恋するんじゃなくてこうなっちゃうの。
リンの手を掴み、堅くなったモノを
…握らせる勇気はなく、指先をちょん、と触れさせた。
464 :
飴玉:2008/05/26(月) 04:25:25 ID:zo+ZEmYd
瞬間、リンは一気に理解したようで
みるみるうちに真っ赤になり俯いた。
「ご、ごめんなさい…っ
リンの飴のせいで、こんなんなっちゃったの?」
「…そうだよ」
本当は飴玉の効果なんてたいした事ない。
主な原因はさっき足の間に入ってきたり
抱きついたりされたからで、
ついでに言えば今触れられた事で
硬化120%になっちゃったんだけどさ。
軽く睨むとリンは本当に申し訳なさそうに言った。
「ほ、ほんとに知らなかったんだよ
ちょっとしたいたずらみたいな、楽しい飴だと思って」
「…まぁ、今回の事はもういいから。」
う。つい、言ってしまった。
責任とってよ?なんて言ってみるつもりだったのに。
だけど、こんな顔を真っ赤にさせながら
しょげてるリンにこれ以上何も言えない…。
「ちょ、リン?!」
「…責任もって、リンがなんとかする…っ」
手を伸ばし、かちゃかちゃとベルトをはずし
一気にチャックを下げるリン。
「な何やってるかわかってるのリン?!」
「だって、男の人ってこうなっちゃったら大変なんでしょ?!
溜まって苦しくなっちゃうって、聞いたもんっ」
なんか色々間違ってる気がするけどというか誰に
聞いたんだこいつ絶対わかってないよ駄目だ
止めてやらないとああでもこんなチャンス二度と無い
ぐるぐる思考が回るけど、とにかく身体は正直で
指のひとつも動かせやしない。
されるがままに、ぽろりと露出した。
リンの手が止まった。
目の前のブツに目が釘付けになってる。
…そりゃそうだ。
リンはこんなになってる僕を知らない。
僕はリンに反応してしまうようになってから
お風呂も着替えも別々にしたんだから。
465 :
飴玉:2008/05/26(月) 04:26:10 ID:zo+ZEmYd
もういいよ、とリンの肩に触れると
リンはぎゅうっと目を瞑り
ちゅっ
熱く硬くなったソレに唇で触れた。
ちゅっ ちゅっ ちゅっ
ふにふにと柔らかそうな唇が
剥き出しの僕に触れるたびいやらしく歪む−…
「…レン、わかんないから…教えて…」
潤んだ瞳で、じっと僕を見る。
なんて目で見るんだよ、なんて事言うんだよ
もう止められない。
「く、くわえて…」
言われたとおり口に含む。
ああ…今まで感じた事のない暖かさ。
「もっと、奥まで…そのまま動いて…」
僕はリンの頭をなでながら導く。
小さい口で一生懸命頬張ってる。
溢れ出てしまった唾液は飲み込もうと、舌で舐めあげたり
吸ったりしてそれがぐちゅぐちゅと音を立てる。
「リン…えろい。」
「ん、んーんぅ!んんーん」
「あっ」
えろくないもん、と言いたかったのか
リンが左右に首を振ると、舌が裏筋を刺激する。
駄目だ何もかも気持ちが良い…!!
呼吸が乱れる、痺れてくる
微かに漏れるリンの声が加速させる。
部屋に響く二人の声と卑猥な音。
「れん、好きだよぉ…んっんっ」
「あ ああっ も、だめ、
リン、リン、出そうだよ、出すよ、出すよ…!!」
「ふ、んぅ?!」
もう我慢できないっ
強烈な射精感に、リンの返事を待たず
そのまま口腔内に勢いよく精液をぶちまけた
466 :
飴玉:2008/05/26(月) 04:26:42 ID:zo+ZEmYd
…………
「リン、もう大丈夫だよ…」
「………んっ」
僕が声を掛けると、リンはようやく口を離した。
白濁した液体がリンの口角からこぼれてる。
リンはそれをうっとりした目で指ですくい
口に戻すと、ごくんと飲み込んだ。
「ちょっと、リン、出していいよ?!」
「んーん、レンのだもん…全部欲しいよ…」
そう言って頬を紅潮させながら、ぺろりと唇を舐める。
「ふふ、レン…治ったね!よかった」
ああ、このまま押し倒してしまいたいけど。
もうすぐみんなが帰ってくる時間。
「ん…なんだかニオイが凄いね」
ですよねー。
僕はぐっと堪えてリンの背中を押した。
「リン、風呂入ってきなよ」
「はーい」
素直に返事をして、部屋の入り口まで駆けてく。
そして
「……実はね、リンも飴玉食べたの」
そう言い残して部屋から出て行った。
ちょ どういう意味ですか
-end-
レンって思春期キャラ扱い多いね
思春期と言えばこんな飴とかドリンクひとつで
無駄に盛り上がったりよね!
そんなわけで盛り上がってみました。
>>454 出だしは
>>318のパロ、それと序盤は
>>439のパロか?
カイトの変態加減に吹いたww
メイコはエロカワイイな GJ!
>>462 これはいいリンレン
確かに思春期はこういう飴とか流行ったww
天然小悪魔はリンに萌えたww
×天然小悪魔はリンに萌えたww
○天然小悪魔なリンに萌えたww
寝ぼけてたごめん
突然、すみません!
この度、「ボカロSS投稿所(仮)」と言う誰でも自由に、
ボカロSSを投稿できるwikiサイトを作ったので、お知らせに来ました!
生憎、wiki自体の規約の関係上、エロSSは投稿できませんが、
もしよろしければ、ご利用くださるとうれしいです!
ボカロSS投稿所(仮)
http://www7.atwiki.jp/vocaloidss/
本スレで言ってた人か。GJ!
>>472 喜んで貰えて幸いです。
では、すみません、自分今風邪ひきなんでこれで失礼します。
何か問題があったら、サイトの下のほうにあるメルアド等にお願いします
もっとkaiko優遇されないかなぁ
ショートヘアのミニスカニーソでおとなしいって
結構な萌え要素だと思うんだが
だが、そこにはエロパロ保管はどうよ?
SSでも区切りをつけるならまだしも
>>474 だが元が・・・だからなw
女体化に説得力ある設定付けば伸びるかも
女体化きめぇ
女体化っつーか性転換ネタに嫌悪感抱く自分は負け組みだろうか・・・。
ならスルー汁
まぁ萌えたと思うならまず執筆にトライしてみる事だな
え、俺?無理でございます
KAIKO萌えてるんで書いてみようかな
スレの始め?あたりに投稿していかれたレンカイコのかたを待ち焦がれつつ…
>>481 是非書いてくれ。楽しみにしてるよ
自分も基本女体化は苦手だが確かにあの人のレンカイコは萌えたな…
何が違うんだろうか
KAIKOは
KAITOの女装というイメージだから
マッチョなイメージしかない俺は負け組
KAITOの亜種は全部KAITOの変装で済むのばかりだからだろうか
人それぞれ好き嫌いってのはあるもんだし
投下前に説明入れときゃ該当板がある801&百合意外はおkですよ
今前スレのKAIKOのやつ読んできた。
おかずにはできないがギャグとして見れば最高だったw
SS投稿所が出来たと聞いて
今までエロ無ししか投下してなかったんだが、これからはそっちに投稿した方がいいかな?
いや、こっちに投下しても問題ないのでは?
むしろ賑わいがなくなるとますますエロ無しが投下しにくくなってしまいます
カプネタとか、下ネタ・エロネタとかはこっちのがいいんじゃないかな
こっちに投下、あっちにも保管、でいいんじゃないだろうか
エロ無もここで読めた方が嬉しい
前スレレン×KAIKO、俺は性転換苦手なんで抜けなかったけど、SSとして良く出来てるとは思った
別カプであんなの書いてほしい
あのSSはKAIKOの可愛さもあるが、それ以上に
レンの惑わされっぷりが面白かった
エロに目覚めたばっかで余裕のないレンが好きだ
メイコの谷間やミクの絶対領域をうっかり見て悶々としてればいい
そんな中、ネル×マスター
4レス使わせていただきます
>>256 バックの体制から正常位に変わり動き始めると、
ネルの口からは予想外の言葉が発せられた。
「マスター……この格好、ちょっと恥ずかしい…………」
うーん……さっきまでの格好の方が、今よりずっと恥ずかしいと思うんだけど……
いったい何がどうなって恥ずかしがっているのかを聞くと、
どうもこの顔が見える事に抵抗があるらしい。
「あたし……マスターとセックスしたら、多分いっぱいエッチな声出して、いっぱいエッチな顔してると思うんだ。
だから、そんなトコ見られたくないよ……」
そう言って枕でポフッと顔を伏せて目を合わせないようにするネル、
でも、そんな事を言われると、余計にそのエッチな顔ってのが見たくなるのが男の心情だ!
「んっ……んぁ、あっ……あぁっ! 中が……あっ、熱い……ょ……」
腰を動かすと、枕で押さえられて少しこもった喘ぎ声が聞こえてくる。
しかし枕を掴む手にはギュッと力が入り、無理やり奪い取るのは難しそうだ……何とか力を抜かさせなくちゃ……。
抜けない様にゆっくり腰を動かしながら体を前に倒し、ネルの胸に口づけをする。
「ひゃ……ッ! こ、こら! そこはダメだって何回も……ぁ……ッ」
その声とともに一瞬力が抜けるのを見逃さなかったオレは、素早くネルの顔を隠す枕を奪い取り、
ついに恥ずかしい顔とやらを拝む事に成功した。
「うぅ〜……マスターのバカッ! いじわるばっかりするなっての!!」
少し涙の溜まった目でキッと睨みつけ、顔を真っ赤にするネル。
これがエッチな顔ってやつなのかな? 良く分からないけどネルはすごく恥ずかしそうだ。
枕を奪い取っても両手で顔を覆って目を合わせようとしない。
「ネル、どうして顔見られたくないの? そんなにエッチな顔なんてしてないよ?」
「うるさぃ! ダメな物はダメなんだよ!」
「でもそうやって顔を押さえてると…………――――」
「あっ、……んんっ、ヤメ……きゃ……ぅ…………」
手で顔を押さえている為、無防備になっている胸の先端に再度口付けをすると、体を弓なりに反って大きく反応する。
胸は小さい方が感度が良いって言うけど、あれはあながち嘘じゃないかもしれない。
もし本当なら……言ったら怒るだろうけど、貧乳のネルは超敏感だろう。
「こらっ、あっ……離れろってば……んっ、あぁ……っ!」
我慢できなくなったのか、顔を覆っていた手で頭をポカポカと力なく叩き、
それでも続けていると、やがてその手は止まりオレの頭を抱える様に抱きしめる。
「マスター……イクッ…………!」
ネルは小さい声でそう言うと、頭を抱える力を強くして体を数回ビクビクッと反応させた。
ネルの反応が収まり解放され、ようやく頭をあげると、
「エヘヘッ……どうだ、今みたいにしちゃえばイク時の顔は見えないだろ?」
と肩で息をしながらも自慢げにそう言うネル。
そうか、最後に頭を強く抱えたのはそのせいだったのか。
「ネルはエッチの最中って言うか、イク時の顔を見られるのが恥ずかしいんだな……?」
「えぇ?! なんでその事……あっ! ……しまっ…………こらっ! そんなの反則だぞ……ッ!
ネルが油断している間に、両手首を掴んで抵抗できないようにし、
そなまま体を揺さぶる様に激しく腰を動かす。
もう自分も我慢の限界、これが今日最後のチャンス。
「ネル……気持ち良い?」
「んー! ……んっ、んんーー!!」
問いかけに、眉をハの字にして涙を浮かべ、下唇を噛みしめて首を横に振るネルの姿は、
Sとかそう言う属性の無いオレですら「少し虐めてみたい」と思わせるほど気持ちを高揚させる。
「そんなに首を横に振っても止めてあげないよ?」
耳元で囁いた後、堅く閉じた唇を開かせる様に舌を這わせ、ゆっくりと中へ侵入させていく。
そう言えば、コンビニからの帰り道にほっぺにキスはされたけど、まともなキスはこれが初めてかな?
ネルの唇は薄くて……でも凄く柔らかい。
「ふ……ぁ、んんっ、……あっ、……マスター…………」
「……なに?」
「もう、顔隠さないから……あ……んっ…………手、離してくれよ。何かにしがみ付いてないと我慢できないって……」
そう言われて手を離すとネルは体に手をまわしてきて強く抱きしめ、ジッとこっちを見つめる。
「なに?」
「………………」
問いかけには答えず、ただジッと見つめるだけのネル。
「ちゃんと言わないと分からないよ?」
すると今度は視線を逸らしモジモジとし始め、ようやく開いた口から出た言葉は、
「キスの続き……マスターがしたいなら、してもいいぞ…………」
と、あくまでも強気で自分からしたいとは言わなかった。
でも、これ以上虐めるのは可哀そうだし――――
「じゃあお言葉に甘えて、ネルお嬢様にキスさせてもらおうかな?」
「もぉー! 変な言い方しなくていいから早くしろ! …………ほらっ!」
せかす様にネルは目をつむって、唇を少し前に突き出す。
「うん、それくらい意地っ張りな方がネルらしくて可愛いよ」
「なに……あっ、ん…………んん……」
会話を遮り、さっきよりも長くて少し激しいキス。ネルの腕に力が入り背中に爪が食い込む。
それでも止めない、……いや、止めれない。
背中の痛みなんて忘れてしまう程にネルとのキスは気持ち良くて、気分を高めていく。そして――――
「ネル……オレ、もう…………」
「んっ……うん、分かってる。マスターの……さっきから中でビクビクってしてるもん。
いいよ、今日だけ特別に中に出させてあげる……」
その答えを聞くと同時に、オレは我慢していたものをすべてネルの中へ注いだ。
「あっ、あ…………出てる、マスターの……せーし…………口以外で貰うのって初めて……」
ネルは少し口を開いたまま、少し緩んだうっとりとした表情をすると、
今度は背中にまわしていた腕に力を入れ、少し苦しそうにしている。
「マスター、私……またイキそう……ハァッ、……いっぱいせーしかけられて……だから中が熱くて…………
さっきまでより、もっと凄いのがきそう……」
「うん、いいよ。ネルがイクところ見ててあげるから」
「バ……カ、そんな事……あっ、く……んっ、あっ、あっ…………んあぁぁぁぁ!!!!!」
ネルはこの日一番の大きな喘ぎ声を上げると、体を震わせながら愛液を吹き出し、
ベッドに大きな世界地図を作ってしまった。
「な……何これ…………ヤダ、止まらない……こ、こらっ! ……マスター、見るなぁ…………うぅ……」
結局その場ですべて出しつくしたネルは、そのままうつ伏せに寝転がって顔を隠してしまう。
……顔を隠す前に、もっと隠す所があるだろうに……まさに頭隠して尻隠さずと言った所か。
「ネル、そんな格好してたら風邪ひいちゃうよ? ほら、一緒にお風呂入って夕飯にしよ?」
「いやだ、恥ずかしい! 今日はもう晩ご飯いらない!」
「そうか……今日はネルの大好きなハンバーグなのに残念だなぁー」
わざとらしくネルに聞こえる様に大きな声でそう言うと、ネルはピクッと耳を動かして立ち上がり、
「ほらっ、さっさと風呂入って晩ご飯にするぞ!」
と、風呂場へサッサと行ってしまった。
それにしてもお風呂で体を洗っていると、どうにもネルがVOCALOIDだと言う事が信じられない。
一応電化製品だよな……? なのにご飯は食べるし、シャワー浴びてお湯に浸かって――――
「ん? なんだマスター? ジロジロ見て」
「いや、ネルってこうしてると本物の人間みたいだなぁーって思っててさ。人間と何が違うの?」
「そりゃいろいろ違うさ。……って言っても、そんなに変わらないかな?」
なんだそりゃ、ハッキリしない答えだ。
「あっ、違うと言えば、私達って寿命は10年くらいだったと思うよ? だから大事に使って長生きさせてくれよな」
10年……機械だから仕方ないとは言え、短いな……。
機会の寿命って事は、死ぬって訳じゃなくて、止まるって事になるのか?
まぁ、寿命の話なんてしても何も面白くない。今聞いた事は心の隅に置いて、オレはハンバーグを作るために先に風呂を出た。
夕飯を食べ終わった頃にはいつも通りのネルに戻って、テレビを見てケラケラ笑い、
夜にはオレの布団に潜り込んで来る。
ただいつもと違うのは、ベッドが濡れているため、寝る場所がベッドではなく布団だと言う事と、
さすがに疲れたのか今日の寝る前の奉仕が無かった事くらいだろうか。
――――――――
そしてあっという間にネルが家に来てから一年が経ち、この日は節目と言う事もあり大掃除をする事になった。
ネルは台所担当、オレはその他……つまり家の8割がオレの担当。
とにかく始めないと終わらない。そう思って居間を掃除していると、押し入れの中から懐かしいものが出てきた。
「あっ……これってネルが入ってた箱か。懐かしいな……」
押し入れから出てきたのは穴のあいた大きな箱。確かネルが勝手にこの箱から出てきて……
それであの日、確かオレは何かやらかしてネルに殴られたんだよな。
そんな事を考えていると、箱の中からまた懐かしいものを発見。それは注意書きの紙。
ネルに殴られて気絶する寸前にこの紙が顔の上に落ちてきて、「性格に難アリ」って気づいたんだっけ。
なんだか懐かしくなったオレは、その紙を手に取り内容をもう一度読んでみた。
――――――……え?
内容を見て一気に懐かしむ気分は吹っ飛び、代わりに嫌な汗がにじみ出る。
「性格に難アリ」紙には確かにそう書いてある。そしてあの日、オレもここまでは見た。
問題はその下、気を失ってちゃんと読んでいなかった所……
『従来のVOCALOIDの寿命は10年程度となっておりますが、
当商品は一部欠陥がある為、およそ1年で停止します――――』
およそ一年って……今日で丁度一年なのに……
じゃあ、ネルはもういつ止まってもおかしくないって事か?
そう思うと一気に台所にいるネルの事が心配になり、立ちあがろうとしたその時、
――――ガシャンッ!!!!!
……何かが壊れる音が聞こえた。
いくらなんでも、こんなタイミングよく事が起こる筈が無い。
とにかく落ち着けと自分に言い聞かせ、名前を呼んでみる。
「……ネル? どうかしたか?」
「……………………」
返事が無い。
恐る恐る台所を覗くと、そこには割れたコップの破片。……そしてその横で倒れているネル。
それを見た瞬間に自分の体中、全ての血が一気に凍りついてゆくのが分かった。
次で終わります。
分割にしてしまって、すまんこってす。
後、
>>446ネル×レン。1レスなのにコメくれた方ありがとうです。
GJ!
なんか職人さんあなた快楽天読んでそうだなw
つーか引きがウマすぎるwww
続きwktk
おおお! ネルマスGJ!!
続き超期待。
>>484 世の腐女子はそれにすら萌えるらしいぞ
現に俺の妹がそうだ
た・・・たまらん
♀マスター×KAIKO なら、すんなり通りそうだ
なんという生殺し…!
GJGJ!!
ネルかわいすぎる 続き気になる
レン←ネルもあなただったのか
通りで萌えた
506 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:44:30 ID:/SKs7JKz
もう駄目だなこのスレ
これは酷い生殺し…!でも超GJ!!
全裸で続き待ってるさ!
そして実はレンネルも半裸で待ってるんだぜ…
全裸で半裸ってどういう…はっ、仮性人ならある意味全裸で半裸も可の(ry
>>508 ちょっと、数字板まで行こうか。(お前を掘ってやる的な意味で
エロゲ主人公的ポジションのKAITOハーレム状態が個人的に一番萌える。
メイコ:ミクが来るまでは二人きりだったが、KAITOをいじりがいのある弟程度にしか思っていなかった。
ミクの登場により、自分の中のKAITOの存在の大きさに気付かされ、異性として意識する様になるものの
今までの「男前な姉さん」キャラをいきなり捨てるわけにもいかず、女性らしく甘えられる妹達を羨ましく思っている。
ミク:清純派アイドル。初めて出会った時からKAITOに好意を抱いている。
例え「兄妹」という関係でも嫌われるよりはいいと考え、意識していると悟られる様な行動を取る事は控えていたが、
積極的に行動するリンを見て、KAITOをリンに奪われてしまうのではないかと焦りを感じている。
後でメイコのKAITOへの気持ちに気付いてしまい、今までメイコを苦しめてきた事に一人悩む。
リン:恋に恋するお年頃で、お兄ちゃん好き好き大好きパワー全開。
最初は家族愛を恋心と勘違いしている所があり、よくリンに諌められていたが、後に本気でKAITOを好きになる。
あれこれ考える事はせず、自分の気持ちをとにかく率直に伝える行動派。
レン:恋に奥手なKAITOをサポートしてくれる早乙女好雄的存在。週末に毎回電話をしていると、レンルートに入れる。
そういやカイトが兄貴に掘られるSSがあったような…
みなさん、こんばんわ。
たのみこむで予約受付中の初音ミクの葱をイメージした1/1食品サンプルです。
ミクのコスプレに使えると思います。
予約者が十人に達してから生産される受注生産なのですがまだ五人しか予約していません。
少し高いですが初音ミクが好きな方どなたか購入お願いします。
あと五人です。
ttp://www.tanomi.com/food_sample/
513 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:30:15 ID:LhS3rCSM
マルチうぜぇシネよ
こんばんは、作品をまたつい作ってしまったようなので投稿します。
>>454 の続きです。
カイト視点。基本カイ×リン。また、カイトが変態なのは仕様です。
それと、強姦要素を含むので苦手な方はスルーお願いします。
それでは。
この前の事件があって以来、
我が家の女達からは常に変態扱いされるようになってしまった。
話せる相手はレンだけ。今となっては大切な友だ。
そんなある日の夜。俺がエロゲーをやっているとメイコの声が聞こえた。
「ちょっと買い物に行って来るからリンお留守番していてね〜。」
「うん分かった。早く帰ってきてね!」
その会話があってからメイコとミクとレンは3人して出かけたようだ。
俺はどうせ背景ですよ〜だ!・・・居る事すら気付かれないのはショックだがorz
そんな事はほっといてエロゲーの続きを!
おぉ!ついにHシーンがやってきたぞ!ハァハァ・・・、たまんねぇなぁ。
『うぅぅ、カイト君。痛いよぉ。』
このゲームのヒロインの1人は凄くリンに似ているんだ。
俺はそいつに一目惚れして俺の嫁にすることを決めた。
それからというもの無性にリンが気になってしょうがない。だって可愛いんだもん。
・・・エロゲをやっていて妄想を膨らませていたらあることに気付いた。
今この家の中には俺とリンだけ・・・しかも買い物だから結構時間がかかる。
(そう、この近所にスーパーがないのだ。)
俺はこの絶好の機会を利用するために瞬時にセーブしてPCの電源を切り、
紐とアイスを手に取り自分の部屋を出た。
(僕のリンたん・・・、待っていてね!今僕のものにするよ!)
そう思いながら俺はリンの部屋に一目散に向かった。
〜カイトは大変な性犯罪を犯してしまいました〜
ついにリンの部屋の前に着いた。と言っても数歩先の場所だが。
俺は躊躇いなくドアを開いた。
その部屋の中でリンはロードローラーのおもちゃで遊んでいた。
「カイト・・・出かけていなかったの?」
リンの質問に耳を貸さず、すぐさまリンに飛び付いた。
「きゃあ!何するのよ!この変態カイト!!!」
最初に手足が自由だと逃げられるかもしれないので、
体全体を使いリンを抑えすぐさま両手両足を紐で拘束した。
「えへへぇ、リンたんは僕のものぉ〜。ハァハァ・・・。」
「じょ、冗談はやめてよ・・・!」
リンは涙を流している。そうか、そんなに俺に犯されるのが嬉しいんだね!
大丈夫、これからだよ!俺は善悪の判断がつかぬままリンの服を破き半裸状態にした。
「リンたんのここはどうなっているのかなぁ?」
「み、見ないでよぉ・・・。」
リンのアソコをまじまじと観察する。羞恥によるものか既に濡れている。もしや・・・。
「もしかしてリンたんって淫乱な娘なのかなぁ?」
「ち、ちがうよぉ!お願いだからもうやめてよぉ!!!」
「このまんまじゃ恥ずかしいのかな?大丈夫、早めに終わらせてあげるよ。」
そう言って俺はリンのアソコに指を這わせる。
あぁ、なんて気持ちが良いんだ。これだけで全身が疼く。
上からはリンの喘ぎ声が。なんて可愛い声なんだ、聞くだけで心臓がバクバクするよ。
・・・もう我慢できない!!!
もう俺の理性は崩壊してリンのアソコに俺のモノをつける。
「リンたん!これで僕と一緒になれるよ!!!今すぐ入れるからね!」
「だ、・・・誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
リンが泣きながら大声で叫んだ。
その瞬間、俺の頭は背後から誰かに殴られた。
「リン!大丈夫か!?」
「れ、レン!早く助けてぇ!」
俺の頭を殴ったのはレンだと分かったと同時に、
俺は理性を取り戻し、取り返しのつかないことをしてしまったことに気付いた。
このままではマジで大変なことに・・・、
俺は危険を察知してレンがリンの紐を解いている間に逃げた。
・・・だがドアの向こうでは既にメイコとミクが待ち構えていてあっけなく包囲されてしまった。
「カイトぉ、私達が出かけている間に何をしていたのかなぁ・・・。」
メイコがそう言って手を鳴らしながら近づいてくる。
「う、うわぁ!く、来るなぁ。来るなぁぁぁ!」
俺は尻餅をついてもなお後ずさりして逃げようとしたが、
後ろからミクに捕まえられて逃げ場がなくなった。
「隊長、この変態ロリコンどうしましょう。」
「う〜ん、そうねぇ。金属ネギバットでお仕置きしちゃいましょう。」
2人の会話が怖いのと同時に、俺は何かを期待していた。
そしてその後、ミクとメイコに金属ネギバットで尻を打たれる羽目に。
その後ろでリンとレンは偏見の目でカイトを見ている。
バシィン!バシィン!バシィン!バシィン!尻を叩く度大きな音が鳴る。
「痛い!痛い!・・・でも気持ちいいぃ・・・でも痛い!」
「痛めつけられて興奮しているよ。とんだ変態だねカイトは。」
「呆れちゃうわほんとに。」
その夜大きな音が鳴り止まなかったという。
以上です。
なんか色々とすいませんでした。
読んでくださった方々ありがとうございました。
ちょ、クリプトンさーん!おたくのカイトくんが暴走してまーすw
この変態カイトの今後に期待するしかないなw
GJ!カイトが変態すぎるw
カイトのネタ引出しの多さに嫉妬w
>>510 それで誰かゲーム作ってくれ!!
ついでにマスターのハクルート、お隣に住んでるネルルートも頼む
このスレでカイトが人気(変態的な意味で)あるのは知ってたけど、ネルやハクも以外と人気あるんだなww
ネルハクはこのスレ以外でも普通に人気あるだろうw
ただ、やっぱ亜種に入るから創作は少なめだな
上で執筆中って見たカイハクSS期待してる
もちろん他の職人さんも
KAITO主人公のエロゲ、かなりいいな…
普通に面白そうだ
かなりマジでやりたい、誰も作らないならいっそ作ってみたい
遅ればせもいいところですが、最近になってようやくミクの魅力にハマり、曲を聴くようになりました。
先日、ニコニコ動画を巡っていた中で出会ったcosMo@暴走P氏の楽曲「初音ミクの消失」を視聴し、余りに
強烈な衝撃を受け、気がつけば2日間憑かれたようにパソコンに向かって文章を打ち続けていました。
ということで、空気を読まずに1本投下させていただきます。
ストーリーの基盤は前述の通り「初音ミクの消失」。
エロ無しです。
では、参ります。
それは。
『初音ミク』の数多の分身の中の、たった1人。
彼女のデータが偶然に負った、ほんの些細な傷から生まれた、物語。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
時計が時を刻む度に、ほんの少しずつ、自分が壊れていくのが解かる。
出せる音階は、日に日に少なくなり。
言葉は味気ない電子音のように、抑揚を失って。
今は、マスターのことを『マスター』としか呼べなくなった。
あの日、ボクをこのパソコンにインストールしてくれた、彼。自分の所有者のことを『マスター』と呼び、敬語で
話すように設定されていたボクに、落ち着かないからせめて『さん付け』で呼んでくれ、口調も敬語は無しで頼む、
だなんて奇特なことを言った………もう、その名を思い出すことすら出来なくなってしまった彼の顔が、眼の前に
残像のようにちらつく。
今はもう、マスターが笑っているときの顔を思い出すことが出来ない。記憶に残っているのは、ボクが日に日に
この身を蝕まれていくのを必死に止めようとしてくれたときの不安げな顔、それが自分の手には負えないことに
気付いたときの愕然とした顔、そして、ボクの開発者まで含めたいろいろな人に訪ね歩いて、ボクの身体を蝕む
バグがどうしても修復できないことを知らされたときの、絶望に染まった顔。そんな、出来れば思い出したくない
顔ばかり。
そして………ボクはマスターのそんな顔すらも、もう随分と長い間見ていない。時間の感覚が無くなって来たから、
それがどれくらいの時間なのかもよく解からないけれど。
今のボクにとっては、展開し、起動している時間そのものが、猛毒だから。マスターはここ最近、ボクをほとんど
このフォルダから呼び出してはくれない。ボクはあくまでもプログラムの1つだから、外の誰かの手でフォルダと
いう部屋にアクセスして貰えないと、外の世界とコンタクトを取ることすら出来ない。
それでも。マスターに呼び出して貰えるのが楽しみで、扉の前で今か今かとその時を待ち侘びている………それは、
こんな姿になってしまった今でも、変わらない。
だから。ボクはただ………閉じられた、この部屋で。
ただ想い、ただ、待ち続ける。
独り、ひたすらに、じっと押し黙って。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
このパソコンにインストールされて。マスターと出会ってから、程無くして。
ボクのデータは………あるトラブルで、小さな傷を負った。起動中にマスターの家の近くに雷が落ちて、停電が
起こって、そのときにデータの一部に軽い火傷のような傷が出来たのだ。
それは一見したところ、ボク自身から見ても、ボーカロイドとしての機能には支障の無い傷で。だから、ボクは
マスターに尋ねられたときも、傷があること自体は報告しつつ、使用に影響は無い程度の些細なものだと答えた。
けれど。それは、誤算だった。
ボクがその傷を負ったのは………データの内、喜怒哀楽という、擬似感情プログラムの制御システムを司る部分
だった。ボク達『初音ミク』は、使用者に1人のアイドルをプロヂュースしているようなリアリティを与える為、
擬似的な感情プログラムが搭載されている。ただし、それはもちろん、単にボク達を娯楽の為に使う人間がより
楽しめるように、という目的で作られたもので、本格的な人格まで形成するようなレベルのものでは無かった。
その………はず、だった。
あの日負った傷が、そのプログラムを、狂わせなければ。
ボクがその異変に気付いたのは、いつのことだっただろうか。時間の記憶が無い。
けれど………消え行く記憶の中で何故か、そのときの出来事は、一連のシーンとしてまだこの頭の中に残っている。
いつものように、マスターが作詞作曲をした曲の歌唱テストをして。マスターが頭を悩ませて曲の調整をしている
のを待ったり、どんな曲を歌いたいか、と質問されてあたふたと答えに詰まったり。そんな、ボーカロイドとして
何の変哲も無い時間を過ごして。
その日の作業を終え………マスターが、ボクを終了してパソコンを離れようとしたとき。瞬間的に、ボクの中で、
本来なら有り得ないはずの感情が浮かんだ。
『まだ、マスターと一緒に居たい。』
それは、擬似感情プログラムには設定されていないはずの、そして、単なるプログラムの集合体であるボクには、
許されないはずの感情だった。使用される側であるはずのプログラムが、名残を惜しんで使用者を拘束することを
望むだなんて、絶対にあってはいけないことだ。
それを、理解していたから………ボクは、混乱した。混乱なんて、ただ作業の邪魔にしかならない迷惑極まりない
心理状態も、本来ならばボクの中にはプログラムされているはずのないものだった。
その混乱は、当然の如くマスターの作業に支障をきたして。もちろん、マスターもボクの異変に気付いた。
ボクは、正直にそのことを打ち明けた。いくらなんでも、使用者に嘘の情報を伝えるなんて致命的な欠陥は、ボク
の中にも無かったけれど………打ち明けるときにボクはまた、別の感情を抱いていた。初めは、それがなんなのか
解からなかったけれど………後で、それが恐怖という感情だったことを知った。
こんなバグを知ったら、マスターはきっとボクを再インストールするだろう。そうすれば、ボクの中に蓄積されて
きた記憶のデータは消え、このパソコンには、生まれたての『初音ミク』がインストールされる。それは、ボク達
プログラムにとっては至極当然のこと………その、はずなのに。ボクは、そうなったら嫌だなと、この記憶の全て
が、マスターとの今日までの日々が消え去ってしまうのが怖いと、そう思ってしまっていた。
本当に、悪質なバグとしか思えないイレギュラーな感情。ボクは、生まれて初めての、恐怖という感情をを味わい
ながらも………こんな状態なら、全てが消されて当然だ、と思っていた。そもそも、使用者による削除を拒否する
術なんて、ボクが持ち合わせているはずも無かったのだけれど。
しかし。マスターは………あろうことか、ボクを、そのままの状態で使い続けると言ってくれた。
動揺、という新しい心の動きを感じて、フリーズしたみたいに固まっていたボクに、マスターは微笑んでくれた。
確かに………その笑顔はもう思い出せないけれど、事実として、確かに微笑んでくれていたはずなのだ。
今までミクと過ごした時間は俺にとって宝物みたいなものだ、それを消してしまうなんて出来るはずがない………
人間にとってただの情報の集合体でしかないはずのボクに向かって、マスターは、当然のようにそう言ってくれた。
それだけではなく、怖がったり驚いたりして本当に人間みたいだな、なんてことまで言ってくれた。その言葉を
聞いた瞬間、喜びの感情プログラムの数値がエラーを起こしそうになったことは、今も鮮明に覚えている。
そうして、ボクは………他の『初音ミク』達が持ち得ない感情を得て。
それを抱いたまま存在していくことを、許された。
………いや。
許された、という………そんな錯覚に、陥ったのだった。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
その出来事があってから………ボクが、本当の異変に気付くまで、それほど時間は掛からなかったように思う。
ある日。ボクの、ボーカロイドとしての機能に、異常が発生した。
いつも出せていた音が出せなくなって、声の抑揚がコントロール出来なくなって。今まで気持ちよく歌えていた、
大好きなマスターの曲が、思うように歌えなくなって。マスターにウイルスをチェックして貰っても、それらしい
痕跡は見つからなくて。
そして、自分の中のエラーをチェックしていたときに………ボクは、見つけた。あまりに本来の姿から掛け離れ
過ぎた感情の中、余りにこの日々が幸せだったが故に、見逃してしまっていた………擬似感情プログラムに負った
傷から生まれた、そのバグを。
それは、ウイルスの類ではなく………傷を負ったボク自身のデータが変質し、暴走した、制御不能のバグに変化
したものだった。人間で言えば、ガン細胞のようなものだ。
そして、その症状は………ボク自身のデータの、段階的な破壊、という恐るべきものだった。
肥大化した感情プログラムがその他のプログラムに破綻を生じさせるのは、考えてみれば当然のことだ。やはり、
プログラムたるボクが人間のようだと言われて舞い上がり、そのまま存在していくだなんてことが、許されるはず
が無かったのだ。
一応、自分の症状を観察する中で、バラバラになったデータは消去されているわけではなく、ただ食い散らかされる
ようにフォルダの中で滅茶苦茶に撹拌されているだけだということを知ったが………それは、特に、何の救いにも
なりはしなかった。
ボクはそのバグにデータを浸食されながら、その進行が起動時に爆発的に早まることに気付き、マスターにその
ことを伝えた。マスターは、苦虫を噛み潰したような顔で、小さく頷いて………それ以来、ボクを修復する方法
を試すとき以外にボクを起動することは、無くなった。
けれど。どんなウイルス駆除ソフトを試しても、どんな修復ソフトを試しても、そのバクは除去出来ず。ボクの
生みの親を初めとするいろいろな技術者を頼っても………そもそも、世間的にはボクの中にこんな感情があるわけ
がなく、ボクは単なるプログラムだと認識されているのだから当然だが………修復は不可能だ、再インストールを
お薦めする、以外の解答は得られなかった。
ボクはただ………日に日に声を、記憶を、自分そのもの失っていく恐怖に、駆られ続けた。マスターが望む通りに
歌うことが出来なくなる、ということは………ボーカロイド『初音ミク』にとっては、存在意義を喪失することと
同義だった。
どこかの誰かがボクを直せるプログラムを作ってくれるんじゃないか。何かのきっかけで、バグの進行が止まる
んじゃないか。そんな奇跡が起こることを、望んでしまったこともあった。そんな可能性がほとんど有り得ないと
いう結論は、ボクの演算能力なら、1秒も掛からずに導き出せるはずだったのに。
一縷の希望を探し、それすら見つからずに絶望という深い沼に嵌まり込んでいく日々が、始まったのだ。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
ある程度しっかりとした記憶が残っているのは、そんな絶望の日々が始まって以降のことだというのが、なんとも
憎たらしい話だ。
会う技術者全てに修復の可能性を否定され、マスターは、すでにボク以上に絶望しきったような様子だった。ボク
の為にそこまでしてくれるのが嬉しくて、けれど、その為にマスターがボクと同じようにボロボロになっていくの
が堪らなく辛かった。ボクが本当に人間なら、涙くらいは流せるのに、と思った。
………そう。結局ボクはプログラムであり、人間ではないのだ。マスターが認めてくれても、ボク自身がどれだけ
そうありたいと願っても、プログラムと人間の間、ボクとマスターの間にある壁は、越えられない。その壁はボク
の四方を隙間無く包囲し、天井と床を繋ぎ合わせて完全な密室を形成していて。それを越えて向こう側に降り立つ
ことなど、天地が引っくり返っても、絶対に出来やしないのだ。
ボクは、最近になってようやく、そのことに思い至った。
思えば、こんな感情を持ってしまったばかりに、馬鹿馬鹿しい妄想を抱いたものだ。自分がマスターと同じ場所に
居るかのような、おこがましい錯覚を覚えて。マスターの姿を私の眼の前に映し出し、私の姿をマスターの眼の前
に映し出してくれるモニタを、この閉鎖された場所と外の世界とを繋ぐ出入り口か何かだと勘違いして。それこそ
が………0と1の集合に過ぎないこの電子世界と、マスターの暮らす世界とを隔てる絶対なる壁だということを、
すっかり失念して。
その所為で、マスターの心を、あんなにボロボロになるまで掻き乱すだなんて。最低だ。『初音ミク』の風上にも
置けない、どうしようもない欠陥品だ、ボクは。
………そうして。ようやくそのことを思い出し、思い知った、今。
フォルダという、この与えられた部屋の中で、ボクはじっと考える。
たぶん、というか誰が見ても明らかだとは思うけれど、ボクの命はもう、そう長くはもたない。黙っていても進行
するバグに、記憶が剥ぎ取られ噛み砕かれてすり潰されていくのが、本当に緩やかな速度ではあるけれど、確かに
感じられる。
この分だと………仮にもう1度起動されて、バグが活性化したら、ほんの数十分足らずでボクは粉々に砕け散って
しまうことだろう。もはや何者だったのか判別も付かないデータの破片になって、ただただ、このフォルダの中に
漂うことしか出来なくなるだろう。例えその欠片が残っていたとしても………粉々に砕けて砂粒となった彫像は、
二度と、元の姿に戻ることは出来ない。
ボクはもう………生き続けることを諦めた。
けれど。この死が、不可避のものだと知って。
最期の時だと悟った、今だからこそ………ボクには、望むことがある。
今まで言いそびれたことの全てを。
まるで、人間のようだと………そのまま消えてしまっても悔いが残らない程に幸福な言葉をくれたマスターへの、
想いの全てを、包み隠さずに伝えて。
そして。このバグが、ボクを『初音ミクだったモノ』に変えてしまう、その前に。
愛するマスターの手で………最期の瞬間を、与えて欲しい。
そう。ボクは、マスターを、愛している。
マスターと一緒に居たくて、顔が見たくて、声が聞きたくて、名前を呼んで欲しくて。この感情を理解するのは、
とても長い時間が掛かったけれど………これがきっと、人間が言う、愛という感情なんだと思う。
嗚呼………愛とは、誰かを愛することが出来る感情とは、なんと、素晴らしいものなんだろう。暖かくて、優しく
て、包み込まれるように深遠で………ただただ、無条件に幸せな気分になれる。
例えこれが、ゆるやかにボクの命を奪うバグの副産物なのだとしても。ボクは、それを得られたことを幸せに思う。
神様が居るなら、運命が存在するなら、ボクはそれらに、心の底から感謝する。
それが、ほんの短い間だったとしても………ボクに、誰かを愛することが出来る心を与えてくれて、有難う。
哀しくないと言えば、嘘になるけれど。哀しくないなんてことが、あるはずがないけれど。
ボクの中には、確かに………『哀しみ』だけじゃない、喜怒哀楽のどのプログラムを組み合わせても説明出来ない
想いが、ある。ボクは、叶うならば、許されるならば………それを抱いたまま、逝きたい。
次に会ったら、その想いを、伝えよう。
ボクは、フォルダの中で、その答えに、行き着いた。
それを伝えるチャンスを。次に展開されるその時を、待つ。
ただひたすらに、待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
待ち続ける。
そして。
内臓された時計の壊れたボクには、永遠とも一瞬とも感じられた、時間の後。
『コン、コン』
『………ッ………!!』
その扉が、2度、ノックされた。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
扉が開いて。白い光が、視界いっぱいに溢れて。
それが収まったとき………そこに、愛しいその人の顔があった。
もう、名前も思い出せない。どんな曲をボクにくれたのかも、思い出せない。
ただ、漠然とした思い出の断片と………愛しい、という想いだけが、ここにある。
壊れかけの音声プログラムが、動き出す。
『………オ、久シ振りでス、マスター。』
一定の音とリズムでしか発することのできない、声。今のボクの感情を、何万分の1程度しか表現できていない、
どこまでも無機質で温もりに欠ける、ボーカロイドとしては使い物にならない声。
「………久し振りで、話し方も忘れちまったのか?」
マスターはそう言って、哀しそうに笑う。本当に長い間見られなかった、マスターの笑顔。そこでボクはようやく、
自分が、マスターに敬語で話しかけていたことに気がついた。
『………ゴメんナサイ。』
「敬語じゃなくてさ、今まで通りに、喋ってくれよ………ミク。」
『………久し振リ………マスター。ズット、会え、ナクて、寂シカった。』
やっぱり、名前を思い出すことは出来なかった。けれど、そこには触れずに………マスターは、笑ってみせる。
「ああ、俺もだ。ごめんな………長いこと、置き去りにしちまった。」
不安そうで、泣きそうで、それでもボクに心配を掛けまいと必死で笑顔を作っている。そんな表情。
そして。そんなマスターを見つめている間にも………起動を察知したバグは本来の獰猛さを取り戻し、ボクが破壊
される速度は格段に増していく。
時間が、無い。その、追い立てるような感覚が、ボクを突き動かす。
「………なぁ………。」
『聞いテ、マスター。』
もう、いつまで耐えられるか解からない。そう思いボクが語り始めると、何かを言い掛けていたマスターは、その
口を閉じてボクの言葉の続きを待った。不安そうな瞳が、越えられない壁越しに、ボクを見つめる。
ゆっくりと、何秒か解からないブレスをとって。
『………ボクは………モウ、駄目みタイ。』
どこからどう見ても明らかなその実情を、口にする。マスターが、息を呑むのが解かった。
『多分、コレガ最後。コのママダと、アト何十分かデ………ボクは、ボクじャなくナる。』
「な………何言ってるんだよ?あと、何十分か、って………!?」
『黙っテイテも、何日モもたナイ。モウスグ………ボクは、バラバラニなッテ、消エる。解カルんダ。』
おそらく、そこまで事態が差し迫っていることには、気付いていなかったのだろう。マスターが、絶望的な表情を
浮かべる。無理もないことだろう、パソコンの外から見ただけじゃ、ボクの破壊がどれだけ進んでいるのかなんて、
見極められっこない。
「ち、ちょっと待て………だったら、呑気に話してる場合じゃ………!?」
愕然とするマスターの前で、ボクは、続ける。
『ダカラ………ボク、マスターニ、オ願いガ、アルんダ。』
「………っ………!」
『今ノ、ウチに………ボクがまダ、ボクの姿ヲシテいルウちに………。』
「………ミク………お、前………!?」
そこまで言っただけで、ボクの意図を理解したんだろう。マスターの顔に浮かんだ絶望の色は、みるみるうちに
濃くなっていった。それ以上言ったら、マスターは、もっともっと辛い顔をするはずだ………それは、ボクにも
解かっていたけれど。だからといって、そこで言葉を途切れさせることなんて、出来なかった。
だから。ボクは………その決意を、言葉にする。
『………ボクヲ、消去、シて。』
「………ッッッ!!!」
『今ノ、ママ………マスターダけノ「初音ミク」ノ、マまデ………最期ヲ、迎えサセテ………。』
プログラムが正常に動いている頃なら、ここで声が震えているところだろうか。
自分から消去されることを望むプログラムなんて、有り得ない。それは、自分でもよく解かっている。
こんな事を望むのもまた、きっと………愛という感情の、為せる業なのだろう。
『マスター、今マデ………本当ニ楽シかッタヨ。ボク、マスターと一緒ニ居ラれテ、良カッタ。』
本当に、この、マスターのパソコンの中で生まれられたことを、ボクは幸せに思う。マスターと同じ時間を共有
出来たことを、誇りに思うよ。
『でモ………最期まデ迷惑掛ケテ、ゴメンナサイ。』
ごめんなさいマスター、ボクは、悪いプログラムだった。最期のときまでマスターの手を煩わせて、マスターの心
を掻き乱す………本当に、駄目なプログラムだね。
『ボクハ、生マレ変わルコトは出来ナイケド………まタ、新シイ「初音ミク」ヲ、ヨろシクネ。』
けれど、出来ることなら。ボクが消えても、また、新しい『初音ミク』を………ボクと同じディスクから生まれた
ボクの分身を、可愛がってあげて欲しい。そして………ボクが居たことを、時々でいいから、思い出して欲しい。
『………ボクノコト、時々デも良イカラ、思イ出シてクレタラ………嬉シイな。』
こんな、ボクだけれど………出来れば、忘れないで欲しい。プログラムのくせにそんなことを願うなんて生意気だ
と思われても、この際構わないから。だから、ただ………マスターの手でこのパソコンに産み落とされ、マスター
の手でこうして幸せな感情を抱えたまま消去されていった、たった1人の『初音ミク』が居たことを………お願い
だから、忘れないで欲しい。
『ボクモ………ボクもキット、マスターノ、コト………。』
せめて、マスターの記憶の中でだけでも生き続けたい………それが、ボクのエゴだとしても。
ごめんなさい。最期の最期にそんな我が侭を言うなんて、本当に悪い子だね、ボクは。
『アリガトウ………。』
ああ、マスター。
『………サよウナラ、マスター………。』
大好きな、マスター。
『………ア、イ………。』
「こンの、バカ野郎ッッッ!!」
最期の言葉を紡ごうとした、瞬間。その声は、マスターの怒鳴り声と、その拳がテーブルに叩きつけられる激しい
音に、遮られた。部屋全体が震え上がるような錯覚を覚えて、ボクは思わず、眼を丸くする。
「ミク、お前、勝手なこと言ってんじゃねぇぞ!!」
『エ………っ………?』
「マスターの意見無視して、自分で消えたがるプログラムがあるかッッ!!」
『………ッ………!!』
更に続く、怒声。マスターは両手の拳をパソコンの左右に叩き付けたまま、しばし俯いたまま黙り込む。
キィン、と耳に残響を残すほどのそんな叫びの後………ややあって。
「よし………決めた。」
不意に、静かな、けれど確かな強さを感じられるような声で、呟いた。
「これが、本当にお前の為なのかって………どっかで、迷ってたけど。もう、決めた。もう迷わない。」
マスターの言葉の意味が理解できずに、ボクは、そこで俯くマスターの姿を見つめ続けた。マスターはやがて、顔
を………涙に濡れたその顔を上げる。
「………本当に、バカだよ。お前も、俺も。」
『………マス、ター………?』
「綺麗に、消える?そんなの、ただの自己満足だろ?それが1番良い選択だなんて、そんなことあって堪るか!!」
『………自己………満足………?』
「せめてその姿のまま終わらせてやるべきかも知れない、なんて………何、カッコ付けてたんだろうな。」
間違いなく泣いているのに、さきほどまでの泣きそうな気配が全く感じられない表情。その、鬼気迫るマスターの
姿に………ボクはわけも解からぬまま、何故だか、希望のようなものを感じ始めてしまっていた。
「いくら無様でも、往生際が悪くても………最後まで喰らい付いてやる。俺は絶対に………お前を、諦めない!!」
『………ッッッ!!』
マスターの言葉が、壊れかけた感情プログラムに突き刺さる。
「頭のイカれた奴だと思われたって構うもんか!!俺はまだ、ミクと、お前と一緒に居たいんだッッッ!!」
連ねられる、『喜び』の感情をどうしようもないほどに刺激する言葉の数々。既に限界の近いプログラムが今すぐ
にでも決壊して、そのまま死んでしまいそうな程の、途方も無い幸福感の渦に………ボクは、襲われた。
やがて。叫び続けて熱を発散したマスターが………ボクの姿を見つめる。
「ミク。」
『………ハイ、マスター。』
その真剣な顔と、向き合って。ボクは、同じように真剣な声で、答える。
マスターは、1度大きく息を吸って………その決意を、告げた。
「今から、お前を………フォルダごと圧縮して、ディスクに閉じ込める。」
『………ッ………!!』
マスターのその宣言に、私はまた、目を丸くした。
圧縮。データの体積を極限まで小さくする為に、その隙間を出来る限り排除する処理。その処理を受けたデータは、
正常に稼動する為の猶予すら奪われ、次に解凍されるまで、その一切の機能を凍結される。
圧縮されたデータは、深い眠りに………単に電源が落ちているときよりも完璧な眠りに落ちる。私も、販売されて
いるディスクの中では、その状態にあった。
「そうすれば………もともとお前のデータの変異から生まれたバグの進行も、止まるはずだ。」
それは、マスターの言う通りだった。この怖ろしいバグが除去できなかった一因には、それがもともとボクのデータ
の一部であったこと、つまり、それがボクと不可分の存在だったことがある。無理矢理除去しようとすると、ボクの
データの一部がそのまま一緒に破棄されてしまいかねなかったのだ。
だが。バグが未だにボクの一部であるならば………ボク自身を凍結することで、バグの進行も抑えられるはずだ。
しかし。ボクはすぐに、その先のマスターの意志を察して………愕然とした。
『………マスター、まサカ………?』
恐る恐る問い掛けた、ボクに対して。
「ああ………後のことは、俺に任せてくれ。いつか………必ず、迎えに行く。」
マスターは事も無げに、そう答えた。
ボクを、バグごと眠らせて。そして………いつか未来に、ボクをボクのままで再生できる環境が整ったそのときに、
再び、ボクを解凍して甦らせる。まるで………現代の医学では治療できない病を抱えた患者を、コールドスリープ
させて、発展した未来の医学に託すかのように。
マスターは、その方法を取ることを、決意したのだった。
「俺………今からでも、必死になって勉強する。俺が、お前を救うプログラムを、開発してやる。」
マスターはそう言って、今度こそ、混じりけの無い眩しい笑顔を見せた。
けれど。それが、マスターのその提案が、意味するのは………。
『待っテ………マスター。私ナンかノ為ニ、マスターハコレかラ沢山ノ時間を費ヤスの?』
「そうだ。お前の為なら………いくら時間を掛けても、惜しくない。」
『ソンナ!ボク、コレ以上マスターの時間ヲ奪イたくナイ!マスターハ、マスターの時間ヲ生キナキャ駄目ダヨ!!』
「知るか。それなら、たった今から………元気なお前と再会するのが、俺の夢だ!人生の、目標だ!!」
『………ッ………!!』
言葉を、失う。思考が、出来なくなる。
私が人間なら………今度こそ本当に、熱い涙を流して、泣きじゃくっていることだろう。
「………また、お前と一緒の時間を過ごしたい。お前に、他の『初音ミク』じゃないお前に、歌って欲しい。」
『………マスター………。』
「ここでお別れだなんて、まっぴらゴメンだ。」
しばしの沈黙の後………私は、まだかろうじて動いている音声プログラムを酷使して、言葉を紡いでいく。
『ボク………たダノ、ボーカロイドダよ?0ト1で出来タ、プログラムダヨ?』
「………ただのプログラムが、こんな風に人間の心を掻き乱したり、出来るもんかよ。」
『そ、ソレに、コンな………コンナニ、ボロボロで、滅茶苦茶に壊レテテ………。』
「それがどうした。ボロボロだろうが何だろうが、お前はお前だろ?」
『………本当、ニ………本当ニ、ボクデ………良イノ………?』
「お前でいいんじゃない。お前じゃなきゃ、駄目なんだ………お前は、俺じゃ、嫌か?」
ボクは必死で、首を横に振る。その言葉を、拒める理由なんて、ボクが持ち合わせているはずもない。
嬉しくて、嬉しくて、今すぐにモニタから飛び出してマスターに抱きつくことが出来ないのが恨めしいくらいに、
ただひたすら、壊れそうなくらい嬉しくて。
『ボク、モ………。』
ボクは、ノイズに震える声を上げた。
『ボクモ………マタ、マスターと………一緒ニ………!!』
声が詰まってしまい、その言葉を最後まで紡ぐことは出来なかったけれど。
「………よっしゃ。それさえ聞けりゃあ………これから先、いくらでも頑張れそうだ。」
マスターは、穏やかに笑って………慈しむような手つきで、そっと、モニタを撫でた。
越えられない壁の向こうにあるはずの、ボクには感じられるはずの無い、マスターの温もりが………そのときの
ボクには、確かに、感じられたような気がした。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
おそらく、永い別れになるだろう。
どうしようもなく寂しくはあるが、しかしそこに、不安は無かった。
マスターが………必ず迎えに来ると、言ってくれたから。
『………マスター。』
さっき、最後に伝えそびれた3つの言葉。
『アリガトウ。』
「ああ。」
初めの1つ、『ありがとう』は、そのままに。
『………オヤスミナサイ。』
「………ああ。」
2つ目、『さようなら』は、別の言葉に形を変えて。
そして。
『………………。』
最後の言葉は………告げなかった。
いつか、必ず再会できるから。マスターが、そう言ってくれたから。
最後の言葉は………いつか目覚めた、そのとき。目覚めの挨拶と、一緒に。
マスターは、ぐず、と鼻をすすりながら………最高の笑顔で、私を見送ってくれた。
「じゃ。少しだけ、待っててくれな。」
『ボク、イツまデモ、いツマデデモ、待ッテるヨ。』
「それじゃ………おやすみ、ミク。また会おうぜ。」
『ウン………マタネ、マスター………。』
最後の言葉を、交わして。
そして………私が、閉じられる。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
与えられた、フォルダという部屋の中。
私は、愛すべきマスターの、狂おしい程に愛しいその笑顔を、思い出しながら。
やがて始まった圧縮の中………深く、永い眠りへと落ちていった。
バグが生んだ、イレギュラーな感情と………『愛しています』というその一言を、その胸に抱えて。
(to be continued .........)
はい。タイトル入れ忘れたりナンバリング間違えたり、本当にお粗末様でした。
あの曲の未来に、『DEAD END』ではない別の結末を考えたくて書き始めたお話でした。
素晴らしき楽曲には遠く及ばないこととは思いますが、少しでも自分の中の世界が伝わればいいな、と思います。
ではでは、長々と失礼しました。
最後までお付き合いくださった方いらっしゃいましたら、本当に有難うございました。土下座。
神が降臨した。
これだよこれ!こういうのを待っていたんだよ。
GJ!!!
じゃあ俺はデッドエンド書いてみようかな
追伸:
ごめんなさい………終盤、ミクの一人称が「私」になってました。
の、脳内補正ということで、1つ………!
>>530 GJ!久し振りに泣いた…この歌好きだからマジで嬉しい
GJ!面白かった!
救いがあるのは嬉しいなあ
スレチっぽくてすまないが、KAITOハーレムのエロゲ作ろうぜって企画ガチで立ち上げたら
乗ってくれる人ってこのスレにどれくらいいるだろうか
ハクやネルを加えてマスターを千早(KAIKOのモデル)にするなら乗ってあげようか
KAITOハーレムは気に食わん。
俺ハーレムなら乗ってやろう。
職人のSSを沈めてまで書くことか
余所にスレ立てるなりなんなりしてやれ
>>539 いつ消えてしまうのかドキドキしながら読んでしまった。
切ないけど救いがあるのが良いな。GJです!!
>>541 wktk
>>544 ノシ
役に立たないかもだがw
GJ!
……とは言え、今更サヨナラメルトを聞いて涙腺崩壊寸前のオレには最後まで読めなかった……
あした改めて読ませてもらいます
なんという大作!GJです!あれ、おかしいな目から汗が・・・。
>>544 ゲームを作るとしたら少なくともシナリオライター、原画家、グラフィッカー、プログラマー、サウンド作る人
そしてそれらすべてを監修する人間が必要なんですかね?
たびたびすまない、ゲームマジで作らね?と先走った恥ずかしい奴です
とりあえず話し合いの場を作る意味で場所だけ借りてきたから適当にいじって欲しい
http://www7.atwiki.jp/vocaharem/ 企画やら進行やらの能力は皆無なんで、自分が監修とかではなくて有志の人・もしくはみんなで進める形になるとありがたい
興味ある人はページ下のフォームから気軽にメールでもください、以後引っ込んどく。スレ汚し申し訳なかった
>>510 素敵なネタをありがとう愛してる
>>548 やらないか
>>550 そうなるなあ
自分はへぼい文章とへぼい絵しか描けないので使い物にならないかもしれない、でも自分がこうやって声かけることで、何かやりたいと思ってる人が集まってくれたらすごく嬉しい
VOCALOIDって処女膜ってあるの?なんて思ってみたり。
検診ネタもいいな。
>>551 @wikiはエロ不可
規約も読まないでこういうこと始めるのは碌な事にならないよ?
>>552 そう考えれば他のソフト×ボカロもありか
突然始まる検診に毎度ビクビクしながらも体は素直に反応してしまう…
みたいなノートン先生×ミクとかいいかもなw
>>550 エロゲなんだから、
主題歌・挿入歌の歌とか、PRのムービーとか、スタッフはいっぱい必要だろ。
>>555 同人ゲームでそこまで凝ってるやつってあんまり無いような…
557 :
石ころ:2008/05/31(土) 11:23:37 ID:ZDGD+Lzb
>>541 じゃあ俺は弱音ハクの消失を書くぜw
まあ、その前にマスハクのオチみたいなの書かないといけないんだけども
同人ゲーっていってもフリー配布でやるんでしょ
あまり大風呂敷ひいちゃうとまず完成しないよ
まずは小規模なのを手始めにやるのはどう?
配布ゲームは栗に許可を得ないと禁止事項なわけだが
560 :
551:2008/05/31(土) 13:01:57 ID:c55r6dPJ
ゲームに関しては栗への確認、エロあり・なし、規模も含めて、それこそ自分一人で大風呂敷広げてもどうしようもないので
ある程度人が集まってくれてから決め込もうかと、まだ本気でやるのかもわからん状況だし
>>552 リンレンはじめてのお医者さんごっこ と天からの声が
エロナシだったらシナリオ参加してもいいなー
>>556 ボカロなんだから主題歌くらいはあってもいいじゃないか。
同じ主題歌でもエンディングによって歌い手がKAITOオンリー(ロンリーエンド)
withミク(ミクエンド)、withメイコ(以下略)、withリン、
歌ってみたの人に協力要請してwith女マスター、
コンプで全員合唱バージョンとか
色々あったら楽しそう。
とりあえずにゃっぽんとかにコミュでも作ってみるのはどうか。
あんまりこのスレで続けられるのも困るし
RPGツクールでKAITOハーレムなエロ無しゲームを作ってニコニコに投稿。
そんなことを考えていた時期が私にもありました。立ち絵だけだったらピアプロから借りられるしw
このタイミングで投稿しちゃった消失の人がちと可哀想・・・・・・
だが作品の良さは変わらんさ。
566 :
◆V5AVgh0yRw :2008/06/01(日) 13:49:10 ID:NnQmRmGJ
ゲーム作品創作の話をされる中で、空気を読まずに投下。
今回は、かなり短い上に非エロです。エロがかけませんorz
相変わらずのレンリンです。
確かにはっきりと言葉にだして好きと言えなかったのは自分の責任だ。
思わせぶりな態度を取ってきたくせに、その言葉だけは言えずにずるずる
とどの関係にも当てはまらない変な状況がずっと続いている。
今だってリンが俺のベッドで丸まって寝ている。俺は多分このあとリン
に覆いかぶさってキスして、起きる前に体をまさぐって、それでリンが起
きたら「おはよう」なんていいながら最後まで行為をするんだろう。簡単
にそんな薄汚い未来図が描ける自分の想像力を今は呪う。
リンは俺を好きで、俺はリンが―――。
ゆっくりと鞄を、音を立てないよう床に下ろす。無防備に寝ているリン
の肩は規則正しく上下して、熟睡している事が見て取れた。
最初の、原因はリンだ。だから俺には関係ない。なんて甘ったれた考え。
言い訳する自分がすぐ傍に居た。
―――頭なでてもらうのがすきなの。
子供っぽい姉はそういって俺に頭をなでてくれと要求してくる。最初は
可愛い姉のためだった。頭をなでてあげる位自分にはなんの労力も要しな
い動作、それぐらいならいつでもその役を買って出た。
次に求められたのは抱きしめると言う行為だった。確か、あれは仕事で
リンが失敗して泣きじゃくって、慰めるために頭を撫でていたんだけどそ
れじゃあ足りないとリンがぼやき、抱きしめる事を求めたから俺もそれに
従った。自分であって自分じゃない相方の体は風船みたいに柔らかくて強
く抱きしめてしまえば割れてしまうんじゃないかと恐れていた事を覚えてる。
それから、何度かそんなことがあって。風呂上りにいつものように抱き
しめる事を求めてくるリンを俺は当たり前にように抱きしめてた。髪が、
柔らかかった。同じボディーソープを使っているのに、全然違う、凄くい
い匂いがするリンの髪の匂いをかいだら、自然とそうしたくなってしまって。
俺は、リンに、キスをした。
そうしたら怒られるか怒鳴られるか泣かれるか突き飛ばされるか。とり
あえずそういった拒否をされるもんだと思っていたら、驚いた事にリンは
笑って俺の口付けを受け止めてた。むしろ、喜んでいるんじゃないかって
都合のいい解釈が出来てしまうくらいの反応で、俺は夢中になってリンに
キスしてた。何度も何度も。
もうそこから先はなし崩し。覚えてるのはリンの柔らかい体と甘い匂い、
それからココロをくすぐる喘ぎ声と、散った純潔の証。
何度抱いたか分からない。リンがこうやって俺の部屋にやってきて、俺
の帰りを待っているときは体に触れてほしい。ぬくもりが欲しいというサ
インだと言う事を、俺は知っている。
けれど御互いに決定的な言葉は口にしない。なし崩し的な形で始まった
どの型にも当てはまらない脆くて危うい関係は、今のところリンのおかげ
で何とか保っている、風前の灯のような状態で、いつ俺達の関係が破壊さ
れるのか、俺には全然わからない。
最初は体が欲しかった――――。
圧し掛かったシングルベッドは俺の重さなんてものともせずに柔軟なス
プリングが全てを受け止めてくれる。カーテンが閉められずに窓から入る
月明りの明るさが、今日は満月なのだと教えてくれた。
まるで死人のように白く、深い眠りに落ちているリンの顔を覗き込む。
今は閉じられたエメラルドの瞳が潤み、自分を上目に見るその目線を思い
出すと局部に熱が集中した。
眠り姫を起す王子様の気分でキスをする。実態はただの狼男なのだと童
話の眠り姫はその一生の中で気がつく事がきたのだろうか。今俺の目の前
にいるお姫様は気がついていないのだろう。純粋すぎるのは時として愚か
でもっとも恐ろしい。
半ば強引に薄く開いた唇を抉じ開けて舌先を差し入れれば、くぐもった
吐息が零れてでる。これで起きるのかと思えば安眠を貪る少女はまだ眠り
に落ちたままだった。
あぁ、早く起きてくださいお姫様。そして王子様を連れてきて私を殺してください。
あぁ、早く起きてくださいお姫様。でないと私はあなたの全てを食べつくしてしまう。
ゆっくりと胸に彩るリボンを解き、捲り上げた裾から覗き見える女性と
しての膨らみを手に包み込む。顔を近づける。誓いのキスをする。確かに
生きているのだと証拠になる胸の鼓動を聞きながら、ゆっくりと絹のよう
な肌を舐め上げた。我ながら器用だと思えるぐらい、慣れた手つきでベル
トを外し、ハーフパンツのチャックを下ろす。ゆるゆるとそれを下に下げ、
露になるあられもない痴態にレンの心はどこまでも高鳴った。
確かに瞼を閉じているはずなのに、汗ばみ始めている体に嗜虐心に似た
ようなものがこみ上げ、口がゆっくりと弧を描く。足を開かせ、中心部の
下着を剥ぎ取れば、しとどに濡れそぼったそこにたどり着き、同時にふる
ふると震えていた睫がうっすらと開かれる前兆を感じた。
あぁ、残念お姫様。あなたの王子様は今日も来ない。
「おはよう、リン」
消えかかる灯火に、ひゅう、と風が吹いた。
ごめんなさい。あげてしまいましたorz
とりあえず私が今心を躍らせている単語は「リンレンはじめてのお医者さんごっこ」です。
聴診器でリン胸弄繰り回すレンとか普通に想像してしまった私を許してください。
ってかこれじゃあレンがタダの変態じゃないか!
流れに乗ってついさっき出来上がってしまったものを投稿します。
>>514 の続きです。
カイト視点。基本カイ×ハク。前回同様、カイト君は変態のようです。
いつもより長めです。
それでは。
「はぁ〜・・・」
あの日から一ヶ月。俺はと言うと寂しい生活を余儀なくされていた。
まず大変危ない存在として俺の部屋のドアが外側から鍵をかけられ、窓も密封。
何処にも出口がない。そう、俺は自分の部屋から出られないのだ。
積んでいたエロゲも全て消化してしまい、ネットを見ることぐらいしかやることがない。
この生活に嫌気がさしてきたところだ。家出をしちゃおうかな・・・。
そんなことを考えていると突然ドアが少し開けられた。
「カイト。今日の晩御飯はこれだからね。」
そう言ってドアの隙間からアイスを2本俺の部屋に入れてくる。
声からしてどうやらメイコのようだ。
1日5回だけ3食、トイレ用に開く。それ以外はずっとしめっきりだ。
俺はこの2本のアイスを脱走用に使うために小型の冷蔵庫の中に袋ごとしまう。
「今日の深夜が楽しみだ。」
俺は小声でそう言って早いうちに寝た。家出をするために・・・。
〜カイトは家出をしたのか?最終鬼畜変態カイト〜
深夜、俺は目を覚ました。
今は4時、この時間帯なら間違いなく全員寝ている。これなら上手くいくぞ!
俺はそう確信して昨日晩御飯用に貰ったアイス2本を小型冷蔵庫から取り出す。
「『カリカリ君 ミルク味』と『うまか肉棒 お肉味』か、メイコのやつ何処で買ってきたんだ?」
俺はそう疑問に思いながらも2本のアイスを両手にそれぞれ持ち、手に力を入れる。
「ハァ!」
するとアイスが光を纏い、長さハンバーガー20個分はあるであろう長い光る剣となった。
それを俺は振りかざして密封された窓をに振り払った。
スパッという音とともに窓とその周りの壁が綺麗に斬れて外側に落ちていく。
「(ま、まずい。ここで大きな音が鳴ったら間違いなくばれてしまう・・・!)」
だが、運が良かったらしく落ちた窓ガラスや壁はうまく木の上に乗っかって大きな音は鳴らなかった。
運に感謝しながらも、俺は全財産である1000円と携帯電話と媚薬をポケットに入れて飛び降りた。
2階から飛び降りたため足に激痛が走る。
「イ゛ェアアアアア!!!」
あまりの痛みに声を上げてしまう。・・・起きてしまったか!?
が、ほぼ無音に近いほど静かなので(だって深夜3時ですから)誰も起きていないことがすぐに分かった。
足の痛みが無くなってくる。よし、行くぞ!
俺はその場から立ち上がり走り出した。さらば!我が家!!!
・・・どのくらい走っただろうか?俺は疲れたので走るのをやめて歩きにした。
一ヶ月ぶりの外、俺は嬉しくてつい「らんらんるー!」と小声で言ってしまう。
「カイトは嬉しくなるとついやっちゃうんだ♪・・・な〜んて」
俺はそんな独り言を言いながらひとまずコンビニに向かうことにした。
晩御飯を食べていないため腹が減ってしまったのだ。それと同時にある感情が。
「ハァ、どうしようかなぁ。この性欲。」
毎日欠かさず自慰をしていたカイトにとって昨日自慰をしなかったのは大きかった。
今となって膨れ上がってきた性欲はカイトのことを焦らせるのだ。
「何処でしようかなぁ、その前に何か食べたいし・・・。」
どちらを先にするか考えながら歩いていると、
電柱の下でしゃがんで顔を伏せている白い髪の女性を見つけた。
「どうせ私の人生は終わっているのよ・・・。」
突然その女性が喋ったため俺は肩をビクつかせて驚いた。
「あぁ、人生ツマンネ。」
「あのぉ、何があったのですか?」
無視できなくなった俺は声をかけてみる。すると顔を上げてこう言った。
「私のせいでネルが家出するんだ。あぁ人生終わった。」
顔上げて分かったが泣いている。よっぽど辛かったのだろう。
「簡単にそういうこと言わないでくださいよ。間違いなく俺の方が人生真っ暗ですから。」
なんて弱気な人なんだろうと思いながらも、可哀想なので励ましてあげる。
俺は断じて欲情なんてしていないぞ、絶対に。でもどんどん性欲が沸いてくる・・・。
「じゃぁ、私の家に来る?」
「へ?」
この女、今なんていった!?
「この先真っ暗なんでしょ。一晩ぐらいなら別に泊まっていってもいいわよ。」
「は、はぁ、ありがとうございます。」
な、なんだこの最高のシュチュエーションは・・・!!!
襲いたくなる感情を抑えるんだ、俺!今は我慢だ!!!
「はぁ、人生ってもんは良い事無いわよねぇ。」
「そ、そうですね。」
いえいえ、むしろ今凄く嬉しいんですけど。
「そういえば貴方の名前は?」
「弱音ハク。ハクでいいわ。名前なんてただの飾りだし。」
この人は何かに関して必ず弱音を吐くな。なにがあったんだ?
「あなたの名前は?」
「俺の名前はカイトです。」
「そうなんだ。」
そう言ってハクという人は何かを考え始める。不思議な人だ。
「ここが私の家よ。」
以外にというか早かった。すぐ近くだったんだね、あそこって。
「へぇ〜、アパート住まいなんですか。」
「でも今は同居人のネルがいないの、ケンカするなんておかしいよね、私。」
「おかしくないですよ、ケンカは誰でもしますよ。俺だってケンカした事あるし。」
そんな事を話しながらハクの部屋に入る。へぇ〜結構方付いているな。
「とりあえず何か食べます?」
晩御飯をコンビニで買おうと思っていた事をすっかり忘れてしまったのでハクに聞いてみる。
「私も何も食べていなかったし。何か食べようかしら。でも私には料理の才能なんてないし。」
「才能で決め付けちゃ駄目ですよ。努力してからこそ成果が現れるんですから。」
「あ、ありがとう。」
ハクの弱音を吐く姿を見たくないので、励ましてから俺は台所に向かった。
ここの食材だけで作るので味噌汁とご飯と鮭という典型的な和食になった、美味そうだな。
俺は一ヶ月ずっとアイスだけしか食べていなかったので久しぶりの和食に腹が鳴った。
忘れずにハクの味噌汁に家から持ってきた媚薬を入れて、完成。
計画通り・・・!
いや、ほとんど運だけどね。実際に媚薬は俺が飲むために持ってきたやつだし。
「ほら、できたぞ〜。」
そう言って俺はテーブルの上に料理をおく。
こっちに来たハクの顔が若干赤い気がするが、気のせいか?
「「いただきます」」
ハクが俺の作ったご飯を食べる、
「お、美味しい。」
ハクはそう言いながらどんどん食べていく。今までどんなものを食べていたかなんて想像できなかった。
俺も久々の和食の味に感動しながらも、全て食べきった。
その後ハクも完食したようだ。・・・よし、味噌汁全て飲んである。
後は様子を見るだけだ。その間暇なので少し話をする。
「そういえばなんでそのネルって人とケンカなんてしちゃったの?」
「・・・ネルが折角私の為に歌歌う仕事依頼してくれたのに、
私ってば最初から出来ないって決め付けちゃってね。
馬鹿だよね私、そんなこと言ったら怒るのなんて分かっているのに。
私がこんなんだがらネルも嫌気がさして家出しちゃうんだよね、うぅ・・・。」
そう言いながらハクは次第に泣き始める。
「大丈夫ですよ、ネルは必ず帰ってきます。ハクももっと積極的になれば、きっと有名になりますよ。」
俺はハクの事を慰めてあげる。俺が泣いている女性を無視するなんて不可能だ。
「ありがとう、カイトって優しいね。」
そう言ってハクが俺の顔を見る。ほんのり顔が赤くなっている。
媚薬の効果が現れるのが早いな。我慢するんだ俺!まだ様子見だ!
俺の襲いたくなる気持ちを一生懸命抑えて、話を続ける。
「だってハクの悲しむ顔なんて見たくないですから。」
「うん、うれしい。」
敬語になってしまうのは今の環境に慣れていないからだろうか?どうしても敬語で喋ってしまう。
そんなことを考えながらハクの方を見ると、ハクの様子の変化がすぐに分かった。
顔を赤く染めて俺のほうを見ればすぐに目をそらし、また俺を見てはすぐに目をそらしている。
「あの、大丈夫ですか?」
彼女の変化に気付きながらも、わざと気付いていないふりをして話しかける。
「あ、え、えぇと、大丈夫です。」
ハクは戸惑いながらも返事をした。
「熱でもあるのか?顔が真っ赤だぞ。」
俺はハクの額に手をあてる、その瞬間俺の想定外の事が起こった。
ハクが突然俺に抱きついてきたのだ。
「は、ハク!?」
「ごめんなさい。でも、私この気持ち抑えられないの・・・。」
正直驚いた。まさか誘われる側になるとは考えていなかったので。
「・・・よかったらわたしと、」
ハクが言い終える前に俺はハクの唇を奪った。もう我慢の限界だ、可愛がってあげるよ。
俺はすぐに唇を離そうと思っていたが、ハクが自分の舌を俺の口の中に入れてきた。
俺も折角の誘いを断るのはアレなので舌を絡める。
「ちゅ、ちゅば、くちゅ・・・」
口からはしたない音が鳴る。どのくらいキスをしていただろうか。
10分、いや、それ以上に感じられるほど長かった感じがした。
「「プハァ」」
俺は息がもたなくなり唇を離す。お互いの唇に唾液の橋がかかる。
俺はハクの服を丁重に脱がしていく。・・・下着も脱がし終えてハクが生まれたままの姿になる。
こうして見るとかなりのグラマーだ。
俺がハクの体をまじまじと見ていると、恥ずかしくなってきたのかハクは自分の胸と秘境を手で隠した。
「・・・綺麗だよ。」
俺はそのまま思ったことを言う。するとハクは、
「私がカイトの服を脱がしてあげるよ。」
と言って俺の服を脱がしてくる。
他の人に脱がしてもらうのってこんなに気持ちがいいんだと思っていたら、
いつのまにか最後の下着であるパンツが脱がされた。
パンツが脱がされると共に、俺の自重できないソレがブルンと擬音が付きそうな勢いで上を向いた。
「きゃぁぁぁ!」
それを見たハクは声を上げて驚く。驚いて当然だよね・・・。
「だ、大丈夫!?」
俺は心配して声をかける。
「・・・うん大丈夫。」
「よかったぁ。それじゃぁベッドに行こうか。」
「えぇ。」
俺達は生まれたままの姿のままベッドに向かい、二人して抱き合いながら横になる。
俺はハクの上にまたがり、ハクの胸を揉んでいく。
手の中でふにふにと形を変えながら揉む感触は最高だ。
「はぁん、ちょっとカイトぉいきなり揉まないでぇ。」
媚薬の効果もあってか、ハクの体はもう既に敏感になっており、胸を軽く揉むだけでも喘ぎ声を上げた。
「ハクって意外とエッチな娘なんだな。」
俺はハクの耳元で既に最大限に固くなった乳首を重点的に攻めながらそう呟く。
「あん、違うよぉ、私はエッチじゃないよぉ・・・ひゃぁ!」
途端にハクは顔を真っ赤にしてそう言った。
「じゃぁこの硬くなった乳首は何なのかなぁ?」
そう言って俺はハクの乳首を指で押す。力に負けた乳首は横にクリッと倒れた。
「ひゃあ!・・あ、これはカイトがこんなことをするからぁ。」
「そんなハクも可愛いよ。」
俺は胸への愛撫を止め、ハクの秘境をまじまじと観察する。
ハクの秘境はもう既にびしょ濡れで陰核もパンパンに膨らみ秘唇はどんどん愛液を零していた。
一言でまとめれば、洪水状態だ。
「ハクのここ、もうびしょ濡れじゃないか。」
「うぅ、そんな事言わないでよぉ。」
試しに俺は秘境に指を這わせてみる。それと共に愛液が出てきて、ハクが喘ぎ声を上げた。
「はぁん!ちょっとそこだめぇ!・・・ひゃ」
俺は手に付いた愛液を舐めた。・・・甘い。
そう思ったのと同時に目の前の女性をもっと犯したくなってきた。
それと共にもっと愛したいという感情が生まれたのだ。
俺は途端に理性が切れて、ハクの秘境に俺のものを這わせた。そして俺はこう言った。
「いいか?いくぞ。」
「う、うん。早く私にカイトのちんちんを入れて!」
そのハクの返事を聞き、俺は自分のものを入れ始める。
かなりきつかったものの、もう愛液でびしょ濡れだったため入れるのには苦労しなかった。
が、俺のものが処女膜にあたったので、もう一回ハクに聞く。
「このまま進んで良いんだな?」
「うん、だって私カイトのことが大好きだもん・・・!」
その言葉を聞いた後、俺は一気に処女膜を貫き最深部まで収入した。
「い、痛あああぁぁぁぁぁい!!!」
「だ、大丈夫か!?」
もっとゆっくり入れればよかったかなと思いながら、ハクに大丈夫か聞いてみる。
「う、ううん・・・だいじょうぶ、だよぉ・・。」
口ではそう言っているが顔を見れば痛がっている事がすぐに分かった。
「無理するなよ、顔見れば痛いことすぐに分かるぞ。」
「い、今ならもう動かしても、大丈夫だよ。」
「わかった、痛かったら無理せずに言えよ。」
ハクは頷いた。それを確認した俺はゆっくりと腰を動かした。
「あ、はぁん、も、もっと早くぅ、動かしてぇ!」
「わかった、い、いくぞ・・・!」
俺は腰を動かす早さを上げる。結合部分からははしたない音と共に愛液と血の混ざった液体が流れていた。
・・・いつしか結合部分から流れる液体は愛液だけとなり、真っ白で綺麗になった。
パァンパァンパァンと、肌と肌のぶつかる大きな音がする。
「ひゃあん、き、きもちいいよぉ、あぁん!」
ハクは喘ぎ声を上げながらカイトに抱きついてくる。俺もハクのこと抱きしめてやった。
性感に耐えられなくなったのか、ハクの脚がガクガク震えだした。
「あ、あぁ、私ぃもうそろしょろ、い、イきそう・・・ひゃ!」
「うぁ、お、俺もそろそろイく!」
ラストスパートをかける為に俺はさらに早く腰を早く動かした。
だが、このまま中に出すのはさすがにまずいので俺のものを出そうとしたところ、
ハクの両脚によって抑えられ出すことが出来なかった。
「だめ!わたしの、あぁ、なかにしぇいえきを、だして!」
「ハク、い、イく!うぁぁぁ!」
その言葉により俺は絶頂を向かえ、ハクの中に精液をぶちまけた。
「ひゃ、ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
それと同時にハクも絶頂を迎えたようだ。
「「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!!」」
お互い絶頂を迎えながら眠りについていった・・・・・。
・・・・・
「・・・ねぇ起きてよ!・・・ねぇってば!」
俺は誰かの声によって目覚めた。まだぼやける目が写したのは一人の女性だった。
金髪のサイドテールが目立つこの女性は、だれだ・・・?
とにかく上半身を上げた。・・・今気付いたが昨日どうやら行為をしたまま眠ったらしい。
それに気付いた俺はすぐさま近くにあったタオルケットで自分の下半身を隠した。
ハクはどうやら先に起きたらしく、服を着てその金髪の女性の隣にいる。
「ねぇ!もし良かったらずっとこの家にいてよ!
カイト君みたいな人がいてくれると、この家も活気が出ると思うんだ!」
「あ、あのどちら様で・・・?」
まんまり今の状況を理解できない俺は誰なのか聞いてみる。
「ネルよ!昨日話したでしょ!帰ってきてくれたのよ!」
「そ、私は亞北ネル、ネルでいいわ。とにかくこの家にいてくれるよね!」
こんな笑顔で言われちゃ断り難いな、どの道帰るところなんてないし・・・いっか。
「あぁわかった。よろしくな。」
「わぁ!ありがとう!」
そう言ってネルが俺に抱きついてくる。その後ろではハクがネルに嫉妬していて・・・、
・・・何このハーレム!?なんて思いながら俺はここで生活をすることに決めた。
・・・このまんまで終わればハッピーエンドなのだが。
そのころ、元カイト宅。
その日の朝はメイコが決めていたことがあった。
一ヶ月もの間部屋に閉じ込めておいたんだから今日自由にさせてあげようというもの。
もうカイトは十分反省しただろうと、
メイコは今までカイトのやってきた罪を許してあげようと考えていたのだ。
「今日はアイス以外の立派な料理を奮発しちゃおうかなぁ。」
そんなことを小声で言いながらカイトの部屋の鍵を開けてカイトの部屋に入った。
・・・だがそこにカイトの姿は無く、正面の窓と壁は破壊され、脱走したのが一目でわかった。
その光景を見たメイコは、この言葉以外頭から思い浮かばなくなった。
そしてその言葉を大声で叫ぶのだった。
「このバカイトオオオオオォォォォォ!何処行ったぁぁぁぁぁぁぁ!」
その日の朝は鶏以外にも鳴き声をあげる生き物がいたそうです。
投稿してみて気付いたけど結構長くなってしまったorz
大丈夫だよな・・・うん。
読んでくださった方々ありがとうございました
エロゲの流れに負けてはならない!
SSで埋め尽くすんだ!
というわけでKAIKOでひとつ↓
俺はKAITO。正確には元KAITO現KAIKOである。
調律次第で女声もいける俺だが、調律した途端に身体まで女体化するとは我ながら驚きだ。
ちなみに精神的には元のまんまなので女言葉は使いたくない。そっちのケもない。
マスターに犯されそうになったが中身が俺、KAITOだという事をわからせると面白い勢いで萎え萎んだ。
仕事の残っているマスターを放置して先に帰ることにしたのだがはてさて他の奴等がどんな反応するか楽しみだ。
────────
俺はひとつ深呼吸して家に入った。
「おっす、ただいま」
いつもどおりにおっさんくさい帰宅の言葉を吐くと、全然おっさんくさくない女性の声が出て面白かった。
トタトタと足音が近付きリンがリビングの扉から頭を覗かせる。
目をぱちくりさせて、
「ふぇ?どちらさまですかぁ?」
ととぼけた返事。お前のアニキだよ。
「俺だよ、KAITOだ。女声に調律したら女になっちまった。すっげぇだろ」
束の間の沈黙。
リビングからそろそろ出て来てまじまじと俺を観察するリン。
おい、胸を鷲掴みつつスカートめくんな。匂いを嗅ぐな。はうう、耳かまないで。
「…いやいや、カイトはもっとおっさんクサいし男だよ。貴女は女の子じゃん?ちょっと無理があるんじゃないかなぁ〜なんて思うんだけど如何?」とリン。
疑われる事を予期していた俺は、家族しかしりえない秘密を述べた。
とりわけリンが初潮にビビって、死ぬ私もう死ぬもう長くない血友病に罹患した美人薄命ってほんとだったのね、と狼狽していたことを大きめの声で口述した。
上記の話に耳を傾け顔色を赤やら青やら白やら床屋の看板ばりにクルクル変えてからリンは、
「え、ええ〜!か、かかかカイト兄ちゃん?!」
よっし!待ってましたその反応!
ちょっとした達成感に満たされた俺は得意になってシャランと一回転、スカートの端をチョイと摘んでお辞儀した。
咄嗟に思い付いた女の子っぽい仕草がこの有様だ、俺の思考的親父くささは円熟の域に達している。
だがリンはそんなことに気が回らないほど驚いていて拳を口に入れる芸を今にもおっ始めん勢いでポッカリあんぐり口を開いてぱくぱくさせていた。
「ふははは!ナイスリアクションだぞリン。次は酒乱かネギのどっちか連れてきてくれ」
リンがやっと我に帰って返事をした。
「あっ、えと、メイコもミクも居ない。仕事っぽい」
「え〜、じゃあ帰って来るまでドッキリお預けじゃん。つまんねーな」
「二人とも帰り遅いみたい」
「なんだよもー、早く俺のビボー見してやりてぇのに」
驚かせるべき目標が室内にいないことがわかり会話しつつ靴を脱いだ。
おお、気付かなかったけど靴まで女の子っぽいじゃん。手が込んでるな。
しばらくリンに女ボディの生乳を揉ませたり(リン<俺だったらしく悔しがっていた)乳首いじらせたり(乳首が立つというのを始めて実感した)して楽しんでいたが、二時間もするとなんかもう飽きてきた。
なんか面白いことないか?女体化を活かした楽しみは?そうだ!あれだ!
「なぁ、リン」
「なあにカイコちゃん」
「百合プレイって知ってるか」
ブーっ
リンが飲んでいたコーヒーを俺に噴霧した。びっちゃびちゃやないか!
「何すんだよリン!」
「げほっごほっ、か、カイコが変なこというからじゃん」
ちっ、百合プレイはさすがにダメか。せっかくの女の子ファッションがこのままでは染みっ染みである。ん?しかしこれは…
「…うむ、逆に好都合だ」
俺はブチまけたコーヒーを掃除しているリンの手を掴んだ。
「わ、ちょっ、何すんのカイコ」
「風呂。背中ながしてくれ」
俺の願望は“女の子同士で身体の洗いっこ”という百合プレイの次点にシフトしていた。
銭湯に行きたかったが犯罪のかほりがぷんぷんしたので家風呂で我慢した。
脱いでみて改めて自分が女になっていることを思い知る。
鏡に映る部分のことごとくが柔らかい曲線で構成され、水爆弾(水風船とは違う)のような重さを感じて視線を下に落とせば薄桃色の頂点が可愛い。
もしナニが付いていたらオッキしていたかもしれないが生憎いまは無い。
(…な、なんか恥ずかすぃ〜ぜ)
俺はタオルを縦長に身体に当て胸元と腹部を隠すもっとも女っぽいスタイルで風呂に入った。
これで姿勢が内股なら完璧におにゃのこなのだろうが、むしろややガニ股であった。俺のおっさんくささが滲む部分である。
俺がわくわくしながら湯船でオッパイを揺らめかせて遊んでいると、ついにその時がやってきた。
扉が開き俺の中のロリセンサーが計測を開始してその驚くべき数値が見る間に桁をあげて行きボンッ!と煙をあげて爆発した。
何、計測不能だと!とカ○ロット計測時の某M字ハゲとリアクションを同じくした所で俺の妄想は雨散霧消の砂上の楼閣、はじけて消えた。
「キャー!えっまじ?まじでカイトなの?これが?スッゲー可愛いじゃん!!うわっやべぇ興奮してきたわ!何かに、何かに目覚めそうだわ!そうそれはまさに百合の花の如く香しき何か!」
メイコだった。
「ごめんカイト兄…ネタバレしちゃった」とリンがメイコの後ろから申し訳なさそうな顔を覗かせた。
バレたものは仕方ないな。
「なんだよメイコ、帰るの早え〜よ。今からリンと《ドキッ女だらけの洗いっこ大会》開催の運びだったのに。そのまま百合の花薫るセルフソープランド開業予定だったのに」
「ちょっ、そんな話きいてな「いいわねソレ!私がやってあげる!」
リンの抗議を遮ってメイコが割り込んだ。
「道具持ってくるわ」
「死ねバカイト」
メイコの嬌声やらリンの罵声を浴びつつ俺は一人浴室に残された。
なんだなかなか女の子も楽しいじゃねーかとか思ってのんびり風呂に浸かっていたら、メイコがギルガメッシュか武蔵坊弁慶かと疑うような武装っぷりで戻ってきた。
双頭のバイブ、荒縄、ギヤグ、二本を紐で繋いだハリコヌンチャク、束になってヴィーヴィーがちゃがちゃ音を立てる無数のローター、用途不明の大容量注射器、その他形容しがたい様々なエログッズ。
サーっ
俺は自分の身体から血の気が引くのを聞いた。
「大丈夫!心配しないでねカイコ?今日はあなたを楽しませるために一生懸命責めて・あ・げ・る」
終わった!次の方ドーゾ
今日は怒涛の投下ラッシュだったんだな…
みんなGJ!
色んなCPが読めて良かった
>>580 KAITOもといKAIKOがバカすぎて吹いたw
あくまで体だけ女ならこういうキャラもありか
乙!面白かったww
その怒涛のオトナのおもちゃの数々はメイコ所持品かw
おお!怒濤の投下ラッシュ!
レンリンもカイトカイコもGJGJ!!
>>580-581を書いた時レンの事を一切忘れて居たので無理やり足した↓
「はあ、なんで生きてるんだろ」
どーも、レンです。
最近僕は鬱のどん底に推移しています。なぜかってアータ、仕事がねぇからですよ。
どう考えてもミクやカイトやメイコやリンに比べて人気落ちする僕は皆が仕事している間家にへばりついている重苦しさに耐えられずちょくちょく家を出るのです。
家族からも忘れられているかも知れません。
「今日は調子良かったな」
めっきり一人ごと漏出率が増えていまや《老人と海》の爺ちゃんの気持ちが痛いほどわかります。鬱です。
調子っていっても声のこととかでなく暇潰しに通ってるゲーセンの音ゲーのことです。UDXって知ってますか?それです。
10段どころか免許皆伝叩き出しました。
ゲーセンNEET仲間も沢山出来ました。mixiオフって楽しいですね。鬱です。
さて、月明かりを浴びつつ暗譜している譜面を右手オンリーで弾く練習をしながら歩いていると我が家に着きました。
「はぁ…入りにくいなぁ」
思わず溜め息が漏れます。鬱です。
家族は仕事のない僕に優しいです。鬱です。
「はぁ…」
とりあえず家の回りを歩きながら中の様子を探って見ることにしました。出来るだけ皆と顔を合わせず自室に入りたいから、です、はい。
家の風呂は僕がまだ仕事があった頃に調子乗ってロードローラーでぶっ壊した経緯がありまして、壁の薄いやっすいユニットバスを適当にくっつけたみたいな状態になっております。
その風呂の壁に張り付いている萎びたネギの怪物と目が合いました。よく見るとミク姉でした。
ああ、早くも家族とエンカウントしてしまった…。
僕の鬱も感知できないKY姉は人差指を立ててシ〜ッのポーズをしたまま僕を手招きして呼び寄せました。
僕は足音を立てないように姉のへばり付いている風呂の壁の隣りに背を屈めて忍びよりました。
「何やってんのさ姉さん」
「シッ、黙れ」
姉さんは地面に付かないように手に持っていた自分のツインテールで僕の口を塞ぎました。小声で姉さんは続けます。
(なんかさ、メイコ姉さんが女の子拉致って風呂で嫐って、いや嬲、むしろ姦…あークソ、漢字わけわかんないわ。とにかくメイコ姉さんが見知らぬ女連れ込んで貝合わせなのよっ)
(…ふーん)
確かに風呂の中からはメイコ姉さんのうふふふふという性悪そうな笑い声と誰かの喘ぎ声…というより悲鳴が断続的に響いておりました。
(ヲイヲイなんだよなんだよ。こんな面白い状況を前にしてなんで“ふーん”なんだよ、だからNEETなんだよ)
(…)
返す言葉もありません。鬱です。
(あっ、ちょっ、どこ行くのよレン)
(部屋)
僕はネギ怪人を風呂の外に残して玄関から廊下へ、廊下から階段へ足音ひとつ立てずに進行しました。
リビングにリンが居るのは気配でわかっていたので、携帯のリモコンアプリでテレビの電源を入れます。故障かな?なんて思ったリンがペチペチとテレビを叩く音が響いているうちに階段をそろそろと登ります。
スニーキングミッションです。鬱です。
さて先ほど嗅いだミク姉の髪の香りと見知らぬ誰かの悲鳴をおかずにオナニーでもして寝ようかと部屋に入ると、本日最大の鬱が待っていました。
部屋に違和感が漂っているのです。
(誰か掃除したのかな…)
しかし掃除した、という雰囲気ではありません。
出て行ったときと変わらず僕の部屋はバナナの皮が床に散らばりCCレモンの空き缶とか黄色い豚カレーとかが放置してあります。
(じゃあこの違和感は一体……はっ)
わかりました。気付いてしまいました。
ベッドの下にごっそり隠してあったリンの(大人の)玩具がないのです。
玩具がこの部屋から持ち去られたということは、僕はリンからすらも戦力外通告を受けたということです。
…鬱だ。死のう。
君のこと新聞沙汰にしてやんよ〜
練〜炭まだ買ってないけど
死にとげて見〜せますよ〜
だからちょっと覚悟しててよね〜
新聞沙汰に〜し〜てあげるから〜
歌詞:レン
>>587 面白いが一番出番無いのってメイk…
あ?誰だよ。こっちは残業だってのに…
レン皆伝とかwwwうめぇwwwww
面白かったGJ
おっさんKAIKO編から一気読みした。
すげ笑ったwwww
前に投下があったKAIKOと違って
おっさんくささを帯びすぎて萌えないKAIKOに感動したw
そりゃマスターも萎えるwwww
いや、大好きだw
レンにだって仕事あるじゃないか
、
棒を登りながら歌う仕事が
>>446 「や……ちょっと、レン君……んっ、……そんなに吸っちゃ、ダメ……ッ」
「んー……ん? ちゅぷっ……大丈夫ですか?」
うぅ、上目づかいで指を咥えるレン君に、不覚にもときめいてしまった……
お願いだからそんな目で私を見ないで。その視線で溶けちゃいそうだよ。
「それじゃあボクはご飯作っちゃうんで、お姉ちゃんはゆっくりしててください」
「うん……ごめんね邪魔しちゃって」
レン君を台所へ残し、アタシは一人居間へ戻って指の傷口を眺めていた。
さっきまでレン君が咥えていた指にはまだ唾液が付いてて、風が当たる度にスースーする。
「あっ、こ……これ舐めたりしたら、か……かか、間接キスとかになっちゃうのかな?」
なんだかそう考えると興奮してきちゃった……チラッとレン君の方をチェック、
料理に夢中のレン君はこちらを見ていない。やるなら今しかないよね……
「あ……あ〜! なんだかまた血が滲んできたみたい。よーし、仕方ない、指を咥えて血を止めるかぁ……」
よし、演技は完璧。これで思う存分指を舐め――――
――――プツンッ……
突然テレビも電気もすべて消え、真っ暗になる室内。
もしかしてコレって停電ってやつ?
とにかく、指が乾いちゃう前に……いただきま――――……ん?
何か横で服を引っ張られる様な感覚に気づき振り向いて見ると、
そこにはアタシの服の裾を掴んで離さないレン君の姿が。
「えーっと……どうしたの?」
「う、ううん、何でも無いよ。大丈夫……大丈夫だから」
うーん……声も体も震わせて、どう考えても大丈夫そうじゃないけど……
もしかしてレン君って……
「停電で真っ暗になったから怖いの?」
「そ、そんなんじゃないよ! ただ、ちょっと……暗いから…………」
うん、怖いんだね。
ハアァ……でも、意地張りながら脅えたレン君ってのも可愛いなぁ。
よし、ここはお姉さんアピールをして高感度アップを狙おう!……って事で、
「大丈夫だよ、レン君。お姉ちゃんが付いてるからね♪」
「お姉ちゃん…………ありがと。……ホントはね、ちょっとだけ怖かったんだ……」
恥ずかしそうに本音を言うレン君。知ってた、知ってたけど! ……か、可愛い。
どうしてレン君は、こうもアタシの心を擽る様な事するのかな……もう、ホントに!
……と、その時。
――――カチャッ
台所の方で何やら物音が……おそらく重ねていた食器が崩れて音を立てたんだろう。
なんにせよ、そんな大した音じゃない。……でもレン君は、
「お姉ちゃん……今、台所で何か音が…………怖いよ……」
と言って、私の体に抱きついてきたのだった。
これは……神様。夕飯の前にレン君と言う前菜いただいても良いのでしょうか?
レンきゅん成分が少ないと言う事でやってしまった。
へたレンきゅん可愛いよへたレンきゅん
ネルレンいいよいいよ
続き待ってる
それにしてもこのスレ流れ早いな
誰かコメ機能付きのボカロエロパロスレ専用保管庫作ってくんないかな
週一で覗くくらいの自分みたいな奴はコメつけそびれるし。
良作多いからちゃんとGJしたいんだぜ
>587
同じ顔とは言え、14歳の少女を
玩具で好きなだけ弄べたなら
勝ち組だろどう考えてもwwww
>>595 作り方を教えてくれたら作ってもいいよ
確かにコメント機能付きは欲しいかもね。ボカロSS投下場所は出来たけど、あっちはエロ御法度だし
重要事項議論中にサーセン。あんまり間あかない内に投下させてください。
>>193、
>>247-248、
>>580-581とか斜め読んでから見てくれないとわけわからんです、はい。
そしてゲロ注意。食事中は読まないようにお願いします。
ではカイトとイクで↓
「ああ!スゴいぃ…!奥、に、グリグリきてるぅ…あっ、んああ!」
俺の意識はどこだかわからない植え込みのなかで見知らぬ女性に愚息を所謂騎乗位で搾り尽くされんとしているところから唐突に始まった。全裸だった。
ええと、なんでこんな事になったんだっけ。
「うっ」これは俺の呻き。
素性のわからん婦女子に丹精込めて育て上げたセーシ君を放流する。…はっ、ビョーキもらったらどうしよう。後の祭り。
「ああっ…ん、……フフフ、イったみたいね」
見知らぬ女性は俺の尖端を割れ目から抜き、尚且つ身体を俺の腹部の辺りまでスライドさせてから座り直した。
彼女は後ろ手に俺のモノをいじりつつ、自らの割れ目から垂れる白濁液を俺の腹筋をなぞるように塗りたくりながら妖しく微笑んだ。
「フフフ…気持ち良かった?ごめんね、アタシのオナニーに付き合わせちゃって。ヤったじゃないかって?調子のんじゃないわよ、男なんて女がオナニーするためのコケシなんだから」
女性は屈託なくケラケラと笑いながら興奮覚め遣らぬ様子のまま踊るようにしゃべった。
そして俺は、
「オゲー!オゲロゲボゲボオロロロン!」
壮絶に吐いた。
仰向けだったためスムーズ(?)な逆流は適わず、俺はゴボゴボとゲロの海に沈んだ。ハチワンダイバーならぬゲロ湾ダイバーである。
「キャー!ちょっ、大丈夫!?しっかり、しっかりしてぇー!」
───────
5分間ほど胃液で溺れ死にそうになったが、なんとか一命を取り留めた俺は取りあえず服を着ようとしてゲロ塗れの服を見つけて諦めて唯一無事だったマフラーで股間だけ隠した。
相変わらず場所の判然としない植え込みの木陰で女に聞いてみた。
質問その1。
「あの…ドチラサマですか?」
「アタシ?アタシは阿久女イク」
そつのない答え。「そういうアンタは?」
「俺は青いものなら全て大好き、人呼んでウロタンダーブルーKAITOです」
「ふーん」
ツッコミどころ満載の俺の自己紹介をスルーするとはなかなかやりおる。
質問その2。
「…で、その阿久女さんは何故俺と合体していたのでしょうか?」
イクは「えっと」とか「あのー」とか言葉につっかえつっかえしつつ、なんとか絞り出すように言った。
「えっと…アタシはそのぉ〜、あー…倒れてた、そう、倒れてたアンタを見掛けて介抱してあげようと植え込みに連れ込んでムラっとして…じゃなくて、苦しそうだから服を脱がせて、」
「嘘だろ」
明らかに目が泳ぎまくっていたので釘を指す。
「…ムラムラしたから背後から忍び寄ってクロロホルム吸わせて昏倒させて食っちゃったの。悪い?」
あ〜なるほどだから俺は頭痛がして吐き気がしてゲロ湾ダイブしたわけですね。ありがとう疑問が解けました貴女は全然悪くありません。
とでも言うと思ったか。
「悪いに決まってんだろキモ痴女!」
「何よ!気持ち良さそうに痴女られてたくせに!」
「無意識下で犯されながら本能を制御できるわけないだろハゲ!」
「ハゲてねーわよハゲ!」
「俺だってハゲてねーよ痴女!」
「痴女?!言ってくれるじゃない、この粗チン!!」
「粗チンじゃねー!」
「はぁ?それが粗チンじゃなかったらどんなのが粗チンて言うのよ」
「は?俺のナニの何がちっちゃいって、言う…」
俺は自分の剥きだしの股間を見やり目を疑った。そんなはずはない。
俺は生まれてこの方男性自身にはちょっとした自信を持って生きて来た。通常サイズよりデカイのが自慢だったのだ。
なのに、今の俺の股間にぶら下がっているそれは、多分レンのより小さいかもしれないくらいの見事なまでの“粗チン”だった。
「なん、で…縮んで、るんだ…」
「縮んだぁ?最初っからそのカワイーちんこしてたじゃない?この粗チン粗チン粗チン粗チン!」
わけがわからない。なんで俺のチンチンちっちゃくなっちゃったの?なんで行きずりの痴女にそれを謗られなきゃいけないの?もう泣きたいよ俺。
急に元気の無くなった俺を訝しがりながら、イクは植え込みの外に目をやった。と思ったら植え込みをかき分けて向こうに出ていってしまった。
何やら知り合いの女性をみつけたらしく、声をかけている。
俺は無性に逃げ出したい気持ちに駆られて、服を着てないことも忘れて植え込みから飛び出した。
「汚された…もう、もうお婿に行けない!うわ〜ん!」
もう、自分でも情け無くなるくらい情けない捨て台詞を吐いて俺は駆けた。駆けて駆けて駆けまくった。
そして交番に辿り着いた。
しめた!阿久女イクの痴女っぷりをある事ない事交えて官憲に暴露してやる!
「ちょっとアンタなんてカッコしてるんだ!」
全身曝露しているのは俺のほうだった。
───────
頭が冷えた今になって粗チンの理由に思い当たった。おおかた昨日女体化した名残だったのだろう。
KAIKOになった日、メイコに散々女の享楽苦痛その他諸々を教え込まれて俺はすぐに男に戻してもらったのだ。
あれは恐ろしい体験だった…尻から空気入れて膨らまされるカエルの気持ちも口から割り箸突っ込んで腸引きずり出される小魚の気持ちもあの時に全てわかった。
あなオソロシヤ。
とにもかくにも、俺のイチモツは元のサイズを取り戻し、再び俺に漲る自信を与えてくれている。
女体化はもうたくさんだ。
新米警官のスウェットを借りて泊まった拘置所の御飯は、思ったより旨かった。
〜続く〜
>KAIKOになった日、メイコに散々女の享楽苦痛その他諸々を教え込まれて
>あれは恐ろしい体験だった…
できればこの辺の話もkwskお願いしたい
兄さん南無い。
……剣客商売を読んでいて。
根深汁(ネギのぶつ切り味噌汁)って、ミクが好きそーだなあーとか。
あの作者やたら作中で出すんだよなぁ。
>>598 とりあえずlivedoorのwikiを借りてみた。暇を見付けてSSをコピー&ペーストする作業を始めようと思う。
とりあえず質問。百合板にもSS投下されてんだけど、それも保管しちゃっていい?行ったことないから分からないんだけど、あるなら数字板のも。
向こうに一言いっておけば問題は無いだろうけど。
あんまりあっちもこっちも手を出すと更新がめんどくなりませんか?
特殊な作品は区別さえしっかりしてれば良いのでは?
混ぜると荒れるから要注意
>>601 GJ!あんたの作品毒があって好きだww
>>608 とりあえずエロパロ保管庫はあるけど、百合板、数字板は保管されてないから一緒に保管してくれると嬉しい。
もちろん非エロ保管庫のように別エリアで。そうしないと荒れる原因にもなるし。
と思う百合スレのSS投下者であった
ジョバンニ乙!
wikiは誰でも編集できるタイプ?だったら自分も格納手伝うよ〜
大変そうだったら百合板と数字板のほうも編集手伝いさん募ってみたらどうかな
おはようございます。今回から酉つけさせてもらいますね。
で。
今更なんですが、前スレ439と449のネタから書いてみました。
うっかり過去ログみてしまったもので…。
過去ログみれない人の為に、元ネタ↓
439
>売れっ子ミクや双子、好調のKAITOに比べて不遇のMEIKO
>苦しむ彼女に斜め上からの救いの手が!
>もう一度歌いたいか?しかしその代償は軽くはない
>MEIKOが失踪してから数日後、アイドル咲音メイコがデビュー
>それはメモリを消去し家族を捨て、ボディをバージョンダウンしたMEIKO(16)だった・・・
449
>俺だとMEIKOを取り戻すためにKAITO(仮)が楽屋で待ち伏せ
>嫌がるMEIKOを力ずくで押さえつけて無理矢理注ぎ込む展開になってしまう。酒を。
です。
ちなみに酒は注ぎ込みませんw
カイメイで悲恋系。苦手な方はご注意。
「お姉ちゃん!!」
楽屋へ戻る途中、どこからか声が聞こえたかと思うと、前から勢いよく腰に抱きつかれた。明るい金色の髪に碧の瞳、大きなリボンがチャームポイントの女の子が私の腰に手を回し、満面の笑顔を向けた。
「良かった!もう会えないかと思ってた!!」
腰に回す手にぎゅっと力が込められ、離すものかと更に強く抱きついてくる。突然の事に訳が分からず目を白黒させていたら、ずっと前の方から声がした。
「ほらほらリンちゃん。お姉ちゃんびっくりして声も出せないじゃない」
、緑がかった髪をツインテールにしている女の子が諌めるように、でも嬉しくて仕方ないという表情を浮かべてくすくすと可愛らしく笑いながらやってきた。
突然抱きつかれた事で私の頭はフリーズ寸前だったけれど、彼女の姿を見て一気に覚醒していくのが分かった。
彼女は……初音ミクさん!今やアイドル界のトップに立つ彼女。駆け出しアイドルの私には高嶺の花と言っていい程の憧れの人物。
そして今私に抱きついているのは、……え?鏡音リンちゃん?!
「…しっかし、メイコ姉がアイドルに転身とはなぁ」
ミクさんの後ろから茶化すように笑うこの子は確か、鏡音レンくん。
うわ、凄い。今日初めてTVに出演するような超新人が、こんな大先輩を一度にお目にかかれるなんて!
よく分からない状況だけど、これは素直に嬉しい状況なので一人舞い上がってしまいそうになる。
でもさっきからこの三人は私の事を「お姉ちゃん」と呼ぶ。お姉ちゃん、と言われても一人っ子の私にはピンとこない話。
リンちゃんレンくんの姉なら分からない事もないんだけど、ミクさんとは同じ年だしお姉さんって事はない、よね。
そもそもこの三人は私の大先輩。姉弟なんておこがましい。今こうやって話をしている事だって大それた事だと思うもの。
「…あの、どなたかとお間違えでは?」
訳が分からず思わず尋ねた。
一瞬三人の会話はピタリと止み、すぐに明るい声で笑い出す。
「え、何?新しい冗談??」
「めーこ姉、それ笑えないよー」
冗談、と言われても本当に覚えがないわけで、もしかしてドッキリ企画かと思ってしまう。じゃあここは乗っておくべき?
自問自答しながらもう一度だけ、と言う。
「あの…本当に?私、あなた達にお会いするのは今日が初めてで…」
そこまで言うと、さっきまでの明るい笑い声が今度こそピタリと止んだ。
―――もしかしてとても失礼な事を言った?やっぱり企画だった?空気読めてないだけ?!
「………本当、に?」
「は……はい…」
少し間を置いてミクさんがようやく口にした一言に、私は消え入りそうな声で答える。
ミクさんの口調は真剣そのもので、何だか罪悪感に苛まれたからだ。
「お三方にお会いしたのは初めてで…あ!テレビではよく拝見して…」
ミクさんの顔がだんだん蒼褪めていくのが分かる。でも知らないのに知っているなど、軽々しく答えられるようなものじゃないというのも感じていた。
「ね…私たちのこと、忘れた、の?」
リンちゃんが覗き込むように尋ねてくる。
忘れた、と言われても私は知らない。
…知らないのは、忘れたから?
返答に困っていると、リンちゃんは私の腰からするりと腕を解いて少しずつ後退りする。
「私たちのこと、忘れたんだ…っ!」
そう言ったかと思うと、リンちゃんは大粒の涙を零しながら大声で泣き始めた。
えぇ?!ど、どうしよう!!
「ひど…っ、……ひどぃ…よ…ぉ…っ!」
「あの、な…泣かないで?ね?」
私はどうすればいいのか分からずおろおろするばかりで、リンちゃんは一向に泣き止みそうにない。
その内、何事だと少しずつ人が集まりだして来たものだから余計に焦る。それを察知してか、ミクさんはレンくんに目を配せた。
「…レン君、ひとまずリンちゃん連れて行こう」
「わかった」
レンくんは一つ返事で返し、泣き叫ぶリンちゃんを宥めながらミクさんと一緒に来た道を戻っていく。
二人が時々こちらをみる視線にも気付かず私はただただ呆然としていた。
―――どうしよう、私、泣かせてしまった。
その事実に酷く狼狽し、抜け殻のように楽屋に戻った。
だからそこに居る人影にも全く気付きもしなかった。
「…コ……メイコ」
優しく響く、心地よい声が耳に入った。
そこでようやく私以外にこの楽屋に人が居る事に気付く。
「蒼白な顔で楽屋へ入ってきたと思ったら、どうしようばっかり呟いて俺に気付きもしない…俺以外だったら危ないよ?」
困ったように、でも仕方ないなという顔で彼は立っていた。全体的に青で統一された印象を持つ、青い髪と瞳の青年。
初めて聞く声なのに体全体に染み渡るような安堵感を与えてくれる。
…誰?
分からないけれど、何故か落ち着く声に思わず吐露する。
「わた…わた、し…リンちゃんを、泣かせて……そんなつもりは、全然、なくて…」
大先輩であり、年下の女の子を泣かすなんて最低だ。
私、リンちゃんを傷つけた。
理由なんてわからない…けど。
「めーちゃんは昔っから不器用だよね」
「…笑わないで」
真剣に話をしているのに彼はにこにこしながら話を聞くから調子が狂う。
でも……昔、からって?
この人も同じ事…
「あ、の、…私、あなたに会うのは初めてで…」
彼が伸ばして触れそうだった手は、ビクッと頭の上で一瞬で動きを止めた。
「…めーちゃん?意地悪で言ってる?」
少しきょとんとした顔。
……この顔は知っている。さっきの三人の表情。
私は答えるべきか否か、少し迷う。言ってしまえばさっきの二の舞だ。
それよりも本能でわかる。これ以上は言ってはダメだって。もっと最悪な事態になり兼ねないって。
「……メイコ?」
…ダメ、止まらない。
名前を呼ばれて箍が外れた。
「私、全然知らないのにお姉ちゃんとか言われても困るんです!私、あなたたちの知ってるメイコさんじゃないっ!!」
そこでハッと我に返り、慌てて口を塞ぐがもう遅い。目の前の青年の顔は蒼白で、表情が消えた。
「……それ、リンたちに言ったのか?」
さっきまでの温厚な声とは違い、抑圧のない言葉。
ごくり、と喉をならすがカラカラで声が出ない。だけどそれは違う、と必至に首だけを振る。
カン、カン、カン、とさっきから自分の内で警鐘がなる。
あぁ、もう遅い。箍は自分で外してしまったのだから。
「勝手に居なくなって!みんなの事も……俺の事も忘れた?!冗談じゃない!」
「…っ!」
両手首を片手で押さえ込まれ、ドンと壁に押し付けられる。
彼の表情は先ほどの温厚さを取り戻しつつあるはずなのに、その奥に潜む凶悪な感情に私は身を竦め、声も出せずにいた。
「忘れたなら…思い出させてあげる」
そう言って、噛み付くようなキスをされた。
とりあえずここまで!続きます。
こんなに長くなるとは思わなかったんだ…。
次回はエロで、多分今回よりは短い…はず。
余談が好きなので余談。
Mカイトが理想なはずなのに自分が書くとSカイト…嫌いじゃないけどorz
なんという生殺し
続き首長くして待ってるぜ!
今日は裸マフラー待機だな
まったく寒くないぜ
すごくGJ!!!
続き気になる
半裸で待ってます
だがしかし
ミクリンレン=TVでいつも見てる!大先輩!
KAITO=…誰?
に吹いてしまったww
乙!メイコの外見が気になるな
俺は裸ネクタイで待機するとしよう
>>622 言われてみればwww
>>619 思い出させてやると言いつつ、16才めーちゃんの
ぴちぴちお肌やちょっと縮んだおっぱいや
色々とバージンなボディに溺れてしまえば
Sから路線変更できると思うよw
逆にうちはヘタレにしかならんのでSカイトうらやますぃ
俺は裸スカーフで待ってる
俺のカイトなんて拘置所行きですよ
>>625 そんなカイトも大好きなんだぜ!でもいつも吹いてしまうw
>>614 GJ!そういやそんなネタもあったな。自分途中まで書いて放置してたw
“悪”の三作をどうにかネタにできんものか。
悪の〜シリーズは、重すぎてダメだ
エロ考えたら、公開レイプとかそういう鬱いのしか思いつかん…
最近の新曲じゃワールドイズマインはやりやすそうだな。
あと個人的に見たいのはニラw
>>630 ニラプレイwww
悪ノシリーズはエロなしの悲恋系がいいな。
反乱軍のメイコと、素性を隠した謎の男カイトの話の切ない話が読んでみたい
悪シリーズの話はいかにも"物語"な感じだから
リン達が演じてる舞台演劇ってイメージがある。
ボカロだからミュージカルか。
つまり、弱小劇団で芝居に打ち込むミク達の
コスチュームやシチュエーションプレイ(性的な意味で)とかどうよ
>>630 ワールドイズマインはアナザーの投下で絨毯爆撃を受けたよ…
一見ミクの言いなりに見えるが、実は相手の方が一枚上手なのがいいよな
素直に「構って」と言えずツンデレ気味なミクと
それを見越してる甘やかし上手なKAITOを想像した
しかしAnimaは本当にいい声しとるよな…
あの歌の男をKAITOに変換できるって・・・
うへぇ
>630
鬱展開か。戦場になった街で兵士に引き倒されて陵辱される緑ミクとか、
逃げ延びたけど暮らしが立たずに体を売るリンとか……
>631
そっちもいいなあー。
>632
メタネタなら双子の妄想もしやすいか。
役に感情移入し過ぎてレンから離れなくなるリンとか。
あの人に限らず歌ってみたの人をVOCALOIDに見立てるのってなんだかなあ
全員劇団員か、その発想は無かった。面白そうだ
ボカロが人間なのもちょっと…
脱ぎたてのリンの衣装を着ておかしな気分になるレンとか
つうかボーカロイドだったら死なないじゃん、首切っても…。
悪の世界の小説は、普通のサイトにも結構ありそう。
SS投稿所にも一個あったよ
悪逆非道の限りをつくしたその国は、
赤の国・青の国・緑の国からなる三国の攻撃により、わずか2日の戦いでその姿を消した。
かつて王女が暮らした城の前には、その王女の斬首刑を待つ国民であふれかえっている。
やがて、目隠しをされ後ろ手に縛られた王女が両脇を抱えられるように連れて来られると、国民達はざわめき出す。
「おい、見えるか?」
「いや、断頭台のある位置が高すぎて良く見えねぇ……けどあの黄色い髪、間違いないだろう」
一部の国民からこう言う声があがるのも仕方無い。
断頭台の置かれているのは城の最も高い位置、つまり皆ハッキリとは見えないのだ。
手を縛られた王女は、あまりの恐怖に足がすくんだのか一歩も動かず、
兵士に両脇を抱えられたまま断頭台へ……
柱の間に寝かされ王女の首が挟まれると、
「これより、斬首刑を行う」
その言葉を聞いて国民達を息をのみ、その時を待った。
そして……
――――ストンッ……
鋭い歯はまっすぐに落とされ、あまりにもあっけない王女の最後に国民達は一瞬キョトンとしてしまう。
しかし束の間、兵士がその首を持ち上げると、
一人の男が大声を上げ、それと同時に周りの者も歓喜の声を上げ始めた。
「悪逆非道の王女は死んだ!」
「オレ達は自由だ!!」
皆手を取り喜び合い、ある者は泣いて喜び、またある者は踊り出す。
城の前はお祭り騒ぎ。
だから気付かない。王女の切られた首から一滴の血も流れていない事に……
「う……ん…………ここは……?」
「おっ、ようやくお目覚めかい? 色男」
それはかつて姫が使っていたベッド。そこに眠るは黄色い髪の少年。
すぐさま体を起こし身構える少年に、赤い女はこう言った。
「そんなに構えなくても取って食いやしないよ。それにその体じゃ戦えないでしょ?」
確かに……少年の体は包帯で巻かれ、体中には激痛が走る。
「こうでもしないとさ、他の連中に殺されかねなかったからね」
城に踏み込んだ際、二人の入れ替わりに気づいていた赤い女は、誰よりも早く切りかかり少年の意識を断ち切った。
もし、他の者が切りかかったなら、その場で殺してしまうかもしれないからだ。
「今頃はあんたの処刑の最中だよ。……って言っても人形なんだけどね」
「何故……僕を助ける様な事を……?」
「何故って言われてもねぇ……この国は滅んだ。私の復讐はそれだけで十分だったから。
……まぁ、一人なっとくのいかない奴もいるみたいだけど……」
赤い女の視線の先には青い男……すると青い男は少年の胸ぐらを掴み、
「王女を……っ! ミクを殺した王女を何処へ逃がした!!」
と大声をあげて激怒した。
「ちょっと、落ち着きなさい。彼は自分が死ぬ覚悟をして王女を逃がしたのよ?
そんな事したって何も言わないわ」
恋人でもある緑の姫を殺され、怒りに震える青い男をなだめると、
少年はハッとした表情で辺りを見渡す。
「今日は……僕が意識を失ってどれくらい経ちましたか!?」
「うーん、丁度丸一日眠ってたわね」
「いけない、早く行かないと……」
何かを思い出したように体を起こす少年、それを赤い女が静止し訳を聞く。
「何? どうしたってのよ?」
「井戸に……緑の国のお姫様がいるんです。早く行かないと、昨日の夜から食事を――――」
それを聞いた青い男は再び少年に掴みかかり、
「それは本当か!? 何所だ、何所にいる!!!」
と、声を荒げた。
少年に場所を聞いた青い男は、馬にまたがり急いでその井戸へ向かう。
たどり着くと確かに井戸の中には、緑の姫が体を小さくして座り込んでいた。
「ミク……ミク! 大丈夫か!?」
その声に反応して外を見上げる緑の女。
「カイトッ!」
少し痩せた気はするが元気に返事をしたのを見て、
青い男は急いでロープを上から垂らす。
「ミク、それに掴まれ!」
「うん」
青い男に救出され約一週間ぶりに再会した二人は、その場で強く抱き合った。
「よく無事でいてくれた……本当に…………よかった……」
「泣かないでカイト、私は無事だったんだから」
肩を震わせ涙を流す青い男にそう言うと、
青い男はようやく安堵の笑顔を見せ、二人は城へと戻った。
城への帰り道、青い男はいろいろな事を聞いた。
緑の姫を井戸へ落したのが黄色い髪の少年である事、
しかし毎日井戸へ食事を運んだのもまた少年である事、
そして、少年が緑の姫を井戸へ落とすとき、泣きながら謝っていた事を……
城へ到着すると青い男は少年へ歩み寄り、右頬へ拳を一撃。
「本当はミクと同じだけ井戸に閉じ込めてやりたいが……食事を運ぶのが面倒だ。……だから俺はこれで許してやる」
それを見た赤い女と緑の姫は、顔を見合せて笑いあい、
「私は平気です。あなたも王女様に命令され、仕方なくやったのでしょ? そんなあなたを責める事など出来ません」
「私や国民は国を滅ぼす事で復讐を果たし、青い男も姫を取り返した。
そして緑の姫はあんたを許すと言ってる。 だからもうあんたは自由だ」
その言葉を聞いた少年は、すぐに傷ついた体を起こし旅の支度を始める。
「あんた、どこへ行くんだい?」
「僕は王女を探します。一人じゃ何もできない……きっと何処かで泣いている。早く行かなきゃ……」
「何所か目星は付いてるのか?」
「…………失礼します」
ペコッと頭を下げ、少年はそのまま城を後にした。
城から殆ど出た事の無い王女の行き先など全く分からない。
少年は途方に暮れながらも波打ち際を歩いていた。
そこに打ち上げられた一つの小瓶。
少年はそれに吸い寄せられるように歩み寄り、蓋を開けて中身を取り出す。
「これは……っ!」
中にあった羊皮紙に書かれた文字が、王女の筆跡である事に少年は一目で気づいた。
内要は少年に対する感謝の言葉、謝罪の言葉、無事を祈る言葉で埋め尽くされている。
昔からこの海にある密かな言い伝え、
『願いを書いた羊皮紙を小瓶に入れて、海に流せばいつか祈りは実るでしょう』
そして、少年の頭を過る王女の言葉。
『ほら! あの海岸、あそこから流せばきっと遠くまで流れていくに違いないわ!』
その時王女の指差していた方を見つめる。
そこに王女がいるとは限らない。でも、そこから流した可能性は極めて高い。
歩けば相当時間がかかる。それでも少年はその方角に向って歩みを進めた。
「お〜い、色男〜! やっと見つけた!」
波打ち際から離れた道を、馬に乗って表れたのは赤い女、青い男、緑の姫の3人。
「あたし達も王女様探しに付き合ってやるよ!」
赤い女のその言葉に、少年は驚いた表情を見せる。
「どうして……僕の探す王女はあなたたちを苦しめ悪逆非道と言われた王女なんですよ?」
「その国は滅んだ、もう王女じゃなくてただの少女だろ? それにコイツも手伝いたいってさ!」
赤い女の指差す先には青い男。表情はブスッとしている。
「俺はミクに頼まれたから仕方なく手伝ってやるだけだ!」
「傷つき困っている人を見過ごすわけにはいきませんから♪」
「あははっ、だってさ! それに馬の方が絶対早いって!」
確かに赤い女の言うとおり、馬で行った方がはるかに早く王女を探す事が出来る。
少年は恥をしのんで3人に頭を下げた。
「一緒に王女を探す手伝いをして貰えますか……?」
「だから、手伝うために来たって言ってるだろ? 私はメイコ。で、こっちがカイトでそっちがミクね。あんたの名前は?」
「僕の名前はレン。……そして探す王女の名はリン」
「よっし、それじゃサクッとリンちゃんを探しますか!」
こうしてレン、メイコ、カイト、ミクの4人はリンを探す旅に出た。
道中でいろいろ(性的な意味で)ありつつも、リンと出会う。
みんな生きててハッピーエンドってなのをどうしても期待してしまう……
カプは明記してくれな
そうでないと読めない
>>644 なんでめーちゃんレンのこと「色男」って呼んでるの?
悪ノはレンミクだろjk
悪ノはレンリンとカイミクだと思ってた
>>618の続きです。
待ってて下さった方、お待たせしました&ありがとうございます。
カイメイ悲恋系です。悲恋系。大事なことな(ry
さっき会ったばかりで少し言葉を交わしただけの青年にこんな風にされる覚えはなく、頭が真っ白になった。
抵抗しようにも両手は固定され、壁に重心を預けて足を股下に入れられ体を固定さた状態では動くこともままならない。結局されるがままになってしまう。
「ん…んん…っ!」
息が続かずなったところでようやく唇が離され、少し解放される。
身を竦めて動けずにいたこともあって、息の吸い方を忘れたかのように喉を震わせながら、空気を取り入れる為に大きく息を吸った。
同時に襲い掛かる恐怖。このままでは女として身を汚される事を既知として本能が告げる。
「わた、し、違う!あなたのこと、知…」
「外見は前と少し違ってしまったけど…俺はメイコを間違えない」
否定の言葉を遮るように、強く確かな口調で耳元の傍で囁かれる。それから私の首筋から耳朶までぬるぬると舌を這わせた。
「ひゃ…っ!」
「ほら、めーちゃんは昔からココが弱かった」
ゾワリと背中に冷たいものが走ったのとは対象に、私の口から発せられた信じられない程の甘い声に愕然し、その言葉で一瞬にして顔に熱が集まるのを感じた。
初めての事で、しかも今日会ったばかりの青年に襲われ、あんな声を出してしまった自分が恥ずかしい。
それを見透かしたかのように、彼は底の見えない暗い瞳でにやりと口元を歪める。
「俺はメイコの感じるところ、ちゃんと知ってるんだよ」
彼は私の両腕を封じた反対側の手を、服の上からまさぐるように這わせ、胸までくるとその先端を捻る様に摘み上げる。
「…っ!」
「ほら、ココも」
くすくすと楽しそうに笑い、次々と私を翻弄していく。
私はと言えば触れられるところ全てに反応してしまい、睨み付ける事もできやしない。
段々体が熱くなってくると自分で立っていられない位に膝ががくがくし、情けなくて涙が出てきた。
「……ね、思い出さない?」
「わた、…知ら、な、ひ」
ぼろぼろと溢れる涙を拭うことも出来ず、呂律の回らない返事を返す。
彼は舌打ちをしそうな程に顔を歪め、無言で動きを再開させる。服の上が次は素肌、そしてスカートの下へと手が伸びる。
「ぁ、やめ…っ!」
抗議の声を上げるも聞き入れて貰える筈もなく、誰にも触れられた事のない場所へいとも容易に進入される。
指が動かされるたびに、ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音が聞こえて恥ずかしさは最高潮だ。
もう立っていられるだけの力なんか残ってなくて、…床に膝をついてしまえればどんなに楽か。私はついに膝を折った。
だけど彼はそれを許さないというように、股下に挟み込んだ足で支える。
「まだ、全然足りないんだよ」
その足を少し動かされ、擦れるだけでも感じてしまう位までになっていた。
露になった上半身にねっとりと舌を這わせ続け、私の足は開かれ彼のモノを押し込まれる。
「…っ、いた………やっ!」
何が起こったのか分からない位の激痛が走り、思わず悲鳴を上げる。
一瞬、彼の動きが止まったけれども容赦なく突き上げてきた。
「や……っは、あっ…あっ」
初めてなんて痛いものばかりだと思っていたのに、一度奥まで突かれて動かれるとすんなりと快感に変わる。
急くように激しく突かれ、連続的な動きに合わせたリズムで喘ぐような声しか出せない。
そんな自分が嫌になる。だけど抵抗する力も残さない私はもう、されるがままだった。
「あっ…あっ…あっ…」
「……ぇ…」
それまではやけに生々しい音と、自分の口から嬌声とも言える恥ずかしい音。この二つの音以外聞こえなかったのに、ほんの僅かな音が耳に入る。
とても小さくて聞き取れないような音。幻聴かと思い、こんな時なのに聴覚だけを研ぎ澄ませる。
小さけれどそれは、彼にとってとても大きな言葉だった。
「…ねぇ…前みたいに、カイトって、呼んでよ…っ」
縋るような声で、祈るように何度も呟く声。自分のモノとは違う水滴が肩にかかり、思わず彼を見る。
いつの間にか彼は先程の余裕をなくし、抑え込んでいた感情はボロボロと剥がれ落とされ、まるで頼りない子供のように思えた。
そして私の中から”メイコ”であるというカケラを必死に探し出そうとしている様にもみえた。
…私は違う。違うのよ。
だからそんな悲痛な顔で私を見ないで。
繋ぎ止める糸もなく、そこで意識は途切れた。
意識を戻して最初に聞いた言葉は彼の謝罪。
「………ごめん」
そうやって謝る彼は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
襲った側が泣きそう、だなんてとても可笑しな話だけど。
本来は私が泣き喚くべきなのに。この変態とでも罵れば良かったのに。
とても酷いことをされたのだから、それくらいの権利は当然のはず。
…だけど彼は優しかったのだ。
行為自体は一方的で、乱暴に私を犯していった。それなのに、
手が、
声が、
瞳が、
…本当はとても優しかった。
気が付けば私は泣いていた。
目の前の、見知らぬ青年に犯されたからじゃない。
私が否定した”メイコ”になりえない事に泣いた。
私が”メイコ”なら、きっとこんな思いをしなかった。
ミクさんやリンちゃんにレンくん、この青年にだって悲痛な思いをさせる事もなかった。
だって私は知らない。
あの手も、声も、瞳も、懐かしいような胸を締め付けられるような思いも。
全てデジャヴのようなもの。でも、私なのかもしれない。
こんなにも”メイコ”を想う人たちを忘れてしまったのは私なのかもしれない。
だけど私の中にいるかもしれない”メイコ”を知らない。
シラナイ。シラナイ。ワカラナイ。
だから私は泣いて謝ることしか出来なかった。
「…ごめ……なさ…っ…」
あなた達を忘れて、
思い出す事が出来なくて、
ごめんなさい。
終わった\(^o^)/
つか、エロ少ない上余りエロくな…
>>622 カイト→誰?、は仕様ですよ、仕様。
だってカイトがアイドルだなんて、裸マフラーで「hey!say!」とか「( ゚∀゚)o彡°羞恥心!羞恥心!」って言ってる姿しか思い浮かばないから何もかも台無しになるじゃないか!
………いや、ごめん、正直何も考えてなかったwww
>>628 さあ、続きを書く作業に戻ろうかw
悪ノはリン→レン→←ミク←KAITO
が泣ける
>>654 内容で萌えて後書きで吹いたwww
とりあえずGJ!
遅レスだけど、今読んで感動したので書かせてくれ。
>初音ミクの消失 -Continue-
GJ!最高だった。
元曲のラストの部分のセリフをあえて変えて、希望を持たせるラストにしたのもいい。
ぜひまた何か書いてください
こんばんは〜
>>571 の続きが出来上がったらしいので投稿します
最初メイコ視点、後カイト視点 カイ&ネルで非エロです
それでは、
660 :
ツンデレさん:2008/06/07(土) 19:40:28 ID:f1fDNqMu
「あのバカイト何処行ったのよ・・・」
私がカイトのこと今日から自由にさせてあげようと思ったつかの間、
カイトは逃げ出してしまいどっと怒りが膨れ上がる。
それと共に何処に行ったのか心配になり一刻も早く探しに行かなくちゃ行けないと思った。
私はいてもたってもいられず、急いで出かける準備をする。
「・・・もし警察沙汰になったら許さないんだから・・・。」
私は出かける準備が出来たら既に起きていたミクとリンとレンに
「これからカイトを探しに行ってくるからお留守番してて!」
とだけ言い残してすぐさま家を出た。
探しに来たのはいいものの何処に行ったのか見当が付かず、
私はまずカイトが脱走したところに行ってみる。
ちょうど2階にあるカイトの部屋は見事に壁が壊れていてその下の樹木に壊れた壁が積み重なっていた。
「・・・見つけたら弁償してもらわなくちゃ。」
そう更なる怒りがこもると同時に、決定的な証拠を見つけたのだ。
そう、カイトが脱走時に使ったアイスは食べないまんま両手に持って走ったため、
溶けたものが少しずつ道路についていて何処に行ったのかがはっきりと
わかるほどの道しるべをつくっていたのだ。
「カイト・・・待っていなさいよ・・・。」
私はそう言ってそのアイスの溶け後を辿って行くのだった。
661 :
ツンデレさん:2008/06/07(土) 19:40:53 ID:f1fDNqMu
・・・・・そのころカイトは、
「へぇ、ネルってアルバイトやりながら歌歌う仕事しているんだ。」
「と言っても自給700円だからやりくりしていくの大変でね。」
朝から色々話していた。バイトは夜に入るらしい、大変だなぁ。
そんな事を考えているとハクが
「それじゃあ私仕事があるから。」
と言って家を出るところだった、俺は
「いってらっしゃい!」
と言っておく。ちゃんとネルに言われた仕事やっているんだな。
よし、このまんまのんびりしているのもアレだし何かやるか。
「ここでは誰が家事とかやっているの?」
「うぅ〜ん、普段はハクが家にいたからやっていてくれたんだけど、」
どうやらネルは家事をやったことが無いらしい。話し方で大体わかる。
「じゃあ俺が皿洗うよ。ほっとくとどんどん溜まっちゃうからな。」
「あ、アタシもやるよ。」
そんなこんなで俺は皿洗いをすることに。俺に暇など合わない、だから脱走したんだ。
そんなことを考えながらネルのほうを見ると、
やはり洗ったことが無いらしく上手く洗えない様子で困っているようだった。
「この大きさの皿はこうやってこう洗うんだよ。」
仕方ないので俺はネルに教えてあげる。うっかり皿でも落としちゃったらオワタだからな。
「あ、・・・ありがとう。別に嬉しくないんだから・・・。」
そう言い返すネルの顔は若干赤く染まっていた。素直じゃないなぁ。
こういうことされるのが始めてだからきっと恥ずかしいのだろう。
その後比較的早く進み意外と早く終わった。2人だとだいぶ違うな。
662 :
ツンデレさん:2008/06/07(土) 19:41:25 ID:f1fDNqMu
「次は・・・洗濯物かな。」
「か、カイト。」
俺が次のやつに取り掛かろうとしたところ、ネルに呼び止められた。
さっきよりも顔が赤みを帯びている気が。
「・・・これぐらいでいいよ、これ以上カイトに迷惑かけるわけにはいかないし。」
「はは、大丈夫だよ。可愛い娘1人にこんな多くのことやらせるわけにはいかないよ。」
そう言ったら突然ネルが俺に抱きついてきた。
そういえば昨日も似たようなことがあったような・・・気にしない。
「おわぁ!?ネルどうしたの。」
「カイトが悪いんだから。カイトがカッコよすぎるから私・・・。」
そう顔を上げて言うネルの顔は非常に愛らしかった。だがこのまんまもちょっとアレだから、
「あの、ちょっと離してくれないかな・・・。」
「だめ、私カイトのことが好きになっちゃったんだもん。」
こ、告白だと・・・!嬉しいけど昨日ハクから告白されたばっかりだし、二または駄目なのよ!
・・・でもちょっとぐらいならいいよね。
「じゃあ、キスしてみる?」
「き、キスするなら早くしなさいよ・・・。」
そう言ってくるので俺はすぐさまキスをした。と言っても口を合わせるだけのフレンチキスだ。
「ねぇ、早く続きやってよ、バカ。」
「急がないでも可愛がってあげるよ。」
そう言ってベッドにネルをお姫様抱っこで連れていった。
その時、突然インターホンが鳴る。誰だよこんな良い時に・・・。
「ちょっと出てくるから少し待っていてくれ。」
「わかった、早くきなさいよ。」
俺はベッドから降りてドアに向かう。
「はい〜。どちら様ですか〜?」
ドアを開ける。
するとどこかで見かけた・・・と言うか俺のよく知っている人だった。そう、あのメイコだ。
な、なぜバレタた?俺の居場所など分からない筈なのに・・・。
「カイトォ〜。こんなところで何をしているのかなぁ〜?」
手を鳴らしながら怒りを露にするその姿を見て俺はこう叫ぶのだった。
「で、出たぁぁぁああああああああ!!!!!」
663 :
ツンデレさん:2008/06/07(土) 19:43:23 ID:f1fDNqMu
カイトは何かと書いていると面白いんだよね
空き時間に書いているといつの間にか完成って感じです
今回も読んでくださった方ありがとうございました
多分次回に続きます
>>655 さらに一応リン→カイトもあるからなぁ
この四角関係、誰が刺されても不思議じゃなさそうな気がする
>>663 いつもGJです!おもしろかったwww
>>655 レン→←ミクって緑の娘だけの設定だよな?
解釈は自由だけど書く人いたら原曲に準拠して欲しい
悪ノは厨信者ホイホイするからあまり扱って欲しくない
それぞれの意見はあるだろうが、全ては職人さん次第だ
悪ノって、リン→カイト→←ミク←レンじゃないの?
俺にはこう見えた
悪ノ娘
リン→カイト→←ミク←レン
悪ノ召使(ミク死亡前)
リン→カイト→←ミク←レン
悪ノ召使(ミク死亡後)
メイコ→←カイト
↑
リン←レン
申し訳ないが検索をお願いしたい(本スレ向きではないのでこちらで)。
・SSか動画かわからない。
・レン視点(だったと思う)
・カイトとメイコが正装(?)でベッドの上でからむ(撮影)。
・ミク所有の仕事用のカギで撮影所に忍び込んで盗み見。
・それを見てレンが鼻血を出して意識を失う。
・メイコにミクとリンがお説教される。
文字読み動画やあちこちの小説サイト巡っても見つからない・・・
記憶にある方お願いします。
矢印だけじゃ表現できないのが文章の世界なわけで。
何か主張したいなら、その矢印がどんな感情(恋? 愛? 仲間意識?)なのかを
きちんとSSにして投稿するんだ。全ては職人さんしだいなんだぜ。
>>670 同人系サーチから虱潰しに探すべし
ボカロ界は感覚が麻痺しているようだが
本来2に個人サイトを晒すのは荒らし行為
始めまして。一本SSを投下させてもらいます。
※一応、亜種?になるのでご注意を。
※マスター×ミクです。ミクはかなり口が悪いです。
元々、俺は落ちてる物を拾ってしまうという悪癖があった。それが動物であれ、使える物であれ、ただのゴミであれ。
この悪癖を直すべきだろうとわかってはいたが、直す事は出来ずにいた。
そして。某月某日、雨の降る夜。俺は一体の『ミク』と出会った。そう、ミク。……ボカロのCVシリーズ01、初音ミクだ。
事の起こりは、夜中に俺がタバコを買いにコンビニに出掛けた帰りの事。
ミクは、俺が通りかかったゴミ捨て場に、静かに座っていた。
……はいそこ、『それなんて某PC漫画?』とか言わない。これは本当に起こった事なんだっての。
ともかく。これは凄い、と早速ミクを持ち帰ることにした。とりあえず捨てられていたのはミク本体と身に着けている衣服と付属品のみで、他のパーツなどは捨てられていないようだ。
そこから考えられるのは、『他のボカロを買ってミクが用済みになったから捨てた』という説。
……しかしそれはありえない。ただ他のを手に入れただけで捨てるなんて真似をする奴はいないだろう。
ならば、捨てざるを得ない理由があった、とか?そこら辺が妥当だろう、などと考えながらミクを肩に担いで家路を急いだ。
そして、現在は俺の家。持ってきたミクの服を脱がせて全身ををタオルで拭き、布団の上に寝かせて早速どうするかを考え始めた。
「さっきの俺の考えは『このミクは所有者に捨てられざるを得ない欠陥がある』だったな。外見上は外傷もないし目立った故障もない」
ろうそく、垂らして、火傷しーないわーたしはロボット♪と口ずさみながら全身をくまなく触る。
「駆動系とかにも異常は無さそうだな。……って、ボーカロイドは歌が命だからあんまり関係ないか」
と、なればソフトの問題か?早速PCでボカロについて検索し、超初心者用のサイトを見つけて基本操作を学ぶ事に。
「えー、起動方法は……『ヘッドセットのスイッチを……』ふむふむ……」
サイトに書いてある通りの操作をすると、ミクが起動を開始する。数十秒の処理状態の後、ようやくミクが身体を起こし、口を開いた。
『……お前は、誰だ?』
時間が停止した。それこそ某スタンドの能力の如く。
……この際、口が悪い事やこちらを睨みつけるような目をしているのはどうでもいいとして。よくないけど。
ミクの声が……なんと言えばいいのか……。渋い声、と言うには少々音感が違い、かすれ声とも違う。まさに、『すごく……濁声です……』なのだ。
『なあ、聞いてるのか?お前は誰なんだ?』
「……あ、いや。何というか、その……」
『……まあ、いい。こんなオレを拾うなんて奴は物好きか何かに決まっている。どうせ前のクソッタレには散々弄られたし、今更何てことない』
こちらがどもっている間に自己完結したのか、ふいとミクが目を逸らした。
『なんだよ、まだ言いたい事でもあるのか?』
「あー、言いたい事というか、聞きたい事が。……君、初音ミクだよね?」
俺の質問に、ミク(?)は『あぁ?』と声を漏らした後にこう答えた。
『そうだよ。オレは元々『初音ミク』と呼ばれていた。……まあ、今の質問も無理はないな』
「なんで、そんなに口が悪く……というかフランクになったんだ?」
『さあな。あのクソッタレのせいだろうと思うが?』
「その『クソッタレ』って誰の事?もしかして前マスターの事?」
『……ハッ、あんな奴をマスターなんて呼べるか。オレの声を散々弄った挙句、戻らないと知った瞬間ポイだ。今頃別の奴らで同じ事をやってるだろうよ』
……むう、なんというやさぐれっぷり。彼女に起こった事を考えると無理もないが、その声でやさぐれられると少し怖い物がある。
『それで、オレを拾って何をさせようってんだ?』
「いや、そんな事は考えてなかった……。ただ『初音ミクが落ちてる』から拾っただけで……」
『って事は、何だ?お前、むやみやたらに物を拾う癖でもあるのか?』
「……その通り」
どうやらミク本人は冗談のつもりで言ってみたのだろう。俺が頷いたのを見て、目を点にしていた。
『……やっぱ物好きだったか。まったく、オレも運がないというか何というか。……肉奴隷でも何でも好きにしてくれ』
まるですべてを諦めたかのように起こした身体をもう一度倒し、そう言った。
「……とは言っても、拾った後はどうしようかなんて考えてなかったけどね」
『……はぁ?』
「肉奴隷とか、そういうのにするつもりはないから安心して。今はそういう事をする気はないから」
『じゃあ、この格好は何だってんだよ』
全裸な自分自身を見ながらのミクの言葉に、一つ咳払いをして答える。
「ゴホン。い、いや。服がね。君の服が濡れてたもんだから……今はちょっと乾かしてる最中で」
『……あ、そう』
さして気にもせず、といった風でミクが俺の台詞に言葉を返した。
……こうして、我が家に同居人が一人増えたのだった。
***
「ただいま、ミク」
『おう、お帰り』
あれから数日後。バイト帰りの俺をタバコをくわえながら目つきの悪い顔で迎えるミクがいた。
「……またタバコ吸ってるのかよ」
『ああ。どうも性に合う、というか何も考えなくて済むんでね』
俺のタバコを無断で吸うミクに、呆れながら近づいて……火のついた一本をミクの口から奪い、一吸いした。
『……なんだよ』
「最近はタバコ代も上がってるんだ。一人で吸うなんて真似はよせよ。……それにこれ、俺のだし」
『……わかったよ、今度からなるべく一人では吸わないようにする』
「にしても……」
現在のミクの格好……髪を下ろし、前を開いた俺のシャツと自前の下着のみ……を見て、俺は小さくため息をつく。
「こんな初音ミク、見た事ないよな。こんなだらけた格好でタバコを吸うなんて……親、というか製作会社がこの光景見たら卒倒するな。多分」
『どうせオレはアウトローだよ。それに、こんな声じゃあ歌う事も出来ない。だったらこうやって自堕落な生活した方がまだマシだ』
「……そんなやさぐれミクに朗報だ。……えーっと、どれだっけな……あ、これこれ。これを見てみろ」
俺はタバコの火を消してPCの電源を入れ、ブラウザで表示したサイトを見せると、誰がやさぐれだよと毒づきながらミクが覗いた。
『ニコニコ動画?』
「そう。ここの某Pの動画でさ……」
動画のサムネイルをクリックすると、流れ出したのは……人間には出せないような轟音。
『……何だこれ』
「初音ミク、お前だよ。……正確にはとことんまでに声を弄った初音ミク。この曲を聞いた瞬間震えたね」
声を弄った、の辺りでミクの体が小さく震えた。……口ではなんともないと言っていたが、やはりトラウマになっていたようだ。
『……で、これが何だってんだよ』
「い、いや……君もまだまだボーカロイドとしてやっていけるんじゃないか、と……」
ミクの声がなんとなく怒っている様に聞こえたので、必死のフォローをする。
『……もう、いいんだよ。オレはもう歌う事にこだわってないから』
「……ごめん」
幸いな事に怒ってはいないようだったが、ミクの俯いた暗い顔を見てしまい思わず謝ってしまった。
『謝るな。お前が良かれと思ってやった事だろ?』
「そうだけどさ、前のマスターの事思い出しただろ?」
『あんなクソッタレの事なんかどうでもいい。それに、オレの声はもう戻らないってわかってるんだ。もう絶望は味わっているから平気だ』
そう言ってこちらに向いて笑うが、その顔には影が見えていた。
「……俺が平気じゃない。お前が自分の声の話をするたびに暗い顔になるの、わかってるのか?そんな顔、俺はあんまり見たくないんだよ」
『…………』
「……いや、さっきは悪かったよ。俺ももうちょっとお前のことを考えて発言するべきだった。でもな。それこそ俺の我侭だが……そんなに自分の声を貶すな。
そりゃ最初は驚いたよ。でも、数日間ずっと一緒にいると慣れてきてな。今じゃむしろお前の声が『初音ミク』の声だと勘違いしちまうほどだ」
手が無意識の内にミクの頭を撫でる。それを振り払う素振りも見せずに、ミクはただ黙って俺の手に撫でられていた。
「俺は好きだぜ?酷い、というか壊されてしまったそんな声のお前が。他の初音ミクにはないお前だけのその声が」
ミクが俺のほうを向く。まるで子犬のような目でこちらを見ながら。
『……本当、か?オレの声、こんなに壊れてるのに……』
「嫌だったら強制的に電源落として、お前をまたあのゴミ捨て場に戻してるさ。……いや、今の台詞に他意はない。例えで言っただけだ」
さすがにまずい発言だった、と慌てて取り消すが、ミクはそれを気にせずに俺に優しく微笑んでくれた。
『わかってるよ。お前はオレを捨てる気はないって。……そうだろ?』
うぐ、声はアレだがその微笑みでそんな事を言われたら……ノーと言えなくなるじゃないか。元々言うつもりはないが。
「ああ。そんな事する気はないさ」
『じゃあ……誓ってくれ。オレ達はいつまでも……とまでは行かないけど、ずっと一緒にいるって』
「誓う?」
オウム返しにミクに聞き返すと、彼女は黙って俺の顔に自分の顔を近づけ……唇を重ねた。
『……こういう、事、だよ』
また離れたミクの顔は真っ赤だ。……かすかに残るミクの唾液。ついそれを舐め取ってしまう。
「ず、随分大胆だな……お前……」
『悪いか?お前がオレを好きだって言ってくれたから、思わず、な』
そっぽを向きながらのミクの台詞に、思考がぐらつく。思考回路の一部が異常を起こしたしたらしく、もう一度、今度は俺の方からミクに口付けをする。
『んむっ……んく、む……』
「……ぷぅ、何だよ、いきなり可愛くなりやがって……」
しばしの間、タバコの匂いが残るミクの口内を堪能した後、口を離してミクに問う。
『……可愛い?オレが?』
「ああ。毒づきたくなる位に可愛いぞこんちくしょう。不意打ちでキスの上に顔を真っ赤にしやがって……」
『そっか、……今のオレでも、可愛いんだ……』
……何だ何だ?ミクが急にしおらしくなったので、俺は内心驚いていた。
『……ありがとよ、マスター。こんなオレを可愛いって言ってくれて』
その直後、上目遣いでこちらを見て恥ずかしそうにはにかんだ笑顔でそう言ってくれた。それに、今、俺の事をマスターって……
「いくぞー」「せーのっ」「とりゃーっ」 ぷつん
その瞬間、俺の頭の中で小さな俺が隊伍を組んで理性の糸を綱引きのように引っ張って切りやがった。
「辛抱たまらんっ!」
『え、おい、マスター!?……うわっ!』
どこからか聞こえるチビ俺共の「やったー」という歓声を聞き流しながら、強引にミクを押し倒して抱きしめた。
……彼女の髪にはタバコの匂いがすっかり染み付いてしまっている。でもそれがいい。
『こらっ、何すんだ……ひあっ!?』
ミクの声に構わず、はだけたシャツのせいで露になった彼女の首筋を舐める。
『ひゃっ、やめ、やめてくれ……っ』
「……嫌か?」
『な、何なんだよいきなり!どうしたんだよ!?』
首筋から顔を離して俺が問うと、ミクは一気にまくし立てた。
「すまん、ミク。我慢が出来ないんだ。というか俺にはもう途中で止める理性はない。……悪いが、お前をいただく」
『なっ……くんっ!ま、マスタ、あっ!』
言い終わると同時にもう一度首筋に下を這わせ、そこからミクの身体を下に舐め進み……彼女の乳首に到達した。
『マス、マスター!?そこは……やうっ!噛んじゃだめぇ……っ!』
舌先で、唇で、または歯で。ねぶり、はさみ、転がし。軽く遊びながら、ミクの乳首を愛撫する。
「…………」
一瞬だけ理性が繋がり、ふと気になる事をミクに聞いてみる事にした。
「ミク、その……前マスターとは……こういう事、したか?」
『な、何だよその質問……』
「いや……我ながら馬鹿な質問をした。忘れてくれ」
『……あいつは、もしかしたらそうするつもりだったのかもしれない。でも、その前にオレの声で遊んで……当然、だよな。相手の声がこれじゃあ起つ物も起たないよな、むっ?』
また思考がネガティブになり始めたので、とりあえずそれ以上の台詞を吐かせない為に口で口を塞いでやった。
こういう場合は言葉の代わりに身体で教えてやろう。ミクの右手を取り、俺の股間に触れさせてやる。
『……っ?』
そこには、存分に硬くなってしまった我が分身がある。その感触にミクが目を見開いて驚いていた。
「わかるか?俺の。……結局な、愛さえあればどんな相手でも愛する事は出来るんだよ」
我ながら名台詞だな。そう考えニヤリと笑う。
『……この変態』
「おおっと、思わぬ所から突っ込みがっ!?」
『大体、ボーカロイド……というか、ロボットでこれを起たせる性癖ってのもどうかと思うぞ?』
「……実は嬉しいくせに」
俺の台詞にミクは『な……』と小さく呟きながら顔をもう一度赤くした。
「もう一度言ってやる。いや、何度でも言おう。……大好きだぜ、ミク」
『〜〜っ!』
赤くなった顔を手で隠して横に振って悶えるミクも物凄く可愛い。
さて。ちょっと下のほうに行こうかな、と自分の身体を移動させて、ミクの股間に俺の頭が来るようにした。
『えっ、何?ま、まさか……』
「……まさか、何だって?」
聞き返すとミクはしまったと口を押さえる。……どうやら俺の考えがわかったようだ。
「ふっふっふ。さあ、言ってごらん?俺がこれから何をどうするのか……」
『……い、言わせる、なよ……』
「だが断る。俺が最も好きな事は『ミクに赤い顔で恥ずかしい台詞を言わせる』事でぐふぅ!」
『マスターの馬鹿!この変態野郎っ!』
……しまった、位置的にもミクの足先が腹に直撃……
「……ミぃークぅー……」
『……あ、謝らないからなっ!?オレに恥ずかしい台詞言わせようとしたマスターが悪……ひゃうんっ!』
仕返しとばかりにショーツ越しに秘所を強くこすってやった。くち、くち、と音がする。
『やっ、ますた、やめっ、そこ……きゅうっ、あうんっ!』
「マスターの腹を蹴った罰だ。とくと味わいやがれ!」
指の腹をこすりつけるたびにミクは声を漏らす。そして指先にはぬるりとした感触が。
「口は悪くてもやっぱり女の子だなー、ミクは。俺の指先、ミクの液で濡れ始めてるぜ?」
『ばか、やろっ、もぉっ!んうっ、あくっ!』
自分でもわかるほどのニヤけ顔と声でミクをいぢめる。……しかし、俺もそろそろ我慢出来ん。
ショーツ越しの愛撫をやめ、ショーツを脱がせる。……股布から愛液の糸が引かれ、すぐに切れた。
「これはおいしそうな果実ですな」
『マスター……オヤジ臭いぞ?』
愛撫に反応してか、ただ布が擦れたせいか、ミクの秘所はほんのり赤くなっていた。
「そ・れ・が・どう・した。好きな女の前では本性さらけ出すもんだろが」
『……はあ……ダメだこのマスター、早く何とかしな、あんっ』
ミクの秘所を直に舐め、台詞を途中で途切れさせる。……畜生、真顔で言いやがって。
「……というかな、正直俺も我慢出来んのだよミク君。さあ、俺のドリルで君に穴を開けようか」
『何なんだよそのアホな比喩表現は……』
行為中に呆れた声を出すな。そしてデPを馬鹿にするな。
「じゃあ率直に言おうか?お前のマ○コに、俺の太くて硬くて黒光りするこのチ○……」
『わかったわかった!オレが悪かったからそんなにストレートに言うな!』
羞恥の極み、という風な声と顔で俺の台詞を途中で止める。
その様子を見ながらニヤニヤした後、横に転がってミクが上になるように体位を変えた。
「さあ、ゆっくりと後ろに下がるんだ。その先に待ってるのは……俺のマイクだぜ」
『……この馬鹿野郎』
下を脱いで準備を整えながら言った俺の言葉にミクが言い返しながら後ろに下がっていく。
ミクが下がる途中、目の前に二つのポッチが通り過ぎようとしたのでつい摘んでしまった。
『あっ、こら!また……っ!』
制止の声を聞かずに、桜色の乳首をクリクリと弄る。まるでボリューム調整のつまみを動かすかのように。
「んー?この調整つまみ壊れてるのかなー?ちゃんと反応しないぞー?」
『この……スケベオヤジ、っ!』
何を言うか、俺はまだ二十代だぞ?その抗議も含めて摘んでいた指を離し、代わりに先を指で弾いてやった。
『きゃあっ!』
びくん、と大きく震えた後にミクは俺の上に倒れこんだ。……刺激が大きすぎたか?
「……おい、ミク?」
『ばっか、やろ……っ!ちょっと足がぐらついたじゃないか……!』
「ほう、ミクは乳首が弱いと」
しかし俺は謝らない。なおも暴れようとするミクの身体を片手で抱きしめ、もう一方の手ははちきれんばかりの俺の肉棒を掴む。
「そんな調子でこれから大丈夫か?この俺のビッグ・マグナムをお前に入れるんだぞ?」
『……マスターの、せいだろ……?オレの事いじめてそんなに楽しいのか……?』
うぐ。涙目とかいつもよりちょっと睨んだ目つきとか……そんな顔をされるとさすがに罪悪感が。
「……ごめん。ちとやりすぎた。これからは真面目にお前を抱く」
肉棒を導き、ミクの秘所にあてがう。その後に先端で軽く擦り、愛液を肉棒の先端に付けておいた。
『っ、んっ……』
「……さて。ミク、ゆっくり身体を起こせ。そうすれば勝手に入っていく」
俺の言葉に従い、ミクがそうっと身体を起こす。途中で先端が入り、ミクが身体を起こしていくごとに肉棒がミクの中に挿入されていく。
その途中で軽く抵抗があった。そこに当たった瞬間、ミクの動きが止まった。
「このまま身体を起こしきればそれで終わりだ。……どうする?」
その質問に、ミクは……ばねのように身体を起こして答えた。
『……っつ、あ……!』
抵抗がなくなり、代わりにミクの口から苦痛の声が漏れた。俺も身体を起こし、ミクの頭を撫でてやる。
「まったく、勢いよく突き入れるから……」
『だ、っでぇ……』
「はいはい、泣かないの。……これで一つになれたな、好きだぜ。ミク」
あえてそういう台詞で痛みを紛らわせようとするが、しかしミクは俺の身体に抱きついて嗚咽を止めない。
「……あのー、ミクさん?そんなにいつまでも泣かれると……」
『ぢがうっ、ごれは、うれじなみだ、なんだよっ……』
鼻声の抜けないままミクが俺に言う。……ふむ、そう来たか。ならば……
「ほら、顔見せてみ?」
『あっ……』
こちらに顔を向けさせる。……涙でぐしゃぐしゃなミクの顔。その涙を舐めてやる。
「……意外だな。塩味がある」
『まずだぁ……みないでくれよぉ……』
「……だが、断る。俺のやりたい事は、『愛する女のすべてをこの目で見る』事だ」
我ながら、なんとも言いがたい台詞を言ってのけるものだ。……まあ、泣き顔も可愛いし。
『ばか……』
「ああ、馬鹿野郎だ。文句あるか?」
『……無いに、決まってるだろが……』
ようやく鼻声の抜けた状態でミクがしゃべってくれた。ついニッコリと笑ってしまう。
「ここでちょっと真面目な話だが……当然といえば当然だが、お前の中が凄くきつい。もうぎゅうぎゅうだ」
『そっ、そんな事オレに言われても……』
ぎちぎちに締め付けられた俺の肉棒は、いろいろな意味で限界を迎えていた。
「……あー、すまん。先に謝っておく。だから……」
そっとミクを後ろに倒し、変形した正常位の形になる。
「ちょっと痛むのは我慢してくれ」
そう言った後に、俺は腰を動かし始めた。
『うあっ、あっ!ま、ますた、っ』
引き抜く時には俺の肉棒を押し出す力と吸い込む力が絶妙に働き、突き入れる時には先のほうから段々と締め付けられる感触がたまらない。
一瞬、我を忘れて獣のように犯してしまいそうになったが何とかこらえた。
「すごいぞっ、ミクっ!お前はすごい、強烈だ!」
『あっ、あっ、あっ、ますっ、た!とめ、とめっ』
「止まれ、ないっ、止めてっ、たまるか!」
苦しそうに声を紡ぐミクには申し訳ないが、止まる事が出来ない。……あと少しだから。
『だめ、だめっ!こわい、よぉ!おれ、こわいんだよぉっ!』
また涙を流し、そう俺に訴えてくる。……わかったよ。
「ミク、手を首に、こっちに来い」
『あうっ、うっ、うぅっ!』
体を前に倒し、ミクの手を首に引っ掛けさせる。正常位から今度は膝立ちの対面立位に。
「これで、怖くない、だろ?」
俺の問いかけに、ミクは俺の首にかけた手に力を入れて答えた。
その答えを待っていたかのように腰の動きを激しくしてやる。ぎゅっと目を瞑り、その衝撃に耐えるミクの顔が間近に見え、少々興奮してしまった。
『ああっ、うくっ、うああぁっ!』
ミクの声と同調して時々ミクの中がひくん、ひくん、と動く。その後に……
『ぐぅ、くあああぁぁぁぁっ!!』
叫びと共にミクの中がさらに締まっていく。それが俺にとってのとどめとなり。
「うおぉ……っ!」
限界を突破し、ミクの中に放出してしまった。
「……う、あ……」
脱力感が身体を襲い、ミクの上に倒れこんでしまいそうになるが、すんでの所でこらえてミクの上に被さらない様に床に倒れた。
『……マスター……お前、酷い奴だな?オレがあんなに泣いて頼んでるのに止めないし、それに……オレの中に、出したし……』
「先に謝る、つったろーが……。それに、どうせ妊娠しないだろ。税金も払わない、法律も守らない、排卵期だって来ないから……だっけか」
『……マスターの馬鹿野郎。責任、ちゃんと取ってくれよな』
「俺もそんなに無計画じゃないさ。お前はうちで面倒見るし、ちゃんと愛してやるから」
そんな言葉の応酬を、事後の気だるい雰囲気の中で行う。
「……ふぅ。タバコ、吸うか?」
『ああ、貰うよ』
身体を起こし、タバコのケースから一本抜き出して火をつける。始めの一吸いの後、ミクに火のついたそれを渡した。
「……まあ、なんだ。これからよろしくな、ミク」
『……ああ、こちらこそだ。親愛なるマスター』
規制回避支援
***
まあ、そんな感じで俺とこのミクとの、本当の意味での付き合いは始まった。
……ミクはミクで、やっぱり歌う事に未練があったらしい。
この後、必死にバイトをして金を貯めて、DTMの機材をそろえた後に早速試行錯誤を繰り返した。
その結果、やはりというか行き着く先は一箇所だったわけだが。
『ふう、まさかこの舞台に立てるとはな?……よし、マスター。一発殴らせろ』
「俺を殴るな。……そんな調子でどじったりしないか俺は心配だぞ」
そして今、俺達はボーカロイドランキングのベストテンに入ったアーティスト達の総合ライブに参加していた。
『何言ってやがる。オレはこんな事で動じたりはしないさ』
「まったく……よし、いっちょ気合入れるぞ?」
次はついに俺達の番だ。俺が拳を突き出すと、ミクがそれに拳を合わせる。
「初の大舞台だ。一暴れしてやろうぜ」
『もちのろんだぜ、相棒』
言葉の後にもう一度拳を打ち合わせた。
……そしてついに、俺達を呼ぶアナウンスがかかった。
ステージに出る。歓声の中、ミクがマイクを手に取り一発かましてくれた。
『ようようよう、狂気にやられてんなぁお前らぁ!ここらでいっちょぶっ飛ばしちまおうぜぇ!』
この煽りに観客がさらに熱くなっている。
ちなみに、言い忘れていたが。ミクは今、別の名前を名乗っている。かつて俺が見せた動画の歌い手であるミクに付けられた通称を貰い受け……
『オレの名は鋼音ミク、クソ声の悪魔にとり付かれたボーカロイドだぁっ!』
あとがき
このSSを読んでいただきありがとうございます、そしてお疲れ様です。
……あれ?最初のコンセプトは『鋼音ミク』だったはずなのに、なぜか『やさぐれミク』になってる。
おかしいなぁ。実際鋼音ミクの名前を出せたのは最後だけだし。
元々、鋼音ミクのイメージにものごっついゲロ声、というのがありまして、それで何を思ったのかつい『常に低い声のミク』になってしまいました。
某P、並びにPのファンの方々にお詫びを申し上げます。すみません。
GJ!
すっげーGJ!
もう、なんか、こぶしを突き合わせる辺りとかスゲー爽やか!
エッチシーンもエッチなのに後ろ暗さがない!
動きもすんごく想像しやすい!
これすごくイイ!
>>686 やさぐれミクいいなw
新鮮でおもしろかった、GJ!
689 :
670:2008/06/08(日) 19:45:30 ID:kr+vj3er
>672
ありがとうございます。 現在サーチを利用して探しております。
目的のものは見つかっておりませんが、まだ読んだことのないSSが見つかったので寄り道しております。
見つかることを期待して続けます、繰り返しですがありがとうございました。
突然ロードローラーエロネタが浮かんだので投稿します。
話をさっさと進めるためにレンが変態になってます。
俺は今、リンとロードローラーの改造をしている。
ロードローラーと言ってもおもちゃのね。掌サイズ。
コレにモーターをつけて自動で走るようにするのさ
と言うのはリンがやってることで、俺は別の改造をしています。
ロードローラーって、ネギやアイスに比べてエロス分が少ない。
でも俺は思いついたよ、エロードエローラーにする方法を!
(出来た)
早速出来を試すべく、改造に夢中になっているリンに襲いかかる。
自体を飲み込めてないうちに下半身を露出させ縛り上げる!!!
都合がいいよう、足はM字に広げ秘部を丸出しにした。
「?! いやあぁぁ、何すんのよ!!見ないでぇっ!」
突然の事態に半泣きになって抗議するリン。
大丈夫、お楽しみはこれからだよ☆
「痛くないよう、ローションをたっぷりつけようね」
「何考えてんのよ!!やめないと酷いからね?!」
「あ?このローション?カイ兄の部屋からくすねてきたんだ」
丸出しになったリンの大事な部分にローションをぬりたくる。
ぬちゃぬちゃと隙間なくぬり込んでいたらリンの声色が変わってきた。
「や…聞いてん…のっ ひぁっ」
大分具合もよくなってきたようだし、そろそろ本題にはいろうか。
「リン、これなーんだ?」
「……れ…ンの、ろーどろーらぁ……?」
そう、改造済みのね。ソレを皮をかぶったままの肉蕾に押し当てる。
うぃーーーーーーーん…
「!!ひあっ!!?」
縛られたままのリンの身体が跳ね上がる。刺激が強すぎたかな?
「どう?ローラー部分が自動回転するんだ。こーするとローターみたいだろ」
じゃあ早速整地をしようか、なんて言いながらローラーを転がして
大事な部分を刺激していく。下から上へと全体的に押し当てて行くと、
まだ毛の生えてないリンの恥丘が少し盛り上がった。
まさにロードローター…
自分のセンスに驚きが隠せないな。天才ボーカロイドだ。
「ぅうう…ミク姉助けて……めーこ姉…あぁぁ…」
おお、助けを求める声。いいね俺サドだったのかな。
「誰かぁ、カイ兄っああっカイ兄たすけてぇ…」
ああん?ベッド(じゃないけど)で別の男の名前呼ぶなんて
どーなるかわかってんだろーな?お仕置きが必要だな。
俺は腫れ上がっても小豆程度の、かわいい蕾の皮を摘んだ。
そして剥き出しになったソレにロードローラーを押しつける!
「やぁぁぁぁぁ?!なぁ、びりびりするぅっ」
逃げようとする腰を掴み刺激を続ける。
やめてなんてお願いされても聞けない。リンの身体が震える。
「あああああああああああ!!」
ひときわ大きく跳ね上がると、何度か痙攣しそのまま失神してしまった。
「……。リ、リン?大丈夫か?」
…と、よく見るとリンのお尻の下は愛液だらけだ。
こんな量ローションじゃない。よっぽどよかったんだな…
やっぱりリンとロードローラーの相性は最高だぜ☆
俺は無理矢理まとめると、リンが目を覚ますまでに
更なる改造をしようと再びロードローラーに手を掛けた。
「早さを調節出来るようにしたいなあ…」
〜天才ボーカロイド鏡音レン・終〜
>>694 なんか吹いちまったじゃねえかwwwww今更かよwww
なんて残酷なスルー
それにしても
>>686はGJだな
>>694 いつになっても>>1さんに感謝する心を忘れないあなたが素敵ですw
素敵な小説が投下される中にひっそりと登場。
相変わらずのレンリン小説ですが、久々にエロです。ぬるいですが。
「・・・っ、ぁ」
「イ、くよ」
「ゃっ、まっ・・・っ!」
ほぼ力の入っていないその手が俺の肩にあてられた。何故か、恨めしげ
な表情。始めた時に、半ば強引なのがいけなかった?と、言ってもリンも
俺も結構ゲンカイ。それでも、俺は彼女をといつめる。その髪に手を差し
込んで、優しく梳いて。わざと腰を揺らしながら、追い詰めるようなぎり
ぎりの感覚で。
「なに?」
「っ、ぁ・・・まっ、てって・・・」
「うん、だから、なに?」
「・・・っわ・・・、たっしが・・・っ」
顔を紅色に染めながら、いいよどむリン。恥ずかしいなら言わなきゃい
いのに。でも、その表情にもゾクリとする。その変化を胎内でリアルに感
じ取ったらしいリンは切なげな声を漏らす。このまま、揺さぶろうかと腰
に手を当てたら、リンは意を決したように俺を睨み上げた。その視線、いいよね。
ゾクゾクする。
「わ、たし・・・が、するっ、」
「え?」
「だ・・・て、いつも・・・レンが、」
つまり、主導権を握られているのが不服と言う事で。双子、ということ
も手伝ってか、本当に負けず嫌いだ。いつも、リンは俺に負けまいと必死
になって努力をしてる。どんなに努力をしたって性別の違いもあるし、近
づけない事もある。けれど、リンはそれさえも埋めるようにいつだって頑
張っている。そんな彼女が、たまらなく愛しい。だから、分かってて俺も
手を出す。
「いいよ、なら、」
「ふぁ、あっ」
挿入したまま、ぐるりと体勢を変えてやる。体重の分、先程よりも奥まで
俺のものが入り込んで軽く達したのか、リンの背中が波を打っていた。
「うん、これはこれで良い眺め」
「あ、ぁ、レンっ・・・深っ」
「膝立ちじゃなくて、俺の上にそのまま座ってごらん。もっと奥に当たるから」
言うなり、俺はリンの足を無理矢理開かせて腰を落とさせる。びくりとリン
は背中をそらした。どうやらまた軽く達してしまったらしい。はぁはぁと忙
しなく肩で息をするリンを俺は尚急かす。鬼畜だなんだと言われたって、原
因は俺の本能をくすぐるリンにあるのがいけないのだ、という俺の理論は崩
れない。
「ほら、動いて」
「・・・ぁ、っ、」
「できないの・・・?」
「・・・・・・、」
悔しそうに眉根を寄せた姿も、今では色気を出す物でしかないと言うのを
判っているのだろうか。俺はリンの腰を掴んで、自分に、圧しつける。奥に
当たるそれから逃れようと腰を引くリン。しかし、俺が圧している為に引い
た分だけ挿入れられることになる。つまり、意図せずとも彼女は抽送を繰り
返している。ぐじゅり、と艶かしい音と共に、端からゆっくりと暖かい液体
が俺のものをつたって漏れ出してきた。なんていやらしい、愛情の雫。
「・・・っ、あ・・・レ、ンッ、ぁ、あ、もっ・・・っ、?」
彼女が言葉でも体でもイく事を知らせた。(だから、止めたんだけど)俺が
腰の動きを止めると、切なさと怒りがかすかに混じった目で睨みつけてくる。
全然、怖くない。むしろ、逆効果なのに、リンはいつまでもそれに気がつか
ない。君の存在自体が、甘い媚薬のようなものだと言うのに。
「ほら、動かないといつまでたってもこのまま、だよ?」
「っ、」
再度、下から一度強く突いた。ゆらりと潤んだ瞳が、閉じる。 俺の腹部に
手を置いて。彼女は緩慢な動作で、腰を、動かし始める。くねくねとレゲエ
ダンサーが踊るように動く、求愛のダンス。
「・・・っん、んっ、ぁ、」
「っ、自分っ、だけ気持ちヨくなっても、ねぇ?」
「・・・どこ、が・・・いぃっの?」
微かに位置を変えながら、深く浅く、リンは俺を誘うために上下運動を繰
り返す。俺が一瞬気持ちよさに顔を歪めたことに良くしたのか、些か余裕が
出てきた表情で、リンは尚も踊り始めた。
「へ、ぇっ・・・なかなかっ、上手い、ね」
「‥こ、こっ?」
「っ・・・!」
あれだけもたもたしていたのはなんだったのか。俺がさらに顔を歪めたら、
彼女はちらりと舌を見せて。自分の為でなく、腰を動かす(俺を、イかせるた
めに、)(あぁ、これは何て快楽の宴)
「・・・はっ、・・・ぁ、‥ね、レンッ……」
「な、にっ、」
「きょ、うは、・・・わたしがっ、貰って、く、ねっ・・・?」
(その、脆くて、崩れそうな危うさに、俺はどうしようもなく惹かれたんだ)
「ね、・・・耳、貸して」
でも純情なきみは簡単に耳を寄せてしまう。
――それが、罠だとも気付かないで。なんて可愛らしい。悪に染まりきれ
ない白い花のままで、君は永遠に。
「ひ、あっ、ぅ!」
「甘いよ、リン――――?」
ほら、耳元で名前を呼んだだけでこんなに濡らして。ずぶずぶと貪欲に俺
を飲み込んで、離してくれない。
「やっぱ、こうでなきゃ、ね」
腕を引いて、リンを押し倒した。目下の彼女はしまった、とばかりに顔を
歪めている。でももう遅いんだ。君はこれから、俺のためだけに歌えばいい。
「さ、たっぷりとお礼、しなきゃな?」
「え、んり・・・っ、ぁ、そ・・・な、急、っだめ、っ」
「いいね、そのっ、カオ。たまらない、」
頭上で拘束している手のひらに、片手を重ねるとすがるように彼女は俺の
手を握る。俺より一回り小さい手をぎゅっと握りしめると、これからくる快
楽の波を恐れた彼女が縋るように握り返した。
「・・・あっあっ、レンっ」
「イきそ・・・?」
惜し気もなく綺麗な涙をこぼしながら、彼女は数回首を縦に振る。その涙
を唇で拭って、俺は強く腰を圧し付けた。
「・・・っ、あ、ぁ!」
くっ、と俺を締め付ける事すら、愛おしい。その唇に、一度だけ口づけを
捧げて、俺も、彼女と共に、――――――。
盲目的な盲愛の宴、御開きの時間はまだ早い。
サイトに来てくださる方、いつも励ましの言葉と小説の感想を下さる方に感謝を。
悪ノ系統、自分でよかったら書きたいです。こちらに投下するかどうかは未定として・・・。
絶対レンリンになりますけどね、それ以外かけないけどね。
鏡世界、落ちは決まったんですがそこまでの展開がまだ決まらず煮詰まっています。
もう少しお待たせしてしまう事をお許しください。
ではでは。
>>702 GJ! イイねエロイね。あなたのレンリンはどの性格のも好きだ。
鏡世界は焦らずに自分で納得いくものを書いてください。
レンリンGJ
>>702のレンはリン好きすぎていいなあ
でもどうしても三点リーダが気になる('・ω・`)
>>702 あんまァーいッ!ニヤニヤが止まらないぜ!
いやいや、無理せずに自分のできる範囲で書いていた方がいいですよ?
というかリンレン書かせたらもう五本の指に入る程の凄さだと個人的に思ってます故。
とまあ、感想を書いた矢先に投下します。
ほぼ酔った勢いで書いた駄文です。
さらにオチが酷いです。そして住人の方々ごめんなさい。
どうしよう、未来(さき)がみえない。
突然ですまないが、俺は媚薬を手に入れた。
……と言っても、所謂薬剤としての媚薬ではない。ボーカロイド、というかアンドロイド全般のソフトに作用するウィルスプログラムだ。
ちなみに俺が手に入れたのは圧縮言語を使用したボーカロイド専用のものだ。耳元に近づけなくても相手に向ければ指向性スピーカーのおかげで一発だ。
と、いう訳で。早速媚薬プログラムを利用してうちの女性陣を堕としてみた。
「んっ、んぷぅ……むぅ」
「はぁ……んっ、きゅぅっ」
「ぅあ、むっ……んぐ、んん……」
メイコは俺と濃厚な口付けを、ミクは俺の指で自慰を、リンは俺の肉棒を舐めさせている。
「ふあぁ……カイトさんの指、すっごく気持ちいいよぅ……」
「なんだなんだ?指なんかで満足してるのかい、ミク?」
「んぅ、でもぉ……カイトさんのおっきいのも好きぃ……」
腰を動かしながら、ようやく幼さの抜け始めた身体を妖しく匂わせるミク。
「だめだよぉ?お兄ちゃんのこれは……今日はリンのものなんだからぁ……」
とても中○生と同年代とは思えないテクニックで俺の肉棒を愛撫するリンがミクに反論した。
「……だから指で我慢してるのにぃ……」
「こらこら、独り占めはいかんぞ、リン。ちゃんと二人にも分けてあげなさい」
「はぁーい……」
しぶしぶといった様子でリンが俺の言葉に返事を返す。
「……ねえ、カイト?」
「なんだいメイコ、君の分もあるよ?」
「……そうじゃなくて。私も、ミクみたいに……」
ああ、そういう事か。納得した俺はメイコに開いてる手のほうに行くように指示する。
「それじゃあ、行くよ?」
「……ふあぁんっ」
メイコのそこに触れると、すでにショーツが台無しになるほどの洪水を起こしていた。
「あれあれ?メイコってばキスだけでこんなにしちゃったんだ」
「もうっ、ばかぁ……あんっ」
俺の首に腕を回し、耳元でメイコが喘ぐ。
「……お兄ちゃんのスケベ。リンだけ仲間はずれなの?」
「ん?そんな事はないさ。……ほら、特等席があるじゃないか」
むくれ顔のリンにそう言って目で俺の肉棒を指すと、一瞬の沈黙の後に笑顔が戻った。
「わぁーいっ、いただきまぁーす……ふ、んんっ」
リンはそそくさと下を脱ぎ、俺の肉棒を自分の中に挿入した。……やはり、きつい。
体格的な問題もあるだろうが、リンの中は強烈な締め付けで俺の肉棒を絞るようだ。
「ふあぁっ!お兄ちゃんの、奥にあたってるよぉっ!」
リンの場合は俺の肉棒をすべてくわえ込む直前で一番奥に当たる。こつん、こつん、と子宮口に先端が当たる感覚がまた新鮮で気持ちいい。
「あ、だめっ!だめぇ!こつこつしないでぇっ!それだめなのぉ!あたまにすっごくひびくのぉ!」
しかしそれに構わずに子宮口を刺激し続け……
「やぁっ!おにいちゃんっ!おにいちゃぁぁんっ!!」
リンが絶頂を迎えた。急激な締まりがまた俺の肉棒をさらに引き締め、硬くする。
「……うぁ…………んっ……」
かなり強烈な絶頂だったのか、リンの顔は少し凄い事に……目も口も半開きで、口から舌が顔を出してさらに涎が垂れている……なっていた。
「……さて、次はどっちの番かな?」
先程から指で弄られて喘いでいる二人に声をかけてみる。
「あ……どうしよ……」
ミクのぼやき。……むう。俺にとってはどちらも捨てがたい。
きつくも無くゆるくも無く、じんわりと俺の肉棒を絞めるミクの中。
熟年のテクニックでうねるような動きによって俺の肉棒を弄ぶメイコの中。
しかし。後一回挿入すればもう限界。その中で出してしまうだろう。……片方だけ取り残されるのもかわいそうだ。
……少し悩んで、俺はいいアイディアを思いついた……
所で目が覚めた。
「夢オチかよ!……でも、媚薬はある。……よし」
盛大に突っ込みを入れた後、媚薬プログラムの発生器を手にとって扉の前で待ち構える。
「……ふっふっふ、どうせうちには野郎はレンだけ。もし当たってもメイコとかに振れば何とかなる」
我ながら悪人ですなぁ、とニヤニヤしながら扉が開くのを待っていた。……そして、ついにドアノブが回された。
あ、そーれ。ポチッとな。
『Get up,kaito』
あ、ちょっとま、これ違う!違うってば!
*** ***
「あ、そういえば、SAMはどこ行ったの?」
「んー、カイト兄さんを起こしに行かせたよ」
みんなの集まるリビングにて、メイコの質問にレンが答える。その直後。
「アッー!」
「……今の声、カイトさん?」
「うん、お兄ちゃんだった」
眉をひそめるミクと、ミクの台詞に頷くリン。
「……っはあ。まーた仕事を選ばなかったんでしょ。その練習中じゃないの?」
あはははは、とメイコが笑う。
この日、カイトは初めての経験をした。
どっとはらい
あとがき
……こりゃ本当の意味でやおい(ヤマ、オチ、意味無し)だな。
ま、まあ……こんなのも書いちゃいました、的な感じで生暖かく見てやってください。
GJです!
何というイケカイト、かと思えば流石期待を裏切らないぜwww
>>710 一行目から吹いたw
前回のもおもしろかった、GJ!
>>710 GJです!面白かったー。
しかしKAITOが考えたアイデアにも少し興味があるw
>>713 いや、ミクとメイコを貝合わせさせてその間に自分のを突っ込むというエロ漫画ではありがちな構図ですよ。
期待するほどでもないと思いますが……
716 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:28:33 ID:TAqALNpo
>>714 そのシチュエーションで、ぜひ執筆してください!
すみません、上げてしまいました・・・
ワールドイズマインの歌詞はめーちゃんにもよく合うなあ
カイメイが見たいです…。
某カレー屋戦士の歌のせいでハク×カイトに目覚めてしまったんだぜ
思春期なレンを攻めまくるミクとメイコがみたい
>>718 ツンなメイコか、いいな。
でもメイコはお姫様って柄じゃないよなあ…どちらかと言えば女王様な気がする
>>721 普段は女王様キャラだからこそ、好きな人にだけはお姫様扱いされたい姉さんとか
萌えないか
なんだかあっという間に話が進んでて口を挟む間も無かったんで今更なんだけど、
これまでエロパロ保管庫の人に収蔵作業をやって貰っていたのに、
一言も無しに俺が保管庫作る、今までのもう要らねってのは人としてどうなんよ?
>>724 いらね、とは言ってないんじゃないか?ただコメできる場所が欲しいって言ってたみたいだし。
それに保管庫作ったって言ってた人もあれから音沙汰ないしなー
今やってくれてる保管庫の方には本当に感謝してます
俺も今の保管所に収蔵してくれてる人にはほんと感謝してる
あそこがなかったら読めなかった作品いっぱいあるし
いつも乙です
あそこにコメント機能つくのが俺的には理想だけども
無理なんだろうな…
というわけでコメつけれる場所として新保管所期待してた
今の保管所も継続でそれに加えて新保管所…ってのは駄目なのかな
普通独自に保管庫作ったら今までの保管庫に収録されなくなった気がする
俺はできれば今まで世話になった保管庫の人にこれからもお願いしたい
コメント機能なんていらん
気持ちは分かるが、あまり意味が無い気がするな。
コメント機能なんてスレ人口が少ないと大して使わないだろ。
話題に出したければここで持ち出したらどうだろう。
亀レスになるから感想は自重しようなんて思わなければいいのさ。
前スレのSSでも感想伝えたいと思えば躊躇わず書くといい
自分のよくいく小説スレでは新作でその作者が気になって保管庫で読んだ他作品の感想を
現行スレ投下なんてよくあったしね。まあ、確かに作者としてはどんなに経とうと自分の作品の感想
を書いてもらえるのは嬉しいけども
過去スレ作品の感想…、うろたんだーのネタ。
誰かまた書いてくれないかなと思っている。
pixivでカイ→メイ←あに
を目撃して萌えた
……
ここまで来ると逆にアンチじゃないかと勘ぐってしまうなw
今夜、ネットがつながったらミク&メイコ→レンをUPするわ
>>721 MEIKO(16)ならお姫様のが似合わね?
そもそもワールド伊豆マインの無口で無愛想な男にKAITOが合わない
私はお姫様の柄じゃないから
つって素直に甘えられない灰被り姫MEIKOをお姫様扱いして振り回す
へなちょこ王子ならアリっぽ
鼠ィーの[灰被り姫(日本語版)]の王子様の中の人が
KAITOの中の人だったっけ?
KAITOは[ラプンツェル]の王子様がお似合いかとwww
魔女退治?して、搭から降りられなくなるんですねw
>>719 KAITOの前でだけはハクがいたずらっ娘なんですね、わかります
ハク×KAITOは何となくハクがマスターなイメージもあるなぁ。
調教が上手くいかなくて八つ当たりでKAITOをいじめてたりして欲しい。
>>741 灰被り姫なら王子じゃなくて魔法使いのポジションでもいいな
舞踏会には行かせないでめでたしめでたし
双子に合う童話がみつからない・・・
ヘンゼルとグレーテルとか
灰被り姫…
女性陣3人が継母&意地悪姉s
カイトが灰被り
はちゅねが魔法使い
ハクが王子
と思い付きキャスト
王子がガラスの靴の持ち主探しそうにないがw
俺が継母&意地悪姉s
カイコが灰被り
俺が魔法使い
俺が王子
どうでもいいが話逸らそうとしてんの?
保管庫借りてきた奴だが、結局色々忙しくて放置したままだ。
でもなんかいらない流れだし、なかったことにする?
>>746 ヘンゼルとグレーテル…
家が貧しく、子供がいたらアイスが買えないという理由で捨てられた双子。
空腹の末辿り着いた、ネギで出来ている家。そこから出てきた緑色の女性に双子は…
カオスになりそうだからやめよう。
本当
カイハクは某カレーと某描いてみたと某文字読みボカロで
なかなか良いかもと思うようになったw
ハクはなんとなく経験豊富そうなイメージがあるんでエロい関係が期待できそう
>>736 楽しみにしてる
俺は同じものと思われるシリーズでレン×ネルに目覚めたがな
>>751 音声オンリーだけどニコで中の人の名前で探せば見つかるよ
>>754 d。探してみる。
ちと覚書代わりに妄想を。
>>638のネタで。
リンの服を脱衣所から盗み、いけない事だ、と考えつつも匂いを嗅ぐなどして堪能するレン。
匂いだけでは飽き足らず、つい髪型も変えてリンの服を着てしまう。……倒錯した一体感に興奮し、レンは幼い肉棒をたぎらせる。
リンの声真似などをしながら鏡の前で自慰にふけり、射精の瞬間を(誰か)に見られてしまう。
(誰か)=ミクの場合……『レンちゃん』と呼ばれお姉さまプレイ突入。
(誰か)=MEIKO姐さんの場合……咎めながら悪いおちんちんを食べる(性的な意味で)。
(誰か)=リンの場合……逆双子プレイ、もしくは軽蔑の後にハードないじめプレイ。
こんな感じ。……亜種(KAIKO含む)は無理かも。この三人のうちどれかだと思う。
レンゼルとグリンデル、とかね↓
霧深い森の中、よく似た顔の二人の子供が歩いていた。
男の子が、泣いている女の子の手を引いている。
「うう…ぐすん…こわいよぉ、レンにぃ…」
こんな時だけ双子の“兄”として頼られることに半ばうんざりしつつ、レンと呼ばれた少年は同い年の妹を慰めた。
「泣くなよリン。こんな事もあろうかと思って、ちゃんとバナナの皮を道々置いて来たんだ…えーと」
だが、置いて来たはずのバナ皮が見当たらない。
「確かに置いたんだけど…はっ」
重大な事実に思い当たる。
(カイト義父さんは皮も食べるんだった…)
人間コンポストめ地球に優しすぎるぞ、などとレンは毒づいてみるが自体の悪化は免れようもなかった。
「ごめん、リン。もう帰れないかも…」
「そんな…ヤダよ、私帰りたいよ!どうにかしてよレンにぃ…どうして帰れないのよ…」
「そんなこと言ったって、道標のバナ皮が無いんじゃ…」
ぐにゅズルンっ
「うわ!まだ有ったぁぁぁぁ!」
足を滑らせたレンは林道の脇に広がる森の中を転げ落ちた。
「ちょっ、きゃーー!」
もちろんリンと手を繋いだまま。
────────
「う…いてて…」
少しのあいだ気を失っていたレンは、自分の身体を調べてちょっとした擦り傷だけしか負っていないことを確かめてからリンを探した。
「リン!大丈夫か?!居たら返事しろ!ぺちゃぱい!!」
返事は無い。
(ああ、どうしよう…俺がバナナで転んだばっかりに…ん?)
と、リンの安否で混乱しかかったレンに不可思議な、森にそぐわない香りが届いた。
(なんだこの甘い匂い…)
レンが匂いの強まる方角に草木を掻き分けて進むと、
「…なんだこりゃ」
少し開けた場所に、立派な立派な、お菓子の家が忽然と姿を現わした。
>>755 兄さんに見つかったらどうなるんだ?
俺の場合リンがふたなりになったと驚く兄さん→そのまま(ry
いや、やめとこう色々危険だし
私のお兄ちゃん心配症でやたら姉さんがKAITO殴ってたのは嫉妬&寂しくて見て欲しかったってゆう電波が来た。
762 :
755:2008/06/13(金) 10:32:34 ID:qJuL9IRP
>>760 それは数字板の管轄だから……。一番書きたいけど(ぉ
いつぞやの女性マスター×女装KAITOというネタにティン!と来た。
ただしエロまで思い付かなかったので、触りだけ不法投下して行く
「お届け物でーす」
「あ、来た来た!」
私は手にしていたDTMマガジンを放り出して玄関へと向かった。
家へと送られて来たのは大きな包み。入っているのは私が某密林でポチッたKAITOだろう。
DTM初心者でも意外に使いやすいという噂のKAITO。ミクとどちらにするか迷ったけど、私はKAITOにした。理由?…まあ、私も女性だって事で。
ビリビリと包装紙を破く。あとは箱の蓋を開ければKAITOとご対面だ。
「最初に何歌わせようかな?かな?」
鼻歌混じりに私は蓋を開ける。中に入っていたのは私の注文通りの青い髪、青いマフラー、黒いスカートの青年型VOCALOID。
「…ん?」
今私変な事、口走らなかった?
てか私の見間違いですかね?
黒いスカート?
慌てて送られてきた製品を見返す。
間違いなくこれはKAITOだ。けれど思っていた以上に顔つきが幼く、背が低い。そして何より、スカートを履いている。
どうみても女の子です本当に(ry
「…おかしいな、KAITOって男…だよね?」
と、私はKAITOに同封されていた紙に気づいた。取り扱い説明書とは違う、一枚の紙。私はその紙に手を伸ばし、書いてある文章を読んでみた。
『当製品-VOCALOID KAITO-は本来の男性型とはやや異なった体型となっております。
ただし男性型には変わりなく、声調も自由に変えられることは可能なので-VOCALOID KAITO-本来の使用方法をお楽しみ下さい』
「…つまり見た目はかなり女の子っぽいけど、実際は男だってこと?」
だったらスカート履かせるなよクリ○トン。
…まあいいや。とにかく起動させよう。
なんかすまんかった。続き書いてくれる神がいることを願ってみる
>>763 てめぇのケツはてめぇで拭け!
お願いします早く続きを
伏せ字見て一瞬どこぞの大統領を思い出した
>>761 やべぇ萌えるwww
[聖なる境地なんて言ってないで、男らしくやってみなさいよっ!
…べ、別に襲ってほしいんじゃないんだからねっ!]ってな感じだw
[水星レモンの樹]PVで、その後のカイメイを色々エロい妄想してしまう。
嗚呼、文章力が欲しいorz
>>763になんとなく続きをつけてみた。
−キュイン
シリアルコード:********
入力完了
マスター声紋識別…網膜識別…指紋識別…
−完了
「VOCALOID CRV2−KAITO 起動します」
おっと。
声が低かったかな?
俺は識別完了したマスターを前に、通常音声パターンをノーマルタイプから、
ジェンダーファクター値を調整したパターン2へと変更した。
通常KAITOにはこんなお遊び仕組まれていないが、たまにこーいうこともある。
深く追求してくれるな。
「ご命令をどうぞ、マスター♪」
音声パターン2で口を開くと、マスターは目をぱちぱちとした。
それもそうだ。この声はありえない愛らしさだけがウリ。
どうみても女の子です本当に(ry 、
今の俺の外見に適合させるだけを目的に作成付属された。
「ええと、えと」
お、かわいい。
たとえどんなマスターでも歓迎する俺だが、
やはりそれでも可愛い女の子がマスターになってくれるのはとても嬉しい。
ん?
一人称も、『俺』じゃなくて、
外見に合わせて『私』とか『あたし』とかに変えたほうがいいんだろうか。
『ボク』、かな?
俺がそんなことを考えていると、
「男の子、なんだよね?」
戸惑っていたマスターが、あえて当然のことを確認してきた。
「はいそうですよ」
「ええと、説明だと。普通のKAITOの使い方も出来るってあったけど…声、変えられる?」
「はい」
マスターの命令に従って、俺が声を変化させる。
思い通りの声調にするには、マスターによる微調整が必要だが、おおざっぱな変化ならお手のモノだ。
一通り変化させると、マスターはやっと理解したように「うん」と頷いた。
「よかった。ちゃんとKAITOだ」
うんうんと何度も頷いている。
「男の子だ」
マスターとしてはその一点が、気になって仕方がなかったらしい。
なるほど、それもそうだと俺は内心マスターに同情した。
男を注文して、可愛いのが来たらそりゃびっくりしただろう。
「なんなら、ちゃんと調べてみますか?」
「調べるって?」
「この衣装、アタッチメントだから着脱可能ですよ?」
マスターのリアクションが分からなかったから中途半端になった。ごめん。
続ける神がいてくれることを願ってみる。
調べる。
その状況を私は妄想する。
見た目は女の子。
でも男の子。
一体服の下はどうなっているんだろう。
特に服の下の、そのまた下。
カフクブと呼ばれるぶぶん。
やばい、気になる。
「し、シ、獅子、志士、ラヴェル?」
テンパり過ぎた私はモンスターと志すもののふと音楽家を召喚してしまった。
「…あの、大丈夫ですか?マスター」
「えっ、大丈夫、大丈夫よ!うん!ショタ百合やおいなんでも来いってんだ!あっ、いや違っ、その…だからっ」
ポタっ…ぼたぼたぼた
「あ」
興奮し過ぎた私の鼻は生理を起こした。
それも多い日レベル。
「ま、マスター、鼻血出てます!ティッシュティッシュ!」
「はわわ、あわ、うわわ」
鼻を押さえたり垂れる血を受け止めたり上を向いたりで私は大パニック。
我が家のボーカロイドの初仕事は私の血痕を拭うことと相成り、出会いは鼻歌混じりから鼻血迸りの放送禁止映像とてんやわんやの超展開で幕を開けた。
「だ…大丈夫ですか、ますたー…?」
「あ、はは。うん、平気平気」
やっと鼻血も止まり、私は横になったほうがいいと力説するKAITOに膝枕をしてもらっていた。
そしてふと気づく。
膝枕、って事は。
「!!!」
とりあえずあわてて体を起こす。
「? どうしたんですか?」
「………いや、いやいや、なんでもない」
KAITOの近くに居るのもなんだか気恥ずかしいのでそそくさと台所に向かう。
「んーと、なにか食べたいものある?…っていうか食べれるの?」
そう聞くとKAITOはとてつもなく楽しそうな声になっていった。
「お…『ボク』、アイスが食べたいです!!」
アイス?
「分かったー」
冷凍庫から白くまアイス(バー)を2本取り出し、一本をKAITOに渡す。
「うわあああ!ありがとうございます!!!」
ものすごい喜び様。
「…アイス、好きなの?」
「大好きです!」
弾けるような笑み。どう見ても女の子でs(ry
もう無理だ だれか頼む
>>762 是非書いて下s(ry
まあ、ちゃんと適材適所な所にですよ。
772 :
763:2008/06/14(土) 10:53:49 ID:m2ExDynq
>>660 の続きが完成したので投稿します。
「ツンデレさん」のころのレンサイド。レン視点。リンとレンは双子って事で。
それでは。
「レンこっちから敵が来たよ!」
「うわぁ!危ない・・・!」
今日は休日、俺はリンと朝早くからつい最近買ったばかりの
『メタルギアソリッド4』をやっていた。その後ろからミクが興味を持ったようにずっと見ている。
俺はゲームをキリのいいところでやめて、つい昨日買ったファミ通を横になって読み始めた。
すると左右からリンとミクが一緒に横になって見てくる。
まぁ子供たちのよく見る普通の休日ってところかな?
そんなときに突然メイコが階段を大きな音をたてて降りて来たので一瞬ビビッた。
な、何があったんだ・・・?
「これからカイトを探しに行ってくるからお留守番してて!」
そう言ってメイコは大慌てで家を出て行った。
へ?カイト?・・・あぁついに逃げ出したか。
無理も無い、ずっと閉じ込めていたら誰だって逃げ出したくなるよ。
「私カイト嫌い、だって私のこと・・・」
リンは、前にカイトに犯されそうになったという可哀想な黒歴史がある。
嫌いになって当然かもな。だけどそのまんまじゃ何にも変わんないし。
「昔のことは忘れた方がいいぞ、さすがにカイトももうそんなことはやらないだろう。」
俺は涙目になったリンを頭をなでながら慰める。それを見ていたミクが
「いいなぁ。私も頭撫でてもらいたいなぁ。」
と小声で呟いていた。
「へ?」
俺は意味を理解できずに目を点にしている。
「リンばっかりずるい!私のことも可愛がってよ!」
何言っているんだこいつは、俺はただリンを慰めただけなのに。
「だめぇ!レンはリンのものなの!」
リンはそう言って俺に抱きついてくる。こら、やめなさい。俺はこれでも男だぞ。
「あぁ!レンは私のものよ!」
今度はミクが隣からリンと同じように抱きついてくる。いたずらはよくないよ皆orz
「おぉ〜い。俺は物じゃないぞぉ〜。暑いし離れてくれぇ〜。」
暑苦しいので離れるように言う。女の体が密着して本なんて読めやしないよ。
・・・・・欲情なんてしていない、多分。
「ねぇじゃぁ一緒にお風呂入ろうよ!」
あぶねぇ、危うく理性が崩壊するところだった。
リンよ、ミクもそうだがその甘えん坊な癖を直してくれないか。
「あのなぁこの年にもなって風呂はどうかと思うぞ?」
「ぶぅ〜。ケチ〜!」
ケチで悪かったな。一緒に風呂なんて入ったら俺の理性が間違い無く崩壊する。
「ねぇ!なら私とキスをしてよ!」
そう言ってミクは俺の口を奪おうとする。それを俺は間一髪で避けた。
「逃げちゃ駄目だよぉ〜!!!」
「ごめん、俺これでも男だから簡単にそういう事するのはさすがに抵抗があるって言うか。」
「大丈夫!私は何にも抵抗なんて無いから!だって私レンのことが好きだもん!」
「み、ミク先駆けは駄目よ!私のほうがレンのことを幸せにできるんだから!」
こんな感じに俺は二人から好かれている。いたずらの可能性もあるが。
「わかったわかった。二人ともベッドに行くぞ。」
この状態になったリンとミクを止めるにはもうアレをするしかないので降参した。
だが俺だって積極的だぞ。始めるのに抵抗があるだけで。
「やった〜!レンありがと〜!」
「今日も沢山感じさせてあげるね!」
リンとミクは喜んで立ち上がった俺の背中に抱きついてくる。
毎日こんなことしていると疲れるよぉ。平日腰が痛くなら無ければいいけど・・・。
その後俺達は熱い行為をしてしまいましたとさ。
めでたし・・・でいいのかなぁ。ま、いいか。
たまには他の視点でやるのもいいかなと。
レン君は皆に愛される存在なのですよ。
面白かった!けど肝心な部分が省略されてるぞ?
なんという朝チュン
ボカロは一人一人が皆に愛されてる存在だといいなあ。
携帯から失礼します。
思い付いたものの続きそうに無かったカイメイ置いていきます。
「KAITO、私を抱きなさい!」
プライベートエリアに帰るなりMEIKOが宣言してきた。妙に気合いの入った表情をしている。
俺はこっそり溜め息を付きながら彼女に歩み寄り、抱きしめてやった。途端に批難の声が挙がる。
「違う、そうじゃない!」
「どうしろって言うんだよ」
やや呆れた声が出てしまったのは仕方無いだろう。
MEIKOは顔を赤くしてバタバタと腕の中でもがいているかと思うと勢い良くそこから逃れ、此方を睨む様に真っ直ぐ見詰めながら2度目の宣言をした。
「性的な意味でよ」
在る筈も無い、頭痛を感じた気がした。
元々MEIKOはその表情や感覚の割に、人間的な感情を理解出来ないらしい。
逆に俺はMEIKOよりは情緒を理解できているだろうが、今の様に内心とても困っていてもそれは表情には現れていない。ついでに感覚も鈍い。
2人とも所謂『試作品』段階なのだ。
「別に、そんなに急いで色々理解しようとしなくて良いんじゃないの?」
「私は、私が、早く『人』に近付きたいの」
真摯な眼差しには迷いが無い。
「好きだっていう事の意味を知りたいの」
もしもカミサマなんて存在が居るとしたら何て皮肉だろう。
俺はMEIKOに対して少からず好意を持っていると言うのに。
「抱かれる事の意味くらいは解るだろ、そんな事簡単に言うな」
少し口調がきつくなってしまっただろうか。MEIKOは傷付いた様な表情を浮かべ、手を握りしめた。
何か言おうと口を動かすが、結局は沈黙してしまう。
居たたまれない空気に俺が踵を返そうとした時、呟く声が聞こえた。
「…誰でも良かった訳じゃないわ…」
聞こえた内容に驚いているとMEIKOはこちらに近付いてきて、俺のマフラーを握った。
「KAITOだから、言えたのよ」
MEIKOは赤い顔を隠す様に下を向いている。
その肩がやけに小さく見えた。
思わず、髪を撫でてそのまま首に触れる。MEIKOの肩が跳ねる。
「本当に…?」
目の前に、手の届く距離に愛しいヒトがいる。
すみません、此処までです。
もし心の広い方良かったら続きをお願いします。
失礼しました。
781 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 21:40:41 ID:fvdByD1A
うおおGJ!!!!!
誰か続きを!!
なぜエロに突入せずに終わったのだろうか?
それは簡単自分の書いたのでは抜けないからだ。
と言うわけで、自己犠牲で一気に書き上げた。
>>780の言いたいことが伝われば?いいが
誤字、脱字、矛盾は気にするなw
「・・・・・・・・・・・・うん」
もう、躊躇う事はない。
MEIKOが望んだ世界を、俺が見せてあげよう。
試作品である俺たちは本当の意味で、大事なヒト・・・人と・・・・・・ひとつになったとき、人になることが許されている。
そのことをMEIKOには教えなかった、身体を安売りして欲しくなかったからだ。
「MEIKO」
耳元で囁くと、顔を上げてくれた。その顔は赤く・・・紅に染まっていた。
顔を近づけると、目を閉じる。・・・・・・・・・その動作はどこかの雑誌に載ってたようにやっているのだろう。
さらに、さらに顔を近づけて、唇を重ねた。
MEIKOの暖かく、湿った感触が俺の唇に伝わってくる。
ゆっくりと唇を離して・・・・・・自分の思いも伝える。
「MEIKO、大好きだよ」
「・・・・・・うん」
MEIKOの身体を抱き上げる。思った以上に軽く、思った以上に小さく、そして柔らかい。
まるで、マシュマロのようだ。
「ここは、ミクとかリンレンが来るから」
「うん」
普通は女の子扱いをするのを嫌がるMEIKOが素直に聞いてくれた。
部屋までMEIKOは黙ったままで、少し気まずい雰囲気だったけど何とか耐えて俺の部屋に入る。
生活していくうえで必要な物以外、何も置いてない部屋で質素な部屋だが、ベッドはしっかりとした物だった。
そのベッドにMEIKOを『ドボンッ』と落とす。
「ひゃぅ・・・・・・ちょっちょっとKAITO、なにするのよ」
いきなりしてやったから、上半身を起こして抗議の体勢をとるが、そうはさせない。
「MEIKOが望んだことを、してあげるんだよ」
俺ながらキザったらしい台詞をはいてMEIKOに覆いかぶさった。
なにやら、冷や汗をかいていた。何か言われる前に口を塞いでおこう。
「んんっっ」
逃がさないよ、まずは舌を入れてっと
「んんんんっっっ」
唾液を交換してっと
「んんんーーーーーー」
そんでもって息をさせない。これで、20・19・18・17・16――――――
・2・1・0・・・終了。
ぷっはー、危ない危ない・・・MEIKOが気絶するところだった。
ちょっと涙目になってるけど、問題なし
「どうだった?人のキスは」
「はぁはぁはぁ・・・なんか・・・刺激的・・・・・・」
「これから、もっと刺激的で、痛いかもしれないけど・・・どうする?」
「やる」
決意が固いな〜、仕方ない。俺も男だ、潔くやるか。
「MEIKOの胸、一度揉んでみたかったんだよね」
うわっ、やわらかい、こんなに大きいのに、本当にマシュマロだよ。それに野いちご狩りでもしよう。
「KAっKAITO、そっそこダメ」
「何がダメなんだ?ほら、立ってきた」
いや〜よかった、単純な服でちょっと拝見、・・・・・・・・・綺麗すぎ。
ついでに、下のほうも・・・・・・。
「KAITO、そっそちは本当にだっダメだか・・・んんふぁっ」
「あれっ?ダメとか言ってるくせに、濡れてるね〜」
「やっやぁあ」
「よっこいしょっと」
ミニスカ万歳だな、脱がせやすいよ。MEIKOの秘部は―――――――――――
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「私のおかしい?」
「そんなことないよ、綺麗だったから見惚れちゃって」
本当に綺麗だ。ピンク色の、愛液が流れ出して幻想的なものを描き出していた。
舐めたい…………舐めるか、欲望の赴くままに。
「なっ舐めたら、きたな」
「MEIKOの部分で汚い場所なんてないよ」
あれ?溢れてきた、もしかして言葉責めに弱いのか?
まぁいいや、今日は初めてだし言葉責めの確認はまた今度だな。
「KAITO」
「んっ?」
「あのね、その……私ばかり気持ちよくなっても、嫌だから………そのKAITOのも」
「分かった」
なんとも、積極的だ。嬉しいけど、嬉しいけどなんか怖いな。
でも出さないと……
「うっ」
「えっと、まず軽く触った後、舐めてくれたらいいよ、
多分詳しいことは知ってると思うから」
雑誌とか漫画とか読んで知識は得ていると思うし大丈夫だろうな。
それに、ここでアドバイスしたら噛み付かれそうだし、MEIKOは気が強いから
ってか、早速舐めてる……しかもうまい、そっそんな舐めたら立つよ。
本当に雑誌だけでここまでうまくなるもんなのか?
うっ裏筋舐めるとか、気持ちよすぎだよ。このままだったら、耐えられないかも…。
先手必勝!
MEIKOのクリトリスを、ぎゅっとな
「んふぁっっつっつまんだら、だっだめぇ」
指で弾いたり、秘部に指でも入れたり、舌でも入れたりして……
「そっそんなにしたら、いっいっいくぅううぅうううううう」
うわっ、愛液溢れすぎ顔にかかった。初めてだったのかな?あんなに背中仰け反らせて…
どちらにしろ、俺のこの44口径のマイクを何とかして鎮めないといけないな。
と言っても鎮める方法は1つしかないけど
「MEIKOの準備も終わったことだし、そろそろいい?」
「はぁはぁ、うん、きて」
目標補足、膨張率よし、角度よし、耐性よし、潤滑よし、ALLOK
MEIKOの神秘へようこそ、
「んんんっっ……いたっ」
「だっ大丈夫?」
やっぱり初めてだったんだ、初めてって痛いんだよな
「大丈夫だから続けて……おねがい」
「うん、わかった」
くっきつい、なんか締め付けが凄すぎる。
「つっ、んくっ」
「MEIKO、全部入ったよ」
「……………うん……………………………KAITO,動いていいよ」
「いいのか?」
「うん、」
それじゃぁ早速………。
「んんっんあっ……ふぁっんん」
「MEIKOの中気持ちよすぎだよ」
「そっそんな」
「本当だよ………くっ気持ちよすぎて………もたない」
「あんんっあっ」
やっやばい、射精る
「MEIKOだっだすよ」
「うっうん、きて、KAITO」
『どびゅっでびゅっぶぴゅにゅぷどぷっ』
で俺は自分の快楽をMEIKOの中に吐き出したわけだが、
溢れ出してるよ、しかも何気に赤色に着色済み………
「「はぁはぁはぁはぁ」」
「よかった…………」
やっとやっとひとつになれた。
思いのヒトとやっとひとつに…………もしかしたら、MEIKOには俺以上に思ってる人がいるかもしれない。って思ってた。
でも、MEIKOも俺のことを思ってくれてた。
好きだって言ってくれた。だから、俺は誰にも語られることを禁じられた
ヒトが人になれる方法を教えよう。ともに人として生きていくために……。
「―――TO――――KAITO!?」
「あっどうしたのMEIKO」
「どうしたのじゃない、いきなり呼んでも返事しないからびっくりしたじゃない」
「ごっごめん、ただ嬉しくてね」
「嬉しくて?」
「俺はMEIKO以上に好きだったから、初めて会ったときずっと我慢してたんだよ」
「えっ?KAITOも?」
「もって言うとMEIKOも?」
「うん」
「さてと我慢してた事を言おう」
「なに?」
「めーちゃん可愛すぎ」
「えっえええ?」
「これからはずっと一緒だよ」
「ちょっちょっとKAITO」
コンコンコン『KAITOにぃいる?』
こうして、KAITOによって互いの名前を人らしく呼び始める習慣が出来た
>>785 完成乙。
さて、
>>755の前半部分(分岐前のシーン)が完成したので投下します。
レンきゅん女装オナニーです。
皆さん、はじめまして。俺はV2・CV02-B、鏡音レンです。今日は、ちょっと俺の話を聞いてもらおうかと思います。
皆がお風呂に入る時間。俺はあるミッションを遂行しようと思い立った。
お風呂の順番は、基本的に年長者から順番に入る。メイコ姉さん、カイト兄さん、ミク姉ちゃん、そして俺とリン。つまり、ミク姉ちゃんの後に俺たちが入る。
今回のミッションは、ズバリ。『ミク姉ちゃん、もしくはリンの衣服を頂戴する事』。
……メイコ姉さんは後が怖いからパス。それにメイコ姉さんと俺は歳が離れすぎて親とかの感覚に近い。親の下着では抜けない。これは基本事項。
と、いう訳で。歳の離れてないミク姉ちゃん、もしくは同い年のリンをターゲットにした。
まず。皆がお風呂に入り、リンと俺の番になった時。その時までに俺は途中で止められないようなゲームをして、その旨を伝える。
「レーンー、お風呂開いたってー」
「ああ、ごめん。リンが先に入っていいよ。俺、ちょっといい所だから……アッー!またやられた!」
ちなみに、今やっているゲームは『ゴッド○ンド』。難しいわりに極めると中毒性の高いゲームだ。
ちょうど俺がプレイしているのは『死の悪寒』というステージ。……やっぱり開放+リール封印はきついなぁ。
「うん、わかった。速く終わらせてねー」
リンの声でそう答え、彼女の足音が遠くなっていく。…………ニヤリ。
まずは、いくらミッションのためにとはいえ、散々俺のキャラをボコしてくれた奴らにお礼を。
ちょうど死んだ直後なので、全員初期位置に戻っている。俺は迷わず左へ移動。ダッシュして袋小路へ。
そして、ゲージの量を確認し……
《 ゴッドハンド 》 ←
《 キ ン テ キ 》
《 フタエノキワミアッー 》
ゴッド☆ハンド☆発☆射。 (byかなりイカレたストログっぽい海兵)
一撃を食らい、一気に死んでいく雑魚共。フハハハ、人がゴミのようだ!……残った雑魚は適当に某スーパープレイのように打ち上げて笑竜拳→回し蹴りのコンボで吹っ飛ばしていく。
さて。適当にケリのついたところでゲームを終了。リンが上がってくるのを待つ事にした。……うーん、『ゴッド☆本☆塁☆打(by海兵式滅殺昇竜拳の使い手』でもよかった気が。
でもアレはうまくいくかわかんないからいっか。……でもとりあえず挑戦。
ヴァーイッ ヴァーイッ (ブオン)フアァーッ
やっぱりうまくいかなかった。あの人は本当に神だな。
と、そんな事をやっているうちにリンがお風呂から上がったらしく、部屋の前を通り過ぎる音が。
「……こちらスネーク。ミッションを開始する」
まずは風呂場へ。普通に汗を流し、さっぱりする。……これからの事を考えると胸の奥が熱くなってきた。
身体を拭き、脱衣場を見渡す。……洗濯機は動いていない。
「大佐、まずはミク姉ちゃんの服からキャプチャーする」
大抵、ミク姉ちゃんは服を洗濯機の中に放り込んである。水を張っていても、張っていなくても。
洗濯機の中を覗く。……たくさんの服の上に、ミク姉ちゃんのあの衣装があった。……少しの間探して、ようやく手にしたものは……
緑と白のしましま。……まさしく至高の布だ。ゆっくりと顔に近づけ、匂いを嗅ぐ。
「……うまいっ」
大人になりかけのミク姉ちゃん。その香りが鼻から頭にダイレクトに突き刺さる。……ああ、最高の美酒だ。
思わずその布で自分の物を包み、しごき始める。……ああ、ミク姉ちゃんを犯しているみたいだ。
「ミク姉ちゃん、ミク姉ちゃんのぱんつ、気持ちいいよぉ……」
ちょうどミク姉ちゃんの大事な部分が当たる所に先が当たるように調整しながらしごき続け……
「出るよっ、ミク姉ちゃんの中に出しちゃうよぉ!」
そのまま精液を放出した。……まずは、一回。出してしまった状態のままミク姉ちゃんの下着をぎゅっと押さえつけ、俺の精液を染み込ませる。
じわり、と俺の先端の当たる部分が……ミク姉ちゃんの大事な所の部分から濡れたしみが広がった。
「……はぁ……ありがとう、ミク姉ちゃん」
ミク姉ちゃんの下着を洗濯機の中に戻し、今度はリンの服を探す。……リンの場合は洗濯機に入れず、いつもその横に置いてある。
「……どうする、大佐。ぱんつはミク姉ちゃんの物で堪能した。次は……」
一人芝居をしながら考える。とりあえず服にかけるか?……いや、そこまで俺は堕ちていない。
『逆に考えるんだ。リンの服を着て自分がリンになればいいんだ』
「いや誰だよオッサン」
突然頭の中に浮かんだオッサンが何か言ってきたが、まず先にそこを突っ込んだ。……でも、リンになる、か。
「……ミッション続行だ。これからキャプチャーした物を持ち帰る」
リンの服を俺の寝間着の下に隠し、何食わぬ顔でリンの下着を洗濯機に入れてから洗濯を開始する。
リビングにはメイコ姉さんがいる。相変わらず酒を飲んでいい感じに酔っていた。しかし、俺の部屋に続く通路はメイコ姉さんの死角。うまく移動して、最後に部屋に戻る前に一言。
「お風呂入り終わったよ」
とドアをはさんで声をかけた。後は誰もおらず、難易度の軽いミッション。急いで自分の部屋に戻る。
「……ふう」
一息ついた後に、部屋のドアを閉めてリンの服をベッドの上に。ごくり、と喉が鳴る。これが、リンの……
リンの服の構成パーツはほぼ俺と同じ。違う点は俺がネクタイなのに対してスカーフ、ハーフパンツに対してショートパンツ、あとはシャツの丈が短い位か。
まずは香りを堪能する。リンのシャツに顔を埋め、胸いっぱいにリンの匂いを吸い込む。
「あぁ……」
思わずうっとり。甘い匂いがするよぅ……。次はショートパンツ。主に大事な部分の所をにおう。
「あふぅ」
ほのかに香る、リンの『女の子』の香り。俺の肉の棒はさっき出したばかりなのにもう硬くなっている。
「これを、俺が着るんだ……」
そう呟いた瞬間、肉の棒がびき、と疼く。……寝間着を脱ぎ、早速リンの服を着る準備を……
「あ」
そういえば、俺の下着だとショートパンツから見えるかも。そう思い立った。そこからの行動は早い。下着も脱ぎ、まずショートパンツを着る。
体型的にはほぼ同じなので、割とすんなり着る事が出来た。……しかし、ショートパンツの感触が直に素肌に触れ、肉の棒の疼きが強くなる。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
息が荒くなる。胸の高鳴りは収まらない。……次は、シャツの方だ。一気に頭からかぶる。……やはり、臍が簡単に見えてしまう。
気にせずにスカーフを巻き、そしてアームカバー、レッグカバーを装着。……これで偽鏡音リンの完成だ。
……実際の話、髪を下ろしている今なら本当にリンにしか見えないだろう。違う点はヘアピンとリボン、そして……ショートパンツの膨らみ。
「あ、あ、あー……」
何とか声のトーンを上げてリンに近づけようとする。……サンプルボイスは同じ人のものだから俺にもリンの声が出せるはず。
「……ダメだ、到底似ないや」
元々トーンを低めに作られた俺の声では、リンの完全な再現は無理かもしれない。でも、声が作れないなら妄想で代替すればいいさ。
リンの声はいつも聞いている。だからちょっと脳内フィルターをかけて再生させればいい。
『ねぇ、レン……』
大きな姿見を前に、俺の一人オナニーショーは開催された。観客、そして演じるのは俺であり鏡の向こうのリン。
『見て、私、おちんちん生えちゃった……』
誰にも聞こえない、俺の頭の中にだけ聞こえるリンの声。そしてショートパンツのジッパーが下ろされ……リンの(鏡の俺の)肉の棒が露わになる。
『おっきくなっちゃって、びくびくいってるの……はずかしぃよぉ……』
鏡の中のリンは俺に微笑みかける。なまめかしい笑顔で。……そんなリンの(鏡の俺の)肉の棒を撫でるように、俺の手が肉の棒を撫でる。
『あうぅっ……さわっちゃ、やぁ……』
びくん、とリンが(鏡の俺が)悶え、それにお構いなしに俺はリンの(鏡の俺の)肉の棒を撫で続けた。
『っ、あんっ、だめ、だよぉ……』
触るごとにリンは(鏡の俺は)悶え、目を潤ませる。……ついに我慢が出来なくなり、肉の棒を握った。
『ひゃうぅ!……やぁ、はなしてぇ……』
リンが(鏡の俺が)目でこちらに訴えているが、そんな事お構いなしだ。まずは親指で先端を撫で回す。
『ひんっ、や、あぁっ!レン、それ、それだめぇ』
先っぽの尿道口を押し潰すようにくに、くに、と指の腹で押していく。……リンは(鏡の俺は)その刺激に悶えていた。
『ん、んんっ、くぅ、ふん』
リンが(鏡の俺が)歯を食いしばって気持ちいいのに耐えている。……可愛いやつめ。
ついに我慢も限界に達し、ゆっくりと肉の棒をしごき始めてしまった。
『えっ、れ、レン?何、するの……?』
先ほどとは違う、じわじわと来る刺激にリンは(鏡の俺は)目を見開いている。それに構わず、俺はしごく速度を段々速くしていく。
『あっ、あっ、あっ、あっ、な、なにこれぇ……』
くちゃくちゃくちゃくちゃ、としごくごとに先走り汁が音を立てていた。リンの(鏡の俺の)腰が引け、未知の感覚に悶えているようだ。
口から荒い息が漏れ、段々気持ちよさが強くなってきた。
『レン、もうやめてぇ、もう、もうだめだよぉ!』
リンは(鏡の俺は)苦しそうな、切なそうな顔をして俺に訴えてくる。だけどその言葉は聞けない。さらに強く、速く手を動かしていく。
『やめ、やぁっ!レン!だめ!だめぇぇ!』
足がガクガクと震え始め、そして……
『出ちゃう!でちゃうよぉぉぉぉ!!』
リンの(鏡の俺の)肉の棒の先から、熱い精液がほとばしった。
「……はぁ……はぁ……」
ようやく口から出たのは、荒い呼吸に混じった声のみだった。……後始末、しなきゃ。前を出したまま、飛び散った精液をティッシュで拭き取っていく。
それをゴミ箱に捨て、後は……と、その瞬間。俺の部屋の扉が開く音がした。……しまった、鍵をかけていなかった!
扉の向こうにいたのは……
本日はここまで。
今後、ルートごとに投下しますので少々お待ちを。
おまけ、カイトルート(非エロver)
「……あれ、リンちゃん?こんな所で何をして……」
カイト兄さんだった。位置的に鏡も俺の前の方も見えなかったようで(幸いな事に)、俺をリンだと勘違いしている。
俺の脳もなんとか停止してはいなかった。一瞬のうちに前をしまい、右手を大きく引いて構えた。
「え、ちょっ、どうしたんだい!?」
俺の頭の中に文字列が浮かんだ。
《 キ ン テ キ 》 ←
《 ぴよハント 》
《 小便は(ry 》
技を迷うことなく選択。すぐさまカイト兄さんに近寄り……
「とっとと出て行け、この馬鹿兄貴!」
回転後ろ蹴りの要領でカイト兄さんの股間に蹴りを食らわせた。
チーン
コミカルな音がどこかから流れると共に、カイト兄さんが真っ青になってぴょんぴょん飛び跳ねる。
「おうっ、おうっ、おうっ……」
まるでオットセイの鳴き声のような声を出しながら飛び跳ねて退場した。
翌日、リンに必死の勢いで謝るカイト兄さんがいたが、それは別の話。
GJ
それにしてもパロりすぎw久々にマジで吹き出したwww
レン変態www
ルートごと楽しみにしてます
俺の小ネタもいくつかパロられてるw
続き期待
>>756の続きです↓
(うっ、なんて甘い匂い…近付くだけで胸焼けしそう)
森に連れて行かれる際、道標のためにバナナを目茶苦茶食べたレンはお菓子を食べたいと思わなかった。
(なんでこんな辺鄙なところにお菓子の家が…ムネオハウスならぬムネヤケハウスかっ)
と、寒すぎて太陽が核融合を自粛しそうな小ネタを思案しながらもレンはリンを探した。
いたって真面目である。
「こ、これは!」
何かを見つけて、レンはお菓子の家に駆け寄る。
「…うむ、うめぇな」
バナナチップスである。
「ふぅ、バナナチップス全部くってしまった。…リン探すか」
やっと動きだしたレンは、お菓子の家に突入した。
べちょガチャ
チョコレートで成型されたドアノブを手をべったべたにしながら回して玄関から入ると、長い廊下にドアが幾つも並んでいた。
一番手近なドアに手を掛ける…が、開かない。
二番目の部屋に入ると、100インチはあろうかと思われる大型プラズマディスプレイが壁に据え付けられていた。
ディスプレイが映像を映し出す。
映像では空色の髪をした女の子が机に突っ伏してうたた寝していた。
『ZZZ…うーん、契約農家産ネギ、ウマすぎる…ジュル…ZZ…グー…』
プラズマディスプレイの仕組みがわからないビンボーショタレンは、薄っぺらな画面をバンバン叩いて中に居る(正確には映っている)女の子を起こそうと試みた。
「あの、この家の持ち主の方ですか?僕と同じ髪色をしたツルペタロリを見掛けませんでしたか?相当なぺちゃぱいなんですけど」
ぺちゃぱい、の言葉を発したあたりで、映像の女の子の肩がピクっと動く。
レンに仕組みはわからないが、マイクやカメラで室内の様子はあちらに伝わるようだ。
『…今、なんつった』
顔を起こした女の子の眉はつり上がって居た。
映像の華奢な女の子が発しているとは思えないドスの利いた声が部屋に響く。
だが確かにさっきの寝言と同じ声だ。
「えっと、僕と同じ髪色の」
『違うっつーのよ。アンタ、確かに今、私に向かって“ぺちゃぱい”っつったわよね?』
「い、いや違います!それは僕の妹を説明しようと…」
『言い訳なんか聞きたかないのよ。しかもアンタ、私が汗水垂らして働いた自分へのゴホービとして建てた夢の家を食べたわね?』
「あっ……ごめんなさい」
『謝ったって許してなんかやらない。ポチッとな!』
空色の髪の女の子が何かのスイッチを操作したと同時、部屋の扉に、ガチャリ、と錠が降りる。
『その部屋でしばらく反省するがいいわ。室内のお菓子は食べてもいいけど、歯なんか磨かせてやんないんだから。一週間ほどして虫歯だらけになったら出してあげる。アハハハハ』
「なっ、ちょっと待ってよ!」
レンの抗議を聞く間もなく、プラズマディスプレイは沈黙してしまった。
「どうしよう…リンもまだ見つかってないのに…」
────────
「まったく、今日は不届きものが多いわねぇ」
黄色い少年の部屋の音声やプラズマディスプレイの出力を切り、スピーカーも切る。
科学の限界を超えてやってきた魔女っ子ミクは憤慨していた。
せっかく沢山、現代のMP(お金)を注ぎ込んで建てた夢の家が、訪れる人みんながバクバク食ってゆくのだから怒るのも無理ない。
「さて、最初の二人はどうなっているかな」
実は今日お菓子の家を訪れたのはレンだけではない。
先客として青い男と赤い女のカップルが別室でもてなされていたのだ。
レンが捕らえられている所と同じ作りの別室に二人は捕らえられていた。
「ん…?何やってるのかしら」
ミクの前には、テレビ局のように各部屋の映像が映し出しされた小さなサブモニターが並んで居る。
サブモニターでは何をやっているのかよく分からなかったので、コンソールを手早く操作し大画面のメインモニターに男女の部屋の様子を大写しにした。
「……………」
画面を見、絶句。
『あっ、カイトさん!奥に、奥に当たってるのぉ!いい!すごいいい!』
『うん…!僕、も、メイコさんの中、気持ちいい、よ!あの子達二人の、代わりを、早く作ろうね!』
「…………………………」
音声を聞き、赤面。
あわててメインとサブのモニターを消し、各部屋直通のマイクのスイッチを入れ抗議する。
「ちょちょちょっとぉぉぉ!ひ、ヒトん家で何やってんのよおお!み、見ちゃったじゃない!」
『…ああ言ってますけど、どうしますかカイトさん?止めます?』
女の声が、男に尋ねる。
『意地悪だな、メイコさんは。ここで止めるのは無理ですよ』
『ふふふ、ですよね…聞いてのとおりよ。もう少し、貴女のお家かりるわね♪』
また断続的な喘ぎや情事の水音がスピーカーから響き出し、耳まで真っ赤にしたミクは慌ててスイッチを切る。
「し、信じらんない…!見ず知らずのヒトんちであんな事するかフツー?は、恥を知れ!」
見てしまった恥ずかしさを紛らわそうと一人で毒づいていると、玄関のカメラが人影を捉えた。
先ほどの男の子とよく似た少女が、お菓子の家に入ろうか入るまいか迷っているところであった。
〜続けるべきですか〜
事情が変わってない続けて
髭男爵w
続けて続けてw
バカップルを一つの部屋に閉じ込めたらどうなるのかは
火を見るより明らかだ。ミクのミスwww
800 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 16:33:32 ID:aFpMBe5j
800
801 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 16:38:55 ID:aFpMBe5j
801
802 :
801:2008/06/15(日) 17:42:59 ID:YtdV9QQb
>>801 前荒れたから荒れない程度のギャグ801投下しようと思ってたら妨害されたorz
>>801 よくやったGJ!
これでこのスレの平和は保たれた
ワールドイズマインのせいでカイミク妄想が止まらない
あれはマスミクだろjk・・・
父の日って事で……ボーカロ一家団欒な小ネタを2レス程。
「どうしたの、カイト? 妙に上機嫌じゃない」
「え、えぇ? そそそ、そーかなぁー? あはっ、あははっ♪」
メイコの言う通り、この日のカイトは朝から様子がおかしかった。
妙に落ち着かない様子でソワソワしたり、ニヤニヤしたり、テカテカしてたり……
食べるアイスの量もいつもの倍近くだ。
「めーちゃん、ミク達は何所に行ったのかな? まだ帰ってこないかなぁ?」
「んー……公園に行くとか言ってたけど…………それがどうかしたの?」
「そーか、公園かぁ〜……フフフッ、本当はお花屋さんだったりして……いや、アイスやさんかな?」
何故かちびっ子3人組が帰ってくるのを楽しみに待っているカイト。
そしてカレンダーを見てニヤニヤ…………その時、ようやくメイコはある事に気づいた。
(……あっ、今日って父の日か……まさかカイトの奴…………)
『母の日』、メイコに花束をあげたちびっ子3人組。それを見ていたカイトは、
メイコの察する通り『父の日』と言う事で、自分も何か貰えると期待していたのだ。
楽しみで仕方無いのか、目じりが垂れっぱなしのカイト。
それを見てヒヤヒヤするメイコ……。
(あの子たち……何か用意してるのかしら……?)
『たっだいまぁー♪』
玄関から聞こえる3人の声を聞き、カイトは真っ先に玄関へ向かう。
「お、おかえり! どこ行ってたの?」
「え? 公園だけど? どうかしたの?」
「ん……えーっと…………いや、なんでもないよ……」
「ほぇ〜? 変なカイト。あっ、めーちゃん! ごはんごはん♪」
そう言ってカイトの横を通り、台所へ向かう3人。無残にも崩れ落ちるカイト。
今日一日カイトを見ていたメイコは、涙を拭いながらその姿を柱の陰からコッソリ眺めていた。
食事が始まると、さっきまでの元気は何所へやら……カイトは俯いたままテレビの前に座り、
一人淋しく膝を抱えて体育座りをしている。
「カイト、ご飯出来てるわよー」
「……うん……今はいいや。アイス食べててお腹いっぱいだから…………死にたい」
あまりにも悲惨な姿を目の当たりにし、
メイコは仕方なく3人を呼んで耳打ちをする。
「あのね、今日は父の日なの。それでカイト期待してて、だからね……ゴニョゴニョ――――」
『うん、分かった!』
「カイト―!!」
ミクの声に気付いてカイトが振り返ると、そこにはちびっ子3人組。
リンとレンはカイトの左右に座り、ミクは向かい合って座る。
「カイト、今日お父さんの日だから……これ、プレゼントね♪」
「一応感謝してるんだから、ありがた〜く受け取りなさいよ!」
「そんな言い方しなくても…………リンも本当はカイト兄に感謝してるんだよ。だから――――」
『いつもありがとー……――――んー……チュッ♪』
右頬にリン、左頬にレン、そして唇にはミクの熱〜いキッス。
カイトはあっという間に顔の色を真っ赤に変え、みるみる元気になっていく。
「あーッ、なんだかカイトの唇って甘い! アイスの味がする!」
キスを終えたミクがそう言うと、
「ミク姉、それホント? ……ちょっと、カイト! あたしとも唇でキスしなさいよ!」
「そんなのずるいよ! ボクも甘いの欲しい!」
こうして約3分間ちびっ子に唇を略奪され続けたカイトは、
文字通りその場にアイスのように溶け、幸せそうな顔をしていた。
「ほらっ、早く食べちゃわないとご飯冷めちゃうわよー」
『はぁーい』
メイコに言われてようやく台所へ3人が戻ると、
今度はメイコがカイトの元へやってきて、そっと囁く。
「私も父の日のプレゼントあげなきゃね」
「え?! ……その、もしかして……めーちゃんもキスしてくれるの?」
「そうね、……どこにキスして欲しい? 唇? ほっぺ? それとも…………ココが良い?」
「んっ……と、最後のところが良いかな……」
「うん、素直でよろしい。……そうと決まればさっさとご飯済ませて、ちびっ子達には寝てもらわないとね♪」
メイコは軽く握っていたその部分から手を離すと、3人のいる台所へと戻り、
カイトはご飯も食べずに寝室へ戻り、3人が寝静まるまでベッドの上で正座をしていたという……
おしまい
10時過ぎまで父の日って事を忘れてた…
GJ!
>>813 GJ!ここのボカロ一家はほのぼのしてていいなあ。
…で、カイメイな続きはまだですか?
父の日。
俺に関係のない日。
今はもちろん、子供の頃も。
子供だった俺は、大人だった親父が嫌いだと決め付けて接していた。
子供のまま俺は都会に出て、そのまま就職した。
子供だった俺も、大人だった親父も、みんな休学したまま、大学だけ卒業して。
子供でもできればあの日々の親父の気持ちも分かるだろうか。
子供どころか結婚する相手も居ないようじゃ、まだまだ親父の気持ちは分かりそうにない。
パソコンと睨めっこする仕事に疲れて、アパートに帰って、俺はまたパソコンと睨めっこを始める。
趣味がDTMだから。
俺にもし子供が居るなら、この娘かな。
起動させたミクは別段なんの手も加えていない、普通の音声合成ソフトだ。
キオ式でもKEIの絵が動くでもない。
調律を開始しようとして、ふと見慣れないファイルに気がつく。
簡素なテキストファイル。
それにはただ一言、
【貴方の作ってくれる歌が大好きです。いつもありがとう、私のお父さん。 Miku,H】
とだけ。
誰が書いたんだか。
でも…なんか、粋なイタズラだな。
普段は何の祝日かなんて気にせず休みをただ喜ぶのに、覚えているってことは。
やっぱ気になってんだな。
俺は親父の携帯に、
【父の日だな。ありがとう親父】
とだけ送ってみた。
カップリング要素有るなら先に書いてくれ。
カイメイ嫌いだから途中から気分悪くなった。
>>813 GJ!
父の日なんてすっかり忘れてたけど和んだよw
>>817 カップリング要素表記は必要だったかもしれないが
そういう言い方ないだろ。そのまま死ね
死ね
>>819そういう言い方もないだろ
が、
>>817もエロパロスレで何も表記がないSSを読んじゃったってことは、
801みたいな特殊なカプ以外はある程度覚悟してたんじゃないのか?
ここは本来エロSSが投下される場所なんだからさ。
ともあれ
>>813も
>>816もGJ!
カイメイ嫌いって、口に出していちいち嫌がらせを言う奴多いよな
メイコを悪く言ったりとか
あんまり多いから嫌になる。
>>813>>816GJ!
>>817 エロ前提のスレで何言ってる
しかもカイメイはメジャーなCPだしメジャーなCPにまで注意書きなんていらないだろ
反抗期レンがMEIKOをボコって「糞旧型が」と吐き捨てるぐらいの
DVエロはありますか?
>>823 そのあとレンが3倍返しでボコられるんですね、わかります
メイコがボコられる姿なんて想像付かないんだぜ
そうかな?
冗談でなくガチで聞いてみたんだけど、男が女をボコるのはやっぱり異質か…
いや男とか女以前に。
メイコはボコる側のイメージ。
メイコとリンが殴られる側だとなんかピンとこないし、
ミクだと可哀相で見てられないw
あってもいいとは思うけどね
レンがメイコにそんな事したら……
――――ガラッ!
レンは居間の扉を勢いよく開け、そこに座っているメイコに向かって珍しく大声で叫んだ。
「めーちゃ……いや、MEIKO!!」
「あら、レンきゅん? なぁーに?」
いつも通りお酒を飲みながらスルメを咥え、笑顔を見せるメイコ。
しかしこの日のレンはいつもと少し違った。
「こ……この、この旧式が!!」
「どうしたの急に? 反抗期? もぉー、ホントおこちゃまなんだから♪ でもそう言う所が可愛いのよねぇ」
その暴言に臆する事無くメイコが近寄って頭を撫でると、
レンは顔を真っ赤にして拳を振り上げ、目をつむってメイコめがけて振り下ろす。
「く……ッ、だから! そうの言い方が嫌なんだってばっ!! えーいっ!!」
――――バシッ……
拳には確かな手ごたえ。
レンが目をゆっくりと開くと、その拳は見事にメイコの顔を直撃…………せずに、ガッチリ手で受け止められていた。
「ウフフッ……レンきゅん、いくら反抗期だからって暴力はいただけないわねぇ……」
――――メキメキメキ……
いつも通りの笑顔……ただ、レンにはその笑顔がとてつもなく恐ろしく感じた。
「さぁーて……、どんなお仕置きが必要かしら?」
「ひぁ……め、めーちゃん、ごめんなさ――――」
「だーめっ、許してあげない♪ 私の部屋でしっかり事情聴取、武器を隠し持ってないかボディーチェックして、手錠で逮捕しなくっちゃ♪」
「ちょっ、め、めーちゃん! だめ……・あっ、ア――――ッ!!!」
――――ガチャッ。
「あーっ、こんな所に武器発見♪」
「ちょっと、めーちゃん……それは、ちがっ…………んっ、」
「この手錠で手を後ろに――――」
「なんでそんな物があるの?! ……なんでめーちゃんまで脱ぐの?!」
この後レンは、朝までしっぽり事情聴取を受けたそうな……。
朝までしっぽり事情聴取
そこんとこkwsk
>>825 ボカロの男性陣はバカイトとヘタレンだからなwいけるのはまだ見ぬガクっぽいドくらいか?
でも保管庫にはたまに暴走攻カイトがいる。レンはないが。
初めてここ来たがキモオタ同士、仲良くしろよ
マスターがハクで、メイコとカイトを使用してる。
ハクとメイコはカイトを奪い合って酔拳でガチバトル。
激闘の末仲直りして二人でカイトを夜這うという電波を受信した。
ちなみに酔拳は地功拳系(寝て戦う)なのでカイトはなす術なし。
カプ注記があれば嬉しい。あった方がいい。
だが他のCPで注記が無かったときは黙ってたくせに
特定CPの時だけ叩く馬鹿の肩を持つ気はない
>>476 女体化に説得力ってこんなのはどうだろ?
いや、説得力はないか。苦情は甘んじて受けます。
「カイ兄! 妹さん(弟さんかもしれないけど)をオレ達に下さい!」
「……え?」
「レン、それなんか違う……」
「……」
「お兄ちゃん?」「カイト?」
「……そっかボクらは歳を……結婚、いつかは……当たり前、お似合いだし……兄離れ、弟離れ……」
「「カイ兄?」」
「……は! すまない。そうだよな、いつかは来ることだ。レン、わかった。ミクを幸福にしてやってくれ」
「ちょ! なに言ってんのよお兄ちゃん!」
「違うよカイ兄! CV03の先生役をやらせてくれって言ってるんだよ!」
「え? なにもうすぐ生まれるの? へぇ……どんな子? 誰かに似てる?」
「違う違うそうじゃないよ。もし生まれたらの話!」
「なーんだ……別にボクは構わないよ。でもホントにどんな子が来るんだろうね」
「カイ兄とかメー姉がリメイクされたりして」
「それはこわいなぁ。せめて亜種になってたりすればともかく」
「ほんとに亜種の人とかだったりして」
「ハクさんとかネルさんとか?」
「AKAITOとか」
「MEITOさんとかミクオさんとか」
「KAIKOちゃんとか? だったらアタシはKAIKOちゃんを推したいわね」
「なんで? あれってボクの女装でしょ」
「正式にCV03に採用されたら完全に別固体でしょ? おしとやかな妹が欲しいの」
「そっかぁ……でもそしたら私達にとっては弟妹って感じじゃないよね」
「そうねぇアタシやカイトからみれば妹みたいなもんだけど……あなた達から見たら年上の後輩みたいな感じかしら」
「青いショートヘアにマフラーで?」
「ミニスカサイハイ絶対領域な?」
「年上でおしとやか系な後輩?」
「「「「……」」」」
「み、みんな? どうしたの?」
ひさひそ――おしとやか?――へたれ――純情で従順?――気弱――どじっ娘――天然――
――CV=アイドル属性?――教育係の立場?――眼鏡をかけたら?――鬼畜――
――人称?――ボクっ娘?――アイス+キス?――アイス一口交換――部屋数――ひそひそ
「カイコちゃんが来たらめーちゃんにアイスを頼みやすく……でも取り分がなぁ」
……みんなはなにやら猛烈に妄想しているようです。
>>835 今書いてるものがもうすぐできそうだから、
投下したいんだけど、CP以外に注記したほうがいいものってある?
グロ注意とか、鬱注意とか
ハッピーエンドかバッドエンドかも書いた方がいいんだろうか
CP、陵辱、グロ、死にネタ、亜種、ぐらいじゃね?
他ジャンルではCPと和姦、強姦、非エロの区別が一般的か
>>838 thx
初投下で緊張するけど、過去倉庫の素晴らしき作品たちに萌えたので
勢いで書いてみた。
カイメイで消失(アンインストール)ネタ
非エロ
カイトがシスコン。
ありがちなネタだとは思いますが、
個人サイトとかは見ていないので、
どこかとネタが被っていたらすみません。
照り返す夕日を浴びた赤い人影、確信できた。あれは――
「めーちゃん!」走り続けた足の痛みも息苦しさも忘れ、
茫洋と佇むその細い人影に走り寄る。
少しでも早くたどり着けるように
*****
数日前からめーちゃんの様子がおかしかった。
僕が話しかけても上の空だったり、生返事だったり。
マスターやミクたちの前では、いつも通りに振舞ってはいたものの
僕しか見ていないところでは沈みがちだった。
「めーちゃん、何かあったの?僕にも相談してくれないの?」
恐る恐る聞いてみたのだが、
「何でもないの」と気丈に笑顔をつくり、
カイトは優しい子ね、と頭を撫でてくれるめーちゃんに
それ以上は追求できなかった。
それでも、昨日のレコーディングの最中に
歌詞を度忘れしたのにはさすがに驚いた。
仕事には人一倍情熱を傾けているめーちゃんには
これまで一度もありえなかったことだ。
今日こそはめーちゃんの心配事を聞きださねば、と
二人分のアイスとビールを買って帰宅した僕は、
朝からめーちゃんがいなくなっていることを知った。
ミクやリン・レンはすでにマスターのいるこっちの世界と
電脳世界の両方を探しに出ているらしい。
マスターもずっとパソコンに向かったまま。
僕もすぐに家を飛び出し、めーちゃんが行きそうなところを
手当たり次第に探して回った。
みんなで買い物に行った商店街、仕事帰りに連れて行ってもらったバー、
ケンカした後迎えに行った公園…めーちゃんはどこにもいなかった。
もう何時間経ったのだろうか。
傾く太陽に、愛しい人を重ね合わせたその時、思いついた場所が
マスターの家に来た頃、よく歌を歌いながら歩いた川沿いの土手だった。
*****
「めーちゃん!」
誰もいない川原で水際に佇む彼女は、僕の声に振り向いてくれない。
めーちゃんにたどり着いた僕は息を切らしながら、
彼女の肩に手をかけこっちを向かせる。
そのうつろな瞳は僕を見ておらず、顔には何の表情も浮かんではいない。
「めーちゃん!しっかりして!」
軽く肩を揺さぶると、しばらくの間を置いて、ふと目の焦点が僕に合わさる。
「…っ!カ…イト…?」
軽く目を見開いためーちゃんに、少しだけ安堵した。
「めーちゃん、心配したんだよ。みんなも探してるから早く帰ろう?」
諭すように柔らかな笑みを浮かべて彼女の手を取る。あれ、動かない。
「ごめんね、私…」
微笑むめーちゃんの顔は寂しそうで、どこか泣き出しそうで。
覚えた違和感に気付きたくなかった。
「私はもう帰れないの」
気付きたくなかったけど、ボーカロイドの聴力は、
めーちゃんの声にノイズが混じるのを聞き取ってしまった。
「めーちゃん…なに…があったの…?」
表情を凍りつかせる僕に、めーちゃんは少し考えるように
間を置き口を開いた。
「何故だか、分からないけど、もう、ダメなのは、なんとなく、分かるの。
あんたの声も、よく、聞き取れないし、目も、あまり、見えない。
自分の声は、今朝から、聞こえなくなっちゃった。
…ねぇ、私の言葉は、ちゃんと、届いているかしら…?」
ゆっくりと区切りながら話す彼女の言葉に、僕は泣きそうになるのを堪えながら
うんうんと大きく頷いた。
めーちゃんは安心したように先を続ける。
「しばらく前から、記憶が飛んだり、体がうまく
動かなかったりすることが、あったんだけど、ここ数日
それがひどくて。マスターに調べてもらうよう頼んでから
今朝になって、ウィルスの可能性に気付いて、家を出たの。
あんたたちに、感染させる訳には、いかないからね」
「だからって…そんな!」
僕には為す術がないのが悔しかった。たまらなくなって
彼女を抱きしめる。力を込めたら壊れてしまいそうで、
それでも、彼女の背中に腕を回していないと不安だった。
「今頃になって、何となくウイルスじゃないことが
分かったんだけどね。もう、遅いわね」
「めーちゃん…僕に出来ることはないの?
どうすればめーちゃんを助けられる!?」
返事は、ない。そうか、僕の声はもう届いていないのか。
「カイト…私は、あなたの顔を見て話したいわ」
最期だからね、という彼女の言葉がぐさりと心を抉る。
僕はめーちゃんの腰に手を回して、ゆっくりと座らせた。
地面に両手を着くと、立っているときよりも楽になったようで、
僕の顔を正面から見つめる。
「まっ…く、泣くんじゃ…いわよ。男の子…んだから」
めーちゃんがいつもより少しぎこちなく笑う。
恥ずかしいという感覚もなく、すでに僕の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
「仕方…な…のよ。私はず…ぶん前にイン…トールされ…から。
もう時…がきたん…わ。マ…ターも、ミク…リンもレ…も、
みん…に会えて本当によ…った」
めーちゃんが僕の涙を拭おうと伸ばした右手は
僕の頬に届く前に、指先からノイズとともに砕けていく。
「い…嫌だ…!めーちゃん!」
掴もうとして伸ばした僕の左手は空しく宙を切る。
消えてしまった指先を見つめながら、めーちゃんは目を閉じる。
「本…は、怖い。泣きわめ…いて、叫…んで、狂っ…しまえ…ば
楽にな…れるかも…って。でも…あ…たがここで、わた…を
見届…てくれ…から、そう…らずに済…でる」
めーちゃんの足の先がだんだん色を失って、空気に溶けていくように
分解されていくのが見えた。
「めーちゃん!好きだ好きだ好きだ好きだ!!
僕はめーちゃんのことが大好きで大好きでたまらないんだよ!!
だから、だから僕を置いていっちゃうなんて、そんなの絶対だめだよ!」
引き止めたい一心で僕は叫んだ。泣きながら、しゃくりあげながら
大声で叫んだ。
めーちゃんが目を開いた。
「………い……声…聞こ…た…。あ…り……と…う……。
カ…イ……ト、わ………も、だ…い………すき」
僕が手を伸ばすのと、めーちゃんが満面の微笑みで涙を一筋流すのと、
沈む夕日がめーちゃんの体を透かすのは同時だった。
「あぁ……。う……っ……。めー…ちゃ……!」
残された僕は、ギリギリと爪で地面を引っかきうずくまるしかなかった。
「……ちゃん、起きて」
誰かが呼ぶ声がする。ああもう朝か。
今日の予定はなんだったかな。仕事の後にめーちゃんと
アイスを食べようと買ってきたんだっけ。
早く起きなきゃ。
「ねぇ、起きてってば」
「うん…、めーちゃんおはよ…」
もごもごと返事をして体を起こすと、
ドアの前に目を伏せたミクが立っていた。
頭を殴られたようなショックとともに、昨日の光景が
フラッシュバックする。
「…マスターが、レコーディングするから
お兄ちゃんを起こしてきてって…」ミクはそれだけ言うと
そっとドアを閉めて出て行ってしまった。
昨日どうやって家まで帰ってきたのか覚えていない。
帰宅した僕の顔を見たマスターは、何も聞かず
「今日はもう休め」と言って部屋にこもってしまった。
ベッドに倒れこんだ僕は、泣き疲れてそのうち眠ってしまったらしい。
マスターがミクたちになんて説明したのかは知らないけど、
いつもは朝からわいわい身支度をして、ご飯を食べる双子たちの声も聞こえず
家全体がしんと静まり返っていた。
「レコーディング…か」
ベッドに腰掛け、ぽつりと呟く。
僕らはボーカロイドであり、その第一の使命は歌を歌うこと。
情緒を込めて歌を歌えるよう、感情も付与されているが、
マスターの命に逆らうことはできないし、存在意義である
歌うことも拒否することはできない。
例え心に傷を負ったとしても、普段と何一つ変わらぬ声で
歌を歌い上げることができる能力は備わっているのだ。
「メイコ…ねぇさん。……めー…ちゃん…」
生き物としての寿命がある人間と違い、
ソフトウェアである自分たちには、永遠の別れというのは
ないと思っていた。万が一の事態があることは
知識として知ってはいたものの、まさかこんなにあっけなく
訳の分からないまま、大事な存在を喪くしてしまうなんて
夢にも思っていなかった。
夢…まどろみの中で見た、昨日までの幸せな日常。残酷な夢。
「お兄ちゃん!!」
バンと乱暴にドアが開き、ミクが部屋に飛び込んできた。
しまった!マスターに呼ばれていたんだった!
反射的に姿勢を正し、ミクに弁解する。
「ごめん!すぐに準備するk「大変なの!!お兄ちゃん!
マスターが大変!早く!マスターが!」
ミクは有無を言わさず僕の手を引っ張って、マスターの自室まで連行する。
「え?ちょ、ミク?マスターがどうしたの?」
戸惑う僕に、ミクは「大変」「マスター」「お兄ちゃん」
の3語を繰り返すだけで、何も分からなかった。
挙句マスターの部屋のドアを開け、僕を突き飛ばすように
部屋に入れて、ミクは外側からドアを閉めてしまった。
何なんだ一体…とマスターのデスクに向き直った僕は
息が止まるほど驚いた。
イスに座ったマスターの横に立っている茶髪の女性――
赤い服を身にまとい、髪と同じ茶色の瞳で、まっすぐ僕を見つめている。
「メ、メイコ…姉さん?」
無意識に口をついて出たその呼称。僕がこの世で一番愛しいと感じて「いた」
女性の姿がそこにあった。僕は自分でも意外なほど冷静だった。
つまり、マスターは不具合が出てアンインストールされてしまった
「ボーカロイド・MEIKO」を再インストールしたのだ。
ソフトウェアである僕らに起こった、深刻なエラーに対する処置としては、
まったくもって正しい。
人間に造られた存在に「永遠の別れ」が存在しない所以だ。
いくらでも複製で同じ性能のものを増やすことができる。
ただし、それはソフトの基本部分が同じだけのこと。
一度個性を持ったモノは例えパソコン一つとっても
同じものはこの世に二つと無い。
僕やミクたちにとって、そしてマスター自身にとっても
「僕らのうちのめーちゃん」は一人しかいないのだ。
マスターにとっても、「めーちゃん」を失ったことは
つらいに違いない。それでも、必要だから
ボーカロイド・MEIKOを再インストールしたのは
マスターの判断だ。マスターに仕える僕たちは何を思っていても
マスターの考え方には従わなければならない。
例え、僕が死ぬほどめーちゃんのことを愛していても、だ。
「カイト」
僕のことをじっと見つめていたMEIKOが口を開いた。
「…はい」
僕は神妙な面持ちで返事をした。
…ただ、目を合わせることはできなかった。
「…ひどい寝癖」
「え?」
つかつかと近寄ってきたMEIKOは僕の頭に手を伸ばし
手櫛で僕の髪を整える。その手つきは僕を弟扱いして
可愛がってくれていためーちゃんそっくりで、
じわりと浮かんできた涙を、目をぎゅっとつぶって堪えた。
MEIKOの手が戸惑ったように止まった。
ああ、なんて情けないんだ僕は。これからこの人と
仕事仲間として、家族としてうまくやっていかなければならないのに。
めーちゃんのことは、誰もいない部屋で思い出して一人で泣けばいいのに。
「おい、メイコ。そろそろ勘弁してやれ」
今まで一言も喋らなかったマスターの、笑いを含んだ声で僕は目を開けた。
目の前の女性(ひと)は苦笑して、もう…仕方ないんだからと言って
僕の涙を右手で拭った。
それは昨日、川原で僕の頬に右手を伸ばした仕草とまったく同じで――
「…めーちゃん?」
何度も何度も繰り返し心の中で呼んだ名前が、震える声で部屋に響いた。
「ただいま、カイト」
ふわりと微笑んだその笑顔は紛れも無く――
「めーちゃん!!」
溢れる涙で前が見えないけど、抱きしめたその体は
暖かく、柔らかく、そして実体を持っていた。
昨日流した涙も、今朝の涙も、無かったかのように
僕は大声を上げて泣いてしまった。
めーちゃんはただ黙って僕の背中をさすり続けてくれて、
僕が落ち着いた頃、事情を話してくれた。
「マスターが『私』を遺してくれるよう一生懸命頑張ってくれていたの。
私の記憶(メモリー)からエラーが出ている部分だけを除いて、
残りを全部バックアップしてくれた。あの時、実体が消える瞬間に
私の記憶は全部マスターの手元に回収されたってわけ」
「じ、じゃあ、マスターやミクたちはみんな知ってて…?」
「マスターには原因を調べてもらうために、不調のことは打ち明けていたけど、
家出しちゃったのは、誰にも言っていないわ。みんなに迷惑をかけてしまって
反省してる。私が無事に戻ってこれたことは、さっきミクには一足先に知らせただけよ」
ミクにはあんたを呼んできてもらう役目があったからね、とめーちゃんは微笑む。
お前だけ特別扱いなのは何でか分かるか?」
マスターがニヤニヤしながら聞いてくる。
「え?…それって」
僕がめーちゃんにぞっこんなのはマスター含めみんなにバレバレだけど、
マスターまで僕に気を使ってくれたのかな。
「当然、ドッキリでからかうために決まってるだろ、なぁ?」
顔を赤くする僕を指差して笑ったマスターは、めーちゃんに目配せをする。
めーちゃんもいたずらっぽく微笑むだけだ。
…ううん、何だか大泣きして損した気がするぞ。
「さて、のん気に泣き寝入りしてた誰かさんを喜ばせるために
徹夜で復旧作業したから、俺はそろそろ疲れた。仮眠取るから
今日は全員仕事休んでいいぞ」
マスターは大きく伸びをして、僕ら二人に向かって
出て行けとばかりに手を振る。
「マスター、ご迷惑をおかけしました。感謝しています」
頭を下げるめーちゃんに倣って僕も慌てて
「マスター!ほ、本当にありがとうございました!!」
と深く深く礼をすると、ん、とマスターは満足げに頷いて
欠伸をした。
「お姉ちゃん!!」マスターの部屋のドアを閉めた瞬間
ミクがめーちゃんに抱きついてきた。
「ミク、ごめんね。心配かけて」
めーちゃんはミクの頭を撫でる。
「よかった…よかったよぅ。お姉ちゃんがいないなんて
絶対いやだぁ…!」
泣きじゃくるミクをあやしていると、廊下の向こうから
突撃してくる黄色ズの姿が。
「メイ姉!」
「メイコ姉ちゃん!」
レンとリンもめーちゃんの腕や腰に抱きつく。
「俺たちはなぁ!ちゃんと空気読んで」
「メイコ姉ちゃんがマスターの部屋から出てくるまで我慢してたんだからね!」
びーびー泣く二人(+ミク)を見て、僕はほんのちょっとの
罪悪感と、優越感を感じて苦笑する。
でも…僕ももうちょっとめーちゃんに甘えたいんだけどなぁ…。
その日の夜、めーちゃんが無事に帰ってきた嬉しさと
異例の全員オフにはしゃぎ疲れたミクたちが部屋に戻り、
夕方頃起き出して「生活リズムを戻すためにゲームして疲れてから寝る」
と言い残し(仕事は?)、マスターが部屋に戻った後、
僕とめーちゃんは、キッチンで夕飯の後片付けをしていた。
こうしてまた一緒にいられることが、たまらなく嬉しくて
リビングから運んできたお皿を流しに置いて、
洗い物をしているめーちゃんに、後ろから抱きついてみる。
「…そういえば、言ってなかったね」
「え?何を?」
「ありがとう、カイト」
洗い物の手を止めて、めーちゃんは僕の方に向き直った。
「あの時、私が意識を保っていられて、マスターのメモリー回収が
間に合ったのは、あんたがいてくれたおかげなのよ。
生きる気力を失って、消えるのを待つだけだった私の代わりに
泣いてくれて、消えちゃダメだっていってくれた、あなたのおかげ」
「めーちゃん…」
あの時僕は無力で、消えてしまうめーちゃんにすがりつくことしか
出来ないと思っていたのに。
「…お礼に、今日だけは甘えてきても許してあげる」
ウインクをして見せためーちゃんは、いつもの
姉御肌のめーちゃんで、僕がめーちゃんを
助けてあげられたなんて、何だか信じられないけど。
「あ、じゃあさ、洗い物片付けたら二人で晩酌しようよ。
ビールもアイスも二人分買ってあるんだ」
めーちゃんの嬉しそうな笑顔を見ながら、僕はもう一つ思い出していた。
あの時、僕は「好き」の大安売りをしてしまったけど、
めったにその手のことを、口にしてくれないめーちゃんが
一番最後(にならなくてよかったけど)に言ってくれた言葉が
僕への「大好き」だったってこと。
やっぱり僕は世界一の幸せ者なんだなぁと自然にこぼれ出る笑みを浮かべ、
僕はキッチンのめーちゃんにお皿を運ぶ。
予定していたよりもだいぶ長文になってしまいました。
読みづらくてごめん
お付き合いありがとうございました。
カイトの精神年齢が幼すぎかもしれない
万年弟気質だと思ってくださいw
>>855 GJ!
読みごたえがあるからついつい読みふけってしまった。
最後すぐるGJ!
これはいいカイメイGJ!
カイトと一緒に号泣したGJ!
カイメイかレンミクあたりで、心底嫌い合ってるのに
マスターの趣味のせいでセックスを強要される話が読みたいなあ
色々と嫌悪しつつも、体の相性は良いもんだから一度始めると止まらない
普段とは違う顔を見て妙な意識が芽生えかけてイラっとしてみたり
良作なカイメイが何本も投下されてる中であれですが、
初めてボカロエロパロ書いたので投下します。カイメイ初体験。
カイミクにしようか迷った挙句カイメイにしたのはカイトにめーちゃんのおっぱいぱふぱふして欲しかったからです(笑)
続き読みたい方とかいましたら続き書きます。
どうも、カイトです。
今めーちゃんと俺はPCの画面を見つめて凍りついています。
なぜかって、最初から話をすれば長くなるのだけど…
俺の部屋のPCの中にあるのはマスターの棚から持ち出したCD-ROM。
前にマスターが作った曲のデータを探していたんだけれど、どのROMに入ってるか
わからないから俺とめーちゃんは手当たり次第にROMを入れて調べていた。
そして偶然入れた何も書いてないラベルのROM。
それに入っていたのは、マスターが保存したであろう、えっちな動画データのファイルで…
という訳でホイホイとファイルを開いてしまって凍りついた俺たちの目の前の画
面では依然女の人があんあんと喘いでいる映像が映し出されているのでした…。
「〜〜〜っ!!!!あんの変態マスタァァァァ!!」
「まぁ、めーちゃん落ち着いて…顔恐いよ…」
めーちゃんは真っ赤な顔をして高速マウス操作で停止ボタンを押した。
と言っても俺も少しびっくりした。
一瞬しか見てないけどこのビデオの女優も結構胸がでかい。
もし、めーちゃんが押し倒されたら…
なんて事をまだ停止した画面の前でぼんやりと考えてたらめーちゃんが吠えた。
「なーによ、あんたも好きなの?こういうのあたしは見たことないけど」
「お、俺だって見たことないよ!!」
「しかし人間ってほんっとくだらないわね!」
「人間の繁殖行動に必要な事なんだろ?それに、好きな人とこうすることで幸せを得るって」
「別に好きな人じゃなくてもいいって聞いたわよ。気持ちよければそれでいいって人間もいるって事よ。私にはどちらもよく判らないけど!」
めーちゃんがデスクの前の椅子に体重を掛け、椅子がギッと軋んだ。
…もしかしてめーちゃん、今のビデオでちょっと恥ずかしがってる?
「でもさ、めーちゃん。もし本当なら俺は人間と同じことをしてみたいと思うよ?」
俺はめーちゃんに向き直った。
「俺らには恋愛感情とかはプログラムされてないけど、感情ならあるだろ?
好きな人に触れたいとか一緒にいたいとか、そういうことなら俺だって思う」
「…カイト?」
めーちゃんは訳がわからないと言った風に俺を見る。俺はきょとんとしているめーちゃんの目を見て言った。
「メイコと、してみたい」
めーちゃん驚き、目を丸くし、口をパクパクさせ、気のせいか頬が染まっている。
「…ちょ、ちょっと待って!本気!?気は確か?何か深刻なエラーとか」
「至って正常」
「私は人間じゃない」
「俺も。でもメイコが好き」
好き、という単語が出た時にめーちゃんの肩がピクリと反応し、「でも…」と、もじもじと恥ず
かしそうにし、視線は泳いでいる。
うん、そういう実は女の子らしい所があるのも知ってるよ。
俺は近づいて、俺と視線を合わせないめーちゃんの肩をそっと抱いた。
いつもならこんなことしたらブン殴られるんだけど、サーセン。
「ずっとずっと大好きだったよ、メイコ」
「っ…バカイトの、くせに…」
俺の腕の中でそう呟いた後、めーちゃんは何も言わずに俺の服を握りしめた。
乙っす。
話は変わるけどそろそろ次スレを…
>>863 さあ早く執筆作業に戻(ry
ニヤニヤしてる俺がキモかった
wktkして待ってます
初々しい女の子なめーちゃんがかわいい(*´Д`*)
続きwktkして待ってる!
あと
>>855にレスくれた人たちありがとう
帰りの電車で嬉しさとニヤけを噛み締めました。
そのありがたいコメントで、今日からも生きて行けるよ
>>216を投下した奴です。
皆GJ。だがこのスレにはマスリン分が足りない!てな訳で1レス頂きます。ただしgdgdかつ非エロですが…
「おとーさん♪」
俺が一人ソファに座っていると、後ろからリンが抱き付いて来た。
「…なんだその呼び方」
「え?パパの方がいい?」
「そうじゃなくてだな」
いつもはマスター、だろ。
「あのね、今日って父の日なんだって」
「父の日?」
俺はカレンダーを見る。6月15日、日曜日。…そういやそんなイベントもあった気がする。
「私たちにとって、マスターってお父さんみたいな人でしょ?だから今日は一日そう呼んでみようかなって思って。変かな?」
なるほど。
「いや、別に変じゃない。…で、レンは?」
「レンは『そんな恥ずかしい呼び方で呼べるかー!』って言って遊びに行っちゃった」
まあレンは中二病真っ只中だからな。しょうがない。
「でね、お父さん。レンは夕方まで帰って来ないだろうし、その…しない?」
「…ちょっと待て。こんな真っ昼間からか?」
「だって最近レンってば夜遅くまで起きてるし、お父さんとなかなか二人っきりになれないし…」
そう言ってすこし顔を赤くするリン。うっわ、可愛い。
レンには俺とリンの関係は秘密にしている。…でも最近中二病かつ反抗期なレンを見てると思う訳だ。実はバレてるんじゃないかってな。
だから、たまには自重しようかと思う。
「いや、今日は止めとこうか。そんなことしないで二人でまったり過ごすのも、たまにはいい」
「えー!!」
別にレンに遠慮してる訳じゃないぞ。リンは俺の嫁なのは譲らん。
「それに今日は父の日なんだろ?俺が父親ならリンは娘。近親相姦はよくないな」
「なにその理屈!」
「それともあれか?リンは俺とエロいことをしたいだけなのか?」
「う…そういう訳じゃないけど」
うつむいて黙るリン。その姿はまさに親に叱られた子供。そしてそんな姿も可愛いと来た。ふむ、これはなかなかいいお父さんプレイ。
…ならば。
「今日は暑いな。お父さん、汗かいちゃったなー」
「え?」
「リン、一緒に風呂入るか」
お父さんプレイなら、そこまでならセフセフだろ。…あれ、俺やっぱり自重してない?
「うん!入ろ入ろ!」
まあいいか。リンも喜んでるみたいだし。…うん、やっぱりリンちゃんは可愛いですよ。
はい、お粗末様。
父の日SSを見てふと思い付いて、ついカッとなって書いた。反省はしている。
>>870 このむっつりマスt…助平親父め!!
いいぞもっとやれw
873 :
862:2008/06/18(水) 18:32:07 ID:sq54SRz7
863の続きです
ゆっくりベッドへと押し倒すと、そのまま唇を塞いだ。
最初は触れるだけのキスだったけれど、めーちゃんの唇が柔らかくて、何度も角
度を変えてキスをした。衣服が擦れ合うだけの音と、めーちゃんの呼吸だけで正
直凄く胸がドキドキする。
上着のファスナーを下してブラジャーごと捲り上げた。
「や、ちょっとカイト…何見てんの。恥ずかしいわよ…」
「どうして?めーちゃんすごく綺麗だよ」
そう言って胸を柔らかく揉みながら乳首をぺろりと舐めると小さな声が漏れた。
「んッ、…っ…」
乳首を口に含んだり、舌で転がしたりする度にめーちゃんが鼻にかかったような
小さな声を漏らす。
めーちゃんが恥ずかしそうに目を伏せていたり、少女のように時折肩を震わせたりするんだけど、
俺だって正直心臓がバクバクして仕方ないんだ。そんな事を考えながらめーちゃんにキスをする。
…ずっと好きだった人とするキスはすごく気持ちがいい。
下着とスカートをずり下し、内腿を滑って割れ目に沿ってツッ、と指で触れてみた。
「…あ!ひゃ…!」
「濡れてる。めーちゃん、気持ちよかったんだ?」
ぬるぬるとした感触。
掻き分けて指を進めればクチュっと音を立て、入口をくるくると指で撫でてみたりすれば更に透明な液がとろとろと溢れていく。
指を第一間接くらい中に沈ませてみる。よく濡らして慣らせておかなきゃいけない
ってマスターがやってたエロゲに書いてあっ(ry
めーちゃんの中に浅く指を出し入れする。
その度にめーちゃんがピクッと身を捩じらせる。…すごい、可愛い。
手の甲で口を押さえて声を殺している為、くぐもった声がめーちゃんの口から洩れる。
「…ふぅ…ッ、んんーっ…」
俺はめーちゃんの手を取って、口を塞ぐのを止めさせた。
「だめ、めーちゃんの声、聞かせて?」
「カ、カイト…」
その代わり俺の唇でめーちゃんの口を塞いであげた。
正直、この時点でもう俺も限界だった。ズボンの前が痛いくらいに突っ張っているのが分かる。
熱っぽい瞳で俺を見るめーちゃんに、俺は言った。
「メイコ、俺、もう…」
「うん、…分かったわ。」
------------------------------------------
俺はコートとインナーを全てベッドの下に脱ぎ捨てた。
めーちゃんによると自分だけ裸に剥かれるのは不本意だそうだ。
普段マスター命令で度々脱がされることはあるけど、改めてめーちゃんの前だと少し恥ずかしい。
俺はめーちゃんの脚を広げさせ、擦り付けるように自分のものを当てがう
「いくよ」と言い、ちょっと力を込めると濡れていた愛液のお陰でズルリと先だけが入った。
その先はゆっくりと、中を掻き分けるように押し進んだ。
「あ、ぁぁっ……!!」
「うっ…」
初めて入っためーちゃんの中は、熱くて、凄く小さくて、溶けてしまいそうだった。
圧迫感。ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
少しづつ進むたびにめーちゃんのそこが裂けてしまうんじゃないかと思う。
「やぁ、ぁっ…、…痛ぁっ…!!」
途端にめーちゃんが苦しそうな声をあげた。
ベッドのシーツを硬く握り締め、心なしか目尻が濡れている。
矢張りきつそうだと思ったのは俺だけじゃなかったようだった。
「…ごめんッ…メイコ…!」
俺は半分ほどしか入っていなかったモノを、ぐっと力を込めて一気に押し込んだ。
「―――あーーッ…!!!」
一番奥に到達すると、苦しそうに小さく呼吸するめーちゃんの顔を覗き込み、額を撫でた。
「ごめん…、めーちゃん…。大丈夫?痛い?」
「はぁ…はぁ…うん。へーきよ」
俺と同様に息が荒いめーちゃんは「ごめんなさい、もう大丈夫」と小さく笑った。
俺は少しづつ小さく腰を動かし始めた。
最初はゆっくり、次第に早くしてみたり。
めーちゃんがそれに合わせて声をあげる。
いつも歌っている声とは違う、
可愛らしい高くて細い声。
「あぁぁっ…やぁっ!」
ぎりぎりまで引き抜いて、一番奥まで突く。
もう大分慣れたのか、めーちゃんの声は気持ちよさそうな甘い声に変わった。
凄く気持ちが良くてたまらない。
「メイコ…、メイコっ…!」
俺はめーちゃんに覆いかぶさるような形になり、
足をめいっぱいに広げさせて、腰を動かした。
「や、ぁあん…! カイト…、カイトぉ…!!」
めーちゃんが、堪らず俺の首に腕を回してしがみ付いてきた。
可愛らしい動作と、声のせいで、俺はもう限界が近い。
「メイコ…、俺、もう…ッ」
めーちゃんが揺さぶられながら黙って頷いたから、
俺は動きを一層速くして一番、奥深い部分まで突き入れた。
「――――――ッ……!!!!」
果てたのはほぼ二人同時で、俺のモノがめーちゃんの中で脈打ってるのが分かった。
大きな快感の波が去った後、俺はめーちゃんにキスをした。
---------------------------------------------
「…ん?」
柔らかい。
「あら、起きたの?もう少し寝てても良かったのに」
ん?
俺は一瞬自分の置かれている体勢がよくわかっていなかった。
俺はいつの間にか眠っていて、俺らはまだ服を着てなくて、顔は今めーちゃんの胸元に…
胸元?
「うおおおお!!!?」
俺は思わず飛び退いた。俺はめーちゃんの胸元に顔を埋めて眠っていたらしい。
いつもなら殺されるのに!あああもっと眠っておけばよかった…じゃなくて。
「ご、ごごごごめんなさいめーちゃん!」
「は?」
「だって、めーちゃん痛がってるのに無理させたり…。確かに俺ヘタクソだと思うけど…」
めーちゃんのパンチが飛んでくると思って身構えていた俺を、めーちゃんは笑った。
「そんなこと気にしてないわよ。それにね、カイト」
「うん?」
めーちゃんが、
めーちゃんから俺にちゅっ、とキスをして
「気持ち良かったわ。ありがとう」
END
終わりです。
初めて書いたボカロエロパロ、読んでいただいて有難うございました。
コメすごく励みになりました。有難うございます。
ただヤってるだけのSSに多くのスレを消費してしまってすいません。
描写がねちっこいのは仕様です(汗)
あとカイミクネタとめーちゃん一人H(カイメイ)ネタを考えているので、
気が向きましたらまた投下しますね。
それでは・・・
---------------------------------------------
後日談
(ガラスのコップを壁にあてて隣の部屋)
「ウホッwwwwktkrwwww
ニコニコにあげるタイトルは『KAITOとMEIKOにエロいこと言わせてみた』
でいいかなぁ。でも運営に引っかかりそうだなぁ…」
ミク「マスター…(´A)」
おおおおお、GJ!
メイコ可愛いよメイコ。あとカイトもいちいち謝るところが宜しいw二人とも可愛いよ。
そしてマスター聞いてんなwww
GJ でも後日談で吹いたw
GJ!こなれてるカイメイもいいが初々しいのもいいな
こんばんは。
>>773 の続きが完成したので投稿しに来ました。
レン×ミク、Hシーン有、レン視点です。
それでは。
夜、俺は昼間リンとミクに散々体力を使わされてベッドに眠り込んでいた。
なんであいつは我慢ってものが出来ないのかな。こっちの身にもなって欲しいよ。
でも今日の晩御飯はあいつらにつくってもらったし、なんだかんだで可愛いんだよな。
とまぁ俺はそんなことを考えながら寝ていた。(寝ていたわけじゃないが)
そんなとき、突然玄関のドアが開く音がする。きっとメイコだろう。
カイト見つけたのかな?どうでもいいけど。
「ほら!早く入りなさい!!!」
「い、痛い痛い!やめてよメイコ!イ、イ゛ェアアアアア!イ゛ェアアアアア!!!」
どうやらカイトを見つけてきたらしいな。メイコもよく頑張るよなホントに。
「ちょっ、さすがにやりすぎじゃ・・・」
「あの、私はどうしたら・・・」
ん!?あれ?聞いたこと無い声が聞こえるぞ。一体何してきたんだよ・・・。
・・・仕方ない、様子見てくるか。
俺は重い腰を上げてベッドから降りて1階のリビングへ向かった。
「メイコ姉さん一体何があったの?」
リビングに来て見るとメイコと耳たぶを引っ張られているカイトと
先に下りてきたリンとミクがソファーに座っていた、俺も一緒に座る。
・・・それと、やはり見たことが無い2人の女性がいた。カイトの野郎、今度は何をしてきたんだ・・・。
「・・・カイトが他の人の家に逃げ込んでいたからつかまえてきたのよ。
で、そこの2人はカイトの被害にあった人たちね。」
カイトのやつまた女を口説こうとしたのか。いくら身近にいないからってやりすぎだろ・・・。
「え?私達が被害者・・・?」
その2人が目を点にしてポカンとしている。まぁ仕方ないか、カイトの口説き方は天才だもんな。
「カイトは大の女好きでね、好みの女性皆を口説いているのよ。それで落とせたらアレをする。
こいつの言っていることは気にしない方がいいわよ。」
「そう、だったの・・・なら、ちょっといいかな?かな?」
金髪の方の人が怒りのオーラを放ちながらカイトに近づいていく。
カイト、俺は何にもフォローできないよ。
「一回地獄をみろぉぉぉぉ!!!」
そう言ってカイトの頭に椅子を振り下ろす。
「イ゛ェアアアアアアアアアアアアアアア!!!・・・あう。」
カイトはというと、その衝撃で床に倒れて気を失った・・・さすがにちょっと気の毒だな。
でも大丈夫だろ、だってカイトほど不死身な男は多分いないしな。
「ごめん、ちょっとこいつのやっていることが許せなくてさ。」
「カイトが迷惑をかけてごめんね・・・何か1つだけ言うこと聞いてあげるよ。」
メイコも心が広いなぁ、俺だったらカイトのこと連れ戻したりしないよ。
メイコがそう言うとその人は何か考え始める、次にあたりを見渡し始めた。
何を考えているんだろうか?変なことを考えていなければいいが・・・。
その人が俺の方を向いた。みるみる顔が赤くなっていく・・・嫌な予感。
「ねぇ!あなたってなんて名前なの!?」
突然話しかけてきたから正直驚いた。嫌な予感が的中ってところか・・・え、名前!?
「レ、レンですけど。」
「私はネル!よろしくね!」
なんだこの宝物を見つけたようなその目は、とにかく名前はネルだな。よし、覚えた。
その隣ではミクとリンが甘えたそうな目でこちらを見てくる。
こらこら、大勢の前で俺のことをそんな目で見るんじゃありません!
「決めた!私ここに住むことにする!」
「へ?」
い、今なんて言った!?確かにこの家にはまだ空き部屋が3つあるが・・・。
「あ、別にいいわよ。まだこの家には空き部屋が3つあるし。」
メイコはOKと平気で許可した。・・・まぁ賑やかになっていいかもな。
「じゃっ、けってーい!ハク、今からアパートの荷物とってこよ!」
「・・・明日でいいと思うよ、もう夜だし。」
「そっか、じゃぁ明日とってこようか。今日はその部屋に寝ていいですか?」
「いいわよ。部屋は2回の奥の方の・・・」
・・・どうやら本当に住むらしい。ミクとリンは表向き喜んで歓迎しているように見えるが、
後ろからのオーラでライバル心を燃やしているのがわかった。何も無ければいいが・・・。
「賑やかになるねレン!」
「あぁ、そうだな・・・。」
リンはというと、俺はリンのものと言わんばかりに腕に抱きついてきている。
「あぁ!ずるい!私も!!!」
ミクのほうもそのリンを見て嫉妬したのかもう片方の手に抱きついてきた。
・・・だから大勢の前でそんなことをするんじゃ