【MH】モンスターハンターでエロパロ 13匹目【モンハン】

このエントリーをはてなブックマークに追加
818名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 11:18:49 ID:PnQxTiIh
おそらく>>814>>817は同じキャラの事と思う

あのキャラも前半パート投下時には厨設定だとけっこう叩かれてたなあw
けど後半と併せて見ると、故意に厨設定てんこもりにしてるネタキャラなのが明白なので
後半で軟弱男のぼっちゃんが頑張る展開含めて、個人的に好きで印象深いSSだったりする
819名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 16:07:29 ID:OTOV4l56
俺が印象深いのは全裸ハンターがレイアを巡ってレウスと戦ってたあれだな。
いわゆる擬人化ものではあるが少し毛色が違う。惜しむらくは続きが来ないことかorz
820名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:14:32 ID:vLsqZyrc
主人公がハンマー使いで面白かったのはハンターとティガ娘が森丘の高台から蹴落としあってたのかな
否エロだったけど続きが見たい
821名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:25:17 ID:9JVHjVKu
この流れの中、敢えて言う

sage忘れの人、帰って来て下さい
822名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:35:05 ID:Xq8xjTS4
いや、いいよ
あの誘い受けうざいし
SSもモンハンだかなんだかよくわからん上にエロ薄いし
いいとこなしじゃん、あいつ
どういうつもりで待ってるのかわからん
823名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:40:40 ID:Eact9QXz
公園のベンチでツナギのホックを外しながらじゃないの?<誘い受けで待ってる
824名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:47:34 ID:lH4a2kxE
懐古し出したら終わりだと思うんだ
825名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:09:09 ID:exI/CnHa
たまには保管庫収録作品の話をしたって悪くないと思うんだ
826名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:10:58 ID:H9xamtBc
つまりロリババァに期待か
827名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:53:55 ID:7DmRjeyU
↓お前は次に「sage忘れスマソ」という
828名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:03:45 ID:z3ctmHfA
良作期待age
829名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:13:04 ID:pByniaoe
>>828
逆手にとるなw

印象に残ったSSといえばあれだな
アプトノスとドスランポスが擬人化するやつ
830名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:39:13 ID:Ba6u9o5S
「ロリババァな岩山龍」は今でも忘れられない作品だな
アレを元に何か作ってる人がいたような気がするが、
結局どうなったんだろうか?


>>821
誘い受けの件は別として、あの人のSSは好きだった
831名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 11:02:29 ID:3cjqLMZr
過去スレの作品なら俺も読みたいのがある
誰かがネタで書いた阿部さんのSSが読みたいw
でもwikiに載ってないんだよなーw
832名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 18:26:21 ID:KrJ3mpyh
そろそろ新スレ立てたほうがいいかな?
この残り容量じゃ迂闊にSS投下できないし……
833名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 19:04:02 ID:4WrTBrGY
>>832
いいだっしぺの法則
834名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 19:14:11 ID:DUETMysP
>>830
ttp://homepage2.nifty.com/mutukidou/caution.html
ここかな
なんか四月末ごろから動きが見えないけど…

>sage忘れ
ドタバタギャグとしては結構好きだったなぁ
サブタイトルつけるのに苦労したって業務連絡の人が言ってた

>>831
言いだしっぺの法則
つうか小ネタまで拾い始めたらキリがないんじゃないか
835名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:17:22 ID:KrJ3mpyh
ってわけで新スレ。ミスはないはず。
 
新スレ:
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1211890552/l50
836名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 18:19:43 ID:2tuJKlnE
埋め
837名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:53:51 ID:OvOobyiB
まだ18KBも残ってら
ちょっとした短篇ならウェルカムって言えるな
838名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 00:04:19 ID:leGN/amT
ドスランポスに犯される新人ハンター
犯されるのは♂でも♀でもいいや

野郎のドスランが見たい、擬人化なしで
839名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:50:40 ID:+mS8lxoa
埋め
840名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 00:10:21 ID:2DGB0hvi
              /⌒ヽ
              /  ゚д゚)      残りは俺が
             /    j、        (生き)埋めにしてやろう
          _, ‐'´  \  / `ー、_      
         / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   
         { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
         'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
          ヽ、   ー / ー  〉
          / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く
841名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 09:23:34 ID:4EUSIcIw
業務連絡:まとめwikiに「今日の出来事」「ハンター謳歌」
および次スレの「金属製の男」「樹海の影」を保管しました

>>831
阿部さんのSSですか……
くそみそネタの含まれる小ネタは結構な数あったと思いますし
単発の小ネタは拾い始めるとキリがないのでスルーしてましたね
具体的にいつごろ投下されたかわかりますか?
スレ番号が分かればベストですが、同時期に投下された作品とか
もしくは何ヶ月くらい前に見たとかでも構いません
842名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 19:33:47 ID:ZhSNHixj
梅梅
843名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:59:56 ID:RTqR69FX
梅種クック先生
844名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 08:02:25 ID:KvRKsWHO
産め産め
もう一作くらい投下されないかな?
845名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 19:06:12 ID:kYIHxJD0
既に忘れ去られてるに1クック

埋め
846名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 19:46:50 ID:KvRKsWHO
じゃ、じゃあ!
なんか投下されたら私に1クックが!?
投下来い来い…(-人-)
847名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:40:31 ID:YTGqXhuH
お前にクックはやらんが、投下。
誰か、私にフルフルをくれ。
848好きな人ができました。1:2008/06/08(日) 01:41:58 ID:YTGqXhuH
たぶん、これが恋というものなのだろう。

気がつけばあの人を見ていた自分。
自分なんかじゃ全然敵わない古龍すら倒すあの人。
無骨なハンマーを振り回して、必死に戦う姿に私は恋をしたんだ。

でも、子供の私は、恋の仕方とか、恋愛表現の仕方なんて知らなかった。
できることと言えば、馬鹿みたいに彼のあとをついてまわって手伝うこと。
邪魔にならないよう、少しだけ離れて…
私の武器の毒で、少しでも彼の助けになれたらと思ったんだ。

彼はぶっきらぼうだけど、優しい人。
すぐに私が手伝ってるとわかると、私にポポ肉をくれたりした。
「お前、変な奴だなぁ…」
呆れたような、嬉しいような、そんな複雑な顔をして私を撫でてくれた。
そんな鉄に覆われた手じゃなくて、素手で撫でてもらいたいと思うなんて、贅沢だよね。

彼が怪我をしたらすぐに薬草を探して渡した。

彼が飛竜に狙われたら、飛竜の眼に毒をくらわせてやった。

寒い場所では、体を寄せ合った。
あんまり意味はないかもしれないけど、私は暖かかった。

彼のためなら、私はなんでもできた。
849好きな人ができました。2:2008/06/08(日) 01:44:55 ID:YTGqXhuH
「…お前も、本当に変なやつだ…」
そう言って彼は私に初めてキスしてくれた。
とうとう、この日が来たんだ。そう思うと胸が熱くなる。
キスなんて初めてだけど、彼が舌を入れてきたので私も舌を絡ませる。
へたくそだけど、私は一生懸命なの。口を離せば唾液が糸を引くぐらい、長い時間キスしてた。
そのまま、向かい合ったまま、彼が私をベッドに押し倒す。
私はただ、なされるがまま。そして、彼の太い指が私の体をまさぐる。
「ここが…感じるんだったよな…」
あぁ!ダメ!そんな乱暴にしないで!
私はそう伝えたくて小さな悲鳴を上げる。
それが彼には肯定に聞こえたのか、さらに私の敏感な部分をいじる。
ビチビチと、釣りあげられたガノトトスのように、私は体をはねた。
もしかして、最近本ばっかり読んでると思ってたら…私の体について研究してたの?
「ここが…入口か…」
すでに濡れている私の生殖器に彼は眼を落す。
そのまま、口を…だめぇ!そんなところに!そこはだめなのぉ!
思わず出た卑猥な私の声。彼はそれを聞くと、さらに激しく舌を動かし、吸い、嘗めつくす。
すごい!すごいよ!頭おかしくなっちゃいそう!
「…大丈夫か?」
よっぽど私はとろんとした顔をしていたのだろう。
心配そうに私を見る彼。私は慌てて頷く。ここでやめてほしくない。
はやく…その…猛り狂った彼の分身を入れてほしい!
「へぇ、意外と小さいな」
私の入口を丁寧に、優しく広げながら、彼が呟く。
「入るか…?」
あぁ!触れた!彼の分身の先っぽが!私の入り口に!
「一気に入れるぞ?」
私は何度も頷く。はやく!はやく!はやくぅ!!

いやらしい水音と共に、彼が私の中に入ってきた。

その次の瞬間、脳天まで痺れるような快感が走る。
ああ、私はこんなにも彼を渇望していたのか。
彼の荒い息が聞こえてくる。何度も何度も私を内側を擦る彼。
私は彼を包みこむように、腕を彼の背に回す。
世間でいう、正常位というものなのだろうか…

「あっ…くうっ…」

彼の辛そうな声を聞いて少し不安になる。
気持ちよくないのかな?私が、こんなのだから…
そんな私の不安など、杞憂にすぎなかった。
だって彼は私の中に思いっきり体液を注いでくれたのだ。
体内に注がれる熱、私は狂喜してしっぽを何度もベッドに打ちつける。
850好きな人ができました。3:2008/06/08(日) 01:47:51 ID:YTGqXhuH

しばらくお互いの体を貪りあったあと…

一人の男がベッドで眠れないまま、横になっていた。
そのすぐ横で、ぐったりと寝ているのはガブラスのメス。
いくら女日照りとはいえ、自分に懐いてきたガブラスとしてしまうなんて…
「…あー、もうだめだ…」
たぶん、もう、人間の女では勃たない。
「くっそ…なんでこうなっちまうかなぁ…」
その呟きに、ガブラスが目を覚ました。
つぶらな瞳で男を見詰め、甘えるような声をだして顎を摺り寄せてくる。
「お前なぁ…」
その呆れた言葉は、ガブラスに言ったのか。
それとも、再び溜め状態になった自分の分身ハンマーに言ったのか。

今夜もガブラスは喜びに尾を震わせる。
851名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:54:48 ID:YTGqXhuH
以上です。
人×竜で、擬人化なしでできそうなのはランポス種とガブラスぐらいかな?
埋めに役立てれば幸い。
852名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 02:14:57 ID:24iHsRe+
ガブラス乙。オトモアイルー?にしてはちょっとと思ってたら予想外のオチ。
大きさが問題ならイベクエに小クックや小フルフルがいる。
853名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 09:17:00 ID:/rAxLEAU
かわいいな。GJ!
つぶらな瞳っていえば、蛇にゃまぶたがないからマジにつぶらなんだよな。
手頃なサイズか。
ゲーム中にはいないが、竜がロリショタな頃を狙えばサイズだけは手頃なんじゃね?
854848:2008/06/08(日) 12:02:44 ID:OgB1TgND
以前どっかで人×竜の和姦がみたいってあったから応えてみた。
最初は新入り女ハンター目線とみせかけるつもりだったのに
あっさり人間じゃないと看破され俺涙目w

まだ、こっちに投下してていいのかな?
向うは少し荒れそうな雰囲気なんで怖いwチキンですwサーセンw
855名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 12:43:57 ID:Vote2qsd
とりあえず埋めに協力してくれ、と友人に頼まれてスレチェックしてる奴が言ってみる
埋まらないとタブ一個占有して邪魔なんだ。
856名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 14:13:36 ID:MIrcKizf
>>853
それだ!

って、既出ネタだな。
857名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:35:18 ID:5hJrjBBw
業務連絡:まとめwikiに「好きな人ができました。」および
次スレの「砂漠の紅藍」「轟暴の闘技場」を保管しました

まーだ余裕あるなこのスレは
858名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:01:25 ID:yJkuvDsi
>>847
(´・ω・)っ1stフルフル
859名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:08:47 ID:QLvmiKwF
>>857
乙であります

埋めに書いたのが容量オーバーorz
大人しく次スレに載せます、ハイ
860名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 06:26:54 ID:ITg2D7JJ
>>857
乙です

書くに短し
埋めに長し
861名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 11:43:09 ID:bvXU8fG7
>>853
たぶんゲーム内にロリショタな年頃の竜が出ないのは、そういうのを狩らせると絶滅しちゃうから
ギルドがハンターを派遣しないようにしてるんだろうね
(それ以前に、そういうちび竜を迂闊に狙うと烈火の勢いで親竜にぶち殺されそうだが)
一部クエに出るちびクックやちびフルは、あのサイズでも他と遜色なく危険だから
狩猟許可が出てるんだと思ってる

バサルたんとかはある意味グラビのロリショタ状態なわけだけどw
862847:2008/06/09(月) 14:58:58 ID:XzapMcxQ
>>847フルフルありがとう。大切に育てる。
今となりで寝てるよ。ご飯は豚肉でいいかなー?

というわけで調子に乗ってレウス×人。埋め投下
863赤竜恋歌1:2008/06/09(月) 15:00:37 ID:XzapMcxQ
「えーマジ最小!?」
「最小サイズが許されるのは幼竜までだよねー」
「キモーイ」
「キャハハハハハハハ」
そう俺を嘲って桜色と金色のレイア達は飛び去って行った。

「…くそったれがぁぁぁぁぁぁ!!!」
自棄になってそこらじゅうに火を吐きまくる。完全なやつあたりだとわかっているさ。文句あるか!!!
黒い煙を吐き出している俺をみて、草食竜どもはそそくさと逃げだす。
そんなことはどうでもいい俺は炎を吐いて、木をへし折り、あたりかまわず尻尾を振り回す!
とにかく、しばらくうっぷん晴らしをしていた。

…俺は、いわゆる最小サイズの金冠だ。

幼いころから、他の兄弟より体が弱く、餌を横取りされていた。
それでもどうにか大きくなって、立派な成龍になってみれば…
俺の体はアプケロス程度の大きさで止まっていた。
レイアがレウスを選ぶ基準は鱗の色、声の大きさ、そして体のでかさだ。
俺の鱗は赤で、これだけでも蒼や銀に劣る。
それにいわなくてもわかるな?小さい俺の体で大きい声がでると思うか?フルフルじゃねぇんだぞ?
体が小さいって事のリスクはまだある。
繁殖期でのメスの取り合いで俺は勝てたことがない。綺麗な体のままですイエーイ(涙)
以前いい感じになった小さな緑レイアがいたんだが…ものの見事に銀レウスに持ってかれました\(^o^)/オワタ
それも情けないことに、戦わずにして俺は逃げた。
小さな緑レイアに奴が無理やり乗っかってるの見て、俺、逃走www
だって無理だろ、相手は銀だぞ?しかも普通のレウスよりかなりデカイ奴だったし。
まぁ、別の雌探すかと思ってみればこの仕打ちだぜ?暴れたくもなる。
「…クソメスどもがぁ…」
暴れ疲れた俺はその場でぐったりと体を丸めた。
どんなに暴れても、俺が最小サイズだということは変わらない。
このままでは子孫も残せず、一竜寂しく死んでいくのが目に見えている。
「…水でも飲むか」
炎の吐き過ぎで喉が渇いた。俺は翼を広げた。
864赤竜恋歌2:2008/06/09(月) 15:01:26 ID:XzapMcxQ
――――泉の真上にまで来て、あの桜と金レイアがいるのが目に見えた。
うっわ、最悪だよ。どーしよっかなーやめとこっかなー
と、考えたところで違和感に気づく。お?なんだ?二人して爆睡して…

…死んでる

俺より大きくて強いレイア二匹が仲良く死んでいた。
いつの間に?ついさっき会ったばかりだぞ?


「…なんだ?お前の番いだったのか?」


そう言って現れるのは緑色をした小さな種族だ。でも何言ってるかわかんねぇよ。竜語しゃべれ。
「レイア二匹で、疲れ切ってるってのに…最悪だな」
俺は匂いを嗅ぐ。かすかに緑レイアの匂いがするが…これはあいつら…ハンターの匂いだ。
「…くそっ…いつもなら、お前なんて…」
ふらふらになりながらもハンターは小さな爪を俺に向ける。
軽く炎を吐いてみたら、あっけないほど吹っ飛んだ。
あ、死んだか?俺は大地に倒れ伏したままピクリともしないハンターに顔を近づけた。

わずかに漂う緑レイアの匂いで、思わずこいつが同族に思えてしまう。
「くっ…ぐぅぅぅ…」
生きてやがった。瀕死だが、一応距離を取る。ハンターは俺の眼をまっすぐに見て、笑っていた。
「ふっ…女王を殺した私が、王に処刑されるか…はは…当然だな…」
そう言って目を閉じる。…いいのか?俺、お前を殺しちゃうよー?
ハンターは諦めたのか、それとも覚悟を決めたのか微動だにしない。


…変な話だけどさ。はっきり言って、俺、感動してんのよ。
こんな小さい奴でもデカイ奴を倒せるって知ってさ。
なんか、うん、俺でもやれるかなーって気になってきたのよ。

さらにこの緑レイアの匂いだぜ?

俺の頭にあの小さい緑レイアとの思い出が浮かぶ。
あの時、死に物狂いで銀レウスと戦えば俺はあの子を守れたかもしれない。
そんな後悔の念からか、見捨ててしまったあの子への罪滅ぼしでもしたくなったのだろうか。

俺はそのハンターを咥えて巣穴に戻った。
865赤竜恋歌3:2008/06/09(月) 15:04:40 ID:XzapMcxQ
「…なるほど、非常食というわけか。食べるなら意識のないウチにしてもらいたかったがな…」
マイホームに連れてきたハンターは目覚めても、逃げようとしなかった。
なにかブツブツ言っているが、俺にはわからん。
ちなみにこのマイホームだが、森丘一番大きなあの巣穴ではない。
あの巣穴は力のあるやつが使うから俺みたいなミニミニちゃんは入れもしない。
マイホームは森の中にひっそりとある、泥くさい洞窟だ。

とりあえず、飯でも与えてやろうと思って肉を置く。
それをちらりと見るだけで、ハンターは動きもしなかった。…こいつ肉くわねぇのか?
それじゃあキノコはどうよ?俺は食べないけど。
「…なんだ?味比べでもするのか?」
置いたキノコを見て呟くが、手を伸ばそうとはしない。
…草食なのか?でも俺、食べられる草なんてわかんねぇぞ?
「うっ…ぐうっ…」
あ、傷の存在忘れてた。そうか、お前怪我してたよなー。寝ろ、そして食え。そしたら治る。
そういうつもりでぐいぐい肉を押しつけるが、そいつは嫌そうな顔をするだけだった。
このままじゃ死んじまうぞ?

「というわけでだな。人間を飼いたいんだが…」
「あんた変わった竜ニャー」
アイルーやメラルーには、少し竜語のわかる奴がいる。
その中でも一番仲の良いメラルーに事情を話し、人間の飼い方を聞いてみた。
「まずは、薬草とアオキノコを与えて体力回復させるニャ」
「…薬草?アオキノコ?区別がつかん」
「鱗3枚で揃えてあげるニャー」
「……」
俺は気前良く鱗をはぎ取らせてやった。

「あっ!ダメ!そこはダメェェ!痛いのぉ!痛くしないでぇ!」

サービスのつもりでいい声で鳴いてやったら、吐きやがったこのメラルー。
「でさ、なんか人間がブツブツ言ってんだけど、俺わかんねぇのよ」
「…通訳なら体液をもらうニャー」
「えー、精液じゃダメか?リオレウスの濃汁G」
「……ただでいいニャ…これ以上あんたと話すと心が疲れるニャ」

おぅ、持つべきものは異種なる友人だな。

メラルーを連れてきた俺に、人間はすこし驚いた顔をした。
俺としては、出かけているうちに逃げようともせず、肉の真横で寝ているあんたに驚いたんだが。
メラルーと人間が何か話している。
何言ってるか全然わかんねぇ俺は肉を食っていた。だって傷んだらもったいないじゃん?
意外にもメラルーの話を大人しく聞く人間、たまに俺を見て不思議そうな顔をしたり、ほほ笑んだりした。

「…わかった。ありがとう。」
「あぁ、それと。聞いた話ニャんだが…」
866赤竜恋歌4:2008/06/09(月) 15:05:30 ID:XzapMcxQ
メラルーが何かを言う。その次の瞬間、人間の顔が恐ろしい怒りの表情に変わった。
今までみたどのレイアの怒りよりも恐ろしいその表情に俺は肉を食うのをやめる。
メラルーのしっぽが毛羽立ち、耳がペタリと伏せられている。それぐらいこわいのだ。
一体何をいったのかとメラルーに問おうとしたとき、人間の顔が元にもどった。
さっきの激しい怒り感情がウソみたいに消せるなんて、器用だな…

「…すまない、ありがとう。」
「いや、いいのかニャ?あんたの怒りも最もニャよ?」
「…いいんだ。そうだ、すまないがあのリオレウスに通訳してくれ。」

メラルーが俺に向かって通訳をする。

私はあのレイア二匹を倒した時点でお前に勝てる体力はなかった。
そして私はお前に負けた。あのとき、お前は私の生殺与奪権を握った。
お前が私を生かすというのならば、お前の望みどおりにしよう。
お前が私を食べるというのならば、すぐに食べられてやろう。
私はお前の食糧で、下僕になろう。

だいたいそんなとこかな?
「…まぁ、彼女はあんたの言うことを聞くようになったニャー」
「そうか。んで、なんで彼女さっき怒ったの?」

メラルーは大きな目を伏せて、困ったようにしっぽを振った。

「その…彼女が倒したレイア二匹の手柄が…彼女の仲間の物になったニャー…
彼女は…レイア二匹を前にして逃げ出したって…」
「はぁ?そしたら誰があのレイア二匹を倒したっていうんだよ」
「…僕の友人のアイルーが、コックなのは知ってるニャ?
彼が御主人から聞いた話によると…貴族の坊ちゃんハンターらしいニャ…」

聞けば、彼女は他に三人の仲間と来ていたらしい。
それが、貴族の金持ちハンターと、彼女を含むハンター達だった。
ハンターたちは護衛も兼ねていたらしく、実際の狩りでは貴族のぼっちゃんは役にたたなかったらしい。
それでも、坊ちゃんがハンターをするのはいわゆるステータスってやつだ。
俺らでいう、鱗の色と一緒か…

「貴族でも竜を倒せるとなれば、大変な名誉ニャ…だから…」
「メラルー、話の途中だがいいか?」

人間がメラルーに声をかけてきた。
また、俺にはわからない言葉で何かしゃべる。

「ニャー、難しいニャよ?」
「構わない。よろしく頼む」

…なんか俺よりメラルーと仲良さげでムカツクゥ
ちょっぴりやさぐれて肉を食う俺。やさぐれリオレウスって商品名売れそうじゃね?
メラルーが帰ったあと、人間は大人しく薬草やアオキノコで回復していった。
肉も少しだが、キチンと食べていた。うむ、大きくなれよ。

867赤竜恋歌5
何日たったのだろうか。
人間は子供のアプトノスのように俺のあとをついて回る。
それぐらい回復したことだけでも喜ばしいのだが。

「主、ハンターが来るから戻ろう」
「えー…いいって、脅かして追い払えば―」
「昨日のような新入りではない、私より上位のハンターだぞ?」
「今日はおうちで寝るぞー」

人間はメラルーに竜語を習っていた。いや、習うといっても
なんか、メラルーの料理食って「ネコの通訳術」とかが発動してるらしい。
色々と無理があり、竜と人では発音の仕方が違うが、まぁ大体は通じる。
…大きい心でここらへんは見逃してくれや。

「…千里眼が発動したら面倒だ。主、いざとなったら逃げたほうがいい」
「うぃーっす。」

俺は人間を連れて、素直に巣穴へと戻った。
人間は緑レイアの匂いのする鎧を着て、緑レイアの匂いのする剣(爪じゃないんだってさ)を装備する。
もしものための臨戦態勢というわけだ。たぶん、こいつは俺より強いんだろうなぁ。
「主、腹でもすいたか?」
「いんや?」
「そうか、私だけなら外にでれるからな。もし肉が食べたいなら狩ってくるが」
もう…この子ってばなんて気のきく。同族じゃない女の子サイコー!
いいよね、俺を小さいとか赤なボウヤとかお知り合いでいましょうって言って馬鹿にするレイアとは大違い。
俺のために、とことんまで尽くしてくれる異種族の女の子サイコー!
「主、舐めないでくれ。」
気がつけば俺は親愛表現として人間の顔をべろんべろんなめていた。
いや、飛竜同士じゃ普通しねぇぞ?メラルー曰く、これが人間に伝わり易い愛情表現らしい。
「主はおかしな竜だ。…私は同族を殺したんだぞ?」
「あー、そだな」
「…怒らないのか?」
ごめん、俺ら竜族って意外とドライなのかもしんねぇ。
親兄弟や恋竜を殺されたらそりゃ怒るだろうが、あいつらちょっとだけ会った程度だもん。
それに俺は強い奴とはなるべく戦いたくないっていうか。生存本能第一なわけですよ。
人間は俺に寄りかかる。
「あなたは優しすぎるんだ…」
「…なんだ?惚れたか?」
俺はいつものようにふざけて言ってみた。
「あぁ、私がリオレイアだったら良かったんだがな」
…マジですか?
「…すまないな、変な事を言ってしまった。私は見はるから主は寝ていてくれ。」
「眠くない」
「…そうか」
それで会話は終わる。人間は息を潜めているし、俺も大人しくしておく。
人間の案で洞窟の入口は植物や岩でカモフラージュしており、そう簡単には見つからないだろう。
…もし洞窟に入ってきたら威嚇もなしに炎吐いてやるがな。
「…来た」
人間の言葉に、俺は口を開けてブレスの用意をした。
洞窟の外から、狩りにきた人間の言葉が聞こえてくる。3人ぐらいか?